【2025年版】玄関の防犯カメラ・ドアホンおすすめは? 違いを比較! 設置方法から費用まで徹底解説

玄関周りの防犯対策として、ドアホンと防犯カメラはどちらも有効な手段ですが、それぞれ異なる機能と特徴を持っています。そのため、用途に合わせた機器選びが重要。本記事では、それぞれの違いと、自宅に合った製品を選ぶためのポイントを解説します。

↑玄関の防犯力をどう高める?

ドアホンと防犯カメラとは?

ドアホンや防犯カメラは、5Gといった通信環境の整備が進むなかで、家の安全を強化するためのスマートな方法として注目されています(※)。玄関の防犯を考える際には、主に以下の3つのタイプのデバイスが選択肢となります。

※【出典】総務省. 令和2年版情報通信白書

↑スマートホームの一部になる。

テレビドアホン

主に来客応対を目的としたインターホンシステムです。屋内の親機で来訪者の映像を確認し、通話が可能。近年は録画機能を搭載したモデルも増えています。

↑室内の親機で来訪者を確認。

スマートドアホン

ネットワークに接続し、来客を検知するとスマートフォンに通知を送信。外出先からの双方向通話、マイクロSDカードやクラウドストレージへの録画に対応しているのが特徴です。

玄関用防犯カメラ

玄関周辺を常時またはイベント発生時に録画することを主な目的とします。来客応対機能は限定的で、リアルタイムでの通話機能を持たないモデルもあります。

タイプ別のメリットとデメリット

各タイプの詳細なメリットとデメリットを理解することで、より適切な選択が可能になります。

テレビドアホン: 通常のドアホンと同じ使い勝手が魅力

テレビドアホンは有線接続が基本のため通信が安定しており、映像や音声の遅延が少ない傾向にあります。屋内モニターで確実に映像を確認できる安心感も。

一方で、既存の配線を利用するため設置工事が必要な場合があります。外出先からの応対機能はモデルによって対応状況が異なります。

スマートドアホン: 設置が楽な半面、使い勝手は今ひとつ

スマートドアホンのメリットはスマホと連携し、どこからでも来客対応が可能な点にあります。AIによる人物検知や荷物検知機能を備え、必要な通知を絞り込める製品も多くあります。

↑スマホでチェック。

しかしWi-Fi環境への依存度が高く、電波状況が悪い場所では安定性に欠けることがあります。多くのモデルでクラウド録画に月額費用(サブスクリプション)が発生します。

玄関用防犯カメラ: ドアホンとしては使えない

玄関用防犯カメラのメリットは視野角が広く、玄関周辺の広範囲を監視できる点にあります。夜間監視に強く、赤外線やカラーナイトビジョンで暗所でも映像を記録できます。

ただし、来客を呼び出す機能や、双方向通話機能が限定的なモデルが多く、来客応対には向かない場合があります。そのため、ドアホンとの併用が推奨されます。

どれを選ぶべき?

来客応対を重視し、確実な屋内確認が必要な場合はテレビドアホンが適しています。外出先からの応対や、置き配の監視・不審者の早期検知を重視する場合、スマートドアホンが有力な選択肢です。

玄関周辺の広範囲な監視や、詳細な映像記録を重視する場合は玄関用防犯カメラが向いています。 状況に応じてこれらを単独で導入したり、機能を補完し合う形で併用したりすることも検討できます。

ドアホン・防犯カメラの失敗しない選び方

製品選定時に確認すべき重要なポイントを8つにまとめました。

↑どう選ぶ?

1: 電源

電源は大きく有線タイプとバッテリータイプの2種類に分かれます。

有線式の場合、AC電源、PoE(Power over Ethernet)給電、既存のチャイム配線などを利用します。安定した電力供給がメリットですが、配線工事が必要な場合があります。

バッテリータイプは配線工事が不要で設置が容易ですが、定期的な充電または電池交換が必要です。

2: 通信方式

多くのスマートデバイスは2.4GHz帯のWi-Fiを使用。戸建ての場合、ルーターから玄関までの距離や障害物によって電波が届きにくいことがあります。必要に応じてWi-Fi中継器やメッシュWi-Fiの導入を検討する必要があります。

3: 画質/視野角

画質は最低でも1080p(フルHD)以上の解像度がおすすめ。顔やナンバープレートなどの詳細を識別しやすくなります。

視野角は玄関先の人だけでなく、足元に置かれた荷物(置き配など)も上下で捉えられる縦長の画角が実用的です。

逆光時に人物の顔が黒つぶれするのを防ぐHDR(ハイダイナミックレンジ)機能も、日当たりの良い玄関では特に有効です。

4: 人・もの検知

↑人や物を検知して録画を始める。

人感センサー搭載製品の場合、赤外線センサーを用いて人の動きを検知して通知・録画を開始してくれます。不要な通知を減らすため、AIによる人物検知機能が搭載されているモデルを選ぶと良いでしょう。

置き配された荷物を検知し通知するパッケージ(荷物)検知機能を備える製品もあります。

人通りの多い道に面している場合、自宅を訪問していない通行者を誤検知してしまう場合もあります。スマートドアホンの場合、検知エリアを設定できる製品もあります。

通知が短時間で連続しないように設定できるクールダウン機能の有無なども確認しましょう。

5: 録画

映像を録画する機能は、本体内のマイクロSDカードなどに記録するローカル記録タイプと、ネットワーク経由でクラウドサービスに録画するタイプに分かれており、どちらにも対応する製品があります。

本体内記録の場合、本体に直接保存するため月額費用はかかりませんが、本体が盗難されるとデータが失われるリスクがあります。

クラウド録画は月額料金が必要ですが、データがインターネット上に保存されるため、本体が盗難されても映像が残るのが利点。保持期間や容量はプランによって異なります。

そのほか、複数台のカメラ映像を一括で管理・保存できるNVR(ネットワークビデオレコーダー)などもあります。

データの暗号化がされているかも確認し、セキュリティ対策がなされている製品を選びましょう。

6: 防塵防水/耐久性

屋外設置の場合、IP65相当以上の防塵防水性能が必要です。夏の高温や冬の寒さにも耐えうる耐寒耐熱性も重要。夜間には赤外線によるナイトビジョン機能、またはカラー暗視機能があると詳細な映像を記録できます。

7: 機器・サービス間連携

Amazon Alexa、Googleアシスタント、Apple HomeKitなどのスマートホームプラットフォームと連携できる製品であれば、音声で映像を表示したり、通話を開始したりできます。

