肌寒い秋の日に聴きたい“バラード”縛りの名曲10選

日を追うごとに「秋」を実感させる、心地よくもひんやりとした空気が漂いつつあります。この季節になると、なんとなく「バラード曲」が聴きたくなってきてしまうのは私だけでしょうか?

 

そもそもの「バラード」とは、クラシックの世界から登場してきた曲の様式で、詩をベースにした楽曲が物語風に展開され、それは幻想的なものであったり、喜怒哀楽の激情的な感情が劇的に構成されたりと、壮大な楽曲が多いとされています。それこそ、広辞苑では「ショパンのピアノ曲など」とあり、英語表記の「バラッド」にいたっては「19世紀以降の感傷的な大衆歌謡」とあったりもします。ちなみに「バラード」はフランスの言葉です。

 

とはいえ、明快なバラードの定義はあるようでないともいわれていますので、ここではあえて深堀りはしません。現代のポップスの文脈で語られる「バラード」は、クラシック音楽の歌唱曲の様式から派生したもので、キーワードとしては、ミディアムテンポ、叙情的なメロディ、泣ける歌詞、ラブソング、などなどでしょうか。

 

もっともっと具体的な音楽的要素があるとは思いますが、人それぞれ解釈が違うと思いますし、音楽専門媒体でもないので、今回はわかりやすくそういうことにさせていただきたいと思います。ご了承ください。

 

で、今回は「秋」ということで「バラード」縛りの楽曲で、しかも大直球で「バラード」という言葉が曲名に入っているものを、日本と海外の音楽両方からセレクトした10選をお届けします。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば、有料会員でなくても試聴ができますので、幅広い音楽性を含むバラードというキーワードで、秋に浸っていただけるとうれしいです。

 

【Spotifyで聴ける】秋に聴きたくなるバラードソング10曲

01.やつらの足音のバラード/ちのはじめ
(1974年10月21日リリース)

園山俊二原作の名作ギャグアニメ「はじめ人間ギャートルズ」でエンディングテーマに起用された大名曲であり、宇宙規模のバラード作。宇宙のビッグバン〜地球という惑星の誕生〜人類(やつら)の誕生という壮大なテーマを歌い上げます。生命の始まりをキャッチーに描いた歌世界が秀逸で、作詞は原作者の園山俊二、作曲はかまやつひろし。のちにかまやつ本人がセルカバー、渋谷系界隈の人間にとっては小泉今日子によるカバー曲が思い出深い。ちなみに、ヴォーカルのちのはじめは、歌手の尾藤イサオのバックバンド、ザ・バロンでベース&ヴォーカルを担当していた若子内悦郎であります。

 

02.愛のバラード/大野雄二
(1976年3月16日リリース)

1970年代から80年代にかけて、日本映画界で一大ブームを巻き起こした角川映画の記念すべき第1作目であり大ヒット作「犬神家の一族」(1976年)。その劇中を彩った印象的な映画音楽は、時代を越えて愛され続けていますが、そのなかでもひときわ美しいメロディで有名なメインテーマをピックアップ。和楽器の琴をフィーチャーしながらも、さまざまな音楽のエッセンスを取り入れた和を逸脱した斬新なサウンドメイクは、時代を経るごとにさらに評価されていくことになります。音楽はTVアニメ「ルパン」シリーズを手掛けることになる大野雄二。本サントラ盤には未収録ですが、シャンソン歌手の金子由香利によるヴォーカル・バージョンも存在します。

 

03.バラードまでそばにいて/上田正樹
(1982年12月1日リリース)

1970年代に沸き起こった関西ブルースシーンを代表する伝説的なブルースバンド「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」で、ルーツミュージックに根ざした関西ソウルを発信していたなにわが誇るソウルシンガー。ソロ作7枚目となる名作「AFTER MIDNIGHT」ではアーシーなイメージから一転、AORやブルー・アイド・ソウルを経由した洗練されたシティポップスへと衣替え。林哲司が作曲した不朽の名作「悲しい色やね」が大ヒットを記録しました。収録曲の「バラードまでそばにいて」も彼特有のハスキーヴォイスと、名アレンジャーの井上鑑によるメロウでアーバンなサウンドが素晴らしくマッチ、まさにバラードといった趣です。

 

04.流星とバラード/東京スカパラダイスオーケストラ
(2010年1月27日リリース)

メジャーデビュー20周年のアニバーサリーイヤー第1弾としてリリースされたヒットナンバー。2002年の大ヒットシングル「美しく燃える森」に続く、奥田民生とのコラボ作。疾走するトーキョースカのリズムに、いつになく大人の色気を振りまく奥田民生の色艶ある歌声。ダンディなバラードナンバーがあるとすれば、まさしくこれ! ちなみに、フェスのバックヤードでスカパラとユニコーンが顔を合わせる機会が多々あり、冗談半分で「そろそろまた俺が歌ってもいいんじゃない?」と言われたことがきっかけだったとの逸話があり。

 

05.哀愁とバラード/ACO
(1999年1月30日リリース)

自身の同棲時代を振り返ったという私小説的な激情のナンバーで、発売当時、音楽マニアから圧倒的な評価を得た大傑作。フォーキー、R&B、エレクトロニカといった音楽的要素をJ-POPへと見事に着地させています。「夕べ 部屋に鳴り響いたメロディは 甘い生活が残していった 切ないだけのバラード」。このとき彼女は21歳。さまざまな行間を読ませるこの言葉、恐れ入ります。プロデュースは当時、新進気鋭のトラックメーカーとして名を馳せていたKen Ogata。ザラついた印象的なギターはDragon Ashの降谷健志によるもの。以降、ACOは電気グルーヴを脱退した砂原良徳を制作に迎えて、傑作アルバム「absolute ego」を発表します。

 

06.The Ballad Of Dorothy Parker/プリンス
(1987年3月30日リリース)

プリンスらしいミッドテンポのクールなファンクナンバーで、ドロシー・パーカーなる女性ウェイトレスとの出会いと情事の秘めごとを「ドロシー・パーカーのバラード」として歌ったもの。複雑極まりない高度のサウンドプロダクションに、当時のミュージシャンたちは絶望したとのエピソードがあります。歌詞中にドロシーの好きな曲としてジョニ・ミッチェルの「ヘルプ・ミー」が登場しますが、その歌の一節をプリンスが歌う箇所がありますので、そんな彼の遊び心にも注目してみてください。2枚組の大作「Sign ‘O’ The Times(サイン・オブ・ザ・タイムズ)」に収録。

 

07.Ballade de Melody Nelson/セルジュ・ゲンスブール
(1971年3月24日リリース)

稀代の音楽家であり、映画監督であり、スキャンダラスなプレイボーイでもあったフランスが誇る今は亡き異端児、セルジュが手掛けたコンセプト・アルバム「メロディ・ネルソンの物語」。ニュー・ロック的なアプローチで、アヴァンギャルドな作風の楽曲が多いなかでも、異彩を放っているのがこの「メロディ・ネルソンのバラード」。当時のパートナーであり事実婚の関係にあったジェーン・バーキンのポエトリー・リーディング(?)がチャーミングなデュエット曲。発売当時はまったく見向きもされなかったが、早すぎた名盤として90年代に入って世界中のDJを中心に再評価されました。

 

08.Ballade de Johnny Jane/ジェーン・バーキン
(1976年10月リリース)

セルジュ・ゲンスブールが監督と音楽を担当し、ジェーン・バーキンが主演を務めたカルト映画「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」の挿入歌。劇中を彩る超絶セクシーすぎるタイトル曲があまりにも有名ですが、「ジョニー・ジェーンのバラード」も人気の高いバラード作。「ヘイ、ジョニー・ジェーン 君は覚えてる? ゲンスブールの映画『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』って素敵なテーマ曲を」で始まる遊び心にあふれたナンバーで、ピアノの旋律とアコースティックな調べが印象的な甘い甘い仕上がり。ときおりインサートされるスライドギターも耳に残ります。なんとなく秋になると聴き直したくなるナンバーでもあります。

 

09.Pretty Ballad/キース・ジャレット
(1969年リリース)

ジャズ・ピアニストのキース・ジャレットがキース・ジャレット・トリオ名義で発表した、1968年発表のライブアルバム「サムホエア・ビフォー」に収録。ビル・エヴァンスの影響が見え隠れする、とびきり上質な夜のムードを醸すピアノジャズ。静寂の美しさとほどよい物憂い加減がよく、これから深まっていく秋の夜長にしっとりと聴けるはず。ベースはチャーリー・ヘイデン、ドラムスはポール・モチアン、そしてピアノはもちろんキース。

 

10.Ballade pour Marion/リシャール・ガリアーノ
(2016年10月28日リリース)

ジャズ、ブラジル音楽、タンゴを始め、世界各国の様々な音楽性をクロスオーバーさせた独自の音楽性で人気の世界最高峰のアコーディオン奏者。本作は2016年に発表したアルバム「NEW JAZZ MUSETTE」に収録されているとびきりジャジーなバラード作。パリの下町で長く愛されてきた、アコーディオンをフィーチャーしたワルツタイプのミュゼットがジャズと接近。不思議と郷愁感を誘うナンバーで、何度でも聴きたくなってしまいます。

 

いかがでしたでしょうか? バラードと名のつく楽曲は、洋楽邦楽問わずにまだまだたくさん「Spotify」に存在しますので、皆さんのお気に入りのあの曲、この曲をぜひ探してみてくださいね!

年間1万円以上お得! SpotifyとDAZNが特別料金で利用できるキャンペーン実施

音楽ストリーミングサービスのSpotifyと、スポーツ動画を配信する「DAZN(ダゾーン)」は、2つのサービスがお得に利用できる「DAZN|Spotify Premiumキャンペーン」を9月8日より実施します。キャンペーンの利用により、両サービスあわせて通常月額2730円のところ、月額1750円で最大12か月の利用が可能(料金はいずれも税抜)。

 

今回のキャンペーンは、スポーツと音楽のそれぞれの分野でストリーミングサービスを提案してきたDAZNとSpotifyのパートナーシップ締結により実現したもの。月額1750円で130以上のスポーツコンテンツが年間1万試合以上見放題となるDAZNと、月額980円で世界中の音楽が広告ナシで聴き放題となるSpotifyのPremiumプランが、12か月間お得に利用できます。

 

申し込み期間は2018年9月8日から10月22日まで。キャンペーンに参加するためにはDAZNおよびSpotify Premiumに登録し、アカウントを連携させる必要があります。また、キャンペーンの利用には条件がありますので、下記の項目をチェックしてみて下さい。

 

【キャンペーンに参加できない方】

・現在DAZNを利用している方(DAZN for docomo含む)
・現在、もしくは過去にSpotify Premiumを利用したことがある方
・Apple App Store(iTunes)、Amazonアプリ内課金、Google Playアプリ内課金、PlayStation Network経由で登録したユーザー
・ソフトバンクからの特別割引プランで登録したユーザー
・新規登録ユーザー向けギフトコードの利用を希望する方

 

本キャンペーンの実現を記念して、DAZNアンバサダーを務める村田諒太選手、槙野智章選手が選曲したオリジナルプレイリストも9月8日よりSpotify上で公開。今後、他アンバサダーのプレイリストも順次公開予定です。

 

2つのストリーミングサービスがお得に使えるチャンスですので、まだ利用したことがないという方はぜひチェックしてみて下さい。

「抱きしめたい!」から「セーラー服反逆同盟」まで――80年代ドラマ主題歌30選

ここ数年のファッションの世界における80年代のビッグシルエットのブームや、90年代のストリート・ファッションリバイバル、昨年のバブリーダンスの異常な熱狂や、さらにここ最近ではDA PUMPの「U.S.A」に端を発するユーロビート再評価(?)などなど、カルチャーの世界において、80年代や90年代の要素にスポットライトが再び当たる機会が増えているような気がします。

 

振り返ると、80年代や90年代はテレビの影響力がとにかく大きかった時代でした。テレビ業界がイケイケだった時代には、インパクトの強いテレビ番組が量産されていきました。そして、ブラウン菅を通してお茶の間に流れてくる数々のテレビドラマの主題歌や挿入歌が、印象的な映像とともに視聴者の心をわしづかみにしていき、数多くのドラマソングがオリコンのヒットチャートを駆け上がっていったのです。

 

気づけば、ヒット曲の多くはテレビドラマから発信されたものがほとんどを占めるようになりました。まさにテレビドラマと音楽の蜜月の時代。いつしかシングルをヒットさせるPR戦略として、次第に音楽の世界では「ドラマソングのタイアップ獲得」こそが超プライオリティ案件となっていったのです。

 

ということで、今回はカラフルな80年代という時代を彩った「懐かしのドラマソング80年代編」をお届けします。具体的には1983年から1989年までのオリコンのヒットチャートを席巻した歌謡曲、ニューミュージック、ロック、アイドル歌謡曲、そしてヒットはしていないけど記憶に残る迷曲などを発売日順にセレクトしています。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、青春プレイバックとして、もしくは温故知新的な新しい音楽として、楽しんでいただければうれしいです。

 

「懐かしのドラマソング30曲〜80年代編」

【1983年】
What a feeling~フラッシュダンス/麻倉未稀(7月21日リリース)
~TBS系『スチュワーデス物語』主題歌
愛をよろしく/鈴木康博(8月21日リリース)
~TBS系『もういちど結婚』主題歌
蒼いフォトグラフ/松田聖子(10月28日リリース)
~TBS系『青が散る』主題歌

 

【1984年】
バラッドをお前に/THE MODS(2月1日リリース)
~TBS系『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』主題歌
星屑のステージ/チェッカーズ(8月23日リリース)
~TBS系『うちの子にかぎって…パート2』主題歌
ひとときの別れ/南こうせつ(10月5日リリース)
~TBS系『東中学3年5組』主題歌

 

【1985年】
見えない翼/伊藤麻衣子 (2月1日リリース)
~NTV系『警候補生物語』主題歌
白い炎/斉藤由貴(5月21日リリース)
~フジテレビ系『スケバン刑事』主題歌
STAND UP/早見 優 (5月22日リリース)
~TBS系『サーティーン・ボーイ』主題歌
ガールズブラボー!/REBECCA(10月21日リリース)
~TBS系『ハーフポテトな俺たち』主題歌
Never Say Good-Bye/小比類巻かほる(10月21日リリース)
~TBS系『ポニーテールはふり向かない』主題歌
空想Kiss/C-C-B(11月27日リリース)
~TBS系『毎度おさわがせします』(第2シリーズ)主題歌

 

【1986年】
My Revolution/渡辺美里(1月22日リリース)
~TBS系『セーラー服通り』主題歌
悲しみモニュメント/南野陽子(3月21日リリース)
~フジテレビ系『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』主題歌
君は1000パーセント/1986オメガトライブ(5月1日リリース)
~日本テレビ系『新・熱中時代宣言』主題歌
黄昏のモノローグ/今井美樹(5月21日リリース )
~日本テレビ系『妻たちの初体験』主題歌
CHA CHA CHA/石井明美(8月14日リリース)
~TBS系『男女7人夏物語』主題歌
SHADOW OF LOVE/A-JARI(11月21日リリース)
~日本テレビ系『セーラー服反逆同盟』主題歌
ランニング・ショット/柴田恭兵(12月21日)
~日本テレビ系『あぶない刑事』挿入歌

 

【1987年】
One Way Generation/本田美奈子 (2月4日リリース)
~TBS系『パパはニュースキャスター』主題歌
A・r・i・e・s/柏原芳恵(5月1日リリース)
~フジテレビ系『アリエスの乙女たち』主題歌
パラダイス・ウォーカー/伊藤智恵理(6月11日リリース)
~フジテレビ系『キスより簡単』挿入歌
ごめんなさい/バービーボーイズ(12月2日リリース)
~フジテレビ系『桃色学園都市宣言!!』主題歌
KISS IN THE MOONLIGHT/UP-BEAT(7月21日リリース)
~フジテレビ系『同級生は13歳』主題歌

 

【1988年】
Sugar Baby Love/Wink(4月27日リリース)
~フジテレビ系『熱っぽいの!』主題歌
アクアマリンのままでいて/カルロス・トシキ&オメガトライブ(8月10日リリース)
~フジテレビ系『抱きしめたい!』主題歌
リバーサイドホテル/井上陽水(10月21日リリース)
~フジテレビ系『ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEW YORK』
GET CRAZY!/プリンセス・プリンセス(10月21日リリース)
~フジテレビ系『君が嘘をついた』主題歌

 

【1989年】
キ・ツ・イ/玉置浩二(1月25日リリース)
~TBS系『キツイ奴ら』主題歌
Groove A・Go・Go/杏里(5月21日リリース)
~フジテレビ系『ハートに火をつけて!』主題歌

 

進化する音楽聴き放題サービス「Spotify」はココがすごい! 人気の秘密を大解剖!

