2021年5月のGoogle I/Oでの披露はあくまでコンセプトの紹介でしたが、9月のSearch On ’21ではより実践的な、動くデモンストレーションを公開しました。
Google I/Oのデモでは、「前にアダムズ山に登ったことがあって、今年は富士山に登りたいと思っているのだけど、追加で装備を揃える必要ある?」という質問に対して、検索エンジンが山の標高といった情報や、登山者の服装を写した画像、SNSでの投稿などの情報を集約して、「秋の富士山は雨が降りやすいのでレインジャケットを用意した方が良い」と答える内容でした。
Search On ’21では、Google レンズでのデモンストレーションで、派手な柄のジャケットを写して「このジャケットと似た柄のスニーカー」という指定して検索するというデモンストレーションを披露しました。
Google Tensorは、スマホの主要な処理機能を集約した統合チップセット(SoC)です。スマホのさまざまな機能を担う重要な部品ですが、グーグルがこだわったのは「TPU」と呼ばれる、いわゆるAI処理(ディープラーニング)を担うチップ。このTPUはグーグルが独自に回路を設計して、性能を高めています。
―― Google マップが2005年にサービスを開始した時点では、パソコンのWebブラウザーで閲覧できる地図でした。その後、2007年のiPhone登場を契機にスマートフォンの時代が到来しましたが、その中でも地図は重要な機能となっています。スマホの登場はGoogle マップにとって、どのような変化をもたらしたのでしょうか。
後藤 Google マップは、いまで言うフィーチャーフォンからモバイル対応をスタートしました。その後、2008年にAndroidアプリを、2012年にiOSアプリを提供しています。スマホ時代の到来は、地図にとっても大きな変化をもたらしました。
グーグルは8月18日、Google Pixel A シリーズ スマートフォンから最新の「Google Pixel 5a(5G)」を発表。8月26日から発売します。価格は5万1700円(税込)です。なお、Google ストアや各販売店、オンラインストアのほか、ソフトバンクからも販売されます。
Google Pixel 5a(5G)は、シリーズとしては初めて防水に対応。IP67の防塵・防水性能を実現しています。また、ボディの素材にはプレミアム金属製ユニボディを採用し、高い耐久性を確保しています。さらに、バッテリー容量は4680mAhと大容量を搭載しており、使い勝手に優れたモデルに仕上がっています。
11月25日に新たに発売されたChromecast with Google TVは、従来のChromecastの機能はそのままに、「Google TV」と「Googleアシスタント」が追加されたもの。価格は7600円(Netfixの6か月分のメンバーシップとセットで1万1200円)。Chromecastのどこが進化したのか? Gooole TVでは何が楽しめるのか? さっそく使ってみました。
↑進化した「Chromecast with Google TV」のリモコン
従来のChromecastと同じように設定可能
新たに発売されたChromecast with Google TVは、従来のChromecastとほぼ同じ手順で設定可能。ChromecastをテレビのHDMIポートに差し込んで、テレビの電源をオンにし、テレビ入力をChromecastが接続されているHDMIに切り替えます。続いて、スマホにインストールした「Google Home」アプリを起動。あとは、画面の案内に従って設定を進めるだけです。
↑Chromecast with Google TVの内容物一式。写真はSnow(白)だが、カラバリは、ほかにSunrise(淡いサーモンピンク)とSky(水色)から選べる
↑手のひらサイズの本体に付属のケーブルを挿して電源につなぐ
↑片方はテレビのHDMIポートに挿し込む。これでデバイスの準備は完了
筆者は従来のChromecastを使っていたので、それを新しいChromecastに差し替えました。すでに「Google Home」アプリは使っていたので、新しいデバイスとしてChromecast with Google TVを追加するだけで設定完了です。
