3月15日まで世界大会開催中の「スペシャルオリンピックス」って? 今大会の見どころとこの活動がめざす未来

2025年3月8日から15日までの8日間、イタリア・トリノにて「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」が開催されいています。これは、知的障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングと競技の場を提供しているスペシャルオリンピックスが、4年に一度開催する世界大会。世界各国のアスリートたちが集い、日々のトレーニングの成果を披露します。

 

今回は、スペシャルオリンピックスの国内活動を推進する、スペシャルオリンピックス日本(SON:Special Olympics Nippon)を取材。常務理事を務める渡邊浩美さんに、活動の意義やめざす未来像についてうかがいます。

 

知的障害のある人にも平等にスポーツの機会を
スペシャルオリンピックスの歩み

写真提供:スペシャルオリンピックス日本

 

スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人たちに、様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。スペシャルオリンピックスでは、活動に参加する知的障害のある人をアスリートと呼んでいます。

 

スペシャルオリンピックスの名称が複数形で表されているのは、この名称が大会名のみではなく地域・日本・世界と年間を通してプログラムが行われていることを意味しており、スポーツを通じてアスリートの健康を増進するだけでなく、家族や他のアスリート、地域の人々と才能や技能、友情を分かち合う機会を継続的に提供しています。

 

スペシャルオリンピックスの活動が始まったのは、1960年代のこと。アメリカのジョン・F・ケネディ元大統領の妹であるユニス・ケネディ・シュライバーが、知的障害のある人たちのスポーツを通じた社会参加を支援するために設立しました。

 

「当時は障害のある人々に対する差別や偏見や固定観念が根強く、知的障害のある人たちがスポーツを楽しむ機会が少ない現状がありました。
ユニスには、知的障害のある姉・ローズマリー・ケネディがいて、彼女と育ったことで、知的障害のある人たちがもつ可能性を社会に知ってもらいたいと考えるようになったそうです。彼女はその強い信念のもと、この取り組みを始めました」(スペシャルオリンピックス日本 常務理事・渡邊浩美さん、以下同)

 

ユニスは1962年に、アメリカ・メリーランド州にあるケネディ家の敷地で、知的障害のある人たちを集めたデイキャンプを実施。この活動が前身となり、1968年7月にはシカゴで第1回夏季国際大会を開催し、同年12月に非営利組織「スペシャルオリンピックス」の国際本部がワシントンD.C.に誕生しました。

 

現在、スペシャルオリンピックスの活動は全世界207の国と地域にまで広がっています(2025年3月1日時点)。

(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

スペシャルオリンピックス国際本部から認証を受け、日本国内で活動しているのが、「スペシャルオリンピックス日本(SON)」です。SONはスペシャルオリンピックスの普及・促進を図るとともに、ナショナルゲーム(全国大会)の開催、世界大会への日本選手団の派遣、コーチ育成などを通じて、アスリートのさまざまなチャレンジを支援しています。

 

また、全国47都道府県でスペシャルオリンピックス活動を実施、推進する組織として、都道府県ごとに地区組織を認証しています。地区組織では日常的なスポーツトレーニングプログラムの提供や地区競技会・大会の開催、ナショナルゲームへの地区選手団の派遣など、多様な取り組みを行っています。

 

「スペシャルオリンピックスでは、大会の開催だけではなく、継続的なスポーツプログラムも重視しています。そのためには、アスリートが日々の練習やトレーニングを通じて成長できる環境を提供する必要があるので、コーチや地域コミュニティと深く関わり、ともにスポーツ活動を行う仕組みを大切にしています」

 

すべてのアスリートが輝く!
スペシャルオリンピックス(SO)のオリジナリティ

スペシャルオリンピックスの特徴は、「性別、年齢、スポーツのレベルを問わず、ともに成長し、ともに楽しみ、その経験を分かち合う」ということ。そのため、競技会にも独自のルールを導入しています。

 

・能力を充分に発揮できるようクラスを分ける「ディビジョニング」を実施

スペシャルオリンピックスの競技会では、一般的なトーナメント方式とは異なり、年齢・性別・競技能力などを考慮したクラス分け(ディビジョン)を行い、そのなかで競い合う形式を採用しています。

 

「能力差があまりに大きいと、モチベーションを維持しにくくなる場合があります。その一方、ディビジョニングによって、競技能力が同等のアスリート同士で競うようにすると、『次は勝てるかもしれない』『もう少し頑張れば表彰台に届くかもしれない』といった、挑戦する意欲が生まれます。
ディビジョニングによって競技の枠組みを柔軟にすることで、幅広いアスリートが能力を十分に発揮できる環境を実現しています」

 

・すべてのアスリートを称える「全員表彰」

競技会に出場したアスリート全員を表彰するのも、スペシャルオリンピックスの大きな特徴です。

↑最後まで競技をやり終えたアスリートを称え、一人ひとりにメダルやリボンが授与されます。(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

「各クラスは最大8名までと少人数のため、競技に参加したアスリートは、基本的に全員が決勝に進みます。
1位から3位に金・銀・銅のメダルが授与されるのは一般的な競技会と同様ですが、スペシャルオリンピックスでは、すべてのアスリートが、努力の成果を認められる機会を持つことを大切にしているので、4位以降のアスリートにもリボンがかけられます

 

2025年冬季世界大会の舞台はトリノ!
今大会の見どころは?

スペシャルオリンピックスでは4年に一度、夏季と冬季に「スペシャルオリンピックス世界大会」が開催されています。そしてちょうど今年は、3月8日からイタリア・トリノで冬季世界大会が開催され、世界各国から約1500名のアスリートとパートナーが集まり、8競技で熱戦を繰り広げています。

↑2023年夏季世界大会はドイツ・ベルリンで開催。次の夏季世界大会は2027年にチリのサンディエゴで行われます。(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

日本では、4年に一度行われるナショナルゲームが世界大会の選考会を兼ねており、今回の世界大会には2024年に長野と北海道で行われたナショナルゲームを経て選ばれた32名のアスリートとパートナー(知的障害のない競技者)が派遣されます。

 

今大会は冬季大会なので、雪上や氷上での競技が中心。日本選手団が参加する競技は以下の7競技です。

 

・アルペンスキー
・クロスカントリースキー
・フィギュアスケート
・ショートトラックスピードスケート
・スノーボード
・スノーシューイング
・フロアボール

 

今大会でとくに注目したいのが「フロアボール」という競技です。北欧発祥の室内ホッケー競技で、プラスチック製のスティックを使ってボールを操作し、相手のゴールに入れて得点を競い合います。フロアボールは冬季大会で唯一のチーム競技で、冬季大会では初めてユニファイド形式(ユニファイドスポーツ®)のチームとして派遣します。

 

ユニファイドスポーツ®は、スペシャルオリンピックスが独自に推進する、知的障害のあるアスリートと、知的障害のないパートナーが一緒にスポーツをする取り組みです。
大きな特徴は、パートナーがアスリートをサポートするために参加するのではなく、同じチームメイトとなって対等にプレーすることにあります。障害のあるなしに関わらず、スポーツを通じて相手の個性を理解し、支え合う関係を築いていくことをめざしています」

↑2024年冬季ナショナルゲームで行われたフロアボール競技の様子。(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

スポーツと密接に関わる「健康」
アスリートのヘルスケアを支える取り組み

現地では競技会に加え、付帯イベントとして「ヘルシー・アスリート・プログラム(HAP/ハップ)」という健康チェックも実施されます

 

これは、医療従事者による視力や聴力、栄養・生活習慣などの健康チェックを行うプログラムで、ナショナルゲームや世界大会においても開催されます。病院に対して苦手意識を持つアスリートも少なくないため、このイベントは楽しい雰囲気のなかでリラックスしながら行われるそうです。

 

「スペシャルオリンピックスは、スポーツの場を提供するだけでなく、健康維持を通じて日常生活の質を向上させるためのサポートにも力を入れています
知的障害のある人は、自身の体調不良を周囲に伝えられないことも多いため、健康問題が見逃されやすいという課題があります。スポーツをより安全に楽しめる健康な体をめざし、健康チェックに加えて、栄養指導や歯磨き指導など、日常生活に役立つヘルスケアの知識を学ぶ機会も提供しています」

 

アスリートたちを支援するために
私たちができること

スペシャルオリンピックスの活動はすべて非営利で運営されており、運営はボランティアと善意の寄付によって行われています。では、私たちにできる支援にはどのような方法があるのでしょうか。

 

・ボランティアとして参加する

スペシャルオリンピックスのボランティアには、大きく分けて2つの役割があります。1つは、スポーツの現場でコーチとしてアスリートの指導やサポートをするボランティア、もう1つは、組織運営を支えるボランティアです。

 

「とくに、全国47都道府県にある地区組織は、事務局の運営から大会やイベントの企画・運営まで、多くのボランティアの協力によって支えられています。各地域でさまざまな活動が行われていますので、興味をお持ちの方はぜひ、SON公式サイトに掲載されている各地区組織の連絡先へお問い合わせください」

 

また、ナショナルゲーム開催時のボランティア募集は、SONの公式ホームページで告知されるほか、スポーツボランティア団体を通じて周知されることもあります。公式サイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。

(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

・寄付で支援する

ボランティアとして現場での活動が難しい場合は、寄付という形で支援することも可能です。個人での寄付も受け付けており、その支援が活動の継続に大きく貢献します。寄付金は、競技会の運営や世界大会への日本選手団の派遣、コーチの育成、啓発活動など、スペシャルオリンピックス事業全般の資金として活用されます。

 

・SNSで応援

「まずはスペシャルオリンピックスの活動を知りたい」という方は、公式SNSをフォローして情報をチェックすることから始めてみるのもよいでしょう。

 

SONでは、各種SNSで積極的に情報発信をしています。冬季世界大会期間中も、XInstagramなどの公式SNSでアスリートの活躍や現地の様子を発信。

 

また、Podcastのオリジナル配信番組「スペシャルオリンピックスって何?」では、スペシャルオリンピックスの魅力や取り組みについて、全8回にわたって配信されていて、大会だけでなく、活動の背景や意義についても知ることができる貴重なコンテンツとなっています。

 

直接の参加が難しくても、情報を知り、広めることも大きな支援になります。自分に合った方法で、スペシャルオリンピックスを応援してみてはいかがでしょうか。

↑「SNSをフォローして、スペシャルオリンピックスの活動を知っていただくだけでも、応援につながります」と渡邊さん。ぜひ、公式SNSでチェックしてみてください

 

「Be with all」に込めた想い
スペシャルオリンピックスがめざす未来

近年SONでは、共生意識の醸成を目的に、学校教育の場での認知向上とユニファイドスポーツ®の体験機会の拡大に力を入れています。

 

「スペシャルオリンピックスでは、ディビジョニングをはじめ、誰もが輝ける仕組みが多く取り入れられています。これらは、体育が苦手な子どもたちを含め、障害のない人にとっても大きな気づきがあります。
こうした仕組みを子どものころから知り、スポーツを通じて共生社会のあり方を意識的に学んでもらうことで、将来的にスペシャルオリンピックスの参加者やボランティアの増加につながっていくと嬉しいですね」

(写真提供:スペシャルオリンピックス日本)

 

最後に、スペシャルオリンピックスがめざす未来について、渡邊さんはこう語ります。

 

「SONでは、2020年から『Be with all』というスローガンを掲げ、さまざまな事業に取り組んできました。このスローガンには、知的障害のある人々を支援するという一方的な関係ではなく、彼らと“ともに”、多様な人々が活きる社会を築いていきたいという願いが込められています
スポーツを通じて知的障害への理解を深めることで、多様な価値観を尊重し合い、真の共生社会を実現することを目指しています。
スポーツは、競技の場にとどまらず、仲間とともに楽しみながら成長できる場でもあります。知的障害のある人々がスポーツを通じて喜びを感じ、多様な人たちとのつながりを築き、社会の一員として自信を持って参画できる環境を作ることが、私たちの使命です。これからも、その実現に向けて尽力していきます」

 

Profile

公益財団法人スペシャルオリンビックス日本

国際的なスポーツ組織「スペシャルオリンピックス」の国内本部組織として、知的障害のある人々にスポーツの機会を提供し、社会参加を促進することを目的に活動。年間を通じたトレーニングや競技会の運営を通じて、アスリート一人ひとりの可能性を引き出し、共生社会の実現を目指した多様な取り組みを推進している。
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ザ・ノース・フェイスの万能シューズ「VECITV 3.0」コレクション! トレイルもロードも対応可能

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「VECITV 3.0」コレクションから3つのシューズが登場。トレイルランナーのパフォーマンスを最大限に引きだす3モデルが3月14日よりローンチする。それぞれの特性が異なる3モデルはトレイルシーンやランナーの好みに合わせてチョイスできる。

 

ザ・ノース・フェイス アスリートによるフィールドテストのフィードバックを元に3年の歳月をかけて開発されたソールユニット“VECTIV(ベクティブ)”が“VECTIV 3.0”へと25SSよりアップデートしました。

 

最初に紹介する「Summit VECTIV Pro 3」は、5層構造の新しいソールユニットが特徴のフラッグシップモデル。反発性を高める10mm EVAフォームを内蔵。デュアルプレート設計により、ボトムのカーボンプレートで反発性を追求しながら、トップの TPU&リサイクルカーボンプレートで安定性もサポート。

↑「Summit VECTIV Pro 3」3万3000円(税込)

 

続いて紹介する「Summit VECTIV Sky 2」は、大幅な軽量化を実現したスピードモデル。US9サイズで、質量が約 240g。ミッドソールに軽量・高反発・高クッションが特徴のEVA フォームを採用することで、前モデルよりも約30gの軽量化を実現。ラグを5mm 設計にし、グリップ性と操作性も向上しています。

↑「Summit VECTIV Sky 2」2万9700円(税込)

 

最後に紹介する「VECTIV Enduris 4」は、トレランシューズに求められる機能をバランスよく備えた万能モデル。再構築された 3層構造のソールデザインでクッション性と安定性を両立。アウトソールはラグを4mm設計にし、グリップ性も向上。初めてトレランにチャレンジする人にも選びやすい一足です。

↑「VECTIV Enduris 4」2万4200円(税込)

 

今回の「VECITV 3.0」コレクションの登場に併せて、2025年3月16日より、東京高尾山の麓の施設「Mt.TAKAO BASE CAMP」にてレンタルサービスがスタート。VECTIV 3.0 の最新3モデルの履き比べのほか、25年春夏より登場する「HST Fume 6」をはじめとするバックパックを高尾のフィールドで試すことができます。

 

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3月15日にニューバランス国内初のランニングコンセプトストア「ニューバランス Run Hub代々木公園」をオープン!

ニューバランスジャパンが、3月15日に代々木公園C地区に国内初となるランニングのコンセプトストア「ニューバランスRun Hub 代々木公園」をオープン!

 

ニューバランスRun Hub 代々木公園は、東京のランニングシーンを肌で感じながら、様々なランナーと交流することができる新たなオフィシャルストアです。ニューバランス最新のランニングシューズやアパレル、限定ランニングアイテムなど充実したラインナップを取りそろえ、ニューバランスならではの店頭サービスである3Dスキャンによる足の計測、フィッティングサービスはもちろん、シューフィッター、ニューバランスの社内資格を取得したランニングスペシャリストをはじめとするスタッフがランニングを楽しむユーザーをサポートします。

 

ランニングコミュニティとのつながりを強化し、ランナーやコミュニティをつなげるハブスポットとしてのカフェも常設し、ランニングやフィットネスなど店舗内外で定期的にイベントも開催。ランニングや体を動かすことを通じて、ユーザーのライフスタイルをより充実させるさまざまな体験を提供します。

 

ニューバランスRun Hub代々木公園では、ランニングコンセプトストアならではのユニークな商品を展開します。ランニングに特化したアイテムを中心に取り揃え、新商品の発売に合わせて、海外や国内のマラソン大会の限定アイテムなども取りそろえます。

 

■店舗情報

ニューバランスRun Hub代々木公園(New Balance Run Hub Yoyogi Park)

住所:東京都渋谷区神南1丁目1番12階

営業時間:11:00~19:00

※イベント、季節により変更あり。以下はオープニングイベントのため営業時間が変更となります。

3/15(土)13:00~19:00
3/17(月)13:00~19:00
3/23(日)9:00~19:00

 

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最速昇進の大関誕生で大相撲が盛り上がり中! ビギナーも楽しめる相撲の基本と観戦ポイント

昭和以降、最速で大関昇進を果たした大の里(おおのさと)の活躍により、チケットの完売が続いている大相撲。2023年には、大相撲を舞台にしたNetflixドラマ『サンクチュアリ-聖域』がヒットし、これまで相撲に関心のなかった若い世代の間でも人気が高まっています。さらに、2025年は日本相撲協会の設立100周年にもあたり、大相撲界隈のますますの盛り上がりが予想されます。

 

そこで今回は、テレビ番組「NHK午後LIVEニュースーン」の「SOON相撲部」をはじめ、雑誌や民放のテレビ番組にて活動中のフリーアナウンサー・赤井麻衣子さんに、相撲初心者が知っておきたい歴史やルールといった基本から取組を楽しむコツまで、たっぷりと教えていただきました。

 

相撲の歴史は1500年以上!
『古事記』『日本書紀』まで遡る

まず、相撲の歴史を簡単に振り返ってみましょう。

 

相撲の起源は『古事記』(712年)にある力くらべの神話や、『日本書紀』(720年)にある天覧(てんらん)勝負の伝説だと言われています。奈良・平安時代にかけて、相撲はその年の豊作を占う儀式として毎年開催され、宮廷行事として定着していきました」(フリーアナウンサー・赤井麻衣子さん、以下同)

↑『日本書紀』にある宿禰(すくね)と蹶速(けはや)の天覧勝負

 

鎌倉時代から戦国時代にかけては、武士の戦闘訓練として盛んに行われました。相撲好きで知られる織田信長は、将軍たちお抱えの力士たちに試合をさせ、その闘いぶりを楽しんでいたようです。
江戸時代に入ると、神社仏閣の建築修復資金調達などのため『勧進相撲(かんじんずもう)』が全国で行われるように。その後、定期的に相撲が興行されるようになり、これが今日の大相撲の原型となりました。大相撲は歌舞伎と並び、一般庶民の娯楽として広く親しまれるようになったのです」

 

ずばり、相撲の魅力は?
伝統と技が生み出す大相撲の奥深さ

大相撲のどのようなところが、人々を夢中にさせるのでしょうか。

 

「魅力の1つは、2ヵ月ごとに発表される力士の強さのランキング『番付(ばんづけ)』を通して、力士の成長を見守ることができる点です。相撲界では、推しの力士のことを“ご贔屓(ひいき)力士”と呼びますが、ご贔屓力士が番付を上げたり下げたりする様子に一喜一憂しながら応援するのが醍醐味です」

↑伝統的な番付表は、両国国技館にて1部50円で販売。番付は、日本相撲協会の公式サイトでも確認できます

 

「2つ目は、江戸時代と変わらない力士の髪型や装い、大相撲のしきたりなどが、現代の風景に突如として現れる新鮮さです。
時代劇でお馴染みの丁髷(ちょんまげ)や大銀杏(おおいちょう)と呼ばれる髪型に結い上げた力士が目の前に現れるのは、非日常的で刺激があります。また、両国国技館(*1)を訪れると、まるで江戸時代の情景をそのまま切り取ったかのような、現代では味わえない独特の雰囲気を楽しむことができます」

*1:東京にある日本相撲協会所有の相撲興行施設。

↑初場所のため両国国技館へ向かう関取。髪は大銀杏に結い上げています

 

「3つ目は、力士同士の試合、すなわち『取組(とりくみ)』です。巨体からくり出される豪快でありながらも繊細な技の数々に、魅了されること間違いなし! 取組こそ相撲の本質なので、少しずつ技なども覚えていってください」

 

「本場所」と「巡業」の違いは
大相撲の年間スケジュール

大相撲には「本場所」と「巡業」の主に2種類の興行があります。

 

・本場所

本場所は年6回、奇数月の第2日曜日から第4日曜日までの15日間にわたって開催される興行のこと。本場所での成績が番付に影響するため、力士は本気モードです!」

 

・巡業

巡業は年4回、本場所が開催されていない4月、8月、10月、12月に地方を巡る興行のこと。相撲の普及や、地方のファンに大相撲の魅力を伝えるのが目的です。巡業スケジュールは、日本相撲協会の公式サイトに随時更新されるのでチェックしてみてください」

↑巡業で行われるイベント「相撲甚句(すもうじんく)」。地方巡業などで力士が披露する七五調の囃子歌のことで、力士の抜群の歌声が楽しめます。(写真提供=赤井麻衣子)

 

「巡業当日は、朝稽古から始まり、観客は普段なかなか見ることができない稽古の様子を楽しむことができます。稽古の合間には、タイミングを見計らって力士たちに話しかけたり、握手やサイン、写真撮影をお願いすることもできます。力士との距離の近さこそ、巡業の魅力といえるでしょう。
稽古が終わると、取組を見ることができます。また、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する『初切(しょっきり)』は、巡業のなかでも観客を大いに笑わせる人気イベントです。その他、力士の歌声が聞ける『相撲甚句』や、『髪結(かみゆい)』の実演なども開催されます」

 

力士のランキング「番付」
昇進・降格の基準は?

横綱や大関が強いというのは知っていても、他の番付について知らないという人は多いかもしれません。ここでは、大相撲に欠かせない番付について解説します。

 

・横綱(よこづな)

「まず、番付の上位から見ていきましょう。最強の称号は横綱です。ひとたび横綱になると、引退するまでその地位から降りることはできません。相撲界を引っ張っていく象徴として、品格と力量が求められます。現在、約600人の力士がいますが、全員が横綱をめざして日々精進しています」

 

・大関(おおぜき)、関脇(せきわけ)、小結(こむすび)

横綱に次ぐ3つの階級を『三役(さんやく)』と呼びます。横綱と異なり、成績不振が続けば降格もあります。横綱に昇進するには、大関となり、二場所連続優勝またはそれに準ずる成績を収める必要があります」

 

・前頭(まえがしら)

横綱、三役、前頭を合わせて『幕内(まくのうち)』と呼びます。前頭のなかで最も強い力士は『前頭筆頭』と呼ばれ、その後、東の2枚目、西の2枚目、東の3枚目……という具合に番付がつきます。東の力士のほうが、西の力士よりわずかに強いという意味です」

 

・十両(じゅうりょう)

力士は十両に昇進することで初めて一人前と認められ、この階級から「関取(せきとり)」と呼ばれるようになります。十両になると、本場所では15日連続で取組が行われるようになり、毎月の給料も大幅にアップ。髷(まげ)で大銀杏を結うことが許され、まわしや着物、身につけるものも別格。待遇が大きく異なります。
このような理由から、力士たちはまず十両をめざしますが、昇進できるのは全体のわずか約10%と狭き門になっています」

 

・幕下(まくした)、三段目、序二段(じょにだん)、序ノ口

幕下以下、4階級に属する力士たちは『力士養成員』や『若い衆』などと呼ばれます。幕下以下の力士は、本場所の15日間のうち7日間で取組を行い、稽古だけでなく関取の『付け人』として身の回りの世話をします。そのなかで、関取の振る舞いなどを学ぶのです」

 

番付の昇進・降格はどのように決まるのでしょうか。

 

「1つの目安となるのが『勝ち越し』と『負け越し』です。関取の場合、本場所では15日間の取組があるので、8勝以上で勝ち越し、7勝以下で負け越しとなります。勝ち越せば昇進し、負け越せば降格の可能性が高まるため、ここを基準に応援するといいでしょう」

 

戦術の基本スタイルは大別して2つ
「押し相撲」vs「四つ相撲」

ここでは、実際の取組を楽しむための基本的なルールや戦術について解説します。

 

・勝敗を決するのは?

「取組のルールは非常にシンプルで、『足の裏以外が土俵に付いたら負け』『土俵の外に出たら負け』となります」

 

・相撲の戦術は?

「力士の戦術は、まわし(*2)を取る『四つ相撲』か、まわしを取らない『押し相撲』の2種類に大きく分けられます。
四つ相撲は、相手のまわしを取り、組み合った状態から攻撃するスタイルです。一方、押し相撲は、相手から離れて相撲を取り、激しく体当たりしたり、突き押しで攻撃します。
四つ相撲の力士がまわしを取れば一気に勝ちに近づくため、押し相撲の力士はまわしを取らせないように技を出してきます」

*2:まわしは、力士が着用しているふんどし。

↑まわしをがっしり掴んで組み合う「四つ相撲」 (写真提供=Carlos Alarcon)

 

↑相手のまわしを取らずに闘う「押し相撲」 (写真提供=Carlos Alarcon)

 

「どちらのスタイルが得意な力士か、知っておくだけでも、相撲観戦はグッと面白くなります! 日本相撲協会の公式サイトでは、力士データとして各関取の得意技を紹介しているので、ぜひ参考にしてください」

 

個性あふれる力士たちの
戦術とストーリーに注目!

大相撲では、力士たちの闘いぶりだけでなく、彼らのストーリーにも注目が集まります。ここでは、2025年の初場所で注目したい横綱と大関3人をそれぞれのストーリーと共にご紹介します。

 

史上最高の復活劇! 第73代横綱・照ノ富士(てるのふじ)

↑横綱・照ノ富士 (出典=Wikicommons)

 

横綱らしい力強さが魅力の照ノ富士。四つ相撲を得意としており、相手を抱えて土俵の外へ出してしまう圧倒的なパワーは、相撲を初めて観る人にも感じてもらえると思います。
照ノ富士の横綱への道のりは壮絶で、順調に大関の番付まで上り詰めたものの、両膝の大怪我や糖尿病で2017年に大関から陥落。2018年には、なんと下から二番目に低い階級である序二段まで陥落してしまいます。一時は引退を決意するほどでしたが、それでも諦めず、2019年には幕内に復帰、2020年には大関に再び昇進。そして2021年、史上初の序二段陥落からの横綱昇進を果たすのです」

 

相撲界のサラブレッド! 大関・琴櫻(ことざくら)

↑2024年夏場所の大関・琴櫻 (写真提供=赤井麻衣子)

 

「琴櫻は、四つ相撲も押し相撲もこなす器用な大関。第53代横綱・琴櫻(ことざくら)を祖父に、元関脇・琴ノ若である現・佐渡ヶ嶽(さどがだけ)親方を父に持つ、相撲界のサラブレッドとして知られています。祖父が『大関になったら琴櫻の名前をあげよう』と約束していたため、大関昇進後にその名を継承しました。
2024年の十一月場所では優勝しており、2025年の初場所で優勝すれば横綱に昇進する可能性があります。憧れの祖父に並べるかが見どころです!」

 

ダイナミックな技で観客を魅了! 大関・豊昇龍(ほうしょうりゅう)

↑大関・豊昇龍 (写真提供=赤井麻衣子)

 

「豊昇龍は足腰が強く、自分の足を相手の足に掛けて倒したり、相手をぶん投げたりする大技を得意としています。また、第68代横綱・朝青龍の甥としても知られており、にらみを利かせた表情など、朝青龍にそっくりです。
2024年十一月場所では、優勝争いで琴櫻に敗れていますが、2025年初場所で優勝すれば、横綱に昇進する可能性は十分あります。初場所の活躍に注目です」

 

記録ずくめのスター! 大関・大の里(おおのさと)

↑2024年夏場所の大の里。この場所で史上最速の初優勝を果たしました。 (写真提供=赤井麻衣子)

 

「史上最速で大関に昇進した大の里は、“相撲界の大谷翔平”とも称されるゴールデンルーキー。学生横綱と2年連続のアマチュア横綱に輝いた実力は群を抜いており、その経歴から『幕下10枚目格付け出し』という資格を得て、序ノ口、序二段、三段目をすっ飛ばし2023年夏場所に幕下で大相撲デビューを果たしました。
2023年秋場所には十両に昇進し、2024年初場所で新入幕(幕内に昇進すること)を果たします。そして2024年夏場所では、初土俵からわずか7場所で初優勝を飾る快挙を達成しました。こうした成績が高く評価され、同年十一月場所を前に、大関への昇進が決定。
出世があまりにも早く、髪の長さが追い付かないため、“大銀杏を結えない大関”という歴史的にも貴重な存在となっています」

 

焼き鳥、ちゃんこ、ガチャガチャまで!?
会場観戦の楽しみ方

(写真提供=Carlos Alarcon)

 

「相撲を楽しむなら、ぜひ一度は会場に足を運んでみてください」と赤井さん。会場観戦の楽しみ方も教えていただきました。

 

「まず座席の選び方ですが、初心者の方にはぜひ『枡席(ますせき)』という伝統的な観客席での観戦を体験してほしいと思います。会場は、力士を応援する歓声、行司(ぎょうじ)(*3)の“はっきよい”の掛け声、拍子木(ひょうしぎ)(*4)の甲高い響き、そして肉体がぶつかり合う音が混ざり合い、非常に活気に満ちています。
さらに、力士の整髪料である“びんづけ油”の甘い香りも漂います。観客席では飲食ができるので、食べて飲んで、音も香りも、五感のすべてで楽しむことができるのが会場観戦の魅力といえるでしょう」

 

*3:行司は、取組の進行と勝負の判定を決する人。「はっきよい」は「発気揚々」が詰まったもので、気分を高めて全力で勝負しようという意味がある。
*4:拍子木は、2つを打ち合わせて音を鳴らす木。

 

↑国技館の地下で焼鳥が焼かれているのは有名な話。ビールのお供にぜひ!

 

「“相撲の聖地”として親しまれる両国国技館は、特に見どころの多い会場。
たとえば、グッズエリアが充実しており、最近ではカプセル玩具の販売機『大相撲ガチャ』が人気で、『お相撲さんのフェイスヘアピン』などの限定アイテムも多数。さらに、親方自らグッズを販売する『親方売店』が出店されており、会計時に話しかけてみると親切に応対してもらえます」

↑国技館の地下で焼鳥が焼かれているのは有名な話。ビールのお供にぜひ!

 

「食べ物の選択肢も豊富で、国技館の地下で製造されている名物の焼鳥はおみやげにもぴったり。地下大広間ではちゃんこ鍋も食べられるなど、1日中いても飽きることはありません!」

 

“ご贔屓力士”を探すならYouTubeが熱い!
相撲がもっと好きになるメディア

会場に行けなくても、テレビやウェブメディアを通じて相撲の世界を楽しむことができます。

 

「本場所が始まると、NHK BSでは午後1時から、総合テレビでは午後3時から毎日放送されます。テレビ放送では、解説者が力士の得意技やエピソード、対戦相手同士の因縁などを詳しく解説してくれるため、力士について知りたい人や技を学びたい人にとって、わかりやすい内容となっています」

↑二子山部屋のYouTubeチャンネル

 

また、ご贔屓力士を探したいなら、YouTubeを活用するのもおすすめです。

 

「最近は、日本相撲協会がYouTubeに力を入れており、巡業の記録、相撲グルメ、<大相撲ファン感謝祭>での『のど自慢大会』なども視聴でき、土俵の外でリラックスした力士たちの新鮮な姿を発見できます。
各相撲部屋も続々とYouTubeチャンネルを開設しており、なかでも二子山部屋のチャンネルは、登録者数約40万人を誇る人気コンテンツとなっています」

 

20年ぶりの海外巡業が決定
2025年も大相撲から目が離せない!

最後に、2025年の注目ポイントを教えてください。

 

大関3人の活躍に注目が集まる初場所。横綱昇進をめざす琴櫻と豊昇龍の優勝争いに、史上最速で大関昇進を果たした大の里が割り込むのか。そんな彼らの前に横綱・照ノ富士が立ちはだかるのか。デッドヒートな展開になることが期待されます。
さらに、2025年10月には20年ぶりとなる海外巡業がロンドンで開催されます。由緒あるロイヤル・アルバート・ホールでの公演は、日本の伝統文化を世界に発信する絶好の機会となりそうです。詳細の発表が待ち遠しいですね。
力士たちの真剣勝負を目の当たりにすると、自分も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。この冬、大相撲の世界に足を踏み入れ、日本文化の奥深さと力士たちの熱い闘志をぜひ体感してみてください!」

 

2025年の初場所は1月12日から。会場チケットは完売しているが、テレビでもリアルタイムの観戦が可能です。ぜひ本記事を参考に、今年、大相撲デビューをしてみてはいかがでしょうか。

 

Profile

フリーアナウンサー・ディレクター / 赤井麻衣子

大阪市出身。NHKキャスターとして大津放送局、静岡放送局に勤務。大相撲ファン。2023年までNHKニュース番組の人気コーナー「シブ5時相撲部」「ゆう5時相撲部」のディレクター、フリーアナウンサーとして担当。現在は「NHK午後LIVEニュースーン」の「SOON相撲部」副部長として出演の他、民放のニュース番組や雑誌、イベント、相撲部屋の司会など主に大相撲取材・監修・出演者として活動中。

X:@maikoakai

 

アディダス「SUPERNOVA」シリーズ刷新! 初心者からベテランまで、自分に合うランニングシューズを選べる

アディダス ジャパンは1月17日、ランニングシリーズ「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」シリーズの新モデルを一斉に発表しました。同日から順次販売開始予定です。

 

記事のポイント

エントリー向けから軽量モデルまで、幅広いラインナップを揃えるSUPERNOVAシリーズの最新世代が登場しました。いずれも普段使いに適したバランスで快適性やクッション性が整えられているため、毎日のランニングを楽しみたいランナーにおすすめです。

 

SUPERNOVAシリーズは、日常のランニングを心地よく楽しむのに適する「走り心地」に注目したシューズ。

 

定番モデル「SUPERNOVA RISE 2(スーパーノヴァ ライズ 2)」、安定性に特化した「SUPERNOVA SOLUTION 2(スーパーノヴァ ソリューション 2)」、クッション性と安定性のバランスがとれたエントリーモデル「SUPERNOVA STRIDE 2(スーパーノヴァ ストライド 2)」、軽量モデル「SUPERNOVA COMFORTGLIDE(スーパーノヴァ コンフォートグライド)」など、計4モデルが一斉にアップデートされました。

↑SUPERNOVA RISE 2

 

↑SUPERNOVA SOLUTION 2

 

↑SUPERNOVA STRIDE 2

 

↑SUPERNOVA COMFORTGLIDE

 

いずれも前モデルの方向性を継承しつつ、アッパー、ミッドソール、アウトソールといった各部の機能性を向上させているのが特徴です。

 

たとえば「SUPERNOVA RISE 2」は、アッパーのサンドイッチメッシュ素材の構造を刷新し、通気性とフィット感を向上させることで柔らかな足当たりを実現。厚みを増したヒールクッションや、履き口周りのパーツへのソフトな素材を採用することなどにより快適性を向上させているほか、ミッドソールには新たに開発されたフォーム素材「DREAMSTRIKE+」を使用しています。

 

価格は「SUPERNOVA RISE 2」が1万5400円(税込)、「SUPERNOVA SOLUTION 2」が1万5400円(税込)、「SUPERNOVA STRIDE 2」が1万3200円(税込)、「SUPERNOVA COMFORTGLIDE」が1万4300円(税込)です。

 

アディダス
SUPERNOVA RISE 2
市場想定価格:1万5400円(税込)

アディダスから、エントリーランナー向けランニングシューズ登場! 「ADIZERO DURAMO SPEED 2」

エービーシー・マートは、アディダスのランニングシリーズ「ADIZERO(アディゼロ)」の新モデル「ADIZERO DURAMO SPEED(アディゼロ デュラモ スピード) 2」を全国のABC-MART、ABC-MART公式オンラインストアで1月9日に販売開始しました。

記事のポイント

お正月明けということもあって、「今年こそランニングを習慣化したい……」なんて人は多いのでは。「ADIZERO DURAMO SPEED」シリーズは、そんな人におすすめの鉄板エントリー向けランニングシューズ。今回の最新モデルでは各部の機能性をアップデートし、柔軟性や通気性が向上しているそうです。

 

快適な履き心地でランナーの足をサポートするなど、エントリーランナーにおすすめのランニングシューズ「ADIZERO DURAMO SPEED」シリーズの新作。前モデルから、アッパー、ミッドソール、アウトソールなどの機能性をアップデートしています。

 

アッパーには、軽量で柔軟性の高いエンジニアード・メッシュを採用し、通気性とサポート性を向上。ミッドソールには、フルレングスのLIGHT STRIKE(ライトストライク)ミッドソールを採用し、前モデルよりも更に高い柔軟性を持ちながら、優れたクッション性を実現しました。加えて、軽量で優れた耐久性を持つアウトソールが、さまざまな路面環境でも安定した走行を実現するとしています。

↑「ADIZERO DURAMO SPEED 2M」

 

男性向けの「ADIZERO DURAMO SPEED 2M」は、24.5~29cm(0.5cm刻み)、30cmモデルを用意。カラーはFTWR/CORE/LUCI、CORE/FTWR/GREY、CORE/LUCI/TEAMの3パターン展開で、価格はいずれも9900円。

↑「ADIZERO DURAMO SPEED 2W」

 

女性向けの「ADIZERO DURAMO SPEED 2W」は、22.5~25cm(0.5cm刻み)モデルを用意。カラーはCRYS/ZERO/HI-R、CORE/FLAS/LUCIの2パターン展開で、価格はいずれも9900円です。

 

アディダス
ADIZERO DURAMO SPEED 2
市場想定価格:9900円(税込)

「ビギナーはハイテクを選んではダメ」ランシュー初心者が知るべき4つの条件とオススメモデルをプロが伝授!

箱根駅伝やニューイヤー駅伝の影響もあり、巷でもハイテクランニングシューズは話題となっているが、これから走り始めようとしているランニング初心者はそういったシューズを選ぶべきではない。本稿ではランニング初心者が選ぶべきシューズを5モデル紹介する。

 

ビギナーが選ぶべきシューズの特徴とは?

1.着地衝撃吸収性に優れていること

歩行時の脚部にかかる衝撃は体重の1.2~1.5倍程度なのに対し、ランニング時のそれは体重の3倍程度といわれている。それだけに脚力の充分でないランニング初心者が選ぶべきシューズは着地衝撃吸収性、すなわち優れたクッション性を持っていることが不可欠。

 

2.安定性に優れていること

上級者向けシューズは着地してから素早く蹴り出せるように、安定性はそれほど重視しされていない。その点、初心者は着地にぐらつきが感あるとケガや故障の原因となるので、安定性に優れたシューズを選びたい。

 

3.足にフィットしたシューズを選ぶこと

幅が広い、甲が高い、踵が狭いなど、人間の足の形状は千差万別。それだけに足とシューズのフィットはとても重要なので、購入するときは必ず試し履きをしたほうがいい。一部のモデルは足長だけでなく、ワイドタイプなどできるので適したものを選ぼう。

 

4.適度な反発性があること

ランニング初心者にとって最も重要なのは脚部の保護性能だが、それだけを重視したシューズで走っていると、ランニングの楽しさを感じられないのも事実。保護性能にプラスして適度な反発性能も備えたシューズのほうがモチベーションをキープできる。

 

ビギナーが履くべきシューズはコレ!

【その1】トータルバランスに優れたお買い得な1足

アディダス

スーパーノヴァ ライズ

1万5400円(税込)

日本のランニングシーンにおいて、アディダスのランニングシューズで真っ先に想起されるのは「アディゼロ」シリーズで間違いないであろう。一方で初心者にとってアディゼロシリーズはハイスペック過ぎるところもあったが、「スーパーノヴァ ライズ」は、クッション性、安定性、反発性の絶妙なハーモニーにより、ビギナーから中級のランナーまであらゆるレベルのランナーに対応してくれる。

 

ミッドソールには、新フォーム素材のDREAMSTRIKE+(ドリームストライクプラス)を採用。これはアディダスのハイパフォーマンスシューズに採用されているLIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)にインスパイアされ、さらなるアップデートを施して開発された素材で、より効率的に着地衝撃を緩和できるようになった。加えて、アウトソールにEVA素材の「サポート ロッド システム」を組み込んでいるのも大きな特徴。これはランニング中の足の動きから着想されたテクノロジーで、高いサポート性と着地から蹴りだしまでのスムーズな体重移動を絶妙に両立している。

 

個人的にもアディダスのスーパーノヴァ ライズは2024年に最も履いた回数の多いランニングシューズのひとつ。トータルバランスに優れた1足なので、何度履いて走っても飽きがこなかった。1万5400円(税込)というリーズナブルなプライスもうれしい。

 

【その2】前作譲りの優れた走行性能に安定性をプラス

ニューバランス

フレッシュフォーム エックス 1080 v14

1万9800円(税込)

ニューバランスの1080シリーズは、初代モデルが2011年に登場して以来、同ブランドを代表するランニングシューズのひとつとなった。着地時に脚が極端に内側に倒れ込むことのないニュートラルランナーに向くモデル。前作「フレッシュフォーム エックス 1080 v13」は、柔らかいミッドソールを採用することにより、フワフワした走行感で大ヒットした。

 

大ヒット映画の続編が期待外れに終わることも少なくないが、今作はどうなのか……? 「フレッシュフォーム エックス 1080 v14」は、そんな不安を払拭するような完成度。単一フォームに凸凹のハニカム構造を融合させ、フレッシュフォームのミッドソールの硬度が上がったことで、特に着地安定性が大幅にアップ。前作はミッドソールの柔軟性を強調するために、中級以上のランナーからは「もう少し安定性があれば……」という声も聞かれたが、カチっとした着地安定性を提供することに成功しており、実際に履いたシリアスランナーからの評価も高い。ビギナーで特にクッション性と安定性を求めるランナーには特にオススメしたい1足だ。

 

【その3】昔ながらのベーシックな走り心地が嬉しい

ブルックス

ゴースト16

1万7600円(税込)

各ブランドがランナーを効率よく、楽に走らせるための機能競争をエスカレートさせることにより「最近のランニングシューズは目新しい機能を付けすぎて自分の足で走っている気がしない!」という声を聞くようになった。そのような状況で、いい意味で昔ながらの走り心地をキープしているのが、ブルックスの「ゴースト16」だ。ゴーストは、ブルックスというブランドのみならず、ランニングシューズ業界全体でもベストセラーの一角を占めるほどの人気シリーズ。あらゆるレベル、様々なタイプのランナーに対応してくれる汎用性の高さでも知られている。

 

第16弾となる今作は、ミッドソール素材に液化窒素ガスを混ぜ、臨界発泡させて成型したミッドソール素材「DNALOFT v3」を採用。これまでの同シリーズよりもソフトな走行感にアップデートされているほか、同シリーズ特有のバランスの取れた走り心地はしっかりとキープされている。一方、ミッドソールの硬度は柔らかくなったが、無駄な沈み込みはないので、安定性はしっかりと確保。最近トレンドのフワフワとした感触のシューズもいいが、初心者には走りの基本を習得しやすいゴースト16のようなトラディショナルなモデルもオススメだ。

 

【その4】シーズン毎に機能性アップを続けるロングセラー

ミズノ

ウエーブライダー28

1万6500円(税込)

ランニングシューズ業界でも屈指のロングセラーとなっているのが、ミズノのウエーブライダー。第28弾モデルは、ミッドソールをボリュームアップかつ硬度を柔らかくすることで、クッション性を強調した走り心地となっている。ミッドソールはMIZUNO ENERZYとMIZUNO ENERZY NXTを組み合わせることで、前作より反発性が15%、クッション性を20%向上させることに成功。それでいてウエーブプレートがミッドソールに内蔵されていることで、走行安定性も疎かになっていない。

 

以前からウエーブライダーを履いてきたランナーからすると、「ウエーブライダーなのに随分とボリューミーになったなぁ……」と思うかもしれないが、ウエーブライダーらしさはしっかりとキープしている。軽量性を追求することで「一昔前のランニングシューズと比較すると、どのブランドのシューズもアウトソールやミッドソールの耐久性が落ちたのでは⁉︎」という声を聞くことも増えたが、このウエーブライダー28の耐久性は心配なし。そういった意味では1足のシューズで、できる限り長い期間走りたいというランナーにも最適なセレクトとなるだろう。

 

【その5】長い距離を楽に走りたいランナーに最適

ヨネックス

カーボンクルーズXR

1万9800円(税込)

ヨネックスといえばバドミントンやテニスのイメージが強く、「ランニングシューズを展開しているの⁉︎」と驚く人も少なくないだろう。しかしながら、最近リリースされたプロダクトは、多くのランナーから支持され、その走行性能が評価されている。

 

今秋リリースされた「カーボンクルーズXR」もそのひとつ。ミッドソールにヨネックス独自開発の衝撃吸収反発素材「パワークッション プラス」を内蔵。ミッドソールの厚さが40mm以上という厚底クッション設計により、高い保護性能を実現するとともに、フラット形状のカーボンプレート「3Dパワーカーボン」を組み合わせ、筋肉負担軽減と優れた走行安定性を実現している。超厚底ながら安定性もしっかり確保しており、クッションによる高反発を好み、デイリーランやフルマラソンを思い切りエンジョイしたいというランナーに最適な1足。その快適な走行感により、ランナーに「いつまでも走っていられる!」と思わせるプロダクトとなっている。

 

ラケットスポーツで培ったカーボン加工技術をランニングシューズにも応用したカーボンクルーズ XR。初心者のランニングを、より一層楽しいものとしてくれるのは間違いない。

 

 

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今年は攻めたな! 駅伝選手が「毎年楽しみ」と語るナイキ「EKIDEN PACK」の新作が炎をまとって登場

ナイキは、駅伝からインスピレーションを得たデザインの「EKIDEN PACK」コレクションのシューズ4種を発表。10年以上続く本コレクションとなる新作は、駅伝が誕生して間もない頃のストーリーをインスピレーションした“炎”のデザインを採用した斬新なデザインとなっています。また、発表会では現役の駅伝ランナーによるトークセッションも行われました。

 

選手を照らした“伝説の炎”が再び足元に

毎年1月2・3日に行われる“正月の風物詩”箱根駅伝。第1回大会は大正9年(1920年)、1月ではなく、2月14日と15日の2日間で行なわれました。往路がスタートしたのは午後1時だったため、途中ですっかり日は暮れ、小田原中学徒歩部の生徒が松明(たいまつ)を持って、各ランナーを伴走しました。その松明の炎からインスピレーションを得たファイヤーパターンのグラフィックが、今回のEKIDEN PACKでは取り入れられています。

 

今回登場したEKIDEN PACKは「アルファフライ3」「ヴェイパーフライ3」「ズームフライ6」「ライバルフライ4」の4モデル。レース本番用から日々のトレーニング用まで、幅広いレベルのランナーの要望に応え、サポートできるラインナップになっています。

↑「それぞれのデザインのディテールと、アップデートされた『ズームフライ』と『ライバルフライ』は少し深めにお話します」と登壇したナイキジャパンの太田氏

 

「炎のデザインは、2002年に発売された『エア ストリーク スペクトラム プラス』にも取り入れられたものになります。日本の駅伝ランナーの意見を聞いてデザインされ、長く続くストリーク シリーズの一足ですけれど、ナイキのなかでも伝説的なモデルとして知られている一足でもあります」(太田氏)

 

ランニングの常識を変えた「アルファフライ」

アルファフライ3は今回の「EKIDEN PACK」最大の特徴であるファイヤーパターンをアッパーに纏います。ミッドソールにも、炎をイメージしたグラデーションが採用されているのがポイントです。

↑「ナイキ アルファフライ 3 プレミアム」3万9655円(税込)。ランニングの常識を変えた「アルファフライ」モデルを引き継ぎ、デザインを変更

 

また、シュータン部分には、エア ストリーク スペクトラム プラスでも採用されていた漢字で“戦(いくさ)”、戦うという文字が入る、日本由来のストーリーが色濃く反映されたデザインとなっています。ヒール部分にも、左足に“駅”、右足に“伝”と、それぞれ駅伝の文字が施されています。

↑左足のヒール部分には“駅”。シュータンには“戦”の文字が施されている

 

さまざまな歴史を打ち立ててきた「ヴェイパーフライ」

ヴェイパーフライ3も、ファイヤーパターングラフィックとミッドソールのグラデーションパターンのデザインがインパクト大。インソールも同様に、中敷にはブランディングとファイヤーパターンが施されています。

↑「ナイキ ヴェイパーフライ 3」3万7730円(税込)

 

シューズ自体の特徴としては、シュータンに配した軽いパッドが、シューレースによる足の甲の圧迫感を軽減しています。また、アウトソールの薄型ラバーを改良し、耐久性を損なうことなく素材使用量を削減し、厚みを抑えて軽量化。足裏のZoomXフォームはミリ単位で増量し、より滑らかな体重移動を実現させたランニングシューズになっています。

↑ヒールには「アルファフライ3」と同様に“駅伝”の文字

 

より軽く、より速く進化した「ズームフライ6」

ズームフライ6はナイキ最高のクッショニングのテクノロジーと、カーボンプレートのイノベーションを盛り込み、ランナーの練習の質の向上や自己ベスト達成をサポート。トレーニングからレーシングまで幅広く使えるハイブリッドなシューズとして、タフなロングランやテンポ走といったレースに向けた練習から、レース本番まで幅広く対応します。

↑「ナイキ ズームフライ 6 プレミアム」1万9800円(税込)。トレーニングだけでなく、レース当日にも対応する

 

また、「ズームフライ5」と同じズームXフォームとキャリアフォームの2層構造ながら、キャリアフォームが覆うように全体をカバーする上下の2層構造に変更。これによりズームXフォームの割合を増やし、キャリアフォームの割合は少し減らして、より軽量化を実現するとともに反発性の向上も実現しました。

 

さらに、ズームフライ6では、よりレースに近いライド感を出すためにヴェイパーフライ3と同じ形状のプレートを使用。スーパートレーナーとして適した硬さにプレートが調整されています。また、ヴェイパーフライ3と同じ形状のカーボンプレートですが、トレーニングでも快適に使えるように高さが調整されたプレートが採用されています。

 

ランナーがレースシューズに求める要素とトレーニング用のシューズに求める要素、それぞれを最大限に掛け合わせることが重要ということから、アッパーは軽さを保ちながらも長時間履いても快適で柔らかい素材のアッパーを採用しました。

↑2層構造のメッシュを採用し、通気性と耐久性を損なうことなく、靴下のような快適さも提供

 

部活生のためにアップデートした「ライバルフライ4」

最新のライバルフライ4は、前足部にZoom Airを搭載することで鋭い蹴り出しと安定した反発力を実現し、クシュロン 3.0フォームも前バージョンより柔軟性と反発性が向上。Zoom Airはナイキ独自のエアーテクノロジーで、エアと繊維が中に入ったエアバッグに上から圧力がかかることで、この中の繊維がたわみ、そして元に戻る力を活用して優れた反発力を生み出します。他の高反発なミッドソールのフォーム素材と違って、非常に長持ちし、薄くて接地感があるのも特徴です。

↑「ナイキ ライバルフライ 4 」1万1550円(税込)。イノベーションと価格の観点から部活生に人気のシリーズ

 

今までのライバルフライシリーズは、アルファフライやヴェイパーフライのような最速のレーシングモデルとは、デザインの印象が異なるモデルでした。しかし、今回のライバルフライ4では、より最速のレーシングシューズを彷彿させるような速さが感じられるデザインに仕上げられています。

↑中足部に搭載された丈夫なプラスチックパーツにより、前モデルよりも素早く反発力のある体重移動が可能に

 

シューズへの思い、駅伝への思い

発表会の後には、現役の駅伝ランナーによるトークショーが始まり、東洋大学の石田洸介選手、東海大学の兵藤ジュダ選手、中央大学の柴田大地選手、駒澤大学の桑田駿介選手が登壇。最新のEKIDEN PACKの印象や今後の意気込みを語ってくれました。

↑右から、駒澤大学の桑田選手、中央大学の柴田選手、東海大学の兵藤選手、東洋大学の石田選手

 

――最新の「EKIDEN PACK」の印象は?

