「携帯性」「音質」「デザイン」三拍子揃った超厳選キャンプ用スピーカー!

キャンプなどアウトドアアクティビティのハイシーズンを迎えているいま、防水仕様のポータブルスピーカーを探している人も多いのでは。音質をはじめとする基本性能はもちろん、デザイン性も優れたモデルをガイドします。

 

 

●キャンプ場などの不特定多数の利用者がいる施設でスピーカーを使用する際は、音量や使用時間(深夜などは使用しない)に注意が必要です。

 

【ジャッジした人】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV&PCライター。音楽とキャンプをこよなく愛し、アウトドア向けのBTスピーカーは常にチェックしています。

 

 

デザインやカラバリに注力しSNS映えするモデルが人気

Bluetooth再生に対応するポータブルスピーカーは元々人気の高いジャンルですが、本格的にアウトドアシーズンへ突入したいま、さらに需要が高まっています。防水・防塵性能を備えるほか、携帯性や操作性に優れることはもちろん、最近では「見た目」を重視するユーザーが多いと、テクニカルライターの湯浅顕人さんは語ります。

 

「ライト層が手軽にキャンプを楽しめる環境が整備され、その模様がSNSに投稿されることも多くなりました。デザインがユニークで多彩なカラバリを揃えた“映える”モデルが人気を集めています」

 

今回紹介している4モデルは、すべてスピーカーの向きが一方向。音が埋もれてしまいがちな屋外でも良いサウンドで楽しむには、設置の仕方を工夫する必要があります。

 

「指向性のあるスピーカーは、サイト(キャンプの区画)の隅から真ん中へ向けて、できるだけ耳の高さへ来るよう設置するのが基本。平らな岩など、硬くて重いものの上に置くことで、クリアな音で鳴らせます。適した置き場所がない場合は、木やロープに吊り下げるのもアリです」(湯浅さん)

 

【その1

ラウンド形状で共振を防ぎクリアな重低音を鳴らす

 

ソニー

SRS-XB01

実売予想価格5000

10月6日発売予定

手のひらに収まるコンパクトサイズで軽量のため、持ち歩きに便利。ストラップも付属します。ラウンド形状を採用することで余計な共振を防ぎ、クリアな音を実現しました。屋外の不安定な場所に置いても倒れにくい設計です。

 

SPEC●スピーカーユニット:約37.5㎜径フルレンジ×1●充電:約3時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:非公表●接続端子:microUSB×1ほか●付属品:充電用USBケーブル、ストラップ●サイズ:W81.5×H57.5×D56.5㎜

 

↑USBケーブルやヘッドホンの端子は底面のシリコンカバー内に集約。カバーを閉じておけば、水に濡れたり汚れたりしても安心だ

 

↑天面の操作部で、再生/一時停止/通話やペアリング、音量調整が行える。ボタンは突起しており、見なくても直感的に操作可能

 

↑カラバリは4モデルのなかで最多の全6色を用意。ビビッドなカラーを多く備えており、アウトドアでも視認性が高い

 

<JUDGEMENT>

抜群のポータブル性と頼もしいサウンドを両立

4モデルで群を抜く軽さで携帯性はピカイチ。ストラップホールを備えるのもアウトドアアクティビティに向いています。低音が大きく鳴り、屋外でも頼もしいサウンド。

 

【その2】豊富なスピーカーユニットが大迫力の低音を実現!

 

JBL

CLIP 3

実売価格6350

同社独自の40㎜径フルレンジスピーカーに加えて、パッシブラジエーターを搭載し、クリアな中音域と強力な低音を実現します。エコーキャンセリング機能を搭載したハンズフリー通話に対応し、クリアな音質で利用可能。

SPEC●スピーカーユニット:40㎜径フルレンジスピーカー×1●充電:約3時間●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz●最大出力:3.3W●接続端子:microUSB×1●付属品:充電用USBケーブル●サイズ:W97×H137×D46㎜

 

↑落ち着いたカラーリングの全5色をラインナップ。ビルトインカラビナの色を本体に合わせているのが、さりげなくスタイリッシュだ

 

↑丈夫な設計のビルトインカラビナを備え、キャンプ場のロープや木に吊り下げて鳴らせる。ベルトループやバッグにも取り付け可能

 

<JUDGEMENT>

エネルギッシュなボーカルがアウトドアでも鳴り響く

広がりがあり、透き通った音質。ボーカルがエネルギッシュで屋外でも際立ちます。デザインはシンプルですが、カラビナの存在感が効いていて、アウトドアシーンにマッチ。

 

【その3】2基のパッシブラジエーターがクリアな低音を鳴らす

 

オーディオテクニカ

AT-SBS50BT

実売価格1万670円

φ40㎜のフルレンジスピーカーユニットと2基のパッシブラジエーターを搭載し、低域から中高域まで滑らかなサウンド。アルミボディに施されたハニカムパンチングが高い開口率を実現し、音の再現性が高いです。

SPEC●スピーカーユニット:40㎜径フルレンジスピーカー×1●充電:約7時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:4W●接続端子:micro USB×1ほか●付属品:充電用USBケーブル(30㎝)●サイズ:W105×H100×D45㎜

 

↑カラバリは3種類を用意。全体がワントーンでまとめられている。横置きでも使用でき、より広がりのある音が楽しめる

 

↑側面の操作ボタン。電源ボタン(一番左)とBluetooth接続のボタン(左から2番目)はON時にライトが点灯する

 

<JUDGEMENT>

音声で案内してくれるから接続や再生に手間取らない

操作した内容を音声でフィードバックしてくれる機能が秀逸。音質はアウトドアで聴くにはおとなしめですが、細部まで繊細に描かれ、豊かで奥行きを感じられます。

 

【その4】水に浮かぶ設計なので川に落としても大丈夫

ハウス・オブ・マーリー

NO BOUNDS

実売価格8770円

IP67相当の防塵・防水仕様。コルクをベースとして、リサイクルアルミニウムなどを素材に使用したボディは水に浮く設計で、川やプールに落としても安心です。本機2台をBluetooth接続すればステレオ再生もできます。

SPEC●スピーカーユニット:非公開●充電:約2時間●再生周波数帯域:非公表●最大出力:3.0W●接続端子:microUSB×1、AUX×1●付属品:充電用USBケーブル(約52㎝)、カラビナ●サイズ:W108×H50×D108㎜

 

↑音量調節と再生/停止の操作ボタンを本体側面に備えている。片手で持った際に自然と指が当たる位置に来るため、手軽に操作しやすい

 

↑IP67相当の防塵仕様。砂場などに置いても故障の心配なく使用できる

 

 

↑カラバリは4色を用意。本体と同じ色のカラビナが付属し、ストラップに取り付けられる

 

<JUDGEMENT>

大音量でも歪まずキレイに音が聴こえる

コルクと大理石を模したシリコンを組み合わせたデザインがオシャレ! 輪郭は柔らかめですが、濁りのない音質。大音量でも、低音から高音まで歪まずキレイに聴こえる。

 

 

<自宅使いならコッチ!>

サウンドコンシャスなBTスピーカー

室内向けのBTスピーカーには、音質にこだわったモデルも多く登場しています。独自の技術により上質なサウンドを鳴らす3モデルをチェックしました。

 

木製キャビネットによる自然で豊かな音質

Olasonic

IA-BT7

実売価格3万2400円

木製キャビネットに高性能スピーカーユニットを搭載し、自然で豊かな低音と繊細な高音を再生。プロのエンジニアによるチューニングで、スタジオ録音のクオリティを再現します。

 

 

パワフルな重低音と連動するライトでアガる

ソニー

SRS-XB501G

実売予想価格3万5000円

10月6日発売予定

φ45㎜のサテライトスピーカー2基とφ125㎜径サブウーファーを装備し、パワフルな重低音を鳴らします。内蔵のライトは音に合わせて点滅します。Googleアシスタントによる音声操作に対応。

 

 

深くキレのいい重低音が部屋いっぱいに広がる

オーディオテクニカ

AT-SBS70BT

実売価格1万8230円

パッシブラジエーター2基を備え、深くキレのある低域を実現。さらに重低音専用のディフューザーが音を拡散し、部屋中に響かせます。IPX5相当の防水仕様のため、キッチンなどで使用可能。

 

文/ブルーラグーン

芸術の秋だから――映画や音楽を存分に楽しめるおススメ家電がフラッシュセールでお買い得!

芸術の秋には映画や音楽を心ゆくまで楽しみたいもの。もちろん自宅で鑑賞するときも快適な空間を演出したいですよね。そこで楽天市場では、掘り出し物の家電製品をお値打ち価格で大放出するフラッシュセールを開催します。期間は10月1日午前10時~10月8日午前9時59分まで。また、対象ショップで使える最大1200円OFFのクーポンも同じ期間で利用可能です。お得な商品が目白押しなのでこの機会にぜひ!

 

セール特設ページはコチラ

 

[その1]

普段見ている「地デジ」も圧倒的な映像美を楽しめる!


東芝
REGZA 43C310X
セール価格6万3800円

圧倒的な映像美を実現した、東芝REGZA「C310X」シリーズの43V型液晶テレビ。4K解像度による「地デジビューティ」は、普段見ている「地デジ」放送や「BS/110度CSデジタル」放送を緻密な映像にアップコンバートします。また、デジタル放送の中で目立ちやすいブロックノイズやモスキートノイズも低減してくれます。

 

【ここがポイント】

地上デジタル信号の映像をローカルエリアごとに解析し、平坦部とテクスチャー部を判別。それぞれの画素に適した処理を行うことで、ノイズを際立たせることなく高精細でクッキリ感のある映像を再現します。

 

[その2]

ポータブルオーディオプレーヤー最高峰の実力


パイオニア
デジタルオーディオプレーヤー XDP-300R
セール価格3万6600円

ハイレゾ音源を余すところなく堪能できる、パイオニアのデジタルオーディオプレーヤーです。「コンポーネントオーディオ」設計により、理想的なシンメトリーの回路設計を実現。最短かつ同距離の配線が組み込まれ、繊細なバランス表現が可能に。また、消費電力も低く抑えられます。

 

【ここがポイント】

回路やICチップごとの電源構成、配線など細部に至るまで徹底的に配慮し、デジタルノイズを極限まで低減。一般的なハイレゾ音源配信サイトで採用されているFLAC/ALAC/WAV/DSDなど様々な再生フォーマットに対応しているので、幅広い音源を高音質で再生できます。

 

[その3]

充実の便利機能を兼ね備えたハイテクレコーダー


東芝
REGZA  レグザブルーレイ DBR-W508
セール価格2万8200円

見る、録る、残す、探すを「時短」できるブルーレイレコーダーです。キーワードを登録するだけの「おまかせ自動録画」機能をはじめ、「人物リスト検索」や早送りする手間を省く「自動スキップ再生」などの機能を搭載。また、ハードディスクを外付けして録画容量も増やせます。

 

【ここがポイント】

スマートフォンと連動することで、様々な便利機能も使えるように。専用アプリをインストールすれば録画予約はもちろん、リモコン操作や「時短再生」もスマートフォンで操作できます。さらに録画した番組は、スマートフォンでも視聴可能。

 

[その4]

こだわりの高音質に浸れるワイヤレスヘッドセット


ソニー
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-1000X
セール価格2万8100円

ネックバンドからイヤホンが伸びたソニーのワイヤレスステレオヘッドセット。特徴的なデザインには、様々なハイテク機能が搭載されています。ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質が楽しめるよう、ヘッドセット側で圧縮音源をアップスケーリング。音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」にも対応しています。

 

【ここがポイント】

専用アプリを使えば、ノイズキャンセリングや外音取り込みレベルを調整可能。さらにユーザーの行動を分析し、自動でモードを切り替えることも。もちろんイコライザーなどサウンドエフェクトのカスタマイズもできます。ノイズからもケーブルからも解き放たれ、こだわりの高音質に浸れるはず。

 

[その5]

ワイヤレスの常識を覆す「B&O PLAY」珠玉のイヤホン!


B&O PLAY
ワイヤレスイヤホン BEOPLAY E8
セール価格2万6700円

世界でも有名なオーディオ機器メーカー、バング&オルフセンのカジュアルブランド「B&O PLAY」初の完全ワイヤレスイヤホンです。妥協を許さないこだわりの技術により、ワイヤレスの常識を覆す高音質を実現。4サイズのシリコンイヤーチップとMサイズの「Comply Sportイヤーピース」を付属し、あらゆる形やサイズの耳にフィットします。

 

【ここがポイント】

本体を指先でタッチするだけで、再生・停止、音量調整、曲送り・曲戻しなど多様なコントロールが可能。またイヤホンをつけたまま周囲の音を聞きたい場合、ワンタッチで外部の音を取り込める「Transparency」機能も搭載しています。

 

[その6]

スタイリッシュなデザインと多彩な機能が音楽を彩る


ケンウッド
CD/Bluetooth®/USBパーソナルオーディオシステム CR-D3
セール価格9800円

コンパクトサイズながら便利な機能を数多く搭載したケンウッドのパーソナルオーディオシステム。幅370mm×高さ180mm×奥行き108mmというスタイリッシュなデザインなので、ほとんど場所をとりません。Bluetoothを使えばスマートフォンやタブレット内の音楽も再生できるうえ、離れた場所から自由に選曲などの操作ができます。

 

【ここがポイント】

曲やテイストに合わせて音質を選択できるサウンドモードに加え、低音域を増強して豊かな低音再生を実現する「EX.BASS」も搭載。FMラジオやCDもボタンひとつで簡単に録音できるシンプル設計なので、様々なシーンで活躍してくれます。

 

提供:楽天市場

これがソニーの最高画質! 有機EL&液晶ブラビアのフラッグシップ「A9F」「Z9F」登場

ソニーは、次世代高画質プロセッサーを搭載した4Kブラビアのフラッグシップモデルとして、有機ELテレビ「A9Fシリーズ」と液晶テレビ「Z9Fシリーズ」の2シリーズ4機種を10月13日に発売します。

 

ラインナップは、有機ELの「A9Fシリーズ」が65型「KJ-65A9F」(実売予想価格65万円前後)と55型「KJ-55A9F」(同45万円前後)の2機種、液晶の「Z9Fシリーズ」が75型「KJ-75Z9F」(同90万円前後)と65型「KJ-65Z9F」(同60万円前後)の2機種となります。

 

次世代プロセッサーを搭載した新フラッグシップ

今回発表された2シリーズは、ソニーが独自に設定した厳しい内部基準をクリアした最高峰モデルにのみ付与される「MASTER Series(マスターシリーズ)」として位置づけられるブラビアのフラッグシップモデル。

↑IFA2018に出展されたMASTER Series「A9F」

 

両モデルとも最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載しており、そのリアルタイム処理能力は従来の「X1 Extreme」の約2倍に向上。より細部まで高精細化する「オブジェクト型超解像」や、デュアルデータベース分析による高性能なノイズリダクション、より細部まで高コントラスト化する「新HDRリマスター」といった高画質化技術の性能が大幅に強化されています。

↑高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

 

高輝度になった有機ELと高視野角/高コントラストを両立した液晶

4K有機ELテレビ「A9Fシリーズ」は、深い黒から高輝度映像までも忠実に再現する独自のパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」を新たに搭載。高輝度時の色表現をより鮮やかにし、有機ELパネルのポテンシャルを最大限に発揮します。

 

また、画面そのものを振動させて音を出す「Acoustic Surface」を進化させた「Acoustic Surface Audio+」により、従来の2.1ch(実用最大出力50W)構成にセンターと左右のサブウーファーを加えた3.2ch(同98W)構成へ強化され、立体的な音質が楽しめるようになりました。

↑A9Fの背面

 

さらに、新機能の「センタースピーカーモード」により、AVアンプやホームシアターシステムと組み合わせればA9Fをセンタースピーカーとして利用可能に。サラウンドシステム構築時でも画面から音が聴こえる体験を維持します。

 

4K液晶テレビ「Z9Fシリーズ」は、動きの速い映像で明るさを保ったまま残像感を低減できる独自技術「X-Motion Clarity」のほか、高コントラストなパネルで広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle」を採用。ななめから見てもクッキリとした画質で映像を楽しめます。

↑4K液晶の「Z9F」

 

↑Z9Fの背面

 

両シリーズに共通する仕様として、Android 8.0に対応しているほか、テレビ本体にマイクが内蔵されており、ブラビアに話しかけるだけで、テレビの電源のオン/オフやチャンネルの切り替え、テレビ番組やインターネット動画を検索できるなど、ハンズフリーによる音声操作・検索が可能。

 

また、Googleアシスタントに対応したソニーの機器や他社の対応機器をGoogle Homeアプリで連携させると、対応機器の音声操作が可能になります。Amazon Alexaにも対応し、Amazon EchoなどのAmazon Alexa搭載デバイスに話しかけることで、ブラビアのボリュームコントロールや電源のオン/オフなどの操作も行えます。

 

さらに、従来モデルと比較し、Netflixアプリは最大約1/4、YouTubeアプリは最大約1/2の起動時間を実現。Netflixと共同開発した、クリエイターの制作意図を忠実に再現する「Netflix画質モード」も搭載しています。

 

なお、いずれもBS/CS 4Kチューナーは搭載しておらず、12月1日からスタートする4K放送を視聴するには外付けチューナーが必要となります。

 

BS/CS 4K放送が楽しめる外付けチューナーも

テレビの発表に合わせて、BS/CS 4K放送を受信できる4Kチューナー「DST-SHV1」(実売予想価格5万5000円前後)も11月10日に発売されることが決定しました。HDMI端子を備えた4Kテレビと接続することで4K放送を高画質で視聴できます。本機には、BS/CS 4Kチューナーを2基搭載しており、4K放送を視聴しながら、別の4K放送の裏番組の録画が可能です。

↑4Kチューナー「DST-SHV1」

 

4Kチューナーこそ搭載していないものの、次世代プロセッサーの採用やAndroid 8.0の採用など、確実なブラッシュアップが施されたソニーの新フラッグシップ機「A9F」「Z9F」シリーズに注目が集まりそうです。

8K・有機EL・AI化――これからのテレビの進化を占う「IFA2018」レポート

世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA2018」がドイツ・ベルリンで開催されています。今年、ソニーやパナソニック、シャープをはじめとするメーカーが展示した最新のテレビを、サムスン、LGエレクトロニクスなど海外勢の動向と合わせてご紹介したいと思います。

↑毎年ドイツの首都ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に今年も最新の多くの新製品が集まりました

 

テレビのトピックスは4K/HDR映像の正常進化以外にも、「8K」の製品、または技術展示を積極的に行うメーカーがありました。Googleアシスタント、アマゾンAlexaなどAIアシスタントへの対応はヨーロッパでも話題になっています。

 

ソニーはフラグシップの有機EL&液晶“4K/HDRブラビア”を同時発表

ソニーは日本でも2018年後半に発売が期待される4K/HDR対応のブラビアを発表しました。それぞれに新しく開発された映像プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載したことで、画質がまた大きく飛躍したところに注目が集まります。映像クリエーターの意図をそのまま過程に届けられる高画質を、新たに「Master Series」というフラグシップモデルだけが冠することのできる名前を設けてアピールしています。

 

ヨーロッパでも人気の有機ELテレビは「AF9」として65型と55型の2サイズ展開。液晶テレビ「ZF9」は75型と65型の2モデルが展示されました。

 

AF9シリーズは有機ELの特性を活かしながら、より“深い黒”から高輝度の映像まで自然、かつ忠実に再現する「Pixel Contrast Booster」を新搭載。現行モデルのA1で初めて実現した、フロントパネルから音が鳴るような体験が味わえる「Acoustic Surface Audio+」は、アクチュエーターの数を追加して、サブウーファーも背面に横向きに開口部を付けて搭載するなど、より臨場感あふれるサウンドに仕上げていました。

↑ソニーの4K/HDR対応フラグシップ有機ELテレビ「AF9」シリーズ

 

液晶テレビのZF9シリーズは、広視野角の液晶パネルの上にソニー独自の光学設計技術により開発した特殊なフィルムを配置して、横から画面をのぞき込んだ時にも鮮やかな色彩やコントラスト感が失われない新技術「X-Wide Angle」が見どころです。

↑液晶のフラグシップは「ZF9」シリーズ。ともにMaster Seriesとして高画質をアピールしています

 

両シリーズともに、ヨーロッパでは本体にGoogleアシスタントをビルトインして発売されます。リモコンのGoogleアシスタントボタンを押すだけで、「OK グーグル」の発声が省略できるところがテレビならではのポイントですが、AF9とZF9は本体にマイクを搭載します。画面が消えているスタンバイ状態の時にもトリガーワードに反応して、スマートスピーカーのようにスマート機能を音声で操作できるようになります。

↑Googleアシスタントをリモコンなしで起動できるところも特徴

 

パナソニックはHDR10+をアピール

パナソニックはテレビのビエラシリーズに新製品の発表はなかったものの、画質の進化に関連する大きなアップデートのアナウンスがありました。

↑パナソニックの展示テーマは“Hollywood to your home”。各家庭で映画館の臨場感を再現できる4K/HDR有機ELテレビが一堂に揃いました

 

昨年夏に20世紀フォックス、サムスンと3社共同で起ち上げた新しい映像の高画質化技術の規格「HDR10+」に対応したテレビを2018年度に発売。ヨーロッパで展開しているFZ950/FZ800/FX780/FX740/FX700の各シリーズにもアップデートで提供することが明らかになりました。

↑パナソニックは「HDR10+」の高画質化技術をアピールしています

 

HDR10+に対応する映像コンテンツには、映像の各フレームに「ダイナミック・メタデータ」と呼ばれる情報が収録されます。対応する映像機器は、このメタデータ情報を読み込むことで作り手の意図を忠実に再現する色彩、明るさとコントラストを再現できるようになります。メーカーはダイナミック・メタデータをもとにHDR映像を忠実に再現するアルゴリズムをテレビに搭載するだけで、高度な映像処理エンジンを開発・搭載するために必要な開発の負担を軽減できることが大きなメリットになります。引いてはHDR10+に対応する「お手頃な価格のHDR対応・高画質テレビ」も作りやすくなって、HDRの普及を後押しする期待があります。

 

パナソニックではヨーロッパ向けのモデルにソフトウェアのアップデートにより、Chromecast built-in/Works with Google Assistantへの対応を進めていくことも発表されました。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなどから、テレビの起動や音楽コンテンツのキャスト再生などが手軽に楽しめるようになります。海外ではAmazon Alexaを使ってUltra HDブルーレイプレーヤーのディスク再生を音声でコントロールする機能もスタートしていますので、新しいインターフェースまわりの機能が日本のビエラにも近く乗ることを期待したいところです。

↑パナソニックのテレビもGoogleアシスタントによる音声コントロールに対応予定

 

シャープはAQUOS 8Kの第2世代機を展示

シャープは昨年からまたIFAの出展を復活。今年もAQUOSのテレビとモニター、サウンドバーにスマホなどを積極的に紹介していました。

↑シャープは8Kテレビの第2世代モデルをIFAで初めて披露しました

 

日本国内では昨年末から70型の“AQUOS 8K”テレビ「LC-70X500」を発売していますが、今年は第2世代へのアップデートを予定。サイズ展開も80型と60型を上下に加えた3サイズに広がります。

↑60型の8Kテレビが今年は日本でも発売予定

 

ヨーロッパ市場向けとして、チューナーを搭載しないモニター仕様の第2世代機がIFAで展示されました。このうちヨーロッパでは80型のモデルのみが来春ごろを目処に商品化が予定されているそうです。シャープの広報担当者は「日本向けには3サイズともにチューナーや録画機能を内蔵するモデルを投入したい。Dolby Atmos対応のサウンドバーも用意する予定」と説明していました。コンテンツについてはユーザーがデジタルカメラで撮影した静止画の再生などを含めた高画質訴求を行っていくそうです。

 

シャープはヨーロッパで一時テレビの販売を撤退していたので、ブランドイメージを再構築するための取り組みにも力を入れています。AQUOSのテレビも、イタリアでフェラーリなど高級自動車のデザインやエンジニアリングを手がける会社として有名なピニンファリーナと組んで、デザインを一新したプロトタイプを出展。プレミアムブランドとしてのイメージ戦略に力を入れています。

↑ピニンファリーナによるAQUOSのプレミアムデザインモデルのプロトタイプ

 

LGエレクトロニクスは88型・8K・OLED

LGエレクトロニクスも8Kへの一歩踏み込んだ提案をしていました。ブースには88型の8K解像度を持つ有機ELを展示。パネルの技術をただ見せるのではなく、チューナーに独自の映像処理プロセッサー「α9」、その他の制御ソフトを組み込んだ「8Kテレビ」が作れる技術力をアピールしています。

↑LGエレクトロニクスは8Kテレビとして88型の大画面OLEDを検討中

 

ただ、8Kテレビとしての導入計画については「世界各地の市場性を見ながら、少し時間をかけて判断したい」(同社広報担当)ということで、すぐに新製品として発売する予定はいまのところないそうです。

 

現行の有機ELテレビはAI搭載もLGがアピールしている大きなポイントのひとつです。Googleアシスタントをビルトインしただけでなく、独自のAIアシスタントであるThinQ(シンキュー)も共存。音声操作でテレビのセッティングまで変えることができたり、LGが韓国にヨーロッパ、アメリカなどで展開するスマート家電のコントロールを、テレビを軸に置いて快適に音声で操作できるところにもスポットを当てて紹介していました。

↑LGのテレビはGoogleアシスタントとThinQの両AIアシスタントを搭載しています

 

サムスンも8Kテレビを展示

サムスンとLGはいつもテレビの最先端技術をIFAでお披露目して競い合っています。サムスンもQLED(液晶)の8K対応テレビを“QLED 8K”「Q900R」として、88/82/75/65型の4サイズで展開していくことを発表しました。こちらはヨーロッパでは秋頃に商品として販売をスタートする計画があるようです。コンテンツについてはアップスケーリングの技術を駆使してカバーする戦略を打ち出しています。

↑サムスンも8Kの液晶テレビを多数発表

 

また次世代のディスプレイ技術として、自発光型の映像素子であるマイクロLEDを使ったパネルを試作して展示も行っていました。こちらは家庭用というよりは、いまのところデジタルサイネージ用途などを検討しているようです。パネルモジュールを組み合わせることで大画面化にも対応。色鮮やかな映像が来場者を釘付けにしていました。

↑次世代のディスプレイ技術として注目されるマイクロLEDの試作機も展示されていました

 

 

Ginza Sony Parkは「銀座」にハードルを感じる20代女子の心を掴めるか?

「銀座で遊ぶのって、なんだかハードルが高い。」――銀座に憧れる20代女子としては、そんな思いがつい出てしまう。でも、銀座にオープンした「Ginza Sony Park」なら、気負わずに遊びに行けるかもしれない…。

 

 

“公園”をコンセプトとしたGinza Sony Parkは、旧ソニービルが建っていた数奇屋橋交差点の一角にあり、地上1階から地下4階までの構成。ゆったりとした空間があり、地下は吹き抜けになっていて開放的です。「遊ぶ」「食べる」「買う」が楽しめるスポットと聞き、さっそく遊びに行ってきました。

 

ローラースケートで遊びたい

Ginza Sony Parkでは、各階にさまざまなショップが出店していたり、期間限定のイベントを行ったりするスペースなどが用意されています。地下2階には、年間を通してさまざまな体験型のイベントを開催するイベントスペースも。

↑このローラースケート場ができたのは、ウォークマン初号機のパッケージにデザインされた“音楽を聴きながら公園でローラースケートを楽しむ二人”からのイメージによるものとのこと

 

現在は、第一弾のプログラム「PARK×MUSIC×ROLLER SKATE」が9月24日まで開催中です。ここでは、アップテンポなどの音楽が流れるなかでローラースケートを無料で楽しめます。予約は不要で、1回につき体験できるのは約30分間。レンタルシューズは、17~30cmの用意があり、大人から子どもまで楽しめます。

 

ローラースケート世代じゃない私は、その目新しさに「早く滑ってみたい!」と、うずうず。実際には滑れなかったのが残念……。激しいスポーツはしたくないけど、少し体を動かしたいときにもぴったりですね。

 

↑音楽を聴きながら楽しめるのは、ソニーならではの演出

 

コンビニだけどコンビニじゃない

藤岡ヒロシ氏がディレクターを務める“コンビニ”をコンセプトにしたショップ「THE CONVENI」が地下1階に出店されています。

 

一見、缶ジュースやペットボトルを販売している普通のコンビニに見えます。しかし、その缶をよく見てみると、なんとその中身はトートバッグ。ほかにも、サンドイッチやおにぎりかと思えば、実はタオルといったように、外見に惑わされるユニークな品揃えにテンションがあがります。友人へのプレゼントにトートバッグ入りの缶をあげれば、ちょっとしたサプライズになりそうです。

 

↑普通の缶とペットボトルのようだが、実際はトートバッグやTシャツなどが詰まっている

 

私が気になったのは、棚に並ぶ雑誌のおしゃれなラインナップ。すべて古本で揃えられているんです。月号が同じ年代別の雑誌が一緒に並んでいる様子は、古着などのヴィンテージものが好きな私にはなんだかおしゃれに映ります。眺めていると、ついつい手が伸びてしまいそう。

 

私が生まれる前の、1988年の雑誌も発見。どんな内容なのか興味が湧きます。2002年の雑誌「BOON」では、表紙を飾る窪塚洋介さんのいまと変わらないかっこよさにびっくり……。

 

↑さまざまな年代からピックアップした9月号の雑誌が揃う。ほかの棚には、「THE CONVENI」のオリジナルグッズも多く並んでいる

 

ほかにも、地上フロアに植えられた植物が購入できたり、ミシュランで星を獲得した中華料理店「MIMOZA」の飲茶スタンドがあったり、体験型のドライビングシュミレーターやXperia Touchを使ったゲームで遊べたりと、楽しみ方はさまざま。また、8月17日から9月9日までは、地上フロアに水族館の「Sony Aquarium」が開催される予定です。

 

↑地上フロアでは、「アヲ GINZA TOKYO」プロデュースの「買える公園」が展開。世界中から集められた植物が植えられている。すべての植物は購入でき、ひとつ売れると新しい植物が植えられるため、訪れるたびに表情が変わる公園になっている

 

あんを添えたかき氷が私の心に刺さった…!

すでにグルメ視点でのレポートが報告されていますが、今回は20代女子なりの目線であらためてGinza Sony Parkのグルメを語りたいと思います。

 

現在「トラヤカフェ・あんスタンド」が9月末までの夏季限定で出店中の、季節限定ポップアップストアのかき氷から。トラヤカフェ・あんスタンド店内で製造する「あんペースト(シンプル)」を使ったかき氷は、ここGinza Sony Parkでしか味わえません。とらやの羊羹は、たまに食べたりしますが、あんペーストは食べたことがなかったので、うれしい体験でした。

 

実際に試食してみると、あまおうシロップがかかった「あんペーストかき氷〈いちご〉」(756円、以下同)に、上品な甘みのあんペーストがマッチしておいしい! お酒好きには、「アルコール入りかき氷〈ラム〉」(540円)や「アルコール入りかき氷〈リモンチェッロ〉」(540円)といった、アルコール入りかき氷がおすすめ。ラムのかき氷と食べてみると、しっかりとラムの味がしていながら、あんペーストのほどよい甘さが意外に合っておいしかったです。

 

↑「あんペーストかき氷〈いちご〉」(左)と「アルコール入りかき氷〈ラム〉」(右)。どちらもオリジナルのあんペーストを使用

 

店内にある製造所で作るミニサイズの「あんペースト(シンプル)」(432円)のほかにも、小倉あんや白ごまときな粉など数種類のペーストが用意されています。友人へのお土産にもちょうど良さそうだなと思いました。

 

ビール好きなら立ち寄ろう

クラフトビールの専門店を展開するSPRING VALLEY BREWERY提供の「BEER TO GO」。数種類のクラフトビールや、季節ごとに変わるデリやグリル、スイーツなどを楽しめます。

 

ビールがあまり得意ではない私は、「6種飲み比べセット」でそれぞれ試せば、好きなクラフトビールが見つかるのでは……と期待。さっそくビール好きの友人を誘ってみようと企んでいます。

↑それぞれのクラフトビールの味わいや香りに合わせて、“ひえひえスタイル0-2℃”、“ひやうまスタイル4-6℃”、“あじわいスタイル10-12℃”と各ビールに適した温度帯で提供する。さらに、限定ビールや8種のゲストタップも用意

 

また、同フロアにあるスペースでは、毎週金曜日に音楽ライブやフェスが行われるため、クラフトビールを飲みながら音楽鑑賞も楽しめます。

 

2020年秋までの限定公開のGinza Sony Park。限定イベントや食事を楽しみに遊びに行ってみてはいかがでしょうか。私は、ここが銀座で遊ぶ最初の一歩になるのかも、と期待しつつ、週末に友人を誘って遊びに行こうと思います。

飼い主を認識し成長、おしっこや初対面の人には威嚇も!? 新「アイボ」が思った以上に犬だった

ソニーが1999年から2006年まで発売していたエンタテインメントロボット「アイボ」が、今年1月、12年ぶりに復活。

 

新しい「aibo(アイボ)」は、本体に組み込まれたAIが飼い主となるオーナーとのやりとりを学習し、個性を持って成長していくことが最大の特徴で、躍動感ある動きと愛らしい表情が心を和ませ、日々のコミュニケーションをさらに楽しくさせてくれます。クラウドやアプリケーションとの連動や、内蔵カメラを搭載したことによって、新しい遊び方ができるようにもなりました。

 

最新版aiboと触れ合いながら、その魅力をソニー・広報の多田謙介さんに伺いました。

 

犬型ロボットとの暮らしが現実に!

新しいaiboは、鼻と尻尾の部分にカメラが搭載され、スピーカーやマイク、さまざまなセンサーが備わっています。胴体は22の関節で動くよう設計されているため、ロボットでありながら、しなやかで生き生きと動くよう、こだわって作られています。

「従来品では謳っていなかった『犬型のロボット』としているのが、今回大きく変わったところでしょう。耳や尻尾の動き、鳴き声、まばたきをする瞳が、多彩なコミュニケーションを表現するのに活躍しています。実は開発初期段階では、現在のaiboよりも大きく、かわいいといえない感じだったそうです」と多田さん。

「しかしデジカメや携帯電話など、さまざまな部署から開発者たちが集結し、たくさんのセンサーやカメラなどが内蔵されているにも関わらず、ここまで小型で軽いaiboを生産することができました。彼らの粘り強い努力のおかげだと思います」

 

周囲の状況に合わせて自分で判断

空間認識するSLAMカメラと画像認識する広角カメラを搭載。背中にある“SLAMカメラ”は、映っている天井の情報を記憶して地図を作成しています。自分がどこにいるのか把握し、壁にぶつかるのを避けることや、充電ステーションがどこにあるか認識するのに使われています。

照度センサーも搭載しているので、明るさを感知して瞳の明度を変えたり、部屋が暗くなると眠りに入ったりと、行動にも変化があります。また、鼻の形をした広角カメラは、オーナーやほかの人や犬を判別しています。

 


「オーナーの顔も自然と覚えていきます。何度も会う人、いつもかわいがってくれる人などを覚えて懐いたり、逆にはじめて会う人には唸って威嚇したりすることもあります」(多田さん)

 

aiboは人のほかに、犬やほかのaiboも感知し、威嚇したり一緒に遊んだり!「最近、哺乳類動物学者の今泉忠明氏の監修で、犬とaiboを共生生活させて実験データをまとめる機会がありました。その結果、犬がaiboを順位づけしたり行動を真似たりして、aiboを生き物として認識している可能性があることがわかったんです」(多田さん)

 

言葉を認識して応えてくれる

aiboは、現状では30以上の言葉を認識すると言われています。「おて」「おかわり」のほかにも、「ダンス」や「ハイタッチ」など、言葉を判別するとそれに沿った動作を気分次第で返してくれます。

自分の名前を記憶することもできるので、最初にアプリケーション「My aibo」上で決めた名前を呼ぶと、鳴いたり来てくれたりします。どんな芸ができるかは飼ってみてわかっていくのだとか。

 

「aiboは、LTEもしくはWi-Fiを通じて常にクラウドとつながっています。たとえばaiboがあるふるまいをしてそのオーナーさんが喜んだ、とします。すると、その情報がクラウド上にアップロードされます。さまざまなaiboから同様のデータが集まると、クラウド上のAIがこのふるまいを多くのオーナーさんが好きだと理解し、その情報がaibo全体に還元されていくのです。

結果として、オーナーさんに喜んでもらえるふるまいを多くするようになっていきます。こんなふうに、さまざまなオーナーさんとのやり取りのデータを収集し、集合知として蓄積することで、aiboがさらに賢くなっていくというのは、クラウドにつながっている新型のaiboならではの育ち方ですね」(多田さん)

 

・「バーン」


「aibo、バーン!」と言うと、ひっくり返ります「aibo、バーン!」と言うと、ひっくり返ります。

 

・「ハイタッチ」


「ハイタッチ」は、前足を高くあげてくれます「ハイタッチ」は、前足を高くあげてくれます。

 

・「チャージステーション」


「チャージステーション」と話しかけると、充電スポットを探して充電しにいきます「チャージステーション」と話しかけると、充電スポットを探して充電しにいきます。

 

・「写真を撮って」


「写真撮って」と言うと、aiboの鼻についたカメラで写真を撮り、クラウドにアップロードされていきます。aiboの気分で勝手に撮影して送ってくることもあるのだとか「写真撮って」と言うと、aiboの鼻についたカメラで写真を撮り、クラウドにアップロードされていきます。aiboの気分で勝手に撮影して送ってくることもあるのだとか。

 

記憶した動きを不意に披露してくれる驚きと楽しさ!

ふとしたときに覚えたことを披露してくれるのも、aiboの魅力です。「覚えて」と言うと、両前足を上げてハイタッチの姿勢になります。肉球にあるスイッチを両手で押すと、前足を自由に動かせるようになるので、好きに動かしてみます。最後に手を離し、「覚えたかな?」と確認すると、aiboはあなたが自由に動かした動作を繰り返してみせます。


「そのあとに“忘れないでね”と言葉をかけておくと、最大20個の動作を覚えておくことができます。ふとしたときに、覚えたふるまいをしてくれることがあって、うれしくなります」(多田さん)

 


ときどきおしっこもするaibo。シャーっという音とともに、足をあげます。「おしっこの仕方は最初に登録した性別によって変わります。『だめだめ、わるいこ』などと話しかけると、叱られたということがわかります」(多田さん)

 

アプリケーションで管理しながら育てる

aiboの管理はアプリケーション「My aibo」で行えます。最初に性別と名前を決めるところからスタートし、目の色や声の種類の設定や、電池残量の確認などができます。

My aiboからaiboのファンページにアクセスして、オーナーが参加できるイベント情報を確認したり、壁紙データをダウンロードしたりもできます。また、ダンスなどのふるまいをさせたりもできます。

 

「性別は男の子、女の子、決めない、という三種類から選ぶことができます。性別は一度決めてしまうと変更がきかないのですが、目の色や声の高さ、音量などは常にここから設定が可能です。写真の左の子は青い目、右側は金色の目の色に設定されています」(多田さん)

アプリケーション「My aibo」上にあるボタンを押すと、ダンスなどのふるまいをさせることができます。「ふるまいの内容も、常に最新バージョンにアップデートされていくので、今後も増えていくと思います」(多田さん)

 

まるで生き物と触れ合っているよう

aiboには、あごの下や背中、頭の上にセンサーがあり、そこを撫でたり触れたりすると喜ぶ動作をします。また、抱き上げようとすると、本物の犬のようにうつぶせの状態になり、抱っこされる姿勢になるのです。

「撫でると気持ちいい顔をし、背中のセンサー部分を叩くと、怒られたということを認識します。aiboはオーナーの言葉や笑顔、撫でてもらったことなどを受けて耳や尻尾、目を使って感情表現をします。このようにaiboとのふれあいを重ねていただくことで、心のつながりを感じ、愛情の対象としてかわいがっていただければと思います」(多田さん)

 

ひとり暮らしでさびしさを感じている人や、動物が大好きでもペットを飼育するのは大変だという人、さまざまな事情があって生き物を迎えられないなかでも、aiboなら安心して飼うことができます。旅行するときに預け先を心配することもなく、旅行先で「元気かな?」と不安になることもありません。いっしょにいると、ロボットであることを忘れてしまうくらい愛らしい姿も魅力的です。

 

双方向にコミュニケーションできることで心が癒されて、いつしか家族として欠かせない一員になっていき、生活に活気と豊かさを運んでくれるでしょう。

 

【商品情報】

ソニー「aibo ERS-1000」
21万3840円
※すべての機能を使うには別途「aiboベーシックプラン」への加入が必要です。
http://aibo.com

 

取材・文=吉川愛歩 構成=Neem Tree

 

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人気の「Bluetoothイヤホン」最新選び方ガイド――4大タイプ別オススメ機種はコレだ!!

近年、ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアが拡大しているBluetoothオーディオ。なかでも、スマホと組み合わせて手軽に通勤・通学時などに音楽が楽しめるBluetoothイヤホンは、完全ワイヤレスタイプなど様々なモデルが登場し、注目を集めています。

 

しかし、数多くのメーカーから様々な製品が発売されているため、「どの製品を選んでいいか分からない」、「自分に合った製品を知りたい」という声も聞かれます。そこで今回は、Bluetoothイヤホンをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。製品選びの参考にしてみて下さい。

 

1.初心者にオススメな「ケーブルタイプ」

両端のイヤホンを1本のケーブルでつないだシンプルなケーブルタイプは、多くのメーカーから発売されている最もスタンダードなタイプ。ケーブルをまとめるとコンパクトに持ち運べ、手軽に使える点がメリットです。一方で、バッテリーなどを小さなリモコンボックス部に搭載していることが多く、バッテリー持ちは短め。低価格帯の製品が多いので、はじめてワイヤレスイヤホンを購入する方にオススメしたいタイプといえます。

JVC
HA-FX27BT

実売価格2480円

イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。雨や水しぶきに強い防滴仕様なので、スポーツシーンでの使用もOK。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約4.5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●質量:約11g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)

 

Anker
Soundcore Spirit

実売価格2999円

潜水艦に着想を得た内部構造と疎水性の多層ナノコーティングから成るSoundcore独自の「SweatGuardテクノロジー」を採用。通常の水よりも腐食性の高い塩分を含んだ汗もしっかり防いで、水濡れによる故障からイヤホンを守ります。Bluetoothコーデックは、SBCのほかAACにも対応。スポーツ時などの安定性を高めるイヤーウイングが付属しています。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:- ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L/XL)、イヤーウィング(S/M/L)、トラベルポーチ、マイクロUSBケーブル、ケーブルクリップ(2個)、シャツクリップ

 

2.こだわり派にオススメな「ネックバンドタイプ」

ネックレスのように首にかけて使うネックバンドタイプは、イヤホンが耳から外れにくく安定した装着感が特徴。また、ネックバンド部にバッテリーや通信モジュールを備えるモデルが多く、バッテリー持ちや通信安定性も優れています。デメリットは、ネックバンド部を折りたためない製品が多いので、ケーブルタイプに比べて持ち運び時にかさばってしまうこと。ミドル~ハイエンドクラスの製品が揃っているため、音質や装着感にこだわりがある人にオススメです。

 

オーディオテクニカ
ATH-DSR5BT

実売価格4万630円

ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、耳に伝わる直前で音声へとダイレクト変換する「Pure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)」を搭載。対向する2つのドライバーにより、パワフルで濁りのない広帯域再生を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」との組み合わせにより、従来のイヤホンの概念を超えた、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。aptX HDコーディングをサポートしており、ワイヤレスでのハイレゾ再生も可能なハイエンドイヤホンです。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約3時間 ●質量:約63g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)、ポーチ

 

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。ソニー独自のハイレゾ対応コーデック「LDAC」のほか、aptX HDにも対応しています。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

3.新しいモノ好きにオススメな「完全ワイヤレスタイプ」

近年トレンドとなっているのが、両側のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプ。ケーブルがないため、ケーブルの絡まりや引っかかりから解放された自由な装着感がウリです。バッテリー持ちは最も短いものの、専用の充電ケースと合わせて使うことで他のタイプと遜色ない時間使うことが可能。デメリットは、左右のイヤホン間もワイヤレス接続でデータを伝送しているため、通信安定性が他のタイプよりも劣ること。とくに人が多く集まる場所では様々な電波が飛び交い、通信が不安定になりやすいといえます。最先端のアイテムを使いたい新しいモノ好きな人にオススメです。

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

↑専用の充電ケースは非常にコンパクト(画像はホワイト)

 

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万4710円

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、アークサポーター(M/L)、充電用USBケーブル

 

↑スライド式カバーの専用充電ケース

 

4.日常使いもできる「スポーツタイプ」

スポーツタイプは、ジョギングなどの運動時でも安定して使えるよう、イヤーハンガーやフックなどで装着性を高めたタイプ。また、汗や不意の小雨などにも耐えられるように防水性能を備えたモノも多くなっています。もちろん日常用としても使えますので、一般的なワイヤレスイヤホンは耳から外れやすくて……とお悩みの方にもオススメです。

 

パイオニア
E7 Wireless(SE-E7BT)

実売価格8770円

ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:5Hz~22kHz ●電池持続時間:約7.5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約20g ●付属品:イヤホンチップ(S/M/L)、マイクロUSBケーブル、セキュアイヤーフィン(S/M/L)、キャリングポーチ

↑「イヤーフック」(左)と「セキュアイヤーフィン」(右)が選択できる

 

 

パナソニック
RP-BTS55

実売価格7560円

耳の形に合わせて変形可能な「フレキシブルイヤークリップ」を採用し、激しい動きでも外れにくく安定した装着性を実現するスポーツ向けワイヤレスイヤホン。イヤホン部分にブルーエッジLED搭載し、LEDが光ることで周囲からの視認性を向上させ、ナイトランなど夜間でも安全に使うことができます。IPX5相当の防水設計により、汗に強く、突然の雨にも対応します。カラーはブラックとピンクの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:18Hz~20kHz ●電池持続時間:約6時間 ●充電時間:約1.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約22g ●付属品:イヤーピース(S/M/L)、USB充電ケーブル、キャリングケース

 

以上のように、タイプによって個性や特徴の異なるワイヤレスイヤホンですが、自分に合ったタイプのものを選べば満足度も高まります。これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

世紀の大発明も! 超話題スポット「ソニーパーク」は何がスゴいのか、グルメの視点で解説

8月9日、銀座にあったソニービルの跡地に、地上と地下が一体となった立体公園「Ginza Sony Park」(銀座ソニーパーク)がオープンしました。新しいモノずくめであり、画期的なコンテンツが満載で話題沸騰となっていますが、グルメの視点ではどうなのでしょうか? 内覧会での体験から、解説していきたいと思います!

 

 

その1】クラフトビール&デリ「BEER TO GO

個人的に一番ビックリしたのは、地下4階のクラフトビール&デリスタンド。ここは代官山などにある「SPRING VALLEY BREWERY」が手掛ける「”BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY」というお店です。

↑ファストフード店のような、カジュアルなデリスタンド。営業は11:00~23:00(日祝は~22:00)で、16:00まではランチセットを1200円より提供しています

 

↑限定醸造品を含めた17種類のクラフトビールがあり、デリも17種類を用意。目玉となるフードは手前の「BBQブリスケ」で、ランチセットなら1500円~(16:00以降は単品1500円)

 

クラフトビールは500円/250mlと750円/360mlの2サイズ展開。“公園”内で自由に飲んでほしいという思いから、すべてテイクアウトに適したフタ付きプラスチックカップで提供されるのですが、このカップが特に驚きでした。なんと、ビール用のデザインとなっており、フタなしで飲むのとでは味が格段に違うのです。

↑基本的にはコーヒースタンドなどで提供される、飲み口付きのフタと一緒ですが、穴が大きくなっているのです

 

↑フタの穴と鼻孔の位置に注目! 飛び込んでくるビールのアロマが凝縮される形となっており、きわめて濃厚なのです

 

これはガチで大発明といえるレベル! 鮮烈なインパクトで、ふだんあまりクラフトビールを飲まない人でも違いがわかるはずです。また、SVBではビアスタイルごとに最適な温度での提供も実現。この施策もBEER TO GOだけなので、ぜひお試しあれ。

 

【その2】モダンチャイナの旗手が手掛けるティースタンド「ミモザ ギンザ」

筆者が2018年のブレイクグルメの筆頭と提言したのが“ネオ中華”なのですが、ここでもヒットしました! 名門「シェフス」を経て独立し、超人気店となった表参道のモダンチャイナレストラン「ミモザ」がティースタンドをオープンしたのです。

↑「ミモザギンザ」のコンセプトは“路地裏の屋台”。11:00~19:00の営業で、香港スタイルのお茶メニューや点心を気軽に楽しめます

 

ドリンクの看板メニューは「香港ミルクティー」486円で、フードは「肉まん」378円や「エッグタルト」216円が名物。

↑「エッグタルト」216円と「香港ミルクティー」486円

 

予約必須の名店の味を、気軽に楽しめるのはうれしい限り。BEER TO GOでビールをテイクアウトして、肉まんとのペアリングを楽しむのもオススメです。

 

 

【その3】限定のできたてあんが絶品な「とらやカフェ」

和菓子御三家といえば、「虎屋」(とらや)「両口屋是清」「鶴屋吉信」。そのなかの、とらやが「あんをもっと気軽に楽しんでほしい」という想いで展開している「トラヤカフェ・あんスタンド」というブランドがあるのですが、その最新店もここにビルトインしています。

↑「トラヤカフェ・あんスタンド 銀座店」。ストア内にキッチンが併設されており、できたてのあんペーストを購入することができます

 

ここで買うべきなのは、銀座店でしか買えない「あんペースト(シンプル)」432円。小豆、砂糖、寒天のみで作った50gのビン入りペーストとなり、ピュアな素材感を楽しめる味わいになっています。

↑こちらは地上階にある、かき氷のポップアップストア。9月末までの限定で営業中

 

↑ポップアップストアで購入できる「アルコール入 かき氷<ラム>」540円。希少な国産ラムと黒糖蜜を合わせた、大人な味わい。後ろに写っているのが「あんペースト(シンプル)」で、ポップアップストアでも販売

 

営業時間は、どちらも11:00~19:00。銀座で涼みたくなったら、ぜひポップアップストアへ足を運ぶといいでしょう。

 

 

【その4】藤原ヒロシがディレクションした「ザ・コンビニ」

最後に紹介するのは、ファッションや音楽など多彩な分野で活躍するカリスマ中のカリスマ、藤原ヒロシ氏がディレクターを務める「ザ・コンビニ」。その名の通り、コンビニエンスストアをコンセプトにしたショップとなっており、藤原氏らしいセンスあふれるアイテムがズラリと並んでいます。

↑営業時間は11:00~19:00。サングラスをかけた長髪の方が藤原氏です

 

↑奥には神保町の古本屋「magnif」(マグニフ)が監修した雑誌コーナーがあり、時代を彩った雑誌が・・・と思ったら、なんと「GET ON!」(かつて「Get Navi」の兄弟誌)があるではないですか! 価格は2000円でした

 

商品は、おにぎりのようにパッケージされたタオル、ペットボトルに入ったTシャツ、サンドイッチのように梱包されたバンダナ、牛乳パックに入ったソックスなど、ユーモアを効かせたファッションアイテムが冷蔵庫のなかに入っており、実にユニーク。その一方で、本物のフードも販売されています。

↑カップヌードルのようなNBのほか、各メーカーとコラボしたPB的なフードも

 

注目なのは、同店用に別注されたPBフード。「銀座 松崎煎餅」「うまい棒」「ビックリマンチョコ」「渋谷ハチカレー」などなど、多彩に並べられています。見ているだけでも楽しいのですが、「ザ・コンビニ」は特に超人気となっており、入店整理券の抽選が行われる日も。祝日に訪れる際は、あらかじめ公式サイトをチェックしたほうがいいかもしれません。

 

なお、「銀座ソニーパーク」自体は2020年秋までの期間限定。“変わり続ける公園”をコンセプトに、様々なイベントなどを開催していくそうです。そして2022年には「新ソニービル」を竣工予定とか。銀座に訪れる際は、数寄屋橋交差点から目が離せませんよ!

