Amazonプライムデーの注目は大型液晶テレビ!TCLの最新MiniLED 4Kテレビ2モデルは買い? 実機で徹底チェック

Sponsored by 株式会社TCL JAPAN ELECTRONICS

 

毎年恒例のビッグセール、Amazonプライムデーでは数々の目玉商品が登場します。

 

なかでも要注目なのが、最先端大型液晶テレビ。近年は4Kなどの高解像度テレビがますます普及するとともに、国内でも50インチを超える大型テレビの需要が増えています。今回は世界のテレビ市場をけん引するグローバルブランド、TCLの55~98インチの大型液晶テレビが、MiniLED搭載ながら最大20%オフで買えるチャンス。かなりお買い得と言えるでしょう。

 

そこで、本セールで特にオススメの2製品、ハイエンドモデル「Q7C」と、コストパフォーマンスに優れた「Q6C」の実力を詳しくチェックしていきます。

↑TCL「Q7C」。55インチから98インチまで複数の画面サイズをラインナップしていますが、今回のレビューは65インチモデルで実施しました。

 

 

 

トレンドの量子ドットMiniLEDで「色鮮やか・高コントラスト」

まずは、2製品のチェックポイントを整理しておきましょう。注目すべきは、テレビ選びで最も重視される「画質」面のレベルの高さ。

↑本体側面には「Premium QD-Mini LED」のプリントが。

 

Q7CQ6Cは、どちらもTCLが得意とする「量子ドットMini LED」を採用しており、高コントラストかつ鮮やかな色彩表現を両立しているのが2製品に共通の特徴です。さらに、TCLの最新技術である「全領域ハロー制御テクノロジー」による精密な光の制御で、明るい部分の光が暗部に滲んでしまうハロー現象(光漏れ)を抑制し、限りなく自然なコントラストを実現しています。

↑バックライトの光源には極小サイズのMini LEDを採用。より細かく光を制御できます。

 

↑色の再現性に優れるのが量子ドット。高い変換効率により、画面に高純度の色を映し出します。

 

映像エンジンには高性能AIがシーンごとに色彩やコントラストを最適化する「AiPQ Pro プロセッサー」を搭載しており、テレビ放送だけでなく、ストリーミング映像も高画質化してくれるのも嬉しいところです。

 

 

2モデルはどう違う? どこが凄い? 実際の視聴でチェック

 

・【画質】黒表現の見事さがコントラストと色彩を引き立たせる。ただし2モデルは階調や輝度に違いあり

さっそく実機で確認してみましょう。Q7CQ6Cの通常価格を最も小さい55インチモデルで比較すると、おおむね3万円前後と小さくない価格差があることが分かります。どのような点が異なっているのでしょうか?

 

画質面に関して言えば、両モデルで大きく違ってくるのは光の制御に使われる「プレサイスローカルディミング」の分割エリア数です。Q7Cは最大2048ゾーンなのに対し、下位モデルのQ6Cは最大500超ゾーン。これが明暗表現の差となって表れます。また、Q7Cの最大3000nits(75、85、98インチのみ。55、65インチは2600nits)という輝度の高さも、コントラストを際立たせる要因になっています。

↑実際にコンテンツを視聴してみます。

 

実際にQ7Cを視聴すると、発色の良いハツラツとした映像で、画面の隅々まで滲みのない明暗表現を実現していることがわかります。暗闇の中でも黒をしっかりと表現し、深い青をたたえた波打つ海などのディテールを潰さず描き切る再現性の高さからは、本機の実力がひしひしと感じられます。

 

さらに、陰影表現が見事であればあるだけ、光の存在感も増します。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』でデロリアンが走り抜けた際の火の轍や、『ハリー・ポッター』で魔法がぶつかり合う様など、生き生きとした光の表現が臨場感を大きく向上させています。

↑細部のディティールまでしっかり描き出す解像感のよさには目を見張るものがあります。

 

また、果物の表面に生えた産毛のような、微細な部分を事細かに再現する描写力も目を見張るものがあります。この優れた解像感によって、画面に映し出された映像がまるで現実の風景のように、生々しいリアリティを獲得しています。人物の肌感も、自然な色合いと解像度の高さで瑞々しく再現されています。

 

アニメ作品では、色彩の豊かさが大いに活かされ、美しいグラデーションが破綻なく描かれることで、没入感がとても高まります。画が作り込まれた映画作品だけでなく、近年のパキッとしたデジタルらしいテレビシリーズ作品も鮮やかに再現。オールジャンルに対応できる、性能の高さを体験することができました。

 

一方のQ6Cは、色彩の鮮やかさはQ7Cに負けず劣らず、4Kらしい解像感をしっかりと感じさせる高画質さを持っていることがわかります。

↑コストパフォーマンスに優れるモデル「Q6C」。こちらもチェックしてみます。

 

人物が着ている服の少し色褪せた質感や、ライブ映像での観客一人ひとりの表情といった細かなところまで、見て取ることができます。例えばNetflixで配信されているような4K作品はもちろん、YouTubeで公開されているMVやバラエティコンテンツなども、大画面の細部まで破綻のない映像で楽しめます。

 

とはいえ、やはりQ7Cに比べると、明暗のディテール表現に少し甘さが出てしまうのは否めません。黒の階調は若干荒いところがあり、Q7Cではまばゆいほどに感じられた光も、明るさに物足りなさを感じてしまいます。しかし、価格帯を考えればQ6Cの再現性はむしろハイレベルであり、コストパフォーマンスとしては非常に優秀と言っていいでしょう。このクオリティのテレビが、セールでお手頃価格になる時代が来たことには驚きを隠せません。

↑ぱっと見ではコストパフォーマンスモデルとは思えない画質のクオリティーです。ただし、細かく見れば黒の階調や輝度など、上位モデルとは明暗のディティール表現にハッキリした違いがありました。

 

 

・【音質】粒立ちのいいONKYO製スピーカーを搭載。上位モデルは2.1.2chで”音の広がり”が凄い

音質においては、両モデルともにONKYO製スピーカーとサブウーファーを採用。さらに、Q7Cは高さ方向を再現するトップトゥイーターも搭載した2.1.2chシステムを備えています。

↑ONKYO製のスピーカーとサブウーファーを含むサウンドシステムを内蔵。ハイエンドのQ7Cのみ、トップトゥイーターを追加した2.1.2chシステムとなります。

 

そのサウンドを体験すると、Q7Cは薄型テレビらしからぬ迫力に加えて、大きな画面を超える広がり感が生まれていることがわかります。銃撃戦では大口径の銃の重い発射音や、銃弾が金属に跳ね返る甲高い音まで、激しい場面でもクリアに再現。ヘリコプターが上空を旋回する場面では、上方向からプロペラの音が落ちてくるような感覚があります。

 

人物のセリフがハッキリと耳に届くこともポイントで、邦画にありがちな「セリフが聞き取りにくいけど、ボリュームを上げるとSEが大きくなり過ぎて困る」という心配をあまりせずに済みます。

 

ライブ映像を鑑賞しても、ボーカルの歌声、バンドの演奏、そして観客のハンドクラップが分離感高く描き分けられます。ゴチャっとさせず、しかしグルーブ感を失うことなく再現してくれるので、大画面もあいまって、ライブ会場にいるかのように一体となって盛り上がることができるでしょう。

↑Q6Cも背面のデザインは同等です。

 

もちろん、Q6Cも粒立ちよく、テレビ単体とは思えないほどの音圧と明瞭感のあるサウンドであることは間違いありませんが、トップトゥイーターを搭載していないぶん音の広がり感はQ7Cよりもやや控えめです。とは言え、無理にサウンドバーなどを追加せずとも、本体スピーカーだけで十分な没入体験が得られると思います。

 

なお、どちらも「音声モード」は「映画」を選ぶと中低音が強調され、より迫力あるサウンドバランスとなります。基本的には「映画」、もしくは「インテリジェンス」を選ぶのがオススメです。

 

 

 

・【操作性】機能面は大きな違いなし。動画もゲームも快適に楽しめる!

そのほか、両モデルに共通する細かいスペックをチェックしていきましょう。

↑両モデルの機能面は大きく変わらず、画質や音質設定のほか、ゲームプレイをサポートする「ゲームマスター」などを利用できます。

 

2モデルともにGoogle TVを搭載しているので、NetflixやAmazon Prime Video、U-NEXT、YouTubeにAbema TVなど、主要な配信サービスをサポート。個別にFire TV Stickなどを購入することなく、話題の作品を視聴可能です。

↑リモコンも2製品で共通です。

 

↑下部には動画配信サービスに直接アクセスできるボタンを用意しています。

 

HDRフォーマットはHDR10+、HLGをサポートするほか、視聴環境に応じて画質を調整するDolby Vision IQや、ゲーム向けのDolby Vision Gamingにも対応。立体音響はDolby Atmos、DTS-X、DTS Virtual:Xに対応するなど、最新モデルらしい充実の機能性となっています。

 

さらに、TCLのテレビはゲーミング機能にも力が入れられているのもポイントです。最大で4K/144Hzのネイティブリフレッシュレートをサポートし、VRR/ALLMにも対応。画面のちらつきや遅延のない、滑らかで快適なゲームプレイを実現しました。迫力の大画面で、没入感あるゲーム体験を満喫できますよ。

 

なお、HDMI入力は3系統装備(うちHDMI1&HDMI2は最大4K/120Hz、HDMI3は最大4K/60Hz対応)。ゲーム機やレコーダーなどを複数台接続できるだけの余裕のある構成になっています。

 

 

どちらも価格以上の価値アリ! 予算に応じて選びたい2モデル

実際に両モデルを見比べてみると、やはり上位機種であるQ7Cに軍配が上がります。緻密な光の制御により生み出される高画質はお見事というほかありません。ただし、あくまでこの2モデルを比べるならという話であって、Q6Cも日常使いにおいて不満を感じるシーンはほぼないでしょう。

 

もし予算に余裕があればQ7Cへ。コスパ重視ならQ6Cでも大満足。セール対象となっている今こそ、買い替え・買い足しの絶好のチャンスです。

 

【画面サイズ別のモデル一覧はこちら!】

TCL 55Q7C [55インチ]

TCL 65Q7C [65インチ]

TCL 75Q7C [75インチ]

TCL 85Q7C [85インチ]

TCL 98Q7C [98インチ]

TCL 55Q6C [55インチ]

TCL 65Q6C [65インチ]

TCL 75Q6C [75インチ]

TCL 85Q6C [85インチ]

TCL 98Q6C [98インチ]

 

【ギャラリー】(クリックで拡大します)

 

 

撮影/ヒゲ企画

GLIDiCの音質をさらに追求したハイエンドモデル! 完全ワイヤレスイヤホン「TW-9100」レビュー

GLIDiCから5月に発売されたばかりの新製品「TW-9100」は、コンパクトなボディにGLIDiCが追求する音質を詰め込んだ、同社の完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル。扱いやすさと音質の良さで幅広い層から支持を集めるGLIDiCの最新モデルがどのような仕上がりになっているのか、さっそくご紹介していきます!

 

↑GLIDiCの新ハイエンドモデル。その実力とは?

 

まずは外観から見ていきましょう。充電ケースはかなりコンパクトな手のひらサイズで、ズボンのポケットでもカバンでも邪魔にならないサイズ感。蓋も開閉するとピタリと止まり、小さくても安っぽさはありません。ケースにはペアリング用のボタンも搭載されていて、ペアリング操作も簡単。同時に2台のデバイスと接続して待ち受けできるマルチポイント機能にも対応しているので、パソコンとスマートフォンなど、複数台で運用する場合にも便利です。

↑手のひらに収まるコンパクトな充電ケース

 

イヤホン本体はややシュッとしたデザインで、指でもつまみやすくなっています。付属のイヤーピースもやわらかくもちもちした質感でフィッティングも良好。ケースに収納する際のマグネットも強力で、着脱時も扱いやすい仕様です。操作はタッチパネルとなっており、タッチした際に「チャッ」と軽いSEが再生されます。レスポンスも良く、何回タッチしたかわからない……というようなタッチ操作のストレスはありません。

↑シュッとしていて指でつまみやすいイヤホン本体

 

デザインはマットブラックを基調として、高級感のあるカッパーが差し色に使われています。パッと見た印象も派手すぎず、普段使いからビジネスシーンまで合わせやすそうなデザインです。イヤホン本体はIPX4の防水性能を備えており、急な雨や、運動時の汗なども気にせずに運用できます。連続再生時間は約8時間、充電ケース込みで約29時間の使用が可能です。10分間の充電で約2時間20分の再生が可能な急速充電にも対応しており、朝になってから充電のし忘れに気づいた! なんて場面でも安心です。

↑マットブラックとカッパーのオシャレな組み合わせ

 

続いてはノイズキャンセリング性能について。本製品はGLIDiC製品で初となる「アダプティブHybrid ANC」を搭載しており、周囲の環境に合わせて自動的に最適なノイズキャンセリングに調整してくれるとのこと。実際に屋外で試してみましたが、静かな住宅街を歩いているときは自然で抑えめなノイズキャンセリング、地下鉄などの大きな走行音が気になる場面ではしっかり強めのノイズキャンセリングと、どのような場面でも快適に音楽再生や動画視聴などを楽しむことができました。また、外音取り込みも自然で、それでいて音がハッキリとしており、周囲の声も聴き取りやすくなっています。また、外音取り込みと同時に再生中の音量を下げる「クイック外音取り込み」機能も用意されているので、誰かに声をかけられた時や、電車内のアナウンスが流れている時など、とっさに周りの音を聴きたい場合にも対応してくれます。

↑同社初の新技術「アダプティブHybrid ANC」に対応

 

それでは最後に音質をチェックしていきます。今回はiPhone 15 Proと接続して、Apple Musicで音楽を再生してみました。

↑BluetoothコーデックはSBCとAACに対応している

 

全体的に「やや濃密で丁寧な音」という印象で、わかりやすいメリハリというよりは、どっしりと余裕のある鳴らし方をしているように感じました。サカナクション「怪獣」では、特に中低域の質感が良く、ボーカルの息遣いや細やかなニュアンスも、すぐ近くで聴こえるようなリアルさを感じます。一方で音場感もほどよくあって、窮屈さは感じさせません。こうしたボーカルの描写の良さは女性ボーカルでも表れており、AiScReam「愛♡スクリ〜ム!」では、ボーカルがスッと立っていて存在感があります。すっきり聴こえるのに痩せているわけではなく、わざとらしく持ち上がっている感じでもありません。声を聴きたい! という人にもマッチしそうです。ハイテンポな描写も気持ちよく、細かく刻んだリズムもキレているのに、カドがキツくなく聴きやすいまとまり方をしています。低域の存在感も充分で、星街すいせい「もうどうなってもいいや」2番Aメロの揺れるような重厚感のあるSEも迫力を感じます。

↑イヤホンの着脱で再生・停止操作が行えるセンサーも内蔵

 

上述した通りどっしりした印象もありつつ、聴き終わったあとの疲れが少ない、「聴き応えがあるのに優しい」という仕上がりになっています。このバランスの取り方の上手さはGLIDiCらしい優等生感のあるサウンドといえます。また、さらに重低音を楽しめる「低音重視モード」も搭載。こちらをオンにしてみると、安定感の「どっしり」が、アタック感の「ドスン」に変化していきます。こっちのけんと「けっかおーらい」などがまさにハマっていて、キックやシンセベースなど低域のトラックがぴたりと噛み合い、足元の暗がりが一層深まるような厚みを演出してくれます。これは流石に通常モードと比べてもかなりパワフルで、ずっと聴いているとやや疲れも感じます。音楽の他にも映画やゲームなど、迫力をもって楽しみたいコンテンツにはうってつけですので、好みに応じてぜひ使い分けてほしいところです。スマートフォン上の操作を必要とせず、イヤホン本体のタップのみで切り替えられるのもうれしいポイントです。

 

以上、GLIDiC TW-9100のご紹介でした。ユーザーフレンドリーな使い勝手の良さと、オーディオファンにも評価されるこだわりの音質を併せ持つGLIDiC製品。その音質をさらに追求した同社のハイエンドモデルを、ぜひ一度体感してみてください。

 

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模様材にも再生材を採用! ソニー「LinkBuds Fit」に新色ピンク追加

ソニーは、密閉型の完全ワイヤレスヘッドホン「LinkBuds Fit(リンクバッズ フィット)」に新色「ピンク」を追加し、2025年7月11日発売します。

「LinkBuds Fit」

 

記事のポイント

フィット性の高さと先進のアクティブノイズキャンセリング機能を備えた「LinkBuds Fit」に、キュートなピンク色が追加。個体ごとに異なるマーブル柄は、世界に一つだけにデザインになっています。再生材を使用し、環境負荷にも配慮した製品です。

 

新色の「ピンク」は、肌なじみの良い温かみのあるピンクトーンで、ファッションにも合わせやすいカラーリングです。また、「ピンク」のマーブル柄のみ、模様材にはペットボトル由来の再生素材を使用しています。一つ一つの商品の柄があえて異なるようにデザインしており、世界に一つだけのデザインになっています。

 

新色「ピンク」は、ソフトでナチュラルなトーンのピンクで、温かみのあるピンクトーンは肌になじみ、マーブルテクスチャーのユニークな光沢仕上げはさまざまなファッションスタイルにフィットします。また、既存のカラーバリエーション(ホワイト、グリーン)に採用した充電ケースの上蓋に加え、新色「ピンク」は新たに、イヤホン本体にも個体ごとに異なるマーブル柄を施し、耳元からファッショナブルな音楽ライフを楽しめます。

 

ソニーのフラッグシップモデルWF-1000XM5に搭載されている「統合プロセッサーV2」とドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を採用し、豊かに響く低音域から伸びのある高音域まで広帯域を再生します。加えて、従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量を伝送できる高音質コーデックLDACに対応し、ハイレゾコンテンツも原音の細かい表現まで忠実に再現して再生します。

 

また、高性能ノイズキャンセリングとソニー完全ワイヤレス史上最高の外音取り込み性能により、使用環境に合わせて音楽への没入とながら聴きの両方を体感できます。さらに、外音取り込み機能を使用時に、周囲の騒音レベルに合わせて外音の取り込み量を自動で調整する自動外音取り込み機能も搭載しています。

 

専用のフィッティングサポーターは、しっぽ部の中に空気を含む柔らかいフックを備え、耳への圧力を低減しながら安定して装着できます。また、専用のイヤーピースは高さを抑え、耳の奥まで入れずに外耳道の浅い位置で密封される構造を実現。また、イヤーピースの軸部も低硬度シリコーンを採用したことで、圧迫感の低減と追従性の向上に寄与します。

 

LinkBudsシリーズの環境配慮の取り組みとしては、今回の新色に限らず全機種で、本体とケースの一部に工場回収の樹脂を活用した再生プラスチックを使用しています。新色「ピンク」では、製品に使用されているプラスチックの約20%が再生プラスチックで構成されています。

 

ソニー
完全ワイヤレスヘッドホン「LinkBuds Fit」
発売日:2025年8月26日発売
オープンプライス

ボーズによるサウンドチューニングに注目! スカルキャンディーのノイキャンTWS「Method 360 ANC」

Skullcandy Japanは、Skullcandy(スカルキャンディー)とBose(ボーズ)とのパートナーシップにより開発された完全ワイヤレスイヤホン「Method 360 ANC(メソッド 360 ANC)」を、2025年8月29日(金)に発売します。また、先行予約は8月1日(金)より開始します。実売価格は1万9990円(税込)。

「Method 360 ANC」(True Black)

 

記事のポイント

スカルキャンディーらしいストリートを意識したデザインと、ボーズのサウンドが融合した完全ワイヤレスイヤホン。ケースの形状も独特で、他にはない魅力を備えています。フィット性を高めるフィンが付いているので、装着感も抜群!

 

本製品は、究極のイヤホンを作るためにBoseとタッグを組み、“SOUND BY BOSE”と銘打った完全ワイヤレスイヤホン。Boseチューニングのサウンドにより、クリアな音質と豊かなダイナミックレンジを実現しています。

 

高性能な4マイクのANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載し、装着した瞬間に周囲の騒音から開放され静かで快適な世界を提供します。また、アプリからANCの強さを調整することが可能で、周囲の騒音環境に合わせて最適な設定ができます。

 

外部音取り込み機能も備え、ANCオン、ANCオフ、外部音取り込み(ステイアウェア)の3つのモードを切り替え可能。イヤホンを装着したまま周囲の音を把握することができます。さらにアプリ上で、取り入れたい外部音の量を調整でき、外部音取り込みを上げると周囲の環境音をより把握できます。

 

マルチポイント接続に対応し、2台の機器と同時に接続可能。スマートフォンで音楽を聴いている最中にPCでのWeb会議が始まっても、自動で接続が切り替わります。

 

Skull-iQアプリではイコライザの設定やボタンカスタマイズ、ANCや外部音取り込みの調節などの様々な設定やカスタマイズが可能です。3つの標準イコライザとカスタム設定が可能で、音楽鑑賞に最適な『音楽モード』、迫力サウンドの『低音ブーストモード』、低音を抑え声が聞きやすい『ポットキャストモード』のほか、5つのバンドから自分好みに調節しサウンドをパーソナライズできる『カスタムイコライザモード』も選択できます。

 

また、アプリからボタン操作を自分好みにカスタマイズ可能。「Take Photo(写真を撮る)」や「音声アシスタントの起動」など設定することで、ヘッドホンのボタン操作のみで写真撮影の設定なども可能となります。今後、アプリを介してアップデートされ、新たな機能やバージョンが追加されていく予定です。

 

 

イヤホンはIPX4の耐水性、耐汗性を備えているため、外出時やスポーツ中でも安心です。汗をかいたり、急な雨による濡れも心配いりません。人間工学に基づいた楕円形デザインにより、長時間快適に装着でき、外部の音をしっかり遮断します。Boseのライセンス技術を活用した3サイズのフィットフィンとイヤージェルが付属し、あらゆる耳にぴったりフィットして不要な雑音を効果的にブロックします。

 

スライド式の充電ケースはカラビナ一体型で、カバンなどに付けて軽やかに持ち運べる、スカルキャンディーらしいスタイル。再生時間は充電ケース併用で最大40時間(本体11時間 + ケース29時間)、ANC機能ON時で最大32時間(本体9時間 + ケース23時間)の長時間再生が可能。さらに、10分の充電で約2時間再生可能な急速充電にも対応しています。

 

Skullcandy(スカルキャンディー)
完全ワイヤレスイヤホン「Method 360 ANC」』
発売日:2025年8月29日発売
実売価格:1万9990円(税込)

この1年でのNo.1ポータブルオーディオはあのイヤホン! みんなの投票で決める「ポタ-1グランプリ2025」結果発表

ポータブルオーディオの年間王者を読者からの一般投票で決めるGetNaviの人気イベント「ポタ-1グランプリ“通称ポタワン”」が、約1年半ぶりに開催され、2024年度に人気を集めた10部門86のノミネートモデルから、総合グランプリおよび、各部門の金賞が発表されました。

 

 

今回のノミネートは、2024年度(2024年4月~2025年3月まで)に発売された製品が対象。5月1日から5月15日までの期間に投票が行われ、読者からの投票により各部門の金賞および総合グランプリが決定しました。

 

審査委員長を務めて頂いたのは人気声優の小岩井ことりさん! そして今回は、特別審査員としてゲームYouTuber「ハヤトの野望」さんも参加してくれました。まずはお二人の総評から紹介します!

 

ポタ-1グランプリ2025総評

好みは2分されるも基本機能の充実は継続

「全体を通じて高音質化や高機能化が進んできた結果、選びやすい大手メーカーの強さが年々増してきた感じがありますね。その一方、やはり人と違うものを使いたい方や個性的な音を求める方もいらっしゃるので、万能型と特化型とにわかりやすく分かれていっている印象を受けました。近年はガジェット的な面白い機能がプラスされた製品の受賞が増えていましたが、2025年は音質や着け心地などが注目されていたのも興味深いです」(小岩井さん)

↑審査委員長/小岩井ことりさん

 

音もさることながら心躍る見た目が重要に

「全体的に、音も見た目もちょっとした贅沢感があって、これがいまのスタンダードなんだなと感じました。デバイスって性能で選びがちだったけど、見た目とか手に取ったときのワクワク感がすごく大事かもしれないですね!」(ハヤトの野望さん)

↑審査員/ハヤトの野望さん

 

●記事中のSPECの「連続再生時間」はNC/ANCオン時、「充電時間」はイヤホン+充電ケース併用時、「質量」は、TWSではイヤホン片耳/充電ケース、ヘッドホンでは本体質量を表記

ポタ-1グランプリ2025 総合グランプリ

および完全ワイヤレスイヤホン 3万円以上部門 金賞

テクニクスが誇る音響技術を集結した傑作

テクニクス
EAH-AZ100
実売価格3万9600円

業界初の「磁性流体ドライバー」を搭載し、低域から高域まで臨場感あふれる高音質を実現。また、周囲の環境に応じてノイズを効率的に除去する新開発ANCにより、音楽鑑賞も通話もより快適に行える。長時間装着しても疲れにくい「コンチャフィット」形状を採用。

↑磁性流体+極薄エッジ+特殊アルミニウム振動板で構成される「磁性流体ドライバー」を採用。新次元の高音質を実現する。

 

SPEC●ドライバー:φ10mm磁性流体●連続再生時間:約28時間●充電時間:3時間●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、LC3●防水:IPX4●質量(片耳/充電ケース):約5.9g/約42g

 

トップレベルの完成度で心地良い音を堪能できる

「独自開発の『磁性流体ドライバー』がワイヤレスでのリスニング体験を新たな次元へ引き上げてくれた実力派。驚きの高音質・装着感・ノイズキャンセリングの完成度、すべてがトップレベルです。低音域の自然な伸び感が特徴的で空間を広く感じることができ、とても心地よいプロが聞いても納得の高音質だと思います。上質さと信頼感が調和した一台で、まさに総合グランプリにふさわしい逸品です」(小岩井さん)

 

作り手の音へのこだわりが伝わってくる

「謎の最新技術で、すごく良い音が出るらしい。シンプルだけど高級感もあるし、個人的には開発者の音質にかける凄みも合わせてこれいいなって思っちゃいました」(ハヤトの野望さん)

 

完全ワイヤレスイヤホン 1万円未満部門 金賞

バランスの良い高音質と快適な装着感を両立

ソニー
WF-C510
実売価格8840円

同社史上最小サイズを実現した、密閉型完全ワイヤレスイヤホン。左右各4.6gと軽量なうえ、イヤホン本体を耳との接触面で支える「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」により、様々な耳の形に収まりやすく、快適な装着感とスマートな見た目を両立した。

↑耳の形に沿ったデザインで、長時間の使用も快適。耳からのはみ出しが少なく、耳の小さい人もスマートに装着できる。

 

SPEC●形式:カナル型●ドライバー:φ6mm●連続再生時間:最大11時間●充電時間:約1.5時間●対応コーデック:SBC、AAC●質量(片耳/充電ケース):4.6g/31g

 

はじめてのTWSに絶対オススメの一台

「手頃な価格帯ながら、明瞭なサウンドを実現。専用アプリで『DSEE』というスマホの圧縮された音源も高音質で楽しめる機能やイコライザーも使えます。ソニー完全ワイヤレス史上最小サイズ(2024年8月27日時点)ということで持ち運びやすさも優れています。カラーもブラック、ホワイトに加えて、ブルーとイエローもあり初めてのワイヤレスにも安心して勧められる、完成度の高いエントリーモデルです」(小岩井さん)

 

可愛いカラバリで迷っている人にぜひ勧めたい!

「これはシンプルに良さそう。派手じゃないんだけど、逆にそれがいい感じを出してる。色も可愛くて、これなら選びやすいなって思いました。迷ったときはこれ、って雰囲気」(ハヤトの野望さん)

 

完全ワイヤレスイヤホン 1~2万円部門 金賞

重低音×効果的なNCで刺激的な音体験ができる!

オーディオテクニカ
ATH-CKS30TW+
実売価格1万2800円

同社製品の中でも、圧倒的な重低音で人気のSOLID BASSシリーズのTWS。高解像度な重低音とNC機能を掛け合わせることで周りの騒音を抑え、好きな音楽に没頭できる。専用イコライザー「Bass Boost-Deep」をONにすると、小さなイヤホンからは想像できない超低域表現を体感可能。

↑スマホアプリのイコライザー「BassBoost-Deep」をONにするだけで、より低い音域の「超低域」を拡張できる。

 

SPEC●ドライバー:φ9mmダイナミック型●連続再生時間:最大約17.5時間●充電時間:約3時間●対応コーデック:SBC、AAC●防水:IP55●質量(片耳/充電ケース):約4.6g/約30g

 

圧倒的な重低音で未知のゾーンを体験

「オーディオテクニカの重低音ラインナップ『SOLID BASSシリーズ』に名を連ねる本製品は、圧倒的な重低音が魅力。映画やライブ、音楽など、重低音によって臨場感を得られるコンテンツをこれで聴くといままでと違う体験ができます。個性的な音づくりの一方、IP55相当の防水防じん性能やイヤホンをなくしたときに探せる機能など機能性もばっちり両立し“体験”をしっかり届けてくれる一台」(小岩井さん)

 

ズンズン体に響く刺激を求めたい人に刺さりそう!

「めちゃくちゃ『低音』を推してて、見た目もゴツくて強そうで個性的です。音楽聴いたらズンズン体に響いてくるやつなんだろうなって、そういうの好きな人には刺さると思います。水で洗えるのもいいね」(ハヤトの野望さん)

 

完全ワイヤレスイヤホン 2~3万円部門 金賞

快適な装着感と高音質を両立

ソニー
LinkBuds Fit
実売価格2万7620円

快適な装着感で「ながら聴き」しやすい密閉型のTWS。中に空気を含む柔らかいフックを備えた専用のフィッティングサポーターにより、耳への圧力を低減しながら安定して装着できる。ハイエンドモデル同様のドライバーを搭載し、低音域から高音域まで広帯域を高音質で再生。

↑独自開発のフィッティングサポーターとイヤーピース、形状を採用。軽やかさとフィット性に優れた快適な装着感を実現した。

 

SPEC●ドライバー:φ8.4mm密閉型●連続再生時間:最大21時間●充電時間:約3時間●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、LC3●防水:IPX4●質量(片耳/充電ケース):約4.9g/約41g

 

抜群のフィット感に加え、未来的なデザインがクール

「耳にしっかりフィットします! って売り文句が安心感がありますね。たぶん走ってもズレなさそうだし、未来的なデザインもカッコよく見える。日常使いするのにもいいかも」(ハヤトの野望さん)

 

装着するたびに快適なフィット感を実感

「特徴的な形がしっかりフィットして装着性も抜群。丸く突き出た部分は空洞で低硬度なのでうまく耳にひっかかり耳が疲れにくいのに外れにくいと評判です。さらに、5色の『フィッティングサポーター』など、別売のアクセサリーでカスタマイズでき、素材感や色を変えたりして楽しめます。様々な人の暮らしに溶け込む設計で、使うたびに“フィットする心地よさ”を実感できます」(小岩井さん)

 

低価格ワイヤレスヘッドホン部門 金賞

ボタンひと押しで低音全開!同社史上最高の重低音モデル

ソニー
ULT-WEAR
実売価格2万8320円

迫力の重低音と高性能NCを兼ね備えたモデル。専用ドライバーユニットを採用し、新搭載の「ULT(快感ブースト)ボタン」を押すことで、簡単に重低音を強化でき、音楽を圧倒的な臨場感で楽しめる。統合プロセッサー「V1」の搭載により、高いNC性能とクリアな高音質を実現。

↑左右ハウジングに計4つのマイクを搭載。最適に制御し、騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を高精度に生成する。

 

SPEC●ドライバー:φ40mmドーム型●連続再生時間:最大30時間●充電時間:約3.5時間●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●入力端子:3.5mmステレオミニプラグ●本体質量:約255g

 

テンションを上げたくなったらボタンひと押し!

「ULTボタンを押すと音楽がパワーアップしちゃう楽しすぎるギミック。テンションを上げたくなったら、ただこのボタンを押すだけでOK。そのシンプルさがいい感じ」(ハヤトの野望さん)

 

低音大好き勢も感涙の低音増し増し機能搭載機

「イヤホンも強いがヘッドホンも強い! さすがのソニーから迫力ある重低音が特徴な本製品が受賞。まるでライブ会場にいるかのような体感できるほどの重低音を感じられます。ULTボタンで低音の多さを変えられるので、もっと増し増し希望な方も納得できる低音の強さです。そんな“低音大好き”勢の方にもぴったりのパワフルな一台です」(小岩井さん)

 

高価格ワイヤレスヘッドホン部門 金賞

原音に忠実なオーディオを驚くほど細部まで再現

Apple
AirPods Max
実売価格8万4800円

原音に忠実なサウンドと快適な装着感が魅力なApple初のオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン。ANCと外部音取り込みモードを備え、環境に応じたリスニングが可能なうえ、空間オーディオ対応で臨場感のある再生が楽しめる。デジタルクラウンによる直感的な操作が便利。

↑イヤーカップにノイズコントロールボタンを装備。ボタンを押して外部音取り込みモードに切り替えると、周囲の音を聞ける。

 

SPEC●ドライバー:φ40mmダイナミック型●連続再生時間:最大20時間●充電時間:5分(約1.5時間再生可能)●チップ:Apple H1ヘッドフォンチップ(各イヤーカップ)●端子:USB-C●本体質量:386.2g

 

デザイン、機能、音質が高次元で融合した一台

「多くの方にとって憧れのヘッドホンじゃないでしょうか。Appleユーザーにとっても、とにかく便利な機能が多いですよね。オーディオとしては先日のソフトウェアアップデートで、USB-Cケーブルで有線接続し最大48kHz/24bitのロスレス音声を楽しめるようになった点も受賞につながった大きな要素じゃないでしょうか。デザイン性、機能性、音質すべてが高次元で融合している製品です」(小岩井さん)

 

高い完成度で所有する満足感を満たしてくれる

「Appleの最上級ヘッドホンだけあって、デザインもすごい。ケースとか細かい部分までしっかり作られてて、完成度の高いモノを持ってる満足感がありますね。Apple製品を使ってる人なら、連携もスムーズでストレスが無さそう」(ハヤトの野望さん)

 

オープン型ワイヤレスイヤホン部門 金賞

耳をふさがないから快適にリスニングできる

ソニー
LinkBuds Open
実売価格2万6420円

振動板の中心部を開放したリング型ドライバーユニットを搭載。耳をふさがない構造により、周囲の音や自分の声を自然に聞きながら会話や音楽などのコンテンツを楽しめる。圧縮音源を原音に近い広がりのある音で再現するDSEEを搭載し、ストリーミング音源も良音で試聴可能。

↑新11mmリング型ドライバーユニットを採用。新設計の振動板や高磁力ネオジウムマグネットにより、豊かな低音やクリアな中高音を再生する。

 

SPEC●ドライバー:φ11mm開放型●連続再生時間:最大22時間●充電時間2.5時間●対応コーデック:SBC、AAC、LC3●防水:IPX4●質量(片耳/充電ケース):約5.1g/約30.6g

 

街中・屋内問わず使える開放的な装着感が魅力

「すっかり1ジャンルとして確立したオープン型ワイヤレスイヤホン。街でもご家庭でも選ぶ方がどんどん増えてきているジャンルですが、ここでもソニーさすがの受賞です。不思議なくらい開放的な音の広がりと耳をふさがないことによる自然な外音取り込みが新感覚が魅力的。装着感の良さに加え、IPX4相当の防塵防滴もあり、屋内外を問わず、日常に自然に音を添えるスタイルが便利で信頼感も上々です」(小岩井さん)

 

これを着けたまま生活できそうな便利で快適な一台

「形状を見ただけで完全に未来を感じるアイテム。見た瞬間は『なにこれ?』って思ったけど、音楽聴きながら周りの音もしっかり聞けるのがとても便利そう。これならもうずっとイヤホン着けっぱなしで暮らせちゃうかも」(ハヤトの野望さん)

 

ゲーミングヘッドセットワイヤレスヘッドホン部門 金賞

3台のゲーム機器を同時接続・切り替え可能なヘッドセット

ロジクールG
ASTRO A50(GEN5)
実売価格5万4780円

プレミアムゲーミングブランドASTROシリーズのMixAmp 内蔵ワイヤレスゲーミングヘッドセット。「PLAYSYNC AUDIO」機能を搭載し、PS5、Switch、PC/Mac、Xboxなど3つのオーディオ切り替えが可能だ。高音質を実現するPRO-G グラフェンドライバーを初搭載。

↑「PLAYSYNC AUDIO」機能を搭載。イヤーカップにあるボタンをひと押しするだけで接続するゲーム機を切り替え可能。

 

SPEC●ドライバー:φ40mm PRO-Gグラフェンドライバー●周波数特性:60Hz~20kHz(マイク部)、20Hz~20kHz(ヘッドホン部)●接続:USB-C●質量:363g

 

ゲーム実況者としてはマイクの音が気になる!

「複数のゲーム機をこれ1台で全部同時につなげられちゃうのが便利すぎる! これでもういちいちつなぎ直さなくてOK。ゲーム実況者としては評判のいいマイクの音質がとても気になります」(ハヤトの野望さん)

 

ゲームに没入できるプロユースなヘッドセット

「複数のプラットフォーム間で入力を簡単に切り替えられたり、48kHzの高解像度マイクを搭載していたり、ロジクール独自のワイヤレス技術『LIGHTSPEED』で超低遅延を実現していたり……と、大変高機能なゲーミングヘッドセット。デザインもテンションが上がりますよね。高い定位感と快適性を兼ね備え、長時間プレイにも最適。ゲーム世界に深く没入できる、プロユースにも応える完成度です」(小岩井さん)

 

ゲーミングヘッドセットワイヤレスイヤホン部門 金賞

2.4GHz接続対応だから低遅延を気にせずプレイできる

ASUS
ROG Cetra True Wireless SpeedNova
実売価格3万9800円

低遅延の2.4GHz接続に加え、Bluetooth5.3のデュアルモードを搭載。ROG SpeedNovaワイヤレステクノロジーにより、安定した接続と高効率を実現する。骨伝導AIマイクを採用し、クリアな音声通話が可能なうえ、ANC搭載により環境に応じたノイズキャンセリングを提供。

↑「10mm ASUS Essenceドライバー」と気密性の高いチャンバーを採用。中高域の豊かなサウンドとパワフルな低音を鳴らす。

 

SPEC●ドライバー:φ10mmネオジウム磁石●連続再生時間(BT/2.4GHz):最大30時間/最大23.2時間(RGBオフ)●急速充電:5分(1時間再生可能)●対応コーデック:SBC、ACC

 

軽快さと実用性を両立し快適なプレイが可能

「2.4GHz帯で低遅延と安定した接続を実現し、なんと最大36時間のバッテリー駆動時間とワイヤレスでありながらゲームプレイに妥協なし。軽快さと実用性を両立した優れたゲーミングイヤホンです。さらにマイクも骨伝導AIマイクで、装着者の頭蓋骨の骨の振動から音声を捉えます。AIノイズキャンセリングも合わさってゲームプレイも快適。ここまでのゲーミングワイヤレスイヤホンが出るとは驚きです!」(小岩井さん)

 

ワイヤレスなのに音の遅延なしに使える

「ゲームでワイヤレスイヤホンは検討すらしたことがなかったけど、これは試してみたくなるスペックの高さ。音が遅延しないから、重いヘッドセットやイヤホンケーブルをぶら下げる必要もなくなりそう」(ハヤトの野望さん)

 

ワイヤレススピーカー部門 金賞

ギターアンプの代名詞Marshallサウンドに感動

Marshall
EMBERTON III
実売価格2万8980円

コンパクトながら、Marshallならではのサウンドが楽しめるBluetoothスピーカー。マルチディレクショナル(全方位)サウンドを採用し、臨場感ある音を鳴らす。最大32時間の連続再生に加え、防水・防塵性能を備え、屋内外を問わず音楽鑑賞が可能。

↑シリコン製の外装と堅牢な金属グリルでがっちりガード。IP67 の防塵・防水性能を備えており、雨中での使用や水中への落下も問題なし。

 

SPEC●スピーカー構成:フルレンジ●連続再生時間:最大32時間●充電時間:約2時間●対応コーデック:SBC、AAC、LC3●防水:IP67●サイズ/質量:W160×H68×D76.9mm/約670g

 

重厚なMarshallの音が屋内外どこでも楽しめる

「Marshallのロゴが入ったどこか懐かしさを感じるデザインと重厚なサウンドが魅力。最大32時間の連続再生、IP67の防塵・防水性能と屋内外問わず音楽を楽しめる逸品です。手のひらサイズながら音の厚みは本格派。低音もしっかり楽しめます。さらにMarshall製品ならではの空間音響とバイノーラルサウンドで空間を音で包み込むなど、お手頃なのに本格派なワイヤレススピーカーです」(小岩井さん)

 

レトロな風貌ながら音や機能は最先端

「レトロ渋いデザインがかっこいい! でも機能はちゃんと最新。レトロデザインがトレンドっていうのもあるけど、部屋に置いてあるだけでインテリアとしても映えそう」(ハヤトの野望さん)

 

以上のように、10部門から金賞および総合グランプリが選ばれました。投票頂いたみなさま、ありがとうございました!

※記事中の価格はすべて編集部調べの税込価格です。

挿すだけで使えるという安心感! 通話もできるUSB-C接続の有線イヤホン

サンワサプライは、スマートフォンやパソコンに直接接続できるUSB Type-C端子を備えたカナル型イヤホン「MM-HSTC04シリーズ」を2025年6月23日に発売しました。カラーはブラックとホワイトの2色。実売価格は2640円(税込)。

「MM-HSTC04シリーズ」

 

記事のポイント

有線接続のイヤホンは、ワイヤレス式と違い充電の必要がなく、接続も簡単。マイクを内蔵しているので、ハンズフリー通話やオンライン会議にも使えます。ワイヤレスイヤホンで充電忘れや接続トラブルなどで困った経験がある方は、仕事用に1本持っておくと便利です。

 

本製品は、高音質な音楽再生を楽しめるほか、内蔵マイクでの通話も可能なUSB Type-C接続の有線イヤホン。Type-Cポートを備えたスマートフォン、タブレット、パソコンに対応しています。

↑USB Type-Cポートを備えたスマホやタブレット、パソコンで使用可能。

 

 

遮音性が高く耳にフィットするカナル型イヤホンで、迫力の音楽再生が楽しめます。また、マイク内蔵の手元スイッチで電話に出て、ハンズフリーで通話が可能。ウェブ会議やテレビ通話などにも利用できます。

↑遮音性の高いカナル型なので、迫力の音楽再生が楽しめます。

 

ボタン操作で着信ON/OFF、音楽再生/一時停止/曲送り/曲戻しなどの操作が可能。搭載するボタンはひとつだけなので、シンプルに使えます。

 

ケーブル長は1.2m。S/M/Lサイズのイヤーピースが付属します。

 

サンワサプライ
カナル型イヤホン「MM-HSTC04シリーズ」
発売日:2025年6月23日発売
実売価格:2640円(税込)

「日本は最後の空白地帯」TCLの中国本社とディスプレイ製造工場で取材した日本市場攻略の狙いと驚きの技術力

日本のテレビ市場には「レグザ」「アクオス」「ブラビア」「ビエラ」などの著名ブランドがひしめく。そのなかでいま着実に存在感を増しているのが、ハイセンスやTCLといった中国メーカーだ。今回GetNavi webは、TCLの本拠地を訪れる機会を得た。5月に発売された新製品「C8K」の企画と製造の両現場で見た、同社の技術力と日本におけるマーケティング戦略、そして次の一手とは?

↑TCLの本拠地、中国・深圳の本社を訪ねた。

 

日本市場は「攻略できていない最後の空白地帯」

現在の日本のテレビ市場は、いわば“群雄割拠”の状態といっていい。2024年における販売台数シェアはTVS レグザが約25%で首位、続いてシャープ(約20%)、ハイセンス(約16%)までで過半を占め、10%を下回ったソニーとパナソニックを、TCLが約10%で上回る結果となった。冒頭でも触れたように、この市場を席巻するのは中国メーカーだ。特にTCLは、近年のMini LEDテレビの投入などで“プレミアムゾーン”への進出も進めており、従来の中国ブランドに想起しがちな“低価格帯ブランド”の枠を超えつつある。

 

とはいえ、いまだ10%程度にとどまっている、ともいえる上、金額ベースとなると状況は異なる。

 

「日本市場は、TCLにとっていまだ攻略しきれていない最後の“空白地帯”です」──そう語ったのは、TCLの製品全体を統括する宦 吉鋒(カン・キチホウ)氏だ。

↑TCL BU プロダクトマネジメントセンターの宦 吉鋒氏。プロダクトの全体的な責任者を務める。

 

TCLはこれまで、北米・欧州・東南アジアなど多くの地域で高いシェアを獲得してきたが、日本市場では“ブランド”という壁が厚い。だが、同社はそれを「挑戦すべき特異な市場」と捉えており、戦略的に大きな意義を見出しているようだ。

 

「日本が非常に大きな市場であることは間違いありません。しかも、LEDが生まれた国(※編集部注:中村修二氏が1993年に高輝度青色発光ダイオードを発明し、白色LED化を可能にした。2014年にノーベル物理学賞を受賞。)であり、技術革新の最前線でもあります。長年にわたり、ソニーやパナソニックといった世界的に著名なブランドをはじめ、カラーテレビ以外でも、ダイキンや三菱電機など、家電業界全体において常に業界の技術の最前線に位置してきました。
ですから、東南アジア市場に代表されるように、日本ブランドに対して非常に強い好意と信頼を寄せている地域は多いのです。その日本市場において消費者に認めてもらうことができれば、TCLのグローバルブランドとしての信頼性はさらに高まるでしょう」(張 国栄氏)

↑TCLでアジア・ロシア・オセアニア地域のマーケティング責任者を務める、張 国栄(チョウ・コクエイ)氏。

 

TCLが掲げる日本市場での中期目標は、「トップ3ブランドの一角を担う」こと。具体的には「シャープの位置を狙いたい」という発言も飛び出したが、その実現には、製品の性能だけでなく、“ブランド”と“サービス”の信頼性を積み上げることが不可欠だという。

 

「日本の消費者は製品だけでなく、サポート体制やローカライズにも厳しい目を持っています。我々はアフターサービスにも注力し、地域に根ざした信頼獲得を目指しています」(宦 吉鋒氏)

 

↑2025年2月に、オリンピックのオフィシャルパートナーとしての契約締結を発表したTCL。そこかしこにオリンピックのロゴマークが。

 

日本市場に投入した新製品「C8K」に込められたもの

「C8Kは、従来の液晶テレビの常識を再定義するモデルです」と、製品責任者である宦 吉鋒氏は語る。TCLが2025年5月に日本市場で投入した新製品群のうち、同モデルは同社の次世代技術とデザイン哲学を象徴するモデルで、TCLが得意とするMini LED技術を中心に、画質・音質・デザインのすべてにおいて飛躍的な進化を遂げている。3つのポイントに絞って確認していこう。

 

1.画質へのこだわり──“Mini LEDのパイオニア”としての画づくり

Mini LEDとは、従来のLEDよりも小型(約0.1mm)のLEDを多数使用したバックライト技術で、高密度配置により画面の明暗を細かく制御でき、高コントラスト・高輝度・色再現性に優れた映像表現が可能になる。現在、各社のプレミアムモデルに採用されているが、TCLは、このMini LED搭載テレビ(「X10」シリーズ)を2019年に世界で初めて発売したパイオニアだ。

 

「Mini LEDの核心技術は、より高い分割数と輝度で、コントラストを劇的に向上させることにあります。『C8K』では、3600分割に迫るローカルディミングと5000ニトのピーク輝度によって、これまでにないリアルな映像体験が可能になりました」と宦氏は語る。

↑「C8K」(写真提供/TCLジャパン)

 

とはいえ単に分割数を増やすだけではなく、効率的なバックライト制御技術が重要だという。

 

「通常、超高コントラストの映像表現には1万分割以上の制御が必要とされますが、当社のMini LED技術では、5000分割でも同等の画質が得られる制御アルゴリズムを開発しています。これは、Mini LEDの本質を理解し、それをいかに精密に操るかにかかっているんです」(宦 吉鋒氏)

 

また、TCLはMini LEDを単なる高画質技術にとどまらず、「持続可能な映像体験のコア」と位置付けている。省エネ性能や長寿命設計との両立も進めており、「パフォーマンスと環境配慮の両立は、今後のディスプレイ開発において避けて通れないテーマ」と宦氏は強調する。

 

「C8K」は、こうしたTCLのMini LED開発思想の集大成であり、最新のWHVAパネルや量子ドットフィルム、ハロ現象の制御システム等との組み合わせによって、明暗差の豊かな映像と映り込みの少なさ、視野角の広さを両立させている。

 

「消費者が映像に求める“深み”と“鮮やかさ”を両立すること。これが『C8K』の画づくりの根本思想なんです」(宦 吉鋒氏)

 

2.音質へのこだわり──Bang & Olufsenとの共同設計

この没入感は、音響面でも補強されている。デンマークの高級オーディオブランド「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」とのコラボレーションは、話題性もじゅうぶんだ。

 

「音は、映像と同じくらい重要な要素です。リビングという空間において、没入感のある体験を生み出すには、テレビからの“音の出し方”まで徹底して設計しなければなりません」(宦 吉鋒氏)

↑「C8K」に搭載されたBang & Olufsenの音響システム。スピーカーはテレビの裏側に位置している。(写真提供/TCLジャパン)

 

「C8K」では、筐体内のスピーカー配置や振動制御をBang & Olufsenの設計思想に基づいて最適化。さらに、TCL独自のオーディオアルゴリズムによって、低音の厚みと中高音の明瞭感を両立させることに成功している。特に注目すべきは、映像と音の一体感である。

 

「『C8K』では“音が画面から聞こえてくる”ような定位感を大事にしました。そのために、視聴距離・角度・反響特性などのデータを取り込み、AIで自動補正する技術も盛り込んでいます」(宦 吉鋒氏)

 

また、テレビスピーカーにありがちな“こもった音”を回避するために、スピーカーボックスの内部形状にも工夫を加え、クリアな音像と響きを実現。これにより、別体のサウンドバーがなくてもじゅうぶんな音響体験を提供できる仕上がりとなっている。

 

「テレビはもはや“見る”だけの機械ではなく、“空間を演出する道具”です。だからこそ、音にまで責任を持つ必要があるのです。Bang & Olufsenとの提携は、その哲学の現れです」(宦 吉鋒氏)

 

↑本社ロビーに展示されていた、日本でも発売され話題となった「A300」。

 

↑展示されていたのは、Bang & Olufsenと共同開発したサウンドバーが付属する「A300 Pro」。日本未発売。

 

3.デザインへのこだわり──極限まで削ぎ落とした“黒縁”処理

↑「C8K」のベゼル部分。

 

テレビは“空間を演出する道具” ──それを体現するもうひとつの特長に“黒縁”の処理がある。「ベゼルレスデザイン」を徹底的に追求しており、液晶パネルの表示エリアと物理枠の間に残されていた“表示されない黒”の領域──黒縁部分すらも排除した設計となっているのだ。

 

「多くのテレビは“ベゼルレス”と謳ってはいても、実際には6〜10mm程度の非表示領域が存在しており、それが視覚的な没入感を損なう原因となっているんです。『C8K』ではその固定観念を壊し、“画面が浮いて見える”ような視覚体験を目指しました」(宦 吉鋒氏)

 

TCLは、過去10年以上にわたり液晶テレビのベゼル縮小に取り組んできたが、「C8K」では従来の“狭額縁設計”からさらに進化し、表示エリアのすぐ外側にある黒いマージン領域(非表示領域)を、22もの特許を駆使してほぼゼロに抑える設計に成功している。

 

「第1世代の幅広ベゼルでは、30mmの物理フレームと10mmの黒縁がありました。第2世代では10mm+8mm、第3世代の“ベゼルレス”でも非表示領域が6〜10mmほど残っていました。『C8K』ではこれをほぼ0mmまで抑え、“視界の中に枠が存在しない”映像体験を実現。我々はこれを“第4世代液晶テレビ”と位置づけています」(宦 吉鋒氏)

↑左が「C8K」。黒縁部分の差は一目瞭然だ。(写真提供/TCLジャパン)

 

↑こちらは同じくベゼルレス技術を搭載した98インチのテレビ。

 

この設計には高度なパネル貼り合わせ技術と、表示エリアの精密な制御技術が不可欠。これを担い実現するのが、TCL Technologies傘下のTCL CSOT(TCL華星)だ。続いて、同社の深圳と恵州にある同社の工場も訪ねた。

