The Samsung Galaxy S26 Ultra's camera bump reaches 4.5mm (compared to 2.4mm on the S25 Ultra), driven by the large-aperture main camera and telephoto lens. Hopefully, the improvement will justify this increased thickness. Samsung could easily accommodate a larger telephoto sensor… pic.twitter.com/hyKT8KuHNn
Z Fold7が好調な売れ行きを示していることから、サムスンはラインナップを拡充し、さらなるシェア拡大を狙う模様。
また、サムスンは2025年後半に初の三つ折りスマートフォン「Galaxy Z Trifold」を発売すると予想されています。6.5インチのカバー画面(折りたたみ時の外側)と10インチの折りたたみ画面を備え、トリプルカメラや高性能なSnapdragon 8 Eliteプロセッサを搭載すると噂されています。
Galaxy Z Fold7と同時に発表されたサムスンの最新スマートウオッチ「Galaxy Watch8」を、1か月間毎日使ってみました。”異常な高温”となった2025年の8月。GarminのVenu Sq 2を使っていた筆者が実感した、最新AIスマートウオッチの便利さと気になったポイントをレビューします。ちなみに、Galaxy Watch8と連携させるスマホは、Galaxy Z Fold6です。
Galaxy Watch8は完成度が高いものの、最大の弱点はバッテリー持ちです。借りた40mmモデルのバッテリー容量は325mAhで、スペック上は「Always On Display」(画面オフ時でも時計などの基本情報を常時表示する機能)をオフにした状態で最大40時間使用可能です。しかし実際にGeminiを頻繁に使用したり、運動や健康状態を常時モニタリングしたりすると、100%充電でも1日をギリギリ乗り切る程度でした。私の使い方では、80%充電では1日持ちません。
このスマートグラスはクアルコムのSnapdragon AR1+ Gen 1チップを搭載した音声専用モデルで、内蔵ディスプレイはナシ。カメラ、マイク、スピーカーを備え、AIによる多言語翻訳、ナビゲーション、音声コマンド、状況認識などの多機能をサポートするとのこと。さらに、スマートフォンに依存せず単体で動作する独立型ウェアラブル端末になると伝えられています。
発売スケジュールについては、XRヘッドセットが10月13日に、Galaxy Z TriFoldがその直後に韓国で発売される見込みです。スマートグラスは2025年末までに登場するとされますが、韓国限定となるのか、グローバル展開されるのかは現時点で不明です。
また動画では、Galaxy Z TriFoldのどこにNFCやワイヤレス充電のパーツが配置されているかも示されています。予想通り、それらはカメラモジュールと並んで背面部分にあるようです。さらに別の動画では、リバースワイヤレス充電に対応し、同社のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」シリーズを背面に置いて充電している様子も確認できます。
このように折りたたみ方が「G」型であることや、NFC決済やリバースワイヤレス充電に対応していることなど、Galaxy Z TriFoldの製品像がより具体的に見えてきました。非常に魅力的なスマートフォンとなりそうですが、日本で発売される予定があるのかも気になるところです。
The S26 series could become slimmer like the S25 Edge. The lineup is expected to include the S26, S26 Edge, and S26 Ultra. Although it won’t be reduced as extremely as the S25, it will still become somewhat slimmer, improving the grip. In addition, Samsung is considering whether…
The S26 series could become slimmer like the S25 Edge. The lineup is expected to include the S26, S26 Edge, and S26 Ultra. Although it won’t be reduced as extremely as the S25, it will still become somewhat slimmer, improving the grip. In addition, Samsung is considering whether…
サムスンが新しいAndroidスマホ「Galaxy Z Fold7」を発売しました。Galaxyシリーズの2025年フラグシップモデルである「Galaxy 25 Ultra」に匹敵する高性能なフォルダブルスマホというコンセプトです。高性能で、なおかつフォルダブルならではのユニークな使い方ができるAIスマホでもある本機の実力をレポートします。
↑8インチの大きなメインディスプレイを搭載する、サムスンの高機能フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold7」をレポートします。
