家電のプロが「もっとも勢いがある」と感じたメーカーは? 2017年「注目の家電」と「業界の流れ」を振り返る!

2017年も各社からさまざまな家電製品が登場しました。なかでも、家電のプロの目から見て、いったいどんなアイテムが印象に残ったのでしょうか。前編では、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に調理家電について語っていただきました。後編となる今回は、調理家電以外で注目したアイテムや、2017年の業界の流れについてお話を聞いていきましょう!

 

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

パワー、持続力ともに高い「コードレスキャニスター掃除機」がいよいよ出てきた

――2017年、調理家電以外で「これは!」と思ったものはありますか?

 

安蔵 いよいよ出てきたな! と思ったのは、シャープと東芝から相次いで登場したコードレスキャニスターのクリーナーです。実は以前にも発売されたことがあったのですが、当時はパワーとバッテリー容量がいまひとつなのに、価格も安くなかったので普及しませんでした。今回、シャープと東芝から出た製品は、パワー、バッテリーともしっかり確保されていて、実用性は十分です。

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シャープ

コードレスキャニスター掃除機

RACTIVE Air(ラクティブ エア) EC-AP700

実売価格6万9480円

紙パック式のコードレスキャニスター掃除機。本体質量1.8kg、標準質量2.9kgの軽量ボディが特徴です。着脱式のバッテリーを採用し、予備バッテリーを用意すれば連続して運転できます(自動モードで約30分×バッテリー2個=約60分)。バッテリーパックは本体と離れた場所で充電が可能。サイクロン式の「EC-AS700」もあります。

 

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東芝

コードレスキャニスター VC-NXS1

実売価格10万9190円

独自開発のモーターにより、強力な吸引力を実現。自走式のパワーヘッドで、スイスイお掃除できます。標準モードで最長約60分の運転が可能。裏表のない二面式の本体も特徴。また、大容量のダストカップを装備したダストステーションが付属しているので、本体のダストカップのゴミ捨てが不要です。

 

――今回は普及すると思われますか?

 

安蔵 訴求の仕方次第ですね。コードレスキャニスターで裾野を広げるためには、新しモノ好きのユーザーに訴求するだけでなく、高齢者を含めたマジョリティに訴えねばなりません。そのためには、今までのキャニスターと同じ使い勝手を実現して、高齢者でも迷わず使えるようにし、なおかつ充電は「充電台に置くだけ」というシンプルさが求められます。シャープも東芝もここはクリアしているので、あとは「いかに認知を広げるか」ということではないでしょうか。

 

ロボット掃除機ではパナソニックのRULOが他社と差別化できていた

――ロボット掃除機市場はいかがでしょうか。

 

安蔵 色々と出ましたが、どれか1台を選ぶならパナソニックの「RULO(ルーロ)」を推します。

 

――あ、センサーを増やした新モデルでしたよね。

 

安蔵 はい。特に上位モデルのMC-RS800は、人工知能も搭載して、マッピングしながら間取りを学習して効率よく掃除します。このマッピングが面白いんですよ。一度間取りをマッピングすれば、スマートフォンの専用アプリから「エリア指定モード」を利用して、掃除してほしくない場所を指定できるんです。例えばペットがいる家庭なら、エサの置き場所を指定すれば、そこを避けて掃除してくれます。ルンバの場合はバーチャルウォールという機材を設置する必要がありますし、その他のメーカーでは、磁気テープを貼る必要があることも。磁気テープだと、さすがにリビングの見栄えがね……。その点、RULOならリビングに余計なモノを置くことなく、除外エリアを指定できます。これは、大きな差別化ができているポイントですね。

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パナソニック

RULO MC-RS800

実売価格12万9220円

独自の三角形状を採用し、部屋の隅のゴミにも強いのが特徴です。新機種ではレーザー、超音波、赤外線の3種類の障害物検知センサーを搭載し、壁や障害物にぶつからないようにお掃除。スマートフォンからの操作にも対応します。

 

エアコンではアイリスオーヤマのWi-Fi搭載が衝撃的

――空調関連ではいかがでしょう。印象的な製品はありましたか?

