体感温度は湿度で決まる!加湿器の正しい選び方と設置のコツを家電のプロが解説

空気の乾燥が気になる冬。エアコンなどの暖房器具を使うことでさらに空気はカラカラに。空気が乾くと、肌がかさついたり風邪を引きやすくなったりと、デメリットだらけです。

 

そこで今回は、適度な湿度を保った部屋にするための「加湿器選びの基本」を、家電プロレビュアーの石井和美さんに教えていただきました。

 

 

加湿で乾燥を防ぐとどんなメリットがある?

まずは加湿器を使うことでどんな効果が得られるのでしょうか?

 

「加湿器を使う一番の目的は、もちろん乾燥を防ぐこと。特にシニア世代には空気が乾燥していることに気がつかず、加湿器を使わずに過ごしている人が多くいます。その結果、肌がかさつく人や、のどを傷めて風邪を引いてしまう人も少なくありません」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

 

加湿器で空気の乾燥を防ぐと、次のような利点が生まれるといいます。

 

・肌の乾燥を防げる
・のどの乾燥を防ぐことで、ウイルスによる風邪やインフルエンザの予防につながる
・花粉やほこりが舞いにくくなり、アレルギー対策につながる
・加湿することで部屋が暖かくなる

 

「実は部屋が乾燥すると、体感温度が下がり寒いと感じるようになります。反対に、湿度が高くなると暖かいと感じるように。なので、寒いからといってエアコンの温度を上げて、さらに部屋を乾燥させるのではなく、加湿器で湿度を上げて体感温度を上げましょう。そのほうが効率よく部屋も暖まりますよ」

 

とはいえ、肌がかさついたりかゆくなったりして、はじめて部屋が乾燥していることに気づくという人も多いでしょう。加湿器はどのタイミングで使い始めたらよいのでしょうか?

 

「部屋の湿度が50%以下になったら、スイッチを入れる目安です。体感で乾燥していることがわからなくても、50%を切ったくらいから加湿器を使いはじめると、部屋の湿度が戻ってきたときに、さっきまで乾燥していたんだと実感できると思います。スイッチを入れるタイミングに気づくためにも、湿度と温度が測れる温湿度計を部屋に置いておくとよいでしょう」

 

加湿の仕組みによって
加湿器は4種類に分けられる

ひと口に加湿器といっても、加湿する仕組みの違いによって大きく4種類に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを教えていただきました。

 

1.超音波式

「タンク内の水を振動板で振動させ、ミスト状にして出すタイプの加湿器です。最も商品数が多く、家電量販店だけでなく雑貨店などでも見かけます。白い煙のようなミストがふわっと出るのが特徴です」

 

メリット
「音が小さいことと、消費電力が少ないこと。あとはデザイン性が高いものが多く選択肢が豊富です。手ごろな価格の商品が多いのもポイント」

 

デメリット
「タンクをきちんと洗浄しないと、タンク内に雑菌が繁殖し、ミストと一緒に雑菌をまき散らすことになるので、こまめなお手入れが必要です。また、水に含まれるミネラル成分が結晶化して本体内に残ってしまうことがあります。ふとした瞬間にこの結晶が外に出て、家具などにつくとなかなか取れず厄介なので、きちんと掃除ができる人に向いたタイプといえるでしょう」

 

2.スチーム式

「湯沸かしポットと同じ構造で、タンク内の水を沸かして発生した蒸気で加湿するタイプです」

 

メリット
「グツグツと沸かした蒸気が出るので、部屋が暖まりやすいのが特徴です。また、沸騰させることで雑菌の繁殖が抑えられ、衛生面でも優れています。お手入れも簡単で、ポットと同じようにタンク内の水を捨てて中を軽く洗うだけ。昔から存在するタイプではありますが、衛生的なことからここ数年人気が高まっています」

 

デメリット
「お湯を沸かすのにパワーが必要なので、消費電力は高くなります。また、吹き出し口が熱くなるので、小さいお子さんがいる場合は触れないように注意が必要です。人気が高まっていることもあり、最近、このタイプの加湿器による火傷などのトラブルが増えているので、取り扱いには注意しましょう」

 

象印の「EE-TA60」(実勢価格2万8320円・税込)はスチーム式の代表格。「ポットをそのまま加湿器にしたような見た目が特徴的なロングセラー商品です」

 

3.気化式

「フィルターに水を含ませ、風を当てて水分を放出させるタイプ。濡れたタオルに扇風機の風を当てるようなイメージです」

 

メリット
「ヒーターを使わないので、消費電力は少なくて済むのが魅力。また、部屋の加湿のしすぎを防げるので、窓の結露や室内のカビの発生も抑えられます。加湿スピードはゆるやかですが、最近はフィルターを2つ搭載し、加湿力を高めた機種も出ています」

 

デメリット
「ファンを回して風を起こすので、ファンの音が気になるという人もいます。風が出るので、近くにいると寒く感じるのもデメリットですね。また、フィルターが汚れやすいため、こまめなお手入れが必要です。水洗いをこまめに行っていても、クエン酸に漬けないとしっかり汚れが取れない商品もあります」

 

4.ハイブリッド式

「ハイブリッド式は、前述した3種類のタイプから2種類を組み合わせたもののこと。代表的なのは、スチーム式と気化式を組み合わせた『加熱気化式』。あとは、スチーム式と超音波式を組み合わせた『加熱超音波式』も最近、出回るようになりました」

 

・加熱気化式
「水を吸い上げたフィルターに温風を当てて、素早く蒸発させるタイプで、スピーディーに加湿できます。気化式同様、濡れタオルにドライヤーを当てるようなイメージです。雑菌の放出も抑えられます」

 

・加熱超音波式
「超音波式は雑菌をまき散らす可能性があるとお伝えしましたが、加熱超音波式の場合はタンク内の水を一度加熱するので、雑菌が繁殖しにくいのが特徴です。超音波式の衛生面のデメリットを解消したタイプともいえます」

 

部屋のタイプと広さが合っているか要チェック

加湿器の種類と特徴がわかったところで、お部屋に合った加湿器を選ぶポイントをみていきましょう。

 

「ご紹介した4つの加湿器のタイプは、木造や鉄筋、洋室、和室など、どんな部屋で使っても問題ありません。ただ、商品によって対応する部屋のタイプとサイズが異なるので、その点は注意しましょう。
商品スペックを見ると、『プレハブ洋室〇畳まで』『木造和室〇畳まで』というように、部屋のタイプ別に何畳まで対応するか目安が書かれているので見逃さないように。
一般的に、気密性の高い鉄筋(プレハブ)よりも、木造の方が加湿するのにパワーが必要になります。家のタイプや部屋のサイズに合った商品を選ぶようにしましょう」

 

実際に試して見つけた!
家電のプロお墨つき加湿器

自宅でも1部屋に1台加湿器を使っているという石井さんに、実際に使用して特によかったというおすすめの加湿器を紹介いただきました。

 

・加湿スピードが速い&使い捨てのフィルターつきでお手入れが簡単!


ダイニチ工業「ハイブリッド式加湿器LX TYPE(HD-LX1024)
オープン価格(実勢価格4万2000円前後・税込)

加湿量960mL/h
プレハブ洋室27畳まで/木造和室16畳まで
サイズ:高さ405×幅390×奥行き245(mm)
タンク容量:7.0L

 

加熱気化式(スチーム式と通常の気化式)のハイブリッドタイプで、パワフルに素早く加湿が可能。湿度が高まったところで気化式に切り替わるので、電気代の節約にもなります。

 

つけてすぐにパワフルに加湿してくれます。お手入れがとっても簡単なのも魅力。気化式の場合、フィルターを使うのでお手入れの手間がかかるとお伝えしましたが、こちらはフィルターが使い捨てタイプ(別売り)なので汚れたら捨てるだけ。洗う手間がなくなります。
また、一般的にはフィルターが入っているトレイも汚れがちなのですが、これはトレイに使い捨てのカバーがついているんです。なので、汚れたらカバーを取り替えるだけと便利です」

 

LX TYPEは、プレハブ洋室なら27畳まで対応する大部屋向けですが、ひとり暮らしのお部屋や寝室など、狭い部屋では、次の商品がおすすめだそう。

 

ダイニチ工業「ハイブリッド式加湿器RXT TYPE(HD-RXT524)
オープン価格(実勢価格2万2000円前後・税込)

