「携帯性」「音質」「デザイン」三拍子揃った超厳選キャンプ用スピーカー!

キャンプなどアウトドアアクティビティのハイシーズンを迎えているいま、防水仕様のポータブルスピーカーを探している人も多いのでは。音質をはじめとする基本性能はもちろん、デザイン性も優れたモデルをガイドします。

 

 

●キャンプ場などの不特定多数の利用者がいる施設でスピーカーを使用する際は、音量や使用時間(深夜などは使用しない)に注意が必要です。

 

【ジャッジした人】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV&PCライター。音楽とキャンプをこよなく愛し、アウトドア向けのBTスピーカーは常にチェックしています。

 

 

デザインやカラバリに注力しSNS映えするモデルが人気

Bluetooth再生に対応するポータブルスピーカーは元々人気の高いジャンルですが、本格的にアウトドアシーズンへ突入したいま、さらに需要が高まっています。防水・防塵性能を備えるほか、携帯性や操作性に優れることはもちろん、最近では「見た目」を重視するユーザーが多いと、テクニカルライターの湯浅顕人さんは語ります。

 

「ライト層が手軽にキャンプを楽しめる環境が整備され、その模様がSNSに投稿されることも多くなりました。デザインがユニークで多彩なカラバリを揃えた“映える”モデルが人気を集めています」

 

今回紹介している4モデルは、すべてスピーカーの向きが一方向。音が埋もれてしまいがちな屋外でも良いサウンドで楽しむには、設置の仕方を工夫する必要があります。

 

「指向性のあるスピーカーは、サイト(キャンプの区画)の隅から真ん中へ向けて、できるだけ耳の高さへ来るよう設置するのが基本。平らな岩など、硬くて重いものの上に置くことで、クリアな音で鳴らせます。適した置き場所がない場合は、木やロープに吊り下げるのもアリです」(湯浅さん)

 

【その1

ラウンド形状で共振を防ぎクリアな重低音を鳴らす

 

ソニー

SRS-XB01

実売予想価格5000

10月6日発売予定

手のひらに収まるコンパクトサイズで軽量のため、持ち歩きに便利。ストラップも付属します。ラウンド形状を採用することで余計な共振を防ぎ、クリアな音を実現しました。屋外の不安定な場所に置いても倒れにくい設計です。

 

SPEC●スピーカーユニット:約37.5㎜径フルレンジ×1●充電:約3時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:非公表●接続端子:microUSB×1ほか●付属品:充電用USBケーブル、ストラップ●サイズ:W81.5×H57.5×D56.5㎜

 

↑USBケーブルやヘッドホンの端子は底面のシリコンカバー内に集約。カバーを閉じておけば、水に濡れたり汚れたりしても安心だ

 

↑天面の操作部で、再生/一時停止/通話やペアリング、音量調整が行える。ボタンは突起しており、見なくても直感的に操作可能

 

↑カラバリは4モデルのなかで最多の全6色を用意。ビビッドなカラーを多く備えており、アウトドアでも視認性が高い

 

<JUDGEMENT>

抜群のポータブル性と頼もしいサウンドを両立

4モデルで群を抜く軽さで携帯性はピカイチ。ストラップホールを備えるのもアウトドアアクティビティに向いています。低音が大きく鳴り、屋外でも頼もしいサウンド。

 

【その2】豊富なスピーカーユニットが大迫力の低音を実現!

 

JBL

CLIP 3

実売価格6350

同社独自の40㎜径フルレンジスピーカーに加えて、パッシブラジエーターを搭載し、クリアな中音域と強力な低音を実現します。エコーキャンセリング機能を搭載したハンズフリー通話に対応し、クリアな音質で利用可能。

SPEC●スピーカーユニット:40㎜径フルレンジスピーカー×1●充電:約3時間●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz●最大出力:3.3W●接続端子:microUSB×1●付属品:充電用USBケーブル●サイズ:W97×H137×D46㎜

 

↑落ち着いたカラーリングの全5色をラインナップ。ビルトインカラビナの色を本体に合わせているのが、さりげなくスタイリッシュだ

 

↑丈夫な設計のビルトインカラビナを備え、キャンプ場のロープや木に吊り下げて鳴らせる。ベルトループやバッグにも取り付け可能

 

<JUDGEMENT>

エネルギッシュなボーカルがアウトドアでも鳴り響く

広がりがあり、透き通った音質。ボーカルがエネルギッシュで屋外でも際立ちます。デザインはシンプルですが、カラビナの存在感が効いていて、アウトドアシーンにマッチ。

 

【その3】2基のパッシブラジエーターがクリアな低音を鳴らす

 

オーディオテクニカ

AT-SBS50BT

実売価格1万670円

φ40㎜のフルレンジスピーカーユニットと2基のパッシブラジエーターを搭載し、低域から中高域まで滑らかなサウンド。アルミボディに施されたハニカムパンチングが高い開口率を実現し、音の再現性が高いです。

SPEC●スピーカーユニット:40㎜径フルレンジスピーカー×1●充電:約7時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:4W●接続端子:micro USB×1ほか●付属品:充電用USBケーブル(30㎝)●サイズ:W105×H100×D45㎜

 

↑カラバリは3種類を用意。全体がワントーンでまとめられている。横置きでも使用でき、より広がりのある音が楽しめる

 

↑側面の操作ボタン。電源ボタン(一番左)とBluetooth接続のボタン(左から2番目)はON時にライトが点灯する

 

<JUDGEMENT>

音声で案内してくれるから接続や再生に手間取らない

操作した内容を音声でフィードバックしてくれる機能が秀逸。音質はアウトドアで聴くにはおとなしめですが、細部まで繊細に描かれ、豊かで奥行きを感じられます。

 

【その4】水に浮かぶ設計なので川に落としても大丈夫

ハウス・オブ・マーリー

NO BOUNDS

実売価格8770円

IP67相当の防塵・防水仕様。コルクをベースとして、リサイクルアルミニウムなどを素材に使用したボディは水に浮く設計で、川やプールに落としても安心です。本機2台をBluetooth接続すればステレオ再生もできます。

SPEC●スピーカーユニット:非公開●充電:約2時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:3.0W●接続端子:microUSB×1、AUX×1●付属品:充電用USBケーブル(約52㎝)、カラビナ●サイズ:W108×H50×D108㎜

 

↑音量調節と再生/停止の操作ボタンを本体側面に備えている。片手で持った際に自然と指が当たる位置に来るため、手軽に操作しやすい

 

↑IP67相当の防塵仕様。砂場などに置いても故障の心配なく使用できる

 

 

↑カラバリは4色を用意。本体と同じ色のカラビナが付属し、ストラップに取り付けられる

 

<JUDGEMENT>

大音量でも歪まずキレイに音が聴こえる

コルクと大理石を模したシリコンを組み合わせたデザインがオシャレ! 輪郭は柔らかめですが、濁りのない音質。大音量でも、低音から高音まで歪まずキレイに聴こえる。

 

 

<自宅使いならコッチ!>

サウンドコンシャスなBTスピーカー

室内向けのBTスピーカーには、音質にこだわったモデルも多く登場しています。独自の技術により上質なサウンドを鳴らす3モデルをチェックしました。

 

木製キャビネットによる自然で豊かな音質

Olasonic

IA-BT7

実売価格3万2400円

木製キャビネットに高性能スピーカーユニットを搭載し、自然で豊かな低音と繊細な高音を再生。プロのエンジニアによるチューニングで、スタジオ録音のクオリティを再現します。

 

 

パワフルな重低音と連動するライトでアガる

ソニー

SRS-XB501G

実売予想価格3万5000円

10月6日発売予定

φ45㎜のサテライトスピーカー2基とφ125㎜径サブウーファーを装備し、パワフルな重低音を鳴らします。内蔵のライトは音に合わせて点滅します。Googleアシスタントによる音声操作に対応。

 

 

深くキレのいい重低音が部屋いっぱいに広がる

オーディオテクニカ

AT-SBS70BT

実売価格1万8230円

パッシブラジエーター2基を備え、深くキレのある低域を実現。さらに重低音専用のディフューザーが音を拡散し、部屋中に響かせます。IPX5相当の防水仕様のため、キッチンなどで使用可能。

 

文/ブルーラグーン

流行の「完全ワイヤレスイヤホン」はコレを買え! 最新9モデル辛口採点

いまホットなカテゴリである完全ワイヤレスイヤホンは、多機能モデルが続々登場。注目すべき9モデルの性能を、プロが5段階でチェックしました(☆は1点、★は0.5点の5点満点評価)。

 

【採点した人】

AVライター/野村ケンジさん

市場に出ているほとんどのワイヤレスイヤホンを試聴済み。的確な分析と評論に定評があります。

 

完全ワイヤレスイヤホンは高機能化

防水性や装着時の安定性に優れるスポーツ向けモデルがトレンド。また、接続したスマホの音声アシスタントを起動したり、ノイズキャンセリングに対応したりと、機能面が充実したモデルも数多く登場しています。

 

01.機能性と音質を高いレベルで両立

Jabra

Elite Active 65t

実売価格2万6870円

IP56認定の高い防塵・防水機能を備えたNFMI対応モデル。装着部分には肌触りの良い特殊コーティングを施し、長時間の使用も苦になりません。「音声アシスタント対応など、ウェアラブルデバイスとしての機能性を追求しながらサウンドも良質。バランスの優れたモデルです」(野村さん/以下同)

【Bluetooth:Ver5.0】【連続再生:5時間】【防水:IP56相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆

 

02.フィットするノズルでストレスフリーの装着感

M-SOUNDS

MS-TW2

実売価格9980円

耳のくぼみにピッタリとフィットする設計の3次元ノズルにより、装着感が良好で、長時間の使用でも聴き疲れしにくいです。遅延が少なく高音質なコーデックのAACに対応。「パワフルな低音は、単に音量が大きいだけではなく、フォーカス感が高い。ノリは良いのですが繊細さには少々欠けます」

【Bluetooth:Ver5.0】【連続再生:約3時間】【防水:IPX4相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆

 

03.重低音をしっかり聴かせる個性派モデル

JVC

HA-XC70BT

実売価格1万6070円

ドライバーユニットの性能を引き出す「エクストリームディープバスポート」を採用。迫力の重低音を実現します。「重低音が楽しめる個性派で、好みは分かれるかも。内蔵アンプにより低音を増強するバスブーストモードや、音と光でイヤホンの位置を知らせるFIND機能など、多機能な点は魅力」

【Bluetooth:Ver4.2】【連続再生:約3時間】【防水:非対応】

 

【評価】

音質:☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆★

 

04.リーズナブルな価格で本格派の音が楽しめる

Anker

Soundcore Liberty Lite

実売価格5999円

5000円台の格安モデル。ドライバー部分に最先端のグラフェン素材を採用し、没入感のあるサウンドを鳴らします。LDSアンテナによる安定した接続も魅力です。「グラフェン振動板は音色のクセが強く、扱いにくさがあるものの、そこそこまとめられています。ハキハキとした明瞭なサウンドが好ましいです」

【Bluetooth:Ver5.0】【連続再生:最大3.5時間】【防水:IPX5相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆

 

05.片耳ずつを分け合って使える!

サンワサプライ

MM-BTTWS001

実売価格1万1880円

片側だけの音楽再生に対応。再生中の「ながら聴き」が快適に行えるほか、2人でイヤホンを分け合って使用することも可能です。「ボタンまわりの剛性にやや不安を覚えるものの、約4.5gという軽量ボディは魅力的。装着感はとても軽快です。ボーカルの付帯音が聴こえるのが惜しいです」

【Bluetooth:Ver4.1】【連続再生:最大約2.5時間】【防水:非対応】

 

【評価】

音質:☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆★

 

06.ノイズを低減しつつ外音を取り込める

Nuheara

IQbuds

実売価格4万3070円

周囲の環境音から騒音だけを低減して、快適な音楽再生を楽しめます。操作はタッチで行い、各操作の割り当ては専用アプリで自分好みに変更可能。「BAドライバー+声を聴きやすくする機能で、良質なサウンドを実現。外音取り込みは音量バランスを調整できて、使い勝手は良好です」

【Bluetooth:Ver4.2】【連続再生:最大約4時間】【防水:IPX4相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆★

機能性:☆☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆★

 

07.耳をふさがない設計で「ながら聴き」を満喫

ソニーモバイル

Xperia Ear Duo XEA20

実売価格3万2270円

耳穴をふさがない独自設計により、周囲の音を取り入れながら音楽を自然に楽しめます。音漏れも抑えられているうえ下掛けスタイルのため、耳への負担が少ないです。「音声によるLINEメッセージ送信など、便利機能も満載。音楽を聴きながらしっかりと周囲の音が認識できるハードウェアが秀逸です」

【Bluetooth:Ver4.2】【連続再生:約4時間】【防水:IPX2相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆★

 

08.精巧なチューニングによるバランスの良いサウンド

COWON

CF2

実売価格1万1010円

人間工学に基づいたデザインによる小型サイズで耳にすっぽりと入り、フィット感は上々。精巧なチューニングが施されたバランスの良いサウンドも魅力です。「片側約4gの軽量ボディは軽快な装着感をもたらしてくれます。ナチュラル&フラット志向のチューニングで、迫力という点ではいまひとつ」

【Bluetooth:Ver5.0】【連続再生:約3時間】【防水:IPX4相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆

 

09.新技術を採用してより歪みのない音に

NUARL

NT01 HDSS True Wireless Stereo Earphones

実売価格1万4200円

歪みのないクリアなサウンドを実現する音響技術「HDSS」を採用。自然で臨場感のある音声再生を楽しめます。「清々しい音は好印象ですが、ややドライなボーカルは、アーティストによっては大人びすぎることも。ボタンを押しやすい位置に配置するなど、使い勝手に配慮されている点はうれしいです」

【Bluetooth:Ver5.0】【連続再生:約5時間】【防水:IPX4相当】

 

【評価】

音質:☆☆☆☆

機能性:☆☆☆☆

装着感:☆☆☆☆★

 

うるさいいびきも気にならない! ノイズを“マスキング”するボーズの睡眠サポート型イヤープラグ

眠りが浅い人にとっては、家族のいびきや近隣の騒音の悩みは、どうにかして解決したいもの。ここでは、そんな眠りに悩む人に向けて、ノイズをマスキングすることで、スムーズな睡眠をサポートする新アイテムを紹介します。

 

環境ノイズを「キャンセル」でなく「マスキング」して質の高い眠りを実現する新発想のイヤープラグ!

ボーズ
Bose noise-masking sleepbuds

実売価格3万2400円

再生するヒーリングサウンドによって不快な環境ノイズをマスキングし、快適な睡眠をサポート。超小型軽量設計に加えて、3サイズのStayHear+Sleepチップを同梱することで、どんな形状の耳にもフィットします。

【SPEC】●連続再生:最長16時間●充電:イヤープラグ最大8時間、ケース最大3時間●サイズ/質量:W26.9×H23.8×D14.2mm/2.3g(イヤープラグ片側)、W77.0×H27.0×D77.0mm/約111.4g(ケース)

 

↑専用のスマホアプリを利用してヒーリングサウンドを再生可能。ビーチに打ち寄せる波や、風にそよぐ木の葉の音など10種を用意します

 

眠ることだけに特化した究極の“一芸”アイテム

ボーズのお家芸ともいえる「ノイズキャンセリング」は、騒音と逆位相の音をヘッドホンなどから発して相殺する技術。一方、本機の「ノイズマスキング」は、ヒーリング音楽を再生することで騒音を「覆う」という新しい発想。同社がこれまでと異なるアプローチで導き出した、もうひとつの“答え”です。

↑ケースから取りだしたイヤホンはとてもコンパクト。片方の質量は約14g

 

GetNavi編集部・川内が試用したところ、「着けていることを忘れるほどのフィット感が印象的。ノイキャンの音楽世界へ没入するような感覚とは異なり、ごく自然に睡眠へ入っていけました」とコメント。

 

本機は流行の完全ワイヤレス型ですが、音楽ストリーミングサービスを聴けなければ、音声アシスタントも起動できません。専用アプリを使ってできることは、ヒーリングサウンドの再生と、目覚まし用アラームのセットだけ。この究極の“一芸”アイテムにつけられた3万2400円という価格を、どう受け止めるかはアナタ次第!?

 

【そのほかの注目アイテム】

独自のドライバー配置でワイドなステレオサウンドに

Bose Home Speaker 500

実売価格5万760円

「Amazon Alexa」を利用して各種情報の確認や音楽再生、Amazon.co.jpでの買い物などを音声操作で行えます。2基のドライバーを逆向きに配置することでワイドなサウンドを実現しました。

 

定位感のあるサウンドは映画鑑賞にピッタリ

Bose Sound Bar 700

実売価格10万3680円

「Amazon Alexa」による音声操作に対応したバースピーカーシステム。クリアで迫力のあるサウンドを鳴らします。独自の音響技術で定位を的確に再現可能で、映画鑑賞にピッタリ。

 

↑高さを抑えた設計。テレビの前に設置しても視聴の邪魔になりにくいです

 

新発想の製品でいつも驚かせてくれるボーズならではの斬新な製品を、ぜひチェックしてみて下さい。

 

ついに発売された「ニコン Z 7」、その実力は? 実際に使って確信した2つのメリット

ニコンの新型フルサイズミラーレスカメラである「Z 7」が9月28日にいよいよ発売。本機は発表と同時に予約が殺到するほどの人気ぶりとのことですが、実売で43万7400円(ボディ)という高価なカメラで、かつ新マウントの採用によりレンズやマウントアダプターも必要であることを考えると、いかにこのカメラが注目を集めているかがわかります。本稿では、このニコン Z 7の実写と実際に使用してみての感想などをレポートしたいと思います。

【今回紹介するカメラはコレ!】

ニコン
Z 7
実売価格43万7400円

新設計の「Zマウント」を採用する、ニコンの新型フルサイズミラーレスカメラ。外観はファインダー部などの意匠が一眼レフのDシリーズから大きく変わっているものの、グリップなどの操作に関わる部分にDシリーズとの共通点が多く、Dシリーズから持ち代えても違和感はありません。タッチパネルやサブセレクターの採用により操作性が向上している印象です。

 

【関連記事】

ついに「フルサイズミラーレスカメラ」市場に打って出たニコン、その特徴や狙いとは?

 

操作性は踏襲しつつ圧倒的な“軽さ”を手に入れた

「ニコンファンミーティング」などのイベントですでに実機に触れた人もいるかと思いますが、本機はグリップ部のデザインなどを従来のDシリーズから踏襲。そのため、ニコンユーザーにとっては、ほぼ違和感なく使えるものになっています。しかもフルサイズ機であることを考えると、“とにかく軽い!”というのが第一印象です。

 

キットレンズにもなっている「NIKKOR Z 24-70mm F4 S」も約500gとF4の高性能ズームレンズとしては軽量で、ボディとレンズを合わせても約1175g(バッテリー、カード含む)なのでなおさら軽く感じるでしょう。例えば、スペックの近い同社の一眼レフ「D850」では、軽量な普及タイプの標準レンズ「AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR」と組み合わせると約1470g(バッテリー、カード含む)となり、300g近い差があります。

 

しかも、「NIKKOR Z 24-70mm F4 S」は繰り出し部分の沈胴機構を備えていて、収納時には88.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)となり、コンパクトに持ち運べるのもメリットです。

↑Z 7にNIKKOR Z 24-70mm F4 Sを装着した状態。ズームリングを広角側(24mm)からさらに回転させることで、レンズの繰り出し部分が引っ込み、さらにコンパクトになる(写真は繰り出した状態)

 

操作性の面では、背面モニターが3.2型のチルト液晶となっており、タッチ操作も可能。手持ちでのローポジション撮影などが容易で、三脚使用時にモニターを見ながらのタッチ操作で素早く設定を変えるといったことも可能です。

↑モニターは、上下可動式のタッチパネルとなっている。手持ちでのローポジション撮影などが行いやすいほか、三脚使用時の視認性や操作性向上にも役立つ

 

また、撮影関連のボタンが右手側に集中配置されているので、ファインダー(EVF)を見ながら設定を変更する場合も快適。さらに、ジョイスティックタイプの「サブセレクター」が採用され、AF測距点の選択も素早く的確に行えます

 

加えて、ボディ上面には撮影情報液晶が用意されているので、同じシーンを露出を変えながら撮る場合や、残り枚数やおおよその露出、露出モードなど、素早くカメラの状態を確認したい場合に役立ちます。ただし、電源を切ると何も表示されなくなります(同社の一眼レフの従来機では残り枚数などが表示される)。もっとも、ミラーレス機の場合は一眼レフに比べると電力消費が多めの傾向があるので、無駄な電力を少しでも消費しないという点ではメリットとも言えます。

↑ボディ上面の情報表示液晶は、シャッター速度や絞り、露出補正量、撮影可能枚数、バッテリー残量などを素早く確認できる

 

気になる“描写力”を標準ズームと35mm単焦点でチェック!

前にも記したように、キットレンズにもなっている「NIKKOR Z 24-70mm F4 S」は、非常にコンパクトな標準ズームでF4のズームとしては軽量です。ただ、一般に「コンパクトで軽量なレンズは写りもそれなりなのでは?」と思われがちなのも確か。今回はその点を実写でチェックしてみました。

 

また、今回はもう1本、「NIKKOR Z 35mm F1.8 S」も用意しました。こちらも約370gと大口径なF1.8のレンズとしては軽量な部類といえますが、Fマウント(一眼レフ)用の「AF-S NIKKOR 35mm F1.8G ED」に比べるとサイズ・重さともに大きくなっています。とはいえ数十グラムの差なので、その分画質が良くなっているのであれば、納得がいく差だと思います。

↑今回使用したNIKKOR Z 24-70mm F4 S(上)とNIKKOR Z 35mm F1.8 S(下)。レンズ鏡筒のデザインは、Fマウントレンズからは大きく変わり、かなりシンプルな印象を受ける。2本とも高性能な新シリーズ「S-Line」の製品。最近の高性能レンズでは性能を引き出すために鏡筒がかなり太いものが増えているなか、少なくともこの2本は細身な印象で、携帯性にも優れているといえる

 

この2本で実写チェックを行ってみたところ、標準ズーム、35mmレンズともに絞り解放から極めてシャープな写りが得られ、ボケ描写も美しく、高画素なZ 7との組み合わせでも十分以上の性能が得られることを実感できました。加えて、Z 7自体の描写も色鮮やかで見栄えのする写りという印象。また、ホワイトバランスなどの設定を「オート」に設定しても、多くのケースで自然な色再現が得られます

↑NIKKOR Z 24-70mm F4 Sを24mm・F8にセットして撮影。ズームレンズの広角側は画面の四隅が流れてしまうものも多いが、このレンズはそうしたことがなく、四隅でもかなりシャープな写り。4575万画素と高画素なZ 7の性能を十分に引き出すことができる。Z 7の写りも色鮮やかでメリハリの効いた色再現で好印象

 

↑NIKKOR Z 35mm F1.8 Sの絞り開放で撮影。ピント位置は極めてシャープでありながら、前後のボケのクセが少なく、美しいボケを生かした写真が撮れる

高感度も十分実用的な画質

次に高感度での写りをチェックしてみましたが、ISO6400程度までは解像感の低下が比較的少ない印象。常用最高感度となっているISO25600でも色の変化などが少なく、多少解像感が低下したり、暗部にムラが確認できたりするものの、実用的な画質といえるでしょう。

↑ISO6400で撮影。ノイズは多少発生するものの、超高感度域としては解像感の低下が少なく、十分実用的な画質だ

 

↑ISO12800で手持ち撮影。かなり暗いなかでの撮影だが、絞りをF8にして被写界深度(ピントが合って見える範囲)を稼ぎながらも1/30秒で撮影できた。結果、画面右下に写る低速走行中の機関車をどうにか止めて写すことができた

 

注目の「ボディ内手ブレ補正」の実力は?

Z 7で気になるのが、同社のレンズ交換式カメラでは初となる、約5段分の効果というボディ内手ブレ補正の性能です。そこで、手持ち撮影でどの程度の低速シャッター撮影が行えるか試してみました。

 

その結果、62mm(24-70mmF4レンズの望遠側)で1/4秒でもブレなく撮ることができました。これなら、下の写真のように三脚なしで水の流れを表現したり、夜景撮影を楽しんだりすることが十分可能だと思います。

↑水の流れを1/4秒の低速シャッターで手持ち撮影。約5段分とされる手ブレ補正のおかげで62mmの中望遠域でありながら、水の流れ以外の岩や苔などをぶらさず撮ることができた

 

新搭載のピクチャーコントロールで写真に変化を

こうした写りの基本的な画質のほか、Z 7の絵作りで気になるのが、新搭載のピクチャーコントロール[ミドルレンジシャープ]と[Creative Picture Control]です。

 

[ミドルレンジシャープ]は、「輪郭強調」と「明瞭度」の中間の細かさの模様や線に対して効果的とのこと。実際に試してみると差が出るのは細かい部分ですが、緻密な風景写真の質感描写などに効果的だと感じました。

 

[Creative Picture Control]については、いわゆるデジタルフィルターで、20種類が用意されています。これらについては、撮影後に画像加工をすることなく手軽に効果が得られるので、写真に変化を付けたい場合に使ってみるといいでしょう。

↑Creative Picture Controlのデニム(上)とバイナリー(下)で撮影。Creative Picture Controlでは計20種類の効果が選べてその度合いも調整でき、同じシーンでも印象が大きく異なる仕上がりを手軽に楽しめる

 

動きモノ撮影にも対応。ただし、連続撮影枚数に注意

Z 7は通常撮影においてAF/AE追従で約5.5コマ/秒、14ビットRAW撮影時で約5コマ/秒での連写(拡張設定で約9コマ/秒)が可能です。そこで、負荷の大きな14ビットRAWで実際に走行中の列車を撮影してみました。

 

結果、多少タイミングを計る必要はあるものの、動きモノの撮影にも対応できる印象。ただ、連続撮影枚数が18コマ(4秒弱)となっているため、できるだけ短時間での連写に留めるのが連写時のコツとなります。長めに連写する必要がある場合は、連続撮影枚数が25コマとなるJPEGで撮影するのが良さそうです

↑画面の左1/3程度の位置に先頭車両が入ったあたりから連写を行って、連続撮影枚数の少なさをカバー。何度かテスト撮影を行い、約5コマ/秒で先頭車両が画面右端に写る位置を計算しながら撮影した

 

ボディは「Z 6」とどちらを選ぶか見極めるべし

短い時間でしたが、実際にZ 7で撮影してみての感想は、やはりボディが軽く気軽に持ち歩けることと、レンズも比較的小型で描写性能に優れていることの2つがZ 7を使う最大のメリットだと感じました。

 

特に風景撮影やスナップを撮影するユーザーには、小さく軽いことは撮影フィールドが広がることに直結するので、メリットが大きいと思います。また、EVFやモニターで撮れる画像を実際に見ながら撮れるので、一眼レフに比べるとエントリーユーザーも使いやすいのではないでしょうか。

 

強いて問題を挙げるとすればその価格の高さですが、フルサイズの高画素モデルの価格としては特別に高いということはありません。ただ、従来のFマウントレンズを持たず(あるいは使わず)、新規でレンズも揃えるとしたら、金額的な負担はかなり大きくなります。

 

レンズ性能が極めて高く、それだけの価値はあると思いますが、ボディに関しては、11月下旬発売予定のZ 6(参考価格/27万2700円)と比べてみて、本当に高画素が必要か見極めてみるのもよいでしょう。

↑ニコン Z 6。基本的なデザインはZ7と同様。画素数は有効2450万画素だが、高感度撮影や連写に強い

【新4K放送対応】シャープの4Kテレビはダブルチューナーで裏番組録画も可能

今年12月1日から放送が始まるBS/CS 4K放送に向けて、メーカー各社から4Kチューナーや4Kチューナー内蔵テレビなどの対応製品が続々と発売されています。先行して4Kチューナー内蔵製品を発売してきた東芝や三菱電機、パナソニックに続いて、シャープからも新4K放送に対応した製品が登場します。

 

ラインナップは、4Kチューナー内蔵液晶テレビ「アクオス 4K」3モデルと、4Kチューナー内蔵BDレコーダー「アクオス 4Kレコーダー」2モデル、4Kチューナー「4S-C00AS1」の計6製品を揃え、いよいよ始まる新4K放送に備え万全の品揃えを用意します。

 

4K放送の裏番組録画も可能なダブルチューナー搭載

シャープの4Kチューナー内蔵液晶テレビ「アクオス 4K」の特徴は、BS/CS 4K放送用チューナーを2基内蔵しており、別売の外付けHDDを接続することで新4K放送の裏番組録画が可能なこと。テレビで新4K放送の裏番組録画をしたい人にとってはうれしい仕様となりそうです。

 

また、新4K放送を臨場感豊かに表現する「AQUOS 4K Smart Engine PRO」を搭載。「4Kマスターアップコンバートプロ」により4K映像と地デジなどの映像を判別し、それぞれの解像度に応じた映像処理を行うことで、どのコンテンツでも精細感のあるクリアな映像が楽しめます。

 

このほか、新4K放送で採用されるBT.2020色域規格の豊かな色彩を再現する「リッチカラーテクノロジー」を搭載。HDR映像にも対応し、新4K放送の広い輝度情報も忠実に復元します。

 

音声面では、2.1ch3ウェイ5スピーカーで構成される「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」(※)を採用し、聞き取りやすく臨場感豊かなサウンドを再生します。明るいリビングでも反射を抑える「低反射パネル」や、画面角度を調整できる「回転式スタンド」など、日本の視聴スタイルに合った機能も搭載しています。

※:45型「4T-C45AL1」は2ch1ウェイ2スピーカー「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」となります

 

さらに、同社のテレビに搭載されている独自のAI機能「COCORO VISION」が進化。地域のイベント情報や家族のスケジュールをテレビ画面で確認できる新サービス「COCORO CALENDAR(ココロカレンダー)」に対応しました。 カレンダーには付属のリモコンから音声で予定を入力できるほか、スマホアプリ「ジョルテッシモ」からも入力可能。家族でスケジュールをいつでもどこでも確認できます。

 

ラインナップは、60型「4T-C60AN1」(実売予想価格28万円前後/税抜)と50型「4T-C50AN1」(同20万円前後/税抜)、45型の「4T-C45AL1」(同15万5000円前後/税抜)の3モデルを用意。発売は60型と50型が11月17日、45型が12月22日を予定しています。

 

すでに4Kテレビを購入している人にはレコーダー&チューナーがオススメ

すでに4Kテレビを購入してしまったけど、新4K放送を視聴したいという人にオススメなのがBDドライブ搭載の「AQUOS 4Kレコーダー」と、4Kチューナー「4S-C00AS1」です。いずれもBS/CS 4K放送用のチューナーを内蔵しており、HDMIでつなげば4Kチューナーを搭載していない従来の4Kテレビでも新4K放送が楽しめます。

 

BDレコーダーは、4TB HDD搭載の「4B-C40AT3」(実売予想価格14万円前後/税抜)と2TB HDDの「4B-C20AT3」(同11万円前後/税抜)の2モデルをラインナップ。いずれも11月24日発売予定です。

↑アクオス 4Kレコーダー「4B-C20AT3」

 

同機は内蔵ハードディスクに4K放送を高画質のまま録画できるので、 いつでも好きな時に4K番組を高画質で楽しめます。 録画した4K番組は、 そのままBDへのダビングもでき、 お気に入りの番組を4Kの高画質でディスクに残すことも可能。

 

また、 4Kテレビの高画質を存分に楽しめる高解像度「4K」、 高輝度「HDR」、 広色域「BT.2020」に対応した次世代規格「Ultra HD ブルーレイ」の再生や、 高精細な文字と番組や出演者の画像付きで見やすく便利な「4Kビジュアル番組表」、 解像度の高い子画面と4Kテレビに適した文字フォントで美しく見やすい「4K録画リスト」も搭載しています。

↑録画リストも4K解像度に。4Kコンテンツにはサムネイルの右上に4Kのアイコンが表示される

 

さらに、 連続ドラマが手間無く録画できる「ドラ丸」機能や、 BDドライブ内部へのチリやホコリなどの侵入を防ぐ耐塵対策と、 光学性能の改善により耐久性を高めた「ホコリシールドBDドライブ」なども搭載しています。チューナーは、BS/CS 4K放送用が1基、地デジ/BS/CS用が3基となっています。

 

BD再生やBDダビング機能が不要なら、4Kチューナー「4S-C00AS1」を選択するのも手です。こちらは実売予想価格3万2000円前後/税抜とお手ごろ価格ながら、別売の外付けHDDを使用すれば新4K放送の録画も可能。テレビのリモコンでチャンネル操作ができる「アクオス ファミリンク」にも対応しています。内蔵チューナー数はBS/CS 4K放送用1基のみ。発売はレコーダーと同じく11月24日の予定。

↑4Kチューナー「4S-C00AS1」

 

同社によれば、新4K放送に対応するテレビは2020年度には90%に拡大する見込みということで、いずれ4Kチューナー搭載が当たり前になるとのこと。この秋冬以降にテレビやレコーダーの買い替えを検討されている方は、4Kチューナー搭載モデルを選んでおけば長く使えそうですので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

あおり運転対策には2カメラを止めるな! ケンウッドの最新ドラレコなら前後ともフルHD画質で記録!

大事故にもつながりかねない「あおり運転」対策としてドライブレコーダーのニーズが高まるなか、業界ナンバーワンブランドであるケンウッドが出した答えは「2カメラタイプ」。前後ともにフルHD画質で記録できる決定版が登場した!

 

ケンウッドのドライブレコーダーの詳細についてはこちら

 

 

ビデオカメラ事業で培われた高精細で滑らかな映像が魅力

ケンウッドの調査によれば、ドライブレコーダーに求める機能として最も多くのユーザーが挙げたのは「高画質録画」だという。事故やトラブルが発生した際の“証拠映像”としての用途を考えれば、その結果にも納得がいく。

 

ケンウッド初の2カメラタイプDRVーMR740は、前後いずれもフルHD解像度で記録できる高画質モデルだ。同社が業務用・家庭用のビデオカメラ開発で培ってきた高度なカメラ技術を生かして、高精細なだけでなく、明るく滑らかな画質を実現している。

 

機能面も抜かりはない。本体に内蔵するセンサーが衝撃や動体を感知したときに起動する駐車監視録画は、業界最長クラスとなる24時間に達する。そのほか「前方衝突警告」や「リフレッシュ通知」など6項目の運転支援機能のように、安全で快適なドライビングライフを送るための配慮が満載。来たるドラレコ“一車に一台”時代の、マストアイテムとなる快作だ。

 

↑水平100°、垂直52°のレンズでワイドな映像を実現。画面の端も細部まで描写し、ナンバープレートも読み取りやすい

 

↑フロントのメインユニットは、名刺よりひと回り小さいサイズ。バックミラーに隠れて、運転中も気にならない

 

↑2ndカメラのスペックはメインカメラと同等で、フルHD画質での記録を実現。映像は明るく、夜間でも視認性が高い

 

↑リアウインドウに取り付ける2ndカメラはより小型だが、車外からでもしっかり視認可能。「あおり運転」の抑止につながるはずだ

 

↑ドライバーから見て本体の右側に4つの物理ボタンを備える。タッチ操作には非対応だが、使い勝手は良好だ

 

↑2基のUSB(miniB)端子は、給電用(上)と2ndカメラとの接続用(下)。ケーブルが干渉しない

 

 

ケンウッド
DRV-MR740
実売予想価格:3万7000円前後
10月上旬発売

モニターを備えたメインユニットと別体の2ndカメラで、前後を同時録画できる。2カメラとも小型設計ながら、フルHD解像度での記録に対応。F1.8の明るいレンズも相まって、細部までくっきりと描写できるのが魅力だ。

 

視野角:水平100°×垂直52°(※1)●記録解像度:約208万画素●GPS内蔵●HDR対応(※2)

SPEC●モニター:2.7型TFT液晶●付属SDカード容量:16GB●サイズ/質量:W87.9×H50.6×D33.0㎜/106g(メインユニット)、W44.0×H40.4×D30.0㎜/35g(2nd)

※1:メインカメラ、2ndカメラともに ※2:メインカメラのみ

 

 

「車内録画」ならコレ! 赤外線LED搭載で車内をハッキリ記録

DRV-MP740
実売予想価格4万円前後
10月上旬発売

赤外線LED搭載の車内録画用2ndカメラを備える。トラックやタクシーなど業務用車両への設置が想定される。ドラレコとしての基本性能は、MR740と同等。

 

視野角:水平100°×垂直52°(※1)●記録解像度:約208万画素●GPS内蔵●HDR対応(※2)

※1:メインカメラ、2ndカメラともに ※2:メインカメラのみ

 

↑前方(写真左)、車内(写真右)

 

 

次世代完全ワイヤレスイヤホン登場! ハイブリッドドライバー搭載「KONG-X HMC-K980TWS」

人気の完全ワイヤレスイヤホンで初となるハイブリッドドライバー(ダイナミック型+バランスドアーマチュア型)搭載モデル「KONG-X HMC-K980TWS」が、イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンにて9月22日より独占販売されます。実売価格は1万2980円。

↑KONG-X HMC-K980TWS

 

本機は、メカニカルでパンキッシュなデザインに、ゴリラのイラストがアクセントとなった完全ワイヤレスイヤホン。ドライバーは、高音域にBA(バランスドアーマチュア)型ドライバーを1基、低音域にチタンフィルムを使用した10mm径のダイナミックドライバー1基を採用。低域から高域までクリアでパワフルなサウンドを再生します。

↑完全ワイヤレスイヤホンでは初となるハイブリッドドライバーを採用

 

また、完全ワイヤレスの弱点である耳からの脱落を防ぐため、フレキシブルに曲げられる脱着式耳かけフックを採用。装着性や安定感を高め、脱落の不安を解消します。

↑耳かけフックは脱着可能

 

再生時間は約5時間で、専用のカラビナ付き充電ケースに入れると最大5回の充電が可能。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。

↑充電ケースに入れて約5回分の充電が可能

 

完全ワイヤレスの利便性と、ハイブリッドドライバーによる高音質を両立させた次世代のイヤホンを、ぜひe☆イヤホンの店頭で体感してみて下さい。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC/AAC ●再生周波数帯域:20Hz~40kHz(Bluetooth伝送帯域20Hz~20kHz) ●電池持続時間:約5時間 ●充電時間:約1時間 ●質量:- ●付属品:シリコンイヤーピース(S/M/L)、低反発ウレタンイヤーピース(M ※本体装着済)

既存の4Kテレビでも新4K放送が楽しめる! パナソニックの4Kチューナー内蔵BDレコーダー「DMR-SUZ2060」

今年12月1日から放送が始まるBS/CS 4K放送に向けて、メーカー各社から4Kチューナーや4Kチューナー内蔵テレビなどの対応製品が続々と発売されています。そして今回、パナソニックからも4Kチューナーを内蔵したBDレコーダー 4Kディーガ「DMR-SUZ2060」が11月16日に発売されます。実売予想価格は13万円前後(税別)。

↑DMR-SUZ2060

 

本機の最大の特徴は、4Kチューナーを内蔵しており、テレビにつなぐだけでBS/CS 4K放送が視聴できるようになること(※)。これまでに発売された4Kチューナーを内蔵していない4Kテレビでも、本機を接続すればBS/CS 4K放送が楽しめるようになります。さらに、4K放送の内蔵HDDへの録画およびBDディスクへの保存にも対応しています。

※:受信にはBSデジタル放送受信設備が必要。既存の右旋アンテナで最大6チャンネル、新しい左旋アンテナおよび設備を導入すると最大18チャンネルの視聴が可能

 

また、4Kチューナー内蔵のメリットとして、4Kチューナー単体をテレビにつなぐよりも配線をすっきりとさせることができ、録画のために4Kチューナーとテレビそれぞれに外付けHDDを接続するといったムダも省くことができます。

 

このほか、UHD BD(Ultra HDブルーレイ)や4Kネット動画の再生にも対応しており、これ1台で4Kコンテンツをとことん楽しめる仕様となっています

 

チューナーは、4K/地デジ・BS・CS両対応が1基、地デジ・BS・CS対応を2基の計3基備えており、4K放送+地デジ・BS・CS放送×2もしくは地デジ・BS・CS放送×3の同時録画が可能。録画モードは4K放送のみDR固定となっています。

 

内蔵HDD容量は2TBで、4K放送で最大約130時間の録画が可能。4K放送のBDディスクへの保存は、25GBディスクで約1時間30分、50GBディスクで約3時間となっており、映画などの長時間コンテンツもBDに保存できます。

 

BS/CS 4K放送だけでなく、様々な4Kコンテンツも楽しめるBDレコーダーの登場で、これまで十分に発揮されてこなかった既存の4Kテレビのポテンシャルを100%引き出すことができそうですね。

新進気鋭の風景写真家が語る「アカデミーX」の魅力――初心者から上級者まで納得するそのワケは?

多くの写真ファンの人気を集める富士フイルムX&GFXシリーズ。同社は、それらデジタルカメラを駆使してフォトライフをより楽しむためのセミナーを今春から大幅にリニューアルした。その内容やおすすめの受講方法などを講師の1人でもある写真家・今浦友喜さんに伺った。

アカデミーX講師 今浦友喜さん

1986年、埼玉県生まれ。写真誌の編集者を経て写真家に転向。風景からスナップまで「情景を拾い撮る」スタイルで活動を続ける。作品づくりにとどまらず、写真セミナーなどの講師としても多忙な日々を送る。
https://ja-jp.facebook.com/imaura.yuki

 

↑アカデミーXは、東京会場(富士フイルムイメージングプラザ)、大阪会場(富士フイルム大阪サービスステージョン)、福岡会場(富士フイルム福岡サービスステーション)の全国3か所で開催中

 

■アカデミーXの詳細・申込みはコチラ!
https://imagingplaza.fujifilm.com/academyx

 

魅惑の描画力に惚れ込んだ若き“Xシリーズ使い”

新進気鋭の風景写真家・今浦友喜さん。Xシリーズと出会い、その魅力に心惹かれてしまったという。

「なんといっても色彩美にしびれました。以前はRAW現像、プリントを自宅でしていましたが、狙いどおりに出力するのが一苦労。それがX-T1のJPEGデータをクリエイト(※1)でプリントしたら、一発で最高の仕上がり! 本当に衝撃でした。

 

いま愛用しているのは、X-H1とX-Pro2、それと中判ミラーレスのGFX 50S。私は、紅葉の名所や風景写真家の聖地のような場所に縛られず、琴線に触れた光景を“拾い撮る”スタイルなので、コンパクトなXシリーズはうってつけ。TPOで使い分けますが、特にX-Pro2は携行するだけでワクワクします。シャッターの音もたまりません(笑)」(今浦さん)

↑富士フイルム GFX 50Sを使った今浦さんの作品。「幹から出ていた葉にグッと近づきパースを強め、かわいらしさを狙いました。黄色はハイキーにすると色飽和を起こしがちですが、GFX 50Sの深い色再現はリッチなトーンで描ききっています。『カラークロームエフェクト(※2)』はデジタルの色の常識を塗り替えるほど優れた機能です」(今浦さん)

 

カメラ愛に溢れた今浦さんだけに、その多彩な機能の使いこなしにもこだわりがあり、かつ編集者の経験もあるためか、操作方法などの解説もわかりやすい。CP+で開催された「フォトウォーク」では2年連続で講師を務め、そのナビゲートがすこぶる好評だった。

「デジタルカメラは多機能ですから、意外と皆さん100パーセント使いこなせていなかったりします。中級以上の方でも失礼ながら『こう設定すれば、もっとキレイに撮れるのに』と感じる場面もありました。指導なんておこがましいことじゃなく、少しでもより良い写真表現のためのお手伝いができればと考えています」(今浦さん)

↑「講座では他の参加者にも触発されますし、密度の濃い体験ができると思います」と今浦さん。爽やかなキャラで人気も上昇中だ。「新製品のX-T3も楽しみです!」とメカ好きの横顔も

 

※1:クリエイト・・・富士フイルムが運営するプロラボサービス。リバーサル現像、各種プリント、デジタル出入力サービス等を行う
※2:カラークロームエフェクト・・・GFX 50SやX-T3に搭載されている、彩度が高く階調が出にくい部分に深みのある階調表現を加える機能

 

実践的なアドバイスが新しい表現世界を気づかせる

アカデミーXでの今浦さんの担当セミナーは、直近では『歴史と文化財の町“川越”でスナップ&風景!』撮影講座(9月29日*)が予定されている。

「私の講座では、現場で皆さんがどんなふうに撮りたいのかをお聞きして、具体的なカメラ設定や狙い方のコツなどを丁寧にお伝えしたいです。春の講座での一例を挙げると、露出に迷われていた方に、『ダイナミックレンジ拡張』機能の使い方を説明させていただきました。本機能はハイライトの白トビが自然に抑えられるので汎用性が高く、ノイズが目立つようなこともありません。階調再現が重要な風景写真だからこそ積極的に使っていきたい機能です」(今浦さん)

↑ヒントが満載の、今浦流セミナーの様子。春に開かれた講座では幅広い世代のXユーザーが参加し、今浦さんの話に熱心に耳を傾けていた

 

アカデミーXは今浦さんの講座以外にも、初心者から中・上級者までを対象とした多彩な講座が用意されている。

「中・上級者の方は、経験豊かなプロ写真家による自然風景、ポートレート、スナップ、モノクロなどの実践的な講座がいいと思います。もちろん、Xシリーズ各機種の使い方講座で、操作方法や各種設定を学び直してみるのもいいでしょう。

 

個人的にはXシリーズ対応RAW現像ソフトの講座を受けてみたい(笑)。講師の横山 崇さんはもともと画像処理ソフト開発に携わっていた方で、講座を聞けば目からウロコが落ちること間違いなしです。いずれにしても、まずは1回完結の講座から気軽に試してみるのがおすすめ。実践によって得られる“気づき”は、ガラッと写真を変えられる可能性を秘めていますからね」(今浦さん)

↑東京のセミナールームは富士フイルムイメージングプラザ内。スタジオが併設されていて、ポートレートなど、さまざまな講座で使用することもある。新型カメラやレンズのタッチ&トライコーナーも見逃せない。ギャラリーも要チェックだ

 

【10月の講座にも注目!】

10月21日(日)『昔にタイムスリップ! ~江戸東京たてもの園で風景写真講座~』*

江戸時代から明治、大正、昭和期の建物が復元・保存されている場所で、今浦さんが一味違う風景やスナップ撮影の楽しみ方を教えてくれる。

 

Xシリーズをもっと楽しむための『アカデミーX』 Q&A

Q1 Xシリーズをまだ持っていないのですが、受講可能ですか?

A1 可能です。カメラ貸し出しの講座があります。セミナーごとに対応が異なりますので、お問い合わせ下さい。

 

Q2 仕事帰りでも受講できますか? 土日の講座はありますか?

A2 平日夜の講座や土日の講座もあります。

 

Q3 講座は1クラス何名が定員ですか?

A3 講座によって異なり、8~20名程度。撮影実習を含む講座は16名程度です。

 

Q4 無料講座はありますか?

A4 Xシリーズの使い方を学べる「基礎講座」と「入門講座」は無料です。プロ写真家や専門家による講座は有料で、内容・回数などにより受講料は異なります。

 

Q5 今後、講座の数やバリエーションは増えていくのでしょうか?

A5 いろいろなジャンルやレベルに合わせたセミナーをどんどん増やしていきます。

 

■アカデミーXの詳細・申込みはコチラ!
https://imagingplaza.fujifilm.com/academyx

TEL 050-3786-7034

 

*すでに応募がスタートしているため、申し込みが締め切られている場合があります

 

ソニー、ニコン、そして――キヤノン「EOS R」の登場で「フルサイズミラーレスカメラ」はどうなる?

8月23日発表のニコン「Zシリーズ」に続き、キヤノンも9月5日に新型フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」を発表しました。ニコンが高画素機の「Z 7」と高速連写機の「Z 6」の2製品の同時発表だったのに対し、EOS Rのみというのは、やや物足りなさも感じます。が、そこはさすがキヤノンというべきか、画素数を有効約3030万画素に高めつつボディの実売価格を20万円台半ばに抑えた意欲的な中級機に仕上がっており、今後のフルサイズミラーレスカメラの普及に大きく影響を与えるはずです。

 

ニコン、キヤノンという主要メーカーが相次いで新機種を投入したことにより、すでにα7/9シリーズで先行するソニーも含め、今後、このジャンル(フルサイズミラーレスカメラ)がさらに注目を集めることは間違いないでしょう。そこで本稿では、EOS Rのスペックや使用感などを踏まえつつ、現状の3社の立ち位置や課題、注目ポイントなどについて考察していきます。

キヤノン
EOS R
発売:2018年10月下旬予定
参考価格:25万6500円

有効約3030万画素のフルサイズセンサーを搭載する、ミラーレス一眼。新マウントとして、「RFマウント」を採用しています。外観はEOSやEOS Mシリーズの基本デザインを踏襲しており、従来モデルのユーザーなら違和感なく使えるはず。

●撮像素子/36×24㎜有効約3030万画素CMOSセンサー ●レンズマウント/キヤノンRFマウント ●常用ISO感度/100~40000 ●連写/最高約8コマ/秒 ●ファインダー/約369万ドット ●背面モニター/3.15型約210万ドット、バリアングル式タッチパネル ●サイズ/約W135.8×H98.3×D84.4㎜ ●質量/約660g(バッテリー、カード含む)

 

バランスの良さが光る実用的な一台。ユニークな新操作ギミックも

まず、キヤノン EOS Rの基本スペックをチェックしてみると、前述のとおり画素数は約3030万画素で感度は常用で最高ISO40000、連写が約8コマ/秒と、おおよそ他社の高画素機と高速連写機の中間的なスペックとなっています。とはいえ、実用上はプロスポーツなどを撮影するのでない限り十分以上の性能を持っており、デジタルカメラのEOSシリーズ共通の基本思想である「快速・快適・高画質」を体現したカメラだといえるでしょう。

 

AFも同社独自の像面位相差AFである「デュアルピクセルCMOS AF」を採用し、AF測距点も最大143点で画面の横約88%、縦約100%をカバー。加えてAF追従性能なども向上し、瞳AFへの対応や低輝度限界EV‐6を実現するなど、さまざまなシーンでAFの合いやすい仕様となっているのも特徴です。

 

操作性は、既存のEOS Mシリーズのものを踏襲しつつ、ボディ上面に「撮影情報表示パネル」や左右のタップ操作とスライド操作に好みの機能を割り当てられる「マルチファンクションバー」を、レンズ鏡筒部に「コントロールリング」を追加することにより、従来モデル以上に素早いカメラ操作を可能にしています。

↑ボディ背面右手側上部に配置された「マルチファンクションバー」は、バーの左右がボタン(タップ操作が可能)となっており、左右のスライド操作で素早い設定変更が可能。AFやISO感度、ホワイトバランス設定などの機能ショートカットが割り当て可能です(上)。撮影時と再生時で機能を変えることもでき、再生画像の拡大・縮小なども手早くできます(下)

 

↑レンズ鏡筒部に新設された「コントロールリング」。ISO感度や絞り、露出補正などの機能を割り当てて、素早く設定可能。適度なクリック感があり、使用感も上々

 

EVFは約396万ドットと高解像で、背面モニターは3.15型約210万ドットのバリアングル式タッチパネルとなっており、EVF、背面モニターともに快適な撮影が可能。サイズ感は、大きさに関しては他社製品に比べるとやや厚みがあり、大きめに感じられるものの、重さは約660g(ボディ、バッテリー、カード含む)と軽量で、グリップ部も十分な深さと高さがあって握りやすくなっています。

↑実際に手にしてみると、小型・軽量ボディながらEOS一眼レフ同様の高いホールド性に感心しました。EVFが高精細でクリアな点に加え、バリアングル式の背面モニターを搭載しているフルサイズミラーレスカメラはほかになく、本機の魅力の1つとなっています

 

このように、ボディ単体で見ると飛びぬけたスペックは多くはないものの、実際に手にしてみると、トータルでのバランスの良さが光り、実用的なカメラだと実感できます。

 

意欲的なレンズラインナップに高まる期待。マウントアダプターはまさかの4種類!?

レンズに関しては、マウントに新しい「RFマウント」を採用。EFマウント同様の内径54㎜の大口径を確保しながら、ミラーがないことでショートバックフォーカス化(レンズ最後端から撮像面までの距離が短いこと)を可能にし、レンズ設計の自由度や画質を高めることに成功しています。

 

ボディと同時に発表されたレンズは、24-105㎜F4、28-70㎜F2、50㎜F1.2、35㎜F1.8マクロの4本。大口径レンズ中心のラインナップで、その性能が気になるところ。特に28-70㎜F2は、フルサイズ用としてはこれまでにない、ズームレンズで開放F2の超大口径を実現しており、新たな写真表現が可能になるレンズとして要注目の1本です。

↑RF24-105㎜ F4L IS USM。F4の標準ズームとしては小型・軽量で質量は約700g。約5段分の強力なレンズ内手ブレ補正を搭載している点も魅力。発売は2018年10月下旬予定で、参考価格は15万円

 

↑RF50㎜ F1.2L USM。F1.2と極めて明るく、高解像、高コントラストな標準レンズ。美しく大きなボケ描写が得られ、収差も極めて少ない仕様となっています。発売は2018年10月下旬予定で、参考価格は31万5900円

 

↑RF28-70㎜ F2L USM。ズーム全域でF2の明るさを実現した標準ズームレンズ。3枚の非球面レンズと3枚のスーパーUD&UDレンズを使用し、実用的な大きさで大口径化。最短撮影距離も39㎝と被写体に十分近寄って撮れるのも魅力です。発売は2018年12月下旬予定で、参考価格は40万8100円

 

↑RF35㎜ F1.8 Macro IS USM。最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロレンズ。F1.8と大口径で約5段分の手ブレ補正機構も搭載されているので、手持ちでの近接撮影が楽しめます。305gと小型・軽量で、通常撮影時も高画質が得られます。発売は2018年12月下旬、参考価格は6万8710円

 

現状では4本のみのラインナップということで、交換レンズの少なさを気にする人がいるかもしれません。しかし、別売の純正マウントアダプターを併用することでEFマウントレンズが一眼レフボディと遜色なく使えるので(EF-Mレンズ除く、EF-Sレンズはクロップで対応)、RFマウントにないレンズはEFマウントレンズで補完できます。EOS一眼レフユーザーにとっては、現在使用中のレンズがそのまま使えるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

興味深いのは、純正マウントアダプターを4種類も用意している点。特にEFレンズ使用時にコントロールリングを使えるようにしたアダプターが用意されている点がユニークです。

↑マウントアダプターは、通常の「マウントアダプター」(上から1番目、参考価格/1万3770円)のほか、コントロールリング付きの「コントロールリングマウントアダプター」(同2番目、参考価格/2万7500円)、フィルター内蔵型の「ドロップインフィルターマウントアダプター円偏光フィルター A付」(同3番目、参考価格/4万1310円)と「ドロップインフィルターマウントアダプター可変式NDフィルター A付」(同4番目、参考価格/5万5080円)の4種類を用意。発売は、上2つが2018年10月下旬、下2つが2019年2月下旬予定

ソニー、ニコン、そしてキヤノン――フルサイズミラーレスカメラ市場はどうなる?