開くと大きな8インチ。進化は満載だがSペンが非対応に
Z Foldシリーズはメインディスプレイを内側に折りたたむ、いわゆるフォルダブルタイプの折りたたみスマホです。最新モデルのZ Fold7は、2024年モデルのZ Fold6よりも11%大きくなった対角サイズ8インチのメインディスプレイを搭載しています。
↑本体を開いた内側にメインディスプレイを搭載。
サムスンは同時期に縦折りスタイルのフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip7」も発売しています。Galaxyシリーズの2種類のフォルダブルスマホは、どちらがオススメなのでしょうか?筆者はZ Foldシリーズの「開くとデカくなる」仕様にロマンを感じます。
本体を開いた状態では約4.2mmです。Fold6は約5.6mmでした。参考までに、M4搭載iPad Pro 11インチモデルの約5.3mmよりもだいぶ薄いです。Z Fold7はFold6に比べると24g軽くなりました。質量は215g。閉じた状態での片手持ち操作も軽快にできます。こちらも参考までに、6.9インチのiPhone 16 Pro Maxの質量は約227gです。
外側のディスプレイは約6.5インチの有機EL。アスペクト比が21対9の細長い長方形です。初代のGalaxy Z Foldは外側のディスプレイが4.6インチと小さく、補助的な役割を担っていたことから「カバーディスプレイ」と今も呼ばれていますが、Z Fold7のそれはもはや普通のスレート型のスマホと変わらないサイズ感です。
Z Fold7はメインディスプレイ側に2画面・3画面表示で別々のアプリを立ち上げることができます。左右のスプリット表示にして、左側にAcrobatリーダーでPDFの原文を表示して、右側でChatGPTに生成してもらった要約を見ながら資料を読み込む使い方も可能です。このあたりは、フォルダブルスマホならではの良さをおおいに実感できる部分でしょう。
Z Fold7で撮影する写真・ビデオにGalaxy AIを掛け合わせて高度な編集ができる機能も、さらに追加されています。「生成AI編集」で、被写体の背景にいる人物などの写りこみを自動消去できる機能は前からありますが、Z Fold7のメインディスプレイに消去した結果のビフォー・アフターを並べて比較できる機能が加わりました。人物を消す時には身体だけでなく「影」も消せます。
ここまで見てきたように、用途を選ばず活用できるのがGalaxy Z Fold7の強みです。ちなみに、容量4400mAhのバッテリーの持ち具合が気になっている方もいらっしゃると思います。今回は新品の実機で試しているので、あくまで参考までの検証報告になりますが、フル充電の状態から1日中不安を感じさせることなく持ちこたえてくれました。
Galaxy Z Fold7はやみくもにスリム化・軽量化を研ぎ澄ませるだけでなく、全体にバランスよく進化しています。Sペンが使えなくなったことは残念ですが、シリーズ6年目の洗練された最新モデルは秋以降もフォルダブルAIスマホのトップランナーに君臨すると思います。
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↑8インチの大きなメインディスプレイを搭載する、サムスンの高機能フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold7」をレポートします。
そのほかの問題として、サムスンがGalaxy Z Fold7用の交換部品や修理マニュアルの提供を遅らせている点も挙げられています。これにより、修理環境が整っておらず、iFixitは本機の修理難易度を10点満点中3点と評価しています。特に画面を交換するには本体フレームごと取り替える必要があり、修理コストが非常に高くなる点も強調されています。
サムスンの最新横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold7」は、前モデルよりも薄くなったにもかかわらず、過酷な耐久テストに合格して話題となりました。それに続き、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip7」の耐久テスト結果も公開されています。
Image:JerryRigEverything(YouTube)
YouTubeチャンネル「JerryRigEverything」を運営するザック・ネルソン氏は、Galaxy Z Fold7に続いて、Galaxy Z Flip7の耐久テストを実施しました。
まず、本来の折りたたみ方向とは逆に曲げるという過酷なテストを複数回行いましたが、ディスプレイもヒンジも破損することなく耐え抜きました。曲げる際には数回「カチッ」という音がしましたが、とくに問題はなかったようです。Galaxy Z Fold7も同様のテストに耐えており、同程度の耐久性が期待できそうです。
サムスンの幹部は、2025年後半の製品展開についての見通しの中で、「TriFold(三つ折りデバイス)」とXRヘッドセットといった「革新的な新フォームファクタ」を準備していると明言しました。さらにモバイル事業(MX)においては、AI搭載の最新プレミアムスマートフォンやGalaxy Z Fold7/Z Flip7などに続く「新たなエコシステム拡大」を推進するとも強調しています。
今回公開された画像には、背面カメラと端末全体の外観が映っています。全体的な配置は現行のGalaxy S25 Ultraとほぼ同じですが、端末は角が丸みを帯びており、メイン(広角)、超広角、望遠のレンズが縦に並び、やや盛り上がった楕円形のモジュールに収められています。このデザインは、同社のGalaxy Z Fold 7やGalaxy S25 Edgeに似ています。
