武将の嫁に学ぶ、出世するダンナの育て方

大河ドラマでも人気の徳川家康の正室こと築山殿(つきやまどの)など、戦国武将だけでなくその「妻」も近年、注目を集めています。秀吉の妻・ねねや、信長の妻・濃姫など、歴史を彩る武将たちを支えた嫁はどんな生涯を過ごしたのでしょうか。

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「私の旦那にも天下取ってほしいわ~」なんて思っているそこの奥様! 戦国武将の嫁たちは、旦那である武将をちゃっかり育てていたようですよ。『<戦国時代の女たち>波瀾万丈! 武将の妻と戦国時代』(安西篤子・著/学研プラス・刊)より、出世できる旦那の育て方を学んでいきましょう。

 

あえて厳しく、男のプライドをくすぐる

丹羽長重の武将・江口三郎右衛門の家来に、出口某という老武者がいたそうなのですが、思うように戦えなかったことを悔やみ、畦道で休んでいたところ、前方から自分の妻がお酒を持って歩いてきたそうです。凹んでいる出口さんは、「よく頑張ったね」なんて言いながらお酒を振舞ってくれるのかな~、と思っていたようなのですが、妻は違いました。

 

「首一つ取ったぐらいで昼寝をしているような横着者に、この酒は呑ませられぬ」と憎まれ口を叩き、主人の江口はじめ居合わせた武士たちに、残らずふるまってしまった。

(『<戦国時代の女たち>波瀾万丈! 武将の妻と戦国時代』より引用)

 

目の前でそんなことされたらたまったもんじゃないですよね!

 

しかもこの時の出口さん、60歳を超えていたそうです。しかし、相当悔しかったのかこの後、戦場へ駆け戻ってたちまち敵一人を斃したそうです。時には、男のプライドをくすぐり奮起させる・・・そうすることで、現代にまで名を残すような偉業を達成できるのかもしれませんね。男性のみなさま、いかがでしょうか?(笑)

 

共同経営者として資金援助しちゃう

戦国時代において、女性が働いてお金を稼ぐことはほとんどありませんでした。そんな中、大事な嫁入りの資金で旦那に馬を買っちゃったというのが、山内一豊の妻である千代さん。

 

山内一豊の妻というと、黄金十両で夫のために名馬を買った話が名高いが、その後もよく夫の役に立っている。

(『<戦国時代の女たち>波瀾万丈! 武将の妻と戦国時代』より引用)

 

千代さんは、馬を買っただけに留まらず、旦那の一豊が、関ヶ原の戦いで東軍につくべきか西軍に味方するべきか悩んでいる時に、密書を送り、家康のいる東軍につくことを決めさせたとも言われているそうです。さらに、どこよりも早く東軍につくことを決めたことで、戦後も家康さんからかなり可愛がられたんだとか。

 

山内家をひとつの企業と考えたら、めっちゃできるやつ! 嫁という域を超えて、もはや経営者としての才能ですよね。旦那さんを信じて、投資する・・・うーん、できるかな。。。

 

友人の旦那の出世を気にしないほどの寛容さ

出会った当時は仲が良かったのに、一方の旦那が出世すると、嫁の仲が悪くなる・・・。女性には嫉妬やら妬みが付きまといますから、羨ましく思うのは当たり前っちゃ当たり前なのですが、豊臣秀吉の妻・ねねと、前田利家の妻・まつは、旦那が上司と部下の関係になろうとも変わらず仲が良かったそうなのです。

 

天下は秀吉のものとなり、前田利家はその麾下に入った。身分に上下関係が生じた。こうした様々な変化の中でも、ねねとまつの仲の良さは変わらなかった。

(『<戦国時代の女たち>波瀾万丈! 武将の妻と戦国時代』より引用)

 

現代では、家庭事情を見たくなくても見えちゃいますし、ついつい相手と比べてしまう機会も増えています。でも、ちっちゃいことは気にしない女性の方が、旦那さんはのびのびとできるということかもしれませんね。旦那さんのステータスに左右されない女性っていいですよね♪

 

今回ご紹介した以外にも、戦国時代に学べることはまだまだありそうです。男性のみなさんも女性に「出世させてくれよぉ~」と頼ってばかりではなく、戦国時代の武将のようにがむしゃらに生きてみるのはいかがでしょうか? これだけご紹介しておきながら言うのもアレですが、やっぱりかっこいい! と思える旦那さんじゃないと、女性はここまでできないですもんね~(笑)。頑張れ、現代の戦国武将たちっ!!

