文具による強制執行だ! スマホはもういじりません付箋を中毒者に捧げたい

【きだてたく文房具レビュー】強制的にスマホ中毒者を解毒してくれる付箋

ぶっちゃけ、ここ数年というわずかな期間のうちに、生活からスマホが完全に切り離せなくなっている。なにせ今や、仕事の依頼もLINE経由で来るぐらいで、公私ともにスマホがないと“詰む”のである。

 

「スマホ中毒」「スマホ依存症」という言葉に自分が当てはまるのかはよく分からないが、実はここまでの150文字足らずをPCで打つ間に、スマホの画面を3回見ている。家族からのLINEと仕事関係の電話とソシャゲの時間限定イベント周回だ。今は『コトダマン』が面白くて止まらない。

↑最低限、歩きスマホはやめましょう

 

さすがに以前から「これ、良くないんじゃないか?」という意識はあった。ちょっとなんとかすべきじゃないか……などと思いながらクラウドファンディングサイトを巡回していた(もちろんスマホでだ)ときに、ちょっと面白いモノを発見した。

 

それは、スマホの利用を制限するための付箋だと言うのである。

↑ARUPaPa Product Design「スマホシマ箋」20枚×2冊 1200円

 

↑付箋としての粘着部分は、赤色で示した部分のみ

 

スマホの見過ぎを防ぐ付箋「スマホシマ箋」は、工業デザイナーの河端伸裕氏がクラウドファンディングサイトMakuakeで立ち上げたプロジェクトだ。

 

パリッ、サラッとした手触りの竹紙(竹パルプ100%)製で、サイズはかなりよく見慣れた4.7インチのスマホ画面とぴったり同じ。

↑iPhoneの4.7インチ液晶とぴったりサイズの紙面

 

使い方はもうお分かりだろう。「スマホをちょっと見るのやめたいなー」と思ったら、スマホシマ箋をダイレクトにスマホ画面の上から貼ってしまうのである(すべりの良い画面保護フィルムなどを貼っていると、貼り付きが悪くなるので注意)。

 

なるほど、これなら確かに画面は見えないし、あえて貼って隠してあるものを剥がしてまで見る、というのは、やはりどこか意識的なセーブがかかるものだ。ついでに「21時までは勉強」とか「原稿終わるまでに剥がしたら罰金1万円」といった抑制的なメモ書きを加えておくと、より効果的だろう。

↑画面に貼り付けるとこんな感じで情報をシャットアウト。書き込みも筆記具を選ばず自由に書ける

 

ちなみに発案者の河端氏がスマホシマ箋を思いついたのは、「公園のブランコで3歳くらいの子供と遊んでいるお父さんが、スマホの画面をずっと見ながら子供の背中を押していたのを見たのがきっかけ」とのこと。なるほど、そういう場合は「おとうさん、あそんで」と子供に書いてもらったのを貼っておくのは効きそうだ。

 

それにしたって、スマホ見るの止めたいなら画面隠しちゃえ、というのは恐ろしいぐらいにシンプルでプリミティブな解法。

 

ただしこのスマホシマ箋、先にも書いた通り4.7インチ液晶サイズということで、使えるのはiPhone(6、6S、7、8)のみ。さらには対応するOSもiOS10もしくはiOS11に限られている。

↑切り抜かれた2カ所の窓は、主に着信を受けるためのもの

 

どうして液晶画面に貼るだけのふせんで、対応OSまで指定されているかというと、つまりこういうこと。ふせんに空いた窓の位置と、画面上の表示位置を合わせる必要があるのだ。

 

下に空いた角丸の大きな窓はというと、電話を着信した際にスライドスイッチで受けるためのもの。いくらスマホ画面を隠して見ないようにしているからって、かかってきた電話まで受けないのはやりすぎだ、と発案者の河端氏も思ったのだろう。そこはちゃんと使えるようにしてあるのは、なかなか面白い。

 

上の窓は、発信者の電話番号や登録名が見える窓になっている。可能な限りスマホは使わないと決めたのだったら、ここで「どうしても出ないとマズい相手」だけ確認して、あとは後でかけ直すぐらいの心持ちでいたい。

↑手前に傾けてスリープを解除すると、上の窓で時間確認を行える(紙の上からでも操作は可能)

 

ついでに、事前に「手前に傾けることでスリープ解除」と設定しておけば、スリープになったiPhoneをちょっと持ち上げる動作をすれば、狭いながらも窓から時間を確認することも可能。

 

確かにスマホを持ち出してからは腕時計をする習慣もなくなったし、画面で時間が確認できないのは困るのだ。

↑スケジュール/タスク管理も、直接書いてしまえばスマホ要らず?