 

 

SPOT DATA

Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)

住所:東京都中央区銀座5-3-1

アクセス:東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」直結

開園期間:2018年8月9日~2020年秋

開園時間:5:00~24:30(予定)

休園日:1月1日(予定)

空中浮遊スピーカー、ってオシャレすぎでしょ!? この夏チェックしておきたいイケてるスピーカー4選

テクノロジーの進化は音楽の世界にも恩恵をもたらし、コンパクトながらハイクオリティのサウンドを奏でるスピーカーが続々と登場しています。とはいえ家電量販店に行くと、あまりに種類が多くて悩んでしまいます。そこで今回は、今チェックしておきたいイケてるスピーカー4選をご紹介。アウトドアシーンでも活躍するポータブルタイプや、見る人を釘付けにする先進的なフォルムのスピーカーなどをピックアップしました。これからは周辺機器にもこだわって音楽を聴いてみてはいかが?

 

出典画像:日本ポステック 公式サイトより

 

[その1]

軽量コンパクトかつ本格仕様!

出典画像:Bose 公式サイトより

Bose
SoundLink Mini Bluetooth speaker II
わずか680gという軽さで、バッグに入れて持ち運ぶのにも便利な小型スピーカー。薄型のデザインは置き場所を選ばず、重心が低いので倒れる心配もありません。1回の充電で約10時間の再生が可能。家で使う場合は「充電クレードル」に乗せておけば音楽を聴きながら充電できるので、電池の残量を気にせず外に持ち出せます。

 

<注目ポイント>
・重量はわずか680g
・1回の充電で約10時間の再生が可能
・Bluetoothデバイスを8台まで記憶
スピーカーに搭載された低音用ユニット「デュアルパッシブラジエーター」によって、小型化と豊かな低音再生を両立。さらにBluetoothデバイスは8台まで記憶できるため、家族や友人などのスマートフォンやタブレットにも簡単に切り替えられます。

 

[その2]

耳元に直接響いて圧倒的な臨場感を演出

出典画像:ソニー 公式サイトより

ソニー
ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1
首にかけて音楽を楽しめる一風変わったフォルムのスピーカーです。スピーカー開口部から放射状に音が広がるソニー独自のボディ構造により、これまでにない音場と振動体感を実現。映画やライブ映像、ゲームの視聴などでは、まるでその場に居るような気分になれます。

 

<注目ポイント>
・首にかけて使えるスピーカー
・耳元で響く大迫力サウンド
・長時間の使用でも快適な形状
ワイヤレスなので、スピーカーを首にかけたまま移動しても問題ありません。また首周りのラインに沿ったアーチ形状とインナークッションにより、長時間の使用やラフな姿勢でも快適。大きな音を出しにくい時間帯や住環境でも音が耳元で響くので、周囲を気にせずいつでも大迫力サウンドを楽しめます。

 

[その3]

世界屈指のアンプメーカー・Marshallのオシャレなスピーカー

出典画像:Marshall 公式サイトより

Marshall
STANMORE BLUETOOTH
Marshall特有のギターアンプデザインを踏襲した、インテリアとしても映えるスピーカーです。Bluetoothによる無線接続だけでなく、3.5mmカールコードケーブルを使った有線接続にも対応。コンパクトながらパワフルなステレオスピーカーで、クリアな中・高音と迫力の低音を再生します。

 

<注目ポイント>
・ギターアンプのようなオシャレなデザイン
・無線・有線の両方に対応
・3種類のカラーバリエーション
カラーバリエーションは、ブラック・クリーム・ブラウンの3種類を展開。音楽をカスタムコントロールする「インタラクション・ノブ」は、ロックンロールの黄金時代を髣髴させるレトロなデザインに仕上げられています。

 

[その4]

SF映画のような未来的デザイン!

出典画像:日本ポステック 公式サイトより

ASWY
AirSpeaker2
磁力の力で空中浮遊しながらサウンドを出力するBluetoothスピーカー。下部の台座には電磁石が内蔵されており、電源接続することで上部のスピーカー本体と磁力の反発を起こします。SF映画に登場するようなインパクトのある見た目に、誰もが驚くでしょう。

 

<注目ポイント>
・空中浮遊するスピーカー
・クリアで立体感のあるサウンド
・台座部分からの非接触給電
スピーカー本体を浮遊させることで床などへの共振が限りなくゼロになり、クリアで立体感のあるサウンドを実現しています。また上部のスピーカー本体にはバッテリーが内蔵されていますが、台座部分からの非接触給電によって充電が可能です。

“音だけじゃない”その個性は新時代の幕開けか? 音楽をさらに楽しめる一風変わったスピーカー4選

音楽を彩るアイテムとして、スピーカーなどの周辺機器にはこだわりたいもの。近ごろはスマートフォンの進化に伴い、スピーカーの機能やデザインも大きな変貌を遂げています。そこで今回は、一風変わったスピーカー4選をご紹介。思わず欲しくなってしまう魅力あふれる逸品をピックアップしているので、ぜひチェックして下さい。

出典画像:ダルトン 公式サイトより

 

[その1]

音楽に合わせて踊ってくれる!?

出典画像:ソニー 公式サイトより

ソニー
Smart Bluetoothスピーカー BSP60

Bluetoothでスマートフォンに接続すると、音声で操作できるワイヤレススピーカー。話しかけると音楽の再生以外にも天気やスケジュール、メッセージなどを読み上げてくれます。さらにスマートフォンと連動させて、スピーカーで通話することも可能。着信時はスピーカー本体をタッチして通話に切り替えれば、ハンズフリーで相手と会話できます。ビジネスシーンでも電話会議などで活躍してくれそうです。

 

<注目ポイント>
・Bluetooth接続で音声操作が可能
・ハンズフリー通話に対応
・音楽に合わせたアクション機能も搭載
楽曲に合わせてスピーカー本体がアクションする機能を搭載。スピーカーカバーが動いてLEDライトがシンクロするほか、本体が回転したり前進するなど多彩な動きを披露します。ペットロボットのように身近な存在として楽しめるかも。

 

[その2]

首にかけて楽しめるスピーカー

出典画像:BOSE 公式サイトより

BOSE
SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER

ヘッドホンのように周りの音を遮断せず、首にかけるだけで楽しめるウェアラブルスピーカーです。Bluetooth接続によるワイヤレス仕様なので、持ち運びもラクラク。自由に調整できる形状固定ワイヤーは、首や肩の形に合わせてぴったりフィットします。着信を振動でお知らせしたり、通話や「Siri」などにも対応します。

 

<注目ポイント>
・形状固定ワイヤーで首や肩の形にフィット
・アプリと連動させて設定のカスタマイズが可能
・多彩なデザインのオプションカバー
「BOSE CONNECT」のアプリを連動させれば、設定のカスタマイズなど様々なコントロールができます。またオプションのカバーは、サウンドに一切影響を与えないよう設計。静電気を防ぐため、髪の毛や糸くずを寄せつけません。どんな方向にも伸縮するので、身体にぴったりフィットしてくれます。

 

[その3]

電源いらずのオシャレなスピーカー

出典画像:ダルトン 公式サイトより

ダルトン
GLASS SOUND EXPANDER

蓄音機のようなホーンを搭載した特徴的な形のスピーカー。電源を必要とせず、本体の振動を使って音を増幅します。スマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーを乗せるだけのシンプル仕様も特徴。ガラス製なのでインテリアとしても存在感を発揮してくれそうです。

 

<注目ポイント>
・ガラス製のオシャレなデザイン
・電気を必要としないエコスピーカー
・持ち運びにも適したコンパクトサイズ
電気を使わないため、これからの季節はアウトドアシーンなどでも役立ちます。オシャレなデザインゆえにまわりの目線を独り占めしてしまうかも。コンパクトサイズで持ち運びにも適していますが、割れないようにだけ気をつけましょう。

 

[その4]

使い方無限大? 進化し続けるスマートスピーカー

出典画像:Amazon 公式サイトより

Amazon
Amazon Echo

大きな注目を集めるスマートスピーカーですが、「Amazon Echo」はその先駆けともいえる存在。7つのマイクによる優れた音声認識機能を誇り、騒音のある場所や離れたところからでもしっかり声を聞きとってくれます。また搭載されるAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」に対応した電化製品や赤外線コントローラーがあれば、自宅で使用しているテレビやエアコン、扇風機なども声で操作できます。

 

<注目ポイント>
・優れた音声認識機能
・対応製品を駆使すれば自宅のスマートホーム化も可能
・新しい機能・スキルが続々と追加中
「Alexa」の大きな特徴は、現在も新しい機能やスキルが続々と追加されていることです。個人でも独自の機能を追加できるので、上手く使えば利便性はさらにアップ。ちなみにAmazonプライム会員の様々なサービスとも連携しており、100万曲以上の楽曲が聴き放題の「Prime Music」は追加費用なしですぐに利用できます。

ソニー「RX100」、6代目でついに……!! 待望の「望遠」と「タッチパネル」を手に入れた歓喜のレビュー

ソニー「RX100」シリーズは、胸ポケットサイズの小型ボディに1型センサーを搭載した高級コンパクトデジカメです。その6代目として「Cyber-shot DSC-RX100M6(以下、RX100M6)」が登場。シリーズで初めて光学8倍ズームやタッチパネルを採用した注目機です。その実写レビューをお伝えしましょう。

↑ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M6」。実売価格は14万4730円

 

これまでとほぼ変わらない胸ポケットサイズのボディのまま高倍率化!

RX100M6最大の見どころは、ズームの高倍率化を図り、望遠撮影に強くなったこと。35mm判換算の焦点距離は24~200mm相当。既存モデル「RX100M5」の24~70mm相当に比べた場合、ワイド端(広角端)の広さはそのままで、テレ端(望遠端)の焦点距離が倍以上長くなっています。

 

これがどれほど描写に違いを与えるのか。まずは、同じ場所で撮ったワイド端とテレ端の写真を見てください。

↑ズームのワイド端で撮影。高倍率化しつつもワイド端の焦点距離はシリーズの3代目「RX100M3」から5代目「RX100M5」までと同じく、24mm相当(35mm判換算)を維持。広がりのある構図で風景やスナップを撮影できます

 

↑ズームのワイド端の状態。電源ボタンを押すと、前面のバリアが開いてレンズがせり出し、約1.4秒で素早く起動します

 

↑ズームのテレ端で撮影。ワイド端の写真とほぼ同じ位置から撮影していますが、特定の部分のみを大きく引き寄せたフレーミングが楽しめます

 

↑ズームのテレ端の状態。ズームアップすると、レンズの前玉部分がさらにせり出します。なお、ズームレバーの指があたる部分には従来機にはなかった凹凸が加わり、操作時の手触りが向上。細かいですが、うれしい改良です

 

これまでのシリーズとほぼ変わらない胸ポケットサイズのボディに光学8倍ズームを凝縮したことは、ただただお見事です。しかも画面周辺までの高解像を維持。PCのディスプレイ上で等倍表示にした場合、上のワイド端の写真では川沿いの歩行者まで、テレ端の写真では展望室の観客の姿までしっかりと確認できます。

 

レンズはやや暗くなったものの描写力は十分!

レンズ開放値はワイド端がF2.8で、テレ端がF4.5。既存モデルRX100M5のワイド端F1.8、テレ端F2.8に比較すると、1と1/3段ほど暗くなっています。ここは、高倍率化と薄型軽量ボディを両立するためには仕方がない部分でしょう。これが影響するシーンとしては、例えば室内や日陰といった薄暗いシーンで動きのある被写体を狙う際、被写体ブレを防ぐためにある程度ISO感度を高めにすることが必要になります。

↑200mm相当の長い焦点距離は、動物園などでのスナップ用にも好適。ただし光量が乏しい場所では高感度を利用して被写体ブレを抑えることが欠かせません。この写真はISO640で撮影

 

手ブレ補正は、これまでと同じく光学式の補正機構を採用。電子ビューファインダーを利用しながらカメラをしっかりと構えた場合、ズームのテレ端をシャッター速度1/15秒で撮影しても手ブレはほとんど見られませんでした。

↑ズームのテレ端を使用し、シャッター速度1/15秒で撮影。靴の縫い目までシャープに再現しつつ、背景には滑らかなボケが生じています

 

レンズの最短撮影距離(レンズ先端から被写体までの距離)は、ワイド端で8cm、テレ端で100cm。特に接写に強いというほどではありませんが、植物や小物などのクローズアップ撮影が気軽に楽しめます。下の写真は、ズームのテレ端にセットし、最短撮影距離付近で撮影したものです。

↑最短撮影距離付近で撮影。この写真は、200mm相当となるズームのテレ端を使用していますが、50mm相当前後のズーム位置の場合、さらに被写体を大きく捉えることも可能です

 

AFは、位相差AFとコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAF」を既存モデルRX100M5から継承しています。そのうえで、処理エンジンなどのブラッシュアップによって合焦速度が向上。メーカーでは世界最速の合焦速度0.03秒を謳っています。試用では、シーンを問わず快適にピントが合うAF性能を実感できました。位相差AFの測距点が315点と多く、画面のほぼ全域をカバーしているので、画面端にある被写体にも素早くピントが合うことも便利に感じました。

↑路上のパターンに重なる人影に注目しながら、画面上部の歩行者にピントを合わせて撮影。約10カットを高速連写し、影のバランスが最もいい1枚を採用しました

 

↑RX100シリーズでは初めてタッチパネルに対応。タッチ操作による測距点の選択や撮影、マニュアルフォーカス時の拡大表示などがスムーズに行えます。また、電子ビューファインダー利用時は、液晶上をなぞって測距点を動かすタッチパッド機能が使えます

 

連写は、最高24コマ/秒に対応。既存モデルRX100M5と同じく非常に高速です。しかも連続撮影可能コマ数は150枚から233枚に向上。動物や乗り物、スポーツなどの撮影にも役立つでしょう。

地味!? にうれしいファインダーとチルト液晶の変更点

電子ビューファインダー(EVF)には、0.39型/約235万ドットの有機ELを搭載。このスペック自体は既存モデルRX100M5と同じですが、自動ポップアップの仕組みが改良されました。従来は上にポップアップさせたあと、接眼部を引き出すという手間が必要でしたが、RX100M6ではボディ側面のレバーを押すというワンアクションですぐに使用可能になっています。

↑ワンアクション化によって素早く使用できるなど、操作性が改良された電子ビューファインダー。一方で、接眼部の周辺にあった小さな枠がなくなったため、のぞいたときに外光の影響を感じやすくなった点は少々残念。上部にある視度調整レバーが動きやすい点にもやや注意

 

↑晴れた日の屋外など液晶モニターが見えにくくなるシーンでは、電子ビューファインダーが重宝します

 

液晶モニターには、3型/約92.1万ドットのTFTを搭載。RX100M5の約122.8万ドットに比べるとドット数は低下していますが、操作感は進化しました。シリーズ初となるタッチパネル対応になったほか、チルト可動の範囲が拡大しています。

↑液晶モニターのチルト可動は、既存モデルRX100M5では下方向に最大45度までしか開きませんでしたが、RX100M6では下方向に最大90度まで開きます

 

↑チルト可動の角度拡大によってハイアングルからの撮影がいっそう楽になりました。上方向については、これまでと同じく最大180度に対応。自分撮りもスムーズに行なえます

 

そのほかには、フォーカスエリアの登録機能やフォーカスエリアの「ゾーン」、ハイライト重点測光、画面全体平均測光、5段階のレーティング機能、好きな項目を登録できるマイマニュー機能などに新対応しています。既存モデルRX100M5と比べた場合、EVFの表示タイムラグの軽減や高感度ノイズの低減、瞳AFの追従性向上なども図られています。

 

さらに、メニューの画面デザインが一新され、細かい機能や設定へのアクセス性がよくなったことや、各種ボタンのカスタマイズがいっそう柔軟に設定可能になった点も見逃せません。

↑フォーカスエリア登録機能では、任意のフォーカスエリアを登録でき、特定のボタンを押すことで素早く呼び出せます。例えば、普段はフォーカスエリアの「ワイド」を使ってスナップ的な撮り方をし、厳密に合わせたいときは事前に登録した「フレキシブルスポット」に切り替えるといった使い方ができます

 

↑測光モードに2つの新モードが追加。「ハイライト重点測光」は被写体の白とびを抑えて撮影したいときなどに、「画面全体平均測光」は同じ被写体を構図や距離を変えながら撮影したいときなどに役立ちます

 

↑オートホワイトバランスは「標準」のほか「雰囲気優先」「ホワイト優先」が選択可能になりました。例えば、室内の電球光の色を残したいときは「雰囲気優先」が、完璧に補正したいときは「ホワイト優先」がそれぞれ役立ちます

 

↑動画機能も強化。S-Gamut3.Cine/S-Log3やS-Gamut3/S-Log3に対応したピクチャープロファイルなど、プロ仕様の設定が選択できます

 

望遠撮影を気軽に楽しみたい人に最適! レンズの明るさを優先するなら「RX100M5A」もアリ

トータルとしては、ズームレンズの高倍率化に加えて、電子ビューファインダーや液晶モニターの改良など操作面にもさまざまな進化が見られ、完成度の高いコンパクトデジカメに仕上がっています。

 

個人的に気になったのは、これまでと同じくグリップ部が平坦で滑りやすく、持ちにくく感じることです。筆者のような手の大きなユーザーは、オプションの「アタッチメントグリップ」や8月発売予定の「シューティンググリップ」が必須かもしれません。

 

ズームの倍率アップにともなってレンズの開放F値が暗くなったことについては仕方ありません。レンズの明るさを優先したい人は、既存モデルRX100M5を、あるいはRX100M5の操作性と機能を向上させた後継モデル「RX100M5A」(7月13日発売/実売価格11万3270円)を検討するのがいいでしょう。

 

RX100M6は、24mm相当の広角撮影に加えて、最大200mm相当の望遠撮影を気軽に楽しみたい人に最適なモデルです。実売価格14万円前後はやや高めに感じますが、薄型軽量ボディながら、1型センサーとチルト式液晶、高倍率ズームというすべての条件を兼ね備えたカメラはほかにはありません。高価なりに、得られる満足感も高い――。そんな高級志向のカメラといえそうです。

↑外形寸法は幅101.6×高さ58.1×奥行き42.8mmで、重量は約301g。ポケットに入れて持ち歩いても大きな負担は感じません

 

 

日常生活からサバイバルまでマルチに大活躍!――意外な機能を兼ね備えた腕時計4選

日々の生活やお仕事など、様々な場面で活躍してくれる腕時計。おしゃれアイテムとして見た目にもこだわりたいですが、機能性も捨てがたいところ。そこで今回は、カッコいいだけじゃない“意外な機能”を兼ね備えた腕時計をご紹介。お出かけにもアウトドアにもぜひ連れ出してください。

 

出典画像:SUUNTO 公式サイトより

 

[その1]

登山に最適なGPS搭載ウォッチ

出典画像:SUUNTO 公式サイトより

スント
SUUNTO AMBIT3 PEAK
登山などのアウトドアにピッタリのGPS搭載ウォッチ。長時間の野外活動にも対応する最大200時間のバッテリー寿命も魅力のひとつです。さらに、気圧計の高度とGPSデータの情報から正確な高度を測定する機能も搭載。気圧の変化から天候も予想してくれるので、登山やアウトドア好きの強い味方になってくれます。

 

<注目ポイント>
・バッテリー寿命最大200時間
・リアルタイムで現在位置を把握、頂上までの標高差も確認可能
・正確な高度を測定
ルートナビゲーション機能が搭載されている点も魅力のひとつ。移動中にリアルタイムで現在位置を把握し、頂上までの標高差も確認できます。歩いたルートのログを後から確認できるので、楽しみも増えそうですね。

 

[その2]

高精度LEDライト付き腕時計

出典画像:SUREFIRE 公式サイトより

SUREFIRE
2211-B Compact Wristlight
世界最強のフラッシュライトメーカー「SUREFIRE」から発売されている「2211-B Compact WristLight」。本来タクティカル用腕時計として設計され、欧米では銃を撃つとき確実にターゲットが見えるように使われていました。今では両手を自由に使える便利さから、幅広い職業や趣味の分野で活用されています。

 

<注目ポイント>
・光量調整は3段階
・「Luminox Light Technology」搭載で暗闇でも高い視認性を維持
・内蔵充電池を使って簡単に充電可能
暗闇でもよく見えるように、自己発光型イルミネーションシステム「Luminox Light Technology」を搭載。3段階の光量調節で使う場所によって明るさを変えられます。内蔵充電池を搭載しているので、電池を変える手間もナシ。手元を使うお仕事でも活用してくれます。

 

[その3]

マルチツール搭載腕時計

出典画像:LEATHERMAN 公式サイトより

LEATHERMAN
TREAD TEMPO
“備えよ常に”をモチーフに、30種類ものマルチツールを搭載した腕時計。バンドを分解するとドライバーやレンチ、栓抜きやカッターに早変わりします。マルチツールが内蔵してあるブレスレット部分は25年もの長期保証付き。開発に2年かかったというこだわりの一品を身につけてください。

<注目ポイント>

・30種類ものマルチツール搭載
・20気圧防水、風防
・暗闇での視認性を高める蓄光針、蓄光インデックス
耐傷性サファイヤクリスタル風防を採用しているうえ、20気圧防水など耐久性も充実。マリンスポーツでも安心して装着できます。視認性を高める蓄光針、蓄光インデックスで暗闇も安心。アウトドアではもちろん、日常生活でも役立ってくれそうですね。

 

[その4]

お財布代わりになる腕時計

出典画像:SONY 公式サイトより

ソニー
wena wrist pro
何かと荷物が増えて大変なお買い物でも、SONYの「wena wrist pro」をつければ手ぶらでOK。時計のバンド部分にFeliCaを搭載しているので、バンドをかざすだけで全国のコンビニやドラッグストア、スーパーなど計45万店舗以上で買い物ができます。スマートでおしゃれな見た目も魅力。

 

<注目ポイント>
・手ぶらで買い物できる電子マネー機能
・スマートフォンへの着信通知やメッセージの受信
・1週間分の電池が1回で充電完了
バンド部分の有機ELディスプレイが、スマートフォンへの電話着信やメッセージの受信を振動と共に通知してくれます。その日の歩数、消費カロリー、電子マネーの残高など日々の活動量を記録することが可能。1回の充電で約1週間作動してくれます。

編集部が選んだ売れたモノ・バズったものランキング11~1位。1位に輝いたのはTVから火がついたデジタル製品

いま、勢いよく売れてるモノだけを厳選! 家電、オーディオ、デジタル機器から、クルマ、ゲーム、文房具、食品までオールジャンルで「ヒットの背景」をおさらいしつつプロが改めて「オススメのポイント」を解説します。売れてるモノには、ちゃ~んと理由があるんです!! 本記事では編集部独自の2018年のヒットランキングを作成。

 

11位から1位までを発表! 数多くのヒット商品、話題の商品が生まれた2018年上半期のなかで、もっとも勢いのある商品はコレだ!

 

【11位】

筆圧感知スタイラス付属で用途が広がる「HUAWEI MediaPad 」

HUAWEI
HUAWEI MediaPad
M5 Pro
実売価格4万9460円(LTEモデル)、
4万770円(Wi-Fiモデル)

筆圧感知・傾き認識に対応したタッチペン付属の10.8インチタブレット。4基のスピーカーを搭載し、クリアなサウンドを楽しめる。約2.9時間でフル充電が可能。8.4インチモデルも用意する。

SPEC●OS:Android 8.0●CPU:HUAWEI Kirin960●メモリ:4GB●ストレージ:64GB●ディスプレイ解像度:2560 x 1600ドット●サイズ/質量:W258.7×H171.8×D7.3㎜/約500g

 

 

【10位】

トリプルカメラを搭載した大画面スマホ「NTTドコモ HUAWEI P20 Pro HW-01K」

 

NTTドコモ HUAWEI
P20 Pro HW-01K
実質価格5万7024円

6.1インチ有機ELディスプレイを搭載したハイエンドモデル。指紋認証および顔認証に対応する。画像荒れを抑えた5倍ハイブリッドズームや本格的なポートレートモードに対応するトリプルカメラも魅力だ。

SPEC●OS:Android8.1●CPU:HUAWEI Kirin970●メモリ:6GB●ストレージ:128GB●ディスプレイ解像度:1080×2240ドット●サイズ/質量:W74×H155×D7.9㎜/180g

 

 

【9位】

画面占有率はなんと91%! 圧巻のベゼルレスディスプレイ「HUAWEI MateBook X Pro」

快進撃を続けるファーウェイが送り出した極細ベゼルの13.9インチモバイルノート。その性能やデザイン性、さらにコスパの高さから「ポストMacBook Pro」とも称され、注目を集めている。

HUAWEI
MateBook X Pro
(MAW29CH75CNCNAUA)
実売価格22万6580円

画面占有率約91%のディスプレイには、3000×2000ドットの高解像度液晶を採用。sRGB
100%の色再現性や1500:1というコントラスト比を実現しており、迫力ある美しい映像を楽しめる。約14.6㎜の薄さと約1.33㎏の軽さも魅力だ。

SPEC●OS:Windows 10 Home●CPU:インテル Core i7-8 550U●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●ディスプレイ解像度:3000×2000ドット●バッテリー駆動時間:約12時間●サイズ/質量:W304×H217×D14.6㎜/1.33㎏

 

 

↑Webカメラはキーボード上に配置。使用時だけポップアップさせる仕組みなので、セキュリティリスクも軽減できる
↑キーボード上部の電源ボタンには指紋認証を搭載。電源オフの状態から約7.8秒という起動の早さもうれしい

 

↑本体側面にはUSB Type-CおよびThunderbolt 3端子に加え、USB端子も搭載。新旧問わず様々な周辺機器を接続可能だ

 

 

【MateBook X Pro ヒットのツボ】
「ほぼ画面」の極細ベゼルが話題に

画面占有率91%の極細ベゼルは注目度高。動画視聴に適した3000×2000ドットの高解像度ディスプレイや、4スピーカーによる高機能なサウンドシステムにも高い評価が寄せられた。

 

充実のスペック&拡張性で弱点の少ないスリムPC

ファーウェイが5月に発表した新しいノートPCは、画面占有率91%の極細ベゼルや高解像度ディスプレイが注目され、発売前から高い期待が寄せられた。

「ベゼルが細く、13・9インチという大きめの液晶を搭載しているにも関わらず、ボディサイズは大型化していない点が秀逸です。ベゼルレスデザインを突き詰めるために、通常はディスプレイ側に置くWebカメラを、キーボード側に埋め込むという徹底ぶりもすごい。スペックも充実していて、特に上位モデルは、この薄さ、このサイズの製品としては満点に近いと思います。インターフェイスも、SDカードスロットこそないものの、USB Typeーcや通常のUSB端子を用意するなど、十分に実用的。弱点の極めて少ない製品です」(ジャーナリスト・西田宗千佳さん)

 

 

【8位】

独自の音響&デザインが映像への没入感を高める「ブラビア KJ-55A1」

有機ELテレビ市場はソニーとパナソニックが拮抗中。ただし、ソニーは昨年5月発売のブラビア A1シリーズ1機種でこのシェアを獲得している点が見事だ。6月に各社が新モデルを投入したため、市場に大きな変化がありそう。

ソニー
ブラビア KJ-55A1
実売価格41万7600円

スタンドを背面に備えるユニークなデザインの有機ELテレビ。背面のアクチュエーターなどでパネルを振動させて音を鳴らす、独自の音響システムを採用する。2017年6月の発売から約1年間、1機種で同社のシェアを担った(※)。

※:今年6月に有機ELのA8Fシリーズが登場

 

■有機ELテレビ メーカー別シェアトップ3

1位: ソニー… 37.5%
2 位:パナソニック… 36.0%
3 位:LGエレクトロニクス… 23.6%

●BCN調べ。2018年1?5月の販売台数シェア

【7位】

価格は従来モデルと据え置きでスペックが向上した「格安4Kテレビ」

昨年6月のドン・キホーテの参入から始まった格安4Kテレビブームは、ノジマやゲオなどのPBを巻き込んで拡大。続々と新モデルが登場中だ。価格を抑えながら、着実にスペックを向上させている。

 

「HDR」規格に対応して映像の明るさがアップ!

情熱価格PLUS
LE-5001TS4KH-BK
実売価格5万9184円

 

ドンキ4Kテレビの第4世代は、高輝度映像を表示できる「HDR(HDR10)」規格に対応。映像の明るさがアップした。従来モデルに引き続いてダブルチューナー搭載で、2番組同時録画が可能だ。55V型、60V型もラインナップ。

SPEC●接続端子:HDMI×3、RCA入力×1、LAN×1、USB×1、ヘッドホン出力×1ほか●4Kチューナー:非搭載●コントラスト比:5000:1●サイズ/質量:約1125×705×244㎜/約11.9㎏(スタンド含む)

↑背面の右下に接続端子類を集約。HDMI端子を3基備えるが、そのうち4K/60p信号の入力に対応するHDMI 2.0端子は1基だ
↑50V型では、ディスプレイ部の厚さが約8.6㎝で、スタンドの奥行きは約24.4㎝。それほど場所を取ることなく設置可能だ

 

75V型の超大画面モデルが20万円以下の破格値で登場!

オプトスタイル
OPTVISION 75UDK800R
実売価格19万9800円

75V型の超大画面で20万円以下を実現したハイコスパモデル。LG製の液晶パネルを採用する。NetflixやdTVなどの4Kネット動画サービスに対応し、HDRの高輝度映像で楽しめる。4K/60p入力に対応するHDMI 2.0端子を1基搭載。

SPEC●液晶パネル方式:IPS●接続端子:HDMI入力×3、RCA入力×1、LAN×1、USB×1、ヘッドホン出力×1ほか●4Kチューナー:非搭載●サイズ/質量:W1681×H1047×D333㎜/約30.5㎏(スタンド含む)

 

【格安4Kテレビヒットのツボ】
大手メーカー製を買えない人が流れている

液晶テレビは大画面化が進み、大手メーカーの4Kテレビは50V型クラス・20万円台のモデルが主流に。それらを敬遠した一般層が、同サイズの格安4Kテレビに流れている。

 

 

ドンキの4Kテレビは累計で2万台以上を販売!

昨年6月にドン・キホーテのPB製品として登場した50V型・5万円台の4Kテレビは話題を呼び、瞬く間に完売。その後ハイペースで後継モデルがリリースされ、今年3月に発売された第3弾までの累計販売数は2万台を超えた。

 

折しも、今年12月からBS・110度CSで新4K放送が始まることがアナウンスされ、世間の4Kテレビに対する関心が高まりつつある。大手メーカーもエントリーラインを拡充して間口を広げているとはいえ、50V型は安くても10万円台。性能は比べるべくもないが5万円台のインパクトは絶大で、「とりあえず4KならOK」なユーザーを奪われている。

 

「5月に発売されたドンキ第4弾モデルのウリは、高輝度映像を表現できる『HDR』規格への準拠。HDCP 2・0に対応するHDMI 2・0端子を備えており、専用のチューナーさえあれば、新4K放送の信号も受信可能です。格安4Kテレビは“安いだけじゃない”新たなフェーズに突入しました!」(GetNavi・テレビ担当・川内一史)

 

 

【6位】

「完全ワイヤレス」は第2世代が登場!

耳栓型の完全ワイヤレスイヤホンは、人気モデルの第2世代が続々と登場。音質や機能がブラッシュアップされ、好評を博している。

 

スポーツモデルとして初めてデジタルNC機能を搭載

ソニー
WF-SP700N
実売価格2万1600円

ソニーの完全ワイヤレス最新モデルは、IPX4相当の防滴性能を備えたスポーツ仕様。左右独立型スポーツモデルとして世界で初めてデジタルノイズキャンセリング機能を搭載した。外音取り込みに対応し、屋外使用も安心だ。

 

 

MiGLOテクノロジーにより安定したワイヤレス接続を実現

モダニティ
EARIN M-2
実売価格3万2180円

完全ワイヤレスの“元祖”EARINの第2世代。NFMI(近距離磁気誘導)技術などを採用したMiGLOテクノロジーにより、高いバッテリー性能とオーディオ品質、そして安定したワイヤレス接続を実現した。ハンズフリー通話にも対応。

 

【5位】

ストリーミング時代の新スタイルは「ながら聴き」! 耳をふさがないイヤホン

ランニングやサイクリングといったスポーツシーンや、部屋で家事をしているときなどに音楽をBGMとして流す“ながら聴き”スタイルに最適。周囲の音がある程度聞こえるため、アウトドアでも安全性が担保される。

 

作業をしながら手軽に音楽を聴くのに最適!

ambie
ambie wireless earcuffs
1万2960円

イヤリングのように耳を挟んで装着する、ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホン。耳穴に挿し込まない設計のため、周囲の音を聞き取り可能で、鼓膜への負担も小さい。ソニーの技術を生かしたドライバーを採用し、音質もまずまず。

SPEC●Bluetooth対応コーデック:SBCほか●マイク方式:ECM(エレクトリックコンデンサマイク)●バッテリー:125mAhリチウムポリマー電池●サイズ:約W720×H15×D7㎜(ネック部375㎜)

 

↑音声アシスタントからハンズフリーでスマホ操作が可能。手が濡れているときなどに便利だ

 

↑独自の音導管設計により、耳穴に挿し込まなくても音がしっかり鼓膜へ届く。音漏れにも十分な配慮がなされている

 

環境音と再生中の音楽がブレンドされて聴こえる

ソニーモバイルコミュニケーションズ
Xperia Ear Duo XEA20
実売価格3万2270円

周囲の音と再生中の音楽がブレンドされる「デュアルリスニング」を実現した完全ワイヤレスモデル。音声やヘッドジェスチャーにより、スマホからの発着信やLINEメッセージの送受信、音楽再生などをハンズフリー操作できる。

SPEC●Bluetooth対応コーデック:SBC、AAC●ドライバーユニット:10㎜ダイナミック型●急速充電:約7分充電で約1時間再生●防滴:IPX2●サイズ:約W17.5×H59.6×D10.2㎜

 

↑スマホアプリで使い方が表示される。LINEメッセージの送受信なども快適に行える

 

↑左右独立型でも装着感は快適。NFMI(近距離電磁誘導)を採用し、接続も安定している

 

【耳をふさがないイヤホン ヒットのツボ】
音質よりも手軽さを重視する傾向に

音楽ストリーミングサービスの普及で、音質よりもスマホで手軽に聴けることを重視するユーザーが増加。ハンズフリー通話や音声アシスタント呼び出しなど、機能も充実している。

 

 

オーディオだけでなくスマート機器として高評価

いまや音楽はストリーミングサービスによる「聴き放題」が主流。コンテンツにこだわるよりも、環境や気分に応じて楽しむユーザーが増えている。そこで、“ながら聴き”という提案をして成功を収めたのがambieだ。ワイヤレス版が4月に発売されると、3週間で初回生産出荷ぶんが在庫切れとなるほど爆売れした。

 

「音楽再生中に環境音や人の声も普通に聴こえるのは不思議な感覚。屋外でジョギング中でも安全に使えるのはもちろん、食事中の咀嚼のノイズや風切り音が聞こえないなど、オーディオ性能が秀逸です。また、常にスマホとつながっていることで、メッセージを確認したり、店を検索できたりするのは、あらためて便利だと感じました」(マンガ家・鈴木みそさん)

 

そのスマート機能をさらに高めたのが、完全ワイヤレスのXperia Ear Duo。センサーを内蔵し、音声だけでなくジェスチャーによる操作に対応している。

 

 

【4位】

これまで不可能だった電気による本格土鍋炊飯を実現「かまどさん電気」

sirocaが伊賀焼の窯元「長谷園」と共同開発した「かまどさん電気」は、長谷園の大人気土鍋「かまどさん」を軸に炊飯方式を開発。これまでの電気炊飯器にない、土鍋本来のふっくらした味わいが評判に。

土鍋炊きの絶品の味わいをボタンひとつで堪能!

長谷園 × siroca
かまどさん電気
実売価格8万6184円

伊賀焼の人気土鍋を電化。土鍋と相性のいいシーズヒーターを採用し、ガス炊きを再現する加熱プログラミングでふっくら甘く、かつさっぱりした後味に炊き上げる。土鍋がごはんの水分を絶妙に保ち冷めても美味だ。

SPEC●炊飯容量:1.0合~3合●消費電力:1300W●炊飯モード:白米・玄米・雑穀米・おかゆ・おこげ●タイマー予約:最大13時間●操作方式:タッチパネル●独自機能:土鍋乾燥機能●サイズ/質量:W300×H261×D300㎜/約7.6㎏

 

↑「長谷園」七代目当主、長谷優磁さんは土鍋炊きの味に対し、どんな妥協を許さなかった。そのこだわりが画期的な電気土鍋炊飯器を生んだ

 

↑本機に搭載の「かまどさん」は炊飯後のごはんの余分な水分を吸い、冷めると水分を戻す。だから時間の経過に関わらずごはんがおいしい

 

↑素焼きした土鍋「かまどさん」に釉薬をかけ、その後本焼きを行う。釉薬には加熱時に遠赤外線を多く発生させる素材を使っている

 

↑熱源に暖房器具などに使うシーズヒーターを採用。炊飯前に予熱工程を入れるなどしてガス炊きの味わいを再現している

 

【かまどさん電気 ヒットのツボ】
IHの家庭にも「土鍋ごはん」の夢を叶えた

累計80万台を売り上げる炊飯用専用土鍋の電気化に、料理好きが歓喜!! 「土鍋で炊きたいけど手間がかかりそう」「そもそも自宅キッチンはIH」という人のニーズにも応えた。

「ガイアの夜明け」で特集され高額ながら出荷数は約1万台に!

人気土鍋の電気化とあって、発売前からメディアにたびたび登場。テレビ番組「ガイアの夜明け」で開発現場が特集され、ネットで話題を集めた。価格は8万円台と高額だが、発売4か月弱で出荷台数約1万台と順調だ。

 

 

ガス炊きの土鍋ごはんが好きな人も満足の炊き上がり

炊飯器分野はバーミキュラなど異業種や新興メーカーが開発した新発想の製品が話題。「かまどさん電気」も新進気鋭のsirocaが伊賀焼の窯元「長谷園」とコラボした画期的な一品だ。家電コーディネーターの戸井田園子さんは同製品の注目ポイントを次のように解説する。

 

「長谷園は、火加減が難しい土鍋炊飯を容易にした炊飯用土鍋『かまどさん』を作る有名窯元。土鍋は、多孔質で水分調整機能が自然に備わっているおかげでおいしいごはんが炊け、根強い人気があります。本製品では、熱源にIHでなくシーズヒーターを使うことで、土鍋の特性を損なうことなく電化に成功しました」(戸井田さん)

 

実際に使った戸井田さんによると、その炊き上がりはふっくらとしつつしっかりした歯応えで、土鍋ごはんを愛する人も満足できる仕上がりだと言う。

 

「デザインも高級感があり、工芸品と工業製品が見事に融合。価格は高くても、いままで土鍋を愛用してきたこだわり派には響いています。ガス炊きの手間を省略しつつ、IHヒーターの家庭でも使える点も魅力的です」(戸井田さん)

【3位】

肉を回しながら焼く豪快さと文句ナシのおいしさが話題になった「ロティサリーグリル&スモーク」

自宅で本格的な炙り肉料理ができると大人気に。かたまり肉を回転させながら焼く仕組みもインパクト抜群だ。テレビ番組などメディアへの露出も多く、「家電大賞2017」ではグランプリを獲得した。

パナソニック
ロティサリーグリル&
スモークNB-RDX100
実売価格5万5000円

ローストビーフなど本格派の肉料理ができるグリル。かたまり肉を回転させながら遠近赤外線ダブル加熱で内部をしっとりジューシーに焼き上げる。燻製機能やオーブン、トースター機能も装備し、日常使いでも大活躍。

SPEC●消費電力:ロティ約990W/燻製約840W/グリル・オーブン約1350W●温度調節:120?240℃(7段階/燻製は除く)●オートメニュー数:8●サイズ/質量:W405×H280×D416㎜/約8.6㎏

 

↑1分間に2.5回転して上火で均一に加熱。「均一に焼けない」という不満を解消した( *50Hzの場合)

 

↑ローストビーフを作ると、外はこんがり、中は絶妙なさくら色に。肉の歯切れも素晴らしい。これをボタンひとつでできるのがスゴい

 

↑→遠赤外線で外をこんがり、近赤外線で中をしっかり加熱する。ゆっくり加熱することでたんぱく質の凝集を抑え、柔らかく仕上がる

 

ロティサリーグリル&スモーク ヒットのツボ】
肉ブームを背景に手軽さ・おいしさが大好評

近年、肉の年間消費量は増加傾向に。グルメ界隈でも「ローストビーフ」ブームが続いている。本機は自宅で手軽においしく肉の炙り焼きができるとして、“肉食系”の心を掴んだ。

 

家電大賞グランプリも受賞! 「アメトーーク!」オンエア後、1週間で約1000台売れた!

 

昨年末の「アメトーーク!SP」家電芸人回で紹介された際にはMCやゲスト、観客を軒並み唸らせ、放送後1週間で約1000台を売り上げた。また、一般の方のみの投票で決まる「家電大賞2017」でもグランプリを獲得。

 

 

360度回転して焼く機能はプロ級の味で見た目も映える

ロティサリーグリルは、当編集部と「家電Watch」編集部主催の、「家電大賞」でのグランプリ受賞も記憶に新しい。家電のプロ・戸井田園子さんは改めてその最大の魅力を、「肉を360度回転させて焼く炙り焼き機能」と言う。

 

「肉が回転する様子を見ているだけで気分が盛り上がりますよね!まさに家族で楽しむ〝魅せる〟家電で、ホームパーティの主役間違いナシという感じです」(戸井田さん)

 

なお、この機能は単に見た目だけでなく、調理法としても実に理にかなっていると言う。

 

「遠近赤外線による加熱、低速回転機構、細かな温度制御が見事で、特にかたまり肉を焼くと絶品の仕上がりに。火加減が難しいローストビーフもボタンひとつでプロの味が再現できます」(戸井田さん)

 

さらに、食材の風味がワンランクアップする燻製機能、一度に4枚のトーストが焼けるトースター機能など、便利機能も満載だ。

 

「冷凍パンモードも搭載。直径25㎝のピザも余裕で焼ける。グリル、燻製、オーブン、トースターと1台4役で使えて、ヒットも納得です!」(戸井田さん)

 

 

【2位】

コード式の存在意義を奪い去ったコードレス掃除機の決定版!「Dyson Cyclone V10 Fluffy」

Dyson Cyclone V10は、集じん力、スタミナ、ゴミの捨てやすさなど、多くの要素を強化した “頂上”モデル。ダイソンの従来モデルに不満があった人や、コードレス自体を買い控えしていた人も満足できる一台だ。

ダイソン

Dyson Cyclone V10 Fluffy
実売価格7万5362円

ダイソンのクリーナー史上、最強かつ最小・最軽量の新型モーターを採用。サイクロンなどの配置の直線化で気流ロスも低減し、吸引力がV8よりアップした。また、連続稼働時間が60分に延び、充電1回で家中の掃除が可能だ。

SPEC●サイクロン技術:Radial Rootサイクロン(14気筒)●ノズル:ソフトローラークリーナーヘッド●サイズ/質量:W250×H1232×D245㎜/2.58㎏

 

↑モーター回転数はV8の11万回転に対し、本機は12万5000回転。斜線型インペラの羽根を部分的に重ね、送風効率も向上

 

↑クリアビン横の赤いレバーを押し下げ、底ぶたを開いてゴミ捨て。クリアビンをゴミ箱の奥に突っ込めて、チリが外に舞いにくい

 

↑ハンドル底部に新たにゴム素材の滑り止めを設置。掃除中の壁への立てかけや、収納ブラケットなしの立て置きが可能に

 

■集じん力から細かい使い勝手まですべてに隙なし! 現行Fluffy3機種スペック比較

Dyson Cyclone V10 Fluffy
●実売価格 7万5362円●質量 2.58kg● 充電時間 約3.5時間●最長使用時間 約60分

Dyson V8 Fluffy
●実売価格 6万4584円●質量2.61kg● 充電時間 約5時間 ●最長使用時間  約40分

Dyson V7 Fluffy
●実売価格 5万3784円●質量 2.47kg●充電時間 約3.5時間●最長使用時間 約30分

 

ダイソン社はV10機以降コードレスに専念! 業界を牽引する同社の主力商品に

チーフ・エンジニアのジェームズ・ダイソン氏はDyson Cyclone V10発売を機に「もうコード式は開発しない」と宣言。ダイソンはコードレス掃除機シェア上位だが、なかでもV10は主力として売れている。

 

【Dyson Cyclone V10 Fluffy ヒットのツボ】
「ダイソン史上最強の吸引力」に業界激震

近年は、コードレス掃除機市場が伸長。各社がダイソンをベンチマークに続々と製品投入しているなか、V10は「ダイソン史上最強の吸引力」として数々のメディアが取り上げた。

 

 

一直線のデザインで吸引力も使用感もさらなる高みへ

ダイソンはコードレススティックの代名詞として認知度も信頼性も圧倒的。今春発売のDyson Cyclone V10は、その性能をさらなる高みに引き上げた機種と評価が高い。家電コーディネーターの戸井田園子さんは、モーターやバッテリーの進化とともにデザインの変化にも注目する。

 

「ヘッドからパイプ・モーター・排気まで一直線になったため、空気の流れがまっすぐになりました。これによって少ないエネルギーで効率良く吸引でき、集じん力がさらに向上。その効果がデザインをひと目見ただけでわかるのが、ダイソンらしいと思いました」(戸井田さん)

 

また、戸井田さんは基本性能の向上に加え、実際の使用感もより良くなったと絶賛する。

 

「デザインが一直線になり掃除中の手首の負担が軽減された印象。音もより静かになり、3段階の吸引力切り替えやハンドル裏に滑り止めがつくなど、細部まで改良が施されています。長年の課題だったゴミ捨ても、圧倒的にスムーズになりました」(戸井田さん)

 

従来の弱点を克服しさらに完成度を高めたV10は、すでにダイソンクリーナー使っている人も買い替えたくなる魅力が満載だ!

 

 

 

【1位】

“家電芸人”がテレビ番組で絶賛した効果で品薄になった「ネックスピーカー」

テレビ番組で紹介されたことをきっかけに、首にかけるタイプのひとり用スピーカーが大ブレーク。自宅でも映画や音楽などを臨場感たっぷりに楽しめて、騒音で周囲に迷惑をかけることもないと評判となった。

 

低音に合わせて振動し臨場感を高めてくれる!

↑装着イメージ

ソニー
SRS-WS1
実売価格2万6840円

背中から鎖骨へのラインに沿ったアーチ形状と、インナークッションにより、長時間の使用でも疲れにくく快適。操作ボタンが大きく、装着時も押しやすい。低音に合わせて本体が振動するため、映画鑑賞やゲームプレイ時に、作品の世界に没入できる。

SPEC●実用最大出力:1W+1W●スピーカーユニット:Φ30㎜径スピーカー×2●付属品:送信機、充電台、ACアダプター、音声ケーブルほか●サイズ:約W210×H75×D205㎜

 

【impression】
ふわりと広がる音質で映画鑑賞にピッタリ!

「映像視聴に適した、耳まわりでふわりと広がる音質。動きながら使用するには少し大きいため、ソファなどに腰かけて家族には迷惑をかけずに自分だけ大音量で聴く、という使い方に向いています」(湯浅さん)

 

↑耳を包み込むように響くスリットと、音の方向性を整えるスロープ形状のディフューザーを装備。調音ダクトが音の特性を均一に

 

 

↑左右のスピーカーに搭載したパッシブラジエーターが低音を増強。音とリンクする振動の強さは、強・中・弱の3段階から調整が可能だ

 

上向きのスピーカーにより音がダイレクトに耳へ届く!

↑装着イメージ

 

ボーズ
SoundWear
Companion speaker
実売価格3万4560円

両側に配置された上向きスピーカーと、首元に搭載する独自技術「ウェーブガイド」の組み合わせで、深みのある豊かなサウンドを実現。15分の充電で最大2時間再生できる急速充電に対応する。防滴仕様のため、夏場に汗をかいて濡れても心配無用だ。

SPEC●接続端子:Micro-B USB入出力端子●付属品:本体カバー(ブラック)、充電用USBケーブル●対応アプリ:Bose Connect(無料)●サイズ:約W178×H190×D44㎜

 

【impression】
軽量で首や肩への負担がほとんどなくて快適!

「肌触りが良く、首や肩への負担もほとんどない重さや形状です。ボーズらしく低音がとてもキレイで、迫力もあります。起動時にバッテリー残量と接続機器を読み上げてくれるのは便利」(湯浅さん)

↑フレキシブル設計のネックバンドに、11インチのウェーブガイドを2基搭載。深みがありつつもスッキリとしたサウンドを実現している

 

↑両端にあるドライバーユニットは上向きに設置されている。音が耳に向かって一直線に届くため、気になる音漏れを最小限に抑えられる

 

↑形状固定ワイヤーを内蔵し、身体に合わせて曲がり具合を変形可能だ。シリコンがねじれを適度に調整して、首まわりにフィットさせる

 

 

 

デュアルマイクには高性能ノイキャン機能を搭載

 

 

↑装着イメージ

 

JBL
SOUNDGEAR
実売価格2万1470円

31㎜径スピーカー4基とバスブーストのユニットを搭載し、臨場感あふれるサウンドを楽しめる。ハンズフリー通話用のデュアルマイクは、高性能ノイズキャンセリング機能と、声をクリアに抽出する機能を搭載。低ノイズの音声で快適に会話できる。

SPEC●実用最大出力:3W×2●インピーダンス:32Ω●スピーカーユニット:Φ31㎜径スピーカー×4、バスブーストユニット●付属品:microUSBケーブル●サイズ:約W210×H75×D205㎜

↑電源とBluetooth接続ボタンは装着時に右肩辺りに位置するので手が届きやすく押しやすい。電源はスライド式で、押し損ねもない

 

↑31㎜径スピーカー4基とバスブーストのユニットを首元に搭載する。JBLならではの迫力あるサウンドをダイレクトに楽しめる

 

↑低遅延のapt-X low latencyコーデックにも対応。VRゲームなど、映像と音声の同調が重視されるコンテンツでも快適に楽しめる

 

【imression】
全域に渡って高音質で定位感も感じられる

「低音から高音まで、広帯域に渡って高音質です。音が耳元だけでなく広がりを持って鳴り、定位感もあります。スライド式の電源は一回で確実にオンオフができるので、ストレスがありません」(湯浅さん)

 

【ネックスピーカー ヒットのツボ】
「アメトーーク!」で紹介されて売上急上昇!

「アメトーーク!」の家電芸人回(3月4日放送)で、土田晃之さんがソニーのSRS-WS1を紹介したことで大ヒット。市場が急拡大し、他社からもライバル機が続々と登場している。

 

 

 

ステレオ再生では常にべスポジをキープできる!