「毎年シューズのデザインが楽しみで、このシューズを履いて早く走りたいです」石田選手

「炎を基調としたデザインが非常にモチベーションも上がりそう」兵藤選手

「特別なシリーズなので、頑張ろうっていう気持ちのモチベーションになります」柴田選手

「今年は今までいない奇抜なデザインで、すごいやる気を出させてくれます」桑田選手

 

駅伝とともに風物詩となっているナイキのEKIDEN PACK。彼らは新春にどんな走りを見せてくれるのか、そのときにはシューズにも注目してみましょう。そして、彼らの炎のような燃える思いが共有できるEKIDEN PACKのシューズで履いて走れば、ランをより楽しむことができるかもしれません。

 

 

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競馬を引退した後はどうなる?競走馬の余生とセカンドキャリア

近年、性別や年齢問わず幅広い層から人気を集める競馬。G1と呼ばれる大きなレースで活躍する競走馬に脚光が当たる一方で、怪我をしてしまったり、結果を出せなかったりして、引退する競走馬もいます。そうした引退競走馬たちのセカンドキャリアを支えるためには、費用面や活用機会の創出などの課題も存在しています。そこで、引退競走馬の保護・支援事業を幅広く展開する、株式会社TCC Japan 代表取締役の山本 高之さんに、引退競走馬を取り巻く状況や、私たちにできる支援の形についてお話を伺いました。

 

 

毎年約5000頭の競走馬が引退する現実

 

日本各地の競馬場で年間を通して競馬が行われていることもあり、毎年多くの競走馬が誕生しています。日本中央競馬会によると、2023年度の生産頭数実績は7796頭と公表されています。その中でも、レースで活躍できる競走馬はごくわずかで、その多くは結果を残せずに引退してしまうと言います。実際、毎年どれくらいの競走馬が引退していくのでしょうか?

 

「毎年変動はあるものの、引退する競走馬の頭数としては、日本中央競馬会に在籍する競走馬だけでも約5000頭にもなると言われています
引退の理由は競走馬によってさまざまです。大きなレースで優勝するような牡馬(ぼば、オスの競走馬のこと)は、価値のある血統を後世に残すべく、父親として繁殖入りするために引退するケースがあります。そして、牝馬(ひんば、メスの競走馬のこと)も母親として繁殖入りするために引退する場合があります。しかし、繁殖入りが引退理由となる馬はほんの一握りです。
多くの馬は、レースでなかなか勝利できない、加齢によって能力が衰える、怪我や病気で次のレースに出走するのが困難であるといった理由で引退する場合が多いのです」(株式会社TCC Japan 代表取締役 山本 高之さん、以下同)

 

毎年多くの競走馬が引退していく中で、気になるのは引退した競走馬たちのセカンドキャリアです。引退した競走馬たちはどのような形でセカンドキャリアを送ることになるのでしょうか?

 

「上記でお話したとおり、優秀な成績を持つ牡馬は父親として、牝馬は母親として繁殖入りするといった進路があげられます。
繁殖入りしなかった引退競走馬の進路としては、乗馬になることが考えられます。一般の方を安全に乗せられるようになるまで、乗馬用のリトレーニングを受けてから乗馬として再出発することになります」

 

引退後にホースシェルターへ入厩(にゅうきゅう)し、基礎的なリトレーニングを重ねていく引退競走馬たち。※写真提供=株式会社TCC Japan

 

繁殖や乗馬といったセカンドキャリアが用意された引退競走馬がいる一方で、そうした進路を迎えられない引退競走馬も現実に存在しています。

 

「競走馬時代の馬主が引退後も馬を所有し続けるケースはあまりありません。そのため、引退後に新たな引き取り手が見つかれば、繁殖や乗馬としてセカンドキャリアを歩むことができるでしょう。
その一方で、引き取り手がなかった引退競走馬は、屠畜(とちく)されてペットフードなどになる場合があります。また、引退した理由が怪我や病気だった場合、手の施しようがないほど重篤な症状で、馬が非常に苦しがっているようであれば、獣医の判断により安楽死の措置が取られることもあります」

 

ペットの殺処分を失くすために。日本と世界の「動物愛護」の現状と私たちができること

 

生涯飼育に掛かる費用は数千万円…
引退競走馬支援で向き合う課題

繁殖や乗馬といった形でセカンドキャリアを歩める馬もいる中で、すべての馬がそのようにすごせるわけではないことは、現実として受け止めなければなりません。とはいえ、できるかぎり多くの引退競走馬たちに、よりよいセカンドキャリアを用意してあげたいもの。そのためには、向き合わなければならない課題も存在しています。

 

「引退競走馬のセカンドキャリアを考えるうえで課題となるのは、まずは費用面です。馬を牧場や乗馬クラブに預けるとなると、飼育する場所代や餌代、世話をするスタッフの人件費などとして預託料というものが発生します。預託料は受け入れ場所により価格は異なりますが、毎月大体10万円~15万円が相場になります。寿命が30年くらいになる馬もいますので、寿命が来るまで預託料を払い続けると数千万円という費用が掛かります

 

それぞれの健康状態に合わせて株式会社TCC Japanが運営するホースシェルターで療養し、次の活躍の場が決まるまでの時間を過ごす引退競走馬たち。※写真提供=株式会社TCC Japan

 

「次に馬が活躍できる場所が少ないことです。繁殖や乗馬以外にも、セラピーホースとして福祉に役立てる、放牧されている馬を鑑賞・撮影するといった観光資源として活用する方法も考えられます。しかし、なかなか活用の幅が広がらず、そういった活用自体も進まない現状です。引退競走馬たちの活躍の場を多く用意してあげるためにも、活用機会について、認知拡大を図ることが大切です

 

※写真提供=株式会社TCC Japan

 

上記に挙げた要点以外にも、「馬を十分に飼育できるだけの場所や、馬を世話するための人材確保にも課題はある」と山本さん。引退競走馬たちのより良い支援の形を探るためには、現実的な問題にも目を向ける必要があります。

 

私たちでもできる引退競走馬の支援方法

馬と直接触れ合うきっかけが増えれば、馬を支援したいと思う気持ちも高まりそう。※写真提供=株式会社TCC Japan

 

引退競走馬を生涯にわたって飼育するための諸課題を解決しようとしても、個人の力でできることには限りがあります。それでも、私たちが支援するとしたらどのようなことができるのか、山本さんにお尋ねしました。

 

「費用面での支援であれば、引退競走馬の支援団体を通して寄付をするといった方法があります。毎月定額で寄付ができるタイプと、その都度寄付ができるものがあり、寄付金は馬の預託料や支援団体の運営費用などに充てられます。
団体によって寄付額の設定はさまざまですが、その都度寄付の場合は一口あたり1000円程度を目安に、毎月寄付の場合は1500~2000円程度を目安に寄付ができます。支援したい引退競走馬がいたら、まずは寄付という形で支援するのはいかがでしょうか」

 

費用としてではなく、牧草や馬が喜ぶおやつなどの差し入れで寄付をする形もあるようです。また、競馬場によっては飲料を買うことで寄付ができる自動販売機が設置されているところも。自分が無理なくできる寄付の形を選んで支援するのもよいですね。

 

「寄付という形でなくても、引退競走馬の現状や社会課題、支援の在り方を知ってもらうことも、支援の一つになると考えています。
その方法としては、引退競走馬と触れ合うイベントや、引退競走馬の支援者同士の交流会などに参加といった方法があります。このような形で、支援者同士が交流できる機会を作り、情報共有することで、支援の輪を広げていくことも大切だと考えています。
引退競走馬について学びを深めたい方向けの勉強会が開催されていることもあります。興味があれば、そうした機会を活用して、知見を広げてみることもおすすめしています」

 

支援団体によっては、ボランティア活動という形で引退競走馬を直接お世話する方法もあるのだとか。寄付、学び、支援者同士の交流、直接的な支援など、引退競走馬たちを支援する方法は、私たちにできる範囲でも数多く存在しています。

 

 

「引退競走馬たちのセカンドキャリアについて語ることを、センシティブな問題として捉える方もいると思います。だからといって、『馬がかわいそうだから』という思いで支援するのは少し違うと感じています。
引退競走馬を支援するのなら、乗馬や触れ合いイベントなどで引退競走馬と関わることで、馬自体を好きになってほしいのです。『好きだから応援したい』という思いで支援したほうが、自分自身も楽しみながら、継続して引退競走馬たちのセカンドキャリアを応援できるのではないでしょうか」

 

好きという気持ちがあってこそ、引退競走馬たちの幸せな余生やセカンドキャリアについてポジティブに向き合えるのかもしれません。まずは馬の魅力を知るところから始めて、「馬が好き」という前向きな思いで引退競走馬たちを支援してみませんか。

 

 

Profile


株式会社TCC Japan 代表取締役 / 山本 高之

2006年1月にITベンチャーを起業。東日本大震災をきっかけに地域の重要性を感じ、生まれ育った滋賀県栗東市へと戻ることを決意。馬のまちならではの地域資源として馬を活用し、「引退競走馬の支援活動」と「馬をパートナーとした社会活動」を通じて、人馬のソーシャルイノベーションに取り組む。「TCC Therapy Park(滋賀県栗東市)」を活動拠点に、引退競走馬の支援活動を行う「TCC 引退競走馬ファンクラブ」の運営や、ホースセラピーなどの社会福祉事業を行う。そのほか、馬糞を堆肥にして育てた野菜を活用した「BafunYasai TCC CAFE(東京都渋谷区)」や、引退競走馬を観光資源として活用する養老牧場「TCC メタセコイアと馬の森(2024年11月正式オープン予定)」を運営する。
TCC Japan
TCC 引退競走馬ファンクラブ

※「ホースシェルター」は株式会社TCC Japanの登録商標です。

ブレない、ズレない。ランシューの世界的名作、ニューバランス「1080」は14代目で何が変わった?

ニューバランスジャパンは、全世界で人気のロングセラーモデル、Fresh Foam Xファミリーの最新モデル「Fresh Foam X 1080(フレッシュフォームエックス テンエイティー)v14」を発表しました。Fresh Foamはクッション性をコンセプトに2011年に初代が誕生。以降、毎年進化を続け、今作の14代目は、ブレない重心移動と安定したライド感、踵周りと甲周りのフィット感の向上を実現しました。

 

誕生から13年。常に進化し続ける「1080」シリーズ

2011年に極端な足の倒れ込みの心配がないニュートラル着地のランナーに向け、クッション性の高いタイプのシューズとして開発された「1080」。アメリカ市場を中心に全世界で評価を得ている同シリーズは、2016年にミッドソールに「Fresh Foam」を採用したことで大きな変革期を迎えました。

 

当時の一般的なソールテクノロジーは、例えば、土踏まずをサポートするためにプラスチック素材が使われるなど、ミッドソールにいろいろなパーツを組み合わせることで安定感を出していた時代でした。それをニューバランスはFresh Foamという素材を開発したことにより、一つの素材だけで、クッション性と安定性を実現できるようになりました。

↑発表会場では歴代の1080も展示。13年にわたる進化の変遷を辿ることができた

 

そして2020年にFresh Foamから、さらにクッション性、反発性を増したミッドソール「Fresh Foam X」へと進化しました。より楽しく、より快適に走れるクッション性と2層構造による安定性を兼ね備えたモデルとして、トップアスリートのコンディション作りやリカバリー、日々のランニングからウォーキングまで、あらゆるレベルのランナーの様々な目的の足元を支えています。現在は「Run your way.」という「トップアスリートから初心者まで、走っていればランナーだ」というコンセプトのもと、これから走ってみようという人や、ウォーキングを始める人も含め、より多くの人に履いてもらえるモデルとなっています。

↑発表会に参加したランニングコミュニティの方々に、「v14」のアップデートのポイントを紹介するニューバランスジャパン マーケティング部PR&デジタル課の高橋政仁氏

 

Fresh Foam X 1080の14代目として発表された本シューズは、定評のあるクッショニングはそのままに、走行安定性が格段に向上しました。衝撃吸収性に優れたミッドソールFresh Foam Xに、走行安定性に重点を置いてサイドウォールを改良し、アウトソール構造を一新してぶれない重心移動と屈曲を提供。革新的なデザインと軽量性・通気性に優れたメッシュアッパーなどにより、ランニングから普段使いまで幅広いシーンで活躍するシューズとなっています。

↑様々なアップデートにより、さらに進化したFresh Foam X 1080v14。ニューバランス公式オンラインストアおよび一部のニューバランスオフィシャルストアにて発売中。価格は1万9800円(税込)

 

蹴り出し時に重心を中心にガイドすることでブレを軽減

接地時の踵からの重心移動に注目し、「v13」に比べて重心が中心に集まる設計にデザインを一新しました。優れた屈曲性はそのままに、蹴り出し時にもっとも負担のかかる前足部のラバー形状を改良、接地面積も増大させ、よりスムーズに着地しやすい構造にアップデート。踵部外側には「N durance」を搭載し耐久性も考慮しています。

↑踵での着地から蹴り出す前足部に向けガイドを設置することで重心移動がぶれにくくなる

 

「着地をしたときに、足が外側や内側に傾きがちな人がいますが、アウトソールのこのガイドを使うことで、まっすぐに走れるように体重移動をサポートします。履いていただくと足の運びがしやすく、歩きやすさ、走りやすさを実感いただけます」(ニューバランスジャパン マーケティング部PR&デジタル課マネージャー 小澤真琴氏)

 

約2倍にせり上がったサイドウォールが踵をホールド

ランニングシューズのなかで、もっともシューズの性格が出るのがミッドソール。Fresh Foam Xの厚みは前作と変わらないものの、前作と比べてサイドウォールが約2倍の高さに。これによって包み込まれるような踵周りのフィット感を実現し、高低差の少ないドロップ構造のアウトソールとの相乗効果で安定したライド感を提供します。

 

「ソール外側の凹凸もFresh Foamの特徴。以前は六角形の形状で内側と外側で凹凸を変え、安定性とクッション性をもたらしていましたが、今作はデザインと位置を変化させています」(小澤氏)

↑前作に比べてサイドウォールを高く設定することで踵をしっかりホールドする

 

↑外から見たときにソールの厚みが増したように見えるが、サイドウォールが高くなっただけでソール自体の厚みは前作と変わらない

 

アッパーの甲部を二重構造にすることで通気性とフィット感が向上

環境に配慮したリサイクル素材のエンジニアードメッシュアッパーは、軽量化と通気性が向上しています。特に熱を持ちやすい甲周りのデザインを改善したことで、確かなフィット感を実現しました。

 

「外側のニットの下に、薄いメッシュが張ってあり、空気を含むような離れ方をしているので通気性だけでなく、中のメッシュが足を抑えることでフィット感もさらに良くなっています」(小澤氏)

↑甲の上のメッシュ部分は、中にもう1枚メッシュが張られた二重構造になっている

 

普段使いも考慮したカラーとうれしいワイドタイプ

カラーラインナップはメインのネイビーを含め、メンズは全6色、ウィメンズは全5色にて展開。メンズにはソール部分も同色のオールブラックが用意されているので、普段使いでも抵抗なく履くことができます。前作は大きめのNロゴを配したことで良好なセールスを記録したので、今回も大きめのNロゴに。さらには、ニューバランスのスニーカーのなかでも人気カラー、グレーもラインナップしています。

 

「Fresh Foam X 1080v14はスピード走行、ゆっくり走行に対応できるシューズです。日常のウォーキングにもおすすめできるタイプなので、さまざまなシーンで使っていただける一足になります。前作とコンセプトは同じですが、より走りやすい、より歩きやすいというところが進化しているので、気に入っていただける方が増えるのではないかと期待しています」(小澤氏)

↑メンズのカラーバリエーションは全6色。当日は会場のカフェに合わせてコーヒー豆の袋でもカラーを演出

 

 

一方で、幅(ワイズ)もカラーによってはやや細い、標準、幅広と甲の周りが選べる3種類を用意。それは、日本人に多い「甲高だんびろ」にも対応するためです。甲高はシューレース(紐)で調整できますが、幅に関しては革靴のように足の形状に馴染んで伸びていくようなことがないので、幅がきつい場合はシューズのサイズを上げるしかありませんでした。そうすると、足と屈曲部を適合させているシューズ設計がうまく活かせない場合があります。実際、サイズが合わないシューズを履いていると、足の怪我やマメにつながったり、走りにくかったりするので、まずは自分の正しい足のサイズを知ってほしいそうです。

 

「ニューバランスのランニングシューズの場合は、複数の幅を選べるのが特徴。直営店では3Dスキャンを用意しており、足を計測させていただいて、それをもとにジャストフィットのシューズだったり、どの形が合うか、どのサイズが合うかというのを、スタッフがアドバイスさせていただきます。実際、自分の足の形やサイズをよく知らない方が多いので、お店で自分の足の形状を測り、フィッティング体験をするとすごく感激される方もいます。ですから、フィッティングはぜひやっていただけたらと思います」(小澤氏)

↑ネイビーはやや細い(D)、標準(2E)、幅広(4E)の3タイプから選べる

 

ジャストサイズのシューズは、走りやすさも変わり、疲れやすさも変わってきます。ぜひ一度、ニューバランスの直営店に足を運び、フィッティングを試してみてはいかがでしょうか。走る楽しみがさらに広がるかもしれませんよ。

 

 

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「争奪戦は間違いない」ヴィニシウス登場でさらに加熱!トラヴィス・スコット×ナイキのエアジョーダン 1 ローが発売

サッカーブラジル代表で、レアル・マドリードに所属するヴィニシウス・ジュニオールが928日に公式Xを更新。現代のスニーカー市場で最もハイプな一足と呼ばれる、「トラヴィス・スコット×ナイキ」の新作イメージビジュアルに登場し、スニーカーファンのみならず、フットボールファンからも熱い視線を集めた。 

 

 

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現代のスニーカーシーンで絶大な人気を誇る「トラヴィス・スコット×ナイキ」のコラボシリーズこれまでに発売されたスニーカーは毎回激し過ぎるほどの争奪戦が繰り広げられており、中古市場を見ると、どれもプレ値と呼ばれる高額で取引されるほど、コレクター垂涎のアイテムとなっている。 

 

そんな話題のコラボシリーズに新モデルとなるエアジョーダン 1 ロー“の発売がリーク。ただでさえ大人気の一足の詳細を待つ中、公開されたのが予想だにしなかったヴィニシウスのイメージビジュアルだった。 

 

 

ヴィニシウスは、これまで自身の公式SNSに度々オフショットを投稿し、アスリートセレブらしいラグジュアリーな着こなしを披露してきた。足元はスニーカーの着用が多く見られるが、当然「トラヴィス・スコット×ナイキ」も愛用しているようだ。 

 

 

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これら一連の投稿についてSNS上では、 

「まさかのヴィニシウス登場!笑  発売日は大騒ぎになるに違いない」
「フットボールと音楽のクレイジー(異色)な組み合わせ!」
「これ本当にヴィニシウス?? カッコイイな」
「バロンドール賞を獲得したら、もう最強だね」
「陽気なイメージだと思ってたけど、めっちゃ決めてきたね」 

 

また、スニーカーファンからは、 

「当選確率が一気に下がった気がする笑」 
「こりゃ真剣に争奪戦だ」
「このシリーズは絶対に手にいれるなど、世界中から多くのコメントが寄せられた。 

 

 

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なお、「トラヴィス・スコット×ナイキ」の新作 エアジョーダン 1 ロー“は、往年のシルエットはそのままに、象徴的な“逆スウッシュ”をアウトサイドにデザイン。シュータンやヒールタブにトラヴィスが手掛けるミュージックレーベル”カクタス・ジャック”のロゴが刻まれた。 

 

スニーカーは、日本のNIKE.comや取り扱いが許されたスニーカーショップのオンラインにて抽選販売されたが、あまりの抽選アクセス数の多さに一部ショップのサーバーがダウン。受付延長の緊急措置が取られるなど、スニーカーファンは一時騒然となる場面もあった。また、日本円にして定価22330円で発売され、現在の中古市場では7万円を越える高値が付いている 

 

ヴィニシウス起用という、思わぬところでさらなる価値を上げた「トラヴィス・スコット×ナイキ」シリーズ。今後の展開に目が離せない。 

パリ五輪に代表選手8名を輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」が用意する世界へ続くステージ

海外の強豪チームを招き、日本の子どもたちに世界を感じてもらうことを目的に2013年にスタートした「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」(以下、ワーチャレ)。12回目となる本大会が、8月20日から23日の4日間、千葉県のフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエア、そしてJリーグチーム、ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナで行われました。今回は全国から237チームが予選に参加。本大会には過去最多となる48チームが出場し、頂点を目指しました。

 

パリ五輪サッカー代表に大会参加者8名が出場

3位決定戦、準決勝、決勝は本大会もジェフ千葉の本拠地、千葉市のフクダ電子アリーナで行われた。子どもたちにとっては、Jリーグチームの本拠地という憧れの地で、フィールドをフルに使って戦える貴重な機会だ。

 

過去の大会参加選手には、すでに欧州のトップチームで活躍する多くの選手がいます。日本のA代表でも活躍し、現在スペイン、ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する久保建英(たけふさ)選手は、第1回大会にスペインの強豪「FCバルセロナ」(以下バルサ)の一員として本大会でプレーし、注目を集めました。

 

また、2024年夏に開催されたパリ五輪には、日本代表で山本理仁選手、藤田譲瑠チマ選手、高井幸大選手が出場。スペイン代表では、アドリアン・ベルナベ選手、エリック・ガルシア選手、アルナウ・テナス選手、パウ・クバルシ選手が出場しました。さらに、なでしこジャパンでパリ五輪に参加した谷川萌々子選手を含めると8名がワーチャレを経て世界に羽ばたいています。

 

さらに、今大会では初の試みとして、女子サッカーを盛り上げるべく、U-13なでしこ選抜が編成されました。大会実行委員長の浜田満さんは、この取り組みについて「反響は大きかったです。男子チームと比べて女子はトップレベルのなかで試合をする機会がなかなかありませんので、彼女たちに機会を作ってあげたかった」と話します。

 

毎年、稀ではあるが女子選手の姿も。写真は2021年大会に出場した、YF NARATESOROの大田ありす選手。今回のU-13なでしこ選抜は、東京・愛知・大阪の3会場で「U-13 女子選抜セレクション」を開催。120名超のエントリーから選抜された18名により結成された。

 

チームと選手の個性が光る!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」をコロナ禍でも開催し続ける意味

 

大会過去最多の48チームが激突し、4チームが最高の舞台へ

大会名に“ワールドチャレンジ”とついていることからもわかる通り、第1回大会から参加のバルサをはじめ、今回も複数の海外チームが参加しました。ミャンマーの「MyanmarU-12」、インドネシアから「アシアナサッカースクール」、中国の「中国足球小将」「陝西師範大学付属小学校」、マレーシアから「セランゴールFC」の全6チームが参戦。海外チームを含めた48チームがAからLまで各4チームに分かれ、12グループによるグループリーグを行いました。準々決勝までがフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエアで行われ、決戦の地フクダ電子アリーナには「東京ヴェルディジュニア」「バディーサッカークラブ」「柏レイソルU-12」「川崎フロンターレU-12」の関東勢が勝ち上がりました。

 

3位決定戦は2016年の第4回大会と同じ、東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12が再び激突。

 

第1回大会から参戦の柏レイソルU-12とバディーサッカークラブは、ともに初の決勝戦進出となった。

 

これまでの11大会のうち(2020年と21年は新型コロナウイルス感染の影響で海外チームの参加なし)6度の優勝、3度3位のバルサは、ラウンド16で東京ヴェルディジュニアに0-2で敗れ、決勝ラウンド進出はなりませんでした。

 

また、今回はJリーグの下部組織3チームに加え、街クラブであるバディーサッカークラブがベスト4に進出。浜田さんは「もうJチームと街クラブの差はそれほどありません。特に小学生にとっては」と話すように、近年は街クラブの躍進が目立っています。

 

同大会でも第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2回大会から街クラブ枠を設け、2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦し、今回も元日本代表の橋本英郎さん、内野智章さんが監督を務めました。

 

そして準決勝では、街クラブの雄、バディーサッカークラブがバルサを破った東京ヴェルディジュニアに1-1からPK戦の末3-2で勝利。川崎フロンターレU-12と柏レイソルU-12は柏レイソルが2-0で勝利しました。ここからは3位決定戦、決勝戦の激闘を見ていきましょう。

 

バルサを下したヴェルディが山本ツインズの活躍で8大会ぶり3位入賞

決勝戦に先がけて行われた東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12の3位決定戦。強豪バルサを破ったヴェルディは、トップ2の山本崇翔選手、山本大翔選手の双子の兄弟が得点源です。対するフロンターレは、準々決勝で大柄な選手が多い中国の中国足球小将を0点に抑えたディフェンスがどこまで通じるかが見所でした。

 

開始9分、山本大翔選手のシュートからこぼれ球を山本崇翔選手が押し込んで先制ゴール。後半30分には山本大翔選手がシュートを決め、兄弟が揃い踏み。0-2からフロンターレも再三ゴールに迫りましたがゴールを奪えず、逆にゴール前での果敢なディフェンスがレッドカードとなり、PKを山本崇翔選手が落ち着いて決めタイムアップ。8年前にも3位決定戦で対戦し2-0でヴェルディが勝利しましたが、今回フロンターレはリベンジならず、またもあと一歩で入賞を逃しました。

 

バルサ戦でも得点を決めた東京ヴェルディのエース、山本崇翔選手が先制のゴールを決めた。

 

東京ヴェルディの得点源、もう一人の「山本」、大翔選手も後半にゴールネットを揺らし兄弟揃い踏み。

 

川崎フロンターレは身体を張った守りから再三チャンスを演出したが、ゴールを奪うことはできなかった。

 

猛暑のなか、昼間の暑い時間帯は避け、試合中にはJリーグ同様に飲水タイムが設けられた。

 

バルサ、決勝で強豪アーセナルを撃破!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」が残したもの

 

同じ関東の強豪Jチームと切磋琢磨してきた末の勝利

決勝戦は同じ関東で切磋琢磨し合うライバルの対戦。バディーサッカークラブはJFA 全日本U-12サッカー選手権で2010年と19年の2度の優勝を誇りますが、19年に決勝で当たったのが柏レイソルU-12で、このときは3-1でバディーが制し、2度目の頂点に輝いています。

 

対するレイソルはワーチャレ初年度から参戦し、2013年の第1回、14年の第2回はともに3位入賞。10年ぶりのベスト4で初の優勝を目指します。今大会22ゴールと得点力の高いレイソルと、準決勝でヴェルディにPKで勝利するなど、接戦をものにしてきたバディーとの好カードとなりました。

 

通路での声出しで気合を入れた選手たちが、引き締まった表情で決勝の舞台に姿を現した。

 

過去2度3位入賞の柏レイソルにとっては初の決勝進出。

 

前半3分、バディーは浅利蓮生選手がゴール前に詰め、矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先制。さらに6分と8分に浅利選手のコーナーキックから田中譲選手が連続ゴールで3-0。さらに22分に関智也選手がミドルシュートで4点目。少ないチャンスから確実にゴールを奪ったバディーが4点リードで前半を終えました。

 

浅利蓮生選手のプレーから、バディーサッカークラブは幾度も好機をつかんだ。

 

開始早々、先制のゴールを決めたバディーサッカークラブの矢ヶ部敢太郎選手(中央)。

 

2連続得点を挙げた田中譲選手は、ピンクのヘアバンドとスパイクがトレードマーク。

 

バディーは後半もレイソルゴールに度々迫りますが、キーパーの佐藤惇太選手が好セーブを連発。攻守が目まぐるしく切り替わるもお互いゴールが奪えず、スコアレスで後半が終了し、バディーが大会初優勝を飾りました。

 

後半、柏レイソルの怒涛の反撃も佐藤惇太選手が好セーブでゴールを守り切った。

 

25分ハーフのゲームを戦い抜き、お互いに健闘を称え合う選手たち。

 

バディーの意味は「仲間」。その名の通りのチームワークで栄冠を手にした。

 

バディーの梅澤勇人監督は大会後、今回の優勝について「まさかここで優勝できるとは思っていませんでした。5月のワーチャレの予選を逃してチーム的にも苦しかったんですが、(8月の)プレミアリーグU-11チャンピオンシップの優勝で(ワーチャレ出場権を)勝ち取れて、その勢いでここまで来られました」。Jクラブの育成はだいたい小学2、3年からに対し、バディーは幼児教育から、サッカーに限らずいろんなスポーツを体験して年長の最後にセレクションがあるそうです。そうしたチームとしての継続的な取り組みが勝因となったのではないでしょうか。

 

「プロを目指す意識付けにいいのかな」と大会参加のメリットを語った梅澤勇人監督。

 

「神奈川にはフロンターレさんがいて、マリノスさんがいて、関東にはレイソルさん、ヴェルディさんもいて、本当に今まで切磋琢磨してきて、そのおかげで今があるのかなと感じます」。

 

そして、ワーチャレを通じて選手たちにどのようなことを吸収してほしいかを尋ねると、「海外からはバルサを筆頭に、アジアのチームも多く参加していて、みんなプロを目指してる。プロを意識したU-12のいろんな外国の選手たちとプレーすることにより、そこの意識付けとしていいのかなと思います」と大会参加のメリットを話してくれました。

 

五輪世代も躍動するワーチャレはこれからも続く

選手の健闘を称えるとともに、関係者やスタッフへの感謝を述べた浜田さん。

 

大会を終え、浜田さんは表彰式で決勝を戦った両チームに祝福を述べると、準優勝のレイソルにこう語りました。

 

「今回は入りがあまり良くなかった。これからのサッカー人生、小学校の残りの試合もあるし、中学校、高校と入りの良くない試合というのは、こういうことが起こる。なので、これを心に刻んでこれからのサッカー人生を強く歩んでもらえたらと思います」と、エールを贈りました。

 

3位のヴェルディに対しては「2013年、ワールドチャレンジが開幕した大会、バルサに0-5(準決勝)でヴェルディは負けているんです。それが今回2-0。守り切って勝ったわけではなく、がっぷり四つで戦い切った、それがすごく見ていて気持ち良かった」。

 

そして「今回、この4チームだけではなく、多くの日本全国のチームが非常に高いレベルで、そして海外から来たチームもレベルが高く、最後までどのチームが勝ってもおかしくない素晴らしい大会になりました。今回でワールドチャレンジは2013年から12回目ですけども、パリ五輪に合計8名の選手が出場する大会になりました。もちろん来年も、開催しようと思っています」と浜田さんは大会を締めくくりました。

 

今大会のMVPは、バディーの浅利選手が受賞しました。浜田さんに浅利選手の受賞ポイントを伺うと、「彼はスピードがあり、寄せが速い。彼を起点にボールを経由すると、状況が良くなる」と称賛。当の本人にも感想を聞きました。

 

Daiwa House MVP賞で自身の名前を告げられ仲間から讃えられる浅利蓮生選手。

 

緊張から解放された表彰式後には、喜びいっぱいの表情を見せた。

 

受賞については「いや、全然(取れると)思っていませんでした。いつも、彼(決勝2得点の田中譲選手)が取っていたので……」。スター揃いのチームで、自分にスポットが当たったことに、戸惑いながら喜びをかみしめていました。そして将来は「目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手です」と慣れないインタビューにも健気に答えてくれました。

 

ワーチャレは、第1回大会から変わらず、大和ハウスと、賃貸住宅「D-ROOM」の管理運営を手がける大和リビングをはじめとするグループ会社の協賛で開催されている。

 

久保建英選手をはじめ、第1回大会に参加した当時12歳だった選手が、いまでは国を代表する選手に成長しています。これからも五輪で活躍する選手のなかには、ワーチャレの卒業生が続々と出てくることでしょう。初開催から13年、継続することで達成した大会は次のステージへ。参加する選手にとっては、ジュニアから次のステージに進む国内最高峰の大会として、ワーチャレがこれからも続くことを願ってやみません。

パリ五輪に代表選手8名を輩出!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」が用意する世界へ続くステージ

海外の強豪チームを招き、日本の子どもたちに世界を感じてもらうことを目的に2013年にスタートした「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」(以下、ワーチャレ)。12回目となる本大会が、8月20日から23日の4日間、千葉県のフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエア、そしてJリーグチーム、ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナで行われました。今回は全国から237チームが予選に参加。本大会には過去最多となる48チームが出場し、頂点を目指しました。

 

パリ五輪サッカー代表に大会参加者8名が出場

3位決定戦、準決勝、決勝は本大会もジェフ千葉の本拠地、千葉市のフクダ電子アリーナで行われた。子どもたちにとっては、Jリーグチームの本拠地という憧れの地で、フィールドをフルに使って戦える貴重な機会だ。

 

過去の大会参加選手には、すでに欧州のトップチームで活躍する多くの選手がいます。日本のA代表でも活躍し、現在スペイン、ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する久保建英(たけふさ)選手は、第1回大会にスペインの強豪「FCバルセロナ」(以下バルサ)の一員として本大会でプレーし、注目を集めました。

 

また、2024年夏に開催されたパリ五輪には、日本代表で山本理仁選手、藤田譲瑠チマ選手、高井幸大選手が出場。スペイン代表では、アドリアン・ベルナベ選手、エリック・ガルシア選手、アルナウ・テナス選手、パウ・クバルシ選手が出場しました。さらに、なでしこジャパンでパリ五輪に参加した谷川萌々子選手を含めると8名がワーチャレを経て世界に羽ばたいています。

 

さらに、今大会では初の試みとして、女子サッカーを盛り上げるべく、U-13なでしこ選抜が編成されました。大会実行委員長の浜田満さんは、この取り組みについて「反響は大きかったです。男子チームと比べて女子はトップレベルのなかで試合をする機会がなかなかありませんので、彼女たちに機会を作ってあげたかった」と話します。

 

毎年、稀ではあるが女子選手の姿も。写真は2021年大会に出場した、YF NARATESOROの大田ありす選手。今回のU-13なでしこ選抜は、東京・愛知・大阪の3会場で「U-13 女子選抜セレクション」を開催。120名超のエントリーから選抜された18名により結成された。

 

チームと選手の個性が光る!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021」をコロナ禍でも開催し続ける意味

 

大会過去最多の48チームが激突し、4チームが最高の舞台へ

大会名に“ワールドチャレンジ”とついていることからもわかる通り、第1回大会から参加のバルサをはじめ、今回も複数の海外チームが参加しました。ミャンマーの「MyanmarU-12」、インドネシアから「アシアナサッカースクール」、中国の「中国足球小将」「陝西師範大学付属小学校」、マレーシアから「セランゴールFC」の全6チームが参戦。海外チームを含めた48チームがAからLまで各4チームに分かれ、12グループによるグループリーグを行いました。準々決勝までがフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエアで行われ、決戦の地フクダ電子アリーナには「東京ヴェルディジュニア」「バディーサッカークラブ」「柏レイソルU-12」「川崎フロンターレU-12」の関東勢が勝ち上がりました。

 

3位決定戦は2016年の第4回大会と同じ、東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12が再び激突。

 

第1回大会から参戦の柏レイソルU-12とバディーサッカークラブは、ともに初の決勝戦進出となった。

 

これまでの11大会のうち(2020年と21年は新型コロナウイルス感染の影響で海外チームの参加なし)6度の優勝、3度3位のバルサは、ラウンド16で東京ヴェルディジュニアに0-2で敗れ、決勝ラウンド進出はなりませんでした。

 

また、今回はJリーグの下部組織3チームに加え、街クラブであるバディーサッカークラブがベスト4に進出。浜田さんは「もうJチームと街クラブの差はそれほどありません。特に小学生にとっては」と話すように、近年は街クラブの躍進が目立っています。

 

同大会でも第1回の国内参加チームは主にJリーグの下部組織でしたが、第2回大会から街クラブ枠を設け、2018年の第6回大会からは「多くの子どもたちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供したい」と街クラブ選抜チームも結成。2019年からは「大和ハウスDREAMS」と「大和ハウスFUTUERS」の2チームで参戦し、今回も元日本代表の橋本英郎さん、内野智章さんが監督を務めました。

 

そして準決勝では、街クラブの雄、バディーサッカークラブがバルサを破った東京ヴェルディジュニアに1-1からPK戦の末3-2で勝利。川崎フロンターレU-12と柏レイソルU-12は柏レイソルが2-0で勝利しました。ここからは3位決定戦、決勝戦の激闘を見ていきましょう。

 

バルサを下したヴェルディが山本ツインズの活躍で8大会ぶり3位入賞

決勝戦に先がけて行われた東京ヴェルディジュニアと川崎フロンターレU-12の3位決定戦。強豪バルサを破ったヴェルディは、トップ2の山本崇翔選手、山本大翔選手の双子の兄弟が得点源です。対するフロンターレは、準々決勝で大柄な選手が多い中国の中国足球小将を0点に抑えたディフェンスがどこまで通じるかが見所でした。

 

開始9分、山本大翔選手のシュートからこぼれ球を山本崇翔選手が押し込んで先制ゴール。後半30分には山本大翔選手がシュートを決め、兄弟が揃い踏み。0-2からフロンターレも再三ゴールに迫りましたがゴールを奪えず、逆にゴール前での果敢なディフェンスがレッドカードとなり、PKを山本崇翔選手が落ち着いて決めタイムアップ。8年前にも3位決定戦で対戦し2-0でヴェルディが勝利しましたが、今回フロンターレはリベンジならず、またもあと一歩で入賞を逃しました。

 

バルサ戦でも得点を決めた東京ヴェルディのエース、山本崇翔選手が先制のゴールを決めた。

 

東京ヴェルディの得点源、もう一人の「山本」、大翔選手も後半にゴールネットを揺らし兄弟揃い踏み。

 

川崎フロンターレは身体を張った守りから再三チャンスを演出したが、ゴールを奪うことはできなかった。

 

猛暑のなか、昼間の暑い時間帯は避け、試合中にはJリーグ同様に飲水タイムが設けられた。

 

バルサ、決勝で強豪アーセナルを撃破!「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」が残したもの

 

 

同じ関東の強豪Jチームと切磋琢磨してきた末の勝利

決勝戦は同じ関東で切磋琢磨し合うライバルの対戦。バディーサッカークラブはJFA 全日本U-12サッカー選手権で2010年と19年の2度の優勝を誇りますが、19年に決勝で当たったのが柏レイソルU-12で、このときは3-1でバディーが制し、2度目の頂点に輝いています。

 

対するレイソルはワーチャレ初年度から参戦し、2013年の第1回、14年の第2回はともに3位入賞。10年ぶりのベスト4で初の優勝を目指します。今大会22ゴールと得点力の高いレイソルと、準決勝でヴェルディにPKで勝利するなど、接戦をものにしてきたバディーとの好カードとなりました。

 

通路での声出しで気合を入れた選手たちが、引き締まった表情で決勝の舞台に姿を現した。

 

過去2度3位入賞の柏レイソルにとっては初の決勝進出。

 

前半3分、バディーは浅利蓮生選手がゴール前に詰め、矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先制。さらに6分と8分に浅利選手のコーナーキックから田中譲選手が連続ゴールで3-0。さらに22分に関智也選手がミドルシュートで4点目。少ないチャンスから確実にゴールを奪ったバディーが4点リードで前半を終えました。

 

浅利蓮生選手のプレーから、バディーサッカークラブは幾度も好機をつかんだ。

 

開始早々、先制のゴールを決めたバディーサッカークラブの矢ヶ部敢太郎選手(中央)。

 

2連続得点を挙げた田中譲選手は、ピンクのヘアバンドとスパイクがトレードマーク。

 

バディーは後半もレイソルゴールに度々迫りますが、キーパーの佐藤惇太選手が好セーブを連発。攻守が目まぐるしく切り替わるもお互いゴールが奪えず、スコアレスで後半が終了し、バディーが大会初優勝を飾りました。

 

後半、柏レイソルの怒涛の反撃も佐藤惇太選手が好セーブでゴールを守り切った。

 

25分ハーフのゲームを戦い抜き、お互いに健闘を称え合う選手たち。

 

バディーの意味は「仲間」。その名の通りのチームワークで栄冠を手にした。

 

バディーの梅澤勇人監督は大会後、今回の優勝について「まさかここで優勝できるとは思っていませんでした。5月のワーチャレの予選を逃してチーム的にも苦しかったんですが、(8月の)プレミアリーグU-11チャンピオンシップの優勝で(ワーチャレ出場権を)勝ち取れて、その勢いでここまで来られました」。Jクラブの育成はだいたい小学2、3年からに対し、バディーは幼児教育から、サッカーに限らずいろんなスポーツを体験して年長の最後にセレクションがあるそうです。そうしたチームとしての継続的な取り組みが勝因となったのではないでしょうか。

 

「プロを目指す意識付けにいいのかな」と大会参加のメリットを語った梅澤勇人監督。

 

「神奈川にはフロンターレさんがいて、マリノスさんがいて、関東にはレイソルさん、ヴェルディさんもいて、本当に今まで切磋琢磨してきて、そのおかげで今があるのかなと感じます」。

 

そして、ワーチャレを通じて選手たちにどのようなことを吸収してほしいかを尋ねると、「海外からはバルサを筆頭に、アジアのチームも多く参加していて、みんなプロを目指してる。プロを意識したU-12のいろんな外国の選手たちとプレーすることにより、そこの意識付けとしていいのかなと思います」と大会参加のメリットを話してくれました。

 

五輪世代も躍動するワーチャレはこれからも続く

選手の健闘を称えるとともに、関係者やスタッフへの感謝を述べた浜田さん。

 

大会を終え、浜田さんは表彰式で決勝を戦った両チームに祝福を述べると、準優勝のレイソルにこう語りました。

 

「今回は入りがあまり良くなかった。これからのサッカー人生、小学校の残りの試合もあるし、中学校、高校と入りの良くない試合というのは、こういうことが起こる。なので、これを心に刻んでこれからのサッカー人生を強く歩んでもらえたらと思います」と、エールを贈りました。

 

3位のヴェルディに対しては「2013年、ワールドチャレンジが開幕した大会、バルサに0-5(準決勝)でヴェルディは負けているんです。それが今回2-0。守り切って勝ったわけではなく、がっぷり四つで戦い切った、それがすごく見ていて気持ち良かった」。

 

そして「今回、この4チームだけではなく、多くの日本全国のチームが非常に高いレベルで、そして海外から来たチームもレベルが高く、最後までどのチームが勝ってもおかしくない素晴らしい大会になりました。今回でワールドチャレンジは2013年から12回目ですけども、パリ五輪に合計8名の選手が出場する大会になりました。もちろん来年も、開催しようと思っています」と浜田さんは大会を締めくくりました。

 

今大会のMVPは、バディーの浅利選手が受賞しました。浜田さんに浅利選手の受賞ポイントを伺うと、「彼はスピードがあり、寄せが速い。彼を起点にボールを経由すると、状況が良くなる」と称賛。当の本人にも感想を聞きました。

 

Daiwa House MVP賞で自身の名前を告げられ仲間から讃えられる浅利蓮生選手。

 

緊張から解放された表彰式後には、喜びいっぱいの表情を見せた。

 

受賞については「いや、全然(取れると)思っていませんでした。いつも、彼(決勝2得点の田中譲選手)が取っていたので……」。スター揃いのチームで、自分にスポットが当たったことに、戸惑いながら喜びをかみしめていました。そして将来は「目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手です」と慣れないインタビューにも健気に答えてくれました。

 

ワーチャレは、第1回大会から変わらず、大和ハウスと、賃貸住宅「D-ROOM」の管理運営を手がける大和リビングをはじめとするグループ会社の協賛で開催されている。

 

久保建英選手をはじめ、第1回大会に参加した当時12歳だった選手が、いまでは国を代表する選手に成長しています。これからも五輪で活躍する選手のなかには、ワーチャレの卒業生が続々と出てくることでしょう。初開催から13年、継続することで達成した大会は次のステージへ。参加する選手にとっては、ジュニアから次のステージに進む国内最高峰の大会として、ワーチャレがこれからも続くことを願ってやみません。

「ハマスタでも売って!」 MLB1年目から躍進!今永昇太の特製“SHO TIME TEE”にファン興奮!

9月22日、MLBのシカゴカブスは今永昇太投手の本拠地登板に合わせ、特製Tシャツを球場限定で配布した。カブス公式SNSの投稿には今永投手本人がTシャツ姿で登場し、日本人ファンからのメッセージも数多く寄せられ、注目を集めている。

 

 

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先着1万人を対象に、球場限定で配布されたこの特製Tシャツは“SHO TIME”の文字とともに、7人の今永投手を大胆にプリント。投球モーションやガッツポーズ姿など、印象的なシーンをコラージュした往年の大リーグデザインだ。

 

これら一連の“SHO TIME TEE”に対して、「今永満載Tシャツ最高だね!」

「おぉ〜、めっちゃ欲しいな〜」

「今永七福神Tシャツ! ハマスタでも売って欲しい!!」

「今永先生超キュート☆」

「めちゃめちゃレアじゃない?」

「開幕からずっと良い表情してるよな〜」

「無事にゲットできて嬉しい♡ 昇TIMEが楽しみ(現地日本人ファン)」

など、数多くのコメントが寄せられ、今永投手の凛々しい表情も相まって現地ファンに相当ウケているようだ。

 


なお、この日ナショナルズ戦に登板した今永投手は7回無失点の好投を見せ、見事15勝目を手にした。またカブスX公式アカウントで9月の月間最優秀選手の投票を行ったところ、SHOTA IMANAGAと答えたファンが64.1%で、4人中トップの票数を記録している。

 

ポストシーズン進出は残念ながら逃してしまったカブスだが、今永のメジャー1年目は大いなる飛躍のシーズンとなった。16勝目を賭けた次戦の登板に期待がかかる。

「新ユニ発表だけかと思ったらスゴイの出た!」FCバルセロナが創設125周年を記念したコラボ腕時計をリリースし話題に

サッカースペインリーグのFCバルセロナが、高級時計ブランドJACOB&CO(ジェイコブ)とのコラボ腕時計を発売した。クラブ創設125周年を記念したもので、世界限定125本という超希少なタイムピースに、「ついにコラボがきた!」「価格2500万越えは明らかにファールだ」など、世界中から反響を呼んでいる。9月12日の公式インスタグラムにてそのコラボ腕時計が明らかとなった。

 

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2024年のFCバルセロナは、クラブが創設された1899年から数えて125年目にあたるメモリアルイヤー。7月には、伝統と歴史にインスピレーションを得た新作ユニフォームの発表を行うなど、創立125周年にまつわる今後の動向にも注目が集まっていた。

 

今回はそんな中で、ジェイコブとバルセロナのコラボ腕時計が発表された。ジェイコブは、メッシやクリスティアーノ・ロナウド、海外俳優ら多くのセレブが愛用していることでも知られる高級時計ブランドだ。

 

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FCバルセロナ公式HPによると、全体のデザインにはブラウグラナカラー(青とエンジのチームカラー)を取り入れ、44mm径のケースには18Kローズゴールドを採用。そして、駆動が見えるオープンダイヤルは、12時位置にクラブの紋章を配し、縦に伸びるブリッジ部分に“125 years”や“1899”、“2024”といった年号が刻まれた。

 

また生産数は世界限定125本と超希少で、価格は日本円にしてなんと26,400,000円(2024年9月現在)。ジェイコブ公式日本語サイトから、本商品の詳細を見ることができる。

 

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これら一連のコラボ腕時計についてSNS上では、

「新ユニフォームの発表だけかと思ってたら、スゴイの出たな!」

「デザインはすごく好きだけど、予算注ぎ込みすぎじゃないか?笑」

「価格2000万越えは明らかにファールだと思う」

「素晴らしいプロダクト。だけど今回の腕時計はスルーだ」

「ときどきクリロナやメッシが着用している超高級!!」
「ほかにもバルサコラボが出たら、何か買う予定!情報希望。」
「今季は125周年のメモリアルを感じながら応援します!」など、多くの反響が寄せられた。

 

なお、FCバルセロナは2024/25シーズンのリーグ戦開幕から5連勝と好調を維持。現在首位を快走中だ。さらなるメモリアルグッズの発売は現在のところ未定だが、今季は125周年の節目という点にも期待して応援してみてはいかがだろう。

子どもたちに野球体験や体を動かすことの楽しさを知るための場として「New Balance Kids Ballpark」を開催

ニューバランスジャパンは、9月21日から9月23日の期間、都立明治公園(東京都新宿区)にて、子どもやファミリーを対象としたイベント「New Balance Kids Ballpark」を期間限定で開催します。New Balance Kids Ballparkは都立明治公園を管理・運営するTokyo Legacy Parks(以下TLP)が行うイベント「Baseball Park」の中で実施。子どもたちに野球との出会いを作りたい、その体験を通して体を動かすことの楽しさを知ってもらいたい、というコンセプトから実現。野球にまつわる様々なコンテンツや家族で楽しめるフィールドゲームなど、体を動かす遊びが大集合しています。

 

この機会に野球に触れ、思いきり体を動かしてみませんか

今年3月に発表した大谷翔平選手のシグネチャーロゴに込めた“野球そのものを楽しむ野球少年の姿”。大谷選手のように、まず、好きなことに真摯に向き合い、思いっきり楽しむことが大切という、想いやメッセージが込められています。スタジアムをモチーフにした会場では、都心の公園ではなかなか体験できない、キャッチボールやベースランニングトライアルの体験、また、ストラックアウトやバッティングブースなど野球をゲーム感覚で楽しめる体験コンテンツを展開します。そのほか、ファミリーで楽しめるフィールドゲームや、ストアブース、Tシャツのカスタマイズ、キッチンカーなど、どなたでも楽しめるイベントです。

 

① INFORMATION

② STADIUM  CATCH BALL / BASEBALL 5/ BASE RUNNING (事前予約優先)

③ STRUCK OUT

④ TEE BATTING

⑤ New Balance TRY ON SHOES

⑥ SHOP

⑦ FACTORY

⑧ DRINK BOOTH

⑨ FOOD COURT

⑩ FIELD GAME

※一部のコンテンツは事前予約優先となります。

※コンテンツによって、対象年齢がある場合あり。

※コンテンツの詳細は、ウェブサイトより確認してください。https://newbalance-ohtani.com/

 

イベント開催中にNew Balance公式ストアアプリではNew Balance Kids Ballparkをさらに楽しめるスタンプラリーを実施します。会場内のコンテンツを体験してデジタルスタンプをためると、先着でオリジナルワッペンをプレゼントします。New Balance公式ストアアプリ(無料)をダウンロードしてスタンプラリーに参加しよう!