 

日本ブランドをも支える、TCLのディスプレイ技術

TCLが世界市場で競争力を高めている背景には、傘下にあるディスプレイ製造会社、TCL CSOTの存在が大きい。「TCLはおよそ2700億元(約6兆円)超もの投資を行ってきた」(張氏)という同社は、Mini LEDやOLED(有機EL)、Micro LEDといった次世代パネル技術の研究開発・量産で世界をリードしている。

↑TCLの本社と同じく深圳にあるTCL CSOTの本社工場。

 

↑こちらは深圳から120km離れた恵州の同社工場。

 

TCLのディスプレイ製造部門として2009年に設立されたTCL CSOT。中国国内だけで11の製造ラインをもつ。現在では世界の主要テレビメーカーへのパネル供給も行っており、「シェア上位に位置する某日本メーカーのハイエンドMini LEDモデルは、その大部分にTCL CSOT製のパネルが使われています」(周 明忠氏)という事実が、同社の技術信頼性を物語っている。

 

↑取材に答えたTCL CSOT技術企画センターの周 明忠(シュウ・ミンチュウ)センター長。

 

↑TCL CSOT深圳工場の全景を模型で確認。今回は第8.5世代(約2500×2200mm ・40〜55インチのテレビに使われる)のパネルを月間16万枚生産する「T2」を見学した。

 

まず特徴的なのは、垂直統合的ビジネスモデルだという。TCL CSOTは、開発・設計・製造・供給までを一貫して担う体制を構築しており、パネル技術の上流から下流までを自社グループ内で完結させることで、スピードと柔軟性のある対応を実現している。

 

「例えばソニーのような外部ブランドに対しても、非常に細かい仕様変更に対応できる体制を構築しているのです」(周 明忠氏)

 

しかも、液晶ディスプレイと有機ELディスプレイそれぞれの多様な製造方式に対応できるコア技術を複数保有しているのも武器だ。

 

「あらゆる製品カテゴリに柔軟に対応できる“技術の全方位展開”がTCL CSOTの強みです。単に技術を持つだけでなく、常に“市場が何を求めているか”を重視しています」とも語る。

 

↑同じく深圳工場の模型。左手前は日本のガラスメーカー、AGC(旧・旭硝子)の工場。ここで液晶パネルのベースとなるガラスが製造され、隣接するディスプレイパネルの製造ラインへ自動で運ばれていく。

 

↑こちらは恵州の工場外観。内部の撮影は許されなかったが、製造ラインは完全自動化されており、人間が担うのはクオリティコントロールや製造機械の点検のみ。300mにも及ぶラインで、見学中に見かけた“人”はたった3人だった。

 

↑工場で使用する電力のうち年間で1900万kWh以上の電力は屋根に設置された自社製の太陽光パネルで賄われている。この太陽光パネル事業は今後、日本市場へも参入を予定しているという。

 

↑恵州の工場は、隣に工場で働くスタッフのための寮も用意されている。“寮”と表現するにはあまりに立派な建物だ。

 

さらに2024年4月、TCL CSOTはLGディスプレイの中国・広州工場を総額108億元(約2228億円)で買収。この買収によって、従来の液晶製造ラインに加え、WRGB OLEDなどの製造技術や大型CID(商業用ディスプレイ)製品への対応力が大きく広がったという。

 

「買収によって技術のラインナップが一段と充実し、航空用ディスプレイや屋外大型パネル、セキュリティ用途など、多様な製品カテゴリーに対応可能になりました」(Tony Kim氏)

↑TV・業務用ディスプレイKA部の副部長、Tony Kim(トニー・キム)氏。

 

このカバー範囲の広さは、工場内に設けられたショールームからもうかがい知れる。民生品を中心に一部を紹介しよう。

 

RGB独立駆動パネルにAIによる画質・音質最適化…
“次世代テレビ”への取り組み

2025年に入っても、日本のテレビ市場では新技術の話題が続く。3月にソニーは、RGBが独立発光するバックライトを採用したディスプレイシステムを発表、5月にはTVSレグザが、国内初採用となる“RGB4スタック有機ELパネル”を搭載するモデルを市場投入した。また同ブランドは、AIとセンシング技術を組み合わせた「レグザ インテリジェンス」を横断的に展開、生活に寄り添うAIテレビを標榜し、視聴体験を根底から変えようとしている。

 

こうした状況の中、もちろんTCLおよびパネル製造を担うTCL CSOTも、AIを重要な技術ドライバーと捉えており、「C8K」をはじめとするプレミアムモデルにはAI映像処理エンジン「AiPQ PRO エンジン」を搭載している。

 

「AIは今後のディスプレイにおいて不可欠な技術です。TCL CSOTではAIによる映像最適化処理や、視聴環境に応じたダイナミック制御の研究も進めています」(TCL CSOT/Tony氏)

 

さらにTCLの宦氏は、「TCLではAIを“画質向上のための道具”としてだけでなく、“使いやすさ”の文脈でも重視しており、音声制御やUX設計にも深く関わってきます」と、“体験価値の革新”を目指す姿勢は明確だ。

 

グローバルにおける圧倒的スケールを携えて日本進出を進めるTCLは、技術、そして開発思想によって今後どのように市場へインパクトを与えるのか? しばらく目を離せそうにない。

 

【発売記念20%オフ】EDIFIERからエントリークラスのイヤーカフ型TWS「Comfo Q」登場

Edifier Japanは、開放的なリスニング体験を提供するイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「Comfo Q」を発売します。カラーはブラックとホワイトの2色。

「Comfo Q」(ブラック)

 

製品の発売を記念し、同社公式サイトおよび直営オンラインショップ「Amazon Edifierストア」「Edifier公式楽天市場店」において特別セールを実施。通常販売価格6980円から20%OFFの5584円で販売されます。期間は2025年6月21日(土) 00:00~2025年6月25日(水)23:59まで(※)。

※限定数に達し次第予告なく早期終了することがあります。

 

記事のポイント

オープン型のイヤーカフは、トレンドの“ながら聴き”に最適。仕事中や家事をしながら音楽や音声を楽しみたい人にオススメです。この「Comfo Q」は7000円を切るエントリークラスなので、初めてイヤーカフ型を使う人でも試しやすい価格になっています。

 

「Comfo Q」は、EDIFIERがこれまで展開してきたイヤーカフ型イヤホンのなかでも、最も手ごろな価格帯で販売されるエントリーモデル。形状記憶特性を備えたニッケル合金ワイヤを採用し、片耳わずか約5.4gの軽量設計により、長時間でも快適な装着感を実現しています。柔軟性のある構造で多様な耳の形に自然にフィットし、左右対称のデザインにより、左右を問わず充電ケースへの収納や装着が可能です。

 

12mmダイナミックドライバーにチタンコーティング複合ダイアフラムを採用することで、クリアでバランスの取れたステレオサウンドを実現。さらに、独自設計の音響構造を取り入れた指向性アコースティック技術により、音漏れを抑えながらも臨場感あふれる高音質が楽しめます。また、AIアルゴリズム技術により周囲の騒音と人の声を的確に分離し、騒がしい環境下でもご自身の声を相手にクリアに届けることが可能です。

「Comfo Q」(ホワイト)

 

1回の充電で、イヤホン単体では最大8時間、充電ケースとの併用では最大32時間の音楽再生が可能。急速充電にも対応しており、約15分の充電でおよそ2時間分の再生が可能なため、急な外出や通勤・通学の際にも安心です。

 

最新のBluetooth 5.4に対応しており、より安定した接続性と低遅延を実現しています。さらにマルチポイント接続に対応しているため、音楽再生や動画視聴、通話などを2台のデバイス間でシームレスに切り替えて利用可能。専用アプリ「EDIFIER ConneX」を活用することで、イコライザーを自由にカスタマイズして好みに合わせたサウンドで楽しめます。

 

EDIFIER(エディファイア)
イヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン「Comfo Q」
発売日:2025年6月20日発売
実売価格:6980円(税込)

【工事不要】おうちで100インチ大画面が叶う! 持ち運び楽々なパンタグラフ構造の自立式スクリーン

サンワサプライは、簡単に設置できるプロジェクタースクリーンとして80インチサイズの「100-PRS025」と100インチサイズの「100-PRS026」を、運営する直販サイト「サンワダイレクト」で発売しました。実売価格はPRS025が5万9800円、PRS026が6万9800円(税込)。

「100-PRS025/026」

 

記事のポイント

近年は、スポーツバーやカラオケ店などを利用し、友人と集まってスポーツの試合やライブ映像などを大画面鑑賞することがブームになっています。この自立式プロジェクタースクリーンなら、工事不要で簡単に80/100インチサイズのスクリーンが設置できるので、自宅でも簡単に大画面鑑賞が可能に。好きなアイドルやアーティスト、スポーツ選手の映像を大迫力の画面で楽しむ“推し活”にも使えます。

 

本製品は、スクリーンを引き上げるだけでわずが5秒で設置をすることができるパンタグラフ式のプロジェクタースクリーン。引き上げる手を離せばピタッと止まるので高さ調整も簡単です。

 

また、自立式のスクリーンだから場所を選ばずどこでも使用可能。天吊り工事なども不要で、持ち運んで使用することができます。

 

スクリーンには平面性を保ちやすいタブテンション構造を採用。ゆがみやすい短焦点・超短焦点プロジェクターでの映像のゆがみを最小限に抑えることが出来ます。

 

また、スクリーン生地は忠実な発色を特徴とする生地を採用しており、凹凸が少なくなめらかで、4K映像にも最適です。視野角は180度を実現しており、どの角度からでも均一で鮮明な映像を楽しむことが出来ます。

 

↑大画面の映画鑑賞にも最適。

 

丈夫で軽量なアルミケースに持ち運び用のハンドルを搭載。持ち運び時の破損を防止しつつ、簡単に運ぶことが出来ます。また、スクリーン生地は燃えにくい素材を採用しており、万が一の際でも安全です。

 

サンワサプライ
自立式プロジェクタースクリーン「100-PRS025」「100-PRS026」
発売日:2025年6月18日発売
実売価格:PRS025/5万9800円、PRS026/6万9800円(税込)

音質・ノイキャンが革新的なソニー新ヘッドホン「WH-1000XM6」レビュー。人気の「WH-1000XM4」と比べてどう?

ソニーがBluetoothワイヤレスヘッドホンの新しいフラッグシップモデル「WH-1000XM6(マーク6)」を発売しました。前機種のマーク5からは約3年ぶりのモデルチェンジとなりますが、今回は多くのユーザーから人気を集めた2020年モデル「WH-1000XM4(マーク4)」からの買い替え・買い増しを想定して製品を比較してみましょう。

↑ソニーの新しいワイヤレスヘッドホンのフラッグシップであるWH-1000XM6をレポートします。

 

多機能でありながらシンプルに使える1000Xシリーズ

1000Xシリーズといえば、ハイレゾワイヤレス対応の高音質サウンドに、静寂なリスニング環境を実現する独自のアクティブノイズキャンセリング、モバイルアプリと連携して多彩な機能が使えるなど、「ぜんぶ入り」のワイヤレスヘッドホンです。

 

筆者は魅力に惹かれて第4世代のマーク4を手に入れて、長らく愛用しています。たくさんの機能を搭載するワイヤレスヘッドホンですが、基本的には「いい音・いいノイキャン」をすべて自動で設定してくれるので、扱いはとてもシンプルです。搭載する機能はアップルのAirPods MaxやボーズのQuietComfortシリーズをしのぐほどに豊富ですが、すべてを使いこなせるようになる必要はありません。

 

最新モデルのマーク6も基本的には同じコンセプトのヘッドホンです。搭載する機能はさらに増えていますが、前世代の1000Xシリーズのユーザーであればすぐになじめるものばかり。もちろん初めて1000Xシリーズのワイヤレスヘッドホンを買い求める方でも楽しめるでしょう。

↑右側がマーク6。左はソニーが2020年に発売したWH-1000XM4。そろそろ買い換え・買い増しを検討している方も多いのでは。

 

価格はオープンですが、ソニーストアでは2020年モデルのマーク4が4万7300円(税込)、新製品のマーク6は5万9400円(税込)で販売されます。1万円以上値上がりしていますが、その価値はこのあと詳しく評価します。なお、マーク4は残念ながら現存する商品在庫をもって生産を完了する模様です。

 

表現力が増して生演奏に近い感動。360度立体再生の機能も追加

最初にサウンドを比較してみます。1000Xシリーズはソニーが開発した高音質なBluetoothのコーデック「LDAC」に対応しています。最近はAndroidスマホの多くがLDACをサポートしているため、今回はGoogle Pixel 9aとペアリングして聴きました。

 

約5年の間にサウンドはやはり大きく進化していました。同じ条件で同じ楽曲を聴き比べてみると、マーク6はレスポンスが大きく向上しています。音の立ち上がり・立ち下がりが鋭いので、音像はより立体的に、音場はさらに見晴らしよく描かれます。

 

ボーカルや楽器の音色のリアリティ、空気感の鮮明さにも違いがありました。クラシック音楽はバイオリンの音色の艶やかさが魅力。アップテンポなロック、ポップス系の楽曲を聴くと低音の肉づきの良さも印象に残ります。マーク4のサウンドも十分に完成度が高いので不満はないのですが、マーク6はさらに生演奏の感動に近づけます。

 

専用アプリの「Sound Connect」には、1000Xシリーズで聴くさまざまな音源を最大96kHz/24bitのハイレゾ品質にアップコンバートするAI機能「DSEE Extreme」が搭載。同機能はマーク4でも利用可能だったため、効果が大きく変わることはありませんが、特にバッテリーを余計に消費することもないので「常時オン」で積極的に活用すべき機能です。

↑さまざまな音源をハイレゾ品質にアップコンバートするDSEE Extremeも搭載しています。

 

マーク6からの新機能は、アプリのSound Connectから選択できる「リスニングモード」の中の「360 Upmix for Cinema」。映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツを視聴する際に音場の立体感が自然に向上する楽しい機能です。音楽再生時にはライブ会場で聴いているような立体感が加わります。こちらもマーク6に慣れてきたらぜひ試してみることをおすすめします。

 

スウっと静寂に包まれるノイキャン

続いてアクティブノイズキャンセリング(ANC)の効果を比較しました。1000Xシリーズには、ソニーが独自に開発したノイズキャンセリング専用のチップセットが搭載されています。マーク4は「QN1」というチップで、新しいマーク6には最新世代の「QN3」が載っています。ほかにもノイズを集音するマイクの性能とアルゴリズム、イヤーカップの密閉度などを総合的に改善したことで、マーク6はやはりANCの効果が一段と向上していました。

 

ANCをオンにするとマーク4は消音効果が「グン」とかかる印象ですが、マーク6は足回りのよい高級車のように「スゥ」っと滑らかに立ち上がり、きめ細かな静寂に包まれます。人の声が含まれる中音域の消音効果も高まったと感じます。

 

屋外で試すと、ANCをオンにするだけで周囲の喧噪が静まり、音楽を再生すると地下鉄の車内のような騒々しい場所でも深く没入できます。周囲の環境音がかなり聞き取りにくくなるので、屋外を移動しながら使うときには必ず外音取り込み機能(アンビエントサウンドモード)に切り替えて使うべきです。

↑右側がマーク6。大きくなったイヤーカップにより遮音効果も高まっています。

 

コンパクトに折り畳める本体デザインが復活

マーク6はマーク4よりも本体のサイズが少し大きくなっています。そのぶんイヤーカップもゆったりサイズになっているので、装着したときに優しく包み込まれる心地よさがとても魅力的。とはいえ頭によりタイトにフィットするようなマーク4の一体感も好きです。

 

どちらのヘッドホンもメガネをかけたまま装着してもテンプル(つる)とぶつかる窮屈さがないところはさすが1000Xシリーズ。ただ、ヘッドホンの装着感は個人差が大きく表れる部分なので、購入を検討する際には事前に試着してみることを強くおすすめします。

 

マーク4は本体をコンパクトに折り畳んで専用ケースに収納できるポータビリティの良さが魅力です。マーク5では本体の折り畳み機構が一段階簡略化(フラットにしかならない)されてしまいましたが、マーク6では再びマーク4の機構に戻っています。

↑左側マーク4と同じように、右側マーク6も本体をコンパクトに折り畳めるデザインです。

 

さらにマーク6では専用ケースがマグネット式のバックルで素早く開閉できるようになったことが、とても魅力的に感じました。ほかにも細かなところでは電源ボタンが大きく・押しやすくなっているなど、操作性の面でも随所に改善が図られています。

↑ケースはマグネットのバックルにより素早く開閉できます。

 

すぐに買い替えは不要。でも買い増しはアリ

現在、動作に何の不具合もないマーク4を愛用している方がマーク6に乗り換える必要があるかと聞かれたら、筆者はすぐには不要と答えます。マーク4もすごく優秀なワイヤレスヘッドホンだからです。

 

ただ、サウンドやノイズキャンセリングについては着実に進化したことがわかるほどにWH-1000XM6は革新的です。発売後にぜひ試聴して、好みに合うようであれば「買い増し」する方向で新旧1000Xシリーズを味わい尽くしてみてください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

Nothing、初のオーバーイヤーヘッドホン「Headphone (1)」を7月1日発表へ

Nothingのカール・ペイCEOは、同社初となるオーバーイヤー型ヘッドホン「Nothing Headphone (1)」を、2025年7月1日に発表することを明らかにしました。

↑Appleの上を行くヘッドホンが出る?(画像提供/Sophia Stark/Unsplash)

 

ペイ氏は英ロンドンで開催されたクリエイティブ系フェスティバル「SXSW London」に登壇し、この新製品について「オーディオの品質をレベルアップさせるNothing社の取り組みの一環になる」と自信を示しました。

 

正式発表は、同日発表予定の次期フラッグシップ・スマートフォン「Nothing Phone (3)」と並んで行われる見通しです。

 

このオーバーイヤーヘッドホンについて同社は以前にも「AirPods Maxよりも優れていると思います」とアピールしており、高い音質とデザイン性の両立を強調してきました。ただし、現時点では公式な製品画像などはまだ公開されていません。

 

信頼性の高いリーカーとして知られる@MysteryLupin氏は、この製品が米国市場では9月下旬に発売され、価格は299ドル(約4万3000円※)になると予想しています。AirPods Maxの米国価格は549ドルのため、それよりも大幅に安くなりそうです。

※1ドル=約144円で換算(2025年6月10日現在)

 

Source: LinkedIn

via: 9to5Google

高級感のある新色登場! テクニクス「EAH-AZ100」にシャンパンゴールドが追加

パナソニックは、高音質と快適な装着性を両立したテクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」の新色として「シャンパンゴールド」を2025年6月中旬に発売します。実売価格は3万9600円(税込)。

「EAH-AZ100」(シャンパンゴールド)

 

記事のポイント

完成度に定評のあるテクニクス「EAH-AZ100」に新色が登場。淡いゴールドの色味がスタイリッシュな印象で、プレゼントにしても喜ばれそう。

 

「EAH-AZ100」は、2025年1月に発売されたテクニクスのワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル。カラーはこれまでブラックとシルバーの2色を展開していましたが、新色シャンパンゴールドが追加されます。シャンパンゴールドは、高級感のある色味と質感に仕上げられており、肌になじみやすく、洗練された佇まいが特徴です。

↑ブラックとシルバー

 

「EAH-AZ100」は、完全ワイヤレスイヤホンの業界で初となる磁性流体ドライバーの搭載により、低域から高域の広帯域において臨場感・躍動感あふれるクリアな高音質を実現。また、長時間の装着でも疲れにくい独自の新「コンチャフィット」形状を採用しており、高音質で快適な着け心地により音楽に没入できます。

 

さらに、周囲の環境にあわせノイズを効率的に除去する業界最高クラスの新開発「アダプティブノイズキャンセリング」を搭載。ビジネスシーンでのニーズに応え、通話性能を高める新開発「Voice Focus AI」も搭載。AIを用いて受話時に通話相手のノイズも除去することで、双方向共にクリアで高品位な通話品質を実現しました。リモートワークや語学学習などで快適に使用できます。

 

テクニクス
完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」
発売日:2025年6月中旬
実売価格:3万9600円(税込)

仕事にもスポーツにも使える万能イヤホン! パナソニック初のオープン型TWS「RB-F10D」

パナソニックは、同社初のオープン型完全ワイヤレスイヤホン「RB-F10D」を2025年6月中旬に発売します。カラーはクリームとブラックの2色。実売予想価格は1万3900円前後(税込)。

オープン型完全ワイヤレスイヤホン「RB-F10D」

 

記事のポイント

耳掛け式のオープン型イヤホンは、耳を塞がず“ながら聴き”にも適しています。また、耳にしっかりフィットするので運動時の使用もオススメ。

 

近年、通信環境の発達や映像・音声の配信サービス拡充により、音楽視聴やリモート会議、日常の移動中や家事をしながらなど、様々なシーンでワイヤレスイヤホン使用のニーズが高まっています。

 

本製品はパナソニック初の耳をふさがないオープン型の耳掛け式を採用した完全ワイヤレスイヤホンです。周囲の音も自然に聞き取ることができ、長時間使用しても疲れにくい快適な装着性を実現し、音楽や通話を楽しみながらの家事やスポーツ、ビジネスシーンまで幅広い用途での使用が可能です。

 

音質については、17mm x 12mmの大口径ドライバーの採用により、クリアな音質を実現。さらに、約7時間の連続再生や、2台の機器と同時接続でスムーズな切り替えができる「マルチポイント接続」に対応など、日常使いでの高い利便性を兼ね備えています。

 

マイクを内蔵しており外出先でのオンライン会議など、周囲の雑⾳が多い環境でもENC (環境ノイズキャンセリング) により、快適な通話を実現します。

 

充電ケースは取り出しやすさに配慮した縦型収納のデザインを採用。イヤホン本体はIPX4相当の防滴性能を備えており、キッチンでの料理中や、汗を流すスポーツシーンでも使⽤できます。

 

パナソニック
完全ワイヤレスイヤホン「RB-F10D」
発売日;2025年6月中旬
実売予想価格:1万3900円前後(税込)

最大50時間再生を誇る、Marshallのポータブルスピーカー!独自の全方位サウンドを採用した「Kilburn III」

スウェーデンの名門オーディオブランド「Marshall(マーシャル)」が、ポータブルスピーカー「Kilburn」シリーズの最新モデル「Kilburn III」を、5月28日からECサイトで販売しています。7月下旬には小売店でも発売予定です。従来モデル「Kilburn II」の再生時間を2倍以上に延長し、音響性能もブラッシュアップしています。

 

記事のポイント

ロックミュージックのアイコンとも言えるMarshallアンプ。Marshallが長年培ってきたサウンド技術とデザイン哲学を、現代のライフスタイルに合わせて進化させたポータブルスピーカーが「Kilburn III」と言えるでしょう。ポータブル充電器としても使えるので、音楽を楽しむだけでなく、緊急時のライフラインとしても頼りになる一台です。

「Kilburn III」は、単なるマイナーチェンジではありません。製品マネージャーのHanna Wallner氏が「当社の製品ラインナップの革新的な進化を示しています。完全に再設計された音響デザインとなっているのです」と発表資料にコメントを寄せているように、サウンド、バッテリー、使い勝手の全てにおいて大幅な向上が図られています。

 

特徴の一つが、最大50時間のポータブル再生時間。例えば朝、寝室で音楽を流し始め、日中はリビングや書斎へ、そして夜はバルコニーでアンコールを楽しむ――そんな音楽漬けの1日でも、バッテリー残量を気にする必要はほとんどなさそうです。週末のアウトドアやキャンプなど、電源の確保が難しい場所でも安心して使えますね。

 

どこにいても特等席! Marshall独自のマルチディレクショナルサウンド

Marshall独自のマルチディレクショナル(全方位)サウンド設計により、スピーカーの周囲360度、どこにいても均一で迫力のあるサウンドを体験できます。これは、部屋のレイアウトやリスニングポジションを選ばない大きなメリット。改良されたチューニングと広帯域のスピーカードライバーが、豊かで丸みのある中音域、クリアな高音域、そして深みのある低音域を実現し、Marshallならではの臨場感あふれる立体的なサウンドを楽しめます。

 

IP54等級の防塵・防滴性能を備えているので、屋外でも使えます。キッチンでの水はねや、屋外での急な小雨、パーティー中に飲み物をこぼしてしまったといったアクシデントにも強くなりました。リビングだけでなく、庭でのバーベキューやガレージでのDIY時など、よりアクティブなシーンでの使用も安心ですね。

 

クラシックかつ洗練されたデザインでいて、直感的な操作性

Marshallアンプの伝統を受け継ぐ、クラシックな外観は健在。ギターアンプを彷彿とさせる堅牢なグリル、手触りの良いベルベット縁のストラップ、そしてアナログな操作感が心地よいロータリーノブなど、細部にまでこだわりが息づいています。

 

トップパネルのコントロールノブでは、電源のオン/オフ、音量に加え、低音と高音も調整できます。これにより、再生する楽曲や好みに合わせてサウンドを細かくカスタマイズできます。「M」ボタンを使えば、プリセットされたイコライザー設定に素早くアクセスすることも可能です。

 

Marshall Group
Marshall Kilburn III
価格: 5万9990円(税込)

Qi2対応の防水Bluetoothスピーカーがこの価格で!? マグネットで簡単取り付け「CIO Portable Bath Speaker」

お風呂でのリラックスタイムを、手ごろな価格で充実させられそうなアイテムが登場しました。 CIOが、防水Bluetoothスピーカー「CIO Portable Bath Speaker」のプロジェクトを、Makuakeで6月3日にスタート。マグネットでの簡単取り付けや、最新のQi2ワイヤレス充電に対応します。

 

記事のポイント

CIOといえば、モバイルバッテリーや充電器など、機能性とデザイン性を両立させたデジタルガジェットで人気のメーカー。そんな同社が新たに送り出す「CIO Portable Bath Speaker」は、「毎日のお風呂時間をもっと楽しく!」をコンセプトに開発されました。

 

マグネットで場所を選ばない設置スタイル

スピーカー背面にマグネットが内蔵されているので、磁石が付く浴室の壁面であれば、工具などを使わずにペタッと簡単に取り付けられます。自分の好きな位置に固定できるため、音が聞き取りやすく、操作もしやすい場所に設置できるのがうれしいですね。

↑本体は無駄を削ぎ落としたシンプルなシルエット。流行に左右されないミニマルなデザインは、どんなインテリアや持ち物にも自然と馴染み、設置場所を選びません。

 

バススピーカーとして欠かせない防水性能は、IPX7規格に準拠。これは「深さ1mの水中に30分間浸しても浸水しない」というレベルで、シャワーの水しぶきはもちろん、万が一浴槽に落としてしまっても安心です。

※使用後は軽く水分を拭き取って乾かすことが推奨されています。

 

もちろん、バスルーム以外でも使えます。キッチンでレシピ動画を見ながら料理をする際や、ガレージで作業中のBGM、さらにはMagSafe対応の充電器に取り付けてデスク周りをスッキリさせるなど、アイデア次第で活用シーンは無限大です。

※購入前に、設置したい場所の壁面がマグネットに対応しているか確認することをおすすめします。

 

置くだけ充電! 最新規格「Qi2」対応でスマートチャージ

充電方式も現代的です。本製品は最新のワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」に対応。Qi2対応の充電器があれば、スピーカーをポンと置くだけで充電が開始されます。ケーブルの抜き差しという一手間から解放されるのはありがたいですね。ここでもマグネットで位置が固定されるため、充電効率も安定しそうです。

 

もちろん、USB Type-Cポートも1基搭載しているので、有線での充電も可能です。同社の「NovaWave SPOT PLUG+C」のような壁コンセント一体型充電器と組み合わせれば、バッテリー残量を気にせず連続再生も楽しめるとのこと。

 

家中どこでも、アウトドアでも! 持ち運びやすいサイズ感

本体重量は約160gと軽量で、手のひらに収まるコンパクト設計も魅力。リビングでのくつろぎ時間、デスクでの作業中、キッチンでの調理中、寝る前のBGMなど、家の中の好きな場所に手軽に持ち運んで音楽スポットを作り出せます。

 

さらに、このコンパクトさはアウトドアシーンでも活きます。ウエストポーチにも余裕で収まるため、旅行や出張先のホテルでのリラックスタイムや、ピクニック、バーベキュー、キャンプのテント内BGMとしても活躍してくれるでしょう。

 

途切れないサウンド体験と長時間再生

接続にはBluetooth 5.3を採用。電波干渉を抑え、より安定した接続を実現し、音楽再生中の音切れを低減します。一度ペアリングしたデバイスは記憶されるため、スマートフォンやタブレットなど、複数のデバイスからの接続切り替えもスムーズです。

 

内蔵バッテリーは1800mAhで、音量50%時で約8時間の連続再生が可能。一日の様々なシーンで、充電切れを気にせず音楽を楽しめます。スピーカー本体の満充電は約180分で完了します。

 

2台で臨場感アップ! ステレオ再生にも対応

「CIO Portable Bath Speaker」を2台用意すれば、音の広がりが増し、より立体的で臨場感あふれるサウンドを楽しめます(※ステレオ再生を使用する場合は、接続時に設定が必要です)。

 

CIO
CIO Portable Bath Speaker
プロジェクトページURL:https://www.makuake.com/project/cio_portable_bath_speaker/

全方位に進化したAVIOTのハイエンドイヤホン「TE-J2」。HYDEコラボモデルも登場

プレシードジャパンが運営するオーディオブランド「AVIOT」は、ハイエンドライン“Jシリーズ”の完全ワイヤレスイヤホン「TE-J2」と、「TE-J2」をベースモデルとしたHYDE氏とのコラボモデル「TE-J2-666」を発表。2025年5月29日(木)10時より予約受付を開始しました。

 

記事のポイント

2種類のドライバーを組み合わせた「ハイプレシジョン2wayドライバー」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。前モデルに比べて充電ケースがコンパクトになり、持ち歩きやすくなっています。HYDEコラボモデルは本人の録りおろしボイスガイダンスを収録したファン注目の仕様です。

 

「TE-J2」は、11mmピエゾドライバーと10mmダイナミックドライバーを組み合わせた“ハイプレシジョン2wayドライバー”を搭載し、艶やかな中高域とゆとりある重厚な低音によって、楽曲の空気感までも鮮やかに描写。

「TE-J2」

 

↑“ハイプレシジョン2wayドライバー”を搭載。

 

また、“Jシリーズ”において象徴的な人工皮革素材を用いたファッション性の高いデザインはそのままに、前モデルと比較しチャージングケースを大幅に小型化し、デザイン性とコンパクトネスの両立を実現しています。

 

このほか、アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング、LDAC、3Dスペーシアルオーディオ、イヤホン本体で約12時間、チャージングケース併用で約52時間のロングスタミナを備え、様々なシーンで“Jシリーズ”ならではの音楽体験を提供します。

 

本人ボイスを収録したHYDEコラボモデルも

「TE-J2-666」は、「TE-J2」をベースモデルとし、プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE氏本人が監修。さらにイヤホンの操作をアシストする音声も新規に収録したコラボレーションモデルです。

 

HYDE氏の音楽への情熱を込めたオリジナルサウンドチューニングは、HYDE氏のファンはもちろん、音楽を愛する方すべてにお楽しみ頂きたい仕上がりです。完全新規録り下ろしボイスは、イヤホンの起動/終了や端末との接続状況を告知する「ボイスガイダンス」に加え、いつでも好きなタイミングで聴ける「ランダムボイス」を搭載。AVIOTとHYDE氏のこだわりを突き詰めた、唯一無二の1台です。

「TE-J2-666」

 

 

AVIOT
「TE-J2」
2025年5月29日予約受付開始
実売価格:3万3000円(税込)

 

AVIOT
HYDEコラボモデル「TE-J2-666」
2025年5月29日予約受付開始
実売価格:3万9660円(税込)

HYDEコラボモデルも登場! AVIOT“Jシリーズ”初のワイヤレスヘッドホン「WA-J1」

プレシードジャパンが運営するオーディオブランド「AVIOT」は、ハイエンドライン“Jシリーズ”初のオーバーヘッドタイプ「WA-J1」と、「WA-J1」をベースモデルとしたHYDE氏とのコラボモデル「WA-J1-666」を合わせて発表。2025年5月29日(木)10時より予約受付を開始しました。

 

記事のポイント

3種類のドライバーを搭載した世界初の「トライブリッド3ドライバー」に加え、立体音響効果をダイヤル操作で調整できる「アドバンスド・3Dスペーシアルオーディオ」などの先進機能を備えたワイヤレスヘッドホン。注目のHYDEコラボモデルは、本人による録りおろしのボイスガイダンスや、赤と黒を基調としたデザインなど、ファンにはたまらない仕様となっています。

 

「WA-J1」は、世界初となる、ピエゾドライバー1基、平面磁気駆動型ドライバー1基、ダイナミックドライバー1基の、3種3基からなる“トライブリッド3ドライバー”システムを搭載し、圧倒的な情報密度とこれまでにない音響性能を実現。

「WA-J1」

 

↑世界初の「トライブリッド3ドライバー」システムを搭載。

 

さらに、マルチコントロールダイヤルの操作により、立体音響効果を調整できる「アドバンスド・3Dスペーシアルオーディオ」を搭載。AVIOT独自の頭外定位アルゴリズムで前方定位を定位させる空間の広さをチューニングし、デッドな空間での定位から反響のある空間までをダイヤル操作で変更可能に。使用者自身が楽曲やコンテンツに応じて音場の立体感を調整する新しい音楽体験を提供します。

↑マルチコントロールダイヤルの操作により、立体音響効果を調整できる「アドバンスド・3Dスペーシアルオーディオ」。

 

外からのノイズを検出する「フィードフォワード」マイクと、ヘッドホンの内側のノイズを検出する「フィードバック」マイク、通常の2倍の左右計4基のマイクを併用するハイブリッドアクティブノイズキャンセリングがさらに進化。周囲の状況に応じて騒音抑制の強度を自動的に調整する“アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング”により、電車や車の走行音、街中の雑踏や人の話し声といった環境音を大幅に軽減し、音楽や動画を楽しむ際にはもちろん、仕事や勉強に集中したい時にも最適です。

 

このほか、高音質コーデックLDACやLC3コーデック(アップデートにて対応予定)に対応。約140時間のロングスタミナを実現し、音質・デザイン性・機能性すべてを備えたワイヤレスヘッドホンの新境地です。

 

HYDE監修のコラボモデルも登場

「WA-J1-666」は、「WA-J1」をベースモデルとし、プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE氏本人が監修。さらにヘッドホンの操作をアシストする音声も新規に収録したコラボレーションモデルです。

 

HYDE氏の音楽への情熱を込めたオリジナルサウンドチューニングは、HYDE氏のファンはもちろん、音楽を愛する方すべてにお楽しみ頂きたい仕上がりです。さらに、完全新規録り下ろしボイスは、イヤホンの起動/終了や端末との接続状況を告知する「ボイスガイダンス」に加え、いつでも好きなタイミングで聴ける「ランダムボイス」を搭載。AVIOTとHYDE氏のこだわりを突き詰めた、唯一無二の1台です。

「WA-J1-666」

 

 

さらに、「WA-J1」の発売に合わせ、新アプリ「AVIOT Connect」がリリースされます。ユーザーインターフェースとデザインを、より使いやすく、分かりやすく一新。現行の「AVIOT SOUND ME」と比較し、動作安定性や接続性が大幅に向上致します。「AVIOT Connect」は順次、過去発売のモデルにも対応予定です。

 

AVIOT
「WA-J1」
2025年5月29日予約受付開始
実売価格:3万9600円(税込)

 

AVIOT
HYDEコラボモデル「WA-J1-666」
2025年5月29日予約受付開始
実売価格:4万6260円(税込)

ソニーフラッグシップヘッドホン「WH-1000XM6」発売、音質もノイキャン性能も極めて高い

高音質、高いノイズキャンセリング性能、優れた使い勝手と、フラッグシップらしい隙のない製品が登場しました。とにかくいいヘッドホンがほしい人にピッタリかもしれません。

 

ソニーは、最新ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM6」を5月30日に発売しました。直販サイトでの価格は5万9400円(税込)です。

記事のポイント

専用設計のドライバーに加えて、著名なサウンドエンジニアとチューニングした音が特徴。「アーティストの意図した音」がどのように聴こえるかが注目です。また、ノイズキャンセリング性能はまたしても進化。完成度の高いヘッドホンといえそうです。

音質を調整するために、世界的に著名な音楽制作スタジオ「Sterling Sound」「Battery Studios」「Coast Mastering」のサウンドエンジニアと製品をテスト。アーティストの意図する音を繊細な表現部分まで再現し、高音質に仕上げたといいます。

 

ドライバーは、軽量かつ高剛性なカーボンファイバーコンポジット素材を採用したドーム部と、穴あきのボイスコイルボビン構造を採用した専用設計。ボーカルや高音域の再現性を高めているそうです。

 

また、新たに「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3」を搭載し、D/A変換時における量子化ノイズを先読みして最適化することが可能。これにより、急な音の立ち上がりに対する応答性を高め、音の歪みを低減するとのこと。迫力ある低音のエネルギー感やクリアでスピード感のある音質を実現しています。

 

ノイズキャンセリング性能は1000Xシリーズ史上最強としていた従来モデル「WH-1000XM5」からさらに進化しました。従来モデルで搭載した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の約7倍の信号処理能力を持つ「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3」を搭載。また、12個の内蔵マイクでノイズを集音し、プロセッサーによってノイズを消す逆位相の音を生成することで、「世界最高クラスのノイズキャンセリング性能」を実現したそうです。

↑WH-1000XM6に搭載されているマイクのイメージ。

 

さらに、外部の騒音やヘッドホンの装着状況、気圧などの環境に合わせて自動でノイズキャンセリング特性を最適化する「アダプティブNCオプティマイザー」も搭載します。

 

通話品質も高めており、6個のマイクとAIのアルゴリズムによって、口元への指向性を高める「AIビームフォーミング技術」を搭載。ユーザーの声とそれ以外の環境ノイズを分離します。

 

このほか、ノイズキャンセリング機能の切り替えを自動化する「Scene-based Listening」や、2台の機器に同時接続できるマルチポイント接続などに対応しています。

↑折りたたみが可能で、コンパクトなケースに収納できます。

ソニー

WH-1000XM6 5万9400円

 

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音質、ノイキャン性能、装着感、全て進化! JBLヘッドホンシリーズ最上位モデル「JBL Tour One M3」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンのフラッグシップモデル「JBL Tour One M3(ツアーワン エムスリー)」を5月29日に発売します。スマートトランスミッターを付属した「JBL Tour One M3 Smart Tx(ツアーワン エムスリー スマートティーエックス)」も同時発売です。

 

記事のポイント

前モデルから着実な進化を感じさせるフラッグシップ機です。高音質を追求するオーディオファンはもちろん、優れたノイズキャンセリングや先進機能を求める人、そして日々のスタイルに上質なヘッドホンを取り入れたい人にとって、注目の選択肢となるでしょう。特にマイカ素材の新ドライバーによる音質向上と、リアルタイム補正付きNCの進化は、実際に体験してみたくなるポイントです。

 

新開発ドライバーと、磨きのかかったノイズキャンセリング

本機は、好評を博した「Tour One M2」の後継モデルとして、サウンドクオリティ、ノイズキャンセリング性能、装着感、そして機能性の全てにおいて進化を遂げた、まさにJBLヘッドホンシリーズの最上位にふさわしい一台と言えそうです。

音質の核となるドライバーには、新たにマイカ素材を採用した40mm径ダイナミック・ドライバーを搭載。これにより、従来のJBLらしいパワフルで深みのある低音はそのままに、よりクリアで伸びやかになった中高域を実現。音楽はもちろん動画コンテンツ視聴の際も、バランスの取れたワイドレンジなサウンドにより没入感を楽しめそうです。LDACコーデックにも対応し、ハイレゾワイヤレス再生が可能です。

 

ノイズキャンセリング機能も大幅に進化しました。JBLのオーバーイヤーヘッドホンとしては最多となる合計10基のマイクを搭載し、リアルタイム補正機能を強化。周囲の環境やユーザー個々の耳の形状、装着状態を瞬時に検知し、最適かつ最高のノイズキャンセリング効果を発揮するといいます。

 

さらに、イヤーカップの構造を合理的に再設計することで、耳を覆う空間を広げ、パッシブノイズキャンセリング効果と音響効果も向上させている点も見逃せません。

↑「Tour One M3(モカ)」

 

進化した空間サウンドとヘッドトラッキングで新次元の没入体験

近年注目度の高い、空間サウンド機能も進化。音楽、映画、ゲームの3つのモードごとに最適化されたチューニングが可能で、より高性能なチップセットによりアルゴリズムが最適化されています。加えて、新たにヘッドトラッキング機能を搭載。ライブ映像や映画鑑賞、スポーツ観戦などで頭の動きにサウンドが追従し、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。

 

「Auracast」対応と便利なスマートトランスミッター

最新のBluetoothオーディオ技術「Auracast」にも対応。これにより、1つの「Auracast」対応トランスミッターから、複数の「Tour One M3」や対応イヤホン・スピーカーへ同時に音声をブロードキャストでき、友人や家族と同じコンテンツを遅延なく共有可能になります。

 

同時発売の「JBL Tour One M3 Smart Tx」には、充電ケースとしても機能するスマートトランスミッターが付属します。これを使えば、Bluetooth非対応の飛行機内のエンターテインメントシステムやテレビ、ゲーム機などともUSBケーブルで接続し、「Tour One M3」でワイヤレスリスニングが可能になります。利用シーンを大きく広げてくれる便利な機能です。

↑「Tour One M3 Smart Tx」

 

充実の基本性能と選べるカラー

バッテリー性能も優秀で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)オフ時で最大約70時間、ANCオン時でも最大約40時間の長時間再生を実現。5分の充電で約5時間再生可能な急速充電にも対応しています。AIノイズ低減アルゴリズムによるクリアな通話品質、DAC内蔵による有線接続時のロスレスオーディオ再生、最大2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント機能など、日常使いでの利便性も高められています。

 

カラーは「JBL Tour One M3」は定番のブラック、落ち着いたモカに加え、公式サイト限定カラーとして洗練されたブルーをラインアップ。フォーマルからカジュアルまで、スタイルに合わせて選べますね。「JBL Tour One M3 Smart Tx」はブラックのみです。

 

ハーマンインターナショナル
JBL Tour One M3
価格:4万9500円(税込)

JBL Tour One M3 Smart Tx
価格:5万7200円(税込)

音質と通話品質も進化! デザインが目を引く完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 6」

連日のように新製品が登場する完全ワイヤレスイヤホンですが、耳の穴に入れ込むインナーイヤー型だと見た目の印象は同じになりがち。そんな中、デザイン性で違いがわかりやすいのが「HUAWEI FreeBuds」シリーズです。

 

ファーウェイ・ジャパンはシリーズ最新モデル「HUAWEI FreeBuds 6」を発表しました。市場想定価格は2万1780円(税込)で、発売は6月3日。発表会で製品の概要を見てきたので、レポートしていきます。

↑ホワイト、パープル、ブラックと3色をラインアップするHUAWEI FreeBuds 6。

 

HUAWEI FreeBuds 6は、ほかのイヤホンにはないデザイン性、音質、通話品質の3つを特徴とする製品です。デザインは前モデル「HUAWEI FreeBuds 5」から引き続き、水滴を連想させる形状を採用。それでいてイヤホン本体が前モデルから約9%軽くなったうえに、約12%小さくなっています。

↑水滴デザインは公式でもアピールしています。

 

↑小型軽量を実現したイヤホン本体。

 

また、人間工学に基づいて約1万回のシミュレーションを実施して設計することで、フィット感を高めています。付属のイヤーチップでよりフィットするよう調整もできます。

 

音質面では、11mmのデュアルマグネットドライバーユニットに加え、独自開発のマイクロ平面振動板ドライバーユニットを搭載。これにより、14~48000Hzの幅広い再生周波数帯域を実現しました。デュアルマグネットドライバーも構造を見直し、前モデルに比べて低域の駆動力が約77%向上しているといいます。コーデックはL2HC/LDAC/AAC/SBCに対応しています。

↑迫力のある低音を鳴らすデュアルマグネットドライバーユニット。

 

通話は、トリプルマイクと高性能な音声認識を実現する骨伝導センサーによって、ノイズリダクション性能が進化。イヤホンを装着している人の声をピックアップし、AIのアルゴリズムが周囲の雑音と声を切り分けることで、騒がしい環境下でも相手にクリアではっきりとした声を届けるとしています。

 

アクティブノイズキャンセリング機能も搭載。トリプルマイクが周囲の雑音と外耳道内のノイズを検知するうえに、装着状態や外耳道内の状態を把握することで、最適な音量やノイズキャンセリングを調整するとのこと。ノイズキャンセリングのモードは、騒音のレベルに合わせて自動で変更されるため、シーンに合わせて最適なモードになるとしています。

↑イヤホンをタップするとアクティブノイズキャンセリングのオンオフが可能。

 

↑人差し指から親指より少し上の位置あたりまでがタッチ操作に対応。アクティブノイズキャンセリングのほか、音楽再生や送り、前の曲に戻る、ボリュームの上げ下げが可能です。

 

バッテリーはイヤホン単体で最大6時間(アクティブノイズキャンセリングオフ時)、充電ケースと組み合わせれば最大36時間の再生が可能です。また急速充電に対応しており、充電ケースに戻して5分間待つだけで約2.5時間(アクティブノイズキャンセリングオフ時)使用できます。

 

このほか、マルチポイント接続やIP54の防じん防水、独自アプリによるイコライザー調整などに対応しています。

↑Bluetooth接続は充電ケースを開いた状態からケースサイドにあるボタンを押してペアリング。

 

一番の特徴はやはり目を引くデザインですが、音質や通話品質も高められており、全体的な製品のレベルが上がった印象です。人とは違う完全ワイヤレスイヤホンがほしい、でもデザインだけじゃない、イヤホンとしてのパフォーマンスも求めたい、なんて人にはうってつけでしょう。

 

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【数量限定】懐かしいけど、オリジナルとはちょっと違う部分も? マクセル「UD」デザインオマージュのカセットテープ

1970~80年代にカセットテープ黄金期を支えたマクセルブランドから、往年の人気シリーズ「UD」のデザインをオマージュした新製品「UD-60A」が数量限定で登場します。電響社より5月26日に発売予定。

 

記事のポイント

音楽専用の磁性体を使用しており、大切な楽曲の録音・再生にも応える品質を追求。デザインは完全復刻というわけではなく微妙な違いもあるそう。その違いを見つけてみるのも面白いかも。かつてエアチェックに勤しんだオーディオファンにとっては懐かしく、若い世代にとっては新鮮なファッションアイテムともなり得そうです。

 

郷愁を誘うデザインと、信頼のサウンドクオリティ

テープの磁気パターンをイメージしたとされる象徴的なタテ模様のデザインは、当時のラジカセやカセットデッキにセットした時の高揚感を思い出させてくれるかもしれません。

もちろん、見た目だけではありません。本製品は音楽専用の磁性体を使用しており、大切な楽曲の録音・再生にも応える品質を追求しています。さらに、カセットテープの出し入れがしやすい「出し入れ楽々厚型ケース」を採用している点も、日常的な使い勝手を考慮した嬉しい配慮と言えるでしょう。なお、ラインアップは最も汎用性の高い60分テープのみとなっています。

 

電響社の発表資料によれば、このデザインは「当時のUDシリーズと完全に同一というわけではないものの、そのエッセンスを現代に蘇らせることを目指した」とのこと。当時のオリジナルを知る方にとっては、その違いを探してみるのも一興かもしれません。

 

電響社
マクセル UDカセットテープ「UD-60A」
価格:オープン

フルサイズミラーレス一眼「LUMIX S9」に新色チタンゴールド追加。Wレンズキットも登場

パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S9」の広角ズームレンズキットに新色チタンゴールドを採用した「DC-S9N-N」を2025年6月下旬より発売します。また、広角ズームレンズ(S-R1840)・標準単焦点レンズ(S-S50)付属のWキット「DC-S9W(-K/-S/-D)を2025年6月中旬より発売します。

「LUMIX S9」(チタンゴールド)

 

記事のポイント

コンパクトで持ち歩きしたくなるフルサイズミラーレス一眼「LUMIX S9」に、クラシックカメラのような佇まいの新色チタンゴールドが登場。幅広いシーンで使える広角ズームレンズ付きのキットなので、買ったその日からバシバシ撮影できます。既存カラーには、初となる標準単焦点レンズ付きのWレンズキットも発売されます。

 

「LUMIX S9」は、階調豊かで自然な描写性能や手ブレ補正、高速・高精度な像面位相差AFなどの基本性能に加え、スマートフォンアプリ「LUMIX Lab」を活用することで多彩な撮影が楽しめるのが特徴。持ち歩きに便利なフラットデザインのボディは小型・軽量サイズを実現し、本格撮影や日常のスナップカメラとして活用が可能で、機動力と利便性も兼ね備えています。

 

新色チタンゴールドは、深みのあるチタンゴールドとエクステリアにダークブラウンの落ち着いた色彩を採用。ボディのチタンゴールド塗装は、質感への徹底的なこだわりに基づき、従来のメタリック塗装とは異なる3層の塗装により、深みのある金属光沢と角度によって繊細に変化する豊かな表情で上品な陰影を実現しています。

※LUMIX S9新色「チタンゴールド」は広角ズームレンズキット(Nキット)のみの発売となります。

 

また、既存カラーのボディ(ジェットブラック、ダークシルバー、キャメルオレンジ)に、超広角18mmスタートの世界最小・最軽量ズームレンズ「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」(S-R1840)に加え、S9キットとして初めて大口径標準単焦点レンズ「LUMIX S 50mm F1.8」(S-S50)が付属のWキットが新たに発売されます。広角を活かしたダイナミックな風景からスナップショット、ポートレートまで幅広い撮影シーンに対応するWレンズキットです。

 

パナソニック
フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S9N-N」(新色チタンゴールド 広角ズームレンズキット)
2025年6月下旬より発売
実売価格:オープンプライス

Wi-Fi接続で音が良くなる?完全ワイヤレスイヤホンの最先端「Xiaomi Buds 5 Pro」レビュー

世界的なシェアを誇る総合家電メーカー、Xiaomi(シャオミ)から気になる完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

 

その名も「Xiaomi Buds 5 Pro」。通常のBluetooth接続モデル(税込2万4980円)に加えて、最新技術であるWi-Fi接続に対応した上位モデル(税込2万7980円)もラインナップされています。「イヤホンをWi-Fi接続するってどういうこと?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

果たして従来のモデルと何が違うのか、実機を使ってチェックしていきます。

↑Xiaomiの完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」(Wi-Fi版)を、スマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」と組み合わせてテストします。

 

基本的な性能をチェック。マルチドライバー&強力NCを搭載

まずはBluetooth版、Wi-Fi版共通のスペックを見ていきましょう。イヤホンのユニット構成は、11mmデュアルマグネットドライバー/プラナードライバー/セラミックトゥイーターを同心円状に配置した、同軸型トリプルドライバーを採用。これをデュアルアンプで駆動するという、贅沢な設計になっています。

↑トリプルドライバーを搭載していることもあり、本体サイズは少し大きめ。ノズルは人の耳の形状にあわせた楕円形を採用しています。

 

ノイズキャンセリング性能は最大55dBと強力で、さらに5kHzの高帯域幅に対応したことで、その静寂性をより高めたとのこと。実際に試してみると、周囲の騒音がスッと静まり、音楽に集中できる環境を作り出せました。効き具合はマルチレベル(20段階)で調整でき、周囲の環境に応じて自動調整してくれるアダプティブノイズキャンセリング機能も備えているので、好みにあわせて設定できるのもポイントです。

↑スマートフォンからノイズキャンセリングのレベルや、イコライジング設定が行なえます。

 

イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズを付属。デフォルトではMサイズが装着されていますが、やや大ぶりな本体形状のため、普段よりワンサイズ小さめを選んでもフィット感が高まりそうです。

↑イヤーピースは4サイズ用意。フィットしているかどうか、スマートフォンからテスト音声を流して確認することもできます。

 

このほか、環境に応じて音を自動調整するアダプティブサウンド、周囲の騒音レベルにあわせて音量を自動調整するアダプティブボリュームなどの先端機能を搭載。さらに、イコライジング機能からはハーマンとのコラボレーションで生まれた「Harman AudioEFX」および「Harman Master」モードを選択できます。

↑ハーマンがチューニングした音声モードを利用できるのも、Xiaomi Buds 5 Proのポイントの1つ。

 

BluetoothコーデックはSBC/AACのほか、aptX Lossless/aptX Adaptive/LC3をサポート。LE Audioにも対応しています。そして、Xiaomi HyperOS搭載スマートフォンのXiaomi Earbudsアプリと連動すれば、最大4時間の録音が可能なのも特徴です。20の言語のAI翻訳と文字起こしもできるというので、Xiaomi製スマホと組み合わせてビジネスシーンでの活用を考えてもいいでしょう。

 

Wi-Fi版の広帯域を活用した高音質伝送が可能。ただし条件に注意

ここまでで、Xiaomi Buds 5 Proが十分な機能を備えたモデルということがわかりますが、最大の特徴となるのがWi-Fi版の存在です。

 

このWi-Fi版では、対応スマートフォンと組み合わせることで、BluetoothではなくWi-Fiによるワイヤレス接続が可能となります。これにはQualcommの最新技術である「XPAN」が用いられ、現時点では「Xiaomi 15 Ultra」との組み合わせでのみ実現できます

↑難しい操作は必要なく、スマートフォンでWi-Fiモードをオンにすれば接続が切り替わります。

 

Wi-Fi接続のメリットは「最大96kHz/24bitのロスレス伝送が可能」であること。最大4.2Mbps(Bluetooth版では最大2.1Mbps)の広帯域伝送による、音質の向上がWi-Fi版の最大の特徴と言えるでしょう。

 

なお、XPANは将来的には192kHz/24bit伝送や、低遅延ゲーミング、アクセスポイント経由でホームネットワークに接続することも可能になる予定とされていますが、Xiaomi Buds 5 Proがそれに対応するかは未定。ファームウェアアップデートでのサポートを期待したいところです。

 

可能なら絶対にWi-Fi接続で聴きたい!