「きっかけはテレビ番組で取り上げられたことですが、ここ最近イヤホンリスニングによる難聴が問題になっているのも、ネックスピーカーのヒットを後押ししました」

 

そのように分析するテクニカルライターの湯浅顕人さんも、ネックスピーカーの魅力に取りつかれたユーザーのひとりだ。

 

「ステレオで聴くためには左右スピーカーの中間というベストポジションを常にキープしたいのですが、家事や作業などでどうしても一箇所にはいられません。かといってイヤホンやヘッドホンを自宅で使うのは煩わしさがあります。そこで両方のいいとこ取りであるネックスピーカーが手放せなくなっているんです」(湯浅さん)

 

再生方式は3モデルで少し異なる。ソニーはBluetooth非対応で、同梱の別体送信機をテレビなどと有線接続し、これを経由してWiーFiでワイヤレス再生を行う。ボーズは、再生機と直接BTで接続。JBLも本体はBT再生のみ対応だが、テレビ用BT通信機を同梱するSOUNDGEAR BTA(実売価格2万6870円)もラインナップする。

 

ソニー「wena wrist」からみるスマートウォッチの最新デザイン

スマートウォッチもApple watchをはじめ、ずいぶんと数が増えました。なかには、普通の時計と変わらないデザイン性を持ったものも少なくありません。今回は、ソニー製スマートウォッチの最新ニュースから、そのデザイン性の高さを感じて頂けたらうれしいです。

 

ソニーは、ベルト型スマートウォッチ「wena wrist」シリーズの発売2周年を記念し、限定ヘッド『「wena × beams」Chronograph Solar』を7月26日に発売します。wena wristシリーズは、おサイフケータイや活動ログの計測に対応した腕時計バンド型のスマートウォッチ。ヘッド(文字盤)には好みの文字盤を組み合わせられます。

 

↑「wena × beams」Chronograph Solar、想定実売価格は4万9550円

 

2周年限定モデルはwenaの人気ヘッド「Chronograph Solar」をベースに、BEAMSのデザインアレンジを加えてブラッシュアップ。普段使いにもスポーツシーンにも似合うスタイリッシュなモデルに仕上げられました。

 

「wena wrist」シリーズのどのバンドと組み合わせても似合うデザインになっており、シーンにあわせてバンドを使い分けられます。なお、wena wristシリーズのバンドは別売りです。

 

↑wena wrist proにマッチする精密な造形

 

↑wena wrist leatherと組み合わせてカジュアルシーンにも

 

文字盤の秒針・時針とインデックスは蓄光仕様となっており、暗いところでも時刻をはっきり確認できます。ソーラームーブメントを搭載し、電池交換が不要で半永久的に動作します。

 

↑暗闇でも時刻が分かる蓄光仕様

 

↑背面には「wena × beams」のロゴ入り。パッケージも限定仕様に

 

さらに、「wena × beams」Chronograph Solarの購入者から先着222名に、「wena × beams」特製のレザーブレスレットが当たるキャンペーンも実施。自分好みのデザインを腕元にあしらえるスマートウォッチ、この機にぜひ手にしてみてください。

4K有機ELテレビの最新モデルの実力とは?専門家が4モデルの「期待度」を採点

各社ともに有機ELテレビの新作が出揃い、市場はにわかに活気づいてきました。国内メーカーにとっての“第2世代”は、いずれも12月開始の「新4K8K衛星放送」を意識した進化を遂げています。今回はAV評論家の藤原陽祐さんが、近日発売の製品も含めた最新モデルの「期待度」を評価します。

※各モデルアイコンの「4K VOD対応数」はYouTubeを含むサービス数。テレビのサイズ/質量はスタンド含む数値

 

4K本放送を堪能できるチューナー内蔵モデルが登場

5月上旬に各社からほぼ一斉に発表された新型の有機ELテレビは、いずれもパネルやエンジン、音響などが進化しています。なかでも最大のトピックは、「BS/CS 4Kチューナー」を唯一内蔵するレグザ X920の登場。

 

今年12月1日に「新4k8K衛星放送」がスタートしますが、従来機では別売チューナー(発売時期未定)を接続しなければ視聴できません。しかし内蔵モデルでは、チップを本体に装着し、対応BSアンテナにつなぐだけで視聴が可能。そのアドバンテージは大きいです。

 

その1.BS/CS 4K放送を単体で視聴できる唯一の有機ELテレビ

東芝

レグザ 55X920

実売予想価格48万5870円(7月下旬発売)

他社に先駆け、BS/CS 4Kチューナーを内蔵。BSアンテナとつなげば、本機だけで4K本放送を視聴できます。また、「新世代有機ELパネル」や「レグザエンジン Evolution PRO」など最新の高画質技術を投入。4Kの映像美を最大限に引き出します。

【BS/CS 4Kチューナー:内蔵】

【チューナー:地デジ×9、BS/110度CS×3】

【4K VOD対応数:5】

【音声実用最大出力:46W】

SPEC●画面サイズ:55V型(65V型もあり)●スカパー!プレミアムサービス(4K):対応●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●サイズ/質量:W1226×H722×D251mm/未定

 

↑BS/CS 4Kボタンを備える新リモコン。色が異なり文字が大きいので、直感的に視認できます

 

↑新開発の「レグザエンジン Evolution PRO」。有機ELパネルの表現力を最大限に引き出します

 

↑「BS/CS 4K視聴チップ」を装着すると4K放送が視聴可能に。チップは10月以降に送付予定

 

【“買い”の理由】

地デジの“全録”に加え4K放送もHDDに録画できる

「タイムシフトマシン」を搭載し、外付けHDDをつなげば地デジの全録が可能。4K放送の番組も録画できます。

 

【藤原’s impression】

<期待度A+>

地デジから4Kまで究極の高画質で楽しめる

「元々レグザは信号処理に定評がありますが、新エンジンにより地デジのノイズ感などがさらに改善されました。現状、4K本放送の視聴・録画に対応する唯一のモデルという点も高く評価。市場をリードする存在になりそうです」

 

その2.画質・音質の強化に加えAIを駆使することで使い勝手が著しく向上

LGエレクトロニクス

OLED 55E8PJA

実売価格45万5550円

自社グループで開発したパネルの性能を最大限に引き出す高画質回路「α9 Intelligent Processor」を搭載し、卓越した映像美を実現。また高度なAI機能を備え、音声による番組検索やアプリ起動などが直感的な操作で行えます。音が立体的に広がる「Dolby Atmos」に対応。

【BS/CS 4Kチューナー:非内蔵】

【チューナー:地デジ/BS/110度CS×3】

【4K VOD対応数:6】

【音声実用最大出力:60W】

SPEC●画面サイズ:55V型(65V型もあり)●スカパー!プレミアムサービス(4K):非対応●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●サイズ/質量:W1228×H784×D222mm/23.8㎏

 

↑有機EL専用に開発された「α9 Intelligent Processor」。映像内のノイズを徹底除去します

 

↑パネル部は、わずか約9mmの薄さ。本体突起部分を入れても52mmなので、壁掛け設置が容易です

 

↑ベゼル部の幅が狭く、パネル全体に映像を表示できます。圧迫感はほとんど感じられません

 

【“買い”の理由】

浮遊感のあるデザインで映像の没入度はピカイチ

パネル周りにガラスを配して画面だけが宙に浮いて見えるデザインを採用。映像世界への没入感が高まります。

 

【藤原’s impression

<期待度B+>

有機EL専用の新エンジン搭載で画質が向上

「これまでLGはあまりエンジンを訴求してきませんでした。新世代では、有機EL用に開発した「α9 Intelligent Processor」を搭載し、高画質化をアピール。ノイズ除去や色再現の精度が向上し、倍速の処理性能も高まりました」

 

その3.4K映像のリアリティを高音質スピーカーがさらに高めてくれる

パナソニック

ビエラ TaxH-55FZ1000

実売予想価格48万5870

進化した3次元カラーマネジメント回路「ダイナミック3D-LUT」を搭載。シーンの明るさに応じてリアルタイムで補正量を変化させ、明るい映像でも階調や色を忠実に再現します。また、スピーカー部のウーファーユニットなどを大型化し、迫力ある低音を実現。

【BS/CS 4Kチューナー:非内蔵】

【チューナー:地デジ/BS/110度CS×3】

【4K VOD対応数:7】

【音声実用最大出力:80W】

SPEC●画面サイズ:55V型(65V型もあり)●スカパー!プレミアムサービス(4K):非対応●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●サイズ/質量:W1228×H785×D330mm/約29.0㎏

 

↑スピーカーにはテクニクス製品と共通のパーツも使用。低音の音圧感が大幅に向上しました

 

↑背面の端子部。付属のケーブルカバーを取り付ければ端子類を隠せます

 

↑マイク一体型のリモコン。話しかけるとネット動画や放送/録画番組などからコンテンツが検索できます

 

【“買い”の理由】

明暗の表現がアップし映画鑑賞を堪能できる

暗部の表現力に加え、明るいシーンの色/階調表現も向上。映画鑑賞に最適の、上質な映像に仕上げられました。

 

【藤原’s impression】

<期待度A>

極上の画に相応しいサウンドに進化

「とにかくサウンドの進化が著しいことに驚き! スピーカーは新設計で、低音の量感や声の艶っぽさが非常に魅力的です。画質に関しては先代からかなり完成度が高かったのですが、本機ではより明るさがアップしました」

 

その4.画面から音が出るシステムを踏襲しつつよりスリムな佇まいに

ソニー

ブラビア KJ-55A8F

実売予想価格37万7870

昨年から継続するA1同様、画面を振動させることで音を出すシステム「アコースティック サーフェス」を採用。サブウーファーを背面に搭載しながら、スタンド幅を極小化することでスリムなシルエットを実現しました。テーブルトップ設置のほか、壁掛けスタイルにも対応。

【BS/CS 4Kチューナー:非内蔵】

【チューナー:地デジ/BS/110度CS×2】

【4K VOD対応数:9】

【音声実用最大出力:50W】

SPEC●画面サイズ:55V型(65V型もあり)●スカパー!プレミアムサービス(4K):非対応●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●サイズ/質量:W1226×H717×D255mm/約22.2㎏

 

↑スタンド装着時の奥行きは約255mm。現行のA1と比べて、約84㎜もスリムで設置性が向上しました

 

↑背面センター部分にサブウーファーを搭載。アクチュエーターは左右にレイアウトしています

 

↑4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」はA1と共通。高い処理能力で、倍速でも滑らかに描きます

 

【“買い”の理由】

映像と音が融合する感動を手ごろに味わえる

「画面から音が出る」革新性を、A1より手ごろな価格で体感。映像と音が融合する感動を味わえる一台です。

 

【藤原’s impression】

<期待度B+>

ソニーならではの“嫌みのない化粧”が見事

「“化粧は濃いが、嫌みがない”という同社伝統の画作りを踏襲。メリハリのある色や画のインパクトは、他社と一線を画します。音質の好みは分かれますが、画面から音が出るシステムは劇場の感覚に近く、映像に没入できます」

 

 

サイフに優しい!高コスパな有機ELテレビ

最新ハイエンドモデルは魅力的ですが、予算がない……という人は、ひと世代前のモデルが狙い目。有機ELならではの色彩豊かな高画質映像を、リーズナブルに堪能できます。

 

その1.独自の高画質技術で色彩や輝度を忠実に再現

パナソニック

ビエラ

TH-55EZ950

実売価格34万8472

有機ELパネルに合わせて進化した高画質技術「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載。色彩も輝度も忠実に再現します。●サイズ/質量:W1230×H766×D280mm/約18.5㎏

 

その2.最新のHDR規格に対応し4Kの映像美を堪能できる

 

LGエレクトロニクス

OLED 55C7P

実売価格20万7550

「Dolby Vision」や「HDR10」などのHDR規格に対応。有機ELならではのハイコントラスト&色彩美を楽しめます。●サイズ/質量:W1230×H750×D217mm/19.2㎏

 

その3.上質な画と音だけでなく最大6chの全録機能も魅力

東芝

レグザ 55X910

実売価格41万270

純度の高い黒ときらめきを実現。地デジを最大6chまるごと録画できる「タイムシフトマシン」を搭載するのも魅力です。●サイズ/質量:W1229×H728×D170mm/24.9㎏

 

【チェックした人】

AV評論家/藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集を経て独立。本誌AV記事のご意見番として、的確な評価が好評を博しています。

タムロンの新型標準ズーム「28-75mm F/2.8」はソニーユーザーにとって買いか?【実写レビュー】

話題のタムロンのフルサイズEマウント用レンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)」がついに発売されましたね。このレンズは28mmから75mmの焦点距離をカバーするF2.8通しの大口径標準ズームでありながら、実売価格で10万円を切る価格帯が大きな特徴となっています。何を隠そう実は筆者もEマウントユーザーでして、このレンズには注目していました。ということで、早速レビューしてみたいと思います。

↑タムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD」。実売価格は9万4500円

 

Gマスターと同等のF値と焦点距離をカバー

ソニーのフルサイズEマウントの標準ズームレンズと言えば、Gマスターの名を冠した「FE 24-70mm F2.8 GM(以下、SEL2470GM)」というレンズがフラグシップに君臨しています。筆者も愛用し、その画質には大いに満足しているのですが、実売価格が25万円前後と高額なため、いくら標準ズームと言っても最初の1本としてはなかなか手を出しづらいもの。

 

そこで、SEL2470GMと同じF値とほぼ同等の焦点距離をカバーしつつ、価格は半分以下という本レンズに注目しているEマウントユーザーも多いはず。まずは製品概要を見てみましょう。

 

α7シリーズのボディと相性ヨシ!

今回は筆者が普段から愛用している「α7II」に本レンズを装着。鏡胴は樹脂性素材を採用しているため、重量は550gで大口径ズームレンズとしては軽量な部類に入ります。SEL2470GMが1kg弱であることを考えると、機動力の高さを感じます。

↑ソニー α7IIに28-75mm F/2.8 Di III RXDを装着

 

↑レンズ先端側がズームリング、ボディ側がピントリング。SEL2470GMとは前後が逆となります。ロックスイッチなどは非搭載

 

↑花形のレンズフードが標準で付属

 

↑広角端である焦点距離28mmの状態

 

 

↑望遠端である焦点距離75mmの状態

 

サイズ感ですが、SEL2470GMと比較するとそのコンパクトさは一目瞭然。鏡胴だけでなくレンズ口径も大きく違うので、当然サイズ感も違ってくるのですが、普段からヘビー級とも言えるSEL2470GMを使用している筆者としては、その軽量さとコンパクトさがとても印象的です。

↑28-75mm F/2.8 Di III RXD(左)とSEL2470GM(右)。太さがまるで違います

 

↑28-75mm F/2.8 Di III RXD(左)とSEL2470GM(右)。レンズ口径も大きく異なります

 

重量が約600gのα7IIに約1kgもあるSEL2470GMを装着すると、明らかにフロントヘビーとなり、携行時や撮影時などバランスがやや悪く感じることがあります。その点、本レンズであれば重量バランスは良好。特に撮影時にカメラを構えた際のホールド感は違和感がなく、フットワークの軽い撮影ができる印象です。

↑バランス・ホールド感ヨシ!

 

一方、軽量コンパクトとはいえ、そこはF2.8通しの標準ズーム。それなりに迫力はあります。フィールドワークや三脚固定時などは、SEL2470GMにも勝るとも劣らない大口径レンズらしい存在感があり、撮影者をその気にさせる雰囲気を漂わせています。

 

広角側で4mm、望遠側で5mmの焦点距離の差はいかに?

本レンズのスペックを見たときに、SEL2470GMと比べて微妙にずれてるな? という印象でした。というのも、SEL2470GMは、24-70mmで、ニコンやキヤノンにも同じF2.8通しのレンズがラインナップされているほど、一般的な焦点距離です。ところが、本レンズは28-75mmと広角がわずかに狭く、望遠がわずかに長いという仕様。そこで、両者の画角の違いを比べてみました。

 

まずは広角側。両レンズの広角端で、同じ位置から撮影しています。

↑28-75mm F/2.8 Di III RXDの広角端28mm(上写真)とSEL2470GMの広角端24mm(下写真)

 

一見、大差ないように見えますが、注目していただきたいのは、24mmは左右にポールのようなものが画角に入っていること。28mmだと両サイドとも画角から外れてしまっています。広角4mmの差は数値以上に大きいと感じました。

 

一方の望遠側は、5mmの差があるのでもちろん画角に違いは出るのですが、広角側ほど大きな違いは感じられません。撮影スタイルにもよるとは思うのですが、70mmを使用していて「あと5mm足りない……」と枕を涙で濡らすシチュエーションはあまりないと筆者は感じました。

 

まとめると、筆者の感想としては、望遠の恩恵はあまり感じられず、逆にシーンによっては広角側が物足りなく感じることはありそうです。

彩度・ボケ感ともに合格点

やはりF2.8通しの大口径レンズといえばボケ感を試したくなりますよね。そこで、彩度やボケ感を試してみます。撮影当日は曇り気味の空模様でしたが、そのぶんしっとりとした写真が撮れました。

 

まず彩度ですが、少し明るくするために露出補正+1で撮影したところ、ビビッドな色合いに。カラフルさを強調したい被写体の場合は、これぐらい鮮明な彩度のほうが良作が生まれやすいでしょう。

↑75mm f2.8 1/1250秒 ISO400 EV+1.0

 

次にボケ感ですが、さすがF2.8と言ったところでしょうか、強調したい被写体以外を簡単にボケさせることができます。ただし、ボケが気持ちいいからといって、これみよがしに開放しまくっていると肝心なところまでボケてしまうという「大口径レンズ初心者あるある」に陥ってしまうので、ある程度の加減と慣れは必要です。

↑75mm f2.8 1/1250秒 ISO400 EV+0.33

 

暗い場所でもしっかり解像する

続いて、暗所の性能について試すべく、知人のライブにて作例を撮影させてもらいました。ライブ写真というものは「暗い」「派手なアクション」「ストロボ発光禁止」という三重苦。非常に悪条件のなかでの撮影になるので、レンズの明るさはもちろん、カメラの設定もシビアに。

 

今回は、ド派手なアクションにも追従できるシャッタースピードを軸に、ISO感度と絞りに負荷をかけて連写するというスタイルで撮影。ミスショットもありましたが、成功したショットではライブハウスの雰囲気を表現することができました。

↑59mm f2.8 1/200秒 ISO3200 EV+2.7

 

↑75mm f2.8 1/200秒 ISO3200 EV+2

 

毛1本まで解像する動物写真

最後に動物写真だけは外せません。作例をご覧いただければ一目瞭然ですが、SNSなどにアップされているスマホで撮影された写真とは一線を画す仕上がり。背景のボケもさることながら、毛や瞳の解像感が大満足の域に達しています。このあたりは、フルサイズセンサーの実力を遺憾なく引き出した絵づくりと言えるでしょう。

↑75mm f2.8 1/400秒 ISO400 EV+0.70

 

↑75mm f2.8 1/320秒 ISO400 EV+0.70

 

↑75mm f2.8 1/200秒 ISO400 EV±0

 

【まとめ】タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXDは買い?

さて、今回レビューした28-75mm F/2.8 Di III RXDですが、率直な感想として絵作りはSEL2470GMには及ばないものの、価格以上の性能は十分に有していると感じました。もし、話題のα7IIIを新調するなどして、フルサイズEマウントユーザーとしてデビューするのであれば、コスパや扱いやすさの面から最初の1本として特におすすめできます。

 

競合するレンズとして、カールツァイス銘の「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」(実売価格11万3000円)やソニーGレンズの「FE 24-105mm F4 G OSS」(実売価格16万1600円)なども候補に挙げられますが、どちらも明るさが開放F4。焦点距離に違いがあるとはいえ、コストパフォーマンスやそれらに勝るとも劣らない画質性能を考えると、本レンズを筆頭候補に挙げてもよいかもしれません。どれを選ぶにせよ、ユーザーの選択肢が広がるのは喜ばしい限りです。

 

低価格や軽量コンパクトなだけでなく、絵作りなどの扱いやすさも本レンズの優れている点。初心者から中級者まで幅広く支持されるレンズと言えるでしょう。

カメラ開発者はかく語りき――「カメラグランプリ2018」受賞カメラの誕生秘話

第35回を迎えた「カメラグランプリ2018」(カメラ記者クラブ主催)の贈呈式が、2018年6月1日に都内で開催された。ノミネート56機種のカメラと、72本のレンズのなかから、大賞を「ソニー α9」、レンズ賞を「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」、WEB投票によるあなたが選ぶベストカメラ賞とカメラ記者クラブ賞を「ニコン D850」、同じくカメラ記者クラブ賞を「パナソニック LUMIX G9 PRO」が受賞。もちろんその一つひとつに誕生ストーリーがあるわけで、贈呈式では各社開発者の皆さんがそれぞれの開発秘話を語ってくれた。

 

カメラグランプリ2018 大賞

「ソニー α9」

ブラックアウトフリーが受け入れられるか心配だった

「開発は3年以上前から始まっていた」とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 デジタルイメージング本部第1ビジネスユニット シニアゼネラルマネジャーの田中健二さんは言う。ミラーレスにポテンシャルを感じ、動体に対する弱点、撮影枚数の少なさなど、いくつもの課題をクリアしてきた。その一つの形がα9だ。

 

また、「高速で大きなデータを処理するため、世界初のイメージセンサーが必須だった」と同本部商品設計第1部門設計1部3課統括課長の町谷康文さんは話す。センサーの開発と、カメラに組み込んでからのパフォーマンスの検証に多くの時間を費やした。常に被写体を見ながら撮影できるブラックアウトフリー技術は「新しい体験なので、開発側としてはユーザーに受け入れられるかが心配だった」と明かす。

↑ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社・田中健二さん(右)と、カメラグランプリ2018実行委員長・猪狩友則さん(アサヒカメラ編集部)

 

カメラグランプリ2018 レンズ賞

「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」

ボケにくい構造は小ボケの範囲が広いことにつながる

今年もオリンパスがレンズ賞をさらい、史上初の3年連続受賞となった。

 

マイクロフォーサーズは焦点距離が短く、構造的にボケ味は出しにくい。「なぜ不利な中で戦わなければならないのか。当初、開発陣の中にはそんな声があった」とオリンパス株式会社 光学システム開発本部光学システム開発3部1グループ グループリーダーの宮田正人さんは明かす。研究部門からボケには大きなボケと、小ボケの二つがあり、小ボケの領域は光学的な設計で作り出せると指摘があった。「ボケにくい構造は、小ボケの範囲が広いことにつながり、開発の目的が見えた」と言う。

↑オリンパス株式会社・宮田正人さん

 

カメラグランプリ2018 あなたが選ぶベストカメラ賞・カメラ記者クラブ賞

「ニコン D850」

シャッター音に最後までこだわった

あなたが選ぶベストカメラ賞とカメラ記者クラブ賞をダブル受賞したD850。WEB投票によるあなたが選ぶベストカメラ賞では、投票初日から1位をキープしていた。

 

高画素化、高速化が特徴のD850だが、開発陣が最後までこだわったのはシャッター音だそうだ。「製造の直前まで部品の修正を続けた」と株式会社ニコン 開発統括部 総括部長の池上博敬さんは話す。電子シャッターによるサイレント撮影を新機能に加えつつ、音やシャッターの感触を重視した。「そこも撮影者の楽しみの一つであり、使う人の琴線に触れる製品開発をこれからもしていきたい」と言う。

↑株式会社ニコン・池上博敬さん

 

カメラグランプリ2018 カメラ記者クラブ賞

「パナソニック LUMIX G9 PRO」

歴史のあるカメラメーカーに近づきたいとチャンレンジしてきた

パナソニックは今年創業100周年を迎えたが、カメラ事業は18年目。「歴史のあるカメラメーカーに近づきたいとチャンレンジしてきた」とパナソニック株式会社 アプライアンス社イメージングネットワーク事業部 事業部長の山根洋介さんは話す。

 

「10年前にミラーレスを手がけ、一発で終わったコミュニケーションカメラCM10、動画機能を尖らせたGHシリーズと、亜流、ニッチなところを攻めてきた」と放ち、笑いを誘った。対して「LUMIX G9 PRO」は徹底的に画質、絵づくりを追求した。そのアイデンティティを表現したのが肩部のダイヤルに入れられたレッドラインだ。「今回受賞されたメーカーさんに比べ非常に控えめで小さいものだが、熱い想いは負けず劣りません」。

↑パナソニック株式会社・山根洋介事さん(右)と、カメラ記者クラブ代表幹事・福田祐一郎(CAPA編集部)

 

文:市井康延

写真:カメラ記者クラブ、市井康延

 

 

【2018夏版】ボーナス出 た ら買いたい「高付加価値一眼」ベスト5をプロが選出

本記事では、2018年の夏ボーナスに本命の一眼カメラをプロが実際に試してテスト。こだわった写真が撮れる各社の意欲作5製品+αを紹介、各項目を5点満点で採点しました。

 

【チェックした人】

カメラマン・永山昌克さん

写真スタジオ勤務を経てフリーに。写真や動画撮影のほか、カメラ誌やWEB媒体での執筆も多数。

 

【その1】

小型軽量ボディとハイスペックを両立したフルサイズミラーレス

ソニー

α7

実売価格24万4330円(ボディ)、26万9870円(ズームレンズキット)

人気α7シリーズの最新作。昨年発売のプロ向け高画素機α7R Ⅲから、防塵防滴ボディや高速連写を受け継ぎながら、画素数を2420万画素に抑えることで、一般ユーザーに手の届く価格を実現。全部入りともいえる中身の濃さを誇ります。

SPEC【画素数:2420万画素】【連写:秒約10コマ】【常用最高感度:ISO51200】【質量:約650g】●レンズマウント:Eマウント●モニター:3.0型約92万ドット、チルト、タッチ対応●EVF:約236万ドット●サイズ:W126.9×H95.6×D73.7㎜

新開発の裏面照射センサーを搭載し、常用最高感度ISO51200と低感度時の広ダイナミックレンジを実現。

 

上位機α7R Ⅲに勝る693点のAF測距点に対応。画面端の被写体にもスムーズにピントを合わせられます。

 

ほぼ無音で撮影できるサイレント撮影機能をα7R Ⅲなどから継承。最高約10コマ/秒の連写も上位機に匹敵します。

【作例】

フルサイズセンサーはボケ表現や高感度の強さに加え、発色が豊かで階調に深みがあるという利点があります。観覧車の鮮やかな色と金属感もリアルに再現できました。

 

【永山カメラマンのジャッジ!】

画質:☆×4

機能:☆×5

操作性:☆×4

交換レンズの豊富さ:☆×3

幅広い撮影シーンや被写体でオールマイティに活躍する性能

画質と機能、操作性と、いずれもハイレベル。動体から風景、人物、静物まで幅広いジャンルで役立つでしょう。交換レンズは急速に増えているものの、高価で大型のものが中心なので注意(永山さん)

 

【その2】

プロも愛用する高画素&高速フルサイズ

ニコン

D850

実売価格39万9600円(ボディ)

2014年に発売された「D810」の後継機。新センサーの採用によって高画質化を図ったほか、連写やAF、ファインダー、液晶モニター、動画機能などあらゆる部分が進化。AFは最上位機のD5と同じく153点測距に対応します。

SPEC【画素数:4575万画素】【連写:秒約7コマ】【常用最高感度:ISO25600】【質量:約1005g】●レンズマウント:ニコンFマウント●モニター:3.2型約236万ドット、チルト、タッチ対応●OVF:100%、0.75倍●サイズ:W146×H124×D78.5㎜

ファインダーには、同社製品では最大となる倍率0.75倍のペンタプリズムを採用。大きな表示で被写体をくっきりと見ることができます。

 

高感度に有利な裏面照射型の4575万画素センサーを搭載。大判印刷にも適した高精細な写りが得られます。

 

ボディは、悪条件での撮影に強い防塵防滴対応のマグネシウム合金製。グリップは深く、ホールド感も良好です。

 

【永山カメラマンのジャッジ!】

画質:☆×5

機能:☆×5

操作性:☆×4

交換レンズの豊富さ:☆×5

多彩なレンズを生かして本格撮影が楽しめる

画質にこだわりつつ、レスポンス面でも妥協したくない人にオススメ。ボディは大柄で重いため、気軽なスナップには不向きですが、大口径レンズとの相性はよく、本格スポーツ撮影やスタジオ撮影には好適です(永山さん)

【その3】

Kissシリーズが25周年を迎えてミラーレス化!

キヤノン

EOS Kiss M

実売価格8万10円(15-45キット)、10万890円(ダブルズームキット)

ファミリーカメラの定番「EOS Kiss」シリーズ初のミラーレス一眼。従来のKissに比べて一回り以上小さなボディに、デュアルピクセルCMOS AFなどの最新技術を凝縮。充実したビギナー向けガイド機能も搭載します。

SPEC【画素数:2410万画素】【連写:秒約7.4コマ】【常用最高感度:ISO25600】【質量:約387g】●レンズマウント:EF-Mマウント●モニター:3.0型約104万ドット、バリアングル、タッチ対応●EVF:約236万ドット●サイズ:W116.3×H88.1×D58.7㎜

 

高速AF技術デュアルピクセルCOMS AFに対応。ピント合わせは快適です。

 

上下左右に回転するバリアングル液晶によって、自分撮りなども楽しめます。EVFも搭載します。

 

【永山カメラマンのジャッジ!】

画質:☆×4

機能:☆×3

操作性:☆×4

交換レンズの豊富さ:☆×3

中級一眼レフ並の画質とAF

高画素APS-Cセンサーが生み出す画質は、中級一眼レフに匹敵するレベル。AFなどレスポンス面も快適です。交換レンズは、他社に比べるとまだ少なめ(永山さん)

 

【その4】

所有欲を満たすスタイリッシュなデザインも魅力

オリンパス

OM-D E-M10 Mark

実売価格8万6650円(ダブルズームキット)

フィルムの一眼レフを思わせるデザインを採用した、エントリー層向けのミラーレス一眼。E-M10シリーズの3代目であり、新たに4K動画に対応したほか、アートフィルターなどの撮影機能がいっそう向上しています。

SPEC【画素数:1605万画素】【連写:秒約4.8コマ】【常用最高感度:ISO25600】【質量:約410g】●レンズマウント:マイクロフォーサーズ●モニター:3.0型約104万ドット、チルト、タッチ対応●EVF:約236万ドット●サイズ:W121.5×H83.6×D49.5㎜

 

入門機ながら強力な5軸手ブレ補正を内蔵。薄暗いシーンでも手持ちで安心して撮れます。

 

新搭載したAPモード。星空を光跡として表現するモードなど、一段上の撮影が楽しめます。

 

【永山カメラマンのジャッジ!】

画質:☆×3

機能:☆×4

操作性:☆×3

交換レンズの豊富さ:☆×4

充実した撮影機能とレンズが◎

画質はクリアで見栄えがいいですが、最新モデルにしては画素数は控えめ。撮影モードはオートからマニュアルまで充実。交換レンズも数多く揃っています(永山さん)

 

【その5】

AF追従で20コマ/秒を誇る高速連写番長

パナソニック

LUMIX G9 Pro

実売価格21万4920円(ボディ)、29万5920円(標準ズームキット)

動画に強い同社のミラーレス一眼のなかでも、特に静止画を重視したハイエンド機。世界最速をうたうAFと超高速連写によって、動体の決定的瞬間も確実に捉えられます。ボディはやや大きめのマグネシウム合金製。

SPEC【画素数:2033万画素】【連写:秒約20コマ】【常用最高感度:ISO25600】【質量:約658g】●レンズマウント:マイクロフォーサーズ●モニター:3.0型約104万ドット、バリアングル、タッチ対応●EVF:約368万ドット●サイズ:W136.9×H97.3×D91.6㎜

 

AF固定60コマ/秒の超高速連写に加えて、連写を長時間続けられる4K&6Kフォト機能も搭載。用途に応じて選べます。

 

天面にはミラーレス一眼では希少なサブ液晶を搭載。各種の設定状態をひと目で把握できます。

 

【永山カメラマンのジャッジ!】

画質:☆×4

機能:☆×5

操作性:☆×4

交換レンズの豊富さ:☆×4

やや高めの価格に見合った高性能

シリーズ最大画素数とローパスレス設計によって、精細な描写を実現。機能は盛りだくさんで、交換レンズも豊富。あらゆる被写体に対応できる実力です。

 

アクションカメラ、コンパクトデジカメ、ビデオカメラも狙い目!

非一眼カメラの分野でも高付加価値モデルが続々と登場中。レンズ交換ができない代わりに機動力に優れ、動画や静止画をより自由に楽しめる3台をチェックしました。

 

【アクションカメラ】

定番アクションカメラの画質や手ブレ補正が進化

GoPro

GoPro HERO6

実売価格4万4820

【映像解像度:4K】【写真解像度:12MP】【防水:10m】【質量:約117g】

人気のHEROシリーズ最新作。手のひらサイズの小型ボディに新プロセッサーを搭載し、4K/60Pや高精細なスローモーション撮影に対応。手ブレ補正も強化され、使い勝手は上々です。

SPEC●モニター:2.0型●記録メディア:microSD●インターフェイス:USB-C、マイクロHDMI●サイズ:W62.3×H44.9×D33㎜

 

【コンパクトデジカメ】

コンパクトなボディにAPS-Cセンサーを搭載

キヤノン

PowerShot G1X Mark Ⅲ

実売価格12万1860

【画素数:2420万画素】【連写:秒約7コマ】【常用最高感度:ISO25600】【質量:約399g】

小型ボディにAPS-Cサイズの大型センサーと光学3倍ズームを搭載。一眼レフEOSから継承した明快な操作性や、安定感のある画質、自由度の高いバリアングル液晶なども魅力です。

SPEC●センサーサイズ:APS-C●レンズ:24〜72㎜(35㎜フィルム換算)●モニター:3.0型約104万ドット、バリアングル、タッチ対応●EVF:約236万ドット●サイズ:W115×H77.9×D51.4㎜

 

【ビデオカメラ】

カメラ内で編集ができる「あとから補正」が進化

 

パナソニック

HC-VX985M

実売価格5万4400円

【映像解像度:4K】【光学ズーム:20倍】【デジタルズーム:250倍】【質量:約395g】

光学20倍ズーム搭載のビデオカメラ。4K動画を編集する「あとから補正」が進化し、特定の被写体を追尾したり、アップにしたりできます。小型ボディやスマホとの連携機能も魅力です。

SPEC●センサーサイズ:1/2.3型●レンズ:30.8〜626㎜(35㎜フィルム換算)●モニター:3.0型46万ドット、タッチ対応●サイズ:W65×H73×D141㎜

通勤通学で使いたい軽量コンパクトなワイヤレスヘッドホン ソニー「WH-CH500」

ソニーは、iPhoneなどで採用されているAACコーデックに対応したBluetoothヘッドホン「WH-CH500」を6月23日に発売します。カラーはブラック、グレー、ブルーの3色を用意し、実売予想価格は7500円前後(税抜)。

 

WH-CH500は、コンパクトで持ち運びやすいオンイヤータイプのワイヤレスヘッドホン。iPhoneなどで採用される高音質なBluetoothコーデックAACに対応しており、ワイヤレスでも劣化の少ない音質で音楽が楽しめます。

 

本体は重量約140gの軽量設計で快適な装着感を実現。カバンなどに収納しやすいスイーベル機構を採用しているので、持ち運びやすく毎日の通勤や通学用としても最適です。

 

耳元のボタンで音楽再生/一時停止などの操作が行えるほか、SiriやGoogleアシスタントを呼び出せるボイスアシスタント機能も備えています。内蔵バッテリーで最大約20時間の音楽再生が可能。充電時間は約4.5時間となっています。

 

ケーブルから解放されたワイヤレスヘッドホンは、一度使うと手放せなくなる便利なアイテム。初めてのワイヤレスヘッドホンとしてWH-CH500を試してみてはいかがでしょうか?

ソニーの学習リモコン「HUIS」をフォトフレームに! お気に入り待受機能に対応

電子ペーパーの学習リモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」が、お洒落なフォトフレームに変身するアップデートの提供が開始されました。

 

ソニーが発売した「HUIS」は、ディスプレイに電子ペーパーを搭載して、ボタンのレイアウトを自由にデザインできる学習リモコン。今回、ソフトウェアバージョン4.6へのアップデートにより、「お気に入り待受画面」の機能が追加されました。

 

↑HUIS REMOTE CONTROLLER、実売価格2万7950円

 

お気に入りの待受画面機能は、待機状態のHUISに好きな壁紙を表示する機能。イラストや写真、カレンダーなど好きな画像をディスプレイに表示できます。HUISのディスプレイは電子ペーパーを採用しているので、同じ画像を表示している間はディスプレイに電力を消費しません。いざ使いたいときに電池切れ、という心配もなく利用できます。

 

↑どんな待受画面にするかはアイデア次第

 

待受状態のHUISを手に取ると自動でリモコン画面に切り替わり、置いてから1~2分程度で待受状態に戻るようになっており、リモコンとしてもスムーズに使えます。待受画面はWindows/Macのアプリから設定できます。

 

このほか、ソフトウェア バージョン4.6のアップデートでは、アイリスオーヤマや東芝、ドウシシャ、日立、三菱電機、山善などの家電のプリセット設定も追加されています。

 

↑飾れる学習リモコンで部屋をすっきり整理しよう

 

複数の家電のリモコンをまとめて便利に使うだけでなく、置いておくとインテリアにもなる学習リモコン「HUIS」。たくさんのリモコンが転がっているリビングに1台導入すると、部屋がすっきりまとまりそうですね。

 

スマホ対応でめちゃ便利に! 従来機ユーザーがソニーの電子ペーパー新サイズ「DPT-CP1」を試した

以前に本誌で筆者がレビューしましたソニーのデジタルペーパータブレットに、新しいA5版サイズの「DPT-CP1」が6月5日より発売されます。従来のA4版「DPT-RP1」との違いや、本機の発売に合わせて追加したPCアプリの新機能をレポートしたいと思います。

↑左が新しいA5版のDPT-CP1。右側のA4版DPT-RP1に比べるとサイズが一段と小さくなったことがよくわかります

 

デジタルペーパーの特徴は書かれた文字の視認性が高く、消費電力がとても少ないこと。液晶タブレットのように表示のためのバックライトを必要としないため、薄型の製品が開発できます。ソニーは以前にデジタルペーパーを搭載した電子書籍「Reader」を商品として販売していたこともありますが、当時と比べて今のデジタルペーパーは描画応答速度も格段に速く安定しています。iPadのようにカラー表示はできませんが、液晶の画面にスタイラスペンがコツコツと当たる書き味が苦手という方には、このソニーのデジタルペーパーのサラサラとした、鉛筆で紙に文字や絵を描くのに近い感覚をぜひ一度は体験してみることをおすすめします。

 

筆者はいま、昨年発売されたA4版デジタルペーパーのDPT-RP1を仕事用として愛用しています。これまでは原稿のアイデアを書きとめたり取材のメモを取るときは紙のノートと、“こすると消えるフリクション”を使っていましたが、DPT-RP1を使うようになってから、ノートとフリクションの替え芯を買う機会がめっきりと減りました。ノートに書いたメモはしばらくすると書き込んだところがわからなくなりがちですし、ノート自体が場所を取るようになってやがては捨ててしまいます。DPT-RP1のドキュメントはPDFファイルとして電子化して保存できるので、例えば半年以上前に発売された製品をレビューする依頼が急に舞い込んできた時にも、当時の取材メモをすぐに参照できるのが頼もしいところ。

 

さらにDPT-RP1は重さが約358gと下手な紙のノートや手帳よりも軽く、ページめくりは左右スワイプでOKなので、展示会やイベントを取材している時に落ち着いてメモが取れるようになりました。

 

それから、ニュースリリースや製品のプレゼンテーション資料のデータファイルをPDFにして、DPT-RP1に読み込んでから移動中にチェックするという使い方も便利。電子ペーパーディスプレイの解像感が高いので、文字がとても読みやすいですし、取材の時に撮影した写真をコンタクトシートファイルにしてDPT-RP1に読み込んでから、使えそうな写真をピックアップするときの時短にも役立ってます。

↑デジタルペーパーの解像度が高いので、PCで作成したドキュメントのビューワー用途にももってこい。読み込めるのがPDFファイルのみなのがやや残念。電子書籍やPPT、DOC、JPEGファイルなどもダイレクトに読めるようになればうれしいのですが

 

A5版のDPT-CP1はA4版モデルから基本的な機能を踏襲して、デザインもそのまま小さくなったといっていいほど。では、変わった点はどこでしょうか。

 

ひとつは当然ながら小さく・軽くなっています。ディスプレイのサイズは10.3型。A5と言えば、わが家にある比較対象的なデジモノではiPad Pro 9.7インチのサイズ感が比較的近かったので、参考までに写真を撮ってみました。

↑10.3インチのCP1を9.7インチのiPad Proとサイズを比較するとだいたいこんな感じ

 

↑A4変型のGet Navi誌とサイズを比較

 

質量は約240gと、A4サイズのDPT-RP1よりも118gほど軽くなっています。本体の厚みは5.9mmと変わりません。サラサラとしたリアパネルの触り心地、カラーはA4版と一緒です。

 

16階調グレースケール表示のディスプレイはE-ink社の電子ペーパー「Carta」を採用。解像度は1404×1872ドット(220dpi)。ディスプレイがより小さくなったぶん、DPT-RP1よりも約10%の精細な表示が可能になっています。

↑PhotoshopのコンタクトシートをPDFにして送っていただいたファイルをRP1でチェック。記事で使う写真をザッと確認する作業が捗ります

専用のスタイラスペン(DPTA-RS1)はDPT-RP1に付属するものとまったく一緒。サイズまで一緒なので、A5版のDPT-CP1の側面に装着すると、本体がペンに“だっこされてる感”がDPT-RP1よりも少し強いです。

↑専用のスタイラスペン(DPTA-RS1)

 

↑専用のスタイラスペンを装着したところ

 

このスタイラスペンは鉛筆やボールペンのように“替え芯”が必要で、フェルトタイプとポリアセタール樹脂素材の2種類が用意されています。筆者は筆圧が強いので、RP1をほぼ毎日使っていて、だいたい3~4週間で交換時になります。替え芯のランニングコストがかかるところがiPad Pro×Apple Pencilとのひとつの違いにもなります。

↑替え芯が必要な点が特徴

 

何はともあれ、DPT-RP1よりも圧倒的に小さくなったA5版モデル。まわりによく「ブラックジャック(間 黒男)が往診の時に持ってるカバンみたいだね」と言われるほど大きなバッグを持ち歩く筆者のようなノマドワーカーにはA4版のサイズ感も気にならないものですが、実はデジタルペーパーの購入をためらっていた理由はサイズ感だったという、女性のビジネスパーソンの皆さんにはDPT-CP1をぜひ手にとってみてほしいです。これなら普段から持ち歩けそうですね。

 

筆者も使ってみて、展示会のイベント取材に出かける機会には、片手でよりいっそう持ちやすくなったA5版のDPT-CP1のほうがベターだと感じました。ただ、原稿のアイデア出しの時には画面を大きく使えるA4版のほうが、なぜか伸び伸びと頭が働いている手応えがあります。懐に余裕があれば両方ほしいです。RP1を持っている人はCP1を安く買える優待サービスみたいなのはアリでしょうか、ソニーさん?

 

スマホアプリ対応で使い勝手が大幅アップ

DPT-CP1の発売に合わせて、先行発売のDPT-RP1でも使える便利な「モバイルアプリ」のローンチと、PC用アプリ「Digital Paper App」の機能強化が実施されています。筆者もそれぞれを試してみました。

 

まずモバイルアプリの「Digital Paper App for mobile」は、Andorid版とiOS版がどちらも無償でダウンロードできます。当初アプリが対応するモバイル端末は“スマホだけ”で、タブレット向けにネイティブ化はされていないのでご注意下さい。

↑モバイルアプリ「Digital Paper App for mobile」。デジタルペーパーのドキュメントをスマホでチェック、送信ができるようになりました

 

モバイルアプリはデジタルペーパーとスマホを同じWi-Fiネットワーク、またはNFCなどでペアリングしてWi-Fiダイレクト接続で使用します。PC用アプリに比べるとできることはシンプルですが、デジタルペーパーで作成したPDFファイルをスマホにワイヤレスで送って閲覧したり、外出先から共有することが可能になるのは便利。クラウドストレージへの保存も楽々。スマホ→デジタルペーパーの方向へPDFファイルの取り込みもできるので、会議やプレゼンに必要なファイルをクラウドに入れておけば、外出先にいてもデジタルペーパーでピックアップできます。

↑デジタルペーパーを直接Wi-Fiにつなぐことができなかったので、スマホにインストールされているアプリを使ってPCレス環境でも共有が可能になるのは大歓迎です

 

読み込んだPDFを、別途PDFファイルの編集に対応するアプリがスマホにインストールされていれば、簡単なコメントを付けて仕事仲間に送ることもできそうです。ただPDFファイル編集などについてはやはりPCに読み込んだ方が何かと楽でしょう。

↑Adobe Acrobatアプリで開いて簡単なコメントを付けてから送ることもできました

 

PC用アプリに追加された機能の数々は何気にとても画期的です。まず今回は取材のために借りたDPT-CP1をPC用アプリ「Digital Paper App」に接続するときに、筆者がいつも使っているDPT-RP1とのペアリングが接続するたびに解除されるのは面倒だなと思ったのですが、アップデートによって複数台のソニーのデジタルペーパーをペアリングしておいて、切り替えながら使えるようになりました。メニューの「Digital Paper App」のプルダウンメニューに「デジタルペーパーの切り替え」が項目として加わっています。

↑PC用「Digital Paper App」もバージョンアップにより機能を追加。複数台のデジタルペーパーのペアリングが切り替え可能になります

 

デジタルペーパーをPC用アプリに接続している最中に、スクリーンに表示されている内容をプロジェクターなど外部の映像機器に出力(スクリーンキャプチャー)できるようになりました。アプリの右上メニューから「スクリーンキャプチャー」を選択します。

 

複数ページにまたがるファイルは、ツールバーを表示してから選択できるようになる「ページ一覧」を選択するとページ数が表示されるようになっています。任意のページに一発で移動できるダイレクトページジャンプも新機能。ほかにもドキュメント表示をページの向きに合わせて自動で回転させる機能が乗ったり、Adobe Acrobatで作成したPDFフォームも読み込めるようになっています。

 

A4版のRP1でびっしり詰めて書いたファイルを、A5版のCP1に読み込んでみても読みやすく最適化して表示してくれます。スマホやタブレットほど万人に受けるアイテムではないかもしれませんが、ハマる人にはピッタリハマる電子ペーパーといえるでしょう。2種類のサイズ使いこなせば、最強のライターになれそうな気がしてきます。今回のレビューで試用してすっかり物欲を刺激されてしまいました。

 

20万円超えでも大人気、ソニー「α7 III」はなぜ選ばれる? 約2か月使ったプロが語る7つの魅力

ソニー「α7 III」は、有効2420万画素のフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラです。20万円を超える価格にもかからわず、今年3月の発売以来、好調なセールスを記録中。その魅力は何でしょうか。約2か月間使用したユーザーの立場から、特に気に入った点と不満点を挙げてみました。

↑ソニー「α7 III」。同社オンラインショップでの価格はボディのみで税別22万9880円

 

フルサイズミラーレス「α7シリーズ」第3世代のスタンダード機

ソニー「α7シリーズ」は、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラのシリーズです。いまのところ8モデルが存在し、2013~2014年に発売された「α7」「α7R」「α7S」が第1世代で、2014~2015年に発売された「α7 II」「α7R II」「α7S II」が第2世代、2017~2018年発売の「α7R III」と「α7 III」が第3世代となります。

 

このうち最新モデルであるα7 IIIは、第3世代のスタンダード機という位置付け。高画質と高速性、高機能をバランスよく兼ね備えています。

 

α7 IIIの実売価格はボディ単体で20万円台の前半。決して手ごろとはいえませんが、昨年発売されたα7R IIIが30万円以上、最上位モデル「α9」が40万円以上もすることから考えると、不思議とα7 IIIの20万円台がリーズナブルに感じられます。もし発売の順番が逆だったら、価格から受ける印象は違ったかもしれません。

↑撮像素子には、有効2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載

 

↑チルト可動液晶を備えた小型軽量ボディはシリーズ共通の特徴

 

そんなα7 IIIを私自身も入手し、これまでのところ仕事から作品、プライベートまで幅広く有効活用しています。特にお気に入りのポイントを以下の7点にまとめてみました。

 

【魅力その1】フルサイズ機では最小クラスのボディ

魅力としてまず挙げたいのは、フルサイズ機として抜きん出た機動力の高さ。正確には、α7 IIIだけでなく、α7シリーズに共通したメリットです。

↑レンズのサイズと重量については、高価な大口径レンズを使用する場合、一眼レフ機と大きな差はなくなります。とはいえ、α7 IIIのレンズキットに付属する標準ズーム「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」は比較的小さくて軽量。携帯性重視の用途では、おすすめです

 

α7 IIIの外形寸法は幅126.9×高さ95.6×奥行き73.7mm。初代機α7や2代目α7 IIに比べるとグリップが大型化したぶん、奥行きは増していますが、幅と高さはほとんど変わっていません。

 

バッテリーとカード込みで約650gという重量に関しては、2代目α7 IIよりも51gアップし、α7シリーズではα7R IIIに次いで2番目に重くなっています。ただ、それでも他社のフルサイズ一眼レフに比べると100g以上も軽量です。

 

一眼レフ機の場合、画質を重視してフルサイズ機を選ぶか、携帯性を重視してAPS-Cサイズ機を選ぶか、という二者択一になりがちですが、α7 IIIなら画質にも携帯性にも妥協せず、両方のメリットが得られます。

 

【魅力その2】撮影条件を問わずスムーズにピントが合う高速AF

性能面では、強力なAFが魅力です。像面位相差AFは693点、コントラストAFは425点もの測距点を備え、どちらも画面の広範囲をカバー。構図の真ん中でも端でも、静物でも動体でも、明所でも暗所でも、撮影条件を問わずスムーズにピントが合うのはとても快適です。

↑最上位機α9に搭載した動体予測アルゴリズムを最適化して搭載。動体に対するAF追従性は、α7 II比で約2倍。野鳥や乗り物、スポーツなどの被写体も、ストレスなく撮影できます

 

AFまわりの付加機能としては、目にピントを合わせる「瞳AF」や動きものの撮影に役立つ「ロックオンAF」に対応。背面に新設されたマルチセレクターによって、数多い測距点をダイレクトに選択できることや、被写体追従感度といったAF設定を細かくカスタマイズできる点も便利です。

 

かつて動体AFはミラーレスカメラの弱点と言われていましたが、α7 IIIでは、ほとんどのシーンで一眼レフ機に遜色のない動体AF性能を体感できるでしょう。

 

【魅力その3】シャッターチャンスを逃さない高速連写

連写は、最高で10コマ/秒に対応。α7シリーズではα7R IIIと並んで最速を誇ります。しかも連続撮影可能コマ数は、JPEG最高画質で約163枚、RAWで89枚と十分。人物や乗り物、スポーツなどの動きのある被写体を撮る際に重宝します。

 

あまりに快適なので、調子に乗って連写しすぎると、あとからの写真セレクトに時間がかかる点にはご注意を。軽快に作動する画像管理ソフトが欠かせません。

↑波打ち際で遊ぶ子どもたちを高速連写でスナップ。1人がジャンプした瞬間に約10コマを連写し、あとからシルエットのバランスが最もいい1枚をセレクトした

 

私の場合、本格的なスポーツ撮影というよりは、ポートレートやスナップがメインなので、Hi+(10コマ/秒)やHi(8コマ/秒)はほとんど使わず、連写のときは主にMid(6コマ/秒)を活用しています。つまり、私のふだんの用途では最高10コマ/秒はオーバースペック……。とはいえ、どんなシーンでも対応できるという安心感があります。

【魅力その4】シャッター音を消せるサイレント撮影機能

サイレント撮影とは、電子シャッターを利用することでシャッター音を無音にする機能のこと。他社のミラーレスではもはや当たり前の機能になりつつありますが、従来のα7シリーズの場合、サイレント対応はα7R IIIやα7R II、α7S II、α7Sなどの上位機種に限られていました。

 

そんななか、スタンダードモデルのα7 IIIでもようやく静音撮影が可能に。これは撮影の幅を広げる、ありがたい進化です。

↑サイレントモードで撮影。必要に応じて連写もできます

 

個人的には、子どもの寝顔のほか、舞台撮影やインタビュー撮影の際に重宝しています。注意したいのは、サイレント撮影をオンにしてシャッター速度を高速にすると、人工照明下では画像に帯状のムラが生じる場合があること。これについては、シャッター速度を下げることで低減できます。

 

【魅力その5】シリーズ最長を誇るバッテリー持久力

バッテリーには、リチウムイオン充電池「NP-FZ100」を採用。CIPA準拠規格の撮影可能枚数は、ファインダー使用時で約610枚、液晶モニター使用時で約710枚。α7 IIに比べて2倍以上であり、α7シリーズでは最多となっています。また、USB給電/充電に対応することもうれしいポイントです。

 

ただし、持久力があるぶん、フル充電までの時間は約4時間45分とやや長め。充電が待ちきれない人は、オプションの急速充電チャージャーを購入するといいでしょう。

↑側面の端子カバー内には、USB Type-C端子とマイクロUSB端子を装備。本体充電の場合、どちらを使っても充電時間は同じ。ケーブルを差す際に、端子カバーが邪魔になる点は気になります

 