加湿量500mL/h
プレハブ洋室14畳まで/木造和室8.5畳まで
サイズ:高さ375×幅375×奥行き175(mm)
タンク容量:5.0L

 

「LX TYPEと同様、使い捨てトレイカバーなどを備えたお手入れが簡単なタイプ。サイズがLX TYPEよりも小さいので、棚の上などに置くこともできます」

 

・煙突みたいなデザインがかわいく、高い位置からの加湿も可能


レコルト「UVハイブリッド式加湿器
1万5400円(税込)

プレハブ洋室10畳まで/木造和室6畳まで
サイズ:高さ325×幅240×奥行き180(mm)
タンク容量 約2.8L(およそ1日分を推定)

 

加熱超音波式(スチーム式と超音波式)のハイブリッドタイプ。噴射されるミストは、加熱されているだけでなく、抗菌カードリッジによるA+イオンの効果、UV-Cライトの照射も組み合わされているので、高い除菌率を実現しています。

 

「加湿器から噴射された水分は下の方に落ちていくので、効率よく加湿するには高い位置から加湿するのがコツ。そのため加湿器はスツールや棚の上に置くのがおすすめです。
その点、本品は、ミストの噴射口を煙突のように伸ばすことができるので、ミストを高い位置から出すことができます。見た目も煙突みたいでかわいいですし、機能的にも優れているという点でおすすめしたい商品です」

 

ミストパイプをつけることで、高さを3段階に変えることができます。

 

超音波式をはじめ、デザイン性の高い加湿器も多く販売されていますが、加湿器はデザインよりもまずは機能性を重視してほしいと石井さん。

 

「加湿器は水を扱うものなので、デザイン重視で選ぶのではなく、加湿力の高さや衛生面で問題ないかを重視して選んでください。そのうえで、レコルト『UVハイブリッド式加湿器』のようにかわいいと思うものを選んでほしいですね」

 

また、最近は空気清浄機と加湿器が一体型になった商品も多数登場しています。

 

「日本は欧米にくらべ家や部屋が狭いため、空気清浄機と加湿器のように、2つの機能を1台にまとめた商品に人気が集まります。ですが、加湿器が水分を“出す”のに対し、空気清浄機は空気を“吸う”もの。つまり機能が相反するんです。
加湿器が加湿したそばからその空気を空気清浄機が吸ってしまうと、加湿効率が落ちてしまいます。ちゃんと加湿をしたいのであれば、加湿器は加湿機能のみに特化したものを選ぶことをおすすめします」

 

効率よく加湿するには?
加湿器の正しい使い方

加湿器で効率よく加湿するためには、設置場所選びや使い方にもコツがあります。石井さんに気をつけたいポイントを教えていただきました。

 

・置き場所

「窓際に置くと結露によってカビが発生することがあるので、なるべく窓から離れた高い位置に置きましょう。また、換気扇や空気清浄機などのそばに置くと、せっかく加湿した空気が吸い込まれてしまうので、ここもなるべく離しましょう。超音波式のようにミストが出るものは、テレビやパソコンなどの近くに置くと機器に水がかかって危ないので、近くには置かないようにしてください」

 

・つける時間

「一日中つけっぱなしにすると、それはそれで部屋の湿度が高くなりすぎてしまい、場合によってはカビが発生する原因にもなるのでおすすめしません。寝るときも、つけっぱなしにするよりは1〜2時間程度で切ったほうがよいでしょう。
適度に加湿されたら自動で止まるセンサーつきの加湿器もあるので、そういったものを取り入れてもいいですね」

 

・掃除の頻度

「機種や商品によって異なりますが、水を扱うのでなるべく清潔に保ちましょう。スチーム式の場合は、タンク内の水を捨てるタイミングでざっと洗えばOKという商品もたくさんあります。
反対にフィルターを使う気化式であれば、こまめにフィルターのお手入れをする必要があります。取扱説明書を読み、その通りにきちんと掃除するようにしてください」

 

・サーキュレーターと併用で効率化

「部屋全体をむらなく加湿したいのであれば、サーキュレーターを併用するのが効果的です。部屋全体が加湿されて湿度のムラがなくなりますし、エアコンの温度を上げなくても効率よく部屋を暖めることができます」

 

この冬はぜひ、自分に合った加湿器を見つけ、正しい使い方で潤うお部屋づくりを実践してみてください。

 

 

Profile


家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP

ブラックフライデーでセール対象外品を買ったのに「おトク」!? ガジェットブロガー・はしかんの買い物事情

日用品から、普段はちょっと手を出しにくいような高級家電まで、多くのアイテムがお得になったブラックフライデー。駆け込みで買ったものが手に届き、ようやく使い始められるという人もいるのでは。

 

そうしたなか、日ごろ最新の家電やガジェットに触れ、身をもって使い勝手を検証している有識者たちは、どんな買い物をしたのでしょうか。今回はカメラとインテリアとガジェットが好きで、写真多めのブログを手掛ける、はしかんさんが購入した2アイテムを紹介。

 

ただ「いずれも特別価格で買ったモノではない」とのこと。ブラックフライデー中に通常価格で買い物をしたとは、これいかに。

 

はしかん/写真多めのガジェットブロガー

IT系企業に勤める40代の会社員。妻と子の3人家族で、現在は東京で単身赴任中。デスク周りのガジェットを中心に、ブログとYouTubeで情報発信している。モニターやスピーカーなどの映像音声系デバイスが好き。

XInstagram / ブログ「Luminochrome」 / YouTube

 

加湿器を初導入、気になるポイントは一つだけ

はしかんさんは、2023年の4月から単身赴任で東京に一人暮らしをしています。加湿器は前から欲しかったものの、いいものが見つからず、優先順位が低かったそうですが、この冬は乾燥がひどく、象印のスチーム式加湿器「EE-DD50-HA」を買うに至りました。

↑象印のスチーム式加湿器「EE-DD50-HA」。スチームの量がすごく、見た目から「潤っている感じを楽しめる」そう(写真提供:はしかんさん)

 

加湿器選びに際して重視していたのは、加湿力の高さ、スチーム式で衛生面について安心できること。もとは、電源を押すとすぐに加湿される超音波式が好きだったものの、レビューや同僚からの「この加湿器いいよ」という後押しを受けて選んだそう。

 

「加湿力、本当にすごくて快適です。一度つけてしまえば、あとは湿度が60%程度に自動で保たれるので、部屋に入ってきた時に潤っているというか、マイルドな感じがします。手入れについては、1日に1回水を足す際に中を軽くすすぐ程度で、特に手間はかかっていません」(はしかんさん)

 

ただ、気になるのは電気代の高さ。「エアコン、洗濯機、電子レンジ、電気ケトルまでなら同時に使えたのですが、ここにスチーム式加湿器を加えたことで、初めてブレーカーが落ちました。電力を多く消費していると感じます」と、はしかんさん。この点を除けば非常におすすめでき、満足度が高いと話します。

 

購入価格は1万9727円(税込)。セール対象ではないにもかかわらず買ったのは、Amazonの「ポイントアップキャンペーン」が理由です。11月27日0時00分~12月6日23時59分の期間中に、合計1万円(税込)以上注文すると、Amazonポイント(期間限定ポイント)を最大で12%(上限1万ポイント)還元するもので、「多少なりとも、ポイントバックが増えるかなと考えた」と、はしかんさん。安くなっていなくても、セールの恩恵を受けられるわけですね。

 

象印
EE-DD50-HA

 

↑体調管理のために買ったので、清潔感や衛生的に使えるかどうかが重要だったとのこと(写真提供:はしかんさん)

 

「ドラクエ3」愛のために買った携帯デバイス

二つ目のアイテムは、「PlayStation Portal リモートプレーヤー」。PS5本体やテレビを使わなくても、Wi-Fi経由でゲームが遊べる携帯デバイスです。たとえば同居の家族がテレビを使っていてゲームができない……という不満を解消してくれます。

 

現在、同製品はAmazonにおいて招待販売制となっており、招待メールを受け取った人のみが注文できるようになっています。はしかんさんは税込)で購入し、こちらも前述のポイントアップキャンペーンでのポイントバック対象となりました。

 