 

安蔵 ユニークさという意味では、日立の凍結洗浄エアコンは印象的ですね。なかなか真似できないだと思います。しかし、なんといってもエアコンで衝撃的だったのは、新規参入したアイリスオーヤマがWi-Fiを標準搭載したこと。パナソニックやシャープも最上位のシリーズでは無線LANを内蔵していますが、アイリスオーヤマは8万~10万円台の低価格帯でWi-Fi搭載を実現し、業界を震撼させました。

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日立

ステンレス・クリーン 白くまくん

プレミアムXシリーズ
実売価格税込30万230円(※14畳タイプRAS-X40H2)

熱交換器の自動お掃除機能「凍結洗浄」は、熱交換器をいったん凍らせて霜を蓄え、一気に溶かすことで、従来取り除くのが難しかったホコリやカビを洗い流す新方式。エアコン内部をキレイにして清潔な空気を送り出します。[くらしカメラ AI]で部屋を検知し、人がいない時間を選んで自動で洗浄するのも特徴。

 

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アイリスオーヤマ

IRW-2817C(10畳用)

実売価格10万7780円

Wi-Fiと人感センサーを標準搭載し、屋外からのスマートフォンでの遠隔操作を実現したルームエアコンです。低価格とWi-Fi搭載で大きな注目を集めましたが、現在は販売終了。

 

安蔵 エアコンを遠隔操作しようという動きは2012年ごろからあったのですが、当時は法律の問題で電源ONができず、普及に弾みがつきませんでした。法改正を受けて、各社とも電源オンに対応するようになったのですが、これまでずっと「オプション(別売)対応」でした。そこにアイリスオーヤマが先陣を切ってWi-Fiを標準搭載し、パナソニックとシャープが続いた形です。パナソニックとシャープは最上位モデルのみですが、来年は下位モデルにまで広げて欲しいところですね。もちろん、他のメーカーも追随してくるでしょう。

 

――遠隔操作とは、それほど便利なものなんですか?

 

安蔵 もちろん。できたほうが誰にとっても便利です。家に帰る前に部屋を涼しくしておきたい、あるいは暖かくしておきたいとは誰しも思うでしょう。ましてやペットを飼っていると、春先の気温が落ち着かない時期などは「暑くて苦しんでいないかな……」などと心配してしまいます。この心配がなくなるだけでも、導入する価値がありますね。個人宅だけでなく、アパートやマンションなどの集合住宅に導入すれば、賃貸物件のアピールポイントの1つになるはずです。ペット可の賃貸物件とは、特に相性がいいのではないでしょうか。

 

もうひとつ、遠隔操作といえば、洗剤と柔軟剤を自動投入するパナソニックの洗濯機が良かった。こちらもスマホとの連携が可能なうえ、洗剤の量を自動で計量してくれるので、帰宅時間に合わせて洗濯が終了するよう、スマホで設定できるようになっています。

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パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800

実売価格35万3620円

液体合成洗剤や柔軟剤をあらかじめ入れておけるタンクを搭載し、洗濯の際は最適な量を計算してタンクから自動で投入。手間が省けて洗剤の入れすぎなどもなくなります。外出先からスマートフォンで洗濯の仕上がり時間などを設定可能。

 

2017年は「見える化」の機運が高まった

――空気清浄機の分野ではいかがでしょう。

 

安蔵 これは、家電業界全体にも言えるのですが、2017年は「見える化」の機運が高まってきた印象があります。そもそも、空気清浄機というものは、本当に効いているのかがわかりづらい。メーカーもその点に配慮して、例えば運転状況が屋外からスマホで確認できるようにし、スマホアプリで空気の状況を示すことで、空気清浄機の効果を見せる……といった形で「見える化」を進めてきた印象ですね。ダイキン、シャープ、ダイソン、ブルーエアなどがこれに対応していますが、例えばダイキンの加湿空気清浄機「MCK70U」は、PM2.5、ホコリ、ニオイの3種類の汚れを6段階のレベルで「見える化」しています。今後はパナソニックなども当然対応してくるでしょう。

