猫好き必見「ねこハラ」文具!学研ステイフルから、じゃれつく猫たちの付箋、ノート、メモなどが登場

飼い主のパソコンに乗る、ビデオ会議に乱入する、卓上の書類を落とす……。「ねこ」が飼い主の仕事や家事の邪魔をする「ハラスメント」、通称「ねこハラ」。

 

その「ねこハラ」をテーマにした思わずクスッとしてしまう文具シリーズが、日本出版販売のグループ会社・学研ステイフルから登場しました。2月13日発売です。

 

記事のポイント

「いつでもねこハラを受けたい!」「リアルなねこハラは困るけど、気分を味わいたい!」という人のニーズを満たしてくれそうな実用性のある文具です。イラストレーターは、「猫のマチカ」というオリジナルキャラクターを中心に、絵本のような温かいイラストを描く霜田有沙さん。どの猫も憎めない表情をしており、見ているだけで癒やされます。

ラインナップは、ダイカットステッカーや付箋、シール、ファイル、ノート、メモ、ブックマーカーなど。いつでも「ねこハラ」気分を味わえます。

↑防水+UV加工を施したダイカットステッカー

 

大小セットになったダイカット付箋は、ちょっとしたメモやメッセージに最適。猫のお茶目ないたずら姿に癒されたい人におすすめです。

 

常に「ねこハラ」を受けているような状態を再現できる特大シールもあります。厚みのあるウレタンシールで、ぷっくりとした触り心地も楽しめます。

2ポケット式のA4ファイルやB6ノートなど、実用的なアイテムも充実しています。

↑1枚目がダイカットになっている、2ポケット式のA4ファイル。猫が書類の上に寝転がったり、座ったり、今にもいたずらを仕掛けてきそうな表情を浮かべていたり……。

 

学研ステイフル
ねこハラ ダイカットステッカー:全6種類、385円
ねこハラ ダイカット付箋:全4種類、528円
ねこハラ 特大シール:全2種類、1078円
ねこハラ A4ポケットファイル:全4種類、660円
ねこハラ B6ノート:全3種類、550円
ねこハラ ダイカットメモ:全4種類、583円
ねこハラ ブックマーカー:全4種類、330円
ねこハラ ブックカバー:全2種類、1540円
※価格は全て税込

コクヨ「Sooofa(スーファ)」でメモは全部賄える!机上でも携行時も絶妙にハマる新サイズとソフトリングのなせる技とは?

以前、この連載で「高機能な小型ノート」として、コクヨ「Sooofa」のB6変形サイズを紹介した。ノートとしてはコンパクトで携帯性に優れ、かつワイドサイズだから紙面がほどよく広くつかえ、さらにソフトリングだからリングに手が乗っても痛くない。それ以外にも細かな工夫があちこちに盛り込まれており、使い勝手はかなり高め。筆者もお気に入りのミニノートとして、常にカバンの中に放り込んでいるほどである。 

 

その「Sooofa」に、この秋新たに新サイズ2種がラインナップされた。 より小ぶりなA6変形とA7変形ということで、“適度に紙面が広いミニノート”という従来の使い方にはちょっとコンパクト過ぎるが、しかしあらためて関わり方を変えてみると、想像していた以上に便利に使えるように感じたのだ。

 

変形判ということでやや特殊なサイズではあるが、だからこそ「こうやって使うと実用性高いぞ!」という辺りを提案してみたい。 

 

ソフトリングとサイズ感で輝く快適メモ 

コクヨお馴染みの樹脂製ソフトリングを採用した「Sooofa」といえば、もともとは2021年に発売されたA5変形/B6変形判のミニノートのシリーズ。 定型よりもそれぞれ1mmほどワイドサイズで、ミニノートにありがちな「もうちょっと書くスペースが欲しい」という欲求をうまく昇華したのが、最大のポイントと言える。 

 