それでは、実際に音質をチェックしていきます。

 

まずは通常のBluetooth接続(aptX Adaptive)で試聴してみました。基本的な音質傾向としては、若干低域が主張していますが、中域と高域にも密度感があるのでバランスが取れています。楽曲全体を量感のある低域が盛り上げて、楽しく聴かせてくれるようにまとめられているイメージです。音の質感がマイルドなこともあり、耳あたりがよい聴き心地と言えます。

↑「Xiaomi Buds 5 Pro」(Wi-Fi版)のサウンドを確認していきます。

 

ひととおり試したところで、接続をWi-Fiに切り替えてみます。すると、Bluetooth接続の宿命とも言える解像感の物足りなさが、かなりの部分まで解消されたことがはっきりとわかりました。これに伴って、クリアさが向上して高域はより伸びやかになり、音の消え際の余韻が生まれ楽曲に奥行きが出る、などポジティブな変化が起きています。エネルギーバランスにも変化があり、パッと聴いた際の派手さはBluetooth接続にありますが、Wi-Fi接続の方が上質な印象を受けました。Wi-Fi接続が可能な環境であれば、こちらを選ばない理由はなさそうです。

 

ということで、Wi-Fi接続でさらに聴き込んでいきましょう。ボーカルをハリよく再現してくれるため、ポップスはお手の物といったところ。近年の流行であるハイトーンなボーカルを伸びやかに再現してくれるところもグッド。バックの楽器音と完全に切り分けるというよりは、音の輪郭を保ちながらグルーヴ感を持って鳴らすような表現なので、バンドサウンドやエレクトロ系の音数が多い楽曲と特にマッチしそうです。

 

さらに言うなら、重心の低い再生音は、たとえば米津玄師「KICK BACK」やAdo「阿修羅ちゃん」など低域が響くほどカッコいい楽曲に向いています。一方で爽やかなMrs.GREEN APPLE「ライラック」のような楽曲は、軽やかさよりも骨太なロックテイストが感じられるようになるなど、好きな楽曲を聴き直してみるとまた違った印象を楽しめそうです。

 

空間性を感じられる描写性能は、インストゥルメンタルやピアノ+ボーカルといったアンビエントな楽曲でも力を発揮します。ノイズキャンセリングを組み合わせて、ゆったりと音楽に浸かるような聴き方もオススメです。

 

最新技術が生み出すサウンドは一聴の価値あり

Xiaomi Buds 5 Proの音質は、モニターライクというよりは、日常使いで気持ちよく音楽を聴くことのできるタイプです。強力なノイズキャンセリング性能、そして将来性もあるWi-Fi接続機能と、しっかりとした個性を備えていることを考えれば、注目に値するでしょう。

 

完全ワイヤレスイヤホン市場が成熟してきたいま、価格帯で考えると、ほかにも多機能&高音質なモデルの選択肢はあります。けれど、もしスマートフォンにXiaomi 15 Ultraや、今後増えるであろうWi-Fi接続対応モデルを利用するのであれば、Xiaomi Buds 5 Pro(Wi-Fi版)は一気に最有力候補に躍り出てくるはず。最新技術の恩恵で得られるサウンドを、ぜひ体験していただきたいです。

超軽量の高機能スピーカー、お値段なんと1628円!? ゲオ限定、Bluetooth対応のポータブルスピーカー

ゲオストアは、直径約4.5cm、重さ56gのBluetoothスピーカー「ポータブルスピーカー mini(GRFD-SPK SM1)」を発表しました。ゲオ限定商品として「ゲオオンラインストア」で5月22日より、全国のゲオショップ対象173店舗では5月23日より順次販売中。非常に求めやすい価格です。

 

記事のポイント

日常に音楽が欠かせない人にとって、「携行性」はスピーカーに求める項目として優先度が高いでしょう。充実した機能にサイズ感、魅力的な価格設定と三拍子揃っているので、「ちょっと良い音で音楽を持ち歩きたい」というライトユーザーから、サブスピーカーを探している人にまで、幅広い層にとって購入のハードルを大きく下げてくれるのではないでしょうか。

直径約4.5cm、重さ約56gというスペックは、まさに「キーホルダー感覚」という表現がぴったり。手のひらにすっぽり収まるサイズなので、カバンやリュックに忍ばせても全くかさばりません。付属のストラップを使えば、ベルトループやバッグのハンドルに取り付けて、ファッションアイテムのように持ち運べます。

 

アウトドアやキャンプ、旅行といったアクティブなシーンをはじめ、日常のあらゆる場面で音楽を手軽に楽しめますね。

 

またBluetooth5.4に対応しているので、最大約10メートルの通信距離で、スマホやタブレットなどさまざまなデバイスとスムーズかつ安定した接続が期待できます。

 

音質面では、3Wのドライバーを搭載。このサイズのスピーカーとしては十分な出力で、プレスリリースによれば「サイズ以上の音圧を実現」し、「低音から高音までバランスよく再生でき、迫力ある音質を提供する」とのこと。

 

さらに、バッテリー性能も見逃せません。内蔵バッテリーにより、最大約10時間の連続再生(※50%音量時)が可能です。通勤・通学中の音楽鑑賞から、日中のBGM利用、あるいは短期間の旅行であれば、バッテリー切れを心配せずに済みそうです。充電ポートがUSB Type-Cなのも、最近のデバイスとの親和性が高く、使い勝手が良い点と言えるでしょう。

 

カラーバリエーションは、ベーシックなブラック、落ち着いた印象のグレーに加え、アクティブなターコイズ、そして鮮やかなオレンジの全4色展開。自分のスタイルや好みに合わせて選べますね。

 

ゲオストア
ポータブルスピーカー mini
価格: 1628円(税込)

ビクターからファッション感覚で“着こなす”完全ワイヤレス「HA-A22T」登場

JVCケンウッドは、Victorブランドより、ファッション感覚で“着こなす”デザインを追求した完全ワイヤレスイヤホン「HA-A22T」を2025年6月上旬に発売します。カラーは、ニュアンスカラーのモカ、アイスブルー、パープルと、ベーシックカラーのホワイトとブラックの5色。実売予想価格は9900円前後(税込)。

完全ワイヤレスイヤホン「HA-A22T」

 

記事のポイント

完全ワイヤレスイヤホンは、単に音楽を聴くためのオーディオデバイスだけにとどまらず、身に着けてオシャレを楽しむファッションアイテムとしても注目を集めています。この「HA-A22T」は、5色のカラフルなカラーバリエーションに加え、シアー(透け感)なデザインの充電ケースが特徴。ストラップ付きなので、カバンやキーホルダーにつけてアクセサリーのように持ち運べます。

 

本機は、イヤホン本体と一緒に充電ケースもファッションの一部として、いつでも“着こなす”デザインを追求。充電ケースは、コンパクトで丸みのあるフォルムで、トレンドを意識して透け感のあるシアーなデザインを採用しています。さらにストラップ付きで、カラビナやリングなどを使って、バッグの持ち手やベルトループ、キーホルダーなどに掛けていつでも持ち歩けます。

↑シアー感のある充電ケース。

 

↑カバンなどに取り付けて持ち運べます。

 

イヤホン本体は、マット調のUV塗装を施し、ソフトでなめらかな肌当たりの“スフレマットな質感”と高品位なデザイン性を両立。小型・軽量のスティック型のボディは、柔らかく丸みを帯びたカーブデザインと、左右の識別もしやすい非対称デザインを採用し、耳にフィットしやすいだけでなく、イヤホンを着け外す際に指でつまみやすい形状としています。

↑スフレマットな質感のイヤホン。

 

イヤホンには高磁力ネオジムマグネットを採用した高性能6mmドライバーを搭載し、低音から高音まで全音域でバランスのよいクリアな音質を実現します。好みやシチュエーションに合わせて切り替えが可能な3つのサウンドモード「FLAT/BASS/CLEAR」で、音質を変えることも可能です。また、ゲームや動画の映像と音のずれを抑える低遅延モードも備えます。

ノイズキャンセリング機能の搭載により、内蔵マイクで集音した周囲のノイズを打ち消す信号を高精度に生成することで、ノイズを低減します。また、やわらかい素材で遮音性に優れたイヤーピースを採用し、ノイズキャンセリング効果を高めます。そのほか、イヤホンを着けたまま会話が可能な外音取り込み機能も搭載しています。

 

片耳約4.5gの軽量・小型ボディながら、本体のみで最大9時間の連続再生が可能。さらに、充電ケースによるフル充電(最大17時間)と合わせると、最大26時間の長時間再生が可能です。また、10分の充電で最大60分の再生が可能なクイック充電にも対応しています。

※ノイズキャンセリング機能のON/OFF時では再生/充電時間が変わります。

 

外出中の急な天候の変化時などに雨や水しぶきが飛んでも使用が可能なIPX4相当の防滴仕様を備えています(イヤホン本体のみ)。

 

小さな耳を含め、さまざまな耳の大きさに合わせて選べる4サイズのイヤーピースを同梱(XS、S、M、L)。オリジナルロゴステッカーも付属します。環境に配慮した、プラスチックを使用しない紙パッケージ(FSC認証紙)を採用。

 

Victor(ビクター)
完全ワイヤレスイヤホン「HA-A22T」
2025年6月上旬発売
実売予想価格:9900円前後(税込)

「スター・ウォーズ」限定モデルの耳スピ!劇中サウンドを採用した「nwm ONE Star Wars edition」

NTTソノリティは、オープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー「nwm ONE(ヌーム ワン)」の、「スター・ウォーズ」デザイン限定モデル「nwm ONE Star Wars edition」を、nwm公式ストア限定で5月1日から先行予約を受け付けています。5月28日発売予定です。

 

記事のポイント

反乱軍モデルではXウイングのエンジン始動音、帝国軍モデルではTIEファイターのレーザー音や飛行音など、お馴染みの劇中サウンドを採用しており、「スター・ウォーズ」ファンも納得のアイテムとなっています。

 

反乱軍か、帝国軍か。光と闇を纏う2つのデザイン

限定モデルは、物語における「光と闇」の対立構造をカラーリングで表現。自由と希望を象徴する「反乱軍モデル」はライトグレイ、秩序と力を象徴する「帝国軍モデル」はダークグレイを採用しています。ユーザーは、どちらの勢力に共鳴するか、自らの意志で選ぶかのような体験ができます。

 

デザイン面では、両モデル共通で左側のスピーカー部に象徴的な『STAR WARS』ロゴを配置。右側のスピーカー部には、反乱軍モデルには「Xウイング」、帝国軍モデルには「TIEファイター」のシルエットが、見る角度によってさりげなく浮かび上がるようにあしらわれています。日常使いしやすいよう、主張しすぎないミニマルデザインを維持している点も好印象です。

 

起動音も劇中サウンド! 銀河の響きを耳元で

ファンにとって嬉しいのは、音声ガイダンスにもこだわりが見られる点でしょう。反乱軍モデルではXウイングのエンジン始動音、帝国軍モデルではTIEファイターのレーザー音や飛行音など、お馴染みの劇中サウンドを採用。電源を入れるたび、まるで自分がパイロットになったかのような気分に浸れ、作品世界への没入感を高めてくれます。

 

さらに、パッケージもミレニアム・ファルコンとデス・スターが描かれた限定スリーブ仕様。開封の瞬間から『スター・ウォーズ』の壮大な物語が始まるかのよう!

 

購入者特典として、デス・スターがプリントされたオリジナルヘッドホンスタンドも付属。使わない時も、まるで戦闘機が母艦に帰還するようにディスプレイできます。

 

nwm
nwm ONE Star Wars edition
価格4万4000円(税込)

AirPods Maxでできることをほぼ網羅! JBL最新ヘッドホン「Tour One M3」レビュー

オーディオブランドのJBLから新しいワイヤレスヘッドホン「JBL Tour One M3」が発売されます。アップルが販売する8万4800円(税込)のAirPods Maxでできることをほぼすべてカバーしながら、価格は4万9500円(税込)とよりお手頃です。一体どんな製品なのか、期待のフラッグシップモデルをレポートします。

↑ノイズキャンセリング機能を搭載する最上位ワイヤレスヘッドホン「JBL Tour One M3」。カラバリは写真のブラックと、ゴールド系の「モカ」があります。

 

360度サウンドやロスレス再生対応など、最上位らしく音にこだわった

JBLのワイヤレスヘッドホンには複数のシリーズがあります。そのなかでTour Oneは音質と機能、装着感を含むデザインなどあらゆる要素にこだわった最上位のシリーズです。2021年に初代のモデルがデビューし、2023年発売の第2世代モデルM2を経て、この第3世代のM3が登場します。本機にはBluetoothオーディオトランスミッターを同梱するモデルもありますが、ヘッドホン本体の特徴から触れていきましょう。

 

まずは「サウンド」です。オーディオ機器の音質は人それぞれに好みが分かれるところですが、Tour One M3はフラッグシップモデルらしく「器の大きさ」が違います。

 

アップルのAirPods Maxは360度がサウンドに包まれるような空間オーディオ再生に対応していますが、Tour One M3にも同様の効果を楽しめる「空間サウンド」という機能があります。利用するにはヘッドホンをスマホに接続して、モバイルアプリの「JBL Headphones」から空間サウンドをオンにするだけです。

 

自然な立体感はAirPods Maxに負けていません。さらに空間サウンドの没入感を高めるヘッドトラッキング機能もあり、音響効果は「ムービー」「ミュージック」「ゲーム」の3種類から選べます。モバイルゲームのサウンドトラックやYouTubeの音声なども空間サウンドに変換されるので、斬新なリスニング感が得られます。

↑あらゆる音源で立体的なリスニングを楽しめる「空間サウンド」を搭載。音響効果は「ムービー」「ミュージック」「ゲーム」の3種類から選べます。

 

Tour One M3は“音の良さ”に対しても真っ向勝負で挑んだヘッドホンです。ワイヤレス再生はBluetoothのハイレゾ対応コーデックであるLDACが使えるので、Apple MusicやAmazon Musicで配信されているハイレゾロスレス対応のコンテンツを最大96kHz/24bitの高音質で楽しめます。

 

先日USB-Cに対応する第2世代のAirPods Maxが、ソフトウェアアップデートにより機能を追加し、USB-C接続による有線リスニングと最大48kHz/24bitのロスレスオーディオ再生に対応しましたが、Tour One M3もこれに完全対応です。

 

USB-C接続時には本体を充電しながら、音声リスニングとマイク経由の音声入力もできます。長時間に及ぶオンライン会議の際にはTour One M3があれば安心です。もっとも本機はフル充電の状態から最大40時間以上のバッテリー持ちを実現しているので、普通に使っていて不意にバッテリーが切れるピンチが訪れることはあまりないでしょう。

↑USB接続時には最大48kHz/24bitのロスレス再生に対応。AirPods Maxと同等の機能を楽しめます。

 

最初に好みの分かれどころと前置きした「音質」について、筆者がTour One M3を聴いて感じたインプレッションもお伝えしておきます。コンパクトに表現すると「鳴りっぷりがよく、明るく爽やか」です。雑味が少なく見晴らしのいい音場を再現。すべての音が引き締まって感じられます。特にボーカルや楽器の鮮やかな音色と、低音の鋭さは本機の持ち味です。筆者はアップテンポなロックやダンスミュージックを再生したときに、低音がダブつくと不満を感じてしまうので、Tour One M3のフットワークの軽さが気に入りました。

 

先述の通り、本機はハイレゾ対応のヘッドホンなので、ディティールの情報量にも富んでいます。たとえば大編成のオーケストラが演奏するアニメのサウンドトラックも、とても心地よく聴けました。筆者のおすすめは「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Original Soundtrack」の、アルバムタイトル曲とも言える「The Witch From Mercury」です。広々と描かれる音場の中で、生音がリアルに響く臨場感を味わえます。

↑iPhoneによる音楽再生もTour One M3が最高のパフォーマンスを引き出してくれます。

 

飛行機のノイズは強力に、カフェの雑音は穏やかに消音するノイキャン

Tour One M3はアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しています。本体には通話用を含む計10基のマイクを載せていますが、そのうち8基のマイクをノイズキャンセリングのために使用。ユーザーの耳の形、髪型などに影響を受ける装着状態を自動で解析しながら、最適な消音効果に常時調整するアダプティブノイズキャンセリングに対応しています。

 

そこでTour One M3のANC性能をいろんな場所で試してみました。飛行機の機内ではエンジンノイズをすっと消してくれるので、BGMの少ないシリアスなドラマやアニメのセリフが明瞭に聞き取れます。また耳に優しい音量バランスでリスニングできるため、長時間の使用にも向いているヘッドホンだと思います。

↑飛行機の中でTour One M3を試しました。継続的に鳴り響くエンジンノイズがすっと自然に消えます。

 

アプリからアダプティブノイズキャンセリングをオンにしておけば、機内、あるいは地下鉄の車内など大きなノイズに囲まれる場所ではANCのレベルを上げて、静かな場所に移動すると自動的にレベルを下げてくれます。カフェなど周りの状況によってノイズの強弱が変わる場所でも、いつも快適な消音バランスに整います。

 

外音取り込み(アンビエントアウェア)の機能ももちろん搭載しています。本体右側面のボタンをクリックすると、ANCとアンビエントアウェア、そして再生中のコンテンツの音量を下げて外音取り込みに集中するトークスルーが切り替わります。ボタン操作の方が、たとえばタッチセンサーのタップ操作と比べて迷わず瞬時に対応できるので、筆者は本機の仕様が好みに合っていると感じました。

↑ノイキャンと外音取り込みは本体のボタン操作で素早く切り替えられます。

 

消音効果はヘッドホンのフィット感とも連動しています。Tour One M3は人工皮革を使ったイヤーパッドがとても柔らかく、耳の周囲をふわっと包み込みながら、しっかり固定してくれます。ヘッドバンドの側圧(クランピングフォース)はしなやかでありながら、頭部に密着するバランスがとてもいいです。メガネはフレームの形状にもよるとは思いますが、筆者の場合イヤーパッドとぶつかって不快に感じることはありませんでした。とても装着感が心地よいヘッドホンなので、店頭などで試着だけでもしてみる価値があります。

 

空の旅に便利なワイヤレストランスミッター同梱モデルも発売

Tour One M3は本体を小さく折りたたんで、薄型の専用キャリングケースに入れて持ち運べることも、ふだん使いの快適さを高める重要なポイントです。飛行機の中に持ち込むバッグの中にもコンパクトに収まりました。ケースは内側に有線リスニング用と充電用のUSBケーブルを収納するためのポケットもあります。折りたたんで持ち運べるケースを使える「機能性重視」のスタイルは完成度が高く、いま他社のヘッドホンを使っているユーザーもTour One M3との「違い」がわかると思います。

↑スリムでコンパクトな専用ケース。ポケットにケーブル類が収納できます。

 

Tour One M3にはヘッドホン本体のほかにBluetooth対応のスマートトランスミッターを同梱するモデルがあります。このスマートトランスミッターは、Bluetoothオーディオの送信機能を持たないデバイスとTour One M3を接続する際に役立つ専用アクセサリーです。たとえば旧式のオーディオコンポ、テレビ、ゲーム機などの3.5mmアナログオーディオ出力から、同梱するケーブルでスマートトランスミッターにつないで、トランスミッターとヘッドホンとの間でワイヤレスリスニングを実現します。

 

スマートトランスミッターにはタッチ操作に対応するスクリーンがあり、音量や空間サウンドなどのヘッドホン再生操作を目で確認しながら行なえるので便利です。

 

このスマートトランスミッターが活躍する場面のひとつは飛行機の中です。Tour One M3は付属するUSB-C/3.5mmオーディオケーブルを使えば機内エンターテインメントシステムに直結できるヘッドホンですが、狭い機内ではケーブルが煩わしく感じられるときがあります。スマートトランスミッターの方を機内エンターテインメントに接続すれば、ヘッドホンはワイヤレスになるので動きが制限されません。

↑タッチ液晶リモコンを搭載するTour One M3のトランスミッター。

 

ただし、スマートトランスミッター同梱モデルは価格が5万7200円(税込)と、ヘッドホン単体のモデルよりも7700円高くなります。特にスマートトランスミッターを「こんな用途に活用したい」というイメージがあれば、検討購入の選択肢にするとよいでしょう。

 

ポップミュージックカルチャーの影響により、ヘッドホンが再び若い音楽ファンにも好まれているようです。それにともなって、今年の春はTour One M3を含む各ブランドのワイヤレスヘッドホンの新製品が豊作です。人気のAirPods Maxに追いつき・追い越すほどの魅力を満載したワイヤレスヘッドホンがいろいろあります。それぞれを比較して、自分の期待に一番フィットするヘッドホンを見つけてください。

 

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AirPods Maxでできることをほぼ網羅! JBL最新ヘッドホン「Tour One M3」レビュー

オーディオブランドのJBLから新しいワイヤレスヘッドホン「JBL Tour One M3」が発売されます。アップルが販売する8万4800円(税込)のAirPods Maxでできることをほぼすべてカバーしながら、価格は4万9500円(税込)とよりお手頃です。一体どんな製品なのか、期待のフラッグシップモデルをレポートします。

↑ノイズキャンセリング機能を搭載する最上位ワイヤレスヘッドホン「JBL Tour One M3」。カラバリは写真のブラックと、ゴールド系の「モカ」があります。

 

360度サウンドやロスレス再生対応など、最上位らしく音にこだわった

JBLのワイヤレスヘッドホンには複数のシリーズがあります。そのなかでTour Oneは音質と機能、装着感を含むデザインなどあらゆる要素にこだわった最上位のシリーズです。2021年に初代のモデルがデビューし、2023年発売の第2世代モデルM2を経て、この第3世代のM3が登場します。本機にはBluetoothオーディオトランスミッターを同梱するモデルもありますが、ヘッドホン本体の特徴から触れていきましょう。

 

まずは「サウンド」です。オーディオ機器の音質は人それぞれに好みが分かれるところですが、Tour One M3はフラッグシップモデルらしく「器の大きさ」が違います。

 

アップルのAirPods Maxは360度がサウンドに包まれるような空間オーディオ再生に対応していますが、Tour One M3にも同様の効果を楽しめる「空間サウンド」という機能があります。利用するにはヘッドホンをスマホに接続して、モバイルアプリの「JBL Headphones」から空間サウンドをオンにするだけです。

 

自然な立体感はAirPods Maxに負けていません。さらに空間サウンドの没入感を高めるヘッドトラッキング機能もあり、音響効果は「ムービー」「ミュージック」「ゲーム」の3種類から選べます。モバイルゲームのサウンドトラックやYouTubeの音声なども空間サウンドに変換されるので、斬新なリスニング感が得られます。

↑あらゆる音源で立体的なリスニングを楽しめる「空間サウンド」を搭載。音響効果は「ムービー」「ミュージック」「ゲーム」の3種類から選べます。

 

Tour One M3は“音の良さ”に対しても真っ向勝負で挑んだヘッドホンです。ワイヤレス再生はBluetoothのハイレゾ対応コーデックであるLDACが使えるので、Apple MusicやAmazon Musicで配信されているハイレゾロスレス対応のコンテンツを最大96kHz/24bitの高音質で楽しめます。

 

先日USB-Cに対応する第2世代のAirPods Maxが、ソフトウェアアップデートにより機能を追加し、USB-C接続による有線リスニングと最大48kHz/24bitのロスレスオーディオ再生に対応しましたが、Tour One M3もこれに完全対応です。

 

USB-C接続時には本体を充電しながら、音声リスニングとマイク経由の音声入力もできます。長時間に及ぶオンライン会議の際にはTour One M3があれば安心です。もっとも本機はフル充電の状態から最大40時間以上のバッテリー持ちを実現しているので、普通に使っていて不意にバッテリーが切れるピンチが訪れることはあまりないでしょう。

↑USB接続時には最大48kHz/24bitのロスレス再生に対応。AirPods Maxと同等の機能を楽しめます。

 

最初に好みの分かれどころと前置きした「音質」について、筆者がTour One M3を聴いて感じたインプレッションもお伝えしておきます。コンパクトに表現すると「鳴りっぷりがよく、明るく爽やか」です。雑味が少なく見晴らしのいい音場を再現。すべての音が引き締まって感じられます。特にボーカルや楽器の鮮やかな音色と、低音の鋭さは本機の持ち味です。筆者はアップテンポなロックやダンスミュージックを再生したときに、低音がダブつくと不満を感じてしまうので、Tour One M3のフットワークの軽さが気に入りました。

 

先述の通り、本機はハイレゾ対応のヘッドホンなので、ディティールの情報量にも富んでいます。たとえば大編成のオーケストラが演奏するアニメのサウンドトラックも、とても心地よく聴けました。筆者のおすすめは「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Original Soundtrack」の、アルバムタイトル曲とも言える「The Witch From Mercury」です。広々と描かれる音場の中で、生音がリアルに響く臨場感を味わえます。

↑iPhoneによる音楽再生もTour One M3が最高のパフォーマンスを引き出してくれます。

 

飛行機のノイズは強力に、カフェの雑音は穏やかに消音するノイキャン

Tour One M3はアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しています。本体には通話用を含む計10基のマイクを載せていますが、そのうち8基のマイクをノイズキャンセリングのために使用。ユーザーの耳の形、髪型などに影響を受ける装着状態を自動で解析しながら、最適な消音効果に常時調整するアダプティブノイズキャンセリングに対応しています。

 

そこでTour One M3のANC性能をいろんな場所で試してみました。飛行機の機内ではエンジンノイズをすっと消してくれるので、BGMの少ないシリアスなドラマやアニメのセリフが明瞭に聞き取れます。また耳に優しい音量バランスでリスニングできるため、長時間の使用にも向いているヘッドホンだと思います。

↑飛行機の中でTour One M3を試しました。継続的に鳴り響くエンジンノイズがすっと自然に消えます。

 

アプリからアダプティブノイズキャンセリングをオンにしておけば、機内、あるいは地下鉄の車内など大きなノイズに囲まれる場所ではANCのレベルを上げて、静かな場所に移動すると自動的にレベルを下げてくれます。カフェなど周りの状況によってノイズの強弱が変わる場所でも、いつも快適な消音バランスに整います。

 

外音取り込み(アンビエントアウェア)の機能ももちろん搭載しています。本体右側面のボタンをクリックすると、ANCとアンビエントアウェア、そして再生中のコンテンツの音量を下げて外音取り込みに集中するトークスルーが切り替わります。ボタン操作の方が、たとえばタッチセンサーのタップ操作と比べて迷わず瞬時に対応できるので、筆者は本機の仕様が好みに合っていると感じました。

↑ノイキャンと外音取り込みは本体のボタン操作で素早く切り替えられます。

 

消音効果はヘッドホンのフィット感とも連動しています。Tour One M3は人工皮革を使ったイヤーパッドがとても柔らかく、耳の周囲をふわっと包み込みながら、しっかり固定してくれます。ヘッドバンドの側圧(クランピングフォース)はしなやかでありながら、頭部に密着するバランスがとてもいいです。メガネはフレームの形状にもよるとは思いますが、筆者の場合イヤーパッドとぶつかって不快に感じることはありませんでした。とても装着感が心地よいヘッドホンなので、店頭などで試着だけでもしてみる価値があります。

 

空の旅に便利なワイヤレストランスミッター同梱モデルも発売

Tour One M3は本体を小さく折りたたんで、薄型の専用キャリングケースに入れて持ち運べることも、ふだん使いの快適さを高める重要なポイントです。飛行機の中に持ち込むバッグの中にもコンパクトに収まりました。ケースは内側に有線リスニング用と充電用のUSBケーブルを収納するためのポケットもあります。折りたたんで持ち運べるケースを使える「機能性重視」のスタイルは完成度が高く、いま他社のヘッドホンを使っているユーザーもTour One M3との「違い」がわかると思います。

↑スリムでコンパクトな専用ケース。ポケットにケーブル類が収納できます。

 

Tour One M3にはヘッドホン本体のほかにBluetooth対応のスマートトランスミッターを同梱するモデルがあります。このスマートトランスミッターは、Bluetoothオーディオの送信機能を持たないデバイスとTour One M3を接続する際に役立つ専用アクセサリーです。たとえば旧式のオーディオコンポ、テレビ、ゲーム機などの3.5mmアナログオーディオ出力から、同梱するケーブルでスマートトランスミッターにつないで、トランスミッターとヘッドホンとの間でワイヤレスリスニングを実現します。

 

スマートトランスミッターにはタッチ操作に対応するスクリーンがあり、音量や空間サウンドなどのヘッドホン再生操作を目で確認しながら行なえるので便利です。

 

このスマートトランスミッターが活躍する場面のひとつは飛行機の中です。Tour One M3は付属するUSB-C/3.5mmオーディオケーブルを使えば機内エンターテインメントシステムに直結できるヘッドホンですが、狭い機内ではケーブルが煩わしく感じられるときがあります。スマートトランスミッターの方を機内エンターテインメントに接続すれば、ヘッドホンはワイヤレスになるので動きが制限されません。

↑タッチ液晶リモコンを搭載するTour One M3のトランスミッター。

 

ただし、スマートトランスミッター同梱モデルは価格が5万7200円(税込)と、ヘッドホン単体のモデルよりも7700円高くなります。特にスマートトランスミッターを「こんな用途に活用したい」というイメージがあれば、検討購入の選択肢にするとよいでしょう。

 

ポップミュージックカルチャーの影響により、ヘッドホンが再び若い音楽ファンにも好まれているようです。それにともなって、今年の春はTour One M3を含む各ブランドのワイヤレスヘッドホンの新製品が豊作です。人気のAirPods Maxに追いつき・追い越すほどの魅力を満載したワイヤレスヘッドホンがいろいろあります。それぞれを比較して、自分の期待に一番フィットするヘッドホンを見つけてください。

 

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ベゼルレスとBang&Olufsen搭載で話題!TCLの量子ドット Mini LED 4Kテレビ「C8K」のチェックポイント5

Sponsored by 株式会社TCL JAPAN ELECTRONICS

 

2025年現在、大型テレビは世界的なトレンドと言っていいでしょう。日本は「海外に比べて住居が狭め」という固有の事情があるものの、価格的に手が届きやすい大型製品が増えてきたこともあって、今後は60インチ越えのテレビの需要が高まることが予想されます。実際、大画面で観る映像は迫力満点で、没入感も段違い! 一度体験したら、もう小さな画面には戻れないほどの魅力があります。

 

そんな大画面テレビの世界で、いま注目すべきブランドがTCL。2024年には、85型以上の超大型テレビ出荷台数、Mini LEDテレビ出荷台数、Google TV出荷台数の3カテゴリーにおいてグローバルシェア第1位を獲得しており、いまや大画面テレビ市場をリードする世界的ブランドと言って差し支えありません。

 

そのTCLから、2025年の最新モデルが発表されました。なかでも「C8K」は、TCLが世界の大画面テレビ市場のリーダーたる技術を詰め込んだという注目モデル。画質・音質など、実力のほどを確認していきましょう。

↑今回レビューするTCL「C8K」。サイズは65インチ、75インチ、85インチ、98インチをラインナップしており、今回のレビューは65インチモデルで実施します。

 

 

 

高級テレビで流行の「量子ドット+Mini LED」とは

C8Kの詳細に触れる前に、まずはTCLが得意とする「Mini LED」と「量子ドット」とは何か、簡単に解説しましょう。

 

そもそも液晶テレビは、バックライトの光を液晶シャッターで制御し、カラーフィルターを経由させることで映像を映し出す仕組みです。この構造から液晶テレビは明るい映像が得意な一方で、黒の再現が難しく、コントラストが低いと言われています。

 

そこで近年使われるようになってきたのがMini LEDです。バックライトを従来のLEDから超小型化したMini LEDへと置き換えることで、光の制御がより細かく行えるようになったため、明暗の差をしっかり描き分けることが可能に。結果として、液晶テレビの弱点とされるコントラストが改善されます。

↑バックライトの光源を極小サイズのMini LEDに置き換えることで、より細かな部分制御が可能になります。

 

このMini LEDには、色の再現性を高める「量子ドット」技術が併用される場合がほとんど。従来のLEDとカラーフィルターの組み合わせでR(赤)・G(緑)・B(青)を取り出す方法では、どうしても光の変換ロスが発生してしまっていましたが、ここに量子ドット技術を用いることで変換効率を改善でき、純度の高い色を取り出すことができるようになります。

↑量子ドットは従来の液晶に比べ、色の再現性に優れています。

 

つまり、高コントラストな描写と鮮やかな色彩表現をかなえるのが、Mini LEDと量子ドットという2つの技術なのです。

 

TCLの最新モデルであるC8Kは、これらの技術を両方採用した「量子ドットMini LEDテレビ」です。さらに、後述する高画質技術との組み合わせにより、最大5000nits(65および75インチモデルは最大4500nits)の高輝度と最大7000:1のコントラスト比、そしてDCI-P3を97%カバーする広色域という、近年のテレビとしては非常に高いスペックを実現しています。

 

 

C8Kのココが凄い! 「全領域ハロー制御技術」で鮮明かつ自然なコントラストを実現

とはいえ最近では、Mini LEDと量子ドットを採用するモデルは珍しくありません。ではそのなかで、TCLのC8Kに注目すべきなのはなぜか? それは、両技術をベースとしながら、さらに画質を高める新技術が投入されているからです。

 

その新技術こそが「全領域ハロー制御技術」。Mini LEDチップにレンズ技術、信号制御、独自開発パネルなど7つの技術を統合することで、明るい部分の光が暗部に滲んでしまうハロー現象(光漏れ)を抑制。自然なコントラストを実現するというものです。

↑Mini LEDの課題とされるハロー現象を解決するため、発光から映像表示までのすべての工程で光を精密にコントロールする7つの技術を統合した「全領域ハロー制御技術」を導入しました。

 

詳しく見ていきましょう。光源には従来比で明るさが53.8%アップ、エネルギー効率も10%向上した「高輝度ライトエミッティングチップ」を搭載。このチップが発する光を、第4世代レンズ技術により開発された「超凝縮マイクロレンズ」で制御することで、調光ゾーンの明るさを均一化しています。

↑従来よりも明るさが増加した「高輝度ライトエミッティングチップ」を搭載。

 

また、レンズとパネルの距離を短くする「スーパーマイクロOD技術」により、本体のスリム化と光の拡散防止を両立。光制御には進化した「DLBアルゴリズム(Dynamic Lighting Bionic Algorithm)」を用いて、明暗のディテールが強化されました。

↑「DLBアルゴリズム」で画面のコントラストが大幅に向上。

 

さらに、応答速度を高めてゴーストのない映像描写を実現する「トランジェントレスポンス」や、10億段階以上の微細な調光によって、2024年モデルの2倍以上という細かな再現を可能にした「マルチモーダル23ビット制御技術」が投入されています。

↑「トランジェントレスポンス」は、バックライトの遅延によって生じる悪影響を防ぎます。

 

そして液晶パネルには、グループ会社のTCL CSOTが開発した「CrystGlow WHVAパネル」を採用。蝶の羽のように配列された液晶分子が電解に対して垂直に並ぶ構造により、光の遮断性能を向上させ、最大7000:1のネイティブコントラスト比を実現しています。

↑高コントラストを実現した「CrystGlow WHVAパネル」は、画面への映り込みが低減されることも特徴です。

 

この全領域ハロー制御技術を搭載したうえで、Mini LEDの制御を最大3840と極めて細かいエリアに分割して光の形状を緻密に制御する「プレサイスローカルディミング」を組み込んでいるのがC8Kです。そのハロー制御性能は「一般的なMini LEDと比べて数倍」とのこと。パネルの開発からテレビの組み立てまで一貫して手掛ける、TCLならではの技術と言えるでしょう。

 

さらに、優れた演算処理能力を持つAI映像エンジン「AiPQ Pro プロセッサー」が、画質と環境に応じて映像を最適化。最先端の技術によって、あらゆるシーンが高画質に再現されます。

 

 

チェックポイント(1)
明るいのに”黒”もくっきり描画。美しい色彩にも注目

実際にC8Kを視聴してみると、明るく華やかで、色鮮やかという言葉がピッタリな映像です。発色は明瞭、かつグラデーションも滑らかで、美しい色彩表現が楽しめます。

↑65型のC8Kで、いろいろなジャンルのコンテンツを視聴しました。

 

川辺の風景を映し出したシーンでは、川に反射する太陽光がきらりとまぶしく、森林の緑も生き生きと再現されます。4Kらしい解像感で、風に揺れる木々の葉が細かに描き分けられるのもリアリティを高めています。

 

全領域ハロー制御技術の効果を感じさせるのは、明るい光に黒が侵食されず、陰影がくっきりしているところ。激しい銃撃シーンで銃口の明滅が消えたあと、立ち込める硝煙がたゆたう様など、画面の隅々までしっかり制御されていることがわかります。暗部のディテールも掴みやすく、まぶしいスポットライトに照らされた人物の黒い服装の装飾まで、しっかり見て取ることができました。

↑画質を調整できる機能も充実。プリセットで用意されている映像モードをはじめ、輝度や濃淡設定などを細かく追い込むことができます。

 

必ずしも“高画質なコンテンツ”だけでなく、地上波放送からYouTubeの動画まで、幅広く楽しめる映像になっています。

 

 

チェックポイント(2)
テレビから”枠”を取り除く! 非表示領域ゼロの狭額縁デザインで没入感が凄い

C8Kのもうひとつの大きな魅力と言えるのが、本体デザインです。本製品は“革命的”なベゼルレスデザインをうたう「Virtually ZeroBorder」を採用しています。

↑余計なベゼル(額縁)や非表示領域を極限まで排除することで実現した「Virtually ZeroBorder」デザイン。没入感の高い視聴体験を実現しました。

 

一般的なベゼルレスデザインをうたうテレビは、製品のベゼル(額縁)部分をなるべく狭く設計しているのが特徴です。画面の占有率を高めることで、まるで映像がその場に浮かんでいるかのような印象が得られ、コンテンツ視聴時の没入感が高まるといったメリットがあります。

 

Virtually ZeroBorderは、このベゼルレスデザインをさらに推し進めたもの、ということができるでしょう。まず、ベゼルの幅は3~5mmと極狭に設計されています。そして注目すべきは、”ZeroBorder”の名前の通り、ベゼルと映像が表示される領域の間に入る黒い縁(非表示領域)がほぼゼロに近いほど狭くなっている点です。テレビやディスプレイはその構造上、非表示領域を完全になくすのが極めて難しいのですが、TCLは新たな素材の開発、製造機器の導入といった企業努力によりこれを実現しています。

↑正面から映像を見てみると、ベゼル部分がほぼ気にならないことがわかってもらえるはず。

 

実際にC8Kで映像コンテンツを見てみると、まるで映像が宙に浮いているような感覚に陥ります。いくら画面が大きかったとしても、映像を囲む枠が目に入ったとたんに空間の広がりが感じにくくなってしまいますが、C8Kなら“テレビを観ている“ことを忘れるほどの没入感が得られると言っていいでしょう。

 

なお、ウルトラスリムデザインにより本体の厚さが抑えられているのもポイントです。横から見てもスッキリしているから、部屋に置いていても圧迫感が少ないのは嬉しいところです。

↑画面サイズは大きいですが、薄型なのでスッキリとして見えます。

 

 

チェックポイント(3)
Bang & Olufsen監修の音響システム

映像鑑賞において画質と同じくらい重要なのが、サウンドのクオリティでしょう。

 

近年の薄型化が進むテレビでは、どうしてもサウンドが犠牲になりがちです。どれだけ大画面でも、音質がいまいちで物足りないということも多いのが現実。しかし、C8Kは高音質も諦めませんでした。

 

C8Kに搭載されるスピーカーは、デンマークのハイエンド・オーディオブランド「Bang & Olufsen」と共同開発したもの。TCLが培ってきた技術と、オーディオファンからの評価も高いBang & Olufsenのノウハウが融合して生まれました。具体的なスピーカーユニットの構成などは非公開となっていますが、Bang & Olufsenが設計・製造したスピーカーを内蔵しており、サウンドのチューニングもBang & Olufsenが監修しているとのことです。

↑TCLのテレビ専用に設計されたスピーカーユニットには、「Audio by Bang & Olufsen」と刻印されています。

 

実際に体験してみると、まさにB&O流というべき上質なサウンドが楽しめました。ことさらに重低音を強調して迫力を出すようなことはせず、量感のある低域と涼やかな高域によるナチュラルな再現性。まるでステレオスピーカーの高音質をテレビに持ってきた、というような印象を受けました。

↑しっかりと広がりが感じられる音質が印象的です。

 

音声モードは「映画」「ニュース」「音楽」「ゲーム」「ナイト」「スポーツ」「カスタム」が用意されています。「標準」がないのは珍しいですが、基本的には「映画」を選んでおくのがオススメです。

 

「カスタム」モードでは、Bang & Olufsen独自のオーディオ調整機能「Beosonic」が使用できるのも見どころでしょう。東西南北にそれぞれ「明るい」「穏やか」「温かい」「元気」というサウンド傾向が割り振られていて、カーソルを動かすだけで気分にあわせて直感的にイコライジングできます。個人的には「明るい」+「穏やか」の位置に調整すると、空間性が出ておもしろく感じられました。

↑好みに合わせて直感的に調整できる「Beosonic」は、Bang & Olufsenの音響システムを搭載した本機ならではの機能です。

 

立体音響フォーマットはDolby Atmos、DTS:Xをサポート。サウンドバーなどのオーディオシステムを追加せずに、テレビだけで臨場感ある音響空間を体験できます。

 

 

チェックポイント(4)
ゲーム向け製品顔負けの高リフレッシュレートに対応

さまざまなコンテンツを楽しむというのなら、ゲームも外すことはできません。みんなでワイワイと遊ぶゲームは、大画面だと楽しさも倍増します。

 

ただし、近年はPCゲームの盛り上がりやゲーム機の性能向上もあって、フレームレート(映像のコマ数)が一般的な60fps(1秒間に60コマ)を超える場合も増えてきました。これをしっかり表示するにはテレビやディスプレイ側もリフレッシュレート(画面の更新回数)を60Hz(1秒間に60回更新)以上に高める必要があるため、近年のテレビにはある程度の高リフレッシュレート対応が求められています。

 

もちろん、C8Kはその点も抜かりなし。ゲーミング機能「GAME MASTER」を搭載し、144Hz VRRに対応。さらに独自アルゴリズムによって、最大288Hzのオーバードライブ表示にも対応しています。ハイスペックなゲーミングPCとの組み合わせでも、まるでゲーミングディスプレイのようになめらかな映像表示を実現してくれるでしょう。

↑C8Kは、4K VRRで最大144Hz、1080P VRRで最大288Hz(HDMI1入力のみ)対応。激しいシーンでも滑らかな描写を実現します。

 

また、独自のゲーム専用補助機能「Game Bar」を呼び出せば、フレームレートのリアルタイム表示や画面キャプチャが可能に。このほかにも、ゲームに最適な画像設定を行う「オートゲームモード」をはじめとしたゲームプレイを快適にする機能が多数用意されているので、よりゲームの世界に没入することができそうです。

↑快適なゲームプレイに役立つ機能を素早く起動できる「Game Bar」も、活用の機会が多そうです。

 

 

チェックポイント(5)
4KチューナーからVoDまで、膨大なコンテンツにアクセス可能

C8Kはテレビとしての対応力が高く、テレビ放送はもちろん、各種映像配信サービスにも対応しています。

 

チューナーは地上デジタル×2基、BS4K/110度CS4K×2基、BS/110度CS×2基を内蔵。VRR/ALLM対応のHDMI入力を3系統備え、うちHDMI1およびHDMI2が最大4K 144Hz入力、HDMI3は最大4K 60Hz入力に対応します。またUSB-A入力も2基搭載しています。

↑背面部に端子部を装備。入力系統が豊富で、さまざまな機器との接続が可能です。

 

さらにGoogle TV搭載で、YouTube、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、Disney+、U-NEXT、Apple TV+、TELASA、FOD、AbemaTVといった主要なサービスをサポート。サービスを横断してのコンテンツ検索が可能なので、観たい作品にすぐたどり着けます。

↑Fire TV Stickのような機器を使わずに、テレビだけで多くの映像配信サービスを利用することができます。

 

↑リモコンの下部にも主要な映像配信サービスにアクセスできる専用ボタンを用意しています。

 

AirPlay 2やChromecast機能で、スマートフォンなどからのキャストも簡単。プレーヤーやゲーム機との接続、USBメモリーに保存されたファイル再生など、あらゆるコンテンツをC8Kで楽しむことができます。

 

 

結論。最新技術満載でコスパも良し、長く使い続けられる1台

高画質に高音質、そして多機能と三拍子揃ったTCLのC8K。これだけの実力を備えながら、65インチで36万円前後というコストパフォーマンスの高さも魅力です。

 

日本でも今後、テレビの大画面化の波はますます勢いを増しそうな印象があります。最先端の性能を持つC8Kなら、長く愛用できる1台になることでしょう。

 

【ギャラリー】(クリックで拡大します)

 

 

撮影/ヒゲ企画

Knowlesドライバー搭載、高音質を妥協なく追求!完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「GLIDiC TW-9100」

SB C&Sは、オーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」より、完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「GLIDiC TW-9100」を5月16日に発売しました。リッチなサウンド体験を追求しているほか、進化したノイズキャンセリング機能やクリアな通話品質も備えています。

 

記事のポイント

「動くひとの、音」をブランドスローガンに掲げるGLIDiC。「TW-9100」は、音質、機能性、デザインに至るまでしっかりと行き届いたモデルだといえそうです。イヤホンの紛失時に新品と無償交換できるサービスや、保証期間を2年に延長する「GLIDiC 紛失&延長保証パック」も付帯しており、ハイエンドモデルを安心して長く使用するためのサポートが充実している点も見逃せません。

 

Knowles社BAドライバーと独自チューニングによる、高解像度サウンド

「GLIDiC TW-9100」の音質へのこだわりは、まずドライバー構成に表れています。高音域には、Knowles社製のBA(バランスド アーマチュア)ドライバーを、中低音域にはダイナミックドライバーを搭載するハイブリッド型のデュアルドライバー構成を採用。これにより、繊細でクリアな高音と、豊かで厚みのある低音を両立しています。

 

さらに、GLIDiCが培ってきた音作りのノウハウに加え、高音域の表現範囲が広い周波数特性曲線「Knowles Curve(ノウルズ カーブ)」に沿ったチューニングをしています。これにより、臨場感のある高解像度のサウンドが楽しめるとのこと。

 

また、通話用マイクに加え、騒音・風切り音対策用のフィードフォワードマイク、装着具合に応じた騒音対策用のフィードバックマイクという計3基の高性能MEMS(メムス)マイクを搭載。これらとAI技術を組み合わせることで、通話時の周囲ノイズをより正確に判断して低減し、相手にクリアな声を届けられるとのこと。

 

また、GLIDiCブランドとして初めて「アダプティブHybrid ANC(アクティブノイズキャンセリング)」技術を搭載。周囲の騒音レベルや耳への装着状態に応じてANCの強度を自動で最適化し、コンテンツに集中できる快適なリスニング環境を作り出してくれます。耳へのフィット感を高めた新設計のイヤーピースも、音漏れを低減します。

 

利便性を高める多彩な機能も搭載

日常的な使い勝手を高める機能も充実。周囲の音を自然に取り込める「外音取り込み」機能は、通常のモードに加え、イヤホンの音量を一時的に下げて素早く周囲の音を確認できる「クイック外音取り込み」機能も備えた2way仕様。駅のアナウンスを聞き取りたい時や、会話の際に便利です。

 

Bluetooth接続においては、2台のデバイスと同時に接続し、再生機器をスムーズに切り替えられる「マルチポイント」機能に対応。PCで動画を見ている時にスマートフォンに着信があった場合でも、イヤホン側でシームレスに通話へ移行できます。

 

紛失時の安心機能として、充電ケースはAppleの「探す(Find My)」ネットワークに対応(iOSのみ)。イヤホン本体はAndroidデバイス向けの「Google Fast Pair」に対応しており、それぞれアプリから位置の確認や音を鳴らして探すことが可能です。

 

プロダクトデザインは、シックなマット調のブラックを基調とし、アクセントとしてメタリック調のカッパー(銅色)を採用。気品と落ち着きを感じさせるカラーリングで、耳へのフィット感や装着時のスマートな見た目にも配慮しています。

その他、より重低音を楽しめる「低音重視モード」、ゲームや動画視聴時の音と映像のズレを低減する「低遅延モード」、イヤホンの着脱を検知して自動で音楽再生/停止を行う「イヤホンセンサー」も搭載。イヤホン本体はIPX4相当の生活防水仕様で、急な雨やスポーツ時の汗にも対応。バッテリー面では、10分間の充電で約2時間20分使用可能な急速充電にも対応しています。

 

GLIDiC
GLIDiC TW-9100
希望小売価格:3万4272円(税込)

着脱可能なマイク付き! 通話音声を高めたfinal初のオープン型イヤホン「KDT3000」

finalは、“ながら聴き”ができる初のオープン型イヤホン「KDT3000」を2025年5月16日(金)より予約開始し、2025年5月23日(金)より発売します。実売価格は1万5800円(税込)。

オープン型イヤホン「KDT3000」

 

記事のポイント

耳を塞がないオープン型で、理想の“ながら聴き”を可能にしたワイヤレスイヤホン。着脱可能なブームマイク付きで、通話が快適に行えるのが特徴。プライベートでもビジネスでも活用できます。

 

本製品は、耳を塞がないオープン型のワイヤレスイヤホン。高性能な「AIノイズバリアマイク」と取り外し可能ブームマイクにより、周囲の環境音を強力に抑制します。これにより、周りの声が気になる環境でも、周囲のノイズを抑えて話者の声だけを届けます。

↑取り外し可能なブームマイクを同梱。

 

また、同梱のブームマイクはマグネットによる着脱が可能で、左右どちらでも装着が可能です。使用後は充電ケースに格納し、手軽に持ち運べます。長時間の会議や通話の際は、片方ずつ充電しながらの使用も可能。片耳のみの使用時でも、ブームマイクを装着できるのでインカムのように利用できます。外出時に風切り音が気になる際は、同梱のブームマイク風防スポンジを装着することで、ノイズを低減可能です。

 

さらに、騒音下での通話時などでも相手の声が聴き取りやすいように音質と音量を強調する「ボイスフォーカスモード」を搭載。騒々しい場所での通話やWEB会議での聞き逃しを防ぎます。専用のアプリやイヤホン本体をタッチすることで操作が可能です。

 

IPX4の生活防水に対応しており、急な天候の変化やスポーツ時も安心して使用可能。また、ランニングやジムでのトレーニング中などでも耳を塞がないオープンイヤー型のため、周囲の環境音を確認しながら安全かつ快適に使えます。

 

Bluetooth 5.4に準拠しており、対応コーデックはSBC、AAC。連続使用時間は、イヤホン本体で最大8.5時間、ケース込みで最大34時間。

 

final
オープン型イヤホン「KDT3000」
2025年5月23日発売
実売価格:1万5800円(税込)