PS5やNintendo Switchは持っているものの、普段あまりゲームはしないという、はしかんさん。なぜリモートプレーヤーを買ったかと言えば、11月に発売されたHD-2D版「ドラクエ3」を遊ぶためでした。

 

「僕はファミコン世代で、大好きだったので、これはもう(ドラクエ3を)買わない選択肢はないだろうと。単身赴任中なので誰かとテレビを取り合うこともなく、いつでも自由にモニターでゲームプレイできる立場ですから、リモートプレーヤーの真価は発揮しづらいのですが……。リモートプレーヤーの小さな画面でドラクエ3を遊んだらどうなるだろう、どんな感じで動くんだろうという好奇心で買いましたね。全てドラクエ3のせいだと思っています(笑)」(はしかんさん)

↑PlayStation Portal リモートプレーヤーで、HD-2D版「ドラクエ3」をプレイ(写真提供:はしかんさん)

 

自宅のWi-Fi環境下でプレイし、特に遅延を感じることはなく、映像も美しく、一通り遊び終えて満足したそう。寝転びながらでも遊べる点がよかったとも話しますが、外出時に持ち運ぶのには難がある模様です。

 

「Nintendo Switchみたいに持ち運びやすいわけではなくて、ちょっとかさばるんですよね。並べてみると、厚みの違いがわかると思います」(はしかんさん)

↑左からNintendo Switch、PlayStation Portal リモートプレーヤー(写真提供:はしかんさん)

 

↑ケースに入れて比較。PlayStation Portal リモートプレーヤー(右)は、Nintendo Switch(左)の3倍近い厚み(写真提供:はしかんさん)

 

身軽に動き回りたい時にカバンに入れるのは難しいかもしれませんが、「年末年始に実家に帰る際、持ち運んでみるかもしれない」と、はしかんさん。いよいよリモートプレーヤーが真価を発揮できそうです。

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)

 

このように、ブラックフライデーセール対象外であっても、Amazonではキャンペーンを活用することで「ポイントでおトク」ができます。セール対象ではないからと諦めてしまわず、欲しいものが必要な時に気持ちよく購入できるよう、うまく買い物したいですね。

純水でウイルスを減少! 通年で頼れるウルトラマイクロミスト加湿器「angstrom」

研究開発企業・プルガティオは、純水ウルトラマイクロミスト加湿器「angstrom(オングストローム)」の第二弾、小型モデルA-600Sを、10月10日に発売します。

 

オールシーズンで使える加湿器であると同時に、ウイルス対策グッズとしても活躍します。想定価格は、ブラックおよびホワイトが5万4800円(税込)、SUS SILVERは5万9800円(税込)です。

↑ブラック、ホワイト、シルバーの3色展開

 

記事のポイント

昨今は、夏でも感染症拡大の恐れがあります。夏場にはウイルス減少を目的とした間欠運転を、冬場には加湿とウイルス減少を目的とした連続運転をさせれば、通年で快適に過ごせますね。「純水」がキーワードですが、同品に水道水を注ぐだけでよく、使用もお手入れもラクちん。静音性と省エネルギー性も併せ持っています。

 

独自の純水ウルトラマイクロミストは、文字通りとても微細なミスト(0.05~0.5μm)。約4分間で60㎡に行き渡りますが、インテリアや床などが濡れる心配はありません。

↑ウルトラマイクロミストで満たされた部屋では、森林にいるような心地良さを体感できるそう

 

プルガティオによると「純水ウルトラマイクロミストはウイルスを減少させる効果を持ち合わせている」とのこと。一般的な加湿器の約1000倍のミスト量(1L中の空間に、0.05〜0.5μmのミストが1億個発生) が、ウルトラマイクロミストによって発生するブラウン運動という物理現象により、広範囲に素早く広がり、さらに純水と組み合わせることで、部屋のウイルスを減少させる効果があるそう。

 

同社が安藤ハザマ技術研究所との共同研究・試験を行った結果、「水をウルトラマイクロミストにして噴霧することにより、ウイルスを99.9%減少させることに成功」。製品の特許は24年9月に取得済みです。

純粋を用意するのは大変そう、と思うかもしれませんが、angstrom内部には大型イオン交換カートリッジが搭載されています。水道水を上から注げば自動的に純水ができ上がり、電源を入れるだけでミストが出てきます。

 

4.5Lの大容量タンクは、開口が大きいので給水も手入れも簡単です。

↑ミストを作り出すタンクは、分解して清掃可能。さらにカビや不純物を防止するフィルターも搭載しています

 

さらに、スマートフォンアプリで曜日や時間を指定すると、自動でオンオフが可能です。

↑iOSとAndroidに対応しています

 

プルガティオ
angstrom(オングストローム) A-600S
本体サイズ :長さ230mm×幅230mm×高さ448mm
想定価格(税込):5万4800円(ブラック、ホワイト)/ 5万9800円(SUS SILVER)

少しでも節約したい人に朗報!「湿度設定5%刻み」を搭載するダイニチのハイブリッド式加湿器が発売

ダイニチは8月27日に、新機能「湿度設定5%刻み」を搭載した11機種を含む全25機種のハイブリッド式加湿器2024年度モデルを発売します。

 

少しでも節約したいニーズに応える新機能「湿度設定5%刻み」

多様化するニーズや節約意識に合わせ、最上位モデル「LXタイプ」を含む5タイプ11機種に、50・55・60・65・70%で湿度設定ができる新機能「湿度設定5%刻み」を搭載。

 

1シーズン(※1)の電気代を比較すると、加湿量700mL/hの機種で設定湿度60%の場合は6896円に対し、55%の場合は5516円(※2)。差額は1380円で、電気代を約20%削減できます。

※1 1日8時間で6カ月運転。
※2 HD-RXT723を標準モードで1日8時間×6か月運転することを想定した場合の数値。[環境設定]居住空間設定:プレハブ住宅14畳(天井高さ2.4m)、室内条件:室温20℃、湿度30%、外気条件:気温4.7℃、湿度53%、電気代:31円/kWh(税込)。

 

最上位モデルに直販モデルで人気色を採用

最上位モデルの「LXタイプ」に、直販サイトダイニチWebshop限定モデルの人気色「チャコールブラック」を採用。既存カラーの「スノーホワイト」「モスグレー」と併せて、3色展開となっています。

↑チャコールブラック

 

ダイニチ「ハイブリッド加湿器

乾燥から守る「加湿器」オススメモデル紹介!

乾燥対策、ウイルス対策に効果が期待できる、オススメ4モデルを紹介する。加湿器シェア1位のダイニチは全方位的に弱点なし。パナソニックも加湿力・省エネ性・静音性など総合力の高さが魅力だ。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイニチ工業はすべて高水準除菌対策万全のカドーも優秀

部屋の乾燥は肌や粘膜のバリア機能を低下させるため、ウイルス対策に加湿器は必須。室内湿度50〜60%の維持がポイントだ。

 

ダイニチ工業のHD-LX1220は最大加湿量1300mLで静音性が高いなど全方位的に優秀。トレイカバーは使い捨て式で汚れたら取り替えるため、手入れがラクと好評だ。カドーのSTEM 630iはスリムなデザインに加え水回りの除菌対策、ホワイトダスト対策が施され、超音波式のなかでも安全性の信頼度が高い。

 

気化式のパナソニックFE-KXT07は加湿量や省エネ性、静音性など総合力が高く、「ナノイー」で肌のうるおいがアップするのも魅力。シャープHV-L75は内部の手入れをユーザー自ら細かくできるため、クリーン加湿にこだわる人が納得できる一台と言える。

 

【No.1】圧倒的な加湿量とメンテの手軽さが魅力

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器

HD-LX1220

実売価格4万3780円(在庫僅少)

最大1300mL/hのパワフル加湿と最小13dBの静音設計で毎日ストレスなく使える加湿器。水の通り道に3つの抗菌加工を施すなど衛生面のこだわりも特筆モノだ。また、トレイに使い捨てカバーを採用し、洗う手間が省ける。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)●連続加湿時間:5.8時間(標準)、11.7時間(eco)●運転音:13〜34dB(標準)●消費電力(50/60Hz):665W/675W(標準)●質量:約6.4kg

 

↑吸引した空気をヒーターで温め、加湿フィルターを通すことでたっぷりの加湿を実現。湿度の変化に合わせて送風量を制御し、電力消費のムダも抑える

 

↑タンク容量は7.0L。ecoモードなら給水1回で11.7時間連続加湿できる。タンクの上下に取っ手を装備し、両手持ち可能。女性でもラクに給水できる

 

★性能のバランスが良く幅広い層にオススメ!