キヤノン EOS Rの登場で国内主要3社がフルサイズミラーレスカメラで競争するという状況になりました。ユーザーにとっては選択肢が増えてカメラを選ぶ楽しみが増したわけですが、実際のところ、どのカメラを選べばいいかは悩ましい問題でもあります。

 

まず、このジャンルで先行するソニーは交換レンズが豊富で、ボディもスタンダードといえる「α7Ⅲ」、高画素な「α7RⅢ」、高感度な「α7SⅡ」、高速連写仕様の「α9」が揃い、従来モデルも併売しているので、必要な性能や予算に応じた選択ができるというメリットがあります。

 

ニコン Zシリーズは、高画素機のZ 7と高速連写機のZ 6を用意。専用レンズは現状では数が少ないものの、超大口径の高画質レンズが使えるメリットがあります。

 

キヤノンはボディこそ1機種ですが、ニコン同様に超大口径レンズがラインナップされている点がメリット。20万円台半ばでバランスに優れたボディが使えると考えるとお買い得に思えます(その点は、ニコン Z 6も20万円台で購入できて魅力的です)。

 

また、ニコンとキヤノンに関しては、モーター内蔵タイプであれば、従来の一眼レフ用レンズをアダプターを介して専用レンズ同様の使用感で使えるというのもメリットの1つです(ソニーもAマウントレンズが使えますが、AFについてはトランスルーセントミラー方式になります)。

↑11月下旬発売予定のニコン Z 6。有効2450万画素で約12コマ/秒の連写が可能です。操作性などは上位機種のZ7同様で、重さも675g(バッテリー、カード含む)と小型・軽量。参考価格は27万2700円(ボディ)とフルサイズミラーレスとしては比較的低価格。ただ、記録媒体が高価なXQDカードのみとなっている点が費用面でやや気がかり。アダプター併用で多くのFマウントレンズも使用可能な点は同社の一眼レフユーザにとってうれしいところ

 

↑ソニー α7Ⅲ。画素数は有効約2420万画素で約10コマ/秒の連写が可能。実売価格が23万3000円と最新のフルサイズミラーレスカメラとしては低価格。本機に限らず、α7シリーズは3世代目と熟成が進んでおり、カメラのレスポンスや操作性などがかなりこなれてきているのも魅力です

 

ニコンとキヤノンはレンズ性能を追求している一方で、最初のラインナップが高価なレンズ中心となっており、高画質かつ手ごろな価格の普及タイプレンズの登場が期待されます。これはソニーも同様ですが、Eマウントレンズは、すでに低廉なサードパーティー製レンズが登場しつつあります。

↑タムロン 28-75mm F2.8 Di III RXD(Model A036)。ソニーEマウントの大口径標準ズーム。高い解像力と柔らかなボケ描写を両立した高性能レンズながら、実売で9万4500円と購入しやすい価格も魅力。ニコンZマウント用やキヤノンRFマウント用の登場も期待したい1本です

 

このように各社特徴がありますが、共通しているのは、静止画だけでなく、本格的な4K動画撮影機能なども盛り込むなど、将来性の高いモデルを投入している点。今後を見越してこれからフルサイズカメラを買うなら、ミラーレスカメラが有力な選択肢になるでしょう。

 

将来的にミラーレスカメラの性能や機能は、まだまだ伸びてくるはずです。既存の一眼レフユーザーならまずはサブカメラとして、新規ユーザーなら使いやすいフルサイズ・エントリーとして、各社の20万円台のフルサイズミラーレスカメラ(ソニー α7Ⅲ、ニコン Z 6、キヤノン EOS R)を検討してみてはいかがでしょうか?

寄れる“大口径広角レンズ”はやはり良い!! 富士フイルム「XF 16mm F1.4 R WR」で実感

吉森信哉のレンズ語り~~語り継ぎたい名作レンズたち~~ 第7回「富士フイルム 広角で寄れる大口径単焦点レンズ」

 

高画質設計のズームレンズは、どうしてもレンズの構成枚数が多くなる。だが、現在の製品では、光学特性に優れる特殊硝材やガラスの採用や、ナノレベル(1ナノメートルは、100万分の1ミリメートル)の最新コーティングの採用などにより、サイズの肥大化を抑えながら逆光特性なども向上させているものも少なくない。

 

そんなズームレンズの高性能化が進む一方で、それでもなお、単焦点レンズの魅力は捨てがたい。開放F値が明るくてもズームレンズより小型軽量設計が可能だし、ズームレンズでは難しい抜群に明るい開放F値も可能になる。そして、現在の大口径単焦点レンズにも、先ほど述べた先進技術が採用されている。だから、満足度の高い優れた描写性能を得ることができるのだ。

 

【今回紹介するレンズはコレ!】

15cmまで寄れる開放F1.4の広角24mm


富士フイルム
XF 16mm F1.4 R WR
実売価格11万3660円

35ミリ判換算「24mm相当」の広角になる大口径単焦点レンズ。開放F値1.4の明るさを持ちながら、世界で初めて(※)15cmまでの接写を可能にした。また、最速0.1秒の高速AFも実現し、過酷な環境下でも活躍する防塵・防滴・-10℃の耐低温構造も備える。約375gの軽量さと、コンパクトサイズも魅力。2015年5月発売。

●焦点距離:16mm(35mm判換算:24mm相当) ●レンズ構成:11群13枚 ●最短撮影距離:0.15m ●最大撮影倍率:0.21倍 ●絞り羽根:9枚(円形絞り) ●最小絞り:F16 ●フィルター径:67mm ●最大径×全長:73.4mm×73mm ●質量:約375g

※APS-Cサイズ以上のカメラ用で、開放F値1.4の24mm相当のレンズとして(発表時点)

 

高性能ズームレンズとは違う軽快さが魅力

現在のXシリーズの交換レンズ群で、広角24mm相当(実焦点距離16mm)をカバーするズームレンズは、広角ズームの「XF 8-16mm F2.8 R LM WR」(2018年11月下旬発予定)と「XF 10-24mm F4 R OIS」、標準ズームの「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」の3本である。このうち、明るさと高画質の両方にこだわるとなると、XF 8-16mm F2.8 R LM WRと、XF 16-55mm F2.8 R LM WRの2本が選択肢となるだろう。

↑XF 16-55mm F2.8 R LM WR。実売価格は12万1180円

 

↑XF 8-16mm F2.8 R LM WR。2018年11月下旬発売予定で、希望小売価格は27万7500円(税別)

 

この2本、高画質かつズームレンズならではの利便性が魅力ではあるが、XF 8-16mm F2.8 R LM WRは全長121.5mm・重さ約805g、XF 16-55mm F2.8 R LM WRは、全長106mm・重さ約655gと、どちらもそれなりのサイズと重さになる。一方、単焦点の「XF 16mm F1.4 R WR」は全長73mm・重さ約375g。両ズームレンズと比べると、かなり小振りで軽量である。しかも、開放F値が“2絞り”も明るいのだ。

↑F1.4という抜群の明るさを誇るXF 16mm F1.4 R WRだが、APS-Cサイズ用ということもあり、そのサイズや重さは思ったほど“ヘビー級”ではない(フルサイズ対応の同クラスの製品は、大体重さは大体600g台になる。だが、本製品は300g台と各段に軽量だ)

 

「XF 16mm F1.4 R WR」の操作性や質感をチェック!

XF 16mm F1.4 R WRは重さ約375gの軽量設計が特徴のレンズだが、鏡筒は金属製でその材質感や仕上げはとても上質である。フォーカスリングも金属製で質感が高く、前後にスライドさせることでAFとMFが切り換えられる(AFはフロント側、MFはマウント側)。このスライド操作も快適で、AFの位置ではフォーカスリングは誤って回転しないようロックされる仕様となっている。

↑プラスチック製の花形フードが付属。このフードとは別に、剛性や質感に優れるアルミ製の角型フード「LH-XF16」が別売で用意されている

 

AFの挙動は、少しスムーズさに欠ける印象だが(クックッと動く感じ)、速度は広角レンズとしては不満のないレベル。また、AF作動音も割と静かで気にならない。

 

また、富士フイルムの交換レンズは、多くの製品が指標入りの絞りリングを装備している。このXF 16mm F1.4 R WRも絞りリングを備え、1/3段刻みでクリックが設けてあり、快適に絞りの微調節が行える。

↑マウント部近くに、指標入りの絞りリングを装備。昔のカメラに慣れ親しんだ人なら、違和感なくスムーズに扱えるだろう

 

やや惜しいと感じるのは、「円形絞り」が採用されているものの、ほかの円形絞り採用レンズと比較すると、少し角が見られる点(1、2段絞った状態でチェック)。とはいえ、その角はさほど目立たないし、極端に絞り込んでも径の形は整っている。

 

広角レンズゆえに開放F1.4でもボケ効果は感じにくい?

続いて描写性能をチェック。まずは本製品の開放値「F1.4」と、一般的な大口径ズームレンズの開放値を想定した「F2.8」で、背後のボケ具合を比較してみた。

 

【F1.4とF2.8のボケ具合を比較】

実焦点距離が「16mm」と短いため、被写体との距離が極端に近くない限り、F1.4でも“背景が大きくボケる”という印象はあまりない(ボケの大きさは実焦点距離の長さに比例する)。それでも、背景手前の木造家屋あたり(丸型ポストの右側)を見比べると、F1.4の方はF2.8よりもボケの大きさが実感できる。

↑F1.4(上写真)とF2.8(下写真)の比較/共通データ:富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート WB:オート ISO400

 

“最短撮影距離10cmの差”が大きく描写を変える

被写体との距離を詰めて“相手の懐に踏み込む”撮り方は、広角特有のダイナミックな描写につながる。この撮り方で重要になるのが「最短撮影距離」である。特に、画角が広くて遠近感が誇張される広角域では、近接時のわずかな距離の違いによって、画面に写る範囲や被写体の大きさがかなり変わってくる。

 

XF 16mm F1.4 R WRの最短撮影距離は「15cm」と、このクラスの広角単焦点レンズとしては非常に短い。一方、広角ズームのXF 8-16mm F2.8 R LM WRは「25cm」で、標準ズームレンズのXF 16-55mm F2.8 R LM WRは広角マクロ時に「30cm」である。広角24mm相当で撮影する場合、この10/15cm距離の差が、大きな影響を与えるのである。

↑フォーカスリングをMFに切り替えて、最短撮影距離「0.15m(15cm)」に設定した状態(上の数字と線は、被写界深度の表示)。撮影距離が15cmの場合、レンズ先端から被写体(ピント位置)までの距離はわずか5cmくらいである。

 

【撮影距離での描写の違い(15cm/25cm)】

花壇に咲いていた、色鮮やかなマリーゴールドの花。そのなかの一輪に注目し、最短撮影距離「15cm」と、ほかの広角レンズの最短撮影距離に多い「25cm」を撮り比べてみた。両者の差はわずか10cmだが、画面に写り込む範囲や花の大きさは、思った以上に違ってくる。

↑撮影距離15cmで撮影した写真(上)と25cmで撮影した写真(下)/共通データ:富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F2.8 WB:オート ISO200

作例で見る「明るい広角レンズ」の魅力

ここからは、作例とともに本レンズの魅力を語っていこう。

 

【その1】

屋内の様子をしっかり写し込める

移築され復元された茅葺の農家。その内部の囲炉裏端を、自然光を生かしながら撮影した。24mm相当の広角画角により、内部の様子(背景)もしっかり写し込める。また、開放F1.4のボケ効果により、自在鉤(じざいかぎ)の背後も適度にぼかすことができた。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F1.4 1/20秒 -0.3補正 WB:オート ISO500

 

【その2】

自然な描写も誇張した描写も可能

24mm相当の画角や遠近描写は、超広角レンズ(20mm相当より短いレンズ)ほど強烈ではない。だが、建物を斜めから狙って奥行きをつけると、肉眼とは異なる“遠近感の誇張”を表現することができる。使いようによって、自然な描写にも誇張した描写もできるのだ。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F8 1/320秒 WB:オート ISO200

 

【その3】

寄りながら背後の様子や雰囲気を写し込める

古刹の山門前にあったモミジに、最短撮影距離の短さを生かして“一葉”に近づいて撮影。標準や望遠での近接撮影とは違い、背後の様子や雰囲気も写し込めるのが広角レンズの特徴だ。そして、接近しながらF1.4で撮影したことで、通常の広角撮影とは違う大きなボケ効果も得られた。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F1.4 1/250秒 +0.3補正 WB:オート ISO200

 

【その4】

画面周辺の歪みも目立たない光学設計

本レンズは非球面レンズ2枚やEDガラスレンズ2枚を使用し、歪曲収差や色収差など諸収差を効果的に補正した光学設計だ。広角レンズで目立ちがちな“画面周辺近くの直線の歪み”も、しっかり抑え込まれるのである(電気的な補正ナシで)。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F2.8 1/15秒 -0.3補正 WB:オート ISO1600

 

【その5】

先進のコーティング技術でクリアな描写を実現

レンズ全面に、透過率の高いHT-EBCコートを施し、独自開発のナノGI(Gradient Index)コーティング技術も採用。これにより、斜めの入射光に対しても効果的にフレアやゴーストを低減。今回、画面内に強烈な太陽を入れて撮影したが、予想以上のクリアさに感心した。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F8 1/1700秒 +0.7補正 WB:オート ISO400

 

【その6】

被写体の懐に大胆に踏み込める

ピンク色のペチュニアの花の間から、クローバーに似たカタバミの葉が顔をだす。その“ピンクと緑のコントラスト”に惹かれて、15cmの最短撮影距離近くまで接近して撮影した。被写体の懐に大胆に踏み込める本製品ならではのアプローチである。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F2.8 1/420秒 WB:オート ISO200

 

【その7】

適度なボケで背景がスッキリ

色が薄くなった焼き物のタヌキ。ちょっと強面だが、首をかしげるポーズが可愛らしい。F1.4の開放で撮影したことで、雑然とした背景が適度にボケた。また、よく見ると、鼻先の部分もボケている。

富士フイルム X-H1 XF 16mm F1.4 R WR 絞り優先オート F1.4 1/320秒 -0.3補正 WB:オート ISO400

 

“ここ一番”の重要な場面で、大口径広角の魅力を実感

今回取り上げたのは、開放F値「1.4」の大口径広角レンズだが、一般的に「広角」は、ボケの大きさや手ブレの心配をすることが少ない画角である。だから、標準や中望遠と比べると“大口径単焦点レンズの恩恵”を実感しにくいかもしれない。

 

だが、実際に大口径の広角レンズを使い込むと、軽快な単焦点レンズのフットワークの良さや、被写体の懐に踏み込める最短撮影距離の短さに感心する。

 

そして、光量に恵まれない場所や、被写体に接近した際に背景処理を行いたいときなど、“ここ一番”の場面で広角レンズの抜群に明るい開放F値のありがたさが実感できるだろう。

【比べてみた】1万円以下の格安プロジェクターと10万円以上の高い機種は何が違うの?「初めてのプロジェクター」の選び方

週末の映画鑑賞でちょっとした癒しに、友だちや家族との上映会に……1台持っておくといろいろ楽しいプロジェクター。しかし、店頭にたくさん展示されているテレビなどと違い、事前に試して比較するのが難しいという導入のハードルがあります。

 

10万円以上の中級~高級モデルを選んでおけばハズレは少ないとはいえ、最近は通販サイトなどで1万円を切る格安プロジェクターもちらほら。そこまで価格が開いていると、安い方を検討したくなるのも当然ですよね。ということで今回は「高いヤツと安いヤツは何が違うのか?」を、松・竹・梅の3モデルで実際に確かめてみることにしました。

 

この3製品をチェックしてみた

プロジェクターの性能はかなりピンキリで、家庭用でも高級機だと100万円を超えてしまいます。ここでは「初めてのプロジェクター」として現実的な選択肢に入りそうな、最大10万円ぐらいのものを基準に3機種を集めました。

 

1台目はエプソン「EH-TW5650」(実売価格:約11万円)。今回選んだ3台のうち最も高価ですが、国内メーカーのフルHDモデルとしてはコスパのいい製品です。筆者も過去にテストしたことがあり、「プロジェクター入門にはこれを選んでおけば文句なし」と感じられた一台でもあります。

↑エプソン「EH-TW5650」

 

2台目はエプソン「EB-W05」(実売価格:約6万円)。基本的にはビジネス用途向けのモデルで、解像度はやや低めのWXGA(720p)となりますが、基本性能は悪くない1台。いくつかの通販サイトで人気ランキング1位になっている機種でもあり、「EH-TW5650」とどれぐらい違うのかをテストしたいと思います。

↑エプソン「EB-W05」

 

3台目は海外の格安プロジェクター、DBPOWER「PJ06」(実売価格:約7000円)です。Amazonなどで注目を集めている機種で、「この値段で買えるなら…」と気になっている人もいるのではないでしょうか。1万円を切るプロジェクターは筆者もまったく未知の世界だったので、今回はおそるおそる試してみることにしました。

↑DBPOWER「PJ06」

 

 

DBPOWER「PJ06」は真っ暗な部屋で使わないと厳しい?

今回のテストは、上位モデルの映像で目が慣れてしまうと格安モデルが圧倒的に不利だろう……という考えから、低価格なものから順番に見ていくことにします。

 

まずは7000円の格安機「PJ06」。こちらは、本体サイズがとても小さかったのが好印象。これぐらいの大きさなら、ポータブルとして外出先へ持ち出すような使い方もしやすそうです。映像は、40インチ程度の画面サイズだと「お、意外と見れるか?」と感じられたものの、スクリーンから距離をとり、80インチ程度まで画面を大きくしたときの明るさ不足がかなり気になりました(テストは日中におこない、完全には遮光できなかったので特につらかった……)。また、もともと解像度が低い機種なので当然といえば当然ですが、映画の字幕などもつぶれやすいので注意が必要です。

【スペック】解像度:800×480(WVGA) 明るさ:1500ルーメン コントラスト比:1000:1 本体サイズ:187×149×77mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑今回比較したエプソン2製品(中央/右)と並べてみると、本体サイズは圧倒的に小さい

 

エプソン「EB-W05」は画質よし、コスパよし!

2番目に試した「EB-W05」、この機種で画面を映して第一声が……「うわっ、きれい」! 格安機の「PJ06」とはスペックがまったく違うので、何から何まで良くなりますが、ひと目見て違うのが明るさです。カーテンを閉めず、部屋の明かりも少しついている日中の部屋で投写をしても、画面と文字がくっきりと見えました。ホームシアター用としてはちょっと解像度が低めなのが懸念材料だったものの、80インチぐらいの画面サイズではあまり気になりません(むしろ、現時点では大満足)。画面位置の補正が簡単にできるようになっているのも特徴で、特にシビアな高さ位置調整がしやすかったのは◎です。

【スペック】解像度:1280×800(WXGA) 明るさ:3300ルーメン コントラスト比:15000:1 本体サイズ:302×234×77mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑本体下面に引き出し式のスタンドがあり、画面の投写方向を微調整できます(「EH-TW5650」にも同様の機能あり)

 

エプソン「EH-TW5650」は至れり尽くせりを感じられる1台

そして最後が「EW-TW5650」。その性能の高さは知っていたものの……あらためて他2台と比べてみると、より本格的なホームシアターらしい高画質です。やはり解像度が高いのが重要で、80インチ以上の大画面にしても“ドット感”がなく、なめらか。映画の字幕や、Blu-rayのメニュー画面などで字が細かく表示されるとき特に違いが実感できます。セッティング時に便利な画面位置の補正機能が充実しているほか、映像モードの変更で使用中の排気音が簡単に小さくできるのも良い。性能的に至れり尽くせりな分、本体がかなり大きくかさばるのは、致し方ないところですね。

【スペック】解像度:1920×1080(フルHD) 明るさ:2500ルーメン コントラスト比:60000:1 本体サイズ:309×278×107mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑輝度を抑えた「シネマ」モードに変更すると、本体の排気音がかなり小さくなります。静かに映画を観たいときにはありがたい

 

初めてのプロジェクターに「EB-W05」を勧めたくなった理由

こうして比べてみると、高い(安い)プロジェクターは何が違うのか? が少し見えてきました。まず、安いモデルは「大画面で映したときに明るさ不足になる」(プロジェクターを投写面から離すと、画面が大きくなるかわりに暗くなる)ということを知っておいたほうがいいでしょう。価格に直結する画面解像度に関しては、比べれば違いはわかるものの、WXGA以上であれば(フルHDに満たなくても)見るに堪えない……というほどではありません。

 

今回の3モデルは、どの機種も「価格なりの価値」を感じられますが、コスパを含めトータルでおすすめしたいと感じたのは6万円の「EB-W05」。ビジネス(プレゼン)特化の製品と思いこんでやや敬遠していましたが、「初めてのプロジェクター」としてはかなり楽しめるでしょう。エプソンは画面補正機能が豊富で、設置が簡単なのもいい。「上を知らなければコレで十分」という感じです。

 

いっぽう、同じエプソンで11万円の「EW-TW5650」は、価格が倍近くまで上がるものの、それだけに不満が見当たりません。映画やアニメをじっくり楽しみたい、高画質のシアターに憧れているという人はケチらずにこちらを選んでほしいところ。ホームシアター用のプロジェクターとしては、むしろここがエントリークラスです。

 

逆に、ある意味「画面サイズは小さめでもいい」「常に真っ暗な部屋で使うから大丈夫」という割り切りがあれば、7000円の「PJ06」も安さなりの利用価値はありそうです。なにしろ破格の安さなので……。多少の不便は承知のうえで、安いものを工夫して使うという楽しみ方も個人的にはありだと思います。使う目的やシーンにあわせて選んでみてください。

 

これがソニーの最高画質! 有機EL&液晶ブラビアのフラッグシップ「A9F」「Z9F」登場

ソニーは、次世代高画質プロセッサーを搭載した4Kブラビアのフラッグシップモデルとして、有機ELテレビ「A9Fシリーズ」と液晶テレビ「Z9Fシリーズ」の2シリーズ4機種を10月13日に発売します。

 

ラインナップは、有機ELの「A9Fシリーズ」が65型「KJ-65A9F」(実売予想価格65万円前後)と55型「KJ-55A9F」(同45万円前後)の2機種、液晶の「Z9Fシリーズ」が75型「KJ-75Z9F」(同90万円前後)と65型「KJ-65Z9F」(同60万円前後)の2機種となります。

 

次世代プロセッサーを搭載した新フラッグシップ

今回発表された2シリーズは、ソニーが独自に設定した厳しい内部基準をクリアした最高峰モデルにのみ付与される「MASTER Series(マスターシリーズ)」として位置づけられるブラビアのフラッグシップモデル。

↑IFA2018に出展されたMASTER Series「A9F」

 

両モデルとも最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載しており、そのリアルタイム処理能力は従来の「X1 Extreme」の約2倍に向上。より細部まで高精細化する「オブジェクト型超解像」や、デュアルデータベース分析による高性能なノイズリダクション、より細部まで高コントラスト化する「新HDRリマスター」といった高画質化技術の性能が大幅に強化されています。

↑高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

 

高輝度になった有機ELと高視野角/高コントラストを両立した液晶

4K有機ELテレビ「A9Fシリーズ」は、深い黒から高輝度映像までも忠実に再現する独自のパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」を新たに搭載。高輝度時の色表現をより鮮やかにし、有機ELパネルのポテンシャルを最大限に発揮します。

 

また、画面そのものを振動させて音を出す「Acoustic Surface」を進化させた「Acoustic Surface Audio+」により、従来の2.1ch(実用最大出力50W)構成にセンターと左右のサブウーファーを加えた3.2ch(同98W)構成へ強化され、立体的な音質が楽しめるようになりました。

↑A9Fの背面

 

さらに、新機能の「センタースピーカーモード」により、AVアンプやホームシアターシステムと組み合わせればA9Fをセンタースピーカーとして利用可能に。サラウンドシステム構築時でも画面から音が聴こえる体験を維持します。

 

4K液晶テレビ「Z9Fシリーズ」は、動きの速い映像で明るさを保ったまま残像感を低減できる独自技術「X-Motion Clarity」のほか、高コントラストなパネルで広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle」を採用。ななめから見てもクッキリとした画質で映像を楽しめます。

↑4K液晶の「Z9F」

 

↑Z9Fの背面

 

両シリーズに共通する仕様として、Android 8.0に対応しているほか、テレビ本体にマイクが内蔵されており、ブラビアに話しかけるだけで、テレビの電源のオン/オフやチャンネルの切り替え、テレビ番組やインターネット動画を検索できるなど、ハンズフリーによる音声操作・検索が可能。

 

また、Googleアシスタントに対応したソニーの機器や他社の対応機器をGoogle Homeアプリで連携させると、対応機器の音声操作が可能になります。Amazon Alexaにも対応し、Amazon EchoなどのAmazon Alexa搭載デバイスに話しかけることで、ブラビアのボリュームコントロールや電源のオン/オフなどの操作も行えます。

 

さらに、従来モデルと比較し、Netflixアプリは最大約1/4、YouTubeアプリは最大約1/2の起動時間を実現。Netflixと共同開発した、クリエイターの制作意図を忠実に再現する「Netflix画質モード」も搭載しています。

 

なお、いずれもBS/CS 4Kチューナーは搭載しておらず、12月1日からスタートする4K放送を視聴するには外付けチューナーが必要となります。

 

BS/CS 4K放送が楽しめる外付けチューナーも

テレビの発表に合わせて、BS/CS 4K放送を受信できる4Kチューナー「DST-SHV1」(実売予想価格5万5000円前後)も11月10日に発売されることが決定しました。HDMI端子を備えた4Kテレビと接続することで4K放送を高画質で視聴できます。本機には、BS/CS 4Kチューナーを2基搭載しており、4K放送を視聴しながら、別の4K放送の裏番組の録画が可能です。

↑4Kチューナー「DST-SHV1」

 

4Kチューナーこそ搭載していないものの、次世代プロセッサーの採用やAndroid 8.0の採用など、確実なブラッシュアップが施されたソニーの新フラッグシップ機「A9F」「Z9F」シリーズに注目が集まりそうです。

ソニー・オーテク・ゼンハイザーなど注目オーディオ製品がズラリ揃ったIFA2018レポート

IFAには毎年秋冬に発売されるポータブルオーディオの注目製品が勢揃いします。ヨーロッパや日本の人気ブランドが発表した新製品を振り返ってみましょう。

 

ソニーはフラグシップイヤホン「IER-Z1R」など多彩な製品を発表

ソニーは日本で発売が決まった1000Xシリーズの第3世代機「WH-1000XM3」のほか、プールや海で泳ぎながらでも使える完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP900」、エントリークラスのウォークマン「NW-A50」シリーズが注目されました。ウォークマンのほかにヨーロッパでは参考展示として紹介されていた“ステージモニター”「IER-M9」「IER-M7」は日本でも特に注目されそうな、音楽クリエーターの声を開発に採り入れたプロフェッショナル志向のイヤホンです。

↑ソニーの高い防水機能と音楽プレーヤーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP900」

 

プレミアムクラスの“Signature Series”から登場するフラグシップイヤホン「IER-Z1R」は日本で未発表の製品ですが、ダイナミックとBAによるユニークなハイブリッドドライバー仕様。3Hzから100kHzまでのワイドレンジ再生にも要注目です。

↑Signature Seriesとしてくわわるフラグシップイヤホンの「IER-Z1R」

 

新しいヘッドホン、WH-1000XM3についてはヨーロッパではソフトウェアのアップデートによりGoogleアシスタントの機能を内蔵することも明らかにされています。またAmazon Alexaとの連携にも対応するプロトタイプがIFAには出展されていました。それぞれのAIアシスタントへの対応が日本国内でどうなるのか、発売後も要チェックです。

↑WH-1000XM3はアマゾンのAIアシスタント「Alexa」対応も検討中。会場に試作機が展示されていた

 

人気のブランドから完全ワイヤレスイヤホンがそろい踏み

ほかにも人気・実力ともに日本でもトップクラスの3つのブランドが完全ワイヤレスイヤホンを発表しました。

 

オーディオテクニカは音質重視の“Sound Reality”シリーズに加わる「ATH-CKR7TW」と、スポーツタイプの「ATH-SPORT7TW」を発表しました。欧州での発売時期は11月頃。価格は前者が249ユーロ(約3万2000円)、後者が199ユーロ(約2万5000円)になることが明らかにされています。

 

去る7月中旬に発売を予定していた「ATH-CKS7TW」の展開が中止になったため、改めて今回発表された2機種がオーディオテクニカにとって、初めての完全ワイヤレスイヤホンということになります。「ATH-CKR7TW」は、内蔵するBluetoothレシーバーで受けた音楽信号をチップと一体型になっているDACとアンプを使わずに、音質を重視した外付けのDAC/アンプに送り込む設計としています。クリアで歯切れが良く、Bluetooth再生とは思えないほど情報量にも富んだサウンドが実現できた理由がここにあります。BluetoothのオーディオコーデックはaptXにも対応。カラバリはブラックとグレーの2色です。

↑オーディオテクニカの「ATH-CKS7TW」

 

「ATH-SPORT7TW」は本体をIPX5相当の防滴設計とした、雨や汗濡れにも強いスポーツイヤホンです。明瞭度の高い中低域の鮮やかな押し出し、引き締まったサウンドが特徴的なだけでなく、外字のくぼみに広くフィットするような専用のイヤーフィンが、頭や体を激しく動かしてもビクともしない安定した装着感を実現してくれます。

↑スポーツタイプの「ATH-SPORT7TW」も2色展開

 

なお、オーディオテクニカからは2014年に発売されたハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」を改良した後継機「ATH-MSR7b」や、Sound Realityシリーズの高音質ワイヤレスヘッドホン「ATH-SR50BT」、軽くて内蔵バッテリーのスタミナが約70時間というロングライフ設計を実現した「ATH-SR30BT」など魅力的な製品が目白押し。日本での発売に関する正式なアナウンスがとても待ち遠しいですね。

↑ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの「ATH-MSR7b」

 

ゼンハイザーもブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM Ture Wireless」を発表しました。ヨーロッパでは11月の中旬に299ユーロ(約3万8700円)で販売を予定しています。

↑ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」

 

音質は「MOMENTUM Wireless」や「MOMENTUM Free」とはまたひと味ちがう、インパクトのある力強さが感じられました。BluetoothのオーディオコーデックはaptX classicのほか、低遅延性能を特徴とするaptX Low Latencyにも対応しています。左右間の接続はNFMI。両サイドパネルがタッチセンサーリモコンになっていて、音量のアップダウンもイヤホン単体で操作ができます。本体はIPX4相当の防滴仕様。ファブリック素材の外装を採用するスタイリッシュな充電ケースも魅力です。

↑充電ケースもスタイリッシュなファブリック仕様

 

そしてJBLからも完全ワイヤレスイヤホンの第2弾が登場。「JBL Endurance PEAK」はIPX7というハイレベルな防水対策を施した、スポーツシーンにも安心して活用できるタフネスを特徴としています。ヨーロッパでは11月に149ユーロで発売を予定しています。日本円だと2万円を切る価格帯になるところも気になります。

↑JBLの完全ワイヤレスイヤホン「JBL Endurance PEAK」

 

耳に掛けるイヤーハンガータイプのイヤホンで、変わったデザインに見えるかもしれませんが、試作機でためした装着感は思いのほか心地よく、イヤーハンガーと組み合わせた安定感は抜群に良かったです。サウンドも過度に低域にバランスをシフトさせずに、切れ味で勝負したチューニングに好感が持てました。本体側のマグネットで吸着するイヤーハンガーを外すと電源がオンになるギミックもJBLらしいところ。

 

ベイヤーがブランドロゴを一新

日本でも人気の海外ブランドは、ほかにもドイツのベイヤーダイナミックが今年もIFAに出展していました。同社のヘッドホンやイヤホンには「beyerdynamic」というアルファベットとタテの4本線のロゴが入っていました。今年の秋以降に発売される製品から、既存の現行製品までブランドロゴがアルファベットの「Y」をデザインした新しいロゴに変更されます。

↑創立90年を超える老舗、ベイヤーダイナミックがブランドロゴを一新した

 

ベイヤーダイナミックのスタッフによると、新しいロゴは「Your beyerdynamic(あなたのベイヤーダイナミック)」という、新しいブランドスローガンから生まれたもの、あるいは「beyer」の真ん中に「Y」があることからインスパイアされたものなのだそうです。ベイヤーダイナミックは昨年のIFAで、ドイツのスタートアップであるMimi(ミミ)が開発した、ユーザーの音の“聴こえ方”を測定してリスニング感を向上させるアルゴリズムを搭載する「MIY(Make It Yours)」アプリに対応する「AVENTHO Wireless」を発表しました。このアプリを中心とした、ベイヤーダイナミック独自のプラットフォームを「MOSAIC(モザイク)」としてブランド化して、新たに発売するワイヤレスヘッドホン&イヤホンに対応させます。今後は「ユーザーの耳に最適なポータブルオーディオ」を強化していくという思いが、「Your beyerdynamic」というスローガン、あるいはブランドロゴの「Y」の文字に込められています。

 

以上の新しいブランド戦略を踏まえて、“生まれ変わったベイヤーダイナミック”が初めて発売する製品がアクティブNC+Bluetoothリスニング機能を搭載する「LAGOON ANC」、ネックバンドタイプのノイズキャンセリングイヤホン「BLUE BYRD ANC」に、Bluetoothの入門機「BLUE BYRD」、エントリークラスのワイヤードイヤホン「BEAT BYRD」「SOUL BYRD」などになります。ノイズキャンセリングの消音効果がとても高く、音楽への深い没入感が得られます。MIMIアプリを使った聴こえ方のカスタマイズ機能も健在。ヨーロッパでは早いモデルから秋以降に順次発売を予定しています。LAGOON ANCについてはアマゾンAlexa対応も有り得るかもしれないとベイヤーダイナミックの担当者が語っていました。どれも気合いの入った新ラインナップの登場に期待が膨らんできます。

↑ノイズキャンセリング機能を搭載するBluetoothヘッドホン「LAGOON ANC」は399ユーロ

 

↑イヤーカップの内側に搭載するLEDランプが点灯する

 

↑ネックバンドタイプのノイズキャンセリングイヤホン「BLUE BYRD ANC」

 

最後にスコットランドのブランド、RHAが発表した平面駆動型ドライバーを搭載するイヤホン「CL2 Planar」もIFAでお披露目されました。イギリスでは9月12日から出荷を開始。日本にも秋以降に登場が期待されるブランドのフラグシップイヤホンです。

↑RHAの平面駆動型ドライバーを搭載する「CL2」

 

名前の由来はハウジングに硬度の高いセラミックを使っているから。平面駆動型ドライバーを力強くドライブできる素材であることからもセラミックが選ばれています。OFC銅線に銀コートをかけた2.5mm/4極端子のバランスケーブルと、PFC銅線の3.5mmステレオミニ端子のアンバランスケーブルが付属。イヤホン側のコネクタがCL1に採用されている独自のsMMCXから、より汎用性の高いMMCXに変更されています。またインピーダンスもCL1の150Ωから、本機は15Ωになったのでスマホでも軽々と鳴らせます。

↑コネクター部分に付け替えてaptX対応のBluetoothイヤホンに変更することも可能

 

会場で試聴したサウンドはRHAのイヤホンらしい高域の解像感と鮮やかさを保ちながら、中低域をより透明かつ滑らかに仕上げているように感じられました。価格は799.95ポンド(約11万5000円)となかなか高価なイヤホンですが、自社開発による平面駆動型ドライバーを搭載した現状とてもレアなモデルとして、日本に上陸した際にはぜひ聴いておきたい製品です。

 

ほかにも、マスター&ダイナミックからあのマイケル・ジャクソンをモチーフにした限定ヘッドホンが展示されるなど、注目製品が盛りだくさんのオーディオ関連ブースとなっていました。いずれも日本での発売が楽しみな製品ばかり。国内での正式発表が待ち遠しいですね。

↑マスター&ダイナミックはワイヤレスヘッドホン「MW50+」のマイケル・ジャクソンモデルを発表。限定6000台

 

8K・有機EL・AI化――これからのテレビの進化を占う「IFA2018」レポート

世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA2018」がドイツ・ベルリンで開催されています。今年、ソニーやパナソニック、シャープをはじめとするメーカーが展示した最新のテレビを、サムスン、LGエレクトロニクスなど海外勢の動向と合わせてご紹介したいと思います。

↑毎年ドイツの首都ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に今年も最新の多くの新製品が集まりました

 

テレビのトピックスは4K/HDR映像の正常進化以外にも、「8K」の製品、または技術展示を積極的に行うメーカーがありました。Googleアシスタント、アマゾンAlexaなどAIアシスタントへの対応はヨーロッパでも話題になっています。

 

ソニーはフラグシップの有機EL&液晶“4K/HDRブラビア”を同時発表

ソニーは日本でも2018年後半に発売が期待される4K/HDR対応のブラビアを発表しました。それぞれに新しく開発された映像プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載したことで、画質がまた大きく飛躍したところに注目が集まります。映像クリエーターの意図をそのまま過程に届けられる高画質を、新たに「Master Series」というフラグシップモデルだけが冠することのできる名前を設けてアピールしています。

 

ヨーロッパでも人気の有機ELテレビは「AF9」として65型と55型の2サイズ展開。液晶テレビ「ZF9」は75型と65型の2モデルが展示されました。

 

AF9シリーズは有機ELの特性を活かしながら、より“深い黒”から高輝度の映像まで自然、かつ忠実に再現する「Pixel Contrast Booster」を新搭載。現行モデルのA1で初めて実現した、フロントパネルから音が鳴るような体験が味わえる「Acoustic Surface Audio+」は、アクチュエーターの数を追加して、サブウーファーも背面に横向きに開口部を付けて搭載するなど、より臨場感あふれるサウンドに仕上げていました。

↑ソニーの4K/HDR対応フラグシップ有機ELテレビ「AF9」シリーズ

 

液晶テレビのZF9シリーズは、広視野角の液晶パネルの上にソニー独自の光学設計技術により開発した特殊なフィルムを配置して、横から画面をのぞき込んだ時にも鮮やかな色彩やコントラスト感が失われない新技術「X-Wide Angle」が見どころです。

↑液晶のフラグシップは「ZF9」シリーズ。ともにMaster Seriesとして高画質をアピールしています

 

両シリーズともに、ヨーロッパでは本体にGoogleアシスタントをビルトインして発売されます。リモコンのGoogleアシスタントボタンを押すだけで、「OK グーグル」の発声が省略できるところがテレビならではのポイントですが、AF9とZF9は本体にマイクを搭載します。画面が消えているスタンバイ状態の時にもトリガーワードに反応して、スマートスピーカーのようにスマート機能を音声で操作できるようになります。

↑Googleアシスタントをリモコンなしで起動できるところも特徴

 

パナソニックはHDR10+をアピール

パナソニックはテレビのビエラシリーズに新製品の発表はなかったものの、画質の進化に関連する大きなアップデートのアナウンスがありました。

↑パナソニックの展示テーマは“Hollywood to your home”。各家庭で映画館の臨場感を再現できる4K/HDR有機ELテレビが一堂に揃いました

 

昨年夏に20世紀フォックス、サムスンと3社共同で起ち上げた新しい映像の高画質化技術の規格「HDR10+」に対応したテレビを2018年度に発売。ヨーロッパで展開しているFZ950/FZ800/FX780/FX740/FX700の各シリーズにもアップデートで提供することが明らかになりました。

↑パナソニックは「HDR10+」の高画質化技術をアピールしています

 

HDR10+に対応する映像コンテンツには、映像の各フレームに「ダイナミック・メタデータ」と呼ばれる情報が収録されます。対応する映像機器は、このメタデータ情報を読み込むことで作り手の意図を忠実に再現する色彩、明るさとコントラストを再現できるようになります。メーカーはダイナミック・メタデータをもとにHDR映像を忠実に再現するアルゴリズムをテレビに搭載するだけで、高度な映像処理エンジンを開発・搭載するために必要な開発の負担を軽減できることが大きなメリットになります。引いてはHDR10+に対応する「お手頃な価格のHDR対応・高画質テレビ」も作りやすくなって、HDRの普及を後押しする期待があります。

 

パナソニックではヨーロッパ向けのモデルにソフトウェアのアップデートにより、Chromecast built-in/Works with Google Assistantへの対応を進めていくことも発表されました。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなどから、テレビの起動や音楽コンテンツのキャスト再生などが手軽に楽しめるようになります。海外ではAmazon Alexaを使ってUltra HDブルーレイプレーヤーのディスク再生を音声でコントロールする機能もスタートしていますので、新しいインターフェースまわりの機能が日本のビエラにも近く乗ることを期待したいところです。

↑パナソニックのテレビもGoogleアシスタントによる音声コントロールに対応予定

 

シャープはAQUOS 8Kの第2世代機を展示

シャープは昨年からまたIFAの出展を復活。今年もAQUOSのテレビとモニター、サウンドバーにスマホなどを積極的に紹介していました。

↑シャープは8Kテレビの第2世代モデルをIFAで初めて披露しました

 

日本国内では昨年末から70型の“AQUOS 8K”テレビ「LC-70X500」を発売していますが、今年は第2世代へのアップデートを予定。サイズ展開も80型と60型を上下に加えた3サイズに広がります。

↑60型の8Kテレビが今年は日本でも発売予定

 

ヨーロッパ市場向けとして、チューナーを搭載しないモニター仕様の第2世代機がIFAで展示されました。このうちヨーロッパでは80型のモデルのみが来春ごろを目処に商品化が予定されているそうです。シャープの広報担当者は「日本向けには3サイズともにチューナーや録画機能を内蔵するモデルを投入したい。Dolby Atmos対応のサウンドバーも用意する予定」と説明していました。コンテンツについてはユーザーがデジタルカメラで撮影した静止画の再生などを含めた高画質訴求を行っていくそうです。

 

シャープはヨーロッパで一時テレビの販売を撤退していたので、ブランドイメージを再構築するための取り組みにも力を入れています。AQUOSのテレビも、イタリアでフェラーリなど高級自動車のデザインやエンジニアリングを手がける会社として有名なピニンファリーナと組んで、デザインを一新したプロトタイプを出展。プレミアムブランドとしてのイメージ戦略に力を入れています。

↑ピニンファリーナによるAQUOSのプレミアムデザインモデルのプロトタイプ

 

LGエレクトロニクスは88型・8K・OLED

LGエレクトロニクスも8Kへの一歩踏み込んだ提案をしていました。ブースには88型の8K解像度を持つ有機ELを展示。パネルの技術をただ見せるのではなく、チューナーに独自の映像処理プロセッサー「α9」、その他の制御ソフトを組み込んだ「8Kテレビ」が作れる技術力をアピールしています。

↑LGエレクトロニクスは8Kテレビとして88型の大画面OLEDを検討中

 

ただ、8Kテレビとしての導入計画については「世界各地の市場性を見ながら、少し時間をかけて判断したい」(同社広報担当)ということで、すぐに新製品として発売する予定はいまのところないそうです。

 

現行の有機ELテレビはAI搭載もLGがアピールしている大きなポイントのひとつです。Googleアシスタントをビルトインしただけでなく、独自のAIアシスタントであるThinQ(シンキュー)も共存。音声操作でテレビのセッティングまで変えることができたり、LGが韓国にヨーロッパ、アメリカなどで展開するスマート家電のコントロールを、テレビを軸に置いて快適に音声で操作できるところにもスポットを当てて紹介していました。

↑LGのテレビはGoogleアシスタントとThinQの両AIアシスタントを搭載しています

 

サムスンも8Kテレビを展示

サムスンとLGはいつもテレビの最先端技術をIFAでお披露目して競い合っています。サムスンもQLED(液晶)の8K対応テレビを“QLED 8K”「Q900R」として、88/82/75/65型の4サイズで展開していくことを発表しました。こちらはヨーロッパでは秋頃に商品として販売をスタートする計画があるようです。コンテンツについてはアップスケーリングの技術を駆使してカバーする戦略を打ち出しています。

↑サムスンも8Kの液晶テレビを多数発表

 

また次世代のディスプレイ技術として、自発光型の映像素子であるマイクロLEDを使ったパネルを試作して展示も行っていました。こちらは家庭用というよりは、いまのところデジタルサイネージ用途などを検討しているようです。パネルモジュールを組み合わせることで大画面化にも対応。色鮮やかな映像が来場者を釘付けにしていました。

↑次世代のディスプレイ技術として注目されるマイクロLEDの試作機も展示されていました

 

 

ついに「フルサイズミラーレスカメラ」市場に打って出たニコン、その特徴や狙いとは?

2018年8月23日、ニコンから、新型フルサイズミラーレスカメラ「NIKON Zシリーズ」2機種が発表されました。このカメラは35㎜判フルサイズのセンサーを備えつつ、レンズマウントは約60年の歴史を持つ伝統の「Fマウント」ではなく、新設計の「Zマウント」を採用。2017年に100周年を迎えた同社が“次の100年”に向けて開発したという、いま最も注目されているカメラとなっています。

 

本稿では、このNIKON Zシリーズの特徴や魅力に加え、いまニコンがフルサイズミラーレスカメラ市場に参入する狙いや、今後も含めた注目ポイントについて解説していきます。

↑8月23日に行われた、NIKON Zシリーズの発表会「New Products Global LAUNCH EVENT」より。NIKON Z7を手に新製品発表を行う、ニコン代表取締役 兼 社長執行役員の牛田一雄氏。「究極・最高を意味しアルファベットの最後の1文字として未来への懸け橋を想起させるもの」として新シリーズ名を「Z」としたという

 

↑同発表会より、新製品のコンセプト「MIRRORLESS REINVENTED」について解説する、ニコン 常務執行役員 光学事業部長の御給伸好氏。①大口径マウント採用による新次元の光学性能を持ち、②エルゴノミクス、信頼性、画像品質、互換性といった「NIKON QUALITY」を継承し、③未来の映像表現の進化への対応する、という3つの価値を新たに提起するものとして、Zマウントシステムでミラーレス市場に参入するという

 

最大の特徴は新規格のレンズマウントにあり! そのメリットは?

今回登場したニコンのミラーレスカメラの最大の特徴は、いままでにない新規格のレンズマウントを採用した点にあります。従来、ニコンのレンズ交換式カメラは、約60年の歴史を持つ「Fマウント」を基本としてきました。それは、デジタルカメラになっても変わらず、途中、1型センサー用の「NIKON 1マウント」なども登場しましたが、プロ・アマ問わずメインストリームは現在においてもFマウントのカメラです。

 

とはいえ、このFマウントはセンサーの前にミラーボックスを備えた「一眼レフ」用の規格であり、ミラーレス用としては不向き。フランジバック(センサー面からレンズマウント面までの距離)が46.5㎜、マウントの内径が44㎜で、そのままミラーレス機を設計すると、ミラーレスカメラのメリットの1つである小型軽量化が難しいなどの制約が出てしまいます。

 

そこでニコンが新型ミラーレスカメラのために用意したのが、全く新しいミラーレス用マウントである「NIKON Zマウント」です。このマウントでは、フランジバックを16㎜と短くし、マウントの内径を55㎜と大きくとったことで、レンズ設計の自由度を高めています。これにより、ボディの小型軽量化(Zシリーズ2機種は、ともに約675g)だけでなく、特に広角レンズにおいて、収差の少ない高画質なレンズの登場が期待できるなどのメリットがあります。

↑マウント径の大きさは、他社製品と比べても圧倒的な大きさ。ボディとレンズ間の通信は、現状で11点の電子接点で行われ、機械的な結合は廃されている。これにより、今後の情報伝達の多様化や大容量化に対応する

 

Z7/Z6の基本スペックをおさらい。両者の違いは?

それでは新型マウントの話はいったんここまでとして、今回発表されたZシリーズ2機種の基本スペックをチェックしてみましょう。

 

まず1機種目は、“ニコン史上最高画質”を謳う「NIKON Z7」(以下、Z7)。有効4575万画素と高画素でありながら、裏面照射型CMOSセンサーの採用や新型画像処理エンジン「EXPEED 6」の採用などにより、常用感度で最高ISO25600を達成しています。

↑NIKON Z7。ボディが薄型化されてはいるが、大型グリップの採用で十分なホールド性が確保されている。操作性は、ボタン類を右手側に集中配置したタイプで、印象としては同社のD5600などに近い。発売は2018年9月下旬予定、参考価格は43万7400円(ボディ)

 

高速なAFが可能な像面位相差AFと高精度なコントラストAFを併用したハイブリッドAF採用で、493点のAF測距点により、画面の約90%の範囲でAFが行えます。ミラーレスカメラを使ううえでキモとなるEVFは、約369万ドットの有機ELパネルで視野率は約100%を確保。加えて、液晶モニターに3.2型約210万ドットの上下可動式タッチパネル液晶が採用されているので、背面モニターを使っての撮影も快適です。

↑Z7での試し撮り。解像感が極めて高く、花の質感などが立体的に描写されている。レンズ(24-70㎜ F4使用)も優秀で、収差が少なくニコンらしいキリっとした写り。ボケ描写も、ズームレンズであることを考えると極めて優秀といえる

 

2機種目は、“オールラウンドフルサイズミラーレス”「NIKON Z6」(以下、Z6)です。本機は画素数こそ2450万画素ですが、常用感度が最高ISO51200と高く、高速連続撮影も約12コマ/秒(Z7は約9コマ/秒)での撮影が可能。AF測距点は273点とZ7に比べると少なめですが、画面の約90%をカバーする点はZ7同様です。

↑NIKON Z6。基本的なデザインはZ7と同様。高感度撮影に強く、静止画だけでなく動画撮影においてもその実力を発揮すると思われる。ちなみにZ6、Z7ともに4K/30pやフルHD/120pの動画撮影に対応し、独自のN-Log記録によるグレーティング(撮影後の色などの調整)も可能だ。発売は2018年11月下旬予定、参考価格/27万2700円(ボディ)

 

EVFや背面モニターなどもZ7同等で、Z7に比べると動きモノ撮影や舞台などでの高感度撮影などにも向くカメラといえそうです。ちなみに今回の2機種では、ボディ内(センサーシフト式)手ブレ補正が搭載され、使用レンズを問わず、約5段分の手ブレ補正が有効な点も魅力の1つとなっています。

このタイミングでの市場参入の狙いは?

Z7/Z6の2機種は、現行のFマウントカメラでいうと、D850とD750が比較的近いスペックを持っています。

 

主なスペックを見比べてみると、Z7とD850が4575万画素で連写速度も最高約9コマ/秒(D850はマルチパワーバッテリーパックMB-D18とリチャージャブルバッテリーEN-EL18b使用時)、常用最高感度もISO25600で同等といえます。また、D750とZ6は、連写や常用最高感度では最新モデルであるZ6が勝るものの、画素数2432万画素と同等です。

↑D850(上)とD750(下)。D850は高速連写も可能な高画素モデルとして人気が高い一方で、年齢の高い層を中心に重さを気にするユーザーも少なくない。そうしたユーザーにとって、Z7の登場は朗報といえるだろう。D750は、フルサイズ一眼レフとしては軽量で、画素数にこだわらないユーザーの支持を集めている。ただ、連写性能などに物足りない部分があり、そうしたユーザーとって、さらに軽量化しつつ連写性能や高感度性能をアップさせたZ6は魅力的に写るはず

 

D850/D750とも両機とも同社を代表する人気機種で、特に昨年発売のD850はプロ・ハイアマ層を中心に高い支持を集めています。発表会では、Fマウントを採用する一眼レフカメラは光学式ファインダーなどの利点から根強い支持があるとして、今後も一眼レフカメラの開発・生産は継続しておくことが明言されていました。

 

では、Fマウント一眼レフカメラで多くのシェアを持っているニコンが、いまになってフルサイズミラーレス市場に製品を投入する狙いはどこにあるのでしょうか?