不審者を検知した際にセンサーライトを点灯させたり、スマートロックと連携して遠隔で解錠したりする機能も便利です。

新しいスマートホーム規格であるMatter(マター)への対応も、将来性を考慮するうえで確認しておくと良いでしょう。

8: 設置性

賃貸物件では壁への穴あけが制限されることが多いため、電池式で両面テープやドアののぞき穴を利用する取り付け金具など、非破壊で設置できるモデルを検討しましょう。

設置・工事・マナーの注意点

↑建物の条件や他人のプライバシーに気を付けながら設置しよう。

防犯機器の設置には、物件の条件や周囲への配慮も大切です。

賃貸・集合住宅の場合

共用部分の改造は基本的にNGです。設置の際は必ず管理会社や大家さんの許可を得ましょう。ドアののぞき穴を利用する専用マウントや、ドアに挟むタイプの金具など、原状回復が可能な方法で設置します。

プライバシーへの配慮

隣家や公道など、他人のプライバシーを侵害しないように設置角度を調整しましょう。マスキング機能で不要な範囲を記録しない設定や、「防犯カメラ作動中」などの掲示で、近隣住民とのトラブルを避けることができます。

電波法/技適・PSE

無線通信を行う機器は、日本国内での使用を許可する「技術基準適合証明(技適マーク)」が必要です。また、電源装置は電気用品安全法に準拠した「PSEマーク」に適合しているか確認しましょう。これらがない製品は違法となる可能性があります。

防犯面

屋外に設置する機器は、盗難や破壊のリスクを考慮することが必要。トルクスネジや専用工具が必要な固定方法、ワイヤーでの落下防止、腐食しにくい素材の選択などが有効です。

シーン別の活用方法

特定の利用シーンにおける効果的な活用方法をご紹介しましょう。

置き配監視

縦画角が広いカメラを選び、荷物検知機能で置き配状況を把握します。盗難発生時には自動で録画・通知され、証拠として活用できます。門柱やポーチ灯の配置を考慮し、死角を減らすことも重要です。

不在応対

スマートドアホンを利用し、外出先から来訪者と直接通話します。在宅を装って不審者を遠ざけたり、配達員に指示を出したりすることが可能。不審な勧誘には通話を録音・録画し、記録を残すことができます。

夜間対応・撮影

センサーライトを内蔵したカメラは、夜間の来訪者を明るく映し出すだけでなく、不審者への威嚇にもなります。既存のセンサーライトと連携させることで、多層的な防衛体制を構築できます。

子どもの出入り

スマートロックと連携させ、子どもが帰宅した際に解錠を通知する設定にすると、安全確認ができます。リモート解錠機能は便利ですが、第三者による不正使用のリスクも考慮し、慎重な運用が必要です。

各製品はどのくらいの価格で買える?

各カテゴリの製品イメージと価格帯をご紹介します。

テレビドアホン

パナソニック、アイホンなどの国内主要ドアホンメーカーのほか、宅配ボックス大手のナスタなどから販売されています。屋内親機と玄関子機がセットになっており、多くが有線接続です。本体価格の目安は1.5万~5万円。

↑パナソニック「VL-SWZ700KS
↑アイホン「WS-24A
↑ナスタ「KS-DP01U

スマートドアホン

アマゾンの「Ring」、TP-Linkの「Tapo」、SwitchBot、Aqaraなど、海外ブランドを中心に多数の製品があります。バッテリー式と有線式の両方があり、スマートフォンアプリでの通知と応対が主な機能。

本体価格の目安は1万~3万円です。クラウド録画サブスクリプションサービスは月額1000円程度~(保持期間や台数で変動)。

↑アマゾン「Ringバッテリードアベル
↑TP-Link「Tapo D210
↑SwitchBot「スマートテレビドアホン
↑Aqara「スマートビデオドアベルG4

玄関カメラ

スポットライト付きモデルや、PoE給電に対応した有線モデルなどがあります。多くはNVRやマイクロSDカードでのローカル保存に対応。本体価格目安は8000円~3万円です。

↑アマゾン「Ringスポットライトカム・プラスバッテリーモデル
↑Eufy「ソーラーウォールライトカム S120

導入までのステップ

玄関防犯機器を導入する際の具体的なステップです。

1: 現状課題の明確化

来客応対を改善したいのか、不審者の監視を強化したいのかなど、最も解決したい課題を明確にします。

2: 設置位置の確認

玄関周りのどこに設置するか、電源の有無、Wi-Fi電波の到達状況を確認します。

3: タイプ選定

課題と設置環境に合わせて、テレビドアホン、スマートドアホン、玄関カメラの中から最適なタイプを選びます。

4: 試験設置

可能であれば、仮止めなどで動作確認を行い、映像の確認や通知の安定性をチェックします。

5: 通知・録画設定

アプリや本体設定で、検知感度、通知頻度、録画時間などを最適に設定します。

6: マスキング&共有設定

プライバシー保護のため、マスキングゾーンを設定し、必要な範囲のみを記録するようにします。家族との共有設定も行います。

7: 運用ルール化

家族間で、通知への対応や録画データの確認方法などの運用ルールを定めておきましょう。

まとめ: 用途に合わせた機器選びを

↑新しい機器で玄関の防犯力を高めよう。

玄関防犯対策は、用途に合わせた機器選びが重要です。来客応対ならドアホン、外出先からの対応や置き配監視ならスマートドアホン、広範囲監視なら防犯カメラを選ぶのがおすすめ。

設置場所とプライバシーにも配慮が必要です。賃貸住宅の場合には非破壊設置ができるものを選び、道路の映り込みにはマスキング機能を利用しましょう。

録画機能と通知機能を組み合わせることで、犯罪抑止効果を高め、万が一の際には証拠として活用できます。AI検知で誤検知を減らし、適切な録画方法を選びましょう。

FAQ

Q1: 賃貸物件だけど設置できる?

A: 賃貸物件の場合、建物の構造に影響を与えない「バッテリー式」や「非破壊型」の製品であれば、問題なく設置できることが多いです。例えば、既存のドアホンに被せるタイプや、粘着テープで固定するタイプなどがこれに該当します。

しかし、電源配線を伴うもの、壁に穴を開ける必要があるもの、または強力な接着剤などで構造に影響を与える可能性のある設置方法の場合は、必ず事前に管理会社や大家さんに相談し、許可を得るようにしてください。

無許可で工事を行うと、原状回復費用を請求されるなどのトラブルに発展する可能性があります。

Q2: 道路など公共の場所が映る場合はどうすればいい?

A: 防犯目的とはいえ、不特定多数の通行人が映り込む場所にカメラを設置する場合は、プライバシーへの配慮が不可欠です。

多くのスマートドアホンや防犯カメラには、特定の範囲を映像から除外する「プライバシーゾーン(マスキング)機能」が搭載されています。この機能を使用することで、道路や隣家の敷地など、映すべきではない範囲を黒塗りにして録画・配信されないように設定できます。

また、設置するカメラの角度を慎重に調整することも重要。必要最小限の範囲(例えば自宅の玄関前や庭の一部など)のみを映すように調整することで、不要なプライバシー侵害を防ぐことができます。

設置前に、どの範囲が映るのかを実際に確認し、調整を繰り返しましょう。

Q3: 誤検知が多い場合はどうすればいい?

