“仕事は全部選んでる!” 50年目のハローキティが世界130カ国で愛される理由

「ハローキティ」。日本に数あるキャラクターのなかでも、その代表格として、国内だけでなく世界中で愛される存在です。1974年に誕生し、2024年で50周年を迎えました。

 

50年の歴史を振り返りながら、幅広い世代から支持され続けるその魅力について、株式会社サンリオでハローキティ50周年のPRを担当する山本淳美さんにお話をうかがいました。

 

ハローキティ50周年仕様のエントランスでお出迎え。

 

エントランスの装飾は、山本さんが企画をしたそう。

 

女の子の永遠の憧れ
「ハローキティ」とは?

まずはハローキティがどんなキャラクターなのか、おさらいしておきましょう。

 

プロフィール

名前=キティ・ホワイト
誕生日=11月1日
生まれた場所=イギリス・ロンドンの郊外
明るくてやさしい女のコ。身長はりんご5個分、体重はりんご3個分。趣味はクッキーづくりやピアノを弾くことで、ピアニストか詩人になることが夢。家族はパパとママと、双子の妹ミミィ。好きな食べものはママが作ったアップルパイ。

 

プロフィールを見ると、“女の子”が憧れる要素がぎゅっと詰まったキャラクターであることがわかります。りんごで身長と体重を表現するところも、とってもキュート。子どもの頃、りんごを積み上げて、「キティちゃんはこれくらいかな」とイメージしていた人もいるのでは?

 

ハローキティ誕生の秘密!
1970~1980年代を振り返る

ハローキティが生まれたのは1974年。最初の商品が発売された時は、まだ名前がなかったといいます。

 

「ハローキティの最初の商品は、『プチパース』という小さなビニール製の小銭入れでした。ほかにもいくつかデザインがあるなかで、そのかわいらしさから大人気となり、売り上げも一番だったそうです。

人気が出たことから、名前をつけることになりました。名前のモデルにしたのが、ルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場するキティというネコ。そこにハローをつけて、『ハローキティ』となったのです」(株式会社サンリオ・山本淳美さん、以下同)

 

サンリオは創業当時からギフト商品を扱っていました。ハローキティも誕生後は、ギフト商品を中心にグッズ展開をしていきます。

 

「サンリオは『スモールギフト、ビッグスマイル』をスローガンに掲げ、『小さくてかわいい、贈って笑顔になれるもの』を販売していました。プチパースはそのスモールギフトのうちの一つでした」

 

当時発売されたプチパース。キティちゃんの上には「Hello!」の文字が。この頃は手書きでデザインされていました。

 

「1980年代に入ると、贈り物だけでなく、電話やドライヤー、カメラといった日用家電も販売するようになっていきました」

 

キティちゃんの家電グッズ。「見たことある!」という人もいるのでは?

 

1990年代は女子高校生を中心に
“キティラー”が続出!

1980年代後半~1990年代には、ファッショントレンドを意識したグッズ展開を開始します。

 

「1980年代後半は、ファッショントレンドとしてモノトーンやタータンチェックが流行った時期。ハローキティもそれに合わせたデザインが生まれました」

 

ちょっぴり大人な雰囲気のモノクロキティは、1987年にデザインされたもの。

 

その後もファッショントレンドをデザインに取り入れていき、1996年にハイビスカスを付けたハローキティが登場。結果、当時の女子高校生を中心にキティグッズの大流行が起こり、「キティラー」という言葉も生まれました。サンリオのキャラクターが若者のあいだで流行ったのは初めてだったといいます。

 

「入園・入学や進級のタイミングでキャラクターグッズのペンケースやノート、お弁当箱や水筒などを買ってもらって、そのキャラクターと一緒に育った、という方は少なくないと思います。
ですが、次第にキャラクターものを卒業する時期がやってきます。『自分が小さい頃に持っていたものは子どもっぽい』と思うようになる方もいたと思います。中高生になり、キャラクターものを卒業した後はファッションブランドなどのアイテムを持ち始めるという流れもあったなかで、当時のハローキティが『ファッショントレンド』を意識した商品開発をしていたことが、女子高校生や、その上の世代に支持された要因の一つだと考えています。『大人が持ってもかわいくて今っぽい』と思っていただけたのかなと」

 

ハイビスカスをつけたキティちゃん。30代~40代なら「懐かしい!」と感じるはず。

 

当時、たくさんの女子高校生がサンリオショップを訪れ、グッズを購入したり、ショップ内にあるハローキティのプリクラで撮影したりしていたそうです。また、携帯電話が一般に普及し始めていた時代ということで、携帯電話の関連グッズが大人気だったとか。

 

2000年代からは世界に進出!
海外ブランドやセレブたちが火付け役に

2000年代に入ると、キャラクター×キャラクターや、キャラクター×ブランドのコラボが盛んに。この頃から海外でもハローキティ人気が高まりました。

 