スウェーデン発の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyは、高いレコメンド精度や豊富なプレイリストが魅力。洋楽に強いイメージがありましたが、この1年ほどで邦楽ラインナップも増えました。その実力を再検証します。

 

レコメンド精度の高さに定評、サマソニ専用リストも用意!

音楽の聴き放題サービスとして国内外で高い支持を集めるSpotifyは、無料会員を含めたアクティブユーザーが世界で1億7000万人以上、有料のプレミアム会員だけでも世界で7500万人以上という巨大サービスです。

 

充実したレコメンド機能に定評があり、視聴履歴やお気に入りに基づいた「Daily Mix」、よく聴くアーティストの新曲を集めた「Release Radar」、自分と好みが似ているほかのユーザーの視聴履歴に基づいてオススメの曲が週替わりで表示される「Discover Weekly」など、様々なスタイルのレコメンドリストを楽しめます。

 

アルバム単位での視聴が中心の他アプリと比べ、プレイリストに重点を置く点も特徴。サマーソニック参加アーティストの曲を集めたリストなども用意されています。

 

【基本情報】

料金:フリープラン 0 円/月、プレミアムプラン 980 円/月、ファミリープラン 1480 円/月

無料期間:最初の3 か月間は100 円

ダウンロード再生:可(プレミアムプランのみ)

家族アカウント:ファミリープランは6人まで

おもな配信ジャンル:邦楽、洋楽の各ジャンルを幅広く配信

無料ではないものの、特別価格で利用できる期間が3か月と長いので、じっくり試せます。ファミリープランは同じ住所に住んでいるユーザーが対象。

 

<PCからも利用可能!>

デスクトップアプリやWebプレイヤーも用意されています。利用スタイルやシーンに応じて使い分けが可能です。

 

【使い勝手CHECK】

スマスピ連携編

↑Google HomeアプリでSpotifyアカウントとの連携設定を行うと、Google Homeアプリ上での曲やプレイリスト再生が可能になります

 

<総評>

スマスピ再生はフリープランでも可

対応するスマスピは、現状ではGoogleアシスタント搭載機のみ。フリープランでも連携できるのはうれしいポイントです。

 

モバイル編

↑再生回数が多い曲のランキングを国別に閲覧できたり、新着プレイリストが表示されたりするなど、曲探しの方法のバリエーションが豊富です

 

<総評>

レコメンド精度の高さが魅力

自動ミックスプレイリスト「My Daily Mix」は、こまめに更新されるので飽きずに聴けて精度も高いです。プレイリスト作成時のレコメンドも便利です。

 

【オトクTOPIC】

どう違う?フリープランとプレミアムプラン

無料のフリープランは、機能に制限があります。作業用BGMとして聴くことが多いならフリープラン、オフラインでも聴きたい場合はプレミアムプランなど目的に合わせて選びましょう。

 

【操作】フリープラン

曲のフル再生:○、曲の再生スキップ:×、ダウンロード:×、CM:あり

 

【操作】プレミアムプラン

曲のフル再生:○、曲の再生スキップ:○、ダウンロード:○、CM:なし

無料プランはCMが入ります。いずれのプランもアーティストや権利保持者に収益を還元できる仕組みとなっています

 

<spotifyの特徴>

1.邦楽ビッグネームの楽曲も配信

「邦楽に弱い」というイメージがあった音楽定額配信だが、この1年ほどでビッグネームが続々と定額サービスでの配信を開始。往年のヒットナンバーから最新曲まで楽しめます。

 

↑宇多田ヒカルやミスチル、ドリカム、椎名林檎などが定額配信を解禁。アーティストごとに全曲シャッフル再生も可能です

 

2.シーンや気分からプレイリストを選べる

音楽のジャンル別だけでなく、「パーティー」「トラベル」「Sleep」といったシーン別にプレイリストを探すことも可能。いまの気分にマッチする曲をすぐにかけることができます。

 

3.自分で作成したプレイリストを公開できる

自分で作成したプレイリストは、初期設定では「非公開」となっている。公開したい場合は設定を変更しましょう。公開すると、キーワード検索の結果やプレイリスト一覧の表示対象となります。

 

↑こだわりのプレイリストをほかのユーザーに聴いてもらえます。プレイリストの作者をフォローできる機能もあります

 

4.無料プランでも曲のフル再生が可能

月額料金なしの無料プランも用意されています。CMが入ったり一部の機能が使えなかったりといった制約はあるものの、すべての曲をフル尺で再生できます。まずは無料で試したいという人にもうれしいです。

 

なぜユーロビートは日本人の心に響くのか……いま聴きたい“和製ユーロ”の名曲10曲

昨年に80年代のユーロビート歌謡を象徴する「ダンシング・ヒーロー」が、登美丘高校ダンス部のバブリーダンスとともに再評価され、荻野目ちゃん本人も再ブレイクを果たしました。同じく「ユーロビート」を現代にアップデートさせた、DA PUMPの「U.S.A.」が数か月前からありえないほどのバズり方をしています。完全に過去のものとされていた音楽ジャンル「ユーロビート」ですが、ここ数年にジワジワと人気回復(?)。しかも80年代半ばから今にいたる日本の音楽シーンに、形を変えて脈々と影響を与え続けているようです。

↑DA PUMP「U.S.A.」(SONIC GROOVE)

 

そもそも「ユーロビート」とは、(ちょっと雑な説明になりますが)70年代後半にヨーロッパで流行したシンセサイザーとドラムマシーンを特徴としたディスコ「ミュンヘンサウンド」が、シンセベースを多用したハイテンポの「ハイエナジー」へと変貌。80年代半ばにはさらにポップなメロディを兼ね備えたダンスミュージック「ユーロビート」へと進化していきました。

 

ここで活躍したのが、イギリスでPWLレーベルを主宰していたプロデューサーチーム、「ストック・エイトキン・ウォーターマン」、通称SAWの3人です。カイリー・ミノーグやリック・アストリーなどユーロビート勢の数々の名曲を大連発し、85年以降の日本のディスコのダンスフロアを席巻しました。そのサウンドプロダクションの手法は小室哲哉を始め、日本の数多くの音楽クリエイターに多大な影響を及ぼしました。そして、その小室哲哉のマネージメントを請け負った、音楽レーベル「エイベックス・トラックス」子会社の「TKルーム」でのチーム体制のもと、90年代半ばから安室奈美恵を始めとする数々の「小室サウンド」が大爆発。「エイベックス・トラックス」は日本のダンスミュージックシーンを牽引していく存在となっていきます。

 

95年以降になると、小室哲哉は次なる「小室サウンド」を追求しつつ、ジャングルなどのUKの旬のクラブサウンドも取り入れたりと、ユーロービート路線とは距離を置いていきますが、エイベックスはレーベルの原点でもあるコンピ盤「SUPER EUROBEAT」を定期的にリリースし続けていきます。現在進行形の欧州のユーロビート楽曲をコンパイルし、ときには所属するアーティストのユーロミックス・アルバムをリリースしたりと、時代を経てもユーロビートとコネクトし続ける稀有なレーベルとなりました。それこそ、いまをときめく「U.S.A.」は、エイベックスのレーベル「SONIC GROOVE」からのリリースでもあります。

 

その一方で、つんく♂が総合プロデュースを手がけていたハロー!プロジェクト、通称ハロプロ関連の音楽でもユーロビートをモチーフにした楽曲が、数多くリリースされていたことも見逃せません。どうやら、日本の音楽シーンはユーロビートと相思相愛の関係にあるようです。

 

今回はユーロビートが日本に上陸した80年代から2010年代にかけて、日本の音楽シーンに根づく「和製ユーロビート」および「ユーロカバー」にスポットを当てて、広義にセレクトした10選です。時代が1周も2周もしたからこそ響く、温故知新的なかっこよさと面白さがあるのではないでしょうか。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば、有料会員でなくても試聴ができますので、ユーロビート特有の無駄にキャッチーで、無駄に派手なサウンドで、残りの夏を乗り切っていただけるとうれしいです。

 

「うれしはずかし、和製ユーロビートソング10曲」

01.KEEP ME HANGING’ ON〜誘惑を抱きしめて〜/松本典子
(1987年4月22日リリース)

1985年に芸能界デビューした清楚系アイドルが唯一放ったユーロビート歌謡。原曲はダイアナ・ロスが在籍していたモータウンレーベル発のガールズグループ、スプリームスが1966年に放った大ヒット曲。その後、数々のアーティストにカバーされ、1986年に女性ロックシンガーのキム・ワイルドがリリースしたハイエナジー的なマッチョなカバー曲がリバイバルヒットを記録。その状況を受けて、松本典子の制作陣が初期ユーロビートのエッセンスを取り入れた本作を発表。冒頭のギターのカッティングに引き込まれ、あとは80s特有のリズムマシーンとシンセ音がリフレイン。WINKがユーロビート歌謡路線で1988年にブレイクしたことを考えると、やや早すぎた挑戦であったのかもしれません。

 

02.涙を見せないで〜Boys Don’t Cry〜/Wink
(1989年3月16日リリース)

ユーロビート歌謡の象徴といえば、やはりWinkではないでしょうか。80年代にユーロビートの女王とも称されていたカイリー・ミノーグのヒット曲をカバーした「愛が止まらない〜Turn it into love〜」の大ヒットに続く4枚目のシングルが本作。原曲はユーゴスラビアのダンス・デュオ、ムーランルージュの「Boys Don’t Cry」。イタロ・ディスコ特有のシンセサイザー音とドラムマシーンのフロアライクな要素を極力抑えて、非常にうまく歌謡曲へと落とし込んだ仕上がりとなっています。訳詞というか意訳はWinkの楽曲を一手に引き受け、エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」を手掛けたことでも知られる及川眠子。オリコンチャート1位を3週連続でキープしました。

 

03.今度私どこか連れていって下さいよ/森高千里
(1989年7月25日リリース)

南 沙織の代表曲を、あっと驚く和製ユーロビート仕様でカバーしたヒット曲「17歳」。その方向性を踏襲した楽曲が、アルバム「非実力派宣言」には何曲か収録されていますが、本作もそのひとつ。憧れの年上の男性に対するデートへの積極的な駆け引きを歌ったもので、ユーロビート本来のメロディのノリやすさと踊れるツボを押さえたキャッチーなナンバーに仕上がっています。間奏の泣きのギターソロもたまりません。アレンジは斉藤英夫でのちに彼女の代表作「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」の編曲も手がけるようになります。ちなみに、この楽曲はのちにバラエティ番組で活躍する加藤紀子のデビューシングルとして、1992年に新たなアレンジで再生されることになりました。

 

04.ブギウギ・ダンシング・シューズ/木原さとみ
(1990年8月1日リリース)

1993年前後にブレイクを果たしたスタイリッシュなアイドルグループ「東京パフォーマンスドール」でリーダーを務めていた木原さとみのソロ・デビューシングル。ジャマイカ出身の女性シンガー、クラウディア・バリーが1979年に放った彼女最大のヒット曲を日本語でカバー。ヨーロッパで流行ったいわゆる「ミュンヘンサウンド」を通過した、オリジナルのノリノリなディスコソングをさらに大衆仕様にアレンジした隠れた名曲。土曜日の学校終わりに大人の世界へと飛び込む女子高生の高揚した気持ちを、全編打ち込みのサウンドメイクに乗せて声高らかに歌い上げています。「東京パフォーマンスドール」には篠原涼子や市井由理も在籍していました。今のアイドルシーンに受け継がれる「歌って踊れるアイドル集団」の元祖とも言えるでしょう。

 

05.Feel My Heart/Everything Little Thing
(1996年8月7日リリース)

今振り返ると少々意外な気もしますが、ELTのデビュー・シングル「Feel My Heart」は、ユーロビートのエッセンスが散りばめられた楽曲でもありました。当時、ダンスミュージックの象徴的なレーベル「エイベックス・トラックス」の新人ということで、そのブレないサウンドメイクは今聴くとなかなかに見事なものがあります。アレンジはELTのもとメンバーでリーダーを務めていた五十嵐 充。いわゆる小室サウンドからうまく脱却しながらも、なおかつ安定の小室印をイメージさせる楽曲構成は聴き応えがあります。シングル盤のカップリングには本家ユーロビート出身のデイブ・ロジャースによるユーロミックスを収録。彼は90年代後半に安室奈美恵やMAXなどのプロデュースを手掛け、和製ユーロビートを牽引したひとりでもあります。

 

06.ナンダカンダ/藤井 隆
(2000年3月8日リリース)

T.M.Revolutionのプロデュースなどでヒットを連発していた浅倉大介が手がけた藤井隆のデビュー・シングル。80年代に活躍したPWLの秘蔵っ子、ジェイソン・ドノヴァンの大ヒット曲「ブロークン・ハーツ(Too Many Broken Hearts)」へのオマージュと思しき、黄金のヒット曲の法則が見え隠れします。ベースにあるユーロビートからマニアックな要素を極力排除して、J-POPのフォーマットに寄せた人懐っこいサウンドデザイン。作詞はヒップホップユニットのEAST ENDのメンバーであったGAKU-MCによるもの。「なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です あんたなんだ次の番は」と、韻を踏んだリズムのある歌詞が次第にパワーソングとして機能していきます。印象的なダンスも取り入れたこの楽曲で彼はブレイクし、紅白歌合戦にも出場することになります。

 

07.SUPERGIRL/Folder5
(2000年5月10日リリース)

三浦大知や満島ひかりを輩出したキッズグループ、Folderの女子メンバーで構成されたアイドルグループのデビュー・シングル。このときの彼女たちの平均年齢は14歳でした。原曲はロンドン出身のガールズグループ、スーパーガールが1999年にリリースした「アイ・アム・ア・スーパーガール(恋するスーパーガール)」で、世界でスマッシュ・ヒットを記録。オリジナルのR&Bフレイバーを、エイベックスのお家芸とでもいうベきハイパーなユーロビートアレンジで大胆に再構築。原曲のパーティ感や高揚感をさらにアップさせてとにかくご機嫌です。日本語詞の担当はサエキけんぞうで、曲中などで煽るMCも原曲に忠実に再現している点にも注目を。以降、彼女たちは「AMAZING LOVE」「Believe」とさらにユーロビートタッチを濃くして、「Believe」ではFolder5最大のヒットを記録することになります。

 

08.C-Girl/片瀬那奈
(2004年4月21日リリース)

ユーロビート直球ではありませんが、超広義的な解釈でこちらをチョイス。女優として活躍する片瀬那奈がエイベックスに残した作品で、浅香唯が1988年に放った大ヒット曲をキラキラとしたダンスアレンジでカバー。アレンジはつんく♂の楽曲のアレンジを数多く担当していた平田祥一郎。デフォルトでもある過剰なシンセの上物を極力減らし、逆にキックを太くすることで、和製ユーロビートとは形容できない独自のサウンドを構築しています。カバーアルバム「EXTENDED」に収録。ちなみに彼女は毎年FUJI ROCK FESTIVALに通うほどのミュージックマニアでダンスミュージックへの造詣が深いことでも知られています。デビュー・アルバムの「TELEPATHY」は四つ打ちと2ステップを柱にした、当時の海外のダンスシーンの空気感を見事にリンクさせた出来栄えです。

 

09.U.S.A./DA PUMP
(2018年6月6日リリース)

1997年にデビューし、ヴォーカルのISSAを中心に幾度かのメンバー変遷を経て、今に活動を続けるボーイズグループ。彼らの3年ぶりとなる本シングルがここまでバズる日を、誰ひとりとして想像できた人はいないはず。オリジナルは1992年にリリースされたイタリアのアーティスト、ジョー・イエローの「USA」で90年代のユーロビートを代表する1曲です。マハラジャなどのディスコでヘビープレイされつつも、国内盤のCDになかなか収録されることがなかったことでも知られています。実はDA PUMPにとっては初のユーロビートのチャレンジ。原曲に忠実なサウンド構成でありつつも、シンセ音をシャープに、リズムをファットなビートに再構築。そしてサビ部分の「C’mon Baby アメリカ♪」は意訳の勝利。キャッチーな響きが瞬時に刷り込まれていきます。もちろん、みんなが踊りたくなるシュートダンスもヒットの要因であったことは間違いありません。今年一番の衝撃作とも言えるでしょう。

 

10.世界の中心〜We are the world!〜/青山テルマ
(2018年7月25日リリース)

90年代後半から2000年代初頭にかけて、渋谷のストリートを席巻したコギャルの視点で、「とりまうちらが世界の中心〜」と声高らかに歌い上げるアゲ曲。テルマ自身が最近世間で聴かなくなったパラパラ曲を復活させたいとの想いで、確信犯的に挑んだパーティ・チューン。正確にはユーロビートではなくハイパーなハイエナジー的アプローチで、女子オーバー30世代の青春プレイバックをテンション高めに描いています。歌詞も「チョベリグでIKUZE」「うちらのアイドル永遠NAMIE」「My MIKUよろぴ」と、時代感を踏襲させた歌世界もお見事。コギャルのバイブルでもあった雑誌「egg」(今年の春に復刊)のモデルら総勢50人によるパラパラダンスを収めたミュージック・クリップも当時の空気感たっぷりで必見です。アルバム「HIGHSCHOOL GAL」に収録。

 

いかがでしたでしょうか? ユーロビートを題材にした歌謡曲やJ-POP楽曲はまだまだたくさん「Spotify」に存在しますので、皆さんのお気に入りのあの曲、この曲をぜひ探してみてくださいね!

