The Wall Street Journalによれば、WWDC 2023ではAR/VRヘッドセット向けのソフトウェア開発に関連したセッションが多く行われるとのこと。一方で製造の遅れにより、製品の量産は9月までは開始されないようです。またヘッドセットには外向きのカメラが搭載され、内部スクリーンにオーバーレイ表示する「Mixed Reality」と呼ばれる機能も利用できます。
そしてThe New York Times(ニューヨーク・タイムズ)によれば、Appleの一部の社員はAR/VRヘッドセットの有用性や価格について、懸念を表明しているとも報じています。さらに、実用的なiPodやiPhoneとは異なり「問題点を洗い出すためにリリースされるのではないか」という疑問の声もあがっているそうなのです。
Digital Crown(デジタルクラウン)を利用してAR/VRを切り替え、ARモードではユーザーは現実世界に囲まれたような体験ができます。バッテリーは加熱を防ぐためにポケットに入れて利用し、ヘッドセット本体とはケーブルで接続することになります。さらにヘッドセットの加熱を防ぐため、冷却ファンも搭載される予定です。バッテリー1個では約2時間の利用が可能で、バッテリーのサイズは「iPhone 14 Pro Max」を2台重ねたくらいのサイズ、ともしています。
ヘッドセットの重量は、ホットスワップ可能なバッテリーを含めて625g。満充電状態で2時間の利用が可能で、USB-C経由で30Wの急速充電に対応しています。ヘッドセットの右側面に充電ケーブルが収納されているので、ケーブルを持ち運ばなくていいのも特徴です。また、スピーカーには指向性があります。搭載レンズは視力に合わせた調整ダイヤルが搭載されており、メガネなしでの利用が可能。アドオンアクセサリーの「Face and Eye Tracker」も、今年後半に登場します。
今年は数多くの折りたたみスマートフォンが各社から登場しました。折りたたみスマホのカテゴリーを牽引するサムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」だけでなく、モトローラやシャオミ、OPPOからも新モデルがデビュー。どの製品もスペックが向上しただけでなく、ヒンジ構造やディスプレイ素材を進化させることで、折り目が目立たなくなるなど使い勝手が向上しています。
たとえば広島市の平和記念公園をVRで巡る「広島 PEACE PARK TOUR VR」では、被爆経験を語る証言者の高齢化による歴史の伝承という課題解決に挑みました。ただし、VRがもたらす臨場感はそれを体験する人によっては刺激が強すぎる場合があるため、開発に際しては被爆者の方の証言や過去の写真などの史実をベースに再現しつつも、2つの異なるバージョンを用意したそうです。
↑「広島 PEACE PARK TOUR VR」では、被爆当時の状況や復興に向けて立ち上がる広島市民の想いを体験できる
今後PICOでリリースを予定しているタイトルは、日本発のVR魔法アクションRPG「RUINSMAGUS~ルインズメイガス~」。同作は、様々な魔法と盾アクションを駆使し、遺跡に秘められた世界の真相とその謎の解明を目指す、VR×魔法×本格派アクションRPGが、PICOストアにまもなく登場します。VRアクションアドベンチャーゲーム「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」も、今秋リリース予定。同作は、気の力と蒸気機関が融合した和風伝奇スチームパンクという独自の世界観で、フィールドに仕掛けられた謎解きや、巨大生物「カミ」との大迫力のバトルなど、プレイヤーと巫女「ハル」の、2人の冒険を描く、VRアクションアドベンチャーです。
Meta Quest 2はゲーム機として使えるが、ほかのゲーム機と違う点として、「システムソフトウェアが恐ろしい勢いで進化している」ということが挙げられる。現在のソフトウェアを使うと、机とその上に置かれたキーボードを認識し、複数のWeb画面を開いて「HMDを被ったまま」仕事をすることや、スマホの通知を把握したり、メッセンジャーで他人と会話したりすることも可能になっている。
Metaは17日(米現地時間)、Metaの研究開発部門についての情報公開イベント「Inside the Lab」をメディア向けに開催しました。その場で、数々のVRヘッドセット試作機を公開するとともに、マーク・ザッカーバーグCEO自らが最終的な目標は「視覚的チューリングテスト」、つまり仮想現実が現実世界と見分けが付かなくなることだと述べています。
(1/2) It still takes some time before Apple AR/MR headset enters mass production, so I don't think Apple will release AR/MR headset and rumored realityOS at WWDC this year. Apple's competitors worldwide can't wait to see the hardware spec and OS design for Apple's AR/MR headset.
(1/5) My latest supply chain check suggests that the assembler and several component providers of PS VR2 will start mass production with about 1.5M units shipments in 2H22. Sony may launch it in 1Q23, depending on the development schedule of PS VR2 game titles. pic.twitter.com/NIqFgg4Kjl
ソニーは6月3日午前7時から動画配信番組「State of Play」を放送し、その中で、PS VR2向けに開発中のタイトルも少しだけ紹介すると予告しています。そこでユーザーの期待が高まるほど、PS VR2本体の発売日が明かされないことや、プレイの前提となるPS5が手に入りにくいことへの不満が寄せられるのかもしれません。
最初の店舗は1550平方フィート(約144平方メートル)という控えめなものですが、米The New York Timesは昨年秋、Meta社が世界中にリアル店舗を開くことを検討していると報じていました。同社のメタバース部門は2021年に100億ドルの損失を出していましたが、粘り強い努力を期待したいところです。
角川文化振興財団は、角川武蔵野ミュージアムにて開催中の企画展「浮世絵劇場 from Paris」をオンライン視聴できる番組を、2022年1月20日までの期間限定で配信しています
同企画展は、角川武蔵野ミュージアムのオープン1周年を記念し開催。「SPIRIT of JAPAN」は、フランス・パリを拠点とするアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が手掛け、浮世絵をモチーフにしたプロジェクションマッピングで、1100平方メートルを超える大空間に12幕の異なる映像シーンが音楽とともに映し出されます。扇が時を刻み、提灯が宙を舞い、桜の花びらが風に揺れ、荒波がリズムにあわせて頭上を駆け巡り、浮世絵を全身で体感できる、360度体験型コンテンツです。
オンライン配信番組「浮世絵劇場 from Paris ライブ配信ツアー」は、原田鮎歌さんをナビゲーターに迎え、会場からライブ配信を行います。ナビゲーターの映像解説により、初めて見る人だけでなく、実際に会場で見た人も、より深掘りして楽しむことができます。※番組によってナビゲーターが変更となる場合があります。
1972年東京都生まれ。東京大学総長補佐・大学院情報理工学系研究科教授。専門はインタラクティブ技術、複合現実感、ロボット工学、リアルメディア。漫画『攻殻機動隊』に登場する技術「熱光学迷彩」をモチーフとした、再帰性反射を利用した光学迷彩を実際に開発した研究者として世界的に有名。米国『TIME』誌 Coolest Inventions of the yearに選定。著書に『スーパーヒューマン誕生!』がある。