もうハロウィン? 今年はどうなる? SNSとハロウィン「祭り」と「盛り」の関係性――『シェアしたがる心理』

街中に広がるハロウィングッズ。もうすぐハロウィンか〜と思いながら、まだひと月半も先じゃんっ! 日本のお正月ですら、11月からは準備しないのに、2か月前からイベントの準備が始まるイベントってほとんどないですよね。

 

一般社団法人日本記念日協会の調査によると、2016年ハロウィンの経済効果は1345億円でバレンタインの経済効果を超えたそうですが、2017年には約1305億円と約3%減少したそうです。とは言っても、2011年には約560億円、年々経済効果は右肩上がりに推移しています。

 

さぁ今年はどうなる? ハロウィン商戦! ということで、『シェアしたがる心理』(天野彬・著/宣伝会議・刊)より、ハロウィンとSNSの関係を読み取りながら、今年のハロウィンに思いをはせてみようと思います。

 

 

ハロウィンは、「祭り」と「盛り」のニーズがミックスされたイベント

みなさんは「ハロウィン」関連のイベントに参加したことはありますか?

 

私は人生で一度だけ、某テーマパークでの仮装デーで、ピーターパンに出てくるMr.スミーの仮装をし、全く知らない同じ仮装をした集団に仲間入りし、写真を撮るなど楽しみました。この「楽しかった」理由はどこにあるのでしょうか?

 

祭りという一つの「言い訳できる機会」をてこにして、普段とは違う自分に変身するということ。翻ってみれば、そのこと自体は「祭り」が持っている伝統的な社会的機能に違いない。しかし、現代版ハロウィンが異なるのは、ユーザーが普段よりも自分をどうより良く演出するか--すなわち、どう「盛る」かという視点が強くなっていることであるように思われる。

(『シェアしたがる心理』より引用)

 

なるほど!

 

確かに、祭り感はめっちゃあった!!  キャラクター的にはおじさんになるので「盛り」とは遠く感じますが、異性のおじさんに変身するというのは私にとっては究極の盛り!  演出という面から考えれば「これはウケる」と心の中で思っていたのは否めません(恥ずかしい)。

 

私は当時、この祭りをシェアしませんでしたが、若い子たちはその場で「シェア」する人が多数。その背景にはどんな思いがあるのでしょうか?

 

もう「いいね!」がない時代には戻れない

「盛り」や「インスタ映え」などのワードを聞くと、「『いいね!』をもらうために写真撮りに行ってるんでしょ?  別にパンケーキ食べたくないわけでしょ?」と思う方も多いかもしれません。

 

2017年に流行語となった「インスタ映え」ですが、2018年の現在でも廃れることなく健在。流行というかむしろ「インスタ映えして当たり前」な風潮があるようにも感じます。『シェアしたがる心理』では、「そこで食べるパンケーキというモノ」というより、「SNS映えする流行りのパンケーキを食べているコト」のシェアをしていると語られます。

 

時代が「モノからコトへ」移行しているということはよく耳にすると思います。飲食店でもこれまでの時代は「美味しいモノ」を提供していれば顧客満足度は高かったのですが、これからの時代それだけでは繁盛しなくなってきているということがよくわかりますね!

 

 

なぜ「盛る」の?

最近ではアナログカメラのように、ザラザラとした質感の写真も増えてきますが、なぜそのままの写真や動画ではなく、加工し盛った写真や動画をシェアするのでしょうか?

 

私たちにとって一番の関心の源泉は、多くの場合「自分自身」のことであるが、自分というもには確固たる「答え」がないものではないだろうか。何者にでもなれることの軽やかさとそれゆえの不安や悩ましさが同居する中で、私たちは遊ぶ時間にこそ、そのアイデンティティの不確かさを楽しさへと転換できる。

(『シェアしたがる心理』より引用)

 

ちょっと難しく書かれていますが、自分をネタにいつもと違う自分になることが「盛り」とのこと。私がハロウィンイベントに参加した時も、おじさんに扮すること=盛りだったので、「祭り」と「盛り」の要素をどちらも満たしていたということが改めてわかりますね。単に可愛くする、キレイにする、かっこよくするというプラスの盛りだけでなく、自分をネタに面白がることも「盛り」なのだと理解しました!  なるほどなぁ〜。

 

 

どこもかしこもハロウィン一色

今年のハロウィンは、10月31日(水曜日)。

 

国内最大級のハロウィンイベントである「カワサキ ハロウィン」はなんと今年22回目の開催。10月28日(日曜日)に開催される仮装コンテストでは賞金50万円ももらえるんだとか(知らなかった……!)。

 

他にも渋谷、スカイツリー、お台場、夢の島などなど都内ではどこもかしこもハロウィンイベントが開催され、東京や大阪のテーマパークでも仮装OKとなり、例年にも増して盛り上がって過ごせそう。去年の経済効果が減少したので、その反動で大きく跳ね上がるのか、それとも衰退となるのか、私個人としてはハロウィン限定の美味しいお菓子を食べられるならいいか!  と思うのでした。

 

あなたの今年のハロウィンはどのように過ごしますか?

 

盛って祭り気分な自分をSNSでシェアする?  いいねを押す?  それとも何もしない?

 

 

【書籍紹介】

シェアしたがる心理

著者:天野彬
発行:宣伝会議

情報との出会いは「ググる」から「#タグる」へ。宣伝会議人気講義「インスタグラムマーケティング基礎講座」を書籍化。全ての人が、何かをシェアし、誰かのシェアに触れている。シェアがトレンドを生み出すSNS時代のいまとこれからを、新進気鋭の若手メディアリサーチャーが分析。

kindlleストアで詳しく見る
楽天ブックスで詳しく見る

その写真「タグ映え」してる? ――『インスタグラムで人気のおうちごはんBestレシピ』

昨年流行した「インスタ映え」に続き、今度は「タグ映え」というワードが話題になっている。「タグ映え」とは、投稿につけるキーワードのことで、文中に #北海道 #ラーメン #激ウマ などと#の後に添えられている言葉を見かけたことがあるはずだ。このタグをうまく使うことが今、重要視されているという。

 

 

タグをチェックするということ

タグは、多くのSNSに存在している。例えば私が使っているものの中では、Twitterにも、Facebookにも、Instagramにも、アメブロにも、noteにもある。タグは付けないよりも、付けたほうがいい。そのワードで誰かが検索して、こちらを見つけてフォローしてくれたり、コメントをくれたりと、輪が広がっていくからだ。

 

多くのSNSはタグをクリックすると同じタグを付けている他の人の投稿がたくさん出てくる。例えば「#北海道」をクリックすると、北海道についての投稿ばかりがゾロゾロと出てくる。素晴らしいのは、その投稿が、かなりリアルタイムに近いところだ。今の北海道はどんな感じなのかということが画像で一目でわかったりする。私は桜の季節によく、目指す場所の名前でタグを辿る。そうすればそこでの桜が今日は見頃かどうかが一目瞭然だからだ。

 

 

タグをきっかけに世界デビュー!