加湿能力、音の静かさ、メンテのしやすさなど弱点のないモデル。立ち上がりはヒーターで温風加湿し、湿度が上がったら気化式に切り替えるので、パワーの割りに電気代も抑えられる。幅広い世帯にオススメ。

 

【No.2】独自のスリムデザインで部屋中にマイクロミストを放出

カドー

超音波式加湿器

STEM 630i

実売価格4万9800円

スタイリッシュなトールデザインと優れた操作性が特徴の超音波式。高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出して部屋中をうるおす。スマホアプリで出先から室内湿度の確認やリモート操作も可能だ。

SPEC ●加湿方式:超音波式 ●連続加湿時間:最大11時間 ●運転音:38〜42dB(A)●消費電力:37W(急速)、4W(間欠)●質量:約4.3kg

 

↑タンク上部のふたをスライドさせるだけで上から給水が可能。タンクを取り外すことなく水差しなどから直接水を注ぎ足せて、給水の手間が大幅に減る

 

↑フィルターカートリッジでホワイトダスト(水道水のミネラル成分の結晶)を抑制。抗菌プレートが水槽内を除菌するため、清潔な水のミストで室内をうるおすことができる

 

★ユニークなデザインと清潔性の高いミストが魅力

おしゃれなデザインで加湿量も文句なし。水道水に含まれるカルシウムを99%除去し、部屋にホワイトダストを撒き散らす超音波式の弱点を克服した。部屋の美観を損なわず加湿したい人に推奨したい。

 

【No.3】低電力でしっかり加湿し「ナノイー」でフィルターも清潔に

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機

FE-KXT07

実売価格3万2700円(在庫僅少)

運転効率の高いDCモーター搭載で、加湿と省エネ性をしっかりと両立。「ナノイー」放出で肌の水分量がアップするほか、運転停止中に「ナノイー」を加湿フィルターに充満させ、清潔さを保つ。最小運転音15dBで夜も眠りを妨げない。

SPEC ●加湿方式:気化式 ●連続加湿時間:6.0時間 ●運転音:15〜44dB ●消費電力:19W(お急ぎ)、4W(静か)●質量:約5.2kg

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラットな構造。汚れをサッと拭き取れて手入れを時短できる。加湿フィルターも月に1回押し洗いするだけで、清潔な加湿を維持できる

 

↑加湿トレイ下部にイオン除菌ユニットを装備。トレイの水を除菌することで、加湿フィルターに清潔な水を供給する。イオン除菌は電力不要で、ユニットの定期交換も要らない

 

★「ナノイー」を使った肌にやさしい加湿が魅力

「ナノイー」搭載で肌にやさしい加湿ができるのが魅力。加湿トレイや加湿フィルターなど水回りのメンテがしやすく、衛生的な加湿をムリなく実現できる。電力消費の少ない気化式のなかでも総合力はトップクラス。

 

【No.4】上下両方から給水可能で毎日ラクラク加湿できる

シャープ

プラズマクラスター加湿機

HV-L75

実売価格2万7280円

気化式とヒーターのハイブリッド式で高い加湿性能を誇るモデル。「プラズマクラスター7000」を装備し、加湿しながら室内の空気を浄化する。本体天面の給水口、タンクと一体型の給水トレイのどちらからでも水を入れられる。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(気化式+ヒーター)●連続加湿時間:約5.3時間(強)/約19時間(静音)●運転音:23〜41dB ●消費電力:12W(静音)/34W(エコ強)/335W(強)●質量:約5.2kg

 

↑吸水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外して洗える。本体内の汚れもタオルなどで簡単に拭き取れてラクだ

 

↑プラズマクラスターを含む清潔な風で部屋中にうるおいを届ける。プラズマクラスターには浮遊ウイルスの作用抑制や静電気抑制の効果あり

 

★パーツを取り外して細かく洗えて安心!

加湿量と省エネ性のバランスの取れた1台。プラズマクラスター単独運転もでき、通年で活躍する。風路と水路のパーツはすべて取り外して洗えるため、より清潔な加湿を望む人にオススメだ。

 

【日用品もCheck!】エタノールとオリーブ油配合で手肌を清潔にやさしく保湿

サンスター

ピュアリア うるおいin手肌すっきり洗浄乳液 240ml

1408円

70vol%エタノールとオリーブ果実油配合の洗浄乳液。エタノール成分で手肌を清潔にしつつ天然保湿成分のオリーブ油で保湿する。乳白色ジェルはベタつかず、サラッとした仕上がりに。

花粉対策に大活躍するおススメ家電5選――AIで空気を分析する空気清浄機に高温スチーマーも!

冬が終わり春を迎える頃になると、いよいよ花粉の季節が到来します。花粉症の人には辛い時期ですが、上手に空気清浄機などの家電を活用すれば自宅でも「花粉対策」が可能になります。そこで今回は、花粉対策に大活躍する家電5選をご紹介。屋外で花粉対策を充分にしていても、衣類に付着した花粉を室内に持ってきてしまうこともありますから、家の中の花粉除去は必須です。楽天市場では「花粉対策家電」を特集中なので、花粉でお悩みの方はすぐにアクセスして花粉対策家電をゲットしましょう!

「花粉対策家電特集」はコチラ

 

人工知能がサポートする加湿空気清浄機

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シャープ

加湿空気清浄機 KI-HS50

楽天市場実売価格 4万1880円

シャープの加湿空気清浄機「KI-HS50」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を組み合わせた機能“COCORO AIR”を搭載しています。普段の使い方を学習したり、住んでいる地域の空気の情報までを分析して最適な環境を提供。天気予報なども音声でわかりやすく知らせてくれる“新しい家電の形”を体感してみては?

 

<注目ポイント>

・運転状況や屋外の空気情報を蓄積・分析するクラウドサービスに対応

・気になるところを狙って消臭・除菌する「プラズマクラスターパワフルショット」

・帰宅時にキレイになった空気を届けてくれる「効果実感モード」

約13畳分の広さを空気清浄してくれる「プラズマクラスター25000」は、空気中に浮遊している「浮遊カビ菌」や「浮遊菌」などを抑制。さらに樹木のスギやハンノキ、草花のブタクサやカモガヤなどの花粉も捕集してくれるので、花粉対策もバッチリの空気清浄機です。

 

どんな部屋にも合わせやすいシンプルなデザイン

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ダイキン

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70T-W

楽天市場実売価格 3万8800円

ダイキンの空気清浄機「MCK70T-W」は、壁や床に馴染みやすい直線を基調としたシンプルなデザインを採用。また、室内の空気の汚れや温度、湿度の状況に応じて自動で運転してくれる「おまかせボタン」を搭載しています。無駄なく必要な時にだけ稼働するので、節電にも役立つはず。

 

<注目ポイント>

・あらゆるリビングで調和するシンプルなデザイン

・自動で空気清浄する「おまかせボタン」搭載

・花粉を除去する「電気集塵方式」

有害なガス状化学物質を酸化分解する「ストリーマ」機能は、集塵フィルターに捕獲したスギ花粉も漏れなく取り除きます。電気集塵方式を採用しているため、カビやダニ、アレル物質などをしっかり吸着。10年経ってもパワフルに集塵してくれる丈夫さも魅力の1つです。

 

クラシックなたたずまいが目を引く先進的加湿器

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バルミューダ

レイン

楽天市場実売価格 4万9680円

“クラシックで先進的”な加湿器「レイン」は、水を上から注ぎ入れる給水方法とディスプレイ、コントロールリングによる操作など、今までに類を見ない機能が満載。「UniAutoアプリ」をダウンロードすれば、屋外でも電源のオン&オフ、設定湿度・風量の変更ができます。毎日の電気料金も記録してくれるので、家計を管理しやすくなるのも嬉しいポイント。

 

<注目ポイント>

・給水は上から注ぎ入れるだけ

・コントロールリングの先進的な操作方法

・酵素プレフィルターがホコリと細菌を同時に除去

空気を取り込むプレフィルターは溶菌酵素でコーティング。ホコリを取り除くと同時に空気中のウイルスや細菌も除去して、清潔な空気をキープします。30分で85%以上の粒子濃度を下げてくれるので、あっという間に花粉が気にならない室内環境を実現。

 

高温スチームでもれなく花粉を除去

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ケルヒャー

スチームクリーナー SC 2

楽天市場実売価格 1万5760円

ケルヒャーの「SC 2」は、頑固な汚れを浮かして落とすスチームクリーナー。リビングやキッチンの床汚れや浴室のカビなどを高温スチームでキレイにしてくれます。壁や床に付着した花粉を取り除きたい時に心強いアイテムなのでおススメ。軽量&コンパクトで女性にも使いやすいですよ。

 

<注目ポイント>

・頑固な汚れを落とす「高温スチーム」

・水を入れるだけで除菌も可能に

・軽量&コンパクトなデザイン

ボイラー式を採用しているため、高温スチームを安定して噴射できます。角度を自由に変えられる新設計のフロアノズルを使えば、手が届きにくいあらゆるスキマの掃除がラクラクに。水だけなのに除菌もしてくれるので、花粉対策に使ってみては?