 

その答えは、現状でフルサイズミラーレスカメラを投入している国内唯一のメーカー、ソニーの動きが参考になるでしょう。ソニーは、「α7シリーズ」でフルサイズミラーレス市場を切り開いたパイオニアといえますが、そのシェアはここにきて急速に伸びています。レンズ交換式フルサイズカメラ市場でおよそ30%程度を有しているといわれ、ニコンやキヤノン、ペンタックスなどフルサイズ一眼レフカメラを展開するメーカーを脅かす勢いです。

↑2018年3月発売のソニー「α7Ⅲ」。同社の最新フルサイズミラーレスカメラは3世代目となっており、そのアドバンテージがどの程度あるのか、逆にニコンの新製品が先行するαシリーズにどの程度まで追いついているのか気になるところ。近い将来、両社が切磋琢磨して、より優れたミラーレスカメラが登場してくることも期待される

 

また従来のミラーレスカメラは、EVF採用によるファインダー表示の遅れ(タイムラグ)などが問題になっていましたが、表示速度が高速化し、表示品位も向上したことで、特殊な状況以外ではそうした不満もあまり聞かれなくなってきました。むしろ最近は、ホワイトバランスや露出などが撮影画像とほぼ同等の表示が可能な点や、暗い場所でも像を明るく映し出せるなどのメリットが見出だされるようになってきています。

 

つまり、そうしたミラーレスのデメリットの多くが解消されつつあり、かつメリットが感じられるようになったいま、ハイエンドカメラを得意とするニコンが、満を持して投入したのが新型のZシリーズだといえます。しかも、一般にフランジバックが短く、マウント内径が大きいほうがレンズ設計などの点で有利といわれているなかで、フランジバック18㎜、マウント内径約46㎜のソニーEマウントを超えるマウントを用意できた点は、今後のレンズ展開において大きなポイントだといえます。

 

レンズラインナップの今後に期待! “ニコン史上最高の明るさ”を持つ製品も

現状、Zマウントレンズは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」、「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」、「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」の3本のレンズの登場がアナウンスされているほか、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」という超大口径のレンズの開発も発表されています。ただ、それでも計4本のラインナップということで、今後の展開が期待される状況です。

↑NIKKOR Z 24-70mm f/4 S。ズーム全域で最短撮影距離0.3mと近接撮影に強く、収差も極めて少ない標準ズーム。ナノクリスタルコート採用でゴーストやフレアも発生しにくく、幅広い撮影フィールドに対応する。発売は2018年9月下旬予定、参考価格/13万2300円

 

↑NIKKOR Z 35mm f/1.8 S。ボケ描写が美しく、点光源などのフレアが少ない。EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を採用した贅沢な設計だ。ナノクリスタルコートも採用。発売は2018年9月下旬予定、参考価格/11万700円

 

↑NIKKOR Z 50mm f/1.8 S。軸上色収差が徹底的に除去され、画面全域で高い質感描写や解像力を発揮する。近距離撮影でのボケ描写も美しく、動画を含めた多くのシーンで活用できる標準レンズ。ナノクリスタルコート採用。発売は2018年10月下旬予定、参考価格/8万1000円

 

↑NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct。ニコンでは、Zシリーズ用レンズ中、独自の高い品質管理がなされ、光学性能が高い製品を「S-Line」と呼称している(今回の4製品は、いずれも該当)が、そのラインナップ中、Zマウントシステムの新次元の光学性能を象徴するレンズとして開発されているのが本レンズだ。ニコン史上最高の明るさを持つF0.95のマニュアルフォーカスレンズで、ボケ描写や解像感、点像再現性に優れるという

 

↑発表会では、今後のレンズロードマップなどについても解説された

 

しかしながら、「マウントアダプター FTZ」によって数多くのFマウントレンズが使用できること、Fマウント機の周辺アクセサリーが流用できること、また、現時点でそれらのユーザーが相当数存在することを考えると、ソニーα7シリーズと互角に勝負できる素地は整っているといえるかもしれません。少なくとも、ニコンZシリーズの登場で、今後さらにミラーレスカメラ市場が盛り上がっていくことは間違いないでしょう。

↑マウントアダプター FTZ。Aiニッコール(改造含む)以降のMFレンズを含むFマウントニッコールレンズをZマウントカメラに取り付けられるアダプター。モーター内蔵レンズでは、従来のDシリーズ同等のAF速度が得られるという。また、VR機構を有していないレンズでは、ボディ内の手ブレ補正が機能するといった点も魅力だ。発売は2018年9月下旬予定。参考価格/3万5100円でボディとのキットも用意されている

 

↑Zシリーズの発表会当日にFマウントの新レンズAF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRが発表された。これは、今後もFマウントカメラ及びレンズについても開発を続けていくとの意思の表れと思われる。本レンズは、レンズの小型化に貢献する「位相フレネルレンズ」を採用した超望遠の意欲作であり、高解像でフレアの少ない仕様となっている。アダプターを介してZシリーズで使用することもできるが、今後、Fマウントカメラ&レンズとZマウントカメラ&レンズがどのようにすみ分けされ、発展していくのか楽しみだ

 

毎日の通勤地獄を極楽へ変える「高級イヤホン」6選+α

スマートフォンで音楽を聴く人が増えたことや、ハイレゾ再生に対応したハイレゾポータブルプレーヤーが登場したことにより、移動中や外出先でもいい音で音楽を楽しみたいという人が増え、音質にこだわった高級イヤホン市場が盛況となっています。

 

今回は、高級イヤホンのなかでもメーカー各社がしのぎを削っている3万円~6万円台の製品のなかから、オススメモデルを紹介していきましょう。

 

高い遮音性と伸びやかな高域が人気のシュア「SE535」

 

シュア
SE535 LTD(Special Edition)

実売価格6万50円

シングルツイーターとデュアルウーファーによる3基のMicroDriver(BAドライバー)を搭載した耳掛け式イヤホン。このスペシャルエディションは、通常モデルに比べて高域を強化した周波数特性にチューニングされており、伸びやかな高域と豊かな低域が楽しめます。耳にしっかりフィットする形状による高い遮音性もポイント。リケーブルにも対応しており、別売のBluetooth対応交換ケーブル「RMCE-BT1」を利用することでワイヤレス化することも可能です。カラーはスペシャルエディションがレッドのみ、通常モデルはクリアとブロンズの2色をラインナップしています。

 

【SPEC】●インピーダンス:36Ω ●音圧感度:119dB/mW ●再生周波数帯域:18Hz~19kHz ●コード:1.62m ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(L型/MMCX対応) ●質量:約30g ●付属品:キャリングケース、フォーム・イヤパッド (S/M/L)、ソフト・フレックス・イヤパッド (S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤパッド、トリプルフランジ・イヤパッド、6.3mmアダプター、レベルコントローラー、航空機内用アダプター、クリーニングツール

 

【高遮音性ならこちらもオススメ】

 

シュア
SE215

実売価格1万1830円

シングルダイナミックドライバーを搭載したパンチのある低音が特徴の耳掛け式イヤホン。SE535などの上位機種から受け継いだ設計思想により、ハイエンドモデル譲りの高い装着性と遮音性を実現。ケーブル着脱式で、MMCXコネクタ採用の市販ケーブルも使用可能。カラーはクリアーとトランスルーセントブラックの2色のほか、トランスルーセントブルーのスペシャルエディションもラインナップしています。

 

【SPEC】●インピーダンス:17Ω ●音圧感度:107dB/mW ●再生周波数帯域:22Hz~17.5kHz ●コード:1.62m ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(L型/MMCX対応) ●質量:約30g ●付属品:キャリングケース、ソフト・フォーム・イヤパッド (S/M/L)、ソフト・フレックス・イヤパッド (S/M/L)

 

ソリッドなメタルボディが輝くJVC「SOLIDEGE HA-FD01」

JVC
SOLIDEGE HA-FD01

実売価格3万6340円

ソリッドなデザインと高解像でキレのあるサウンドをコンセプトとする「SOLIDEGE(ソリデージ)」シリーズのハイエンドモデル。クリアで伸びのある音を実現するフルステンレスボディに、「DLCドームデュアルカーボン振動板」を搭載した新開発の「D3ドライバーユニット」を搭載しています。最大の特徴は、ノズルの交換により音色のカスタマイズが楽しめる業界初の「Jマウントノズル交換システム」を採用していること。「チタニウム」「ブラス」「ステンレス」の3種の交換用ノズルを付属し、好みに合わせて各金属の音色の違いを楽しめます。

 

【SPEC】●インピーダンス:16Ω ●音圧感度:103dB/mW ●最大入力:200mW ●再生周波数帯域:8Hz~52kHz ●コード:1.2m(Y 型/MMCX対応) ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(ストレート型) ●質量:約20g(コード含まず) ●付属品:ノズル(チタニウム、ブラス、ステンレス)、スパイラルドット+(プラス)イヤーピース(S/MS/M/ML/L)、キャリングケース

 

【自然な音が好みならこちらもオススメ】

JVC
WOOD HA-FW01

実売価格3万8210円

木製パーツを使用しナチュラルな音を奏でるWOODシリーズのハイエンドモデル。独自の薄膜加工技術で薄型化した軽量11mmウッドドーム振動板を搭載し、音源が持つ繊細なニュアンスまで表現します。ウッド、ステンレス、ブラス、アルミなど異種材料の組み合わせにより、不要な振動をコントロールする新設計「クアッドメタルハーモナイザー」を採用。木製素材の「ウッドスタビライザー」によりハウジングの響きを最適に制御し、にごりのないクリアなサウンドを実現します。

 

【SPEC】●インピーダンス:16Ω ●音圧感度:104dB/mW ●最大入力:200mW ●再生周波数帯域:6Hz~50kHz ●コード:1.2m(Y型) ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(ストレート型) ●質量:約14g(コード含まず) ●付属品:スパイラルドットイヤーピース(S/MS/M/ML/L)、低反発イヤーピース(S/M)、ケーブルキーパー、クリップ、キャリングケース

 

重低音を体感するならオーディオテクニカ「SOLID BASS」

オーディオテクニカ
SOLID BASS ATH-CKS1100X

実売価格2万1450円

重低音とハイレゾ音源の高域を両立したSOLID BASSシリーズ最上位モデル。過渡特性に優れた11mm径の「SOLID BASS HDドライバー」を搭載し、くもりのない重低音を再生します。また、本体導管の内径やイヤーピースの高さを調整し、より多くの高域成分を伝達可能に。解像度を高めてハイレゾ音源も鮮明に再現します。

 

【SPEC】●インピーダンス:11Ω ●音圧感度:106dB/mW ●最大入力:100mW ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●コード:1.2m(Y型) ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(L型) ●質量:約9g(コード含まず) ●付属品:ケース、イヤピース(XS/S/M/L)

 

【重低音を手軽に楽しむならこちらもオススメ】

オーディオテクニカ
SOLID BASS ATH-CKS770X

実売価格8590円

11mm径「SOLID BASS HDドライバー」を搭載したハイグレードモデル。切削無垢アルミニウムエンクロージャーにより、不要な共振を抑えてクリアな音質を実現しています。CKS1100Xと同様、本体導管の内径やイヤーピースの高さを調整し高域をブラッシュアップ。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色を用意します。

 

【SPEC】●インピーダンス:13Ω ●音圧感度:105dB/mW ●最大入力:100mW ●再生周波数帯域:5Hz~42kHz ●コード:1.2m(Y型) ●プラグ:3.5mm 3極ミニプラグ(L型) ●質量:約8g(コード含まず) ●付属品:ポーチ、イヤピース(XS/S/M/L)

 

完全ワイヤレスイヤホンの先駆け的存在「EARIN」

EARIN
EARIN M-2

実売価格3万750円

初代EARINの超軽量、超小型の完全ワイヤレスイヤホンのコンセプトを踏襲し2代目モデル。新たにNXP SemiconductorsのMiGLOテクノロジーを採用し、信号のドロップアウトを極力抑え、より安定したステレオサウンドを実現。通話機能とノイズリダクション機能を追加装備したほか、マイクを4つ搭載。外部の周辺ノイズの取り込みレベルも調整することが可能で、周辺のノイズを低減させることによって、相手の声を聞こえやすくすることができます。専用充電ケースに入れることで約3回分の充電が可能。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約12時間) ●充電時間:本体約75分、充電ケース約90分 ●質量:本体のみ(左右各)約3.6g ●付属品:充電用USBケーブル、シリコンチップ、フォームチップ、マニュアル

 

【手軽に完全ワイヤレスデビューしたいならこちらもオススメ】

 

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

手軽にハイレゾ聴くならソニーのワイヤレス

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

【ノイキャン不要ならこちらもオススメ】

ソニー
h.ear in 2 WI-H700

実売価格1万7750円

ミディアムトーンの全6色のカラーバリエーションを揃えたスタイリッシュなネックバンド型Bluetoothイヤホン。高音質コーデック「LDAC」や「aptX HD」に対応しているので、対応するハイレゾプレーヤーやスマートフォンなどと組み合わせることで、ワイヤレスでもハイレゾ音源の高精細なサウンドが楽しめます。また、音声データをアップスケーリングする高音質エンジン「DSEE HX」により、MP3などの圧縮音源もハイレゾ相当で再生。音質にこだわる人にオススメなワイヤレスイヤホンです。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC ●再生周波数帯域:5Hz~40kHz ●電池持続時間:約5.5~8時間 ●充電時間:- ●質量:約40g ●付属品:マイクロUSBケーブル、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、マグネットクリップ、専用ヘッドホンケーブル

 

ノイズキャンセリングならやっぱりボーズ

ボーズ
QuietControl 30 wireless headphones

実売価格3万4560円

ノイズキャンセリングのレベルをリモコンで自由にコントロールして、環境に応じたリスニングを楽しめるBluetoothイヤホン。軽量設計のネックバンドは、身体に適度にフィットするため、ストレスを感じにくい仕様。ノイズキャンセリングをオフにした状態でも、ボーズならではのダイナミックなサウンドを楽しめます。

 

【SPEC】●対応コーデック:非公表 ●再生周波数帯域:非公表 ●電池持続時間:約10時間 ●充電時間:約2時間 ●質量:約28.4g ●付属品:StayHear+ QCチップ(S/M/L)、充電用USBケーブル、キャリングケース

 

【より静寂を求めるならこちらもオススメ】

ボーズ
QuietComfort 35 wireless headphones II

実売価格3万9960円

ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンに「Googleアシスタント」機能が追加された“スマートヘッドホン”。ハウジングに備えた「アクションボタン」を押すだけで、天気や予定の確認、音楽配信サービスなどが手軽に利用できます。ノイズキャンセリングレベルは高/低/オフに設定でき、音楽を流さずにノイズキャンセリング機能だけ使用することも可能。イヤーカップには低反発フォーム素材、ヘッドバンド部にはアルカンターラ素材を使用しており、快適な装着感を実現しています。

 

【SPEC】●対応コーデック:非公表 ●再生周波数帯域:非公表 ●電池持続時間:約20時間 ●充電時間:15分間の充電で2.5時間再生 ●質量:約234g ●付属品:充電用USBケーブル、音声ケーブル、キャリングケース

 

音質にこだわる人に人気の高級イヤホンを、ぜひチェックしてみて下さい。

 

テレビをリビングから解放する――シャープ「AQUOSポータブル」でポータブル市場に再参入

シャープは、自宅内で自由に持ち運んでどこでもテレビを視聴できる小型テレビ「AQUOSポータブル」シリーズ3機種を9月20日に発売します。

 

ラインナップは、タッチ操作対応のAPシリーズとして16型「2T-C16AP」(実売予想価格8万円前後/税抜)と12型「2T-C12AP」(同6万5000円前後)、タッチ操作非対応の12型「2T-C12AF」(同4万5000円前後)の全3機種。いずれもカラーは、ブラックとホワイトの2色を用意します。

 

キッチンやお風呂で使える「防水×ワイヤレス」のポータブルテレビ

「AQUOSポータブル」は、バッテリー内蔵の防水モニターと専用チューナーがセットになった宅内用ポータブルテレビ。モニターはIPX6/7相当の防水設計で、もしもの際の水没にも耐えるほか、画面には撥水加工が施されており、画面が濡れてもサッと拭くだけでOK。タッチ操作対応のARシリーズは、家事をしながら濡れた手でも操作できます。

↑画面には撥水加工を施し、水や汚れが簡単に拭き取れる

 

解像度は、16型モデルが1920×1080ドットのフルHD、12型モデルが1366×768ドットのHDで、テレビ視聴に最適化した広視野角・高精細液晶パネルを採用しており、どんな角度から見ても見やすい設計になっています。

↑16型モデルはフルHD解像度の高輝度・広視野角パネルを採用

 

モニターとチューナーは無線LANでワイヤレスにつながっているため、モニターをキッチンやお風呂、ベッドサイドなど家中の好きな場所へ持ち運んでテレビ番組を楽しめます。また、ホームネットワークを介して、リビングのレコーダーに録画したテレビ番組の視聴も可能。ARシリーズのみチューナー部に500GBのHDDを内蔵しており、テレビ番組の録画に対応。Wチューナー搭載により裏番組録画も可能です(2番組同時録画は不可)。

 

片手で楽に持ち運べる軽量設計で、見たい時に最適な角度でさっと設置できる便利な「スリムハンドルスタンド」(ARシリーズのみ)を搭載。

↑持ち運びやすいスリムハンドルスタンド(ARシリーズのみ)

 

また、ARシリーズはAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」アプリを搭載しているので、同社の調理家電「ウォーターオーブン ヘルシオ」や「ヘルシオ ホットクック」との連携が可能。見やすい大画面でヘルシオやホットクックのレシピを見ながら料理の下ごしらえができ、AQUOSポータブルからレシピを送信することも可能です。

↑レシピを「COCORO KITCHEN」対応機へ送信することが可能

 

ARシリーズはブラウザを搭載しており、インターネットサイトや動画サイトなどを表示することも可能。一方、タッチ操作非対応のAFシリーズはテレビを見ることに特化しており、専用の防水リモコンが付属します。

 

ポータブルテレビ市場に再参入の勝算は?

シャープは2011年にポータブルテレビ「フリースタイルAQUOS」シリーズを発売していたものの、セカンドテレビ需要を狙った20型以上の大きめなラインナップが市場のニーズに合致せず撤退。今回は、キッチンやバスルームといった水回りで使える小型防水モデルに絞った「AQUOSポータブル」でポータブルテレビ市場に再参入となります。

↑メインターゲットはキッチンやバスルームでテレビを視聴する「主婦層」

 

ポータブルテレビはパナソニック「プライベート・ビエラ」シリーズが市場をけん引しており、2013年以降堅調に拡大、2017年度は17万台市場に成長する見込みとのこと。シャープでは、先行する他社製品などに対して、「どこへでも持ち運びやすい軽量設計と、テレビを見ることにこだわった高輝度・広視野角パネルで差別化していきたい」として、東京オリンピックが開催される2020年にシェア50%まで伸ばしていきたいと語っています。

 

テレビはリビングに座って見るもの、という概念を超えた新しいテレビ視聴スタイルを提案する「AQUOSポータブル」が市場に受け入れられるのか、今後の展開に注目ですね。

 

コスパで選ぶならコレ!! プロがオススメする「格安カメラ&レンズ」まとめ

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。今回のテーマはミラーレスカメラや一眼レフカメラ、交換レンズ、ストロボ、三脚といった格安カメラ用品です。

 

まだまだ発展途上のスマホカメラとは異なり、最近の一眼カメラはもはや安定期にあります。一世代前の旧製品でも、十分に納得できる画質と性能なのです。そんなおトクな格安モデルのなかから特にオススメの機種を紹介します。

 

【○×判定した人】

カメラマン・永山昌克さん

写真スタジオを経てフリーに。写真や動画撮影のほか、カメラ誌やWEB媒体での執筆も多数。

 

一世代前のモデルでも画質や操作性に不都合はない

エントリークラスのカメラは各社1〜2年ごとに新製品が登場しますが、モデルチェンジ後しばらくの間は旧製品も併売されます。この、いわゆる型落ち品が格安で、コストパフォーマンスが非常に高いです。

 

最近のモデルチェンジは、画質や操作性が大きく変わるわけではなく、新機能の追加がメインであることが多いです。その新機能が自分にとって重要でなければ、あえてひとつ前の製品を選ぶのも十分アリなのです。余った予算で交換レンズを1本追加したほうが、写真撮影の楽しみはいっそう広がります。

 

交換レンズに関しても、高価な新モデルだけが優れているわけではありません。発売が古い安価なレンズでも、描写性能に優れた製品はたくさんあります。ここで取り上げるのは、そんな掘り出し物の数々です。

 

【カメラ編】

その1

タッチ操作や4K動画に対応した薄型軽量モデル

パナソニック

LUMIX GF9

実売価格6万9800円(ダブルレンズキット)

【ミラーレス(EVF非搭載)】【1600万画素】【秒約5.8コマ連写】【常用最高ISO25600】【約269g

薄型軽量ボディの入門機ながら、4Kフォトによる30コマ/秒の高速連写など、便利で実用的な機能が満載。液晶は自分撮りがしやすいチルト可動式で、タッチ操作にも対応。ボディに巻き付けられた合皮素材は、低価格を感じさせない高品位な雰囲気を生み出しています。

SPEC●レンズマウント:マイクロフォーサーズ ●モニター:3.0型約104万ドット、チルト式(上方向のみ)、タッチ対応 ●EVF:非搭載 ●サイズ:約W106.5×H64.6×D33.3㎜

 

【check】

画質:〇

中級機に匹敵する描写力

ローパスレスの16M Live MOSセンサーを搭載し、中級機に匹敵する描写力。フォトスタイル機能によって細かく色をカスタマイズできる点も◎。

 

操作性:○

初心者でも安心して使いこなせる

操作部はシンプルにまとまっていて使いやすいです。薄型のキットレンズ装着時のボディバランスは良好で、切れ味の鋭いシャッター音も好印象。

 

機能:○

「4Kプリ連写」が動体撮影に好適

独自の「4Kプリ連写」では、シャッターボタンを押した前後の60コマを自動的に記録できます。撮るのが難しい動物や野鳥、子どもなどの撮影に好適。

 

 

その2

ワンランク上の撮影も楽しめる高機能モデル

パナソニック

LUMIX GX7 Mark 

実売価格6万9800円(標準ズームレンズキット)

ミドルクラスの高機能ミラーレス。高さを抑えた横長ボディに、視認性に優れた電子ビューファインダーと、アングルの自由度を高めるチルト可動液晶を搭載。撮影モードはオートからマニュアルまで完備。

【ミラーレス(EVF搭載)】【1600万画素】【秒約8コマ連写】【常用最高ISO25600】【約426g】

SPEC●レンズマウント:マイクロフォーサーズ ●モニター:3.0型約104万ドット、チルト式、タッチ対応 ●EVF:約276万ドット ●サイズ:約W122×H70.6×D43.9㎜

 

【check】

画質:〇

ハイアマも満足できる解像感

撮像素子は特に高画素ではありませんが、ローパスフィルターレス仕様であり、解像感は優秀なレベル。キットレンズの写りも悪くありません。

 

操作性:×

2ダイヤルは便利だがチルト液晶が惜しい

電子ダイヤルはグリップの前後に2つあって多機能をスムーズに設定可能。ただし、チルト液晶は自分撮りや縦位置撮影に非対応なのがイマイチ。

 

機能:〇

一段上の機能が薄型ボディに凝縮

強力なボディ内手ブレ補正や4Kフォトによる高速連写、本格モノクロモードなど、一段上の機能が満載。各ボタンの機能を柔軟にカスタムできるのも便利です。

 

 

その3

シンプルな操作性が魅力の小型軽量機

ニコン

D5300

実売価格6万4900円(AF-P 18-55 VRキット)

小型軽量ボディとシンプル操作が魅力の一眼レフ。使用頻度の高い項目にダイレクトアクセスが可能なiボタンを搭載。凝った効果を素早く適用できるスペシャルエフェクトなどのビギナー向け機能も充実しています。

【一眼レフ】【2416万画素】【秒約5コマ連写】【常用最高ISO12800】【約530g】

SPEC●レンズマウント:ニコンFマウント ●モニター:3.2型約104万ドット、バリアングル式、タッチ対応 ●OVF:約95%、約0.82倍 ●サイズ:約W125×H98×D76㎜

 

【check】

画質:〇

高精細な2416万画素

低価格の旧モデルながら、最新の中級機に匹敵する2416万画素の高精細を実現。遠景の細かい部分までシャープに描写できます。

 

操作性:×

ライブビュー時のAFの遅さが残念

一眼レフとしては小型軽量なボディであり、携帯性とホールド性を両立。しかし、ライブビュー使用時のAFの遅さとタイムラグが残念です。

 

機能:〇

39点位相差検出AFが使えるのが良い

AFには、最大39点の測距点を自動/手動で選べる位相差AFを採用。ペットや子どもといった動体にも、ストレスなく軽快に合焦します。

 

【交換レンズ編】

その1

高倍率ズームレンズ】低価格と高倍率、小型軽量を兼ね備える

タムロン

18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC (Model B018)

実売価格2万5650

高倍率ズームのパイオニアであるタムロンが、2015年に発売したAPS-C一眼レフ用レンズ。より倍率の高い製品と比べても、持ち運びに優れた小型軽量である点がうれしい。低価格ながら、適度な剛性感も備えています。

【キヤノンEFマウント用】【ニコン用】【ソニーAマウント用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:28〜310㎜ ●最短撮影距離:35㎜時0.77m、180㎜時0.49m ●フィルター径:62㎜ ●長さ:キヤノン用96.6㎜、ニコン用94.1㎜ ●質量:約400g

↑幅広い焦点距離をカバー。そのため、自由に動けない場所でも狙いに応じた厳密なフレーミングが可能です

 

【ここが〇】

手ブレ補正の効きが良好

ズームすると前玉部分が長くせり出しますが、鏡胴にガタつきはなく、安っぽさは感じません。手ブレ補正の効果も十分にあります。

 

【ここが×】

AFスピードが遅めでもたつく

AFの作動音はあまりうるさくありませんが、AFスピードは遅め。マウント部がプラスチック製である点も不満。

 

その2

【マクロレンズ】銘玉といわれる「タムキュー」の2008年モデル

タムロン

SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)

実売価格2万9140円

タムロンの90㎜マクロといえば、高画質と美しいボケに定評があり、1979年発売の初代モデル以来、モデルチェンジを繰り返しながら多くのユーザーに親しまれています。これは2008年発売モデル。AFはうるさいが画質は一級品です。

【キヤノンEFマウント用】【キヤノン用】【ニコン用(AFモーター内蔵:272EN Ⅱ)】【ソニーAマウント用】【ペンタックス用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:90㎜ ●最短撮影距離:0.29m ●フィルター径:55㎜ ●長さ:97㎜ ●質量:約400g

↑PC上で等倍表示すると、花粉の粒がはっきりわかるくらいシャープに解像。リアルで立体感のある描写が得られました

 

【ここが〇】

切れ味の鋭い描写力が魅力

フルサイズ対応ながら四隅まで高解像を実現。一方で、絞り開放値ではピントを合わせた前後に美しいボケが生じます。

 

【ここが×】

AF駆動音が少々大きめ

超音波モーター非搭載なのでAF駆動音は少々大きめ。AFからMFに切り替える際、ピント位置が動きやすい点も×。

 

 

その3

【望遠ズームレンズ】1万円台前半で超望遠域を味わう

タムロン

AF70-300㎜ F/4-5.6 Di LD MACRO 1:2 (Model A17)

実売価格1万2240円

フルサイズに対応した小型軽量の望遠ズーム。通常の最短撮影距離は1.5mですが、マクロモードを選ぶと0.95mまでの接写もできます。手ブレ補正は非搭載。ゴースト対策として前玉にはマルチコートが施されています。

【キヤノンEFマウント用】【ニコン用(AFモーター内蔵:A17N Ⅱ)】【ソニーAマウント用】【ペンタックス用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:70〜300㎜ ●最短撮影距離:通常1.5m、マクロモード時0.95m(180-300㎜域) ●フィルター径:62㎜ ●長さ:116.5㎜ ●質量:約458g

↑描写性能は色収差がやや目立ち、最上とはいえませんが、十分に実用的。小動物をアップで撮れるのは便利です

 

【ここが〇】

軽量で携帯性に優れている

フルサイズ対応ながら、質量458gという軽さが最大のメリット。300㎜側でF5.6というスペックやマクロ機能も◎。

 

【ここが×】

手ブレ補正が非搭載

300㎜の超望遠撮影ができるが手持ちではブレやすいので、手ブレ補正非搭載は残念。AFが遅めといった弱点もあります。

 

 

その4

【単焦点レンズ】単焦点レンズの入門用に打って付け

シグマ

30mm F2.8 DN

実売価格1万6360

わずか140gの軽さを実現したミラーレス用単焦点レンズ。両面非球面レンズの採用で諸収差を補正したほか、スーパーマルチレイヤーコートによってフレアやゴーストの発生も低減しました。AFは駆動音の静かなリニアAFモーター式です。

【マイクロフォーサーズ用】【ソニーEマウント用】

SPEC●35㎜判換算焦点距離:マイクロフォーサーズ60㎜、APS-C45㎜ ●最短撮影距離:0.3m ●フィルター径:46㎜ ●長さ:40.5㎜ ●質量:約140

↑スムーズなボケは単焦点ならでは。この写真では、絞り値F2.8に設定し、被写体に近寄ることで背景をぼかします

 

【ここが〇】

小型軽量で画質も優秀

キット付属の標準ズームに比べて小型軽量で、携帯性が高いです。画質もキットレンズより上で、美しいボケが得られます。

 

【ここが×】

外装に指紋がつきやすく目立つ

開放値F2.8は、キットレンズよりは明るいものの、F1.8クラスよりは暗く、中途半端な印象。外装も指紋がつきやすいです。

 

【撮影アイテム編】

その1

薄型軽量のクリップオンストロボ

GODOX

TT350デジタルカメラフラッシュ

実売価格1万4310

各社のTTLオート撮影に対応したクリップオンストロボ。単3形乾電池2本で駆動し、200gと軽量です。マルチ発光や高速シンクロ撮影に対応するほか、発光部を上下左右に動かすことで天井や壁を使ったバウンス撮影も行えます。

【ストロボ】【キヤノン用】【ニコン用】【ソニー用】【富士フイルム用】

SPEC●ガイドナンバー:36(105㎜、ISO100) ●フラッシュ範囲:24〜105㎜(14㎜ワイドパネル付) ●電源:単3形乾電池2本 ●サイズ/質量:W62×H140×D38㎜/200g

↑背面には、各種機能の設定状態がひと目でわかる液晶パネルを装備。その下のホイールを回して発光量を調整します

 

【ここが〇】

各社のTTL発光に対応

4つのメーカー用の製品が用意され、押すだけのフルオート撮影で使用できます。高速シンクロなどの機能も充実。

 

【ここが×】

チャージに時間がかかる

単3形乾電池2本で駆動するのは携帯性では有利ですが、4本使用の他社製品に比べてチャージに時間がかかります。光量もやや弱め。

 

 

その2

憧れのカーボン三脚がわずか1万円で購入可能

アマゾンベーシック

トラベル三脚 130cm  5小型

実売価格9980

軽量で剛性感の高いカーボン素材を採用したトラベル用三脚。脚を伸ばし、中央のエレベーター部分を動かすことで、高さは30.5〜135.5cmの範囲で調整可。ボールヘッドの自由雲台やクイックプレート、キャリングケースも付属します。

SPEC●耐荷重:3.6㎏ ●全高:135.5㎝(EVあり) ●最低高:30.5㎝ ●縮長:31㎝ ●質量:1.11㎏

 

↑持ち運ぶ際は、脚の部分を反転させることで小さくまとめることが可能。出っ張りが少ないナット式ロックも便利

 

【ここが〇】

カメラバッグに収納可能

縮長が31㎝と短いので、通常のカメラバッグに入れて持ち運ぶことも可能です。また、ローアングル撮影にも対応します。

 

【ここが×】

一眼レフ用には安定感が不足

全長135.5cmはやや物足りず、脚も5段でセッティングに時間がかかります。ミラーレス用で大きな一眼レフには不向き。

 

 

 

人気の「Bluetoothイヤホン」最新選び方ガイド――4大タイプ別オススメ機種はコレだ!!

近年、ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアが拡大しているBluetoothオーディオ。なかでも、スマホと組み合わせて手軽に通勤・通学時などに音楽が楽しめるBluetoothイヤホンは、完全ワイヤレスタイプなど様々なモデルが登場し、注目を集めています。

 

しかし、数多くのメーカーから様々な製品が発売されているため、「どの製品を選んでいいか分からない」、「自分に合った製品を知りたい」という声も聞かれます。そこで今回は、Bluetoothイヤホンをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。製品選びの参考にしてみて下さい。

 

1.初心者にオススメな「ケーブルタイプ」

両端のイヤホンを1本のケーブルでつないだシンプルなケーブルタイプは、多くのメーカーから発売されている最もスタンダードなタイプ。ケーブルをまとめるとコンパクトに持ち運べ、手軽に使える点がメリットです。一方で、バッテリーなどを小さなリモコンボックス部に搭載していることが多く、バッテリー持ちは短め。低価格帯の製品が多いので、はじめてワイヤレスイヤホンを購入する方にオススメしたいタイプといえます。

JVC
HA-FX27BT

実売価格2480円

イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。雨や水しぶきに強い防滴仕様なので、スポーツシーンでの使用もOK。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約4.5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●質量:約11g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)

 

Anker
Soundcore Spirit

実売価格2999円

潜水艦に着想を得た内部構造と疎水性の多層ナノコーティングから成るSoundcore独自の「SweatGuardテクノロジー」を採用。通常の水よりも腐食性の高い塩分を含んだ汗もしっかり防いで、水濡れによる故障からイヤホンを守ります。Bluetoothコーデックは、SBCのほかAACにも対応。スポーツ時などの安定性を高めるイヤーウイングが付属しています。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:- ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L/XL)、イヤーウィング(S/M/L)、トラベルポーチ、マイクロUSBケーブル、ケーブルクリップ(2個)、シャツクリップ

 

2.こだわり派にオススメな「ネックバンドタイプ」

ネックレスのように首にかけて使うネックバンドタイプは、イヤホンが耳から外れにくく安定した装着感が特徴。また、ネックバンド部にバッテリーや通信モジュールを備えるモデルが多く、バッテリー持ちや通信安定性も優れています。デメリットは、ネックバンド部を折りたためない製品が多いので、ケーブルタイプに比べて持ち運び時にかさばってしまうこと。ミドル~ハイエンドクラスの製品が揃っているため、音質や装着感にこだわりがある人にオススメです。

 

オーディオテクニカ
ATH-DSR5BT

実売価格4万630円

ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、耳に伝わる直前で音声へとダイレクト変換する「Pure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)」を搭載。対向する2つのドライバーにより、パワフルで濁りのない広帯域再生を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」との組み合わせにより、従来のイヤホンの概念を超えた、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。aptX HDコーディングをサポートしており、ワイヤレスでのハイレゾ再生も可能なハイエンドイヤホンです。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約3時間 ●質量:約63g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)、ポーチ

 

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。ソニー独自のハイレゾ対応コーデック「LDAC」のほか、aptX HDにも対応しています。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

3.新しいモノ好きにオススメな「完全ワイヤレスタイプ」

近年トレンドとなっているのが、両側のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプ。ケーブルがないため、ケーブルの絡まりや引っかかりから解放された自由な装着感がウリです。バッテリー持ちは最も短いものの、専用の充電ケースと合わせて使うことで他のタイプと遜色ない時間使うことが可能。デメリットは、左右のイヤホン間もワイヤレス接続でデータを伝送しているため、通信安定性が他のタイプよりも劣ること。とくに人が多く集まる場所では様々な電波が飛び交い、通信が不安定になりやすいといえます。最先端のアイテムを使いたい新しいモノ好きな人にオススメです。

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

↑専用の充電ケースは非常にコンパクト(画像はホワイト)

 

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万4710円

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、アークサポーター(M/L)、充電用USBケーブル

 

↑スライド式カバーの専用充電ケース

 

4.日常使いもできる「スポーツタイプ」

スポーツタイプは、ジョギングなどの運動時でも安定して使えるよう、イヤーハンガーやフックなどで装着性を高めたタイプ。また、汗や不意の小雨などにも耐えられるように防水性能を備えたモノも多くなっています。もちろん日常用としても使えますので、一般的なワイヤレスイヤホンは耳から外れやすくて……とお悩みの方にもオススメです。

 

パイオニア
E7 Wireless(SE-E7BT)

実売価格8770円

ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:5Hz~22kHz ●電池持続時間:約7.5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約20g ●付属品:イヤホンチップ(S/M/L)、マイクロUSBケーブル、セキュアイヤーフィン(S/M/L)、キャリングポーチ

↑「イヤーフック」(左)と「セキュアイヤーフィン」(右)が選択できる

 

 

パナソニック
RP-BTS55

実売価格7560円

耳の形に合わせて変形可能な「フレキシブルイヤークリップ」を採用し、激しい動きでも外れにくく安定した装着性を実現するスポーツ向けワイヤレスイヤホン。イヤホン部分にブルーエッジLED搭載し、LEDが光ることで周囲からの視認性を向上させ、ナイトランなど夜間でも安全に使うことができます。IPX5相当の防水設計により、汗に強く、突然の雨にも対応します。カラーはブラックとピンクの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:18Hz~20kHz ●電池持続時間:約6時間 ●充電時間:約1.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約22g ●付属品:イヤーピース(S/M/L)、USB充電ケーブル、キャリングケース

 

以上のように、タイプによって個性や特徴の異なるワイヤレスイヤホンですが、自分に合ったタイプのものを選べば満足度も高まります。これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

東芝レグザZシリーズの最新機は“4Kチューナー内蔵×全面直下LED×タイムシフトマシン”で隙のない仕上がりの「Z720X」だ!

東芝映像ソリューションは、BS/CS 4Kチューナーを内蔵した4K液晶テレビのハイエンドモデル液晶レグザ「Z720Xシリーズ」を9月下旬から発売します。サイズは55型と49型の2種で、実売予想価格は55型が24万円前後、49型が20万円前後(いずれも税抜)。

 

Z720Xは、東芝レグザのハイエンドモデルに受け継がれてきた“Zシリーズ”の名を冠した4K液晶テレビ。レグザのフラッグシップとしては7月25日に発売された4K有機ELテレビ「X920」が存在しますが、Z720Xは液晶モデルの最上位機種という位置づけになります。

 

フラッグシップ機と同様の高画質化技術を採用

同機の最大の特徴は、今年12月1日から放送が始まるBS/CS 4K放送用チューナーを内蔵していること。購入後に申し込むことで別送される「BS/CS 4K視聴チップ」を取り付けることで、すぐにBS/CS 4K放送を見ることができるようになります。

↑55Z720X

 

また、映像処理エンジンには、フラッグシップ機「X920」と同様、高い処理能力を誇る「レグザエンジンEvolution PRO」を採用。4K映像のフレームレートに応じて適切なフレームを参照し、三次元ノイズリダクション処理・フレーム超解像処理を実行する「BS/CS 4KビューティX PRO」や、地上デジタル放送の気になるノイズを高精度に抑制しくっきりと映し出す「地デジビューティX PRO」など、様々な高画質化技術であらゆる映像を美しく再生します。

↑レグザシリーズのなかでもハイエンドモデルにのみ搭載される「レグザエンジン Evolution PRO」

 

バックライトには「新開発全面直下LEDバックライト」を採用しており、LEDを緻密に制御する新開発「リアルブラックエリアコントロール」技術と相まって、高いピーク輝度と濃密な黒の高いコントラストでクリアな臨場感あふれる映像を実現。外光の反射を抑えて約2倍の高コントラストを実現した「高コントラストIPSパネル」も搭載しています。

↑全面直下型LEDバックライトを採用

 

音質や録画機能にも抜かりなし

画質だけでなく音質にもこだわり、新設計の「重低音バズーカオーディオシステムPRO」を搭載。「重低音バズーカウーファー」と「新型バスレフボックス2ウェイフロントスピーカー」を、総合出力66Wの4.1chマルチアンプにより駆動することで、迫力のある重低音と透明感のあるクリアな音質を再現します。さらに、「レグザサウンドイコライザー・ハイブリッド」のサウンドリフト機能により、画面の中央から音が出ているような自然な音像定位と臨場感のあるサウンドを体感できます。

↑重低音バズーカオーディオシステムPRO

 

レグザならではの録画機能「タイムシフトマシン」も搭載。別売のタイムシフトマシン対応HDDを接続することで、最大6ch分のテレビ番組を丸ごと録画でき、番組表から見たい番組を選ぶように過去の放送番組を視聴できます。

↑過去番組表のイメージ

 

このほか、2つの番組を同時表示する「ダブルウィンドウ」機能や、地デジ番組最大6chを画面上に同時表示する「まるごとチャンネル」機能も搭載。テレビ放送を楽しみ尽くすための機能を豊富に備えています。

 

「Z720X」の登場により、フラッグシップの4K有機ELテレビ「X920」、4K液晶のハイエンドモデル「Z720X」、音にこだわった重低音バズーカ搭載の「BM620X」、BS/CS 4Kチューナー搭載のエントリーモデル「M520X」と、全4機種の振るラインナップとなった東芝レグザなら、予算と欲しい機能に合わせて自分に合った機種が見つかりそうですね。12月からスタートするBS/CS 4K放送は、チューナー内蔵の東芝レグザで視聴してみてはいかがですか?

白物ライターに黒物家電の招待状が、なぜ。「画質こだわらない派」にも薦めたい三菱電機の新4K液晶テレビ「REAL 4K RA1000」

「画質」や「音質」といわれても……

皆さんは家電に「黒モノ」と「白モノ」というジャンルがあることを知っているでしょうか? 黒モノとはテレビやオーディオなどのAV機器、そして白モノとは冷蔵庫や掃除機、調理家電といった生活家電のことを指します。これは、テレビなどは黒いデザインが多く、冷蔵庫などの生活家電が白いデザインが多かったことから普及した名称といわれています。ちなみに筆者は白モノ家電を専門に執筆する「白モノ家電ライター」なのですが、そんな筆者になぜか三菱電機から「10月に発売するテレビの新製品説明会」の招待状が届きました。

↑新製品説明会が行われた京都にある三菱電機 京都製作所。音響などのさまざまな研究施設もあります

 

筆者が「黒モノ」に手を出さない理由は非常にシンプル。それは画質や音質にそこまでのこだわりがないからです。もちろん画質や音質が良いなら嬉しいとは思いますが、大金をはたいて「最高画質」を追求する熱意はありません。そして、じつは一部のAV機器好きを除いて、世の中にはこういったユーザーは意外と多いと思っています。そこで、ここでは「画質に(そこまで)こだわりのない人」の視点で新製品について紹介したいと思います。

 

4Kチューナーと録画機能の「全部入り」テレビ

さて、今回発表された製品は三菱電機の4K液晶テレビ「REAL 4K RA1000シリーズ」(以下、RA1000)。名前の通り4K対応のテレビで、40インチ、50インチ、58インチの3モデルが用意されています。本製品の特徴は新4K衛星放送チューナーを内蔵していること。また、2TBのハードディスクを内蔵していて、4K番組の録画も可能。もちろんUltra HDブルーレイディスクの再生にも対応した、いわゆる「全部入り」テレビです。

↑新しく発表されたREAL 4K RA1000シリーズ。左から40型のLCD-A40RA1000、50型のLCD-A50RA1000、58型のLCD-A58RA1000

 

AV機器に詳しくない人にとって、この「全部入り」は非常に魅力的。とくに嬉しいのが4Kチューナーの内蔵でしょう。じつは今年の12月から新4K8K衛星放送が本格的に開始しますが、この放送を受信するのに必要となるのがこの4Kチューナーなのです。ところが、現在発表されているK4テレビの多くはチューナーを後から取り付けるタイプ。こういった「外付け機器」の導入は、テレビに詳しくないユーザーにとっては意外と高いハードルです。

 

掃除がしやすいのはかなり魅力的

さらに、外付けの機器を導入するデメリットには「テレビ裏の配線が増える」という問題があります。チューナー1台くらいなら問題はありませんが、レコーダーやアンプなどを足していくとテレビ裏の配線はスパゲティのような状態に。こうなると、ケーブルのあいだにホコリは溜まる上、テレビ台をずらしてケーブルが抜けようものなら、元に戻すのも困難です。ところが、RA1000は本体裏から出ているコードは電源コードとアンテナ用のコードの2本だけ。これで4K衛星放送の視聴からレコーダーへの録画、ダビングなどができるのは嬉しいポイントです。

↑一体型のRA1000(写真右)とチューナーとレコーダーを外付けにした製品(写真左)の背面の配線を比較。非一体型は配線の汚さはもちろんですが、外付け機器ごとに電源を必要とするのも大きなデメリット

 

また、付属するリモコンがシートタイプなのも掃除をするうえで便利。一般的な「ゴムでできたボタン式のリモコン」はボタンと本体の隙間に細かなチリやベタつく食べかすなどが入り込みやすいもの。このため、リモコンには専用ビニールを貼り付けている人も多いのです。ところが、本体とボタン一体型のシート式リモコンなら、全体をさっと布で拭くだけで汚れが落ちます。毎日触るものだけに、こういった細かな配慮は嬉しいですね。

↑シート式リモコンなので「ボタンの隙間が汚れる」といった問題もなし。ちょっとジュースがかかってしまったくらいならティッシュですぐキレイになります。ただし防水ではないので注意

 

「ながら見」に便利な機能満載

もうひとつ気に入ったのがRA1000の「ながら見」に最適な機能の多さです。ニュースや天気予報といった番組は「ながら見」することも多いもの。そんなユーザー向けにRA1000はリモコンで画面の向きを変更できる「オートターン」機能を搭載しています。最近はリビングにオープンキッチンが隣接した部屋も多いですが、料理をしながらの視聴にも最適です。また、専用アプリをインストールすればスマホからもテレビ操作が可能なので、いちいちリビングまでリモコンを取りに行く必要もありません。

↑オートターンで液晶画面を前後40度(前20度、後ろ20度)まで回転可能。液晶テレビは斜めから見ると色が薄く見える視野角の問題があるので、地味ながら便利な機能です

 

↑スマホの専用アプリを使った操作も可能です。わざわざリモコンを取りに行くこと泣く手元で操作が可能。もちろんオートターン機能もスマホで操作できます

 

もうひとつ「ながら見」に便利だと感じたのがBluetooth送受信に対応している点。テレビの音声をBluetooth対応のスピーカーやイヤホンに飛ばして再生できるため、台所で洗い物をしているシチュエーションでも手元スピーカーなどで音声を聞き逃すことがありません。他社製品でもBluetooth対応テレビはあるのですが「Bluetooth使用時はテレビ本体スピーカーからは音声出力できない」という仕様が多いもの。その点RA1000は本体とBluetooth対応機器両方から音声出力ができます。このため、リビングの家族とキッチンで料理する人が同時にテレビを楽しむことができるのが魅力的でした。

↑写真ではJBLの手元スピーカーでテレビ音声を出力。シンクで水を流していてもハッキリと音声が聞き取れます

 

ちなみに「ながら見」でもうひとつ便利に感じたのが「声ハッキリプラス」機能の搭載。これは人の声だけを強調する機能です。バラエティのロケ番組などでは、背景音に紛れた声が聞き取りにくく、画面上に音声スーパーをいれることも多いものですが、家事中は画面を見ずに音声だけで内容を把握することも多いもの。こんな場合に声だけをハッキリと再生する本機能が力を発揮しそうです。

 

いざというときの安心感も

ちなみに、三菱電機スタッフによるとRA1000は耐転倒設計にも力を入れているのだとか。最近は日本各地で地震が起きていますが、年々薄く大きくなるテレビは地震の際の転倒も心配です。同社によると、日本では「テレビが10度傾いても倒れない設計」にする必要があるそうですが、RA1000はそれ以上の角度でも倒れることのない地震に強い設計になっているといいます(対転倒角度の数値は非公開)。会場ではスタッフが無理にテレビを傾けたり、揺らしたりしましたが、本体をかなり傾けた状態にしても倒れることはありませんでした。ただし、この耐転倒設計のためか、本体下にある専用スタンドは本体画面よりもかなり前方に張り出ています。最近の「インテリアの邪魔をしないミニマムデザイン」からは逆行しているので、このあたりは好みが分かれるかもしれません。

↑会場ではスタッフがテレビを勢いよく傾けたり、押したりしましたが倒れることはありませんでした。スタッフによると、最近の地震では「本棚が倒れたのに三菱電機のテレビは倒れなかった」という声もあったのだとか

 

このほか、レコーダーやブルーレイディスクプレイヤーなど、機能一体型テレビの場合「どれかのパーツが壊れたらテレビが観られなくなるのでは?」と心配になりますが、RA1000は録画用の内蔵HDDやブルーレイディスクドライブなどのユニットを取り外してもテレビの視聴が可能です。内蔵HDDやブルーレイディスクドライブだけの故障なら、修理中もテレビを使い続けられるのは便利だと思いました。

↑内蔵HDDやドライブを取り外しても、テレビの視聴は可能。取り外せるユニットだけの問題なら、修理中もテレビを使い続けられます

 

個人的に残念なのは全録に対応していないところ

実際にRA1000を触ってみて、さまざまな点で魅力を感じた本製品ですが、ひとつだけ残念だったのが、ここまで生活に密着した「使いやすさ」を追求しているにもかかわらず「全録」機能を搭載していないこと。全録とは複数チャンネルを数時間~数日間全部録画する機能で、わざわざ番組を指定して録画しなくても、視聴し忘れた数時間~数日分の番組などを気軽に視聴できます。このため忙しいユーザーや子育て世帯などに人気の機能。本製品は生活密着型の製品だけに、できれば搭載して欲しかった機能です。

 

ちなみに、今回は画質や音質についてあえて言及しませんでしたが、RA1000は高性能の4Kエンジンを搭載しているため、もちろん非常に高画質。会場ではテレビを並べて画質の比較なども行われましたが、RA1000はコントラストが高く鮮やかな映像をパキッと表現していました。個人的にはアニメやCG系向きの派手な映像に向いた画質だと感じます。また、音質については同社の老舗音響ブランドDIATONEのスピーカーを搭載しており、とくに中高域の音にキレのある音を楽しめました。

↑スピーカーにはこだわりの「DIATONE NCVスピーカー」を搭載しているそう。非搭載テレビとの聞き比べ体験もありましたが、スキッと澄んだ音が印象的でした

 

音の“パーソナライズ”が次のトレンドに!? 個人の「聴こえ方」に応じて音を変えられる「The nuraphone」を試した

いま最も注目すべきイヤホンのトレンドといえば間違いなく「完全ワイヤレス」が筆頭に上がります。そしてヘッドホンにもノイズキャンセリング、ワイヤレスに続く新しい流行の波が到来しています。それが、ユーザーの“聴こえ方”に音楽再生のパフォーマンスを自動で最適化する「パーソナライゼーション・サウンド」機能。どうやら今年の秋以降にはこのパーソナライゼーション・サウンドの機能を体験できるヘッドホンがいくつかのメーカーから出揃いそうです。

 

今回は同機能を搭載する新製品をひとつ紹介します。オーストラリアのベンチャー企業、「nura(ニューラ)」が開発したノイズキャンセリング+Bluetoothワイヤレス+パーソナライゼーションという機能“フル盛り”のヘッドホン「The nuraphone」です。

↑オーストラリアからやってきたポータブルオーディオの先端技術をフル盛りにしたヘッドホン「The nuraphone」

 

オーストラリアのベンチャー企業が開発した多機能ヘッドホン

nuraはオーストラリアのメルボルンに拠点を置く、2015年に設立された若いブランドです。人がひとりずつ異なる音の「聴こえ方」にフォーカスしたnuraは、独自の「OAE(Oto Acoustic Emission)=耳音響放射」の研究成果をベースに開発したアルゴリズムにより、ヘッドホンを身に着けた時のフィット感だけでなく、音の聴こえ方まで最も心地よい状態に自動で最適化する独自技術を開発。ブランド初のヘッドホンである「The nuraphone」に搭載しました。

 

説明を聞くだけでは、なんだか小難しい技術のように思えるし、ヘッドホンの出で立ちはまるで検査機械のように無機質で大柄なものを想像してしまうかもしれません。ところが、実際のThe nuraphoneは見た目には普通のオーバーヘッドタイプのヘッドホンです。むしろ外観は少し普通過ぎる感じがするぐらい。

↑外観は一般的なヘッドホンと同じ

 

音の「聴こえ方」の自動調整についても、ヘッドホンのほか必要になるものはAndroid/iOS対応のスマホアプリ「nura」だけ。誰でも1人で簡単に測定できてしまいます。

↑スマホアプリ「nura」を使って調整を行える

 

The nuraphoneが日本上陸間近と聞いた筆者は、いち早く日本で発売予定のサンプルを入手して本機がどんなヘッドホンなのか試してみました。専用アプリ「nura」も国内のApp StoreからiPhoneにダウンロードができたので、最大の特徴であるパーソナライゼーション・サウンドの自動測定も体験。ノイズキャンセリング機能の使い心地やリスニング感と一緒にレポートしてみたいと思います。

 

独特の高い遮音性を実現する形状。無線&有線接続で楽しめる

The nuraphoneは見た目にはよくある普通のヘッドホンですが、備えている機能は驚くほどに多彩です。ノイズキャンセリング機能はオン・オフの切替えが可能。BluetoothオーディオはaptX HDによるハイレゾ相当の高音質再生をサポート。ほかにはaptX/AAC/SBCに対応しています。音楽を聴きながら外の環境音を同時にモニタリングできる「ソーシャルモード(いわゆるヒアスルー機能)」や、低音再生を好みに合わせてブーストできる「イマージョン」、さらに本体の両側面にタッチセンサー内蔵リモコンボタンも搭載。ハンズフリー通話にも対応しています。

↑ヘッドホンの側面、ジョイントの先端部分がタッチセンサーになっています

 

↑音楽を聴きながら周囲の音も聞こえるようにする「ソーシャルモード」

 

特徴であるパーソナライゼーション・サウンドの機能が使えるのはワイヤレスリスニングの時だけなので、メーカーが推奨する楽しみ方はワイヤレスが基本といえそう。フル充電からの連続音楽再生は約20時間。オプションとして販売される専用の有線ケーブルを装着すると、通常のワイヤードのヘッドホンとしても楽しめます。3.5mm端子のアナログイヤホンケーブルのほかにも、Lightning/USB Type-C/micro USB/USB-Aの各ケーブルを用意。

 

The nuraphoneは装着スタイルもかなり独特。「Dual Passive Noise Isolation」と呼ぶ方式は、シリコン素材のカナル型イヤーチップを耳の穴に挿入して、さらに密閉形状のイヤーカップで耳全体を覆うというものです。だからヘッドホンを装着しただけで、かなり周囲のノイジーな音がきこえなくなります。そのうえ、アプリからオン・オフを切り替えられるアクティブノイズキャンセリング機能も付いてくるので、消音性能はこの上なく高いレベルにあります。

↑ヘッドホンの内側にイヤホンが付いているような独特な構造

 

聴こえ方の測定は全自動で簡単。誰でもすぐにできる

パーソナライゼーション・サウンドの設定を体験してみましょう。今回の取材時点では技術的な詳細を取り寄せることができなかったので、nuraが実際にどのようにしてユーザーの“聴こえ方”を測定しているのかまではわかっていませんが、とにかくユーザーは専用アプリを使って、難しい手順抜きで簡単に自分にぴったりなプロファイルを作成できるのが本機の良いところ。設定プロセスはすべて自動化されていて、アプリのガイダンスに従いながらセットアップを進めていけば、わずか数分程度で測定が完了します。

↑アプリの初期設定時にパーソナライゼーション・サウンドについて詳しい解説が表示されます。音声ガイダンスも付くのですが、どちらも英語になるので、日本語化をぜひ実現して欲しいところ

 

まずはイヤーチップを左右の耳穴にしっかりと装着してから、イヤーカップも耳全体をカバーする最適なポジションにフィットさせます。

 

続いてヘッドホンを装着した状態で解析信号が聞こえてきます。これはどうやら装着した状態で音漏れがないかをチェックしているようです。アプリにはボイスガイドも付いてくるのですが、残念ながら今回筆者が取材をした時点では英語とフランス語、ドイツ語しか搭載されておらず。日本にデビューする頃にはぜひガイダンスの日本語化を実現して欲しいところ。

 

最後に解析信号が鳴っている状態でヘッドホンを着けたまま1~2分ほど“聴こえ方”の解析が実行されます。アプリの画面にはユーザーの“聴こえ方”を可視化したイメージグラフが段々とできあがってきます。以上のプロセスを静かな場所で落ち着いて行えば、だいたい4~5分前後でパーソナライゼーションの作業が完了します。

 

パーソナライズされた「聴こえ方」はどれぐらい違うのか

完成したプロファイルはアプリの画面からオンとオフの状態を切り替えながら比べることができます。筆者も試してみたところ、ボーカルのビビッドな力強さと立体感、音場の広がりや余韻の滑らかさが明らかに違っています。ニュートラルな状態が平板でつまらないもののようにすら感じてしまいます。

↑ひとそれぞれの「聴こえ方」が色や形状の異なるグラフによって視覚化されます

 

nuraアプリにつき最大3件のプロファイルをつくって保存しておくことが可能です。音の聴こえ方は時間帯によっても変化するはずなので、例えば朝昼晩で1件ずつ作り置いてもいいかもしれません。測定にかかる時間が短いので、定期的にプロファイルを書き換えるのもありでしょう。あまりないケースだとは思いますが、もし1台のスマホ、タブレットを家族でシェアしながらThe nuraphoneで音楽を聴く場合は、家族それぞれのプロファイルを登録して、切り替えながら使うこともできます。

 

家族が別途作ったプロファイルを自分が聴いてみたらどうなるのかも試してみました。アプリには明らかに形状や色の違うグラフが出来上がりました。このカタチや色が何を表しているのかぜひ知りたいですね。比べて聴いた音については、やはり自分の耳にパーソナライズしたデータの方が中高域がクリアで耳馴染みの良い感じがしました。家族が作ったプロファイルを聴くと、極端にズレている感じはないものの、やはり強調されたり柔らかくなる音域が人によって違うことがわかって、思わず「へえー」と声を上げて関心した次第です。

↑筆者の家族に測定してもらったプロファイル。筆者のものとはグラフが異なっている

 

充実するその他の機能の特徴

The nuraphoneの音質については、パーソナライゼーションありきのヘッドホンだと思うので、そのキャラクターを自分の経験をベースに記述することがいつもより難しく感じるのですが、土台の傾向としてはどちらかと言えば解像度の高さで勝負するよりもエネルギーを前面に押し出すパワフルな音づくりであるように感じました。

 

とにかく色んな機能が豊富に揃っていて、遮音性もかなり高いヘッドホンなのですが、屋外で歩きながら音楽を聴くときにも便利な「ソーシャルモード」はかなり外音が明瞭に聞き取れるようになるので、使えるシーンは色々あると思います。

 

低音ブーストのイマージョンは値を最大値にするとかなり低音が増強されてしまうので、元から低音の成分が濃厚に収録されている音楽を聴く時には“ちょい足し”ぐらいでちょうど良いと思います。スマホでアクション映画を観る時などにおすすめです。

 

タッチセンサーリモコンは感度が非常に鋭いので、ちょっとボタンの表面に触れると反応してしまいます。アプリから左右のシングルタップ/ダブルタップのアクションごとに機能を割り当てることができて、例えば「シングルタップは何もしない」という設定も可能です。左右のダブルタップにボリュームのアップダウンをそれぞれ割り当ててシンプルに使ってみるのも良いかもしれません。ヘッドホン外すと自動的に楽曲再生が一時停止する機能は便利です。

 

日本での正式発売のアナウンスが楽しみ

The nuraphoneは、今年これから流行りそうな「パーソナライゼーション・サウンド」の醍醐味を複雑な設定操作も必要とせず、手軽に楽しめるオーディオ機器です。最先端のガジェットとしても楽しみ甲斐があるアイテムでした。日本ではいつごろ、どれぐらいの価格で販売されるのか、いまから待ち遠しいですね。

 

 

格安製品は本当に買い? 「5万円台の4Kテレビ」など7製品をプロが〇✕ジャッジ

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

ここでは、4K液晶テレビやスマートスピーカー、ワイヤレスイヤホンなど、人気のカテゴリから格安品をピックアップ。いずれも画質や音質といった基本性能が高いため、判定が難しくなりました。テクニカルライターの湯浅さんが判定します。

 

【○×判定した人】

テクニカルライター/湯浅顕人さん

AV機器やPC関連に精通。画質や音質だけでなく、操作感や使い勝手の細かいところまでチェックしました。

 

AV機器メーカーならではの高いクオリティを実感した

オーディオ&ビジュアルの最注目アイテムは、FUNAIが送り出した50V型の4K液晶テレビ。実売価格はなんと、ドン・キホーテの最新機種よりも5000円以上も安いです。しかし、画質はそれを凌駕するレベルで、さらにリモコンの操作性なども強いこだわりが感じられます。AV機器メーカーの手がけた製品だと実感できました。

 

そのほかでは、名門ブランドJBLのBluetoothスピーカーとイヤホンのクオリティが際立っていました。前者は約4000円、後者は約2000円とかなりリーズナブルな価格ですが、音質はさすがJBL。有象無象のオーディオ製品とは格が違います。スタイリッシュなデザインや、カラーバリエーションの豊富さもメリットで、いずれも非常に魅力な製品といえます。

 

【その1】先進の高画質・高音質技術を搭載し5万円台前半の驚安価格を実現!