こんな暑い日は海に行きたい……というときに聴いてほしい「サーフミュージック」30曲

今年の夏はスタートからいきなり真夏のピーク状態。ちょっとクラクラする悩ましい日々が続いています。だからこそ、ヒンヤリとした音楽で涼を取るのもなかなかにオツかもしれません。夏といえば「海」ということで、今回は「サーフミュージック」にスポットを当ててみたいと思います。

 

サーフミュージックとは「サーファーの定番ミュージック」「波乗りのスピード感を表現した音楽」「スロウライフ的なサウンドトラック」などなど、定義があるようでない、いわゆる気分用語的なものとして個人的には解釈しています。しかも、サーフミュージックは時代の移り変わりとともにサウンドのあり方も変化しています。

 

例えば、60年代初頭はエレキギターの早弾きである「テケテケ」のリズムを多用したインスト楽曲が主流で、波乗りの高揚感を連想させるサウンドメイクが特徴でした。映画「パルプ・フィクション」や「TAXI」シリーズで使用されたディック・デイルの「ミザルー」はあまりにも有名ですね。

 

60年代半ばに入ると、アメリカの西海岸を中心にブームを呼んだ音楽スタイルとして、世界中でサーフミュージックの人気が浸透していきます。こちらは美しいコーラスワークがポイントで、カリフォルニア出身のビーチ・ボーイズやジャン&ディーンなどが代表格です。70年代半ば以降には洗練された西海岸関連のAORサウンドやカラパナをはじめとするハワイ産のアコースティックサウンドが、リアルなサーファーたちに愛されました。この時期からサーフミュージック=「メロウ」なるキーワードが芽生えてきたように思えます。

 

80年代前半にはファッションを真似ただけのいわゆる「丘サーファー」を中心に流行ったサーファー・ディスコが、90年代半ばにはメロコア界隈のパンキッシュな音楽も人気を得ました。そして、初のベストアルバムをリリースしたばかりのハワイ出身のサーファー、ジャック・ジョンソンはアコースティックギターを主体としたオーガニックなサウンドで人気を博し、2000年代以降の新しいサーフミュージックのひな形を作りました。これは、2000年代に入ってサーフィンを中心としたライフスタイルが、当時流行った「スローライフ」の象徴として再び盛り上がりを見せ、彼が奏でるオーガニックなサウンドがサーフミュージックの主流となっていったのです。サーファーのリアルなライフスタイルを歌っていることも付け加えておきます。

 

ということで、今回は1960年代〜2010年代にかけてのサーフミュージックのプレイリストをお届けしたいと思います。サーファーはもちろんのこと、サーファーではなくても海や波などをイメージさせる夏のBGMとして機能することを想定してみました。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、波乗りに向かう際のBGMとして、もしくは海やビーチに現実逃避するBGMとして活用していただければうれしいです。

 

「海や波を感じるサーフミュージックなプレイリスト30曲」

1.Theme From The Endless Summer/The Sandals
2.Miserlou/Dick Dale
3.Wipe Out/The Surfaris
4.Let’s Go/The Ventures
5.Surf City/Jan&Dean
6.Surfer Girl/The Beach Boys
7.Mama/Country Comfort
8.Catherine/Mackey Feary Band
9.Here With You/Cecilio & Kapono
10.he Hurt/Kalapana
11.Sparkle/Greenwood
12.Words To a Song/Billy Kaui
13.A Love Of Your Own/Ned Doheny
14.Love Love Love/Tristan Prettyman
15.Give You All The Love/Mishka
16.Baby’s Got Sauce/G.Love & Special Sauce
17.Jah Work/Ben Harper
18.Good People/Jack Johnson
19.Upside Down/Jack Johnson
20.The Way It Is/Donovan Frankenreiter
21.After Sense/Sim Redmond Band
22.Tied Down/Colbie Caillat
23.Butternut/Sprout House Band(Tommy Guerrero, Jack Johnson, Money Mark, Adam Topol)
24.In My Head/Tommy Guerrero
25.Thank You For The Music-Nui!/bonobos
26.Think/Caravan
27.Am08:59/Rickie-G
28.Time Stop(Dub Mix)/Moomin
29.After The Sorrow/Natural Calamity
30.Wish You Were Here/Sparklehorse

茅ヶ崎、国道134、江ノ島……ちょっぴりナツい「湘南ソング」10選

例年より早く梅雨が明け、すでに夏の陣よろしくな熱風が激しく吹き込んでおり、夏好きとしては嬉しいやらちょっと悩ましいやら。夏といえば恒例の野外フェスがたくさん控えているのが楽しみでもありますが、それ以上にキラキラと輝く青い海や白い波が恋しくなってきてしまいます。

 

今回は、数ある海モチーフの中から、直球で「湘南」の舞台を描いた楽曲を懐メロ目線でセレクトしてみました。とりわけ、80年代は湘南=トレンディな場所というイメージがあったようで、湘南ソングは80年代に量産されていた記憶があります。茅ヶ崎、国道134、江ノ島、江ノ電などなど、いましっかりと聴き込むと、遠い夏の甘酸っぱい記憶の象徴の場所にも映ります。

 

ちょっと強引な解釈で選ばせてもらっているものもありますが、広義の湘南にまつわる題材を取り上げた楽曲10選です。ジャンルやテイストがビックリするぐらいバラバラなので、選曲の流れに苦心したあげく、新しい年代の音楽から過去にさかのぼるというズルイ形の構成を取らせていただきました。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば、有料会員でなくても試聴ができますので、夏の湘南や海に思いを馳せながら、そして湘南のドライブ時に直球で活用していただければうれしいです。

※画面をタップすると試聴できます

 

【Spotifyで聴ける】湘南ソング10曲

01.茅ヶ崎メモリー/ギャランティーク和恵
(2016年7月20日リリース)

アニメソングの女王と呼ばれる堀江美都子が、ブラス・ロックバンドのスペクトラムのリーダー、新田一郎のプロデュースにより新路線を打ち出したアルバ「Ready MADONNA」(1983年発売)。本作でひときわ輝いていた湘南ソングが、数年前から和モノ系DJ諸氏の間で夜毎スピン。この隠れた名曲をGetNavi webでもお馴染み、歌謡曲のマエストロことギャランティーク和恵がグルーヴィーにカバー。寄せては返す白い波に2人の心情を重ねあわせた妙なる歌世界。しなやかなリズムセクションと弾むベース、軽やかに駆けていくキーボードの饒舌な音色。そして心が沸き立つギャランティーク和恵のヴォーカルと、すべての要素が見事に音へと昇華された傑作。まさに国道134号線(横須賀市〜大磯町間)をドライブする際のサウンドトラック。ミニアルバム「ANTHOLOGY#2」に収録。

 

02.鎌倉/土岐麻子
(2010年5月26日リリース)

80年代のシティ・ポップを現代にアップデートさせた音楽性で人気のシンガーソングライターが、2010年に発表した鎌倉ソング。「滑川 行き過ぎて サーフボードに伸びる影」と、由比ヶ浜と材木座海岸の間を抜けて海に注ぐ鎌倉市の代表的な「滑川」が描かれているので、広義の湘南ソングとしてチョイス。都会に住む主人公が、故郷である鎌倉の季節の移り変わりを想う、もしくは鎌倉の家族や懐かしいあの人を振り返る。「鎌倉はどうですか?」と。でも「私は相変わらずです」と。音の感触はシティ・ポップ夜明け前。例えば初期荒井由美やはっぴいえんどを重ねる枯れたアレンジが、「風街鎌倉編」とでもいうべきサウダージな世界観を描いている。作曲は森山直太朗、編曲は高田漣という布陣も納得。アルバム「乱反射ガール」に収録。

 

03.湘南ドリーミング/村田和人
(1990年7月25日リリース)

山下達郎に才能を見出されて、バックコーラスでツアーに参加。その後、彼のプロデュースで82年にソロデビュー。夏をテーマに湘南界隈の情景を歌った楽曲が多いことでも知られている氏が、久しぶりに夏路線へと回帰。過去と未来の湘南ドリーミングを歌い上げる。かつての湘南ドリーミングは過ぎ去った夏の日々、これからの湘南ドリーミングは新しい夏の微笑みとの出会いへの期待。永遠の少年のような爽やかな歌声にあらためて魅せられてしまう。ヴォーカリストとしての資質が高い評価を得たアルバム「空を泳ぐ日」に収録。2016年に急逝。この年の山下達郎のツアー「PERFORMANCE 2016」のラストで、村田の初期のヒットシングル「1本の音楽」を追悼弾き語りをしたことは記憶に新しい。

 

04.湘南ハートブレイク/荻野目洋子
(1989年6月7日リリース)

バブリーダンスを象徴する「ダンシング・ヒーロー」の再評価で復活した荻野目ちゃんの18枚目のシングル。本作は日本人好みの「泣き」のメロディが全編にわたって爆発した歌謡ユーロビート路線(?)の決定版。舞台は国道134であろうか。雨降る湘南を走る車中での、雲行きの怪しい2人の別れ話の駆け引き、そして失恋模様。お互いの心が離れたときのあるあるな描写がとっても秀逸です。作詞は数々の大ヒット曲を手がけた売野雅勇。この楽曲で荻野目ちゃんは東京系列主催の音楽祭「メガロポリス歌謡祭」でポップス大賞を受賞した。ちなみに湘南を舞台にした他の楽曲に「湾岸太陽族」(1987年)がある。

 

05.Route 134/杉山清貴&オメガトライブ
(1985年7月1日リリース)

80sの都市型リゾートポップスを歌わせたらこの人。80年代に人気を博したシンガーソングライターの杉山清貴がオメガトライブとともに、湘南ルートの象徴である「ルート134」=国道134号線の海岸線を駆けぬけるドライブソング。冒頭の「葉山を抜けたら」では、鎌倉を越えて飯島トンネルを抜けた材木海岸、もしくは由比ヶ浜が見えているに違いない。しばらくすると、かつて茅ヶ崎に存在した湘南のランドマーク的な存在だった「パシフィックホテル茅ヶ崎」が見えてくる。人によっていろんなイメージを想起させる湘南という場所。当時の湘南=おしゃれなイメージをふんだんに盛り込んだ湘南ソングと言えるかもしれない。作曲とアレンジはこの手のサウンドを手がけたら間違いない林哲司。アルバム「ANOTHER SUMMER」に収録。

 

06.夏をあきらめて/研ナオコ
(1982年9月5日リリース)

サザンオールスターズの5枚目のアルバム「NUDE MAN」に収録されている名曲を、当時お茶の間の人気者だった研ナオコが約1か月半後にカバー。原曲の世界観を壊さないことを意識して、歌録りが進められていったという。彼女特有のハスキーなヴォーカルが哀愁観を大爆発させており、雨に濡れる湘南の風景と二人の微妙な心情を灰色に染めあげていく。歌詞中にはパシフィックホテル茅ヶ崎が「PACIFIC HOTEL」として登場する。本作で彼女は第24回日本レコード大賞金賞を獲得し、作者の桑田佳祐は作曲賞を受賞している。ちなみに、印象的なフレーズ「熱めのお茶を飲み 意味シンなシャワーで」を、スチャダラパーが「サマージャム’95」でさりげなく引用していたりします。

 

07.渚に行こう/ブレッド&バター
(1979年6月25日リリース)

かつて1975年から1978年にかけて、茅ヶ崎に「Bread & Butter」という名のカフェがあった。湘南の先端を行くミュージシャンやサーファーたちが夜毎集い、ユーミンをも通わせた伝説のライブカフェ。そこを仕切っていたのは、地元出身の岩沢幸矢、二弓兄弟。ブレッド&バターとしてデュオ活動も行っていた彼らの復活作「Late Late Summer」に収録された珠玉の名曲。湘南に広がるとっておきの海の風景を、「君」と一緒に共有できる瞬間をローカルならではの視点で描く。麗しのボッサタッチなアレンジは当時ティン・パン・アレーとして活動していた細野晴臣と鈴木茂によるもの。

 

08.走れ!江ノ電/太川陽介
(1979年10月25日リリース)

昨年まで出演していた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系列)で人気再燃。アイドル時代のヒット曲「Lui-Lui」ダンスのイメージが強すぎる彼が、こんなにしっとりとした哀歌も歌っていたのです。鎌倉と藤沢を結ぶローカル線の江ノ電に乗って、かつての恋人と長谷寺、七里ヶ浜、極楽寺と、一緒に揺られた思い出をプレイバック。制作の背景として、川崎市の御幸中学校放送部が作成した映像作品「走れ!江ノ電」をもとにして、本楽曲が作られたエピソードがある。少々蛇足だが、デビュー同期には川崎麻世、渋谷哲平、新田純一、ひかる一平らがおり、太川のデビュー時のキャッチフレーズは「昇れ! 太陽くん」でした。

 

09.かもめが翔んだ日/渡辺真知子
(1978年4月21日リリース)

1977年にシングル「迷い道」でデビューし、すでにブレイクを果たしていた彼女のセカンドシングル。本作では作詞を数々の歌謡曲やアニメソングを手がけていた伊藤アキラに発注。渡辺にとって詞ありきの曲作りは初めての経験だったという。歌い始めの印象的な「ハーバーライトが 朝日にかわる そのとき一羽の かもめが翔んだ」。このドラマティックなフレーズは、いま聴いても永遠に色褪せない「言葉」の強さがある。そしてそれを支えるマイナーコードのメロディの輪郭も実に鮮やか。ピアノとストリングスがスリリングに交差し、失恋したと思しき女性が深い悲しみや迷いからサビ部分で一気に解放されていく。歌詞中に具体的な地名は出てこないが、自身の出身地である横須賀の観音崎をイメージして歌っているとインタビューで発言している。なので厳密には湘南ソングではないが、観音崎へ行くのに「湘南京急バス」(今年の3月に京浜急行バスに吸収合併)の観音崎が最寄りの停留所だったので、超強引に湘南ソングとして紹介させていただきました。

