メルセデスがコートダジュールにデザインセンター開設

グローバル化に沿ってトレンドが早いペースで移り変わる自動車デザインだが、自動車メーカーはその流れをリードすべくさまざまなチャレンジを行なっている。なかでもメルセデス・ベンツは世界各地に「アドバンスド・デザインセンター」を置き、デザイナーが自由な発想でエクステリアやインテリアのデザインを手がけられる環境を整えてきた。ドイツ以外ではイタリア・ナポリ郊外のコモ、アメリカ・カリフォルニアのパロアルトなどに加え、日本でも横浜市都筑区にアドバンスド・デザインセンターがある。

 

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さらに同社はここにきてフランス南海岸一帯のリゾート地として知られているコートダジュールにアドバンスド・デザインセンターを新設。カンヌとニースの間に位置するアンティーブ付近に建設予定のセンターは、松林の中に円筒形を横に置いたようなデザインで、全面ガラス張りの側面から射し込んでくる地中海の陽光がデザイナーのクリエイティビティを喚起する構造となっている。

 

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3000平方メートルの敷地を持つこのセンターは今年中の稼働予定で、次世代車のエクステリアやインテリアを約50人のデザイナー手がけることになる。南フランスの太陽と風が、メルセデスのデザインにどんなエッセンスを加えることになるのか。数年後に出てくるであろう次世代メルセデスにその味わいがあらわれることを期待しよう。

 

 

 

メルセデス「AMG GT」4ドアにエントリーモデルが投入!?

厳冬のスカンジナビアに現れたのは、メルセデスの新型フラッグシップ・サルーン「AMG GT」4ドア市販型プロトタイプが現れた。しかし、これまでの開発車両と一部違っている。

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その違いはフラッグシップモデルには大型のスクエア型が装着されるはずのエキゾーストパイプが小型円形のクワッドエキゾーストパイプになっていたところである。ハイエンドモデルには4.0リッターV8ツインターボエンジンに電気モーターの「EQパワー+」を組み合わせたハイブリッドで、最高出力は800psと噂されているが、エントリーモデルでは直6+「EQパワー+」よって最高出力は400ps程度になるらしい。

 

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未だ「AMG GT」4ドア版の正式名称は不明なままと謎も多いが、市販型のワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショーと見られているが、2017年3月のジュネーブモーターショーで公開された「AMG GTコンセプト」のデザインを継承するラグジュアリーな4ドアクーペで、ポルシェ「パナメーラ」、BMW「6シリーズ グランクーペ」、アウディ「S7/RS7」をターゲットとたモデルであることは間違いないだろう。

 

 

 

 

メルセデス・ベンツGクラスがグランドフィナーレに向け特別仕様を発表

ダイムラーはこのほど、現行型のGクラスの生産がフィナーレを迎える段階に入ったことを発表するとともに、3モデルの特別限定モデルを発表した。3モデルの合計発売台数は、現行型Gクラスの開発コードにちなんだ463台である。

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ボディをデジーノ・モカブラック・メタリックに塗装する「G350dリミテッドエディション」はブラッシュドアルミのインサートが目を引く。

 

19インチのアルミホイールはAMGの5スポークデザインで、チタニウムグレーに塗装される。サンルーフは標準装備だ。インテリアではサドルブラウンのデジーノ・ナッパレザーシートやAMGパフォーマンスステアリングが装備され、独特の雰囲気が演出されている。

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タフなオフローダーのキャラクターを一層強調させているのが「G350dプロフェッショナル・リミテッドエディション」だ。プロテクショングリルやスチール製バンパー、マッドフラップ、ルーフラックを含むプロフェッシナルオフロードパッケージの採用が特徴的で、ボディカラーはチャイナブルーとなる。インテリアではチェック柄をあしらったファブリックシートが特色となる。

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デジーノ・プラチナマグノにペイントされる「G500リミテッドエディション」は、フロントグリルやスペアタイヤカバーなどがマグネットブラックに塗装され、シックなイメージ。内装はホワイトのステッチを施すブラックのデジーノ・ナッパレザーシートや、AMGパフォーマンスステアリング、ピアノラッカートリムによって外装とコーディーネイトされている。

 

いずれのモデルも、センターコンソールにデビュー年となる1979年を示す専用のエンブレムが刻印される。

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「R」の技術を投入したメルセデスAMG GT Cが発売

557psのV8ツインターボ搭載

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メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMG GTシリーズに新たなモデルとなる「メルセデスAMG GT C」を設定し、10月25日より予約注文受付を開始した。価格は2219万円で、2018年上半期より順次デリバリーが始まる。

