Xbox Series X、Xbox Oneのゲームディスクがネット接続なしにプレイ可能に!

これまでXbox Series XでXbox Oneのゲームディスクを遊ぶときは、オンラインに接続してDRM(デジタル著作権管理)サーバーで認証を受ける必要がありました。これが不要となり、オフラインでもXbox Oneのディスクがプレイ可能になったと報じられています。

↑Shutterstockより

 

Xbox Series Xが発売されて以来、Xbox Oneのディスクを直接セットしたり、ハードディスクにインストールした場合でも、ネットに接続する必要があることは不評でした。マイクロソフトのDRMサーバーが落ちているときは遊べず、また将来的にDRMサーバーが閉鎖された場合は過去のゲームがまったくプレイできなくなる恐れがあるからです。

 

なお、Series Sはそもそもディスクドライブがないため、この問題は技術的にあり得ません。

 

それが9月6日にリリースされた更新により、オンラインでのチェックが不要となりました。

 

XboxエンジニアリングリードのEden Marie氏がユーザーからの指摘に応え、事実だと認めています。なお「一部のゲームでは、最高の体験を保証するために、インストール後にオンラインで更新する必要がある場合があります」とのことです。

 

いまなおXbox Series Xの初期設定にはオンライン接続が必要であり、後方互換性のあるXboxおよびXbox 360のゲームも、ディスクを挿入した後にダウンロードを行うため、インターネット接続なしには遊べません。とはいえ、今回のアップデートにより、ネット環境が不安定だったり、マイクロソフトのサーバーが停止しているときも、ほとんどのXboxゲームはプレイできそうです。

 

Source:Gamesradar

任天堂とマイクロソフト、どちらも「(今のところ)PlayStation 5のように値上げしない」と約束!

先週ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5の値上げを発表しました。この動きを受けて海外メディアがマイクロソフト(以下、MS)や任天堂に問い合わせたところ、どちらも(今のところ)値上げの予定はないと回答しています。

↑Nintendo SwitchやXboxの値上げは今後あるのでしょうか?

 

まずXboxについて。海外メディアWindows Centralに対して、MSはXbox Series X|Sの価格を引き上げる予定はないと確認し、米ドル、英ポンド、ユーロなど各種通貨での希望小売価格を据え置くことを表明しています。

 

これら通貨の中に、円が含まれていないのが少し気がかりなところです。もっとも、ソニーは米国価格はそのままの一方で、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカやカナダなどで一斉に値上げする予定であり、その理由として「好ましくない為替の動向」を挙げていました。

 

つまり遠回しに「米ドル高のせい」と仄めかしていたことから、ドルに対して円だけでなくほかの通貨も安くなっているなか、日本だけ値上げする可能性は低いと思われます。

 

とはいえ、MSは「ファンの皆様に素晴らしいゲームの選択肢を提供するため、常にビジネスを評価しています」とも付け加えています。「しばらくは」値上げしない、程度に受け取っておく方がよさそうです。

 

かたやNintendo Switchについては、海外ゲームメディアEurogamerが任天堂に問い合わせています。これに対しては「6月の第82期定時株主総会で、古川社長が述べたとおりだ」として、今のところ価格は据え置きですとの回答です。

 

ちなみに古川社長の発言は「価格戦略についてお話できることはありませんが、現時点で各国におけるインフレや調達コストの増加を受けて、当社ハードウェアの価格を変更する予定はございません」といったものでした

 

世界的な不況やインフレで人々が経済的に苦しむなかで、ソニーがPS5を値上げすることは広く批判を集めています。しかし、業界アナリストのピアーズ・ハーディング=ロールス氏いわく、この動きがどれほど不評でも、潜在的な(PS5の)需要やソニーの収益が落ち込むことはないとのこと。

 

PS5人気に自信があるからこそ、ソニーも強気に出ているのかもしれません。値上げとなる15日まではまだ2週間以上ありますが、お店にほとんど在庫がない日本では「今のうちに買っておくといいかも」は禁句といえそうです。

Source:Windows Central
via:Tom’s Guide

Xbox Series X|S、起動時間がさらに短縮! Xbox Oneも起動が爆速に

マイクロソフトのゲーム専用機Xbox Series X|Sは、最近PlayStation 5の品薄が解消されないこともあり、日本でもじわじわと存在感を高めつつあります。そんななか、これらの電源を入れてから使えるまでの起動時間がさらに短くなるかもしれないと明らかになりました。

↑Shutterstockより

 