 

10.想い出の渚/加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズ
(1966年11月5日リリース)

60年代に一世を風靡したグループサウンズブーム。その象徴的なバンドであるザ・スパイダースと寺内たけしとブルージーンズを渡り歩いた加瀬邦彦が1966年に結成。「想い出の渚」は彼らのデビューシングルとして大ヒットを記録し、その後のグループサウンズブームの千鞭を切った。加瀬が爪弾く12弦ギターの美しい調べ、爽やかなコーラスワーク。イントロが鳴った瞬間に60年代の湘南ワールドが瞬時に浮かんでくるよう。ちなみにメンバーは湘南サウンドの元祖とも言える加山雄三と慶応大学時代の先輩・後輩つながり。とりわけ加瀬は高校時代に加山からギターを学び、音楽の道を志すほど影響を受けている。ゆえにサウンドも加山雄三のスタイルを踏襲しており、楽曲のモチーフは加山雄三の代表曲「君といつまでも」のエッセンスに、ビートルズのリズムを取り入れたとの逸話もある。

 

いかがでしたでしょうか? 湘南や海を題材にした楽曲はまだまだたくさん「Spotify」に存在しますので、皆さんのお気に入りのあの曲、この曲をぜひ探してみてくださいね。

日本には“雨”にまつわる名曲がいっぱい! 雨の日に聴きたいレインソング10選

早いもので、気づけば梅雨の真っ只中。今年の関東甲信と東海、近畿の各地方の梅雨入り宣言は6月6日(水)でした。雨降りが続くと少し憂鬱な気分にもなりますが、梅雨の時期は大好きな夏が待っていると思えばワクワクしてきますし(私だけ?)、雨降りシーズンならではの進化したレインファッションも楽しめますよね。

 

そして、この時期に控えめに咲き誇るアジサイの花。雨露に濡れたアジサイを街中で目にするたびに、見慣れた通りの風景もいつもとは違って見えますし、梅雨ならではのワビ・サビ的な季節感を実感し、それこそ夏の到来もますます心待ちになってきます。

 

今回は、シーズン的な切り口で、いわゆる「レインソング」をセレクトしてみました。雨をモチーフにしている楽曲、雨降りのシチュエーションを描いた楽曲、梅雨時期の象徴でもある「アジサイ」を扱った楽曲など、雨にまつわる題材を取り上げた楽曲を10曲選んでみました。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、雨降りのときにこそ、楽しんでいただければうれしいです。

 

【雨の日に聴きたいレインソング10曲】

01.雨のステイション/ハイ・ファイ・セット
(1977年2月5日リリース)

荒井由実が1975年に発表した3枚目のオリジナルアルバム「COBALT HOUR」の収録曲を、コーラス・ユニットのハイ・ファイ・セットがカヴァー。「六月は蒼く煙って」と歌詞にあるように時期は梅雨シーズンと思われ。始発列車を待つ少女。会えるはずのない人を待ち続ける切なさ、愛おしさ。山本潤子の情感溢れる歌声で歌われると、ドラマティックな歌世界へと劇的に昇華されていくのは気のせいでしょうか。全編に漂うソフィスティケイトされたサウンドプロダクションも必聴です。ちなみに当時のJR青梅線の西立川駅がモチーフとなっているそうで、駅の発車時のメロディも「雨のステイション」が使用されていたりします。アルバム・チャート首位を13週連続で独走した「Love Collection」に収録。

 

02.あじさい/鈴木祥子
(1995年6月21日リリース)

松田聖子や小泉今日子など数々のアーティストに楽曲提供し、奥田民生や草野マサムネらもファンを公言する、まさにミュージシャンズ・ミュージシャン的な日本を代表する女性シンガーソングライター。雨降りが続くこの季節ならではの象徴的な花「紫陽花(アジサイ)」をモチーフに、「水たまりは虹色 紫陽花はむらさき 昨日のことみたいな あの街で暮らしてた日々を想うよ」と、アジサイを通して雨露を纏った街の情景と、かつてのあなたと私の姿を鮮やかに浮かび上がらせる。ローファイなサウンドメイクに踏み込んだ傑作アルバム「SNAPSHOTS」に収録。

 

03.雨降る東京/古内東子
(1998年8月19日発売)

今年でデビュー25周年を迎えた彼女。かつて「恋愛の神様」なる枕詞もあった女性シンガーソングライターによる隠れた名曲。雨降りのアイテム「傘」を効果的に使った、いわゆる相合傘のシーンを歌ったメロウな楽曲。「雨が止んでも どうか傘は閉じないで 時々触れあう腕に 夢を見させて」と、男女問わず皆さんが通ってきたであろう雨降る東京でのちょっとドキドキするシーンを描いてみせる。かつての甘酸っぱい記憶を手繰り寄せてくれる、そんな1曲かもしれません。自身初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した7枚目のオリジナルアルバム「魔法の手」に収録。

 

04.縦書きの雨/東京スカパラダイスオーケストラ feat.中納良恵
(2012年3月21日リリース)

毎回、あっと驚くアーティストをゲストに迎えて、我々を楽しませてくれるスカパラですが、アルバム「Walkin’」リリース時のプレスリリースで、「EGO-WRAPPIN’の中納良恵が参加!」のニュースにミュージック・ラヴァーたちは狂喜したものです。しっとりとした大人のミディアム・チューンといった体で、なんとも沁み入る歌世界と芳醇な歌声は、まさに相思相愛。メンバーがずっと彼女にラブコールを送っていたのは有名な話。バリトンサックス奏者の谷中 敦による「縦書きの雨」=「口には出さない秘めたる想い」が溢れ出し、人を癒していく。雨を別のメタファーに置き換えた好例でもあります。

 

05.雨/Suchmos
(2017年3月22日発売)

数多くのバンドに愛されるペトロールズの結成12周年を祝して、昨年にリリースされたトリビュート・アルバム「WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?」で、Suchmosが人気曲の「雨」をカバー。軽やかに刻まれるキーボードの音色とYonceの気怠くもソウルフルな歌声が、原曲が持つメロウな側面を増幅させて完全に自分たちのものにしている。「逢いたい気持ちはこの雨のように 全てを濡らして色を増すように」と、雨という要素が歌詞中の2人の関係性と距離感をそれとなく伝えてくれているようだ。

 

06.雨は毛布のように/KIRINJI
(2001年6月13日発売)

兄弟時代のキリンジによる7枚目の傑作シングル。この楽曲をフェイバリットに挙げる人は非常に多し。外は土砂降り。ケンカしていた2人が雨宿りにも飽きて、雨降りの街に飛び出す。いつしかケンカ中の2人も、子どものようにずぶ濡れではしゃいで仲直り。負の感情の高ぶりを、2人の肌に降り注ぐ雨水が毛布のように優しく包み込んでいく。憂鬱な雨もいつしか「クールな調べ」に聴こえてくるメロディの雄弁さ。コーラスでさりげなく華を添えているaikoの参加も話題になりました。振付家の川口ゆいが出演したミュージックビデオで披露するコンテンポラリーダンスも必見です。アルバム「fine」に収録。

 

07.雨のフライデー/フレンズ
(2017年11月22日リリース)

メンバーはおかもとえみ(元THEラブ人間)、ひろせひろせ(nicoten)、長島涼平(元the telephones)、三浦太郎(元HOLIDAYS OF SEVENTEEN)、SEKIGUCHI LOUIE(元The Mirraz)の計5人。様々なキャリアを持つ東京のバンドマンが集結した、広義的な現代のシティポップを奏でる「神泉系バンド」。本作はキラキラとしたイントロからつかまされてしまうセンチメンタルなナンバーで、もちろん設定は雨降りのフライデーの夜。「特別な フライデー 期待した 甘い言葉だけ変わらないで」と、女性目線の甘酸っぱくもアーバン・ブルース的な側面も盛り込まれたポップチューン。ミニアルバム「プチアルバム」に収録。

 

08.あめふりヒヤデス – alternate mix-/UA
(1998年4月22日発売)

ドラマ「不機嫌な果実」(TBS系列)の主題歌に起用されたシングル「悲しみジョニー」のカップリング曲で、こちらは別ミックス・ヴァージョン。ダブバンドのLITTLE TEMPO(リトルテンポ)によるプロデュース&演奏で、現在KIRINJIに在籍する田村玄一によるスティールパン(トリニダード・トバゴ共和国の打楽器)の音色が、ひんやりとした雨音を思わせるようでとにかく心地いい仕上がり。蒸し暑さをしばし冷却してくれそう。ところでヒヤデスには「雨を降らせる女」という意味があるのだとか。1997年に発表されたセカンドアルバム「アメトラ」に収録。

 

09.Another Rainy Day In New York City/Chicago
(1976年2月リリース)

ロックにブラス(ホーンセクション)を取り入れたブラス・ロックと呼ばれる音楽性で、70年代前半から80年代にかけて活躍したロックバンド。それがシカゴ。この頃には元々の売りでもあったアグレッシブなブラス・アレンジは後退し、ポップ色やバラード色が強くなっていた時期でもあった。バンドの創設メンバーでもあるロバート・ラム(Vo&Key)が幼い頃に過ごしたニューヨークの思い出を、雨の情景を通して振り返った内容で、ライトなラテンタッチのアレンジが心地いい。こちらもスティールパンの音色がアクセントになっている。ちなみにリリース時の邦題は「雨の日のニューヨーク」。あらゆる音楽要素を取り込んだ8枚目のオリジナルアルバム「シカゴX(カリブの旋風)」に収録。

 

10.Sun After The Rain/The Salsoul Orchestra
(1979年リリース)

ニューヨークの伝説的なダンスミュージック・レーベル「サルソウル」のハウスバンド(箱バン)として1974年に結成された、凄腕ミュージシャン集団「サルソウル・オーケストラ」。ヴィヴラフォン奏者であり名アレンジャーのヴィンセント・モンタナ・ジュニア率いる彼らは、フィリーソウルをディスコへと発展させ、後のハウスミュージックに多大なる影響を与えたレジェンドとも言えます。まさに雨上がりの陽だまりを描いたような、ハートウォーミングなサウンドがたまらない。時代を経たいまでも、国内外のハウスミュージックのDJが明け方にプレイするアフターアワーズの定番曲でもあります。後期のアルバム「Street Sence」に収録。

 

雨を題材にした楽曲は洋楽・邦楽問わずにまだまだ無限に存在します。それこそ、雨あがりの「虹」を扱った名曲もたくさんあったりします。皆さんのお気に入りのあの曲、この曲をSpotifyでぜひ探してみてくださいね。

毎週月曜に自分だけのプレイリストが届く! Spotifyが新パーソナライズ機能「Discover Weekly」をスタート

音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、ユーザーが聴いたことのないオススメの曲を集めたプレイリストを毎週配信するパーソナライズ機能「Discover Weekly(ディスカバー・ウィークリー)」を5月21日より提供開始しました。

 

このディスカバー・ウィークリーは、ユーザーが日ごろ聴いている曲や、音楽の好みが似ているほかのユーザーが聴いている曲をベースに、そのユーザーがSpotify上で聴いたことがないけど、気に入ってくれそうなオススメの曲だけを30曲集めたプレイリストを自動で生成し、毎週月曜日の朝に配信する機能。ユーザーの好みを知り尽くした友人が毎週自分だけのミックステープをつくってくれているような気分になるSpotify独自の機能です。海外ではすでに提供され人気を集めていましたが、日本でも提供が開始されました。

 

ディスカバー・ウィークリーは、Spotifyで音楽を聴けば聴くほどこれを学習し、より好みに合った精度の高いおすすめをしてくれるように進化していきます。また、プレイリストに収録される曲は、毎週すべて新しいものに更新されます。

 

ちなみに、昭和歌謡が大好きなGetNavi web編集部の一條部員の初ディスカバー・ウィークリーには、西川峰子「あなたにあげる」やリンリン・ランラン「恋のインディアン人形」など激シブ曲がラインナップ。そのほか、Mr.ChildrenやDef Techなど知ってはいてもこれまであまり聴いてこなかった曲も用意され、聴きごたえのある内容となっていました。

 

いままでに聴いたことがない新たな曲やアーティストとの出会いをサポートしてくれる新機能の登場で、音楽の楽しみ方の幅を広げてくれそうです。Spotifyユーザーはぜひチェックしてみて下さい。

プレミアム版と無料版どこが違う? もっと音楽を楽しめる「Spotify」の使いこなしテクニック7選

2016年9月に日本でサービスを開始した音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」。4000万曲以上が無料で楽しめるということもあり、サービス開始時に使ってみた人も多いのではないでしょうか?

 

広告なしで使えるPremiumプランは月額980円と、Apple MusicやAWAといったほかの音楽ストリーミングサービスとほぼ同額。そこで無料のまま使い続けているという人もいれば、なんとなく使うのをやめてしまっている人もいるでしょう。でも、いまこそSpotifyは使うべきサービスなんです!

 

これまでいろんな音楽ストリーミングサービスを使ってきた筆者も、最近はSpotifyのPremiumプランに加入して愛用しています。この1年半でSpotifyはどのように進化したのでしょうか? 今回は、Spotifyをもっと楽しめる7つの使いこなしテクニックを紹介します。

 

聴けば聴くほど自分好みに進化するプレイリストがスゴい

Spotifyは、無料のFreeプランでもすべての楽曲をフル尺で楽しめます。しかも時間は無制限。ただし、Freeプランではシャッフル再生のみとなっており、楽曲の検索などはできません。より使い勝手を良くしたいなら、Premiumプランへの加入は必須。広告なしで聴けるうえに、オフライン再生や楽曲のスキップ再生、高音質設定などができるようになります。

 

1.まずチェックしたい「My Daily Mix」

Spotifyを使い続けていくと、「Home」画面上に「Daily Mix」というプレイリストが複数表示されます。これは、ユーザーの利用履歴に基づき、Spotifyが自動作成するプレイリストで、最大6個作成されます。

↑「Home」にAyamiスペシャルとして、自分のために作成されたプレイリストが表示されている(写真=左)。プレイリストごとにジャンルや特徴が異なる(写真=右)

 

筆者がSpotifyを使っている最大の理由が、このプレイリスト。出てくる楽曲が本当にドンピシャなんです! 実はこのプレイリストはAIによって作成されており、ユーザーが聴いている曲のアルゴリズムを解析し、それに近い曲を提示してくれているのだとか。

↑プレイリストの中身は日々のリスニング傾向で変化していく(写真=左)。Daily Mix内の楽曲は評価できるようになっており、聴かない曲やアーティストは除外できる(写真=右)

 

プレイリスト内の好みでない楽曲やアーティストを報告すれば、より自分に合ったプレイリストに進化していきます。Daily Mixで新たに知ったアーティストなどもたくさんあり、新たな音楽に出会うための窓口といっても過言ではありません。

 

2.好みの新曲だけ聴ける「Release Radar」

Spotifyには「Release Radar」というプレイリストもあります。ただ最新曲が聴けるだけなのかと思いきや、実はユーザーの履歴に基づいた新曲だけがまとめられるんです。

↑「Browse」で最新曲やランキングをチェックできる(写真=左)。Release RadarはSpotifyならではのレコメンド機能。「Home」画面にも表示される(写真=右)

 

フォローしていたり、よく聴いていたりするアーティストの新譜を毎週金曜に随時更新してくれるプレイリストで、いちいち最新情報を追わなくても自然と新譜が知ることができるのが特徴。

 

海外では、ユーザーが好むであろう楽曲を集めた2時間分のプレイリストが毎週月曜の朝に届く「Discover Weekly」という機能も開始しており、現在日本でも準備中なのだそう。知らない楽曲との出会いを求めている人にとっては、期待度の高い機能ですね。

 