 

【イベント概要】

開催場所:都立明治公園(〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町5−7)

TLP実施イベント「Baseball Park」内にて

開催期間: 9月21日~9月23日

開催時間:10:00~17:00(公園会場内のコンテンツ終了時間)

「これは羨ましい!」マンチェスターシティ×エリック・ヘイズ氏の異色コラボが話題に!モデルにハーランドらを起用

9月10日、サッカープレミアリーグのマンチェスターシティが、グラフィティアーティストのエリック・ヘイズ氏とコラボしたカプセルコレクションを発表した。プルオーバーパーカーとTシャツがリリースされ「マンUファンだけど、これは羨ましい!」「サークルロゴ可愛すぎる」など、意外なコラボにSNS上で注目を集めている。イメージビジュアルはクラブの主力選手のアーリング・ハーランド、イルカイ・ギュンドアンらが起用された。

 

 

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エリック・ヘイズ氏はニューヨークを拠点に活動するグラフィティアーティスト。1980年代から音楽アルバムのジャケットやロゴデザインに携わり、40年以上にわたってグラフィティ界を牽引してきたパイオニア的存在だ。過去にはビースティーボーイズのアルバムデザインを手掛けたほか、キース・ヘリング氏や藤原ヒロシ氏らとのコラボレーションでも注目を集めた。

 

 

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今回のコラボアイテムでは、エリック・ヘイズ氏の書き下ろしによる「MAN CITY NYC」など、フリーハンドロゴを使用したプルオーバーパーカーとクルーネックTシャツが数量限定で4型登場した。アレンジを効かせたエンブレムモチーフのサークルロゴや「LOVE THIS CITY」のバックプリントが映える。


これら一連のコラボアイテムについてSNS上では、「これは羨ましい!マンUともコラボして下さい」「サークルロゴ可愛すぎる!」「この都市が大好き!フーディーを買ったわ」「マンチェスターでHAZE展も開催して欲しい」「このロゴ今もずっと好きなまま」「ハーランドが良い顔してる!」 などの反響が相次いだ。

 

 

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購入に関しては、海外のみでNYロックフェラーセンターにあるマンチェスターシティのポップアップショップと、海外のセレクトショップCOMPLEX SHOP、COMPLEXオンラインショップにて購入することができる。ファンはぜひチェックしてみよう。

「キャラが立ってて似合う!」「AMIRIのキャップ欲しい」サッカースペイン代表ラミン・ヤマルのオフショット写真が話題に

UEFAネーションズリーグに出場するため、スペイン代表チームに合流したFWラミン・ヤマル。今年7月に開催されたEURO 2024では、弱冠16歳で代表デビューを果たし、史上最年少得点を記録。スペイン代表を優勝へと導く活躍を見せた。

 

そんなヤマルは新世代のスタイルアイコンとしても関心が高まっていて、この日の私服姿が投稿された公式Xには「AMIRIのキャップ欲しい」「キャラが立ってて似合う」など、リアリティのあるファッションスタイルにも注目が集まっていた。

 


投稿されたのは、FCバルセロナに所属するチームメイトであり、同じスペイン代表のダニ・オルモとペドリとの3ショット写真。

 

オフらしいカジュアルコーデながら、トップスにはパリ五輪アルゼンチン代表の公式ウェアを手がけた「パームエンジェルス」のTシャツに、日本でも人気のあるラグジュアリーブランド「アミリ」のキャップ、そして「ルイヴィトン」のモノグラム柄バッグを合わせた。

 

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ヤマル着用のカラーバリエーションになるが、同シリーズのグラフィックTシャツがこちら。前面のネームロゴと重なるように、スプレーで施されたレタリングロゴが印象的なアイテム。公式HPから4万4500円で購入可能だ。

 

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そして着用しているキャップがこちら。コメントでも「欲しい」の声が多かったキャップは日本の大手セレクトショップでも取り扱いがある「アミリ」のもの。デニム生地のスナップバックキャップで、前面に厚みのある3Dロゴ刺繍が施されている。現在は公式HPから色違いを購入することができる。

 

ヤマルのこの投稿に対してSNS上では「キャラが立ってて似合う!」 「AMIRIのキャップ欲しい」「ヤマルは今オシャレにも夢中なのかな?」 「17歳にしてアスリートセレブの素質を感じる」「ファッションにも抜かりなしですね!」「スペインサッカーを担う3人組だ!期待したい」などのコメントが寄せられ、新世代ならではのアスリートスタイルが注目を集めていた。

 

なお、ヤマルは9月5日(日本時間6日)からのUEFAネーションズリーグにスペイン代表として出場する予定。ピッチ上ではどんなプレーを見せてくれるのか。活躍に期待したいところだ。

「おめでとう、レジェンド」ナイキが故コービー・ブライアント氏の誕生日を祝した新作シグネチャーシューズを発売し話題に

8月24日、NBAおよびLAレイカーズ、ナイキが「KOBE DAY」のコメントを付けて、NBA界のレジェンド、故コービー・ブライアント氏の誕生日を祝した。SNS上では当時のムービーや写真が複数投稿されており、ナイキは彼のシグネチャーシューズ、KOBE 9の新作を発表するなど生前のブライアント氏に想いを馳せた。

 

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NBA公式SNSは「KOBE DAY」のコメントとともに、ダンクフォトで誕生日を祝福。投稿はさらに続き、当時のプレームービーや懐かしいオフショットフォトなども公開された。

 

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これにはファンも興奮した様子で、「あの名シーンやないか!」「NBA史上最高の選手だと思っている」「レイカーズ3連覇の写真が全てを物語っている」「誕生日おめでとう、レジェンド」など、それぞれの想いがコメントとなって多数寄せられた。

 

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ブライアント氏から「伝説の男になれ」と、メッセージを受け取ったことで知られる、バスケ米国代表のデビン・ブッカー。インタビュームービー中では“Be Legendary”の意味を語りつつ、当時を振り返った。

 

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そして、ブライアント氏といえばキックス。ナイキ バスケットボールは、新作シグネチャーシューズ「NIKE KOBE 9 “HALO”」を発表した。2014年デザインを踏襲しつつ、軽量ニットアッパーやクッショニング性をアップデート。足首までをカバーするハイカット「NIKE KOBE 9 Elite High Protoro」は8月24日の世界同時発売とともに完売。ファッションに合わせやすいローカットは9月19日発売予定だ。

 

この投稿にSNS上では、「これでまたバスケをやめられなくなった…。何故ならこれを履き倒したいからです」「週末バスケやってる俺は履きたくてたまらない」
「過去300~400種類ほどバスケで履いてきた中でも3指に入るお気に入り」など、バスケットボールマンたちを筆頭に熱く盛り上がった。

 

なお、海外ユーズドサイトでは約6万円と2倍ほどの値段がつき、不動の人気を得るコービーシリーズとはいえ、人気の高さ伺える一足となった。

 

SNS上では、LAレイカーズ公式アカウントがプレー集や秘蔵写真をこのタイミングで一挙公開中で、世界中のNBAファンからコメントが寄せられている。このタイミングでブライアント氏の名場面をあらためて振り返ってみてはいかがだろうか。

パリ2024パラリンピック開幕!“水上のF1”パラカヌーとはどんな競技?24年目に念願叶った初出場選手にインタビュー

今回もさまざまなドラマが生まれたパリ2024オリンピック。その興奮も冷めやまぬなか、8月28日にはパラリンピックが開幕します。

 

編集部が注目しているのは、パラカヌーの日本代表。「水上のF1」とも形容されるスプリントは、一度間近で観たら忘れられない迫力があります。今回はそのルールや見どころ、そして本大会でパラリンピック初出場を果たす宮嶋志帆選手のインタビューなど、盛りだくさんの内容でパラカヌーの世界を紹介します。

 

応援するために押さえておきたい
パラカヌーの基礎知識

2023年8月の世界選手権に出場した日本パラカヌー連盟所属の選手たち。

 

オリンピック競技でもおなじみのカヌーですが、パラカヌーにはオリンピックとは違う独自の種目があり、障がいのレベルによってクラス分けもされています。競技を120%楽しむために、まずはその概要を押さえましょう。

 

「パリ2024パラリンピック」の日程と競技について

2024年8月28日から9月8日まで開催。競技は大会ごとに少しずつ増え続けており、前回の東京2020から全22種目(夏季)となりました。日本は陸上競技、水泳、柔道など多くの競技で金メダルの期待もかかっています。

注目のカヌー競技は、9月6日・7日・8日に実施予定。会場はヴェール・シュル・マルヌ・ノーティカル・スタジアムで、同スタジアムは今大会でカヌーのほかにローイング(ボート)の競技にも使用されています。

 

パラカヌーってどんな競技?

パラカヌーはリオ2016パラリンピックから正式採用されました。下肢に障がいのある選手が参加し、競技人口も年々増えている注目の競技です。200mの直線コースでタイムを競うスプリントで、「カヤック」と「ヴァー」という、形が異なる2種類の競技専用カヌーが使用されます。

・カヤック

パラカヌーでは、スプリント専用の競技用カヤックを用います。選手は主にコクピットに装備されたシートで下肢を支え、両端にブレードが付いたダブルブレードパドルで水をかいて漕ぎ進みます。

船体は直進性能に特化した研ぎ澄まされたフォルムが特徴的。そのぶん安定性能は低く、普通のカヌーの経験者でも水上で浮けるようになるのに数ヶ月かかるといわれるほどです。トップレベルの選手は200mコースを40秒の速さで漕ぐことができ、ゆえに「水上のF1」とも称されます。

 

・ヴァー

片側にアウトリガー(浮力体)がついたスプリント専用の競技用ヴァーを使用。カヤックと同様にコクピットに装備されたシートで下肢を支え、片側だけに水かきがついたシングルブレードパドルを使うことから、漕ぎ方やバランスの取り方に高い技術が必要とされます。

ヴァーは古くから海洋民族が海で使用してきたカヌーの構造なので、落水の危険が少なく安全性能が高い一方、シングルパドルで片方を漕いで艇をまっすぐに進ませる高度な技術が必要になります。

 

オリンピックのカヌーとの違いは?

オリンピックのカヌーは1936年のベルリン大会で正式種目となり、現在は流れのないスプリントコースと、激流を下るスラロームコースの2種類を使用する種目があります。一方のパラカヌーは、2010年に初の世界選手権が行われた新しい競技。日本には1991年に初めて導入され、少しずつ競技人口を増やしてきました。

 

カヌーでスピードを競うスプリントという点ではオリンピックと同様ですが、パラカヌーで使用するのは200mのスプリントコースのみ。また、「ヴァー」に関しては、パラカヌーだけの種目になります。選手は障がいの程度によって、カヌーのシートやコクピットの内部をルールの範囲内で改造することができます。

 

クラスは3種、実施種目は10種目

パラカヌーでは、障がいの程度によってL1〜L3までのクラス分けがなされます。

・L1……胴体が動かせず腕と肩の力だけで漕ぐ
・L2……胴体と腕を使って漕ぐことができる
・L3……腰・胴体・腕を使うことができ、力を入れて踏ん張ることができる

これに「男子(M)」と「女子(W)」、「カヤック(K)」と「ヴァー(V)」の振り分けが加わって、例えば「女子カヤックのL1クラス」なら「WKL1」といった表記で表されます。

ヴァーは2と3の2クラスのみ。今回は男女合わせて計10種目の開催となる。

 

パリ2024パラリンピックでは、カヤックが男女それぞれ3クラスずつ、ヴァーが男女それぞれ2クラスずつの計10種目が実施される予定です。

注目の日本代表は、リオ大会から3大会目の出場となる瀬立モニカ選手をはじめ、男女4人の選手が出場します。なかでも、今回初めてパラリンピック出場を果たすのが、女子の宮嶋志帆選手です。

 

2018年にパラカヌーを始め、それからわずか6年にして夢の切符を手にした宮嶋選手。しかしその背景には、幼少期からパラリンピックの舞台に憧れ続けてきた20年以上もの道のりがありました。そんな彼女に、パラカヌーとの出会いから、大会を目前に控えた今の思いを伺います。

 

水泳で挫折を経験。
東京2020パラリンピックの開催決定に思いを強くした

宮嶋志帆選手。1991年長崎県生まれ。株式会社コーエーテクモクオリティアシュアランス所属。

 

生まれつき左右の脚の長さが違う、先天性の左下肢形成不全。宮嶋選手は、物心つく前から左脚に義足を着けています。パラカヌーの種目・クラスはWKL2とWVL3。日本の女子選手のなかで唯一、カヤックとヴァーの2種目に取り組む選手ですが、実は社会人になるまではパラ水泳の選手でした。

 

「3歳でスイミングスクールに通い始めたのが最初のきっかけです。25mをなんとか泳げるくらいになったころ、9歳のときにシドニーオリンピックが開催されて、パラリンピックを知りました。それから中学に入って練習量を増やしたらタイムが伸びていき、高3でアジアユース(東京2009アジアユースパラゲームス)にも出させていただいて。10代のころは、もしかしたら水泳でパラリンピックを目指せるかもと思っていたんです」

 

ストックを使い颯爽と歩く宮嶋選手。物心つく前から義足のある生活を送ってきた。

 

同じパラカヌー選手でも、障がいの重さや運動能力は選手それぞれに全く異なる。

 

大学でも水泳を続けた宮嶋選手。しかし、その後は思うようにタイムが伸びません。そして2013年、大学卒業と就職を控えていた彼女に転機が訪れました。

 

「2020年の東京オリンピックが決まったんです。やはり出てみたいという思いがあり、社会人になってからも水泳は続けていました。それからしばらくして、あらためてパラリンピックにどんな種目があるのかを見直してみたんです。そのとき目についたのが、ボート競技のパラローイング。まったく経験がありませんでしたが、まだ選手の数が少なかったことと、練習場が偶然にも家から近かったのがその理由です。水泳をやめ、2015年の年明けごろからボートに乗り始めて、3ヶ月後にはすでに日本国内の大会に出ていました」

 

なんという大胆な決断力と行動力。しかしそのわずか3年後、宮嶋選手はまたしても挫折を経験します。

 

「パラローイングは脚の力を使うスポーツで、練習後は痛みで歩けなくなったりしていました。もうパラリンピックは諦めようかと考え始めたとき、パラカヌーをやっていた友人から連絡をもらったんです。競技としてはもちろん気になっていたんですが、どこで練習できるのかがわからなくて二の足を踏んでいたんですよね。そこで思い切って、日本障害者カヌー協会(現在の日本パラカヌー連盟)にメールをしてみました。『日本中どこにでも行くので、練習をさせてください』と。これが2018年の年明けのことです」

 

2ヶ月後の春、香川県の府中湖で初めてパラカヌーを体験。同年夏には、すでに自前のカヌーまで購入していたそう。

 

興味を持ったらまず動いてみるタイプ。その行動力がパリにつながった。

 

すべての経験がプラスに。
そしてカヌーならではの魅力に気づけた

パラローイング時代は、男女のペアで漕いでいた宮嶋さん。たったひとりで水の上に立ち、スピードを追求するパラカヌーを始めた当初は少し戸惑いもあったとか。

 

「大きな湖にひとり漕ぎ出すと、最初はどこに行けばいいのかもよくわかりません(笑)。でも、ボートと違ってカヌーは小回りが効くから、行ってみたいと思った方向にスイスイ行ける楽しさがある。すべて自分の責任で決められるというのも、ある意味で気楽です。これがカヌーの面白さなんだなと思いました」

 

水泳をやってきたお陰か、落水の恐怖心もほとんどなかったそう。むしろボートの経験もあったせいか、6年間でまだ6回しか落ちていないとか。

 

「すべて、今までの経験がプラスになっていると思います。これはボートもカヌーも同じですが、水泳との違いは周りの景色を楽しめること。パラカヌーを始めて何度かヨーロッパへ行っていますが、コースにも個性があって面白いんです。ドイツのあるコースでは、川沿いに民家がありました。私たちが練習している目と鼻の先で、子供や犬が水遊びをしている光景には驚きましたね(笑)」

 

パリ2024パラリンピックの公式ユニフォーム。

 

東京パラリンピック出場は叶わなかったものの、2021年から強化選手になり、2023年の世界選手権で準決勝へ進出。そして2024年5月にハンガリーで行われた世界選手権でパリ行きの切符を掴みました。

 

「5月の世界選手権は自分的にミスが多かったので、帰国して(パリ行きが)決まったときはホッとした気持ちが大きかったです。決定から本番まで約3ヶ月半ですから、もっと時間が欲しいという焦るような気持ちも湧いてきました」

 

そんな彼女の現在の課題と、パリ2024パラリンピックで目指すところを聞いてみました。

 

「日本国内の大会だと比較的落ち着いて競技できるのですが、海外に行くと強豪揃いですし、遠くまで来たからには、頑張ってより良い結果を持って帰りたいという気持ちがあり、どうしてもまだ緊張してしまいます。今回もそこでいかに落ち着いてコントロールできるかが課題ですね。もちろん大会では決勝まで残りたいと思っていますが、そこをあまり考えすぎないようにして、自分の全力を出せるようにしたい。日本代表チームとしては、鹿児島と石川で何度か合同練習をしてきました。それぞれに個人練習も積み重ねています」

 

今回は日本の女子選手としては初となるカヤックとヴァーの2種目で出場予定。

 

「通常はどちらかの種目に集中する選手が多いのですが、私は条件的にエントリーできる枠があったので挑戦してみようと。カヤックとヴァーでは漕ぎ方も使う筋肉も違いますから、そこのバランスを取りながら練習をする必要があります」

 

シドニーパラリンピックでパラアスリートに憧れ、足掛け24年。夢を叶えるために行動してきた。

 

パラカヌーの強豪国といえば、ハンガリーやイギリスといった本場ヨーロッパの国々。パラリンピック本番では各国の戦いぶりも見どころです。これに加えて、宮嶋選手が考える、パラカヌーの楽しみ方も教えていただきました。

 

「パラカヌーは足腰が不自由な選手が参加しているので、通常のカヌーと違って上半身の力を中心にコントロールしなければならない難しさがあります。私たち女子もそうですが、特に男子選手ともなると筋肉量が本当にすごい。ほかの競技ではちょっと見られないくらいの鍛え方をしているんです。タイムや結果だけでなく、そういったアスリートの肉体美や、躍動している姿もぜひ観ていただけたらと思います」

 

普段の素顔は、アニメやゲーム、舞台鑑賞などを愛する会社員。貴重な休日を利用して、電車でひとり練習場へ通い練習を積み重ねてきたという宮嶋選手。でも、そんな地道なプロセスさえ乗り越えてこられたのは、「スポーツを楽しみたい」という純粋な思いがあったからこそ。その思いの強さに、取材班も勇気をもらったような気持ちになりました。

 

パラカヌー日本代表選手から
パリ2024に向けてのメッセージ

宮嶋選手とともに日本代表としてパリ2024パラリンピックを戦う3選手に、本番直前の今の思いを聞きました。

Q1. パリ2024パラリンピックの開会まであとわずか。いまどのような気持ちですか?

Q2. ご自身にとって、パラカヌーの面白さ・魅力はどこにあると思いますか?

Q3. 応援するみなさんから、どこに注目してほしいですか? メッセージをお願いします。

 

小松沙季(こまつさき)選手
ヴァー/L2

A1.
今回はプレッシャーよりも楽しみな気持ちの方が大きいです。東京パラの時は自分の置かれた環境に心が追いつかず、楽しみよりもプレッシャーや苦しさの方が大きかったので、そういう意味では東京パラ以降の経験や時間とともに自信がついてきたのかなと思います。あとはこのパラリンピックイヤーという大きな節目で社会がどう変化するのか楽しみです。

 

A2.
パラカヌーが他のパラスポーツと比べて大きく違うのは、パラリンピックは別として、国内大会や国際大会が健常者の大会と同時に同会場で行われるというところです。さらに、カヌーに乗ってしまうと障がい者も健常者も何も見た目は変わりません。そういったところは、共生社会を体現しているように感じるのですごく魅力的です。

 

A3.
もちろんパラリンピックでのレースにも注目してほしいですが、選手1人1人のこれまでの背景や、これからやろうとしていることなどについても注目していただきたいです。それによって今回のパラリンピックの大会をより楽しめると思います。またこのパラリンピックをきっかけに、自分事として社会をよりよくするために行動する人が増えてくれることが私の1番の願いです!応援よろしくお願いします!

 

瀬立モニカ(せりゅうもにか)選手
カヤック/L1

A1.
現在はオリンピックでの日本選手の活躍に刺激をもらいつつ、粛々と日々やるべきことをこなしている状況です。ここから何かを上げるというより、怪我や体調に留意し、コンディショニングを維持することを大切にしています。

 

A2.
やはり健常者と同じレベルで出来るのが魅力です。競技としては自然を相手にその時折で変化する外的要因に対応しながら最速でパドルを回していくところに面白さを感じます。

 

A3.
純粋に競泳や陸上の短距離を観戦するような感覚で観ていただけたら・・またパラリンピックでは各国の選手が大会に合わせて自分のオリジナル艇を用意してきます。そのデザインは国をイメージしたものが多く、艇のデザインも合わせてみると選手の個性や国の文化が分かるかもしれません。

 

高木裕太(たかぎゆうた)選手
ヴァー/L1、カヤック/L1

A1.
楽しみという気持ちが1番大きいです。東京パラリンピックでは無観客での開催だったので観客が入り、歓声などが聞こえる状態でのレースにワクワクしています。

 

A2.
パラカヌーの魅力は自然を感じながら競技ができるところです。色んな場所で自然を感じることができ水面を艇で切っていく、この感覚がすごく楽しいです。1番のおすすめはフラットな水面に鏡面反射している時がすごく綺麗です。

 

A3.
スタートからの力強さを見ていただきたいです!スタートからゴールまで全力で漕ぎ切りますので応援よろしくお願いいたします!

 

人それぞれ、さまざまな人生を生きてきた個性豊かなアスリートたちが集うパラリンピック。その中でもまだまだマイナーなスポーツといえるパラカヌーですが、選手たちの美しくも豪快なパドル捌き、0.1秒を争うゴール前の接戦など、見どころはいくつもあります。まずは決勝進出に向けて、日本から世界に漕ぎ出す4選手。白熱のレースは見逃せません。

 

取材・文=小堀真子 撮影=真名子

光る“ライトセーバー型バット”だと!? MLBで選手が使ったバットやスパイクが個性的すぎてヤバい

8月17日〜19日にかけて行われたMLB「プレイヤーズウィークエンド」。選手たちが行っている慈善活動の内容や、趣味など各選手たち個人の関心ある分野を大きくピックアップして行われるこのイベントは、2019年以来5年ぶりの開催となった。

 

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期間中、選手たちは特別にデザインしたバットやスパイク、グローブなどを着用し普段とは異なる装いでプレーした。そんな中、日本でも大きくピックアップされたのが大谷翔平のスパイク。大谷は自身の愛犬・デコピンを全面的に描いたスパイクで登場し、SNSではドジャースファンのみならず、多くの野球好きが彼のスパイクに反応を示した。

 

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各選手が個性的なアイテムを用意する中、世界中で大きな話題を呼んだのがサンディエゴ・パドレスに所属するジャクソン・メリルが用意したというバット。

 


なんとこのバット、世界的な名作映画『スター・ウォーズ』で使用されている武器であるライトセーバーをモチーフにしたもの。見た目はもちろん、その“性能”もまさにライトセーバーさながらなのだ。なんと持ち手の部分以外の外側は暗闇の中で光る仕様になっている。

 

このバットについて、MLB.comの公式SNSが取り上げると「めちゃめちゃほしい!」「イカしてる」「これはマズイって!ボールを粉砕しちゃったら審判はなんてコールすれば良いんだよ!」などコメント欄もお祭り騒ぎとなっていた。

 

2017年から2019年はニックネームが刻まれた特別なユニフォームが着用されていたが、今年はキャップのみ背番号が刻まれた特別仕様だった。それゆえにスパイクやバットに注目が集まったが、この流れで来年以降も“面白グッズ”が登場するかもしれない。

人と街を繋ぐ!“東京23FC”のクリーンプロジェクトに見る、地元の声援が大きい理由

東京都江戸川区を拠点に活動する東京23フットボールクラブ(以下、東京23FC)は、2023年に取材したとおり、現在もJFL昇格を目指して戦い続けています。2024年度よりチーム体制が大きく変わりましたが、7月25日時点で8勝1敗1分と好調な成績。今年こそJFL昇格を! と多くのサポーターからも期待がかかっているところです。

 

そんな東京23FCは、10年以上「23クリーンプロジェクト」と称する清掃活動を続けています。毎月23日に、チームの拠点である西葛西の駅前に選手や地元住民、関係者たちが集まり、天候に関わらず約30分ほど町の清掃活動を実施しているのですが、なぜこのような活動を続けているのでしょうか?

 

今回は5月23日に行われた「23クリーンプロジェクト」、さらに6月23日に初めて実施されたパブリックビューイングに密着。東京23FCのサポーターや地域とのつながりに迫りました。

 

東京23区初のJリーグチームへ!「東京23FC」の戦いと目指す未来

 

快進撃を続ける東京23FC
2024年こそJFL昇格を目指す!

まずは新生チームの戦いぶりを確認してみましょう。順調に勝ちを重ねている東京23FCは、得失点が27点(7月25日時点)と他のチームを大きく引き離し、上位をキープしています。今年の東京23FCは何かが違う……そんな期待感を抱かせる状況ですが、2024年の強さの秘密はどこにあるのでしょうか?

 

就任4年目の小松祐己監督は「新体制の東京23FCは一言で言えばアグレッシブなチーム。まだまだ始まったばかりですが、昇格目指して頑張りたい」と力を込めます。また、今年度からチームに加わった澤朋哉選手(MF)と梶山かえで選手(DF)にも話を聞きました。

 

DF・梶山かえで選手

 

「すごく勢いもあって、元気のあるチームです。サッカー中はもちろんですが、練習後も和気あいあいとしていて、のびのび楽しくサッカーができる環境だと感じています。今は、リーグ優勝という目標に向かってひたすら邁進するのみ。なかなか思うようなゲームにならなくても、今のチームなら乗り越えられるような気がするんですよね。一戦一戦に集中して、選手が成長しながら気持ちよくシーズンを終えられるよう大切に戦っていきたいです」(梶山かえで選手)

 

MF・澤朋哉選手

 

「選手たちがとにかく若いんです。まだまだ伸び代があると感じています。今年度のリーグ首位はどのチームにも譲る気はないですし、優勝してJFLに昇格することしか考えていません。今のチームはコミュニケーションを大切にしているように感じます。年齢、経験的にも自分が先輩なので、周りをリードしていきながら、サポーターそして地域のみなさんと一緒に最後は笑顔で終わりたいですね」(澤朋哉選手)

 

地域リーグに所属する選手は、試合だけで生計を立てるのは難しいため、約9割の選手がサッカー選手とは別の仕事をしていると言います。東京23FCに所属する選手も、毎朝7〜9時の合同練習が終わると、会社員として働いたり経営者として組織を率いたり、選手以外の顔を持っています。

 

練習に仕事にと忙しい選手たちも参加している「23クリーンプロジェクト」ですが、実は自主参加。それにも関わらず、多くの選手たちが「地域のために」と参加していると言います。どんな思いでこの活動を続けているのでしょうか?

 

MFの澤朋哉選手(左)と、DFの梶山かえで選手(右)。2人とも今年度から加入しており、清掃活動は5月23日で4回目とのこと。

 

「以前のチームでは清掃活動など地域と関わるようなことはありませんでした。初めてクリーンプロジェクトに参加した時は、『いいことをしたな』という気持ちで純粋に気分がよくなりましたね。クリーンプロジェクトは地域の方々と交流ができるので、チームのためにもとても意義ある活動だと思います」(澤朋哉選手)

 

梶山選手も「普段関わることのないスポンサーや地域の方、サポーターとお話できるのがうれしい」と話します。「ピッチの外の振る舞いが試合にも出るぞ」と伝えているそう。

 

ここからは実際の「23クリーンプロジェクト」の様子をお届けします。

 

「何事もやり続けることが大切」
地域とつながる清掃活動

 

朝の混雑が少し落ち着いてきた朝10時の西葛西駅。参加者が集合し「これから132回目の23クリーンプロジェクトを始めます!」との高らかな宣言とともに、約30分間の清掃活動がスタートしました。

 

このプロジェクトは、チームの本拠地である西葛西をもっとキレイな街にしたい、気付けないところにも気配りができる人になろう、とスタートしたと言います。晴れた日は道路を歩きながらゴミを拾い、雨の日には商店街のアーケードを清掃するなど選手たちが中心となり、自主的に行っている活動です。

 

実際にゴミ袋を片手に歩き出すと、駅前の植え込みの影にある空き缶や道路に落ちたタバコの吸い殻、なかにはコンビニのお弁当ゴミまで! さまざまなゴミが落ちていました。「ゴミ拾いをすると見えないものが見えてくるんですよ。そこに気づく力はサッカーにも通じるんです」と話すのは、東京23FCの斉藤裕之亮マネージャー。この2〜3年で関わる人が増え、今まで点だった活動が少しずつ広がり始めていると教えてくれました。

 

5月23日に参加したのは、朝の練習を終えた東京23FCの監督と選手、スタッフに加えてスポンサー企業の方々。45名ほどの人たちが二手に分かれて清掃活動を行います。

 

「今回で80回目かな? 江戸川区在住ではないですが、東京23FCが大好きでよく参加しています」と教えてくれたのは、東京23FCのファン歴8年目だというサポーターの女性。サッカー好きな息子さんの影響もあり、今では家族で応援のために遠征までするのだとか。

 

選手を応援するのは「母親」のような気持ちもあるかな? とも。清掃活動後も、選手たちと「頑張ってね」「応援しているよ」と明るく笑顔で交流をしていました。

 

「サッカーチームを応援することで私もたくさんの元気をもらえているんです。何が魅力か? って聞かれると難しいけど、選手たちが悔しいと私も悔しい。うれしい時は、チームと一緒に心から喜べる。いくつになってもこんな気持ちになれるって素敵でしょ?(笑) 地域の人にも少しずつ知っていただけるようになって、私ももっと頑張ろうって思える活動ですよ」

 

監督就任時からほぼ欠かさず「23クリーンプロジェクト」に参加している小松祐己監督は、「サッカーも地域活動も、続けることが大切」と語ります。

 

東京23FCの小松祐己監督。

 

「毎月23日に清掃活動を続けていくことで、地域の方々から『頑張ってね』『この前の試合みたよ!』と声をかけてもらう機会も増えてきました。これはただサッカーをしているだけではできなかった経験なんです。地域の企業や住人、サポーターに支えられていることを知れる本当にいい活動だと思って参加しています。これからはもっと地域に必要とされる存在になりたい。サッカーも清掃活動も続けていくことで見えてくるものは必ずある。たった30分ですけど、地域と関わりがチームに与える力は大きいですよ」

 

5月23日の「23クリーンプロジェクト」に参加した選手たち。朝練のあと、企業で働いている選手も多いため自主参加が基本です。この日も「午後から仕事に行きます」と話す選手も。

 

またスポンサー企業である大和リビング株式会社からは合計17名が初参加。サッカー好きで、東京23FCの活躍を日頃から追いかけているという男性社員は清掃活動中、次のように話します。

 

スーツ姿で参加したのは大和リビング城東営業所のメンバーたち。清掃活動中、保育園の園児たちとすれ違うと「頑張る大人の姿を子どもたちにも見せましょう」と笑顔がもれるシーンも。

 

「西葛西駅周辺は営業車で走ることが多いエリアですが、こんなにもゴミが捨てられているなんて車内からはわかりませんでした。気づかない部分に気づかせてくれるいいきっかけになり、参加して本当によかったです。ちょっぴりミーハーかもしれませんが、一緒に清掃活動したチームが試合で活躍している姿を想像すると楽しみになります」

 

最後に記念撮影を行い、この日の「23クリーンプロジェクト」は終了しました。

 

たった30分間でも集まったゴミはこれほどたくさん。とはいえ、清掃活動を始めた当初はもっとたくさんのゴミが落ちており、今では見違えるように街がきれいになったといいます。

 

清掃活動中には「何しているの?」と地域の方から声をかけられ、趣旨を説明すると「頑張ってね」と笑顔で返されることも。「23クリーンプロジェクト」は、誰でも参加が可能です。毎月23日に開催されていますが、詳細については東京23FCのホームページやSNSを参照ください。

 

地元の人々が集い、声を上げた
「パブリックビューイング」

6月23日、133回目の清掃活動後に江戸川区立西葛西図書館とのコラボレーションで初めてのパブリックビューイング(東京23FC vs 南葛SC)が開催されました。この企画は西葛西図書館からの声かけにより開催が決定。サッカー初心者の方でも楽しめるようにと、元Jリーガーでサッカー解説者の中西哲生さんを招いた「サッカー観戦の楽しみ方」講座も開かれました。

 

西葛西図書館のギャラリーでパブリックビューイングが初開催されました。

 

西葛西図書館のギャラリーでパブリックビューイングが初開催されました。
パブリックビューイングでは、試合が動くたびに大きな声援が届けられ、大きな熱気に包まれていました。試合が行われていた味の素フィールド西が丘まで応援の声が届いたのか4-1の快勝! リーグトップを守りぬいた試合となりました。

 

お母さんと一緒に歓声を送る小川唯斗くん。最後まで集中力を切らすことなく、見ている私たちにも大好きな気持ちが伝わってきます。

 

小川唯斗くん(小学3年生)は、本拠地であるスピアーズえどりくフィールド(通称:えどりく)でのホーム試合前に行われる『キッズフェスタ』をきっかけに東京23FCのファンになったそう。以前はサッカースクールにも通っていましたが、現在はお休み中。「サッカーが好きだから」ということで今回のパブリックビューイングに参加しました。

 

家族で応援に駆けつけたという佐藤快成くん。サッカー経験はまだ少ないそうですが、「東京23FCが好き」というお父さんに連れられて家族で応援しているそうです。

 

また親子で東京23FCのファンだという佐藤快成くん(小学5年生)は、家族で佐賀県へ応援にいくほどのサポーター。一緒にきていた快成くんのお父さんは「最初は自分の趣味だったのですが、今では家族みんなで応援できてうれしいです」と話してくれました。

 

 

今回のパブリックビューイングでの熱狂を肌で感じ、地域の人たちにとって東京23FCはなくてはならない存在になっているのだと確信しました。選手と地域、スポンサー企業、そしてサポーターのみなさんの一丸となった応援が東京23FCの力になっているのでしょう。

 

10年以上活動を続けている「23クリーンプロジェクト」も地域の理解と参加する人々の支えがなくては続けられません。地域の応援が選手の力となり、選手の頑張りが地域の人を元気にすることで、東京23FCはより強く成長していくのではないでしょうか。

 

 

Profile

東京23フットボールクラブ

東京都江戸川区を拠点に活動するクラブチーム。2010年より現体制。スピアーズえどりくフィールドを本拠地としている。世界に視線を向ける一方、お膝元の江戸川区民との交流を大切に活動を続けている。

HP https://tokyo23fc.jp/
Instagram https://www.instagram.com/23footballclub/
Twitter https://twitter.com/tokyo23official

「五輪グッズで一番ほしい」「結束力を感じる」パリ五輪バスケットボール、アメリカ代表が履くバッシュが話題に

パリ五輪での活躍が連日話題となっているバスケットボールアメリカ代表。日本時間9日に行われた準決勝のセルビア戦では崖っぷちに追い込まれながらも、スーパースターたちがここ一番の勝負強さを見せ大逆転。“現代版ドリームチーム”と称されるその実力を見せつけた。そんなアメリカ代表はプレーだけでなく、ユニフォーム姿もお洒落で実にカッコいい。特にその足元は、こぞって特注の“USA”カラーのバッシュを履いていて注目を集めている。

 

 

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セルビア戦で9本の3ポイントを決めたステフィン・カリーが履いていたのが、カリーシリーズ最新作となる「カリー12」。星条旗をモチーフとした”USA”カラーで、この日はホームカラーのユニフォームに合わせたホワイトベースを選んだ。

 

 

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こちらはアウェイカラー仕様の「カリー12」。ネイビーアッパーとホワイトソールの組み合わせに、レッドの差し色が冴える。

 

 

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“キング”ことレブロン・ジェームズは当然、自身の“レブロン”シリーズを愛用中だが、こちらもシリーズ最新作となるナイキ「レブロン22」の“USA”カラーを着用。なお、準々決勝のブラジル戦では、アウェイカラーのユニフォームに揃えてネイビー基調の一足を選択していた。星条旗で使用されるネイビー・ホワイト・レッドの3色で構成されている。

 

 

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そして今パリ五輪で、アメリカ代表の通算得点記録を塗り替えたケビン・デュラント。彼もまた、自身の最新シグネチャー「KD17」を着用。ホーム、アウェイのユニフォームカラーに合わせて、2種類の“USA”カラーを履き分けているようだ。

 

サイドアッパーの波打つようなTPUケージが印象的。ケビン・デュラントが幼いころ母親のクローゼットで見たエアマックスプラスに着想を得てデザインしたという。

 

 

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また主力として活躍しているデビン・ブッカーやジェイソン・テイタムらも、こぞって“USA”カラーを着用している。現在のところ、これら“USA”カラーの詳細や一般販売の有無は未定だが、ナイキ「レブロン22」だと特注モデルに位置するパーソナルエディション(PE)に分類されているようだ。詳細が待たれる。

 

 

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これら一連の“USA”バッシュの投稿にSNS上では

「この色、頼むから日本で販売してくれ」

「ユニフォームとの色合わせがオシャレ過ぎ」

「飾る用はネイビー、街履き用はホワイトで決定」

「五輪グッズで一番ほしいのコレ、KD17」

「色が似ても個性的なデザインが見ていて楽しい」

「やっぱり一体感あってカッコいいぜ」

「チームUSAの結束力を感じる!」などの声が寄せられた。

 

4年に一度の夏の祭典。選手たちが着用するスペシャルエディションに注目するのも一興だろう。

ランニングシーンだけでなく普段履きでもイケる!ニューバランスのランニングショーツ「RCショーツ」

普段のランニングやトレーニングはもちろん、日常でも使いたくなる動きやすさと快適さを追求したランニングショーツ「RCショーツ」よりニューカラーが順次登場します。

 

選べるレングスと豊富なカラーバリエーションを用意

RCショーツは、レーザーホールパンチングを施した4WAYストレッチ素材を採用することで、優れた通気性と軽量性を実現。外出しのウエスト紐、リフレクトロゴも搭載しています。

 

縫い目の少ないシームレス構造のインナーブリーフは、通気性とサポート性に優れているので、ストレスのない快適なランニングを実現。

↑通気性とサポート性に優れたインナーブリーフ

 

伸縮性に優れた4WAYストレッチが効いた素材を採用することで動きやすく、パンチング加工によって通気性と軽量性がアップ。

↑軽量で動きやすい4WAYストレッチ素材

 

ランニング中に安定感をもたらす設計に改良された背面外側のジッパーポケットにはスマホが収納可能。内側にはレース時の栄養補給用のジェルや小物などが収納できるドロップインポケットを2つ装備。

↑背面外側にはジップポケットを装備

 

↑ランナーそれぞれのニーズや好みに合わせて、メンズは3、5、7 インチを、ウィメンズは3、5 インチのレングスを豊富なカラーバリエーションで展開

 

↑「RCショーツ 3インチ(シームレスインナーブリーフ付き)」7590円(税込)

 

↑「RCショーツ 5インチ(シームレスインナーブリーフ付き)」7590円(税込)

 

↑「RCショーツ 7インチ(シームレスインナーブリーフ付き)」7590円(税込)

 

↑2024年夏より展開するニューカラーは、メンズ、ウィメンズそれぞれ鮮やかなカラーバリエーションにてラインナップに加わります

 

RCショーツは、ニューバランス公式オンラインストア、ニューバランスオフィシャルストア、一部のニューバランスお取り扱い店舗にて販売します。

 

 

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ナイキ ランニングのペガサスシリーズに、新たな顔!「ナイキ ペガサス プラス」

ナイキ ランニングのペガサスシリーズに、軽さと反発性に優れた「ナイキ ペガサス プラス」が登場します。

 

改良や革新を続けるペガサスシリーズ!

ペガサス プラスは、「ペガサス ターボ」から着想を受けながら、シューズのイノベーションを進化させたものです。ペガサスシリーズは信頼できるフィットと反発性のあるクッショニングで評価されていますが、ペガサス プラスもこの系統を受け継いでいます。フライニットのアッパーはあらゆるランでもしっかりと快適に足をサポートさせつつ、ニットのデザインに組み込んだ通気孔が通気性を確保します。

↑「ナイキ ペガサス プラス」1万9800円(税込)

 

ペガサス ターボのミッドソールは2つのフォームを組み合わせていましたが、ペガサス プラスはフルレングスのズーム X フォームを用いています。ズーム Xはナイキでも最軽量かつ最も反発性に優れたフォームで、これまでのペガサス ターボと比べても最も高いエネルギーリターンを実現します。

↑ナイキランニングの伝統的なワッフルソールをベースにしたパターンのラバーアウトソールが、ほとんどの路面において優れたトラクションを提供

 

ペガサス プラスのシュータンの端からアウトソールには、ターボシリーズから引き継がれたレーシングストライプが伸びています。ヒール部分には視認性を高めるリフレクターとペガサスの名前にちなんだ翼のマークが施されています。

 

ナイキ ペガサス プラスは8月8日からナイキメンバー先行で、その後、8月15日よりNIKEアプリ、NIKE.COM、NIKE 直営店やその他ナイキ販売店で発売予定です。

 

 

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「短パンコーデの参考にしたい!」ガルナチョが夏のリゾートスタイルを披露。Diorのセットアップがお気に入り?

世界最高峰と言われるサッカープレミアリーグで、昨季一躍ブレイクを果たしたマンチェスターユナイテッド所属のアレハンドロ・ガルナチョが、自身のSNSに家族旅行のオフショットを投稿。ディオールのセットアップを着用したリゾートスタイルに、「短パンスタイルの参考にしたい!」などのコメントが寄せられ話題を集めている。

 

 

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エーゲ海に浮かぶギリシャ・ミコノス島のナモスヴィレッジへ家族で訪れたガルナチョ。気のおけない人と過ごすひと時はやっぱり楽で、リラックスできるショーツスタイルが今の気分のようだ。

 

とはいえ、ブランドはディオールを選択し、アスリートセレブらしい隙のない着こなしを披露している。夕陽を背景にしたオフショットでも、ディオールのTシャツを着用しているだけに、同ブランドをかなり気に入っている様子だ。

 


涼感たっぷりなシルク100%素材のシャツとショートパンツは、1974年に考案された「CDダイアモンド」ロゴを散りばめた総柄デザイン。ゆったりとしたシルエットながらも、ディオールらしい上質感が伝わってくる。

 


この投稿にコメント欄では、「リゾートでもお洒落ね」「短パンコーデの参考にしたい」「CDダイヤモンドロゴのシャツ欲しかったやつ」「Bro!! 休暇を存分に楽しんでね」「現在のプレミアリーグでベスト若手選手だ」「来季の活躍が待ち遠しいよ」「ミコノス島は時間がスローで、オフに最適な場所を選んだね」など温かい声が多く寄せられていた。

 

現在オフ期間中のガルナチョは昨シーズン、若干20歳にして世界トップクラスのサイドアタッカーへと急成長を遂げた。8月から開幕するプレミアリーグでの活躍に期待がかかる。

スイスイ走れるOnの新作ランシュー「Cloudsurfer Next」

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は、汎用性が高く軽快なライド感の新作ランニングシューズ「Cloudsurfer Next(クラウドサーファー ネクスト)」が登場。

 

ランニング初心者にもおすすめな一足ですぞ

本作は、Onの主要なパフォーマンスランニングモデルのひとつである「Cloudgo (クラウドゴー)」のミッドソールを、 CloudTec Phaseにアップグレード。インラインモデルの「Cloudsurfer (クラウドサーファー)」よりもさらに滑らかで 汎用性が高く、「あなたも、スイスイ走れる」をコンセプトに、普段のランニングをよりスムーズに感じられ、ランニング初心者にもおすすめな一足です。

↑On「Cloudsurfer Next」1万8700円(税込)

 

クッション性と軽快なライド感が特徴のCloudTec Phaseと、前足部の特徴的なロッカー構造が力強い蹴り出しをサポート。また、足全体を優しく包み込むようにフィットするアッパーは、しっかりと足をホールドし、快適性が持続するプ レミアムな履き心地です。

↑エンジニアードメッシュアッパーは軽量で通気性に優れ、OnのレーシングモデルCloudboomシリーズから着想を得て設計

 

快適な履き心地と推進力で、毎日のランニングに最適なCloudsurfer Nextは、8月1日から全国の取扱店舗とOnのオフィシャルオンラインショップ、およびOn Tokyoにて発売します。また、同日からワイドモデル 「Cloudsurfer Next Wide」も展開。

 

 

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米ファン興奮!「ジョーダン3のスパイク欲しい」「めっちゃイケてる!」 MLB球宴を盛り上げた特注スパイクが話題に

MLBオールスターゲームが16日にテキサス州で開催され、大谷翔平やアーロン・ジャッジ外野手、“怪物”の異名をとるエリー・デラクルーズ内野手の足元に米ファンが興奮している。彼らはこの日に合わせ、特別仕様のスパイクシューズを履いて登場し、年に一度の球宴を盛り上げた。

 

 

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この日アメリカンリーグ「四番・センター」でスタメン出場したNYヤンキース所属のジャッジは、ジョーダンブランドの「エア・ジョーダン3」を履いてプレー。ライフスタイルでも高い人気を誇るブラック×ウルフグレーのアッパーに、象徴的な“エレファントプリント”を採用。ヒールにはジャンプマンロゴをあしらった。

 

SNS上では「ジョーダン3はフィールドでも、ストリートでもめっちゃイケてる」「スパイク仕様のこれ、マジで欲しいです」などのコメントが寄せられた。

 

 

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次に注目されたのが、シンシナティ・レッズに所属する22歳の若きスター、デラクルーズ。6回裏の守備から出場した彼の足元は、ピンクで配色された「エア・ジョーダン1」のハイカットで、よく見ると、ルイ・ヴィトンのロゴが散りばめられたスペシャルエディションを履いて登場。トップ部分にはウイングロゴも確認できた。

 

これには実況席にいた解説者たちも「アメージングだ!」「彼らしいサプライズで球宴を盛り上げます!」とコメントし、SNS上では「スターのオーラが溢れすぎている」「このスパイクを履いたベースランニングが見たい」などの書き込みが見られた。

 


最後に紹介するのは、ナショナルリーグ「二番・指名打者」で出場したLAドジャース所属の大谷翔平。スポンサー契約を交わしているニューバランスのスパイクを愛用しているが、彼もまた普段とは異なる“ドジャーブルー”の色味を纏った「Ohtani1」を着用してプレーした。この投稿には「クリーンなデザインで、ドジャーブルーが鮮やか。SHOHEI似合ってるよ」「いつもホワイトが多いけど、ドジャーブルーも素敵ね」などの反応が集まった。

 


なお、試合はナショナルリーグで出場した大谷翔平が3回表に3ランホームランを放ち先制したが、5回裏に逆転を許し、5-3でアメリカンリーグが勝利した。

 


近年のMLBでは、スポンサーやパートナーシップにインディペンデントなスポーツブランドと契約する選手も多く、様々なカスタムスパイクが披露されているようだ。後半戦も彼らのプレーとともに、足元にも注目していきたい。

アスリート界では常識?レアル・マドリードのヴィニシウスJr.が水着スタイルを披露「超短丈がトレンド継続のようね」

サッカーブラジル代表で、レアル・マドリードに所属するヴィニシウス・ジュニオールが、24歳の誕生日を迎え、イビザ島の海でクルージングする姿を自身のinstagramに投稿。アスリートらしい“極短丈”の水着スタイルが話題となっている。

 

 

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7月12日に24歳の誕生日を迎えたヴィニシウス。現在オフシーズン中の彼は、リゾート地として知られるスペイン・イビザ島に滞在し、海でのクルージングを満喫したようだ。そこで彼が穿いていたのは、ご覧のように極端なまでの短丈スイムパンツ。かつてのデイヴィッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドも愛用していた“極短丈”の水着は、もはやアスリート界で常識となっているようだ。

 


またヴィニシウスは翌日の公式Xアカウントで、NYへと飛び立つ飛行機内でのひとコマを投稿した。“CUMPLEANOS(スペイン語で誕生日の意味)”の文字で装飾されたシートに、バースデーケーキやマカロンなどのお菓子が置かれ、飛行機内でも誕生日の祝福ムードを楽しんでいる様子だった。

 

この投稿にSNS上では

「太腿のたくましさよ!肉体美とD&Gの水着とクルージングのセットは最高でしかない」

「水着の腰のオレンジが陽気で、ヴィニらしいね」

「水着は超短丈がトレンド継続のようね」

「さすがの腹筋!鍛え上げた肉体と水着がマッチしている」

「僕が持っている数年前の水着は新調すべきかもしれない」

「今年の夏はコレで彼女をエスコートしたいと思う」

「誕生日、おめでとうございます! 最高の時間を!」など、水着コーデに触れる書き込みや誕生日を祝うメッセージが寄せられた。

 

 

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自身が所属するラ・リーガのシーズン開幕までは約1か月あまり。プレー以外でも何かと話題を集める彼のライフスタイルにも注目していきたい。

まもなくデビュー!ハイパフォーマンスモデル「エア ジョーダン 39」

ナイキはエア ジョーダンシリーズの最新モデル「エア ジョーダン 39」を発表。エア ジョーダン 39 “Sol”は7月23日から、NIKE.COM、JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA、一部のジョーダン取扱店で発売予定。その他のカラーも今後順次発売予定です。

 

フルレングスのズーム X フォームとエア ズームを組み合わせた最新バッシュ

エア ジョーダン 39はバスケットボールシューズとして初めて、フルレングスのズーム X フォームとエア ズームを組み合わせたクッショニングシステムを採用しています。軽量で反発性に優れたこのフォームは、エリートレベルのランニング競技でさまざまな記録を打ち立て、パフォーマンスを生み出しているスーパーシューズ(これまでのランニングの常識を打ち破った厚底シューズ)の重要な要素として評価されています。

 

一方、フルレングスのエア ズームは、「エア ジョーダン 12」に初めて採用されて以降、「エア ジョーダン 23」といったアイコニックなモデルにも採用されるなど、ジョーダン ブランドにおける重点を担っています。エア ジョーダン 39のエア ズーム ユニットは、フルレングスのズーム X フォームの中の下部に搭載されており、履きこなすうちにズーム X フォームが足に馴染み、軽量で反発性に優れたシステムを生み出します。足を安定させた非直線的な動きを可能にするために、ズーム X フォームは革新的なカップソールのデザインを取り入れています。

↑「エア ジョーダン 39 “Sol”」3万30円(税込)

 

【エア ジョーダン 39のカラーラインナップはコチラ】

 

ジョーダン ブランド パフォーマンス フットウェア シニア デザイン ディレクターのジョエル・グリーンスパンは、次のように話しています。「エア ジョーダン 39は、ソール部分がシンプルで上からつま先を見下ろしてもすっきりとした印象です。エア ジョーダンの他のモデルと比べると、シンプルに見えるかもしれませんが、意図的に行っています。エア ジョーダン 39は、形やバランス、佇まいなどに価値を見出し表現しています。過剰な美しさを見せつけるものは作りたくありませんでした。言い換えれば、テクノロジーを視覚的に表現したくなかったのです。アスリートがこのシューズを履いた瞬間に、素晴らしくプレミアムなパフォーマンスシステムを手に入れたことを感じて欲しいと思っています」、と。

 

 

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普段使いからロングランまでサポートする。ニューバランス「Fresh Foam X 860」がv14にアップデート

ニューバランスは、安定性とスムーズなライド感を実現するEVAボード搭載のスタビリティモデル「Fresh Foam X (フレッシュフォーム エックス)860 v14」を発売。

 

2層構造のミッドソールに、新しくEVA BOARDを搭載

フレッシュフォーム エックス860 v14は、軽さと適度な反発のある2層構造のFresh Foamミッドソールを採用し、全体的な軽量化とスムーズなライド感を実現。アウトソールはFresh Foam X 1080にも使われている新しいデザインを採用しています。走行データに基づき、接地から蹴り出しまで安定した足運びをサポート。新たに搭載したEVAボードが面で支える安定感を発揮し、縦構造のアウトソールの形状と相まって、左右の過度な屈曲を抑制しながら、前への安定した走行をアシストします。

↑「Fresh Foam X 860 v14」1万6500円(税込)

 

【メンズ用カラーラインナップ】

 

フレッシュフォーム エックス860 v14は、ニューバランス公式オンラインストア、一部のニューバランスオフィシャルストアにて販売中です。

 

 

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ナイキが初となるブレイキン用フットウェア「ナイキ ジャム」をドロップ!