有機ELもMini LEDも輝度が高い! シャープが4KテレビAQUOS最上位モデルを含む多くの製品を一気に発表

今年もシャープは有機ELとMini LEDでフラッグシップを用意。どちらもさらなる高画質化を遂げています。

 

シャープは4K有機ELテレビ3シリーズ/8機種と、Mini LEDテレビ2シリーズ/5機種を発表。これに合わせて新製品の説明会が開催されました。まずはラインアップおよび発売日、市場想定価格(税込)を見てみましょう。

 

有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」

HS1ライン

4T-C65HS1(65V型)/5月31日発売予定/60万5000円前後

4T-C55HS1(55V型)/5月31日発売予定/44万円前後

↑65V型の4T-C65HS1。

 

有機ELテレビ「AQUOS OLED」

HQ1ライン

4T-C65HQ1(65V型)/6月21日発売予定/44万円前後

4T-C55HQ1(55V型)/6月21日発売予定/35万2000円前後

↑55V型の4T-C55HQ1。

 

HQ2ライン

4T-C65HQ2(65V型)/6月21日発売予定/38万5000円前後

4T-C55HQ2(55V型)/6月21日発売予定/28万6000円前後

4T-C48HQ2(48V型)/6月21日発売予定/25万3000円前後

4T-C42HQ2(42V型)/6月21日発売予定/24万2000円前後

 

Mini LEDテレビ「AQUOS XLED」

HP1ライン

4T-C75HP1(75V型)/5月31日発売予定/57万2000円前後

4T-C65HP1(65V型)/5月31日発売予定/44万円前後

4T-C55HP1(55V型)/5月31日発売予定/35万2000円前後

↑75V型の4T-C75HP1。

 

HP2ライン

4T-C50HP2(50V型)/6月21日発売予定/25万3000円前後

4T-C43HP2(43V型)/6月21日発売予定/24万2000円前後

↑50V型の4T-C50HP2。

 

注目は4K有機ELのフラッグシップモデルであるHS1ラインと、Mini LEDのフラッグシップとなるHP1ラインが同時に出てきたことです。

 

ピーク輝度が約2倍になった有機ELのフラッグシップ

HS1ラインは、2024年に登場した前世代のフラッグシップ「GS1ライン」からさらに高画質化しました。パネルには発光効率の高い、最新世代の量子ドット有機ELパネルを採用。このパネルの性能を最大限に引き出すべく、シャープ独自の放熱構造とパネルの駆動回路を取り入れたことで、GS1ラインに比べてピーク輝度が約2倍に向上したとのこと。

 

また、有機ELが発する光を色純度の高い赤/緑/青に変換する量子ドット層を搭載することで、豊かな色彩を再現するといいます。これによって有機ELテレビ特有の漆黒と、そこに浮かぶきらめきを鮮明に映し出すことが可能。ピーク輝度と相まって、AQUOS史上最高の輝きと色彩を実現したそうです。

↑最新世代の量子ドット有機ELパネルの採用などでAQUOS史上最高の輝きと色彩を実現。

 

AIを採用した画像処理エンジンは「Medalist S6X」に進化。新たに、各被写体の前後関係を認識して、明暗と精細感を自動補正する「空間認識AI」を搭載しました。たとえば画面内で近くに映る人物はくっきりと表現し、遠くの風景は少しぼやけ感を出すことで、奥行きのある映像にします。

↑新たに奥行きを復元する画像処理エンジン Medalist S6Xを搭載。

 

ほかにも、画面内の人や空などを認識してそれぞれに最適な処理を施す「AIオブジェクト識別」や、輪郭を判別してよりリアルに見えるよう復元する「AI超解像」などの高画質技術が採用されています。加えて、部屋の明かりや自然光の状態などから色温度を検知して、映像を見やすいよう自動で調整してくれます。

 

ピーク輝度を高めながらも、省エネを実現しているのもHS1ラインの特徴。必要なエリアだけを発光させる有機ELパネルに加え、緻密に輝度をコントロールすることで、省エネ目標基準値100%を達成したそうです。

 

音質については引き続き合計出力100Wのスピーカーシステムを搭載しています。構成はツイーター2基、ミッドレンジスピーカー4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジスピーカー2基とGS1ラインと同じです。

 

また、Medalist S6Xは音質面でも効果を発揮し、コンテンツが映画なのか音楽なのかニュースなのかなどを判別し、瞬時に最適な高音質処理を施すとしています。AIによるこれらの高画質・高音質化はコンテンツ内容や視聴環境に合わせて自動で調整するため、「AIオート」と名付けられています。

↑ユーザーが自分で調整しなくても最適な映像と音にしてくれるAIオート。

 

複数の便利機能も新たに搭載されました。タイパを意識し、2倍速の早見/早聞き再生が可能。セリフなどはAIオートによって聞き取りやすく調整されます。また、テレビ番組などの放送時に緊急情報を伝えるL字放送を、録画で視聴する際にカットする「L字カット機能」も搭載。加えて2番組を同時に視聴できる「よくばり視聴」は、ハードディスクに録画した番組と放送番組の同時再生に対応しました。この機能では、サブ画面扱いの放送に字幕も表示されるようになっています。

↑録画であればL字放送をカットしてお気に入り番組を観られる「L字カット機能」。

 

↑よくばり視聴は録画番組と現在放送している番組の同時再生に対応。

 

Mini LEDモデルも従来に比べて輝度が約1.5倍に

Mini LEDのフラッグシップとなるHP1ラインも、高い輝度による高画質化を実現しました。パネルには高輝度・広色域な「N-Black Wideパネル」を採用。Mini LEDバックライトを細かく制御するうえに、高効率な光反射シートを新たに搭載することで、ピーク輝度が従来モデル「GP1ライン」に比べて約1.5倍に向上したそうです。

↑独自設計の量子ドットMini LEDの採用によって、輝度が約1.5倍に向上。こちらもAQUOS史上最高の輝きと色彩を実現したそうです。

 

また、量子ドットシートによってバックライトの光を純度の高い赤/緑/青に変換するため、豊かな色彩を再現可能。さらに画像処理エンジンのMedalist S6Xを搭載するため、空間認識AIを含む、AIオートによる高画質・高音質処理を施します。

 

省エネ性能も高く、Mini LEDバックライトの細かな制御に加え、光反射シートによる効率的な輝度のコントロールによって省エネ目標基準値100%を達成したといいます。

 

音質は、合計出力80Wのスピーカーシステムを搭載。75V型モデルと65V型モデルの構成はツイーター2基、ミッドレンジスピーカー4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジスピーカー2基です。55V型モデルのみハイトミッドレンジスピーカーが非搭載となっていますが、合計出力は上位モデルと変わりません。ただし、従来モデルが合計100W出力だったので、比べると控えめなスピーカーシステムといえます。その分、AI自動調整強化などで音質の進化を図っているとのことです。

 

有機ELのHS1ラインに搭載された、2倍速再生やL字カット機能などの便利機能も踏襲しています。

 

業界屈指のラインアップでユーザーのニーズに応える

シャープは有機ELテレビとMini LEDテレビを「高付加価値テレビ」と位置づけ、これらのテレビは年々、販売が増加傾向にあるとしています。

 

そのなかで、独自の調査によると高付加価値テレビの購入者が、購入時に重視するポイントは画質、明るさ、色合い、視野角、音質の順に高いと指摘。こうした傾向を踏まえて、有機ELとMini LEDそれぞれのフラッグシップを投入することに至ったと説明しました。

 

また、有機ELとMini LEDで幅広いサイズを展開することも強調。「業界屈指のラインアップをそろえる」としており、ユーザーが視聴したいコンテンツや環境に合わせて最適なテレビを選べるといいます。

↑サイズにフォーカスすると、42V型から75V型までをラインアップ。またフラッグシップで見ると、それぞれ55V型と65V型を用意するなど、さまざまなニーズに応えられるようにしています。

 

フラッグシップの高画質化以上に、豊富なラインアップでユーザーのニーズをくみ取るのが今年のシャープAQUOS全体の特徴といえそうです。

 

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テレビやスマホでも使えるようになった! パナソニックのゲーミングネックスピーカー「SC-GNW30」

パナソニックは、ワイヤレスモデルのゲーミングネックスピーカーの新モデル「SC-GNW30」を2025年6月中旬に発売します。実売予想価格は4万円前後(税込)。

ゲーミングネックスピーカー「SC-GNW30」

 

記事のポイント

新たにHDMI接続とBluetooth接続に対応したことで、テレビやスマホと組み合わせて利用できるように進化。ゲームだけでなく、映画鑑賞やスマホでの動画視聴などにも使えるようになりました。また、ワイヤレス送信機は最大2台までのネックスピーカーを接続できるので、2人で使うことも可能に。

 

本製品は、耳を塞がず圧迫感のない快適なネックスピーカースタイルを採用したゲーミングネックスピーカー。搭載された4つのスピーカーにより、プレイヤーを包み込むような迫力のサラウンドサウンドを実現します。低遅延2.4 GHzの専用無線技術も継続し、映像と音のずれを抑え、快適なゲームプレイ環境を提供します。また、AIボイスプロセッサーによる高性能ノイズ&エコーキャンセリング技術により、クリアな音声で仲間とのスムーズなコミュニケーションが可能です。

 

従来は、付属のワイヤレス送信機がUSB接続のみに対応し、ゲーム機やPCにしか接続できませんでしたが、新たにHDMI接続に対応し、テレビにも直接接続が可能に。テレビ番組や映画、ネット動画などもネックスピーカーで楽しめるようになりました。

 

また、HDMI接続することで、PCだけでなく家庭用ゲーム機からも最大5.1chのサラウンド音源をダイレクトに入力し、ネックスピーカーの4つのスピーカーを最大限に活かした「4chリアルサラウンド」として再生することができます。

↑ワイヤレス送信機がHDMI入力に対応。

 

HDMI出力端子はARC(オーディオ・リターン・チャンネル)に対応しているので、テレビ放送やストリーミングコンテンツの音声(2ch PCM)を、手軽に「4ch疑似サラウンド」へ変換でき、リビングでの映画やライブ鑑賞にも、より臨場感を持って楽しめます。

 

また、新たにBluetooth接続にも対応し、スマートフォンでのゲームプレイや動画・音楽視聴時も迫力あるサウンドで楽しめます。ボイスチャット機能がないオンラインゲームをプレイする際には、スマートフォンと本製品をBluetooth接続し、通話アプリを使用することで、ゲーム音を聴きながらボイスチャットが可能です。

 

専用アプリ「SOUNDSLAYER Engine」も従来のWindows PC専用からMacOS、Android、iOSにも対応し、利用できる機器が大幅に拡大。より多くのデバイスで詳細なサウンドカスタマイズが可能となり、プレイヤー一人ひとりの好みに合わせた最適なサウンド環境を、手軽に構築できます。

 

このほかにも、発売中の「SC-GNW10」のマイナーチェンジモデルとして「SC-GNW10S」(実売予想価格3万円前後/税込)も同時に発売されます。こちらは、新たにSOUNDSLAYER EngineアプリをmacOSでも利用可能となり、サウンドモードも強化されています。

 

パナソニック
ゲーミングネックスピーカー「SC-GNW30」
2025年6月中旬発売
実売予想価格:4万円前後(税込)

6度の傾斜がポイント! 耳元へ音を届けやすくする卓上スピーカースタンド

サンワサプライは、位置調整+ノイズ制御でスピーカー本来の音質を届ける卓上スピーカースタンド「100-SPSTN08」を、運営している直販サイト「サンワダイレクト」で発売しました。実売価格は2台1組で2980円(税込)。

卓上スピーカースタンド「100-SPSTN08」

 

記事のポイント

6度の傾斜をつけることで、スピーカーが耳方向を向き音が聞こえやすく、クリアなサウンドが楽しめます。また、デスクだけでなく、テレビスピーカー用としても使えます。

 

本製品は、デスクトップスピーカーなどの小型スピーカーを設置できる卓上スタンド。6度の傾斜設計になっており、スピーカーから発せられる音を耳元へダイレクトに届け、聞き取りやすくします。

 

また、スピーカーの振動が机に伝わり共振によってノイズが発生するのを軽減し、よりクリアな音を楽しめます。

↑デスク以外にもテレビ台やシェルフなど様々な場所に設置できます。

 

背面のストッパーで奥行き調整が可能な汎用設計で、幅12.5×奥行14.6~19.6cmまでのサイズに対応します。耐荷重は約5kgまでと十分な設計となっています。お気に入りのスピーカーがそのまま使えるのはもちろん、買い替え後も安心の対応力です。

 

わずらわしい組み立て作業は一切不要。2台1セットで届いたら、箱から出してそのまま使えます。裏面にはクッション材もついているため、机を傷つけず、スピーカーとの振動干渉も軽減。利便性と機能性を両立した設計です。

 

サンワサプライ
卓上スピーカースタンド「100-SPSTN08」
2025年5月12日発売
実売価格:2980円(税込)

有機ELビエラがフルモデルチェンジ! パナソニックの大画面テレビが画質音質で驚きの進化

パナソニックは、6年ぶりのフルモデルチェンジとなる有機ELビエラの新フラッグシップモデル「Z95Bシリーズ」をはじめ、レイアウトフリーテレビやゲーミングネックスピーカー新モデルの体験セッションを実施しました。

↑6年ぶりのフルモデルチェンジとなる4K有機ELビエラの新フラッグシップ「Z95Bシリーズ」。

 

会場で発表されたテレビシリーズは、有機ELテレビ2シリーズと液晶テレビ3シリーズの計5シリーズ。ラインナップと発売時期は以下の通りです(価格はすべて税込)。

 

フラッグシップ 4K有機ELビエラ「Z95Bシリーズ」 6月下旬発売予定

・TV-65Z95B(65V型)……53万円前後

・TV-55Z95B(55V型)……38万円前後

 

ハイグレード 4K有機ELビエラ「Z90Bシリーズ」 6月下旬発売予定

・TV-65Z90B(65V型)……41万円前後

・TV-55Z90B(55V型)……29万円前後

・TV-48Z90B(48V型)……27万円前後

・TV-42Z90B(42V型)……26万円前後

 

Mini LED 4K液晶ビエラ「W95Bシリーズ」 6月下旬発売予定

・TV-75W95B(75V型)……38万円前後

・TV-65W95B(65V型)……30万円前後

・TV-55W95B(55V型)……24万円前後

 

ハイグレード 4K液晶ビエラ「W90Bシリーズ」 6月下旬発売予定

・TV-65W90B(65V型)……24万円前後

・TV-55W90B(55V型)……20万円前後

・TV-50W90B(50V型)……17万円前後

・TV-43W90B(43V型)……16万円前後

 

スタンダード 4K液晶ビエラ「W80Bシリーズ」 6月下旬発売予定

・TV-50W80B(50V型)……15万円前後

・TV-43W80B(43V型)……13万円前後

 

新パネルの搭載などで高画質化、Prime Video向けのユニーク機能も

2024年モデルからの位置付けとしては、有機ELテレビでは「Z95A」の後継機がZ95B、「Z90A」および「Z85A」が統合されてZ90Bになります。液晶テレビは「W95A」からW95B、「W90A」からW90B、「W80A」からW80Bへとそれぞれ世代交代する格好です。

 

このなかで注目すべきは、やはりCES 2025で発表された有機ELテレビのフラッグシップ、Z95Bでしょう。今回、2019年から2024年モデルまで踏襲してきたデザインを一新、6年ぶりのフルモデルチェンジを果たしていますが、これは画質と音質の進化に必要な「意味のあるフォルム」であるとアピールされています。

 

まずは画質面での進化ポイントをチェックすると、新世代の有機ELパネル「プライマリーRGBタンデム」が挙げられます。

 

従来の有機ELパネルでは発光層を青/黄(赤+黄+緑)/青の3層構造としていたのに対し、プライマリーRGBタンデムでは赤/濃青/緑/濃青の4層構造を採用し、光の波長を最適化。これによって発光効率が40%向上し、輝度がアップしました。さらに青/緑/赤の光の純度が高まり、広色域化を実現したとのことです。

 

続いてのポイントが、放熱構造の進化です。

 

パネルからの放熱を効率よく逃がすことが、発光性能を引き出すうえでは欠かせません。Z95Bでは、独自の筐体・内部構造としてパネル空冷技術「サーマルフロー」を投入することで、放熱性能を高めました。

 

サーマルフローでは、レーシングカーの設計でも活用される、空気の流れをコントロールする「エアロダイナミクス」技術を応用。空気の流れを見える化する流体シミュレーションを駆使して、何度も施策・検証を繰り返して空気の流れを最適化することに成功したそうです。従来は放熱にあたり空気の乱流が発生してしまっていたところ、通気口の位置と内部構造物の配置を見直すことでスムーズな気流を実現し、その結果として有機ELセルの発光性能が向上しています。

↑煙によって空気の流れを視覚化したデモンストレーションでは、従来モデルのZ95A(写真手前)に対して、Z95B(写真奥)の方が素早く空気が流れていくことがわかります。

 

AI映像エンジンは2024年モデルに搭載された「HCX Pro AI Processor MK IIプロセッサ」をベースとしながら最適な画質チューニングを行なうとともに、新たに高画質機能「ダイナミックディテールエンハンサー」を搭載しました。この機能では、独自の映像処理アルゴリズムによって、映像のガンマを微細なエリアごとに調整し、解像感の高い映像を実現します。

 

さらにパネル制御においても、パネルの発光性能を最大限に引き出す「Bright Booster」を新搭載しました(Z95BおよびZ90Bの65V型/55V型のみ)。仕組みとしては、3次元映像信号解析と温度センサーにより、パネルの発光状態を画素ごとに管理。これを新開発された熱解析シミュレーションの結果をリアルタイムで参照・反映し、独自の電流制御アルゴリズムで有機ELパネルを駆動、高コントラスト化を実現するというものです。

 

おもしろいところでは、映像モードに「Prime Videoキャリブレーションモード」が追加されました。これは「クリエイターの意図を忠実に再現する、Amazon Prime Videoの視聴に最適なモード」と説明されており、実際にPrime Videoの映像チームが監修したとのこと。映画はもちろん、ライブ、スポーツといったビデオコンテンツに最適な画質に自動調整してくれるので、国内での利用者も多いPrime Videoユーザーには朗報といえそうです。

 

ゲーム向け機能も充実しており、4K/144Hz VRRやDolby Vision 144Hz対応で、激しい動きもちらつきの少ない滑らかな映像で再現することが可能です。

 

スピーカー構成は前モデルと同じものの、新デザインで広がりある音場を実現

音質面の進化もトピックです。ラインアレイスピーカー/ワイドスピーカー/イネーブルドスピーカー/ウーファー+パッシブラジエーターという構成はZ90Aと同じですが、Z95Bは新デザインによってこれまで配置できなかった場所にスピーカーを配置することができるようになりました。イネーブルドスピーカーは従来の約2倍となる左右間隔が確保でき、より広がりのある音場を実現しています。

↑イネーブルドスピーカーの左右間隔を従来よりも広く取ることで、立体音響効果を高めています。

 

またスピーカーユニットが刷新され、ウーファーは20Wから30Wへと出力アップ&パッシブラジエーターの数を2個から4個(対向配置)とすることで低音を強化しています。

 

こうしたスピーカーユニットの搭載も相まってか、近年のテレビとしては超薄型ではありませんが、レイヤー構造によって薄く見えるフルフラット薄型デザインとなっています。そのおかげで、テレビを斜めから見ても厚みは気になりませんでした。テレビスタンドはパナソニックが得意とする転倒防止設計で、安心して使用できるのもポイントです。

↑フロント下部やサイドなどはファブリックで覆われています。

 

高次元の映像描写、サウンドは驚くほどの進化を遂げた

実際にZ95Bを視聴することができたのですが、Z95Aと比較しても明るさが向上し、黒が引き締まっていることがわかります。また、色彩が豊かで、グラデーションも鮮やかなのも進化点として見て取ることができました。

 

高画質なデモ映像だけでなく、地上波放送の映像でも明るさや解像感の向上が感じられます。メジャーリーグの中継では、Mini LEDの液晶テレビにも匹敵するような明るさを実感できました。一方で、暗い映像になると有機ELテレビらしさが表れます。液晶テレビでは暗部が潰れてなにも見えなくなってしまうようなシーンでも、Z95Bではディテールをしっかり描き出してくれました。明暗の表現を高い次元で両立したモデルといえそうです。

 

もちろん高いレベル同士での比較であり、単独で見ればZ95Aでも満足のいく画質ですが、比べると違いがあることは間違いありません。

 

そして音質については、画質以上の進化を実感しました。Z95Bは中低域に量感があり、とてもクリアなサウンドに仕上げられています。またサラウンド感も向上しており、画面サイズを超えた広がりある音場を体験できました。これならオーディオシステムを追加しなくても、テレビ単体で十分に楽しめるはずです。

 

有機ELテレビのハイグレードモデルは前向き設置のスピーカーで高音質に

有機ELビエラのハイグレードモデルとなるZ90Bシリーズでは、最新世代の高輝度有機ELパネルが採用されました(65V型/55V型のみ)。パネル内部の配線構造を見直し、発光性能を向上することで高コントラスト化を実現しています。そして上述のAIエンジンによる画質最適化、ダイナミックディテールエンハンサーの搭載はZ90Bにおいても共通の進化点となっています。

↑2024年モデルのZ90AとZ85Aを統合し、4サイズ展開となったZ90Bシリーズ。

 

またZ90Aではメインスピーカーが下向きに設置されていたのに対して、Z90Bでは前向きにスピーカーを設置する「フロントパワースピーカー」構造を採用。これにより音が床やテレビ台に反射せず、ダイレクトにユーザーの耳に届くようになりました。さらに、低音を強化すべくウーファー出力を20Wから30Wにアップ、パッシブラジエーターも2個から4個(対向配置)へと増加しています。

 

Z90AとZ90Bを見比べてみると、コントラストが向上してパキッとした映像になっている印象を受けます。また、こちらも音質の進化が大きく、重心の低いリッチなサウンドが楽しめました。

 

Mini LED液晶ビエラはエリア分割の細分化で高コントラスト化

4K液晶テレビの新フラッグシップは、Mini LEDバックライトを搭載したW95Bシリーズです。

↑Mini LEDバックライト搭載のW95Bシリーズ。サイズ展開は55V型、65V型、75V型に拡充されました。

 

最大のポイントとして、バックライトエリア制御と信号処理によるコントラスト制御を行なう「Wエリア制御」の進化が挙げられます。W95Bでは、Mini LEDバックライトのエリア分割数を最大で約2.5倍に細分化しており(従来比、画面サイズで異なる)、これまで以上に光らせたい範囲だけを光らせることができるようになりました。コントラストが高まり、コンテンツが意図していた光の表現により近い再現が可能です。

↑バックライトのみ点灯する状態でW95A(写真左)とW95B(写真右)を比較すると、W95Aの方が必要のない範囲まで光が広がっていることがわかります。

 

そして、広色域バックライトシステムの性能を最大限に引き出すために、独自アルゴリズムで把握したパネルの色温度を、パネル制御にリアルタイムに反映する「リアルタイム色チューニングシステム」を導入。これによりバックライトの色温度に左右されない、正確な色表現を実現するとしています。

 

また、パナソニックのMini LEDバックライト搭載4K液晶テレビはこれまで65V型のみのサイズ展開でしたが、W95Bでは75V型と55V型が加わりました。ビエラ最大サイズとなる75V型、そして需要の高い55V型がラインナップされるのは、サイズが原因で液晶テレビを選択肢から外していた消費者にとって喜ばしい拡充といえるでしょう。

 

W90BおよびW80Bシリーズにおいても、映像エンジンによる画質の最適化、ダイナミックディテールエンハンサーの搭載、そしてPrime Videoキャリブレーションモードへの対応と、2025年モデルとして変更が加えられました。

↑サイズ展開も豊富なW90Bシリーズ。

 

↑4K液晶ビエラのスタンダードモデルに位置付けられるW80Bシリーズ。

 

くらしスタイルシリーズが配線レスでますます設置自由度アップ

体験セッションの会場では、4月20日に発表されたレイアウトフリーテレビウォールフィットテレビの新モデルも展示されました。

↑新色マットダークグレーのレイアウトフリーテレビ「TH-43LF2L-H」。

 

↑65V型の大型ウォールフィットテレビ「TH-65LW2」。

 

くらしスタイルシリーズとして展開される両シリーズは、アンテナ線とつなぐボックス型チューナーとディスプレイが分かれていて、それぞれをワイヤレス接続する仕様を採用しています。そのため、アンテナ線の位置に縛られない設置が可能となり、これまでのテレビとは異なるライフスタイルを実現できるとして好評を得ているとのこと。

 

一方で、チューナーにHDMI端子がないため、レコーダーやゲーム機を接続すると結局は設置位置が限定されることや、レイアウトフリーテレビは色が白しか選べないこと、ウォールフィットテレビは65V型の大画面サイズがないことなどが要望点として寄せられていたそうです。

 

そこで両シリーズの新モデルでは、チューナー部にHDMI入力を搭載して、接続機器の映像・音声をディスプレイにワイヤレス伝送する新機能「Wireless Connect」を搭載しました。これによりディスプレイ側には追加で配線をすることなく、幅広いコンテンツを楽しむことができるようになりました。

↑TH-43LF2L-Hのチューナー部には、HDMI入力を1系統搭載。レコーダー、ゲーム機、セットトップボックスなどを配線レスで楽しめます。

 

また近年、グレー系インテリアの人気が上昇しており、家電のカラートレンドとしてダーク系の品揃えが増加しているという背景を受け、レイアウトフリーテレビの新色としてマットダークグレーを追加。株式会社アクタス 店舗事業本部 プランナーの山本さら氏は、「ライフスタイルの変化にともない、テレビの位置を変えたり、追加したりする場合があります。そんなとき、レイアウトフリーテレビであれば位置を自由に動かせるため、生活にフィットした使い方ができます。最近は家具や内装材にグレーが使われることが増えてきたように感じますが、マットダークグレーの登場で、インテリアにマッチしやすくなったと思います」とビデオメッセージを寄せました。

 

ラインナップは「TH-43LF2」(21万円前後/税込)、「TH-43LF2L」(17万円前後/税込)、そしてマットダークグレーの「TH-43LF2L-H」(18万円前後/税込)の3モデル。LF2はチューナー部に2TBのHDDを内蔵し、HDMI入力をディスプレイ×2、チューナー部×3で搭載。LF2LおよびLF2L-HはHDDを内蔵せず、HDMI入力はディスプレイ×2、チューナー部×1で搭載しています。

 

そしてウォールフィットテレビには、従来の55V型に加えて、65V型が新たにラインナップされました。サイズはアップしましたが、これまで通り大掛かりな工事は必要なく、自身で設置が可能。専用金具を固定するピンの数を2本増やすことで、落下しないように支える設計となっています。

↑写真は55V型の専用金具。65V型ではこのピンの数を増やして、安定性を向上させているとのこと。

 

ラインナップは65V型の「TH-65LW2」(48万円前後/税込)、55V型の「TH-55LW2」(38万円前後/税込)と「TH-55LW2L」(32万円前後/税込)。LW2はチューナー部に2TBのHDDを内蔵し、HDMI入力をディスプレイ×2、チューナー部×3で搭載。LW2LはHDDを内蔵せず、HDMI入力はディスプレイ×2、チューナー部×1で搭載しました。

 

ゲーミングネックスピーカー新モデルは映画視聴にも使いやすい

首掛けスタイルで使用するゲーミングネックスピーカー「SOUND SLAYERシリーズ」にも、新モデルが追加されました。

↑HDMI・Bluetooth対応でテレビやスマートフォンとも接続できる「SC-GNW30」。

 

現行モデル「SC-GNW10」は、ヘッドホンやイヤホンと違って耳をふさがず、臨場感のあるサウンドが楽しめるなどユーザー評価も上々。その独自性がウケてヒットを飛ばすことができたそうです。しかし、ゲームの低遅延性を重視するあまり、接続をUSBのみに限定したことで、パソコンやゲーム機でしか使えないことが課題となりました。

 

同社の調べによると、サラウンドネックスピーカーの使用用途として「ゲーム以外で使わない」という人は1%しかいなかったとのこと。大多数は映画や音楽ライブ、アニメにドラマなど、「ゲーム以外のコンテンツも楽しみたい」というニーズが圧倒的に高かったそうです。

 

そこで新モデルの「SC-GNW30」(4万円前後/税込)では、映像コンテンツ全般を楽しめるデバイスとしてゲーマーにアプローチ。新たに送信部にHDMI入力を2系統(うち1つはARC対応)装備しました。さらにBluetooth接続にも対応し、テレビやスマートフォンとの接続が可能となりました。

 

ネックスピーカーのハード設計は従来モデルの仕様を踏襲しており、4つのスピーカーによる4chサラウンド環境を構築できます。たとえば音声信号が5.1chのものであれば、4chのリアルサラウンドで再生します。またテレビなどから2chの音声信号が入力された場合は、アップコンバートによる疑似サラウンドで再生が可能。こちらはオン/オフを切り替えることもできます。

 

イコライジングアプリ「SOUNDSLAYER Engine」も強化されました。これまではWindowsでのみ使用可能でしたが、macOS、Android、iOSにも新たに対応し、簡単に操作することができるようになりました。サウンドモードもグレードアップしているので、よりさまざまなコンテンツにマッチしそうです。

↑「SOUNDSLAYER Engine」はスマートフォンでも使用可能に。より手軽に設定を変更できるようになりました。

 

さらに、シアター向けネックスピーカーとしてニーズある2台目接続にも対応しています。これまで送信機とネックスピーカーは1対1の接続でしたが、SC-GNW30では1対2の接続が可能となりました。従来モデルのSC-GNW10を同時接続して、2人で映画を楽しむといった使い方ができるわけです。

 

なお、SC-GNW10の後継機種として「SC-GNW10S」(3万円前後/税込)もアナウンスされています。従来モデルからの変更点は、SOUNDSLAYER EngineアプリをmacOSでも利用可能(スマートフォンは非対応)なこと、サウンドモードが強化されていることです。発売はともに6月中旬を予定しています。

 

会場ではSC-GNW30を体験できました。2chからの疑似サラウンドだと、音に包みこまれるとまではいきませんが、位置感がしっかり表現されています。セリフがクリアで聞き取りやすく、低音も十分に迫力があります。同じような迫力をテレビのスピーカーで再現しようとすると、近所迷惑になるようなボリュームが必要になることでしょう。

 

ゲームで4chのリアルサラウンドを聴くと、立体感が大きく向上しました。どの方向から音がしているかが掴みやすくなり、リアリティが増すため、より世界観に没頭できそうです。

↑ネックスピーカーを同時接続して、2人でひとつのコンテンツを一緒に楽しむことができるのもポイントです。

 

ライフスタイルの変化を見定め、ソリューション提案を向上していく

新製品の紹介のほか、会場では「テレビ市場のトレンド」の分析と、それを踏まえた今後の対応について語られました。まず、AV機器やカメラなどを取り扱うパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社では、4月より「テレビ事業部」が誕生。「エンターテインメントの力で人々に新しい『感動と安らぎ』を提供することを目指していく」と表明されました。

↑テレビ事業の2024年度の振り返りと、2025年度の展望について語られました。

 

コロナ禍は多くの業界に影響を与えましたが、テレビ市場においては外出自粛にともない「おうちエンタメ」の需要が高まり、特に50V型以上の大画面テレビの出荷台数が増える結果に。その後は安定化しましたが、2024年で見ると出荷台数は約450万台、そのうち50V型以上が約4割を占めています。

 

同時に映像配信サービスも浸透し、その利用率は現在も増加傾向にあります。コンテンツが多様化すると同時に、再生デバイスもスマートフォンやタブレットが比率を高めるなかで、テレビには新しい価値が求められるようになりました。

 

そんななかで、パナソニックではFire TVの導入、くらしスタイルシリーズの展開、お部屋ジャンプリンク機能の提供といったソリューションを提案。コンテンツや視聴場所、視聴デバイスの多様化に対応してきました。

 

アマゾンジャパン合同会社 Amazonデバイス Fire TV事業部の西端明彦事業部長は、「2024年は大きな節目の年になりました」と振り返ります。「日本初となるFire TV搭載有機ELテレビをはじめ、パナソニック製の高品質なモデルを届けることができました。また、パナソニックの専門店を含む8500の販路に流通が拡大。テレビの視聴時間が増えたという意見もいただいています」と、手応えを得ている旨をコメント。

 

今後の方向性としては、さまざまなコンテンツと出会いやすいようにUIを改善するなどしてユーザーエクスペリエンスを高めるほか、品揃え強化に向けて動いているそう。2025年もパナソニックとアマゾンジャパンの協業に期待できそうです。

 

そして、パナソニックとしては新たな価値にばかり目を向けず、根本的なクオリティを提供することも疎かにしません。テレビの大画面化にともない増加するテレビ転倒のリスクに備えて、耐震技術を高めるなど「安心してテレビが楽しめる」ことに真摯に向き合う姿勢が改めて語られました。

 

そのうえで、「高画質・高音質・使いやすさといった本質機能を追求する」「新たなくらし空間を提案する」「コンテンツソリューションを連携させる」という3つを軸に取り組んでいくとして、これらを具体化した上述の新製品群を発表しました。

 

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屋外用途にピッタリ。デザイン性と低音の響きがいいB&OのBluetoothスピーカー

BANG & OLUFSEN JAPANは、Bluetoothスピーカー「Beosound A1」の第3世代モデルを発売しました。価格は5万5900円(税込)です。

記事のポイント

高いデザイン性と、クラス最大級のウーファー搭載で低音の再生力をそなえたBluetoothスピーカーです。防塵防水なうえに最長で5年の保証が付くため、さまざまな場所で長く使えるところも魅力。屋外で使う小型のスピーカーを探している人にはピッタリでしょう。

新モデルでは3 1/4インチのウーファーと0.6インチのツイーターを搭載し、深い低音や鮮やかなサウンドの広がりを実現しているとのこと。本体サイズ約幅133×高さ46×奥行き133mm、重さ約576gとコンパクトながら、部屋中に豊かな音を広げるとしています。再生周波数帯域は54~20000Hz、音圧は最大92dBです。

 

バッテリーは前世代モデルから向上し、再生時間が最大24時間となりました。充電はUSB-C経由で約3時間です。

 

2台用意してステレオで楽しむことも可能。同世代はもちろん、第2世代と第3世代など、世代が異なるモデルでもペアリングできます。また、本体に3つのマイクを内蔵しているため、スピーカーフォンとしても使えます。

 

本体素材はアルミニウムで、付属のストラップは防水性をそなえたレザーを採用。テーブルに置くのはもちろん、吊るして使うこともできます。また、IP67の防じん・防水性能を持っているため、屋外でも使用が可能。

 

Bluetoothは5.1に対応で、コーデックはaptX AdaptiveとAACを採用。また最大2台のデバイスに接続できます。

B&O

Beosound A1 3rd Gen 5万5900円

 

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「どんな風に」の指示でAIが高度に修正する、プロおすすめ写真加工ソフト!「CP+」で見つけた「欲しい」逸品4選

日本最大のカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」(2月27日から3月3日に開催)を取材! 「欲しい」と思わせる逸品が数多く登場した。その中でもプロカメラマン、ガジェットライター、「GetNavi」編集部員たちが特に驚いた、イチオシの製品を4つ紹介する。

 

キヤノンやシグマの最新機種に大行列!「CP+」から読み解く、7メーカーの注目製品とカメラトレンド

 

CP+はどんなイベント?
年に一度開催されるカメラ関連の総合展示会

「CP+」とは、カメラに関するすべてを扱う展示会。個人・企業どちらも対象になっている。2009年までは「フォトイメージングエキスポ(PIE)」として開催されていたが、2010年からは主催団体が変わり「CP+」として再出発した。

↑会場はパシフィコ横浜。今年のテーマは「Visualize Your Story」で、キービジュアルの撮影を写真家の横浪修氏が担当。モデルは桜子氏。

 

ユニボディ構造の採用で高い剛性感を実現

シグマ
Sigma BF
実売予想価格:38万5000円(ボディ)

カメラ史上初となる、継ぎ目のない「ユニボディ」構造を採用し、これまでにない剛性感を実現。記録メディアは230GBの内蔵ストレージを備え、最高画質でJPEG画像1万4000枚以上、動画では2.5時間以上の撮影が可能だ。

 

孤高の存在感漂う機能美を極めたカメラ

「用の美を追求したシンプルなデザインからは、孤高の存在感が漂います。アルミニウムの地金から削り出した端麗なボディは、所有する喜びを味わえる一台だと確信しました。ブースで長蛇の列が出来ていたのにも納得です」(プロカメラマン・福永仲秋さん)

 

プロカメラマン・福永仲秋さん

本誌をはじめ雑誌、広告など幅広く写真、動画を撮影しているカメラマン。ミニ四駆のマシン撮影は世界一!

 

「どんな風に」の指示だけでAIが高度な修正をしてくれる

↑作業中の画面。項目は非常に多岐にわたる。ここでは効果がわかりやすいように極端に加工しているが、もちろん自然な仕上がりにもできる。

Truesight
Evoto AI
価格:7500円(2年チケットプラン。200枚)~

PC用の写真加工ソフト。多くの機能は「どんな風にしたいか」の指示をするとAIが適切な加工をしてくれる。ダウンロードや加工作業自体は無料で、結果を画像ファイルとして保存するときのみ枚数に応じた料金が発生する。

 

修正作業が本当に簡単!加工だけでも試してみて

「『皺』『血色』『顎の細さ』『服の汚れ』など、具体的な項目をプラス/マイナスするだけで加工できます。範囲選択も対象人物を指定するだけでAIにより修正してくれます。画像加工の知識がなくても使えるのが魅力です」(湯浅さん)

 

ガジェットライター・湯浅顕人さん

ガジェットの解説や評価を行なうライター。カメラは仕事の撮影にも使うが趣味でもある。いまだに一眼レフを手放したくない。

 

アクションカメラ初のデュアルAIチップで性能向上!

Insta360
Insta360 Ace Pro 2
実売価格:6万4800円

ライカと共同開発された「Ace Pro 2」。アクションカメラとしては初めて搭載されたデュアルAIチップによる性能の向上と、新規の1/1.3インチ8Kセンサーにより、広域でHDRを実現。自動編集機能も充実している。

↑防水性能はカメラ単体で12m、潜水ケースに入れると60mにまで向上。最低動作温度は-20℃で、厳しい気候条件にも耐える。

 

低照度モードのPureVideoがスゴイ!

「暗い場面でもクリアで明るい映像を撮影できる『PureVideo』が秀逸。リアルタイムでノイズを減らしたうえ、ディテールを強調することで、クリアで明るい映像を記録できます。キレイに撮影できる場面が広がります」(「GetNavi」編集長 小林利行)

 

レンズフィルターを装着して幻想的な写真がスマホで撮れる!

ケンコー・トキナー
EXAPRO EXP-FCAF 03CL
実売価格:9680円
(クリップ単体は実売価格1980円)

49mmのレンズフィルターを挟みスマホのカメラ部に取り付けることで、幻想的な写真が撮影できるフィルタークリップ。光線状のフレアや光が十字上に広がるクロスなど、取り付けるフィルターによって得られる効果が異なる。

↑光線状のフレア効果が得られる「アナモフレア」フィルターを装着。太陽光や木漏れ日などを直線的に伸ばして印象的なカットに。

 

スマホの「普通の写真」が印象的な写真に激変!

「スマホで“普通にキレイな写真”を撮れるいまですが、レンズフィルターを取り付ければ印象的な写真にアップグレードできるアイデアが秀逸! フィルターを回転させれば得られる効果が変わるので、試してみると面白いです!」(「GetNavi」デジタル担当・上岡 篤)

 

※「GetNavi」2025月5月号に掲載された記事を再編集したものです
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不完全だからこそ心に残る。「オールドコンデジ」のおすすめ機種とひと味違う写真撮影術をフォトグラファーが伝授

近年、Z世代を中心に注目を集めている「オールドコンデジ」。オールドコンデジとは、2000年代から2010年代頃に製造・販売されたコンパクトデジタルカメラのことで、手軽に持ち運べるサイズ感と、独特のレトロな写りが魅力です。

 

今回はフォトグラファーのオガワタクヤさんに、オールドコンデジの魅力や、より味のある写真を撮るための撮影テクニックについてうかがいます。

 

懐かしくて新しい
あえて今、オールドコンデジが選ばれる理由

「コンデジ」(=コンパクトデジタルカメラ)とは、小型で軽量なデジタルカメラのこと。一眼レフカメラやミラーレスカメラほど大きさや複雑な操作性はなく、持ち運びがしやすいため、手軽に撮影できるのが特徴です。

 

なかでも、近年10代から20代の間で流行しているのが、「オールドコンデジ」と呼ばれる古いモデルのコンデジです。スマホの普及により、高画質な写真を手軽に撮影できるようになったため、一時、コンデジの需要は減少していました。しかし2020年代に入り、平成レトロブームの影響やY2Kブームの再燃とともに、再び注目を集めています

 

「今の10代は、スマホで高画質の写真を撮れるのが当たり前の環境で育っていますよね。そんな彼らにとって、オールドコンデジ特有のレトロな雰囲気の写真は新鮮で、特別なものに感じられたのではないでしょうか」(フォトグラファー・オガワタクヤさん、以下同)

↑InstagramやTikTokなど、SNSを中心に人気が広がっているオールドコンデジ。海外セレブや人気タレントなど、インフルエンサーが愛用していることも、このトレンドをあと押ししているそう。

 

独特のレトロな色合いや、フィルムライクの温かみのある質感は、解像度の低い古い機種だからこそ生み出せるもの。「こういった色味や質感は、最新スマホのような高解像度でハイスペックなカメラではなかなか再現できないんです」とオガワさんは語ります。

 

さらに、コンパクトなカメラで撮るからこそ引き出せる自然な表情も魅力だそう。

 

「スマホは撮影以外の機能も多いため、ふとカメラを向けられたとき、写真を撮られているのか、スマホをいじっているのかが分かりづらいことがあります。その点、コンデジは撮影に特化したカメラなので撮られていることがわかり撮影モードにはなりますが、一眼レフなどよりもコンパクトで圧迫感がないため、自然といい表情を引き出せます。友達や大切な人の、よりリラックスした表情を写せるのも、コンデジならではです

 

購入前に要チェック!
古い機種ならではの注意点

では、オールドコンデジはどこで購入すればよいのでしょうか?

 

「カメラショップの中古コーナーや、リサイクルショップなどで販売されていることが多いです。フリマサイトやオークションサイトでも流通していますが、手軽に購入できる一方、商品の状態が保証されていないというリスクがあります。そのため初心者の方は、プロの目で検品されたものを購入するのが安心ですね」

 

オールドコンデジはほとんどが中古商品のため、付属品が揃っていないことも多いそう。また、古い機種のため、現行の外部アクセサリーが対応していない場合もあります。とくに注意したいのが、記録メディアとバッテリーです

 

【チェックポイント1】SDカードに対応している機種を選ぶ

機種によっては、メーカー独自の記録メディアにのみ対応している場合もあります。こうした記録メディアは現在、入手困難なことも多いため、SDカード対応の機種を選ぶのがおすすめです。

↑左がSDカードで、右の4つが今はあまり使われていない珍しいメディア。SDカード対応のコンデジであれば、カードリーダーを差し込むだけで、スマホやPCへのデータ転送もスムーズに行えます。

 

また、SDカード対応の機種でも、「SDメモリーカード」と呼ばれる低容量のSDカードにのみ対応している場合があります

 

「SDカードは容量によって種類が異なります。現在はSDHCカードやSDXCカードといった大容量のSDカードが主流ですが、これらに対応した製品が登場したのは比較的最近で、オールドコンデジには対応していないものがほとんどです。『SDメモリーカード対応』と記載されている機種を購入した場合は、必ず2GB以下のSDメモリーカードを用意しましょう

↑オールドコンデジは写真1枚あたりのデータ容量が少ないため、記録容量の少ないSDメモリーカードでも機種によっては1000枚以上撮影できるそう。容量が小さくても十分に活用できます。

 

【チェックポイント2】バッテリーが劣化している場合は互換品を探す

オールドコンデジは、スマホのように直接コードを差して充電するのではなく、リチウムイオンバッテリーを専用の充電器で充電する機種がほとんど。バッテリーの種類も機種ごとに異なるため、対応する充電器がなかなか見つからないこともあります。

 

「バッテリーが劣化している可能性が高く、購入後に『思ったより充電が持たない』と感じることもあります。互換品が販売されている場合があるので、バッテリーの型番をECサイトなどで検索して、適合するものを探してみてください」

 

オガワさんは、フォトグラファーとして活躍する傍らオールドコンデジ専門ショップ「Tugumi」も運営されています。

 

「Tugumiは、『どんなカメラを選んだらいいかわからない』『選択肢が多すぎて絞れない』という方が、直感的に好きなカメラを選べるお店です。初心者の方でもすぐに楽しめるように、僕自身が実際に1~2週間持ち歩き、バッテリーなどの点検も行ったうえで、使いやすいと感じたものだけを販売しています」

↑Tugumiのコンセプトは「デジタルに生きるみんなに寄り添えるブランド」。フィルムカメラなどは取り扱わず、一点もののオールドコンデジのみを販売しています。(Instagram)

 

初心者でも使いやすい!
今、手に入れたい名機たち

各地からオールドコンデジを仕入れ、自宅には常に40台以上の機種が並ぶというオガワさんは、まさにオールドコンデジのプロ。そんなオガワさんに、初心者におすすめの機種を3つセレクトしていただきました。

 

おすすめ機種1/オールドコンデジといえばコレ! Canon「IXI」シリーズ

オールドコンデジといえばこの『IXY』シリーズというくらい、スタンダードなモデルです。キヤノンは証明写真やプリクラなど、人物撮影に優れたメーカーで、肌を美しく表現できるのでポートレート撮影に向いています。なかでもおすすめは『IXY DIGITAL 30』。僕自身も手放したくないくらい気に入っています」

 

おすすめ機種2/入手しやすくビギナーも使いやすい!CASIO「EXILIM」シリーズ

「『EXILIM』シリーズは流通量が多く、今でもカメラ本体やバッテリーともに入手しやすいモデルです。なかでも『EX-Z4』はSDカードにも対応していて、初心者の方でも使いやすいモデルですね」

 

おすすめ機種3/乾電池でも駆動するから使いやすい! PENTAX「Optio」シリーズ

「『Optio』シリーズのなかでも、『Optio E30』は2007年発売と比較的新しいモデルで、SDカードに対応しているだけでなく、単3電池2本で動作するのが特徴です。バッテリー充電の手間がなく、電池を交換するだけですぐに使用できます」

 

オールドコンデジで切り取るノスタルジー
ひと味違う写真を撮る3つのコツ

オールドコンデジは、光の入り方やブレ感を活かすことで、記憶の中の風景を映し出したような、ノスタルジックな写真を撮ることができます。ここでは、オールドコンデジの良さを活かした撮影術について、オガワさん撮影の作例とともにご紹介します。

 

【コツ1】昼と夜で「光」を使い分ける

オールドコンデジは夜景撮影が得意ではないため、基本的には昼間の撮影がおすすめ。もし、夜撮影する場合はフラッシュを使いましょう。メーカーによって違いはありますが、次の設定を試してみると、より雰囲気のある写真に仕上がります。

 

昼間や室内の撮影の場合:「フラッシュ禁止モード」を使用(フラッシュオフ)

昼間の撮影ではフラッシュ機能をオフにして、被写体の背後から当たる逆光や、被写体の左右など側面から当たる斜光など、光の当たる方向を活かして撮るのがおすすめです。オールドコンデジは光が柔らかく写るので、自然で温かみのある、ふんわりとした空気感の写真が撮れます」

 

夜の撮影の場合:「フラッシュ強制発光モード」を使用

「反対に夜はフラッシュ撮影で輪郭を際立たせましょう。コンデジにはストロボが内蔵されている機種が多く、フラッシュを焚くことで、被写体がくっきり浮かび上がったレトロな雰囲気の写真を撮ることができます」

 

【コツ2】被写体を中央に置いて撮る

被写体を画面の中央に置く「日の丸構図」は、非常にシンプルで簡単な構図ですが、被写体を際立たせた印象的な写真を撮影することができます。

昔のカメラは画面の中央部にしかピントが合わない機種が多いため、日の丸構図がとても活きてきます。ポートレート(人物撮影)にも向いています」

 

【コツ3】あえて「ブレ」を強調してみる

カメラを揺らしながら撮影して、被写体をブレさせてみるのも一つの表現方法。オガワさん自身も、普段の撮影で取り入れている手法だそう。

 

「オールドコンデジは、少し輪郭がぼけたような、淡い雰囲気の写真を撮るのが得意です。意図的にブレさせることでより不鮮明になり、まるで思い出の中のワンシーンのような写真に仕上がります。くもりの日や薄暗い室内での撮影におすすめです

自分だけのときめく一台を探して、
日常をもっと特別に

日常の新たな相棒となる一台を選ぶポイントについて、オガワさんは「見た目がタイプの機種を選ぶことも大事です」と話します。

 

「オールドコンデジにはシンプルなデザインのものもあれば、フィルムカメラのようなクラシックなもの、少し大きめでゴツゴツしたものなど、さまざまなデザインの製品があります。
洋服やアクセサリーを選ぶときのように、自分が一番好きなデザインのカメラを選ぶことが、結果的に撮ることへのモチベーションにつながると思います。ファッションアイテム感覚で持ち歩きながら、写真撮影を楽しんでほしいですね」

最後に、オールドコンデジを始める人へ、オガワさんからメッセージをいただきました。

 

「スマホで写真を撮っても、なんだか心に残らない、味気ないと感じることはありませんか? それは、スマホの写真があまりにもクリアで鮮明すぎるがゆえに、どこか無機質に思えてしまうからかもしれません。きれいすぎる写真が当たり前になると、シャッターを切った瞬間の感動やその場の空気感までもが埋もれてしまう気がしています。
オールドコンデジは、古い機種ゆえにボケたりブレたりすることもありますが、そんな不完全さもまた魅力のひとつ。鮮明ではないからこそ、あとから見返したときに、どこか懐かしい気持ちになるものです。いつもとは違う雰囲気の写真を撮りたくなったら、友達を誘って特別なシチュエーションで撮影を楽しんでみるのも面白いかもしれません。ぜひ、“自分だけのカメラ”を見つけて、大切な思い出を誰かと共有してみてください」

 

Profile

フォトグラファー / オガワタクヤ

大阪府在住のフリーランス写真家、フォトグラファー。バンドのアーティスト写真・MV・ライブ写真の撮影をメインに、雑誌やブライダル、古着屋の撮影などを手掛ける。オールドコンパクトデジタルカメラ専門ショップ「Tugumi」を運営。
Instagram
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AI搭載のスマホ用ジンバル、99gのドローンカメラ!「CP+」で発掘、量販店には置いていないカメラ周辺機器

日本最大のカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」(2月27日から3月3日に開催)の面白さは、展示がカメラとレンズだけではないということ。アクセサリーやサービス、アプリ、書籍など、およそカメラに関係するものならなんでもあると言っていい。今回はそんな、量販店には置いていない注目の新製品をご紹介しよう。

CP+はどんなイベント?
年に一度開催されるカメラ関連の総合展示会

「CP+」とは、カメラに関するすべてを扱う展示会。個人・企業どちらも対象になっている。2009年までは「フォトイメージングエキスポ(PIE)」として開催されていたが、2010年からは主催団体が変わり「CP+」として再出発した。

↑会場はパシフィコ横浜。今年のテーマは「Visualize Your Story」で、キービジュアルの撮影を写真家の横浪修氏が担当。モデルは桜子氏。

 

スマホ用ジンバルのフラッグシップはAIを搭載!