3.青春時代の曲が聴ける「Your Time Capsule」

ほかにユニークなのは、ユーザーが10代から20代前半だった頃に聴いていたであろう楽曲をベースにした「Your Time Capsule」というプレイリスト。登録時やアカウント連携したSNSのプロフィール情報を元に年齢を割り出し、青春時代に聴いたであろう曲を自動でピックアップしてくれます。作成されたプレイリストをSNSなどで共有すると盛り上がりそうですよね。

 

このほか、野外フェスに登場するアーティストだけを集めたものや、劇場公開作品やNetflix配信作にちなんだものなど、プレイリストの充実こそがSpotifyの強みだといえます。

↑Your Time Capsuleでは、青春時代に聴いていたであろう楽曲をレコメンドする(写真=左)。夏フェスのプレイリストは人気コンテンツ。今年はフジロックのホームページ上で、ユーザーの試聴傾向を元にオリジナルのプレイリストを作成する機能があり、プレイリストはSpotify上に保存できる(写真=右)

 

4.リラックスしたいときにオススメな「Sleep」

個人的にイチオシしたいのは、「Sleep」というカテゴリのプレイリスト。「眠れぬ夜の音楽」や「MidnightChill」といった、寝るときに最適な音楽が集められており、寝付きが悪いときにはぜひ試してほしいんです。波の音や森の音などの自然音もあるので、心身ともにリラックスできますよ。

↑「Sleep」は国内外で人気のカテゴリ。ほかにも、朝やコーヒータイムなど時間やシチュエーションに合わせたプレイリストが多数用意されている

 

Spotifyでは全世界でおよそ70〜80人のキュレーターがプレイリストを作成しているそうですが、そのバリエーションの多さに驚かされます。

 

5.いまのヒット曲とこれからくる曲がわかる2つの「チャート」

レコメンドされる音楽だけでは物足りないなら、「Brows」の「チャート」内にある「トップ50」と「バイラルトップ50」を見てみるのがおすすめ。「トップ50」は純粋に再生回数を元にしたランキングとなっており、少し懐かしい楽曲でも長期的に聴かれるとランクインしているそう。

 

それに対し「バイラルトップ50」はSNSにシェアされた回数などをランキングに反映しており、旬のアーティストを知りたいときに便利。実際に、クラブでプレイするDJの人たちは海外のバイラルチャートを参照して、楽曲を選んでいるという話も聞きます。ファンがシェアすることでランキングが上がるので、新しいカタチでのアーティストへの応援にもなっているようです。

↑それぞれのランキングは日本のものとグルーバルのものが用意されている。また、国別のチャートを見ることもできる(写真=左)ランキングは毎日更新されるので、こまめにチェックしよう(写真=右)

 

最近ではInstagramのストーリーに視聴中の楽曲のプレビューを投稿できるようになり、手軽に気になった曲を共有できるのもSpotifyならでは。Instagramだけでなく、Twitter、Facebook、LINE、Messenger、メッセージなどのいろんな方法で友だちに広めてみましょう。

↑楽曲の再生中にメニューを開き、「シェアする」をタップすると共有画面が表示される(写真=左)。シェアすると、Spotifyアプリを使っていない人でも30秒のプレビューが試聴可能(写真=右)

 

6.自分のこだわりの選曲も公開できる

Spotifyといえば用意されたプレイリストを聴くだけのイメージが強いですが、Premiumプランでは自分で作成したプレイリストを他のユーザーに公開することもできます。

↑Spotifyが作成したプレイリストだけでなく、アーティストや一般ユーザーが公開しているものもある(写真=左)。「コラボするに設定」をタップすると、ほかのユーザーと一緒にプレイリストが作成できる(写真=右)

 

7.みんなでプレイリストを作れる「コラボ」機能

さらに、プレイリストを「コラボ」に設定すると、曲の追加や削除、曲順の変更が友だちとできるようになるんです。友だちと使うのもいいですし、家族でドライブ用のプレイリストを作るのも楽しそう。ただ”聴く”だけじゃない楽しみもSpotifyには隠されていたんです。

 

以上、意外と知られていない7つの便利機能を紹介してみました。SpotifyのPremiumプランは月額980円といいましたが、現在は最初の3か月だけ月額100円で利用可能。スマホはもちろん、パソコン、タブレット、スマートスピーカー、テレビなどさまざまなデバイスにSpotifyは対応しています。音楽の楽しみ方がマンネリ化しているそこのあなた、いまSpotifyを使わない手はないですね!

全83曲をセレクト! スーパーボウルの華麗なショーを振り返る「Super Bowl halftime shows 1993 – 2018」

アメリカンフットボールNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の優勝決定戦であり、国挙げての祭典「スーパーボウル」では、毎年豪華なアーティストによるハーフタイムショーが話題になります。今年は2月4日(現地時間)にアメリカ・ミネアポリスで開催され、ジャスティン・ティンバーレイクが華麗なショーを披露しました。試合は見ないけど(失礼!)恒例の「ハーフタイムショー」だけはチェックするという方も多いのでは?

 

そもそも「ハーフタイムショー」は1967年にスタートし「スーパーボウル」の第1回目からの恒例ステージ。正直、かなり地味な存在でしたが、90年代に入ってアプローチと見せ方が変わりはじめます。

 

91年にトップ・アイドルグループのニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、92年にはラテン・ポップ・ミュージックの歌姫グロリア・エステファンを起用し、色気が出はじめます。そして93年にはキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンがいよいよ出演することになったので、さあ大変。ここから「ハーフタイムショー」はメインストリームのポップミュージックにスポットを当てて、話題性にあふれた派手な要素と仕掛けを振りまき、新規の視聴者をグンと取り込んでいくことになります。

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と、前置きが長くなりましたが、今回は過去に「ハーフタイムショー」に出演したアーティストの曲縛りのセットリストを作成してみました。セレクトしたのはマイケルが出演したことでCMの広告収入が超爆発的に膨らみ、よりポピュラーな存在になった1993年の「ハーフタイムショー」から先日の2018年まで。全部紹介してしまうと膨大な量になってしまうので、一部かいつまんでセレクトしています。それでも曲数は総勢83曲!

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができます。アメリカの音楽チャートを彩った、ポップス、ロック、R&B、ソウル、ヒップホップ、カントリー、ラテンとジャンルを縦断したプレイリストを楽しんでみてください。

※画面をタップすると曲が試聴できます

試聴できる! バレンタインデーの夜にしっぽり聴きたい様々な形のラブソング10選

気づけば今年もバレンタインデー目前ですね。先日の恵方巻きのいろんな意味での白熱ぶりと比べると、だいぶ落ち着いているような気がするのは気のせいでしょうか? そもそもバレンタインデーは、アメリカでは恋人同士や夫婦間で大切な気持ちを伝えあう日。そして、海外では主に男性から女性に愛を伝える日としても知られています。

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今回はバレンタイン=愛しい人・大切な人というフォーマットを取りながら、男性目線のラブソングやバレンタインデーに映えそうな雰囲気重視の楽曲など、広義の意味でのバレンタインソングとして機能しそうな静かめの音楽をセレクトしてみました。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、夜にしっぽりと聴けるようなメロウな流れを楽しんでいただければうれしいです。

※画面をタップすると曲が試聴できます

 

【バレンタインデーに聴きたい様々な形のラブソング10選】

01.チョコレート/木村カエラ
(2011年10月12日リリース)

いわゆる告白ソング的なものではなく、意中の人へのハートフルな想いが詰まったもの。しかも僕口調の男子目線なので男性陣はハッとさせられるかも。「君の隣で僕は苦く 悩んではすぐ弱音をはく 口にすれば甘く溶ける チョコレートみたいに不思議な力」という歌世界に共感した男子は、その気持ちを伝えてみてはいかが? 6枚目のアルバム「8EIGHT8」に収録。

 

02.Faye Valentine/SaiB
(2017年8月7日リリース)

さっそく反則的なセレクトでご容赦を。1998年から1999年にかけてオンエアされていたテレビアニメ「カウボーイビパップ」のオマージュ・アルバムからの1曲。手掛けるのはモロッコ出身のビートメイカー。フェイ・ヴァレンタインとは本作のヒロイン名で、「愛しの人」ということでピックアップ。ラウンジ色の強いジャジーなチルアウト・ミュージックが劇中のセリフとともにふたりをやさしく包み込んでいく。

 

03. Valentine/ACO
(2015年12月16日リリース)

シンガーソングライターのACOが幾度もささやく「Be my Valentine(私の特別な人になってくれる?)」がなんとも官能的。生々しい息遣いが伝わってくる歌声と、それに寄り添うメランコリックなサウンドスケープとが印象的だ。デビュー20周年のタイミングでリリースされたアルバム「Valentine」に収録。

 

04.Valentine’s Day/ソランジュ
(2008年10月22日リリース)

世界の歌姫・ビヨンセの妹でもある彼女。姉への楽曲提供やデスティニーズ・チャイルドの裏方での実績を経て、ついに才能が開花。レトロな質感を感じさせつつも、現代にアップデートさせた最新型のR&Bスタイルの作りで話題を呼んだ楽曲。多くのメディアで評価されたセカンドアルバム「ソランジュ&ザ・ハドリー・ストリート・ドリームス」に収録。

 

05.Valentine’s Curse/Bane’s World
(2016年6月4日リリース)

カリフォルニアを拠点に活動するシェーン・ブランチャードによるベッドルームポップ・プロジェクト。浮遊感のあるドリームポップ的なサウンドが魅力的なのだが、タイトルの「Curse」とは童謡の捉え方で呪い、もしくは呪文の意味を含んだりもする。これって、アメリカでも男女問わず密かな想いを相手に伝える習慣が増えてきているということで、バレンタインデーの狂騒にうんざりしている人が実は多いってことかも(笑)?

 

06.ほれちゃった/CHAI
(2017年10月25日リリース)

“NEOかわいい”をテーマに、新たな女子のかわいい価値観をポストロックのサウンドにのせて声高らかに歌い上げる話題のガールズバンド。メロウでムーディな本作は、実はメンバー全員が愛してやまない餃子ラブな楽曲。とはいえ、餃子を彼氏に置き換えてみると、最高のラブソングとして機能してしまうのです。

 

07.桜super love(single mix)/サニーデイ・サービス
(2017年3月15日リリース)

厳密にはいわゆる「春ソング」になるのでしょうが、桜が咲きほこるまでには大切なあの人と一緒になりたい。スーパーメロウなこの楽曲を聴くと、なぜかそんなことを思ってしまうのです(当方既婚者)。印象的な歌詞「きみがいないことは きみがいることだなぁ」は、一緒に呼吸をするように大切な存在の人がいるからこそ。春に出会える桜のことかもしれないし、リアルに触れると体調不良で音源制作から離れたドラムスの丸山晴茂氏のことかもしれない。リスナーにとっては、あなたが今この瞬間に大切に思っている人のことかもしれない。ということで、究極のラブソングと解釈してみました。

 

08.Love is on line/キリンジ
(2006年10月25日)

堀込兄弟時代の隠れた名曲。題材はインターネットにおける恋愛で、2006年だとmixiをイメージするとわかりやすいかも。今では「出会い」のきっかけがSNS系サイトでもなんら違和感はないが、当時はまだ「え!?」なるリアクションが多かったはず。そのあたりのニュアンスを汲んだシニカルな歌詞がいい。例え、出会えなかったとしても、やり取りの間に「つながり」はあったのです。強引ですが、義理チョコも組織の中での「つながり」を確認させるアイテムということかもしれません。

 

09.Valentine/Ned Doheny
(1976年リリース)

甘い歌声とさわやかなメロディで人気を博したブルー・アイド・ソウルの代表選手。本作は70年代当時のサーファーたちに愛されたウエストコーストAORの名盤「ハード・キャンディ」の最後を飾るジャジーなナンバー。大切な人=バレンタインが去ってからはじめて知る彼女への愛しさ、信じることができなかった自責の念が歌われたもの。こうした気づきも含めてバレンタインということで。

 

10.My Valentine/ポール・マッカートニー
(2012年2月6日リリース)

現在の妻であるナンシー・シェベルに捧げたラブソングで、雨が降るバレンタインの日にポールが作曲したのは有名な話。世間を賑わせた前妻のヘザー・ミルズとの離婚訴訟を経て、2011年に結婚したふたり。「雨が降ったらどうするんだい? 彼女が言うには いつか すぐに太陽が輝くはず そして彼女は正しかった」。そう、その後の結婚生活は間違っていなかったのです。色艶のあるアコースティックギターの音色はエリック・クラプトンによるもの。

 

家族や恋人がいる方はもちろん、好きな人に思い切って告白しようとしている方は、音楽のチカラも借りて普段なかなか言えない感謝の気持ちや、「好き!」という気持ちを正直に伝えてみてはいかがでしょうか。

新しい気持ちで新年のスタートを飾ろう! あなたの挑戦を応援する10曲

1年の計は元旦にあり、ということで新しい年を迎え決意を新たにされた方も多いかと思います。仕事を筆頭に、習いごと、自分への投資、マイホーム探し、恋愛関係の進展や人間関係の整理、生活習慣の見直し、そして禁酒、禁煙などなど……。

 

今回は「新しいスタートを飾る」をテーマに、あなたの新しい一歩に弾みをつけてくれそうな楽曲をジャンルを超えて縦横無尽にセレクトしました。何か始めてみたくなるこの季節に、ぜひ聴いてみて下さい。

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「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、応援歌としてのプレイリストを楽しんでみてください。

※画面をタップすると曲が試聴できます

 

【新しいスタートを飾るにふさわしい曲10線】

01.Restart/サム・スミス
(2014年5月26日リリース)

天使の歌声とも称される歌声で、日本を含めた世界の音楽シーンを席巻したサム・スミス。本楽曲は第57回グラミー賞の年間最優秀レコード賞に輝いたアルバム「イン・ザ・ロンリー・アワー」に収録。恋人と別れて再スタートを切ったはずなのに、何度も戻ってきてしまう元パートナー。でも心はすでに新しい未来へと向かっている。過去のしがらみとの決別は恋愛だけではなく、仕事や環境にも当てはまりますよね。新しい一歩を踏み出すために、そろそろ整理をしてもいいものがあるのでは?