【魅力その6】階調再現域が広い、同価格帯トップクラスの高画質

そして、大前提ともいえるα7 IIIの大きな魅力は、画質の美しさです。撮像素子には新開発した有効2420万画素のフルサイズ裏面照射型センサーを、処理エンジンには「BIONZ X」をそれぞれ搭載し、この価格帯のカメラではトップクラスともいえる高画質を実現しています。

 

特に気に入ったのは、暗部から明部までの階調再現域が広いことです。α7 IIIのプレスリリースによると「低感度時は、約15ストップ(※1)の広いダイナミックレンジを実現」しているとのこと。明暗差の大きなシーンでも、白とびや黒つぶれを最小限に防ぐことができます。

※1:1ストップは、1段分の絞り値に相当
↑花壇のチューリップにストロボを照射して撮影。しべの花粉を確認できるくらい細部まで精密に描写。クリアな発色や滑らかな広階調も確認できます

 

例えば上の写真は、一見すると背景が黒くつぶれているように感じるかもしれませんが、実際には暗部にも情報がきちんと残っています。その証拠に、オリジナルのJPEG画像をPhotoshopなどで明るく補正すると、暗い背景部分には、見えていなかった葉っぱや地面などが浮かび上がってきます。

 

画質に関する注意点としては、解像感が非常に高い反面、シーンによってはモアレ(※2)が生じる場合があること。モアレはRAW現像時に補正するか、あるいは構図やアングルを変えることで目立たなくすることができます。

※2:モアレとは、規則正しい模様がある被写体を撮影すると、被写体の本来の模様とは無関係に現れる、不自然な縞模様のこと。建造物の壁面や金網、フェンス、衣服などに生じやすい

 

【魅力その7】暗い撮影シーンで実感した「そこそこの高感度」の画質の美しさ

高感度画質の美しさも大きなメリットです。α7 IIIの最高感度は、常用でISO51200、拡張でISO204800に対応。これほどの高感度は、私の用途ではめったに使わないので、個人的には最高感度にはあまり興味がありません。むしろありがたいのは、ISO3200~ISO12800くらいの「そこそこの高感度」の画質が美しいことです。

 

例えば、室内でストロボを使わずに人物を撮る際は、ISO1600~3200程度を多用します。また、ライブや水族館といったさらに暗いシーンではISO3200~12800を利用します。そんなときに、高感度のありがたみを実感します。

↑ISO3200で撮影。拡大表示にしてもノイズはほとんど気になりません

 

もちろん、これまでのほかのカメラでも、同じくらいの高感度は使っていましたが、α7 IIIなら、よりノイズが目立たず、より階調が広く、低感度に比べたときの発色の低下も抑えられています。自分的に許容できる感度の幅が広がった、という印象です。

 

【不満点とまとめ】細かい操作性には改善の余地アリも、トータルとしての満足感は非常に高い

一方でα7 IIIに対する個人的な不満は、主に操作性に関する部分です。

 

例えば、シリーズの第2世代までは非対応だったタッチパネルに対応した点。これ自体は使い勝手を高めるうれしい進化といえますが、肝心のタッチの反応があまり快適ではありません。メニュー操作にタッチパネルが使えない点にも疑問が残ります。

 

背面ダイヤルについては、従来より少し改善されたとはいえ、まだ持ち運び時などに不用意に動いてしまうことがあります。そのほか、背面モニターの情報表示が多過ぎて邪魔に感じることや、AFエリアの表示がわかりにくいことなどもやや気になります。

↑操作のカスタマイズは比較的豊富。自分の撮影スタイルに応じて、ファンクションメニューやカスタムキー、マイメニューなどをきちんと設定しておくことが、使い勝手を高めるうえで欠かせません

 

こうした改善要望はありますが、トータルとしての満足感は非常に高いカメラです。価格に見合った価値は十分にあると感じました。特に小型軽量のフルサイズ機を求める人には、強くオススメできます。

↑人気の高倍率ズーム「FE 24-105mm F4 G OSS」を装着。Eマウントの交換レンズはここ数年、急速に増えていますが、他社の一眼レフ用レンズに比べるとまだ選択肢は少なめ。自分の用途に合う交換レンズがあるかどうかも要チェックです

完全ワイヤレスイヤホンの買いモデルはどれ? 人気8機種を「音質」「使い勝手」「通信安定性」でガチ比較

2015年に登場した初代EARINや、世界的な人気となったAppleのAirPodsに続くように、オーディオメーカー各社からも完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホンが続々発売されています。そこで今回は、7社の完全ワイヤレスイヤホン8機種を集め、音質から使い勝手、ワイヤレス接続の途切れにくさまで徹底比較を行いました。この春ワイヤレスイヤホンの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【今回試した完全ワイヤレスイヤホン】

1.ソニー「WF-SP700N」
2.ソニー「WF-1000X」
3.JVC「HA‐ET900BT」
4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」
5.パイオニア「C8 truly wireless」(SE-C8TW)
6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」
7.EARIN「EARIN M-2」
8.NUARL「NT01-MB」

 

【レビュアー】

なお、試聴はiPhoneを使い、AAC対応の機種はAACで、非対応の機種はSBCコーデックで伝送しています。また、ワイヤレス通信の切れにくさは、多くの人が集まる夕暮れ時のJR新宿駅南口改札前にてテストを行いました。

 

1.ソニー「WF-SP700N」

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万3000円前後(税抜/2018年4月28日発売)

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト、イエロー、ピンク ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、アークサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「人通りの多い新宿駅の改札前でも、まったく途切れませんでした」(山本)

 

2.ソニー「WF-1000X」

ソニー
WF-1000X

実売価格2万3350円

業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスモデル。専用アプリ「Headphones Connect」を使えば、周囲の音を聴きとれる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の切り替えや、サウンドエフェクトのカスタマイズが可能。「アダプティブサウンドコントロール」機能により、ユーザーが歩いている/走っている/乗り物に乗っているなどの状態を判断して、あらかじめ設定しておいたNCのON/OFFや外音取りこみパターンに切り替えてくれます。また、ハイブリッドイヤーピースに加え、2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせた「トリプルコンフォートイヤーピース」も同梱。高い遮音性と快適な装着性を実現しています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:シャンパンゴールド、ブラック ●質量:本体のみ(左右各)約6.8g、充電ケース約70g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、トリプルコンフォートイヤーピースS/M/L(各2個)、フィッティングサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 △ 「スマホを手に持っていても途切れることがあり、電波の飛び交う場所は苦手のようです」(一條)

 

3.JVC「HA‐ET900BT」

JVC
HA‐ET900BT

実売価格1万2800円

JVC初の完全ワイヤレスモデル。回転構造によりさまざまな耳の形や大きさに合わせてフィットさせることができる独自の「ピボットモーションサポート」や、装着性を高めるオーバル形状ハウジングに加え、耳の形に沿うフラットな形状で上下の揺れに強い縦型デザインによる3点支持構造を採用。ランニングなどの激しい動きのある場合でも外れにくい安定した快適な装着性を実現しています。イヤホンは水洗いも可能なIPX5相当の防水仕様で、いつでも清潔に保つことが可能。スマホアプリ「JVC Headphones Manager」(無料)を使えば、バッテリー残量の確認やサウンドモードの切替(Flat/Bass/Clear)も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約2時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブルー、ブラック、レッド、イエロー ●質量:本体のみ(左右各)約6.5g、充電ケース約35g ●付属品:標準イヤーピース(S/M/L)各2個、低遮音イヤーピース(S/M/L)各2個、充電用USBケーブル、充電ケース、クリップ付キャリングポーチ

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホをズボンのポケットに入れた状態だとたまに途切れることがありましたが、ほとんどの場面で安定して使えました」(一條)

 

4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」

ボーズ
SoundSport Free wireless headphones

実売価格2万9160円

独自のデジタル信号処理や、音量に合わせてバランスの取れたサウンドに最適化するイコライザーを搭載。クリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。また、円錐形のノズルが耳にやさしくフィットする「StayHear+ Sportチップ」と独自のウィングにより、運動時でも安定した装着感を実現。オープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用することで、内部への水の浸入を防ぎ、汗や雨を気にせず使用できます(IPX4相当)。

 

【SPEC】●対応コーデック:非公表 ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約2時間(15分の充電で約45分使用可能な急速充電対応) ●カラーラインナップ:ミッドナイトブルー、ブラック、ブライトオレンジ ●質量:本体のみ(ペア)約18g、充電ケース約80g ●付属品:StayHear+ Sportチップ(3サイズ)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に途切れにくく、人通りの多い場所でも安心して使えます」(山本)

 

5.パイオニア「C8 truly wireless」

パイオニア
C8 truly wireless(SE-C8TW)

実売価格1万6070円

強磁力マグネットを使用した6mm径の小型ドライバーを搭載。SBCのほか、AACコーデックにも対応しており、手軽に高音質なサウンドを楽しめます。イヤホン本体は、約2mmピッチの細かい凹凸がついたシリコン製で、耳にフィットしながら長時間装着しても蒸れにくく快適に使用可能。スマートフォンに届いたメール、SMS、さまざまなメッセンジャーサービス、さらにカレンダー、ニュースを読み上げてくれるAndroid用アプリ「Notification App」に対応し、スマホが取り出せない状況でもメッセージなどを音声で確認することができます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1時間、充電ケース約3.5時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック ●質量:本体のみ(ペア)約12g、充電ケース約125g ●付属品:イヤホンチップ(シリコン)S/M/L、充電用USB Type-Cケーブル(0.25m)

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホを手に持った状態だと安定していますが、ポケットなどにしまうとまれに不安定になることも」(一條)

 

6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9810円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

 

【接続安定性】 ○ 「ほとんどの場面で安定していて途切れにくかったのですが、新宿駅の混雑時にはまれにノイズが入ってしまうことがありました」(一條)

 

7.EARIN「EARIN M-2」

EARIN
EARIN M-2

実売価格3万2180円

初代EARINの軽量、小型のコンセプトはそのままに、新たにNXP Semiconductorsの「MiGLOテクノロジー」を採用し、信号が途切れるのを抑え、より安定したステレオサウンドを実現。また、スマホ接続時の通話機能を追加装備したほか、周囲の音も聴きとれる外音取りこみ機能も搭載しています。専用アプリより、バッテリー残量チェック、左右のバランス設定、ベースブースト機能の切り替えのほか、外音取りこみモード設定も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●連続再生時間:最大4時間(ステレオ)、最大10時間(モノラル) ●充電時間:本体約75分、充電ケース90分 ●カラーラインナップ:ブラック、(アルミシルバーも展開予定) ●質量:本体のみ(左右各)約3.6g、充電ケース約56g ●付属品:充電用USBケーブル、シリコンチップ、フォームチップ

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に安定しており、新宿駅でのテスト中に途切れたのはほんの1、2回程度。抜群の安定性です」(山本)

 

8.NUARL「NT01-MB」

NUARL(ヌアール)
NT01-MB

実売予想価格1万4750円(マットブラック:2018年4月27日発売予定、ブラックシルバー:5月25日発売予定)

歪みを抑えクリアで立体感のあるサウンドを再生する独自技術HDSS(High Definition Sound Standard)に対応した同社初の完全ワイヤレスモデル。最新のBluetooth 5.0規格に対応しているほか、左右のイヤホンの接続には独自のMCA(Mutual Coupling Antenna)テクノロジーと「Qualcomm TrueWireless Stereo」テクノロジーを組み合わせることで、ワイヤレス接続の安定性と低ノイズ化を両立しています。音質や装着感など好みに合わせて選べる2種類のイヤーピースに加え、装着安定性を高めるイヤーループも同梱。イヤホンはIPX4相当の耐水性も備えています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:マットブラック、ブラックシルバー ●質量:本体のみ(左右各)約5g、充電ケース約26g ●付属品:イヤーピース(Fitting Type、Plug-in TypeともS/M/L各3サイズ)、イヤーループ(S/L)、ポーチ、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ○ 「通信はとても安定していますが、スマホをポケットにしまうとまれに途切れてしまうことがありました。混雑する場所ではスマホを手持ちしておくと安心です」 (一條)

 

各社の個性が光る完全ワイヤレスイヤホンを、ぜひ店頭などでチェックしてみて下さい。

 

液晶の弱点だったアレを克服!? ソニー ブラビアから4K液晶テレビ「X9000F」登場

ソニーは、「BRAVIA(ブラビア)」ブランドより4K有機ELテレビ「A8F」と、4K液晶テレビ「X9000F」、「X8500F」、「X7500F」の計4機種を6月9日に発売します。

↑4K有機ELテレビ「A8F」

 

テレビ台に置きやすくなった新スタンドを採用

有機ELテレビA8Fは、発売中のA1と同等のスペックながらテレビ台などに置きやすいスタンドを採用。テーブルトップ設置時の奥行を約255mmまで抑えています。さらに、スタンドを取り外して壁掛け設置も可能。

↑A8F

 

↑A8F(左)は床置き型のA1(右)に比べ、奥行きを抑えてテレビ台にも置きやすくしたスタンドを採用

 

↑別売の壁掛けユニット「SU-WL450」を使用

 

A1と同様、フラグシップモデルのために開発された映像エンジン「X1 Extreme」を搭載しており、有機ELパネルの最大限まで引き出した高いコントラストを実現。超解像技術「4K X-Reality PRO」により、4Kや地デジなどの映像も高精彩に再現します。また、HDR10やHLG、ドルビービジョンなどのHDR映像に対応するほか、非HDRの映像をHDR相当のコントラストに引き上げる「HDRリマスター」機能も備えています。

 

さらに、画面を振動させて音を再生する独自の「アコースティック サーフェス」も搭載。画面から音を出すことで映像との一体感を高め、臨場感のあるサウンドを演出します。バーチャルサラウンド技術「S-Force フロントサラウンド」や、すべての音源を48kHz/24bit相当までアップコンバートする高音質化技術「DSEE」も搭載しています。

 

Android TV機能を備え、ネット動画再生アプリなどを使用可能。好みのコンテンツを音声で簡単に検索できます。さらに、「Google アシスタント built-in」にも対応予定で、会話形式で情報検索が行えるようになります。

 

液晶の弱点である“残像感”を低減した「X9000F」

液晶テレビは「X9000F」、「X8500F」、「X7500F」の3機種をラインナップ。X9000Fは直下型LED/倍速駆動パネルを搭載し、4K液晶テレビのフラッグシップ「Z9D」に次ぐ上位モデルという位置づけ。Z9DやA1/A8Fなどの上位モデルと同様、高い画像処理能力の映像エンジン「X1 Extreme」を搭載するほか、高コントラストを実現する「X-tended Dynamic Range PRO」技術も採用しています。

↑X9000F

 

新たに、LEDバックライトとフレーム間の黒色の挿入をエリアごとに制御して、従来、液晶の弱点といわれていた残像感を低減する「X-Motion Clarity」技術を搭載。画面の明るさを維持したままなめらかな動きを再現します。

↑X-Motion Clarityの概要

 

X8500Fは4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載し、超解像技術「4K X-Reality PRO」によりクリアで高いコントラストの映像を再生します。また、倍速駆動にも対応しており、残像感の少ないなめらかな動きを実現しています。

↑X8500F

 

43型~85型まで幅広いサイズをラインナップしており、43型/49型はブラックとウォームシルバーの2色を用意。インテリアに合わせてカラーを選べます。

↑X8500Fの85型

 

↑43型/49型は2色を用意

 

X7500Fは、4K/HDRに対応したスタンダードモデル。超解像技術「4K X-Reality PRO」に対応し、地デジやBDなどの映像も4Kにアップコンバートして精細な映像を楽しめます。X8500Fとの主な違いは、4K高画質プロセッサー「HDR X1」や広域色対応「トリルミナスディスプレイ」を採用しておらず、倍速駆動にも非対応となっていること。X8500F/X7500FともAndroid TV機能は搭載しています。

↑X7500F

 

2018年春モデルはいずれも当初はAndroid 7.0(N)で出荷されますが、年内にAndroid 8.0(O)にアップデートされる予定。それに伴いホーム画面なども変更になるとのこと。また、いずれも4K放送対応チューナーは搭載していませんが、ソニーでは外付けの4Kチューナーを年内に発売する予定としています。

 

日本の住宅事情に適したスタンドを採用した4K有機ELテレビと、画質をさらにブラッシュアップしたソニーの4K液晶テレビで高精細な4K映像を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

旅行&アウトドアに持って行きたいポータル家電6モデルをフラッシュセールより厳選!

GWも後半戦ですが、まだまだアクティブに楽しみたいもの。旅行やアウトドアで素敵な思い出を残すなら、カメラをはじめとしたポータル家電があると便利です。楽天市場では、掘り出し物の家電製品をお値打ち価格で大放出するフラッシュセールを開催します。期間は5月1日午前0時~5月7日午前9時59分までの6日間。今回は旅行&アウトドアで使いたいポータル家電を紹介します!

 

セール特設ページはコチラ

 

[その1]

登録した人物に自動でピントを合わせる「個人認証」機能が◎

キヤノン
PowerShot SX720 HS

セール価格2万5200円

キヤノンの「PowerShot SX720 HS」は、軽量で小型ながら光学40倍ズームを搭載したコンパクトデジカメ。新レンズの開発により、超望遠でも広角でもズーム全域での高画質化を実現しています。さらにズーム撮影中は「フレーミングアシスト(探索)」が被写体捕捉をサポート。カメラが人物の顔を検出すると顔が一定の大きさに保たれるよう自動でズームしてくれるので、遠くの被写体を見失うこともありません。

 

【ここがポイント】

イチ押しの機能は、登録した人物に自動でピントを合わせる「個人認証」です。よく撮影する人物の「顔」「名前」「誕生日」を事前登録しておくと、カメラがその人を見つけてピントと露出を優先的に設定。年齢や状況に合わせて撮影モードを自動で調整してくれます。

 

[その2]

外出時こそ真価を発揮するタブレット

レノボ
YOGA Tab 3-8 ZA0A0029JP

セール価格1万7880円

レノボの「YOGA Tab 3-8」は、外出時の使用に適したタブレットです。大容量バッテリーによりWebブラウジングや動画の視聴が約20時間利用可能。充電環境のない場所でもバッテリー残量を気にすることなく使用できます。さらにディスプレイサイズは持ち運びしやすい8インチで、約466gの軽量コンパクトボディーを採用。バッグの中でかさばる心配もありません。

 

【ここがポイント】

同商品は先進的なAnyPenテクノロジー対応モデル。一般的な鉛筆や金属製ボールペンなどを使ってタブレットを操作できます。導電性の有無やパネルへの接触面積からタッチを認識するため、外出時などにタブレット専用ペンを持ち運ぶ必要ナシ。ただし金属製のボールペンなどでタブレットを操作する場合は、画面が傷つかないように注意してくださいね。

 

[その3]

“超解像技術”でズームもキレイなデジタルハイビジョンビデオカメラ

パナソニック
デジタルハイビジョンビデオカメラ V360MS

セール価格2万4500円

パナソニックの「V360MS」は、“超解像技術”を搭載したビデオカメラです。超解像技術とは、被写体の特徴を見分けて解像度を向上する技術。遠くで遊んでいる子どもの表情はもちろん、季節に色づく風景なども大きくきめ細やかな映像で記録できます。

 

【ここがポイント】

同商品に搭載された「iAズーム」は90倍の高倍率ズームで撮影が可能。ズーム倍率が光学領域を超えても、ハイビジョン画質の美しさで記録できます。撮影中の映像を自動で水平にしてくれる「傾き補正」機能もうれしいポイント。

 

[その4]

新設計により軽量化に成功したズームレンズ

タムロン
18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (Model B008TS)

セール価格2万6280円

タムロンの「B008TS」はデジタル一眼レフ用の高倍率ズームレンズ。従来のレンズから外観デザインをリニューアルし、新たに防汚コートが搭載されています。最前面のレンズには撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。ホコリや水滴、手の脂などレンズ表面に付着した汚れをふき取りやすく、メンテナンスが容易です。

 

【ここがポイント】
“手ブレ補正機構”が搭載されている望遠レンズを持つと、ずっしりと重量を感じる人もいますが、「B008TS」は新開発の手ブレ補正機構によって軽量化を実現し、高級感ある外観デザインに仕上げられています。対応マウントはキヤノン用とニコン用。

 

[その5]

どんなシチュエーションでも快適なサウンドを届けてくれるヘッドセット

ソニー
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000X

セール価格2万1020円

Bluetoothに対応したケーブルレスのヘッドセット「WF-1000X」は、最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択。環境が変わって騒音が変化しても、常に最適な状態でクリアな音を楽しめます。

 

【ここがポイント】

音楽を聴きながら周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も搭載。例えば駅や空港などのにぎやかな場所でも、音楽に浸りつつアナウンスに気づくことができます。どんなシチュエーションでも最適な音楽環境を作り出してくれるヘッドセットを、ぜひ体験してみて下さい。

 

[その6]

スリムなデザインのフィットネス用リストバンドで健康管理

Fitbit
Fitbit Alta HR FB408SBKL-CJK

セール価格1万6080円

毎日のアクティビティ、エクササイズ、そして睡眠を記録するFitbitのデバイス。「Fitbit Alta HR」はFitbit史上最もスリムなデザインで、さらに心拍計も搭載されているフィットネス用リストバンドです。一般的なスマートウォッチ同様、着信通知やテキストメッセージ、カレンダー通知などの機能にしっかり対応。またスマートフォンの専用アプリと連動させれば、健康管理機能を通してバランスの取れた生活をサポートしてくれます。

 

【ここがポイント】

搭載された心拍計で一日の心拍数を記録すれば、より正確な消費カロリーの把握が可能。また心拍数をもとに、浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠の時間まで記録してくれるので、睡眠の質を高めるのにも役立ちます。スリムなデザインなので、常に身につけていても邪魔にならないのがうれしいですね。

 

提供:楽天市場

サウンドバー入門機はどれが買い? 人気の2万円台4機種をプロが徹底レビュー

ホームシアターといえば、AVアンプに5.1chスピーカーをつないで……というのは、ひと昔前のお話。近年人気なのは、テレビの前に置いて手軽に迫力のサウンドが楽しめるバータイプのスピーカーです。なかでも売れ筋は、初めてのサウンドバーに最適な2万円台のエントリーモデル。

 

そこで今回は、人気メーカーのエントリーモデル4機種を実際に設置、試聴して、その使い勝手を徹底レビューしました。これからサウンドバーを購入したいと考えている方は、ぜひ参考にして下さい。

 

【レビュアー】

なお、試聴に使用した液晶テレビは43型サイズ。テレビとテレビ台のサイズによってサウンドバーを設置できるかどうかが左右されますので、製品サイズはしっかりチェックしておきましょう。

 

1.これなら置けるコンパクトな1台

パナソニック
SC-HTB200

実売予想価格:2万円前後(2018年5月18日発売予定)

高さ5.1cmの低背設計で、テレビの足元に置いても邪魔にならず省スペースで設置しやすい小型のサウンドバー。新搭載のダイナミックエアロポートにより、気軽に臨場感のある低音サウンドを楽しめます。サウンドモードは、スタンダード、ミュージック、シネマの3種類を搭載。普段のテレビ視聴から映画鑑賞や音楽再生まで、幅広いシーンで活躍します。ワイヤレスサブウーファーをセットにした上位モデル「SC-HTB250」(実売予想価格3万円前後)もラインナップしています。

【SPEC】●出力:80W(40W+40W)●Bluetooth:対応(SBC) ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 ●サイズ/重量:W450×H51×D135mm/1.6kg

 

【設置性】

今回の4機種のなかでは最もコンパクトなモデル。テレビの足元にスッと収まる薄型デザインで、視聴の置き場所に困りません。

 

 

【レビュー評価】

 

2.サブウーファーを内蔵した2.1chスピーカー

ソニー
HT-S200F

実売価格:2万5310円

サブウーファーを内蔵した2.1chのサウンドバー。小型で電力効率に優れたソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載し、原音に忠実なサウンドを再現します。バーチャルサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載し、前方のスピーカーだけで臨場感のあるサラウンド音声を楽しめます。シネマ、ミュージック、スタンダードなど6つのサウンドモードのほか、人の声を強調してセリフなどを聴きとりやすくするボイスモードも備えています。カラーはチャコールブラックのほか、クリームホワイトもラインナップします。

【SPEC】●出力:80W(フロント25W+25W、サブウーファー30W)●Bluetooth:対応(SBC) ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、アナログ入力(ステレオミニ)×1、USB×1 ●サイズ/重量:W580×H64×D95mm/2.3kg

 

【設置性】

4機種のなかではJBLのBAR STUDIOに近いサイズ。やや長めのボディですが、置き場所に困ることはないでしょう。

 

 

【レビュー評価】

 

3.低音が魅力のサウンドバー

 

JBL
BAR STUDIO

実売価格:1万8220円

低音を増強するデュアルバスポートを搭載した、同ブランドのエントリークラスのサウンドバー。迫力と臨場感を実現する独自のサラウンドモードに加え、スタンダード、ムービー、ミュージック、ボイス、スポーツの5種類のサウンドモードを搭載しており、ジャンルやソースに応じてお好みのサウンドを選ぶことができます。付属の壁掛け用ブラケットを使えば壁面への設置も可能。

【SPEC】●出力:30W ●Bluetooth:対応 ●端子:光デジタル入力×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、アナログ入力(ステレオミニ)×1、USB×1 ●サイズ/重量:W614×H58×D86mm/1.4kg

 

【設置性】

ソニーHT-S200Fより若干長めですが、サイズ感は似ています。こちらも設置性は問題ないでしょう。

 

 

【レビュー評価】

 

4.クラスを超えたシアターサウンド

ヤマハ
YAS-107

実売価格:2万6740円

最新バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応したサウンドバー。前方・左右・後方に加え、高さ方向の音場も再現する3Dサラウンド技術により、映像に音声が一体化し、映画や音楽での没入感がより向上します。不足しがちな低音を増強する機能「バスエクステンション」で重低音再生も可能。専用のスマホアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」により、設定や操作などが簡単に行なえます。ワイヤレスサブウーファーがセットになった「YAS-207」(実売価格4万1750円)もラインナップしています。

【SPEC】●出力:120W(フロント30W+30W、サブウーファー60W) ●Bluetooth:対応(SBC、AAC) ●端子:HDMI入力(4K/HDCP2.2対応)×1、光デジタル入力×1、アナログ入力(ステレオミニ)×1、HDMI出力(ARC対応)×1 、 マイクロUSB×1、サブウーファー出力×1 ●サイズ/重量:W890×H53×D131mm/3.4kg

 

【設置性】

長さが最もコンパクトなパナソニックHTB200の2倍近くあるため、事前に設置場所の確認が必要でしょう。高さは抑えられているため、画面の邪魔にはなりません。

 

 

【レビュー評価】

 

テレビの音声を手軽にパワーアップさせることができるサウンドバー。まずは気軽に試しやすい2万円台のエントリーモデルを店頭などでチェックしてみて下さい。

 

ソニーが世界初! ノイキャン×防滴×完全ワイヤレスのスポーツイヤホン「WF-SP700N」

ソニーは、左右独立の完全ワイヤレスイヤホンとして世界で初めてノイズキャンセリング機能と防滴性能を両立した「WF-SP700N」など、スポーツ向けBluetoothイヤホン3機種を4月28日に発売します。実売予想価格は、完全ワイヤレスモデル「WF-SP700N」が2万3000円前後、ビハインドネックスタイルの「WI-SP600N」が1万9000円前後、周囲の音を聴きやすい開放型イヤホンの「WI-SP500」が9000円前後(いずれも税抜)。カラーはすべて、ブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色をラインナップしています。

 

↑WF-SP700N

 

「WF-SP700N」は、左右独立した完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホン。スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しており、静寂のなかで音楽のビートを感じながら運動に集中したい場合や、運動時に周囲の状況を把握しながら利用したい場合など、状況に合わせてリスニングスタイルを選べます。

 

激しい運動時でもイヤホンが外れないよう、耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計を採用。日常生活においてとっさに走り出したときなどでも安定した装着感を実現しています。

↑カラーは4色をラインナップ

 

充電ケースは、片手でも開けやすいスライドタイプ。使わないときはケースにしまっておけば自動的に充電を行ってくれます。イヤホンの連続再生時間は約3時間(ノイズキャンセリングON/OFFとも)で、ケースに入れると約2回分の充電が可能。使わないときはケースに収納しておけば、1日中使えそうですね。対応コーデックはSBC/AACです。

 

密閉型と開放型の2機種も同時発売

「WI-SP600N」はビハインドネックスタイルのワイヤレスヘッドホン。「WF-SP700N」と同様にデジタルノイズキャンセリングとアンビエントサウンド(外音取り込み)モード、防滴性能を備えています。

↑WI-SP600N

 

連続再生時間は約6時間。対応コーデックはSBC/AACとなります。

 

「WI-SP500」は装着した状態でも周囲の音が聞きやすい開放型イヤホンを搭載。環境音が気になるランニング時や、周囲の人とコミュニケーションを取りながらトレーニングする際に便利です。

 

耳に合わせた形状で突起状の滑りにくいイヤーチップを採用し、耳にしっかりフィットするので運動中も快適に装着できます。また、ほかの2機種と同様IPX4相当の防滴性能を備えているので、運動中の汗にも耐えます。

連続再生時間は約8時間。対抗コーデックはSBC/AACとなります。

 

気温が上がり始め、夏に向けて身体をシェイプアップしたいこの時期にうれしいスポーツタイプのワイヤレスイヤホンを、ぜひチェックしてみて下さい。

 

「最上位ミラーレス一眼」はどこまで進化したか? ソニー/富士フイルムの二大モデルを実写比較

近年のハイクラスミラーレスではソニーの躍進が著しいですが、富士フイルムも強力なフラッグシップを投入しました。両機ともプロユースまで視野に入れたモデル。ここではその2台をプロのカメラマンが評価しました。なにかとイベントが多く撮影の機会が多い4月〜5月。ちょっと奮発して、最高級のモデルを買ってみてはいかがでしょうか。

 

※「画質」は、ISO感度と絞り値、焦点距離を揃え、露出とホワイトバランスはオートで撮影して評価。「AF」は、カメラに向かって走るオモチャの電車をAF-Cモードで連写して評価。「電子シャッター」は、高速な扇風機を撮影することで、動体歪みの発生具合をテストしました。スジが多く写るものほど歪みが生じがちです。

 

【解説する人】

カメラマン 永山昌克さん

雑誌やWEBで撮影と執筆を行います。休日は、父としてミラーレス一眼で息子たちの成長記録を撮影。

 

秒10コマ以上の高速連写や高精度な位相差AFに対応

写真愛好家など中上級者向けの分野でも、一眼レフからミラーレス一眼への主役交代が進んでいます。なかでも注目は、ソニーと富士フイルムが投入した新モデル。

 

ソニー「α7Ⅲ」は、人気のフルサイズ機α7シリーズの最新作であり、従来モデルの「α7Ⅱ」からあらゆる部分が進化。特に連写やAFといったスピード面での性能アップが目覚ましいです。

 

一方の富士フイルム「X-H1」は、シリーズ初のボディ内手ブレ補正を搭載するなど、同社技術の粋を注いだ最上位機です。動画性能やボディ剛性も大きく向上しています。

 

今回の試用は短期間でしたが、両機ともプロ仕様の一眼レフに勝る高機能と高速性、快適さを実感できました。20万円を超える価格を決して高価に感じない完成度の高さです。

 

【ソニー】

これからの“標準”となる爆売れ必至フルサイズ

ソニー

α7

実売価格26万9870円(レンズキット)

そのスペックの高さがプロやハイアマチュアから高く評価されているα9やα7R Ⅲといった上位機の長所を受け継いだスタンダード版。693点の位相差AFや10コマ連写、ボディ内5軸補正などのプロ機級の性能を、フルサイズ機としては破格の小型ボディに凝縮しました。【2420万画素】【秒約10コマ連写】【常用最高ISO51200】【約650g】

SPEC●レンズマウント:Eマウント●モニター:3.0型約92万ドット、チルト、タッチ対応●EVF:約236万ドット●サイズ:W126.9×H95.6×D73.7㎜

 

↑背面操作部のレイアウトは、先行する上位機α9やα7Rとほぼ同様。固化幕ボタンをカスタマイズできます

 

 

↑α9などと同じく、スティック形状のマルチセレクターを装備。ぐりぐりと動かしてAF測距点を軽快に移動できます

 

画質:★×5

撮影の自由度が大きく広がる階調や感度の余裕

今回のテスト機のなかでは唯一のフルサイズ機ということもあり、画素数こそほかのモデルと大きく変わりませんが、階調描写と高感度画質は抜きん出ていました。ISO6400やISO12800でも描写に汚い印象は皆無で、撮影の自由度は非常に高いです。

 

AF:★×3

浅い被写界深度ゆえシビアな合焦が求められた

AFテストの合焦率は85%と振るわない成績。テストは画角を統一して行いましたが、本機はセンサーサイズが大きいため、焦点距離が長くなり、被写界深度がシビアになることが影響しました。

 

電子シャッター:★×3

サイレント撮影の動体の歪みはやや目立つ

動体歪みの度合いはやや大きめでした。上位モデル「α9」とは異なり、アンチディストーションシャッターが非搭載なのは残念。もちろん通常のメカシャッターによる撮影なら歪みは生じません。

 

【イチ押し機能!】

裏面照射センサーによる超高感度に注目

新開発のフルサイズ裏面照射型センサーによって、拡張最高感度ISO204800に対応。屋内スポーツや野生動物など、薄暗いシーンで高速シャッターを使いたいときに役立ちます。

↑超高感度は、星景などの写真を撮るユーザーにもありがたいです

 

【富士フイルム】

写真も動画も最上級のXシリーズ新旗艦モデル

富士フイルム

X-H1

実売価格25万8660円(ボディ)

Xシリーズ最上位機として、ボディ内手ブレ補正を初搭載。既存モデルのX-T2より一回り大型化しましたが、ボディ剛性が強化され、大口径レンズ装着時のバランスは向上しました。AFや連写、動画も進化し、動きモノに強いカメラに仕上がっています。【2430万画素】【秒約8コマ連写】【常用最高ISO12800】【約673g】

SPEC●レンズマウント:Xマウント●モニター:3.0型約104万ドット、3軸チルト、タッチ対応●EVF:約369万ドット●サイズ:W139.8×H97.3×D85.5㎜

 

↑防塵防滴&耐低温に対応したマグネシウム合金製ボディ。表面硬度8H相当の対擦り傷性も備えています

 

↑各種設定値を素早く確認できるサブ液晶を天面に新搭載。電源オフでも露出補正量や電池残量などを表示してくれます

 

画質:★×4

初期設定では見栄えを重視した鮮やかな発色傾向

独自のAPS-Cセンサー「X-Trans CMOS III」と処理エンジン「X-Processor Pro」によって、フルサイズに迫る高解像と低ノイズを実現。発色は、青や緑は濃厚に、赤や肌の色は明るく再現。人肌を美しく見せる見栄え重視の傾向でした。

 

AF:★×4

動く被写体にもしっかりと追従する十分なテスト結果

AFテストの合焦率は90%と十分。AFは最大325点の測距点を持つ像面位相差AFに対応します。タッチパネルまたはフォーカスレバーを使って、ダイレクトに測距点を選べる点も快適です。

 

電子シャッター:★×4

 

撮影シーンに応じてシャッター方式を自動選択できる

 動体歪みの度合いは及第点。撮影メニューから、メカシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッターの選択ができ、シーンに応じて各方式を自動的に切り替えることもできるのが便利です。

 

【イチ押し機能!】

映画のような落ち着いた色と豊かな階調

新フィルムシミュレーションとして、映画用フィルムの色合いを模した「ETERNA(エテルナ)」に対応。動画だけでなく静止画でも使用でき、雰囲気ある写りが得られます。

↑フィルムシミュレーションは撮影時や現像時に選択可能

 

 

【最新スマホ5機種・プロ評価】キャリア系Androidスマホはハイスペックの個性派が狙い目

基本的な性能は横並びになりつつあるキャリアのハイエンドモデル。しかし、唯一無二の独自機能を備える機種が増えてきて、それがiPhoneとの差別化にもなっています。使う人によっては、ぐ〜んと満足度が高まりそうな “ハイスペック+α” の個性派スマホを紹介します。

※実質価格は、新規契約もしくは機種変更時の端末価格から、月々サポート(NTTドコモ)やアップグレードプログラムEX(au)の割引分を引いたものです

 

【解説する人】

ITライター 井上 晃さん

スマホやスマートウォッチに精通するライター。海外に出向いて最新トレンドを取材することも。

 

【採点項目】

操作性:本体のサイズ感は適正か? ホーム画面は迷わずスムーズに操作できるか? を評価しました。

パフォーマンス:「Antutu Benchmark」というアプリでパフォーマンスをテスト。実際の使用感も加味しました。

カメラ:背面カメラのスペックと画質を評価。使える独自機能がある場合は加点要素としました。

独自機能:その機種ならではの独自機能の役立ち度をチェック。レア度と汎用性を重視して評価しました。

 

個性派の筆頭は「M」と「Note8」

日本ではiPhone Xも好調で、iPhoneはますますユーザーの裾野を広げています。しかし、スマホの使い方は人それぞれ。自分なりの満足度を追求するなら、必要十分なスペックを備えつつ、さらに “一芸” も備えた個性派モデルも検討したいところ。最注目は2画面スマホ・M。

 

「1画面を2分割するマルチウィンドウでは満足できなかった人に最適な1台です」(井上さん)

 

ほかにもペンで操作できるGalaxy Note8は、実はアナログ派も重宝するといいます。

 

「ちょっとしたメモを書くために手帳を手放せない人でも、Note8があれば、手帳を持ち歩く必要はなくなるかも」(井上さん)

 

 

【その1】2つのディスプレイを自在に使い分けられる

NTTドコモ/ZTE

M Z-01K

実質価格 4万2768円

2面ディスプレイを搭載し、2つのアプリを同時に利用したり、画面を連結させて大きな画面でウェブや動画を見たりできることがメリット。「dマガジン」など電子雑誌の閲覧にも最適です。【最大2.2GHzクアッドコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080 ×2】【リアカメラ2030万画素】

 

操作性:★×5

フツーのスマホとしての使い勝手も上々

折りたたみ時の横幅を約72㎜に抑え、一般的なスマホと同じ感覚で操作できる。2画面ゆえの厚さや重さはありますが、使い勝手は良いです。

 

パフォーマンス:★×4

ハイエンドらしい処理能力を有する

CPUはSnapdragon 821で、RAMは4GB。ベンチマークのスコアは、ライバルより少し劣りましたが、実用上の差はあまりありません。

 

カメラ:★×4

20メガピクセルカメラは自撮りがラク

折りたたみ構造を生かし、約2030万画素カメラを1基搭載。高画質セルフィーを撮れるのは◎。ただし、使いこなすには慣れが必要です。

 

独自機能:★×5

2画面をフレキシブルに使い分け可能

目的・用途に合わせて、2つの画面を使い分けられるのが最大の魅力。「大画面」「2画面」「ミラー」「通常」の4モードを利用可能です。

 

【ここが個性派】タブレットのようにも使える

スマホの画面ではウェブや地図が見づらいという人には、2画面を連結する大画面モードが最適。このほか、2人で向き合って同じ画面を見ることもできます。

↑約6.8インチの大画面で地図やウェブ、動画を見ることができます

 

↑半開きにして立てて、2つの画面で同じ動画を再生することも可能です

 

 

【その2】便利な「Sペン」がさまざまな場面で活躍!

 

NTTドコモ・au/サムスン電子製

Galaxy Note8

実質価格 7万6464円(NTTドコモ)

大画面とペンで操作できることが特徴のハイエンドモデル。録音しながらメモを書いたり、撮った写真に説明を入れたりと、使い方は人それぞれ。デュアルカメラも備えています。【最大2.35GHz オクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【6.3インチ/2960×1440】【リアカメラ1220万画素+1220万画素】

 

操作性:★×5

安定したホールド感で快適に操作可能

大画面ですが、画面比率は18.5:9で縦に長い。横幅は約75㎜で、ホールド感は良好。画面を分割するマルチウィンドウ機能も使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

アプリの切り替えも圧倒的にスピーディ

今回紹介した5機種のなかで最高スコアを記録。6GBメモリの恩恵で、マルチタスクなど負荷の大きい作業もキビキビとこなせます。

 

カメラ:★×5

広角+望遠のデュアルカメラが◎

デュアルカメラは広角+望遠の組み合わせです。広角カメラはF1.7のレンズで、光を効率よく取り込む「デュアルピクセルセンサー」を採用。

 

独自機能:★×5

Sペンがスマホの用途を広げてくれる

本体から抜き出せるSペンを装備。とっさにメモを書いたり、写真を切り抜いたり、動くメッセージを送ったり、多彩に使用できます。

 

【ここが個性派】Sペンで翻訳することも可能!

Sペンのペン先はわずか0.7㎜で、4096段階もの筆圧を検知。ただ文字を書けるだけでなく、ペン先をかざした部分を拡大したり、翻訳したりもできます。

↑Sペンで大きく書いた文字を、罫線上にきれいに並べて記録できる機能もあります

 

↑外国語のサイトを見ている際、Sペンをかざした部分を素早く翻訳できます

 

【その3】先進的なカメラ機能とデザインが魅力 

NTTドコモ・au・ソフトバンク

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製

 Xperia XZ1

 実質価格 3万1104円(NTTドコモ)

シャッターを押した直前の画像も記録される「先読み撮影」など、先進的なカメラ機能を搭載。ディスプレイ画質の美しさや音楽再生機能の充実度にも定評があります。 【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1920万画素】

 

操作性:★×5

美しいデザインとスマートな操作性を両立

画面の大きさと持ちやすさを両立するちょうどいいサイズ感。側面の電源ボタン兼指紋センサーも使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

キビキビと動作して快適に操作できる

 Snapdragon 835という高性能CPUを採用しており、ベンチマークテストの結果も最高クラスでした。

 

カメラ:★×5

高画質はもちろん、遊べる機能も搭載

メモリ一体型の「Motion Eye」カメラシステムを搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影が可能です。

 

独自機能:★×4

人の顔や立体物を3Dで撮影できる

「3Dクリエーター」に対応し、人物の顔をスキャンして3Dデータを作成・活用できます。用途の広がりに期待。

 

【ここが個性派】

作った3D画像はARで遊べる

「3Dクリエーター」で作成した3D画像は、「ARエフェクト」として撮影時に表示したり、オリジナルフィギュアを注文したりできます。

 

↑自分自身の3Dアバターを作成して、AR世界で遊べるのがユニーク

 

【その4】アウトドアで安心して使えるタフネス仕様

 

au/京セラ製

TORQUE G03

実質価格 3万9960円

米国国防総省が定める耐久試験19項目と、京セラ独自の耐海水・耐荷重試験をクリアした頑強モデル。昨夏からロングヒットを続け、3月に新色レッドが追加されました。【2GHzオクタコア】【3GB RAM/32GB ROM】【4.6インチ/1280×720】【リアカメラ1300万画素+200万画素】

 

操作性:★×3

濡れた指先でもタッチ操作が可能

本体サイズのわりに画面が小さく、視認性はやや悪い。濡れた手や、手袋をしていてもタッチ操作できるのは◎。

 

パフォーマンス:★×3

ミドルクラスとして標準的な動作性

スコアは振るいませんが、基本的な操作はサクサクとこなせます。動画編集など、負荷が大きい用途には不向き。

 

独自機能:★×5

ダイレクトボタンの設定が自由自在

左側面にダイレクトボタンを搭載。よく使うアプリをワンタッチで起動したり、簡易ライトを点灯したりできます。

 

カメラ:★×4

“アクションカメラ”としても使える

1300万画素カメラと200万画素の広角カメラを搭載。ランニング等の活動データを画像に重ねて記録できます。

 

【ここが個性派】アウトドアで役立つアプリが◎

 電子コンパスや日の出・日の入り時間がわかるアプリを標準搭載。気圧、潮の満ち引き、スキー場の積雪情報なども素早く調べられます。

 

↑気圧や高度がわかる「Barometer」アプリもプリインストール

 

 

【その5】トレンド機能が全部入りの欲張りモデル

 

au・ソフトバンク/HTC製

HTC U11

実質価格 4万3200円(au)

F1.7のレンズと高感度センサーを搭載したカメラ、ノイズキャンセリング付きイヤホンなど、先進装備が満載のハイエンドスマホ。握って操作する独自機能も魅力です。【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/2560×1440】【リアカメラ1200万画素】

 

操作性:★×4

持ちやすさは△でもアプリが秀逸

感圧センサーの採用ゆえか、約5.5型で幅76㎜と、少し大きめです。ただ、独自のホームアプリの使い勝手は◎。

 

 

パフォーマンス:★×4

ゲームや動画視聴も快適に楽しめる

昨年夏発売モデルですが、性能は依然トップクラス。スコアでわずかにトップに劣りましたが、十分優秀です。

 

カメラ:★×5

シンプルな操作性でキレイに撮れる

一般的なスマホのカメラよりも画素が大きい撮像センサーを搭載。画質の良さは海外の評価機関のお墨付きです。

 

独自機能:★×4

よく使うアプリを握るだけで素早く起動

両側面の下部に感圧センサーを搭載。握るだけで様々なアプリを起動できる「エッジ・センス」は便利です。

 

【ここが個性派】楽しく活用できる「エッジセンス」

「エッジセンス」の初期設定では背面カメラが起動します。Googleアシスタントを素早く起動できるように設定するのもオススメ。

↑握るだけでカメラが起動し、もう1度握るとシャッターが切れます

 

 

日本と海外のカメラはこれからどうなる? ソニーブースに訪れたアジアの写真家たちに聞いてみた

スマートフォンで写真を撮る人が世界中で増えましたが、日本が誇るデジタルカメラはどうなっていくのでしょうか――。3月1日、GetNavi webは世界最大級のカメラの祭典「CP+」でソニーブースに訪れた外国人写真家たちを取材。私たちは彼らにインタビューを行い、日本のカメラをどう見ているのかを調査しました。取材からはミラーレス機の発展に高い期待が寄せられていることがわかってきました。

 

ベトナム

Tuan Ngnyen (ウェディングフォトグラファー)
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CP+に来たのは今回が初めて。Tuanさんは「日本のカメラは世界一」と興奮気味に話してくれました。「毎年、新しい機能や性能を見るたびに、日本のカメラはスゴいと思っています」

 

なぜソニーのカメラを気に入っているのでしょうか。「ソニーはお客様の話をきちんと聞いてくれる」とTuanさんは言います。「ソニーはユーザーのニーズをきちんと把握し、いつも期待に応えてくれます。これは私にとって最高ですよ」

 

日本のカメラには今後もテクノロジーを進化させてほしいと話すTuanさん。カメラのテクノロジーが増えることは、写真家にとっても良いことだと考えています。

 

インドネシア

Fajar Kristiono (ウェディングフォトグラファー)、Benny Lim (ウェディングフォトグラファー)、Daniel Tjongari (風景フォトグラファー)、Glenn Prasetya (ファッションフォトグラファー)

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↑ (右から)Benny Lim氏、Glenn Prasetya氏、Daniel Tjongari 氏

 

CP+は、外国人の写真家にとっても刺激的な場所。インタビューした4人のインドネシアの写真家たちは、口を揃えてカメラの最先端テクノロジーを見に来たと話していました。オートフォーカスやセンサーなど「日本のカメラはテクノロジーという点で1歩先を行っている」とDanielさんは言います。

 

彼らは「α」の性能に大満足しているようですが、特にウェディング写真やファインアートを撮影するプロにとってこのシリーズは良いと話していました。「画像は細部に至るまで美しい」という意見が出ると、全員が同意。

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↑ 一番左がFajar Kristiono氏

 

カメラの今後のトレンドについて尋ねると、4人は「ミラーレスカメラにシフトしている」と話していました。インドネシアではプロの写真家の間でもミラーレスの話題で持ちきりだとか。また、日本でも見られるように、インスタグラムなどソーシャルメディアが普及するにつれて、良い写真を撮りたいと思う人が増えてきているようです。Bennyさんは「みんながミラーレスカメラを欲しがっている」と言います。カメラで撮った写真をスマホに簡単に送れることもその一因のようですね。

 

マレーシア

KL Yeam(デジタルカメラや写真のメディアを持つ出版社「Digital Imaging Publication」のエグゼクティブ・ディレクター)
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KL YeamさんにとってCP+は今回で2回目。「ほぼすべてのカメラ・写真ブランドが集結し、業界を盛り上げようとしている所が素晴らしい」と、このイベントを高く評価しています。イベントの規模も「ちょうど良い」と考えており、ドイツのカメラ見本市のフォトキナと比べて、出展者の質が良いことも注目に値すると話していました。

 

他の写真家と同じように、KL Yeamさんは「未来はミラーレスだ」と言い切ります。最近ではソニーのα9をスポーツイベントの取材で使ったそうですが、その画質や性能――特にサイレント撮影――は「とても良かった」と話していました。さらに、ミラーレスカメラは年々より小さくなっており、バッグのなかでかさばらず、とても持ち運びやすいとも述べていました。これが、マレーシアでミラーレスカメラが人気を伸ばしている理由の1つです。

 

そして、そのなかで一番の人気を誇るのがソニーです。他のカメラメーカーはαシリーズに追いつこうと努力していますが、「マレーシアではソニーのカメラがナンバー1」とKL Yeamさんは断言。「ソニーは他のどのメーカーよりも革新的で創造的です」

 

カメラ業界のゲームチェンジャー

スマホに脅かされている日本のデジタルカメラは、「インスタグラム効果」によってミラーレス機に活路を見出しました。ある調査によると、タイではミラーレスカメラがステータスシンボルを示す「高級品」になりつつあるようです。しかし、このようにカメラ業界の状況を劇的に変えているのは、インスタとソニーなのかもしれません。

 

撮影/我妻慶一

人気の「おひとり様向けホームシアター」はどっちのソニーを選ぶべき? ポイントをプロが解説

毎年4月は多くの人々が新しい生活をスタートさせるシーズン。職場や住まいが変わった機会に何か新しいことも初めてみようと考えている方も多いのでは。新生活はワクワクすることもいっぱいですが、何かとストレスもたまりがち。この機会にわが家で映画や音楽、ゲームを大迫力のサウンドと一緒に楽しめる“マイ・シアター”をつくって、うっぷんをスッキリ解消してみてはいかがでしょうか。

 

自宅でゆっくり映画を見るなら“マイ・シアター”がオススメ

就職や転職で新しい住まいに移ったら、まずやるべきことはテレビの確保。最近はパソコンやスマホ、タブレットをテレビの代わりにしているという方も増えたと聞きますが、最新のテレビドラマや生放送のスポーツ番組をタイムリーに見られるのはテレビだからこその魅力です。ブルーレイレコーダーやプレーヤーをつなげば、いつでも好きな時にディスク系のコンテンツも楽しめ、グーグルのChromecastやアマゾンのFire TV Stick、アップルのApple TVなどの端末を使えば様々な動画配信サービスも手軽に楽しめます。休日はNetflixやAmazonプライムビデオ、dTVなどの動画配信サービスで映画やドラマ、アニメ三昧、なんていうのもいいですね。

 

そして、シアターというからには、音にもこだわりたいもの。テレビにもスピーカーは内蔵されていますが、映画のセリフをハッキリとシャープに、効果音を大迫力で楽しむには力不足と感じている方も多いのではないでしょうか。最も手軽にテレビの音をグレードアップするなら、サウンドバーがおすすめです。テレビの足もとに置いて、HDMIや光ケーブルでつなぐだけで、テレビのサウンドがリッチになります。ただ、サウンドバーは人によっては使いづらく感じられるポイントがあります。

 

ひとつは設置性。テレビの前にスピーカーを置くスペースが必要になります。いまどきのサウンドバーはコンパクトでスリムなものも多くなりましたが、使う時だけ出し入れすることの方が手間なので、あらかじめテレビラックの上など置き場所を確保してから導入を考えた方がよいでしょう。

 

そしてもうひとつ注意したいポイントは、迫力ある音が出せるぶん、夜中や音が漏れやすい集合住宅などでは大音量を出すことがためらわれてしまいます。映画館のような大音量は無理でも、せっかくならば大きな音で聴きたいものですよね。そこで、周囲や時間帯を気にせず、ひとりで思いっきりシアターサウンドを楽しめる注目アイテムを紹介します。