 

このように、スマホでできる最低限の行為はふたつの窓で確保してあるが、あとはもう完全に諦めたほうがいい。

 

スマホでスケジュール管理をしているという人は、ひとまずスマホ封印中の予定だけスマホシマ箋に直接書き込んでおこう。それで我慢だ。ちょっとした覚書をメモアプリに書き込みたいときも、とりあえずスマホシマ箋にメモっておけば、記録として残せるから良しとしよう。

 

SNS? LINE? ソシャゲ? 諦めろ、諦めろ。

 

実際にスマホを諦めてしまうと、当然のように作業は効率よく進むし、家族と話すこともあるし、電車の中でぼんやり車内吊り広告を見るのも悪くないと思い出す。もちろんずっとなんて耐えられるわけもないが、たまに時間限定で強制的にスマホ画面をふさいでしまうのも、面白いのかもしれない。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

手軽で快適なOculus Goとこれを使う必然性探し

日本でも続々と「買った」という人の声が聞かれるOculus Go。筆者のところにも届きました。安価なうえに、とにかく手軽に利用できる点が素晴らしいですが、ではそこで何をするか、Facebookは何を目指しているのかについて考えました。


ちょっと子どもの相手をお願い! ボタン型スピーカーが仕事に家事に忙しい親を助ける

毎日、遅い時間に帰ってくるお父さん。今日幼稚園であったことをお話したくて頑張って起きているのに、帰ってきたらすぐ寝ちゃうの! 本当はもっとおしゃべりしたいのに、寂しいなぁ。弟はまだ言葉を話せないし、お母さんは弟の相手で忙しそう。あーあ、こんなときに誰かお話する相手になってくれるお友達がいればいいのに……。

 

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお姉ちゃんが、なにやら困っているようです。
参田家の人々
maitake_family
ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

 

「Pechat」を縫い付けたぬいぐるみと楽しくおしゃべり!

そんな寂しい思いをしているお子さんには、ぬいぐるみとおしゃべりができるようになる「Pechat(ペチャット)」をお届け!

 

「Pechat」とは、ぬいぐるみに縫い付ける充電式のボタン型スピーカー。スマホと本体をBluetoothで接続した後に、専用アプリから操作をすることで、スピーカーを通してぬいぐるみとおしゃべりができる新しいコミュニケーションツールです。アプリに入力した文字や吹き込んだセリフを読みあげてくれるのはもちろん、歌を歌う、物語を話してくれる機能も搭載。お気に入りのぬいぐるみに命が吹き込まれたような感覚が味わえるんです!

 

STEP1
スマホとBluetooth接続

「Pechat」の専用アプリをダウンロード。ダウンロードが確認できたら、裏側のスイッチを押して電源を入れましょう。スマホのBluetooth設定をオンにし「Pechat」とBluetooth接続を行います。接続が完了したら、おしゃべりする声をセレクトし、呼んで欲しい子どもの名前を設定しましょう。

 

STEP2
ぬいぐるみに「Pechat」を縫い付ける

洋服にボタンを縫い付ける要領で、ぬいぐるみに装着します。縫い付ける場所は、ぬいぐるみの心臓に近い場所がおすすめ。

 

STEP3
お話してもらいたいセリフをアプリから選択

「Pechat」にお話してもらいたいセリフを選択。1000以上のセリフ、20曲の歌、20話のお話が収録されているので、その時の子どもの気分にあわせて使いましょう。

 

ぬいぐるみとおしゃべりができるようになる、スピーカー型のガジェットおもちゃ「Pechat」。おしゃべりだけでなく、タイマー機能を搭載しているため、決まった時間になったらお片付けや、就寝、起床を促してもらうのもおすすめです。

さらに「Pechat」が英語を話してくれる無料の英語アプリや、歌やお話を追加購入できるストアも用意。誤飲防止に配慮した大きめサイズであることも安心なポイントです。

日常会話から知育までを担ってくれる「Pechat」で、子どもの成長と共に遊び方を変化させて楽しんでみてください。

 

【商品情報】

HAKUHODO.Inc「Pechat(ペチャット)」
価格:4990円

https://pechat.jp/

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

matitake300x97_01

新たな企業に買収されたFlickrはまだまだ生き続けそう?

日本ではやや影が薄くなったFlickrですが、海外では熱心な写真好きに支えられ、いまだ元気があるサービスです。ただ、大量の写真を1つのサービスに貯め込むと乗り換えが難しいわけで、Flickrは今後も生き続ける、そして時代に合った進化を続けてくれるでしょうか。