「iPhone 12」が加わった、新たな全iPhoneシリーズをスペック比較してみました

10月14日深夜に発表された、4種類のiPhone。本記事では、Appleの発表をもとに、最新機種に従来機種も含めて、現行発売機種のスペックを比較していきます。

 

一目で違いがわかるiPhone 12/12 Pro/12 mini/12 Pro Maxのスペック表

iPhone 12 12 Pro 12 mini 12 Pro Max
容量 64GB/128GB/256GB 128GB/256GB/512GB 64GB/128GB/256GB 128GB/256GB/512GB
サイズ W71.5×H146.7×D7.4mm
W71.5×H146.7×D7.4mm
W64.2×H131.5×D7.4mm
W78.1×H160.8×D7.4mm
重量 162g 187g 133g 226g
ディスプレイ 6.1インチ(2532×1170ピクセル、460ppi) 6.1インチ(2532×1170ピクセル、460ppi) 5.4インチ(2340×1080ピクセル、476ppi) 6.7インチ(2778×1284ピクセル、458ppi)
耐水、防塵性能 IP68等級 IP68等級 IP68等級 IP68等級
チップセット A14 Bionicチップ
A14 Bionicチップ
A14 Bionicチップ
A14 Bionicチップ
カメラ 超広角:f/2.4絞り値と120°視野角
広角:f/1.6絞り値
2倍の光学ズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
超広角:f/2.4絞り値と120°視野角
広角:f/1.6絞り値
望遠:f/2.0絞り値
2倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、4倍の光学ズームレンジ
最大10倍のデジタルズーム
超広角:f/2.4絞り値と120°視野角
広角:f/1.6絞り値
2倍の光学ズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
超広角:f/2.4絞り値と120°視野角
広角:f/1.6絞り値
望遠:f/2.2絞り値
2.5倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、5倍の光学ズームレンジ
最大12倍のデジタルズーム
バッテリー ビデオ再生:最大17時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間
オーディオ再生:最大65時間
ビデオ再生:最大17時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間
オーディオ再生:最大65時間
ビデオ再生:最大15時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大10時間
オーディオ再生:最大50時間
ビデオ再生:最大20時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大12時間
オーディオ再生:最大80時間
認証 Face ID Face ID Face ID Face ID

 

以下、現在発売中のiPhone SE/iPhone 11/iPhone XRのスペックも掲載します。

iPhone SE iPhone 11 iPhone XR
容量 64GB/128GB/256GB 64GB/128GB/256GB 64GB/128GB
サイズ W67.3×H138.4×D7.3mm
W75.7×H150.9×D8.3mm
W75.7×H150.9×D8.3mm
重量 148g 194g 194g
ディスプレイ 4.7インチ(1334×750ピクセル、326ppi 6.1インチ(1792×828ピクセル、326ppi) 6.1インチ(1792×828ピクセル、326ppi)
耐水、防塵性能 IP67等級 IP68等級 IP67等級
チップセット A13 Bionicチップ
A13 Bionicチップ
A12 Bionicチップ
カメラ 12MP広角カメラ
f/1.8絞り値
最大5倍のデジタルズーム
超広角:f/2.4絞り値と120°視野角
広角:f/1.8絞り値
2倍の光学ズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
12MPカメラ(広角)
f/1.8絞り値
最大5倍のデジタルズーム
バッテリー ビデオ再生:最大13時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大8時間
オーディオ再生: 最大40時間
ビデオ再生:最大17時間
ビデオ再生(ストリーミング):最大10時間
オーディオ再生:最大65時間
連続通話時間(ワイヤレス):最大25時間
インターネット利用:最大15時間
ビデオ再生(ワイヤレス):最大16時間
オーディオ再生(ワイヤレス):最大65時間
認証 Touch ID Face ID Face ID

 

 

 

サイズ感が嬉しい12 mini、クリエイターに心強い12 Pro Max

本体サイズを抑えつつ、画面を拡大し、性能もアップさせたiPhone 12シリーズ。特に、12 miniは現行の第2世代iPhone SEよりも小型で、サイズ感の問題から、買い替えを躊躇していたユーザーからは支持を集める存在となりそうです。また、写真・動画の撮影・編集機能がプロレベルに進化した12 Pro Maxは、まさにクリエイターを助ける1台となるでしょう。

 

従来製品とあわせ、スペックはもちろん、広い価格帯の商品が揃ったiPhone。これからも世界のスマホ業界をけん引していきそうです。

iPhone 12、カメラが進化したらしいけど何がすごいの? カメラマンに聞いてみた

10月14日深夜に発表されたiPhone 12シリーズ。今シリーズでは初の7枚レンズカメラを採用するなど、画像・映像の撮影機能が向上しました。でも、実際どういうメリットがあるのかは一般ユーザーには分かりにくい部分があるでしょう。そこで、嬉しい進化ポイントを編集部のカメラマンに聞いてみました。

 

①物理的な良さ

まずは、ハード面の性能向上について。カメラは、iPhone 12、12 mini が広角・望遠の2基、12 Pro、12 Pro Maxは広角・超広角の3台に加えてLiDERスキャナも搭載しています。広角レンズの集光力は従来より27%アップ(12、12 mini、12 Pro、12 Pro MAXは暗所での画質が87%上昇)しており、光が少ないシーンでも明るい写真を撮れるようになりました。

 

 

 

「iPhone 12の性能を見てナイトモードの強化も含めて、暗所での撮影に力を注いでいるようで、どんどん夜の撮影に強くなっている印象があります。たとえば、夜景を撮れば、美しい画を引き出してくれると思います。望遠レンズが更に望遠かつ、センサーサイズが大きくなったうえ、LiDERスキャナで深度を正確に測れるようになったので、本格的にポートレートらしい絵が撮れそうです」(編集部カメラマン)

 

また、進化したのはレンズだけではありません。外装が角型のデザインになったことで、写真撮影に嬉しいポイントがあるそうで……

 

「実をいうと、僕がiPhoneで撮影したときに手ブレしたこといままでないんです。が、iPhone 12ではセンサーシフトの手ブレ補正が搭載されたので、さらにブレに強くなっていますね。また、外側が四角くなったためグリップしやすく、写真撮影でブレに悩まされることはないと思います」(編集部カメラマン)

 

②ソフト的な良さ

iPhone 12 Pro、12 Pro Maxでは、RAWでの撮影・データ編集機能が搭載されることがアナウンスされました。動画の精彩さが向上したこととあわせて、クリエイターにとっては心強い味方になるようです。

 

 

「写真をRawデータで撮れるようになったので、iPadに登場したPhotoshopと組み合わせれば、写真撮影の仕事がモバイル装備のみで解決しそうです。動画はHDRで10ビットで撮れるし、カラコレ(色彩補正)が出来ると本格的に映画っぽいムービーが作れるでしょう。動画で色の調整するのは、一眼でやるととても面倒な作業なので、これは本当にありがたいと思います。YouTuberや個人制作レベルなら、場合によっては編集までiPhoneで完結できる時代がきたのではないでしょうか」(弊社カメラマン)

 

 

発表会では、ドローンにiPhoneを装備し、ムービーを撮影するシーンも公開されました。新しいiPhoneは、一般用途はもちろん、プロのクリエイティビティをも支える存在になりそうです。

 

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「iPhone 12 Pro/Pro Max」を検討する上で、絶対に知っておきたい3つの「違い」

2020年10月14日深夜2時(日本時間)から開催されたAppleの発表会。そこでアナウンスされた注目の新製品について、GetNavi webでは速報をお送りします。本記事では、iPhone 12の上位モデルあたる、12 Pro、12 Pro Maxの詳細を振り返ります。この2機種がiPhone 12と主に異なっているのは、画面のサイズ、外装、カメラ性能です。

 

【違いその1】画面サイズ

画面サイズは12 Proが6.1インチ、12 Pro Maxが6.7インチ。11 Proは5.8インチ、11 Pro Maxは6.5インチだったので、それぞれ大型化していることがわかります。

 

 

【違いその2】外観デザイン

一方で、ベゼルを極力小さくまた厚みを従来機種より薄くしたことで、大型化を防いでいます。重量にいたっては、全機種と同等レベルに抑えました。外装にはステンレススチールを採用しており、iPhone 12のアルミニウムとは異なっています。カラーバリエーションはゴールド・シルバー・グラファイト・ブルーの4種が用意されており、どれもiPhone 12とは異なった風合いです。

 

 

 

【違いその3】カメラ性能

11 Pro登場時に話題となった”タピオカカメラ”は健在で、性能がさらにアップ。しかも広角・超広角・望遠の3つに加えて、LiDERスキャナも搭載しました。このスキャナは空間の深度を正確に測定し、ピント調整を高速化、ポートレート写真のクオリティを上げ、一眼レフレベルの写真を撮影できます。おまけにRAWにまで対応し、写真の詳細情報を閲覧しながら微妙な調整をできるようになりました。

 

 

 

加えて、12 Pro Maxでは12 Proよりも高性能なカメラを搭載しており、集光性能などが上昇しています。画面が大型であり、画像・映像の編集が行いやすいことまで考慮すると、クリエイター向けの色が強いモデルとなりそうです。

 

映像撮影では、10ビットのダイナミックレンジで撮影できる、HDR撮影を初めて搭載。映画スタジオで使われている映像規格・Dolby Visionにも初めて対応し、アプリケーション上から動画の編集が可能です。また、12 Pro Maxでは暗い場所でビデオの画質が87%向上しており、色彩・明暗により豊んだ映像を撮れるようになっています。

 

 

なお、処理速度が大幅向上したA14 Bionicチップ、iPhone 11の2倍のピクセル数を誇るSuper Retina XDRディスプレイ、耐落下性能がiPhone 11の4倍になった表面ガラス「セラミックシールド」、背面に内蔵した磁石「MagSafe」といったiPhone 12シリーズの目玉装備はiPhone 12と同様に搭載し、5G通信にももちろん対応しています。

 

 

価格は12 Proが11万7480円、12 Pro Maxが12万9580円(すべて税込)。発売日については、12 Proが10月16日予約開始・10月23日発売、12 Pro Maxが11月6日予約開始、11月13日発売とそれぞれ発表されています。

 

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「iPhone 12」は11と比べて何が進化した? 9つのポイントで読み解く

2020年10月14日深夜2時(日本時間)から開催されたAppleの発表会。そこでアナウンスされた注目の新製品について、GetNavi webでは速報をお送りします。この記事では、デザインが一新され、ハード面で格段の進化を遂げた「iPhone 12」の詳細を振り返ります。

 

 

【その1】サイズと重さ

今回発売されるiPhone 12のディスプレイは、iPhone 11と同様の6.1インチ。しかし、iPhone 11よりも格段に小型化しています。厚みを11%、体積を15%それぞれ削減し、重さも16%軽くなりました。形状は、iPhone 5以来となる、角ばったデザインです。

 

【その2】ディスプレイ性能

小型化の一方で、ディスプレイの性能は大きくアップしました。iPhone 12は有機ELディスプレイであるSuper Retina XDRディスプレイを搭載。200万:1のコントラスト比を実現するこの画面は、画像の明暗をより鮮明にし、画素数はiPhone 11の2倍になりました。高品質の映像形式である、Dolby Vision、HDR10、HLGといったHDRビデオにももちろん対応しています。

 

 

【その3】耐久性

ガラスの丈夫さも追求。iPhone 11と比べて4倍もの耐落下性能を誇る「セラミックシールド」が、スマホユーザーの大きな恐怖である画面割れを防ぎます。

 

 

【その4】5G対応

本機は、iPhoneシリーズでは初の、高速通信規格・5G対応機種です。高速・低遅延の5G通信により、ゲームのリアルタイム対戦や画像・ムービーの即時共有など、スマートフォンを介した大容量通信が格段に快適化します。なお、国内大手キャリアであるau、docomo、SoftBankの3社が、iPhone 12による5G通信に対応することが発表されています。

 

 

【その5】グラフィック&処理性能

チップには、競合機種より最大で50%高速だというA14 Bionicを採用。6コアのCPU、4コアのGPU、16コアのニューラルエンジンが、グラフィック性能を50%、機械学習処理性能を80%、競合機種よりもそれぞれ高速化させていると発表がありました。

 

5Gへの対応と処理性能の向上は、iPhoneのゲーミングデバイスとしてのポテンシャルをよりアップさせています。世界的人気タイトルである「リーグ・オブ・レジェンド」のiOS向けタイトル「リーグ・オブ・レジェンド;ワイルドリフト」の開発も併せて発表されました。

 

【その6】カメラ性能

さらにiPhone 12ではカメラも大幅進化。iPhone史上初となる7枚レンズを採用し、集光力を27%アップしました。これにより、暗いシーンでも高品質な写真が撮影できます。暗所での写真撮影といえば、ナイトモードも見逃せません。iPhone 11で新搭載されたこの機能も順当に進化し、光を取り込む力が向上。しかも、フロントカメラを含むすべてのカメラでナイトモードが使えるようになり、タイムラプスまで対応するようになりました。

 

 

 

【その7】接続端子

充電には非接触充電とLightningによる接続を採用。同梱されるLightningケーブルは、従来のUSB-B接続から、USB-C接続に変更され、充電速度が向上しています。

 

【その8】非接触充電の安定性

また、非接触充電をより安定させる機構として「MagSafe」を新たに装備。iPhoneの背面に磁石を内蔵したことで、非接触充電時の安定性が増すほか、背面にカード入れを装着しての使用など、新たな活用バリエーションが提案されています。MagSafeの対応アクセサリも多数、新発売されました。

 

 

 

【その9】5.4インチの小型モデル

そして今回登場したiPhone 12には、小型モデルのiPhone 12 miniもラインナップされました。こちらは5.4インチの画面サイズで、性能はiPhone 12と全く変わりません。iPhone SE(現行モデル)より小さいので、持ちにくさを気にしていたユーザーにはありがたい存在になりそうです。

 

カラーバリエーションはブラック・ホワイト・レッド・グリーン・ブルーの全5色で、価格はiPhone 12が9万4380円、12 miniが8万2280円(すべて税込)。発売日については、iPhone 12が10月16日予約開始・10月23日発売、12 miniが11月6日予約開始・11月13日発売とそれぞれ発表されています。

 

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Appleのちっこいスマートスピーカー「HomePod mini」誕生! 手のひらサイズ、Siri連携強化で暮らしに溶け込む

Appleは10月14日2時(日本時間)、スマートスピーカー「HomePod mini」を発表しました。カラーバリエーションはホワイトとスペースグレイの2色で、税別価格は1万800円です。

 

 

同製品は、高さ8.5cmを下回るコンパクトサイズで、継ぎ目のないメッシュ生地で覆われており、上部に、音量の調整や再生・一時停止が行なえる、バックライトのTouchサーフェスを備え、Siriを呼び出すと光ります。

 

同製品に搭載されたApple S5チップにより、複雑なチューニングモデルを適用して音量を最適化し、ダイナミックレンジの調整を行ない、ドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムで制御。同社設計のフルレンジドライバーは、ネオジム磁石と一対のフォースキャンセリングパッシブラジエーターを備え、深い低音域とクリアな高音域を実現します。同社設計のアコースティックウェーブガイドで、音の流れをスピーカーの底部に導き、底部から音を響かせることで、360度の臨場感あふれるオーディオ体験を実現。部屋のどこに置いても一貫したサウンドを聴くことができます。

 

複数のHomePod miniスピーカーを使用すると、家中で完璧に同期した状態で、音楽やPodcastを複数の部屋にストリーミングすることが可能。1つの部屋に2台のHomePod miniを置くと、ステレオペアを作ります。

 

Apple MusicとPodcast、そしてiHeartRadioやradio.com、TuneInなどのラジオステーションに対応しており、PandoraやAmazon Musicなどの人気の音楽配信サービスにも今後数か月の間に対応する予定です。

 

同製品は、iPhoneなど同社のデバイスと自在につながるので、電話に出たり、Macで再生している音楽を聴いたり、Apple TVのサウンドを次のレベルに引き上げてテレビの体験を進化させたりといったことができます。

 

Siriの知能により、誰が話しているのかを認識し、音楽やPodcastを好みに合わせて調整したり、メッセージ、リマインダー、メモ、カレンダーの予定へのアクセス、電話の発信や応答などのパーソナルなリクエストに対応可能。Siriに「今日はどんな日?」と一言リクエストするだけで、最新のニュース、天気、渋滞情報、リマインダー、カレンダーの予定を聞くことができます。

 

同製品にiPhoneを近づけるだけで、iPhoneで音楽を聴いているときは、途切れることなくシームレスに音楽を引き継ぐことができたり、好みに合わせたリスニング提案が自動的にiPhoneの画面に表示されるようになり、iPhoneのロックを解除せずにコントロールできます。

 

Siriへの簡単な音声コマンドだけで、消灯、室温の調整、ドアの施錠、シーンの設定など、スマートホームアクセサリをより簡単にコントロールできます。また、インターコム機能を使うと、家族同士が1台のHomePodから別のHomePodに、またはiPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、CarPlayとの間ですばやく簡単にメッセージを送ることができます。

 

同製品は、iOS 14を搭載したiPhone SE、iPhone 6s以降、iPod touch(第7世代)、およびiPadOS 14を搭載したiPad Pro、iPad(第5世代以降)、iPad Air 2以降、iPad mini 4以降に対応。日本では11月6日から注文可能で、11月16日の週から出荷開始となります。

 

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待望の「iPhone 12」シリーズ発表! 5G対応、カメラ進化などユーザー期待の進化点多し

10月14日午前2時(日本時間)に開催されたAppleの発表会で発表されたiPhone 12シリーズ。初の5G通信対応など、本品の概要を速報でお届けします。

 

新たに発売されるのは、iPhone 12(6.1インチ)、iPhone 12 mini(5.4インチ)、性能上位モデルとなるiPhone 12 Pro(6.1インチ)、iPhone 12 Pro Max(6.7インチ)の全4種です。

 

 

まず目を引くのがそのデザイン。iPhone 11で採用されていた曲線型のものから、iPhone 5以前に採用されていた角型のものにフォルムチェンジしました。従来モデルより軽量化し、より持ち運びやすくなっています。背面には磁石を内蔵し、非接触充電時の安定性が向上したほか、カード入れをiPhoneの背面に貼り付けるなど、新しい活用法が提案されています。

 

 

本シリーズ全機種が採用しているA14 BionicチップはCPUが6コア、GPUは4コア、ニューラルエンジンは16コア。競合機種と比較して、最大値で、CPUの処理性能が50%、グラフィック性能を50%、機械学習性能を80%、それぞれ高速であるとAppleは発表しています。コンソールレベルのゲームをプレイできるようになり、世界的な人気ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」のiOS向けタイトル「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」でシームレスにゲームを楽しむ様子も公開されました。

 

 

ディスプレイは、全機種で有機ELディスプレイを採用。200万:1のコントラスト比でiPhone 11の2倍のピクセル数を誇る、Super Retina XDRディスプレイに進化しました。Appleが「ガラスを超えた存在」というセラミックシールドを使用した画面はiPhone 11以上に強靭です。

 

 

 

 

カメラは12、12 mini が広角・望遠の2台、12 Pro、12 Pro Maxは広角・超広角の3台に加えてLiDERスキャナも搭載します。

 

LiDERスキャナは深度情報をより正確に取得することを可能にし、一眼レフカメラレベルのポートレート写真を撮ることができます。さらに、光を取り込める量が増えたレンズが暗所撮影性能を27%アップさせ、11から搭載されたナイトモードも性能が進化。フロントカメラも新たにナイトモードに対応しました。上位モデルのProでは、手ぶれ補正機能をより強化し、RAWデータの処理、HDRビデオ撮影にも対応。なお、12 Pro Maxは、12 Proに比べ、レンズの性能がさらに上がっています。まさにクリエイター向けの1台です。

 

カメラ性能がアップしたことでデータ容量も増大しますが、高速通信規格・5Gに対応したことで、インターネット回線を通した瞬時の共有が可能です。高速・低遅延通信を可能にする5Gによって、リアルタイムで進行するゲームのプレイングもより快適になりました。また、バッテリー消費を抑えるため、5GとLTEを自動で切り替える機能も搭載。国内大手キャリアのau、docomo、Softbank3社とも、サポートが発表されています。

 

カラーバリエーションはiPhone 12と12 miniがブラック・ホワイト・レッド・グリーン・ブルーの5種、iPhone 12 Proシリーズがゴールド・シルバー・グラファイト・ブルーの4種。

 

 

価格はiPhone 12が9万4380円、12 miniが8万2280円、12 Proが11万7480円、12 Pro Maxが12万9580円(すべて税込)。発売日については、iPhone 12と12 Proが10月16日予約開始・10月23日発売、12 miniと12 Pro Maxが11月6日予約開始、11月13日発売とそれぞれ発表されています。

プリンター&スキャナーいらず! 在宅ワークで活用すべき“ペーパーレス”ガジェット&アプリ

“新しい生活様式”のなかで、座り心地の良いチェアやPCスタンド、モニターなどを購入し、自宅を仕事スペースとして構築し直した人も多いでしょう。とはいえ、オフィスレベルにまでは揃えられないアイテムがあるのも事実。例えば「プリンター」が、そのひとつかもしれません。

 

多くのオフィスに導入されている印刷複合機はスキャナー機能も搭載し、印刷だけでなく手書きデータの共有にも欠かせないツール。家庭用のプリンター複合機を導入したり、近所のコンビニのコピー機を使ったりするのも解決策のひとつですが、せっかくならデジタルツールを使いこなし、「ペーパーレス」にチャレンジしてはいかがでしょうか。モノトレンド情報誌『GetNavi』編集部でデジタルガジェットを担当する・森 有史さんに、オススメのツールやアプリ・サービスを教えてもらいました。

 

まずは手書きができるデジタルツールを手に入れよう

ビジネスの場で“紙”を使うおもな目的として、資料の閲覧、共有、手書きでの書き込み(記入)が挙げられますが、そのなかでPCではできないのが「手書きでの書き込み」です。そこでまず用意したいのは、手書きができるデジタルツール。

 

「手書きツールの代表格といえば、やっぱりiPadでしょう。iPadには4機種ありますが、オススメは“無印iPad”の愛称で親しまれる『iPad』です」(『GetNavi』デジタル担当・森 有史さん・以下同)

 

タブレットの代表「iPad」を購入するなら最安機種で十分

Apple「iPad(10.2インチ)」
3万8280円〜

名前からもわかるように、iPadのスタンダードモデル。容量は32GBと128GBから選べます。

「メモの作成や書類への書き込み、メールの送受信などに使用するなら、本機で十分。3万円台と手ごろな価格で購入できます。10月発売の新モデル(第8世代)は、2019年モデルよりもCPUが強化され、より高性能になりました。イラストの作成や凝った動画編集といった本格的なクリエイティブ作業以外に使うのであれば、過不足なく対応できます」

 

・iPad Pencilがあればよりスムーズに手書きできる

Apple「Apple Pencil」
1万1880円(第1世代/写真上)/1万5950円(第2世代/写真下)

iPad専用のデジタルペンシル。ピクセルレベルの精密さを持ち、思い通りに手書きができます。

「第1世代と第2世代の2モデルあり、iPadの機種によって対応するモデルが異なるので気を付けましょう。形と充電方法が異なりますが、書き心地はほぼ同じ。筆圧感知機能を搭載していて、アナログでの筆記のように、筆跡に濃淡や太さの変化も加えられます(アプリによる)」

 

↑「第1世代(iPad、2018年モデルのiPad air、iPad miniに対応)はペン後端のキャップを外し、中にあるLightning端子をiPadに挿し込んで充電します。第2世代(iPad pro、2020年モデルのiPad airに対応)はワイヤレス充電に対応しているので、iPad本体の側面にマグネットで取り付けるだけで充電できます」

 

・iPadの機種を選ばず使える! Apple Pencilのテクノロジーを採用したデジタルペンシル

Logicool「CRAYON」
9680円

2018年以降に発売したiPadシリーズであれば、機種を選ばずに使えるデジタルペンシル。Apple Pencil同様のテクノロジーが採用されていて、100種類以上のアプリに対応します。

「Apple Pencilには、iPadを買い換えたときに機種によっては、以前使っていたモデルが対応しないという可能性があります。また、家族で異なる機種を使っていた場合、併用できない可能性も。その点、本品ならどの機種でも使えます」

 

↑「ペアリングの設定が不要で、ペンの電源をONにするだけで書けるのが魅力です。フラットな形状なので、机から転がり落ちにくいのもポイント」

 

目に優しい電子ペーパー端末。ネットにつながらないことが逆にメリット!?

富士通クライアントコンピューティング「電子ペーパー『クアデルノ』」
3万9800円(A5サイズ)/5万9800円(A4サイズ)

手書きができるデジタルツールには、「電子ペーパー」という選択肢もあります。本機は画面にバックライトがついていないため、長時間使用しても目が疲れにくいのが特徴。デジタルノートやデジタル手帳として活用したり、書類を取り込んで書き込みをしたりできます。

「厚さ約5.9mm、重さ約251g(A5サイズ)、約350g(A4サイズ)と薄くて軽いので、iPadより持ち運びしやすいのもメリット。専用アプリを使いPCやスマホと連携させて、データの出し入れを行います。インターネットにつながらないので、ネットサーフィンやSNSなどの誘惑が少なく作業に集中できるのもポイントですね」

 

↑「静電容量方式タッチパネルと専用スタイラスペンの組み合わせで、本物の紙に書いたような書き心地を味わえます。ペンの色は黒・赤・青の3色。画面は白黒表示ですが、書き込んだデータをPCやスマホに書き出せばカラーになりますよ」

 

ここまでデジタルガジェットを見てきたところで、今度は森さんオススメのペーパーレスサポートアプリとウェブサービスを紹介します。

 

アプリやウェブサービスを活用すれば紙なしで仕事ができる

ここまでデジタルガジェットを見てきたところで、今度は森さんオススメのペーパーレスサポートアプリとウェブサービスを紹介します。

 

・スマホカメラが高性能スキャナーに早変わり!

Microsoft「Microsoft Office Lens」(iPhone・iPad・Androidに対応)
無料

スマホやタブレットのカメラ機能を使い、紙書類をデータ化できるアプリ。「紙の書類だけでなく、ホワイトボードや黒板に書いた文字も簡単にデータ化できます。OCR機能を搭載しているので、画像の中の単語を検索することもできます」

 

↑「傾き補正やトリミングといった自動画像処理機能を搭載しているため、真上から撮影できなくても問題ありません」

 

↑「このアプリの一番の特徴はMicrosoftアカウントと連携できること。デジタル化したデータをOneDriveやOneNoteなどのOfficeアプリに保存ができるので、PCにデータを共有するのも簡単です。もちろんスマホアプリからそのままメールに添付して送ったり、PDFとして保存したりすることもできますよ」

 

・回覧書類への捺印もPC上で完結

白舟書体「web認印」
無料
※PCのみに対応

ビジネスシーンでは認印を求められる機会も多くあります。そんなときに活躍するのが、ウェブ上で認印の印面データを作成できるサービスです。作りたい名字を入力して、書体・サイズ・色を選ぶだけ。日本の名字上位1万種類に対応しています。「電子印鑑や電子署名としては使えませんが、社内での回覧書類などへの認印として使うには十分です」

 

↑「書体は古印体、印相体の2種。サイズは10.5mm、12.0mm、13.5mmの3種、インクの色は朱、赤、紅の3色から選べます」

 

↑「完成した印面は別ウインドウに表示されるので、右クリックで画像保存するだけでOK。書類に画像として貼り付けて使います」

 

・PDFへの書き込みにも使えるファイル管理アプリ

Readdle「Documents by Readdle」
無料
※iPhone・iPadに対応

iPhone・iPad用のファイル管理アプリ。ドラッグ&ドロップでのファイルの移動や、zip圧縮・解凍などができ、PCのデスクトップ上で作業をするようにファイルを管理できます。「実はファイルの管理だけでなく、PDFへの注釈入れアプリとしても優秀。iPhoneやiPadで簡単に注釈を入れられます。私は雑誌の入稿や校正など編集作業を、ほぼこのアプリひとつで行っています」

 

↑「キーボードで打ち込んでも、デジタルペンで手書きしてもOK。メモを貼り付けることも可能です。また、AdobeのAcrobat Readerなど、他のPDFソフトで付けたメモを開いたり編集できたりするのも便利です」

 

↑「DropboxやGoogle ドライブ、Boxなど各種クラウドストレージとも連携し、データの共有も簡単。同じLANに繋がっているPCとデータのやり取りができる『Wi-Fi Transfar』機能も魅力ですね」

 

ペーパーレスを実現するには、複数のデジタルツールをうまく組み合わせるのが大切。それらの機能をフルに活用するには、もはやWi-Fi環境は必須です。最後に、大容量データのやりとりにもストレスフリーな、最新のWi-Fiサービスについて。

 

「Wi-Fi 6」を導入してプチストレスを解消

ペーパーレスを実現するには、複数のデジタルツールをうまく組み合わせるのが大切。それらの機能をフルに活用するには、もはやWi-Fi環境は必須でしょう。さらに最近ではオンライン会議なども増え、大容量データを扱う機会がグンと増えています。

「通信が遅いことで、知らないうちにプチストレスを感じている人は意外と多くいます。ちょうど今年の1月に、『5G』と同時に『Wi-Fi 6』がサービス開始になったので、通信環境を見直してはいかがでしょうか。Wi-Fi 6には、従来のWi-Fiに比べてスピードが早い、混雑に強い、省エネという3つのメリットがあります。今年はWi-Fi 6対応の機種が続々と登場しているので、仕事効率アップのためにも、ルーターの買い替えがオススメです」

 

スマホもPCもスイスイ繋がるからストレスフリー

バッファロー「WSR-5400AX6」
オープン価格(実売価格1万7200円)

高画質動画など大きなデータも安心して通信できるルーター。Wi-Fi 6にも対応しています。家全体にWi-Fiが行き渡るよう家の中心に置かれることを想定し、インテリアにも馴染むデザインを採用。

「ルーターを選ぶときは、スマホだけでなくPCでの通信も高速化したい場合、5GHzで160MHzに対応しているかを確認しましょう。本機はその基準を満たしているのと同時に、主要なiPv6サービスにもほぼ対応しています。遅延なくオンラインゲームをやりたい人も、本機なら問題なしです」

 

ペーパーレスは情報を簡単に共有できるだけでなく、ランニングコストが抑えられたり、自宅に紙書類が増えるのを防げたりと、メリットはたくさん。マクロな視点でいえば、環境保護にもつながります。最新のデジタルツールを駆使して、快適なペーパーレス環境を整えてはいかがでしょうか。

 

【プロフィール】

モノトレンド情報誌『GetNavi』ディレクター / 森 有史

創刊から20年超、デジタル機器など家電製品から自動車、食品にいたるまで、一貫してさまざまなモノに関する情報を提供してきた雑誌『GetNavi』で、ディレクターを務める。PCやスマホなどのデジタル機器からカメラ、ゲームまで幅広く担当する。在宅勤務導入によりほぼiPadのみで、雑誌の制作作業を行っている。

 

iOS 14で最高&最適な一台になる! AirPods Proの「3つのスゴい新機能」

アップルがiPhone向けの新OS「iOS 14」を公開しました。iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホン「AirPods」にも無料のソフトウェアアップデートにより、スゴい新機能が追加されたことをご存じでしょうか。

 

新しく追加された機能は、AirPods ProとiPhoneの組み合わせで映画のサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」、ユーザーの聴こえ方に合わせてサウンド調整をカスタマイズできる「ヘッドフォン調整」、そしてAirPodsと接続設定を済ませているデバイスがサウンドを再生した時に、接続先を自動で切り換えてくれる機能の3点です。

↑iOS 14、iPadOS 14に搭載された新機能「空間オーディオ」が、AirPods Proのソフトウェアをアップデートすると楽しめるように

 

なお、今回の新機能はiOS 14をインストールしたiPhone、iPod touchのほかに、iPadOS 14をインストールしたiPadでも使えます。

 

「空間オーディオ」はAirPods Pro専用の新機能ですが、その他の2つについてはApple H1チップを内蔵する第2世代のAirPods、AirPods Proのほか、Beats by Dr.Dreブランドの製品でも楽しむことが可能です。「ヘッドフォン調整」についてはアップルの有線イヤホン「EarPods with Lightning Connector」にも対応しています。該当するイヤホン・ヘッドホンをお持ちの方はぜひこのレポートを読んだ後にお試し下さい。

 

【その1】AirPods Proでサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」

空間オーディオは5.1ch/7.1chのサラウンド音声、またはドルビーアトモスに対応する立体音声を収録したビデオコンテンツの没入感溢れるサウンドをAirPods Proで聴ける、今回のアップデートの目玉機能です。

 

設定方法は簡単。iPhoneにイヤホンをペアリングしてから、Bluetooth設定のAirPods Proの名前の隣にある「i」アイコンをタップするとAirPods Proの設定詳細に入り、そこに新設された「空間オーディオ」をオンにします。

↑Bluetoothの機器リストに並ぶAirPods Proの右端「i」アイコンをタップすると詳細設定に入ります

 

その下にあるメニュー「機能を試してみる…」に入ると、空間オーディオの聴こえ方をプレビューできます。

 

空間オーディオに含まれる新機能はサラウンド再生だけではありません。イヤホンを装着した状態で顔の向きを変えることで、頭の動きを追従して音像の位置をリアルタイムに変化させる「ダイナミック・ヘッドトラッキング」の体験も驚きです。

↑空間オーディオの立体サウンドをプレビューから体験できます。空間オーディオを楽しむためには前提として、元のコンテンツの音声が5.1cn/7.1ch、またはドルビーアトモスの形式で作られている必要があります

 

その効果を言葉で説明すると、例えば映画の主人公がセリフを話している最中に顔を横に向けると、今まで正面から聴こえていた声が耳の方から聴こえてきて、そのまま後ろを向くと後頭部側から声が聴こえてくるような体験です。サラウンド音声の効果音も同様に、360度全方位から砲弾が飛んでくる音や、空から雨が降ってくるような立体的な音に「耳を傾けながら聴く」という、従来にないイヤホンリスニングを特徴としています。

 

アップルはこのように画期的なリスニング体験を、AirPods ProとiPhone、iPadに内蔵する加速度センサーとジャイロセンサーの情報を高度なプロセッサによってリアルタイムに解析して、ユーザーの頭や身体の向きを判定して音像をあるべき位置に定位させることで実現しています。イヤホンに搭載されているセンサーの情報を素速く、正確に処理できるアップル独自開発のApple H1チップの高いパフォーマンスがものを言います。

 

筆者が本稿を書いている2020年9月下旬時点で、空間オーディオ再生が楽しめるコンテンツは「Apple TV」アプリで視聴できる、定額制配信サービス「Apple TV+」のオリジナルコンテンツ、または都度課金でレンタル・購入して見られる作品が該当。その中で音声を5.1ch/7.1chサラウンド、またはドルビーアトモスにより収録しているタイトルになります。

↑Apple TV+のオリジナルコンテンツのタイトルページ。ドルビーアトモスの表記が目印になります。レンタル・購入して視聴できる映画作品も、元が5.1ch以上で制作されていれば空間オーディオで楽しめるものが多くありそう

 

試しに、Apple TV+で公開されたトム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」をiPhoneで再生してみました。広々と描かれる音場空間の中で弾丸が飛び交う迫力は圧巻。顔の向きを変えてみてもヘッドトラッキングが遅れることなく正確に、音源をあるべき位置に再現します。空間オーディオをオンにすると、シリアスな会話のシーンで役者のセリフがより前に迫り出してきて明瞭に聴こえてきます。

↑トム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」は、空間オーディオの3Dサラウンド、ヘッドトラッキング技術の効果がとても良くわかるコンテンツです

 

アップルは、元がステレオ収録されている音源を空間オーディオ対応のサラウンド音声にアップミックスするためのアプリ開発ツールをデベロッパーに向けて提供しています。今後様々な動画・音楽コンテンツ、そしてモバイルゲームで空間オーディオが楽しめるようになれば、AirPods Proに一段と注目が集まりそうです。

 

【その2】AirPodsシリーズのサウンドを好みに合わせてカスタマイズする「ヘッドフォン調整」

「ヘッドフォン調整」は、Apple H1チップを搭載するイヤホン・ヘッドホンが対応する機能です。機能設定の入り口が少し複雑で、「設定」から「アクセシビリティ」に入り、メニューに並ぶ「AirPods」を選択していきます。Beatsのイヤホンなども同じ操作。

↑iOSの設定アプリからアクセシビリティを選択。オーディオアクセシビリティ設定からヘッドフォン調整に入ります。

 

中に入ると「オーディオアクセシビリティ設定」と青色で表示されている項目があるので、こちらを選びます。さらにその中の「ヘッドフォン調整」をタップします。

 

こちらからは、ユーザーの耳の聴こえ方に合わせてイヤホン・ヘッドホンの音の出方を調整できる「カスタムオーディオ設定」を選べます。いくつかのサンプル音源がプレビューされるので、好みの聴こえ方に調整すると「カスタム」設定が作られます。

↑人の話し声、3種類の比較音源で聴こえやすい設定を選んでいくと、自分好みのカスタム設定が作られます。外部音取り込みの聴こえ方もカスタマイズできます

 

筆者の感覚だとAirPodsシリーズは元がバランスの良いサウンドにチューニングされているので、ヘッドホン調整で聴こえ方を「明るく」してしまうと、やや高域が立ってキラキラしすぎるようにも思いました。バランス調整は何度でもやり直せるので、音楽を聴く環境などに合わせながら使ってみるのもいいかもしれません。

 

【その3】Bluetooth再生機器を切り換える手間をなくす新機能

AirPodsなど、Apple H1チップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの接続先デバイスを自動で切り換えてくれる機能も便利です。iOS 14/iPadOS 14/macOS Big Sur/tvOS 14を搭載する機器同士での自動切り替えに対応しています。

 

iOS 14の場合、自動切り替えの設定はBluetoothリストに並ぶ製品の「i」アイコンをタップしてから「このiPhoneに接続」のメニューが「自動」になっていればOKです。

↑イヤホンの設定メニューから「このiPhoneに接続」の項目を「自動」にします。

 

例えばiPadで映画を見終わった後に、iPhoneで音楽再生を始めるだけで、都度Bluetooth設定からワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを選択していた手間を省いて自動的に機器の接続が切り替わります。最近は在宅ワークの間、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを身に着けたまま過ごす時間が長くなっていませんか。AirPodsシリーズならエンターテインメントやハンズフリー通話の音声を、複数の機器をまたぎながら1つのイヤホンでよりシームレスに聴けるようになります。

 

10月末で発売から1年を迎えるAirPods Pro、ほかApple独自開発のチップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが今後もどこまで進化するのか目が離せません。

 

 

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「米Appleのスタッフ限定マスク」にマニアが悶絶! 「従業員だけなんて超残念!」と言わせたマスクとは?