このようにしてタグは、知りたいことがすぐわかるので便利な機能だ。特にインスタグラムはタグを活用する人が多い。なぜならばインスタグラムには、タグをフォローするという機能があるからだ。例えば「#北海道」というこのワードそのものをフォローすると、友人らの画像に混じって自分のタイムラインにそのタグで投稿されたものも一緒に表示されるようになる。北海道が大好きな人だったら、たまらない機能のはずだ。

 

シンガーの池田敬二さんは、このタグ機能で世界デビューが決まった。 「#songwriter」などのタグを付けて自作の曲を投稿したところ、イギリス人のディレクターの目に止まり、遠隔地レコーディングが実現し、あっという間に世界100か国以上に配信されることが決まったという。そのタグを付けていなければ、こうした機会に巡り会えなかったのだ。もしかしたらタグをきっかけに知り合った人と恋に落ちることも、世界のどこかで起きているのかもしれない。

 

 

タグで広がる大好きな世界

インスタグラムで人気のおうちごはんBestレシピ』(フーズ編集部・編/学研プラス・刊)は、インスタグラムでの「タグ映え」を集めた本だ。「#おうちごはん」「#スイーツ」などのタグで人気の料理画像と、そのレシピがたくさん載っている。料理画像は人気ジャンルのひとつで、人気投稿者には10万人以上ものフォロワーがついている。

 

インスタグラムでは普通のレシピ画像と違い、テーブル周りや添えたドリンクなど、世界観を作り上げることが必要となる。植物で飾ったり、ランチョンマットを合わせたりなど、相当凝った画像を出す人もいる。

 

なにしろ料理なので、歌以上に世界中の人が反応しやすい。日本では当たり前の「#お弁当」は詰めかたが可愛いと、フランスなどで人気だからなのか「#bento」のタグも一緒に付けている人も少なくない。ちなみに「#お弁当」は715万件、「#bento」は260万件もの投稿が寄せられている。自分が関心があるタグを延々と見続けて、時間を忘れてしまう人もいるというからタグのパワーはすごい。

 

 

インスタグラマーの影響力

SNSで多くの人に「いいね!」をされたり、たくさんのコメントをもらうことが快感だという人は多い。パチンコで777が出た時のような高揚感があるのだ。この本でも、あっと驚くような、のりの佃煮で人の顔を描いたアートなお弁当などが出てくるが、視覚を刺激することで多くの反響を期待しているのだろう。

 

インスタグラムによって、料理は自分が食べる美味しいものだけでなく、多くの人に見せたくなるアートな作品にもなりつつある。料理に限らず、大勢の支持を集めるインスタグラマーの投稿は、今後も多方面のメディアに影響を与えていくことになるだろう。

 

【書籍紹介】

インスタグラムで人気のおうちごはんBestレシピ

著者:フーズ編集部(編)
発行:学研プラス

インスタグラムに日々の料理をアップしている人の写真&レシピを集めた1冊。フォロワー数、いいね!数が多い人気アカウントをはじめ、プロの料理家など有名人のアカウントも紹介。料理レシピのほか、テーブルスタイリングや撮影のコツも紹介する。

kindlleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
bookbeyondで詳しく見る

 

 

 

“インスタ映え”に欠かせない! 気軽に持ち運べる自撮り用ライト4選

スマートフォンで写真撮影する時に、「暗くて撮れない」「写真うつりが悪い」と悩んだことはありませんか? 光量の関係からどうしてもきれいに撮影できない場合は便利グッズを活用するのがおススメです。今回は“インスタ映え”に欠かせない自撮り用ライト4選をご紹介。どれも充分な光量を提供してくれるので、暗い場所でもバッチリ撮影できますよ。

 

出典画像:「ブラザーエンタープライズ」公式サイトより
出典画像:「ブラザーエンタープライズ」公式サイトより

 

瞳をデコレーションするLEDライト

出典画像:「上海問屋」公式サイトより
出典画像:「上海問屋」公式サイトより

上海問屋
ハート型&星型LEDライト

瞳に可愛いデコレーションを施せる「ハート型&星型LEDライト」。自撮りする際に同商品をスマートフォンに固定して撮影すると、ハートや星の形をした光が瞳に写り込みます。LEDの明るさにより美肌に写る効果もあるので、インスタユーザーの女性ならすぐに試したくなるはず。

 

<注目ポイント>

・瞳にデコレーションを施せる「ハート型&星型LEDライト」

・18個のLEDライトを内蔵

・使い方はスマートフォンに挟むだけ

使い方は本体のクリップをスマートフォンに挟んで写真撮影するだけ。LEDの明るさは、1100ルクス(一番暗いモード)~2200ルクス(一番明るいモード)の3段階に切り替えられます。デザインは「ハート型」と「星型」の2種類があるので、好みの方を選んでキラキラ輝く瞳を楽しんでくださいね。

 

周りと差をつける演色性が高い光

出典画像:ブラザーエンタープライズ」公式サイト
出典画像:ブラザーエンタープライズ」公式サイト

ブラザーエンタープライズ
フォトジェニックライト レイミー

フォトジェニックライト「レイミー」は、人肌を自然で明るい色に見せるLEDライトです。自撮りライトでは初めての“高演色照射技術”を採用。自然光のような明るさで撮影できるため、色鮮やかな仕上がりになります。同商品の公式サイトでは、周りと差をつけられる撮影テクニックが掲載されているので参考にしてみては?

 

<注目ポイント>

・自然で明るい色に見せる「高演色照射技術」

・夜景でもバッチリ撮影できる「調光機能」

・コンパクトサイズで持ち運びラクチン

ライトの明るさを調節できる「調光機能」を搭載。本体下部のつまみを回せば「弱」「強」「なし」と3段階の中から選べます。夜景も綺麗に撮影できるのが魅力の1つ。スマートフォンとペアリングすれば「レイミー」の“シャッターボタン”で遠隔操作できるので、写真がブレる心配もありません。

 

撮影するシーンを選ばないシンプルなLEDライト

出典画像:「Hamee」公式サイトより
出典画像:「Hamee」公式サイトより

Hamee
UNIVERSAL CLIP LIGHT 3段階調節LEDライト

スマートフォンに挟むだけの「UNIVERSAL CLIP LIGHT」。LEDライトは3段階に明るさの調節が可能で、暗い場所でも明るくキレイに撮影できます。クリップ式なので、スマートフォンだけでなくタブレットなどの端末にも装着できるのが嬉しいポイント。男女どちらでも使えるシンプルなデザインなので、自撮り好きな人はぜひチェックしてくださいね。

 

<注目ポイント>

・暗い場所でもキレイに撮影が可能

・赤目になりにくい

・スマートフォンに挟むだけで使える「クリップ式」

カメラのフラッシュでなりやすい「赤目」を防いでくれるのも同商品の特徴。スマートフォンによってはカメラの位置が違いますが、クリップ式なのでレンズと重なる心配はありません。付属品のmicroUSBケーブルを使えばラクラク充電。LEDライトがあるだけで劇的に変わる自撮りを体感してみては?