 

震える肩乗せスピーカー「SRS-WS1」

最初に紹介するのは、肩に乗せて使うソニーのワイヤレスウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」です。本機は3月のはじめに放送されたテレビ番組で紹介されたところ人気に火が付いてしまい、残念ながら現在はオーダーストップがかかっているという人気ぶり。価格はオープンですが、発売当初はソニーの直販サイトで2万6000円前後で販売されていたように記憶しています。生産完了になったわけではないので、近く販売が再開されることを期待しましょう。

 

本製品は主にテレビのサウンドを迫力いっぱいに楽しむためのスピーカー。専用のデジタル無線送信機をテレビに接続して、見通し約10mの距離まで離れてもデジタル無線技術で音声信号を飛ばして、クリアなサウンドを耳元で鳴らせます。

 

さらにもうひとつ大きな特徴があります。再生されるコンテンツの音声信号に70~80Hz以下の低音成分が含まれていたら、信号を増幅して振動に変えて、本体が震える機能が搭載されています。例えば迫力の重低音を含むアクション映画やゲームを視聴する際に、臨場感がプラスされる新しい体験を味わうことができます。

 

バイブレーション機能は特にゲームを遊ぶときにいつも以上の臨場感を加えてくれます。振動は「オフ」を含めて全3段階に切り替え可能。シリアスなドラマやジャズボーカルの音楽ビデオをしっとりと聴きたい時にはオフにしておくといいでしょう。本体にスマホをつなぐこともできますが、Bluetoothではなくパッケージに同梱される専用のイヤホンケーブルを使います。

 

テレビとの接続には光デジタルケーブルやアナログ音声ケーブルを使うので、基本的にはテレビとの互換性は広く確保されています。スピーカーのサウンドがとても明瞭なので、リビングに置いたテレビのサウンドを、少し離れたキッチンで家事をしながら聴くなど、カジュアルな使い方にも向いていると思いました。

 

ウェアラブルスピーカーのいい所は、よっぽど大音量を出さない限りは周りにいる人から話しかけられても声が聞こえるところです。急な来訪者があってインターホンが鳴っても大丈夫。ただ、反対に周囲の騒音も聞こえてきます。そしてスピーカーで鳴らしている音はまわりの家族や友だち、恋人にも聞こえてしまうので、一人で盛り上がっているとひんしゅくを買いがち。やはりプライベートルーム用、または一人暮らし用がメインのスピーカーといえるかもしれません。

 

ヘッドホンのように耳を塞がなくても没入感が得られるので、特に夏場には涼しくて重宝しそう。充電台をテレビの横に置いておき、サッと装着すればすぐに自分だけのシアターサウンドが楽しめる手軽さもいいですね。

 

遮音性ばっちりのサラウンドヘッドホン「WH-L600」

より深く、お一人様シアターの世界にのめり込むならサラウンドヘッドホンがオススメ。ソニーから発売された新製品「HW-L600」は、独自の7.1chバーチャルサラウンド機能を搭載するワイヤレスヘッドホンです。ソニーストアの直販価格は2万9800円(税別)。

 

設置は信号処理回路や入出力インターフェースを搭載するスタンドを、薄型テレビにHDMIケーブル、または光デジタル/アナログ音声ケーブルでつなぐだけ。ヘッドホンとスタンドのあいだはデジタル無線接続になり、最大30mの見通し距離まで音声信号を伝送できます。

 

ソニー独自のVPT(Virtualphones Technology)によるサラウンド感はとてもリアル。自然な没入感を特徴としています。元のソースが2chまたは5.1chだったとしても、MATRIXデコーダー機能をオンにすると、入力音声を最大7.1chまでより立体的なサラウンド音場に拡張できます。映画やライブ系の音楽コンテンツと相性抜群。アクション映画では高さ方向の物体の移動感が生々しく再現されるようになり、作品の世界にのめり込んでしまいます。コンテンツに合わせてシネマ/ゲーム/ボイス/スポーツのエフェクトモードも選択可能。

 

イヤーカップが完全に遮蔽されている密閉型ヘッドホンなので、音が聞こえてくる方向や細かな環境音の移動感も実にリアル。例えばFPS(プレーヤー目線でフィールドを駆け巡るシューティング)系のゲームを楽しむなら、音像の定位感や解像度にも優れる本機がおすすめです。そしてスピーカー系の製品のように周囲に音が漏れないので、真夜中にも爆音が出せます。仕事で帰宅時間の遅い方には最適でしょう。イヤーパッドが柔らかく、装着感がとてもいいので、時間を忘れてコンテンツにのめり込まないようご注意を。まわりとのコミュニケーションを度外視して、シアター環境にどっぷり浸りたい一人暮らしの方々を中心におすすめしたい製品です。

 

スタンドもコンパクトなので、常にテレビ横に置いておいても気になりません。普段はテレビの後ろなどに見えないように置いてOK。

 

選ぶポイントは「コミュニケーションの有無」

どちらを選べばいいか、選ぶ際のポイントは2つ。ウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」は、テレビの音声を聴きながら周囲の音も耳に入ってくるので、映画を見ながら家族や友人とコミュニケーションを取ることができます。一方、「HW-L600」は密閉型のヘッドホンなので、周囲の音をシャットアウトしてどっぷりコンテンツの世界に入り込めます。視聴中に周囲の音も聴きたいのか、余計な音はシャットアウトしたいのか、自分の視聴環境を考えてみましょう。

 

また、「SRS-WS1」はスピーカーを増やせば最大2人まで同時に音を聴けますが、「HW-L600」は送信機とヘッドホンが1対1なので、後から増設したくてもできません。家族や友人と一緒に映画を見る可能性があるなら、SRS-WS1のほうがいいでしょう。

 

以上のことから、家族と同居されている方や音漏れが気にならない環境の方は「SRS-WS1」、一人でじっくり楽しみたい方や夜間の視聴が多い方は「HW-L600」がオススメです。

 

自分の視聴スタイルや環境に合った1台を選んで、自分だけのマイ・シアターで映画やドラマを楽しんでみて下さい。

 

【2018年春版】ソニーの人気ミラーレス一眼「α6500/α6300/α6000」3モデルの「違い」と「買い」の正解【後編】

後継機が発売されると、旧モデルは注目されなくなりがち。とはいえ、新旧の差が少ない製品も多く、旧モデルが実はお買い得というケースも少なくない。そこでここでは、ソニーのAPS-Cサイズミラーレス一眼、α6500、α6300、α6000の3世代のカメラを比較。それぞれの操作性や画質、連写性能などをチェックした。カメラ初心者的視点で吉森信哉さん、プロカメラマンの視点で永山昌克さんの評価を交え、3機種を評価する。

※記事内の価格は2018年3月現在の編集部調べによるものです

α6000シリーズは、APS-Cサイズ一眼で中級機の位置付けだが、連写は3機種とも約11コマ/秒と高速。新機種のほうが機能や性能面で進化しているが、2014年登場のα6000でも、あまり古さを感じない
↑α6000シリーズは、APS-Cサイズ一眼で中級機の位置付けだが、連写は3機種とも約11コマ/秒と高速。新機種のほうが機能や性能面で進化しているが、2014年登場のα6000でも、あまり古さを感じない

 

【連写性能を比較】連写速度は同じだが連続撮影枚数でα6500が圧倒

連写は3機種とも約11コマ/ 秒。ただし、α6300とα6000はRAW+JPEGだと連続21コマまでの対応で、α6500のみ連続100コマまで対応だ。

 

「今回実際に特急電車などを撮影したが、連続100コマのα6500は不足を感じることはなかった。ほかの2機種は連続21コマまでで、2秒弱しか高速連写できず、やや不満が残る。撮影開始のタイミングを上手く調整する必要がありますね」(吉森)

 

「α6300やα6000では、JPEGのみの連写を行うのがオススメ。AF追従も3機種とも優れていますが、不規則に動く被写体の場合は、測距点数の多いα6500やα6300が、ピントが合いやすいと思います」(永山)

↑奥の信号機の位置に先頭車両が来たら連写を開始。RAW+ JPEGで連写して高速連写の最終カットか、画面に先頭車両が入っている最後のカットを掲載
↑写真のように奥の信号機の位置に先頭車両が来たら連写を開始。RAW+ JPEGで連写して高速連写の最終カットか、画面に先頭車両が入っている最後のカットを掲載

 

↑α6300とα6000は、スペックどおり21コマ目以降で連写速度が低下し、その後は秒間1 ~2コマの連写になってしまった。α6500は、電車の先頭が画面を通り過ぎても連写できた。AF測距点自動選択を用いて撮影したが、3機種ともほとんどのカットでピントが合っていた。電車など、規則的な動きの被写体では、AFの差はほとんどないといえる
↑α6300とα6000は、スペックどおり21コマ目以降で連写速度が低下し、その後は秒間1 ~2コマの連写になってしまった。α6500は、電車の先頭が画面を通り過ぎても連写できた。AF測距点自動選択を用いて撮影したが、3機種ともほとんどのカットでピントが合っていた。電車など、規則的な動きの被写体では、AFの差はほとんどないといえる

 

【吉森信哉さんの連写性能の10段階評価】
●α6500・9/10
●α6300・6/10
●α6000・6/10

連写は、α6500の一択といっていいと思う。特に初心者の場合は、連写開始のタイミングを計るのは難しく、撮り続けられるほど有利だ。

 

【永山昌克さんの連写性能の10段階評価】

●α6500・9/10
●α6300・6/10
●α6000・5/10

連写は3機種とも十分速いが、連続撮影枚数でα6500が圧勝。連写中のAF追従については、α6300も測距点数が多くα6000よりもやや有利だ。

 

【価格比較】ダブルズームキットも選べるα6000がコスパに優れる

それぞれのボディの大手量販店での実売価格は、α6500が15万730円、α6300が10万4560円、α6000が6万4670円と大きな差がある。しかもα6500はレンズキットの設定がなく、別途レンズも必要だ。レンズキットは、α6300が10万8990円、α6000が7万5470円でα6000はダブルズームキット(8万7530円)も選べる。

 

「Eマウントレンズを持っているならα6500がおすすめですが、レンズも購入するとα6500は20万円程度必要。α6000ならダブルズームキットでも10万円を切るのが魅力です」(吉森)

 

「キットレンズを単体で買うと標準ズーム、望遠ズームともに3万円以上する。α6500は画質重視で高級レンズを狙うのもアリだと思いますが、そうなると予算的には25万円コース。コスパはα6000が圧倒的です」(永山)

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↑キットレンズのE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(写真)は、実売価格3万2640円。ダブルズームキットの望遠レンズ(E 55-210mm F4.5-6.3 OSS)も実売価格3万2590円なので、ダブルズームキットは非常にお得だ

 

↑高級なバリオ・テッサーT* E16~70ミリ F4 ZA OSSは、8万5970円。写りは申し分ないので、α6500の性能をフルに引き出したいなら有力候補
↑高品位なバリオ・テッサーT* E16-70mm F4 ZA OSSは、実売価格8万4230円。写りは申し分ないので、α6500の性能をフルに引き出したいなら有力な候補だ

 

【吉森信哉さんの連写性能の10段階評価】
●α6500・5 /10
●α6300・6/10
●α6000・9/10

α6000のコスパは圧倒的。4K動画を撮るにはα6300以降が必要だが、初めてEマウントのカメラを買う場合や静止画オンリーというならα6000ダブルズームキットが○。

 

【永山昌克さんの連写性能の10段階評価】

●α6500・6/10
●α6300・7/10
●α6000・9/10

できればα6500を選びたいが、キットレンズがないことも考慮するとやはり高価。ただ、4K動画機能も捨てがたく、α6300がバランス良く感じる。

価格変動は少なく、新機種登場時期にやや安くなる程度

α6000シリーズは旧機種も併売となっているため旧型でも型落ちせず、価格低下しにくい製品ではあるが、それでも時間経過や新機種の登場によって多少の低価格化は期待できる。そこで今後の価格変動を「価格.com」に掲載のα6000ボディの平均価格グラフを参考に予想してみよう。

↑グラフの青い線が購買支援サイト「価格.com」でのα6000ボディの平均価格(赤い線は最安値)だ。グラフは過去2年間のものだが、初値は6 万1000 円で最近でも5万9000円台。とはいえ、α6500登場時期となる、昨年12月に5万7000円台をマークしている。どうやら新機種登場時期が狙い目のようだ
↑グラフの青い線が購買支援サイト「価格.com」でのα6000ボディ(ブラック)の平均価格(赤い線は最安値)だ。グラフは過去2年間のものだが、初値は6 万1000 円で最近でも5万9000円台。とはいえ、α6500登場時期となる、昨年12月に5万7000円台をマークしている。どうやら新機種登場時期が狙い目のようだ。(2018年2月時点)

 

2014年登場のα6000は初値が6万1000円で、初値の段階でα6500よりもかなり低価格だった。グラフを見ると、2016年中盤に価格高騰しているが、これは4月に発生した熊本地震の影響と思われ、それを除くと2015年後半から16年にかけては概ね6万円台前半、2017年が6万円台前半から5万円台後半で推移。α6500登場の昨年12月に5万7000円台と比較的低価格になった。α6500も価格は大きくは変動せず、新機種登場時期に多少安くなる程度と思われる。

 

【総合評価】コスパのα6000と機能のα6500で識者の意見も割れる

操作性や実際の写りなどを考えるとα6500が魅力的だが、価格も考慮するとα6300やα6000に分がある。価格と性能のバランス面では、写りがα6500に近く、4K動画撮影も可能なα6300がベストな印象もある。

 

「まずは、高速連写が必要かで判断するのがいいと思います。連写はα6500がやはり有利。5軸手ブレ補正の有無については、手ブレ補正対応レンズを使えば、ほかの2機種でもある程度カバーできます」(永山)

 

「決定的な差があるのは、連写と価格。画質はRAW現像や仕上がり設定でカバーできそうです。性能重視のα6500、バランス重視のα6300、コスパのα6000といった感じ。個人的には、α6300は少し中途半端な印象。予算次第でα6500かα6000を選びたい」(吉森)

 

α6500の機能も凄いが、α6000のコスパも凄い。メインの被写体と予算に合わせて機種選びすれば、後悔のない買い物ができそうだ。

 

【吉森信哉さんの総合評価】
●α6500・41/50
●α6300・33/50
●α6000・34/50

トータルではα6500が優れているが、コスパで有利なα6000も魅力的。画素数的には3機種とも同等なので、4K動画撮影機能が必要なければα6000でも十分撮影を楽しむことができると思う。

 

【永山昌克さんの総合評価】

●α6500・42/50
●α6300・34/50
●α6000・31/50

プロ目線という点で操作性や画質に優れたα6500をおすすめしたい。とはいえ、コスパも重要なので、サブ機と割り切れるならα6000も良さそうだ。α6300は手軽に4K動画を楽しみたい人に向く。

 

【まとめ】こんな人にオススメ!
a6500/連写や操作性を重視する人に向く
a6300/4K動画撮影を手軽に楽しみたい人に最適
a6000/コスパ重視で小さな一眼が欲しい人に向く

 

写真/吉森信哉 解説/河野弘道

 

協力/価格.com

ももクロ10周年の記念コラボウォークマンはファン必携! こだわり仕様&ベスト盤全曲ハイレゾ収録

ソニーマーケティングは、「ももいろクローバーZ」結成10周年を記念して、ウォークマンAシリーズ「MOMOIRO CLOVER Z 10th ANNIVERSARY MODEL –Hi-Res Special Edition-」をソニーストアで販売を開始しました。6月11日10時まで期間限定&数量限定販売で、価格は2万9880円(税別)。また、「ももいろクローバーZ」公式ファンクラブ「ANGEL EYES」でもファンクラブ会員限定で販売されています。

 

「MOMOIRO CLOVER Z 10th ANNIVERSARY MODEL –Hi-Res Special Edition-」は、10周年を記念した「ももいろクローバーZ」特別ロゴと「桃」と「四つ葉のクローバ」をあしらった「ももクロ」の家紋マークが本体背面パネルに刻印されているほか、ホーム画面のメニューアイコンや音楽再生時の操作ボタンなども「ももいろクローバーZ」の特別仕様になっています。

 

 

また、5月23日発売される10周年記念ベストアルバム収録曲(全曲)に加え、本モデルでしか手に入らない限定リミックス音源を、全曲ハイレゾ音源でプリインストール。歴代楽曲タイトルをコラージュした、オリジナルデザインのパッケージなど、細部までこだわった仕様になっています。

 

ももクロの結成10周年を記念した貴重なコラボモデルは、ファンならずとも必携の1台ですね!  期間限定&数量限定なので、欲しい方はお早めに!

 

【2018年春版】ソニーの人気ミラーレス一眼「α6500/α6300/α6000」3モデルの「違い」と「買い」の正解【前編】

後継機が発売されると、旧モデルは注目されなくなりがち。とはいえ、新旧の差が少ない製品も多く、旧モデルが実はお買い得というケースも少なくない。そこで本稿では、ソニーのAPS-Cサイズミラーレス一眼、α6500、α6300、α6000の3世代のカメラを比較。それぞれの操作性や画質、連写性能などをチェックした。カメラ初心者的視点で吉森信哉さん、プロカメラマンの視点で永山昌克さんという両カメラマンの評価を交え、両機を評価する。

↑α6500(中央)、α6300(左)とα6000(右)。2014年の初代モデルα6000の発売から3年以上経過したが3機種とも現行機だ。それだけに、性能や金額の差が気になる
↑α6500(中央)、α6300(左)とα6000(右)。2014年の初代モデルα6000の発売から4年が経過したが、3機種とも現行機だ。それだけに、性能や金額の差が気になる

 

【基本スペック比較】画素数などは同等だが連続撮影枚数に差

基本スペックは3機種とも2400万画素クラスで、α6000は有効約2430万画素とわずかに画素数が多い。連写速度や常用感度も3機種ともに同じ。ただし、連続撮影枚数は、α6500が高くなっている。AF測距点数は、α6500とα6300が多くなっているが、3世代とも像面位相差AFには対応しており、スペック上の差はわずかだ。

 

「α6500とα6300は発売時期も半年しか違わず、スペックも差がないように見えますが、α6500はボディ内手ブレ搭載でモニターのタッチ操作対応。連続撮影枚数がα6500はRAW+JPEGで100枚、α6300とα6000が21枚です。AF測距点数も考慮すると、動きモノを撮るならα6500の一択のように思います」(永山)

 

「連写性能を求めないなら、α6000の価格は魅力的。α6300はちょっと中途半端かも」(吉森)

↑α6000の発売からα6500登場まで3年近く経過している割にスペックの差は少ない。それだけα6000の完成度が高かったということだが、α6500ではBluetoothへの対応や連続撮影枚数の増加などのブラッシュアップが図られた。加えて、ボディ内手ブレ補正にも対応しているので、常用感度は同じでも室内や夜景など、撮影の幅が広がった。(※)RAW+JPEG時
↑α6000の発売からα6500登場まで3年近く経過している割に、スペックの差は少ない。それだけα6000の完成度が高かったということだが、α6500ではBluetoothへの対応や連続撮影枚数の増加などのブラッシュアップが図られた。加えて、ボディ内手ブレ補正にも対応しているので、常用感度は同じでも室内や夜景など、撮影の幅が広がった(※)RAW+JPEG時

 

↑各機種の動画設定を比較。α6500とα6300が4K/30p対応でα6000がフルHD/60pまでのサポートとなっている。記録形式は、いずれも業務用の記録形式を民生化したXAVC Sを選択可能だ。α6000はAVCHDのみ対応だったが、ファームウェア2.0で100MbpsのXAVC Sに対応した(4K撮影は不可)
↑各機種の動画設定を比較。α6500とα6300が4K/30p対応でα6000がフルHD/60pまでのサポートとなっている。記録形式は、いずれも業務用の記録形式を民生化したXAVC Sを選択可能だ。α6000はAVCHDのみ対応だったが、ファームウェア2.0で100MbpsのXAVC Sに対応した(4K撮影は不可)

 

【吉森信哉さんの基本スペックの10段階評価】
●α6500・9/10
●α6300・7/10
●α6000・6/10

4K動画撮影にこだわらなければ、α6300とα6000の差は小さい。連写を多用するならα6500がオススメだが、価格差を見るとα6000も魅力的。

 

【永山昌克さんの基本スペックの10段階評価】

●α6500・9/10
●α6300・7/10
●α6000・5/10

α6300にはないボディ内手ブレ補正は動画にも有効でα6500がオススメ。あくまでサブ機として見るなら、小型・軽量なα6000もアリ。

 

【操作性を比較】タッチパネル採用で操作性に優れるα6500が◎

α6000とα6300を比べると、α6300では背面のAEロックボタンの周囲にレバーが付き、AF/MF切り替えとAFロックを切り替えて使えるようになった。次にα6300とα6500を比べると、α6500はグリップ部が大型化して天面にカスタムボタンが追加されている。背面モニターもタッチ対応になり、操作性が向上した。

 

「使い勝手の面でタッチパネル採用は大きいと思います。それと、α6500はボディ内5軸手ブレ補正も搭載され、安心して手持ち撮影ができる点も魅力です」(吉森)

↑基本的なデザインやボタンレイアウトは3機種で共通だ。目立った違いは、α6500のグリップが大型化した点で、持ちやすさは格段に向上している。機能割り当てが可能なカスタムボタンも天面に2つ用意された。α6000にはAF/MF切り替えボタンがないが、カスタムボタンには登録可能だ
↑基本的なデザインやボタンレイアウトは3機種で共通だ。目立った違いは、α6500のグリップが大型化した点で、持ちやすさは格段に向上している。機能割り当てが可能なカスタムボタンも天面に2つ用意された。α6000にはAF/MF切り替えボタンがないが、カスタムボタンには登録可能だ

 

↑α6300(右)では横方向に太かったグリップが、α6500(左)では細めで深さのあるグリップに変更された。これにより、手が大きな人でもホールドしやすくなった
↑α6300(右)では横方向に太かったグリップが、α6500(左)では細めで深さのあるグリップに変更された。これにより、手が大きな人でもホールドしやすくなった

 

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↑α6500は背面モニターがタッチ操作対応になった。タッチAFが可能なほか、ファインダー使用時にはタッチパッドとして機能し、AF位置を素早く変更できる
↑α6500は背面モニターがタッチ操作対応になった。タッチAFが可能なほか、ファインダー使用時にはタッチパッドとして機能し、AF位置を素早く変更できる

 

【吉森信哉さんの操作性の10段階評価】
●α6500・9/10
●α6300・7/10
●α6000・6/10

タッチ操作が可能な点でα6500を高く評価したい。α6300とα6000は操作性の面の差はあまりないが、α6300の電子水準器の搭載は◎。

 

【永山昌克さんの操作性の10段階評価】

●α6500・9/10
●α6300・6/10
●α6000・5/10

グリップが持ちやすく、タッチ操作対応のα6500を評価。動画撮影時のAFもタッチ操作なら行いやすく、録音中のノイズも最小限に抑えられる。

【画質を比較】差はわずかながら新機種ほど写りも進化

画素数は基本的に変わらないので、感度を上げない限り解像力は同等かと思われたが、実際は異なるようだ。α6300以降はセンサーの集光力がアップしており、拡張感度でISO51200に対応するなど、高感度性能も向上している(α6000は拡張感度に非対応)。

 

「各機種とも低感度、高感度のどちらも十分優秀な描写だと思いますが、α6000は、高感度撮影時にわずかながらノイズが見られます。α6300ではノイズが減り、α6500では解像感もアップ。大きくプリントしないとわからないレベルの差ですが、新型のほうが画質はよくなっているようです」(永山)

↑α6500とα6300は適度にメリハリが効いた写りなのに対し、α6000は比較するとわずかに緩い写りでシャープネスが弱めにかかっているようだ。結果としてα6500とα6300の解像感が高く感じられる。気になる場合は、α6000の設定などでシャープを少し高めにするといいだろう
↑各機種のISO100(低感度)での画質を比較。α6500とα6300は適度にメリハリが効いた写りなのに対し、α6000は比較するとわずかに緩い写りでシャープネスが弱めにかかっているようだ。結果としてα6500とα6300の解像感が高く感じられる。気になる場合は、α6000の設定などでシャープを少し高めにするといいだろう

 

↑最高常用感度のISO25600まで感度を上げて撮影。拡大して見ると、いずれもノイズを処理した形跡が確認できるが、α6500はムラが少なく、質感も十分に残っている。α6300はノイズは目立たないものの、質感が粗く感じる。α6000は多少ノイズは残っているが、質感描写は悪くない
↑最高常用感度のISO25600まで感度を上げて撮影。拡大して見ると、いずれもノイズを処理した形跡が確認できるが、α6500はムラが少なく、質感も十分に残っている。α6300はノイズは目立たないものの、質感が粗く感じる。α6000は多少ノイズは残っているが、質感描写は悪くない

 

【吉森信哉さんの画質の10段階評価】
●α6500・9/10
●α6300・7/10
●α6000・7/10

低感度、高感度ともにα6500が優秀であった。ただ、低感度ではα6300、高感度ではα6000の画質も悪くはなく、この2機種は甲乙付け難い。

 

【永山昌克さんの画質の10段階評価】

●α6500・9/10
●α6300・8/10
●α6000・7/10

最新のα6500の画質が優秀なのは当然として、低感度でのα6300の画質もダイナミックレンジが広めで好印象。α6000も解像感は悪くない。

 

後編では連写性能やコスパの比較、買い時情報などを紹介していく。

 

写真/吉森信哉 解説/河野弘道

【西田宗千佳連載】ソニーに残る「モバイル」の課題

「週刊GetNavi」Vol.64-4

2018年4月1日より、ソニーの社長は平井一夫氏から、吉田憲一郎氏へと交代する。吉田氏は平井ソニーでCFO(最高財務責任者)を務めた人物であり、平井氏の片腕と言っていい。吉田氏の意見は平井氏の舵取りに大きく影響していたといわれており、今後の吉田氏によるソニーの運営も、基本的には平井路線の継承……というより、平井・吉田路線を継承し、自らの企業運営をしていくことになるのだろうと予想できる。

 

そのなかで、吉田氏はどこに注力するのか?  吉田氏は「バランスシート(経営上の収支状況)の改善は緒についたばかり」としており、基本的には各事業の収益性改善と評価に力を注ぐであろうと思われる。

 

そこで気になるのは「モバイル」事業だ。前回解説したように、モバイルはソニーのなかでも問題の多い部門である。日本ではXperiaは人気のスマホだが、世界全体で見ればシェアは低い。中国メーカーとの競争が激しい一方、ハイエンド市場はごく少数の企業で寡占されており、そこに割って入るのは難しい。そのため、平井ソニー時代には、すでに「規模を追わない」姿勢になっている。それでも、売上規模は2017年度予測値で7400億円と大きい。儲からないのに売上は大きく、ちょっとした市況変化で容易に赤字に転落しうることがモバイル事業の問題点で、本来は、さらに抜本的な「高付加価値型へのシフト」もしくは「事業の刈り込み」が必須である。ただ、スマートフォンは、今後出てくる新たな技術の礎となるもので、事業を止めてしまうと次の時代への足がかりがなくなる。こうしたジレンマが、今、ソニーのモバイル事業の流れを不透明なものにしている。

↑Xperia XZ1

 

モバイル市場の先行きに左右されるという意味では、好調であるはずの半導体事業も例外ではない。スマートフォンは普及期から定着期を迎えた。毎年のようにハイエンドスマートフォンがどんどん売れる、という状況ではなくなりつつある。これまでも、スマートフォン向けイメージセンサーは、各地のスマホ市場の売れ行きに左右され、ソニーの収益に影響を与えてきた。この先、スマートフォン向けイメージセンサーの売上が安定的に伸びるとは考えづらく、「ハイエンドスマホ向け一本足打法」からの脱却は必須なのだ。そのため、自動車などの新しいジャンルにも目を向けてはいるものの、これが大きく収益に貢献するのは2020年より先になりそうだ。

 

堅調に見えるゲームも、数年のうちにはプラットフォーム更新の時期が来る。「PS5」が出るのかどうかはわからないが、PlayStation 4事業も、あと1、2年のうちに「次」を見据えた収益構造に変化する必要がある。

 

こうしたことを、吉田新社長は当然考えているはず。だから、どこかひとつが上手くいかないだけで全体が崩れるようなビジネスモデルではなく、トラブル・変動に強い体質を目指すだろう……というのが、筆者の読みだ。特に、半導体を含めた技術投資がどの方向へ向かうのか、慎重に見極めたいと思っている。

 

●次回Vol.65-1は「ゲットナビ」5月号(3月24日発売)に掲載予定です。

 

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【西田宗千佳連載】「エレクトロニクス復権」を掲げた平井ソニーの戦略

「週刊GetNavi」Vol.64-2

平井一夫氏がソニーの社長になったのは、2012年4月のこと。前任はテレビ局CBSの社長も務めたハワード・ストリンガー氏だった。平井氏の社長就任はストリンガー氏の後押しがあってのものだ。「2世代続いて、エレクトロニクスと縁遠い、エンターテインメント系事業を推す社長の就任」と見られ、「エレクトロニクスのソニー」という印象が薄れるのでは……との観測もあった。平井氏が社長に就任した当時、ソニーの業績回復に期待する声はそれほど大きくなかったのだ。平井氏がまずリストラと構造改革に手をつけた時にも、「エレクトロニクスの領域はこのまま減り、ソニーはもっともっと小さい会社になる」と思った人も多いようだ。

20170404_y-koba2 (7)↑ソニーの平井一夫社長

 

だが、結論からいえば、平井氏の戦略は「エレクトロニクスそのものの復権でソニーの業績を立て直すこと」だった。平井氏はかなり意識的に「ソニーの本業はエレクトロニクスである」と強くアピールしていった。

 

では、どんな手法を使ったのか? 簡単に言えば「止血と利益率改善」である。

 

まず、ソニーのなかでは成長が難しいPC事業の「VAIO」を切り離し、投資ファンドに売却したのち、ソニーからは独立した「VAIO株式会社」とした。テレビやカメラの事業も本社から切り出したものの、こちらは完全子会社としてソニーの傘下に置き、独立採算制として利益率を高める手法を採る。

 

これらの措置は、ソニーの収益に悪影響を及ぼす赤字構造を解消するためのものだ。2000年度後半から2013年頃まで、ソニーのエレクトロニクス事業を蝕んでいたのは、「低価格製品の大量生産・大量販売」というモデルだった。技術の進化によってデバイスのコストが下がり、他社と似たスペックのものを安く作ることが容易になった。かといっていたずらに販売数量を増やせば売上が上がる一方で、利益率は下がる。特に昨今は、中国・韓国メーカーとの価格競争も厳しい。もはや「デバイスを調達して組み上げる」力では、他国と日本メーカーの間の差は小さく、大量に利益率の薄い製品を売っていくというモデルではうまくいかないのだ。だが、目の前で「売上」は立っているだけに、こうしたモデルを止めづらいのも事実である。

 

だが、平井氏はまずこのモデルからの脱却を徹底した。一時的に売上は落ちるだろうが、価格勝負からは一斉に引き、価格の安さでしか戦えない商品ジャンルを減らし、高付加価値型の製品のみを残す形にしたのである。高付加価値製品であればソニーの独自性を出せるし、利益率も高い。「売上より利益率」を明確化することが、平井氏のエレクトロニクス事業復活の軸足だった。とてもシンプルな戦略だが、これを徹底したことが、2014年頃から明確に実を結び、エレクトロニクス事業の復権に結びついたのだ。

↑↑画面を振動させて音を出す独自技術「アコースティック サーフェス」を搭載した有機ELテレビ「ブラビア A1シリーズ」

 

高付加価値型製品を作るということは、デザインや機能で工夫しないと生き残れないということでもある。そのことは、ユニークだったり高性能だったりする製品への注力を生み、ブランド力の点でもプラスに働いている。昨今のソニー製品は、5年前のものに比べ面白くなったと思うが、その背景にあるのは間違いなく「高付加価値型へのシフト」なのだ。

 

ただし、これらの施策がうまくいったとしても、エレクトロニクスとは異なる2つの収益軸がなければ、「エレキのソニー」復権はなかった。その一方で、計算とは違って、うまくいかずに終わった「3本目の柱」も存在している。それらがなんなのかは、次回のVol.64-3以降で解説する。

 

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【保存版】ソニー超定番ヘッドホン「MDR-1AM2」はどこまで進化した? シリーズ新旧3モデルを比較&レビュー

ソニーからハイレゾ対応のポータブルヘッドホン「MDR-1AM2」が発表されました。過去に発売された“MDR-1シリーズ”の系譜を辿りながら、特に現行モデルの「MDR-1A」と比べたデザインと機能性、そして音質がどのように変わったのか比較してみたいと思います。

↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの新旧モデルを比較してみた。右側が3月10日に発売される「MDR-1AM2」。左が「MDR-1A」↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの新旧モデルを比較してみた。右側が3月10日に発売される「MDR-1AM2」。左が「MDR-1A」

 

ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「MDR-1」シリーズの系譜を辿る

ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンの歴史は2012年10月に発売された「MDR-1R」に始まります。筆者も本機を長らく愛用してきたユーザーの1人です。当時は2~3万円前後のなかなかお手ごろな価格で愛機を購入したように記憶しています。まだいまほどハイレゾ対応の機器やソフトが多くなかったため、MDR-1Rは音質とポータビリティ、そしてコストパフォーマンスのバランスがよいポータブルリスニング用のハイレゾ対応ヘッドホンとして目立つモデルでした。ヘッドホンのデザインについては音質とともに色々と好みが分かれるところだと思いますが、筆者はシンプルで高級感も醸し出していたMDR-1Rのルックスも気に入って購入を決めました。

↑MDR-1R↑MDR-1R

 

MDR-1Rは発売後に好評を得て、めでたくシリーズ化される運びとなりました。2013年秋には「MDR-1R MkII」が発売されましたが、こちらはパッケージに同梱するケーブルの組み合わせを変えたマイナーチェンジ版でした。続く2014年10月に発売された後継機「MDR-1A」で大きくアップデート。ドライバーユニットを大胆に改良して、再生周波数帯域はMDR-1Rの4Hz~80kHzから、MDR-1Aでは3Hz~100kHzに拡張されています。そしてバランス接続に対応したのもMDR-1Aからでした。本機は現在、大手家電量販店などで2万円台前半ぐらいの価格で買えるので、まさしく狙い目の時を迎えているヘッドホンです。

↑MDR-1A↑MDR-1A

 

そして2015年3月にはMDR-1AをベースにしたBluetoothワイヤレスヘッドホン「MDR-1ABT」が発売されました。本機はBluetoothでハイレゾ相当の高品位なワイヤレスリスニングが楽しめる「LDAC」のコーデックに初めて対応したヘッドホンとしてマイルストーンになりました。本体にDACとアンプ、バッテリーなど色々と内蔵しながらワイヤードのMDR-1Aと変わらないポータビリティを実現した点も見逃せません。

 

“M2(マークツー)”はMDR-1Aと比べてどこが進化したのか?

MDR-1Aの発売から約3年半を迎えて、3月10日に発売される最新モデル“M2(マークツー)”はどこがアップデートされたのでしょうか。音やデザインなど細かく見ていきましょう。

 

まず気になるデザインですが、並べてみるといくつかの大きな違いが見えてきます。今回は互いにシルバーのカラーバリエーションを用意。新モデルのM2はハウジングだけでなく、イヤーカップのハンガーやヘッドバンドのスライダーまでマットなシルバーになって全体に落ち着いた印象を受けます。ヘッドバンドやイヤーパッドの外皮はブラウンからライトグレーになり、全体に統一感のあるシングルトーンとしています。スライダーの素材がステンレスからアルミニウムに変わったのは軽量設計も重視したためでもありますが、おかげで全体的にクールなルックスに。ただ、トラディショナルなオーディオ機器らしいMDR-1Aのほうが見た目には好みという方もいると思います。

↑ルックスを比較してみると、MDR-1AM2はトーンが落ち着いた印象。MDR-1Aはブラウンとシルバーのツートンカラーになる↑ルックスを比較してみると、MDR-1AM2はトーンが落ち着いた印象。MDR-1Aはブラウンとシルバーのツートンカラーになる

 

↑ヘッドバンドのスライダー部分も左側MDR-1Aの煌びやかなステンレスに対して、MDR-1AM2ではマットな質感のアルミニウムに変更されている↑ヘッドバンドのスライダー部分も左側MDR-1Aの煌びやかなステンレスに対して、MDR-1AM2ではマットな質感のアルミニウムに変更されている

 

新しいM2では本体がMDR-1Aよりも38gも軽くなって、200gを切る約187gに質量を抑えています。手にとって比べると違いは明らか。筆者はポータブルヘッドホンは軽いことが正義だと信じていますので、これはプラスの機能改善と受け止めていますが、もしかするとハイレゾ対応ヘッドホンとしてはこの軽さが頼りないと感じる人もいるかもしれません。そこはぜひ音を聴いて実力で判断して欲しいと思います。

 

せっかくこんなに軽くなったのだから、本体をコンパクトに折り畳めるコラプシブル設計も採用して欲しかったところ。WH-1000XM2のように小さく畳むことができたら限られたバッグのスペースがもっと有効に使えそうです。ただMDR-1シリーズのようなプレミアムモデルが“折り畳める”ことについては賛否が分かれそうです。

 

本体が計量化されたことで装着感が格段に良くなりました。やはりポータブルヘッドホンにとって軽さは大事。MDR-1AM2は音楽を聴いているあいだ、ヘッドホンを身に着けていることを忘れさせてくれます。MDR-1AM2はイヤーパッドがMDR-1Aよりも若干薄くなっているように見えますが、これは中のクッション素材を最適化したことによるもの。長時間身に着けていると素材が耳まわりにゆっくりと馴染んでくるような素材に変わっています。

↑イヤーパッドは右側のMDR-1Aのものは耳の裏側の厚みを変えて音漏れを少なくしている。かといってMDR-1AM2の遮音性が低いわけではなく、装着していると徐々に耳にフィットしてくるような新しいクッション素材に変更されている↑イヤーパッドは右側のMDR-1Aのものは耳の裏側の厚みを変えて音漏れを少なくしている。かといってMDR-1AM2の遮音性が低いわけではなく、装着していると徐々に耳にフィットしてくるような新しいクッション素材に変更されている

 

↑イヤーカップのサイズ感を比較。搭載されているドライバーユニットの口径は同じだが、右側MDR-1Aの方がイヤーカップが若干大きく見える↑イヤーカップのサイズ感を比較。搭載されているドライバーユニットの口径は同じだが、右側MDR-1Aの方がイヤーカップが若干大きく見える

 

耳のまわりをグッとグリップするようなMDR-1Aの着け心地に比べると、だいぶ自然なフィット感が得られます。耳の後ろ側のイヤーパッドを厚めに設計したMDR-1Aは、確かに音漏れがとても少なかったものの、夏が近づくとイヤーパッドに熱がこもる感じもありました。M2のイヤーパッドは外皮の触感がサラッとしていて、スティッチ(糸の縫い目)が耳のまわりに当たらないように縫製も工夫しています。

 

機能性については前回、MDR-1AM2の単体レビューで紹介した通りですが、ケーブルが本体着脱式で、対応するリケーブルと交換して好みの音が探求できます。MDR-1AM2の商品パッケージには3.5mm/4極のリモコン付ステレオミニケーブル(アンバランス接続)と、バランス接続用として4.4mm/5極端子のケーブルが同梱されています。どちらも長さは約1.2m。ウォークマンとスマホ、据え置き型のヘッドホンアンプなど色んな製品との組み合わせを買ってすぐに楽しめるのが特徴です。

 

専用のキャリングポーチが少し固めのナイロン素材から、MDR-1AM2では柔らかいナイロン素材に変更されています。ポケットの内側はフリースのようになっているのでヘッドホンの外装に余計な傷が付くことはないと思います。ただ、MDR-1Aまでの固めのポーチの方が筆者は信頼が置けて好みでした。

↑左側がMDR-1Aのキャリングポーチ。外側の素材が少し固めだったが、MDR-1AM2のポーチは柔らかくなっている↑左側がMDR-1Aのキャリングポーチ。外側の素材が少し固めだったが、MDR-1AM2のポーチは柔らかくなっている

 

「1AM2×1A×1R」歴代モデルと音を聴き比べてみる

肝心の音質を比べてみます。MDR-1AM2とMDR-1Aのほかに、筆者が使い込んできたMDR-1Rも用意しました。リファレンスのポータブルオーディオプレーヤーはハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX300」。3.5mmアンバランス接続のケーブルで聴いた音を比べています。

↑左端に用意したのがシリーズの初代モデルMDR-1R。MDR-1AM2(中央)、MDR-1A(右端)と音を聴き比べた↑左端に用意したのがシリーズの初代モデルMDR-1R。MDR-1AM2(中央)、MDR-1A(右端)と音を聴き比べた

 

ジャズのビッグバンドの演奏を聴いてみます。「ルパンIII世 PART IV オリジナル・サウンドトラック」から「ルパンIII世のテーマ 2015」では、MDR-1Aの熱のこもった低音のうねりが炸裂。足場がどっしりとして安定感あふれる演奏を楽しめます。同じ曲をMDR-1AM2で聴くと、中高域の見晴らしが良くなったような印象を受けます。反対に低域は少し細くなったようにも感じますが、芯の強さは変わらず。何より低音の切れ味とスピード感がグンと増しているので、よりいっそう緊張感のあるスリリングなサウンドに包まれる手応えがあります。アグレッシブなジャズ、ロックやダンスミュージックにとても良く合いました。

20180220-i01 (11)↑MDR-1AM2はZX300とトーンが統一されている

 

ライブ録音の作品はMISIAの「星空のライヴIII@山中湖シアターひびき」から「Everything」を聴いてみました。MDR-1Rは、今になって最新のモデルと比べてしまうと情報量や音の広がり感がイマひとつのように感じられてしまいました。それほどMDR-1Aから最新モデルのM2までステップアップしていく段階で、情報量の豊かさ、細かな音の一粒ずつにフォーカスが合う解像度の高さが実感できました。ボーカルはハイトーンがとても伸びやかで、細かいニュアンスが自然と飛び込んでくるので、アーティストとの距離感が一段と間近に感じられます。1Rから1A、M2にヘッドホンをスイッチしていくと、まるでとコンサートホールの遠くの席から徐々にアーティストの目の前のプラチナ席に場所を移りながら聴いているようでした。

 

最新モデルのMDR-1AM2で一番品質が向上したと感じる部分はボーカルの表現力です。最近のポータブルオーディオのトレンドに合わせて、自然さを損なわない範囲でボーカルや楽器のメロディラインを前に張り出したようなフレッシュな音に仕上がっています。声の繊細なニュアンスが浮き彫りになってリアリティが高まっています。筆者はふだんから“歌もの”の曲ばかり聴いているので、どちらかと言えばM2の進化は大歓迎です。

 

MDR-1シリーズには、初めてその音を聴いたときの鮮やかさと豊かな情報量のインパクトが毎日使い続けるうちに深く馴染んできて、やがてこの音以外に満足できなくなってしまうようなユーザーを惹きつける不思議な力があります。まるで主食のご飯、パンのようなヘッドホンといえるのではないでしょうか。ハイレゾ以外の音源を聴く時にもその実力は十分に発揮されます。シリーズ最新モデルのMDR-1AM2は間違いなくこの春、要チェックのヘッドホンです。

 

 

ソニーが「α7 III」を発表! フルサイズミラーレス機ベーシックモデルの衝撃価格とは?

ソニーがこのほど発表したミラーレスカメラ「α7 III」。2018年2月27日、東京・品川でメディア関係者を集めて行われた新商品説明会で、その実機が初めて公開された。同製品のα7シリーズにおける位置付けはベーシックモデルだが、超高感度撮影や多点測距の像面位相差AF、高速連写性能など、上位機と遜色ないスペックを有している。そして、なんと実売23万円(ボディのみ)という価格の発表に説明会場は騒然となった。

20180302-yamauchi-10α7 III を手にするモデル女性を囲む、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズのシニアゼネラルマネジャー・長田泰行氏(左)と、ソニーマーケティングの小笠原啓克統括部長。

 

また、α7 III の発表に合わせ、ガイドナンバー60の電波式ワイヤレス通信対応フラッシュの最上位モデル「HVL-F60RM」の発売も発表された。

 

ソニーの最新技術を惜しみなく投入したフルサイズミラーレスの入門機

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「おい、ウソだろ……」と、どよめきが上がる。ソニーが発表した α7 III は、市場推定価格がボディのみで約23万円。レンズキットでも約25万円という、フルサイズ機では破格の値付けだったからだ。同社が現在、発売中のプロユースモデルである α9 が約50万円、α7R III が約37万円という市場価格を考えても、これは衝撃的な価格設定なのは言うまでもない。発表会では、この α7 III を「ベーシックモデル」(入門機)という位置付けにしているが、そのスペックを見ると、とても入門機のそれとは思えないほど、ソニーの最新技術がふんだんに投入されているカメラなのだ。

 

※価格はいずれも税別。

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発売は2018年3月23日を予定(予約販売受付は3月2日10:00開始)。全国のソニーストア(α Plaza)では、同じく3月2日から発売前の先行展示が行われる。

 

この α7 III は、有効2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。上位機の α7R III と同じ画像処理エンジン・BIONZ Xにより、従来機の α7 II に比べて約1.8倍の高速処理を実現している。また、693点の像面位相差AFに加え、高精度で追従性能の高い「瞳AF」も採用されている。さらに、独自のAFシステム「4Dフォーカス」に対応し、メカシャッター時およびサイレント撮影時でAF/AE追従ながら最高約10コマ/秒の高速連写を実現している。

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軍艦部のデザインは、これまでのα7シリーズを踏襲。直感的に操作可能な独立式のダイヤルが、右手側に集中して配置されるデザインとなっている。

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タッチ操作が可能な背面液晶モニターは、チルト式で屋外での視認性も非常に高い。

 

撮影感度は、拡張で最高ISO 204800での高感度撮影を可能としている。また、BIONZ XとフロントエンドLSIによって、解像とノイズ低減の両立する最大1.5段分の画質向上がなされているという。さらに、低感度時約15ストップの広いダイナミックレンジを持ち、5.0段の補正効果がある光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能が搭載されているというから、スペック面で上位機と遜色ない性能を持つカメラだということがわかる。

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大きく進化した新機能として、瞳AFの追従性が挙げられる。動く被写体にも容易に合焦し、しかも被写体が動いたりカメラの持つ手が動くなどして被写体が画面の隅になっても、瞳AFが追い続けてくれるのだ。これは、ポートレート撮影に大きな優位性があるのは間違いない。693点の像面位相差AF測距点と、撮像エリアの93%をカバーするAFエリアがなせるワザだ。

 

このほか、ミラーレスカメラでは最大クラスの撮影可能枚数も大きな特徴だ。1回充電当たり、最大で710枚の撮影が可能となっている。動画撮影機能は、画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K HDR動画が撮影可能。それでいて、650gの小型・軽量ボディとなっている。

 

連続発光性能と操作性を兼ね備えた大光量の最上位フラッシュ登場

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また、α7 III の発表に合わせて、プロユースにも対応するフラッシュの最上位モデル「HVL-F60RM」が発表された。発売は2018年4月13日を予定しており、希望小売価格は68,300円(税別)。

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ガイドナンバー60で、発光間隔は1.7秒という高い連続発光性能を持つ。広角20mmから望遠200mmまでの広い照射角度に対応しており、発光回数は220回という性能を有している。なお、このHVL-F60RMは電波式ワイヤレス通信に対応しているため、同社の電波式ワイヤレスコマンダー FA-WRC1M と合わせて利用すれば、レシーバーを必要とせずに安定した多灯ライティングが可能となる。

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また、ソニー独自のクイックシフトバランスを採用しており、縦・横位置の切り替えがワンアクションで可能。光量レベルボタンで、光量や調光補正値も素早く設定できる。

 

写真・文/水澤 敬

「相乗りタクシー」から「ソニーの配車アプリ」まで… 激化するタクシー改革は成功するのか?

去年の秋にトヨタ自動車が新型タクシー専用車、JPNTAXI(ジャパンタクシー)を発表したことはこのコラムでも紹介したが、その後もタクシー業界ではニュースが相次いでいる。今年に入ってからも4つの大きな動きがあった。

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まずは1月24日から3月11日(日)まで行われる予定の、配車アプリを活用してタクシーを相乗りで割安に利用できるサービス「相乗りタクシー」の実証実験だ。本来は22日スタートだったが雪のため2日遅れで始まった。

 

2つのグループが提供する配車アプリ上で乗車地と降車地を設定し、同方向に向かう利用者同士をマッチングするというもので、運賃は各利用者が単独で乗った場合の推計走行距離に応じた割り勘となる。東京23区および武蔵野市、三鷹市を走る大和自動車交通グループ 4社と日本交通グループ11社の約950台が協力している。

 

続いて2月8日、日本交通グループでタクシー配車アプリ「全国タクシー」を2011年から提供し、前述の実証実験でもアプリを開発したJapanTaxi(トヨタのタクシー車両とは無関係)が、トヨタとの間でタクシー事業者向けサービスの共同開発などを検討する基本合意書を締結。トヨタがJapanTaxiに約75億円の出資をすることで合意した。ちなみにJapanTaxiの資本金は、この時点で3.1億円だった。つまりトヨタの出資比率は同社の約96%を占めるまでになった。

 

さらに昨年11月に中国の配車アプリ会社、滴滴出行(ディディチューシン) とアプリを使ったタクシー配車サービスの導入の連携に向け協議中と発表した第一交通産業は、メディアで報道されているウーバー(Uber)との提携について19日、協議や検討を行っていることは事実と否定はしなかった。

 

第一交通産業はもちろんウーバーや滴滴出行のような、一般ドライバーが自家用車を使ってのライドシェアを認めたわけではなく、あくまで自社のタクシーの配車をこのアプリで行うという内容で協議を進めているという。

そに

そして20日、あのソニーがタクシー配車アプリ開発に参入すると発表した。子会社のソニーペイメントサービスと東京23区および武蔵野・三鷹市のタクシー会社6社が、配車サービスアプリなどを開発・運営する新会社を今年春に設立することを目指しているという。

 

一連のタクシー改革は、業界団体である全国ハイヤー・タクシー連合会のライドシェア問題対策特別委員会がまとめ、2016年11月に了承された11項目の取り組み案に基づくものだろう。

 

その内容とは、

①初乗り距離短縮運賃

②相乗り運賃

③事前確定運賃

④ダイナミックプライシング(変動料金制)

⑤定額運賃

⑥相互評価制度

⑦ユニバーサルデザインタクシー

⑧タクシー全面広告

⑨第2種免許緩和

⑩訪日外国人等の富裕層の需要に対するサービス

⑪乗合タクシー

というものだ。

 

この11項目のうち、①から⑥まではウーバーなどで実用化されている。同社のシステムを使わず自前で構築しようとするところに、ライドシェアを危険な白タクとみなし敵視してきた業界心理が伝わってくる。

 

しかもウーバーの場合、単一のアプリで相乗りか単独乗車かを選べるが、日本交通は別々のアプリを使う。筆者は運賃が割安なら相乗りを選んでもいいと考える。鉄道もバスも相乗りなのだし。それだけに2種類のアプリを起動させて比較しなければならないのは不便に感じる。しかも一部の改革は東京地区限定だ。日々の移動に苦労しているのはむしろ地方の人々なのに、手を差し伸べようという動きはあまり見られない。

 

それにこの11項目の了承後に目立つようになった、中国などからの外国人観光客を運ぶワンボックスタイプの白タクについては、タクシー業界はウーバーのときほど声を挙げていないのが不思議だ。この新種の白タク、利用者は本国でアプリなどを使って配車会社に手配し、その会社が日本の運転手に連絡するという遠隔操作で輸送を行なっているようだ。でもそれを理由に反対の声をトーンダウンするのは腑に落ちない。こちらについて明確な主張をしないのは公平性を欠くと言わざるを得ない。

 

【著者プロフィール】

モビリティジャーナリスト・森口将之

モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材し、雑誌・インターネット・講演などで発表するとともに、モビリティ問題解決のリサーチやコンサルティングも担当。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本デザイン機構理事、日本自動車ジャーナリスト協会・日仏メディア交流協会・日本福祉のまちづくり学会会員。著書に『パリ流環境社会への挑戦(鹿島出版会)』『富山から拡がる交通革命(交通新聞社)』『これでいいのか東京の交通(モビリシティ)』など。

【CP+2018/ソニー】最新α7 III タッチ&トライには長蛇の列! 待望のヨンニッパも開発発表

CP+2018開幕直前の2018年2月27日に、フルサイズミラーレスの最新機種「α7 III」を発表したばかりのソニーブース。もちろん、同機種をはじめ、プロユースの「α9」や「α7R III」など、主力のαシリーズがフルラインナップで展示され、タッチ&トライコーナーは長蛇の人だかりと盛況だった。

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今回、隠し球の開発発表として姿を現したのが「FE 400mm F2.8 GM OSS」。αユーザー待望の「ヨンニッパ」がいよいよ登場との報に来場者の関心も高く、ケース内展示ながら思い思い撮影する姿が散見された。展示品は操作部表示などがない試作モデルのようで、アナウンスパネルも「開発発表」のプレートのみ。詳細スペックや発売時期などはまだ謎のままだ。

 

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やはり来場者のお目当ては、発表されたばかりの「α7 III」だ。有効約2420万画素、35mm判フルサイズセンサー搭載のα7シリーズにおけるベーシックモデルだが、AF/AE追随で最高約10コマ/秒という高速連写性能は、もはやプロユースにも対応する高スペック。いち早く操作してみたいという人で行列ができていた。写真は「α7 III」と大光量&連続発光のワイヤレスフラッシュ「HVL-F60RM」。

 

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「α7 III」とともに発表された電波式ワイヤレスフラッシュの「HVL-F60RM」も展示と体験コーナーを設置。コマンダー機能を搭載して最大15台まで連動制御が可能。

 

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もちろんソニーαシリーズのフラッグシップ「α9」も出品。試写スペースは、スポーツパフォーマーの動きを望遠レンズで狙う人でごった返していた。

 

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超小型コンパクトデジカメの「RX0」は、そのさまざまな使い方を提案。面白かったのは、αシリーズのホットシューに「RX0」を取り付け、サブカメラとしてレリーズケーブルで接続することによって異なる2つのコンテンツを同時撮影できる「デュアルカメラ撮影」を提案した。望遠と広角、動画と静止画など、さまざまなコンビネーション撮影への可能性が想像できる。

 

〈写真・文〉水澤 敬

【撮影旅×Cyber-shot RX10 IV編】実際に役立った機能はコレだった! “早春の花景色”をいざ撮影

2月から3月前半あたりは、まだまだ寒い日が多くて、野山や公園なども“冬枯れの風景”が広がっている。だが、全国のいろんな場所で梅の花が咲き始め、少しづつ“春の予感”を感じさせる時季でもある。そんな早春の花景色を求め、オリンパス「OM-D E-M1 Mark Ⅱ」とソニー「Cyber-shot RX10 IV」という2台のデジタルカメラを持って、横浜市の東南部にある庭園「三溪園」を訪れてみる。その撮影のなかで役立った機能を中心に、カメラの魅力や撮影旅のポイントを2回にわけて紹介。前編ではソニー「Cyber-shot RX10 IV」編をお届けする。

【今回の旅の相棒】

24-600mm相当をカバーする光学25倍ズームのレンズ一体型カメラ

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ソニー
Cyber-shot RX10 IV
実売価格20万5070円

有効約2010万画素メモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーを採用し、24-600mm相当(35mm判フルサイズ換算)の光学25倍ズームレンズを搭載する、レンズ一体型デジタルカメラ。この高倍率ズームレンズは前モデルにも搭載されていたが、本モデルでは、クラス世界最速「0.03秒」の高速AFや、AF/AE追従「最高約24コマ/秒」という驚異的な高速連写性能を実現している。

 

早春の花景色という今回の撮影テーマでは、その高速性能はあまり威力を発揮する場面は少なかったが、スポーツや野生動物などの激しい動きや一瞬の変化を捉えることが可能な頼もしいカメラである。防塵・防滴に配慮したボディ設計も心強い。

 

【使って実感! 役立ちポイント①光学25倍ズーム】

広角~望遠まで幅広い領域を1台で描写しきる!