 

02.Start A Fire/ジョン・レジェンド
(2017年2月17日リリース)

グラミー賞10冠に輝くシンガーソングライター、ジョン・レジェンドが映画「ラ・ラ・ランド」にバンド「ザ・メッセンジャーズ」のリーダー、キース役として出演した際に劇中で披露したソウルフルなナンバー。必要以上にチープなシンセが飛びまくることで、セブ(ライアン・ゴズリング)が嫌っていた商業主義の音楽の象徴としている。厳密には恋の始まりを描いた歌のようだが、「火を焚きつけることができたぜ」と始まりの着火を予感させるということで。

 

03.LET’S GO/ORIGINAL LOVE
(1993年6月16日リリース)

田島貴男率いるオリジナル・ラブのバンド編成時代の名曲。70年代のジャズファンク的なサウンドアプローチで、「君のチケットをさがせ 終わりの始まりへ 共に始めよう 今 Let’s Go!」と新しいムーブメントを扇動する。徐々にヒートアップしていくファンキーなグルーヴがエキサイティング! アルバムチャート4位まで駆け上がり、認知度も大きくアップした3枚目のオリジナル・アルバム「EYES」のオープニング曲。

 

04.全力少年 produced by 奥田民生/スキマスイッチ
(2016年11月30日リリース)

敬愛する奥田民生のプロデュースで、彼らの代表曲をローファイなロックにリアレンジした民生節炸裂のナンバー。セルフプロデュースを信条としてきた彼らが、他者の手に委ねたことで楽曲本来のメロディと歌詞の強さがさらに開花した稀有な作品。歌詞の「積み上げたものぶっ壊して 身につけたもの取っ払って」を地でいく彼らの新たなチャレンジが美しく、これから何か挑戦しようとする人たちへの応援歌として機能するはず。

 

05.四月の風/エレファント・カシマシ
(1996年4月19日リリース)

エピック・ソニーからポニーキャニオンにレーベルを移籍して、第1弾となったシングル「悲しみの果て」との両A面シングルとしてリリースされた。かつての厭世感を漂わせる歌世界から一転、「明日も頑張ろう」「風が誘いにきたようだ」と、気負いのない息遣いで新生エレカシの章へと踏み込んだ。自分たちに新しい風が吹いているのかもしれない。ワクワクするようなバンドの新しい未来像は間違ってはいなかった。

 

06.チェリーブラッサム/松田聖子
(1981年1月21日リリース)

新しい幕開け、恋愛編。すでにトップアイドルの第一線を爆進していた彼女の4枚目となるシングル。いわゆる「桜ソング」ですが、冒頭の「何もかもめざめてく 新しい私」でプレイリスト入りが決定。疾走感のある黄金のサウンドメイクで、恋人への一途な愛をフレッシュに描く。この時代ならではのエレキギターの鳴きもたまりません。作曲はチューリップの財津和夫。マイナー調のサビが従来の聖子楽曲とは真逆で、それこそが最大の勝利でした。

 

07.WHEN IT STARTED TO BEGIN/ニック・ヘイワード
(1983年リリース)

80年代前半にファンカラティーナなるポップでラテンな音楽性で人気を博した、UKのポップバンド「ヘアカット100」のフロントマンでもあった彼。1枚目のソロアルバム「風のミラクル(ノース・オブ・ミラクル)」の冒頭を飾る1曲で、まさに新しい幕開けを声高らかに歌い上げた超キラキラな輝きを放つ英国産ポップス。邦題は「恋のスタート・トゥ・ビギン」で、90年代渋谷系黎明期のギターポップ系のクラブイベントでヘヴィープレイされていましたっけ。

 

08.Future Is Born feat. mabanua/RHYMESTER
(2017年9月6日リリース)

日本のヒップホップシーンを牽引し続けてきた彼らの必殺パーティチューン。踊れるディスコティックなトラックを、現代のディスコブギー的な解釈で再構築。「マイクを通したメディア ライムで書き足してくウィキペディア 近い将来世界を変えるアイディア」は、マイノリティな存在でもあったヒップホップ〜ラップが先人たちの果敢なチャレンジにより、メインストリームのジャンルにまで駆け上がっていった情景を鮮やかに浮かび上がらせる。掛け値なしに自分が好きなことや信じていることを、なにか始めようとするあなたに!

 

09.Started From The Bottom/ドレイク
(2013年10月16日リリース)

ここ数年のブラックミュージックの潮流でもあるオルタナティブR&Bの象徴的な存在である人気ラッパー&シンガーのドレイク。アメリカンドリームをつかんだ彼のフレーズ「どん底からスタートして、俺たちは今ここまできたぜ」が実に雄弁に物語っている。現在地に辿り着くまでに奮闘した成り上り絵巻は、これから下克上を狙うであろう若い世代の背中を押してくれるかも? 3枚目のアルバム「ナッシング・ワズ・ザ・セイム」に収録。

 

10.Dawn/藤原ヒロシ
(1994年11月23日リリース)

メロウをキーワードに、都市型の音楽を紡ぎ続ける彼の傑作インストルメンタル曲。柔らかな朝日がゆっくりと射していくような、神秘的なサウンドデザインに思わず引き込まれてしまう。「夜明け」というタイトルが謳うように、新しい時代の黎明、始まりの芽生え、出会いの兆しなどを静かにイメージさせる。曲の終わりが近づくころには、いつしか希望がこみ上げてくる、とかなんとか。アルバム「Nothing Much Better To Do」に収録。

 

新年に新しいことを始めたい方は、音楽のチカラを借りて第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

祝・成人の日! 20年前にデビューしたアーティストを集めた「1997年デビュー組」10選

本日は成人の日。全国各地では成人式が開かれています。成人を迎えたみなさま、あらためましておめでとうございます。早くも動画サイトなどには式の映像がアップされ、元気な新成人たちのやんちゃな姿が見られますが、それはそれ。昔の自分たちを重ねて、最後のやんちゃと思えばほほえましくも映ります。

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この世に生を受けて20年ということで、同じく20周年つながりで、今回は「1997年にメジャー・デビューを果たしたアーティスト&バンド」という同期的な視点で振り返ってみたいと思います。いずれもいま聴いても決して色あせない楽曲ばかり。

 

そしてスタンスや表現方法は違えど、いまでもフロントラインに立ち続ける現役であるというのがポイントです。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ある意味で同期のよしみを感じる(?)プレイリストを楽しんでみてください。続けることって素晴らしい、とあらためて。

 

【1997年デビュー組、あの頃、君は若かったソング】

01.Raspberry/TRICERATOPS
(1997年7月21日リリース)

バンド初期の代表曲であり、永遠のロック少年でもある和田 唱の蒼いリビドーが大爆発した傑作デビュー・シングル。永遠にループするリフ(繰り返されるフレーズ)とダンサブルなリズム。シンプルな構成ながらも、一聴すれば耳に残るメロディの強さ。彼らが当初から目指していた「踊れるロック」を見事に具現化した最高のダンスナンバーでもある。当時、レーベルメイト(エピック・ソニー)でもあった佐野元春が絶賛していたのを記憶している。アルバム「TRICERATOPS」に収録。

 

02.強く儚い者たち/Cocco
(1997年11月21日)

沖縄出身の女性シンガー・ソングライター、Cocco(こっこ)は同年の3月21日に衝撃的すぎるシングル「カウントダウン」でデビュー。本来ならばデビュー・シングルを紹介すべきだが、本作セカンド・シングルが97年度「JALハワイ島キャンペーン」のCFソングに起用されたことで、より多くの人たちに認知されたこちらをチョイス。「人は弱いものよ」「人は強いものよ」「そして儚いもの」。どこか達観した歌詞は、その人の心の有り様で様々に解釈できるはず。セカンド・アルバム「クムイウタ」に収録。

 

03.MajiでKoiする5秒前/広末涼子
(1997年4月5日リリース)

レーベル契約を巡った大争奪戦を経て発表されたデビュー・シングル。本人出演の「NTT DoCoMo ポケベル」CMのイメージソングでもありました。この時代にはポケベルなんてものがあったのですよ! 作詞・作曲・プロデュース=竹内まりや。聴く前から間違いのない仕上がりで、往年のモータウン・サウンド(ザ・スプリームス「恋はあせらず」)のリズムパターンをモチーフにした黄金のポップス。結果、60万枚以上もの大ヒットを記録。ちなみに竹内本人は自身のアルバム「Bon Appetit!」(2001年)でセルフカヴァー。

 

04.白い雲のように/猿岩石
(1996年12月21日リリース)

芸人の有吉弘行が組んでいたお笑いコンビが大ヒットを放ったデビュー・シングル。作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之、そして秋元康のプロデュースと豪華な采配。リリース当初はめぼしいアクションはなかったが、チャートを賑わし始めたのが1997年に入ってから。オリコンチャート最高3位まで上昇してロングランヒットを記録。気づけばミリオンセラーを叩き出し、1997年を代表する楽曲にまで成長した。描かれる白い雲は縛られることの少ない若さゆえの自由の象徴、と勝手に解釈。

 

05.cream soda/SUPERCAR
(1997年9月21日リリース)

幸運にもわりと身近にデビューまでの過程を追えたのは良き思い出。飽和状態にあったギターポップ系のロックシーンに風穴を開けた恐るべき子供たち。メンバーの平均年齢は19歳、青森県在住。この瞬間にしか鳴らせない瑞々しい轟音ギターサウンドが詰まったデビュー・シングル。当時の洋楽ファンはJ-ROCKに不寛容で意識的に避ける傾向があったが、彼らを評価する洋楽リスナーが非常に多かった。メンバーであった中村弘二(Vo&G)は「Koji Nakamura」「iLL」で才能を昇華させ、紅一点のフルカワミキ(Vo&Ba)もソロで活動中。石渡淳治(G)は「いしわたり淳治」名義で作詞家&プロデューサーとして活躍中。

 

06.JOYRIDE/BOOM BOOM SATELLITES
(1997年11月1日リリース)

国内よりも世界で先に評価された彼らも1997年デビュー組。ベルギーのテクノの名門レーベル「R&Sレコーズ」よりシングル「JOYRIDE」でデビューを飾る。ヨーロッパの多くのメディアが本作で「ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃」と大絶賛したのは有名な話。緻密なブレイクビーツ的なアプローチは今聴いてもフレッシュに響く。少々蛇足だが、日本が誇る伝説の名マスタリングエンジニアの田中三一氏が彼らの音質設計を大絶賛(自分、その場にいました)。それを裏付けるように、中野雅之は2015年に日本人アーティストとして初めてMastered for iTunesのマスタリング・エンジニアとして認定された。

 

07.Burnin’/ダフト・パンク
(1997年2月26日リリース)

今や名実ともに世界的なアーティストにまで上り詰めたエレクトロ・デュオ。厳密には1994年にリリースされたシングル「The New Wave」がデビュー作だが、本国フランスやヨーロッパ圏を飛び越えてアメリカでもスマッシュヒットを記録したデビュー・アルバム「Homework」が97年発表ということで、同期と解釈させていただきます。トリッキーなシンセが暴れまくる初期の代表曲で、後に興隆する「フレンチタッチ」なるムーブメントの着火ナンバーとも言える。当時、クラブでこの曲がかかりまくってちょっと辟易していたのも事実(笑)。

 

08.MMMBop/ハンソン
(1997年4月15日リリース)

オクラホマ州で結成されたハンソン3兄弟バンドによるウルトラポップなデビュー・シングル。洋楽を聴いていない人でも、テレビ番組のBGMなどで今でも使われているので、キャッチーなメロディが刷り込まれている人も多いのでは? 友情を歌ったハッピーな楽曲は全米チャートで首位を獲得し、ここ日本でも大ヒットを記録。ベックなどのオルタナ界隈のサウンドメイクを手がけていたダスト・ブラザーズがプロデュースを手掛けたことも話題に。ちなみに日本発売時のタイトルは「キラメキ☆ンー・バップ」。当時は洋楽ディレクターが頑張って邦題をひねり出していましたっけ。

 

09. I’ll Be Missing You feat. Faith Evans & 112/パフ・ダディ
(1997年6月30日リリース)

アメリカのヒップホップ界に革命を起こした音楽プロデューサーの現パフィー・ダディこと、パフ・ダディのデビュー・アルバム『No Way Out』からの超特大ヒットシングル。彼が才能を見出し、ヒップホップの東西抗争(レーベル同士の争い)の凶弾に倒れたノトーリアス・B.I.G.への追悼歌で、フィーチャリングされている歌姫のフェイス・エヴァンスはB.I.G.の奥様でもあります。ポリスの大ヒット曲「見つめていたい」のギターフレーズを大胆にサンプリングした大ネタ使いで話題を呼んだ。制作の背景を知らずとも亡き友、亡き夫への愛の歌に涙、です。

 

10.Next Lifetime/エリカ・バドゥ
(1997年2月11日リリース)

アメリカのR&Bシーンの最前線に君臨し続けるネオソウル界のカリスマ女性シンガー、エリカ・バドゥも不朽のアルバム「Baduizum」でこの年に華々しくデビュー。70年代のソウルが宿す精神性を取り入れた歌世界、アナログと最新のデジタルとが交差するジャジーなトラック、そして神秘的な歌声。彼女の登場でブラック・ミュージックの流れが大きく変わり、ここ日本でもR&Bブームの流れが本格的に表れてきたと記憶している。渋谷のR&Bの聖地「HARLEM」でこの曲がかかると女子が大喜びしていたなあと遠い目。翌年の第40回グラミー賞ではアルバムが最優秀R&Bアルバム賞を獲得している。

 

ということで、98年の早生まれの方を想定した楽曲がなくて本当に申し訳ございません……。ちなみに1月から3月までに、モーニング娘。、MISIAもデビューしているのでチェックしてみてください。

聖なる夜に聴きたい「80年代縛りのクリスマスソング」10選プレイリスト

いよいよ今日は待ちに待ったクリスマス・イヴ。街はプレゼントやクリスマスのごちそうを買い求める人で賑わっています。でも、そもそもクリスマス市場の規模が急成長したのは80年代に入ってから。それこそ12月が近くなると、テレビのトレンディドラマやCM、雑誌などでクリスマスを煽る特番や記事のオンパレードで、「クリスマスイブはカップルの日」と刷り込まれた方々も多いことでしょう。

 

とくに80年代バブル当時の田舎者必携(失礼!)のマニュアル本「ホットドッグ・プレス」のクリスマス特集を読み漁ったバブル世代の諸先輩方は、今でもクリスマスが近づくとなぜかソワソワしてしまうのではないでしょうか。

 

面白いことにクリスマスシーズンの経済効果の上昇とともに、欧米はもとより日本国内でもオリジナルのクリスマスソングが量産されていくようになります。これは大手企業やメディアによるクリスマスというブランド戦略によって導かれた新たなマーケットの誕生でもあったのです。

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ということで、前回の「ラスト・クリスマス地獄」に続いて、80年代に数え切れないほど生まれた「80年代縛りのクリスマスソング」をお届けします。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、「あの頃のクリスマス」に浸れるプレイリストを楽しんでみてください。

 

【80年代縛りのクリスマス・ソング】

01.ウィンター・ガーデン/松田聖子
(1980年12月リリース)

セカンドアルバム「North Wind」に収録された彼女にとって初となるクリスマスソング。あなたを愛して2度目のクリスマスがもうすぐやってくる。愛情も水色から藍色へとより深く。冬を舞台にしつつも温もりを感じる柔らかいサウンドスケープがお見事。「愛の花はまだ蕾のウィンター・ガーデン」ということからも、プラトニックな関係がまだ続いているようです。初期の代表曲「青い珊瑚礁」と同じく、作詞・三浦徳子、作曲・小田裕一郎、編曲・大村雅朗の名采配が勝利を呼んだ隠れた名曲。

 

02.7月のクリスマス/ハイ・ファイ・セット
(1984年2月リリース)

シティ・ポップスの文脈で再評価も高まる日本のポップ・ヴォーカル・グループによるサマーポップなクリスマスソング。ここで歌われているのは12月25日ではなく5度目の結婚記念日を迎えた7月25日のこと。「7月25日よ なんの日かわかる? 真夏のクリスマスかい?」と山本潤子と大川茂による掛け合いが微笑ましく、洗練されたコーラスワークも聴きどころ。結婚記念日なんて忘却の彼方に……そんな方はクリスマスにかこつけて一緒に祝ってみるのはいかが? アルバム「PASADENA PARK」に収録。

 

03.CHRISTMAS TIME IN BLUE – 聖なる夜に口笛吹いて-/佐野元春
(1985年11月リリース)

昨年にデビュー35周年を迎えたレジェンドが1985年にリリースした12インチシングル。夏をイメージさせるレゲエアレンジを施したクリスマスソングは、当時の日本の音楽シーンに驚きを持って迎えられた。歌詞の一節「平和な街も 闘ってる街も メリー・メリー・クリスマス」は不透明な時代だからこそ、彼のパワーメッセージとして静かに響いてくる。UKを経由した洗練されたソウルやジャズなどのブラックミュージックに接近したアルバム「Cafe Bohemia」(86年)に収録。

 

04.夏日聖誕(MERRY X’MAS IN SUMMER)/テレサ・テン
(1987リリース)

桑田佳祐が1986年から1年間限定で活動をしていたKUWATA BANDの3枚目のシングル「MERRY X’MAS IN SUMMER」をアジアの歌姫がカヴァー。今回は日本語ヴァージョンではなく、あえて北京語ヴァージョンをセレクト。真夏のクリスマスを歌ったレゲエタッチなオリジナル曲をちょっぴりいなたくアレンジ。異国情緒漂う牧歌的なムードがたまりません。台湾出身の彼女ですが、目を閉じれば古き良き時代の香港の面影が浮かんでくるような……。

 

05.DING DONG/プリンセス・プリンセス
(1989年11月リリース)