 

ふとんについた花粉を飛ばす乾燥機

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アイリスオーヤマ

ふとん乾燥機 FK-C2

楽天市場実売価格 9980円

「FK-C2」は、ふとんをすばやく隅々まで温めてくれるふとん乾燥機です。ふとんの間にホースをセットして立体ノズルの口を開ければ準備完了。ボタンを押せばふとんの中に温かい空気が行きわたって、ふっくら乾燥させます。また屋外にふとんが干せない人でも同商品を使えば花粉を飛ばせるので、花粉が飛散する時期にイチオシのアイテム。

 

<注目ポイント>

・ふとんをふっくら乾燥させる「立体ノズル」

・外にふとんが干せなくても花粉を飛ばせる

・くつや衣類を乾燥できる「手動モード」

季節や用途に応じた「ふとん乾燥(冬・夏)」と「あたため」、「ダニ対策」のモードを搭載。また現在の運転状況がひと目でわかる「残り運転時間表示モニター」や「温風サイン」が備わっているので、操作方法も簡単です。「手動モード」を使えば、くつや衣類も乾かすことができるので、一台あればオールシーズン役立つはず。

※商品価格は、2018年2月1日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

【家電大賞2017】「光らせて乾かす」除湿機が面白い! 除湿機・加湿器部門はユニーク顔ぶれが出揃った

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GetNaviと白物家電専門ニュースサイト「家電Watch」による年に1度の家電アワード「家電大賞」が今年も開催!

 

このアワードは、掃除機や炊飯器、家事家電身だしなみ家電など全14部門、119アイテムのなかから「2017年のベスト家電大賞とそれぞれの部門賞を選出します。選出方法はみなさまの投票のみ! 専門家や編集部の票は一切なく、読者が考えるベストなものを決めましょう、という趣旨になっています。

 

家電大賞にノミネートされた119アイテムは、以下のページにまとめてありますが、今後は部門ごとに注目製品などを詳しく紹介していきます。

家電大賞2017の投票開始! 2017年のBest of 白物家電の栄誉は果たして……?」
http://getnavi.jp/homeappliances/201102/

強力な独自機能を持つ機種からコンパクトモデルまで幅広い顔ぶれ

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今回は、除湿機・加湿器部門をご紹介。独自機能で注目を集めたのが、三菱電機 サラリMJ-120MXは、同社エアコンで搭載する「ムーブアイ」を応用した「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載。濡れた洗濯物を見分けて、狙って乾かすとともに、光で乾かす場所を知らせる「光ガイド」で、動作を「見える化」しているのがポイント。パナソニック 衣類乾燥除湿機F-YHPX200は、温度の影響でパフォーマンスが下がりにくいハイブリッド式を採用した貴重なモデル。また、ツインルーバーを新たに搭載し、従来より複雑な風を発生させてスピーディに乾かします。

 

設置性に優れたモデルも登場。デロンギ デロンギ タシューゴ アリアドライマルチ衣類乾燥除湿機DEX16FJは、設置スペースA4サイズとコンパクトながら、最大7.2L/日とパワフルな除湿性能を備えています。アイリスオーヤマ 衣類乾燥機カラリエKIK-C510は、幅約188とコンパクトで持ち運びもラク。ミニファンから出る高温の「温風」がワイドファンのスパイラル気流に乗ってより遠くまで届きます。

 

消臭機能や空気清浄機能といった、プラスワンの付加価値を搭載したモデルも。シャープ プラズマクラスター除湿機CV-G120は、微粒子イオン、プラズマクラスターが部屋干し衣類の生乾き臭や汗臭を消臭するほか、衣類や部屋に付いたタバコの付着臭も分解・除去します。アイリスオーヤマ 空気清浄機能付除湿機DCE-120は除湿機能と空気清浄機能の2つの機能を兼備。空気をきれいにしながら除湿するので、花粉の多い時期の室内干しや冬場の結露にも活躍します。

 

加湿器では、定評のある2メーカーのモデルがラインアップ。カドー 超音波式加湿器STEM(ステム)620は一見して特別とわかる優美なデザインが特徴。超音波式では清潔性が心配ですが、水槽内に特殊抗菌プレートを搭載することで、カビや細菌を99.9%以上除菌します。一方、ダイニチ ハイブリッド式加湿器HD-RX917は、高い静音性が特徴。最小音量の13dBで、その運転音は木の葉の触れ合う音(20dB)よりも小さく、就寝中に眠りを妨げることもありません。

 

除湿機・加湿器部門にノミネートされた8製品は以下のとおり。アワードに投票してもらうと、豪華賞品が当たることもあるのでぜひ参加ください!

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三菱電機 サラリMJ-120MX(左)
赤外線センサーが濡れた洗濯物を見分けて送風。集中送風で速乾できるモードも搭載。

デロンギ デロンギ タシューゴ アリアドライマルチ衣類乾燥除湿機DEX16FJ(中)

1日約7.2.の除湿能力はクラス最大級。Wフィルターで菌の繁殖や花粉・ダニを抑制する。

シャープ プラズマクラスター除湿機CV-G120(右)

大容量タイプで2段干しにも対応。乾燥に加え、衣類の生乾き臭なども分解・除去する。

 

 

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アイリスオーヤマ 空気清浄機能付除湿機DCE-120(左)
1台で除湿と空気清浄が可能。強力な除湿性能で、湿気が高い時期も素早く乾燥できる。

パナソニック 衣類乾燥除湿機F-YHPX200(中)
冷媒と乾燥材を利用して除湿。ツインルーバーの複雑な風で、衣類の乾燥時間を短縮する。

アイリスオーヤマ 衣類乾燥機カラリエKIK-C510(右)
高出力の乾燥ヒーターとモーターで、出力は従来品の約1.5倍。乾燥時間は約2時間に短縮。

 

 

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カドー 超音波式加湿器STEM(ステム)620(左)
抗菌プレートと新フィルターカートリッジを装備。抗菌、カルシウム除去機能が向上した。

ダイニチ ハイブリッド式加湿器HD-RX917(右)
ターボ運転により、設定湿度になるまで加湿量が約15%アップ。静音性は業界最高。

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html

「研いでる時の音がたまらない」? 包丁研ぎを趣味にする人が急増中!

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「ホーム&キッチン」のランキング(集計日:12月14日、夕方)を紹介していこう。

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

乾燥する時期の必需品!

●1位「フロアモップ スプレー一体型 回転式 水拭きモップ リムーバブル 噴水 クリーナー 床・フロア 掃除 フロアワイパー 片手で操作可能 マイクロファイバー 交換用パッド2枚付き フローリングに適用 グリーン」

 

●2位「CITUS アロマディフューザー 超音波式 加湿器 アロマポット 多色変換LEDライト付き 空焚き防止機能 ホワイト」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

●3位「加湿器 超音波式 アロマディフューザー 大容量 ガラスカバー アロマ加湿器 空焼き防止機能 木目調 500ML」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

乾燥する季節の必需品である加湿器が2位と3位にランクイン。両商品とも超音波式なので細かい霧を作ることができるうえ、アロマオイルを入れることで香りを楽しむことも。さらに多色変換LEDが柔らかい雰囲気を演出してくれるので、加湿器1つで癒しの空間を作ることができる。

 

購入者からは「加湿器にアロマついてるのは素晴らしいね。寝るときにすごい良い気分」「朝まで水が無くならないから快適」「この時期に加湿器ないとすぐ喉をやられるから重宝する」「エアコンつけると部屋の乾燥がヤバい。加湿器ないと絶対身体壊す」といった声が。

 

●4位「FREETOO ガーリックプレス ガーリック プレス ガーリッククラッシャー にんにく絞り ガーリック絞り みじん切り器」

●5位「SCS ETC 加湿器 電球型 USB充電 400mL容量 低騒音 LEDライト付き 7色変換」

 

包丁研ぎを趣味にする人が急増中!