ナイキは、ブレイキンが世界最高の舞台に登場するのに先駆けて、ブレイキン用のフットウェアとアパレルコレクションを発表。

 

フューチュラモデルも登場だ!

ブレイキン用フットウェア「ナイキ ジャム」は、約6年の年月をかけて開発。滑らかな競技用フロアだけでなくコンクリートやアスファルトでもアスリートの能力を最大限に引き出します。ドロップイ ンタイプのミッドソールフォームが、ブレイカーに十分な保護性とクッション性を提供。また、ラバーカップソールは、ブレイカーが優れたパフォーマンスを発揮するために必要な接地感を実現させています。

 

ブラック×ガムのカラーは、ヒップホップDJやMCが雰囲気作りにも使うターンテーブルとマイクなどの機材をイメージしています。ミッドソールにある、上下が逆になったスウッシュは方向転換や逆さまになるなどブレイカー特有の技によりアピールできるディテールの一つ。

↑「ナイキ ジャム」ブラック×ガムカラー。1万5730円(税込)

 

タン×ブラックのカラーは、ブレイカーが予測不可能な路面での衝撃から身を守るために使うダンボールをイメージしています。

↑「ナイキ ジャム」タン×ブラックカラー。1万5730円(税込)

 

さらに、グラフィックアーティスト・フューチュラとのコラボモデルも登場します。ホワイトとブラックは彼のアイコンであるブレイクトレインのグラフィティ作品を、エクスクルーシブなデザインで再構築。

↑「ナイキ ジャム」フューチュラカラー。1万7050円(税込)

 

↑グラフィックアーティスト・フューチュラ

 

ナイキ ジャムとブレイキン アパレルコレクションは、7月16日からNIKE.COMおよび一部のNIKE販売店にて随時発売予定。日本、アメリカ、韓国代表キットは、8月1日からSNKRS、一部のNIKE 販売店で随時発売予定。ナイキ ジャム フューチュラカラーはFALL 2024に発売予定です。

 

 

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ナイキとハイパーアイスが、ウォームアップとリカバリーをさらに進化させる

ナイキとハイパーアイスは、アスリートがトレーニングや試合を通じて最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されたウェアラブルテクノロジー、「ナイキ×ハイパーアイス ブーツ」と「ナイキ×ハイパーアイス ベスト」を開発しました。

 

足と足首に温熱とマッサージを提供するシューズ

ナイキ×ハイパーアイス ブーツは、アスリートの足と足首に必要に応じて温熱とダイナミック エアコンプレッションを用いたマッサージを提供するシューズです。アッパー全体に、ハイパーアイス社のデュアルエアNormatecブラダーシステム(均等に熱を伝える加温エレメントに接着)が搭載されています。

 

この組み合わせは、足と足首の筋肉と組織の深部まで熱を伝えるように設計されており、アスリートの動き、パフォーマンス、自然で素早いリカバリーをサポートします。テストに参加したアスリートたちは、足や足首がより自由で軽く感じ、いつものルーティーンを始める前にまるでウォームアップを済ませたかのようだと感想を述べているとのこと。シューズのインソールにはバッテリーが内蔵されており、3段階の加圧と温熱を選択することかできます。

↑ボタンを押すだけで両方のシューズを同時、または左右のシューズを個別に作動させることが可能

 

ウォームアップやクールダウンの際にアスリートの体温を調整するベスト

ナイキ×ハイパーアイス ベストは、アスリートがこれまでコントロールできなかったパフォーマンスに影響を与える要素のひとつである「環境」へのターゲットを可能にしています。このベストは、「ハイパーアイスXライン」の温冷療法用デバイスに使われているのと同様の熱電クーラーを使用して氷や液体を使うことなく瞬時に加熱・冷却ができ、ウォームアップやクールダウンの際にアスリートの体温を調整することができます。

 

ベストには、センサーが自律的に体温を維持するサーマルモジュールが内蔵されています。

↑エアブラダーと圧力センサーは、サーマルモジュールを内側に押し込むことで身体にフィット。快適性を高めると同時に、加熱・冷却の技術の効果を最大限に高めます

 

フットウェアとアパレルの専門知識を持つナイキとリカバリーテクノロジーの専門知識を持つハイパーアイスは、様々な状況でスポーツに取り組むアスリートがより優れたウォームアップやリカバリーができるよう、これまでの概念を破るイノベーションを追求しています。

 

 

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「好感度高い」「自然な着こなし」パリ五輪に挑むレブロン・ジェームズの最新愛用アイテムが判明!

パリ五輪バスケットボール、アメリカ代表の強化合宿に参加するため、ラスベガスのホテルに到着したレブロン・ジェームズ。オフコートでは、ファッションアイコンとしても注目される彼の私服姿がSNSに投稿され、「色彩感覚がクールすぎるんだよな、“キング”は」 「ヴィトンのデニムジャケットは憧れる」などのコメントが寄せられ、話題を集めている。

 

 

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ピースサインをしながら笑顔で会場入りしたレブロンは、オフらしいカジュアルなスタイルながら、目を引くトップスにしっかりとルイ ヴィトンの「DNAデニムジャケット」をチョイス。ボリュームのあるパンツとバランスよくコーディネートし、足元にはナイキのスニーカー「ボメロ5“USA”」を合わせた。

 

 

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この投稿にコメント欄では

「色彩感覚がクールすぎるんだよな、“キング”は」

「デニム彼氏にプレゼントしたい位かわいい」

「ヴィトンのこのデニムジャケットは憧れる」

「ナイキのボメロが普段履きなのは好感度高い」

「リラックスした雰囲気で、自然な着こなしが一番お洒落」

などの反響が寄せられ、カジュアルに見せながらも、アスリートセレブらしい品格を纏ったMIXスタイルが注目されていた。

 


今回、レブロンが着用していたスニーカーとは異なるが、同じ「NIKE ZOOM VOMERO5(ナイキ ボメロ 5)」シリーズのアザーカラーがこちら。メッシュアッパーにレザーやラバー性のケージ、TPUヒールカウンター、フルレングスのZOOMソールなど、デコラティブなデザインが印象的な一足だ。

 

ちなみに、レブロンが着用していたのはチームUSAが試合で着用するユニフォームカラーを纏ったスペシャルエディション。「NIKE ZOOM VOMERO5“USA”」というモデルで、7月4日のアメリカ独立記念日に、米国のみで発売されたようだ。即日ソールドアウトで、ファンからは「日本でも買えるようにして欲しい(泣)」と願うコメントも見られた。

 

 

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なお、バスケットボール米国代表は7月26日に開幕するパリ五輪に向け強化合宿をスタート。レブロン・ジェームズをはじめ、ステフィン・カリーやケビン・デュラント、アンソニー・デイビスらNBAメンバーを中心にオールスター級の12人を選抜した。

 

「唯一の目標は金メダル」と意気込みを話したレブロン。パリ五輪でチームUSAはオリンピック大会5連覇に挑む。

「とどまらない ぶっちぎる」をブランドのスローガンとして掲げ、プーマがランニングシューズとサッカースパイクの新作を発表

プーマジャパンはスポーツの垣根を越えた発表会「PUMA FASTER INNOVATION LAB」を都内で開催。ランニング界から城西大学男子駅伝部、立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チームのメンバー、サッカー界からは堂安律選手、福田師王選手がゲストと参加し、プーマのテクノロジーが凝縮されたランニングシューズとサッカースパイクの新作が発表されました。

 

ランニングとサッカーのカテゴリーで世界のアスリートをサポート

「FOREVER.FASTER.(とどまらない ぶっちぎる)」をブランドのスローガンとして掲げ、世界中でスポーツおよびパフォーマンスに力を入れているプーマ。現在、ドイツで開催されているユーロ2024、同じくアメリカで行われているコパ・アメリカ2024、そして間もなく開幕を迎えるパリでのオリンピックなど、世界でスポーツイベントが目白押しの2024年を“Year of Sports”と位置付け、同社が強化しているランニング、サッカーにおける新しい商品を発表しました。

 

今回ローンチされたのは、ランニングシューズ「DEVIATE NITRO(ディヴィエイト ニトロ)」をさらに進化させた「DEVIATE NITRO 3(ディヴィエイト ニトロ 3)」と「DEVIATE NITRO ELITE 3(ディヴィエイト ニトロエリート3)」の2タイプ。そして、プーマのテクノロジーが凝縮されたサッカースパイク「ULTRA(ウルトラ)」シリーズの「ULTRA 5 ULTIMATE(ウルトラ 5 アルティメット)」と「ULTRA 5 CARBON(ウルトラ 5 カーボン)」の2タイプです。

↑PUMA FASTER INNOVATION LABでは、冒頭でプーマジャパン代表取締役ジェネラルマネジャーの井上緑斎氏が登壇。“Year of Speed”として世界のアスリートをサポートすることを宣言しました

 

「これらの商品はともにスピードに特化しています。アスリートの前に行く推進力を最大限にサポートする、スピードを最大に生かせる商品になっていますが、ただスピードを出すだけではなく、安定性や機能も両立させる商品になっています」と商品の特徴が紹介され、「すべてのアスリートが追求していくであろうスピードに特化し、今年は“Year of Speed”として、まずはサッカーおよびランニングの2つカテゴリーの新商品で世界のアスリートをサポートします。ぜひ、皆さんご期待ください」と井上氏は力強く語りました。

 

トップランナーとシリアスランナー向けの2タイプ

↑左から「DEVIATE NITRO ELITE 3」2万9700円(税込)、「DEVIATE NITRO 3」1万9800円(税込)

 

井上氏のスピーチ後、新作のランニングシューズについて紹介されました。この「NITRO」は、同社独自の革新的なテクノロジーによって爆発的な反発力と軽量性を両立する人気シリーズとして、2021年の発売から毎シーズン進化を遂げています。「速さに化ける軽さ。」がコンセプトのDEVIATE NITRO ELITE 3は、速さと推進力がアップデートされていますが、最大の特徴が軽さです。アッパー、ミッドソールの軽量化を行い、前作よりも軽量化に成功。27.0センチで重量はわずか194グラムで、これはプーマのレース用シューズでは史上最軽量となっています。

↑前作からヒール部は厚さを増しクッショニングとリバウンドを向上させながらも約17グラムの軽量化にも成功

 

しかも、前作より4ミリ厚くなったミッドソールには革新的な「ニトロフォーム エリート」技術を搭載し、優れたエネルギーリターンを実現しています。

↑「業界最高クラスの反発力を提供できると自負しています」と語る商品企画本部の安藤悠哉氏

 

そして「誰でも履けるカーボン厚底。」のDIVIATE NITRO 3は、シューズのドロップ(踵とつま先の高低差)が10ミリドロップになったことで、より前への推進力が向上。また使用されているプレートが前作よりも伸長したことで、より足抜け、ストライドが伸びるような構造になっています。

 

この2モデルの発表に合わせて登壇したのは、箱根で実際に出場した経験のある選手です。DEVIATE NITRO ELITE 3の印象を城西大・林選手は「ミッドソールの厚さを持ちながら、安定性があるというところがすごい」。立教大・林選手は「積極的な走りに足をスムーズに移行できる。自分の足がマッチしていると感じた」。そして実際に箱根でプロトタイプを履いた立教大・稲塚選手は「8区という後半の登りに勝負があるコースでも、勝負どころの後半まで足に余裕を持って走ることができた」と絶賛します。

 

そしてDIVIATE NITRO 3との履き分けについて城西大・桜井選手は「駅伝のコースはロードの特徴や距離に合わせて履き替えたり、また練習内容に合わせて履き替えます」とタイプの異なるシューズの必要性を語ってくれました。

↑左から城西大学の林晃耀選手、桜井優我選手、立教大学の林虎大朗選手、稲塚大祐選手

 

ウルトラ史上最高傑作と超高反発限定モデル

↑左から「ULTRA 5 CARBON」3万6300円(税込)、「ULTRA 5 ULTIMATE」2万6400円(税込)※ULTRA 5 CARBONはPUMAアプリ、Soccer Shop Kamoにて限定発売中

 

続いて紹介されたのが、スピードを追求したサッカースパイク「ULTRA」シリーズの最新モデルULTRA 5 ULTIMATEです。プーマとの結びつきの深いF1マシンからのインスピレーションを融合させたULTRAシリーズですが、今回は最先端の素材と技術を駆使し、ピッチ上における加速力と俊敏性を大幅に向上させました。キャッチコピーは「電光石火、稲妻スピード」です。

↑スピードを意識するだけではなく、カットインやブレイクなどの動きに対しても安定性を発揮する

 

「ただ単にまっすぐ走る、縦へのダッシュというスピードだけではなく、カットインする時や相手を切り崩す際の一瞬のスピードなど、プレー中におけるすべてのスピードに対して今回の『ULTRA』はサポートしてくれます」と、商品企画本部フットボール担当 合志卓也氏。

↑「今回の『ウルトラ』がウルトラ史上最高傑作だと自負を持っています」と手応えを感じている合志氏

 

そして、今回新たな試みとして、ランニングでは主流になっているカーボンファイバー素材をアウトソールに採用した、超高反発の限定モデルULTRA 5 CARBONも登場しました。より速い加速を実現する革新的なスタッドの配置と方向を組み合わせた「SPEEDSYSTEM OUTSOLE(スピードシステムアウトソール)」に、素早い推進力をもたらす弾力のあるカーボンファイバー素材を合わせることで、ULTRA 5 ULTIMATEと比較すると推進力・反発力は32%向上。しっかりと加速をもたらし、高い反発力を生むことで、さらに高いスピードを実現しました。

↑カーボンファイバー素材を使用することで、推進力・反発力は32%向上した

 

堂安選手は「派手なデザインがうれしい」

ULTRAシリーズ最新作発表に、ドイツ・ブンデスリーガで活躍する2人の日本人選手が、フットボール新商品トークにゲストとして参加しました。

↑SCフライブルク所属の堂安律選手とボルシアMGバッハ所属の福田師王選手がゲスト参加

 

元北朝鮮代表で、Jリーグでも活躍したチョン・テセ氏がMCを務め、和やかなムードで始まったトークでは、まずULTRA 5 ULTIMATEの第一印象について堂安選手は「派手なデザインが好きなんで、こうした攻めたデザインは非常にうれしい」。福田選手も「自分もこの色が好きなので、カッコイイなって思いました」と好印象。

 

履いた時のフィット感について堂安選手は「フィット感はすごく良くて、僕は足幅が広いほうなんで助かります」。福田選手は「履いた時に自分に合っているなって思いましたし、ボールを蹴ってみて非常に蹴りやすかった」と笑顔で語ります。

 

そして、今回のULTRA 5 ULTIMATEの特徴であるスピードについて、カットインターンを巧みにこなす堂安選手は「特にブンデスリーガは好守の切り替えが多いので、すごく自分に合ったスパイクだと思う」と実戦を想像しながらULTRA 5 ULTIMATEの良さを実感した模様。最後にULTRA 5 CARBONを手にして、「僕自身も初めて取り組むことはあるんで、ドイツの芝に合えばトライしたい」と着用の可能性を覗かせました。

 

ランニングシューズDEVIATE NITRO 3、DEVIATE NITRO ELITE 3は7月19日より、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMAアプリ、一部取り扱い店舗にて販売。

 

サッカースパイクULTRA 5 ULTIMATEは7月18日より、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMAアプリ、一部取り扱い店舗にて販売。ULTRA 5 CARBONは発売中。

 

 

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パリ五輪は“文化系”視点でも楽しめる!現地ジャーナリストが教える5つのチェックポイント

パリオリンピックの開幕まであとわずか。7月26日には開会式が行われます。

 

今回のパリオリンピックでは、開会式で選手団を乗せたボートがセーヌ川を渡る演出や、パリの名所を活かした会場など、華やかな見どころがたくさん。普段はスポーツ観戦をしない人でも、パリオリンピックはちょっと違った視点で楽しめるかもしれません。

 

パリ在住のジャーナリストである守隨亨延(しゅずいゆきのぶ)さんに、いつものスポーツ観戦とは一味違った、パリオリンピックならではの見どころや楽しみ方を伺いました。

 

パリの歴史的建造物を活かした会場設定

今回のパリオリンピックで注目したいのは、パリの街中にある歴史的エリアが競技会場になっている点です。ベルサイユ宮殿やエッフェル塔などを舞台にして競技が行われるため、観光名所を鑑賞するといった楽しみ方もできそうです。そうした会場設定にした背景について、見解を伺いました。

 

「今回のオリンピックは『広い世代に開かれたオリンピック』という目的があります。スタジアムだけでなく、パリ市内にある観光名所を活かして競技を行うことで、あらゆる世代の人々の注目を集めるのが狙いです。
また、過去のオリンピックと同様に『魅力的な都市』ということを世界中に発信する狙いもあります。オリンピックの開催地としてだけではなく、オリンピックを経て都市そのものの魅力を広めたいという思いもあるように感じます」(パリ在住ジャーナリスト・守隨 亨延さん。以下同)

 

そこで、具体的にどのような歴史的建造物が競技会場になっているのかも、その歴史などとともにご紹介いただきました。

 

・新競技「ブレイキン」はフランス革命の舞台・コンコルド広場で開催

今回のオリンピックから新競技として採用された「ブレイキン」。この競技は、アメリカ・ニューヨーク発祥のヒップホップ文化から生まれたブレイクダンスを、スポーツとして競技化したものです。若者人気の高い競技を取り入れることで、若者の関心をオリンピックに集める狙いもあるのだとか。オリンピックに新たな風を吹き込むブレイキンは、特に注目したい競技と言ってもよいでしょう。

 

ブレイキンをはじめ、スケートボード、自転車でアクロバティックな技を繰り出すBMXフリースタイルといった若者に人気のある競技は、パリの観光名所であるコンコルド広場で行われます。コンコルド広場とは、パリにとってどのような場所なのでしょうか?

パリのコンコルド広場。

 

「ブレイキンなどの競技会場であるコンコルド広場はフランス革命の舞台。革命当時はルイ16世やマリー・アントワネットなど数千人がここに設置されたギロチンで処刑され、大勢の民衆がその様子を見に集まる場所でもありました。
現代では、毎年7月14日の革命記念日に行われる軍事パレードの終着点として、政府要人が参加する重要な式典が催される場所でもあります。普段も人と車の通りがとても多い広場です。ここが競技施設として使われるとは発表前には想像もしませんでした。開かれたオリンピックの象徴となる会場になるでしょう」

 

・格式高い建造物で行われるクラシカルな競技にも注目

パリといえば、『ベルサイユのばら』に描かれるような貴族文化を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。今回のパリオリンピックでは、フェンシングや馬術など、当時の貴族文化をほうふつとさせるクラシックな競技が、格式高い建築様式とともに楽しめる会場設定になっています。

 

フランス王族が過ごしていたベルサイユ宮殿も競技会場です。宮殿のグラン・カナル(ベルサイユ宮殿の敷地内にある運河)沿いに配備された仮設アリーナでは、馬術競技や近代五種が行われます。格式高い会場の雰囲気にマッチした競技を、フランスの歴史を感じながら観戦できるのではないでしょうか」

ベルサイユ宮殿の庭園。

 

競技会場となるグラン・カナルは、広大な宮殿のなかにある。

 

「さらに、1900年にパリで開催された万国博覧会の会場であるグラン・パレでは、フェンシングなどが開催されます。グラン・パレの特徴でもあるガラス天井をはじめ屋内は、オリンピックを前にして現在改装中です。競技が行われる頃には、さらにきれいな会場がテレビ中継などでも見られるかもしれません」

グラン・パレ。

 

・ロードレースやマラソンなどで、パリの街並みを堪能できる

パリの魅力は、歴史的建造物ばかりではありません。豊かな歴史の形をそのまま残したパリの街並みも見どころの一つ。パリ市内がそのまま会場となるレース競技では、普段観光ツアーなどでは赴くことのないパリの景色も見ることができそうです。

 

「ロードレースやマラソン、トライアスロンでは、パリ市内がそのままコースになっており、パリ市内の景観がレース模様とともに楽しめると思います。
また、パリ郊外も通過するようなコース設定になっています。パリ市内から郊外に移るときの街並みの変化から、一味違ったフランスの風情を感じられますよ」

上記以外にも、エッフェル塔や凱旋門から伸びるシャンゼリゼ通りの一部を通るなど、パリの名だたる観光地が競技会場やコースなどで活用されています。どのような会場で何の競技が行われているのかを調べておくと、より興味を持ってオリンピックを観戦できそうです。

 

ショーメやルイ・ヴィトンも参画
パリオリンピックを華やかに彩るアイテムにも注目

パリといえばファッションの都。ルイ・ヴィトンを中心に、パリの名だたる高級メゾンを多数有する「モエ ヘネシー・ルイヴィトン(以下LVMH)」は、パリオリンピックとパートナーシップを結んでいます。

 

「今回のパリオリンピックで選手に授与されるメダルは、パリを代表する高級ジュエラーの“ショーメ”がデザインしています。そして、メダルを収納するためのメダルトランクや、聖火トーチを収納するトーチトランクを手掛けているのは“ルイ・ヴィトン”です。また、フランス代表の選手が着用するユニフォームは、高級シューズやウェアなどを展開する“ベルルッティ”が仕立てています。
以上に挙げた高級メゾンを傘下に収めているLVMHは、パリはもちろん、フランスを代表する世界的企業です。こうした企業がパリオリンピックをどのような形で華やかにデザインしているのかも、今までにない視点で注目したいところですね」

ショーメがデザインしたメダルと、それを収納するルイ・ヴィトンのメダルトランク。ルイ・ヴィトンを象徴するモノグラム・キャンバスや、ルイ・ヴィトンのトランクに使用されてきたものと同じ金具などが用いられている。(写真=LOUIS VUITTON)

 

オリンピック後を見据えたサステナブルな取り組み

前回の東京オリンピックでは、競技会場などで再生可能エネルギーを100%使用する、水素バスや電気自動車のような低公害車を導入するといった環境配慮の取り組みが注目されていました。今回のパリオリンピックにおいても、省資源化や二酸化炭素を含む温室効果ガスの削減など、サステナブルな取り組みも行われています。

 

「過去のオリンピックでは、会場の新規建築など都市開発の側面が強くありました。しかし、オリンピックのために新たな施設を作ることは、昨今の環境配慮の面で否定的な流れになっています。そのため、今回のオリンピックで使用する設備全体の95%を、既存施設や仮設などを上手に活かし、オリンピック閉幕後の負担とならないような会場設営になっています。
加えて、プラスチックごみ削減の取り組みとして、競技会場における使い捨てプラスチックが使用禁止となる計画も発表されています。これはオリンピック史上初となる取り組みで、マラソン選手が使用する給水カップなどにも、繰り返し使える素材が使用されるようです」

 

上記のようなオリンピック全体の取り組みに加え、パリ市内の環境問題に対する取り組みも注目したいところ。開会式だけでなく、マラソンスイミングやトライアスロンなどの会場として使われるセーヌ川では、水質改善に向けて、廃棄物の回収や浄水施設の設置などで鋭意尽力しているといいます。

 

パリ市はセーヌ川の中州から繫栄した都市なので、パリ市民にとってセーヌ川は特別な象徴でもあります。1940年代は遊泳できるくらいきれいな川だったと聞いています。オリンピック後もパリの中で川遊びができるようになれば、パリの魅力にもつながると思います」

 

また、自動車の排気ガスを抑制する目的で、パリ市内の移動手段に関する取り組みも積極的に行われています。

 

「パリ市内の道路は入り組んでおり、自動車移動が多くなるとパリ市内が激しく渋滞してしまいます。加えて、渋滞により二酸化炭素を含む排気ガスの排出量の増加が懸念されます。そのためパリ市では、一般参加者や報道関係者などに対して、公共交通機関や自転車の利用を呼び掛けています。
また、パリ市内では自動車の車線を減らして自転車レーンを整備する工事がいたるところで行われています。パリオリンピックを機に、将来的にも交通面から環境問題の解決に取り組もうという狙いがあるようです」

 

「今回のパリオリンピックは、文化的・社会的にもチャレンジングな取り組みが多いところが特徴です。オリンピックが閉幕した後のパリはもちろん、世界的にもどのような変化が起こっていくのかも見守りたいですね」と守隨さん。

 

世界情勢が不安定な今だからこそ、今後の社会にどのような良い影響をもたらせるのかといったところも、オリンピック最大の見どころになるでしょう。

 

Profile

ジャーナリスト / 守隨亨延(しゅずいゆきのぶ)

パリ在住ジャーナリスト。地球の歩き方フランス特派員および時事通信・運動部パリ通信員。ロンドンの大学院にて公共政策学修士を修めた後、日本でガイドブックおよび雑誌記者を経験し、2009年9月に渡仏。朝日放送パリ支局勤務を経て、株式会社プレスイグレックを設立し、代表を務める。
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「これが史上最強のイケオジか!」デイビッド・ベッカムがウィンブルドンにスーツアップで登場し話題に

7月1日にロンドンで開幕したテニス ウィンブルドン選手権。その大会初日を訪れたデイビッド・ベッカムが、実母サンドラさんと仲睦まじく試合観戦する2ショットをinstagramに公開した。これに対しネット上では「これが史上最強のイケオジか…!」「スーツ姿が最高のお手本」などと、世界中で注目を集めファンを魅了している。

 

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100年を超える歴史と伝統を誇るウィンブルドン選手権。テニスの世界4大トーナメントのひとつに数えられ、毎年会場には多くのセレブが訪れることでも有名だ。

 

この日のウィンブルドン公式instagramでも、ベッカムを“Legendary”の文面とともに投稿し紹介した。

 

 

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この投稿に「いつもスタイリッシュで、いつもハンサム。お母様も美しくて、ユニークな2ショットね」 「究極の紳士。美しい姿だ」 「イケオジの最高峰はベッカムで間違いない」「スーツの着こなしが完璧すぎる。最高のお手本です」 「どうしたらこんなにもスマートに着こなせるんだ」など、海外ファンを中心に多くの温かいコメントが寄せられた。

 

 

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注目を集めたこの日のベッカムのスタイルは、ボディに程よくフィットしたシングルブレストのサマースーツを着用。トープ色が印象的なキャンバススーツで、HUGO BOSSに依頼したオーダーメイドのようだ。そこに淡いブルーのシャツ、ブラウンの軽やかなニットタイ、胸元にはネイビーのポケットチーフを合わせた。

 

また、自身がプロデュースする「アイウェア バイ デイビッド ベッカム」のサングラスを小物にチョイスするなど、ドレスコードを爽やかに守り、試合観戦を楽しんでいる様子だった。

 

なお、7月14日まで開催されるウィンブルドン選手権には錦織圭や大坂なおみら、日本人選手6名が出場予定。テニスを愛するロイヤルや豪華セレブが見守る中、日本人選手達の活躍に期待がかかる。

「かわいすぎる」 「どこかで買えるの?」八村塁が最新作「エア ジョーダン39」を初披露し話題に

NBAロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁が、オフシーズン中のトレーニングスタイルをinstagramに投稿。そこにジョーダンブランドの最新作となる「AIR JORDAN XXXIX(エア ジョーダン39)」を着用した貴重な姿が写っており、バスケットボールファンのみならず、スニーカーフリークの間でも話題となっている。


八村はジョーダンブランドと日本人選手として初の契約を交わし、これまでの試合でも度々エア ジョーダンを履いてプレーしてきたが、最新作「エア ジョーダン39」の着用を披露するのはこれが初めて。

 

ジョーダンブランド公式でも全貌が明かされていないだけに、今回の投稿がより一層注目を集めたようだ。


最先端のテクノロジーを注ぎ込み生み出された「エア ジョーダン39」は、ホワイトを基調としたミニマルな配色で、シュータン部分に赤色の“ジャンプマンロゴ”が確認できる。サイドのメッシュアッパーには模様の凝ったテキスタイルがデザインされた。

 

この投稿に「エアジョーダン39を履いたRUIの活躍が待ち遠しい」 「バッシュがかわいすぎる」 「“AJ39”待ってました」 「コレどこかで買えるの?」「未発表モデルなので続報を待とう」など、コメント欄でも盛り上がりを見せた。


バスケットボール日本代表は昨夏のワールドカップで3勝を挙げ、パリ五輪出場を勝ち取った。6月に行われたオーストラリアとの国際強化試合では、八村不在のなか1敗1分と強豪を相手に健闘。五輪本番への調整は順調に進んでいるようだ。


この結果を受けてSNS上では八村に対し「オリンピックに日本代表として出場して欲しい」 「オリンピックで暴れてください!」 「(練習中の投稿内容に)五輪公式のボールで練習中? これは代表に合流するって事では…?」など、パリ五輪日本代表への合流を切望するコメントも数多く寄せられた。

 

八村は昨夏のワールドカップを残念ながら辞退。“日本代表愛”が強い選手だけに今回こそ、満を持してパリ五輪に臨むだろう。正式発表が待たれるところだ。

「学校の宿題とEURO2024を両立できる」16歳の“超新星”ラミン・ヤマルが『GQ』スペイン版の表紙を飾り話題に!

FCバルセロナで頭角を現し、弱冠16歳にしてサッカースペイン代表にも選出されたラミン・ヤマルが、『GQ』のスペイン版に表紙として登場。ハイブランドを纏ったファッションシュートや、人気企画の“これなしでは生きていけない10のこと”のムービー取材に応じた。このピッチ外での貴重な16歳の姿が「完璧なスター街道を走り出した」 「学校の宿題とEURO2024を両立できるのは君だけだ」など、ネット上で注目を集めている。

ヤマルは2007年生まれの16歳で、現在ドイツで開催されているEURO2024でも、スペイン代表として活躍に期待がかかる次世代スター。地元メディアGQ SPAINは、そんな彼の魅力をサッカーとは異なる目線で紹介している。


人気企画“これなしでは生きていけない10のこと”は、投稿からまもなく50万回以上の再生数を記録。動画内では「PS5のゲームコントローラー」や「アディダスのスパイクシューズ“F50“」 「幼少期の頃のプリント写真」 「母親が作ってくれるピーナッツソースがかかったご飯」など、10のコト・モノを紹介し、彼ならではのエピソードを語っている。

 

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ヤマルは表紙と連動したファッションシュートにも登場し、一部を自身のインスタグラムにもポスト。グッチのプリントシャツやルイ・ヴィトンのデニム、ボッテガ・ヴェネタのセットアップ、アディダスオリジナルスのスニーカーコーデなど、カジュアルな8スタイルのモデルカットも披露した。


この姿にSNS上では、「まだ普通の少年に見えるところが良き」 「完全にスター街道を走り出した。表紙初登場おめでとう!」 「学校の宿題とEURO2024を両立できるのは君だけだ」「EURO2024も応援してるわ。いつもあなたの味方よ」など、彼を温かく見守るコメントが多く寄せられた。


スペイン代表は現在開催中のEURO2024、1次リーグB組初戦のクロアチアに3-0で快勝。ヤマルは最年少デビューを勝利で飾るとともに、随所に好プレーを見せ、世界中のサッカーファンの期待に応える上々のビックタイトルデビューを果たした。


スペインサッカーの未来を担う“超新星”が、どのような活躍を見せてくれるのか?今後に注目したいところだ。

ドジャース大谷翔平はどうなる?再確認したい取り巻く環境と球団との縁、そこで期待される夢の記録とは

日本野球への影響は言わずもがな、今や“メジャー史上最高の選手”と謳われる大谷翔平選手。2024年は電撃結婚や二人三脚で歩んできたと思われた通訳者との決別など、野球以外の話題にも事欠きません。とはいっても、2024年最大のニュースはやはり「ドジャースへの移籍」でしょう。

 

ドジャースといえば、メジャーリーグで成功した初めての日本人・野茂英雄投手が最初に所属した球団であり、日本とは深い縁で結ばれています。ドジャースという球団や、大谷選手がドジャースで目指す新たな高みについてなど、ロサンゼルス在住のジャーナリスト・志村朋哉さんに、今後の“ドジャース大谷”を楽しむために知っておきたいポイントを解説していただきました。

 

日本と縁深い「ドジャース」とは
どんな球団なのか?

 

まず、アメリカ合衆国のプロ野球=「メジャーリーグベースボール」(MLB)の基本的な構成を簡単に紹介しましょう。

 

MLBは、アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)の2リーグ制。各リーグはそれぞれ東部・中部・西部の3つの地区に分かれており、各地区にはそれぞれ5球団が所属。合計30球団で優勝を競います。大谷選手が在籍する「ロサンゼルス・ドジャース」は、ナ・リーグ西地区の球団です。

 

全30球団とその本拠地。@Living編集部制作

 

アメリカ人にとって、ドジャースとは?

ロサンゼルスの高層ビル群を背景にするドジャースのホーム球場、ドジャー・スタジアム。

 

ロサンゼルス・ドジャースは、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスに匹敵する、MLBでもっとも人気のある球団の一つです。人気の背景にはなにがあるのでしょうか?

 

「ドジャースを一言で表現するなら『エンターテインメントの都を拠点とする名門球団』。ロサンゼルスは世界中が憧れるきらびやかな街。そこでもっとも愛されているスポーツチームがドジャースです」

 

そんなドジャースですが、1883年の創設当初はニューヨークのブルックリンが拠点でした。

 

「ロサンゼルスに並ぶ大都市に誕生した球団ということで、最初から人気があったようです。その人気をさらに高みへ押し上げたのが、1947年に登場した伝説のMLB選手・ジャッキー・ロビンソン。彼は近代メジャーリーグ初のアフリカ系アメリカ人選手として大成功を収め、アメリカのスポーツ界における人種の壁を平和的な方法で打ち破りました。教科書にも載るような英雄が所属していた球団とあって、ドジャースは全米でも特別な球団になりました。
1958年にロサンゼルスへ移転した後も、ニューヨークには家族代々ドジャースファンだという人が多くいます。アメリカの2大都市にファンを持つ、数少ない球団でもあります」(ジャーナリスト・志村朋哉さん、以下同)

 

ドジャーススタジアムに設置されているジャッキー・ロビンソン選手の銅像。

 

「アジア人でもMLBで活躍できる」
野茂英雄が見せた夢

日本とドジャースの縁はどこから始まるのか……「やはり野茂英雄選手でしょう」と、志村さんは答えます。野茂選手が日米野球界に与えた影響について伺いました。

 

「野茂選手が入団する直前、MLBではサラリーキャップ導入を巡る選手会とオーナー側の対立により史上最長のストライキが起きていました。1994年はシーズンが途中で終了し、ワールドシリーズも中止されるという異例の事態に。MLBの人気もこれまでかと思われた1995年に、野茂選手はドジャースでデビューしました。彼の独特なピッチングスタイル『トルネード投法』は、バッターだけでなく観客をも驚かせ、ルーキーイヤーにはナ・リーグの新人王を獲得。日米両方で『野茂フィーバー』を巻き起こし、アメリカ野球界の暗い雰囲気を一変させたのです」

 

ヒーローの登場、それは多くの人に誇りと勇気をもたらす瞬間でもあります。

 

「1980年にフェルナンド・バレンズエラというメキシコ系選手がデビューし、ルーキーイヤーに新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞というMLB史上初の快挙を達成しました。このときもロサンゼルスがフィーバーになり、とくにヒスパニック系コミュニティが一気にドジャースの熱狂的なファンになるという出来事がありました。バレンズエラ選手がヒスパニック系のヒーローであったように、アジア人でもMLBで活躍できることを証明した野茂選手もまた、アジア系のヒーローになったのです。日本人選手やアジア人選手がドジャースに強い思いを抱くのも無理はありませんね。
野茂選手を皮切りに、ドジャースでは石井一久投手(2002-2004)、黒田博樹投手(2008-2011)、前田健太投手(2016-2019)、ダルビッシュ有投手(2017)など多くの日本人投手が活躍しました。そして、9人目の日本人選手としてやってきたのが大谷選手。現地の日系コミュニティはもちろん歓喜に沸いたのですが、アジア系コミュニティもみんな大谷選手を誇らしく歓迎しました」

 

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はMLB史上初の日本生まれの監督。

 

「ドジャースと日本の縁といえば、デーブ・ロバーツ監督も日本にゆかりのある人物。沖縄生まれで、母親が日本人です。また、ロサンゼルスという街も日本と深いつながりがあり、全米最大級の日系コミュニティが存在します。約40の県人会や全米日系人博物館があり、多くの日系企業も進出。ドジャーススタジアムでは、スポンサーの多くが日系企業なんですよ! 大谷選手の移籍で、ドジャースと日本の関係はますます深まることでしょう」

 

2024年注目の記録!
“ドジャース大谷”の見どころ

写真提供=志村朋哉

 

そもそも、大谷選手がドジャースへの移籍を決意した理由はなんだったのでしょうか?

 

優勝への執念、その一択でしょう。大谷選手はドジャースと10年契約を結びました。つまり、ドジャースは大谷選手の引退まで常に優勝を狙い続けられる球団だということです」

 

球団の強みとは?

 

MLBで優勝するためには、スター選手をお金で買うだけでなく、若い選手を育成する下部組織(マイナーリーグ)の存在が不可欠だといわれています。ドジャースの下部組織の優秀さは30球団中でも5本指に入る評価を得ており、下部組織を通じて有望な若手選手を発掘し、MLBで活躍できるよう育成しているんですね。その結果、ドジャースは11年間連続でプレーオフ(レギュラーシーズン終了後に上位12チームで行われるトーナメント)に進出しています。
大谷選手も下部組織の重要性は理解していましたから、契約前の面談時には下部組織の現状や育成システムについて詳しく尋ねたそうです。スポーツ界における史上最高契約額7億ドル(約1015億円)のうち97%を後払いにしたのも、『今はこの資金をチームの補強に使い、10年間、ずっと優勝をねらい続けられるチームにしてほしい』という大谷選手の希望の表れ。優勝を長期的に見据えると、資金が潤沢で下部組織がしっかりしているドジャースへの移籍は、誰もが納得の選択だったと思います」

 

大谷翔平が104年ぶりの偉業達成! 在米スポーツライターが解説する、大谷選手の凄さとメジャーリーグの楽しみ方

 

2024年は打者に専念!
バッターとして期待される記録は?

日本ではホームラン王や三冠王に注目が集まりますが、アメリカでファンが沸く記録は異なるといいます。アメリカ人が大谷選手に期待する記録とはなんでしょうか?

 

『40本塁打40盗塁』をご存じですか? 選手が1シーズンで40本のホームラン(本塁打)を打ち、かつ40回の盗塁を成功させる記録のことで、達成したのはメジャー史上5人のみ。MLBでは、強打力と俊足を持ち合わせた選手としてMVP候補に挙がることも多く、ファンやメディアから大きく注目されます。この記録が大谷選手には期待されているというわけです。

 

大谷選手は例年6月頃から調子が上がってくる選手ですが、今シーズンは5月までの記録でも十分に好スタートを切っています。今後さらに調子を上げていけば、『50本塁打50盗塁』という史上初の大記録も夢ではないかもしれません!

 

肉体的にもピークを迎えている大谷選手が、ベーブ・ルースやバリー・ボンズといったMLB史上最高バッターの全盛期に並ぶような打撃での活躍ができるかにも注目です。

 

「アメリカでは選手のバッティング能力をOPS(出塁率と長打率を足し合わせた指標)やwRC+(選手の得点貢献度をリーグ平均と比較した指標)で計測します。ベーブ・ルース、バリー・ボンズ、大谷選手の数値は以下の通り。

 

・ベーブ・ルース:OPS 1.382、wRC+ 234(1920年)
・バリー・ボンズ:OPS 1.381、wRC+ 244(2002年)
・大谷翔平:OPS 1.066、wRC+ 180(2023年)

 

wRC+は時代や球場の違いを考慮しているため、過去の名選手と現役選手を比較することも可能です。順調にいけば2025年には二刀流も復活します。ピッチングでは大谷選手が圧倒的なエースとして期待されることでしょう。大谷選手ほどの怪物だからこそ、伝説的な記録をも塗り替えてしまうのではないかと期待してしまいます

 

写真提供=志村朋哉

 

ドジャースは大谷だけじゃない!
注目のスター選手は?

最強打線と呼び声高いドジャースの野手陣。ドジャース観戦ではどの選手に注目すればいいでしょうか?

 

「必ず見てほしいのは、MVP受賞歴があり、大谷選手の前後を打つムーキー・ベッツ選手フレディ・フリーマン選手です。とくにベッツ選手は、大谷選手と並んでもっとも才能のあるアスリートの一人。卓越したバッティング能力と、どのポジションでも守れる一流の守備力を武器としています。
さらに、野球だけでなく、ボウリングやルービックキューブ、バスケットボールでもその才能を発揮。最近では、トークが上手いことからポッドキャストやYouTubeで司会を務めたりと、なんでも器用にこなすマルチタレントとして活躍しています。多才なベッツ選手はファンの間で圧倒的な人気を誇り、子どもたちもみんなベッツ選手の背番号50のユニフォームを着たがるんです

 

背番号50・ムーキー・ベッツ選手。出塁率が高くスピードもあるため、大谷選手の前にランナーとして出塁し得点につなげる。

 

「フレディ・フリーマン選手は、安定した打撃の要としてドジャース打線になくてはならない存在です。打率も高くてホームランも打てる、一塁手としてゴールドグラブ賞も受賞しているという才能の持ち主。おまけに家族思いの紳士としても知られています。フリーマン選手は息子のチャーリーくんをよく練習場に連れて行くのですが、チャーリーくんと大谷選手が仲良くしている姿は、日本でも放送されているようです」

 

背番号5・フレディ・フリーマン選手。バットにボールを確実に当て安定して出塁するため、大谷選手の後に続く打者として優れた活躍を見せる。

 

「もう一人、ぜひ紹介したいのがプエルトリコ出身のエンリケ・ヘルナンデス選手。“キケ”の愛称で親しまれています。ユーモラスで明るく気取らない性格や、パートナーを大切にする姿が、多くのファンを引きつけてやみません。
また、大谷選手がドジャースに移籍してから新しいポーズを披露するようになりましたよね。両手を上げて上体を傾けながら左足を上げる、あのポーズの由来は、ヘルナンデス選手がヒットを打ったときなどにやっていたポーズなんです。通称“キケポーズ”は、今や同僚たちにも大人気で、みんなが楽しんでポーズを取っています。チームメイトやファンにも愛されるムードメーカーなのです」

 

エンリケ・ヘルナンデス選手。“キケポーズ”は本人のInstagramでも確認できる。(写真は背番号14時代のもの)

 

ズバリ!今シーズン必見のポイントは?

優勝できるかどうか、それがすべて! 野手として勝利に貢献し、7億ドルという莫大な契約金のプレッシャーを跳ね返し、2023年のWBC優勝で見せたドラマを再び全米に見せることができるのか! 期待に応えられなければ容赦ないバッシングが待っているのがアメリカ。しかし、優勝すれば野球界は確実に盛り上がり、大谷選手のステータスはさらに一段上がるでしょう。こんなにエキサイティングな夢を見せてくれる選手は滅多に現れませんよ。まずは10月から開催されるプレーオフへ進出できるよう、応援していきましょう!

 

 

Profile


ジャーナリスト / 志村朋哉

5千人以上のアメリカ人への取材と世論調査、報道分析をもとに情報を発信する、米国内事情に精通するジャーナリスト。米新聞社で唯一の日本人記者として働き、現地報道賞を受賞。英語と日本語で執筆する傍ら、テレビなどでニュース解説を行う。ヤフーニュース総合アクセスランキング第1位も獲得。著書に『ルポ 大谷翔平』『米番記者が見た大谷翔平』(ともに朝日新聞出版)がある。
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「スニーカー発売されるまで貯金する!」 NBAファイナルを観戦するトラヴィス・スコットの足元が話題に

6月9日に行われたNBAファイナル第2戦。シーズン最後の大イベントとあってかコートサイドには名だたるセレブたちが集結した。その中でひと際、注目を集めたのが現代ヒップホップシーンのスターであり、ファッションアイコンとしても大きな影響力を持つトラヴィス・スコットだ。会場に姿を現わすと観客たちが直ぐに沸いたが、最も注目されたのはその足元を中心とした観戦スタイルだったようだ。


この日の彼は足元に、未発表カラーであるセルティックスの“ラッキーグリーン”を纏った「JUMPMAN JACK TR(ジャンプマン ジャック トレーナー)」を着用して登場した。

 

これは「ジョーダンブランド×トラヴィス・スコット」による彼の初シグネチャーモデルで、コレクターたちの間では10万円を軽く超えるほど、高値が付くプレミアムスニーカーだ。加えて、未発表カラーで、この日が初披露ともなれば、すぐさまSNS上に話題の一足として拡散されることに。

 

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しかも、このスニーカーの配色に合わせて彼が着用していたトップスにも話題が集まった。驚いたことに着用していたのは、サッカーJリーグ 読売ヴェルディ(当時)が着用した1995、96年のオールドユニフォーム。よく見ると前面にチームワッペンや「YOMIURI」の文字を確認することができた。


SNS上ではこれらの投稿に「この色ハメは彼ならでは。本気イケてる!」 「スニーカーはいつ頃発売なのか、ヒント教えて??」 「スニーカー発売されるまで貯金する!」。

また日本のファンからもコメントが寄せられ、「読売ヴェルディのユニでNBA観戦って面白すぎ(笑)」 「(ユニフォームは)ブランドがミズノで、コシノジュンコデザインだよ」 「ありがとうスコット!(セルティックス ファン)」などと多数のコメントが寄せられた。

 

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なお、この新しいカラーのスニーカーが一般販売されるかは現時点では不明。新色のリリースに期待が高まる一方、続報が待たれるところだ。

これは画期的だ! Teva初のトレイルランニングサンダル「Aventrail」

今年40周年を迎えたTeva(テバ)は、スポーツサンダルのカテゴリーを超え、新たなテクノロジーで再定義したTeva初の画期的なトレイルランニングサンダル「Aventrail(アベントレイル)」を、6月11日より発売します。

 

Aventrailは、「Feel The Wind Through Your Toes–つま先で、風を感じよう–」をコンセプトに、Tevaの“自然を楽しむ”というフィロソフィーに基づき、長い距離や悪路でも“自然を楽しみながら、自由に走れるランニングサンダル”として開発されました。トレイルランニングにおいて最高のランニング体験を提供するために、サンダルとシューズ間に生じるギャップを埋め、パフォーマンス性、反応性、クッション性、快適性、スタイルのすべてを1つにした革新的なモデルです。

↑「Aventrail」。メンズ、ウィメンズ共に各2色展開、価格は2万900円(税込)。重量約337g(27cm)

 

柔らかなエンジニアードニットアッパーが通気性と起伏の多い地形でも前足部の安定性を提供し、新たに開発したWストラッピングシステムにより足全体がしっかりと固定され、フィット感を自在に調整可能です。優れた反発性とクッション性を発揮するHYPER-COMFテクノロジーと耐久性とグリップ力に優れたTevaオリジナルのSPIDER RUBBERアウトソールにより、下り坂でも十分なサポートを提供。内蔵されたナイロンプレートは推進力を安定させ、ねじれを補正。力強い走りとアップヒルでの加速を叶えます。ランニングシューズよりも足を覆う部分が少なく、前足部に自由な感覚や開放感をもたらします。ランナーの好みに応じて、ソックスを履いても裸足でも快適に使用可能。

 

 

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「限定コレクションで勝利を祝おう!」レアル・マドリードのCL優勝を讃えた“ZEGNAチャンピオンズセレクション”がリリース

6月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝を制し、優勝を決めたレアル・マドリード。SNS上には優勝パレードやセレモニーの様子が続々と投稿され、母国スペイン各地で熱狂状態が続いている。そんな中、あるポストが注目を集めた。

決勝戦の開催地ロンドンに到着したのは、最優秀若手選手賞を受賞したMFジュード・ベリンガム。細身の体型にジャストフィットしたスーツスタイルがなんとも洒脱でスタイリッシュな雰囲気だ。これを受けて、レアルマドリード公式Instagramも「シーズン最後の遠征となるため選手全員でスーツアップ!」と投稿した。

 

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その投稿はCFヴィニシウス・ジュニオールやDFエデル・ミリトンら、選手たち個々のSNSにも広がり、オフフィールド上での稀な姿に注目が集まった。

 

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着用しているスーツは、世界最高級の素材と仕立て技術を持つエルメネジルド・ゼニアで、公式HPによると、MADE TO MEASUREと呼ばれるオーダーメイド。ブラックスーツは1着約65万円以上、ネイビーブルーのスーツは1着約81万円以上で仕立てることができるようだ。

 

またゼニアは、チャンピオンズリーグ優勝を祝し、“チャンピオンズセレクション”のリリースを発表。レアル・マドリードの選手たちをモデルに起用した新たなショート動画もアップされた。

 

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この投稿に「限定コレクションでレアルの勝利を祝おう!」「おめでとう!レアルマドリード万歳!」「ちょっとサイズが大きそうだけど、ベリンガムが着てるオーバーシャツがめっちゃ欲しい!」などと、ゼニアファンだけでなくサッカーファンからも多くのコメントが寄せられた。

 

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コレクションのラインナップは、最上級メリノウールを使用し極めてソフトタッチなウールポロシャツや、トレンド感のあるオーバーシャツ、生地表面にシボ感があり、しっとりとした柔らかさを持つディアスキンレザーのスニーカーなど、ハイエンドなカジュアルウェアが中心。ボストンバッグやサングラスなどの小物類も並んだ。

 

これらアイテムは世界中のゼニア直営店およびオンラインサイトにて購入することができる。

 

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これから欧州サッカーはオフシーズンとなるが、世界一のプレイ同様にオフスタイルにも注目してみてはいかがだろうか。

アディダス「SUPERNOVA」シリーズに、新シューズ「SUPERNOVA PRIMA」がラインナップ!

アディダス ジャパンは、走ることを楽しむための「心地よさ」を提供するランニングシリーズ「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」より、次世代クッション素材「DREAMSTRIKE+(ドリームストライクプラス)」をアディダス ランニングシューズ史上最大量搭載し、優れた快適性とサポート性を両立した新たなモデル「SUPERNOVA PRIMA(スーパーノヴァ プリマ)」を発売。

 

ランニングの快適性とサポートを両立!