当時のバンドやろうぜ的なJ-POP/J-ROCK界隈から生まれたクリスマスソングはバラード楽曲が主流だったが、80年代を代表するガールズバンドによる本作はとにかくアッパーな仕上がり。独り身のやるせなさを歌いつつも、パーティソングとしても機能するマジックがある。「キャロル歌う子供達でさえも 憎らしく思えて」という歌詞は、当時のクリスマス至上主義に翻弄されるヤングの心象風景を見事に捉えている。初のアルバムチャート首位を飾った4枚目のアルバム「LOVERS」に収録。

 

06.Chiristmas(Baby Please Come Home)/U2
(1987年10月リリース)

1963年に名プロデューサーのフィル・スペクターが制作したクリスマスアルバムの傑作「クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター」で、ダーレン・ラヴが歌った名曲をリズム&ブルース経由の黒いロックナンバーでご機嫌にカヴァー。世界的な大ヒットを記録した彼らのアルバム「ヨシュア・トゥリー」で顕著に見られた、アメリカのルーツミュージックへの傾倒が本作でもいかんなく発揮されている。1987年に発表されたチャリティアルバム「クリスマス・エイド」が初出。

 

07.フェアリーテール・オブ・ニューヨーク(ニューヨークの夢)/ザ・ポーグス&カースティ・マッコール
(1987年リリース)

ケルティック・パンクを代表するイギリスのバンド、ザ・ポーグスが今は亡きシンガー・ソングライターのカースティ・マッコールをフィーチャリングしたデュエットソング。成功を夢見てニューヨークに移り住んだアイルランド系の移民老夫婦のクリスマスの日の物語。厳しい現実を歌いながらもクリスマスソングとして愛され続けているのは、アイルランド移民のリアルな視点があるからこそ。アイリッシュ民謡的なサウンドも実に味わい深い。イギリスではクリスマスシーズンを彩る国民的なスタンダードナンバーでもあります。

 

08.Driving Home For Christmas/クリス・レア
(1988年リリース)

スモーキーなハスキーヴォイスと渋いギタープレイで、80年代に活躍した英国のシンガーソングライターによるハートウォーミングなクリスマスソング。別名「帰省ソング」。クリスマス休暇に遠くに住む家族のもとへと車を走らせる。帰る道すがら、みんなの顔や思い出をあれやこれやと車中で想いを巡らせる。そんな主人公のはやる気持ちが軽快なサウンドとともに描かれていて、いつしか心もホッコリ。日本では90年代に入って洋楽ファンを中心に人気が浸透していき、今でもラジオで頻繁にプレイされる定番曲。

 

09.Merry Christmas Mr. Lawrence/坂本龍一
(1983年5月リリース)

大島渚監督による映画「戦場のメリークリスマス」のエンディングで、ハラ軍曹(ビートたけし)の名セリフに寄り添う官能的なメロディがあまりにも有名な楽曲。主旋律の印象的なフレーズはグラスハープの音色をサンプリングしたもので、実験的な手法が随所に取り込まれている。本作はオリジナルヴァージョンで、アレンジを変えて何度もセルフカヴァーされているが、時代を経るたびに輝きを増す不朽の名作。教授が初めて取り組んだサウンドトラック作品であり、英国アカデミー賞の作曲賞も受賞している。

 

10.WHITE SUNDAY/レベッカ
(1986年10月リリース)

厳密にはクリスマスソングではないけれど、この時期に聴きたくなる1曲ということで。ここまでひんやりとした冬をイメージさせるサウンドメイクにはなかなかお目にかかれないかもしれない。NOKKOのメランコリックな息づかいと歌詞の「もしもこのまま冬が続くなら 2人まっ白になれるのに」に切なさマックスです。ちょっぴりダブ的なアプローチがあったり(ほんとか?)、後半にはストリングスで奏でられた「フレンズ」のあのフレーズがさりげなくインサートされる遊び心も。ぜひとも雪が降り積もった日に聴いてみてほしい。5枚目のアルバム「TIME」に収録された唯一のバラード楽曲。

 

いかがでしたでしょうか。80年代といってもバブルを象徴するようなものではなく、聴くたびに楽曲の深みを感じることができるセレクトで選んでみました。あなただけのとっておきのクリスマスソングをぜひ見つけてくださいね。

初めて買うなら音がいい方を選んでみては? JBLブランド初のスマートスピーカー「JBL LINK」で始める近未来的生活

今年、AmazonやLINE、Googleなど各社から相次いで発売されたスマートスピーカーは、IoT(Internet of Things)の素晴らしさを手軽に体験できる注目アイテム。でも、なぜこれほどまでに注目されているのでしょうか? その秘密は、近い将来、わたしたちの生活を大きく変えるかもしれない革新的な“UI”にあります。

 

従来、PCのキーボード・マウス操作やスマホのタッチ操作のように、デジタル製品のUIは「手」を使うものがほとんどでした。しかし、スマートスピーカーは音声で操作することを前提としたUIを採用しています。

gn160608-09↑PCやスマホなどは手で操作するUIを採用してきました

 

未来を舞台にした小説や漫画などで、登場人物が家のなかの壁や天井にむかって話しかけて、朝食を作らせたり出かける際に着る洋服の用意をさせたりしているシーンを見たことはありませんか? SFファンタジーの世界のなかの夢の技術だったものが、いよいよ現実になりつつあるのです。それを最も身近に体験できるデバイスとして登場したのが、スマートスピーカーというわけ。

 

今回、そんな最先端のテクノロジーを体験すべく、JBLから登場したスマートスピーカー「JBL LINK 10」をお借りして、その使い勝手を体験してみました。

 

音声アシスタント機能が生活を変える

JBL LINKシリーズは、Googleが開発するAIアシスタント機能「Googleアシスタント」を搭載したJBLブランド初のスマートスピーカー。バッテリーを内蔵し、連続5時間の再生ができる「JBL LINK 10」と、より大容量のバッテリーを搭載し連続10時間再生が可能な「JBL LINK 20」の2種類をラインナップしています。実売価格は、LINK 10が1万5000円前後、LINK 20が2万0000円前後(いずれも税抜)。カラーはどちらもブラックとホワイトの2色を用意しています。

↑JBL LINK 10。片手に収まるサイズ↑JBL LINK 10。片手に収まるサイズ

 

↑上部には操作ボタンを備えるものの、音声操作だけでほぼ事足ります↑上部には操作ボタンを備えるものの、音声操作だけでほぼ事足ります

 

本機に向かって、「OK、Google」という掛け声とともに話しかけると、質問に対する回答を対話形式で答えてくれるほか、天気情報、料理のレシピ、交通チェックなどの情報も音声で教えてくれます。Google Homeアプリでは、スマートスピーカーで何ができるのか、どういう風に言えばいいのか確認することも可能。初めて使う方でも迷わずに使えます。

↑↑Google Homeアプリでできることを確認可能

 

朝出かける前にチェックしておきたい天気情報を知るために、あなたはどのデバイスを使いますか? テレビをつければ画面上部にお天気マークが表示されていたり、30分に1回くらいは天気予報のコーナーが放送されたりしますね。スマホの検索欄に“今日の天気”と入力して調べる人や、天気予報アプリを利用する人もいるでしょう。

 

でも、スマートスピーカーならもっと簡単に天気情報を調べることができます。例えば、現在地の天気が知りたいときは、OK、Googleのあとに「今日の天気は?」と聞くだけ。もしこのあと大阪に出張する予定があるなら、「今日の大阪の天気は?」と聞いてみましょう。Googleアシスタントが音声で今日の天気や気温を教えてくれます。

 

忙しい朝は、朝食を食べながら着替えたり、持ち物の準備をしたり、1日のスケジュールを確認したり、色々なことを同時に行うことが多く、いくつ手があっても足りません。そんなとき、スマートスピーカーに聞くだけで知りたい情報を教えてくれるのはとても便利です。

 

JBLならではの高音質で音楽を楽しめる

スマートスピーカーでできることはそれだけではありません。JBL LINKはGoogle Play MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスと連携させることができるので、「Spotifyで最新のヒット曲を流して」などと話しかけるだけで、簡単に音楽を楽しむことができます。Googleが発売しているスマートスピーカー「Google Home」でも音楽再生はできますが、音質の面ではやはりオーディオブランドJBLならではの高品位なサウンドに軍配が上がります。

↑音楽を↑音楽を再生したり停止したり、ボリュームを変えたりするのもすべて音声で操作できます

 

JBL LINKは本体に2つのフルレンジスピーカー(LINK 10は45mm径、LINK 20は50mm径)を搭載しているので、1台で360度に広がるワイドなサウンドを再生することができます。その音質は、ひきしまった低音とクリアな中高音が弾むような、イキイキとしたJBLらしさのあるもの。ロックやジャズ、ポップスなどを楽しく聴かせてきくれます。

 

再生や停止、音量調節などもすべて音声操作で行えます。大きな音で音楽を再生していても、「OK、Google」と言えば音量をミュートしてくれるので、音声コマンドが音楽にかき消されてしまうこともありません。

 

本体はIPX7準拠の防水仕様なので、水しぶきのかかる水周りやバスルームなどでも気兼ねなく使うことが可能。バッテリーを内蔵しているので、外に持ち出してアウトドアで使うこともできます(Wi-Fiのない場所では使える機能が制限されます)。

↑底面にはゴム素材を使っているので、水に濡れた場所でもすべりにくくなっています↑底面にはゴム素材を使っているので、水に濡れた場所でもすべりにくくなっています

 

本体がWi-Fiで直接通信を行うので、一般的なBluetoothスピーカーのように音楽再生中にスマホに着信があっても再生が止まることはありません。もちろん、屋外などではBluetoothスピーカーとして使うことも可能です。

 

スマートスピーカーでは、このほかにもIoT家電の操作なども行えますが、そのためには対応モデルを揃えねばならず、その利便性を享受するにはもうしばらく時間がかかりそう。当面は情報検索と音楽再生が主な使い道になりそうです。

 

それならば、初めてのスマートスピーカーには、ハイクオリティなサウンドが楽しめるオーディオブランドの製品を選ぶのがベストチョイス。最新の音声アシスタント機能を高品位なサウンドで体験してみたい方は、ぜひJBL LINKシリーズをチェックしてみて下さい。

「ラスト・クリスマス」ってこんなにカバーされてるの!? 超名曲が10倍楽しめる“ラスクリ地獄”プレイリスト

独り身のさみしん坊にとって、ちょっぴり切ない季節が巡ってまいりました。そう、「クリスマス・イブ」です。クリスマスを必要以上に煽る世間の狂騒から逃げたい人もきっと多いことでしょう。クリスチャンでもないのに……なんて言葉は、恋人がいたら決して出てこないはず。

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そして毎年決まって街なかに大量投下されるのがクリスマスソングの洪水。とりわけ、ワム!が1984年にリリースした名曲「ラスト・クリスマス」は定番中の定番です。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーからなるポップ・デュオが、アイドル的なパブリックイメージから大きく脱却した節目の作品とも言えるかもしれません。

 

しかし、昨年のクリスマスの日にジョージ・マイケル急逝の訃報が全世界を駆け巡り、ちょっぴり悲しい思いを引きずった「昨年のクリスマス」を振り返った「ラスト・クリスマス」が、さらに悲しみを増長させてしまうことに……。

 

時代を超えて今に至るまで、「ラスト・クリスマス」はさまざまなアーティストたちによってカバーされ続けてきました。それは、この楽曲が持つ普遍的なメロディの強さが際立っている証でもあります。ということで、不朽の名作「ラスト・クリスマス」縛りの「ラスト・クリスマス地獄」をお届けします。

 

こんな野暮なタイトルは、本来ジョージ・マイケルやワム!ファンにとって失礼極まりないチョイスかもしれませんが、追悼の意味も込めてあえて使わせていただきます。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ぜひ聴いてみて下さい。

 

【ラスト・クリスマス地獄10曲】

01.Last Christmas/グウェン・ステファニー
(2017年10月リリース)

アメリカのスカパンク系バンド「ノーダウト」のヴォーカリストで女優としても活躍するグウェン嬢が、今秋にリリースした自身初のクリスマス・アルバム「ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス」で聴かせる秀逸のカヴァー。華麗なストリングスを多用した60年代的なサウンドアレンジの意匠を取り込み、ゴージャスな雰囲気たっぷりに膨らませた渾身の出来栄え。原曲のメロディの素晴らしさとサウンドアレンジの方向性とが見事にマッチした相思相愛バージョン。

 

02.Last Christmas/マリオ・ビオンディ
(2014年10月リリース)

“ミスター・イタリアン・ヴァイブ”こと、イタリアの国民的ソウルシンガーによるジャジィでダンサブルなカヴァー曲。伊達男らしくセクシーでスモーキーなヴォーカルが、洗練されたジャズアレンジで軽快にスイング! スイング! ここまで大きな別アレンジが施されてもますます輝いて聴こえるのは、メロディ本来の強さがあるからこそ。ジェントルなムード漂うクリスマスを演出したい方に。クリスマス・アルバム「マリオ・クリスマス」のオープニングを飾る1曲。

 

03.Last Christmas/カーリー・レイ・ジェプセン
(2015年11月リリース)

キャッチーなシングル「アイ・リアリー・ライク・ユー」で日本でも大人気の歌姫、カーリーが2015年に発表したカヴァーシングル。注目は印象的なあのイントロはどこへ? の大胆なサウンドプロダクション。トランペットの艶のある音色とフィンガースナップとでイントロを独自にリメイク。全体を通してオリジナル楽曲に対するオマージュ的な解釈で構成されており、歌詞も女性目線で少しだけアレンジ。数あるカヴァー楽曲のなかでもとりわけ「個性」が一番いい形で発揮された1曲かもしれない。

 

04.Last Christmas/JUJU
(2007年12月リリース)

歌謡曲やJ-POPのカヴァー・アルバム「Request」シリーズで数々のカヴァー曲を披露しているJUJU。本作では、チャッ、チャッ、というレゲエ調のギターストロークが特徴のサウンドで小粋に味つけ。艶のある憂いを帯びた伸びやかな歌声と、優しいホーンセクションの音色が聴く者を至福な気分にさせてくれる。クリスマスの雪化粧の情景をレゲエのリズムで歌ったシングル「Wish for snow/奇跡を望むなら…Xmas story」に収録。

 

05.Last Christmas/ジョン・ホルト
(1986年リリース)

“キング・オブ・レゲエ”とも称され、本場ジャマイカで60年代から80年代にかけて、レゲエとスカの架け橋的な存在の「ロックステディ」なるジャンルを牽引し続けてきたレジェンドによる意外なカヴァー曲。カラオケのようなチープ感極まりないシンセ音とヴィブラートのかかった独特な歌い回しで、ラヴァーズロック仕立てにアレンジ。常夏の国からのクリスマスへの甘い回答といった趣かも。そんな彼も今ではもう旅立ってしまった。「レゲエ・クリスマス・ヒッツ・アルバム」に収録。

 

06.Last Christmas/キャロル・キング
(2011年11月リリース)

アメリカが誇る稀有な女性シンガー・ソングライターの登場です。彼女らしい都会的なエッセンスと躍動するピアノとリズム、まさにカヴァーという名の新しい命が吹き込まれたことを実感させる仕上がり。彼女の手にかかると、どのような楽曲であっても自分色に染め上げてしまう、そんな匠の技を感じてしまう。キャリア初のクリスマス・アルバム「ア・クリスマス・キャロル」の国内盤にボーナストラックとして収録。Spotifyで初めて聴いたという声が多し。

 

07.Last Christmas/グリー・キャスト
(2010年11月リリース)

2015年に終了したアメリカの人気テレビ番組「glee」ファンにとっては思い出深い1曲。ちょっとした浮気でフィン(コリー・モンティス)に振られたレイチェル(リア・ミシェル)。彼女はフィンに未練タラタラ。劇中では二人が別々にクリスマスツリーを買いに来た場所で、この曲をデュエットしつつも、フィンの心の傷は癒えることもなく雪解けにならず。そんなドラマ上の話の流れと歌詞とがうまくリンクした内容で、glee鉄板の美しく折り重なるコーラスワークとハーモニーが聴きどころ。

