この世から服のシワをなくす気か? ティファール「身だしなみ家電」に全力投球!

調理器具・家電大手のティファール(T-fal)は、同ブランドがこの春で日本上陸20周年を迎えるにあたり、新製品を発表しました。発表されたのは、衣類スチーマーや電気ケトル、同社の象徴とも言うべき調理器具のフラグシップモデルなど、春からの新生活にピッタリの製品ばかりです。

 

衣類スチーマー2種含む衣類向け家電を発表

↑衣類スチーマー「アクセススチーム ライト」(左)と「アクセススチーム プラス」(右)

 

衣類をハンガーにかけたままシワを伸ばせる衣類スチーマーは、軽量エントリーモデルの「アクセススチーム ライト」(実売価格1万670円)と大量の蒸気で手早くシワを伸ばせる「アクセススチーム プラス」(実売価格1万3910円)の2種類が発表されました。両製品とも3月発売予定。

 

ティファールの衣類スチーマーの中でもフラグシップモデルに位置するのが、「アクセススチーム プラス」。シルクなどのデリケートな素材向けにスチームの量を少なめにした「デリケートモード」と、大量のスチームで一気にシワを伸ばす「ターボモード」を用意しています。また、連セラミック素材の「ヒーティングプレート」は、スチームでほぐしたシワをよりキレイに伸ばす役目を果たします。

↑「アクセススチーム プラス」

 

一方、エントリーモデルとなる「アクセススチーム ライト」は、水タンクの容量を少なめにするなどして、運転時の軽量化を実現。主に女性をターゲットとし、腕が疲れないことをコンセプトにしています。

↑「アクセススチーム ライト」

 

ゲストで登壇したフリーアナウンサーの加藤綾子さんは、衣類スチーマーの現役ユーザーらしく、ご自宅でもよく使用しているとのこと。

↑加藤綾子さんもアクセススチームの威力にご満悦の様子

 

加藤さんほどキレイな衣装を沢山持っていれば衣類スチーマーも出番が多いと思いますが、残念ながら、筆者はシワになるような服は着ないため、いままで無縁の家電製品でした。しかし、花粉対策やタバコのニオイを除去に効果もあるということで、洗濯しづらい上着に使ってみたくなりました。

 

最大スチーム量毎分140gって… モンスター級のアイロン「アルティメット」

また、衣類スチーマーとアイロンが一体化した2WAYタイプの「トゥイニー ジェットスチーム」と毎分最大140gもの大量スチームを発生させる「アルティメット」の新機種も発表されました。

 

「トゥイニー ジェットスチーム」(実売価格6350円)は、ハンディタイプのアイロン。衣類をハンガーに掛けたままスチームを噴射しながらシワを伸ばすことができるうえ、アイロン台でアイロンをかけることもできる2WAYタイプとなっています。こちらは3月発売予定。

↑「トゥイニー ジェットスチーム」

 

↑フッ素樹脂で処理されたかけ面。スベスベのかけ心地

 

スチームアイロンのフラグシップモデルとなる「アルティメット」(実売予想価格2万3000円・税抜)は、4月発売予定。毎分最大140gのジェットスチームが特徴で、ガンコなシワもサッと伸ばすことが可能です。先述の「アクセススチーム プラス」が毎分最大20gですから、いかにスチーム量が多いかがわかるはず。また、特殊セラミックを採用したかけ面には、エナメル素材をダブルで施したコーティングを採用。こちらはティファール初の仕様で、スベリの良さが33%もアップしているとのこと。

↑スチームアイロン「アルティメット」

 

熱くならない電気ケトルとフライパンの新作も

「♪取っ手の取れるー」のCMでおなじみのティファールだけに、調理家電と調理器具の新作も登場しました。

 

電気ケトルの「セーフ・トゥ・タッチ 1.0L」(実売価格7970円)は、本体を2重構造にすることにより、沸騰しても表面が熱くならないのが特徴です。こちらは3月発売予定。

↑「セーフ・トゥ・タッチ 1.0L」

 

また、ティファールといえば、フライパンや鍋などの調理器具が主力商品。今回は同ブランドの中でもフラグシップシリーズとなる「エクスペリエンス」に、「ウォックパン 28cm」(実売価格1万4000円・税抜)や「エッグロースター 15×20cm」(実売価格7000円・税抜)など、新たなアイテムが追加されました。こちらは3月発売予定。

↑「ウォックパン 28cm」(左)と「エッグロースター 15×20cm)」(右)

 

「エクスペリエンス」シリーズは、シェフも使用するプロスペック仕様となっていますが、「エクスペリエンス」(体験)の名の通り、プロ気分をご家庭でも体験できる逸品となっています。たしかに、こんな調理器具で料理を作ろうものなら、自分が料理上手になった気分が味わえるかもしれませんね。(ただし、こちらは取っ手は取れません!)