「2005年に、台湾のエバー航空とのコラボレーションで、ハローキティジェットが就航しました。航空機にハローキティが大きくプリントされたことが、海外への認知度拡大に一役買ったのかなと思っています。
ほかにもスワロフスキーなど、ワールドワイドに展開するブランドとのコラボ商品が生まれました。日本だけでなく海外で販売されたことも、世界的に人気が広がる要因だったと感じています。同じく2000年代以降、海外セレブたちがハローキティグッズを身に付け、その様子がメディアで報じられるという流れが起こったことも印象的な出来事でした」

 

今では130の国と地域で、年間約5万種類もの商品が展開されているといいます。イギリスでは英兵スタイル、ハワイでは日焼けしたデザインなど、それぞれの国を感じさせるハローキティグッズも。海外旅行の際は、その国や地域のハローキティグッズを探してみるのも楽しいですね。

 

かわいいのにどこかシュール?
ハローキティの変身スタイル

海外限定のハローキティもありますが、国内でも“ご当地キティ”を旅行先の至る所で見かけますよね。なかには山梨名物のほうとうから顔を出していたり、熊本の阿蘇山を背負っていたり……。一部のファンのあいだでは「キティちゃんは仕事を選ばない」なんて声も!? かわいいけれどどこかシュールなところに、大人も心を動かされるのかもしれません。

 

ハローキティは、いつからさまざまなものに“変身”するようになったのでしょうか?

 

「初めてハローキティが変身したものは、実は『ハチ』なんです(笑)。きっかけは、ハローキティの担当デザイナーがファンに向けてサイン会を行っていたときです。あるファンの女の子から『キティちゃんはハチになったらかわいいと思う』と言われたそうで。そこからハチになったハローキティをデザインしてみよう、ということで1998年に誕生しました」

 

ファンの声から生まれた、初めての変身キティ。ハチスタイル、たしかにとっても似合う!

 

「ほかのキャラクターだったらやらないようなデザインに変身するなど、常に新しいことにチャレンジし続けるのがハローキティかなと思います。多様なコラボレーションをして、みんなを驚かせたり、アップデートし続けたりするのが、ハローキティの魅力ですね。
サンリオのキャラクターたちは『みんななかよく』という言葉を届け、人と人とを繋ぐために生まれてきています。そのなかでもハローキティは、自身の活動やチャレンジを通して、『世界中のみんなとなかよくなりたい。みんなの笑顔が見たい』というメッセージを届け続けているんです。サンリオそのものが大切にしているメッセージを、ハローキティがたくさんの人に届けてくれています」

 

「キティちゃんは仕事を選ばない」という声に対し、「過去にキティ自身が「むしろ全部“選んで”る」と言っていましたよ(笑)」と山本さん。

 

過去も未来も想像できる
50周年のロゴをデザイン

50周年アニバーサリーのロゴは、赤いリボンに青のオーバーオールを着た、いつもの見慣れたハローキティのスタイルで描かれています。このデザインにした意図は?

 

「ハローキティ50周年アニバーサリー」の特設サイトでは、キティちゃんからのメッセージと共に、未来を予感させるキービジュアルを公開しています。

 

「デザイナーによると、『1人1人が抱いているハローキティ像はきっとさまざま。そのなかで、ポップカルチャーのアイコンとしてのハローキティを表すために、オーソドックスなデザインを選んだ』とのことでした。
このロゴマークを見たときに、例えばおばあちゃんにぬいぐるみを買ってもらったなという過去のハローキティとの記憶を思い出したり、これから先の未来に、自分の子どもにグッズを買ってあげたいなと思ったり……。キティとの思い出や未来を思い浮かべていただくきっかけになればうれしいですね」

 

サンリオのキャラクターたちも、キティちゃんになりきって50周年をお祝い!

 

また2024年は、50周年アニバーサリーを記念してさまざまなイベントを開催!

 

・全国のサンリオショップをキティが“巡業”?

 

50周年アニバーサリーイヤースタートとともに、ハローキティがファンに直接会うため、日本全国のサンリオショップ100店舗を回るチャレンジ企画。めざせ100店舗! だいすきなみんなに会いにいくよ!『ハローキティ50周年全国ツアー』

 

「『アニバーサリーイヤーに改めてありがとうを伝えたい』というキティの思いから、キティとお友達との出会いの原点でもあるサンリオショップを回ることを企画しました。グリーティングや撮影会、館内をキティが練り歩くなど、各ショップにより内容はさまざまです」

 

・ハローキティが「MAISONdes」に入居し楽曲をコラボ

“どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌”をコンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」「作り手」を替えて発表し、Z世代に絶大な人気を誇る「MAISONdes(メゾン・デ)」。音楽配信サービスでのストリーミング総再生回数6億回、SNSでの楽曲総再生回数50億回を超える、今もっとも注目されている音楽プロジェクトです。今回、なんとハローキティが新たな入居者に!

