一見、イロモノ製品と思いきや、違った。フランスのクラウドから生まれた「石畳のスピーカー」

フランスのクラウドファンディングプラットホーム 「KissKissBankBank」において32日間で159%を超える支持を得た、コンクリート・ファミリー社の「ル・パヴェ・パリジャン(Le Pavé Parisien)」。「パヴェ」には石畳に使われる”敷石”の意味がありますが、その名の通り、まるでパリの石畳から抜け出してきたかのようなキューブ状が特徴的なコンクリートでできたスピーカーです。このスピーカーが支持を得られた理由とは? その謎を解明していきます。

 

10cm角で1.3kg。小型ながらもハイスペックなスピーカー

ル・パヴェ・パリジャン(以下パヴェ・パリジャン)は、10cm角の大きさで、重量1.3kgの片手で持てるサイズのコンパクトスピーカー。小さいけど、その実力はなかなかのものです。

 

10cm角という大きさにもかかわらず、バランスの取れたパワフルで正確なサウンドを実現。これにはエンクロージャー(スピーカー周りの枠)として使われている、新世代の素材と呼ばれる「超高機能繊維コンクリート(以下UHPC)」に秘密があるようです。

 

UHPCは密で抵抗に強い素材で、オーディオスピーカーの素材には最適と言われています。エンクロージャーの材質が重ければ重いほど、また変形を最小限に抑えられることでインパルス応答に直接反映されるようになり、元の信号に近い音を返すことが可能になるのです。

音響以外の機能面も優れています。パヴェ・パリジャンは、スマートフォンとのペアリングが簡単にできるBluetoothや、エネルギー管理システム(EMS)を備えたリチウムイオンバッテリー(LiPo)を搭載。このバッテリーで6時間から8時間の再生ができるのです。

 

また、超高性能デジタルアンプ(20 WワットでRMS出力のD級アンプ)を搭載した同スピーカーは、スマホなどの充電器に搭載されているマイクロUSBの充電ケーブルを使用しています。このおかげで、世界中あらゆるところで充電可能。出入力用のミニジャックでステレオ機器と接続もできます。

 

スピーカーが劣化した場合は、エンクロージャーの枠から外して内側の部品を交換できます。修理サービスだけではなく拡張性もあり、外のコンクリート枠は残したまま、中のスピーカーをバージョンアップさせるなどのカスタマイズも可能となっています。

4兄弟によるスタートアップ企業「コンクリート・ファミリー」

パヴェ・パリジャンという製品名は、パリによくある石畳の敷石から着想を得たもの。日常的に目にするものにもっと注目してほしいとの思いから、パリ発のスタートアップ企業「コンクリート・ファミリー」創立者の4兄弟によって名付けられました。

 

「コンクリート・ファミリー」の「コンクリート」には、2つの意味があります。まずひとつは「素材」としてのコンクリート。もうひとつは、フランス人音響技師ピエール・シェフェールが提案した電子音楽のジャンルである「ミュージック・コンクレート(具体的な音楽)」へのオマージュでもあるのです。

 

ミュージック・コンクレートは、「音楽は音と時間の編成である」ことを考察した運動。通常の音楽が抽象的な構想を基に具体的な作品へと昇華することに対し、ミュージック・コンクレートは、日常的に聞いている音を抽象的な表現へと導くことを試みたもの。ミュージック・コンクレートの理念は、コンクリート・ファミリー社が持つ価値感のひとつでもあると言います。

ベルギーのモンスにある王立音楽アカデミーで電子音響学を研究しながら、コンクリートを使ったスピーカーに関する設計開発のアイデアを温めていたという創立者4兄弟の長兄であるピエール=アクセル。実の弟であり「コンクリート製カヌー」の研究をしていたエンジニアのスタニスラスとともに、実家の庭で製品開発を始めたのが同社創立のきっかけです。

 

最初の注文仕事はスイスの演劇カンパニーに依頼された、野外劇場に12個のオーディオスピーカーを設置するというもの。このスピーカーが機能的にも美観的にも屋外の劇場にマッチし、プロや専門家たちの厳しい要求へ見事に応えた形となりました。

 

クラウドファンディングを成功させた実績

クラウドファンディングでは、パヴェ・パリジャンの支援者先着100名に、希望販売価格350ユーロの40%オフ、つまり210ユーロで同製品を提供していました。260ユーロ以上の支援者には、ストリート・アーティストのペイントによるカスタマイズを頼むことができます。

 

支援は10ユーロから可能で、すべての支援者名は「コンクリート・ファミリー」社内の壁に名前が刻まれます。2018年4月に始まったクラウドファンディングでは先述した実績への評価も得られ、複数の企業から大口の寄付も集まり、約1か月間で目標金額の3万ユーロに達成。同年11月からの一般販売開始を目指しています。

 

音響学の世界において、コンクリートという素材は、ダイナミックなサウンドを正確に復元するのに適した材料として認識されています。1980年代には、重量が30kg以上もあるコンクリート製のスピーカーがすでに「LEEDH」というフランスのメーカーから開発されていました。同メーカーのファンでもあったコンクリート・ファミリー社の4兄弟は、コンクリートの特質を活かしながらもミニマルで軽量、高性能なスピーカーを仕立て上げたのです。

 

20分で組み立てられる! 耐水性も備えた“紙製”レコードプレーヤーamadana「SPINBOX」

近年密かなブームになっているレコードプレーヤーですが、この度ついに「手作り」できるレコードプレーヤーが登場しました。約20分で完成するお手軽さと丈夫さを兼ね揃えたamadana「SPINBOX」を紹介します。

amadana
SPINBOX

実売価格1万6200円

世界初のDIYで組み立てるレコードプレーヤー。ターンテーブルやモジュール、回路基板、アンプ、スピーカーなどの必要なパーツはすべて同梱されており、5ステップ・約20分で完成します。USB電源で駆動し、モバイルバッテリーも使用可能。

SPEC●回転数:33 1/3、45、78●接続端子:ライン入力(ステレオミニ)× 1、ライン出力・ヘッドホン出力共用(ステレオミニ)× 1 ●カートリッジ:セラミック型●サイズ/質量: W321 × H101 × D283mm/約1.2kg

 

amadana「SPINBOX」のセットには、アンプやスピーカーも含めて再生に必要なパーツはすべて揃い、組み立てて配線するだけで音を鳴らせます。組み立ては5ステップなので、メカに詳しくない人でもあまり苦労することはないでしょう。

↑セット内容

 

組み立てたあとでも、取っ手のついたボックスにそのまま収納して持ち運び可能。本体は取り出してすぐプレイできます。

 

筐体には耐水性の丈夫な紙素材を使用し、アウトドアでの使用もOK。ヘッドホンをつないで楽しむこともできます。

↑屋外のパーティーなどでも使用可能

 

【バリエーション】

マーブル

キャンバス

キャラメル

 

 

手作りのプレーヤーから音が鳴る感動はひとしお

ビールなどの酒類をはじめ、食の世界では「クラフト」(=手作り) がブームとなっていますが、ついにクラフトのレコードプレーヤーが登場しました。一見しただけでは難解に思えますが、入っているパーツは専門的な知識や技術が必要な工程を済ませた状態。メカに詳しくない人でも手軽に組み立てられます。 自らの手で完成させたレコードプレーヤーから音が出た瞬間、その感動はひとしおです。

 

スピーカーやアンプなどのパーツは本格派の設計。しかし、それらを収容する筐体は何と「紙」。 最初は大丈夫なのかと心配しましたが、なかなかに丈夫でへこたれません。 デザインがオシャレなので下手なフラスチックよりチープに感じないですし、何より軽い。これならパリピじゃなくてもアウトドアへ持ち出して鳴らしたくなるはずです!

 

【試した人】

GetNavi本誌オーディオ担当/川内一史

レコードプレーヤーの導入を検討中。オーディオ機器全般において、音質や使い勝手を統合したコスパの良さを重視しています

 

手軽にレコードを再生できるターンテーブルをお探しの方は、この「SPINBOX」を検討してみてはいかがですか?

【500個限定2980円】cheeroのダンボーがワイヤレススピーカーに! 音と木目ボディに癒されます。

四角い顔に丸い目、三角の鼻。愛らしいデザインの「ダンボー」が、今度はワイヤレススピーカーに! cheeroは12日、「cheero Danboard Wireless Speaker」を発売します。

 

↑「cheero Danboard Wireless Speaker」。直販価格は3680円、初回500個は2980円で提供される

 

cheero Danboard Wireless Speakerは、筐体の素材にチェコ産のブナの木を採用。塗装なしの無垢材を使っているので、ひとつひとつ、違った木目を持っています。

 

↑100個あれば100通りの顔があります

 

同製品はスマートフォンなどとBluetoothで接続して、ワイヤレスで音楽を楽しめます。マイクを内蔵しているので、まるでダンボーに話しかけるような形で通話可能。

 

本機を2台用意してペアリングすることでステレオ音声での再生もでき、より臨場感のある音で楽しむこともできます。

 

↑2台並べてステレオ再生も楽しめる。なんだか絵面もキュート

 

Bluetoothではスタンダードの音質のSBCコーデックのみをサポートしてますが、音声入力用の端子も装備。有線で接続すればより高音質で再生できます。

 

大きさは約W70×H46×D50mm、重さは約105gと、机の端にちょこんと載っけておくにはちょうど良い大きさです。電源端子はmicroUSBで、モバイルバッテリーからの給電でも動作します。

 

見るだけでも癒され、音楽を聞くとさらに癒される、癒し効果は抜群です。ナチュラルウッドのダンボーを机の上に飾ってみませんか。

どこか懐かしい外観なのに中身は最新スペック! ティアックから新時代のオールインワンオーディオ「WS-A70」登場

ティアックは、NEW VINTAGEシリーズの第2弾として、「木」と「布」をテーマにしたハイレゾ対応のオールインワンオーディオシステム「WS-A70」を6月上旬に発売します。ライフスタイル提案型専門店や公式オンラインストアを中心に販売され、価格は18万5000円(税抜)。

WS-A70は、Wi-FiやBluetooth、AirPlayなどのワイヤレス再生に対応したスピーカー一体型オーディオシステム。「木」と「布」をテーマに、シンプルながら高級感のあるデザインに仕上がっています。特徴は、フロント部分に、テキスタイルブランド「NUNO」とコラボした布製グリルを装着できること。好みや設置環境に合わせた素材やデザインのグリル(別売)を自由に選んで取り付けることができます。

 

本体は、大量生産が難しい180度円形曲げ処理を行ったウォルナット木材を使用。木の風合いを生かしたオイル仕上げを施しています。スピーカーは、フロントに同軸2ウェイスピーカーを2基、背面にパッシブラジエーターを2基備えています。アンプにはICEpowerクラスDアンプを採用。シンプルなメニューボタンとロータリー式のコントロールダイヤルにより直感的な操作が可能です。

 

Chromecast built-inに対応しており、Google Play MusicやSpotify、世界中のインターネットラジオを無料で聴けるTuneInなど、様々なネットワークサービスが利用可能。

 

また、無料のiOS/Androidデバイス専用アプリ「TEAC HR AirCast」により、スマートフォンで聴いている音楽のワイヤレス再生や、同じネットワーク上のミュージックサーバー(NAS)やUSBメモリーに保存した音源など、様々なフォーマットの音楽ライブラリーを簡単に再生することが出来ます。

 

再生周波数帯域は55Hz~45kHzまで対応しており、USBメモリに保存したハイレゾ音源の再生も可能。DLNAを使い、同一ネットワーク内のPCやNASに保存したハイレゾ音源ファイルもワイヤレス再生することができます。再生可能なハイレゾフォーマットはPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで。

 

これ1台でハイレゾ音源やワイヤレス再生が楽しめるオールインワンタイプですので、誰でも手軽に高音質な音楽再生が楽しめますね。デザイン性に優れたオーディオをお探しの方は、ぜひチェックしてみて下さい。

夏のレジャーに持っていきたい! 防水仕様になった小型BTスピーカー「JBL GO 2」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドから防水対応のBluetoothスピーカー「JBL GO 2」を5月25日に発売します。カラーは販売店モデルとして6色(ブラック、ブルー、レッド、グレー、オレンジ、グリーン)、HARMAN直販限定モデルとして追加で6色(ネイビー、シャンパン、シナモン、シアン、イエロー、ミント)の合計12色展開で、価格は3880円(税別)。