で、そのワイド判という特徴は残しつつサイズをよりコンパクトにしたのが、今回の「SooofaA6変形/A7変形判というわけだ。  

コクヨ
ソフトリングノート<Sooofa(スーファ)> A7変形判
ソフトリングノート<Sooofa(スーファ)> A6変形判
400円/640円(税別)

 

区分としては、A6はソフトリングノート、A7はソフトリングメモということになっているが、使ってみた体感としては、A6サイズもノートというには少し面積が足りない感じ。どちらかというと大きめのメモとして考えた方が、扱いやすいのではないだろうか。

 

実際、A6変形という正方形に近い判型は、“卓上メモ”としてかなり輝くと思うのだ。 

 

↑普通の卓上メモより大きめ、小型ノートより小さめ、という絶妙のサイズ感。仕事のメモをがっつり取るのにちょうどいい

 

仕事で卓上メモを使う場合、ToDo管理をしたり、電話で受けた伝言を書き留めたり、というのが一般的だろう。筆者はそれに加えて、製品の単価や紙面に入る文字数など、ちょっとした計算をすることが多い。 

 

これらの計算はあとから確認・参照する可能性が高いが、とはいえパッと見にはなんの数字か分かりづらい。そういうのがToDoや伝言メモに混じってしまうと、あとあと混乱の元になってしまうのだ。 

 

↑ワイド判だけあって、左右にも情報が分割できるのがポイント

 

だが横幅の広いワイド判であれば、紙面の端の方で計算することで、他の情報とのコンタミネーションを防ぎやすい。 また、ちょっとした空き時間にメモにいたずら書きをすることもあるだろうが、普通の卓上メモより広めの紙面のおかげで、そういった無駄書き込みにも使えるマージンは大きい。 

 

デスクの面積は食ってしまうが、しかし気軽なメモとして使うのに、このサイズ感はかなり面白かったのだ。 

 

↑見開きにしたA7サイズをでキーボード下の隙間に納めれば、空きスペースの有効活用に

 

そしてA7サイズの方も、もちろん卓上に置くべき。見開きで横長にすれば、最近すっかり定番化した“キーボード下の空き地”にジャストフィットである。 

 

この手の横長メモはどうしても真ん中に手が乗り上げてしまうので、無線綴じが一般的。リングメモでは使いにくかったのだが、ソフトリングであればそんな心配は無用というわけ。 

 

↑マイクロミシン入りで、軽い力でピリリッとページ切り取りが可能

 

また、A6A7とも用紙のリング脇にミシン目が入っているため、伝言メモを切り取って相手に渡す、といった使い方も可能。 この辺りも卓上メモとしては定番の使い方なので、ありがたい機能と言えるだろう。 

 

デスクと手元を自由に行き来する“どこでもメモ”が便利! 

とはいえ、卓上メモとして使うだけであれば、こういったリング綴じはそもそも不要。 A6/A7「Sooofa」が最も輝くのは、卓上メモとハンドメモを兼用する“どこでもメモ”としてなのだ。 

 

↑PP製の表紙はしっかり厚みがあるため、手持ちの安定感も十分

 

営業職など外に出る前提の仕事なら、情報の集約は手帳で行うのが便利。しかしオフィス内または在宅ワークがメインの場合は、卓上メモ+カレンダーアプリでスケジュール管理までまるっと賄えてしまう場合もある。 であれば、たまに外に出る必要があった場合の情報ツールは、卓上メモをそのまま外まで持ち出せた方が無駄もなく、確実に使いやすいはずだ。 

 

↑表紙の切り欠きはペンクリップを挿しておくためのもの。これのおかげでペンが表紙からズレ落ちにくいので、地味にありがたい

 

そもそもA6サイズは、「Sooofa」定番の表紙ゴムとペンホルダー切り欠きが付いており、最初から携帯する前提の仕様である。 切り欠きにペンのクリップを引っ掛けてしまえば、後付けのペンループなどは使わずともペンとセットで持ち運びが可能。ソフトリングにはペンをぶら下げておきづらいので、これはマストな装備と言える。 