 

「3月22日に、キティがMAISONdes の1101号室へ入居し、新曲をリリースしました。作詞・作曲はトラックメイカーである原口沙輔さんが担当。ポップコーンの歌でお馴染みの『ハローキティ』をサンプリングした楽曲をお届けしますよ」

 

一度聴いたら耳に残る、あのポップコーンの歌が新鮮に響きます。

50周年となる2024年は、ほかにもさまざまなイベントが企画されているそう。そのほか、今しかゲットできないグッズもたくさん販売されています。昔好きだったという人も、今も大好きという人も、キティちゃんとの思い出に浸りながら、50周年をお祝いしてみてくださいね。

 

ハローキティ50周年アニバーサリーイヤー特設サイト

©’24 SANRIO 著作(株)サンリオ

レトロブームで躍動!「モンチッチ」が50年も日本と世界で長生きしている理由

1974年の発売当初から日本で大ブームを巻き起こし、その人気が海外へと広がっていったモンチッチ。2023年の今なお世界で愛され続け、いよいよ2024年には “50歳” を迎えます。なぜモンチッチはこれほど人気者なのか?___誕生した背景から隠された魅力、そして今若者の間でどのように受け入れられているかまで、モンチッチを生み出した玩具メーカー、セキグチを直撃し、解き明かします。

 

「まったく新しい人形」として受け入れられたモンチッチ

↑発売当初のモンチッチ。「製造が難しいこともあり、実は今でもモンチッチ以外で、ボディはぬいぐるみ、顔と手足はソフトビニールで作られている商品はあまり見かけません」

 

モンチッチは、1974年にセキグチから発売。ボディはぬいぐるみ、顔と手足はソフトビニールで作られている点が「今までにない」と話題になり、たちまちブームになったといいます。ヒットの要因となった “新しさ” はどのようにして生まれたのか、まずはモンチッチ誕生の背景に迫ります。明かしてくれるのは、株式会社セキグチ マーケティング部 シニアマネージャーとして、モンチッチのコラボレーション企画やライセンス業務、広報など、モンチッチに関わる業務を担当している幡野友紀さんです。

 

「セキグチは1918年に創業し、昔からソフトビニールを使った人形の製造販売を行ってきました。そんな当社がぬいぐるみにチャレンジし始めたのは、1960年代の後半ごろ。当時から人形を海外にも輸出していたのですが、世界に幅広く展開していくためには、人形だけでなく、動物やかわいらしいキャラクターのぬいぐるみにもチャレンジしたほうが良いのでは、と考えたことがきっかけでした」(幡野さん、以下同)

 

とはいえ、最初は苦労も多かったのだとか。

 

「人形とぬいぐるみは作り方がまったく異なるため、最初は苦労することも多かったようです。その状況を打破するきっかけになったのが、現・会長が当時のヨーロッパで見かけたというぬいぐるみ。しっかりとした型紙で作られていない、クタッとしたぬいぐるみのかわいらしさに感銘を受けたのだそうです。その後、当社でもそれをヒントにぬいぐるみ作りが行われるようになりました。しかし、ぬいぐるみの “表情” を作ることはどうしても難しかったため、当社がこれまで人形の会社として培ってきた技術を活かして顔はソフトビニールで作ることに。そして1972年に、ボディはぬいぐるみ、顔と手足はソフトビニールで作られた『くたくたシリーズ』が誕生しました。これがモンチッチの前身となるぬいぐるみです」

↑1972年に誕生した「くたくたモンキー」

 

『くたくたシリーズ』の翌年に発売した『マドモアゼル ジェジェ』も、モンチッチの誕生を語る上で欠かせない存在。

 

「ジェジェは、ソフトビニールで作った人形で、表情の愛らしさはもちろん、指しゃぶりをしているところがかわいいと評判になりました。指しゃぶりの仕草を取り入れたのは、当時女性が外に働きに出ることが増え始め、『お母さんを待っている間に指しゃぶりをする子どもが増えた』と言われていたから。こうした社会的な背景を取り入れたところも、人気の理由の一つになっているのではないでしょうか」

↑1973年に誕生した「マドモアゼル ジェジェ」

 

「そして1974年、赤ちゃんをイメージした新たな『くたくたシリーズ』を作る際に、ジェジェの指しゃぶりの仕草をヒントにして誕生したのがモンチッチです。フランス語で『私の』を意味する『モン』と『小さくてかわいいもの』を意味する『プチ』、またモンキーのモンとおしゃぶりをチュウチュウ吸っているところから、『モンチッチ』と名付けられました

↑クマ、タヌタヌ、チムたん、チャムは、「くたくたシリーズ」の時からいるキャラクター。現在も「モンチッチフレンズ」としてグッズなどを展開している

 

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海外でも人気者に! モンチッチが愛される理由とは?

