凸版印刷のグループ会社であるBookLiveは、「『習い事・スキルアップ』に関する意識調査」を実施しました。
新たに習い事やスキルアップを図りたい人は、7割以上に上ります。1位は「語学」、2位は「パソコン・ネット関連」、3位は「美容・ダイエット」でした。習い事やスキルアップをしたい理由のトップは、「教養・知識を身につけたい」から。「独学で低予算」が主流で、動画やアプリの活用により、コロナ禍でも無理なく「自分みがき」が可能となっています。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】 出典画像:プレスリリースより
「2021年、新たにトライしたい習い事・スキルアップしたい事はありますか?」と質問したところ、73.5%の人が「ある」と答えました。「コロナ禍で増えた在宅時間を有効に使いたい」「健康が気になる」「仕事に必要なスキルアップをこの機会にしたい」といった声が多く寄せられています。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】 出典画像:プレスリリースより
「どのような習い事にトライしスキルアップしたいか」を尋ねたところ、1位は「語学」でした。「仕事に役立てたい」という理由に加え、「あらためてちゃんと勉強したい」といった気持ち、新型コロナ終息後を見据え「次に海外旅行に行くまでに上達したい」といった声も聞かれます。
2位は、「パソコン・ネット関連」でした。趣味やコミュニケーションツールのほか、「仕事で必要」「仕事のためにスキルアップしたい」という声が半数以上に上っています。4位にランクインした「簿記・宅建などビジネス系の資格」も、キャリアアップや収入増につなげたい意向がうかがえます。
3位には「美容・ダイエット」、5位には「筋トレ」がランクインしました。「コロナ禍で太ってしまった」「在宅勤務になって運動不足」など、新年をきっかけに一念発起する人は多いようです。8位の「スポーツ」でも、健康を意識する声や、手軽に始められるランニングやヨガを選ぶ人が目立ちました。
6位は、「料理」でした。必要にかられて自炊を始めた人や、この機会にレパートリーを増やすなど、健康を気遣うコメントが寄せられています。7位以下には、楽器・ペン習字・書道・イラスト・絵画といった、日々の充実につながる趣味がランクインしました。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】 出典画像:プレスリリースより
「習い事・スキルアップをしたいと思った理由を教えてください」という質問では、「教養・知識を身につけたいから」が1位でした。内訳を見ると、語学を学びたい人が4割、パソコン・ネット関連が3割を占めています。在宅時間が増えた機会に、役に立ちそうな知識を吸収したいと考える人は多いようです。
2位は「ストレス解消・気分転換」、3位は「美容・健康のため」でした。在宅時間の増加による肥満やストレスといったマイナス面をあらためて実感し、具体的な改善策を講じる人が増えているようです。
4位は、「資格取得・キャリアアップのため」でした。コロナ禍による経済の低迷が危惧される中、収入の安定性や今後のキャリアをあらためて考えた人も多いのではないでしょうか。忙しくてなかなか勉強時間がとれなかった人は、むしろチャンスと捉えて前向きな気持ちで取り組もうとしています。
6位の「昔好きだった事をもう一度やってみたいから」と回答した人の多くは、語学や楽器を選んでいました。ある程度まで学んだ経験があるものを、再び極めてみる良い機会なのかもしれません。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】 出典画像:プレスリリースより
「習い事・スキルアップは、どのような方法でする予定ですか?」という質問をしたところ、1位は「本やテキストを買って独学で」でした。語学・パソコン関連・資格について学ぶ方法の王道といえます。
2位は、「ネットの情報や動画を見て独学で」でした。YouTubeにはレクチャー系の動画が多数公開されています。学習・フィットネス系のアプリも豊富で、コロナ禍で人と会わなくて良いことから取り入れる人は多いようです。
「対面の有料レッスンで」が3位でした。ジムやスタジオなど特別な設備が必要な場合のほか、通うことで続けられる環境に身を置きたい人にはニーズが高いようです。感染症対策がきちんとされているかは、重要なチェックポイントになっています。
4位は、「オンラインの有料レッスンで」でした。さまざまな分野においてオンラインで学べるサービスが充実してきており、選択肢が広がっています。
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「習い事・スキルアップに、ひと月あたりどれぐらい予算をかける予定ですか?」という質問をしたところ、最も多かったのは3001~6000円で29.5%でした。1~3000円が26.3%で続きます。習得方法で「独学」が上位を占めた事からもわかるように、レッスン料は低くおさえ、テキスト代やアプリの料金に必要な道具代、といった無理のない出費でスタートしたい人が多いようです。
0円も14.8%を占めました。YouTubeの動画や無料アプリ、ネットの情報などを活用しながら、無料でも「自分みがき」ができてしまう時代です。「ハマるかどうかはまだわからないけど、ちょっとチャレンジしてみたい」という人は、とりあえず無料で始めてみるのも良いかもしれません。
6001円以上の予算をかける方の内訳は、対面の有料レッスンやスポーツジムに通う、道具やウェアなどにお金をかける人が目立ちました。