●6位「Foneso 包丁研ぎ 研ぎ器 包丁 研ぎ器 セラミックロール シャープナー ダイヤモンド砥石 ステンレス鋼 ホーム キッチン用 ホーム キッチン用」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

包丁の「研ぎ器」が6位に登場。同商品はおおざっぱな研ぎ方、細かい研ぎ方、仕上げ研磨という3つの工程を1つでこなすことができるので初心者も使いやすい。

 

近頃、包丁研ぎを趣味にする人が増えているようで、ネット上でも「テレビを観ながら家の包丁を片っ端から研いでいくのがマイブームです」「最近ついに本格的な砥石を購入してしまった」「包丁研ぎをはじめました。慣れてきたらナイフとかも買おうかな」「研いでる時の音がたまらない」といった声も。

 

動画投稿サイト「YouTube」には職人が包丁を研いでいる動画が多数公開されており、再生数もかなり伸びている。「錆びた刃が鏡のようにキレイになっていく様子が気持ちいい」「研いでいる時の音が好き」などの理由でハマる人が多いらしい。

 

●7位「OXA ハンドブレンダー 1台5役「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」「砕く」 ミキサー 離乳食作り」

●8位「Foloda ズボンハンガー クリップ 頑丈 すべり落ちない 便利なハンガー 放映サポート洗濯用品 10個セット(幅28cm)」

●9位「パナソニック ラムダッシュ メンズシェーバー 5枚刃 赤 ES-LV5B-R」

●10位「Moregem 家庭用ミシン 2段階スピード ダブルスレッド ミシン用ワイドテーブル付き コンパクト」

 

ランキングは以上の通り。「ホーム&キッチン」カテゴリの商品は便利なものが多いため、気になるグッズを見つけたらチェックしてみては?

カサカサ肌とカゼのリスクを回避せよ! この冬、手に入れるべき「おすすめ加湿器」5選

肌の乾燥を防ぎ、風邪のリスクを減らす冬の必需品といえば加湿器。最新の機種には、寝室に使える静音性に優れたコンパクトなタイプや部屋の雰囲気をオシャレに演出するスタイリッシュなタイプなど、バリエーションが豊富にあります。そこで今回は、この冬大活躍する加湿器5機種をご紹介。さまざまなニーズに対応するアイテムが揃っているので、きっと気にいるアイテムが見つかりますよ。

 

その1

肌にうるおいをもたらす「ナノイー技術」

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パナソニック

FE-KXP05

楽天市場実売価格 2万2555円

電力を効率的にパワーに変換できるDCモーターを搭載。小さなファンでも多くの風量を生み出し、すばやく室内にうるおいをもたらします。「お急ぎモード」に設定すれば、約30分間加湿量をアップしてくれるので、スピーディに部屋の加湿をしたい人にはぴったり。

<注目ポイント>

・すばやく室内にうるおいをもたらす原動力「DCモーター」搭載

・「お急ぎモード」に設定すれば約30分間加湿量をアップ

・肌の水分量を約2倍に増やす「ナノイー」技術を搭載

肌やのどの乾燥を防いでくれる機能「のど・肌モード」も搭載。こちらは、やや高めの約60~65%の湿度を目安に自動運転して、肌のうるおいをキープします。また、「ナノイー」技術の採用も大きな魅力。ナノイーは水に包まれた微粒子イオンのこと。一般的な空気イオンに比べて、約1000倍以上の水分量が含まれており、肌の水分量を約2倍に増やすほか、お肌のうるおいスピードも約3倍と、肌への良い影響が期待できます。

 

その2

除菌&芳香機能が備わったスタイリッシュ加湿器

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カドー

STEM 620

楽天市場実売価格 4万5900円

加湿+除菌で心と空間をうるおす「STEM 620」。1時間で最大600mlというパワフルな加湿機能を誇り、床や壁が濡れない微細なミストで部屋全体を理想的な湿度に保ちます。湿度やタンクの状態を「イエロー(乾燥)」「ブルー(充分な湿度)」「レッド(給水必要)」など、LEDの光で告知。デザインもスタイリッシュで、置いてあるだけでもオシャレに見えますよ。

<注目ポイント>

・1時間で最大600mlのパワフルな加湿機能

・上から給水できるためラクな姿勢で給水できる

・アロマの香りが楽しめる「フレグランスモード」搭載

上からカンタンに給水できるのもポイント。注ぎ口が高い位置にあるので、立ったままのラクな姿勢で注げます。また、本機は乾燥を防ぐだけでなく、香りを効率よく噴射する「フレグランスモード」を搭載し、オールシーズン使えるのも魅力的。オリジナルのフローラルウォーターは、森林の香り「TREES」と、柑橘系の香り「CITRUS FARM」の2種類を用意しています。

 

その3

業界トップクラスの静音性を実現し、就寝中も快適

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ダイニチ

ハイブリッド式加湿器 HD-RX517

楽天市場実売価格 1万8000円

運転音は最小13dB、最大35dBと、業界トップクラスの静かさを実現。最小運転音は木の葉のふれあう音(20dB)より静かで、最大運転音でも図書館(40dB)より静かというわけで、眠っている時でも気にならない運転音が特徴です。またフィルターに風を当てて加湿する「気化式」と、ヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」を組み合わせた「ハイブリッド式」を採用。湿度に応じて2つの方式を自動で切り換えるので、電気代のムダを抑えてくれます。

 

<注目ポイント>

・業界トップの静かな運転音

・省エネ性能の高い「ハイブリッド式」を採用

・快適に眠るための「おやすみ加湿」を搭載

本機には、1時間は最小運転音(13dB)でとことん静かに、表示部の点灯も最小限にして運転し、その後は「静音」運転でしっかり加湿する「おやすみ加湿」を搭載。パワフルに加湿する「ターボ運転」も搭載するなど、ユーザー思いの便利な機能を満載しています。加湿器上部には、持ち運び用のハンドルがついているので、移動したいときや周辺を掃除するときに役立ちますよ。

 

その4

どんな部屋にもマッチする優美なデザイン

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ドウシシャ

d-design DKHS-351

楽天市場実売価格 1万4900円

“インテリアと調和する家電”をコンセプトにした加湿器。優美な曲線とつややかな質感を持つ斬新なデザインが特徴で、どんな部屋にもマッチします。また、近年では、フローリングでの生活が主流になっているので、床濡れを防ぐために出来るだけ高いところから加湿できるように設計されているのも特徴。

<注目ポイント>

・どんな部屋にもマッチするオシャレなデザイン

・高い位置から加湿して床濡れを防止

・安心の抗菌性能

操作方法はシンプルで、加湿量を「強/中/弱/微弱」の4段階の中から選ぶだけ。品質や安全性に適合した抗菌加工製品に与えられる「SIAAマーク」が与えられており、抗菌性能の面でも安心して使用できます。そのほか、アロマの香りが楽しめるアロマケースの付属や、自動で電源が切れる切タイマーを内蔵するのもうれしい点です。

 

その5

クラシックなデザインと先進的な操作が融合

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バルミューダ

気化式加湿器 Rain Wi-Fiモデル ERN-1100UA-WK

楽天市場実売価格 4万9680円

画期的なタンクレス構造を実現した美しい加湿器。水を上から注ぎ入れるだけで簡単に給水できます。本体には余計なボタンがなく、本体上部にあるコントロールリングを回したりクリックしたりして操作を行います。レッドドットデザイン・アワード 2014(ドイツ)、グッドデザイン賞 2014(日本)を受賞するなど、世界が認めたデザイン性も魅力。壺を思わせるクラシックで上質なデザインと先進的な技術が融合した、今までにない加湿器となっています。

<注目ポイント>

・画期的なタンクレス構造で給水は上から注ぐだけ

・クラシックなデザイン&先進的な操作方法

・空気を清潔に保つプレフィルターを装備

また、風の力で加湿能力する気化式を採用し、雑菌の放出もなく、加湿しすぎることもありません。空気を取り込むプレフィルターには、同社の空気清浄機と同じ溶菌酵素をコーティング。酵素プレフィルターはホコリを取り除くと同時に空気中のウイルスや細菌も除去し、空気を清潔に保ちます。

 

協力:楽天市場

「寝室の加湿器」でこれ以上の選択があるの? 濃厚レビューでダイニチRXシリーズ「夜のスゴさ」が明らかに!