↑リニューアルを経た、現在のモンチッチ

 

モンチッチは国内での発売後、海外にも輸出され、世界中で人気者になりました。そんなモンチッチの特徴の一つが、詳細なプロフィールが作られていないこと。その理由について、幡野さんに伺いました。

 

「ぬいぐるみはたとえ量産品であっても、自分の家に迎えた一体に名前をつけたりかわいがったりしていくうちに、替えのきかない存在になっていきますよね。モンチッチも、手にした方それぞれに自由にかわいがってもらいたいという思いから、詳細なプロフィールは決めていないんです」

 

さらに、モンチッチが長年愛されてきた背景には、時代やトレンドにあわせて少しずつアップデートしてきたことがあるのだとか。

 

「モンチッチはこれまで大きなリニューアルを2回行っています。1回目は1985年で、それまでブルーだった目の色を茶色に変えました。当社ではもともと西洋的な人形を作っていたためモンチッチもブルーアイだったのですが、日本生まれだということがより伝わる茶色にしようと考えたことが、変更した主な理由です。

 

2回目は2016年で、時代やトレンドに合わせたビジュアルへと進化しました。例えば今の若者たちにも受け入れてもらいやすいよう、肌の色を赤みをおさえたナチュラルな色に調整しています。また、ぬいぐるみの生地もトレンドにあわせて変更。現在は柔らかくてふわふわした触り心地のぬいぐるみが人気になっているため、硬めの手触りだったモンチッチも、洋服を着せられるくらいの硬さは残しつつ、触ったときになめらかさを感じられるようアップデートしました」

 

イベントやコラボ企画を通して、モンチッチと出会うためのきっかけをつくる

時代やトレンドに合わせて進化してきたモンチッチは、これまでさまざまなイベントやコラボ企画なども実施してきました。とくに代表的・特徴的なものを幡野さんに聞きました。

 

「モンチッチの歴史の中でも大きな挑戦だったのが、2010年にエアギターの日本大会に出場したこと。このときのことは、社内でも社外でも今なお語り継がれています(笑)。きっかけになったのは、モンチッチがたびたび売り場応援に行っていたお店で、エアギターのデモンストレーションイベントが開催されることになり、『モンチッチもやってみない?』と誘われたこと。迷いながらもステージに立ってみるとイベントは大いに盛り上がり、大会にも出場することになったんです。その後、モンチッチ自身が懸命にエアギターを練習した甲斐もあって、予選1位で日本大会に出場することができました。しかし世界大会への出場をかけて挑んだ日本大会は、1位と0.1ポイント差の準優勝という結果に……。私自身もすごく悔しかったのですが、エアギターに挑戦したことでモンチッチのパフォーマンスの幅が広がり、それ以降さまざまなイベントに参加するようになりました」

↑2010年エアギター日本大会決勝に出場したときの様子

 

「そのほか、さまざまなコラボレーション企画も行っています。例えば、2019年に実施したのが『男はつらいよ』とのコラボ。作品の舞台である葛飾は、セキグチがオフィスを構える場所でもあり、『葛飾柴又寅さん記念館』で、寅さんの衣装をまとった『寅チッチ』のグッズを販売したり、イベントを実施したりしました。また、ティーンズメディアとのコラボでは、女子高生たちと一緒に商品開発を行ったことも。女子高生たちのアイデアを取り入れた『JOLモンチッチ』を制作しました」

↑寅さんとコラボレーションした「寅チッチ」。©松竹 ©SEKIGUCHI

 

↑女子高生たちのアイデアを取り入れて生まれた「JOLモンチッチ」

 

モンチッチのイベントやコラボレーションで意識しているのは、あまり縛りを設けず前向きにやってみる、ということ。モンチッチはぬいぐるみ商品なので、商品自体を手に取ってもらえなくなると、モンチッチが存在していることを伝える手段がどんどん減ってきてしまうからなんです。実際、お客様のなかにはコラボレーショングッズを購入して、そこからスタンダードのモンチッチを好きになってくださった方もいらっしゃいます。さまざまな層にアプローチできるようなイベントやコラボレーションを行うことで、今後もモンチッチと出会うためのきっかけづくりを積極的に行っていきたいです」

 

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いよいよ50周年へ。 “レトロの象徴” を強みに、若者にもアプローチ!

2023年6月からスタートした、モンチッチの50周年プロジェクト。プロジェクトの具体的な内容や、若者を中心としたレトロブームとの親和性など、「モンチッチの今」について伺いました。

 

「2024年のモンチッチ50周年に向けて、今年6月に『株式会社モンチッチ』を設立し、『レトロで元気ッチ!プロジェクト』を発足しました。このプロジェクトは、 “レトロの象徴” であるモンチッチが、少子化や高齢化といった課題を抱える日本の地域・地方を元気にするために、全国のレトロ文化を支援しようというもの。第一弾として、6~7月に浅草でスタンプラリーを実施しました。今後もさまざまな場所でイベントを開催していく予定です」

↑浅草で実施された「レトロで元気ッチ!プロジェクト」の様子

 

「モンチッチは今の時代、『レトロを象徴する存在』『昭和を代表するおもちゃ』として捉えられることが多く、モンチッチを見た人からは必ずと言っていいほど『懐かしいね』と言われてきました。しかし、『懐かしい』という言葉にはポジティブな意味もある反面、『昔の方が良かった』『今の印象が薄い』という意味もあるような気がしていて……。今でも新たなグッズを販売し、さまざまなイベントやコラボ企画を実施している私たちからすると、昔のブームを追い越せていないのではと課題に感じていました。