 

(文:つるたちかこ)

 

【著書紹介】

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<戦国時代の女たち>波瀾万丈! 武将の妻と戦国時代

著者:安西篤子

出版社:学研プラス

戦国時代、男たちが合戦に明け暮れるなか、女たちもまた過酷な運命との戦いを強いられていた。陰に日向に夫を支える賢妻となる者もいれば、政略結婚や人質に利用される者も少なくない。時代に翻弄されながらも、健気に生きた女たちを紹介する。

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【結婚・離婚の幸福論】モラハラと何が違う? 西島秀俊や松岡修造が妻に厳しいルールを敷いても家庭円満でいられる理由

先日、俳優のいしだ壱成さんが離婚をしたことが話題になりました。こちらの連載でも紹介しましたが、「起床時には、コップ1杯ずつの水と白湯を用意しておくこと」「お風呂の温度は45度に保っておくこと」「サラダ用に7種類のドレッシングを用意しておくこと」といった独特なルールを設けていたことも離婚の原因のひとつになったのではないか、と本人は反省のコメントを出していた様子。ところが、振り返ってみると、芸能界でもいしださんのように、妻に対して厳しいルールを守らせていることがほかにもあるようです。

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有名なところでは、3年前に結婚した俳優の西島秀俊さん。16歳年下の妻に対し、「映画鑑賞は必ず(西島さんが)ひとりで行くこととする」「(西島さんからの)メールの返信がなくても文句を言わないこと」「夜遅くに帰宅しても、食事やお風呂、翌日の着替えまですべて用意すること」といったルールを守らせているという報道がありました。

 

ほかにも「熱い男」として好感度の高い松岡修造さんも「亭主関白」ぶりを発揮していると言われている人のひとり。「夕食のおかずに肉を焼くときは、一枚ずつフライパンで焼いて、焼き立ての状態でお皿に盛りつける」「すっぴんは見せない」といった夫婦間のルールがあるというエピソードは有名。「結婚したらオレは100%幸せになれる自信があるけれど、キミを幸せにする自信はない」と松岡さんが言ったとされるプロポーズの言葉についての驚きの噂もあるほどです。

 

ダイアモンド☆ユカイさんも、夫婦間にルールがあると公表しています。「電子レンジであたためるだけの料理は食事に出さないこと」「(ユカイさんが)帰宅したときは、適温のお風呂を用意していること」といった、外で働いている人なら男女の性別を問わず、うらやましいと思えるようなルールがあるようです。

 

そうした亭主関白ムード満点の情報が公開されると、「モラハラでは?」「今どきそんなルールありえない」といった批判の声がある一方で、「そういうタイプがいることにも納得できる」「なんだかんだうまく行っているのならいいのでは?」と寛容な意見が同じくらい聞こえてくるものです。

 

というのも、もともと亭主関白型の夫には2種類、存在するのも事実。ひとつは、仕事や人間関係のストレスなどから、妻に甘えてしまい、ワガママを押し付けてしまうタイプ。こういうタイプの夫は、家庭で妻に八つ当たりすることが、ストレス解消にもなっていることが少なくありません。もうひとつは、「自分はひとりで頑張って働いて、家族を養う分だけ稼いでいるのだから、妻であるあなたも全力でボクを支え、ついてきてほしい」というタイプ。ストレス解消からくる亭主関白とはひと味違っています。

 

実際、西島さんや松岡さん、ダイアモンド☆ユカイさんは、厳しいルールを押し付けているだけではなく、たくさん仕事をしてしっかり稼いでいるはず。家族を養い、守るためのルールということなら、亭主関白も男らしさのひとつとして妻や家族から尊敬の対象になるのではないでしょうか。

 

ただ威張っているだけの夫は妻や家族からリスペクトされるどころか、やがてソッポを向かれてしまう危険性がありますが、結果がともなう亭主関白なら魅力にさえ変わるもの。先の見えない時代だからこそ、「頼りがいのある夫」として求められる要素になっているのかもしれませんね。

 

【著者プロフィール】

岡野 あつこ

All About「離婚」ガイド。TVのコメンテーター、雑誌取材も多く結婚離婚相談実績は27年3万件以上。岡野あつこのライフアップスクールも現在迄に2000人以上の門下生を創出する名門となっている。夫婦問題の悩みを解決するカウンセリング事業や、カウンセラーを育成するライフアップスクールなどを運営する、株式会社カラットクラブ代表取締役。NPO日本家族問題相談連盟理事長

岡野あつこの熱い想いのブログ:http://www.rikon.biz/