 

表紙のゴムバンドは、携帯時にカバンの中で勝手に開かないようにするためのもの。ページの破れ・折れ曲がりを防ぐためには、これも無いと困るレベルの必須装備なのだ。 

 

↑ページが汚れたり折れないように保護する、表紙固定用ゴムバンド

 

もうひとつ、外で使うのときにありがたいのが、裏表紙(表3)に備えたクリアポケットである。 レシート・領収書や名刺といった細かな紙片を紛失しないよう保管できるため、これがかなり重宝する。 

 

このポケットのフチは少し折れて浮き上がっており、ポケットの端をめくり上げずとも、横から紙片を挿し込むだけでスッと簡単に収納できるという加工が施されている。地味で気付きにくいが、実際に使うと思わず「わー、助かる!」と声が出るほどの使いやすさだ。 

 

↑A7のポケットは、名刺やちょっとした紙片の携帯に重宝する

 

このように、メモとして一冊で内・外どちらでも使いやすい工夫がされていれば、便利なのは間違いなし。 何より手帳代わりのハンドメモと卓上メモが分かれないことで、情報が分散せずまとまってくれるというのも大きなメリットである。 

 

手帳ほど使いこなしの技術が必要なわけでもなし、内勤・在宅メインで卓上メモを使う習慣のある人なら、おそらく導入するだけで情報の整理がぐっとラクになるので、一度使ってみてほしい。 

 

スペースを有効活用!細長いメモパッド「プロジェクトペーパーB5ハーフ」を縦置きしてみたら目からウロコの便利さだった!

ノートやメモ帳などにも、トレンドというものがある。単に紙を綴じただけのものにトレンドとかあるの!? と思われるかもしれないが、明確に “流行っているもの” は存在するのだ。例えば最近だと、いわゆる “細長タイプ” がそれに当たるだろう。

 

大まかに言うと、普通のノートをバッサリ両断したような感じで、文字通り細長いサイズになっているもの。一般的には元の用紙のハーフサイズ(A4ハーフなど)と呼ばれることも多い。言うまでもなく設置面積もハーフなので、狭い机でも作業しやすいのがメリット。在宅ワーク下で注目されたのをきっかけに現在も人気となっているのだ。今回はそんな細長サイズなレポートパッドを紹介しよう。

 

スリム&サイズがちょうどいい! B5ハーフのレポートパッド

それが、オキナの「プロジェクトペーパーB5ハーフ」である。実のところ、細長いノートや手帳はすでに各社から発売されているのだが、レポートパッド(天のりで用紙を一枚ずつ剥がすことができるもの)の細長タイプはわりとレア。レポートパッド好きはもちろん、細長ノートは気になるけど、もうちょいラフに書けるのが欲しいという人にも刺さりそうなのだ。

オキナ
プロジェクトペーパーB5ハーフ
330円(税別)
4色展開

 

↑紙自体は40年以上のロングセラーレポート用紙「プロジェクトペーパー」なので、とても安定した書き味が味わえる

 

こういった細長サイズの定番の使い方といえば、狭い机などで作業する際に、ノートPCの手前側や机端の隙間に横置きするという方法。これらのスペースは、他に置けるものがなくデッドスペースになりがちなので、そこを有効活用しようという寸法である。

 

とはいえ、これだけ横長アスペクト比の紙面に横書きすると、どうしても長さを持て余しがち。なので、適度なところを線で区切って分割すれば、グンと使いやすくなるはず。細長ノートで一般的なA4ハーフだとまだ広すぎると感じることもあるので、それより一回りコンパクトなB5ハーフのレポートパッドは、かなり程よい印象だ。

↑横長紙面は分割が使いこなしのコツ。写真は1日のToDoを3分割(全日/午前/午後)にしている

 

