誰もがうらやむ最新にして至高の逸品!! 2018年の腕時計トレンド「ネオ・クラシック」ハイエンドモデル6選

代表的な高級時計ブランドから発表された、ネオ・クラシックな新作をピックアップ。ロレックスもオメガも、タグ・ホイヤーも、お馴染みのロングセラーウオッチが大きく進化を遂げました。

 

【その1】

遂にSSで登場したペプシベゼル&ジュビリーブレス

ロレックス

オイスター パーペチュアル

GMTマスターⅡ

Ref.126710BLRO

95万400円(予価)

18KWGで発表されていた青×赤ベゼルが、SSケースでも登場。1955年の初代GMTマスターを彷彿とさせるデザインに仕上げました。ブレスレットは、ジュビリーブレスの愛称で親しまれている5連ブレスを採用。パワーリザーブ時間が約70時間に延長された新型Cal.3285を搭載します。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.3285)●素材:SSケース&ブレスレット●サイズ:φ40㎜●防水性:100m

 

【CLASSIC POINT】

昼と夜の時間を区別する伝統の色使い

青×赤ベゼルは、旅客機パイロットに向けて1955年に開発された初号機の意匠。24時間針と合わせて、飛行中の昼夜判別を可能にしました。

 

【NEO POINT】

耐傷性に優れたセラミックベゼルで再現

先に赤のセラミックディスクを作り、焼成時の化学反応で残り半分を青にする製法を採用。24時間目盛りはプラチナPVDコーティングです。

 

 

【その2】

「経年変化」を克服した誕生25周年目の進化形

オメガ

シーマスター ダイバー 300M

マスター クロノメーター

Ref.210.32.42.20.06.001

55万800

海辺での強烈な日差しを浴び続けても褪色しにくいセラミック製のダイアルとベゼルを採用した定番ダイバーズの新世代機。超高耐磁性能と高精度を誇る自社製Cal.8800を搭載し、飽和潜水対応の300m防水も確保しました。文字盤には、レーザー加工で波型模様が施されます。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.8800)●素材:SSケース、ラバーストラップ●サイズ:φ42×D13.56㎜●防水性:300m

 

【CLASSIC POINT】

1957年に誕生した本格ダイバーズ

シーマスターは、1948年に誕生した初代を経て、1957年に本格ダイバーズウオッチへと発展。視認性や防水性が大幅に高められました。

 

【NEO POINT】

防水性だけじゃないハイスペック

オメガの最新自社ムーブメントは15000ガウスもの磁場に耐える性能を誇ります。新作シーマスターも高防水、高耐磁、高精度の三拍子が揃っています。

 

 

【その3】

かつての名優も愛した傑作を絶妙アレンジ

タグ・ホイヤー

ホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ

ガルフ エディション

Ref.CAW211R.FC6401

68万400

世界初の自動巻きクロノグラフ&角形防水ケースを実現して1969年に誕生した名作のバリエーション。名作映画「栄光のル・マン」で主人公が乗車したクルマと同じ、水色とオレンジの「ガルフカラー」を文字盤に配色。ブランドロゴも往時のものが採用されました。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.11)●素材:SSケース、カーフストラップ●サイズ:WH39㎜●防水性:100m

↑スティーブ・マックィーンは「栄光のル・マン」劇中でモナコを着用

 

【CLASSIC POINT】

1969年来変わらない角形クロノの大定番

ホイヤー モナコはブランドの革新性を象徴する1本。レースドライバー憧れの時計としても有名です。

 

【NEO POINT】

いまになって新鮮なレトロカラーリング

新作は、ストラップのステッチにガルフカラーを採用。時計にまつわるエピソードを明確に表現します。

 

【その4】

〝古くて新しい〟ブライトリングのニューフェイス

ブライトリング

ナビタイマー 8 B01 クロノグラフ 43

Ref.A008C-1WBA

89万6400

1930年代に英国軍へ納入していたコックピット・クロックなどに着想を得て作られた新型。ダイナミックなコインエッジベゼルは、ポインター付きの回転式。文字盤外周やインダイアルにレイルウェイパターンの目盛りを使い、クラシックな雰囲気に仕上げました。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.01)●素材:SSケース、アリゲーターストラップ●サイズ:φ43×D13.97㎜●防水性:10気圧

↑新作のモチーフのひとつとなった、1930年代に作られたRef.768

 

【CLASSIC POINT】

航空時計製造の歴史を反映した設計

本機は1952年誕生の「ナビタイマー」の名を冠しながら、それ以前の航空時計のデザインを採用しています。

 

【NEO POINT】

回転計算尺を持たない新鮮なデザイン

ナビタイマーの代名詞である回転計算尺を本機では未装備。ブライトリングの新時代を象徴しています。

 

 

【その5】

一世紀半の節目を祝うブルーダイアル

IWC

ポルトギーゼ・クロノグラフ “150イヤーズ”

Ref.IW371601

84万7800円

ブランド創業150周年の節目に作られたジュビリーコレクションの一本。何層も重ねて仕上げたブルーラッカーダイアルと、シルバーの針やインデックスが特有の上品さを醸し出す。通常版とは異なり、自社製Cal.69355を搭載しています。世界限定2000本。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.69355)●素材:SSケース、アリゲーターストラップ●サイズ:φ41×D12.7㎜●防水性:3気圧

↑ポルトギーゼは、1939年に誕生。ポルトガル人の依頼で製作されました

 

【CLASSI CPOINT】

見やすく設計されたダイアルデザイン

面積の広い文字盤は初号機から継承。クロノ秒針に対応する目盛りの緻密さは高精度の証です。

 