A netizen designed some concept art of the Samsung Galaxy S26 Ultra just for fun. I have to say, this netizen is really talented—they might have actually nailed it. Now, I don’t know the real design yet, but there’s a high chance it could look like this. Think about it—yesterday,… pic.twitter.com/cQ05VFMTqj
なお、2024年に登場した他社製スマートフォン「OnePlus Open」は100万回の耐久性をアピールしており、数字上はGalaxyを上回っています。ただし、同年に発売されたGalaxy Z Fold5も実際の過酷なテストでは40万回の開閉に耐えており、メーカーの公称値以上に高い耐久性を持つケースも見られます。
GalaxyのAIは、ユーザーが入力する文字情報だけでなく、カメラ映像、マイク音声、画面タッチといった多様な情報を組み合わせて処理し、よりパーソナライズされた体験を提供しています。特に、最新の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」「Galaxy Z Flip 7」に搭載されると言われている「One UI 8」では、このマルチモーダルAIがさらに進化しています。
そのほか、Galaxy Z TriFoldのディスプレイサイズは広げた状態で約10インチになるとされ、カメラ構成はGalaxy Z Fold7(メイン200MP・超広角12MP・望遠10MP)と同等になると予想されています。初期の発売地域は韓国と中国に限定される見込みですが、いずれ日本での展開にも期待が高まります。
サムスンの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」は、折りたたんだ状態での厚さが公称スペックで8.9mmとされており、ブック型(横折り)の中では世界最薄と主張するHonor Magic V5の8.8mmにはわずかに届かないとされています。
↑Image:Ice Universe。
しかし、両モデルの実機を並べて比較した著名リーカーが、Galaxy Z Fold7の方が実際には薄く見えると指摘しています。
信頼性の高いリーカーとして知られるIce Universe氏は、Galaxy Z Fold7とHonor Magic V5を折りたたんだ状態で厚みを比べた動画をX(旧Twitter)上で公開しています。2台の位置を入れ替えても、やはりGalaxy Z Fold7の方が薄く見えるという結果になっています。
There is no accurate measuring tool, but we can still draw a rigorous conclusion: Galaxy Z Fold7 is the thinnest folding mobile phone in the world. I switched the positions of two mobile phones during the test, and the results remained the same, which showed that the factors of… pic.twitter.com/irlNgKOtH0
このように公称スペックと実際の見た目が異なっている理由は、Honor Magic V5にはあらかじめスクリーンプロテクターが貼られており、それが実際の厚さに影響しているためと考えられます。一方で、Galaxy Z Fold7にはそのような付属物がなく、表示上の厚みよりも実際はさらに薄くなっている可能性があります。
正式名称に関しては、「Galaxy G Fold」になるとの噂もあります。これはヒンジの形状がアルファベットの「G」に似ているためとされており、過去にサムスンが「Flex G」というコンセプトモデルを出品していたこととも関連しています。
このGalaxy G Foldは、展開時に約10インチ、カバー画面は約6.5インチのサイズとされ、チップには Snapdragon 8 Elite を搭載すると噂されています。非常に高性能なモデルになると見られていますが、韓国や中国など限られた地域での販売にとどまり、価格はGalaxy Z Fold6の倍近くになる可能性があるとも報じられています。
韓国の電子業界誌「The Elec」によると、サムスンの初のXRヘッドセット「Project Moohan」には、1.3インチのOLEDoS(OLED on Silicon)マイクロディスプレイが採用される見込みです。ピクセル密度は約3800ppi(pixels per inch)とされており、アップルのVision Proに搭載されている1.42インチ・3391ppiのソニー製OLEDoSパネルよりも高精細になると伝えられています。
サムスンは三つ折りスマートフォン「Galaxy G Fold」を2025年中に投入すると噂されていますが、これまで発売時期についてはかなり不透明でした。しかし最近では、本製品は次期横折りスマホ「Galaxy Z Fold7」と同時に発表され、2025年秋に登場する可能性が浮上しています。
↑ついに発売までのスケジュールがわかった?