冬本番を迎え、寒さとともに注意したいのが空気の乾燥です。風邪やインフルエンザのウイルスは、湿度の高い状況では水分が吸着してすぐに地面に落ちてしまう一方、湿度40%以下になると水分が蒸発して軽くなり、空気中を漂いやすくなります。また、低湿度になると、目やのどの粘膜も乾燥し、感染リスクもアップ。ですから、室内で快適に過ごすには40〜60%を目安に湿度コントロールするのが重要とされています。加えて、空気の乾燥は肌の乾燥につながり、しわ、しみ、たるみの原因になることも。その意味で、乾燥を防ぐ加湿器は冬の必需品になってくるわけです。

 

シェアNo.1メーカーの最新モデルの使用感はどうなのか?

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そこで今回紹介するのが、定評のあるダイニチ工業の最新モデルです。 「ダイニチ」の名を耳にしたことがないという方も多いかもしれませんが、実は全国主要家電量販店での販売台数・金額シェアともに4年連続1位(※)の大手メーカー。気化式と温風気化式のハイブリッド方式を採用し、加湿スピードの向上と省エネ性を両立しています。また、「業界No.1」という運転音の静かさも特徴とのこと。ただし、それはメーカーが言っていることで、「実際に使ってみなければ、本当の性能はわからない」というのが多くのユーザーの本音ではないでしょうか。そこで今回は、同社の最上位モデル“RXシリーズ”の14畳タイプ(プレハブ洋室)「HD-RX517」を2週間にわたって使用し、実際に感じた点をレポートしていこうと思います。

※全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ 2013~2016年度(年度=4月1日~3月31日)加湿器 メーカー別数量・金額シェア ダイニチ(全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ)

↑今回テストするHD-RX517。サイズ/質量はW375×H375×D175mm/約4.6kg。適用床面積は木造和室〜8.5畳、プレハブ洋室~14畳。RXシリーズは本機を含め、プレハブ洋室8畳/14畳/19畳/24畳の4種類がラインナップされています↑今回テストするHD-RX517。サイズ/質量はW375×H375×D175mm/約4.6kg。適用床面積は木造和室〜8.5畳、プレハブ洋室~14畳。RXシリーズは本機を含め、プレハブ洋室8畳/14畳/19畳/24畳の4種類がラインナップされています

 

ハイブリッド式の採用で、素早く加湿し消費電力も抑える

まずは加湿機能の基本から解説していきましょう。本機は同社の特徴である「ハイブリッド式」を採用し、室内が低温・低湿なときにはヒーターで作り出した温風がフィルターを通過することで、より素早く加湿することができます。また、湿度が設定値に到達するとヒーターがオフになり、より消費電力が少ない気化式加湿に切り替わるので、電気代を抑えることができます。さらに、最新モデルは設定湿度に達するまでの加湿量が約15%アップする「ターボ運転」モードを新搭載し、より素早い加湿が可能になっているとのこと。

↑ターボ運転を使用したシーン。送風口に手をかざすと、加湿する風が真上に送風されているのがわかりました。風が直接身体に当たらないので快適。また、加湿開始後の温風気化運転でも、送風口の風はまったく熱くなっていませんでした↑ターボ運転を使用したシーン。送風口に手をかざすと、加湿する風が真上に送風されているのがわかりました。風が直接身体に当たらないので快適。また、加湿開始後の温風気化運転でも、送風口の風はまったく熱くなっていませんでした

 

湿度は50%/60%/70%の3段階で設定可能。運転モードは設定湿度に合わせて加湿量を自動調節する「標準」モードのほか、風量を抑える「静音」モード、気化式のみで運転する「eco」モード、室温が低温状態ではのどや肌のコンディションを考えて湿度70%以上まで加湿、部屋が暖まると60%程度まで湿度を自動で下げる「のど・肌」モードの4種類を搭載しています。

 

寝室、リビングでの加湿テストでは十分な加湿力を発揮

まずは本機の加湿力を、鉄筋コンクリートマンションの6.5畳の寝室で試してみました。今回は、室温約20℃、湿度約36%の状態から「標準」モード・湿度60%に設定して運転をスタートしました。

 

スタートして10分後にはすでに加湿器本体の湿度モニターは57%を表示し、15分後には61%に。その後60〜65%で推移しました。筆者はふだん、寝室では加湿力の強い他社製のスチームファン式加湿器を使っているのですが、加湿スピードではそれにまったく劣らない印象。その後も加湿を続けましたが、現在の湿度に応じて加湿量を調節し、加湿しすぎを抑えてくれました。過度の加湿は結露、およびカビの原因となるので、これはありがたいです。

 

次に本機を約19畳のLDKに移してテスト。湿度38%から運転を始めたところ、10分後には48%、20分後には55%、30分後には設定湿度の60%に到達。37分後にMAXの63%になり、最小の風量に自動的に切り替えてくれました。

↑19畳のリビングに設置して加湿テストを実施↑19畳のリビングに設置して加湿テストを実施

 

もちろん、19畳のリビングは適用畳数(14畳)より大きな部屋ですので、部屋全体で見れば加湿ムラがある可能性はあります。とはいえ、モニター値で約30分で20%以上加湿してくれたわけですから、十分な加湿力といえます。

 

さらに、ここから「のど・肌」モードに切り替えて1時間運転したところ、湿度は70%に上昇。ここまでくると、確かに湿度を肌で感じるようになり、のどがラクになって、「ああ、潤っているな」というのが実感できます。より強く潤いを求める方は、この「のど・肌」モードを常用してもいいでしょう。

 

操作パネルはシンプルで、各アイコンが表示されたボタンを押すたびに、湿度設定や運転モードが切り替わります。これなら取扱説明書がなくても、誰でも問題なく使えるレベル。湿度表示モニターも黒地に緑色の表示で、視認性は高いです。強いて言えば、ですが文字はもう少し大きい方が、年配の方などには親切かなと思いました。

 

「おやすみ加湿」を搭載し、就寝中の使い勝手が抜群

本機は加湿性能とともに、その静かさも印象的でした。標準モードでの最大運転音は30dB(ターボ運転時は35dB)。30dBというのは人の声で言うと「小さなささやき声」程度だとか。運転開始時の音量がこれに当たりますが、静かな室内でつけたときに、意識すれば「運転しているな…」と感じる程度で、日常生活ではほぼ気にならない運転音だと思います。さらに湿度が設定温度に達したあとの最小運転音はなんと13dB。生活の中では運転していることに気がつかない音量で、寝つきが悪い人でもこれなら快適に眠れるはずです。実際、筆者の妻は音に敏感で、日によってクルマが外を通る音が気になって眠れないことがある、でも耳栓はイヤという人なのですが、就寝中に本機を運転しても、まったく気にならなかったようです。

↑寝室で使用してその運転音をチェック↑寝室で使用してその運転音をチェック

 

就寝中といえば、筆者が特に便利だと思ったのは「おやすみ加湿」機能です。「おやすみ加湿」モードは、ボタンを押して最初の1時間を最小音量の13dBで運転し、その後「静音運転」モードで、室内湿度に応じて13dB〜23dBで運転します。つまり、眠りにつくまでは静かさを優先し、睡眠中は静かさに加え加湿もしっかり行う、という考え方です。

 

さらに同モードを選択すると操作部のランプも最初の1時間は「おやすみ加湿」のランプのみ点灯し、その後はランプと湿度表示のみ点灯。表示部の明るさも、通常より7割減光されます。寝るときにはできるだけ室内を真っ暗にしたい、という人にはオススメですね。

