理由はウイルス除去だけじゃない! 琉球大学病院が88万円~の空気清浄機「ナノドロン」を選んだ意外なワケと満足感を語る

コロナ禍により、いままで以上に徹底した感染予防対策が求められる病院で、新たに空気清浄機を設置する病院が増えています。沖縄にある琉球大学病院もそのひとつ。今年春に沖縄での感染者が増加したことを受け、検査部の生理機能検査室にドイツの空気清浄機「ナノドロン」を新たに設置しました。

↑琉球大学病院に設置された空気清浄機ナノドロン(壁際の白い筒状のもの)

 

ナノドロンは熟練のドイツ職人が生産工程の半分をハンドメイドする税込88万円~の高級モデル。これだけ高価なのにもかかわらず、数ある空気清浄機のなかから、なぜナノドロンを選んだのでしょうか? 同室に所属する臨床検査技師の皆さんにオンラインで話を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。

 

↑ドイツHealth Air Technology社が製造するナノドロン空気清浄機。森のように澄んだ空気を生み出すことから「森の発電機」と呼ばれており、ロールス・ロイスやポルシェなど世界の一流企業にも採用されています。サイズは直径17cm×高さ165cm、重量16㎏。適用床面積は70畳まで。カラバリは12色で、写真のカラーはカーボンホワイト

 

検査中の感染リスク低減のため、空気清浄機の導入を検討

↑インタビューに答えてくれた琉球大学病院検査部生理機能検査室のみなさん。中央が導入したナノドロンのカーボンホワイト。左奥の男性はナノドロンの正規代理店・沖縄三和メディカル 営業部の山田晋之亮さん

 

生理機能検査室では、心電図検査や超音波検査、呼吸機能検査などを行っています。今回、ナノドロンを設置したのは、呼吸機能検査を行う検査室だそう。

 

「患者さんには検査中も基本的にマスクを着けていただいていますが、呼吸機能検査は大きく息を吸ったり吐いたりしてもらうことで肺の機能を評価するため、患者さんにマスクを外して行ってもらいます。そのぶん感染症のリスクも高くなるため、特に高性能な空気清浄機の必要性を感じていました」(検査部生理機能検査室のみなさん・以下同)

 

そこで院内の感染対策室に相談したところ、いくつかの高機能空気清浄機とともに紹介されたのが、このナノドロン。ナノドロンの空気浄化能力は通常のHEPAフィルターを搭載したモデルの約50倍。特殊合金の静電フィルターを搭載することにより、0.001μm以上の超微粒子の捕集を実現しています。さらに、捕集した粒子は高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術によって破壊。これにより、花粉やハウスダストなどのアレルゲンはもちろん、空気中に浮遊するウイルス、細菌、煙、不要なニオイもしっかりと除去・分解してくれるのです。

↑特殊合金でできた静電フィルターで、帯電させた超微粒子を捕集します

 

↑内部の「高電圧発生器」が1万2000Vの高電圧電子を供給。ナノドロンは、この高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」技術により高圧磁場を発生させ、ウイルスや細菌などを破壊します

 

 

選択の大きなポイントは意外にも「音の静かさ」だった

このほか、意外にも生理機能検査室のみなさんが注目した点は、「音の静かさ」だったといいます。

 

「呼吸の検査では、私たちが患者さんにいろいろと指示を出し、その通りに呼吸をしてもらいます。しかし、検査中は私たちがN95という高気密なマスクを使用しているため、声が通りにくい。そのため、空気清浄機の音で私たちの指示が患者さんに聞こえなくなると困るんです。だから、ナノドロンは音の数値が優秀だった点も、大きなポイントとなりました」

 

ナノドロンの運転レベルは1から4まであり、最大となるレベル4で運転しても騒音値は45dB。目安としては図書館~静かな事務所と同じくらいの音で、これでも十分静かです。なお、呼吸機能検査室で検査中は、人の出入りがあるのでレベル4で運転しており、それ以外の時間はレベル1で運転しているそう。レベル4でも「患者さんへの指示が聞こえにくい」などの問題は起こっていないといいます。

↑ナノドロンの操作パネル。4段階で運転レベルを設定できます

 