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ダイキン

MCK70U

実売価格5万7070円

独自のストリーマ技術を強化し、有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍になりました。0.3μmの微小な粒子を99.97%除去するTAFUフィルターを新たに搭載。ルームエアコンと同じアプリで、スマートフォンから室内の空気を見える化。遠隔操作も可能です。

↑ダイキンのアプリ画面↑ダイキンのアプリ画面

 

安蔵 「見える化」という意味では、「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載した三菱電機の衣類乾燥除湿機「サラリ」が抜群に良かった。衣類乾燥除湿機では「一択」と言っていいと思います。

 

――「一択」ですか! どこがそんなにいいんでしょうか?

 

安蔵 「光ガイド」という機能がいい。これは、濡れた部分だけ検知して緑色の光で照らし、重点的に温風を当ててくれる機能です。これがあるだけで、「ちゃんと働いてくれているな」と、確認できるので、安心感がまるで違います。発想が面白いうえに理に適っている、という極めて良いプロダクトですね。また、フィリップスの電動ハブラシは、スマホと連携して正しく磨けているか、コーチングできるものが出ています。こちらも「見える化」のひとつと言えるでしょう。

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三菱電機

サラリ MJ-120MX

実売価格4万3090円

経済的なコンプレッサー方式を採用する衣類乾燥除湿機。約180cmのワイド送風で、洗濯物を一気に乾燥できます。温度、湿度、赤外線センサーを用いて乾き残りを見つけ、緑色の「光ガイド」を照射しながら集中乾燥します。

↑除湿をスタートしてから約5分ほど経過すると、濡れた箇所だけ検知して重点的に送風するのが特徴だ↑除湿をスタートしてから約5分ほど経過すると、濡れた箇所だけ検知して緑色の光で照らし、重点的に送風します

 

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フィリップス

sonicare(ソニッケアー) HX9964/55

実売価格3万8880円

4種類の高性能ブラシヘッドを備えた電動ハブラシ。スマートフォンの専用アプリで歯磨きをリアルタイムに追跡し、きちんと磨けているかどうかをセンサーでチェックします。

 

メーカーで「勢いがあるな」と感じたのはパナソニックとシャープ

――ちなみに、2017年、安蔵さんが「勢いがあるな」と感じたメーカーはどこですか?

 

安蔵 まずはパナソニックですね。先述の「ロティーサリーグリル&スモーク」「洗剤を自動投入する洗濯機」をはじめ、創業100周年で気合いの入った商品が数多く発表されました。私は毎週、家電を紹介するラジオ番組をやっているんですが、面白いモノを立て続けに出すものだから、紹介したいのがパナばかりになってしまって。こんなに続けて大丈夫か……と思ったこともあります。

↑前編でも紹介したパナソニックのパナソニック ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100(実売価格5万1230円)↑前編でも紹介したパナソニックのパナソニックの「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」(実売価格5万1230円)。かたまり肉を回転させて焼くことができるほか、オーブン、トースター、燻製器としても使用可能

 

もうひとつ際立っていたのが、実はシャープだと感じています。もともと、どん底の時期に「蚊取空清」や「ロボホン」などのチャレンジングな商品を出していましたが、これは凄いことですよ。2017年も、そのチャレンジ精神は健在。先述のコードレスキャニスター掃除機のほか、冷蔵庫の分野では大容量の500Lクラスで左右どちらでも開く「どっちもドア」を実現したモデルや、AIoT(※)に対応したモデルを開発しています。どっちもドア&AIoTモデルが出なかったのはちょっと残念でしたが、いずれ開発されるでしょう。また、効果は床置きの方がいい部分もあるとは思いますが、発想の面では天井に取り付けることで邪魔にならないLEDシーリングライト付きの空気清浄機、「天井空清」も面白いですね。さらに勢いのあったメーカーの次点を挙げるとすれば、低価格でWi-Fi搭載エアコンを出したアイリスオーヤマでしょう。

AIoT……AI(人工知能)とIoT(モノがインターネットを通じてクラウドやサーバーに接続され、情報をやりとりすること)を組み合わせたシャープの造語。単なるIoTではなく、ユーザーの好みを学習して提案するなどが可能となります

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シャープ

SJ-GX50D

実売価格30万5680円

クラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応したAIoT冷蔵庫。献立や食品保存方法などを教えてくれます。チルドルーム内を清潔に保つ高密閉構造の「プラズマクラスターうるおいチルド」を新採用。

 

――では最後に、2018年の家電がどのように進化していくか、予想をお願いします!