Chromecast with Google TVの「Google TV」は、簡単にいえばスマートテレビのプラットフォーム。新しいChromecastを取り付けたテレビの電源をオンにすると、Android TVのようなホーム画面が表示されます。映像コンテンツやアプリのメニュー画面で、アップルの「Apple TV」やAmazonの「Fire TV」と同じように使えるといってもいいでしょう。
Chromecast with Google TVは、主に映像コンテンツを楽しめる設計になっていますが、大画面で楽しみたいアプリを追加することも可能。OSは「Android TV OS」なので、Android TVで楽しめるアプリをダウンロードして追加できます。
追加できるアプリは、ゲームやカラオケ、フィットネスなど、バラエティに富んでいます。しかし、ゲームの中にはAndroid TV対応のゲームパッドが必要なものがあったり、日本向けのコンテンツが乏しかったり、有料の会員登録が必要だったりと、Google Playストアのように無料で楽しめるコンテンツが充実しているわけではありません。ですが、従来のChromecastとは違って、アプリで用途を広げられることも「with Google TV」の魅力といっていいでしょう。
Chromecast with Google TVの価格は7600円。販売が継続されるChromecast(第3世代)は5072円なので、“with Google TV” によって2500円ほど高くなります。
筆者が1週間ほど使った率直な感想としては、いま使っているChromecastをChromecast with Google TVに買い替えることで、自宅のフツーのテレビがスマートテレビに進化したように思えるので、2500円ほど高いものの乗り換える価値は十分あると思います。メディア向けの説明会で聞いたところ、Google TVの最大の利点は検索とレコメンド機能にあるとのこと。長く使うほどに、自分の嗜好に合ったコンテンツが続々と勧められて、Google TVを視聴する頻度も高くなるのだそうです。また、Google Nest Audioなどのスマートスピーカーを持っている場合は、グループを作って、同時に再生することもできます。
すでにアマゾンの「Fire TV Stick」やアップル「Apple TV」などのデバイスを持っている人なら、新たにChromecast with Google TVを購入するメリットは少ないかもしれませんが、まだテレビでネットストリーミングを試したことのない人には、ぜひ使ってみてほしい端末といえます。
Google Wifiの特徴は複数の本体を利用することで、家庭内のどこからでも安定的にWi-Fi接続ができるようになる「メッシュネットワーク」を構築できることです。例えば一戸建てで、1階にWi-Fiのアクセスポイントを設置している場合、2階や3階などの、離れた部屋からは接続できなかったり、速度が低下したりしていました。しかし、Google Wifiでは複数の本体を宅内の様々な場所に置くことで自動的に最も安定的に通信できる本体を選んで通信します。
Google WifiはWi-Fiルーターとしては決して安くありませんが、メッシュネットワークやスマートフォンアプリから各種設定ができる点などは非常に便利だと感じました。特に1台のWi-Fiルーターではなかなか全部屋をフォローできない一戸建てでは、メッシュネットワークが有効です。各階に設置することで、家の中を自由に動き回ってもWi-Fiを切り替える必要がありません。子どものネット利用にも気遣った機能性など、Google WifiはWi-Fiやネット、スマホなどに詳しくない家族でも安心して使えそうな一品です。
Google Homeなどのスマートスピーカーとの違いは、「Googleマップ」「Googleフォト」などが見られること。Google HomeでもテレビにChromecastを接続して連携すると、Googleフォトが見られますが、スマートディスプレイでは、単体で見たい写真を表示でき、声で操作するデジタルフォトフレームのような感覚でも使えます。
Google Homeで「ニュースを聞かせて」と話すと、音声ニュースが流れますが、スマートディスプレイなら動画のニュースも見られます。料理のレシピを調べた時に、作り方がわかるYoutube動画を再生することもできます。Googleのビデオ通話アプリ「Duo」にも対応し、ハンズフリーで発信し、離れて住む家族や友達とビデオ通話を楽しむこともできます。…と聞くと、“もはやタブレットと同じでは?”と思うかもしれませんが、スマートディスプレイにはキーボードは表示できません。あくまでも声で操作する端末であり、タブレット向けのGoogleアシスタントとは異なるとのこと。