FUNAI

FL-50U3010

実売価格5万3784円

シンプルな機能で価格を抑えた50V型液晶テレビ。高画質技術「4K クリアピクスリマスター」や3D音声技術「Sonic Emotion PREMIUM」など、先進の機能を搭載します。チューナーを2基備え、外付けHDDに裏番組録画が可能。

 

↑リビングでも寝室でも映えるムダのないデザイン。スタンドやベゼルがスリムなので、設置場所を必要以上に取らなくて済みます

 

<売れ筋格安4Kテレビ スペック比較>

世は格安4Kテレビ戦国時代。ドン・キホーテ(情熱価格PLUS)の最新機種や、ハイセンスのエントリーモデルと、各スペックを比べてみた!

FUNAI

FL-50U3010

実売価格5万3784円

チューナー数:2  、音声最大出力:20W、HDMI端子:4、ネット動画:非対応、サイズ:約W1123×H700×D225mm、質量:約10.2kg

 

情熱価格PLUS

LE-5001 TS4KH-BK

実売価格5万9184円

チューナー数:2、音声最大出力:20W、HDMI端子:3、ネット動画:非対応、サイズ:約W1125×H705×D244mm、質量:約11.9kg

 

ハイセンス

HJ50N5000

実売価格6万4120円

チューナー数:2、音声最大出力:20W、HDMI端子:4、ネット動画:対応、サイズ:約W1118×H666×D240mm、質量:約14.6kg

 

【Check!】

画質:〇

地デジ放送(イメージ)

 

4K変換後(イメージ)

 

高精細かつ色鮮やかな画質

「クッキリした精細さと色彩の鮮やかさで『4K』を実感できました。視野角も広いため、部屋のどこからでも快適に視聴可能です」

 

操作性:〇

 

ボタンを気持ち良く押せる

「リモコンのボタンにはクリック感があり、気持ち良く確実に押せます。配置もわかりやすく、あまり持ち替えずに使えました」

 

音質:×

↑シネマ

 

ミュージック

 

広がりや低音の迫力に欠ける

「音量は十分ですが、広がりや低音の迫力に欠けます。『シネマ』や『ミュージック』などコンテンツに合わせた音声モードは秀逸」

 

総評

「省略されているのは無線LANや内蔵HDDなどの付加機能。それらが不要な人なら、外付けスピーカーで音を強化すればバッチリです」

 

【その2最小限の設置スペースでPCなどの音をグレードアップ

TaoTronics

TT-SK018

実売価格2699

PCやスマホ、テレビの音を強化する、ワンボディタイプのバースピーカー。45mm径ドライバーユニットを2基搭載し、クリアな音質と広大なサウンドステージを実現します。幅約40cm、高さ約6cmの小型サイズで、設置の自由度も高いです。

SPEC●実用最大出力:6W(3W×2)●インピーダンス:4Ω●再生周波数帯域:90Hz〜20kHz●接続端子:DC入力×1、USB×1、マイク出力×1、ヘッドホン出力×1ほか●サイズ/質量:約W400×H55×D60mm/約4645g

↑テレビの音質強化にもうってつけ。サウンドに迫力と深みが出るだけでなく、人の声が聞き取りやすくなり、報道番組の視聴も快適になります

 

【Check!】

音質:〇

音が力強く迫力を感じた

「PCの内蔵スピーカーと比べて、サウンドが劇的に向上しました。ひとつひとつの音が力強く、低音にも迫力を感じられます」

 

サポート:×

マニュアルの説明が不親切

「同梱のマニュアルは、マイク端子の役割や電源接続の説明などが不十分。直感的にも使えますが、少し不親切に感じました」

 

設置性:〇

USB経由で電源を取れる

「電源はPCなどのUSB端子から取れるため、ACアダプターが不要で駆動できるのが便利。家中どこへでも持ち運んで使えます」

 

総評

「最小限の専有面積で、PCやテレビ、スマホの音質をグレードアップできる点は評価できます。側面の大型音量ツマミが使いやすかったです」

 

【その3】豊富なインターフェースを備え様々なメディアを再生できる

 

DBPOWER

PJ06

実売価格7360円

1500ルーメンの明るさとフルHD解像度を実現する小型プロジェクター。USB、HDMI、SDカードなどの端子を備え、PCやスマホ、ゲーム機などの映像・音声を出力できます。ビジネスシーンでプレゼンのお供としても活躍します。

SPEC●投写画面サイズ:32〜176インチ(推奨120インチ)●投写距離:約1〜5m●アスペクト比:4:3、16:9●LEDライト寿命:5万時間以上●コントラスト比:最大2000:1●サイズ/質量:W187×H77×D149mm/950g

 

【Check!】

画質:×

輝度が暗いため映像が見にくい

「スペックは1500ルーメンですが、投光の輝度がやや暗めに感じられました。日中や、照明の点いている部屋では、映像が見づらいです」

 

拡張性:〇

接続端子を豊富に備える

「HDMI端子のほか、USBメモリやSDカード内の映像・音声・写真を再生可能です。イヤホン端子から外部スピーカーへの出力も対応」

 

設置性:〇

リモコン受光器を前後に搭載

「本体正面(写真)と背面の両方にリモコンの受光器を搭載。自身の前方に設置しても後方に設置してもスムーズに操作できて便利です」

 

総評

「コンパクトながら本体にスピーカーを内蔵するため単体で使用できるのが◎。真っ暗な部屋で専用スクリーンに投射して使うぶんには、画質も及第点です」

 

【その4】「Alexa」のスキルを活用できコンパクトながら音質も上々

Anker

Eufy Genie

実売価格3980円

Amazonの音声アシスタント「Alexa」対応のスマートスピーカー。「アレクサ」と話しかけて、音楽の再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、スポーツ結果の確認などが行えます。同ブランドのスマート家電も音声での操作が可能となります。

SPEC●電源:AC●実用最大出力:2W●Wi-Fi:2.4GHz帯●付属品:AUXケーブル(1.5m)ほか●サイズ/質量:約W90×H48.5×D90mm/約258g

 

↑同ブランドでは、エアコンや照明器具などの家電を今後展開します。本機を使って、これらの音声操作が可能となる予定です

 

【Check!】

音質:〇

厚みと迫力のある360°サウンド

「手のひらに乗るほどコンパクトサイズのスピーカーながら、音には厚みと迫力がありました。音が360°に広がり、部屋中に届きます」

 

機能性:〇

できることは上位モデルと同等

「Alexaの音声アシスタント機能すべてに対応。情報を検索したり、音楽ストリーミングを楽しんだりと、できることは上位機と同等です」

 

拡張性:×

BTスピーカーとしては使えない

「Bluetooth機能は非搭載。スマホ内の音楽を本機で聴いたり、本機から高音質BTスピーカーに転送して聴いたりはできません」

 

総評

「機能は他のAlexaスピーカーと同等で、音質も文句なし。ただ、マイクの感度が悪いのか、大きな声を出さないと正しく反応しないという難点も」

 

【その5】手のひらサイズの軽量モデルながら広がりのある音を鳴らす

JBL

JBL GO 2

実売価格4190円

手のひらサイズで184gの超軽量設計を実現。独自の40mm径フルレンジスピーカーとパッシブラジエーターを内蔵し、サイズを超えた広がりと奥行きのあるサウンドを鳴らす。連続再生は最大約5時間。全12色のカラバリを揃えます。

SPEC●Bluetooth:ver.4.1●対応コーデック:SBC●実用最大出力:3W●再生周波数帯域:180Hz〜20kHz●充電:約2.5時間●サイズ/質量:W71.2×H86×D31.mm/184g

 

↑本体側面に備えられたヘッドホン端子とUSB端子はキャップで保護されており、水没時も安心。有線接続による音楽再生にも対応します

 

【Check!】

音質:〇

音に広がりがありボーカルはクリア

「一点から音が出ている感じはなく、きちんと広がりをもって聴こえます。ボーカルのクリアさも際立っていました。低音は控えめです」

 

機能性:〇

完全防水で利用シーンが広い

「水没にも耐えるIPX7防水で、浴室やビーチなど利用シーンが広いです。コンパクトなのでキッチンでも作業の邪魔になりませんでした」

 

操作性:×

ボタンの反応がいまひとつ

「操作ボタンは強く押し込まないと反応しません。曲送りの操作は再生ボタン2度押しですが、多用するので専用ボタンが欲しかったです」

 

総評

「安価でカラバリが多彩なので、色違いでたくさん揃えるのも楽しいです。キッチンや浴室、寝室など使う部屋の数だけ購入するという贅沢もできそう!」

 

【その6】快適な装着感に加えて定位に優れた迫力のある音も魅力

 

JBL

ENDURANCE RUN

実売価格2030円

独自のイヤチップ構造を採用し、長時間の激しい運動時にも落下を防いで、快適な装着感でリスニングを楽しめるインイヤーイヤホン。IPX5相当の防水に対応し、雨天時や多く汗をかいたときでも安心して使えます。カラバリは全4色。

SPEC●ドライバー型式:8.2mm径密閉ダイナミック型●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●出力音圧レベル:100dB/mW●インピーダンス:16Ω●プラグ:3.5mm径4極ステレオミニ●ケーブル長:約1.2m●質量:約20g

 

↑人間工学に基づいた形状と素材を採用したイヤチップで、フィット性は抜群。本格的なスポーツ中のリスニングも快適です

 

【Check!】

音質:〇

迫力があり定位感も抜群

「定位感が高く、楽器の位置や移動をはっきり感じられました。低音はずっしりとした迫力。音の輪郭がもう少しクリアならなお良かったですね」

 

装着感:〇

耳かけスタイルに合うイヤピースを用意

「ケーブルを耳穴から垂らすほか、耳にかけるスタイル(上)でも装着可能です。それぞれに合うイヤピースを同梱します」

 

操作性:×

リモコン操作が限定される

「リモコン操作は再生と一時停止のみ。音量調整や曲送りの機能も欲しかったです。ただ、ハンズフリー通話や音声アシスタント利用に対応します」

 

総評

「価格をはるかに超える音質は、さすがJBL。イヤチップは確実にフィットして抜け落ちないだけでなく、柔らかい素材のため装着感も良好でした」

 

【その7】装着感や操作性に優れスポーツ時の使用も快適

TaoTronics

TT-BH035

実売価格2000円

高音質コーデックのAACに対応し、iPhoneの音楽をクリアなサウンドで楽しめます。DSPノイズキャンセリング機能や、最新のMEMS技術を用いたマイクの搭載により、騒音のある環境でも快適にハンズフリー通話可能です。

SPEC●Bluetooth:ver.4.2●対応コーデック:SBC、AAC●防水:IPX4相当●バッテリー容量:110mAh●連続再生:6〜7時間●充電:1〜2時間●アンテナ素材:セラミック●質量18.1g

 

↑ハウジングにマグネットを内蔵。使用しないときは2つのイヤホンをくっつけて首にかけられ、落下の心配がありません

 

【Check!】

音質:×

音がこもりがちで輪郭の際立ちがない

「音の広がりや低域の迫力はそれなりですが、少しこもりがちなのが気になりました。クッキリとした輪郭の際立ちはいまひとつです」

 

装着感:〇

どんな人の耳にも合う

「イヤピースとイヤフックは柔らかく、肌触りが心地良いです。それぞれ3サイズを同梱し、耳の形状に合うものを確実に選べます」

 

操作性:〇

手探りでも操作できる

「リモコンのボタンが大きくて、ストロークも深めなので、手探りでも確実に操作できます。音量調節や曲送りなども行えました」

 

総評

「耳触りの良さに加えて、ケーブルもフラットで軽いため、長時間の装着でも疲れません。音質より装着感や操作性など機能面を重視する人にオススメです」

 

“遠くを撮りたい”なら買って損ナシ!! キヤノンの超望遠レンズ「100-400mm」をプロが賞賛する理由

吉森信哉のレンズ語り~~語り継ぎたい名作レンズたち~~ 第6回「キヤノン 超望遠ズームレンズ(100-400mm)」

 

ここ数年の間に、多くのカメラ・レンズメーカーから、焦点距離400mmまでカバーする、いわゆる「超望遠レンズ」が発売されるようになった。だが、キヤノンはかなり前から、このカテゴリに該当する一眼カメラ用交換レンズ「100-400mm」を発売している。しかも、現在ラインナップされているのは“二代目の100-400mm”であり、画質面でも操作面でも大きく進化させた製品なのだ。

↑高画質設計で操作性にも優れる、高い機動力が自慢の超望遠ズームレンズ「EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM」

 

現在、各社から発売されている400mmまでの超望遠ズームレンズには、コストパフォーマンスを重視した製品と、光学性能やAF性能を追求した製品がある(厳密に分類するのは難しいが)。

 

今回紹介する、キヤノン「EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM」は後者に該当する製品であり、プロやハイアマチュアのシビアな要求に応える「L(Luxury)レンズ」の1本。その進化した超望遠ズームレンズの特徴や魅力を、実際に撮影した作例写真とともに探ってみたい。

 

【今回紹介するレンズはコレ!】

光学性能も手ブレ補正も大幅に向上した二代目モデル


キヤノン
EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
実売価格23万9620円

先代のロングセラー製品「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」の後継モデルで、最新の光学設計により画質が大幅に向上。蛍石レンズ1枚とスーパーUDレンズ1枚を含む新しい光学設計により、ズーム全域において、画面周辺部まで高画質を実現。さらに、独自の新開発コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」の採用で、フレアやゴーストも大幅に抑制。IS(手ブレ補正機構)の効果も、従来モデルのシャッター速度1.5~2段分から「4段分」に大幅に向上している。不規則な動きの動体撮影に最適な「ISモード3」も新搭載。2014年12月発売。

●焦点距離:100-400mm ●レンズ構成:16群21枚 ●最短撮影距離:0.98m ●最大撮影倍率:0.31倍 ●絞り羽根:9枚 ●最小絞り:F32-40 ●フィルター径:77mm ●最大径×全長:94mm×193mm ●質量:約1570g ●その他:手ブレ補正効果4.0段分(CIPAガイドライン準拠)

 

約20年前に発売された初代「100-400mm」を振り返る

二代目モデルを語るうえで、まずはデジタル一眼レフが普及する前の“2000年以前”に発売された、超望遠400mmまでカバーする初代モデルについても触れておきたい。

↑最大径92mm×全長189mmと、二代目モデルよりもわずかに小さい。そして、質量は200g近く軽い1380g。ズーム方式は、速写性に優れる直進式を採用(二代目は回転式)

 

1998年12月に発売された本レンズは、報道写真の分野や動きの激しいスポーツ、近づけない動物など、プロフェッショナルや特殊な撮影現場で高いパフォーマンスを実現。L(Luxury)レンズに相応しい描写性能や、手ブレ補正機構「IS」の搭載により、望遠や超望遠撮影を重視するカメラマンに支持されてきた。

今回紹介する二代目「100-400mm」レンズは、そんな初代レンズから画質面でも操作面でも大きく進化しているのだ。

 

超望遠ズームのメリットを具体的なシーンで語る

望遠ズームレンズの最大の特徴は、近づけない被写体でもズーム操作によって“大きく写せる”という点である。そして、望遠側の焦点距離が長くなるほど、より離れた被写体も大きく写せるし、同じ距離なら画面上により大きく写すことができる。

 

それでは、筆者が実際に撮影していて感じたメリットを、この超望遠画角を生かした具体的な撮影シーンを挙げながら紹介しよう。

 

【その1】近づけない被写体を、超望遠画角で大きく写す

駅前に設置された木製の案内板に、削り出しのネコのキャラクターを見つけた。その可愛らしい表情を400mmの画角で切り取る。目線よりも高い位置になり、しかも周囲に柵が設置されている――。超望遠の画角を利用すれば、そんな“近づけない被写体”も大きく写すことができる。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/400秒 -0.3補正 WB:オート ISO100

 

【その2】引き寄せ効果+前ボケ効果で幻想的な雰囲気に

離れた被写体が、あたかも近くにあるように写せる。これは「引き寄せ効果」と呼ばれるもので、望遠になるほど高まる効果である。この花もけっこう離れた位置に咲いているが、400mmの画角によって、手が届く位置にある花のような感覚で捉えられた。そして、手前にある草を「前ボケ」として画面内に取り入れることで、幻想的な雰囲気に仕上げることができた。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/80秒 +0.7補正 WB:太陽光 ISO100

 

【その3】一輪の花も大きく写せる、短めの最短撮影距離

花壇に咲く花のなかから、比較的近い位置にある一輪を主役に抜擢。そして、望遠端400mmの画角で、最短撮影距離近くの間合いで撮影。当然、マクロレンズには敵わないが、超望遠ズームレンズとしてはけっこう“寄れるレンズ”と言えるだろう。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/320秒 WB:オート ISO500

 

↑近年、望遠ズームレンズがモデルチェンジする際には、よく“最短撮影距離の短縮”が実施されている。本製品の場合も、従来モデルの1.8mから「0.98m」へと大幅に短縮された

 

【その4】離れたフラミンゴも大きくシャープに!

多くのフラミンゴが活発に活動する、動物園内の浅い池。その池の対岸近くに、これから羽ばたこうとする一羽を見つけた。そして、素早くズームリングを望遠端に設定し、羽ばたく瞬間を大きく捉えた。“望遠端で絞り開放”という条件になったが、レンズの光学性能とAF精度のおかげで、シャープな描写を得ることができた。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) シャッター優先オート F5.6 1/1000秒 WB:オート ISO1000

 

【その6】進化した手ブレ補正機構ISでファインダー像も安定

超望遠の手持ち撮影では、わずかなカメラの動きで、ファインダー(または液晶モニター)の像が大きく揺らいでしまう。高速シャッターで撮影画像のブレは抑えられるが、それでは安定した構図を得るのが難しくなる。だが本レンズでは、手ブレ補正効果がシャッター速度「4段分」に進化した手ブレ補正機構ISにより、そのあたりの不安もかなり解消される。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) シャッター優先オート F6.3 1/500秒 WB:オート ISO1250

 

【その7】贅沢な光学設計で画面周辺部まで画質が安定

中央付近はシャープだが、画面周辺部をチェックすると、像のアマさや乱れが見られる……。そのあたりが、コスパや大きさ・重さを重視して設計される“安価な望遠や超望遠ズーム”の泣き所。だが、本レンズは、色収差を抑える蛍石レンズ1枚やスーパーUDレンズ1枚などを含む贅沢な光学設計によって、ズーム全域で画面周辺部まで高画質を実現する。だから、画質が最重要視される風景撮影にも安心して使用できる。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(182mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/125秒 -0.3補正 WB:オート ISO800

 

【その8】超望遠で離れた列車をじっくり撮る

こちらに向かってくる列車は、距離が近くなるほど体感速度が増してくる。そして、わずかなシャッターのタイミングのズレによって、写り具合(列車の位置など)も大きく変化する。もちろん、そういう状況の醍醐味もあるが、思い通りに写せない確率も高くなる。だが、超望遠域で距離を置いた撮影なら、列車位置の変化も激しくないので、シャッタータイミングによる失敗も少なくできる。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM(400mmで撮影) シャッター優先オート F6.3 1/1000秒 WB:オート ISO500

 

快適さを左右する「操作性」も要チェック!

「EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM」は、従来モデルよりも手ブレ補正機構「IS」の補正能力を高めたことで、手持ちでの超望遠撮影の活用範囲が広がっている。また、ズームリングの調節機能の搭載によって、撮影スタイルや好みに応じて“ズームリングの重さ”が変えられるのも、本製品の魅力的な部分と言える。

 

こうした「操作性」は画質や大きさ・重さに比べるとパッと見ただけでは気づきにくい地味なポイントではあるが、長く使うことを考えると快適さを左右する重要なポイントだ。本製品に関してもいくつか取り上げておこう。

 

【その1】操作しやすい幅広のズームリング

三脚座を使用して三脚に固定し、望遠端の400mmまで伸ばした状態(フードも装着)。前方に配置される幅広のズームリングは、三脚使用時でも手持ちでも操作しやすい。

 

【その2】“ズームリングの重さ”を調整できる

ズームリングとフォーカスリングの間に「調整リング」が設置されている。このリングを「SMOOTH」方向に回転させるとズームリングの動きは軽くなり、反対の「TIGHT」方向に回転させると重くなる。

 

【その3】ワンタッチで切り替え可能な手ブレ補正機能ほか

マウント部近くの左手(カメラを構えた状態)側に、フォーカスと手ブレ補正機構「IS」関連の設定スイッチが並ぶ。上から、撮影距離範囲切り換えスイッチ、フォーカスモードスイッチ、手ブレ補正スイッチ、手ブレ補正モード選択スイッチ。

 

【その4】フードにはPLフィルターの操作窓を装備

レンズ前面を雨や雪などから守り、写りに影響を与える有害な光線をカットする、付属のフード「ET-83D」。そのレンズ取り付け部の近くには、C-PL(円偏光)フィルターを操作するための、スライド方式の操作窓が設けられている。風景派カメラマンにはありがたい機能である。

 

 

一般的な望遠ズーム「70-200mm」「70-300mm」と比較すると?

望遠側の焦点距離が長くなると、レンズ本体の大きさ(主に長さ)が大きくなり、また、画質劣化や開放F値の暗さなどの不安要素も増えてくる。そのあたりが、少し望遠側を抑えた70-200mmや70-300mmなどの望遠ズームと比較検討する際のポイントになってくるだろう。

 

特に、高画質設計で開放F値も明るい「70-200mm F2.8」や「70-200mm F4」は魅力的だ。あるいは、もう少し望遠域までカバーしたいという思いで、「70-300mm F4-5.6」などの望遠ズームレンズを選ぶ人も多いだろう(価格や大きさ重さの問題もあるが)。

 

そこで、300mmの画角と、本製品がカバーする400mmの画角を比較してみた。

<300mmと400mmの画角を比較>

300mm(上写真)と400mm(下写真)の比較。400mm/共通データ:キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM 絞り優先オート F5.6 1/320秒 WB:オート

 

100-400mmを使う場合、あまり焦点距離を意識せず、普通に400mmで撮影することが多い。だが、こうやって同条件(同じ被写体を同じ位置から撮影)で300mmと比べてみると、思った以上に400mmの“アップ度の高さ”を実感する。70-300mmクラスでも十分な望遠効果は得られるが、より被写体を大きく撮ることを重要視するのであれば、100-400mmクラスを選びたい。

 

しかも、本製品「EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM」は、L(Luxury)レンズに相応しい優れた光学設計を採用しつつ、大きさや重さは70-200mm F2.8クラスに近い値に収めている。その点でも、超望遠ズームのデメリットを1つ解消していると言えるだろう。

 

 

【まとめ】多くの人に推奨できる、バランスの良い超望遠ズームレンズ

超望遠撮影で描写性能やAF性能にこだわると、必然的にキヤノンのL(Luxury)シリーズのような製品を推奨することになる。もちろん、報道やスポーツイベントの現場などで使われているような超弩級の超望遠レンズ(極端な大きさ重さで、価格も100万円前後になる)もあるにはあるが、購入して使いこなせる人は限られるだろう。

 

だが、今回取り上げた「EF 100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM」なら、70-200mm F2.8望遠ズーム並みの大きさ・重さで価格帯も近い。だから、高画質な超望遠撮影を堪能したい多くの人にオススメできる製品なのである。

空中浮遊スピーカー、ってオシャレすぎでしょ!? この夏チェックしておきたいイケてるスピーカー4選

テクノロジーの進化は音楽の世界にも恩恵をもたらし、コンパクトながらハイクオリティのサウンドを奏でるスピーカーが続々と登場しています。とはいえ家電量販店に行くと、あまりに種類が多くて悩んでしまいます。そこで今回は、今チェックしておきたいイケてるスピーカー4選をご紹介。アウトドアシーンでも活躍するポータブルタイプや、見る人を釘付けにする先進的なフォルムのスピーカーなどをピックアップしました。これからは周辺機器にもこだわって音楽を聴いてみてはいかが?

 

出典画像:日本ポステック 公式サイトより

 

[その1]

軽量コンパクトかつ本格仕様!

出典画像:Bose 公式サイトより

Bose
SoundLink Mini Bluetooth speaker II
わずか680gという軽さで、バッグに入れて持ち運ぶのにも便利な小型スピーカー。薄型のデザインは置き場所を選ばず、重心が低いので倒れる心配もありません。1回の充電で約10時間の再生が可能。家で使う場合は「充電クレードル」に乗せておけば音楽を聴きながら充電できるので、電池の残量を気にせず外に持ち出せます。

 

<注目ポイント>
・重量はわずか680g
・1回の充電で約10時間の再生が可能
・Bluetoothデバイスを8台まで記憶
スピーカーに搭載された低音用ユニット「デュアルパッシブラジエーター」によって、小型化と豊かな低音再生を両立。さらにBluetoothデバイスは8台まで記憶できるため、家族や友人などのスマートフォンやタブレットにも簡単に切り替えられます。

 

[その2]

耳元に直接響いて圧倒的な臨場感を演出

出典画像:ソニー 公式サイトより

ソニー
ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1
首にかけて音楽を楽しめる一風変わったフォルムのスピーカーです。スピーカー開口部から放射状に音が広がるソニー独自のボディ構造により、これまでにない音場と振動体感を実現。映画やライブ映像、ゲームの視聴などでは、まるでその場に居るような気分になれます。

 

<注目ポイント>
・首にかけて使えるスピーカー
・耳元で響く大迫力サウンド
・長時間の使用でも快適な形状
ワイヤレスなので、スピーカーを首にかけたまま移動しても問題ありません。また首周りのラインに沿ったアーチ形状とインナークッションにより、長時間の使用やラフな姿勢でも快適。大きな音を出しにくい時間帯や住環境でも音が耳元で響くので、周囲を気にせずいつでも大迫力サウンドを楽しめます。

 

[その3]

世界屈指のアンプメーカー・Marshallのオシャレなスピーカー

出典画像:Marshall 公式サイトより

Marshall
STANMORE BLUETOOTH
Marshall特有のギターアンプデザインを踏襲した、インテリアとしても映えるスピーカーです。Bluetoothによる無線接続だけでなく、3.5mmカールコードケーブルを使った有線接続にも対応。コンパクトながらパワフルなステレオスピーカーで、クリアな中・高音と迫力の低音を再生します。

 

<注目ポイント>
・ギターアンプのようなオシャレなデザイン
・無線・有線の両方に対応
・3種類のカラーバリエーション
カラーバリエーションは、ブラック・クリーム・ブラウンの3種類を展開。音楽をカスタムコントロールする「インタラクション・ノブ」は、ロックンロールの黄金時代を髣髴させるレトロなデザインに仕上げられています。

 

[その4]

SF映画のような未来的デザイン!

出典画像:日本ポステック 公式サイトより

ASWY
AirSpeaker2
磁力の力で空中浮遊しながらサウンドを出力するBluetoothスピーカー。下部の台座には電磁石が内蔵されており、電源接続することで上部のスピーカー本体と磁力の反発を起こします。SF映画に登場するようなインパクトのある見た目に、誰もが驚くでしょう。

 

<注目ポイント>
・空中浮遊するスピーカー
・クリアで立体感のあるサウンド
・台座部分からの非接触給電
スピーカー本体を浮遊させることで床などへの共振が限りなくゼロになり、クリアで立体感のあるサウンドを実現しています。また上部のスピーカー本体にはバッテリーが内蔵されていますが、台座部分からの非接触給電によって充電が可能です。

イヤホンをデコったら「立派なアクセサリー」になった! 素材費2000円でできる「デコイヤホン」の作り方

スマホで音楽を聴く人が増え、移動中やカフェなどでイヤホンをつけている姿を男女問わず目にするようになりました。これまで黒主体だったイヤホンやヘッドホンのカラーも、白やカラフルなものなど女性も手に取りやすいカラーがラインナップされることが多くなっています。そんななか、ソフトバンク コマース&サービスのオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」から完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」の新色として「シャンパンゴールド」が発売されました。実売価格は9864円。

↑Sound Air TW-5000(シャンパンゴールド)

 

この「Sound Air TW-5000」は、1万円を切るコストパフォーマンスの高さに加え、AACコーデックをサポートするなど音質面でも人気となっている完全ワイヤレスイヤホンです。他社品に比べてイヤホン・ケースともコンパクトで、女性人気も高いモデルで、すでに「ブラック」と「ホワイト」の2色が販売されていましたが、6月29日より女性をターゲットにした新色「シャンパンゴールド」がラインナップに追加されました。

 

さっそくサンプルをお借りし、編集部の女性スタッフに見せたところ、「かわいいですけど、ちょっと地味ですね。シャンパンゴールドというか、ベージュ……? ちょっとシニアっぽいような気もするかな」と、印象は悪くないものの、女性の心をワシ掴みにするまでのパンチ力はない様子。

 

それなら、この「Sound Air TW-5000」を女性が思わず「かわいい!」と声に出してしまうようなオシャレなイヤホンに変えてしまおう、ということでグルーデコというハンドクラフトを活用したデザインアレンジに挑戦してみました。

 

グルーデコに初挑戦

グルーデコとは、エポキシ系の粘着性のあるパテを接着に利用し、クリスタルやストーンなどを装飾して様々なものを作ることができるハンドクラフトの一種。グルーはボンドより強い接着力があり、金属・ガラス・プラスチックなどを接着することができます。今回は、ご自宅でグルーデコサロンを開催している日本グルーデコ協会認定講師の前川千津子さんに教わりながら、イヤホンにスワロフスキー・クリスタルを飾り付けていきます。

↑デコる前のTW-5000

 

まず、イヤホンの表面がツルツルしているとパテが乗りにくいため、表面をサッと粗めの紙ヤスリで削ってザラザラにします。

 

続いて、グルーの準備に取り掛かります。A剤とB剤の2種類のグル―を規定量混ぜ合わせ、乾かないうちにイヤホンに乗せていきます。混ぜ合わせたグル―はおよそ1時間半~2時間程度で硬化が始まり、24時間後に完全硬化するとのこと。イヤホン程度の大きさなら1時間程度で作業できるので一度にグルーを作っても大丈夫ですが、大きいものの場合は作業中に硬化が始まってしまうため、複数に分けてグルーを混ぜていきましょう。

↑2種類のグルーを混ぜ合わせる

 

グルーをしっかり混ぜたらイヤホンに隙間なく乗せていきます。グルーは熱で柔らかくなるので、指で乗せていくと指にくっついて作業しづらい場合も。特に体温の高い男性などは、指先を保冷剤などで冷やしながら乗せていくと、グルーが指にくっつかずスムーズに作業できます。

 

グルーを乗せ終えたら、クリスタルを置く前にはみ出したグルーを拭き取ったり、乗せすぎた部分をならしたりしながら形を整えていきます。TW-5000には電波通信用の穴が開いているため、その部分にはマチ針や爪楊枝などを挿しておくと、穴が塞がれずにグルーを乗せることができます。

 

クリスタルを1つずつ地道に置いていく

全体が整ったら、いよいよクリスタルを1つずつグルーに埋め込むように置いていきます。今回は、2色のクリスタルをそれぞれ大小2サイズずつ使用します。作業には、サロンで使用している、クリスタルを吸引して簡単にグルーの上に置くことができる専用の機器を使用しました。ピンセットで1つずつ摘まむより楽に置くことができます。

↑無色とネイビーの2色のクリスタルを使用します

 

↑クリスタルはグルーに埋め込みやすいように裏が円錐状になっています

 

まず全体に大きい方のクリスタルを置いていき、その隙間を埋めるように小さい方のクリスタルを敷き詰めていきます。これがなかなか根気のいる作業。細かい手仕事が苦手な筆者は、前川さんの助けを借りながらなんとか両方のイヤホンをクリスタルで埋めることができました。

 

イヤホンの専用ケースの天面には、ブランドのロゴマークに合わせてフラットなクリスタルをボンドで付けていきます。

 

↑こちらがケースに使ったクリスタル。裏面がフラットになっています

 

まるでジュエリーのような輝きのイヤホンが完成

そして完成したのがこちら。まるでジュエリーのような輝きと存在感を備えた、ゴージャスな完全ワイヤレスイヤホンに仕上がりました。

 

専用の充電ケースにもクリスタルの輝きを。ちなみにフタはしまりませんが充電はちゃんと行えます。

 

このイヤホンを編集部の女性スタッフに見せたところ、「キラキラでカワイイ!! 売ってたら欲しいです!」と、かなり気に入ってもらえました。ただ、若い女性スタッフからは、「ちょっと派手すぎて気おくれしちゃうかも……大人の女性が付けていると素敵だと思います」との声も。どのようなデザインにするかは、身近にいる女性に相談してみるといいかもしれません。

 

 

↑光を受けるとキラキラを輝きを放つ

 

今回のグルーデコにかかった費用は、サロンの受講料を除いておよそ2000円程度。残ったクリスタルはほかの物の装飾に使うこともできます。女性へのプレゼントにもぴったりなグルーデコ仕様の完全ワイヤレスイヤホンを、ぜひご自分で作ってみてはいかがでしょうか?(※)

※:グルーデコで装飾すると、故障などの際にメーカー保証が受けられなくなる可能性があります。実際に試してみる場合は自己責任で行なって下さい。

 

協力:グルーデコサロン Merci(Instagramアカウント chizuklo_m_814)

森の響きを自宅で! 貴重な「会津桐」を使ったウッドヘッドホンをオンキヨーが発売

オンキヨー&パイオニアは、オンキヨーブランドより、和楽器に用いられる 「桐」 素材と 「彫り」 の技法を採用した密閉型ヘッドホンを、クラウドファンディングサイト「未来ショッピング」で先行販売します。募集期間は2018年8月1日~9月30日。先行販売先着特典プランとして、桐ヘッドホンと特製オリジナルヘッドホンスタンドのセットが限定15セットで30万円(税別)で販売されます。

 

このヘッドホンは、ハウジングに高級和楽器にも用いられる「会津桐」を採用。和楽器の筝の内部に施される「綾杉彫り」 を施すことで、ハウジング内部の定在波を防ぎ、桐素材の響きを生かしています。

↑和楽器のようにハウジングに「彫り」を入れている

 

さらに、自然素材由来のセルロースナノファイバーを世界で初めて100%使用した振動板(特許出願中)を採用した50mm径ドライバーを搭載し、クリアな広帯域再生を実現。ハイレゾ音源にも対応する80kHzの超高域まで再生します。ユニットのベースにはマグネシウム合金を採用し、不要な共振を抑制しています。

↑セルロースナノファイバーを100%使った振動板

 

ヘッドバンドと立体形状のイヤーパッドには高級車のシート等に使われる高級素材アルカンターラを使用。リケーブルに対応しており、3.5mmステレオミニケーブルと2.5mmバランスケーブルの2本が付属します。

↑桐箱に入れてお届け

 

さっそく試聴させてもらったところ、まず驚いたのは密閉型ヘッドホンにもかかわらず開放型のような広がりのある音場が感じられたこと。メタルハウジングのソリッドな音とは異なるウッドハウジングならではの自然な響きが味わえます。サウンドは味付けの少ないモニター寄り。「原音再生を目指して音作りをした」というように、音源そのものの良さを確認できる音となっていました。

 

この桐のヘッドホンは、神田万世橋にオープンした同社のショールーム「ONKYO BASE」に展示され、試聴も可能となっています。プレミアムな桐材を使ったヘッドホンの音を聴きに、ショールームへ足を運んでみてはいかがでしょうか?

“音だけじゃない”その個性は新時代の幕開けか? 音楽をさらに楽しめる一風変わったスピーカー4選

音楽を彩るアイテムとして、スピーカーなどの周辺機器にはこだわりたいもの。近ごろはスマートフォンの進化に伴い、スピーカーの機能やデザインも大きな変貌を遂げています。そこで今回は、一風変わったスピーカー4選をご紹介。思わず欲しくなってしまう魅力あふれる逸品をピックアップしているので、ぜひチェックして下さい。

出典画像:ダルトン 公式サイトより

 

[その1]

音楽に合わせて踊ってくれる!?

出典画像:ソニー 公式サイトより

ソニー
Smart Bluetoothスピーカー BSP60

Bluetoothでスマートフォンに接続すると、音声で操作できるワイヤレススピーカー。話しかけると音楽の再生以外にも天気やスケジュール、メッセージなどを読み上げてくれます。さらにスマートフォンと連動させて、スピーカーで通話することも可能。着信時はスピーカー本体をタッチして通話に切り替えれば、ハンズフリーで相手と会話できます。ビジネスシーンでも電話会議などで活躍してくれそうです。

 

<注目ポイント>
・Bluetooth接続で音声操作が可能
・ハンズフリー通話に対応
・音楽に合わせたアクション機能も搭載
楽曲に合わせてスピーカー本体がアクションする機能を搭載。スピーカーカバーが動いてLEDライトがシンクロするほか、本体が回転したり前進するなど多彩な動きを披露します。ペットロボットのように身近な存在として楽しめるかも。

 

[その2]

首にかけて楽しめるスピーカー

出典画像:BOSE 公式サイトより

BOSE
SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER

ヘッドホンのように周りの音を遮断せず、首にかけるだけで楽しめるウェアラブルスピーカーです。Bluetooth接続によるワイヤレス仕様なので、持ち運びもラクラク。自由に調整できる形状固定ワイヤーは、首や肩の形に合わせてぴったりフィットします。着信を振動でお知らせしたり、通話や「Siri」などにも対応します。

 

<注目ポイント>
・形状固定ワイヤーで首や肩の形にフィット
・アプリと連動させて設定のカスタマイズが可能
・多彩なデザインのオプションカバー
「BOSE CONNECT」のアプリを連動させれば、設定のカスタマイズなど様々なコントロールができます。またオプションのカバーは、サウンドに一切影響を与えないよう設計。静電気を防ぐため、髪の毛や糸くずを寄せつけません。どんな方向にも伸縮するので、身体にぴったりフィットしてくれます。

 

[その3]

電源いらずのオシャレなスピーカー

出典画像:ダルトン 公式サイトより

ダルトン
GLASS SOUND EXPANDER

蓄音機のようなホーンを搭載した特徴的な形のスピーカー。電源を必要とせず、本体の振動を使って音を増幅します。スマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーを乗せるだけのシンプル仕様も特徴。ガラス製なのでインテリアとしても存在感を発揮してくれそうです。

 

<注目ポイント>
・ガラス製のオシャレなデザイン
・電気を必要としないエコスピーカー
・持ち運びにも適したコンパクトサイズ
電気を使わないため、これからの季節はアウトドアシーンなどでも役立ちます。オシャレなデザインゆえにまわりの目線を独り占めしてしまうかも。コンパクトサイズで持ち運びにも適していますが、割れないようにだけ気をつけましょう。

 

[その4]

使い方無限大? 進化し続けるスマートスピーカー

出典画像:Amazon 公式サイトより

Amazon
Amazon Echo

大きな注目を集めるスマートスピーカーですが、「Amazon Echo」はその先駆けともいえる存在。7つのマイクによる優れた音声認識機能を誇り、騒音のある場所や離れたところからでもしっかり声を聞きとってくれます。また搭載されるAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」に対応した電化製品や赤外線コントローラーがあれば、自宅で使用しているテレビやエアコン、扇風機なども声で操作できます。

 

<注目ポイント>
・優れた音声認識機能
・対応製品を駆使すれば自宅のスマートホーム化も可能
・新しい機能・スキルが続々と追加中
「Alexa」の大きな特徴は、現在も新しい機能やスキルが続々と追加されていることです。個人でも独自の機能を追加できるので、上手く使えば利便性はさらにアップ。ちなみにAmazonプライム会員の様々なサービスとも連携しており、100万曲以上の楽曲が聴き放題の「Prime Music」は追加費用なしですぐに利用できます。

みんなの意見で音が決まる! オウルテックがe☆イヤコラボのハイレゾイヤホンを開発中

先日、東京・秋葉原で開催されたポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2018 SUMMER」の会場では、国内外から190を超えるメーカーが参加し、最新のオーディオ製品を展示していました。そのなかでも一際賑わっていたブースが、最も人出の多い会場1Fに出展していたオウルテックブース。同社はUSBケーブルなどのPC・スマホ周辺機器やドライブレコーダーを製造・販売していましたが、その技術を生かしBluetoothスピーカーやイヤホンといったオーディオ製品の開発にも注力しています。

 

今回のポタフェスに出展するにあたり、目玉として用意されたのが、e☆イヤホンとコラボにより開発中のハイレゾ対応イヤホン。オウルテックで同製品を担当する安藤省吾さんに開発背景を伺ったところ、「e☆イヤホンの運営するイヤホン・ヘッドフォンの修理を請け負うクリニック事業では、修理依頼理由の多くがケーブルの断線である一方、オウルテックでは高耐久USBケーブル『超タフストロング ケーブル』などを開発しており、ケーブルの断線に強いイヤホンに一定の需要が見込めることからコラボの実現に至りました」とのこと。製品の開発はセラミック振動板を使用したハイレゾ対応イヤホン「intime 碧 -SORA-」を手がけるO2aidが携わり、音質のチューニングはe☆イヤホンが担当しているそうです。

↑オウルテックは高耐久ケーブル「超タフ ストロングケーブル」など断線を防ぐノウハウを持っていることからコラボが実現

 

今回、ブース内にはチューニングの異なる2種類のイヤホンが用意され、投票によって音の方向性を決めるというテスト試聴が実施されていました。内容は、ブースの来場者に2つのイヤホンを聴き比べてもらい、どちらの音が好みか選んでもらうというもの。試聴した人の意見が最終的な音質チューニングに反映されるということで、みなさん真剣に聴き比べを行っていました。

↑開発中のe☆イヤホンコラボのイヤホンは2種類の異なるチューニングを用意

 

ゲットナビ編集部でも試聴させて頂いたところ、Aは高域がクリアでスッキリした音、Bは低音が強くノリのいい音、という印象。試聴した方による投票では、ややAの方が優勢となっているようでした。

↑同社の安藤さんによれば「Aの方が両日ともやや優勢」とのこと

 

このイヤホンは、最終的にはクラウドファンディングによる製品化を目指すということで、今後、クラウドファンディングサイトで支援を募る予定とのこと。ハイレゾ対応で音質へこだわりつつ、断線に強いケーブルも備えたイヤホンに期待が高まります。

 

このほか、開発中の低価格モデルも展示。「SE-01」はアルミ筐体、「SE-02」はセラミック筐体を採用し、さらにSE-01をベースに試聴してもらった方の意見を音に反映させたチューニングモデル「SE-01 Type-R」もラインナップ。こちらも発売が楽しみなイヤホンです。

↑低価格なSEシリーズも開発中

 

↑8月下旬発売予定の防水Bluetoothスピーカー

 

↑ブースには同社に所属するレースクイーン「オウルテックレディ」が常駐。左の女性は昨年のオウルテックレディを務めた方なのだとか

 

オウルテックのように、クラウドファンディングを活用し、一般ユーザーの声を製品化に生かす企業は今後増えていきそうです。

声優・小岩井ことりが案内する「ポタフェス2018 SUMMER」のイチオシブース10選

7月14日~15日にかけて東京・秋葉原で開催されたポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2018 SUMMER」には、国内外から190を超えるメーカーが参加し、最新のイヤホンやヘッドホンなどが展示されました。GetNaviも昨年に引き続きブースを出展し、最新のワイヤレスオーディオをメーカーの枠を超えて展示。多くの来場者の方に試聴して頂けました。

 

さらに、15日に開催されたステージ「GetNavi presents プレイバック2018 SPRING&SUMMER」では、声優の小岩井ことりさんをゲストにお招きし、ポータブルオーディオに詳しい専門家とともに、2018年上半期のポータブルオーディオシーンを振り返るトークショーを実施。こちらのステージでは、小岩井さんに「そして、少女は呼吸を止めない。」と、「chocoNekoβ(ちょこねこび)」に提供された「inner wave」の特別Ver.の2曲も熱唱して頂きました。

↑トークショーではオーディオネタで大盛り上がり

 

↑小岩井さんのライブで熱気は最高潮へ

 

小岩井さんは、自身でDTMによる作曲活動を行っており、オーディオ製品にもこだわりを持っていらっしゃるそうで、トークショーではお気に入りのイヤホンとしてfinal「E3000」やEarSonics「ES3」を紹介して頂きました。そこで今回は、オーディオ好きの小岩井さんが、ポタフェス2018 SUMMERに出展された数あるブースのなかからイチオシのブースを紹介していきます。

 

小岩井ことりのイチオシブース10選

1.まずはSNS映えする名物スポットで記念撮影

ブース巡りの1発目は、大通りに面したヘッドホン型のアーチが名物となっているオーディオテクニカブースへ。ここはSNS映えする写真が撮れるということで、撮影スポットにもなっています。会場で数量限定発売された「ポタオル」を広げて、ハイポーズ!

 

↑イヤホンなどもしっかり試聴させてもらいました

 

2.開発中の「肩掛けスピーカー」に驚き!