中国のSNS・Weiboを拠点とするリーカー、刹那数码(Instant Digital)氏によれば、サムスンは7月にイベントを開催し、そこでGalaxy Z Fold7と縦折りモデルの「Galaxy Z Flip7」を発表して、8月に発売する予定とのこと。このイベントでは次期スマートウォッチ「Galaxy Watch8」シリーズも紹介されると予想されていますが、それらと一緒にGalaxy G Foldも披露されると言います。
ただし、Galaxy G Foldの発売は10月になる見通し。こうしたスケジュールは、超薄型モデルGalaxy S25 Edgeの発売パターンに似ています。Galaxy S25 Edgeも1月のGalaxy S25シリーズ発表イベントで最初に予告されましたが、実際に発売されたのは5月でした。
サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」は、前モデルのFold6よりも大幅に薄くなる見通しです。だからといって、最薄の折りたたみスマホになるとは限りません。Galaxy Z Fold7よりもさらに薄いとされる競合機種「Honor Magic V5」が登場すると報じられています。
サムスンが今夏に発売すると噂されている、廉価版の縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip 7 FE」。この次期モデルと標準モデルである「Galaxy Z Flip7」のデザインを比較した画像が流出しました。
↑違いを探せ(画像提供/Evan Blass)。
この情報は、著名リーカーのEvan Blass(@evleaks)氏が自身のニュースレターで公開。一見すると、Galaxy Z Flip 7 FEとGalaxy Z Flip7の内側のデザインは非常によく似ています。どちらもパンチホール型の自撮りカメラと大型ディスプレイを搭載。ただし、上位モデルのFlip7のほうがベゼルが細く、画面がより端まで広がっているように見えます。
サムスンの次期縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip7」には、全世界共通でサムスン製の「Exynos 2500」チップが搭載されると予想されています。これまで米国市場などではクアルコム製のSnapdragonチップが採用されてきたため、今回の変更によりExynos 2500の性能に大きな注目が集まっています。
ベンチマークスコアは、シングルコアで2356、マルチコアで8076とされています。これらは、前モデル「Galaxy Z Flip6」に搭載されたSnapdragon 8 Gen 3よりわずかに高い結果ですが、最新のSnapdragon 8 EliteやAppleのA17 Pro(2023年登場)には及びません。
一つ目は、より薄型のデザインやバッテリー容量の拡大を実現するために、Sペン収納スペースを削減するという可能性。もう一つは、Sペンの利用率が想定より低いため、設計やコスト面を簡素化するための判断かもしれません。実際、韓国や中国限定で販売された「Galaxy Z Fold Special Edition」はSペン非対応となっていました。
同社のGalaxy Z Foldシリーズは年々薄型化を進めてきましたが、中国のOppoやHonorなど競合他社に比べて遅れを取ってきました。しかし、Galaxy Z Fold7は大幅な進化を遂げ、閉じた状態でわずか9mm、開いた状態で約4.5mmの薄さを実現するといわれています。
そんななか、大手掲示板Redditと韓国のコミュニティサイト・DogDripに投稿された画像には、Galaxy Z Fold7の宣伝用スタンドが写っています。これは小売店やキャリアショップで使われる物ですが、新型デバイスの薄型デザインをアピール。もちろん実物のGalaxy Z Fold7ではなく巨大な模型に過ぎませんが、デザインはこのままと見ていいでしょう。
このスタンドでは、Galaxy Z Fold7の新デザインが現行のFold6よりもはるかに薄く、ヒンジ(折りたたみの軸)部分も小型化されていることが強調されています。
ほぼ時を同じくして、Galaxy Z Fold7にケースを装着した画像がRedditに投稿され、本体の薄さと背面カメラの分厚さが確認できます。これは噂通り、メインカメラが前モデルの50MPから200MPに強化されていることを示しているのかもしれません。
次期折りたたみスマートフォンは「Ultra体験」になると宣言したサムスン。その続報が入り、横折りタイプの「Galaxy Z Fold7」は「最も薄く、最も軽く、最も先進的な折りたたみ式デバイスになる」と述べています。
↑薄さ、軽さ、先進性の三拍子揃った一台に(画像提供/サムスン)。
サムスンが公開した記事内では具体的な数値や他社製品との明確な比較情報はありませんが、短いティザー動画では次期Galaxy Z Fold7の非常に薄い筐体が強調されており、続いて折りたたみディスプレイが開く様子が映し出されています。