豚の角煮が「圧倒的に上質」に仕上がる「自動調理鍋」って? 家電のプロが最新4モデルの実力をチェック!

時間のかかる煮込み料理を、手間なく柔らかく仕上げてくれるのが自動調理鍋。無水調理や、圧力の自動調節機能を備えたモデルなどで市場が盛り上がっています。今回は、なかでも話題の4機種を厳選し、各メーカーの公式レシピの材料・作り方通りに、「豚の角煮」を調理。家電のプロが仕上がりをチェックしました。果たして、どんな違いが出たのか? 以下で一気に見ていきましょう!

 

私たちが試食しました!

家電コーディネーター 

戸井田園子さん

戸井田

幅広い媒体で活躍する家電のプロ。

 

家電ライター 

平島憲一郎さん

平島

生活家電中心に性能検証記事などを執筆。

 

シャープと象印は下茹でが必要だが仕上がりは圧倒的!

自動調理鍋は、調理に時間をかけたくない共働き世帯などで“ほったらかし調理”ができるとして人気。今季は無水調理対応モデルが増えたり、AIoT連携モデルが登場したりと選択肢がますます広がりました。各社対応メニューはカレーや肉じゃがなど多彩ですが、今回は豚の角煮を作って比べてみました。

 

比較の結果、圧倒的に上質な仕上がりだったのがシャープです。箸でつかむと肉が崩れるほどの柔らかさ。象印も肉の繊維の1本1本に味が染みていました。ただし、いずれも下茹でと煮込みの2段階加熱が必要で、多少の手間はかかります。

 

一方ティファールは、調理時間が30分ということもあり、柔らかさではやや物足りず。シロカも調理時間が短く、柔らかさ、味の染み込みともにいまひとつ。ただこの2機種も加熱時間や加圧時間が調節可能。長めに煮込めば、より上質な仕上がりが期待できます。

 

その1

やさしい圧力で柔らかい食感と味の染み込みを実現

20171219_suzuki5

ZOJIRUSHI

自動圧力IHなべ

煮込み自慢 EL-MB30型

実売価格4万円

1.2気圧のやさしい圧力で食材を柔らかくし、味をしっかり染み込ませます。自動調理、予約調理、無水調理、保温機能を新搭載し、料理の幅がより広がりました。●サイズ/質量:約W290×H250×D375㎜/約7.0㎏●容量:1.5ℓ●豚の角煮の調理時間:約2時間●最大圧力:非公表●自動調理メニュー数:147(麺茹での3メニューを除く)

【独自機能はコレ】

「可変圧力」と「一定圧力」で食材が柔らかくなり、味も染み込みます。おまかせ予約調理や無水調理など機能も多彩。

【角煮の仕上がりはコチラ】

20171219_suzuki7

肉の柔らかさはシャープに並びます。照りは、今回試した4機種のなかで最も出ていました。

「丁寧な調理で、時短よりも『おいしさ』を追求。可変圧力ならではの味の染み込みと柔らかさですね」(戸田井)

「箸で切れる柔らかさながら、繊維感が適度にあって食べ応えを感じます。味の染み込みも文句なしです」(平島)

【まとめ】

肉は柔らかかつ食べ応えあり。タイマー調理は50レシピに対応しています。内蓋は構造が複雑で、鍋も肉のアクがやや取れにくいです。

 

その2

旨みが濃厚な無水調理がボタンひとつで簡単に完成

20171219_suzuki2

シャープ

ヘルシオ ホットクック

KN-HW24C

実売価格7万5000円前後

かくはんユニットを搭載し、食材と調味料を入れるだけで絶品の無水調理ができます。AIoTクラウドと連携し、献立提案や新メニューの追加が可能です。●サイズ/質量:W395×H249×D305㎜/約6.5㎏●容量:2.4ℓ●豚の角煮の調理時間:約1時間30分●最大圧力:1気圧●自動調理メニュー数:130

【独自機能はコレ】

AIoTクラウドと連携しユーザーの好みを考えたメニューを提案。かき混ぜ機能付で無水調理でも焦げ付きません。

【角煮の仕上がりはコチラ】

20171219_suzuki4

箸をつけるとほろりと崩れる柔らかさ。調味料の染み方も絶妙で油っこさも少なかったです。

「下茹で後に長時間かけて煮るという工程で、仕上がりは良い。肉も柔らかく、味も馴染んでいますね」(戸田井)

「繊維部分は箸が簡単に入り、脂身はプルプル。肉はもちろん脂身にもしっかり味が染みていました」(平島)

【まとめ】

柔らかさも染み込みも文句なし。手順をレシピ集なしに確認できるのも便利。鍋のこびりつきは「お手入れ機能」でスムーズに取れます。

 

その3

無水調理や予約炊飯などもお手ごろ価格で実現!