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1027_Mercedes-AMG-GT-C_01AMG GT Cは従来のGT SとGT Rの間を埋めるもので、GT Rの技術を取り入れたエクスクルーシブなモデル。搭載エンジンは他のGTと同様M178の4リッターV8ツインターボで、557ps/680Nmのアウトプットを引き出す。AMGスピードシフトDCTによって後輪を駆動し、0-100km/h加速を3.7秒でこなす性能が与えられた。

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ルックスの面では、GT Rと同様に15本の垂直フィンで構成するAMGパナメリカーナグリルの採用が目を引く。また、スタンダードモデルのAMG GT比で57mm拡大されたリアトレッドにより、トラクション性能が向上。より高いコーナリング速度が可能となっている。また、随所にあしらわれるクロームパーツはGT Cならではのアピアランスを作り出している。

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GT Rと同様にAMGリア・アクスルステアリングが標準装備されている点も、このモデルの特色である。

 

今回、このGT Cの発表を機に、AMG設立50周年を記念した限定車「メルセデスAMG GT Cエディション50」が12台販売されることも発表された。こちらも標準モデルのGT Cと同時に予約受注がスタートしている。価格は2290万円。外装色はデジーノ・カシミアホワイトマグノまたはデジーノ・グラファイトグレーマグノが用意され、内装色はシルバーパール/ブラック。ブラックアクセントの入る専用デザインのヘッドライトや、専用のバッジ&AMGパフォーマンスステアリング、ブラッククロームペイントのクロススポーク鍛造アルミホイール(フロント19インチ/リヤ20インチ)といった特別アイテムが装備される。

東京モーターショー2017|メルセデスの未来図はEVとAIを融合させた「EQ」を2022年までに10モデル投入

2017年度におけるこれまでの販売台数は前年同期より12%アップし、9月には単月販売台数として55ヶ月連続で過去最高を記録しているメルセデス・ベンツ。日本では2013年から4年連続で過去最高を更新し続けているという。そうした優位な立場を将来にわたり維持するためにダイムラー社が立てた戦略が「CASE」だ。「コネクト」「自動運転」「シェア&サービス」「電気自動車」の4つの技術を組み合わせ持続可能なモビリティを提供していくのが狙いである。その一環として立ち上げられたのが「Electric Intelligence」という意味も込められた電気自動車専門となるEQというブランド。

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コンセプト EQA
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コンパクト・クラスのパワフルなEV。前後アクスル間のフロア下にマウントされた高効率リチウムイオンバッテリーは拡張が可能だ。駆動システムにはふたつの電気モーターを使用し、バッテリーを拡張すればシステム出力は200kW以上まで高められる。電気モーターを前後アクスルそれぞれに搭載した4輪駆動で、0→100㎞/h加速は約5秒、前後トルクを可変配分して航続距離は約400㎞だ。

 

AMG プロジェクト・ワン
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アジア・プレミアとなるAMG プロジェクト・ワンは2シーターのスーパースポーツ・モデル。最新のフォーミュラー1ハイブリッドテクノロジーをほぼそのまま採り入れたというスペックは、最高出力1000ps以上、最高速度350㎞/hというモンスターぶりだ。パワートレインはターボエンジン1基と電気モーター4基で構成されており、電気モーターはひとつがターボチャージャーに組み込まれ、もうひとつはエンジンに内蔵、残りのふたつが前輪を駆動する。

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すでに着実に進められている電化のアプローチには、すべてのセグメントに電気自動車をラインナップすることも含まれており、また2022年までに10モデル以上の電気自動車を発売する予定だ。電気自動車には一般的なBEV(バッテリーEV)だけでなく燃料補給が短時間で可能なうえ連続航続距離が長い燃料電池車も織り込まれている。今回のショーでは燃料電池車としてGLC F-CELLが、BEVとしてコンセプト EQAがアジア・プレミアとなった。

 

GLC F-CELL
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GLC F-CELLは最高出力200ps、最大トルク350Nmの電気モーターにより走行する燃料電池車。特筆すべきは容量4.4㎏の水素タンクのほかに総容量13.8kWhのリチウムイオンバッテリーも搭載されておりハイブリッド/燃料電池/バッテリー/チャージの4つのモードを自由に選択して走ることができる点にある。連続航続距離は437㎞となり、これにリチウムイオン電池のみで走行するEV航続距離49㎞が加わる。

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(レポート:太田 輝)