 

08.Last Christmas – E-girls version-/E-girls
(2017年12月リリース)

今月にリリースされたばかりのニューシングル「北風と太陽」収録楽曲。音楽プロデューサーの松尾潔による意訳が光るE-girlsバージョン。とくにEXILEバージョンでもその威力を発揮した「今はまだ 思い出になんてできないの」の名フレーズは歌世界の本質を捉えている。クリスマスシーズンだからこそ、昨年の恋がよりいっそう愛おしく思えてしまう。そんな感傷的なムードにあえて飛び込んでしまうのもいいかも? EXILEバージョンと聴き比べてみるのもおすすめです。

 

09.Last Christmas/松田聖子
(1991年11月リリース)

アーティスト性を出そうと凝ったアレンジや譜割りを崩す手法が “カヴァー曲あるある“だが、本作はドラムの輪郭を少しだけ際立たせながらも、原曲にかなり忠実に仕上げたカヴァーを披露。飾らない音作りがとても味わい深く、時折インサートされるチャペル風の鐘の音がクリスマス気分を煽る。ちなみに前年にアルバム『Seiko』で全米デビューを果たした彼女。それゆえか、英語の発音もなかなかのものです。全編にわたってクリスマス楽曲を取り挙げた企画盤「Christmas Tree」に収録。

 

10.Last Christmas/ワム!
(1984年12月リリース)

やはり大トリはオリジナル楽曲でキマりです。イントロで優しく奏でられるシンセサイザー音と甘いフェイクで掴みはOK。80sらしからぬシンプルなサウンドメイクだからこそ、時代を経ても幅広い世代に愛され続けているのかもしれません。ちなみに本人たちが出演するミュージック・ビデオを見れば、どういった視点の歌かは一目瞭然。関係ないけど、未練タラタラの男を演じるジョージ・マイケルの元カノを見る上目遣いと、乙女のような可愛い走り方に注目を。

 

いままで普通に聴いていた「ラスト・クリスマス」、そして今年から耳にする「ラスト・クリスマス」とでは、楽曲が持つ意味合いも人によっては変わってくるのかもしれません。「ラスト・クリスマス」のカヴァー曲はほかにもまだまだたくさんあるので、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

2017年に世界で最も聴かれたのはあのアーティスト! Spotifyが年間ランキングを発表

定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、2017年音楽シーンを振り返るランキングを発表しました(集計期間:2017年1月1日~11月18日)。

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Spotifyは、スマホやPCなどで音楽が聴き放題となるストリーミングサービス。プランは、無料で広告ありの「フリープラン」と、全機能が広告なしで利用できる月額980円の「プレミアムプラン」(学割480円)の2種類が用意されています。

 

また、日本でのサービス開始1周年を記念し、通常980円(月額)のプレミアムプランを3か月間100円で試せる「Spotify 1周年記念プレミアムキャンペーン」を12月31日まで実施中。いまならよりお得にサービスを始めることができます。

 

2017の音楽シーンはエド・シーランが席巻

今年最もSpotifyで聴かれたアーティスはイギリス出身のシンガー・ソングライターのエド・シーランで、アルバム「÷(Divide)」とシングル「Shape of You」は、それぞれ今年最も再生されたアルバムと楽曲になりました。またシングルの方は、これまでに最も多くSpotifyで再生された楽曲の記録も樹立しています。

20171206-i01 (2)↑エド・シーラン

 

また、国内ではロックバンド「ONE OK ROCK」が最も再生されたアーティストになったほか、アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌としてヒットしたDAOKO×米津玄師「打上花火」が再生回数上位にランクインしています。

 

このほか、ヒップホップ楽曲の再生回数が昨年比74%増加していることや、Spotifyでの再生回数ランキングを毎日発表・更新している「トップ50(グローバル)」チャートにおいて、「Despacito」と「Mi Gente」の2曲がラテン系の楽曲としては初めてNo.1に輝いたことなど、世界的にヒップホップおよびラテン音楽の人気が高まっていることが伺えます。

 

2017年の主なSpotifyランキングは次の通りです。

 

【2017年 Spotifyグローバルランキング】

世界で最も再生されたアーティスト

1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. ザ・ウィークエンド
4. ケンドリック・ラマー
5. ザ・チェインスモーカーズ

 

世界で最も再生された女性アーティスト

1. リアーナ
2. テイラー・スウィフト
3. セレーナ・ゴメス
4. アリアナ・グランデ
5. シーア

↑リアーナ↑リアーナ

 

世界で最も再生された男性アーティスト

1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. ザ・ウィークエンド
4. ケンドリック・ラマー
5. ダディー・ヤンキー

 

世界で最も再生された新人アーティスト(※2017年に初めてリリースしたアーティストが対象)

1. カミラ・カベロ
2. ハリー・スタイルズ
3. リアム・ペイン
4. Lil Pump
5. Trippie Redd

↑カミラ↑ガールズグループ「Fifth Harmony」を脱退し、ソロ活動を開始したカミラ・カベロ

 

世界で最も再生されたグループ

1. コールドプレイ
2. イマジン・ドラゴンズ
3. マルーン5
4. リンキン・パーク
5. ミーゴス

 

世界で最も再生された楽曲

1. Shape of You / エド・シーラン
2. Despacito – Remix/ ルイス・フォンシ、ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー
3. Despacito / ルイス・フォンシ feat. ダディー・ヤンキー
4. Something Just Like This / ザ・チェインスモーカーズ & コールドプレイ
5. I’m The One / DJキャレド feat. ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー、リル・ウェイン

 

世界で最も再生されたアルバム

1. ÷(Divide)/ エド・シーラン
2. More Life / ドレイク
3. DAMN. / ケンドリック・ラマー
4. Starboy / ザ・ウィークエンド
5. Stoney / ポスト・マローン

 

【2017年 Spotifyジャパンランキング】

日本国内で最も再生されたアーティスト

1. ONE OK ROCK
2. エド・シーラン
3. 清水翔太
4. AAA
5. ザ・チェインスモーカーズ

 

日本国内で最も再生されたアルバム

1. ÷(Divide)/ エド・シーラン
2. Ambitions / ONE OK ROCK
3. Purpose / ジャスティン・ビーバー
4. 24K Magic / ブルーノ・マーズ
5. Memories…Do Not Open / ザ・チェインスモーカーズ

 

日本国内で最も再生された楽曲

1. Shape of You / エド・シーラン
2. Stay (with Alessia Cara)/ Zedd
3. 打上花火 / DAOKO × 米津玄師
4. Something Just Like This / ザ・チェインスモーカーズ & コールドプレイ
5. Despacito – Remix / ルイス・フォンシ、ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー

 

日本国内で最も再生されたプレイリスト

1. Today’s Top Hits
2. Top Hits Japan
3. Tokyo Super Hits!
4. J-Track デイリーチャート
5. Your Favorite Coffeehouse

 

海外で最も再生された国内アーティスト

1. ONE OK ROCK
2. RADWIMPS
3. BABYMETAL

 

またユーザーが音楽を通じて自身の2017年を振り返ることができる2つのプレイリストの提供も開始されました。「My トップソング 2017」は、ユーザーが今年よく聴いた曲を集めたプレイリスト。「2017年に聴いておきたい曲」は、ユーザーの音楽的な好みや聴取傾向に基づきアルゴリズムで提案する、”今年聴き逃して欲しくないオススメの30曲” を集めたプレイリストです。これらの特別なプレイリストは、SpotifyのBrowse(ブラウズ)ページ内に設置された「2017まとめ」のコーナーでチェックすることができます。

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2017年に世界や国内で人気だった曲、あなたはいくつ知っていましたか? 聴いたことのない曲ばかり、という方は、ぜひSpotifyで楽曲をチェックしてみて下さい。

“Tokyo”の魅力を再確認できる10曲を集めた「東京っていい街だな」プレイリスト

早くも師走に突入したこの時期は、不思議と「東京」という街の風情をいつになく感じてしまいます。年末年始に故郷へ帰省する地方出身者である自分、そして仲間たち。正月三が日を過ぎて帰京。東京生まれ東京育ちの地元っ子は、エアポケットのように閑静になった東京という街で正月を迎えます。

 

年始の東京の青く澄みわたった空を見上げると、「東京っていい街だなあ」と……あらためて、東京の良さを噛み締める人も多いのではないでしょうか。そんな東京の魅力や東京生活への憧れ、東京におけるさまざまな情景を描いた「東京」を歌った楽曲は、ご当地ソングも含めると膨大な数に及びます。

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今回は東京が持つきらびやかな側面と、郷愁にかられる側面とが歌われた楽曲をセレクトしてみました。サウンドアレンジが「東京っぽい(?)」というのもポイントかもしれません。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、東京を感じるプレイリストを楽しんでみてください。

 

【東京っていい街だなあ10曲】

01.クリスタル・シティー/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
(1978年1月リリース)

実力派ソウルシンガーによる1977年に発表されたアルバム「クリスタル・シティー」のオープニングを飾るきらびやかな楽曲。麗しのストリングスとホーンセクションとが華麗に交差し、まさにクリスタルな輝きを放つアーバンなシティ・ポップス。それは夜の摩天楼・新宿西口にそびえ立つきらめきの高層ビル群を思い起こさせる。厳密には東京を歌っていないかもしれないが、ジャケットは当時の新宿住友ビルディングで撮影されているということでひとつご容赦を。

 

02.東京/五輪真弓
(1977年11月リリース)

名曲「恋人よ」における彼女のイメージを覆すような、瑞々しくもちょっとセンチメンタルな気分にもなるナンバー。アルバム・レコーディングでアメリカやフランスに頻繁に渡航していた彼女。久しぶりに自身が生まれた街「東京」に戻り、距離があったからこそ気づく東京の魅力を声高らかに歌い上げる。ラリー・カールトンやパトリース・ラッシェンを始めとした凄腕フュージョン人脈が参加したLA制作。6枚目となるアルバム「蒼空-TODAY-」に収録。

 

03.東京は夜の七時/野宮真貴
(2015年11月リリース)

ピチカート・ファイヴの永遠の名曲を野宮真貴自らがセルフカバー。オリジナル楽曲が持つきらびやかな都会のサウンドトラックといった趣から一転、4ビートで刻まれるクールなジャズタッチのアレンジを施すことで、東京のエレガントな世界観もグンとアップ。これから東京の夜の街に繰り出せば、ワクワクするような瞬間に出会えそうな予感。とはいえ、本来は会えなかったふたりを描いたちょっと悲しい歌でもあるのだけど。

 

04.代官山エレジー/藤井 隆
(2002年2月リリース)

松本 隆ならではの歌世界と、キリンジの堀込高樹による情感あふれる切ない旋律とが見事に溶けあった名作。舞台は今の時期と重なる冬の季節の代官山。甘酸っぱい失恋模様を藤井 隆がビターな味わいで歌い上げる。今では様変わりしてしまった代官山だが、代官山の象徴的なあの通り、あのカフェ。目をつむってこの曲を聴けば、2002年前後の代官山の景色が浮かびあがってくる。これこそが松本 隆が描いた「風街」というマジックかもしれない。

 

05.東京ららばい/中原理恵
(1978年3月リリース)

女優やバラエティタレントとして名を馳せていく以前の彼女のデビューシングル。前年に世界的にヒットしていたディスコソング、サンタ・エスメラルダの「悲しき願い」をモチーフに、ヒットメイカー筒美京平がラテンタッチに解釈したナンバー。午前3時のトーキョーベイ付近のバーでのひととき、明け方6時の山手通りでのまどろみ。都会の華やかさと孤独な側面とを松本 隆が綴る。当時、東京のご当地ソングがないことを意識して書いたとの逸話も。

 

06.東京迷子/思い出野郎Aチーム
(2015年8月リリース)

この夏に新作「夜のすべて」をリリースした話題のソウルファンクバンド。ファーストアルバム「WEEKEND SOUL BAND」に収録のインストナンバー「東京迷子」は、タイトルを踏襲した物憂げなサウンドが印象的で、リフレインする「東京迷子〜♪」というフレーズが、大都会に生きる誰しもがふとした瞬間に感じるロスト感を煽っているようだ。そんなちょっと無骨なソウルミュージックが、この東京砂漠には時折リアルに響いてくる。

 

07.TOKYO SNIPER/流線型
(2006年10月リリース)

音楽プロデューサーのクニモンド瀧口によるプロジェクト。70年代のユーミン、達郎、CTIにAORまでのエッセンスを柱に、現在進行形の視点で再構築したゼロ年代のシティ・ミュージック集。アルバムの表題曲は夜の首都高をクルーズしたくなるアーバンでしなやかなドライブミュージック。後半のハーモニカソロとフェンダーローズの饒舌な音色が、流れる車窓の景色とリンクしていくようだ。ちょっとアンニュイなヴォーカルは一十三十一(江口ニカ)とsaigenji。

 

08.東京っていい街だな/左とん平
(1973年リリース)

和モノ系DJ諸氏の間で愛され続けている、ある意味アフターアワーズに映える隠れた名作。事実、90年代半ばのクラブ界隈、特に小箱で明け方によくかかっていたのを記憶している。東京の澄んだ青い空を彷彿とさせるジャジーかつムーディーなサウンドメイクは、アレンジャーの深町純の手によるもの。そこに俳優の左とん平による東京でのちょっとお間抜けな別れ話を寸劇で、よく言えばトーキング・ブルースが被さる洒落た構成。いろいろあるけど、東京っていい街だよなあ。

 

09.東京/くるり
(1998年10月リリース)

このシングルを携えてメジャーデビューした彼らの衝撃は今でも忘れない。上京したばかりのストレンジャー(岸田 繁)が感じた慣れない東京という居場所、そして地元の「君」を思う愛しさ、寂しさ。バンドがメジャー契約を交わし、東京でチャレンジをしていく彼らの決意と心象風景を重ねてしまう。後半に向かって爆発していく叙情的なバンドアンサンブルは感動的。90年代半ば以降から「日本語ロック」の新たな可能性を追求する流れが再燃したが、その最高傑作とも言える。

 

10.ユリイカ/サカナクション
(2014年 1月リリース)

バンドの司令塔でもある山口一郎は北海道の小樽市出身。東京に居ながらにして思う地方出身者としての東京観が切り取られている。自分が生まれ育った街のことを想い、東京に住むことで生き急いでしまうリアルさを噛み締める。日本人ならではの郷愁感を浮かび上がらせる歌詞が、ダンスミュージックの四つ打ちのリズムの中を泳いでいく画期的な「歌」でもある。決して無機質にならずに、血を通わせた温もりのあるサウンドデザインは唯一無二。

 

東京に住む人もそうでない人も、「東京」をテーマにしたプレイリストを聴いてみて下さい!

Spotifyの有料プランが月額980円から100円に! 上陸1周年を記念したお得なキャンペーンがスタート

音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、日本でのサービス開始1周年を記念し、通常980円(月額)のプレミアムプランを3か月間100円で試せる「Spotify 1周年記念プレミアムキャンペーン」を本日11月10日から12月31日まで実施します。

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Spotifyは、スマホやPCなどで音楽が聴き放題となるストリーミングサービス。プランは、無料で広告ありの「フリープラン」と、全機能が広告なしで利用できる月額980円の「プレミアムプラン」(学割480円)の2種類が用意されています。

 

プレミアムプランでは音楽再生中に広告が入らないので音楽だけに集中して楽しめるほか、より高音質な楽曲再生や手持ちのスマホにダウンロードしてのオフライン再生などが可能。さらに「Spotify Connect」の機能を利用すれば、手持ちのスピーカーやテレビ、クルマなどでも簡単な操作で音楽を楽しめます。

 

今回のキャンペーンは、これまでSpotifyのプレミアムプランを利用したことがない方が対象となりますので、現在フリープランで利用している方はもちろん、まだ音楽ストリーミングサービスを利用したことがない方もお得に試せるチャンス! ぜひSpotifyの公式サイトをチェックしてみて下さい。