20171219_suzuki11

シロカ

電気圧力鍋

SP-D121

実売価格2万7000円

圧力調理、無水調理、蒸し調理、炊飯に対応。圧力時間を自由に設定でき、食材を好みの柔らかさに微調整できます。調理後は自動で保温モードに。●サイズ/質量:約W220×H249×D238㎜/約2.7㎏●容量:1.3ℓ●豚の角煮の調理時間:約30分●最大圧力:約1.7気圧●自動調理メニュー数:59

【独自機能はコレ】

最大12時間の予約炊飯機能付きで、“ちょっと炊き”したいときに重宝。小型サイズで、キッチンでジャマになりにくいです。

【角煮の仕上がりはコチラ】

20171219_suzuki13

実際の味よりも見た目のつゆの染み込みが良くない印象。肉質はまずまず柔らかかったです。

「もう少し時間をかければもっと肉が柔らかくなり味も馴染みそう。加圧時間があと5分長ければベター!」(戸田井)

「アルミホイルを落とし蓋にして作りますが、味の染み込みはやや弱い。肉がもう少しほぐれるとうれしい」(平島)

【まとめ】

柔らかさ・染み込みがやや物足りません。タイマーは炊飯時のみ使えます。洗うパーツはティファールより少なく、鍋のこびりつきはナシ。

 

その4

共働き世帯の食事作りを多彩な時短レシピで補助

20171219_suzuki8

ティファール

Cook4me Express

CY8511JP

実売価格6万4800円

圧力調理時間15分以内のレシピ136種を含む150種のレシピ内蔵の自動調理家電。「圧力調理・蒸す・炒める・煮込む」を組み合わせたマニュアル調理も可能です。●サイズ/質量:W380×H325×D350㎜/6.5㎏●容量:6.0ℓ●豚の角煮の調理時間:約30分(準備時間10分を含む)●最大圧力:約1.69気圧●自動調理メニュー数:150

【独自機能はコレ】

内蔵レシピが従来の60種から150種類に大幅増。料理の手順を画面で説明してくれるので、失敗しにくいです。

【角煮の仕上がりはコチラ】

20171219_suzuki10

調理後やや時間を置いたほうが◎。レシピに脂抜き工程がないせいか、脂感が残りました。

「高温で、短時間で一気に調理するため、味の染み込みや肉の柔らかさはやや物足りなさがあります」(戸田井)

「少し歯応えが残り、できたては味の染み込みが足りない印象。時間を置くと断然味が染みていました」(平島)

【まとめ】

今回試した機種の中ではダントツで調理時間が短く、共働きの家では重宝しそうです。洗うパーツは多めですが、鍋のこびりつきは皆無です。

 

「料理は修行中です」という人こそ使うべき! 時短電気鍋「クックフォーミー」の新作を使い倒してわかったこと

ティファールの電気圧力鍋「Cook4me Express(クックフォーミー エクスプレス)」が2017年10月に登場した。2015年6月発売の「Cook4me(クックフォーミー)」に続き第2世代目になる。Cook4meシリーズの大きな特徴は本体前面にディスプレイを内蔵しており、用意する食材や手順をディスプレイで確認しながら数多くの内蔵レシピを使って時短調理ができる点にある。

 

ここ数年、シャープの「ヘルシオ ホットクック」や象印マホービンの「煮込み自慢」、愛知ドビーの「バーミキュラ ライスポット」など、自動調理が可能な電気鍋が数多く登場しているが、これらに対してCook4meシリーズの強みはどこにあるのか。使い勝手はどうなのか。試してみることにした。

↑グループセブ ジャパンが2017年10月に発売したティファールの「Cook4me Express」↑グループセブ ジャパンが2017年10月に発売したティファールの「Cook4me Express」

 