 

しかしここ最近でレトロブームが到来し、昔のものが逆に新しくてかわいいと捉える人が若者を中心に増えていますよね。モンチッチがこれからも長く愛されるキャラクターでいるためには、若者への認知を広げていくことが不可欠なので、私たちは今の状況を大きなチャンスだと捉えています。そのため今は、50周年プロジェクトとしてレトロを全面に打ち出した企画を実施したり、レトロなテイストをグッズに取り入れたりと、 “レトロの象徴” であることを強みとして活かしていく方法を考えているところです。レトロは一過性のブームではなくカルチャーになりつつあると感じているので、今後もレトロが好きな層に向けたアプローチも続けていきます」

 

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モンチッチのおすすめグッズを紹介!

最後に、現在販売されているモンチッチのグッズの中から、幡野さんのおすすめをピックアップ、それぞれのおすすめポイントについても教えていただきました。

 

・50周年記念の第1弾

「レッツ!パレードモンチッチ」シリーズ
レッツ!パレード モンチッチ やわらかL 男の子 9680 円 (税込)
レッツ!パレード モンチッチ S 男の子/女の子 各3300 円 (税込)
レッツ!パレード ベビチッチ S 男の子/女の子 各3080 円 (税込)
レッツ!パレード モンチッチ 顔でかSSキーチェーン 男の子/女の子 各 2420 円 (税込)
レッツ!パレード モンチッチ マスコット 770 円 (税込)
レッツ!パレード モンチッチ ポーチ 1980 円 (税込)

「50周年記念の第1弾として販売しているシリーズ。『50周年の始まりを皆で行進して始めよう!』というイメージで、パレードのコスチュームを着たモンチッチや仲間たちのグッズを展開しています。ぬいぐるみのほかに、キーホルダーやポーチなども!」

 

・ポップなカラーリングとさらりとした肌触りが特徴

「モンチッチCOLORS キーチェーン」
左から、パープル・イエロー・ピンク
各1980 円 (税込)

「ポップなカラーリングとさらりとした肌触りが特徴の手のひらサイズのキーチェーンです。柔らかいボディなので、座らせることもできますよ。カラーは、パープル・イエロー・ピンクの3種類です」

・素材サイト『いらすとや』とコラボ

©Takashi Mifune ©SEKIGUCHI

「いらすとや×モンチッチ 顔でかSSキーチェーン」
(左から)うさぎ・いぬ・ねこ・くま
各2420円

「大人気の素材サイト『いらすとや』さんとコラボし、おなじみのキャラクターである、うさぎ・いぬ・ねこ・くまの着ぐるみを着たモンチッチのキーチェーンを展開しています。また、いらすとやさんに作画いただいたLINEスタンプも販売中です!」

 

50周年を迎え、さまざまなグッズが販売されたり、イベントが開催されたりと、盛り上がりを見せているモンチッチ。昔からのファンも新規のファンも、その魅力にあらためて触れてみてはどうでしょうか?

モンチッチ 公式サイト

1~13歳まで楽しめる、買い替え不要の「乗り物玩具キット」のトランスフォーム力がすごい

子どもが生まれると、カート、手押し車、三輪車、自転車、キックスクーターなど、子どもの成長に合わせていろいろな乗り物を買うことがあります。でも毎回買っていたら、お金も収納場所にも困ってしまいますよね。そこでオススメなのが「INFENTO」。これは1~13歳まで楽しめる機能・強度を兼ね備えた、買い換えの必要もない親子で組み立てられる乗り物キットなんです。

 

クラウドファンディングで目標金額の約17倍を集めた!

INFENTOは、これ1つで4〜16種類の乗り物を組み立てられるキット。Kickstarterでは目標金額(5万ドル)の約17倍となる84万8000ドル以上の資金を集め、同クラウドファンディングにおいて歴代4位の人気を叩き出しました。しかし、ここまで人気が高まったのは一体なぜなのでしょうか。その理由は4つあります。

 

【人気の秘密1】LEGOのように楽しく組み立て、実際に乗れる!

この製品における一番の特徴は、「自分で組み立てる」ということ。組み立てるという行為は、構造を楽しんで学べる教育的要素も含み、子どもだけではなく大人も夢中になってしまうかもしれません。

 

キットにはフレーム、タイヤ、ハンドル、ペダル、ブレーキ、必要パーツ、6角レンチがセットされており、届いたその日からすぐに組み立てられます。付属の説明書に加え、動画配信もしているので組み立てるのは難しくないでしょう。キットのラインナップによって乗り物の種類が変わり、カート、3輪クルマ、自転車、キックスケーターなど、1つのキットでいろいろ楽しむことができるのです。

 