 

安蔵 意外性に欠けると思いますが、やはり期待したいのは家電のスマート化。いま、スマートスピーカーは一部のギークが楽しんでいるだけですが、できることが増えると魅力も増していきます。メーカーには、他社が対応したら自社も……というのではなく、「何が何でも対応してやろう」くらいの意気込みで対応してほしいです。極端な話をすれば、情報をやりとりするインターフェイスさえしっかり作っておけば、アプリの開発やアップデートはある程度「後追い」でもできるはず。そんなイメージで、開発スピードをどんどん上げていってほしいですね。

 

――魅力的な調理家電が数多く登場し、「遠隔操作」「見える化」などがキーワードとなった2017年。2018年も、「何だコレ!」と、我々の度肝を抜くような、斬新な家電に登場してほしいところ。みなさんもぜひ、新たなアイテムの登場に期待してみてください!

 

2017年の注目の調理家電を紹介した前編はコチラ

「アメトーク家電芸人」で、あまりの性能に「悲鳴が上がったアイテム」は? 番組で紹介した14製品をプレイバック!

12月30日、大人気トークバラエティ「アメトーーク!」の5時間スペシャルが放映されました。そのトップを飾ったのが、人気企画の「家電芸人」。見逃した人は、どんなアイテムが紹介されたのか気になったはずですし、見た人でも「アレ、なんていうアイテムだっけ?」とうろ覚えの人も多いはず。そこで今回は、番組で紹介されたアイテムを、番組の流れとともに振り返っていきます。なかには、司会の蛍原さんが「欲しくなった」というアイテムあり、あまりの性能にスタジオから悲鳴が上がったアイテムあり。ゲストの桐谷さんが歓喜し、「CM来るで」と言われたアイテムも。以下で一気に見ていきましょう!

出演者(プレゼンター):品川 祐、ユウキロック、松橋周太呂、かじがや卓哉、土田晃之、関根 勤、劇団ひとり、天野ひろゆき ゲスト:井森美幸、桐谷美玲

 

その1 

プレゼンター:土田晃之

<スチームウォッシュ&ドライ>

「冷蔵庫?」と勘違いされたクローゼット型の新家電

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LG

LG styler

実売価格21万3840円

司会の蛍原さんが「冷蔵庫?」と勘違いしたアイテム。かけておくだけで衣類を清潔に保てるクローゼット型の新家電。毎分最大180回振動するハンガーラックが衣類についたほこりを落とし、庫内を循環するスチームがシワやニオイをケアします。 花粉・ダニなどのアレルゲンも除去。土田さんは、本機で衣類に好きな香りをつける裏技も紹介しました。

 

その2

プレゼンター:かじがや卓哉

<コードレスキャニスター掃除機>

「ウチの犬と同じくらい」軽量なのに吸引力はバツグン

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シャープ

RACTIVE Air(ラクティブエア) EC-AS700

実売価格6万5270円

「家電製品総合アドバイザー」の資格を持つものの、司会の宮迫さんに「面白いことひとつも言わない」と評されたかじがや卓哉さんがガイド。本機はパワーブラシタイプとしては世界最軽量の総質量2.9kgを実現したコードレスキャニスター掃除機。手元パイプ部には、航空機などにも使用される軽量素材「ドライカーボン」を採用しています。2.9㎏という重さを聞いた桐谷美玲さんは「ウチの犬と同じくらい」とコメント。大風量ターボファンやモーター駆動の自走式パワーヘッドの搭載で、集じん力も折り紙つき。番組では、ボーリング玉を持ち上げるデモが行われ、スタジオでは驚きの声が上がっていました。バッテリーが着脱式で充電場所を選ばないのもポイント。