A: 防犯カメラやスマートドアホンは、動体を検知して通知を送る機能が便利ですが、風で揺れる木々、通り過ぎるクルマ、小動物などに反応して誤検知が多発すると煩わしく感じられます。このような場合は、以下の設定を見直すことで改善できる場合があります。

・人検知を優先させる設定にする

最近の多くの機種では、「人」の動きのみを識別して通知する「人検知機能」が搭載されています。この機能を有効にすることで、不要な検知を大幅に減らせます。

・検知するゾーンを限定する

カメラの監視範囲内で、特に動きを検知したいエリア(例、玄関ポーチのみ)を設定し、それ以外のエリア(例、道路)では検知しないように設定できる機種もあります。これにより、必要な通知だけを受け取ることができます。

・感度を調整する

動体検知の感度を「高」「中」「低」などから選択できる場合、感度を低めに設定することで、些細な動きには反応しなくなります。 お使いの製品の取扱説明書を確認し、これらの機能が利用できるか調べてみてください。

Q4: ネットが不安定な場合はどうすればいい?

A: スマートドアホンやネットワークカメラはWi-Fi接続が基本となるため、Wi-Fi環境が不安定だと映像が途切れたり、通知が遅れたりすることがあります。このような場合の対策としては、以下のような方法が考えられます。

・Wi-Fi中継器を導入する

ルーターとカメラの距離が離れている場合や、それらの間に壁などの障害物がある場合に有効。Wi-Fiの電波を中継し、カメラまで安定した信号を届けます。

・メッシュWi-Fiを導入する

自宅の広範囲に安定したWi-Fi環境を構築したい場合に適しています。複数のWi-Fi機器が連携し、どこにいても最適な電波で接続できます。

・2.4GHz帯の固定利用を検討する

多くのスマートデバイスは2.4GHz帯のWi-Fiに対応しており、この周波数帯は5GHz帯に比べて壁などの障害物に強く、遠くまで電波が届きやすい特性があります。ルーターの設定で、デバイスを2.4GHz帯に固定接続するようにすると、安定性が向上する場合があります。

・ルーターの再起動

一時的な不具合の場合、ルーターの電源を入れ直すことで改善することがあります。 上記の対策を試しても改善しない場合は、ルーターの寿命や契約しているインターネット回線の問題も考えられますので、プロバイダや通信機器メーカーに相談することも検討してください。

Q5: 取り付け工事の費用はどれくらいかかりますか?

A: 既存の配線を利用できる場合は1~2万円、新規配線が必要な場合は3~5万円が目安です。業者によって異なるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。

Q6: 月額料金(サブスクリプション)は必須ですか?

A: スマートドアホンのクラウド録画機能を利用する場合に必要となることが多いです。必須ではありませんが、本体が盗難された場合でも映像が残るという大きなメリットがあります。SD カードへのローカル録画のみであれば月額費用は不要です。

【解説者】

安蔵 靖志

ITジャーナリスト・家電エバンジェリスト。一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。X

The post 【2025年版】玄関の防犯カメラ・ドアホンおすすめは? 違いを比較! 設置方法から費用まで徹底解説 appeared first on GetNavi web ゲットナビ.

【工事不要】4K高画質とスマートAIで防犯を強化!TP-Link「Tapo C460」は設置手軽でバッテリーも妥協なし

TP-Linkから、フルワイヤレスセキュリティカメラ「Tapo C460」が5月22日に発売します。4K Ultra HDの超高精細映像、設置場所を選ばないワイヤレス設計、そして賢いAI検知機能など、現代の住まいに求められる防犯機能を詰め込んだ一台です。

 

記事のポイント

「Tapo C460」は、4Kの高画質、設置の容易さ、長期間駆動可能なバッテリー、そして賢いAI検知機能と、現代のセキュリティニーズに応える機能がバランス良く搭載されたフルワイヤレスセキュリティカメラです。子育て世代やペットと暮らす家庭にとって、日々の安心感を高めてくれる存在となりそうです。

 

手軽さと高画質を両立。マグネット設置で死角を減らす

「Tapo C460」はマグネット式の台座が採用されており、特別な工事は不要。金属面であればピタッと取り付けられ、角度調整も自由自在です。電源ケーブルも不要な完全ワイヤレス設計なので、これまで設置を諦めていた屋外の壁面や玄関先など、本当に監視したい場所に設置できるのは嬉しいポイント。

 

そして、セキュリティカメラの基本性能である画質にも妥協がありません。4K Ultra HD(3840×2160px)の解像度に対応し、800万画素の鮮明な映像を記録。1/2.7インチのプログレッシブスキャンCMOS(スターライトセンサー対応)イメージセンサーやF1.65の大口径レンズにより、人物の顔や車のナンバープレートといった細部まで捉えることが期待できます。デジタルズームも18倍まで対応しており、万が一の際にも証拠能力の高い映像を残せるでしょう。

 

さらに、屋外設置には必須のIP66準拠の防水・防塵性能も備えています。雨風にさらされる環境でも安心して使えるというのは、日本の気候を考えると重要なポイントです。

 

暗闇でもカラーで鮮明に。スマートAIが的確に検知

夜間の監視性能も「Tapo C460」の得意とするところ。「スターライトカラーナイトビジョン」機能を搭載し、内蔵されたスポットライトとスターライトセンサーにより、低照度環境下でも鮮明なカラー映像で記録可能です。従来の赤外線暗視映像ではわかりにくかった不審者の服装の色なども、カラーであればより詳細に把握できます。

 

また、現代のセキュリティカメラに不可欠なAI検知機能も充実しています。「人物」「ペット」「車両」を識別し、木の揺れや虫の動きといった誤検知を低減。必要なアラートのみをスマートフォンに通知してくれるため、ストレスなく運用できます。特定のエリア内での動きを検知する「アクティビティゾーン」も設定できるので、よりピンポイントな監視が可能です。

 

接続面では、デュアルバンドWi-Fi(2.4GHz/5GHz)に対応。設置場所の電波状況に合わせて安定した接続を選べるため、4Kの高画質な映像ストリーミングもスムーズに行えます。

 

最大200日間駆動のロングバッテリーと安心のセキュリティ機能

ワイヤレスカメラで気になるのはバッテリーの持ちですが、「Tapo C460」は10000mAhの大容量バッテリーを搭載し、1回の充電で最大200日間の連続使用が可能(※1)。頻繁な充電の手間が省けるのは大きなメリットです。さらに、別売りのTapo A201ソーラーパネルと組み合わせれば、太陽光によるノンストップ給電も実現でき、メンテナンスフリーに近い運用も視野に入ります。