ラインナップは、以下の通りとなっています。

  • Go Kit 139ドル/4台分(対象年齢2~6歳)
  • Junior Kit 299ドル/8台分(対象年齢1~7歳)
  • Inventor Kit 439ドル(現在は399ドル)/8台分(対象年齢2~11歳)
  • Creator Kit 549ドル/13台分(対象年齢1~11歳)
  • Master Creator Kit 649ドル/16台分(対象年齢1~13歳)
  • Skibock Kit(雪用) 199ドル/1台分(対象年齢8歳)
  • Junior Snow Kit (雪用) 229ドル/4台分(対象年齢1~7歳)
  • Big Snow Kit(雪用) 399ドル/10台分(対象年齢1歳)

 

さらにモーターやLEDライト、アドオンパーツを追加すると、もっと多くのカスタマイズができるようになり、可能性も無限大に広がります。

 

【人気の秘密2】10年以上楽しめる耐久性

上述のように対象年齢も1~13歳までと、なんと10年以上も長く遊ぶことができます。耐久性については、素材には高品質アルミニウム、ステンレススチールファスナー、ガラス繊維強化プラスチックジョイントなどが使われており、強度にもかなり力を入れていることが分かります。

 

さらに、新設計のスタビライザーシステムも搭載しており、最新性能がギュッと詰まっています。カラーもシンプルなレッドとグレーで、飽きのこないデザインになっているのがいいですね。

【人気の秘密3】INFENTOを通して学べる、ものづくりへの興味や喜び

道具は付属の6角レンチのみ。モノを組み立てるプロセスは、子どもたちのものづくりへのワクワク感をくすぐります。手先を器用に動かす練習になったり、作ることや仕組みなどへの興味を持つきっかけになったりするかもしれません。また、親子で協力しながら組み立てる時間は楽しい思い出になるでしょう。

 

筆者にも3歳になる息子がいますが、おもちゃの工具でクルマを直したりLEGOブロックで遊んだりするのが大好き。INFENTOは、作って自分が乗れる実物大サイズなので、達成感もひとしおではないでしょうか(今年のクリスマスプレゼントは、このキットを購入しようかと検討中)。

 

人気の秘密4】節約になる

子どもの成長に合わせて買い換えなければいけない、おもちゃの乗り物。INFENTOは1キット139〜649ドルで組み立てられます。1台あたりの金額に置き換えると約$40くらい。毎回買い替えるよりも経済的だと思います。しかも年齢に合わせ、その都度選べる一方、買っても乗らなくなってしまい、捨てたり譲ったりするような時間も節約できるでしょう。さらに、たくさんの収納場所も必要なくなり、自宅のスペースまでも節約できます。

 

いろいろな乗り物へ組み変えられるキットは、これまで意外にありそうでありませんでした。INFENTOという名前の由来は「infinitus(無限)」と「planto(作る)」という意味の2つのラテン語。発音すると、動詞 「Invent(発明)」とも聞こえます。

 

無限の創造と発明――。INFENTOは子どもも大人も夢中にさせる大注目のキットです。

Amazonおもちゃランキングで急上昇中! ネットで話題になった「プレステ財布」に注文殺到!

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「おもちゃ」のランキング(集計日:11月28日、夕方)を紹介していこう。

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

Twitterでバズって話題沸騰“プレイステーション財布”

●1位「WTOR おもちゃ ビーズ アクセサリーキット DIY材料 手作り 知育玩具 メイキングトイ 女の子 子供のお誕生日プレゼント (500PCS 収納ケース付け)」

●2位「プレイステーション1財布 Playstation 1 wallet」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

2014年に20周年を迎えた「プレイステーション」シリーズ。それを記念して初代「プレイステーション」を模した財布が以前より発売されていたのだが、ここにきて人気が再燃しているよう。理由は、とあるTwitterユーザーが「良い感じの財布探してるって話したらこれを勧められた」とのコメントとともに、この「プレイステーション財布」の画像をツイートしたことから。

 

ツイートは5000件以上リツイートされ、同商品を求める人が続出。「初代を知っている人なら絶対感動するでしょ」「これとプレステ4どっちを買うか悩みます!」「持っている人がいたら絶対盛り上がれる!」などの声が。これを受けていくつかのネットニュースサイトなどで同商品が紹介されたのもランキング上昇に影響しているのかも。

 

●3位「Qisiewell 裁縫セット プロ高級ソーイングセットポータブルミシンアクセサリー 携帯式コンパクト付き ブラック」

●4位「仮面ライダービルド DXフルボトルホルダー」

●5位「ジェンガ」

●6位「スイスイおえかき NEW カラフルシート」

●7位「リカちゃん ドール キラチェン さくらちゃん」

 

番組で紹介されランク急上昇

●8位「ラブあみ プレミアムセット」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

初めてでも簡単にマフラーや帽子などの小物が編める編み機「ラブあみ」が8位にランクイン。ちなみに「ラブあみ 基本セット」は2016年に「日本おもちゃ大賞」の「ガールズ・トイ部門」で大賞に輝いたことが。

 

11月26日に放送された『サンリオキャラクターズ ポンポンジャンプ!』(BSフジ)の「クリスマスコーナー」内で紹介されたことにより、プレゼントとして注目度が上がっているようだ。ネット上では「ラブあみすごいなー」「これ買ってあげたい!」「クリスマスプレゼントはラブあみにしました」といった声が上がっている。