 

可愛らしいビジュアルが特徴的なぺろぺろキャンディー型

出典画像:「MOCREO」公式サイトより
出典画像:「MOCREO」公式サイトより

MOCREO
LEDライト付き 有線セルカ棒 ペロキャン型 Lollipop

ぺろぺろキャンディーのデザインが可愛らしい「Lollipop」。専門的な自撮りライトが備わっており、暗闇でもハッキリ撮影できる光量を届けてくれます。パーティーやカラオケ、バーなどで起こりやすい「逆光」を防いでくれるのがイチ押しの機能。記念写真をたくさん撮って友人や知人と共有しましょう。

 

<注目ポイント>

・ビジュアルが可愛らしい「ぺろぺろキャンディー型」

・「逆光」を防いでくれる自撮り用ライト

・頑丈で軽いアルミニウム製スティック

「Lollipop」の素材には、超軽量アルミニウム製のスティックを採用。しっかりとした頑丈な作りになっているだけでなく、手からすべり落ちにくいように設計されています。カラーバリエーションは「ピンク」と「グリーン」の2種類を用意。機能だけでなくビジュアルにも特徴がある自撮り用ライトをお見逃しなく!

「おじさんでも気軽に食べられるからうれしい」 松屋に「2017年食のトレンド大賞」にも選ばれた“チーズタッカルビ”の定食登場!

牛丼チェーン「松屋」が、1月23日より「チーズタッカルビ定食」を発売。とろ~りチーズがたっぷりとのった同商品に、「おいしそう!」「これは流行る」と注目が集まっている。

出典画像:「松屋」公式サイトより出典画像:「松屋」公式サイトより

 

2017年にブームとなったチーズタッカルビが松屋に登場!

「シズル感がナイス」「インスタ映えする!」と話題になり、2017年に大流行した「チーズタッカルビ」。ぐるなびが選ぶ「今年の一皿」で「急上昇ワード賞」を受賞したほか、クックパッドが発表した「2017年食のトレンド大賞」にも選ばれており、2017年を象徴する食べ物といっても過言ではない。

 

そんななか、「松屋」から発売されるのが「チーズタッカルビ定食」。甘辛いコチュジャンと香辛料のソースの中に、ゴロっとチキンやキャベツ、ニンジン、タマネギなど具がたっぷりと詰まっている。上には濃厚なチーズとネギがトッピングされており、チーズと絡めながらいただくと程よい辛さが体を温めてくれる1品だ。

 

寒いこの季節にはたまらない同商品に、ネット上では「普通にうまそう」「チーズタッカルビ大好きだから食べたい」など期待の声が続出。中には「松屋ならおじさんでも食べられるからうれしい」といった声も。いままでチーズタッカルビを食べたことがなかった人でも気軽に楽しめるので、気になる人はぜひ足を運んでみては?

 

ほかにもさまざまなチーズタッカルビメニューが!

チーズタッカルビにちなんだメニューはさまざまなメーカーから発売されているが、なかでも注目すべきは「ファミリーマート」から数量限定で発売された「チーズタッカルビまん」。特製の辛口たれと合わせた鶏肉やキャベツ、タマネギ、チーズなどをもっちり生地で包んだ1品で、実際に食べた人からは「まじでうまい」「定番メニューにしてほしい」など絶賛の声が相次いだ。

出典画像:「ファミリーマート」公式サイトより出典画像:「ファミリーマート」公式サイトより

 

また、ファミレスチェーン「デニーズ」では季節のメニューとして「デニーズ風 チーズタッカルビ」を発売中。チェダー、ゴーダ、エメンタール、パルメザンをブレンドした4種のチーズソースが絶品で、「チーズとたれの相性が抜群」「チーズソースをかけるタイプは斬新だけどアリ」といった声が上がっている。

出典画像:「デニーズ」公式サイトより出典画像:「デニーズ」公式サイトより

 

2018年もまだまだ人気冷めやらぬチーズタッカルビ。熱々のチーズがとろりと伸びる様子を撮影して、インスタ映えを狙ってみては?

「去年は大当たりばっかり」 2017年、大人気を博したスタバのフラペチーノをプレイバック

「スターバックスコーヒー」が、2017年12月26日より期間限定のフラペチーノ「抹茶&フルーティ マスカルポーネ フラペチーノ」を発売。「2017年のフラペチーノは大当たりばっかりだな」と大評判が巻き起こった。

出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより

 

スタバの新作フラペチーノに絶賛の嵐!

「オシャレでおいしくて最高」「インスタ映えには欠かせない」と大人気を博している「スターバックスコーヒー」。特に「フラペチーノ」は人気が高く、新作が登場するたびに行列ができる店舗も続出している。

 

そんな中、12月26日より期間限定で発売されるのが「抹茶&フルーティ マスカルポーネ フラペチーノ」。抹茶に2種類のレーズンと濃厚なマスカルポーネを合わせた「新しい抹茶の世界」を感じられるフラペチーノで、抹茶好きにはたまらない1品だ。

 

さっそく買いに走ったファンも多いようで、ネット上では「半端なくおいしいからみんな飲むべき!」「さわやかな風味と抹茶が絶妙にマッチ」と大好評。「抹茶とマスカルポーネって言葉だけで魅かれる」「抹茶大好きだからそそられるなぁ…」など興味を持っている人の声も多数上がっている。

 

2017年のフラペチーノをプレイバック!