これまでサムスンは、折りたたみデバイスの薄型化において競合に後れを取ってきました。例えば、Google Pixel 9 Pro FoldはGalaxy Z Fold6よりはるかに薄く、OppoのFind N5は「開いた状態で4.21mm、閉じた状態で8.93mm」という薄さで業界をリードしています。
Galaxy Z Fold7は、閉じた状態で約9mm、開いた状態で4.54mmになると予想されており、現行モデルであるGalaxy Z Fold6の12.1mm/5.6mmから大幅に薄くなるかもしれません。さらには「開いた状態で3.9mm、閉じた状態で8.9mm」との説もあります。
サムスンは毎年、Galaxy Z Foldシリーズの薄型化・軽量化を目指して改良を重ねてきました。今年のGalaxy Z Fold7は、そうした努力の集大成とも言える仕上がりになりそうです。2024年には韓国と中国で超薄型モデル「Galaxy Z Fold Special Edition」を限定販売しており、その際に得たノウハウが今回の設計に生かされていると考えられます。
この新型横折りスマホは、縦折りモデルの「Galaxy Z Flip7」や新型スマートウォッチ「Galaxy Watch8」などとともに約1か月後に発売される見通し。これらの新製品群が発表される「Unpacked」イベントを、楽しみに待ちたいところです。
サムスンは、お手ごろな縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip FE」を、7月のUnpackedイベントで通常モデルの「Galaxy Z Flip7」と同時に発表する見込みです。特に注目されているのは価格ですが、最新の報道によると、Galaxy Z Flip FEの価格は100万ウォン(約10万6000円※)〜になると伝えられています。
※1ウォン=約0.1円で換算(2025年6月10日現在)
↑次期Galaxy Z Flip FEはお買い得かも(画像提供/Evgeny Opanasenko/Unsplash)。
一方、先日サムスンが発表した「Ultra体験の新章」と題するプレスリリースでは、「Galaxy Z Fold7 Ultra」という製品名も噂されていました。しかし、今回のアプリ名から判断すると、「Ultra」モデルが登場する可能性は低いと考えられます。
また、このプレスリリースに添付された画像のファイル名が「Galaxy-Z-Fold7-Z-Flip7-Pre-tease-Bartype_1920x1080.gif」となっていることからも、従来の命名規則に沿った「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」が正式名称となる可能性は非常に高いと思われます。
Galaxy Z Fold7およびFlip7は、2025年7月に発表・発売される見込み。縦折りの廉価モデル「Galaxy Z Flip 7 FE」や、三つ折り構造の「Galaxy G Fold」も同時に登場すると予想されています。
サムスンの未発表製品に詳しいSammobileは、米国版ファームウェアに「Exynos 2500」が記載されていたと報道。これまでGalaxyフラッグシップは米国や中国などの主要市場ではSnapdragonチップを、欧州やアジア向けモデルにはExynosチップを使ってきました。しかし、次期Galaxy Z Flip7では全モデル共通でExynosチップとなるようです。
そのベンチマークスコアは、シングルコアで2012、マルチコアで7563という結果でした。この数値は、前モデルのGalaxy Z Flip6に搭載されたSnapdragon 8 Gen 3とほぼ同等であり、Galaxy S25シリーズに搭載予定のSnapdragon 8 Gen 4(Elite)にはやや劣ります。
サムスンは2025年後半に、同社の縦折りスマートフォンとして初のFE(「Fan Edition」の略。フラッグシップ機をベースに一部の仕様を見直すことで価格を抑えたモデル)を発売する予定だと噂されています。このデバイスは「Galaxy Z Flip FE」と呼ばれ、従来のGalaxy Z Flipシリーズを踏襲したデザインになる見込み。
↑ほぼこれと同じになりそうな次期「Galaxy Z Flip FE」
以前は、次期フラッグシップ機「Galaxy Z Flip7」より発売が遅れるとの見方が強かったものの、最新の情報では両モデルが同時に発売される可能性が高まっています。
しかし、著名リーカーのMax Jambor氏によると、Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Flip FEは同時に量産が始まったとのこと。これは両モデルが同時に発売される可能性が高いことを示唆しています。