さらに「おっ、これいいじゃん!」と感じたのが、パッドの縦使いだ。ノートPCの隣に縦にして置くと、奥行きはやや出てしまうものの、ぜんぜん許容範囲。なにより利き手側に配置することで、手前に置くよりもかなり自然に書くことができるのである。それでいてスリムだから場所も取らないうえ、普通のデスクメモよりも書く面積がたっぷり取れる。つまり、縦使いで使ってみると、これがとても快適だったのだ。

↑縦使いなら区切らずに延々と書き連ねることも可能。省スペースでたっぷり書けるのが嬉しい

 

筆者の場合、1時間ほどのオンライン会議ではA6サイズのデスクメモを2~3枚は確実に使う。対して、「プロジェクトペーパーB5ハーフ」ならまず1枚で充分。いちいちめくる手間もないし、文言同士を矢印でつなぐなど広々と使えるのも便利だ。要件が終わればピリッと天のりから剥がして捨てられる、という気軽な使い方ができるのも、運用上のありがたいポイントである。

↑不要なページはどんどん切り取って捨てられるので、雑なメモ取りに最適なのだ

 

地味に重要な全方向デザイン

先ほどからこの製品を縦にも横にも自由に置いているが、そもそも用紙は5mm方眼なので、どう置いても問題なし。なにより面白いのが、表紙も縦・横どころか上下左右もほぼ関係ないデザインになっているところだ。

↑天のりが上下左右どこに向いても違和感がない。横置き・縦置きどちらでも便利なパッドには必要なデザインだ

 

例えば、表紙が横方向のデザインになっていた場合、それを縦にして使うのをストレスに感じる人もいるだろう。ストレスというのは大げさにしても、「なんだかしっくりこないなー」ぐらいの軽い気持ち悪さは感じるかもしれない。本当にちょっとしたことではあるが、普段使いをする上でデザイン的にどうとでも置けるのは、意外と大事な要素なのだ。

 

ちなみに表紙カラーはグレー系の「ムーンストーン」、グリーン系の「エメラルド」、ブルー系の「タンザナイト」、レッド系の「インカローズ」という4色がラインアップ。さらに用紙の罫線も、それぞれ表紙カラーを淡くしたカラー罫になっている。

↑表紙カラーは宝石カラー4色展開

 

↑表紙が「タンザナイト」だと、方眼罫の色は「淡タンザナイト」となる

 

罫線の色や濃さというのも好みが出やすい要素なので、こういう選択肢を提供してもらえるのは、なかなかありがたいところだ。製品としてはかなり地味なジャンルと言えるが、実際に使ってみるとハマる要素が多いレポートパッドなので、ぜひ試してみてほしい。

 

これぞブレスト! 名案も迷案も臆さず発案できるアイデア持ち寄りツール

【「毎日、文房具。」が●●な人にすすめたい文房具】全員がアイデアを絞り出せるメモ&記録ツール

 

4月になり、新たな環境での生活が始まった人も多いのではないでしょうか。自分の環境は変わらなくても周りで人事異動があった、チームに新しい人が加わった、という人もたくさんいるでしょう。

 

周囲の人間関係に変化があると、最初のうちは、なかなか思ったことを共有できないもどかしさがありませんか? 昨年度と同じようにミーティングをしても、なかなかメンバーからアイデアが出てこなかったり、特定の人ばかりが発言をして新メンバーや発言が苦手なメンバーは考え込んで黙っていたり……。

 

そんな悩みを解決してミーティングや会議をサポートしてくれるのが、この「ブレイン・ライティング・シート2」です。

↑アイデアプラント「ブレイン・ライティング・シート2」6800円

 

このアイテムには、アイデアを出すのが苦手、発言が得意でない、という参加者でもしっかりミーティングに参加できる「ブレイン・ライティング」という手法が用いられています。これを使えばたった30分で、参加者全員から多数のアイデアを集めることができるのです。

 

 