スターバックスは2017年も多くの限定フラペチーノを発売しており、「2017年のフラペチーノは当たりばっかりだった」「個性派もたくさん発売されてたね」と振り返るファンも多い。

 

中でも印象に残っているのが「チョコレートケーキ トップ フラペチーノ with 抹茶ショット」。丸ごと1つ乗っかったチョコレートケーキに濃厚な抹茶ソースを絡めて味わう1品で、ケーキをストローで崩しながら食べる新しいスタイルが大きな話題に。カロリーが気になった人も多いようで、「痩せたいのにおいしいから食べちゃう」「ダイエット中でもこんなのが出たらスタバに駆け込むしかない」といった女性の声が相次いだ。

出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより

 

4月に発売された「アメリカン チェリー パイ フラペチーノ」も、強烈なインパクトを残した商品のひとつ。トップを覆うドーム状のパイの下にはホイップクリームやアメリカンチェリーのコンポートが流し込まれており、ストローでザクザクと崩しながら味わうと、まるで本当のチェリーパイのよう。可愛らしい見た目も人気が高く、「何回も買ってインスタにアップしてた」「フラペチーノだとこれが一番いいねを獲得したかもしれない」といった声も上がっている。

出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより

 

クリスマスシーズン限定の「クリスマス ラズベリーモカ フラペチーノ」や「キャンディー ピスタチオ フラペチーノ」も「2つとも最高」「デートで両方買ってシェアしたけどおいしかった」と大好評だったスターバックス。今年もどんなフラペチーノが発売されるのか心待ちにしておこう。

出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより出典画像:「スターバックスコーヒー ジャパン」公式サイトより

2018年のSNSは何が流行する? 2017年の流行ワードから紐解く2018年ITトレンド

ハッピーニューイヤー! ついに終わってしまいましたね、2017年。皆さんの2017年はどんな年でしたか?あっという間に過ぎた一年ですが、IT業界には様々なサービスが立ち上がり、アーリーアダプターたちの心を躍らせました。2017年の締めくくりとして、私が今年気になったIT界の流行を2018年の展望を踏まえてお話ししたいと思います。

1.「インスタ映え」

インスタ映え−−今年はこのワードを外すことはできないでしょう。写真共有サービスInstagramで「いいね」を多く集めそうな写真を撮影するために、人々は街へ出かけ、ショップは見栄えの良い商品や撮影スポットを用意しました。2017年初頭時点の国内ではまだそれほど普及していなかったInstagramが、ユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞を受賞するほどメジャー化するとは思いも寄りませんでした。

 

20171231tama21

 

そもそも、Instagramは最近始まったサービスではありません。2010年にアメリカのベンチャー企業がアプリをリリースしたのがスタートで、当初は写真愛好家が好んで利用するサービスでした。大ブームが起きる前から使っていた国内のユーザーも、このブームにはさぞ戸惑ったことと思います。当初は正方形のみの写真を一枚投稿するスタイルでしたが、現在では長方形の画像を複数枚投稿することができ、フィルターの数も増えるなど、ユーザーのニーズに合わせて変化しています。

 

Instagramを運営するフェイスブックジャパンによると、「2017年日本で人気のあったハッシュタグ」は、1位「#猫/#ねこ」、2位「#写真好きの人と繋がりたい」、3位「#可愛い/#かわいい」、4位「ファインダー越しの私の世界」、5位「#ハンドメイド」です。ハッシュタグに単語ではなく文章を入れるのは、日本国内ならではのカルチャーだそう。ハッシュタグのフォローができる新機能も発表されたので、来年はさらにハッシュタグの使い方が重要になりそうです。

 

また、Instagramに「ストーリーズ」というショートムービーの投稿機能が登場したのも2017年です。「スターバックスに行ったらInstagramだけど、マクドナルドならTwitter」と言っていた女子高生たちも、24時間で自動的に消えるストーリーズには”盛れていない”風景を投稿しています。「2017年日本で人気のあったロケーション」には、例年とほぼ変わらず、1位「#東京ディズニーリゾート」、2位「#ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」といった観光スポットが並ぶのですが、その投稿内容はより日常的で楽しいものに変わってきているとのこと。2018年は「インスタ映え」を意識しない自然な投稿がInstagramを埋め尽くすのかもしれません。

2.「スマートスピーカー」

2017年は日本の”スマートスピーカー元年”と言っても過言ではないほど、スマートスピーカーが次々と発売されました。前述のユーキャン新語・流行語大賞には、「AIスピーカー」がノミネート。「スマートスピーカーなのか、AIスピーカーなのか」という声も聞こえてきますが、IT界では「スマートスピーカー」と呼ぶべきという意見が主流のようです。

 

SONY DSC

 

国内市場でスマートスピーカーの先陣を切ったのは、LINE。「Clova WAVE」は独自の音声アシスタント「Clova」を用いたスマートスピーカーで、LINEを送信できることが大きな特徴です。続いて、グーグルの「Google Home」が発売されました。こちらの音声アシスタントは「Googleアシスタント」で、誰の声かを認識する機能を持っています。そして、スマートスピーカー市場で圧倒的なシェアを持つAmazonの「Amazon Echo」が発売されました。こちらに搭載されている音声アシスタントは「Alexa」。「スキル」と呼ばれるアプリのような仕組みを使うと、機能を拡張していくことができます。これ以外にも、ソニーやオンキヨーパイオニアなどがGoogleアシスタントやAlexaを採用したスマートスピーカーを発売しています。

 

”「OK,Google」と呼びかけるのが気恥ずかしい”などの声も挙がったスマートスピーカーですが、キーボードや文字パネルを使った入力ではなく、音声で入力可能な点が子どもやシニアに受け入れられているようです。とはいえ、指示をしても「わからない」と返されたり、聴きたい曲名を指定しても同名の別の曲がかかったりと、画面で選んで指示をした方が早いときも多くあります。

 

2018年には、音声アシスタントにSiriを搭載した「HomePod」がアップルより発売予定です。若年層を中心にiPhone人気が高い日本では注目の高い製品ですが、国内発売の予定はまだ未定です。家電や自動車、スマートホームとの連携が進んでいくことで、実用性のあるデバイスへの進化が期待できます。

3.「マストドン」

今年の春に旋風を巻き起こしたSNS、「マストドン(Mastodon)」をご存じでしょうか。マストドンは昨年ドイツで始まったサービスで、国内では2017年4月に爆発的な人気を呼びました。マストドンは各インスタンス(サーバー)に登録する分散型のSNSです。TwitterやFacebookとは異なり、ひとつのアカウントを登録すればマストドンのほとんどの投稿を見られるわけではなく、基本的には自分が登録したインスタンスの投稿を見ることになります。

 

20171231tama23

 

マストドンは各インスタンス(サーバー)に登録する分散型のSNSです。TwitterやFacebookとは異なり、ひとつのアカウントを登録すればそのサービスのほとんどの投稿を見られるわけではなく、基本的には自分が登録したインスタンスの投稿のみを見ることになります。

 

インスタンスは自宅サーバーでも立ち上げることができるため、ニッチな話題を語り合うために専用インスタンスを作ることもできます。国内向けとして立ち上がった「mstdn.jp」やpixivが運営する「pawoo.net」、ドワンゴによる「friends.nico」が有名ですが、特定のゲーム専用インスタンスや地域限定インスタンスなども数多く存在します。

 

ただ、春頃の盛り上がりとは裏腹に、12月現在では活用しているユーザーは少なくなっているようです。消滅したインスタンスもたくさんあります。SNS疲れから新たなSNSを求めてアカウントを取ったものの、中央サーバー型でないマストドンをうまく使いこなせなかったユーザーもいるでしょう。

 