 

JBL GO 2は、JBLが展開するポータブルスピーカーのなかでも手軽さとコンパクトさから人気の「JBL GO」シリーズの最新モデル。「JBL GO」の性能を継承しつつ、万一の水没にも安心なIPX7防水対応となり、キッチンや浴室などの日常使いから、海辺やプールサイド、アウトドアなどにもぴったりなポータブルスピーカーに進化しました。

 

本体は手のひらサイズで184gの最軽量コンパクト設計ながら、JBL独自の40mm径フルレンジスピーカー(1基)とパッシブラジエーターを装備し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質を実現。約2.5時間の充電で最大約5時間の連続再生が可能です。

↑JBL GO 2(オレンジ)

 

また、エコーキャンセリング機能を搭載したハンズフリー通話機能に対応し、スマホをBluetooth接続することで、音楽再生中の着信応答は通話ボタンひとつで簡単にハンズフリー通話に切り替えられます。クリアな音質のスピーカーホンにより、通話や電話会議も快適に使えます。

 

SNS映えする小物としても活躍しそうな、全12カラーを揃えた防水性能を搭載したBluetoothスピーカー。持ち運びにも便利なポータブルスピーカー「JBL GO 2」で、 ワンランク上のアウトドアシーンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【SPEC】
●サイズ/質量:W86×H71.2×D31.6mm/184g ●対応コーデック:SBC ●最大出力:3W ●ユニット:40mm径フルレンジスピーカー×1 ●周波数特性:180Hz~20kHz ●電池:リチウムイオン充電池 <充電:約2.5時間、再生:約5時間> ●付属品:充電用USBケーブル

ワイヤレスも高音質時代へ! 新生オラソニックから高音質Bluetoothスピーカー「IA-BT7」登場

インターアクションは、Olasonic(オラソニック)ブランドのハイレゾ対応Bluetoothスピーカー「IA-BT7」を6月8日に発売します。カラーはウォルナットとシルクホワイトの2色で、実売予想価格は3万円前後。

↑IA-BT7(ウォルナット)

 

オラソニックは、2010年に発売された卵型のUSBスピーカー「TW-S7」をはじめ、CDジャケットサイズのオーディオシステム「NANOCOMPO」シリーズなどでヒットを飛ばしたオーディオブランド。2017年10月に東和電子からインターアクションに事業移管され、新生オラソニックの第一弾となる製品が「IA-BT7」となります。

 

IA-BT7は、世界最高音質のBluetoothスピーカーをめざし、SOZOデザインの技術協力のもと開発されました。ワイヤレス再生の肝となる自社開発のBluetoothモジュールにはクアルコム製CSR8675を採用し、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質で伝送できる「aptX HD」(24bit/48kHz)、「LDAC」(24bit/96kHz)の2つの高音質コーデックに対応。そのほか、SBC、AAC、aptXといったコーデックもサポートしています。

↑基板の設計なども自社で行っている

 

本体は、Bluetoothスピーカーとしては異例となる木製キャビネットを使用。リアルウッドならではの豊かな響きが楽しめます。カラーは、木目が美しいウォルナットと、四重にピアノ塗装を重ねたシルクホワイトの2色をラインナップしており、インテリアになじむ高いデザイン性も特徴です。

 

↑木製キャビネットを採用

 

スピーカーは、左右に57mm径のフルレンジユニット、中央に大口径110mm径のサブウーファー、背面に低音を強化するパッシブラジエーターを搭載。さらに、スピーカー同士の相互干渉のないバイアンプ構成により、コンパクトなサイズからは想像もできないほど臨場感のあるサウンドを再生します。

↑実際のスピーカーユニット

 

↑背面にはパッシブラジエーターを備える

 

また、Bluetooth入力のほか、ステレオミニ接続によるアナログ入力端子も搭載。すべての入力音源をレートコンバーターにて波形成形するとともに、24bit/96kHzまでアップコンバートして再生します。これにより、ケーブル接続したAIスピーカーやその他のオーディオ機器などの音源もハイレゾ相当の高音質で楽しむことが可能です。本体はAC電源駆動でバッテリーは備えておらず、屋内での据え置き使用を想定しています。

 

最終的な音質のチューニングは、安室奈美恵や福山雅治、今井美樹など数多くのトップアーティストのレコーディングに携わるミキサーズラボが担当。レコーディングスタジオの空気感を感じられるマスタークオリティのサウンドに調整されています。

 

【SPEC】

●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC ●最大出力:10W×2(高音用)+20W(低音用) ●サイズ/重量:W275×H144×D65mm/2.2kg ●付属品:AC電源アダプター、AC電源ケーブル

 

コンパクトボディからは想像できない豊かな響き

新製品発表会では、初めにインターアクションの代表取締役副社長 木地伸雄さんが登壇。スマホやデジタルカメラのイメージセンサー向け光学精密機器市場において国内外で高いシェアを誇る同社が、オラソニックブランドを受け継いでオーディオ製品市場に参入したことについて説明しました。同社では、IA-BT7のような高音質デバイスとAI、AR/VRのような最新技術を融合させ、高音質な仮想現実技術の創出を目指すとしています。

↑インターアクションの木地伸雄 代表取締役副社長

 

また、音質の最終的なチューニングを行ったミキサーズラボの内沼映二会長や、技術協力を行ったSOZOデザインの山本喜則CEOも来賓として招かれており、開発時のエピソードを披露しました。

↑左からインターアクションの木地伸雄 代表取締役副社長、SOZOデザインの山本喜則CEO、ミキサーズラボの内沼映二 会長

 

会見途中では実機によるデモンストレーションも行われましたが、コンパクトなサイズからは想像できないほど豊かでクリアなサウンドが響き、広い会場にもかかわらず、その空間を十分に満たす高音質な音色に思わず参加者からは驚きの声が。大音量で再生しても音が割れることなく、大口径サブウーファーが繰り出す低音がしっかり感じられました。

 

同社のオラソニック事業部 マーケティング部長を務める清水潤一さんによれば、今後IA-BT7用のインシュレーターなどのアクセサリー展開も検討中ということで、オーディオファンの期待に応えるワイヤレススピーカーの今後の展開に期待が膨らみます。

Astell & Kernの第4世代は個性派揃い! 新ハイレゾプレーヤー「SE100」と「SR15」が初お披露目

ポータブルオーディオファンにおなじみのブランドAstell & Kern(アステル&ケルン)が、ドイツのミュンヘンで開催されたオーディオショウで最新のハイレゾ対応プレーヤー「A&futura SE100」「A&norma SR15」の2機種を発表しました。イベント会場から新製品の体験レポートを速報します。

 

今回筆者が取材のために訪れた「HIGH END MUNICH 2018」は、その名の通り世界最大級のハイエンド・オーディオの祭典として注目されているイベントです。世界各国から名うてのオーディオブランドが参加するなか、アステル&ケルンは昨年このイベントで現在発売中のフラグシップモデル「A&ultima SP1000」を発表して存在感をアピールしました。今回発表された2機種は、このSP1000と同じアステル&ケルンにとっての“第4世代”のハイレゾ対応プレーヤーです。一気に2つのモデルが加わったことで世代交代が加速しました。SE100はAK300シリーズの後継機、SR15はAK70MkIIの後継機としてラインナップが入れ替わります。

↑新製品が発表されたドイツ・ミュンヘンのハイエンドショー会場。大勢の熱心なファンで会場が埋め尽くされました

 

据え置き機にも使われるICチップを搭載した「SE100」

A&futura SE100はヨーロッパでの販売価格は1799ユーロ(約23.5万円)、発売時期は5月末を予定しています。“futura”はラテン語で“未来”という意味。本体を側面上から見ると斜めにカットしたサイドパネルのデザインには未来感があふれています。ボディの素材はアルミニウム。色はチタンシルバー。

↑新しい上位モデルの「SE100」。UIもSP1000と同じ最新世代の仕様です

 

↑カーボン+ガラスの背面パネル。ボディは落ち着いたチタニウムシルバー

 

380g台だった重量級のSP1000に比べると、SE100は241gとかなり計量化されています。オクタコアのCPUを内蔵しているので、片手持ちでの5型液晶タッチパネルの操作がとても快適。縦横スワイプを積極的に採り入れた、SP1000と同じ第4世代のUIデザインとしています。

 

本体に搭載したDAコンバーターはESSテクノロジーの「ES9038PRO」という8ch対応のハイエンドなICチップ。据え置きタイプのオーディオコンポーネントに使うために設計されたハイパワーなICチップを、アステル&ケルンのエンジニアが音質に惚れ込んでSE100に採用しました。元々駆動時の消費電力も大きいICチップなので、シングル構成で使うことによってバランスを取っています。

 

イヤホン端子は天面に3.5mmのシングルエンドと2.5mm/4極のバランス出力をSP1000と同様に搭載しました。Bluetooth再生はaptX HD対応。128GBの内蔵メモリーのほか、microSDカードスロットを1基搭載しています。

↑2.5mmバランス接続に対応

 

↑本体の底面にUSB Type-C端子とSDカードスロットを配置

 

小型サイズの新スタンダード「SR15」

A&norma SR15はヨーロッパでの販売価格が749ユーロ(約9.8万円)、発売時期は6月から7月ごろを予定。ラテン語で“norma=普遍的な”という意味を名付けられたプレーヤーはブランドの新しいスタンダード機になります。3.3型の液晶タッチパネルを斜めに傾けた大胆なデザインとしていますが、クアッドコアCPUと新しいUIによる操作感はとても快適。AK70MkIIに近いサイズ感のプレーヤーです。ボディの素材はアルミニウム、色はダークグレー。

↑新しいスタンダードモデルの「SR15」。斜めに配置された画面のインパクトは大

 

↑片手持ちに心地よくフィットするサイズ感はAK70MkII譲りです

 

DAコンバーターにシーラス・ロジックの「CS43198」を2基搭載するデュアルDAC構成。リニアPCM系は最大192kHz/24bitまで、DSDも2.8MHzまでのネイティブ再生をサポートしています。DSD5.6MHzもリニアPCM変換再生によって楽しむことが可能。

 

イヤホン端子は2.5mm/4極のバランス出力にも対応しており、64GBの内蔵メモリーとmicroSDカードスロットが1基搭載されています。BluetoothはaptX HD対応。

↑本機もシングルエンドとバランス接続の両方に対応します

 

AK第四世代はキャラクターの違いに注力

アステル&ケルンのハイレゾ対応プレーヤーの開発を長年指揮するアイリバーのJames Lee氏に、先行しているSP1000を含めた3つの“第4世代モデル”のキャラクターを尋ねてみました。

↑アイリバーのJames Lee氏に新しいラインナップへの意気込みを伺いました

 

「第4世代では3つのモデルに最新のDACチップを搭載して、音のキャラクターにもメリハリの効いた“違い”をつけることに力を入れました。特にSE100に搭載しているESSのチップは元がとてもハイパワーなので、ポータブル機としてのバッテリーライフをはじめとした使い勝手を確保しながら搭載するための工夫には時間をかけてきました。おかげさまでそれぞれに個性豊かな3つのモデルが出そろったと自負しています。音のイメージを“食”に例えるなら、フラグシップのSP1000が“懐石料理”、エネルギッシュなSE100は“松”グレードの”とんかつ”、SR15は“新鮮なフルーツ”に近いと思います」(James Lee氏)

 

イベント会場ではフラグシップのSP1000も含めて、新しいSE100とSR15をアステル&ケルンのAK T1pにつないで聴き比べることができました。SP1000のスムーズで上質なサウンドに対して、SE100は活き活きとした力強さを色んな音楽ソースから引き出せるパフォーマンスを備えていました。SR15はAK70MkIIと同じバランスのよいマルチプレーヤーとしてのキャラクターを引き継ぎながら、さらにワイドレンジで解像度の高いサウンドに仕上がっている印象でした。

↑フラグシップモデルのA&ultima SP1000も会場に並べられ、それぞれの音の違いを比較することができました

 

↑エネルギッシュなサウンドのSE100

 

今回発表された新製品を含むアステル&ケルンの最新第4世代のプレーヤーから、コンパクトなファイルサイズで高品位なハイレゾ再生が楽しめることで注目されているMQA音源の再生に対応することになりそうです。今回のイベント会場ではMQA再生に対応した試作機によるデモンストレーションも紹介されていました。アステル&ケルンの担当者は「MQA対応の時期は未定ですが、準備ができたらソフトウェアアップデートなどによってすぐに対応したいと考えています」とコメントしていました。

↑MQA再生にも対応予定

 

↑会場にはターンテーブルのシャーシ「CUBE48」の試作機も登場。商品化はただいま検討中だそう

 

アステル&ケルンの新製品が日本で出そろう日はいつになるのか、楽しみですね!

