1966年宮崎県生まれ。1983年、相米慎二監督の「ションベン・ライダー」で俳優デビュー。1989年、ジム・ジャームッシュ監督 の「MISTERY TRAIN」で注目を浴び、1991年の「息子」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞と新人俳優賞を受賞。2015~16年には出演作が3年連続でカンヌ国際映画祭に出品される。写真家としてのキャリアは長く、2001年の映画「贅沢な骨」ではイメージ写真の撮影を担当し、オリジナル写真集も出版した。宮崎で開催した「Memorie of M ~Mの記憶~」をはじめ、展覧会も多数開催
IPAとはIndia Pale Ale(インディアペールエール)の略で、ざっくり表現するならば、大量のホップによる豊かなコクと力強い苦み、華やかな香りが特徴。クラフトビールで最も人気が高いカテゴリーで、近年はより柑橘感や苦みを強めたり、アルコール度数を抑えたりした派生形のIPAがブームをけん引しています。
「CRAFTX」はD2C(Direct to Consumer。いわゆるEC直販のこと)ブランド。販売は公式サイトや楽天市場内の公式ショップなどのオンラインとなり、基本的にリアルショップでは買えませんが、それがかえって飲みたくなるポイントのひとつ。プレゼントにも最適です。お祝いや記念日に選ぶビールとしても、覚えておくといいでしょう。
「現在、RTD(ready to drink)市場において急成長しているのはレモンサワー。麒麟特製ブランドにおいても、一番の売れ行きとなっています。その一方で、『フレーバーや甘さがなく、お酒のうまさをじっくりと楽しめて、どんな食事にも合うサワーを飲みたい』というお客様も多くいらっしゃいます。そんなお客様をより深く理解していくなかで、既存のレモンサワーは『甘さがあるし、柑橘の味がお酒のうまさを邪魔してしまう』、ドライ系サワーは『嫌なアルコール感があっておいしくなさそう』などの満たされていないニーズがあることを突き止めました」(辻次さん)
写真の「コノスル」は、日本でもスーパーマーケットに行けば必ずと言っていいほど棚に並んでいるブランド。コンセプトがとてもユニークで、「no family tree, no dusty bottle, just quality wine」を掲げている1993年設立の若いワイナリーですが、チリワインの輸出量ではトップ3に入るビッグブランドでもあります。伝統や歴史はなく、あるのは品質の高いワインのみというコンセプトの通り、コノスルの存在は今まで家庭消費が極端に少なかった日本の消費動向すら変えてしまいました。つまり、チリワインのリーズナブルで美味しいというイメージを日本人に植え付けたのは、コノスルの影響によるところが大きかったと考えられます。
シンプルに塩とこしょうで味付けしたローストビーフは、「BALMUDA The Toaster」で調理。熱をじっくり入れることで、閉じ込められた牛肉のうまみがよりダイレクトに感じられます。このパワフルな肉汁をしっかり受け止めるのが、「ゴールドスター」の力強いコクと華やかな香り。そして鼻に抜ける上品な余韻は、ビーフのリッチな味わいとマッチし、より贅沢な気分へといざないます。
シンプルに塩とこしょうで味付けしたローストビーフは、「BALMUDA The Toaster」で調理。熱をじっくり入れることで、閉じ込められた牛肉のうまみがよりダイレクトに感じられます。このパワフルな肉汁をしっかり受け止めるのが、「ゴールドスター」の力強いコクと華やかな香り。そして鼻に抜ける上品な余韻は、ビーフのリッチな味わいとマッチし、より贅沢な気分へといざないます。
RTD(=Ready To Drink、開封してすぐ飲めるドリンク)ではレモンサワーが人気ですが、緑茶割りも一定のファンがいて見逃せないカテゴリーです。この度、1都4県(東京・神奈川・千葉・埼玉・静岡)のセブン-イレブン限定で「アサヒ月庵 緑茶割り」が新発売されました。ルックス的には上品さや渋さを感じますが、中身はどうなのでしょうか。レポートしていきましょう。
そんな「ヱビス」が、2021年にリニューアルしました。ブランドコンセプトをこれまでの「ちょっと贅沢な、自分へのごほうび」から、「Color Your Time! YEBISU ビールの楽しさ、もっと多彩に。」に変更。嗜好が細分化して、より本物を求めるようになった消費者の期待に応えるため、プレミアムビールの多彩な楽しみ方を提案していくとのことです。
それでは、新しく生まれ変わったヱビスの、個性豊かなラインナップをチェックしていきましょう。