※1:200日間のバッテリー駆動時間は、TP-Linkの実験室で1日あたり270秒間使用したテストに基づいています。実際のバッテリー駆動時間は、デバイスの設定・ルーターの仕様・使用方法、環境要因によって異なる場合があります。

 

セキュリティ機能も万全です。不審者を検知するとライトと警告音(最大100dB)で威嚇し、カメラ本体へのいたずらや取り外しを検知すると盗難防止アラームが作動。録画データは最大512GBのmicroSDカード(別売)へのローカル保存のほか、有償のクラウドストレージサービス「Tapo Care」にも対応。microSDカード内のデータはTapoアプリを通じて暗号化できるため、プライバシー保護の観点からも安心です。

 

双方向通話機能も搭載しており、外出先から訪問者と会話したり、不審者に警告を発したりすることも可能です。Amazon AlexaやGoogleアシスタントといったスマートスピーカーとの連携にも対応しています。

※microSDカードは別売りです。一部互換性のないmicroSDカードがあるため、メーカー推奨リストをご確認ください。
※Tapo Careは有償のサブスクリプションサービスです。
※PCからの映像視聴はできません。スマートフォンアプリTapoからのみ可能です。

 

ティーピーリンクジャパン
Tapo C460
価格:1万9580円(税込)

※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

闇バイト強盗相手に「録画だけ」は甘い⁉ 犯罪から身を守る「攻め」の防犯グッズ

侵入強盗や特殊詐欺などの被害がさかんに報じられる昨今、“犯罪に巻き込まれる”ことは、もはや人ごとではなくなっている。今回は(1)情報を漏らさない、(2)威嚇して侵入を防ぐ、(3)偽装する、の「3つのポイント」別に、新時代の犯罪を防御するアイテムを紹介していく。

 

防犯アドバイザー解説!強盗や特殊詐欺、闇バイトなどから身を守る「3つのポイント」

 

【POINT1 情報を漏らさない】
こちらの内情を犯人に悟られないことが重要!

金融機関や買い取り業者を装って、侵入犯罪の前に家族構成や自宅に現金・貴重品がないか探る電話がかかってくるケースもあるので、絶対に内情は漏らさないことが重要。特に高齢者世帯であることを悟られないことが大切だ。

 

多彩な迷惑電話防止機能を搭載したコードレスフォン

パナソニック
デジタルコードレス電話機(子機1台付き)「VE-GD78DL」
実売価格:2万3760円

迷惑電話防止対策機能が充実した電話機。「迷惑防止」を設定すると呼出音が鳴る前に本機が応答し、相手に通話を録音するというメッセージを流して、電話に出ると通話内容を自動で録音する。熱中症警戒や乾燥警戒を、音声とディスプレイ表示、LEDで知らせる機能も搭載。

↑自分の声を低く変えるボイスチェンジ機能を搭載。受話子機・子機で着信通話時に、女性の声を男性のような低い声に変えて応対できる。

 

↑最大300件の迷惑電話着信拒否登録が可能。受けたくない相手の電話番号からの着信などを、呼出音を鳴らさずに受けないようにできる。

 

↑「迷惑防止」機能を搭載。録音した通話を、第三者との通話中に再生して聞いてもらえる。通話後に内容を警察に相談する際にも役立つ。

 

訪問者をスマホでチェックできる、カメラ付きドアホンキット

TP-Link
カメラ付きスマートドアホンキット Tapo D230S1
実売価格:1万6440円

カメラ付きドアホンとハブのセット。ドアホンを押すと、アプリの通知や連携したハブのチャイム音で来訪者を通知。双方向通話や録音・登録したメッセージを流すこともでき、外出先でも応答が可能だ。男性の声を録音しておいて、応答時に流せば、家族構成などを悟られない。

↑スマートAIシステムを使用して、動く物体の形状や動きを分析。人物や車両を賢く認識し、必要に応じてユーザーへ知らせる。

 

↑不在時も応答可能。アプリに録音した応答メッセージを使ったり、双方向通話機能を使ったりして、宅配便や来訪者の対応ができる。

【POINT2】威嚇して侵入を防ぐ
犯人を撮影するだけでなく「声かけ」で驚かす

闇バイト強盗は防犯カメラを恐れず侵入してくるため、単に録画するだけでは身は守れない。そこで相手を威嚇する、“攻める”防犯アイテムが実力を発揮。カメラやライトなどが有効だ。

 

電源を入れるだけですぐに屋外カメラの映像が確認できる

パナソニック
モニター付き屋外カメラ「VL-CV100K」
実売価格:5万4780円

屋外カメラとモニター親機のセット。カメラ設置後、電源を入れるだけでカメラの映像を表示できる。カメラに、動きを検知する機能と、AIで人物の形を判定する機能を搭載。検知機能が働くと自動録画を開始し、モニター親機に音で知らせたり、ライトを点灯させたりできる。

↑動きや人物を検知すると自動録画可能。スピーカーを搭載し、モニター親機から侵入者に声掛け(威嚇)することができる。

 

↑付属と合わせて最大4台までカメラの登録が可能。モニターで同時に確認できるので、庭や勝手口など見守る場所を広げられる。

 

↑専用アプリをインストールしてモニターを有線LAN接続すると、スマホでカメラ映像の確認や録画された映像の再生ができる。

 

ソーラーパネル搭載だから配線不要で取り付けもラクラク

アンカー・ジャパン
Eufy  Solar Wall Light Cam S120
実売価格:1万4990円

ソーラーパネルとバッテリーを搭載したセンサーライト一体型ワイヤレスセキュリティカメラ。2K(300万画素)の高解像度かつ約8m先まで感知できるAIカメラを搭載し、人の動きを感知すると即座にスマホに通知し録画を開始する。

↑天面にソーラーパネルを搭載。太陽光が当たる場所に設置することで充電する手間が省ける。IP65の防水・防塵規格対応で悪天候時も使用可能。 ※天候や使用環境により、発電できる電力は大きく変化する。

 

↑夜間や暗い場所で動きを感知すると、最大300ルーメンのライトが自動で点灯。105dBの警報を鳴らすこともできる。

 

まず全面発光で明るく照らし、時間が経つと猛烈な点滅で威嚇

アイリスオーヤマ
LED防犯センサーライト「LSL-SBTN-800」
直販価格:6180円

センサーが人の動きを検知して自動的に点灯するLEDセンサーライト。モードや明るさの切り替えができ、防犯モードでは強烈な点滅で威嚇する。設置場所に応じてACコンセント、乾電池、ソーラーと電源の使い分けが可能。

↑防犯/常灯/帰宅の切り替えができる。防犯モードでは人を感知すると全面発光で明るく照らし、設定時間以上経つと10秒間点滅して威嚇。

 