【NEO POINT】

限定仕様の新型キャリバーを搭載

ポルトギーゼ・クロノグラフで初の自社キャリバーを搭載。ローターは限定仕様の装飾入り。

 

 

【その6】

国産ダイバーズ50年前の意匠に現代技術が融合

セイコー プロスペックス

マリーンマスター プロフェショナル 

1968 メカニカル ダイバーズ 復刻デザイン

Ref.SBEX007

59万4000

誕生50周年の節目に発表された限定1500本の特別版。1968年の機械式ダイバーズの意匠を忠実に再現しながら、毎時3万6000振動のハイビートで時を刻む先進Cal.8L55を搭載。独自のL字型パッキンや裏蓋のないワンピースケースにより、飽和潜水にも対応します。

SPEC●ムーブメント:自動巻き(Cal.8L55)●素材:SSケース、強化シリコンストラップ●サイズ:φ44.8×D15.7㎜●防水性:300m(飽和潜水用)

↑1968年に発表された10振動ムーブメント搭載機。著名冒険家も愛用しました

 

【CLASSIC POINT】

伝統のケース構造と視認性の高い文字盤

高気密のワンピース構造ケースは、セイコー ダイバーズの特徴。往時を彷彿とさせる文字盤も魅力です。

 

【NEO POINT】

現代的な素材でスペックアップ

風防にサファイアガラスを使い耐久性を向上。ストラップもかつての意匠をシリコンで再現しました。

2017年のベストウオッチが決定!ウオッチコーディネーターが選ぶ【2017インポート・ウオッチ・オブ・ザ・イヤー】結果発表

カー・オブ・ザ・イヤーや流行語大賞などと同じように、腕時計にもその年最も輝いた製品にスポットライトを当てるグランプリがあることをご存知でしょうか。海外では「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ」が有名ですが、同様の賞がこのほど日本でも行われ、グランプリモデルが決定しました。果たして栄冠を手にしたのは・・・

 

時計販売のプロが選んだ2017年の最優秀ウオッチ

日本時計輸入協会が主催する「インポート・ウオッチ・オブ・ザ・イヤー」はこれまでもありましたが、2017年より形式が変更になりました。

 

日本では、時計販売員のための「ウオッチコーディネーター」という資格があるのですが、本年より、同資格の取得者(略称:CWC、2017年12月現在1879名)が選考を行う形となりました。

 

対象製品もブランドエントリー制から改められ、過去12ヵ月(2016年10月1日から2017年9月30日まで)に新作として発売されたモデルと、幅広くなっています。

 

選考基準は「お客様に一番推薦したいモデルは?」というシンプルなものでした。その結果、最多票を獲得したグランプリは・・・

Oyster Perpetual Sky-Dweller

はい! ロレックス「スカイドゥエラー」(Ref.326934/147万9600円)です。ブランドは納得も、製品の詳細を知らない方は多いのではないでしょうか。このあたりは、さすが時計販売の現場を知るプロの視点。

 

2017年のバーゼルワールド新作では、シードゥエラーのリニューアルが大きな話題でしたが、スカイドゥエラーは「最先端技術と使いやすさを融合させたデザイン」「2つのタイムゾーンを表示・操作できる機構が付いており、コストパーフォーマンスが高い」など、トータルバランスを高く評価する声が多かったようです。

 

2位と3位も時計を熟知した販売員ならではの選出に

2017 インポート・ウオッチ・オブ・ザ・イヤーでは、2位と3位も発表されました。獲得票数や各人の選出理由は明かされていませんが、実は筆者も投票者と同じくCWCなので、上位につけた理由を推測しつつ発表します。

 

2位/ユリス・ナルダン・マリーントゥールビヨン(Ref. 1283-181/E0/349万9200円)

20171219_suzuki4

日本では通好みのブランドとして知られるユリス・ナルダンですが、ヨーロッパを中心とする海外では、憧れを抱く人も多いハイブランドとして認知されています。

 

1846年に創業したル・ロックルの名門は、船舶用の高精度クロック「マリンクロノメーター」の製造で名を馳せ、最近ではシリコン脱進機を世界で初めて時計に取り入れたブランドでもあります。

 

こうした由緒正しきブランドが、高度な技術を要するグラン・フーエナメル文字盤にトゥールビヨンまで搭載して300万円代というハイコストパフォーマンスな価格設定をした点が、高く評価されたのではないかと思われます。

 

3位/タグ・ホイヤー オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ(Ref.CBE2110.FC8226/58万3200円)

20171219_suzuki3

タグ・ホイヤーは愛用者の多い定番ブランド。その信頼性から販売員が安心して推薦できるブランドでもあります。

 

オウタヴィアは、同社が2017年に最も力を入れた新作。1960年代に発表されたコレクションを復刻したものですが、そのベースモデルをファンがインターネット投票から選ぶという手法と、その結果選出されたのが、かつてF1ドライバーのヨッヘン・リントが愛用していたモデルだったというストーリー性で話題になりました。

 

ムーブメントは、最新の自社製ムーブメントとなるキャリバー ホイヤー02を搭載。約80時間パワーリザーブを有する実用的なクロノグラフです。

 

耐久性の高いブレスレット仕様ではなく、よりヴィンテージ感を味わえるキャメルストラップ仕様が選出されたことに、投票者であるCWCの方々の“時計愛”が感じられます。

 

2017年新作は機能的にも価格的にも良作揃いで、買う方、売る方、どちらも非常に悩ましい状況だったと思います。

 

まだ、どれを買おうか決断しかねている人は、CWCが「推薦したい!」と太鼓判を押した、今回の上位モデルをひとつの基準に据えてみるのもいいかもしれませんね。