 

スマートスピーカーの音質に満足してる? パナソニックから高音質スピーカー「SC-GA10」登場

パナソニックは、Googleアシスタント搭載のスマートスピーカー「SC-GA10」と、Chromecast搭載の一体型ミニコンポ「SC-HC2000」の2機種を順次発売します。実売予想価格はSC-GA10が3万円前後、SC-HC2000が3万5000円前後(いずれも税抜)。発売日はSC-GA10が5月25日、SC-HC2000が6月22日を予定しています。

 

音にこだわったスマートスピーカー

SC-GA10は、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカー。Google製のスマートスピーカー「Google Home」と同様に、ストリーミング音楽の再生や天気情報・ニュースの確認などを音声で操作できます。

 

本体には、デュアルボイスコイルを採用した8cm径ウーファー1基と、シルクダイヤフラムのディフューザーを備えた2cm径ツイーター2基を搭載。また、背面パネルに低音を増強するバスレフポートを備え、小型ながら広がりのある迫力のサウンドを再生します。

 

BDレコーダーのディーガに保存した音楽ファイルをワイヤレスで再生できる「サウンドジャンプリンク」に対応するほか、Chromecast built-in対応スピーカーと組み合わせれば、複数の部屋で音楽を再生できる「マルチルーム機能」も備えています。

 

最大出力は40W(20W+20W)。BluetoothコーデックはSBC/AACに対応し、3.5mmステレオミニケーブルによるアナログ入力も可能です。サイズ/重量はW100×H284×D100mm/約1.7kg。

 

業界初のCheromecast搭載ミニコンポ

SC-HC2000は、業界初となるCheromecast搭載のスピーカー一体型ミニコンポ。CDやFM/AMラジオ、Bluetoothによる音楽再生のほか、AndroidスマホやGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカーから、SpotifyやGoogle Play Musicなどの音楽ストリーミングアプリのデータを伝送し、高音質で再生することができます。また、Googleアシスタント搭載機器から音声によるワイヤレス操作も可能。

 

本体には大型マグネットを採用した大口径スピーカーユニットを搭載。低音を増強する「ツイステッドポート」により、薄型ボディながら豊かな低音を再生します。このほか、クリアで自然な音場を実現する「クリアサラウンド」機能や、デジタルデータのアナログ変換処理を省いて音質の劣化を防ぐ「フルデジタル伝送方式」、Bluetooth伝送された音声データを補完処理する「Bluetoothリ.マスター」などの高音質化技術を搭載しています。

 

本体に4GBの録音用ストレージメモリを内蔵しており、お気に入りCDを5枚まで録音可能。さらに、CDを入れ替えるようにワンボタンで録音音源を選択できる「デジタル5チェンジャー」も備えています。また、SC-GA10同様、ディーガとの組み合わせで「サウンドジャンプリンク」に対応するほか、Chromecast built-in対応スピーカーを使った「マルチルーム機能」にも対応しています。

 

最大出力は40W(20W+20W)。USBメモリ内のMP3音源を再生できるUSBポートのほか、3.5mmステレオミニのヘッドホン出力端子を搭載。サイズ/重量はW420×H225×D102mm/約2.5kg。

プロユースだけではもったいない! Bose「S1 Pro Multi-Position PA system」は音楽ファンこそ使おう

Bose「S1 Pro Multi-Position PA system」は「PA system」とされている通り、本来の主な用途は音楽ライブでボーカルや楽器の音を会場のお客さんに向けて届けるためのスピーカーシステムです。ボーカル+アコースティックギターやDJユース、ストリートやカフェといった比較的小規模なライブを想定。コンパクトでスタンド等を使わずとも自立で設置角度調整可能、オプションでバッテリー駆動にも対応と、その本来の主な用途での使いやすさやクオリティは改めて言うまでもありません。

 

↑「S1 Pro Multi-Position PA system」。実売価格は8万4240円。Boseストアおよび全国の楽器店で販売中

 

↑背面コントロールパネルを見ると、音域を細かに調整できることがわかります

 

ちなみに一般の音楽ファンには「ノイズキャンセリングヘッドホンのBose」の印象が強いかもですが、BoseはPA分野でもトップクラスです。しかし、普通の音楽リスナーにはPA向けスピーカーなんて関係ありませんし、楽器を趣味としている人でも、PAスピーカーを買うのはハードルが高いものです。それなりのお値段と大きさですし。自分は歌わないしアコギも弾かないしDJもやらない……という方もいることでしょう。……僕ですが。

 

でもこちらのスピーカー、実は普通に音楽再生にも使えますし、アコースティックではなくエレキギターやベースと組み合わせての活用も、ちょっと工夫すればできそうです。今回はそんな、この製品本来の想定とは少し違うかもしれない使い方を試してみました。

 

↑大きさはギターと並べると、こんな感じ。サイズはW240×H332×D282mm

 

音楽リスニング用としては……普通に良い!

まずは自室での音楽再生用としての使いやすさやクオリティをチェックしてみましょう。Bluetooth対応ですのでスマートフォンなどとのワイヤレス接続もできますし、ステレオミニの入力端子も用意されているので単純にケーブルでつないでもOKです。

 

↑Bluetoothボタンを長押ししてペアリング

 

↑プレイヤー側とスピーカー側のボリュームの兼ね合いに気をつけながらボリューム調整

 

ライブでの設置の自由度を高めるためのマルチポジション形状は自室で使う場合にも活躍!大きいのでほかに置き場所がなくて床に直置きなんて場合も少なからずと思いますが、その際にも椅子に座った顔に向かって音を届けやすい、斜めの角度で設置できるのです。

 

さらに設置ポジションの変更は内蔵センサーで検知され、それに合わせてスピーカーの音響特性が「Auto EQ」機能で自動補正されます。至れり尽くせり。

 

↑縦置きでスラント。床置きでの設置面積を小さくできます

 

↑横置きでスラント。横置きはラックの高さに合わせて入れたいときなどに便利そうです

 

Bluetoothスピーカーとして見ればかなり大型ですが、その大きさのおかげで低音再生に余裕があります。ベースやドラムスをドカンと目立たせるのではなく、でもしっかりとした存在感や弾むようなドライブ感を表現してくれるのです。小型スピーカーから無理矢理ひねり出す低音とは一味違います。

 

ボーカルなどの中高域は手触り感重視な印象です。ハイエンドオーディオのような透明感や繊細さではなく、それこそライブハウスで聴くような、適度なざらつきも備えた生々しさを感じられます。なのでリズムマシンのような低音中心のサウンドにもハマります。実際に試聴した中では、軽くて小気味良いドラムサウンドが特徴的なMONDO GROSSO「惑星タントラ」との相性が抜群でした。強いて言えば左右別ではなく一体型のスピーカーなのでステレオ表現は苦手。それを望む方にはフィットしないかと思います。

 

そんなこんなで見慣れてくると、この「でっかいスピーカーを無造作に床に置いちゃってます感」が逆に洒落ているようにも感じられてくるから不思議です……。

 

ギター用のモニターとしても……良い

では、エレクトリックギターとの組み合わせではどうでしょう? このスピーカーはギターアンプではないので、これにギターを直接にケーブル接続してもギターらしいサウンドは得られません。スピーカーとギターの間に「ギターアンプシミュレーター」を挟む必要があります。ギターアンプを使えない環境でも、そのアンプ回路やスピーカーの響きをシミュレーションしてギターアンプらしいサウンドを再現してくれるアイテムです。この機能単体の製品も豊富ですし、マルチエフェクターにその機能のひとつとして搭載されていることも多いですね。

 

↑今回は筆者手持ちのこちらVOX「amPlug」を使用。本来はヘッドホン用なのでスピーカーにつなぐのには向かないのですが……

 

アンシミュ単体製品を使う場合のケーブル接続の流れは、

エレクトリックギター

必要であれば各種エフェクター

アンプシミュレーター

BOSE S1のINPUT 1または2

となります。

 

音楽プレイヤーのINPUT 3につなぐことも可能ですが、そちらは後ほど別のアイテムをつなぎます。

 

↑amPlugのヘッドホン出力から出力して……

 

↑変換アダプタを使ってS1のINPUT 1に入力。「TONEMATCH」スイッチは、今回はギターに合わせました

 

アンプシミュレーターのヘッドホン端子からのヘッドホン再生でのサウンドとこのスピーカーから出てくるサウンドに違和感があるときは、スピーカー側に用意されている「BASS」「TREBLE」のイコライザーで調整。アンシミュ側でベストのセッティングを作り上げている場合、そちらの設定を動かすのは避けたいですよね。アンシミュとスピーカーのマッチング調整をスピーカー側できるのは便利です。「REVERB」を使えば響きを足してライブ気分を高めることもできます。

 

この使い方でのサウンドは……組み合わせるシミュレーター次第です!

 

好きな曲に合わせてギタープレイ!

さて、このスピーカーには音声入力がINPUT 1、2、3(ミニプラグ&Bluetooth)と3系統用意されており、そのすべての入力の音量バランスをミキシングして同時にスピーカー再生できます。

 

その機能を使えば、ギターと音楽プレイヤーなど手持ちの機材との組み合わせで、「好きな音楽を再生しながらギターを弾いて練習する」という環境も簡単に整えられます。リズムボックスなどと組み合わせても面白いかもですね。

 

音楽リスニング用としての使い方は先ほど紹介しました。それにギターのつなぎ方も紹介しました。あとはそれぞれのINPUTに用意されている「VOLUME」を調整して音楽とギターの音量バランスをいい感じにするだけです。

 

↑INPUT 1のギターとINPUT 3の音楽の音量バランスをそれぞれの「VOLUME」で調整

 

実際試してみると、うんやっぱり良い感じです。自分の腕がアレなのはさておき、ギターカラオケシステムとしては納得のサウンドクオリティ。

 

ギターアンプ製品の中にもオーディオ入力を装備していて同じことができるアンプはあります。でもあちらはギターアンプとして音作りされているので、音楽再生のクオリティは上質とまでは言えません。

 

対して、こちらは音楽再生メインのスピーカー。ギターサウンドのためにアンシミュを加えるという一手間は必要になりますが、音楽再生とギター、両方とも良好なサウンドを得ることができます。ギタープレイヤー視点から見ても「あえてギターアンプではない、もっとオールラウンダーな選択肢」として面白いアイテムなのではないでしょうか。

ヘッドホンでもBTスピーカでもない第三のオーディオ JBL「SOUNDGEAR」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「JBL」から、ウェアラブルワイヤレススピーカー「SOUNDGEAR」とテレビ用Bluetooth送信機を同梱した「SOUNDGEAR BTA」を4月27日より発売します。直販価格はSOUNDGEARが1万9880円、SOUNDGEAR BTAが2万4880円。

「SOUNDGEAR(サウンドギア)」シリーズは、JBL初のウェアラブルワイヤレススピーカー。スマートフォンやタブレットなどとBluetooth接続するだけで、周囲の音環境を遮断することなく音楽を楽しむことができます。本体には31mm径スピーカー4基とバスブーストのユニットを搭載し、JBLならではの臨場感あふれるサウンドを再生。再生/一時停止や音量の調整が可能なボタンを備えており、スマホや音楽プレーヤーを取り出さなくても首元でコントロールすることができます。

 

デザインは首周りのラインにフィットするよう人間工学に基づき設計されており、長時間のリスニングでも快適に使用可能。通話用のデュアルマイクと、周囲の騒音を低減してクリアな通話品質を保つノイズキャンセリング機能により、スマホ接続時のハンズフリー通話も行えます。

 

