赤ちゃんにどうやって栄養を与える? 出産後にママは母乳かミルク(人工栄養)、混合栄養(母乳とミルクの両方)を選択します。大手ベビー用品メーカーのピジョンによると、プレママやママの関心が高いのは母乳育児。今年6月に同社が約1000人を対象に行った調査では、実に約75%が「母乳育児をしたい」と考えていることが分かりました。一方、出産後、母乳育児について悩みやトラブルを抱えたというママは約74%。理想と現実のギャップに悩むママも少なくないようです。
母乳育児に詳しい「よしたか産婦人科」副院長の善方裕美先生によると、「赤ちゃんが生まれてから1カ月が、母乳育児の修行期間」。母乳育児では、赤ちゃんが泣いたらおっぱいを吸わせるという行為を繰り返すことで、ママと赤ちゃんの母乳分泌サイクルが整っていきます。その間、頻繁に授乳させることになるため、ママの乳頭は傷つき、切れて痛みが続くと乳頭をくわえさせることができなくなってしまうこともあるそう。そんなときに活躍するのが「さく乳器」です。

7月19日、ピジョンは同社のさく乳器「母乳アシスト」シリーズを全面リニューアルし、両胸を同時にさく乳できる「母乳アシスト電動Pro Personal+(プロパーソナルプラス)」を新たに加えた4製品を8月20日から全国で発売すると発表しました。
赤ちゃんが飲むような自然なリズムを再現

今回登場する4商品のうち、高機能シリーズの「母乳アシスト電動Pro Personal」および「母乳アシスト電動Pro Personal+」には、長年の哺乳研究から開発した「赤ちゃんここちリズム」が搭載されています。この新機能は、まず「準備ステップ」で吸い始めの赤ちゃんのようなやさしく速いリズムでおっぱいを刺激し、母乳が出るのを促します。
次の「さく乳ステップ」では、一定リズムで吸引する「シンプルモード」、強さと速さの変化を交えた「ナチュラルモード」、本体内蔵のリズムに加えて専用アプリ「Pigeon Switch(ピジョン スイッチ)」と連動することで、3つの吸引リズムを追加できる「カスタムモード」が用意されているのです。
また、おっぱいの状態によって、吸引の強さも6段階から選べ、自分にフィットする吸引リズムでさく乳が可能。なお専用アプリには、さく乳時間が自動的に記録され、搾乳した母乳の量や保存期限の管理、赤ちゃんの成長記録(体重と身長)なども合わせて管理することができます。アプリと連動したさく乳器は、海外では既に開発されているものの、日本では初めて。
赤ちゃんの横でさく乳できる静音設計に
さく乳時の静音性もアップしています。従来のさく乳器の騒音を100%とした場合、「母乳アシスト電動Pro Personal」をシンプルモードで使用した場合の騒音は89%、カスタムモード(リラックスシンプル)で使用した場合には77%にそれぞれ減少しており、寝ている赤ちゃんのそばでも安心してさく乳できるようになりました。また、さく乳口パッドにはママのおっぱいにやさしくフィットするエアクッション構造の採用し、さく乳口は透明度を高めることで、さく乳中のおっぱいの様子を見やすく改良しています。
4種類からライフスタイルに合わせて選べる

このほかシンプルで使いやすい電動タイプの「母乳アシスト電動Handy Fit」、自分にあった強さと速さでさく乳できる「母乳アシスト手動」も、より使いやすくリニューアル。ニーズに合わせて選べる4つのラインナップから、ライフスタイルに合った1台を選んでみてはいかがでしょうか?

[価格一覧]
・母乳アシスト電動Pro Personal 1万6200円(税込)
・母乳アシスト電動Pro Personal+ 2万7000円(税込)
・母乳アシスト電動Handy 9504円(税込)
・母乳アシスト手動 4860円(税込)