アメリカのスマートスピーカー市場では、先に発売されたAmazon Alexaが圧倒的なシェアを占めていますが、CESでは、Googleアシスタントが巻き返しに躍起になっているようにも見えました。総合家電メーカーのLGエレクトロニクスが自社のAIプラットフォームにGoogleアシスタントを連携させることを発表するなど、Googleアシスタントで操作できるデバイスも一気に増やしていく構え。Amazon vs Googleの競争は、今年さらに激化しそうですよ。
グーグルのAIスピーカー「Google Home Mini」を購入しました。発売日の10月6日にグーグルのオンラインストアで予約購入して、「お届け予定日」とされていた10月26日から1日遅れて27日にわが家に到着。どうやら香港のエクスパンシスの倉庫から発送されて、羽田空港で税関審査を通過していたため1日ぶんの間が空いたようです。何はともあれ、さっそくセットアップして使ってみました。
小さくてかわいい、カラフルなスマートスピーカー
Google Home Miniは10月6日に日本上陸を果たしたスマートスピーカー「Google Home」の弟分です。ぱっと見でもわかる大きな違いはその名前にもあるとおり「ミニなこと」です。天面がファブリック素材になっていて、カラバリがチョーク(ホワイト)とチャコール、さらにオレンジっぽいコーラルの3色から選べるのもミニの魅力。予約開始のタイミングでチャコールだけ販売がスタートしていなかったことと、ありふれた白系じゃつまらないなあと思って、筆者はコーラルにしました。
音楽リスニングについては普通のBluetoothスピーカーにもなります。Homeアプリのデバイス設定から「ペア設定されたBluetoothデバイス」にアクセスしてペア設定モードを有効にするか、または音声コマンドで「Bluetooth接続」とリクエストするとペアリング待機状態になるので、あとはiPhoneやAndroidスマホなど好きな音楽プレーヤー機器につなげば、端末に保存した音楽を再生したり、SpotifyやGoogle Playミュージック以外の音楽ストリーミングサービスもGoogle Home Miniで聴くことができます。ただし、Bluetooth接続の場合はスマホからのストリーミングになるので、スマホでアプリを終了したり、端末の電源を切ってしまうと当然音楽は再生できません。
音質は? マイクの感度は?
兄貴分のGoogle Homeが「ミニになる」と、マイクの反応や音質には差が出てくるものなのでしょうか。それぞれGoogle Home Miniの実力をSpotifyの楽曲を聴きながらチェックしてみました。マイクの反応については本体がミニであることをみじんも感じさせないほど感度は良好。5m以上離れた部屋から呼びかけてもコマンドに応えてくれました。コマンドを受け付けると手面の4つのLEDが一斉に点灯します。
音楽再生の音質は思った以上に悪くありませんでした。ボーカルがクリアで、高域のヌケ感が爽やかです。ビル・エヴァンスのジャズピアノはキラキラとした、少し硬質なタッチのメロディが心地よくストレートに響いてきます。ただ、その代わり低音はほぼナシです。そこはサイズ並みな感じで以前にチェックしたGoogle Homeの厚めな中低域とは真逆な印象を受けました。ちょうどサイズが似ているボーズのBluetoothスピーカー「Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker」と同じ曲をかけて聴き比べてみると、やはり音響面をしっかりと作り込んだボーズのスピーカーとは低音の鳴りには開きがありました。
↑ボーズのスピーカーはさすが音の面では作り込みがしっかりしている印象。特に小さいのに低音が出せる