どんなドアにも取り付け可能な指紋認証対応スマートロック

SwitchBot
ドアロックProセット
直販価格:2万2980円

後付けタイプのスマートロック&指認証パッドのセット。スマホアプリからドアの鍵を遠隔操作(※)できるだけでなく、指紋認証パッドとの連携で15タイプの施解錠が行える。マグネットセンサーによるオートロック機能を搭載。

※同社ハブ製品と併用する必要がある
↑誤ったパスワードや指紋が5回使用されると、キーパッドが音とライトで警告を発し、アプリがプッシュ通知を発信して5分間ロックする。

 

手軽に購入・設置ができ、防犯の第一歩としても最適

パナソニック
開閉センサー 「KX-HJS100-W」
実売価格:3880円

窓が開くと、開閉センサー本体から報知音が鳴り近くにいる人に知らせる。ドアホンや電話機と連動して報知音を鳴らせば、侵入者をいち早くキャッチ。たとえば1階の窓から侵入されても、ドアホンや子機が2階にあれば、2階でも侵入に気づくことができる(使用にあたり同社製の開閉センサー対応電話機・ファクス・ドアホンへの接続が必要)。

↑警戒モードに設定し、窓が開くと「ヒュンヒュンヒュン」と報知音が鳴動。いち早く侵入者に気づけるので、即座の通報が可能だ。

 

360度撮影可能だから、あらゆる侵入場所を監視できる

アンカー・ジャパン
Eufy SoloCam「S340」
実売価格2万4990円

ソーラーパネル搭載で、充電や配線の手間のない屋外セキュリティカメラ。水平方向に360度、垂直方向に70度撮影できるので死角がなく、玄関や駐車場の防犯に最適だ。カメラ位置を4か所まで設定可能で、細かい操作なしに視点を移動可能。

↑カラーナイトビジョン機能を搭載。夜間でもカラーで鮮明な映像を残すことができるので、不審者が特定しやすく防犯性が向上する。

【POINT3】偽装する
危険な思いをせずに犯罪を防御できる!

夜間に家の電気が消えていると、留守や就寝中と判断され侵入強盗や空き巣に狙われやすい。一定の時間に自動的に点灯、あるいは外出先からスマホで点灯できるタイプの照明器具で在宅を装うのも賢い手段だ。

 

帰宅時間が夜遅くなるときや、長期不在にする際に家を守る

パナソニック
パルック LEDシーリングライト ライフコンディショニングシリーズ
スピーカー搭載・パネルタイプ「HH-XCH0809A
実売価格:8万190円(8畳)〜

スピーカーを搭載したWi-Fi対応モデル。リモコンのるすばんタイマーを使えば、時間になると自動で点灯して不在に気づかれにくく、またスマホで外出先から照明を点灯/消灯できるので、長期不在の際などの空き巣対策としても役立つ。生活リズムに合わせて光と音で1日をサポートするアプリも秀逸。

↑出張などで長期間家を空けるときなどは、あかりで防犯できる。外出先からの操作や設定した時刻に点灯・消灯させれば在宅を装える。

 

↑リモコンの「るすばん」ボタンを押して設定時刻になると、あかりのスイッチが自動的にオン/オフする。点灯・消灯時刻を「設定通り」「15分前」「30分前」とあえてランダムに変えることでより“留守偽装”の工夫も。

 

「るすばんモード」を搭載したハイコスパなビックカメラPB製品

ORIGINAL BASIC
LEDシーリングライト OBB-CLシリーズ
実売価格:7980円(6畳調光調色モデル)〜

リモコンの「るすばん」ボタンひと押しで家に人がいるような動作を自動で再現可能なLEDシーリングライト。モードの開始時間はボタンを押す回数により、「12時間後に点灯」「6時間後に点灯」「いますぐ点灯」の3段階設定に加え、長押しで解除もできる。

↑明るさを10段階で変更可能な調光機能、電球色から昼光色までライトの色を11段階で調節可能な調色機能(※)を搭載する。※調光調色モデルのみ。

 

“防犯のプロにまかせる”という手もアリ! 設置したセンサーが365日監視

セコムが1981年、家庭向けに始めた「ホームセキュリティ」。侵入者や火災の感知、非常ボタンの通報といった“もしもの事態”に、緊急対処員が速やかに駆けつけて対処してくれる。月額料金はかかるが頼もしいサービスだ。

 

セコム ホームセキュリティ

【料金(戸建てプラン/機器レンタルの場合)】月額:7920円 初期費用:工事料6万3800円 保証金2万円(非課税・契約満了時返却 料金は一例)

その他の編集部オススメ 防犯グッズ

宅配ボックスのない一戸建て住宅の防犯にオススメ

セシール
アルミベンチ型宅配ボックス「 XW-944」
実売価格:3万2780円

W50×H40×D30cm/60kgの荷物が受取り可能なアルミ製宅配ボックス。宅配業者と顔を合わせることなく、こちらの素性を知られずにすむので防犯に役立つ。解錠時は青色、施錠時は赤色に変わり荷物の有無がひと目でわかる。

↑天面(座面部)の耐荷重は約100kgと、大人が座っても大丈夫な設計。玄関先に設置すれば、ちょっとした休憩スペースとしても活躍する。

 

防犯だけでなく防草効果もあり、ガーデニングにも役立つ

アイリスオーヤマ
防犯防草  60L砂利 ホワイト
直販価格:3280円(※価格は2月10日時点)

↑侵入されたくない所へ厚さ約5cm程度に敷き詰めて使用(1平方メートルあたり約40L目安)。踏むと石が擦れ合って大きな音が出る。

 

リサイクルガラスを高温で溶解し、発泡させた軽石状の環境にやさしい砂利。庭や通路に敷くと、歩く際に石同士が擦れ合って「ジャリジャリ」という大きな音がして、侵入者を威嚇できる。雑草の種が土に触れにくくなるため、防草の効果も。

 

部屋の中が見えにくいから不在時も気づかれにくい

ニトリ
遮像・採光レースカーテン(Nナチュレシャイン100X176X2)
実売価格3490円(※)

「遮熱採光糸」を使い、採光・UVカット・遮熱・遮像を実現するレースカーテン。同社<見えにくさレベル>で最高レベルを誇り、昼も夜も外から見えにくいため、プライバシーを守るとともに、不在時も安心だ。家庭用洗濯機で洗濯可能。

※一部離島では別途手数料がかかる
↑ニトリ基準の<見えにくさレベル>で、昼は「レベル5」夜は「レベル4」をマーク。遮像ながら光を通すので明るさも確保できる。

 

熟練のプロが施工する「防犯」に特化したフィルム

セコム
SECOMあんしんフィルム(防犯フィルム)
価格:6万2700円〜(標準施工費含む)