外出時にはマスクの着用が必要となったwithコロナの現在。従来のマスク製造メーカーに加えて、さまざまな企業やブランドも独自のマスクを作るようになりました。そして最近、巷で話題になっているのが米Appleが作ったマスクです。iPhoneのデザインチームが開発したというから、どんなマスクなのか気になって仕方ありません。

↑マスクの箱からして、いかにもAppleらしい

 

Appleには、iPhoneやiPadなどの設計に携わるエンジニアリング&インダストリアル・デザインチームが手掛けた2種類のマスクがあります。

 

1つ目は「リユーザブル・フェイス・マスク」(下の画像)。3層構造になっており、水洗い可能で、最大5回まで再利用できるそう。写真を見ると、口元と鼻を覆う部分が横に長くデザインされているほかは、一般的なマスクと大差がなさそうです。でも、耳にかける紐は付ける人にあわせて調整可能。そして何よりも魅力的なのが、マスクが入れられたパッケージや箱が、iPhoneの世界観そのものであること。究極にシンプルなデザインにしながら、機能性はしっかり備えている。そんなAppleらしさを感じさせてくれます。

↑AppleのReusable Face Mask

 

2つ目の「クリア・マスク」はFDAの認可を受けた手術用マスク。こちらは透明な素材でできていて、マスクを着用していても耳の不自由な方が口元の動きを目で確認できるようになっています。

 

残念ながらこれらのAppleマスクは、一般販売用に作られたわけではなく、Appleのオフィスや小売店で働く従業員のために製造されたものです。これまで同社では従業員に市販のマスクを配布していたそうですが、9月からこの自社製マスクの配布を始めたとのこと。Appleでは社員に限定グッズを配る習慣があり、今回のマスク配布も一種の伝統のようなものだそうです。

 

しかしAppleマスクを紹介する記事に対して、「ほしい!」「どこで買える?」「従業員だけなんて超残念!」など、マスクをほしがる人のツイートがいっぱい寄せられており、Appleユーザーなら間違いなく使いたくなりそうな“お宝マスク”になりそうです。

↑マスクが入っている袋にもAppleらしさがある

 

医療従事者向けにフェイスシールドも開発

Appleのティム・クックCEOは新型コロナウイルスの感染が広まり始めた春、2000万枚のマスクの調達とあわせて、フェイスシールドを開発し医療機関へ提供すると発表していました。このフェイスシールドもAppleが独自にデザイン・製造しており、2分以内に簡単に組み立てができるそうです。

 

Appleが世に送り出してきた製品を考えると、ウイルスから防護する目的を果たしながら、装着しやすさや使い心地なども考慮したフェイスシールドが作られたのではないでしょうか? たとえ販売しないモノであっても、同社のデザイナーたちはとことんAppleらしさを追求してデザインしていることでしょう。マスクのような小さなアイテム1つひとつにも、作り手の魂が宿るものなのかもしれません。

 

「Apple Watch Series 6」を触って分かった、5つの気になるポイント

日本時間9月16日のApple Eventで発表された「Apple Watch Series 6」——。新たに血中の酸素濃度を測定できるなど、ユーザーにとって未知の機能が詰まっています。本稿では、発売前の実機に触れる機会を得ましたので、以下の気になる5つのポイントを検証してみました。

 

1)どんな文字盤が合いそうか?

2)血中酸素濃度の測定はどう使うか?

3)常時表示の画面輝度はどのくらい上がったのか?

4)高度計の常時測定はどう使うのか?

5)ソロループバンドの使い心地はどうか?

 

1)どんな文字盤が合いそうか?

Apple Watch Series 6の外観は、従来モデルのSeries 5と比べてさほど変わっていません。いくつかの新色こそ登場しましたが、新しさをアピールするためには、ウォッチフェイスを工夫したいところです。

↑写真は、ブルーアルミニウムケース(44mm)と、キプロスグリーンソロループの組み合わせ

 

watchOS 7を搭載するApple Watch Series 6で選択できる文字盤は下記の41種類ありました。多くの文字盤ではさらにカスタマイズが可能です。

↑Apple Watch Series 6で選択できる41種類の文字盤。赤字が新規のデザインだ

 

ちなみに、Apple Watch Series 6をセッティングしたところ、最初に「メリディアン」の文字盤が表示されました。その他の文字盤はデフォルトでは表示されず、手動で追加する必要がありました。

 

今回は全種類検証できていませんが、筆者の主観で新登場の文字盤を一通り試したかぎり、「タイポグラフィ」や「ストライプ」をカスタマイズしたものが、使いやすそうに感じました。ただし、好みが分かれるものなので、あくまで一例としてどうぞ。

↑タイポグラフィ文字盤をカスタマイズしたものの、常時表示中の見た目

 

↑ストライプ文字盤をカスタマイズすると、ストライプの数を減らして、斜めにしたりすることで、こんなデザインにも調整できた

 

「GMT」や「カウントアップ」「クロノグラフプロ」などは、情報量が多いので、時計好きの人には良いかもしれませんが、筆者はやや目が疲れてしまいそうになりました。人によって相性はありそうです。

 

2)血中酸素濃度の測定はどう使うか?

Apple Watch Series 6では、「血中酸素ウェルネス」機能が搭載されました。医療機関テスト時点ではアプリ名は「血中酸素濃度」として表示されているが、「血中酸素ウェルネス」に今後名称が変わる予定とのこと。

 

さらに注釈を加えておくと、「血中酸素ウェルネス」アプリの測定値は、自己診断または医師との相談を含む医療での使用を目的とするものではなく、一般的なフィットネスとウェルネスのみを目的としたものだそうです。

 

同機能を利用する方法は2つ。ひとつは、ウォッチ画面に表示される「血中酸素ウェルネス」アプリをタップして起動し、手動で測定する方法。もうひとつはバックグラウンドでの測定です。

 

手動測定の場合には、アプリを起動して、測定をスタートします。測定中には、手首を平らにして時計を上向きにした状態で、キープする必要がありました。この測定が意外と難しく、15秒待った結果「測定がうまくいきませんでした」と表示されることも多々。慣れるまでは、扱いが難しそうでした。

↑「血中酸素ウェルネス」機能の測定中画面。15秒は意外と長く感じた。なお、写真は画面撮影用に腕を持ち上げているだけで、測定時には机や膝に腕を置くのがよい

 

↑「血中酸素ウェルネス」アプリ(左)を起動し、諸注意を読んだあと「開始」をタップ(中)。測定結果の画面(右)

 

平常時に測定してみた結果は、100%や99%が表示されました。これがどう変化するのだろうと、まずは運動してみました。約5分ほどジョギングして息が上がったタイミングで測定したところ99%のままでした。

 

では、息を止めた状態で測定するとどうでしょうか。筆者の場合、1分弱くらい、可能な限り息を止めてから測定を試みたところ値は95%まで下がりました。結構苦しかったです。

↑平常時(左)、6分/km程度のペースで5分程度ジョギングした直後の数値(中)、1分弱息を止めていたときの数値(右)

 

バックグラウンドの測定に関しては、iPhoneの「Watch」アプリからカスタマイズ可能。「血中酸素濃度測定」のスイッチをオンになっていれば、終日測定が行われます。また、設定画面で「睡眠モード」中のスイッチがオンになっていれば、watchOS 7から追加された睡眠モードを有効にしている際にバックグラウンドで血中酸素濃度が測定できます。

 

まだ睡眠モードを検証はできていませんが、おそらく睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックには、使える可能性がありそうだな、と思いました。なお、測定結果は「ヘルスケア」アプリ内で確認可能です。

↑ヘルスケアアプリから「ブラウズ」>「バイタル」>「血中酸素濃度」をタップすると(左)、測定結果のグラフ表示を確認できる(右)

 

3)常時表示の画面輝度はどのくらい上がったのか?

Series 6の常時表示は、Seires 5の最大2.5倍の明るさになったとされています。実際どのくらいのものなのか検証してみました。共通する文字盤として、ここでは「インフォグラフ」を選択。それぞれ比べてみました。

 

まず、通常表示での比較がこちら。

↑Series 6(左)とSeries 5(右)

 

続いて、常時表示での比較がこちら。

↑Series 6(左)とSeries 5(右)

 

確かに、コンプリケーションの部分を比べてみると、見え方が異なります。例えば、日付の17の上にある曜日の「木」の字がSeries 5でははっきり視認できませんが、Series 6では見えますね。

 

4)高度計の常時測定はどう使うのか?

高度測定はSeries 5でも対応していた機能です。これがSeries 6では常時測定可能になりました。例えば、ハイキングなどのワークアウトを測定している分には、これまでも高度の表示を確認できました。しかし、Series 6では文字盤のコンプリケーションにコンパスを配置し、標高の変化を常に確認できるのです。電池の節約をしながら登山をしたり、現在の標高を知りたいような場面で活用できるでしょう。

↑高度が39mだとコンプリケーションでわかる

 

5)ソロループバンドの使い心地はどうか?

新たに追加された「ソロループバンド」も試してみました。ソロループバンドは留め具がない新デザインのバンドです。素材には、ソフトシリコーンが使われており、特殊なUV加工を施すことで、滑らかでシルクのような仕上がりに整えられています。

↑留め具などがない

 

肌触りはよく、従来のスポーツバンドと同じような印象で使えると思います。引っ張るとびよんと伸びるので、大人はもちろん、留め具の扱いに苦戦する子どもや高齢のユーザーなどにもオススメしやすいと感じました。

↑引っ張ったらこんなに伸びた

 

ただし、サイズを間違えるとApple Watchが腕に正しく固定できず、多くの機能を活かせません。オンラインストアの画面には、印刷して確認できるサイズガイドも用意されているので、購入の際には上手く活用してみてください。

↑オンラインのストアでダウンロードできるサイズガイド

 

最後になりましたが、Apple Watch Series 6は、9月18日発売で、4万2800円(税別)〜。最低価格は、Series 5が発表されたときと同じです。価格据え置きで常時表示が進化し、新機能もどんどん追加されたことを思うと、昨年購入を見送った皆さんにとって、良い買い替え時と言えそうです。

 

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Apple WatchとiPadシリーズに何が起きた? 「Apple Events」新作発表で起きたことまとめ!

Appleのオンラインによる新製品発表会「Apple Events」が、日本時間9月16日午前2時から開催されました。Apple Watch Series 6や第8世代のiPadなど、注目の新作が登場した今回の発表会をダイジェストで振り返ります。

 

1.Apple Watch Series 6は血中酸素濃度の測定が可能に

健康志向が強くなっている近年のApple Watchですが、新作ではその傾向がより顕著になりました。運動の激しさで上下するVO2 MAX(最大酸素摂取量)、呼吸器や循環器の状態と関連するSpO2(血中酸素飽和度)を測定する機能を新たに搭載したのです。特に後者はCOVID-19の症状との関連性も指摘されており、大学などと連携した研究にも使われます。

チップには、A13 Bionicを搭載し、処理速度がSeries 5の1.2倍にアップ。常時ディスプレイ表示にも対応し、画面はさらに明るくなりました。また、文字盤のデザインが進化したほか、金具を全く使わないバンド「ソロループ」の登場など、ビジュアルや使い勝手の面でも新たな提案がなされています。

Apple Watch Series 6について、詳しくはこちら

Apple Watch Series 6とApple Watch SEのスペック比較について、詳しくはこちら

 

2.ついに出た! お手頃価格のApple Watch SE

低価格ながら、ほどよい機能を備えたApple Watch SEが新登場。チップにSeries 3の最大2倍速となるApple Watch Series 5のものを搭載し、加速度センサーやジャイロスコープ、高度計、心拍数測定機能、転倒防止機能はSeries 6と同様のレベルで装備しています。サイズはSeries 6と同様、40mmと44mmの2種類を用意、新たに登場したバンド「ソロループ」にも対応しました。

税込3万2780円からの販売で、Series 6より1万円以上安い価格設定の本機。入門機として最適な1本になりそうです。

Apple Watch SEについて、詳しくはこちら

Apple Watch Series 6とApple Watch SEのスペック比較について、詳しくはこちら

 

3.Appleのサブスクが超お得になる「Apple One」とフィットネスサービス「Fitness+」

Apple Oneは、Appleが展開している、iCloud、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcadeといったサブスクサービスをまとめてお得な価格で利用できる、新たなパッケージプランです。個人プランでは、iCloud 50GBとその他3つのサービスをあわせて月額1100円。個別で契約するのに比べて、1210円もお得と、半額以下になっています。また、1850円のファミリープランなら、iCloudの容量が200GBにアップし、最大5人まで利用できます。

ヨガ、サイクリング、ダンス、コアトレーニングなど、様々なトレーニングの動画を毎週配信するサブスクサービス、Fitness+も登場しました。Apple Watchの機能とリンクし、Apple TVやiPhoneの画面上で心拍数などをウォッチしながらトレーニングができます。ただし、現時点で日本は配信の対象外です。

さらに、複数本のApple Watchを1台のiPhoneでペアリングできる、ファミリー共有機能も新登場。これにより、子どもの連絡先を親が管理してメッセージの送信先を制限したり、いまどこにいるのかがGPSで分かるようになったり、家族の安全をApple Watchが守ってくれます。

Apple One、Fitness+、ファミリー共有機能について、詳しくはこちら

 

4.iPadはスペックが大幅進化して、お値段据え置き!

10周年を迎えたiPadシリーズ。その節目を飾る第8世代iPadは、デザインは前世代モデルを踏襲しながらもスペックが大幅に進化。iPhone XSやXRと同じA12 Bionicチップを搭載し、前世代モデルと比較して、CPU性能は約40%向上し、グラフィックス性能は約2倍に高速化しました。

アクセサリーは、フルサイズのSmart Keyboardが使用可能なほか、Apple Pencil(第1世代)にも引き続き対応。最新のiPadOS 14との組み合わせにより、高精度な手書き入力が可能となっています。画面サイズは従来と同じ10.2インチRetinaディスプレイを採用し、カメラは背面に8MP HDカメラ、フロントに1.2MP FaceTime HDカメラを搭載。バッテリーは最大10時間の使用が可能です。

ここまで進化して、価格は従来から据え置き。幅広く使える高コスパモデルの登場です。

第8世代iPadについて、詳しくはこちら

新型iPad/iPad Air、iPad Proのスペック比較について、詳しくはこちら

 

5.新型iPad Airが、iPad Pro並みの性能を獲得!

第4世代となるiPad Airは、デザインを再設計し、フルモデルチェンジを果たしました。最新のチップとなるA14 Bionicを搭載したiPad史上最も先鋭的なこのモデルなら、4K動画の編集や高精細なゲーム映像の表示が可能です。

指紋認証を行うTouch IDをトップボタンに内蔵することで、利便性と高いセキュリティ性能を維持しながら、従来と同じサイズの筐体により大きな10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。前面すべてがディスプレイとなる「オールスクリーンディスプレイ」デザインを実現しています。

アクセサリーは、iPad Proと同様、第2世代のApple Pencil、Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioに対応。まさにiPad Pro並みといえるスペックを獲得しました。

新型iPad Airについて、詳しくはこちら

新型iPad/iPad Air、iPad Proのスペック比較について、詳しくはこちら

最新iPadシリーズの「差」が一目瞭然! 第8世代iPad、第4世代iPad Air/iPad Proの性能を比較してみた

9月16日深夜に発表された、第8世代のiPadと第4世代iPad Air。本記事では、Appleの発表をもとに両者のスペックを比較していきます。一目でわかるよう、違いを表にしてみました。なお、現行のiPad Proも比較表に含めています。

 

 

一目でわかる! 第8世代iPad、第4世代iPad Air、iPad Proの性能比較表

第8世代iPad 第4世代iPad Air 第4世代12.9インチiPad Pro
画面サイズ 10.2インチ 10.9インチ 12.9インチ
解像度 2160×1620ピクセル/264ppi 2360×1640ピクセル/264ppi 2732×2048ピクセル/264ppi
チップ A12 Bionic A14 Bionic A12Z Bionic
対応キーボード Smart Keyboard Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
バッテリー 最大10時間 最大10時間 最大10時間
ストレージ 128GB 256GB 1TB
対応Apple Pencil 第1世代 第2世代 第2世代
カメラ 8MP広角カメラ 12MP広角カメラ 12MP広角カメラ
10MP超広角カメラ
ホームボタン 搭載 非搭載 非搭載
ロック解除方式 Touch ID Touch ID Face ID
重量(Wi-Fiモデル) 490g 458g 641g
コネクタ Lightning USB-C USB-C
カラバリ 3色 5色 2色
価格(Wi-Fiモデル) 3万8280円~ 6万9080円 11万5280円

 

高コスパのiPad、高性能のiPad Air/iPad Proそれぞれの特色が明確に

今回発表された第8世代iPadには、チップとしてA12 Bionicが搭載されたことで、かなりの高コスパモデルになりました。

 

一方、最新のチップを搭載したiPad Airは、性能面でProとそん色ないレベルに進化。コンシューマーゲーム機並みのグラフィック性能も獲得し、性能と価格を兼ね備えたモデルとなっています。

 

新たな2機種の登場によって、画面が大きくイラストレーターなどのクリエイター向けのiPad Pro、ゲームプレイなどの用途で性能を求めるユーザーに向いたiPad Air、オフィス向けなど一般的ニーズをカバーするiPadとそれぞれの特色が明確になったラインナップが揃う結果となりました。

【スペック徹底比較】Apple Watch Series 6 & Apple Watch SEとおまけにSeries 3の違いを比べてみました

9月16日深夜に発表された、Apple Watch Series 6 とApple Watch SE。本記事では、Appleの発表をもとに両者のスペックを比較していきます。一目でわかるよう、違いを表にしてみました。なお、Series 3も販売が継続されているため、スペック表にはこちらも含めています。

 

 

一目で違いがわかるSE/Series 6/Series 3のスペック表

SE Series 6 Series 3
サイズ 40㎜/44㎜ 40㎜/44㎜ 38mm/42㎜
価格 3万2780円 4万7080円 2万1780円
処理速度 Series 3の最大2倍の速度 SEの1.2倍の速度 S3チップを搭載
文字盤の常時表示 非対応 対応 非対応
血中酸素濃度アプリ 非対応 対応 非対応
心拍数センサー 搭載 搭載 搭載
ジャイロスコープ 搭載 搭載 搭載
加速度センサー 搭載 搭載 搭載
モーションセンサー 搭載 搭載 搭載
コンパス 搭載 搭載 非搭載
高度計 搭載 搭載 搭載
転倒検出機能 搭載 搭載 非搭載
耐水性能 水深50m 水深50m 水深50m
販売モデル GPS/GPS + セルラー GPS/GPS + セルラー GPS

 

SEはApple Watch入門機としておすすめ!

価格が1万4000円以上離れているSEとSeries 6。Appleは、「Apple Watchを初めて使うお客様にとって、Apple Watch SEは最適なモデルです」と発表会で断言しました。

 

SEはSeries 6に比べて処理速度が劣るといえ、致命的なほど大きな差ではありません。また、文字盤の常時表示とApple Watch Series 6で初めて対応した血中酸素濃度の測定機能に非対応ですが、Apple Watchが大きな人気を集める要因となっているそれ以外の機能に関してはSeries 6と同様のものを揃えており、初めて使う1本としては必要十分といえるでしょう。

 

実際、Apple Watchは多機能化が進んでいますから、初めから高性能機を買っても使いこなせない……というケースもあり得ます。すでにApple Watchを使っているユーザーはSeries 6、初めての方はSEを買うのが基本線になりそうです。

Appleが新たな生活様式におくる2大サービス! 4つのサブスクをまとめた「Apple One」に、フィットネスサービス「Fitness+」発表

9月16日深夜2:00から開催されているAppleの発表会。GetNavi Webでは、様々な新作の発表が注目される本発表会の模様を速報でお届けします。

 

今回の発表会では、Apple Watchのファミリー共有機能に加え、Apple OneとFitness+、2つのサブスクリプションサービスが発表されました。

 

子どもの安全をApple Watchで守る! ファミリー共有機能

1台のiPhoneと1本のApple Watchをペアリングするのがこれまでの常識でした。しかし、Watch OS 7からは、1台のiPhoneに、複数本のApple Watchをペアリングできるようになります。つまり、自分のiPhoneに子どもや高齢の家族のApple Watchをペアリングでき、それぞれ個別の電話番号、アカウントで使えるようになるのです。

 

これにより、子どもの連絡先を親が管理してメッセージの送信先を制限したり、いまどこにいるのかがGPSで分かるようになったり、家族の安全をApple Watchが守ってくれます。

 

なお、このサービスを日本国内で提供する事業者として、Appleからアナウンスされたのはauのみです。

 

 

 

様々なサブスクサービスが超お得になる! Apple One

Appleが展開している、iCloud、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcadeといったサブスクサービス。これらをまとめてお得な価格で利用できるのがApple Oneです。

 

個人プランでは、iCloud 50GBとその他3つのサービスをあわせて月額1100円。個別で契約するのに比べて、1210円もお得と、半額以下になっています。

↑個人プランのサービス内容

 

↑国内でも最大級の音楽サブスク、Apple Music

 

↑数多のオリジナル作品が見放題のApple TV+

 

↑ゲームのサブスクサービス、Apple Arcade

 

また、ファミリープランでは、iCloud 200GBと、その他3つのサービスを最大5人で一緒に使えて月額1850円。1人で4つのサービスを契約した場合より1250円安い価格設定です。5人で共有すれば、かなりお得感がありますね。なお、各プランには1か月の無料トライアルが付属しています。

 

トレーニングのモチベーションを爆上げするFitness+

 

Apple Fitness+は、週替わりでさまざまなワークアウトビデオを提供するフィットネスサポートサービス。

 

Apple TVや、iPhoneの画面に、トレーニングビデオとApple Watchから送られたワークアウト経過がリアルタイムに表示され、様々なデータを確認しながらトレーニングができます。

↑トレーニングの状況がiPhoneにも表示される

 

↑Apple TVにも対応

 

エクササイズは、ヨガ、サイクリング、ダンス、コアトレーニング、筋力トレーニング、高強度インターバルトレーニング、ランニング、クールダウンといったジャンルを広くカバー。トレーニング中の楽曲のプレイリストは、Apple Musicと連携して楽しめるそうです。

 

 

 

↑様々なジャンルのトレーニングをカバー

 

……が、残念ながらFitness+は、現時点で日本に対応していません。対応が待たれるところです。Appleがあらゆる分野で開拓してきたサブスクリプションを融合させたApple OneとFitness+は、新たな生活様式を過ごす日本の私たちにも大きな変化をもたらすはず。日本でのリリース、拡大を期待して待ちましょう。

 

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「Apple Watch Series 6」で健康管理は新たな局面へ。血中酸素濃度を計測できる新ハイエンドモデル

9月16日深夜2:00から開催されているAppleの発表会。GetNavi Webでは、様々な新作の発表が注目される本発表会の模様を速報でお届けします。

 

呼吸器や循環器の研究にも貢献するApple Watch Series 6

近年、健康への志向が高まっているApple Watch。COVID-19の感染拡大もあって、その傾向はさらに強くなっています。

 

今回のイベントで発表されたApple Watch Series 6では、運動の激しさで上下するVO2 MAX(最大酸素摂取量)、呼吸器や循環器の状態と関連するSpO2(血中酸素飽和度)を測定する機能を追加しました。

 

特に後者はCOVID-19の症状との関連性も指摘されており、Apple Watchの最新作は、この数値をわずか15秒で測定できます。

 

この機能を活かして、大学などと連携し、ぜんそく、心不全、インフルエンザといった病を治療するための研究にも使われるそうです。

 

処理速度は、Series 5の1.2倍に

Apple Watch Series 6に搭載されるApple シリコンは、A13 Bionicをベースにしたデュアルコアプロセッサを採用。Series 5で搭載されたものより処理速度が20%アップしているとのことです。

 

エネルギー効率が高い本製品は、常時ディスプレイ表示を実現しており、手首を下げていても従来の2.5倍の明るさを誇ります。また、高度計を搭載し、前述したとおり酸素の取り込みレベルも常時わかるので、アクティビティにはぴったりといえます。

 

 

また、充電速度も20%速くなりました。地味ですが、充電を忘れたときにはありがたいですね。

 

文字盤のバリエーションもパワーアップ

文字盤は、「時計の歴史に敬意を表す」としたクラシカルモデルのものから、サーフィンや写真といった趣味を楽しむ人向けにカスタマイズしたものまで、多彩なラインナップを用意。文字盤にミー文字を表示することもできます。

 

 

 

金具がないバンド「ソロループ」

金属やバックルがなく、重なる部分がないバンド「ソロループ」も発表されました。

液状シリコーンで作られ、伸縮性にも優れるこのバンドは、フラットなもののほか、極細のシリコーンを編みこんだモデルも用意されています。また、ナイキ、エルメスとのコラボモデルもリニューアルされます。

 

 

 

なお、本作では、Apple Watch史上初めてプロダクトレッドのカラーが登場。ブルー、ゴールドと併せて3色をラインナップします。

 

様々な進化をしたApple Watch Series 6は、4万2800円(税別)から、9月18日の発売です。

 

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iPad Pro並の性能獲得! 新「iPad Air」は最新“A14チップ”に“5色カラバリ”でフルリニューアル!

Appleのオンラインによる新製品発表会「Apple Events」が、日本時間9月16日午前2時から開催されました。こちらの記事では、フルリニューアルとなったiPad Airの新モデルについての情報をお届けします。

 

フルモデルチェンジを果たしたiPad Air

iPad Airは、デザインを再設計し、最新のA14 Bionicチップを採用したフルリニューアルにより、iPadシリーズで最も先鋭的なモデルに進化しました。

 

デザイン面では、指紋認証を行うTouch IDをトップボタンに内蔵することで、利便性と高いセキュリティ性能を維持しながら、従来と同じサイズの筐体により大きな10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。前面すべてがディスプレイとなる「オールスクリーンディスプレイ」デザインを実現しています。ディスプレイの解像度は2360×1640ドット、380万ピクセル。

↑Touch IDをトップボタンに内蔵

 

↑「オールスクリーンディスプレイ」デザインとなっています

 

また、アップル初となる5ナノメートルプロセスで製造された「A14 Bionicチップ」を採用したことで、CPUのパフォーマンスが前モデル比で40%向上したほか、グラフィック性能も30%高速化しています。これにより、4K動画の編集や高精細なゲーム映像の表示が可能に。

 

↑ゲームも据え置き機並みの高精細な映像でプレイできます

 

さらに、Neural Engineが従来の倍となる16コアアーキテクチャに進化したことで、毎秒11兆回もの演算が可能となり、機械学習のパフォーマンスが前世代の約2倍に。CPUが第2世代の機械学習アクセラレータに最適化され、機械学習で使われる行列乗算のスピードも約10倍に高速化されています。

 

本体カラーはスペースブラック、シルバー、新しくなったローズゴールドに加え、新たにグリーンとスカイブルーが追加され、全5色のカラバリをラインナップします。

↑カラバリは全5色をラインナップ

 

アクセサリーは第2世代のApple Pencil、Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioに対応しました。また、USB Type-C端子を採用したことで、デジタルカメラなどの外部機器との接続が容易になり、最大5Gbpsでのデータの転送も可能となっています。

 

↑USB Type-C端子を採用したことで、外部機器との高速接続が可能に

 

背面のカメラはiPad Proと同じ12MPカメラを搭載し、4K動画の撮影も可能。フロントには7MPのFaceTime HDカメラを備えています。

 

このほか、高速通信規格のWi-Fi 6に対応。LTE通信速度も60%高速化しています。

 

ストレージ容量は64GBと256GBから選択可能。価格は、Wi-Fiモデルの64GBが6万2800円、256GBが7万9800円。Wi-Fi+Cellueモデルの64GBが7万7800円、256GBモデルが9万4800円(いずれも税別)となっています。10月より販売開始です。

 

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「第8世代iPad」はスペックが大幅進化! なのにお値段据え置きで超お得!!

Appleのオンラインによる新製品発表会「Apple Events」が、日本時間9月16日午前2時から開催されました。こちらの記事では、今年で発売10周年を迎えたiPadシリーズの新モデルについての情報をお届けします。

 

 

 

第8世代iPadはスペックが大幅進化

今回発表された第8世代iPadは、デザインは前世代モデルを踏襲しながらもスペックが大幅に進化していることが特徴です。昨年発売されたiPhone 11と同じA12 Bionicチップを搭載。前世代モデルと比較して、CPU性能は約40%向上し、グラフィックス性能は約2倍に高速化しています。

 

 

 

また、iPadとしては初となる機械学習処理に特化したNeural Engineを搭載し、毎秒5兆回もの演算が可能に。これにより、映像処理や分析など様々な機能が利用できるようになっています。

 

 

アクセサリーは、フルサイズのSmart Keyboardが使用可能なほか、Apple Pencil(第1世代)にも引き続き対応。最新のiPadOS 14との組み合わせにより、高精度な手書き入力が可能となっています。

 

 

 

 

画面サイズは従来と同じ10.2インチRetinaディスプレイを採用。カメラは背面に8MP HDカメラ、フロントが1.2MP FaceTime HDカメラを搭載。バッテリーは最大10時間の使用が可能となっています。

 

 

本体カラーは、スペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色で、ストレージ容量は32GBと128GBから選択可能。価格は、Wi-Fiモデルの32GBが3万4800円、128GBが4万9800円。Wi-Fi+Cellueモデルの32GBが4万9800円、128GBモデルが5万9800円。9月16日から予約受付を開始し、9月18日より販売開始となります。

 

 

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ついにお手頃な「Apple Watch SE」登場! ほどよいスペック&ちょうどいい装着感で約3万3000円から

9月16日深夜2:00から開催されているAppleの発表会。GetNavi Webでは、様々な新作の発表が注目される本発表会の模様を速報でお届けします。まずはついにApple Watchでも登場した「SE」モデルをご紹介!

 

ついにApple Watch SEが登場!Series 5のチップを搭載

 

今回の発表では、Apple Watch SEの登場もアナウンスされました。チップはSeries 3の最大2倍速となるApple Watch Series 5のものを搭載し、加速度センサーやジャイロスコープ、高度計、心拍数測定機能、転倒防止機能はSeries 6と同様のレベルで装備。ただし、文字盤の常時表示には対応していません。

 

 

なお、GPSモデルに加え、GPS + セルラーモデルも用意されています。

 

サイズはSeries 6と同様の大型画面

Apple Watch SEのサイズは、44mmまたは40mmと、Series 6と同じ。今回の発表会で登場した金具のないバンド「ソロループ」にも対応しています。

 

 

 

↑丁寧に糸を編み込んだブレイデッドソロループも用意

 

多機能性とほどよいスペック、そして身に着けやすい装着性を兼ね備えたApple Watch SEは、税込3万2780円からの発売。Series 6より1万円以上安い価格設定となっています。

 

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新「27インチiMac」の大事な4つの変化。一見変わってないようだけど…実はパワフル

Appleは、27インチiMacのメジャーアップデートを発表しました。新iMacは、最大10コアのIntelプロセッサ、従来の2倍のメモリ容量、次世代AMDグラフィックスを搭載と、全方位に渡ってのスペックアップが特徴。全モデルに超高速SSDを採用して、記憶容量が最大で従来の4倍になりました。

 

ディスプレイなどのハードウェアの進化はありませんでしたが、細やかなスペック面での向上がうれしいアップデート内容をまとめました。

 

↑新しい27インチiMacの価格は19万4800円(税別)~

 

【変化その1】最大10コアのプロセッサとメモリ容量の強化

27インチiMacは最新の6コアまたは8コアの第10世代Intelプロセッサによって、幅広いニーズにプロレベルのパフォーマンスで応えます。また、iMacの限界をさらに押し広げる必要があるプロのために、初の10コアオプションも用意。10コアプロセッサなら、Turbo Boost使用時で最大5.0GHz、CPUパフォーマンスは最大65パーセント高速化を実現します。また、メモリ負荷が高いアプリケーションの利用を想定し、メモリは最大で従来の2倍の128GBを搭載可能。

 

↑10コアのプロセッサならハードな音楽制作にも耐えうる

 

【変化その2】次世代AMDグラフィックスの採用

グラフィックスへの負荷が高い動画編集やゲームのプレイにも最適な、次世代のAMDグラフィックスを搭載しています。最新のAMD RDNAアーキテクチャをもつRadeon Pro 5000シリーズは、グラフィックスパフォーマンスの55パーセント高速化を実現。また、iMac初の16GBのメモリを搭載したグラフィックスオプションも用意されており、前世代の27インチiMacと比べて2倍の容量を搭載できます。

 

【変化その3】全ラインナップにSSDとApple T2 Securityチップを搭載

27インチiMacのすべてのラインナップにSSDが標準搭載されました。アプリの起動や大容量ファイルを開く際に、最大3.4GB/sという圧倒的な速さのパフォーマンスを実現します。 今回初めて8TB SSDオプションを用意したのもポイントです。8TB SSDオプションを選択すれば、前世代モデルと比較して4倍ものSSD容量になります。

 

Appleが独自にカスタム設計した第2世代のシリコンであるApple T2 Securityチップにも注目です。T2 Securityチップのストレージコントローラにより、SSDに保存されるあらゆるデータを暗号化し、ファイルとデータの安全とセキュリティを守ります。さらに、T2チップは起動プロセス時にロードされるソフトウェアが不正に書き換えられていないことをチェックし、iMacおよびT2チップを搭載するすべてのMacに、どのコンピュータよりも安全なストレージと起動プロセスを提供します。

 

【変化その4】Retina 5Kディスプレイの細かな性能向上

サイズや解像度は変化なしでしたが、ディスプレイにも細かな変化点があります。ユーザーの環境光に合わせてディスプレイの色温度を自動的に調整する、「True Toneテクノロジー」を採用したことが1つ。また、明るい部屋や間接的な太陽光など、様々な光の状況下で画面を見やすくする「Nano-textureガラス」をオプションで選べるように。鮮明な画質とコントラストを保ちながら、反射率を最小限に抑えて光の映り込みを減らせます。

 

↑Nano-textureガラスによって、Retina 5Kディスプレイに革新的なマット仕上げをもたらす

 

以上、4つが新たな27インチiMacの変化になります。さらに細かな点では、FaceTime HDカメラが1080p解像度にアップしていたり、高品質な音声を生み出す3つの内蔵マイクなどもうれしいポイントです。在宅勤務で最高の仕事環境、クリエイティブの場を整えたい、そんな希望がある人は思い切ってiMac導入してみてはいかがでしょうか?

9年間iPhone使っても2、3機能しか使えてない。それでも私がXSを欲しくなってしまった理由

iPhone歴9年目の私。現在はiPhone 7を使っており、その前はiPhone 5c(黄色)、さらにその前はiPhone 4s、そして最初のiPhone 3GS。会社携帯で、iPhone 5も使っていたのでほぼiPhoneと共に歩んだ9年でした。

 

 

スティーブ・ジョブズが亡くなった時はそりゃ寂しかったし、並びはしないけど新製品が出たら、Appleストアで必ずチェックしています。普段もNetflix見たり、LINEやったり、仕事メールやチャットをチェックしたり使わない日はないけど、はっきり言ってiPhoneの素晴らしい多機能性を使いこなせていない! だけど、やっぱりこれからもiPhoneを使い続けて行くのかな? この私の心を離さない魅力ってなんだろうか。もう2年経つし、そろそろ新しいのを買おうかしら〜なんて価格を調べてびっくり!

 

え? じゅ、じゅうろくまんえん!?