もしGoogle Home Miniを買って音質が満足できないようであれば、グーグルの「Chromecast built-in」の機能を搭載するWi-Fiスピーカーやオーディオシステムと組み合わせる手があります。例えばソニーの「SRS-X77」のように、Chromecast built-inの機能を搭載するスピーカーであれば、リビングにGoogle Home Miniを置いて、ベッドサイドやキッチンにSRS-X77を設置。Googleアシスタントに「ベッドルームのスピーカーでSpotifyからジャズを再生して」といった感じにコマンドを送ると、音声ストリームを飛ばしてベッドサイドの高音質なスピーカーで再生してくれます。もしスピーカーにアップコンバートや低音ブーストなどの機能などがあれば、こちらも合わせて活用しながら自分の好きな音に追い込むことができます。
Google Home Miniはこんな人にオススメ
Google Home Miniはどんな人にオススメなスマートスピーカーなのでしょうか。まずはとにかくスマートスピーカーがどんなものなのか試してみたい、体験してみたいという方には価格は手ごろだし、設置場所も取らないので非常におすすめです。ただし電源ケーブルをつなぐコンセントが必要なので、家中の「どこにでも置ける」とまでは言い切れません。アダプタにmicroUSB端子でつなげるので、モバイルバッテリーが使えたり、PCにUSB接続して使えないか試してみましたが筆者の環境ではうまくいきませんでした。モバイルバッテリーは使えるという報告もあるみたいなので、引き続き検証してみたいと思います。
フィリップスの「HUE」など、Googleアシスタントで動かせるスマート家電がもう家にあるので、声でも操作できるようにしたいという方には、やはり安くてコンパクトな「Google Home Mini」がよい選択肢ではないでしょうか。インテリアに調和しやすいデザイン的にもアリだと思います。
↑テレビラックの木目にもぴったりマッチした
↑出窓に置いても様になるGoogle Home Mini
Google Homeスピーカーに音質は期待していない、またはGoogle Homeと連携できるいい音のワイヤレススピーカーをもう持っているので、AIの部分だけあれば十分という筆者のような人たちにも「Google Home Mini」は遊べる楽しいガジェットです。キッチンや脱衣所、プライベートルームなどに置いて、気軽に音ものコンテンツを楽しんでみると「案外よくできたスピーカーじゃんか」と気づくことも多々ありました。
音楽のネットワーク再生を楽しみたい人の最適解になるかも
スマホやオーディオプレーヤーと基本1対1でつないで使うBluetoothスピーカーは持っているけれど、音楽配信サービスのストリーミング再生やマルチルーム再生にも用途が広がるWi-Fiスピーカーで、できる様々なことを体験してみたいという方には、じゃあ「Google Home Mini」を使ってみたらと、今の筆者ならレコメンすると思います。スマートスピーカーで何ができるのか、どんなことが便利になるのか知りたいという方は、取りあえずGoogle Home Miniを使ってみるのが理解への近道ではないでしょうか。
Google Homeの高さは142.8mm、直径は96.4mm、重量は477g、本体カラーはホワイトです。ベース部分は取り外し可能で標準のファブリック製スレート以外に、別売で金属製のカッパーとカーボン、ファブリック製のコーラルをGoogle Storeで購入可能(現在は準備中)。天面にLEDランプがあり、「OK,Google」または「ねえグーグル」と話しかけると点灯します。バッテリーを持たないので1.8mの電源ケーブルが届く範囲で、かつ反応をランプで確認するなら天面が見える位置に設置することになります。
音声指示の場合、連携サービスにその曲が登録されていないケースもあり、登録されていないのか、認識されていないのかが判断できないケースもあります。ただ、Google Play Musicはライブラリに自分の持っている楽曲データをアップロードできるので、それらの曲に関しては安心して指定できます。いま何の曲がかかっているのかを確認するには、「曲名を教えて」と尋ねるか、アプリで曲名を確認します。良い曲が流れたら直ちに曲名を確認したいものですが、本体にディスプレイがないため、少し手間が掛かります。
Google Homeの特徴は他のサービスとの連携がスムーズな点です。「Netflixでフルハウスを再生して」と言えば、テレビに繋いだChromecast経由でNetflixの動画を見られます。YouTubeの動画も同様です。パソコンやスマートフォンでPlay MusicやSpotifyを聴いていれば、キャストボタンで切り替えるだけでGoogle Homeから再生可能。