アディダスはSUPERNOVAを昨年12月に大幅刷新し、長年に渡るパフォーマンスシューズの知見と先進的テクノロジーを組み込みながら、幅広いレベルのランナーが日々のランで気軽に使える新シリーズとして発売を開始しました。そして今回、レベルアップを目指すランナーに向けたモデル、SUPERNOVA PRIMAが新たにラインナップ。

↑「SUPERNOVA PRIMA」1万9800円(税込)

 

本モデルでは、高機能ランニングシリーズ「ADIZERO(アディゼロ)」に搭載されたミッドソール素材「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」をヒントに開発された次世代クッション素材「DREAMSTRIKE+(ドリームストライクプラス)」を「SUPERNOVA RISE」よりも 13%増量(※)。つま先からかかとまでフルレングスで配置されたDREAMSTRIKE+フォームが、前足部の強い蹴り出しを叶えるとともに、毎日のランニングにこれまで体感したことがない走り心地と快適さを提供します。

※:SUPERNOVA RISEにおけるDREAMSTRIKE+搭載体積量との比較

 

人間工学に基づき設計された革新的なLIGHTTRAXIONアウトソールが、ミッドフットとフォアフットの動きをサポート。軽い履き心地とたしかなグリップ力が持続します。従来のSUPERNOVAシリーズのシューズよりも、幅広のサポートロッドを搭載し、さらに安定した着地を実感できます。

 

柔らかなフォームとソフトなテキスタイル素材が、かかとを包み込むように優しくサポート。

 

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「一番の見どころだった!」エムバペがF1モナコGPに登場!予想外の展開にファン歓喜

5月26日に行われたF1第8戦モナコグランプリ決勝で、チェッカーフラッグを振った人物が話題となっている。その大役を務めたのは、サッカーフランス代表選手のFWキリアン・エムバペだ。この予想外の展開に、米スポーツ専門メディアらも注目。ファンは「チェッカーフラッグ担当だったの!?笑」「なんだかワクワクしたよ」などと、SNS上でザワつきを見せた。


F1で伝統の一戦とも呼ばれるモナコグランプリ。かつてエムバペはASモナコでプロデビューを飾ったこともあり、ここモナコはゆかりの地だ。米スポーツ専門メディアESPNのF1公式Xは“エムバペがモナコGPでシャルル・ルクレールのチェッカーフラッグを振った”と投稿した。


F1公式アカウントのXでは“Oh hi, Mbappe”の文面と共に、パドックを歩くエムバペの写真を投稿。DAZN JAPAN公式Xでもその姿を見ることができた。


この姿にファンからは、「元祖モナコのスター!」 「まさかチェッカーフラッグを担当するとは思わなかったよ」 「レースも面白かったけど、エムバペのチェッカーが一番の見どころだった!」 「(旗を準備する姿を見て)少し緊張してるのかな?」 、また日本のファンからは「南野選手も一緒に来てほしかった」などと、多くのコメントが寄せられた。

 

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なお、レースを制したのはモナコ出身で、フェラーリ所属のシャルル・ルクレール。母国初優勝を果たした彼にエムバペは「歴史的な時間だ。おめでとう、兄弟」とinstagramのストーリーズにポストし祝福。モナコでの時間を有意義に過ごすことができたようだ。

 

エムバペは今季限りで所属のパリ・サンジェルマンから退団を表明。今後の移籍先を巡り、世界中で注目を集める“怪物ストライカー”からしばらく目が離せなさそうだ。

アディダスのランシュー「ADIZERO SL」にアップデートモデルが登場! 日々のジョグに軽さを求めるなら打ってつけ

アディダス ジャパンは、1秒でも速いベストタイムを目指して走るランナーのためのランニングシリーズ「ADIZERO(アディゼロ)」より、優れた軽量性と安定性を両立させたトレーニング用ジョグに適したランニングシューズ「ADIZERO SL 2(アディゼロ エスエル ツー)」を2024年6月1日に発売。

 

トップアスリートのペース走から、シリアスランナーの日々のジョグ練習まで幅広く

アディダスは、2022年12月の発売以来、「ADIZERO」のなかでもあらゆるシーンで使用可能なランニングシューズとして、幅広いレベルのランナーから高い支持を受けてきた「ADIZERO SL」を今回大幅刷新し、「ADIZERO SL 2」として新たに発表。足への負担を軽減する軽量設計と、反発を効率的に推進力に変えるミッドソールで、トップアスリートのペース走や、フルマラソンで自己ベストを目指すランナーの日々のジョグを支えます。

↑「ADIZERO SL 2」1万4300円(税込)。重量(27.0cm):232g

 

 

ミッドソールには、今まで前足部のみに採用されていた「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」を、つま先からかかとまでフルレングスで配置。クッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現した低密度高反発素材を全面に配置することで、優れた軽量性はそのままに、安定した着地と、よりスムーズな前方推進やペースアップを実現しています。

 

またアッパーには「ENGINEERED MONO MESH(エンジニアード モノ メッシュ)」素材を新たに採用し、柔らかく足を包み込む優れたフィット性と高いサポート性を提供。

 

そしてアウトソールに搭載された「ADIWEAR RUBBER(アディウェア ラバー)」は、その高いグリップ性と耐摩耗性で、何度も繰り返されるジョグ練習やペース走でも、安定したパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

 

 

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「シグネチャーを早く開発して」NBA注目の超新星、ウェンバンヤマ×ナイキのシューズが登場し話題に!

2023年、NBAドラフト全体1位でサンアントニオ・スパーズから指名され、2023〜24年シーズンの最優秀新人賞に輝いたビクター・ウェンバンヤマ。フランス出身の彼は、身長223.5センチ、ウィングスパン240センチと、規格外のサイズを誇るビッグマンで、持ち前のズバ抜けた才能を存分に発揮するデビューシーズンを送った。

 

そんななか、ウェンバンヤマとのシューズ契約を巡り、激しい争奪戦を制したナイキからパーソナルエディション「Nike G.T Hustle2 “Victor Wembanyama”EP」がリリースされ話題となっている。


ウェンバンヤマの名を冠にした初のシューズということもあり、5月15日の発売とほぼ同時に完売。NBAファンのみならず、スニーカーファンにとっても待ちに待った記念すべき一足となったようだ。

 

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ウェンバンヤマは、NBA一年目にして71試合に出場。1試合平均で21.4得点、10.6リバウンドをマーク。2メートル超えの身長ながら、シューティング力や俊敏性を併せ持つ20歳のルーキーは、2023〜24年シーズンのNBAの話題をかっさらった。最優秀新人賞と同時に、NBA史上最年少ブロック王をも受賞し、順風満帆の選手キャリアをスタートしたようだ。

 

そのプレーを間近で観戦した“キング”こと、レブロン・ジェームスは彼を「ALIEN(エイリアン)」と称賛し、異次元とも感じられるプレースタイルで一気にその名が知れ渡った。

 

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今回リリースされたシューズは、抜群の反発性を持ち、スピードを維持しながら素早い動き出しをもたらす「Nike G.T Hustle2」をベースモデルに採用。

 

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宇宙的な色調と銀河をイメージしたグリーンとブラックの配色で、ナイキのスウォッシュをメタリックシルバーにアレンジ。シューレースやミッドソールには星屑のような斑点をあしらい、ヒールに「エイリアン」のモチーフがデザインされている。そして、暗闇で光を放つアウトソールには、“BE UNIQUE EVERY DAY”のメッセージが刻まれた。

 

ルーキーとは思えないほどの大活躍を見せたデビューシーズンとなったこともあり、SNSでは「え、もうスペシャルエディションが登場したのか!?」「地球外生命体の雰囲気がウェンビーならでは」「彼だけのシグネチャーシューズを早く開発してね」「これが記念すべきプロトタイプになるのか…!」「Awesome!」など、驚きと今後を期待するコメントが書き込まれた。

 

同シューズは、5月15日に$170(日本では2万5630円)で発売されたが数分でソールドアウト。さらなるシグネチャーシューズの開発やシリーズ化を切望する声があがるなど、今後の展開にも期待が高まる。彼のプレーとともに、その足元にも注目していきたい。

ミズノの「スムーズ スピード プロジェクト」はステージ2へ突入。ジョグに注力したニューモデル「MIZUNO NEO VISTA」を発表

ミズノが2022年から始めている「SMOOTH SPEED PROJECT(スムーズ スピード プロジェクト)」はステージ2へ。「ジョグこそがスピードを生み出す」をコンセプトに、6月14日11時より発売されるジョグやスピード練習に適したニューモデル「MIZUNO NEO VISTA(ミズノ ネオ ビスタ)」が発表されました。

 

ゼロベースで「スムーズなランニングとは何か」を追求するプロジェクト 

1906年に創業者の水野利八氏が大阪で水野兄弟商店を始めてから、110年を超える長い歴史の中で数多くのプロダクト、テクノロジーを開発してきたミズノは、2022年より「スムーズ スピード プロジェクト」を推進しています。それは「スムーズなランニングとは何か」を考え、既成概念にとらわれずゼロベースですべてやる、いいことがあったら全部取り入れる、そんなプロジェクトです。

 

2022年にはプロジェクトの第1号商品として、フルマラソンではなく、ハーフのショートディスタンスで圧倒的な力を発揮するプロトタイプ「WAVE DUEL PRO(ウエーブ デュエル プロ)」を発表しました。以降、「デュエル プロ」をフルマラソンまでアップデートした「WAVE REBELLION PRO(ウエーブリベリオン プロ)」。2024年には、よりスピーディにアップデートチューニングした「WAVE REBELLION PRO 2(ウエーブ リベリオン プロ 2)」が発表されました。

 

「REACH BEYOND」のフィロソフィーの元、気合と愛情で突き進む

「『リベリオン プロ』が中心にあるスーパーシューズの開発はステージ1。このステージはどんどん続いていきますが、もう一つ新たな動きをします。それがレースシューズ開発で培った革新をデイリーランニングに持ち込む、それこそ今日のメインプロダクトとなるジョグにこだわった新モデルMIZUNO NEO VISTAです」と、今回の発表会で力強く語ったのは、シューズ企画担当の青井俊輔氏です。

↑自宅にはミズノのシューズ400足以上を所有する“ミズノ愛”に溢れる青井氏

 

ミズノのフィロソフィーには「REACH BEYOND」があります。これは「絶対に立ち止まらない。満足しない。とにかく次に進み続ける」という精神のもと、全社員が気合とミズノへの愛を持って「スムーズ スピード プロジェクト」を突き進めています。

 

「この2年少しの間にさまざまなプロダクトを出してきましたが、どれも非常に良好なセールスを記録しています。その間に我々は、2つのことをしてきました。素材の改革、それから構造の改革です」(青井氏)

↑なかでもスムーズな走りを生む底面構造は特許を取得、他社は決して真似ができない

 

素材では、これまで「Mizuno Enerzy(ミズノ エナジー)」という柔らかく、高反発な素材をランニングシューズに採用していましたが、今回はクッション性、E-リターン(高反発)、そしてライトネス(軽量性)の3つの重要な要素をバランス良く合わせ持った新素材「Mizuno Enerzy nxt(ミズノ エナジー ネクスト)」が採用されています。

 

また、この素材をソール全面に単に使うだけではなく、超大ボリュームで今回搭載しました。その厚みは前足部36.5ミリ、後足部にいたっては44.5ミリ。大ボリュームで新素材を使うことで、柔らかくて脚にかかる負担を軽減し、さらにエナジーリターンが強くて反発、推進力を感じることができます。

 

このことにより、以前発売されたシューズ「Wave Neo Ultra(ウエーブ ネオ ウルトラ)」と比較すると,クッション性でかかとが54%増、そして前足部が83%増し、柔軟な接地で脚にかかる負担を軽減します。

↑前足部では同社比83%もの負担を軽減。大ボリュームでも素材は軽量で片足265g(27.0cm)と軽量化も成功

 

また、2層構造のソールの間には、1997年にトタン屋根の波型から着想し開発され、同社の定番中の定番シューズ「WAVE RIDER(ウエーブ ライダー)」に28年間もの間に渡って採用されている「MIZUNO WAVE(ミズノ ウエーブ)」の改良版を搭載することで、高い安定性も実現しました。

↑前に進む推進力の指標となるエナジーリターンは後足部で35%、前足部が60%アップしている

 

他社の追随を許さない革新的な特許構造

革新的な素材の開発に続いて、他社では絶対に真似ができない同社独自の機能が、特許を取得している特徴的な底面構造、「SMOOTH SPEED ASSIST(スムーズ スピード アシスト)」です。

 

「『ウエーブ リベリオン プロ』から受け継いだこの構造は特許を取得しています。この特許構造がもうズバリ、楽に走れちゃう。これだけはもう他社さんがどんなに頑張っても特許で守られていて真似できない。我々独自のポイントになります」(青井氏)

 

ソールの支え台構造が、スムーズな走りを生み出す脚の角度維持をサポートします。その仕組みをシーソーに例えています。「スムーズ スピード アシスト」が搭載されているシューズは、足関節の回転運動における支点と作用点の距離、これを短くすることができます。短くすると力点にかかる力、これを低減させることができます。これが、マラソンディスタンスにおけるすべての歩数の中で発生してくるがゆえに、下腿三頭筋の伸張性収縮の一般的な指標とされる「底屈トルクの負の仕事」を低減することができるのです。

↑特許を取っている底面構造により、走行時常に最適な角度を維持することで、体重移動をサポート

 

「リベリオン プロ」では履いた時のシューズの中での足の角度は11度となっています。これは時速20キロ、マラソンでキロ3分ぐらいで走る高速ランナーに最適な立地の角度でした。今回の「ネオ ビスタ」が標準としたのは時速12キロ。キロ5分で走る際に理想的に支えることができる角度を追求した結果、5度に設定されています。

↑「リベリオン プロ」(左)はしっかりかかとが上がっているのが特徴。今回の「ネオ ビスタ」とは見た目にも大きく違う

 

「ふくらはぎがめちゃめちゃ楽になる。トレーニングで最後まで脚を残すことができ、ハードなトレーニングをして、また次の日もそれをこなすことができる。そういったところに繋がってくる機能になります」(青井氏)

 

箱根10区を区間賞で走るパワーを持ったホールド感 

アッパーには「WAVE DUEL NEO(ウエーブ デュエル ネオ)」で採用されたワンピースニット構造が採用されています。これは2020年の箱根駅伝10区、創価大学の島津雄大選手が区間賞を獲得した時に履いていたシューズとしても知られています。

 

「非常にしなやかでありながら高いホールド感。箱根10区を区間賞で走るパワーを持ったこのホールド感を生かしながら、デイリーランニングにも生かせるようによりしなやかに柔らかく開発。そして通気性を高める、履きやすくする、さまざまな改良を加えて今回のニットアッパーにたどり着きました」(青井氏)

 

現在はGMOインターネットグループで活躍する島津選手は「ネオ ビスタ」の開発にも携わっており、今回は動画メッセージが紹介されました、

↑「キロ6分ぐらいのジョグから、ハイペースの3分30ぐらいのレース走まで、幅広く使っています」と島津選手

 

「普段の練習だったり、ちょっと負荷を高めて少しハイペースで走ろうと思うときにも役立ちます。パーソナルでフルマラソンに出る方もいると思いますが、そういう場合でも『スムーズ スピード アシスト』がサポートしてくれて、結構スピードも出しやすいシューズだと思います。もちろんクッション性も優れているので、足の負荷という点も軽減できます。なので、練習からレースまで履くことを考えると市民ランナー、一般ランナーの方におすすめしたいシューズ」と、ネオ ビスタをどのような人にすすめたいかを語りました。

 

デイリーランナーからエリートランナーまで幅広く対応。次なるステージは……

ネオ ビスタはランを楽しむデイリーランナー(サブ5.0~/1キロあたり約7秒)、記録向上を目指すランナー(サブ3.0~4.0/1キロあたり約4秒15~5秒45)、さらにはエリートランナー(~サブ2.5/1キロあたり約3秒30)まで、幅広い層に対応しています。

↑メンズのほかに、ウィメンズ、ユニセックス(写真)の3モデル。価格はどれも2万2000円(税込)

 

「『ミズノ ネオ ビスタ』のネオは『新しい』、ビスタは『眺望』を意味します。見たことない景色を一人でも多くのランナーの方に、このシューズを通じて見られるかもしれない。実際に見ていただきたい。我々ミズノ自身も新しい世代にどんどん生まれ変わっていきます。そして『ミズノネオ』は単発では終わりません」(青井氏)

↑ステージ2に入った「スムーズ スピード プロジェクト」はさらに次のステージも用意されている

 

「ステージ1はスーパーシューズ、ステージ2ではスーパートレーナーを作りました。では次はなんだ? やはりステージ3があるんです。デイリートレーナーをここに持ち込んでいきます。近いうちにこのネオ ビスタの機能を持った、もう少しお買い求めやすい価格で、よりさまざまな方に使っていただけるモデルがどんどん出てくるので、ぜひ期待をしていただけたらと思います」(青井氏)

 

「ミズノ愛」と「REACH BEYOND」の元、次はどのような革新を見せてくれるのでしょうか。今後の「スムーズ スピード プロジェクト」からも目が離せません。

 

 

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スポーツウェアの廃棄物削減を目的とした、Onの循環型プログラム「Cyclon」に新作が登場

スイスのスポーツブランド「On(オン)」 は、スポーツウェアの廃棄物削減を目的とした循環型プログラム「Cyclon(サイクロン)」に2つの新作モデル 「Cloudrise Cyclon(クラウドライズ サイクロン)」と「Cloudeasy Cyclon(クラウドイージー サイクロン)」が、2024年5月21日より加わることを発表。

 

日常のランニングとジムや普段使いに適したシューズ

Onは、2022年に世界初のリサイクル可能なランニングシューズ「Cloudneo(クラウドネオ)」を発表し、世界中のランナーへサブスクリプションサービスを通じて提供しています。本サービスに登録しているランナーは、約6か月ごとに新しいシューズを受け取り、履き古したシューズをOnへ返送することで、回収したシューズの素材がリサイクルされ、廃棄物削減に貢献することができます。

 

今回発表した、Cloudrise Cyclonは、現在発売中のパフォーマンス・ランニングシューズCloudneoと同様、2種類の高品質で高性能なポリアミドから設計されています。アッパー部分は90%がトウゴマから作られた植物由来の素材(PA11)、ソール部分には同じく30%以上が植物由来の素材(Pebax)が使われており、リサイクルが可能になってい ます。また、2層構造のCloudTecでクッション性に優れ、アッパーは様々な足型に合う幅広のフィット感が特徴になっており、ニュートラルな走り心地で日々のランニングシーンで活躍する一足です。

↑「Cloudrise Cyclon」月額3380円(税込)

 

Cloudeasy Cyclonは、リサイクル可能なだけでなく、新たなアッパー素材が採用されています。Onは、この素材開発のために、リサイクルPETプラスチックとポリエステル繊維の技術革新で世界をリードするLoop Industries社と提携。シューズ業界で、このLoop Industries社の技術を使用した製品を発表する初の企業となります。

 

アッパーはこのInfinite Loop技術によって、100%リサイクル・ポリエステル繊維の糸で作られています。繊維から繊維の循環を可能にするLoop PETの開発により、ポリエステル繊維の廃棄物を再び新しいシューズのアッパーに使用することが可能となります。そして、シューズのソールには、ISCC PLUS認証を受けたEVAを採用し、その半分は廃油から作られた植物由来の原材料から作られています。また、ハーフのSpeedboardが安定したライド感をもたらし、ジムなどでのトレーニングシーンや、普段使いにぴったりの一足となっています。

↑「Cloudeasy Cyclon」月額3380円(税込)

 

日常のランニングに適したCloudrise Cyclon、ジムや普段使いに適したCloudeasy Cyclonは、5月21日からオフィシャルオンラインショップより申し込み可能です。

 

 

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「村上さんがいたから大谷翔平がいる」日本人メジャーリーガーのパイオニアとの2ショットに感謝の声続出!

敵地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦の試合前、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平と日本人メジャーリーガーのパイオニアが海の向こうで再会。60年の時を越えた2ショットにファンから感謝のコメントが寄せられた。

 

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5月14日(日本時間15日)のドジャース対ジャイアンツ戦のベストショットを、ドジャース専属カメラマンのジョン・スーフー氏が自身のSNSに投稿。スライドショーの1枚目にあったのが、 “マッシー・ムラカミ”こと日本人メジャーリーガーのパイオニアである村上雅則氏と大谷翔平の2ショット画像だった。

 

この画像を見たファンからは、「素敵なツーショット写真ですね」「大谷翔平選手 かしこまってる。」「こういう先人がいたからこその今がある。感謝です」「どんな業界でも言えるけど第一歩を踏み出した人は偉大です」「村上さんがいたからこそ野茂さんがいて、野茂さんがいたからこそ、大谷翔平がいる」などSNS上で反響があった。

 

村上氏は、南海(現・福岡ソフトバンク)ホークス入団2年目の1964年に野球留学で渡米。9月2日のニューヨーク・メッツ戦で、日本人で初めてメジャーリーグの舞台に立った。翌65年まで2年間、ジャイアンツで主に中継ぎとして54試合に登板し5勝1敗9セーブ、防御率3.43、2セーブを記録した。

 

村上氏が今回渡米したのは、18日コロラド・ロッキーズ戦で企画された「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」で始球式を行うため。前乗りした村上氏をMLB公式サイトもX(旧ツイッター)で観戦の模様を動画で投稿し、偉業も紹介した。


4月18日に東京のアメリカ大使官邸で行われた、2025年7月に米野球殿堂博物館で開催される企画展「野球とベースボール:太平洋を越えた日米の野球交流」の記者発表に出席し「現役の頃は『日本人は行ってくれるな』と思ったんですけど、いまみんな行ってるんで、幸せです」と語った村上氏。

 

その企画展では、大谷のユニフォームをはじめ、松井秀喜のユニフォーム、イチローのスパイク、野茂英雄のノーヒットノーラン達成記念ボール、そして村上氏が当時使っていたグラブなどが展示される。

 

元祖日本人メジャーリーガーと現日本人選手を代表する大谷との野球殿堂での共演を前に実現した今回の再会。日本人選手の道を開拓した村上氏の偉業に、ファンは改めて感謝の気持ちに包まれた。

ニューバランス バスケットボールシューズ「TWO WXY v4」の新色が登場

ニューバランスジャパンは、バスケットボールシューズ「TWO WXY v4(トゥーウェイ)」の新色を発売します。レモン色の鮮やかなカラーは、ニューバランス公式オンラインストア、ニューバランス原宿、その他一部の取り扱い店舗にて販売。

 

ニューカラーはレモン色!

ポジションレスな今日のゲームにおいて、激しく切り替わるオフェンスとディフェンスへの対応に必要な敏捷性と快適性を融合したTwo Wxy v4。優れた反発弾性を誇るFuelCellとクッション性に優れるFresh Foam Xを搭載したミッドソールは反発性と快適性を備えた完璧なコンビネーション。ダイナミックで激しい動きが要求される選手に最適な1足です。

↑ニューバランス「Two Wxy v4」1万7600円(税込)

 

 

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泳ぎを楽しむ大人のためのコラボ!「OBANA SWIMMING CLUB × arena」第二弾が登場

デサントジャパンが展開するスイミングをコアとするブランド「アリーナ」は、ファッションブランド「N.HOOLYWOOD(N.ハリウッド)」のデザイナー・尾花大輔氏が日々スイミングを楽しむ中で生まれたプロジェクト、OBANA SWIMMING CLUB(オバナ スイミング クラブ/OSC)とコラボレーションを実施。泳ぎを真剣に楽しむ大人に向けたスイムアイテムを5月15日よりアリーナ直営店、およびデサント公式通販DESCENTE STORE オンライン、N.HOOLYWOOD 直営店舗などで発売します。

 

これからの季節をより楽しく、そして“FUN SWIM”を始める良いきっかけに

「OBANA SWIMMING CLUB × arena」は尾花氏自身がアリーナの水着を愛用していたことをきっかけに2022年に誕生しました。“FUN SWIM”をテーマに掲げ、スイミングを生活の一部として“変化を楽しみ、ポジティブで洗練された人”のためのコレクションです。既存のアリーナのスイムウェアにも引けを取らないスペックを備えながら、鮮やかなカラーリングが多いスイムウェアをワントーンに整え、よりすっきり見えるよう着用時のシルエットを再構築しています。

 

2022 年に展開したアイテムの中でも特に人気の高かったスイムウェア(ショートボックス)とシリコンキャップが、白いロゴをアクセントに、より高級感のあるデザインにアップデート。大好評だったレーシングゴーグルも再登場します。

 

フロント、バック、腰紐に両ブランドのロゴを光沢のあるシリコンラバープリントで配置。ウエストラインは着用時にお腹周りがすっきりと見える、前後の高さが違うフロントオフカット仕様。

↑「【OSC × arena】トレーニングスパッツ(ショートレッグ)」1万1550円(税込)

 

アリーナ独自の立体構造によりシワになりにくく、ベタつきにくい加工でイージーケアを実現。両ブランドのロゴ入りでどちらを前にしても着用できる2way仕様。締め付けの少ない、程よいかぶり心地のドーム型です。

↑「【OSC × arena】シリコンキャップ」4950円(税込)

 

優れたフィット感とスムーズな水当たり、広い有効視野を実現したアリーナの「アクアフォーススイフト」をOBANA SWIMMING CLUB 特別カラーで製作。クリアレンズにスモーク加工を施し、視界は明るく保ちながら外側からは目が見えにくい仕様です。

↑「【OSC × arena】レーシングゴーグル」2750円(税込)

 

 

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「ニューヨーカーならわかるだろう?」千賀・藤浪が所属するメッツの特別ユニフォームがSNSで話題に

日本時間4月29日、ニューヨーク・メッツが特別仕様のユニフォームを着用してゲームを行ったが、直前にそのユニフォームのデザインが解禁されたプロモーション動画がSNS上で話題となった。


メジャーリーグでは、週末の本拠地開催試合でのみ特別仕様のユニフォームを着用することがある。「シティ・コネクト」と呼ばれる地元に関連するデザインを採用したユニフォームで、2021年シーズンより一部のチームが採用。今季も9チームが新たに採用予定で、これでニューヨーク・ヤンキースとオークランド・アスレチックス以外の28チームが採用することになる。

 

千賀滉大と藤浪晋太郎が所属するメッツも今季から採用した。ニューヨークのコンクリートジャングルを表現しており、ダークグレーの生地に黒文字の「NYC」と黒のピンストライプが入ったクールなデザインとなっている。


メッツが公式X(旧ツイッター)で公開した画像は「Reppin’ NYC」と自由の女神のアイコンと題され、ヒップホップ系のスラングである「Reppin(代表する)」を使っているように、同時に公開された動画は軽快な音楽に乗せてクールな街を表現している。MLBジャパンは公式Xで、特別に字幕を付けてその動画を投稿した。


動画の後半では、メッツの主力選手であるフランシスコ・リンドーアやエドウィン・ディアス、そして千賀も出演し、千賀は「世界の中心なのわかるだろう?」と日本語で語っている。

 

元の動画に対し現地では、「ジャージはヤバい。イカしてるビデオはヤバい。全部大好きだよ!」「コンセプトが大好きだ。見た目が気に入った」などのコメントが寄せられ、字幕付き動画の投稿にも「かっけええー」「ディアスも千賀もかっけー!」「千賀君、世界の中心でこれからも頑張って」などの反響があった。

 

ちなみに動画の最後に出る「IYK NY YK」は「If you know New York, you know.(ニューヨークを知っている人なら知っているだろう)」の頭文字となっている。


すでに現地のチームストアではファンから人気を博しているが、このプロモーション動画をきっかけにシティ・コネクトユニフォームがヒップホップ系ファッションにも影響を与えるかもしれない。

全世界で100万人以上が参加する、アディダスのサステナビリティムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」

アディダス ジャパンは、全世界で100万人以上が参加する世界規模のサステナビリティムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を、5 月10日~22日まで開催します。5月10日の計測開始に先駆け、5月2日17時より「アディダス ランニングアプリ」での事前登録が可能となり、どなたでも参加できます。

 

10分間の運動が、スポーツを守る1ユーロの寄付になる

アディダスは、未来のスポーツ環境を守るため、ひとりひとりの運動を環境へのアクションへと繋げるムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」 を昨年度より開始。初年度にも関わらず全世界で100万人以上の参加者を集め、ランニング(全計測時間合計の63.1%)やウォーキング(17.9%)、サイクリング(9.2%)といったスポーツアクティビティを通じて、150万ユーロの寄付金に繋げることができました。

 

本年度も開催期間中、「アディダス ランニングアプリ」にて設定された様々なアクティビティのいずれかを10分間行うたびに、アディダスが未来のスポーツ環境を守るために1ユーロを寄付します(全世界合計上限:150万ユーロ)。本年度よりダンスやジムでのトレーニング、ハンドボール、カヤッキング、パデル、重量挙げ、縄跳びなど、さらに幅広い種類とレベルで楽しめる運動が追加され、計100種類以上のアクティビティが計測対象となりました。

 

寄付金は、スポーツを通して社会変革を目指すプロジェクト「COMMON GOAL」を介し、気候変動による重大な影響を受けている地域を中心に、世界各地のコミュニティでスポーツを通じた環境保護の意識啓発や活動を促すプロジェクトの支援に充てられます。また本年度より、国連によるスポーツを通じた気候変動の脅威に対する行動イニシアチブ「UN CLIMATE CHANGE – Sports for Climate Action(国連気候変動スポーツを通じた気候行動)」とのパートナーシップを始動。本パートナーシップのもと、スポーツを通じた気候変動やサステナビリティに関する教材の開発や、世界各地のNGOや関連団体へのトレーニングを行っていくとのこと。

 

■「MOVE FOR THE PLANET」実施概要

事前登録期間:2024年5月2日~9日

開催期間(計測実施期間):2024年5月10日~22日

参加方法:「アディダス ランニングアプリ」にてチャレンジに参加

公式 HP:https://shop.adidas.jp/sustainability/move-for-the-planet

アディダスランニングアプリ:https://adirun.app/RZPP

「で、脱ぐんかーい」今永を熱烈応援「SHOTA!ボーイズ」のお約束行動にSNS上でツッコミ連発!

4月21日(日本時間20日)、鈴木誠也と今永昇太が所属するシカゴ・カブスの本拠地、リグレー・フィールドでの「SHOTA!ボーイズ」のお約束(!?)行動にSNSではツッコミコメントで盛り上がっている。

 

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横浜DeNAベイスターズで8年間プレーし、2023年は奪三振王のタイトルを獲得した今永昇太がポスティングシステムを利用して、今季からシカゴ・カブスに加入。4月2日のホーム開幕戦では大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースに対し初先発、初勝利と鮮烈のデビューを飾った。

 

カブスは公式X(旧ツイッター)で、この日は気温9度の寒さのなか、半袖のアンダーシャツで大谷から空振り三振を奪うなど力投する今永の投球動画を投稿。すると、今永のバック、外野スタンドで上半身裸になって「SHOTA!」の文字を胸にペイントして応援する6人組が話題となった。

 

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今永は自身のインスタグラムで、「観覧席からのエネルギーが大好きです」と題して、6人組にTシャツをプレゼントしたい思いを込めて投稿。ファンからは、「今永さんも皆さんも風邪ひかないでね」「寒い中、今永投手を上回る気合いだった‼︎」「SHOTA! BOYS RAAAAA」などのコメントが寄せられた。

 

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その今永の思いが届き、4月22日の試合前に6人に対して今永は用意した特製Tシャツを直接手渡した。この行動にファンが感激し、「素敵すぎる」「ファンと早速こんな関係が築けて本当に素敵!!」「向かって右の方のサイズが、BIGサイズになってて良かった」など温かいコメントが寄せられた。

 

ここで終われば美談となるが、その日の試合でもスタンドで観戦した「SHOTA!ボーイズ」は、ゲーム中にインタビューを受け、カメラで撮られているのに気づくと、今永にもらったTシャツを一斉に脱ぎ、本来のボディペイントを披露。


現地放送局のリポーターがXで動画を投稿すると、SNSが大盛り上がり。「結局脱いでるやんwwwwwww」「せっかく今永がTシャツくれたのに意味なくて草。」「やっぱり脱いじゃった」「いや、結局脱ぐのかw」「結局脱ぐんかい」「で、脱ぐんかーい」など、日本のファンからの“ツッコミコメントが殺到した。

 

今後「SHOTA! ボーイズ」がどんな応援パフォーマンスを見せてくれるのか、カブスの本拠地でのゲームは、今永、鈴木の日本人選手の活躍だけではなく、スタンドでの彼らの行動からも目が離せない。

早稲田大学ラグビー蹴球部が女子部を創設した意義。女子のラグビーを当たり前の時代に。

男子のスポーツというイメージが強いラグビー。しかし、女子のラグビーも、2014年に7人制ラグビーのリーグ戦「ウィメンズセブンズ」が創設されるなど、徐々に普及が進んでいます。そしてこの春、その流れをさらに加速させるべく、早稲田大学ラグビー蹴球部が女子部を創設しました。

↑早稲田大学ラグビー蹴球部女子部の選手たち

 

六大学でも初となるラグビー女子部の発足。男子ラグビーの強豪である同校は、なぜその決断に至ったのか。女子部創設にあわせて開催された、説明会を取材しました。

 

伝統校ならではの、女子部創設の意義

早稲田大学ラグビー蹴球部に女子部が誕生したきっかけは、学生からの声でした。小学生からラグビーを続けてきた4人の学生が発起人となり、ラグビー蹴球部OBの柳澤 眞さんに相談。彼女らの熱意を感じ取った柳澤さんは、早稲田大学の女子学生も、学問とラグビーの文武両道に挑戦できる男子同様の環境を作りたいと考え、女子部創設を恩藏直人部長らに進言しました。

 

「早稲田大学と交流のある海外の大学、たとえばイギリスのケンブリッジ大学やオックスフォード大学にも女子ラグビー部があります。国内で伝統のある早稲田のラグビー蹴球部の現状を考えたとき、女子部を作る意義があると考えました。早稲田には影響力があります。最終的には、日本のラグビー界にとって、女子もラグビーをするのが当たり前という土壌を作りたいと思っています」(柳澤さん)

↑柳澤 眞さん。女子部創設にあたって、ダイレクターとして部をサポートします

 

150人の大所帯である男子部と比べ、女子部の人数はトレーナーなどを含めても10人強。規模の差は歴然です。それでも、女子部は男子部の傘下に入らず、並列の関係で運営されていくことになりました。その運営形態を模索するなかで、柳澤さんには「葛藤」があったそうです。

 

「早稲田大学ラグビー蹴球部は、誰にでも入れる組織ではありません。入部後も伝統のジャージを着れるのはたった15人で、それを着ることなく卒業していく人が大半です。人数の少ない女子部が、その男子とどのように融合していくか、いまも葛藤しています。直線的な解はないと思っていますが、男子が大切にしてきたカルチャーを女子も継承して、お互いがリスペクトをしていく必要があります。私としては、女子部を作ったことで、いい方向にいったと思えるようにしたいです」(柳澤さん)

 

かくして2024年4月、ラグビー蹴球部女子部は旗揚げされました。現在は男子と同じ、東伏見や上井草などの拠点で練習を行っています。

 

勝つことだけを目標にしない。文武両道を掲げる

ラグビー蹴球部女子部のヘッドコーチを務めるのが、早稲田大学OBで、7人制ラグビー日本代表としてリオデジャネイロオリンピックにも出場した、横尾千里さんです。横尾さんは現在、全日本空輸で社員として働いており、2足の草鞋を履く形でのヘッドコーチ就任となります。横尾さんは女子部の大きな目標として、2026年度の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ優勝を掲げています。

 

「女子部の選手には、小学生からラグビーをやってきた経験者もいれば、初めてボールを触るという人もいます。2024年度は太陽生命ウィメンズセブンスシリーズ入替戦の優勝を目標にしていますが、厳しい戦いになると思っています。それが、選手たちを見た率直な感想です。でも、優勝できない、優勝を掲げない理由もないと考えています。練習をしていても、未経験の選手から、それとは考えられないプレーが出てくるなど、彼女らは私が考えた以上のものを発揮してくれています」(横尾さん)

↑主将の千北佳英さん(左)と横尾千里さん。黒とエンジの伝統のジャージは、男子と同じものを使用するそうです

 

ラグビー蹴球部女子部は「高いレベルでの文武両道の実現」を目標に掲げています。横尾さんが働きながらのヘッドコーチ就任となった理由も「ラグビーだけではない人物として、ラグビーに関わっていきたい」という考えを持っていたからだそうです。ダイレクターの柳澤さんも「クラブチームは勝利至上主義になりますが、大学の部活でやることには、別の意義もあると思っています」と述べており、単なるラグビーチームにはとどまらない、ポテンシャルが感じられます。

 

選手たちの話からも、文武両道に関する発言が多く聞かれました。主将を務める千北佳英さんが「この部から社会に出て、女性として活躍できる人材を輩出したい」と語ったほか、立ち上げの4人のメンバーのひとりである寺山芽生さんも「人間形成に力を入れ、自分が引退したあとに、ラグビーだけの大学生活ではなかったと思えるようにしたい」と抱負を述べています。

 

現在、9人の選手が所属しているラグビー蹴球部女子部。しかし、つい先日の4月1日時点では、選手は立ち上げメンバーの4人だけでした。約3週間のうちに、5人もスカウトしたことになります。千北さんによると「ラグビーの授業をとっていた人を勧誘したり、友達にも声をかけました。また、部のSNSにダイレクトメッセージで問い合わせをくれて、入部した選手もいます」ということで、彼女らの行動力が短期間での規模拡大につながっています。

↑選手やトレーナー、ヘッドコーチなど関係者一同。右端は、ラグビー蹴球部の恩藏直人部長

 

明るい未来を予感させるエネルギッシュな記者会見

女子部の中心メンバーは多くが3年生で、引退まであまり多くの時間は残されていません。彼女らもそれを意識していて、選手の一人である國谷 蘭さんは「私たちの代で終わるのではなく、高校生が入りたいと思うような部活にしたい」と語っています。しかし、記者会見で夢を語る彼女たちを見ていて、その心配は杞憂に終わるような予感がしました。

 

今後、彼女たちの挑戦をウォッチしていきたい。そう思わせるだけの熱量がこもった記者会見でした。

↑早稲田大学の大隈講堂前で、記念撮影をする選手たち。彼女たちからは、大学生ならではのエネルギーを感じました

ナイター照明に革命を起こす可能性。内にも外にも眩しくないパナソニック「アウルビームER」

急速に普及が進んでいるLED照明。大型のスタジアムやアリーナ、球場などの照明がLEDに転換されていることは、すでにお伝えしてきた通りだ。しかし、中・小規模のスタジアムや公共のグラウンドには、従来のHID照明が多く残っている。

 

その置き換え需要に対応するため、照明器具大手のパナソニックは、新たなLED投光器を開発した。それが、光害抑制力に優れる「アウルビームER」。グラウンドから漏れる光がもたらす周囲の住宅などへの影響を抑制しながら、競技者が感じる眩しさを軽減、従来のLED照明以上の省エネ性も実現したのだ。

 

「寝室に光が差し込む…」競技場から漏れる光がもたらす光害

全国に1万6500箇所以上もある、中・小規模の競技場や学校のグラウンド。大型のスタジアムと比べるとサイズは小さいとはいえ母数が大きいゆえ、これらの照明をLED化することによる省エネ効果は大きい。

 

そういった場所に設置される投光器に求められるのが、近隣への光害対策だ。パナソニックが競技場の近隣に住む住民400人を対象に行ったアンケートによると、39%の人が「光漏れが気になったことがある」という。具体的な悩みとしては、家の寝室へ光が差し込む、漏れた光によって道路が眩しくなり安全性を損なう、といったものだ。

↑光害の例

 

また、競技場の照明という性質上、その眩しさがスポーツのパフォーマンスを妨げることも防がねばならない。パナソニックによる競技者向けのアンケートでは、約40%の人が「照明の眩しさがプレーに影響したことがある」と回答している。

↑パナソニックによるアンケート結果。特に、20代30代の若年層が、光害を気にしている

 

旧来の投光器が、これらの対策をとってこなかったわけではない。しかしそれは、遮光フードや遮光ルーバーといった、物理的に光を遮る手段によるものだった。これではフードやルーバーが遮るぶんの光も照らすため省エネ性が損なわれるうえ、器具の重量も増してしまう。そこで、新たな対策手法が求められていた。

↑フードやルーバーによる光害対策の問題点

 

旧来の投光器が抱えていた問題を「2つのレンズ」で一挙に解決

旧来の投光器が抱えていた問題を解決すべく、パナソニックは2つのレンズによる光の制御機構を開発、新製品のアウルビームERに搭載した。これにより、光害を防ぎながら省エネ性を最大化し、さらに競技場内のプレイヤーが感じる眩しさを軽減することが可能になるという。

↑アウルビームER

 

↑アウルビームERを構成する2つのレンズ

 

アウルビームERは、上方向と下方向をそれぞれ照らす2種類のレンズを搭載。グラウンド内の十分な明るさを確保しつつ、外に漏れる光を最小限に抑えている。また、レンズによって人が眩しいと感じる角度の光を抑制しており、競技環境の改善にも寄与する。中小規模の競技場にとって、理想的な照明といえよう。

↑光害抑制機能を搭載していない機種「グラウンドビームER」(左)と、アウルビームER(右)の比較。アウルビームERが放つ光はグラウンドに見立てられた中央のエリアに集中している。漏れる光が少ないため、手前側に置かれた家の模型の影が、グラウンドビームERに比べて小さい

 

↑投光器側から撮影。左がアウルビームER。右のグラウンドビームERは、家の模型の全体にまで光を当てているが、アウルビームERの光はそこまで及んでいない

 

↑アウルビームER導入による、光害抑制のイメージ画像

 

少ない台数でも十分な明るさを確保できる

アウルビームERは、フードやルーバーではなく、レンズによって外に漏れる光を減らしている。フードやルーバーを搭載した投光器では、それに遮られる光が無駄になっていたが、アウルビームERなら投光器が放つ全ての光を有効活用できる。だから、電力の消費効率も大きくアップした。本品なら、HIDランプや従来品のアウルビームと比較して、少ない台数でも十分な明るさを確保できる。

↑120m×80mのグラウンドを想定した、照度と投光器の台数、消費電力のシミュレーション。アウルビームERは、平均照度を上げつつ投光器の数を削減。大幅な省エネにも成功している

 

簡単に取り付けできるのも、アウルビームERのメリットだ。パナソニックは省施工性をウリにした電気設備シリーズ「ハヤワザリニューアル」を展開しているが、本品もそのひとつとなっている。本品は従来品と比べて、手間をかけずに取り付けできる形状の電源ユニットを採用しているほか、重さを約35%も軽量化。重い投光器を高所に取り付けるのは大変な作業になるが、その苦労を極力減らそうという試みだ。

 

従来のアウルビームをさらに進化させ、光害と眩しさの抑制、省エネ、省施工性を追求したアウルビームER。パナソニックは本品を主力商品のひとつに押し上げ、3年後には投光器の30%の売上を占める商品に育て上げたいとしている。

MLB「ジャッキー・ロビンソンデー」に不朽の名作「エアマックス1」が復刻。再び幻の一足になる!?

4月15日(日本時間16日)はMLB全球団の選手が背番号「42」でプレーする「ジャッキー・ロビンソンデー」だった。この記念すべき日に発売された「Nike Air Max 1 ’86 OG “Jackie Robinson”」が秒速で完売し、スニーカーファンにとっては再び“幻の一足”となりそうだ。

 

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1947年4月15日、黒人初のMLB選手としてジャッキー・ロビンソンはデビューした。MLB史上最大の偉業を記念する「ジャッキー・ロビンソンデー」が今年も4月15日に行われ、MLB全球団の選手、スタッフがロビンソンの背番号「42」を付けてプレーした。


そしてこのメモリアルな日に、ナイキは不朽の名作「Air Max 1(エアマックス1)」のロビンソンモデル「Nike Air Max 1 ’86 OG “Jackie Robinson”」を発売した。

 

大谷翔平、山本由伸が所属するロサンゼルス(当時はニューヨークのブルックリン)・ドジャースでデビューしたロビンソンにちなみ、“ドジャーブルー”でデザインされ、シュータンのパッチやシューレースにはロビンソンの背番号「42」を配置。


1987年発売最初期にのみリリースされた「Air Max 1 “Big Bubble”」と呼ばれる真のオリジナルのシルエットを継承した一足とあって、SNSでは「この靴の色の組み合わせが大好き」「ああ、これは必需品ですね!」「ジャッキーもこれが気に入っただろう」「Very cool」と絶賛の声があがった。

 

この日、アメリカ東部時間午前10時にナイキのウェブサイトでは150ドル(約2万3000円)で購入を受け付けたが秒速でソールドアウト。SNSでは「2分で完売」「秒速で売り切れました。」と、購入できなかったファンからの悲鳴が殺到した。

 

なお、2022年には「Nike Dunk Low」、2023年には「Air Forth One Low」のロビンソンモデルがリリースされたが、いずれも注文が殺到しソールドアウトになっている。今年もまた“幻の一足”となりそうだ。

アシックスが高機能ランニングシューズ「NIMBUS MIRAI」を発売。シューズリサイクル3つの問題点を解決へ

アシックスは、シューズに使われている材料を容易に分別し、リサイクルできるようにしたランニングシューズ「NIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)」を4月12日から発売開始しました。これに先立ち行われた発表記者会見では、商品情報や開発背景について語りました。

 

シューズリサイクルの3つの問題点を解決するNIMBUS MIRAI

商品名の「NIMBUS」はラテン語で「雲」を意味し、アシックスではランニングシューズの最高峰ブランド「GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)」に由来します。「MIRAI」には、“持続可能な世界が当たり前となるべく、次世代のランナーと一緒に考えて行きたい”という思いを込めて名付けられました。

 

NIMBUS MIRAIは、シューズの各部位にリサイクル素材を採用し、アシックスを代表するクッション性を重視した高機能モデルとして開発されました。従来と同等の品質や性能を保ちながら、廃棄時にシューズの回収サービスを設け、環境保全への意識改善に取り組む方針です。

↑ユニセックスランニングシューズ「NIMBUS MIRAI」2万2000円(税込)

 

↑ミッドソールには、軽量でやわらかく、跳ねるように反発するFF BLAST PLUSの機能性はそのまま。約24%に植物由来材を使用し、さらに環境に配慮された新たなフォーム材「FF BLAST PLUS ECO」を採用

 

フットウエア生産統括部マテリアル部⻑の上福元史隆氏は、開発経緯について「シューズは世界で年間約239億足が生産されているが、そのうちの使用済みシューズ95%以上がリサイクルされず埋め立てられるか焼却処分になる」というデータを紹介しました。その理由に「アッパーとソールを分離できないこと」、「シューズのアッパーは複合素材でできていること」、「回収とリサイクルできる環境が整っていないこと」の3つの主な理由を挙げ、「NIMBUS MIRAIは、サステナブルと高い機能性を両立させた最上位シューズである」と説明。また開発期間には約3年7か月を要したことを明かしました。

 

これら3つの問題を解決すべく、まず取り組んだのはアッパーとソールが分解可能な接着剤の独自開発です。「使用時に従来と同等の接着強度を保ちつつ、熱を加えれば簡単に剥がせるようにしたことで容易に分別してリサイクルすることができます」と上福元氏は語ります。

↑NIMBUS MIRAI開発責任者 フットウエア生産統括部マテリアル部⻑の上福元史隆氏

 

素材について、パフォーマンスランニングフットウェア統括部デザイン部の安藤良泰氏は、「通常数十種類あるアッパー素材は本体、補強部、ハトメなども全てポリエステル系繊維の単一素材でできており、そのうち75%以上が再生ポリエステルを使用しています。素材を単一にすることでパーツ分解の作業を削減し、高い精度で再生が可能になる」と説明しました。

↑デザイン担当者 パフォーマンスランニングフットウェア統括部デザイン部の安藤良泰氏

 

また、素材にポリエステルを選んだ理由について、上福元氏は「アパレル素材として使われるポリエステルはリサイクルのスキームが整っていることから、シューズでも同じようなリサイクルのループが実現できるのではないかと考えた」ことがきっかけであると話しました。

 

回収されたシューズのアッパー部分は、新たなシューズに生まれ変わり、ミッドソールとアウトソール部分は玉砕処理後、マットやパネルなどの素材の一部にリサイクルされる予定です。

 

シューズ回収に参加し、ともにサーキュラーの実現へ

安藤氏は最も重要な点として、「ランナーの皆さまに履き終わったシューズの回収活動に参加していただくことです」と、顧客を巻き込んだ参加型のサステナビリティであることをポイントに挙げました。

 

足の甲部分にあたるシュータンかシューズボックスに施されたQRコードを読み込むと、回収方法が記載された特設サイトにアクセスできます。オンラインで受付することができ、シューズを回収するスムーズな環境も整っています。

↑シュータンに施されたQRコードを活用し、シューズを回収。ともにサーキュラーの実現へ

 

↑アッパーやアウトソール、ミッドソールなどを容易に分解してリサイクルすることができる

 

上福元氏は、「特殊な材料を使うなど、どうしても高くなる部分がある」としたうえで、「継続的に販売し、規模を拡大していくことが重要。これまで困難と言われてきた、使用済みシューズを資源に戻すアクションを、お客さまと一緒に始動したい」と語りました。

 

サーキュラー実現に向け、継続的かつ様々な角度からサステナビリティに取り組む

↑(左から)サステナビリティ部⻑の井上聖子氏、フットウエア生産統括部マテリアル部⻑の上福元史隆氏、パフォーマンスランニングフットウェア統括部デザイン部の安藤良泰氏、サーキュラーエコノミー研究家の安居昭博氏

 

開発にあたり、アシックスの開発チームは、日本で初めて“ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)”宣言をし、独自のリサイクルの仕組みを取り入れている徳島県上勝町を訪問しました。

 

安藤氏は「町内でリサイクル出来ていない20%の内訳にシューズが含まれていると知り、廃棄を考慮して作られていないシューズ産業の現状を改めて感じた。開発段階からリサイクルを意識することが重要です」と当初を回想。開発のプロジェクトを進めるにあたり、上勝町の訪問が大きかったことを明かしました。

↑NIMBUS MIRAIの部材

 

デザインについて安藤氏は次のようにコメントしています。「サーキュラリティを意味する円や、リサイクルのループのストーリーを手書き風デザインで描くことで、お客様と親しみを持ってコミュニケーションをしたいという想いが一体となり、このループを完成させたいという意味を込めました。カラーは真っ白ではなく、あえてポリエステル素材そのものの色を生かした生成色を採用しています」。

 

また、上福元氏は「機能性・デザイン性は崩さず、“ニンバス”の名に恥じないというところから進めた。『サステナブルな商品だから使う』というのも重要だと思うが、お客さまには快適さやデザイン性、機能性をメインに選んでもらえたら嬉しい。『自分が好きだから』、『自分が履きたいから』というところでまず入っていただき、それでなおかつサステナブルにも気を遣っている商品だということを感じてほしい」と話しました。

 

サステナビリティ部長の井上聖子氏は、「ネットゼロ(温室効果ガス排出量ゼロ)」に向けて、循環型ビジネスへの転換が必要不可欠と考えています。サーキュラーを実現するためにNIMBUS MIRAIは重要なマイルストーンになります。自社の製品材料が『次の製品に循環されること』、『製品の品質・機能性とサステナビリティの両方を追求すること』、『お客様と一緒にアクションを取っていくこと』」を挙げ、NIMBUS MIRAIを通じてさらに取り組みを活性化させていくことを宣言しました。

↑サステナビリティ部長の井上聖子氏

 

また、発表会にゲストとして登壇したサーキュラーエコノミー研究家の安居昭博氏は、アシックスの取り組みについて「商品開発の段階からリサイクルを見据えるサーキュラーエコノミーに取り組むことは、これから異業種にも広がっていくのではないかと思う。特に自社独自の接着剤の開発はシューズ産業のみならず、建築や電化製品といった他分野でも大きなステップになると思う」とコメントしました。

 

NIMBUS MIRAIは、アシックスラン東京丸の内、アシックスフラッグシップ原宿、アシックスストア大阪、アシックスオンラインストアにて発売中です。

 

 

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発売日が待ち遠しい! ナイキの新ランニングシューズ「ナイキ ペガサス 41」

ナイキ(NIKE)は、新ランニングシューズ「ナイキ ペガサス 41」を発表しました。

 

ランナーにさらなるエネルギーリターンをもたらす

ナイキ ペガサス 41 には、ナイキ リア クト X フォームのフルレングス ミッドソールが新たに搭載され、前作のペガサス 40のナイキ リアクト フォームと比較して13%以上のエネルギーリターンを提供します。リアクト X フォームの導入により、反発性と安定性が向上するだけでなく、従来のリアクト フォームと比較して、製造工程におけるエネルギー使用量の削減により、ミッドソールを製造する際の二酸化炭素排出量を一足あたり少なくとも43%削減するよう設計されています。また、ペガサス 41には、前足部と踵部にエア ズーム ユニットを搭載し、クッショニングシステムを完成させています。

 

アッパーにはエンジニアード メッシュを採用し、前モデルよりも軽量で通気性が向上し、快適性が高められています。シューズ のダイナミック ミッドフット フィットシステムは、シューレースと中足部内側のバンドを直接連動させて、足全体を包括的にサポート。ナイキのイノベーションのスーパーサイクルとナイキ独自のエアが生み出したペガサス 41は、アスリートの声を聞き、それに応えるナイキの力を形にしたものです。

↑「ナイキ ペガサス 41」

 

2024年のペガサス シリーズには、「ナイキ ペガサス イージーオン」、「ナイキ ペガサス トレイル 5」、「ナイキ ペガサス トレイル GORE-TEX」、「ナイキ ペガサス 41 GORE-TEX」など、あらゆるニーズ、能力、地形に対応するモデルが展開されます。例えば、ペガサス イージーオンはあらゆるアスリートのためにデザインされており、アスリートがシューズを簡単に履いたり脱いだりできるように踵が折れ曲がり、レースにはトグルを使ったシステムを採用しています。

↑「ナイキ ペガサス イージーオン」

 

ペガサス41のボルト カラーは、NIKE.COMや一部のナイキ販売店にて6月上旬に発売予定で、ブループリント カラーは今夏発売予定です。

↑「ナイキ ペガサス 41 “ボルト カラー”」

 

 

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「DB芸人だったとは・・・」ドラゴンボール愛に溢れる東北楽天ポンセのシューズが話題に

東北楽天ゴールデンイーグルスが公式X(旧ツイッター)で、新加入したコディ・ポンセ投手のお気に入りシューズ画像を投稿。SNS上ではポンセのドラゴンボール愛に称賛の声が寄せられている。


2020年から2年間、メジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツでプレーし、2022年から2年間は北海道日本ハムファイターズで活躍したポンセが、今季から東北楽天に移籍した。


東北楽天の入団会見では「仙台の街で僕を見かけたら気軽に声をかけてくれたらハッピーです」そして最後には「アリガトゴザイマス」と日本語でも挨拶するなど、日本の生活や文化にも馴染んでいる。そのポンセがお気に入りなのが、『ドラゴンボール(DB)』仕様にカスタマイズされたオリジナルの練習用シューズだ。

 

『ドラゴンボール』カラーのオレンジとホワイトをベースに、孫悟空の“悟”と亀仙流の“亀”の文字、左右外側にあるスウッシュは筋斗雲のデザインとなっている。その投稿にポンセは「Thank you Akira」と、3月1日に永眠した鳥山明氏への哀悼も込めてリポストしている。

 

パ・リーグ.comによると、ポンセは「(ドラゴンボールを)子供の頃はちらっと見てた程度で本格的にどっぷり見るようになったのは日本に来てから」「作ったのは今年のオフ。作者が亡くなったっていうところで、ちょっと思い入れ的なものも強くなって使っています」と紹介されている。

 

この投稿にSNS上では「ポンちゃん可愛すぎるやろ・・・」「ドラゴンボールが世界各国で愛されていることを実感するなぁ。」「ポンセもDB芸人だったとは・・・」「きっと鳥山センセも見守ってくれるでしょう」など称賛の声が寄せられた。

 

またポンセは自身のインスタグラムでカスタムグラブも披露している。


球団公式の選手名鑑で「ファンから呼ばれたいニックネーム」として掲載されている“ぎょ

うみー”と、『ドラゴンボール』のコミックスの通し番号同様に新たな背番号「13」の漢数字、さらに奥さんの名前も刺しゅうされている。


4月2日、古巣の北海道日本ハムの本拠地での今季初登板では5回を投げ、無失点、被安打3、奪三振6で移籍後初勝利をマークしたポンセ。今後はさらに覚醒し、孫悟空のように最強の戦士となれるのか、ドラゴンボール愛に溢れるポンセの活躍はこれからも目が離せない。

観客の応援で「試合前の照明」が変わる⁉️ Vリーグに試験導入された期待感しかない演出

以前、パナソニックによる、スタジアム限定のラジオを聴きながらのスポーツ観戦という新たな文化創造への挑戦について、記事をお届けしました。同社はそれにとどまらず、スポーツシーンを盛り上げるための取り組みを、様々な形で実施しています。

 

この記事で紹介するのは、観客の応援によってアリーナ内の照明が変化するという、観客参加型の照明演出。多数のLED投光器をクラウドを介して制御するサービス「YOI-en」を活用して実現したというその演出を、現場で体験してきました。

 

観客の「応援」で、アリーナの照明が華やかに!

