「家族にも仕事にも使える」デザイナー山崎晴太郎が買って良かったSIGMA fpの驚きの拡張性

プロの審美眼で選ぶ「買って良かったモノ」「欲しいモノ」を紹介する人気企画。今回はデザイナーでアーティストの山崎晴太郎さんが登場。映像制作から家族の思い出まで活躍するカメラ「SIGMA fp」と、名作家具「グラスシートチェア」への憧れを語ります。

山崎晴太郎
「社会はデザインで変えることができる」という信念のもと、企業のブランディングを手掛けるほか、アート作品も制作。TV番組コメンテーターとしても活躍中。

【デザイナー・山崎晴太郎さんの“コレ買って良かった!”】スイッチひとつでスチールとムービーを切り替え!カスタマイズの楽しさもある最高の一台

SIGMA fp
実売価格20万200円

有効画素数2460万画素・35mmフルサイズベイヤーセンサーを搭載した、世界最小・最軽量クラス(2019年当時)のミラーレスカメラ。多彩なレンズやアクセサリをカスタマイズでき、拡張性の高さも魅力だ。最高画質での本格的な撮影が叶う。

SPEC●型式:レンズ交換式デジタルカメラ●レンズマウント:Lマウント●記録メディア:SDカード, SDHCカード, SDXCカード (UHS-Ⅱ対応), ポータブルSSD●撮像素子型式:35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー●カメラ有効画素数/総画素数:約2460万画素/約2530万画素●サイズ/質量:W112.6×H69.9×D45.3mm/370g

↑レンズと、純正アクセサリの種類がとにかく豊富。撮影目的に合わせて、機能性を向上することもできる。
↑背面には3.15型、約210万ドットのタッチパネル式TFTカラー液晶を採用。ボディと背面液晶の間には冷却用のヒートシンクを搭載している。

アーティストとしても積極的に活動している山﨑さん。ビデオアート作品を創りたいと思い、昨秋に本機を購入したそう。

「上海の個展で発表したビデオワークもfpで撮影しました。フルサイズなんですけど、スチールとムービーがシームレスに撮れるのが最高! あと何よりも、カスタマイズのしやすさが魅力ですね。愛用しているライカのレンズとの相性も抜群ですし、周辺アクセサリの種類が豊富で拡張性がメチャクチャ高いのが僕好みです。プラモデル感覚で楽しめます」(山﨑さん)

 玄人向けで使い方が難しそうに思えるが、じつは万人にオススメしたい一台だという。

「複雑なカメラに思われがちですが、一度しっかり設定を組んでしまえば誰でも手軽にイイ写真や映像が撮れちゃいます。フルサイズながらコンパクトですし、家族のビデオ撮影にも向いていると思いますよ!」(山﨑さん)

【デザイナー・山崎晴太郎さんの“コレが欲しい!”】造形とその佇まいが美しい!お迎えしたら玄関に置きたいです

桜製作所
ジョージナカシマ、グラスシートチェア(画像右)
受注生産品

ウォールナットの無垢材と貴重な天然のい草で作られた、木工家具作家・ジョージナカシマのデザインによる初期の傑作チェア。曲げ木で作られた緩やかな半円状の背もたれと、四角い座のフレームの対比が美しく、座り心地も抜群。

※「GetNavi」2025月9・10月号に掲載された記事を再編集したものです。
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4K動画撮影に対応、防塵防水・耐衝撃のデジタルカメラ。デュアルモニターで、自撮りもラクラクきれいに

フィールドスリーは、IP68級防塵防水・耐衝撃のデジタルカメラ「F3DCWP-01」を、2024年8月1日より順次出荷しています。

 

水深5mでの使用が可能で、砂や埃の侵入を完全に防ぎ、1mからの落下にも耐えるタフなボディが特徴。シュノーケリングなどのマリンスポーツをはじめ、各種レジャーシーンで汚れを気にせず使えます。

 

4K動画撮影に対応し、有効画素数1300万画素、16倍デジタルズーム、電子手振れ補正機能を搭載しています。

↑海やプールでの水中撮影が可能なだけでなく、スキーやスノーボードでも雪が入り込むことを防いでくれるため、通年で活躍できます

 

レンズ側の前面にもモニターを配置したデュアルモニターで、フロントには2インチのモニターを配置。自撮りもアングルを調整しながら、きれいに撮影できるのがうれしいですね。

 

背面のメインモニターには、大きく見やすい2.8インチの液晶画面を搭載しています。

 

そのほか、人の顔に自動でピントを合わせ、笑顔を検出すると自動的にシャッターを切る「スマイルショット機能」も搭載しています。

 