庫内容量が約6Lと大きく大家族でも安心して使える

まずはそのサイズ。幅38×奥行き35×高さ32.5cmで、重さは約6.5kgと、かなりのサイズと重量だ。丸みを帯びたフォルムとカラーリングはなかなかインパクトが強く、キッチンに置いたら目立つという印象を受ける。ただ、サイズが大きいだけに庫内容量も約6Lと大きく、6人ぶんのおかずまで作れるようになっている。

 

Cook4meシリーズの特徴は、圧力調理によって「時短調理」が可能な点と、用意する食材、調理手順を本体の画面で確認しながら調理を進められる点にある。内蔵レシピは150。そのうち、圧力調理が15分以内で終わる「時短レシピ」が136個も搭載されている。従来モデルは時短レシピが50個だったので、大幅に増えたことになる。

 

では、まずは圧力調理の定番である「豚肉の角煮」から作ってみることにしよう。前面の「OK」ボタンなどを押すと自動的に電源がオンになり、「材料」、「レシピ」、「マニュアル調理」、「お気に入り」というアイコンが並ぶ。

↑Cook4me Expressの操作部。画面の下に「OK」ボタンの付いたジョグダイヤルと「戻る」ボタンが配置されている↑Cook4me Expressの操作部。画面の下に「OK」ボタンの付いたジョグダイヤルと「戻る」ボタンが配置されている

 

「レシピ」を選んで「OK」ボタンを押すと、「前菜」、「メインディッシュ」、「デザート」、「時短レシピ」という画面が出てくるので、「メインディッシュ」を選択し、ダイヤルを回して「豚肉の角煮」を選ぶ。すると作る量を2人分、4人分、6人分から選べるので選択し、準備時間、調理時間の目安が出たら確認して「OK」を押す。

↑「メインディッシュ」を選ぶと、対応するメニューが一覧表示される(左)、作る量(人数)を選択すると準備時間と調理時間の目安が表示される(右)↑「メインディッシュ」を選ぶと、対応するメニューを一覧表示(左)。作る量(人数)を選択すると準備時間と調理時間の目安が表示される(右)

 

続いて、用意する食材が一覧表示される。これはもちろん先ほど選んだ分量によって変わってくるので、はかりや計量スプーンなどを使ってしっかりと準備しよう。「OK」を押したら「レシピを開始しますか?」と表示されるので、「はい」を選んだままにして「OK」を押して進む。

↑食材の一覧表示↑食材の一覧表示

 

「豚肉の角煮」は工程がシンプルで簡単においしく仕上がった

豚肉の角煮の場合、ここで全部の材料を鍋に入れてフタをするように指示が出るので、その通りにして進めていく。そこからは放っておくだけで、約20分で調理が完了する。豚肉の角煮については、拍子抜けするほど簡単だ。

↑すべての食材を内鍋に入れ(左)、上部のフタを閉めて固定するよう指示がある(右)。あとは待つだけ↑すべての食材を内鍋に入れ(左)、上部のフタを閉めて固定するよう指示がある(右)。指示に従ってあとは待つだけ

 

↑豚肉の角煮の食材を入れ(左)、20分経つと右の写真のように仕上がる↑豚肉の角煮の食材を入れ(左)、20分経つと右の写真のように仕上がる

 

↑豚肉の角煮のできあがり↑豚肉の角煮のできあがり

 

レシピによって調理の手順に注意しないと失敗する恐れあり

ただし、次に作った「メカジキのトマト煮込み」は失敗してしまった。これは熱した内鍋で玉ねぎやにんにくを炒め、メカジキに焼き色を付けてから煮込むという手順になっている。しかし表示されているレシピがシンプルな上に事前に手順も教えてくれないので、最初に何をしていいのかが分からないのだ。

 

筆者の場合、豚肉の角煮と同じように材料をすべて入れてしまったため、玉ねぎの甘さを引き出してにんにくの香りを引き立たせ、メカジキに焼き色を付けてから煮込む……といった本来の作り方ができなかった。できあがった料理はなかなかの味だったが、こういう勘違いによる失敗がないように「まずは内鍋を予熱してから野菜を炒めるので、何も入れずにおいてください」といったガイドが欲しいと感じた。材料を入れればいいのか、入れてはダメなのか。入れたあとはフタをすればいいのか、してはダメなのか。慣れると分かってくるのだが、そのあたりに最初は戸惑いを感じた。

↑最初からぐつぐつと煮込まれてしまった↑「野菜を炒めてメカジキに焼き色を付ける」という本来の手順が踏めず、材料をすべて入れてしまったため、最初からぐつぐつと煮込まれてしまった

