多機能バックパック「Capsula」のクラウドファンディングがCAMPFIREに登場。“空気の力”を利用した画期的なバックパックに注目が集まっている。
出典画像:「超軽量・耐衝撃・完全防水。空気を吹き込み水に浮くCapsulaバックパック」CAMPFIREより
耐久性・軽量性を両立させた新しいバックパック
出典画像:「超軽量・耐衝撃・完全防水。空気を吹き込み水に浮くCapsulaバックパック」CAMPFIREより
Capsulaの最大の特徴は、空気を吹き込むバルブがバックパックに内蔵されていること。これによってバッグの中に空気が充満し、空気圧が衝撃を吸収してくれる。これまでの耐衝撃バッグはハードジェルや分厚いクッションが使われてきたため重量が嵩んでしまいがちだったが、このバッグに使われているのはあくまで空気。かつてないほどの耐衝撃性能を実現しながら、軽量性も両立している。空気のおかげで“水に浮く”というのも、水辺などの特定の条件下では利点になりそうだ。
バックパックの空気を密閉しているのは、特許出願中の特殊なジッパー。そもそもCapsulaを制作するきっかけとなったのは、Nyseal社がこのジッパーを開発したこと。そこで開発チームがテスト用の完全防水ケースを作り、ジッパーが耐えられる気圧を測定。結果、6-10kpaというNyseal社も驚愕するほどの数値を叩き出し、「このケースを実験道具にしておくには勿体ない」という思いからCapsulaを誕生させた。
出典画像:「超軽量・耐衝撃・完全防水。空気を吹き込み水に浮くCapsulaバックパック」CAMPFIREより
“空気”を逃がさないほどの密閉性なので“防水性能”にも優れており、力づくで深度1メートルに沈めるテストでは30分間浸水なし。さらに抜群の密閉性が、副産物として“断熱性”をもたらしている。
機能性も抜群で、背パッドを取り外すことにより「ブリーフケース」や「スリングバッグ」に早変わり。そして“インナーバッグ”をセットすることで、小物なども自由自在に仕分け出来る。
かなり高性能なバックパックのためSNSなどでは「これは面白いカバンだな」「ヘリウムガスとか入れたらどうなるんだろう?」との声が。空気を使ったバックパックに興味をそそられているようだ。
様々な応用がきく魔法の素材“空気”
空気を使ったバッグは近年注目されているようで、Capsula以外にも様々な商品がある。FREITAG社は空気を入れて使用するキャリーバッグZIPPELINを開発。こちらは収納性と軽量性に優れたキャリーバッグとなっている。そして水着を中心とした商品を展開するブランドPixyPartyは、空気をいれて持ち運ぶトートバッグ「エアトートバッグ」シリーズを販売。
ちなみに「Capsula」も、バックパックだけでなく“ラップトップタイプ”や“カメラバッグ”など様々なタイプをリリースしている。“衝撃吸収”と“軽量性”を両立してくれる魔法の素材“空気”は、今後も耐衝撃バッグ開発で重宝されそうだ。