“汚超腐人”っていったい何? NHKの番組で“腐女子”が取り上げられ大反響!

1月10日放送の「ねほりんぱほりん」では“腐女子”を特集。どちらかといえばお堅いイメージのあるNHKの番組で腐女子の生態が解説され、「やっぱこの番組めっちゃ攻めてるわ」と話題になった。

出典画像:「ねほりんぱほりん」公式サイトより出典画像:「ねほりんぱほりん」公式サイトより

 

序盤から腐女子用語が飛び交う番組

「ねほりんぱほりん」は山里亮太とYOUが人形の姿になって、ゲストと様々なトークを繰り広げる番組。一見ファンシーな番組だが、人形だからこそ話せる一般人ゲストとの赤裸々トークが人気を博してきた。

 

そんな同番組に今回は3人の腐女子が登場したのだが、トーク開始早々に“貴腐人”という用語が飛び出す。一言で腐女子といっても世代ごとで呼び名が違うらしく、ベテランの腐女子のことを貴腐人、さらに年を取ると“汚超腐人(おちょうふじん)”と呼ばれるのだとか。

 

さらに腐女子の1人がBL本について語っていた時に、「最高に気持ちが高まってアドレナリンが出てくると“尊い”ってなる」と解説。漫画などに描かれている男性キャラクター同士の絡みを見ていると、“尊い”という感情が芽生えるそうだ。

 

しかしなぜ彼女たちは男女の恋愛よりも男性と男性の恋愛に“尊さ”を感じるのか。腐女子の女性によると、例えばドラマで描かれるような男女の恋愛を見た場合「モテない自分を突きつけられてるっていう“辛さ”の方が勝ってしまって純粋に楽しめない」とのこと。とはいえ“恋愛要素”は楽しみたいため、「女をログアウトさせる」「(自分も)無関係な存在になって、イチャイチャする男2人の恋愛を温かく見守っていきたい」と語っている。

 

そして「私は壁になりたい」という名言も登場。これには視聴者の腐女子からも「“壁になりたい”はめっちゃわかる!」「自分という存在を消して推しカプを見守っていきたいよね」「ここが男性のオタクと腐女子の違い。男性は“嫁にしたい”って目線でヒロインを見るけど、我々は神の目線で男同士のカップリングを楽しむ」といった共感の声が相次いだ。

 

妄想力が豊かすぎる腐女子の“カップリング”

腐女子たちの嗜みとして有名なのが、“受け”や“攻め”といった言葉で関係性を妄想する“カップリング”。今回放送された「ねほりんぱほりん」でも、様々なカップリングが紹介されていた。

 

例えば童話「桃太郎」の場合、鬼が「やんちゃな受け」で桃太郎が「正義感押しつけ系の攻め」。またカップリングの対象になるのはキャラクターや人物にとどまらず、「から揚げ×レモン」の場合はレモンの“襲い受け”となるそうだ。

 

そのほか「電車×駅」は電車が攻めで、様々な電車が乗り入れる東京駅は「淫乱駅」に。レベルが高すぎるカップリングに、一般視聴者からは「もう普通の目線で電車と駅を見れない…」「桃太郎をBL化するのはさすがに業が深すぎる」「ちょっと何言ってるのかわからない(笑)」との声が続出。

 

一方で現役の腐女子からは「レモンはどう考えても攻めでしょ!」といった意見も。このようなすれ違いを“解釈違い”というようで、同番組の公式Twitterでは「番組に出てた腐女子の話に納得いかない。完全に解釈違い! でもしょうがないよね、100人いたら100通りの腐女子がいるんだから…」という使用例が紹介されていた。