マストドンが急速に盛り上がっていく様子は、個人的には「Google+」というGoogleが運営するSNSが開始された頃と重なりました。現在も位置情報ゲーム「Ingress」のユーザーが交流する場として活用されているGoogle+ですが、開始当初はアーリーアダプターがこぞってアカウントを取得し、乗り遅れては大変とばかりにフォロワー増やしに躍起になったものです。かくいう私もGoogle+の書籍を出しましたので、完全にブームに乗っかろうとしたわけです。2018年のSNSはInstagramが王者の位置を獲得するのか、新たなSNSがまた旋風を巻き起こすのか、とても楽しみですね。

4.「メルカリ」

クリスマスの翌日からクリスマスプレゼントとおぼしきアクセサリーががんがん出品されている「メルカリ」ですが、2017年も注目を集めたサービスです。

 

20171231tama24

 

「メルカリ」とは、インターネットでフリーマーケットのようにモノを売買できるサービスです。スマホのカメラで撮影してすぐ出品、購入も簡単ということで、若い女性を中心に人気があります。サービス開始は2013年で、12月に世界累計ダウンロード数が1億を突破したそうです。12月には「売れた商品の約半数が出品から24時間以内に売れている」と発表されました。

 

メルカリはその手軽さと売買のスピード感が特徴です。使いかけの化粧品や試供品、壊れた製品など、通常のネットショッピングでは価値がないと判断される品もあっという間に売れていきます。

 

今年の春には、現金が実際の金額より高値で売られていることで話題になりました。どうやらクレジットカードで決済して目先の現金を手に入れたい人を狙ったようですが、これをうけメルカリは現金紙幣の出品を禁止しました。その後、交通系ICカードやパチンコの景品などの出品もありましたが、24時間体制で監視して削除する対策が取られています。また、不正利用を防ぐために、利用者が初回出品する際に個人情報登録を義務化する方針を固めています。

 

そしてメルカリは、11月より「メルカリNOW」という即時現金化のサービスを開始しました。売りたいものをスマホで撮影するだけで査定金額が表示され、すぐ入金されるというサービスです。6月にサービスを開始した「CASH」と並んで、即時買い取りサービスは2018年も目の離せないカテゴリーです。

2018年注目の「Tik Tok」

さて、2017年に話題になったITワードを振り返ってきましたが、ここで2018年に注目したいサービスをもうひとつご紹介します。それは動画ソーシャルアプリ「Tik Tok」。

 

20171231tama25

 

ダンスや口パクのショートムービーを投稿するWebサービスで、若い女性を中心に流行り始めています。来年の今頃は、「Tik Toker」が世を席巻しているかもしれませんよ。

文房具を駆使してインフルエンサー!? “インスタ映え”に効力を発揮するノートがあったとは

【きだてたく文房具レビュー】いいね!がもらえる名脇役ノート

 

今年の新語・流行語大賞は「インスタ映え」だそうで、たしかに去年から今年にかけて、どこに行ってもよく耳にしていた気はする。

 

「Instagram(インスタグラム)」と聞くと、おっさんは「若い女子のすることだろう」と避けがちかもしれないが、要するに“スマホで写真を撮ってSNSにアップする”というだけの話である。ラテアートやらふわふわなパンケーキの写真をインスタに載せるか、飲み会で出た豪華刺し盛りの写真をFacebookに投稿するか、ぐらいの話であって、やってることに大差はない。

 

今やスマホ(ガラケーでも)を持っていながら写真を撮らない人なんて、かなり少数派に属するはずで、だいたいはなんだかんだで1日1枚ぐらいは撮っているんではなかろうか。で、どうせ撮るならちょっとでも、人に見せた時に「いい写真だね」と言ってもらえるような見栄えの良い写真を撮りたい、というのが人情だろう。そんな人間の欲求にピンポイントで応えるノートというのがあるので、紹介したい。

 

つまり今回は、ノートの紙質とかそういうのは一切抜きで、撮影に便利なパーツだけの話である。

 

影を飛ばしてくっきり明るい写真を撮れるノート

↑M-PLAN「レフ板のついたリングノート」A5サイズ 540円↑M-PLAN「レフ板のついたリングノート」A5サイズ 540円

 

M-PLANから12月に発売される「レフ板のついたリングノート」は、A5サイズの5㎜方眼リングノートに、名前の通りレフ板を備えたもの。

 

写真に興味のない人にはピンとこないかも知れないが、実はこの“レフ板”というのが、写真をきれいに見栄え良く撮るのに必須といっていいほど重要なのだ。

↑ノートの後ろに銀色のレフ板が見開きで付属している↑ノートの後ろに銀色のレフ板が見開きで付属している

 

このノート、後ろ側に銀色のメタリックボードが付いており、これが簡易的ながらレフ板として機能する。

 

ノートにレフ板が付いている意味というのは、特にない。ただ、スマホでちょっとした写真を撮るためにわざわざレフ板を持ち歩くよりは、いつものノートについでにレフ板が付いている、という方がお得でうれしいというものだろう。

 

↑こちらがレフ板なしの写真(iPhone7のカメラで撮影)↑こちらがレフ板なしの写真(iPhone7のカメラで撮影)

 

↑こちらはレフ板ありの写真。トレーラー側面がくっきり明るくなっているのが分かる↑こちらはレフ板ありの写真。トレーラー側面がくっきり明るくなっているのが分かる

 

これを被写体のそば、上から見て影ができている側に置いてやることで、光を反射して明るく撮影することができる、というわけ。(この辺の理屈は、説明し始めるとキリがないので、興味のある方はレフ板・ライティングなどのワードで検索してください)

↑実際の撮影風景。照明の反対側に置いて影を消すのが基本的な使い方だ↑実際の撮影風景。照明の反対側に置いて影を消すのが基本的な使い方だ

 

レフ板を使う時は見開き状態にして立ててもいいし、ノートの裏表紙台紙がスタンドになっているので、これで支えて立ててもいい。スマホは両手で支えつつシャッターボタンを押すのが安定した撮影姿勢なので、いちいちレフ板に片手をふさがれないのはありがたい。

↑台紙はこのようにスタンドとして使用できる↑台紙はこのようにスタンドとして使用できる

 

実際には「がっつり実用」というレベルには満たない、オマケ程度の性能だ。しかし、あれば便利なレフ板がノートのオマケとしてついていると考えれば、それだけでも常備する価値はあるかも知れない。

 

知る人ぞ知る使い方、黒背景のノート

もうひとつ、オフィシャルでは「写真撮影に便利」とはひと言も謳われていないが、実は知る人ぞ知る小物撮影にちょっと便利なノート、というのも存在する。

 

マルマンの『Mnemosyne(ニーモシネ)』リングノートがそれだ。

↑マルマン「Mnemosyne(ニーモシネ)」A5リングノート(方眼/無地/7㎜罫)594円↑マルマン「Mnemosyne(ニーモシネ)」A5リングノート(方眼/無地/7㎜罫)594円