続いて訪れたオウルテックブースでは、開発中のイヤホンのほかにも独自の「超タフストロングケーブル」など様々なアイテムが展示されていました。

 

↑オウルテックブース

 

こちらではまだ商品化されていないという「肩掛けスピーカー」を試させて頂くことに。この肩掛けスピーカーは、他社の製品と異なり、スピーカー部分を取り外して小型のワイヤレススピーカーとしても使えるというアイデア商品。音を再生して頂くと、「わ~低音が振動になって身体に伝わる」と驚いていました。こちらはクラウドファンディングによる商品化を目指しているそうです。

↑小岩井さんは発売未定の「肩掛けスピーカー」が気になったようです

 

3.真空二重構造のヘッドホン

1Fフロアーで目立っていたのは、オーディオブランド「VECLOS(べクロス)」として初のヘッドホンを展示していたサーモスブース。同社が魔法びんの開発で培ってきた真空二重構造エンクロージャーを使ったヘッドホンとなっています。

 

4.ハイエンドヘッドホンの代名詞が進化

地下1Fフロアで小岩井さんが見つけたのは、高級ヘッドホンブームの先駆けとなった名機「HD 800」をベースに、ハウジング素材に強化ガラスを使用した独ゼンハイザーの密閉型ヘッドホン「HD 820」。お値段なんと30万円超という、超ド級のハイエンドヘッドホンです。

↑ゼンハイザーの「HD 820」

 

さっそくゼンハイザーのスタッフの方にお願いして試聴させて頂くことに。音を聴いた小岩井さんは、「すごくクッキリ・ハッキリした音ですね。すべての音がしっかり聴き取れる感じ。ガラスを使うとこういう音になるんですね~」とうっとり聴き入っていました。

 

5.お気に入りのマイク&ケーブル

続いて向かったのは、小岩井さんがポタフェスのライブステージでも使用したお気に入りのマイク&ケーブルを手がけるORBブース。こちらでは、iPhone 7などイヤホン端子のないiOS機器のLightning端子をイヤホン端子に変換するアダプターや、ヘッドホン・イヤホン用交換ケーブルなどを展示。

 

ORBのマイク&ケーブルがお気に入りな点について小岩井さんに伺ったところ、「音はもちろん、触った感触がとても好きなんです」と答えてくれました。

 

6.会場内で最も高額なイヤホン

続いて伺ったのは、e☆イヤホン広報の松田さんいわく、「今回のポタフェスで1番高額なアイテム」という60万円のイヤホン「Erlkönig(エルケーニッヒ)」を出展していた、ドイツのカスタムIEMメーカーVISION EARSブース。このエルケーニッヒは、同社初のユニバーサルモデルだそうです。

 

7.愛用のイヤモニが展示されたEarSonicsブース

小岩井さんのお気に入りイヤホンとしてトークショーでも紹介していたのが、フランスのブランド「EarSonics(イヤーソニックス)」。こちらには、小岩井さんが実際にステージでも使用したカスタムIEM「EM32」が展示されていました。

 

小岩井さんがブースを訪れると、ちょうど試聴をされていた小岩井さんのファンの方に遭遇。「まさか本物の小岩井さんが目の前に現れるなんて……」と驚かれたようでした。

 

8.スピーカーで聴く音をイヤホンで再現

小岩井さんが気になっていたのが、開放感のあるサウンドが聴ける新感覚のイヤホン「INAIR」ブース。このイヤホン、小岩井さんがプライベートで参加したほかのオーディオイベントでも聴く機会があったそうで、ぜひもう一度聴いてみたいとのことでした。

↑INAIRの開発者である佐川大介さんと

 

開発者のアンドカラー代表・佐川大介さんに装着方法を教わり、イヤホンを耳に入れてみます。このINAIRはイヤホンの管の部分を耳に引っかけるように装着する、独特な装着方法なんだとか。佐川さんによれば、スピーカーで聴いている音を持ち歩きたい、と思ったのが開発のきっかけになったそう。従来のイヤホンとは異なる広がりのあるサウンドが楽しめます。

 

9.小岩井さん愛用のDACも

アユートブースでは、小岩井さんが愛用しているポータブルDAC「Hugo」の最新モデルである「Hugo 2」や、ハイレゾ対応のポータブル音楽プレーヤー「ACTIVO CT10」などを展示。普段から、「A&futura SE100」と「Hugo」を組み合わせて音楽を聴いているという小岩井さんの音へのこだわりを垣間見ることができました。

↑小岩井さんが持っているA&futura SE100とHugoはなんと私物です

 

↑「ACTIVO CT10」のイメージキャラを務めるVTuber電脳少女シロと同じポーズで

 

10.最新ワイヤレス機が自由に試せるGetNaviブース

最後はGetNaviブースにも立ち寄って頂きました。GetNaviブースでは「最新ワイヤレスを体験」をテーマに、各社の注目ワイヤレス製品を展示。試聴や聴き比べが自由に行えるようになっており、多くの方に足を運んで頂きました。

 

今回、急ぎ足で各ブースをまわったのでゆっくり試聴する時間がなく、「またじっくり試聴しに来たいな~」と語っていた小岩井さん。7月26日よりスタートとなるご自身初の冠ラジオ番組「ことりの音」でもDTMやオーディオについて語りたい!! ということですので、みなさまぜひチェックしてみて下さい!

↑ステージの最後に「大事なお知らせ」ということで、初の冠ラジオ番組スタートを発表! ファンの方からは「おめでとう!」の声が

 

【番組情報】

小岩井ことりさん初の冠ラジオ番組「ことりの音」

◆ニコ生:ボイスガレッジにて月2回放送(第2、第4木曜22時~)

初回放送:7月26日(木)22:00~スタート

詳しくは番組インフォメーション(http://ch.nicovideo.jp/voicegarage/blomaga/ar1622868)をご確認ください

 

【出演情報】

小岩井ことりさんが主人公・宮内れんげ役を務めている劇場版アニメ「のんのんびより ばけーしょん」が8月25日より公開されます。前売り券好評発売中!

声優・小岩井ことりが案内する「ポタフェス2018 SUMMER」のイチオシブース10選

7月14日~15日にかけて東京・秋葉原で開催されたポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2018 SUMMER」には、国内外から190を超えるメーカーが参加し、最新のイヤホンやヘッドホンなどが展示されました。GetNaviも昨年に引き続きブースを出展し、最新のワイヤレスオーディオをメーカーの枠を超えて展示。多くの来場者の方に試聴して頂けました。

 

さらに、15日に開催されたステージ「GetNavi presents プレイバック2018 SPRING&SUMMER」では、声優の小岩井ことりさんをゲストにお招きし、ポータブルオーディオに詳しい専門家とともに、2018年上半期のポータブルオーディオシーンを振り返るトークショーを実施。こちらのステージでは、小岩井さんに「そして、少女は呼吸を止めない。」と、「chocoNekoβ(ちょこねこび)」に提供された「inner wave」の特別Ver.の2曲も熱唱して頂きました。

↑トークショーではオーディオネタで大盛り上がり

 

↑小岩井さんのライブで熱気は最高潮へ

 

小岩井さんは、自身でDTMによる作曲活動を行っており、オーディオ製品にもこだわりを持っていらっしゃるそうで、トークショーではお気に入りのイヤホンとしてfinal「E3000」やEarSonics「ES3」を紹介して頂きました。そこで今回は、オーディオ好きの小岩井さんが、ポタフェス2018 SUMMERに出展された数あるブースのなかからイチオシのブースを紹介していきます。

 

小岩井ことりのイチオシブース10選

1.まずはSNS映えする名物スポットで記念撮影

ブース巡りの1発目は、大通りに面したヘッドホン型のアーチが名物となっているオーディオテクニカブースへ。ここはSNS映えする写真が撮れるということで、撮影スポットにもなっています。会場で数量限定発売された「ポタオル」を広げて、ハイポーズ!

 

↑イヤホンなどもしっかり試聴させてもらいました

 

2.開発中の「肩掛けスピーカー」に驚き!

続いて訪れたオウルテックブースでは、開発中のイヤホンのほかにも独自の「超タフストロングケーブル」など様々なアイテムが展示されていました。

 

↑オウルテックブース

 

こちらではまだ商品化されていないという「肩掛けスピーカー」を試させて頂くことに。この肩掛けスピーカーは、他社の製品と異なり、スピーカー部分を取り外して小型のワイヤレススピーカーとしても使えるというアイデア商品。音を再生して頂くと、「わ~低音が振動になって身体に伝わる」と驚いていました。こちらはクラウドファンディングによる商品化を目指しているそうです。

↑小岩井さんは発売未定の「肩掛けスピーカー」が気になったようです

 

3.真空二重構造のヘッドホン

1Fフロアーで目立っていたのは、オーディオブランド「VECLOS(べクロス)」として初のヘッドホンを展示していたサーモスブース。同社が魔法びんの開発で培ってきた真空二重構造エンクロージャーを使ったヘッドホンとなっています。

 

4.ハイエンドヘッドホンの代名詞が進化

地下1Fフロアで小岩井さんが見つけたのは、高級ヘッドホンブームの先駆けとなった名機「HD 800」をベースに、ハウジング素材に強化ガラスを使用した独ゼンハイザーの密閉型ヘッドホン「HD 820」。お値段なんと30万円超という、超ド級のハイエンドヘッドホンです。

↑ゼンハイザーの「HD 820」

 

さっそくゼンハイザーのスタッフの方にお願いして試聴させて頂くことに。音を聴いた小岩井さんは、「すごくクッキリ・ハッキリした音ですね。すべての音がしっかり聴き取れる感じ。ガラスを使うとこういう音になるんですね~」とうっとり聴き入っていました。

 

5.お気に入りのマイク&ケーブル

続いて向かったのは、小岩井さんがポタフェスのライブステージでも使用したお気に入りのマイク&ケーブルを手がけるORBブース。こちらでは、iPhone 7などイヤホン端子のないiOS機器のLightning端子をイヤホン端子に変換するアダプターや、ヘッドホン・イヤホン用交換ケーブルなどを展示。

 

ORBのマイク&ケーブルがお気に入りな点について小岩井さんに伺ったところ、「音はもちろん、触った感触がとても好きなんです」と答えてくれました。

 

6.会場内で最も高額なイヤホン

続いて伺ったのは、e☆イヤホン広報の松田さんいわく、「今回のポタフェスで1番高額なアイテム」という60万円のイヤホン「Erlkönig(エルケーニッヒ)」を出展していた、ドイツのカスタムIEMメーカーVISION EARSブース。このエルケーニッヒは、同社初のユニバーサルモデルだそうです。

 

7.愛用のイヤモニが展示されたEarSonicsブース

小岩井さんのお気に入りイヤホンとしてトークショーでも紹介していたのが、フランスのブランド「EarSonics(イヤーソニックス)」。こちらには、小岩井さんが実際にステージでも使用したカスタムIEM「EM32」が展示されていました。

 

小岩井さんがブースを訪れると、ちょうど試聴をされていた小岩井さんのファンの方に遭遇。「まさか本物の小岩井さんが目の前に現れるなんて……」と驚かれたようでした。

 

8.スピーカーで聴く音をイヤホンで再現

小岩井さんが気になっていたのが、開放感のあるサウンドが聴ける新感覚のイヤホン「INAIR」ブース。このイヤホン、小岩井さんがプライベートで参加したほかのオーディオイベントでも聴く機会があったそうで、ぜひもう一度聴いてみたいとのことでした。

↑INAIRの開発者である佐川大介さんと

 

開発者のアンドカラー代表・佐川大介さんに装着方法を教わり、イヤホンを耳に入れてみます。このINAIRはイヤホンの管の部分を耳に引っかけるように装着する、独特な装着方法なんだとか。佐川さんによれば、スピーカーで聴いている音を持ち歩きたい、と思ったのが開発のきっかけになったそう。従来のイヤホンとは異なる広がりのあるサウンドが楽しめます。

 

9.小岩井さん愛用のDACも

アユートブースでは、小岩井さんが愛用しているポータブルDAC「Hugo」の最新モデルである「Hugo 2」や、ハイレゾ対応のポータブル音楽プレーヤー「ACTIVO CT10」などを展示。普段から、「A&futura SE100」と「Hugo」を組み合わせて音楽を聴いているという小岩井さんの音へのこだわりを垣間見ることができました。

↑小岩井さんが持っているA&futura SE100とHugoはなんと私物です

 

↑「ACTIVO CT10」のイメージキャラを務めるVTuber電脳少女シロと同じポーズで

 

10.最新ワイヤレス機が自由に試せるGetNaviブース

最後はGetNaviブースにも立ち寄って頂きました。GetNaviブースでは「最新ワイヤレスを体験」をテーマに、各社の注目ワイヤレス製品を展示。試聴や聴き比べが自由に行えるようになっており、多くの方に足を運んで頂きました。

 

今回、急ぎ足で各ブースをまわったのでゆっくり試聴する時間がなく、「またじっくり試聴しに来たいな~」と語っていた小岩井さん。7月26日よりスタートとなるご自身初の冠ラジオ番組「ことりの音」でもDTMやオーディオについて語りたい!! ということですので、みなさまぜひチェックしてみて下さい!

↑ステージの最後に「大事なお知らせ」ということで、初の冠ラジオ番組スタートを発表! ファンの方からは「おめでとう!」の声が

 

【番組情報】

小岩井ことりさん初の冠ラジオ番組「ことりの音」

◆ニコ生:ボイスガレッジにて月2回放送(第2、第4木曜22時~)

初回放送:7月26日(木)22:00~スタート

詳しくは番組インフォメーション(http://ch.nicovideo.jp/voicegarage/blomaga/ar1622868)をご確認ください

 

【出演情報】

小岩井ことりさんが主人公・宮内れんげ役を務めている劇場版アニメ「のんのんびより ばけーしょん」が8月25日より公開されます。前売り券好評発売中!

プロが太鼓判! BS/CS 4K放送見るなら東芝レグザの有機ELテレビ「X920」がベストチョイス

今年12月1日よりいよいよ放送開始となる「BS/CS 4K放送」にむけて、メーカー各社からは外付けのBS/CS 4Kチューナーが続々発表されています。この4Kチューナーを従来のテレビに接続すれば、既存のテレビでもBS/CS 4K放送の視聴が可能となります。

 

詳しくはコチラの記事を参照下さい。

意外と手軽!?「新4K8K衛星放送」見るのに“本当に必要なもの”はなにか

 

しかし、それらの外付けチューナーを用意しなくてもBS/CS 4K放送を視聴できる“4Kチューナー内蔵テレビ”が東芝から発表され話題となりました。それが、同社のレグザシリーズ2018年夏モデルである4K液晶テレビ「M520X」、「BM620X」と、4K有機ELテレビ「X920」の3機種。また、今後の予定として「Z」シリーズの後継機となる4K液晶テレビのハイエンドモデルも登場予定とのこと。現段階で4Kチューナーを内蔵するテレビは、この東芝レグザだけとなっています。

 

すでに発売中の4K液晶テレビ「M520X」、「BM620X」に加え、いよいよ7月25日よりレグザシリーズ最上位機種となる4K有機ELテレビ「X920」が発売となります。そこで今回は、GetNavi読者にはおなじみのAV評論家・藤原陽祐さんによる徹底レビューをお届け。レグザの最新フラッグシップ機「X920」の画質は? 音質は? 機能性は? 気になる点をしっかりチェックしていきましょう。

↑サイズは65型と55型の2サイズをラインナップ(写真は65X920)

 

【プロがチェック】

AV評論家/藤原陽祐さん

新聞記者から専門誌の編集を経て独立。製品レビューやAV専門誌での評論活動などを行っています。

 

↑藤原陽祐さんが発売前のX920を徹底チェックしました

 

4Kチューナー内蔵は東芝レグザだけ

「X920」の最大の特徴は、なんといっても有機ELテレビでは唯一、4Kチューナーを内蔵していること。東芝では4K放送受信用CASを含む「BS/CS 4K視聴チップ」をテレビ購入後に別送し、それをテレビ背面の専用端子に装着するだけで4K放送が視聴可能になるという仕組みを採用しています。このチップは10月以降から順次送付されるので、12月より始まるBS/CS 4K放送を初日から楽しむことができます。

↑BS/CS 4K視聴チップは10月以降に送付される予定

 

最新パネル×新エンジンで有機ELレグザ史上最高の画質

X920の特徴はそれだけではありません。新開発の画素構造によりピーク輝度が向上した最新世代の有機ELパネルを採用しているほか、新開発の映像エンジン「レグザエンジン Evolution PRO」を搭載しており、画質も従来より大幅に向上しています。

↑レグザシリーズのなかでもハイエンドモデルに搭載される「レグザエンジン Evolution PRO」

 

この「レグザエンジン Evolution PRO」は、発売中の4K液晶テレビ「M520X」、「BM620X」に搭載されている映像エンジン「レグザエンジン Evolution」よりも処理能力が高く、先進の映像処理技術とAI技術により、有機ELのポテンシャルを引き出しています。

 

例えば4K映像でも、映画/アニメやCM、ビデオなど映像の種類によってフレームレートが異なりますが、X920では映像の種類を判別して超解像処理を行う「BS/CS 4KビューティX PRO」により、映像の種類に応じた適切なフレームを参照し、適切なノイズリダクション処理・超解像処理を行うことで、BS/CS 4K放送をより美しく再生します。

↑4K映像の種類に応じた処理を行う「BS/CS 4KビューティX PRO」

 

藤原さんに持参して頂いたUHD BDソフトを視聴して頂いたところ、「パネルが最新世代になって全体的に明るくなりましたね。これなら明るいリビングに置いても大丈夫。また、暗部の色味や諧調もねばっている印象です」とコメント。有機ELならではの、引き締まった深みのある映像が楽しめます。

↑引き締まった黒の表現は有機ELならでは

 

【藤原’s EYE】

 

 

4K映像だけじゃない! 地デジもBDも高画質に再現

美しく再生するのは4K映像だけではありません。レグザシリーズは、従来より地デジ放送のアップコンバート技術に定評があり、普段のテレビ番組も高精細かつノイズレスな画質で見ることができましたが、X920では「地デジビューティX PRO」により地デジ画質も大幅に向上しています。

 

一般的な4Kテレビでは、1440×1080ドットの地デジやBS放送の映像を3840×2160ドットの4K映像に引き伸ばし、その後で画質処理を行いますが、X920では、まず横1440ドットの映像を1920ドットに水平4/3倍伸長して再構成型超解像処理を実施。続いて、1920ドットに引き伸ばした映像をさらに3840ドットに水平2倍伸長して自己合同性型超解像処理を実施し、縦1080ドットの映像を2160ドットに垂直2倍伸長して自己合同性型超解像処理を行うという3段階のステップで超解像処理を施しているのです。この細かい処理によって、アップコンバート時に発生しがちなノイズを抑制し、自然で高精細な映像を実現しています。

↑3ステップの超解像処理により、ノイズの少ない4K映像にアップコンバートしている

 

このほか、映像の種類によって異なるフレームレートを判別し適切な参照フレームを決める「アダプティブフレーム超解像」や、処理対象画素の周囲を解析した絵柄の相関性に基づいてフィルターの形状を適正化する「絵柄構造適応型MPEG-NR」、映像のエリアごとに画素単位で適した超解像処理を実施する「絵柄解析 再構成型超解像」などの画像処理技術を用いることで、ネイティブ4Kと見間違えるほど精細感のある画質で地デジ放送が楽しめます。

 

タイムシフトマシンで録画した地デジ番組を視聴したところ、従来よりもノイズの少ない高精細な画質に思わず驚きの声が。「S/Nがかなり向上していますね」(藤原さん)。また、フルHD画質/HDR非対応のBDソフトで映画やアニメ作品を視聴してみると、まるでネイティブ4K/HDR映像と見間違えるような高精細で高コントラストな映像が再生されました。「AI機械学習HDR復元」機能により、シーンごとに画像をAI分析することで、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)映像でもHDR並みの高いコントラストに復元することができるのだそう。

 

【藤原’s EYE】

 

スピーカー設計を一新して音質も強化

せっかく美しい映像を再生できても、音質に満足できなければ没入感は得られませんよね。X920では、フルレンジスピーカー、ツイーター、バスレフボックスのすべてを新設計した「有機ELレグザオーディオシステム」を採用。総合出力46Wのマルチアンプ駆動することで、迫力の低音から伸びやかな高音まで臨場感豊かなサウンドを再生します。

また、低音と中高音をそれぞれ適切な分解能で補正する「レグザ サウンドイコライザー・ハイブリッド」により、全帯域にわたってフラットで明瞭なサウンドで再生。さらに、画面の高さから音が出ているような自然な音像定位に調整する「サウンドリフト機能」により、音と映像の一体感を高めています。

 

スマート機能でテレビ番組がネット動画のように自在に見られる

レグザならではの録画機能「タイムシフトマシン」も、さらに使いやすく進化しています。同機能は、対応する外付けHDDをつなぐことで地デジ番組を最大6チャンネル分丸ごと録画できる機能ですが、X920では見たい番組やシーンを検索する機能がよりスマートになりました。

 

見逃してしまった話題の番組を探すときは、リモコンの「過去番組表」ボタンを押すと、まるで新聞の番組欄から選べるように過去の番組を探すことができます。

↑過去番組表のイメージ

 

また、帰宅してテレビをつけると、見たかった番組がすでに終盤に……そんなときは、リモコンの「始めにジャンプ」を押すと瞬時にオープニングに戻って再生することができます。

 

録画した番組のなかから、見たい番組やシーンにすぐにアクセスすることも可能。リモコンの「ざんまい」ボタンを押すと、様々なカテゴリから好きなカテゴリを選び、画面下部にリストアップされた番組のなかから、スムーズに見たい番組を再生できます。さらに、番組を再生するとシーンリストが表示され、見たいニュースや好きなアーティストの出演シーンなどを選んで再生することができます。まるでテレビ番組がネット動画になったかのように、自由自在に再生することができますね。

また、X920のリモコンはマイクを搭載しており、音声で見たい番組やシーンを検索することも可能です。膨大な録画番組のなかからリモコン操作だけで見たい番組を探すのは大変ですが、音声検索ならすばやく目的の番組にアクセスすることができます。音声による録画予約にも対応しています。

 

Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーに連携することも可能で、リモコンを持たずに音声でチャンネル変更や音量調整なども行えます。家事で手が離せないときや、急な電話対応のときなどに便利に使えますね。

 

このほか、タイムシフトマシン録画時に放送中の地デジ6チャンネルを表示する「まるごとチャンネル」や、地デジ2チャンネルや地デジ+外部入力映像など2画面を同時に表示する「ダブルウインドウ」機能も搭載。テレビ番組を見ることにこだわった機能が多数備わっています。

↑6チャンネル分の番組を表示する「まるごとチャンネル」の画面イメージ

 

【藤原’s EYE】

 

プロが太鼓判! 4Kテレビを画質で選ぶなら「X920」がベスト

ここまで藤原さんに、東芝4K有機ELレグザ「X920」の画質や音質、使い勝手を徹底チェックして頂きましたが、その結論やいかに……?

 

「まだBS/CS 4K放送が始まっていない段階ですが、現在視聴できる地デジやBS/CS放送を見るなら『X920』がベストチョイス。早くBS/CS 4K放送をこのX920で見てみたいと思えるテレビです。来年には各社から4Kチューナー内蔵テレビが発売されると見通しですが、今年テレビを買い替えるなら、東芝レグザを選んでおけば間違いありません」(藤原さん)。

 

4Kチューナー内蔵や最新世代の有機ELパネル、タイムシフト録画にスマート視聴機能など、画質や音質、使いやすさにもこだわった東芝レグザの4K有機ELテレビ「X920」は、プロが太鼓判を押す、テレビの購入や買い替えを検討している方にオススメな1台です。7月25日から全国の家電量販店に並ぶとのことですので、ぜひ店頭でその画質や性能をチェックしてみて下さい。

 

1ボタン1機能という固定概念を捨てよ! プロが教える究極のカスタマイズ方法――『CAPA 2018年8月号』

僕は、普段ニコンのデジタル一眼レフをメインカメラとして使用している。そのほか、ミラーレス一眼やコンパクトデジカメも状況に応じて使い分けている。

 

メインのデジカメに関しては、自分の使いやすいようにボタン類によく使う機能を割り当ててカスタマイズしている。長年使っているので、操作時にそれほど迷ったりすることはほとんどない。

 

 

メインカメラ以外は結局初期設定のまま

問題は、メイン以外のカメラだ。やはり操作に関しては大きく違うことが多い。一応使いやすいように、背面などにあるボタンによく使う機能を割り当てたりしてカスタマイズしているのだが、機種ごとにボタンの数や位置も異なるため覚えられるわけもなく、メインのカメラ以外はほぼ初期設定で使うという感じになっている。

 

例えば、オートフォーカスの測距点を変更した場合。メインカメラはボタン一発で中央に戻すことができるが、他機種の場合は、そもそも測距点の移動方法からして違っていたり、中央に戻すにも違う動作が必要になるなど、ややこしい。

 

また、ISO感度やホワイトバランスの変更なども頻繁に行うため、割り当てるボタンを変えたりするものの、カスタマイズした結果、ボタンにアイコン表記されている機能と異なってしまうため迷ってしまい、結局初期設定のままだったりする。

 

 

複数ボタンに同一機能を割り当てるというカスタマイズ

このようなカスタマイズ問題に対するひとつの答えを、『CAPA 2018年8月号』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)内の特集「俺の/私のカメラ・カスタマイズ」という特集で見つけた。

 

この特集は、プロカメラマンのカメラ設定項目のカスタマイズを紹介している。いろいろ役立つ設定が掲載されているのだが、僕が一番感銘を受けたのが、ポートレート撮影で有名な増田賢一氏のカスタマイズだ。

 

増田氏は、僕と同じニコンのデジタル一眼レフ「D750」と「D500」をメインに使っている。両機種とも操作系統は似ているので、同時に使うのにとてもいいと感じる。

 

しかし、ニコン以外の機種ではやはり戸惑うこともあるようだ。そこで増田氏が編み出したカスタマイズがこちら。

ソニーやルミックスなどは、カスタムキーが多くて自由度が高い反面、覚えきれない場合も多い。そんなとき、一部付近のボタンすべてに同じ機能を割り当て、手探りでも迷わず操作できるようにしている。

『CAPA 2018年8月号』より引用

 

これは目から鱗だった。どうしても、1つのボタンに1つの機能を割り当てるという固定概念があり、4つボタンがあったら4つの機能をそれぞれに割り当てようとしてしまっていた。

 

デジカメの背面にはよく上下左右にボタンが配置された十字ボタンがある。僕なら、上に「ISO」、下に「ホワイトバランス」、右に「セルフタイマー」、左に「連写設定」などというように、それぞれ機能を割り当ててしまう。正直言えば、左右のボタンに割り当てた機能なんかはほとんど使わないのだが、ボタンが余っているからしかたなく割り当てるといった感じだ。

 

しかし、増田氏は違う。例えば、十字キーのボタン4つにすべて「ISO」を割り当てるということなのだろう。これなら、アバウトに十字キーを押すだけで、どれを押しても「ISO」の機能が立ち上がる。

 

頭のよい人というのは、こういう発想ができる人のことを言うのだろう。

 

1ボタン1機能という固定概念よ、さらば

かたくなに、1ボタン1機能ということに無意識にこだわり、使いもしない機能にボタンを無駄遣いしていた自分が恥ずかしい。

 

さっそくデジカメの設定を見直して、ボタンの割り当てについて検討してみたいと思う。これがうまくいけば、かなり撮影のときに迷うことがなくなるはずだ。みなさんも、自分がよく使う機能を複数のボタンに割りあててみてはいかがだろうか。撮影時のストレスが大幅に軽減されるかもしれない。

 

【書籍紹介】

CAPA 2018年8月号

著者:CAPA編集部
発行:学研プラス

デジタル一眼カメラや交換レンズ、周辺機材の最新情報が満載。豊富な作例とわかりやすいハード記事で、多くの一眼カメラファンの支持を集める。撮影テクニック記事やプロ写真家の作品紹介、充実したフォトコンテスト記事も人気。

kindlleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
Bookbeyondで詳しく見る

プロも太鼓判の高品質! 4K有機ELテレビ、コスパで選んだらやっぱりFUNAIでした

昨年初めて4K液晶テレビを発売して話題を呼んだFUNAIから、超高画質の4K有機ELテレビ「FE-55V7010」がヤマダ電機独占販売で登場。画質、音質、使い勝手のすべてにおいて、価格を超えた品質を実現した逸品だ。

 

FUNAIのオフィシャルサイトはこちら

ヤマダウェブコム FUNAIブランド専用ストアはこちら

 

国内の工場で製造することで高いクオリティを実現!

漆黒の空に、花火が燦然と煌めいた。瞬間、かすかに照らし出された街の建物は、仄暗いところから少し明るいところまで、滑らかなグラデーションで描かれる。やがて散りゆく火花は、一つひとつが潰れることなくクッキリとして、残像なくきれいに流れていく――。

 

FUNAIが満を持して投入した4K有機ELテレビは、国内の自社工場で製品の最終組立を行い、厳しい出荷検査を実施。同社が標榜する「JAPAN QUALITY」に相応しい逸品に仕上げられた。テクニカル・ライターの湯浅顕人さんは、その品質の良さに驚きを隠せない。

 

「リーズナブルな価格ですが、性能を落としたり、機能を省略したりということはありません。有機ELの魅力を存分に味わえる画質だけでなく、リアルなサラウンド音響や、多彩なネットコンテンツ、リモコンや録画機能の使い勝手に至るまで、すべてが最高クラス。間違いなく“買い”です」

 

【私がチェックしました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器とPCに精通。4Kテレビでは、画質はもちろんのこと、音質や使い勝手、デザインにもこだわる。

 

 

【画質】

独自の高画質エンジンで有機ELの魅力を引き出す

有機ELパネルのポテンシャルを最大限引き出すため、映像エンジンを独自に開発。コントラストや鮮やかさを強調しつつ、色飽和を抑えた自然で上質な画質に仕上げた。地デジやBDの映像も4K画質にアップコンバートする。

↑左側が従来の画質、右側が4K有機ELモデルの画質。HDR映像技術「Dolby Vision」に対応。従来のテレビに比べて広色域かつ高コントラストな表現が可能に

 

“肉眼で見たまま”の自然な映像が好印象

「真っ黒な部分はきちんと真っ黒で、暗い部分の階調も滑らかで正確に表現されていました。色彩表現は鮮やかですが、不自然な派手さはなく“肉眼で見たままの映像”という印象です」(湯浅さん)

 

 

【録画】

1TBのHDDを内蔵し自動録画にも対応

4K有機ELテレビとして唯一、録画用HDDを内蔵。ジャンルや出演者などを事前に選んでおけば自動で録画予約される「おまかせ録画」に対応する。残り容量が少なくなると、古い番組から自動で消去されるため安心だ。

↑リモコンの「録画」ボタンを押すだけで放送中の番組をすぐ録画。番組表を表示しているときに押せば予約できる

 

番組が自動で分類されるから探す手間なし

「録画した番組はジャンルごとに自動分類され、目当ての番組がすぐ見つかります。同社のBDレコーダーを組み合わせると、録画メディアを選択できるため、自在に使い分けられます」(湯浅さん)

 

 

【音質】

スピーカーを正面に配置し音がダイレクトに届く

正面に配置されたフルレンジスピーカーがダイレクトな音を実現。さらに、ウーファーとパッシブラジエーターが低域の迫力を増強する。コンサートホールなど、プロの現場で培われた技術を応用したサラウンドサウンドも秀逸だ。

↑画面下部の正面にスリムなスピーカー開口部を備える。薄型テレビにありがちな音の“こもり”を解消した

 

不要な残響のないシャープなサウンド

「フロントスピーカーの効果による、不要な残響のないシャープな音質が持ち味です。「シネマモード」では低音がどっしり。目の前にフワッと音が広がり、豊かな膨らみを感じました」(湯浅さん)

 

 

【意匠】

画面だけが空間に浮かび、映像世界へと引き込まれる

超スリムベゼルの採用に加えて、スタンドが正面から見えない設計としたことで、まるで映像だけが空間に浮かんでいるよう。映像コンテンツの世界に引き込まれる。奥行きが抑えられているため、大画面でも設置性は高い。

↑映像だけを際立たせるスタイリッシュなミニマルデザイン。「FUNAI」のロゴも左下に小さく収められた

 

画面がちょうど良いアングルに上向き傾斜

「視聴距離(約2.5m)からベゼルの存在が確認できないほど。画面をやや上向きに傾斜させた設計で、ラックに設置してソファなどから視聴するとちょうど良いアングルとなります」(湯浅さん)

 

 

 

FUNAI
FE-55U7010
想定販売価格28万584円
65V型は同43万1784円

さらに10%ポイント進呈

同社初となる4K有機ELテレビ。独自開発の高画質エンジン「クリアピクスエンジン4K HDR」により、高品位な映像を描き出す。また、最大出力50Wのサウンドシステムを搭載しており、立体的で迫力のある音を響かせる。

SPEC●ラインナップ:65V型、55V型●内蔵HDD容量:1TB(約128時間録画)●接続端子:HDMI入力×4、USB×2、LAN×1ほか●サイズ/質量:約W1228×H
731×D267㎜/約33.5㎏(スタンド含む)

 

↑リモコンのボタンは押し心地にクリック感があり、操作しやすい。ネット動画に直接アクセスできるボタンを下部に備える

 

↑有機ELパネルならではの極薄デザインを実現した。画面をわずかに傾かせることで見やすくなり、コンテンツに没頭できる

 

 

BDレコーダーもチェック!

FBR-UT2000
想定販売価格6万264円
1TBモデルは同5万3784円

さらに10%ポイント進呈

チューナー数:3●内蔵HDD:2TB●UHD BD再生対応●ハイレゾ再生対応

4K HDRを楽しめるUltra HDブルーレイの再生に対応。地デジ放送などの低画質映像も、自然で滑らかな4K/60p画質にアップコンバートする。ハイレゾ音源の再生にも対応。

 

 

液晶モデルのラインナップも大充実!

 

姉にはない“活発さ”が魅力!? JH姉妹の末妹「Billie Jean」は最強のエントリーイヤホンだった

マイケル・ジャクソンはいわずと知れたアメリカのスーパースターですが、2009年に亡くなってから早くも9年の月日が流れました。そのマイケルの代表曲である「Billie Jean(ビリー・ジーン)」に敬意を評して名前を授かったイヤホン「Billie Jean」が、“インイヤーモニターの神”としてリスペクトされているアメリカのエンジニア、ジェリー・ハービー氏のブランドJH Audioと、元祖ハイレゾ対応オーディオプレーヤーのブランドであるAstell&Kernとのコラボレーションによって誕生しました。JH Audioのイヤホンといえば高級モデルが勢ぞろいするイメージが強いかもしれませんが、Billie Jeanは4万円を切る手の届く価格を実現した「THE SIRENシリーズ」の新エントリーモデルです。いったいどんな音がするのか? 実力を徹底解剖してみたいと思います。

↑JH AudioとAstell&Kernのコラボにより誕生したイヤホン「Billie Jean」(実売価格3万9980円)

 

JH AudioとAstell&Kernがコラボしたイヤホンには3Dプリント技術を使ってシェルを成形したことでも話題を呼んだ、3ウェイ・3BAドライバー仕様の「Michelle(ミシェル)」というモデルがありました。現在はMichelleをベースに本体のシェルを再成形して、サウンドもチューニングを新しくした「Michelle Limited」が好評発売中です。

↑Michelle Limited

 

Billie JeanはJH Audio独自開発による2Way・2BAドライバー仕様のイヤホンで、Michelle Limitedの妹分という位置付けになります。高域用のドライバーがすべての音楽情報を再生して、中低域用のドライバーでフラットな中域と、歪みのないクリアな低域を補います。カスタム・イヤーモニターを含むJH Audioの上位モデルにも採用されている「freqphaseテクノロジー」により、複数のドライバーから出力される音のタイミングと位相のズレを筐体内部に配置したチューブの長さを微調整しながら、0.01ミリ秒以内に抑えて正確で自然なイヤホンリスニングを可能にしています。

 

イヤホン本体のサイズは、先に発売されたMichelle Limitedよりも30%ほどダウンサイジングを図りました。イヤホンのサイズが小さくなれば様々なユーザーの耳の形に素直にフィットするからです。

↑左がMichelle Limited。本体のサイズが30%ほどダウンサイジングされています

 

ところが本体のサイズをただやみくもに小さくしてしまうと、今度はエンジニアやミュージシャンが意図した迫力のあるサウンドを再現しづらくなるものです。幅広い帯域で豊かな情報量と自然な音色・質感を持ったサウンドを鳴らすために、Billie Jeanではイヤホンのノズル部分を音響室として、イヤホン内部のスペースをすべて有効に活用しながら伸びのあるクリアな音を響かせることにチャレンジしました。この「アコースティック・チャンバー・サウンド・ボア」と呼ぶ独自のテクノロジーが、特に高域の特性を最適化するために重要な役割を果たしているそうです。

↑ノズルを音響室として活用しながらリッチな音を再現する「アコースティック・チャンバー・サウンド・ボア」の技術を特徴としています

 

音響室としてのパフォーマンスを十分に発揮させるため、ノズルは比較的ゆったりとしたサイズに設計されています。そのぶんイヤーピースを薄皮にしたことで、耳穴のサイズが比較的小さめな方でも心地よいフィット感が得られます。メタリックレッドの鮮やかな本体色なので、女性の音楽ファンにもアクセサリー感覚で身につけられるイヤホンです。

 

THE SIRENシリーズのエントリーモデルでありながら、Billie Jeanも付属のケーブルを着脱して2pinタイプのケーブルと交換できる仕様としています。商品パッケージに付属するケーブルは銀メッキ銅線を圧縮して、平らにした状態で強化繊維のケブラーに巻きつけて伸縮強度を高めています。ケーブルを曲げたり引張ったときにかかるテンションにも強く、ポーチやバッグの中から取り出したときにケーブルが絡んでいても簡単に解せる取り回しの良さも特徴としています。プレーヤー側の端子が3.5mm/3極プラグのアンバランス接続仕様のケーブルですが、Michelle Limitedに付属する2.5mm/4極のバランスケーブルなど2pin端子の一部ケーブルに交換して音の違いを楽しめます。

↑2pin端子のリケーブルに対応。音のカスタマイズが楽しめます

 

そのサウンドは「日に焼けた体育会系の妹」……?

今回、このBillie Jeanのレビューの内容をGetNavi編集部の担当者に相談したところ、「マイケル・ジャクソンの名曲『ビリー・ジーン』をイヤホンのビリー・ジーンで聴く」というのはどうでしょう? という、誰もが思いつきそうな超ベタな提案をされたので、さっそくやってみたいと思います。プレーヤーにはAstell&KernのA&futura SE100を組み合わせています。

↑Astell&Kernのオーディオプレーヤー「A&futura SE100」でマイケル・ジャクソンの代表曲「Billie Jean」を再生

 

イヤホンBillie Jeanで聴くと、どんな音楽もまるで“録れたて”のイキイキとした鮮度で楽しめるのが大きな特長だと思います。楽曲冒頭のドラムスとエレキベースによるプリッとした弾力感あふれるリズムを、柔らかくきめ細かなシンセサイザーが包み込む。そして重厚なバックグラウンドの演奏を、マイケルのあふれんばかりにエネルギッシュなボーカルが鋭く切り裂きます。

 

コンパクトサイズなイヤホンからは想像もつかないほどスケールの大きな音場が広がります。ボーカルやバンドの楽器がのびのびとうたい、高域のキラキラとした明るいトーンがこの楽曲と怖いぐらいマッチしました。やっぱりジェリー・ハービー氏も「Billie Jean」を聴きながらこのイヤホンの音をベストパフォーマンスに追い込んでいったのでしょうか。大満足です。ちなみに「Billie Jean」を収録するアルバム「Thriller」は冒頭の「Wanna Be Startin’ Somethin’」から、ポール・マッカートニーとのデュエットソング「The Girl Is Mine」、そしてエンディングの「The Lady in My Life」まで、すべての楽曲がこのイヤホン「Billie Jean」と相性良好でした。なんだかとてもアメリカに行きたくなってきます。

 

本機にとっては“姉”であるイヤホン、Michelle Limitedは中高域の音の輪郭を繊細に描く表現力がより長けているように感じます。低域も解像度が高く、量感が十分にありながらダブついた感じがなく、余韻がさわやかな後味を残しながら空間に溶けこんでいきます。音の分離感がとても鮮明で、例えばマイケル・ジャクソンの「Wanna Be Startin’ Somethin’」はスケールの大きな演奏ですが、楽器のそれぞれの音色と、小さい音の粒まで定位がはっきりと見えてきます。Michelle Limitedの特徴を頭に入れながらBillie Jeanの特徴を振り返ってみると、特に中域の熱量にはほかにない特徴と魅力がありそうです。「小麦色に焼けた肌とショートボブがキュートな体育会系の妹」のイメージが頭に浮かんできました。妹属性に惹かれる方にオススメです。

↑Michelle Limitedと聴き比べてみました

 

エントリーモデルとはいえども、4万円に近い3万円台というBillie Jeanのプライスにやや二の足を踏んでしまうかもしれません。本稿の取材には試聴機としてA&futura SE100を使いましたが、実はBillie JeanはiPhoneなどスマホと組み合わせて見ても鮮やかな音楽を痛快に鳴らしてくれます。どんな音楽プレーヤーと組み合わせても最高のパフォーマンスを引き出すことができて、しかもケーブル交換による音のカスタマイズも含めて長く楽しめるイヤホンであることも考えれば、きっと後悔しない買い物になるのではないでしょうか。

 

「逸材を撮るならこのカメラ!」プロレスラー・棚橋弘至が認めた本格ミラーレス「FUJIFILM X-H1」

「タナハシ~!」黄色い歓声の響く後楽園ホール。最近のプロレス会場は、「プ女子」(女性のプロレスファン)と呼ばれる新たなファン層に牽引されるように、活気に満ちあふれています。そして、そのファンの多くがカメラやスマホを手に試合を撮影しています。しかし、プロレスに代表されるような、動きが速く照明が限られた室内でのスポーツ撮影はブレやピンボケが発生しやすく、上手く撮るのが非常に難しい被写体。そこで重要になるのが、高感度やAF性能に優れたカメラと、被写体に最適化したカメラ設定です。

 

GetNavi webでは、そうしたプロレス撮影向きのカメラや設定を知って、かっこいいプロレス写真を撮ってもらいたい! ということで、スポーツ写真家の山田高央さんを講師にプ女子読者を招待しての撮影会を実施。山田さんオススメの富士フイルム製ミラーレス一眼「FUJIFILM X-H1」と山田式プロレス用スペシャル設定を駆使して、存分に撮影を楽しんでいただきました。

 

さらに後日、撮影会当日の試合に出場し、今回の参加者がともにファンだという新日本プロレスの棚橋弘至選手に3人の作品をプリントして見ていただき、山田さんとともにプロレスやプロレス写真の魅力、面白さなどについて語ってもらいました。本稿では撮影会~インタビューまで、その一部始終をお届けします!

↑「色鮮やかで力強い写真を撮っていただけて感激です。表情などもすごくシャープに撮れていてスゴイ! X-H1は軽くて、操作も簡単。しかも、AFが速い! プロレスの試合を撮るならコレ! ですね」(新日本プロレス・棚橋弘至選手)。棚橋選手のインタビューは記事後半でたっぷりご紹介!

 

【今回紹介する製品はコチラ!】

富士フイルム
FUJIFILM X-H1
実売価格25万8660円(ボディ)

仕上がりの良さで定評のある「フィルムシミュレーション」や高感度性能に加え、シリーズ初のボディ内5軸手ブレ補正、フリッカー低減撮影機能などを備えるハイパフォーマンスモデル。防塵・防滴・耐低温構造を持つ高剛性・高耐久ボディも魅力です。撮影会では、このボディに小型で高性能な望遠ズームレンズ「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」(実売価格8万460円)を組み合わせて使用しました。現在、期間内(~2018年9月30日)に購入した場合に3万円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中。

製品の詳細情報はコチラ↓
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_h1/

■キャッシュバックキャンペーンの詳細についてはコチラ↓
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/promotion/xh1_cash_back2018/

 

ロープにピントが合って選手がピンボケ――“プロレス撮影あるある”解決法とは?

撮影会当日、まずはカメラの使い方や撮影時の設定、撮り方のコツなどを山田高央さんが作品を交えながらレクチャー。その後、後楽園ホールに移動し、FUJIFILM X-H1(以下、X-H1)を使って実際の試合の写真を撮る、というプログラムです。

【講師】

山田高央さん。1968年東京都出身。日本写真芸術専門学校卒。出版社写真部を経て2005年からフリーとして活動開始。週刊誌・月刊誌などではスポーツ・ポートレートなどジャンルを超えて多方面で作品を発表している。日本スポーツプレス協会会員・国際スポーツプレス協会会員。

 

【参加者】

小山さん。海外遠征も厭わないプロレス好きで、普段はコンデジを使用。選手がピンチのときの表情が好きだが、ぶれてしまうことが多く、なかなか上手く撮れないと悩み中。

 

石塚さん。棚橋選手が好きでプロレスを見るようになり、写真も撮るようになったという。高倍率ズーム機のオート機能で撮影を楽しむも、ブレやピンボケ、露出アンダーなどで苦しんでいる。

 

野口さん。気合を入れてミラーレス一眼を購入するも、ロープにピントが合ってしまい、ピンボケになることが多いそう。

 

山田さんによると、プロレスを客席から撮る場合には、

①ロープが邪魔でピントが合わない

②シャッター速度が遅くなってぶれる

③照明の加減によって露出が変化しやすい

という3つが問題になってくるといいます。

 

①については、AF測距点の位置をいかに素早く、最適な位置に合わせられるかがポイント。ピントは必ずしも顔に合わせるのではなく、顔とほぼ同じ距離にあり、かつ比較的動きの緩やかな胸の位置などで合わせると、合わせやすいとのこと。②については、被写体を止めて写すにはシャッター速度を目安として1/1000秒以上にする必要があり、そのためにはISO感度を上げて撮らないと露出アンダー(暗く写る)になるため、高感度時の性能がキモになります。③については、写真の明るさを一定に保つ必要があり、自動露出ではなく、マニュアル露出の使用がオススメとのこと。

 

これらの条件を考えると、AF測距点の操作がしやすく、高感度でも画質が破綻しない、しかも連写に強いというX-H1はプロレス撮影にぴったりだと、山田さんは語ります。蛍光灯などの照明のちらつき(フリッカー現象)による露出や色のばらつきを低減する「フリッカー低減機能」が搭載されている点も、室内スポーツ撮影における確実性を高めてくれるでしょう。

↑X-H1は、フォーカスポイントを直感的に動かせる「フォーカスレバー」を背面に装備。ファインダーをのぞきながらでも、ロープの合間をぬうようにピントを合わせることができます

 

↑上面には感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤルという専用ダイヤルを装備。難しい印象のあるマニュアル撮影も手軽に行えます。また、大きなサブ液晶モニターで細かな設定状況が一目でわかる点も◎

 

↑AF-Cモード時の動体追従性を、被写体やシーンに応じて3つのパラメーターで細かく設定可能。「加速減速に強い」「激しい動きに強い」など5つのプリセットに加え、ユーザーカスタムにも対応します

 

↑高精細で視認性の高い、369万ドットの大型EVFを装備。連写モードを中速の「CM」にすると、ブラックアウトする時間が短くなり、動く被写体も快適に追いかけることができます

 

そのほか、ホワイトバランス(WB)などもオートでは多少のタイムラグが出る可能性があるので、固定するほうがチャンスに強くなるそうです。それらを踏まえた、プロレス撮影用のオススメ設定が以下の表のようになります。

【山田式プロレス用“スペシャル設定”(後楽園ホール版)】

↑「フィルムシミュレーション」は、フィルムメーカーである富士フイルムならではの絵作り機能。プロレス撮影では、スタンダードである「PROVIA」に設定し、なおかつWBを3600Kにすることでやや赤寄りの鮮やか描写となり、筋肉を美しく表現できます

 

実際の撮影での狙いとしては、選手がコーナーポストに登っているシーンなどは写真撮影に邪魔なロープがなく、確実に押さえたいシーン。さらに、試合中でも選手がにらみ合っているシーンや組み技が決まったシーンなどは、比較的動きが緩やかなので狙いどころです。そのほか、動きが速いシーンは狙いにくいですが、その場合は動きを予想しながら、最適なピントの位置を考えつつ構図を決めるのがポイントです。

↑講義では技術的な指導に加え、「何よりもあきらめないことが重要。連写するのであれば、イメージしている動きが終わるまでは連写を止めない。あるいは、狙った次の瞬間も撮ってみる。そうしたことで、運を呼び寄せるのも撮影のコツ」と山田さんは語ります

 

↑初めて手にするX-H1に興味津々の参加者。がっちりしたボディですが、約673g(レンズは除く)と見た目の印象ほど重くはなく、グリップもしっかりしているため女性でも無理なく扱えます

 

「単なる記録じゃない楽しさがあった」クリアな描写に大満足!

講義のあとは、いよいよ後楽園ホールに移動です。イベント当日もホールは満員。周りを見渡すとカメラを持った方も大勢いて、気持ちが盛り上がってきます。ということで、参加者の皆さんに試合前の意気込みを聞いてみました。

「仕事では一眼も使ってはいるのですが、X-H1はファインダーがキレイで期待しています。かわいい表情をアップで狙えたらと思います」(小山さん)

「躍動感のあるシーンを狙ってみたいですね。本格的なカメラで(グリップがしっかりしているので)持ちやすいです。あと、いい写真が撮れたら自分で大きなパネルに仕上げたいと思います。」(石塚さん)

「あわてずに撮りたいシーンをじっくり撮れたらと思います。ロープに邪魔されずにピントが合わせられるかどうか、挑戦してみます」(野口さん)

↑後楽園ホールは満員。試合が近づくにつれ、会場の熱気が高まっていきます。ファンのコールや拍手が続き、選手が入場。いよいよ試合開始です!

 

↑みなさん、撮影中は真剣そのもの。決定的瞬間を収めようと、夢中でシャッターを押していました

 

試合前半は少し緊張気味でしたが、後半はカメラにもかなり慣れてきたようです。当日、棚橋選手はセミファイナルの出場で、ちょうどいいタイミングでの撮影となりました。熱戦が終わり、3人とも数百枚の写真を撮って満足した様子。撮影後の感想を聞いてみると、

「いつもよりもキレイに撮れていてうれしかったです。アップで撮れて、新たな萌えポイントも見つかるなど、単なる記録じゃない楽しさがありました」(小山さん)

「ファインダーをのぞいただけでもキレイで、撮っていてテンションが上がりました。瞬間瞬間がぶれずに髪の毛までキッチリ撮れていてすごかったです」(石塚さん)

「思った以上にAFが合っていました。クリアに撮れて、満足度は100点でした」(野口さん)

みなさん、いままでの失敗を克服しつつ、撮影を楽しんでいただけたようです。試合はもちろん、最新一眼で撮るプロレス写真の仕上がりに、心底満足されていた表情が印象的でした。

 

こちらが参加者のみなさんが実際に撮影した写真。ベストな1枚を山田カメラマンのコメントとともにどうぞ!

↑小山さん撮影。「フレーミングを横にとり、相手選手とレフェリーを画面いっぱいに入れることで、リング上の緊張感を表すことができました。相手に向けられる棚橋選手のシャープな視線が勝負の厳しさを感じさせてくれます」(山田さん)

 

↑石塚さん撮影。「相手選手をコーナーに追い込み攻め続け、次の技を繰り出す僅かな合間に見せた、棚橋選手の気合いに満ちた表情が見事に写し出されています。被写体から目を外さない心掛けが、このような素晴らしい作品を生みました」(山田さん)

 

↑野口さん撮影。「試合前のアナウンス、彼の耳には全く聞こえていないような集中力。棚橋選手の表情から緊張感が伝わってきます。一瞬の動きも見逃さず捉えることで、真剣勝負を十分に感じさせてくれる作品となりました」(山田さん)

「写真1枚で多くのことが伝わる」棚橋選手ロングインタビュー

後日、参加者のみなさんの写真を見てもらうため、山田さんとともに棚橋選手を取材させていただきました。写真を見た瞬間「この写真いいなあ~」と一言。今回使用したX-H1にも触っていただきましたが、「持ちやすくて操作しやすい」と大変お気に入りのご様子でした。

 

――早速ですが、普段ファンの方が撮られた写真を目にされる機会はありますか?

棚橋弘至選手(以下、棚橋):最近、リングサイドで写真を撮ってくださる方が増えて、すごくうれしいんです。そこで、ポーズを少し長くとるようにしていますし、シャッターチャンスには合図もしています。ビッグマッチだと、そうしたシーンが特に増えますね。写真をツイッターなどのSNSにアップされている方もいるので、けっこう写真を目にする機会は多いです。

 

――では、今回の参加者の方の写真をご覧になられての感想はいかがでしょうか?

棚橋:この写真、いいなあ~。やっぱり、被写体もいいのかな(笑)。プロレスの試合って動画で見ることが多いと思うのですが、実は印象的なシーンというか、いわゆる“名シーン”と呼ばれるものは、写真のほうが記憶や記録に残るので、1枚の写真に残したいという気持ちがあります。そんななかで、いまはたくさんのファンのみなさんが写真を撮ってくださるというのは、本当にありがたい。その写真をSNSなどで見た方がプロレスを好きになってくれる可能性もありますし。

SNSや口コミを通じて、ファンの方が新しいファンを増やしてくれているのですが、そのときに1枚の写真があるかどうかで印象が変わると思うんです。例えば、同じ「面白かった」というツイートでも、そこに1枚の写真がつくだけで面白さが伝わりやすい。まさに「百聞は一見に如かず」です。文字が少なくても写真1枚で多くのことが伝わりますよね。

↑「様々な表情を撮っていただいていて、うれしいですね。しかも、髪の毛までシャープ。枝毛まで写ってそうですね(笑)」(棚橋選手)

 

――今回の撮影で使用したX-H1はBluetoothによるワイヤレス通信に対応していて、手軽にスマホに転送できるのでSNSへの投稿も簡単なんです。ところで、ご自身でも写真を活用される機会はありますか?

棚橋:巡業で各地を周っていますが、そうしたときに、自分がどこにいって、何を食べて、何を見たのか……それらを撮った1枚の写真を添えてブログなどにアップするようにしています。そうすることで、ファンの方にも追体験してもらえると思うので。

 

――写真はご自分で撮っていらっしゃるのですか?