開発中の新機能がいち早く試せるXbox Insider Programの最新ビルドでは、Xbox Series X / Sで省電力モードからの起動時間が約5秒も短くなったことが確認されました。起動アニメーションを短いものに挿し替えることで、起動シーケンスを高速化できたそうです。

 

これはXbox Insiderに参加しているユーザーが最近、起動時間が早くなっているのに気づいたことから発覚したものです。先週末にMSはそれが事実だと認め、Xbox統合マーケティング担当ディレクターのJosh Munsee氏は「オリジナルの起動アニメーション(~9秒)を新規の短い起動アニメーション(~4秒)に替えて、全体の起動時間の短縮に役立てた」と明かしています。

この変更はXbox Series X|Sだけではありません。XboxシニアプロダクトマネージャーであるJake Rosenberg氏は「Xbox One世代のゲーム機も、明らかに速く起動するようになりました」とコメントしています。

Xboxをお持ちの方は、クイック起動モードではなく、省電力モードに設定している場合だけ、起動時間の短縮を体験できることになります。省電力モードとはゲーム機をスタンバイ(作業状態をメモリに保存し、それ以外への電源供給を停止)ではなく、完全に電源を切ってしまうことです。つまり電気を節約して、家計にも地球にも優しい状態にしておけるわけです。

 

実際どれほどかといえば、Xbox Series X / Sの起動プロセスは約20秒から約15秒(電源ボタンを押してからアニメーションが表示されるまでの時間を含む)に短縮されます。Xbox Insider Programに公開された新機能は、遠からず一般ユーザー向けにも展開されるはずです。

 

今年初めには省電力モードでも自動でシステムやゲーム更新の自動ダウンロードが可能となっており、このモードはとても魅力的となっています。

 

ほかXbox Series X|Sは複数のゲームを切り替え、特にセーブしていなくとも直ぐに続きが遊べる「クイックレジューム」が非常に便利です。Xboxゲームパスもお手ごろ価格でMSの最新ゲームを遊ぶことができ、いっそうPS5の手強いライバルとなりそうです。

 

Source:Josh Munsee(Twitter)
via:The Verge

Xboxで「基本無料プレイ、ただし広告あり」登場? マイクロソフトが検討か

すでに家庭用ゲーム機向けタイトルでもF2P(Free to Play)、つまりダウンロードや基本プレイ料金は無料で、一部の機能を使うことやゲーム内アイテムを買うときに課金されるものが定着しつつあります。そんななか、マイクロソフトがXboxのF2Pゲームに広告を入れるための技術を開発しているとの噂が伝えられています。

 

米Business Insider(以下「BI」)の記事によると、マイクロソフトは広告主がF2Pゲームに広告を出せるようにすることを検討中とのこと。それにより広告を掲載できるタイトルを増やし、ゲーム開発者が広告スペースを販売できるよう考えている、との趣旨が伝えられています。広告には侵入型(ユーザー行動などを追跡するタイプ)や非侵入型(追跡しないもの)などいろいろとありますが、どの形になるかは不明だそうです。

 

この機能は、早ければ今年の第3四半期(10~12月)に実装されるかもしれないそうです。具体的にはレースゲームやオープンワールドゲーム(目に見える場所はどこにでも行ける、移動制限のないゲーム)などに看板として出現する可能性もあるとのことです。

 

BIが問い合わせたところ、マイクロソフト広報は「わが社は常にプレイヤーと開発者のために経験を改善する方法を模索していますが、これ以上言えることは何もありません」と答えたと伝えられています。

 

情報源の話で興味深いのは、マイクロソフトは広告収益から手数料を取るつもりはなく、それよりXboxの広告ネットワークを作り上げることに興味があるとされていることです。広告からの収入はゲーム開発者と、広告を掲載するアドテク企業(ネット広告の配信に関わる会社)で分け合うことにり、マイクロソフトの取り分はないというわけです。

 

ただし、マイクロソフトもゲーム内広告がプレイヤーにとって邪魔になる恐れは考えており、そのため一部のブランドだけがゲームプレイを妨げない形で広告を挿入できる「非公開マーケットプレイス」を用意するつもりだとも付け加えられています。

 

また個人データを吸い上げられることを心配する人達にも配慮し、Xbox上でのターゲティング広告をすぐに許可するつもりはなさそうです。

 

この仕組みが実現すればF2Pゲーム開発者は稼ぎを増やせそうですが、スマートフォン用ゲームでも「プレイの途中で広告」はあまり歓迎されてはいません。まして広告慣れしていない家庭用ゲームのプレイヤーがどう思うかは、興味深いところです。

Source:Business Insider
via:Wccftech