主な製品仕様は以下の通りです。

サイズ :約113 x 71 x 27mm
重量  :約143g(付属品、充電池を含まず)
充電時間:約1時間15分
メーカー希望価格:オープン

1ボタン1機能という固定概念を捨てよ! プロが教える究極のカスタマイズ方法――『CAPA 2018年8月号』

僕は、普段ニコンのデジタル一眼レフをメインカメラとして使用している。そのほか、ミラーレス一眼やコンパクトデジカメも状況に応じて使い分けている。

 

メインのデジカメに関しては、自分の使いやすいようにボタン類によく使う機能を割り当ててカスタマイズしている。長年使っているので、操作時にそれほど迷ったりすることはほとんどない。

 

 

メインカメラ以外は結局初期設定のまま

問題は、メイン以外のカメラだ。やはり操作に関しては大きく違うことが多い。一応使いやすいように、背面などにあるボタンによく使う機能を割り当てたりしてカスタマイズしているのだが、機種ごとにボタンの数や位置も異なるため覚えられるわけもなく、メインのカメラ以外はほぼ初期設定で使うという感じになっている。

 

例えば、オートフォーカスの測距点を変更した場合。メインカメラはボタン一発で中央に戻すことができるが、他機種の場合は、そもそも測距点の移動方法からして違っていたり、中央に戻すにも違う動作が必要になるなど、ややこしい。

 

また、ISO感度やホワイトバランスの変更なども頻繁に行うため、割り当てるボタンを変えたりするものの、カスタマイズした結果、ボタンにアイコン表記されている機能と異なってしまうため迷ってしまい、結局初期設定のままだったりする。

 

 

複数ボタンに同一機能を割り当てるというカスタマイズ

このようなカスタマイズ問題に対するひとつの答えを、『CAPA 2018年8月号』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)内の特集「俺の/私のカメラ・カスタマイズ」という特集で見つけた。

 

この特集は、プロカメラマンのカメラ設定項目のカスタマイズを紹介している。いろいろ役立つ設定が掲載されているのだが、僕が一番感銘を受けたのが、ポートレート撮影で有名な増田賢一氏のカスタマイズだ。

 

増田氏は、僕と同じニコンのデジタル一眼レフ「D750」と「D500」をメインに使っている。両機種とも操作系統は似ているので、同時に使うのにとてもいいと感じる。

 

しかし、ニコン以外の機種ではやはり戸惑うこともあるようだ。そこで増田氏が編み出したカスタマイズがこちら。

ソニーやルミックスなどは、カスタムキーが多くて自由度が高い反面、覚えきれない場合も多い。そんなとき、一部付近のボタンすべてに同じ機能を割り当て、手探りでも迷わず操作できるようにしている。

『CAPA 2018年8月号』より引用

 

これは目から鱗だった。どうしても、1つのボタンに1つの機能を割り当てるという固定概念があり、4つボタンがあったら4つの機能をそれぞれに割り当てようとしてしまっていた。

 

デジカメの背面にはよく上下左右にボタンが配置された十字ボタンがある。僕なら、上に「ISO」、下に「ホワイトバランス」、右に「セルフタイマー」、左に「連写設定」などというように、それぞれ機能を割り当ててしまう。正直言えば、左右のボタンに割り当てた機能なんかはほとんど使わないのだが、ボタンが余っているからしかたなく割り当てるといった感じだ。

 

しかし、増田氏は違う。例えば、十字キーのボタン4つにすべて「ISO」を割り当てるということなのだろう。これなら、アバウトに十字キーを押すだけで、どれを押しても「ISO」の機能が立ち上がる。

 

頭のよい人というのは、こういう発想ができる人のことを言うのだろう。

 

1ボタン1機能という固定概念よ、さらば

かたくなに、1ボタン1機能ということに無意識にこだわり、使いもしない機能にボタンを無駄遣いしていた自分が恥ずかしい。

 

さっそくデジカメの設定を見直して、ボタンの割り当てについて検討してみたいと思う。これがうまくいけば、かなり撮影のときに迷うことがなくなるはずだ。みなさんも、自分がよく使う機能を複数のボタンに割りあててみてはいかがだろうか。撮影時のストレスが大幅に軽減されるかもしれない。

 

【書籍紹介】

CAPA 2018年8月号

著者:CAPA編集部
発行:学研プラス

デジタル一眼カメラや交換レンズ、周辺機材の最新情報が満載。豊富な作例とわかりやすいハード記事で、多くの一眼カメラファンの支持を集める。撮影テクニック記事やプロ写真家の作品紹介、充実したフォトコンテスト記事も人気。

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