テレビ用Bluetooth送信機を同梱した「SOUNDGEAR BTA」は、Bluetooth機能を持たないテレビの音声をワイヤレス伝送し、SOUNDGEARで聴取するためのセット。Bluetooth送信機は光デジタル入力端子、オーディオのアナログ端子(AUX端子)を装備しているため、ケーブル1本でテレビと手軽に接続でき、ドラマや映画のサウンドを大迫力で楽しめます。さらに、Bluetoothの対応コーデックは、SBCとaptXに対応しているので、高音質、低遅延で音声データの伝送が可能。家事や作業をしながらテレビの音声を聴くことができます。

↑Bluetooth送信機

 

SOUNDGEAR本体は、約2時間の充電で最大約6時間のワイヤレス再生が可能。長時間の映画鑑賞でも充電切れを気にすることなく使用できます。

 

これまでのイヤホン・ヘッドホンやBluetoothスピーカーとも一味違うウェアラブルなスピーカーなら、新しい音楽の楽しみ方が生まれるかもしれませんね。

 

往年の“Aurexサウンド”は健在か? カセットテープの音源までハイレゾ化するCDラジカセ「TY-AK1」を聴く

世界的にアナログレコードの売上が伸長するなど、ここへきてアナログメディアへの関心が急速に高まっている。なかでもカセットテープは扱いやすさからいまもなお根強い人気を保ち続けているメディアだ。そんな折、東芝エルイートレーディングより、かつて東芝がオーディオ専用ブランドとして使っていた「Aurex(オーレックス)」を冠する新製品を発売された。それが世界初の“ハイレゾ対応CDラジカセ”「TY-AK1」である。

 

Aurexブランドを冠した製品としては2016年に“ハイレゾ対応CDラジオ”「TY-AH1000」が発売済みだったが、この時すでに本体にSDカードスロットとUSBポートを搭載。ここを経由してSD/USBメモリー内のハイレゾ音源を再生できていた。スピーカーもハイレゾ再生に対応するべく高域40kHzをカバー。ハイレゾのロゴマークも取得し、手軽にハイレゾを楽しめるシステムをとして話題を呼んだ。本機はこれをベースにカセットデッキを追加し、出力系アンプに変更を加えたモデルとなる。

↑TY-AH1000

 

TY-AH1000と同様、“ハイレゾ対応”をアピールするだけに本機は搭載スピーカーにもこだわっている。スピーカーユニットは左右共に6.4cmのコーン型フルレンジと2cmシルクドームツイーターを組み合わせた2ウェイ。このユニットは本機のために新規で開発されたもので、これを左右独立型のスピーカーボックスに収め、20W+20Wの高出力アンプで駆動する。これによってラジカセながらダイナミックなサウンドを可能としたのだ。

 

本機ならではのポイントとなっているのは「さまざまな音源をハイレゾ音質に」するアップコンバート新機能の搭載だ。この機能を使うとCD音源なら88.2kHz/24bit相当、カセットテープとラジオ音源の場合は96kHz/24bit相当にアップコンバートして再生することができる。これにより、CDをはじめ、カセットテープ再生やFMラジオとアナログソースまでも“ハイレゾ”的に再生して楽しむことが可能となるわけだ。

↑「UP CONVERT」ボタンを押すだけで簡単にアップサンプリングできる

 

最近のオーディオ機器では見かけなくなったレベルメーターを搭載。ハイレゾ再生中はインジケーターが点灯する

 

再生可能なカセットテープの種類は、ノーマル、クローム、メタルの全てに対応。本体正面左下に「ノーマル/ハイ」を切り替えるポジションスイッチを装備している。ドルビーノイズリダクション(NR)機能は非搭載で、この機能で録音されたノーマルテープを再生する際はハイポジ設定にして使うことを推奨されている。

 

なお、カセットテープの機能は再生だけでなく、カセット音源をSDメモリーカード/USBメモリーにMP3で録音することも可能。反対にCDをはじめSDメモリーカード/USBメモリーの音源をカセットに録音してアナログ化することもできる。ただし、ハイポジションでの録音には対応していない。

↑本体右下にはSDカードスロットとUSBポートを搭載。ハイレゾ音源はこのメディアを通して再生する

 

操作は本体上部のスイッチのほか、リモコンも付属する。最近のCDラジカセは高齢の人が使うことを想定してボタン類が大きくシンプルにデザインされているが、本機はよりオーディオ的な設計になっているため、やや細かくデザインされている。

↑本体上部の操作スイッチは一般的なラジカセと同じようなスイッチが並ぶ。カセット系は機械式ではなく電気式で動作することがわかる

 

↑付属のリモコン。ほとんどが遠隔操作できるが、スイッチのサイズが均一なので少々わかりにくい

 

アップコンバートで高域がクリアに

試聴はまずハイレゾ音源から始めた。カテゴリは女性のジャズボーカル。想像以上に高域が伸びていて、ピアノのタッチが小気味よく響いてくる。ボーカルの息遣いも見事なまでに伝わり、ボリュームを上げていっても音がだれることなく迫力を増していく。ベースの音が弱含みなのがやや物足りないが、全体のサウンドとして捉えればとてもラジカセの音とは思えない。

 

続いてカセットの音をノーマルポジションで聴いてみた。ソースは1970年代から1980年代にかけて流行した、日本のポピュラー音楽のジャンル“ニューミュージック”だ。ドルビーNRをかけて録音したソースだったため、とりあえずハイポジションに切り替えて再生してみる。早々に懐かしいサウンドがよみがえってきた。滑らかで温かみあってBGMとして聴くには十分なクォリティだ。

 

ただ、ハイレゾを聴いた後だけに高域があまりに物足りない。そこでハイポジションをノーマルポジションに戻してみた。レベルが低いところでは「シャー」というヒスノイズが気になるものの、演奏中の再生ではノイズは埋もれてしまってほとんど気にならない。むしろ高域がスッキリして聴きやすくなった。個人的にはドルビーNRを使ったソースでのノーマルポジションで聴いた方が良いように思えた。

 

そして注目のアップコンバート機能を使ってみる。最初に試したのはCD。高域のクリアさが明らかに増し、やや強調感もあるものの、明瞭感は飛躍的に伸びた。次にカセット。ソースがドルビーNRがかかっていることもあり、高域がシャリシャリしてちょっと聞きにくい。ここでハイポジションに切り替えてみると高域がグッとマイルドになった。明瞭感もあり、これならイケルなと思った次第。とはいえ、カセット再生では必ずしもアップコンは使う必要はないとも思う。マイルドなサウンドもカセットならではの味なのだから。

 

個人的にカセット再生で気に入ったのは、カセットを“正立式”で挿入する機構を採用していたことだ。これは磁気データを読み出すヘッドが下側に置くタイプのことを指すもので、コンポデッキはこのタイプを採用することが多かった。本機が透過式でないため、ローディング後のカセットの動作状況が視認できないのが残念だが、カセットを挿入する時にカセットを逆さにしないのはオーディオ好きとしてはちょっとうれしい。

↑カセットテープは逆さにせずに挿入できる“正立式”を採用。透過式にしてカセットの回転が見えるとよかった

 

カセットテープは全盛時代を経験した熟年層にとっては懐かしさ故の楽しみ方となるだろうが、音楽をネット上で楽しむことが多い若年層にとっては、音楽ソースそのものを手にできることに新鮮さを感じているという。カセットテープそのものはいまでもコンビニでも手に入る根強い需要を保ち続けている。本機を通してカセットの新たな音楽の楽しみ方を味わってみてはいかがだろうか。

 

サウンドバー入門機はどれが買い? 人気の2万円台4機種をプロが徹底レビュー

ホームシアターといえば、AVアンプに5.1chスピーカーをつないで……というのは、ひと昔前のお話。近年人気なのは、テレビの前に置いて手軽に迫力のサウンドが楽しめるバータイプのスピーカーです。なかでも売れ筋は、初めてのサウンドバーに最適な2万円台のエントリーモデル。

 

そこで今回は、人気メーカーのエントリーモデル4機種を実際に設置、試聴して、その使い勝手を徹底レビューしました。これからサウンドバーを購入したいと考えている方は、ぜひ参考にして下さい。

 

【レビュアー】

なお、試聴に使用した液晶テレビは43型サイズ。テレビとテレビ台のサイズによってサウンドバーを設置できるかどうかが左右されますので、製品サイズはしっかりチェックしておきましょう。

 

1.これなら置けるコンパクトな1台

パナソニック
SC-HTB200

実売予想価格:2万円前後(2018年5月18日発売予定)

高さ5.1cmの低背設計で、テレビの足元に置いても邪魔にならず省スペースで設置しやすい小型のサウンドバー。新搭載のダイナミックエアロポートにより、気軽に臨場感のある低音サウンドを楽しめます。サウンドモードは、スタンダード、ミュージック、シネマの3種類を搭載。普段のテレビ視聴から映画鑑賞や音楽再生まで、幅広いシーンで活躍します。ワイヤレスサブウーファーをセットにした上位モデル「SC-HTB250」(実売予想価格3万円前後)もラインナップしています。

【SPEC】●出力:80W(40W+40W)●Bluetooth:対応(SBC) ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 ●サイズ/重量:W450×H51×D135mm/1.6kg

 

【設置性】

今回の4機種のなかでは最もコンパクトなモデル。テレビの足元にスッと収まる薄型デザインで、視聴の置き場所に困りません。

 

 

【レビュー評価】

 

2.サブウーファーを内蔵した2.1chスピーカー

ソニー
HT-S200F

実売価格:2万5310円

サブウーファーを内蔵した2.1chのサウンドバー。小型で電力効率に優れたソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載し、原音に忠実なサウンドを再現します。バーチャルサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載し、前方のスピーカーだけで臨場感のあるサラウンド音声を楽しめます。シネマ、ミュージック、スタンダードなど6つのサウンドモードのほか、人の声を強調してセリフなどを聴きとりやすくするボイスモードも備えています。カラーはチャコールブラックのほか、クリームホワイトもラインナップします。

【SPEC】●出力:80W(フロント25W+25W、サブウーファー30W)●Bluetooth:対応(SBC) ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、アナログ入力(ステレオミニ)×1、USB×1 ●サイズ/重量:W580×H64×D95mm/2.3kg

 

【設置性】

4機種のなかではJBLのBAR STUDIOに近いサイズ。やや長めのボディですが、置き場所に困ることはないでしょう。

 

 

【レビュー評価】

 

3.低音が魅力のサウンドバー

 

JBL
BAR STUDIO

実売価格:1万8220円

低音を増強するデュアルバスポートを搭載した、同ブランドのエントリークラスのサウンドバー。迫力と臨場感を実現する独自のサラウンドモードに加え、スタンダード、ムービー、ミュージック、ボイス、スポーツの5種類のサウンドモードを搭載しており、ジャンルやソースに応じてお好みのサウンドを選ぶことができます。付属の壁掛け用ブラケットを使えば壁面への設置も可能。

【SPEC】●出力:30W ●Bluetooth:対応 ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、アナログ入力(ステレオミニ)×1、USB×1 ●サイズ/重量:W614×H58×D86mm/1.4kg

 

【設置性】

ソニーHT-S200Fより若干長めですが、サイズ感は似ています。こちらも設置性は問題ないでしょう。

 

 

【レビュー評価】

 

4.クラスを超えたシアターサウンド

ヤマハ
YAS-107

実売価格:2万6740円

最新バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応したサウンドバー。前方・左右・後方に加え、高さ方向の音場も再現する3Dサラウンド技術により、映像に音声が一体化し、映画や音楽での没入感がより向上します。不足しがちな低音を増強する機能「バスエクステンション」で重低音再生も可能。専用のスマホアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」により、設定や操作などが簡単に行なえます。ワイヤレスサブウーファーがセットになった「YAS-207」(実売価格4万1750円)もラインナップしています。

【SPEC】●出力:120W(フロント30W+30W、サブウーファー60W) ●Bluetooth:対応(SBC、AAC) ●端子:HDMI入力(4K/HDCP2.2対応)×1、光デジタル入力×1、アナログ入力(ステレオミニ)×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、 マイクロUSB×1、サブウーファー出力×1 ●サイズ/重量:W890×H53×D131mm/3.4kg

 

【設置性】

長さが最もコンパクトなパナソニックHTB200の2倍近くあるため、事前に設置場所の確認が必要でしょう。高さは抑えられているため、画面の邪魔にはなりません。

 