ちなみに、ナノドロンが最小のレベル1で運転したときの騒音値は29dB。目安としては郊外の深夜やささやき声と同じくらいで、かなりの静かさです。メーカーによると日常的にはレベル1で十分だそうで、ニオイや空気の汚れを感じたときのみレベルを上げればOK。筆者も自宅で実際に使ったところ、レベル1だと耳を済ませないと稼働しているかわからないほど静かでした。

 

設置してみたら予想以上にスマートでスタイリッシュ

さて、ナノドロンの導入でもうひとつ気になる点といえば、空気清浄機らしからぬデザインです。高さも165cmと人の背丈ほどあるため、納品されるまでは「検査室が狭くなってしまうのでは?」という懸念もあったそう。ところが、実際に到着してみると「逆にコンパクトに感じた」といいます。

 

「納品される前までは、おそらく圧迫感はあるだろう、と思っていましたが、実際に置いてみたら予想以上にスマート。カラーも白(カーボンホワイト)を選んだのですが、これがスタイリッシュで清潔感があり、検査室に置くデザインとしても正解でした」

設置してから約3か月。「決めるときは悩みましたが、ナノドロンにしてよかった」と満足しているとのこと。空気の汚れは目に見えないものの、コロナ禍に高性能な空気清浄機がある安心感は大きかったといいます。

 

「検査室の大きさに対して、浄化能力が〜70畳とかなり大きいぶん、よりスピーディに浄化してくれていると思うので心強いですね。もっと多くの病室や検査室に置けたら理想的ではありますが、価格が安くはないので要交渉です。特に院内の換気しにくい部屋に設置するのはいいかもしれませんね。現在設置している呼吸機能検査室では特にニオイが発生することはありませんが、ナノドロンは脱臭効果も高いようなので、ニオイが出る部屋に置いて脱臭性能を試してみたいです」

 

また、空気清浄機というとこまめにお手入れをする必要がありますが、ナノドロンの場合は1年に1回(※頻度は使用状況によって異なります)専門スタッフがメンテナンスを行うため、日常的なお手入れは表面の汚れやプレフィルターのホコリを取るだけ。「業務の合間にお手入れする手間が減らせたのもうれしいポイント」とのことでした。みなさんもぜひ、高い空気浄化能力を誇り、デザイン・設置性も良く、音も静かで手入れの手間も少ないナノロドンで、「安心感のある生活」を実感してみてはいかがでしょうか。

協力/ナノドロン正規販売代理店・沖縄三和メディカル

 

実は恐ろしい「梅雨のカビ」の健康リスク。世界的な認証機関が認めた「カビに強い」空気清浄機「ナノドロン」で対策を!

いよいよ梅雨の季節となりました。梅雨といえば、気をつけたいのがカビ。カビの繁殖が活発になるのは温度が20~30℃、湿度が70%以上の空間とされ、温度・湿度とも高くなる梅雨はカビにとって好都合。気がついたら、部屋の隅やカーテンの陰、ベッドの下や窓際のサッシ周りがカビだらけ……なんてことも。実は、こうしたカビを放っておくと、人間の身体に重大な影響を及ぼす可能性があることをご存じでしょうか?

 

カビの胞子を吸い込むとアレルギー症状が出ることも

もし、カビの胞子を大量かつ長期的に吸い込んでしまうと、免疫の過敏反応によるアレルギー性の症状が発生するリスクが高まります。くしゃみや鼻水が止まらなくなる「アレルギー性鼻炎」、目がかゆくなる「アレルギー性結膜炎」などのほか、気道が狭くなり息苦しくなる「気管支喘息」、せきや発熱、息切れなどを引き起こす「過敏性肺炎」など、カビが原因となるアレルギー症状は数多くあるのです。自宅にアレルゲンが存在するので、外出すると症状が軽減し、自宅に帰ると悪化するというケースもしばしばあるとのこと。

※写真はイメージです

 

体内でカビが繁殖する真菌症に注意

もうひとつ、カビの被害で恐ろしいのが、カビ(真菌)そのものに感染し、カビがヒトの身体で増殖する「真菌症」です。もっとも身近な真菌症は、水虫やたむしなど。これらは皮膚表面に症状が出るものですが、恐ろしいのが内臓など体内にまで感染が及ぶ真菌症です。特に、抵抗力が落ちている人や肺に基礎疾患がある人に多いのが「肺真菌症」。肺がカビに感染することで発熱やせき、たん、血痰、だるさ、呼吸困難などの症状が現れることがあり、命に関わるケースもあるのです。