 

ニーモシネといえば、文房具好きの間では書き味の良い高品質紙を使ったノートとして有名だ。しかし、今回のような撮影用途で便利なのは、紙の方ではない。リングノートの表紙裏面が、背景の黒バックとしてなかなか有能なのだ。

↑表紙裏面は何の印刷もない、ただ黒一色のボードとして使える↑表紙裏面は何の印刷もない、ただ黒一色のボードとして使える

 

表紙板の裏面は何の装飾もない黒一色。プラ製なのでアップで撮影しても紙の繊維が目立つことはない。しかもうっすらと梨地になっているので、周りの光がペカペカと極端に反射することもない。

↑撮影時は上に被写体を置いて撮るだけ↑撮影時は上に被写体を置いて撮るだけ

 

↑黒バックは被写体がくっきりと浮かび上がるので、見せたい部分をしっかり見せられる↑黒バックは被写体がくっきりと浮かび上がるので、見せたい部分をしっかり見せられる

 

↑A5サイズは、これぐらいの小物の撮影にちょうど良いサイズ感↑A5サイズは、これぐらいの小物の撮影にちょうど良いサイズ感

 

例えば文房具など小物の写真を撮ってSNSにアップする時など、この程よい黒バックが重宝するのである。

 

机の上にダイレクトに置いて撮ると、気付かぬうちに埃や汚れが写り込んでしまったり、変な反射光でみっともない写真になってしまうこともままあること。そういう時に、サッとニーモシネの表紙裏を敷いてやるだけで、グッと締まったいい写真になったりするのである。

 

ニーモシネ、そもそもノートとしても優秀であることだし、いざという時に備えてこちらも1冊、どうだろう。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。

日本でいちばん”インスタ映え”する昆虫学者が書いた本『バッタを倒しにアフリカへ』

「インスタ映え」していますか?

69586975 - schistocerca gregaria - the desert locust - food insects

皆さんが肌で感じているとおり、ますます「発信力」が問われる時代になってきました。TwitterやInstagramなどのフォロワー数やいいね数によって、これまで曖昧だった「人間としての魅力」がハッキリと可視化されるからです。

 

2017年に話題になった『バッタを倒しにアフリカへ 』(前野ウルド浩太郎・著/光文社・刊)という新書本は、表紙デザインが「インスタ映え」を体現しています。お見事です。

51a5BUBJOWL._SX310_BO1,204,203,200_↑見事なインスタ映え

 

バッタを模したコスプレでお気楽そうに見えますが、数年前までは廃業を覚悟していたそうです。人生崖っぷちのバッタ研究者を救ったのは……約2年間のアフリカ生活とインターネットを使った情報発信でした。
 

 

ポスドクの就活事情

 

博士になったからといって、自動的に給料はもらえない。新米博士たちを待ち受けるのは命懸けのイス取りゲームだった。
(中略)
一般に、博士号を取得した研究者は、就職が決まるまでポスドクと呼ばれる、一、二年程度の任期付きの研究職を転々としながら食いつないでいく。早い話が、ポスドクは博士版の派遣社員のようなものだ。

(『バッタを倒しにアフリカへ』から引用)

 

前野ウルド浩太郎さんは、1980年生まれの農学博士です。秋田県出身。神戸大学大学院の博士課程を修了しています。専門は「昆虫学(サバクトビバッタ)」ですが、ほとんど屋内で実験していたので、野生のサバクトビバッタを見たことがありませんでした。

 

前野博士はポスドクとして研究を続けていましたが、再任用されなければ実験室を使えなくなります。ポスドクから正規職員になるためには業績が必要でした。

 

このさき屋内の実験室だけで得られるデータでは画期的な発見ができないと見切りをつけた前野博士は、サバクトビバッタが大量発生するというアフリカ大陸のモーリタニア共和国で、じっくり腰をすえて研究することを決断します。31歳のときでした。

 

 

フィールドワークの意義

世界のバッタ研究の情勢として、これまでのバッタに関する情報は実験室内で得られたものがほとんどで、野外でバッタを観察したものは極めて少ない。実験室で得られた知識が、必ずしも野外のバッタに当てはまるとは限らない。

(『バッタを倒しにアフリカへ』から引用)

 

バッタ研究者は野外で研究したがらない。昆虫学者といえばファーブルのような人物像をイメージしていたので、意外な現状です。

 

モーリタニアは、世界有数の「サバクトビバッタによる蝗害(こうがい)」に悩まされている地域でした。2003年に大発生したときには飛翔する数億匹以上のバッタが約500kmにわたり連なっていたそうです。現地では「神の罰」として恐れられています。つまり、野生のサバクトビバッタを観察・研究するにはうってつけの環境でした。

 

幸いなことに「日本学術振興会海外特別研究員(学振)」の審査に合格することができました。2年間が前野博士に与えられたタイムリミットです。このときから始めたブログ「砂漠のリアルムシキング」が、前野博士の運命にとって追い風になるのですが……。

 

 

バッタの生態について

サバクトビバッタには「孤独相」と「群生相」という2つの顔があります。孤独相は、群れないおとなしいバッタです。群生相は、いわゆる「神の罰」を引き起こすバッタです。

 

長年にわたって、孤独相と群生相はそれぞれ別種のバッタだと考えられてきた。その後1921年、ロシアの昆虫学者ウバロフ卿が、普段は孤独相のバッタが混み合うと群生相に変身することを突き止め、この現象は「相変異」と名付けられた。

(『バッタを倒しにアフリカへ』から引用)

 

いまでも、サバクトビバッタによる「相変異」のメカニズムは完全解明されていません。つまり、群生相に変異するのを防ぐことができればアフリカの人たちは救われます。それを解明するためにはフィールドワーク(野外調査)が欠かせないわけです。

 

『バッタを倒しにアフリカへ』では、「相変異」のナゾを明らかにするために、サバクトビバッタを追いかけて前野博士がモーリタニア全土を駆けめぐった日々を記録しています。ポスドクの境遇から抜け出すことができる業績を上げるため、前野博士はフィールドワーク主義者へと「相変異」を果たしました。

ウルドの秘密

モーリタニア共和国にやってきた前野博士を誰よりも歓迎したのは、現地研究所のババ所長でした。大ベテランの生物学者であり、サバクトビバッタ研究における第一人者です。

 

先述したとおり、多くのバッタ研究者は屋内にこもっています。モーリタニアで発生している「神の罰」を肉眼で見たことがないのです。辺境の地にやってきた31歳の前野博士は、ババ所長に「モーリタニアン・サムライだな!」と評価されます。

 

ババ所長のフルネームは「モハメッド・アブダライ・ウルド・ババ」といいます。つまり、「前野ウルド浩太郎」とは本名ではなく、ババ所長から受け継いだミドルネームなのです。