まずは「ヱビスビール」と「ヱビス プレミアムブラック」。通年販売の2品は、パッケージをリニューアルしました。YEBISのブランド名の下には、「BORN IN 1890, TOKYO」の文字。東京をベースに持つヱビスの歴史やストーリー、そして東京という都市の多様性をミックスしたコピーです。大きくあしらわれた伝統の恵比寿様のイラストが、その風格を感じさせる缶デザインになっています。
サッポロを代表する缶チューハイのひとつが「サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)」。2018年にデビューし、RTD(=Ready To Drink、開封してすぐ飲める缶やペットボトル入りのドリンク)ブームで様々な新作が乱立するなか頭角を現し、一大ブランドに成長した人気商品です。それが4月6日、大幅なリニューアルを遂げたとのこと。真価を知るべく、4つのフレーバーを新旧で飲み比べました。
というのも、2019年の初夏はニュージーランド産の希少ホップ「パシフィックジェイド」を使った「サッポロ麦とホップ 爽の香」。2020年の初夏はチェコ・ザーツ産の最高級ファインアロマホップと、ホップの投入回数増加に重きを置いた「サッポロ 麦とホップ THE HOP」で、どちらの缶も緑系のパッケージだったのです。新作の特徴はアロマホップにエール酵母ということで、今回も期待が高まります。
今年3月、キリンビールから新発売されたクラフトビール「SPRING VALLEY 豊潤<496>」(以下「スプリングバレー」)の売り上げが絶好調。発売から2か月で、早くも57万ケースを突破する大ヒットを記録しています。その要因について、「キリンビール クラフトビール好調発表会」の内容をもとに、解説していきましょう。
↑「SPRING VALLEY 豊潤<496>」。希望小売価格は350mlが248円、500mlが330円(ともに税抜)
かつて筆者は、編集者・ライターの馬渕信彦さんと(死ぬ思いで)日本酒の本を作ったことがあります。その馬渕さんは、いつもおかっぱ頭の息子の写真を飽きずにSNSに投稿していますが、最近やたらと「新政」(あらまさ)の蔵の写真を上げてくる――。新政といえば、現代の日本酒を代表するスター銘柄です。いったいなんのアピールだろう……と思っていたら、なるほど、合点がいきました。馬渕さん、新政のブランドブックの制作を手掛けていたのですね。本の名は「The World of Aramasa 新政酒造の流儀」(三才ブックス)。1年がかりで制作し、つい先日発売になったそうです。
↑「The World of Aramasa 新政酒造の流儀」は、B5変型128ページで税込1540円(表紙撮影:堀 清英)
↑「SPRING VALLEY 豊潤<496>」も目指す味わいを求めた結果、「キリンラガービール」の1.5倍の麦芽量、希少な4種のホップを組み合わせで造られています
クラフトビール大国・アメリカからのトレンド派生や多様化の流れなどで、日本でもクラフトビールの造り手と飲み手が増えています。ではなぜキリンは今回、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」を新発売するのでしょうか。そこには「ビール類市場をもっと魅力化・活性化させたい」という想いがあり、そのためにはクラフトビールのさらなる認知拡大と飲用体験の創造が欠かせないから、ということなのです。
そんな「SPRING VALLEY 豊潤<496>」は、いったいどんな味わいなのでしょうか。いよいよ飲んでみることに。
個性的な味ながら飲み疲れなくてフレンドリー
前述したように、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」は「キリンラガービール」の約1.5倍となる麦芽を使い、ホップは4品種をブレンド。また、発酵中にホップを投入して7日間じっくり漬け込むなど、キリン独自の「ディップホップ製法」という香り付けで、苦味は抑えながら豊潤な香りを実現しているのが大きな特徴です。
コクが豊かで香りが華やか。味のボリュームがありながら、後口がクリアでのどごし爽快。クラフトビールは個性的な味わいが特徴なので、慣れていれば気になりませんが、何杯も飲めないという人も少なくないでしょう。この「SPRING VALLEY 豊潤<496>」はそういった飲み疲れがないフレンドリーなおいしさになっていて、どんな料理にもよく合う味となっています。
↑「缶つま」の「厚切りベーコンのハニーマスタード」とともに。マスターブリュワーの田山さん曰く、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」はロースト麦芽を使っているため、スモークやローストした料理とよく合うそうです