使い方は簡単。まず会議の大きなテーマを決めたら、参加者ひとりひとりに1枚ずつシートを配り、テーマに沿ったアイデアを3つ書いて上段の3マスを埋めていきます。制限時間は5分。

 

次に隣の人にシートを回し、また5分で3つのアイデアを書き込んでいきます。すぐに書き込まないと5分で書き終わりませんから、パッと思いついたアイデアをとにかくスピーディに書いていきます。

 

【ポイント1】制限時間があるから絞り出せる

実はその“スピーディさ”こそが、このシートのポイントです。時間をかけて考え込むのではなく、瞬時に浮かんだアイデアを書いていくことで、会議中の無駄な時間がなくなります。どうにかして5分間でアイデアを絞り出そうとしますし、途中でアイデアが出てこなくて困ったら、前の人のアイデアと似たようなものを書いてもOK。前の人のアイデアを見て、新しいアイデアが思いつくこともあるはずです。

 

【ポイント2】突拍子もないアイデアもためらわずに出せる

さらに、発言するのではなく書き込むので、普段では言い出しにくいようなアイデア、「こんなこと言っても意味ないかな……」と思うような突拍子もないアイデアでも、ためらうことなく出していくことができます。

 

自分では「下らないことかも……?」と思うようなアイデアが、実は有益なアイデアかもしれません。そういった“言い出しにくいアイデア”も集められるのは、チームリーダーにとってうれしい点でしょう。

 

 

【ポイント3】全員から同じ数のアイデアをピックアップできる

全員にシートを回し、5分間で必ず3つのアイデアを出してもらうことで、全員から同じ数のアイデアを平等にピックアップすることができます。発言が一部のメンバーに偏りがちなチームでも、これなら問題ありません。

 

全員にすべてのシートが回ったら、最後にアイデアを絞り込んで、グルーピングしていきます。シートを切り離せるようになっているので、グルーピングするのも簡単。シートはそのまま保存できるので、会議の記録も同時にできてしまいます。

 

 

発言が苦手な人でも、ゲーム感覚で気軽に意見を出せる「ブレイン・ライティング・シート2」。これを使うことで、自分の考えていること、そしてチーム全体が考えていることを確認する有意義な時間を作るきっかけとなるのではないでしょうか。

 

こんなあなたにオススメ
・ゲーム感覚でアイデア出しをしたい人
・発言が得意でない人をフォローしたいチームリーダー
・会議で参加者全員からアイデアをピックアップしたいチームリーダー
・自分のアイデア、チームのアイデアを整理したい人

 

【筆者プロフィール】

毎日、文房具。

2014年9月に創刊した文房具の魅力を紹介するウェブマガジン。文房具が大好きなライターたちが、良いと感じた文房具を厳選して紹介するほか、最近では文房具売り場のプロデュースやメーカーとのコラボ企画の運営など、活躍の幅を広げている。

まるでスパイグッズ! さりげなく持ち歩きサッとメモれる“手ぶらメモセット”

【きだてたく文房具レビュー】IDフォルダさりげなく持ち歩けるメモセット

メモを取らなきゃ!という事態はそこかしこで起きうることなのに、常に備えをしている人は意外と少ない。

 

例えばトイレに行く途中で、すれ違った上司に呼び止められて「○○のミーティング、ちょっと別件入っちゃったんだけどさ。▲△日にリスケできるか先方に確認してみて」とか言われたとする。こんな時、取れる選択肢は、

1.自分の記憶力を信じてまずトイレにかけこむ
2.自分の膀胱力を信じてメモを取りに自席へ戻る

のふたつとなる。しかし、自分の記憶と膀胱、どちらも信頼しきれないという人もいるだろう。

 

そこでスマホでメモを取るという選択肢もあるが、いちいちメモアプリを起動して入力して、という手間を考えると、手書きの方が圧倒的に解決は早い。

 