 

この値段…そろそろiPhone卒業なのかなぁ、Androidが呼んでいるのかなぁ…と思っていたら、「使ってレポートしてほしい」との依頼が! これは、iPhoneの神様(多分、スティーブ・ジョブス)が「ずっとiPhoneを使って」と言っているんだ! と、勝手な勘違い。さてiPhoneの新作は欲しくなるのか、ならないのか! 検証結果をご覧ください。

 

 

起動までに1時間かかった! リテラシーの低い私にはオーバースペック?

よっしゃー! 新しいiPhoneじゃ〜! ということで今回レポート用にお預かりしたのは、SIMフリー(キャリア契約していない端末)の「iPhone XS」と「iPhone XS Max」。早速「iPhone Xs Max」を起動すると、近くにあった今使っているiPhone 7に「新しいiPhoneを設定」の表示が!

 

↑え、何これ?

 

↑なんかiPhone XS Maxにすごい動いてるかっこいいい絵が出てきた(写真左)!!!

 

iPhoneの設定ってPCと繋いで、ダウンロードして…みたいなのじゃないんですか? 言われるがままに設定して「おー!」「すごい〜」「あ、ホームボタンない!」と感動していると、あれ? 全然この画面から変わらないんですけど。

 

↑進まなくなってしまいました…

 

「でたよ、Appleのこういうところぉー」なんて独り言も出ちゃいますが、こう手こずらせられる事にも慣れてしまっている自分を再確認しながら1時間ほど待っていましたが、画面は変わらず。さすがにテンションも落ちてきたので、もう一台あった設定済みの「iPhone XS」を起動させました。

 

もし3年以上iPhoneの機種変更をしていないという方がいたら、起動の時点で結構驚くと思います(どうやらOS X以降)。ただ、Apple IDってなんだっけ? とか、パスワード忘れた? 今の家のWi-Fiってどれ? とかあると、起動までかなりモタつきます。あと、もともとのiPhoneのOSを最新版にアップデートしておくのがおすすめです。

 

表示されるもの全てが違って見える画質

iPhone XSを使ってみると、めっちゃ画質がキレイ! YouTubeで見る動画の映像も音も全然違う!! 普段よく見るFacebookやTwitterも、画面が大きいせいか迫力が増しているっ! 投稿されている写真や動画が、Super Ratinaディスプレイのせいか、はっきり大きくクリアに見えて、すごくどの投稿も「楽しそう」さが増しました。

 

数分で、下がったテンションは元通りに。困らせるけど、ちゃんとワクワク感を演出してくれるのがiPhoneらしくて好きだな〜。早速、このために購入した自撮り棒をハメてみると……サイズもOK!

 

「これは、どこか夜景がキレイな場所でセルフィーしてみたい」。そう、ポートレート撮影機能はiPhone 7には搭載されていないため、背景をボカしたかっこいい写真をずっと撮ってみたかったんです。ということで、いざお台場へ。出不精な私をお台場まで導いてくれるiPhone Xs、これだけでもハイスペック!

 

夜景でポートレート写真を撮影するためお台場へ

おしゃれな写真といったら、夜景。夜景といったら、お台場。ということで到着した「東京テレポート駅」。もちろん、ひとりです。テンション上がりすぎて、電車を降りて早々に自撮り棒を取り出し、初めて自撮りした写真がこちら!

 

 

わっ! 背景がボケてる。何もしてないのにーー!

 

・カメラアプリを起動

・ポートレートモードにして

・セルフタイマー(3秒)の設定

・あとは撮影ボタンをピッ!

 

たったこの4ステップで素人が一眼レフカメラで同じように撮影するなんて無理だもの! この感動を伝えたいのに、写真がイケてなくて申し訳ない!! なんでこんなに微妙な表情、そしてメガネが反射したかというと、ポートレートモードって、内側のカメラを使うんですが、撮影する際に画面全体が真っ白に光って、フラッシュみたいになるんですよね。「光った!」と驚いちゃったのと、意外とセルフタイマーの時間が短かったからと言い訳します。続いて、レインボーブリッジが見える素敵なスポットを探しにいきましょう。

 

さすがに月は撮れないけど、肉眼で見るよりキレイに撮影できる!

この日はとても月がキレイで、どれくらい撮れるかな〜と思って撮影してみたのですが、ちょっと難しかったです。iPhone 7だと、こんなに月に近づけられなかったので、撮影しているだけでも楽しくなっちゃいました。

 

↑東京テレポート駅から歩くこと約15分。たどり着いた定番の夜景がこちら!

 

↑どうですか!! レインボーブリッジの奥にある、東京タワーまでしっかり見えますでしょ?

 

↑ちなみに、今持っているiPhone 7で同じ場所から撮影したものがこちら

 

ちょっと比較しにくいかもしれませんが、自由の女神の輪郭のクリアさや色味表現が全然違いますよね。iPhoneが出たばっかりの時には、カメラで撮影出来ただけでもテンション上がっていたんだけどなぁ〜。時代は進化したんですね。

 

自撮りし始めて30分以上経ってくると、自撮り棒にも慣れたもので、外国人観光客がたくさんいる中、ピースできるくらいの余裕が出てきました。

 

↑やっぱりメガネは反射してしまいますね(笑)

 

ちなみにiPhone Xsのカメラですが、これまでよりセンサー速度が早くなったことで、取り込む光の量が50倍に増えたんだとか。だから夜景でもこんなにキレイに撮影できるのかー!

 

私は基本1シーン1枚の写真しか撮影しませんでしたが、最近の若者はインスタ1枚の投稿のために何十枚も撮影しているそうです。そんな子たちにもiPhone XSはぴったりかもしれません。だって撮影した後に写真のボケ具合を後から変えられちゃうんですから! その場ではいっぱい撮影しておいて、良い表情のものをじっくりピックアップして、背景のボケ具合を自分好みに変更してインスタに投稿……が、手軽にできちゃうわけですよ。「映え」に命をかける若者たちよ! ファイト!!

 

 「まだそれで遊んでるの?」って言われるくらい使ったミー文字

iOS 11から搭載されていた「ミー文字」はご存知の方も多いはず。CMで流れていたこの歌を聞けば思い出す人もいるかも?

 

 

Big Boiさんの『All Night』という曲なのですが、この時はCMでは「アニ文字」と言われていましたが、「ミー文字」に進化したということは……? そうです、自分のアニメアイコンを自作してそれを喋らせられるようになったのです! 任天堂DSの『トモダチコレクション』が大好きだった私にはぴったりなサービス。だって、iPhone Xsを使えば無料でできるわけですからね!

 

ガラケーを使っていた頃には、デコメの登場に感動して、スマホに切り替えてからは、LINEスタンプに感動して、そのスタンプが喋ったり動いたりするようになって驚いていたのに、無料で自分のアイコンが作って動いてする時代が来たとは。Appleさんさすがです!

 

↑ミー文字はこんな画面で顔を作れるのですが、詳細は動画でぜひご覧ください!

 

参考:ミー文字の作り方 Appleサポート

ちなみに私が作ったアイコンはこちら!

 

 

さんざん自撮り写真を見せた後だから、「可愛くしてませんか?」とお叱りを受けそうで、恥ずかしいのですが、変顔してみたり、舌を出してみたり、驚いた顔をしてみたり、これだけで1時間くらい遊べてました。ずっとiPhone XSに向かって喋ったり、変な顔したりしている私をみた旦那は「16万円もするのに使うのはカメラとミー文字だけかよ」と呆れておりました。

 

でもきっとそんなもんなんだろうと思います。もはや一緒にいない日がないiPhone。起きてから寝る時まで共に過ごしているので、もう価格とかじゃない!新機能は試したいし、共有したい。

 

あとXSとXS Max両方触ってみて、私は手が小さいので必然的にXSがハマりました。はじめて握ったときは、ホームボタンがないのが違和感ありましたが、サイズ感は「大きいなー」程度で使い続けていれば慣れていきました。よくよく考えるとこれってスゴイこと。毎日使うものだからこそ、ちょっとしたサイズ変化にも敏感になってしまうけど、本当にちょっと触ってたら慣れてしまいました。ずっと使う、使ってきた人たちのことを考え続けないと、そうすぐに違和感ないようなモノにできないんじゃないかなあ?

 

この「自然さ」があれば、私はどれだけ機能を使いこなせなくても十分なんだなーって思います。それさえ手に入るなら、価格は関係ない!

 

「いや、価格でしょ」という声が聞こえてきますが、もう10年近くiPhoneを使っていたら今さらAndroidスマホに機種変なんて出来ません。腐れ縁でもありますので、今の7が使えなくなったら、iPhone XSにしようと積極的に考えはじめました。現在iPhoneを使っていて、今後どうしようかな……とお悩みの方がいましたら、ぜひ一度触れてみてください。あっという間に時間が過ぎますよ。

デザイン重視でセレクト! カフェで使いたいスタイリッシュなノートPC5選

プライベートで使うノートパソコンは、やはりデザインで選びたいもの。オシャレなカフェで広げても、違和感のないスタイリッシュさが欠かせません。そこで今回は、持ち運びに適した軽量コンパクトなノートパソコン5選をご紹介。ディスプレイを360度可動させ、タブレットとして使えるパソコンもピックアップしています。ノートパソコンを様々な場所で使いたいと考えている人は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

その1.

原点にして頂点! スタイリッシュさを追求し続ける「MacBook」


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Apple
MacBook MNYH2J/A
楽天市場実売価格 13万9980円

洗練されたデザイン、軽量薄型、優れた操作性の全てを兼ね備えた「MacBook」。その薄くて軽いボディを最大限に活かすため、内部の部品一つひとつに至るまで入念に設計されています。最大の特徴は、一般的なパソコンに搭載されている冷却ファンを必要としない仕様。わずか5ワットの電力でプロセッサが駆動するので、発生する熱が多くありません。また冷却ファン非搭載により、ほとんど音を立てずに動きます。

 

<注目ポイント>
・発生する熱が少ない冷却ファン非搭載設計
・5ワットの電力でプロセッサが駆動する静音仕様
・バッテリー持続時間は最大10時間
さらに内部スペースを余すところなく活用できるよう、本体の輪郭にフィットする革新的なバッテリーを開発。最大10時間という驚異的なバッテリー持続時間が実現されました。もちろんキーボードやタッチトラックパッドにもこだわりの技術が施されているので、持ち運びに特化した薄型パソコンとは思えないほど快適な使用感を味わえます。

 

その2.

Surface史上最軽量デザインのタブレットパソコン決定版!


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マイクロソフト
Surface Go MCZ-00014
楽天市場実売価格 8万1080円

スタイリッシュなデザインに加え、重さ約522g、薄さ8.3mmのコンパクトな軽量ボディを誇る「Surface Go」。タブレットとして活用できるのはもちろん、専用キーボードやマウスを駆使すればラップトップに早変わりします。“いつでもどこへいても”やりたいことを実現するため、「Office デスクトップアプリケーション」が利用できる仕様。

 

<注目ポイント>
・「Office デスクトップアプリケーション」が使えるタブレットパソコン
・重さ約522g、薄さ8.3mmのコンパクトな軽量ボディ
・本体には165度まで角度調節できるキックスタンドを搭載
本体には165度まで角度調節できるキックスタンドが搭載され、快適な角度で動画視聴などを楽しめます。また筆圧や傾きに対応している専用のタッチペンなら、まるでノートに鉛筆で書いているような繊細な表現が可能。場所を選ばず本格的な作業をするのに最適なデバイスですよ。ちなみにキーボード、マウス、タッチペンは別売なので注意しましょう。

 

その3.

ジオメトリックデザインによる洗練されたデザイン


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HP
ENVY 13 x360
楽天市場実売価格 8万6500円~

アルミニウムボディによって軽量薄型化を実現したスタイリッシュなノートパソコンです。ディスプレイを反対側に折りたためるタブレットモードに対応し、画面タッチでの操作も可能。約1.31kgの重量を誇り、薄さも15.0mmしかないので、様々な場所やシーンでマルチな活躍を見せてくれるはず。

 

<注目ポイント>
・アルミニウムボディを採用したノートパソコン
・タブレットモードにも対応
・ダマスカス鋼の模様をあしらった目を引くデザイン
本体の一部分には、高級な包丁やナイフに使われるダマスカス鋼の模様をあしらっています。さらにスピーカーグリルやディスプレイとキーボードを繋ぐヒンジ部は、ジオメトリック(幾何学的)デザインを採用。人の目につくところで使用すれば、洗練されたフォルムで注目を集めそうですね。

 

その4.

オシャレなだけじゃない! 様々な便利機能を搭載したハイスペックパソコン


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Lenovo
YOGA 720
楽天市場実売価格 7万1993円

ベゼルの狭い12.5型の液晶を搭載した、どこにでも持ち運びたくなるコンパクトボディのノートパソコン。ダイヤモンドカットによるエッジデザインに加え、アルミアルマイト仕上げの美しいプラチナカラーを採用しています。

 

<注目ポイント>
・ベゼルの狭い12.5型の液晶を搭載
・アルミアルマイト仕上げの美しいプラチナカラー
・高音質の「Harman」製ステレオスピーカーを装備
本体には高音質の「Harman」製ステレオスピーカーが装備され、動画や音楽をクリアなサウンドで楽しめます。持ち運びに適した仕様にかかわらず、使いやすさなど細部にまでこだわったスペックが特徴。DisplayPort出力機能つきの「USB Type-C」ポートを使えば、外部ディスプレイにも簡単に接続できます。

 

その5.

驚異の27時間駆動を実現したスリム&ハードなノートパソコン


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LG
gram 13Z980-GR56J
楽天市場実売価格 11万4980円

軽量&スリムなコンパクトデザインと、ハードに使える耐久性を両立した「LG gram」。長時間使える72Whの大容量バッテリーを搭載し、最大27時間の駆動を可能にしました。またバッテリー切れの時も、急速充電でスピーディに対応。活躍のシーンを広げてくれるノートパソコンです。

 

<注目ポイント>
・コンパクトなデザインと耐久性を両立
・最大27時間駆動する大容量バッテリー
・メモリ&SSDスロットには各1本ずつ空きスロットを準備
もともと快適な操作性を実現したハイスペック仕様ですが、メモリ、SSDスロットには各1本ずつ空きスロットも準備されています。よりパフォーマンスを向上させる余地があるのはありがたいですよね。

 

※商品価格は、2018年9月14日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

Apple Watch Series 4先行レビュー! 気になる4つの進化点で、リアルに便利なところ教えます

米国時間9月12日のAppleスペシャルイベントで発表された「Apple Watch Series 4」。従来シリーズからデザインが刷新されたのは、ご存知の通り。今回、同機の発売に先立ち、44mmケースモデルを手にする機会を得ましたので、短い期間ではありますが腕に装着して生活してみました。本記事では、その使用感についていち早くお届けしたいと思います。

 

【進化点1】大画面化によって手元の情報量が激増

既報の通り、Apple Watch Series 4のケースは従来のサイズよりも2mmずつ大きい40mm/44mmの2サイズ展開です。ケースサイズの変化は微々たるものですが、ディスプレイの表示領域は、それぞれ30%以上もサイズアップしています。また、厚みは0.7mmほど薄くなり、着け心地は以前よりもスッキリした印象に。

 

↑今回レビューした44mmケースは腕につけるとこんな感じ

 

特にディスプレイについては、従来「丸いケースの中に、四角い画面」というデザインでしたが、新モデルでは「丸いケースの中に、角が同じ丸みを帯びた画面」と変わり、見た目がかなり洗練されました。そのため、従来からある文字盤デザインをそのまま大画面で使っても、見やすさはだいぶ向上します。

 

↑Series 3の38mmと比べると、Series 4の44mmの視認性は圧倒的に良い。つい昨年発表されたモデルなのに、両者を比べると時代が変わったことを実感させられる

 

一方、ファッションアイテムとしての用途を鑑みると、Sereis 4のみで利用できる新しい文字盤が用意されたことに納得がいきます。コンプリケーションを8つ配置する「INFOGRAPH」や6つ配置する「INFOGRAPH MODULAR」文字盤では、広くなったディスプレイをカラフルなアイコンと情報で埋めることで、見た目は引き締まり、実用性も両立できるからです。

 

↑INFOGRAPH文字盤は、どこかアナログ腕時計のクロノグラフを想起させる

 

↑カスタマイズで中央の縁を黒くすることもできる

 

また、「FIRE AND WATER」や「VAPOR」「LIQUID METAL」といった文字盤は、画面全体にアニメーションが広がることで、ディスプレイ全体を贅沢に使います。ちなみに、カスタマイズでアニメーションが表示される領域を、全画面ではなく、円形に絞ることも可能。その場合には、コンプリケーションも併用できるようになっていました。

 

↑筆者のお気に入りは「VAPOR」だ。例えばシンプルなTシャツに、同フェイスをワンポイントとして使うなんて良いかもしれない

 

さらに、こうした大画面化は、9月18日にリリースされた「watchOS 5」の新機能とも相性抜群。新OSでは、メッセージに記載されたURLからウェブサイトの画面を表示できるので、Apple Watch単体で共有されたウェブの記事を確認できるということになります。実際に44mmモデルで試しましたが、写真付きの記事もしっかり確認できました。

 

↑メッセージで送られてきたURLをタップするとそのまま記事が読める

 

↑GetNavi webの記事も手元で読めてしまう

 

また、ワークアウトでは、直近のペースや平均のペースなど、表示できる項目が増えています。Series 4のディスプレイでは、こうした運動中の数値確認も視認しやすくなっていると言えますね。

 

↑ワークアウト中の画面も見やすい

 

【進化点2】転倒検知の誤動作は心配なさそう

続いて、Series 4固有の新機能といえば、改良された加速度センサーによる転倒検知機能が気になります。初期設定時の画面には、「緊急SOS」の情報が表示され、「Apple Watchでひどい転び方や落ち方が検出された場合に、転倒検知機能によりApple Watchから緊急SOSを発信して緊急通報サービスへ通報することができます」などの文言が表示されました。詳細画面を見る限りでは、もし位置情報サービスを有効にしていなかった場合でも、通報時には一時的にオンになるとのこと。

 

↑設定画面で詳細を確認できる

 

また、緊急通報が実行されるときに、「その通報を行いましたよ」という知らせをメッセージで送ることもできます。この送り先は「ヘルスケア」アプリで設定できるメディカルIDの情報と紐づいているので、もし高齢の家族にApple Watchを装着してもらおうと思っている場合には、連絡先をしっかり設定しておく必要がありますね。なお、転倒検知のアラートは65歳は以下はデフォルトでオフになっています。

 

【進化点3】自動検知で日常の運動意識を呼び起こす

こちらは「watchOS 5」の新機能となりますが、ワークアウトの開始・停止の自動検知は、使ってみて便利だなと感じました。

 

試しにワークアウトアプリを起動せずにのんびりとジョグしてみたところ、数分で「ワークアウト中のようですね」と通知が表示されました。表示された選択肢から「屋外ランニングを記録」をタップすると、それまでに走っていた時間と距離もしっかりと反映され、ワークアウトの途中から続きを行えるような感覚で記録できます。

 

↑ワークアウトのスタートをせずに走り出すとこんな画面が表示される

 

また、ランニングを終えた後に、ワークアウトを終了せずにいると、こちらも数分で「ワークアウトを終了しましたか?」という表示が現れました。ワークアウトを止め忘れて、電池が一気に減ってしまったなんて失敗を回避できるので、ありがたい機能です。

 

↑便利だけど、なるべく機能に頼らずワークアウトを止めるのを忘れずに(笑)

 

そして、筆者が特に良いなと感じたのは、長い距離を歩いている時に「ワークアウト中ですね?」と確認してくれること。例えば、家から最寄り駅までの道を歩いているときに、それをエクササイズとして認識している人は少ないでしょうが、Apple Watchから「ワークアウト中ですね?」なんて言われてしまうと、「はい、そうです」と答えたくなるもの。何気無い日々のウォーキングをワークアウトとして意識させてくれるだけで、健康に結びつきそうです。

 

また、Appleが公開している資料によれば、Apple Watch Series 4では、GPSのみを使用した際にワークアウトで6時間の連続使用が可能になりました。これは同条件でSeries 3を使用する場合と比べて、1時間も電池持ちが向上しているということ。フルマラソンのタイムを計測しても、バッテリーがゼロになる心配が大幅に少なくなったので、市民ランナーにとっては朗報と言えるでしょう。Apple Watchで記録できる時間が伸びることで、自身のベストタイムが5時間以上でも安心して使えることを意味するからです。

 

【進化点4】腕をあげるだけでSiriはコツがいる

「Hey Siri」のウェイクアップワードを口にせずとも、腕を口元に持ち上げるだけでSiriが起動するというのもwatchOS 5の新機能。これをApple Watch Series 4で試しました。

 

↑腕を口元にあげるとSiriが起動するので、「ヘイSiri」もデジタルクラウンの長押しも不要

 

コツはあまり焦らないこと。腕を持ち上げて、画面が起動してから声を出すと上手く認識されます。また、きちんと口元に寄せて話すのを忘れずに。Siriが認識すると非常にスピード感のある検索や操作が実行できました。

 

なお、Series 4では、ケースの左右にマイクとスピーカーが別れて配置されるようになり、さらにスピーカーの音声もアップしました。そのため、デフォルトの音量ではSiriの受け答えがかなりの大声になるので、要注意。必要に応じて、設定からレスポンスの音量を調整しておくと良いでしょう。

 

Series 4でデザインを刷新し、watchOS 5で便利な新機能が加わったApple Watch。これまでとはひと味違うウェアラブルデバイスとして生まれ変わっています。すでにApple Watchを使い込んでいる皆さんも、新鮮な感覚で使用できるはずです。

iPhone XS/XS Maxのカメラを一足早く検証! Xと比べてどれだけ綺麗に撮れるの?

ご存知の通り、「iPhone XS/XS Max」の予約販売が既にスタートしています。日本時間同月21日の発売を前に、実機を手にする機会を得ました。本記事では、iPhone Xを1年間使い続けた筆者が、静止画を中心に、カメラの実力を検証。速報では伝え切れなかった魅力について、お伝えできればと思います。

 

↑iPhone XS/XS Maxともに、背面カメラは1200万画素(広角、f/1.8)+1200万画素(望遠、f/2.4)のデュアル仕様

 

既報の通り、iPhone XS/XS Maxでは、A12 Bionicという7nmプロセスを採用したチップを採用しています。2つの性能コア、4つの効率コアに加え、4コアのGPU、8コアのNeural Engine、深度エンジンを搭載したISP(Image Signal Processor)で構成されます。そして、この強化されたNeural EngineやIPSの働きによって、カメラセンサーから取得した情報を、大量に処理できるようになりました。

 

具体的な機能として進化点を噛み砕いていくと、従来「自動HDR」と表記されていたカメラの設定項目が、「スマートHDR」へと変わりました。同機能はデフォルトでオンになっており、オフにしない限り、必要なタイミングで自動で適用されます。

 

まずはiPhone XS MaxとiPhone Xで、撮影した写真を比べてみましょう。

 

↑iPhone XS Maxで撮影(スマートHDR有効)

 

↑iPhone Xで撮影(自動HDR有効)

 

路面の明るさを比べるとiPhone XS Maxの方が、やや明るく感じますね。しかし、この写真だけではさほど大きな差は感じられません。まぁiPhone Xのカメラも十分綺麗なのですから当然です。

 

スマートHDRとは何か

さて、そもそもHDR撮影とは何かおさらいしておきましょう。例えば、HDRを使わずに、明るい部分と暗い部分が混在するシーンを撮影したときに、露出を明るい定めれば、暗い部分が黒く潰れます。また、露出を暗い部分に合わせれば、明るい部分が白く飛んでしまうのです。

 

一方、HDRが有効になっている写真というのは、明るく撮った写真と、暗く撮った写真を1枚に合成することで、双方の良いとこどりをするわけです。

 

↑明るい写真(左)と暗い写真(中)を合わせて、いいとこ取りの写真(右)にするのがHDRの基本的な原理。白くなった空や、黒く潰れた建物などが解消されているのがわかる。上記はiPhone Xで撮影したもの

 

しかし、複数の露出で写真を撮影するために、わずかながらタイミングがずれてしまうというのが従来のHDRの弱点でした。つまり動きのある被写体で活用するのが難しかったのです。

 

今回登場した「スマートHDR」では、センサーの処理スピードが向上し、ISPやアルゴリズムも強化されました。これによって、動きのある被写体でもHDRを有効にして、明るい部分と暗い部分が混在するシーンでも、美しく捉えることができるようになっています。

 

逆光でもシャッタータイミングにズレが生じなくなった

実際に検証しているうちに実感したのですが、iPhone Xで動きのある被写体を逆光で撮影しようとすると、シャッタータイミングにかなりのラグが生じました。例えば、布を投げて、その落下中を捉えてみようとしたところ、シャッターをタイミングよく押しても、写真が撮影されるのは、布がカメラの画角よりも下へ落ちた頃だったり。

 

↑iPhone XS Maxで撮影。逆光でHDRが有効になっているが、放り投げたカーテンの動きを捉えている

 

↑iPhone Xではそもそもカーテンを投げて浮いている間にHDRで撮影されないことが多々…。下部に見える白い布の一部が落ちていくカーテンだ

 

しかし、iPhone XS/XS Maxでは、シャッターを押してから撮影されるまでの感覚が短く、布を画角に収めやすかったのです。もちろん動きの早すぎる被写体はブレてしまいますが、この例では、揺らめくテクスチャーの質感を捉えつつ、HDRが有効になっているのが分かります。

 

TrueDepthカメラでも使える

さらに、スマートHDRはインカメラでも、ポートレートモードでも利用できます。例えば、インカメラで撮影したこちらの写真では、被写体の明るさを維持したまま、空の色をはっきりと表現できているのがわかります。

 

↑インカメラ(TrueDepthカメラ)のポートレート撮影で比較。iPhone XS Maxで撮影した左の写真では空の色が再現されている。一方、iPhone Xで撮影した右の写真では、HDRが反映されず、全体的に暗く、空も白とびしてしまった

ポートレートモードのボケを調整できるように

もう一つ、大きな進化点として、「ポートレート」撮影で、自由に背景のボケ具合を調整できるようになったことが挙げられます。「深度コントロール」と称されるこちらの機能は、撮影時ではなく、撮影後の編集画面で使用可能。従来も「Focos」のようなサードパーティ製アプリを活用すれば、ポートレートで撮影した写真のボケを編集することができましたが、やはり純正の写真アプリで手軽に調整できるようになったのは嬉しい限りです。

 

「写真」アプリでポートレートモードが有効になっている写真を表示し、右上の「編集」をタップ。すると下部にスライダが表示されるので、これを調整することでF1.4〜F16まで、細かくボケ具合を変更できます。

 

↑深度コントロール機能で、背景のボケ具合を調整した例。街灯や車のヘッドライトなどが、玉ボケになるのを楽しめる

 

暗所での撮影も低ノイズに

なお、iPhone XS/XS Maxでは、ピクセルサイズが1.2μmから1.4μmへとサイズアップしました。より多くの光をセンサーに取り込めるようになったことで、明るさの足りない暗所での撮影も、精彩な写真を記録できるようになっています。公式サイトの記述によれば、ノイズリダクションも進化しているようです。

 

↑iPhone XS Max(左)とiPhone X(右)で比較。前者の方が、クリアに撮影できているのがわかる

 

諸々カメラ機能が進化していますが、iPhoneユーザーが意識して使うのは、ポートレートモードの「深度コントロール」機能くらいなもの。そのほかの改良点は、どれも今まで通りに使うだけで、より鮮明で美しい写真が撮れるというのが良いですね。

 

特にiPhone XSについては、iPhone Xの価格を据え置きで、性能だけ向上しているというモデルなので、「値段は変わらず、カメラなどを中心に性能が色々アップしている」と覚えておくと良いかもしれません。

 

もちろん今回紹介した以外にもアップデートされたポイントは多いので、引き続き検証を続けたいと思います。

iPhone XS/XS Max/XRにまつわる全数字を現行iPhoneと比べてみた!

Appleは9月13日、iPhoneの新モデルを発表しました。発表されたのは、「iPhone XS「iPhone XS Max」「iPhone XR」の3機種。

 

 

本記事では、新機能や性能の向上が見られる「ディスプレイ」「カメラ」「プロセッサ」、さらに誰もが気になる「価格」の4つの観点から、旧機種(iPhone 7/8/8 Plus)と比較しつつ、その特徴を見ていきます。

 

iPhone史上最大のディスプレイが登場

はじめにディスプレイから見ていきましょう。今回発表された新機種のうち、XS/XS Maxには、OLED(有機EL)ディスプレイが搭載されました。両機種は、現行モデルのiPhone Xの後継モデル。XSにおいては、画面サイズや解像度、本体サイズなどはiPhone Xと変わらず、ホームボタンがない点も共通しています。

 

XS Maxは、そのXSを大型化したモデルといえます。本体サイズはiPhone 8 Plusとほぼ同じですが、ホームボタンがなく、さらに狭額縁設計がなされているため、画面は6.5インチとiPhone史上最大のディスプレイとなりました。

 

↑XS Maxは8 Plusとほぼ同じサイズだが、画面占有率が大幅にアップしている

 

iPhone XRのディスプレイは6.1インチ。新機種のなかでは中間のサイズに位置します。有機EL搭載のXS Maxとは異なり、XRはLiquid Retina HDディスプレイ(液晶ディスプレイ)を採用しているのが特徴。解像度は新機種のなかでは低く、画素密度に関しては、iPhone 7/8と同水準となっています。

 

↑液晶ディスプレイを採用。解像度、画素密度の点では、XS/Maxにやや劣る

 

XS/XS Maxは本体サイズに変更もなく、iPhone XやPlusシリーズに慣れた人であれば、違和感なく使えるでしょう。XRはPlusシリーズよりも若干小さいですが、厚さは増しています。以下にディスプレイに関するスペックと本体サイズを表にまとめました。

 

「深度コントロール」を新たに搭載。「ボケ」を自在に調節できる

次にカメラです。基本はiPhone Xを踏襲した仕様ですが、注目すべきは、新機種すべてに搭載された「深度コントロール」。この機能によって、撮影後に背景のボケ具合を調節できます。さらに、「ボケ(背景のぼかし)効果」の性能も向上しました。

 

↑XS/XS Maxに搭載されたデュアルカメラ

 

↑XRはシングルカメラだが、XS/XS Max同様に深度コントロールに対応している

 

フロントカメラはXS/XS Max/XR共通で、「TrueDepthカメラ」を搭載。背面カメラと同じく、ポートレートモードでの撮影が可能です。また、キャラクターに自分の表情を映す「アニ文字」に加えて、顔のパーツを自由に選んでキャラクターを作れる「ミー文字」に対応しています。

 

プロセッサも「A12 Bionic」にバージョンアップ

XS/XS Max/XRは、次世代のニューラルエンジンを搭載したチップ「A12 Bionic」を採用。従来の「A11 Bionic」と比較して、パフォーマンスが最大15%の高速化し、消費電力も最大50%抑えられています。

 

↑15%の高速化と、50%の省電力化が実現

 

それによって、バッテリー駆動時間も伸びました。連続通話時間は、XSが20時間、XS Maxが25時間、XRが25時間と、iPhone 7/8と比較しても6~9時間ほど伸びています。

 

 

最もリーズナブルなのはXR

最後に価格を見ていきます。iPhoneは年々高額化していますが、今回発表された3機種もその流れに乗るかたちとなりました。XS/XS Maxの2機種は、512GBの大容量モデルが選べるようになりましたが、XSは11万2800円~、XS Maxは12万4800円~と、最安モデルでも10万を超える高額モデルです。64/128/256GBが用意されたXRは、他の2機種ほど高スペックでないこともあり、8万4800円~と新機種のなかでは一番手頃な価格となっています。

 

最大モデルが登場した「ディスプレイ」、新たに深度コントロールが搭載された「カメラ」、より高速化した「プロセッサ」、そして誰もが気になる「価格」、以上4つのポイントから新機種を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。Xs/Xs Maxは512GBの大容量モデルも登場し、これまでにない高価格モデルとなりました。XRは他2機種ほどのスペックではないものの、シングルカメラでもポートレートモードで撮影が可能な点や、手ごろな価格は魅力です。上記以外の仕様も表にまとめたので、買い換えを検討している方は参考にしてください。

 

早速3機種触ってきました! iPhone XS/XS Max/XRの最適解教えます!

Appleは9月12日(米国現地時間)、クパティーノのApple Parkにてスペシャルイベントを開催。iPhoneについては、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」の3機種を発表しました。本記事では、現地のハンズオンで実機を触った筆者が、各機のファーストインプレッションをお届けします。

 

↑筆者私物のiPhone X(左)。今回発表されたiPhone XS(中)とiPhone XS Max(右)

 

↑iPhone XRの前面・背面

 

iPhone XSと、それよりもひと回り大きなiPhone XS Maxは、既存の「iPhone X」を正統進化させたシリーズだと言えます。一方のiPhone XRはよりお手頃なモデルとして展開。一番わかりやすい違いとしては、iPhone XS/XS Maxには、ディスプレイにOLED(有機EL)が搭載されており、iPhone XRにはLCD(液晶ディスプレイ)が採用されていること。また、iPhone XRには複数のカラーバリエーションが用意されています。

 

iPhone XSはXの正統進化モデル

iPhone XSは、ディスプレイは5.8インチで、解像度2436 x 1125の「Super Retina」。ボディについては、背面がガラス製で、側面のフレームにはステンレススチールが使用されています。側面にあるアンテナのラインが新たに上下の側面にも見られますが、それ以外に外見が大きく変化したところはありません。ただし、カラーには「スペースグレイ」「シルバー」に加えて、新色の「ゴールド」が登場しています。

 

↑新色として「ゴールド」が追加された

 

防水性能については、IP68に向上しました。これは”最大水深2mの深さに最大30分間沈めても大丈夫”ということ。公式サイトには「コーヒー、紅茶、ジュースなどがこぼれても大丈夫です」と表記がありますが、水没を恐れずに使えることは一つのウリとなりそうです。そのほか、ワイヤレス充電や、Apple Payにももちろん対応します。

 

Apple Storeオンラインでの価格は、11万2800円〜となり、従来iPhone Xが販売されていた価格と同じ。容量は64GB、256GBに加えて512GBも選択できるようになりました。

 

iPhone XS MaxはPlusサイズでX仕様に

一方のiPhone XS Maxは、多くの仕様がXSと共通しますが、ディスプレイサイズは6.5インチになり、XSよりもさらにひと回り大きくなります。手に持ったサイズ感は、従来のPlusシリーズに近い印象でした。公式サイトでは、XSまたはXS Maxについて、従来機種とサイズを比較できるようになっているので、お手持ちの端末と比べたい方はそちらを参考にすると良いでしょう。

 

↑iPhone XS Maxを片手で持つとこんな感じ

 

ディスプレイの解像度は2688 x 1242ピクセルで、こちらもSuper Retinaです。画素密度はXSと共通して458ppiなので、精細さに違いはありません。両機共に「Dolby Vision」や「HDR10」もサポートします。また、ステレオスピーカーのサウンドも強化されているとのこと。ハンズオン会場では、各国から集合した報道陣の話し声など、ノイズが多かったため、音質を確認できませんでしたが、こちらも期待大です。

 

↑これだけ画面が大きいと、コンテンツが非常に見やすくなる

 

動画コンテンツやゲームを楽しみたい場合にはもちろんですが、iOS 12では複数人でビデオ通話が行える「グループFaceTime」なども導入されますし、ARKit 2を活用した様々なアプリが登場すると思われます。大画面でより多くの情報を表示できるというだけで、かなりの恩恵がありそう。

 

価格は12万4800円〜となります。カラーバリエーションや、容量の選択肢はXSと共通です。

 

ポートレートモードが進化する

iPhone XS/XS Maxともに、背面カメラは1200万画素(広角、f/1.8)+1200万画素(望遠、f/2.4)のデュアル仕様。新たに「Smart HDR」をサポートし、シャッターラグのない合成が可能になりました。試してないので正確な評価はできませんが、動く被写体に対しHDRを有効にして撮影する場合には、より美しい仕上がりになるのでは、と期待できます。

 

両機に共通する特徴として、次世代のニューラルエンジンを搭載した7mmチップ「A12 Bionic」を採用していることが挙げられます。1秒で5兆回の演算を実行するというから驚きです。1枚の写真撮影に対しても、ISPと連携して、兆単位の演算を実行。特に、ポートレートモード撮影においては、深度情報測定や、セグメンテーションの精度に貢献するとのこと。

 

↑ポートレートで撮影した写真の編集画面。下部にスライダが表示されている

 

こうした技術的進化に併せて、ポートレートモードで背景のボケ具合を調整できるようになったことがわかりやすいトピック。従来はポートレートのオン・オフは切り替えられましたが、ボケの段階的な編集はできませんでした。新機種では、編集画面の下部にスライダが表示され、f/1.4からf/18までの数値を段階的に調整できるようになっています。スライダを動かすと、ボケ具合は画面上にリアルタイムに反映されるので、微調整もかけやすいはず。なお、TrueDepthカメラでも同様の機能が利用できます。

 

iPhone XRは単眼だけどポートレート対応

さて、3モデルのなかで、唯一LCD(液晶ディスプレイ)を採用するのが、iPhone XRとなります。直販価格は8万4800円〜となり、他の2モデルよりも安価。とはいえ、チップセットはA12 Bionicを搭載します。容量は64GB、128GB、256GBの3種類から選択可能です。

 

 

本体は、アルミフレームに背面ガラスという構成で、ワイヤレス充電にも対応します。カラーバリエーションは「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「イエロー」「コーラル」「(PRODUCT)RED」の6種類を展開。どのカラーも上品な仕上がりです。

 

iPhone XS/XS Maxと比べると、手に持った際に少し厚みを感じました。スペックを確認すると、幅が75.7mmで、厚さが8.3mm。Plusシリーズよりは幅が狭いですが、厚みは増えています。また、他のXシリーズと同様に、ホームボタンがなく、画面にノッチのあるデザインとなっています。ホームボタンが兼ねていたTouch IDはなく、TrueDepthカメラシステムによる「Face ID」機能でアンロックを行えます。

 

同機のディスプレイサイズは6.1インチで、解像度は1791 x 828ピクセル。「Liquid Retina HDディスプレイ」という名称で表現されました。ただし、他の2機種と比べると少しベゼルは広め。周囲の環境に応じて色味を調整する「True Tone」機能や、広色域(P3)ディスプレイといった特徴を備えており、ディスプレイ表示は十分綺麗に感じました。

 

↑iPhone XRはシングルカメラ仕様だが、ポートレートモードで撮れる

 

そして、背面カメラは広角レンズのみのシングル構成。1200万画素でf値は1.8となります。しかし、シングルカメラでありながら、ポートレートモードの撮影が可能。しかも、ほかの2機種と同様に、深度コントロールにも対応するので、コストパフォーマンスは高いです。

今シーズンに機種変更を検討する多くの人は、iPhone 7/7 Plusや、それ以前の機種をお持ちの人でしょう。すでにPlusシリーズを扱っている人にとっては、iPhone XS Maxの大きめのサイズ感も違和感なく使用できるはず。6.5インチという超大画面を存分に満喫してみてはどうでしょうか。

 

一方で、Plusシリーズのサイズ感が手に合わないという人は、スリムなiPhone XSがオススメです。価格も従来のiPhone Xから激変したわけではないので、従来からiPhone Xが気になっていた人の食指も動くかもしれません。

 

また、iPhone XRについては、「シングルレンズだけれどもポートレート撮影ができる」という点に惹かれます。厚みやディスプレイの違いにはこだわらないという人であれば、価格が安くて諸々の最新機能の恩恵を享受できる同機も有力候補となるでしょう。

 

最後になりましたが、iPhone XS/XS Maxは9月14日から予約開始、同月21日から発売となります。一方、iPhone XRは10月19日から予約開始、同月26日に発売です。

まもなくリリースのiOS 12徹底解説! スマホ依存を解消できる新機能に期待!