 

●9位「テーブルゲーム ナインタイル 新装版」

●10位「ディズニー カーズ トミカ C-5 カーズ サリー」

 

テレビやネットで話題となった商品のランクインが目立った今回のランキングだが、クリスマスが近づけば大幅な順位入れ替えが予想される。クリスマス商戦を制すおもちゃは何になるのか、今後の展開に注目したい。

メルちゃんシリーズが“クリスマス商戦”を一歩リード!? 変形する「トミカ」もランクインしたAmazon「おもちゃ」ランキング

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「おもちゃ」のランキング(集計日:11月21日、夕方)を紹介していこう。

出典画像:「メルちゃん」公式サイトより出典画像:「メルちゃん」公式サイトより

 

メルちゃん人形がランキングを席巻!

●1位「ぬいぐるみ 抱き枕 動物 鳥 ふわふわ かわいい 抱き心地抜群 お祝い ギフト バレンタインデー 白M」

●2位「Holy Stone ドローン HDカメラ付き iPhone&Android生中継可能 高度維持機能 2.4GHz 4CH 6軸ジャイロ Wi-Fiカメラ FPVリアルタイム 国内認証済み モード2 HS200 (レッド)」

●3位「プリパラプリチケコレクショングミ16 [初回限定BOX特典付き] 20個入 食玩・キャンディー(プリパラ)」

●4位「メルちゃん おせわパーツ おべんとうセット」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

ロングセラー愛育ドール“メルちゃん”にお弁当を食べさせるお食事ごっこセット。メルちゃんにスプーンやフォークで食べさせるだけでなく、おにぎりに“具”を詰めたりとお弁当作り体験も出来る。

 

1992年から発売させているメルちゃんシリーズは、今年で25周年。このミレニアムイヤーに“クリスマスプレゼント”として購入を決める人が相次いでおり、8位と10位にも「メルちゃん おしゃべりいっぱい! いちごのびようしつ」と「メルちゃん お人形セット メイクアップメルちゃん」がそれぞれランクインしている。

 

SNSなどでは「姪っ子へのプレゼントはメルちゃんに決めてる」「息子がメルちゃんにドハマりしてるから、なにか拡張パーツ買ってあげるか」「子どもが動物のぬいぐるみでお世話ごっこはじめた! これはメルちゃんを買い与える時がきたな…」との声が。

 

10月25日の「しかけえほん メルちゃんのいちにち」(幻冬舎)を皮切りに、メルちゃん関連書籍が続々と発売されているのも人気の理由かもしれない。

 

“大人”も大注目な変形するトミカ

●5位「レゴ(LEGO)スター・ウォーズ 2017 アドベントカレンダー 75184」

●6位「(Radiant Party)誕生日 バルーン 豪華26ピース 飾り付け セット ポンプ付きタイプ」

●7位「ヒミツのここたま リップのかみさま キラリス」

●8位「メルちゃん おしゃべりいっぱい! いちごのびようしつ」

●9位「トミカ ハイパーレスキュー ドライブヘッド01MKII サイクロンインターセプター」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

現在放送中の「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」(TBS系)に登場する、主人公の機体「サイクロンインターセプター」がおもちゃになって登場。「タカラトミー」の「トミカ」は1970年に発売されたロングセラー商品だが、同アニメは「トミカ」史上初のTVアニメーション作品として注目を集めている。

 

往年のファンを驚かせているのは、トミカの「ドライブヘッドシリーズ」が人型に“変形”するということ。SNSなどでは「最近ではトミカも変形するのか…」「変形ロボ支持派の自分としては大いにあり」「実際に買ってみたけどトミカが今まで培ってきたものをフル活用してる! これはいいおもちゃだ」との声が上がっている。

 

ちなみに“公式が病気”で知られる「タカラトミー」公式Twitterは、11月20日に「クリスマスプレゼントに おすすめ!」と「ドライブヘッド01MKⅡ サイクロンインターセプター&トランスポーターガイアセット」をあからさまに宣伝。同ツイートの話題性は約30件のリツイートに留まっているが、クリスマス商戦に向けて早くも本腰を入れているようだ。

 

●10位「メルちゃん お人形セット メイクアップメルちゃん」

 

「タカラトミー」と言えば、人気着せ替え人形「リカちゃん」人形でもお馴染み。今回はランキング入りを逃しているが、クリスマス本番では“メルちゃん”との熱い戦いを期待したい。

次世代知育玩具はクリスマスプレゼントに最適? Amazonおもちゃランキング(11月7日付け)

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「おもちゃ」のランキング(集計日:11月7日、夕方)を紹介していこう。

 

出典画像:学館の図鑑NEOPad タカラトミー公式サイトより出典画像:学館の図鑑NEOPad タカラトミー公式サイトより

 

次世代の知育玩具がクリスマスプレゼントとして大注目?