 

その3

プレゼンター:土田晃之

<ロボット掃除機>

3種のセンサーによる賢い掃除とスマホ連携に「天才!」の声

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パナソニック

RULO(ルーロ)MC-RS800

実売価格12万9200円

超音波センサー、赤外線センサーに加えてレーザーセンサーを新たに搭載したロボット掃除機の新モデル。約2cm幅の障害物まで検知し、家具のキワまでしっかり掃除できます。本体が三角形状(ルーロー形状)なので、部屋のスミや壁ぎわのゴミ取りも得意です。カメラセンサーで走行ルートをマッピングすることで、間取りを学習。ゴミのたまりやすい場所がスマホで確認でき、ゴミの多い場所だけ掃除することも可能。スマホで侵入してほしくないエリアも指定できる万能ぶりに、桐谷さんは「天才!」と感動のひとこと。

 

その4

プレゼンター:関根 勤、松橋周太呂

<ルームエアコン>

フラップまで取り外せるから奥まで掃除できる!

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三菱電機

霧ヶ峰  Zシリーズ

実売価格28万9660円(20畳用のMSZ-ZW6317Sの場合)

AIで“ちょっと未来”の体感温度を予測する「ムーブアイmirA.I.」を搭載し、高い快適性・省エネ性を実現。前面パネルやフラップはもちろん、「フィルターおそうじメカ」も取り外せる構造で、熱交換器を露出させて掃除でき、いつでも清潔に保てます。スタジオでは、関根さんが部品の取り外しを実演。フィルターカセットや上下風向フラップを取り外し、左右風向フラップを露出させ、ファンの近くまで掃除できることをアピールしました。実演中、「ファン」という響きに合わせて関根さんがうろ覚えの「Choo Choo TRAIN」を歌い、観客の失笑を誘う場面も。

 

その5

プレゼンター:品川 祐、松橋周太呂

<グリル&スモーク>

1台4役の万能ぶりに蛍原さん「ヤバい、欲しなってきた~」

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パナソニック

ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100

実売価格5万1230円

かたまり肉を360°回転させながら焼ける新調理家電。遠近赤外線ダブル加熱、低速回転機構、温度制御という3種類の技術で、約600gのかたまり肉をじっくり美味しく焼き上げます。グリルのほか、燻製・オーブン・トースターの機能を持つ1台4役で、肉を焼く以外にもマルチに活躍します。スタジオでは、かたまり肉ではなく、お値段の安い鶏の胸肉をグリルで調理。これを試食した井森さんは「う~ん! 柔らかいし、みずみずしい!」、宮迫さんは「(肉汁で)ビチョビチョやん!」と驚きの声を上げていました。合わせて調理した燻製卵の味も大好評だったほか、トーストが4枚焼けてピザ 1枚が丸ごと焼ける万能ぶりに、ゲストと観客は唸るばかり。蛍原さんも「ヤバい、欲しなってきた~」とひとこと。

 

その6

プレゼンター:劇団ひとり

<小型ドローン>

「生きてるみたい!」思わず悲鳴が上がった高性能ミニドローン

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DJI

Spark

実売価格8万6440円

商用ドローンでは世界最大手の中国メーカー、DJIによる、手のひらサイズのミニドローン。ブレを抑える「ジンバル技術」できれいな動画撮影が可能。電源を入れてから25秒以内に手のひらから離陸し、その場でホバリング。送信機やモバイルデバイスを使わずに手のジェスチャーだけで機体をコントロールできます。番組では、本機を使って撮影した映像を披露。山を駆け上がる劇団ひとりさんの姿を木々の間を縫って捉え続け、崖の周りを旋回&崖から飛び出していくシーンでフィニッシュ。圧巻の映像に、司会の宮迫さんは「スゲエ」を連発していました。スタジオでは操作の実演も行われ、ジェスチャーで本機を呼び寄せ、手の平に着陸させるシーンでは、悲鳴にも似た歓声も。「生きてるみたい! コワなってきた…」と宮迫さん。

 

その7

<スマホカメラ用スタビライザー>

激しい動きもブレずに追跡&モーション・タイムラプスも撮影できる!