スマホとの付き合い方を考えなくてはいけないーー。iPhoneが登場してから10年が経ち、スマホは無くてはならないライフラインのひとつとなりました。一方で、誰もがスマホに依存する危険性を孕むようになったことも事実。便利だけど、だからこそ使いすぎてはダメ。この距離感が実に難しいのです。

 

 

18年秋にリリースされる「iOS 12」を見ていると、「Siriがもっと便利になる」とか「アプリがリニューアルする」といった目立つトピックがいくつもあります。しかし、最も印象的なのは「iPhoneと適切な距離を置きましょう」と背中を押してくれる機能が強化されたこと。いよいよスマホ習慣を本格的に見直すタイミングが来たのかもしれませんね。

 

本記事では取材に基づく特別な許可のもと、iOS 12のパブリックベータ版の画面を用いて、特徴的な新機能についてご紹介します。後日提供される正式版とは一部表示が異なる可能性はありますが、前もって注目のポイントをチェックしておきましょう。

 

不要な通知から距離を置くために

スマホを煩わしく感じる原因の多くは、「通知」にあります。自分が話題に参加していないLINEのグループが盛り上がっている。新しくインストールしたアプリから、不要な通知が定期的に届く。例えば、それが集中したい作業中だったり、勉強時間に来ると自然と私たちの手はスマホに向かい、時間が奪われていきます。

 

もちろん、iOS 11でも「設定」アプリからこうした通知をオフにしたりカスタマイズは可能。通知を全く許可しないことも、通知のスタイルを限定することもできました。しかし、こうした操作を各アプリに対してこまめに行うのは、少々手間のかかる作業です。例えば、グループLINEが盛り上がっているときは通知をオフにしたいけれど、常にオフでは家族や友人からの急を要する連絡を見逃してしまう。こうしたアプリにはその度の切り替えが必要となるのです。

 

↑新しい通知の「管理」機能(左)と、おやすみモードの新機能(右)

 

iOS 12では、こうした課題に対し、主に2つの機能でアプローチしています。1つ目は通知センターでの新しい操作、2つ目はおやすみモードの新機能です。

 

新しい通知センターでは、関連する通知がグループ化します。例えば、怒涛の勢いでLINEの通知が届いたとしても、通知センターには1つの束としてまとまるので、画面スペースを占拠しません。束をタップすれば、各通知を確認できます。

 

そして、その束ごとに通知のカスタマイズを素早く行えるようになっています。グループ化された通知を左へスワイプし、「管理」をタップ、「目立たない形で配信」を選択すれば、”通知センターには表示されるが、バナーやAppアイコンのバッジは表示されず、サウンドも鳴らない設定”に一瞬で切り替わります。 そして元に戻すには、同様の手順で「目立つ形で配信」に切り替えればOK。従来よりも必要な操作手順が簡略化されているわけです。

 

↑グループ化した通知を左へスワイプ(左)し、「管理」をタップする(中)。「目立たない形で配信」をタップすると通知の設定一式が変わる(右)

 

おやすみモードについては、1時間だけ有効にしたり、カレンダーに登録してある現在の予定が終わるまで有効にしたりする、といった操作が行えるようになります。例えば、勉強に集中するから「1時間」だけ有効にする。あるいは、会議の間は「このイベントが終了するまで」を選択するといった具合です。なお、こうした操作のメニューはコントロールセンターから3D Touchでおやすみモードのアイコンをプレスすると表示される仕組みで、「設定」アプリからは操作できません。

 

「おやすみモード」という呼称がまぎらわしくなってきましたが、寝るときだけに使っていては勿体無い。着信通知がされないという点には注意さえすれば、昼間にもカジュアルに使えるはずです。

 

↑iPhone Xでは画面右上を下へスワイプ(他は画面下部を上へスワイプ)し、通知センターを起動する(左)。おやすみモードアイコンを3D Touchでぎゅっと押す。非対応機種では長押し(中)。メニューを選ぶ(右)

 

アプリ別の通知が煩わしければ通知画面から「目立たない形の配信」に切り替える。スマホ断ちして作業に集中したいときにはコントロールセンターから「おやすみモード」をオンにする。これら2つの操作は必ず覚えておきましょう。

「ゲームは1日1時間まで」を実現する

ゲームや動画など、エンタメ系のコンテンツをついつい楽しみ過ぎてしまうこともありますよね。人によってはSNSなども対象になるでしょう。あとちょっとだけ、あとちょっとだけ、と繰り返しているうちに、一日が終わっているなんてこともよくある話。しかし、自分の意思だけで、使いすぎを予防するのは存外難しいものです。

 

ここで役立つのが、iOS 12で新登場する「スクリーンタイム」という機能。特定カテゴリのアプリに対して、使用制限を設けられます。また、子ども用のデバイスとして設定を施す場合には、パスコードを把握する親の許可でだけ設定を変更できるという仕様。

 

↑「設定」を起動し、「スクリーンタイム」をタップ(左)。「スクリーンタイムをオンにする」をタップ(中)。画面支持に従って操作を進め、自分用か子ども用かを選択する(右)

 

スクリーンタイムが有効になると、「ゲーム」や「SNS」など、どんなカテゴリのアプリを多く使ったのかが図示されるようになります。また、端末を持ち上げた回数や、通知の頻度についても把握可能に。自分のiPhoneの使い方について、現状を分析できます。

 

↑「スクリーンタイム」を有効にしたあとには、こんな画面が表示される。赤枠で囲ったエリアをタップ(左)。時間ごと、アプリごとの使用時間が確認できる(中)。下部へスクロールすると、端末を持ち上げた回数や通知の頻度も確認可能だ(右)

 

使用制限を設けるには、「休止時間」や「App使用時間の制限」の項目をカスタマイズします。「休止時間」を定めると、夜間の指定した時間帯に必要なアプリ以外が使えなくなります。また、「App使用時間の制限」を設定すると、設定した利用時間を超過したアプリが使用不可に。例えば、「ゲームは1日1時間まで」と定めた場合、1時間が経過した時点でゲームカテゴリのアプリに制限がかかるという仕組みです。

 

↑「休止時間」をタップし(左)、「休止時間」のスイッチをオンにして、時間帯を設定する(中)。「常に許可」をタップし(左)、制限の対象外にしたいアプリを「+」をタップして追加する(右)

 

↑「App使用時間の制限」をタップ(左)。「制限を追加」をタップし、制限の対象としたいAppを選択する(中)。利用可能な時間の上限を定める。一度時間を定めると曜日ごとのカスタマイズも可能となる(右)

 

ここが難しいところなのですが、スクリーンタイムを自分自身のデバイスとして設定している場合には、こうした制限が表示されても「制限を無視」という操作で、操作時間を延長できてしまいます。ついついもうちょっとだけ…と指先が震えそう。良いアラートではありますが、最終的には意思の強さが問われます。

 

↑制限がかかるとアプリが暗くなる(左)。暗くなったアプリをタップすると、「時間制限」などの画面が起動(中)。自分用のiPhoneとして設定しているので、「制限を無視」をタップすると、15分の延長か、終日無視かの選択が行える(右)

 

一方で、子ども用として設定した場合には、パスコードを知る者に延長をお願いしないと強制終了となります。もしゲームがボス戦に突入していた、なんて場合には、”あと15分だけ…”といった交渉が発生するのでしょう。ちなみに、子どもの端末を「ファミリー共有」機能で「ファミリーメンバー」として登録している場合には、親に対する時間延長のおねだりを遠隔操作でも行えます。

 

↑「子供用iPhone」として設定した場合の画面。「時間延長の許可を求める」をタップし、「リクエストを送信」をタップ(左)。ファミリー共有の親アカウントが承認すると、アプリが使える時間が伸びる(右)。なお、「スクリーンタイム・パスコードを入力」では、直接画面にパスコードの入力画面が表示される

 

このようにスクリーンタイムを使えば、「電話」など緊急時に必要となるアプリ以外に対し、制限時間を設けておくことができます。なるべく多くの人に試してみて欲しい機能です。

ちなみに、iOS 12には他にも多くの新機能が追加されます。例えば、Siriの「ショートカット」機能では、特定の機能を呼び出すためのフレーズを自由に登録できるようになります。また、AR機能を用いて長さなどを調べられる「計測」アプリが新たに追加されたり、アニ文字機能に「ミー文字」が追加されたりします。複数人でFaceTimeが利用できるようになります。

 

↑設定の「Siriと検索」からSiriのフレーズをカスタマイズ。「いつものを再生して」で特定のアルバムやプレイリストが再生されるように(左)。「計測」アプリで用紙の四辺を測る(中)。「メッセージ」でミー文字をカスタマイズ(右)

 

また、「写真」「ボイスメモ」「株価」などのアプリは、デザインが刷新され、使い勝手も向上します。特にiPadをビジネス用途で使っている人にとっては、「ボイスメモ」がiPadでも使えるようになるのは、割と嬉しいトピックです。「iBooks」アプリが「Apple Books」としてリニューアルするのも忘れてはいけません。

 

↑「写真」は2つのキーワードで検索可能に(左)。「ボイスメモ」は削除したファイルが一時保存される(中)。「株価」はチャート表示が見やすくなった(右)

 

このように、より便利に使える機能を複数追加しながら、「iPhoneとの使い方も見直して」と提案するiOS 12。スマホを持つのが当たり前になったいまだからこそ、改めてモバイル機器との接し方を考えるきっかけになりそうです。

あなたに合ったMacBookはどれ? 現行モデルの「差」を細かにチェック!

Macのノートパソコンは、「MacBook」「MacBook Air」「MacBook Pro」の3シリーズで展開しています。そろそろ買い替えを検討しだした人も、初めてMacを購入しようという人も、いざ機種を選び出すといろいろと目移りするものです。

 

 

今夏には、Touch Bar付きのMacBook Proがアップデートされたばかり。さらに秋の新モデル発表があるかどうか期待が高まるなか、改めて物欲が刺激されている人も多いはず。ラインナップの特徴を改めてチェックし、自身にとってベストな一台を探してみましょう。

 

とにかく安く買いたいならMacBook Air

オプションなどを無視して、それぞれの最小構成で比較した場合には、発表日の古いモデルほど価格が安いという構図が成り立ちます。なお、13インチのMacBook Proについては、Touch Barの有無によって、性能やUIも異なりますので、Touch Barの有無で別モデルになると思った方がよいでしょう。つまり、現時点で選べるMacBookは下記の5種類となります。

 

1)2015年3月    MacBook Air:10万6704円~
2)2016年4月   MacBook:15万4224円~
3)2016年10月 13インチMacBook Pro(Touch Bar無し):15万4224円~
4)2018年7月   13インチMacBook Pro(Touch Bar有り):21万4704円~
5)2018年7月   15インチMacBook Pro(Touch Bar有り):27万9504円~

 

なお、これはあくまでも最低価格です。オプションの選択や、AppleCare+の加入でさらに数万円~が上乗せされることになります。

 

そのため、予算が10万円台半ばという場合には、必然的にMacBook Airが有力候補となるでしょう。また、同機はSDカードスロットや、USBポートも備えているため、追加でコネクタ類を購入するコストも抑えられます。コスパは随一です。

 

↑価格とインターフェースを重視するなら、まずMacBook Airを検討しよう

 

ただし、MacBook Airは「Retinaディスプレイ」を搭載していない唯一のモデルです。Retinaディスプレイの画面解像度が2304×1440ピクセルであるのに対し、MacBook Airの解像度は1440×900ピクセル。両者を比較すると、後者の画面は多少ざらつきを感じます。写真や動画の細やかな編集を行いたい場合には、Retinaを選択した方が無難です。

 

また、「感圧タッチトラックパッド」もMacBook Airでは搭載していないので、強めにクリックする操作は行えません。写真ファイルのプレビュー表示や、ファイル名の編集などをトラックパッドの操作で素早く行えるかどうかは、作業効率に直結しがち。

 

↑「強めにクリック」があるモデルなら、リンク先を開かずにプレビューを表示できる。画像では、記事のタイトル(黄色い部分)を強めにクリックした

 

これらのメリットを求めるなら、+5万円でMacBookを検討した方がよいでしょう。

持ち運びやすさで選ぶならMacBook

ノートパソコン選びにおいて持ち運びやすさはかなり重要。ノートパソコンの軽量さの基準となるのは1.5kgと1.0kgだと筆者は思っています。1.0kgを下回るモデルはかなり軽量で持ち運びに適していて、1.0~1.5kgのモデルはずば抜けて軽くはないが持ち運んでも負担に感じにくい。1.5kgを超えるとちょっと重くなるといった感じ。

 

この基準に当てはめると、持ち運びやすさを重視するなら0.92 kgのMacBook一択となります。そのほかの13インチモデルは1.0~1.5kgの範囲にあるため可。15インチモデルは1.83kgとなるため、持ち運ぶ前提で買うなら心して選択すべし。

 

↑主にオフィスソフトを使う人で、持ち運びやすさを想定するならスリムなMacBookが向いている

 

また、サイズについてもMacBookの方がMacBook Airよりもひと回り小さいです。とにかく快適に持ち運びたいなら、MacBookをおすすめします。

 

<MacBookのサイズ>
高さ:0.35〜1.31 cm、幅:28.05 cm、奥行き:19.65 cm/重量:0.92 kg
<MacBook Airのサイズ>
高さ:0.3~1.7 cm、幅:32.5 cm、奥行き:22.7 cm/重量:1.35 kg

 

ブラウジングとテキスト入力がメインの用途で、写真や短い動画の編集をたまにする程度、という場合にはMacBookで十分でしょう。ただし、MacBookのディスプレイは12インチ。MacBook Airの13.3インチよりも一回り小さくなります。Retinaディスプレイなので画質は充分美しいですが、縦の表示領域がやや狭くなります。微々たる差ではありますが、ブログの編集など縦スクロール画面の操作が多い場合には、やや不便に感じることもあるかもしれません。

 

↑正確ではないが、13.3インチと12インチの表示領域を大雑把に比較するとこんなイメージに。画像が13.3インチの表示で、内側の赤枠が12インチを想定した領域

 

ちなみに、FaceTimeカメラも、ほかモデルはHD画質ですが、MacBookのみ480pとなります。ビデオ通話などを頻繁に使うと想定している場合には、それでもよいか確認しておきましょう。

快適さを重視するなら 13インチMacBook Pro

軽さや、ストレージ容量を追求しないのであれば、MacBookと同じ価格帯で購入できる13インチMacBook Pro(Touch Bar無し)の128GBモデルを選択した方が、最小構成でのプロセッサの性能は高くなります。

 

↑用途が多岐に渡るならオールラウンダーのMacBook Proに注目

 

例えば、Adobe系のアプリケーションを動かすなら、最低でもCore i5以上(できればCore i7以上)を選ぶのが大まかな目安。MacBookのオプションを追加するか、MacBook Proを選択するのをおすすめします。さらに、MacBook ProはThunderbolt 3(USB-C)ポートを2基備えるので、拡張性の面でもメリットがあります。

 

↑シンプルにプロセッサーの選択肢と価格を比較した。正確にはさらにGPUやRAMの差があるので、そちらも考慮する必要がある

 

MacBook ProがアリならTouch Bar搭載モデルも検討せよ

 

価格差は約6万円~ありますが、予算に余裕があれば、Touch Bar搭載モデルを選択すると、CPUがデュアルコアからクアッドコアになり、GPUの性能もさらに上がります。例えば、普段から頻繁の動画を編集していて、エンコードを快適に行いたい場合などには検討の価値があるでしょう。

 

また、Touch Barの操作で作業時短に繋がることも多々あります。例えば、メールなら「新規作成」などの操作をタッチ1回で実行可能。トラックパッドで小さなボタンをクリックするのに比べると、作業は相当楽になります。

 

↑「Touch Bar」の表示は使用しているAppで変化する。上から順に「マップ」「メール」「App Store」「iTunes」の場合の例

 

ほかにもTouch Barに備わっている「Touch ID」を使えばサインインやアプリ購入の際のパスワード入力を省けます。そして、「Siriボタン」や「Hey Siri」での音声コマンドにも対応。「Hey Siri、~を起動して」と言えば、アプリやフォルダが起動できるようになります。

 

Touch Bar付きモデルは、Thunderbolt 3(USB-C)ポートが左右に2基ずつの計4基を備えます。拡張性が強化されるのはもちろん、充電やディスプレイ出力、アダプタを介してLANケーブルをセットする際などに、ケーブル接続の左右を問いません。出張先のビジネスホテルなど、どこでも快適に運用できるのは、見落としがちですが大きなメリットとなります。

 

コスパを維持したまま、MacBookよりも高いマシンスペックを望むならMacBook Pro(Touch Bar無し)で十分です。ただし、「仕事の効率が上がれば6万円はすぐに元が取れる」という人なら、Touch Bar有りモデルも選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

 

動画やゲーム、音楽は15インチMacBook Pro

さらに本格的な創作活動に利用したい場合には、最上位の15インチモデルがおすすめです。CPUは6コアになります。例えば、4K動画をガンガン編集したり、アプリ開発などでエミュレータソフトを稼働させたりする上で、処理速度が速くなる恩恵があります。

 

13インチMacBook Pro(Touch Bar有り)と共通するメリットは多いですが、本体ディスプレイだけでも複数ウィンドウを見やすく表示できるのは、15インチならではのメリット。具体的には、13インチモデルでは、縦長のウィンドウを2つ横に並べると画面が埋まりますが、15インチモデルでは3ウィンドウまで視認しやすいサイズで表示できます。ブラウザを閲覧しつつ、テキストエディターや表計算ソフトを操作し、さらにTwitterなどを開いておくような使い方が可能です。

 

また、内蔵スピーカーは低音が良く響きます。映画を視聴したり、営業先で動画を見せたりする際にも、大画面と併せて一味違うクオリティを体感させてくれます。

 

↑動画編集やプログラミングにも挑戦する場合、15インチのMacBook Pro(写真右)だとサクサクで、しかも見やすい

 

ただし、価格はTouch Bar有りの13インチMacBook Proからさらに+6万円~。オプションの幅も広く、例えばCPUならCore i9まで選択することができますが、それこそ価格は青天井です。最小構成でも一般使用には十分すぎるスペックなので、オプションは予算が潤沢にあるか、どうしても必要な場合にのみ追加すればよいでしょう。

 

↑13インチモデルまではApple Watchのバンドがパームレストに乗らない

 

ちなみに、ひとつ注意してほしいのは、15インチモデルだとパームレストが広いということ。Apple Watchや腕時計を装着している場合、バンド部分がパームレストに当たってしまいます。メタル素材のバンドで使用している人は、操作の度に腕時計を外したり、保護シートをつけるなど、マシンを傷つけないような配慮が必要になります。

 

最後に・・・

それぞれ特徴が分かれるMacBookシリーズですが、みなさんはどれが気になりますか。最後に各機の特徴をまとめたので参考にしてみてください。

 

↑各モデルのSPECを比較した表組み

 

余談ですが、筆者はPCを持ち運ぶ頻度が高く、ライティングや画像・動画編集をメインに活用することもあり、バランス感のよい13インチのMacBook Proを購入しました。いまのところ、とても快適に使えています。

iPhoneの「Live Photos」機能って何? 面白い動画がつくれるかも!

Live Photosはシャッターを切る前後の1.5秒ずつを自動的に動画撮影してくれるもので、3D Touchすると再生できます。このLive PhotosをiOS 11では編集できるようになりました。

 

動く被写体をLive Photosで撮影

動画にする被写体は普通の静止画の写真と違って、動きのあるものの方がいいでしょう。人物のスナップでも、表情が変化する一瞬を撮影できれば動画に最適です。

↑「カメラ」アプリで画面上部中央の二重丸アイコンをタップして、Live Photosをオンにしてから写真を撮影します

 

エフェクトでループまたはバウンスを選択

Live Photosから動画にする場合のエフェクトには2種類あります。「ループ」は通常の再生の繰り返しで、境界がクロスフェードします。「バウンス」は通常の再生と逆再生が行ったり来たりするエフェクトです。

↑「写真」アプリで撮影したLive Photosの画像を表示し、上方向にスワイプします

 

↑「エフェクト」が表示されるので、「ループ」または「バウンス」を選んでタップします

 

↑Live Photosが動画に変換され、3Dタッチしなくても再生されます

 

Live Photosは何気ない観光写真や記念撮影のときでも、たまたまその瞬間に何かハプニングが起きると、面白い動画のネタ元にできます。ストレージに余裕があるなら、普段からオンにしておくといいでしょう。

 

▼動作確認バージョン
iOS ver. 11.4.1

新MacBook Proの圧倒的性能で、PC初級の編集者を説きふせたい!

アップルから、「MacBook Pro」の新モデルが発売されました。13インチと15インチの2種類を用意し、まさにプロ仕様と言える性能を詰め込んでいます。

 

↑突如発表されたMacBook Pro新モデル。その性能は?

 

今回はいかにその性能がすごいかを説明したいところなのですが、GetNavi webの担当編集が「そんなスペックいるの?」という疑問を持っているそうなので、合間に茶々を入れてくるかもしれませんが、大目に見てやってください。

 

第8世代のIntel Coreプロセッサーを搭載。15インチモデルは6コアのCore i7/i9プロセッサーに対応し、従来よりも最大70%の高速化が図られています。メモリーは最大32GBまでサポート。内蔵GPUとしてRadeon Proを選択でき、外部GPUを最大4基まで接続できるという内容で、ノートブックとしては過剰とも言えそうなスペックを備えています。

 

編:つまり、めちゃくちゃ処理が速いってことですよね…? 数年前からMacbook Airを使ってますが、ウェブをみるのと書類や表作成をするくらいですが、そこまで速度に不満はないかなー…。ただウェブでもとにかく動画を観ることが増えていて、ほぼテレビいらずになっています。良いテレビは欲しいと思えるので、そう考えるとアリだと思え…ます?

 

これにより、例えば開発者ならコードのコンパイルをより迅速に実行でき、複数の仮想マシンを立ち上げた状態でのテストも簡単に実行できるようになります。内蔵GPUを選択すれば、動画のエンコードや写真の編集なども操作もサクサクと動作します。13インチモデルはクアッドコアのCore i5/i7プロセッサーを選択でき、従来の最大2倍の処理能力を備えるとしています。

 

↑複数の仮想OSを立ち上げてコンパイルしても余裕のスペック

 

編:仮想OS…? コンパイル?? 動画のエンコード…しないなあ。写真の編集がサクサクというのも、カメラマンやデザイナーのようなクリエイター職のレベルで、日常的に行うのならアリなのかも。知り合いのカメラマンによると、「サクサクになったからといってソフトが落ちたりしないわけではないしなあという気持ちもあります」とのことです。

ディスプレイは新たに、「True Toneテクノロジー」に対応。これはiPad Proで先行して搭載されていたもので、日光や蛍光灯などの環境光にあわせて自然な色味で表現するという技術です。

 

↑出先で画像編集するデザイナーやフォトグラファーにも嬉しいTrue Toneサポート

 

編:これはありがたい! もし買い換えるとしたら、持ち運びもするメインPCになる予定なんですが、私とにかくやたらと電子書籍を読むんです。特にマンガを深夜のファミレスでひとり、延々とMacbook Airで読むこともあります。ファミレスの鈍い光でも最適化してくれるなら…。

 

また、iMac Proで搭載されていたセキュリティチップ「Apple T2チップ」も搭載。ストレージの暗号化機能が強化されたほか、音声アシスタントのSiriを「Hey Siri」と呼びかけて起動できるようになりました。

 

従来通り、アプリなどを表示するサブディスプレイ「Touch Bar」に対応。指紋認証「Touch ID」も変わらず対応します。もちろん、今秋登場する新OS「macOS Mojave」へのアップデートも可能です。

 

↑13インチの上位モデルと15インチの全モデルは「Touch Bar」を搭載

編:Touch Barは以前からすごく気になってました。写真の一覧やらはシンプルに使ってみたい気持ちです。動画の早送り、巻き戻しとかは直感的にやれそう。ショートカットも基本的なものしか覚えてないので、けっこう自分には合いそうです。

 

気になるお値段ですが、13インチモデルは21万4704円から。15インチモデルは27万9504円からとなっています。オンラインストアではパーツを選んで購入するBTOにも対応。15インチMacBook Proをフル構成で購入した場合、Core i9プ‍ロセッサー、32GBメモリー、4TBストレージとなり、価格は79万344円となります。

 

編:!

 

↑別売でレザー製のスリーブケースも用意(13インチ用:2万4624円、15インチ用:2万6784円)

 

 

前モデル(2017年モデル)は13インチ版が継続して販売されています。ほとんどのユーザーには、安くなった前モデルでも十分なスペックを備えていると言えるでしょう。「我こそはこのスペックを使いこなせる」という自信があるプロユーザーには、夏のボーナスで新モデルの購入をおすすめします。

 

編:79万…。最低構成なら現実的だけど、このスペックで13インチってどうなんですかー? 違う意味でスペックの凄さを理解してしまったかも…。

価格かサイズか手書き感か? 今さら聞けないiPadの選び方

2010年に初代iPadが登場してから、はや8年---。今年2018年には、第6世代となるiPad(9.7インチ)が発売されました。

 

最大のトピックは、従来「iPad Pro」シリーズのみが対応していたスタイラスペン「Apple Pencil」をサポートしたこと。久しく買い替えを検討していなかったiPadユーザーも、もしかすると今までタブレットPC自体を敬遠していた人も、今回ばかりは興味が湧いたのではないでしょうか?

 

とはいえ、第6世代になりラインナップも増えており、現在iPadは何モデルが展開されているのか、把握していない人も多いでしょう。そこで「いま買うべきiPadはどれか?」と悩む人に、各機の選び方を解説していきます。

 

「価格」を重視するなら新しいiPad一択!

現在Apple Storeで販売されているiPadは、4モデルあります。小さい方から順に、7.9インチの「iPad mini 4」、9.7インチの「iPad(第6世代)」、10.5インチの「iPad Pro」、12.9インチの「iPad Pro」です。

 

基本的には、大きくなるほど高性能になると思っていいでしょう(2つのiPad Proの違いは、画面サイズくらいです)。

 

↑4モデルのサイズを比較。左から「iPad mini 4」「iPad」「iPad Pro(10.5)」「iPad Pro (12.9)」(※以下同順)。9.7インチiPadと10.5インチiPad Proは、画面サイズは大きく違うが、本体サイズの差はわずかだ

 

発売時期を比較してみると、最も長寿なのが、2015年9月に発売されたiPad mini 4。次に、2017年6月発売のiPad Proの10.5インチ、12.9インチと続きます。そして、最新モデルが2018年3月に登場した新しいiPadです。

 

↑背面カメラはiPad Proシリーズが1200万画素、他2機種が800万画素。よく見ると、レンズのサイズも違い、iPad Proではレンズが少しだけ飛び出ている

 

この時点で、「iPad mini 4が一番安いのかな?」と思われるでしょうが、実は最新のiPadがお得です。オンラインのApple Storeで、各機の最安価格を比較すると、iPad mini・128GBモデルが4万5800円(税別、以下同)、iPad・32GBモデルが3万7800円となっています。ストレージの量にさえこだわらなければ、新しいiPadを買う方が安くあがります。

 

ちなみに、iPad Proは10.5インチ・64GBモデルが6万9800円~、12.9インチ・64GBモデルが8万6800円~となります。

 

小回りが利くのは10.5インチまで

どういったシーンで利用するのかも重要です。特に、屋外に持ち出す場合には、なるべく片手で持ちやすいモデルがよいでしょう。

↑筆者の手(ぐっと広げると親指先端から中指先端までが約22cm)で各機を支えてみた

 

筆者の場合、iPad mini 4は片手でガシッとホールドできました。iPadとiPad Pro(10.5)は、両側面を握ることこそできませんが、片手で支えることは可能です。電車など、「移動中にiPadを使ってコンテンツを視聴したい」という人には、これらのモデルが良いでしょう。

 

一方、iPad Pro(12.9)は、頑張れば片手で支えられるものの、長時間の維持はできません。コンテンツを視聴する際などには、机上に設置するか、両手でホールドするのが現実的です。

 

ペンでメモを取る人はiPad Pro 10.5がベスト

Apple Pencilの対応にも差があります。Apple Pencilを使いたい場合には、iPadあるいは、iPad Proを選択しましょう。iPad mini 4では利用できません。

 

なお、Apple Pencilは本体に付属しないので、別途購入する必要があります。

 

↑Apple PencilはiPad mini 4以外で利用できる。キャップを外すとLightning端子が現れるので、iPad側のコネクタに差し込めば、本体とペンをペアリングできる

 

Apple Pencilがあると、手書きのメモを取ったり、アプリで繊細なイラストを描画したりできます。Apple Pencilは筆圧感知に対応しており、ペン先の角度も認識できるので、リアルな鉛筆を用いて描くようなリアルなスケッチが可能。また、iPadで写真の加工を行いたい人は、細かい部分のレタッチをする際に、この細いペン先が活躍するでしょう。

↑iPad Proは“ピタッ”と線が筆先に付いてくる

 

iPadとiPad Proには、Apple Pencilの使い心地に若干の差があります。これは画面の「リフレッシュレート」(1秒当たりに画面を更新する頻度)に差があるからです。

 

難しいことを抜きにして結論を言うと、iPad Proの方が、書いた線が表示されるまでの遅延を感じることなく使えます。

↑手書きメモを書く人にとってはApple Pencil×iPad Proの組み合わせが至極

 

筆者の経験上では、iPad上で絵を描くとき、筆先の速さはさほど早くなりません。とりあえずイラストを描きたいという人は新しいiPadを選択しても問題ないでしょう。もちろん、大画面を広く使って細かい描写をしたいという人はiPad Pro(12.5)を選んでもOKです。

 

一方、遅延の影響をもろに感じやすいのが、文字を素早く書いているとき。新しいiPadだと、微妙な遅延があるので、文字を書いている手元では筆跡が見えていない状況になります。これでメモが取れなくなることはありませんが、文字の綺麗さに多少影響します。

 

これがiPad Proになると、リアルな紙に書いているかのように、筆跡が筆先に一致します。ビジネスシーンなど、手書きのメモを大量に取ろうと目論んでいる人は、iPad Pro(10.5)を選択するのがオススメです。

 

↑Apple Pencilを持ち運ぶには収納機能のあるアクセサリを活用するといい。写真はApple Storeサイトでも販売しているiPad Pro用の「レザースリーブ」(別売)

 

キーボードの充電が面倒ならiPad Proにしておこう

iPad Proにのみ許された特権のひとつが、「Smart Connector(スマートコネクター)」という側面に付いている端子です。これにより対応のキーボードケースを活用できます。

↑小さな丸が3つ並んでいるのが「Smart Connector」だ。iPad Proシリーズのみに備わっている

 

Smart Connectorで接続する場合、キーボードとのペアリング操作は要りません。マグネットでカチャッと接続した瞬間に、自動でキーボードが認識されます。Bluetoothキーボードのように「キーボードの電源を入れて、設定をオンにして…」のような煩雑な操作が不要なので、使い勝手はかなり良いです。

 

また、Smart Connectorを通じてiPad Proから対応キーボード側へ給電されます。これにより、キーボードの充電切れという不安も解消。うっかりBluetoothキーボードの充電を忘れたために、いざというときに使えない! という最悪の事態を防げます。

 

文字入力を仕事で頻繁に使用するという人は、iPad Proを選択するといいでしょう。また「Smart Keyboard」のような、キーボード付きのカバーを利用する際には、iPadのサイズによってキーボードの幅も変わることに留意してください。例えば、12.9インチのiPad Proを選択すると、より幅の広いキーボードを使えます。

 

本体のスピーカーで聴くならiPad Proの圧勝!