↑「おやすみ加湿」では、最初の1時間はランプのみ点灯↑「おやすみ加湿」では、最初の1時間はランプのみ点灯

 

タンク・トレイが洗いやすく、「お手入れサイン」が便利

さて、意外に知られていないのですが、加湿器選びで重要なのがメンテナンス性。手入れせずに使い続けると、雑菌やカビが発生し、加湿の際にそれらを部屋中にまき散らすことになります。どの加湿器もメンテの作業は避けて通れないゆえ、手入れのしやすさは使い勝手を大きく左右します。気化式や本機のようなハイブリッド式で、お手入れが必要なのは給水タンク、タンクや加湿フィルターが乗るトレイ、気化フィルター(加湿フィルター)、外部から空気を取り入れる吸気口のフィルターの4か所になります。

↑本機のタンク容量は5.0ℓで、目安約10時間の連続運転が可能↑本機のタンク容量は5.0ℓで、目安約10時間の連続運転が可能

 

↑タンクを外すと、青い気化フィルターが取り出せます↑タンクを外すと、青い気化フィルターが取り出せます

 

その点、本機のタンクは給水口が大きく、水が入れやすくて洗いやすいのが特徴。トレイと気化フィルターには、それぞれ抗菌加工が施され、雑菌の繁殖を抑える仕様となっています。ただし、水道水のミネラル分によって次第に水アカが付着するため、2週間に一度の掃除が必要。これを面倒だと感じる人も多いでしょうが、清潔に部屋を加湿するには不可欠な作業です。とはいえ、トレイがフラットで洗いやすいため、洗うのが面倒と思うことはありませんし、気化フィルターはトレイから取り出し水洗いして汚れを拭くだけ。吸気口のフィルターは週に1回程度、フィルターについたホコリを掃除機で吸い取ればOKです。

↑吸水口が広く、手を入れて中をスポンジで掃除できます↑吸水口が広く、手を入れて中をスポンジで掃除できます

 

↑気化フィルターを設置するトレイは抗菌仕様。フラットで洗いやすくなっています↑気化フィルターを設置するトレイは抗菌仕様。フラットで洗いやすくなっています

 

なお、気化フィルターは月に1回程度、クエン酸洗浄をすると、フィルターが長持ちします。クエン酸洗浄は、水にクエン酸を溶かして約30分〜2時間の漬けておき、その後すすぎ洗いをすればOK。クエン酸洗浄には、100円ショップなどで買えるファイルケースを使うと、水とクエン酸の量が少なくて済むため、便利です。ちなみに、本機は運転時間にかかわらず、電源プラグをコンセントに挿してから2週間後に「お手入れサイン」が点灯。サインのおかげで、うっかりメンテし忘れることがないのもうれしいですね。

20171128-s1kai (24)↑気化フィルターのクエン酸洗浄では、100円ショップのファイルケースを利用するのがオススメ。クエン酸はダイニチWeb Shop(24時間受付・送料無料)で324円(税込)で販売しています

 

この冬のパートナーにふさわしい実用性に優れたモデル

最後に、2週間使ってみた印象をまとめてみましょう。気化式加湿器は、濡れたフィルターに風を送って気化させる方式のため、加湿スピードが遅いというデメリットがあります。ですが、今回試したHD-RX517は、ヒーターで熱した風を気化フィルターに送るという方式でその問題を解決。特に寝室で使ったときは、運転開始時にぐんぐん湿度が上がっていくのが“肌”で感じられました。

 

静音性に関しては文句なし。テレビがついていたり、家族が会話したりしているリビングでは、ターボ運転時の35dBでも運転音が気になることはまずないでしょう。また、寝室で「おやすみ加湿」を使えば、入眠時には13dBという、人が聴き分けられる最小レベルに近い音量で運転できます。特に、「就寝中は加湿器マスト」という方には、真っ先にオススメできる機種だといえるでしょう。取っ手付きで移動がラクなので、ふだんはリビングで使い、寝るときは寝室に移動、という使い方も可能です。

↑上部には取っ手が付いているので、本体の移動もカンタンです↑上部には取っ手が付いているので、本体の移動もカンタンです

 

今回の試用で、本機は基本の加湿性能を重視しつつ、最も活躍してほしい「寝室」での使いやすさにこだわった、極めて実用性の高いモデルだと感じました。本体に3年のメーカー保証が付いているのも、品質への自信の表れ。この冬、パートナーとするにふさわしい、価値のあるモデルだと感じました。

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撮影/高原マサキ(TK.c)

「電球並みの発明」冬一色のランキングにイタリア人大絶賛のホーム用品がランクイン! Amazonで人気の「ホーム&キッチン」製品は?

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「ホーム&キッチン」のランキング(集計日:11月22日、午前)を紹介していこう。

 

イタリア人絶賛の“珪藻土マット”がランクイン!

●1位「パール金属 真空 コンビニ カップ レギュラー ステンレス ブラウン HB-1337」

●2位「Phoebe マグネットフック 強力 5個入 垂直耐荷重35kg 金属製 直径3.2cm 高さ4cm シルバー キッチン用 オフィス用 業務用 壁掛け用(M2)」

●3位「enswall 珪藻土バスマット 風呂マット 足ふきマット 消臭 速乾 防カビ 防ダニ 抗菌 約60cm×39cm JD001W(灰白)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

最近話題の「珪藻土バスマット」が3位にランクイン。今年3月に放送された「ニッポンどうでしょう?」では、“イタリア人が選んだニッポンの便利グッズ”の2位に選ばれている。水を一瞬で吸収する様子を見たイタリア人からは、「便利グッズの概念を超えてる」「電球とかそれくらいの大発明だね」と大反響が上がっていた。

 

番組によると、珪藻土バスマットは日本独自の技術で開発されたらしく、今年11月の「世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!! 視察団」では漆に混ぜて塗る粉としても珪藻土が登場。熱い料理を入れた輪島塗の器を持っても熱が伝わらないのは、珪藻土のおかげだという。

 

万能な珪藻土は、もちろんSNSでも大人気。Twitterでは、“別れた彼氏からの久しぶりの連絡が「珪藻土マット最高」だった”というツイートが2,500いいね以上を獲得している。

 

冬はやっぱり加湿器! インフル&風邪対策で購入者増加

●4位「パナソニック フェイスシェーバー フェリエ ピンク ES-WF40-P」

●5位「Convida 加湿器 卓上 アロマ 300ml大容量 10時間連続加湿 USB接続 超音波式加湿器 静音 オフィス 寝室 車内乾燥対応(ホワイト+ブラック)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

11月22日朝に放送された「ビビット」では、インフルエンザワクチンが不足しているというニュースの中で予防法として加湿器が登場。加湿器を使って50~60%の湿度になるように心がけると対策になるらしい。

 

他にも、唾液を出すためにガムを噛んだり、のど飴をなめるのも良いとのこと。加湿器の有効な使い方は11月21日の「林修の今でしょ! 講座」でも紹介されている。床などの低い場所に置きがちな加湿器だが、風邪予防のために使うなら高い位置に置くのがおすすめ。顔の高さにくるように置けば、湿度が部屋全体にいきわたる。

 

今回5位にランクインした「Convida 加湿器」はUSB接続ができ、倒れても水が漏れない仕様。会社のデスクに置くにもピッタリなデザインなので、乾燥しがちな冬のオフィスには欠かせない存在になりそうだ。

 

●6位「ZNT 萌えニャンコ呼吸ランプ ベッドサイドランプ LED テーブルライト 24連続照明 間接照明 猫ランプZNT-C101」

●7位「アイリスオーヤマ オーブンレンジ 16L ターンテーブル ブラック VAL-16T-B」

●8位「Purefly ネックピロー U型 手動プレス式膨らませる 旅行用 飛行機 バス オフィス 自宅 収納ポーチ付」

●9位「Joly Joy(R)(ジョリジョイ)超音波式加湿器 ディフューザー 風邪防止 空焚き防止 静音 大容量 4リットル(ホワイト)」

●10位「アイリスオーヤマ 電気ストーブ 400W/800W EHT-800W」

 

本格的な冬が目前ということで、保温カップや加湿器、電気ストーブがランクインした今回のランキング。「ホーム&キッチン」カテゴリには電気毛布やガス暖房など、これから順位を伸ばしていきそうな商品もまだまだ存在するので、今後のランキングにも注目したい。