RX10 IVに搭載されるZEISS(ツァイス)ブランドのVario- Sonnar (バリオ・ゾナー) T∗ 24-600mmF2.4-4は、ズーム全域で高コントラストかつシャープな画質を実現する、大口径・高倍率のズームレンズ。超望遠撮影時や暗所撮影時に威力を発揮する4.5段分の補正効果がある「光学式手ブレ補正機能」も搭載しているので、優れたレンズ性能や1.0型センサーの実力が引き出せる。さらに、望遠端600mm相当で約72cmまで被写体に寄れるテレマクロ撮影も堪能できるのだ(最大撮影倍率も0.49倍と高い)。

 

次の3枚の作例は同じ場所から撮影したものだが、24-600mm相当という広いカバー領域のおかげで、これだけ違った表現が可能になる。

20180227_y-koba6 (4)↑24mm相当で撮影

 

20180227_y-koba6 (5)↑300mm相当で撮影

 

20180227_y-koba6 (6)↑600mm相当で撮影/共通データ:Cyber-shot RX10 IV 絞り優先オート(F4) WB:オート ISO100 三脚

 

ここでは青空を背景にして、紅梅の木を見上げるように撮影。広角24mmだと、梅の木の周囲の様子まで写し込める。望遠300mmは、一般的な望遠ズームレンズの望遠端の画角。離れた枝の紅梅の様子がよくわかる。そして、超望遠600mmだと、その枝の特定の花が大きく写せるようになった。なるべく身軽でありたい撮影旅において、これだけ違う表現をレンズ交換なしで楽しめるというメリットは大きい。

 

使って実感! 役立ちポイント②超望遠効果

超望遠ならではの作画効果で、離れた被写体の存在感を高める!

望遠レンズには、離れた被写体を大きく写せる「引き寄せ効果」や、被写体(ピント位置)の前後が大きくぼかせる「ボケ効果」などの効果が顕著になる(ただし、ボケ効果に関しては、センサーサイズも関係してくる)。こうした作画効果は、200mmや300mm相当あたりの一般的な望遠域でも実感できるが、500mmを超えるような超望遠域になると、よりドラマチックな描写が得られるようになる。

 

この超望遠レンズ特有の効果を利用すれば、近づけない花の存在感を高めたり、華やかな“色彩のボケ”によって、幻想的な雰囲気に仕上げたりすることができるのだ。

 

次の作例では、画面奥の白梅にピントを合わせつつ、画面内の左側を“鮮やかな赤いベール”のようなサザンカの前ボケで彩り、写真を華やかに演出することができた。

20180227_y-koba6 (8)Cyber-shot RX10 IV 600mm相当で撮影 絞り優先オート F4 1/250秒 +0.7補正 WB:オート ISO100

 

上の写真の撮影状況が次の写真。赤いサザンカの花はカメラに近い距離にあるため、離れた白梅にピントを合わせると、サザンカのほうは大きくボケて写るという仕組みだ。

20180227_y-koba6 (7)↑庭園内の飲食処「待春軒」の前にある白梅(の花)を、梅の木の横に咲いていたサザンカの花と絡めながら撮影してみた

 

三溪園内では、何種類かの野鳥の姿も楽しむことができる。ちょうど、近くの松の木にヒヨドリがやってきた。人を警戒している様子はないが、極端に近づけるわけではない。こういった被写体も、600mm相当までカバーする RX10 IVなら容易に大きく写すことができる。

20180227_y-koba6 (9)Cyber-shot RX10 IV 500mm相当で撮影 絞り優先オート F4 1/250秒 +0.7補正 WB:オート ISO640

 

使って実感! 役立ちポイント③ロックオンAF

ロックオンAF+フォーカスホールドボタンで、狙った梅の花を継続追尾!

画面内に多くの花が入る場合、“どの花にピントが合っているか”が重要になる。狙いが決まったら、選択したフォーカスエリアに被写体を重ねて、シャッターボタンを半押し保持……というのがセオリー。だが、実際の撮影では、故意または不意の構図変化や風による枝の揺れなどで、フォーカスエリアから被写体が外れることも少なくない。

 

そんなときには、フォーカスエリアモードの「ロックオンAF」が役立つ。シャッターボタン半押しでピントを合わせると、そのあと被写体が移動しても、自動的にAFエリアも移動して被写体を追尾してくれるのである。また、レンズ鏡筒の横に配置されている「フォーカスホールドボタン」に、シャッターボタンと同様のAFを作動させる機能を割り当てて使用すれば、シャッターを切ったあとも追尾機能が継続されるのだ。

20180227_y-koba6 (10)↑「フォーカスエリア」設定画面で「ロックオンAF」にカーソルを合わせて設定。なお、この「ロックオンAF」は、フォーカスモード(ピントの合わせ方)が「コンティニュアスAF」の場合に設定可能になる

 

20180227_y-koba6 (11)

20180227_y-koba6 (12)↑画面上に表示されるフォーカスエリア(AF枠)に花を重ねて、シャッターボタンを半押し(保持)。そうすれば、構図を変えたり被写体が動いたりしても、フォーカスエリアも合わせて移動して被写体を捉え続ける

 

20180227_y-koba6 (13)↑左手の親指がかかっている部分がフォーカスホールドボタン。ここへの機能の割り当ては「MENU→撮影設定2→カスタムキー(撮影)」の操作で設定する

 

次の作例では、カメラを縦位置に構えながら、狙った紅梅の上下の空間の割合を変えながら構図を微調整して撮影。「ロックオンAF+フォーカスホールドボタン」の撮影方法を選択すれば、フォーカスエリアが移動するだけでなく、被写体やカメラの“前後の動き”にも対応できる(コンティニアスAFの機能により)。

20180227_y-koba6 (14)Cyber-shot RX10 IV 600mm相当で撮影 絞り優先オート F4 1/250秒 +0.7補正 WB:太陽光 ISO1000

 

RX10 IVは決して小型・軽量というわけではないが、これ1台で超望遠を含む幅広い範囲をカバーでき、交換レンズが不要のため持ち運ぶ機材が少なくて済む。なるべくフットワークを軽くしておきたい撮影旅にはもってこいだろう。今回の撮影シーンでは取り上げなったが、本機は高速AF&連写によって動きモノ撮影にも強く、さまざまなシーンで活躍できるカメラだ。後編では、「OM-D E-M1 Mark Ⅱ」編をお届けする。

 

【撮影スポット紹介】 

20180227_y-koba6 (2)

今回のメイン撮影スポット「三溪園(さんけいえん)」は、明治から大正時代にかけて、生糸貿易で財の成した原 富太郎(雅号、三溪)によって造られた、総面積約17万5000平方mに及ぶ日本庭園。園内には、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が配置され、梅や桜、藤、花菖蒲など、季節の花々が園内を彩る。特に園内には約600本の紅梅や白梅があり、梅の名所としても知られている。竜が地を這うような枝振りの臥竜梅(がりょうばい)や、花弁の根元にある萼が緑色の緑萼梅(りょくがくばい)など、興味深い品種もある。2月中旬から3月上旬にかけて開かれる「観梅会」(2018年は2月10日~3月4日)をはじめ、1年を通してさまざまな催しが行われている。

■三溪園ホームページ
http://www.sankeien.or.jp/index.html

 

これ見ないでテレビ買っちゃダメ! 国内メーカー5社のオススメモデルを一挙紹介

2018年は、2月の冬季五輪平昌大会を皮切りに、夏にはサッカーW杯ロシア大会が開催されるなど、大型スポーツイベントが目白押し。この機会に古くなったテレビを買い替えようとお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、価格が下がったとはいえ、まだまだテレビは高額なアイテム。買い替え前には各社の製品を見比べながら選ぶことをオススメします。

 

そこで今回は、国内メーカー5社のオススメモデルをピックアップして紹介します。

 

パナソニック「ビエラ」はコレがオススメ!

パナソニックのVIERA(ビエラ)は、自発光型のプラズマテレビで培った技術を生かし、有機ELテレビをフラッグシップモデルとして位置づけています。ラインナップは、プレミアムモデルの「EZ1000」シリーズと、スタンダードモデルの「EZ950」シリーズの2モデルを用意。

 

2モデルの最も大きな違いはサウンド性能。EZ1000はサウンドバー型のアンダースピーカーが同梱されており、テクニクスによる音質調整が施された「Tuned by Technics」仕様となっています。

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4K有機ELビエラ EZ1000シリーズ

サイズ:77型(受注生産品)、65型

実売価格73万7500円(65型)

↑テクニクスのチューニングによるスピーカーを同梱↑テクニクスのチューニングによるスピーカーを同梱

 

EZ1000/950共通の仕様としては、プラズマテレビで培われた自発光方式のチューニングを生かした新・映像エンジン「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載していることや、高品位なHDR映像を楽しめる国際認証「ULTRA HD PREMIUM」を取得していること、映画館の質感を再現する「THX 4Kディスプレイ規格」を取得していることが挙げられます。

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4K有機ELビエラ EZ950シリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格44万500円(65型)

 

2月下旬に発売されたばかりの「FX750」シリーズは、4K液晶テレビのスタンダードモデル。地震などによりテレビが設置面から離れる力が働くとテレビ台に吸着する新開発「転倒防止スタンド」を備えているほか、上位モデルと同じく映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」を搭載しています。

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4K液晶ビエラ FX750シリーズ

サイズ:55型、49型、43型

実売予想価格23万4740円前後(49型)

↑FX750は新開発の「転倒防止スタンド」を搭載。万が一転倒しそうになってもテレビ台に吸着して転倒を防ぎます↑FX750は新開発の「転倒防止スタンド」を搭載。万が一転倒しそうになってもテレビ台に吸着して転倒を防ぎます

 

→ビエラ全モデルを紹介した記事はこちら

 

ソニー「ブラビア」はコレがオススメ!

ソニーのBRAVIA(ブラビア)は、有機ELテレビと液晶テレビのそれぞれにフラッグシップモデルを用意。どちらもソニー独自の技術が投入されたオリジナリティあふれるモデルとなっています。

 

4K液晶テレビのフラッグシップ機「Z9D」シリーズは、高密度に配置されたすべてのLEDバックライトをひとつずつ完全に独立駆動させ、細かい範囲で明暗を緻密にコントロールする「バックライト マスタードライブ」を搭載。細かく配置されたLEDがまるで自発光パネルのように見え、有機ELテレビに肉薄する美しいグラデーションや暗部表現を実現しています。

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4K液晶ブラビア Z9Dシリーズ

サイズ:100型(受注生産品)、75型、65型

実売価格59万8000円(65型)

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有機ELテレビ「A1」シリーズは、画面を直接振動させることで音を再生する「アコースティック サーフェス」という技術を搭載。これまでガラス管を振動板としたスピーカーシステムを開発してきた同社ならではの技術により、テレビの画面自体を振動させ、映像と音がリンクした臨場感のあるサウンドを体感できます。ベゼルを極限まで薄くし、スタンドが正面から見えないようにすることで映像だけが浮かんでいるような感覚を引き起こす独特のデザインも特徴です。

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有機ELブラビア A1シリーズ

サイズ:77型、65型、55型

実売価格59万5000円(65型)

20180130-i03 (3)↑画面を振動させて音を出す「アコースティック サーフェス」技術

 

4K液晶テレビのスタンダードモデル「X8500E」は、超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や広色域を実現する「トリルミナスディスプレイ」、さらなる高画質を実現する4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。リアリティー豊かな映像美を再現します。

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4K液晶ブラビア X8500Eシリーズ

サイズ:75型、65型、55型

実売価格14万6800円(55型)

 

→ブラビア全モデルを紹介した記事はコチラ

 

シャープ「アクオス」のオススメはコレ!

シャープのAQUOS(アクオス)は、業界初の民生用8Kテレビをラインナップしていますが、その8Kテレビと平行して開発を進めているのが、4K解像度のディスプレイで8K相当の画質を実現する「4K NEXT」シリーズ。これは、独自の「4原色技術」と「超解像技術」を融合することで、疑似的に縦横2倍の解像度を得るというもの。4Kディスプレイを使用するので、8Kテレビと比べて比較的安価に8K相当の高解像度を実現することが可能となります。

 

アクオス4K NEXTの「XG35」ラインは、地デジ放送も8K情報量で映像を再構成する「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載し、細部まで美しい映像を実現しています。また、「高演色リッチカラーテクノロジー」により自然でなめらかな色を表現。画面両サイドに独立型スピーカー(2.1ch 3ウェイ10スピーカー)を備えた「AROUND SPEAKER SYSTEM」により、広がりのあるサウンドを再生します。

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アクオス4K NEXT XG35ライン

サイズ:70型

実売価格:41万2500円

20180226-i06 (15)↑画素を分割駆動することで8K相当の画質を実現

 

4K NEXTと並び、同社の独自の技術が光るのが、AI(人工知能)技術の「COCORO VISION」。ユーザーがよく見る番組や時間帯をどんどん学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を音声で知らせてくれるなど、使い続けることで自分好みの提案をしてくれるようになります。

 

COCORO VISION対応モデルの「US5」ラインは、「4K-Master アップコンバート」機能やコントラストを高める「メガコントラスト(ダイナミックレンジ拡張)」機能を備えた「AQUOS 4K Smart Engine」により、精細で美しい映像を再生。広がりのあるサウンドを奏でる「AROUND SPEAKER SYSTEM」も備えています。

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アクオス4K US5ライン

サイズ:60型、55型、50型

実売価格:24万1800円(60型)

20180226-i06 (16)↑「COCORO VISION」は音声コミュニケーション機能も備える

 

同社の4Kテレビのハイグレードモデルとして位置づけられている「US45」ラインは、「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」や「N-Blackパネル」などの高画質化技術を搭載。視聴位置に合わせて、画面角度を水平方向にを左右計約30度調節できる便利なスイーベルスタンドを採用しています。

20180226-i06 (10)

アクオス4K U45ライン

サイズ:60型、55型、50型、40型

実売価格:16万2000円(60型)

 

→アクオス4K全モデルを紹介した記事はコチラ

 

東芝「レグザ」のオススメはコレ!

東芝REGZA(レグザ)は、複数のチャンネルを24時間連続録画できる「タイムシフトマシン」機能を搭載していることが特徴(上位機種のみ)。地デジ最大6chを約80時間まるごと録画できるので(2TBのタイムシフトマシン対応HDDを利用した場合)、個々の番組の録画予約をしなくとも、過去の番組欄から見たい番組を選ぶように視聴できます。

20180228-i02 (10)↑最大6ch分の番組を連続録画できる「タイムシフトマシン」機能

 

4K有機ELモデル「X910」シリーズは、有機ELテレビ専用に新たに開発した高画質処理エンジン「OLEDレグザエンジン Beauty PRO」を搭載。有機ELパネルの特徴である深い黒を生かしながら、HDR復元やローカルコントラスト復元により高輝度なきらめきを再現しています。ドラマや映画などをじっくり見たい人にオススメです。

20180228-i02 (1)

4K有機ELレグザ X910シリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格:49万9880円(65型)

 

4K液晶テレビ「BZ710X」は、「大容量バスレフボックス2ウェイスピーカー」を搭載した高音質モデル。臨場感のある重低音を再生する「バズーカウーファー」により、テレビのスピーカーとは思えない迫力のサウンドが楽しめます。さらに、付属のリモコンには専用の「重低音」ボタンを用意。好みのレベルに重低音を調整することができます。音にこだわる方にオススメのモデルです。

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4Kレグザ BZ710Xシリーズ

サイズ:55型、49型

実売価格:16万1000円(55型)

20180228-i02 (12)↑「大容量バスレフボックス2ウェイスピーカー」搭載

 

4K液晶テレビのスタンダードモデル「M510X」は、テレビの正面にスピーカーを設置し、音が聴き取りやすい「クリアダイレクトスピーカー」を採用。タイムシフトマシン機能は備えていませんが、「タイムシフトリンク」機能により、レグザサーバーやタイムシフトマシン搭載レグザとLANケーブルでつなぐだけで録画した番組を視聴できます。搭載チューナー数は地デジ・BS/CSとも各3つで、別売のUSB HDDを接続することでW録画も可能です。

20180228-i02 (4)

4Kレグザ M510Xシリーズ

サイズ:58型、50型、40型

実売価格:12万5800円(58型)

20180228-i02 (15)↑音が聴き取りやすい「クリアダイレクトスピーカー」搭載

 

→レグザ全モデルを紹介した記事はコチラ

 

三菱電機「リアル」はコレがオススメ!

三菱電機のREAL(リアル)は、全モデルで録画用のHDDを内蔵していることが特徴。別途、レコーダーやUSB HDDを用意しなくても、テレビだけで録画が可能です。また、4K対応の「LS3」シリーズ以外は、すべてブルーレイレコーダーも内蔵。BDソフトの視聴や、HDDに録り貯めた番組のダビングまで1台で行えるという多機能ぶりです。

 

最上位モデル「LS3」シリーズは、4K液晶パネルを採用。また、バックライトには業界で唯一、色純度の高い赤色レーザーとシアン色LEDを採用。一般的な白色LEDバックライトには真似できない豊かな色彩となめらかな諧調を実現しており、最新のHDR映像においても高い輝度表現を可能にしています。

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4K液晶テレビ REAL LS3シリーズ

サイズ:65型、58型

実売価格34万2800円(58型)

20180131-i03 (10)↑業界唯一の「赤色レーザーバックライト」を採用

 

フルHDモデルの「MD9」シリーズは、内蔵HDDに加え、ブルーレイレコーダーも搭載。カーボンナノチューブ配合のDIATONE NCVスピーカーを搭載しており、クリアなサウンドが楽しめます。

20180131-i03 (2)

液晶テレビ REAL MD9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)

実売価格12万5000円

20180131-i03 (5)↑BDレコーダーを内蔵する

 

スタンダードモデルの「BHR9」シリーズは、上位モデルにも採用される映像処理エンジン「DIAMOND Engine」や、鮮明で引き締まった映像を実現する「DIAMOND Panel」を搭載。また、リモコンでテレビの向きを調整できる「オートターン」機能も備えています。

20180131-i03 (3)

液晶テレビ REAL BHR9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)、32型(HD)

実売価格9万5500円(40型)

↑オートターン機能↑オートターン機能

 

→リアル全モデルを紹介した記事はコチラ

 

このようにメーカー各社のテレビを比較すると、それぞれに個性的な機能を備えていることがわかります。特徴やスペックを確認して、自分の使い方にあったテレビを探してみて下さい。

 

「仕事の報酬は何?」ソニー創始者・井深大はなんと答えたでしょうか?

フリーで仕事をしていると、仕事の報酬というのはとても気になるものだ。特に僕のようなフリーライターは、報酬でランク付けされていると言っても過言ではない。

30445795 - hand receiving money from businessman - united states dollar (usd) bills

 

 

仕事の報酬は「お金」でしょ?

あなたは、やった仕事に対する報酬と言えば、何を思い浮かべるだろうか。もちろん「お金」だろう。僕だってそう思う。仕事をしてお金をもらって生活をする。それが当然だ。でも、そうではない答えをしている人がいる。ソニーの創業者である井深 大氏だ。彼はなんと答えているのだろうか。

 

 

井深氏曰く「仕事の報酬は仕事」

イキな大人の言葉の体操』(柳下要司郎・著、多湖 輝・監修/学研プラス・刊)は、『頭の体操』シリーズで有名な多湖 輝監修の、人を動かす言葉力が身につく本だ。一般人や有名人の粋な言い回しなどをクイズ形式で紹介している。

 

本書の中に、「なんのために仕事をするか」への井深氏の答えが掲載されている。その答えは「仕事」だ。

仕事の報酬は、金でも地位でも名誉でもない。いい仕事をすれば、引き続きいい仕事、面白い仕事、自分のやりたい仕事が回ってくる。それが何よりの報酬だ。

(『イキな大人の言葉の体操』より引用)

 

この言葉には、思わず「そうだそうだ!」と大声で叫びたくなった。

 

いい仕事が次のいい仕事を連れてくる

フリーライターは、仕事をしてなんぼの商売。もちろんお金も大事だが、仕事がなければお金はもらえない。いい仕事をすれば、次も仕事がやってくる。逆に言えば、適当な仕事をしていたら、次の仕事はやってこない。これではお金がもらえない。

 

とても身が引き締まる言葉だ。本書を手に取ったときは、「ちょっと気の利いた言い回しが載っているんだろう」と気軽な気持ちだったのだが、まさかこんな含蓄のある言葉に巡り会うとは。

 

 

フリーランスも会社員も「いい仕事」をすることが重要

これは何も、フリーランスにだけ当てはまることではない。会社員でも、与えられた仕事でいい結果を残すことで、さらにいい仕事が舞い込んだ結果、出世をしたり給料が上がったりすることだろう。

 

仕事の報酬は仕事。これからはこの言葉を座右の銘として、毎日の仕事を頑張っていきたいと思う。

 

【著書紹介】

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イキな大人の言葉の体操

著者:柳下要司郎(著)、多湖 輝(監修)
出版社:学研プラス

本書は『頭の体操』の多湖輝監修の元、一つひとつの練習問題を解きながら、相手がコロッと変わる「機転」の一言、リーダーとしての胆力がつく一言、人生に何が必要かを教える一言等、楽しみながら10のテーマを通じて人を動かす「言葉力」が身につく本。

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ソニーα7/α9シリーズ用のコンパクトな広角MFレンズ「カールツァイス Loxia 2.4/25 E-mount」

フルサイズ対応のソニーEマウント用マニュアルフォーカスレンズLoxia(ロキシア)シリーズに、25mm F2.4の広角レンズ「Loxia 2.4/25 E-mount」が加わる。2018年3月1日発売。価格は165,000円(税別)

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Loxiaシリーズは、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7」シリーズおよび「α9」シリーズに対応する。この「Loxia 2.4/25」は、「Loxia 2.4/85」「Loxia 2.8/21」「Loxia 2/35」「Loxia 2/50」に続くLoxiaシリーズの第5弾レンズ。発売中の4本と同じく焦点距離目盛、被写界深度目盛、絞りリングを搭載し、Exifデータの記録も可能だ。

 

フォーカスリングの回転操作はカメラボディと連動し、自動的にフォーカスエリアを拡大表示して細部のピント合わせをサポートする。動画撮影時は、付属のデクリックキーを用いて絞りリングのクリックを外すことで絞りリングの回転音が無音化され、滑らかな露出調整が可能になる。

 

オンライン登録により保証期間を従来の2年から3年に延長できる「保証期間延長サービス」に対応する。20180223_suzuki_6

カールツァイス Loxiaシリーズ。左から21mm F2.8の「Loxia 2.8/21」、50mm F2の「Loxia 2/50」、35mm F2の「Loxia 2/35」、85mm F2.4の「Loxia 2.4/85」、25mm F2.4の「Loxia 2.4/25」。

 

■主な仕様

●マウント ソニーEマウント ●焦点距離 25mm ●レンズ構成 Distagon 8群10枚 ●画角(対角線/水平/垂直) 81.25°/ 70.93°/ 50.49° ●絞り値 F2.4〜22 ●最短撮影距離 0.25m ●フィルターねじ M52×0.75 ●サイズ(最大径×全長) φ62×88mm(レンズキャップを含む) ●質量 393g ●付属品 専用レンズフード、デクリックキー、フロントキャップ、リアキャップ

【西田宗千佳連載】社長交代でソニーはどうなるか

「週刊GetNavi」Vol.64-1

 

過去20年来トップの業績で復活を果たした

その発表は突然のことだった。

 

2月2日、ソニーは、4月1日付けで、現社長兼CEO(最高経営責任者)の平井一夫氏が代表権のない会長に、現CFO(最高財務責任者)の吉田憲一郎氏が社長になると発表した。

↑aiboを抱いて発表会の舞台に立つソニーの平井一夫社長↑新生aiboの発表会に登壇したソニーの平井一夫社長

 

同日には、平井氏・吉田氏同席での記者会見も行われており、4月以降の新しい経営体制についても説明された。

 

こうした企業のトップ交代というと、すぐに「引責」という言葉が思い浮かんでしまうが、今回のケースは決してそういうものではない。むしろ、ソニーの業績はここ20年で最高の状態にあるのだ。2017年度第3四半期(2017年10月~12月)の営業利益は、前年同期比の279.8%増となる3508億円。2017年度通期予測では、売上高が8兆5000億円、営業利益が7200億円となっている。この結果は過去20年来トップの実績であり、苦境を伝えられ続けたソニーの「復活」を印象づけるものだった。

↑PlayStasion 4 Pro(グレイシャー・ホワイト)↑PlayStasion 4 Pro(グレイシャー・ホワイト)

 

そんな状況でなぜ平井氏が社長を辞めるのか? それは、ひとことで言えばいまが「良い区切り」であるからだ。ソニーの中期経営計画は3年単位で立案される。2017年度は平井ソニーにとって2度目の中期経営計画の最終年にあたり、業績の改善は、中期経営計画の達成を意味する。中期経営計画を節目とするならば、平井氏が次に辞める機会はさらに3年後となる。しかし、「ソニーの体質変化」という責務を実現したいま、経営計画も次の段階に移行する必要がある。だから、平井氏は「いま辞める」と決めたのである。平井氏はあまり自分のポジションに拘泥する人物ではない。社長交代に関する会見でも、「企業にトップが複数いてはいけない。これからのトップは吉田さん」と明確に語り、会長になるも代表権は持たず、経営トップは完全に吉田氏に移譲する考えを示した。

 

ソニーのトップになる吉田氏とは何者か?

新しくソニーのトップになる吉田憲一郎氏は、これまで平井氏の右腕としてソニーの改革を率いてきた人物であり、特に、財務体質の健全化・自己資本比率の見直しといった戦略の中核を担ってきた。以前より、「平井氏が社長を退くのであれば、後を継ぐのは吉田氏」との下馬評はあり、その人事自体に意外性はなかったと言える。吉田氏はソニーに入社以降、主に財務畑を歩いてきたが、2000年以降は「So-net」ことソニーネットワークコミュニケーションズへ出向。ネットワークサービスと新規事業開拓に手腕を振るってきた。財務面での知見とスピード感のある経営、という面ではソニー随一の人材で、平井氏も三顧の礼でソニーネットワークコミュニケーションズから本社に迎え、自らの右腕とした経緯がある。

 

そんなこともあり、吉田氏によるソニーの舵取りは、まずは平井路線の継承であり、さらなる企業体質の強化が主軸になると思われる。

 

では、そんな新しい体制となるソニーから、どんな製品が出てくるのか? 平井ソニーは過去のソニーとどう違っていて、吉田ソニーはそこからさらになにが変わるのか?

 

そのあたりのことは次回のVol.64-2以降で解説する。

 

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羽生結弦の金メダル獲得後に300倍のアクセス殺到! フリー使用曲「SEIMEI」原曲収録アルバムが品薄に

羽生結弦選手の金メダル獲得という快挙を受け、フリープログラム使用曲「SEIMEI」の原曲を収録したアルバム「オリジナル・サウンドトラック『陰陽師』コンプリート」の売上が大幅アップしています。

 

同アルバムは、2015年11月にリリースされた作品ですが、羽生選手が金メダルを獲得した2月17日以降、発売元であるソニー・ミュージックダイレクトの公式サイト「otonano」内にある作品紹介ページには通常の300倍以上のアクセスが殺到。2月19日までに2500枚以上のオーダーを受けているそうです(アルバムとダウンロードの合算)。

 

羽生選手が使用した「SEIMEI」は、2015-16シーズンのフリープログラムに続き、今回平昌冬季五輪でも使用され話題に。同曲は、陰陽師のサントラCD2枚に収録されている楽曲7曲を編集して作られています。

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オリジナル・サウンドトラック「陰陽師」コンプリート
発売元:ソニー・ミュージックダイレクト
価格:3500円
品番 : MHCL-30332~3(2枚組)

 

ソニー・ミュージックダイレクトでは、2月25日の五輪閉会式に向け、同CDの増産体制に入っているとのこと。羽生選手が圧巻の演技を見せた楽曲をじっくり聴いてみたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

ソニーミュージックOTONANO 陰陽師スペシャルサイト
http://www.110107.com/onmyouji-complete

 

ソニー・ミュージックダイレクト公式サイト「otonano」
http://www.110107.com/

【速報レビュー】ソニーの超定番ヘッドホンがリニューアル! 「MDR-1AM2」をウォークマンとXperiaで試してみた

ソニーからハイレゾ対応のポータブルヘッドホン「MDR-1AM2」が3月10日に発売されます。実売予想価格は3万円前後。カラーはブラックとシルバーの2色が用意されます。

 

今回は2012年に誕生した大ヒットモデル「MDR-1R」の系譜に連なるこの銘機の実力を、2回のレポートに渡って様々な角度から紹介したいと思います。第1回目のレポートでは、MDR-1AM2とハイレゾ対応のポータブルオーディオプレーヤー“ウォークマン”「NW-ZX300」や「Xperia XZ1」につないで実力を検証してみました。

↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン最新モデル「MDR-1AM2」。2014年発売のMDR-1Aから約3年半ぶりのアップデートを遂げた↑ソニーのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン最新モデル「MDR-1AM2」。2014年発売のMDR-1Aから約3年半ぶりのアップデートを遂げた

 

定番ヘッドホンがリニューアル

ソニーはノイズキャンセリング対応のBluetoothワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM2」や、ホームリスニングをメインに想定したフラグシップ“Signature”シリーズ「MDR-Z1R」など、ハイレゾ対応のヘッドホンに多彩なラインナップを揃えています。今年の3月に発売されるMDR-1AM2はポータブルオーディオプレーヤーやスマホと組み合わせればアウトドアでの音楽リスニングに活躍するだけでなく、室内でのオーディオ・ビジュアルコンテンツの鑑賞にも最適なオールラウンダー。ハイレゾ対応のプレミアムモデルながら、本体が軽量・コンパクトなので“ポータブルヘッドホン”と呼んでも差し支えないモデルです。

 

本機の原型となるハイレゾ対応ポータブルヘッドホンのMDR-1Rは、まだポータブルオーディオでハイレゾを聴くための製品やコンテンツが現在ほど充実していなかった2012年10月に発売されました。価格は30975円(税込)。“3万円のヘッドホン”と聞くと、ちょっと高いなと感じる方もいるかもしれませんが、ハイレゾというキーワードにピンと来る人がまだ少なかった頃にも関わらずMDR-1Rは今も銘機として語り継がれるほどのヒットモデルになりました。理由は色々と考えられると思いますが、敢えて大きな3つの要因を挙げるとすれば「音質」「機能性」「ポータビリティ」が優れていたことではないでしょうか。そのMDR-1RのDNAが、最新モデルのMDR-1AM2にどのような形で受け継がれているのでしょうか。

20180220-i01 (10)↑MDR-1R

 

バランス接続でいい音を満喫

「音質」の核心を支えるのはMDR-1Aから引き続き採用する40mm口径のHDドライバーユニットです。ドーム型のLCP(液晶ポリマー)振動板にアルミニウム薄膜をコーティングして、全帯域に渡るフラットなバランスを実現しています。再生周波数帯域はMDR-1Aから変わらず3Hz~100kHzをカバーしていますが、ボーカルの明瞭度が上がるように振動板のドーム部の剛性を高めています。

↑ハウジングの上部側面に通気孔を設けて、鋭く正確なリズム音を再現するビートレスポンスコントロールは歴代モデルから継承する高音質再生のための技術だ↑ハウジングの上部側面に通気孔を設けて、鋭く正確なリズム音を再現するビートレスポンスコントロールは歴代モデルから継承する高音質再生のための技術だ

 

ドライバーユニットを覆うグリルには数学の「フィボナッチ数列」という数の並び方から導き出したという、ひまわりの花のようなデザインを採用しています。編み目のサイズを均等にすることで、空気の伝搬がより滑らかになる効果が得られるというもので、フラグシップヘッドホンの「MDR-Z1R」にも採用されています。

↑イヤーカップの中をのぞき込むと花のような模様の「フィボナッチパターン」を採用するグリルが見える↑イヤーカップの中をのぞき込むと花のような模様の「フィボナッチパターン」を採用するグリルが見える

 

MDR-1Aと同じくオーディオプレーヤーやアンプとのバランス接続にも対応しています。多くのポータブルオーディオプレーヤーや、いまや音楽プレーヤーとしてもお馴染みのスマホには「アンバランス接続」に対応する一般的な端子が搭載されています。プラス極にアンプ(正相)からの音声信号、マイナス極にグランド/アースをそれぞれ伝送して、ヘッドホンの左右ドライバーユニットを合計2台のアンプ回路で動かす仕組みになっています。

 

対する「バランス接続」の場合は左右のグランド側にも逆相のアンプが接続されます。つまり片側のドライバーユニットを2台ずつ、左右で合計4台のアンプ回路を使って鳴らすという仕組みになっています。バランス接続の場合は個々のアンプにかかる負担が減るので、さらに余裕を持ってドライバーユニットを動かせるようになります。入力されたオーディオ信号に対する反応はより鋭く、正確さを増してくることは音を聴いても明らかなはず。グランド/アースを共有するアンバランス接続の場合と違って、左右チャンネル間の信号干渉が生まれないため、ステレオイメージの鮮度も高くキープされます。

 

アンバランス接続は多くの場合が3.5mmのステレオミニ端子を使いますが、バランス接続には色々な方法があります。いま最も広く普及しているのは「2.5mm/4極」の細めの端子ですが、最近ではソニーのウォークマンやヘッドホン・イヤホンの上位モデルを中心に通称“ペンタコン”と呼ばれる、端子が太く安定性に優れていて、音質面でも優位と言われる4.4mm/5極の端子によるバランス接続に対応する機器も増えてきました。

 

ケーブル交換で自分好みの音にカスタマイズができる

MDR-1AM2は、本体左側から片出しのケーブルが着脱交換できる「機能性」にも優れたヘッドホンです。本体パッケージには1.2mのアンバランス接続用ケーブルのほか、同じ長さの4.4mm/5極端子のバランス接続用ケーブルが同梱されています。ヘッドホン側の端子は3.5mm/4極のミニプラグ。ソニー純正のアクセサリーとして販売されている、米キンバーケーブルと共同開発した8芯編み構造のケーブル「MUC-S12SB1」などこだわりのアクセサリーと交換しながら、自分の好みに合わせて音をカスタマイズしていく深い楽しみも得られます。

↑ヘッドホンには2種類のケーブルが付属する。左側が4.4mm/5極のバランスケーブルの端子↑ヘッドホンには2種類のケーブルが付属する。左側が4.4mm/5極のバランスケーブルの端子

 

「ポータビリティ」についても、MDR-1Aからさらに進化しています。ケーブルを含まないヘッドホン本体だけの質量を比較すると、MDR-1Aは約225g、MDR-1AM2は約187gと38gも軽くなっています。その違いは手に持つとすぐにわかるほど明らか。ヘッドバンドのアームは素材をステンレスから軽量・高剛性なアルミに変更。部材の内側をくり抜いて空洞にする“肉抜き”処理も要所に織り交ぜて、ドライバーユニットもボイスコイルやポールピース、マグネットなど細かな部品を徹底的に軽量化しました。この軽さはふだんから長時間音楽を聴く人には大きな魅力に感じられるでしょう。

 

外観はカラーリングを落ち着きのあるマットなシングルトーンに統一。今回は「シルバー」のカラーバリエーションの実機を借りてみました。ヘッドバンドやイヤーパッドの外皮をブラウンからグレーに変更して、付属ケーブルの色も本体に合わせたクールなルックスに仕上げています。ブラックとともにウォークマン「NW-XZ300」と色を合わせたそうです。筆者はMDR-1Aのオーディオ製品らしいトラディショナルな外観と比べて、ずいぶん若返りした印象を受けました。ただ、ルックスは重厚感のあるMDR-1Aの方が好きだという人がいても不思議はないと思います。

↑こちらはシルバーモデル。カラーリングは明るいトーンのシルバーとライトグレーをコンビにした↑こちらはシルバーモデル。カラーリングは明るいトーンのシルバーとライトグレーをコンビにした

 

↑イヤーカップの色合いはマットに仕上げた。イヤーパッドとの接続部分にきらりと輝くクロームフィニッシュのパーツをレイアウトしている↑イヤーカップの色合いはマットに仕上げた。イヤーパッドとの接続部分にきらりと輝くクロームフィニッシュのパーツをレイアウトしている

 

ウォークマンとXperiaを組み合わせて音を聴いてみた

MDR-1AM2のサウンドを、まずはウォークマン「NW-ZX300」と組み合わせて、アンバランス接続とバランス接続の音を聴き比べてみました。楽曲は川本真琴のアルバム「ふとしたことです」から、『1/2』(ハイレゾ 96kHz/24bit)を選んでいます。

↑ウォークマン「NW-ZX300」のシルバーと色合いを統一している↑ウォークマン「NW-ZX300」のシルバーと色合いを統一している

 

アンバランス接続でも中高域の透明感や、特にボーカルの鮮度の高さは抜群によいヘッドホンであることが実感できます。低域はだぶつかず、スピード感も鮮やか。細かなリズム音まで立体感に富んでいて、息を呑むほど広い音場が展開します。音のない無音の一拍ずつから、演奏者の緊張感が肌に伝わってくるようです。

 

バランス接続のケーブルに変えてみます。NW-ZX300は本体トップの位置にアンバランスとバランス接続の端子を1基ずつ搭載していますが、それぞれに対応するケーブルをつなぐだけで面倒な本体設定も要らず、手軽にバランス接続の音が楽しめるプレーヤーです。

↑NW-ZX300は本体のトップにアンバランスとバランス接続用のジャックを搭載している↑NW-ZX300は本体のトップにアンバランスとバランス接続用のジャックを搭載している

 

バランス接続のサウンドはやはり芯が強くコシもしなやか。底力の違いを感じさせます。ピアノの演奏にいっそう熱がこもってきました。ウッドベースの低音はベルベットのように柔らかくてふくよか。エレキの乾いた旋律の余韻が気持ち良くいつまでも耳に残ります。そしてこれがフィボナッチグリルの効果なのか、アンバランス接続の時よりもボーカルの立体感がさらに一歩前に浮き出てきました。ハイトーンは抜けが爽やかで、余計な雑味を感じさせません。演奏者の息づかいまで間近に感じられるようになりました。もしこのプレーヤーとヘッドホンの組み合わせを手もとに揃えることができれば、バランス接続をメインで使うことをおすすめします。

 

最後にAndroidスマホの「Xperia XZ1」につないで、先ほどと同じ楽曲を聴いてみました。スマホと組み合わせて聴くMDR-1AM2のサウンドも歯切れ良く滲みなし。ボーカルのビブラートや息づかいの繊細な表情を浮き彫りにします。筆者の印象では、Xperiaシリーズのハイレゾ対応機は繊細なニュアンスの表現は得意ながら、出音のパワー感が足りないところがあるので、特に屋外で音楽を聴くと物足りなさを感じてしまうことがありました。MDR-1AM2との組み合わせで聴くと、スマホのボリュームをむやみに上げなくても、音楽のディティールが自然と見えてきました。イヤーパッドによる密閉感と遮音性能がとても高いことも奏功しているようです。

↑Xperia XZ1との組み合わせでも音質を検証した。アンバランス接続用のケーブルはシングルボタンのリモコン付き↑Xperia XZ1との組み合わせでも音質を検証した。アンバランス接続用のケーブルはシングルボタンのリモコン付き

 

なお本体に付属する3.5mm/4極のケーブルはシングルボタンのリモコン付き。Andoridスマホ、iPhoneともにレスポンスの良いリモコン操作と、クリアな音声通話ができます。もしリモコンなしの3.5mmステレオミニケーブルの方がベターということならば、ソニー純正のアクセサリーとして発売されているケーブル「MUC-S12SM1」も使えます。MDR-1A専用の交換アクセサリーはMDR-1AM2と互換性が確保されているので安心です。

 

ハイレゾじゃなくてもいい音が実感できる

最新モデルのMDR-1AM2は、SpotifyやApple Musicなどの定額制音楽配信の音源や、CDからリッピングしたお気に入りの楽曲も活き活きとした音で鳴らしてくれるヘッドホンです。いま手もとにハイレゾ作品は持っていないという方でも、本機の魅力は十分すぎるほど感じられるはず。遮音性能がとても高いので、アクティブノイズキャンセリングヘッドホンは苦手という方にもアウトドアで使い倒せるヘッドホンとしておすすめです。音楽の再生環境にはこだわりたいという方はとにかくぜひ一度は聴いてみて欲しいと思います。

 

【総まとめ】9万円以下で買える「高級コンデジ」7モデルの良い点・惜しい点

昨今、コンパクトカメラ市場では特に小型軽量ながら高画質と高機能を兼ね備えた“高級コンデジ”と呼ばれるモデルが人気を集めています。なかでも9万円以下で購入できる比較的リーズナブルな高級コンパクトカメラを比較する本企画。最終回となる今回はその撮影機能をチェックしながら、各モデルの特徴をまとめてみました。

第1回(概要&基本スペック編):掘り出し物の宝庫!! アンダー9万円の高級コンパクトカメラおすすめ7選

第2回(サイズ感・操作性編):画質は折り紙付き、では使い勝手は? 「実売9万円以下」の高級コンデジ7モデルの「サイズ感」と「操作性」を比較レビュー

第3回(画質編):高級コンデジ自慢の「画質」はホンモノ!? 「実売9万円以下」7モデルで実際に検証してみた

20180215_y-koba5_0108_R↑上段左から、パナソニック「LUMIX TX1」、キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」、キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」、パナソニック「LUMIX LX9」、ソニー「Cyber-shot RX100M3」、リコー「GR II」、キヤノン「PowerShot G5 X」

 

【エントリー①】

キヤノン「PowerShot G5 X」

20180215_y-koba5_0109_R

左右のバランスが取れた一眼風デザインを採用した1型センサー機。レンズは開放値F1.8-2.8の光学4.2倍ズームで、撮像素子には有効2020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 6」で、感度はISO125~12800に対応しています。実売価格は8万5030円(2018年2月時点)。

20180215_y-koba5_0110_R↑天面に露出補正ダイヤル、背面にコントローラーホイールを装備

 

20180215_y-koba5_0111_R↑バリアングル液晶を備え、カメラの横/縦位置を問わず自由なアングルで撮影できます

 

20180215_y-koba5_0112_R↑前面や背面のダイヤル、ボタン類のカスタマイズができます

 

【連写性能】

1コマ目でピントが固定されるワンショットAF時で約5.9コマ/秒、ピントが連続的に合うサーボAF時で約4.4コマ/秒。最近の1型センサー機に比べて数値的にはやや見劣りしますが、特に遅いというほどではありません。ただし、記録ファイル形式にRAWまたはRAW+JPEGを選んだ場合は、連写速度は大幅に低下します。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は1920×1080/60pのフルHD記録に対応。動画撮影時の5軸手ブレ補正やマニュアル露出、自動水平補正なども可能です。そのほか、カメラ内で自動的に比較明合成が行える「星空」モードや、オートNDフィルター、MFピーキング、最短5cmのマクロモードなどの機能を搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・EVFを搭載しつつ、バリアングル液晶も備えている
・キヤノンの一眼カメラ「EOSシリーズ」用の外部ストロボやリモートスイッチが使える

●ココが惜しい
・撮影可能枚数が約210枚と少ない
・ピクチャースタイルが非搭載

●こんな人にオススメ!
・縦位置でのロー/ハイアングル撮影を多用する人
・外部ストロボを使いたい人

 

 

【エントリー②】

キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」

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キヤノンの高級コンパクト「PowerShot G」シリーズの中位に位置する1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、感度はISO125~12800に対応。光学4.2倍ズームを継承しながら画質とスピード、機能がさらに向上しています。実売価格は7万8580円(2018年2月時点)。

20180215_y-koba5_0114_R↑天面に露出補正ダイヤル、背面にコントローラーホイールを装備

 

20180215_y-koba5_0115_R↑液晶モニターを180度回転した状態。上方向だけでなく下方向にも動き、ロー/ハイアングル撮影時に役立ちます

 

20180215_y-koba5_0116_R↑レンズ鏡胴部のコントローラーリングや背面のボタンは、割り当てる機能を選択できます

 

【連写性能】

ワンショットAF時で最高約8コマ/秒。ピントが連続的に合うサーボAF時は、最高約5.4コマ/秒となります。JPEG/RAWを問わず、スピーディな連写が楽しめます。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は1920×1080/60pのフルHD記録に対応。静止画をつなぎ合わせて動画に仕上げるタイムラプス動画や、5軸手ブレ補正、動画撮影時のマニュアル露出、自動水平補正なども可能です。

 

そのほか、被写体やカメラの動きを検知して最適なシャッター速度に自動設定できる「流し撮り」モードや、星の光跡が撮れる「星空」モード、オートNDフィルター、MFピーキング、カメラ内RAW現像、最短5cmのマクロモードなどの機能を搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・明るい光学4.2倍ズームと、薄型軽量ボディを両立
・EOSと共通したメニューUIと発色傾向

●ココが惜しい
・EVFは非搭載
・外部ストロボには非対応

●こんな人にオススメ!
・サブカメラとして使いたいEOSユーザー
・薄型ボディでもテレ端(望遠端)100mm相当は欲しい人

 

 

【エントリー③】

キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」

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胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディの1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、感度はISO125~12800に対応しています。光学3倍ズームや外観デザインを前モデルから受け継ぎつつ、画質や手ブレ補正の性能を高めています。実売価格は5万5610円(2018年2月時点)。

20180215_y-koba5_0118_R↑ボタンやダイヤルは最小限で、多くの操作は液晶タッチパネルで行います。慣れるまでやや違和感がありますが、スマホ世代のビギナーには取っ付きやすいかもしれません

 

20180215_y-koba5_0119_R↑鏡胴部のコントローラーリングは、割り当て機能のカスタマイズができます

 

20180215_y-koba5_0120_R↑今回のモデルのなかでは唯一、Bluetoothを内蔵。スマホやタブレットと常時接続ができ、Wi-Fiにも素早く切り替えられます

 

【連写性能】

ワンショットAF時は最高約8.1コマ/秒、さらにRAW撮影なら最高約8.2コマ/秒の連写が可能。ピントが連続的に合うサーボAF時では最高約5.3コマ/秒となります。JPEG/RAWを問わず、スピーディな連写が楽しめます。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は1920×1080/60pのフルHD記録に対応。静止画をつなぎ合わせて動画に仕上げるタイムラプス動画や、5軸手ブレ補正、動画撮影時のマニュアル露出、自動水平補正なども行えます。

 

そのほか、被写体やカメラの動きを検知して最適なシャッター速度に自動設定できる「流し撮り」モードや、簡単に星の光跡が撮れる「星空」モード、オートNDフィルター、MFピーキング、カメラ内RAW現像、最短5cmのマクロモードなどを搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・圧倒的な薄さと軽さ
・実売5万円台で購入できる価格

●ココが惜しい
・十字キーがなく、タッチパネル主体の操作
・ワイド端は24mmではなく28mm相当

●こんな人にオススメ!
・携帯性を最優先する人
・タッチパネルで操作したい人

 

 

【エントリー④】

ソニー「Cyber-shot RX100M3」

20180215_y-koba5_0121_R

人気機種「RX100」シリーズの3代目として2014年に発売された1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「BIONZ X」で、感度はISO125~12800に対応。レンズは開放値F1.8-2.8の光学2.9倍ズームを装備します。実売価格は7万7330円(2018年2月時点)。

20180215_y-koba5_0122_R↑天面にモードダイヤル、背面にコントローラーホイールなどを装備

 

20180215_y-koba5_0123_R↑ポップアップ式の有機ELビューファインダーを搭載。側面のスイッチを押すと上にはね上がり、さらに接眼部をつまんで少し引き出して使用します

 

20180215_y-koba5_0124_R↑同社製品でおなじみの「PlayMemories Camera Apps」を搭載。同社サイトにアクセスし、さまざまな機能を追加できます

 

【連写性能】

ピントと露出が1コマめで固定される速度優先連続撮影モード時で最高約10コマ/秒。通常の連写モードの場合は約2.9コマ/秒となります。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は最高で1920×1080/60pのフルHD記録に対応。電子補正を併用した強力な動画手ブレ補正「インテリジェントアクティブモード」や、XAVC S形式とMP4形式の同時記録、120pのハイフレームHD撮影、全画素超解像ズームなども利用できます。

 

そのほか、光量を抑えて明るい屋外でも開放絞りでの撮影を可能にするオートNDフィルターや、自分撮りセルフタイマー、スイングパノラマ、ステップズーム、瞳AF、最短5cmのマクロなどの機能を搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・小型のEVFと上下に動くチルト液晶を両立
・軽量ながら24mmスタートの明るいレンズを搭載

●ココが惜しい
・タッチパネルは非搭載
・テレ端70mm相当はもの足りない

●こんな人にオススメ!
・薄型軽量ボディでもEVFが欠かせない人
・アプリを入れて機能拡張を楽しみたい人

 

 

【エントリー⑤】

パナソニック「LUMIX LX9」

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明るいレンズを搭載した高級コンパクト「LUMIX LX」シリーズの新モデルとして2016年に発売。レンズには開放値F1.4-2.8の光学3倍ズームを、撮像素子に1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン」で、感度はISO125~12800に対応します。実売価格は8万2480円(2018年2月現在)。

20180215_y-koba5_0126_R↑天面にモードダイヤルや動画ボタン、後ダイヤルを搭載

 

20180215_y-koba5_0127_R↑鏡胴部には絞りリングを備え、絞り値をダイレクトに調整できます

 

20180215_y-koba5_0128_R↑30コマ/秒の高速連写に相当する4Kフォト機能を搭載。被写体の動きに応じて、3種類の4Kフォトモードが選べます

 

【連写性能】

1コマめでピントが固定されるAFSモード時で最高約10コマ/秒、ピントを合わせ続けるAFCモード時で最高約6コマ/秒に対応。電子シャッター使用時は、約50コマ/秒の超高速連写が使用できます。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は最高で3840×2160/30pの4K記録に対応。カメラを動かさずに映像に動きを与える「4Kライブクロップ」や、フルHDでのスローモーション撮影、5軸ハイブリッド手ブレ補正などの機能も利用できます。

 

そのほか、AF測距点を自由に設定できるカスタムマルチAFや、星空AF、顔・瞳認識AF、最高1/16000秒の電子シャッター、最短3cmのマクロなどの機能を搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・ワイド端F1.4を誇るレンズ開放値の明るさ
・薄型軽量ながら4K動画に対応

●ココが惜しい
・EVFは非搭載
・テレ端72mm相当はもの足りない

●こんな人にオススメ!
・レンズの明るさを重視する人
・4K動画が撮れるチルト液晶搭載機を求める人

 

 

【エントリー⑥】

パナソニック「LUMIX TX1」

20180215_y-koba5_0129_R

高倍率コンパクト「LUMIX TZ」シリーズと同等の薄型軽量を維持しながら、センサーの大型化を図った「LUMIX TX」シリーズの第1弾。撮像素子に1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン」で、感度はISO125~12800に対応します。レンズは光学10倍ズームを装備。実売価格は6万6560円(2018年2月現在)。

20180215_y-koba5_0130_R↑天面にモードダイヤルや動画ボタン、後ダイヤルを搭載

 

20180215_y-koba5_0131_R↑背面の左上に0.2型のライブビューファインダーを装備。アイセンサーによって液晶モニターとの自動切り替えができます

 

20180215_y-koba5_0132_R↑本体に4か所、タッチ画面上に5か所のファンクションボタンを搭載。好きな機能を割り当てられます

 

【連写性能】

連写性能はLUMIX LX9とほぼ同等で、1コマめでピントが固定されるAFSモード時で最高約10コマ/秒、ピントを合わせ続けるAFCモード時で最高約6コマ/秒に対応。電子シャッター使用時に約50コマ/秒の超高速連写が使用できる点も同様です。

 

【動画/そのほかの機能】

動画は最高で3840×2160/30pの4K記録に対応。4Kで撮影しながらフルHD動画に切り出し、パンやズームイン/アウトの効果を加える「4Kライブクロップ」や、フルHDでのスローモーション撮影、5軸ハイブリッド手ブレ補正などの機能も利用できます。

 

そのほか、EVF使用時に液晶をなぞって測距点を動かすタッチパッドAFや、カスタムマルチAF、星空AF、顔・瞳認識AF、最高1/16000秒の電子シャッター、最短5cmのマクロなどの機能を搭載しています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・テレ端250mm相当になる光学10倍ズーム
・高倍率ズーム+EVF搭載ながら小型軽量ボディ

●ココが惜しい
・液晶モニターは固定式
・視度調整ダイヤルが不用意に動きやすい

●こんな人にオススメ!
・広角だけでなく望遠でも撮影したい人
・4K動画が撮れるEVF搭載機を求める人

 

 

【エントリー⑦】

リコー「GR II」

20180215_y-koba5_0133_R

28mm相当の単焦点レンズを搭載したAPS-Cセンサー機。撮像素子にAPS-Cサイズの有効1620万画素CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「GR ENGINE V」で、感度はISO100~25600に対応。レンズやセンサー、薄型ボディを前モデルから継承しつつ、Wi-Fiの内蔵など撮影機能の強化を図っています。実売価格は7万3800円(2018年2月時点)。

20180215_y-koba5_0134_R↑背面には、各種機能を呼び出すためのADJ.レバーや、AFファンクション切り替えレバーを搭載

 

20180215_y-koba5_0135_R↑フルプレススナップの設定画面。ピント位置を事前に設定した「スナップ時フォーカス距離」に瞬時にセットできます

 

20180215_y-koba5_0136_R↑マイセッティング登録機能では、カメラの各種設定の状態を登録し、必要に応じて素早く呼び出せます。マイセッティングに名前を付けたり、SDカードに書き出したりもできます

 

【連写性能】

連写は約4コマ/秒に対応。JPEGで999コマまで、RAWで10コマまで続けて撮影できます。今回取り上げた他機に比べてやや弱いという印象はぬぐえません。

 

【動画/そのほかの機能】

動画については最高で1920×1080/30pのフルHD記録に対応。連写や動画のスペックは他機に比べて少々見劣りしますが、そもそも「GR」シリーズでは連写や動画の機能はあまり重視されていません。

 

それよりも、薄型ボディと単焦点レンズを生かして軽やかにスナップ写真を撮るための機能が充実しています。例えば、フルプレススナップ機能では、シャッターボタンを一気に押し込むと、AF作動がキャンセルされ、事前に設定した距離で素早く撮影ができます。また自分の撮影スタイルに応じて、ボタンやダイヤルの割り当て機能を細かくカスタマイズすることも可能です。

 

そのほか、カメラ内で比較明合成ができるインターバル合成機能や、最大5枚の画像を重ねて記録する多重露光、最短10cmのマクロ、オプションの外部ストロボによるワイヤレス発光などの機能を備えています。

 

【まとめ】

●ココがうれしい
・APS-Cセンサー&単焦点レンズが生み出す高画質
・外部ストロボや外部ファインダー、ワイコンなどに対応

●ココが惜しい
・手ブレ補正は非搭載
・暗所ではAFが合いにくい

●こんな人にオススメ!
・単焦点レンズによるストリートスナップを楽しみたい人
・四隅までのシャープでクリアな描写を求める人

【aibo動画まとめ】ソニー「aibo(アイボ)」を愛せるかな? リアルだけど不気味さは皆無!!

