日本各地には、現地を訪れないとわからない魅力というものがございます。地酒もそんな魅力のひとつ。本連載は、お酒好きOLコンビが地酒に酔って道草を食いながら、土地に根付く不思議な魅力に触れていくショートストーリーです。

長野県の諏訪へ旅行に行った2人はいつも通りの日常へ。年の上半期も終わりを迎え、職場の飲み会でほど良く酔っ払っている千穂は、何やら怪しげな正宗さんが気になり…。
【今月の一献】
だいだいエール
日本のクラフトビールでも有数の「常陸野ネストビール」は、茨城県那珂市の蔵元・木内酒造が日本酒づくりの英知を活かしてつくられています。クラフトビールの本場である欧米に並ぶ味は、今や世界35か国以上で愛されているものになりました。
そんな常陸野ネストビールは、東京では丸の内、エキュート品川、そしてマーチエキュート神田万世橋店で楽しめます。正宗が味わった「だいだいエール」は、筑波山の麓、八郷産の福来みかんと、その香りを引き立たせる柑橘系のホップを使用。フルーティーで爽やかな香りと旨味を特徴としています。
ホワイトエール
常陸野は木と緑に恵まれていて、昭和初期にはビール麦の生産量が日本一であったビールづくりに適した環境です。
常陸野ネストビールは、イギリスやドイツ、アメリカなどから厳選したの欧米から厳選した原料を選び、また地元産のビール麦や、梅の実、古代米、柚子といった日本を感じる味わいと、その土地の文化を背景にしたストーリー性のあるものづくりで、世界に認められています。
爽やかな香りとやわらかい味わいが人気の「ホワイトエール」は、世界で知られるフクロウラベルを印象づけた銘柄。
「常陸野ブルーイング・ラボ マーチエキュート神田万世橋店」について
赤レンガ造りの旧万世橋駅をリノベーションして誕生した商業施設、「マーチエキュート神田万世橋」にある店舗。かつて文化人から大衆までが集い、交流がさかんに興ったその地は、現在も常陸野ブルーイング・ラボを通じてビールを中心に人々が語らい、文化を作り上げています。店舗では誰では誰でも麦汁造りを体験できるプランも随時予約受付中。
常陸野ブルーイング・ラボ マーチエキュート神田万世橋店
■営業時間(月~土/日祝):11時~23時/11時~21時(ラストオーダー:22時30分/20時30分)
■電話番号:03-3254-3434
さてさて、毎度のことながら若干緊張感が足りないまま、女ふたりで終電を見送ってしまいましたが。秋葉原の今まで見たことない夜の顔、はたしてどんな素顔なのでしょうか? もちろん次回に続きます!
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(参考文献)
●江戸・東京文庫② 江戸の名残と情緒の探訪 江戸・東京 歴史の散歩道2 千代田区・新宿区・文京区/発行:街と暮らし社
●神田万世橋まち図鑑/発行:フリックスタジオ
●千代田まち事典―江戸・東京の歴史をたずねて/発行:千代田区区民生活部