窓ガラスに貼るだけで手軽に防犯ができるフィルム。「ガラス破り」にかかる時間を長引かせることで犯行を諦めさせ、空き巣や強盗などによる侵入窃盗被害を防止できる。プロによる施行なので、ムラなく仕上がりもキレイ。

↑セコムの防犯フィルムは、0.36mmと厚みのある8層構造。「こじ破り」「焼き破り」「打ち破り」などの侵入手口の防犯試験に合格している。

 

※「GetNavi」2025月4月号に掲載された記事を再編集したものです

24時間お家を守る! 手軽に防犯力アップ、カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235」

ティーピーリンクジャパンは、カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235」を、オンライン限定で1月24日に販売開始します。

IP66準拠の防水・防塵性能で雨や風にも強い「Tapo D235」

 

記事のポイント

在宅中であっても、怖いトラブルに見舞われる可能性があります。「Tapo D235」は充電や配線を気にする必要がなく、設置も簡単なので、スマートセキュリティの第一歩として導入しやすそうです。

 

「Tapo D235」は、2K 500万画素の高解像度カメラ、180°の超広角レンズを搭載。訪問者の顔から手元、玄関前の状況まで、細部に渡って鮮明に映し出すといいます。

 

フルカラーナイトビジョンとスポットライトの組み合わせにより、暗闇でもクリアな映像を提供。電源方式は、10000mAh充電式バッテリーと8-24Vケーブル配線に対応しており(※)、利用環境や設定に応じて電源方式を選べます。

 

付属の角度調整パーツで設置場所に最適なアングルへ調整できるほか、AI技術によるスマート検知機能で、人物・ペット・車両・荷物を正確に識別するとのこと。

 

また、指定したアクティビティゾーン内の動きだけを通知する設定もできます。ドアホンが不正に取り外されそうな場合には、盗難防止アラームが警告音を鳴らします。

 

双方向通話機能で訪問者とリアルタイムに会話ができるだけでなく、録音済みの音声メッセージで応答することも可能です。

 

24時間連続録画が可能。訪問者や玄関周りの変化を、いつでも逃さず記録してくれます

 

※海外向け機能です。日本とは電圧が合わないため、絶対に家庭用のAC100V電源を接続しないでください。

 

ティーピーリンクジャパン
カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D235
想定販売価格:1万8800円(税込)

侵入・窃盗対策は“スマホ連携”で安心感が違う! 2024年「防犯家電」ベスト5

近年、「闇バイト」による強盗・窃盗事件が増加し、住宅の防犯対策がますます重要になってきました。そこで今回は、スマートフォンアプリやWi-Fiと連携することで不審者の侵入や窃盗を未然に防ぎ、不安を軽減してくれるスマート家電を紹介。スマート家電に詳しいIT・家電ジャーナリスト安蔵靖志さんを招き、2024年に注目したオススメの防犯スマート家電5つを紹介してもらいます!

私が解説します!
IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志

家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。

 

1.「設置しやすさが魅力。窓から侵入しやすい低層階の住宅にオススメです」

 

アンカー

Eufy SoloCam S340 

実売価格2万4990円(税込)

屋外用ソーラーパネル付きセキュリティカメラ。AIによるモーショントラッキング機能を搭載しており、人やペットの動きを検知すると水平方向に360°、垂直方向に70°回転し、対象に追従して広範囲を撮影できます。高画質な3Kかつ135°の広角カメラと、8倍ズームに対応した2K望遠カメラのデュアルカメラを搭載し、車のナンバープレートや人の顔などを見逃すことなく確認できます。

【安蔵さんのオススメポイント】

設置することで、誰がいつ来たのかがわかるため安心感は大きいです。ソーラーパネル搭載で配線も充電も不要なため、設置のしやすさも魅力。一戸建てのほか、1~2階の低層階マンションなど、玄関や窓から侵入しやすい住宅にオススメです。

↑Eufy SoloCam S340の機能。夜間でもカラーで鮮明に撮影できます

2.「自動で無締りを防止。もう『カギかけたっけ……?』と不安になることはありません」

SwitchBot

SwitchBot ロック Pro

実売価格1万7980円(税込)発売は2023年11月。指紋認証パッド(写真右)は別売

玄関ドアのサムターンに後付けできるスマートロックです。無段階可変構造のアタッチメントを採用し、どんな鍵にもしっかりフィット。サムターン部分はワンタッチで鍵を開け閉めできる「クイックキー」設計で、出かけるときはボタンを押してドアを開け、ドアを閉めれば自動でオートロックされます。開錠はスマホやApple Watch、スマートスピーカーなどを使って行うほか、NFCタグやリモートボタンなどを用いた施解錠も可能。別売の指紋認証パッド(税込1万980円)と組み合わせれば、指紋での解錠やパスワード入力による解錠も可能です。

【安蔵さんのオススメポイント】

住宅侵入窃盗の約半数が「無締り(非施錠)」で起きているので、オートロック設定にしておけば無締りを防ぐことができて安心。外出後に「カギかけたっけ……?」と不安になることもありません。別売の「SwitchBot 指紋認証パッド」を導入すれば、登録した指紋で開錠できるため(指紋は複数登録可能)、キーレスで外出できるうえ、家族全員で使えるのも便利です。

↑「SwitchBot 指紋認証パッド」と組み合わせると指紋での開錠が可能に

 

3.「外出先から訪問者を確認できるので安心。すでにドアホンがある方も切り替える価値あり」

TP-Link

Tapo D210

実売価格9900円(税込)

300万画素の2K解像度カメラを搭載したスマートドアホンキット。スマートAI検知機能により、人物、車両、ペット、荷物を検知し、リアルタイムでアプリに通知。双方向オーディオにより訪問者とリアルタイムで会話が可能です。フルカラーナイトビジョン機能を搭載で夜間でも鮮明な映像が確認でき、IP65相当の防水・防じん設計で屋外設置も安心。バッテリーは最長6か月間使用でき、配線不要な点も特徴です。

【安蔵さんのオススメポイント】

Wi-Fiを介してアプリで操作できるため、配線不要でスマホ対応のドアホンとして使えます。在宅時に訪問者をチェックできるうえ、外出先から訪問者を確認でき、訪問者とコミュニケーションを取ることもできるので安心。戸建て・マンションを問わず、ドアホンの機能に不安を抱えている方は、こちらをメインとして切り替えてみてはいかがでしょうか。

↑そのほかの機能。外出先から定型文を再生できるほか、双方向通話が可能。チャイムも付属しています

 

4.「忘れっぽい人には必須のアイテム。失くした物を探す大きな手掛かりになります」

Life360

Tile Mate (2024)

実売価格3980円(税込)