ZHIYUN(ジーウン)
SMOOTH 5S AI
実売価格:2万9800円

手ブレを補正したり、どのように持ってもカメラのレンズが一定方向を向き続けるようにできる「ジンバル」という機器。ジェスチャーで録画開始や目標の追尾開始/停止などの指示が可能だ。

↑センサーが被写体の動きを捉え、AIで処理。アプリがなくてもAIトラッカーが目的の被写体を追い続けてスマホを動かしてくれる。

 

印刷された写真をセルフで簡単にアクリル加工できる

アクフィックス
専用機械:7万1500円
はがきサイズのアクリル30 セット
1枚あたり255 円

専用アクリルと機器を購入し、プリントした写真にセルフでアクリルフォトが制作できる。銀塩印画紙やインクジェット写真用紙に印刷してアクリルに定着させる方式。アクリルの厚さや大きさなどが選択可能。写真スタジオなどでの需要も多い。

↑定着させる機器と、プリントされたアクリル板の数 々。なかには10年以上鮮やかな色合いを保っているものもあった。

 

手持ちの旧型のレンズでもAFを使えるようになる電子アダプター

焦点工房
MonsterAdapter(ニコンZマウント-ニコンFマウント用)
価格未定

旧型の「ニコンFマウント」用のレンズを、現行製品で採用されている「ニコンZマウント」のカメラで使えるようにするためのアダプター。AF用のモーターも内蔵し、手持ちの“レンズ資産”を無駄なく活用できるようになる。

 

1本の脚にワイヤーが7本入った高耐久フレキシブル三脚

Goocong
YogaPod 3K
実売予想価格9980円 2025年夏発売

脚を柔軟に曲げられる三脚。柵や手すりなど、色々な物に巻き付けてカメラを固定できる。長い三脚を使わなくても高い位置に固定できるのは魅力。脚がカメラの両サイドにくるよう曲げ、手持ちの撮影ハンドルとして使うことも可能。

↑柔らかいようで、実はしっかり固定できる。耐荷重は3kgと、ミラーレス一眼に望遠レンズという構成でも使えることが多いだろう。

 

本体質量わずか99g!気軽に持ち運んで自撮りできる

ZERO ZERO ROBOTICS
HOVERAir X1 Smart
実売価格:5万9980円

カメラ搭載のドローン。離陸・着陸はスマホからのワンタッチ操作。各種の動作はカメラに向かって手を振るジェスチャーで指示することができる。HOVERAirのブースでは実際に飛行体験ができた。

↑W142×H114×D27/質量99gと小型軽量なので、バッグに入れて簡単に持ち運べる。基本セットには収納袋が付属する。

 

↑歩行中やサイクリング中の人を、AIが時速25kmまで自動捕捉。撮影するアングルは、正面・俯瞰・追尾・周回などから選択可能。

 

※「GetNavi」2025月5月号に掲載された記事を再編集したものです
※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

キヤノンやシグマの最新機種に大行列!「CP+」から読み解く、7メーカーの注目製品とカメラトレンド

日本最大の「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」を取材!主要メーカーを中心に、2025年のカメラトレンドを読み解いてみる。

 

CP+はどんなイベント?
年に一度開催されるカメラ関連の総合展示会

「CP+」とは、カメラに関するすべてを扱う展示会。個人・企業どちらも対象になっている。2009年までは「フォトイメージングエキスポ(PIE)」として開催されていたが、2010年からは主催団体が変わり「CP+」として再出発した。

↑会場はパシフィコ横浜。今年のテーマは「Visualize Your Story」で、キービジュアルの撮影を写真家の横浪修氏が担当。モデルは桜子氏。

 

【キヤノン】目的の被写体を「つかみ続ける」強力なAF機能をバスケで体験!

「EOS R1」「EOS R5 Mark II」の展示では、「サッカー」「バスケットボール」「バレーボール」の競技で“シュートしている選手”、“スパイクしている選手”などに自動でピントを合わせる「アクション優先」機能を、実際のバスケット練習を撮影して体験できた。

 

映画のような雰囲気のVlogも、作り込む静止画もこれ一台で

PowerShot V1
実売予想価格:14万8500円(税込)

ハイエンドなコンデジ。光学/電子手ブレ補正を搭載。内蔵マイク用ウィンドスクリーンが付属し、強風によるノイズを低減してくれる。顔ではなく「モノ」のほうにピントを合わせてくれる「レビュー用動画」モードが便利。

SPEC●センサー:1.4型CMOS ●総画素数:約2390万画素 ●焦点距離:8.2~25.6mm(35mm判換算約16~50mm相当。静止画撮影時)●常用ISO感度 ISO100~ISO32000(静止画) ●液晶モニター:3.0型TFT式カラー液晶 ●サイズ/質量:約W118.3×H68×D52.5mm/約379g(本体のみ)

 

↑冷却フロー。センサーやチップなど発熱の大きい部品を冷却し、左上部2か所から排気する。動画撮影時の過熱を防ぎ、長時間撮影が可能に。

 

↑EOS 「R1」「R5 Mark II」「R3」に搭載される、視線入力AF。ファインダーを覗くと瞳の動きが検知され、見ているところにAFフレームが移動する。眼鏡をかけていてもOK。

 

↑フルサイズミラーレス機「EOS R1」「EOS R5 Mark II」。「アクション優先」機能で、多くの選手が交錯するような競技でも、注目すべき動作をしている選手にピントが合う。

 

【ソニー】豊富なボディとレンズが用意され、スポーツからポートレートまで撮影を体験

ひときわ広かったソニーブース。12~24mmの超広角ズームレンズから400~800mmの超望遠ズームレンズまで試用でき、カメラボディも豊富。ボディやレンズそれぞれの特性をチェックできるスポーツの試技やモデル撮影などのコーナーも豊富に用意されていた。

 

大口径の明るいレンズながら小型軽量で携帯しやすい

大口径超広角単焦点Gレンズ
FE 16mm F1.8G
参考小売価格:13万6400円(税込)

非常に広い範囲を写し取ることができる超広角レンズ。最短0.15m(AF時)の近接撮影ができ、ボケを生かした撮影ができる。広角レンズだが周辺部まで高い解像性能を持ち、全体を高精細に描写できる。AFが高速で、動画撮影にも強い。

SPEC●マウント:ソニー Eマウント ●焦点距離:16mm ●レンズ構成:12群-15枚 ●開放絞り:F1.8 ●最小絞り:F22 ●フィルター径:67mm ●サイズ/質量:Φ73.8×D75mm/約304g

 

●絞り値F1.8

↑絞りを開放した(まったく絞らない)F1.8での撮影。ピントの合う範囲が狭くなり、手前の花だけにピントが合うのでボケを際立たせることができる。

 

●絞り値F22

↑最大に絞り込んだF22での撮影。ピントの合う範囲が広くなり、手前から奥までクッキリ撮れるため、情報量の多い写真になる。

 

↑フラッグシップモデル「α1 Ⅱ」と「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」の組み合わせで撮影を体験。ズーム全域で開放F2.8から画面周辺部まで、高い解像性能を実現している。

 

↑スポーツ撮影体験のコーナー。会場を囲むように用意されているカメラとレンズで、「剣道」「テコンドー」「トリッキング」の撮影ができた。カメラもレンズも種類が豊富だった。

 

【ニコン】新製品と新たな機能で表現の幅を広げられる!

「Z6III」や「Z50II」に搭載された、写真の色味を多彩に調整できる「イメージングレシピ」機能。その機能を存分に試せるよう、カラフルな被写体の並ぶ撮影コーナーが用意されていた。クリエイターが作成したレシピでの作例も豊富に展示され、来場者から注目されていた。

 

望遠側3000mmまでカバー! 驚異の125倍ズーム

COOLPIX P1100
ニコンダイレクト参考価格:14万9600円

広角から超望遠まで対応するレンズを内蔵したカメラ。約1cmでもピントが合う「マクロAF」や、4K UHDでの動画撮影も可能。モードダイヤルに「鳥モード」「月モード」が用意されており、必要なときに素早く切り換えられる。

SPEC●センサー:1/2.3型原色CMOS ●総画素数:1679万画素 ●焦点距離:4.3~539mm(35mm判換算約24~3000mm相当) ●ISO感度 ISO100~ISO1600 ●液晶モニター:3.2型TFTカラー液晶 ●サイズ/質量:約W146.3×H118.8×D181.3mm/約1410g(電池・カード含む)

 

↑手ブレを高度に軽減する「デュアル検知光学VR」は、なんと4.0段分もの補正が可能。手持ちでの望遠撮影でもブレを抑えられる。

 

↑野鳥を美しく撮影できる「鳥モード」。AFを「スポット」や「ワイド」などから選べるため、鳥の位置に応じた自由な構図が可能だ。(c)半田菜摘

 

↑レトロ調のヘリテージデザインが特徴の「Zf」は、外装を6色から選んで張り替えられる「プレミアムエクステリア」サービスを適用したボディが展示されていた。

 

↑「色味」の加工設定を自分で作成したり、クリエイターが作成した設定を利用できる「イメージングレシピ」機能。古びた写真やビビッドな写真などを自在に作成できる。

 

【パナソニック】高度な映像制作やスマホ連携などアプリも充実

2024年発売のフルサイズ機「LUMIX S9」や、発売前の「LUMIX S1R MarkII」が展示され、注目を集めていた。ドラマやドキュメンタリーのような映像の制作を支援するスマホアプリ「LUMIX Flow」の体験では、実際にアプリを使って映像制作の体験が可能だった。

 

被写体を逃さないA‌F性能と、超高解像度イメージセンサー

LUMIX S1R MarkⅡ
実売予想:47万5200円(ボディ)

4430万画素イメージセンサーと、ライカと共同開発の画像処理エンジンにより、緻密かつ自然な仕上がりを実現したデジタル一眼カメラ。手ブレ補正は8.0段ぶんの補正が可能で、望遠の手持ち撮影でも手ブレを抑えられる。

SPEC●センサー:35mmフルサイズCMOS ●総画素数:4590万画素 ●ISO感度 ISO80~ISO51200(通常) ●液晶モニター:3.0型TFTカラー液晶 ●サイズ/質量:約W134.3×H102.3×D91.8mm/約795g(電池・SDメモリーカード1枚含む)

 

↑ミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH7」は、冷却ファンの効果を最大限に生かす放熱構造によって、動画の長時間連続撮影が可能。CP+が開催されている79時間もの間、連続撮影するチャレンジが行われていた。

 

↑ピントを合わせつつ秒間約40コマの連写が可能。高速追随する像面位相差AFと、AIによる被写体認識で、高速に動く被写体も正確に捉える。

 

↑新開発のイメージセンサーは、4430万画素裏面照射型CMOS。毛髪や植物など、細かい描写が必要な被写体も高精細に描くことができる。

 

【富士フイルム】ほとばしる「フィルム愛」とデジタル技術との融合を体感

デジタルカメラの「フィルムシミュレーション」による色再現力を体感できるコーナーや「instax WIDE Evo(TM)」の特徴である、100段階で調整できる10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトの機能を試すコーナーを展開。様々なカメラと被写体で撮影を楽しめた。

 

「フィルム写真」を手軽に味わえるカメラ

“チェキ” instax WIDE Evo
実売価格:5万5000円

カメラ背面のモニターを見ながら撮影し、好きな画像を選んでプリントできるカメラ。横長の「ワイドフォーマットフィルム」に対応し、スマホやデジタルカメラで撮影した写真のプリントも可能となっている。

SPEC●センサー:1/3型CMOS原色 ●記録画素数:4608×3456ピクセル(広角スイッチONかつmicroSDカード使用時) ●焦点距離:16mm(35mm判換算) ●ISO感度:100~1600 ●液晶モニター:3.5型TFTカラー液晶 ●サイズ/質量:W138.7×H125×D62.8mm/約490g(本体のみ)

 

↑GFX/Xシリーズの最新機種も体験可能。舞い踊るダンサーを被写体に撮影体験し、動きを捉えるだけでなく瞳を捉えてピントが合う機能を実感できた。

 

↑エフェクトの度合いを調整するレンズリング(左)、エフェクトを切り替えるダイヤル(中)、手動で巻き上げるクランク(右)を備える。

 

↑instax(TM)の展示コーナー。instax(TM)のロゴが目立ち、製品ラインナップがズラリと並ぶ入口が印象的だった。もちろん体験コーナーもあった。

 

【OMシステム】常時開催の使いこなし講座で何度も立ち寄りたくなる

撮影体験ブースは中央部に「森」が作られ、中には何羽もの野鳥(模型)が。その光景を、周囲にぐるりと設置された何種類ものレンズ+ボディで撮影できた。プレゼンテーションコーナーでは、プロカメラマンによる製品機能の使いこなし解説が常に行われていた。

 

フラッグシップと同等の性能で500gを切る軽さを実現

OM SYSTEM OM-3
実売価格:26万4000円(ボディ)

往年のフィルム一眼レフカメラ「オリンパス OM-1」の設計思想を継承。撮影後の画像処理を、カメラ本体内でできる「コンピュテーショナル フォトグラフィ」機能や、複数枚の撮影を合成し高解像写真を生成する「ハイレゾショット」機能を搭載。

SPEC●センサー:4/3型 裏面照射積層型 Live MOS ●総画素数:約2293万画素 ●ISO感度: LOW(約80相当、100相当)、ISO200~ISO102400 ●液晶モニター:3.2型TFTカラー液晶 ●サイズ/質量:約W139.3×H88.9×D45.8mm/約413g(本体のみ)

 

↑体験ブースでは単焦点の広角レンズや100〜400mmの超望遠レンズなど、多彩なレンズでの撮影を試すことができた。右端に見えているのが、被写体となっていた「野鳥のいる森」。

 

↑クリエイティブダイヤルを装備。「カラープロファイルコントロール」「カラークリエイター」など、調整機能をすぐ呼び出せる。

 

↑重厚な質感のダイヤルやスイッチが並び、往年の名機を思わせる軍艦部(本体上面の操作部)。画面で操作するより確実でもある。

 

↑「オリンパス OM-1」の影響を受けた「OM-3」ボディのモックアップ。ペンタ部の形状や、ボディの両サイドを角張らせることで、握った際に手に馴染む工夫が施されている。

 

【シグマ】シンプルなフルサイズ一眼と高コスパレンズに行列ができる

シグマのブースは、まるでモンゴルの住居「ゲル」のような巨大な円筒形のテント。そこに、初日の接待者やプレス限定の時間帯から長い列ができる人気ぶりだった。2月に発表されていたフルサイズデジタル一眼の「BF」を試すことが目当てだったと思われる。

 

シンプルさと高性能をともに極限まで追求

Sigma BF
参考小売価格:38万5000円(ボディ)

スイッチ類を最小限に抑え、シンプルなデザインを実現した。撮影設定値をサブモニターに表示することで、メインモニターには撮影プレビューだけを表示して撮影に集中できる。最大6Kでの動画撮影も可能。

SPEC●センサー:35mmフルサイズCMOS ●総画素数:2530万画素 ●ISO感度 ISO100~ISO102400 ●液晶モニター:3.15型TFTカラー液晶 ●サイズ/質量:約W130.1×H72.8×D36.8mm/約446g(電池含む)

 

↑BFの発売に合わせ、新しく9本のレンズも発売。カラーリングは、BF本体色に合わせてブラックとシルバーの2種類が用意される。

 

↑Sigma BFは大人気。列に並んでシグマのブースに入れたあとも、BFを試用するために順番待ちをしなければならないほどだ。レンズとBFを組み合わせて実際の撮影を体験できた。

 

↑ズームレンズの「Sigma 16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporary」も人気だった。これ1本あれば、広角から望遠までほとんどの撮影ができてしまう。実売価格11万8800円。

 

※「GetNavi」2025月5月号に掲載された記事を再編集したものです

Amazonギフトカード1万円分が当たる! No.1ポータブルオーディオを決める「ポタ-1グランプリ2025」開催

ポータブルオーディオの年間王者を読者からの一般投票で決める「ポタ-1グランプリ」(通称“ポタワン”)が、約2年ぶりに開催! イヤホンやヘッドホン、スピーカーなど、2025年に人気を集めたアイテムから10部門86モデルがノミネートされました。

 

【投票はこちらをクリック】

https://forms.gle/5tD2aXKPz9ygW5pa7

 

今回のノミネートは、2024年度(2024年4月~2025年3月まで)に発売された製品が対象。5月1日から5月15日まで投票を受け付け、6月下旬に総合グランプリ、各部門グランプリなどを発表予定です。また、6月24日(火)発売のGetNavi本誌にも結果が掲載されます。

 

審査委員長を務めるのは人気声優の小岩井ことりさん! そして今回は、特別審査員としてゲームYouTuber「ハヤトの野望」さんも参加してくれます!!

↑審査委員長の小岩井ことりさん:声優やアーティストのほか、音楽制作やメタルバンド、Vtuberなど多岐にわたるジャンルで活躍。GetNavi本誌で「やりすぎ!?ことりズム」を連載中。

 

↑特別審査員の「ハヤトの野望」さん:YouTubeチャンネルを中心に、「ハヤトの野望」名義で活動している、日本のゲーム実況者。常識にとらわれない、実験的プレイ動画の投稿・配信を得意とする。

 

今回はなんと! 投票していただいた方の中から抽選で3名様にAmazonギフトカード1万円ぶんをプレゼントします。SNSアカウントがあれば簡単に投票できますので、奮ってご応募ください!

 

【投票はこちらをクリック】

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ノミネート製品一覧

※画像をクリックすると製品のポイントが見られます。

【完全ワイヤレスイヤホン 1万円未満部門】10モデル

 

【完全ワイヤレスイヤホン 1~2万円部門】10モデル

 

【完全ワイヤレスイヤホン 2~3万円部門】10モデル

 

【完全ワイヤレスイヤホン 3万円以上部門】10モデル

 

【低価格ワイヤレスヘッドホン部門】10モデル

 

【高価格ワイヤレスヘッドホン部門】6モデル

 

【オープン型ワイヤレスイヤホン部門】10モデル

 

【ゲーミングヘッドセット ワイヤレスヘッドホン部門】6モデル

 

【ゲーミングヘッドセット ワイヤレスイヤホン部門】4モデル

 

【ワイヤレススピーカー部門】10モデル

 

【投票はこちらをクリック】

https://forms.gle/5tD2aXKPz9ygW5pa7

投票期間は2025年5月1日(木)~5月15日(木)23:59

日常使いにぴったり。Nothingから1万円以下で音質もノイキャンも十分なイヤホン「CMF Buds 2」「CMF Buds 2a」発売

Nothingがサブブランドの「CMF by Nothing」から「CMF Buds 2」「CMF Buds 2a」を発表しました。日本でも発売予定で、5月6日から販売を開始します。

記事のポイント

CMF Buds 2が7800円(税込)とお手頃価格ながら、音質にこだわっていたり、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載していたりと、機能性も十分と感じさせる製品です。日常使いにぴったりといえるでしょう。

CMF Buds 2は、音質/装着性/スマート機能の3拍子がそろった、普段使いに最適とうたう完全ワイヤレスイヤホンです。深い低音と澄んだ高音を両立するという11mmドライバーを搭載するほか、Diracが提供する音響の最適化技術「Dirac Opteo」によるチューニングで、ボーカルをくっきりと再現するとしています。また、低音を強化する「Ultra Bass Technology 2.0」とドライバーによって、低周波数の音に深みを加え、サウンド全体をクリアにしながらパワフルな音に仕上げているそうです。

 

ノイズキャンセル機能としては、「48dBハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」を搭載。加えて、周囲の環境に合わせてノイズの低減レベルをリアルタイムで調整する「Environmental Adaptive mode」も備えています。

 

このほか、スマホアプリのNothing Xを使ってchatGPTの音声アシスタントを呼び出したり、イコライザーの設定を変更したりできます。

 

イヤホンの再生時間は約7.5時間~、ケースのバッテリーを合わせると最大55時間使用できます。

 

CMF Buds 2aは、音楽好きなすべての人がクリアなサウンドを楽しめるとうたう製品です。42dBのアクティブノイズキャンセリング、12.4mmのカスタムドライバーなどを搭載しています。

Nothing

CMF Buds 2 7800円(税込)

CMF Buds 2a 6000円(税込)

5980円のお手ごろ価格! シンプルに使える低遅延なワイヤレスゲーミングヘッドセット

サンワサプライは、遅延の少ない通信方式を採用したワイヤレスゲーミングヘッドセット「400-HSW051」を、運営する直販サイト「サンワダイレクト」で発売しました。実売価格は5980円(税込)。

ワイヤレスゲーミングヘッドセット「400-HSW051」

 

記事のポイント

USBレシーバー同梱で遅延の少ないゲーミングワイヤレスヘッドセットは、ゲーム以外にもWeb会議や通話、動画実況など様々な用途に使えます。機能はシンプルなので、初めてゲーミングヘッドセットを使う人や、有線式ヘッドセットからの買い替えにオススメです。

 

本製品は2.4GHzワイヤレス技術を採用し、遅延の少ないリアルタイム音声を実現したワイヤレスヘッドセット。同梱するUSB Type-Cレシーバーと組み合わせることで、映像と音のズレを最小限に抑えて、シューティングや音ゲーなどでも正確なプレイを可能にします。USB A変換アダプタも付属するので、パソコンやゲーム機、スマートフォン、タブレットなど様々な機器で使用できます。

 

最大23時間の連続再生が可能なロングバッテリーを搭載しているほか、付属の3.5mmオーディオケーブルを使用すれば、有線接続にも対応。有線接続時は充電しながら使用することもできます。

 

使わないときは収納しておける全指向性マイクを搭載し、ゲーム内でのボイスチャットやWeb会議などでの通話が可能。電源ボタンを2回押すだけで簡単にマイクをミュートON/OFFすることができます。

 

また、7色+2つのグラデーションモードから選べるRGBライティングを搭載。ゲーム中はLEDを光らせてテンションを高め、仕事で使用するときは消灯するなど自由に設定できます。

 

169gという軽量ボディに、柔らかいイヤーパッドと伸縮可能なヘッドバンドを組み合わせることで、長時間のゲームやテレワークでも耳や頭への負担を軽減。大人から子どもまで幅広いユーザーが快適に装着できます。

 

サンワサプライ
ワイヤレスゲーミングヘッドセット「400-HSW051」
2025年4月28日発売
実売価格:5980円(税込)

オープンイヤーでこの低音はすごい。 Shokz「OpenFit 2」の完成度に驚いた

“ながら聴きイヤホン”の最大手ブランド・Shokzから、最新完全ワイヤレスイヤホン「OpenFit 2」が登場しました。耳を塞がないスタイルのイヤホンがブームとなって以来、多くのモデルがリリースされていますが、そのなかでもOpenFit 2は「さすがはShokz」と言うべき性能を実現しています。さっそく、その詳細をレビューしていきましょう。

 

「耳を塞がないイヤホンに強い」ブランドならではの設計

Shokzといえば「骨伝導イヤホン」のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実際、2024年の骨伝導イヤホン市場において、販売台数・販売金額ともに1位を獲得したというデータもあり、実績としても最大手といえるブランドです。

 

今回紹介するOpenFit 2(実売価格2万5900円前後)は、そんな同社が持つ、耳を塞がない“オープンイヤー”というコンセプトを継承した完全ワイヤレスイヤホンです。OpenFit 2は骨伝導型ではなく、耳の穴の上にドライバーユニットを浮かせるように配置するスタイルを採用しています。

↑耳を塞がない“ながら聴き”イヤホンのOpenFit 2。耳に引っ掛けるイヤーフックがあるため、充電ケースはやや大きめ。

 

最大の特徴は、業界初という「DualBoostテクノロジー」を搭載していること。これは高音を担当する高周波ユニットと、21mm×11mmの大型ダイナミックドライバーを搭載する低周波ユニットをそれぞれ独立配置したものです。これにより「鮮やかでダイナミックなサウンド」を実現するとShokzはアピールしています。

 

さらに、ながら聴きイヤホンが苦手とする低音再生についても、独自の低周波強調アルゴリズム「Shokz OpenBass2.0」テクノロジーによりカバー。オープンイヤーのイヤホンには周囲の音が聞こえるというメリットがある反面、音質面でのデメリットもありますが、その課題をしっかりと克服した設計になっています。

↑オープンイヤーのイヤホンが苦手とする低音再生を、独自技術でカバーしています。

 

また、「Shokz」アプリ(iOS/Android)からはイコライザー機能も利用可能。「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「高音強め」「プライベート」の5種類のプリセットに加えて、自分でカスタマイズした設定も保存できます。効果としては「低音強め」なら中高域が引き下がり、逆に「高音強め」なら中低域が引き下がるといった具合に、「足すのではなく引く」イメージの効き具合です。

↑「Shokz」アプリから機能のカスタマイズが行えます。

 

「プライベート」は音漏れを抑制するモードで、完全に音漏れがなくなるわけではないですが、体感的には半減するように感じられました。そのぶん、音質的には少しこもったようなサウンドになります。OpenFit 2は音漏れに配慮された設計ではありますが、オープンイヤー型である以上、やはり一般的なイヤホンよりも遮音は困難です。そのため、普段は「スタンダード」を使用し、電車などでは「プライベート」に切り替える、といった使い方がオススメできます。

 

抜群のつけ心地で安定感も◎

OpenFit 2のもう一つのポイントは、優れた装着感です。

 

イヤホンの内層には独自の「Ultra-Soft Silicone 2.0」を採用。イヤーフックには一体型のニッケルチタン合金が使用されており、肌触りが良く、キュッと耳に吸い付くようなフィット感があります。耳掛け型のイヤホンはイヤーフックを引っ掛ける耳の上辺りが痛くなってきがちですが、OpenFit 2ではそんな心配は無用。約9.4gという軽量設計と相まって、長時間つけていても負担を感じません。

↑イヤーフックは柔軟ながらフィット感が高く、シリコン素材で肌触りも良いです。

 

加えてIP55の防水・防塵性能を備えており、汗や雨にも強い仕様。装着した状態で軽く頭を振ってみてもズレることはなく、ジョギング程度ならまったく問題なく使用できます。

↑装着した様子。しっかり安定していて、ちょっした運動ではまったく外れそうな気配がありませんでした。

 

本体操作は物理ボタンから音量の調整、曲のスキップ、通話応答などが行なえます。またアプリから設定すると、タッチ操作で音声アシスタントを呼び出せるようになります。

 

このほか、バッテリー寿命は1回の充電で最大11時間、充電ケース併用で計48時間の音楽再生が可能。10分間の充電で2時間駆動できる急速充電にも対応します。さらに、ノイズキャンセリング技術とAIアルゴリズムを搭載した4つのビームフォーミングマイクによる明瞭な通話性能、同時に2台のデバイスと接続可能なマルチポイント対応など、使い勝手の良い機能をそろえています。

 

驚くほどパワフルな低音でノリ良く音楽が聴ける

それでは、OpenFit 2のサウンドをチェックしていきましょう。普段から同じタイプのイヤホンを使っているユーザーでも、本機の音を聴くと驚くかもしれません。それほどにパワフルな低域が楽しめるのが、OpenFit 2の大きな特徴です。オープンイヤーである以上、ディテールにはどうしても抜けてしまうところがあるものの、全体的に元気が良くパンチのある鳴り方で、ノリ良く音楽を聴くことができます。

↑スマートフォンとBluetooth接続してサウンドをチェックしました。

 

米津玄師「BOW AND ARROW」では、イントロの低音に厚みが感じられ、ハンドクラップもそれに負けじと響いてきます。低域の下支えがしっかりしているから、楽曲の持つ疾走感がより引き立つ印象です。同じく米津玄師「Plazma」でもその点は共通していて、刻まれるリズムにパワーがあるため、音楽につられて思わず身体が揺れてしまうほど。

 

このように低域が目立ちますが、耳に差し込むカナル型イヤホンと違って外に広がる感覚もあるため、ダンスミュージックのように低音が多く含まれた楽曲でも聴き疲れしにくいのではないかと思います。

 

中高域がクリアなので、ボーカルも明瞭に再現されます。Mrs.GREEN APPLE「ライラック」は、伸びやかな高音の歌声が力強い演奏をかき分けて耳まで届くような表現で、爽やかさだけでなくグルーブ感を味わうことができました。

 

相性が良いのはやはりスピード感のあるバンドミュージック、EDM系あたり。普通の音楽リスニングはもちろん、ワークアウトや家事の最中に気分をアゲるプレイリストを流しっぱなしにする、という聴き方にとても向いていると思います。また人の声がクッキリと聞こえて、爆発音なども迫力があるので、YouTubeなどでの動画鑑賞も楽しめます。かなり使い勝手はいいのではないでしょうか。

 

“ながら聴きイヤホン”としての完成度が高い

OpenFit 2は装着性の良さとサウンドの両面で、かなり完成度の高い“ながら聴きイヤホン”と言えます。こういったタイプのイヤホンは耳が痛くなってしまう、低音が物足りない、というふうに感じていた方にこそ、ぜひ体験してほしいモデルです。

オープンイヤーでこの低音はすごい。 Shokz「OpenFit 2」の完成度に驚いた

“ながら聴きイヤホン”の最大手ブランド・Shokzから、最新完全ワイヤレスイヤホン「OpenFit 2」が登場しました。耳を塞がないスタイルのイヤホンがブームとなって以来、多くのモデルがリリースされていますが、そのなかでもOpenFit 2は「さすがはShokz」と言うべき性能を実現しています。さっそく、その詳細をレビューしていきましょう。

 

「耳を塞がないイヤホンに強い」ブランドならではの設計

Shokzといえば「骨伝導イヤホン」のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実際、2024年の骨伝導イヤホン市場において、販売台数・販売金額ともに1位を獲得したというデータもあり、実績としても最大手といえるブランドです。

 

今回紹介するOpenFit 2(実売価格2万5900円前後)は、そんな同社が持つ、耳を塞がない“オープンイヤー”というコンセプトを継承した完全ワイヤレスイヤホンです。OpenFit 2は骨伝導型ではなく、耳の穴の上にドライバーユニットを浮かせるように配置するスタイルを採用しています。

↑耳を塞がない“ながら聴き”イヤホンのOpenFit 2。耳に引っ掛けるイヤーフックがあるため、充電ケースはやや大きめ。

 

最大の特徴は、業界初という「DualBoostテクノロジー」を搭載していること。これは高音を担当する高周波ユニットと、21mm×11mmの大型ダイナミックドライバーを搭載する低周波ユニットをそれぞれ独立配置したものです。これにより「鮮やかでダイナミックなサウンド」を実現するとShokzはアピールしています。

 

さらに、ながら聴きイヤホンが苦手とする低音再生についても、独自の低周波強調アルゴリズム「Shokz OpenBass2.0」テクノロジーによりカバー。オープンイヤーのイヤホンには周囲の音が聞こえるというメリットがある反面、音質面でのデメリットもありますが、その課題をしっかりと克服した設計になっています。

↑オープンイヤーのイヤホンが苦手とする低音再生を、独自技術でカバーしています。

 

また、「Shokz」アプリ(iOS/Android)からはイコライザー機能も利用可能。「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「高音強め」「プライベート」の5種類のプリセットに加えて、自分でカスタマイズした設定も保存できます。効果としては「低音強め」なら中高域が引き下がり、逆に「高音強め」なら中低域が引き下がるといった具合に、「足すのではなく引く」イメージの効き具合です。

↑「Shokz」アプリから機能のカスタマイズが行えます。

 

「プライベート」は音漏れを抑制するモードで、完全に音漏れがなくなるわけではないですが、体感的には半減するように感じられました。そのぶん、音質的には少しこもったようなサウンドになります。OpenFit 2は音漏れに配慮された設計ではありますが、オープンイヤー型である以上、やはり一般的なイヤホンよりも遮音は困難です。そのため、普段は「スタンダード」を使用し、電車などでは「プライベート」に切り替える、といった使い方がオススメできます。

 

抜群のつけ心地で安定感も◎

OpenFit 2のもう一つのポイントは、優れた装着感です。

 

イヤホンの内層には独自の「Ultra-Soft Silicone 2.0」を採用。イヤーフックには一体型のニッケルチタン合金が使用されており、肌触りが良く、キュッと耳に吸い付くようなフィット感があります。耳掛け型のイヤホンはイヤーフックを引っ掛ける耳の上辺りが痛くなってきがちですが、OpenFit 2ではそんな心配は無用。約9.4gという軽量設計と相まって、長時間つけていても負担を感じません。

↑イヤーフックは柔軟ながらフィット感が高く、シリコン素材で肌触りも良いです。

 

加えてIP55の防水・防塵性能を備えており、汗や雨にも強い仕様。装着した状態で軽く頭を振ってみてもズレることはなく、ジョギング程度ならまったく問題なく使用できます。

↑装着した様子。しっかり安定していて、ちょっした運動ではまったく外れそうな気配がありませんでした。

 

本体操作は物理ボタンから音量の調整、曲のスキップ、通話応答などが行なえます。またアプリから設定すると、タッチ操作で音声アシスタントを呼び出せるようになります。

 

このほか、バッテリー寿命は1回の充電で最大11時間、充電ケース併用で計48時間の音楽再生が可能。10分間の充電で2時間駆動できる急速充電にも対応します。さらに、ノイズキャンセリング技術とAIアルゴリズムを搭載した4つのビームフォーミングマイクによる明瞭な通話性能、同時に2台のデバイスと接続可能なマルチポイント対応など、使い勝手の良い機能をそろえています。

 

驚くほどパワフルな低音でノリ良く音楽が聴ける

それでは、OpenFit 2のサウンドをチェックしていきましょう。普段から同じタイプのイヤホンを使っているユーザーでも、本機の音を聴くと驚くかもしれません。それほどにパワフルな低域が楽しめるのが、OpenFit 2の大きな特徴です。オープンイヤーである以上、ディテールにはどうしても抜けてしまうところがあるものの、全体的に元気が良くパンチのある鳴り方で、ノリ良く音楽を聴くことができます。

↑スマートフォンとBluetooth接続してサウンドをチェックしました。

 

米津玄師「BOW AND ARROW」では、イントロの低音に厚みが感じられ、ハンドクラップもそれに負けじと響いてきます。低域の下支えがしっかりしているから、楽曲の持つ疾走感がより引き立つ印象です。同じく米津玄師「Plazma」でもその点は共通していて、刻まれるリズムにパワーがあるため、音楽につられて思わず身体が揺れてしまうほど。

 

このように低域が目立ちますが、耳に差し込むカナル型イヤホンと違って外に広がる感覚もあるため、ダンスミュージックのように低音が多く含まれた楽曲でも聴き疲れしにくいのではないかと思います。

 

中高域がクリアなので、ボーカルも明瞭に再現されます。Mrs.GREEN APPLE「ライラック」は、伸びやかな高音の歌声が力強い演奏をかき分けて耳まで届くような表現で、爽やかさだけでなくグルーブ感を味わうことができました。

 

相性が良いのはやはりスピード感のあるバンドミュージック、EDM系あたり。普通の音楽リスニングはもちろん、ワークアウトや家事の最中に気分をアゲるプレイリストを流しっぱなしにする、という聴き方にとても向いていると思います。また人の声がクッキリと聞こえて、爆発音なども迫力があるので、YouTubeなどでの動画鑑賞も楽しめます。かなり使い勝手はいいのではないでしょうか。

 

“ながら聴きイヤホン”としての完成度が高い

OpenFit 2は装着性の良さとサウンドの両面で、かなり完成度の高い“ながら聴きイヤホン”と言えます。こういったタイプのイヤホンは耳が痛くなってしまう、低音が物足りない、というふうに感じていた方にこそ、ぜひ体験してほしいモデルです。

この高機能ぶりで4500円以下とは! 充電ケースにタッチスクリーン搭載、ゲオ限定の完全ワイヤレスイヤホン「TOUCH」

ゲオは、充電ケースにタッチスクリーンを搭載した、ゲオ限定の完全ワイヤレスイヤホン「TOUCH(GRSPL-TWS 9156B)」を発売しました。アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能や豊富なイコライザー設定などを備えながら、手頃な価格を実現しています。

 

記事のポイント

タッチスクリーン付きケースとは近年、一部の高級モデルでは見られるようになった機能ですが、5000円未満の価格帯での搭載は注目に値します。イヤホン本体を取り出す前に設定を済ませたり、ちょっとした操作をケースだけで行えたりするのは、想像以上に便利かもしれません。

 

スマホいらずで直感操作!

充電ケースに搭載されたタッチスクリーンが特徴です。音楽の再生/一時停止、音量調整、曲送り/曲戻しといった基本的な操作はもちろん、アクティブノイズキャンセリング(ANC)のオン/オフ切り替え、さらには音質を調整するイコライザーの設定まで、スマートフォンを取り出すことなくケース上で完結できます。

 

さらに、「イヤホンを探す」機能や、スマートフォンのカメラアプリと連携してリモートシャッターとして使える機能、タイマー/ストップウォッチ機能なども搭載。イヤホン本体だけでなく、ケース自体が付加価値を持つことで、使い勝手が大きく向上しています。

 

没入感を高めるANCと、クリアな通話を実現するENCマイク

アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。遮音性の高いカナル型イヤホンと組み合わせることで、電車内やカフェなど騒がしい場所でも音楽やコンテンツに集中しやすくなります。また、静かな環境で集中したいときの「デジタル耳栓」のような使い方も可能です。

 

通話品質にも配慮されており、環境ノイズキャンセリング(ENC)対応マイクを搭載。自分の声以外の周囲の雑音を拾いにくくするため、通話相手にクリアな音声を届けることができます。オンライン会議や外出先での通話が多いユーザーにはうれしいポイントです。

 

モードとイコライザーで自分好みのサウンドに

音質のカスタマイズ性も備えています。「動画」「音楽」「ゲーム」の3つのモードと、7種類のイコライザー「POP」「ROCK」「CLASS」「JAZZ」「VOICE」「DJ」「DISCO」を搭載。これらをタッチスクリーンから簡単に切り替え、再生するコンテンツや好みに合わせて最適なサウンドを楽しむことができます。

 

4月24日よりゲオ公式インターネット通販(EC)サイト「ゲオオンラインストア」で、4月25日より全国のゲオショップ932店舗にて順次取り扱っています。

 

ゲオ
完全ワイヤレスイヤホン TOUCH
価格:4378円(税込)

形状記憶で耳にフィット! EarFun初のオープン型耳掛け式イヤホン「EarFun OpenJump」

EarFun Technologyは、耳掛け型完全ワイヤレスイヤホン「EarFun OpenJump(イヤーファン・オープン・ジャンプ)」を2025年4月25日に発売しました。価格はオープンプライスで、実売価格は8990円(税込)。

「EarFun OpenJump」

 

記事のポイント

完全ワイヤレスイヤホンのトレンドとなっている“耳を塞がないオープンタイプ”に、フィット感を高める耳掛け式を採用したもの。一般的な完全ワイヤレスと比べてズレにくいので、スポーツ用途に最適です。

 

本製品は、EarFun初となる耳掛型/オープンイヤー構造を採用した完全ワイヤレスイヤホン。片耳約7.8gの軽量設計に加え、肌に優しい液体シリコンで覆われたイヤーフックはチタン含有形状記憶合金を内蔵し、耳の形にあわせ適度にフィットすることで、快適で自由なリスニングが行えます。

装着イメージ。

 

完全ワイヤレスイヤホンとしては大口径なφ14.2mmウール複合素材振動板を採用し、高音から低音まで幅広い音域を忠実に再生するドライバーを搭載。さらに独自開発の低音増強技術「BassSurge」により、オープンイヤー構造でありながら深みのある重低音を実現しています。

 

また、最大96kHz/24bitの再生を可能にする高音質オーディオコーデックLDACをサポートしており、ハイレゾ配信対応のストリーミングサービスをより高音質で楽しめます。一般社団法人日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」規格の認証も取得しています。

 

さらに、立体的な音場を再現する3Dシアターモードを搭載しているので、専用アプリ「EarFun Audio」でモードを切り替えれば、映画やゲームなどのコンテンツを立体的で没入感のあるサウンドで楽しめます。

 

イヤホン本体はIPX7等級の防水性能を備えているため、不意な降雨や運動中の汗にも安心です。スポーツやアウトドアのシーンでも活用することができます。

 

左右計4基の高性能マイクを音声通話用ノイズキャンセリングに活用し、クリアで高品質な通話を実現。AIアルゴリズムの活用により人間の声を捕捉、騒がしい環境でも相手に自分の声をしっかり届けることができます。

 

本製品を2台のデバイスに同時接続し、必要に応じて切り替える「マルチポイント接続」にも対応。スマートフォンとパソコン、スマートフォンとタブレットなど、並行して使うことが多いデバイスでも簡単に切り替えられます。さらにGoogle Fast Pairにも対応、Androidデバイスと簡単&スピーディーにペアリングできます。

 

イヤホン単体で最大11時間(LDACオフ時)、充電ケースと合わせると最大42時間の連続再生を実現。長時間の通勤や旅行でもバッテリー切れの心配がありません。ワイヤレス充電にも対応しており、充電パッドの上に置くだけで簡単にチャージできます。

 

iOS/Android対応の専用アプリ「EarFun Audio」を利用すると、10種類用意したプリセットの中からお好みの音質を選ぶことができます。自然の音などを20種類以上収録した「環境音」の再生にも対応しています。タッチ操作の設定やマルチポイント接続の設定、ファームウェアアップデートにも利用できます。

 

EarFun
「EarFun OpenJump」
2025年4月25日発売
実売価格:8990円(税込)

高いノイキャン機能と豊富なカラバリ! ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-C710N」

ソニーは、完全ワイヤレスイヤホン「WF-C710N」を発表。4月25日に発売します。市場推定価格は1万8000円前後(税込)です。

記事のポイント

エントリーに位置付けられる「WF-C700N」の後継にあたる完全ワイヤレスイヤホンです。高いノイズキャンセリング機能を備えつつも、ファッション性のあるカラバリを用意し、ソニーとしてはカジュアルな製品になっています。

WF-C710Nは、ノイズキャンセリング機能とバッテリー性能が高いとうたう完全ワイヤレスイヤホンです。イヤホン本体の外側と内側に配置した2つのマイクでノイズを集音することで、高いノイズキャンセリング機能を実現しました。また、2つのマイクによって自然な外音取り込みが可能。外音取り込み機能は手動での切り替えのほか、ユーザーの使用環境に合わせて自動的に切り替えることもできます。加えて、スマホアプリ「Sony | Sound Connect」から音を取り込む量を20段階で調整可能です。さらに騒音を抑えつつもアナウンスや人の声のみを聞きやすくする「ボイスフォーカス」機能も採用しています。

 

バッテリーは本体のみで約8.5時間の音楽再生が可能。付属ケースのバッテリーを合わせると合計約30時間使えます。また、5分間の充電で最大約1時間の再生が可能な「クイック充電」にも対応しています。

 

音質においては、ソニーが開発した直径5mmのドライバーユニットにより、低音から高音までバランスのよい高音質にしたとのこと。これに加えて独自の高音質化技術「DSEE」によって、ストリーミングなどの圧縮された音源をCD音源相当までアップコンバートします。また、Sony | Sound Connectからイコライザーを使って自分好みの音質にカスタマイズ可能です。

 

カラバリは半透明なグラスブルーのほか、ホワイト、ピンク、ブラックの4色をそろえています。

ソニー

WF-C710N

1万8000円前後(税込)

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画質と耐久性が大きく進化! 360度カメラのフラッグシップ「Insta360 X5」

Insta360Japanは、360度カメラのフラッグシップモデル「Insta360 X5」を発表しました。すでに販売を開始しており、通常版は8万4800円(税込)、本体に加えて予備バッテリーや急速充電ケース、自撮り棒などが付属するエッセンシャルキットは10万1800円(税込)です。

記事のポイント

前モデルと比べて144%も大型なセンサーを搭載して暗所のノイズを低減したり、AIチップで映像を処理したりと、画質が大きく進化しています。夜間撮影用のモードも備えており、暗いシーンでも安心して撮影できる360度カメラです。

Insta360 X5は、画質/耐久性/操作性が特徴の360度カメラです。画質面では1/1.28の大型センサーと、「トリプルAIチップ」を搭載。大型センサーによって暗所のノイズを抑え、階調表現が向上したとのこと。また、トリプルAIチップは5nmプロセスのAIチップ1基と、「プロイメージングチップ」2基を組み合わせており、ノイズの低減と画質処理を最適化しています。スポーツ撮影などの素早い動きのシーンや、水中や逆光といった照明条件でもクリアな映像にするそうです。

 

夜間撮影専用の「PureVideo」モードも備えており、AIによるノイズ低減とダイナミックレンジを最適化。夜景や暗所シーンでの色再現性と精細度が向上しているといいます。

 

耐久性においては業界初とうたう、交換式のレンズを採用。破損時には交換できます。また、内蔵のウインドガードや水深14mまでの防水性能と、タフなシーンでも使用可能です。

 

このほか、自撮り棒を回すだけで撮影を始められる「ツイスト撮影」、音声やジェスチャーでの操作、ワイヤレスリモコンとの連携など、高い操作性を備えています。

 

360度動画の解像度は4K24Pから8K30Pまで。また本体サイズは約幅46×高さ124.5×奥行き38.2mm、重さは約200gです。

Insta360

Insta360 X5

8万4800円(税込)~

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「有機ELの画質を超える」ハイセンスの大画面 Mini LEDテレビ「U9R」「U8R」「U7R」

ハイセンスジャパンは4月24日、Mini LEDテレビのフラッグシップモデル「U9R」、ハイエンドモデル「U8R」、エントリーモデル「U7R」を発表しました。今回、事前に製品を見る機会がありましたので、その様子をレポートします。新製品はいずれも高画質、AIエンジン、独自のVIDAA OSなど、優れた技術を惜しむことなく投入しています。

 

まずは3モデルそれぞれの製品名や想定価格、発売予定日から見ていきましょう。

 

製品名/画面サイズ/想定価格(税込)/発売予定日

85U9R/85V型/64万8000円/6月6日

75U9R/75V型/44万8000円/6月6日

65U9R/65V型/33万8000円/6月6日

 

100U8R/100V型/89万8000円/5月15日

85U8R/85V型/44万8000円/5月15日

75U8R/75V型/29万8000円/6月6日

65U8R/65V型/23万8000円/5月15日

55U8R/55V型/19万8000円/6月6日

50U8R/50V型/16万8000円/5月15日

 

75U7R/75V型/25万8000円/5月15日

65U7R/65V型/18万8000円/5月15日

55U7R/55V型/15万8000円/5月15日

 

U9Rは、有機ELの画質を超えるテレビとして企画開発したという製品です。新たに「ダイナミックXディスプレイ」を搭載することによって、昼間のリビングでも見やすい高輝度、高純度な色再現性、有機ELに匹敵する黒の表現などを実現しています。

↑フラッグシップモデルのU9R。

 

ディスプレイは、従来モデルに比べて画面の映り込みを50%低減した「ARコート低反射フィルム」、斜めから見ても色あせない「広視野角シートPRO」、発光効率を上げつつも光漏れを抑えた「Mini-LED X」バックライト、豊かな色彩を実現する「量子ドットダイナミックカラー」を組み合わせています。

↑最高級とうたう低反射フィルム。

 

↑斜めから見ても楽しめる広視野角シート。

 

↑ダイナミックXディスプレイに搭載された新開発のバックライト。

 

また、最新のAIエンジン「HI-VIEW AIエンジン PRO」を採用。ネット動画で発生しがちなバンディングノイズを抑える「AIピクチャー」や、前後のフレームを学習して補完する「AIクリアモーションPRO」、シーンに応じで画面を最適化する「AIシナリオ」といった機能を備えています。

↑画質と音質を調整するHI-VIEW AIエンジン PRO。

 

音質面では最大出力110Wの音響システムを搭載しました。構成はトップスピーカー×2、サブウーファー、サイドスピーカー×2、センタースピーカー、フルレンジスピーカー×2。さらにHI-VIEW AIエンジン PROの、シーンに応じて音を調整する「AIサウンド」によって最適な音質を楽しめるそうです。

↑Dolby Atmosにも対応する音響システム。

 

このほか、快適な操作性を実現するという「VIDAA OS」、ネット動画サービスにアクセスできる12個のダイレクトボタン、ゲームを楽しむためのゲーミングメニュー、デバイスとの接続性を高める「AirPlay」などを搭載しています。

↑リモコンには12個のダイレクトボタンが配置。

 

↑独自のVIDAA OS。

 

U8Rは、ハイセンスジャパンが主力と位置付けるモデルです。低反射フィルム、広視野角シートPROに加え、従来モデルから最大輝度が67%向上したうえにエリアコントロールの分割数も4倍以上となったバックライトパネルを搭載。クラスを超える輝きとコントラストを実現したとうたいます。

↑U8R。

 

↑輝度が格段に上がったバックライトを搭載。

 

スピーカーは最大出力60Wで、本体下部に左右1基ずつのほか、サブウーファー、トップスピーカー2基を搭載しています。またAIエンジンは上位モデルと同じHI-VIEW AIエンジン PROを採用しました。

 

U7Rは、Mini LEDバックライト、広色域量子ドット、輝度強化フィルム、広視野角の液晶パネルを搭載したエントリーモデル。サウンドは最大出力40Wで、左右のメインスピーカーとサブウーファーの構成となっています。また、U7RにもHI-VIEW AIエンジン PROを搭載しました。

↑U7R。

 

世界をリードする技術と日本基準の品質でシェアを伸ばす

ハイセンスジャパンはテレビにおいて、2024年の実績で国内シェア3位につけており、着実にシェアを伸ばしています。製品が売れている理由として同社は「高画質、操作性、手ごろな価格からくるコストパフォーマンスといった理由があるかもしれないが、そこだけではない」といいます。

 

グローバルで見ると、CESで発表したRGB Mini LEDテレビやマイクロLEDテレビなど、日本に導入していない製品があり、そうした製品のベースには「世界をリードする技術」があると説明。加えて日本基準の品質も持ち合わせており、その両方を持つ唯一の海外ブランドがハイセンスであるとしています。こうした背景から、製品に自信があるため、テレビ製品ではメーカー3年保証もつけています。日本でも人気を得ている理由はこの技術と品質にあるというわけです。

 

今後は技術と品質に裏打ちされた製品がシェアをどこまで伸ばせるかが注目でしょう。

 

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TCLの大画面Mini LEDテレビ新モデルは見どころ大アリ! バックライトの精密制御で超高コントラストだしB&Oのスピーカーも搭載

TCL JAPAN ELECTRONICSは4月24日、量子ドットMini LEDの4Kテレビ2シリーズ4モデルを含む、新製品を大量に発表しました。事前に製品の説明を受けたので、その様子をレポートしていきます。まず主な製品ラインアップは下記のとおりです。

 

X11K/フラッグシップモデル 量子ドットMini LED4Kテレビ(98V型)

C8K/プレミアム量子ドットMini LED 4Kテレビ(98V型、85V型、75V型、65V型)

C7K/量子ドットMini LED 4Kテレビ(98V型、85V型、75V型、65V型、55V型)

C6K/量子ドットMini LED 4Kテレビ(98V型、85V型、75V型、65V型、55V型)

 

価格はX11Kが200万円前後、C8Kは36万円前後~(65V型)、C7Kは20万円前後~(55V型)、C6Kは14万円前後~(55V型)です。

 

新製品のなかでも注目なのは、プレミアムモデルに位置づけられるC8Kです。フラッグシップのX11Kと同等の高画質技術を搭載しながら、65V型で36万円前後とお手頃な価格におさまっています。また、テレビの非表示領域をほとんどなくしたベゼルレスデザインもポイントです。

↑プレミアムモデルのC8K。

 

フラッグシップ以外にも採用されたユニークな高画質技術

高画質技術についてのトピックは、映像内の明るい部分で光が暗い部分にもれてしまって輪郭がにじむ「ハロー現象」を抑える「全領域ハロー制御テクノロジー」を搭載。X11KとC8K、C7K、C6K(Cシリーズ)共通で内蔵された技術です。

 

この全領域ハロー制御テクノロジーを実現するために、2024年モデルに比べて53.8%明るくなった発光チップや、チップが発光する光を均一に調光してパネルに送るマイクロレンズ、明暗のディテールを強化するアルゴリズムなど、7つの技術を採用しています。

↑新しくなった発光チップ。

 

↑パネルは蝶の羽のように配列された液晶分子が電界に対して垂直に並ぶことで、光の遮断性能が向上し、最大で7000:1 のコントラスト比を実現しているそうです。

 

また、バックライトをゾーンレベルではなく、ピクセルレベルで制御する「プレサイスローカルディミング」も搭載。それぞれのバックライトで光の干渉を抑えることができるため、ゾーン制御よりも自然なコントラストを実現したそうです。こちらもX11KとCシリーズで共通。

↑バックライトをピクセルレベルで制御するプレサイスローカルディミング。

 

さらにAI映像エンジン「AiPQ Proプロセッサー」を内蔵し、画質と環境に応じて映像を最適化します。シーンに合わせて明瞭やコントラストを調整する「Aiシーン」やSDR映像をHDRにアップコンバートする「Ai-HDR」、映像と視聴環境の明るさを分析して適切なコントラストにする「Aiコントラスト」など、6つの高画質化機能をそろえました。これもX11KとCシリーズ共通です。

 

音質においては、大画面テレビでは珍しいBang&Olufsen(B&O)と共同開発した音響システムを搭載しました。今回の製品に合わせて、スピーカーの設計からチューニングまでをB&Oが担当しています。そのためか、詳細なスピーカー構成や出力などは非公開です。B&OのスピーカーはX11K、C8K、C7Kに搭載されています。