最後に、iPad Proシリーズを選択するメリットをもうひとつ紹介しておきましょう。それは、スピーカーの性能が段違いだということです。

↑赤丸がスピーカーから発する音のイメージ。iPad Proは4隅に大音量のスピーカーを搭載する

 

iPadは2個のスピーカーを搭載しますが、iPad Proは4隅に1個ずつスピーカーを搭載します。また、iPad Proは横向き、縦向きによって、高音と低音の出るスピーカーを調整する機能も搭載。音量もかなり大きいので、これで映画をみるとかなりの迫力を感じられます。正直、一度iPad Proの音響に慣れてしまうと、iPadには戻れません。

 

「Apple Music」はもちろん、「Netflix」や「Hulu」などの定額制動画配信サービスを使い倒そう、と考えている人は、iPad Proを選択した方がいいです。

 

以上のように、最新のiPadを選ぶには、具体的な活用シーンを想定し、それによってどんな機能を重視するかが大切になってきます。バリエーション豊かに4種類が揃った今は、まさに買い替え時。なんとなく「iPadが欲しい」と考えていた人は、予算や使い道を絞り込んで、じっくり検討してみましょう。

 

【プロフィール】


ITライター/井上 晃

スマートフォン・スマートウォッチを中心に最新製品を追いかけて国内外を取材。情報誌やウェブメディアで記事を執筆している。モノを実際に見て・触って確かめた生の情報を届けるのがモットー。運動が好きで、ヘルスケア関連デバイスのレビューも多い。

 

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ビズリーチのエンジニアは「iMac Pro」を選んだ――会社に300台を一斉導入した理由

TVCMでもお馴染みのビズリーチは2009年4月の創立以来、多種多様な“転職サービス”を提供する伸び盛りの企業です。インターネットの力を活用して「即戦力」になる人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」が絶好調。そんなビズリーチでは今春、社内に在籍する優秀なエンジニアとデザイナーの開発環境に、アップルの最新デスクトップPC「iMac Pro」を一斉導入しました。

 

↑ビズリーチが展開している多彩なサービスはすべて社内のエンジニアとデザイナーが開発しています。開発チームにベストな仕事環境を整えるためiMac Proを300台揃えました

 

メインマシンをiMac Proにしたことによってビズリーチの仕事環境がどのように変わり、作業効率を高めることに結びついたのでしょうか。そして同社の改革には、ほかの多くの企業が学ぶべき「生産性向上」のためのヒントが隠されているのでしょうか?その真相を探るため、ビズリーチを訪ねてきました。

 

プロダクト開発のアイドルタイムが大きく改善できた

今回は株式会社ビズリーチ取締役の竹内真氏にインタビューしながら、iMac Proが一斉導入された背景をうかがいました。

 

↑ビズリーチがiMac Proを一斉導入する理由を取締役の竹内 真氏にインタビューしました

 

ビズリーチには現在エンジニアとデザイナーが約300名在籍しており、転職サイトのビズリーチ以外にも20代向けの転職サービス「キャリトレ」や、戦略人事クラウドサービス「ハーモス」、M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」など幅広いプロダクトを開発しています。

 

竹内氏によると、iMac Proの導入はスタッフの希望をヒアリングしながら先行136台から用意して、最終的には約300名のスタッフが全員、最新のマシンを標準機として使える環境を整えるのだといいます。

 

竹内氏はiMac Proを「自作PCを除けば、現在手に入るコンシューマー向けオールインワンPCの中では世界最高水準のマシン」と高く評価しています。確かにその通りですが、1台あたりの導入コストも高くつくはず。なぜ製品開発のチーム全員に支給する必要があったのでしょうか。竹内氏は「スタッフの作業効率を最大限まで高めるためには、仕事のメインツールになるPCに由来するアイドルタイムを減らすことが肝要だと考えたから」であると説明しています。

 

「ある時に、当社のエンジニアが自分の席でぼんやりとPCのモニターを眺めていたことがあって、声を掛けてみました。すると『いま“ビルド”の時間に時間を取られているのだ」という答えが返ってきました。ビルドとは、エンジニアがプロブラミングしたソースコードをコンパイルした後から、最終的に実行可能なファイル形式にまで落とし込む作業のことです。ハイスペックなマシンを導入することでビルドにかかる時間が短縮できて、エンジニアたちの作業効率も上がるのであれば、iMac Proの導入は十分に費用対効果があると判断しました」と竹内氏。

 

↑ビズリーチではひとつのコアあたりのスペックが高い方が作業効率もアップするという理由から標準スペックに近いiMac Proを選択しました

 

↑ビズリーチ本社、開発チームのフロアはオープンな雰囲気

 

ビルドが完了したソフトウェアをユーザーの実環境に近い“たたき台”にして、エンジニアやデザイナーはバグのチェックや改善点を見つけるための動作確認を行います。ところがここでも、例えばたった1文字を直すだけの小さなプログラム修正箇所が見つかると「ソースコードを直して>ビルドして>テストする」という作業の繰り返しが発生します。その1件ずつが数十秒~数分単位の作業だったとしても、毎日・1年間と積み重なってくればスタッフの作業を妨げる要因になることは明白です。

 

竹内氏は、思い切ってiMac Proを導入したところ、以前の作業環境と比べてビルドのための待機時間短縮に大幅な違いが現れたと強調しています。例えば同社プロダクトのひとつである「ビズリーチ・サクシード」のWebフロントのクリーンビルドでは、待機時間が100秒から15秒に、つまり約6.7倍も短くなったそうです。ほかにも「キャリトレ」のプラットフォームに公開するために、長さ約3分間の1080/60p画質の動画をレンダリング/エクスポートするために必要なアイドルタイムが、およそ3時間から10分へ劇的な“時短”を達成したというから驚きです。

 

↑iMac Proが東京・本社のビズリーチのオフィスに到着したときの様子。壮観な眺めです

 

「近頃はエンジニアやデザイナーなど技術職の優秀な人材を確保することが難しくなっています。ヒューマン・リソースが入れ替え可能であるという昔ながらの考え方が、今はもう通用する時代ではありません。自社に在籍する大事な人材を育てて、個人の能力を最大限に引き出せる環境を整えることが会社に求められています。これを実現することはまた企業経営の成功にもつながっていると考えます。当社は今回、iMac Proを一斉導入するために合計2億円前後になる投資を行いました。その負担は絶えず新たな人材を確保するための人的投資に比べれば軽微であると判断しました。」

 

↑まるで屋外のゴルフコースのようなビズリーチ本社のレセプションエリア。伸び伸びとしたスペースのそこかしこでミーティングが行われていました

 

現場のエンジニアもiMac Proの可能性を実感していた

では実際にビズリーチのプロダクト開発の最前線で働くエンジニアの方々は、自身の新しいメインマシンになったiMac Proをどのように使っているのでしょうか。「ビズリーチ」のプロダクト開発のチームで、Webフロントエンド デザイナーとして活躍している小枝氏に訊いてみました。

 

↑「ビズリーチ」のサービス開発に携わる小枝氏にiMac Proの手応えを訊ねました

 

「iMac Proで仕事をするようになってから、作業中に随所で発生していたアイドルタイムが解消されました。おかげで細かなストレスを感じることもありません。私は画像処理系にブラウザ、エディタなど複数のアプリケーションを立ち上げてマルチタスクを走らせることも多いのですが、それぞれのスピードと安定感がまるで違います」

 

マシンスペックの数値だけでは計れない“作業の健全性”が高まることが、エンジニアの満足感を引き出しているのかもしれません。小枝氏はまたiMac Proのディスプレイが大型、かつ高精細であるおかげで作業がはかどる手応えもあると語ってくれました。

 

ビズリーチの竹内氏は、現在はmacOSとLINUXサーバーの組み合わせによる開発環境が業界のグローバルスタンダードになっていることも、iMac Proを選んだ理由のひとつであると説いています。Windows PCによる開発環境の構築は難易度が高く、動作保証やウィルス対策の面でもリスクが高いといいます。社内には一部、営業・管理部門のスタッフが仕事にWindows PCを使っていますが、Macとそれぞれに互換性のあるディレクトリサービスによって一元管理しているので、スムーズに運用ができているそうです。このあたりの知見についてはこれからiMac Proの導入を検討している企業、あるいはクリエイターの方々にも参考になるのでは。

 

↑開発チームのフロアにはセミナーなどが開催されるイベントスペースも設けられています

 

iMac Proによる開発環境の大型強化を実現したビズリーチが、これからも一段と独創的なアイデアを形にしていくことを期待したいと思います。

この秋、macが変わります!「macOS Mojave」、9大アップデートをおさらい

6月上旬のWWDC 2018で発表された「macOS Mojave(モハベ)」。砂漠の名を冠した新バージョンでは、どんな機能が使えるようになるのでしょうか。速報を見逃した人のために、今回は秋に控える9つの更新について、概要をおさらいしていきたいと思います。

 

1)黒を基調にした画面デザインも選べる

macOS Mojaveでは、デスクトップを暗い色調にする「ダークモード」が登場します。標準のアプリケーションもすべてこのモードに対応。ツールバーとメニューが目立たなくなり、表示されるコンテンツに集中できます。

 

↑「ダークモード」ではUIが暗くなる。「システム環境設定」でオンにすればよい

 

また、時刻に合わせてデスクトップ画像を変更する「ダイナミックデスクトップ」機能も実装。砂漠の昼から夜への移ろいが再現されます。

 

2)ごちゃごちゃした画面とおさらば

しばらく使っているうちにデスクトップがごっちゃごちゃ―—。そんな経験をお持ちなら、新搭載の「スタック」機能が大活躍するかもしれません。

 

↑デスクトップ画面がすっきり。カーソルでスタックの上をなぞるとスタック中のファイルをチェックできる。クリックでスタックが拡大する

 

スタック機能を活用すると、自動的にファイルがフォルダに振り分けられます。どのように振り分けるのかというルールは、ユーザーがカスタマイズ可能。日付やタグなどのファイル属性に基づいて、ファイルを分類できます。例えば、種類ごとに分類した場合、画像や、書類、スプレッドシート、PDFなどで仕分けが実行されます。

 

3)ファイル管理や編集はスムーズに

Finderには、新たに「ギャラリー表示」が追加されます。プレビュー表示の視認性が高まり、ファイルのメタデータをすべて表示可能に。

 

↑4つある表示形式のうち、右端を選択

 

クイックアクションでは、画像の回転やパスワードによる書類保護などを素早く行えます。また、ファイルを指定してスペースバーをタップすると起動する「クイックルック」では、トリミング編集やマークアップ操作などをその場で実行可能。

 

4)iOSでおなじみのアプリケーションが登場

iOSで提供されていた「News」「株価」「ボイスメモ」「ホーム」などのアプリが使えるようになります。インタビューを録音したり、家電のコントローラーとして活用したりするなど、より便利になる予感。

 

↑「ボイスメモ」などのアプリがMacのアプリケーションとして登場

 

なお、2019年後半には、こうしたフレームワークがデベロッパ向けにも提供されます。iOSのサードパーティ製アプリがMac上でも動くようになる日は近そうです。

 

5)「Group FaceTime」に対応

iOS 12のアップデートでも紹介された「Group FaceTime」をサポート。最大32人でビデオ通話を行えます。話している人が大きく表示されるなど、画面は動的に変化します。

 

↑「Group FaceTime」では、複数人でビデオチャットが可能

 

ちなみに、iPhoneやiPadを使う相手とも通話可能。Apple Watchはオーディオのみの対応となります。

 

6)Mac App Storeのアップデート

App Storeのデザインが刷新されます。 左端にタブが表示され、目的にあったアプリケーションを検索できるように。タブは、「Discover」 「クリエイティブ」 「仕事効率化」 「ゲーム」 「開発」などに大別されます。

 

↑「Work(仕事効率化)」タブのイメージ

 

また、ビデオによる紹介も掲載されるので、ダウンロード前の動作のチェックも可能になります。

 

7)「いいね」ボタンを表示しない

safariのプライバシーとセキュリティ対策が強化されます。許可なくユーザを追跡するソーシャルメディアの「いいね」ボタンや「シェア」ボタン、コメントウィジェットをブロックできるようになるのがトピックです。

 

↑Facebookのトラッキングについての承認画面

 

また、システム構成に基づく追跡防止や、パスワードの自動作成、パスワードの使い回し警告機能なども搭載。さらにカメラやマイクの使用や、メールやメッセージなどへのアクセスには、ユーザの許可が必要になります。

 

8)動画で画面を録画しやすくなる

スクリーンショットのオプションも充実します。例えば、画面上の一部分を動画で記録できるように。

 

↑選択した領域を動画として記録できる選択肢がある

 

スクリーンショットを撮ると、サムネイルが画面の隅に表示されるようになります。そこをクリックするとメニューが表示される仕組みです。

 

9)iPhone・iPadのカメラを連携

iPhoneのカメラを連携する機能も登場します。「連携カメラ(Continuity Camera)」と表現された同機能では、Macの近くにあるiPhone・iPadのカメラを利用して、撮影やPDFスキャンを実行可能。

 

↑iPhoneでデータを撮影するとMac上の画面(人型になっている部分)に即時に反映される流れ

 

なお、連係カメラは、「メール」「メモ」「Pages」「Keynote」「Numbers」などに対応します。利用するには「編集」メニューで「写真を挿入」を選択すればOKです。

 

以上、macOS Majaveで注目したい9つのアップデートでした。ちなみに、メールで絵文字の追加が簡単に行えるようになり、日本語発音による英単語入力の対応など、その他の改良もありますので、リリースされたら一通り試してみてくださいね。

【watchOS 5の10大進化ポイント】プロが断言、この秋「Apple Watch」が熟します!

iPhoneやMacのOSがアップデートするたび、新機能の登場に胸躍る。Apple Watchだって同じです。どうやら今秋に大きく進化するようです。6月上旬のWWDC 2018では、Apple Watch用の次期OSである「watchOS 5」が発表されました。今回は秋に進化を控える10個のポイントについて、おさらいしたいと思います。

 

↑WWDC 2018で「watchOS 5」が発表された

 

1)友達とのダイエット競争が白熱へ

Apple Watchといえば、やっぱりヘルスケアですよね。watchOS 5では、運動量をリングで表示する「アクティビティ」アプリについて、新機能が登場します。

 

↑目標値の達成率を元に算出したポイントで競い合う

 

その名もずばり「競争」。1週間単位で、運動量を競い合えるようになりました。リアルタイムの順位や、勝負が明確に通知されて、しかも勝った方はトロフィーをゲットできるって……。運動好きの友達がいれば楽しくなりそうです。

 

2)「ヨガ」も「ハイキング」も計測できる

「ワークアウト」は、ランニングやウォーキングをするときに、タイムや消費カロリーなどを計測するのに使うアプリです。

 

↑「Hiking(ハイキング)」の測定ができる

 

watchOS 5では、新しい測定可能種目として「ヨガ」と「ハイキング」が登場します。従来は「その他」という項目で「まあいっか…」と思いながら計測してきた人も多いはず。各種目の愛好者には嬉しい知らせです。そうそう、Apple WatchはSeries 3になって「高度」も測定できるようになっていましたよね。ってことは、「ハイキング」で高低差のログとかとれるのかな。

 

3)ガチのランナーでも嬉しい計測機能が

ランニングを「ワークアウト」で計測するときって、「計測時間」や「平均のペース」「心拍数」「移動距離」が表示されます。日頃のジョギングで使うくらいならこれで十分なんですけれど、「タイム狙うぞ!」ってトレーニングしている人の中には、少しだけ物足りないと感じる人もいたのかも。

 

↑「ROLLOING MILE」が直前のペース、「AVG. MILE」が平均ペースの意味

 

watchOS 5では、表示される項目が増えます。「1分間あたりのステップ数」や「直前の走行ペース」などが確認できるように。こうした項目を重視するランナーには朗報ですね。あとは屋外ランニングの際に、目標ペースより遅いか早いかを通知してくれる機能も追加されます。筆者はこれがありがたいな。

 

4)「あっ…測り忘れた」も予防してくれるって

たまーにやっちゃいます。本当にたまーに。せっかく5キロとか10キロ走ったのに、計測アプリのスタートを忘れていて、走り終わってからショックを受けること。あとは、走り終わったのにストップし忘れて、気づいたらタイムと電池残量が大変なことになっていること。

 

↑測定し忘れのまま走り出したらこんな通知が表示される

 

watchOS 5だと、こういう凡ミス減りそうです。走り出しと走り終わりを自動で検知して、「スタート/ストップしますか?」ってレコメンドしてくれるから。

 

5)ラジオだってストリーミングで聴ける

watchOS 5では、「Podcast」アプリが新登場。普段から聴いているお気に入りの配信がある人は、Apple Watchでも聴けるようになります。聴くときには、AirPodsみたいなワイヤレスイヤホンを接続してくださいね。

 

↑英語表記だと複数形になって「Podcasts」。ストリーミング再生にも対応

 

ちなみに、従来もApple Watchには「Radio」というアプリが表示されていましたが、これはApple Musicの中の「Radio」タブをピックアップしたものでした。

 

6)新機能「トランシーバー」が登場

そもそもApple Watchって「電話」も「メッセージ」も使えるんですけど、新たな選択肢として「トランシーバー」という機能が登場します。

 

↑「トランシーバー」はいわゆるボイスメッセージ機能だ

 

内容は至ってシンプル。「TALK」と書かれたアイコンをタップして話すと、それがボイスメッセージとして相手に送信されるっていうもの。なんだか純粋に楽しそう。ちなみに、受信側は「いまはトランシーバー受けません」っていう設定も可能。会議中とかに急なボイスメッセージが鳴っちゃうかも……という心配は要りません。

 

7)もう“Hey Siri”って言わないで

「Hey Siri、今日の天気は?」とはもう言いません。「今日の天気は?」だけでOKになります。watchOS 5では、Apple Watchを口元に近づけるだけで、Siriが起動するんです。すごく魅力的。

 

↑冒頭に「Hey Siri」って付けずに質問してOK

 

どうやら、文字盤を確認する動作もちゃんと識別するらしい。だから、パッと画面を見て、うっかりSiriが起動しちゃったなんて事態はあまりなさそう。

 

8)iPhoneで作成したSiri Shortcutsも使える

「iOS 12」では、Siriにオリジナルのボイスコマンドを登録できる「Siri Shortcuts」機能が登場します。作成したコマンドは、Apple Watchでも使えるんです。「watchOS 5で進化するポイント」って表現しちゃうと少しだけ語弊があるかもしれませんが、そこはご愛嬌。

 

↑「Siri Shortcuts」が連携すると便利だ

 

例えば、「家に帰るよ」って言うと、地図でナビゲーションが起動して、家族にメッセージが送信されます。iPhoneで一度設定しておけば、Apple Watchからでも使用可能に。既に書きましたが、Apple Watchでは「Hey Siri」も言わなくてよくなるので、上手く連携させたらとても便利になりそうな予感がします。

 

9)文字盤から起動できるアプリが増える

Siri関連でもう一つ。Siriの文字盤も、パワーアップします。表示されるショートカットが増えて、「スポーツの試合結果」や「通勤時間の目安」なんかも表示されるようになるんだって。

 

↑サードパーティ製アプリもSiri文字盤に表示される

 

「Nike+ Run Club」や「Mobile」など、サードパーティ製のアプリを操作するカードも使えるようになるそうです。今後どんなアプリが対応していくのか楽しみですね。

 

10)通知から直で操作できるように

通知の役割が大きく変わるかもしれません。基調講演では「インタラクティブな通知」として説明されましたが、要は通知内に操作用のボタンが表示されるようになります。

 

↑「インタラクティブ」って直接操作できるみたいな意味だと思っておけばいい

 

例えば、「Yelp」アプリからの通知なら、予約の時刻や人数を変更できるようになるとのこと。これは筆者の妄想を含みますが、「そろそろいつもの時間だよ。走りますか?」→「Yes/No」みたいな通知とか、増えるのかもしれません。

 

最後に、watchOS 5をサポートするモデルは、Apple Watch Series 1以降。初代Apple Watchでは利用できません。また、iOS 12のiPhone 5s以降とセットで利用する必要があります。そして繰り返しとなりますが、watchOS 5は今秋にリリースされる予定。もうしばらく首を長くして待ちましょう。

Appleが認めた最新のスマホアプリってどんな作品? 開発者3人をWWDCで直撃

Appleは6月4日(米国現地時間)、WWDC 2018の会期中に「Apple Design Awards 2018」の受賞者を発表しました。同賞は、優れたディベロッパーの才能・技能・創造性を表彰するもので、計10組のチームに授与されました。今回は、3名の受賞者にインタビューをする機会を得たので、彼らにWWDC 2018で発表された技術で、最も気になったもの」について尋ねてみました。

 

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翻訳アプリに、「画面を見なくてよい」というユーザー体験を。

1人目は、翻訳アプリ「iTranslate Converse」を開発したKrasimir Hristovさん。オーストリアのグラッツという街に拠点を置く、20名のチームで、同アプリを開発しました。受賞については、「“やったぞ!”という気持ちがありましたよ。これは、我々にとって画期的なことでした」と語ります。

 

↑iTranslateのプロジェクトリーダーであるKrasimir Hristovさん

 

同アプリの最大の特徴は、UIが非常にシンプルなこと。まずは、アプリを起動して、言語を指定します。画面上を3Dタッチしながら話すと、話しかけた言葉を設定した2言語のどちらかで認識して、もう片方へと翻訳します。対応言語は、日本語を含む38言語。7日間は無料で試せますが、その後は4,99USD/月などの料金を支払うサブスクリプション制へと移ります。

 

↑3Dタッチをしながら話す。使い方はそれだけだ

 

Hristovさんは、同アプリを開発した動機について、「翻訳アプリには操作が煩雑なものが多いんです。そこで、より“会話”そのものに集中できるように、シンプルなデザインを追求しました。他者がテクノロジーにフォーカスするなかで、我々はユーザーエクスペリエンスに焦点を当てたんです」と語ります。また、開発のポイントについては「最も重要だったのは、画面を見なくてよくするということ。3Dタッチを利用することで、画面上に表示されたボタンを確認しなくて済むようにしました。ただスマホを持っていればよいので、相手の顔を見て会話できるようになります」と述べています。

 

ちなみに、同アプリにはApple Watch版もリリースされています。同じように画面をタップして話すだけで使えるほか、腕の角度によって、文字表示の向きが手前と奥で入れ替わるので、相手とコミュニケーションが取りやすいデザインになっています。実はこちらも2017年に「App of the year」のApple  Watch部門を授賞しています。

 

Q)今回のWWDCで発表されたなかで、最も気になったものは何ですか?

A)最も気になっているのは、「自然言語」を認識する新しいAPIです。自然言語の認識というのが、私たちが興味を持っているところ。ぜひ使ってみたいと思います。また、「ARKit 2」も今後の開発に活かせるかどうか、チェックしてみたいと思っています。

 

子どもとスマホの関係を改めて考える

2人目は、子ども向け音楽アプリ「BANDIMAL」を開発したYAYATOYのディベロッパーであるILARI NIITAMOさん。フィンランドのヘルシンキに拠点を置きます。社員は4名ですが、内3名でこのアプリを開発したとのこと。受賞については、「ちょっと衝撃的でした。一瞬“え…”ってなりましたよ(笑)。ステージに登ったときはドキドキしちゃいました。でもとにかく、とても幸せです」と驚きを隠せない様子でした。

 

↑「BANDIMAL」を開発したディベロッパーのILARI NIITAMOさん

 

同アプリの名前は、「バンド」と「アニマル」を掛け合わせた造語。その名の通り、動物たちを選択して、バンドを構成していきます。まず、動物を選び(これが楽器を選ぶのに相当する)、その動物の演奏パターンを指定します。3匹の動物に、それぞれ演奏指示を出したら、パーカッションのエフェクトを追加して、作曲は完了します。画面に文字は一つもなく、キュートなイラストで作られているのが特徴。小さな子どもでも、直感的な作曲体験ができます。同アプリの価格は480円。

 

↑画面内に文字の説明が一つもなく、触っているうちにルールに気づく。下部にある点々を触ることで、演奏パターンを変更できる

 

NITAMOさんは、同アプリの開発動機について「元々は2015年に“LOOPIMAL”というアプリを作ったのが始まり。こちらは一つのシークエンスしかありませんでした。BANDIMALでは、より本来の作曲に近いことが行える。少し複雑になったんです」と語ります。また、開発のポイントについては「インターフェースを限りなく洞察的なものにする、という一つのルールに基づいて作っています。ただ、デバイスによって表示領域が異なるので、いろいろと試行錯誤を繰り返した部分もあります」と述べています。

 

Q)今回のWWDCで発表されたなかで、最も気になったものは何ですか?

A)「Screen Time」ですね。子ども向けのアプリを作る身としては、やはり「スマホ依存」について気にしています。しかし、これだけデジタルデバイスが普及した世の中で、どうやって子どもを切り離すか、という部分はよくわかりませんでした。なので、Screen Timeのような機能が登場したのは、とても喜ばしいことです。私たちは、「制限」について一旦忘れて、良いアプリを開発することに注力できそうです。

ゲームは経験を共有し、アートとの接点にも存在する

3人目は、ゲームアプリ「Florence」を開発したMountainsのクリエイティブディレクター、KEN WONGさん。オーストリアのメルボルンに拠点のスタジオを構えており、このアプリは4人で製作したといいます。受賞については「名誉なことだと思います。Appleのデザインとは、私たちにいつもインスピレーションを与えてくれるものです。ですから、Appleが私のこと、私たちの作品のことを認めてくれたというのは、とてつもなく嬉しいことでした」と冷静ながらも、喜びを表現していました。

 

↑MountainsのクリエイティブディレクターであるKEN WONGさん。アプリ製作にはUnityのエンジンを使っているが、デザインはまず紙におこし、そこからワコムのタブレットと、フォトショップでデジタル化しているという

 

同アプリは、何の変哲もない一般女性「フローレンス・ヨー」の日常に寄り添う形で進行していきます。朝起きて、歯磨きして、母親と電話で話して…。一コマ一コマが、何気ない日常のシーンで演出されています。そして、それぞれに小さなパズル(あえて「パズル」と言うほど小難しいものではないが)が構成されていて、それをクリアしながら物語を進めていきます。その魅力は、じわじわとクセになる、あるいは琴線にふれてくるような、優しい描写にあります。なお、アプリの価格は360円です。

 

↑主人公の日常を、まるで小説をめくるように、課題をクリアして読み進める。文字表現は少なく、直感的な操作がポイントとなる

 

WONGさんは、元々コンセプトアーティストで、その後アートディレクターの経験を経て、ゲームデザイナーとなったという経歴の持ち主。数年前に数々の賞を受賞したアプリ「Monument Vally」のデザインにも携わった人物です。同氏は、Florenceを開発したきっかけについて、以下のように語ります。ーー「Monument Vallyを作ったときに、素晴らしい体験をしました。いろんな人とのつながりができたんです。そこから新しいチームを作り、こういった体験ができるアプリを作りたいと思いました。普段ゲームをしない人にも響くような形で……。誰でも共感できるテーマってなんだろうと考え、恋愛を中心とした人間関係について扱うことにしました」。

 

「元々ゲームが大好きだったんです。任天堂もCAPCOMも大好きなんです」とWONGさんは述べます。「ゲームとは、アートになり得ります。一番重要なのは、お互いの経験を共有できる、そして美しいものをつくるということです。このアプリでは、キャラクターの体験を通して、自身との共通点を見つけてほしい。例えば、愛とか男女の恋愛について、私が思っていることをゲームに反映できますよね。ゲームをした人には、私の考えを分かってもらえるでしょう。ゲームというのは、常にアートとの接点に存在するのです」

 

Q)今回のWWDCで発表されたなかで、最も気になったものは何ですか?

A)「ARKit 2」がすごく面白いですね。アプリのデモをみる限り、Appleの古典的な非常に良いデザインだなぁと感じます。つまり「魔法的」なんだけれど、ちゃんと「現実的」に動くということです。我々の次回作に使うかどうかは、正直まだわからないですけどね。

 

筆者のようなユーザー目線からみると、機能に着目してしまうので、「Siri Shortcuts」や「Group FaceTime」が気になるものです。しかし、やはりディべロッパー視点で注目するポイントは異なりますね。三者三様な回答ではありましたが、トップディベロッパーが注目する「自然言語認識のAPI」や、「ScreenTime」、「ARKit 2」は、今後のアプリケーション製作に関して、大きな役割を担いそうです。

 

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Appleは6月4日の午前10時より(米国現地時間)、開発者向けイベント「WWDC 2018」(ワールドワイド・ディベロッパーズ・カンファレンス)を開催しました。ネット上で密かに噂されていたようなハードウェアこそ発表されませんでしたが、純粋に次期OSのアップデートについて、多くのことが発表されました。本記事では、多くのiPhoneユーザーにとって重要になりそうなポイントをピックアップ、「すこ〜し先の未来はこうなる」ということを、伝えたいと思います。

 

iPhone/iPadを使って、あちこちでテレビ電話会議が始まる

皆さん、「FaceTime」は使ったことありますか? iPhoneやiPadに標準搭載されているビデオ通話アプリです。ビデオ通話を使っているかどうかは人それぞれでしょうが、遠く離れた家族や、友人、恋人と連絡を取るのに、使える有効な手段です。

 

iOS 12では、このFaceTimeが進化します。紹介された新機能の名は、「Group FaceTime」。最大32人でのビデオ通話を可能にします。通話中の画面では、大きさの不揃いな正方形が左右交互に並び、それぞれの正方形の中に通話相手の顔が表示されます。この画面は常に動的で、誰かが言葉を発すると、その人物の枠がポンッと大きくなる仕組みです。

 

↑ダブルタップすることで特定の人物を大きく表示することも可能

 

5〜6人の友人や同僚が集まって「ちょっとやってみようぜ」と、この機能を試す日も近いでしょう。ITに親しい会社なら、これを使ってちょっとした社内会議を行うこともあるかもしれませんね。同機能は、MacやiOSデバイスで利用可能。Apple Watchではオーディオのみ利用できます。

 

「いやいや、顔を出して話すとか恥ずかしい」という人もいるでしょう。そんなとき、iPhone Xなら「アニ文字」機能が使えます。前面カメラ(TrueDepthカメラ)を利用して、自分の顔をキャラクターに変換できるのです。このアニ文字機能もちょっと進化します。まず、選べるキャラクターが少し増え、おばけ、コアラ、トラ、Tレックスが使えるようになります。そして、新たに舌の動きも反映されるようになります。

 

↑「アニ文字」と「Memoji」でGroup FaceTimeをしている様子

 

また、「Memoji(ミー文字)」という自分自身の顔をスタンプで再現する機能も新登場。こちらは顔を自動で読み取ってスタンプに……、という機能ではなく、パーツをカスタムしていき、自身の好みのキャラクターを再現できるというもの。手動で手間はかかるものの、どうせ最初の一回だけでよいので、さほどストレスはないでしょう。むしろ好みに応じて自由に調整できる分、実用的です。

 

子どもの「使いすぎ」を予防するため、家族ルールが定められる

iPhoneやiPadは非常に便利なツールですが、そこに時間を取られすぎてしまうのはよくありませんよね。子どもが使う場合には、なおさらでしょう。今回発表された「Screen Time」という新機能では、こうしたリスクを軽減する工夫が施されました。

 

↑Screen Timeの画面イメージ

 

Screen Timeを活用すると、毎日どのくらいの時間、アプリやウェブサイトを使っていたのかがわかります。どのくらいの通知が届き、何回iPhoneやiPadを手に取ったのか……。自身の使い方を振り返り、改善するヒントが得られるわけです。

 

また、子どもがファミリーシェア機能を使っている場合には、親は子どものScreen Timeのレポートを見ることができます。そして、「どのくらいの時間までiPhoneやiPadを使っていいよ」という制限をかけられるようになります。使ってはいけない時間、常に使っても良いアプリなどを細かくカスタマイズ可能。子どもを持つ家庭では、改めてiPhoneやiPadの使い方について考える場が設けられることでしょう。

 

ちなみに、より快適性を高める機能としては、「おやすみモード」や「通知」の改良も告知されました。特に、通知はカスタマイズがロック画面から行えるようになります。また、スレッド単位で通知がまとめて表示されるため、一括削除もできるようにより、快適な操作性が実現しそうです。

 

Siriを一生懸命カスタマイズして、ベストな組み合わせを探りたくなる

iOS 12では「Siri」を強化する「Shortcuts」アプリが登場します。ここからクイックアクションをカスタマイズすることで、複数の操作をまとめて行えるようになります。これはかなり便利になりそうです。

 

Shortcutsアプリでは、特定のタスクを処理するためのコマンドを設定できます。これをタップやボイスコマンドで呼び出せるわけです。キーノートでは、「家に向かうよ(Heading Home)」といって、スマートホーム関連の連携機器を一度に起動する例が印象的でした。iPhoneの画面には、マップアプリが起動し、自宅へのナビゲーションが表示され、ラジオでお気に入りのチャンネルが再生され、家族に通知のメールが送られ、家ではエアコンが起動して……。嗚呼、なんて未来感。何をどう使うかは使い手のカスタマイズ次第ですからね。

 

↑ショートカットの使用例。周辺機器と連動したり、買い物をしたりするなどなど

作成したShortcutsに関しては、HomePodやApple Watchからでも利用できるそうです。ふむふむ。つまり、iPhoneのショートカットで「走るよ」とコマンドを作っておけば、Apple WatchでSiriを起動し「走るよ」と指示することで、家の鍵が自動で閉まり、音楽が再生され、ワークアウトが起動し、帰ってきたときのためにエアコンがオンになり、外出中の家族にSMSで連絡が届くというわけですね。筆者の妄想がどこまで実現可能なのかは、現段階ではまだわかりませんが、夢は膨らみます。

iPadを持ってみんなでテーブルを囲む、対戦ゲームが始まる

すでにARを活用したアプリが大分増えてきましたよね。ゲームや、学習、道案内など、いろんなことに活用されています。今回も「ARKit 2」が発表されました。今後登場するARアプリにも変化が生まれそうです。

 

ARKitで一番印象的だったのは、AR空間を人と共有できるという機能。特定の場所にARが紐づけられることで、複数人で同じARを同時に楽しめます。会場では、テーブルの上にARで積み木が表示され、パチンコを打ち合うというゲームのデモが実施されていました。ルールはよくわからなかったのですが、見るからに楽しそうでした。

 

従来、iPhoneやiPadで使えるARアプリといえば、自分一人の画面で完結するものがほとんどでしたが、今後は「他人と共有する」ことをウリにしたアプリが増えてくるでしょう。また、ARの状態が保存されるようになるのも特徴です。「ちょっと休んで続きから……」なんてことは、いままでのARアプリではできませんでしたが、今後はそういったアプリも登場するはず。

 

↑LEGOを認識してARが作成される。その空間を2人で同時に楽しめる

 

また、実際のモノに対して、ARの描写を重ねることも可能になります。キーノートのデモでは、レゴで作成した建物を認識して、周囲に建物や道を拡張。そこに動くキャラクターを設置して複数人で操作していました。

 

ちなみに、新しいオープンファイルフォーマットとして「USDZ」が採用されます。これは映画制作スタジオの「Pixer」とコラボして作られたもの。同フォーマットを利用することで、何ができるようになるかというと、メッセージやSafari、メール、ファイルといったアプリで、3Dのオブジェクトを表示できるようになります。

 

↑鯉が3Dで表示される

 

例えば、デモでは記事中の鯉のイメージが3Dとなって表示されている様子が紹介されました。つまり、この記事に写真が挿入されているように、3Dのデータを挿入して、iPhoneで表示できるようになるわけですね。多くのウェブサイトが新しい表現にチャレンジするきっかけになるかもしれません。

 

そのほかいろいろ改良される

iOS 12になることで、機器のパフォーマンスが向上します。例えば、カメラ起動は70%高速化し、キーボード表示も50%高速化します。iPhone 5s(2013年発売)以降のデバイスをサポートするので、旧機種をお使いの人も忘れずにアップデートするようにしましょう。

 

また、本記事で取り上げた機能以外にも、さまざまなアップデートが施されています。例えば、「写真」アプリの検索機能が強化。また、アルバムをiCloud上で友達と共有しやすくなった点も忘れてはいけません。

 

プライバシーに関しては、Safari上でサイトの「共有」ボタンを非表示にできるようになり、トラッキング防止が強化されています。「ボイスメモ」もリニューアルされるし、iBooksは「Apple Book」に名称を変えます。「株価」のニュース連携に、Siriの翻訳が40言語以上に拡大されるなど、細かく挙げていくとキリがありません。

 

WWDCでの発表は、開発者向けのもの。一般ユーザーの手に届くまでは、もう少々かかります。新しい機能にワクワクが止まりませんが、夏が終わるまで、首を長くして待ちましょう。

教師がiPadを使えば環境が変わる、熊谷特別支援学校で見たICT教育の実際

「これから美術をはじめます――。気をつけ、礼。」 高等部の教室には元気のよい号令が響き、新学期を迎えて初となる「美術」の授業が始まった。教室の中央には、長方形に整えられた大きな白い紙が敷かれている。その四辺には、同じく白い紙で作った壁が設置され、まるでビニールプールのようだ。車いすに座った生徒がその周りを囲む。クラスを担当する内田先生はおもむろにiPadと球状のロボットを手に取り、こう言う。――“今日は体育祭のポスターを描きます”。iPadを駆使した授業の「実際」を目にした。

 

内田先生が働く学校へ

舞台は埼玉県熊谷市。猛暑が訪れるたびに、ニュースでよく耳にする地名だ。熊谷市は、同県の北側に位置し、平成30年4月時点で8万5696世帯が暮らす地区。主要な駅から離れると、ちょっとした田園風景が望める、自然豊かな場所でもある。

 

そんな熊谷市の中央には、荒川に沿うようにして、秩父鉄道が東西に走る。熊谷駅から、西に数駅。市内の西端に位置するエリアに、「埼玉県立熊谷特別支援学校」がある。

 

↑埼玉県立熊谷特別支援学校は、昭和42年5月に開校した特別支援教育のための学校。昨年には創立50周年を迎えた。取材日の天候は曇りのち雨だった

 

同校は「肢体不自由特別支援学校」と呼ばれる。児童・生徒たちは、立位や歩行に困難があるが、教員のサポートを受けつつ努力できる。校内は、小学部、中学部、高等部に分かれており、小中高一貫教育で学べる仕組みが整う。

 

通学している児童・生徒数は計126名で、16の市町村からスクールバスなどで通う。寄宿舎も設置されており、集団生活を経験する場も用意されている。また、入院しながら学べる「訪問教育部」もあり、こちらの児童・生徒数を合わせると、総計151名に上る。特別支援学校としては、大規模な部類だ。

 

一方、教員は131名おり、おおよそではあるが、児童生徒1名に対し、教員が1名いることになる。手厚いサポートを行える体制が整っているわけだ。この学校に、iPadを駆使して授業を行う内田先生が勤めていると聞き、授業の様子を取材させてもらった。

 

iPadで行う、「美術」の授業

学期始めの美術の授業――。教室の中央には、白い紙が敷かれている。その周囲を8名の生徒が囲む。今回見学させてもらった「ミッキーグループ」のクラスは、歩行および認知に困難があるが努力している生徒が対象となる「重複学級」のクラスだ。今回の授業では、生徒一人に対し、教員一名が付き添い、生徒の能力に応じて適切な補助がついた。

 

↑教室ではICT機器を利用。モニターが配置され、校内用のiPad数台が用意された

 

正面には、黒板の半分ほどのサイズのディスプレイが設置され、内田先生が手に持ったiPadの画面が投影される。

 

↑「○○さん、この作品について、覚えていますか?」と語りかける内田先生。「〇〇さん」と敬称をつけて、生徒を呼ぶのが印象的だった。補助の先生方も同じで、どの先生も非常に優しく、丁寧だった

 

楽しかった昨年度の授業の思い出を、豊富な写真で振り返りながら、場の空気を和ませていく――。見慣れない報道関係者がいるせいで、緊張感が漂っていた教室に、少しずつ笑い声が響いていく。なるほど、これは黒板ではできないな、とICT機器の活用のメリットを実感した。こんなアイスブレイクがあれば、授業は楽しくなる。

 

場が和んできたところで、本題に入る。内田先生によれば、2コマで文化祭のポスターを製作するそうだ。1コマ目は、iPadとロボットを使った下絵づくり。そして2コマ目では、その下絵からインスピレーションを受けて絵を描こうというもの。今回は1コマ目の授業だった。

 

しかも、単にiPadを使ってロボットを操作するだけではない。ここから「的当てを楽しもう!」とゲーム化するのがこの授業のユニークなところだ。

 

↑まず、白い画用紙を2枚ずつ生徒に配り、それぞれの名前を書いておく。床に敷いた紙の上に、名前を書いた白い画用紙をばらまく

 

↑iPadを球状のロボットとペアリングし、ロボットに青と黄色の絵の具をたっぷりつける

 

↑床に置かれたコーンのような的に、ロボットを当てていく。生徒はiPadに表示されたUIをタッチ操作して、ロボットをコントロールする。的は10点~最大40点までの4種類が用意された

 

↑ロボットについた絵具が薄くなると「絵具おねがいしまーす!」という掛け声で、先生がすかさず塗料を追加する。先生方の手は次第に絵具まみれになっていった

 

↑得点を記録するのは生徒の役割。1ゲーム2人ずつ、5分交代で進んでいった

 

↑ゲーム形式でチャレンジするうちに、生徒は自然と笑顔に

 

↑下絵が完成。2枚のうち、どちらを採用するか、生徒自身が選択する。これで今回の授業は終了した

 

授業が終わる頃には、白い画用紙の上にカラフルな模様が完成していた。もちろん、生徒は得点で勝てたら誇らしい。そして、たとえ0点で負けてしまっても、先生は綺麗な線をたくさん描けたことをちゃんと見てくれていて、そこを褒めてくれる。――そう、これは美術の授業なのだ。

 

なぜ、下絵を描くのか?