探し物を「音」で見つけるスマートトラッカー。スマートフォンとBluetoothで接続し、鍵、財布、パスケース、自転車など、Tileをつけた物の場所を「音」を鳴らしてお知らせします 。最後に検知した場所をアプリが記録してくれる機能も便利。ボタンを押すと家族や友人グループに向けてSOSを通知する機能も搭載しています。Tileのその他のラインナップとして、接続距離が長いプレミアムモデル「Pro」(税込5780円)、カードサイズの「Slim」(同5180円)、裏面シール付き最小モデルの「Sticker」(同3200円)などを用意。

【安蔵さんのオススメポイント】

忘れっぽい人、物を失くすことが多い人には必須のアイテム。Bluetoothで最後に接続した場所・時間がわかるので、失くした物を探すときの大きな手掛かりになります。音を鳴らすことで探す手間が省けますし、置き忘れや置き引きにも素早く気づくことができますね。ラインナップにはカードタイプやより小型のものもあるので、用途に応じて使い分けてみてください。

↑Tileラインナップの使用例。小型タイプはリモコンや自転車などに張りつけてもOK

 

5.「ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。見守りにも使えて安心です」

ラトックシステム

smalia 開閉センサー RS-BTDS1

実売価格4980円(税込)

smalia スマートリモコン RS-WBRCH1」(税込7980円)と組み合わせて使うことで、ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。「防犯対策として9時~17時の間に窓が開くとスマホに通知」「18時~21時の間にドアを開けると照明をON」など、時間帯で個別に設定することも可能です。また、「クローゼットのドアを開けると自動で照明をON」など、ドアの開閉をトリガーとした操作もできます。

【安蔵さんのオススメポイント】

玄関ドアや窓の開閉状態をスマホでチェックできるので、侵入者対策にぴったり。一戸建てで窓が多く、カギの閉め忘れが気になる家庭にオススメ。ドアの開閉をチェックすることで家族の帰宅をゆるく見守れるほか、離れて暮らす家族の見守りにも使えて安心です。

↑smalia スマートリモコンとの連携により、ドアの開閉をスマホに通知。このほか、「ドアを開けたら特定の家電をオンにする」といった操作も可能です

 

2025年にはハブが不要なデバイスが出てきてほしい

まだまだ一般家庭に浸透しているとは言えないものの、新築マンションなどでスマートロックの導入事例が増えており、月額料金なしで使えるスマートドアホンも増えてきました。防犯対策においてはスマートデバイス普及への下地ができあがりつつあると思います。

 

個人的には、今後、スマートハブ(家庭内のスマートデバイスをまとめて制御する機器)が不要な機器がもっと出てきてほしいですね。たしかに家全体をスマート化するにはハブは必要ですが、「スマートロックのみ」「ドア・窓センサーのみ」など、一つだけ導入したいとき、ハブが不要だと導入のハードルがグッと下がります。スマートデバイス初心者に興味を持ってもらうためにも、メーカーの努力に期待したいところです。

 

最新規格「Wi-Fi 7」対応で壁掛けもできる! デュアルバンドルーター「Archer BE7200」

ティーピーリンクジャパンは、デュアルバンドWi-Fi 7ルーター「Archer BE7200」を、10月24日から国内販売します。

 

記事のポイント

高速なWi-Fi 7に対応する無線LANルーター。ルーターとデバイスをWi-Fi 7で接続するにはPCやスマホ側の対応が必要になりますが、これまで以上に高速かつ安定した通信が可能です。アンテナが内蔵型で比較的小型なので、設置方法も柔軟に選びやすいのがポイント。

 

無線LANの最新規格である「Wi-Fi 7」に対応する最新モデル。3LDK程度までの家庭利用を想定しており、デュアルバンド構成で、最大7.2Gbpsの速度を実現可能です。本体には1Gbpsの有線LANポート×3に加え、より高速な10Gbpsおよび2.5Gbps対応の有線LANポートをそれぞれ備えており、安定した有線接続も利用できます。最大通信速度は5GHz通信時で5764Mbps、2.4GHz通信時で1376Mbps。

↑設置方法も柔軟に選択可能

 

複数帯域の電波を同時に利用する「MLO (Multi-Link Operation) 機能に対応。通信効率を高め、安定性の高いデータリンクを確立します。また、「TP-Link HomeShield」により、ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化といったセキュリティ機能も利用可能です。

 

本体サイズは約200×176×59mmで、縦置きや横置きに加え、壁掛けなどスペースに合わせた設置方法を選択できます。購入から3年間の製品保証が付属。

 

ティーピーリンクジャパン
Archer BE7200
市場想定価格:2万2880円~

Wi-Fi 7対応、インテリアに溶け込むデュアルバンドメッシュルーター。TP-Link「Deco BE25」

ティーピーリンクジャパンは、デュアルバンドメッシュWi-Fi 7ルーター「Deco BE25」を、10月24日から国内販売します。

 

記事のポイント

無線LAN通信の最新規格であるWi-Fi 7に対応するルーターも増えてきました。同じくWi-Fi 7に対応するPCやスマホがあれば、より高速な通信が可能です。複数台で電波を中継してシステムを組むことが前提のメッシュルーターなので、複数階建ての一軒家や事務所などでネットワークを快適に利用しやすくなります。

 

複数のルーターを組み合わせ、メッシュネットワークを構築する「Deco」シリーズの最新モデル。自宅など設置場所の規模にあわせた台数を導入することでシームレスAIメッシュを構築し、移動しても常に快適なWi-Fi接続を維持できます。1台のみでの販売に加え、2台のセットでも販売し、価格はそれぞれ1万7380円(1-pack)、3万1680円(2-pack)。

↑Wi-Fi 7に対応したメッシュシステムを構築可能。面積の広い一軒家などでも快適な無線ネットワーク環境を構築できます

 

あらたにWi-Fi 7通信に対応し、デュアルバンド構成で最大3.6Gbpsの速度を実現可能。本体には2.5Gbps対応の有線LANポートを2つ備えており、有線接続も利用できます。最大通信速度は5GHz通信時で2882Mbps、2.4GHz通信時で688Mbps。同時接続可能台数は150台以上としています。

 

複数帯域の電波を同時に利用する「MLO (Multi-Link Operation) 機能に対応。通信効率を高め、安定性の高いデータリンクを確立します。また、「TP-Link HomeShield」により、ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化といったセキュリティ機能も利用可能です。

 

本体サイズは約150×150×62mm。購入から3年間の製品保証が付属します。

 

ティーピーリンクジャパン
Deco BE25
市場想定価格:1万7380円(1-pack)~

TP-Linkの力作新作3選! 注目はプロeスポーツ選手驚きの「タイムラグ・ゼロ無線LANルーター」

ゲームとスマートホーム。両者の共通点って何だと思いますか? 答えは「インターネット環境」。どちらもインターネットなくしては語れないものとなっています。

 