 

↑最終的に仕上がった「メカジキのトマト煮込み」。どうなることかと思ったものの、思いのほかおいしく仕上がった↑最終的に仕上がった「メカジキのトマト煮込み」。どうなることかと思ったものの、思いのほかおいしく仕上がった

 

ツメの甘さはあるが、「万能さ」を活かして幅広いレシピが調理可能

メカジキのトマト煮込みではちょっと失敗したものの、それ以降はおおむねうまく作ることができた。

↑クラムチャウダーはバターとベーコン、野菜を炒めて小麦粉を振りかけてから、あさりや水を入れてかき混ぜる。材料に「温めた牛乳」とあったのだが、なぜか電子レンジで温めた牛乳を入れて混ぜればできあがりというスタイルだったのが不思議に感じた↑クラムチャウダーはバターとベーコン、野菜を炒めて小麦粉を振りかけてから、あさりや水を入れてかき混ぜる。最後に温めた牛乳を入れて混ぜればできあがり

 

↑できあがったクラムチャウダー↑できあがったクラムチャウダー

 

↑鯛めしは塩焼きした鯛の切り身と、洗ってから30分吸水させてからザルに上げたお米、水に浸けた昆布などを準備しておく(左)。右は完成した鯛めし↑鯛めしは塩焼きした鯛の切り身と、洗ってから30分吸水させてからザルに上げたお米、水に浸けた昆布などを準備しておく(左)。右は完成した鯛めし

 

↑なかなかおいしく仕上がった↑なかなかおいしく仕上がった

 

Cook4me Expressの特徴の1つとして「万能さ」が挙げられる。「圧力調理」、「蒸す」、「炒める」、「煮込む」という4つの調理法を組み合わせることができるのだ。そのためにレシピの幅も広いのだが、「放っておけないレシピ」というのも数多くあるように感じた。「放っておけない」というのは、食材をセットしたら途中の工程で調理がストップし、ユーザーが作業をしてからでないと次に進まないケースのこと。

 

例えばチャーシューの場合、かたまり肉を煮込むため、ある程度煮込んだらひっくり返して煮込まなければならない。そのため調理が一時ストップしてアラームのような音で呼び出されるのだが、キッチンにいないと気付かずに無駄な時間を過ごしてしまう。キッチンにいさえすれば問題ないのだが、「調理中に何か別の仕事をしたい」という人はせわしないので注意したい。その点、最初に準備時間と調理時間の目安が表示されるのはいいが、できれば簡単でいいので、全体的な調理の工程を確認できればいいと感じた。

↑チャーシュー(煮豚)に挑戦。豚肩ロースと豚バラ肉を使って作った↑チャーシュー(煮豚)に挑戦。豚肩ロースと豚バラ肉を使って作った

 

↑チャーシュー(煮豚)は煮汁が少ないので、片方を煮込んだらひっくり返すという工程が途中に入る↑チャーシュー(煮豚)は煮汁が少ないので、片方を煮込んだらひっくり返すという工程が途中に入る

 

↑完成したチャーシュー。煮汁に漬け込んでおくとさらにおいしくなる↑完成したチャーシュー。煮汁に漬け込んでおくとさらにおいしくなる

 

また、食材を用意する際、例えば「ミートボールのトマト煮込み」の場合はミートボールの材料、ソースの材料、仕上げ用の材料といったように表示が分かれていたが、レシピによってはそれが分かれていない場合もあった。「1の工程で一緒に入れるもの」、「2の工程で一緒に入れるもの」というのが事前に分からないと、バットや計量カップなどを余計に用意しなければならない。レシピ自体はよくできていたので、若干の詰めの甘さが気になるところだ。

↑こちらは「ミートボールのトマト煮込み」。かなりおいしく仕上がった↑こちらは「ミートボールのトマト煮込み」。かなりおいしく仕上がった

 

おいしい料理が時短で作れて料理が覚えらえるのも魅力

Cook4me Expressはマニュアル調理機能も搭載しているものの、料理の工程を経験則で覚えてしまっている人向け、というよりは、レシピを見ながら作れるため、「これから料理を覚えたい」という人に向いているように感じた。調理工程の表示にやや不親切な部分はあるが、慣れればすぐに問題なくなるだろう。本機は「食材をセットすれば放っておくだけ」というものではなく、キッチンから離れずに使うイメージではあるが、圧力調理で時短が可能なのはなかなかの魅力。作った料理はどれも非常においしかったので、料理を覚えたいという人には本当にオススメだ。