そもそも、内田先生とは、何者か。彼は、元々施設職員として福祉の仕事をしていた。しかし、教員になりたいという想いがあり、通信教育で資格を取得。まず臨時職員という形で3年間を過ごした。その後、小学校教員の試験に合格し、初任で同校に配属された。それからもう10年が経つという。中高の美術教員としての資格も持つ。

 

↑内田考洋氏、群馬県出身。取材時点で38歳。笑顔が素敵で、情熱的な先生という印象を受けた

 

内田先生に、なぜiPadで下絵を描くのか、ということを尋ねてみたところ、興味深い答えが返ってきた。――“もっと大胆に描いて欲しいから”という理由だ。

 

下絵無しで生徒に絵を描かせると、どうしてもこじんまりした作品になってしまうそうだ。もっと大胆な色や構図で絵を描いて欲しい。そういう想いで下絵を使う工夫を始めたという。

 

“下絵を使うと、「気づき」が生まれるんです。例えば、「この線は羽に見える」とか。実際、画面からはみ出るくらいに描けるようになるので、見ごたえのある絵になっていきます。” (内田先生)

 

↑下絵を活用して描いた昨年度の作品(作者:島田亜有美さん、作品名:HAND in HAND)。こちらは画用紙ではなくキャンパスを使って躍動感のある絵が描かれている

 

一方で、こうした下絵づくりは、必ずしもiPadとロボットで行う必要はない。内田先生は、“例えば、夏に水着を着て、裸足になって足に絵の具をつけて歩いてもよい。それでも楽しめるはずです”と述べる。iPadを活用することは一つの選択肢なのだ。“授業そのものの目的が大事なので、そこは意識してやっています”、とのこと。

 

“iPadを使い始めて、自由度が広がった――”。内田先生の発する言葉からは、ICT機器活用のリアルが伝わってくる。

 

iPadを活用することで成長するチャンスが生まれる

特別支援学校では、iPadのようなツールを活用するための準備段階も重要だ。先生がプレゼンする内容を、見られるか・聞けるか、それ自体が学習内容になる場合があるからだ。何か刺激があったときに、生徒が拒否反応を示してしまうと、それは“学習”にならなくなってしまう。iPadのような機器を導入するには、生徒の段階にあわせたアセスメントが必要になる。この生徒はiPadを使って大丈夫、という段階になって、初めて授業で活用できる。

 

一方で、実際にiPadを活用できる条件が整うと、(担当の先生にもよるが)ほぼ全ての教科で使われることになるという。内田先生曰く、“iPadという教科がないので、一つの「教具」という位置づけになる”からだ。例えば、理科で災害について調べるのに使う。国語なら作文を書くときに使う、といった具合である。 手の可動域が限られてしまう場合でも、スワイプやタップで操作するiOSのUIなら、いろんなことに活用しやすい。

 

↑動画編集アプリClipsを活用した自己紹介動画の作品(作者:新井春樹さん)。AppleのEveryone Can Createのカリキュラムでも紹介されている課題だ。 “手軽で、スタンプやアニメーションで楽しくアイデアを形にできるところが、自己表現の練習にもなる”と内田先生

 

印象的だったのは、音声入力を使って、発音の練習を試みることもあるということだ。“専門家からは怒られちゃうかもしれないですけれど”――なんて笑いながら、内田先生は説明する。“例えば、Siriを使った発音の練習で、「キ・リ・ン」と分けて発音すれば認識される。そういうことに気づくことが大切なんです。もちろん、たまに誤変換されることもありますが、その生徒の場合は誤変換される内容を楽しめるから、学習のモチベーションにもなっています。”

 

iPadを活用することは、生徒が成長するチャンスを生むことにもつながるという。内田先生は、“障がいのある子にとって、刺激が少なくなってしまうことが良くない。障がいそのものではなく、障がいから起こる環境によって、成長するチャンスを逃してしまう”と指摘する。こうしたチャンスを逃さないのが、教師の腕の見せ所だ。

 

↑教室で生徒が使うiPadには、グリップ付きのケースが装着されていた

 

例えば、月曜の朝に開かれる「合同朝の会」で、気管切開をしている生徒が、「DropTalk」というアプリを使って作文を発表をした。他の生徒の前で話す貴重な機会だが、iPadというツールを活用することで、こうした機会を逃さずに、課題に挑戦できる。そして、何より、他人と繋がるきっかけにもなる。ICT機器の活用には、一言では語りつくせない魅力がある。

 

“一人一人、クリエイティブであってほしい”と内田先生は述べる。“作品をアウトプットすることをイメージしますが、そうではありません。例えば、iPadに触れると、音で聴いたり、映像や写真で見たりすることができます。そういったことに生徒が自分から手を伸ばしていければよい。友達に聞かせたり見せたり、テレビに写したりする。その子の動きがダイレクトに環境を変える。それも表現の一つなんです。そういうことを丁寧に見ていきたいですね。実際に子ども達は1年くらいかけて、着実に成長します”(内田先生)

 

行政面の課題が残っている部分も

埼玉県立熊谷特別支援学校では、多くの職員が興味を持ったため、iPadをスムーズに導入できたそうだ。校内では研修会が開催され、iPadを使った授業の「実践集」作りが行われたりした。この授業では・どんな目的で・どんなことをやりました、といった形式で、50の事例が集まったという。

 

↑「iPadを導入するのに、うちの学校ではさほど苦労しなかった」と内田先生。特別支援学校では、元々ICT機器を積極的に活用する取り組みがあった。また、そもそも教材選びに悩むことが多かった。そういった背景が関係しているという

 

現在、同校では校内の貸し出し用として20台以上のiPadを用意する。また、高等部の生徒は、就学奨励費の補助を活用して、自身のiPadを購入するケースもあるようだ。個人で所有するiPadも申請することで、持ち込める仕組みになっている。ICT機器を活用するための環境は、着実に整ってきている印象を受けた。

 

一方、行政面での課題は残っているとも、内田先生は指摘する。同校の高等部では、iPadをインターネットに無線接続するために、Wi-Fiルーターを設置しているが、生徒が校内に持ち込む端末は接続できないようになっている。これは、“情報セキュリティに関する埼玉県の条例で定まっている”(内田先生)とのことで、同校ではどうしようもない。

 

そのため、生徒や職員としては、iPadを自費購入する際にモバイル通信が可能なWi-Fi+Cellularモデルを選択する、またはWi-Fiモデルでは自身のスマホからテザリングを行うなどの工夫が必要になる。セキュリティが関わる問題ゆえに繊細ではあるが、利便性の面で改善を求める声も多いようだ。

↑iPadは目的によって、どのようにでも活用できる

 

“教員がiPadを使うことで、環境は変えられる――”、内田先生はこう断言する。iPadを実際に使う現場から、私たちが学べるものは多い。

「iPadで簡単に絵が描ける」ことを、本当にあなたは子どもに教えられますか?

日本時間で3月28日、Apple Pencilに対応した新しいiPadが発表された。機能は抑えつつ低価格を実現しApple Pencilにも対応したことで、すでに発売から一ヶ月経った現在もさらに多くの人々から注目されているモデルだ。

 

話を3月28日の発表日に戻すが、このiPadのお披露目以外にも大きなトピックがあったことを忘れてはいけない。それは、先の発表会を兼ねたスペシャルイベントがシカゴの高校で開催されたことだ。

 

本記事で注目したいのは、そのスペシャルイベントで設定されたテーマの方だ。シカゴの「高校」で開催された――の文言からもわかるように、実は同イベントは「教育」にフォーカスしたものだった。

 

↑米国イリノイ州シカゴにあるLane Tech College Prep High Schoolがスペシャルイベントの会場として使用された

 

これを聞くと、教師でもない限り、大抵の大人は「自分には関係ない」と心理的に距離を置きたくなるかもしれない。しかし、日本の教育現場にも関係してくる話なので、基本的な背景情報は知っておいて損はないはずだ。少し長くなるが、その概要を伝えたい。

 

現代日本の教育市場におけるタブレットデバイスの需要

Appleの製品展開について話す前に、まず日本の話をしたい。知っておきたいのは文部科学省が提示する「第2期教育振興基本計画」のことだ。これは平成25年の6月14日に閣議決定された計画で、2020年までに教育方法の革新を推進させ、現状の課題の解決を図る内容となっている。

 

なかでも注目しておきたいのが、ICT(情報通信技術)の活用だ。同計画では、ICT機器を取り入れるための環境づくりが目標の一つとなっている。簡単に言うと「教室に設置する機械、生徒が持ち歩くための機械はそれぞれ何台にしましょう」という目標が定められた。なお、ここでいうICT機器は、単なるパソコンだけでなく、タブレットや電子黒板なども含まれる。

 

↑従来のiPadも既にICTデバイスとして授業に利用されてきた。国内では、関西大学高等部での活用事例がAppleの公式サイト上で紹介されている

具体的には、1つの学校に対して、「コンピュータ教室に40台(大画面のPC)」「各普通教室に1台」「特別教室に6台」「設置場所を限定しない可動式コンピュータ40台」を整備するという数字が掲げられている。そして、これを元に計算した「児童生徒数3.6人あたりに教室用コンピュータ1台を用意する」という目標が、目安値としてよく語られる。また、こうした環境整備を実現するために、平成29年度までの4年間で総額6,712億円の地方財政措置が講じられる(※「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画(平成26~29年度)」に基づく)。

 

また、同じく総務省の「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(平成28年度)」によれば、教育用コンピュータ当たりの児童生徒数は、小学校の場合で6.7人に1台が普及しているという。なお、小学校児童生徒が使う教育用コンピュータの台数は95万5323台あり、そのうちの30万1284台がクラス用コンピュータとなる。そして、そのうちの20万3156台をタブレットデバイスが占める。つまり、小学校において、クラス用コンピュータの約67.4%がタブレットデバイスを採用していることになる。

 

そして、この割合は中学校でも約65.3%、高等学校で約60.9%、特別支援学校で64.9%となっている。年代を問わず、クラス用のコンピュータにおける約6割がタブレット型コンピュータを採用しているわけだ。以下は筆者の推測を含むが、電源を確保しづらい環境下では、バッテリー持ちのよいタブレットデバイスの方が重宝するのかもしれない。また、最近のタブレットデバイスは、物理キーボードを利用できるタイプも多いため、レポート作成のようなテキスト入力作業にも対応できると想像できる。

 

ここまでの背景をまとめると、「日本の教育市場は、政府から自治体に財政措置が図られているタイミングである。そして、教室で使うICTデバイスは、タブレット型がやや多く選ばれる傾向がある」ということになる。

 

つまり、ノートPCやタブレットデバイスを取り扱うメーカーにとって、「設置場所を限定しない可動式コンピュータ40台」という部分は、無視できない市場なわけだ。ここに安いiPadが最新のチップセットを搭載して現れた。しかもApple Pencilが使える状態で登場した。今後の市場動向は、非常に興味深い。

 

ちなみに、同市場には、Appleのほかにも、GoogleがChrome OSを搭載する「Chromebook」を展開している。同社はAppleの発表会に合わせるかのように、Chrome OSを搭載するタブレットデバイスを直前に発表した。また、マイクロソフトのWindowsももちろんある。国内メーカーでは、例えば富士通なら「School Tablet」といった商品を展開していたりする。ライバルは少なくない。

 

9.7インチiPadは一般人だけでなく、教育市場に向けてもプレゼンされた

ここからはAppleが提示する教育関係の施策をかみ砕きたいと思う。これは「①学ぶための製品」「②教えるためのツール」「③カリキュラム」の3つで見ていくとわかりやすい。

 

↑スペシャルイベントの際に、ARアプリを体験した。ダムを建設して、河川の氾濫を抑えるなど、治水について学べる

 

まず、「①学ぶための製品」は、まさに新しいiPadのことを意味している。電池持ちがよく、ARのような高負荷のアプリも実行できる。Apple Pencilも使える。教育機関向けの割引も用意し(国内事情は不明だが)、値段も現実的となった。ちなみに、教職員と生徒には、無料で200GBのiCloudストレージが提供されるという特典も用意されている。

 

特に日本の場合、初等教育以外でも、画面タッチで直観的に操作できるiOSは力を発揮するだろう。iPhoneの普及率は高く、家庭で親や兄弟、あるいは自身がiPhoneを操作する環境がある。そういった意味でiOSの操作方法は親しみやすく、限られた時間のなかで課題を行わなくてはならない日本式の授業とも相性がよいはずだ。

 

要は、授業中にそもそもICTデバイスの使い方で生徒や児童が躓いてはいけない。もちろん“先生”もだ。解説映像を視聴する、資料を作成するなどの「学習のために利用する」ためのICTデバイスとしては、iOSは最適だ。もちろん「パソコンの操作を覚える」ための授業には、キーボード付きのパソコンを使えばよい。そして、その際にはデスクトップ型が並ぶコンピュータルームへ行けばよい。

 

ちなみにスペシャルイベントでは、Apple Pencilよりも安く機能が限定されたスタイラスペン「Crayon(クレヨン)」や、Bluetoothキーボード付きケース「Rugged Combo」もグローバル向けに発表された(どちらもロジテック製)。これらも教育市場での利用を考慮した際に、活用が見込まれるアクセサリーだ。ただし、現状では、日本でこれらの商品が取り扱われるかどうか、一切わからない。

 

授業中にiPadで遊ぼうとしてもできない仕組みづくり

次に「②教えるためのツール」は、教師がiPadを運用するためのシステムを意味している。まず大本の設定は、IT担当者が「Apple School Manager」を使って行う。そして、各教室の先生は、生徒を管理する「クラスルーム」アプリや、「スクールワーク」アプリを活用する。なお、Apple School Managerについては本記事では割愛する。

 

↑「クラスルーム」アプリケーションはiPadだけでなくMacでも使える

 

共有のiPadに、生徒のアカウントが一覧表示される。生徒は、自身のアカウントを選択し、パスワードや4桁のパスコードを入力して、利用を開始する。例えば、前回の授業で閉じてしまった画面があるとして、次回の授業ではその画面から起動できる。

 

教師側が「スクールワーク」アプリを活用すると、生徒全員のiPadの画面をコントロールできる。スペシャルイベントの際に、特設された模擬授業の場で筆者も生徒側として体験したが、これが興味深かった。

 

例えば、先生が「これを見てみましょう」と言いながら、特定のウェブページやPDFファイルを表示する。「このアプリで作業しましょう」と言いながら、特定のアプリの画面を表示できる。この際、使用できるアプリが1つだけにロックされるので、授業中にいたずらっ子が「ゲームアプリで遊んじゃおう」「YouTube観よう」なんて考えたとしても、そういった操作は行えない。生徒側がホームボタンを押しても反応しないのだ。

 

また、先生のデバイスには、生徒全員の画面が映っているので、どの生徒がどのくらい作業を進めているのかが、瞬時に把握できる。ちょっと進みが遅い生徒に対しては、すぐに先生が駆けつける。

 

小学校プログラミング必修化にベストマッチするカリキュラムが強み

続いて、「③カリキュラム」については、大きく2つ用意されている。まず、従来からある「Everyone Can Code」だ。これはプログラミングを教えるカリキュラムで、最終的にはAppleが用いているプログラミング言語「Swift(スウィフト)」を習得できるようになっている。

 

大まかな流れはこうだ。まずはICT機器を利用する前に、ゲームのようなアクティビティを行う。例えば「機械には事細かに指示しないといけない」ということを理解してもらう。

 

そこからiPadを活用し、「Swift Playgrounds(スウィフト・プレイグラウンド)」アプリを介して、コーディングの概念を学んでいく。キーボードで直接コードをタイプすることはないが、ゲーム感覚で、画面内のキャラクターを操作し、「関数」や「ループ」「条件文」について理解することができる。主な対象は、小学校高学年以上だ。

 

次の段階では、同じくSwift Playgroundsを用いるが、今度は現実世界のロボットを操作する。原理は同じだが、これを通じてコーディングが現実世界に関与していることに理解が深まっていく。

 

↑スペシャルイベントでは、ロボットを動かせる体験コーナーもあった。球状のロボットをプログラムで指定した通りに動かして、街の模型の中を走らせる

 

そして最終的には、Macで「Xcode」(アップル製品のアプリを開発するためのツール)を使い、プロのディベロッパーと同じ環境でコーディングにチャレンジするのをサポートする。

 

さて、日本においては、2020年度から実施される新小学校学習指導要領において、プログラミング教育が必修化する。3月30日に文部科学省から公表された「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」では、その目的が「プログラム的思考を育む」ことにあるとしており、「プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられますが、それ自体をねらいとしているのではない」とも明記されている。

 

これはまさにSwift Playgroundsがカバーしている部分であり、相性は非常に良いだろう。もちろん定められた学習指導要領と完全一致する、というわけではないだろうが、クラブ活動や教育課程外の学習活動として、教育現場で運用するメリットは充分にある。

 

一方、「Everyone Can Create」は今回新たに発表されたカリキュラムで、この秋に登場する。ビデオ、写真、音楽、スケッチという4つのジャンルにおいて、レッスンが用意される。生徒側は、iPadを活用して、製作手順や創造性を学んでいける。

 

日本の教育事情を踏まえると、こうした創作活動との相性がどこまでよいのかわからない。しかし、動画編集の仕方、写真のレタッチやスライドの作り方、簡易的なDTMの考え方、いわゆる“デジ絵”の書き方など、筆者としては「どれももっと早く学ぶ機会が欲しかったなぁ」と思える内容ばかりだ。

 

要は、iPhoneやiPadで使える「GarrageBand」アプリを使えば、簡単に作曲が行えるが、「そうした手順を正確に把握している大人はどのくらいいるだろうか?」ということではないだろうか。どことなくプログラミング教育に通ずるものを感じる。スマホを持つことが当たり前になったいまでこそ、子どもに「こんなことは簡単にできる」と知らせる機会を与えるのは意義深い。

 

余談だが、教師側にもラーニングプログラムが用意されている。こちらは「Apple Teacher」という名称で、iPadやMacの利用方法について学べるようになっている。もし上記のような内容に興味が出てきたら、調べてみるとよい。

 

最後に

現行の9.7インチiPadは、高いコストパフォーマンスを誇る。そのため、一般市場で注目を浴びているわけだが、一方で前述のような、教育市場における役割・立ち位置についても非常に興味深くはないだろうか。

 

「ICTを活用した教育」というテーマは既に学校を卒業した大人にとって、馴染みのない部分ではある。しかし、日本がどう変わっていくのか、というテーマは少なからず面白い。

 

今回、筆者が紹介できた事例や予想は限定的なものだが、これを通じてアレコレと考え、議論してもらうきっかけになれば嬉しい限りである。

「見放題サービス」の強い見方、STB(セットトップボックス) は何を基準に選んだらよい?【5機種徹底比較】

ネットのコンテンツをテレビで視聴可能にするセットトップボックス(STB)を使えば、配信コンテンツに非対応の少し古いテレビでも、NetflixやHuluなどの「見放題サービス」を楽しめます。ここでは、手持ちのテレビをまだまだ使いたい人にオススメの注目の新製品&定番製品を評価しました。

●各アプリの起動時間は、時間帯を変えて同一環境で複数回測定した平均を掲載しています。また、対応サービスのアイコンは、それぞれ下記を表しています。このほかのアイコンについては後半をご覧ください。

 

まずは代表的「定額見放題サービス」の内容と価格を紹介

定額で映像作品を楽しめる見放題サービスは種類が多く、それぞれ強みや得意ジャンルに違いがあります。まずは各サービスの料金と特徴を簡単に紹介しましょう。

Netflix 702円/月〜

オリジナル作品が充実。「ナルコス」「フラーハウス」などの人気作を楽しめます。

Hulu 1007円/月

国内外約5万コンテンツ以上を配信。日テレ系の番組に強く、人気バラエティも多数配信しています。

dTV 540円/月

映画やドラマのほかライブなどの音楽コンテンツも充実。約12万作品を配信しています。

DAZN 1890円/月(ドコモユーザー対象の「DAZN for docomo」は1058円/月)

スポーツ専門チャンネル。Jリーグやプロ野球など年間7500以上の主要スポーツが見放題です。

Amazon Prime Video 400円/月(Amazonプライム会員の費用)

日本オリジナルのバラエティ作品や人気映画など数千本以上をプライム会員に独占配信しています。

dTVチャンネル 1382円/月(ドコモユーザーは842円/月。dTVとセットで利用する場合は、ドコモユーザーは1058円/月、それ以外は1598円/月)

エンタメ、キッズなど様々なジャンル計30以上の専門チャンネルが見放題になります。

dアニメストア 432円/月

アニメ専門の見放題サービス。過去の名作から放送中のアニメまで幅広く配信されています。

U-NEXT 2149円/月

映画・ドラマ・アニメなど11万本以上が楽しめて、70誌以上の雑誌も読み放題です。

 

【STBの選び方】リモコンに求める機能が重要

STBを選ぶときのポイントとして重要なのが、リモコンの機能。よく使う機能だけに対応したシンプルなものから、テレビの操作にも対応した多機能タイプまで、各製品の個性が出ているので、リモコンでどこまで操作したいかに合わせて選ぶという手もあります。

 

ストレージは、ゲームのようなサイズの大きいアプリを使いたい場合には容量の大きなものを選ぶ必要がありますが、動画配信サービスの利用がメインならそれほど気にする必要はないでしょう。

 

【その1】ルーターとしても使えるスティック型STB

CCC AIR

Air Stick 4K

1万584円

小型の本体をHDMI端子に接続して使用するスティック型STB。Chromecast機能に対応しているので、対応スマホアプリの画面をテレビにミラーリングすることもできます。4Kおよび4K HDRにも対応し、有線LAN接続時はルーターとしても利用可能。【4K:対応】【有線LAN:対応】【音声対応リモコン】【ストレージ :16GB】【GoogleHome】

 

↑HDMI端子に本体を直接差し込めない場合やテレビ裏面のスペースが狭い場合は、付属の延長ケーブルを使います

 

【対応動画アプリ充実度】★×4

U-NEXTなどは対応アプリがなく、スマホからミラーリングが必要です。他に「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」にも対応。

※1:アプリには非対応ですが、ChromecastもしくはAndroid TVのミラーリング機能を使ってスマホから表示可能です

 

【使い勝手】★×3

Netflix起動まで「約1.1秒」/Hulu起動まで「約3.4秒」/dTV起動まで「約2.0秒」

アプリによっては起動に時間がかかりました。ホーム画面はアプリアイコンがシンプルに並ぶ構成で、初めてでも使いやすいです。

 

【リモコン】★×3

コンパクトなリモコンから音声検索もできる

子どもでも持ちやすいコンパクトサイズの音声対応リモコンは、コンテンツ選択や再生などの基本操作が可能。音量調整はできないのが残念です。

 

【こんなこともできる!】有線LAN接続時はルーターにもなる

ネットへの接続は有線LANでも可能。有線接続時は本体をWi-Fiルーターとして利用することもでき、同時に8台の機器を接続できます。帯域は、2.4GHzおよび5GHzに対応しています。

↑LANポートは、本体に給電するためのACアダプター部分に搭載されています

 

 

【その2】テレビの操作も可能な多機能リモコンが便利

NTTドコモ

ドコモテレビターミナル

1万6848円

本体は据え置き型。ドコモの各動画サービスやGoogle Playストアでダウンロードしたゲームを楽しめます。4Kのほか4K HDR、Dolby Visionにも対応。Android TV搭載で、対応アプリがない動画サービスもスマホのミラーリング機能を使って視聴可能です。【4K:対応】【有線LAN:対応】【音声対応リモコン】【ストレージ 16GB】【GoogleHome】

 

↑人気の専門チャンネルや独自番組を提供する「dTVチャンネル」にも対応します

 

【対応動画アプリ充実度】★×4

テレビアプリのないものは、スマホのミラーリング機能を使って表示可能。「ひかりTV for docomo」(※2)も間もなくスタート予定です。

※1:アプリには非対応ですが、ChromecastもしくはAndroid TVのミラーリング機能を使ってスマホから表示可能です ※2:2018年春サービス開始予定

 

【使い勝手】★×4

Netflix起動まで 「約2.0秒」/Hulu起動まで「 約2.4秒」/dTV起動まで 「約0.9秒」

NetflixはスマホのGoogle Homeアプリを利用したミラーリングで表示する必要があり、少々不便。複数のdアカウントを切り替えて使える点が便利です。

 

【リモコン】★×5

テレビの操作も可能で日本語表示が見やすい

各ボタンの説明が日本語でわかりやすいです。音声検索やコンテンツの再生/停止などの操作が可能なほか、通常のテレビリモコンとしての機能も備えます。

 

【こんなこともできる!】使い方をテレビ上で確認できる「eトリセツ」が便利

取扱説明書をテレビ画面上で閲覧できる「eトリセツ」アプリを搭載。紙の説明書やWebサイトを見なくても、テレビの設定方法や使い方をすぐに確認できるので便利です。

↑画面左側に目次が表示されるので、必要なページをすぐに見つけられます

 

 

【その3】プライム会員サービスとの連携が充実

Amazon

Fire TV

8980円

4Kおよび4K HDRに対応。Amazon Prime Musicやプライムフォトなど、プライム会員向けサービスとの連携が充実しているので、特典をたっぷり活用したい人にはうれしい。Amazon Echoからの音声操作は、日本語未対応となっている(2018年3月現在)。【4K対応】 【音声対応リモコン】【ストレージ :8GB】※3

※3:別売のイーサネットアダプタを使えば有線LANにも対応可能

 

【対応動画アプリ充実度】★×5

主要な見放題サービスにはおおむね対応。YouTubeアプリは利用できませんが、Firefoxなどのブラウザからアクセスすれば視聴可能です。※4:ブラウザでの視聴に対応

 

【使い勝手】★×4

Netflix起動まで 「約1.1秒」/Hulu起動まで 「約3.4秒」/dTV起動まで「約1.0秒」

アプリによっては起動に少し時間が必要。ホーム画面にはPrime Videoの「次に観る」などが表示されており、別サービスをメインで使うなら少々うるさく感じるかもしれません。

 

【リモコン】★×4

使いやすいボタン配置の音声対応リモコン

リモコンからの音声検索に対応。ボタンの配置やストロークが程よく、今回試したなかで最も使い勝手が良く感じました。音量調整に対応していない点が惜しいです。

 

【こんなこともできる!】

プライム会員ならクラウド上の写真も閲覧できる

Amazonプライム会員向けフォトストレージ「プライムフォト」の写真を表示したり、スライドショーを楽しんだりできます。また、FirefoxやFire向けプラウザ「silk」を使ってWebの閲覧も可能です。

↑プライムフォトは容量無制限で写真を保存できるプライム会員向けサービスです

 

【その4】Siri搭載リモコンで様々な操作ができる

Apple

Apple TV 4K

2万1384円(32GB)、2万3544円(64GB)

据え置き型で4Kおよび4K HDRに対応。各動画アプリはApple TV用のApp Storeから入手する。リモコンの音声認識機能にはSiriが使われており、コンテンツの検索以外にも様々な操作を音声で行えます。【4K対応】【有線LAN対応】【音声対応リモコン】【ストレージ :32/64GB】

 

【対応動画アプリ充実度】★×4

バンダイチャンネルやauのビデオパスも対応。テレビアプリのないサービスはAir Playで表示するため、iOS端末かMacが必要です。※5:アプリは非対応ですが、AirPlayを使った表示には対応。AndroidおよびWindowsデバイスからの表示は非対応

 

【使い勝手】★×5

Netflix起動まで「約0.9秒」/Hulu起動まで「約0.9秒」/dTV起動まで「約0.9秒」

いずれのアプリもすばやく起動するので、ストレスなく使えます。音声操作では、再生中の映画の情報を尋ねたり、字幕を切り替えたりもできます。

 

【リモコン】★×5

タッチパッド搭載の手のひらサイズリモコン

コンテンツの選択などをリモコン上部のタッチパッドから行えて快適。音声認識のSiriも優秀。iPhoneをリモコン代わりに使えるアプリも用意されています。

 

【こんなこともできる!】AirPlayでiOSの画面をテレビに表示

iOSが標準対応するミラーリング機能の「AirPlay」を使えばiPhoneなどの画面をテレビに表示することも可能です。また、「写真」アプリでは、iCloudフォトライブラリの写真を閲覧できます。

↑iPhoneやiPad、MacのAirPlayアイコンから、ミラーリングを開始できます

 

【その5】スマホからのシンプルな操作で手軽に使える

Google

Chromecast

4980円

手のひらサイズの本体をテレビのHDMI端子に接続して使います。専用のホーム画面などはなく、スマホからの操作でChromecast対応アプリの画面をテレビに表示して視聴する方式。4K対応の上位モデルChromecast Ultra(9720円)も用意されています。【GoogleHome】

画像提供:Google

 

【対応動画アプリ充実度】★×4

スマホからの表示に対応(※6)

他と違ってアプリを使用せず、スマホ側のアプリ画面をテレビにミラーリングして視聴します。利用できるサービスは多いです。※6:スマホのアプリ画面をミラーリングして視聴する方式。ミラーリングには、アイコンで表示したもののうちPrime Video以外のサービスが対応しています

 

使い勝手:★×3

Netflix起動まで「約2.0秒」/Hulu起動まで 「約2.0秒」/dTV起動まで「約2.0秒」

表示には各アプリから2回のタップが必要になり、一手間かかる印象。タップ後は瞬時に表示されます。使い慣れたスマホアプリで操作できる点は便利。

 

リモコン:-

リモコンは同梱されずスマホで全操作を行う

専用のリモコンはなく、スマホに「Google Home」アプリをインストールして、リモコンとして使用します。再生などはアプリをそのまま操作すれば問題ありません。iOS、Androidともに対応。

 

【こんなこともできる!】Chromeブラウザからネット閲覧もできる

PC版のChromeブラウザからは、画面をテレビに映すことができるので、大画面でネットを楽しみたいときに役立ちます。Chromeブラウザなら、WindowsでもMacでも利用可能。

↑ブラウザ画面をテレビに映すには、Chromeのメニューで「キャスト」をクリック

 

 

【おまけ】PS4をSTBとして使うこともできる!

SIE

PlayStation 4

実売価格3万2378円

PlayStation 4は、STBとしても使うことができます。主要見放題サービスに対応し、上位モデルのPlayStation 4 Proと4K対応テレビを組み合わせれば、一部サービスで4K画質での視聴も可能。

 

【対応動画アプリ】

 

 

↑無料動画サービスはYouTubeに対応。PS向けサービスの「PS Video」から映画をレンタルすることも可能です

何が違うの、スマートウォッチ!初心者が選ぶべき4選を徹底比較

「スマートウォッチ」という言葉は皆さんご存知でしょうが、どんな商品があるかは分からないという人も多いのでは? 今回はディスプレイをタッチして操作する4種類の代表的なモデルをご紹介。各機の概要と、健康管理という側面にフォーカスして、それぞれの特徴を解説します。

 

おなじみのApple Watch Series 3の実力は?