要するに、普段から常にペンとメモを携帯してさえいれば、そんなあやふやな賭けに出ずに、

3.その場ですかさずメモを取ってからトイレに行く

という確実な行動が取れるのである。

 

普段の装備にペンとメモを紛れ込ませる

ペンとメモのセットを常時携帯する、ということはつまり、普段からずっと身に付けているものにペンとメモをくっ付けておけばいいということ。ゼブラ「ペモ アイディー」は、その解決方法として「IDカードホルダーにペンとメモを内蔵すればいいんじゃない?」という提案である。

↑ゼブラ「ペモ アイディー」1080円

 

↑見た目はまったく普通の、首から提げるIDカードホルダー

 

普段着がスーツであれば、ジャケットにペンとメモを入れておくぐらいは可能。ただ、女性や私服系の男性はそうもいかない。また、いつどこでペンとメモが必要になるかは分からないので、とにかくいつも身に付けている必要がある。であれば、会社にいる間は基本的に首から下げているであろうIDカードホルダーを使うのは、悪くないアイデアだ。

↑常にペンとメモが手元にあれば、生活内のリスクは減らせるのだ

 

ホルダーをパカッと開くと、中はこのとおり。

↑ペンとメモを内蔵しているから「ペモ」。製品名の脱力具合はすごいが、機能は必要充分

 

カードサイズに収まるような平らな形の油性ボールペン(赤・黒)と付箋(大・小)がセットされている。ケースの端からペンを引き抜き、付箋にメモを取る、という作業がこれひとつで完了するわけだ。カードホルダーを台にして書けるので、場所も選ばない。

↑慣れるまでは握り方にちょっと違和感のある扁平ボールペン。とはいえ、ちょっとしたメモ書き程度なら問題なく書ける

 

大付箋が貼られたシートは、インデックスのついた仕切りになっている。ここはメモをとった付箋を一時的に収納しておくのにもいいし、名刺なら予備を2~3枚ストックしておくことも可能。いつもランチに使っているお店のサービス券などを入れておく、なんてのもアリだ。

 

ちょっとした紙片を紛失することなく確実にとっておけるのは、日常生活の上で意外と便利なのである。

↑急な来客にも便利な、予備名刺ストッカー

 

実はこのペモ アイディー、元々は1980年代にゼブラから発売されたカード型ペンセット「カーディー」がベースになっている。’80年代といえばシステム手帳がブームになったタイミングであり、そのシステム手帳のカードポケットに収納しておけるカード型文具も一緒にブームになった、という経歴がある。

↑’80年代に各メーカーから発売されていたカード型文具の数々。中央がゼブラ「カーディー」

 

残念ながら、システム手帳ブームの終焉とともにカード型文具の存在も消えてしまったのだが、そこから30年以上経った今、IDカードホルダーという新たな居場所を見つけ、カード型文具が実用ツールとして再評価されるようになったのは、面白いものだと思う。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。ブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)が発売されたばかり。

ティッシュケースがメモ帳に大変身って、、そう来たか! 画期的アイデア満載のメモグッズ4選

大人になって社会に出ると、急な用件やアイデアを思いついてメモをとることが多々あります。そういうときに限って筆記具やメモ用紙がなくて、悔やんでしまったことがある人も多いでしょう。そこで今回は画期的なアイデア満載のメモグッズ4選をご紹介。利便性やオシャレなビジュアルを追求した商品が揃っているので、シーンに適したアイテムを選んでくださいね。

 

出典画像:プレスリリースより出典画像:プレスリリースより

 

意外なアイテムとメモ書きが融合したアイデアグッズ

出典画像:「SOLCION」公式サイトより出典画像:「SOLCION」公式サイトより

SOLCION
memoru ティッシュケース

ティッシュケースにメモ帳の機能が備わった「memoru ティッシュケース」。ケースに直接文字を書けるようになっており、とっさのメモ書きや書き置きなどに便利なアイテムです。ホワイトボード用マーカーを使用するのでティッシュで簡単に消せるのが魅力的。