↑B&Oのスピーカーは背面の真ん中より少し上の位置に配置。

 

テレビの非表示領域をなくしたC8K、フラットデザインに仕上げたX11K

注目のC8Kにおいて、独自のポイントとして挙げられるのは「Virtually ZeroBorder」です。通常テレビ画面の端に黒い非表示領域があるものですが、C8Kではこの非表示領域をほとんどなくしています。これによって、たとえば壁掛け設置をした際に、映像が浮いているかのように見え、高い没入感を得られます。Virtually ZeroBorderはフラッグシップのX11Kにはない仕様です。

↑左がC8Kで、右がC7K。C7Kの画面隅にはわずかに黒い非表示領域を確認できますが、C8Kでは確認できません。

 

ではX11Kの独自ポイントはなにかというと、本体背面の曲線をなくし、完全なフラットデザインを実現したことです。さらに本体の厚さは29.9mmとかなり薄くしています。

↑フラッグシップのX11K。

 

↑背面はフラットで、本体がとても薄いデザイン。

 

また、C8KとX11Kで明るさとプレサイスローカルディミングで制御するピクセルの個数に違いがあります。C8Kは5000nits/3600個以上の制御で、X11Kは6500nits/1万個以上の制御なので、見比べるとおそらく画質に違いが出てくるでしょう。

 

テレビにいち早く量子ドットを使うなど、独自の技術で高画質化を進めてきたTCL。今回の新製品もハローを抑える技術やバックライトをピクセルごとに制御する技術など、ほかでは押し出さない特徴をメインに据えています。またB&Oの音響システムも見どころでしょう。

 

それでいて、Cシリーズは大画面でも手が届きやすい価格を実現しています。高画質・高音質・大画面なテレビを少しでもオトクに手にしたいと考えるのであれば検討したい1台です。

 

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テレビやスピーカーをワイヤレス化できる低遅延・高音質なBluetoothアダプタ

サンワサプライは、高音質かつ低遅延で音声を送信できるBluetoothオーディオアダプタ「MM-BTAD6」を2025年4月16日に発売しました。実売価格は1万1000円(税込)。

Bluetoothオーディオアダプタ「MM-BTAD6」

 

記事のポイント

Bluetoothに対応していないテレビやオーディオと組み合わせることで、ワイヤレス化できるアダプタ。低遅延のaptX Adaptiveに対応しているので、テレビや映画なども映像と音声のズレを気にすることなく使えます。

 

本製品は、Bluetoothの送受信に対応したオーディオアダプタ。Bluetoothに非対応のテレビやスピーカーなどをワイヤレス化することができます。

 

受信モードでは、手持ちのスマートフォンなどからBluetooth非搭載のスピーカーに音声をワイヤレスで送信し、音楽などを楽しむことができます。また、送信モードでは、TVの音声などをBluetoothヘッドセットやワイヤレススピーカーに送信して聞くことができます。受信モードと送信モードの切り替えは、側面のスイッチで簡単に切り替えられます。

 

マルチポイント搭載で、2台のBluetooth機器を同時に接続(ペアリング)可能。付属の変換プラグで飛行機の機内オーディオや映画をワイヤレスで楽しめます。

 

BluetoothコーデックはSBCのほか、送信のみaptX Adaptiveに対応しており、高音質かつ低遅延で音声を送信することができます。

 

クリップ付きなのでカバンや服のポケットなどに取り付けでき、イヤホンジャックのないスマートフォンで手持ちの有線イヤホンを使用する際におすすめです。USB充電式で、2時間の充電で最大30時間使用できます。サイズは約幅56×奥行き43×高さ22mmで、重量は約28g。

 

サンワサプライ
Bluetoothオーディオアダプタ「MM-BTAD6」
2025年4月16日発売
実売価格:1万1000円(税込)

壁掛けが簡単なパナソニック「ウォールフィットテレビ」に大画面モデル登場

パナソニックは、壁掛け設置が簡単な「ウォールフィットテレビ」の新モデルとして、65V型の「TH-65LW2」、55V型の「TH-55LW2」「TH-55LW2L」を発表。5月下旬から発売します。家電量販店での販売価格は、TH-65LW2が47万5200円(税込)、TH-55LW2が37万6200円(税込)、TH-55LW2Lが31万6800円(税込)です。

記事のポイント

2022年の発売以来、好評を得ているというウォールフィットテレビの新モデルが登場しました。「もっと大きな画面で楽しみたい」、「ゲーム機などもスッキリ配線したい」といった声に応え、65V型モデルを用意し、ワイヤレスでゲームを楽しめるようにしました。

ウォールフィットテレビは、一般的な住宅に多く使用されている石こうボードの壁にピンのみで固定できる製品です。映像はボックス型のチューナー部から無線接続で伝送され、4K映像もワイヤレスで楽しめます。前モデルの「LW1」シリーズは55V型の4K有機ELテレビでしたが、大画面化を望むニーズに応え、新モデルは65V型をラインアップ。

 

また、チューナー部にHDMI入力を備えたうえに、接続機器の映像と音声をテレビにワイヤレスで伝送できる「Wireless Connect」を搭載。これにより、ワイヤレスかつ大画面でゲームを楽しむことが可能となっています。

 

65V型/55V型のLW2は、チューナー部に2TBのハードディスクを内蔵。さらに新4K衛星放送対応チューナー2基を含む、合計3基のチューナーを搭載しているので、裏番組録画もできます。LW2Lは別売りのUSBハードディスクを接続すれば、番組録画が可能です。

 

このほか、ネット動画サービスにも対応しているため、さまざまなコンテンツを楽しめます。

パナソニック

ウォールフィットテレビ

31万6800円(税込)~

ゲームも楽しめる! パナソニック「レイアウトフリーテレビ」に新モデル登場

パナソニックは、43V型液晶テレビ「レイアウトフリーテレビ」の新モデル「TH-43LF2」と「TH-43LF2L」を発表。5月下旬に発売します。オンラインストア価格はTH-43LF2が20万9880円(税込)、TH-43LF2Lが16万8300円(税込)です。

記事のポイント

レイアウトフリーテレビに4年ぶりの新モデルが登場しました。チューナー部にHDMI入力を備えたことで、ワイヤレスでゲームを楽しみたいニーズにも応えています。

レイアウトフリーテレビは、アンテナ線をなくすことで、テレビ本体を家のさまざまな場所に移動させて使える製品です。映像はボックス型のチューナー部から無線接続で伝送され、4K映像もワイヤレスで楽しめます。2021年に発売した前モデルは好評を得ているとのこと。ただ「ゲーム機やレコーダーを接続するのに、チューナー部側にHDMI入力端子がほしい」、「ダーク系の部屋のインテリアに合う色がほしい」といった声もあったそうです。

 

そこで、新モデルではチューナー部にHDMI入力端子を搭載。また、接続機器の映像と音声をテレビにワイヤレスで伝送する「Wireless Connect」を採用し、ゲームも配線なしで楽しめるようになりました。

 

さらに、TH-43LF2はカラバリとしてマットダークグレーをラインアップしています。

 

TH-43LF2は、チューナー部に2TBのハードディスクも内蔵。加えて、新4K衛星放送対応のチューナー2基を含む3チューナーを搭載しているため、新4K衛星放送の裏番組録画も可能です。

 

このほか、サブスクリプションサービスにも対応しており、さまざまなコンテンツを楽しめます。

パナソニック

レイアウトフリーテレビ

16万8300円(税込)~

コンテンツ爆増時代に「会話できるテレビ」をどうぞ! 新レグザが生成AIを活用した「レグザ インテリジェンス」を搭載

TVS REGZAは2025年1月に米ラスベガスで開催された「CES 2025」で出展したAI技術「レグザ インテリジェンス」を搭載する薄型テレビ4シリーズ10モデルを発表しました。ラインナップと実売予想価格(税込)は以下の通りです。

■タイムシフトマシン搭載 4K有機ELレグザ「X9900Rシリーズ」 5月23日発売予定
・65Z9900R(65V型)……63万8000円
・55X9900R(55V型)……48万4000円

■タイムシフトマシン搭載 4K Mini LED液晶レグザ「Z970Rシリーズ」 5月23日発売予定
・85Z970R(85V型)……88万円
・75Z970R(75V型)……66万円
・65Z970R(65V型)……49万5000円

■4K Mini LED液晶レグザ「Z770Rシリーズ」 4月18日発売予定
・75Z770R(75V型)……39万6000円
・65Z770R(65V型)……30万8000円
・55Z770R(55V型)……25万3000円

■4K液晶レグザ「Z670Rシリーズ」 4月18日発売予定
・50Z670R(50V型)……19万8000円
・43Z670R(43V型)……16万5000円

↑タイムシフトマシン搭載 4K有機ELレグザ「X9900Rシリーズ」2モデル(写真上)とタイムシフトマシン搭載 4K Mini LED液晶レグザ「Z970Rシリーズ」3モデル(写真下)。

 

↑4K液晶レグザ「Z670Rシリーズ」2モデル(写真上)と4K Mini LED液晶レグザ「Z770Rシリーズ」3モデル(写真下)。

 

AIによってコンテンツ提案や高画質化を行う

2025年モデルのレグザシリーズが新搭載した「レグザ インテリジェンス」は、生成AIの技術とセンシング技術などを組み合わせた機能です。自然な会話でコンテンツを検索したりテレビを操作したりできる「AIボイスナビゲーター」と、ユーザーが見たいコンテンツをAIが提案してくれる「AIリコメンド」、映像のシーンをAIが分析して画質を最適化する「AIシーン高画質PRO」、人の声と環境音をAIが分離して聞きやすくしてくれる「AI快適リスニング」の4機能を備えています。

 

発表会に登壇したTVS REGZA取締役副社長の石橋泰博氏は、「レグザはテレビの新しい価値創造を目指して、2025年から新しいコンセプトを立ち上げます」と語りました。

 

「YouTubeをはじめとしてコンテンツの数が爆発的に拡大しているため、皆様はパソコンやスマホ、リモコンを使って能動的なスタイルでコンテンツを視聴しているのではないかと思います。しかし本来、テレビはリラックスしてコンテンツに没入して見るものだと考えています。そこで本来のテレビ視聴スタイル回帰を目指して『レグザ インテリジェンス』というコンセプトを立ち上げました」(石橋副社長)

↑TVS REGZA取締役副社長の石橋泰博氏。

 

↑レグザインテリジェンスが搭載する4つの機能。

 

「AIボイスナビゲーター」はレグザ インテリジェンスの中核となる機能で、音声認識とGoogleが提供する生成AI「Gemini」によって自然な会話によるコンテンツ検索ができるというものです。こちらは、2025年夏のソフトウエアアップデートで搭載される予定です。

↑AIボイスナビゲーターの仕組み。あいまいな会話やリクエストからでもユーザーに合った番組をスムーズに提案します。

 

↑AIボイスナビゲーターのイメージ。チャット形式で表示されます。

 

AIとの会話から、ユーザーが見たいコンテンツを分析して提案するのが「AIリコメンド」機能です。

 

「生成AIは情報が出てきたときに学習して皆さんに提供する仕組みのため、最新のコンテンツ情報は生成AIの弱点となっています。レグザは元々『みるコレ』というプラットフォームを持っていますので、みるコレのキュレーション情報と生成AIの情報、さらに、視聴履歴や思考を分析した情報を統合することで、新しいコンテンツを提案します」(石橋副社長)

↑AIリコメンド機能の仕組み。「みるコレ」のキュレーション情報などを踏まえ、最適なコンテンツを提案します。

 

↑AIリコメンド機能のイメージ。録画番組も放送予定の番組も一覧表示されます。

 

AIがシーンを判別する「AIシーン高画質PRO」にライブシーンを追加

↑発表会の会場では、それぞれの機能を解説するブースが並んでいました。

 

映像がどのようなシーンなのかをAIが判別し、それに合わせて画質を最適化する「AIシーン高画質PRO」は2024年モデルの「X9900Nシリーズ」と「Z970Nシリーズ」から搭載していますが、2025年モデルでは対応シーンが拡大。「夜景」「花火・星空」「リング競技」「ゴルフ・サッカー」「映画」「アニメ」に加えて、新たに「音楽ライブ」に対応しました。AIシーン高画質PROの機能は上位モデルの「X9900Rシリーズ」と「Z970Rシリーズ」の2シリーズが搭載しています。

↑AIシーン高画質PROオフ(左写真)とオン(右写真)の違い。ライブシーンではハレーションを抑え、暗部を引き締めてコントラストを高めます。

 

↑アーティストをクリアに映し出し、衣装の輝きも再現します。

 

より臨場感を得ながらスポーツ中継などを楽しみたいという人に向いているのが「AI快適リスニング」です。

 

コンテンツに含まれている音声をAIで「人の声」と「環境音」に分離し、ユーザーの好みに合わせて音のバランスを調整できるのが魅力です。ニュースのセリフを聞き取りやすくしたり、スポーツ中継の実況音声を下げて歓声を強調することで臨場感を高めたりすることが可能です。

↑AI快適リスニング機能の仕組み。音声を実況と歓声に分離し、いずれかを強調できます。

 

↑音声レベルを下げることで、スタジアムの雰囲気を味わうことができます。

 

↑音声レベルを上げると、アナウンサーの声がより聞こえやすくなります。

 

生成AIの活用によって快適性を高めたレグザの新モデルは、リモコン片手に膨大な情報の中から見たい番組を探す――そんな日常に疲れてしまった人にとって頼れる存在になるはず。AIがシーンを判別して自動で高画質化してくれる点も含め、テレビ本来の「リラックスして楽しむ」というスタイルに回帰できる点、ユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。

 

「X9900Rシリーズ」と「Z970Rシリーズ」は画質もさらに向上

4K有機ELレグザ「X9900Rシリーズ」と4K Mini LED液晶レグザ「Z970Rシリーズ」はどちらも外付けHDDを接続することで地上デジタル放送を最大6チャンネル常時録画できる「タイムシフトマシン機能」を搭載しているほか、新パネルの採用によって画質も向上しました。

 

X9900Rシリーズは有機ELの発光層を赤・青・緑からなる4層にした新開発の「高輝度広色域 RGB 4スタック有機ELパネル」を採用しました。

↑X9900Rシリーズは新開発の「高輝度広色域 RGB 4スタック有機ELパネル」を採用しました。

 

「有機ELの発光層を4層にすることで従来の1.3倍の明るさ、さらに色純度を高めたことで色域が約1.1倍に広がっています。さらに、新開発のARコートを使ったことで外光の映り込みを約30%軽減しています。明るく引き締まった映像をお楽しみいただけると思います」(石橋副社長)

 

Mini LED液晶レグザのZ970Rシリーズは「高輝度ファインミニLEDパネル」を採用しました。

 

「エリア分割数は約1.4倍になり、きめ細かいエリアコントロールによってさらなる高コントラストを実現しました。ピーク輝度に関しては従来比約1.2倍を実現しています」(石橋副社長)

↑X9900RシリーズとZ970Rシリーズの間に立つ石橋副社長。

 

映像の新しい楽しみ方を提案する4Kプロジェクター2モデルを発表

今回は有機ELテレビと液晶テレビだけでなく、映像コンテンツの新しい楽しみ方を提案する4Kレーザープロジェクター「レグザレーザープロジェクター」ブランドとして「RLC-V7R MAX」(実売予想価格37万4000円・税込)と「RLC-V7R」(同29万7000円)の2モデルも発表されました。

 

どちらも光源に日亜化学工業製のRGB 3色レーザー光源を採用するDLP方式のプロジェクターで、RLC-V7R MAXは最大輝度約3000ルーメン(RLC-V7Rは約2000ルーメン)、BT.2020面積比約110%の広色域かつ約98%のカバー率を実現しています。2モデルともHDR10、HLG、Dolby Vision規格に対応(RLC-V7R MAXはHDR10+にも対応)しています。なお、RLC-V7R MAXはサブウーファーを搭載し、バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」にも対応しています。

↑最大輝度3000 ルーメンを実現した「RLC-V7R MAX」。

 

↑最大輝度2000 ルーメンを実現した「RLC-V7R」。

 

縦横に角度を調整できるジンバル構造を採用するほか、自動台形補正機能や自動フォーカス機能、自動障害物回避機能などを備えることで気軽に設置して壁面や天井などに投写できるようになっています。Google TVも搭載しており、YouTubeやNetflixなどの映像コンテンツも気軽に楽しめます。

↑RLC-V7R MAXをベッドルームで投写しているイメージ。8畳の部屋で約150インチもの大画面映像を楽しめます。

 

↑RLC-V7Rの投写イメージ。

 

石橋副社長はレグザレーザープロジェクターシリーズを市場に投入する狙いについて次のように語りました。

 

「テレビが1台しかない家庭が増えています。テレビと違ってプロジェクターは設置場所の自由度が非常に高いので、リビングルームやそれ以外の場所での2台目の大画面映像デバイスの市場創造を目指したいと考えております」(石橋副社長)

 

最近はLED光源を採用するモバイルプロジェクターなども人気になっていますが、レグザレーザープロジェクターはそうしたエントリーモデルに比べて圧倒的に輝度が高いのが魅力です。設置して角度を調整すると瞬時に台形補正を行うため、設置のしやすさも実感しました。上位モデルのRLC-V7R MAXは40万円近い実売価格になるものの、150インチクラスの大画面を楽しめるのであれば、決して高い買い物ではないかもしれません。

セルフィーに最適なチェキ!クラシックなアナログインスタントカメラ「instax(インスタックス) mini 41」

富士フイルムは、「instax(インスタックス)miniシリーズ」より、アナログインスタントカメラ「instax mini 41」を2025年4月17日に発売しました。

記事のポイント

撮ったその場ですぐにプリントできる、instax “チェキ”シリーズの最新エントリーモデルです。従来機から見た目・中身共に進化を重ねています。レンズを一段階回すだけで接写やセルフィーを手軽に楽しめる「クローズアップモード」にすぐ切り替えられ、シャッターチャンスを逃さずに思い通りの一枚を撮影できます。

 

「mini 41」は、「instax mini 40」のデザインと機能をさらに進化させた最新モデル。クラシックなカメラデザインはそのままに、黒とダークトーンのシルバーを基調とし、オレンジ色をアクセントに加えることで、よりスタイリッシュな見た目に仕上がりました。カメラ下部には微細な凹凸加工が施されており、持ちやすくなっています。

機能面においては、接写時にファインダーと実際の写る範囲のズレを防ぐ「クローズアップモード」を搭載。撮影シーンに応じて最適な明るさで撮影できる「オート露光機能」の進化により、「クローズアップモード」設定時にも、接写に適したシャッタースピードやフラッシュ光量に自動調整してくれるので、誰でも簡単に、思った通りの撮影ができます。
「mini 41」の本体カラーに合わせたカメラケースも同時発売。カメラとケースをコーディネートすれば、さらにファッション性がアップしますね。

富士フイルム
instax mini 41
参考小売価格:1万6500円(税込)

【全世界10台限定】「スター・ウォーズ」ファンなら、この価格でも欲しい!? ダース・ベイダーを伝統工芸で描いたヘッドホン

オーディオテクニカは、『スター・ウォーズ』のキャラクター「ダース・ベイダー」を伝統工芸で描いたプレミアムウッドヘッドホン『ATH-AWSW DV』を、全世界10台限定で発売します。幕張メッセで4月18日~20日に開催する「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」で販売開始。そのお値段は……。

記事のポイント

蒔絵は、特別に用意された『スター・ウォーズ』アセットをベースに、伝統的な技法で表現された、ルーカスフィルム公認のアート。音響設計も、特別にチューニングされたものです。「イベント終了時に在庫が発生した場合のみ、後日再販売の可能性あり」とはいえ……同作ファンが集結するイベントでの販売なので、即完売するかも⁉

 

本製品は、福井県の伝統工芸である越前漆を採用し、ハウジングに漆塗りと、その装飾技法である蒔絵を施した、ウッドモデルの特別なヘッドホンです。左右のハウジングで異なる絵柄を採用し、見る角度や光の当たり方によって表情を変えるダース・ベイダーを楽しめます。

デザインだけが特徴の製品ではなく、「オーディオテクニカ」品質のサウンドを堪能できます。20年以上の歴史を持つウッドヘッドホンのノウハウを生かし、「本製品独自の音質調整を施した」としています。『スター・ウォーズ』の楽曲を豊かに再現する奥行きのあるサウンドが特徴、とのこと。

 

2種類の着脱ケーブルや、『スター・ウォーズ』特別仕様のヘッドホンスタンドと木製収納ケースが付属し、価格は99万円(税込)です。シリアルナンバーの記載あり。

『ATH-AWSW DV』は、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」のオーディオテクニカブース(ブースNo 28-32)で販売されます。限定生産品のため、完売次第販売終了となります。

 

オーディオテクニカ
ATH-AWSW DV
価格:99万円(税込)
限定数:10台

ごちゃつきがちなテレビ裏でも邪魔にならない! 地上波テレビの信号を増幅するアンテナブースター

サンワサプライは、運営している直販サイト「サンワダイレクト」において、ケーブルの延長や分配器の設置などで落ちたアンテナ信号を増幅させる機能があるアンテナブースター「500-AT006」を発売しました。直販価格は4580円(税込)。

アンテナブースター「500-AT006」

 

記事のポイント

アンテナ配線が長かったり、アンテナ線を分配していたりすると信号減衰により画質に問題が生じることも。そんなときにはブースターで信号を増幅すると画質が向上する場合があります。テレビの映りが悪いと悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。

 

本製品は、テレビの地上デジタル放送のアンテナ信号を最大19dBまで増幅できるアンテナブースター。地上デジタル放送は、信号が弱くなると映像にノイズやブロックノイズが発生することがありますが、信号を増幅することでそのようなトラブルを防ぎます。テレビの画質低下に悩む方に最適なブースターです。

 

テレビやUSB充電器から電源供給が可能なUSB給電タイプです。ACアダプタ不要で、テレビ周りの配線もすっきり。付属のUSBケーブル(1m)を使えば、面倒な電源確保も必要ありません。

 

本製品は取り付け工事が一切不要です。屋内のアンテナケーブルの途中に接続するだけで設置が完了します。付属のアンテナケーブル(0.5m)も使いやすいL字&ストレートコネクタ仕様で、初めての人でも簡単に扱えます。

 

本体サイズは約10.7×2.3×2.3cmで、重さもわずか43gと超軽量。テレビ裏の狭いスペースやラックの隙間にもすっきり収まり、インテリアを邪魔しません。

 

サンワサプライ
アンテナブースター「500-AT006」
2025年4月15日発売
実売価格:4580円(税込)

思い出のカセットがよみがえる! カセットテープをデジタル化する変換プレーヤー

ケンコー・トキナーは、カセットテープを簡単にデータ化・再生できる「Kenko ポータブルカセットテープ変換プレーヤー KR-019CR」を、2025年4月18日に発売します。直販価格は8360円(税込)。

「Kenko ポータブルカセットテープ変換プレーヤー KR-019CR」

 

記事のポイント

過去に録音した思い出のカセットテープをデータ化するのに使える変換プレーヤー。スピーカーとマイクを内蔵しているので、カセットテーププレーヤー&レコーダーとしても使えます。カセット操作に慣れたシニア世代へのプレゼントとしても◎。

 

本製品は、パソコン不要で簡単にカセットテープをデータ化できる変換プレーヤー。記録メディアはmicroSDカードまたはUSBメモリに対応。データ化した音声はスマホやパソコンなどで再生することができます。

 

microSDカードとUSBメモリに記録可能。

 

本体には、イヤホン出力端子のほかスピーカーを内蔵しているので、カセットプレーヤーとしても使えます。内蔵マイクで音声録音も可能。マイク入力端子を備えており、外部マイクも使用できます。

 

電源はAC電源と単2乾電池×4本の2WAYに対応。乾電池駆動時の連続再生時間は約27時間(音量50%で内蔵スピーカー再生時の目安)。ハンドル付きで持ち運びに便利です。

 

ケンコー・トキナー
「Kenko ポータブルカセットテープ変換プレーヤー KR-019CR」
2025年4月18日発売
実売価格:8360円(税込)

Bluetooth対応のコンパクトなレコードプレーヤー!ジャケットホルダー付き「AX-RP10」

東芝エルイートレーディングは、オーディオブランド「AUREX(オーレックス)」から、コンパクトなレコードプレーヤー「AX-RP10」を4月初旬に発売。アナログレコードを手軽に楽しめるBluetooth送信機能に対応し、レコード世代だけでなく、若年層にもおすすめです。

記事のポイント

スタイリッシュで、一見レコードプレーヤーとは思えないデザインです。リチウムイオン電池を内蔵しており、約3.5時間の充電で最大10時間使用できます。持ち運びもしやすいので、出先でレコード鑑賞するのも一興ですね。

 

AX-RP10は、幅160mm×奥行300mmのコンパクトサイズながら、SN比60dB以上の高音質を実現。直径109mmのダイキャストアルミ合金製ターンテーブルが、ワウ・フラッターを0.2%以下に抑え、安定した回転でレコードの音を忠実に再現するといいます。

Bluetoothに対応しており、ワイヤレススピーカーやイヤホン、ヘッドホンで手軽に音楽を楽しめます。また、有線接続も可能で、お気に入りのオーディオ機器との接続も簡単です。持ち運びや収納に便利な専用収納バッグも付属しています。

アームリフターにより、簡単に針を上げ下げできるので、レコードビギナーでも安心です。レコードの再生が終了すると、ターンテーブルの回転が自動で停止するオートストップ機能も搭載。余計なバッテリーの消費と針の摩耗を防ぎます。

レコードジャケットを立てて飾れるジャケットホルダー付き。お気に入りのジャケットを眺めながら、音楽を楽しめます。トップカバーは最大90°まで開き、操作ボタンは天面に配置するなど、使いやすさにもこだわっています。

 

東芝エルイートレーディング
AX-RP10
価格:オープン

レグザ初の4Kレーザープロジェクター!高画質かつ、ジンバル構造により設置場所を選ばない

TVS REGZAは、同社初となる4Kレグザレーザープロジェクター「RLC-V7R MAX」と「RLC-V7R」を、4月25日以降に順次発売します。RGB3色レーザー光源を搭載し、高画質・高音質を実現。ジンバル構造の採用により、設置場所の自由度を高めた点が特徴です。

記事のポイント

ジンバル構造と、光学ズーム対応により、設置場所の自由度が高い製品。画面サイズや画質について妥協せず、美しい映像を大画面で楽しめます。

 

「RLC-V7R MAX」「RLC-V7R」ともに、光源に日亜化学工業製のRGB3色レーザーを採用。DLP方式の投写システムと組み合わせることで、鮮やかで美しい映像を実現しています。「RLC-V7R MAX」は最大輝度約3000ルーメン、「RLC-V7R」は最大輝度約2000ルーメンを誇り、BT.2020面積比で約110%の広色域と約98%のカバー率を達成しているとのこと。

HDR10、HDR10+、HLG、Dolby Visionといった規格にも対応し、映画やドラマ、ゲームなど、様々なコンテンツを高画質で楽しめます。

 

「RLC-V7R MAX」は2.1chスピーカー搭載で迫力あるサウンド

上位モデルの「RLC-V7R MAX」は、実用最大出力40Wの2.1chスピーカーシステムを搭載。Dolby Audio およびDTS Virtual:Xにも対応しており、迫力のあるサウンドで映像への没入感を高めます。一方、「RLC-V7R」も実用最大出力20Wの2.0chスピーカーシステムとパッシブラジエーターを搭載し、クリアで臨場感のあるサウンドを提供するといいます。

 

ジンバル構造で自由な設置が可能

両モデルともに、設置場所の自由度を高めるジンバル構造を採用。左右360度、上下約135度の範囲で角度調整が可能です。さらに、自動台形補正、自動フォーカス調整、自動障害物回避、目の自動保護機能、壁面色自動補正など、多彩な自動補正機能を搭載。プロジェクターの設置に不慣れでも、最適な映像を簡単に楽しめます。

 

Google TV搭載で豊富なコンテンツを楽しめる

Google TVを搭載しているため、Netflix、Prime Video、YouTubeなどの動画配信サービスを、大画面で手軽に満喫できます。また、デジオンの「DiXiM Play」アプリを使用すれば、家庭内ネットワークに接続されたレグザ(テレビ)のタイムシフトマシン録画や通常録画番組なども視聴可能です。

 

TVS REGZA
レグザレーザープロジェクター「V7Rシリーズ」
RLC-V7R MAX
参考小売価格:37万4000円(税込)
発売日:4月25日

RLC-V7R
参考小売価格:29万7000円(税込)
発売日:5月中旬

あいまいな指示でも、生成AIがおすすめ作品を表示!「レグザ インテリジェンス」搭載の4K有機EL/Mini LED液晶テレビ

TVS REGZAは、AI技術とセンシング技術を融合させた「レグザ インテリジェンス」を搭載した4Kレグザの最新モデルを発表しました。タイムシフトマシン4K有機ELレグザ「X9900Rシリーズ」と、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z970Rシリーズ」を筆頭に、全4シリーズが4月18日より順次発売されます。

記事のポイント

昨今、AI技術の活用が多分野に進出しています。コンテンツが多すぎて、「見るべきものに迷う」時に気の利いたアシストをしてくれそうな機能が搭載されています。さらなる高画質化にも余念のない製品です。

 

「レグザ インテリジェンス」は、AI技術を活用することで、コンテンツ視聴における没入感と快適性の向上を目指した新機能です。

 

特に注目は、Googleの生成AI「Gemini」と連携した「レグザAIボイスナビゲーター」。これにより、あいまいな言葉でも、文脈を理解した上で適切なコンテンツを提案してもらえるようになります。例えば、「最近話題のドラマ」と話しかけるだけで、トレンドや個人の好みに合わせたおすすめ作品が表示されるといった具合です(対話形式への対応は2025年夏にアップデートで対応予定)。

 

高画質を妥協なく追求

新モデルでは、映像の美しさも進化しています。

X9900Rシリーズ(65V型、55V型)

新開発の高輝度広色域RGB4スタック有機ELパネルを搭載し、従来比約1.3倍の輝度向上と約1.1倍の色域拡大を実現しているとのこと。低反射ARコートも採用し、外光の映り込みを抑え、引き締まった黒と鮮やかな色彩を両立しています。

 

Z970Rシリーズ

従来比約1.3倍のエリア分割数を誇るファインMini LED液晶パネルを搭載。ワイドアングルシートとの組み合わせで、高コントラストかつ広視野角な映像を提供するとのこと。

 

Z770Rシリーズ

新開発の4K Mini LEDバックライトにより、ピーク輝度が従来比約2倍に向上。エリア分割数も従来比約2倍となり、黒の表現力がさらに強化されています。

 

Z670Rシリーズ

全面直下型高輝度LEDバックライトを新たに採用し、鮮やかな映像を映し出します。

 

視聴体験をさらに向上させる機能がいくつも

高画質化技術に加え、新レグザには様々な便利機能が搭載されています。

 

・AIシーン高画質PRO(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ):夜景や花火、ライブシーンなどをAIが認識し、最適な画質に自動調整。

 

・ネット動画ビューティPRO(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ):ネット動画特有の圧縮ノイズやバンディングを抑制し、なめらかで自然な高画質に。

 

・ナチュラルフェイストーンPRO(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ):AIが顔領域を検出し、肌色を自然な色合いに補正。

 

・地デジAIビューティPRO(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ):地上デジタル放送のノイズを低減し、クリアな映像を再現。番組テロップまでもくっきり表示します。

 

・レグザAI快適リスニング(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ、Z770Rシリーズ、Z670Rシリーズ):コンテンツの音声成分をAIが認識し、音声と環境音のバランスを整えて人の声を聴き取りやすく調整。

 

その他、下記のような特徴があります。

 

・イマーシブサウンド360 PRO(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ):独自開発のオーディオポストプロセッサーにより、臨場感あふれる立体音響を実現。
・タイムシフトマシン(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ:地上デジタル放送につき、最大6チャンネルの番組を録画可能。「おまかせ録画」にも対応。
・ダブルウィンドウ(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ、Z770Rシリーズ、Z670Rシリーズ:2つのコンテンツを同時に表示可能。
・みるコレ(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ、Z770Rシリーズ、Z670Rシリーズ:好みのタレントやテーマに関連する番組やシーンを自動検索。
・新リモコン(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ、Z770Rシリーズ、Z670Rシリーズ:ネット動画サービスへのダイレクトボタンや、使用頻度の高いキーを配置し操作性を向上。
・充実したゲーミング機能(X9900Rシリーズ、Z970Rシリーズ、Z770Rシリーズ、Z670Rシリーズ:4K/144p入力、ALLM、VRRなどに対応し、快適なゲーム体験を提供。

 

■ラインナップと発売時期

商品名 シリーズ名 形名 サイズ 価格 発売予定
タイムシフトマシン
4K有機ELレグザ
X9900R
シリーズ
65X9900R 65V型

オープン価格

5月23日
55X9900R 55V型
タイムシフトマシン
4K Mini LED
液晶レグザ
Z970R
シリーズ
85Z970R 85V型
75Z970R 75V型
65Z970R 65V型
4K Mini LED
液晶レグザ
Z770R
シリーズ
75Z770R 75V型 4月18日
65Z770R 65V型
55Z770R 55V型
4K液晶レグザ Z670R
シリーズ
50Z670R 50V型
43Z670R 43V型

 

AIでサウンドを強化したJBLのBluetoothスピーカー「Flip 7」「Charge 6」

ハーマンインターナショナルは、世界最大級のオーディオブランド「JBL」より、ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Flip 7(フリップ)」と、モバイルバッテリー機能搭載ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Charge 6(チャージ)」を2025年4月10日(木)より順次発売します。

「JBL Flip 7(フリップ)」。

 

記事のポイント

人気のJBLブランドのBluetoothスピーカーの最新作は、AIがリアルタイムで音を調整する機能を搭載し、サウンドを強化。持ち運びに便利なストラップも搭載され、ポータビリティも強化されています。

 

「JBL Flip 7」は、片手で持ち運べるコンパクト設計ながら、室内や屋外など場所を問わず迫力のあるサウンドを楽しめるのが特徴。新たに、スピーカーの振幅をリアルタイムでAIが分析する「AI Sound Boost」によるサウンドの強化に加え、付属のストラップを付け替えることにより、持ち運びの利便性も高めています。

「JBL Flip 7」のカラバリ。

 

また、より強力なアンプ内蔵にさらなるパワフルサウンドを実現し、モバイルバッテリーとしても使用できる「Charge」シリーズから最新モデル「Charge 6」も同時に登場。シリーズとしてはじめて、デタッチャブル・ストラップを付属し、ポータビリティを高めています。

「Charge 6」のカラバリ。

 

両モデルともに、2024年発売のBluetoothスピーカー「Go 4」「Clip 5」と同様の全9色のカラーバリエーションが用意され、自分好みの1色を選ぶことができます。

 

「Flip 7」「Charge 6」共通の特徴

●スピーカーの能力をリアルタイムで最大限に引き出す「AI Sound Boost」機能搭載

●心踊る9色の豊富なカラーバリエーション

●USB-C経由でのロスレスオーディオ再生に対応(最大48kHz/24bit) ※FWアップデートにより対応

●屋内から屋外までどんなシーンでも活躍する、より強化された防水・防塵(IP68)性能

●ワイヤレスステレオモードや複数台同時再生を実現する「Auracast」に対応

●7バンド25段階に強化したイコライザー搭載の「JBL PORTABLE」アプリ対応

 

「Flip 7」の特徴

●PushLockシステムでカラビナやストラップの交換可能

●ペットボトルサイズの筐体で片手での持ち運びも車内のドリンクホルダーへの収納可能

●最大14+2時間の再生時間(「Play Time Boost」で最大2時間延長)※充電・再生時間は使用環境により異なります。

 

「Charge 6」の特徴

●最大24+4時間の再生時間(「Play Time Boost」で最大4時間延長) ※充電・再生時間は使用環境により異なります。

●取り外し可能なストラップ仕様により用途に応じて使い分けができる3ウェイスタイル

 

また、昨年の実施で好評を得た、国内最大級のスニーカーアプリ「スニーカーダンク(スニダン)」とのコラボレーションを今年も開催。抽選でレアスニーカーが当たるプレゼント企画が実施されます。本企画では、「Flip 7」「Charge 6」の心躍るカラー展開に合わせたスニーカーを9足が用意され、豊富なカラーバリエーションでファッション性の高いポータブルBluetoothスピーカーとマッチするレアスニーカーがセットで当たります。さらに、「スニダン」でも会員登録の上で応募すると、当選確率が2倍にアップします。

 

<プレゼントキャンペーン概要>

・開催期間:2025年4月3日(木)~5月31日(土)

・応募方法:春キャンペーン特設サイトから好きなスニーカーとスピーカーのセットを選んで必要事項を入力。詳しくは特設サイトの応募規約を確認ください。

・春キャンペーン特設サイト:https://jp.jbl.com/spring2025

 

JBL
ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Flip 7」
2025年4月10日発売
直販価格:1万9800円(税込)

 

JBL
ポータブルBluetoothスピーカー「Charge 6」
2025年4月24日発売
直販価格:2万7500円(税込)

新次元の音を体感できる! 平面磁界型ドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar」

Edifier Japanは、最新設計の12mm平面磁界型ドライバーを搭載した第3世代適応型ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング技術搭載の完全ワイヤレスイヤホン「NeoBuds Planar(ネオバッズ・プラナー)」を、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて4月2日(水)10:00より先行支援受付を開始しました。

「NeoBuds Planar」。

 

記事のポイント

これまでハイエンドの有線イヤホンに搭載されることが多かった平面磁界型ドライバーを完全ワイヤレスイヤホンに採用しつつ、低価格化も実現。オーディオファンから注目を集めており、クラウドファンディングは開始から2日で目標額を大きく超える800万円超えとなっています。

 

「NeoBuds Planar」は、これまで大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた平面磁界型ドライバーを小型化し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載。快適な装着感と卓越した音質を両立し、圧倒的な解像度と立体的な音場を実現しています。

 

ドライバーには、わずか2μmの基材厚と総厚10μm未満の超薄型振動板を採用。特許取得済みのEqualMass振動板技術により、均一な幅の複数のワイヤーを配置することで、振動板全体の重量を均等に分散。さらに、第2世代では左右対称のサポート配線を導入し、安定性を向上させることで、振動板の動きをより精密に制御し、一貫した駆動力を実現しています。この最適化により、歪みを大幅に抑え、パフォーマンスを飛躍的に向上しています。

 

Qualcomm Snapdragon Soundテクノロジーを採用し、最新のオーディオコーデック(aptX、aptX Adaptive、aptX Losless)に対応。そのほか、SBC、AAC、ハイレゾ対応コーデックのLDAC、LDHCをサポートしています。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能として、音声通話に特化したアルゴリズムと一般水準の2倍・32kHzというサンプリングレートを使用する「aptX Voice」を採用しました。同じくaptX Voiceをサポートするスマートフォンと合わせて使うことで、音声通話が格段に高音質化されます。

 

また、Qualcommの第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用し、周囲の環境をインテリジェントに解析しながら、自動で最適なノイズキャンセリングを実行いたします。これにより、不要な雑音を効果的に遮断し、どのようなシチュエーションにおいても、より深い没入感のあるリスニング体験を提供します。

 

徹底した省エネルギー設計により、イヤホン単体で最大7.5時間、充電ケースの併用で最大30時間もの連続音楽再生を実現しました(ノイズキャンセリングOFF時)。ノイズキャンセリング有効時でも、イヤホン単体で最大5時間、充電ケース併用で最大20時間もの長時間再生が可能です。15分の有線チャージで2時間の音楽再生が可能になる急速充電のほか、充電ケースをパッドに重ねて置くだけでチャージできるワイヤレス充電にも対応しています。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコンやスマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。Google Fast Pairもサポート、Android端末をお使いの場合画面上の通知をタップするだけでペアリングが完了します。

 

iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」(無料、日本語対応)を利用することで、各種コーデックの有効化や再生モードの選択、イコライザーを利用した音質調整など、NeoBuds Planarが持つさまざまな機能を活用できます。

 

Edifier(エディファイア)
「NeoBuds Planar」
2025年4月2日より先行支援受付開始
一般発売予定価格:2万9980円(税込)

LDAC対応でANC機能も搭載した1万円の完全ワイヤレスイヤホンがエレコムから

エレコムは、LDAC対応でハイレゾ音源を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン「LBT-TWS18BK」(ブルーブラック)、「LBT-TWS18WH」(ホワイト)を4月上旬に発売します。

記事のポイント

LDACによる高音質、ANC、音声アシスタント対応など、必要な機能をそろえて1万円程度で手に入るリーズナブルさが魅力。良質なイヤホンは欲しいけど、高級すぎる製品は手が出ない人にオススメできそうです。

 

LDAC対応により、高音質な音源再生を実現。対応のスマホなどと接続すれば、高解像度でクリアなサウンドを聴けます。さらにアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載し、周囲の騒音を気にすることなく、高音質を楽しめます。

 

重さは片側約4.2g。また耳の形状に合わせたエルゴノミクスデザインにより、長時間の使用でも快適な装着感を実現しています。イヤーキャップは3サイズ用意されているため、個人の耳の形状に合わせて適切なサイズを選べます。

 

このほか、内蔵マイクによる通話や、SiriやGoogleアシスタントなどの利用が可能。加えてタッチセンサー操作で、音楽再生や音量調節もできます。

 

バッテリーは約8時間の連続音楽再生が可能。充電ケース込みで最大36時間使うことができます。また、再生周波数帯域は20-20000Hz、対応コーデックはLDACのほかSBC/AACとなっています。

エレコム

LBT-TWS18BK/LBT-TWS18WH

直販価格 1万1980円(税込)

耳に合わせてやわらかくフィット! 耳掛けタイプのオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、快適で安定した装着感を実現した耳掛け式のオープン型イヤホン「HUAWEI FreeArc」を、2025年3月25日(火)より一般発売します。カラーバリエーションは、ブラック、グリーン、グレー(ECサイト限定販売)の3色です。実売予想価格は1万8800円(税込)。

「HUAWEI FreeArc」(ブラック)。

 

記事のポイント

本製品は、世界に先駆け日本で初めてお披露目の新製品として、2025年2月7日(金)よりクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて販売を行ったところ、累計1590万円、1110人以上の支援を獲得。その結果を鑑みて、本製品の一般発売が決定されたそう。注目度の高いオープン型イヤホンとなっています。

 

人間工学に基づいたデザインで快適な装着感を実現

「HUAWEI FreeArc」には高性能な形状記憶合金であるニッケルチタン合金を使用したワイヤーを採用し、柔らかい装着感ながら落ちにくい安定感を実現。また、イヤホン表面の約81.5%をカバーする液状シリコーンは、生体適合性が高く、肌に優しいため、医療用カテーテルや乳児のおしゃぶりなどでも使用される素材です。これによりソフトで快適な着け心地を実現しています。

 

「HUAWEI FreeClip」と共通する「C-bridge Design(Cブリッジデザイン)」により、耳に掛ける部分が耳に優しく、最適にフィットします。1万件以上の人間の耳のデータをもとに、人間工学に基づき最適化を行い、様々な耳のサイズと形状に合い、スポーツ中でもしっかり耳にフィットして、激しい運動でも落ちにくくなっています。単体イヤホンの重量はわずか約8.9gのため、 長時間装着しても快適です。

 

そのほかデザイン面で、3つの工夫を取り入れています。まず、装着した際に耳に触れる三点が安定した三角形を描くように、「ゴールデンアングルサポート」という最適な角度設計がなされています。次に、耳の前の部分・C-bridge Design部分・耳の後ろの部分の重量は、考え抜かれた配分となっており、高い安定感と快適性に寄与しています。最後に、耳の後ろの部分は、耳の裏の形状にぴったりフィットするしずく型デザインで、揺れにくく外れにくくなっています。

 

耳を塞がないタイプのイヤホンのため、周囲の声などを聞き取れます。外で使用していても、状況を認識できるため、より安全です。また、カナル型のようにイヤホンで外耳道を塞ぐことがないため、長時間の装着による外耳道への負担を低減します。

 

逆音波システムで音漏れを抑制

「HUAWEI FreeArc」は、17x12mmの高感度ダイナミックドライバーユニットを搭載しています。低音域には柔らかく弾力性のあるPU振動板を採用し、パンチのある低音を実現。高音域ではチタンコーティングPEN振動板により、豊かで解像度の高いディテールを再現します。ドライバーユニットには高性能ネオジム磁石を使用し、高い駆動力により、小型ながらパワフルな音を再生します。

 

また同社ハイエンドイヤホンと同様の、異なる音量でも一貫したリスニング体験を可能にするラウドネス適応機能を搭載。さらに、ユーザーに合わせて複数のサウンド効果を専用アプリ「HUAWEI AI Life」から選択可能。イコライジングにも対応しており、自分好みのサウンドを楽しむことができます。

 

逆音波システムを導入しており、スマートに音量を調整しつつ、音波を巧妙に逆音波で打ち消し、音漏れを抑えています。音が外耳道に向けて的確に伝達されるため、プライベートなリスニング体験が可能になります。

 

2つのマイクを効果的に配置し、独自のDNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)通話ノイズリダクションアルゴリズムにより、学習するAIが高精度にノイズとユーザーの音声を識別することで、騒がしい場所でも相手に自分の声をクリアに届けることができます。また防風設計により、屋外で通話する際も、約4m/s風速レベルの風切り音を低減することができます。

 

IP57レベル防塵防滴性能を有しており、ワークアウト中でも汗などを気にせず音楽を楽しむことができます。

 

1回のフル充電で、最大7時間の連続音楽再生、充電ケース込みで最大28時間の音楽再生が可能です。急速充電にも対応しており、約10分の充電で最大3時間音楽再生できます。一日中のオフィスワークや、長時間の屋外ワークアウトでも安心です。

 

また、スマートフォン、タブレット、PC、スマートウォッチなど最大2つのデバイスに同時接続でき、シームレスに切り替えられる「マルチポイント接続」にも対応しています。

 

いまなら紛失サポートが無料に

発売を記念して、2025年4月30日(水)までに下記取り扱い店から購入した場合、約1680円相当の「イヤホン紛失サポート」を無料付帯するキャンペーンを実施。購入した日から1年間、片方のイヤホンを紛失した場合、3980円で片方のイヤホンを購入できます。(紛失サポート未加入の場合は約7620円かかります。)。なお、公式ホームページよりサポート申し込みする際、製品の入っていた箱に書かれているシリアルナンバー(SN)が必要となります。

※利用回数は保証期間中1回です。

 

『HUAWEI FreeArc』(ブラック・グリーン)取り扱い店

家電量販店(50音順):

■株式会社エディオン(一部店舗のみ)

■株式会社ビックカメラ(一部店舗のみ)

■株式会社ヨドバシカメラ

専門店:

■株式会社タイムマシン(e☆イヤホン)

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

『HUAWEI FreeArc』(グレー)取り扱い店

ECサイト(50音順):

■アマゾンジャパン合同会社(Amazon.co.jp)

■HUAWEI 公式サイト

■HUAWEI 公式Yahoo!店

■HUAWEI 公式楽天市場店

 

ファーウェイ・ジャパン
「HUAWEI FreeArc」
2025年3月25日発売
実売価格:1万8800円(税込)

Shokzから通話品質に特化したビジネス向け骨伝導ヘッドセット「OpenComm2 2025 Upgrade」登場

Shokzは3月19日、ビジネス向けのワイヤレス骨伝導ヘッドセット「OpenComm2 2025 Upgrade」を発売しました。ラインアップは専用のワイヤレスアダプターが付いた「OpenComm2 UC 2025 Upgrade」(税込み2万7880円)とワイヤレスアダプターなしのモデル(税込み2万2880円)を用意しています。

記事のポイント

2023年9月に発売した「OpenComm2」に比べて、ノイズキャンセリング性能が向上し、よりクリアな通話が可能になっています。さらに、充電ポートがマグネットからUSB-Cになるなど、順当な進化を遂げたモデルです。

通話やオーディオ面では、DSPを採用したノイズキャンセルマイクを搭載し、クリアな音声を届けつつ周囲の雑音を抑え、使用者の声が際立つ通話が可能。さらに、骨伝導テクノロジー「PremiumPitch 2.0」によって、より音を聞き取りやすくなったため、ストレスなく通話できるといいます。加えて、中音域と高音域の音声を集音しながら補正もかけています。

 

本体は、柔軟なフレームとソフトなシリコン仕上げにより、1日中装着しても耳への負担を感じさせないとのこと。また重さ約35gと軽量。

 

このほか、マルチポイント接続、最長8時間の連続再生が可能なバッテリー、IP55の防水・防塵性能をそなえています。

Shokz

OpenComm2 2025 Upgrade

2万2880円

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【西田宗千佳連載】テレビも生成AIで進化する!?