2023年5月に開業したばかりのSAGAアリーナ。Vリーグに参加するバレーボールチーム・久光スプリングスのホームアリーナで、最大収容人数は8400人を誇ります。観客の応援によって変化する照明演出の実証実験が、ここで行われました。

↑SAGAアリーナの全景。全体が写真に収まりきらないほど、大きな建物です

 

新たな照明演出は、試合開始前に実施されます。光の演出で観客のボルテージを高めてから、白熱の試合に突入する、という流れです。

↑試合前のアリーナ内部。選手たちがウォーミングアップをしています

 

照明演出のコンテンツは、選手入場時と、その後のイベント「青く染めろ!」の2つ。その演出に参加するためのカギになっているのが、観客に配られるQRコードです。QRコードを読み込むと、自分の座席や推しの選手などを入力するWebページに遷移します。そこで必要事項を入力していくと、応援ボタンが登場。このボタンを押すことで、演出に参加できるという仕組みです。

↑入場時に配られたQRコードを読み取ると、このようなページが表示されます。この画面で、座席位置などの必要情報を入力していきます

 

↑情報を入力し、次へボタンを押すと、応援ボタンが登場。このボタンは何度でも押すことができ、たくさん押すほどページの背景色が深い青に変化していきます

 

久光スプリングスのチームカラーは青。イベント「青く染めろ!」では、観客のボタン押しによって、アリーナの四隅に設置されたムービングライトが青い光の柱を照らします。光の柱を出現させるには、ムービングライトの近くに座っている観客が応援ボタンを押す必要があります。応援ボタンを押した観客が多いエリアから光の柱が立ち上がり、イベントを通してアリーナ内の盛り上がりが可視化される仕組みです。

↑ムービングライト。会場の四隅に、それぞれ3台ずつ設置されています

 

↑「青く染めろ!」のイベント中の様子。向かって奥側のライトが先に点灯し、光の柱が四方に向けて立ち上がっています

 

「青く染めろ」のあとは、選手が一人ずつ入場してきます。このとき、応援ボタンのタップ数に応じて、ユーザーが設定した推し選手登場時の演出が変化。多くの“応援”を集めた選手の入場照明はより華やかなものになるので、好きな選手を後押しする体験を味わえます。

↑選手入場の様子。久光スプリングスの選手が一人ずつ登場します

 

演出の時間は、「青く染めろ!」が1〜2分、選手入場が5分ほど。筆者が座っていた後方の席からは、あちこちの観客がスマホをタップする様子が見られました。

 

観客の盛り上がりが可視化され、アリーナ内の一体感が高まる

照明演出に参加するまえに、観客は年代などの属性情報を入力します。その情報はチームに伝えられ、チームによるPR活動などに活かされます。

 

また、観客によるボタンのタップ状況は、リアルタイムでモニタリング可能。アリーナ内の盛り上がり状況が、数的に可視化されます。このようなメリットがありながら、YOI-enは既存の照明を入れ替えずとも導入できるのも長所です。

↑コンパクトに集約された、照明演出のコントローラー

 

久光スプリングスのGM補佐・小早川 武徳さんは、今回の照明演出試験導入の目的について、以下のように語ります。

「サッカーのサガン鳥栖、バスケットボールの佐賀バルーナーズ、バレーボールの久光スプリングス。佐賀県には、3つのトップチームが集結しています。そのなかで、サガン鳥栖やバルーナーズには、観客を盛り上げる多彩な演出が導入されていて、我々もそれに追いついていかねばと考えていました。観客の情熱や心の動きを可視化する試みをしたいと思っていたところにYOI-enの話をもらい、実証実験を実施することにしました。設置されている照明の数が多い佐賀アリーナは、YOI-enとの相性がよいと思っています」

↑YOI-enによる照明演出を導入した経緯について、笑顔で語る小早川武徳さん

 

新たな照明演出を体感した筆者。実はプロのバレーボール観戦も、初めての体験でした。印象に残ったのは、客席と選手の距離が近いことによる臨場感の高さと、テンポの良い試合進行による盛り上がりの持続力。

 

逆転が起こりやすいというゲーム性も相まって、試合の初めから終わりまで、楽しみがずっと続きました。今回試験導入した照明演出が本格的に実施されるようになれば、バレーボール観戦の楽しみが試合前にまで広がることになりそうです。

↑試合中の様子。躍動感のあるプレーが繰り広げられ、会場は大いに盛り上がりました

初めてのランニングシューズとして最適解だな!プーマの新作「Velocity NITRO 3」を履いて走ってみた感想

プーマの新ランニングシューズ「ヴェロシティ ニトロ 3(Velocity NITRO 3)」の発売に伴い行われた、都内を走る“ランセッション”「PUMA NITRO NIGHT RUN」に編集部員・野田が参加してきました。

 

スムーズな履き心地と最適なクッショニングを提供

まずは、青山学院大学が箱根駅伝で初優勝した2015年と、大会三連覇を達成した17年大会でも優勝のゴールテープを切った、プーマ ジャパン商品企画本部・安藤悠哉氏からヴェロシティ ニトロ 3の商品説明がありました。「プーマは最近、特にランニングへ力を入れています。今回はプロダクトの心地よい柔らかさとブレない履き心地を体感してもらえればと思います」とのこと。

↑プーマ ジャパン商品企画本部・安藤氏

 

ヴェロシティ ニトロ 3は、競技ランナーのジョグシューズからエントリーランナーのマラソンシューズまで、あらゆるランナーが弾む走りを体験できるシューズです。爆発的な速さを提供するプーマ独自の革新的なテクノロジー「ニトロフォーム(NITROFOAM)」と、硬クッションで安定性の高い「プロフォームライト(PROFOAMLITE)」を組み合わせたソールが特徴のノンプレートランニングシューズを採用。

↑「ヴェロシティ ニトロ 3」1万4300円(税込)。かかと〜つま先の高低差 (ドロップ)は8mm

 

これまでのモデルに比べニトロフォームを2ミリ増量することにより、クッション性と安定性を兼ね備えています。

↑クッショニングとライド感を提供するニトロフォーム。プロフォームライトと呼ばれるEVAミッドソールフォームは、安定性と耐久性を提供する2層構造

 

↑アウトソールは、「PUMAGRIP(プーマグリップ)」を搭載し、耐久性の高いラバーを使用。走っている時に見える足裏の色使いもグッド!

 

ランセッションにて程よい厚底感を体験

『ヴェロシティ ニトロ』シリーズの3代目の履き心地は、実際どうなのか? PUMA NITRO NIGHT RUNにてそれを体験してみました。大勢の参加者の中からチーム分けされ、私はYoutuberのたむじょーさんのチーム。まだまだ肌寒い夜、東京・南青山から代々木公園あたり(片道約1.3km)までを往復して走りました。

 

足を入れてみると、一体型のガセットタンとオーソドックスなエンジニアードメッシュアッパーという組み合わせですけど、フィット感は非常に高いと感じました。アッパーにはパワーテープ(PWRTAPE)が搭載されていて、これが補強と軽さを両立しています。蛍光色を使用したサイケデリックなカラーリングも特徴ですね。

↑最初に履くと「ソールがちょっと薄いな」って感じる人もいるかもしれませんが、走ると印象が変わります

 

重量は285g(片足27cm)ということ。走ってみるとそれよりも軽く感じました。カーボンプレート非搭載なので、カーボンプレート系のシューズが苦手というランナーにも良いでしょう。それぐらいの走力のランナーにも十分対応できる機能が備わっていると思います。

↑一体型のガセットタンで足との一体感を高めます。シュータンにはヴェロシティ ニトロ 3のロゴが

 

かかとで接地した時にクッションを感じやすいフィーリングですけど、“ブレない厚底”というように、どんな接地でもしっかり受け止めてくれる安定感がありますよね。

↑後日、雨の日でも走ってみましたが、アウトソールに搭載されているプーマグリップの力は問題なし

 

当日着用したのは、「ランニング用ウーブンジャケット」、「ランニング用6インチショーツ」。ジャケットは、背中にベンチレーション加工が施されているので、風通しがよく、体から発する熱を逃がしてくれます。ショーツの後面には、小物や貴重品を入れるのには便利なジップポケット付き。両アイテムに共通して言えることは、着用しているのかな?と思うほど、かなりの軽量ということ! これからの季節にはちょうどいいランニングウェアでした。

↑「ランニング用ウーブンジャケット」1万1000円(税込)、「ランニング用6インチショーツ」6600円(税込)

 

1万4300円(税込)という価格は、比較的リーズナブルなので魅力的です。プーマのシューズが気になる方は、まずこのシューズから試してみてはいかがでしょうか。とくに初心者には、初めてのランニングシューズとしておすすめと感じました。

 

 

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「結婚近いのかなぁ?」レイカーズが八村塁と愛犬“ジェイク”の動画を公開し話題に

現地時間3月23日、2004年からアメリカで制定された「National Puppy Day(世界子犬の日)」に、八村塁が所属するNBA、ロサンゼルス・レイカーズが球団公式X(旧ツイッター)で八村と愛犬“ジェイク”の動画を公開した。


「ハーイみなさん。この子は“ジェイク”、2歳です。サウスダコタから来たゴールデンドゥードルです」と紹介されたこの動画に、日米のファンから「きゃわいい」「sooo cute」など感嘆のコメントが殺到した。RUI仕様のレイカーズのゲームジャージを着て登場した愛犬の犬種はゴールデンドゥードル。“グルードル”とも呼ばれる、プードルの人懐っこさとゴールデン・レトリーバーの温和な性格を備えたミックス犬だ。

 

また、「ジェイク。デコピンとの共演があるかも」といった同じロサンゼルスを本拠地とするドジャースに移籍した大谷翔平の愛犬とのコラボを期待するコメントや、「わんこよりルイのがかわいいやん笑 結婚するのか?」「八村選手も結婚近いのかなぁ?」といった大谷に続いて八村の結婚を心配(?)するユニークなコメントもあった。

 

実は“ジェイク”の登場は今回が初めてではない。2023年7月に八村がレイカーズと3年の再契約を結んだ際に「Run it Back !!」と題して自身のSNSで家族と一緒の画像を公開している。


さらに2023年10月にはNBA公式サイトが投稿した動画の中で、地元富山でバスケを始めたきっかけや、背番号「28」を選んだ理由が語られ、最後に“ジェイク”が登場している。


アメリカでは他にも「犬の日」が多く制定されている。NBAはシーズンオフとなる毎年6月19日以降の最初の金曜日は「愛犬を職場に連れて行こうの日(Bring/Take Your Dog to Work Day)」となっており、今年はドジャースが本拠地でエンゼルスを迎える「フリーウェイ・シリーズ」。もしかすると八村の“ジェイク”と大谷の“デコピン”の共演がドジャー・スタジアムで実現するかもしれない。

「バスケはジョーダンで、野球は大谷!」突如発表された大谷翔平のシグネチャーロゴに反響!

MLB史上初となる韓国でのシーズン開幕戦直前に、スポンサー契約を結ぶニューバランスが大谷翔平のシグネチャーロゴを発表。マイケル・ジョーダンの“ジャンプマンロゴ”に並ぶ象徴となるか注目されている。

 

大谷翔平と山本由伸が加入したロサンゼルス・ドジャースと、松井裕樹が加入したダルビッシュ有所属のサンディエゴ・パドレスの韓国でのシーズン開幕戦を前に、ニューバランス(NB)がX(旧ツイッター)で大谷翔平のシグネチャーロゴを発表した。

 

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大谷自身もインスタグラムでメイキング動画を公開すると、「かっこよ〜」「再現度が凄い、大谷クンその物」「井上(雄彦)先生の絵にみえる!」「バスケはジョーダンで、野球は大谷!!」「エアジョーダンのマークみたいに後世に好かれると思う!」「NIKEがマイケル・ジョーダンならNBは大谷翔平」など多くのコメントが寄せられた。

 

シグネチャーロゴは、大谷が一塁ベースを回った様子のスケッチとなっており、大谷はロゴの発表に際して、「この特別なロゴをついに公開できることは、僕にとって本当にエキサイティングな瞬間です。このロゴは、僕の野球人生における歩みを視覚的に表現したもので、このロゴを世界と共有できることに興奮しています。また、2024年のシーズン中に明らかになる今後のプロジェクトでも、このロゴを使うことを楽しみにしています」とコメントしている。


ニューバランスは大谷と、2023年1月31日にパートナーシップを結んだことをツイッターで発表。この年、大谷は日本人選手初の本塁打王獲得とともに、自身2度目のシーズンMVPを受賞するなど輝かしい成績を残した。

 

MLB公式サイトは今回、ニュースで「スポンサー契約とは別に、プロのアスリートにとって、独自のロゴを持つことは特別。すでに野球界で最も興味深い男である大谷翔平は、このような栄誉を受けるスーパースターの一人に数えられるようになった」と報じるなど、シグ

ネチャーロゴに採用されるのは特別なことだ。

 

さて、シグネチャーロゴといえば、“バスケの神様”ことジョーダンとナイキが1988年に発表した「エアジョーダン3」から採用された“ジャンプマンロゴ”が代表的。ジョーダンがダンクシュートを決めるシーンをイラスト化したロゴは、長きに渡り愛されるスポーツアイコンとして浸透した。

 

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MLBでは、1999年にニューヨーク・ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーターがジャンプマンロゴの入ったスパイクを着用以来、現在も大谷の同僚であるムーキー・ベッツや、2022年の本塁打王であるヤンキースのアーロン・ジャッジなどが同ブランドと契約している。


今回の発表を記念して、シグネチャーロゴをあしらったMade in Japan限定Tシャツを限定販売。今後の展開についてはスペシャルサイトにて随時更新される予定となっているので、ぜひチェックしてほしい。

「ラジオ」を聴きながらのスポーツ観戦は定着するか? 新たなスポーツ文化を仕掛けるパナソニック

コロナ禍を経て、観客の熱狂が再び戻ってきたスポーツの舞台。多くのスタジアム、アリーナに、熱いファンたちが集っています。

 

そのスポーツ観戦の文化に、新たな潮流を生み出そうとしている企業が、パナソニックです。同社は、チームとファンをつなぐライブメディアプラットフォーム「CHEERPHONE」(以下、チアホン)を開発。スタジアム限定のラジオを“聴きながら”スポーツを観るという、新たな文化を醸成する挑戦をしています。

 

スタジアムで「聴きながら観る」という新たな文化

テレビや動画配信サービスを通してのスポーツ観戦には、実況や解説の存在が不可欠。ときには、彼らが放った一言が、名実況・名解説として、後々まで語り継がれることもあります。家でのスポーツ観戦は「聴きながら観る」のが当たり前なのです。一方、スタジアムなどの現地での観戦は、独特の興奮がある一方で、実況や解説がありません。

 

チアホンは、現地観戦でも「聴きながら観る」の選択肢を与えるサービスです。これは、スマホでQRコードを読み込むだけで、ラジオ配信が聞けるというもの。アプリのインストールをせずともブラウザから聴けるうえ、遅延が約0.3秒と少ないため現地観戦をしながら聴いてもタイムラグを感じることなく楽しめます。チアホンによる配信を聴くのに必要なのは、スマホとネット回線だけです。

↑チアホンの配信画面。中央にある「いいねボタン」はユーザーの声を取り入れて実装したもので、何度でも押すことができます

 

チアホンには、QRコードを読み込んだ人なら誰でも聴ける形式のほか、GPS情報によりスタジアム内にいることが確認できた人に限って配信をするなど、視聴者を限定できる機能がついています。現地でしか聴けない、スタジアム観戦に付加価値を加える放送が可能です。

 

また、配信者が複数の場所に散らばっていても問題ないという特性があります。放送席からの配信に、グラウンド付近からのリポートを時折混ぜるといった形式にも対応します。観戦席からでは見えない緻密なリポート、チーム関係者によるディープな解説や、観戦初心者向けの放送など、多様なコンテンツが放送できます。

 

野球やサッカーなどの現場に導入。チーム関係者やファンから好評を博す

チアホンは、すでにスポーツ観戦の現場に導入されています。サッカーJリーグのガンバ大阪、プロ野球の福岡ソフトバンクホークスや日本ハムファイターズ、ラグビー・リーグワンのサントリーサンゴリアス、リコーブラックラムズ東京などの試合で、配信が行われています。これまでの利用事業者数は40社以上、配信回数は125件以上にのぼります。

↑ガンバ大阪では、ホーム試合でチームOBなどによる放送を実施

 

チアホンの評判は高いといい、配信を実施した会場では、チーム関係者とファンの双方から、支持を集めています。チーム側からは「試合中の配信を以前からやりたくて試したが、遅延が大きくてうまくいかなかった。チアホンならほぼタイムラグがない」「テレビでもラジオでもない新しいメディアだと思う。スポーツを見るときにはこれがないと寂しいと思えるようになるといい」といった声が寄せられているそうです。

 

チアホンを利用した観客へのアンケートでは、90%の人が「スポーツ観戦がより楽しくなった」と回答しており、聴きながら観る楽しみへの好感度が表れています。複数シーズンにわたって導入しているチームでは、リピート来場者数が30%増えたというデータも出ているといいます。

 

またチアホンの登場により、いままでファンにオープンにされてこなかったコンテンツにも光が当てられるようになりました。自転車のジャパンサイクルリーグでは、コースを走る選手やチーム間の無線をチアホンで配信。白熱のレースに、新たな楽しみ方を加えました。

↑チアホンは、クラウドを介して配信を行うので、海外での配信にも対応。すでにタイで利用された事例があります

 

いまでも現地でのスポーツ観戦には、応援する、静かにじっくり観るなど、色々な楽しみ方があります。これからはそれらに加えて「聴きながら観る」というのも、新たな形態として定着するかもしれません。

いつものランも、日々の鍛錬も、特別なレースまで。ニューバランス「FuelCell Rebel v4」

ニューバランスジャパンは、反発弾性に優れたFuelCellシリーズの中でも、弾むような推進力でランナーをスピードランへの誘う「FuelCell Rebel (フューエルセル レベル)」より、新作のv4を発売。

 

スピード走行を快適にサポート!

スピード走行を支える軽量性・反発性がコンセプトのFuelCell Rebelは、新たにミッドソールにPEBA配合のFuelCellを採用、さらなる軽量化に加え、反発弾性が向上。前作v3と比較し、前足部のフィット感を改善し、より転がる感覚・足抜けを意識した形状にアップデート。さらに、FANTOMFIT構造のアッパーが、よりストレスフリーな履き心地を実現。いつものランも、日々の鍛錬も、特別なレースまで、スピード走行を快適にサポートします。

↑「FuelCell Rebel v4」1万6500円(税込)※メンズ

 

走行時における伸縮具合を考慮したData to Designコンセプトのもと編み込まれたエンジニアードメッシュを採用。

↑前作v3と比較し、前足部のつまり感が解消し、さらにFAMTOM FIT構造により、たしかなFit感とストレスフリーな履き心地を実現

 

前作v3と比較し、より反発性のあるPEBA配合のFuelCellコンパウンドを採用し、中足部から前足部にかけて、より転がる感覚、足抜けを意識した設計形状に。

↑さらなる軽量化に加え、反発弾性が向上し、スピード走行にも最適に

 

前足部にソリッドラバーを、踵部にN duranceを採用。Data to Designは中足部から前足部の足抜けと屈曲時の反発性を意識した設計に。

↑新しいラバー配置と、滑りにくい意匠はあらゆるスピードにも対応する安定感と反発をアシスト

 

FuelCell Rebel v4はニューバランス公式オンラインストア、ニューバランスオフィシャルストア、その他ニューバランス取扱店舗にて販売スタート。

 

FuelCell Rebel v4の発売に合わせて、記録にチャレンジする人、自分のペースで楽しむ人、すべてのランナーを尊重し、それぞれの走りを応援する想いを込めて、3月11日AM 10:00~4月21日PM 23:59までの期間、「New Balance Running TRY ON CAMPAIGN(トライオンキャンペーン)」を開催。キャンペーン期間中に対象商品を対象店舗にて購入し、シューズに満足できなかった場合、商品代金の返金と返品時の送料が無料となるキャンペーンです。

 

 

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「王様のバスが到着します」レアルのチームバスが「Y-3」とのコラボで大変身!

スペインサッカーのラ・リーガで現在首位を快走中のレアル・マドリードが、デザインを一新したチームバスを公式インスタグラムで公開。お洒落に変貌したデザインに、サポーターから絶賛の声が集まっている。

 

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スペインのサッカーを代表する強豪、レアル・マドリーのチームバスは、これまでクラブカラーの白を基調としていたが今回、紫ベースのデザインに一新された。

 

そのデザインを手掛けたのが、日本を代表する世界的なファッションデザイナー、山本耀司氏の革新的な発想とアディダスの機能が融合したスポーツファッションブランド「Y-3」だ。

 

「Y-3」の“Y”は山本氏の頭文字と、“3”はアディダスを象徴する3本線(スリーストライプス)を表している。

 

レアルが2022年にクラブ創立120周年を迎えた際、コラボレーション・コレクションを発表したのも「Y-3」だが、3月初旬には2年ぶりとなるコラボアイテムを発表して話題となったばかり。

 

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新デザインのバスは、紫のラッピングによって、側面には「Y-3」のロゴや薔薇をデザインするなど、ヨウジヤマモトらしいお洒落な仕上がりとなっており、サポーターからは「素晴らしい」、「人生で今まで見た中で最高のバス」、「やばい、やばい」など絶賛するコメントが寄せられている。

 

SNSでは、これまでのデザインからの変貌ぶりが分かる動画も投稿されている。

 

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さらには、ラッピングの工程も見ることができる。巨大なバスをキャンバスに手際よく仕上がっていく動画は圧巻だ。

 

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レアルはこれまで、UEFAチャンピオンズカップ、UEFAチャンピオンズリーグで歴代最多、計14回の欧州制覇を達成するほか、数々のタイトルを獲得しており、その栄光の軌跡もデザインされている。

 

今シーズンも現在首位を快走中で、今後もその栄冠を積み上げていくだろう。サポーターからの「道を譲ってください、王様のバスが到着します」とのコメントどおりの貫禄すら感じさせるデザインとなったチームバスで、レアルはこれからも常勝街道を突き進んでいく。

HOKAから新作の厚底ランニングシューズが登場! アスリート向けとエントリー向けの2モデルを新開発

パフォーマンスフットウェアおよびアパレルブランド、HOKA(ホカ)から新作ランニングシューズ「CIELO X1(シエロ エックス1)」と「SKYWARD X(スカイワード エックス)」が登場。3月1日に行われたプレス向けイベント「FLY LAB EXPERIENCE」にて、新製品の説明と特別ゲストHOKAアンバサダーの柏原竜二さん、HOKAアスリートの鎧坂哲哉選手、三代目J SOUL BROTHERSの山下健二郎さんらによるトークセッションが行われました。

 

速く走るためだけの機能性を搭載した「CIELO X1」

CIELO X1は、強力な推進力を発揮する本格アスリート向けのロードレーシングシューズ。新開発のエンジニアードニットアッパーに、反発性に優れた2層の「PEBAミッドソールフォーム」やランナーを前進させるよう設計されたミッドソール構造「MetaRocker」を採用しました。さらに、ウィング形状にアップグレードした「カーボンファイバープレート」や非対称の「アクティブフットフレーム」など純粋に速く走るための機能を搭載し、トップスピードで走る際の安定性を保ち、ダイナミックなランをサポートする要素が取り入れられています。

↑スピード性を重視し、本格ランナー向けに開発されたCIELO X1のシューズ構造

 

 

 

↑ブルーを基調に緑のグラデーションをあしらったCIELO X1のEvening sky/Lettuceカラーと、レッドを基調に黄をあしらった新色Cerise/Solar Flareカラーの2色展開。各3万8500円(税込)

 

かつてないクッショニング性を体感できる「SKYWARD X」

一方でSKYWARD Xは、あらゆるランナーの走りをサポートするロードランニングシューズとして開発。リサイクルポリエステルを使用したフラットニットアッパーに、ソフトで反発性の高い「PEBAフォーム」や「カーボンファイバープレート」、安定性を向上させた「スーパークリティカルEVAフレーム」など、画期的なクッション性とスムーズな走り心地を体感することができます。CIELO X1に対し、エントリーランナーからレースで完走を目指すランナーまで、幅広い方に対応する1足として開発されました。

↑エントリーからシティランナーまで幅広く対応し、普段履きにも最適なSKYWARD Xのシューズ構造

 

↑ホワイトを基調に青と赤をあしらったSKYWARD Xのメンズカラーと、同じくホワイトを基調に黄と赤をあしらったウィメンズカラーの2色展開。各3万5200円(税込)

 

HOKAマーチャンダイジング スペシャリストの大庭貴士氏は、「CIELO X1は、トップレベルの記録を狙う選手に向けて開発されました。ソールに『PEBAフォーム』やウィング形状の『カーボンファイバープレート』を用いる事で、スピードのある走りに大切な反発性と推進力を向上させました。さらに、アウトソールの戦略的なラバーや足をしっかりとホールドするニットアッパーを採用することで、力を横に逃がす事なく前への推進力を得ることができるシューズとなっています」と、同商品の利点を解説。

 

またSKYWARD Xについては、「どんなランナーにも相応しいモデルとして“いかにラクで楽しく、長く走ってもらえるか”という点にフォーカスして開発しました。サスペンションシステムや、凸型のカーボンファイバープレートを採用した最新構造が、滑らかな推進力と高いクッション性を体現いただけると思います。用途は両極端であるものの、これらをHOKAの最新テクノロジーとして提案することで、より多くのお客様に満足してもらえると思います」とコメントしました。

↑CIELO X1の構造を説明するHOKAマーチャンダイジング スペシャリストの大庭貴士氏

 

HOKAアスリート鎧坂選手と宮下選手が語る「CIELO X1」の魅力

同イベントには、HOKAアンバサダーの柏原竜二さんとHOKAアスリートの鎧坂哲哉選手、宮下隼人選手が登壇し、トークセッションを実施。CIELO X1の着用感について、鎧塚選手は「最初に着用した時は、履きこなせるかどうか心配になるくらいクッション性があり、新感覚な履き心地でした。記録を伸ばしたい時に適したシューズだと思うのでまずはたくさん履いて慣らしていきたいです」とコメントしました。

 

宮下選手は「これまでのシューズと比較してクッション性が抜群に向上したように感じました。練習でも履いていますが、足への負担が少なくマラソンなどの長距離で大きな武器になるのではないかと思います。普段なら失速してしまう後半30キロ以降でも、スピードの落ち込みを軽減できるのかなと感じています」と期待を寄せます。

 

柏原さんは、「地面との接地面が少ない分、つま先に体重が乗りやすくなっているのでまずは使いこなせるか、そして今後は既存シューズとの使い分けも大切になってくると思います。レースではハーフ以上の長距離で力を発揮してくれるのかなと感じています。また普段から着用できるカラーリングやデザインも気に入っています」と第一印象を話しました。

↑左からHOKAアスリートの鎧坂哲哉選手、同じくHOKAアスリートの宮下隼人選手、HOKAアンバサダーの柏原竜二さん

 

また、HOKAのシューズを愛用するスペシャルゲストとして三代目J SOUL BROTHERSの山下健二郎さんと、お笑い芸人のチョコレートプラネットが登壇。アンバサダーを務める柏原竜二さんとともにSKYWARD Xの魅力について語りました。

 

山下さんは「HOKAのシューズはロケ撮影やステージでもよく履いています。このSKYWARD Xはクッション性はもちろんのこと、つま先に体重をかけることで自然と前に進む推進力を感じました。ダンスやパフォーマンスでも使えそうだと感じています。」と、ステップを踏みながらその履き心地の良さを体感しました。

 

チョコレートプラネットの長田さんは「まず軽さにびっくりしました。体感としてはアポロチョコ2粒分くらいの軽さです」と笑いを誘い、「バネがついているかのように跳ねて、自ら前進する感覚があります。足を入れた瞬間から長年履いているようなフィット感があって、思わず走り出したくなる1足です」と話し、松尾さんは「履いていてとにかく軽いし、ホントに疲れにくい。プレゼントやギフトなど友人にもおすすめしたいですね」とコメント。

 

これを受けて、柏原さんは「普段の足元からパフォーマンスシーンまで着用することができると感じました。細部にわたって色々なギミックが組み込まれているので、ぜひ履いて体感してほしいです」とまとめてくれました。

↑左からHOKAアンバサダーの柏原竜二さん、三代目J SOUL BROTHERSの山下健二郎さん、チョコレートプラネットの長田庄平さんと松尾駿さん

 

CIELO X1のEvening sky/Lettuceカラーは2月1日、Cerise/Solar Flareカラーは2月22日、SKYWARD Xは、4月15日からHOKA公式サイトと各店舗で順次発売予定です。

 

 

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アシックスがトップアスリート向けランニングシューズ「METASPEED PARIS」で頂上を目指す!

2019年11月、アシックスはトップアスリートが勝てるシューズを開発すべく「Cプロジェクト」を発足させました。そこで開発された「METASPEED(メタスピード)」シリーズが、パリオリンピックを目前にした今、最強形態となる「METASPEED PARIS(メタスピードパリ)」シリーズとして進化しました。

 

「METASPEED」シリーズの最新作にして最強形態

2020東京オリンピック・パラリンピックに伴って新設された有明アリーナにて、アシックスのトップアスリート向けランニングシューズ最新作の発表会が行われました。アシックスは2019年に社長直轄組織「Cプロジェクト」を発足し、「METASPEED」シリーズを設計しましたが、今回発表された「METASPEED PARIS」はそのシリーズの最新作にして最強形態となっています。発表会では、はじめにミッションのリーダーであるCプロジェクト部長の竹村周平氏から製品開発の背景が語られました。

↑「このシューズを着用し、より多くのアスリートがパーソナルベストを更新できることを願っています」と語る竹村氏

 

「年末年始に行われた各種駅伝大会をご覧になられた方も多いと思いますが、アシックスのシェアは着実に向上し『METASPEED』シリーズを着用した選手が好成績を残しました。本日新たに発表させていただくのがシリーズ最新作、『METASPEED SKY PARIS(メタスピードスカイパリ)』『METASPEED EDGE PARIS(メタスピードエッジパリ)』となります。本商品の開発にあたっては、世界中の100人以上のエリートアスリートとともに、何時間にも及ぶミーティングを通じ、熱い議論を重ね、各部位の形状や機能の向上を進化させました。その結果、さらなる軽量化に加え、反発性やクッション性の向上を実現しました」(竹村氏)

↑ストライド型ランナー向け「METASPEED SKY PARIS」。サイズ:22.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm 価格:2万7500円(税込)

 

↑ピッチ型ランナー向け「METASPEED EDGE PARIS」。サイズ:22.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm 価格:2万7500円(税込)

 

「Cプロジェクト」の“C”は、同社の創業者である鬼塚喜八郎氏の言葉「まず頂上を攻めよ」の“頂上”の頭文字をとっています。METASPEEDシリーズ発表後は多くのアスリートに注目され、測定できるアスリートの数も何倍にも増えたことで集約に苦労したそうです。

 

ここで、METASPEEDシリーズを履いて1月28日の大阪国際女子マラソンで日本記録更新の2時間18分59秒のタイムを出した前田穂南選手から届いたビデオメッセージが紹介されました。ビデオの中で、前田選手は「記録更新をさらにチャレンジしたい」「世界を目指す」と抱負を語りました。

 

竹村氏は前田選手の言葉を受け「私達もまだまだ現状に満足はしていません。足を止めることなく、引き続きアスリートとともに、商品開発を行いながら、頂上を目指していきます」と力強く語りました。

 

シューズがアスリートのスタイルに寄り添う

METASPEEDシリーズは、一歩一歩の歩幅をより伸長させ、早く走ろうとするストライド型と、上下動を少なく抑え、小さなステップを踏むのが特徴のピッチ型の走法の違いに着目し、ランナーが日頃のトレーニングで身につけた走り方を維持しながらパフォーマンスを向上できるよう設計されています。最新作、METASPEED SKY PARISとMETASPEED EDGE PARISの詳細について、Cプロジェクトの立野謙太氏から説明がありました。

↑「METASPEED PARISシリーズがパーソナルベストの更新の良き相棒になれれば大変うれしい」と立野氏

 

「アスリートがシューズに合わせるのではなく、シューズがアスリートのスタイルに寄り添うことで、最大限にパフォーマンスを発揮できることこそが、アシックスのソリューションではないかと考え、2モデルを展開しました」(立野氏)

 

初代のMETASPEEDシリーズは2021年3月に誕生し、その翌年の2022年6月にはより反発性を向上させた「METASPEED +(メタスピードプラス)」シリーズが発売されました。そして2024年、新たに設計されたMETASPEED PARISシリーズのプロダクトコンセプトが姿勢でした。

↑従来のモデルからデザインを一新し、適切な姿勢とキック時の角度をレース中に保ち続けることを追求

 

従来のシューズでは、走行距離が30kmを越えるあたりで疲労により走行姿勢が崩れ、パフォーマンスが低下していました。そこでアシックスが着目したのが、適切な姿勢と、蹴り出し時の角度です。

 

「適切な蹴り出し角度を安定させることで、レース後半の疲労時にも、体が後傾することを防ぎます。この課題をクリアするために、私達はアスリートの声を聞き、議論を重ね、各シューズの部位の形状や機能構造を進化させました」(立野氏)

 

また、METASPEED SKY PARISは、前のモデルより約20g(片足27cm)軽量化。METASPEED EDGE PARISは、前のモデルより約25g(片足27cm)の軽量化を実現しています。

↑前作の「METASPEED SKY+」の約205gからMETASPEED SKY PARISは約185gに。「EDGE +」の約210gからEDGE PARISは約185gへ軽量化

 

また、両モデルとも軽量のクッションフォーム材の中でも優れた反発性を発揮する新素材「FF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)」をミッドソール全面に搭載しています。着地と同時に変形、圧縮し、素早く元の形状に戻ることで、跳ね返るような感覚が得られます。

↑前モデルのクッション材「FF TURBO」と比較し約8.0%軽く、反発性を約8.2%、クッション性を約6.0%向上

 

2モデル特有のアップデートポイント

ここで特別ゲストとして、ハーフマラソン合計タイム日本最速の兄弟、兄の太田智樹選手(トヨタ自動車)と弟の直希選手(ヤクルト)がリモート出演。それぞれのモデルについての概要が説明されました。

↑現在アメリカで合宿中の太田智樹選手は、METASPEED PARISのプロモーションムービーにも登場。直希選手は奄美大島からリモートに参加

 

太田智樹選手はMETASPEED EDGE PARISのプロトタイプを着用し、ニューイヤー駅伝では2区で区間賞。直希選手はMETASPEED SKY PARISのプロトタイプ着用し、同駅伝1区で区間賞を取りました。

 

太田直希選手が履いたMETASPEED SKY PARISのアップデートポイントが、大きな反発力を生み出せるように幅を広くしたカーボンプレートの配置です。

 

「カーボンプレートは足に近い位置にフラットに配置し、カーボンプレート全体でフォーム材を圧縮。蹴り出し時の荷重が最も加わりやすい母指球直下を含む関節の部分までエリアの幅を広げることで、より広い面積、広い範囲でフォーム材を圧縮し、高反発を得られる設計にアップデートしました。これにより、前のモデルに比べて約12%の反発領域向上を実現しました」(立野氏)

 

直希選手は「前作より反発性を感じやすく、体が跳ねるような感覚。接地した時の安定感は増したように感じましたし、接地した時にぐらつきとかもなく、とても走りやすかった」と感想を述べました。

 

智樹選手が履いたMETASPEED EDGE PARISアップデートポイントは、ミッドソールの厚みとカーボンプレートの傾斜をつけた配置です。

 

「ミッドソールの前足部を前のモデルよりも約3mm厚くし、反発性を向上。これにより、前のモデルに比べて約20%の反発領域向上の実現となりました。また、つま先に向かって下がるような傾斜をつけてカーボンプレートを配置することで、前方向への推進力を生み出しました」(立野氏)

 

智樹選手は「前作のいいところはすごく伸ばされています。以前だと、つま先の方に走り終わった後ダメージがあったんですけど、今回のレースではなくなっていたのは非常に良かった」と手応えを感じています。

↑足とシューズの一体感、フィット性を追求したアッパーの下には、ストライド型とピッチ型に特化したテクノロジーが詰め込まれている

 

「過去の自分を越える」「自分史上最速」

発表会の最後には、太田兄弟の母校でもある早稲田大学競走部の現役選手も参加したトークショーが行われ、後輩からの悩みに太田兄弟がアドバイスを送りました。

↑先輩からのアドバイスに緊張気味に聞き入る早稲田大学競走部の現役選手(右3人)

 

そして最後に、METASPEED PARISシリーズのキーコピー“挑もう。最速の自分へ。”について、太田兄弟からランナーの皆さんにメッセージをいただきました。

 

「練習や試合できつい部分があると思うけど、自分の目標だったり過去の自分を超えた時の達成感は一番大きいと思うので、ぜひ『METASPEED PARIS』シリーズを履いて昔の自分、過去の自分を超えていってほしい」(太田智樹選手)

 

「ランニングは楽しいことなので、きつい練習などもあるとは思いますが、まずは楽しんでほしい。そして自分の目標を越えられるように、自分の自分史上最速を目指して頑張ってほしい」(太田直希選手)

 

METASPEED PARISシリーズは、3月11日からアシックスオンラインストアで一般発売し、3月21日よりアシックス直営店(一部店舗を除く)、全国のスポーツ用品店でも順次発売されます。

 

“挑もう。最速の自分へ。”。ランナーにとってはレベルの違いはあっても、今日の自分を越えたいという思いは永遠のテーマです。あなたも、お近くのアシックス直営店、全国のスポーツ用品店でMETASPEED PARISシリーズを体感すれば“最速の自分”へのヒントが見つかるかもしれません。

 

 

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“メッシ伝説”を象徴する1枚の紙ナプキンのオークションが間もなく始まる!

世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」を最多となる8回受賞している“史上最高のサッカー選手”リオネル・メッシの人生と、サッカーの歴史を変えた紙ナプキンのオークションが3月18日から27日にかけて行われる。

 

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イギリスのオークションハウス「ボーナムス(Bonhams)」がSNSで、「世界でもっとも有名なナプキン」と題して、そのナプキンの経緯を紹介するイラストと共に、オンラインオークションに出品されることを発表した。

 

その紙ナプキンは、サッカーファンには有名で、「とっても象徴的だ」とのコメントが投稿されるほど。13歳のメッシが、スペインのリーガ・エスパニョーラの名門、FCバルセロナの加入テストに参加した際、テスト後のテニスクラブで当時の監督カルロス・レシャックはメッシのバルセロナ移籍を約束するための仮契約を記した。今回、オークションに出品されたのはそのときの契約に使われた紙ナプキンなのだ。

 

その後、メッシは正式にバルセロナと契約を交わし加入。紙ナプキンはメッシの人生を変えた象徴であり、バルセロナの運命を変え、世界中のファンに喜びをもたらす始まりとなった。同オークションハウスの高級書籍および手稿部門の責任者は「これは、私がこれまで扱った中で最もスリリングなアイテムの一つです。それは紙ナプキンですが、リオネル・メッシのキャリアの初期に使用された有名なナプキンです」と説明している。

 

メッシはバルセロナですぐに頭角を現し、クラブでプレーした他の誰よりも多くのゴール(474ゴール)を決めるなど、バルセロナ史上最高の選手となった。


(出典:FC Barcelona

 

さらに、バルセロナで20年以上、その後は米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに加入した現在に至るまで、世界年間最優秀選手を表彰するバロンドールを史上最多となる8回受賞するなど、“史上最高のサッカー選手”として君臨している。

 

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紙ナプキンはこれまで、メッシの母国、アルゼンチンのエージェント、オラシオ・ガジョーリ氏が保管していたが、今回売り出すことになった。オークションの開始価格は30万ユーロ(約4800万円)だが、同オークションハウスでは35万ユーロ(約5700万円)から最高58万ユーロ(約9400万円)の入札額になると予想している。

 

サッカーの歴史の中で、最も重要でありながら最もユニークな文書はいくらで落札されるのか。結果が待ち遠しい。

Onがブランド初となるトレーニングシューズをドロップ! その名も「クラウドパルス」

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は、ブランド初となるトレーニングシューズ「Cloudpulse (クラウドパルス)」を、2024年3月7日からOnオフィシャルオンラインショップ、On Tokyoおよび全国の取扱店にて発売します。

 

柔軟性と安定感がグッドバランス!

Cloudpulseは、ジムでのトレーニングにおいて重要な、優れた柔軟性と安定感抜群のブランド初のトレーニング向けに開発された一足です。Helionスーパーフォーム製のミッドソールが軽く弾むような着地感と最大級のエネルギーリターンを生み出し、アウ トソールの前足部分に施したラバーであらゆる角度の動きでもグリップ性を発揮します。

↑「クラウドパルス」1万8480円(税込)※メンズ用

 

↑「クラウドパルス」1万8480円(税込)※ウィメンズ用

 

ヒールカウンターと一体化したSpeedboardが、横方向の動きにもしっかりサポート。ワークアウト時の姿勢を保ち、安定感をもたらします。通気性に優れた再生ポリエステルを100%使用したメッシュアッパーは、汗と湿気を逃します。かかとからアッパーにかけてのサポート力が高い本作は、全神経をトレーニングに集中することができます。

↑サイズ展開は25.0〜32.0cm(メンズ)、22.0〜28.0cm(ウィメンズ)

 

 

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ニューバランス「Fresh Foam X 2500 v4」はプロゴルファーが満足するだけある! 履き心地は最上位モデルだ

ニューバランスのゴルフシューズの中でプロゴルファーの使用率が最も高かった「Fresh Foam X(フレッシュフォームエックス)  2500 v3」がバージョンアップし、「Fresh Foam X 2500 v4」として2024年2月16日に発売。その試着&体験ラウンドがあり、大利根カントリークラブ(茨城県)で開催されたメディアイベントに参加してきました。

↑Fresh Foam X 2500 v3はニューバランスのブランドアンバサダー稲見萌寧プロ(写真右)が長年愛用していたモデル。2022年シーズンと2023年シーズンの2年連続で年間女王に輝いた山下美夢有プロ(写真左)も着用していました

 

「Fresh Foam X 2500 v4」は3機種6色のラインナップ

筆者がニューバランスのゴルフシューズ試着&体験ラウンドに参加するのは2年連続2回目になります。昨年は2023年春夏モデル「FuelCell 1001 v4」シリーズで、今年は「Fresh Foam X 2500 v4」シリーズ。

↑Fresh Foam X 2500 v4のラインナップは3機種6タイプ。ソフトスパイクのシューレースモデル(ひもタイプ)が2種類(右上と右下)。ソフトスパイクのBOAモデルが1種類(上段真ん中)。スパイクレスのBOAモデルが3種類(左上と左下と下段真ん中)です

 

新作のFresh Foam X 2500 v4シリーズにおいてスパイクレスがBOAモデルだけなのは、過去の販売実績やマーケティングリサーチでひもタイプを好む人はほぼ100%、ソフトスパイクを選択するというデータが出ているのでしょう。

↑スパイクレスのカラーバリエーションは、WHITE/BLACK(写真)以外にWHITE/BLUEとBLACKがあります

 

ミッドソールには「Fresh Foam X」が採用されています。Fresh Foam Xというのはニューバランスが独自に開発したミッドソール設計で、18ホールを歩いても高い快適性能を発揮するクッション機能が搭載されています。また、かかと全体を包み込むTPUパーツ(黒い部分)がかかとのホールド感を高め、ショット時と歩行時の安定性を提供してくれます。

↑「Fresh Foam X 2500 v4 SL BOA」2万3100円(税込)

 

Fresh Foam X 2500 v4 SL BOAのアッパーは、足当たりの柔らかいメッシュに薄いPUを張り合わせゴルフに必要な剛性、撥水性を発揮します。

↑アウトソールにはニューバランスの名前の由来となったチキンレッグをモチーフにしたTPUプレート(黒い部分)を配置しています。抜群の安定性とクッション性の両立を実現しています

 

ただ、これらの文章はメーカーの受け売りで、実際にゴルフ場で履いてみないと、どのくらい安定性が高いか分からないというのが正直なところであります。

他のラインナップはコチラ↓

 

イベント会場はニューバランスの世界観が満載

ニューバランスのイベントに参加するといつも感心させられるのが、世界観の作り方が上手なんですよね。

↑今回はクラブハウスの入り口でニューバランスファミリーのロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手(左)、女子陸上1000メートル、1500メートル、3000メートル、5000メートル日本記録保持者の田中希実選手(左から2番目)、稲見プロ(左から3番目)、東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手(右)4人のパネルが

 

↑クラブハウスの2階に上がると、後ほどステージに登壇する山下プロ(左から3番目)と稲見プロ(右から2番目)に加え、ニューバランスのゴルフシューズを着用して2023年シーズンに勝利を挙げた櫻井心那プロ(左から2番目)、岩井千怜プロ(左)、山内日菜子プロ(右)のパネルが飾られていました

 

↑商品の展示の仕方もオシャレで、ここがゴルフ場のクラブハウスの2階であることを忘れそうになります

 

稲見プロは自らもゴルフシューズの開発に携わり、共同開発モデル「UG3000 v1」(2024年3月発売予定)を世に送り出します。稲見プロはコロナ禍で2シーズンが統合された2020-2021年シーズンの賞金女王なので、ニューバランスのゴルフシューズが3シーズン連続で女王奪取に貢献したことになります。同社がゴルフシューズを最初に発売したのは2016年ですから、それから10年も経たないうちにこの実績ってすごい!