 

【レビュー評価】

 

テレビの音声を手軽にパワーアップさせることができるサウンドバー。まずは気軽に試しやすい2万円台のエントリーモデルを店頭などでチェックしてみて下さい。

 

スマホをナビやドライブレコーダーとして使える! JBLの車載用Bluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドからクルマ用Bluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」を4月13日に発売します。カラーはブラックのみで、価格は通常モデルが1万4880円、ワイヤレス充電Qi対応モデルは1万9880円(いずれも税別)。

「JBL SMARTBASE」は、独自の27mm径フルレンジスピーカーを2基搭載し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質サウンドを楽しめる車載用Bluetoothスピーカー。デザインは、スマホでADAS(運転支援システム)や簡易ドライブレコーダー、運転ナビなどのアプリを使用する際に適した仕様となっており、スマホ用車載ホルダーとしても使用可能。また、スマホをダッシュボードにしっかりと固定できる粘着式フラップ部分やスマホのカメラ位置も考慮してデザインされています。

 

本機底面には、ダッシュボードにぴったりと取り付けができる粘着&吸盤構造と取り付けた後も角度調節ができる機構を搭載しており、簡単に設置できます。 裏面には電力供給専用のUSBポートを搭載しているので、手持ちの充電用ケーブルを接続すればスマホを充電しながらアプリを使用することも可能。スマホを置くだけで充電が可能なQi規格ワイヤレス充電対応のモデルもラインナップしており、本機にQi対応スマホを設置すれば、わずらわしいケーブルなしでスマホの充電ができます。使わないときはたたんでコンパクトにすれば、運転の邪魔になりません。

そのほか、独自のノイズキャンセル技術により、走行中や風の音などの悪条件下でも、ノイズを最小限に抑え、クリアで高性能なハンズフリー通話が可能。乗車中に操作しやすいよう、再生や音量調整などの操作系ボタンは大きくデザインされています。また、Bluetooth接続経由でAppleのSiriやGoogle Nowにも対応しているため、音声での操作や検索、ナビゲーションなどの利用が可能。加えて、日本限定仕様として自宅でも使用できるようACアダプタを同梱しているので、クルマだけでなく、デスクに設置しスマホの充電やBluetoothスピーカーとして使うことができます。

 

ADASやドライブレコーダーアプリの使用に適したオンダッシュBluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」で、安全かつ快適なドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

小倉 唯が語る「デザインのこだわり」とは!? ハイレゾプレーヤー「AK70 MkII Yui Ogura Edition」の誕生秘話を聞く

Astell&Kernから、人気のハイレゾプレーヤー「AK70 MkII」と声優・小倉 唯とのコラボモデル「AK70 MkII Yui Ogura Edition」が4月14日より数量限定で発売されます。販売は、アキハバラe市場、アニメイト(オンラインショップのみ)、e☆イヤホン、ビックカメラ、フジヤエービック、ヨドバシカメラ各店で、先行予約を受付中。直販価格は8万9980円です。

 

「AK70 MkII Yui Ogura Edition」は、人気のハイレゾ対応オーディオプレーヤー「AK70 MkII」をベースに、小倉 唯さんの監修の下で実姉のイラストレーターsakittyart描き下ろしのイラスト&ロゴをフィーチャー。ボイスメッセージのほか、録り下ろしの新曲「Brand-New-Road」を192kH/24bitのハイレゾフォーマットで収録しています。

 

今回は、小倉唯さんと、曲を手がけた多保孝一さんのインタビューをお届けします。

 

――今回のコラボの話を聞いたとき、どう思われましたか?

小倉さん(以下、敬称略):こういったコラボは初めての経験なので、うれしい反面不安な気持ちもあって、みなさんに迷惑かけないように頑張らなきゃ、という気持ちになりました。

 

――今回は製品のデザインも小倉さんがご自身で行われたということですが。

小倉:もともと私は自分がCDデビューすることすら予想していなかったので、まさか自分の音楽プレーヤーが出るなんて考えてもみませんでした。ただ、デザインを自分で決められると伺ったときに、パッと姉にデザインを描いてもらいたい、というアイデアを思い付いたんです。今回は、色々な方とコラボして作り上げていくということがテーマだったので、姉の力も借りることにしました。カラーのピンクは私のイメージカラーでもあるのですが、男女問わず使って頂きやすいようにちょっと濃いめのピンクにしています。ぜひ、差し色として使ってほしいですね!

 

――収録曲「Brand-New-Road」を初めて聴いたときはいかがでしたか?

小倉:感動しました! 仮歌の時点で完成されているんじゃないかと思ったくらい。わたしが歌わせて頂くのも恐れ多かったのですが、せっかく歌わせて頂くのなら楽しんでやろう、と決めて精一杯歌いました。歌を入れ終わって完成した曲を聴いたときは、自分の声なんだけど自分じゃないみたいな不思議な感覚になりました。

 

多保さん(以下、敬称略):今回の曲を作る際、小倉さんのステージ映像を拝見したのですが、小倉さんの包み込むような存在感がすごいなと思って。それで“母性”をテーマにしました。曲はもともと打ち込みだけで作っていたのですが、ハイレゾであることを意識して生楽器を入れました。曲の最初のほうはシンセサイザーの音が続くんですが、サビになるとピアノとストリングスが入ってきて、バッと霧が晴れて世界が切り替わっていく感じをぜひ聴いて頂きたいですね。

 

――収録のときのエピソードなどがあれば聞かせて下さい。

多保:僕の曲はメロディのリズムが独特らしく、歌うのが難しいと言われることもあるのですが、小倉さんは最初からかなり歌いこなしていたのが印象的でした。

 

小倉:多保さんのボーカルディレクションがすごくわかりやすくて、スッと頭に入ってきました。そして、歌っていくうちに色々発見もあって、すごく貴重なレコーディングになりましたね。

 

――今回の曲はハモリなどもあって難しいそうでしたが……

小倉:私はもともとハモリが好きなので、楽しく収録できました。

 

――どういうシーンで聴くのがオススメでしょうか?

多保:希望を感じる曲なので、心が疲れたときに聴いてもらいたいな、と思っています。

 

小倉:この曲は不思議な曲で、聴くときの気持ちによって聴こえ方が違ってくるんです。聴く人の気持ちに寄り添ってくれる曲なので、楽しいとき、辛いとき、色々な気分のとき聴いてほしいです。

 

――お二人にAK70MkIIを使って頂いたとのことですが、聴いた感じはいかがでしたか?

小倉:わたしが普段聴いているプレーヤーと比べると、音質がすごく良くてびっくりしました。わたしは音楽を作る側の人間でもあるのですが、スタジオで聴くような音に近いと感じました。

 

多保:「Brand-New-Road」をずっと聴いていたんですけど、まず解像度の高さにビックリ。レンジの広さもすごいです。細かいところまで聴こえ過ぎたり、派手過ぎたりすると疲れることもあるんですが、解像度が高いのに心地よく聴けました。小倉さんの声の高いところもキレイに聴けて、お気に入りですね。

 

――最後にファンの方々にメッセージをお願いします。

小倉:今回の曲や製品は、色々な方とのコラボによって生まれたものになっていますので、私のファンの方はもちろん、音楽ファンの方にも聴いて頂ければなと思っています。みなさんの人生の宝物のひとつに加えて頂ければうれしいです。ぜひよろしくお願いします。

 

「AK70 MkII Yui Ogura Edition」は4月14日より限定500台で発売となります。収録曲の「Brand-New-Road」は、今後のリリースなどは現在のところ未定となっており、当面はこのコラボモデルでしか聴けないとのこと。気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい。

人気の「おひとり様向けホームシアター」はどっちのソニーを選ぶべき? ポイントをプロが解説

毎年4月は多くの人々が新しい生活をスタートさせるシーズン。職場や住まいが変わった機会に何か新しいことも初めてみようと考えている方も多いのでは。新生活はワクワクすることもいっぱいですが、何かとストレスもたまりがち。この機会にわが家で映画や音楽、ゲームを大迫力のサウンドと一緒に楽しめる“マイ・シアター”をつくって、うっぷんをスッキリ解消してみてはいかがでしょうか。

 

自宅でゆっくり映画を見るなら“マイ・シアター”がオススメ

就職や転職で新しい住まいに移ったら、まずやるべきことはテレビの確保。最近はパソコンやスマホ、タブレットをテレビの代わりにしているという方も増えたと聞きますが、最新のテレビドラマや生放送のスポーツ番組をタイムリーに見られるのはテレビだからこその魅力です。ブルーレイレコーダーやプレーヤーをつなげば、いつでも好きな時にディスク系のコンテンツも楽しめ、グーグルのChromecastやアマゾンのFire TV Stick、アップルのApple TVなどの端末を使えば様々な動画配信サービスも手軽に楽しめます。休日はNetflixやAmazonプライムビデオ、dTVなどの動画配信サービスで映画やドラマ、アニメ三昧、なんていうのもいいですね。

 

そして、シアターというからには、音にもこだわりたいもの。テレビにもスピーカーは内蔵されていますが、映画のセリフをハッキリとシャープに、効果音を大迫力で楽しむには力不足と感じている方も多いのではないでしょうか。最も手軽にテレビの音をグレードアップするなら、サウンドバーがおすすめです。テレビの足もとに置いて、HDMIや光ケーブルでつなぐだけで、テレビのサウンドがリッチになります。ただ、サウンドバーは人によっては使いづらく感じられるポイントがあります。

 

ひとつは設置性。テレビの前にスピーカーを置くスペースが必要になります。いまどきのサウンドバーはコンパクトでスリムなものも多くなりましたが、使う時だけ出し入れすることの方が手間なので、あらかじめテレビラックの上など置き場所を確保してから導入を考えた方がよいでしょう。

 

そしてもうひとつ注意したいポイントは、迫力ある音が出せるぶん、夜中や音が漏れやすい集合住宅などでは大音量を出すことがためらわれてしまいます。映画館のような大音量は無理でも、せっかくならば大きな音で聴きたいものですよね。そこで、周囲や時間帯を気にせず、ひとりで思いっきりシアターサウンドを楽しめる注目アイテムを紹介します。

 

震える肩乗せスピーカー「SRS-WS1」

最初に紹介するのは、肩に乗せて使うソニーのワイヤレスウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」です。本機は3月のはじめに放送されたテレビ番組で紹介されたところ人気に火が付いてしまい、残念ながら現在はオーダーストップがかかっているという人気ぶり。価格はオープンですが、発売当初はソニーの直販サイトで2万6000円前後で販売されていたように記憶しています。生産完了になったわけではないので、近く販売が再開されることを期待しましょう。

 

本製品は主にテレビのサウンドを迫力いっぱいに楽しむためのスピーカー。専用のデジタル無線送信機をテレビに接続して、見通し約10mの距離まで離れてもデジタル無線技術で音声信号を飛ばして、クリアなサウンドを耳元で鳴らせます。

 

さらにもうひとつ大きな特徴があります。再生されるコンテンツの音声信号に70~80Hz以下の低音成分が含まれていたら、信号を増幅して振動に変えて、本体が震える機能が搭載されています。例えば迫力の重低音を含むアクション映画やゲームを視聴する際に、臨場感がプラスされる新しい体験を味わうことができます。

 

バイブレーション機能は特にゲームを遊ぶときにいつも以上の臨場感を加えてくれます。振動は「オフ」を含めて全3段階に切り替え可能。シリアスなドラマやジャズボーカルの音楽ビデオをしっとりと聴きたい時にはオフにしておくといいでしょう。本体にスマホをつなぐこともできますが、Bluetoothではなくパッケージに同梱される専用のイヤホンケーブルを使います。

 

テレビとの接続には光デジタルケーブルやアナログ音声ケーブルを使うので、基本的にはテレビとの互換性は広く確保されています。スピーカーのサウンドがとても明瞭なので、リビングに置いたテレビのサウンドを、少し離れたキッチンで家事をしながら聴くなど、カジュアルな使い方にも向いていると思いました。

 