昨年11 月1日、“ワン・ワン・ワン”の日に電撃的な復活が発表された、ソニーの自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」。リアルになった見た目やAIエンジンの搭載などで大きな注目を集めましたが、正直なところ、「話題先行じゃない?」という疑念もありました。

20180204_y-koba1 (1)↑こちらが新生aibo。全体に丸みを帯びたフォルムで、以前のモデルとはかなりイメージが異なります。「かわいくなった!」と評される一方で、「リアルすぎて不気味に感じるのでは?」という声もちらほら……。実際どうなんでしょうか?

 

ただ、製品発表会に参加した人はみな、口を揃えて「これはスゴい!」と語ります。そこまで言うなら……ということで、実際にaiboに会ってきました。何はともあれ、まずは次の動画をご覧ください。約1分間の動画のなかに、aiboの魅力が凝縮されています。特に、18秒あたりの上目づかいがたまりません!

どうですか、このその愛くるしさ!! ここからはさらに詳しくその魅力について見ていきましょう。

 

この愛くるしいふるまいとフォルム、惚れない理由はない!

今回、aiboに会うべく訪れたのは、渋谷モディ1階にあるソニーの情報発信拠点「ソニースクエア渋谷プロジェクト」。ここでは現在、「aibo room」というイベントが開催中で、誰でも予約不要かつ無料でaiboと触れ合うことができます(3月中旬まで開催予定)。aiboの愛らしさは冒頭の動画で十分おわかりいただけたと思うのですが、特に驚いたのが「自然なふるまい」と「豊かな表情」です。

 

新たなaiboは全身に22か所の可動部を備えており、とにかく動きが細かくて滑らか。起き上がった際に頭をブルブルと左右に振ったり、ゴローンとお腹を見せるように寝そべったりと、犬がよく行うふるまいを愛嬌たっぷりに表現しています。こちらもぜひ動画でご確認ください。

■動画①起動(動画は25秒です)

 

■動画②寝そべり(動画は22秒です)

有機ELを採用した瞳も、クリっとしていて愛嬌たっぷり。最初に写真で見たときは「ちょっとリアルすぎません?」と思いましたが、実際に触れ合ってみればかわいいの一言。頭やあご、背中などをなでてあげると目を細めて喜ぶのですのが、その表情がたまりません!

■動画③表情(動画は43秒です)

 

リアルさを加速させる「気分」と「成長」

さらに、aiboはさまざま“芸”を持っています。歌を歌ったりダンスを踊ったり、さらには新しいボーズを覚えたりといったこともできるようです。ただ今回、いろいろ話しかけてその芸を引き出そうとしたのですが、なかなか反応してくれません。

 

てっきり声が届いていないのかと思いましたが、解説員の方によれば、「いまは気分じゃないのかもしれません」とのこと。どうやらaiboには「気分」という概念があり、機嫌が良いとき・悪いとき、テンションが高いとき・低いときなどがあるそう。しかも、育て方によって甘えん坊だったりワイルドだったりと性格まで変わるのだとか。これはなんともリアル! 成長によってこうした個体差が生まれることで、ロボットであるという感覚が薄れ、よりリアルさを感じさせてくれるはずです。

 

「気分じゃないなら仕方ないか……」と帰りかけたとき、aiboがまさかの行動を! そう、「ハイタッチ」です。これにまたギュッと心をつかまれ、なかなかその場から立ち去ることができませんでした。

■動画④ハイタッチ(動画は15秒です)

成長という意味で言えば、aiboの学習能力についても語らずにはいられません。aiboにはカメラや各種センサーが組み込まれており、人の顔や部屋の形を認識可能。例えば、いつも優しくしてくれる人の顔を覚えて近寄ってきます。今回小一時間触れ合った際も、何度か離れたところまで追いかけてきてくれました。こんな愛くるしい表情で迫られたら、惚れないはずはありません。

 

aiboと記念写真が撮れるフォトスポットも用意

今回訪れたaibo roomでは、aiboと触れ合えるスペースのほか、フォトスポットも用意。しかも、ここで撮影した写真を「#SonySSP」を付けてSNSに投稿すると、限定オリジナルaiboステッカーがその場でもらえるんです!

20180204_y-koba1 (2)↑お手をしているaiboと一緒に写真を撮ることができます。また、aiboのロゴをモチーフにユニークな写真が撮れるフォトスポットも用意

 

20180204_y-koba1 (5)↑限定オリジナルaiboステッカーは2週間ごとにデザインが変わります

 

自然なふるまいに表情、さらには成長・学習による個体差。愛らしさとリアルさを絶妙なバランスで体現するaiboに、そもそも「話題先行じゃない?」と疑っていたことなど完全に忘れ、すっかり癒されてしまいました。この魅力を文字と動画だけでお伝えするのは到底不可能ですので、気になった方はぜひご自身の目でお確かめください!

高級コンデジ自慢の「画質」はホンモノ!? 「実売9万円以下」7モデルで実際に検証してみた

高級コンパクトカメラとは、1型以上の大きなセンサーを搭載しつつ、小型軽量で高品位なボディと、多彩な撮影機能を備えたカメラのこと。なかでも9万円以下で購入できる比較的リーズナブルな高級コンパクトカメラを比較する本企画。第3回となる本稿では、描写性能をチェックしてみましょう。

第1回(概要&基本スペック編):掘り出し物の宝庫!! アンダー9万円の高級コンパクトカメラおすすめ7選

第2回(サイズ感・操作性編):画質は折り紙付き、では使い勝手は? 「実売9万円以下」の高級コンデジ7モデルの「サイズ感」と「操作性」を比較レビュー

20180130_y-koba5_0066_R↑上段左から、パナソニック「LUMIX TX1」、キヤノン「PowerShot G5 X」、キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」、ソニー「Cyber-shot RX100M3」、キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」、リコー「GR II」、パナソニック「LUMIX LX9」

 

【エントリー①】

キヤノン「PowerShot G5 X」

20180130_y-koba5_0067_R

左右のバランスが取れた一眼風デザインを採用した1型センサー機。レンズは開放値F1.8-2.8の光学4.2倍ズームで、撮像素子には有効2020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 6」で、感度はISO125~12800に対応しています。実売価格は8万9510円(2018年2月時点)。

 

[描写傾向]

20180130_y-koba5_0068_R

実写では、彩度とシャープネスがほどよく強調されたクリアな描写を確認できました。青空がややマゼンタ寄りになる、見栄え重視の傾向です。解像性能は、ズームワイド端の周辺がわずかに甘めですが、中央部ではシャープネスの高い写りが得られます。

20180130_y-koba5_0069↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

発色の調整機能としては「マイカラー」を搭載。より濃厚な色になる「くっきりカラー」や落ち着いた色合いの「すっきりカラー」など12種類の色調が選べます。今回の写真は、初期設定である「マイカラー:切」で撮影しました。レンズは広角24mm相当から中望遠100mm相当まで一般用途に使いやすいズーム域をカバーしています。

20180130_y-koba5_0070_R

20180130_y-koba5_0071_R↑上写真はワイド端(広角端)の24mm相当で、下写真はテレ端(望遠端)の100mm相当で撮影

 

最後は高感度画質をチェック。ISO800くらいまでは十分に実用的。ISO3200以上ではノイズ低減処理によって解像感が低下します。

20180130_y-koba5_0072↑高感度の画質。左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー②】

キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」

20180130_y-koba5_0073_R

キヤノンの高級コンパクト「PowerShot G」シリーズの中位に位置する1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、感度はISO125~12800に対応。光学4.2倍ズームを継承しながら画質とスピード、機能がさらに向上しています。実売価格は7万8850円(2018年2月時点)。

 

[描写傾向]

20180130_y-koba5_0074_R

実写では、適度に鮮やかで見栄えのいい描写を実感できました。解像性能は、ズームワイド端の周辺がわずかに甘めですが、中央部ではシャープネスの高い写りが得られます。

20180130_y-koba5_0075↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

発色の調整機能としては「ピクチャースタイル」を搭載。オートやスタンダード、ポートレートなど8種類以上の色調が選べます。今回の写真は、初期設定である「オート」で撮影しました。本機のレンズもG5 X同様、広角から中望遠まで一般用途に使いやすいズーム域をカバーしています

20180130_y-koba5_0076_R

20180130_y-koba5_0077_R↑ワイド端(上写真/24mm相当)とテレ端(下写真/100mm相当)

 

高感度画質は、ISO800くらいまでは十分に実用的。ISO3200ではノイジーになりますが、シャープ感はあまり損なわれません。

20180130_y-koba5_0078↑左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー③】

キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」

20180130_y-koba5_0079_R

胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディの1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、感度はISO125~12800に対応しています。光学3倍ズームや外観デザインを前モデルから受け継ぎつつ、画質や手ブレ補正の性能を高めています。実売価格は5万8540円(2018年2月時点)。

 

[描写傾向]

20180130_y-koba5_0080_R

実写では、彩度とシャープネスが高められた、見栄え重視の写りを確認できました。今回テストした7製品のなかでは最も高彩度な色合いです。調整機能である「ピクチャースタイル」を使って、自分好みの発色にカスタマイズすることも可能です。

20180130_y-koba5_0081↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

ピクチャースタイルは、オートやスタンダード、ポートレートなど8種類以上に対応。今回の写真は、初期設定である「オート」で撮影しました。レンズの焦点距離は28~84mm相当。薄型軽量ボディ優先のため、上のキヤノン機2モデルに比べるとズーム倍率が控えめとなっています。

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20180130_y-koba5_0083_R↑ワイド端(上写真/28mm相当)とテレ端(下写真/84mm相当)

 

高感度画質は、ISO800くらいまでは十分に実用的。ISO3200ではノイジーになりますが、シャープ感はあまり損なわれません。

20180130_y-koba5_0084↑左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー④】

ソニー「Cyber-shot RX100M3」

20180130_y-koba5_0085_R

人気機種「RX100」シリーズの3代目として2014年に発売された1型センサー機。撮像素子に1.0型有効2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「BIONZ X」で、感度はISO125~12800に対応。レンズは開放値F1.8-2.8の光学2.9倍ズームを装備します。実売価格は8万4390円(2018年2月時点)。

 

[描写傾向]

20180130_y-koba5_0086_R

実写では、クセのない澄んだ色合いと四隅までのシャープネスの高い描写を確認できました。発色の調整機能「クリエイティブスタイル」を利用して、自分好みの色合いにカスタマイズすることも可能です。

20180130_y-koba5_0087↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

クリエイティブスタイルでは、スタンダードやビビッド、ニュートラルなど14種類の色を選択できます。今回の写真は、初期設定である「スタンダード」で撮影しました。レンズは24~70mm相当をカバー。標準的なズーム倍率といえます。

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20180130_y-koba5_0089_R↑ワイド端(上写真/24mm相当)とテレ端(下写真/70mm相当)

 

高感度画質は、ISO800くらいまでは十分実用的。それ以上でも色ノイズは比較的少なめです。

20180130_y-koba5_0090↑左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー⑤】

パナソニック「LUMIX LX9」

20180130_y-koba5_0091_R

明るいレンズを搭載した高級コンパクト「LUMIX LX」シリーズの新モデルとして2016年に発売。レンズには開放値F1.4-2.8の光学3倍ズームを、撮像素子に1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン」で、感度はISO125~12800に対応します。実売価格は8万3330円(2018年2月現在)。

 

[描写傾向]

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実写では、ナチュラルな色合いとズーム全域でのシャープな写りを確認できました。初期設定では、彩度強調を抑えた落ち着きのある色合いが得られます。

20180130_y-koba5_0093↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

発色の調整機能としては「フォトスタイル」を搭載。スタンダードやヴィヴィッド、ナチュラルなど7種類以上の色を選択できます。今回の写真は、初期設定である「スタンダード」で撮影しました。レンズは24~72mm相当をカバー。

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20180130_y-koba5_0095_R↑ワイド端(上写真/24mm相当)とテレ端(下写真/72mm相当)

 

高感度画質では、ISO800くらいまでは十分実用的。それ以上でも細部がつぶれず、解像感を維持している点には好印象です

20180130_y-koba5_0096↑高感度の画質。左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー⑥】

パナソニック「LUMIX TX1」

20180130_y-koba5_0097_R

高倍率コンパクト「LUMIX TZ」シリーズと同等の薄型軽量を維持しながら、センサーの大型化を図った「LUMIX TX」シリーズの第1弾。撮像素子に1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン」で、感度はISO125~12800に対応します。レンズは光学10倍ズームを装備。実売価格は6万7850円(2018年2月現在)。

 

[描写傾向]

20180130_y-koba5_0098_R

実写では、ほどよく彩度を高めた見栄えのいい画質を確認できました。解像性能は、ズームテレ端で周辺がややソフトになる傾向がありますが、中央部はシャープな写り。また、レンズの焦点距離が長いので、滑らかで美しいボケの描写も楽しめます。

20180130_y-koba5_0099↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

発色の調整機能としては「フォトスタイル」を搭載。スタンダードやヴィヴィッド、ナチュラルなど7種類以上の色を選択できます。今回の写真は、初期設定である「スタンダード」で撮影しました。レンズの焦点距離は25~250mm相当と、このクラスの製品では抜群のズーム倍率を誇ります。

20180130_y-koba5_0100_R

20180130_y-koba5_0101_R↑ワイド端(上写真/25mm相当)とテレ端(下写真/250mm相当)

 

高感度画質は、ISO800くらいまでは十分実用的。それ以上でも細部がつぶれず、解像感を維持している点には好印象です。

20180130_y-koba5_0102↑左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【エントリー⑦】

リコー「GR II」

20180130_y-koba5_0103_R

28mm相当の単焦点レンズを搭載したAPS-Cセンサー機。撮像素子にAPS-Cサイズの有効1620万画素CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「GR ENGINE V」で、感度はISO100~25600に対応。レンズやセンサー、薄型ボディを前モデルから継承しつつ、Wi-Fiの内蔵など撮影機能の強化を図っています。実売価格は7万3800円(2018年2月時点)。

 

[描写性能]

20180130_y-koba5_0104_R

実写では、画像周辺部から中央部までシャープに解像するワンランク上の写りを実感できました。今回テストしたほかの6製品に比べると、画素数が約2割少ない1620万画素ですが、その代わりにセンサーサイズが大きいうえ、レンズの光学性能でも勝るため、結果として得られる細部描写力は一歩抜きん出たレベルといえます。発色は比較的鮮やかめ。青空はマゼンタ寄りになる傾向があります。

20180130_y-koba5_0105↑上の写真の周辺部(左)と中央付近(右)を100%で表示

 

発色の調整機能としては「画像設定」などを搭載。スタンダードとビビッドを選択できます。今回の写真は、初期設定である「スタンダード」で撮影しました。今回取り上げたなかでは唯一の単焦点レンズを搭載します(28mm相当)。

20180130_y-koba5_0106_R↑ワイド端(28mm相当)

 

1型センサー機に比べると、高感度ノイズは少なめ。ISO3200でも汚い印象は受けません。

20180130_y-koba5_0107↑左上から右下にISO200、800、3200、12800

 

【まとめ】画質はわずかな差、焦点距離に個性が出る

以上7モデルの実写を比較した率直な感想は、どのモデルでも撮影時にイメージした通りの美しい描写が得られ、その差はあまり大きくないということ。センサーサイズの大きいGR IIが細部描写力や高感度画質で一歩リードするものの、1.0型センサーを搭載した残り6製品の写りは、発色やノイズの傾向に若干の違いはあるものの、特に優劣はつけられません。

 

一方でレンズの焦点距離については、実写と数値を見てわかるように大きな違いがあります。ワイド端がやや弱い25mm相当のF2.8とはいえ、テレ端が250mm相当をカバーする「LUMIX TX1」はレンズの利便性で一歩リードした存在といえます。ただ、あえて28mm単焦点にこだわった「GR II」も非常に面白いカメラ。利便性を重視するか、面白さで選ぶか、あるいはその中間を取るか。悩ましいところです。

 

4Kテレビ購入を考えているアナタにおくるメーカー別全モデル比較【ソニー編】

メーカー各社の薄型テレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。前回のパナソニックVIERA(ビエラ)に引き続き、第2回目はソニーのBRAVIA(ブラビア)を紹介していきます。

 

独自のバックライト制御技術で液晶テレビを高画質化

前回紹介したパナソニックのビエラは、有機ELテレビをフラッグシップモデルとし、その下に4K液晶テレビやフルHD/HDモデルが続くラインナップとなっていましたが、ソニーは長年開発を続けてきた液晶テレビにもアドバンテージがあるとして、有機ELテレビと液晶テレビのそれぞれにフラッグシップモデルをラインナップしています。

 

それを体現しているのが、同社の4K液晶テレビのフラッグシップ機「Z9D」シリーズに搭載されている「バックライト マスタードライブ」という技術。これは、高密度に配置されたすべてのLEDバックライトをひとつずつ完全に独立駆動させ、細かい範囲で明暗を緻密にコントロールするというもので、2016年1月のCESで発表され話題を呼びました。

↑

 

従来から、バックライトをエリアごとに区切り、細かく駆動して画質を向上させる技術は活用されてきましたが、この「バックライト マスタードライブ」はLEDひとつひとつを個別に駆動させるという、これまでの常識を超えたバックライト制御を行うもの。細かく配置されたLEDがまるで自発光パネルのように見え、有機ELテレビに肉薄する美しいグラデーションや暗部表現を実現しています。

↑↑左が従来のエリア駆動のイメージ。これをひとつずつ個別に駆動するのが「バックライト マスタードライブ」(右)

 

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4K液晶ブラビア Z9Dシリーズ

サイズ:100型(受注生産品)、75型、65型

実売価格59万8000円(65型)

 

このほか、Z9Dには「X1 Extreme」という同社の最新プロセッサーが搭載されており、なめらかな映像を作り出す「Super Bit Mapping 4K HDR」やHDR非対応の映像をHDR化する「HDRリマスター」などの映像処理を可能にしています。

20180130-i03 (19)↑ブラビアのフラッグシップ機に搭載される映像プロセッサー「X1 Extreme」

 

有機ELテレビも独自技術で差をつける

一方、有機ELテレビ「A1」シリーズにも、他社にはない独自の技術を投入しています。

20180130-i03 (1)

有機ELブラビア A1シリーズ

サイズ:77型、65型、55型

実売価格59万5000円(65型)

 

それが、画面を直接振動させることで音を再生する「アコースティック サーフェス」。これまでガラス管を振動板としたスピーカーシステムを開発してきた同社ならではの技術により、テレビの画面自体を振動させ、映像と音がリンクした臨場感のあるサウンドを体感できます。

20180130-i03 (3)↑画面から音を出す「アコースティック サーフェス」

 

ベゼルを極限まで薄くし、スタンドが正面から見えないようにすることで映像だけが浮かんでいるような感覚を引き起こす独特のデザインも特徴。ソニーらしい尖ったスタイルは、これまでのテレビの概念を超える斬新なものとなっています。

 

20180130-i03 (2)

 

なお、2つのフラッグシップ機はいずれ劣らぬ高画質を誇りますが、Z9Dは液晶ならではの「明るさや精細感」を生かしリビングなど明るい部屋で日常的なテレビ視聴を行うのにオススメ。A1は有機ELの特徴とされている「引き締まった黒色と暗部の豊かな階調感」を堪能できる映画鑑賞に向いています。どちらにするか迷っている方は、自分の視聴スタイルを考慮して選ぶとよいでしょう。

 

個性豊かな4K液晶テレビをラインナップ

4K液晶テレビは、Z9Dのほか高音質モデルの「X9500E」や狭額ベゼルの「X9000E」など4モデルをラインナップ。さっそく見ていきましょう。

 

「X9500E」シリーズは、サイドにツイーター+ウーファー+パッシブラジエーターのスピーカーを、スタンド部にサブウーファーを備えた高音質モデル。内蔵スピーカーだけで迫力のサウンドを再生できるため、ホームシアタースピーカーなどを利用しなくても映画やスポーツを臨場感のある音質で楽しむことができます。

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4K液晶ブラビア X9500Eシリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格22万9800円(55型)

 

ソニーのオーディオ製品にも採用されるデジタルアンプ「S-Master HX」や、すべての音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」、ノイズのないクリアな音声に整えるデジタル音声処理技術「Clear Phase テクノロジー」など、同社ならではの高音質化技術を惜しみなく投入。高度なデジタル演算処理により、後方のサラウンドスピーカーの音までも再現するバーチャルサラウンド機能「S-Force PROフロントサラウンド」も備えています。

20180130-i03 (7)↑サイドスピーカーの分、サイズはやや大きめ

 

「X9000E」は、4K高画質プロセッサー「HDR X1」や、高コントラストな映像を実現する高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」などを搭載。4Kならではの高精細で美しい映像を楽しめます。

20180130-i03 (8)

 

4K液晶ブラビア X9000Eシリーズ

サイズ:65型、55型、49型

実売価格17万9800円(55型)

 

狭額ベゼルを採用しており、映像だけが浮いているような浮遊感を演出。壁掛け設置にも対応します(別売の壁掛けユニットが必要)。

20180130-i03 (9)↑壁掛け設置にも対応

 

「X8500E」は、4K/HDR対応のスタンダードモデル。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や広色域を実現する「トリルミナスディスプレイ」、さらなる高画質を実現する4K高画質プロセッサー「HDR X1」により、リアリティー豊かな映像美を再現します。

20180130-i03 (10)

4K液晶ブラビア X8500Eシリーズ

サイズ:75型、65型、55型

実売価格14万6800円(55型)

 

「X8000E」は4K液晶テレビのエントリーモデル。選べる2色のフレームカラーにより、部屋の雰囲気に合わせてテレビを設置できます。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や「トリルミナスディスプレイ」も搭載しており、フルHD映像なども4Kにアップコンバートして視聴できます。

20180130-i03 (11)

4K液晶ブラビア X8000Eシリーズ

サイズ:49型、43型

実売価格11万9800円(49型)

 

サブ機として使うならフルHD/HDモデルもオススメ

リビングに置くメインテレビなら大画面で高精細な映像が楽しめる4Kモデルがオススメですが、寝室や子ども部屋用のサブ機として使うのであれば、小型のフルHD/HDでも十分。価格も手ごろです。

20180130-i03 (15)↑32型のW500E

 

「W730E」シリーズは、無線LANを内蔵し、ネット動画も試聴できるフルHDモデル(1920×1080ドット)。43型と32型の2サイズを用意しており、設置する部屋の大きさに応じてサイズを選べます。

20180130-i03 (13)

液晶ブラビア W730Eシリーズ

サイズ:43型、32型

実売価格6万3800円(43型)

 

HDモデル(1366×768ドット)は、32型の「W500E」と24型の「W450E」の2モデル。いずれも外付けHDDへの録画機能を備えています。

20180130-i03 (14)

液晶ブラビア W500E

サイズ:32型

実売価格4万6600円

 

20180130-i03 (16)

液晶ブラビア W450E

サイズ:24型

実売価格

 

独自の高画質・高音質化技術を多数備えるソニーのブラビアシリーズ。どの機種を購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

すべてを極めた3代目「α7RⅢ」に死角なし!! 驚愕のフルサイズミラーレスを7000字、作例18枚でレビュー

ソニーの35mm判フルサイズミラーレス一眼“α7シリーズ”のカメラは、いくつかのタイプに分類される。スタンダードタイプの「α7」。画素数を抑えて高感度性能を追求した「α7S」。そして、高画素タイプの「α7R」。この3タイプに分かれる。いずれのタイプも、2代目の製品が登場している(製品名の最後に「Ⅱ」が付く)。今回紹介する「α7RⅢ」は、高画素タイプ「α7R」の3代目モデルになる。

20180129_y-koba2 (37)↑今回使用した、標準ズームとのセット「α7RⅢ+FE 24-105mm F4 G OSS」と、望遠ズーム「FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS」。ミニマムながら、いろんな撮影に対応できる組み合わせである。ボディ単体の参考価格は39万9470円(2018年1月時点)

 

センサー画素数は2代目と同じ有効約4240万画素(同じく裏面照射型CMOSセンサー)だが、これまでのα7シリーズに欠けていた高速連写性能を高めたモデルへと進化。その最高速度は「約10コマ/秒」で、従来のα7シリーズの「約5コマ/秒」を大きく凌駕している(α7Rのみ4コマ/秒)。高解像と高速性能の両立――それがα7RⅢの最大の特徴だ。

20180129_y-koba2 (2)

20180129_y-koba2 (3)

20180129_y-koba2 (4)

ボディデザインは、2代目の各α7モデルを踏襲。より高い高速性能を持つα9のようなドライブモードダイヤルは装備していない。だが、背面にはα9と同様のマルチセレクター(ジョイスティック状の操作パーツ)を装備するなど、細かな部分で操作性が向上している。

20180129_y-koba2 (5)↑従来のα7シリーズには、シンクロターミナルが備わっていなかったが、α7RⅢではしっかり装備(α9にも装備されている)

 

20180129_y-koba2 (6)↑正面から見ると、ほとんどα7RⅡと見分けが付かない(グリップ部の上部は微妙に違うが)。背面の端を見ると、そこにある小さな銘板でα7RⅡとα7RⅢの違いがわかる

 

約4240万画素で最高約10コマ/秒だと!? 「高画素」と「高速連写」をハイレベルで両立

今回のα7RⅢは、新開発のシャッターチャージユニットや、画像処理システムの刷新により、有効約4240万画素の高画素モデルでありながら「AF/AE追従で最高約10コマ/秒」という高速連写を実現している。そして、同社の超高速モデルのα9(AF/AE追従で最高約20コマ/秒)に搭載される新AFアルゴリズムを本機用に最適化。画像処理システムの刷新もあって、AFの速度や精度、AF追随性能が飛躍的に向上している。

 

ただし、どんなに高速で連写できても、連続撮影枚数が少ないと、あまり実用的とは言えない。その点、α7RⅢでは、バッファーメモリーの大容量化や内部処理システムの高速化、UHSスピードクラス「UHS-Ⅱ」の採用などにより、JPEG時・圧縮RAW時で最大76枚、非圧縮RAW時で約28枚という連写持続性能を実現した(いずれも連続撮影モード「Hi+」時。UHS-ⅡI対応SDXCメモリーカード使用時)。これだけあれば、通常の撮影で不満を感じることはないだろう。

 

また、データ書き込み中の操作性も向上している。連続撮影後のメモリーカード書き込み中でも、Fn(ファンクション)メニュー上から撮影設定が変更でき、メニュー画面へのアクセスや設定変更も可能。さらに、再生画面へのアクセスもでき、連写撮影後すぐに撮影画像の確認に移行できるのだ。書き込み終了までただ待つだけという状況がなくなったことで、よりストレスなく高速連写を使用できる。

20180129_y-koba2 (9)↑最も高速でAF/AE追従連写ができる「連続撮影:Hi+」に設定した状態。ただし、取扱説明書に記載されていた「絞り値がF8より大きいときは[連続撮影:Hi+]、[連続撮影:Hi]、[連続撮影:Mid]での連続撮影中はフォーカスが1枚目の撮影時の位置に固定されます」という記述内容には注意したい

 

次の写真は、始発駅を出発した電車が最初の踏切に差し掛かるところを「連続撮影:Hi+」モードで撮影。スピードあまり速くなくても、目の前を通過する乗り物の動きの変化は大きい。だが、「最高約10コマ/秒」の連写モードで、きめ細かくフォローすることができた。

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20180129_y-koba2 (12)[撮影データ(3枚共通)]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(24mmで撮影) シャッター優先オート F4 1/2000秒 WB:オート ISO200

 

続いて、こちらに向かってくる特急列車を、同じく「連続撮影:Hi+」モードで撮影。上の写真が1枚目、下の写真が62枚目である。設定画質モードはRAW+JPEG(圧縮RAW、ファイン)。ここでは1枚目と62枚目をセレクトしたが、実際には先頭車両前面が画面から見切れる70数枚目まで途切れることなくスムーズに連写することができた。

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20180129_y-koba2 (14)[撮影データ(2枚共通)]ソニー α7RⅢ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(300mmで撮影) シャッター優先オート F5.6 1/2000秒 WB:オート ISO1600、3200

 

次の作例では、ヘラサギが飛び立つ瞬間を「連続撮影:Hi+」モードで捉えてみた。移動する電車やクルマよりも難易度の高い(一瞬の変化が大きい)被写体だが、まずまずの結果を得ることができた。

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20180129_y-koba2 (17)[撮影データ(3枚共通)]ソニー α7RⅢ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(300mmで撮影) シャッター優先オート F5.6 1/1000秒 -0.3補正 WB:オート ISO3200

 

こちら作例も「連続撮影:Hi+」モードで捉えたなかからの抜粋。こうした細やかな動きの瞬間を切り取ることができるのも、高速連写ならではだ。

20180129_y-koba2 (18)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(300mmで撮影) シャッター優先オート F5.6 1/1000秒 WB:オート ISO2000

 

画像処理システムも一新! より高精細でクリアな描写を実現

α7RⅢで大きく目立つトピックは、先に挙げた高速連写性能であるが、本機の進化点はそれだけではない。

 

有効約4240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーという点は、従来のα7RⅡと同じである。だが、α7RⅢは従来比(α7RⅡとの比較。以下同)約1.8倍の高速処理を実現した新世代の画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を搭載。さらに、イメージセンサーからの読み出し速度を約2倍に高速化する新世代フロントエンドLSIも採用している。こういった、画像処理システムの一新により、中感度域で約1段分ノイズを低減し、高解像と低ノイズ性能を両立しているのだ。また、人物撮影における肌の色合いの再現性なども向上させている。

 

さらに、光学式5軸ボディ内手ブレ補正の性能も向上し、世界最高(※本機発表時点の、35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラとして)5.5段の補正効果を実現。これにより、本機の高解像性能を最大限に引き出すことができる。ちなみに、α7RⅡの補正効果は最高4.5段だった。

 

次の作例は、夕方の赤みを帯びたと影が印象的な、高層ビル群を見上げるように撮影。有効約4240万画素によるビル細部の高精細さや、青空や日陰部分のノイズレスで滑らかな描写が印象的だ。

20180129_y-koba2 (7)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(24mmで撮影) 絞り優先オート F11 1/30秒 -0.3補正 WB:オート ISO125

 

こちらは、逆光に映える色づいた木々の葉を撮影。画面内に強烈な太陽を写し込んだが、センサー部のARコーティング(※光の反射を抑え、ゴーストやフレアの発生を最小限に抑える反射防止膜)付きシールガラスの採用や、同じくARコーティングが施されたレンズの性能により、全体的にクリアな描写を得ることができた。

20180129_y-koba2 (8)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(24mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/125秒 WB:オート ISO100

 

カードスロットもうれしいデュアル化! ただ、ちょっと気になる点も

カードスロットの仕様変更も、α7RⅡからの進化したポイントに挙げられる。シングルからデュアル(ダブル)になり、SDカードスロットとSD/MSカードスロットの2つのメディアスロットを搭載する。そして、2枚のメディア間での、リレー記録、同時記録、RAW/JPEG・静止画/動画の振り分け記録などの選択ができる。もちろん、メディア間のコピーも可能だ。なお、下段(スロット1)のSDカードスロットは、UHSスピードクラス「UHS-Ⅱ」対応なので、該当SDカードを使用すれば、さらに高速に記録できる。

 

スロットのデュアル化はもちろんうれしいのだが、スロット1とスロット2の配置と、メニュー画面上(選択時)のスロット1とスロット2の表示(上下)が逆なのは、ちょっと謎な仕様である。また、メニュー内には「記録メディア選択」とは別に「再生メディア選択」の項目もあるが、個人的には後者の機能は「不要では?」という気がした。記録メディアを選択すれば、再生メディアもそれに準ずる。そして、再生時に切り換えが必要になったら、ボタンやダイヤル操作で一時的に再生メディアを切り換える……という方法で十分だと思う。

20180129_y-koba2 (19)↑上段…ではなく、下段がスロット1で、上段がスロット2。スロット2のほうは、SDカードとメモリースティックデュオの兼用スロットになる

 

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20180129_y-koba2 (21)↑一方、メニュー画面だと、上がスロット1で、下がスロット2。実際のスロットの配置が“上がスロット2、下がスロット1”になったのは内部構造の問題だと思うが(想像だが)、どうも釈然としない

 

20180129_y-koba2 (22)↑「再生スロット選択」機能を実際に使用(選択)してみたが、便利さよりも“煩わしさ”を感じた。まあこれは個人的な感想なので、撮影スタイルによっては、この機能が必要だ、便利だ、と感じる人もいるだろう

 

4枚の画像を合成して解像感に優れた1枚を生成する「ピクセルシフトマルチ撮影」

撮影機能の注目点としては「ピクセルシフトマルチ撮影」の搭載が挙げられる。この撮影機能では、ボディ内手ブレ補正機構を高精度に制御して、イメージセンサーを正確に1画素分ずつずらして計4枚の画像が撮影される。そして、その4枚の画像がもつ約1億6960万画素分の膨大な情報から、解像感に優れた1枚の画像(画素数は通常撮影と同じ約4240万画素)を生成するのである。ただし、α7RⅢ本体では撮影のみが可能で、それを合成して1枚の画像を生成するには、ソニー純正のソフトウェア「Imaging Edge」の「Viewer」「Edit」が必要になる(PC上での作業)。

 

では、ピクセルシフトマルチ撮影の仕組みを簡単にご紹介しよう。本機での通常撮影を含め、ほとんどのデジタルカメラでは、1画素ごとにR・G・Bのうち1色分の色情報を取得し、残りの2色分の色情報は周辺画素の情報から補間処理を行っている。それに対して、ピクセルシフトマルチ撮影では、有効約4240万のすべての画素でR・G・B の全色情報が取得できるので、補間処理をせずに直接合成して画像を生成する。それにより、色モアレ(偽色)の発生を最小限に抑え、より高精細かつ忠実な質感描写が可能になるのだ。

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20180129_y-koba2 (24)↑計4枚の撮影が自動で行われる「ピクセルシフトマルチ撮影」では、その撮影間隔が設定できる

 

正確に1画素分ずつずらした4枚の画像を合成する必要があるため、当然、ピクセルシフトマルチ撮影では三脚使用が不可欠となる。また、被写体にブレが発生すると正しく画像が合成されないので、基本的に“完全に静止している物”が撮影対象。たとえば、建築物や美術品といった被写体である。だが今回は、ちょっと意地悪な発想で(笑)、風などによるブレが想定される屋外風景にあえてチャレンジしてみた。下の写真が、実際にピクセルシフトマルチ撮影で生成したものだ。

20180129_y-koba2 (25)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(30mmで撮影) 絞り優先オート(ピクセルシフトマルチ撮影) F8 1/30秒 WB:太陽光 ISO100 三脚

 

では早速、細部を拡大してチェックしていこう。幹の表面は光に変化があって比較しづらいが、幹に取り付けられた案内(説明)板の文字に注目すると、ピクセルシフトマルチ撮影のほうが、高精細でシャープなことがわかる。

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20180129_y-koba2 (27)↑上がピクセルシフトマルチ撮影、下が通常撮影

 

次の部分切り出し比較では、ピクセルシフトマルチ撮影による幹表面の質感のシャープさやリアルさがよくわかる。……と同時に、幹の後ろの“風に揺れる葉”の部分に、不自然な規則的な縞模様が生じているのも確認できる。しかし、これは今回の誤った被写体選択が原因であり(あえてブレたらどうなるかを検証するためだったのだが)、本来の使い方(完全に静止している物を撮る)であれば問題ないはずだ。

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20180129_y-koba2 (29)↑上がピクセルシフトマルチ撮影、下が通常撮影

 

思っていた以上に良好! 高画素機ながら高感度性能も侮れない

高画素モデルで懸念されるのが、高感度域での画質。一般的に、センサーサイズが同じなら、画素数を少なくしたほうが高感度画質は良くなると言われているからだ。確かに、α7シリーズを見ても、高感度画質を重視したα7Sラインのモデル(α7SⅡ、α7S)のセンサーは「有効1220万画素」と、かなり控えめな仕様になっている。

 

だが、高画素センサーモデルだからといって本機の実力は侮れない。α7S並みとはいかなくても、裏面照射構造による高い感度特性やギャップレスオンチップレンズ構造(※集光効率を飛躍的に高める独自構造)、最新のイメージセンサー技術などにより、高い高感度性能を実現している。常用ISO感度の上限はISO32000まで高められ(α7RⅡはISO25600)、高感度域の撮影でも低ノイズな高画質を得ることができるのだ。

20180129_y-koba2 (30)↑ISO感度設定の画面。他モデルと同様、ISOオート時の下限値と上限値が簡単に設定できる点は便利!

 

ここからは、ISO3200以上の高感度時の画質をチェックしていこう。車体の細部(シャープに見える部分)を確認すると、ISO25600まで思った以上に良好。背後の空あたりでノイズ感をチェックすると、感度が1段上がるごとにノイズ感は増してくるが、あまりうるさいことを言わなければ、ISO12800くらいまでは許容できそう。さすがにISO25600になると色ノイズ(主にムラ)が少し目立ってくるし、色再現もわずかに渋くなる。とはいえ、このISO25600の描写に関しても、思っていた以上に良好だった。

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20180129_y-koba2 (34)↑上からISO3200、ISO6400、ISO12800、ISO25600で撮影したもの。[撮影データ(4枚共通)]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(33mmで撮影) 絞り優先オート F8 WB:カスタム(マニュアル) 三脚

 

次の作例は、画質が重視される風景で、ISO1600で撮影したもの。細部の描写が良好なのはもちろん、フラットな空部分の描写もノイズ感が少なくて良好な仕上がりだ。

20180129_y-koba2 (35)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 24-105mm F4 G OSS(24mmで撮影) 絞り優先オート F8 1/20秒 -0.3補正 WB:太陽光 ISO1600

 

続いて、画質よりもブレのないシャープな描写が優先される動物スナップでも試してみた。光量に恵まれない日陰(しかも夕方)の撮影だったが、ISO6400に設定したおかげで、1/1000秒の高速シャッターでシャープに写すことができた。画質に関しても、こういう撮影としては十分なレベル。

20180129_y-koba2 (36)[撮影データ]ソニー α7RⅢ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(300mmで撮影) シャッター優先オート F5.6 1/1000秒 WB:オート ISO6400

 

【まとめ】シリーズのなかで“最も対応力が高いモデル”

最初に述べたとおり、ソニーの35mm判フルサイズミラーレス一眼「α7シリーズ」は、スタンダードタイプ、画素数を抑えて高感度性能を高めたタイプ、高画素タイプの3つのタイプに分かれている。だが、いずれのタイプも“高速性能”には不満があった(まあ、約5コマ/秒が遅いとは言わないが)。

 

だから、ソニーEマウントユーザーが高速連写をしようと思ったら、最も高価なα9(2018年1月現在の参考価格はボディ単体で51万7010円)か、APS-Cサイズ機のα6500(AF/AE追従で最高約11コマ/秒)などを選ぶ必要があった。

 

だが、今回紹介した“高画素タイプの3代目”のα7RⅢなら、2400万画素台のα9やα6500とはひと味違う高解像な描写が得られ、α6500並の本格的な高速連写も堪能できる。そういう意味では、これまでのα7シリーズのなかで“最も対応力が高いモデル”と言えるだろう。

 

【SPEC】

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ソニー
α7RⅢ
参考価格39万9470円(ボディ/2018年1月時点)

●撮像素子:35mmフルサイズ、有効約4240万画素CMOSセンサー ●レンズマウント:ソニーEマウント ●ファインダー:0.5型、約369万ドット ●背面モニター:3.0型、約144万ドット(タッチパネル) ●大きさ・重さ:約126.9(幅)×95.6(高さ)×73.7(奥行き)mm・約657g

APS-C対応のコンパクトな高倍率ズームレンズ「ソニー E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」

ソニーEマウントのAPS-Cサイズミラーレス一眼カメラに対応する高倍率ズームレンズ。35mm判換算で27〜202.5mm相当をカバーする。

2018年2月2日発売。価格:80,000円(税別)

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7.5倍のズーム倍率を備えつつも小型軽量で携帯性に優れ、幅広い被写体に対応する。最短撮影距離0.45m・最大撮影倍率0.29倍と、近接撮影も楽しめる。

 

非球面レンズとのED(特殊低分散)ガラス2枚を採用し、ズーム全域で画面周辺まで高い描写性能を実現する。AF駆動にはリニアモーターを採用し、静かで高速・高精度なピント合わせが可能。「α6500」「α6300」の持つAF/AE追従高速連写にも対応する。

 

■先行展示

2018年1月13日(土)よりソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア札幌、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪、ソニーストア福岡天神にて先行展示を実施する。予約販売は2018年1月17日(水)10時開始。

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「α6500」装着時

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レンズ構成図

 

■主な仕様

●型名 SEL18135 ●マウント ソニーEマウント ●焦点距離 18〜135mm(35mm判換算 27〜202.5mm相当) ●レンズ構成 12群16枚 ●画角 76°〜12° ●絞り羽根枚数 7枚(円形絞り) ●開放絞り F3.5〜F5.6 ●最小絞り F22〜F36 ●最短撮影距離 0.45m ●最大撮影倍率 0.29倍 ●フィルター径 φ55mm ●サイズ(最大径×長さ) φ67.2×88mm ●質量 約325g ●付属品 フード ALC-SH153、レンズフロントキャップ ALC-F55S、レンズリヤキャップ ALC-R1EM

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20180112_y-koba7 (1)↑上段左から、パナソニック「LUMIX DMC-TX1」、キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」、ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M3」、リコー「GR II」、キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」、パナソニック「LUMIX DMC-LX9」、キヤノン「PowerShot G5 X」

 

※記事内の価格は2018年1月現在の、編集部調べによるものです

 

【エントリー①】

キヤノン「PowerShot G5 X」

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左右のバランスが取れた一眼風デザインを採用した1型センサー機。レンズは開放値F1.8-2.8の光学4.2倍ズームで、撮像素子には有効2020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。発売は2015年。参考価格は7万4800円。

 

外形寸法は幅112.4×高さ76.4×奥行き44.2mm。質量は約377g。今回のモデルのなかでは最も重量があり、サイズもやや大きめ。胸ポケットに入れるのは困難です。とはいえ、EVFとバリアングル液晶を装備していることを考えれば、十分に小型軽量といえます。

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前面には、電源に連動したレンズバリアや電子ダイヤルなどを装備。前面に縦向きで電子ダイヤルを備えるのは希少です。適度なクリック感があり、操作感は悪くありません。

 

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背面には、EVFと液晶モニター、動画ボタンなどを搭載。液晶モニターの視認性は良好です。

 

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天面には、モードダイヤルやホットシュー、露出補正ダイヤルなどを搭載。電源オフでも露出補正の状態がひと目でわかるのは便利です。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。外装には高品位な質感があります。

 

【エントリー②】

キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」

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キヤノンの高級コンパクト「PowerShot G」シリーズの中位に位置する1型センサー機。2014年に発売された「PowerShot G7」の後継として2016年に登場しました。光学4.2倍ズームを継承しながら画質とスピード、機能がさらに向上しています。参考価格は6万7000円。

 

外形寸法は幅105.5×高さ60.9奥行き42.2mm。質量約319g。今回のモデルのなかでは平均的なサイズと重量です。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやセルフタイマーランプなどを搭載。グリップには突起があり、しっかりとボディを支えられます。

 

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背面には、液晶モニター、動画ボタン、RING FUNC.ボタンなどを搭載。ボタン類は大きめで押しやすいといえます。

 

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天面には、モードダイヤルや露出補正ダイヤルなどを搭載。鏡胴部のリングでは絞りやシャッター速度を素早く調整できます。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。起動は約1.2秒と素早く、ストレスを感じません。

 

【エントリー③】

キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」

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胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディの1型センサー機。2015年に発売された「PowerShot G9 X」の後継として2017年に登場。光学3倍ズームや外観デザインを受け継ぎつつ、画質や手ブレ補正の性能を高めています。参考価格は5万9140円。

 

外形寸法は幅98×高さ57.9×奥行き31.3mm。質量は約206g。今回選んだモデルのなかでは最も薄くて軽い製品です。胸ポケットにすんなりと収まり、長時間入れたままで歩きまわっても苦になりません。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやセルフタイマーランプなどを搭載。両サイドには滑り止めの素材が張られており、小型ながらしっかりとホールドできます。

 

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背面には、液晶モニターや動画ボタンなどを搭載。ボタン類の数は今回のモデルのなかで最も少なくシンプルで、ビギナーにも取っ付きやすいといえます。

 

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天面には、再生ボタンやモードダイヤルなどを搭載。再生ボタンが背面ではなく天面にある仕様は珍しく、慣れるまではやや戸惑うかもしれません。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。側面のボタンによって素早くWi-Fi 接続ができるのが便利です。

 

【エントリー④】

ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M3」

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人気機種「DSC-RX100」シリーズの3代目として2014年に発売された1型センサー機。レンズには開放値F1.8-2.8の光学2.9倍ズームを、撮像素子には1型の裏面照射型CMOSセンサーをそれぞれ搭載しています。参考価格は8万2780円。

 

外形寸法は幅101.6×高さ58.1×奥行き41mm。質量は約290g。「PowerShot G9 X Mark II」の薄さと軽さには一歩及びませんが、EVFとチルト液晶を備えた1型センサー機としてはかなりの薄型軽量ボディです。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやセルフタイマーランプなどを搭載。外観デザインの面では歴代のRX100シリーズで大きな差はなく、ひと目で見分けるのは難しいでしょう。

 

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背面には、液晶モニター、動画ボタン、Fnボタンなどを搭載。ボタン類は小さめで、手の大きな人はやや窮屈に感じることもあるでしょう。

 

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天面には、ポップアップ式のEVFやモードダイヤルなどを搭載。天面の後方には段差があり、ボディの薄さを際立たせています。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。側面のFINDERボタンを押すとファインダーがポップアップするギミックは、RX100シリーズのなかでもこのMark 3から採用されています。

 

【エントリー⑤】

パナソニック「LUMIX DMC-LX9」

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明るいレンズを搭載した高級コンパクト「LUMIX LX」シリーズの新モデルとして2016年に発売。レンズには開放値F1.4-2.8の光学3倍ズームを、撮像素子には1型の高感度MOSセンサーをそれぞれ採用しています。参考価格は8万8020円。

 

外形寸法は幅105.5×高さ60×奥行き約42mm。質量は約310g。今回のモデルのなかでは平均的なサイズと重量です。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやセルフタイマーランプなどを搭載。グリップが薄くホールド性は少々もの足りなく感じますが、デザイン的にはオシャレです。

 

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背面には、液晶モニターや4Kフォトボタンなどを搭載。カスタマイズ可能なFnボタンの多さも、本機のメリットのひとつです。

 

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天面には、モードダイヤルや動画ボタンなどを搭載。電源は他社とは異なり、レバー式です。電源スイッチの形状はボタン派とレバー派で好みがわかれますが、個人的にはレンズ交換式カメラと共通の仕様であるレバー式が好みです。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。精悍な雰囲気が漂うフルブラックの外装です。

 

【エントリー⑥】

パナソニック「LUMIX DMC-TX1」

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高倍率コンパクト「LUMIX TZ」シリーズと同等の薄型軽量を維持しながら、センサーの大型化を図った「LUMIX TX」シリーズの第1弾。レンズは光学10倍ズームで、撮像素子には1型MOSセンサーを搭載。発売は2016年。参考価格は6万9430円。

 

外形寸法は幅110.5×高さ64.5×奥行き44.3mm。質量は約310g。今回のモデルのなかでは質量は2番めに重く、サイズも大きめです。胸ポケットに入れるのは厳しいでしょう。ただ、光学10倍ズームという抜きん出たズーム倍率を持つ1型センサー機としては、画期的な小型軽量ボディであることは確かです。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやセルフタイマーランプなどを搭載。DMC-LX9と同じく前面や天面に製品名が記されておらず、底面に小さく書かれているだけ。デザイナーのこだわりを感じます。

 

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背面には、EVFと液晶モニター、4Kフォトボタンなどを搭載。EVFと液晶モニターはアイセンサーによる自動切り替えに対応。便利ですが、やや敏感すぎるのは気になりました。

 

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天面には、モードダイヤル、動画ボタン。後ダイヤルなどを搭載。電源は他社とは異なり、レバー式です。動画ボタンの位置に関しては、背面派と天面派にわかれますが、個人的には録画スタート/ストップの際にボディがブレにくい天面が好みです。

 

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電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。望遠端までズームアップすると、レンズの前玉部分はさらに数センチせり出しますが、そもそも小型軽量なので特にアンバランスには感じません。

 

【エントリー⑦】

リコー「GR II」

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28mm相当の単焦点レンズを搭載したAPS-Cセンサー機。2013年に発売された「GR」の後継機として2015年に登場。レンズやセンサー、薄型ボディを継承しつつ、Wi-Fiの内蔵など撮影機能の強化を図っています。参考価格は6万9140円。

 

外形寸法は幅117×高さ62.8×奥行き34.7mm。質量は約251g。高さを抑えた横に長い薄型ボディです。重量は「PowerShot G9 X Mark II」に次いで2番めに軽く、ワイシャツの胸ポケットにも楽々と収まります。レンズは、電源オンでせり出す沈胴式ですが、光学ズーム機構がないため、使用中でもボディは比較的薄いといえます。

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前面には、電源に連動したレンズバリアやAF補助光ランプなどを装備。Wi-Fiを搭載したため、前モデル「GR」に比べると天面がやや膨らみ、高さが1.8mm増しています。

 

20180112_y-koba7 (40)

背面には、液晶モニターやADJ.レバーなどを搭載。ADJ.レバーはやや小さめで回しにくい点が気になるものの、多機能を素早く設定できるのは便利です。

 

20180112_y-koba7 (41)

天面には、ホットシューやアップダウンダイヤル、モードダイヤルなどを搭載。ホットシューには外部ストロボのほか、光学式の外部ファインダーなどを装着できます。拡張したい人にはうれしいポイントです。

 

20180112_y-koba7 (42)

20180112_y-koba7 (43)

電源オフの状態(上)、電源オンの状態(下)。側面のEffectボタンでは「クロスプロセス」や「ハイコントラスト白黒」などの特殊効果を素早く呼び出すことができます。

 

【まとめ】携帯性はもちろん、ホールド感や装備とのバランスも考慮すべし

7モデル中、最薄・最軽量なのは「PowerShot G9 X Mark II」。装備を絞ったことで胸ポケットにもすっぽり収まる大きさとなり、携帯性は抜群です。ただし、他モデルもファインダーや可動液晶の搭載、あるいはレンズスペックといった点などでそれぞれ魅力があるので、譲れないポイントを決めて絞り込んでいくと良いでしょう。

 

撮影時のホールド感も重要なポイント。今回の7モデルを実際に手にしたときの印象は、グリップ部の突起が大きい「PowerShot G5 X」と「GR II」が特に持ちやすく感じました。「PowerShot G7 X Mark II」と「PowerShot G9 X Mark II」「LUMIX DMC-TX1」のホールド感もまずまずです。

 

一方、「Cyber-shot DSC-RX100M3」と「LUMIX DMC-LX9」はやや滑りやすい印象。いずれのモデルに関しても、持ちにくく感じる場合は、オプションのカメラジャケットを装着したり、サードパーティ製のグリップを探してみるのもいいでしょう。

 

外観デザインについては、いずれも物欲を刺激するような、高品位な雰囲気が漂っています。カラーバリエーションについては「PowerShot G9 X Mark II」のみがブラックとシルバーの2色を用意。個人的には、ラバーグリップがしっくりと手になじむ「GR II」と、カジュアルさと高級さをあわせ持つ「PowerShot G9 X Mark II」のデザインが気に入りました。

 

次回はいよいよ実写比較編です。

 

掘り出し物の宝庫!! アンダー9万円の高級コンパクトカメラおすすめ7選

画質に優れた小型軽量のカメラが欲しい。でも使える予算には限りがある。そんな人には、アンダー9万円の高級コンパクトカメラがおすすめ。そこで、スマホを超える高画質と高機能を備えつつ、携帯性や予算の面でも魅力の高い7製品を選りすぐり、その性能を比較してみました。本稿では、各モデルの概要と基本スペックをおさらいしていきます。

20180110_y-koba2 (1)↑上段左から、パナソニック「LUMIX DMC-LX9」、リコー「GR II」、キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」、キヤノン「PowerShot G5 X」、ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M3」、パナソニック「LUMIX DMC-TX1」、キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」

 

そもそも「高級コンデジ」って何?