Vol.147-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

テレビは過去、新規格と放送規格の変化によって進化してきた部分がある。放送のデジタル化に合わせて薄型で高解像度のテレビが産まれ、伝送のデジタル化でHDMIが産まれた。新しい環境に適応するために“新しい価値のあるテレビ”への買い替えが発生してきた、とも言える。

 

日本で次の地上波規格が導入される時期は決まっていないが、2030年頃には始まっている可能性が高い。だが解像度は現在の4Kまでで、テレビを買い替えずに対応する方法もある。コンテンツも映像配信から供給される割合が増えている。地上波がなくなることはないが、放送への依存度が減る可能性は高い。

 

過去、テレビは画質・音質向上を軸に進化してきた。今後も重要であることに変わりはないが、どこまでも画質が上がり続けるわけではなく、新しい付加価値は必要になってくる。

 

そこで各社が模索しているのが「コンテンツ発見機能の強化」だ。いまはリモコンを操作してサムネイルから探しているが、面倒であることは間違いない。理想は、“テレビの前に来たら自分にあったもの、いま観たいものを提示してくれる”形だろう。

 

そうした理想の実現のためには2つ重要な点がある。

 

まず、コンテンツをより多彩な観点で分析し、自分が見たいものを勧めてくれる機能。これには生成AIの導入が有望と見られている。TVS REGZAは「今後発売を予定しているテレビを想定した機能」として、音声で生成AIに「おすすめの番組をたずねる」機能を開発した。またGoogleも、同社の生成AI「Gemini」をGoogle TVに搭載し、コンテンツのおすすめに使う計画を立てている。

 

次が個人認識。番組のレコメンド機能はいまもあるが、テレビの場合、機器に登録されたアカウントと「見ている人」がイコールであるとは限らない。テレビではアカウントを手動で切り換えることは少ないし、家族など複数人で見ることも多いからだ。

 

テレビにカメラを組み込めば、“見ている人が誰か”“何人で見ているのか”を判別することはできる。しかし、カメラを搭載するのは“リビングが監視されている”ように感じられて落ち着かない……という人もいる。

 

そこで現在、TVS REGZAが検討しているのは「ミリ波」を使う手法だ。微弱な電波を当てて帰って来る波を検知するのだが、これの場合、顔までは分からない。しかし、“大人か子どもか”“男性か女性か”くらいは分かる。結果として、家族の誰かを判別することは可能で、「テレビでのレコメンド精度アップ」と「プライバシー配慮の両立」が可能になる。

 

これらの要素は、テレビでの「広告」価値を高めるためにも有効だ。過去の放送のように流しっぱなしの広告ではなく、見ている人や世帯に応じて広告を差し替え、より高い広告効果を目指すこともできるだろう。もちろんその時には、プライバシーへの強い配慮が必要だ。

 

こうした新しいテクノロジーがコンテンツの見方を変えることが、テレビの進化に必要な時代になってきているのである。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

手軽にレコードが聴ける! Bluetooth対応のターンテーブル「TN-180BT」

TEAC(ティアック)は、Bluetoothトランスミッターを搭載したアナログターンテーブル「TN-180BT」をオンラインストア「ティアックストア」限定にて2025年3月中旬より販売します。カラーはブラック、ホワイト、チェリーの3色。直販価格は2万7280円(税込)。

「TN-180BT」(ブラック)

 

記事のポイント

Bluetooth出力に対応しているので、面倒な配線接続せずともワイヤレススピーカーやヘッドホンなどで手軽にアナログレコード再生が楽しめます。33 1/3 回転、45回転、78 回転の3スピード対応で、LP盤からSP盤まで幅広く再生可能です。

 

「TN-180BT」はBluetoothトランスミッター搭載、フォノイコライザー内蔵、カートリッジ装着済みのアナログターンテーブルです。現代のリスニングスタイルに対応した仕様で、通常のターンテーブル同様、アンプやミニコンポに接続できるだけでなく、内蔵のBluetoothトランスミッターから、Bluetooth対応のワイヤレススピーカーやヘッドホンで聴くことができるなど、お手持ちの機器に合わせた様々なスタイルでレコードを楽しめます。

「TN-180BT」(ホワイト)

 

「TN-180BT」(チェリー)

 

また、LP盤やEP盤(ドーナツ盤)だけでなく78回転のSP盤も再生できる3スピード対応で、便利なオートリターン機構を搭載しオーディオテクニカ社製VM型カートリッジを採用した実力派のアナログターンテーブルです。

 

また、オーディオシステムと使用する場合、通常レコードプレーヤーはアンプの近くに設置しなければなりませんが、Bluetooth対応のオーディオシステムなら、ワイヤレス伝送を使うことでターンテーブルを自由に設置することができるので、家具の配置やインテリアスタイルに合わせた置き方が可能となります。

 

キャビネットには高密度MDFを採用し、高い剛性と制振性を確保しています。フォノイコライザーアンプを内蔵しているので、外部音声入力端子(AUX INやLINE INなど)を装備したコンポやラジカセに接続して再生することが可能。フォノイコライザースルーして、フォノ端子付きのアンプにも接続して再生できます。

 

主な特長

●滑らかな回転が特長のベルトドライブ・ターンテーブル

●Bluetoothトランスミッター搭載

●フォノイコライザー内蔵

●フォノ、ライン、Bluetoothの3種類の出力が可能

●33 1/3 回転、45回転、78 回転の3スピード対応

●オートリターン機構

●高密度MDFキャビネットを採用

●オーディオテクニカ社製VM型フォノカートリッジ装着済み

 

ティアック
アナログターンテーブル「TN-180BT」
2025年3月中旬発売
実売価格:2万7280円(税込)

シャオミ初のWi-Fi対応ワイヤレスイヤホン!高音質&ノイズ遮断性にも優れる「Xiaomi Buds 5 Pro」

シャオミ・ジャパンは、完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」を3月13日に発売しました。

↑エレガントで洗練されたデザイン

 

記事のポイント

より上質なサウンドをじっくり味わいたい人はWi-Fi版(ブラック)にご注目。Wi-Fi対応のワイヤレスイヤホンは、設定の手間こそBluetoothよりかかりますが、音質や接続の安定度では上回ります。そのほか、仕事の効率向上をサポートする機能も豊富に搭載しています。

 

上質なオーディオ体験を提供するために、パワフルな同軸トリプルドライバーを搭載。11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーにより、パワフルな低音とワイドな音域を楽しめるとのこと。PZTツイーターはクリアな高音を、プラナーは広いサウンドステージを再現します。

 

前モデルからノイズリダクションの深さが55dBにアップグレードされ、ノイズ遮断性に優れています。環境や好みに合わせてノイズキャンセリング強度を調整できます。

aptX Losslessオーディオ、LE Audioに対応し、Bluetooth版で最高48kHz/24bitの伝送が可能に。「高音質・低遅延・低消費電力を実現した最高のロスレスオーディオ」を堪能できるそう。Wi-Fi版では初のXPAN Wi-Fi Technologyを搭載し、Xiaomi 15 Ultraとの組み合わせにより安定した接続を提供します。

 

そのほか最大4時間のボイスレコーディング、接続したXiaomiスマートフォンのシャッター操作、ボイスアシスタントの起動ができます。20言語のAI翻訳と文字起こし機能も搭載し、ビジネスシーンでも活躍します。

※Xiaomi Earbudsアプリのダウンロードが必要です

 

オーディオテストで個々人の耳の形状や頭の動きを分析し、カスタマイズされた音響体験を提供。音楽モードではスタジオで聴く生演奏、ビデオモードでは映画館気分を味わえます。

 

人間工学に基づいた設計と5.6gの軽量性により、長時間装着していても快適です。

 

シャオミ
 Xiaomi Buds 5 Pro
市場想定価格:Wi-Fi版(ブラック)2万7980円(税込)/Bluetooth版(チタングレー・ホワイト)2万4980円(税込)

・アマゾン 商品ページはこちら 

この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。 ※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。 

「ながら聴き」「集中聴き」どちらも欲張れる!スケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Flex 2」

JBLは、2ウェイ仕様の完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Flex 2(チューン フレックス 2)」を3月13日に発売します。

 

記事のポイント

ワイヤレスイヤホンの使用シーンは多岐にわたるので、優先度が「装着感より密閉性」、逆に「密閉性より装着感」といった具合に変わることがありますよね。でも複数台を持ち運び、使い分けるのは面倒……。そうした悩みに寄り添ってくれる製品です。臨場感のあるサウンドを楽しめるのはもちろん、音声通話もクリアです。スケルトンデザイン好きもご注目。

 
「JBL Tune Flex 2」は、イヤーチップの付け替えにより「密閉型」と「オープン型」を簡単に切り替えられます。遮音性の高い密閉型で音楽に集中することも、軽い装着感のオープン型で「ながら聴き」を楽しむのも自由自在です。

 

外音を取り込める「アンビエントアウェア&トークスルー」機能は継承しつつ、特に低域を大幅に改善した「ハイブリッドノイズキャンセリング」も搭載。軽い装着感は変わらず、深みのある静寂で臨場感のあるサウンドも体感できるようになったといいます。

 

衝撃強度と耐熱性に優れた航空機グレードのポリカーボネートを採用。耐紫外線性にも優れており、黄ばみや劣化の心配も少ないとのこと。イヤホン本体はIP54の防水・防塵に対応。

 

スケルトンデザインにより内部の基盤が見えるので、メカニカルな雰囲気が好みの人にはうれしいのでは。カラーは、ブラック、ホワイトに加え、新色の「モーヴ」がラインアップされています。

そのほか、最大48時間(ANCオフ時)の再生が可能。充電約10分で約3時間再生する急速充電にも対応します。さらに、シリーズ初のマルチポイント機能により、2台のBluetoothデバイスに同時接続できます。

 

JBL
JBL Tune Flex 2(チューン フレックス 2)
最大再生時間 ANCオフ時:イヤホン本体約12時間+充電ケース使用約36時間=約48時間/ANCオン時:イヤホン本体約8時間+充電ケース使用約24時間=約32時間
Bluetooth バージョン5.3(LEオーディオ、LC3コーデック対応予定)
価格:オープン価格 ※JBL オンラインストア販売価格1万5950円(税込)

・アマゾン 商品ページはこちら

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Shokz初のイヤーカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE」発表! 3月18日よりクラウドファンディング開始

国内における骨伝導イヤホンのトップシェアを誇る「Shokz」(ショックス)は、初となるイヤカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE(オープンドッツ ワン)」を日本国内で発売するのに先駆け、クラウドファンディングを「GREEN FUNDING」にて2025年3月18日(火)午前10時より開始します。

「OPENDOTS ONE」

 

記事のポイント

骨伝導イヤホンで知られるShokzが手掛ける初のイヤカフ型イヤホン。同社が培ってきた音漏れ抑制や低音強化技術などにより、オープン型ながら迫力のあるサウンドを再生できます。軽量設計で耳に負担がかかりにくいのもうれしい。

 

OPENDOTS ONEとは?

OPENDOTS ONEは、Shokz独自のオープンイヤー技術と、アクセサリー感覚で装着できるイヤーカフ型デザインを融合した完全ワイヤレスイヤホンです。わずか6.5gという超軽量設計に加え、耳を塞がない構造のため、周囲の音を聞きながら快適に音楽を楽しめます。

 

主な特徴

●オープンイヤー&イヤーカフ型デザイン: 周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる安心感。アクセサリー感覚で装着できるスタイリッシュさ。

●超軽量設計: 片耳わずか6.5g。長時間使用でも疲れにくい。

●音質カスタマイズ: 4つのプリセットEQとカスタムモードで、好みのサウンドに調整可能。Dolby Audio対応で臨場感あふれるサウンド体験。

●快適なフィット感: Shokz独自のイヤーカフ型デザインで、激しい動きでも外れにくい安定感。肌触りの良いシリコン素材で覆われたイヤホンは、滑りにくく、耳にしっかりフィットします。

●長時間バッテリー: フル充電で10時間再生可能。充電ケースを使用すれば最大40時間使用可能。

●クリアな通話: AIノイズキャンセリング機能搭載で、騒がしい環境でもクリアな通話品質。

●音漏れ防止: Shokz DirectPitchテクノロジーにより、音漏れを抑制。

●スマートタップコントロール: 簡単なタップ操作で音楽再生や通話が可能。

●IP54防⽔性能: 汗や水に強いので、ワークアウト時にも安心。

 

Shokz DirectPitchテクノロジー

 

充電ケースはワイヤレス充電に対応

 

音へのこだわり

16mmのカスタムドライバーに相当するデュアルドライバーのシステムとBassphereテクノロジーにより、深みのあるパワフルなサウンドを実現。どこにいても臨場感あふれるオーディオ体験を楽しめます。

 

店頭で試聴可能

2025年3月18日(火)より、蔦屋家電二子玉川店およびTSUTAYA 渋谷店でOPENDOTS ONEを試聴できます。

 

Shokzの新たな挑戦となるOPENDOTS ONE。クラウドファンディングでの展開に注目です。

 

Shokz
イヤカフ型イヤホン「OPENDOTS ONE(オープンドッツ ワン)」
2025年3月18日よりクラウドファンディング開始
実売価格:2万7880円(税込)

【家電大賞】見たい番組がネット動画のように見つけやすい全自動レコーダーが金賞を受賞!“推し活”に便利な機能も話題

提供:パナソニック

「家電大賞」は、モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード。今年で10回目となった2024年発売のノミネート家電200製品のなかから、読者の投票(投票期間は2024年11月22日~2025年1月6日)により、グランプリと部門賞(特別賞含む全27部門)が決定した。「テレビ周辺機器」部門では全自動ディーガ「DMR-2X603」が金賞を受賞。今回は、投票者の声とともに受賞モデルの魅力を紹介する!

 

新設された「テレビ周辺機器」部門の初代金賞は「全自動ディーガ」!

パナソニック
全自動ディーガ「DMR-2X603」
オープン価格

最大10ch×約28日間を自動で録画する「全自動録画」により、見逃してしまった番組や放送後にSNSで話題になった番組なども後から見られる。BDドライブを搭載し、BDの再生や、BD-Rなどに録画番組の保存が可能。

SPEC●内蔵HDD:6TB●チューナー数:11(地デジ/BS/CS×6、地デジ専用×5)●無線LAN:対応●サイズ/質量:W430×H60×D239mm(突起部含まず)/約3.8kg

【投票者コメント】

「ネットで後から見られる番組も多いが、それでも録画しないと見ることができない番組などに大変役立っている」

「録画番組でも放送中の番組でもスマホやタブレットで見られる。『どこでもディーガ』最高!」

「録画番組が外で見られるようになり、ドラマが溜まらなくなりました。なくてはならない機能です!」

 

録画番組をとことん楽しめる完成度の高さが大好評!

テレビ番組のネット配信が増えているが、全番組は配信されておらず、レコーダーでの録画ニーズは高い。「全自動」モデルなら録画予約不要だから“推し”のタレントやアーティストの突然の出演にも対応可能。録画番組の消去も自動でしてくれる。

 

今回、「使いやすい!」と賞賛の声が相次いだレコーダーがパナソニック「全自動ディーガ」だ。ネット動画のようなホーム画面を採用し、見たい番組をすぐに探せる。最大6名までプロフィールが設定でき、録画番組を各自の好きなジャンルごとに整理・表示してくれるので、家族で共有しやすい。

 

さらに、見たい場面を探すプレビューサーチや音声付き早見再生など番組を効率よく見られる機能も豊富。外出先でスマホなどから録画番組を再生できる機能も備え、「たくさん録っても見られないかも」という不安とは無縁だ。このようにフル活用できる完成度の高さが多くの支持を得て、「テレビ周辺機器」部門金賞に輝いた。

 

【POINT 01】ネット動画のような表示で録画番組が探しやすい

ネット動画配信サービスのように番組ビジュアルを大きく表示するホーム画面を採用。番組のあらすじなども見やすく表示する。おすすめ番組もサムネイルで表示され、見たい番組を直感的に選びやすくなっている。

 

【POINT 02】見たいシーンが探しやすく“推し活”がはかどる

録画再生中にリモコンの方向キーの下を押すだけで、番組を1分ごとのサムネイルで分割し、見たいシーンを選んで再生可能。歌番組で見たいアーティストのシーンだけ見るなど、“推し活”がはかどる機能が豊富だ。

 

【POINT 03】外出先でもスマホなどで録画番組を楽しめる

録画番組を外出先のスマホやタブレットから視聴できるモバイル端末向けアプリ「どこでもディーガ」に対応。ストリーミング再生でも早見再生が1.3/1.5/2.0倍速から選べ、時短で効率よく視聴できる。

 

月額1540円から! 手軽に使える定額利用サービスも

「試してみたいけどいきなり購入するのは……」という方におすすめなのが、パナソニック製品の定額利用サービス。全自動ディーガなら月額1540円(※1)から利用できる。詳しくは公式ショッピングサイト「パナソニックストアプラス」(※2)で。

※1:定額利用プランを契約後48か月までに解約の場合、解約手数料として2か月分の相当の利用料が発生します。 ※2:https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/sbsc/diga/

 

パナソニック 全自動ディーガ「DMR-2X603」を詳しく知りたい方はコチラ

【西田宗千佳連載】テレビではなく「産業用途」を目指すHDMI 2.2

Vol.147-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

今年1月のCESで、テレビなどで使われる新しい接続規格である「HDMI 2.2」が発表された。製品化は今年後半からの予定で、家電などで使われていくのは今年末から2026年はじめにかけて、ということになりそうだ。

 

HDMIはもう、多くの人がご存じかと思う。最初の「HDMI 1.0」が策定されたのは2002年12月のことなので、もう20年以上も使われている。ディスプレイと機器の間をつなぐデジタル接続用の規格だ。

 

コネクターやケーブルは一見変わっていないように見える。ただケーブルの方は規格に合わせて「より広い帯域のデータ」を扱えるものを使うことが定められており、対応のものでないと正常に使えない場合がある。現行の規格は「HDMI 2.1」であり、最大48Gbpsのデータを流せるケーブルであることが求められる。

 

新規格の「HDMI 2.2」ではこれが「最大96Gbps」に拡張され、より良い品質のケーブルが必要になる。認証を受けたケーブルには、パッケージに規格名と伝送帯域(96Gbps)が明記される予定なので、2025年後半以降に発売された場合には、それを目印にしてほしい。

 

一方正直なところ、HDMI 2.2は一般消費者向けにはかなりオーバースペックではある。

 

この先のテレビのトレンドを見ても、解像度は4Kが中心。8Kは放送を含めたコンテンツ供給が増える目処が立っておらず、ゲームも4Kまでが主軸になるだろう。ゲームではフレームレートが増えていくが、240Hzまでいけば十分だろうと想定される。ゲームでの高フレームレート以外は“現在のテレビでもカバーできている範囲”であり、HDMI 2.2でないとできない、ということは少ない。

 

ではHDMI 2.2はなんのために作られたかというと、“テレビ以外に新しい用途がある”ためだ。

 

現在、市街地のビルなどに大きなサイネージ・ディスプレイが置かれることは当たり前になってきている。イベントなどの背景に使われるのも、同じく大型のディスプレイだ。これらは4Kよりもはるかに高い解像度であり、5K・10Kといったレベルになる。

 

また、CTスキャンのデータなどを見る医療用ディスプレイも、4Kを超える解像度のものが求められている。

 

裸眼で立体を見るディスプレイは、どこから見ても立体に見える「ライトフィールド記録」を採用するものもある。そうしたディスプレイでは「32視点分」のような大量の視点の映像を同時に表示するので、解像度を高めるには「1視点の解像度×視点の量」だけの映像を表示可能なデバイスが必要になる。

 

どれも基本的には個人向けではなく産業向けで、いままではDisplayPort規格が使われてきた。そこにHDMIが割って入るには、規格の大幅アップデートが必要になる。すなわちHDMI 2.2については、家電メーカーの要請ではなく「産業機器メーカー」の意向が強く働いている、ということだ。

 

だから“HDMI 2.2がテレビの未来を示している”わけではなく、機能の一部が未来のテレビにも使われていく……と考えるべきだろう。

 

では未来のテレビはどちらに向かうのか? それは次回のウェブ版で解説してみたい。

 

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オープン型でも音漏れを抑える! “耳スピ”のアウトドア向けモデル「nwm GO」

NTTソノリティは3月1日、耳をふさがないイヤホン「耳スピ」シリーズの新製品「nwm GO(ヌーム ゴー)」の予約を開始しました。3月18日に販売開始します。

 

記事のポイント

近年流行のオープンイヤー型で、イヤホンなのにスピーカーのような体験ができる”耳スピーカー”をうたうイヤホンです。アクティブシーン向けに装着性や本体カラーなどを調整しているので、日頃の運動やアウトドアでの利用にいかがでしょうか。

 

アウトドアやワークアウトなどのアクティブシーン向けに開発された、耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスネックバンド耳スピーカー。NTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術」搭載により、耳をふさがない状態でも音漏れを抑えられるとしており、周囲に配慮しつつ利用できるのが大きな魅力です。

 

接続はBluetooth 5.3で、対応コーデックはSBC、AAC、LC3、CVSD、mSBC。ドライバーは12mm径のダイナミックドライバーを採用しています。周波数特性は100Hz~20kHzで、全指向性のマイクを搭載しています。連続使用時間は最大10 時間、充電時間は約1時間15分です。

 

本体重量は約20gと軽量で、ネックバンド部は柔らかいシリコン製。耳への負担が少ない耳掛け式を採用しており、使用中の落下なども抑えることが可能です。アウトドア向けということもあり、IP55相当の防水・防塵規格に対応します。カラーはフォグブラック・グレイシャーホワイト・ソイルベージュの3色展開。

 

NTTソノリティ
nwm GO
販売価格:1万6500円(税込)

【世界5000台限定】「ウルトラマンゼロ」15周年を記念したコラボイヤホン登場! 宮野真守のボイス収録

オーディオメーカーのfinal(ファイナル)は、「ウルトラマンゼロ」の登場15周年を記念した特別な完全ワイヤレスイヤホン「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を全世界5000台限定で発売します。予約受付は2025年3月7日(金)10:00よりWEBのfinal公式ストア等で実施。実売価格は9800円(税込)。

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」

 

記事のポイント

ウルトラマンゼロのファンならずとも欲しくなりそうなデザインのワイヤレスイヤホンが世界5000台限定で登場。宮野真守の音声も収録しているので、宮野ファンにもたまらない仕様となっています。

 

「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」は、agの大人気ワイヤレスイヤホン「COTSUBU for ASMR」シリーズを軸として開発され、充電ケース本体はウルトラマンゼロ、イヤホンはウルトラマンゼロの頭部に装備されている2本のスペースブーメラン「ゼロスラッガー」をイメージしたデザイン。イヤホンを手に取る際に、ウルトラマンゼロがゼロスラッガーを手にする追体験ができる製品になっています。

ウルトラマンゼロ

 

また、ガイダンス音声はウルトラマンゼロの声優・宮野真守さんが担当。本製品のためだけに撮り下ろした特別なガイダンス音声も楽しめます。

ウルトラマンゼロの声優・宮野真守さん

 

ガイダンス音声はウルトラマンゼロの名セリフを収録したA面と、本機でしか聴けない新規撮り下ろしのB面の2パターンを収録。B面はインナースペースでウルトラマンゼロが話しかけているような気分を味わえます。

 

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカードは、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売のためだけに描き下ろされた限定イラスト。宇宙にいるウルトラマンゼロが本製品を使用する皆様に向かって囁きかける様子をイメージし、ウルトラマンゼロが切り開いた歴史、そして次世代へと受け継がれていくヒーローの絆の一端を、15周年記念のイヤホンを通じて感じられるように描かれています。

購入特典のウルトラマン カードゲームのプロモーションカード

 

製品の梱包パッケージはウルトラマンゼロが父のウルトラマンセブンから受け継いだ体のシルバーのラインを基調としています。さらに、パッケージには広大な宇宙も描かれており、ウルトラマンゼロが今日も宇宙のどこかで物語を繰り広げていることを彷彿とさせるデザインとなっています。

 

イヤホンが15名に当たるSNSキャンペーンも実施

さらに、「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」の発売を記念して、本製品が抽選で当たる「祝!ウルトラマンゼロ15周年・COTSUBU ULTRAMAN ZERO version発売記念キャンペーン」をXとInstagramで同時開催されます。

 

ウルトラマンゼロの登場15周年にちなみ、1500リポスト/シェアを達成すると「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」を抽選で15名様にプレゼントされます。応募方法は以下の通り。

 

応募方法

【X】

1.Xの「円谷プロダクション(@tsuburayaprod)」&「ag公式(@ag_audio_jp)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーンポストをリポスト

 

【Instagram】

1.Instagramの「円谷プロダクション(tsuburayaprod)」&「ag公式(ag__audio)」の2アカウントをフォロー

2.ag公式アカウントのキャンペーン投稿にいいね&ご自身のストーリーズでシェア

 

キャンペーン期間:2025年3月7日(金)〜3月31日(月)23:59まで

 

final
「COTSUBU ULTRAMAN ZERO version」
2025年3月7日予約開始
実売価格:9800円(税込)

【西田宗千佳連載】ゲームに向けて、テレビのフレームレートも「240Hz」「480Hz」へと増える

Vol.147-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

前回の連載で、「テレビは100インチクラスの超大型のニーズが増える」という話をした。それは間違いではなく、確実に増えていくだろう。

 

ただ、すべての家庭に75インチオーバーの巨大テレビがやってくるか、というとそうではない。安くなってきたといっても最低数十万円の買い物であり、“壁面がテレビに覆われている形を許容する”人のためのものでもある。住居にそこまで大きいサイズのものを“置けない”人もいるだろうし、同じくらい“搬入できない”人もいるだろう。

 

一方で、より多くのテレビに関係してくるトレンドもある。それは「ゲーム向けの高フレームレート対応」だ。

 

一般的に、テレビは「毎秒60Hz」を前提に作られている。Hzとは1秒に表示されるコマの値を示し、1Hzなら秒1コマ、60Hzなら毎秒60コマを指す。

 

ざっくりいえば、テレビ放送がインタレース方式の30Hz=実質60Hz(1080i)であり、他の映像はプログレッシブ方式の60Hz(1080p)というのが2025年現在の基本だ。現在の4Kテレビでは、1920×1080ドットの縦横2倍、3840×2160ドット・60Hzまでの映像を見ている。

 

しかしゲームでは、60Hzよりもコマ数を増やし、なめらかな映像とすることが求められるようになってきた。

 

1コマを認識する能力でいえば、ハードウエアとしての人間は60Hz(1コマ約0.0167秒)であってもギリギリ。だからテレビの規格を定める際には30Hz・60Hzをひとつの軸にしたのだ。映像を見る分には60Hzでも十分である。

 

しかし、「一連の動きの中で変化を認識する」能力は、60Hzよりさらに高い。

 

こうした認識力が重要になるのが、格闘ゲームやファーストパーソン・シューターなどの「eスポーツ」的ゲームだ。ある時間の中に入るコマ数が増えると動きをより正確に把握しやすくなっていく。

 

これは考えてみれば当たり前の話。自然界には「コマ」はない。自然界の連続的な動きに近づけていくのが「コマ数を増やす」ということなのだ。

 

ゲーム用を意識したPCディスプレイでは、解像度こそ1920×1080ドットだが、フレームレートは120Hzだったり240Hzだったりする製品も一般的になってきた。

 

テレビもこれを追いかけ、「120Hz」もしくは「144Hz」対応の製品は増えてきた。だが、ゲーマーはさらなる高フレームレートを望んでいる。テレビの用途として「ゲーム」は非常に大きな要素なので無視できない。

 

現在の「HDMI 2.1」では、フレームレートは大きな数字としては規定されていない。120Hz・144Hz対応のテレビは登場しているが、4K/240Hzなどは想定していない。フレームレートが上がると、ケーブルで伝送しなくてはならないデータ量も増え、HDMI 2.1で規定している帯域(最大48Gbps)を超えてしまうのだ。

 

そこで「HDMI 2.2」では帯域を「最大96Gbps」に拡大。4Kで最大「480Hz」までの対応が可能になる。8Kの場合でも240Hzだ。

 

現状のゲーム機やPCにとってはオーバースペックだが、長く規格が使われることを想定し、大きい値が設定されている。対応製品の発売は「早くても2025年末」とされているが、来年にはテレビでも、ゲーム向けに「240Hz対応」が増え、さらにその先で480Hzなどの姿を目にすることも出てきそうだ。

 

では解像度の方はどうか? それは次回のウェブ版で解説する。

 

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【西田宗千佳連載】「超大型」に注目が集まる現在のテレビ

Vol.147-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はCESで発表された新規格「HDMI2.2」とテレビの超大型化の話題。価格面だけでなく設置の課題もあるが、今後も大型化は進むのか。

 

今月の注目アイテム

TVS REGZA

REGZA 85E350N

実売価格28万6000円

↑85V型の4K液晶エントリーモデル。全面直下型LEDモジュールを採用し、鮮やかかつ高精細な映像表現を可能にする。好きなタレントの出演番組もすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」などで快適に視聴できる。

 

CESの会場でも超大型モデルが目立つ

テレビに、久々に世界的に大きなトレンドが出始めている。そのトレンドは「超大型化」だ。

 

テレビなどでおなじみのインターフェイスであるHDMIを管理する「HDMI LA」は、今年1月に米国・ラスベガスで開催されたテクノロジーイベント「CES 2025」で、新規格「HDMI2.2」を発表した。

 

その発表のなかでは「2024年以降、85インチから100インチのテレビの販売量が増えている」との報告があった。

 

これは事実で、多くのテレビメーカーは“昨年超大型の出荷が伸びた”こと、“今年は超大型に力を入れる”ことをアピールしていた。CESの会場では85インチ以上のテレビを展示するところが増え、TCLなどの中国メーカーは、163インチのマイクロLEDテレビなども展示していた。

 

「そんなこと言っても、大きなテレビは自宅では厳しい」

 

そう思う人は多いと思う。これはたしかにそうだ。ただここで問題になるのは“置けない”以上に“入るのか”という点だ。アメリカや中国では大型のテレビが好まれる傾向にある。一方で都市部では小型が、地方では大型が好まれる傾向は、日本でもヨーロッパでも、そしてアメリカや中国でも変わらない。

 

過去、超大型は非常に高価で、超富裕層が買うものという印象が強かっただろう。価格が100万円オーバーで手が届かないということに加え、巨大かつ重いモノなので、搬入コストや設置コストが大変なものになるという部分があった。

 

だが、現在は価格も“高いが、超富裕層しか買えない”ものばかりではなくなった。たとえば「REGZA 85 E350N」は、85インチだが約29万円で買える。画質にこだわった「85 Z770N」でも48万円程度だ。

 

“低価格で大型化”が日本での普及のポイント

搬入はいまだ問題で、場合によっては専門の業者への発注が必要になる。しかし最大かつ最後の壁はその点であり、販売拡大に伴い、家電量販などは整備を進めるだろう。

 

だからといって、“テレビの主流は100インチ時代”が来るとは思わない。しかし“いままでより大きなサイズを選ぶ人が増えていく”のも間違いない。

 

実のところ、こうしたトレンドは国内ではまだ顕著ではない。ハイセンスと調達を共通化しているTVS REGZAが前のめりで進めている状況である。あとは、シャオミがチューナーレスで低価格の超大型製品を推しているくらいだろうか。他社が日本国内で追随するかは読みづらいが、「世界的にテレビを販売するためにパネルを調達する企業」が低価格大型化をリードしていくだろう。それが支持されるかどうかが、日本での普及に影響してくる。

 

とはいうものの、先ほども述べたように、超大型化は“それを求める人”向けの新しいトレンド。皆が一斉に大型に向かうわけでもない。実は、冒頭で紹介したHDMI2.2にしても、狙いはもはやテレビではなかったりする。

 

大型化以上に見えてきたトレンドとは何か? HDMI2.2は何を目指すのか? そして日本のテレビメーカーはどこへ向かうのか。その辺は次回以降で詳しく解説していく。

 

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実売5000円台でも超ロングスタミナ! 完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」は”音楽のある生活”にマッチする

今や、イヤホン市場のメインストリームとなった完全ワイヤレスイヤホン。メーカー各社から新製品が次々と発売され、市場は群雄割拠の様相を呈しています。

 

そんな市場にファーウェイが投入したのは、実勢価格5000円台という手に取りやすい価格ながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングスタミナを実現した「HUAWEI FreeBuds SE 3」。本機がどんなライフスタイルにマッチするのか、実際に使って確かめてみました。

 

「常に音楽を聴いていたい」を叶えてくれる、最長42時間のロングバッテリー

イヤホン市場において今もっともホットな製品と言えるのが、左右の筐体をつなぐケーブルを排した完全ワイヤレスイヤホンです。数千円から数万円、さらにはそれ以上の価格のものまで、幅広い価格帯の製品が販売されています。世界的なスマートデバイスメーカー、ファーウェイが手がける「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、実勢価格5000円台のエントリーモデル。初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてはもちろん、日常使いするサブ機としても手に取りやすい1台です。

 

最大の特徴はズバリ、抜群のスタミナ。イヤホン単体で約3.8gの軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体でも約9時間の音楽再生が可能です。1日8時間使用したとしても、約4~5日間充電なしで音楽リスニングを楽しめます。急速充電にも対応し、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、うっかりケースに入れ忘れても安心です。

↑「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも手に取りやすい価格帯に投入されたエントリーモデル。ファーウェイ史上最長のバッテリー駆動時間が最大の特徴

 

↑重量はイヤホン単体が約3.8g、充電ケースのみが約33g。軽やかな装着感が得られる軽量ボディながら、充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能なロングバッテリーを実現する

 

↑充電ケースも軽量かつコンパクト。メタルとレザー調素材を組み合わせた高級感のあるデザインで、スタイリッシュに携帯できる。カラーバリエーションはブラック、ベージュの2色展開

 

↑本体をうっかりケースに入れ忘れ、「しまった!」。そんな時も心配無用。急速充電に対応しており、約10分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なので、身支度している間に十分に充電できる。なお、フル充電時間はケース+本体同時で110分、イヤホンのみなら約60分

 

ファーウェイ史上最長のロングライフバッテリーは、筆者の音楽ライフにピタリとマッチしてくれました。というのも、筆者の場合、「集中してじっくり音楽を聴く」というよりは、「常に音楽を聴いていたい」というスタイルなので、バッテリーが切れない安心感はそれだけで好印象。通勤時、カフェでのリモートワーク中、休日のお出かけ中など、いつでも音楽を聴いていたい筆者にとって、バッテリー持ちは製品選びの一丁目一番地なのです。数万円するハイエンドモデルならまだしも、5000円台で手に入るエントリークラスのモデルで、最長約42時間のスタミナを備えているのは瞠目に値します。

 

耳に心地よいバランスの取れたサウンド

↑エントリーモデルということもあり、最近のトレンドであるANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は非搭載。ある程度は外音が聞こえるので、移動中などは安全に利用しやすい

 

↑実際に約2週間使用してみたところ、ケースを併用すると約4日間、充電なしで音楽リスニングを楽しめた。こまめに充電しなくていいのは想像以上にラク

 

気になる音質はどうでしょうか? 幅広いジャンルをそつなく聴かせてくれる万能なサウンドを予想していましたが、実際に視聴してみると意外や意外、パンチがあり、なかなかにエネルギッシュなサウンドです。本製品は口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載しており、クリアなボーカルと、高音・中音・低音のバランスのよさが特徴。スケール感が少し物足りないので室内楽などには向かないように感じましたが、音の立ち上がりが速く、筆者がよく聴くポップスジャンルとの相性は申し分ありません。チルアウト系のハウス、EDM、ゲーム音響などもバランスよくきれいに聴こえました。

↑ポップスと相性がよい、元気でエネルギッシュなサウンドが印象的。スピード感も申し分なく、ツヤのあるボーカルがしっかり前に出てくる。なお、サポートするBluetoothコーデックはSBCとAACの2種類

 

↑音質は「デフォルト」「低音強調」「高音強調」「音声」という4つのプリセットモードで調整可能。ロックやヘビーメタル、ヒップホップを楽しむ際には、「低音強調」をチョイスするのがよさそう。安定した通信でラグが少ないBluetooth 5.4に対応しているので、動画視聴やゲームなどのエンターテインメントも快適に楽しめる

 

1日中着けていられる、疲れ知らずのインナーイヤー型

「常に音楽を流している」筆者にとって、装着感も重要なチェックポイント。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、先代の「HUAWEI FreeBuds SE 2」と同様にインナーイヤー型を採用していて、人間工学に基づいた耳道特徴分析により高いフィット感を実現しています。

 

イヤーピースを耳栓のように耳穴に入れて装着するカナル型は、密閉性が高い反面、長時間の使用では圧迫感によって疲れやすかったり、耳穴が痛くなったりすることがあります。耳穴の入り口に引っかけるようにして装着するインナーイヤー型なら、長時間装着していても疲労感はほとんどありません。実際、休日にほぼ丸一日装着していても、疲労感を覚えることはありませんでした。「ファーウェイ史上最長のバッテリー持ち」という、本機のストロングポイントを最大限に引き出す、理にかなった設計と言えるでしょう。

↑密閉性はそこまで高くないものの、そのぶん外音が聞き取りやすく、疲れにくい

 

↑イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを簡単に操作できる。専用アプリ「HUAWEI AI Life」を使えば、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てカスタマイズも可能

 

↑趣味のランニング中も音楽を聴いている筆者。IP54の防塵・防滴性能を備えているので、汗や水滴を気にする必要はなし

 

「いつでも音楽を聴いていたい」。「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、筆者のようなニーズを持つ人にとって、まさに“渡りに船”と言える1台ではないでしょうか。超軽量ボディながら、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちを実現し、インナーイヤー型で疲れにくく、そのうえバランスの取れた心地よいサウンドを聴かせてくれるので、1日中装着していてもストレスはまったくなし。かしこまって音楽を聴くのもよいですが、もう少しカジュアルに「音楽のある生活」を楽しめる、そんなイヤホンと言えるでしょう。

 

「これは欲しい」、素直にそう思える「HUAWEI FreeBuds SE 3」を携え、いつもそこに音楽がある、より軽やかなライフスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?

1万円台でも上位モデルのノイキャン機能を踏襲!完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Beam 2」

ハーマンインターナショナルは2月27日、完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tune Beam 2(チューンビーム2)」を販売開始しました。

 

記事のポイント

実売1万円台ながら、ハイブリッドノイズキャンセリングなど上位モデルを踏襲した機能性が魅力のモデルです。ショートスティックタイプで、装着感の良さも特徴。IP54防水・防塵に加え、充電ケース併用時には最大40時間の再生が可能とバッテリー容量も十分です。ヘビーユースにもしっかり耐えてくれるでしょう。

 

上位モデルを踏襲した、ハイブリッドノイズキャンセリング機能を備えています。2つの外音取り込み機能を利用できるほか、通話用に6つのマイクを搭載。音楽に集中できる環境づくりに加え、クリアな通話音質も実現しているとのこと。

 

接続はBluetooth 5.3。対応コーデックはSBC、AACで、アップデートによりLC3にも対応予定です。同様に、将来的なLEオーディオへの対応も予定しています。ドライバーは10mm径のダイナミックドライバー。周波数特性は20Hz~20kHzで、シリーズとして初めて、いわゆる空間オーディオ機能である「空間サウンド」も利用可能となりました。

 

IP54防水・防塵規格に対応するなど、屋外での利用も安心です。連続使用時間は、アクティブノイズキャンセリング有効時でイヤホン本体が約10時間、ケース併用で約40時間。急速充電にも対応しており、10分間の充電で約3時間再生が可能です。

 

カラーはブラック・ホワイト・ターコイズの3色展開。

 

ハーマンインターナショナル
JBL Tune Beam 2
販売価格:1万3420円

TCLがオリンピックのデジタル体験を変えるか?中国・北京で目撃した戦略的提携の背景

トヨタ、ブリヂストンなど、2024年末ですべての日本メーカーがIOCの“最高位スポンサー”としての契約を終了したのは記憶に新しいところ。なかでも話題になったのは、松下電器産業(当時)が1987年に締結(パラリンピックは2014年から契約)して以来、37年間継続してきたパナソニックが、この“枠”から撤退したことだろう。パナソニックはAV機器や生活家電を提供してきたが、この枠に次はどこがおさまるのか? その答えが出たようだ。

 

現地の様子

2月20日、青空が広がる北京。日陰では体感気温1〜2度と厳しい寒さの中、北京国家水泳センターには総勢450名の関係者・報道陣が集まった。その目的は、TCLグループ(以下、TCL)がIOCと新たなスポンサー契約を締結するという、同社にとって歴史的な瞬間に立ち会うことである。

2008年の北京オリンピックでは競泳会場として、2022年の北京冬季オリンピックではカーリング会場として使用された施設であり、現在もスポーツイベントの舞台として活用されている。

 

2008年の北京オリンピック時に建設された通称「鳥の巣」の向かいに建つ。

 

TCLとは?

まずはTCLについておさらいしておこう。TCLは1981年に設立され、現在は世界46カ所の研究開発(R&D)センターと38の製造拠点を有し、160以上の国・地域で事業を展開するグローバルブランドである。主要事業は「家電」「ディスプレイ技術」「クリーンエネルギー」の3分野で、2024年のテレビ出荷台数は前年同期比14.8%増の2,900万台。2年連続で世界シェア第2位の座をキープした。なかでも、強みとするMini LEDテレビの世界出荷台数は前年比194.5%増という急成長を遂げている。

 

イベントの模様

イベントは少数民族の少年少女による合唱団のパフォーマンスで幕を開けた。その後、TCLの創業者であり会長を務める李東生(リ・トウセイ)氏が登壇し、続いてIOC会長のトーマス・バッハ氏がスピーチを行った。また、オリンピアン・パラリンピアンによる座談会が開かれたのち、契約締結式と記念品交換が行われた。(写真はTCL提供)

 

↑バッハ会長もオリンピアンだ。現役時代はフェンシングのフルーレ競技で活躍し、1976年のモントリオールオリンピックでは西ドイツ代表として金メダルを獲得した。任期は2025年6月までで、本イベントが最後の公式登壇となる見込み。(写真はTCL提供)

 

↑李東生氏は、フランス・トムソン社のテレビ事業やアルカテル社の携帯電話事業を買収するなど、同社のグローバル展開を牽引してきた。第10回から第13回全国人民代表大会の代表を務めるなど、中国の政治・経済界における重鎮である。(写真はTCL提供)

 

TCLがオリンピック最高位スポンサーになるとどうなる?

今回の契約締結によりTCLは、今後8年間、つまり2026年冬のイタリア・ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ大会、2028年夏のアメリカ・ロサンゼルス、2030年冬のフランス・アルプス地域大会、2032年夏のオーストラリア・ブリスベンの4都市におけるオリンピック・パラリンピックをスポンサードすることになる。

 

同期間中、TCLはスマートディスプレイ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、スマートロック、オーディオシステム、ヘッドホン、プロジェクター、TCL RayNeoスマートグラス(AR&VR)といった多岐にわたる製品をオリンピック・パラリンピックに向け、提供する予定だ。

 

↑会場ではオリンピック、パラリンピックで提供される製品を展示。ディスプレイは、2025年の最高画質モデルである「TCL X11K」、世界最大のQD-Mini LEDテレビ「TCL X955 Max」と、「TCL A300シリーズ」が対象。(写真はTCL提供)

 

↑エアコンやビルトイン冷蔵庫など、生活家電も展示されていた。

 

特に注目すべきはやはり、ディスプレイ技術である。今回TCLが提供するディスプレイに採用される「QD-Mini LED技術」は、量子ドットの優れた色再現性とMini LEDの精密な制御技術を融合したもので、卓越した映像体験を実現するものだ。従来のLCDに比べてローカルディミングゾーン(バックライトの制御エリア)が5184と細かくなるため高精彩な上、最大5000ニットもの高輝度を局所的に出すことでハイライトがより強く、また映像の暗い部分をより深い黒で表現できる。また、青色LED光源を高精度な赤・緑の光に変換する量子ドットにより、従来のMini LEDよりも広色域で表現。さらに低消費電力で、有機ELに比べ焼きつきも少ないという、先端のディスプレイ技術である。

 

↑左が「RayNeo V3」、右が「RayNeo Air 3」。

 

さらに、次世代のAR&XRスマートグラス「RayNeo X3 Pro」も提供するという。発表会場には、左右に備えた2つのカメラでメガネで見たままの写真を撮影しBluetooth接続したスマホへ送れる「RayNeo V3」、第5世代のマイクロ有機ELディスプレイを備え、映画視聴やゲームのプレイなどが楽しめる「RayNeo Air 3」が展示されていた。

 

このようにTCLは、オリンピックの舞台を単なるスポンサーシップの場としてだけでなく、技術革新を世界に示す機会と捉え、最先端のディスプレイ技術やスマートグラスを提供することで、オリンピックの視聴体験そのものを変えようとしている。

 

↑最新製品も同時展示。これは視野角178度を誇る「HVA Pro」を搭載した98インチ4Kテレビ。

 

↑車載用のディスプレイ。メーターなどの表示のほか、映像も同じパネルでシームレスに表示する。木目パネルの表面に薄いディスプレイを貼り付けており、映像の奥に木目が浮かび上がる。

 

↑ノングレアで明るい場所でも見やすいディスプレイ。スマホカメラを通して見ると、チラつきもないことがわかる。

 

TCLとスポーツ支援の歴史

TCLとスポーツの縁は意外と長い。30年以上にわたりスポーツ支援を続けており、サッカーや競馬、eスポーツなど幅広いジャンルでスポンサー活動を行ってきた。最近では、連日の快進撃で日本代表初のオリンピック出場を決めた、FIBAバスケットボール・ワールドカップにも協賛。今後IOCとの協力により、さらに大規模なアスリートサポートと、マーケティング効果を期待している。

 

日本市場におけるTCLの存在感

↑日本で販売されている「TCL 115X955MAX」「TCLX955」。(写真はTCLサイトより)

 

一方、世界的な家電メーカーがひしめく日本でのTCLの存在感はどうか? レグザ、シャープ、ハイセンスで過半を占める日本市場において、現在、TCLの販売シェアは金額ベースで約8%、第6位の位置にある。

 

「日本は技術革新の最前線である、と捉えている。日本市場向けに144Hz Mini LEDテレビや98インチの超大型スクリーンテレビをいち早く導入し、日本市場の高いニーズに対応。これによってグローバル市場での同カテゴリー展開のベースを構築した」とTCLは回答している。

 

また、グローバルブランドイメージ向上の鍵となる市場ととらえているようだ。「日本市場は、高い技術基準と厳格な品質管理が求められるため、TCLが日本市場で成功することは、グローバル市場におけるブランドの信頼性を大きく向上させることにつながると考えている」という。

 

日本市場に対する効果は?

TCLは現在、例えば同じく中国から日本へ進出しているハイセンスよりは知名度で劣る。だが、オリンピックスポンサーになることでブランドの認知度向上は確実。特にブランドの信頼性を重視する高齢者層へのアプローチが可能となるほか、量販店との関係強化にもつながると見られている。

 

 

TCLに限らず、中国メーカーはスポーツマーケティングに積極的である。例えば、上記ハイセンスはFIFAワールドカップやクラブワールドカップの公式スポンサーを務めている。一方、オリンピックスポンサーから撤退した日本メーカーは、今後どのようなグローバル戦略を展開するのか、その動向にも注目が集まる。

 

オープン型イヤホンなのにノイキャン機能も搭載! EDIFIER「LolliClip(ロリクリップ)」

EDIFIER Japanは、周囲の音も聞こえるイヤークリップ型完全ワイヤレスイヤホン「LolliClip(ロリクリップ)」を、2025年2月21日に発売しました。実売価格は1万6980円(税込)。

「LolliClip(ロリクリップ)」

 

記事のポイント

耳を塞がず、“ながら聴き”ができると人気のイヤークリップ型ワイヤレスイヤホン。オープンタイプながらアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、周囲の音を低減して音楽を聴き取りやすくしています。心拍数や血中酸素を測定する機能も備えているので、スポーツのお供にしても◎。

 

「LolliClip」は、左右分離の完全ワイヤレスイヤホンに外耳を挟み込み固定するイヤークリップ型を採用。音楽とともに周囲の音が耳に入るオープンイヤー構造により、閉塞感・密閉感がなく、ランニングなど屋外でのアクティビティのときも安全に使えます。イヤーフック部の曲率を工夫するなどフィット性も追求し、長時間快適な装着感で装着できます。

 

装着イメージ

 

小型マイクで集音した周囲の雑音の逆相波を高度な演算処理により生成し、オーディオ出力に重ね合わせることで雑音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」に対応。オープンイヤー構造でありながらノイズキャンセリング機能を備えることで、周囲の騒音を抑えてストレスなく音楽を楽しめます。

 

音質の決め手となるドライバーに口径φ13mmダイナミック型ダイヤフラムを採用、低域に量感があるサウンドを実現しました。ドライバーに指向性を持たせる独自設計により、気になる音漏れを軽減します。

 

オーディオコーデックは、SBCとAACに加え、広帯域・高ビットレートのLDACをサポート、最大990kbpsというデータレートを活かしたダイナミックレンジが広く繊細なサウンドを実現します。

 

左右イヤホンにバイタルセンサーを搭載、心拍数と血中酸素をリアルタイムに測定します(※)。 日々の生活を共にするデバイスであることを生かし、音楽鑑賞などエンターテインメントにくわえてヘルスケアにも活用できます。測定したデータは、専用アプリ「Edifier ConneX」で確認可能。

※本製品は医療機器ではありません。提供されるデータは参考用であり、臨床診断や治療に使用しないでください。測定データは装着位置や耳の形状によって異なる場合があります。

 

本体には装着センサーを搭載し、耳からの着脱を検出し自動的に音楽を再生/一時停止します。左右対称のデザインに加え、状況に応じて左右チャンネルを再設定する「インテリジェントオーディオチャンネル検出」に対応、充電ケースに格納・取り出しする際左右を気にする必要はありません。

 

周囲の雑音を的確に取り除く通話ノイズキャンセリング機能を搭載、明瞭なハンズフリー通話を実現しています。AIアルゴリズム技術により人の声を周囲の雑音から分離し際立たせるため、風の音や自動車の走行音に通話が妨げられることはありません。

 

1台の子機に2台の親機を同時接続する「マルチポイント」に対応し、ペアリングされた2台のパソコン/スマートフォンをスピーディーに切り替えることができます。

 

再生時間はイヤホン単体で約9時間、充電ケース併用で約39時間。

 

EDIFIER
「LolliClip(ロリクリップ)」
2025年2月21日発売
実売価格:1万6980円(税込)

人によって異なる“聞こえ”を調整する聴覚拡張型イヤホン「SUGOMIMI(スゴミミ)」

シャープは、聴覚拡張機能を備えたワイヤレスイヤホン「SUGOMIMI(スゴミミ)」<MH-L1SG>を2025年年2月下旬に発売します。直販価格は3万9600円(税込)。

「SUGOMIMI(スゴミミ)」

 

記事のポイント

聞き取りにくい帯域の音を聞こえやすくしてくれる“聴覚拡張”機能を搭載したワイヤレスイヤホン。会話やテレビ、コンサートなどシーンに合わせてチューニングを切り替えられるので、日常の幅広い場面で使えます。Bluetoothでスマホなどと接続すれば音楽を聴くことも可能。

 

スゴミミは、人によって異なる“聞こえ方”に着目した集音器タイプのワイヤレスイヤホン。人によって聞こえる音の得手不得手があり、聞くことが不得意な音域はそれぞれ異なります。スゴミミは、それぞれの聞こえに応じて音をチューニングする「聴覚拡張機能」を搭載。日常的に装着することで、対面での会話やテレビの音声、コンサートの演奏音、川のせせらぎのような自然界の音など、さまざまな音が、利用者の聞こえに合わせて調整され、しっかりと耳に届きます。

 

スゴミミには、同社が「メディカルリスニングプラグ」の開発で培った集音技術や音響信号処理技術、聞こえ方に応じて調整するフィッティング技術を応用しています。利用にあたっては、スマートフォンの専用アプリから、聞こえ方をチェック。一人ひとりの個性に応じて、音量や周波数帯、左右のバランスなどを自動で調整します。

 

また、日常の使用に適した「標準」、英語や中国語などの日本語よりも高い周波数帯を含む言語をクリアに聞き取りやすくする「外国語」、演奏が鮮明に聞こえる「コンサート」など、11種類のシーンから利用シーンに応じた設定が可能。さらに、利用者がよく使用するシーンを追加で4つまで登録できます。

 

イヤホンとしての基本性能も追求。高性能ドライバーの採用により、音楽や動画などのコンテンツを、繊細かつ広がりのある音で楽しめます。マイク内蔵により、ハンズフリー通話やオンライン会議にも利用可能。

 

本体にはタッチセンサーを搭載し、シーン切替や音量調整、モードの切替などの操作が可能。スマートフォンがなくても操作できます。

 

連続再生時間は、リスニングモード時(集音機能)で約20時間、充電ケース併用で約55時間。ストリーミングモード時(音楽再生)で約6時間、充電ケース併用で約16時間。

 

シャープ
「SUGOMIMI(スゴミミ)」<MH-L1SG>
2025年2月下旬発売
直販価格:3万9600円(税込)

AIが番組に合わせて音を最適化! コンパクトサイズのサウンドバー「S20A」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、「LG Soundbar」シリーズの新モデル「S20A」を、2025年3月10日(月)よりLG公式オンラインショップおよび一部販売店で順次発売します。実売予想価格は2万円前後(税込)。

LG Soundbar「S20A」

 

記事のポイント

価格とスペックのバランスのとれたエントリークラスのサウンドバー。サイズもコンパクトでテレビの前に置いても邪魔になりにくく、初めてサウンドバーを導入するという人にオススメです。

 

「S20A」は、最大出力50Wで、「Dolby Audio」や「DTS」に対応したエントリークラスのサウンドバー。くっきりと聴こえる明瞭なサウンドに加え、内蔵ウーファーによる深みのある低音が楽しめます。また、ウーファーだけではなく、低音域の増幅・補強を行うパッシブラジエーターを背面に2基搭載しているため、重低音に迫力をプラスし、音痩せを感じさせない、豊かなサウンドを再生します。

 

視聴コンテンツにあわせてAIが自動でサウンドを最適化する「AIサウンドプロ」機能により、ニュースを見るときは人の声を聴きやすく、映画や音楽を鑑賞するときは臨場感あふれるサウンドに切り替わります。

 

LGサウンドバーとLGテレビを連携させ、各種設定変更ができる「WOW Interface」に対応。「S20A」とLGテレビを接続すると、テレビ画面上のwebOSのメニューにサウンドバーの設定項目が追加され、サウンドバーの音量調整や設定変更ができます。また、手持ちのスマートフォンに「LG ThinQ」アプリをダウンロードすると、スマートフォンからサウンドバーを操作することも可能です。

 

横幅650×高さ63×奥行99mmのコンパクトボディでテレビ下にもすっきりと設置しやすく、前面にはスリムな印象を与えるデザインを施しています。また、テレビ下に設置しても光の反射が起きにくいマットな質感で、テレビ視聴の邪魔をしません。

 

LGエレクトロニクス・ジャパン
サウンドバー「S20A」
2025年3月10日発売
実売予想価格:2万円前後(税込)

耳を塞がない骨伝導イヤホンShokz「OpenRun Pro 2」大迫傑限定モデルにミニサイズ登場

国内における骨伝導イヤホンのトップシェアを誇る「Shokz」(ショックス)は、骨伝導イヤホンShokz「OpenRun Pro 2」大迫傑限定モデルのミニサイズを、2025年2月7日(金)に発売しました。実売価格は2万7880円(税込)。

↑OpenRun Pro 2 大迫傑限定モデル

 

記事のポイント

従来の骨伝導イヤホンの常識を打ち破る骨伝導×空気電動のデュアル・ドライバーによる迫力の音質が楽しめるShokz「OpenRun Pro 2」の大迫傑限定モデルに待望のミニサイズが登場。好みに合わせて2サイズのなかからフィット感を選べるようになりました。

 

Shokz「OpenRun Pro 2」は、2024年9月に発売されたスポーツ向けワイヤレス骨伝導イヤホンの最新モデル。従来の中高域の音を処理する骨伝導スピーカーに加え、新たに重低音をコントロールする空気伝導スピーカーを搭載した新開発の「デュアル・ドライバー」により、クリアかつ迫力のあるサウンドを再生できる点が特徴。骨伝導の限界を超えた高音質で音楽が楽しめると人気になっています。

↑新開発の「デュアル・ドライバー」

 

カラーは、ブラックとオレンジに加え、ホワイト×ゴールドが爽やかな印象の大迫傑モデルをラインナップ。ブラックとオレンジはスタンダードとミニの2サイズから選ぶことができましたが、今回の追加により大迫傑モデルもミニサイズが選べるようになりました。

 

ミニサイズはスタンダードモデルよりバンド部分が21mm短く、頭の小さい人や女性、子どもなどにフィットしやすくなっています。

 

Shokz
ワイヤレス骨伝導イヤホン「OpenRun Pro 2 Mini」大迫傑限定モデル
2025年2月7日発売
実売価格:2万7880円(税込)

ドラマ・アニメを1クール自動で録画! 2番組同時録画にも対応、パナソニック「ディーガ」新モデル

パナソニックは、ブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」シリーズの新製品を、2月中旬から販売開始します。スマホアプリでのリモート録画予約や、2番組同時録画機能などに対応します。

記事のポイント

2番組の同時録画、最大録画容量2TBに対応する比較的コスパの良い「ディーガ」最新モデル。ドラマ・アニメ1クール自動録画ができ、気になる番組を録り逃さずに済みます。「1話だけ見逃したら、途端に見る気がなくなった……」なんてことにならないのがうれしいですね。

 

今回発表されたのは、最大録画容量2TBの「DMR-2W203」、最大録画容量1TBの「DMR-2W103」の計2モデル。先に述べた2番組同時録画機能のほか、約90日ぶんのドラマ・アニメを自動で録画予約する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」に対応します。

 

加えて、無料のスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」との連携が可能。外出先で録画を予約できるほか、録画済みの番組やリアルタイムの放送番組・写真・音楽を視聴可能なので、自宅以外の場所でも様々なコンテンツを楽しめるとしています。

 

価格はいずれもオープンで、公式通販サイトでの価格はDMR-2W203が5万7420円、DMR-2W103が5万1480円。

 

パナソニック
DMR-2W203
市場想定価格:オープン

パナソニック
DMR-2W103
市場想定価格:オープン

即日完売の人気色が復刻! ambie発売8周年で着せ替えカバー「ネオンカラー」が再販

ambieは、初代モデルの発売8周年を記念し、発売時に即日完売した人気のイヤホンソックスの「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)を2025年2月9日(日)10時より再販売します。カラーはピンク、グリーン、イエローの3色で、実売価格は各1900円(税込)。

「ネオンカラー」(ambie socks AMS-01 NEON)

 

記事のポイント

耳に挟んで装着するイヤカフ型のイヤホンとして話題となったambieの初代モデル発売から8周年となることを記念して、人気カラーの専用着せ替えカバーが復刻販売に。鮮やかなネオンカラーは人目を惹くこと間違いないので、耳元を彩るファッションアイテムとしても楽しめます。

 

本品は、ambieの耳をふさがない“ながら聴き”が楽しめるイヤカフ型完全ワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs AM-TW02」の色を変えて楽しめる専用ソックス(着せ替えカバー)。「ネオンカラー」は、2023年8月に発売され、即日完売となったためユーザーからのリクエストも多かった商品です。

「ambie sound earcuffs AM-TW02」

 

ambie sound earcuffs AM-TW02およびAM-TW01への装着が可能。完全ワイヤレスモデルのカラーラインナップはネオンカラーの復刻も含めると全25色に。好みやその日のファッションに合わせて、自由にカラーを選べます。

 

また、ネオンカラーソックスとワイヤレスイヤカフ「AM-TW02」本体のセット(税込1万8900円)も合わせて発売されます。

 

ambie
「ambie socks AMS-01 NEON」
2025年2月9日発売
直販価格:1900円(税込)

新型「Powerbeats Pro 2」、2月11日に発売!?