ウェアラブルスピーカーのいい所は、よっぽど大音量を出さない限りは周りにいる人から話しかけられても声が聞こえるところです。急な来訪者があってインターホンが鳴っても大丈夫。ただ、反対に周囲の騒音も聞こえてきます。そしてスピーカーで鳴らしている音はまわりの家族や友だち、恋人にも聞こえてしまうので、一人で盛り上がっているとひんしゅくを買いがち。やはりプライベートルーム用、または一人暮らし用がメインのスピーカーといえるかもしれません。

 

ヘッドホンのように耳を塞がなくても没入感が得られるので、特に夏場には涼しくて重宝しそう。充電台をテレビの横に置いておき、サッと装着すればすぐに自分だけのシアターサウンドが楽しめる手軽さもいいですね。

 

遮音性ばっちりのサラウンドヘッドホン「WH-L600」

より深く、お一人様シアターの世界にのめり込むならサラウンドヘッドホンがオススメ。ソニーから発売された新製品「HW-L600」は、独自の7.1chバーチャルサラウンド機能を搭載するワイヤレスヘッドホンです。ソニーストアの直販価格は2万9800円(税別)。

 

設置は信号処理回路や入出力インターフェースを搭載するスタンドを、薄型テレビにHDMIケーブル、または光デジタル/アナログ音声ケーブルでつなぐだけ。ヘッドホンとスタンドのあいだはデジタル無線接続になり、最大30mの見通し距離まで音声信号を伝送できます。

 

ソニー独自のVPT(Virtualphones Technology)によるサラウンド感はとてもリアル。自然な没入感を特徴としています。元のソースが2chまたは5.1chだったとしても、MATRIXデコーダー機能をオンにすると、入力音声を最大7.1chまでより立体的なサラウンド音場に拡張できます。映画やライブ系の音楽コンテンツと相性抜群。アクション映画では高さ方向の物体の移動感が生々しく再現されるようになり、作品の世界にのめり込んでしまいます。コンテンツに合わせてシネマ/ゲーム/ボイス/スポーツのエフェクトモードも選択可能。

 

イヤーカップが完全に遮蔽されている密閉型ヘッドホンなので、音が聞こえてくる方向や細かな環境音の移動感も実にリアル。例えばFPS(プレーヤー目線でフィールドを駆け巡るシューティング)系のゲームを楽しむなら、音像の定位感や解像度にも優れる本機がおすすめです。そしてスピーカー系の製品のように周囲に音が漏れないので、真夜中にも爆音が出せます。仕事で帰宅時間の遅い方には最適でしょう。イヤーパッドが柔らかく、装着感がとてもいいので、時間を忘れてコンテンツにのめり込まないようご注意を。まわりとのコミュニケーションを度外視して、シアター環境にどっぷり浸りたい一人暮らしの方々を中心におすすめしたい製品です。

 

スタンドもコンパクトなので、常にテレビ横に置いておいても気になりません。普段はテレビの後ろなどに見えないように置いてOK。

 

選ぶポイントは「コミュニケーションの有無」

どちらを選べばいいか、選ぶ際のポイントは2つ。ウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」は、テレビの音声を聴きながら周囲の音も耳に入ってくるので、映画を見ながら家族や友人とコミュニケーションを取ることができます。一方、「HW-L600」は密閉型のヘッドホンなので、周囲の音をシャットアウトしてどっぷりコンテンツの世界に入り込めます。視聴中に周囲の音も聴きたいのか、余計な音はシャットアウトしたいのか、自分の視聴環境を考えてみましょう。

 

また、「SRS-WS1」はスピーカーを増やせば最大2人まで同時に音を聴けますが、「HW-L600」は送信機とヘッドホンが1対1なので、後から増設したくてもできません。家族や友人と一緒に映画を見る可能性があるなら、SRS-WS1のほうがいいでしょう。

 

以上のことから、家族と同居されている方や音漏れが気にならない環境の方は「SRS-WS1」、一人でじっくり楽しみたい方や夜間の視聴が多い方は「HW-L600」がオススメです。

 

自分の視聴スタイルや環境に合った1台を選んで、自分だけのマイ・シアターで映画やドラマを楽しんでみて下さい。

 

テクニクスの真髄! 最上位ターンテーブル「SP-10R」は開発者もニヤリと笑みが溢れる一台

2017年秋にドイツ・ベルリンで開催されたIFAで、パナソニックが初めてお披露目したテクニクスのアナログターンテーブルのフラグシップモデル「SP-10R」と、フルシステムの「SL-1000R」がいよいよ日本国内で3月27日から受注生産を開始します。

↑ダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1000R」

 

気になる日本での販売価格はオープンですが、SL-1000Rが160万円前後、SP-10Rが80万円前後になる見込み。相応のアンプとスピーカーを組み合わせたらウン百万円の豪華なシステムになりそうです。発売日は5月25日を予定しています。

 

テクニクスの宇都宮「モノづくり革新センター」を訪問

パナソニックは3月に、SP-10R/SL-1000Rをはじめテクニクスの上位クラスの製品が生産されている栃木県・宇都宮の拠点「パナソニック モノづくり革新センター」で新製品説明会を開催。テクニクスの製造ラインも見学することができました。

↑テクニクスのハイエンドモデルの生産拠点、パナソニック モノづくり革新センターを訪問した

 

栃木県といえば古くからモノづくりが盛んな地域として知られています。例えば近年とても有名なのは“いちご”。「とちおとめ」や「スカイベリー」などのプレミアム・いちごの品種は栃木県の名産としても全国に名を轟かせています。ほかにも益子焼の美しい陶器の生産地として、または餃子の消費量が全国でナンバーワンの地域として栃木県を知る人も多いのでは。

 

パナソニックは全世界で様々な種類の家電製品を販売する総合家電メーカーです。その生産拠点はアジアのマレーシアとインドネシア、中南米のブラジル・メキシコなど地球規模に広がっています。今回訪問したモノづくり革新センターは2012年に同社の宇都宮工場から発展するかたちで設立されました。現在は4K有機ELテレビやテクニクスのオーディオ製品の上位モデルがこちらで生産されています。今回発表された新しいアナログターンテーブルも2018年に製造ラインが稼働を始めました。

↑4K有機ELテレビやテクニクスのオーディオ製品の上位モデルを生産

 

パナソニックのモノづくり革新センターは質の高い製品を製造するための施設であると同時に、モノづくりを支える「技術」や「人材」を育むことも使命として帯びている特別な場所。4K有機ELテレビやテクニクスの製品は1台あたりの部品点数も多く設計も複雑です。精度を高くキープしながら、しかもたくさんのユニットを効率よく製造するために求められる作業のオペレーションは、ここモノづくり革新センターで確立され、練度を高めながらパナソニックの全世界に広がる生産拠点に“ひな形”として共有されます。パナソニックのすべての製品が高い品質をクリアしたできる理由を、私たち記者もモノづくり革新センターを訪れることで初めて知ることができた次第です。

 

開発者も胸を張る、テクニクスの最上位アナログプレーヤーの出来映えとは

まずは5月に国内で発売されるテクニクスの新しいアナログターンテーブルがどんな製品なのか、説明会に登壇したテクニクス製品のCTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)を務める井谷哲也氏のコメントから概要を振り返ってみましょう。

↑テクニクス製品の開発を統括するパナソニック アプライアンス社 テクニクス事業推進室CTOの井谷哲也氏

 

「SP-10R」はターンテーブル本体、「SL-1000R」はシャーシやトーンアームを含むフルシステムとして発売されます。どちらもテクニクスのオーディオ製品のトップシリーズである「Reference Class」に加わります。

↑ダイレクトドライブターンテーブル「SP-10R」

 

アナログレコードプレーヤーにあまり詳しくない方は「ターンテーブルだけがあっても音が聴けないのでは?」と不思議に思うかもしれません。実は、アナログレコードプレーヤーというオーディオ機器は、それがハイクラスな製品になるほど本体を構成するパーツを交換して、自分好みのサウンドを追求できる仕組みになっています。SP-10Rはアナログレコードプレーヤーの中でも心臓部分になるターンテーブルと、その動きを制御するコントロールユニットのセットになります。

 

こちらの部分をごっそりと、シャーシと呼ばれる筐体に装着して、好みのトーンアームやカートリッジを組み合わせて楽しめる、いわばトップ・オブ上級者向けのシステムが「SP-10R」だとすれば、復活したテクニクスのフラグシップモデルを中心に、アナログレコードを再生できる環境を1からつくってみたいという、いいモノに徹底的にこだわるアナログ入門層に最適なフルシステムが「SL-1000R」というわけです。

 

SP-10Rはテクニクスが1975年に発売した「SP-10MkII」や、1981年発売の「SP-10MkIII」とターンテーブルのサイズや形状に互換性を持たせています。つまり、旧機種をずっと愛用していたという方は、既存のリスニング環境を活かしながらSP-10Rが楽しめることになります。

↑1981年発売の銘機「SP-10MkIII」

 

↑1975年発売の「SP-10MkII」にアクリルのシャーシを装着したもの。ターンテーブルのサイズは互換性があるので、シャーシを流用できる

 

「現代テクニクス」の音を実現した

「テクニクスのアナログターンテーブルにとって、技術の要になっているのがコアレス・ダイレクト・ドライブ・モーターです」と語る井谷氏は、最新のSP-10R/SL-1000Rには基本思想からさらに発展させた「現代テクニクス」のターンテーブル技術が搭載されていると強調しています。アナログレコード再生にとって、ターンテーブルの回転軸の歪みは音質に悪い影響を与える最大の敵。テクニクスでは不要な振動の発生源にもなり得る「コア=鉄芯」を廃して、重量級のターンテーブルプラッター(=皿)のスムーズで安定した回転を実現しています。

↑両面コイルを採用したコアレス ダイレクトドライブモーター

 

さらに回転部の信頼度と精度を高めるため、2016年から発売する「SL-1200G」シリーズに搭載するモーターに改良を加えて、基板の片面に9個ずつ、角度を60度ずつずらしながら12極18個のコイルを配置。モーターの力を最大限に引き出しながら、回転ムラの発生を徹底して抑えています。

 

ターンテーブルの回転を制御するコントロールユニットも、ユニット自体から発生するノイズがターンテーブルに伝わらないように独自のノイズ補正回路を搭載しています。フロントパネルに設けた有機ELの表示窓にはコンマ2ケタ精度で回転数を表示。回転ピッチ調整も細かく変更できる機能が、いかにもハイエンドなアナログプレーヤーらしいですね。

 

そしてユニークな機能をもうひとつ。SP-10R/SL-1000Rともに、ターンテーブルにトーンアームベースを最大3台まで拡張できます。つまり3種類のアームを装着して、音の違うアームやカートリッジの組み合わせに素速くスイッチしながらアナログ再生が楽しむことができます。この機能がない場合はトーンアームやカートリッジを毎度交換しなければなりません。もっともその手間こそ愛おしいと思える方がアナログ再生を極められるのかもしれません。

↑別売のトーンアームベースが最大3本まで取り付けられる

 

熟練の「匠」たちが1台ずつ手作りで組み上げる

テクニクスのフラグシップモデルであるターンテーブル「SP-10R/SL-1000R」は、宇都宮のモノづくりセンターで1台ずつ、丁寧にハンドメイドで生産されます。モノづくりセンターで行われる工程は大別すると「組み立て」「検査」「包装」の3つになります。組み立てはチリやホコリのない、清潔な空気環境も徹底的に管理された専用室の中で熟練した作業員がクリーンな作業着に身を包んで行います。

↑モノづくり革新センターの一角にあるテクニクスの製造ライン

 

テクニクス製品の組み立てラインは、熟練したスタッフたちが集まって1人が1台の商品を組み上げていくオペレーション体制を採っています。ターンテーブルとコントロールボックス、それぞれを構成する全パーツが台車に並べられ、スタッフがパーツを一つずつ確認しながら丁寧に、かつテキパキと素速く組み上げていました。

↑熟練したスタッフが1台ずつターンテーブルを組み上げていた

 

重量級のターンテーブルプラッターは大人の男性でも片手で持ち上げるのは難しいほど重量級。重さは約7.9kgにもなります。プラッターは3層構造になっていて、真鍮製のプレートとアルミダイカストのボディを12個のタングステンウェイトを外周に配置して接続。大きな慣性モーメントを得ています。検査に当たるスタッフは、組み立てられたプラッターを高速で回転させながら重さの偏りをチェック。回転バランスがずれていると、余分な振動のもとになって音に歪みが発生します。偏りを見つけた場合は、その箇所を削りながらバランスを微調整するとのこと。