棚橋:基本的に写真はすべて自分で撮っています。例えば、セルフタイマーを使ってモデル風に歩いているシーンを撮ってみたりとか。ときにはタイミングが合わなくて、失敗したりもするんですけどね(笑)。試行錯誤しています。

↑「1枚の写真で伝わることの多さを日々実感しています。それだけに、ブログの写真なども大切にしているんです」(棚橋選手)

 

――選手の立場から見たプロレス写真の面白さについて教えてください。

棚橋:リング上には喜怒哀楽が満ちていて、試合前の集中している顔だったり、相手に対して気迫で押している顔だったり、ときにはやられて苦しみもがいている顔だったり、様々なシーンがあると思いますが、そうした様々な表情を見られるのも写真の良い点だと思います。自分で見て気づかされることも多いですね。(参加者の写真を見ながら)……少し、ダイエットしなきゃいけないかな? G1(※)に向けて頑張らないと……。今日は歩いて帰りますね(笑)。

※毎年恒例の“真夏の最強戦士決定戦”「戦国炎舞 -KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28」のこと。インタビューは本大会の開幕前に行いました

↑棚橋選手自身が撮ってほしいシーンについてうかがうと、「先日、棚橋選手は横顔がかっこいいですねって言われたので、棚橋を撮るなら横顔でってことで。じゃあ、正面はどうなんだという話ではあるんですが(笑)」と笑顔で語ってくれました

 

――読者の方の写真に続いて、プロの写真家である山田さんがX-H1で撮られた写真もご覧ください。

山田高央カメラマン(以下、山田):撮る側からすると、コーナーポストに上がったときやキメのシーンで少しタメを作っていただけると、私だけでなく、一般の方も撮りやすいと思うのですが、棚橋選手はそうした点も気を遣っていただいているんですね。撮影するファンにとっては本当にうれしいはず。一般の方もそうしたシーンが1枚でも撮れると、満足度が高いのではないかと思います。

↑入場後、ポストに上って決めポーズをとる棚橋選手。こうしたシーンでは選手が静止してくれることも多く、大きなシャッターチャンスに!(撮影/山田高央)

 

↑パートナーとの交代を待つ棚橋選手の真剣な一瞬の表情を捉えた1枚。ズームでぐっと寄って表情を切り取ると、選手の新たな一面が見えてきます(撮影/山田高央)

 

↑客席からだと、どうしてもロープが被ることが多くなりますが、X-H1のフォーカスレバーを駆使すればロープを避けてのAFも容易です(撮影/山田高央)

 

↑技を掛け合う激しいシーンでは、ある程度動きを予測してシャッターチャンスを待ちましょう。必ずしも画面内でロープを水平にする必要はなく、むしろ斜めになっているときのほうが躍動感が出る場合も(撮影/山田高央)

 

棚橋:さすがプロですね。画角にキチッと収まっていて、1枚1枚の表情がすべて違っている。選手の側では、写真を見るとどんな気持ちで試合をしていたかを思い出すことができるのですが、ファンの方が見ても、その時々の表情などから、シーンや感情を想像していただけると思います。そういう点でも写真は良いですよね。

 

――今回は山田さん含めて、このX-H1で撮影していただきました。棚橋選手も、よろしかったら少しカメラを触ってみてください。

棚橋:おっ、連写が速いですね。しかもAFも速い。撮りたいところに瞬時にピントが合う。以心伝心って感じですね。一眼カメラって少しハードルが高い印象もあったんですが、これは意外と軽くて撮りやすいです。操作も簡単だし、使っていくとカスタマイズできる部分も多いと思うので、初心者でもハイアマチュアでもプロでも撮影が楽しめそう。プロレスの試合を撮るなら、このカメラって感じですね。写りも、表情だけでなく髪の毛の1本1本まで見事に解像してますし。

↑「これは“100年に一台の逸カメラ”だ!!」(棚橋選手)

 

山田:私は普段の仕事ではリングの下から撮っているので意識していなかったのですが、今回のように客席から撮ると、やはり選手の前にロープが入るので、難しいケースもあるんですよね。その点、このカメラはフォーカスレバーでピントの位置を自在に変えられるなど、本当に撮りやすいんですよ。

 

棚橋:よく、ロープにピントが合っていて選手がピンボケになっている写真、ありますよね。

 

山田:そうなんです。今回参加された方からも、ロープにピントが合ってしまうという声が多くて。でも、このカメラは選手にピントが合いやすくて、一般の方でも使いやすいカメラだと思います。

 

棚橋:使いやすさとか、ピントの合わせやすさとか、これはもうプロ泣かせじゃないですか? 色もインパクトがあって、少し“盛れる”感じ。リングは照明が入るので背景が黒くなりますが、先ほど見せていただいた作品だと黒のトーンというか、黒い色のバリエーションもしっかり出ています。いまの時代、写真が盛れるというのは、SNSなどで使う場合などには重要ですよね。

↑「背面モニターもファインダーも見やすくてクリアですね。ピント合わせが特に速い!」(棚橋選手)

 

山田:プロレスのリング上は照明もきれいなので、そうした黒い色のトーンなどがきれいに写ると、選手もよりかっこよく撮れると思います。色も濃くそれでいてトーンもしっかり出るので、棚橋選手がおっしゃるとおり、写真が盛れるカメラですね。カッコいい写真が撮りたくて、今日は棚橋選手が出るから見に行こう! という方もいるのではないかと思います。そんな方に使ってもらいたい1台です。

 

棚橋:そうだと僕もうれしいですね。これだけ情報やエンタテインメントが数多くあるなかで、名前と顔を覚えてもらえるというのは本当に重要だと思います。会場でも、顔と名前が一致している選手は、応援しやすいと思いますし、そのぶん、声援も増えます。写真ももっと撮ってもらいたい。ただ、入場のときは拍手もしてもらいたいので悩ましい……。2回拍手して1回撮るって感じでお願いできるといいですね(笑)

 

――試合も写真も楽しんでほしいということですね。

棚橋:そうですね。もっともっと楽しんでほしいですね。試合を楽しんで、帰って写真を見て楽しんで、さらにプリントして楽しんでと1粒で3度楽しめる。そんな楽しみ方をしてもらえればと思います。

↑取材当日はA1サイズにプリントしたパネルも用意。大きくプリントして楽しめるのも一眼ならでは

 

――それでは最後になりますが、今回の参加者の方と読者のみなさんにメッセージをお願いします。

棚橋:みなさんにたくさん写真を撮って頂いているおかげもあり、いま、プロレスはさらなる発展が感じられるものになっています。もっといい写真を撮っていただけるように、我々ももっといい被写体であるために……僕もダイエット頑張ります(笑)。7月14日の大田区総合体育館から8月12日の日本武道館まで、G1 CLIMAX 28という全国的なシリーズも行われます。ここは1つ優勝して、優勝旗を振り回すといった感じで、絵になるシーンを目指しますので期待してください。最後に、GetNavi webとCAPA CAMERA WEBをご覧のみなさん、愛してま~す!

今回は3人の読者の方にFUJIFILM X-H1を使ってプロレス撮影を楽しんでいただきましたが、参加者の方はもちろん、指導していただいた山田さん、さらには被写体となっていただいた棚橋選手も含めて、みなさん納得の写りを得ることができました。

 

高感度に強く、フィルムシミュレーションにより色鮮やかでトーンも美しい。そんな富士フイルムのカメラの特徴に、快適なAFやクリアなEVF、高速連写など、ハイパフォーマンス機ならではの魅力がプラスされたFUJIFILM X-H1。このカメラなら、撮るのが難しい室内スポーツも楽しく撮れる――そんな魅力を存分に実感できるイベントになりました。読者のみなさんも、プロレスをはじめ、室内スポーツを撮るならFUJIFILM X-H1で存分に撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか?

製品の詳細情報はコチラ↓
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_h1/

■キャッシュバックキャンペーンの詳細についてはコチラ↓
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取材・執筆/河野弘道  モノ・状況撮影/我妻慶一

ソニー「RX100」、6代目でついに……!! 待望の「望遠」と「タッチパネル」を手に入れた歓喜のレビュー

ソニー「RX100」シリーズは、胸ポケットサイズの小型ボディに1型センサーを搭載した高級コンパクトデジカメです。その6代目として「Cyber-shot DSC-RX100M6(以下、RX100M6)」が登場。シリーズで初めて光学8倍ズームやタッチパネルを採用した注目機です。その実写レビューをお伝えしましょう。

↑ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M6」。実売価格は14万4730円

 

これまでとほぼ変わらない胸ポケットサイズのボディのまま高倍率化!

RX100M6最大の見どころは、ズームの高倍率化を図り、望遠撮影に強くなったこと。35mm判換算の焦点距離は24~200mm相当。既存モデル「RX100M5」の24~70mm相当に比べた場合、ワイド端(広角端)の広さはそのままで、テレ端(望遠端)の焦点距離が倍以上長くなっています。

 

これがどれほど描写に違いを与えるのか。まずは、同じ場所で撮ったワイド端とテレ端の写真を見てください。

↑ズームのワイド端で撮影。高倍率化しつつもワイド端の焦点距離はシリーズの3代目「RX100M3」から5代目「RX100M5」までと同じく、24mm相当(35mm判換算)を維持。広がりのある構図で風景やスナップを撮影できます

 

↑ズームのワイド端の状態。電源ボタンを押すと、前面のバリアが開いてレンズがせり出し、約1.4秒で素早く起動します

 

↑ズームのテレ端で撮影。ワイド端の写真とほぼ同じ位置から撮影していますが、特定の部分のみを大きく引き寄せたフレーミングが楽しめます

 

↑ズームのテレ端の状態。ズームアップすると、レンズの前玉部分がさらにせり出します。なお、ズームレバーの指があたる部分には従来機にはなかった凹凸が加わり、操作時の手触りが向上。細かいですが、うれしい改良です

 

これまでのシリーズとほぼ変わらない胸ポケットサイズのボディに光学8倍ズームを凝縮したことは、ただただお見事です。しかも画面周辺までの高解像を維持。PCのディスプレイ上で等倍表示にした場合、上のワイド端の写真では川沿いの歩行者まで、テレ端の写真では展望室の観客の姿までしっかりと確認できます。

 

レンズはやや暗くなったものの描写力は十分!

レンズ開放値はワイド端がF2.8で、テレ端がF4.5。既存モデルRX100M5のワイド端F1.8、テレ端F2.8に比較すると、1と1/3段ほど暗くなっています。ここは、高倍率化と薄型軽量ボディを両立するためには仕方がない部分でしょう。これが影響するシーンとしては、例えば室内や日陰といった薄暗いシーンで動きのある被写体を狙う際、被写体ブレを防ぐためにある程度ISO感度を高めにすることが必要になります。

↑200mm相当の長い焦点距離は、動物園などでのスナップ用にも好適。ただし光量が乏しい場所では高感度を利用して被写体ブレを抑えることが欠かせません。この写真はISO640で撮影

 

手ブレ補正は、これまでと同じく光学式の補正機構を採用。電子ビューファインダーを利用しながらカメラをしっかりと構えた場合、ズームのテレ端をシャッター速度1/15秒で撮影しても手ブレはほとんど見られませんでした。

↑ズームのテレ端を使用し、シャッター速度1/15秒で撮影。靴の縫い目までシャープに再現しつつ、背景には滑らかなボケが生じています

 

レンズの最短撮影距離(レンズ先端から被写体までの距離)は、ワイド端で8cm、テレ端で100cm。特に接写に強いというほどではありませんが、植物や小物などのクローズアップ撮影が気軽に楽しめます。下の写真は、ズームのテレ端にセットし、最短撮影距離付近で撮影したものです。

↑最短撮影距離付近で撮影。この写真は、200mm相当となるズームのテレ端を使用していますが、50mm相当前後のズーム位置の場合、さらに被写体を大きく捉えることも可能です

 

AFは、位相差AFとコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAF」を既存モデルRX100M5から継承しています。そのうえで、処理エンジンなどのブラッシュアップによって合焦速度が向上。メーカーでは世界最速の合焦速度0.03秒を謳っています。試用では、シーンを問わず快適にピントが合うAF性能を実感できました。位相差AFの測距点が315点と多く、画面のほぼ全域をカバーしているので、画面端にある被写体にも素早くピントが合うことも便利に感じました。

↑路上のパターンに重なる人影に注目しながら、画面上部の歩行者にピントを合わせて撮影。約10カットを高速連写し、影のバランスが最もいい1枚を採用しました

 

↑RX100シリーズでは初めてタッチパネルに対応。タッチ操作による測距点の選択や撮影、マニュアルフォーカス時の拡大表示などがスムーズに行えます。また、電子ビューファインダー利用時は、液晶上をなぞって測距点を動かすタッチパッド機能が使えます

 

連写は、最高24コマ/秒に対応。既存モデルRX100M5と同じく非常に高速です。しかも連続撮影可能コマ数は150枚から233枚に向上。動物や乗り物、スポーツなどの撮影にも役立つでしょう。

地味!? にうれしいファインダーとチルト液晶の変更点

電子ビューファインダー(EVF)には、0.39型/約235万ドットの有機ELを搭載。このスペック自体は既存モデルRX100M5と同じですが、自動ポップアップの仕組みが改良されました。従来は上にポップアップさせたあと、接眼部を引き出すという手間が必要でしたが、RX100M6ではボディ側面のレバーを押すというワンアクションですぐに使用可能になっています。

↑ワンアクション化によって素早く使用できるなど、操作性が改良された電子ビューファインダー。一方で、接眼部の周辺にあった小さな枠がなくなったため、のぞいたときに外光の影響を感じやすくなった点は少々残念。上部にある視度調整レバーが動きやすい点にもやや注意

 

↑晴れた日の屋外など液晶モニターが見えにくくなるシーンでは、電子ビューファインダーが重宝します

 

液晶モニターには、3型/約92.1万ドットのTFTを搭載。RX100M5の約122.8万ドットに比べるとドット数は低下していますが、操作感は進化しました。シリーズ初となるタッチパネル対応になったほか、チルト可動の範囲が拡大しています。

↑液晶モニターのチルト可動は、既存モデルRX100M5では下方向に最大45度までしか開きませんでしたが、RX100M6では下方向に最大90度まで開きます

 

↑チルト可動の角度拡大によってハイアングルからの撮影がいっそう楽になりました。上方向については、これまでと同じく最大180度に対応。自分撮りもスムーズに行なえます

 

そのほかには、フォーカスエリアの登録機能やフォーカスエリアの「ゾーン」、ハイライト重点測光、画面全体平均測光、5段階のレーティング機能、好きな項目を登録できるマイマニュー機能などに新対応しています。既存モデルRX100M5と比べた場合、EVFの表示タイムラグの軽減や高感度ノイズの低減、瞳AFの追従性向上なども図られています。

 

さらに、メニューの画面デザインが一新され、細かい機能や設定へのアクセス性がよくなったことや、各種ボタンのカスタマイズがいっそう柔軟に設定可能になった点も見逃せません。

↑フォーカスエリア登録機能では、任意のフォーカスエリアを登録でき、特定のボタンを押すことで素早く呼び出せます。例えば、普段はフォーカスエリアの「ワイド」を使ってスナップ的な撮り方をし、厳密に合わせたいときは事前に登録した「フレキシブルスポット」に切り替えるといった使い方ができます

 

↑測光モードに2つの新モードが追加。「ハイライト重点測光」は被写体の白とびを抑えて撮影したいときなどに、「画面全体平均測光」は同じ被写体を構図や距離を変えながら撮影したいときなどに役立ちます

 

↑オートホワイトバランスは「標準」のほか「雰囲気優先」「ホワイト優先」が選択可能になりました。例えば、室内の電球光の色を残したいときは「雰囲気優先」が、完璧に補正したいときは「ホワイト優先」がそれぞれ役立ちます

 

↑動画機能も強化。S-Gamut3.Cine/S-Log3やS-Gamut3/S-Log3に対応したピクチャープロファイルなど、プロ仕様の設定が選択できます

 

望遠撮影を気軽に楽しみたい人に最適! レンズの明るさを優先するなら「RX100M5A」もアリ

トータルとしては、ズームレンズの高倍率化に加えて、電子ビューファインダーや液晶モニターの改良など操作面にもさまざまな進化が見られ、完成度の高いコンパクトデジカメに仕上がっています。

 

個人的に気になったのは、これまでと同じくグリップ部が平坦で滑りやすく、持ちにくく感じることです。筆者のような手の大きなユーザーは、オプションの「アタッチメントグリップ」や8月発売予定の「シューティンググリップ」が必須かもしれません。

 

ズームの倍率アップにともなってレンズの開放F値が暗くなったことについては仕方ありません。レンズの明るさを優先したい人は、既存モデルRX100M5を、あるいはRX100M5の操作性と機能を向上させた後継モデル「RX100M5A」(7月13日発売/実売価格11万3270円)を検討するのがいいでしょう。

 

RX100M6は、24mm相当の広角撮影に加えて、最大200mm相当の望遠撮影を気軽に楽しみたい人に最適なモデルです。実売価格14万円前後はやや高めに感じますが、薄型軽量ボディながら、1型センサーとチルト式液晶、高倍率ズームというすべての条件を兼ね備えたカメラはほかにはありません。高価なりに、得られる満足感も高い――。そんな高級志向のカメラといえそうです。

↑外形寸法は幅101.6×高さ58.1×奥行き42.8mmで、重量は約301g。ポケットに入れて持ち歩いても大きな負担は感じません

 

 

こんなイヤホン見たことない! 見知らぬオーディオと出会える 「ポタフェス2018 SUMMER」に行ってきた

半年に一度のお楽しみ、ポタフェスがまたまたやってきましたよ。7月14~15日の2日間にわたり、秋葉原のベルサール秋葉原にて開催されました。ライブあり、最新ポータブルオーディオの試聴あり、お得な即売会ありと盛りだくさんのイベントですが、今回も気になる製品をピックアップしてきました。

↑おなじみのオーディオテクニカのヘッドホン型アーチがお出迎え

 

ハイレゾ対応の「かいじゅうがーるずイヤホン」

まずはオンキヨーパイオニアからです。パイオニアブランドから、怪獣娘コラボイヤホン「CH3~かいじゅうがーるずイヤホン化計画~」です。AGIRA、PIGMON、KING JOE、ALIEN GUTS、ZETTONの5種類の怪獣娘を用意し、ハウジングには怪獣娘のシルエットとアイコンがレーザー彫刻されています。ファン向け商品であることは間違いないですが、キャラ物と侮るなかれ、価格が6000円(税込)ながら、ハイレゾ対応とかなりコスパの良い商品だったりします。

↑左からPIGMON、ZETTON、AGIRA、KING JOE、ALIEN GUTS

 

↑ハイレゾ対応ということもあり、e-onkyo musicでは「怪獣娘」のハイレゾ楽曲も配信中です

 

同じくオンキヨーパイオニアのオンキヨーブランドからハウジングに無垢の桐を使った高級ヘッドホンが参考出品されていました。かなり響きのよいヘッドホンで、たぶんギターとかバイオリンとか、和楽器など、木を使った楽器と相性が良いのではないでしょうかね。わからないですけど。機械彫りながらひとつひとつをきっちりと掘っていくため、手間がかかる分の音質向上は見込めそうです。

↑無垢材そのままの木目が高級感あふれています。まだ製品名も決まっておらず、価格は30~40万円くらいになるとかならないとか

 

↑和楽器の内部にみられる綾杉彫りを採用しているとのこと!

 

耳に音がダイレクトに届く「Spinfit」

次はSpinfitのインナーイヤー用のイヤーチップです。イヤーチップって、無くしたりするんで買い足したりするのですけど、基本的にはイヤホン買った時の予備と同じものを追加で買ったりしますよね。このSpinfitはそういった予備的な類いのものではなく、わざわざ買い換えたいと思わせる機能があるスグレモノなんです。通常のイヤーチップだと、軸とチップが固定されているので、入り組んだ耳の穴に音がダイレクトに伝わらなかったりするんですが、Spinfitであれば、軸が動くので耳の穴の方向にチップを向けることができ、ダイレクトに音を届けるとのこと。

↑見た目は軸に色がついた半透明のイヤーチップですが、この色が付いた部分がグリグリとフレキシブルに動きます。ちなみにカラーはサイズわけで、黄緑がS、オレンジがM、ブルーがLとなっています

 

↑曲がりくねった外耳道に沿って装着ができるので、音がダイレクトに届きます

 

イヤーパッドが交換できるヘッドホン「MW50+」

次はAKシリーズなどでお馴染みのアユートブースを訪れました。ここでオススメされたのが人気のBluetoothヘッドホン「MW50」のイヤーパッドが交換できるタイプ「MW50+」です。耳がすっぽりと入るオーバーイヤータイプと、MW50と同じコンパクトなイヤーパッドの付け替えが可能になっています。マグネットで簡単に着脱できるのが便利。イヤーパッドは別売りでなく、2種類とも同梱しているとのこです。

↑2種類のイヤーパッドが同梱するMW50+。イヤーパッドを変えるだけで、音の印象が結構変わりました

 

もうひとつがアユートの新ブランドのACTIVOのポータブルハイレゾプレーヤー「CT10」です。これはこれでまったくもって良いのですが、それ以上にVtuberの電脳少女シロとコラボしているのが見逃せません。紹介動画ではちゃんとCT10を持っていましたよ。

↑電脳少女シロとコラボしたACTIVOのCT10

 

↑なにやら記者会見っぽい動画がずっと流れていました。シロ、カワイイよ、シロ

 

広がりのある音が特徴のイヤホン「INAIR」

お次はINAIRのイヤホンです。一見するとピンマイクの様で、一風変わった見ためのイヤホンです。イヤーチップでなく、スポンジを採用しているのは、ドライバーから筒を伝わって音が聞こえるこれまでのイヤホンとは違い、AIR TUBE Woofer Technologyというものが搭載されており、チューブ内で低音を増幅するようになっています。そのため、そのチューブを覆うようにスポンジが採用されているというわけです。試聴してみましたが、音に広がりがあるような気がしました。

↑イヤーチップにスポンジを採用した珍しいイヤホン。見た目は完全にピンマイク

 

↑スポンジを外すと、丸っこいチューブがあるのがわかります。ここで低音が増幅されます

 

スピーカーで聴くような音場を再現するヘッドホン「CZ-1」

次はCROSSZONEの「CZ-1」です。ヘッドホン特有の頭内定位を解決すべく、独自技術でスピーカーから聞こえるような音場を作り上げるとのこと。ハウジング内には3つのドライバーユニットが入っており、メインとなるドライバーユニットが前方にあり、反対の耳から聞こえる音のずれを、パイプを通すことで表現。さらに後方からの反射音をさらに長いパイプを通して遅らせることで、音場が形成されるということです。で、どうなるかというと、8畳程度の部屋のなかで前方のスピーカーから音を聴いているような感覚になるわけです。

↑メインのドライバーユニットは前方に配置されています

 

↑ハウジングそれぞれにステレオのコードが刺さっており、どちらからも左右両方の音が聴これます。右耳なら左側の音をパイプにより遅らせて聴くことでヘッドホン特有の頭の真ん中で音がなっているような感覚から解放されます

 

3Dサウンドが楽しめるゲーミングヘッドホン「MOBIUS」

最後にAUDEZEのゲーミングヘッドホン「MOBIUS」。独自の立体音響機能を搭載しており、5.1chや7.1chのバーチャルサラウンド音声を楽しめることができます。「3D」ボタンを押すと顔の向きに関係なく音が定位するので、VRのような環境で音を聴いた時に、映像表現とリンクして音を感じられます。つまり、普通の立体音響では、顔を90度横に向いたとすると、音も90度移動し、右側から聞こえてくる音は絶えず右耳から聞こえるようになっています。MOBIUSの3Dの場合は、90度横に向くと、音自体は定位しているので、今まで横から聞こえてきた音が正面から聞こえるようになるわけです。

↑右のハウジングの左側面ギリギリに写っているのが3Dボタン。これを押すと、立体音響が定位し、顔を動かしても音の出所は固定されており、その場にいる感覚が得られます

 

そうそう、GetNaviも今回のポタフェスに出展しておりました。本誌で取り上げたオススメのワイヤレスオーディオアイテムを、メーカーの枠を超えて一堂に展示しており、製品の聴き比べをするには最適の場所になっていました。ゲットナビウェブ編集部員がスタッフとしてかり出されており、35度を超える気温のなか、来場者に説明を行っていました。

↑GetNaviブースにはトレンドのワイヤレスオーディオがメーカーの枠を超えて展示され、自由に聴けるようになっていました

 

GetNaviでのレポートは、新機軸や独自機能を備えた製品を中心にピックアップするので、今回はネタが少ないかなって思っていましたけど、いやはやどうして、これだけの気になる商品がありました。ヘッドホンって成熟した製品のイメージがありましたけど、まだまだいろいろなことができそうですね。ということで、次回は年末。今回来られなかった方々はぜひ遊びにきてみて下さい。きっと楽しいですよ。

 

キレのある重低音が魅力! 音にこだわったオーディオテクニカ初の完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS7TW」

完全ワイヤレス(トゥルーワイヤレス)イヤホンは、2018年のオーディオシーンの一大トレンド。国内外の各メーカーから、星の数ほど多くの製品がリリースされています。

 

しかし、そのなかにはサウンドクオリティに注力したモデルはそれほど多くありません。そんななか、オーディオテクニカが満を持して送り出す「ATH-CKS7TW」は、キレのある“本物”の重低音を楽しめる、唯一無二のイヤホンとして注目を集めています。

 

オーディオテクニカ
ATH-CKS7TW
実売予想価格2万1470円
8月3日発売予定

SOLID BASSシリーズならではの鮮明な重低音再生を楽しめる、同社初の左右独立型イヤホン。音響エリアと電気エリアを分割する「Dual-layer Technology」により、クリアなサウンドを実現した。ケース併用で最大約20時間の再生が可能。

↑カラーはレッドのほか、ブラックとシャンパンゴールドの全3色を用意

 

SPEC●対応コーデック:AAC、SBC●出力音圧レベル:100dB/mW●付属品:充電用USBケーブル(USB Type-A/Micro USB Type-B)、イヤピース(XS、S、M、L)●質量:イヤホン約8g(片側)、充電ケース約75g

 

↑耳穴への収まりが良く、長時間のリスニングでもストレスを感じにくい。ユニセックスなデザインで、カラバリも3色用意するため、どんなユーザーでも使える

 

本機専用に独自開発された先進のテクノロジーが満載

イヤホンだけで最大8時間の長時間リスニングが可能

完全ワイヤレスイヤホンとしては驚異的な、本体のみで最大約8時間の連続再生を実現。長時間の移動中や、出張時の使用でも安心だ。充電ケース併用で最大約20時間使用できます。

↑ケースからイヤホンへの充電、ケースへの充電(USBケーブル経由)はいずれも約2時間

 

音響/電気エリアを分割して高解像度サウンドを実現

完全ワイヤレスの音質を追求すべく、独自設計の「Dual-layer Technology」を採用。音響エリアと電気エリアを分割することでドライバーの性能を引き出し、高解像度のサウンドに。

↑音響エリア(右側)と電気エリア(左側)を分割。ドライバー駆動に対して電気的な干渉を抑える

 

独自のドライバー&大口径音導管がよりクリアな重低音を鳴らす

高精度設計の磁気回路により、11mm径SOLID BASS HDドライバーの駆動力と制動力を高めています。また、大口径音導管により音の伝達効率を向上させ、広帯域再生を実現。

↑本体導管の内径やイヤピースの高さを緻密に調整。より多くの高域成分を伝達可能とした

 

オーディオのプロも音質に太鼓判!

SOLID BASSを冠するモデルだけあって、品質の高い低音が特徴。EDMやロックでビート感を堪能できるだけでなく、クラシックやジャズなども透明感のあるサウンドが楽しめます。また、空間表現が豊かなのもポイント、いい意味でイヤホンらしくない開放感が味わえました(オーディオライター/山本 敦さん)

 

“後発”としてのハードルを超える完成度の高い逸品

多くの名機を生み出してきたオーディオテクニカが満を持して送り込む初の完全ワイヤレスイヤホンに、ユーザーが寄せる期待は大きい。オーディオライターの山本 敦さんはこう語っています。

「玉石混交の同カテゴリにあって、本機はオーディオを熟知するメーカーが作った製品という印象。音質は、雑踏でもしっかり聴こえるほどパワフルでありつつ、どんな音楽ジャンルにも合うオールラウンド性を備えます。本体で約8時間の再生は圧巻で、ゆとりあるリスニングを楽しめます。より便利に使用できる専用アプリも用意され、後発モデルとしてのハードルを超える完成度を誇る逸品です」(山本)

 

7月14日~15日にかけて東京・秋葉原で開催された「ポタフェス 2018 SUMMER」では、発売前のATH-CKS7TWをいち早く試聴できるとあって大勢の人が同社のブースを訪れていました。完全ワイヤレスの購入を検討されている方は、ぜひ8月3日の発売以降に店頭で迫力の低音をチェックしてみて下さい。

 

一見、イロモノ製品と思いきや、違った。フランスのクラウドから生まれた「石畳のスピーカー」

フランスのクラウドファンディングプラットホーム 「KissKissBankBank」において32日間で159%を超える支持を得た、コンクリート・ファミリー社の「ル・パヴェ・パリジャン(Le Pavé Parisien)」。「パヴェ」には石畳に使われる”敷石”の意味がありますが、その名の通り、まるでパリの石畳から抜け出してきたかのようなキューブ状が特徴的なコンクリートでできたスピーカーです。このスピーカーが支持を得られた理由とは? その謎を解明していきます。

 

10cm角で1.3kg。小型ながらもハイスペックなスピーカー

ル・パヴェ・パリジャン(以下パヴェ・パリジャン)は、10cm角の大きさで、重量1.3kgの片手で持てるサイズのコンパクトスピーカー。小さいけど、その実力はなかなかのものです。

 

10cm角という大きさにもかかわらず、バランスの取れたパワフルで正確なサウンドを実現。これにはエンクロージャー(スピーカー周りの枠)として使われている、新世代の素材と呼ばれる「超高機能繊維コンクリート(以下UHPC)」に秘密があるようです。

 

UHPCは密で抵抗に強い素材で、オーディオスピーカーの素材には最適と言われています。エンクロージャーの材質が重ければ重いほど、また変形を最小限に抑えられることでインパルス応答に直接反映されるようになり、元の信号に近い音を返すことが可能になるのです。

音響以外の機能面も優れています。パヴェ・パリジャンは、スマートフォンとのペアリングが簡単にできるBluetoothや、エネルギー管理システム(EMS)を備えたリチウムイオンバッテリー(LiPo)を搭載。このバッテリーで6時間から8時間の再生ができるのです。

 

また、超高性能デジタルアンプ(20 WワットでRMS出力のD級アンプ)を搭載した同スピーカーは、スマホなどの充電器に搭載されているマイクロUSBの充電ケーブルを使用しています。このおかげで、世界中あらゆるところで充電可能。出入力用のミニジャックでステレオ機器と接続もできます。

 

スピーカーが劣化した場合は、エンクロージャーの枠から外して内側の部品を交換できます。修理サービスだけではなく拡張性もあり、外のコンクリート枠は残したまま、中のスピーカーをバージョンアップさせるなどのカスタマイズも可能となっています。

4兄弟によるスタートアップ企業「コンクリート・ファミリー」

パヴェ・パリジャンという製品名は、パリによくある石畳の敷石から着想を得たもの。日常的に目にするものにもっと注目してほしいとの思いから、パリ発のスタートアップ企業「コンクリート・ファミリー」創立者の4兄弟によって名付けられました。

 

「コンクリート・ファミリー」の「コンクリート」には、2つの意味があります。まずひとつは「素材」としてのコンクリート。もうひとつは、フランス人音響技師ピエール・シェフェールが提案した電子音楽のジャンルである「ミュージック・コンクレート(具体的な音楽)」へのオマージュでもあるのです。

 

ミュージック・コンクレートは、「音楽は音と時間の編成である」ことを考察した運動。通常の音楽が抽象的な構想を基に具体的な作品へと昇華することに対し、ミュージック・コンクレートは、日常的に聞いている音を抽象的な表現へと導くことを試みたもの。ミュージック・コンクレートの理念は、コンクリート・ファミリー社が持つ価値感のひとつでもあると言います。

ベルギーのモンスにある王立音楽アカデミーで電子音響学を研究しながら、コンクリートを使ったスピーカーに関する設計開発のアイデアを温めていたという創立者4兄弟の長兄であるピエール=アクセル。実の弟であり「コンクリート製カヌー」の研究をしていたエンジニアのスタニスラスとともに、実家の庭で製品開発を始めたのが同社創立のきっかけです。

 

最初の注文仕事はスイスの演劇カンパニーに依頼された、野外劇場に12個のオーディオスピーカーを設置するというもの。このスピーカーが機能的にも美観的にも屋外の劇場にマッチし、プロや専門家たちの厳しい要求へ見事に応えた形となりました。

 

クラウドファンディングを成功させた実績

クラウドファンディングでは、パヴェ・パリジャンの支援者先着100名に、希望販売価格350ユーロの40%オフ、つまり210ユーロで同製品を提供していました。260ユーロ以上の支援者には、ストリート・アーティストのペイントによるカスタマイズを頼むことができます。

 

支援は10ユーロから可能で、すべての支援者名は「コンクリート・ファミリー」社内の壁に名前が刻まれます。2018年4月に始まったクラウドファンディングでは先述した実績への評価も得られ、複数の企業から大口の寄付も集まり、約1か月間で目標金額の3万ユーロに達成。同年11月からの一般販売開始を目指しています。

 

音響学の世界において、コンクリートという素材は、ダイナミックなサウンドを正確に復元するのに適した材料として認識されています。1980年代には、重量が30kg以上もあるコンクリート製のスピーカーがすでに「LEEDH」というフランスのメーカーから開発されていました。同メーカーのファンでもあったコンクリート・ファミリー社の4兄弟は、コンクリートの特質を活かしながらもミニマルで軽量、高性能なスピーカーを仕立て上げたのです。

 

【プレゼント】ボーズの完全ワイヤレス、オーテクの重低音ヘッドホンなど、話題のワイヤレスオーディオを5名に!

この夏話題のワイヤレスオーディオアイテムを抽選で5名にプレゼントします。ノイズキャンセリング(NC)機能搭載のヘッドホンや、耳をふさがないイヤホン、スポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンなど、トレンドど真ん中の価値あるものばかり! 奮ってご応募下さい。

 

応募締め切りは2018年8月31日(金)23時59分まで。当選者の発表は発送をもって代えさせて頂きます。

 

応募はコチラ

 

【A】重低音が鳴り響くワイヤレスヘッドホン


オーディオテクニカ
ATH-WS990BT
1名

鮮明でキレのある重低音を楽しめるヘッドホン。イヤパッドに2層のクッション材を用い、快適な装着感を実現する。連続再生は約30時間。

 

【B】新感覚の“ながら聴き”イヤホン


ambie
ambie wireless earcuffs
1名

イヤリングのように耳を挟んで装着。耳穴に挿し込まないため周囲の音を聞き取り可能で、鼓膜への負担も小さい。ソニーの音響技術を生かしたドライバーユニットを搭載する。

 

【C】ハイブリッド方式で強力に消音するNCヘッドホン


JBL
EVEREST ELITE 750NC
1名

ハイブリッド方式のノイキャンを採用し、周囲の音の聞こえやすさを調整可能。耳の形状に応じて最適なサウンドに自動調整してくれるオートキャリブレーション機能も秀逸だ。

 

【D】低/高周波を90%以上カットする高精度NC機能搭載


Anker
SoundCore Space NC
1名

低周波音を最大93%、高周波音を最大96%除去する、高精度のノイズキャンセリング機能を搭載。ハウジングにはタッチパッドを備え、音楽再生のタッチ操作に対応する。

 

【E】防滴機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン

ボーズ
SoundSport Free wireless headphones
1名

防滴仕様のスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン。同社独自のイヤチップにより、激しい動きをしても外れにくい。イヤホンだけで最大5時間の連属再生。

 

●プレゼントはどなたでも何回でも応募できます。
●プレゼントの当選者は抽選で決定します。
●当選者の発表は発送をもって代えさせて頂きます。
●当選者の権利権限の委譲、換金には応じられません。
●応募者の個人情報は賞品の発送のみに使用します。

ポタフェス 2018 SUMMER

ベルサール秋葉原で7月14日と15日の両日開催される、日本最大規模のヘッドフォンイベント。今年はどんな製品が披露されるのか? 楽しみだ。


ワイヤレス×ハイレゾ×ノイキャンって多機能にもホドがある! パナソニック「RP-HD600N」の完成度に刮目せよ!

ノイズキャンセリングヘッドホンといえば、ひと昔前はケーブルの途中に大きな電池ボックスがあり、そこに乾電池を入れて使うものが主流だった。歩きながら使うには電池ボックスが邪魔で、さらに乾電池を用意するのもなかなか面倒で、購入してみたものの飛行機に乗るときくらいしか使わなくなった……という人も多いのではないだろうか。しかし近年、電池ボックスも邪魔なケーブルもない次世代のノイズキャンセリングヘッドホンが次々に登場している。今回は、2018年2月にパナソニックが発売した話題のノイズキャンセリング機能付きBluetoothヘッドホン「RP-HD600N」を紹介したい。

↑パナソニック ワイヤレスステレオヘッドホン「RP-HD600N」(マルーンブラウン)

 

まずRP-HD600Nの特徴をサラッと見ていこう。もっとも注目したいのは、同機はワイヤレスヘッドホンでありながらノイズキャンセリング(NC)機能を備えていること。ハウジングの外側と内側の計4つのマイクで周囲の騒音を測定することで、より強力に騒音を抑えることができる。さらに、環境に合わせてNC強度を3段階に調節することも可能だ。なお、NC機能を省いた下位モデル「RP-HD500D」という機種もラインナップされている。NC機能が不要であればHD500Dのほうが価格も手ごろなので、欲しい機能に合わせて選びたい。

 

次に注目したいのが、同機は多彩なBluetoothコーデックに対応していること。特に、ワイヤレスでもハイレゾ相当(※)の高音質が楽しめる「LDAC」と「aptX HD」の2つに両方対応しており、対応するスマホやポータブル音楽プレーヤーと組み合わせれば高音質なワイヤレス再生が実現する。音質よりも利便性が優先されがちなワイヤレス接続時だが、これなら十分に満足のいく音質で音楽を楽しむことができる。

※:Bluetooth接続時はLDAC対応で最大96kHz/24bit再生(有線接続時はハイレゾ再生)

 

最後に押さえるべきポイントはデザイン。カラーはシックな3色を用意しており、スーツ姿に合わせても悪目立ちしない。また、「3Dボールジョイント機構」と「エルゴノミック3Dイヤーパッド」により、長時間装着していても耳が痛くならない快適な装着性を有している。スイーベル機構によりコンパクトな形状にすることができ、ビジネスバッグに入れて持ち運びやすくなっている点も見逃せない。

↑左からブラック、オリーブグリーン、マルーンブラウン

 

モニター調の繊細で素直なサウンド

まずは基本的な性能から詳しくチェックしていこう。筆者は毎日の通勤時にスマホとBluetoothイヤホンで音楽を聴いているので、それに合わせてiPhone SEと組み合わせて音質をチェックしてみた。RP-HD600Nの対応コーデックはSBC、aptX、AAC、aptX HD、LDACとほぼ現行のBluetoothコーデックを網羅しているので、スマホでも音楽プレーヤーでも最適な音質で伝送することができる。

 

RP-HD600Nの音質的なキャラクターは、一言で表現するなら「モニターライクで繊細なサウンド」といえるだろう。パナソニックがハイエンドクラスのヘッドホンに採用している「超多層フィルムMLF(Multi Layer Film)振動板」搭載機に共通する特徴だが、ダイナミックなサウンドを聴かせるというよりは、淡々と高解像度で分析的なサウンドを奏でる印象だ。

↑ハイレゾ再生に対応するMLFを振動板に採用

 

↑ハウジングの内側に玉虫色に光るMLF振動板が見える

 

他社のヘッドホンでは、低音を強調したり、音場を広く感じさせるために響きを付与したり、いわば“音にお化粧を施す”ものも多いが、このRP-HD600Nはとにかくタイトでフラット。低音も高音も強調せず、極めて淡々と鳴らすので、日ごろから個性的な味付けがされたヘッドホンやイヤホンを聴いていると、やや素っ気無く感じる人もいるだろう。このタイトな音色の実現には、新制振構造・制振材料を採用した「制振フレーム」が一役買っていると思われる。

↑新開発の「制振フレーム」

 

音楽のジャンルでいえば、アコースティックで落ち着いた楽曲や、しっとりしたジャズボーカル、室内管弦楽などの小規模なクラシック音楽にマッチする。逆に、勢いやノリを重視するロックや、重低音が重要なダンスミュージック、壮大でダイナミックな音が求められる交響曲などはやや地味に聴こえてしまうかもしれない。

 

ワイヤレスでもここまで高音質に

ここでプレーヤーをiPhone SEからハイレゾポータブル機「AK70 MkII」に変えてみる。同機はaptX HDに対応しているので、RP-HD600Nとの組み合わせならば、高音質なワイヤレス再生が楽しめるのだ。AK70 MkIIとペアリングを行うと、「aptX HDを使用している」というメッセージが表示される。

↑aptX HD対応の「AK70 MkII」とペアリングしたところ

 

aptX HDでハイレゾ音源を再生すると、iPhone SEで聴くのとはあきらかに違ったワンランク上の音質に変化する。これまで感じていた窮屈さのようなものが解消され、音の見晴しがよくなったような印象だ。ワイヤレス接続は音がよくないから……と敬遠していた方でも、きっと満足できるのではないだろうか。

 

さらに同機は付属のケーブルを利用することで有線接続にも対応する。aptX HDやLDACでも十分に高音質で聴けるのだが、AACやSBCに比べるとやはり有線接続のほうが音質的なメリットがあるといえる。外出時にはワイヤレスで軽快に、自宅でゆったり音楽を楽しみたいときには有線接続で、というように使い分けるのもいいだろう。また、有線時は電源オフでも音が聴けるので、バッテリーがなくなったときやバッテリーを節約したいときの対応手段としても使える。もちろん有線接続時にNC機能をオンにすることも可能だ。

 

ノイズキャンセリング機能の効果は絶大

続いて、ノイズキャンセリング(NC)機能を試してみよう。RP-HD600Nは、集音用マイクをハウジングの外側に配置する「フィードフォワード方式」と、ハウジング内側のドライバーユニット側に配置する「フィードバック方式」の両方の方式を採用したハイブリッド方式となっており、強力に騒音を打ち消すことができる。また、前述したとおり、3段階にNC効果の効きめを調節することができるので、航空機のなかや電車での移動中、騒がしいカフェなどシーンに応じて使いわけられるのが特徴だ。

 

NCモードは、本体のボタンを押すたびにモードA(強)→モードB(中)→モードC(弱)と強度を切り替えることができる。オフにしたいときはボタンを長押しすればOK。NCのオン/オフによる音質の変化は小さいので、騒音を感じる環境下では積極的に使っていきたい。

↑NCボタンを押すとモードを変更できる。ボタンには突起があるので装着しながらでも操作可能

 

筆者が通勤で使うJR山手線および地下鉄車内で各モードを試してみたところ、やはりモードAがもっとも強力に騒音を抑えられると感じた。NCをオンにした途端に、電車の走行音が消えノイズレスな空間に瞬間移動したような気分になる。音楽を楽しむのに最適な環境が手軽に実現できるわけだ。ただし、場合によっては耳への圧迫感のようなものも感じられたので、この感じが苦手な人はほかのモードを選ぼう。

 

また、個人的に非常に便利だと感じたのは、音楽再生中に本体の右ハウジングを押さえると、再生音やNC効果を一時的に低くして周囲の音を聴きとりやすくする「ボイススルー機能」だ。日ごろカナル型イヤホンを使っていると、電車内での突発的なアナウンスが聴き取れず、急な停車や発車できない理由などを聞き逃してしまうことがたびたびある。しかしこのRP-HD600Nなら、サッと右ハウジングに触れるだけで、音楽を停止したりヘッドホンを外したりしなくても周囲の音が聞き取れるので、急な車内アナウンスにも瞬時に対応できるのだ。これは、通勤や外回りなど電車での移動が多いユーザーにはありがたい機能だろう。

↑右側のハウジングに触れるだけで「ボイススルー機能」が動作する

 

他社のノイキャンヘッドホンと異なる点は、NCをオンにしていても“人の声”は通すところ。モードAだと遠くから聞こえるような感じになるものの、音楽を停止していると隣の人の会話が聴き取れる。このため電車のアナウンスなどの聞き逃しは減らせるものの、他人の会話も聞こえるので完全な静寂にはならない。電車の走行音や航空機内の邪魔な騒音だけを消す、というコンセプトなのだろうが、他社品のように周囲の音をすべからく絶縁するような効き方ではないので、その点は注意が必要だ。

 

持ち運びしやすく長時間再生も可能

最後にデザイン面や装着性などに言及しておこう。RP-HD600Nは、ダークでマットなカラーリングを採用しており、レザー調のヘッドバンド、イヤーパッドと、いぶした金属のようなメタリックなハウジング部がシックな印象を与える。大人の男性が装着していても変に浮かないシックなデザインだ。スーツ姿にもマッチするだろう。

 

また、頭や耳の形状に合わせてグリグリ動かせる「3Dボールジョイント機構」と、人間工学に基づいて設計された「エルゴノミック3Dイヤーパッド」により、快適な装着性を実現しており、長時間つけていても快適。海外ブランドのヘッドホンなどは、人種による頭の形状の違いからか、長い時間装着していると頭や耳が痛くなるものもあるが、このあたりの装着性のよさはさすがパナソニックだ。

 

本体は使わないときはたたんでおけるスイーベル機構を採用しているので、ビジネスバッグなどにスッと収めることができ、カバンのなかで邪魔になりにくいのもうれしい。さらに、フル充電しておけば最大約20時間(ノイズキャンセリングオン時)のワイヤレス再生が可能なので、1泊2日くらいの出張なら充電せずに使うことができる。往復2時間の通勤でも1週間は余裕で使えるので、週末に充電しておくだけでOKだ。

 

以上の点から、RP-HD600Nは以下のような人にオススメといえる。

・電車や新幹線、飛行機などでの移動が多い人

・カフェやファミレスなどでも集中して仕事や勉強をしたい人

・ワイヤレスでもイイ音で音楽を聴きたい人

・デザインにこだわったシックなヘッドホンが欲しい人

 

多機能でありながらデザイン性も兼ね備えたRP-HD600Nは、こだわりのあるGetNavi世代の男性にぜひ試してもらいたいヘッドホンだ。

 

● Qualcomm aptX is a product of Qualcomm Technologies International, Ltd. Qualcomm is a trademark of Qualcomm Incorporated, registered in the United States and other countries, used with permission. aptX is a trademark of Qualcomm Technologies International, Ltd., registered in the United States and other countries, used with permission.
● LDACおよびLDACロゴはソニー株式会社の商標です。

今週末は秋葉原へGO! 最新オーディオを体感できる「ポタフェス 2018 SUMMER」が7月14日~15日に開催

国内最大級のイヤホン&ヘッドホンの体感イベント「ポータブルオーディオフェスティバル2018 SUMMER 東京・秋葉原」(ポタフェス)が7月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって開催されます。

↑イメージビジュアルにはelfin’を起用

 

今回のポタフェスは、「ベルサール秋葉原」に、国内外の約190以上のオーディオブランドが集結! さらに、今回のイベントにて国内初お目見えとなる新製品や、発売前の製品の先行試聴なども実施されるほか、アーティストによるライブステージや、ポタフェス恒例の大特価セールなど、盛りだくさんの内容となっています。

↑ポタフェス2017 WINTERの会場の様子

 

↑オウルテックはクラウドファンディングで商品化予定のe☆イヤホンとのコラボイヤホンを初公開

 

↑会場限定発売の「ポタオル」1000円(限定300枚/1人2枚まで)

 

GetNaviでは会場1Fに人気のワイヤレス製品を試聴できるブースを出展するほか、15日には声優の小岩井ことりさんを迎えたトーク&ライブステージを開催します(ステージは事前整理券が必要。またキャンセル待ちなどにより当日入場可能なステージもあります)。

↑小岩井ことりさん

 

【ステージタイムスケジュール】

 

この週末はぜひ、ご家族や友人を誘って秋葉原で最新のポータブルオーディオを体験してみて下さい!

 

【ポタフェス2018 SUMMER 東京・秋葉原】

日 程:2018年7月14日(土)、15日(日) 11:00~18:00

会 場:
ベルサール秋葉原
〒101-0021 東京都千代田区 外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビルB1・1F・2F

入 場 料:無料

重低音の代名詞オーテク「SOLID BASS」がハイレゾ対応でまさかの方向転換!? 最新モデル5種を一挙に聴いてみた

オーディオテクニカのSOLID BASS(ソリッドベース)シリーズといえば、重低音イヤホンブームの先駆け的ブランド。GetNavi世代の方なら、初期にイメージキャラクターを務めたアーティスト・BoAのポスターなどを覚えている方も多いのではないでしょうか? そんなSOLID BASSシリーズのイヤホンが、約2年半ぶりにラインナップを一新し、新モデル5機種が登場しました。

 

新シリーズの特徴は、従来モデルで採用していた2つのマグネットによる「デュアルマグネティックフィールド・ドライバー」を廃止し、新たに過渡特性に優れた「SOLID BASS HDドライバー」を採用していること。これにより、有線モデルは全機種がハイレゾ対応となりました。

 

そこで今回は、リニューアルされたオーディオテクニカの重低音シリーズ「SOLID BASS」のイヤホン全5機種を紹介。2人のプロが各機種の音質や使い勝手をチェックしています。

 

【今回試した機種】

オーディオテクニカ SOLID BASSシリーズ

1.ATH-CKS1100X

2.ATH-CKS770X

3.ATH-CKS550X

4.ATH-CKS770XBT

5.ATH-CKS550XBT

 

レビューを行ったのは、オーディオライターの山本 敦さんとGetNavi web編集部オーディオ担当の一條 徹の2人。いずれも、普段使用しているオーディオプレーヤーやスマートフォンを持参し、聴き込んだ音源を試聴しています。

 

1.リケーブル対応の「ATH-CKS1100X」

オーディオテクニカ

SOLID BASS ATH-CKS1100X

実売価格2万1450円

重低音とハイレゾ音源の高域を両立したシリーズ最上位モデル。過渡特性に優れた11mm径の「SOLID BASS HDドライバー」を搭載し、くもりのない重低音を再生します。また、本体導管の内径やイヤーピースの高さを調整し、より多くの高域成分を伝達可能に。解像度を高めてハイレゾ音源も鮮明に再現します。カラーはブラックのみ。

↑リケーブルに対応するA2DCコネクターを採用

 

2.重低音とハイレゾ再生を両立した「ATH-CKS770X」

オーディオテクニカ

SOLID BASS ATH-CKS770X

実売価格8590円

11mm径「SOLID BASS HDドライバー」を搭載したハイグレードモデル。切削無垢アルミニウムエンクロージャーにより、不要な共振を抑えてクリアな音質を実現しています。CKS1100Xと同様、本体導管の内径やイヤーピースの高さを調整し高域をブラッシュアップ。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色を用意します。ハイレゾ対応。

 

3.初めてのイヤホンにもオススメ「ATH-CKS550X」

オーディオテクニカ

SOLID BASS ATH-CKS550X

実売価格4270円

キレのある重低音を再生する9.8mm径「SOLID BASS HDドライバー」を搭載したスタンダードモデル。小型ボディにより、高い密閉性と装着性を両立。上位モデルと同様、導管の内径などを調整し、ハイレゾ音源もクリアに再現します。カラーはブラック、シャンパンゴールド、ブルー、レッドの4色。ハイレゾ対応。

 

4.ワイヤレスでも濃厚な低音が楽しめる「ATH-CKS770XBT」

オーディオテクニカ

SOLID BASS ATH-CKS770XBT

実売価格1万3890円

11mm径「SOLID BASS HDドライバー」を搭載し、深みのある重低音が楽しめるワイヤレスモデル。切削無垢アルミニウムエンクロージャーにより、不要な共振を抑えてクリアな音質を実現しています。高い装着性と、小さくまとまる携帯性を備えたフレキシブルネックバンドスタイルを採用。連続再生時間は約7時間。カラーはブラック、シャンパンゴールド、レッドの3色を用意します。

対応コーデック:SBC、AAC、aptX

 

5.軽快な装着感がうれしい「ATH-CKS550XBT」

オーディオテクニカ

SOLID BASS ATH-CKS550XBT

実売価格8590円

身体の前でも首の後ろでも取り回しやすいワイヤレスケーブルスタイルを採用したBluetoothイヤホン。9.8mm径「SOLID BASS HDドライバー」を搭載し、ワイヤレスながらキレのある重低音を再生します。連続再生時間は約7時間。カラーはブラック、シャンパンゴールド、ブルー、レッドの4色。

対応コーデック:SBC、AAC

 

設計を変更し、よりクリアなサウンドを実現したオーディオテクニカの新・SOLID BASSシリーズを、ぜひ店頭で試聴してみて下さい。

上質なカメラはスペックだけじゃ語れない!! “10のこだわり”から解き明かす「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」の魅力

カメラはともすると画素数や連写といった数字(スペック)だけに目がいってしまいがち。しかし、長く使う“相棒”として考えると、手にしたときの質感や細部の作りこみが満足感を左右する重要なポイントになります。本稿では、そんな使い心地を徹底追求したカメラ、「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」のこだわりを見てみましょう。お得なレンズキットの発売とキャッシュバックキャンペーンが始まったばかりの、いま注目の逸品です。

 

【今回ご紹介する至高の逸品】

OLYMPUS
OM-D E-M1 Mark II
実売価格(税込):23万5440円(ボディ)、26万7840円(12-40mm F2.8 PROキット)

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIは、プロや写真愛好家から熱い支持を受けているミラーレス一眼。AF/AE追従で最高18コマ/秒、AF/AE固定なら最高60コマ/秒という驚異的な高速連写をはじめ、高速AFやボディー内手ぶれ補正、防塵防滴ボディーといった高い性能・機能を備えた、同社のフラッグシップモデルです。今回新たに、画質と使い勝手のよさに定評のある標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」がセットとなった「12-40mm F2.8 PROキット」が新登場しました。

■製品の詳細情報はコチラ
https://olympus-imaging.jp/product/dslr/em1mk2/

 

細部に宿る名機の魂――満足感を高める「10のこだわり」

OM-D E-M1 Mark IIが人気の理由は、フラッグシップにふさわしい高い性能や高画質に加え、どんなシーンで使っても常に快適に撮影が楽しめる、そのユーザービリティの高さといっていいでしょう。

 

では、具体的にOM-D E-M1 Mark IIのどこがどういうふうに快適で使いやすいのでしょうか。その魅力を10のこだわりから探っていきましょう!