↑トークショーが始まると、大勢のメディア関係者がステージの前に集まり、山下プロと稲見プロの話に耳を傾けていました

 

その稲見プロと山下プロがトークショーを行い、ニューバランスのゴルフシューズの魅力を語り合ってもらった後、コースに向かいました。

↑今まさに自分が着用しているゴルフシューズを山下プロが「これ、いいよ!」と言わんばかりに掲げており、期待感が高まります

 

↑12番パー3に行くと、プロゴルファーとのニアピン対決にチャレンジするアトラクションが用意されていました

 

ティーイングエリアには左足がつま先上がりで、右足がつま先下がりになる特殊な人工芝が設置されています。いくらシューズが良くたって、この状況で普段どおりのショットを打つのは難しいです。筆者は低い当たりが出てグリーンの左サイドに外しました。でも、そこからのアプローチショットがピンそば2メートルに寄り、このパットを決めてパーが取れたのはうれしかったです。

↑プロだけがこの難しい条件から打つのかと思いきや、アマチュアも同じ条件で打つとのこと

 

その後は、Fresh Foam X 2500 v4の歩き心地の良さを満喫しながら18ホールをラウンド。プロゴルファーはこんなに柔らかい履き心地のゴルフシューズで試合を戦っているのかと、うっとりした気持ちになりました。やっぱり最上位モデルの最新モデルは履き心地抜群です。

 

正直に申しますとゴルフシューズの最上位モデルは高価なので、自分の財布ではなかなか手が出ませんが、やはり高価格帯商品は高品質であることをハッキリと実感した1日でした。

 

写真/保井友秀、オフィシャル素材

 

 

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ニューバランス「Fresh Foam X 2500 v4」はプロゴルファーが満足するだけある! 履き心地は最上位モデルだ

ニューバランスのゴルフシューズの中でプロゴルファーの使用率が最も高かった「Fresh Foam X(フレッシュフォームエックス)  2500 v3」がバージョンアップし、「Fresh Foam X 2500 v4」として2024年2月16日に発売。その試着&体験ラウンドがあり、大利根カントリークラブ(茨城県)で開催されたメディアイベントに参加してきました。

↑Fresh Foam X 2500 v3はニューバランスのブランドアンバサダー稲見萌寧プロ(写真右)が長年愛用していたモデル。2022年シーズンと2023年シーズンの2年連続で年間女王に輝いた山下美夢有プロ(写真左)も着用していました

 

「Fresh Foam X 2500 v4」は3機種6色のラインナップ

筆者がニューバランスのゴルフシューズ試着&体験ラウンドに参加するのは2年連続2回目になります。昨年は2023年春夏モデル「FuelCell 1001 v4」シリーズで、今年は「Fresh Foam X 2500 v4」シリーズ。

↑Fresh Foam X 2500 v4のラインナップは3機種6タイプ。ソフトスパイクのシューレースモデル(ひもタイプ)が2種類(右上と右下)。ソフトスパイクのBOAモデルが1種類(上段真ん中)。スパイクレスのBOAモデルが3種類(左上と左下と下段真ん中)です

 

新作のFresh Foam X 2500 v4シリーズにおいてスパイクレスがBOAモデルだけなのは、過去の販売実績やマーケティングリサーチでひもタイプを好む人はほぼ100%、ソフトスパイクを選択するというデータが出ているのでしょう。

↑スパイクレスのカラーバリエーションは、WHITE/BLACK(写真)以外にWHITE/BLUEとBLACKがあります

 

ミッドソールには「Fresh Foam X」が採用されています。Fresh Foam Xというのはニューバランスが独自に開発したミッドソール設計で、18ホールを歩いても高い快適性能を発揮するクッション機能が搭載されています。また、かかと全体を包み込むTPUパーツ(黒い部分)がかかとのホールド感を高め、ショット時と歩行時の安定性を提供してくれます。

↑「Fresh Foam X 2500 v4 SL BOA」2万3100円(税込)

 

Fresh Foam X 2500 v4 SL BOAのアッパーは、足当たりの柔らかいメッシュに薄いPUを張り合わせゴルフに必要な剛性、撥水性を発揮します。

↑アウトソールにはニューバランスの名前の由来となったチキンレッグをモチーフにしたTPUプレート(黒い部分)を配置しています。抜群の安定性とクッション性の両立を実現しています

 

ただ、これらの文章はメーカーの受け売りで、実際にゴルフ場で履いてみないと、どのくらい安定性が高いか分からないというのが正直なところであります。

他のラインナップはコチラ↓

 

イベント会場はニューバランスの世界観が満載

ニューバランスのイベントに参加するといつも感心させられるのが、世界観の作り方が上手なんですよね。

↑今回はクラブハウスの入り口でニューバランスファミリーのロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手(左)、女子陸上1000メートル、1500メートル、3000メートル、5000メートル日本記録保持者の田中希実選手(左から2番目)、稲見プロ(左から3番目)、東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手(右)4人のパネルが

 

↑クラブハウスの2階に上がると、後ほどステージに登壇する山下プロ(左から3番目)と稲見プロ(右から2番目)に加え、ニューバランスのゴルフシューズを着用して2023年シーズンに勝利を挙げた櫻井心那プロ(左から2番目)、岩井千怜プロ(左)、山内日菜子プロ(右)のパネルが飾られていました

 

↑商品の展示の仕方もオシャレで、ここがゴルフ場のクラブハウスの2階であることを忘れそうになります

 

稲見プロは自らもゴルフシューズの開発に携わり、共同開発モデル「UG3000 v1」(2024年3月発売予定)を世に送り出します。稲見プロはコロナ禍で2シーズンが統合された2020-2021年シーズンの賞金女王なので、ニューバランスのゴルフシューズが3シーズン連続で女王奪取に貢献したことになります。同社がゴルフシューズを最初に発売したのは2016年ですから、それから10年も経たないうちにこの実績ってすごい!

↑トークショーが始まると、大勢のメディア関係者がステージの前に集まり、山下プロと稲見プロの話に耳を傾けていました

 

その稲見プロと山下プロがトークショーを行い、ニューバランスのゴルフシューズの魅力を語り合ってもらった後、コースに向かいました。

↑今まさに自分が着用しているゴルフシューズを山下プロが「これ、いいよ!」と言わんばかりに掲げており、期待感が高まります

 

↑12番パー3に行くと、プロゴルファーとのニアピン対決にチャレンジするアトラクションが用意されていました

 

ティーイングエリアには左足がつま先上がりで、右足がつま先下がりになる特殊な人工芝が設置されています。いくらシューズが良くたって、この状況で普段どおりのショットを打つのは難しいです。筆者は低い当たりが出てグリーンの左サイドに外しました。でも、そこからのアプローチショットがピンそば2メートルに寄り、このパットを決めてパーが取れたのはうれしかったです。

↑プロだけがこの難しい条件から打つのかと思いきや、アマチュアも同じ条件で打つとのこと

 

その後は、Fresh Foam X 2500 v4の歩き心地の良さを満喫しながら18ホールをラウンド。プロゴルファーはこんなに柔らかい履き心地のゴルフシューズで試合を戦っているのかと、うっとりした気持ちになりました。やっぱり最上位モデルの最新モデルは履き心地抜群です。

 

正直に申しますとゴルフシューズの最上位モデルは高価なので、自分の財布ではなかなか手が出ませんが、やはり高価格帯商品は高品質であることをハッキリと実感した1日でした。

 

写真/保井友秀、オフィシャル素材

 

 

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ニューバランスが「名古屋ウィメンズマラソン2024」にてリユースプロジェクトを開催

ニューバランスジャパンは、より持続可能な未来への取り組みとして、リユースプロジェクトをスタート。ニューバランス直営店舗での店頭ディスプレイによるダメージや汚れ、ストアスタッフが着用したシューズやアパレルなど、通常は廃棄している製品を、仕分け・クリーニングを施しリユースアイテムとして販売(※)するPOP UP STOREを期間限定でオープンします。

※ブランド主導のリコマースオペレーティングシステム「Retailor(リテーラー)」を提供するFree Standardの協力のもと実施。

 

名古屋ウィメンズマラソン2024でPOP UP STOREをオープン

ニューバランスがシルバースポンサーとして協賛している「名古屋ウィメンズマラソン2024」に際し、同大会開催期間中にニューバランスが名古屋市栄にオープンするコミュニティスペース「Run your way. Park」にPOP UP STOREを併設。ランニングやライフスタイルのアパレル、シューズをラインナップします。

 

ニューバランス直営各ストアスタッフに貸与したユニフォームや、店頭ディスプレイ品を回収し、仕分け・クリーニングし販売可能な製品をリユースアイテムとして販売。今まで廃棄していた製品をリユースアイテムとして販売することで、GHG(温室効果ガス)削減を見込んでいます。

 

名古屋ウィメンズマラソン2024のほかに、「 名古屋シティマラソン2024」、「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」開催期間中においてもPOP UP STOREを併設します。

 

リユース販売品について。ユーザーショッピングを安心して楽しんでもらうため、全品クリーニングやメンテナンスを施した商品を販売。

 

【洗剤について】環境に配慮した洗剤を使用し、素材に合った正しいクリーニングを行っています。専門工場で1点1点丁寧に、洗浄から仕上げまで行っています。

 

【検品について】安心して買物をしてもらうため、商品の品質には徹底的にこだわっています。今まで愛用されてきた商品を全品クリーニングやメンテナンスを施した商品を販売。

 

【販売商品について】洗濯をしても取れない特殊インクを使って、「RE」スタンプを品表タグに押印しています。※シューズはシュータンの裏のタグに押印。

 

開催日時:2024年3月9日10:00~19:00、3月10日10:00~19:00

場所:TOKYO MERCATO サカエヒロバス

愛知県名古屋市中区栄3丁目5-10

販売商品:ランニング、ライフスタイル、トレーニングカテゴリーのアパレル、シューズ

 

 

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バスケ男子日本代表のアカツキジャパンが、ぬいぐるみとフィギュアで再集結!ご本人との対面動画にファン大興奮

FIBAアジアカップ2025予選で中国代表に88年ぶりの歴史的勝利を飾った“アカツキジャパン”ことバスケットボール男子日本代表。このほど公式SNSにてアカツキジャパンメンバーが、自身のぬいぐるみやフィギュアと対面する動画が投稿され、ファンの間で注目されている。

 

2023年夏のワールドカップを戦い抜き、パリ五輪の出場権を獲得したアカツキジャパンのメンバーが再集結したぬいぐるみとフィギュアが発売され話題となったが、それ以上にファンの心を掴んだのが公式X(旧ツイッター)に投稿されたご本人登場の動画と画像だった。


日本バスケの救世主でもあるジョシュ・ホーキンソンが、自身のぬいぐるみを手に「これは面白い、今日は髪セットしてないけど、試合中は同じ髪型にします!」とコメント。フィギュアのポーズを真似て、真面目なポーズを決めた動画がアップがされると、ファンからは「プレー中とのギャップがたまらん」「髪セットしてないときの鷹ちゃん(ホーキンスの日本名「鷹大(たかひろ)」から)好きすぎる」「フィギュアが小さいのか、鷹ちゃんが大きいのか、、、」「か、かわちい……」などのコメントが殺到した。


メンバー以外で唯一ラインナップされた闘将、トム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は自身のぬいぐるみの頭をなぜながら「カワイイ」とご満悦も「でも(頭)グレーじゃないもん…」と指摘。さらに、今度はフィギュアを手に「うーん怖い顔…、(頭)グレーじゃないもん…!」と再び笑顔でキレると、ファンからは「トム・ホーバスHCもぬいぐるみもかわちぃ(≧∇≦)」「髪色のご指摘が笑笑」「本人が言ってくれてよかった、私もグレーが気になってた」「トムさんのリアクションが可愛いよ」などのコメントが寄せられた。

 

さらに、“赤い牛若丸”こと河村勇輝の場合は、同僚の富永啓生のぬいぐるみを手に「カッコいいと思います。ぜひ!みなさん富永選手の人形をお買い求めください!」と仲の良さが見られると「ぜひ僕の人形も2点セットで!ぜひ!お願いします!」との動画にファンは、「セットでね、了解」「河村選手から富永選手への愛が溢れている…」「河村くんVer.、きたーー!!河村くんファンは、2個セットで買っちゃうね、これ」などのリプライがあった。


攻守で存在感を見せている馬場雄大も、「めちゃくちゃ特徴を捉えていて、可愛いですね!ぜひ!見ていってください」とぬいぐるみを凝視する動画が投稿されると、「可愛いですねというあなたが一番可愛いのです」「仲良しメンバーを推してるの最高」などのコメントが。


そして、キャプテンの富樫勇樹はぬいぐるみとフィギュアとの3ショット画像がアップされると、「これは買うしかないやつ」「本物との共演」「まんなかの子ください」などの熱いコメントが溢れた。

 

それぞれの予約受付は終了している。ちなみに、ぬいぐるみは13体セットで3万3000円(税込)、単体は各2750円(税込)、フィギュアは13体セットのみで1万8700円(税込)だった。そんなグッズの発売以上に、メンバーのコートでは見られない素顔が溢れる投稿にファンは大興奮だったが、パリ五輪に向けて益々活躍が期待されるアカツキジャパンの、コート以外の活躍からもこれから目が離せない。

音楽、ランニング、カルチャー、アスリートによる本格的なマラソンコーチングまで。ポップアップスペース「On Energy Hub 」

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は、2024年3月1日から3月3日まで、日本橋兜町にて、ポップアップスペース「On Energy Hub (オン エナジー ハブ)」をオープン。

 

3日間を通して様々なコンテンツを用意!

On Energy Hubは、「ランナーがエネルギーを補給するための実験的な空間」をコンセプトに掲げています。開催期間中は、科学的に裏付けられた、ランニングに最適なオリジナルサウンドトラックを聴きながら、Onの最新ランニングシューズやアパレルの試着が可能。その他、開催地である日本橋兜町に出店しているショップとのコラボレーションとして、走った後にはコーヒーを楽しむことができるランニングイベントも開催します。加えて会期中には、2023年からパートナーシップを結んでいる「SUBARU 陸上競技部」を招き、トーク&ランニングセッションも実施。

 

また、ロンドンを拠点に活動する新鋭クリエイティブエージェンシー「ASPEKT (アスペクト)」による写真展も開催します。本展示は “Through Our Lens”と称し、ASPEKTの創設メンバーである3名による写真、映像、そしてサウンドインスタレーション で構成されたランニングとそれを取り巻く文化を表現したもの。3日間を通して、世界中のランナーたちと交流ができる、様々なコンテンツを用意します。

 

音楽、ランニング、カルチャーをテーマにしたエキジビションから、アスリートによる本格的なマラソンコーチングまで、さまざまな角度から「走ること」を堪能することができるポップアップスペースとなっています。

 

【開催期間】2024年3月1日 7:30〜21:30

3月2日 7:30〜20:00

3月3日 9:30〜19:00

【開催場所】景色/Keshiki(東京都中央区日本橋兜町6-5)

■タイムテーブルに関してはコチラ

https://energyhub-tokyo.events.on-running.com/

東京ドームに再びゴジラ襲来!? ジャイアンツ90周年の節目に奇跡の「55」コラボが実現

球団創設90周年の節目を迎える読売ジャイアンツは多くの特別イベントを企画しているが、4月24日(水)、25日(木)に東京ドームで開催される中日ドラゴンズ戦での注目イベントが公式SNSで発表された。


春季キャンプでは臨時コーチとして、“ゴジラ”ことOBの松井秀喜が特別コーチとして参加し、松井の背番号「55」を受け継ぐ秋広優人への指導が話題となったが、今回の企画はこの2人と本家ゴジラが合体したもの。


昨年11月、ゴジラ生誕70周年記念作品として公開され、日米で大ヒットを記録した「ゴジラ-1.0」。今度は巨人の創設90周年という節目の年に、新旧「55」も加わった奇跡のコラボ「ゴジラ55」が実現する。

 

24日には来場者全員に、ジャイアンツの帽子をかぶったゴジラをモチーフにしたかぶり物「ゴジラファンキャップ」がプレゼントされ、25日にはオリジナルグッズ(「コラボビジュアルオリジナルTシャツ」と「ボールチェーン付きゴジジャビくんぬいぐるみ」)の特典付き「ゴジラ55シート」を販売されると公式SNSで発表。

 

これに対しファンからは「ゴジジャビ可愛すぎます!!」「ゴジラ演出の日行ったことあるけどワクワクしたなあ。行きたすぎるぅ。」「秋広ちゃんと活躍して一軍にいてくれよ。」など期待のコメントが寄せられた。

 

巨人とゴジラは、これまでにもコラボ企画を実施しており、2019年5月の阪神戦では映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の公開を記念したイベントを開催。そこで登場したのが、巨人のマスコットであるジャビットとゴジラがコラボした「ボールチェーン付きゴジジャビくんぬいぐるみ」だった。今回、好評だったグッズが復活する。


昨年10月には、「ゴジラ-1.0」公開を前にヤクルト戦でコラボ企画が行われ、主演を務める 神木隆之介 さんが始球式に登場し背番号「55」の秋広がキャッチャーを務めた。


今回はグッズの他にもゴジラが登場する映像を使った場内演出が予定されているが、どのような演出が行われるのか。巨人ファンはもちろんだが、ゴジラファンにとっても気になるところだろう。

アディダスが新コレクション「ESSENTIALS PLUS」を発表! 佐藤栞里、櫻井海音がコーディネート提案

アディダス スポーツウェアが新たなコレクション「ESSENTIALS PLUS(エッセンシャルズプラス)」をローンチし、2月9日に発表会イベントが開催されました。新製品の紹介に加え、ゲストにモデルの佐藤栞里さんと俳優・ミュージシャンの櫻井海音さんを迎え、コーディネート提案やトークショーが行われました。

 

目指したのは今までにない、着心地の良さ

アディダス スポーツウェア ESSENTIALS PLUSは「着ごこち、格別。」をコンセプトに、日本で暮らす人の想いに向き合い、日本で開発された新しいスポーツウェアです。素材・縫製・シルエット・デザインすべてにおいて、日本のためのこだわりをアイテムに反映させたコレクションとなっています。

 

今回発売されるアイテムは、Tシャツ、スウェット、フーディーなど、あらゆるライフスタイルに寄り添った幅広いラインナップで展開されます。それぞれに、肉厚で肌あたりの良いコットン100%素材や3本針フラットロックステッチ縫製、ヴィンテージを想わせるディテール、適度にリラックス感のあるルーズフィットシルエットを採用。快適な着心地で、身につけた瞬間から仕立ての良さを感じることができます。

↑トップスの袖や脇は、肌あたりや袖通しを考慮。パンツも同様

 

イベントの冒頭、ESSENTIALS PLUSについてマギー・ユー氏は「幅広いお客様に向けたライフスタイルカテゴリーの中でも、アディダス スポーツウェアは非常に重要な役割を果たすと考えており、ESSENTIALS PLUSも大切なローンチの一つです。スポーツウェアのみならず、全てのカテゴリーにおいて、各マーケットの傾向を重要視し、アジアやグローバル全体にも大きな影響を与える日本のお客様のニーズにしっかりと寄り添い、よりローカライズされた商品の開発やコミュニケーションを実施してまいります」とコメントしました。

↑ブランドにおける新コレクションの役割を語る、マーケティング事業本部 副社長のマギー氏

 

続いて登壇した山下崇氏は「ESSENTIALS PLUSは、価格と品質に厳しい目を持つ日本のマーケットに向けて着心地を追求し、東京で企画・開発した新しいベーシックなプロダクトです。肉厚で手触りの良い生地を使用し、ミリ単位でサイズ感にこだわり、快適に着用いただけるシルエットになっています。また、さまざまなアイテムとコーディネートできるよう日本人の嗜好やトレンドに合ったカラーバリエーションを用意し、ステッチやラベルにもこだわりました。それらをあえてベーシックなデザインとアイテムで展開していくことで、より多くの方から愛され、着用していただけることを願っています」と開発の背景を話しました。

↑スポーツウェア&トレーニング ビジネスユニット カテゴリーマネジメントディレクターの山下氏は開発裏話を披露

 

格別な着心地とイチ押しコーディネート

この日はコレクションのイメージを体現するゲストとして、モデルの佐藤栞里さんと俳優・ミュージシャンの櫻井海音さんが登壇しました。多くの人から愛されるその人柄や、スポーツとの親和性を通して、あらゆるライフスタイルに寄り添う“ESSENTIALS PLUS”の魅力を存分に伝えてくれました。

↑アディダス スポーツウェア ESSENTIALS PLUSを中心に据えたコーディネートに挑戦したモデル佐藤栞里さん(中央左)と、俳優・ミュージシャン櫻井海音さん(中央右)

 

佐藤さんは「着た瞬間から肌になじむ感じがして、着心地の良さに驚きました。肌触りもとてもなめらかで、袖のESSENTIALS PLUSのロゴが刺繍されたタグも含めて、綺麗でかっこいいシルエットにこだわりを感じました。毎日着ていたいくらい気持ちがいいアイテムです」とコメント。

 

どちらもワントーンでまとめたと話すコーディネート提案では、愛犬ポメラニアンとのお散歩を想定した休日コーデと、友人とのショッピングやランチを想定し気持ちが高まるコーディネートを紹介しました。

↑トレンド感のあるグレーのアイテムを使用し、休日コーデを紹介する佐藤栞里さん

 

櫻井さんは「スウェットの生地は厚みがあるけどすごく柔らかくて、着てみたら包み込まれるような感じがしました。アームホール部分の肌あたりの良さも素敵です。日本で開発された格別な着心地も魅力的だと思いました」とコレクションの印象を語りました。

 

また、普段から動きやすいスポーティーな服装が多いという櫻井さんは、グリーンやブルーの色鮮やかなアイテムを取り入れ、ドライブを想定した着こなしと、公園や外遊びを意識したアクティブなコーディネートを紹介しました。

↑さわやかな色を取り入れ、アクティブなコーディネートを紹介する櫻井海音さん

 

「気ごこち、格別。」をテーマに、二人が同コレクションの着心地について語るスペシャルムービーも公開中です。アディダス オフィシャルX(旧Twitter)やアディダス直営店、オンラインストアで見ることができるので、コレクションと合わせてぜひチェックしてみてください。

 

アディダス スポーツウェア ESSENTIALS PLUSは、アディダス直営店、オンラインショップ、アディダスアプリ、一部アディダスお取扱店舗にて2月8日より順次発売中です。

 

 

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Onの新作「Cloudmonster 2」。モンスター級のクッショニングと高いエネルギーリターンがアップデート!

スイスのスポーツブランド「On(オン)」を代表するモデル「Cloudmonster(クラウドモンスター)」は、モンスター級のクッショニングと高いエネルギーリターンで人気を得ています。2022年の発売以来、より高いクッション性と反発性、パフォーマンス性をアップデートした新作「Cloudmonster 2」を、2月22日からOnオフィシャルオンラインショップ、On Tokyoおよび全国の取扱店にて発売します。

 

クラウドモンスターファミリーの追加モデル

Cloudmonster 2は、汎用性が非常に高く、あらゆるランナーに向けてより高いパフォーマンスが発揮できるよう、前作に比べてシューズ全体がアップデート。前作よりも軽量で反発性の高いナイロンミックス製のSpeedboardが搭載され、アッパーにはリサイクルポリエステルを100%使用したエンジニアードメッシュを採用していることで、ストレスのない快適な履き心地の一足が誕生しました。

↑「Cloudmonster 2」2万1780円(税込)
↑本作のCloudTecソールは、密度の異なる二層構造のHelionスーパーフォームが採用されています。前足部にかけて厚く配置された上層フォームが高い反発力を維持しながら、下層部分のフォームでよりソフトなクッション性と衝撃吸収を実現

 

そのほか、科学、音楽、ランニングパフォーマンスを融合させた特別キャンペーンを実施。このキャンペーンでは、科学的知見に基づいてランナーのために楽曲を制作しました。この制作では、Onが提供するランニング・コミュニティのフィードバックを独自に取り入れて、ランナーへ走るためのエネルギーを与えます。

 

Onがパートナーと制作した楽曲が配信されるだけでなく、日本橋兜町では3月1日から3月3日の期間、ポップアップス ペース 「Energy Hub(エナジーハブ)」 がオープン。ランナーが音楽・カルチャーを感じながら、エネルギーを補給できる空間になっています。

 

 

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ヨーロッパで大旋風を巻き起こした史上初“F3女性チャンピオン”凱旋。18歳の超新星・野田樹潤の目標は“日本女性初のF1ドライバー”

昨シーズン、F3クラスのヨーロッパの大会で女性ドライバーとして史上初の優勝を飾り、さらに年間チャンピオン獲得という偉業を達成した野田樹潤(じゅじゅ)さん。2024年、いよいよアジア最高峰『全日本スーパーフォーミュラ選手権』への参戦も決定。モータースポーツ界の常識を塗り替え続ける“世界最速女子高生”に、これまでの歩みと次なるチャレンジへの決意を語ってもらった。

 

 

野田樹潤●のだ・じゅじゅ…2006年2月2日生まれ、東京都出身。岡山県美作市育ち。日本体育大学桜華高校3年。父親は元F1レーサーの野田英樹。4歳でKIDSカートデビュー。9歳でフォーミュラ4レースに最年少デビュー。11歳から13歳まで参戦した『フォーミュラU17チャレンジカップ』11戦全勝。2020年、拠点を海外に移し14歳よりヨーロッパ各国でレースに挑戦。2021年、『デンマークF4選手権』優勝3回(総合7位)。2023年、フランスで開催された『ユーロ・フォーミュラ・オープン』において女性ドライバーとして初の優勝を飾り、イタリア国内を中心に7戦が行われた『ジノックスF2000フォーミュラトロフィー』でも女性初の年間チャンピオンに輝いた。2024年1月、アジア最高峰の『全日本スーパーフォーミュラ選手権』参戦決定。公式HPXInstagram

 

【野田樹潤さん撮り下ろし写真とレース中の写真】

 

三輪車より先にカートに乗っていた
負けて悔しい思いをしたのはレースだけ

──いつも周囲の皆さんからはどう呼ばれているんですか?

 

Juju 「ジュジュ」と呼ばれてます。文字に書くときはアルファベットで“Juju”です。

 

──分かりました。では、このインタビューでもJujuさんと呼ばせていただくということでよろしいでしょうか?

 

Juju はい。それでよろしくお願いします(笑)。

 

──Jujuさんは4歳からレースを始めたそうですね。初めてハンドルを握ったときのことは憶えていますか?

 

Juju 最初は父(元F1レーサーの野田英樹さん)のレースを見ることから始まって、3歳でカートに乗ったんですけど、そのとき、ただ見てるよりも自分で操ったほうがずっと楽しいって感じたんです。私にとっては三輪車に乗るよりそっちのほうが先で、すごく楽しんで乗っていたっていう記憶があります。

 

──どういうところが楽しかったんですか?

 

Juju 3歳ですからアクセルとかブレーキとかいう概念はないし恐怖心もないですから、アクセルをベタ踏みして離さなかったみたいです。それで父が危なくないようにと、カートに紐を括り付けて引きずられている写真が残ってます(笑)。

 

──カーレースに興味を持ったのは、やはりお父さんの影響ですか?

 

Juju  そうですね。それが一番大きいですね。

 

──お父さんの現役時代は憶えてますか?

 

Juju あまり記憶にはないんですけど、引退レースの印象は強く残ってます。

 

──Jujuさんは自分からレースに出たいと希望したんですか?

 

Juju レースに出たいというより走るのが楽しかったんです。でも、走ってみて勝てないとすごく悔しくて。それからは負けたくないという、ただその一心で一生懸命やって、勝てば嬉しい、負ければ悔しいの繰り返しでした。

 

──他に興味のあるスポーツはなかったんですか?

 

Juju いろんなスポーツをやりました。空手、サッカー、体操、水泳、バレエやチアなんかもやったんですけど、レースで負けたときは周りが手をつけられないぐらい泣いたのに、他のことでは負けても悔しいとは思わなくて。それで自分にとってレースは他のスポーツと違うんだとはっきり自覚したんです。 

 

ヘルメットを被ってしまえば相手が誰だろうと関係ない
事故に遭うより走るのをやめるほうが苦しいと思った

──Jujuさんは9歳でフォーミュラ4レースに最年少デビュー(フォーミュラカーとはタイヤとコクピットが剥き出しになったレース用4輪車のこと。F1からF4の4つのカテゴリーに分類される)。10歳の時点で、すでに大人にも負けないタイムを叩き出していたわけですが、その時点でプロのレーサーになると決意していたんですか?

 

Juju はい。その時点で決めてました。

 

──相手は全員年上。大人でも気後れはなかった?

 

Juju ヘルメットを被って車に乗ってしまえば、相手が大人なのか子供なのか、男性なのか女性なのかも全然関係なくなりますから。それをイコールコンディションと呼べるかどうかはか分かりませんが、勝負してるときは、皆、同じレースで上を目指しているライバル。相手もそうですけど、自分が何者なのかも考えてません。

 

──カートとフォーミュラマシンでは性能が桁違い。戸惑いはありませんでした?

 

Juju もう車の大きさもスピードも全然違います。サーキットもカートとは比べものにならないですから、もちろん不安もありました。でも、ちょっとずつ乗りこなしていくのがすごく楽しかったんです。

 

──幼い頃からレースシミュレーターを使って訓練されてましたね。あの練習は素人目にはゲームをしているようにしか見えないのですが、具体的にどういうメリットがあるのでしょう?

 

Juju シミュレーターで練習しておくと、初めて行くサーキットでも事前にコースの情報をある程度覚えられるんです。実際のコースを走って練習できる時間は限られているので、それが一番のメリットですね。

 

──その分、コースではドライビングに集中できると。

 

Juju そうです。あとはシミュレーターなら普段やらないようなセッティングにしてどう変化するかいろいろ試すこともできます。リスキーなチャレンジをして事故を起こしても車は壊れないのでお金の心配も要りません(笑)。私が使ってるのはF1やトップチームのシミュレーターみたいに高機能ではありませんけど、普段と違ったことをいろいろ試せて、そこでつかんだイメージをコースでの練習に反映できるのは大きなメリットですね。

 

──フォーミュラレースでは極端に視界が狭まると聞いています。その視界の外で起きていることにレーサーは何を頼りに対処されているんですか?

 

Juju 経験から身につけた感覚ですね。それと普段からなるべく視野を広く捉えながら反射神経を磨くトレーニングも積んでいます。

 

──とはいえF4マシンの最高速度は240km。怖くなかったんですか?

 

Juju 普通に走ってる分には怖さを感じませんでした。

 

──Jujuさんが11歳のときのドキュメンタリー番組(サタデードキュメント『小学生レーサー目指すはF1』2017年11月放送/BS-TBS)の中で、コースアウトして壁に激突し、その後に泣き叫んでいる場面がありました。普通、あんな怖い目に遭ってしまったら走れなくなると思うのですが。一体あのショックからどうやって立ち直ったんですか?

 

Juju あの事故のときは本当に怖かったですし、しばらくそれまでと同じようには走れなくなって。そしたら父にこう言われたんです。「レースをやっていれば必ず事故は起きる。これからも起きるしもっと大きな事故も経験する。それが怖ければ、もう今のうちにやめた方がいい。やめることは別に悪いことじゃないから」と。そのとき、事故よりレースをやめるほうが自分にとっては苦しい、それに比べたら恐怖心なんて大したことじゃないって思ったんです。

 

──では、最終的にはご自身でレースを続ける決断を下したんですね。

 

Juju はい。もちろん事故に対する恐怖心がなくなったわけではなかったんですけど、それはレースをやっているドライバーなら皆同じ。むしろそれがあるからこそ自分自身を制御することもできる。私はあの経験によって、恐怖心との向き合い方、どうやって自分の中でコントロールするかを学べたような気がしてます。

 

14歳でヨーロッパのレースに挑戦
家族でのキャンピングカー生活と苦闘の果てに掴んだ史上初の快挙

──Jujuさんは2020年、ご家族で拠点を海外に移し、14歳からヨーロッパのレースに挑戦されてきたわけですが、その背景には、やはり年齢制限の問題(日本国内でのF3相当のレースへの参加資格は18歳以上)があったわけですか?

 

Juju はい。通常だとあと4年待たなければいけなかったので国外へ出るという選択肢しかなかったんです。

 

──つまり、海外でのレースに勝算があったからではなく、ブランクを開けずにレースを続けるためには他に方法がなかったということですね。

 

Juju 本場のヨーロッパで勝てるなんて全く思ってなかったですし、むしろ自分の力がどこまで通用するのか不安でした。

 

──その不安がなくなったのはいつ頃でしたか?

 

Juju デンマークでの初戦に優勝することができて、すごく自信になりました。ただ、それからは向こうのチームから目の仇にされて。日本人の女の子に何年もそこでやってるチームが負けたわけですから面白いはずがないのは分かるんですけど、「えっ!? こんなことしてくるの!」って驚いてしまうくらい、いろいろ理不尽なことをされて。

 

──何があったんですか?

 

Juju 急にルールを変えられたり、あとは相手がやってもペナルティにならないのに私がやるとペナルティになったり。そのときはこれってスポーツじゃないよねって腹が立ったし、本当につらかったんですけど。でも、こう考えたんです。それって裏を返せば自分の力が通用してるからだ。脅威に思われている証明だって。

 

──ライバルとして認められたのだと前向きに捉えたんですね。

 

Juju 勝負に対する姿勢が根本的に違うんです。日本人には「そんなことしてまで勝って恥ずかしくないのか」っていう武士道精神のようなものがありますけど、向こうの人は「勝てないことが恥ずかしい」っていう考え方なんです。

 

──なるほど。そこまで真逆の考え方の相手と戦うのはかなり難しかったんじゃないですか?

 

Juju いつも父がこう言ってたんです。「卑怯な手を使って勝ったとしても、そういうやつはこの先必ず通用しなくなる。だから、つらいかもしれないけど今は自分ができることを一生懸命やろう。そしていつかチャンスが来たときにそれを自分のものにするんだ。最後は本物が残る。信じて諦めずにやっていこう」と。実際、そのとおりになりました。

 

──素晴らしい教えですね。現地ではその頼りになる監督でもあるお父さんとお母さん、そして弟さんと4人でキャンピングカーに寝泊まりする生活をされていたということですが、見知らぬ異国を転々とする暮らしに不自由を感じることはありませんでした?

 

Juju それはまあいろいろ(笑)。日本とは生活スタイルも違いますし、細かいこと言うと、よく高速道路のサービスエリアのシャワーを使ってたんですけど、お湯が出ないとか霧みたいな水しか出ないとか、そんなことはしょっちゅうでした。小さなことですけど、そういう面で日本は恵まれてるなってあらためて感じましたね。でも、何から何まで家族がサポートしてくれたおかげで自分はいつでも集中して楽しくレースができたので、本当に感謝しかないと思ってます。

 

2024年『全日本スーパーフォーミュラ選手権』参戦
日本人女性ドライバー初にして最年少の挑戦

──2021年に『デンマークF4選手権』で優勝3回、2023年にはフランスの『ユーロ・フォーミュラ・オープン』に女性として初めて優勝、イタリアの『ジノックスF2000フォーミュラトロフィー』では5勝を挙げて女性として初の年間王座を獲得。F3クラスのレースで女性が年間チャンピオンになったのは史上初という快挙を成し遂げたわけですが、それらの結果を出したことで変化はありましたか?

 

Juju そうですね。同じサーキットで行われたGTレースのチームから「来年、うちで走らないか」ってその場で声をかけられました(笑)。でも一番大きかったのは周りの反応より自分の気持ち。ヨーロッパで苦しみながらも頑張ってきた結果が、どんどん形になっていく実感を味わえたことが何よりの喜びでした。

 

──そしてヨーロッパでの結果が、いよいよ今年、アジア最高峰といわれる『全日本スーパーフォーミュラ選手権』(F2に匹敵するカテゴリー)参戦へと繋がった(1月9日、TGM Grand Prixがドライバーとして起用すると発表)。“日本人女性ドライバー初”でなおかつ“史上最年少”という話題性もあって一躍注目の的となっていますが、今、どんなお気持ちですか?

 

Juju 昨シーズンが始まる前は、まず1年はユーロフォーミュラで経験を積んで、次の年もまたそこで頑張っていくつもりでいました。まさかこんなに早くスーパーフォーミュラに出られるなんて考えてなかったので素直にうれしいし、とてもわくわくしてます。

 

──今季はヨーロッパでの実績を引っ提げての凱旋でもあります。自信のほどはいかがですか?

 

Juju 昨年の暮れに初めてスーパーフォーミュラの車に乗ったんですが、初日はアクセルやブレーキのタイミングがうまくいかなかったんです(ドライバー候補者は3日間にコースを192周する合同テストを受けた)。車はいけるのに自分のほうがそれについていけない感じで。今までの自分の常識と全然違っていてうまくいかなかったんです。でも2日目には「ここまでいけるんだ!」って。すごく難しいけど、これは乗りこなせたら本当に楽しいだろうなって感じました。

 

──手応えはあったんですね。

 

Juju いえ、私の場合、スーパーフォーミュラのようなビッグパワー(最高時速300km超)の車も初めてなら日本のサーキットを走った経験もほとんどありません。まして国内のトップドライバーが揃っていて、海外からもすぐにF1へ行けるようなドライバーたちが集まってくるカテゴリーですから、経験値から言ってもどん尻の自分がすぐに結果を出せるほど簡単な世界じゃないです。でも、だから最下位でいいなんて消極的な考えでもありません。とにかくチャレンジを重ねて一戦ごとに成長していく姿を皆さんに見せられたら、それが一番だと思っています。

 

 

構成・撮影/丸山剛史 取材・文/木村光一

4か月ぶりサウジ帰還のネイマールに歓喜も、それ以上にファンが気になったものとは?

フランス・リーグアンの強豪、パリ・サンジェルマン(PSG)からサウジアラビア1部のアル・ヒラルに2023年8月に電撃移籍したネイマール。10月のブラジル代表の試合で負傷し、約4カ月ぶりにサウジアラビアに戻ってきたネイマールをアル・ヒラルが公式インスタグラムで公開するとファンが歓喜した。


2022年末にアル・ナスルがポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドを獲得したのをはじめ、アル・ヒラルにブラジル代表のネイマールが移籍するなど、スター選手が多数移籍するなど、サッカー界でいま最も注目されているのがサウジリーグだ。

 

ブラジル代表の試合で左膝前十字靭帯と半月板を負傷し、2024年夏ごろの復帰を目指してブラジルでリハビリを行っていたネイマール。日本時間2月13日には約4か月ぶりにサウジに帰還した動画をアル・ヒラルの公式インスタグラムで公開すると、待ちわびていたファンからの歓喜のコメント寄せられた。


プライベートジェットからサウジの地に降り立つネイマールの様子を投稿したSNSには、「最高の世界が戻ってきた!」、「神がネイマールを祝福しますように」、「私のアイドルが戻ってきたよー」などの歓迎コメントが寄せられたが、それ以上にネイマールが着用しているド派手なペイントパーカーに対するコメントも殺到している。

 

「ネイマールはとても謙虚で汚れたジャケットを着て到着」、「もっと可愛い服がなかったのか」、「誰か彼がこのトレーナーをどこで手に入れたか教えてくれない?」などリプライが寄せられるなど、アスリートのなかでも特に洒落者として知られるそのファッション性が話題となった。ちなみに、塗りつぶされているがスウッシュが確認されるのでおそらくナイキのアイテムだろう。

 

奇抜なスタイルで話題を提供するネイマールだが、特に今回紹介したようなフーディスタイルがお気に入りのようで、自身の公式SNSではこれまでも度々注目されている。過去にはバスケットボールコートをイメージした幾何学デザインのナイキ エア ピボットのフーディを着用。マイケル・ジョーダン氏とも親交のあるネイマールらしいチョイスだ。

 

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また、バレンシアガ、シュプリームといったハイブランドのフーディもお好みの様子。普段のコーディネートに欠かせないマストアイテムのようだ。

 

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プライベートジェットから降りる動きからまだ完治には時間がかかりそうなネイマールだが、フィールドでの再びの活躍を待つ間は、その個性的なファッションにも注目したい。

日々のランを心地よく楽しむ! アディダス「SUPERNOVA」シリーズのNEW2モデルが登場

アディダス ジャパンは、走ることを楽しむための「心地よさ」を提供するランニングシリーズ「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」より、走り心地と安定性、高いクッション性を同時に実現した「SUPERNOVA RISE(スーパーノヴァ ライズ)」に加えて、新モデル「SUPERNOVA SOLUTION(スーパーノヴァ ソリューション)」と「SUPERNOVA STRIDE(スーパーノヴァ ストライド)」を発表。

 

もっと多くの人にランニングを楽しんでほしい

アディダスはランニングシリーズ「SUPERNOVA」を昨年12月に大幅刷新し、アディダスが持つ長年に渡るパフォーマンスシューズの知見と先進的テクノロジーを組み込みながら、日々のランに気軽に使える新シリーズとしての展開を開始。同シリーズに新たな2モデルが加わり、さらに幅広いレベルのランナーに寄り添い、日々のランを心地よく楽しむことを足元からサポートしていきます。

 

ランニングシリーズ「ADIZERO(アディゼロ)」に使用されているミッドソール素材「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」をヒントに開発された次世代クッション素材「DREAMSTRIKE+(ドリームストライクプラス)」を搭載しながらも、異なる素材やパーツ、テクノロジーを組み合わせることにより、それぞれのランナーの異なるニーズに応えるモデルとなっています。ランニングを続けていくための最も重要な要素のひとつである「走り心地」に注目し、もっと多くの人にランニングを楽しんでほしいというアディダスの願いのもと開発されています。

↑「スーパーノヴァ ソリューション」1万5400円(税込)。※メンズ3色&ウィメンズ1色展開予定

 

↑新フォーム素材DREAMSTRIKE+が、毎日走りたくなる快適さとクッション性を提供

 

↑硬度・剛性を高めたEVA素材を使用した「スタビリティ サポート ロッド」と調整された内側構造がサポート性を強化し、ランナーが求める優れた安定性を実現。また高い耐久性を持つゴム素材を使用し、戦略的に設計された接地面デザインが施された「ADIWEAR(アディウェア)アウトソール」が、ランに必要なグリップ力を提供

 

↑「エンジニアード サンドウィッチ メッシュ」が足全体を快適に包み込み、優れたフィット性と通気性を実現した軽量アッパーを搭載

 

↑「スーパーノヴァ ストライド」1万3200円(税込)。※メンズ5色&ウィメンズ3色展開予定

 

↑前足部に配置された新フォーム素材DREAMSTRIKE+が、毎日のランにぴったりの快適な履き心地を提供

 

↑前足部のクッショニングを補完するために搭載された「キャリア EVA」が、高い耐久性とかかとからつま先への移行時に優れたサポート性を実現。また革新的な「ADIWEAR アウトソール」が、ランに必要なグリップ力を提供

 

↑アッパーに採用された「ライト ウェイト エンジニアード メッシュ」が軽量性を担保しながら、柔らかくシンプルな構造で快適なフィット性をもたらす

 

日々のランニングを心地よく楽しむことを足元から支える「SUPERNOVA」新コレクションは、2024年2月15日より一部先行発売、2月22日より一般発売を開始します。

 

 

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歴代チャンピオンシップ“エア・ジョーダン”全6足が史上最高額の12億円で落札!

90年代後半に日本でも起きた空前のスニーカーブームを牽引した“エア・ジョーダン”。このほど、歴代のチャンピオンシップを飾った全6足の『ダイナスティ・コレクション』が試合で着用されたスニーカーの史上最高額で落札された。

 

ナイキがマイケル・ジョーダンのために作り、1984年に発売された“エア・ジョーダン1”に始まり、今なおスニーカーマニアの垂涎のモデルとなっている“エア・ジョーダン”が新たな歴史を刻んだ。


世界最古の国際オークション会社サザビーズが、『ダイナスティ・コレクション』として出展したのは、NBAチャンピオンシップを6度飾ったジョーダンが優勝決定戦で実際に履いていた全6足のコレクションだ。

 

ジョーダンを擁するシカゴ・ブルズは、1991年から93年、96年から98年と2度のスリーピート(3連覇)を達成。その際にジョーダンが履いていたエア・ジョーダン6~8、11~12、14モデルで、ジョーダン本人による書き込みやサインが入っているものもあり、日本時間2月3日に800万ドル(約12億円)で落札されたとSNSで発表された。

 

同社によると出展者はブルズの幹部から入手した「アメリカの個人コレクター」と説明され、購入者は特定されていない。そのニュースを受けてファンは「うわ、なんてフェチなんだ!」「彼が履いていたAJ(エア・ジョーダン)13はどこに?」とのコメントも届いた。ちなみにエア・ジョーダン13は5度目の優勝時(1997年)に履いていたが、優勝決定戦ではエア・ジョーダン12を履いた。


(出典:NBA

今回の落札額は、試合で着用されたスニーカーでは史上最高価格で、これまでの最高額は昨年の4月に落札された1998年のファイナル第2戦でジョーダンが履いていたエア・ジョーダン13の220万ドル(当時約3億円)だった。


なお、ジョーダンのメモラビリアとしての落札最高額は、2022年9月に出展された同シリーズ第1戦で着用したユニフォームの1010万ドル(当時約14億円)で、これは試合で着用されたユニフォームとしては現在も史上最高額となっている。


“バスケットボールの神様”として数々の偉業を成し遂げたジョーダンの人気は、コートを去って21年経った現在でも衰えることはない。エア・ジョーダンは現役引退後も開発は続き、シリーズは38を数え、八村塁など多くの現役NBAプレーヤーがジョーダンの伝統を継承している。

大谷翔平&アクーニャJr.「2人のMVPは何を話している?」“写真で一言”に爆笑回答が続々!

ロサンゼルス・エンゼルスで昨季、最優秀選手(MVP)に輝いた現ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、全米野球記者協会(BBWAA)のニューヨーク支部が主催する「アワードディナー」に出席。そこで撮られた1枚の画像に、日米のファンから爆笑コメントが寄せられている。


まずは昨季のMLBで活躍した選手への表彰式が行われ、MVPを受賞した大谷の流暢な英語スピーチが話題になった。


その後に開かれた夕食会では、60ほどの円卓が用意され、錚々たる選手や監督らが着席。大谷は昨季のナショナル・リーグ(ナ・リーグ)でMVPを受賞したアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.と同席となった。

 

そこで撮られたい1枚の画像に、MLB公式X(旧ツイッター)「cut4」が「ショウヘイとアクーニャJr.はここで何を話していると思う?」と投稿。アメリカ版“写真で一言”に日米のファンが会心のコメントを寄せた。

 

アメリカのファンからは、「おい、一平はどこだ?」と2人の間の席にいた大谷の通訳、水原一平をアクーニャJr.が心配するものから、「飛行機の中でフレディ(・フリーマン)の近くに座ってはいけない、彼はいびきをかくから」と元チームメイトで現在はドジャースの主砲をいじったもの、さらには「このパーティーの後、デコイと遊びませんか?」と大谷が提案するなど。

 

日本のファンも負けてはいない。「大谷さん『俺トマト苦手だから食べてくんない?』アクーニャ『OK〜そのかわり後でデコピン抱っこさせてね』」や「ナイスちょんまげ」「その髪型はどのくらい時間かかった?」など、ネット上が大いに盛り上がった。

 

コメントに出てきた大谷の愛犬“デコピン”も家族として同行しており、夕食会後に大谷はデ

コピンとの画像を「どうして彼が落ち込んで見えるのか分からない」と英語のコメントを付けて投稿。MLB公式Xでも紹介され話題となった。


昨季、MLB史上初のシーズン40本塁打・70盗塁を達成し、大谷とともに満票でMVPを受賞したアクーニャJr.。


(出典:MLB.com

 

夕食会では笑顔でツーショット撮影にも応じた2人だが、


大谷が移籍したことで、今季からは同じナ・リーグで対戦することに。2人のMVPの熾烈な戦いからは目が離せない。

初のJ1王者に悲願のJ1復帰。新ユニ即日完売の想定以上の反響に嬉しい悲鳴!?

「明治安田生命Jリーグ」から「明治安田Jリーグ」に変更されたJリーグの2024年シーズンは2月23日に開幕を迎える。新シーズンを前に新たな陣容、新入団選手などが続々と発表されるなか、サポーターの関心が高いのが新ユニフォームのデザインと販売状況だ。

 

そんななか、16年ぶりのJ1復帰を果たした東京ヴェルディ(東京V)は1月14日に2024シーズンユニフォームデザインを公式X(旧ツイッター)で発表した。


デザインのコンセプトは公式サイトによると、「『常に貪欲に勝利を目指していく』ヴェルディのアイデンティティーを、VERDY・VICTORYの「V」に込め、Vからインスパイアされたデザインを取り入れています」とのこと。するとサポーターからは「かっけー!!」「去年のより好き」「緑のパンツはカッコ良い」「やっぱユニはヴェルディが一番カッコイイな」などのコメントが寄せられた。

 

同時に先行予約販売の開始も発表すると、会員先行販売期間最終日の16日にはJリーグ公式オンラインストア販売分が全サイズ予定数量に達し完売したことを伝えた。


2023シーズンにクラブ初のJ1リーグ優勝を成し遂げたヴィッセル神戸(神戸)も1月16日に2024シーズンの新ユニフォームを発表。


コンセプトは「全ての想いを決意に変えて」。「左裾から右肩にかけて黒く深い色へと変わるドットグラデーション柄を採用。ユニフォーム中央には今シーズンもホームタウンの神戸をモチーフにしたデザインを配置」と説明した。

 

そのデザインには「シンプルにカッコイイ」「黒メインにしたことによって昔の神戸も思い出せるいいユニフォームだと思います!」「右袖のチャンピオンワッペン最高。黒っぽいユニなので、外でも着れるわ。開幕着ていくぞ〜」「黄金のJバッチがより輝く」など反響は絶大。しかし、絶賛のコメントの中に「売り切れ早いよ(涙)」と完売への苦情が寄せられると、佐々木大樹が「みんな2次販売まで根気強くまってきたらすぐポチってね!22」と自分の背番号もアピールしたコメントですかさずフォローした。

 

こちらも17日には「生産の都合上、一部ユニフォームが完売しており、誠に申し訳ございません」とコメントを発表。


新シーズン開幕までおよそ1カ月。想定以上の熱きサポーターの想いに応えることができるか。躍進するクラブならではの嬉しい悲鳴といったところだろう。

VANSのスノーボードイベントが今年も開催! 「VANS HI-STANDARD SNOWBOARD SERIES」

アクションスポーツフットウェア&アパレルブランドのVANS(ヴァンズ) は、 昨年日本で初開催された「VANS HI-STANDARD SNOWBOARD SERIES(ヴァンズ ハイスタンダード スノーボード シリーズ)」を 新潟県・石打丸山スキー場内の特設コースで2024年1月27日に開催。

 

VANSライダーの戸田真人と佐藤亜耶が特設パークをプロデュース

本イベントはスキルを競い合うコンテストではなく、自分らしいスタイルをライディングで表現する、VANSならではのスノーボードイベントです。 昨年は吹雪にも関わらず150人以上が参加しました。今年も参加費無料で、幅広いレベル・年齢の方が楽しめるコースレイアウトで実施します。

 

さまざまなレベルやスタイルのライダーが楽しめるよう、 VANS JAPAN チームライダーの戸田真人と佐藤亜耶がプロデュースした特設パーク。シンプルなアイテムやセクションをはじめ、くり抜かれたフォトパネルを通り抜けるジャンプセクションなど、本イベントならではのスペシャルアイテムが登場します。賞金総額30万円のベストトリックコンテストも実施。

↑1:マウンド、2:デルタウォール、3:ムカデヒップ、4:デルタボックス、5:メールボックス、6:レインボーボックス、7:ファットレール、8:ダブルダウンレール、9:フォトパネルジャンプ

 

日程:2024年1月27日9:00〜16:30

会場:石打丸山スキー場・北丸山ファミリーペアリフト付近

参加費:無料

主催:VANS JAPAN (VFジャパン)

 

イベントグッズなどが当たる会場限定アクティビティや、 戸田真人の最新フィルム上映会を兼ねたアフターパーティーも開催します。

日程:2024年1月27日19:00〜22:00

会場:BAD BEST(新潟県南魚治都湯沢町湯沢 20-1)

参加費:エントランスフリー ※入場時 500円のワンドリンク制

 

↑戸田真人。1995年12月11日生まれ、東京都出身。8歳よりスポンサードライダーとして活動しはじめ、若くして⻑い キャリアを持つ日本が世界に誇る アーバンライダー。日本のシーンを担う滑り手として、 その動向につねに注目が集まる

 

↑佐藤亜耶。プロスノーボーダー。新潟県津南町出身。3歳からスノーボードを始める。幼少期よりフリースタイルを中心に活動し、13歳で ハーフパイプのプロ資格を取得。ハーフパ イプやスロープスタイルのコンテストで注目を集める。近年はフリーライドに活動の軸足を移し、JAPAN FREERIDE OPENでは4 連覇を果たした

 

 

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「コピー&ペースト」!? ジダンが投稿した息子との2ショット写真が大喜利状態に!