●1位「仮面ライダービルド DXパンドラパネル」

●2位「アイカツスターズ! データカードダスグミ ~New Stage3~ 20個入 食玩・キャンディー」

●3位「おもちゃの神様 ハンドスピナー ギアナイン 収納ケース 付き セラミック ボール ベアリング Hand Spinner 指スピナー セラミック ボール ベアリング Fidget Spinner EDC ADHD ストレス解消 暇つぶし 脳トレ」

●4位「ヒミツのここたま アレンジいろいろ!さいほうばこのおとまりハウス」

●5位「Chanvi 磁石ペース66モデルDIY 子どもおもちゃ 積み木 創意プレゼント想像力を育てる知育玩具」

●6位「小学館の図鑑 NEO Pad」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

5位と6位にそれぞれ知育玩具がランクイン。どちらも最近発売されたばかりの商品ではないが、ランキングが急上昇。クリスマスが近づき、子どもへのおもちゃを用意する親が増えているのかもしれない。

 

「小学館の図鑑 NEO Pad」は9月に開催された「クリスマスおもちゃ見本市」で、“プロが選んだクリスマスおもちゃ2017”ランキングの「知育・幼児玩具」部門で3位になった商品。500種の生きもの図鑑の閲覧が可能で、知育ゲームなどができるアプリは100個収録。カメラも搭載されているため自分だけの図鑑が作れる機能も備わっている。

 

東武動物公園では「小学館の図鑑 NEO Pad」を使用したフォトラリーツアーも行われるほどで、次世代の知育玩具として高い注目を集めている。

 

「東京モーターショー2017」効果? いすゞのトミカが急浮上

●7位「トミカ No.101 いすゞ ギガ ダンプカー (箱)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

2016年9月に発売されたこちらの商品がなぜか売上急増。この理由として考えられるのが、10月28日~11月5日にかけて開催されていた「東京モーターショー2017」。

 

主にトラックなどの商用車を扱う「いすゞ」は、このイベントでも大型の“はたらく車”を展示して圧巻のブースを作り上げていた。TwitterなどSNSでは「乗用車ではなくいすゞのブースを見るのが今回の目的」「スポーツカー好きだけどこういう車もかっこよくて好き」「オフロードマシンは男のロマン」といった声が。

 

「東京モーターショー2017」の「いすゞ」ブースを取り上げる記事は多数のニュースメディアがあげており、これによって物欲を刺激された人が多かったのだろうか。

 

●8位「アンパンマン はじめてのおしゃべり48」

●9位「(Radiant Party) 誕生日 バルーン 豪華26ピース 飾り付け セット」

●10位「トミカ No.051 トヨタ クラウン コンフォート タクシー (箱)」

 

クリスマス商戦が過熱するこの時期。果たして子どもから支持を集めるおもちゃは一体何なのだろうか。今年のおもちゃナンバーワンが12月に決まる!?

ルービックキューブの注目度が爆上げには理由があった! Amazonランキングから日本のおもちゃ市場を紐解く

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「おもちゃ」のランキング(集計日:10月31日・日中)を紹介していこう。

 

トミカが上位を独占! 圧倒的人気っぷりが圧巻

●1位「トミカ No.40 シボレー カマロ (初回特別仕様)」

●2位「トミカ No.40 シボレー カマロ (箱)」

●3位「トミカ No.8 三菱ふそう エアロスター 立川バス×リラックマ (箱)」

●4位「トミカ ロングタイプトミカ No.122 三菱ふそう スーパーグレート H5系新幹線 はやぶさ 輸送車」

出典画像:「トミカ」タカラトミー公式サイトより

 

この日は12月16日発売予定の「トミカ」新商品の取り扱いがスタートし、そのすべてが上位を独占する結果に。毎月第3土曜日に新商品を発売しているトミカだが、その度に驚異的な売り上げを記録しているようだ。

 

世界記録更新で「ルービックキューブ」の需要拡大?

●5位「ベイブレードバースト B-98 神改造セット」

●6位「EnacFire スピードキューブ ステッカー パズル 回転スムーズ 世界基準配色 ver.2.0 競技専用 生涯保証」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

さらには、「ルービックキューブ」の人気が急浮上。10月30日にルービックキューブの世界記録が更新されたというニュースが日本で拡散されたため、それが要因なのかもしれない。ちなみに、タイムは「4.59秒」という異次元の世界。その様子の動画はYouTubeにアップされており、数日で再生回数が100万回を超えるなど世界中で大注目を浴びている。気になる人はチェックしてみよう!

 

●7位「キングブレードMAX2 シャイニング ブルー」

●8位「46ピース 子供向けジグソーパズル うみのなかまだいしゅうごう! ピクチュアパズル」

●9位「テストプレイなんてしてないよ」

●10位「アンパンマン うちのこ天才 カタカタカスタ」

 

ランキングは上記のとおり。「ルービックキューブ」世界記録を更新したのは海外の少年のようだが、これによって世界中に経済効果をもたらしていると思うと、その偉業は想像以上のものかもしれない。