 

【こだわり1】

手になじむ深いグリップ

OM-D E-M1 Mark IIを手にしてまず感じるのは、グリップの握りやすさです。前面の深い凹みには中指が、背面に広く設けられたサムグリップ部には親指がそれぞれフィットし、指にラバーが吸い付くような手触りを感じながら、ボディーをバランスよく支えることができます。右手だけでもしっかりと構えられますし、そのうえで左手をレンズの下から支えるようにして添えると、完璧なホールディングが得られます。

 

【こだわり2】

見やすい電子ビューファインダー

一般的にカメラを手に取ったら、次にカメラを顔の高さまで上げて、ファインダーをのぞきます。ごく当たり前の動作のように思えますが、実は、これがすんなりとできるカメラは意外と多くありません。

 

その点、OM-D E-M1 Mark IIは電子ビューファインダーがレンズ光軸上にあり、ボディーとファインダー、グリップ、レンズのそれぞれの配置バランスがきっちりと考えられています。そのため、カメラを真っ直ぐに持ち上げたときに、ファインダー接眼部がちょうど目の位置にきます。それゆえに、「手に取る、持ち上げる、ファインダーをのぞく」という一連の動作が非常にスムーズなのです。

 

【こだわり3】

心地よいシャッターフィーリング

実際の撮影で使い心地を決める、特に大切な要素といえるのが、シャッターボタンのフィーリングです。OM-D E-M1 Mark IIのシャッターボタンは、グリップを握ったときに人差し指が自然に掛かる場所に配置されています。

 

そして、シャッターボタンを押したときのレリーズ感は絶品。位置に加え、傾斜の角度や手触り、指があたる部分の面積、半押しまでの感触、全押しまでの深さ、レリーズ音、振動といったことをすべて計算したうえで設計されていることを実感できるでしょう。

 

【こだわり4】

ほどよいトルク感のあるダイヤル

各種のダイヤルの操作感も大切です。OM-D E-M1 Mark IIは、フロントダイヤル、リアダイヤル、および撮影モードダイヤルという3つのダイヤルを装備していますが、いずれも適度な大きさとほどよいトルク感を備えています。これにより、気持ちよく、かつ正確に各種の設定値をコントロールすることができます。

 

【こだわり5】

滑らかに動くバリアングル液晶モニター

OM-D E-M1 Mark IIは、バリアングル液晶モニターを搭載し、カメラの向きの縦横を問わず、自由なアングルから撮影しやすいことが特徴の1つです。しかも、ヒンジ部の動きが滑らかで、開閉の動作は極めてスムーズ。ガタつきはまったく見られず、強度的な安心感もあります。

カメラにはさまざまな可動部がありますが、なかでもバリアングル液晶モニターは特に動きが大きく、撮影中に頻繁に動かす部分だからこそ、開閉の滑らかさと剛性感が大切です。

【こだわり6】

素早く確実に押せる背面ボタン

一眼カメラ、特にハイスペックモデルの上面および背面には、各種の操作ボタンが所狭しと配置されています。初めて手にしたビギナーの場合、これらの数多いボタン類にハードルの高さを感じるかもしれません。

 

OM-D E-M1 Mark IIにおいても高機能ゆえにボタン類の数はやや多めですが、心配は無用です。いずれも直感操作を意図して効率よくレイアウトされており、各ボタンの役割をいったん覚えれば、その後の操作感は快適そのもの。ファインダーをのぞきながらでも、液晶モニターを開いた状態でも、常に押しやすい位置にボタンがあります。しかも、自分の撮影スタイルに応じて各種ボタンの割り当てを細かくカスタマイズすることも可能です。

 

【こだわり7】

プロの信頼にも応えるダブルスロット

ボディー側面には、SDカードのダブルスロットを装備。常にバックアップを取り、撮影画像を慎重かつ安全に管理しなければならないプロにとっては必須ともいえる仕様です。もちろんアマチュアカメラマンにとっても、その信頼性の恩恵は大きいといえます。

 

【こだわり8】

高級感に満ちた外観デザイン

軍艦部のデルタ形状とシャープな稜線は、フィルムの一眼レフカメラ「OM」シリーズから受け継がれたもの。頑丈なマグネシウム合金外装や精悍なレザートーン塗装と相まって、モノとしての魅力を感じさせる高品位な外観デザインに仕上がっています。

 

【こだわり9】

ハードに使っても安心な防塵防滴構造

OM-D E-M1 Mark IIのボディー各所にはシーリングが施され、防塵と防滴、さらには-10℃の耐低温に対応しています。砂やホコリ、雨、水しぶきなどを気にすることなく、撮影に専念できることは大きなメリット。悪条件だからこそ、人とは違った写真が撮れるチャンスがある、といってもいいでしょう。

 

【こだわり10】

ファームアップによる機能の追加と拡張性

OM-D E-M1 Mark IIは、USBケーブルを使ってPCとつなぐことで、ユーザー自身の手で簡単にファームウェアのアップデート(=ファームアップ)が行えます。こうしたファームアップによって新しい機能を追加したり、機能や操作性をいっそう使いやすく改良できる点も見逃せません。このように進化し続けるからこそ、長く付き合えるカメラなのです。

↑今年2月に行われた「バージョン2.0」へのファームアップでは、新アートフィルター「ブリーチバイパス」に対応。フィルム現像時に行われる「銀残し」の手法を再現し、まるで映画の1コマのような雰囲気のある渋い写真に仕上がります

 

お得なレンズキットが発売&キャッシュバックキャンペーン実施中!

最後に、忘れてはならない情報をお伝えしましょう。それは、こうした魅力満載のOM-D E-M1 Mark IIが、さらにお得に購入できるキャッシュバックキャンペーンがいま実施中であること(8月19日購入分まで)。ボディー単体なら1万円分、満を持して登場したレンズキット「12-40mm F2.8 PROキット」なら2万円分の、UCギフトカードによる キャッシュバックが行われます。

 

特に、レンズキットは、通常であればボディー23万5440円+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO単体9万2448円で計32万7888円のところ、レンズキット+キャッシュバック利用では実質24万7840円となり、なんと約8万もお得に! 購入するにはまたとないチャンスと言えるでしょう。

↑「12-40mm F2.8 PROキット」に付属する標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」。F2.8通しの大口径ながら、重量わずか382gの高機動力も魅力のレンズです

 

↑12-40mm F2.8 PROキットで撮影。EDレンズなどを贅沢に組み込み、各種の収差を良好に補正。ズーム全域で切れ味の鋭い描写を実現しています

 

↑12-40mm F2.8 PROキットで撮影。最短撮影距離20cm、最大撮影倍率は35mm判換算で0.6倍相当を誇り、マクロレンズのような接写も楽しめます

 

キャッシュバックキャンペーンがあるとはいえ、20万円を超えるハイエンド機なので、もちろん迷っている方も多いかもしれません。しかし、“モノ”としての良さから得られる満足感や耐久性の高さ、ファームアップなどで長く使えることを踏まえれば、むしろ総合的にはお得。ミラーレス一眼ならではの軽快さ、そして高い防塵防滴性能を備えていることから、夏秋の行楽に連れていく「旅の相棒」としてもオススメです。

■製品の詳細情報はコチラ
https://olympus-imaging.jp/product/dslr/em1mk2/

■キャッシュバックキャンペーンの詳細はコチラ
https://olympus-imaging.jp/event_campaign/campaign/c180606a/index.html

 

※本記事内の価格は、オリンパス公式オンラインショップの価格を参考にしています

 

製品撮影/高原マサキ

もうワイヤレスでいいんじゃない? と思える驚異の高音質BTスピーカー オラソニック「IA-BT7」

イヤホン、ヘッドホンはアウトドアで音楽を聴くために欠かせないアイテムですが、家の中ならやっぱりスピーカー再生が一番快適です。名機と呼ばれるコンパクトなデスクトップオーディオの数々を商品化してきた日本のブランド、オラソニックが発売したクリアな音質と温かみのある木製キャビネットのスタイリッシュなBluetoothスピーカー「IA-BT7」を紹介したいと思います。

↑オラソニック「IA-BT7」

 

木製キャビネットを採用する本格派スピーカー

小型・軽量、かつデザインにも凝ったBluetoothスピーカーはいま国内外の色々なブランドから発売されていますが、本体のキャビネットに「木=ウッド」を使って、細かなところまで音質に気を配りながら設計した製品は数多くはありません。IA-BT7はオイルド加工のウォルナットと、光沢感が美しいピアノフィニッシュのシルクホワイトの2色が揃うウッドキャビネットを外観の特徴としています。フロントパネルにアルミニウムをコンビにしたレトロなデザインが、リビングのインテリアに違和感なく馴染みます。こちらの2色以外にもウッドやカラーのバリエーションが現在検討されているそうです。

↑カラーはウォルナット(左)と、ピアノフィニッシュのシルクホワイト(右)の2色

 

本体にバッテリーは内蔵しておらず、AC電源ケーブルにつないでリスニングルームに固定して使う据え置きタイプのワイヤレススピーカーです。ハンズフリー通話機能も搭載していませんが、代わりに音質や音楽再生に関わる機能を徹底的にこだわりぬきました。NFCに対応するAndroidスマホやポータブルオーディオプレーヤーと簡単にワンタッチでペアリングができます。

 

スピーカーユニットは正面に向かって左右に2基の5.7cmコーン型フルレンジと、中央には大口径11cmのウーファーを搭載。さらにコンパクトなボディのスピーカーで迫力ある重低音が鳴らせるようにパッシブラジエーターも内蔵しています。ユニット別に搭載するデジタルアンプの最大出力は10W+10W+20W。サイズを超えた迫力あふれるサウンドを鳴らしきる秘密がここにあります。

↑重低音再生を強化するため背面にパッシブラジエーターを搭載

 

LDACやaptX HDなど高音質コーデックに対応

ワイヤレススピーカーとしての特徴はBluetoothの高音質コーデックに幅広く対応していること。コーデックとはBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器の送受信機のあいだで信号を伝送する際の圧縮技術であり、音質にも影響を与えます。ソニーが開発した「LDAC」は最大96kHz/24bitというハイレゾ相当の音楽ソースをBluetoothの技術をベースに伝送できる高音質なコーデックです。ソニーのワイヤレスオーディオ製品が多くこの技術に対応していますが、オラソニックのようにソニー以外のメーカーが音質にこだわるBluetoothオーディオ製品に採用しはじめています。

 

「aptX HD」は米クアルコムが独自に開発するaptXというコーデックの進化系で、最大48kHz/24bitまでのハイレゾに相当する豊富な情報量をBluetoothオーディオの仕組みで伝送できるところが特徴。IA-BT7はaptX HDとaptXの両方をサポートしています。このほかにもiPhone/iPadによる音楽再生の実力をフルに引き出す「AAC」、そして最もベーシックな「SBC」まで、IA-BT7は現在主流のBluetoothオーディオコーデックを全方位にカバーしています。

 

Bluetooth入力、ならびに本体の背面に設けた1系統のアナログ音声入力からのオーディオ信号はすべて自動的に96kHz/24bit変換して再生、つまり“ハイレゾ相当”のクオリティにアップコンバートする機能が本機に備わっています。スマホによる音楽再生のクオリティに確かな違いが感じられはずです。

 

ちなみ本機が搭載するアナログ音声入力端子は「AI/AUDIO IN」と名付けられています。そこにはアマゾンのEchoシリーズなど、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーの一部が搭載するアナログ音声出力に接続して使って欲しいというメッセージが込められています。筆者も自宅で使っているアマゾンのEcho DotをステレオミニプラグケーブルでIA-BT7に接続してみたところ、Echoに音声コマンドでAmazon Music Unlimitedから聴きたい曲をリクエストして、Echo Dotよりも数段パワフルな音楽リスニングが楽しめてとても快適でした。

↑アナログ音声入力は「AI/AUDIO IN」と表示

 

↑アマゾンのEchoシリーズを接続するとまるでオラソニックのスピーカーにAIアシスタントが搭載されているような感覚で楽しめる

 

サイズからは想像できない力強いサウンド

音楽制作のスタジオでは、出来たての音源の仕上がり具合をプロ用のモニタースピーカーだけでなく、ユーザーの手元により近い環境を想定してコンシューマー向けのスピーカーでチェックすることがよくあります。ミュージシャンの意図に近い音楽再生を家庭で手軽に再現できるスピーカーを目指したオラソニックの開発者は、プロのレコーディングエンジニアと一緒にIA-BT7のサウンドをチューニングしています。IA-BT7の音質を確かめてみると、バランスに偏りがなくニュートラルで、スピーカーに由来する不自然な色付けも感じられませんでした。スピーカーのサイズから想像もできないほど力強くインパクトのある音が体に染み渡ってきます。音像の鮮やかなイメージとワイドな音場感は、デスクトップなどスピーカーに近づいてニアフィールドで聴くスタイルの方がよりリアリティを感じられると思いますが、音量の調整も幅が効くので、リビングなど広い部屋に置いてBGMリスニング用のスピーカーとしても十分に使えると思います。

 

IA-BT7は様々なBluetoothのオーディオコーデックに対応していますが、スピーカーの側にコーデックを切り替える機能は付いていないため、スマホやポータブルオーディオプレーヤーなど送り出し側の機器で設定する必要があります。最近はAndroid 8.0を搭載したスマホなど、マルチオーディオコーデック対応とその切り替え出力ができる音楽プレーヤー機器も増えつつあります。筆者も今回ソニーのAndroidスマートフォン、Xperia XZ1を使って様々なコーデックによる音質の違いを聴き比べてみました。

↑LDAC/aptX HD/AACなど高音質コーデックで出力できるスマホ、Xperia XZ1で音質をチェックした

 

その差は同じくマルチコーデックに対応するヘッドホンやイヤホンよりも、スピーカーで聴いた方が明快に表れるようです。音のつながりがよく、きめ細かなテクスチャーを特徴とするLDACはクラシックのオーケストラやジャズの女性ボーカルに良く合いました。クリアで見晴らしの良いaptX HDのサウンドはEDMや洋楽ロック、J-POPにピタリとはまって、立体的なステージを描きます。AACの濃厚で力強いボーカルも聴き応えがあります。最近よく聴いているお気に入りの楽曲を、もう一度このスピーカーで復習してみたくなるような音質です。パソコンとのBluetooth接続も簡単にできるので、音楽だけでなく動画コンテンツを再生するときにも“いい音”の大切さを実感させてくれるスピーカーです。

 

もうワイヤレスでいいんじゃない? と思える驚異の高音質BTスピーカー オラソニック「IA-BT7」

イヤホン、ヘッドホンはアウトドアで音楽を聴くために欠かせないアイテムですが、家の中ならやっぱりスピーカー再生が一番快適です。名機と呼ばれるコンパクトなデスクトップオーディオの数々を商品化してきた日本のブランド、オラソニックが発売したクリアな音質と温かみのある木製キャビネットのスタイリッシュなBluetoothスピーカー「IA-BT7」を紹介したいと思います。

↑オラソニック「IA-BT7」

 

木製キャビネットを採用する本格派スピーカー

小型・軽量、かつデザインにも凝ったBluetoothスピーカーはいま国内外の色々なブランドから発売されていますが、本体のキャビネットに「木=ウッド」を使って、細かなところまで音質に気を配りながら設計した製品は数多くはありません。IA-BT7はオイルド加工のウォルナットと、光沢感が美しいピアノフィニッシュのシルクホワイトの2色が揃うウッドキャビネットを外観の特徴としています。フロントパネルにアルミニウムをコンビにしたレトロなデザインが、リビングのインテリアに違和感なく馴染みます。こちらの2色以外にもウッドやカラーのバリエーションが現在検討されているそうです。

↑カラーはウォルナット(左)と、ピアノフィニッシュのシルクホワイト(右)の2色

 

本体にバッテリーは内蔵しておらず、AC電源ケーブルにつないでリスニングルームに固定して使う据え置きタイプのワイヤレススピーカーです。ハンズフリー通話機能も搭載していませんが、代わりに音質や音楽再生に関わる機能を徹底的にこだわりぬきました。NFCに対応するAndroidスマホやポータブルオーディオプレーヤーと簡単にワンタッチでペアリングができます。

 

スピーカーユニットは正面に向かって左右に2基の5.7cmコーン型フルレンジと、中央には大口径11cmのウーファーを搭載。さらにコンパクトなボディのスピーカーで迫力ある重低音が鳴らせるようにパッシブラジエーターも内蔵しています。ユニット別に搭載するデジタルアンプの最大出力は10W+10W+20W。サイズを超えた迫力あふれるサウンドを鳴らしきる秘密がここにあります。

↑重低音再生を強化するため背面にパッシブラジエーターを搭載

 

LDACやaptX HDなど高音質コーデックに対応

ワイヤレススピーカーとしての特徴はBluetoothの高音質コーデックに幅広く対応していること。コーデックとはBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器の送受信機のあいだで信号を伝送する際の圧縮技術であり、音質にも影響を与えます。ソニーが開発した「LDAC」は最大96kHz/24bitというハイレゾ相当の音楽ソースをBluetoothの技術をベースに伝送できる高音質なコーデックです。ソニーのワイヤレスオーディオ製品が多くこの技術に対応していますが、オラソニックのようにソニー以外のメーカーが音質にこだわるBluetoothオーディオ製品に採用しはじめています。

 

「aptX HD」は米クアルコムが独自に開発するaptXというコーデックの進化系で、最大48kHz/24bitまでのハイレゾに相当する豊富な情報量をBluetoothオーディオの仕組みで伝送できるところが特徴。IA-BT7はaptX HDとaptXの両方をサポートしています。このほかにもiPhone/iPadによる音楽再生の実力をフルに引き出す「AAC」、そして最もベーシックな「SBC」まで、IA-BT7は現在主流のBluetoothオーディオコーデックを全方位にカバーしています。

 

Bluetooth入力、ならびに本体の背面に設けた1系統のアナログ音声入力からのオーディオ信号はすべて自動的に96kHz/24bit変換して再生、つまり“ハイレゾ相当”のクオリティにアップコンバートする機能が本機に備わっています。スマホによる音楽再生のクオリティに確かな違いが感じられはずです。

 

ちなみ本機が搭載するアナログ音声入力端子は「AI/AUDIO IN」と名付けられています。そこにはアマゾンのEchoシリーズなど、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーの一部が搭載するアナログ音声出力に接続して使って欲しいというメッセージが込められています。筆者も自宅で使っているアマゾンのEcho DotをステレオミニプラグケーブルでIA-BT7に接続してみたところ、Echoに音声コマンドでAmazon Music Unlimitedから聴きたい曲をリクエストして、Echo Dotよりも数段パワフルな音楽リスニングが楽しめてとても快適でした。

↑アナログ音声入力は「AI/AUDIO IN」と表示

 

↑アマゾンのEchoシリーズを接続するとまるでオラソニックのスピーカーにAIアシスタントが搭載されているような感覚で楽しめる

 

サイズからは想像できない力強いサウンド

音楽制作のスタジオでは、出来たての音源の仕上がり具合をプロ用のモニタースピーカーだけでなく、ユーザーの手元により近い環境を想定してコンシューマー向けのスピーカーでチェックすることがよくあります。ミュージシャンの意図に近い音楽再生を家庭で手軽に再現できるスピーカーを目指したオラソニックの開発者は、プロのレコーディングエンジニアと一緒にIA-BT7のサウンドをチューニングしています。IA-BT7の音質を確かめてみると、バランスに偏りがなくニュートラルで、スピーカーに由来する不自然な色付けも感じられませんでした。スピーカーのサイズから想像もできないほど力強くインパクトのある音が体に染み渡ってきます。音像の鮮やかなイメージとワイドな音場感は、デスクトップなどスピーカーに近づいてニアフィールドで聴くスタイルの方がよりリアリティを感じられると思いますが、音量の調整も幅が効くので、リビングなど広い部屋に置いてBGMリスニング用のスピーカーとしても十分に使えると思います。

 

IA-BT7は様々なBluetoothのオーディオコーデックに対応していますが、スピーカーの側にコーデックを切り替える機能は付いていないため、スマホやポータブルオーディオプレーヤーなど送り出し側の機器で設定する必要があります。最近はAndroid 8.0を搭載したスマホなど、マルチオーディオコーデック対応とその切り替え出力ができる音楽プレーヤー機器も増えつつあります。筆者も今回ソニーのAndroidスマートフォン、Xperia XZ1を使って様々なコーデックによる音質の違いを聴き比べてみました。

↑LDAC/aptX HD/AACなど高音質コーデックで出力できるスマホ、Xperia XZ1で音質をチェックした

 

その差は同じくマルチコーデックに対応するヘッドホンやイヤホンよりも、スピーカーで聴いた方が明快に表れるようです。音のつながりがよく、きめ細かなテクスチャーを特徴とするLDACはクラシックのオーケストラやジャズの女性ボーカルに良く合いました。クリアで見晴らしの良いaptX HDのサウンドはEDMや洋楽ロック、J-POPにピタリとはまって、立体的なステージを描きます。AACの濃厚で力強いボーカルも聴き応えがあります。最近よく聴いているお気に入りの楽曲を、もう一度このスピーカーで復習してみたくなるような音質です。パソコンとのBluetooth接続も簡単にできるので、音楽だけでなく動画コンテンツを再生するときにも“いい音”の大切さを実感させてくれるスピーカーです。

 

「時短再生」と「スマホ持ち出し」で録画番組がガンガン消化できる!「レグザタイムシフトマシン」試してわかった完成度

番組の録画貯めはガッツリできるようになった。でも、録画したものを消化する時間が思うように取れない……そんな忙しい現代人に一番ぴったりなレコーダーなのかも。

 

東芝のレグザタイムシフトマシン「DBR-M4008/M2008」は、大量の番組録画を可能にしたタイムシフトマシンに加え、本製品では番組の視聴時間を賢く節約する「時短」機能、さらにスマートフォンとの連携機能も強化。録画忘れや見逃しをなくすことに徹底的にこだわったレコーダーになっています。

 

今回はこの「DBR-Mシリーズ」のうち、2TB ハードディスク搭載モデルである「DBR-M2008」を筆者が約2週間にわたり自宅でテスト。実際に触ってみてわかった使い勝手や利便性を詳しくレポートしていきます。

東芝
レグザタイムシフトマシン DBR-M2008
ハードディスク容量:2TB(2000GB)

 

「タイムシフトマシン」で7チャンネルまとめて録画!

「DBR-M4008/M2008」が録画に使えるチューナーは全部で7系統。「タイムシフトマシン」はこの7系統ともに利用でき、最大7チャンネルを常に自動録画することができます。

↑タイムシフトマシンの録画設定

 

これは当たり前のようですが、「7つチューナーがあっても、1つは予備(視聴だけ)で録画に使えない」というレコーダーもあるので、案外重要なことだったりします。タイムシフトマシンには「あと1チャンネル録画できればよかったのに!」と思うような場面が多いので、7チャンネル全部で録画できるという選択肢があるのはうれしい。

 

ちなみに、7系統のうち3系統は「通常録画/タイムシフトマシン兼用」チューナーになっています。つまり、タイムシフトマシンで常時録画にするチャンネルを減らし、残ったチューナーは普通のレコーダーのように録画予約するような使いかたもできるわけです。

 

さらに本製品では、「タイムシフトマシンの録画を止めているあいだは、最大3番組同時までの通常録画ができる」という仕様となっている。この仕様は前モデルであるDBR-M3007/M1007から採用されているが、全番組録画はゴールデンタイム~深夜だけ、昼間など他の時間帯は必要なときだけ予約を入れるといった使いかたもOKに。

↑タイムシフトマシンを休止する時間帯は、1週間のスケジュールから1時間刻みで自在に変更できる

 

録画しても見る時間がない人にこそ使って欲しい「時短」の実力

「DBR-M4008/M2008」最大の特徴といっても過言ではない「時短」機能。タイムシフトマシンでたくさん録画しても、見る時間が足りない……という人のために、番組の視聴時間を短縮する工夫がいろいろと施されています(※1)。

 

録画番組をテレビで見るときに、飛ばしたいシーンをスキップしたり、早送り(早見再生)を活用しながら見るという人は多いと思いますが、本製品ではそれらの操作を自動化。「通常再生」をベースに、あらかじめ3種類のコースから選んで見始められる「時短再生」機能を備えています。

・番組と番組のあいだに該当するチャプターを自動的に早送りして再生する「らく見」
・その「らく見」をさらに1.3倍速で早見再生する「らく早見」
・さらに、どんな番組でも約5分の言わばダイジェスト版にしてしまう究極の早見再生=「飛ばし見」

↑各コースで再生した際に、「番組がそれぞれ何分で見終わるのか」もあらかじめ表示してくれる

 

この時短再生を実際に試してみると、まず「らく見」は“自動早送り機能”といった趣きで、ほとんどすべての番組に有効と感じられます。「らく早見」は、再生速度を上げることによってニュースや情報番組などの流し見に効果的。

 

と、ここまでは何となく見当がついていましたが、意外に便利だったのが「飛ばし見」。長時間の歌番組などを見るとき、「どんな順番で、どの出演者が出てくるのかな……」というのをざっくり知れる。同じように、スポーツの試合の流れを大ざっぱにチェックするといった使いかたもできます。

 

使ってみるまで、「2~3時間もある番組をたったの5分に圧縮したら、ツギハギすぎて何も分からないのでは?」と思っていました。しかし5分って“ダイジェスト版の尺”としては案外たっぷりあるもので、この5分だけで全体像がけっこう把握できます。具体的にはこれを使うことで、とある音楽フェス特番(約2時間半の番組)を見る際、気になっていたアーティストが出てくるタイミングを数分のうちに発見できました。

 

「時短」ボタンで目当ての番組に最短でたどり着ける!

ところで、従来「タイムシフトマシン」搭載のレコーダーでは録画番組を「過去番組表」という画面から探す仕組みがありました。もちろん「DBR-M4008/M2008」でもこれは踏襲しており、番組を選ぶのが楽しくなるサムネイル画面付きの「ビジュアル過去番組表」にも対応しています。

↑「ビジュアル過去番組表」の画面

 

しかし、大量にたまった録画番組の中から「毎週見ている番組」などをこの番組表画面から毎回探し出すのはけっこう時間がかかるもの。そのため、最近のレコーダーでは、よく見るような番組をひとまとめにした画面を用意しています。

 

「DBR-M4008/M2008」の場合は、リモコンの「時短」ボタンから表示される「時短で見る」画面がそれにあたります。

↑リモコンの「時短」ボタンは目立つ位置に配置されている

 

↑「時短で見る」の画面

 

この画面では、録画番組を時短再生できるというだけではなく、好みの番組ジャンルや、「いつもの」、「新番組」などのカテゴリーが登録可能。

↑好きな番組のジャンルやカテゴリーを割り当ててメニュー画面を作れる

 

つまり、“再生コースによる時短”ができるだけでなく、“番組探しの時短”もこの画面に集約されているわけです。とにかく「時短」ボタンを押せば目当ての番組に最短でたどり着ける。なるほど、あちこち探さなくてもいいという意味で、これも効率的なひとつの時短になっているんですね。

 

スマートフォン上でも時短再生ができる。ちょっと感動ものの連携機能

さらに「DBR-M4008/M2008」が誇る時短機能は、テレビで見るときだけのものではありませんでした。

 

「せっかく録画しても、テレビの前で見ている時間がとれなくて……」というユーザーの声は少なくなく、最近はレコーダーの録画番組をスマートフォンから見られる機能が当たり前に。「DBR-M4008/M2008」はその機能へさらに時短のアイデアを採り入れることで、“忙しい人のためのレコーダー”としての完成度を高めています。

 

「DBR-M4008/M2008」をスマートフォンから利用できるアプリ「スマホdeレグザ」(※2)は、「DBR-M4008/M2008」の購入者が無償(※3)で利用でき、初期設定などを除くレコーダーのほとんどの機能はこのアプリから呼び出せるというものです。

 

録画番組の再生、放送中番組の再生、また録画予約ができるのは当たり前として、「過去番組表から見る」、「時短で見る」といった「DBR-M4008/M2008」固有の機能もサポート。“テレビを見る時間がないなら、スマートフォンで見ればいいじゃない”と言わんばかりの充実ぶりです。特に、時短再生がスマートフォンでできるというのはなかなかの感動もの。スマートフォン上でも再生速度を上げた早見ができるの、シンプルに便利だと思います。

 

さらに、スマートフォンを使った時短に関する本製品のこだわりは強く、その最たる要素が「番組持ち出し機能」にあります。

 

レコーダー本体に録画された番組は、外出先のスマートフォンからでもストリーミング再生ができるものの……電車の移動中などでは十分な画質で楽しめなかったり、通信容量が気になってしまうことも多い。そこで注目されるのが、録画番組をあらかじめスマートフォンに持ち出し(ダウンロード)するという使いかた。「DBR-M4008/M2008」では、この番組持ち出しに関して“保存・変換なしで即持ち出し可能”という仕組みを実現しています(※4)。

 

↑タイムシフトマシン録画時の設定で、新たに用意された「スマホ高画質」・「スマホ長時間画質」モードを選ぶと、あらかじめ持ち出しダウンロード可能な画質で録画を実行。画質を低めにするかわりに、これまで手間がかかっていた番組持ち出しが最少のステップで行える

 

タイムリーな話題としては、「せっかくなのでサッカーW杯を片っぱしから録画だ!」と意気込んだものの、1日にチェックできる試合数には限りがあったりして……。そこで、毎日1試合ぶんの番組を持ち出し、電車移動の時間に早見再生で追ってみたところ、空き時間をかなり有効に活用できた気がします。これ、移動時間が長い人ほど効果は絶大なはず!

 

「時短」が東芝レコーダーの新たな魅力に!

東芝がこれまで培ってきたハードディスクレコーダーのノウハウの集大成である「DBR-M4008/M2008」。タイムシフトマシン=録画機能の進化はもちろんのこと、同社ならではの最新「時短」機能がかなり強力なモデルになりました。

 

集大成という意味では、かつて東芝レコーダーが「RD-style」(※5)と呼ばれていた時代から受け継ぐプレイリスト編集、ダビング機能なども充実。“編集に強いレコーダー”としての付加価値も備えています。

 

時短・スマートフォン連携のアイデアを加えた総合力、そしてコスパも含め、いまもっともチェックしておくべきレコーダーのひとつが「DBR-M4008/M2008」となったことに間違いはないでしょう。

 

※1:「時短」機能について、番組によっては意図通りにならないことがあります。
※2:「スマホdeレグザ」を使用するには株式会社デジオンが提供する「DiXiM Play」をスマートフォンにインストールする必要があります。詳しくはhttps://www.digion.com/sites/diximplay/をご覧ください。
※3:2019年6月までに購入製品に付属されたアプリライセンスキーを登録して利用開始する必要があります。
※4:スマホ優先モードで録画やスマホ高画質・スマホ長時間画質でタイムシフト録画しておけば番組終了と同時に番組をスマートフォンに持ち出せますが、録画の条件等によっては録画と同時に持ち出し用の変換ができない場合があります。その場合は、録画後の変換(変換待ち)になります。また、宅外での視聴のための持ち出しダウンロードは宅内でのみ可能です。
※5:RD-Style商品とはRD-から始まる形名の東芝 のレコーダー商品のほか、DBR-Z150/Z160/Z250/Z260が該当します。

 

※ハードディスクの容量は、1TB=1000GB、1GB=10億バイトによる算出値です。
※ Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)、Blu-ray(ブルーレイ)は、Blu-ray Disc Association の商標です。
※ DiXiMは株式会社デジオンの商標です。
※ その他の本稿に記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

秋葉原の新名所「ONKYO BASE」がグランドオープン! 直販限定のコラボ製品も多数展示

オンキヨーは、「旧万世橋駅」跡地にある商業施設「マーチエキュート神田万世橋」内に、ショールーム「ONKYO BASE」をグランドオープンしました。

 

「ONKYO BASE」は、“ここだけの体感”、“ここだけのイベント”、“ここだけの商品” を提供する秘密基地をテーマとしたショールーム。オンキヨーおよびパイオニアブランドの製品を展示するほか、直販限定のアニメコラボアイテムなども実際に手にとって試すことができます。

 

 

また、ハイレゾ音源販売サイト「e-onkyo music」の扱うハイレゾ音源の試聴も可能。店内には、人気のハイレゾスマホ「グランビート」ブランドの国内未発表製品であるタブレットも展示されるなど、様々な機器が自由に試聴できるようになっています。

↑国内未発表のタブレット版グランビート

 

オリジナルグッズなど“ここだけの商品”も販売

グランドオープンに先駆けて開催されたメディア向け内覧会では、オンキヨー 執行役員の奥村暢章氏が登壇し、ONKYO BASEの概要を解説。“ここだけの体験”を重視した展示を中心に据え、最新製品の展示やe-onkyo music独占配信の音源の試聴などが行えるほか、オリジナルグッズやアウトレット品など“ここだけの商品”の販売も行うと説明しました。

↑オンキヨー の奥村暢章氏

 

↑ここだけの体験を強調

 

↑オリジナルグッズやアウトレット品などの販売も行う

 

また、秋葉原にショールームを開設した理由について、「いかにもショールーム的な展示ではなく、普段の生活に近い展示にしたかったこと。直販サイトでアニメコラボの製品を多数取り扱っており、ポップカルチャーの発信地である秋葉原と親和性が高かったことなどから、この地に決まった」と説明。

 

高橋洋子さんも駆けつける

ゲストとして、オンキヨーのエヴァコラボイヤフォンを愛用しているという歌手の高橋洋子さんも登場。この6月に「残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン」の2曲を収録したシングルをリリースされた高橋さんは、5日よりフランスで開催される「Japan Expo」や14日より秋葉原で開催される「ポタフェス」に出演されるということで、ショールームで提供されるカスタムIEM(インイヤーモニター)作成サービスも体験されていました。

↑歌手の高橋洋子さん

 

↑ショールーム内には高橋さんの直筆サインや愛用しているというエヴァコラボイヤホン「SE-C7BT EVA」なども展示されている

 

オンキヨーグループのオーディオ製品を試せるだけでなく、様々なオリジナル商品の販売やイベントなども開催される情報発信基地として進化したONKYO BASE。マーチエキュート神田万世橋内には、カフェなどもありますので秋葉原散策の休憩ポイントとして足を運んでみるのもいいかもしれませんね。

 

【店舗情報】
ONKYO BASE
住所:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4
営業開始日:7月5日(木)より
営業時間:11:00 ~ 20:00 (定休日:不定休)

格安4Kテレビもラインナップ! FUNAIから初の有機ELテレビほか4K/2Kテレビが一挙登場

船井電機は、FUNAIブランド初となる4K有機ELテレビ「7010」シリーズほか薄型テレビ6シリーズ全14機種と、次世代ブルーレイ規格「4K Ultra HD ブルーレイ」に対応したBDレコーダー「UT」シリーズほか3シリーズ全6機種を、7月14日よりヤマダ電機グループで独占販売します。

 

薄型テレビのラインナップは、4K有機ELテレビ「7010」シリーズ、4K液晶テレビのハイグレードモデル「4110」シリーズ、スタンダードモデル「4010」シリーズ、HD解像度の液晶ディスプレイを備えた「2010」シリーズを用意。いずれも内蔵HDDへの録画機能を備えています。また、今回より内蔵HDD録画機能を省いたシンプルモデルとして、4K液晶テレビ「3010」シリーズと、HD液晶テレビ「1010」シリーズが新たに追加されています。

 

初の有機ELモデル「7010」シリーズ

フラッグシップとなる4K有機ELテレビ「7010」シリーズは、独自開発の高画質エンジン「クリアピクスエンジン 4K HDR OLED」を搭載。有機ELならではのダイナミックレンジとハイコントラストで、4K映像を精密に再現します。

 

 

また、「HDR 10」や「HLG」、「Dolby Vision」など、様々なHDR規格に対応しており、鮮やかで奥行きのある映像を再生します。国内メーカーの4K有機ELテレビとしては初めて録画用HDD(1TB)を内蔵し、本体だけで地上デジタル放送を最大128時間録画可能。さらに、3チューナー搭載で、視聴中の番組とは別に2つの番組を同時録画することができます。このほか、好みの項目を選んでおくことで該当する番組を自動録画する「おまかせ録画」や、録画した番組をカテゴリー別に自動分類して表示する「おすすめ再生」など、便利な録画機能も備えています。

 

本体は映像を際立たせる極細フレームのミニマルデザインを採用し、スタンドに角度をつけることで「映像だけがそこにある」ような浮遊感のある映像体験を実現。本体正面にはフルレンジスピーカーと大容量ウーファーを配し、最大出力50Wのマルチアンプで駆動し、2.2chの立体的なサウンドを再生します。

 

ラインナップは65型「FE-65U7010」(実売予想価格39万9800円)と、55型「FE-55U7010」(同25万9800円)の2機種を用意しています(価格はいずれも税抜)。

 

録画機能をアップした薄型テレビ

4K液晶テレビは「4110」と「4010」の2シリーズをラインナップ。主な違いは、4110シリーズのみ倍速駆動に対応しているほか、映像エンジンや内蔵HDDの容量、対応HDR方式など。いずれも3チューナーを装備し、2つの裏番組を同時に録画できます。

 

 

 

ラインナップは、4110シリーズが65型「FL-65U4110」(実売予想価格21万9800円)、55型「FL-55U4110」(同15万9800円)、49型「FL-49U4110」(同11万9800円)の3機種、4010シリーズが49型「FL-49U4010」(同10万4800円)、43型「FL-43U4010」(同9万4800円)の2機種を用意しています(いずれも税抜)。

 

また、低価格なジェネリック4Kテレビを意識し、録画機能を省いた4Kモデル「3010」シリーズにも注目。50型「FL-U3010」のみの展開ながら、実売予想価格4万9800円(税抜)と5万円を切る価格設定で、手ごろな4Kテレビを求めている層に訴求しています。

 

高画質4K映像が楽しめるUHD BD再生対応のBDレコーダー「UT」シリーズ

BDレコーダーは、新たに最上位機種「UT」シリーズがラインナップに加わりました。同シリーズは、最大100Mbpsという膨大な情報量で高画質な4K映像が楽しめる「4K Ultra HD ブルーレイ」(UHD BD)の再生に対応。地デジやBDなどの映像も4Kにアップコンバートし、コマとコマのあいだの映像を補完して秒間60コマのなめらかな映像を再生します。

↑UHD BD再生対応の「FBR-UT1000」

 

また、ハイレゾ音源(LPCM/FLAC/DSD/ALAC)の再生に対応しているほか、ユーザーの好みを学習して自動で録画してくれる「AI録画」機能を備えています。

 

ラインナップは内蔵HDD 2TBの「FBR-UT2000」(実売予想価格5万5800円)と、1TBの「FBR-UT1000」(同4万9800円)の2機種(いずれも税抜)。

 

このほか、3チューナー搭載の「HT」シリーズや2チューナー搭載の「HW」シリーズも発売されます。

 

18年度は国内シェア15%を目指す

FUNAIブランドの薄型テレビやBDレコーダーを独占販売するヤマダ電機では、昨年6月の販売開始より全店舗に商品に熟知した「フナイマイスター」を配置し、店頭販売ならではの手厚い商品説明などを実施。そのなかで得られた顧客からの意見や要望などを集約し、今回の商品開発に生かしているとのこと。

 

初年度のFUNAIブランドテレビの目標市場シェアは5%でしたが、最終的には目標を上回る7%を達成。さらに2018年度は目標シェアを15%に引き上げ、さらなるシェア拡大に励むとしています。

 

低価格化が進む国内テレビ市場で、独自の商品開発や販売戦略を武器にシェアを拡大しているFUNAIブランドの今後の展開に注目が集まりそうです。

旅の相棒にしたい「トラベル三脚」オススメ5選!! とにかく頑丈な“一生モノ”から高コスパモデルまで

最近のデジタルカメラは、超高感度で撮影してもノイズが少なく、強力な手ブレ補正機能も搭載されたことで、日中の撮影であれば三脚の必要性は以前に比べると低くなっています。とはいえ、旅先などで見つけたきれいな夜景や夕景、友人や家族との記念撮影など、三脚があったら安心……というシーンは数多く存在します。また、低速シャッターで被写体ブレを生かすといった場合などにも三脚は必要です。

 

ただ、実際に持ち歩くことを考えると、大きく重い三脚は使用したくないというのが本音。現在でも、重量にして3㎏以上でガタツキのないような三脚があれば安心ではありますが、小型のミラーレス一眼が主流になりつつある現在、重量に関しては軽量なものでも(完ぺきではないにせよ)問題のないケースも増えていると感じます。

 

そこで今回は、比較的軽量で旅先などにも持って行きやすい「トラベル三脚」と呼ばれる各社の製品をチェック。その特徴などを踏まえ、おすすめの5つの製品について紹介したいと思います。

↑小・中型のトラベル三脚といっても、価格は1~2万円程度のものから10万円を超えるものまで様々。高価なものほど丈夫で安心して使えるという傾向はありますが、製品によって一長一短があるので、撮影スタイルやよく撮る被写体に合わせて選択しましょう

 

トラベル三脚の購入時に見るべき3つのポイント

今回、三脚をセレクトするにあたっては、持ち歩きやすさや使いやすさなどを重視して、以下の条件をクリアするものを選択しています。

①最大伸長(三脚を伸ばしたときの高さ)が150㎝以上
②耐荷重(載せられるカメラの重さ)が2.5kg以上
③重量が1.5kg以下

①については、最大伸長が150㎝あれば、カメラを取り付けたときのファインダーの高さが160㎝程度となり、多くのユーザーにとって無理のない姿勢でファインダーが使用できるためです。また、背面モニターを使用したライブビュー撮影も行いやすくなります。

 

②は一眼レフのエントリー機やミラーレス一眼に普及タイプの望遠ズームを装着した場合を想定し、その重さに耐えられるものとしています。

 

③は三脚と雲台(カメラの取り付け部)を合わせた重量。あまりに軽すぎるものは強度不足でかえって使いにくくなるので、持ち運びしやすく強度も保てると思われる重量として設定しました。結果として、軽量なカーボン製の製品が多くなっています。

 

それではオススメの製品を見ていきましょう!

【その1】とにかく頑丈!! 信頼度の高い“一生モノ”カーボン三脚

ジッツオ
GK1545T-82TQD
実売価格13万1770円

100年の歴史を誇るジッツオの「トラベラーシリーズ」の三脚。同社の三脚には、さらなる軽量化を目指した「マウンテニアシリーズ」もありますが、トラベラーシリーズの本製品は軽量なだけでなく、脚が180°折り畳める機構を持ち、収納時に小さくできる点が魅力です。雲台も丈夫で、可動時のトルクが調節できる「フリクションコントロール」に対応。高価ですが、並の中型や大型三脚よりもしっかりとしていてガタツキやタワミがなく、耐荷重も10㎏なのでプロ用一眼レフであっても十分耐えられるでしょう。最大伸長で使っても安心で、シーンを問わず使用できます。まさに“一生モノ”といえる、頑丈なカーボン三脚です。

●材質/カーボン ●重量/1450g ●耐荷重/10㎏ ●最大伸長/163.5㎝ ●縮長/42.5㎝ ●脚段数/4段 ●雲台/自由雲台(フリクションコントロール、パンロック、ティルトロック採用)

 

【その2】このスペックでこの価格!! 本格派ながらコスパ良し

 

バンガード
VEO2 264CB
実売価格2万9220円

バンガードは1986年創業の台湾のメーカーで、低価格ながら質の高い製品を数多く取り揃えています。本製品は耐荷重8㎏で最大伸長でもガタツキや脚のタワミが少なく、よほどの長時間露光でなければシーンを問わず安心して使えます。収納時はセンターポール(雲台の取り付け部で、ポールを上下させることで高さを調節できるパーツ)が反転できるようになっているため雲台部が出っ張らず、コンパクトに収納できるのも特徴です。雲台も「フリクションコントロール」に対応した本格派で、機能や丈夫さを考えると十分に低価格。コスパに優れたカーボン三脚といえます。

●材質/カーボン ●重量/1300g ●耐荷重/8㎏ ●最大伸長/155㎝ ●縮長/44.5㎝ ●脚段数/4段 ●雲台/自由雲台(フリクションコントロール、パンロック、ティルトロック採用)

 

【その3】イタリアの名門メーカー製アルミニウム三脚

マンフロット
befreeアドバンス アルミニウムT三脚セット
実売価格2万9640円

イタリアの名門メーカー、マンフロットの小型三脚。アルミ製ながら1.49kgと軽量で耐荷重も8kgと十分以上。よほどの長時間露光でなければ安心して使用でき、中・上級一眼レフもOK。ジッツオの製品同様、収納時は脚が180°折り畳める機構を採用していて、コンパクトに持ち運べます。雲台には、「フリクションコントロール」なども搭載されています。同社には、カーボン製の「befree カーボンファイバー三脚ボール雲台キット」もあり、こちらは重量が1.1kgとさらに軽量ですが、耐荷重が4kgで価格もやや高くなります。そのため、プラス390gの重さが気にならなければ、こちらをオススメします。

●材質/アルミ ●重量/1490g ●耐荷重/8㎏ ●最大伸長/150㎝ ●縮長/40㎝ ●脚段数/4段 ●雲台/自由雲台(フリクションコントロール、パンロック採用) ※ブラック、レッド、ブルーのカラバリ有り(写真はレッド)

 

【その4】収納時の長さはなんと27.5cm!! 他を圧倒するコンパクトさ

 

ベルボン
UT-53
実売価格2万2190円

日本の三脚専業メーカー、ベルボンの小型三脚は「ウルトラロック」と呼ばれる機構を持ち、脚のパイプを半回転させるだけで素早く伸縮・固定が行えます。本製品はアルミ三脚ながら、1.4kgと軽量で収納時は脚を180°折り畳んで収納でき、縮長(収納時の長さ)が27.5cmと他を圧倒するコンパクトさが最大の魅力です。耐荷重は2.5kgでミラーレス一眼+普及タイプの望遠レンズ程度なら十分。雲台は「フリクションコントロール」採用です。最大伸長時は多少脚にタワミが見られ、長時間露光時はできるだけ脚を縮めるのがおすすめですが、セルフタイマーでの記念撮影などは、脚を伸ばしても問題ありません。

●材質/アルミ ●重量/1400g ●耐荷重/2.5㎏ ●最大伸長/157㎝ ●縮長/27.5㎝ ●脚段数/6段 ●雲台/自由雲台(フリクションコントロール、パンロック採用)

 

【その5】軽量ながら十分な高さを確保!! LED搭載ギミックもユニーク

スリック
エアリーカーボン644LED
実売価格4万2990円

写真用品の国内最大手、ケンコー・トキナー傘下のスリック製三脚は、プロ用からコンパクト用まで、豊富なラインナップを誇ります。同社のトラベル三脚「エアリーシリーズ」は軽さにこだわったシリーズで製品で、本製品は最大伸長が1795㎜と高く、身長の高いユーザーやできるだけ高い位置から撮影したい場合に最適なモデルながら、重量は1210gと軽量です。また、センターポールの下部にLEDが組み込まれており、夜間や暗い室内で撮るときに補助照明として使用できるのも魅力。最大伸長時には、脚に多少タワミが出るので長時間露光時は、できるだけ脚を縮めて使うといいでしょう。

●材質/カーボン ●重量/1210g ●耐荷重/3㎏ ●最大伸長/179.5㎝ ●縮長/47.5㎝ ●脚段数/4段 ●雲台/自由雲台 ※センターポール端にLEDライト内蔵

 

撮影スタイルと三脚の特徴を十分に見極めて選ぶ

今回紹介した5本の三脚は、いずれも持ち運びに重点を置いたトラベル三脚ですが、あえてカテゴリ分けするとしたら、ジャンルを問わず使える製品が欲しいという場合は、ジッツオ「GK1545T-82TQD」かマンフロット「befree advance アルミニウムT三脚セット」、コスパ重視でできるだけしっかりしたものということならバンガード「VEO2 264CB」、収納時のコンパクトさならベルボン「UT-53」、軽さ+伸長の高さ重視ならスリック「エアリーカーボン644LED」といった具合になります。

 

傾向として軽さと丈夫さはトレードオフの関係にあるので、軽さも丈夫さもということになると難しくなりますが、日中の撮影や記念写真中心ということなら、それほど頑丈さは必要なく、逆に夜景など長時間露光が必要なシーンをメインに撮るのなら、頑丈さを重視する必要があります。そのため、三脚を選択する際は、そうした使い方と三脚の特徴を十分に見極めて選ぶといいでしょう。そうした見極めさえ間違わなければ、三脚の使用によって旅先で撮りたくても撮れなかったシーンなどが快適・確実に撮れるようになるはずです。

テレビだけでこんなにイイ音!? とことん音にこだわった「極音」がテレビライフを変える!!

最近の薄型テレビは音が良くない、セリフや音が聴き取りにくい、という声がよく聞かれます。スピーカーの容積を稼ぎやすかったブラウン管テレビに比べて、薄型の液晶テレビは音質面で不利なところがあるのも事実。また、液晶テレビのなかには、薄型コンパクトなデザインを追求するあまりサウンド面を犠牲にしているモデルも存在します。その結果、テレビのスピーカーだけでは満足できない人を中心に、サウンドバーや手元スピーカーなどのテレビ用スピーカーが人気を集めています。

 

そんななか、創業60年を超える老舗の電機メーカー・オリオン電機から、音にこだわった液晶テレビ「極音(きわね)」が登場しました。

↑オリオン電機「極音」(RN-32SH10)

 

極音は、オーディオ製品の開発で培われた技術を駆使して、スピーカーユニット、キャビネット構造、アンプ回路などをイチから見直し、小型テレビとしてはクラス最高級の音質を実現していることが特徴。また、32型と24型の2モデルをラインナップし、2台目、3台目用としても使いやすいサイズ展開となっています。

↑オーディオ思想の高音質設計により、優れた音質を実現する(写真は32型)

 

今回は、この極音の6つの注目ポイントを、ビフォーアフター形式でわかりやすく紹介していきます。

 

【極音の注目すべき6つのポイント】

その1.音の臨場感がすごい

極音のサウンドを聴いてまず驚くのは、内蔵スピーカーから再生される音の圧倒的な臨場感。まるでサブウーファーを内蔵しているかのような深い重低音が、映像の迫力を倍増させます。とくに、爆発音や銃声、緊張感を表現するBGMの低音などが体感しやすいので、アクション映画やサスペンスドラマが好きな方にオススメです。

 

その秘密は……
極音には、新開発CDB(Crank Duct Bass-reflex)構造を採用したスピーカーエンクロージャーを搭載。キャビネット素材には剛性の高いポリカーボネート入り肉厚ABS樹脂の複合素材を使用し、不要な音の共振を抑えてクリアなサウンドを再生します。また、正面に配置したフルレンジ・スピーカーユニットにはクラス最大級の長方形大型マグネットを搭載するとともに、オーディオ用Hi-Fiスピーカーなどにも搭載されるバスレフポートが低音を増強し、迫力ある低音域が再生可能。さらに、32型には高分子材料を使用した軽量振動板とボイスコイル一体構造の35mm径バランスド・ドームツィーターを搭載し、本格的な2Way構成としています。

↑極音(32型)のスピーカーユニット。パイプのように見えるものがバスレフポート

 

その2.細かい音までしっかり聴こえる

極音のすごさは低音だけではありません。音楽番組などを視聴していると、ほかのテレビよりも音に広がりがありゴージャスになったように聴こえるはず。音質があまりよくないテレビの場合、音の分離がしっかりできないため、音が混ざってにごりがちですが、極音は演奏している楽器の音ひとつひとつまでしっかり再現するので、ボーカル、ベース、ギター、ドラムなどそれぞれの音が聴こえ、まるで目の前で演奏しているようなリアリティのあるサウンドを体感できます。

 

その秘密は……
極音のオーディオアンプ回路には、高級ハイファイオーディオ製品にも使用される高音質用フイルムコンデンサーを採用しています。さらに、電源回路・アース回路などにもこだわって、ニュース番組やドラマのセリフ、音楽番組の楽器の音など明瞭感を向上。32型は20Wの大出力アンプを搭載し、さらに迫力のある音声再生が可能です。

 

その3.ボリュームを上げなくても音が聴き取りやすい

テレビの音量ボリュームを上げているのにアナウンサーの声やドラマのセリフがよく聴こえない……ということはありませんか? 一般的な薄型テレビでは、スピーカーを下向きに設置してテレビ台やボードなどに反射した音が耳に届くような設計になっていますが、極音では本体の正面に設置されたスピーカーから直接音を耳元まで届けるので、ボリュームを上げなくても音が聴き取りやすくなっています。テレビの音が聴き取りにくいと感じている高齢者にもオススメです。

 

さらにワンポイント……
極音は、オーディオエンジニアが試聴を重ねチューンアップを行った「おすすめ」「ミュージック」「はっきり音声」モードに加え、好みに合わせてグラフィックイコライザーで音質を調整できる「お好み設定」モードの計4つの音声モード備えています。普段は「おすすめ」に設定しておき、映画やライブなど音の迫力をアップさせたいときは「ミュージック」、ニュースやドラマなどで人の声が聴き取りにくいときは「はっきり音声」、自分好みの音質を設定したいときは「お好み設定」というように使い分けると、よりサウンドを楽しめますよ。

↑リモコンに「音声モード」ボタンを搭載。ワンタッチで切り替えられます

 

↑「お好み設定」では、8バンドのイコライザー調整が可能なため、自分好みの音質が楽しめます

 

その4.サウンドバー不要だからテレビ周りスッキリ

薄型テレビの音を増強してくれると人気の「サウンドバー」ですが、テレビのリモコンとは別に専用リモコンが増えたり、テレビや電源との接続のための配線が必要だったりと、テレビ周りがごちゃごちゃしてしまう原因になってしまうことも。極音ならサウンドバー不要で迫力の音が楽しめますので、コンセント周りもすっきり! ついでに余計な出費も抑えることができちゃいますね。

 

その5.画質にもこだわり

極音は、HD解像度(1366×768ドット)のパネルを採用。32型は、クラス最広域の色域約85%(NTSC比)を実現した自社開発のLEDバックライトモジュールを搭載し、より自然な色と高画質を表現しています。また、高輝度LEDと電源設計の最適化により、両モデルともクラス最高レベルの省エネ基準達成率220%を実現。

↑32型には高色彩LEDバックライトを採用。色再現性に優れています

 

さらにワンポイント……
極音は、目の疲労の原因ともいわれるブルーライトを抑える「ブルーライト軽減機能」も搭載。家族やお子さんの目を守ります。

 

その6.裏番組録画対応

極音は、別売の外付けHDDへの録画が可能。地上デジタル・BS・110度CS用チューナーを各2基搭載しているので、ひとつのチャンネルを視聴しながら、別のチャンネルを録画できる裏番組録画にも対応しています。これでチャンネル争いをすることもなくなりますね!