 

前野ウルド浩太郎博士による「バッタのフィールドワーク研究」は、ブログ「砂漠のリアルムシキング」を通じて、世界中の多くの人たちに伝わっていました。そのおかげで、業績をひっさげて帰国したあとには、ナショナルジオグラフィック誌の取材を受けたり、学術書の出版を依頼されたり、京都大学の昆虫生態学研究室に招かれるなどの活躍を重ねています。

 

『バッタを倒しにアフリカへ』表紙のエキセントリックなコスプレは、サバクトビバッタのように、ポスドクから正規職員へと「相変異」するための意気込みを感じます。ふざけているのではなく、バッタ研究者としての業績をたった1枚のビジュアルで見事に言い尽くしています。

 

 

【著書紹介】

2000005162300

 

バッタを倒しにアフリカへ

著者:前野ウルド浩太郎
出版社:光文社

バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。それが、修羅への道とも知らずに……。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る、カラー写真満載の科学冒険(就職)ノンフィクション!

Amazonで紙の本を詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
iBooksで詳しく見る

流行語大賞・年間大賞に輝いた「インスタ映え」する秘訣を、人気フォトグラファーに教わってきた!

ピンクや紫で彩られたカラフルなスイーツ、光り輝くボールや貝殻のチェアが浮かぶナイトプール--”インスタ映え”を目指して出かけた人も多いでしょう。2017年はまさに”インスタ映え”の年。ユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞を受賞したことで、インスタ映えブームはさらに加速していきそうです。

 

gala00

 

とはいえ、Instagram全体の傾向は少しずつ変わりつつあります。Instagramを運営するフェイスブックジャパンによると、アートやデザインに特化したハイセンスな投稿よりも、日常的な風景を写した投稿が増えてきているとのこと。

 

Instagramのフォロワー数が12万人以上というフォトグラファーの6151さんも、日常の一コマを撮影している一人。どうやって日常の中から”インスタ映え”を作り出し、いいねやフォロワーを集めているのでしょうか。本記事では、Galaxy Studio Roppongi Hillsで開催された「Galaxy Media Day」で行われた、6151さんによる「インスタフォト講座」で学んだ、インスタ映えに重要な秘訣をお伝えしたいと思います。

 

秘訣1:構図を決めるときはスマホの位置を変える

スマホのカメラで写真を撮るとき、まず悩むのが構図でしょう。どの角度でどのようにモノや風景を配置すると良い写真になるのか、そのヒントを6151さんは教えてくれました。

 

「私たちは3Dの世界に生きていますが、私は写真に撮ると2Dになることを意識して写真を撮っています」と6151さん。目の前の光景を丸や四角、線に置き換えて考えると、美しいと評価されやすい写真ができるとのこと。縦や横に「まっすぐ」な線がいくつか入るようにするのもコツだそうです。

 

 

SONY DSC↑立体ではなく、平面を意識して構図を決める

 

SONY DSC↑平面はこのようにイメージするとわかりやすい

 

 

また、スマホを上に掲げたり、地面すれすれに下げたりすると視点を変えるのと新鮮なシーンが撮影できます。作例では、道ばたの小さな水たまりに映った風景と実際の風景を上下で撮影した画像が紹介されました。

 

 

SONY DSC↑スマホを足下に下げて水たまりに映った風景を撮影した例

 

美しいボケを作るには、被写体と背景の距離をできるだけ長くすること。壁に近いものは、壁から遠くに動かし、離してから撮ると良いそうです。

 

SONY DSC↑スイーツを撮るときもまっすぐな線を意識して真横から撮影

 

そして、もっとも質問されるという「室内のレストランで食べ物を撮るときにライティングの影が映る」問題には、「ライトが当たると必ず影ができるので、できるだけ自然光で。室内でライトが避けられないときは、思いっきり(食べ物に)寄って撮る。食べ物の質感を表現することで乗り切っています」と話していました。

 

秘訣2:アプリで色味を加工して仕上げる

「目には見えない空気を表現する」ことも大切だと6151さんは続けます。ドーナツショップの暖かさ、かき氷の冷たさ、匂いなどを写真に込めるように工夫しているとのこと。暖色系は暖かさ、寒色系は冷たさを感じるので、色をうまく使うのがコツ。被写体や背景の色も活かしつつ、仕上げにカメラアプリを使ってフィルターを重ねているそうです。作例では、カメラアプリ「Foodie」とInstagramの加工を重ねた画像が紹介されました。撮影時にカメラの明るさを手動で調整することも大切だそうです。

 

SONY DSC↑アプリ「Foodie」で色味を加工しているところ

 

秘訣3:いいねを増やすにはタグをフル活用する

良い画像を投稿したら、一人でも多くの人に見てもらえるような工夫も必要です。「いいね」を増やすには、タグをフル活用して検索されるようにしましょう。Instagramのタグは現在、「ハッシュタグ」、「ユーザータグ」、「ジオタグ」の3つがあると6151さんは言います。ハッシュタグは「#写真撮ってる人と繋がりたい」など、「#」を付けるタグです。「ユーザータグ」は「@ユーザー名」、「ジオタグ」は位置情報です。

 

ハッシュタグは、投稿に関連性のある言葉を並べます。関連タグから現在のトレンドをチェックして付けるのも良い方法です。良い写真をピックアップしてアカウントを紹介してくれる「フィーチャーアカウント」の専用タグを付けると、爆発的にいいねやフォロワーが増えることもあります。ハッシュタグは最大30個まで記載可能とのことです。

 

おまけ:画像と手描きで動くクリスマスカードも作れる

インスタ講座のあとは、Galaxy Note8を使って6151さんが撮影した写真が紹介されました。6151さんは「Galaxy Note8は広角なので周りの風景がギュッと詰まったような写真が撮れました。色味と明るさが調整できたり、レンズが明るかったりで楽しくてシャッターが止まらなかった」と語っていました。Galaxy Note8のメインカメラのレンズは、望遠がF値2.4、広角がF値1.7です。

 

SONY DSC↑6151さんが撮影した写真。夜景でも手ぶれしなかったという

 

また、Galaxy Note8の「ライブメッセージ」機能の実演も行われました。会場では、6151さんがその場で撮影した写真にイラストレーターのスヨンさんがSペンで絵を描きました。線を書いた軌跡がそのまま動画(GIFファイル)になるため、動くメッセージカードとして活用できます。

SONY DSC↑6151さんとスヨンさんのコラボによるクリスマスカード

 

SONY DSC(左から)フォトグラファー6151さん、イラストレータースヨンさん、Galaxy製品担当・増田夏恋さん

 