そんなインターネット環境において、欠かせない存在なのがティーピーリンクジャパン(TP-Link)。同社は無線LAN製品の開発、製造、販売で世界ナンバーワンのシェアを誇るメーカーです。そんな同社から、ゲーマー向けの無線LANルーターとIoT製品という、まったくコンセプトの異なる製品群が発表されました。さっそくどんな製品なのかをご紹介したいと思います。

 

無線LANルーター「Archer C5400X」はゲーマー必見

ゲーミング無線LANルーター「Archer C5400X」は、トライバンド接続に対応したモデルです。「トライバンド」とは、「3つの帯域」のことで、2つの5GHz帯(各2167Mbps)と2.4GHz帯(1000Mbps)の計3つのWi-Fiバンドが利用できます。

 

20180205_tplink002↑IEEE 802.11ac/n/a/g/bとトライバンドに対応する同社の最上位モデル。スマホとBluetoothで接続し、専用アプリ「Tether」による設定が行える

 

これまでの一般的なWi-Fiルーターは2つのバンドしかなかったので、混雑するとどうしても通信速度が低下してしまいました。それを解消できるのがトライバンドのいいところ。たとえば、1つのバンドをゲーム専用にし、残った2つのバンドを他の用途で使うことで、通信速度を落とさずに効率良くインターネット回線が使えるようになります。

 

↑背面にはギガビット対応の有線LANポートを8基装備。回線が安定しているので、ゲーミングだけでなく、SOHOなどでの利用にもオススメ↑背面にはギガビット対応の有線LANポートを8基装備。回線が安定しているので、ゲーミングだけでなく、SOHOなどでの利用にもオススメ

 

また、プロセッサとしてクアッドコアプロセッサと3基のコプロセッサを搭載。大きな負荷がかかる機能をバックグラウンドで動かしていても、オンラインゲームのプレイ中にラグが生まれにくいのが魅力です。

 

ほかにも、「レンジブースト」機能で端末の送受信感度を高くし、ビームフォーミング機能でルーターの送信能力を高めているのだとか。これによりWi-Fiの対象範囲が広くなり、無線LANルーターの近くに置かれたパソコンやゲーム機器だけでなく、家のさまざまな場所でスマホゲームをプレイする人でも安心して使えるようになっています。

 

20180205_tplink004↑本体には、大型の外部アンテナ8本を搭載。一般的な無線LANルーターはアンテナをネジで固定することが多いが、Archer C5400Xでは差し込み式になっている

 

古いデバイスが混在した場合にも通信のバランスを保ってパフォーマンスの低下を防止できる「エアタイム フェアネス」機能も備えています。ファイルサーバー機能、16GBの内蔵ストレージ、さらには外付けストレージを増設できるUSB 3.0ポート×2の搭載など、盛りだくさんな無線LANルーターとなっています。

 

 

プロのゲーマーも大満足のデザインと安定感

同社の無線LANルーターは、著名なデザイナーの起用や北欧風の仕上げなど、機能だけでなくデザインにもこだわっているのが特徴です。発表会に登壇したプロeスポーツチームのDustelBox選手、tatuki217選手も、ゲーム製品らしいデザインや赤と黒のカラーリングがお気に入りのよう。

 

20180205_tplink005↑左からDustelBox選手、ティーピーリンクジャパン支社長の李 超毀氏、プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」CEOの梅崎 伸幸氏、tatuki217選手

 

使い勝手についてDustelBox選手は、「普段はPCでゲームをプレイするのでWi-Fiを使うことはないのですが、Archer C5400Xは有線LANを使うときと遜色ないスピードだった」と驚かれていました。tatuki217選手は「スマホゲームをするので普段からWi-Fiを使っているのですが、普通のWi-Fiだとタイムラグが生じて、その一瞬の差で負けてしまうこともある」とスマホゲームの厳しさを語り、Archer C5400Xはラグが生じないと感じたそうです。

 

Archer C5400Xの想定実売価格は5万円前後で、発売時期は4月上旬予定。PCやスマホでゲームをする人にとっては、要注目の無線LANルーターとなりそうです。

 

 

手持ちの家電をスマート家電化できるWi-Fiプラグ「HS105」

TP-Linkとしては初となるIoT製品が、Wi-Fiプラグの「HS105」です。HS105は、スマホアプリ「Kasa」で、プラグに接続した出力14Aまでの家電のオン/オフ切り替えや、タイマー設定ができるスマートプラグです。

20180205_tplink006↑HS105は、66×40×42mm、重さ85gとコンパクト。対応スマホのOSはAndroid 4.1、iOS 9.0以上となっている

 

このスマートプラグのいいところは、フィリップスの「Hue」など多くのIoT製品で必要となるコントロールハブなどの追加機材がいらないところです。また、コンセント口を塞がないコンパクトなサイズ感も特徴です。

 

20180205_tplink007

 

最近話題の「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」に対応しており、これらを搭載したスマートスピーカーによる音声操作も行えます。各スマートプラグに名前を設定できたり、たとえば「寝室」や「リビング」といったように、複数のスマートデバイスを1つのグループとしてまとめて操作できたりもするなど、既存のIoT製品と同じような使い方ができます。

 

20180205_tplink008↑スマートプラグに接続した家電の操作を音声で行えるのが最大の魅力

 

「お出かけモード」を使用すれば、HS105につながっている家電のオン/オフを無作為に切り替えられ、旅行や出張で長期間自宅を不在にする際も、常に自宅に誰かがいるように見せることも可能。Kasaアプリで消費電力をリアルタイムで確認できる機能もあります。

 

HS105の想定実売価格は4500円前後、発売時期は3月下旬予定。初期投資のコストを抑えながら自宅を手軽にスマートホーム化できるので、「スマートホームってなんぞや?」と思っている人にとってのいいきっかけになりそうです。

 

また、今回の発表会では、Wi-Fiに直接接続可能なスマート電球「LB110」「LB130」もお披露目されました。

20180205_tplink009↑左がLB110、右がLB130。いずれも口金はE26で、消費電力は11Wとなっている

 

20180205_tplink010↑多くのスマート電球と同様、LB110には調光機能を搭載。日の出や日没に合わせて光の強さを調整できる

 

20180205_tplink011↑LB130は、明るさだけでなく光の色合いを1600万色のなかから設定可能。用途や気分に合わせて細かく調整できるのがスマート電球の醍醐味だ

 

HS105と同様、Kasaアプリからの操作が行え、スマートスピーカーによる音声コントロールにも対応しています。実売価格は未定、発売時期は2018年夏頃を予定。こちらも発売が待ち遠しいですね。

 

同社の開発力をふんだんに盛り込んだ最強ルーターと同時に、初のIoT製品まで投入するなんて驚きましたが、トライバンドも備えているしArcher C5400Xこそスマートホーム化の母艦としてピッタリなのかもしれません。ゲーミングとIoTという一見別ジャンルに見える今回の新製品群は、全部揃った時にとても快適な生活をみせてくれるかも。