ケーブルの長さは90cmありますが、巻き取ると手のひらサイズに。これならポーチやカバンの隙間に入れて持ち運んでも荷物になりません。さらにUSB Power Delivery(PD)に対応しているので、対応機器や充電器を使えば急速充電も可能。充電ケーブルとしての機能も高い! 発熱や発煙の原因になる恐れがあるため、使うときはケーブルを全部引き出す必要がある点のみ要注意。
実際に筆者の「iPhone 16 Pro Max」をバッテリー残量35%の状態から約1時間充電したところ、なんと80%まで回復。体感では、MagSafeタイプ(ワイヤレス充電)のモバイルバッテリーに匹敵するほどのハイスピードで充電することができました。これならアウトドアや災害時にも充分に活躍してくれそうですね。
OSMO Mobile 6には延長ロッドが付いており、最大で87mm、約9cm伸びて最大延長215mmと、ミニ三脚の代わりにもなります。
パノラマ撮影がカンタン!
OSMO Mobile 6で撮影したパノラマ写真。基本は動画収録向けですが、写真撮影にも有効です。その一つがパノラマ撮影です。シャッターを押した場所の周辺(上下左右9か所)を自動で撮影、合成してくれるんです。だから撮影者は撮影が終わるまで動かず待っていればOK。ちょうどパノラマ写真を撮っているときに人が横切ったこの作例がわかりやすいので御覧ください。
OSMO Mobile 6で撮影したパノラマ写真。まるで心霊写真のようですが……なぜこんな写真になったのか、9つに分割すると分かります。
OSMO Mobile 6で撮影。焦点距離6.765mm、F値f/1.78、露出時間1/40(フルオートで撮影)。静止画撮影でジンバルが実力を発揮するのは、夕方や夜景など、暗くてシャッタースピードが遅くなってしまう場面。上記の写真は、1/40と歩いている程度のゆっくりした動きでも少し残像が出てしまうくらいの設定です。この写真は肉眼よりもかなり明るく撮れているので、ジンバルがなかったら、結構ブレていたのではないかなと思います。夜桜やイルミネーション、夏祭りなど夜景の美しさを手軽に残すには、ピッタリな気がします。
後継機種の新作! OSMO Mobile 7Pもオススメ
2月には、後継機種「OSMO Mobile 7」と「OSMO Mobile 7P」が発売されました。磁気クリップで着脱できる多機能モジュール(7Pは付属/7は別売り)で、専用アプリ以外でも被写体追尾が可能になるなど、性能が向上したそう。そしてこのタイミングでOSMO Mobile 6も割引きされたようなので、こちらが欲しい人は、よりお求めやすい価格で入手できるでしょう。
スマホでもっとキレイな動画を撮りたい、自撮りや集合写真をたくさん残したい! そんな人にオススメなのが、DJIのスマホ用ジンバル「Osmo Mobile 6」。動画を撮っているとどうしても被写体を追いきれずに画面から見切れたり、手ブレがひどかったり……なんてことが起きがちですが、Osmo Mobile 6なら被写体を選択すると、ジンバルが自動でトラッキングしてくれるんです。素早くダイナミックな動きで撮影したり、被写体が何かで遮られたりしてもトラッキングを継続してくれるので、「画面から消えた!」がなくなります。ちなみにこれ、フロントカメラを使っている時でも機能するとか。