私もGalaxy Note8をお借りして写真に絵を描きましたが、Sペンは約0.7mmとペン先が細く、筆圧も4,096段階で感知するとのことで、細かな表現ができると感じました。「ノート」でメモを取ることも試してみましたが、紙に文字を書く感覚ですらすらと文字を書くことができました。本体サイズは高さ約163mm、幅約75mm、厚さ約8.6mmとホールドしやすく、Sペンで書くときもぐらつくことがありませんでした。ディスプレイサイズは約6.3インチです。

 

gala-09↑「ライブメッセージ」で使えるペンの種類

 

また、12月20日よりステーショナリーブランド「STEADTLER」との共同企画で「STEADTLER Noris digital」が発売されます。鉛筆のようなデザインは外観の良さだけでなく、持ちやすさやデスクから転がりにくいというメリットもあります。付属のSペンのように収納はできませんが、Sペンをよく活用している方は検討しても良いかもしれません。

 

gala-10↑Sペン「STEADTLER Noris digital」

 

”インスタ映え”する写真の秘訣は、カメラ講座でも取り上げられる基本的かつ大切なポイントでした。どこにでも持ち歩いているスマホなら、いつでも撮影の練習ができますね。ぜひ最高の「いいね」数を狙ってみてください。

 

プロが教える“インスタ映え”するスナップ写真の撮り方

「インスタ映え」が、今年2017年の流行語大賞になった。インスタグラムは世界中の人々が夢中の写真共有SNS 。有名人、あるいは友だちが見ている”カメラの目”を一緒に楽しめるのが最大の魅力だ。そして、投稿するときは、とにかく「映えるいい写真」を撮影したいと誰もが思っているのだ。

38680324 - taking photo of empty glasses set in restaurant - dinner table outdoors at sunset

 

素人の写真は構図がだめ?

私は自分が撮った写真を褒められたことが一度もない。うちの夫はカメラマンで、わが家にはカメラマン仲間がよく遊びにくるのだが、そのとき私が撮ったスナップ写真を見つけると彼らは決まって言うのだ。「どうして素人が撮るとこうなっちゃうかねぇ」と。何がダメなのと問うと、全部だよと返されてしまうが、ひとつあげるとしたら「構図」がなってないそうだ。

 

というわけで、私は今、インスタグラムには投稿する自信がなく、見る専門なのだ。しかし、言われっぱなしでは悔しい! 私だってインスタ映えする写真を撮りたい!

 

そこで、『スナップ写真の正しい撮り方』(CAPA編集部・編/学研パブリッシング・刊)のページを開いてみた。

 

 

名画に学ぶ構図パターン

 古くから絵画の世界では理論的な構図パターンが存在していました。意図や印象を伝えるため、必須のセオリーとも言え、歴史上の名作はほとんど何らかのパターン分類できます。構図パターンは人間の視線の動きや、形から受ける印象に基づいたもので、写真にもそのまま適応が可能です。

(『スナップ写真の正しい撮り方』から引用)

 

インスタ映えする構図パターンは以下の通りだ。さっそく覚えておこう!

 

3分割法:最も基本となる万能な構図。画面の縦と横を3分割し、その線や交点の上に重要なポイントを重ね合わせると、バランスのいい写真が撮れる。

日の丸構図:無地か、それに近い空間のど真ん中に主題を置くと、シンプルだが迫力が出る。

水平構図:水平方向の線を何本か強調することで、横方向への広がりや安定感を演出。都市風景におすすめの構図だ。

対角線構図:画面の対角線を意識した構図。街並みや風景の広がりや長さ、奥行きを演出できる。

放射線構図:画面中央を起点に、被写体が描く線が放射状になる構図。広角レンズを使うと遠近感が強調されよりよい写真仕上がる。

S字構図:カーブを描く道や渓流を撮るときに使える構図。画面上にリズムが生まれ、曲線がどこまでも続いていくように見せる効果がある。

楕円構図:楕円を描くことで独特のリズムが生まれる。ただし、楕円は一部が欠けているほうがダイナミックな写真になる。

シンメトリー構図:美術作品や建築に用いられてきた技法で、非対称なものにはない美しさがある。

逆三角構図:あえて不安や不安定さを感じさせる写真を撮りたいときは、V字の線を基調にした構図を使う。

 

私も、今後レンズをのぞいたら、いずれかの構図を意識してからシャッターを押すように心掛けたいと思う。

 

 

ペットは「ネコ目線」「イヌ目線」で狙え

わが家のプライベート写真ストックの被写体の大半は娘と犬だが、夫が撮った写真と私が撮った写真を、あらためて見比べてみたら、わかったことがあった。私の写真がいつでも自分目線で撮影しているのに対し、夫の写真は子ども目線、犬目線なっていたのだ。

 

本書のスナップ撮影の応用テクニックでも、ローアングルを紹介している。

 

広角レンズを使い、ローアングルで被写体を強調すると写真に動きが出るそうだ。たとえば、街中のネコを超ローアングルの「ネコ目線」で狙ってみる。さらに広角レンズを使ってあおることで遠近感が出て、いまにもネコが動き出しそうな写真に仕上がるのだ。ペットの写真をインスタに投稿したい人は、このテクニックを使ってみよう!

 

 

旅のスナップは”自分の視点”で

旅先で出会った美しい風景も、ただ写すだけではだめだという。大事なことは撮影者ならではの視点を持つこと。

旅のスナップでは、最初に5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうした)を意識して撮るとスナップ写真としてだけでなく、旅の記録にもなる。

(『スナップ写真の正しい撮り方』から引用)

 

その土地で初めて見たもの、出会った人や生活感のあるものを、自分の視点で撮ってみることをおすすめだ。たとえば、人やモノはフォーカスすることで息づかいを感じさせる写真に仕上がるし、古い建造物は部分の質感に着目し、ぐっと寄ってみると迫力が出るそうだ。

 

本書では、ピント合わせ、露出補正、ホワイトバランス、絞りとボケ表現など、知っておきたいスナップ撮影の基礎知識はもちろんのこと、夜景のスナップ、雪景色のスナップなどなど、ありとあらゆるシーンの効果的な撮り方を詳しくレクチャーしている。

 

この本を読んでから、写真を撮ってインスタに投稿すれば「いいね!」が増えること間違いなし!

 

 

【著書紹介】

GKNB_BKB0000405914776_75_COVERl

スナップ写真の正しい撮り方

著者:CAPA編集部(編)
出版社:学研プラス

一味違うスナップ写真の撮り方をCAPA、デジキャパ!で活躍する若手写真家が作例を多く交えながら解説。構図のツボや画角(レンズ)の選び方など、技術的なテクニック面もサポート。コレを読めば、センスのいいスナップ術が身に付きます!

Kindleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
iBooksで詳しく見る
BookBeyondで詳しく見る
BookLive!で詳しく見る
hontoで詳しく見る
紀伊國屋書店ウェブストアで詳しく見る