Apple Watchは、Appleが販売するスマートウォッチ。「watchOS」を採用しており、iPhoneとペアリングして利用します。2014年に初代「Apple Watch」が発表されてから3年以上が経過。いまでは、第3世代に相当する「Apple Watch Series 3」が最新モデルとなります。

 

↑「Apple Watch Series 3」の38mm・Nike+モデル。

 

 

同製品には、LTE通信が可能なモデルも選択でき、iPhoneを大手通信会社で契約している場合、専用のオプションプランを契約すれば、Apple Watch単体でモバイル通信を利用可能。iPhoneの電源を切った状態でも、あるいは屋内にiPhoneを置いて外出してしまった場面でも、ウォッチから電話を掛けられます。Apple Musicのストリーミング再生も可能です。Siriを用いた音声操作もできます。

 

↑Nike+モデルのバンドは通気性に優れており、丸一日装着していても蒸れにくい。ランニングなど、汗をかくワークアウトで活躍する

 

↑背面には光学式の心拍センサーを搭載。リアルタイムに心拍数をチェックできる

 

ケースは38mmと42mmの2種類。ケースおよびバンドも複数の組み合わせを展開しており、素材・種類によって価格が異なります。

 

↑アプリ一覧の画面

 

防水・防塵性能を備えるので、腕時計OKのプールや海水浴場でも使用可能。屋外のランニング中に雨が降ってきても故障を心配せずに使用し続けられます。そのほか、Apple Payが利用できることもメリット。Suicaを登録して、公共交通機関の利用やコンビニの決済に利用できるので、ちょっとした外出やワークアウトの際に、サイフを持ち歩く必要がなくなります。

 

↑ワークアウトの際の画面。ディスプレイサイズはコンパクトながら、文字表示がはっきりと見えるので、視認性もよい。GPSで経路のログも残る

 

運動の測定については、「アクティビティ」と「ワークアウト」の2種類のアプリを標準搭載。前者は日常生活で、どのくらいのカロリーを消費したのかモニターできます。後者はランニングなどの運動中のデータを測定できるアプリです。

 

↑Nike+モデル(38mmケース)では、総重量が50g台前半となる。マラソンなどの長距離を走る場合でも、使い勝手はよい

 

【Apple Watch Series 3(Nike+)の5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★★

拡張性:              ★★★★★

電池持ち:           ★★★★

見やすさ:           ★★★★

運動利用:           ★★★★★

 

【ここが良い】

  • iPhoneとの連携がしやすい&初期設定が分かりやすい
  • 軽くてかつ文字盤も見やすいので運動利用に最適
  • 運動しながらApple Musicを単体でストリーミング再生できる

 

【ここはやや注意】

  • Androidでは利用できない
  • LTEモデルは固定費が発生する
  • 画面がずっと点灯しているわけではない

 

AndroidユーザーならWear OS by Googleを検討しよう

一方、Android搭載のスマホを使っている場合には、「Wear OS by Google(旧Android Wear)」というOSを搭載したスマートウォッチを検討するとよいでしょう。多くのブランドからこうしたデバイスが登場しているので、一概にどれが良いかは判断しかねますが、自身の好きなデザインやブランドで選択するのがよいと思います。ネットで購入する場合には、Wear OS by Googleをサポートしている比較的新しい機種を選びましょう。

 

初期設定時には、Wear OS by Googleアプリからペアリングを行います。実はiOS版の同アプリも存在するので、iPhoneでも利用可能。ただし、このアプリを常に起動していないと接続が途切れますし、利用できる機能は限定されます。

 

↑「Diesel On」。ディスプレイが常に点灯しており、使用時以外にはアンビエント表示に切り替わる。時針らしいデザインというメリットがあるが、バッテリー消費量は多い

 

また、完全に円形のディスプレイを搭載しているモデルがオススメです。比較的古いモデルでは、ディスプレイが円形でも下端に切れ込みが入っていて、デザイン的に美しくありません。

 

本記事では、例として「ディーゼル」ブランドのスマートウォッチ「Diesel On」を取り上げます。

 

↑同モデルのバンドは革製で運動利用には適さない。ケースは防水対応だが、バンドはあまり濡らしたくない

 

 

↑同機のケースには心拍計が付いていない。リアルタイムに心拍数を計測したい場合には、心拍計が搭載された別ブランドのWear OS by Googleを選択したほうがよい

 

同機は、先述のWear OS by Googleを搭載。ディスプレイは完全に丸く、サイドにはリューズのほかに2つのボタンがあります。Wear OS by Googleのスマートウォッチは基本的な構成がほぼ一緒ですが、こうしたボタンの有無は機種によって異なるので、チェックしたいポイントです。

 

また、「OK Google」で音声操作が行えたり、手首をひねって操作するジェスチャー操作も利用できるのも特徴です。

 

↑「Step Goals」アプリから、1日の目標歩数を設定できる(200~30000歩)

 

 

↑Wear OS by Googleでは、筋力トレーニングの回数測定ができる

 

運動利用に関して、Wear OS by Googleでは、「Fitエクササイズ」というアプリが基本となります。ランニングやウォーキングの測定のほか、筋力トレーニングを測定できるのがポイントです。例えば、ベンチプレスやラットプルダウンなどを行った際に、腕の動きを検出して、候補の種目を提示。レップ数も自動で入力してくれます。重さは手動で入力する必要があります。

 

↑ただし、同機は重量が100g近いため、運動利用には向かない

 

 

【Diesel Onの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★

拡張性:              ★★★★★

電池持ち:           ★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★

 

【ここが良い】

  • AndroidでもiPhoneでも利用できる
  • アナログ腕時計に引けをとらないケースの重厚感
  • 非使用時にもディスプレイが省電力で点灯する

 

【ここはやや注意】

  • 重い&心拍計非搭載なので本格的な運動には不向き
  • ディスプレイ常時点灯のためバッテリー消費は早い
  • Wear OS by Googleの初期設定は、初心者にはやや難しい

 

 

 

Galaxyユーザーなら迷わず「Gear S」シリーズを選ぶべし

Androidのなかでも、サムスンのGalaxyシリーズを使っているなら、「Gear S」シリーズがオススメ。同シリーズは「Tizen(タイゼン)」をベースにしたウェアラブルOSを搭載しています。日本で入手できる現状の最新モデルは「Gear S3」で、「Frontier(樹脂バンド)」と「Classic(革バンド)」の2モデルを展開中。

 

ちなみに、Galaxy以外のAndroidや、iPhoneもペアリング可能。前者は「Gear Manager」、後者は「Gear S」アプリを通じて設定します。ただし、Galaxy以外では、一部の機能が利用できません。

 

↑「Gear S3 Frontier」のディスプレイサイズは約1.3インチ

 

最大の特徴は、ベゼルをくるくるっと回して操作できること。まるでダイバーズウォッチを触っているような感覚で、最小限の画面タッチで操作を行えます。ちなみに、右サイドにはバックキー(上)とホームキー(下)という物理ボタンも搭載。

 

↑ベゼルをくるくると回して操作できる。そのため、UIも円を意識したものになっている

 

 

↑Frontierのバンドは樹脂製。ただし、ちょっと脱着しづらい

 

 

↑背面には、光学式の心拍センサーが搭載されているが、LEDの数が少ないため精度は低め

 

 

運動に関しては、目標の歩数を設定できたり、ワークアウト時のデータを記録できたりするなど、基本をしっかり押さえている印象。

 

↑ランニング記録時の画面

 

 

↑心拍ゾーンの推移をグラフで確認できる

 

 

特徴的なのは、スマートウォッチ単体でもデータを後から見返しやすいということでしょう。なお、GPSもサポートするので、経路の情報も保存されます。

 

↑重量は軽くもなく、重すぎもせずといったところ。運動でも利用できるギリギリの範囲。ただし、マラソンなど、長距離走で使うには、不向きだ

 

 

【Gear S3 Frontierの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★★

拡張性:              ★★★

電池持ち:           ★★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★★★★

 

【ここが良い】

  • ベゼルを回す操作感が良い
  • GPSや防水をサポートし、運動測定にも適する
  • ワイヤレス充電用のドッグが付属する

 

【ここはやや注意】

  • 樹脂バンドの着脱がスムーズにしづらい
  • 細かい機能をフル活用するにはGalaxyで使う必要がある
  • マラソンなどの長距離走で使うには少しずっしり感じることも

 

拡張性にこだわらないなら「Fitbit Ionic」もあり

 

最後に紹介するのは、ウェアラブル健康デバイスで有名な「Fitbit(フィットビット)」が展開するスマートウォッチです。従来は、ディスプレイのないアクセサリータイプのデバイスを中心に展開してきましたが、スマートウォッチ黎明期に話題となった「Pebble(ぺブル)」を買収。その技術を取り込み、タッチディスプレイを搭載するスマートウォッチを発売するに至りました。

 

「Fitbit Ionic(フィットビット・アイオニック)」は、そんな同社が発売した新モデル。OSには独自のFitbit OSを採用。カラーディスプレイを搭載していて、タッチ操作が可能です。また、防水性能を備えるほか、本体に音楽を保存しておきワイヤレスイヤホンから再生できるなど、同社のラインナップのなかでは、ハイエンドに相当する仕様となっています。

 

↑「Fitbit Ionic」(写真はスレートブルー&バーントオレンジ)は、スクエア型の角張ったディスプレイがユニーク。バンド表面には凹凸で模様が描かれ、樹脂製だがチープさを感じないデザインになっている

 

ケースの側面には、左側にひとつ、右側にふたつの物理ボタンを備えます。左側のボタンは、ホームボタンのように機能。右上のボタンは短く押すと当日のログを、長く押すと音楽プレイヤーを起動します。右下のボタンは短く押すとエクササイズアプリをクイック起動、長押しすると通知一覧を確認できます。

 

↑バンド(「クラシック」タイプ)は樹脂製で、形状を維持できる程度に堅い。先端にピンがついていて、固定する仕様になっている。内側は滑らかで肌ざわりも良いが、滑らかな表面は汗をかくと蒸れやすい。付け替えも可能

 

 

↑背面には心拍センサーを搭載。GPSも内蔵する

 

 

運動に関しては、「エクササイズ」と「Coach」アプリの2つがメインとなるでしょう。前者はランニングなどの7種目の測定が可能。後者では、3つのワークアウトプログラムを実行できます。

 

↑「Coach」アプリでは、短いアニメーションで運動の解説があり、その後運動するための時間が表示される

 

 

また、ランニングの動作を検知し、自動でランニングモードに移行する機能も備わっています。

 

↑軽量さは4モデルのうち随一。普段使いでも軽やかに使用できるだろう

 

 

ちなみに「Fitbit Pay」機能にも対応していますが、日本ではFitbit Payがまだ使えません。

 

【Fitbit Ionicの5項目評価】

使いやすさ:       ★★★★

拡張性:              ★★

電池持ち:           ★★★★★

見やすさ:           ★★★★★

運動利用:           ★★★★

 

【ここが良い】

  • スクエア型のユニークかつ見やすいディスプレイ
  • iPhoneでもAndroidでも利用可能
  • 質量が非常に軽い

 

【ここはやや注意】

  • ケースがステンレス製なので肌ざわりはやや冷たい
  • 提携しているアプリは限定的
  • 充電端子(マグネット式)があり充電に少し手間がかかる

 

春はスマートウォッチデビューに最適な季節です。使い慣れれば、どれも面白い端末ですので、自身の環境や目的、好みにあった機種があれば、ぜひ挑戦してみてください。

※本記事の内容は2018年3月時点にレビューした情報を元にしています。ソフトウェアの詳細はアップデートで更新される可能性がありますので、ご留意ください。

今年はブラックパネルで登場! 真っ赤なボディが目を引く「iPhone 8/8 Plus (PRODUCT)RED Special Edition」

アップルは、iPhone 8/8 Plusの新色として「iPhone 8/8 Plus (PRODUCT)RED Special Edition」を4月9日に発表しました。4月10日21時30分より予約を受け付け、4月13日から販売が開始されます。

 

(PRODUCT)REDは、購入することでアフリカのエイズ対策プログラムを支援することができる取り組み。製品の売上から生み出された資金が、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に直接寄付されます。

 

今回発表された「iPhone 8/8 Plus (PRODUCT)RED Special Edition」は、販売中のiPhone 8/8 Plusとスペックや価格、ストレージ容量(64GB、256GB)は変わらないものの、外装に真っ赤なカラーを採用。また、「iPhone 7/7 Plus (PRODUCT)RED Special Edition」ではホワイトのフロントパネルでしたが、今回はクールなブラックパネルが採用されています。

 

iPhone Xでは(PRODUCT)REDモデルは発売されませんが、(PRODUCT)RED製品としてiPhone X用レザーフォリオが同じく4月10日21時30分より受付開始となります。

 

この春、スマホの機種変を検討している方は、ひときわ目立つ鮮やかなレッドカラーが人気の(PRODUCT)REDモデルをぜひチェックしてみて下さい。

あなたは新iPad派、それともiPad Pro派? どちらを買うべきか分かる10個のチェックポイント

Apple Pencilに対応したiPad(9.7インチ)が登場しましたが、既存のiPad Pro(10.5インチ)も魅力的です。いざ買うとなるとどちらにすべきか悩ましい!  そこで、両者を比較しながら10個のチェックポイントを設定しました。どちらを購入するべきか、自分に合ったモデルが分かります。

 

~Yes/Noで答えてYesの数をチェックしてみよう~

 

【1】できれば予算は5~6万円以下に抑えたい

【2】スマホを持っているからあまりiPadでは撮影しない

【3】音楽を聴くときにはイヤホンを使うことが多い

【4】お気に入りのゲームアプリは縦画面だ

【5】使う場所は自宅内がメイン

【6】電子書籍はあまり読まない方だ

【7】Apple Pencilは使いたいが、そこまで描き味にはこだわらない

【8】常にスマホやPCの充電を怠らない

【9】海外で通信手段を安く確保する方法を知っている

【10】子どもに持たせるためにiPadの購入を考えている

 

YESとNOどっちの数が多かったでしょうか? それでは早速解説を始めたいと思います!

 

~解答~

Yesが多いほど、あなたは新しいiPad(9.7インチ)向き。特にYesが6~10個ついた人なら、今すぐ同モデルを購入しても不満なく使えるでしょう。一方で、Noが多いほどiPad Pro(10.5インチ)向きの可能性大です。Apple Storeなど、実機が展示してある店舗を訪れて、実際に触って確かめてみた方が良いかもしれません。

 

それでは各項目の解説をしていきます。なお、本記事で以下「iPad Pro」と呼称するモデルは「10.5インチモデル」のことを指しています。12.9インチモデルでは価格やスペック値に差がありますので、ご留意ください。

 

【1】できれば予算は5~6万円以下に抑えたい

ペン付きで新iPadなら約5万円! コストパフォーマンスで選ぶなら絶対的に新iPad

↑新しいiPad(左)と10.5インチiPad Pro(右)。後者の方がベゼルが細い。※特に記載がない場合、写真は以下同順

 

 

新しいiPadの最大の魅力はそのコストパフォーマンスです。Apple Storeで購入する場合、Wi-Fiモデルでよいなら、32GBモデルで4万824円~で入手可能です。これがiPad Proだと64GBで7万5384円~となります。さらにApple Pencilを付けると別途1万1664円かかるので、新しいiPadでは計5万2488円となります。iPad Proだと8万7048円。

 

たとえば初めてiPadを使う人、これから自分の中でタブレットの細かい用途を見極めたいという人なら、絶対的に新iPadをおすすめします。やはり、予算に見合うかどうかは重要です。無理せずお得なモデルを買うのか、ちょっと奮発して長く使える良いモデルを買うのか。まずはここを検討しましょう。

 

【2】スマホを持っているからiPadではあまり撮影しない

iPadはインカメラの写りがやや粗い。iPad Proなら問題なし

↑iPadのカメラは一回り小さい。上部のアンテナもデザインが異なる

 

 

 

 

 

両機のカメラには違いがあります。画素数を比較すると、新iPadは背面800万/前面120万、iPad Proは背面1200万/前面700万です。

 

最近のiPhoneに慣れてしまっている人では、前面120万画素だと、画質が少し粗く感じてしまうはず。iPadを旅行に持ち歩いてインカメラで記念撮影をしたいなら、この点も考慮に入れておくとよいでしょう。撮影した写真を大画面に表示したり、大きく印刷したい場合はなおさらです。

↑背面カメラで撮影した写真を比較。iPad(左)のデータを引き伸ばしてサイズを揃えているが、粗さはそこまで気にならない。iPad Pro(右)がやや暗い印象があるが、自然光で撮影したため雲の動きで光量の差が出てしまったようだ。ここはあまり気にしないで欲しい

 

↑同じく前面カメラで画質を比較。この程度のサイズなら差はそこまで気にならない

 

↑iPad(120万画素)とiPad Pro(700万画素)の写真は、引き延ばすと精細感に差がでる。髪の毛の写り具合を比べると分かりやすい

とは言え、画質にこだわらなければこのくらいでも十分。「スマホを持っていなくて、初めてタブレットを持つ」という年配の両親にプレゼントする――といった場合には、120万画素のインカメラでも十分楽しめるでしょう。

 

【3】音楽を聴くときにはイヤホンを使うことが多い

スピーカー性能はiPad Proが優れるが、イヤホンを使うなら差はなし

↑青い丸がサウンドのイメージ。iPad Proは4か所のスピーカーで高音質を実現

 

スピーカーの数に違いがあります。新iPadにはスピーカーが下部側面に2基搭載されています。一方のiPad Proには四隅にそれぞれ搭載されているので、計4基のスピーカーから音が出ます。iPad Proはスピーカーのサウンドがかなり良いです。気になる人は店頭で試してみるといいかもしれません。

 

リビングルームに立てかけてApple Musicを再生すれば、もはやBluetoothスピーカーとか不要です。一方で新iPadだとそこまでの満足感はありません。しかし、AirPodsみたいなお気に入りのイヤホンがあって、そもそもスピーカーを使わないというのであれば、このデメリットはあまり気にしなくてもOKです。

 

【4】お気に入りのゲームアプリは縦画面だ

新iPadの音も縦向き&手持ちならそんなに悪くない

 

前述の通り、ハイエンドモデルと比べたら新iPadのスピーカーはやはりiPad Proと比べると少し見劣りします。スピーカーも、2基が両方下側面に配置されているので、横向きで持つと片側からしか音がでません。でも縦向きで再生するならiPadでも結構良い音します。手で持って扱うときには、音量も充分です。

 

例えばYouTubeを視聴するとき、ゲームアプリを楽しむとき、iPadの向きはどうなりますか? もし、縦画面が多いという人なら新しいiPadでも不満なく使えるかもしれません。一方で、「横画面で視聴することが多い」「横画面のゲームアプリを楽しみたい」と言う場合には、4基のスピーカーで左右の偏りがないから立体的なサウンドが楽しめるiPad Proを選んだ方がよいでしょう。

 

【5】使う場所は自宅内がメイン

新iPadのディスプレイは明るい場所だと見えづらいことがある。iPad Proは反射が低減される

 

↑暗所での見え方はさほど変わらない

 

↑窓際だと新iPadが白く反射してほとんど見えなくなっている。ガラス表面も全体的に白くぼんやりしている。一方のiPad Proは比較的反射が抑えられていて、かろうじて表示している写真内の空や花の色も視認できる

 

新iPadは9.7インチのRetinaディスプレイ(2048×1536ピクセル)を搭載します。一方、iPad Proは10.5インチのRetinaディスプレイ(2224×1668ピクセル)を搭載します。どちらも画素密度は264ppiで、両者に差はありません。しかし、iPad Proにしか採用されていない性能がいくつかあります。まずは「フルラミネーションディスプレイ」「反射防止コーディング」の2点に注目しましょう。

 

「フルラミネーションディスプレイ」は、要するに映像が表示されているディスプレイと、表面にあるカバーガラスの間に隙間がないことを意味します。さらにかみ砕けば、新iPadではタッチするガラスと映像の間に隙間がありますが、iPad Proではこの隙間がなく、映像そのものをタッチしている感覚で使えます。また、隙間が無くなることで光の反射も抑えられます。iPad Proでは、さらに反射防止コーティングも施されているわけです。

 

夜間の室内などで使う分には、新iPadでも視認性に問題はありません。一方で、太陽光のような強い光源のある場所――つまり屋外や窓際など――で使うならばiPad Proの方が見やすく表示されます。

 

【6】電子書籍はあまり読まない方だ

iPad Proには「紙の白さ」を再現する機能があるが、新iPadは非対応

前項とも関連してきますが、「True Toneディスプレイ」という機能もiPadは非搭載です。iPad Proなら利用できます。こちらは「白」の表現がよりアナログの紙に近くなるという機能です。周囲の光源に合わせて、白の表現が変化します。やや赤みを帯びた暖かみのある色味になります。

 

電子書籍を読む場合には、長時間余白部分の白さと対面することになります。機械的な青みの強い白よりも、より自然な紙の白さが再現された方が、目が疲れにくくなるはず。長時間のブラウジングをする場合も同様です。しかし、「電子書籍は読みません」あるいは「長時間のブラウジングはしません」という人は、この機能の有無にそれほどこだわる必要はないでしょう。

 

【7】Apple Pencilは使いたいが、そこまで描き味にはこだわらない

Apple Pencilの書き心地の差は絵描きくらいしかわからない微々たるもの。でも、こだわるならiPadよりiPad Proの方が良い

 

↑「Adobe Photoshop Sketch」で実際にそれぞれの機種で絵を描き、筆の反応と書き心地を比較した

 

両機ともApple Pencilが使えます。しかし、使い心地が完璧に一致するというわけではありません。スペック上では、ディスプレイの「リフレッシュレート」が異なります。これは「画面が更新される速さ」のようなもの。iPadが60Hzで、iPad Proが120Hzとなります。つまり、iPad Proの方が2倍の頻度で画面を書き換えているというわけです。

 

普段のタッチ操作では、どちらでもあまり問題ありません。しかし、Apple Pencilを活用する場合には、iPad Proの方が滑らかな操作感を味わえます。実際に使用した上で、筆者は「iPadには書き出し時の微妙なタイムラグがあるのに対し、iPad Proにはほとんどない」と感じました。

 

また、「摩擦」というか「硬さ」と言うか――。書き心地についても、若干の差がありました(主観的な評価であり、筆者の推察を含みます)。例えば、濃い線を描こうとしてペンを強めに引くときに、iPad Proのディスプレイは少したわむようで、引っかかりが強くなるんです。一方、iPadは画面が堅くて、強く書いても摩擦が変わらない。こうした理由から、長く描いて疲れないのはiPad Proの方かな、と思いました。

 

メモ書きや、写真のレタッチ、書類の修正指示などに使うなら、こうした部分は無視できます。しかし、細かい描画を目的にするならiPad Proの方が心地よく使えるはず。

 

【8】常にスマホやPCの充電を怠らない

iPadでBluetoothキーボードを使うと、キーボードも充電しなくてはいけなくなることも。iPad Proはスマートコネクター対応キーボードが使えてこちらは充電不要

 

↑iPadでソフトウェアキーボードを表示している様子と、iPad ProでSmart Keyboardを装着している様子

 

両機の大きな差として、「Smart Connector(スマートコネクター)」の有無があります。新iPadは非搭載ですが、iPad Proには搭載されています。

 

つまり、外付けの物理キーボードを使いたいと思った場合に、新iPadではBluetooth接続のキーボードを使う必要があります。そして、そういったキーボードは充電が必要というケースも多いのです。キーボードの充電を毎日欠かさずにできる、もしくは急な充電に対応できる周辺機器の用意があるなら問題ありませんが、ちょっとズボラな人だと、いざ使いたい場面でキーボードが電池切れ……、なんてことも起こりがち。その際にはソフトウェアキーボードで入力しなくてはいけません。

 

↑「Smart Keyboard」にある「Smart Connector」という端子。ここをiPad Pro側の端子に、磁石でカチッと接続する。それだけで、自動的に接続が完了し、キーボード側への給電も行われる

 

一方、iPad ProではSmart Connector対応のキーボードが使えます。こちらは同端子から給電もできるので、キーボード側の充電作業が不要。つまり、キーボードのバッテリーが切れて使えなくなるというケースが一切ありません。ビジネスシーンで使いたいならiPad Proの方が安心です。

 

【9】海外で通信手段を安く確保する方法を知っている

新iPadは別売りのApple SIM対応。iPad ProはApple SIM内蔵。でもプリペイドSIMを購入して使う場合に差はない

 

↑iPad ProはApple SIMが内蔵されているので、SIMカードを挿さなくても「モバイルデータ通信」の設定項目からプリペイドの通信プランを購入できる

 

前提知識として、本体価格が少し高くなりますが、Wi-Fi+Cellularモデルを選択すれば、SIMカードをセットすることでモバイル通信を利用できます。また、Apple Storeで購入したモデルや、SIMロックを解除したモデルなら、海外で現地の通信が行えるプリペイドSIMをセットして利用することも可能です。

 

加えて注目したいのが、「Apple SIM」の存在。iPad Pro(Wi-Fi+Cellularモデル)には、これが内蔵されています。言い換えると、「設定」アプリ内の操作でプリペイドの通信プランを購入できるようになっています。海外旅行ではプリペイドSIMを購入する手間が省けます。また、国内でも通信プランの長期契約をしたくない場合――例えば、年に1・2回だけモバイル通信を利用したいなど――に都合がよいです。

 

とは言え、実は新iPadでもカード状で販売されている「Apple SIM」を購入してセットすれば同じことができます。また、プリペイドSIMの購入方法を知っていれば、より安い通信プランを選択できることもあります。ちょっとした知識があれば、新iPadでも使い勝手の差を埋められるはずです。

 

【10】子どもに持たせるためにiPadの購入を考えている

新iPadのチップセットはiPhone 7と同様。学習向けのARアプリも使えるし、プログラミングの勉強にも使える

 

「教育」をテーマに発表された端末ですからね。子どもに持たせようかな、なんて考える人も多いのではないでしょうか。価格を考慮すると、「iPad mini 4」(128GB・Wi-Fiモデルで4万9464円)よりも安い。つまり、iPadシリーズで一番安いですので、必然的に選びやすいですね。

 

新しいiPadはiPhone 7と同じ「A10 Fusion」チップを搭載します。iPad Proが搭載する「A10X Fusion」チップには劣りますが、それでも性能は充分です。処理の重いアプリもサクサク動きます。

 

例えば、ARアプリをサポートしているので、学習向けのARコンテンツが出てきたらすぐに試せます。また、プログラミングを覚えさせたければ、「Swift Playgrounds」アプリを活用できます。もちろん前述の通り、Apple Pencilもサポートするので、お絵描きにも使えますね。子どもに持たせるならコレで十分です。

 

終わりに……

以上、10個のチェックポイントでした。もし「自分はiPad Proの方が良いかも?」と思った人は、一回り大きい12.9インチというサイズも選択できるので、こちらも忘れずに。

ネオン輝く世界一の繁華街・新宿にリンゴマークが! 4年ぶりの新店舗「Apple新宿」が7日オープンへ

Appleは4月7日(土)、同社直営店舗の「Apple新宿」をオープンします。ドアオープンは午前10時です。これに先立ち、5日(木)に報道機関向けの内覧会が開催されました。新店の開業は、2014年に「Apple表参道」がオープンしてから4年ぶりのこととなります。

 

なお、オープン当日には、店舗オリジナルのTシャツとピンバッチが特典として用意されるようです。展示・販売されるわけではないようなので、特典をゲットしたい人は早めに訪れるのがよいかもしれませんよ。

 

6KディスプレイにネオンサインっぽいApple新宿ロゴが

さて、同イベント冒頭には、Appleシニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏が登壇。Apple新宿の開業について、以下のように述べました。

↑Appleシニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏

 

「新宿は独創性と自己表現の伝統を持つ、活気に満ちたエリアです。エンターテインメント、ビジネス、そして文化の中心地であります。私たちはこのストアを、そんな新宿の中心にある、“タウンスクエア”――つまり街の広場にしたいと考えています。コミュニティにとっての集まる場所。みなさんに集まっていただき、お互いに繋がりを築いてもらう。学ぶためのインスピレーションを得て、自らの“クリエイティビティ(広い意味での創造性)”を解き放ってもらう。そういう場所です。そして、私たちのストアは、そのような場に命を吹き込むようにデザインされています」

 

Apple 新宿は、新宿三丁目駅からすぐ、伊勢丹 新宿店の真ん前に位置する「新宿マルイ本館」の1階に入居します。通りに面した店舗正面は、長さ37mの開放的な全面ガラスで覆われ、同社の建築物に共通する見通しの良いデザインが採用されています。

 

 

店舗に入ると、正面には大型6Kのビデオウォールが設置されており、その前には膝の高さほどのイスが並びます。このスペースは「フォーラム」と呼ばれ、Apple製品の活用法などを学べるプログラム「Today at Apple」を実施する際にも使用されます。

↑店舗内に入ると、正面奥の壁にディスプレイがあり、その手前に椅子が並ぶ。そして両脇に製品展示の机が広がる

 

店舗内には、実際に製品を体験できるよう、iPhoneやiPad、Macなど、90以上の製品がインターネットに接続しています。また、壁にはアクセサリーや関連商品も展示されます。そのほか、製品修理やテクニカルサポートなどを行う「Genius Bar」も設けられます。無料のパーソナルセットアップにも対応するとのこと。

 

同店舗には160名以上のスタッフが勤務し、その平均在勤年数は6年。国内または海外の他のストアでの勤務経験があるスタッフが大部分を占めるそうです。

 

体験型プログラム「Today at Apple」をチェックしよう

先ほども触れましたが、Apple新宿では、iPhoneやiPadなどの活用法などを学べる「Today at Apple」というプログラムが実施されます。これは既存の他店舗と同様。

↑内覧会にて筆者もClipsを用いて動画を撮影・編集する方法を学べるプログラムを体験した

 

こうしたプログラムは「How To」「Music Lab」「Studio Hours」「Quick Start」「Basics」「Photo Walks」などのジャンルに分類されます。そして、こうしたジャンルごとにも様々なテーマが用意されます。公式サイト(https://www.apple.com/jp/today/)にアクセスすると、日程ごとにどんなプログラムが実施予定か分かるので、ここから予約すれば参加できます。例えば、すでに予約で満員ではありますが、4月7日には「How To:iPhoneで写真を撮ろう」というプログラムが実施されることがわかります。

↑iPadやApple Pencilを活用したプログラムも用意される

 

なお、Apple新宿のオープンを契機に、iPad&Apple Pencilを使い、「Procreate」アプリを用いてオリジナルの家紋をデザインするプログラムが始動します。ちなみに、「家紋」がテーマになるのは、日本オリジナルの試みのようです。

 

日本一の乗降客数を誇る新宿だけに、新店舗のオープンで利便性が高まる人も多いのではないでしょうか。新宿に立ち寄った際は、ぜひApple新宿に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

新iPadがiPad Proより3万円以上安いけど、もしかして”神タブ”ですか?

先日発表された9.7インチiPadの新モデルは、新たに「Apple Pencil」をサポートしました。Apple Pencilは従来、「iPad Pro」シリーズでしか対応していなかったので、「興味はあるけどまだ使っていない」という人も多いはず。新iPadの登場で、改めてApple Pencilが欲しくなる人が続出するかもしれません。

 

とはいえiPad Proではできるけど、新iPadではできないこともあります。ここをしっかり見極めて、自身に最適なモデルをチェックしましょう。

 

ペンは使えるけど物理キーボードはワイヤレス接続のみ対応

今回アップデートされたのは、9.7インチの「iPad」。従来モデルとスペック上の情報を比べると、チップセットが「A9チップ+M9モーションコプロセッサ」から「A10 Fusion+M10コプロセッサ」へと変更されています。また先述の通り、新たにApple Pencilをサポートした点がトピックです。

 

↑現在展開しているモデルは、「iPad Pro」が12.9と10.5インチで、「iPad」が9.7インチ、「iPad mini 4」が7.9インチとなる

 

今回のアップデートで、iPadの新モデルでもApple Pencilが使えるようになったわけですが、iPad Proとの機能・性能差は残っています。例えば、iPad Proでは「Smart Connecter」の端子が側面に備わっていて、対応のキーボードを接続して利用できます。この利点は、iPad Proからキーボード側に給電を行いながら利用できるため、充電が不要ということ。

 

一方、新しい9.7インチiPadには、このSmart Connecterは搭載されていないため、物理キーボードを活用したい場合には、Bluetooth経由で接続するアクセサリーを選択しなくてはなりません。つまり、キーボードの充電も必要となるわけです。

 

↑各モデルのアクセサリーの対応状況

 

そのほか、自然な紙の白色を再現する「True Toneディスプレイ」機能や、カメラの「4Kビデオ撮影」および「光学手ぶれ補正」機能などは、iPad Proのみが対応しています。新しいiPadではサポートしていません。ほかにもカメラの性能には細かい差があります。

 

また、スピーカーの数についても、iPad Proが4基である一方、新しいiPadは2基となります。Touch IDもiPad Proでは第2世代が用いられますが、iPadでは第1世代のままです。

 

LTEモデルの場合、Apple SIMのサポートも気になるところ。iPad Proでは端末に内臓されていますが、iPadでは別途購入したカードを挿入する必要があります。

 

↑各モデルの価格をみると、新しいiPadのWi-Fiモデル(32GB)が一番安いのがわかる

 

一方、価格を比較すると、iPad Proの10.5インチ・Wi-Fiモデル(64GB)は実売価格が7万5384円。片や、新iPadのWi-Fiモデル(32GB)は4万824円で前モデルから据え置き。先述のような機能差はあれど、コストパフォーマンスを考えるとiPadが有力な選択肢となることがわかりますね。

 

特に別売のApple Pencilの1万800円も合わせると、iPad Proなら約8万6000円〜、iPadなら約4万1600円〜となります。つまり3万円以上も安くApple Pencilが使える環境を整えられるわけですから、従来コスト面で購入を躊躇してきた人にとって、間違いなく魅力的なモデルになります。

 

なお、新iPadについては、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社でも取り扱われることが明らかになっています。こちらの価格にも注目ですね。

 

教育市場を見据えての発表

さて、今回のスペシャルイベントはアメリカ・イリノイ州シカゴにある高校の講堂で開催されました。背景にあるテーマは「教育」。実は、前述の「iPad」のアップデートは、同社の教育への取り組みのアップデートへ直結するんです。

 

↑今回のAppleスペシャルイベントが開催された「Lane Tech College Prep High School」の講堂

 

例えば、iPadが新しいチップセットを搭載したことで、処理の重いARアプリもスムーズに使えるようになります。画面上に立体的な情報が表示されるので、視覚的な理解を深めることにつながります。

 

具体的には、美術館や博物館の展示をディスプレイ越しに再現したり、カエルの成長過程を学びつつ解剖を擬似的に体験したりするアプリのデモなどが行われました。また、教科書の表紙自体がARのマーカーとなっていて、カメラを向けると関連した立体映像が表示されるという展示もありました。

 

↑タッチアンドトライ会場がないという異例の構成。端末が展示される代わりに、いろんな側面からの学習を体験できた

 

もう一つ注目しておきたいのが、新たに対応したApple Pencilを使って、「iWork」アプリへ書き込みが行えるようになること。作成したスライドや資料に手書きのイラストや注釈が加えられるわけです。同機能はアプリのアップデートにより実現します。

 

↑「Pages」「Numbers」「Keynote」に対してApple Pencilで直接描き込めるように

 

体系的な学習はプログラミングだけでなくクリエイティブにも広がる

iPadを利用する「学び」には、能動的に取り組まなくてはいけない課題が多く用意されています。例えば、同社では以前より「Everyone Can Code」という体系的な学習プログラムを用意していました。「Swift」というAppleの用いるプログラミング言語について、コーディングの基礎から順を追って学べるカリキュラムです。

 

↑今回の会場ではロボットやドローンを操作する体験ができた

 

例えば、「Swift Playgrounds」アプリを使って、プログラミングの概念を体系的に学べます。キーボードで直接コードを入力するわけではないので、実践的な書き方を覚えられるわけではありませんが、ゲーム感覚で子どもに「プログラムとはなんぞや」という部分を概念的に理解させるには非常に有効です。最終的には、ロボットやドローンを操作することにつながり、コーディングの実用性を理解させることにつながります。

 

今回のスペシャルイベントでは、こうした学習プログラムとして新たに「Everyone Can Create」掲げられました。こちらは「Clips」を用いて動画作品を製作したり、「GarageBand」を使って作曲を行ったりするものです。写真やスケッチも含まれます。まさにiPadが強みとする領域ですね。

 

↑「GarageBand」で作曲を行う画面

 

会場では、テーマを工夫してほかの学習と結びつけることがアピールされました。例えば、何かを覚えさせるための替え歌を使ったり、韻を踏んだ詩をテーマにした動画を作成したりするといった具合です。

 

クレヨンも教育市場向けに登場

最後になりましたが、新しいiPadは教育機関向けに、いくつかの特典が付与されることが明らかになっています。発表時のスライドに表示された価格では、一般向けが329USドル〜であるのに対し、教育機関向けが299USドル〜。つまり30USドルほど割引になると説明されました。日本国内向けに展開する場合もおそらくこうした特典が用意される可能性が高いですが、具体的な割引額などは明かされていません。

 

また、教育機関向けのiPadには、iCloudのストレージが200GB提供されます。通常が5GBなので、195GB分増量されます。

 

↑ロジテックのCrayon(クレヨン)も登場

 

アクセサリーとしてはロジテックから「Crayon(クレヨン)」というスタイラスペンが用意されました。Apple Pencilのように筆圧検知はないものの、ペン先の角度検知はサポート。Lightningコネクタ経由で充電を行います。

 

クレヨンの価格は、Apple Pencilの約半額。そしてペン自体の形状が角ばっているので、Apple Pencilのように机の上を転がりづらいという点もメリットでしょう。

 

↑同社からは「Lagged Combo」というキーボード付きケースも登場した

 

ただし、こうしたアクセサリーは教育機関向けの販売を想定していると思われます。一般向けに取り扱われるかどうかは不明です。

 

こうした教育市場への取り組みが背景にあると分かれば、iPadがApple Pencilに対応した理由も納得できますね。とは言え、やはり一般向けの商品として、一段と魅力的な製品になったと感じてしまうのは筆者だけではないはず。もし「キーボードは要らないんだ。ペンが使いたいんだ」と思うなら、買いです。ただ、ディスプレイやスピーカーにもこだわりたいなら、iPad Proも併せてチェックしておくことをお勧めします。

Apple Watchでジム活が捗っちゃうなあ! 日本上陸した「GymKit」でジム通いへの意識がさらに高く

Apple Watchについて、watchOS 4で導入されたテクノロジー「GymKit(ジムキット)」をご存知でしょうか? これは2017年6月のApple 世界開発者会議 (WWDC)で発表されたもので、ジムに設置された対応フィットネスマシンとApple Watchを連携できるようにするためのプラットフォームのこと。実は、オーストラリア、米国、ヨーロッパ、中国、香港に続き、3月15日から日本でも利用できるようになりました。

 

 

Gymkitについては、「テクノジム」「ライフ・フィットネス」「シュウィン」など、世界シェアトップクラスの7メーカーとパートナーシップが結ばれています。今回はまず、ライフ・フィットネス社製のマシンが日本に導入されたということで、筆者も早速体験しにいってきました。なお、同社が提供するマシンでは、「トレッドミル」「エリプティカル」「インドアバイク」「ステッパー」で対応しています。

 

LifeFitness社PresidentのJaime Irickさんは、「LifeFitnessでは、世界中のフィットネス愛好家の方、フィットネスクラブ、そしてパートナーにとって最適なプラットフォームであることを目指している。その3者にとってGymKitのテクノロジーは最高の成果を提供してくれるだろうと考えている」といった旨をコメント。また、「LifeFitness のマシンでは年間約10億のワークアウトが行われている。将来的にこの大部分がApple GymKitで使われるだろう」とも述べています。

 

↑GymKit対応マシンの例。リカベントタイプのインドアバイクで、Apple Watchを連携できる

 

今回訪れたのは、24時間年中無休で使えるフィットネスジム「エニタイムフィットネス」の恵比寿店。同ジムでは、ひとつのキーを用いて国内および海外にある3500以上のジムすべてを利用できるのが特徴です。店舗により異なり、利用頻度の高い店舗の価格が適用される仕組み。なお、恵比寿店の場合には、9180円/月となります。

 

そもそも、ジムでトレッドミル(ランニングマシン)などを利用すると、Apple Watchに表示される心拍数や消費カロリーと、マシン側に表示されるデータが異なってしまうという課題がありました。さらにトレーニングが終了した際に、せっかくマシン側で測定したデータを、持ち帰ることができませんでした。GymKit対応のフィットネスマシンが普及すると、こうした状況の改善が期待されます。

 

国内のANYTIME FITNESSのメインフランチャイザーであるFast Fitness Japan 代表取締役社長COOの土屋 敦之さんは 「GymKit導入は、利用者にとっての快適さをさらに高めるサービスであり、ジム・日常生活問わずApple Watchを通じて運動や健康状態をモニタリングできるようになれば多くのお客様に喜んでもらえるのではないかと思う」とコメントしています。

 

フィットネスマシンを実際に使ってみた

まず、Apple Watchを対応マシンに近づけるとNFCが反応して、両者がBluetooth経由で接続されます。NFCとBluetoothの2段階になっているので、不要な自動接続を防げます。

 

初回は確認画面が表示されるので、「続ける」をタップ。トレッドミルの場合、その後「室内ランニング」か「室内ウォーキング」を選択。Apple Watchではワークアウトアプリが起動し、マシン側には集約された情報が表示されます。

 

↑マシンにある「NFC」のマークにApple Watchを近づけてから、ウォッチ画面上で確認操作を行う。するとワークアウトアプリが起動し、マシン画面にデータが共有される

 

Apple Watchからトレッドミルへは身長・体重、心拍数などのデータが送られます。一方、トレッドミルからApple Watchへは、ランニングのペースや傾斜などの情報が送られます。Apple Watch側では、消費カロリーが計算され、それがトレッドミルへと送り返されてモニターに表示される仕組みです。

 

↑ワークアウト中に表示されるマシン側の画面。「時間」「距離」「カロリー」「心拍数」「ペース」「メッツ」「傾斜率」「速度(KPH=km/時)」「経過時間」「アクティブカロリー」「合計カロリー」が確認できる

 

マシンの画面左下にある停止ボタンをタップすると、一時停止状態に。そのまま終了を選択すれば、測定が終わり、サマリー画面が表示されます。この状態で、Apple Watchにもデータが共有されていることがわかりました。

 

接続を解除するとトレッドミルにある個人情報は消去されるようになっています。また、測定データはiPhoneの「ヘルスケア」アプリや「アクティビティ」アプリで管理できます。

 

↑iPhoneの「アクティビティ」アプリからワークアウトの結果が確認できる。LifeFitnessのマシンを使ったことも記録されていた

 

ついに日本上陸を果たしたGymKitですが、連携具合はとても滑らかでした。使い勝手もよく、筆者の通うジムにも早く導入されれば良いのに、と願うばかり(笑)。今後も普及が進めば、多くのジムで見かけるようになると思うので、Apple Watchをお使いの皆さんは、ぜひ試してみてくださいね。

iPad Proがあればこれだけできる――出張でも使えるiPad Pro実践テクニック7選

果たして仕事に使えるのか――。iPad Proの購入を検討するとき、どんな操作が行えるのか、悩む人も多いでしょう。

 

筆者は初代iPad Pro 12.9インチモデルを使い、実際に取材業務を行っています。取材および原稿の執筆はもちろん、写真の編集までする必要がありますが、そうした作業はすべてiPad Proで行えます。職業によって目的となる作業は異なりますが、今回は筆者の利用経験を参考に、iPad Proを用いた実践的なテクニックをいくつかご紹介します。

 

【1】まずアクセサリーを揃えよう

iPad Proの機能を最大限に活用するためには、必ず周辺機器を揃えましょう。ビジネスシーンで活用するには、キーボードは必須。Apple Pencilも写真編集や、PDFへの書き込みに役立つので揃えた方が良いです。また、Apple Pencilのホルダーがないキーボードやカバーの場合には、1000円弱くらいで適当なホルダーを買えば持ち運びやすくなります。

 

↑筆者は初代iPad Proにロジクール製のキーボードを合わせて使っている。「Smart Connector」対応なので、キーボード自体の充電は不要。同製品はバックライトが付いているので、暗い発表会場でも文字を打ちやすい

 

Appleの公式サイトでは、純正アクセサリーも販売中。キーボードのバックライトなどにこだわらなければ、こちらのほうがデザインの統一感が出ますので、併せて検討してみてください。そのほか、SDカードからのデータ取り込むためには、専用のアダプタが必要となります。スクリーン上に画面を転送する機会が多い人は、HDMIケーブルのアダプタも用意しておくとよいでしょう。

 

【2】2つのアプリを同時に表示すべし

iPad Proを活用する際に必須となるのが、アプリ画面を2つ同時に表示する操作です。まず、通常通りにアプリを起動したら、画面下部をスワイプアップ。「ドッグ」と呼ばれる画面が表示されます。

 

↑画面下部に表示される「ドッグ」。使用頻度が高いものを配置しておこう。別のアプリを起動している際には、画面下部をスワイプアップすると表示される

 

ここからアプリアイコンをドラッグ&ドロップ。すると、画面の手前に2つ目のアプリが小さく表示されました。この画面は左右の端のどちらかに表示できます。移動方法は、上部のバー部分をタッチして、そのまま左右に移動させるだけ。なお、一時的に非表示にするには、画面右端でさらに右へ移動させればOK。再表示するには、画面右端を左へとスワイプします。

 

↑2つ目のアプリが浮いた状態で仮表示される。ここではメモアプリをメインに、写真アプリをサブに表示した

 

さて、2つのアプリをじっくりと使いまわすには、さらに別の表示方法を活用しましょう。先ほどの浮いた画面の上側にあるバーを下向きに軽くスワイプして手を離します。すると、完全に画面が2つのアプリで分割されました。

 

↑2つのアプリを同時に使うには、このスタイルがおすすめ

 

切れ目の部分には、中央にバーが表示されています。ここをタッチして左右に移動させると、画面表示の割合を変更可能。大体4分割されているので、[1:3][1:1][3:1]のなかから、使いやすい比率で選択しましょう。

 

Android派も納得! iPhoneデビューこそ“X”を選ぶべき5つの絶対的理由!