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DJI

Osmo Mobile

実売価格2万7550円

手ブレを防止し、滑らかな映像を撮影できるスマホ用ハンディスタビライザー(安定化装置)。商用ドローン業界大手のDJIが培った3軸ジンバル映像安定化技術がブレを抑制。アプリと連携させると動いている被写体にフォーカスし続け、決定的なチャンスを逃しません。また、以前は特殊な機材がなければ撮影できなかったモーション・タイムラプス(※)も撮影できます。劇団ひとりさんは、街中で10分ほど動かずにモーション・タイムラプス撮影を行ったところ、それを見かけた通行人に「アレ、劇団ひとりじゃね?」「でも、全然動かなくねぇ?」とウワサされたというエピソードを披露。

※モーション・タイムラプス……カメラを動かしながら撮影したタイムラプスのこと。タイムラプスとは、時間が経過する様子を早回しで見ることができる動画を指します

 

その8

プレゼンター:天野ひろゆき

<そうめんスライダー>

パーティに最適! コースが変えられる史上最大級のそうめんスライダー

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タカラトミーアーツ

ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ

実売価格2万4800円

東京サマーランドがデザインを監修し、人気アトラクション「DEKASLA」の動きを再現したそうめんスライダー。スライダー全長5.0m、スライダー高低差73cmでそうめんをダイナミックに流します。大人数でそうめんパーティーをすれば盛り上がること間違いなし。電池駆動なので屋外でも楽しめます。スタジオ実演では、天野さんはハンガリー舞曲(なぜその選曲?)を口ずさみながらそうめんを流し、井森さんがそうめんを桐谷さんの手前で阻止する展開に。「そんなときは…」と天野さん、ショートカットでコースを変更できる仕組みを使い、桐谷さんにめでたくそうめんが届けられました。最後に、天野さんから「これだけ盛り上がって、恐るべしニュースが……生産中止となっております!(※在庫限り)」と衝撃の事実が告げられました。

 

その9

プレゼンター:天野ひろゆき、松橋周太呂

<クッキングトイ>

食べたことのない白身の食感」が味わえるTKG専用クッキングトイ

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タカラトミーアーツ

究極のTKG

実売価格3400円

桐谷さんが「めっちゃ気になってました」と語った究極のTKG(※)が作れるクッキングトイ。卵をセットして上部のボタンを叩くと殻にヒビが入り、ホルダーボタンを押すと卵が割れて白身と黄身に分離。本体下部のホイップボタンを押すと、白身は高速でかくはんされ、メレンゲ状のフワフワの状態に。これをご飯にかけて、黄身を乗せればフワとろのTKGの出来上がり。試食した桐谷さんは、「食べたことない白身の食感。フワッッフワですよ! めっちゃおいしいです!」。その幸せそうな表情を見た宮迫さん、「美玲ちゃん、CM来るで」とコメント。

※TKG……卵かけごはんのこと。Tamago Kake Gohanの頭文字を略したものです

 

その10

プレゼンター:特になし

<炊飯器>

かまどごはんの味を追求し、卵かけご飯との相性もバツグン

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三菱電機

本炭釜 KAMADO NJ-AW108

実売価格9万7810円

前述の究極のTKGを乗せるためのご飯を炊いた炊飯器。高級炊飯器の先駆けである「本炭釜」シリーズの新モデルで、沸騰工程での電力量を増加させ、沸騰力を約7%向上。また、断熱材を約8%増量した高断熱構造で熱を逃がさず炊き上げます。純度99.9%の炭素材を採用した業界最厚(※発売時点)の10mmの内釜で、かまどごはんの味を追求しています。かじがや卓哉さんは、「あえて圧力をかけずに炊くことで、粒がしっかりするので、卵かけご飯に合うんです」と解説。

 