アップル傘下のオーディオブラド「Beats by Dr. Dre」の新型ヘッドホン「Powerbeats Pro 2」が2月11日に発売されると、米ブルームバーグが報じています。

↑次期モデルはもっとスポーティーになりそう

 

2025年の発売が予告されていたPowerbeats Pro 2。以前にはそのティーザー広告に大谷翔平選手が登場し、2019年発売の初代モデル(生産終了済み)と比較して、縦長でスリムな形状になることがわかっています。

 

ブルームバーグによれば、Powerbeats Pro 2の米国向け価格は250ドル(約3万8000円※)になるとのこと。「AirPods Pro」よりもスポーツに特化した仕様となり、調整可能なイヤーフックを備え、激しい運動中にもしっかりと装着することができるようです。内部には「AirPods Pro 2」と同じ「H2」チップが搭載され、初代モデルよりもアクティブノイズキャンセリング(ANC)が向上するようです。

※1ドル=約153円で換算(2025年2月5日現在)

 

また、Powerbeats Pro 2はワークアウト中の心拍数モニタリング機能を搭載することが判明しています。さらに新カラーとして、鮮やかな「エレクトリックオレンジ」が登場する模様。音質の向上やバッテリー持続時間の延長、アンドロイドスマートフォンとの互換性が向上し、充電ケースはUSB-Cポートを搭載するようです。

 

新機能がたくさん搭載され、よりスポーティーに生まれ変わるPowerbeats Pro 2。製品の正式発表が楽しみですね。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

つけたまま会話もOK! 3つのモードで遮音性を調整できるイヤープラグ「loop Switch 2」

ベルギー発イヤーウェアブランド「loop」は、一日中快適に使用できるデザイン性とノイズリダクションを更に向上させた新感覚の耳栓「loop Switch 2」 を、2025年2月6日(木)に発売しました。カラーはサテン仕上げのブラック、エメラルドと光沢仕上げのゴールド、シルバーの4色。直販価格は8790円(税込)。

 

記事のポイント

遮音性を3段階で調整できるので、日常シーンから集中したいときまで幅広いシーンで使える点が特徴。アクセサリーのようなデザインで、装着していても違和感を与えません。イヤホンやヘッドホンはしたくないけど、周囲の騒音を抑えたい…というときにピッタリな新感覚の耳栓です。

 

「loop Switch 2」は、3つのモードでノイズリダクションのレベルを自由に調整でき、職場や通勤、自宅でのリラックスなど、さまざまな環境において瞬時に切り替えることができます。

 

「Engage Mode」は、家族や友人との会話も楽しめるモード。音響チャネルとメッシュフィルターを作動させ、周囲の雑音を和らげつつ音声をクリアにし、カフェや社交の場に最適な音質に調整します。

 

「Experience Mode」は、高音質でクリアな音を楽しみながら聴覚を保護するので、ライブやイベントなどに最適なモード。メッシュフィルターとメンブレン(薄膜)を活用し、豊かな音質を保ちながら不要なノイズを除去します。

 

「Quiet Mode」は、しっかり集中したいときに最適な最も遮音性の高いモード。フィット感のあるシリコン素材を使用することで26dB SNRのノイズリダクションを実現。共有ワークスペースで集中したいときや、旅行中に穏やかな空間を作るために、ノイズを最大限に低減します。

 

これらのモードは、再設計されたメカニカル・ダイヤルにより、イヤープラグを外すことなく簡単にモードを切り替えられるようになっています。

 

前モデルよりスリムになった新デザインと、一日中快適に使える低アレルギー性シリコン製イヤーチップを採用。アクセサリーのように装着でき、聴覚を保護します。

 

loop
「loop Switch 2」
2025年2月6日発売
直販価格:8790円(税込)

令和の理想のCDプレーヤー登場! 高音質設計かつ多機能なFIIO「DM13 BT」

エミライは、FIIOのポータブルCDプレーヤー「DM13 BT」を2025年2月7日に発売します。カラーはブラック、シルバー、レッド、トランスペアレントの4色展開。実売予想価格は2万6950円前後(税込)。

「DM13 BT」(ブラック)

記事のポイント

シンプルで低価格な製品が多いポータブルCDプレーヤーのなかでは珍しいHi-Fi志向の製品。ポータブル再生機として使えるのはもちろん、CDからUSBメモリへのリッピングも可能。Bluetooth出力にも対応しているので、ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンなどと組み合わせても◎。

 

DM13は、バッテリーを内蔵し持ち運んで使えるポータブルCDプレーヤー。シーラスロジック製DAC「CS43198」を左右独立で2基搭載し、低ノイズ設計のSGマイクロ製「SGM8262」を組み合わせた専用オーディオ回路構成を採用。デュアルDAC+デュアルアンプの構成により、ポータブルCDプレーヤーながら高品位なサウンド再生を実現します。

 

また、よりよいサウンド表現のため出力段も特別に設計。99段階の細やかな音量調整が可能なだけでなく、どの音量レベルでもより明瞭なサウンドを実現しています。

 

ヘッドホン出力は3.5mmと4.4mmバランスの2つを搭載。バランス出力で最大660mW、シングルエンド出力で最大180mWの高出力を実現し、様々なヘッドホンやアクティブスピーカーとの組み合わせが可能です。

 

このほか、デジタル音声出力(同軸/光デジタル兼用)やBluetooth出力など、多彩な出力に対応。BluetoothコーデックはaptX/aptX Low Latency/aptX HD/SBCをサポートしており、ワイヤレスでも高品質なサウンドが楽しめます。

 

手持ちのCDをWAV形式でUSBメモリ(※)にリッピングし、パソコンやスマートホンで楽しむことも可能。WAVファイル再生に対応した一般的なソフトウェアで管理、使用することで、さまざまなデバイスでの共有や再生できます。

※FAT32形式のUSBメモリのみ対応

 

本体には3750mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大約10時間の連続再生が可能。長時間外出時のバッテリー切れの不安を軽減します。また、「D.MODE(デスクトップモード)」を搭載しており、USB接続時は「D.MODEスイッチ」をオンにすることで、DM13はUSBからのみ電源供給を受け、バッテリーを消費せずに動作し、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

 

FIIO
ポータブルCDプレーヤー「DM13 BT」
2025年2月7日発売
実売予想価格:2万6950円(税込)

「先端」が特徴的! 音質にこだわるアナタに捧ぐ、サンワサプライのスピーカースタンド

サンワサプライは、スパイク型アジャスター採用のスピーカースタンド「100-SPSTN07M」を1月30日から販売しています。

 

記事のポイント

スピーカーの配置や振動の抑制にこだわりたい方向けのスタンドです。スパイクが床を傷つける可能性があるため、気になる場合はスパイク受けやカーペットなどを併用する必要がある点には注意が必要。

 

フロアスタンド部分に、先端を尖らせることで床への接地面積を減らしたスパイク型アジャスターを採用。これにより振動を抑制し、スピーカーが再生する音の純度を高め、本来の音質を引き出せるとしています。

 

高さは約78cm(スパイク型アジャスター装着時は約79.7cm)となり、スピーカーを耳に近い高さに配置することで、高音域などをクリアに耳に届けられるとのこと。

↑スタンド部分のスパイク型アジャスター。設置部分を極限まで減らし、振動を抑えます

 

スタンド部分はブナの天然木を使用した木目デザインで、インテリアへの馴染みやすさをうたいます。また、天板部分のサイズは23×23cmで耐荷重約10kgとなっており、ある程度大きさのあるスピーカーも設置可能です。また、背面には配線用のケーブル通しを用意しています。

 

サンワサプライ
100-SPSTN07M
直販価格:1万7800円(税込)

5.4億円超の支援が集まる鹿島建設のスピーカー「OPSODIS 1」を体験! 「凄い、としか言いようがない」ワケ

数々の高層ビルやダム、コンサートホールなどを手掛けてきた建設会社、鹿島建設が“スピーカー”を開発したことをご存知ですか?

 

そのスピーカーとは、立体音響技術「OPSODIS」(オプソーディス)を活用したもので、その名もズバリ「OPSODIS 1」! 現在、クラウドファンディングサービス「GREENFUNDING」にてプロジェクトを展開中です。

 

今回、GetNaviが運営する”モノ好きのための、モノ好きによるコミュニティー”、GetNavi Salonは、メンバー向けの限定イベントとして「OPSODIS 1体験会」を実施しました。その模様をレポートします。

↑鹿島建設にて行われた、「OPSODIS 1体験会」の様子

 

鹿島建設がなぜスピーカーを開発したのか

↑「OPSODIS 1」について説明してくれたOPSODIS LIMITED 事業統括推進部長の村松繁紀氏、そして営業統括部長の渡邊明彦氏

 

まず誰もが気になるのは、「なぜ国内大手建設会社である鹿島建設がスピーカー開発に乗り出したのか?」という点ではないでしょうか。

 

そもそも鹿島建設が創業されたのは1840年、江戸時代にまで遡ります。いち早く洋風建築に取り掛かり、日本初の鉄道工事や原子力施設の施工など、常に先進的な挑戦を続けてきました。そして1949年に、建設会社として初めて独自の技術研究所を設立。研究テーマのひとつとして“騒音と振動の制御”に取り組みました。

 

その成果により、鹿島建設はサントリーホールやヤマハホール、「ZEPPのなかでも音が良い」と評判だというZepp Osaka BaysideやZepp Hanedaなどを建設してきました。

 

これらの音楽ホールの音響設計を通じて生まれたのが、立体音響技術「OPSODIS」です。この技術を世に広めるため、これまではオーディオメーカーなどへの技術提供を行ってきましたが、今回ついに自社で音響エンジニアのスペシャリストチームを結成し、「OPSODIS 1」スピーカーの開発に至った、というわけです。

立体音響技術「OPSODIS」が採用されたシャープのシアターバーシステム「8A-C22CX1」(写真奥)と、ウェアラブルネックスピーカー「AN-SX8」(写真手前)

 

体験会では村松氏による「OPSODIS」の詳細説明が行われましたが、なんといっても論より証拠。片方のchの音を打ち消すクロストークキャンセル技術のデモを体験してみると、スイートスポットではたしかに片chの音しか聴こえないのに、ちょっと位置を外れると左右chの音が聴こえだす手品のような現象に、参加メンバーからは「すごい! 不思議ですね」と笑みがこぼれていました。

 

またラジコンがぐるぐるとカメラ(マイク)の周りを走る様子を収録したデモでは、その立体感に思わず感嘆の声が上がるシーンも。前後・左右だけでなく、上下の再現性が高いことも「OPSODIS」の特徴だそうです。

↑「OPSODIS」のデモを体験した参加メンバーは、その効果に驚いていました

 

「22.2chを再生できる環境を構築できればいいですが、自宅にそれだけのスピーカーを置ける人がどれだけいらっしゃるでしょうか。前方のスピーカーだけで立体音響が再現できるのがOPSODISの強みです」という村松氏の説明に、参加メンバーはみな「確かに」と頷きました。

 

参加者が驚いた「OPSODIS 1」の実力

そしていよいよ、この「OPSODIS」技術を採用したスピーカー「OPSODIS 1」の試聴が始まりました。

 

「OPSODIS 1」は「周波数別スピーカー配置」に準じた3ウェイ6スピーカーを搭載、6チャンネルマルチアンプで駆動する方式。入力はUSB-C、3.5mmアナログ、光デジタル、Bluetoothを備えています。

↑スピーカー「OPSODIS 1」。カラーはブラックとシルバーの2色展開です

 

スマートフォンやタブレットで様々な映像コンテンツが楽しめるいま、デスクトップユースしやすい小型サイズなのが魅力的。サウンドバーとは異なり、スピーカーとリスナーの距離は60cmほどがベストで、離れればそれだけ音の定位がぼやけていくとのこと。もしテレビと接続したいときは、「OPSODIS 1」をテレビの近くではなく自分の近くに設置することで効果を最大化できます。

 

とはいえ多少距離があっても問題はなく、また「OPSODIS 1」を中心に90度の範囲に収まるようであれば立体効果は感じられるそうなので、スピーカーから少し離れた位置に2人並んで座って聴く、ということも可能です。小さなサイズから誤解されそうですが、決して「一人用スピーカー」ではないというのもポイントですね。

↑「OPSODIS 1」には操作リモコンやアプリは用意されておらず、天面のボタンから入力やモード切り替えを行います。これは自分の近くに置いて使用することが想定されているためで、シンプルな操作で使えるというメリットにもつながっています

 

「OPSODIS 1」のサウンドを聴いて、筆者がまずお伝えしたいのはとにかくスピーカー製品として高音質であるということ。これは当たり前のようですが、正直なところ、立体音響を再現するために音質を犠牲にしているオーディオ機器は少なくありません。高音質という当たり前を実現していることが、「OPSODIS 1」のレベルの高さを物語っています。

 

そして立体音響の再現性が驚異的で、背後の音まで明確に再現されます。試聴した会場は後ろに空間が大きく広がっていて、背後の音の再現が難しい環境でしたが、「OPSODIS 1」はそういった環境に左右されずに回り込む音まで描写できています。その再現性の高さは、実際にリアスピーカーを設置したサラウンドシステムにも引けを取らないと思わせるほどで、高音質と相まって非常にリアリティがあります。

 

村松氏も、

「今回は極限まで本体サイズを小さくしながら、立体効果は高く、なにより良い音は絶対に諦めない、という姿勢で開発しました。そもそもの音が良くなければ、サラウンド効果を高めても意味がありません。基礎的な再生能力が優れているからこそ、立体的に聴こえたときに“感動する音”になると考えています」

と音質へのこだわりを強調していました。

 

またバイノーラル音源やDolby Atomos(2chに落とし込まれたもの)のような立体音響として制作された音源はもちろん、ステレオ音源であっても広がりを感じられるのも「OPSODIS 1」の特徴です。これは「普通のステレオ音源であっても、位置情報が記録されていればそれを再現することで立体感が出るため」(村松氏)とのことですが、実際に音場に奥行きが出てきて、聴いていて楽しくなります。なお、サウンドモードは「Narrow」「Wide」「Simulated Stereo」の3種類が用意されていて、通常のステレオスピーカーを再現した再生も可能。どの音源もすべて立体的にしてしまう、ということはないのでご安心ください。

 

GetNavi Salonメンバー・くりさんコメント

サラウンドが好きで自分でも取り組んでいますが、サラウンドってどうしても音のクオリティが下がってしまうことが多いんですよね。だから正直にいうと今回そんなに期待していなかったんですが、「OPSODIS 1」はS/Nもすごく良いですし、素音のクオリティが高いのに驚きました。個人的にはもう少し重低音が欲しいので、気が早いですがスピーカー口径の大きな後継機にも期待したいです。

 

 

GetNavi Salonメンバー・つば輔さんコメント

凄い、としか言いようがないですね(笑)。戦争映画を視聴したら、弾が横をすり抜けていって、まるで自分が戦場にいるかのようでした。驚いたのは、聴く位置によって聴こえ方がぜんぜん違ったことです。技術の説明を受けて理解はしたつもりでも、実際にその効果がこれほどあるのかと。購入するかどうか、じっくり考えたいです。

 

とんでもない没入感、OPSODISの世界を体験してほしい

まさに「OPSODIS」の成り立ちがそうであるように、体験することに勝る納得はないでしょう。「OPSODIS 1」は、実際にその音を聴くか聴かないかで、大きく印象が変わる製品だと思います。具体的には、評判以上のサウンドで、“良い方向“に印象が変わるはずです。

 

鹿島建設としても「体験の場を今後増やしていきたい」そう。現在、実機展示が行われているSHIBUYA TSUTAYAおよび蔦屋家電+のほか、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌など全国で試聴できるよう準備を進めているとか。

 

最新情報はクラウドファンディングサイトで告知されるそうなので、ぜひ定期的にチェックを。そして、もしお近くで試聴できるようになったら、ぜひ足を運んで「OPSODIS 1」の音を体験してみてください。その没入感の高さに、きっと驚かれることでしょう。

 

立体音響技術「OPSODIS」とは?

この「OPSODIS」について 簡単にいうと、「人が聞いている音をそのまま録音した『バイノーラル音源』をスピーカーで再現する技術」となります。

 

たとえば「良い音の音楽ホールを作りたい」といっても、「良い音」の捉え方は人それぞれ。そのイメージをホールの建設前に共有する必要がありますが、図面の段階でコンピューターシミュレーションを行って出てきた数字やデータでは、その意味がわかる研究者にしか音の想像がつきません。そこで、実際にどのように音が聴こえるのかを再現できるように、英サウサンプトン大学・音響振動研究所と共同開発されたのがOPSODISです。

 

「OPSODIS」は「Optimal Source Distribution Technology(最適音源配置)」という音響理論から命名されていて、次の4つのキーテクノロジーを採用しています。

 

周波数別スピーカー配置:スピーカーユニットを周波数別に配置することで、通常のステレオスピーカーで起こる左右スピーカーの干渉を防ぎ、全周波数にわたって制御パフォーマンスを高めて音質を向上する

 

クロストークキャンセル:左右スピーカーの音を適切にコントロールすることで、左耳には左耳だけに聴かせたい音、右耳には右耳だけに聴かせたい音を届ける技術。従来よりも音のロスを出さず、長時間でも聴き疲れしないサウンドを実現する

 

ステルス・スピーカー:スピーカーの音がリスナーの両耳に届くまでの伝達特性Cを無響室で測定して、その逆関数Hを用いて制御することでスピーカーの存在をステルス化。これにより、前方のスピーカーだけで左右・上下・前後・遠近など360度全方位の音を再現する

 

立体音響データベース:音波と両耳の関係にまつわる膨大かつ精密な実験データを元に、音に含まれる空間情報をスピーカーに付与することで、バイノーラル音源だけでなく、5.1ch音源や22.2ch音源なども立体音響として再現する

 

↑「OPSODIS 1」の筐体。正面に高音部(ツイーター)、その両側に中音部(ミッド)、外側に低音部(ウーファー)を配置

 

GetNavi Salon
トレンド情報誌「GetNavi」やモノ・コト・暮らしのレビューウェブメディア「GetNavi web」から派生したモノ系コミュニティ。
モノを買ったり、所有したりする「喜怒哀楽+得」を、「モノ」や「買い物」を愛するメンバーのみなさんと共有。“贅沢なモノ”ではなく、“贅沢にモノ”と出会い、それを語り合う機会や時間を作り出します。

 

鹿島建設
OPSODIS 1
価格:7万4800円(税込)

オープンイヤーなのに音漏れも低減するワイヤレスイヤホン! 2台同時接続できるHaylou「Airfree」

ロア・インターナショナルは、Haylouより、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「Airfree」を発売します。アクセサリーのようなデザインと軽い装着感を兼ね備えているのが特徴です。

 

同社オフィシャル販売サイトにて予約販売を開始したと、1月29日に発表しました。

スピーカー内蔵の球体部分はアルミ合金でメタリックに仕上げ、さりげない高級感を演出

 

記事のポイント

耳への圧迫感、装着感が気になりやすい人にとって、オープンイヤー型のイヤホンは使い勝手がよいものの、音漏れの悩みもありますよね。同製品は最新のサウンドディレクション技術により、その懸念を大きく低減。音質よし、装着感よしのワイヤレスイヤホンを探している方は注目かも。

 

耳の穴を塞がず圧迫感が少ないため、着けていることを忘れるような快適さがあるとのこと。ブリッジ部には、柔軟性と耐久性に優れたTPU素材を採用しており、曲げ伸ばしができるので、どんな耳の形にも優しくフィットします。

 

ただ、オープンイヤータイプだと周囲への音漏れが気になります。その点、同製品は最新の指向性音響技術を搭載し、音波を耳の穴に正確に届けることで音漏れを大幅に低減しているそう。

 

全方位から包み込むように響く立体音響を実現し、音の広がりと奥行きをリアルに体感できるといいます。映画やライブの迫力を、臨場感あふれるサウンドで楽しめます。

 

また、MEMS(微小電子機械システム)技術を駆使したマイクシステムを搭載により、通話時もクリアで高品質な音声を提供するとのこと。

 

2台のデバイスを同時に接続できるマルチポイントに対応しているため、スマートフォンとPCなど、異なるデバイス間の切り替えがスムーズ。Bluetooth設定をその都度変更する手間がありません。

※ 自動切替は、2台の接続デバイスが共に音声を出力していない場合に動作します。
※ マルチポイントで2台接続時、アプリと連携できるデバイスは1台のみです。

 

Bluetooth 5.4チップ内蔵により、従来よりも強力で安定した接続性を実現。音切れが少ない快適なリスニング体験を提供する、としています。

 

ダブルタップ・トリプルタップ・長押しなど、ボタン操作で再生/停止、曲送り/戻し、低遅延モードの切り替えが可能です。Haylou専用アプリを使えば、これらのタッチコントロールの操作をカスタマイズしたり、イコライザー機能で好みの音質に設定したりと、自分好みに調整できます。

イヤホン格納時に、充電ケースのバッテリー残量がパーセンテージで表示されるLEDディスプレイを搭載。ひと目でバッテリー残量を把握できます

 

Haylou
Airfree
販売価格:5480円(税込)

・Bluetoothバージョン:5.4
・Bluetoothプロトコル:A2DP, AVRCP, HFP
・Bluetooth接続可能範囲:10m程度(遮蔽物がない環境下で)
・対応コーデック:AAC/SBC
・周波数特性:20Hz~20kHz
・充電時間:約1.5時間
・最大再生時間:<イヤホン単体>約5時間<ケース込み>約22時間

※ 音量30%時。再生する音楽の種類により上下します。

雨の中でも良音再生するポータブルスピーカー! プロ厳選「感動のサウンド」を奏でる最新機器

スマホのスピーカーでは物足りないが、コンポまではちょっと……という人にオススメなのが、ポータブルスピーカー。スマホとワイヤレスでつなぐだけで、やっかいな設定もなく手軽に良音が楽しめる。多くが小型・軽量で持ち運びできるので、自宅だけでなく外出先でも使えて便利だ。

 

感動のサウンドを奏でる、ワンランク上の最新ポータブルスピーカーを、テクニカルライターの湯浅顕人さんが紹介する。

 

Beats「Beats Pill」は内部がアップグレードされ、サウンドがパワフルに進化

Beats
Beats Pill
実売価格2万4800円

 

大型化した独自のレーストラックウーファー、再設計されたツイーターなど内部がアップグレードされ、部屋中を満たすパワフルなサウンドを創出。USB-Cケーブルでつなげば、優れた音質のロスレスオーディオを楽しめる。

 

サイズアップした独自のレーストラックウーファーを搭載。動かせる空気が90%増加し、より深みのある低音を実現した。

 

ロスレスオーディオの再生に対応。USB-CケーブルでPCやスマホ、DAPなどとつなげば、ロスレスオーディオの高解像度なサウンドを楽しめる。

IP67等級の防塵・ 耐水性能を持ち、プールやビーチ、雨の中でも安心。最大24時間持続するバッテリーを備え、日帰りキャンプなら余裕で稼働する。

 

湯浅’sCheck!
PCとつないで高音質なロスレスサウンドを堪能

「固定されたツイーターによる、中高音域の美しさが魅力。PCにUSB接続すると、ロスレス音質で出力できる外部スピーカーとして使え、ゲームや動画鑑賞を遅延を気にせず楽しめます」

 

ソニー「ULT FIELD 1」はコンパクトなボディながら、パワフルでクリアなサウンド

ソニー
ULT FIELD 1

実売価格1万7860円

 

アリーナの最前列にいるような臨場感を体感できる一台。ウーファーとツイーターを搭載し、コンパクトボディながらパワフルな低域とクリアな高域を再生する。縦置き、横置きどちらでも使用可能なので、置き場所を問わず楽しめる。

 

IP67等級の防水・防塵性能を備え、バスルームでもリスニングを楽しめる。サビにも強く、ビーチなどのアウトドアでも活躍。

 

ULTボタンを装備。ULT POWER SOUNDをオンにすると、ダイナミックな低音を創出する。ウーファーとツイーター搭載により幅広い音域をカバー。

 

湯浅’sCheck!
音楽を手軽かつ良音で楽しみたい人に!

「重低音の大迫力と、高域の美しさを兼ね備え、正面から向かい合って高音質で楽しみたい人向けです。防水・防塵だけでなく防錆性能も備え、風呂や海岸で高音質を楽しみたい人にも◎」

 

ビクター「ポータブルワイヤレススピーカー」は小型ながら上質なサウンドと豊かな音楽空間を楽しめる

ビクター
ポータブルワイヤレススピーカー SP-WS02BT
実売価格1万9800円

 

デスクトップサイズの小型ボディながらウーファーとツイーター、大型のパッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生を満喫できる。エンクロージャーに天然木を採用し、インテリアにもなじむ。

 

ボディに天然木を採用。天然素材ならではの温もりのある質感が楽しめる。天面にはビクターを象徴する「ニッパー(犬のマーク)」のプリントも。

 

中央にウーファー、左右にシルクドームツィーター、リアに大型パッシブラジエーターを搭載。クリアな中高域と重厚な低音のステレオ再生が実現する。

 

湯浅’sCheck!
もう1台増設すれば、より広大なステレオ再生

「美しいウッドデザインは、場所を選ばず雰囲気を盛り上げてくれます。左右にツイーターを搭載し、1台でステレオ再生でき、2台つなげてさらに広がりのあるステレオシステムも構築可能」

 

アンカー「Soundcore Motion X500」は空間オーディオを搭載し、豊かな立体音響を再現

アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X500
実売価格1万9990円

 

空間オーディオ搭載のHi-Fiモデル。独自の空間オーディオアルゴリズムと3つのドライバーにより、部屋全体を包み込むような立体音響を実現する。LDACコーデックに対応し、ワイヤレスでも原音に近いクリアな音楽を再現。

 

ボタンひと押しで、①空間オーディオ+低音強化、②空間オーディオ強化、③標準の3つのモードの切り替えが可能。シーンに合わせて使える。

 

15Wのフルレンジドライバーを正面に2基、10Wのフルレンジドライバー1基を上部に搭載。最大40Wの迫力サウンドを実現する。

 

湯浅’sCheck!
部屋全体に広がる音を存分に楽しめる

「360度に音が放出される空間オーディオで、部屋の中央に置いて全体に音の広がりを楽しめる。大出力なので、広めの部屋でも隅々まで音が行き渡り、食事や家事をしながら聴けます」

 

「Sonos Roam 2」はWi-Fi接続にも対応し、スマートスピーカーとしても活躍

Sonos
Sonos Roam 2
実売価格2万5800円

 

430gの軽量ボディながら、大型スピーカーに迫るクリアで深みのあるきめ細やかなサウンドを実現。1回の充電で最長10時間連続再生、IP67の防水・防塵設計で、アウトドアでも活躍する。Wi-Fi/Bluetooth接続に対応。

 

ツイーターとミッドウーファーを1基ずつ搭載。スピーカーの音響構造に合わせてチューニングされた2基のデジタルアンプも内蔵する。

 

「Sonosアプリ」を用意。ダウンロードしてWi-Fiに接続すると、ストリーミングサービスへアクセスしたり、流行の曲を検索したりできる。

 

湯浅’sCheck!
置き場所や環境を選ばず、どこでも良音を堪能できる

「省スペースな縦置きでも、安定した横置きでも、自動的に最適な音響に調整。水だけでなく砂や泥、暑さにも強い設計とあいまって、不安定な地形の岩場などでも高音質を楽しめます」

 

私が選びました!
テクニカルライター:湯浅顕人さん

AV機器やPC、ガジェットなど幅広くカバーするライター。週末にはキャンプをエンジョイするアウトドア派でもある。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

AVライター激推しの「完全ワイヤレスイヤホン」8選! 最新の高音質技術、ノイキャン機能に注目

「多忙を極める日々が続いても、好きな音楽は良音で楽しみたい。スマホ+付属イヤホンでは物足りなくなってきた……」。そんな方にぴったりの、感動のサウンドを奏でるワンランク上の最新「TWS(完全ワイヤレスイヤホン)」を、AVライターの野村ケンジさんが厳選してご紹介!

 

「完全ワイヤレスイヤホン」とはその名の通り、一切ケーブルがなく完全に独立したイヤホン。昨今のトレンドは、音質の向上に加え、外音を遮断するNC(ノイズキャンセリング)機能の進化、アプリによるカスタマイズ、長時間バッテリー搭載など。装着感や接続性なども十分に加味して選びたい。

 

Marshall「MINOR IV」は伝統のサウンドに加え、最新の高音質技術も秀逸

Marshall
MINOR IV
実売価格1万9980円

 

高級ギターアンプでおなじみマーシャルの最新TWS。小型ながらパワフルな同社のシグネチャーサウンドを楽しめる。快適性を追求したデザインをはじめ、最大30時間の連続再生、サウンドカスタマイズなど、最新技術も投入された一台。

 

専用のMarshallアプリをダウンロードすれば、スマホから音量調整をはじめ、イコライジングやノイズコントロールが行える。

 

IPX4(イヤホン。充電ケースはIPX3)の防水性能を備え、雨が降っても大丈夫。日常使いの摩耗にも耐えるよう設計されている。

 

野村’sCheck!
マーシャルならではの、エネルギッシュなサウンド

「ロックやジャズにピッタリのエネルギッシュで重厚なサウンドが心を熱くさせてくれます。おなじみのギターアンプを彷彿とするデザインも秀逸で、持っているだけで楽しくなる一台!」

 

AVIOT「TE-W1-PNK」は人気のTE-W1をベースにピエール中野が完全監修

AVIOT
TE-W1-PNK
実売価格1万8810円

 

同ブランドの新ハイエンドマルチスペックモデルTE-W1をベースに、ピエール中野氏が完全監修。新開発ドライバー構成「コアキシャル3Dシステム」により、高音から低音まで滑らかな音のつながりと優れた音場感を実現した。

 

「コアキシャル3Dシステム」を採用。2基のダイナミックドライバー間の位相差を可能な限り低減した。

 

野村’sCheck!
ハードロックやJポップに合う軽快なサウンド

「凛として時雨のドラマー・ピエール中野氏が完全監修したモデルだけあり、ハードロックや現代Jポップにピッタリ。活き活きとしたサウンドを聴かせてくれます。装着感も上々」

 

SoundPEATS「Capsule3 Pro+」はMEMSドライバーを搭載し、さらなる高音質を追求

 

高音域にMEMSドライバー、中低音域に12mmダイナミックドライバーを使用したハイブリッド構成を採用。振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを創出する。LDACに対応し、ハイレゾ相当の高音質を実現。

 

xMEMS「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動。低音域は12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用する。

 

専用のパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」を搭載。2基のドライバーを駆動することで、繊細かつ立体的な音像を表現する。

 

野村’sCheck!
最新パーツや技術を採用したハイコスパ機

「最新イヤホンのトレンドMEMSドライバーを搭載。ハイブリッド構成により聴き心地の良い音が楽しめます。LDACコーデック対応やハイブリッドANC搭載など機能性も大満足」

 

ビクター「HA-FX550T」は音作りのプロ集団が音質監修した、老舗音響ブランド渾身の秀作

ビクター
HA-FX550T
実売価格2万9700円

 

名門・ビクタースタジオのエンジニアが音質の監修を行った高音質モデル。天然素材のシルクを使った「シルクレイヤーカーボン振動板」をはじめ、高級パーツや最新技術を導入し、なめらかで瑞々しく豊かに響く音を実現した。

 

新開発の大口径11mmシルクレイヤーカーボン振動板を採用。シルクのなめらかな特性により、瑞々しい音を実現した。

スマホアプリ「Victor Head phones」に対応。カスタマイズ性が高く、自分好みの音質調整や操作などがアレンジできる。

 

野村’sCheck!
シルク採用ドライバーで、なじみの音も新鮮に響く

「ドライバーに、カーボンコーティングした天然シルク素材の振動板を採用。勢いのある、それでいて響きのよい丁寧な表現のサウンドによって、聴き慣れた楽曲も新鮮に感じられます」

 

Noble Audio「FALCON MAX」はハイブリッド構成を早期に取り入れ、高音質を追求

Noble Audio
FALCON MAX
実売価格4万4000円

 

高域用にMEMSドライバー、低域用に10mm径ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド構成をいち早く採用。環境に応じてNC効果を変化させ快適性や音質を向上させる、第3世代「Adaptive ANC」を備える。

 

演算性能を従来比2倍に強化しつつ、消費電力を20%低減したQualcomm製SoC「QCC5171」を搭載。Bluetooth5.3とLE-Audioに対応する。

高域用にxMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバー、低域用に10mm径の大型複合素材「Dual-Layered LCP Driver」を搭載する。

 

野村’sCheck!
聴覚学者である創設者の知見を生かした一台

「創設者モールトン博士の音質ファースト思想が反映されたモデル。MEMSドライバー搭載やLDAC/aptX Adaptive対応などにより、スピード感ある表現と聴きやすさを両立しています」

 

Bose「QuietComfort Earbuds」は優れたNC効果を誇る、Boseのハイコスパモデル

Bose
QuietComfort Earbuds
(第2世代)
実売価格2万6400円

 

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、騒音下でも快適にリスニングを楽しめる。アプリ「Bose QCE」に対応し、5バンドのイコライザーを選択したり、タッチコントロールを設定したり、カスタマイズできる。

左右のイヤホンにそれぞれ3つのマイクを搭載。合計6つのマイクシステムで最適なNCとボイスピックアップ性能を実現する。

 

野村’sCheck!
アメリカンサウンドを手頃な価格で楽しめる

「音の要となるドライバーや好評のANC、独自の空間オーディオはそのままに、手頃な価格で登場。名盤ロックから最新ポップスまで、アメリカンサウンドにピッタリな音色です」

 

AKG「N5 Hybrid」はプロ用音響機器メーカーの高解像度なサウンドを体験

AKG
N5 Hybrid
実売価格3万8500円

 

世界的オーディオブランドAKGの国内導入初となるTWS。ドライバーの振動板コーティングに「DLC+PEN」素材を採用・周波数応答の工夫で同社リファレンスサウンドを実現した。接続は、ワイヤレスドングルとBluetoothに対応。

 

振動板にDLC(Diamond-Like Carbon)のコーティングを施した10mmダイナミックドライバーを搭載。剛性を高め、細やかなディテール描写を可能にした。

スマホアプリ「AKG Headphones」に対応。会議やプレゼン、パフォーマンスに合わせて音声設定を微調整できる。自分の声の大きさも調整可能。

 

野村’sCheck!
AKGらしい煌びやかなサウンドが楽しめる

「AKGブランド久々のワイヤレスモデル。エネルギッシュな女性ヴォーカルや煌びやかな音色の金管楽器、ピアノなど、同ブランド定番品と共通する魅力的なサウンドが楽しめます」

 

Bowers&Wilkins「Pi8」は唯一無二のサウンドを奏でる、TWSの新基準となる逸品

Bowers & Wilkins
Pi8
実売価格7万2600円

 

新開発の12mmドライブユニットを搭載。同社ハイエンドヘッドホンにも採用される独自のカーボンコーン技術を投入した。ディスクリート構成のDSP、DAC、アンプを内蔵し、あらゆる音楽を極限の解像度と精度で再生可能。

カラバリは全4種類。左上から、ダブ・ホワイト、ジェイド・グリーン、ブラック、そしてミッドナイトブルー・メタリックが揃う。

 

シックでプレミアム感漂うデザインはスーツにもマッチ。ゴールドがアクセントになり、ラグジュアリーなイメージを演出する。

 

野村’sCheck!
独自ドライバーによる、クリアサウンドが魅力

「装着感に優れたイヤホン、効きのよいハイブリッドANCが特徴。カーボン振動板採用の独自ドライバーが生み出す超ハイスピードなクリアサウンドが音楽をより躍動的に聴かせます」

 

私が選びました!
AVライター: 野村ケンジさん

イヤホン・ヘッドホンからリファレンスモデルまで、AV機器全般に明るい。ポータブルオーディオのイベントにも多数出演。

 

※「GetNavi」2024月12号に掲載された記事を再編集したものです

 

壁から約18cmの距離で投影できる4K超短焦点プロジェクター「Aladdin Marca Max」

Aladdin Xは、壁から約18cmの距離で投影できる4K超短焦点プロジェクター「Aladdin Marca Max」(アラジン マルカ マックス)を2025年1月27日(月)に発売します。直販価格は37万9800円(税込)。

4K超短焦点プロジェクター「Aladdin Marca Max」

 

記事のポイント

Aladdinといえば天井に取り付ける照明一体型のプロジェクターで知られていますが、こちらは壁やスクリーンの前に置く据え置き型。わずか18cmの距離から100インチの大画面を投影できるので、場所を取らず簡単に設置できます。家族や友人と集まって、みんなで映画やライブ映像を観賞するのに最適な1台です。

 

「Aladdin Marca Max」は、壁から約18cmの距離で100インチの4K映像を投影できる超短焦点プロジェクター。洗練されたシンプルなデザインで、どんなインテリアにもなじみます。

 

 

IMAX Enhanced認証を取得し、シアターのような圧倒的な高画質を実現しています。また、Dolby Visionに対応し、繊細な色彩、シャープなコントラスト、細部までリアリティの高い映像を表現可能。さらに、2500ANSIルーメンの明るさで、日中でも美しくクリアな映像を映し出します。

※IMAX Enhancedに対応した映像を楽しむためには、IMAX Enhanced対応コンテンツに接続するか、または、IMAX Enhancedに対応した映像を外部入力する必要があります。

 

サウンド面においてもDolby Audioによりクリアな音質を再現し、DTS:Xで立体感のあるサウンドを実現。Harman Kardon製80Wスピーカー(高音スピーカー20W×2、中低音スピーカー20W×2)を搭載し、臨場感溢れる立体音響を提供します。

サウンドイメージ

 

操作性にも優れ、自動台形補正、オートフォーカス、壁色自動調整、凹凸自動補正、スクリーンへの自動アジャストなどの自動機能が備わっています。

 

また、Aladdin OS搭載でインテリア、キッズ、ヘルスケアなどのオリジナルコンテンツを提供し、日常に寄り添うソフトウェア設計になっています。累計1100万ダウンロード(2025年1月現在)を突破したAladdin Xのオリジナルコンテンツ「スイカゲーム」も楽しめます。

 

Aladdin X
4K超短焦点プロジェクター「Aladdin Marca Max」
2025年1月27日発売
直販価格:37万9800円(税込/送料込)

ビデオ愛好家必見! 小型・軽量ボディに高性能を凝縮、パナソニックのデジタル4Kビデオカメラ

パナソニックは、小型・軽量ボディに高性能を凝縮した、本格的な撮影が楽しめるデジタル4KビデオカメラHC-X2100とHC-X1600を、2025年4月下旬に発売予定です。1月28日10:00~予約開始します。

 

記事のポイント

「小さなボディに高機能」と、扱いやすいプロフェッショナルクラスのビデオカメラです。プロはもちろん、より上質で、こだわりの動画を撮りたい愛好家にとっても注目の一台になりそうです。あらゆるシーンにおいて、極限まで手ブレ補正してくれるので、撮影場所やシチュエーションを選びません。

 

本製品は、高精細な4K 60pの動画を、10bit 200Mbpsの情報量で記録できます。ニュースや取材撮影といったプロの映像制作だけでなく、なめらかで高画質な映像撮影を楽しみたいビデオ愛好家向けの製品にもなっています。

 

広角25mm(※1)から望遠600mm(※1)までの光学ズーム24倍の広い焦点域で、さまざまな撮影で活躍します。付属の5900mAhバッテリーの使用により、4K 60p記録で連続撮影時間約6時間10分(※2)(HC-X1600)が可能です。さらにUSB-PD(Power Delivery)対応なので、屋外やイベントなどの長時間撮影にも柔軟に対応します。

 

操作性では、顔検出と追尾AE/AFに対応した4KハイプレシジョンAFに加え、2つのマニュアルリングと1つのダイヤル、ユーザーボタン、NDフィルターを内蔵。本格的な撮影が叶います。

 

また、着脱可能なハンドルユニット(HC-X1600は別売VW-HU1)は、2チャンネルのXLRオーディオ入力端子と+48Vファンタム電源を装備しており、外部マイク収録とライン録音対応で、プロ仕様のマイクを使ったハイレベルな音声収録が行えます。

 

HC-X2100は、放送局などのプロの現場をサポートする3G-SDI用のBNC端子を搭載。IPストリーミング(※3)でライブ配信にも対応します。プロユースやこだわりの映像を制作するハイアマチュアに向け、高画質映像と機動性を両立したビデオカメラです。

 

ナソニック
デジタル4Kビデオカメラ HC-X2100HC-X1600
メーカー希望小売価格:オープン価格

 

※1:35mm判換算。
※2:MOV/4K 59.94p HEVC LongGOP 200M設定時(HC-X1600)。
※3:USBイーサネットアダプター(市販品)を使用時。

85V型がオレにも買える!? 30万円を切る大画面液晶レグザ「85E350N」発売

TVS REGZAは、エントリーモデルの4K液晶レグザ「85E350N」、ハイビジョン液晶レグザ「S25Rシリーズ(32V型、40V型)」、およびレグザと組み合わせて利用できるレグザサウンドシステム「TS3100Q」を発表しました。各モデルは1月31日以降順次発売します。

 

記事のポイント

大画面レグザのラインナップに85V型4K液晶搭載の「85E350N」が追加。85V型の超大画面が実売28万6000円と、30万円を切る価格で楽しめます。これまで画面サイズに不満があった方ほど、買い替えれば迫力の違いを体感できるはず。これにレグザサウンドシステム「TS3100Q」を追加して、サウンドを強化してもいいですね。一方、ハイビジョン液晶レグザの新モデルは液晶解像度がフルHD止まりですが、4~5万円台とより購入しやすくなっています。

「85E350N」は、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」を搭載する大画面レグザの85V型モデル。地デジやBS・CS放送波に加え、ネット動画も高精細な映像で視聴可能です。他モデルと同様、録画した番組や動画から好きなジャンルやタレントの番組を効率よく検索可能な「ざんまいスマートアクセス」も搭載しています。

↑「85E350N」

 

ハイビジョン液晶レグザは、32V型の「32S25R」および40V型の「40S25R」をラインナップ。高画質・高音質はもちろん、人の声が聞き取りやすいように音声を調整する「クリア音声」、録画番組の映像と音声を早送り1.5倍で再生する「早見早聞」といったタイパ重視ユーザー向けの機能も搭載する多機能ぶりが特徴です。そのほか、大きめのボタンを搭載したシンプルなリモコンを採用するなど、日々の使い勝手へのこだわりをうたいます。

↑S25Rシリーズ。32V型の「32S25R」および40V型の「40S25R」を用意

 

「TS3100Q」は、Dolby Atmos対応の3.1chサウンドシステム。実用最大出力合計値190Wのマルチアンプによりバースピーカー・ワイヤレスサブウーファーを駆動し、迫力ある重低音や立体音響を実現。他のレグザなどと組み合わせることで、コンテンツ視聴の臨場感を高めるとしています。

↑「TS3100Q」。

 

TVS REGZA
REGZA 85E350N
実売価格:28万6000円前後 2/1発売予定

TVS REGZA
REGZA 32S25R
実売価格:4万5500円前後 2/7発売予定

TVS REGZA
REGZA 40S25R
実売価格:5万4400円前後 2/7発売予定

TVS REGZA
TS3100Q
実売価格:4万4000円前後 1/31発売予定

【Makuake】AIで騒音を99.9%カット!音質にもこだわった「NaviBook AI Pro」が超クリアな通話&テレビ会議を実現!累計応援金額4300万円突破!

提供:株式会社スカイウー・マーケティング

コロナ禍が明け「出社回帰」が進んだ一方、テレワークを継続している人も。働き方が多様化するなか、オフィスでテレビ会議を行ったり、街頭で通話したりするケースが増えているのでは?「マイクが周囲の雑音を拾ってしまい、話し相手に自分の声が伝わらない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを独自のAIテクノロジーで解決してくれる完全ワイヤレスイヤホンが「NaviBook AI Pro」です!

スカイウー・マーケティング

完全ワイヤレス オープンイヤー型イヤホン「NaviBook AI Pro

 

AIが雑音や騒音を除去し、超クリアな通話を実現!

NaviBook AI Pro」は、合計5つものマイクを搭載。それらが集積した音声データをAIが解析することで、周囲の雑音や騒音を99.9%除去し、話している本人の声だけをクリアに相手に届けることができます。

 

●編集部が使ってみた!

「電車の高架下、大通り沿いなど騒音が大きい場所で通話してみました。話し相手に雑音はほとんど聞こえず、私の声が明瞭に聞き取れたとのこと。こちらも相手の声がクリアに聞こえ、屋外でもスムーズに会話できました!」(GetNavi編集長・小林利行)

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力強い低音とクリアなサウンドで音楽鑑賞にも◎

“音質”に徹底的にこだわって設計されており、音楽鑑賞にもオススメです。16.2mmのダイナミックドライバーユニットを搭載し、「Virtual Bass」技術(物理的な低音スピーカーや大きなウーファーがなくても、聞き手に重厚なベース音を感じさせる技術)も採用。ポップスからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を力強い低音とクリアで心地よいサウンドで楽しむことができます。

●編集部が使ってみた!

「解像度の高いクリアなサウンドで音楽鑑賞が楽しめます! 低音もしっかり出ていますが、変なクセはなく、長時間でも聴き疲れしません。オープンイヤー型ですが、音漏れもほとんどありませんでした」(GetNavi編集長・小林利行)

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軽量&オープンイヤー設計で長時間快適♪

また、「NaviBook AI Pro」は片耳12.6gの超軽量。耳を圧迫しないオープンイヤー設計なので、長時間快適に使用することができます。

耳穴を塞がず周囲の音を聞き取れるので、屋外でも安全性を確保。装着したまま会話も可能です!

アークイヤーフックが優しくフィットし、安定した装着感を実現。歩行時もズレることなく快適!

●編集部が使ってみた!

「軽量で着け心地は抜群! しっかりフィットしているので、急に振り向いてもズレることはありません。着けたまま周囲の音や話し声が聞こえるので、一日中着けっぱなしで過ごせます」(GetNavi編集長・小林利行)

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超超早割で1台2万2000円→1万3200円(40%OFF)とおトクなチャンス!

カラーはアイボリーブラックの2色を用意。ビジネス、カジュアルとスタイルを問わずフィットするシンプルなデザインに仕上げられています。


NaviBook AI Proは、ただいまMakuakeで応援購入実施中! 応援購入総額はすでに目標金額を大きく上回り、1月23日時点で4375万円を突破してします! 超超早割で1台・2万2000円→1万3200円(40%OFF)とおトクなコースが用意されています。2個・4万4000円→2万4200円(45%OFF)とさらにおトクなセットもあるので、よく通話をする家族や友人へのギフトにもオススメです!

 

Makuake応援購入ページはこちら
https://www.makuake.com/project/navibook_ai_pro/

5000円台なのに高スペックな完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds SE 3」

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」を2025年1月16日に発売しました。カラーはベージュとブラックの2色。実売価格は5980円(税込)。

「HUAWEI FreeBuds SE 3」

 

記事のポイント

5000円台というお手頃価格ながら高級感のあるレザー調の充電ケースを採用するなど、エントリークラスを超えた仕様が魅力。耳を塞がないインナーイヤー型なので、カナル式が苦手な人にもオススメ!

 

「HUAWEI FreeBuds SE 3」は、「FreeBuds」シリーズのなかでも気軽に手に取りやすい価格帯で投入されるエントリーモデル。最大の特徴は、ファーウェイ史上最長のバッテリー持ちです。充電ケース込みで約42時間、イヤホン単体で約9時間の音楽再生が可能。また急速充電にも対応し、10分間の充電で約3時間の音楽再生ができます。

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前モデル「HUAWEI FreeBuds SE 2」に引き続いてインナーイヤー型デザインを採用し、人間工学に基づいた耳道特徴分析を行い、高いフィット感を実現しています。口径約10mmのダイナミック型ドライバーを搭載し、クリアなボーカルと高音、中音、低音のバランスに優れた音が楽しめます。新たにBluetooth 5.4に対応し、安定した通信によりラグが少なくなり、動画視聴やゲームといったエンターテインメントにさらに没入できます。IP54の防塵防滴性能により、汗や水滴を気にせずに音楽を楽しめます。

 

イヤホンにタッチセンサーを内蔵しており、直感的なタッチ操作が可能です。音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを、簡単な操作で行えます。またAndroidでもiOSでもダウンロード可能な「HUAWEI AI Life」アプリを使って、好みに合わせてタッチコントロール操作の割り当てをカスタマイズしたりEQ調整を行ったりすることができます。

 

充電ケースには高級感のあるレザーテイストの素材を採用。充電ケースにペアリング用の物理ボタンが追加され、ケースの蓋を開けてイヤホンをケースに入れたまま、ケース底面にあるボタンを2秒以上押し続けることでペアリングモードになります。

 

 

サポートするBluetoothコーデックはSBCとAAC。充電ケースの充電端子はUSB Type-Cでワイヤレス充電には非対応。

 

ファーウェイ
完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 3」
2025年1月16日発売
実売価格:5980円(税込)