バルセロナでは現在、年に一度開催されるモバイルの祭典、MWC(モバイル・ワールド・コングレス)で賑わっています。刺激的な新たなスマホや技術の発表に触発されている人も多いはず。そんななか、ケータイ・スマホの購入を検討する人もいるのではないでしょうか。

 

新端末が続々姿を表していますが、まず検討に入るモデルといえば、やはりiPhoneでしょう。特に最新端末である「iPhone X」は、発売からしばらく経ちますが、いまから購入しても決して遅くないと言える魅力のあるモデルです。そこで、本記事では「初めてiPhoneを使う人」にとって、iPhone Xが最もオススメできると断言できる、5つの絶対的理由をご紹介します。

 

【絶対的理由1】iPhone同士の連携がうれしい

きっと皆さんの周りにもiPhoneを使っている人がいるでしょう。そもそも、iPhoneを使っている人が身近にいれば、操作が分からなくなったときに「ちょっとこれどーするの?」と訊けます。そして大抵の場合、そうした疑問を解消してくれるはずです。身近にこうした“iPhoneのベテラン”が多いのが、初心者にとって一番のメリットかもしれません。

 

また、iPhone同士で使える便利な機能があります。例えば、「AirDrop(エアードロップ)」が良い例です。これはすぐ近くにいるiPhoneユーザーに写真や動画を素早く共有できる機能のこと。機能をオンにして、送信先を指定するだけで、写真を渡せます。無線通信を利用するので、ケーブルなどで接続する必要はありません。

 

↑「AirDrop」を活用すると、近くのiPhoneに写真などのデータを素早く共有できる。iPhoneだけでなく、iPadなどのApple製デバイスにも共有可能だ↑「AirDrop」を活用すると、近くのiPhoneに写真などのデータを素早く共有できる。iPhoneだけでなく、iPadなどのApple製デバイスにも共有可能だ

 

iPhoneを使う理由については、「直観的に分かりやすいから」「使いやすいから」といったことをよく耳にしますが、こうした部分は人によっても異なることがあるでしょう。しかし、「iPhoneを使っている人がたくさんいて、そうした人に質問できる。そして連携も取りやすい」というのは、iPhoneを使おうとする誰しもに共通するメリットです。

 

【絶対的理由2】Androidからもすんなりと移行できる

では、なぜiPhoneのなかでも「X」に注目するのか。その一つの理由は、操作性でAndroidに共通する部分があるから。例えば、iPhone Xには、ホーム画面に戻るための物理ボタンがありません。いままでAndroidのスマホをずっと使ってきた人にとって、端末側面にあるボタンと、画面上のボタンで操作するのは、きっと朝飯前でしょう。

 

180228tama11↑iPhone Xには、ほかのiPhoneシリーズと違い画面下部に「ホームボタン」がない

 

また、機内モードやWi-Fiのオン・オフを切り替えるためのスイッチも画面の上端から現れます。この点もAndroidを使ってきた人なら違和感なく使える部分です。ちなみに、Androidと違うのは、画面上端がスッキリしていること。特に設定をカスタマイズしなくとも、通知を知らせるアイコンがバンバンと表示されたりしません。

 

180228tama12↑画面上端の右端を下へスワイプすると、Wi-Fiなどをオン・オフできるスイッチの画面「コントロールセンター」が表示される。反対にほかのiPhoneでは、画面下から上へスワイプする

 

なお、データ移行については「Move to iOS」というAndroid向けアプリが提供されていますので、参考にしてみてください。ちなみに、初めてスマホデビューするという人にとっては、ホームボタンがない最新の操作方法に慣れておけるというメリットがありますよ。

 

【絶対的理由3】バッテリー関連の管理が気楽である

ほかのiPhoneに比べて、バッテリー持ちが良いというのもiPhone Xならではの特徴です。これはディスプレイに有機ELを採用している点が大きいでしょう。

 

ざっくり原理を説明すると、液晶ディスプレイでは、バックライトが常に点灯しています。黒を再現するには、シャッターでその光を遮るんです。一方、有機ELディスプレイでは、明るいところがピンポイントで光る仕組みのため、バックライトが不要。つまり、真っ黒なところは、何も光りません。これが節電につながり、さらに黒の表現が美しくなる理由です。

 

180228tama13↑iPhone Xのディスプレイには有機EL(OLED)が採用されている。有機ELを使ったスマホの特徴は、電池持ちがよいこと。そして、黒に深みが出てコントラストが美しくなることだ

 

また、最新のiPhone Xおよび8/8 Plusならワイヤレス充電にも対応します。「Qi(チー)」という規格に対応した充電パッドを購入すれば、ケーブルを接続せずに充電できます。

 

180228tama14↑Qi対応のワイヤレス充電パッドにiPhone Xを置くだけで小まめに充電できる

 

例えば、会社のデスク――。または、自宅の書斎、キッチンの棚、ベッドサイド――。普段スマホを置いている場所に、こうしたチャージャーを設置することで、小まめに充電が可能になります。充電コードを接続し忘れて困った、なんて事態はもう起こりません。

 

【絶対的理由4】画面が大きいから見やすい。でも持ちづらくない

iPhone Xのディスプレイは、対角線で5.8インチという大型。数字だけ見ればiPhone 8 Plus(5.5インチ)より画面がデカい。それなのに、端末の横幅はそれぞれ70.9mmと78.1mm。つまりiPhone Xのほうがスリムなのに画面は大きいということになります。

 

180228tama15↑動画コンテンツを視聴するには最適だ。動画再生中にピンチアウト(2本の指で拡大するような操作のこと)すれば、最大表示に切り替わる

 

また、水滴で誤動作を起こしづらくなっていることも、ほかのiPhoneに比べるとメリットと言えます。半身浴をしながらのんびり動画を視聴したい、といったシーンで、画面に水が付いてもiPhone Xならへっちゃら。軽く画面の水気を拭きとれば、それほどイライラせずに操作できちゃいます。

 

180228tama16↑水滴がついた状態でも、ある程度は画面タッチで操作できる。ちなみに、言うまでもないが、充電しながら浴槽で使用するのは危険なので絶対に控えよう

 

【絶対的理由5】2つのカメラを使い分ける流行りの機能が体験できる

スマホを使う理由の半分が、「電話」そのものより「カメラ」である、という人も多いのではないでしょうか。やはり新しいスマホを買うなら、最先端の機能を試せる方ほうがワクワクしますよね。スマホのカメラの性能はここ数年で大きく進化しました。画素数が大きくなり、レンズが明るくなり――、そしてついには、カメラのレンズが2つ付くようになりました。

 

180228tama17↑iPhone XやiPhone 8 Plusにもカメラが2つ付いている

 

この2眼カメラが搭載されているおかげで、iPhone Xでは背景をボカして、雰囲気の良いポートレート写真を撮れます。「ちょっと古いコンパクトデジカメより綺麗なのかも?」と感じる人も多いでしょう。

 

180228tama18↑2倍の光学ズームを使えば、手元の影や周囲のモノが邪魔になる構図でも、綺麗に撮影できる

 

180228tama19↑iPhone Xで「ポートレートライティング」を活用した作例。背景がボケている

 

また、iPhone Xと8 Plusを比較すると、前面カメラに違いがあります。iPhone Xは前面カメラでもポートレート撮影が可能。また、顔認証機能「Face ID(フェイスアイディ)」によって、ロック解除やアプリ購入時の認証を行うことができます。

 

180228tama20↑iPhone Xでは前面に「TrueDepthカメラ」というシステムを採用している。ちょうどディスプレイの凹型のくぼみ部分にこのカメラのシステムが配置されている画面は「アニ文字」というiPhone Xオリジナルの機能

 

180228tama21↑iPhone Xの前面カメラでは「ポートレート」モードで背景をボカし、ライティングが悪い場所でも顔を明るく調整できる

 

iPhone Xだけでしか使えない撮影機能があると、記念撮影のときにはきっと大活躍。「せっかくならiPhone Xのカメラで撮ろうよ」なんて依頼で、盛り上がれると良いですね。最後になりましたが、iPhone Xの価格は11万2800円~。小さくない買い物になるかもしれませんが、いま初めて使うiPhoneなら、長く大切に使う前提で、絶対に後悔しないものを選んでください。

【徹底検証】LINE、Amazon、Appleのスマートスピーカーで“買い”はどれだ!?

国内では先んじて発売されたLINEの「Clova WAVE」や、世界トップシェアの大本命「Amazon Echo」、2018年発売といわれるもいまだ謎の多いApple「HomePod」の3モデルが、着々とGoogle Home包囲網を張っています。それぞれの“切り札”となる機能をチェックしました。

 

私が比較しました:ジャーナリスト西田宗千佳さん

西田

スマートスピーカー市場の動向に精通。成功のカギは「パートナーデバイス」にあると見ている。

 

パートナー戦略でリードするAmazon Echoが優位

Google アシスタント搭載スピーカーが賑わう一方で、その他の音声アシスタント搭載モデルも盛り上がりを見せています。

 

国内メーカーとしてひとり気を吐いているLINEのClova Waveが10月に発売されると、およそ1か月後には米国市場で約70%のシェアを誇る大本命Amazon Echoが上陸。スマートスピーカー市場はまさに群雄割拠です。ジャーナリストの西田宗千佳さんは、Amazonの「連携力」が躍進の切り札になると語ります。

 

「AmazonはLINE、Googleからひと足遅れて11月に日本市場へ参入しましたが、パートナー戦略で他社を一歩も二歩もリード。盤石の体制を整えつつあります。LINEは、少なくとも現段階では音声認識の完成度で劣っており、早期改善が必須です」

 

また、日本での発売は未定ながら、2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売開始となったAppleのHomePodも、大注目のスマートスピーカー。実機のデモは行われておらず、西田さんはこれについての明言を避けましたが、今後の動向が注目されます。

 

ついに日本に上陸した世界一のスマートスピーカー

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Amazon

Amazon Echo

実売価格1万1980円

音声アシスタントAlexaを搭載。「スキル」と呼ばれるコマンドを呼びかけて、天気予報やニュースの読み上げやスマート家電の操作、飲食店でのテイクアウト予約注文といったサービスを利用できます。カラバリは3色を用意。

 

「Alexa」搭載スピーカーでできること

・Amazon Musicを利用して音楽を再生

・スポーツ試合の結果や次の予定を知る

・スマートホームをコントロール

・ショッピングリストやTo-Doリストの管理

・飲食店のテイクアウト注文

20171219_suzuki20↑上位モデルのAmazon Echo Plus(1万7980円)もラインナップ。スマートホームの操作が容易に行えるハブを内蔵しています

 

Amazon Echoの切り札! 連携サービスが多彩で気軽に始められる

国内での発表時点で100社以上の提携パートナーが存在し、265もの「スキル」を用意。スマート家電の操作やニュースの読み上げほか、娯楽やお役立ち情報などのサービスが満載で、誰でも気軽に始められます。

20171219_suzuki19↑エントリー機のAmazon Echo Dot(5980円)。機能は上位機と共通します

 

音質・機能ともにスタンダードで無難なセレクト

「音質・機能ともに、まさに“スタンダード”。本機かGoogle Homeのどちらかを選べば、まず失敗しないでしょう。価格も抑えられています。メッシュ部の交換が難しいのは欠点かも」

 

音声でメッセージも送れる日本メーカー希望の星

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LINE

Clova WAVE

1万4000円

AIアシスタントClovaを搭載。音楽再生や天気予報の案内、スマート家電の操作のほか、音声でLINEメッセージの送信もできます。バッテリー駆動にも対応し、宅内の好きな場所に持ち出して使用可能。

 

「Clova」搭載スピーカーでできること

・音声でLINEのメッセージ送信

・LINE MUSICを利用して音楽鑑賞

・スマート家電のコントロール

・天気予報や運勢などの案内

・BTスピーカーとして音楽を再生

 

Clova WAVEの切り札! LINE MUSICを聴き放題で1万2800円の格安価格に

同社が手がける音楽ストリーミングサービスLINE MUSICの利用(12か月間聴き放題)と本体がセットで1万2800円に。キャンペーンは2018年1月31日まで実施中です。4000万曲以上が聴き放題で楽しめる。通常料金は月額540円〜です。

20171219_suzuki24↑LINE MUSIC

 

20171219_suzuki25↑4つのマイクに加えて、ノイズキャンセリング機能を搭載。あらゆる方向からの音声を高精度で認識できます

 

音質は上々だが、アシスタントの完成度に疑問

「現状では音声アシスタントの完成度はいまひとつで、操作性には不満があります。他モデルと比べてサイズが大きく場所を取るのもネックですが、そのぶん音質は良好です」

 

国内発売が待望されるAppleの秘密兵器

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Apple

HomePod

349米ドル(未発売)

音声アシスタントSiriを搭載。Apple Musicと連動して音楽を手軽に楽しめるよう、アーティストやレーベルなど固有名詞の学習を強化しました。カスタムA8チップによる低音の管理をはじめ、音質に注力します。

 

「Siri」搭載スピーカーでできること

・部屋の中でどこに置かれているのか認識

・Apple Musicと連動して音楽鑑賞

・スマート家電のコントロール

・最新ニュースや天気予報のチェック

・iOS「ホーム」アプリと連動

20171219_suzuki29↑iPhoneなどと同じように、「Hey Siri」と話しかけてからリクエスト。本体に6個のマイクを搭載し、高精度での音声認識を実現します

 

HomePodの切り札! オーディオ機能を強化して最強のホームスピーカーに

それぞれにアンプを搭載した7個のビームフォーミングツイーターのカスタムアレイなど、オーディオ機能を強化。Apple Musicとの連携により、快適なリスニングを実現します。

20171219_suzuki28↑Apple Musicとの連携を強化。音楽・アーティスト関連の音声認識や検索の精度を高め快適に使えるように

 

「HomePodは、現時点ではまだ実機デモが行われておらず、詳細はベールに包まれています。日本での発売は未定ですが、2018年以降になるといわれています」

 

 

Braun、そしてAppleの風化しないデザイン…両者の関係は単なるコピーではない ライフスタイル

ロンドンは、博物館・美術館が大変充実しています。テレンス・コンランが設立したロンドンのデザイン・ミュージアムはケンジントン地区に移転し、2016年にリニューアル・オープンしました。様々なカテゴリーのデザイン展示がされていますが、その中でも目を引くのが、家電~エレクトロニクス分野でのデザインに関する展示です。Braun、Sony、Appleがこのカテゴリーでのデザインにおける重要ブランドとして選ばれています。

デザイン・ミュージアム・ロンドンデザイン・ミュージアム・ロンドン

 

私自身はデザイナーではありませんが、プロダクトをリサーチしていく上で、(カテゴリーによって差はありますが)デザインは顧客にとってブランドの価値を決める重要な要因となります。デザインがブランド価値に貢献した模範となるのが、現在世界で最も高い企業価値を誇るAppleです。Appleのデザインを理解する上で、その源流とも言えるデザイン・フィロソフィーを作り上げたのは、ドイツのBraunです。例えば、こちらの動画にある50年代末から70年代までのBraunとAppleのデザイン比較を見れば、その相似性に驚きます。

 

■ディーター・ラムスが作り上げたBraunのデザイン・フィロソフィー

Braunデザインの基盤を作り上げたのが、1955年にBraun社に入社し、1961年から1995年までBraunのCDO(チーフ・デザイン・オフィサー)として500以上の製品に関わってきたディーター・ラムスです。彼は「より少なく、しかしより良く(Less But Better)」という信条をもとに、10ヶ条からなるGOOD DESIGNであるためのデザイン・フィロソフィーを提唱しました。

 

革新的である(is innovative)

製品を便利にする(makes a product useful)

美しい(is aesthetic)

製品を分かりやすくする(makes a product understandable)

慎み深い(is unobtrusive)

正直だ(is honest)

恒久的だ(is long-lasting)

首尾一貫している(is thorough down to the last detail)

環境に配慮する(is environmentally friendly)

可能な限りデザインをしない(is as little design as possible)

(Wikipediaより引用)

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デザインに絶対的正解はないと考えますが、Braun、そしてAppleの風化しないデザインを生み出した源は、ラムスの原則にあると言えるでしょう。2009年に府中博物館で「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 ー機能主義デザイン再考」 というタイトルで、ディーター・ラムス展が開催されました。この時のインタビューで、ラムスはAppleのCDO、ジョナサン・アイブを評価しており、こう答えています。

 

「アップルのデザインは私のデザインのコピーなどではなく、私の過去の仕事に敬意を表してくれていると思っている」

「ドイツの巨匠 ディーター・ラムスに学ぶ、真のデザイン」より

 

■Braunの歴史を紐解く博物館「BraunSammlung」

ここでBraun社の歴史を紐解いてみましょう。

 

Braunは、1921年にマックス・ブラウンによってフランクフルトの近くクロンベルクに設立されました。現在は電動シェーバーが代表的な製品となりますが、ラジオの部品から始まり、ラジオ本体、そして50年代にはオーディオ分野へと発展して行きました。ラジオが出発点という意味ではSonyに近いです。

 

また、50年代には現在のBraun事業の核となる電動シェーバーの生産販売が始まりました。1967年に、剃刀で知られるGillette社が出資を始め、1984年にはGillette社の完全子会社となりました。Gillette社としては、髭剃り市場がウェットシェービング(剃刀)、ドライシェービング(電動シェーバー)のどちらに行っても成長できる両面構えの戦略です。2005年にはP&G社がGillette社を買収したことで、Braun社はP&Gの子会社となり、現在に至っています。また、シェーバー関連以外の製品に関しては、De’Longhi社などが販売しています。

 

私はP&Gにいた時代に、仕事でクロンベルクのBraun社を訪れたことがあります。Braun社には「BraunSammlung(Braun Collection)」と呼ばれるBraunの歴代の商品展示がされたBraun博物館があります。90年以上の歴史を振り返る約300点の展示がされています。もともとBraunのデザインに憧れていた私としては、特にラムス時代のBraunデザインは見る価値がありました。フランクフルトまで来られた方には是非、この博物館まで足を延ばすことをお勧めします。

 

BraunSammlung(火~日:11時~17時)

 

■電動シェーバーのシェア争い

電動シェーバーの金額シェアは、日本ではPanasonicがトップで、Braun、Philipsと続きますが、世界市場では、Philipsが1位、Braunは2位となります。BraunとPanasonicは往復式(Foil)、Philipsは回転式(Rotary)の電気シェーバーを主力とし、往復式ではBraunは世界トップとなります。2016年に京都芸術劇場で行われた日独デザインシンポジウム「デザイン、何処にか行き給う―ディーター・ラムス、日本のデザイナーや学生と語る」で、ラムス氏の講演を聴く機会がありました。彼の発言から、現在のBraunは彼が作り上げたデザイン・フィロソフィーが十分活かしきれていないとの思いが読み取れました。

 

電動シェーバーとしてBraunは性能的には評価が高いブランドですが、ディーター・ラムスのデザイン・フィロソフィーを重要な資産として活用していく事で、Braunのブランド価値はさらに上がる可能性があると私見ながら考えます。個人的には、ウェットシェーバー(剃刀)派なので、Braunデザインのパワー剃刀ホルダーなんてあれば、是非欲しいです。

 

【著者プロフィール】

プロダクト・リサーチャー・四方宏明

1959年京都生まれ。神戸大学卒業後、1981年にP&Gに入社。以降、SK-II、パンパースなど、様々な消費財の商品開発に33年間携わる。2014年より、conconcomコンサルタント、WATER DESIGN顧問として、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事する。パラレルキャリアとして、2001年よりAll Aboutにてテクノポップ・ガイドとしてライター活動を始め、2016年には、音楽発掘家として世界に類書がない旧共産圏の電子音楽・テクノポップ・ニューウェイヴを網羅する『共産テクノ ソ連編』を出版。モットーは「“なんとなく当たり前”を疑ってみる」。

四方宏明の“音楽世界旅行”:http://music.sherpablog.jp/

弁当箱の応用、これは思いつかなかった! Apple製品のアクセサリーをスッキリまとめてくれる海外で人気の「Bento Stack」

毎日の通勤やちょっとした外出時にもデジタルデバイスや充電器、イヤホンといったアクセサリーを持ち歩くことが普通になりましたよね。しかし、これが少し厄介。カバンにどれだけキレイに入れても、オフィスについたらケーブルや充電器がこんがらがっていることが多々あります。カバンの収納スペースの使い方を決めている人も「もっと楽に収納と持ち運びができたらいいのに」なんて思っていませんか?

 

Indiegogoで見事に1000万円以上の資金を集めている「Bento Stack」はその名の通り、日本の弁当箱からヒントを得たプロダクトです。

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すっきりした見た目がカッコイイBento Stackは、アップル製品の充電器やイヤホン、AirPodケース、Apple Watchのバンド、さらにはApple Pencilと様々なアクセサリーや周辺ケーブルを一気にスマートに収納してくれるのです。日本文化がこんな形でプロダクトの設計に使われるなんてちょっと感激ですよね。

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開発者は「日本のミニマリスティックなデザインのモダンな弁当箱からインスピレーションを受けた」と紹介ビデオで語っています。

 

全部が1つのケースに入っているというのは確かに便利。オフィスについたらBento Stackをデスクにおいて、必要な物だけを取り出せば良いわけですね。カバンに入れるのも楽です。

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何より見た目がごちゃごちゃしないのは涙ものです。ケーブルの根本がカバンのなかの本やデバイスに押しつぶされてしまったり、ケーブル自体がラップトップの下に引っかかって取り出せなかったりということは日常茶飯事。Bento Stackに入れておけばスッと取り出せてスッと入れることができます。なかの仕切りは動かせるので、自分の持っているアクセサリーの組み合わせに最適なデザインに調整することも可能。

 

フタの部分もしっかりと収納スペースになり、Apple Watchのバンド部分を収納できたり、Apple Pencilを収納したりすることができます。

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こちらはスクリーンを斜めにディスプレイするためのマウントとしても活用可能。ちゃんと考えられたデザインですね。

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デザイン、値段、機能のバランスが逸品!!

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Indiegogoのコメント欄には「素晴らしいアイデア! 手に入れるのが待ち遠しい!」という声だけでなく「値段も良心的で最高」と手ごろな価格も絶賛されています。Bento Stackは1つ約4300円(発送料別)から予約受付中ですが(発送は12月の予定)、確かにどれだけ便利でも結局これはケース。高価過ぎると手が出しづらいですよね。だからといって安いメッシュバッグなどを買うのも不格好。その点、デザイン、機能、そして値段のバランスがうまく整ったBento Stackは魅力的です。

 

箱は用途に合わせて小さい収納箱としても使えます。一段だけでも利用可能。つまりデバイスのヘビーユーザーでもライトユーザーでも、ニーズに合わせたサイズで使えるというわけです。

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日本人としてはパッと見ただけで使い方もピンと来る、嬉しくなるプロダクトです。これまではオフィスに着いたら、いちいち1つずつケーブルやアクセサリーをバッグから取り出していましたが、Bento Stackならデスクについてスッと取り出すだけで終わり。多くの人がこれを欲しがるのも納得ですね。

iPhone Xの「気になるとこ」超要約! Face ID、サイズ感、ポートレート撮影が丸わかり

iPhone10周年の節目に登場した「iPhone X」――。来たる11月3日に、ついに発売を迎えます。ホームボタンが廃止され、全面に広がる有機ELディスプレイを新搭載。使い慣れた「iPhone」とは異なる挑戦的な姿勢に、多くの人が興味を持っていることでしょう。

 

今回は、発売前の実機を手にする機会を得たので、数ある特徴の中でもiPhone Xの独自性が高いインカメラ――「TrueDepthカメラ」に焦点を当て「ポートレート撮影」や、特に気になる顔認証機能「Face ID」をじっくり検証してみました。

 

【気になるとこ1】「Face ID」の動作はスムーズ?

とにもかくにも、まずは「Face ID」について。こちらはTrueDepthカメラによって、ユーザーの顔を認識し、画面ロック解除やコンテンツ購入時の認証に利用できる機能です。iPhone Xでは、ホームボタンが廃止されていることもあり、「Face ID」の使い勝手は、そのまま端末の使い勝手に直結してくるところ。

 

登録方法は、従来の指紋認証機能「Touch ID」の登録と似ています。まずは、「設定」アプリの「Face IDとパスコード」から「Face ID」をタップ。その後は、画面表示の指示に従って、顔の情報を登録していきましょう。カメラを見ながら首をぐるっと回して、立体的な情報を覚えさせます。登録時には、何とも言えない「未来感」が伝わってきました。

 

↑Face IDの登録画面。画面を見ながら顔の角度を変えていく。一周分、円が緑色になるようにゆっくりと首を回そう。赤外線カメラとドットプロジェクタにより立体的な情報が登録される↑Face IDの登録画面。画面を見ながら顔の角度を変えていく。一周分、円が緑色になるようにゆっくりと首を回そう。赤外線カメラとドットプロジェクタにより立体的な情報が登録される

 

実際の使い心地は、非常に良好でした。iPhone Xは「サイドボタンを押す」または「画面をタップする」とスリープ状態が解除されるのですが、次の瞬間には画面ロックが解除されています。そのまま画面下端をスワイプアップすれば、ホーム画面が起動。先述の通り、鍵のアイコンが開錠される表示はありますが、実際の操作ではその表示を待つ必要はありません。スリープ復帰後、すぐにスワイプアップすればOK。流れるような操作が実現します。

 

↑ロック画面では、上部に鍵のアイコンが表示されている。顔を認識させると、ここが「開錠」された状態になり、ロックが解除されたことがわかる↑ロック画面では、上部に鍵のアイコンが表示されている。顔を認識させると、ここが「開錠」された状態になり、ロックが解除されたことがわかる

 

またFace IDでは、顔の正面だけでなく、立体的な情報を照らし合わせているので、iPhone Xを顔の正面まで持ちあげる必要はありません。普段通りの姿勢でも、問題なく使用できます。「寝ている間にロックを解除されやすいのでは?」と疑問に思う人も多いでしょうが、その心配は不要。設定項目で、「Face IDを使用するには注視が必要」をオンにしておけば、iPhoneを見たときのみに認証されるようになります。なお、同項目はデフォルトで有効になっています。

 

【気になるとこ2】結局ちゃんと認証できるの?

他社スマホの顔認証機能というと、機種によっては、眼鏡の有無でも認証できなくなることがあります。では、iPhone XのFace IDではどうなのでしょうか? みなさんが実際気になるのはここでしょう。今回は様々な条件で検証を行い、使い勝手を調べてみました。なおFace IDの登録は、メガネや帽子などを一切身に着けずに行っています。

 

(1)暗所でも解除できるのか? → 〇

↑写真は顔認証時のイメージを「ポートレート」で撮影したもの(以下同)。まずは光の入らない廊下にて。薄暗い場所でも問題なく認証できた↑写真は顔認証時のイメージを「ポートレート」で撮影したもの(以下同)。まずは光の入らない廊下にて。薄暗い場所でも問題なく認証できた

 

(2)帽子をかぶると? → 〇

↑帽子をかぶって検証。こちらも問題なくクリア↑帽子をかぶって検証。こちらも問題なくクリア

 

(3)マフラーを深く巻くと? → ×

↑顔が隠れるくらいにマフラーを巻いた状態では、Face IDでは認証できなかった。この場合はパスコードを入力して画面ロックを解除することに↑顔が隠れるくらいにマフラーを巻いた状態では、Face IDでは認証できなかった。この場合はパスコードを入力して画面ロックを解除することに

 

(4)眼鏡をかけても大丈夫か? → 〇

↑眼鏡をかけた状態で検証。問題なく認証された↑眼鏡をかけた状態で検証。問題なく認証された

 

(5)サングラスではどうか? → 〇

↑目が完全に隠れるサングラスで。意外にこれは認証された↑目が完全に隠れるサングラスで。意外にこれは認証された

 

(6)マスクをつける場合は? → ×

↑一般的なマスクを装着。顔の大部分が隠れることもあり、Face IDは使えなかった↑一般的なマスクを装着。顔の大部分が隠れることもあり、Face IDは使えなかった

 

(7)顔の輪郭が隠れたらどうか? → 〇

↑プチ仮装して検証。輪郭は完全に隠れているが、スムーズに認証された↑プチ仮装して検証。輪郭は完全に隠れているが、スムーズに認証された

 

どうやら口周りが隠れていると、Face IDではうまく認証できないことが分かりました。マスクやマフラーで口元を隠すことが多い人は、パスコードを4桁に変更しておくと良いかもしれません。一方、帽子や髪型などが変わっても、メガネ・サングラスの装着の有無でも、認証結果はさほど影響を受けませんでした。日々の生活の大部分で、快適に利用できることが期待されます。

 

想像していた以上の高度な認識率。実機に触る前に抱いていた、Face IDに対するほのかな不信感はいっさい消えてしまいました。指紋認証から顔認証への変更は大きな変化ではありますが、従来のiPhoneユーザーでも違和感なく移行できるでしょう。

 

【気になるとこ3】8/8 Plusと比べてサイズは大きいの? 小さいの?

 

↑iPhone X(シルバー)。側面にはステンレススティールを採用。前面・背面はガラスとなっており、ワイヤレス充電に対応↑iPhone X(シルバー)。側面にはステンレススティールを採用。前面・背面はガラスとなっており、ワイヤレス充電に対応

 

Face IDの実力は堪能して頂いたと思いますが、せっかく実機が手元にあるのでその他の気になる点にも少しだけ触れたいと思います。iPhone Xと言えば、ご存知の通り凹型のディスプレイが特徴的。サイズは5.8インチであり、iPhone 8と8 Plusの間くらい。シリーズ初となる有機ELディスプレイを採用していて、コーナーに沿って曲線的なエッジを実現しています。視野角も非常に広いのが特徴です。

 

↑左からiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X。画面はXが最も縦に長い↑左からiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X。画面はXが最も縦に長い

 

解像度は、2436×1125ピクセルで、458ppi。従来のiPhoneよりも高精細なディスプレイは「Super Retina HD Display」と呼称されます。HDRコンテンツを視聴できることもポイントです。

 

↑静止画を表示してみた↑静止画を表示してみた

 

【気になるとこ4】「TrueDepthカメラ」って何がすごいの?

上部の「凹」部分に位置するのが「TrueDepthカメラ」。冒頭ではインカメラと紹介しましたが、正確にはフロントカメラのほか、赤外線カメラ、投光イルミネータ、近接センサー、環境光センサー、ドットプロジェクタなどが集まったカメラシステムです。iPhone X独自の機能で、Face IDと同じく注目度の高いカメラのすごさをサクっと解説します。

 

iPhone Xでは、「ポートレート」撮影が背面カメラだけではなく、前面のTrurDepthカメラでも使用可能となるのがポイント。なお、「ポートレート」はiPhone 7 Plusで初搭載された撮影モードで、背景をぼかす「被写界深度エフェクト」により、被写体を際立たせられます。

 

↑iPhone Xを使って自撮りでポートレート撮影。被写界深度エフェクトにより背景がぼけている↑iPhone Xを使って自撮りでポートレート撮影。被写界深度エフェクトにより背景がぼけている

 

注目したいのは「ポートレートライティング」機能。プロのカメラマンに撮ってもらったかのような照明効果を追加できます。iPhone 8 Plusの背面カメラ、およびiPhone Xの背面・前面カメラで使用可能です。

 

↑撮影時、または写真の編集時に照明のエフェクトを選択できる。背面カメラでも同様の感覚で使用可能だ↑撮影時、または写真の編集時に照明のエフェクトを選択できる。背面カメラでも同様の感覚で使用可能だ

 

背面カメラでは、自分のポートレートを撮影するのに、人に頼まなければいけませんでした。でも、人に撮ってもらうのが苦手な人も多いはず。前面カメラなら、自分の思うままに撮影可能。この点は、ほかのiPhoneにはない魅力の一つです。

 

次世代機が誕生するたび、未体験の新機能を打ち出してきたiPhoneですが、iPhone Xが搭載するFace IDや独自のポートレート機能は、不安を一切感じさせない確かな使い勝手と機能性を与えてくれるでしょう。