元フランス代表で“サッカー史上最高の選手”と称されるレジェンド、ジネディーヌ・ジダンが自身のインスタグラムに投稿した1枚の写真にファンが驚愕。コメントは大喜利のようになっている。

 

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2001年から6年間、当時は“銀河系軍団”と称されたスペイン1部リーグのレアル・マドリードで攻撃の中心としてプレーし、引退後は監督としてマドリードを史上初となるチャンピオンズリーグ3連覇に導くなど、数々のタイトルをもたらしたジネディーヌ・ジダン。2021年5月に監督を辞任してから現在はフリーの状態で、その動向が注目されているなか、ジダンの投稿が話題に。

 

「息子とミーティング」と題して投稿した画像には、ジダンと三男のテオの姿が。ジダンには4人の息子がおり、全員スペインリーグでプレー中。テオはマドリードのリザーブチーム、カスティージャで父と同じMFとして活躍しているが、親子がそっくりなのにファンが驚愕している。

 

寄せられたコメントは「コピー&ペースト」「息子はジダン自身よりジダンに似ている」「DNAテスト不要」「顔の表情は101%コピペです」など、まさに大喜利状態となっている。

 

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2001年の5月には「誕生日おめでとう、私のテオ」として画像を投稿した際にも顔がそっくりなことが話題となったのだが。

 

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今回の画像は、表情はもちろん、体型や立ち姿まで瓜二つ。「彼はカツラを被ったあなたに似ている」との投稿もあったが、まさに違いは髪の毛だけ?「彼は髪の毛のフォトショップバージョンのようだ」と秀逸なコメントもあった。

ソフトな履き心地と快適性を追求! アシックスランシュー「GEL- NIMBUS 26」が登場

アシックスジャパンは、ソフトな履き心地と快適性を追求したランニングシューズ「ゲルニンバス26(GEL- NIMBUS 26)」を、1月18日からアシックスオンラインストアで先行発売し、1月25日からアシックス直営店(一部店舗を除く)、全国のスポーツ用品店などで順次販売します。

 

走りを軽く快適に感じさせる!

「ゲルニンバス」シリーズは、1999年から展開している、アシックスを代表するクッション性を重視した高機能モデルのひとつです。「NIMBUS」はラテン語で「雲」を意味し、文字通り走りを軽く快適に感じさせ、雲の上で走っているような履き心地を提供します。

 

ゲルニンバス26は、アッパー(甲被)に足当たりの良いエンジニアードニットを採用しています。部位によって密度を変えることで、必要箇所を補強しつつ、通気性にも優れた仕様になっています。また、ベロ部と履き口部には伸縮性のあるニット素材を採用し、足の上部をやわらかく包み込むようサポートします。

↑「GEL- NIMBUS 26」1万9800円(税込)。24.5〜29cm、30cm、31cm、32cm

 

靴底は、独自開発のラバー素材2種類を配した「ハイブリッドアシック スグリップ」を採用し、グリップ力と耐久性を両立させています。中部に、さまざまな路面コンディションでも優れたグリップ力を発揮する「アシックスグリップ」を使用し、着地や蹴り出し時に力のかかりやすいつま先部とかかと部にはアシックス従来ラバーと比較し、約3倍の耐摩耗性をもつ「エーハープラス」を採用しています。

 

ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)は、全面に環境に配慮したクッショ ンフォーム材「エフエフブラストプラスエコ」を採用し、軽量でやわらかなクッション性を実現しています。また、かかと部に足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機 能「ピュアゲル」を内蔵しています。

↑クッションフォーム材の約24%に再生可能なサトウ キビ由来の素材を使用しています

 

ゲルニンバス26では、製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)を表示します。

↑ゲルニンバス26のカーボンフットプリントは10.8kg CO2e

 

 

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サッカーキッズを応援! アンブロ室内用トレーニングシューズ 「やわらかコントロールサッカーシューズIN」

デサントジャパンが展開するフットボールブランド・アンブロより、体育館など室内でもサッカー練習を行う熱心なジュニア層に向け、ボールコントロールがしやすいやわらかさにこだわった室内用トレーニングシューズ 「やわらかコントロールサッカーシューズIN」を公式通販DESCENTE STORE オンラインにて発売、その他スポーツチェーン店などでも順次発売します。

 

ボールタッチの感覚やボールコントロール性を養う!

サッカーシューズは、ボールを蹴ることに加え、他の選手に踏まれたり、スライディングによる摩擦などにも対応するため、耐久性が非常に重要です。そのため、ソール、アッパーとも丈夫につくられており、どうしても足入れ感が硬くなり、筋力の弱い子どもの足では屈曲しづらく裸足の感覚と乖離が生じます。とくにフットサルや室内でのサッカー練習においては、ボールタッチの感覚やボールコントロール性を養うことが目的とされることが多いこと、また室内という環境要因から屋外ほどの耐久性が求められないことも踏まえ、アンブロは「“室内”で“子ども”が履くこと」を前提に新たな室内サッカーシューズを開発。

↑「UMBRO やわらかコントロールサッカーシューズIN(紐タイプ)」6050円(税込)

 

↑「UMBRO やわらかコントロールサッカーシューズIN(面ファスナータイプ)」6050円(税込)

 

ボールコントロールの際には、靴のどの部分でボールにタッチするか、も重要となります。靴 内側のボールタッチに使う場所が分かりやすいように刺繍を施すことで、子どもが目で見て確認し、ボールタッチエリアを意識しながら練習をすることができます。機能面だけでなく、サッカーが上手になりたい子どもの気持ちも後押しするアンブロならではの発想です。

↑写真グレーの箇所が、靴内側のボールタッチに使う場所を示す刺繍

 

 

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アンダーアーマー史上最大の反発力を実現! 最新レーシングシューズ「UAベロシティ エリート2」実走レビュー

「中村 優の走って試して優言実行」

どうも、走るタレント中村優です。2024年も楽しく走っていろいろな製品をレポートしていきたいと思います。今回は、昨年末に発表したアンダーアーマーの新ランニングシューズ「UAベロシティ エリート2」の発表会に行ってまいりましたので、実走レビューを含めてお伝えさせていただきます。

 

走るほどに加速する「UAベロシティ エリート2」の特徴

UAベロシティ エリート2は、前モデル「UAフローベロシティ エリート」から大幅なアップデートしており、2023年12月27日に世界に先駆けて日本先行発売しています。

↑ドーム代表取締役CEO・北島義典さんにより、UAベロシティ エリート2がお披露目されました

 

通気性と柔軟性を備えたテープと刺繍が施された「WARPアッパー」は、強い反発に対しても水平と垂直のテープラインが足元をシートベルトのようにしっかりと固定。前モデルからプレートの配置を前傾にセッティングすることにより、着地からの推進力をより前方向に改善しています。

↑「UAベロシティ エリート2」2万6400円(税込)。カラーはBlack/White/Beta、Black/Anthracite/Whiteの2色。サイズは22.5cm〜30.0cm(ユニセックス)の展開となります

 

ソール部は、異なる特性を持つ2層のクッションフォーム(軽量で柔らかくも優れた弾力性を持つPEBAXフォーム×アウトソールのラバーを取り除いたFLOWソール)に、業界で最も硬度かつ純度位の高いフルレングスのカーボンファイバープレートを挟んだ「FLOW MIDSOLEシステム」に。ほかには、ソール幅を広げることによりエナジーリターンと着地からの蹴り出しのガイダンスを最大化。アウトソールのラバーを取り除いたUAフローフォームが軽量化と自然な接地感を実現しています。

↑超臨海発泡技術によるPEBAXフォームを20%以上増量。オフセット(ドロップ)は前モデルの8mmから2mmに

 

発表会では、昨年11月のつくばマラソンでサブ3を達成されたばかりのハリー杉山さんが登壇。1km3分45秒〜3分30秒でUAベロシティ エリート2の走り心地を体感され、「圧倒的爆発力がある」とその反発力に驚かれていました。

↑UAベロシティ エリート2を履き、トレッドミルにて試走するタレントのハリー杉山さん

 

「UAフローベロシティ エリート」からの進化!

↑こちらは前モデルUAフローベロシティ エリート

 

UAフローベロシティ エリートは、2022年のニューヨークシティマラソンでシャロン・ロケディ選手が履いて初優勝を果たしたシューズ。もっと勝つため、もっと速く走るために、ロケディ選手にフォーカスして開発を進め誕生したのが、UAベロシティ エリート2というわけです。

 

ちなみに前モデルUAフローベロシティ エリートの片足重量約212g(27cm)に対して、最新のUAベロシティ エリート2(27cm)は約240gと増量しています。軽さを求めるのではなく、質量を増やしてでも反発性の高いPEBAXフォームを増量することで、アンダーアーマー史上最大の反発力を実現したのですね。

 

ゆるゆるファンランナーが「UAベロシティ エリート2」で走ってみた!

フルマラソンは5時間くらいかけてゆっくり走るのが好きな私には縁がないUAベロシティ エリート2、と思っていたのですが、商品発表会に参加してシューズの性能に俄然興味が湧きました。スピードが必要な時、ポイント練習するときに取り入れてもいいかもしれない……と理由をつけて、私もUAベロシティ エリート2の反発を体験してみました!

 

まず見た目が格好良い! 赤が映える! そしてゆるゆるファンランナーには怯んでしまいそうなくらい速そうに見える……! 足入れした感想は、土踏まずから踵にかけてはフラットで安定していて、前足部はボールの上に乗っているかのように弾力を感じました。つま先にかけてソールがクイっと上がっているので、歩くだけでも前に進む力が大きく働くのがよくわかります。

↑アッパーの刺繍は格好良いけど履き心地はどうなんだろう……と心配していたら、思いのほか優しく足にフィットする! 個人的に好きな履き心地です

 

普段走る時は1km5分30秒〜6分くらいで走るのが気持ちいいと感じるのですが、UAベロシティ エリート2を履くからには! と、サブ3ペースを意識して、短い距離ですが1km4分切るくらいのペースで走ってみました。

 

カーボンプレートの配置が前傾にセッティングされている効果なのか、着地のエネルギーが反発してバイーンと前に押し出される感じ。どんどん脚が回転して、「確かにこれはスピードが出るのも納得」。蹴っているつもりはないのに思い切り地面を蹴り上げてるかのように進む! アンダーアーマー史上最大の反発を謳うだけあります。

 

ただ私の走力だと1km4分ペースはほぼ全速力に等しいので、残念ながら1kmも持たず。仕方なく1km4分45秒くらいに落とし、それも2〜3kmで限界がきたので1km5分台まで落として走りましたが、この反発をしっかり味わって慣らしてからだと1km5分台ペースでも気持ちよく走れることがわかりました。

↑おそらく1km3分台で走った時に、最もこのシューズの性能が活きるということだと思います。 カーボンプレート入りシューズ自体そういうものなのかもしれませんが、スピードが出せる人ほどより大きな反発を得られる、という感じがしました

 

ちなみに私の感覚だと、体感1km5分30秒ペースで走って、実際は1km5分10秒くらいまでスピードが出ていたので、より速く走りたい! という人にはサブ3レベルでなくても使えるシューズなのではないかなと思います。 私もリレーマラソンやポイント練習などスピードが必要な時に、UAベロシティ エリート2を活用してみます。

 

 

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ジェイソン・テイタム、2足目のシグネチャーシューズとなる「テイタム 2」が登場

ジョーダン ブランドから「テイタム 2」が登場。“Momma’s Boy”カラーが3月5日から、フルファミリーサイズ展開となる“Vortex”カラーは4月4日から、NIKE.COMと一部のジョーダン取扱店で発売予定です。

 

ジョーダン ブランドの基本となるモーションとエモーション

ジェイソン・テイタムの2足目のシグネチャーシューズとなるテイタム 2は、ジョーダン ブランドのバスケットボールシューズの基本となるモーション(身体の動き)とエモーション(感情、心の動き)に根差したデザインアプローチを取り入れています。そして、リーグを代表するフォワードである彼のプレーと、彼に憧れる次世代アスリートのニーズに合わせてデザイン。キャリア7年目となるテイタムは、コートで自分のいるべきポジションを正確に見極めるスキルと、ディフェンダーを圧倒する強いフィジカルを持ち合わせています。

↑ジョーダン ブランド「テイタム 2」1万6500円(税込)

 

↑アウトソールにはヘリンボーンを元にしたトラクションパターンを採用。重量を削りながらもアスリートがサポートを必要とする部分はしっかりとカバーします。ジョーダン ブランドのパフォーマンスシューズの中で、テイタム シリーズが最軽量を誇るという位置付けは変わりません

 

↑アッパーには、プレイ中に負荷がかかる部分に大きなフォームやテキスタイルのポッドを配置。ポッドを囲むフォームのフレームには厚みを持たせ、足の動きにくさや制約を感じさせることなく多方向への足の動きにも安定感を提供します

 

↑“Vortex”カラーは、チームの中心として活躍するテイタムと、 彼が毎ゲームにもたらすエネルギーを渦の形で表現しています

 

↑“Momma’s Boy”カラーは、テイタムと母親の仲の良さを表現しています。このカラーは彼の母親の好きな色のボルトカラーをあしらい、好きな花の白百合が全面プリントとして施されています

 

一方「テイタム 1」と同様、キッズ向けのテイタム 2 には踵部分を折りたたみできて履きやすい構造を取り入れています。これは、子どもが簡単に着脱できるシューズを提供したいというテイタムの意見を反映させています。テイタムはジョーダン ブランドのデザインチームと協力し、子ども向けのデザインに革新的な射出成形TPUの踵部材を取り入れ、簡単に脱ぎ履きできるようにしています。

 

 

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ジェイソン・テイタム、2足目のシグネチャーシューズとなる「テイタム 2」が登場

ジョーダン ブランドから「テイタム 2」が登場。“Momma’s Boy”カラーが3月5日から、フルファミリーサイズ展開となる“Vortex”カラーは4月4日から、NIKE.COMと一部のジョーダン取扱店で発売予定です。

 

ジョーダン ブランドの基本となるモーションとエモーション

ジェイソン・テイタムの2足目のシグネチャーシューズとなるテイタム 2は、ジョーダン ブランドのバスケットボールシューズの基本となるモーション(身体の動き)とエモーション(感情、心の動き)に根差したデザインアプローチを取り入れています。そして、リーグを代表するフォワードである彼のプレーと、彼に憧れる次世代アスリートのニーズに合わせてデザイン。キャリア7年目となるテイタムは、コートで自分のいるべきポジションを正確に見極めるスキルと、ディフェンダーを圧倒する強いフィジカルを持ち合わせています。

↑ジョーダン ブランド「テイタム 2」1万6500円(税込)

 

↑アウトソールにはヘリンボーンを元にしたトラクションパターンを採用。重量を削りながらもアスリートがサポートを必要とする部分はしっかりとカバーします。ジョーダン ブランドのパフォーマンスシューズの中で、テイタム シリーズが最軽量を誇るという位置付けは変わりません

 

↑アッパーには、プレイ中に負荷がかかる部分に大きなフォームやテキスタイルのポッドを配置。ポッドを囲むフォームのフレームには厚みを持たせ、足の動きにくさや制約を感じさせることなく多方向への足の動きにも安定感を提供します

 

↑“Vortex”カラーは、チームの中心として活躍するテイタムと、 彼が毎ゲームにもたらすエネルギーを渦の形で表現しています

 

↑“Momma’s Boy”カラーは、テイタムと母親の仲の良さを表現しています。このカラーは彼の母親の好きな色のボルトカラーをあしらい、好きな花の白百合が全面プリントとして施されています

 

一方「テイタム 1」と同様、キッズ向けのテイタム 2 には踵部分を折りたたみできて履きやすい構造を取り入れています。これは、子どもが簡単に着脱できるシューズを提供したいというテイタムの意見を反映させています。テイタムはジョーダン ブランドのデザインチームと協力し、子ども向けのデザインに革新的な射出成形TPUの踵部材を取り入れ、簡単に脱ぎ履きできるようにしています。

 

 

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MLB公式が山本由伸の愛犬みかんを紹介。「デコイとの対面が見たい!」とファン歓喜

MLBは日本時間1月4日に公式X(旧ツイッター)を更新し、ロサンゼルス・ドジャース入団で注目されている山本由伸と愛犬“みかん”の2ショット画像を公開した。大谷翔平の愛犬“デコピン”をはじめ、メジャーリーガーの愛犬紹介がいまブームとなっている。


大谷翔平に続いて、メジャー移籍が注目された日本球界のエース、山本由伸のドジャース入団が話題となり、年末には入団会見も行われてようやく落ち着きを見せていたが、年明け早々にMLBが公式X(旧ツイッター)とインスタグラムで山本と愛犬の2ショット画像を投稿した。

 

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「野球界がヨシノブ・ヤマモトの愛犬ミカンに出会った」として紹介された画像は、山本がトイプードルの“みかん”と戯れる1枚。この投稿にフォロワーからは「“My-ken”?どう発音するの」「Mikan-chan is so “kawaii”」というアメリカのファンや、「みかんちゃんになりたい」「みかんちゃんロスでも一緒に過ごせるのかな?」など日本のファンからもコメントが寄せられた。

 

愛犬ブームのきっかけは、大谷が自身2度目のMVP受賞の知らせを一緒に喜んだ愛犬の登場。のちに犬種はコーイケルホンディエで名前は“デコピン(英語名:デコイ)”と分かると、MLBはあらためて2ショット画像をSNSにアップした。

 

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そのすぐ後には、「オオタニのDecoyとジャッジのGus(ガス)がいつか会えますように」と、ニューヨーク・ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジの愛犬“ガス”(ミニチュアダックス)との画像を投稿。

 

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さらに韓国リーグからサンフランシスコ・ジャイアンツに入団した“韓国のイチロー”こと、李政厚(イ・ジョンフ)の愛犬“カオ”(ポメラニアン)の投稿も続いた。

 

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“みかん”の登場で日米のファンは“デコピン”との対面を待ち望んでいる。今後、2匹の“ドッジャードッグ”の対面はあるのか、また新たな愛犬は現れるのか、MLBの愛犬ブームはまだしばらくは続きそうだ。

MLB公式が山本由伸の愛犬みかんを紹介。「デコイとの対面が見たい!」とファン歓喜

MLBは日本時間1月4日に公式X(旧ツイッター)を更新し、ロサンゼルス・ドジャース入団で注目されている山本由伸と愛犬“みかん”の2ショット画像を公開した。大谷翔平の愛犬“デコピン”をはじめ、メジャーリーガーの愛犬紹介がいまブームとなっている。


大谷翔平に続いて、メジャー移籍が注目された日本球界のエース、山本由伸のドジャース入団が話題となり、年末には入団会見も行われてようやく落ち着きを見せていたが、年明け早々にMLBが公式X(旧ツイッター)とインスタグラムで山本と愛犬の2ショット画像を投稿した。

 

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「野球界がヨシノブ・ヤマモトの愛犬ミカンに出会った」として紹介された画像は、山本がトイプードルの“みかん”と戯れる1枚。この投稿にフォロワーからは「“My-ken”?どう発音するの」「Mikan-chan is so “kawaii”」というアメリカのファンや、「みかんちゃんになりたい」「みかんちゃんロスでも一緒に過ごせるのかな?」など日本のファンからもコメントが寄せられた。

 

愛犬ブームのきっかけは、大谷が自身2度目のMVP受賞の知らせを一緒に喜んだ愛犬の登場。のちに犬種はコーイケルホンディエで名前は“デコピン(英語名:デコイ)”と分かると、MLBはあらためて2ショット画像をSNSにアップした。

 

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そのすぐ後には、「オオタニのDecoyとジャッジのGus(ガス)がいつか会えますように」と、ニューヨーク・ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジの愛犬“ガス”(ミニチュアダックス)との画像を投稿。

 

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さらに韓国リーグからサンフランシスコ・ジャイアンツに入団した“韓国のイチロー”こと、李政厚(イ・ジョンフ)の愛犬“カオ”(ポメラニアン)の投稿も続いた。

 

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“みかん”の登場で日米のファンは“デコピン”との対面を待ち望んでいる。今後、2匹の“ドッジャードッグ”の対面はあるのか、また新たな愛犬は現れるのか、MLBの愛犬ブームはまだしばらくは続きそうだ。

アシックス「NOVABLAST 4」。ボリューム感あるデザインが爽快な走り心地を生み出すワケ

アシックスジャパンは、心地よいバウンス感を追求したランニングシューズ「NOVABLAST 4(ノヴァブラスト 4)」を、1月5日からアシックスオンラインストアで先行発売し、1月11日からアシックス直営店(一部店舗を除く)、全国のスポーツ用品店などで順次販売します。

 

ジョグ〜ビルドアップ走、インターバル走にもオススメ

ノヴァブラスト 4は、ボリューム感のあるデザインとしながら、履いてすぐに軽さと優れた反発力が感じられるなど、爽快な走り心地を追求したノヴァブラストの最新作です。ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)全面に軽量で反発性に優れたクッションフォーム材「FF BLAST PLUS ECO(エフエフブラストプラスエコ)」を採用。 クッションフォーム材の約24%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使用しています。また、 蹴り出し時に力がかかりやすい母趾球部を厚くすることで、より跳ね返りを感じられる構造となっています。さらに、かかと部の接地面積を広げることで安定した足運びをサポート。

↑「NOVABLAST 4」1万5400円(税込)。ウィズはスタンダードとワイドがあります

 

↑靴底の中央部分にくぼみを付け、荷重がかかった時に変形しやすくしたのが特徴。復元する力が変形した素材に働き、トランポリンのように弾むような感覚が得られるようになっています

 

アッパー(甲被)は、軽量で伸縮性に優れた「エンジニアードウーブン」を採用。前部やベロ部に多くの孔を設けることで通気性を高めています。また、アッパー内側とベロ部をつなげた構造にすることで足とシューズの一体感、フィット性を向上させるととも に、スピード走行時のブレを抑制します。

↑製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)を表示

 

フルマラソンで4時間から5時間の完走を目指すランナーのほか、ペース走やジョグといったトレーニング用としてもおすすめです。

 

 

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【2024新年版】シンプルにランニング初心者にオススメな「ランシュー」5選!/大田原 透の「ランニングシューズ戦線異状なし」

ギョーカイ“猛者”が走って、試して、書き尽くす! ランニングシューズ戦線異状なし

2023-2024冬の陣 番外編

 

「年末年始の休暇を機に、ランニングをはじめよう!」という気分は、テレビの向こうで箱根を駆ける、学生さんの神々しいまでの走りに触発されるから。ノースリーブのランシャツ&生足剝き出しのランパン。あれだけの力走だから、寒さも感じないのね〜♪

 

この時期、駅伝やマラソン大会がたくさん開催される理由は、気温。肌寒い13℃くらいだと、過度な体温上昇が抑えられ、好タイムが出るからだ。しかし、狙う記録がタイムではなく、あくまで体重の減量や維持である我々は、寒さが和らぐ、お昼ごろの冬の陽だまりのなかを走りたい。

 

という時に気になるのは、足元のシューズ。せっかくのやる気を冷やさないためにも、長く使える高性能、しかも走る自分がカッコよく見える一足が欲しい。そこでGetNavi webのランニングシューズ連載の特別編、年始に履きたい5選を紹介する。

 

【その1】“元祖”厚底、ホカの元味「クリフトン 9」

ホカ

クリフトン 9

2万900円(税込)

フランスの山々で生まれたHOKA(ホカ)。山を駆け下る際のクッション性のニーズから厚底を打ち出し、今や世界のランニングシューズの厚底トレンドを生んだブランドである。そのホカのシューズのラインナップのど真ん中に位置する、いわば元味が「クリフトン」なのだ。

 

9代目となる「クリフトン 9」は、ご覧の厚底ながら、重量はたったの248g(片足27㎝)。履いて立つだけで、見た目通りのクッション性で “これで走れるの?” と思えるほどふんわりと足を包み込んでくれる。“運動不足解消なのでウォーキングから”という方にもピッタリ、転がるように足が前に出る。

 

その理由は、ホカ独自のロッカー構造「メタロッカージオメトリー」にある。踵から爪先にかけての揺りかご状にラウンドさせたロッカー形状により、重心の移動をアシスト、転がるように足が前に出てくるというワケ。

↑路面をグリップしつつ擦り減りにくい靴裏のラバー(黄色)は高重量になりがち。効率よく配することで、ミッドソール(白色)の軟らかさを損なうことなく、軽量化にも寄与

 

1㎞を6分で走るペースで走ると(ランナーは「キロ6分」と呼びます)、衝撃の強さに応じて厚底のEVAフォーム材の反発性が高まり、バネが効いてくる。シューズは変わらないのに、走るペースで勝手にギアチェンジする感覚。クリフトン 9、まるでオートマ車なのである。

 

ちなみにガチランのペース(キロ5分以速)に速度アップしても、先ほどのギアチェンジ感は(残念ながら設計的に)得られない。しかし、ガシガシ下る坂道では、幅広の靴底とクッション性の高いミッドソールのパフォーマンスが抜群に効く。さすがのトレラン起源なのだ。

 

クリフトン 9で走る最適な速度帯は、初心者にぴったりの歩く~キロ6分代。もちろん初42.195㎞のフルマラソン、雪辱を晴らすフル4時間切りのレベルでも、クリフトン 9はしっかり対応してくれる。長~く履ける一足なのである。

 

【その2】断トツのコスパの日本ブランド、ミズノ「ウエーブライダー27」

ミズノ

ウエーブライダー27

1万4850円(税込)

日本のモノ作りを体現するブランド、ミズノ。そのミズノが、アップデートの度に絶対の自信を持って市場に投入するランニングシューズが「ウエーブライダー」である。最大の特徴は、シューズの中足部に内蔵されたミズノウエーブと呼ばれるプレートだ。

 

ミズノウエーブにより、着地から蹴り出しまでのねじれを最小限に抑え、走りを安定化。シューズ1足あれば始められるランニングだからこそ、その1足にすべてを預けられるウエーブライダーに、絶対の信頼を寄せ続ける数多くのランナーがいるのも頷ける。

 

27回目のアップデートとなる「ウエーブライダー27」は、ミズノが履き心地にこだわり抜いたモデルだ。実際に履いてみると、かかとから足首回りのホールド感は、前作26と比べても各段に向上している。“機能ではなく、履き心地をアップデート”したモデルなのだ。

↑中足部の肉抜きしたミッドソール(白色)の穴の奥に見えるのが、安定性に寄与するミズノウエーブ(黄色と青色のグラデ)である

 

海外ブランドが物価高と為替の影響で、価格を上げざるを得ない状況下にも関わらず、ウエーブライダー27は前作から据え置きの1万4850円(税込)! このスペックのモデルとしては、まさに破格のコスパ。エントリー層、乗り換え層に対して、“ライダーここに在り!”と狼煙を上げた戦略モデルでもある。

 

安定性を売りにするミズノウエーブを内蔵したライダーは、初心者が最初に選ぶ一足にもちろん相応しい。北米やヨーロッパでも日本のライダーが受け入れられている理由のひとつが、スポーティな普段履きとして、ウォーキングから近距離のジョギングでも使える点

 

ガチなスポーツも得意なミズノだけに、初フルマラソンも、もちろん申し分なし。ランニングのフォームにまだ自信がなかったり、ケガからの復帰時など、走りをサポートするプレートがあると心強いと感じた方は、一度ショップで足を入れてみることをすすめたい。

 

【その3】“シューズ通”が選ぶブルックスの大型新人「ゴーストマックス」

ブルックス

ゴーストマックス

1万9800円(税込)

日本のランニングマーケットの七不思議のひとつが、BROOKS(ブルックス)の知名度が今ひとつということ。100年以上の歴史を持ち、北米のランニングショップで圧倒的な人気とシェアを誇るアメリカの巨人だけに、ブルックスを履いているだけで“おっ、シューズ通!”のブランドなのである。

 

ガタイがデカいUSの方々が履いても、しっかり走りをサポートするクッショニングモデルと言えば「ゴースト」。今回ご紹介したいのは、不動の定番モデルであるゴーストを厚底化した「ゴーストマックス」である。2023年10月から展開が始まった、まさに大型新人モデルだ。

 

ブルックスのお家芸の素材といえば、ミッドソールのEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)。ブルックスは1975年に、業界に先立ちEVAをランニングシューズに採用。その後、名だたるスポーツメーカーで、EVAを使用しないブランドはないほどの定番素材となった。

↑靴裏のブラウンのラバーの奥に見えるベージュの部材が、最新EVAの「DNA LOFT v2」である

 

EVAの改良に余念のないブルックスは、最新のEVA素材をゴーストマックスに使用している。衝撃吸収性が高く、着地衝撃に応じて反発性が正比例して上がる「DNA  LOFT v2」である。DNA  LOFT v2をマックスに使うことで、ウォーキングから普段のジョギング、初フルマラソン完走まで、幅広く対応してくれるシューズに仕上がっている。

 

誤解を恐れず書けば、ゴーストマックスの走り心地は、ペースが遅くても早くても変化しない。スピードが上がるとバネ感が増すタイプのシューズもあるが、ゴーストマックスは安定安心なタイプのシューズと言える。

 

ランニングシューズとしての味付けがマイルドなので、「本格的なランニングシューズを選ぶのは、実は初めて……」という方にも、ゴーストマックスはピッタリな一足だ。DNA  LOFT v2は耐久性にも富んでおり、“ヘタリにくい”という点も見逃せない

 

【その4】伝統と革新が共生する新機軸、アシックス「ゲル‐カヤノ 30」

アシックス

ゲル‐カヤノ 30

1万9800円(税込)

ガチで走るランナーからの信頼も絶大なアシックス。そのアシックスのシューズのなかでも、“THE アシックス”な一足と言えば「ゲル-カヤノ」である。運動不足のためのウォーキング&ジョギングに始まり、脂肪燃焼のためのラン、42.195㎞の彼方を目指すフルマラソンまで幅広く対応する、アシックスが誇る汎用機である。

 

そのゲル-カヤノが誕生から30回目のアップデートを迎え、フルモデルチェンジとなった。刮目すべきは30回目の節目に、惜しげもなく新技術を搭載した点だ。昨今のランニングシューズの開発競争の激化に、まさに「ゲル-カヤノ 30」はアシックスのプライドをかけて一石を投じた一足なのだ。

 

注目は、衝撃吸収のゲルは新素材「ピュアゲル」へ進化。ピュアゲルはわらび餅ほどの軟らかさになり、かかと部に内蔵された。さらに筆者を驚かせたのが、走行を安定させる新システムをゲル-カヤノ 30に搭載したこと。「4Dガイダンスシステム」と呼ばれる、全く新しい構造である。

↑中足部に配されたグレーのレモン形のパッドが、4Dガイダンスシステムのキモとなる部材だ

 

4Dガイダンスシステムの狙いは、長距離走行時のフォーム変化の解析データを基に、シューズの設計と素材の配置を見直すことで、安定性と快適性を持たせた点にある。その肝はシューズの中足部に配置した、軟らかく反発性に優れた大きな部材だ。

 

従来の“硬い部材で補強する”常識を、軟らかな部材の採用で覆した、“柔よく剛を制する”画期的な発想を、シューズ全体の構造で体現したのが4Dガイダンスシステムなのだ。正直、最初はブッ飛びの変貌ぶりに面食らったが、実際に足を入れて走ってみると、全く異なるアプローチの4Dガイダンスシステムなのに、ゲル-カヤノらしい安定感なのだ。

 

ゲル-カヤノ 30のおすすめの履き方は、先入観を持たずに履いて走ってみること(笑)。その上で、またこの記事を読んでいただければ、なるほど納得いただけるだろう。伝統と革新が共生する、ランニングシューズの未来形を感じてもらえるだろう。

 

【その5】オンの優しきマッチョ、「クラウドエクリプス」

オン

クラウドエクリプス

2万1780円(税込)

“雲の上の走り”が得られるシューズと評されるOn(オン)。そのオンが2023年3月に発表した新システムが「クラウドテックフェーズ」である。雲の上の走りを極めるべく開発されたクラウドテックフェーズは、軽量にして衝撃吸収に優れた独自素材「ヘリオン」を使い、バイオメカニクス的に最適解な走りを得られるようコンピュータ解析によって設計されたミッドソールである。

 

適所に空間を配したミッドソールは、スピードを減ずることなく、着地衝撃を吸収する。このクラウドテックフェーズをメガ盛りにした新たなラインが、今回の「クラウドエクリプス」。2023年11月に発売が開始されたばかり。

 

履いて立つと、わずかに沈み込む。まさに、雲の上(乗ったことないけど…)。歩き出せば、一歩一歩が新雪を踏んでいるかのよう。つま先からかかとに掛けて、ゆりかごのようにラウンドさせたロッカー形状のため、前へ前へと転がるように足が運ばれてゆく

↑クラウドエクリプスには、二層のクラウドテックフェーズが搭載されている(肉厚の白い部材)。中足部のクリーム色の部材が「スピードボード」だ

 

運動不足解消のためのウォーキングにクラウドエクリプスを履いたら、“もう少し遠くまで歩こっかなぁ〜”になざるを得ない快適さ。誰もが散歩の達人になってしまうこと請け合いなのである。

 

走り出すと、勝手にスピードが上がる。ロッカーが効いており、ドウドウと減速させねばならぬほどだ。ソールの中足部に配された「スピードボード」の反発力も、カラダを勝手に前に進ませる。クラウドエクリプス、最初こそ優しいが、なかなかのマッチョである。

 

速度コントロールのコツは、走る姿勢。あごを引き、わずかに前傾姿勢になれば、スピードが出る。減速したければ、周囲の景色を眺めるべくあごを僅かに上げよう。下肢の筋力がランニングに不慣れなうちは、あごの力を抜き、景色を楽しみながら走るのが、正しいクラウドエクリプスの楽しみ方と言える。

 

 

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華やかな一年の幕開けを祝う! On「クラウドモンスター」の春節エディション

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は、 「Cloudmonster (クラウドモンスター) 」の春節エディションを、2024年1月4日からOn Tokyo、On オフィシャルオンラインショップ、atmos全国7店舗およびatmos オンラインショップにて数量限定発売します。

 

辰年の龍に関連のあるディテールをデザイン

On最大級のCloudTecを備えたクラウドモンスターの春節エディションは、圧倒的なクッショニングはそのままに、辰年の龍に関連のあるディテールをあしらっています。アッパーに配された細かな文字は、龍の簡体字「龙」。幸運を象徴するカラーと組み合わせて、華やかな一年の幕開けを祝います。

↑「クラウドモンスター」2万1780円(税込)

 

↑「クラウドモンスター」2万1780円(税込)

 

モンスター級の心地よさと本格的なランニングパフォーマンスが融合したクラウドモンスターは、Helionスーパーフォームを採用し、超ソフトな着地を実現。足を入れた瞬間から続く快適な履き心地と、大胆なロッカー形状がもたらすユニークなライド感で、ランニングが今よりさらに楽しくなる一足です。

 

 

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箱根駅伝は2024年大会で第100回!初心者へ出場経験あるスポーツライターが解説する見どころと注目大学は?

2024年で第100回大会を迎える箱根駅伝。これまでの長い歴史の中でさまざまなドラマが生まれ、多くの人々を魅了してきました。そこで箱根駅伝の魅力をあらためて探るべく、箱根駅伝の出場経験があり現在スポーツライターとして活躍する酒井政人さんにお話を伺いました。第100回大会の見どころや、現地観戦を楽しむポイントについても解説していただきます。

 

箱根駅伝はいつ、なぜ始まった?

そもそも箱根駅伝、正式名称「東京箱根間往復大学駅伝競走」が始まったのは1920年(大正9年)のこと。マラソンの父として知られる金栗四三らの「世界に通用するランナーを育成したい」という思いが、大会創設の発端になりました。途中、第二次世界大戦の影響による中止があったため、100周年だった2020年ではなく、2024年に第100回を迎えます。

 

現在、箱根駅伝の出場資格があるのは、関東学生陸上競技連盟に加盟している大学のうち、前年の大会でシード権を獲得した上位10校と、10月の予選会を通過した10校、そして関東学生連合(予選会を通過できなかった大学の記録上位者によるチーム)を加えた合計21チームです。この21チームが、東京の読売新聞社前から箱根の芦ノ湖までの往路5区間・復路5区間の合計10区間、合計271キロの距離を、襷をつなぎながら走り、競い合います。

 

箱根駅伝のコース。距離が長いだけでなく、アップダウンが顕著なことやロケーションが大きく異なるのも特徴。基本的に東海道を辿っていくコースのため、かつては蒲田と戸塚にも踏切が存在し時間のロスやアクシデントも生まれたが、現在は高架化のため姿を消している(箱根登山鉄道の踏切は存在するがレースに合わせて時間調整を行なっている)。

 

2024年の箱根駅伝は、
第100回大会にふさわしい華やかな大会に

2024年の箱根駅伝は、記念すべき第100回の大会。酒井さんも「節目の年にふさわしい、華やかな大会になると思います」と話します。今回の大会は、通常の大会と具体的にどのようなところが異なるのでしょうか?

 

「通常の大会と第100回大会との違いは、出場枠が21から23に増えることです。今大会は関東学生連合の編成がないため、実質的には参加できる大学がいつもより3校増えます。また今大会の10月の予選会は、関東地区以外の大学にも参加資格が与えられ、全国大会に近い形になっています。しかし残念ながら、予選会で関東勢以外のチームが出場権を獲得することはできませんでした。それでも、この第100回大会をチャンスと捉えて挑むチームが全国各地に見受けられ、予選会からすでに通常とは異なる特別な大会になっていると思います」(スポーツライター・酒井政人さん、以下同)

 

長距離選手にとって憧れの舞台
「箱根駅伝」の特徴や魅力とは?

 

今大会は全国大会に近い形とはいえ、通常は関東の大学しか出場することができない箱根駅伝。しかしながら全国の長距離選手が憧れる大会であり、全国的にも高い知名度を誇っています。箱根駅伝ならではの特徴や魅力はどのようなところにあるのでしょうか?

 

箱根駅伝は、出雲駅伝・全日本大学駅伝と並んで『大学三大駅伝』と呼ばれています。その中で箱根駅伝は、ほかの二つの大会と比べると距離が長いところが大きな特徴です。距離が長いと、“ブレーキ”(アクシデントなどにより、想定タイムを大きく下回ること)が起きやすくなります。例えば全日本大学駅伝なら1分の遅れで済むようなミスも、箱根駅伝では3分の遅れになるなど、一つのミスが響いて命取りになることもあるのです。そのため順位変動が起きやすく、誰も予想しない展開になることもあります

 

箱根駅伝(2024年)の各区の距離と高低差を示す図。大会のスタート/ゴール地点となる読売新聞社前がある東京・大手町は、海抜1〜6m程度。途中の何度か急坂を挟みながらも小田原中継所地点では10mにすぎないが、そこから1区間で国道1号線の最高標高地点874mを目指して一気に駆け上がることになる。

 

「そしてなんといっても、箱根駅伝はコースが特徴的です。ビルが立ち並ぶ都会のど真ん中からスタートし、海沿いを走り、最後は山を登っていく。復路は逆になりますが、ロケーションが大きく変わるのは魅力の一つです。テレビでずっと観戦していると旅をしているような気分が味わえると思います。また、開催日程も1月2~3日という、正月休みを取って暇な方にとっては絶妙なタイミング(笑)。たとえばサッカーなどのように劇的な変化がすぐに起きる競技ではないので、家でゆっくりしながら楽しく観戦できるところも、箱根駅伝がここまで知名度を誇る理由の一つかもしれません」

 

スタート地点は日本の金融の中心地、大手町。※写真は2022年10月より以前のもの。

 

東京→横浜と街を過ぎて、3区は湘南の海沿いを通る国道134号線へ。正面に富士山、左に相模湾と大会一の景勝地だが、時に気温の上昇や強い向かい風が選手の敵に。

 

往路のゴールであり復路のスタート地点が、箱根・芦ノ湖畔。5区の山上りは最大の難所とされる。

 

復路の10区は日本橋を迂回するコースのため、1区より距離が長くなる。沿道には大勢の観客がつめかけ鈴なりに。

 

さらに、箱根駅伝の長い歴史の中で変化してきたことや、最近の傾向についても教えていただきました。

 

箱根駅伝のルートは基本的にずっと変わっていません。しかし2006年から2016年まで、主に中継所付近の工事の影響で5区が今より2.5キロほど長い時期がありました。5区はもともと800メートル超の標高差がある過酷なコースですが、今より距離が長かった時期には『山の神』と呼ばれる名選手も生まれました」

 

2018年第94回大会の往路を首位から第3位までにゴールした5区の選手たち。同大会は、復路6区で東洋大学を逆転した青山学院大学が総合優勝を飾った。

 

「また、最近の傾向として挙げられるのは厚底シューズの登場です。シューズの性能がアップしたことで一気に高速化が進みました。これは近年で一番大きく変化したところだと言えるのではないでしょうか」

 

注目のチームや選手は?
第100回箱根駅伝の見どころ

来たる第100回大会に向けてチェックしておきたいのが、注目のチームや選手。今大会も箱根駅伝を取材されるという酒井さんに、見どころを教えていただきました。

 

・前代未聞の「2年連続3大会制覇」なるか⁉ 圧倒的な強さを誇る駒澤大学

前回大会で優勝した駒澤大学。長年指揮をとってきた大八木弘明監督は昨年度で勇退し、現在は総監督に。選手たちへの接し方の変化も話題を呼んだ。写真提供=月刊陸上競技

 

「なんといっても今大会で注目のチームは、連覇のかかる駒澤大学。駒澤大学は3人のエースを擁する選手層の厚さに加え、長年培ってきた指導力、箱根駅伝での戦い方、『世界を目指す』という意識の高さなど、あらゆる面で強さをもっているチームです。

 

そして駒澤大学は昨年度、出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝の3大会制覇を成し遂げました。3大会制覇は史上5校目で、駒澤大学史上初のこと。そして今年度に入ってからも、出雲駅伝・全日本大学駅伝で圧倒的な強さを見せ、優勝しています。まだどこの大学も成し遂げたことのない『2年連続3大会連覇』という偉業を達成できるのか。今大会における大きな注目ポイントです」

 

・第100回大会に照準を合わせ、28年ぶりの優勝を目指す中央大学

「駒沢大学を追いかけるチームとして有力なのが、前回大会2位の中央大学。前回の2区、3区で区間賞を獲った選手が残っていて、ほかにも良い選手が揃っています。中央大学は出場回数も優勝回数も最も多い大学ですが、この28年間は優勝していません。特に吉居大和選手ら強力選手が最終学年を迎える第100回大会に照準を合わせ、これまで取り組んできたようなので、このチャンスを絶対に逃すまいと『打倒駒澤』で挑んでくるはずです」

 

・スーパールーキーの走りに期待! 10年ぶりの出場となる東京農業大学

「今大会、10年ぶり70回目の出場権を手に入れたのが東京農業大学です。実は僕の母校でもあります。なかでも1年生の前田和摩選手は、10月の予選会では日本人トップの記録を叩き出し、全日本大学駅伝でも2区で区間新記録の快走を見せました。後輩だからという贔屓目ではなく(笑)、スーパールーキーとして注目すべき選手の一人だと思っています」

 

各チームが試行錯誤する
“チームで勝つための戦略”も見どころ

箱根駅伝は、選手たちの走りはもちろんですが、各チームの戦略や駆け引きも大きな見どころです。そこで酒井さんに、チームとしての戦い方や戦略を考えるときのポイントについて教えてもらいました。知っておくと、より深く箱根駅伝を楽しめるはず。

 

「最近の戦略として多いのが、エース級の選手がどの区間を走るのかを当日までわからないようにすることです。箱根駅伝では毎年12月10日頃に各校16人の登録選手が発表され、29日頃に登録選手の中から1~10区間を走る選手が発表されます。残りの6人は補員(控え選手)になりますが、当日変更で最大4人までメンバーを入れ替えることが可能です。ただし入れ替えられるのは、1~10区間の選手と補員の選手のみ。例えば2区と3区の選手を入れ替えるなど、すでに区間が決まっている選手同士をチェンジすることはできません。そのため、エース級の選手をあえて補員メンバーに入れて、どの区間に入れるかを当日まで隠しておくチームが多くあります。

 

もちろんチームによっては、最初に発表した1~10区までのメンバーを変えないところもあるのですが、直前に選手が体調不良になるなど、不測のトラブルが起こることも考えられます。最近は特に、そうしたリスク管理の意味も含めて、エース級の選手を補員にしておくチームが多い印象です」

 

距離が長く、区間によって特徴も大きく異なる箱根駅伝は、誰がどの区間を走るかなど「チームとしてどう戦うか」という戦略を立てることも重要です。

 

「例えば2区は『花の2区』とも呼ばれるように、各校のエース級選手たちが走ることの多い区間です。2区は距離が長い上に、途中に激しいアップダウンもあり、難しいコースと言われています。さらに1区から2区は僅差で襷を渡されることが多いので、最初の順位が決まる重要な区間です。さらに5区や6区も山登り・下りがある特徴的なコース。この辺りは特に差が付きやすいので、だいたい2区と5区を走る選手を決めてから、他の区間を走る選手を決めていくことが多いのではないかと思います。

 

例えば、山登りが苦手なチームは5区で差を付けられやすいので、2区だけでなく、3、4区にも速い選手を配置したり、ずば抜けて速い選手がいないチームは、2区で差を付けられすぎないよう、他の区間でカバーして少しずつ順位を上げていける配置にしたり……。区間の特徴と自分たちのチームの特徴をあわせて考えながら、いかに短所を補い、長所で攻めていけるかを考えていく必要があります。こうしたチームプレーは駅伝の魅力だと思います」

 

箱根駅伝を現地で楽しむ際のポイント

10区。写真提供=月刊陸上競技

 

家でゆっくり箱根駅伝を観戦するのも良いですが、現地で観戦するとまた違った楽しみがあります。現地で観戦する時の注意点やおすすめの観戦方法をうかがいました。

 

「現地観戦をするときに留意しておきたいのが、中継所はとにかく人が多いということ。特にゴール付近は身動きが取れなくなるほど人がいるので、覚悟が必要です。個人的には、中継所やゴール以外の、沿道から走っている選手を見るのがおすすめ。早朝で現地へ行くのは大変かもしれませんが、6区の箱根山中は比較的人が少なめだと思います。

 

また意外と穴場なのが、選手たちが来る1時間前くらいの中継所です。選手が走る姿は見られませんが、ウォーミングアップ中の選手たちを見たり、緊張感ある雰囲気を感じたりすることができると思います。テレビで見るのとはまた違った箱根駅伝の一場面を見られるのも、現地観戦ならではの楽しみ方ではないでしょうか」

 

101回目以降の箱根駅伝はどうなる?

最後に、長い歴史をもつ箱根駅伝の「これから」について、酒井さんにうかがいました。

 

「箱根駅伝はもともと、世界に通じる選手を育成しようという目的で始まった大会です。今大会は全国大会に近い形になりましたが、個人的には今後も箱根駅伝を一部全国化にするのも良いのではと思っています。例えば、全日本大学駅伝では8位までに入った大学が翌年のシード権を獲得できるのですが、その中で地方トップのチームを箱根駅伝に招待するなど、強いチームが関東の大学に挑むような形でやるのは一つの方法かなと考えています。
というのも、地方にはすでにそれぞれ駅伝の大会がありますし、関東まで来るのにはお金もかかってしまうため、あまり現実的とは言えないからです。それでも、全国の選手たちが切磋琢磨して高め合えるような方法を模索していけると良いですよね」

 

近年は、早稲田大学出身の大迫傑(おおさこすぐる)選手のように、箱根駅伝よりも自分の目標を優先する選手も出てきたといいます。

 

「トップ選手の中には、箱根駅伝も大切にしながらさらにその先の“世界”を見据えている選手もいる一方で、大学卒業後は競技を辞めるつもりで、箱根駅伝に全てを賭ける選手も当然います。そうやっていろんな考え方の選手がいるところも、箱根駅伝の面白いところです。そして何より学生たちが懸命に走る姿は、見ていて自然と元気をもらえると思います。ぜひ第100回の記念すべき大会を、それぞれの視点で楽しんでもらいたいと思います」

 

 

Profile

スポーツライター / 酒井政人

東京農業大学1年時に箱根駅伝10区出場。故障で競技の夢をあきらめ、大学卒業後からライター活動を開始。現在は雑誌、WEBを含めさまざまな媒体で執筆している。著書に『箱根駅伝は誰のものか』(平凡社)、『ナイキシューズ革命 “厚底”が世界にかけた魔法』(ポプラ社)など。

「宇野くんらしいよね」フィギュア全日本選手権2連覇の宇野昌磨が“笑撃”のミス!?

12月24日に閉幕したフィギュアスケートの「全日本選手権」男子シングルは、宇野昌磨が王者の風格を見せつけて大会2連覇を達成。しかし、大会翌日に弟の樹さんの投稿でファンが騒然となった。


ショートプログラム(ショート)はただ一人100点台の104.69で首位に立った宇野昌磨(トヨタ自動車)は、フリーで冒頭の4回転ループは惜しくもステップアウトするも、その後はノーミスと圧巻の滑りを見せた。滑り終えた宇野が両手を広げて「セーフ」のジェスチャーを見せたシーンも印象的だったフリーの演技は193.35点。合計298.04点でトップを譲らず、羽生結弦、本田武史と並んで歴代2位となる全日本選手権通算6度目の優勝を飾った。

 

しかし大会翌日、モデルとして活躍している弟の樹(いつき)さんが「#なんか変だと思った」のタグを付けて自身のX(旧ツイッター)で投稿したコメントにファンが騒然。


「宇野くんらしいよね」「笑えるミスで良かった」「オモシロすぎるオチ」「声出して笑っちゃいました」「昌磨さんらしい」「まさかの笑撃の事実です」「お兄さんらしい~」など、優勝のお祝いコメントと共に、ファンだから知っている宇野の「天然ぶり」に安堵と微笑ましいコメントが寄せられた。

 

前出の表彰式画像で履いている黒いパンツは、実はショートで履くはずで、11月に行なわれたNHK杯の表彰式の画像と比較しても微妙な違いだが、若干ネイビーっぽいパンツが正しいフリーのパンツだそうだ。


大会翌日に行われたエキシビション「メダリスト・オン・アイス」ではそのミスを司会者から聞かれると、それまで宇野は気づいてなかったようで、その反応に樹さんのXには「兄は気づいてないし弟のメッセージも見てないし、聞かされても、なにか問題でも!?な反応でした。さすがです!!」とファンの反応が。

 

来年3月の世界選手権代表に内定している宇野。日本人男子初の3連覇に挑む王者の滑りに期待すると共に、宇野らしい「天然エピソード」にも期待せずにはいられない。