その11

プレゼンター:土田晃之、関根 勤

<有機ELテレビ>

「あしゅら男爵」もビックリの薄さと美しさ

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LG

OLED65W7P

実売価格78万3390円

有機物が発光する原理を利用した有機ELテレビで、高いコントラスト比と発色の良さが特徴。65Vで4K解像度を持つ「LG OLED TV」シリーズの最上位モデルです。わずか約3.9ミリの薄さを誇り、絵画のように専用のブラケットで壁面に直接張り付けることも可能なので部屋もスッキリ。音が空間を自在に動くのが特徴のサウンド規格「Dolby Atmos」も搭載しています。実際、スタジオで横からディスプレイを捉えた際は、その薄さにスタジオからは驚きの声が。さらに薄さをわかりやすく示すため、横から見たディスプレイの奥に関根さんが顔を当て「『あしゅら男爵』です(※)とのギャグを行ったところ、古すぎてスタジオの反応はイマイチ。

※あしゅら男爵……テレビアニメ「マジンガーZ」(1972年~74年放映)の怪人。右半身が女性、左半身が男性という姿をしています

 

その12

プレゼンター:ユウキロック

<ホットプレート>

2つのプレートで同時に焼ける便利さと価格の安さに「関西バカ売れ」の声

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アイリスオーヤマ

両面ホットプレート DPO-133

実売価格7700円

左右に開く2つのプレートで、同時に複数の調理ができるホットプレート。2つのプレートはそれぞれに80度から250度まで温度調節ができるため、片面ずつで別の料理ができます。平面タイプ、ディンプルタイプ、たこ焼きタイプの3種類のプレートを付属。折りたたんで立てかけることで隙間スペースにしまえるのも便利です。同製品を説明する際、「絶対に製品を安く売る」というアイリスオーヤマの企業哲学に触れ、蛍原さんは「関西バカ売れ」とひとこと。またプレゼンターのユウキロックさんは、“本機の開発者は海鮮嫌い・嫁は海鮮好きで、ホットプレートの使い方でもめていましたが、本機の開発のおかげで問題が解決した”というエピソードを披露。(ホットプレートだけに)「二人の関係も温かくなりました」とドヤ顔で締めてくれました。

 

その13

プレゼンター:ユウキロック

<室内用扇風機>

親に叱られたことから高校生が思いついた画期的な扇風機

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山善(YAMAZEN)

あしもとスイッチfan

実売価格5970円

台座の正面先端にスイッチをつけており、つま先でポンと押すだけで電源や風の強弱などを簡単に操作できます。かがむ必要がないためシニア層にもぴったり。実演した桐谷さんは「簡単。面白い!」と絶賛。実はこの扇風機、“足で扇風機のスイッチを押し、親に叱られたことから思いついた”という高校生のアイデアをもとに、家電メーカーの山善が製品化したもの。そのエピソードを話したユウキロックさん、(あしもとスイッチだけに)「山善さん、高校生に足向けて寝られへんいうことですわ」とドヤ顔で締めてくれました。

 

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その14

プレゼンター:劇団ひとり

<自動車>

勝手にハンドルが回る! スマホ操作で縦列駐車ができる高級車

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メルセデス・ベンツ Sクラス

メーカー希望小売価格1140万円~

メルセデスのフラッグシップモデルである最高級セダン「Sクラス」。最新型は安全支援技術「インテリジェントドライブ」が大きく進化。スマホアプリと連携し、車外から遠隔操作によって車両の車庫入れや並列・縦列駐車などが可能になっています。助手席で体験する実演では、プレゼンターの劇団ひとりさんが3年ぶりのテレビ出演というユウキロックさんを指名するも、「ここは美玲ちゃんに決まってるだろ」と咎められるシーンも。結局、桐谷さんが助手席で体験したところ、運転手がいなくても勝手に車体が動くので「何コレ何コレ! (ハンドルが)回った! 何で!」と驚きを隠せず。あっという間に縦列駐車を完了した様子を見て、「想像より早いね。迷いがないもん」と天野さん。さらに、スマホ操作の体験者を指名する段では、劇団ひとりさんが再びユウキロックさんを指名し、笑いを呼んでいました。