Galaxy Z Flip FEは、Galaxy Z Flip5や6とほぼ同じデザインと重さ(約187g)で、3.4インチのカバー(外側)ディスプレイや6.7インチの折りたたみディスプレイを搭載する見込み。搭載プロセッサーは発売地域によって異なり、サムスン製のExynos 2400またはSnapdragon 3を採用する可能性があります。
ほか、カメラやバッテリー容量を含めて、現行のGalaxy Z Flip6と同じ仕様になると言われています。
今回の噂が正しければ、Galaxy Z Flip FEは「ほぼGalaxy Z Flip6」であり、ただ価格が下がるだけ。まさにGalaxy Z Flip7のシェアを奪いかねないとも思われますが、今後の続報を待ちたいところです。
さらに、本製品は「数量限定」での販売となるそう。価格は3000ドル〜3500ドル(約43万円〜50万円※)になるとみられ、二つ折りスマホ「Galaxy Z Fold6」(約1900ドル)のほぼ2倍近くになります。ただし、中国ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」も同程度の価格であったことから、これ以上の値下げは現実的ではないと見られます。
※1ドル=約142円で換算(2025年5月27日現在)
一見すると残念なニュースのようにも思えますが、サムスンは高価格の新型デバイスを発売する際、まず韓国と中国で投入し、顧客の反応を見たうえで翌年の次期モデルに新技術を反映させるという戦略を取ることがあります。たとえば、Galaxy Z Fold SEで採用された薄型化技術は、グローバル展開される「Galaxy Z Fold7」に生かされるという見方もあります。
いずれにしても、Galaxy G Foldが中国と韓国で成功を収め、それをきっかけにサムスン製の三つ折りスマホがグローバル市場に展開されることを期待したいところです。
Galaxy Z Fold7と、同時発表が期待される次期縦折りスマホ「Galaxy Z Flip7」は、例年通りであれば数ヶ月以内、具体的には7月開催の新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」で登場する可能性が高いと見られています。今後のさらなるリーク情報や公式発表に注目したいところです。
折りたたみスマホにチタンを導入することは今回が初めてではありません。サムスンはすでに、中国および韓国向けに限定販売された「Galaxy Z Fold Special Edition」のバックプレートにもチタンを使っています。
ここでいうバックプレートとは、ヒンジ(折りたたみ軸)とディスプレイパネルの間を支える重要な部品のこと。Galaxy Z FoldやFold2ではステンレス、Fold3以降ではカーボンファイバーが使われてきました。チタンは加工が難しいものの、軽くて強度が高く、薄型化にも適した素材として注目されています。
今回の報道によれば、Galaxy Z Fold7およびGalaxy G Foldは、スタイラス用のデジタイザーを非搭載とすることでさらなる薄型化を図るそう。これは、先に登場したGalaxy Z Fold Special Editionと同様の設計方針です。Sペンへの対応を一時的に見送ることで、筐体の薄さを優先する形です。
一方、サムスンディスプレイは、デジタイザーなしでもスタイラス入力が可能な有機ELパネルの開発を進めているものの、Z Fold7やG Foldにはまだ採用されない見通しです。そのため、今後のGalaxy Z Foldシリーズは一時的にSペン非対応となり、将来のモデルで復活するかもしれません。
が、韓国の大手メディア朝鮮日報(Chosun Daily)は、Galaxy Z Flip7にExynos 2500搭載が決定したと報じています。その歩留まりは業界では20〜40%と見積もられ、依然として不十分ではあるものの(サムスンは通常、60%以上に達して初めて本格的な量産を開始)、今回は「実行可能なレベル」まで安定したと判断された、とのことです。
もう1つの理由として、クアルコム製チップの価格が高いことも示唆されています。今回の報道では、前チップ(Snapdragon 8 Gen 3)よりも「20%以上」値上がりしたとされています。
歩留まりが最大40%では低すぎるとも思えますが、折りたたみスマホの出荷台数はフラッグシップのGalaxy Sシリーズよりも少ないことも、採用を後押ししたと伝えられています。その一方で、横折りの「Galaxy Z Fold7」は、噂通りExynosチップを搭載しないとされており、Snapdragon 8 Eliteを搭載する可能性が高いようです。
ちなみにExynos 2500チップの性能はSnapdragon 8 Eliteには及ばないものの、現在のGalaxy Z Flip6に搭載されたSnapdragon 8 Gen 3よりも高いとみられています。飛躍的な性能向上とはいかなくとも、価格は据え置きになることを期待したいところです。