 

<注目ポイント>

・全6面にメモ書きが可能

・文字はティッシュで消せてラクチン

・カラーバリエーションは計4色

家の形をしたデザインは全6面にメモ書きが可能。どの向きからでも書けるので、急いでいる時でもスムーズにメモを残せます。カラーバリエーションは、シンプルな「ホワイト」や「グレー」以外に「ピンク」「イエロー」のかわいらしいパステルカラーを含めた計4色。部屋にやわらかい雰囲気をプラスしたい時にインテリアとしても活躍しますよ。

 

優秀賞を受賞したバンドタイプのメモ機能

出典画像:「wemo」公式サイトより出典画像:「wemo」公式サイトより

コスモテック
WEMO

コスモテックの「wemo」は、医療や製造現場などのワーカーに向けて開発されたウェアラブルメモ。腕に巻く「バンドタイプ」を採用しているので、どんな時でも早急にメモが書けます。バンドには目盛りがついているので、長さを測るときにも大活躍。また複雑な手順を書いておけば確認しながら作業が進められるなど、さまざまな現場で重宝する機能が満載です。

 

<注目ポイント>

・いつでもどこでもメモ書きできる「バンドタイプ」

・水に濡れても消えない文字

・あらゆるシーンで活躍する“専用シール”

メモ書きする部分にはシリコンが施されているので、書いた文字は指や消しゴムで擦って消すことができます。剥がして日報やノート、机などに貼れる「専用シール」を活用すれば、業務の引継ぎやタスク管理に役立ってくれるはず。「東京ビジネスデザインアワード優秀賞」を受賞した画期的なメモグッズを試してみては?

 

首から下げて携帯する“IDカードホルダー型筆記具”

出典画像:プレスリリースより出典画像:プレスリリースより

ゼブラ
ペモ アイディー

「手元に筆記具がなくてメモできない」という問題を解消したグッズ「ペモ アイディー」。同商品は、薄型ボールペン2本と付箋2種類などをセットにした「IDカードホルダー型筆記具」です。首から下げて一緒に携帯できるので、急な来客や打ち合わせなどでもボールペンを使ってメモをとることが可能。ビジネスシーンで活用して周りと差をつけましょう!

 

<注目ポイント>

・いざというときにメモがとれる「IDカードホルダー型筆記具」

・ビジネスシーンに役立つ名刺や社員証の収納が可能

・傷がつきにくい丈夫なプラスチック製

カードホルダーを開くと大小2種類の付箋がついており、首から下げたままの状態でメモを書き込めます。またホルダーには名刺や社員証、ICカードなどが収納可能。読み取り機にタッチしても傷がつきにくいプラスチック製なので、長持ちするのも嬉しいポイントです。

 

人気シリーズのメモ帳がマウスパッドと合体

出典画像:「クオバディス」公式サイトより出典画像:「クオバディス」公式サイトより

クオバディス
ロディア クリックブロック マウスパッド

手帳やメモ帳などで人気を集める「ロディア」シリーズがマウスパッドになって登場。糊綴じの方眼メモパッドは、裏面に滑り止め加工が施されています。マウスパッドとして使いながらメモもとれる今までにない画期的なアイテム。高い機能性でPC作業をサポートするだけでなく、スタイリッシュなデザインも魅力的ですね。

<注目ポイント>

・マウスパッド兼メモ用紙として使える

・「ロディア」のスタイリッシュなデザインを継承

・裏面に施された滑り止め加工

同商品は、ロディアのエレガンスなデザインを継承。ソフトな合皮素材カバーにロディアのロゴが記されており、オシャレなビジュアルも特徴の1つです。メモ用紙は19×23cmと大きめのサイズなので、快適なマウス操作と充分なメモを書き残せるスペースを実現。スマートなデスク周りにしたい人はぜひチェックしてください。