↑総重量7.9kgという重量級の3層構造プラッター

 

↑組み上げた後にプラッターの回転精度を専用の検査機で確認する

 

全体が組み上がったターンテーブルは、さらにセンター内の専用測定室で検査用レコードを使いながら、全数の回転ムラを検査していきます。この作業にも長年に渡ってオーディオ製品を手がけてきた、テクニクスとパナソニックのノウハウが詰まっています。

↑センター内の専用測定室。検査用レコードを使いながらターンテーブル全数の回転ムラを検査する

 

この日の取材では同じ部屋にセットされていたSL-1000RとReference Classのコンポーネントによる組み合わせを試聴することができました。そのサウンドは、驚くほど見通しがクリアで解像感も高く、明瞭な定位と立体感。深々と沈む低音。目の前に広がる音楽に吸い込まれそうになりました。ハイレゾを超えて、最先端のオーディオ技術から“アナログを超えるアナログ”が生まれたような強い印象を受けました。

↑↑モノづくりセンター内のテクニクス専用試聴室でSL-1000Rのサウンドを聴いた

 

↑ドナルド・フェイゲンの名盤「The Nightfly」を再生

 

世界に広がるパナソニックの高度なモノづくりの技術

パナソニック モノづくり革新センターでは質の高い生産体制を確立して、他の生産拠点に知見を広げるために「モノづくり道場」をセンター内に設けて、スタッフのスキル向上にも力を入れています。

 

センター内で組み立てや検査の作業に当たる生産パートナー企業のスタッフは、モノづくりセンターに入所するとまず最初に2日から最大5日にわたる独自の教育プログラムを受講。プログラムの項目は安全管理から製造の知識習得、さらにはドライバーによるビスどめ、ラジオペンチやピンセットなど工具の扱いなど多岐に及んでいます。そして一定のレベルに到達したスタッフだけが生産の現場に立つことができるのです。プログラムは各々のスタッフが持っている能力を最大限に発揮しながら、適材適所に人材を置いてスムーズなオペレーションを実現することにも重きを置いています。

↑スタッフは現場に立つ前にモノづくり道場でビスどめやラジオペンチの扱い方など実技を学ぶ

 

現場に出た後も、スタッフは技術の習熟度を高めるほど「帯(オビ)」と呼ばれる評価スコアを獲得できるシステムが導入されています。そして最高位である「赤帯」を獲得すると「匠」の称号を授与。モノづくりセンター所長の阪東弘三氏は「匠のレベルまで訓練されたメンバーで丁寧にテクニクス製品を組み上げ、最新の測定技術を組み合わせながら出荷まで品質管理を徹底して行っている」と述べていました。

↑モノづくり道場にて。スタッフは保有するスキルによって「黒帯」「赤帯」といった名称の評価が与えられる

 

パナソニックでは3月28日からパナソニックセンター東京・大阪のリスニングルームにSP-10R/SL-1000Rを公開します。また代官山のT-SITEでは3月28日から4月1日まで期間限定の試聴イベントも開催されます。ひと皮も、ふた皮もむけて生まれ変わったテクニクスの最新フラグシップ・アナログターンテーブルの音は必聴ですよ。

 

 

ももクロ10周年の記念コラボウォークマンはファン必携! こだわり仕様&ベスト盤全曲ハイレゾ収録

ソニーマーケティングは、「ももいろクローバーZ」結成10周年を記念して、ウォークマンAシリーズ「MOMOIRO CLOVER Z 10th ANNIVERSARY MODEL –Hi-Res Special Edition-」をソニーストアで販売を開始しました。6月11日10時まで期間限定&数量限定販売で、価格は2万9880円(税別)。また、「ももいろクローバーZ」公式ファンクラブ「ANGEL EYES」でもファンクラブ会員限定で販売されています。

 

「MOMOIRO CLOVER Z 10th ANNIVERSARY MODEL –Hi-Res Special Edition-」は、10周年を記念した「ももいろクローバーZ」特別ロゴと「桃」と「四つ葉のクローバ」をあしらった「ももクロ」の家紋マークが本体背面パネルに刻印されているほか、ホーム画面のメニューアイコンや音楽再生時の操作ボタンなども「ももいろクローバーZ」の特別仕様になっています。

 

 

また、5月23日発売される10周年記念ベストアルバム収録曲(全曲)に加え、本モデルでしか手に入らない限定リミックス音源を、全曲ハイレゾ音源でプリインストール。歴代楽曲タイトルをコラージュした、オリジナルデザインのパッケージなど、細部までこだわった仕様になっています。

 

ももクロの結成10周年を記念した貴重なコラボモデルは、ファンならずとも必携の1台ですね!  期間限定&数量限定なので、欲しい方はお早めに!

 

いつでもどこでも音楽を聴きたいのです! 快適音楽リスニンググッズ4選

テレビやラジオ、音楽などを観たり聴いたりする時に欠かせないのがリスニンググッズ。最近では、「入浴中に音楽を聴きたい」「横になりながらテレビを見たい」といった希望を叶えてくれるアイテムが続々登場しています。今回は、生活がワンランクアップするリスニンググッズ4選をご紹介。普段の暮らしやビジネスシーンに役立つ商品が揃っているので、あなたの理想にマッチしたグッズが見つかるかも。

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

 

防水機能が備わった“ネックピロー型スピーカー”

出典画像:「J-Force」公式サイトより

フォースメディア
ウォーター枕スピーカー
「ウォーター枕スピーカー」は、プールやビーチサイドなどで手軽に音楽を聞けるネックピロー型スピーカーです。空気で膨らませるネックピローにスピーカーと防水ケースを内蔵しているため、水濡れが気になるところでも使用可能。風呂場やプールサイドでくつろぎながら、お気に入りの音楽を楽しんでみては?

 

<注目ポイント>
・横になりながら音楽が楽しめる
・水に濡れても心配ない「防水ケース」
・カラーバリエーションは「ピンク」「ホワイト」「イエロー」の3色
内蔵スピーカーは、スマートフォンのミニジャックなどの「3.5mmステレオミニプラグ」に対応。もう1つのタイプ「ワイヤレスレシーバー付属モデル」は無線で使用できるため、音楽を聞きながらスマートフォンを自由に操作できるのが嬉しいですね。

 

快眠のパートナーにぴったり

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

匠の技
MusicBand 枕用スピーカー
PS001
「PS001」は枕の中や下に置いて、寝ながら使用できる有線ピロースピーカーです。スマートフォンやテレビなどに接続すれば枕元から音が流れるので、就寝前のリラックスタイムに活用できるのがポイント。スピーカー機能だけでなく、横になりながら通話できる「マルチファンクションボタン」も付いているので活用してみましょう。

 

<注目ポイント>
・寝ながら使用できるステレオスピーカー
・スマートフォンやテレビ、ラジオなどに接続可能
・横になりながら通話できる「マルチファンクションボタン」
同梱される「ステレオミニケーブル」には、音量調整&通話用マイク機能を搭載しています。ミニケーブルを使えば、音楽を聴く時や通話する時などにスマートフォンを直接操作しなくてもOK。快眠をサポートしてくれるパートナーとして、同商品を利用してみては?

 

子どもの耳を守るヘッドバンド型ヘッドホン

出典画像:「MusicBand」公式サイトより

匠の技
子供用ヘッドバンド型ヘッドホン MBZERO
旅行時やリラックスタイムに最適なヘッドバンド型ヘッドホン「MBZERO」。イヤホンからの「音漏れ」を抑えるために、最大音量は85デシベルに設定されています。また子どもの耳を守る「音量制限機能」も搭載。カラーは「ピンク」「グレー」「ブルー」の3色を用意しているので、子どもに似合った色を選んでくださいね。

 

<注目ポイント>
・最大音量は85デシベルに設定
・子どもの耳を守る「音量制限機能」
・蒸れにくい素材「スパンデックス」を採用
スポーツウェア素材を採用し、快適な装着感を実現しました。レギンスやスポーツブラなどにも使用される素材「スパンデックス」を使っているので、汗をかいても蒸れにくいのが特徴です。スピーカー部分の厚みはわずか「11mm」のため、ソファーやベッドで横になりながら利用しても違和感がありません。

 

プレゼンで大活躍する振動式スピーカー

出典画像:「KING JIM」公式サイトより

KING JIM

Bluetooth(R)振動式スピーカー BTSP10

振動式スピーカー「BTSP10」はテーブルの上に置くと、設置面を振動させて広範囲に音を届けてくれます。ケーブル接続する必要がなく、ただ設置するだけで大音量のスピーカーとして使えるのが魅力的。しかも小型なので置き場所に困る心配もありませんよ。

 

<注目ポイント>
・テーブルに置くだけで大音量のスピーカーに早変わり
・ワイヤレスでストレスフリー
・コンパクトサイズで持ち運びラクチン
振動式スピーカーの他にサテライトスピーカーも内蔵されていて、より高音質な音を実現。蛇腹部分は伸ばすことが可能で、使う場所の広さによって音量の調節ができます。会議やセミナー、プレゼンなど人前で話す時に役立つ同商品は、ビジネスパーソン必見のアイテム。

ステレオでもイヤホンでもない「第3のオーディオ」とは? 無指向性スピーカー「BBmini」にオーディオファン大注目!

「第3のオーディオ」制作プロジェクトを行っているcheeroが、その第1弾として「BBmini」という無指向性のスピーカーを開発。同商品はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に登場し注目を集めた。

出典画像:「360°空間で自由に音楽を聴く。Bluetoothスピーカー『BBmini』登場」CAMPFIRE より

 

「第3のオーディオ」っていったい何?

cheeroの定義では、まず従来型のオーソドックスな「ステレオ」が「第1のオーディオ」。そしてヘッドホンやイヤホンが「第2のオーディオ」ということに。つまり「第3のオーディオ」とはこれらのどちらでもない聴き方が出来る、新発想のオーディオということになる。

 

その第1弾として作られた「BBmini」は、「呼吸するように音楽を聴く」スピーカー。世界初のフレキシブルUSBケーブル付きBluetoothスピーカーで、360度どの方向からでもクリアな音を聴くことが出来る。

出典画像:「360°空間で自由に音楽を聴く。Bluetoothスピーカー『BBmini』登場」CAMPFIRE より

 

そんな「BBmini」は、日常の様々なシーンで従来のオーディオとは一味違った使い方が可能。例えばキッチンで音楽を聴こうとすると調理の際の物音が曲を邪魔してしまいがちだが、「BBmini」ならナチュラルな音をしっかりと自分の元へ運んでくれるそうだ。また軽量でコンパクトなため持ち運びやすく、キャンプなどのアウトドアにも最適。野外で綺麗な風景を見ながらお気に入りのBGMを流せば、より一層雰囲気が良くなるかもしれない。

出典画像:「360°空間で自由に音楽を聴く。Bluetoothスピーカー『BBmini』登場」CAMPFIRE より

 

同スピーカーは生活のなかで聴くのに最適なリラックスサウンドを流してくれる一方で、重低音を出したり大音量で再生するには向いていないという特徴も。しかし「BBmini」を2つ使用すれば「ステレオ再生モード」が可能になり、低音域と音量の幅を広げることが出来る。

 

まさに“空気を吸うように”音を楽しめる第3のオーディオ「BBmini」。支援者からは早くも「タブレットでの動画鑑賞に使ったら面白そう」「早く空中の音が聴いてみたい!」「デザイン性も機能も素晴らしい」と期待の声が上がっていた。

 

「タイムドメインラボ」監修にオーディオファン歓喜

ちなみに同プロジェクトにはタイムドメインラボも開発に加わっており、さらにオーディオファンの注目を集めることに。タイムドメインラボとは、近年オーディオ開発の主流となっている周波数レンジに重きを置いた「ハイレゾ」とは違い、音のもっとも重要な要素である「時間」を正しく再現することを追求しているオーディオメーカー。同メーカーはこれまでも従来のステレオ再生とは一線を画したスピーカーを開発しており、オーディオファンの間で密かに話題になっている。

 

そのため今回の「BBmini」にも、「タイムドメインラボが関わってるなら購入決定でしょ」といったファンの声が。3月15日現在では目標金額30万円に対し29万8600円もの支援金額が集まっており、目標達成は時間の問題かも?