 

このほか、カビが生み出す微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)が、倦怠感・頭痛・めまいといった健康障害を引き起こす可能性も指摘されています。こうしたカビの健康被害を防ぐために、ぜひ取り入れたいのがカビの胞子を除去してくれる空気清浄機。なかでもオススメしたいのが、昨年11月にドイツから上陸した世界屈指の高級空気清浄機「ナノドロン」です。

 

空気清浄機「ナノドロン」は浮遊するカビの胞子をしっかり除去

↑空気清浄機「ナノドロン」はドイツの熟練職人が生産工程の半分をハンドメイドで製造(実売価格は税込88万円~)。サイズは直径17cm×高さ165cm、重量16㎏。適用床面積は70畳まで。天井高は5mまで。カラバリは12色で、写真のカラーはシャンパンフォグ

 

文部科学省の「カビ対策マニュアル」では、HEPAフィルター(※)付きの空気清浄機の活用を推奨しています。その点、「ナノドロン」の浄化能力は、一般的な空気清浄機に使われているHEPAフィルターのなんと50倍以上。空気中に浮遊するカビの胞子やカビのエサとなるホコリはもちろん、花粉、ウイルス、細菌、煙、不要なニオイを除去。先述のMVOCなど揮発性の有害物質もしっかりと除去してくれるのです。

※HEPA(High Efficiency Particle Air Filter)フィルター……粒径0.3μm(マイクロメートル)の粒子に対して、99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルターのこと

↑0.001μmまでの粒子を吸着するナノドロンの静電フィルター

 

また、カビは温度や湿度が部分的に集中している場所に発生しやすいのですが、ナノドロンはこうした空気のムラを防ぐ効果を持っています。ナノドロンは元々、クリーンルームの思想をもとに設計されており、密閉空間での使用に適しているのが特徴。一般的な空気清浄機とは異なり、空気を上部から吸い込み、浄化した空気を下から送り出す仕組みを取っています。これにより室内を循環する気流が生まれ、室内の温度や湿度を均一に保ってくれるのです。

 

吸着した粒子は「コールドプラズマ」で分解

一方で、使っているうちに空気清浄機からイヤなニオイがしてきた……というのもよくある話。フィルターに付着したホコリにカビや雑菌が繁殖しては、元も子もありません。その点、ナノドロンは1万2000Vの高電圧電子を活用した「コールドプラズマ」(低温プラズマ)技術によって、吸着した粒子を分解、あるいは不活化することが可能。また、フィルターは1年に1回、専門のスタッフが交換してくれるので(有料)、本体の内部は常に清潔に保たれます。

↑汚染粒子を静電気で分解するための高電圧発生器

 

認証機関「TÜV NORD」のカビ胞子に関する検査もクリア

さらに、ナノドロンは「TÜV NORD(テュフノルド)」と「ECARF (ヨーロッパアレルギー研究財団)」という2つの機関に「アレルギー患者に適合する」と認定されている点にも注目です。なかでも世界的な認定機関「TÜV NORD」は、12週間かけてナノドロンの室内空気浄化能力を調査するとともに、雑菌の繁殖、カビ胞子分離効率の検査など12のテストを実施。これをクリアしたナノドロンにアレルギー効果の安全認証を与えたことから、間接的に「カビにも効果的」という事実が証明されたことになります。その実力は世界でも高く評価され、ロールス・ロイスやポルシェ、シーメンスといった名だたる企業の工場やオフィスに採用されています。

↑TÜV NORDの認証マーク(左)と認定書(中)。ECARFの認定書(右)

 

カビの胞子やカビのエサとなる粒子を除去しながら、カビが生育しにくい環境作りをサポートし、本体内部の汚染も防ぐナノドロン。世界的な認証機関に認められ、世界の一流企業に採用されている点でも安心ですね。梅雨のカビ対策に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

監修/ハピコワクリニック五反田院長・岸本久美子