 

「薄型テレビでこんなにいい音!?」

この「極音」の音を、イラストレーターのマガポンさんに聴いてみて頂いたところ、「いままでテレビの音質はあまり気にしていなかったのですが、実際に極音の音を聴いてみて、『え、薄型テレビでこんなにいい音するの!? 一般のテレビと比べると全然音が違う!』 とビックリしました。映画は迫力満点に、音楽番組は臨場感たっぷりに楽しめます。また、ニュースを読む男性アナウンサーの声が、より一層深みのあるイイ声に聞こえました。音質ってこんなに影響するんだ、と実感できるすごいテレビです」とコメント。

 

内蔵スピーカーだけで迫力のサウンドが楽しめる「極音」は、リビング用としてはもちろん、寝室や子ども部屋用として、また一人暮らしを始めるお子さんや、離れて暮らす家族へのプレゼントとしても喜ばれること間違いナシ! この夏テレビの買い替えや買い増しを検討されている方は、ぜひ「極音」をチェックしてみて下さい。

 

【SPEC】

●パネル解像度:1366×768ドット ●最大音声出力:32型/20W(10W+10W)、24型/6W(3W+3W) ●入力系統:HDMI×2、ミニD Sub-15pin×1、USB×2(内1基は給電用) ●サイズ/質量:32型/W73.5×D18.8×H52.4cm/6.5kg、24型/W55.2×D18.8×H41.5cm/4.0kg

 

協力: 株式会社SOZOデザイン

 

イラスト/マガポン

AM/FMラジオも聴ける! 防災用品として用意しておきたい約8000円のポータブルテレビ

サンワサプライは、FM/AMラジオとしても使用できるアンテナ内蔵のコンパクトなポータブルワンセグテレビ「400-1SG005」を直販サイト「サンワダイレクトで発売しました。価格は7980円。

↑ポータブルワンセグテレビ「400-1SG005」

 

本製品は、ワンセグ電波が入るならどこでもテレビやラジオを楽しめる、2.8インチ液晶搭載のポータブルワンセグテレビ。1台でワンセグテレビからAM・FMラジオまで視聴でき、さらにワイドFMにも対応しています。

 

裏面のスタンドを引き出せば、自立も可能で、手ぶらで視聴することも可能。音声出力はスピーカーから、もしくはイヤホン端子に接続したイヤホンからの2パターンに対応しており、字幕放送や副音声の再生にも可能です。

 

電源は単3乾電池3本、またはモバイルバッテリーやUSB-ACアダプタからの給電でも使用できます。付属品として引っ掛けて使えるストラップや、汚れや傷つきから守る収納ポーチが同梱されます。

↑イヤホンで音声を聴くことも可能

 

外出先や職場でのスポーツ観戦に、また、もしもときの防災用品として、1台用意しておくと便利なポータブルワンセグテレビです。

騒音を低減するNC機能搭載! アンダー6000円のBluetoothヘッドホン「TT-BH040」

SUNVALLEY JAPANは、TaoTronicsブランドのアクティブノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホン「TT-BH040」を発売しました。価格は5799円。

 

「TT-BH040」は、飛行機、バス、地下鉄、列車などの騒音を効果的に低減するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホン。外部のノイズを継続的に測定・比較し、逆位相の信号を発生させることでノイズを打ち消します。

 

さらに、750mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、約2.5時間の充電で、最大30時間の連続再生も可能。もしバッテリーが切れてしまっても、付属のオーディオケーブルを使用すればバッテリー不要で音楽を楽しめます。Bluetooth製品の使用が制限される航空機のなかでも使える機内用の3.5mmオーディオ変換アダプタも付属しています。

 

本体には40mm径のドライバーユニットを備え、パワフルなサウンドを再生します。また、長さ調整をすることなく適切な位置にスムーズに装着することを可能にしたフリーアジャストヘッドバンドや、通気性高い柔らかいクッションを採用した90°回転可能なイヤーカップにより装着感をアップし、長時間のリスニングでも快適な装着を実現しています。

 

6000円以下で購入できるワイヤレスタイプのノイズキャンセリングヘッドホンですので、通勤・通学時や集中したいときの周囲の騒音に悩んでいる方はぜひ試してみて下さい。

我が家に“日本初”のBS/CS 4Kチューナー搭載レグザ「50M520X」がやってきた! 4K放送開始が待ち遠しくなる画質にぞっこん!!

現在の地デジ放送をはるかに超える高画質な映像が楽しめる次世代テレビ放送の4K放送。これまで数年間にわたり試験放送が行われてきましたが、いよいよこの12月からNHK・民放各社によるBS・110度CSの4K放送(以下、BS/CS 4K放送)がスタートします。このBS/CS 4K放送は、これまでの試験放送とは違い、NHKや民放各社が様々なジャンルの番組を放送する予定。「どうせキレイな環境映像が流れるだけでしょ?」と思っている人は損しちゃいますよ!

 

このBS/CS 4K放送に関する質問でよく聞かれるのは、「4K放送を見るために何が必要なのかわからない」というもの。実のところ、12月から始まるBS/CS 4K放送を見るために最低限必要なものは「4Kテレビ」と「4Kチューナー」、「BS/CS受信設備」のみ。そして、あまり知られていませんが、既存のBS/CSアンテナ設備(右旋アンテナ)のままでも、NHK・民放各社の6ch分は視聴できます。すでにBS/CSの視聴設備が自宅に備わっていれば、4Kテレビと4Kチューナーを用意するだけで4K放送が視聴できるようになるのです。

↑従来のアンテナ設備でもNHK・民放6チャンネル分の視聴が可能(出典:東芝映像ソリューション)

 

さらに、設備工事を行い右旋・左旋対応アンテナなどの新設備を導入すれば、スカパーやWOWOWといった5chが視聴でき、最大11chも見られるチャンネルが増えます。

↑左旋対応のアンテナを含む新しい設備を導入すると11チャンネルもの4K放送が視聴可能になる(出典:東芝映像ソリューション)

 

BS/CS 4K放送開始に合わせ、メーカー各社は今秋~冬にかけて外付け4Kチューナーを発売する予定。すでに4Kテレビを購入した方でも、チューナーを追加すればBS/CS 4K放送が視聴できるようになります。しかし、2011年までの地デジ移行期に購入したHD/フルHD解像度テレビからの買い替えを検討されている方には、4Kチューナーを搭載したモデルが絶対オススメ。外付けチューナーを別途購入しなくても、テレビだけでBS/CS 4K放送が楽しめるのです。

 

東芝レグザの2018年夏モデルとして登場した4Kテレビ「X920」、「BM620X」、「M520X」シリーズは、なんと全機種がBS/CS 4Kチューナー搭載モデル。この夏に発売される4Kテレビで、4Kチューナーを搭載するのは東芝レグザだけとなります。今年の夏ボーナスでテレビを買い替えても、レグザなら安心して長く使用することができますね。

 

そこで今回、GetNavi web編集部・一條 徹が発売されたばかりの東芝4Kレグザの「M520X」の使用レポートをお届けします。

↑東芝4Kレグザ「M520X」

 

【M520Xスペック(50型)】

●解像度:3840×2160ドット ●搭載チューナー:地上デジタル×3、BS/CS×3、4K(BS/CS)×1 ●録画機能:地デジ・BS/CS W録画、4K録画(いずれも別途外付けHDDが必要)、タイムシフトリンク ●音声:レグザパワーオーディオシステム 音声実用最大出力20W ●端子:HDMI入力×4、ビデオ入力端子(アナログ)×1、光デジタル音声出力×1、USB×2(汎用×1、録画専用×1)、アナログ音声/ヘッドホン出力×1、LAN端子×1 ●サイズ/質量:W112×H67.7×D18.2cm/18kg(卓上スタンド含む)

 

日本初のBS/CS 4Kチューナー搭載の秘密は“後付け”

今回、編集部一條宅にやってきたのは、東芝レグザの4K液晶テレビ「M520X」の50型モデル。こちらは日本初のBS/CS 4Kチューナー内蔵テレビとして6月6日に発売開始されました。東芝の2018年夏モデルは、フラッグシップとなる4K有機ELテレビ「X920」(7月下旬発売)と、バスーカオーディオ搭載の4K液晶テレビ「BM620X」(6月下旬発売)、バズーカオーディオを省いた4K液晶エントリーモデル「M520X」(発売中)の3機種がラインナップされていますが、いずれもBS/CS 4Kチューナーを内蔵していることが特徴です。

 

4K放送を視聴するためには地上デジタル放送と同様に「CAS」が必要になりますが、4K放送では従来のようなカード形式のB-CASではなく、ICチップを機器に内蔵するA-CASを採用しています。しかし、東芝では4K放送受信用CASを含む「BS/CS 4K視聴チップ」をテレビ購入後に別送し、それをテレビ背面の専用端子に装着するだけで4K放送が視聴可能になるという仕組みを採用。他社に先駆けて東芝がBS/CS 4Kチューナー搭載モデルを発売できたのは、この“BS/CS 4K視聴チップを後付けする”というウルトラCがあったからこそ実現できたのです。

↑背面のカバーを開けるとBS/CS 4K視聴チップ専用の端子が備わっています

 

↑BS/CS 4K視聴チップは10月以降に別送される予定

 

BS/CS 4K放送のスタート直前というタイミングでテレビを買い替えるのはちょっと……とお考えの方もいるかもしれませんが、これなら安心して購入できますね。

 

買い替えるなら50型以上の大画面モデルがオススメ

M520Xは43型、50型、55型、60型の4サイズをラインナップしていますが、筆者宅に導入したのは50型モデル。これまで、6畳のリビングに32型の液晶テレビを置いていたので、「50型は大きすぎるかな……」と少し不安でしたが、いざ実機が届いてみるとその不安も吹き飛びました。最新の液晶テレビはベゼルがとても薄く、画面サイズの割にそれほど大きく感じません。32型のテレビに合わせて購入したテレビ台もそのまま流用できたので、浮いたお金でラグマットでも新調しようかと考えちゃいました。いま40型以下のテレビを使っている方も、買い替えるなら50型以上の大画面モデルがオススメです!

↑リビングにM520X(50型)を設置。これまで使っていたテレビ台に置くことができた

 

これまでの地デジやBDも高画質に再生

さっそくテレビを設置し、まずは普段からよく見る地デジ放送を見ることに。筆者は普段からバラエティ番組をよく見ているのですが、これまで使っていたHD解像度のテレビよりもくっきりクリアに映るため、タレントさんの肌の調子も丸わかりに……「あ、この人、肌荒れてるな」とか「この人は化粧でごまかしてない本物の美肌だな」と、ついつい肌に目がいきがちになってしまいました。

 

それもそのはず、地上デジタル放送の解像度1440×1080ドット(約156万画素)対し、4K液晶テレビの解像度は3840×2160ドット(約829万画素)と、なんと約5.3倍も精細。そのため、地デジ放送をただ拡大して表示しただけでは荒い画質になってしまいますが、M520Xでは新エンジン「レグザエンジン Evolution」やノイズや動きボケを抑える「地デジビューティX」、肌の質感をリアルに再現する「美肌リアライザー」といった技術により、解像感を高めながらアップコンバートすることで地デジも高精細な画質で楽しめるのです。

↑新開発の映像エンジン「レグザエンジン Evolution」

 

さらにBDは、フルHD解像度(1920×1080ドット)で、ビットレートも地デジの14~17Mbpsを超える最大54Mbpsとなっており、4Kアップコンバートしたときの精細さはかなりのレベル。手持ちのBDソフトのなかから映画「パシフィック・リム」を視聴したところ、4Kネイティブの映像にはかなわないものの、いままでのテレビでは見えなかった細かい部分までしっかり描写され、かなり満足いく画質で楽しめました。アップコンバート性能に優れたレグザなら、地デジやBDといったこれまで慣れ親しんできたコンテンツも高画質で視聴できるのがうれしいですね。

 

超美麗4K画質に久しぶりの衝撃!

いよいよ本題の4Kコンテンツを見てみることに。4Kアプコンでだいぶ目が肥えてきたので、4K画質の評価も少々シビアになっています。

 

数年前に4Kテレビが発売された当初は、「せっかく4Kテレビを買っても見るものがない」という声がよく聞かれましたが、現在は手軽に見ることができるコンテンツが増えてきています。最も手軽なのは「YouTube」。M520Xは有線/無線LANに接続すると、STB(セットトップボックス)などを使わず直接YouTubeを見ることができます。これまではGoogleのChromecastのようなHDMI接続型端末や、PlayStationといったゲーム機からYouTubeを見ていましたが、いちいち端末を立ち上げたり電源につなげるのが手間と感じていたので、テレビ単体で見られるようになってグッと手軽になりました。

 

YouTubeで“4K”と検索すると、様々な4K映像が表示されますが、そのなかからペルーの美しい風景を撮影した「PERU 8K HDR 60FPS(FUHD)」という動画を再生してみました。説明文によると、元々は8Kカメラで撮ったHDR映像を4Kにダウンコンバートしているものとのことですが、従来のネット動画とは別次元の高精細な映像にビックリ。自宅の再生機がVHSビデオデッキからDVDプレーヤーに変わったときと同じ衝撃を感じました。フルHDでも十分とお考えのアナタ、一度4K映像をじっくり自宅で見てみて下さい。世界が変わりますよ。

↑4K/HDR映像を再生できる環境であればクオリティアイコンに「4K」「HDR」と表示される

 

また、HDR映像の色彩をさらに色鮮やかに再現する「HDRリアライザ―」により、晴れた青空のようなコントラストの高い映像でも雲の輪郭までしっかり描写するなど、M520Xのポテンシャルの高さにも感動しました。エントリーモデルとはいえ、4K/HDR映像ならではのリアリティのある映像を十分に再現できる実力を持ってるといえます。

↑コントラストの高い映像も独自の「HDRリアライザ―」で美しく再現(画像はYouTube「PERU 8K HDR 60FPS(FUHD)」のもの)

 

続いて、4K作品を積極的に配信している定額制動画配信サービス「Netflix」を視聴。M520XのリモコンにはNetflix専用ボタンがついているので、ワンタッチでホーム画面に飛ぶことができます。作品にカーソルを合わせると解像度やHDR対応といった情報が表示されるので、4K作品を優先して選んでみてもいいですね。なお、4K画質で視聴するためには、Netflixのプレミアムプラン(月額1450円/税抜)で契約する必要があります。

↑4K対応作品は「Ultra HD 4K」と表示される

 

↑付属のリモコンには4K放送やNetflixの専用ボタンも

 

まずはNetflixオリジナルドラマ「さぼリーマン 甘太郎」を見てみることに。この「さぼリーマン 甘太郎」は2017年7月~9月までテレビ東京系で地上波放送されており、筆者もその放送を視聴していたのですが、4K画質で見ると段違いの精細さに驚かされます。第1話で登場する「あんみつ」のツヤツヤとした黒豆やぷりぷりの白玉の質感、第4話の「フルーツパフェ」に乗せられたイチゴの鮮やかな彩りなど、本物以上の美しさでは? と思うほど。スイーツがあまりおいしそうに見えるので、深夜は「レグザ禁止令」を出したくなるレベルです。

 

ただ、映像があまりも高精細でなめらかなため、CG部分と実写部分の境目がはっきりわかってしまうという、高画質ならではの問題も。そこで、「設定」画面の「映像設定」から「映像メニュー」を選び、デフォルトの「おまかせ」から「映画」に変更してみました。その結果、倍速処理や超解像処理などがほどよいレベルに抑えられ、ドラマを楽しむのにピッタリな雰囲気のある映像に。映像メニューは「おまかせ」「映画」のほかにも、「あざやか」「標準」「スポーツ」「アニメ」「ライブ」などがあるので、視聴するコンテンツに合わせて映像設定を変更すると、より一層映像に没頭することができますよ。

↑映像設定はコンテンツに合わせて変更するのがオススメ

 

いまでは地デジ放送と同じくらい毎日見ているYouTubeやNetflixなどのネット動画が、こんなにも手軽かつ高画質に楽しめるのはうれしい誤算でした。また、ネット配信の4K動画に比べて、12月に始まるBS/CS 4K放送ではより高いビットレートになるとされており、より高精細な4K映像を毎日気軽に見ることができるのかと思うと、BS/CS 4K放送に対する期待が高まります。

 

「ダブルウインドウ」機能など便利な機能も

このほかにもM520Xを使っていて便利だった機能を紹介していきましょう。東芝レグザのM520X、BM620X、X920の3機種は、以前の機種でも備えていた2画面を同時に表示できる「ダブルウインドウ」機能が久しぶりに復活しています。これは「地デジと4K放送」、「地デジとレコーダーなどの外部入力映像」など2つの映像を並べて同時に表示できるもの。音声はどちらか一方のみの再生ですが、スポーツ中継などを無音で流しながら録画していた番組をチェックするなど、マルチタスクな使い方ができます。

↑2つの映像を並べて同時に視聴できる「ダブルウインドウ」機能が便利

 

もうひとつ、活用したいのが「みるコレ」という機能。これは、リモコンの「みるコレ」ボタンを押して、好きなタレントやジャンルの番組、録画番組、ネット動画など、横断的に表示して見たい映像コンテンツを見つけやすくするもの。さらに、お気に入りパックに好きなタレントやよく見るジャンルなどを追加しておけば、録画した番組やこれから放送される番組、ネット動画などを検索して表示してくれます。これで応援しているタレントの出演番組などをうっかり見逃してしまうこともありません。

↑みるコレのホーム画面

 

また、番組視聴中に「次みるネビ」ボタンを押すと、現在見ている番組出演者が出ているほかの番組やネット動画、好みのテーマの番組といった候補を画面右側に表示してくれます。チャンネルをザッピングするよりも見たい番組に出会える確率が高く、「次は何を見ようかな~」と考える前にチェックしてみましょう。

 

【結論】東芝4Kレグザはテレビの買い替えを検討している人にオススメ

地デジ移行期の2011年にHD解像度の液晶テレビを購入してから、ここ数年間はずっと「そろそろ4Kテレビに買い替えたいなぁ」と思いながらも踏み切れませんでしたが、いよいよ4K放送がスタートするというタイミングで登場した東芝4Kレグザ「M520X」は、思わず「これだ!」と飛びついてしまいたくなるほど魅力的な機種でした。新たに放送開始となるBS/CS 4K放送を外付けチューナーなしで視聴できるテレビは、いまのところ東芝4Kレグザ「M520X」シリーズだけなので、テレビの買い替えを検討している方は、「M520X」シリーズを選んでおいて間違いなし!

 

また、M520Xの上位機にあたるバスーカオーディオ搭載の「BM620X」が6月下旬発売開始となり、7月下旬には4K有機ELを採用した最上位機「X920」も発売されますので、音質や画質にこだわりたい方はそれらを待つのもアリですね。

 

この夏は、12月1日のBS/CS 4K放送開始を待ちわびながら、ネット動画やUHD BDなどの4K映像を満喫したいと思います。ぜひみなさまも、お近くの家電量販店の店頭などで東芝4Kレグザ「M520X」をチェックしてみて下さい。

もうケーブルを引き回さないでOK! ワイヤレス機能を強化したヤマハ「MusicCast」対応機種が一挙5モデル登場

ヤマハは、独自のワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」対応の新製品として、5.1chネットワークAVレシーバー「RX-S602」、ワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCast 50」(WX-051)、「MusicCast 20」(WX-021)や、フロントサラウンドシステム「MusicCast BAR 400」(YAS-408)、ネットワークサブウーファー「MusicCast SUB 100」(NS-NSW100)の5機種を8月上旬から順次発売します。

 

MusicCastは、専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」をインストールしたモバイル端末を使って、家の中に設置した複数のAV機器(MusicCast対応機器)の操作や機器間での音楽コンテンツの共有(配信・受信)などが行えるヤマハ独自のワイヤレスネットワーク機能。今回新たに、2台のワイヤレスストリーミングスピーカーでの左右独立ステレオ再生が行える「MusicCast Stereo」、ワイヤレスストリーミングスピーカーをAVレシーバーやサウンドバーなどと組み合わせてサラウンドスピーカーとして使用できる「MusicCast Surround」のふたつの拡張機能が加わり、リアやサブウーファーをワイヤレス化した5.1chサラウンド環境を簡単に作れるように進化しています。

 

薄型AVレシーバー「RX-S602」

「RX-S602」は、「MusicCast Surround」に対応したネットワークAVレシーバー。ローボードタイプのテレビラックにも設置しやすい高さ111mmの薄型フォルムに、ディスクリート構成アナログパワーアンプや384kHz/32bit D/Aコンバーターなどを採用した高音質設計しています。

 

ハイレゾ音源の再生にも対応し、DSD 11.2MHz、WAV/AIFF 192kHz/32bitまでの音源をサポート。CDと同等のロスレス音楽配信サービス「Deezer HiFi」など豊富なネットワークサービスにも対応しています。

 

4Kテレビと組み合わせて使えるよう、HDR、BT.2020、HDCP2.2、4K/60pパススルー&4Kアップスケーリングに対応した4入力/1出力のHDMI端子を搭載。独自のシネマDSP技術やバーチャル・プレゼンススピーカー機能などにより、さまざまな設置環境で臨場感あふれるシアター空間を創出します。

 

カラーはブラックとチタンの2色。発売は8月下旬予定で、価格は7万3000円(税抜)。

 

サラウンドサウンドを奏でる「MusicCast BAR 400」

「MusicCast BAR 400」(YAS-408)は、テレビ前に設置しやすいスリムなデザインのMusicCast対応サウンドバースピーカー。バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、よりリアルなサラウンド音場を再現します。専用ワイヤレスサブウーファーも付属し、迫力の低音も楽しめます。

 

発売は10月中旬予定で、実売予想価格は6万5000円前後(税抜)。

 

リアにも使えるワイヤレススピーカー「MusicCast 50」

「MusicCast 50」(WX-051)、「MusicCast 20」(WX-021)は、Spotifyやradikoなど様々なストリーミング配信サービスに対応したワイヤレススピーカー。2台用意することで左右独立のステレオ再生が行える「MusicCast Stereo」機能や、MusicCast対応のAVレシーバーやサウンドバーと組み合わせてサラウンドスピーカーとして使える「MusicCast Surround」機能に対応し、視聴スタイルやネットワーク構成に応じたさまざまなリスニングスタイルを実現します。

 

上位モデルの「MusicCast 50」は、新開発10cm径アルミコーンウーファーとホーン形バッフルを備えた3cmドームツィーター、専用にチューニングされたパッシブクロスオーバーネットワークを組み合わせたセパレート2ウェイ構成のステレオスピーカー。最大出力35W+35Wのパワーアンプで駆動することで、広いリビングルームを満たすクリアで迫力あるサウンドを実現しています。また、2系統のアナログ音声入力端子(3.5mmステレオミニジャック、ステレオRCAピンジャック)や光デジタル音声入力端子を備え、テレビやオーディオ機器などと接続して使用することも可能です。

 

カラーはブラック、ホワイト、木目/ナチュラルの3色。発売は8月上旬予定で、実売予想価格は6万円前後(税抜)。

 

コンパクトサイズの「MusicCast 20」は、新開発9cm径アルミコーンウーファーと、3cmドームツィーターによるセパレート構成2ウェイモノラルスピーカー。さらに、ウーファーの低音を補強する新開発の大型パッシブラジエーター2個を組み合わせ、最大出力40W(ウーファー用25W、ツィーター用15W)のパワーアンプによって駆動することで、パワフルなサウンドを再生します。

 

カラーはブラックのみ。発売は8月上旬予定で、実売予想価格は3万円前後(税抜)。

 

重低音を楽しめるワイヤレスサブウーファー

「MusicCast SUB 100」は、MusicCast対応のAVレシーバーやワイヤレスストリーミングスピーカーなどと組み合わせて使えるワイヤレスサブウーファー。ケーブル接続の手間が不要で、手軽に迫力ある重低音を楽しむことができます。

 

本体には20cmの大口径スピーカーユニットと130Wの高出力パワーアンプを内蔵。設置場所を選ばないコンパクトサイズでありながら28Hzからの余裕ある重低音再生を実現します。「MusicCast Stereo」での使用時には、ペアリングされたマスターデバイス(ワイヤレスストリーミングスピーカーなど)のタイプに応じてクロスオーバー周波数を自動的に調整するため、より自然な重低音が得られます。

 

また、入口から出口に向かってポートの広がり方を変化させ、さらに「ひねり」を加えることで、ノイズの原因となっていたポート両端での気流の乱れを抑えるヤマハ独自の「ツイステッドフレアポート」を採用。従来型サブウーファーの課題であったポート端部で発生する空気の乱れを大幅に低減し、風切り音や音の濁りを抑えることで、映画の効果音やライブ映像の臨場感もクリアかつ忠実な低音で再現します。

 

発売は10月中旬予定で、実売予想価格は5万円前後(税抜)。

 

MusicCast対応機種なら、室内の美観を損ねるケーブル類をなくし、手軽にホームシアター環境を構築できそうですね。ワイヤレスのオーディオシステムに興味をお持ちのかたは、ぜひチェックしてみて下さい。

キヤノン最高峰の中望遠単焦点!! 「EF 85mm F1.4L IS USM」実写レビュー

吉森信哉のレンズ語り~~語り継ぎたい名作レンズたち~~ 第5回「キヤノン 手ブレ補正機構搭載の中望遠単焦点レンズ」

 

中望遠単焦点の85mmは、ポートレート撮影などに多用されるレンズである。本格望遠の200mmや300mmのように、遠くの風景の一部分を切り取ったり、野生や動物園の生き物をアップで捉えたり……といった、望遠らしい作画効果は期待できない。だが、被写体との距離を適度に保ちつつ、明るい開放F値を生かして被写体の前後を大きくぼかすことができる。そんな“玄人好み”の描写や表現が、85mm前後の中望遠単焦点レンズの持ち味である。

 

今回取り上げる「キヤノン EF 85mm F1.4L IS USM」は、Lレンズとしての優れた描写性能を実現しつつ、手ブレ補正機構「IS」も搭載している。これによって、手持ち撮影時の快適さやブレ防止効果が増す。ちなみに、キヤノンのLレンズの「L」は、贅沢や高級を指す「Luxury」の頭文字で、最高水準の描写性能や操作性・堅牢性を追求したレンズの称号になっている。

 

【今回紹介するレンズはコレ!】

Lシリーズの大口径中望遠に手ブレ補正機構「IS」を搭載


キヤノン
EF 85mm F1.4L IS USM
実売価格17万7200円

F1.4の明るい開放F値によって、夜間や屋内などの暗い場面でもフラッシュ光に頼らず撮影でき、大きなボケ効果を生かした高品位な撮影が可能な中望遠単焦点レンズ。高精度ガラスモールド非球面レンズ1枚を採用し、画面中心から周辺部までシャープな画質を実現している。また、特殊コーティング技術のASC(Air Sphere Coating)の採用により、逆光時のフレアやゴーストの発生も抑制。そして、シャッター速度換算「4段分」のブレ補正効果が得られる手ブレ補正機構「IS」も搭載している。2017年11月発売。

●焦点距離:85mm ●レンズ構成:10群14枚 ●最短撮影距離:0.85m ●最大撮影倍率:0.12倍 ●絞り羽根:9枚(円形絞り) ●最小絞り:F22 ●フィルター径:77mm ●最大径×全長:88.6mm×105.4mm ●質量:約950g ●その他:手ブレ補正効果4.0段分(CIPAガイドライン準拠)

 

85mmだけでF1.2、F1.4、F1.8の3本体制に

従来からのEFレンズ群には、2本の85mm単焦点レンズがラインナップされている。明るさをF1.8に抑えてコンパクトさを追求した「EF 85mm F1.8 USM」と、開放F値が抜群に明るい「EF85mm F1.2L Ⅱ USM」である。後者のF1.2の製品は、最高水準の描写性能や操作性・堅牢性を追求したLレンズであり、1989年発売の前モデル「EF 85mm F1.2L USM」と同様、ポートレート撮影などの定番レンズとして、長年にわたってプロやハイアマチュアの高い評価を得てきた。

↑独特な外観フォルムが印象的な「EF85mm F1.2L Ⅱ USM」。質量は“1kgオーバー”の1025gである。2006年発売で実売価格は21万5200円

 

このF1.2の製品は「EF 85mm F1.4L IS USM」の発売後も併売されている。つまり、現在キヤノンの85mmは、F1.2、F1.4、F1.8の3本体制に。それぞれに描写や大きさ・重さ、価格などが異なるので、自身の狙いに合ったものを選ぶといいだろう。

↑今回紹介するF1.4の製品は、従来の大口径タイプの85mm(F1.2)と比べると、鏡筒の太さが均一になったので、結構スマートな印象を受ける

 

“均一な太さ”でバランスの良い外観

一見してわかる通り、従来からの「EF85mm F1.2L Ⅱ USM」と、新しい「EF 85mm F1.4L IS USM」は、外観フォルムが大きく異なる。鏡筒の最大径はあまり変わらない(F1.2は91.5mm、F1.4は88.6mm)。しかし、F1.2の製品はマウント部付近が極端に細くなっていて、それが太い部分の印象を強めている。一方、F1.4の製品はマウント部から前方にかけて徐々に太くなっていて“均一な太さ”という印象がある。ただし、全長はF1.4のほうが20mm以上も長いので、全体的にはF1.4の製品のほうが大柄だ。

↑全体的に太さが均一で、スマートな印象の「EF 85mm F1.4L IS USM」。付属のレンズフード「ET-83E」は、丸型タイプで全長が短め

 

しかし、質量に関しては、F1.2のほうが75g重い(F1.2は1025g、F1.4は950g)。だから、F1.2の“重量感”を体感している人なら、今回のF1.4は「思ったよりも軽いな」と感じるのではないだろうか。

 

全長は長めだが均一な太さの鏡筒で、MF撮影で使用するフォーカスリングもF1.2よりも幅広になっている。そんな「EF 85mm F1.4L IS USM」は、全体的に“バランスの良さ”が印象的な製品である。

F値の調整でさまざまなシーンに対応

ここからは、実写チェックを見ていこう。

 

まずは、F1.4の開放から1段刻みでF2.8まで撮影し、その背景ボケの違いをチェックしてみた。当然、最も明るいF1.4がいちばん大きくボケるので、被写体(手前のバラ)の近くにある花や葉もボケが大きくて被写体が目立つ。だが、開放付近だと「口径食(※)」の影響によって、画面周辺近くの遠方の木漏れ日が、円形ではなくレモン型に変形している。1段絞ったF2だと、変形の度合いはいくぶん弱まる。2段絞ったF2.8だと、画面周辺の木漏れ日も、かなり円形に近づいている。

※口径食:レンズに対して斜めに入射した光の一部が鏡筒やレンズの縁で遮られて、周辺部の光量が減少する現象

F1.4

 

F2

 

F2.8/共通データ:キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート WB:晴天 ISO100

 

F値の違いによる描写がわかったところで、次はそれぞれのF値をどんな場面で使うのか、具体的に紹介しよう。

 

≪F1.4(開放)≫最大のボケ効果を得る

木陰の手前に咲いていたアジサイ。背景が薄暗いぶん、花の形や色彩が際立って見えた。木漏れ日や点光源がない背景なので、口径食による不自然な描写は気にしなくてよさそう。そこで、F1.4の開放に設定して、最大のボケ効果を得ることにした。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F1.4 1/1250秒 -0.7補正 WB:オート ISO100

 

≪F2≫背後の点光源を自然な形にぼかす

温室内に吊り下げられたベゴニアの花を、背景を大きくぼかして存在感を高めたい。だが、背景にはいくつかの光源(照明)が入るので、絞り開放(F1.4)だと口径食による“光源ボケの変形”が懸念される。だから、ボケ効果の大きさと変形の緩和のバランスを取って、1段だけ絞ったF2で撮影した。絞り羽根(重ね合わせ)の角が目立たない円形絞りを採用しているので、光源ボケの形(輪郭)も自然である。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F2 1/320秒 WB:晴天 ISO100

 

≪F2.8≫近距離での不自然なボケを避ける 

ミントの群生を撮影中、1匹のアブの姿が目に留まった。そこで、そのアブにポイントを置いて、最短撮影距離付近で狙うことにした。近距離の撮影では、被写界深度(ピントが合っているように見える、ピント位置前後の範囲)が浅くなるので、わずかなピント位置のズレでピンボケになったり、奥行きのある物の一部分しかシャープに描写されなかったりすることがある。そこで、F2.8まで絞って不自然なピンボケを防ぎつつ、適度なボケ効果を得た。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F2.8 1/2500秒 WB:晴天 ISO100

 

↑「EF 85mm F1.4L IS USM」の最短撮影距離は0.85m。85mmの中望遠レンズとしては一般的な値だが、F1.4の開放で撮影する際には、被写界深度の浅さによるピンボケや不自然なボケ具合に注意したい

 

≪F8≫奥行きのある風景をハッキリと描写

開放F1.4の大口径単焦点レンズだと、開放やその付近の絞り値で撮影することが多くなるだろう。しかし、遠方を狙った風景撮影などでは、適度に絞り込んで撮影したい(ここではF8に設定)。それによって、少し手前から遠方までシャープな“肉眼の印象に近い描写”を得ることができる。もちろん、Lレンズなので画質的にもハイレベルである。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F8 1/160秒 -0.3補正 WB:晴天 ISO100

手ブレ補正機構「IS」の能力をチェック

本製品では“F1.4と手ブレ補正機構”の両立を実現させている。通常、大口径レンズに手ブレ補正機構を搭載(内蔵)すると、どうしても大きくて重い製品になりがちである。だが、本製品はレンズ全体のメカ構造の工夫によって小型軽量化を実現している。その手ブレ補正機構「IS」の補正効果は、シャッター速度換算で「4段分」。単純に計算すると「1/8秒」くらいでの手持ち撮影が十分可能、ということになる。

 

では実際の効果のほどはどうなのか。以下の日陰になったお堂の撮影シーンで検証してみた。

↑感度ISO100・絞りはF4で、得られたシャッター速度は「1/50秒」。手ブレ補正機構が非搭載だと、ちょっと微妙な速度である/共通データ:キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F4 1/50秒 -0.7補正 WB:晴天 ISO100

 

軒先部分の木製彫刻を拡大し、手ブレ補正オン/オフで比較してみよう。

「IS」(手ブレ補正)オン

 

「IS」(手ブレ補正)オフ

 

極端な低速シャッターではないので、手ブレ補正機構「IS」がオフの状態でも、一見して「ブレて失敗!」というカットはなかった。しかし、PC画面上で100%(原寸表示)の大きさでチェックすると、ISオフで撮影したほうは、木製彫刻の細部や輪郭部に微妙なカメラブレが発生したカットが多くあった。今回の使用ボディは有効画素数「約3040万画素」のEOS 5D MarkⅣ。カメラが高画素になればなるほど、わずかなカメラブレも見逃せなくなってくるのだ。

 

手ブレ補正の効果がわかっところで、手持ちで低速シャッターを生かした撮影にチャレンジしてみた。緑に囲まれた回る水車を、手持ちのまま「1/8秒」低速シャッターで撮影。これによって、勢いよく回る水車部分が大きくブレて、ダイナミックな動感が表現できた。もちろん、動きのない部分までブレてしまうと、ただの“手ブレ写真”になってしまう。手ブレ補正機構の搭載によって可能になる、撮影スタイル&写真表現なのである。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM シャッター優先オート F11 1/8秒 -0.7補正 WB:晴天 ISO100

 

明るさと手ブレ補正の融合が、写真撮影の幅を広げる

ズームレンズの場合、大口径タイプの製品でも開放F値は「全域F2.8」になる(ごく一部の製品を除けば)。だが、広角から中望遠の単焦点レンズなら、それより2絞り明るい“開放F1.4”の製品も多くある。しかし、それらには手ブレ補正機構が搭載されていない(ボディ内手ブレ補正を採用してないカメラで)。

 

まあ、明るさと光学性能の両立を考えると、それも止む無し。「手ブレ補正非搭載でも、抜群の明るさでカバーできる」。そういう考えで大口径単焦点レンズを選択・使用している人は多いだろう。だが、この「EF 85mm F1.4L IS USM」は、F1.4の明るさと手ブレ補正機構搭載の両方を実現した。それは例えば、次のような薄暗いシーンで活躍する。

 

夜の神社。そこの門の一部分を、85mmの画角で切り取る。近くに設置された灯りに照らされてはいるが、周囲はかなり暗くて、頼みの灯りも光量は乏しい。正直、F1.4の明るさを以てしても厳しい状況である(ある程度の画質劣化を覚悟して、極端な高感度撮影をおこなえば別だが)。しかし、感度をISO1600まで上げたら「1/4秒」の値は確保できた。この程度のISO感度なら、新しめの35mm判フルサイズ機なら十分高画質が得られるし、シャッター速度もISオンなら何とかなる値だ(安全速度よりもわずかに低速だが)。

キヤノン EOS 5D MarkⅣ EF 85mm F1.4L IS USM 絞り優先オート F1.4 1/4秒 -1補正 WB:オート ISO1600

 

F1.4の明るさと手ブレ補正機構搭載の両方を実現した本レンズを使えば、撮影領域や表現の幅はこれまで以上に広がるだろう。ワンランク上の撮影を楽しみたいなら、ぜひ手にしておきたい1本だ。

夏らしい印象的な写真に仕上げる現像のポイントは「緑」だ!――『CAPA 2018年7月号』

梅雨が明けると、夏本番。毎年夏になると、いろいろなところへ撮影に出かけたりする。やはり夏らしい景色を撮影すると、色鮮やかな「夏らしい」写真に仕上げたくなる。

 

 

Lightroom Classic CCでベルビア調に現像するには

最近のデジカメは、色鮮やかに映す「風景」や「鮮やか」といったモードがあるが、どことなくデジタル臭さが残る。やはりRAWファイルで撮影して自分で現像処理をしたほうが、狙った鮮やかさになるはずだ。

 

CAPA 2018年7月号』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)に「夏風景を“印象的”な色に仕上げるRAW現像テクニック」という記事が掲載されている。この記事では、RAW現像ソフト「Lightroom Classic CC」を使って、ポジフィルムの「ベルビア」調にする方法を解説している。

 

ベルビアとは、鮮やかで深い色味のポジフィルムで、主に風景写真などに使われることが多い。それをデジタルで再現しようということだ。

 

 

ポイントは「緑」の設定にあり

大まかな流れは、まず標準的な色合いに設定し、そこから彩度をアップ。その後、赤、青、緑それぞれに色に対して「色相」「彩度」「輝度」を個別に調整していくというもの。その際、赤、青は鮮やかにするものの、「緑」は調整が異なる。

 

ポイントとなるのは「緑の作り方」だ。鮮やかにするのではなく、「シアン寄りの緑」を目指して「彩度」と「輝度」を下げ気味の調整を意識する。派手な赤と青に対して、緑で落ち着きを出すというイメージだ。

(『CAPA 2018年7月号』より引用)

 

赤、青、緑ともに彩度をアップしていくと、一見鮮やかな写真になるが、いかにも「デジタルの力で鮮やかにしてました!」という感じになってしまう。それを避けるために、あえて緑は地味めに調整することで、デジタルらしさを消すのがポイントということだ。

 

 

粒子を追加してフィルムの風合いを出す

このほか、フィルムっぽさを出すために粒子を追加するとよいとのこと。僕もこれは試してみたことがあるのだが、ちょうどいい感じにならなかった。これについては設定が載っていた。

 

デジタルっぽさを払拭する機能が、粒状感を出す「効果」パネルの「粒子」機能。「サイズ」と「粗さ」を最大にして粒立ちを大きくして、「適用量」で粒子の濃さを調整するのがコツ。軽く適用することで、デジタル特有の繊細で先鋭な画質を、あいまいで柔らかな描写にすることができる。

(『CAPA 2018年7月号』より引用)

 

ポイントは粒子のサイズと粗さを最大にすること。これは知らなかった。今度からはこれを試してみたいと思う。

 

 

 

平成最後の夏を印象的に残そう

デジタル一眼レフを使っている人のなかには、RAWで撮影して現像を楽しんでいる人もいることだろう。もし、Lightroom Classic CCを持っているのなら、以上の設定を試してみると、夏らしい鮮やかな写真に仕上げることができるはずだ。

 

また、他の現像ソフトでも設定の概念は一緒なので、同じような設定を試してみると役立つだろう。

 

平成最後の夏を、印象的な写真に残そう。

 

【書籍紹介】

CAPA 2018年7月号

著者:CAPA編集部
発行:学研プラス

デジタル一眼カメラや交換レンズ、周辺機材の最新情報が満載。豊富な作例とわかりやすいハード記事で、多くの一眼カメラファンの支持を集める。撮影テクニック記事やプロ写真家の作品紹介、充実したフォトコンテスト記事も人気。

kindlleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
Bookbeyondで詳しく見る

Android派にオススメ! aptX対応の防水ワイヤレスイヤホン「VAVA MOOV 28」

SUNVALLEY JAPANは、VAVAブランドの防水Bluetoothイヤホン「VAVA MOOV 28」を発売しました。価格は2999円。

 

「VAVA MOOV 28」は、IPX6相当の防汗性能を備えたワイヤレスイヤホン。内部にナノコーティングが施され、水や雨はもちろん汗にも強く、スポーツ時の使用に最適です。

 

Androidスマホやデジタル音楽プレーヤーなどで採用されている高音質BluetoothコーデックaptXに対応しており、ワイヤレスでも遅延の少ない高品質な音を楽しむことができます。

 

ケーブルの耳元部分にリモコンを備え、音楽再生時のコントロールや通話操作が可能。CVC6.0ノイズキャンセリング機能により、ノイズを抑えてクリアな音声で通話できます。約2時間充電で8時間の連続再生が可能。

 

3000円を切るお手ごろな防水ワイヤレスイヤホンを、汗をかきやすいこれからの季節の通勤・通学やスポーツのお供にしてみてはいかがでしょうか。

e☆イヤホン店長がセレクト! 10万円超えのずっと使える「フラッグシップイヤホン」買いモデルはコレだ!

メーカーが技術の粋を結集させて作り上げたフラッグシップイヤホンのサウンドを聴けば、ポータブルオーディオの新たな世界が開かれます。とはいえ、10万円以上の高額製品となるとなかなか手を出しづらく、失敗も許されません。そこで、e☆イヤホン6店舗の店長たちが、高級イヤホン23機種をガチで採点したランキングを発表します。

 

<最先端トレンド>

「フラッグシップイヤホン」

手軽なワイヤレス機がトレンドとなっている一方で、オーディオ通たちが注目しているのが、10万円を超えるフラッグシップイヤホン。各メーカーの“本気”を堪能できる逸品ぞろいです。

 

<今年の掘り出しモノランキング>

【第1位】独自のメッキ処理で滑らかな音を実現

HIFIMAN
RE2000

実売価格19万4400

特殊なメッキ処理を施すことにより、ダイナミックドライバーの不要な振動を抑える「トポロジーダイヤフラム」技術を新開発。様々な音源に応じて、ワイドレンジで滑らかなサウンドを実現しました。

 

1位に輝いたのは、HIFIMANの「RE2000」。搭載するドライバーはダイナミック1基のみという潔い設計ながら、臨場感のあるサウンドが高く評価されました。

【コメント】

「立体的で、豊潤なサウンドにうっとり!」(梅田EST店・かじかじ店長)

「ピアノやバイオリンのきめ細かく美しい旋律、澄み切ったボーカルとその余韻は唯一無二」(大阪日本橋本店・とんぼ店長)

 

【第2位】8ドライバーながら小型で装着感が良好

Westone
W80

実売価格15万9775

高域用4基、中・低域用に各2基、計8基のBAドライバーを搭載。広い音場とクリアなサウンドを実現する。8ドライバーながら、人間工学に基づいた設計の筐体はコンパクトで、着け心地も快適です。

 

2位は、Westoneの「W80」。こちらは1位のRE2000と対照的に、バランスド・アーマチュア型ドライバーを8基も搭載することで、広帯域での高解像度サウンドを実現する。原音を正確に再現する技術に、絶賛の声が上がっていました。

【コメント】

「音楽リスニングに使えるだけでなく、プロ用のモニターとしても使える非常に優秀なイヤホンだと思います。解像度が高く、ほかでは聴こえなかった音も聴こえます」(渋谷TSUTAYA店・すーさん店長)

 

【第3位】スタジオ録音のクオリティで堪能

Ultimate Ears
Reference Remastered

実売価格12万9800

米国LAのキャピトル・スタジオとのコラボモデル。独自の「True Tone Drivers」により5Hz〜25kHzのワイドレンジを実現し、スタジオで録音した音源をそのままのクオリティで楽しめます。

 

2位と僅差の3位には、Ultimate Earsのユニバーサルモデル「Referense Remastered」が入りました。本機は米国の名門音楽レーベルが運営するキャピトル・スタジオとのコラボモデルで、プロ仕様のモニターライクな音質が注目を集めました。

【コメント】

「音の歪みが少なく、フラットで整ったモニターサウンドが良かったです」(カスタムIEM店・きくちゃん店長)

 

一般的に、ダイナミックドライバーは音場表現に優れ、空気感を味わえるサウンド。BAドライバーは広帯域に渡って高解像度に鳴らせると言われます。また、フラッグシップ機は各メーカーの“クセ”が音質に強く反映されているので、選ぶうえでそれらも踏まえておきましょう。

 

【新製品をチェック!】

ここでは、e☆イヤホンの取り扱う新製品のなかから、スタッフがイチオシのものを紹介します。

 

音質からデザインまでeイヤスタッフが監修

 

AUGLAMOUR
E100-J

実売価格2510

e☆イヤホンのスタッフが、音質からパッケージデザインまで総合監修したイヤホン。亜鉛合金のフルメタルハウジングで、高解像度かつ迫力のある低音と、スタイリッシュなデザインを両立しました。

 

プロが評価するIEMのユニバーサルモデル

EMPIRE EARS
X Series Bravado

実売価格6万2000

アーティストやエンジニアなどから高い評価を得ているイヤモニターブランドが手がけたユニバーサルモデル。ドライバーはBAとダイナミックを1基ずつ搭載し、低域をブーストした音が特徴です。

 

臨場感たっぷりの音でポップスとロックを堪能

アルペックス×e☆イヤホン
HSE-A1000R

実売価格1200円

ポップスとロックを最大限に楽しめる音をテーマに、e☆イヤホンのスタッフが開発に協力。リーズナブルな価格ながら、臨場感たっぷりのサウンドを鳴らします。13もの豊富なカラバリを用意するのも魅力。

 

【セレクトしてくれたお店】

イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」

世界最大級の品揃えを誇る、ポータブルオーディオ機器の専門店。商品知識が豊富なスタッフの質もウリのひとつです。全国7店舗&ウェブストアで展開中。

雨が心配で今日もカメラはお留守番…な人にオススメしたい雨対策アイテム3選

梅雨時期などの雨が降っている状況で、積極的に写真撮影を楽しもうという人は少数派でしょう。しかし、雨のかかったアジサイなど、雨だからこそ美しい被写体というのも多く、それらを狙ってみるのも楽しいもの。ただ、電子機器であるデジタルカメラは、水や湿気が苦手です。

 

最近は中級一眼以上のモデルを中心に防滴仕様のカメラやレンズが増え、以前ほど神経質になる必要はなくなっていますが、雨対策用品などを使って、カメラやレンズに直接水がかからないようにする注意は必要です。そこで本稿では、そうした簡易的な雨対策用品2つと、長時間の撮影にも耐える、本格的な耐水性能を持った用品1つの計3製品を紹介します。

↑カメラやレンズの雨対策用品を用いれば、簡易的なものであっても、カメラやレンズを壊すことなく雨の日の撮影が楽しめます。ビニール袋を加工するなどして自作の雨対策を行うことも可能ですが、専用に作られた製品なら撮影も行いやすく安心です

 

雨対策用品の基本的な選び方

カメラやレンズの雨対策用品は「カメラレインコート」などと呼ばれ、機材にビニールや耐水性の繊維などを用いたカバーを被せるものが多く、複数の写真用品メーカーから発売されています。なかには、市販の傘にカメラを取り付けて雨がかからないようにする用品もありますが、雨に加えて風が吹いている場合は、雨が吹き込んできたり、風で傘が煽られたりするので使用条件が限られます。そのため、基本的にはレインコートタイプのものがオススメです。

 

これらの製品を選ぶ際は、使用する機材がはみ出さず確実にカバーできるか、背面モニターなどの表示部が視認できるか、ダイヤルなどの操作が素早く行えるか、といった点がポイントになります。

 

カメラレインコートには、薄手のビニールなどを用いた簡易的なものと耐水性を持つ繊維などを用いた本格的なものがありますが、本格的なものは洗濯するなどして繰り返し使用できるメリットはあるものの、かなりかさ張る製品も多く、金額的にも高価になりがちです。そのため、雨のなかで撮影する頻度がそれほど高くない場合や、撮影中に万が一雨が降ってきた場合に備える程度といった場合には、次に紹介するような簡易的な用品がオススメです。

 

【オススメ①】安さと軽さが魅力の簡易タイプ

OP/TECH(オプテック)
レインスリーブ(ノーマル)
実売価格990円(2枚入り)

透明なビニール製で軽く、持ち歩く際の収納性も抜群。透明な素材でモニターなどの表示が確認できるのはもちろん、ファインダー部分に穴があり、ファインダーの使用も可能。レンズ先端部分を紐で絞れるようになっていて、使用するレンズの径に合わせて調節できます。

 

対応レンズは、70-200㎜ F2.8クラスまで。本製品のほか、標準ズームなどに対応する「スモール」、外付けフラッシュ使用時用の「フラッシュ」、超望遠レンズ用の「メガ」も用意されています。実質的に使い切りとなりますが、低価格で、雨の日以外でも万が一に備えて持ち歩けるコンパクトさと軽さが魅力です。

↑撮影時はボディの下部から手を入れてカメラを操作できるようになっています。三脚を使用する場合は、三脚取り付け部に穴を空けて使います

 

↑材質が透明で、背面モニターやカメラ設定などの確認が容易に行えるのもポイント

 

【オススメ2】万が一のときにサッと被せてカメラを守る

ラムダ
カメラレインボー
実売価格3050円

雨が降るなかで撮るつもりはないけれど、万が一、撮影中に雨が降ってきたら困る……といったときの対策用品がコレ。ウレタン防水コートされたナイロン地でできており、突然雨が降った場合や日差しが強すぎる場合のカメラの保護用に使えます。フィールド撮影時などに地面に機材を置く際のシートなどとしても使えるので便利。

↑100gと軽量で付属のケースに入れれば小さくまとめられます

 

↑カメラをバッグに収納する際の保護ケースとしても使えるので、持ち運び時に負担となることがありません。開口部が絞れるようになっているので、臨時の小物入れとしても活用できます

じっくり撮影派には防寒性能を備えたアイテムがオススメ

簡易的な雨対策用品は、短時間の撮影には向きますが、風景撮影などで長めにじっくりと撮影したいという場合は、本格的な雨対策用品のほうが安心感が高く、カメラの操作なども行いやすいでしょう。といっても、雨の日だけのために高価な用品を購入するのはもったいないと感じる人も多いはず。

 

そこでオススメなのが、耐水性能に加えて防寒性能などを備えた製品です。これなら、雨の日だけでなく、冬の寒い時期に長時間の撮影を行うといった場合にも活用できます。

 

【オススメ3】フリース地の採用で寒冷地での撮影にも対応

ラムダ
フリースレインボー 四季
実売価格7770円

耐水性の高いナイロン地の裏面にフリース地を組み合わせた構造で、耐水性と耐寒性を備え、三脚を使用しての長時間の撮影も考慮したカメラカバー。左手側にズーム&フォーカス操作窓、右手側にシャッター操作窓(いずれもファスナー開閉式)が用意され、カメラ操作も行いやすいよう工夫されています。

 

背面にカバー付きの窓が備わり、ファインダーやモニターの確認が可能。この窓をずらすことで、撮影モードの変更なども行えます。各窓部などから、多少水が入り込む可能性はあるものの、内部のフリース地が水分を吸収するため、多量の水が入り込まない限り撮影を続行できるようになっています。

↑防寒対策としては、カメラ下部を紐で絞って熱が逃げないようになっているほか、内部にカイロを入れるポケットを用意。寒冷地では予備バッテリーが必需品ではあるものの、寒さによるバッテリー性能の低下などを抑制でき、長時間撮影にも対応しやすい仕様となっています

 

↑カメラレインボー同様に、持ち運び時には機材を保護するケースとしても使用可能

 

↑ラムダは、軽さが重視される山岳用カメラザックの専門メーカー。それだけに、本製品も220gと軽量です。収納時の大きさも本格的な雨対策用品としてはかなりコンパクト

 

慢心は危険!! 雨の日の撮影の注意点

雨の日の撮影は、いかに機材に水がかからないようにするか