机の上がライブホールに!? ACROのデスクトップオーディオは音が目の前に浮かぶような臨場感

アーティストのライブやコンサートに足を運ぶと、音楽は耳だけでなく、全身で音のシャワーを浴びながら聴いているから気持ちいいんだということに気がつくものです。柔らかなハーモニーに包まれたり、重低音が腹の底を突き上げてくるような体験に、思わず涙したり、コンサート会場で踊り出してしまったという方も多いのでは。

 

そんな音楽を聴くことによって得られる感動を、CDやレコード、音楽ファイルを聴きながら手もとでも再現してみたくなるもの。でも、イヤホンやヘッドホンは没入感こそ得られるけれど、音が体にぶつかってくるような迫力がいまひとつと感じるかもしれません。そんなふうに感じている方は、ぜひ一度スピーカーを使って音楽を聴いてみてほしいと思います。音楽をカラダに浴びながら、まるでライブやコンサートの会場に迷い込んでしまったようなリアリティが自宅にいながら再現できるはず。音楽が部屋いっぱいに満たされると、自然と音楽ソースの「品質=クオリティ」にも耳が気が付くようになります。「ハイレゾはCDよりもさらに高音質」といわれていますが、ハイレゾが再生できるスマホでは実感が沸かなかったという方も、スピーカー再生だと意外にあっさりと「いい音」がわかってしまった、なんてこともよく聞く話です。

 

ただし、スピーカー再生にも弱点はあります。まずポータブルオーディオプレーヤーとヘッドホン・イヤホンの組み合わせに比べると、再生機器を置く場所がどうしても必要に。マンションにお住まいの場合など、環境によっては夜中に大きな音を鳴らせない場合もありますね。そして、これから初めてスピーカー再生環境を導入するという方にとっては、自分の好みに合う製品をあれこれ吟味するプロセスは楽しいと感じる反面、次第にそのプロセスが面倒に感じられてしまう気持ちもわかります。

 

まとめると、「コンパクトに置けて」「大きな音が出しづらい夜にも楽しめる」「おすすめのアンプとスピーカーの一体型システム」があればいうことなしですよね。そこで今回、おすすめしたい最適な製品があります。Astell&Kernのデスクトップオーディオ向け新シリーズ・ACROのDAC内蔵アンプ「L1000」(直販価格11万9980円/発売中)と、スピーカーシステムの「S1000」(ペア12万9980円/3月24日発売)です。

 

↑DAC内蔵アンプ「L1000」

 

↑スピーカーシステム「S1000」

 

あのAKが手がけるACROシリーズとは?

Astell&Kernといえば、もう国内では人気も定着したハイレゾ対応ポータブルDAPの先駆者的ブランドです。2012年の秋に発売されたブランド初のハイレゾ対応ポータブルDAP「AK100」はいまや伝説の銘機。最近ではコンパクトで、カジュアルにハイレゾ再生が楽しめるスタンダードモデルの「AK70 MkII」も人気ですね。そのAstell&Kernが本気でチャレンジしたデスクトップオーディオシステムがACROシリーズです。

↑AK70 MkII

 

アンプのL1000は、最先端のハイレゾ音源を高品位な音で再生できる旭化成エレクトロニクスのハイエンドDAコンバーター(DAC)チップ「AK4490」を内蔵。左右のチャンネル用に1基ずつDACチップを乗せたことで、分離感が鮮明で滲みのないステレオ再生が楽しめます。ハイレゾ音源のファイル形式はリニアPCM系から、滑らかなアナログライクな音が特徴といわれているDSDと呼ばれる形式まで様々に分かれています。L1000は現在あるメジャーなハイレゾ音源のほぼすべてをサポートしているので、一度導入すれば長くメインのデスクトップオーディオシステムとして活躍してくれます。

 

夜間の音楽リスニングにも最適なヘッドホン出力も装備。通常の3.5mm/3極、6.3mm/3極の端子はもちろん、左右のチャンネルセパレーションに富んだ高音質なバランス接続の音が楽しめる、2.5mm/4極、4極XLRのバランス出力端子まで備えに抜かりなし。ベストコンディションでヘッドホン・イヤホンリスニングが楽しめます。

 

背面のスピーカー端子は汎用性の高い形状としています。本稿ではデザインや音の作り込みをピタリと合わせた、同じブランドのACROシリーズのS1000をレコメンドしていますが、他社のスピーカーを組み合わせてもOK。アンプの斜めにスラントしたデザインと、大型のダイヤルボリュームは本体をデスクトップに置いたときの操作性を一番に考え抜いています。

 

アンプに組み合わせるプレーヤー機器は今回MacBook Airを使っています。もちろんWindowsのノートPCと組み合わせてもOKです。アンプの背面にあるmicroUSB端子にUSBケーブルで接続します。Astell&KernのポータブルDAPをはじめ、USBオーディオ出力に対応する、スマホも含むポータブルオーディオプレーヤーとUSBケーブルでつないでプレーヤに保存した音楽を聴くこともできます。

 

スピーカーはサイズマッチを図ったS1000が今回の推しモデルです。アルミニウム製のエンクロージャー(本体ボックス)もスタイリッシュな佇まいがL1000によく合います。高域用のトゥイーターは19mm、中低域用のフルレンジドライバーは50mmで、ともにデンマークScanSpeak社の高音質スピーカーユニットを搭載しています。筐体をバスレフ構造にすることで、低音域を効果的に増幅します。再生周波数帯域は高域が40kHzに到達するハイレゾ対応。

 

スピーカーとしても、ACROシリーズ以外のアンプと自由に組み合わせが選べるように汎用的なスピーカー端子を採用しています。

 

アンプをUSBケーブルでMacBook Airに接続して、アンプとスピーカーの間はスピーカーケーブルにつなぐだけ。アンプに電源を入れれば再生準備は完了です。

 

ヘッドホンでは体験できないリアリティ

実際にハイレゾ音源を再生してみたところ、コンパクトで省スペース設計なのに、まるでコンサートホールにいるように感じてしまうほど豊かな広がり感が味わえました。ワイドな音の広がりには限界が感じられません。クラシックのオーケストラを聴くとホールのイメージが浮かんできます。ボーカルの定位が鮮明で、目をつぶるとすぐ側にアーティストが立って歌をうたっているように思えてしまうほど、音に生々しいリアリティがあります。

 

高品位なトゥイーターの効果によるものなのか、ピアノや金管楽器の煌めき感も非常にリッチです。弱音も音の粒がしゃきっと立っているので、立体的な演奏を体で感じながら聴く醍醐味が味わえます。

 

コンパクトなサイズのスピーカーなので低音の量感は少し控えめに感じられましたが、音の芯がしなやかで、打ち込みのインパクトがとても強いので力不足にはまったく感じません。クリアに突きぬけるようなEDMやポップス系の楽曲の軽やかさは、むしろこのアンプとスピーカーのペアにしか出せない魅力といえるかもしれません。

 

イチオシはやはりボーカルものの楽曲でしょうか。声に窮屈さがなく、艶っぽさが匂い立つような余韻を楽しむことができました。ふだんはジャズやポップスの女性ボーカルものを中心に聴いているという方には必聴のシステムです。

 

いま自宅にアンプを搭載していないパッシブタイプのスピーカーがあるという方は、まずはL1000から導入して、愛用しているスピーカーでPCによるデスクトップ再生環境を構築するところから始めてみてはいかがでしょうか。もし将来、よりパフォーマンスの高いスピーカーや、いま使っているものと音の違うスピーカーを試してみたくなっても、L1000と組み合わせることができる発展性が確保されています。もしスピーカーも新たにということであれば、デザインマッチや省スペース設置ができるACRO S1000の導入を検討する価値があります。正面だけでなく、上下左右から心地よい音楽に包まれるスピーカーリスニングの醍醐味を、ぜひ多くの方々に味わってみてほしいと思います。

 

USB出力搭載でデジタル録音もできる! ティアックのダブルカセットデッキ「W-1200」

ティアックは、2つのカセットを入れ替えながら再生や録音が楽しめるダブルカセットデッキ「W-1200」を3月下旬に発売します。実売予想価格は4万9800円前後(税抜)。

 

W-1200は、ワンウェイ(片道走行)カセットメカを2基搭載したダブルデッキに、マイクミキシング機能やUSBデジタル出力を備えたカセットデッキ。カセットデッキとしての基本性能とデジタルオーディオ時代にマッチしたインターフェースを備えたカセットデッキを目指して開発されました。手持ちのカセットテープ・ライブラリーの再生だけでなく、カラオケ用途や会議の音声議事録作成、パソコンでのデジタル録音にも対応するなど、幅広く活用することができます。

 

ダブルデッキはテープの複製が簡単なワンタッチダビング機能に対応。2本のテープに同時録音できるパラレル(同時)録音機能も搭載しています。また、ワンタッチで4秒間、または無音録音部分を任意の秒数で作成できるREC MUTE機能も搭載。シビアな録音に欠かせないレベルメーターを搭載したFLディスプレー(ディマー機能付き)を内蔵しています。

 

カセットテープは、ノーマルテープ(タイプⅠ)、クロームテープ(タイプⅡ)の録音再生に加え、メタルテープ(タイプⅣ)の再生も可能。再生時にテープヒスノイズを低減するノイズリダクションシステム(Dolby B NR相当)や、±12%のピッチコントロール機能(TAPE 1の再生時のみ)も備えています。

 

カセットテープの音声をパソコンでデジタル録音できるUSB出力端子や、カラオケやアナウンス用途に便利なマイクミキシング機能付きマイク端子を装備。様々な用途に使用できます。

 

近年、レコードをはじめとするアナログオーディオが見直されており、カセットテープも静かなブームとなっています。新品のカセットデッキはいつまで入手できるかわからない貴重なアイテムですので、この機会にぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

新生Aurex第2弾はカセットテープの音声もハイレゾ化してしまうCDラジカセ「TY-AK1」

東芝エルイートレーディングは、カセットテープやCDの音源もハイレゾ相当の高音質で再生できるCDラジオカセットレコーダー「TY-AK1」を3月下旬に発売します。実売予想価格は2万7000円前後(税抜)。

 

↑TY-AK1(サテンゴールド)

 

Aurexシリーズ第2弾となる本製品は、「様々な音源をハイレゾ音質に。」をコンセプトに、ハイレゾ音源を楽しめるほか、カセットテープやCDの音源もハイレゾ相当にアップコンバートして再生。SDカードとUSBメモリーへの録音や、ワイドFM(FM補完放送)対応のにも対応しています。

 

また、カセットデッキを省き、BluetoothとPC接続に対応した「TY-AH1」(実売予想価格2万2000円前後)もラインナップ。こちらは4月下旬の発売予定。

↑TY-AH1(ブラック)

 

「TY-AK1」は、コンパクトなサイズのボディに40kHz以上の高域が再生可能な2ウェイスピーカーと、実用最大出力40Wのデジタルアンプを搭載しており、SDカードとUSBメモリーのハイレゾ音源を忠実に再現します。現行機種の「AH1000」では96kHz/24bitの音源まで対応していましたが、本製品では、音楽CDの約6.5倍の情報量をもつ192kHz/24bitの音源にも対応。スタジオ原曲に近い高音質で、今までとは違う鮮明で躍動感まで表現することが出来ます。

 

さらに、CDやMP3などの圧縮音源(非ハイレゾ音源)を圧縮する過程で失われたデータを補完することで、音質をハイレゾ音源相当の周波数帯域と高解像度音源に変換する機能を搭載。CD、MP3、ラジオだけでなく、カセットテープ(「TY-AK1のみ」までの音源の変換も可能になり、現在の音源にだけでなく、昔聞いていた音楽も最新の音質でよみがえります。

 

また、テープ再生切替により、これまでのノーマルテープに加えて、ハイポジションテープ(TYPEII)再生にも対応しています。

 

本体には移動に便利な大型ハンドル、リモコンが付属しているので、いつでも気軽に快適に好きな音源の音楽を楽しめます。カセットテープやCDをSDカードまたはUSBメモリーへ録音することや、ラジオのタイマー予約録音、カラオケも楽しめる機能も備えたAurexのCDラジカセ「TY-AK1」を、ぜひチェックしてみて下さい。