一般的に高級コンパクトカメラとは、1型以上の大きなセンサーを搭載し、小型軽量で高品位なボディと、多彩な撮影機能を備えたカメラのこと。通常のコンパクトカメラよりもグレードが上という意味で「高級」と呼ばれていますが、実際には最新モデル以外なら、実売4万円台の高級コンパクトカメラもあります。

 

そこで今回はあえて高価なモデルは除外し、9万円以内で購入できる高級コンパクトカメラをピックアップしてみました。よりハイスペックな最新モデルに飛びつくのも悪くないですが、カメラとの付き合い方はそれだけではありません。限られた予算内で最良のモデルを選択し、余ったお金で撮影旅行に出かける。そんな賢い写真生活を目指してみましょう。

 

ここからは、今回取り上げた7モデルの概要と基本スペックを見ていきましょう!

※記事内の価格は2018年1月現在の、編集部調べによるものです

 

【その1】

EVF&バリアングル液晶採用で撮影が快適

20180110_y-koba2 (2)

キヤノン
PowerShot G5 X
参考価格7万4800円

左右のバランスが取れた一眼風デザインを採用した1型センサー機。レンズは開放値F1.8-2.8の光学4.2倍ズームで、撮像素子には有効2020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。発売は2015年。

20170111_G5X_2

 

注目したいポイントは、今回紹介する7製品のなかでは唯一バリアングル式の液晶モニターを採用していること。チルト式の液晶とは異なり、バリアングル式は上下だけでなく左右にも動くので、カメラの横位置/縦位置を問わず自由なアングルで撮影しやすいメリットがあります。

20180110_y-koba2 (3)↑レンズは光学4.2倍ズームで、センサーには1.0型有効2020万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (4)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは0.39型約236万ドット

 

【その2】

小型ボディにトレンド機能を過不足なく凝縮

20180110_y-koba2 (5)

キヤノン
PowerShot G7 X Mark II
参考価格6万7000円

キヤノンの高級コンパクト「PowerShot G」シリーズの中位に位置する1型センサー機。2014年に発売された「PowerShot G7」の後継として2016年に登場しました。光学4.2倍ズームを継承しながら画質とスピード、機能がさらに向上しています。

20170111_G7XMk2

本機ならではの特徴は、明るいレンズやチルト可動式液晶、タッチパネル、アナログダイヤルといった高級コンパクトのトレンドを過不足なく薄型軽量ボディに凝縮していること。

20180110_y-koba2 (6)↑レンズは光学4.2倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (7)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その3】

胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディ

20180110_y-koba2 (8)

キヤノン
PowerShot G9 X Mark II
参考価格5万9140円

胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディの1型センサー機。2015年に発売された「PowerShot G9」の後継として2017年に登場。光学3倍ズームや外観デザインを受け継ぎつつ、画質や手ブレ補正の性能を高めています。

20170111_G9XMk2

ユニークなのは、コンパクトデジカメで一般的な十字キーがなく、主要な操作のほとんどをタッチパネルで行うこと。撮影機能としては、オートNDフィルターや星空モード、クリエイティブフィルターの「背景ぼかし」などを搭載しています。

20180110_y-koba2 (9)↑レンズは光学3倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (10)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その4】

性能と価格のバランスに優れた人気シリーズの3代目

20180110_y-koba2 (11)

ソニー
Cyber-shot DSC-RX100M3
参考価格8万2780円

人気機種「DSC-RX100」シリーズの3代目として2014年に発売された1型センサー機。レンズには開放値F1.8-2.8の光学2.9倍ズームを、撮像素子には1型の裏面照射型CMOSセンサーをそれぞれ搭載しています。

20170111_RX100M3

シリーズ最新モデル「DSC-RX100M5」と比べた場合、AFや連写、動画などの性能はやや見劣りしますが、レンズやポップアップ式のEVF、チルト液晶モニターなどは同等ものを採用。実売価格も抑え目になっています。

20180110_y-koba2 (12)↑レンズは光学2.9倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (13)↑液晶モニターは3.0型約123万ドット。EVFは0.39型144万ドット

 

【その5】

開放値F1.4を誇る明るいレンズが魅力

20180110_y-koba2 (14)

パナソニック
LUMIX DMC-LX9
参考価格8万8020円

明るいレンズを搭載した高級コンパクト「LUMIX LX」シリーズの新モデルとして2016年に発売。レンズには開放値F1.4-2.8の光学3倍ズームを、撮像素子には1型の高感度MOSセンサーをそれぞれ採用しています。

20170111_LX9

最大の特徴は、ズームワイド端の開放値が、今回の7製品中で最も明るいF1.4を誇ること。薄暗いシーンでも感度をあまり上げずに高画質で撮影したり、比較的速いシャッター速度を使って手ブレや被写体ブレを低減したりできる利点があります。

20180110_y-koba2 (15)↑レンズは光学3倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (16)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その6】

薄型軽量ボディと250mm相当の望遠撮影を両立

20180110_y-koba2 (17)

パナソニック
LUMIX DMC-TX1
参考価格6万9430円

高倍率コンパクト「LUMIX TZ」シリーズと同等の薄型軽量を維持しながら、センサーの大型化を図った「LUMIX TX」シリーズの第1弾。レンズは光学10倍ズームで、撮像素子には1型MOSセンサーを搭載。発売は2016年。

20170111_TX1

見どころは、薄型軽量ボディでありながら、250mm相当の望遠撮影ができること。遠景の被写体を大きく引きつけた撮影のほか、ボケを生かした表現が気軽に楽しめます。また、ワイド側で最短5cm、テレ側で最短70cmまで近寄れるマクロ機能もあります。

20180110_y-koba2 (18)↑レンズは光学10倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (19)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは0.2型約116万ドット

 

【その7】

画質と携帯性を重視して、あえて単焦点レンズ採用

20180110_y-koba2 (20)

リコー
GR II
参考価格6万9140円

28mm相当の単焦点レンズを搭載したAPS-Cセンサー機。2013年に発売された「GR」の後継機として2015年に登場。レンズやセンサー、薄型ボディを継承しつつ、Wi-Fiの内蔵など撮影機能の強化を図っています。

20170111_GR2_2

注目は、画質と携帯性を重視してあえて単焦点レンズを採用したことと、ユーザーの撮影スタイルに応じて細かくカスタマイズ可能な独自の操作系を備えていること。外部ファインダーやワイコン(レンズに装着することで画角を広げられるアクセサリー)など、オプションのアクセサリーが充実している点も見逃せません。

20180110_y-koba2 (21)↑レンズは単焦点レンズで、センサーには1型よりも大きなAPS-Cサイズの有効1620万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (22)↑液晶モニターは3.0型約123万ドット。EVFは非搭載

 

機能の豊富さという点ではほぼ互角

以上の7モデルに共通した特徴としては、フルオートからフルマニュアルまでの多彩な撮影モードを備え、リングやダイヤルの回転操作でシャッター速度や絞り値の調整ができることです。また、RAW撮影やUSB充電、Wi-Fi機能についても全モデルが対応しています。

 

搭載している機能の内容には違いがありますが、機能の豊富さという点ではほぼ互角といっていいでしょう。拡張性に関しては、天面にアクセサリーシューを備えた「PowerShot G5 X」と「GR II」の2台がやや有利です。

 

メニューのUIについては、キヤノンの3台は「EOS」シリーズに、ソニー機は「α」シリーズに、パナソニックの2台はミラーレスカメラの「LUMIX」シリーズにそれぞれ近いデザインを採用しています。一眼レフやミラーレスのサブ機として選ぶ場合は、同じメーカー内であれば取っ付きやすいといえます。リコー「GR II」に関しては独自のUIですが、従来のGRシリーズから受け継がれたものです。

 

次回以降、それぞれの外観や画質などをチェックしていきます。

 

 

掘り出し物の宝庫!! アンダー9万円の高級コンパクトカメラおすすめ7選

画質に優れた小型軽量のカメラが欲しい。でも使える予算には限りがある。そんな人には、アンダー9万円の高級コンパクトカメラがおすすめ。そこで、スマホを超える高画質と高機能を備えつつ、携帯性や予算の面でも魅力の高い7製品を選りすぐり、その性能を比較してみました。本稿では、各モデルの概要と基本スペックをおさらいしていきます。

20180110_y-koba2 (1)↑上段左から、パナソニック「LUMIX DMC-LX9」、リコー「GR II」、キヤノン「PowerShot G9 X Mark II」、キヤノン「PowerShot G5 X」、ソニー「Cyber-shot DSC-RX100M3」、パナソニック「LUMIX DMC-TX1」、キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」

 

そもそも「高級コンデジ」って何?

一般的に高級コンパクトカメラとは、1型以上の大きなセンサーを搭載し、小型軽量で高品位なボディと、多彩な撮影機能を備えたカメラのこと。通常のコンパクトカメラよりもグレードが上という意味で「高級」と呼ばれていますが、実際には最新モデル以外なら、実売4万円台の高級コンパクトカメラもあります。

 

そこで今回はあえて高価なモデルは除外し、9万円以内で購入できる高級コンパクトカメラをピックアップしてみました。よりハイスペックな最新モデルに飛びつくのも悪くないですが、カメラとの付き合い方はそれだけではありません。限られた予算内で最良のモデルを選択し、余ったお金で撮影旅行に出かける。そんな賢い写真生活を目指してみましょう。

 

ここからは、今回取り上げた7モデルの概要と基本スペックを見ていきましょう!

※記事内の価格は2018年1月現在の、編集部調べによるものです

 

【その1】

EVF&バリアングル液晶採用で撮影が快適

20180110_y-koba2 (2)

キヤノン
PowerShot G5 X
参考価格7万4800円

左右のバランスが取れた一眼風デザインを採用した1型センサー機。レンズは開放値F1.8-2.8の光学4.2倍ズームで、撮像素子には有効2020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。発売は2015年。

20170111_G5X_2

 

注目したいポイントは、今回紹介する7製品のなかでは唯一バリアングル式の液晶モニターを採用していること。チルト式の液晶とは異なり、バリアングル式は上下だけでなく左右にも動くので、カメラの横位置/縦位置を問わず自由なアングルで撮影しやすいメリットがあります。

20180110_y-koba2 (3)↑レンズは光学4.2倍ズームで、センサーには1.0型有効2020万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (4)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは0.39型約236万ドット

 

【その2】

小型ボディにトレンド機能を過不足なく凝縮

20180110_y-koba2 (5)

キヤノン
PowerShot G7 X Mark II
参考価格6万7000円

キヤノンの高級コンパクト「PowerShot G」シリーズの中位に位置する1型センサー機。2014年に発売された「PowerShot G7」の後継として2016年に登場しました。光学4.2倍ズームを継承しながら画質とスピード、機能がさらに向上しています。

20170111_G7XMk2

本機ならではの特徴は、明るいレンズやチルト可動式液晶、タッチパネル、アナログダイヤルといった高級コンパクトのトレンドを過不足なく薄型軽量ボディに凝縮していること。

20180110_y-koba2 (6)↑レンズは光学4.2倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (7)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その3】

胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディ

20180110_y-koba2 (8)

キヤノン
PowerShot G9 X Mark II
参考価格5万9140円

胸ポケットにすっぽり収まる薄型軽量ボディの1型センサー機。2015年に発売された「PowerShot G9」の後継として2017年に登場。光学3倍ズームや外観デザインを受け継ぎつつ、画質や手ブレ補正の性能を高めています。

20170111_G9XMk2

ユニークなのは、コンパクトデジカメで一般的な十字キーがなく、主要な操作のほとんどをタッチパネルで行うこと。撮影機能としては、オートNDフィルターや星空モード、クリエイティブフィルターの「背景ぼかし」などを搭載しています。

20180110_y-koba2 (9)↑レンズは光学3倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (10)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その4】

性能と価格のバランスに優れた人気シリーズの3代目

20180110_y-koba2 (11)

ソニー
Cyber-shot DSC-RX100M3
参考価格8万2780円

人気機種「DSC-RX100」シリーズの3代目として2014年に発売された1型センサー機。レンズには開放値F1.8-2.8の光学2.9倍ズームを、撮像素子には1型の裏面照射型CMOSセンサーをそれぞれ搭載しています。

20170111_RX100M3

シリーズ最新モデル「DSC-RX100M5」と比べた場合、AFや連写、動画などの性能はやや見劣りしますが、レンズやポップアップ式のEVF、チルト液晶モニターなどは同等ものを採用。実売価格も抑え目になっています。

20180110_y-koba2 (12)↑レンズは光学2.9倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (13)↑液晶モニターは3.0型約123万ドット。EVFは0.39型144万ドット

 

【その5】

開放値F1.4を誇る明るいレンズが魅力

20180110_y-koba2 (14)

パナソニック
LUMIX DMC-LX9
参考価格8万8020円

明るいレンズを搭載した高級コンパクト「LUMIX LX」シリーズの新モデルとして2016年に発売。レンズには開放値F1.4-2.8の光学3倍ズームを、撮像素子には1型の高感度MOSセンサーをそれぞれ採用しています。

20170111_LX9

最大の特徴は、ズームワイド端の開放値が、今回の7製品中で最も明るいF1.4を誇ること。薄暗いシーンでも感度をあまり上げずに高画質で撮影したり、比較的速いシャッター速度を使って手ブレや被写体ブレを低減したりできる利点があります。

20180110_y-koba2 (15)↑レンズは光学3倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (16)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは非搭載

 

【その6】

薄型軽量ボディと250mm相当の望遠撮影を両立

20180110_y-koba2 (17)

パナソニック
LUMIX DMC-TX1
参考価格6万9430円

高倍率コンパクト「LUMIX TZ」シリーズと同等の薄型軽量を維持しながら、センサーの大型化を図った「LUMIX TX」シリーズの第1弾。レンズは光学10倍ズームで、撮像素子には1型MOSセンサーを搭載。発売は2016年。

20170111_TX1

見どころは、薄型軽量ボディでありながら、250mm相当の望遠撮影ができること。遠景の被写体を大きく引きつけた撮影のほか、ボケを生かした表現が気軽に楽しめます。また、ワイド側で最短5cm、テレ側で最短70cmまで近寄れるマクロ機能もあります。

20180110_y-koba2 (18)↑レンズは光学10倍ズームで、センサーには1.0型有効2010万画素MOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (19)↑液晶モニターは3.0型約104万ドット。EVFは0.2型約116万ドット

 

【その7】

画質と携帯性を重視して、あえて単焦点レンズ採用

20180110_y-koba2 (20)

リコー
GR II
参考価格6万9140円

28mm相当の単焦点レンズを搭載したAPS-Cセンサー機。2013年に発売された「GR」の後継機として2015年に登場。レンズやセンサー、薄型ボディを継承しつつ、Wi-Fiの内蔵など撮影機能の強化を図っています。

20170111_GR2_2

注目は、画質と携帯性を重視してあえて単焦点レンズを採用したことと、ユーザーの撮影スタイルに応じて細かくカスタマイズ可能な独自の操作系を備えていること。外部ファインダーやワイコン(レンズに装着することで画角を広げられるアクセサリー)など、オプションのアクセサリーが充実している点も見逃せません。

20180110_y-koba2 (21)↑レンズは単焦点レンズで、センサーには1型よりも大きなAPS-Cサイズの有効1620万画素CMOSセンサーを搭載

 

20180110_y-koba2 (22)↑液晶モニターは3.0型約123万ドット。EVFは非搭載

 

機能の豊富さという点ではほぼ互角

以上の7モデルに共通した特徴としては、フルオートからフルマニュアルまでの多彩な撮影モードを備え、リングやダイヤルの回転操作でシャッター速度や絞り値の調整ができることです。また、RAW撮影やUSB充電、Wi-Fi機能についても全モデルが対応しています。

 

搭載している機能の内容には違いがありますが、機能の豊富さという点ではほぼ互角といっていいでしょう。拡張性に関しては、天面にアクセサリーシューを備えた「PowerShot G5 X」と「GR II」の2台がやや有利です。

 

メニューのUIについては、キヤノンの3台は「EOS」シリーズに、ソニー機は「α」シリーズに、パナソニックの2台はミラーレスカメラの「LUMIX」シリーズにそれぞれ近いデザインを採用しています。一眼レフやミラーレスのサブ機として選ぶ場合は、同じメーカー内であれば取っ付きやすいといえます。リコー「GR II」に関しては独自のUIですが、従来のGRシリーズから受け継がれたものです。

 

次回以降、それぞれの外観や画質などをチェックしていきます。

 

 

10万円前後の「ミラーレス一眼」で最も万能なのはどれ? オリンパス/富士/ソニー/キヤノンを4項目比較

最近のミラーレス一眼は、一眼レフを超える勢いでカメラ市場を牽引中。特に熱いのは、実売10万円前後のミドルクラス機です。今回は、そんな人気の中級ミラーレス一眼4モデルを同時にテストし、その総合性能=万能性を検証。4項目を5点満点で評価しました。

 

【テストした人】

カメラマン 永山昌克さん

雑誌やWEB媒体で撮影と執筆を行う。休日は小さなカメラを持って子どもの成長記録を撮ることに余念がない。

 

画質とAFはハイレベル!操作性はそれぞれ個性アリ

「ミラーレス一眼は、携帯性に優れるがスピードや操作性に課題がある」と言われていたのは昔の話。最近のミラーレス一眼は、画質はもちろん、使い勝手の面でも一眼レフに引けを取らないレベルに達しつつあります。今回のミドルクラス4製品のテストでは、大きく進化した最新ミラーレス一眼の実力をまざまざと感じることができました。

 

特に感心したのは、動体に対してもしっかりと追従するAFと連写のレスポンスのよさです。オモチャの電車のほかに、本物の電車や走り回る子どもの撮影も試したが、いずれもストレスを覚えることなく、快適に撮影が楽しめました。

 

操作に関しては、メーカーごとに個性があり、人によって向き不向きが別れるでしょう。EVFやチルト可動の有無、ボディサイズや質量、グリップ感などにも差があるので、これらは要チェックです。

 

ファインダーを重視して一眼レフ、趣味性を優先して高級コンパクトという選択もありますが、なんでも撮りたいと考えるなら、「万能」なミラーレス一眼がオススメです。

 

【その1】

強力な手ブレ補正と握りやすいボディが魅力

20171222_yamauchi_45

オリンパス

OM-DE-M10 MarkⅢ(画像右)

実売価格8万4860円(ボディ)、10万6450円(ダブルズームキット)

小さなボディに強力な5軸手ブレ補正を内蔵。薄型ながらしっかりと握れるグリップを備えるほか、左右のバランスが取れた正統派デザインも魅力。メニュー画面などのUIが前モデルよりシンプル化し、ビギナーでもわかりやすくなりました。SPEC●レンズマウント:マイクロフォーサーズ●EVF:約236万ドット●サイズ:W121.5×H83.6×D49.5㎜●有効約1605万画素●4/3型センサー●3.0型チルト式液晶●約410g

 

20171222_yamauchi_46

「AP」モードを新搭載。星空や夜景を手軽に美しく撮れる「ライブコンポジット」などの独自機能をスムーズに選べます。

 

【CHECK01】画質:4

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ほかの3台より画素数がやや少なく、細部表現では少し不利。クリアな色と滑らかな階調には好印象。

 

【CHECK02】AF:3 合焦率50%

20171222_yamauchi_11

位相差AFに非対応のため、室内の動体AFは苦戦。屋外での電車の撮影では、まずまず良好な性能でした。

 

【CHECK03】操作性:4

20171222_yamauchi_49

大型のダイヤルや光軸上に配置したEVFなど、カメラとしての使い勝手は上々。さらにチルト式液晶も備えます。

 

【CHECK04】スマホ連携:4

20171222_yamauchi_02

BluetoothやNFCは非搭載。画面に表示させたQRコードを使って素早くWi-Fi接続ができるのが◎。

 

【その2】

高画質と高速連写を両立した小型モデル

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富士フイルム

X-E3(画像左)

実売価格10万7990円(ボディ)、14万2250円(レンズキット)

X-T2などの上位製品と同等のセンサー&エンジンを搭載しつつ、レンジファインダーカメラ風の薄型軽量デザインを採用。高精細なEVFやタッチ対応液晶を備えており、AFや連写も従来機より大きく進化した。ストロボは非搭載。SPEC●レンズマウント:Xマウント●EVF:約236万ドット●サイズ:W121.3×H73.9×D42.7㎜●有効約2430万画素●APS-Cセンサー●3.0型液晶●約337g

20171222_yamauchi_50

連写スピードは、メカシャッターで最高8コマ/秒。さらに、電子シャッターでは14コマ/秒という超高速に対応します。

 

【CHECK01】画質:5

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緑や肌の色が美しい発色。高感度画質も低ノイズで、キットレンズも隅まで精密に解像する一段上のものです。

 

【CHECK02】AF:4 合焦率80%

20171222_yamauchi_07

画面の広範囲をカバーする位相差AFによって、快適なAF性能を実現。追従特性のカスタマイズも可能です。

 

【CHECK03】操作性:3

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一般的な十字キーは非搭載。スティックとタッチパネルで各種設定を行う独自のスタイルは少々とまどいます。

 

【CHECK04】スマホ連携:4

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Xシリーズでは初めてBluetoothに対応。スマホと常時接続しておき、必要なときに素早く連携できます。

 

【その3】

4K動画撮影にも対応した最上位APS-Cセンサー機

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ソニー

α6500(画像右)

実売価格15万3720円(ボディ)

APS-CセンサーのソニーEマウント機として最上位に位置し、発売以来、高い評価を得ている人気機種。小型ボディにEVFとチルト液晶を備えており、ボディ内手ブレ補正も搭載。防塵防滴仕様で、秒間最大約11コマの連写にも対応します。SPEC●レンズマウント:Eマウント●EVF:約236万ドット●サイズ:W120×H66.9×D53.3㎜●有効約2420万画素●APS-Cセンサー●3.0型チルト式液晶●約453g

20171222_yamauchi_05

動画は全画素読み出しの4K記録に対応。6K相当の情報量を凝縮して4K記録する仕組みで、非常に高精細な映像が得られます。

 

【CHECK01】画質:4

20171222_yamauchi_06

良好な解像感と見栄えのする発色で、滑らかな階調が見事。標準ズームは、周辺画質がやや甘いのが惜しいです。

 

【CHECK02】AF:5 合焦率 93%

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4Dフォーカスシステムと呼ぶ425点の位相差AFを搭載。動き回る被写体にもほぼ確実に追従してくれました。

 

【CHECK03】操作性:3

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カスタムボタンが豊富で、ダイヤルの操作感も良好。タッチパネルの反応の悪さと液晶の横長さがやや残念。

 

【CHECK04】スマホ連携:4

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Bluetooth非搭載も、Wi-Fi、NFC、QRコード接続に対応。カメラにアプリを入れて機能拡張も可能です。

 

【その4】

独自構造のセンサーで高速&広範囲AFを実現

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キヤノン

EOS M6(画像左)

実売価格8万7450円(ボディ)、8万8660円(EVFキット)、9万8450円(レンズキット)、10万4230円(ダブルズームキット)

一足先に発売された最上位機EOS M5から、内蔵EVFを省き、外付けオプションとすることで小型軽量化を実現。わかりやすく簡潔にまとまったUIや、オプションのアダプターを介して一眼レフEOS用のレンズが使える点も魅力です。SPEC●レンズマウント:EF-Mマウント●EVF:外付け(実売2万1920円)●サイズ:W112×H68×D44.5㎜●有効約2420万画素●APS-Cセンサー●3.0型チルト式液晶●約390g

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最大180度回転するチルト液晶を採用。アングルを問わず、快適に撮影可能で、自分撮りまで無理なく行えます。

 

【CHECK01】画質:4

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オート露出とホワイトバランスに安定感があります。どんなシーンでも押すだけで見栄えのいい絵が得られました。

 

【CHECK02】AF:4 合焦率83%

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独自の「デュアルピクセルCMOS AF」に対応。動体に対しても的確にピントを合わせ続けてくれました。

 

【CHECK03】操作性:3

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ダイヤルで素早く露出補正できるのは◎ですが、特筆すべき点は少なめ。右肩のカスタムボタンは押しやすいです。

 

【CHECK04】スマホ連携:4

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Bluetoothにも対応。撮ってすぐスマホに写真を転送したり、スマホをリモコンにして撮影したりできます。

注目4製品を比較!「完全ワイヤレスイヤホン」の音質と使い勝手

左右のユニットが独立した耳栓型の完全ワイヤレスイヤホンは、国内外の大手オーディオメーカーからも続々と新製品が登場しています。注目のモデルを、音質と使い勝手についての5項目で徹底比較しました。

 

【レビューした人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。主にジムでのトレーニング用にワイヤレスイヤホンを愛用している。

 

オーディオメーカー参入で音質が向上した

オーディオメーカーが続々と市場に参入し、完全ワイヤレスイヤホンの音質が向上しています。なかでも、テクニカルライターの湯浅顕人さんが絶賛するのが、ボーズのSound Sport Freeです。

 

「重厚感のある低音が迫力を持って鳴る一方で、中高音もひとつひとつの音がしっかりと聴こえます。音の輪郭もクッキリしており、ボーカルの息遣いや演奏の細かな音も感じられました」

 

使い勝手では、ソニーのWF-1000Xが頭ひとつぶんリード。

 

「独自開発された細長い形状のシリコン製イヤピースは、耳孔を内側から圧迫される感覚がありません。ノイキャン機能も秀逸で、音楽に没入できます」(湯浅さん)

 

【その1】

イコライザーによりバランスの取れたサウンドに!

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ボーズ

SoundSport Free wireless headphones

実売価格2万9160円

音量に合わせてバランスの取れたサウンドに最適化するイコライザーを搭載。オープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用することで、内部への水の浸入を防ぎ、汗や雨を気にせず使えます。ミッドナイトブルー(写真)とブラック、ブライトオレンジの3色展開。

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イヤホンを耳軟骨で支える設計の「StayHear+ Sport」チップを採用。軽量かつ外れにくい独自の構造です。

 

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右イヤホンに操作ボタンを搭載。再生・停止や電話の応答、音声アシスタントの起動などが可能です。

 

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ケースのフル充電で本体を2回ぶん充電でき、本体と合計で15時間再生。急速充電にも対応します。

 

【レビュー】音質は言うことないが操作性と装着性がネック

「スポーツ時のリスニング専用として使うにはもったいないくらいの高音質。ユニットが耳からはみ出すため操作時にグラつく点と、イヤチップやイヤピースが固めで耳が痛くなりやすい点が気になりました」(湯浅さん)

 

【その2】

ノイキャン時も周囲の音を取り込めて安全面に配慮

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ソニー

WF-1000X

実売価格2万3690円

ノイキャンに加えて、周囲の音を確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載。アプリを使えば、ユーザーの動きに合わせて自動でモードを切り替える「アダプティブサウンドコントロール」も利用できます。

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シャンパンゴールド(写真)とブラックの2色展開。イヤーピースは装着感の良いシリコン素材を採用しています。

 

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左右それぞれのイヤホンに操作ボタンを備えます。ノイキャン/外音取り込みなどを切り替え可能。

 

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充電ケースにNFCが搭載されています。対応するスマホならワンタッチでBluetooth接続可能です。

 

【レビュー】クリアな音質で、ノイキャン時の音も及第点

「全体的にクリアでスッキリした音。ノイキャンを使うと少しだけ解像感が落ちますが、騒音の中で聴くよりは断然良いですね。操作性も高く、シリコン製のイヤピースは装着感が快適でした」(湯浅さん)

 

【その3】

1PX5防水仕様でスポーツ時の使用も安心

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JBL

JBL FREE

実売価格1万5140円

JBL初の完全ワイヤレスイヤホン。IPX5相当の防水仕様で、スポーツ中に汗をかきながらのリスニングでも安心です。本体ロゴ部分がボタンとなっており、再生やスキップなどの操作を行えます。

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ホワイトとブラックの2色。人間工学に基づいた設計で、アクティブに動いても耳にフィットします。

 

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本体とケースフル充電で最大約24時間再生。充電約15分で最大約1時間再生できる急速充電にも対応します。

 

【レビュー】スピーカーのような広がりのある音が特徴

「ケースは大きいものの、そのぶんバッテリーの容量が大きく、急速充電に対応するのは便利。左右ユニットのボタンが押しやすく、操作方法も良好です。スピーカーで聴くような広がりのある音も特徴」(湯浅さん)

 

【その4】

独自のドライバーがクリアで力強い音を鳴らす

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エレコム

LBT-TWS01

実売価格9080円

φ6.0mmの外磁型ダイナミックドライバー「マイクロETEMドライバー」を採用。力強く、クリアな音質を実現します。振動板には6.0ミクロンのPETフィルムを用い、高レスポンスでイキイキとした音に。

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3サイズのイヤピースおよび耳の軟骨でイヤホンを支えるイヤーアームが付属します。

 

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充電ケースは小さく持ち運びやすい形状。蓋を閉めた状態でもイヤホンの充電LEDを確認可能です。

 

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イヤホンの操作ボタンは左右両方に同じ機能を搭載。空いている手で素早く操作できるので便利です。

 

【レビュー】コンパクトな充電ケースは持ち歩きに便利

「充電ケースは小さくて持ち歩きやすく、バッテリー残量が4段階のLEDでわかるのも便利です。左右両方のイヤホンにボタンを備え、どちらからも同じ操作ができる点も使いやすいです。音質はいまひとつ」(湯浅さん)

 

 

【ネックバンド型も注目】

ネックバンド型イヤホンは、快適な装着感と高いスタミナ性能を実現。気軽な普段使いからスポーツ時まで幅広く活用できます。

 

【その1】

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RHA

MA750 Wireless

実売価格2万1490円

特殊メタル構造の本体はIPX4相当の防滴防汗仕様。高音質コーデックのaptX、AACに対応します。NFC搭載で、スマホとのペアリングもスムーズです。

 

【その2】

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ゼンハイザー

MOMENTUM Free

実売価格2万5920円

同社史上最小サイズのイヤホン。鮮明かつ広がりのあるサウンドを実現。スマホやPCなど2つのデバイスを同時に接続できるのも特徴です。

 

【その3】

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クリプシュ

R5 Neckband

実売価格1万4900円

新開発の5㎜径ダイナミックドライバーを搭載。ネックバンドは本革製で、ハンドステッチが施された高級感のあるデザインを採用します。

 

【その4】

HyperFocal: 0

シュア

SE215 Wireless

実売価格1万9850円

温かみのある高解像度サウンドを再現するダイナミック型MicroDriverを搭載。ケーブルのイヤホン側にワイヤーを内蔵し、耳かけ時に最適な角度を保てます。

 

【その5】

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JVC

HA-FX99XBT

実売価格2万6870円

独自技術「K2 TECHNOLOGY」でハイレゾに相当する高音質を実現。高磁力ネオジウムドライバーユニットが、クリアな重低音を奏でます。

どんな腕時計もスマートウォッチに変える「Wena Wrist」に上位モデルが! 腕時計の未来系はコレになるか?

2017年夏に発売された「Wena Wrist」は、バンド部分にスマートウオッチ機能を集約したことによって、普段使っている腕時計もスマート化できる優れた性能を備えていました。そして、そんな高機能モデルの高品位版が発表。ここでは従来モデルからの違いを中心に紹介します。

 

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ソニー

Wena Wrist Pro

実売価格3万7670円(シルバー)

電子マネー機能や通知機能、活動ログ機能などを備えた腕時計バンドの上位モデル。高品位なステンレス材「SUS316L」を採用し、前機種よりも幅と厚みを低減。体積比25%の小型を実現しました。2行表示の有機ELディスプレイも搭載します。

SPEC●対応OS:iOS 8.0以上/Android 5.0以上(※)●連続動作時間:約1週間●充電時間:約1.5時間●防水性能:5気圧●質量:85.0g

※:Bluetooth4.2のBLE機能に対応している必要あり

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シルバーのほかに、プレミアムブラックも用意。価格は3万9830円。

 

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ソーラー充電の文字盤を備えたヘッドもラインナップ。写真のクロノグラフ仕様は4万7390円です。

 

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Wena Wristに最適な各種ヘッドも用意しています。新たに追加された機械式ヘッドは、5万8190円~。

 

普段使っている腕時計をごく自然にスマート化

2017年夏発売のWena Wristは、バンド部分にスマートウオッチの機能を集約した画期的な製品でした。ヘッドを自由に選択可能で、普段使っている腕時計もスマート化できます。今回発表されたProとActiveは、先代のコンセプトを受け継ぎ、発展させた正統進化版です。

20171224_bln02_6Proと同時に発表されたWena Wrist Active(実売予想価格3万円/2018年3月上旬発売)。GPSと光学式心拍センサーが追加されたスポーツ向けモデル。ランニングなどに適したシリコンラバーを採用しています

 

 

いずれも有機ELディスプレイを備えることで、通知機能を強化。さらに、Proでは質感と装着感が改善され、Activeではスポーツ用途への最適化が果たされました。この「自然なスマートさ」は、スマートウオッチのひとつの解です。

 

 

 

テレビを買うなら“音”も大事なポイント! 国内主要7モデルを徹底比較「音質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? 今回は、前回に引き続き国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、スピーカーの位置や音質をチェックしました。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

20171227-i02 (5)

シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

20171227-i02 (6)

東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

20171227-i02 (1)

LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

20171227-i02 (8)

三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

20171227-i02 (7)

maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

スピーカーをチェック

液晶テレビの薄型化・狭額縁化が進むにつれ、スピーカーをどのように配置するかが問題になってきました。どうしても面積・容積を必要とするスピーカーは、テレビの薄型化のハードルのひとつだったのです。

 

以前よく見られたのは、スピーカーをテレビの下辺部分に配置し、下向きに音を出すというもの。これなら正面から見るとスピーカーが目立たず、スッキリとした印象に仕上げることができます。しかし、下向きに音を放出するため「音量を上げてもテレビの音が聴きとりにくい」といった問題や「ブラウン管テレビに比べて音が貧弱」といった問題が出てきました。そのため、バータイプやテレビを上に乗せるボックスタイプのテレビ用スピーカーなどが人気になったことも。

 

最近では、薄型テレビの音質を改善するため、さまざまな工夫を凝らしたモデルが登場しています。ひとつは、「音が聴きとりにくい」といった問題を解決するため、スピーカーを正面に向けて配置したもの。スピーカーを正面に向けることで音が耳に届きやすくなるので、音量を上げなくても人の声などが聴きとりやすくなります。今回紹介したなかでは、東芝「REGZA 50M510X」や三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」、maxzen「J50SK03」がこのタイプ。

20171230-i02(2)↑三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」などはスピーカーが正面を向いたタイプ

 

また、シャープ「AQUOS LC-45US45」は、音を前方向に導くリフレクター構造と前面開口の「フロントオープンサウンドシステム」により、前面スピーカーに近いサウンドになっています。さらに、オンキヨーと共同で開発したサブウーファー搭載の2.1chスピーカーにより、迫力のあるサウンドも楽しめます。

20170905_suzuki_3↑「フロントオープンサウンドシステム」

 

ふたつめは、パナソニック「VIERA TH-49EX850」のように、テレビの両サイドにスピーカーを搭載して音質を強化したもの。このタイプは、通常の液晶テレビに比べて横方向にサイズが大きくなるというデメリットがありますが、その分、外部スピーカーが不要なほど高品位なサウンドが楽しめます。

20171230-i02(3)↑画面の両サイドにスピーカーを搭載

 

パナソニック「VIERA TH-49EX850」は、本体サイドにミッドレンジスピーカーとハイレゾ対応ツイーターのスピーカーユニット、本体下部にダブルウーハー、クアッド・パッシブラジエーターを搭載した「ダイナミックサウンドシステム」を採用。背面のウーファーボックスの音を前面に放出する独自の音導管構造により、テレビの内蔵スピーカーとは思えないほどのサウンドを再生します。

↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備

 

今回は紹介していませんが、ソニー「BRAVIA X9500E」シリーズも同様なサイドスピーカー搭載モデルとなっています。

 

実際の音を聴いてチェック

実際に各モデルで映画を再生して、音質をチェックしてみました。HDMIケーブルでBDレコーダーと接続し、BDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を再生しています。

20171227-i02(9)

 

まず、最も迫力のあるサウンドだと感じたのはパナソニック「VIERA TH-49EX850」でした。音にサラウンド感があり、サブウーファーと音導管による重低音がほかのモデルとは段違いの迫力。映画を見るのにピッタリのモデルです。

 

次いで良かったのが、シャープ「AQUOS LC-45US45」、東芝「REGZA 50M510X」の2機種。どちらも音がクリアで聴きとりやすく、低音の迫力も十分に感じられました。どちらもオンキヨーと共同開発したスピーカーシステムを採用しているので、納得の音質です。

 

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とLGエレクトロニクス「49UJ6500」は、低音の迫力は感じられましたがセリフがやや聴きとりにくい印象。三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」とmaxzen「J50SK03」は、聴きやすいサウンドですが、映画を見るにはややメリハリに欠けるように思えました。

 

日常生活でニュースやバラエティ番組を見る分にはどのモデルも音質は気になりませんが、ドラマや映画をよく見るなら音質重視モデルを選びたいところです。

 

次回はデザインや操作性をチェックします。お楽しみに!

 

いま液晶テレビを買うならココに注目! 国内主要7モデルを徹底比較「画質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? この数年のあいだにテレビの主流は4Kモデルに変化してきましたが、まだまだフルHDモデルで十分な場合もあります。そこで今回は、国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、画質や使い勝手をチェックしました。

 

テレビの買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

20171227-i02 (5)

シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

20171227-i02 (6)

東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

20171227-i02 (1)

LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

20171227-i02 (8)

三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

20171227-i02 (7)

maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

いま買うなら4K? フルHD?

液晶テレビを購入するときに最も気になるのは、やはり「画質」。今回視聴した7モデルのうち、4K解像度モデルは5モデル、フルHD解像度モデルは2モデルとなっています。

 

これからテレビを購入する際、最初に決めなければいけないのは、「4Kテレビにするか、フルHDテレビにするか?」ということでしょう。現行モデルのなかでも、特に50型以上の大画面モデルはほとんどが4K解像度なので、大型テレビを購入するなら4Kテレビ以外にほぼ選択肢はありません。しかし、50型未満のテレビにはまだフルHDモデルも多く、どちらにすべきか迷う人も多いはず。

20171227-i02 (10)

 

現在、地上波デジタル放送の解像度はHD解像度(1440×1080ドット)、BSデジタルやブルーレイソフトはフルHD解像度(1920×1080ドット)となっています。テレビ番組やBDソフトなどを視聴するのがほとんどであれば、フルHD解像度のテレビでも十分に思えます。しかし、2018年12月1日以降には衛星放送による4K/8Kの本放送が開始予定となっていますので、もうすぐ始まる4K/8K放送のために4Kテレビを購入しておくというのもアリでしょう。現行の4Kテレビにこれから発売されるであろうチューナーを接続すれば、すぐに4K/8K本放送が視聴できるようになります。

 

新しいテレビを長く使いたい、リビングなどに設置するメインのテレビとして使いたい、と考えているなら4Kテレビがオススメ。一方、ひとり暮らしなどで数年後にはテレビを買い替えるかもしれないと考えている方や、寝室や子ども部屋などに置くサブテレビとして使いたいなら、価格が手ごろなフルHDテレビを選んでもいいでしょう。

 

4Kテレビはどれを選んでも失敗なし。ジェネリックTVは価格なり

今回、画質をチェックするためにテレビにBDレコーダーを接続し、地デジ放送を録画したものとBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」をそれぞれ再生しました。いずれもテレビの映像モードは、地デジ「標準」、BDソフト「シネマ」に設定しています。

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地デジは高解像度処理技術で差がつく

HD解像度の地デジ放送は通常、4Kテレビに映し出す際にアップコンバートされます。HD解像度の映像をそのまま4Kテレビに出力すると、画面の4分の1程度しか映像が表示されません。これを画面いっぱいに映し出すためにアップコンバートが必要になるのですが、そのまま拡大しただけでは画質の荒い映像になってしまいます。そこで各社は映像処理エンジンや超解像処理技術など独自の技術を用いて、映像をなるべくなめらかに再生するように工夫しています。

 

各社の4Kテレビで地デジを見てみると、いずれも日常で視聴するのに不満のない画質でしたが、特に自然に4Kアップコンバート処理が施されていると感じたのは東芝「REGZA 50M510X」でした。肌の質感を美しく再現する「美肌リアライザー」や、ノイズを低減する「地デジノイズクリア高精細化技術」といった高画質化技術がしっかり効いて、破綻のないなめらかな映像に仕上げています。

 

フルHD解像度の三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」はやや地味め、maxzen「J50SK03」はやや派手めな絵作りと対照的ですが、地デジはどちらも違和感なく見ることができました。

 

映画を見るならソニーやシャープがオススメ

続いてBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を視聴。明るい日中の屋外シーンや、動きのあるアクションシーン、黒の表現が難しい夜のシーンなどを再生して、それぞれのテレビの画質をチェックしました。映像モードは「シネマ」に設定しています。

 

7機種のなかで最も映画が美しく見えたのはソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」でした。地デジに比べて色味や明るさの表現が抑えられ、グッと引き締まった映画ならではの映像が楽しめます。シャープ「AQUOS LC-45US45」も、コントラスト感がやや弱いものの、フィルムのような落ち着いた映像が好印象でした。

 

一方、パナソニックや東芝の場合、超解像処理や倍速補完処理が効きすぎているのか、CGとそうでないところの境目が際立ってしまい、映画というより高精細なテレビドラマのように見えてしまった場面もありました。映画を見る際は、シネマモードに設定するだけでなく、超解像処理や倍速補完処理を弱めに調整したほうがよいでしょう。

 

LGエレクトロニクス「49UJ6500」は、動きのある場面でややスムーズさに欠けるところがありましたが、映像自体は鮮明で上手く描写できていると感じました。

 

フルHD画質の2機種は、三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」が地味ながら破綻のない描写なのに対し、maxzen「J50SK03」はカメラが大きくパンする(カメラを固定したまま水平に動かすこと)場面で、画面がガクガクとコマ送りのようになってしまうことがありました。このあたりの映像処理性能は、価格なりと割り切る必要がありそうです。

 

【まとめ】

地デジを見るなら4Kテレビはどれを選んでも十分な画質。なかでも東芝「REGZA 50M510X」は自然な解像感が際立つ

映画を見るならソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とシャープ「AQUOS LC-45US45」がオススメ

低価格なジェネリックテレビは、画質面では価格なりなところも

 

次回は画質と並んで重要なサウンドのチェックを行います。お楽しみに!

 

 

これぞレンズ一体型カメラの真骨頂!! 「超望遠+高速AF+高速連写」全部入りのソニー「DSC-RX10M4」実写レビュー

飛行機や鉄道、野鳥といった動きものを撮るには、連写に強い一眼カメラを用意し、さらには超望遠レンズが必要、と考える人は多いだろう。だがそんな重装備ではなく、カメラ1台のみで超望遠による動体撮影を楽々とこなせるモデルがある。それが、ソニーRX10シリーズの新作「DSC-RX10M4」だ。今回はその実写レビューをお伝えする。

20171220_y-koba2 (1)↑2017年10月発売のソニー「DSC-RX10M4」。35mm判換算で24~600mm相当F2.4-4の大口径高倍率ズームレンズを搭載するレンズ一体型カメラだ。実売価格は18万8070円

 

飛行機も電車も子どもバッチリ撮れる! スムーズに追従できるAFが快適

ソニー「RX10」シリーズは、1.0型の大型CMOSセンサーと、大口径の高倍率ズームを搭載したレンズ一体型のカメラだ。2013年に初代機「RX10」を発売して以来、2代目「RX10M2」では動画の4K対応を、3代目「RX10M3」ではズームの倍率アップを図るなど着実に高性能化してきた。今回取り上げる4代目「RX10M4」では、機能と操作性を改善。外観デザインは先代とほぼ同じなので見た目のインパクトこそ少ないものの、実際に使ってみると、別のカメラに生まれ変わったと感じるくらい大きな進化を遂げていることがわかる。

 

まず注目したいのは、これまで以上に軽快になったレスポンス性能だ。試用では電車や飛行機といった動きものを狙ったが、操作はとても快適。ストレスなく合焦するAFと途切れずに撮り続けられる高速連写によって、狙いどおりの構図とタイミングで撮影できた。

20171220_y-koba2 (2)↑424mm相当 ISO100 F5 1/500秒 WBマニュアル

 

20171220_y-koba2 (3)↑600mm相当 ISO100 F4 1/500秒 WBマニュアル

 

AFには、コントラストAFと位相差AFを組み合わせた「ファストハイブリッドAF」をシリーズで初めて搭載。CIPA準拠(※1)のAF速度は前モデルの0.09秒から0.03秒へと高速化し、AF測距点は25点から315点へと大幅に増加した。液晶モニター上では合焦を示す緑の枠が小刻みに動き、正確に追従している状態を確認しながら撮影できる点も便利だ。

※1:カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging