売り上げ前年同期比約110%伸長! コスパが高いコメリのアウトドアブランド「ナチュラルシーズン」のアイテムを紹介

ホームセンターのコメリがオリジナルアウトドアブランドを展開していることを知っていました? その名も「Natural Season(ナチュラルシーズン)」。「コメリアウトドア新商品体験会2025」にて見つけた、ナチュラルシーズンの注目アイテムを紹介します。

 

これからキャンプをはじめてみたいという初心者の方にもおすすめ

まずはナチュラルシーズンについて説明します。2002年より設立したブランドで、今年で23年目を迎えます。総アイテム数は300アイテムを超え、キャンプ、バーベキューなど、幅広い商品を販売中。一番の特徴はシンプルで使いやすく、リーズナブルな価格設定です。豊富なラインナップで、これからキャンプをはじめてみたいという初心者の方にもおすすめでしょう。昨年はブランドコンセプトを「自然は、すぐそこにある。」と改め、新たなCMを公開しました。

↑ナチュラルシーズンの売上(2024年4月~12月)は、前年同期比約110%と伸長しているとのこと

 

まず紹介するのは、フレームを使用せず空気を入れるだけで簡単設営できる「エアーフレームタープ付きテントセット」! 付属の空気入れを使って約2分程度で設営が可能。片づける際には、バルブの排気スイッチを押すだけで数秒で空気が抜けるので、あとは畳んでキャリーバッグに入れるだけと簡単です。定員4~5名対応。こちらの商品は、あくまでキャンプ場などの整備された場所でキャンプを楽しむための使用を前提に企画、製造されています。常設用、山岳用としては使用しないよう注意してください。

↑Natural Season「エアーフレームタープ付きテントセット」4万9800円(税込)。5月上旬頃から販売開始予定です

 

続いて紹介する「真空パネルクーラーボックス」は冷蔵庫に使われる真空断熱パネルを底と四方の五面に設置したクーラーボックスです。真空断熱パネルと高密度発泡ウレタンのおかげで、高い保冷性能を実現。また、簡易的なテーブルとしても使えるようフラットトップ仕様となっています。もちろんドリンクホルダー付きです。夏のキャンプだけでなく、普段のイベントなどにも使えそう。

↑Natural Season「真空パネルクーラーボックス 22L/36L」1万2800円(税込)、1万4800円(税込)。3月中旬発売予定

 

最後に紹介するのは、「タフクーラーバックパック 25L」。リュック、ショルダー、手提げの3WAYで使用できるバックパックとなっています。2Lのペットボトルが8本収納可能です(500g保冷剤4個使用)※収納本数は目安。ちなみに昨年発売し、人気となった「タフクーラーバッグ」に新色(モカ)も登場します。

↑Natural Season「タフクーラーバックパック 25L」4980円(税込)。サイズ:約幅32×奥行22×高さ38cm。3月中旬発売予定

 

ナチュラルシーズンからは他にも2025年新作アイテムが登場しているので、気になった方は公式オンラインストアをチェックしてみてください。

 

 

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コールマンのレトロな充電式ミニランプ!インテリアとしても使える「キャンピングミニビンテージランプ」

コールマンは、シーンに応じてLEDの色と明るさを調整できる充電式ミニランプ「キャンピングミニビンテージランプ」と「キャンピングミニランプ」を2025年2月より順次発売。

記事のポイント

キャンプなどのアウトドアシーンだけでなく、インテリアとしても活用できるレトロなデザインが魅力です。置いて良し、吊って良しなので、場所を選びません。

 

・キャンピングミニビンテージランプ

レトロな雰囲気が魅力のミニランプです。電球色、MIX、昼光色の3つのLEDモードを選択でき、明るさも無段階で調整可能(最大約320ルーメン相当)。防水性能はIPX4対応です。

 

USB Type-Cで充電できます。連続点灯時間は約4.5時間(High)で、充電時間は約4時間。

 

カラビナを使って吊るすこともできます。

 

・キャンピングミニランプ

コンパクトで持ち運びやすいミニランプ。電球色、MIX、昼光色の3つのLEDモードと、2段階の明るさ調整機能を搭載。

 

USB Type-Cで充電でき、連続点灯時間は約4.5時間(High)、充電時間は約4時間。カラビナで吊るせるので、キャンプや室内での使用など様々なシーンで活躍します。

 

コールマン
「キャンピングミニビンテージランプ」
価格:4950 円(税込)

「キャンピングミニランプ」
価格:3410円(税込)

1台4役のアウトドア専用ARグラス! 実用性ありすぎ、しかも軽量「LAWK ONE」

LEAGUEは、アウトドア専用ARグラス「LAWK ONE」のクラウドファンディングを、GREEN FUNDINGで2025年1月29日から実施しています。

 

記事のポイント

アウトドアアクティビティには、できるだけ身軽に臨みたいものの、「あれもこれも必要で、結局大荷物に」なんてことになりがちです。デバイスを持っていくことを諦めるのではなく、「機能を一つにまとめてしまおう!」というアイデアが形になったのが、「LAWK ONE」です。2月28日までのプロジェクトなので、チェックはお早めに。

 

同製品は、「4種のデバイスを1台に集約」している点に特徴があります。サングラス、スマートウォッチ、カメラ、イヤホンといったデバイスの機能をひとまとめにしたARグラスでありながら、重さは80gと軽量です。

 

装着すれば、視界がAR化。ナビや通知、測定データがリアルタイムで表示されます。

 

スマホと接続することで、時速(MPH)、運動距離、消費カロリー、運動時間などの運動データの測定や、ナビゲーションとしても活用できます。

 

また、スマホに届いたメッセージはリアルタイムで表示可能。端末をわざわざ開かなくても、ARグラスをタップするだけで内容を確認できます。

 

生活を便利にするデバイス機能も備えています。120度の広角レンズがその一つです。一人称視点で、文字通り「見たままの瞬間」を捉えられます。

 

録画時間は15秒、30秒、または60秒から選択可能。LAWK ONEからアプリへのデータ転送が完了したら、自動的に映像を削除してメモリースペースを節約するとのこと。

 

また、ステレオスピーカーも内蔵。耳を塞がないオープンイヤー構造なので、周囲の音を聞き取って安全を確保しながら、屋外でのワークアウトにも打ち込めます。IPX4の防水性能なので、汗をかいたり、雨に突然降られたりしてしまっても安心して使えます。

 

最長8時間の連続使用が可能です。

LEAGUE
LAWK ONE
サイズ :高さ 53.5mm×長さ 191.51mm×幅 157.5mm
重量  :80g
対応OS:Android、iOS
視野角 :30°(FOV)
カメラ :120°広角レンズ、800万画素 + FF
Bluetooth:Bluetooth5.3
バッテリー容量:300mAh
価格 :超早割 11万6000円(税込、42%オフ)、早割 12万4000円(税込、38%オフ)など

高くて広い「ランドネストシェルター」こう見えて初心者向けでした! スノーピーク2025年新製品発表会で見つけた注目のキャンプギア

スノーピークは、2025年度の新製品発表会を実施しました。本稿では、展示されていたキャンプギア40製品のうち、シェルターテントやリクライニングチェア、小物など注目アイテムを紹介します。

 

簡単設営のオールシーズン対応2ルームシェルター

エントリーキャンパー向けの「ランドネスト」シリーズから、オールシーズン対応の2ルームシェルター(リビングルームとベッドルームの2つの部屋が一体となったシェルター)が登場します。前後左右対称なのでフライシートの向きで迷うことなく、キャンプ初心者でも簡単に建てられるフレーム構造となっています。背の高さをはじめ室内の空間を広く設計しており、メッシュの窓で夏は涼しく、全周にあるスカートですきま風を防ぐと、寒い時期も快適に過ごせます。「ランドネストシェルター」の使用イメージは、3家族や4家族の方たち

↑「ランドネストシェルター」8万7780円(税込)。サイズ: 620×360×210cm(外寸)/「ランドネストシェルター マットシートセット」2万2000円(税込)/「ランドネストシェルター ルーフシート」1万1000円(税込)

 

↑高さがあるので、着替えをする際も腰を曲げることなく快適に過ごせるような設計

 

↑シェルターの全周には冷気の侵入を防ぐスカートが施されています

 

「リクライニングチェアワイド」は、4段階のリクライニングが可能な椅子。幅広な座面は身体の大柄な人でもゆったりとくつろげるサイズで、さらにスウェードクッションを使用しているので座り心地も十分。自宅の室内やベランダなどに置くことで、リラックスタイムを楽しめます。

↑「リクライニングチェアワイド」7万1500円(税込)

 

愛犬を飼っている方には「ドッグオフトンL」がおすすめ。こちらは、愛犬の好みに応じて、布団の中に入る、上に座る、広げて寝るなどさまざまな使い方が可能です。フチが立ち上がったデザインなので、包まれる安心感を提供してくれます。

↑「ドッグオフトンL」1万9800円(税込)。サイズ:900×800×H230mm/収納サイズ:φ260×H900mm

 

「アーバンアンブレラ」は、折り畳む手間や置き場所の問題を解決してくれる傘。生地の裏に折り畳みをサポートするベット樹脂のシートが貼り付けられており、スムーズに折り畳むことが可能です。また、ハンドル部分はテーブルの端などに掛けられる形状となっています。

↑「アーバンアンブレラ」9900円(税込)

 

最後に紹介する「フィールドコーヒーブリュワー」は、水出しコーヒー専用のボトル。夜寝る前に準備して保冷バッグに入れておけば、翌朝にはしっかり冷えたコーヒーが完成します。横倒しで保存してもこぼれないスクリューキャップ設計です。普段使いができるデザインも特徴。

↑「フィールドコーヒーブリュワー」9900円(税込)。サイズ:φ99×H254mm/重量:700ml

 

エントリーユーザー向けのテントだけではなく、普段使いもできそうな小物たちが披露されたスノーピーク2025年新製品発表会。スノーピークのギアを揃えて、今年キャンプデビューするのも良いかもしれませんね。

 

撮影/鈴木謙介

 

 

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高くて広い「ランドネストシェルター」こう見えて初心者向けでした! スノーピーク2025年新製品発表会で見つけた注目のキャンプギア

スノーピークは、2025年度の新製品発表会を実施しました。本稿では、展示されていたキャンプギア40製品のうち、シェルターテントやリクライニングチェア、小物など注目アイテムを紹介します。

 

簡単設営のオールシーズン対応2ルームシェルター

エントリーキャンパー向けの「ランドネスト」シリーズから、オールシーズン対応の2ルームシェルター(リビングルームとベッドルームの2つの部屋が一体となったシェルター)が登場します。前後左右対称なのでフライシートの向きで迷うことなく、キャンプ初心者でも簡単に建てられるフレーム構造となっています。背の高さをはじめ室内の空間を広く設計しており、メッシュの窓で夏は涼しく、全周にあるスカートですきま風を防ぐと、寒い時期も快適に過ごせます。「ランドネストシェルター」の使用イメージは、3家族や4家族の方たち

↑「ランドネストシェルター」8万7780円(税込)。サイズ: 620×360×210cm(外寸)/「ランドネストシェルター マットシートセット」2万2000円(税込)/「ランドネストシェルター ルーフシート」1万1000円(税込)

 

↑高さがあるので、着替えをする際も腰を曲げることなく快適に過ごせるような設計

 

↑シェルターの全周には冷気の侵入を防ぐスカートが施されています

 

「リクライニングチェアワイド」は、4段階のリクライニングが可能な椅子。幅広な座面は身体の大柄な人でもゆったりとくつろげるサイズで、さらにスウェードクッションを使用しているので座り心地も十分。自宅の室内やベランダなどに置くことで、リラックスタイムを楽しめます。

↑「リクライニングチェアワイド」7万1500円(税込)

 

愛犬を飼っている方には「ドッグオフトンL」がおすすめ。こちらは、愛犬の好みに応じて、布団の中に入る、上に座る、広げて寝るなどさまざまな使い方が可能です。フチが立ち上がったデザインなので、包まれる安心感を提供してくれます。

↑「ドッグオフトンL」1万9800円(税込)。サイズ:900×800×H230mm/収納サイズ:φ260×H900mm

 

「アーバンアンブレラ」は、折り畳む手間や置き場所の問題を解決してくれる傘。生地の裏に折り畳みをサポートするベット樹脂のシートが貼り付けられており、スムーズに折り畳むことが可能です。また、ハンドル部分はテーブルの端などに掛けられる形状となっています。

↑「アーバンアンブレラ」9900円(税込)

 

最後に紹介する「フィールドコーヒーブリュワー」は、水出しコーヒー専用のボトル。夜寝る前に準備して保冷バッグに入れておけば、翌朝にはしっかり冷えたコーヒーが完成します。横倒しで保存してもこぼれないスクリューキャップ設計です。普段使いができるデザインも特徴。

↑「フィールドコーヒーブリュワー」9900円(税込)。サイズ:φ99×H254mm/重量:700ml

 

エントリーユーザー向けのテントだけではなく、普段使いもできそうな小物たちが披露されたスノーピーク2025年新製品発表会。スノーピークのギアを揃えて、今年キャンプデビューするのも良いかもしれませんね。

 

撮影/鈴木謙介

 

 

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「備えない防災」が新トレンド。揃えたいのは日常生活やアウトドアでも役立つ防災アイテム

災害時にだけ役立つアイテムを備えるのではなく、日ごろの暮らしやアウトドアで便利に使えるモノを揃える「備えない防災」という流れが生まれている。コスパも高まる、省スペース化につながるなど、良いことばかりだ。

 

「備えない防災」という新潮流

在宅避難時に役立つ、多彩な明るさを実現

パナソニック 多機能でかランタン BF-BL45M/実売価格5630円

↑パナソニック 多機能でかランタン BF-BL45M

 

無段階調光、調色機能付きのランタンとしても懐中電灯としても、屋内や屋外で使い勝手が良い。防滴対応、停電時自動点灯、単1形乾電池3本駆動、USB入出力搭載など普段からいざというときまで役立つ機能をしっかり備えている。

↑明るさは最大で約800lm。やや広めのリビングでも明るく照らせる。ハンドル付きで懐中電灯としても使いやすい

 

多孔式バーナーを採用。風に強い頼れるコンロ

イワタニ カセットフー タフまる Jr./実売価格7590円

↑イワタニ カセットフー タフまる Jr.

 

ソロキャンにも適したダッチオーブンOKのコンパクトなカセットこんろ。多孔式バーナーの採用、独自の“ダブル風防ユニット”搭載で風を防ぎ安定した燃焼を実現。専用キャリングケース付きで非常時の持ち出しもスムーズだ。

↑外側と内側、二段階の風防で多孔式バーナーをプロテクト。耐荷重10㎏、8インチのダッチオーブン、直径20㎝の鍋に対応

 

ゴミも掃除の軌跡も“見える”クリーナー

日立グローバル ソリューションズ パワーブースト サイクロン PV-BH900SM/実売価格8万7780円

↑日立グローバル ソリューションズ パワーブースト サイクロン PV-BH900SM

 

見えにくいゴミまで見える“3方向ごみくっきりライト”に掃除の軌跡を可視化する“ARおそうじ”を搭載し、無駄なくムラなく掃除が可能。コードレス&バッテリー駆動で停電時や災害時の後片付けもスムーズに行える。

↑掃除した経路をスマホで確認できるのでロスなく掃除ができる。時短はもちろん体力の温存にもウレシイ機能だ

 

手かざしでオン/オフOKの実力派ヘッドライト

サンワサプライ LEDヘッドライト LED-HL1/実売価格4320円

↑サンワサプライ LEDヘッドライト LED-HL1

 

手かざしでオンオフできるモーションセンサー付きLEDヘッドライト。専用充電バッテリーだけではなく単4形乾電池でも使える。スポットからワイドまで照射範囲の調節や点灯モードの切り替えに対応し、活躍の場は広そうだ。

↑軍手をしていても手が汚れていても問題なし。何より両手をフリーにできるのは最大のメリット。非常時には特に重宝するはずだ

 

アイデア次第でさらにマルチに使える!

ビクトリノックス フィールドマスター/実売価格5500円

↑ビクトリノックス フィールドマスター

 

鋸やハサミも付いた15機能搭載のスイス製マルチツール。災害時には栓抜きや缶切りなど、ちょっとしたツールが必要になるケースが出てくるかもしれない。アイデア次第でそんな窮地をも切り拓いてくれる心強いアイテムだ。

↑たとえば缶詰のフタを開けにくいときは、この“マルチフック”が便利。オールマイティに役立つ、気の利いた相棒だ

 

ベッドサイドに置いて安心な、多機能目覚まし時計

リズム 多機能型防災クロック 4RQ002-003/実売価格1万1550円

↑リズム 多機能型防災クロック 4RQ002-003

 

ラジオが聴ける、スマホなどに充電できる、内蔵充電池へは手回し発電でも充電できる、非常時に重宝する機能が揃ったユーティリティが特徴。普段は多機能な目覚まし時計として、ベッドサイドに安心を置いておける。

↑スマホへの充電は内蔵充電池のほか単3形乾電池4本でもOK。充電池への充電は手回し発電機で行えるのも安心感が高い

 

※「GetNavi」2024月11号に掲載された記事を再編集したものです

畳むと手のひらサイズのソーラーパネル! 災害時の電力確保に「LUM POCKET」

「よろず兎」は、折り畳み式ソーラーパネル「LUM POCKET」を、「CAMPFIRE」で2025年1月31日まで販売しています。

記事のポイント

「どんな環境でも、どこでも活躍できるソーラーパネル」として設計された製品。アウトドア活動や自然災害時の電力供給の不安を解消することを目的に開発されたそう。特徴はなんといっても携帯性の高さ。軽くて丈夫で、畳むとiPad13インチの半分サイズになるので、荷物にサッと忍ばせておけると安心ですね。

 

エネルギーの変換効率は23.5%。スマートフォン、タブレット、Nintendo Switch、ポータブルバッテリー、USB対応LEDライトなど、幅広いデバイスに対応します。

 

IP64の防塵・防水設計なので、アウトドアシーンはもちろん、災害時にも安心して使える仕様です。

 

重さは750gで、折りたたむと手のひらサイズ(27.0cm×12.5cm×6.0cm)になります。また、バッテリー非搭載設計なので長期間保管でき、停電時にもすぐ利用できます。

 

よろず兎
LUM POCKET
定価:2万5800円

大自然を感じながら、身体はぬくぬく…最高じゃないか!「こたつinテント」を実現する夢アイテム出た

冬キャンプのシーズン到来です。アルペンのプライベートブランド「Alpen Outdoors(アルペンアウトドアーズ)」では焚き火台やストーブなど、暖を取るためのアイテムが充実。さらに12月20日にはテントのなかでこたつスタイルを簡単に実現できる「こたつユニット」を発売します。

 

お座敷こたつスタイルを簡単に実現できる!

「こたつユニット」は、秋、冬シーズンのキャンプが定着し、暖を取るためのアイテムが充実するなかで、「冬キャンプをより快適に楽しみたい」という要望に応えるために開発されました。電源はついていないため、通常の使用時に熱源はありませんが、厚手のこたつ布団によって、2人で使用したときのこたつ内の温度は17.3度まで上がるとのこと(アルペン調べ)。

↑「こたつユニット」1万2980円(税込)。こたつに入るとみかんが欲しくなりますね

 

↑アルミユニットテーブル110のアルミラックに別売りの湯たんぽ(2695円〜)を設置すれば、2人使用時で最大21.1度まで温度が上がるとのこと(アルペン調べ)

 

使用時のサイズは天板が幅110×奥行56×厚さ1cm、掛け布団が240×210cm。天板は4分割でき、こたつ布団はコンプレッションベルトで圧縮可能。収納時は天板が幅60×奥行32×厚さ6cm、掛け布団が直径40×68cmまで小さくなります。付属品の収納袋を使うことで、よりコンパクトに収納可能。

↑こたつ布団は裏も表も使えるリバーシブル仕様。撥水仕様で、汚れにも強い

 

こたつユニットに以外にもいくつか注目のアイテムがありました。まずは「撥水スーパーローチェア」。これは座高面11cmの設計であぐらをかきながら座ることができるローチェアで、こたつはもちろんのこと、たき火周りでも活躍します。立ち上がる動作をサポートするひじ掛けが付いているほか、座面の表裏が撥水加工となっています。

↑「撥水スーパーローチェア」3999円(税込)

 

続いては「LEDシェードランタン」。明るさの違う3種類をラインナップしており、小型サイズは200ルーメン、中型サイズは300ルーメン、大型サイズは850ルーメンの明るさ。大型サイズは、卓上利用だけでなくメインランタンとしても使えます。

↑左から「LEDシェードランタン200」2999円(税込)、「LEDシェードランタン300」3999円(税込)、「LEDシェードランタン850」4999円(税込)

 

アルペンドアーズでは、キャンプをサポートしてくれるたくさんのアイテムに出会うことができました。なかでも、「こたつユニット」は冬のキャンプ場のテントの中で、こたつに入れる夢のようなアイテム。しんしんと冷え込む夜、大自然の澄み切った空気を心地よく感じつつ、身体だけはぬくぬくと暖かい……そんな極上の時間が味わえそう。かまくらのなかにこたつがinする写真を見て憧れたこともありましたが、それに似たワクワク感もありますね。ぜひ、この機会に憧れの「テントでこたつ」を体験してみては?

 

 

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「ゴアテックスを洗ってはいけない」は都市伝説級の誤解だ! アウトドア界の賢人たちが「ウェアを永く快適に使う方法」を提言

高い防風性、透湿性、耐久性、耐久防水性を備え、幅広いアウトドアアクティビティや様々なライフスタイルに快適性とプロテクションを提供する「GORE-TEXプロダクト」。多くの方が愛用しているゴアテックスを使ったアウトドアウェアですが、あなたはどのようなケアをしているでしょうか? もしかして、「ゴアテックスウェアは洗ってはいけない」という“昭和の常識”をいまも信じていませんか? そこで、アウトドアウェアのケアについて、人気のアウトドアブランド3社とパナソニックが業界の垣根を越えてトークセッションが行われました。

 

アウトドアウェアを永く快適に使う方法

ゴアテックスブランドを展開する日本ゴアで、「CARE FOR PERFORMANCE〜アウトドアウェアを永く快適に使う方法〜」と題した合同トークイベントが開催されました。そこで議論されたのが、アウトドアウェアを永く快適に使用するためのケア、特に“洗濯”についてです。

↑左から、パタゴニアの片桐星彦氏、アークテリクスの室田剛氏、ザ・ノース・フェイスの山下浩平氏、パナソニックの中込光輝氏、そして日本ゴアの阿部功氏

 

「かれこれ10年以上、洗濯に関して啓蒙してきましたが、1社で発信しても限界がある。1社が駄目なら2社、2社が駄目なら3社、4社と、弊社は素材メーカーですので、アウトドアブランドを横串で通す形で今回主催させていただく運びとなりました。併せて、非常にいいタイミングでパナソニックから素晴らしい洗濯機が発売されたこともあり、今回は業界の垣根を越えた5社が集まってのトークイベントとなりました」(日本ゴア GORE-TEXブランド アカウントマーケティングの阿部功氏)

 

イベントに参加したアウトドアブランドは、アークテリクス、ザ・ノース・フェイス、パタゴニアの3社で、各社ともゴアテックスウェアの洗濯によるケアを推奨しています。

 

「ゴアテックスウェアのケアについて我々もずっと言い続けているが、なかなか消費者の皆さんに伝わっていません」(パタゴニア マーチャンダイジング テクニカルラインコーディネーターの片桐星彦氏)

 

「防水の素材に関しましては、洗っていただくことをおすすめします。もちろん洗い方はブランドによって差があるかもしれませんが、洗濯することはすべてのウェアにおいて推奨しています」(ザ・ノース・フェイス マーケティング部部長の山下浩平氏)

 

そして、アークテリクス アフターセールス/リバードマネージャーの室田剛氏からは、同社のリバードカウンター(修理専用カウンター)に持ち込まれるウェアから、洗濯の重要性を語りました。

 

「洗わないでリバードカウンターに持ち込まれたアウトドアウェアというのは、ほぼほぼ致命的な破損、不具合が多く、修理できないということが起こっています。反対に、マメに洗っている方のウェアは、修理できることが多いというケースが統計的に見えています」

 

“洗う”より“洗わない”方がダメージは大きい

そもそもゴアテックスの撥水のメカニズムはどのようなものなのか。生地の表面を科学的な薬品で加工することで、「撥水基」と呼ばれる細かいうぶ毛状の層ができます。その撥水基が立つことで水分がコロコロと転がって撥水をしてくれるのです。

↑寝てしまった撥水基を起こすことでパフォーマンスが回復する

 

しかし、ウェアを着用していると、皮脂や油分などが生地に付着するなどして撥水基が寝てしまいます。そうなると水分がはじかれずに表地が濡れた状態になるため、透湿性が低下します。撥水基は洗濯することで汚れが取り除かれ、熱を加えることで再び立ち上がり、撥水性が回復するため、本来のパフォーマンスを取り戻すことができるのです。

 

先述のように各社がゴアテックスのケアを発信しているなか、洗濯したあとの撥水回復に着目したのがパナソニック。同社は「はっ水回復」コースを搭載した新・ななめドラム洗濯乾燥機「LXシリーズ」を発売したのです。

↑展示されていた「はっ水回復」コース搭載のパナソニック新・ななめドラム洗濯乾燥機。洗濯から熱をかけるまでこれ1台でこなしてくれます

 

「これまで私たちは、洗濯を通して衣類を長持ちさせる衣類のロングライフをコンセプトに開発をしてきました。ドラム式洗濯機は、洗う水、風だけではなく、熱乾燥時の熱もあるので、この熱をうまく使って何か貢献できないかと考えていました。そんなときに、ちょっとしたことで(はっ水生地が)熱をかけることで回復することを知りました。それだったらこの洗濯機でも何か新しいことができるかもしれないと検証を始め、温度は何度くらいがいいのか、時間はどのぐらいがいいのか、など、衣類のダメージを気にしながら『はっ水回復コース』を作りました」(パナソニック ランドリー・クリーナー事業部衣類ケアBU商品企画部の中込光輝氏)

↑「普段アウトドアはしない。ゴアテックスウェアはストリートで着るんですけど、しっかり洗ってます」とパナソニックの中込氏

 

これまでは、洗濯、乾燥後にあて布をしてアイロンをかけたり、ドライヤーで熱を加えたり、撥水機能の回復にはひと手間を加えることで必要でした。しかし、そのわずらわしさがパナソニックの洗濯機の新技術により、解消されるというわけです。

↑事前にはっ水回復コースにかけた布(右側)との撥水比較は一目瞭然。倒れてしまった撥水基が、洗濯することで回復する

 

「雨が降っているときに表生地に水がじわっと沁みることで汗の蒸気が抜けてくれないのは不快な体験につながります。アウトドアシーンに置き換えると、標高の高い場所や季節によっては、命にかかわることもあります。製品寿命で考えると、汗や油分など体から発生するものがゴアテックスウェアの裏地につくと、それがいずれメンブレンと裏地を圧着する樹脂に到達して、それを劣化させて、その結果、メンブレンと裏地の層の剥離を招くことがあります。洗濯するだけでパフォーマンスが回復するだけでなく、製品寿命も長くなる。ぜひ洗濯はやってもらいたい」(パタゴニア/片桐氏)

 

半数以上は洗っているが15%は「洗ってはいけない」という現実

日本ゴアがアウトドアショップでアンケート調査を行った結果、53%の方は「ゴアテックスウェアを洗っている」と答えていました。しかし、これはアクティビティをやっている方。アクティビティをやらない普段使いでゴアテックスウェアを愛用している方を含めると、ゴアテックスウェアを半数以上が洗ってはいないようです。

↑ゴアテックスウェアを洗っているかどうかのアンケート調査結果

 

半数の3割弱が「洗ったり、洗わなかったり」。そして23%が「洗っていません」。洗っていない方の内訳は、39%がまず「洗い方が分からない」、次いで36%が「あまり汚れない」。さらに18%が「洗わなくても性能や耐久性に影響ない」で、残りの15%が「洗ってはいけない」。15%の考え方は都市伝説のようなもので、かつてゴアテックスは洗ってはいけない、洗うと駄目になるという噂が実際にあったそうです。

 

「このアンケートはアウトドアをされている方に伺っていますので、アウトドアをされていない方だと当然もっと高い数字になるかと思います。15%の『洗ってはいけない』という方は、何としてでも洗っていただきたい。さらに、汚れていないと思っている方、こういう方はかなり多くいると思いますので、これからケアをすることは大変ではないということ、簡単に撥水回復できることをしっかり伝えていきたい」(日本ゴア/阿部氏)

↑お店でお客さんがウェアを脱いだとき、襟元の汚れを確認するという日本ゴアの阿部氏

 

「本当にぜひ洗っていただきたいということに尽きます。洗うと駄目になることは当然ないですよね。むしろ洗うことによってより、ゴアテックスウェアは長持ちしますと明確に言っておきます」(パタゴニア/片桐氏)

↑「洗濯することでパフォーマンスの回復だけでなく製品寿命も長くする」というパタゴニアの片桐氏

 

「アンダーウェアを洗わない人はいない思うので、基本使ったら洗ってもらう。なぜかというと、空気はキレイではない。一番簡単な例でいうと雨水なんですが、クルマが雨水に濡れると、その後、汚れがひどいですよね。そういう状況になっていますので、雨に濡れてなくても1週間に一度ぐらいは洗ってもらうのがいいかと思います」(アークテリクス/室田氏)

↑「昔、洗わない方がいいと言われたのは、先輩からの伝言ゲームのようなものだった」というアークテリクスの室田氏

 

「我々も店頭でメンテナンスのイベントなどをお客様に対して実施することもあるのですが、やはりほとんど方が洗い方がわからないという反応ですね。それと、ゴアテックスウェはかなり高価じゃないですか、なので大切に扱いたいという思いが強い。洗うことによってシームが剥がれてしまうんじゃないか、壊れてしまうんじゃないかっていう不安が強いっていうのがあります」(ザ・ノース・フェイス/山下氏)

↑「ずぶ濡れに見えるのか、ひと振りして水が落ちるぐらいのちょっとドライな感じで振る舞えるのか、というのが身なりとして重要だと思います」と言うザ・ノース・フェイス/山下氏

 

ゴアテックスウェアの洗濯方法が詳しくわからないという方は、YouTubeやWEBサイトなどで簡単に検索できます。ぜひご参考に。

 

「PFASフリー」の切り替えでよりケアが必要に

イベントの終盤には、世界規模で取り組まれている環境に懸念のある素材PFAS(有機フッ素化合物)を使用しない「PFASフリー」にも言及。ゴアテックスも撥水剤とメンブレンと呼ばれるフィルム素材でPFAS素材が使用されていましたが、すでに2018年から撥水剤を、そして2022年からはePE(延伸ポリエチレン)素材への変更が進んでおり、2025年には全面的に切り替える予定。アークテリクス、ザ・ノース・フェイス、パタゴニアの3ブランドも25年をめどに全面的に切り替わります。

 

日本ゴアの阿部氏は「アクティビティがしやすい環境を守る取り組みは続けていかなければいけない」と、ブランドとしての使命を語りますが、PFASフリーへの切り替えによって撥油性が低下するため、これまで以上にウェアのケアが必要になってきます。

 

今回のイベントに参加したアウトドアブランドの共通認識は、「ゴアテックスウェアは洗える」ということ。洗うことで製品寿命が長持ちし、快適に使用することができます。また、シェルやパンツも定期的に洗濯し、手入れすることで製品が長持ちし、快適に永く使用することができるそうです。

 

「ゴアテックスウェアは洗えない」とお思いのあなた、今からでも洗濯してみてください。ケアすることで寝ている撥水基が再び立ち上がり、着心地やパフォーマンスが蘇るはずです。

 

 

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純喫茶がモチーフのアウトドアチェアだと? ベロア生地を採用したコールマン「ヒーリングチェアNX HB」が限定発売

コールマンから、人気のロースタイルハイバックチェア「ヒーリングチェアNX HB」の秋冬限定モデルとして、座面にベロア生地を使用した「ヒーリングチェアNX HB」が登場しました。

↑カラーは光沢感のあるレッド・グリーン・ブルー・グレーの4色展開

 

モチーフは純喫茶! レトロで温かみのあるデザインが魅力

ヒーリングチェアNX HBは、ハンモックに包み込まれるような優しく安心感のある座り心地が特長のロースタイルハイバックチェア。この新作のデザインは、日本の喫茶店がもつゆったりとした時間の流れと、秋冬キャンプの穏やかな雰囲気の共通点をコンセプトにしたとか。昔ながらの喫茶店を彷彿とさせるベロア生地を採用しており、レトロで温かみのあるデザインが秋冬キャンプの雰囲気にぴったりです。

↑手の届くところには便利なサイドポケット付属

 

↑座面とフレームを取り外し可能、バックレストフレームも折り畳み可能でコンパクト収納

 

コールマン
ヒーリングチェアNX HB
カラー:V.レッド、V.グリーン、V.ブルー、V.グレー
価格:各8800円(税込)

関東で唯一のスノーピーク直営キャンプ場「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」に泊まってきた

栃木県鹿沼市に、関東地方では初となるスノーピークの直営キャンプ場「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」があります。今回、1泊2日のキャンプ体験をしてきました。

 

「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」とは?

まずは「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」(以下、鹿沼CF)がどんなキャンプ場なのかを紹介します。

 

関東初で唯一のスノーピーク直営キャンプフィールド

鹿沼CFは、関東地方初にして唯一のスノーピーク直営キャンプフィールド(CF)。首都圏から車でも鉄道でも2~3時間程度で行けるアクセスの良さは、これまでのスノーピーク直営CFにはない魅力です。

 

サイトは「フリー」「区画」「住箱」の全91サイト

キャンプ場で、テントを張ったりチェアやテーブルを設置したりするエリアを「サイト」といいます。鹿沼CFのサイトは、設営場所を自由に決められるエリア「フリーサイト」が67サイト、場所を指定されるエリア「区画サイト」が20サイト、簡易な屋内に泊まれる「住箱」というサイトが4サイトで、計91サイトとなっています。

 

洗い場、温泉、直営ストアなど館内施設が充実

洗い場やゴミ捨て場などの館内施設が充実しているため、初心者でも気軽にキャンプを楽しめます。キャンプ場としては珍しく、温泉施設や大きなストア、飲食店といった施設もあるため、アウトドアに慣れていない人でも快適に過ごすことができるでしょう。

 

レンタルプランで「手ぶらキャンプ」も可能

手ぶらキャンププラン」を利用すれば、キャンプに必要な道具を全てレンタルで用意してもらえるうえ、設営や撤収もスタッフがレクチャーしてくれます。キャンプが初めてという人はもちろん、「電車・バスを使うので最小限の荷物で行きたい」という場合にも便利です。

 

スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパのサイトを紹介

それでは、鹿沼CFの各サイトを順に紹介していきましょう。

 

フリーサイト

フリーサイトは「A」「B」「C」「D」「G」の5サイトになっており、現地到着の先着順に空いている場所を利用することができます。

 

各サイトの内部まで車を乗り入れることはできず、それぞれのサイトに隣接した駐車場に車を停めてから荷物を運ぶことになります。これは一見不便なようですが、駐車場とキャンプエリアは数mほどの近さですし、いったん設営を終えてしまえば「サイト内を走っている車がない」「キャンプ中に車が視界に入らない」という状態になるので、快適な面もあります。

↑フリーサイト(写真奥)と、隣接する駐車場(その手前部分)。このように非常に近い位置関係にあるので、荷物の運搬も苦になりません

 

フリーサイトA

↑サイトA

 

キャンプフィールドの入口から最も近い、サイトA。ストアや温泉施設からも近いのは便利な点といえるでしょう。

 

フリーサイトB,C

↑サイトB(写真右側、樹木の手前まで)

 

↑サイトC(写真右側の斜面を上がったところ)

 

サイトAの奥に進むと、サイトBとサイトCがあります。どちらも少しだけ小高い場所にあるため、車を停める場所によってはちょっとだけ斜面を上がる必要がありますが、それだけに見晴らしがよく、遠くの山々も見どころです。

 

フリーサイトD

↑サイトD(中央部)と、駐車スペース(その左側)

 

キャンプフィールドの中央に位置するサイトD。もっとも広いサイトで、駐車スペースとの高低差もないため荷物の搬入がしやすくなっています。

 

フリーサイトG

↑サイトG

 

↑サイトGから望む森林

 

フリーサイトの中でもっとも奥に位置するのが、サイトG。それほど広くないので、駐車スペースからすぐに荷物を運び込むことができます。サイトの背面が深い森になっているため、そちら向きにチェアやテントを設営すれば、深い森の中でキャンプしているような気分に浸れます。

 

電源区画サイトE,H

↑サイトE。画面中央の駐車場スペース(2台分)の、奥と手前がそれぞれ区画になっている

 

↑電源サイトに立つ、コンセント用の柱

 

サイトE,Hには、区画ごとに電源コンセントが設置されており、2つのコンセントを利用できます。最大出力が1500wと大きめなので、安価なポータブル電源では使えないような消費電力の多いきい暖房器具などが使えるのはありがたいところ。

 

「区画サイト」とは、決められたスペース(区画)を占有できるサイトのこと。お隣との干渉を気にしたくない人に適しています。また、サイトE,Hでは車を自分の区画に横付けして停められるため、荷物の積み下ろしが楽なのもメリットです。

 

林間区画サイトF

↑サイトF

 

木立の中でキャンプできるサイトF。より自然と触れ合える環境であるほか、木立のおかげでお互いの視線が気になりにくいというメリットもあります。

 

大型のテントやタープが張りづらいこともあるので、ある程度設営に慣れた人に適しているといえるでしょう。

 

モバイルハウス 住箱サイトI

↑住箱。底部には移動用のタイヤがあるのがわかる

 

最後に紹介するのは、スノーピークのキャンプフィールドではお馴染みの「住箱」サイトIです。

 

住箱とは、スノーピークが販売するトレーラーハウスのこと。キャンプ場というよりはホテルの一室のような感覚で泊まることができます。

↑住箱の内部。ベッド・エアコン・冷蔵庫・トイレといった設備が揃っている

 

↑シンク。スノーピーク製品が置かれているのも嬉しい

 

↑住箱の屋外スペース

 

住箱サイトでには専有できる屋外スペースも用意されており、タープを張ったりチェアやテーブルを設置するなどして「アウトドア」をしっかり楽しむことも可能です。

↑窓からの眺望と広い縁台

 

住箱サイトは高い位置にあるので、キャンプフィールド全体や遠くの山々を見渡せるいちにあります。広い窓や、張り出した縁台のおかげで、室内からでも豊かな自然を感じることができるのです。

 

充実した館内設備

サイトだけでなく、キャンプを支える館内設備が充実しているのも、スノーピーク直営CFの大きな特徴。キャンプ初心者やアウトドアの苦手な人でも快適にキャンプを楽しめます。

 

サニタリー棟

↑サニタリー棟

 

「洗い場」「トイレ」「ごみ捨て場」「灰捨て場」など、よく使う設備は「サニタリー棟」という建物に集約されています。サニタリー棟はキャンプフィールド内に複数設置されているため、どのサイトからもすぐに行けて便利です。

↑サニタリー棟の洗い場

 

洗い場ではお湯も出ます。シンクが深いので大量の洗い物もしやすく、蛇口ごとにシンクが独立しているのでお互いの排水が混ざらず衛生的。

↑充電スペース

 

コンセント付きの棚で、スマホやランタンなどの充電ができます。

↑シャワールーム

 

鹿沼CFの館内には本格的な温泉施設もありますが、24時間使える無料のシャワールームもあります。お風呂に入るのは面倒だけどちょこっと汗は流したい、という場合にも便利。男女別になっており、女性用はカードキーがないと入れないので安心です。

↑洗濯機と洗剤

 

なんと洗濯機までも用意されています。洗剤が無料なのもありがたいところ。連泊の場合でも、必要な着替えを減らすことができます。

 

自然に包まれる温泉施設

↑温泉施設の受付。くつろげる待合スペースは温泉利用者でなくても使える

 

鹿沼CFには本格的な温泉施設があります。多くのキャンプ場では車を運転して近くの日帰り温泉施設などに行かなければなりませんが、それをしなくてすむのはとても快適です。大浴場・露天風呂・サウナ・水風呂などを備えた、本格的な温泉施設です。

↑大浴場。天井の高さと大きな窓があいまって、開放感に満ちている

 

↑洗い場。都市部のスパ施設を思わせるようなゆとりある造り

 

↑露天風呂と外気浴スペース

 

外気浴スペースでは、目の前に鹿沼市の7割を占めるという森林が広がり、遠くには山々を望むことができます。奥にある石のベンチは、鹿沼特産の「深岩石」を利用したもの。

↑サウナ室

 

スノーピークCFのサウナは、サウナ好きの間でも定評があります。鹿沼CFのサウナも、セルフロウリュで温度・湿度を高められる本格的なもの。

 

 直営ストアと特産品の販売

↑ストアの内部

 

管理棟にあるのが、スノーピークの直営ストア。キャンプ場の受付によくある小さな売店とはまったく異なる、しっかりとした規模のアウトドアショップになっています。

↑キャンプ道具の品揃えも充実

 

スノーピーク製品が豊富に揃っており、キャンプをしながら欲しくなったものを物色する、といったことができます。買い忘れの多い、氷や薪を販売しているのも嬉しいところです。

 

スノーピークCFの直営ストアには、お楽しみが2つ。それは「限定グッズ」と「ご当地特産品」です。各地のスノーピークCFでは、そのCFだけで売っているカップやアパレルなどの限定グッズががあります。また、その土地の特産品を販売しているコーナーもあるのです。

↑鹿沼CF限定のチタンシエラカップ

 

たとえばシエラカップのようにいくつあってもいい器具を、全国のCFを訪れるごとに集めていくというのも面白いかもしれません。

↑鹿沼特産の食品

 

↑鹿沼の地酒

 

特産品コーナーには、鹿沼特産の食品や地酒、工芸品などがたくさん販売されています。イチゴなど季節によって登場する製品もあるので、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。

 

地元ならではの飲食店

鹿沼CFには、2軒の飲食店があります。

 

「キャンプの醍醐味は自炊!」というキャンパーも多いとは思いますが、「調理や片付けに時間をかけずにキャンプを楽しみたい」という場合には、飲食店の存在はありがたいことです。

↑お蕎麦屋さん「上南摩そば 竜がい」

 

↑スノーピークのCFらしい、自然光で明るい店内

 

鹿沼CFのある上南摩地区は、蕎麦の栽培が盛んな土地でもあります。しかし蕎麦屋というものはなく、新そばの収穫時に地元で開催される「上南摩そば祭り」で提供されるだけでした。その「上南摩そば」を味わえるのが、鹿沼CFのオープンとともに開店した「竜がい」なのです。

 

なお「竜がい」という店名の由来になった「竜蓋山」は、キャンプフィールドからも北側に見えるので、ぜひ探してみてください。

↑「日光珈琲 6」

 

鹿沼市や日光市で展開する人気カフェ「日光珈琲」の6店舗目が鹿島CFにオープンしました。自家焙煎のスペシャリティコーヒーのほか、ハンバーガーやポテトなども提供しています。テイクアウトのみですが、キャンプフィールドのさまざまな場所で、購入したコーヒーやハンバーガーなどを味わってみるのも楽しいものでしょう。

 

アクセス

鹿島CFは関東で唯一のスノーピーク直営CFであるということで、ここでは首都圏からのアクセスを紹介します。

 

1. 車で行く

自前の道具でキャンプしたいという場合には、車で行くことが多いでしょう。鹿沼CFは、東北自動車道の都賀西方スマートICから約20分。東京23区から鹿沼CFまで2時間程度でアクセスできます。

 

2. 公共交通機関で行く

「手ぶらキャンププラン」を利用したり、最小限の手荷物を持って電車で行く場合、鹿沼CFの最寄り駅は東武日光線新鹿沼駅か、JR東日本鹿沼駅。どちらも駅からタクシーで15~20分です。

 

なお、JR鹿沼駅から鹿沼CFには「リーバス」という路線バスが運行しているため、本数は少ないもののタイミングが合えば格安で利用できます。

 

鉄道利用時のオススメは、浅草-新鹿沼間の東武鉄道。特急を使わなくても2時間程度で到着でき、料金は1225円(IC利用)と格安です。ただし指定席ではなく、座席もロングシートです。

 

ちょっと贅沢したければ「スペーシアX」を使いましょう。料金は2935円(IC利用)ながら1時間24分で到着でき、移動中はラグジュアリーな空間を味わうことができます。せっかくのキャンプなら、この機会にスペーシアXの車窓も楽しんでほしいところ。

 

「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」の魅力まとめ

ここまで、スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパを案内してきました。最後に、その魅力をまとめてお伝えしておきましょう。

 

首都圏から近い

これまで、関東地方からスノーピークのキャンプフィールドに行くには、近くても福島や新潟、大阪などでした。それが100km圏内、2~3時間で行ける場所にできたというのは大きな魅力で、1泊2日でも十分楽しめます。

 

どのサイトからも管理棟やサニタリー棟が近い

全体としてはそれほど広いキャンプ場ではないので、一番奥のサイトだとしても温泉施設やストアのある管理棟までは楽に歩いて行きます。また、トイレや洗い場などがあるサニタリー棟は複数あるため、どのサイトからも歩いてすぐの場所にあります。キャンプあるあるの「たくさん飲んでトイレ行きたくなったけど面倒だからギリギリまで我慢する」をしなくてすむわけです。

 

キャンプやアウトドアに慣れていなくても楽しめる

多くのスノーピーク直営CFに共通していえることですが、快適に過ごすための施設が充実しています。

 

たとえば住箱サイトと温泉を活用すれば、キャンプの知識がゼロでも快適に過ごすことができす。それでいて、屋外でごはんを食べたり、自然に囲まれて時間を過ごすなど、キャンプの醍醐味は十分に味わえるような構造になっているのです。

 

鹿沼の豊かな自然と特産物に触れられる

鹿沼市は、周囲に日光や宇都宮といった有名都市があるせいで見逃されがちではありますが、イチゴや組子細工といった特産品や、豊かな里山など、魅力に溢れた地域です。2024年度竣工予定の南摩ダムには、ダム湖上を渡るジップラインなど全国的にも珍しいアクティビティのあるアスレチック施設も併設されます。

 

実は鹿沼CFは、そうした鹿沼の魅力を知ることのできる場所でもあります。

 

キャンプフィールド全体が周囲の自然を感じられる造りになっており、鹿沼の豊かな里山や森林を感じながら過ごすことができます。また、館内のストアには鹿沼を中心とした地方の特産物があり、説明のポップも立っているので、知らず知らずのうちに鹿沼の特産品を知ることになるのです。

 

拠点を作ったらその地方とともに成長していくというスノーピークの理念が、この鹿沼CFでも発揮されていると感じました。

 

これまで、スノーピークの直営キャンプ場というものに行ってみたいけど近場になくて…と思っていた首都圏の方はもちろん、キャンプ慣れしていないがやってみたいと思っている方、そしてキャンプ好きのすべての方におすすめできるのが、「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」なのです。

焚き火アーンド炉端焼き!スノーピークのアウトドアギアで、キャンプ飯の幅が広がる

スノーピークは「セイエン スターターセット」と、オプション製品「セイエン スキュアセット」を8月31日に発売します。いずれも、焚火台Lとセットで使える製品です。

 

記事のポイント

「セイエン」シリーズは、「焚火の炎を鑑賞しながら、調理できる」特徴があります。肉や野菜を串に刺し、焼いて楽しむ「原始焼き」がアウトドアでできると、焚火調理の幅が広がりますね。
なお、「セイエンスターターセット」および「セイエンスキュアセット」には焚火台Lが付属していないので、ご注意を。

 

↑セイエン スターターセット

 

セイエン スターターセットは、「原始焼き」をアウトドアシーンで楽しめます。食材を串に刺して炭で焼く、日本の伝統的な調理法です。遠赤外線でじっくりと焼き上げることで余分な脂や水分が落ち、「旨みが凝縮し魚や肉が格段においしくなる」と言います。

 

スキュア(串)は、食材の焼き加減にまで配慮して設計しているとのこと。傾斜により「調理」と「保温」を切り替えられるほか、食材の焼きムラを無くすため、スキュアを逆さまに置くこともできます。

 

セイエンスキュアセットは、セイエン専用に設計されたスキュアの2本セット。最大8本まで串を追加可能です。

↑セイエンスキュアセット

 

セイエン スターターセット
価格:2万9700円(税込)

【仕様】
セット内容:本体x1、スキュアx4、串置き台x2、オプションフックx1
材質   :【本体】ステンレス 【スキュア】ステンレス 【串置き台】ステンレス 【オプションフック】ステンレス
サイズ  :【本体】200x185x450(h)mm 【スキュア】310x25x15(h)mm 【串置き台】180x80x80(h)mm
【オプションフック】320x70x5(h)mm
重量   :【本体】2.6Kg【スキュア】80g【串置き台】550g 【オプションフック】10g

 

セイエン スキュアセット
価格:4840円(税込)

【仕様】
セット内容:スキュア×2串置き台×1
材質   :ステンレス
サイズ  :【スキュア】310x25x15(h)mm【串置き台】180x80x80(h)mm
重量   :【スキュア】80g【串置き台】550g

常識を覆すーー。伝統のパワーツールブランド「STIHL」が、最強のバッテリーチェンソーMSA300 C-Oを投入!

2024年8月1日、林業や造園業のプロが愛用する農林器具メーカー「STIHL(スチール)」から、「チェンソーの新時代を切り拓く」プロ向けバッテリーチェンソー「MSA300 C-O」が発売されました。

 

↑MSA300 C-Oの値段は、13万8600円/14万800円(税込/バッテリー、充電器別売り)

 

●この記事のポイント

STIHLというブランドは、一般ユーザーにとってなじみが薄いかもしれませんが、伝統のブランド力とハイセンスなプロダクトは、これからの林業・造園業の旗手になるだけでなく、新たな世代にとって代表的なブランドになるのではないかと予感させました。環境に配慮したバッテリーチェンソーでパワーを両立する技術は、今後コンシューマー製品にも適用されていくでしょう。一般ユーザーにとってのパワーツールとしてSTIHL、今後注目です。

 

STIHLとは?

STIHLは、1926年にドイツのシュツットガルトにて設立。「自然の中で、自然と共に働く人々の作業をより快適にする」という理念のもと、森林作業に革命をもたらし、約100年にわたって世界のパワーツール市場と技術を常にリードしてきました。1971年以降は、チェンソーの世界販売台数1位を誇るブランドに成長。長年に渡り培われた確かな技術とノウハウ、徹底した品質へのこだわりは、刈払機、ヘッジトリマー、ブロワー、芝刈機など、幅広いパワーツールに応用され、プロユーザーからホームユーザーまで、自然の中での様々な作業ニーズに的確に応え続けているブランドです。

 

↑株式会社スチール 代表取締役・中山健太郎氏

 

MSA300 C-Oの発表会では、同社・代表取締役の中山氏によるSTIHLブランドのプレゼンが行われました。23年7月から代表に就任した中山氏は、「MSA300 C-Oを初めて見た時、常識を覆す直感を感じた」と当時を語り、STIHLブランドの培ってきたポリシーと技術を紹介。

 

↑自然と共に働く人々を支えるブランドポリシー

 

STIHL史上最高、「50ccエンジンに匹敵する」バッテリーチェンソー

従来、業界的にバッテリーチェンソーはエンジン式よりもパワー面で劣るというのが業界の通説だったと、中山氏は語ります。MSA300 C-Oは、そんな常識を覆すパワーとバッテリーチェンソーならではの使い勝手を両立した、まさに今までにないモデルと仕上がっています。最大30m/sのチェンスピードで、中木の間伐作業・枝打ち・玉切り・木材を使用した建築など、あらゆる作業に最適に対応したスペックをもっています。

 

 

↑50ccエンジンモデル「MS 261」に匹敵するパワーを、会場でプレゼン

 

↑バッテリー状況が視認しやすい大型のLEDディスプレイパネル。チェンソーやチェンブレークの状態など、すべての情報を一目で確認できる

 

MSA300 C-Oの利点は、強いパワーを持ちながらもエンジンチェンソーではなし得なかった低騒音性、さらに振動の影響を低減する防振システムを実装していることです。閑散とした山林だけでなく、音に敏感な都市部の使用も可能。造園業や自治体での作業ニーズも満たします。

 

↑用途に合わせ、チェンオイル供給量を調整できるオイルポンプ

 

バッテリーについてもう少し詳しく説明します。MSA300 C-Oのバッテリーは、従来のリチウムイオン技術の強化した、パワーラミネート技術は、軽量(2.0kg)でありながら、圧倒的なエネルギー容量(337Wh)を実現。従来比で充電可能回数も2倍、バッテリー寿命も2倍に進化しました。これらの性能を実現しているのは、プロユースでの要望に応え生まれた「APシステム」によるものです。

 

ラグビー元日本代表・畠山健介氏をエヴァンジェリストに

発表会では、MSA300 C-Oのエヴァンジェリストとして、2015年のラグビーW杯で南アフリカを破った名試合の立役者・畠山健介氏を迎えました。

 

 

MSA300 C-Oと同じく、南アフリカを破った通称「ブライトンの奇跡」でこれまでの常識を破った畠山氏の持つラガーマンとしてのパワーと技術に着目し、エヴァンジェリストに迎えたとのこと。畠山氏はMSA300 C-Oのイメージビデオ撮影時に、初めて木の伐採も体験し、MSA300 C-Oの持つポテンシャルを実感したとのこと。

 

↑伐採を実演する畠山氏

 

●MSA300 C-O×畠山健介イメージムービー

 

家庭用バッテリー製品も7月から投入

MSA300 C-Oに次いで、当日はコンシューマー向けのバッテリー製品が3機種紹介されました。

 

↑バッテリーハンディバキュームクリーナー「SEA 20」。価格は税込2万4200円

 

↑バッテリーヘッジトリマー「HSA 30」。価格は税込2万4200円

 

↑バッテリー刈払機「FSA 30」。価格は税込2万2000円

 

家の中や車内などで手軽に使えるハンディクリーナーや、自宅の庭を簡単に手入れできるヘッジトリマーや刈払機をリリース。STIHLは、2035年にはバッテリー製品のシェアを80%まで上げると目標を掲げており、今後バッテリー製品への注力を宣言しました。

 

常識を覆すMSA300 C-Oならびに新鋭のバッテリーアイテムを投入したSTIHLは、今後ますます日本市場で存在感を増すでしょう。

小さく畳んで胸ポケットにイン!たった48gのポーチランタン「HEXAR UL1.5」が発売

ドウシシャは、コンパクトながら最大120時間点灯するポーチランタン「HEXAR(ヘキサー) UL1.5」を同社公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」などを通じて発売。

 

最大120時間点灯!

本製品はアウトドアシーンで活躍するアイテムを展開するHEXARブランドのLEDランタン。同ブランドのUL(ウルトラライト)シリーズは、登山・ハイキングシーンで重要な「軽さ」を追求しています。本製品はすでに発売している「UL3、UL4」「CL6」に続く4アイテム目。48gの軽さを実現し、テント泊登山・ソロキャンプシーンなど様々なシーンで活躍します。

↑電球色のUL1.5L、昼白色のUL1.5Nと発光色の異なる2つのモデルを用意。点灯時間は約120h(3lm使用時) / 約3h(150lm使用時)です

 

機能をシンプルにし、軽量素材と薄型リチウムイオン電池の採用で48gの軽さを実現。ポーチを外せば38gに。また収納時にはコンパクトに収納することが可能で、ミニマルキャンプ、ツーリングで活躍するでしょう。

↑登山・ハイキングで重要な「軽さ」を追求

 

軽量ながら最大光束は150lmで、直下も明るく照らす広域配光は、テント泊や調理シーンで活躍します。無段階調光が可能で最小光束3lmでは最大120時間点灯が可能です。

↑ポーチシェードは耐久性と柔軟性に優れるEVA素材を使用し、優しい光を放ちます

 

↑コードフック付きのストラップのため、マグネットの付かないアルミやカーボンタープポール、太めの枝にくくりつけることが可能です

 

キャップレス防水仕様の充電コネクタに防塵キャップを備える二重の防御、高水準の防塵防滴性能です。

↑保護等級IP66の耐環境性能は、雨天でも使用することができます

 

↑-10℃の環境でも動作可能です

 

HEXAR UL1.5は薄型リチウムイオン充電池 、900mAhのバッテリーを搭載しています。

↑充電はスマートフォンでも標準のUSB Type C。Type-A to C 充電ケーブルが付属します

 

ドウシシャ
小さくたためるポーチLEDランタン HEXAR(ヘキサー)UL1.5
価格:5420円(税込)
本体寸法:約74×123×45mm(使用時) /約85×71×23mm(収納時)

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

一台で懐中電灯、卓上ライト、スタンドライトに早変わり。最大77時間、連続使用できる高輝度ランタン

BougeRV Japanは、スタンド付きランタン「BougeRVランタン」を2024年7月11日に発売しました。価格は1万4980円(税込)です。

 

高輝度かつ1万3400mAhの大容量バッテリーを備えており、最大約77時間の連続使用が可能です。充電時間は5.2時間。USB-A出力ポート付きのためスマホの充電などができるほか、懐中電灯機能やSOSモードも搭載しているので、災害時の防災グッズとしてはもちろん、停電時にも頼れます。

 

ライトは柔軟に角度調整ができ、広範囲を照らせます。

 

伸縮自在で、高さは39cmから110cmまで調整可能。これ一台で、懐中電灯や卓上ライト、スタンド型ライトの役割を果たします。金属に吸着させることもできるので、活躍の幅が広いです。

 

明るさは9段階調節。さらに3つの色温度から選べます(1600K/2700K/6000K)。

 

IPX5クラスの防水性能」により、大雨や雪、強風でも使えます。キャンプはじめ、夜間の釣りやスポーツといったアウトドアシーンでも安心ですね。重量は約0.98kgなので、携行に難がありません。

災害時に安心!ポータブルソーラーパネルの選び方と効果的な使い方を防災アドバイザーが解説

 

 

災害時の備えとして、大容量ポータブル電源とともに注目されている「ポータブルソーラーパネル」。スマホやモバイルバッテリー、ポータブル電源を屋外でも充電できる、“持ち運べる”ソーラーパネルが今、続々と登場しています。

 

このポータブルソーラーパネルが役立つシーンや選び方、さらにおすすめ製品について、備え・防災アドバイザーとして活動する合同会社ソナエルワークス代表の高荷智也さんに教えていただきました。

 

停電時に安心!防災の専門家が解説する大容量ポータブル電源の選び方とおすすめ8製品

 

手軽に充電できる手段として注目される、
ポータブルソーラーパネル

住宅の屋根やビルに設置されているイメージが強いソーラーパネルですが、最近は折りたたんで持ち運べるようなコンパクトなソーラーパネルも数多く販売されています。この「ポータブルソーラーパネル」とはどのようなものなのでしょうか?

 

「その名の通り、持ち運びができるソーラーパネルのこと。『ソーラー充電器』『モバイルソーラーパネル』などさまざまな呼び方がありますが、基本的にはどれも同じものを指します。
ポータブルソーラーパネルは、大きく2種類に分けられます。一つは、スマホやモバイルバッテリーなどの充電に適した、A4サイズ数枚分くらいの小型サイズのもの。もう一つが、ポータブル電源の充電などに適した少し大きめのサイズのものです」(備え・防災アドバイザー高荷智也さん、以下同)

 

製品自体はポータブル電源より前から存在したそう。では、なぜ今あらためて注目されているのでしょうか?

 

「停電対策に欠かせないポータブル電源やモバイルバッテリーは、充電ができなければ使い切りになってしまいますよね。そのため最近では、これらの充電手段を持っておくことが大切だと考えられています。
とはいえ、ガソリンやカセットガスの発電機を用意したり運用したりすることはなかなか大変で、住宅用ソーラーパネルは設置できる環境に制限があります。そのため、手軽に備えておけるポータブルソーラーパネルに注目が集まっていると考えられます。モバイルバッテリーやポータブル電源の性能が上がったことで、ポータブルソーラーパネルもさまざまな商品が発売されるようになりました」

 

ポータブルソーラーパネルが役立つシーンとは?

モバイルバッテリーやポータブル電源の充電手段として重宝するポータブルソーラーパネル。具体的にどのようなシーンで役立つのでしょうか?

 

「ポータブルソーラーパネルがもっとも活躍するのは、停電が長期化したとき。短期間の停電なら、モバイルバッテリーやポータブル電源があれば充分かもしれません。しかし台風や大地震、突発的な停電が起こり、いつ電力が復旧するかわからないような状況になったとき、モバイルバッテリーやポータブル電源を充電できるポータブルソーラーパネルは大いに重宝します」

 

活躍するのは、災害時だけではありません。

 

「もちろん、キャンプなどのアウトドアレジャーでも役立ちます。スマホやランタンの充電くらいであれば小型のポータブル電源で充分ですが、使うものによっては電力が足りなくなってしまうことも。例えばホットプレートや冷蔵庫、ポータブルエアコンなど、消費電力が大きいものを使いたいときには、ポータブル電源と併用するといいでしょう」

 

ポータブルソーラーパネルは
電気代の節約になる?

非常時やアウトドアで活用するほか、日常使いで“電力の自給自足”ができるかどうかも気になるところ。ポータブルソーラーパネルを使うことによって、日々の電気代を浮かせることはできるのでしょうか?

 

「正直、ポータブルソーラーパネルを使うことがお財布に優しいかというと、微妙なところです。例えばポータブル電源につないで、1時間で最大100Wを充電できるパネルを使ったとします。仮に1日5~6時間フル充電できたとすると500Wを充電できますが、金額にするとだいたい10~15円程度です。もし1ヶ月間、毎日充電ができたとしても節約できるのは300円くらい。1年間で考えると数千円レベルにはなるかもしれませんが、元を取れるかを考えると難しいところです。
とはいえ、電力を自給自足して生活するのは“環境負荷をかけない暮らし”にもつながりますよね。節約のために使うというよりは、ライフスタイルの一つとして、日々の暮らしの中で使ってみるのはアリだと思います」

 

発電効率を上げるには?
ポータブルソーラーパネルを上手に使うポイント

太陽光で簡単に充電することができるポータブルソーラーパネルですが、発電効率を上げるためにはどうすればいいのでしょうか? 押さえておくべき3つのポイントを教えていただきました。

 

1.直射日光を当てる

「ポータブルソーラーパネルに限りませんが、ソーラーパネルは屋外設置が基本。室内に設置する場合、設置場所や窓ガラスの種類によっては、発電効率が極端に下がる、もしくはほぼ0になってしまいます。南向きの庭や広いベランダを確保できるか、とくにマンションにお住まいの場合は購入前に確認しておきましょう」

 

2.パネルに対して太陽光を垂直に当てる

「発電効率を上げるためには、パネルを太陽の方に向ける、かつ太陽光に対して極力垂直に設置することが重要なポイントです。地面に対して垂直に置いてしまうと発電効率が落ちてしまいます。太陽の位置は意外とすぐ動くので、30分から1時間に1回程度は角度を調整するようにしましょう」

 

3.パネルの上に影を作らない

「製品にもよりますが、パネルの上に影がかかると発電効率が大きく下がってしまうものもあるので注意が必要です。一戸建て、庭、駐車場などの広い場所に置ける場合はそこまで問題はありませんが、マンションのベランダなどに設置する場合は、場所によってはうまく太陽光を当たらない場合も。『大きいパネルを買ったけど影がかかってうまく発電できない』とならないよう、場所に合わせてパネルの大きさを選ぶこともポイントです」

 

これらのポイントを押さえた上でパネルを設置したら、「どのくらい発電できているか」をあわせて確認してみましょう。

 

「製品によりますが、小型のポータブルソーラーパネルの場合は、電流計がついているものが多くあります。それを見れば、今どのくらい発電しているのかが一目でチェックできます。またポータブル電源に接続して使う場合は、ポータブル電源側にどのくらい充電できているかが表示されるので、それを確認しながら、発電効率の良い角度や設置する場所を調整してみてください」

 

ポータブルソーラーパネルの選び方

続いて、ポータブルソーラーパネルの購入時に知っておきたいポイントを紹介しましょう。パネルの大きさや発電量はどのくらいのものを選べばいいのか、ポータブル電源とセットで使いたいときに注意することなどを教えていただきました。

 

・なるべく大きなパネルを選ぶ

「ポータブルソーラーパネルは基本的に、大は小を兼ねるものです。曇りの日でも、ある程度の大きさのパネルであれば多少発電することができます。そのため、予算や設置場所が許す範囲で、大きいパネルを選ぶのがおすすめです。小型の場合でも、最低A4用紙1~2枚のサイズのものを選ぶのが良いと思います」

 

・スマホやモバイルバッテリーには20W前後が必要

「発電量は、スマホやモバイルバッテリーの充電に使いたい場合は、20W前後(15~30W)のものを選びましょう。これくらいの出力があれば、通常のUSB充電器と同じくらいの速度で充電することが可能です」

 

・ポータブル電源には最低100Wが必要

一方、ポータブル電源はそれなりに出力がないとそもそも充電できないので、最低でも100W以上あるものを選ぶようにしてください。ポータブル電源のなかには、パネルを2~3枚並列接続できるものもあり、例えば100Wのパネルを3枚並べて充電すると3倍の速度で充電することができます。とはいえ、100W発電できるパネルは両手を広げたくらいの大きさがあるので、設置場所や予算によって検討してみてください」

 

・ポータブル電源とソーラーパネルのセットならより手軽

ポータブル電源と併用したいときにおすすめなのが、ポータブル電源とポータブルソーラーパネルがセットになっているものを選んで買うこと。セットだとお得に買えることもありますし、間違いなく使うことができます。違うメーカー同士でも、ポータブル電源とソーラーパネルを接続するコネクタの形状と、入出力電圧が一致していれば使用することができます」

 

ポータブルソーラーパネルのおすすめ 4選

ここからは、高荷さんに教えていただいた選び方を参考に、編集部が厳選したおすすめのポータブルソーラーパネルを紹介します。最大出力100W以上のポータブル電源の充電に適した製品、スマホやモバイルバッテリーの充電に適した20W前後の製品をそれぞれピックアップしました。

Jackery「SolarSaga 100W ソーラーパネル」
3万4800円(税込)

ポータブル電源の大手メーカー「Jackery(ジャクリ)」のソーラーパネル。Jackeryポータブル電源の全シリーズに対応しており、最大100Wで充電することが可能です。本体にUSB端子がついているのでスマホやタブレットも充電することができます。

 

【スペック】
最大出力:100W(20V/5A)
USB-A 出力:5V/2.4A
USB-C 出力:5V/3A
収納サイズ:610×535×35mm
展開サイズ:1220×535×20mm
重量:約4㎏

 

Anker「625 Solar Panel (100W)」
3万4900円(税込)

Anker(アンカー)のポータブル電源シリーズの充電に最適なソーラーパネルで、3枚並列充電にも対応。USBポートがついているので、スマホやタブレットの充電も可能です。さらに、パネル連結部に太陽の位置測定器を搭載しており、太陽の位置に合わせて最適なパネルの向きを確認しながら設置することができます。

 

【スペック】
最大出力:100W (26.5V / 3.77A)
USB-A 出力:12W (5V / 2.4A)
USB-C 出力:15W (5V / 3A)
※USB-AポートとUSB-Cポートの合計最大出力は15W
格納サイズ:約525×470×85mm
展開サイズ:約1446×525×45mm
重量:約5㎏

 

EcoFlow「160W両面ソーラーパネルGen2」
4万7300円(税込)

パネルの素材には、高効率で低劣化の「N型TOPConセル」を採用。表面が160W、背面が環境光用の125Wの出力を誇り、スピーディに充電することが可能です。またポータブル電源との互換性が高いのも特徴。パネルの収納ケースは0~180度に調整可能で、スタンドとして活用できます。防水性&耐久性にも優れており、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍。

 

【スペック】
定格出力:正面160W(±5W) / 背面125W
格納サイズ:615×586×32 mm
展開サイズ:615×1628×25 mm
重量:5.1 kg

 

EXHEART「フォールディング ソーラーパネルミニ 28 EXP-M28GN」
1万5120円(税込)

最大24W出力する2つのUSBポートが付いたソーラーパネル。ベランダの物干し竿、リュック、テントに吊るしたり、付属の自立スタンドを活用したりと、手軽に設置できるのも特徴です。防滴性能があるので、突然の雨でも安心。

 

【スペック】
最大出力:24W
USB-A出力(2ポート):合計5V/4.8A
格納サイズ:約236×218×40mm
展開サイズ:約887×236×20mm
重量:約880g

 

Profile

備え・防災アドバイザー / 高荷智也

合同会社ソナエルワークス代表。「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに「自分と家族が死なないための防災対策」を体系的に解説するフリーの防災専門家。講演・執筆・メディア出演も多く、防災YouTuberとしても活動をしている。著書に『今日から始める家庭の防災計画』(徳間書店)ほか多数。

サーモス アウトドアシリーズから炭酸対応ボトルと、人気の保冷缶ホルダー新モデルが登場

サーモスは2月21日に、「サーモス 保冷炭酸飲料ボトル(RBAA-500)」および「サーモス 保冷缶ホルダー(ROD-0051)」を発売します。RBAA-500の直販価格は4180円(税込)、ROD-0051は3850円(税込)です。

 

どちらもアウトドアシーンに適した機能性とデザインを提供する「サーモス アウトドアシリーズ」の新製品。RBAA-500はこのシリーズ初の炭酸飲料対応のボトルで、炭酸ガスの圧力を開放する専用設計を採用しています。また、ボトル本体にはバックパックなどに引っかけられるキャリーループが付いており、持ち運びにも適しています。

↑別途カラビナを用意しなくても、バックパックなどに取り付けられます

 

実容量は0.53リットルで、保冷効力は6時間で10度以下。また本体サイズは約幅7.5×奥行き6.5×高さ24.0cm、重さは0.3kgとなっています。なお、保冷専用です。

↑カラバリは左からカーキ、サンドベージュ、ミッドナイトブルー、クリアステンレス

 

ROD-0051は、シリーズで最も人気の高い保冷缶ホルダーをリニューアルしたモデル。ロゴ部分をレーザーで刻印し、高級感を出しています。

↑カーキ(手前左)とミッドナイトブルー(手前右)のモデルをラインアップ

 

使い勝手は変わらず、ホルダーに缶を入れてそのまま飲めるうえに、付属の飲み口を付けてタンブラーとして使うこともできます。

 

適合サイズは500ml缶で、本体サイズは約幅7.5×奥行き7.5×高さ18.0cm、重さ約0.2kgです。

ラムネ色の湖に、もふもふのエゾシカ…冬のうちに行って間違いなしな「絶景スポット」で癒しの時を

2024年初の旅行やお出かけ先は決まりましたか? まだなら、”歳初めから冬の間に訪れたら、きっといいことが起こりそうな絶景スポット”なんてどうでしょう。全国数あるアウトドアスポットの中から、「冬にしか見られない絶景がある」「じつは冬が一番空いている」など、冬シーズンにアドバンテージがある3エリアを選びました。紹介するのは、130社以上のアウトドアショップの取材経験をもつアクティビティライターながらGetNavi webも担当している染谷遥です。

 

【その1】もふもふのエゾシカ軍団に見守られながらオホーツク海に向かって抱負を叫ぶ!?「知床国立公園」

 

一年の計は元旦にあり、ということで歳初めといえば、今年の抱負を決めるタイミング。せっかくなら、すべてを受け入れてくれる大自然の中で、景気よく叫べば願いも叶いそう!?

 

そこで、紹介したいのが「知床国立公園」。北海道の知床半島にある同公園は、世界自然遺産にも登録される国内有数のネイチャースポット!…実際に叫ぶのは冗談だとしても、叫びたくなるくらい壮大な自然が広がるフィールドであることに間違いありません。

 

「野生動物」「流氷」「氷瀑」、冬にしか見られない絶景多数!

春夏秋冬、見どころに尽きない「知床国立公園」ですが、とくに冬は必見。雪に閉ざされ、人間を寄せ付けない世界では、自然体の「野生動物」の姿が見られたり、オホーツク海に押し寄せる「流氷」や知床半島の断崖に現れる「氷瀑」を観察できたりと、絶景ポイント多数!

 

↑園内に生息するエゾシカたち。厳しい寒さの中、懸命に生きる姿が胸アツ。もふもふも癒し。ほかにもエゾリスやキタキツネ、オコジョ、ヒグマなどたくさんの野生動物たちが生息しています

 

↑断崖から見るオホーツク海。流氷シーズンは、例年1月下旬~3月頃 ©SOTOASOBI

 

通年開園している知床国立公園ですが、安全面からガイド付きツアーでしか行けないエリアが存在するほか、野生動物への餌やり、つきまといをしないといった禁止事項や守るべきマナーも多数あるため、ガイド付きツアーの利用がおすすめです。

 

また、冬の入園には、雪の上でも足が埋もれずスイスイ歩けるかんじき(スノーシュー)の着用は必須。ツアーに参加すれば、貸し出してくれるので装備の心配もありません。

 

【その2】心機一転にピッタリ!? 地下に眠る新世界を目撃し、視野を拡げる「岡山県真庭市の洞窟」

©SOTOASOBI

 

何か新しいことを始めようとしているものの、アイデアが思い浮かばない人や、目新しさを探している人は、インスピレーションを地下の世界に求めるのも一つの手。

 

ということで、次に紹介するのは「岡山県真庭市の洞窟」です。じつは、岡山県は国内屈指の洞窟の宝庫として知る人ぞ知るエリア。とくに真庭市には、美しい地底湖や輝く鍾乳石など絶景が楽しめる洞窟が多数存在しており、観光目的での洞窟探検(ケイビング)にはうってつけなのです。

 

「巨大空間」「地底湖」「鍾乳石」、観光客が少ない冬は狙い目!

観光目的にピッタリとはいえ、ケイビングの知識と経験を積んでいない人が、足を踏み入れるのは大変危険。見たい景色を安全に楽しむためにもガイド付きツアーへの参加を強く勧めることを前置きしておきます。それで、現地のベテランガイドによると、年間を通して観光客が少ないのは冬だそう。洞窟空間の湿度や気温は通年ある程度保たれているので、寒さに震えることもなく快適に探索できます。

 

©SOTOASOBI

 

洞窟探検ツアーでは、うん百万年前にできたとされる巨大空間で写真を撮ったり…

 

©POLE POLE (ポレポレ)

 

地底湖をゴムボートで渡ったり、白亜の鍾乳石に魅入ったりと、この景色を見て新しい発見をしないほうが難しいんじゃないかと思えるくらいの絶景が待ち受けています。さらには迷路のような通路をほふく前進で進む体験も。地球にはこんな場所もあったのかと、視野が広がること間違いなしです。

 

【その3】心穏やかになる温泉+湖の最強セット「群馬県 四万温泉+四万湖」

©ぐりーんぴーす

 

年末年始も仕事や家事、人付き合いに奔走して疲れが抜けきっていない…なんて人にぜひともおすすめなのが心身共に癒されリフレッシュできる「群馬県 四万エリア」。ここには、疲れを癒す四万温泉とエメラルドブルーの湖面が美しい四万湖が目と鼻の先にあり、セットで楽しむには最高の場所なのです。

 

健やかな心と体を育むのは、適度な睡眠と運動…ということで、温泉に浸かってのんびりお泊り&四万湖で優雅にカヌーツーリングなんていかがでしょう。

 

「雪見温泉」と「静かな湖畔」を楽しむなら冬が一番!

ベタだけど、やっぱりいい景色だなあと思うのは雪見温泉。四万エリアで雪が降り始めるのは例年12月下旬から3月上旬なので、狙うならこの時期です。そして、ラムネ色の湖畔がなんともきれいな四万湖は、道路沿いから見下ろすこともできますが、せっかくならカヤックに乗ってもっと近くから眺めてみると癒し度が上がります。

 

↑平安時代から開湯したとされる四万温泉は、胃腸の名湯。『千と千尋の神隠し』のモデルとされる四万温泉積善館は、聖地巡礼スポットとして有名

 

↑冬は、1年の中で空気も水質も一番いい時期。澄んだ空気をおもいっきり吸い込みながら、透明度の高い湖面を漕ぎ進むのはリフレッシュにもってこい! ©ぐりーんぴーす

 

モーターボートなどの動力船とは違い、パドルが生み出す推進力だけで漕ぎ進むカヤックはとっても静か。タイミングが合えば、湖畔に顔を出しに来たカモシカやニホンザルたちとのうれしい出会いも期待できます。心身ともに癒され、パワフルになれば、また一年頑張れそうです。

 

いかがでしたか? ぜひ、冬の絶景を楽しみながら良い一年をお過ごしください。

停電時に安心!防災の専門家が解説する大容量ポータブル電源の選び方とおすすめ8製品

2024年元旦に起こった令和6年能登半島地震で、あらためて災害時の備えが必要だと実感した人は多いでしょう。今回の地震でも停電などライフラインへの影響が長期化しています。そんななか、非常時でもある程度必要な電気量を個人でまかなえる「大容量ポータブル電源」に注目が集まっています。

 

“大容量”とはいえ、実際どれくらいの容量があれば安心なのか、また使い勝手を妨げずに使えるのはどのようなタイプなのか。ポータブル電源の選び方について、備え・防災アドバイザーとして活躍されている合同会社ソナエルワークス代表の高荷智也さんに教えていただきました。

 

相次ぐ自然災害によって
防災グッズとしても注目されるように

「2019年に日本で初めて個人向けのポータブル電源が発売されたことがきっかけとなり、以後、日本で個人向けのポータブル電源が急速に普及しました。海外の大手主要メーカーであるJackery、BLUTTI、EcoFlowそしてAnkerなど各ブランドから販売される製品数が多くなり始めたのがこの時期になります」

 

もともとポータブル電源は、キャンプなどのアウトドアの用途として使われてきたもの。

 

「しかし、2019年の千葉県で台風による大規模停電が起こるなど、台風や大雨、地震による停電が相次いで起こり、防災アイテムとしても普及が広がりました。それに加え、2021年から一般社団法人防災安全協会が信頼性のある防災グッズに『防災製品等推奨品』マークをつけるようになると、ポータブル電源もこのマークの対象となりました。その経緯も背景のひとつと言えるでしょう」(備え・防災アドバイザー高荷智也さん、以下同)

 

大容量モバイルバッテリーとどう違う?
「大容量ポータブル電源」とは

そのなかでも、大容量ポータブル電源とは、どのようなものなのでしょうか?

 

「大容量ポータブル電源とは、一般的なポータブル電源よりも出力が大きく、さまざまな電化製品に対応できるアイテムです。また、『モバイルバッテリーとポータブル電源の違い』を知ることで、ポータブル電源がどのようなものか分かりやすくお伝えできると思いますが、双方の大きな違いは、AC100Vのコンセントを差し込めるかどうかになります」

 

・大容量ポータブル電源

AC100Vのコンセントを差し込むことができるので、家庭にあるほとんどの家電を動かすことができます。また、シガーソケット、USB-A・USB-Cポートもついており、多様な電力供給ができます。停電時にどのようなアイテムでも対応できる点が強みですね」

 

・大容量モバイルバッテリー

「基本的には、USB-A・USB-Cポートのみの充電しかできません。スマートフォンやノートPC、LEDライトの充電や、USB供給で作動する小型の家電を動かすことがおもな使い方となります。AC100Vのコンセントを搭載していないため、コンセント仕様の家電を使うことはできません

大容量ポータブル電源が役立つシーンとは?

続いて、大容量ポータブル電源がどのような用途で役立つのかを教えていただきました。

 

「平時あれば、キャンプのみならず、屋外に家電を持ち出して使いたいときに役立ちます。例えば、庭でホットプレートを使い食事を楽しんだり、屋外で電動工具を使ったDIYをしたり、車の中で大型の掃除機を使ったりすることもできます。日常生活では、電源を使う場所を広げるという発想で、うまく活用してもらえたらと思います」

 

災害時においても、以下のようにさまざまなシーンで役立つそう。

 

・夏の発災時の熱中症対策に

「夏に大地震が起きて電力の供給がストップすると、エアコンが使えないことにより、熱中症が懸念されます。大容量ポータブル電源があれば、扇風機を動かすことができるので、熱中症対策に。なお、扇風機を使う場合は、消費電力の高い交流電流のACモータータイプ扇風機ではなく、少し値は張りますが、消費電力の少ない直流電流のDCタイプ扇風機を使うことをおすすめします。使用できる時間が格段に長くなります」

 

・スマートフォンの充電に

「災害時には正確な情報を得たいですし、何よりも家族など近しい間柄の人の安否確認を取るうえでもスマホは欠かせません。しかし、停電により充電ができないとなればバッテリーの使用量を節約せざるを得ません。大容量ポータブル電源を使えば、安心してスマートフォンを使うことができ、何よりも精神的にも安心できます」

 

・ホットプレートなどを使用しての加熱調理に

「災害時に温かな食事をとれることは、精神的に安心感を与えてくれます。ポータブル電源では対応できない、高電力のホットプレートや電子レンジなどの調理家電も大容量ポータブル電源があれば普段と変わらず使えます」

回収サービスと安全設計は必須!
大容量ポータブル電源の賢い選び方

大容量ポータブル電源を購入する際、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?

 

「近年、数多くの大容量ポータブル電源が売られていますが、玉石混淆なのが現状です。安いからと選ぶと、いざと言うときにバッテリー残量がなくなっている場合などもあり、のちに後悔する場合も。ぜひ次のことに留意して検討してください」

 

1.回収サービスがあること

「故障や機械の寿命を迎えたときに、販売元のメーカーの回収サービスがあることは必須です。なぜならば、ポータブル電源は現在、自治体で回収されることがほとんどなく、処分に困る品物だからです。一部の大手メーカーでは自主回収の取り組みを開始しているので、これから購入を考える場合には必ず事前に確認してください」

 

2.安全設計がされていること

「ポータブル電源を構成しているリチウムイオン電池は危険物です。充電のしすぎや、外部からの大きな衝撃があったりすると、発火や爆発の危険性があります。信頼のおけるメーカーのものを選ぶようにしてください。判断基準のひとつは、防災安全協会の『防災製品等推奨品』マークがついているかどうか。必ずマークのある商品を選びましょう」

 

上記2点は、大容量ポータブル電源を選ぶ際の必須要件だそう。ほかにも、次のようなことを意識して選ぶといいでしょう。

 

3.AC出力が110Vのものは避け100Vのものにする

「コンセントの出力が100Vのものを選びましょう。最近の製品ではほぼ見かけませんが、少し昔の型だと110Vのものがまだあります。なぜならば、海外だと110Vが一般的な仕様だからです。日本のコンセントに対応している100Vのものを選んだほうがより安定して使用することができます」

 

4.リン酸鉄タイプのリチウムイオン電池を採用し、サイクル寿命が長いものを選ぶ

「リチウムイオン電池には『リン酸鉄タイプ』と『三元系タイプ』の2つの種類があります。従来の三元系タイプの電池の充電回数は500〜800回程度であるのに対し、リン酸鉄リチウムイオン電池であれば数千回もの充電ができます。充放電を繰り返せる回数、つまりサイクル寿命が長いものを選んだほうが断然お得です」

 

5.UPS(無停電電源装置)機能を搭載のものを選ぶ

「デスクトップパソコンや観賞魚のポンプなど、停電しては困るものを使用している場合は、停電によって電力が断たれた場合にも電力を供給できるUPS(無停電電源装置)の代替としてUPS機能を搭載したポータブル電源を使用することができます」

 

6.ソーラーパネル付きを選ぶ

「ソーラーパネルがあれば、太陽光でポータブル電源を充電することができます。ポータブル電源とソーラーパネルは、それぞれ単体でも購入できますが、知識のある人でない限り接続が困難な場合もあります。別々に購入するのではなく、メーカーが「ソーラーパネル付きポータブル電源」として、セット売りしている製品を選ぶと安心です。ソーラーパネルの目安としては100Wのものがおすすめ。晴れた日にポータブル電源を充電して使用することができます」

ポータブル電源の容量は実際どのくらい必要?

気になるのが、どのくらいの量があれば、いざというときに電力が足りるのかということ。具体的な数値を教えていただきました。

 

「私はいつも『安心安全な信頼のおけるメーカーのなかから、ご自身の予算の範囲で、最大容量のものを選んでください』とみなさんにお伝えしています。そのうえで、用途に合わせた以下の選び方をご紹介します」

 

1.さまざま家電を使うなら

「パソコン、電気毛布、電気ケトルなど、家庭内のさまざまな家電を使う場合は、定格出力が『1500W』以上のものを選びましょう。日本ではAC100Vを供給する壁のコンセントの最大容量は1500Wだからです。専用コンセントが必要となる200V仕様のエアコンや冷蔵庫を除いては、ポータブル電源から1500Wの出力を得られれば、事実上すべての家電を動かすことができるようになります。『何に使うかは分からないが、どのような状況にも対応したい』という場合には、定格出力1500W以上の製品を選ぶと間違いありません。尚、それを『何時間使えるか』は『定格容量』により決まります。よって『定格出力1500W以上で、予算内で購入できる最も定格容量が大きい製品を選ぶ』といいでしょう」

 

2.スマートフォンを十分に充電できればいいなら

「定格出力が『1500W』以上の製品を選ぼうとすると10万円以上の製品になってきます。非常時には必要だけれども、予算が限られるし……と迷うくらいであれば、スマートフォンが充電できる容量を備えておくという考え方もあります。スマートフォンの充電を十分に行える機種を選び、かつ家電にも使えるかもしれない、というシチュエーションを考えるといいでしょう」

 

その目安は、というと……

 

「1回スマホをフル充電するのに必要な『5000mAh』×『7日分』=『35,000mAh』/1人分となるため、容量の最低基準を『1人あたり35,000mAh』とし、予算内で買える定格容量の一番大きな製品を選ぶのが良いと思います」

ポータブル電源の寿命を長持ちさせるには?

日常的に使用していると寿命が短くなるのでは、と不安に思う方もいるかもしれません。ポータブル電源を長く使い、かつ非常時に役立たせるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

「ポータブル電源の寿命は、どれくらいの回数充電したか、またどれくらいの頻度で使うかによって変わってきます。一方で、ポータブル電源に使われているリチウムイオン電池は定期的に使わないと性能が落ちてしまいます。そういう意味では、非常時にちゃんと使いたいからこそ、日常使いで定期的に充放電をして性能を維持することはとても大切です。例えば、週に1回、フル放電したのち充電するくらいであれば、製品寿命と容量の減りはほとんど変わりません。ポータブル電源の寿命を維持するためにも定期的に使用することをおすすめします」

次のページでは、高荷さんに教えていただいた以上の判断基準と容量を満たす、大容量ポータブル電源のおすすめモデル8点を紹介します。

 

災害時に役立つ!
「大容量ポータブル電源」おすすめ8選

高荷さんに教えていただいた以上の判断基準と容量を参考に、編集部が厳選したおすすめのポータブル電源を紹介します。

・充電に時間をかけなくてOK! 他に類を見ない急速充電

Anker「Solix C1000 Portable Power Station」
13万9,900円(税込)

 

最短約1時間弱でフル充電ができるため、いざというときでも速やかに対応できます。例えば、台風の接近に備えたり、停電時に電力が供給されている場所に持っていき速やかに充電を終わらせることができます。また、同じ容量程度の製品に比べると約15%コンパクトなサイズなので場所をとりません。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:1056Wh
・サイズ:約37.6×26.7×20.5cm
・重さ:約12.9kg
・100%満充電までの最短時間:約58分(ACコンセント)(専用アプリで超急速充電モード設定時)
・AC出力(定格/瞬間最大):1500W(50/60Hz)/2000W
・出力ポート構成:AC×6,USB-C×2,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・一般的なものより約6倍長持ちのバッテリーを採用し「毎日接続したまま」でも劣化を防ぐ

Anker「521 Portable Power Station (PowerHouse 256Wh)」
2万9,900円(税込)

 

リン酸鉄リチウムイオン電池の中でも特に高品質なセル(バッテリーを構成する個々の電池)を採用しているため、一般的なポータブル電源よりも約6倍の寿命があります。さらに、充電しながらほかの機器をつないで使えるため、日常的に充電しっぱなしにすることで常にフル充電をしておくことができます。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:256Wh
・サイズ:約21.6×21.1×14.4cm
・重さ:約3.7kg
・100%満充電までの最短時間:約2.5時間(ACアダプタ+USB充電器)
・AC出力(定格/瞬間最大):100W~(50/60Hz)/300W
・出力ポート構成:AC×2,USB-C×1,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・ほぼすべての家電製品を稼働! 同時にいくつもの家電を使える

Jackery「ポータブル電源 1000 Plus」
16万8,000円(税込)

 

1264Whの大容量と2000Wの定格出力ができるため、ノートパソコンを使いながら同時に電子レンジを使うことも可能な頼もしい製品です。さらにバッテリーを最大3個まで追加でき、1.2kWhから最大5kWhまで拡張できます。後からカスタマイズできれば必要なときに追加できるので安心ですね。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:1264Wh
・サイズ:約35.6×26.0×28.3cm
・重さ:約14.5kg
・100%満充電までの最短時間:約1.7時間(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):100V~(50/60Hz)/2000W
・出力ポート構成:AC×3,USB-C×2,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・アプリで遠隔操作できる! リュックに入れて身軽に持ち運べるのもポイント

Jackery「ポータブル電源 300 Plus」
3万9,800円(税込)

 

リュックの中に入れて持ち運べるほどコンパクトなため、キャンプや避難所にいつでも持っていくこともできるサイズです。アプリを使えば遠隔での操作も可能。製品のディスプレイを見ることなく、使用可能な時間や、出力と入力の状況などを確認することができます。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:288Wh
・サイズ:約23.0×15.5×16.7cm
・重さ:約3.75kg
・100%満充電までの最短時間:約2時間(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):100V~(50Hz/60Hz),3A,300W
・出力ポート構成:AC×1,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・ソーラーパネルを利用すれば太陽光とACを同時に充電できる

BLUETTI「AC180 大容量ポータブル電源 」
14万8,000円(税込)

 

本体の両脇に取っ手がついているため、手軽に持ち運べるデザインとなっています。約1時間で1日分の電力を充電することできるほか、ソーラーパネルを使えばさらに充電時間を短縮することが可能に。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:1152Wh
・サイズ:約34.0×24.7×31.7cm
・重さ:約16kg
・80%充電までの最短時間:約45分(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):4×100V/18A、合計1,800W/2700W
・出力ポート構成:AC×4,USB-C×1,USB-A×4,シガーソケット×1,ワイヤレス充電×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・停電時にも速やかに電力を回復するUPS機能搭載

BLUETTI「AC2A 超小型ポータブル電源」
2万9,800円(税込)

 

停電が起きた場合でも0.02秒の速さで切り替えができ、瞬間的に電力を回復するため、留守中の水槽内のポンプなど突然使用できなくなると困る製品につなげておけば、安定した電力を供給してくれるので安心です。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:204.8Wh
・サイズ:約25.0×15.0×18.0cm
・重さ:約3.6kg
・100%満充電までの最短時間:約1.4時間(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):2×100V/3A、合計300W/600W
・出力ポート構成:AC×2,USB-C×1,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・家族が増えたり用途が変わったり…後からバッテリーを増設できる

EcoFlow「DELTA 2|デルタ 2」
14万3,000円(税込)

 

家族が増えたり、使ってみて足らないなと感じたときに、ケーブルを介してエクストラバッテリーをつなぐだけで、容量を最大3400Whまで増やすことができます。そのほか、折りたたみ式ソーラーパネル、スマート発電機などさまざまな同社製品と連携させることにより使用するシチュエーションも増えていきます。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:1024Wh
・サイズ:約40.0×21.1×28.1cm
・重さ:約12kg
・100%満充電までの最短時間:約80分(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):1500W~(50/60Hz)/X-Boost機能をオンで最大1900W
・出力ポート構成:AC×6,USB-C×2,USB-A×4,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

・高い安全性をクリア! 安心して使うことができる

EcoFlow「RIVER 2|リバー 2」
2万9,900円(税込)

 

同社のバッテリーは電圧、電流、温度などを高いレベルでモニタリングした保護機能の高い安全性能が特徴。高い安全基準をクリアし、国際安全認証機関であるTV Rheinland(テュフ・ラインランド)からポータブル電源業界では初となる安全認証を取得した安全安心な製品です。

 

【SPEC】
・バッテリー容量:256Wh
・サイズ:約24.5×21.5×14.5cm
・重さ:約3.5kg
・100%満充電までの最短時間:約1時間(ACコンセント)
・AC出力(定格/瞬間最大):100-120V(50/60Hz)/8A
・出力ポート構成:AC×2,USB-C×1,USB-A×2,シガーソケット×1
・電池素材:リン酸鉄リチウムイオン電池
・対応ソーラーパネル:有

 

日頃から大容量ポータブル電源に使い慣れておけば、いざというときでも戸惑うことなく、安心し活用することができます。また、頻繁に使用しているほうがバッテリーを長持ちさせてくれるとなれば、積極的に使いたいと思えるのでは。災害時には必ずと言っていいほど必要となるアイテム。この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

Profile

備え・防災アドバイザー / 高荷智也

合同会社ソナエルワークス代表。「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに「自分と家族が死なないための防災対策」を体系的に解説するフリーの防災専門家。講演・執筆・メディア出演も多く、防災YouTuberとしても活動をしている。著書に『今日から始める家庭の防災計画』(徳間書店)ほか多数。

海を見下ろす絶景と“らしさ満点”の施設で1年中快適!「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」に行ってきた

岩手県陸前高田市に「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」がオープンしました。スノーピークさんにお招きいただき、1泊2日滞在してわかった魅力をお伝えします。

 

「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」とは?

まずは「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」の概要を紹介します。

 

岩手県初のスノーピーク直営キャンプ場&ストア

アウトドア製品メーカーとして知られる「スノーピーク」は、日本各地に直営キャンプ場を開設しています。そして岩手県に初めて開設されたのが「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」(以降、陸前高田CF)なのです。キャンプ場のほか、同社のキャンプギアやアパレル製品、特産品などを取り揃えた直営店が併設されています。

 

広大な土地にバリエーション豊かなサイトを用意

サイト(キャンプを行なうエリア)は、合計145サイト。決められた場所を予約できる「区画サイト」のほか、利用するエリアをその場で選べる「フリーサイト」など、バリエーション豊かに用意されています。一定の領域を多人数で使うグループ利用も可能。

 

そのほか屋内で宿泊できる施設として、一軒家タイプのキャビンが10棟、コンテナのようなモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」が3棟あります。

 

整備された道路で快適アクセス

陸前高田CFは、車を使えば盛岡市や仙台市から2時間程度というアクセスの良さ。高速道路のインターチェンジから近いので、関東近辺からも楽にアクセスできます。

 

キャンプ場によっては、アクセスするための道路状態が悪くてすれ違いに苦労したり悪路だったりというところも少なくありません。しかし陸前高田CFの場合、近隣のインターチェンジや駅から現地までそのような悪路はなく、広々とした舗装道路だけで到達できます。

 

また、周囲には多くの街があり、道の駅やホームセンター、直売所などが豊富に点在。途中の買い物やトイレ休憩にも困りません。

 

さまざまなキャンプスタイルに対応する多彩なサイト

それでは、陸前高田CFのさまざまなサイトを紹介していきましょう。

 

フリーサイト

フィールド内の2ヶ所にある「フリーサイト」は、エリア内の好きな場所を利用できるサイトです。

↑開放的な空間のフリーサイト。全面が芝生で、ほぼ平坦なので設営場所選びがしやすい。空の広さも印象的

 

区画サイト

指定された番号のエリア内を専有できる「区画サイト」は、傾斜地に作られているため素晴らしい景観が特長です。

↑区画内は平坦なのでテントやテーブルは傾けずに設置できる。段差や植栽によって隣接区画とはうまく仕切られており、広い視界は保ちつつ適度なプライバシーを確保できているのが嬉しい

 

↑区画サイトの1つ。サイトによって、さまざまな方向の絶景を楽しめる。眼下にある広田湾では、サケやカキの養殖が行なわれている

 

↑一部サイトは電源付き。写真右端のあるボックスに電源コンセントが納められている

 

ドッグランサイト

柵に囲まれた「ドッグランサイト」は、ペットとともにキャンプができるエリア。他のサイトからは少し離れた場所にあり、ペット連れでない利用者にも配慮した設計になっています。

↑ドッグランサイト。ノーリードでペットと過ごすことができる

 

↑岩や樹木、傾斜など、ペットが楽しめる設計になっている

 

キャビンサイト

「庭付き一軒家」のような設備のキャビンサイト。キッチン・リビング・バストイレ・ベッド・電源などを完備。「初心者だけどキャンプ場を体験したい」といった人でも快適に利用できます。

↑キャビンの外観。景観の良い芝のフィールドも利用でき、タープを貼ったり焚き火したりといった「アウトドア」も楽しめる。写真のサイトは柵付きで、ペットとともに利用可能

 

↑リビング。もちろんテーブルもチェアもスノーピーク製

 

↑キッチン。ガス台・シンク・冷蔵庫・電子レンジなどを完備し、屋外にまったく出ずに過ごすこともできる

 

住箱エリア

キャビンサイトの一部には、スノーピーク製品のトレーラーハウス「住箱」が3台設置されています。バス・トイレ・エアコン・電源コンセント・ベッドなどが用意されているため、季節や天候を問わず快適に過ごせます。

↑住箱エリア。前面の芝生エリアも利用できるので、タープを張ったり焚き火したりと、「アウトドア」もしっかり楽しめる

 

↑住箱内。ホテルの客室のような感覚でキャンプ場を利用できる

 

↑大きな窓からの景観が魅力。縁台に出ればいっそう「アウトドア感」を堪能できる

 

キャンプを快適に楽しむための施設も充実

キャンプには、活動の拠点となる「サイト」のほかにも、水場やゴミ捨て場のような共同施設が欠かせません。そのような施設が充実しているのも、陸前高田CFの特長です。

 

サニタリー棟

シャワー・トイレ・炊事場・ゴミ捨て場が利用できる「サニタリー棟」が、キャビンサイト以外の各サイトに配置されています。広大なキャンプ場ですが、長い距離を歩かなくても利用できるのが便利。

↑サニタリー棟(右)とゴミステーション(左)。ゴミを捨てられるのはありがたい

 

↑炊事場。広いシンクと作業台が使いやすい。屋内で作業でき、お湯が出るのも快適ポイント

 

↑暖房・温水洗浄便座付きトイレ・シャワー・自販機・洗濯機・乾燥機と、充実した設備。連泊も快適かつ気軽にできそうだ

 

センターハウスと直売店

キャンプフィールド全体の入り口となるエリアに配置されているのが、「センターハウス」。サニタリー棟と同等の設備に加え、スノーピーク製品を販売する直営店があります。

↑スノーピークのキャンプギアとアパレル製品が販売されている。陸前高田店でしか買えない限定品もあり

 

↑スノーピーク直営店の特徴でもある、産地直送品の販売。陸前高田の特産品はもちろん、他の直営店がある地域の産直品も取り扱っている

 

「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」を利用して感じたこと

【その1】フィールドの地形を活かした絶景

傾斜地にあるため、ほとんどのサイトから見事な景観を楽しめます。眼下には海と町並みが広がり、森のむこうには遠く山々を望むことができます。

フィールド内を歩く。広田湾を見下ろす場所で手すりにもたれて景色を眺め、ゆったりした気分を味わうことができた

 

【その2】キャンプに慣れていない人でも楽しめる

サイトのバリエーションが豊富なので、キャンプ初心者はもちろんのこと

・キャンプ場でのコミュニケーションを楽しみたい人はフリーサイト

・プライバシーを重視したい人は区画サイト

・テント泊の苦手な人はキャビンサイト

など、さまざまなタイプの人がキャンプを楽しむことができます。

 

【その3】季節や天候を問わず楽しめる

陸前高田は東北地方でありながら積雪のあまり多くない地域です。そしてキャビンや「住箱」があるので、たとえ雪が降っても暖かい室内で過ごすことができます。冬のキャンプは空気が澄んで景色や星が綺麗に見え、暖かい食べ物や焚火のありがたみを存分に感じられるなど魅力がいっぱい。それでもやはり「寒いところでのキャンプは辛い!」と思う人も多いことでしょう。

 

屋内に炊事場やシャワー、そして泊まれる場所もある陸前高田キャンプフィールドは、まさに冬キャンプデビューにも適したキャンプ場です。暖かい室内からゆっくり雪景色を楽しむのも良いものです。もちろん雪中キャンプ大好き! というストイックなキャンパーさんにも楽しんでもらえるはずです。

 

なお1~3月は、サニタリー棟が部分的に閉鎖されているので注意してください(https://sbs.snowpeak.co.jp/rikuzentakata/archive/20231214-008011.html)。

「存在感が光る」漆黒のテントが爆売れ! 2023年「レジャー部門」ヒットセレクション

コロナによる制限が緩和して、賑わいが戻ってきた2023年はより豊かな体験ができるアウトドアアイテムが人気を呼んだ。GetNaviヒットセレクションのレジャー部門から、本記事では、キャンプ場で存在感が光る「ブラックテント」、ソロキャンプをより充実させるキャンプギアとしてプロジェクター「Nabula Capsule 3 Laser」とプロジェクタースクリーン「ポータブル LOGOS シネマスクリーン」、そしてフルモデルチェンジを果たした 日産「セレナ e-POWER」の計4アイテムを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2024年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちが解説します

モータージャーナリスト 岡本幸一郎さん
軽自動車から高級車まで続々と登場する新型車のほぼすべてに試乗し、原稿の締め切りに追われる生活を送る。消費者目線の評価が身上。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

 

トラベルライター 澄田直子さん
国内外のガイドブックを中心に取材・編集を行うトラベルライター。最近は北から南まで日本の島を中心に活動。念願叶って初上陸した秘島、青ヶ島はやはりすごかったです!

 

本誌乗り物担当 上岡 篤
2023年は撮影絡みのキャンプしかできず残念。仮にデリカミニを所有したらどんな体験ができるのだろうと想像を膨らませて、2024年こそはキャンプに出かけようと計画中。

 

【ブラックテント】キャンプ場で目を引く漆黒のテント

2022年10月に同社公式サイトで発売を開始したところソロキャンパーを中心に人気を集め完売。2023年4月にはAmazonで販売が開始されたがこちらも売り切れ。現在のところ再販の予定は立っていないという。

売上:10/影響:8/市場開拓:8

 

キャンプ場で存在感が光る設営も簡単なワンポールテント

BlackishGear
BLACK TIPI
4万1800円
2022年10月発売

黒のキャンプギアにこだわる同ブランドが手掛けるテント。4隅をペグで固定し、メインポールを立ち上げるだけで簡単に設営可能。ブラックテントでは珍しい、ポリエステルとコットンを織り交ぜたTC材を使用する。

↑風合いが良く、高い遮光性と通気性を備えるTC素材を使用。撥水加工は施されているが、雨中での積極的な使用はNG

 

付属のパーツを活用してカスタマイズが可能

「付属のサブポールを使うことでキャノピーを持ち上げ前室スペースを作り出せるなど、カスタマイズ術が充実。自分だけの空間やスタイルを作り出せるのも人気の要因です」(上岡)

 

【ラグジュアリーソロキャンプ】ストイックなキャンプよりも優雅に楽しむソロキャンパーが増加

ソロキャンプ=身軽というのはひと昔前の話。最近目にするのが、ハイスペックなこだわりギアを揃えた、優雅なソロキャンパーの姿だ。ひとりぶんのギアだけ運べば良いので、収納性より性能にこだわるのも特徴。

売上:9/影響:9/市場開拓:9

 

ソロキャンプをより充実させるギアも続々登場

モバイルプロジェクター

アンカー・ジャパン
Nabula Capsule 3 Laser
実売価格11万9900円
2022年12月発売

50ml缶ほどのコンパクトサイズで、300ANSIルーメンの明るさとレーザー光源ならではの色合いを実現する。充電式バッテリー内蔵で、最長約2.5時間の再生が可能。

 

プロジェクタースクリーン

ロゴス
ポータブル LOGOS シネマスクリーン
7900円
2021年7月発売

屋外でも使えるプロジェクタースクリーン。同社独自のソーラーブロックコーティングを施した生地は遮光率100%を実現。上下にフレームが入っているので生地のたるみもない。

 

デザインも性能も妥協しない趣味の空間

「自由時間がたっぷりあるソロキャンプでは、好きなコンテンツを視聴するのも楽しい時間。ハイスペックな音響・映像機器を備え、優雅に楽しむ姿を多く目撃しました」(澄田さん)

 

【ミニバン】多くの人が待っていた日産自慢のe-POWER

2022年11月にフルモデルチェンジし、ガソリンモデルが先行発売。だが日産自慢のe-POWERを待っていた人は多く、受注開始から発売日までに2万台を突破した。その販売割合はセレナ全体の約半数を超える。

売上:10/影響:8/市場開拓:8

 

最上級グレードにはプロパイロット2.0も搭載

日産
セレナ e-POWER
319万8800円〜479万8200円
2023年4月発売

最新モデルでは安全運転支援技術の「プロパイロット」が全車標準装備。最上級の「e-POWER LUXION」ではミニバンでは世界初搭載となる、高速道路などでの手離し運転が可能な「プロパイロット2.0」が標準装備となる。

↑搭載されるe-POWERは1.4Lの発電用エンジンを持つ第2世代となる。トルクが太く、力強い走りが魅力だ

 

最新のe-POWERと先進の運転技術が魅力

「変幻自在の広い室内空間はもとより、進化したe-POWERが搭載され、プロパイロット2.0も選べるように。クルマ酔いを抑えるという走りの仕上がりにも注目です」(岡本さん)

キャンプ飯を手軽にランクアップ!キャンプで使いたい調理家電6選

ここでは、キャンプで活躍する調理家電を紹介。ホットプレートで肉を焼いたり、コーヒーを豆から挽いて味わうこともカンタンだ。初心者では難しい炊飯も電気の力を借りれば楽勝。後片付けもサクッと終わる!

※この記事は「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

高い可搬性と温度制御でキャンプ飯の格が上がる!

abien
abien MAGIC GRILL (2022モデル)

実売価格2万3980円

高密度フィルムヒーター「サーキットヒーター」をプレート内部に張り巡らせることで、プレート全面をムラなく均一に加熱できる。2022モデルは4段階に温度調節ができ、幅広い調理に対応できるようになった。

SPEC●消費電力:約850W●ヒーター:フィルムヒーター●温度設定:4段階(約250℃/約190℃/約150℃/約100℃)●コード長:約1.8m●サイズ/質量:約W405×H79×D305mm/3.1kg

 

↑独自のコーティングにより、少量の油でも焦げ付きにくく洗いやすい。少々の汚れはペーパーでサッと拭き取れるので、後片付けがラク

 

↑両脚部をプレートと分離することができ、コンパクトに収納できる。3.1kgと軽量で、クルマとサイトが離れても持ち運びしやすい

 

誰でも簡単に極上ステーキが焼けるコンパクトなのもイイ!

「キャンプメシにおいて肉は正義。しかし、焚き火や炭火では温度管理が難しく、美味しく焼くにはある程度の経験が必要です。本機は温度制御に優れ、誰でも簡単にステーキが焼けます。コンパクトになるのもウレシイ!」(家電ライター・近藤克己さん)

 

豆からも粉からも手軽に美味しいコーヒーが淹れられる

ラドンナ
Toffy 全自動ミル付アロマコーヒーメーカー K-CM7

実売価格9350円

豆挽きからドリップまで全自動でカップ1杯ぶんのコーヒーが淹れられる。サーバーがなく、ノズルから直接カップに注ぐ形式なのでコンパクト。豆挽きから抽出まで約3分半と早い。デザインもアウトドアにマッチする。

SPEC●消費電力:約500W●水タンク容量:200ml●コーヒーミル最大容量:約16g●抽出方式:ドリップ式●コード長:0.8m●サイズ/質量:約W132×H234×D168mm/非公表

 

↑ステンレスメッシュフィルターを採用。豆の油分も抽出できるので、風味が強く濃厚な味を楽しめる。余分なゴミが出ないのも良い

 

↑本体上部にミルカッターを搭載。ミルの最大容量は16gで、コーヒーカップ1杯分(約160㎖)が挽ける。粉からの抽出も可能だ

 

ガラス容器がないので破損の心配もない

「豆を挽き、お湯を沸かし、ペーパーフィルターをセットしてハンドドリップするのは面倒。全自動ならば豆や粉と水をセットするだけなのでのんびり過ごせます。ガラス容器がないので、破損する心配もありません」(家電ライター・近藤克己さん)

 

車内や幕内でもメスティン調理を楽しめる

サンコー
火要らずで卓上キャンプ飯「エレクトリックメスティン」

実売価格7680円

焼く・煮る・炊く・蒸す・茹でるなど、様々な調理ができる調理器具「メスティン」を電気で使える製品。取っ手がついており、調理後はそのまま食器として使うこともできる。本来は炊飯用の「飯ごう」で、1.5合までの炊飯が可能だ。

SPEC●消費電力:450W(100V)●ヒーター最大温度:150℃●最大水位:1l●温度設定:温度無段階ダイヤル●コード長:1m●サイズ/質量:(本体)W150×H78×D100mm(本体)、(鍋)W176×H75×D136mm、(フタ)W194×H22×D144mm/約1.2kg

 

↑宇蓋は鉄板になっており、フライパンのように使える。肉と卵とソーセージ、のように複数の食材を調理できる余裕もあり、素早く完成できる

 

↑表面はフッ素加工済。焦げ付きにくく、食材がこびりつきにくいので少ない油でヘルシーに調理できる。撤収時もサッと拭き取るだけ

 

1台何役?「これさえあれば」な万能器具

「火を使わないので車内でもテント内でも使えるのがメリット。これひとつでほとんどの料理ができ、食器にもなるので、最初に購入する器具としてもオススメです。メスティンは人気製品なので、使い方やレシピの情報が豊富なのも魅力」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

キャンプの夜は2品同時調理で時産&エコ

レコルト
クッキングライスクッカー RCR-2

実売価格1万2100円

炊飯器の内釜の上に調理トレイをセットし、炊飯時出る蒸気を利用しておかずも作れる。ごはんと蒸ししゃぶ、ごはんと煮魚、ごはんとハヤシライスといった組み合わせが可能。おかず×おかずの組み合わせもOK。

SPEC●消費電力:300W●炊飯容量:90ml〜540ml(0.5合〜3合)付属品●本体、内ブタ、内釜、調理トレイ、計量カップなど●サイズ/質量:W196×H191×D251mm/約2.1kg

 

↑調理トレイは深型で汁物に対応。シリコンミトンを付属し、熱々の調理トレイを安全に取り出せる。付属のしゃもじはすくいやすい独自形状だ

 

↑炊飯容量は最大3合だが、2段調理する場合は1.5合まで炊ける。白米だけでなく玄米やおかゆにも対応する

 

キャンプでも時産家電を使えば早くお酒にありつける

「キャンプの夜はとにかく早くお酒が飲みたい。そんな時に時産家電は便利です。ごはんと一緒におかずを作ったり、おかずを2品同時に作ったり。手際よく夕食を準備したら、あとはまったり飲むだけ。1回で2品作れるからエコでもあります」(家電ライター・近藤克己さん)

 

食パン1枚でコンパクトなホットサンドを焼ける

レコルト
プレスサンドメーカー ミニ

実売価格4400円

6〜12枚切りの食パン1枚で好きな具材を挟み、最短2分半で焼き上げられるホットサンドメーカー。市販のパイシートを使って熱々のパイを焼いたり、ホットケーキミックスでスイーツを作ったりもできる。

SPEC●消費電力:350W●プレート材質:アルミダイキャスト(フッ素樹脂コーティング)●サイズ/質量:W160×H90×D160mm/約0.85kg

 

↑食パン2枚を使う一般的な製品と異なり片手でつまめるサイズで焼き上がるので、様々な味を楽しめる

 

↑ご飯で具を挟んだり海苔で巻いたりすれば焼きおにぎりサンドなども。普段のお弁当作りなどにも役立つ

 

具材をしっかり包み込むので手を汚さずに味わえる

「パンをギュッと挟み込んで焼き上げることで耳がしっかりと閉じるため、具材やソースがこぼれて手が汚れる心配がありません。片手でひょいとつまんで食べられ、小食の人でも1個ラクラク食べきれるサイズなのも魅力です」(家電・ITジャーナリスト・安蔵靖志さん)

 

湯沸かしだけでなく調理にも使えるおしゃれケトル

ブルーノ
温度調節マルチケトル

実売価格1万3200円

45〜100℃まで1℃単位の設定が可能な温度設定モードを搭載する電気ケトル。茶こしや湯せんカップ、たまごホルダーが付属しており、低温調理なども含めて幅広い調理に活用できる。

SPEC●消費電力:900W●温度設定:45〜100℃(1度刻み)●登録温度:50、60、70、75、80、85、90、95、100℃●保温時間:1〜6時間(1時間単位)●コード長:0.7m●サイズ/質量:W245×H235×D165mm/約1.2kg

 

↑45〜100℃まで1℃単位で温度を設定できるだけでなく、1〜6時間まで1時間単位での保温も可能。予約機能まで付いているのがユニークだ

 

↑茶こしと湯せんカップ、たまごホルダーが付属。時間や温度管理が面倒な半熟卵や温泉卵も、温度設定モードで簡単に調理できる

 

オートキャンプサイトでも安心して使える消費電力

「電気ケトルは消費電力が大きいほど短時間でお湯が沸くのですが、1000Wを超えるとオートキャンプサイトでは使えない可能性も。その点本機は900Wと小さめなので安心して使えます。予約機能は翌朝の一杯に便利」(家電・ITジャーナリスト・安蔵靖志さん)

 

「暗い」「寒い」「暑い」「汚い」にサヨナラ!キャンプを快適にする家電6選

せっかくのキャンプを苦行にしないためにも、快適な環境づくりは必須。これからの季節なら寒い夜でも身体を温めてくれる電気毛布があれば便利だ。家電製品を駆使すれば、ラクに過ごせる空間はカンタンに実現する。

※この記事は「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイヤルを回すとじんわり色と明るさが変わる

バルミューダ
BALMUDA The Lantern

実売価格1万5950円

ダイヤルを回すだけで明るさとともに色合いが変わるのがユニークなバッテリー内蔵LEDランタン。IP54の防水性能を備えており、ガスランタンのようなクラシックデザインでアウトドアライフを彩ってくれる。

SPEC●消費電力:最大6.0W(同時に点灯/充電した場合)、待機時0.1W●連続使用時間:3〜50時間(最大照度〜最小照度)●充電時間:約6時間●サイズ/質量:約W110×H248×D103mm/約630g(ハンドル含む)

 

↑曲線を多用した柔らかなデザインで、カラーは5色をラインナップ。アウトドアだけでなく家の中に持ち運んで使うのも楽しい

 

↑キャンドルのようにゆらめく色温度1600Kの暖色の光から、色温度3000Kの温白色の明るい光まで、明るさとともに色合いが変わる

 

キャンプの夜を彩る雰囲気作りに最適

「暗くするとろうそくのようにゆらめく光は、暖かい色合いで炭火の炎などに似ており、とても良い雰囲気です。ダイヤルを回すと明るくて見やすい温白色になるので、後片付けのために明るくしたいシーンにも役立ちます」(家電・ITジャーナリスト・安蔵靖志さん)

 

冷凍・冷蔵・保温までカバーし食品の管理はおまかせ

ハイコーキ
コードレス冷温庫 UL18DE

実売価格9万6770円〜

8月に発売された容量36lのコードレス冷温庫。仕切板を使うことで、冷凍、冷蔵、保温の3部屋を同時に利用できる。運転時間目安は設定温度で変わるが、1部屋(5℃)で約8時間、3部屋(-18/5/60℃)で約2時間45分など。

SPEC●庫内容積:36ℓ(仕切板なし)左8、中央8、右15ℓ(仕切板あり)●設定温度:ー18℃およびー15〜60℃の5℃単位●サイズ/質量:約W829×H450×D340㎜/約20.1㎏(蓄電池除く)

 

↑着脱可能な仕切板を挟むことで、隣り合った部屋は最大60℃差まで設定可能。2部屋を間に挟むと最大78℃差まで対応できる

 

↑設置された仕切板を検出して、スイッチパネルの表示を自動調整。部屋数と並びに合わせて、数値が表示されるので、設定温度を把握しやすい

 

温かい飲み物をサッと出せてこれからの季節にぴったり

「キャリーハンドルを備えるので持ち運びやすく、これからの季節に嬉しい保温機能も搭載します。12V出力ソケットから電気ケトルなどを使えることも見逃せません。クルマのシガーソケットに接続して使うことも可能です」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

テント内の暑い寒いをサッと解消!

エコフロー
EcoFlow WAVE 2
ポータブルエアコン + WAVE 2 専用バッテリーパック

実売価格24万5300円

10㎥以下の空間温度を約5分で10℃下げる1.5kWの冷却機能と、約5分で10℃上げる1.8kWの暖房機能を搭載。おやすみモードでは動作音が44dBと静音運転になり、省エネモードでは最長8時間稼働する。

SPEC●冷房範囲:最大10㎡●冷房能力:1500W●冷房最大消費電力:700W●暖房能力:1800W●暖房最大消費電力:700W●運転音:44〜56dB●サイズ/質量:W297×H336×D518mm/約14.5kg(バッテリー除く)

 

↑冷房運転時に発生するドレン水は本体内部で蒸発するので排水不要。ただし暖房運転時のドレン水はホースをつなげて外に排出する必要がある

 

↑本体上部の操作パネルで温度設定などが可能。専用アプリではスマホで省エネモードやおやすみモードなどモード切り替えも可能になる

 

静音性が高いので車中泊にも便利

「真夏のテントの中は蒸し暑く、逆に冬は地面から伝わる冷気により寝られたものではありません。本機があればサッと冷やす&暖められるので、一年じゅう快適にキャンプができます。バッテリー駆動なので静かです」(家電ライター・近藤克己さん)

 

スマホを充電しながらランタンとして使える

エレコム
蛇腹LEDランタン付きポータブルバッテリー
DE-P02DBU

実売価格2万9800円

USB Type-A端子とPD出力に対応するUSB Type-C端子を備え、LEDランタン機能も搭載するポータブルバッテリー。スマホやタブレット、パソコンなどに給電しながら照明としても使えるのが便利。

SPEC●バッテリー容量:196.6 Wh●電池タイプ:リチウムイオン電池●出力端子:USB Type-A×3、USB Type-C×2●明るさ:約80〜300ルーメン●調光:4段階●サイズ/質量:約W138×H163〜243×D136mm/約1.7kg

 

↑内蔵バッテリーは大容量(196.6Wh)なので重さは約1.7㎏あるものの、付属のハンドルを使ってどこにでも持ち運べる

 

↑USB-A端子×3、USB Type-C端子×2を備えており、最大で5台同時に充電できる。USB PDは最大65Wの出力が可能

 

サイトの電源が足りないときの心強い味方

「1サイトで最大1000Wまでしか使えないキャンプ場が多いため、家電を同時に使うのは難しいですが、本機はUSB給電機器の充電を一手に引き受けてくれます。蛇腹を伸ばせばランタンになる仕組みも面白い!」(家電・ITジャーナリスト・安蔵靖志さん)

 

キャンプの汚れはその場で落として家に持ち込まない

アイリスオーヤマ
充電式ポータブルウォッシャー
JPW-T81-W/H

実売価格1万5420円

バッテリーと水タンクを搭載し、電源と水道がない場所でも使用できる。水流は「ジェット」「キリ」シャワー」の3種類。タンク容量8ℓで最長約4分半使用でき、バッテリーは2000mAhで最大約24分連続使用可能。

SPEC●タンク容量:約8ℓ●最大吐出圧力:約0.7MPa●最大吐出水量:約3l/分●充電時間:約2時間●連続使用時間:約24分●水の使用温度:5〜40℃●ホース長さ:約3m●サイズ/質量:W316×H275×D216mm/約2.4kg

 

↑シャワーモードは食器やテーブルの足などの洗浄に便利。泥だらけになった手足の洗浄にも。がんこな汚れにはジェットモードで

 

↑ホースとトリガーガンは本体下部にコンパクトに収納。乾燥時の質量約2.4㎏と軽量なので持ち運びがラク

 

海で山で大活躍! 外遊び好きには必携のギア

「雨が降って泥だらけになったテーブルや椅子の足、テントの裏側などをその場で水洗いすれば車内を汚さないで済み、家に帰ってからの後片付けもグッとラクに。浮き輪などの塩・砂落としにも適しています」(家電ライター・近藤克己さん)

 

かわいい電気毛布でカラダも心も温かくなる 

PowerArQ
PowerArQ Electric Blanket

実売価格1万5400円

アウトドアシーンの利用を想定した電気毛布。表面温度は最大約51℃まで上昇可能で、配線も足を温めやすいように配慮されている。消費電力量は、中容量(500Wh前後)のポータブル電源でも一晩使える程度なので安心。

SPEC●消費電力:55W●消費電力量:約35Wh(強)約25Wh(中)●表面温度:約51℃(強)約40℃(中)●表面素材:ポリエステル●サイズ/質量:約W100×D180mm/約1.93kg

 

↑カラーバリエーションはブラックとベージュの2種類を用意。持っていくアイテムのデザインにこだわりたい場合にもピッタリだ

 

↑表面は肌触りの良いポリエステル100%のマイクロファイバー素材。オールカットパイルで、シワや毛玉ができづらく、水性の汚れにも強い

 

丸洗いできて衛生面でも安心

「寒い冬の底冷え対策に、電気毛布はオススメ。本製品はアウトドアの雰囲気を損なわないデザインであるほか、丸洗いもできて、衛生面を気にしながら使えることもポイントです。8時間で自動オフになる機能も安心」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

 

Amazonブラックフライデー前に先行セール開催! 「BZGLAM」アウトドアグッズやスマホアクセサリーが最大50%オフに……11月22日から

TOCO102が展開するブランド「BZGLAM(ビズグラム)」は、2023年の「Amazonブラックフライデー」に出品。

↑BZGLAMガジェット|ロングアームスタンド

 

通常のAmazonブラックフライデー期間である11月24日~12月1日より2日間先行して、11月22日からの合計10日間、同ブランドの人気製品が最大50%になる、特別期間でのセールを開催します。

↑BZGLAMアウトドア|グランドシート

 

11月22日からの先行セールでは、「BZGLAMアウトドア|グランドシート」、「BZGLAMガジェット|車載MagSafe充電器」、「BZGLAMアウトドア|スマートフォンストラップ」、「BZGLAMガジェット|ロングアームスタンド」、「BZGLAMガジェット|セルフィーマルチスタンド」など、全15品がセール対象となる予定です。

↑BZGLAMガジェット|車載MagSafe充電器

 

また、11月24日からの通常開催期間では、先行セールの15品以外の製品も、セールの対象となる予定です。

↑BZGLAMガジェット|セルフィーマルチスタンド

実は日本と関わりが深い。最近よく見る「アークテリクス」こだわりの歴史

クライミング界のリードランナーとして革新的なプロダクトを生み出し続けているカナダ発のアウトドアブランド「ARC’TERYX(アークテリクス)」が、様々な切り口から原点であるクラフトマンシップに迫るラウンドテーブル【What ARC’TERYX is…】を開催しました。そこで語られた進化の軌跡とは。

 

急成長中のクライミング市場を牽引するリードランナー

2020年の東京オリンピックに正式採用されたことで、日本でも人気が高まっているスポーツクライミング。その競技人口は現在、国内で60万人、世界では3500万人とも言われています。また、クライミングギア市場は、2018年から2022年の間のCAGR(年平均成長率)で7.9%と急成長を見せ、2028年には19億米ドル(約2800億円)の市場規模に達すると予想されています。(専用ウェアやシューズ、クライミングハーネス、カラビナなどがクライミングギアに含まれる)

 

そんな急成長中のクライミング界で30年以上もリードランナーとして君臨しているアークテリクス。アークテリクス マーケティングマネージャー林 克洋氏が、初めにクライミング熱の高まりについて説明しました。

 

「ボルダリングという競技自体の選手年齢層は非常に若く、大会に出場した選手は20代半ばから後半です。オリンピックが終わり、日本国内での大会ではティーンエイジャーの中学生、高校生の選手がよりダイナミックに活躍しています。クライミングジムに通われる方も確実に増えており、20代など、若い世代層の方々が通っているという動きがあるようです。

 

一方で山岳ガイドに聞いた話ですと、これまで山に来るのは40代、50代がメインでしたが、昨今は20代、30代の方が増えているとのこと。その理由は、SNSによって事前に山の情報を仕入れられるようになったことで、非常に敷居が下がっているようです」(林氏)

↑「アウトドアに行く人が、新型コロナが収束したタイミングからリバウンドするように増え始めている」とも語る林氏

 

次にグローバルで打ち出している最新のキャンペーンビデオが公開されました。朝焼けや夕焼け、星空など山での感動的なシーンが集められていました。今後日本でも公開が予定されています。新たなブランドパーパスは“LEAVE IT BETTER”(それをより良きものにする)です。

 

「 “IT”は人によってどう変えることもできる。例えば、アウトドアを楽しむことで自然環境に興味が増して、より山を、環境を綺麗にしようと興味が湧くのもLEAVE IT BETTER。または、クライミングを始めたことによってスポーツする回数が増え健康になる、その人にとってのLEAVE YOUR BODY BETTER、など。我々がこのアウトドアビジネスをしていくときに、このITの部分が何か少しずつ良くなることを目指したい。そのときにいる存在がアークテリクスでありたい」(林氏)

↑山はスタートラインに戻れる場所。都市部で生活する中で、自然に入ることでリセットされるそうです

 

ガレージブランドからアウトドア界の雄へ、象徴は“始祖鳥”

1989年、カナダのバンクーバーで誕生したガレージブランド「ロックソリッド」がアークテリクスのルーツです。クライマーのデイブ・レインと友人のジェレミー・ガードは、自身が使いたいクライミングギアを開発し、クライミングの聖地・スコーミッシュなどで手売りをしていました。彼らが作ったハーネスがクライミング仲間の間で評判となったことで、これを事業化しようと考え、1991年にアークテリクスを立ち上げたのです。

 

アークテリクスというのは「アーキオプテリクス・リトグラフィカ(始祖鳥)」を略したもの。地上では大きな動物に食べられてしまうため、翼を生やして空を飛んだ初めての動物が始祖鳥。ブランド名には、そのような劇的な進化への思いが込められています。

↑ブランドロゴは始祖鳥の化石をモチーフにしています

 

代表するギア“ハーネス”はひとつひとつ手作りから始まった

クライマーだったデイブとジェレミーは、クライミングで使用していたハーネスに納得していませんでした。登っているときは気になりませんが、岩壁から落ちたときに痛かったり、快適ではなかったため、より良いハーネスを作ることができないか試行錯誤していました。金型を自宅で製作、完成したのが、熱成型3Dフォームがクライマーの体に吸い付くようにフィットする、軽量で革新的なデザインの「VAPOR HARNESS(ヴェイパーハーネス)」です。最初は製品を一つひとつ手作りしていました。

 

「手作りだったハーネスの大量生産を前提に製品化した当時、日本のIBS石井スポーツ(現・石井スポーツ)から発注を大量に受けたことで会社がつながったという話もあり、アークテリクスが会社として軌道に乗る契機となりました」(林氏)

↑ガレージブランドから会社設立へのターニングポイントとなったヴェイパーハーネス

 

1992年にヴェイパーハーネスを発売し、多くのクライマーに愛用されていましたが、さらなる進化を遂げたのが2008年に誕生した「WARP STRENGTH TECHNOLOGY(ワープ ストレングス テクノロジー」です。このテクノロジーが、ブランドのDNAであるハーネスを劇的に進化させました。軽量で動きやすく、耐久性に優れ、非常にコンパクト。負荷は中央のウェビングやランニングエッジバインディングの1点に集中させるのではなく、ハーネス全体に等しく分散されます。

 

「ベルトの中にはウェビングテープといわれるナイロンのテープが入っていますが、そのテープの両端の経糸を手作業で抜いています。横糸だけにして、それをベースになる型に手作業で貼り付ける。経糸がないことでうまく衝撃が吸収され、他社では出せないような快適性を実現しました」(林氏)

↑現在も多くのクライマーに愛用されているハーネスの一番評価されているところが、落ちたときの快適性と痛くないこと

 

ハーネスに続いてアークテリクスが評価されたバックパック

創業から3年後の1994年に誕生したのが「BORA BACKPACK(ボラバックパック)」です。高い評価を受けたヴェイパーハーネスで採用された熱成型の柔らかいフォームを背中部分に使ったことで、吸いつくような背負い心地の良さを実現し、ハーネスに続いて評価されました。

 

「2023年、今年もこのボラバックパックのモデルは進化を続けて存在しています」(林氏)

↑バックパネル・ショルダー・ヒップベルトに熱成型3Dフォームを採用したことでこれまでにない背負い心地を実現。現在も進化を続ける人気シリーズ

 

ブランド創業初期から進化し続けるシェルジャケット

1998年に誕生した「ALPHA SV JACKET(アルファ SV ジャケット)」も、これまで存在していたアパレルに満足していなかった社員がクライマーの視点で4年近い歳月をかけて作り上げました。当時のジッパーは外に出ていると水がしみ込むためフラップをかぶせるのが常識でしたが、デザイナーがテントの中で寝ていたときに雨が降ってきて水が漏れてくることに着目しました。ウレタンをコーティングすることで防水できるのではと思いつき、テストをしてみると非常に防水性が高かった。そこでYKKにこの技術を持ち込み止水ジッパーの共同開発に成功したのです。

 

「歴史を紐解くと、この「WATER TIGHT(ウォータータイト)」のトレードマークを取ったのは、発売から少し後になります。YKKからはこのジッパーの新しい技法の特許を取ったらどうかと話もあったそうですが、アウトドア業界でこういったものが広く使われることで、より業界の発展に貢献したいとの思いで特許を取らず、多くのブランドがこの止水ジッパーを採用しました。

 

1997年アメリカ・ソルトレイクシティで行われた『アウトドアリテイラーショー』という見本市では、アルファ SV ジャケットを5日間発表する予定でした。しかし、イベント初日の約3時間で2000着のオーダーが入り、ゴア社と契約していた生産数に達してしまったため、残りのイベント4日間何をするか非常に困ったというような逸話があるほど、アウトドア業界の関係者に衝撃を与えたプロダクトとなっています」(林氏)

↑当時は肩のところで黒の切り替えがあるデザインが一般的でしたが、トータルカラーなのも画期的だった

 

今回のラウンドテーブルでは25年前に販売され、現在も着用されているというアーカイブのアルファ SV ジャケットも用意されていました。何度かのリペアも施されていますが、いま見ても遜色のないデザイン、そして機能も損なっていません。愛着のある一着を長く着ることができるのも、アークテリクスが「耐久性こそサステナビリティにつながる道である」という信念を体現しています。

↑25年経った今でも現役で着用できるアルファ SV ジャケット。妥協のないデザインはいま見ても遜色ない

 

また、2023年11月に発売された最新のアルファ SV ジャケットでは、100%リサイクル素材を採用。これまでは使用していくにつれて折り返し部分の剥がれ、圧着テープの粘着力が落ちることで劣化が起きることがありました。最新作では、その劣化を遅らせるために、圧着テープをミシンで縫い付けた後に熱加工することでステッチの針孔に接着剤が浸み込んで圧着強度が高められています。

↑2023年11月6日に登場した、新たな「アルファ SV ジャケット」

 

伝説のデザイナーが語るアークテリクスのデザイン哲学

今回は特別に、バックパックの「Arro(アロー)」をデザインしたアークテリクスを象徴するデザイナー、ダン・ジョンソン氏のインタビュー動画も公開されました。

 

ダン氏はアークテリクスの創業当時からブランドと関わりのあるデザイナーで、彼が作った一番有名なプロダクトがアロー バックパック。初めて登場してから25周年を迎えますが、当時のデザインの過程を語ってくれました。1996年当時、オフィシャル社員ではなかったダン氏ですが、創業者の一人、ジェレミーから1本の電話が入りました。

↑アロー バックパックの発売から25周年を迎え、本社デザイナー、ダン・ジャクソンの特別インタビュー動画を公開

 

「『アウトドアの今までの常識をひっくり返すような、誰も見たことのないようなものを作ってほしい』というインプットをもらい、『どれくらいかかるか』と言われて、6週間かかるかもしれないといった話をしました」(ダン氏)

 

そこでダン氏は紙とペンを用意し、話を聞いた2時間後にはスケッチを書いてサンプルを作り始めました。それに基づいて、ほぼそのイメージを具現化しました。

↑依頼を受けてすぐにインスピレーションで書き上げた当時のメモを再現。実際の製品の特徴が具体的に書き込まれている

 

また、アロー バックパックのデザイン決定までの経緯に、ビームスのバイヤーである廣沢 慶氏の名前も出てきました。日本代理店が入る前から当時のビームスは、アークテリクスと交流があり、廣沢氏から「ジッパーの色に差し色を入れるべき」とのアドバイスがあったとのこと。「日本からのアドバイスも取り入れて作ったカバンなんだ」とダン氏は語っています。

 

そして、デザインについてダン氏はこのような哲学を語っていました。「デザインを作成するとき、純粋に効率性を考えると、同じようなものしか作れなくなってくる。デザイナーに必要な感覚というのはどれだけ美しいものを作りたいか。どれだけ見た目の美しさを追求して作ってきたかというのが、このアロー バックパックには表れている。妥協せずに作り込んだデザインだから、今も全世界で発売されているモデルになっているのではないか」(ダン氏)

 

今回はアークテリクスの誕生から、キープロダクトの開発秘話、そして伝説のデザイナーの貴重なインタビューを聞くことができました。アウトドアブランドの雄として業界をリードするブランドならではの奥深い話から、キープロダクトの魅力がさらに高まりました。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

デザインも機能も優れた「防災グッズ」選びと保管方法を雑貨コーディネーターが解説

日本は地震の多発国。さらに気候変動の影響もあり、台風や豪雨による災害も毎年のように発生しています。全国どこに住んでいても、災害に備えて防災グッズは準備しておく必要があります。一方で、防災グッズはいざというときにすぐ目につくよう、インテリアには“あえて馴染まない”色や形状のものが多くなっています。インテリアにこだわる人がそれを理由に準備を躊躇しては本末転倒。

 

そこで、インテリアの邪魔にならない、むしろ部屋に置いておきたくなるようなおしゃれな防災グッズを、雑貨コーディネーターとして活躍するオモムロニ。さんに教えていただきました。

 

インテリアにこだわる人が選ぶべき
“防災グッズ”の考え方

(写真提供=南海工業)

 

インテリア性を損なわずに防災グッズを身近に置く工夫とは? まずは、オモムロニ。さん自身が防災グッズ選びでこだわっている点をうかがいました。

 

「大前提として、防災アイテム自体はデザイン性より実用性が第一だと考えています。わが家で使っているものも、ホームセンターなどで取り扱っている実用性の高いグッズです。私自身は大きな震災を体験したことがありませんし、防災のプロでもありません。そのため、できるだけ実際に被災した方の経験をもとに開発されたグッズを進んで選ぶようにしています。

 

とはいえ、防災グッズは見栄えが悪いからと、納戸や押入れの奥底にしまっていては意味がありません。置き場所としては、使用頻度の高いメインスペースに置く必要はないけれど、本当に必要になったときにはすぐに取り出して使える状態にあることが理想です。

 

そのためにも、ある程度インテリアに馴染むように工夫することが大切だと思います。インテリア性の高いグッズやユニークなアイテムなら、暮らしのなかに積極的に取り入れたいと思えますよね」(雑貨コーディネーター・オモムロニ。さん、以下同)

 

では、オモムロニ。さんが防災グッズを日々の暮らしに取り入れる際のポイントは?

 

・実用性の高いケースにまとめて入れる

(写真提供=オモムロニ。さん)

 

「防災グッズをいろいろと揃えると、細々としてかさばりやすいですよね。それらを散逸しないようにまとめて収納しています。その収納ケースは、常に目のつくところに出して置けるよう、気に入ったものを選ぶようにしています。私が現在使っているのは、アウトドア用の蓋付きの大きな収納ボックスです。頑丈で持ち運びができ、椅子や踏み台としても使えるボックスに防災グッズの大半を入れて、玄関先に堂々と置いています」

 

・色の配分を考える

「最近では、インテリアに馴染むようにと白やグレーの防災グッズも出てきていますが、やはり非常時に認識できることは大切です。『インテリアとしての調和性』と同時に、『いざというときに目につく』必要があり、両立するためにあえて“インテリアのポイントや差し色”としてビタミンカラーのグッズや収納グッズを選んでみる、というのも面白いのではないでしょうか」

 

・日常的に使用するものはデザインも大切にする

「スマートフォンの充電器などいつも携行するものは、気に入っていて見栄えも良いものの方が普段から持ち歩きたいと思えますね」

このように、『見せる収納』『隠す収納』をバランスよく工夫することなどで、防災グッズも気持ちよくインテリアとして置いておくことができると、オモムロニ。さんは言います。

 

どこにしまうのが正解?防災グッズの保管場所

ひとまとめにすると、かさばる防災グッズ。どこに保管すればいいのでしょうか?

 

「防災グッズの置き場所は、家の間取りや、住んでいる人の使い勝手など、それこそさまざまです。『これがベスト』と言うものではなく、暮らしていく中でそのときのライフスタイルにあった場所を考えていく必要があります」

 

・家族みんなが把握している場所

「せっかく用意周到に準備していても、家族がどこにあるのかを把握していなければ、もしものときに使うことができません。地震が起きたときは慌てていて冷静に行動することは難しいもの。日頃から保管場所について話し合ったり、普段目につきやすい場所に、どこに何をしまっているかが分かる保管場所リストを貼っておくなど、工夫が必要です」

 

・定期的にメンテナンスしやすい場所

「非常食の賞味期限が切れていたり、使用期間が切れていることは防災グッズにはありがちです。定期的にメンテナンスするためには、取り出しやすくモノの交換がしやすい場所がおすすめです」

具体的な保管場所を教えていただきました。

 

・玄関付近

(写真提供=オモムロニ。さん)

 

「間取りにもよりますが、我が家では玄関横に少し広いスペースがあります。ここに、外へ避難する時のための防災リュックをアウトドア用のふた付きの大きな収納ボックスに入れて置いています。ここならば、出入りするたびにチラチラと目に入るので、“防災グッズの存在”を認識しやすいのです」

 

・キッチン

「食材だけは、分けてキッチンに置く人も多いのではないでしょうか。私は、吊り戸棚の上部に3年〜5年くらい保存の効くパウチの食材をストックしています。普段は手に届かないけれど、台に乗れば簡単に取り出せる位置です。毎年9月1日の防災の日に合わせて、賞味期限の確認や買い替えなどをするようにしています。パントリーがあれば、一角を防災食スペースとして設けることもできます」

 

・ベッドサイド

「ベッドサイドに運動靴やヘルメットを置くようにしています。サイドテーブルを置いておけば、収納場所にすることもできます。テーブルとして上にメガネや本などを置き、引き出しには非常時に使うものをしまっています」

 

・クローゼットや押し入れ

「防災グッズの定番の保管場所です。大きなスペースにしまっている人も多いはず。一方で、次々にほかのものを入れていく中で、防災グッズが奥に追いやられていませんか? 今一度確認してみましょう。また、クローゼットや押し入れであれば扉がありインテリアに影響がないので、こちらではとにかく目につく色柄の防災ボックスに入れるなど、あえて目立たせて日頃から忘れないようにするのもおすすめです」

 

インテリアとしても申し分なし!デザイン性の高い防災グッズ5選

オモムロニ。 さんに部屋に飾っておきたい、あえて目立つ場所に置いておきたい、インテリア雑貨としても際立つ防災グッズを紹介していただきました。

 

1.モダンでおしゃれなこけしフォルムの懐中電灯

East Japan Project「Naruko Kokeshi Light(鳴子こけしライト)
15,400円(税込)/designshop

「建築家の隈研吾氏が中心となり立ち上げられた東北復興支援プロジェクト『East Japan Project(EJP)』によるデザイン。この『鳴子こけしライト』は、一つひとつが、宮城県鳴子温泉のこけし職人の持つろくろ引きの技術によって作られている伝統工芸品です。頭の部分をくるっとひねるとライトが点灯します。抽象的なこけしの形がインテリアとして置くにもちょうどよく、リビングや玄関などにあえて置いておきたくなるLEDライトです」

 

2.ゴミ箱にも簡易トイレにも変身するアウトドア用折りたたみ椅子

SOLCION 「PATATTO350+」
6,380円(税込)

「災害時に簡易トイレとして使うことができる折りたたみの椅子。耐荷重は100kgまであるにもかかわらず、たためば厚さ4cmととてもコンパクトです。3色展開もうれしいポイント。インテリアに馴染みやすいネイビーを選べばいつでもお部屋においておけますし、オレンジは押し入れにしまっておいてもすぐに見つけることができます。災害時、座って用を足せることは精神的にも大きな安心感を与えてくれますし、高齢の方やお子さんも使いやすいと思います」

 

3.災害時の必需品! 水をおしゃれに保存するタンク

DOD 「ジミニータンク」
4,400円(税込)

「災害時には飲み水だけではなく、トイレや食器洗いなど、さまざまな場面で生活用水が必要になります。水はありすぎて困るものではありません。しかしながら、場所をとるため保管場所に困るモノ。アウトドア用のタンクならシックな色合いのモノも多く、インテリア性をそこないません。また、下部に蛇口がついているので、古い水を蛇口から出し、上部から新しい水を入れ替えやすい設計です」

 

4.必要最低限の充電に便利なスタイリッシュなバッテリー

BAREBONES 「Power Bank new 10000mAh」
10,560円(税込)

「部屋に置いてあってもスタイリッシュなバッテリー。スマートフォンなど、どうしても充電したいものを充電するのに適した容量です。キャリーハンドルがついているので持ち運びもスムーズです。また、懐中電灯もついているすぐれもの。付属のUSB-Cケーブルで充電する仕様。黒と白の2色展開があり、部屋のインテリアに合わせて選ぶことができます」

 

5.防災グッズの入れ場所をあえて見せるインテリアに

IF「WALLシリーズ」
23,100円〜(税込)

「『もしもの備えを日常に』をコンセプトに、限られた空間の中にもスッキリと防災グッズを収納できるアイテムです。インテリにも馴染むオーク材の天板で、キッチン横のサイドテーブルとしたり、壁際においてお気に入りの置物などを飾ったりと使い方自由自在です。家族の人数に合わせて大きさを選べる2サイズ展開です」

 

防災グッズをインテリアの一部として据えることは、防災を身近なものにしてくれます。防災グッズを収納するケースを洗練されたデザインにしてみたり、機能性の高いアウトドアグッズを防災用にできないかと考えてみたりすると、新しい発見があるでしょう。日常の暮らしの中に溶け込む防災グッズは、フェーズフリーアイテムとして、災害時だけでなく平常時にも、役に立ってくれるはずです。

 

Profile

雑貨コーディネーター / オモムロニ。

日用品、家電、文具、グッズ、手みやげ、贈りものなど、あらゆる“モノ”にまつわるセレクトやコラムの執筆、商品企画などを手がける。グッドデザインかつ実用的なアイテム選びが得意。雑誌『&Premium』にて連載中。著書に『DAILY GIFT BOOK気持ちが伝わる贈りものアイデア』 (文藝春秋)がある。
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アウトドアシーンに欠かせない家電をプロに選んでもらいました!

「ラクして楽しく」の傾向が強まってきたアウトドアシーン。快適にアクティビティを楽しめて、なおかつ財布にもやさしい家電を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちが選びました!

【その①】電気の力で即座に温まる着心地の良いベスト

アイリスオーヤマ
FNCTツイード調ヒートベストFC21612-GR

ヒーターを内蔵したベスト。ヒーターは30秒で温まり、1分後に+11℃になる。0.05mmの極薄カーボンナノチューブヒーターで、ゴワつかず軽量で快適な着心地。カジュアルでも通勤時でもシーンを問わず着やすいデザインだ。

↑サイドのファスナーを開閉。キツい場合など、体型やインナーの厚みに応じて身幅を調整できる

 

↑表面はツイード生地をキルティング加工。ヒーターを使わない状態でも十分に防寒性が高く暖かい

 

<ココが価格以上>

「モバイルバッテリー(別売)の接続ですぐにポカポカ。これからの季節は通勤やスポーツ観戦、キャンプ、レジャー、バイク、ゴルフなど様々なシーンで活躍します。ツイード調なのでスーツやジャケットにも合わせやすい!!」(近藤)

 

【その②】同カテゴリ製品の半額以下! 屋外でも涼しく過ごせるヒミツ道具

サンコー
セナクール

背中に取り付けて冷やす小型クーラー。冷却プレートで身体を冷やすとともに、送風ファンで服の中の熱を排出する。60秒間オン0180秒間オフを繰り返すエコモードで、利用時間を2倍にできる。アームは首周り約28〜50cmに対応。

↑外気温から最大-14℃になる冷却プレートが背中を直接冷やし、送風ファンが服の中を蒸れにくくする

 

↑バッテリー内蔵。モバイルバッテリーを接続すれば、その容量次第で使用時間を延ばすことができる

 

<ココが価格以上>

「類似製品の半額以下。温熱機能やスマホアプリとの連携機能はありませんが、背中の熱を逃がすには十分な性能です。使用していないときに比べると、シャツを濡らす汗の量が明らかに少なくなりますよ。」(小口)

 

【その③】コンセントやシガーライターで使える保冷・保温庫

ベルソス
VS-480

保冷または保温ができるボックス。縦置きして冷蔵庫のように、または横置きしてクーラーボックスのようにも使える。横置きの場合には天面のくぼみをカップホルダーとして利用可能。運転音は約40db(図書館並み)と静音性が高い。

↑前面には設定パネルと液晶表示。通常は庫内温度が表示されており、温度ボタンを押すと設定温度が表示される

 

<ココが価格以上>

「自宅で保冷庫や保温庫として使いつつ、クルマで外出の際は車載用保冷庫・保温庫として使えるのが魅力です。キャンプや車中泊のときに便利で、ポタ電があればクーラーボックスのような使い方もできます。」(安蔵)

 

【その④】トランシーバー機能を省いたソロツーリング仕様

サイン・ハウス
B+COM PLAY

ヘルメット内にスピーカーとマイクを設置し、Bluetooth接続したスマホを使える機器。音楽を聴いたりSiriを操作したりできる。上位モデルのようなデバイス間で直接無線通話する機能はないが、電話やアプリを介したハンズフリー通話は可能。

↑カラバリは全5色。ホワイト、ブラックのほかマットメタリックブルー、ガンメタリック、マットゴールドなど気分のアガる色も

 

↑ヘルメットの外側に取り付けた本体。3つのボタンで音量上下や電話の発着信、音声アシスタントの起動などができる

 

<ココが価格以上>

「ソロツーリングなら話し相手がいないので、無線の通話機能は不要です。1万円強で、スマホナビの画面をチラ見せずに音声で聴けるようになるのがグッド。ロングツーリングがさらに安全で楽しくなりますよ。」(近藤)

 

【その⑤】「もしも」のときに必要な3つの機能が1台に集約

エレコム
DE-KD03

「懐中電灯」「ランタン」「防災救助笛」という3つの機能を持ったLEDライト。歩行しながらの使用時に便利なネックストラップは、強く引っ張ると外れる安全仕様。ベージュ・ブラック・オリーブの3種類のカラバリを用意する。

↑ペットボトルの口に合う形状。水を入れたペットボトルに装着するとランタンになり、やわらかい光で周囲を照らせる

 

↑笛を装備。発災時に道に迷ったり瓦礫に埋まったりしても、体力の消耗を抑えつつ自分の位置を伝えられる

<ココが価格以上>

「有事の際、スマホのライトでは心許ないですし、通信用に充電は温存したいところ。やはり懐中電灯は常備したいものですが、コレなら1台で3役を兼ねます。コスパで選ぶ余裕がある平時のうちに検討を。」(小口)

アウトドアに最適な家電をプロがセレクト! 防災グッズから蚊除けまで

「ラクして楽しく」の傾向が強まってきたアウトドアシーン。快適にアクティビティを楽しめて、なおかつ財布にもやさしい家電を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちが選びました!

【その①】BLUETTI史上最小・最軽量ながら大出力と豊富な端子を装備

BLUETTI
EB3A

USB Type-A/C、AC(家庭用コンセント)など合計9つの端子を持ち、同時に9台の機器に給電できるポータブル電源。ACからの充電では30分で約80%、1時間強でフル充電という急速充電が可能。バッテリー事故を防ぐシステム「BMS」も搭載。

↑BLUETTIのポータブル電源では史上最小・最軽量。クルマからキャンプサイトまで荷物を運ばなければならないような場合にもラクだ

 

↑液晶画面で充放電の状況を確認できる。右上部にはLEDライトがあり、暗くなっても前面端子の抜き差しがしやすい

 

↑天面にはワイヤレス充電ポートを装備。機器を本体の上に置くだけで充電できて便利だ。出力は5/7/5/10/15Wに対応

 

<ココが価格以上>

「本誌でも掲載実績が多く、信頼性上々のブランド。キャンプから有事の備えまで、この価格ならエントリーしやすいはずです。充放電サイクルは残存80%想定で2500サイクル/10年と、長期間使える点も心強い。」(青木)

 

「本体のフル充電にかかる時間が短く、天面が最大15Wのワイヤレス充電に対応しています。持ち運びやすいサイズなので「災害時の備えとしても1台は持っておきたい」というユーザーに最適だと思います。」(奈津子)

 

【その②】色味や明るさを変えられ周囲を明るく照らす大きなランタン

パナソニック
多機能強力ランタン(多機能でかランタン)BF-BL45M-W

乾電池でもUSB電源でも使えるランタン。USB端子からスマホなどを充電できる。個別電池検出機能により容量・種類・銘柄の違う乾電池を混ぜて使用でき、手持ちの乾電池を組み合わせてスマホを充電できるのは災害時に心強い。

↑調色機能で、白色・電球色・全灯色に切り替え可能。明るさもタッチセンサーで無段階に調節できる

 

↑周囲をまんべんなく照らしてくれるので、床面や卓上に置くだけで広範囲が明るくなる。停電時の灯りや読書補助灯に最適

 

<ココが価格以上>

「懐中電灯にもなり、周囲を照らす照明代わりにもなります。タッチ操作なので真っ暗な中でも本体の電源スイッチを探す必要がなく、慌てずに点けられます。スマホなどをUSB充電できるのも便利です。」(石井)

 

【その③】エクササイズの記録や通知表示などこの価格で基本機能をほぼ網羅!

3COINS
デバイスバンド

歩数・移動距離・消費カロリーなどの運動記録と、心拍や睡眠モニター、座りすぎ検知といった健康管理機能を備えるスマートバンド。スマホへの着信やメッセージなどの通知を表示することや、カメラや音楽再生の操作もできる。

↑購入時に、ベージュ、ピンクなどバンドの色を選択可能。どの色を選択しても、ブラックのバンドがセットで付いておトク

 

<ココが価格以上>

「コレ、人に見せて価格を言うと必ず驚かれます。パッと見の質感も悪くなく、画面が大きく視認性が高い。スマートウオッチを試したいという人にオススメです。1年使えば275円/月相当、サブスク感覚でどうぞ。」(小口)

 

【その④】屋内でも屋外でも一年中使える防水仕様のコンパクトな扇風機

シロカ
ポータブルコードレス扇風機ANDON(アンドン) FAN SF-PC171

やさしく静かな風を送る「ふわビューン技術」を採用し、心地良く眠れる風を実現。75度の首振り運転が可能で、フェルトにアロマを染み込ませれば芳香や虫除けの効果が得られる。指が入らないガード設計で、子連れキャンプでも安心。

↑USB端子は給電が可能。モバイルバッテリーのようにスマホやタブレットを充電できる

 

↑置いて使えるパイプユニット(脚)のほか、挟んで取り付けるクリップユニットが付属する

 

<ココが価格以上>

「クリップユニットでテントのポールなどにも装着しやすく、重宝しています。想像以上に風がパワフルなので、テント内の換気などにも役立ちます。家の中では脱衣場に付けて、オールシーズン使っていますよ。」(石井)

 

【その⑤】草地や森林でのキャンプを蚊に悩まされず快適に過ごせる

braaa
canox(カノクス)

蚊取り線香で知られるKINCHOと、ライフスタイルブランドbraaaのコラボ商品。蚊を駆除・忌避できる成分を独自システムで拡散する。テントやタープ内に吊り下げたり、屋外での活動中に身に着けたりして蚊に対する忌避効果を発揮。

↑薬剤カートリッジ部自体が回転。遠心力と気流撹拌との相乗効果で、薬剤を広範囲に拡げられる

 

↑上下は亜鉛合金のフックカラビナになっている。耐荷重約5㎏なので、重めのランタンや調理器具なども吊り下げ可能

 

<ココが価格以上>

「カラビナになっていて、カバンやパンツに吊り下げることで簡単に蚊除けできるのが便利。デザイン性も高いので、カジュアルに使えます。アウトドアシーンはもちろん、ちょっとした散歩のときなどにも活躍しますよ。」(コヤマ)

Amazonプライム感謝際で、TokyoCampキャンプギアが最大20%オフ! 累計販売数11万台突破の焚き火台をはじめ全製品が対象

DRiveは同社キャンプブランド「TokyoCamp」から、10月14日・15日に開催されるAmazon感謝祭にて同社製品が最大20%オフになる特別セールを実施します。セール対象は、同ブランドのキャンプギア全製品。本記事では、おすすめキャンプギア3製品をピックアップして紹介します。

 

【その1】誰でも15秒で組み立てできる!シンプルでコンパクトな「TokyoCamp焚き火台」

セール価格:4980円→3984円(20%オフ)

 

累計販売台数11万台を突破した人気の「TokyoCamp焚き火台」は、折りたたんでA4サイズに収納可能な、軽量でコンパクトな焚き火台。誰でも約15秒で組み立て、設置ができるところが特徴です。

 

さらに、安定性と強度、そして高い燃焼性能も備わっているので、調理道具を使った本格的な焚き火飯やBBQなどを楽しむこともできます。ソロキャンプからファミリーキャンプまで、幅広いアウトドアシーンで活躍すること間違いなしのアイテムです。

 

【その2】独自開発の防炎生地採用のオールシーズンベスト「TAKIBI VEST」

セール価格:1万2000円→1万800円(10%オフ)

 

「TAKIBI VEST」は、同社が独自開発した防炎生地「FENIC」を採用した焚き火ベストです。防炎性・防水性・撥水性に優れており、格子状に織り込んだ210Dナイロンリップストップ生地をメイン素材にしたことで、摩耗性や耐久性も向上。

 

キャンプベストでは重要なポイントになる小物の収納には、フロントに2つのポケット、ループ、Dカンが付いているので多彩な収納に対応できます。さらに、裏地には通気性の良いメッシュ素材が使用された、オールシーズン対応。ショルダーベルトで好きなサイズ感に調整できるのも便利です。

↑フロントに付いているループ

 

↑同じくフロントに付いているポケットとDカン

 

【その3】焼き肉からスキレットまで。焚き火台をアウトドアクッキング用にカスタマイズする「グリル台」

セール価格:9980円→8483円(15%オフ)

 

「TokyoCamp焚き火台」を焚火飯調理特化にカスタマイズできる「グリル台」。カスタムウインドスクリーンとオプションパーツ、大型焼き網を取り付ければ、広いスペースで調理が可能になります。

 

焼き肉はもちろん、飯ごう、フライパン、ダッチオーブンやスキレットまで、さまざまな調理器具にも対応しているので、料理のスタイルやメニューに合わせた使い方ができるところが魅力です。焼き網がぐらつくことのない安定性、そして耐火性に優れたステンレススチールで長時間の使用にも対応しています。

 

※価格はいずれも税込み

体験型アウトドアショップ「Alpen Outdoors」が埼玉県と宮城県にオープン!

スポーツ・アウトドア用品を販売するアルペンは、体験型アウトドアショップ「Alpen Outdoors(アルペンアウトドアーズ)」の埼玉県内初出店となる、「Alpen Outdoors イオンモール羽生店」を9月8日にオープン。また、宮城県下初出店となる「Alpen Outdoors ザ・モール仙台長町店」を9月22日にオープンします。

 

埼玉県と宮城県それぞれに初出店!

Alpen Outdoorsイオンモール羽生店は、大型複合商業施設「イオンモール羽生」の、これまで平面駐車場として使用していた建物西側エリアに外部棟として、売場面積700坪にて出店。イオンモール羽生は国道122号、国道125号行田バイパス沿いに所在し交通アクセスが良く、埼玉県利根地域だけでなく、群馬県、栃木県からも広く来客があり、アウトドア未経験の方も、普段の買い物の際に気軽に足を運びやすい店舗立地となっております。

 

一方のAlpen Outdoorsザ・モール仙台長町店は、大型複合商業施設「ザ・モール仙台長町」のアウトドアスポーツ館2階に、売場面積600坪にて出店。ザ・モール仙台長町は宮城県太白区の長町副都心にあるリージョナル型ショッピングセンターとなっており、この店舗もアウトドア未経験の方も普段の買い物の際に気軽に足を運びやすい店舗となっています。

 

【その1】人気アウトドアブランドが勢揃い!

Alpen Outdoorsで人気の「コールマン」「スノーピーク」はショップインショップとして展開し、メーカースタッフも常駐しています。各キャンプアイテムの品揃えにおいては、話題性の高いブランドの取扱いも充実。また、従来の品揃えに加え、トレッキングアイテムも幅広く取り揃っています。

 

ご当地ブランド「MURACO」のPOPUPストアも展開致します。各キャンプアイテムの品揃えにおいては、話題性の高いブランドの取扱いも充実しております。また、従来の品揃えに加え、トレッキングアイテムも幅広く取り揃えました。(Alpen Outdoors イオンモール羽生店のみ)

 

さらにアウトドアアパレルにおいては、「ザ・ノース・フェイス」や「コロンビア」といった人気ブランドをブース展開し、アウトドアだけでなく日常まで使用可能なカジュアルウェアから機能的なトレッキングウェアまで、幅広い品揃えとなっています。

 

昨今人気の高い“おうちアウトドア”に欠かせないインテリア雑貨や、話題のキャンプめしやアウトドア調理用スパイスなど、幅広いアイテムを展開し、多くの方が興味を持てる品揃えを実現。

 

【その2】リアルな使用感をイメージできる体験型店舗

従来の「LIVing」「DINing」「SLEEPing」コーナーに加え、オイルランタンやキャンドルランタンの品揃えを拡充した「AKARI」コーナーなど、多様なシーンに沿った各コーナーで、よりリアルなキャンプシーンや実際の使用感をイメージしながら買い物を楽しめる売り場を実現。

 

また、“体験型アウトドアショップ”を特徴とする店内には、大型ファミリーテントからソロテントまでバラエティに富んだテントがコーディネートされたウッドデッキを用意。さらに、店内テント全品の中から好きなテントをその場で選び、販売スタッフのレクチャーを受けながら試し張りを体験することも可能です。

 

【その3】スポーツアパレル、スポーツシューズなども揃う!

人気のナイキ、ニューバランス、チャンピオンのカジュアルウェアやオークリーField Gear Lineを展開。また、ティゴラbyビームスデザインなどのオリジナル商品やKIDSアパレルも充実しています。

 

スポーツシューズでは、スニーカーからウォーキングシューズ、コンフォートシューズまで、ナイキ、ニューバランスはもちろん、スポーツブランド、アウトドアブランドの人気モデルが勢揃い。

 

ランニングにおいてはサロモン、ホカ、オン、ナイキなどのトレイルランニングシューズに加えてロードランニングシューズ(ナイキ、アシックス、ニューバランス、アディダスなど)も本格的に展開しており、ザ・ノース・フェイス、ナイキを中心にランニングアパレルやソックス、バッグも充実しています。

 

【その4】バリエーション豊かなイベントを開催

「Alpen Outdoors」では、休日、不定期で体験型イベントを開催。テント張りの実演会を始め、キャンプには欠かせないアイテムであるランタンの使い方をわかりやすく学べる講習や、子どもたちも楽しめる体験会が実施される予定です。

 

また、店舗の公式インスタグラムアカウントからは定期的にインスタライブを開催。イベントのライブ中継、お得なキャンペーン情報や、アウトドア用品の使い方、おすすめ商品情報など様々な情報を配信します。

 

■店舗概要

店舗名:Alpen Outdoors イオンモール羽生店

住所:埼玉県羽生市川崎2丁目281番地3(〒348-0039)

電話番号:(048)562-1155

営業時間:10:00〜21:00

 

■店舗概要

店舗名:Alpen Outdoors ザ・モール仙台長町店

住所:宮城県仙台市太白区長町七丁目20番3号(〒982-0011)

電話番号:(022)746-6077

オープン日:2023年9月22日10:00オープン

営業時間 :10:00〜21:00

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

背負っても転がしてもOK! 1万円以下のワークマン “万能” バッグがヒットした理由

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「アウトドア編」から、耐久性に定評のあるワークマンの万能バッグ2つを紹介します。アスレジャーウェアやアウトドアグッズへ進出し、快進撃を続けているワークマン。今回のヒットの背景には何があったのか? GetNaviアウトドア担当の編集部員がその秘密に迫ります。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が解説します

GetNaviアウトドア担当 菅原史稀

 

アンバサダーを起用しユーザー目線で商品開発

ワークマンは、作業服というターゲットからアスレジャーウエア、アウトドアグッズへ進出し、快進撃を継続。ヒットの裏には徹底したユーザー目線による開発姿勢がある。その手法のひとつとしてワークマンが採用したのが、アンバサダーとの共同開発だ。日々YouTubeなどで情報発信をする人気アンバサダー40名以上とコミュニケーションをとり、機能やデザインをヒアリング。試作と試用を繰り返し、製品を世に送り出す。

 

ターゲットはビギナーだ。2022年にはキャンプギアを本格展開し、1万円程度でテントやチェア、シュラフ、テーブルなどひと通りのギアが揃えられるという圧倒的なコストパフォーマンスで世間を驚かせた。ビギナー向けとは言え、ワークマンが本来得意とする耐久性、撥水性などに富んだ素材を用い、屋外での使用にも耐えられる機能性を確保した。今年は小物類がさらに充実。熟練キャンパーからも注目を集めそうだ。

 

耐久性が高く見た目もおしゃれ使い回しもできる実力派トートバッグ

ワークマン
パラフィン帆布ミディアムトート
780円
2021年6月発売

水をはじくパラフィン加工が施された、耐久性の高いトートバッグ。約20Lの収容力で、雑多になりがちなキャンプ道具を収納するのに便利だ。やや張りのあるスタイリッシュな帆布なので “見せる収納” としても活躍する。

 

↑カラーは4色展開

 

↑ナチュラルなアースカラーなのでアウトドアシーンだけでなく日常使いでもなじむ

 

背負っても転がしても運べる3Way仕様のアウトドアバッグ

ワークマン
ピックアップボストンキャリー
7800円
2022年6月発売

キャリーバッグ、バックパック、ボストンバッグとして3Wayで使用可能。47Lと大容量ながら飛行機の機内持ち込み可能なサイズを実現した。撥水加工が施されているので悪天候でも安心して使用できる点もメリット。

 

↑重い荷物を運ぶときは転がして、キャンプ場付近の芝生や砂利道は背負って運べるという、女性キャンパーの要望を詰め込んだバッグ。タイヤ部分にはカバーを備え、持ち上げたときに衣類を汚さない配慮もうれしい

 

【ヒットのシンソウ】

キャンプ時はもちろん幅広いシーンに対応

「キャンプへ行くたび増えていくギアを持ち運ぶのに便利なワークマンの “万能” なバッグ! 幅広いテイストの洋服に合う見た目なので、普段のお出かけ時や旅行、出張のお供にも大活躍するとして売れています」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【コレもチェック!】

高さが2段階に調整できる軽量のアルミコット

ワークマン
燃え広がりにくいアルミコット
5800円

路面状況を問わず快適な就寝環境を作ってくれるコット。本体生地には燃え広がりにくい加工生地を採用しているので、焚き火などの火の粉が飛んでも安心だ。持ち運びに便利な収納袋付き。

1万台の大ヒット! 星空専用の「超低倍率双眼鏡」が爆売れの理由とは?

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「アウトドア編」から、星空専用双眼鏡「ピクセン SG2.1×42H」、キャンプギアケース「WILDTECH キャンプの三種の神器ケース」、ブッシュナイフ「モーラナイフ アッシュウッドコレクション」を紹介。アウトドアライターの澄田直子さんにヒットの秘密を教えてもらいました。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が解説します

アウトドアライター 澄田直子さん
キャンプ歴17年。ブームでキャンプ場の予約がとれず、ギアを眺めてストレスを解消する日々。

 

美しい星空を求める旅が新たなブームに!!

星空を求めて旅する「ダークスカイツーリズム」が注目を集めている。人工的な光源から離れて無数に輝く星を眺めるひとときは、非日常を感じられる贅沢な時間だ。

 

「沖縄の石垣島や東京都の神津島などは星空観光に力を入れており、星空を見るツアーも開催しています。もちろん島で見る星空は美しいのですが、都会から離れたキャンプ場でもかなりきれいに見られますよ。ただ眺めるだけでも良いのですが、星座早見盤やアプリがあればより楽しめます。双眼鏡があればなお良し。星空用の双眼鏡は持ち運びも扱いも簡単。星座や天の川が目の前に広がる光景は感動モノです」(澄田さん、以下同)

 

【星座観察用双眼鏡】

星座を探すのに便利な低倍率の星空専用双眼鏡

ビクセン
SG2.1×42H
3万800円
2021年12月発売

倍率6〜10倍程度の一般的な双眼鏡に比べて、超低倍率の2.1倍、口径42mmと、開放感のある双眼鏡。視野が広いので天の川や星座を探すのにぴったりで、初心者にも扱いやすい。肉眼よりも明るく見えるので、都会の夜空でも威力を発揮する。

 

↑埼玉県所沢市に本社を置き、レンズ研磨、金属加工から組立までのすべてを埼玉県内で行う、Made in Saitama製品だ

 

【ヒットのシンソウ】

難しい知識がなくても星空観測を楽しめて好評

「星空観測に特化した双眼鏡というニッチなニーズをつかみ、シリーズ累計1万台を記録。星の細部を見るという従来型の星空観測から、星空全体を見るというスタイルを提案した画期的なアイテムです」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【ギアケース】

キャンプに便利な消耗品をスマートに持ち運ぶ 特化型ケース

WILDTECH
キャンプの 三種の神器ケース
3990円
2022年11月発売

ペーパータオル、ウェットティッシュ、アルミホイルといったキャンプにあると便利だけど生活感が出てしまうアイテムを、スタイリッシュに収納できるオールインワンバッグ。これにまとめて入れておけば忘れ物も防げる。

↑中には仕切りもあり、小物をすっきりと収納できる

 

【ヒットのシンソウ】

ニッチな需要と思いきや販売個数1万超えのヒット商品

「キャンプ系YouTuberのFUKUさんとアウトドアブランドWILD TECHのコラボ商品。雑多な雰囲気になりがちな小物を美しく収納することを追求する作り手の美学が1万個売れの大ヒットを導きました」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

 

【これもチェック!】

WILDTECH
ギアケースL
4990円

焚き火台や刃物類、燃料、クッカー、ゴミ袋、調味料のほか、A4サイズのコンパクトテーブルがすっぽり収まるバッグ。こちらは販売累計2万個超えを実現した。

 

【アウトドアナイフ】

クラフトマンシップが息づくスウェーデン発の ブッシュナイフ

モーラナイフ
アッシュウッドコレクション
1万9800円〜
2023年4月発売

130年の歴史を持つ老舗ナイフブランド「モーラナイフ」から、ブレード鋼材やハンドルの木材にこだわったプレミアムラインが登場。料理に特化したナイフ「ロンボ」はオンラインで発売初日に完売した。(下写真右)

 

↑美しさと機能性に優れた新シリーズ。ナイフ作りに多大な影響を与えた4人の職人の名を冠した4製品が揃う

 

【ヒットのシンソウ】

コツコツとアイテムを作るブッシュクラフトがブーム

「森で拾った枝を使い、薪やスプーンなどの小物をナイフで削り出すブッシュクラフトがブームです。本品はその必需品となるナイフの傑作。使い勝手はもちろん、持っているだけでも気分がアガり人気も納得!!」

売れ行き:★★★★
革新性:★★
影響力:★★★

動員数7万人突破! 野球×アウトドア体験が楽しめる、日本初 “ボールパーク” の見どころをプロが解説!

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「アウトドア編」から、日本初のボールパーク「北海道ボールパークFビレッジ」をピックアップ。グランピングやサウナ、レストランなどが揃うほか、愛犬と野球観戦を楽しめる専用エリアまである話題の施設。GWには7万3000人を動員したほどの人気の秘密をアウトドアライターの澄田直子さんに教えてもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

宿泊、飲食、レジャーが揃う日本初のボールパークが誕生

2023年3月30日に開業し話題を集めているのが「北海道ボールパークFビレッジ」。北海道日本ハムファイターズの本拠地となるエスコンフィールドを中心に、ホテルやグランピングなどの宿泊施設、BBQ設備にレストラン、サウナ、レジャー施設が揃う。

 

「核となる球場は、フィールドを一望するブルワリーやサウナといった施設に加え、360度回遊できるバリアフリーのコンコースや、キッズスペースを用意。アメリカではよく球場に遊びに行きますが、日本ではこれまでにないスタイル。アウトドア色を強めた点にも注目です」(澄田さん)

 

1棟貸し切りのヴィラや日帰りでも楽しめるデイキャンプスペースも備える。全国区の人気店と北海道の味を楽しむレストランがバランス良く配置され、地元客も観光客も楽しめる。試合のない日でも訪れたくなる魅力が満載だ。

 

野球×アウトドア体験を提供する新時代の総合レジャー施設

北海道ボールパークFビレッジ

北海道の北広島市に開業したファイターズの本拠地、エスコンフィールドに隣接して誕生したアウトドア施設。北海道の食材を楽しめる飲食店やBBQスペース、アスレチックのほか、グランピングなどの宿泊施設も備える。

 

↑エスコンフィールドの2階、一塁側に用意された愛犬と観戦できる専用エリア。専用エントランスから入れるので周囲に気を遣わなく済む

 

↑球場ビューのグランピング施設。プライベート空間に、キッチン、リビング、トイレ、シャワー、ベッド、冷暖房設備を完備する

 

↑全国から選りすぐりの名店が揃う七つ星横丁や北海道の素材を用いた飲食店も充実

 

2023年6月3日にアドベンチャーパークがオープン

北海道ボールパークFビレッジ アドベンチャーパーク

地上8mの高さに作られた空中アスレチックや、スリル満点の大型ブランコなど、これまでにないアクティビティが揃う施設。大人も子どもも夢中になること間違いなしだ。

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>アウトドアライター 澄田直子さん
キャンプ歴17年。ブームでキャンプ場の予約がとれず、ギアを眺めてストレスを解消する日々。

 

野球×アウトドアの相乗効果でGWには7万3000人を動員

「スポーツとアウトドアという、相性が良さそうで意外と接点がなかった2つのジャンルをシームレスにつなぐ新施設。相乗効果で双方のファンを獲得しています。今後の展開にも期待です」

動員数:★★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★

焚火専用のイスって何? 2023年上半期に売れた注目のアウトドアグッズ4選

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「アウトドア編」から、Jackery 「ポータブル電源」、DOD「アツイッス」と「タキビチェア」、TOKYO CRAFTS「焚き火台マクライト」を紹介しよう。ヒットの秘密を解説してくれるのは、アウトドアライターの澄田直子さんだ。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が解説します

アウトドアライター 澄田直子さん
キャンプ歴17年。ブームでキャンプ場の予約がとれず、ギアを眺めてストレスを解消する日々。

 

【ポータブル電源】

防災と節電意識の高まりで累計台数300万台を突破

Jackery
Jackery ポータブル電源 1500 Pro(単品)
19万9800円
2023年1月発売

ホットプレートやドライヤーなど、高出力の家電が使用できる大容量ポータブル電源。Proシリーズは充電速度が大幅に高速化し、コンセント充電なら約2時間でフル充電に。容量1512W、ソーラーパネル接続可能枚数は最大6枚で、防災用品としても活躍する。

 

↑高出力なのに加え、出力が安定しているためPCのディスプレイのチラつきが少なく、ワーケーションにも重宝する

 

↑太陽光で充電できるソーラーパネルがあれば災害時に心強い。高騰する電気代の対応策として活用する人も

 

【ヒットのシンソウ】

多くの人に指示される理由は安全性と出力の安定性

「アウトドア×防災アイテムとして定着したポータブル電源。Jackeryの製品は出力の安定性と安全性が評価されています。充電時間の長さがネックでしたがProの登場でかなり解消されました」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【焚き火用チェア】

焚き火のための専用のチェア!? 焚き火台史に残る名作が誕生

DOD
アツイッス
8800円
2023年4月発売

薪は横に置くものという固定観念を払拭したイス型焚き火台。薪を斜めにくべることで暖かさも増すという理にかなった構造だ。同社のスゴイッスと組み合わせて使うと、焚き火と向かい合うように座ることができる。

 

↑まるで “火と会話” しているように焚き火を楽しめる

 

【ヒットのシンソウ】

斬新なビジュアルが目を引き発売前から注文が殺到

「2023年4月1日に発表されたのでエイプリルフールネタかと思っていましたが、どうして焚き火愛にあふれたエモさ全開のアイテムでした。ソロキャンプでもこれがあれば寂しくなさそうですね(笑)」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★

 

【これもチェック!】

DOD
タキビチェア
5500円

4段階の高さと3種類の角度に調節できるポータブルチェア。火の煙を浴びにくい「焚き火スタイル」や夜空を見上げる「星空スタイル」など様々なシーンに対応する。

 

【焚き火台】

バックパックに入るコンパクト性と本格的な焚き火ができる機能性を両立

TOKYO CRAFTS
焚き火台マクライト
9980円
2022年6月一般発売開始

わずか794gの超軽量の焚き火台。収納サイズは21×40cmとバックパックに入るコンパクトな設計ながら、30〜40cmの薪もくべることができる大きな火床が魅力だ。ソロキャンプでも本格的な焚き火ができるとして好評だ。

 

↑ゴトクが付属しており、焚き火を使った調理もできる。これで1万円を切るというコスパの良さも支持を集めた要因のひとつ

 

【ヒットのシンソウ】

焚き火ブームにマッチして品切れ状態に!!

「重くてかさばるという焚き火台のネックを解消し、コンパクトながら本格的な焚き火を実現。ソロキャンパーの夢を叶える本製品は、発売初日に完売。一時は半年待ちになるほどのヒット商品となりました」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★

アクティビティから街中まで幅広く着られるウェアや道具が揃う「EKAL 道の駅ビーナスライン蓼科湖店」がオープン!

八ヶ岳の麓にある蓼科湖畔に佇む、「TINY GARDEN 蓼科」。標高1250m、高原の澄んだ空気と白樺の木々に囲まれたフィールドで自由気ままに自然を感じる時間を過ごせます。8月10日、道の駅「ビーナスライン蓼科湖」沿いにEKAL SHOPがOPEN。

 

観光に訪れた方がより自然に親しめるサポートを提供

EKAL SHOPには湖遊びやキャンプといったアクティビティから街中まで幅広く着られるウェアや道具が揃うだけでなく、観光に訪れた方がより自然に親しめるサポートを提供。併設するカフェスタンドでは地元蓼科・八ヶ岳エリアの野菜を使ったスムージーなど、地元食材を活かした手作りのカフェメニュー。静かな湖で、四季折々の素晴らしい景色を見ながら道の駅と併せて散策を楽しめます。ここではEKAL SHOPで購入できるアイテムなど、いくつかのトピックスを紹介します。

 

【その1】tent-Mark DESIGNS × EKAL BLACK SUMMIT GG8

6万500円(税込)

今回で3度目となる別注アイテムはtent-Mark DESIGNSでも展開しているJACOB LOGGEVEENとのコラボレーションモデル「BLACK SUMMIT GG8」は、多彩な設営ができるツインポールシェルターです。カラーは自然に溶け込む落ち着いた「グレージュ」を採用し、サイドにはtent-Mark DESIGNSとEKALのロゴをプリントしています。型はインラインのBLACK SUMMIT GG8と同等のモデル。

 

2本のポールをメインに建てるシェルター型のテントは、広い居住性を確保できることと、シンプルな設営方法ながら張り方の自由度が高いことから、注目度の高いモデルです。日本のキャンプスタイルにフィットした、年中快適なキャンプライフを送るためのツインポールシェルター。

 

【その2】別注 SOTO×EKAL レギュレーターストーブレンジSET

1万6500円(税込)

シングルバーナーのなかで、根強い人気を誇るSOTO(ソト)。ヘッドが大径化した最新モデル「レギュレーターストーブ Range(レンジ)」よりEKAL別注カラーが登場。EKALのロゴを施し、ブラックカラーで洗練された印象に仕上がっています。また、持ち運びに便利な専用バッグもセットで用意。バーナー本体に、CB缶を2本収納できるポケットに加え、クッカーなどを収納できるスペースもあります。中身の間仕切りも動かすことができるので、スペース次第で色々収納ができます。外側にもメッシュポケット、カラビナなどを掛けられるループも備わっており、収納面に優れたバッグです。

 

【その3】EKALの機能性素材を使用したプリントTeeシリーズ

デザインはEKALのシーズンコンセプトをプリント。表面は綿、裏面は「RENU」(レニュー)(リサイクルポリエステル)糸使いになっています。汗をかいてもべたつかず、「RENU」のサラッとした肌当たりがさわやかな着心地になっています。

↑「LIFE WITH FIRE T-SHIRTS」8250円(税込)。L-グレーとM-グレーの2色展開

 

↑「UKIYO-E LAKE T-SHIRTS」8250円(税込)。ホワイトとL-グレーの2色展開

 

↑「ENJOY SUP T-SHIRTS」8250円(税込)。ホワイトとB-グレーの2色展開

 

↑「TRAVEL BUG T-SHIRTS」8250円(税込)。ホワイトとイエロー、ブラックの3色展開

 

【その4】山から麓へ TACHIYORI GUIDE 2023 / vol.1 数量限定配布

山を歩いてみたいけど、長時間は少し不安。 そんな山ビギナーにアウトドアスタイル・クリエイター 四角友里さんによる「0分から始める山歩き」を提案。

 

記念すべき第一弾は、霧ヶ峰の登山口に佇む「ころぼっくるひゅって」を紹介。同じ場所でも季節によって違う表情を見せてくれ、夏の風景を楽しめる場所ですが、ちょっとした気づきがなければ意外と見過ごしてしまうような些細な発見がいっぱいある場所です。訪れる度に新しい発見があり、少し違った視点から霧ヶ峰、ころぼっくるひゅってを伝えるべく、ピックアップしています。

 

長野県・茅野駅をスタート地点とし、蓼科高原や霧ヶ峰をめぐり、上諏訪駅に降りてくる高原エリア満喫コース。「0分から始める山歩き」の前後に立ち寄りたい諏訪・茅野おすすめスポットを紹介。

 

【その5】様々なプレゼントを用意

ビーナスライン蓼科湖店にて商品を2000円(税込)以上購入した方に地元の特産品であるハマラノーエンの生で食べれる朝採れとうもろこしをプレゼント。(※無くなり次第終了)

 

ビーナスライン蓼科湖店にて商品を5000円(税込)以上購入した方に先着順で別注TINY GARDENマグカップをプレゼント。(※無くなり次第終了)

 

TINY GARDEN 蓼科公式Instagram (https://www.instagram.com/ur_tinygarden/)と、EKAL公式Instagram (https://www.instagram.com/ekal_lake_official/)の両アカウントをフォローした方に先着順でオリジナルステッカーまたはオリジナル缶バッジをプレゼント。(※無くなり次第終了)

 

店舗名称:EKAL 道の駅ビーナスライン蓼科湖店

住所:長野県茅野市北山4035-196

電話番号:050-2017-9028 ※8月10日 9時より有効

営業時間:9時〜18時

※季節等により営業時間が変更になる場合あり。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

キャンプといえば「炎」! 癒しに欠かせないキャンプの焚き火アイテムをプロが厳選

コロナ禍でキャンプデビューを果たし、もっと本格的なキャンプを目指す人に、より楽しく、豊かに彩るイチオシアイテムを紹介する。

 

何もせずにひたすらボーッと過ごすひとときは、これ以上ない贅沢だ。その時間にゼッタイ欠かせないのが“炎”。夜の闇を美しく彩るこだわりのギアとともに極上の時間を過ごそう。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました

アウトドアライター

澄田直子さん

キャンプ歴17年キャンプギア大好きライター。増えてしまったアイテムの収納に頭を悩ませる日々が続いている。

 

愛着の持てるギアを選んで満足度が飛躍的にアップ

野外で食べて寝るというキャンプの基本的な行為にすら胸を高鳴らせ感動していたビギナー時代を卒業し、今シーズンはもう一歩踏み込んだキャンプライフを楽しみたいと願っているキャンパーも多いのではないだろうか。

 

「近年のキャンプブームでキャンプを始めた人からは、長続きするかわからないからとコスパだけでギアを選び、使ってみるとやはりもう少し考えて購入すれば良かった、という話もよく耳にします」(澄田さん)

 

実際リサイクル店にはコロナ禍中に購入されたキャンプ用品が大量に持ち込まれているという。

 

「屋外で過ごすキャンプでは、ギアが快適性や楽しみ方を大きく左右します。キャンプライフを充実させるには、自分のキャンプスタイルに合ったギア選びが大切。そしてなによりも愛着が持てるかどうかが重要です。ときにはコスパを度外視して思い切り趣味を追求したギアを選んでみては? キャンプライフがグッと充実したものになるはずです」(澄田さん)

 

【その①】使い込むほどに味が出てくる真鍮製オイルランタン

DOWN TOWN GEAR

下町ランタン

レトロな佇まいが存在感を放つオイルランタン。小さなネジにいたるまですべて真鍮無垢材を使用し、年月を経ると風合いが変わるのが魅力だ。付属の磨きセットで鏡面のように輝かせたり、マットに仕上げたり、好みの風合いに育てられる。

↑名前の通り、創業80年を超える東京下町の職人が作るランタン。各部パーツに至るまで職人のこだわりが感じられる

 

↑使用するパラフィンオイルは、無臭かつ引火性・揮発性が低く安全性が高い。火力は下部にあるピンを回して調整できる

 

↑φ50×H151mmと500mlのペットボトル程度のサイズ。のぞき窓からオイルの残量がわかるなど細かな気配りがうれしい

 

<澄田’s Recommend>末永く大切に使いたいキャンプライフの相棒

「ガス式、ガソリン式、LEDなど様々なランタンがありますが、オイルランタンは揺らめく柔らかな光が魅力。繊細、頑丈、無骨でかわいい。多彩な表情を持つこの製品は、本格キャンプの良き相棒となるはずです」

 

【その②】闇夜に美しく浮かび上がるネイティブアメリカンの文様

FUTURE FOX

組み立て式ナバホ柄焚き火台

側面全体にナバホ柄を施し、火を灯すと柄が浮き上がる人気の焚き火台の折りたたみバージョン。組み立てると直径40cm、高さ42cmと存在感を放つ大きさながら、収納時は直径40cm、高さ7cmとコンパクトに。収納袋も付属する。

↑別売の五徳(2980円)を使用するとスキレットやケトルなども置ける。五徳は蹄鉄をイメージしたロマンあふれるデザインだ

 

↑炎が上がると緻密な模様が美しく浮かび上がる。炎を見るのも良いが、地面に映し出される影を眺めるのもまた楽しい

 

↑薪をくべる部分は深さ21.5cm、直径37〜40cm。市販の薪は30〜40cmなので割ることなく豪快に薪をくべ、火を灯すことができる

 

<澄田’s Recommend>焚き火タイムを彩る光と影のマジック

「焚き火は炎を見ているだけで満足と思い込んでいましたが、さらに焚き火を美しくするアイデア製品がありました。ゆらゆらと揺れる光と影はずっと見ていて飽きません!」

アウトドアのプロが選ぶキャンプギア! 洗練空間を作り出すテントを紹介

コロナ禍でキャンプデビューを果たし、もっと本格的なキャンプを目指す人に、より楽しく、豊かに彩るイチオシアイテムを紹介する。

 

快適な居住空間はキャンプの基本。簡単に設営できるうえデザインも優れたテントや、ソロキャンプの新たなる形を示した木が不要のハンモックテント、デイキャンプを彩るポップなタープを紹介する。

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました

アウトドアライター

澄田直子さん

キャンプ歴17年キャンプギア大好きライター。増えてしまったアイテムの収納に頭を悩ませる日々が続いている。

 

愛着の持てるギアを選んで満足度が飛躍的にアップ

野外で食べて寝るというキャンプの基本的な行為にすら胸を高鳴らせ感動していたビギナー時代を卒業し、今シーズンはもう一歩踏み込んだキャンプライフを楽しみたいと願っているキャンパーも多いのではないだろうか。

 

「近年のキャンプブームでキャンプを始めた人からは、長続きするかわからないからとコスパだけでギアを選び、使ってみるとやはりもう少し考えて購入すれば良かった、という話もよく耳にします」(澄田さん)

 

実際リサイクル店にはコロナ禍中に購入されたキャンプ用品が大量に持ち込まれているという。

 

「屋外で過ごすキャンプでは、ギアが快適性や楽しみ方を大きく左右します。キャンプライフを充実させるには、自分のキャンプスタイルに合ったギア選びが大切。そしてなによりも愛着が持てるかどうかが重要です。ときにはコスパを度外視して思い切り趣味を追求したギアを選んでみては? キャンプライフがグッと充実したものになるはずです」(澄田さん)

 

【その①】 設営しやすく快適で美しい理想が詰まったテントの完成形

スノーピーク

ランドネスト M テントタープセット

メインフレームの形状やフライシートを工夫し、ビギナーでも簡単に設営できるテント。大きくとられたメッシュパネルは風通しが良く、夏場でも快適だ。風に強く広い影を作るタープも、心地良いリビング空間を演出する。

↑オプションのインナーソロテント(2万6400円)を使えばひとり用のツールームシェルターに。ラグジュアリーなソロキャンプをどうぞ

 

↑テントの入口にタープの長辺が交わるように設営すれば、9×9mほど。大きく見えるが、一般的な区画サイトにすっぽり収まる

 

<澄田’s Recommend>買い替えにもオススメの絶妙過ぎるスペック

「エントリーモデルとはいえ、設営のしやすさが初心者向けなのであって、強度も居住性もハイスペック。洗練された色合いも素敵です。ソロからファミリーまで、様々なスタイルで使用できるフレキシビリティも良いですね」

 

【その②】木のないところにハンモックを立てられる!

DOD

トゥリーイラヘン

自立するフレームを備えたハンモック。タープとメッシュを付けることで、ソロテントのように使用できるユニークなギアだ。路面の影響を受けないので、濡れていても地面が凸凹でも快適に就寝できるという利点もある。

↑タープは気候やスタイルに応じて好みの形にアレンジ可能。ハンモックには取り外し可能なメッシュが付いていて、虫の心配もない

 

↑収納サイズはW17×H132×D33cm。質量は約17.4kg。持ち歩くにはやや重いが、テント、タープ、チェア一式と考えれば許容範囲だ

 

<澄田’s Recommend>ソロキャンプのスタイルに示された新たなる可能性

「まさか木なしでハンモック泊ができるなんて……! という驚きの製品。ハンモック部分には揺れ防止ベルトや身体の沈み込みを防ぐポールが付いていて、意外と快適です」

 

【その③】まるでキノコのようにニョキッと立つ自立式タープ

DOD

キノコタープ

フレームを広げ、フライシートをかぶせて中心を押し上げるだけで完成するタープ。広い影を作る八角形の屋根部分はキュートなだけでなく、UV加工が施され紫外線をカットする。軽量なランタンを吊り下げられるフックも付属。

↑オプションのサイドパネル(1枚3300円)を使用すれば、様々なアレンジができる。4枚でテントのようなプライベート空間が完成する

 

↑屋根生地はUPF50+のUVカット加工に加え、最高1500mmの耐水圧加工が施されており、少々の雨であれば安心して使える

 

<澄田’s Recommend>フィールドで目を引くとにかくかわいいタープ

「デザインがかわいいだけでなく、設営が簡単なので女子キャンにもオススメです。オプションのサイドパネルでアレンジできるので、冬場のデイキャンプにも活躍しますよ」

釜焼きピザに回る肉……キャンプでも本格的な食事を楽しもう! プロがオススメするキャンプギア

コロナ禍でキャンプデビューを果たし、もっと本格的なキャンプを目指す人に、より楽しく、豊かに彩るイチオシアイテムを紹介する。今回はキャンプの楽しみは食にあり! というこで、本格的なピザが焼けるピザ窯やロティサリーマシンなど、食に関するギアに注目。キャンプだからこそ実現する極上の味を追求して、今シーズンはキャンパーレベルをアップしよう!

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました

アウトドアライター

澄田直子さん

キャンプ歴17年キャンプギア大好きライター。増えてしまったアイテムの収納に頭を悩ませる日々が続いている。

 

愛着の持てるギアを選んで満足度が飛躍的にアップ

野外で食べて寝るというキャンプの基本的な行為にすら胸を高鳴らせ感動していたビギナー時代を卒業し、今シーズンはもう一歩踏み込んだキャンプライフを楽しみたいと願っているキャンパーも多いのではないだろうか。

 

「近年のキャンプブームでキャンプを始めた人からは、長続きするかわからないからとコスパだけでギアを選び、使ってみるとやはりもう少し考えて購入すれば良かった、という話もよく耳にします」(澄田さん)

 

実際リサイクル店にはコロナ禍中に購入されたキャンプ用品が大量に持ち込まれているという。

 

「屋外で過ごすキャンプでは、ギアが快適性や楽しみ方を大きく左右します。キャンプライフを充実させるには、自分のキャンプスタイルに合ったギア選びが大切。そしてなによりも愛着が持てるかどうかが重要です。ときにはコスパを度外視して思い切り趣味を追求したギアを選んでみては? キャンプライフがグッと充実したものになるはずです」(澄田さん)

 

【その①】400℃の高温で焼き上げる専門店顔負けの絶品ピザ窯

ENRO

アウトドア用ポータブルピザ窯

窯焼名人2

従来の家庭用オーブンや簡易ピザ窯では難しかった、窯内温度400℃以上という高温を実現し、専門店レベルの本格的なピザが焼けるポータブルピザ窯。薪、炭、ペレットと手に入りやすい複数の燃料が使用できるのも便利だ。

↑ピザだけでなく、パンの焼成や肉のグリル、グラタンの調理などにも使える。直火独特の香ばしさが加わり、おいしく仕上がる

 

↑ピザ生地を窯に入れてから焼き上がりまではわずか60〜90秒。高温、短時間で焼き上げた生地は香ばしく、もっちり食感はプロレベル!

 

↑質量は10.7kg。一般的なピザ窯が15kg以上あるのに対し、かなり軽量になった。収納バッグが付属し、持ち運びやすいのも魅力だ

 

↑燃料をトレイに入れてガスバーナーなどで着火。わずか10〜20分でピザを焼くのに最適な400℃に達する。燃料の追加投入も簡単だ

 

<澄田’s Recommend>お店を開きたくなるほどの 感動的なおいしさ!

「これまでのピザ窯は、簡易的なものか据え置きの石窯で、初めてこの製品を使ったときは衝撃的でした。ポータブルで扱いが簡単、そしてなによりウマい! ピザ職人が監修した冷凍のピザ生地も、便利で美味ですよ」

 

<コレもCheck>ガスタイプなら ベランダにも置ける!

OD缶、CB缶、LPGガスボンベが使える「ガス式窯焼き名人」(4万9980円)ならば、煙が出ないのでベランダや庭でも気兼ねなく使える。

 

【その②】回転して肉を焼く圧倒的ビジュアルもご馳走だ!

Mt.SUMI(マウントスミ)

パーフェクトグリルロティサリー

別売のパーフェクトグリル スクエア(9900円)に取り付けて使うロティサリー。ステンレスアームに固定した塊肉を、炭火の上でゆっくりと回転させて、余分な脂を落としながらじっくりと焼き上げる。耐荷重は5kg。

↑単3形乾電池3本で駆動するので、AC電源不要。ロティサリー部分は質量1.44kg。炭を入れるパーフェクトグリル スクエアも3.5kgと軽い

 

↑塊肉はあらかじめ下味を付けてからグリル。炭火の遠赤外線効果で旨味がギュッと凝縮され、外側は香ばしく、中はジューシーに

 

↑アームの高さは6段階に調整できる。まずは低めで焦げ目を付けてから遠火でじっくり火を通すなど肉の厚さによって調整したい

 

<澄田’s Recommend>キャンプメシの醍醐味を満喫できるアイデア製品

「ひっくり返したり回したり、地味に面倒な塊肉の炭火焼きをサポートしてくれる楽しいアイテム。脂が多い肉だと落ちた脂が燃え上がるので、肉の下にステンレストレーなどの油受けを置くとうまく焼けますよ」

 

【その③】氷も電気も必要なし! 最大6時間ワインを保冷可能

SURFACE

ThermoShell スターターセット

1Lのナルゲンボトル用の保冷・保温ケースとして作られた製品だが、キャップとバンパーを付けることでワインや日本酒の保冷ケースに。夏場でもスパークリングや白ワインを最大6時間、冷たいまま飲みごろ温度で保ってくれる。

↑オプションを付けることで1Lの炭酸ペットボトルなど様々なアイテムに活用できる。もちろん保温効果もある。本体は360gと軽量だ

 

↑ボトル部分は新潟県燕市のSUSで製造し、真空二重構造の高い断熱性が自慢。全パーツが国内製造のメイド・イン・ジャパンだ

 

↑ワインクーラーにするには、専用バンパー(880円)が必要。ベルトホルダー(3080円)やボトムシート(330円)などオプションも豊富だ

 

<澄田’s Recommend>冷えていればおいしさ倍増! ワイン好き垂涎の保冷ケース

「ワインをボトルごと保冷できるケースとは画期的! 水滴が付かないのも良いですね。暑い日でも最大6時間、キリリと冷えたワインが飲めるなんて最高の贅沢です!」

アイスもいける!-20℃まで冷やせるロゴスの氷点下ポータブル冷蔵庫が数量限定で登場

ロゴスコーポレーションは、「LOGOS(ロゴス)」から、保冷能⼒に優れるうえに給電⽅法も幅広い電気冷蔵庫「LOGOS 氷点下電気冷蔵ボックス (AC・DC)」を6⽉29⽇より数量限定で早期販売を開始します。税込価格は4万9800円。

 

本製品は、最⼤能⼒-20℃を実現する持ち運びできる電気冷蔵庫。⾞のシガーソケットから給電できるDC電源(12V/24V)と、家庭⽤コンセントでも使えるAC電源(100V)に対応するため、キャンプや釣り、スポーツなどのアウトドアはもちろんのこと、家でも使えます。

 

市販のポータブル電源を使えば、コンセントのない屋外でも活躍可能。温度は20℃から-20℃まで調節できるため、生鮮食品からアイスまで、冷やしたい食材に応じて保冷ができます。

 

↑最⼤能⼒-20℃を実現する、持ち運びができる電気冷蔵庫。電源の電圧が下がると⾃動的に運転が停⽌する⾞載バッテリー保護機能も搭載

 

↑断熱性があるので、電源無しでもクーラーボックスとして活躍

 

↑USB出⼒ポートを装備しているので、充電ケーブルを使えばスマホ充電も可能

 

↑フタについているパネルを操作するだけで簡単に温度調節できて、庫内の温度も⾒やすい
↑容量約25Lで、庫内は収納しやすい仕切り付き。サブスペースは、350mlのジュースや缶ビールの収納にぴったり。ライトも搭載されているので暗い場所でも中⾝が⾒やすい

 

▶製品概要

製品名 : LOGOS 氷点下電気冷蔵ボックス(AC・DC)

価格 : ¥4万9800円(税込)

保冷能⼒ : 最⼤-20℃

総重量 :(約)11.1kg

サイズ :(約)幅58×奥⾏33×⾼さ35cm

内⼨ :[メイン](約)幅33×奥⾏26×深さ27cm

[サブ](約)幅7×奥⾏26×深さ13cm

容量 :(約)25L

電源 : AC100V、DC12V、DC24V

定格電⼒ : 60W USB

USB出⼒ : 5V/1A(電源接続時のみ可能)

構成 : 本体、ACケーブル、ACアダプター、DCシガーソケットケーブル

主素材 : ポリプロピレン

インドア派のアウトドア「ベランダ」にくつろぎ空間を作るインテリアコーディネート

在宅時間が長かった影響で家の心地よさを再確認し、すっかりインドア派になった人も多いでしょう。それでもとくに新緑がまぶしいこの季節は、外の空気を吸ってリフレッシュしたくなります。自宅のベランダを活用して、思い思いの時間を過ごす “ベランピング” であれば、インドア派も気軽に外気浴を楽しめます。快適なベランダ作りのポイントを、インテリアコーディネーターの山賀史子さんに教えていただきました。

 

今さら聞けない「ベランピング」って何?

そもそも「ベランピング」とは、どのような活動なのでしょうか?

 

「『ベランピング』という言葉は、10年ほど前より使われ始めました。もとは、豪華で魅力的な空間・贅沢な滞在という意味合いの『グラマラス(豪華な)』と『キャンピング』を組み合わせた造語『グランピング』がありました。『グランピング』とは、テント設営やバーベキューの準備をしなくても気軽にキャンプを楽しむことです。その活動を自宅のベランダでも行うようになり、派生したのが『ベランピング』です。
そもそも自宅でキャンプ気分を味わえるように、ベランダでアウトドアを楽しむことを『ベランピング』と呼んでいましたが、最近ではベランダを非日常的な空間や自分らしい空間にアレンジし、リラックスするために活用する傾向にあります。
コロナ禍で在宅勤務時間が増えたり、在宅ワークへと働き方にも変化があったりしたことで、自宅にいながら外の空気を取り込めるベランダを部屋の延長として活用するベランピングがあらためて見直されました」(インテリアコーディネーター山賀史子さん、以下同)

 

また、ベランピングの広まりの背景として、洗濯機機能の変化も大きな要因と考えられるそう。

 

「最近では乾燥機能付きの洗濯機が主流となってきており、乾燥機付洗濯機に買い替える人も増えています。ベランダに洗濯物を干すスペースを設けなくてよいため、空いたベランダのスペースをどう活用するか考えるようになったわけです。
ベランダで外の空気を吸って太陽の光を浴びるだけでも精神的に安定する効果がありますが、椅子やテーブル、クッションなど、お手持ちの家具やインテリア雑貨をベランダに運び出し使用することで、さらにリラックスした時間を過ごせるようになります」

 

今すぐマネしたい! ベランピングのアイデア

ベランピングを取り入れている人は、どのように楽しんでいるのでしょうか?

 

・在宅ワークの息抜きに

「リビングで長時間夫婦で仕事をしているとき、休憩時間が一緒とも限りません。そんなとき、ベランダにちょっとした椅子を置けば、少しだけ場所を移動してほっとひと休憩できるスペースとなります。相手に気づかうことなく、自分のペースでゆっくりと休憩を取ることができます」

 

・家事の合間にリフレッシュ

「終わりの見えない家事に、気持ちが滅入ってしまうこともありますよね。そんなときはベランダでコーヒーブレイク。気になっていたお店のスウィーツを用意するなど、ささやかな自分へのご褒美もおともにしてみてはいかがでしょう。青空を見ながら一息つくだけで、気分も変わります」

 

・幼児の日光浴に

「小さなお子さんがいると、外出するにしても、おむつやミルクに着替えと、何かと荷物が増えてしまいます。ベランダであれば荷物を持ち運ぶ必要がなく、いつでも外気浴・日光浴ができます。ただし、ベランダには足場になるようなものを置かないようにし、お子さんからはけっして目を離さないようご注意ください」

 

・ガーデニングでハーブや野菜を育てる

「ベランダで簡単に栽培できる食用の葉物野菜やハーブを育ててみてはいかがでしょうか。おすすめは、虫が寄ってこないバジルやローズマリー。採れたてはおいしいですし、植物を育てる楽しみも味わえます。何より、グリーンがあることで、ベランダが癒し空間になります」

 

・食事を楽しむ

「ホイル焼きやホットサンドなど簡単な料理を作ってそのままベランダで食べるるのもおすすめです。いつもと違った空間で食事をするだけで、特別な時間に。青空の下でいただくごはんは格別です」

 

・スマホやタブレットで映画・音楽鑑賞

「Bluetoothを利用したワイヤレススピーカーやイヤホンなど、最近では屋外で気軽にエンターテインメントを楽しむことができますよね。外の景色を眺めまながら音楽や動画を楽しむことにより、よりリフレッシュできます。近隣のご迷惑にならないよう、音量には注意してくださいね。工夫次第でさまざまな楽しみ方ができるので、ぜひライフスタイルに合わせたベランダでの過ごし方を見つけてみてください」

 

事前確認すべきベランピングの注意点

ベランピングを楽しむために、近隣にお住まいの方や災害時のことを考慮することが大切です。住まいの建物の規約を確認し、快適なベランピングを行いましょう。

 

「第一にベランダはあくまでも共用部であるということです。いざというときには避難経路になるので、すぐに動かすことのできない大きな植物や荷物を置くことは厳禁なのです」

 

・避難はしご(避難ハッチ)
避難時にははしごを下ろすため、上に重たいモノを乗せてはいけません。

 

・避難用隔壁パネル
避難時には隔てられているパネルを自力で蹴破り避難器具まで移動する必要があります。通行の妨げにならないよう、パネルの前に物を置かない、立てかけないなどの注意が必要です。

 

この2つは代表的な防災設備です。日頃から意識しておきましょう。

 

「また、近隣住民とのトラブルになってしまっては、せっかくの楽しいベランピングが台無しです。音楽を聴く際は音量に注意しましょう。また、消防法で規制がされているため、火を使用することはないようにしてください。電気を使用した焼肉などでも煙が出る場合があります。煙や食べ物の臭いは十分に気を配りましょう。また話し声なども意外と響くので注意が必要です。
近年では台風被害も大きくなってきています。台風の際には、ベランダの植物や家具類は部屋にしまうようにしましょう。
テーブルや椅子を置くこともマンションの規約に反する場合があるため、お住まいのマンション規約を確認しましょう。可能な範囲でベランピングを楽しんでください」

 

プロが教えるベランダを心地よくするインテリア 7選

続いて、ベランダを快適に過ごす工夫について教えていただきました。

 

「『ベランピング』と言うからには……と、いかにもアウトドアなテイストにまとめる必要はありません。お部屋の延長として室内のインテリアとの調和を持たせましょう。アイテム選びは、ベランダだけではなく室内でも使えるものがおすすめです」

 

まずはお手持ちのアイテムを活用するところからスタートしてみましょう。

 

1.荷重の小さな観葉植物を置く

「空間にグリーンがあるとぐっと心地のいい場所になります。ベランダの限られたスペースに置くので、移動しやすいサイズの鉢がおすすめです。また、インテリアとのつながりを持たせる素材や質感の鉢を選ぶのがポイント。木製や陶器鉢は個体差があり、一点ものの表情を楽しめるのも魅力の一つです。
鉢数が多いときには折りたたみやスタッキングタイプの鉢スタンドを活用し、ボリューム感のある植物を下段に置き、スタンドがぐらつかないように安定させます。つるんとした味気のない屋外用樹脂製の鉢は、木製や藤など自然素材のカゴや鉢カバーに入れて鉢をドレスアップさせると、より心地いいインテリアに仕上がります」

 

2.バルコニーにウッドタイルを敷く

「一般的なベランダにありがちな味気ないモルタルの床ですが、その上にウッドタイルを敷くと、ぬくもりを感じられ、室内とのつながりが生まれます。カーテンや窓を開ければリビングが広く、開放的に感じられるようになります。尚、台風など強風のときにも飛ばされないように置き敷きのものはタイルを連結するタイプものを選んでください。
バルコニーをすべてウッドタイルで敷き詰めるには専門の方に施工していただく必要がありますが、椅子を置く一角のみウッドタイルを敷くだけなら手軽ですし、雰囲気も出ていいと思います。お掃除もラクですしね。その際には、床面にある『避難用はしご』を塞がないように気をつけてください。
より簡単に床材を取り入れたいのであればコルクタイルが一押しです。表面の感触もよく、質感は滑りにくいため、犬や猫の足裏や爪の変形を防ぎます」

 

3.パーソナルチェアや小さめの折りたたみテーブルを置く

「パーソナルチェアを用意しましょう。室内外ともに使えて、持ち運びしやすいものがおすすめです。まずはお手持ちの椅子を一度ベランダに出し座ってみて感覚を味わってみるのもいいですね。アウトドア好きの方ですと、キャンプ用の椅子を使っている場合も多いです。 また、テーブルは持ち運びの面でも、収納の観点からも、折りたたみのテーブルが便利です。テーブルと椅子があればベランダでも在宅ワークをすることができます。新しいアイデアが浮かぶかもしれません」

 

4.毛布やひざ掛けを用意する

「暖かくなってきたとはいえ、肌寒い日もあります。風よけや日焼け対策としても、毛布やひざ掛けがあると何かと便利なものです。ファブリックがあると、アウトドアリビングな雰囲気が増します。快適なベランピングの必需品です。
ハーフケットと呼ばれるシングルサイズの毛布やブランケットを半分ほどのサイズにしたものがおすすめです。膝にかけるだけでなく肩にかけたり、と手軽に持ち運び移動して使えるのが魅力。ブランケットに比べてかさばらない防寒アイテムとして、室内室外の両方使いしやすいサイズは自宅で洗える素材を選ぶとすぐにお手入れができ、清潔さをキープできます。
夏は通気性や吸湿性が高い、さらっとしたガーゼやコットン生地素材が良いでしょう。冬は保温性のあるふわふわした感触のボアタイプは、肌触り良く見た目にも暖かみを感じられます。シーンや季節に合わせ柔軟に使いやすい表裏で素材の違うリバーシブルタイプもあります。
シンプルなインテリアが好みであれば、色無地柄で織の網目模様や袖フリンジなどのディテールにこだわるのもオシャレです。挿し色として好みの色柄を選んでインテリアやファッションのアクセントとして気軽に楽しむことも良いですね」

 

5.クッションとラグを用意する

「クッションは空間に対して占める面積の割合が小さいため、アクセントカラーを取り入れやすいインテリアアイテムです。付けカバーの柄や素材で季節感を出せて、手軽に自分好みのベランダ空間を演出できます。
床に置けば座布団のように座を作ることができるので、椅子を置くスペースがない場合にもおすすめです。
ラグを敷けば、足裏を保護しながら場を彩ります。ラグの下にホットカーペット用の断熱シートを敷くとクッション性が増し、ベランダ床の冷たさを緩和してくれます。複数のラグを重ねるときは、同素材で色柄を2〜3色に絞り重ねます。室内にあるアクセントカラーを取り入れると室内外の統一感が生まれます。
ラグを手すりにかけると、近隣からの視線を遮り、装飾性のあるプライベート空間を演出します。
価格は上がりますが、インテリアに深みを加えるにはギャッベやキリムなどのイランの遊牧民が織ったウールの敷物がおすすめ。平織のキリムはギャッベよりも厚みが薄いので、敷物だけでなく装飾や日用品のかけカバー、ブランケットのように使用することも。手織りの個性的な柄を重ねれば、ビンテージなインテリアにぴったりの敷物です」

 

【関連記事】キリム、ギャッベ、トライバルとは? ハンドメイドラグを取り入れた部屋作り

 

6.小物を入れるためのカゴを置く

「ひざ掛けや上着など、ちょっとしたものをさっと入れられるカゴを置いておくと、インテリアのアクセントになるうえに、必要なアイテムを厳選して持ち出せて便利です。片付けもラクですから、ベランピングのアクションを起こしやすくなります。
樹脂製のプラスチックカゴはメンテナンスしやすいですが、よりリラックスした空間作りには天然素材の藤や竹かごがおすすめ。サステナブルなライフスタイルに似合うバスケットは、手作りならではの暖かみがあります。ハンドル付きのものは移動しやすく軽いのもポイント。アウトドアピクニックなど、外出の際にも活用できます」

 

7.ライトを用意する

「夜風の気持ち良い季節になってきました。夜空を眺めながらお酒を飲んだり、月明かりの下でパートナーや訪ねてきた友人と会話を楽しんだりするのも素敵です。ライトの明かりを灯せば、幻想的な雰囲気を演出してくれます。最近ではキャンドルの形をしたLEDライトやガーランドタイプのLEDライトなどもあり、火を使わなくてもよいアイテムもたくさん出回っています。タイマーで消灯するものなどの機能が備わったものも便利です。また、精油をライトの熱で温め、香りを拡散させるアロマランプもおすすめです」

 

ベランダをくつろぎの空間にするおすすめアイテム 5選

山賀さんのおすすめのベランピングアイテムを紹介します。

 

・一枚あるだけで唯一無二の空間にするギャッべ

inie japan「ギャッべ」
3万5000円〜(税込)

しっかりとした重厚感のあるギャッベはクッション性が高いので、ベランダでも安心して使えます。一枚一枚が手作業で作られており、一つとして同じ柄はありません。お気に入りの一枚と出会えるのがうれしいですね。

 

「厚みのある撥水性を兼ね備えたウール素材で作られるギャッベは、3世代(約100年)使用可能といわれるほどの耐久性があります。伝統的な柄を織り交ぜ織り子さんの感性で織られたギャベは一枚一枚に願いが込められたオリジナル。自分好みの唯一無二のデザインを楽しむことができます」

 

・屋外で使っても安心! 耐久性のあるパーソナルチェア

METROCS「アカプルコチェア コッパー【数量限定】」
6万6000円(税込)

メキシコのリゾート地で60年代に流行した椅子をリデザインして作られたこちらのパーソナルチェアは、経年変化に強く柔軟性のあるポリ塩化ビニル素材のPVCコードを使用しています。柔らかな素材が体にフィット。「ベランピング」に最適な椅子です。

 

「屋外で使用しても経年変化に強い素材で一本一本のコードに弾力性があり、ゆったりと身体を包み込むデザイン。細いコードで作られたチェアは圧迫感がなく室内に置いても視線が抜け、見た目にも軽くスペースの限られた一人暮らしや賃貸マンションのパーソナルチェアにおすすめの一脚です」

 

・自由自在に持ち運べるLED照明

ACTUS「ROSENDAHL SOFT SPOT SOLAR H25cm」
2万900円(税込)

取ってが付いていて、ベランダから室内にさっと持ち運べるデザインがベランピングに最適。USBポートでの充電が可能なので、簡単に充電することができます。さらに、ソーラー式充電もできるため、夕暮れどきには自動で点灯してくれます。

 

「デンマークの老舗デザインブランドローゼンダールが展開するポータブルLEDソーラーランプ。北欧らしい丸みを帯びた灯りと黒いアイアンの組み合わせは、どことなく伝統的な日本の行燈を思わせる日本人の感覚になじみやすい、また今の暮らしに合うモダンデザインです」

 

・肌触りが秀逸なオーガニックコットンのブランケット

cocococo「Organic Cotton Fur ブランケット」
1万6000円(税込)

軽くて柔らかいオーガニックコットンのブランケット。カラーはやさしいベージュで、どんなインテリアにも馴染みます。ひざ掛けに、肩からの羽織にとそっと身体を包んでくれます。

 

「とにかく肌触りが良く、天然素材のため静電気も起きない。しっとり柔らかいブランケット。フワフワとした温もりのある軽さは上質そのもの。表側の軽くてしっとりなヤク混ネル生地と裏はオーガニックコットンファーの異なる素材を気分によって楽しむことができます」

 

・素足で履いても心地よいバブーシュ

IDEE「バブーシュ L ホワイト」
3850円(税込)

ベランダで過ごす時間には、簡単に履けて素足のように楽チンな履物があると心地よさがアップします。羊皮を使ったこちらのモロッコバブーシュはしっとりとした質感が特徴で、やわらかな感触がやみつきに。さまざまなシチュエーションで愛用していただけるとてもシンプルなデザイン。経年変化を楽しめ、長く愛用していただけるアイテムです。

 

「優しく素足に馴染むモロッコのバブーシュは、軽くて足元からリラックスできるおすすめのアイテムです。ベランダで汚れたら布で拭き取っていただき、ときどき陰干しするだけで長く履いていただけます。ホワイトはどんなインテリアにも馴染みやすく、清潔感があります」

 

自宅にいながら気軽に外気に触れ、気分転換できるベランピング。スペースを有効活用できるため、自宅が広く感じられるようになるのも魅力ですし、何より非日常の時間を楽しめます。まずは椅子とブランケットを手に、ベランダに出てみませんか?

 

プロフィール

インテリアコーディネーター / 山賀史子

学生時代のカナダでのホームステイを機に、ライフスタイルに合わせた生活空間づくりに関心を持つようになりインテリアを学ぶ。現在では「家族の暮らしを豊かにするインテリアの提案する」という想いを持って新築住宅や賃貸物件、オフィスのコーディネートなど数多く手がける。子育て経験のある主婦の目線を活かしその人の暮らしに寄り添った提案をしている。
HP

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

夏キャンプで活躍! コールマンから暑くても快適なテント「エアーシリーズ」から新アイテム登場

コールマンは、暑い夏のキャンプを快適に過ごせるとうたうアイテム「エアーシリーズ」から、「タフドームエアー/240+ ヘキサセット」「ツーリングドームエアー/ST+」「ツーリングドームエアー/LX+」を2023年4月に発売しました。

 

日光をブロックして通気性を高めたエアーシリーズ

コールマンのエアーシリーズは、日光を90%以上ブロックしてテント内の温度上昇を抑える「ダークルームテクノロジー」や、通気性の高いワイドエアメッシュを搭載したテントシリーズ。

↑テント内が暗くなるほど日光を遮るダークルームテクノロジー

 

↑メッシュの網目を大きめにすることで通気性を確保しているワイドエアメッシュ

 

加えて、空気循環を促すサークルベンチレーションワイドエアシステムも搭載し、今まで以上に涼しいキャンプ体験を可能にしているそうです。さらに空気循環を促するなら、別売りのリバーシブルファンベンチレーション(希望小売価格:税込4400円)を使用することで、換気機能が大幅に向上し、スピード冷却が期待できます。

↑空気の通り道を設けたサークルベンチレーションワイドエアシステム

 

↑別売りのリバーシブルファンベンチレーション

 

快適を追求したタープとテントのセット

 

タフドームエアー/240+ヘキサセットは、ダークルームテクノロジーに、ワイドエアメッシュを採用し、暑い時期でもより快適に過ごせるよう開発された、240cmサイズのドームテントと、テントとの連結機能を備えたヘキサタープのセットです。別売りのリバーシブルファンベンチレーションを合わせて活用することで、外気を取り込み、テント内に気流を作って風の力でより涼しい空間を作ることが可能になります。

 

フライシート上部には開閉式のクリアウィンドウを装備。自然の光をテント内に取り込むことで日中も快適に過ごせるそうです。セットのヘキサタープはゆったりくつろげるリビングスペースとしての使用はもちろん、タープ単体としても使用できます。

 

初心者でも設営しやすいドーム型テント

↑ツーリングドームエアー/ST+

 

↑ツーリングドームエアー/LX+

 

ツーリングドームエアーの2モデルは、ワイドエアメッシュを採用した、コンパクトなドーム型テントです。「タフドームエアー/240+ヘキサセット」と同様に別売りのリバーシブルファンベンチレーションを合わせて涼しい空間を作ったり、開閉式のクリアウィンドウにより自然の光をテント内に取り込んだりすることが可能です。

 

また、2本のクロスフレームと吊り下げ式インナーテントのシンプルな構造のため、初心者でも設営しやすいテントです。

↑シンプルで設営しやすいクロスフレーム&吊り下げ式インナーテント

 

さらに、高さのあるフロントポールにより、コンパクトながら出入りがしやすく、ゆとりのある前室スペースを確保できるため、荷物の保管や雨よけに便利とのこと。ラインナップは、大人1人+荷物を置ける「ST」、大人2人が就寝できる「LX」の 2種類を展開しています。

 

製品仕様

「タフドームエアー/240+ヘキサセット」

希望小売価格:5万9950円(税込)
本体サイズ/重量:約405×240×162cm/約8kg
定員:3~4人用

 

「ツーリングドームエアー/ST+」

希望小売価格:2万5960円(税込)
本体サイズ/重量:約265×210×110cm/約4.5kg
定員:1~2人

 

「ツーリングドームエアー/LX+」

希望小売価格:3万580円(税込)
本体サイズ/重量:約345×210×120cm/約5.9kg
定員:2~3人用

高コスパで初心者キャンパーも導入しやすいはず!専門家がイチオシの小型軽量ポータブル電源

プロがヒットが予想される電源やアウトドア向き家電を厳選した。今回はブルーティ「EB55ポータブル電源」、Nebula by Anker「Capsule 3 Laser」、Tribit「StormBox Blast」を紹介!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ECOモード搭載で消し忘れも防げる小型軽量ポータブル電源

ブルーティ
EB55ポータブル電源

実売価格4万9800円

充実の安全管理システムで安心して使用できる

容量537Wh、定格出力700W(瞬間最大出力1400W)のポータブル電源。ACソケット×4、USB-A×4、USB-C×1、シガーソケット、ワイヤレス充電(15W)などの出力を備え、13台の機器に同時給電できる。別売のACアダプターとソーラーパネルを加えてトリプル充電も可能だ。

 

【プロも注目】
ソーラー充電の効率を高めるMPPT回路を搭載。対応するソーラーパネルを使うことで連泊でも余裕を持って使えるのもポイントが高いです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【ヒットアナリティクス】
充放電サイクルが多く高コスパで初心者キャンパーも導入しやすいはず

この価格としては十分な容量と出力。充放電サイクルが他の製品に比べて多いので寿命が長く、その点でも高コスパだ。電気自動車でも採用の管理システムにより、過充電や過放電、過熱に対する保護機能も充実。テント内で使うような場合にも安心だ。

■先進技術:3/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:3/コスパ:5

 

少ない消費電力で明るい映像を実現! レーザー光源プロジェクター

Nebula by Anker
Capsule 3 Laser

実売価格11万9900円

Andoroid TV世界初搭載のモバイルレーザープロジェクター

光源にレーザーを採用し、300ANSIルーメンの明るさと色鮮やかさを実現したモバイルプロジェクター。Android TV 11.0搭載により、視聴可能なVODサイトを追加できる。投影サイズは最大120インチ(距離3.18m)で、水平・垂直の歪み補正やピント合わせは自動。

 

【プロも注目】
HDR10対応で黒つぶれや白飛びを低減。8WのスピーカーとDolby Digital Plusも搭載し、小型ながら画質・音質ともに優れています」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【ヒットアナリティクス】
アウトドアライフに新しいエンタメを提供

キャンプにマンネリを感じている人に新しい楽しみを提供。高画質・高音質、かつコンパクト性にも優れ、リビングはもちろんアウトドアにも連れ出してYouTubeやNetflixなどの映像コンテンツを大画面で手軽に投影できる。Ankerブランドで培ったバッテリー性能も安心だ。

■先進技術:4/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:3

 

バランスの取れたサウンドを屋外で楽しめるBluetoothスピーカー

Tribit
StormBox Blast

実売価格2万4990円

視覚でも楽しめるド派手な光の演出が秀逸

バッテリー内蔵のBluetoothスピーカー。最大出力90Wと大口径スピーカーを装備し、大迫力の音響を実現。前面にLEDライトが設置されており、曲再生中はカラフルに点灯する。USB-C端子でスマホなどへの充電も可能。付属アプリでライトや音響効果を設定できる。

 

【プロも注目】
大型スピーカーとしては貴重な、IPX7の防水性能を確保。海やプールなどのアウトドアでも安心です。2Wayスピーカーでサウンドもパワフル」(AVライター・野村ケンジさん)

 

【ヒットアナリティクス】
最大約36mの伝送距離で音のトラブルの心配ナシ

Bluetooth5.3を採用し、最大約36mの伝送距離で超低遅延の同期を実現。従来課題とされていた音飛び、音途切れなども大幅に改善されている。また、迫力ある音が楽しめるうえに、専用アプリでライト設定やイコライザー調整が手軽に行えるのが便利。野外パーティーが盛り上がる!!

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:5

 

キャンプにも最適! 専門家も待ってた温冷同時に使えるコードレス冷温庫

プロがヒットが予想される電源やアウトドア向き家電を厳選した。今回はハイコーキ「18V コードレス冷温庫 UL18DBA」、Jackery「Solar Generator 1500 Proポータブル電源 ソーラーパネル セット」、Ebi「LEDランタン」を紹介!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

庫内を2部屋にセパレートして同時に使えるコードレス冷温庫

ハイコーキ
18V コードレス冷温庫 UL18DBA

実売価格12万780円

「冷蔵と保温」など温度の違う2室でも使える

容量25ℓの冷温庫。家庭用電源のほか内蔵バッテリーやシガーソケットでも使用可能だ。-18℃〜60℃の温度設定ができ、仕切り板で「冷蔵と保温」「冷凍と冷蔵」など最大60℃差までの2室としても利用できる。外気温30℃で、庫内温度5℃なら約9時間15分の保冷が可能。

 

プロも注目
従来機と比べて、温冷の2モードを同時に利用できるようになりました。充電に必要な時間が1時間以上短くなったことも見逃すなかれ」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【ヒットアナリティクス】
こんなの待ってた!! 温冷同時に使えるコードレスは垂涎モノ

電動工具で培った技術を生かしたコードレス仕様が何より便利。市場に充電式の温冷庫自体は多くあるものの、温冷モードの同時利用が可能な選択肢は貴重だ。また車載型を選べば安価に抑えやすいジャンルのため、本機は“憧れの一台”とも言える。

■先進技術:4/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:3

 

大容量・高出力に“高速”も加わった超高速ポータブル電源

 

Jackery
Solar Generator 1500 Pro
ポータブル電源 ソーラーパネル セット

実売価格26万9800円

大容量電源と太陽光発電は連泊の強い味方!

ポータブル電源1500ProとソーラーパネルSolarSaga 100のセット。1500Proは容量1534Wh、定格出力1800Wで、ACコンセント×3、USB-A、USB-C、QC3.0といった出力を備える。200Wのソーラーパネル4枚利用で1500Proを2時間で満充電に。

 

プロも注目
大雪による停電など、昨冬は各地で影響を受けました。本機はマイナス10℃の環境でも自然放電が少ないため、安心して使用できます」(本誌デジタル担当・上岡 篤)

 

【ヒットアナリティクス】
さらなる充電の手法として太陽光を有効活用したい

充電速度が従来モデルより約4倍と大幅に向上した本機だが、停電などの非常時には太陽光充電が可能なソーラーパネルがあればさらに安心。両面発電可能で効率良く充電するパネルが最大4枚接続できるのは心強い。有事への備えとしてニーズは十分。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:4/コスパ:4

 

【これもチェック】

Jackery
Solar Generator 2000 Pro
ポータブル電源 ソーラーパネル セット

実売価格44万6000円

ポータブル電源2000ProとソーラーパネルSolarSaga 200のセット。追加購入で6枚使えば最速2.5時間で満充電にできる。

 

モバイルバッテリー内蔵で急速充電もできる大容量バッテリーLEDランタン

Ebi
LEDランタン

実売価格1万9580円

大光量と大容量でいざというときの備えにも

バッテリー内蔵のランタン。明るさは4段階(最大540ルーメン)、光色は3種類に切り替えられる。IP53の防塵・防水仕様で、キャンプ時や災害時にも安心。24000mAhの大容量モバイルバッテリーとしても使用可能

 

プロも注目
昨年夏に登場したオウルテックの新ブランドのLEDランタン。指向性の高い面発光型で、USB PDの高速充電に対応。2泊使えるスタミナもナイス」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【ヒットアナリティクス】
高価ながら用途が広くポテンシャル十分

LEDランタンとしては高額だが、明るさや光色(電球色や蛍光灯色など)を調整できるのが便利。フックで床置きから吊り下げまで幅広く対応。一箇所を照らすだけでなく、付属ランプシェードを使えば光を拡散して周囲をまんべんなく照らすこともでき用途は広い。

■先進技術:3/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:4/コスパ:3

 

ありそうでなかった「外でも使える」電気ケトルに専門家も大注目!!

プロがヒットが予想される電源やアウトドア向き家電を厳選! 今回はSOTOMO「電気カフェケトル AKE-380」、サンコー「エレクトリックメスティン」ビクター「BN-RF1500」を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

見やすいLEDランプでテラスやベランダで活躍“ソトでも”電気ケトル

SOTOMO
電気カフェケトル
AKE-380

実売価格7700円

ドリップコーヒーをおいしく淹れる相棒

家庭用電源で使用する電気ケトル。0.7Lまでのお湯を沸かすことができる。斜めになったハンドルや、適度に温度を下げつつ細く注げる注ぎ口は、コーヒーのドリップに最適。空焚き防止や沸騰すると自動的にオフになる機能を備え、安心して使うことができる。

 

プロも注目
屋外での使いやすさも考慮した電気ケトル。細い注ぎ口で、湯量を調整しやすく、コーヒーのハンドドリップなどにも適しています」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【ヒットアナリティクス】
外でも使いやすい仕様のおしゃれ電気ケトルはレア

一見、よくある電気ケトルだが、LEDライトの視認性やケーブルの強度など、アウトドアでの使用を想定した仕様がユニーク。屋内でも使えるので、日常用も兼ねる意味でコスパは高い。お湯があれば屋外でレトルト食品などを楽しめるのでキャンプ初心者にも最適だ。

■先進技術:3/顧客ニーズ:4/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:5

 

火を使えない場所でもメスティン料理を楽しめる

サンコー
エレクトリックメスティン

実売価格7680円

卓上やテント内でも安心して調理できる

取手の付いた箱型の飯ごう「メスティン」と電気ヒーターのセット。煮る、炊く、焼く、温めるといった調理ができる。蓋も金属製で取手付きのため、フライパンとして使用することも可能。鍋・蓋ともにフッ素加工されているため、焦げ付きにくく汚れも落ちやすい。

 

プロも注目
キャンプでの調理器具として人気のメスティンを、電気ヒーターで使えるのは魅力的。テント内や車内で使いたい場合にも便利です」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【ヒットアナリティクス】
火を使えない場所で活躍し家でキャンプ気分も味わえる

技術的には既存の電熱クッカーと同様だが、レシピの豊富なメスティン形状になったことで用途が大幅に拡大した。依然としてブームのアウトドアではもちろん、人気の高まっている車中泊や、自宅での“おひとりさまごはん”、ベランダ調理など利用できるシーンは多い。

■先進技術:3/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:5/コスパ:4

 

安全性への配慮と長寿命を両立したスタイリッシュポータブル電源

ビクター
BN-RF1500

実売価格26万4000円

バッテリー劣化の進みにくい設計で長期間使い続けられる

デザイン性にも優れたポータブル電源。容量は1536Wh、定格出力は1500W(瞬間最大3000W)、充電時間は約3.2時間。充電の立ち上がりは急速充電し満充電近くでスピードを落とす機能や、自動で満充電に近い94%以上を保つ機能で、バッテリーへの負荷を軽減する。

 

プロも注目
コンセントの抜き差し不要な自動充電に加え、停電時に自動バックアップする機能が装備。約3000回充放電可能な長寿命がうれしい」(AVライター・野村ケンジさん)

 

【ヒットアナリティクス】
急速充電にも対応し室内でも重宝シンプルなビジュアルは意外と希少か

キャンプはもちろん、ベランダでのバーベキューや電源がない場合での作業でも重宝する。別売のソーラーパネルと組み合わせてエコなライフスタイルを実現することも可能。急速充電に対応しており約3.2時間でフル充電できる。シンプルなデザインも万人ウケ。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:4/コスパ:3

 

10年使えるようになった!! 長寿命ポータブル電源に専門家も要注目!!

プロがヒットが予想されるアウトドア向き家電を厳選! 今回はAnker「767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」を紹介!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

家電を使ってラクラク&安全にアウトドアを楽しむ

アウトドア界での昨今の大きな変化と言えば“ポータブル電源の普及”だろう。電源コンセントを備えた大容量バッテリーである。

「ポータブル電源があれば、照明や暖房、調理家電など、使える道具の種類が大幅に広がります。火を使わないのでクルマやテントでも安心して使えますし、鍋では難しい炊飯も炊飯器を使えば手軽。『ポータブル電源+家電』は、アウトドア初心者にもやさしい組み合わせなのです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

さらに日常生活においても、電気・ガスが止まっても調理ができるという安心感は大きい。レジャー用としても災害時への備えとしても有効なアウトドア家電は、キャンプ人気と比例して、ますますヒット間違いなしだ!!

 

自社独自の設計で10年使えるようになった!! 長寿命ポータブル電源

Anker
767 Portable Power Station
(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)

実売価格29万9900円

<世界初の「GaN」搭載で長寿命化と容量増加を実現>

2048Whという超大容量に2000Wの高出力を兼ね備え、13台までの機器に同時給電できるポータブル電源。GaN(窒化ガリウム)の採用により長時間利用でき、充電の頻度が減ることで長寿命化を実現した。専用アプリで充電・給電状態の確認や開始・停止も可能。

 

プロも注目

大容量なだけでなく大出力なので、電子レンジのような消費電力の大きい機器も使えます。約2時間という超急速充電も魅力」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

製品寿命の長さが魅力。さらに車輪&ハンドルや、夜間利用時に役立つライト、液晶画面での残量表示などを備え、使い勝手も優れます」(モバイルライター・井上 晃さん)

キャンプなどの屋外や倉庫等の電源がない場所でとても便利なポータブル電源。消費電力の高い家電製品でも安心して活用できます」(AVライター・野村ケンジさん)

 

【ヒットアナリティクス】
キャンプで役立つだけでなく災害時にもチカラを発揮できて要注目

キャンプ場の“電源が使える区画”が、通常の区画より利用料が高いことを考えると、ポータブル電源の利用はキャンプ費用を抑えるのに役立つ。ソーラーパネルを組み合わせれば自宅にも“無料の電気”を備蓄でき、さらにコスパは向上する。

■先進技術:4/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:3/コスパ:3

 

【コレもチェック】
運びやすく収納しやすい専用ソーラーパネル

Anker
531 Solar Panel 200W

実売価格6万9990円

最大200Wでポータブルバッテリーを充電できるソーラーパネル。上記の767 Portable Power Station専用で最速10時間で満充電にできる。太陽の高度に合わせ、角度を3段階に調整可能。IP67の防水・防塵性能を持つ。

6月17日~18日開催! 「TINY GARDEN FESTIVAL 2023」特設サイトと第一弾情報を公開

アーバンリサーチは、長野県八ヶ岳の麓、蓼科湖畔に佇む「TINY GARDEN 蓼科」を中心に、「TINY GARDEN FESTIVAL」を、6月17日~18日の2日間で開催。開催情報をまとめた特設サイトのオープンと、第一弾情報を公開しました。

 

「TINY GARDEN FESTIVAL 2023」のコンセプトは、これまでと変わらず、“小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティー”。体験や音楽を楽しめる会場を蓼科湖全体に広げ、TINY GARDEN 蓼科でのキャンプサイトを増やしています。

 

今回の発表では、LIVE/ARTISTとして、bonobosのボーカル&ギターで作詞曲担当でもある蔡 忠浩さんの出演が明らかになりました。

 

チケットは4月29日12時発売。販売されるチケットの種類や価格などの詳細は、同イベントの特設サイトをご覧ください。

大自然のなかで再生可能エネルギー100%の生活を。完全オフグリッドハウス「EcoFlow House」を体験した

ポータブルバッテリーやソーラーパネルを開発するメーカー・EcoFlowは、同社製品が生んだ再生可能エネルギーだけですべての生活家電を動かす“完全オフグリッド”の宿泊施設・EcoFlow Houseを4月20日にオープンしました。ここは、オフグリッド型生活を体験できる施設としてだけでなく、地元である長野県伊那市の企業や団体と協業し、地域文化の発信やアクティビティ体験の場としても活用される予定です。今回は、EcoFlow Houseに実際に伺った際のレポートをお届けます。

 

キャンプ場の倉庫が地元の木材によって生まれ変わり、オフグリッドハウスに

EcoFlow Houseが位置するのは、長野県伊那市横山。飯田線の伊那市駅から車で30分ほど走った先の、山の中です。電気や水、電波もない、人里から離れた場所。ここにはかつてキャンプ場があったといい、EcoFlow Houseの元となった建物は、倉庫などとして使われていました。それを、地元の木材をふんだんに用いて改装したのが、現在の姿です。

↑EcoFlow Houseの外観

 

その外見は、“大きな小屋”といった雰囲気。内部は広いエントランススペースと、その奥の宿泊スペースで構成されています。エントランススペースにはプロジェクターも常設されていて、宿泊者はこれを使って映画鑑賞を楽しむことが可能です。EcoFlowによれば、今後、地域のイベント会場や、あるいは結婚式場などとしても、このスペースを活用していきたいといいます。

↑広大なエントランススペース。右奥にはプロジェクターに照らされたスクリーンが見えます

 

↑プロジェクターの電源は、EcoFlowのポータブルバッテリーです

 

↑エントランススペースの壁面などには、伊那に住むアーティスト・山下勝彦さんによるアートが施されています

 

奥に設けられた宿泊スペースは、地元・伊那産の木材による温もりが特徴。2フロアで構成されていて、1階がキッチン&リビング、2階が寝室になっています。キッチンの奥には、屋根の上にあるソーラーパネルで発電した電力を各家電やバッテリーに振り分けるパワーシステムを設置。その脇に設置されているコントロールパネルの液晶画面を見ると、現在の発電状況や電力消費状況を一目で確認できます。

↑1階部分。奥にはキッチンが見えます

 

↑キッチンには大型の冷蔵庫や食洗機などが入っています。オフグリッドハウスであることを感じさせません

 

↑パワーシステム

 

↑コントロールパネルでは、電力の発電状況・消費状況を確認できます。なお、各家電のオンオフは、備え付けのタブレットからでも行えるそうです

 

↑2階の寝室。暖色の照明が、和やかな雰囲気を醸し出しています

 

屋根に設置されたソーラーパネルは400W出力のものが8枚で、将来的には12枚に増設予定。増設後は、晴天の1日の平均で、12kWh程度の電力が得られる見込みだといいます。この発電量は、3人家族が1日に消費する電力の平均とほぼ等しいそうです。なお、余剰電力はEcoFlowのポータブルバッテリーに蓄電されており、電力が不足したときにはそこに溜めたぶんを消費します。

↑屋根に設置されたソーラーパネル

 

水道は通っていないため、タンクに溜めた水を使用する形式です。蛇口の栓を開けると、タンクの水が電動ポンプで汲み上げられてきます。また電波もないので、通信にはスターリンクを使用しています。そのおかげで、施設内のWi-Fi通信は、非常に快適な速度を保っていました。電力、水ともに制限こそあるものの、居住性は高い印象を受けます。宿泊施設としての開業を前に、EcoFlowでは同社製品の購入者に向けてEcoFlow Houseへの宿泊希望を募っており、すでに30組、80人を超える人からの応募があったそうです。

↑スターリンクのアンテナ

 

EcoFlow Houseのもうひとつの顔。伊那の地域文化発信の場として

EcoFlow Houseには、オフグリッド型の宿泊施設に加えて、もうひとつの顔があります。それが、地域文化の発信・アクティビティ体験の場としての活用です。それを体現するかのように、メディア向け撮影・取材会にも、伊那市に根付いた活動を展開する、地元の企業、団体の方々が出席しました。

 

登壇したのは、地域材家具職人として森林と共生するライフスタイルを広める活動を行う株式会社やまとわの中村 博さん、伊那産のリンゴを使ったシードルを醸すカモシカシードル醸造所の入倉浩平さん、伊那“土着”の蔵として米を削らない純米酒の製造にこだわる蔵元・宮島酒店の宮島 敏さん、荒れてしまった里山を整える地元有志団体・維者舎(いざや)の唐木春夫さん、唐木賢治さんの5名。伊那の地に根差した活動を展開しているこの5人は、地元を盛り上げるというEcoFlow Houseの理念に共感し、この会への参加に至りました。

 

↑左から、中村さん、入倉さん、宮島さん。中村さんは、釘も接着剤も塗料も使わずベンチを作るワークショップなどの活動を展開しています

 

いずれの方々も、熱の入ったプレゼンテーションを展開していましたが、筆者の心に強く残ったのは、宮島さんの熱いトークでした。1911年に創業したという宮島酒店は、現在4代目。先代から“安心安全な日本酒づくり”を追求してきたという同店では、1967年に3代目が、全製品を防腐剤無添加にするという日本で初めての試みを行いました。その後、4代目である敏さんが蔵を継ぎ、安心安全な日本酒とはなにかを突き詰めた結果が「農薬無添加の特別栽培米で低精白の純米酒を作る」という結論でした。

 

低精白とは、米をあまり削らないということ。日本酒づくりに用いられる酒米は、雑味を抑えるため、醸造の前に外側の部分を削られます。たとえば純米吟醸酒の場合、その精米歩合は60%以下です。これは、米の40%以上を削り、中心に近い部分のみ使うことを意味しています。

 

米を多く削る日本酒づくりは、地球にやさしくないというのが宮島さんの考えです。宮島さんは、地球にやさしい酒で酒米の味を極限まで堪能してもらおうと、精米歩合を91%までに高めた純米酒を醸造しています。

↑宮島酒店が醸す銘酒「信濃錦」。ラベルを瓶の肩部分だけにした、ラベルレスデザインのボトルを採用しています

 

↑維者舎の唐木賢治さん(左)、唐木春夫さん。設立してから3年ほどになるという同団体は、20〜25人の構成員で、横山の登山道の整備などに取り組んでいます。維者舎は宮島さんとのつながりがあり、宮島さんは維者舎の名を冠した酒も醸しています

 

宿泊者限定で楽しめる、地元フレンチレストランの絶品料理

撮影・取材会では、伊那市が誇るフレンチレストラン「kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN」によるスペシャルコースも振る舞われました。そのメニューは、信州伊那谷ガレット、伊那谷生パスタ、伊那谷の野菜サラダの3点。その名の通り、いずれも伊那谷で採れた食材をふんだんに使っています。伊那谷は野菜の生産が盛んだといい、サラダはもちろん、どのメニューにもたくさんの野菜が用いられているのが印象的でした。シェフの渡邊竜郎さんによると、伊那谷の農家は小規模・多品種栽培の方が多いため、ここで採れる野菜の品種はなんと200にも及ぶといいます。聞いたことはもちろん、見たこともないような野菜を「これはなんだろう、どんな味がするのかな」とワクワクしながら食べられる、貴重な機会でした。

↑信州伊那谷ガレット。ガレットとは、フレンチにおける食事用のクレープです

 

↑伊那谷生パスタ。野菜のシャキシャキ感と麺のもっちり感が交わる、独特の食感です

 

↑伊那谷の野菜サラダ。青っぽさがありながらまったく気にならないやさしい味わいでした。ソースの材料には、地元で採れたイワナを使っているといいます。右に写っているのは、地元のリンゴを絞ったジュースです

 

EcoFlow Houseに宿泊する人は、事前予約をすることで、この出張料理を食べられます。ここでしか味わえないものばかりなので、宿泊の際には、ぜひ味わうことをおすすめします。

 

大自然を満喫できるアクティビティも

EcoFlow Houseでは、大自然のなかで楽しめるアクティビティも満載です。パラグライダーやバギーなどのアクティビティを主催しているASOBINAが協力しているため、そのメニューは豊富。アクティビティに用いる動力に関して、EcoFlowは「いずれ、再生可能エネルギーでまかなっていきたい」としています。

↑横山のふもとにあるASOBINAで申し込めば、バギー(写真右)などのアクティビティを楽しめます。ちなみにこのバギーは電動だそう

 

リニア中央新幹線の長野県駅からほど近い伊那の地は、今後数年間で注目度が増すと思われます。そんな伊那の魅力を発信する基地のひとつとして、EcoFlow Houseは機能していくことでしょう。都会では決して体験できない、オフグリッドの大自然ライフを楽しめるEcoFlow House。アウトドア好きの方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

玉川堂、火造りのうちやま、石田製作所ーー燕三条の「ものづくり」を知るツアーでわかったこと

アウトドアメーカーの「スノーピーク」に招待していただき、同社のある燕三条で「ものづくり」にたずさわっている工場を見学してきました。

 

→【画像18枚】燕三条のものつくり工場の施設詳細を写真でも紹介

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「スノーピークの複合型リゾート」に宿泊。キャンプ苦手勢も外遊びの楽しみを味わえる

 

工場見学を産業に

燕三条は新潟県の中央部に位置するエリア。上越新幹線の「燕三条」駅が知られていますが、実は自治体としては「燕市」と「三条市」という2つになっています。共通しているのは、どちらも洋食器などをはじめとする金属加工業が盛んであること。

 

かつてミュージックプレーヤーiPodの背面が鏡面だったころ、その「磨き」を燕市の職人が請け負っていたことは知っている人も多いのではないでしょうか。

 

今回案内していただくのは、この日伺う「玉川堂」の番頭でもある山田 立(りつ)さん。このツアーを企画したきっかけは、2013年から開催されているイベント「燕三条 工場の祭典」。燕三条には、把握できるだけでも2000~3000の工場があるといいます。しかし需要の変化で使われなくなってきた灯具もあり、そのような道具の工場は減少の一途。すでに消滅してしまった業種もあるといいます。

 

しかし長年にわたって培われてきた技術が、需要が少なくなっただけで消滅していいものなのか……。そう考えた燕三条の人々が立ち上げたイベントが「工場の祭典」でした。参加者は地図を片手に工場を巡り、見学することができるのです。

 

参加事業所は徐々に増え、コロナ禍前の2019年には113軒、のべ訪問者数は5万人を超えました。また、燕三条で職人になりたいという若手が訪れるようになったり、同じような問題を抱える自治体や工場主が視察に訪れるなど、イベントは確実な成果をあげるようになったのです。

 

この活動をさらに広げ、「工場の祭典」開催時だけでなく年間を通じて工場を訪れるツアーを開催しようというのが、山田さんたちの狙いです。「工場の祭典」の経験を積んだことで、年間を通じて見学に応じている工場も増えてきていました。このツアーが成功すれば、ものづくりの継続につながるだけでなく、「工場見学」そのものを燕三条の産業の一つにすることができるのではないかと山田さんたちは期待しています。

 

スノーピークの超定番アイテムを制作する「石田製作所」

最初に伺ったのは、金属加工業「石田製作所」さんの本社工場です。

案内してくださるのは、常務の鈴木義篤さん。石田製作所では、スノーピークで定番中の定番アイテムといえる「シェルフコンテナ」をスノーピークと共同で開発し、 製造から梱包までを一括して請け負っています。

 

↑シェルフコンテナを手にする鈴木さん。石田製作所では鈴木さんが中心となってシェルフコンテナの開発に携わりました

 

シェルフコンテナを製造している工場に入りました。10台のプレス機がずらりと並んでいます。

1枚の鋼板を、手前から奥まで順にプレス機にかけていきます

 

↑「ただの板」が、プレス機にかけられるたびに少しずつ加工され、「部品」の形に

 

鋼板のプレスとカットが終わったら、次は折り曲げて立体的な形にしていきます。実はこの作業について、過去に石田製作所は大きな問題を抱えていました。それは空前のキャンプブームにより、需要が急増したことです。しかし、曲げ加工は職人の手作業で行なっていたため、生産がまったく追いつかなくなってしまいました。

 

そこで石田製作所は、この曲げ工程を専用ロボットで自動化するという大きな決断を下したのです。このロボットにより、大幅な増産を実現しました。

 

↑曲げロボット。並べられた部品をカメラで認識し、アームで取り上げて曲げ加工を施します

 

↑曲げられた部品は、アームがきちんと積みあげていきます

 

「えっ、ものづくりの街なのにロボット?」と思うかもしれません。しかし、シェルフコンテナの複雑な曲げ加工を全自動で行えるロボットの開発自体が、容易なことではありませんでした。そしてロボットの設定やプログラミングは、それまでの職人の経験を生かして石田製作所内で行われています。

 

そしてロボットの導入により、生産数だけでなく製品のクオリティも向上したとのことでした。ロボットの導入自体が、渾身の「ものづくり」の結果だとも言えるでしょう。

 

製品の完成後、最後に行なわれるのが最終検品。実はどの工程でもそれぞれの職人さんが検品を行なっており、「全工程が検品作業」がモットーとのことでした。

 

そして最終検品でも、非常に厳しい基準でチェックが行なわれています。筆者は基準以下として除外された製品をいくつか見ましたが、自分が購入してもこれは文句を言わない、どころか、言われるまでは気づかないような部分もありました。どうしてそこまでするのか。それはやはり、「ものづくりをする者としての誇りがあるから」だと鈴木常務は話してくれました。

 

伝統建築に欠かせない和釘専門の鍛冶屋「火造りのうちやま」

次に向かったのが、「火造りのうちやま」さん。

現在、釘といえば明治時代に西洋から伝わった「洋釘」のこと。それに対して、日本で古来から使われていた釘を「和釘」といいます。丸い軸と平たい頭を持つ洋釘に対して、和釘は軸が角ばっており、頭の形状も用途に応じてさまざま。日本の伝統的な木造建築を数百年にわたって維持するには、和釘が必須とされています。

 

「火造りのうちやま」は、この和釘専門の鍛冶屋なのです。機械で大量生産できる洋釘に対して、和釘は職人が1本1本手打ちしなければなりません。工場を訪れると、ふいごの前でもくもくと釘を鍛えている職人の姿がありました。代表の内山立哉さんです。

↑内山さん。1979年に父である師匠に弟子入りして以来、和釘専門の鍛冶職人一筋で活動してきました

 

↑材料の鉄をコークスの火床で真っ赤に熱し、金床に乗せて槌で叩いていきます

 

内山さんは淡々と作業し、次々に釘を完成させています。しかし作業体験で見学者が同じ作業をするのを見ていると、打つタイミングや場所、角度といった精度と速さの両方が要求される作業であり、熟練の技が必要であることがわかりました。打つときに左手で自在に釘を返せるようにするため、修行に入ってからは左手でご飯を食べるようにしていたそうです。

 

内山さんの悩みは、他の多くの工場が抱えている問題でもある後継者不足。いま和釘を作ることのできる工場は、日本全国でもごくわずか。しかし神社仏閣などの修繕には大量の和釘を必要とします。たとえば伊勢神宮で20年に一度すべての社殿や道具を造り替える「式年遷宮」では、何十万本もの和釘が必要です。

 

実は直近の式年遷宮である2013年(第62回)では、全ての和釘を三条市の職人が制作・納入しました。もちろん内山さんもその一人です。そのため、現在は数年をかけて造りためているとのことでした。

 

確かに現在、一般建築で和釘が使われることはほとんどなく、需要は激減しています。しかしだからといって和釘造りの技術が絶えてしまえば、伝統的な建築物や道具を維持することはできなくなってしまうのです。なくしてはならない技術といえるでしょう。

 

お土産に、内山さんが1本1本打ち伸ばして作った耳かきをいただきました。頭の部分が和釘の「巻頭」になっているという遊び心に満ちた形状。「もし曲がり具合が気に入らない場合はこちらに送ってきてください。お好みに曲げ直してお返ししますよ」と内山さん。たとえ1本の耳かきでも、道具はベストの状態で使ってほしい、という職人の心意気を感じました。

 

銅板を槌で打って立体的な道具に仕上げる「玉川堂」

最後に訪れたのは、今回の案内人でもある山田 立さんが番頭を務める「玉川堂」さん。銅板を金槌で打ち、さまざまな形の道具を作り出す「槌打銅器」の製造元です。

 

1600年代より和釘の製造が盛んだった燕三条では、金槌を使用する技術が発展していました。そして1700年代になり、近隣の弥彦山で銅が発見されたことで、その金槌の技術で銅を打つ産業が広まったのです。

 

工場に入ると、槌で金属を打つ音が盛んに聞こえてきました。

↑玉川堂の工房。職人さんたちが思い思い作業を行なっていました。中央は案内人の山田さん

 

↑形を作るために使用されるのが、「鳥口」と呼ばれる棒状の道具。部位に応じて300種類ほどもある鳥口を使い分けます

 

↑職人さんたちは「上がり盤」と呼ばれる台に鳥口を差し込み、槌を振るって銅を成形していきます

 

↑打っているうちに固くなってしまう銅を火炉で熱し、水で急冷します(焼きなま)。すると銅が柔らかくなり、再び打てるようになります

 

↑形が整ったら、彫金や着色といった装飾を施します。棚にある樽は、着色のための薬品です

 

銅器への着色は、薬品による化学変化で行ないます。写真の見本にもあるように、玉川堂をはじめ燕三条では銅に非常に多彩な着色を施すことができます。そしてそれができるのは世界的にも燕三条だけとのことでした。

 

着色のための薬品は、長年に渡り継ぎ足しながら使われているとのこと。こうして使い続けた薬品は、使いはじめの薬品に比べて色ののりが明らかに違うそうです。玉川堂では、独立していく職人にこの薬品を一部持たせて送り出します。いわば「秘伝のタレを分ける」ようなものでしょうか。それまでの貢献に対し、「使い込まれて味が出せるようになった薬品」を贈るというのが、なんとも職人の世界らしいと感じました。

 

↑玉川堂の製品の1つ、「湯沸 口打出」。本体と注ぎ口を1枚の銅板から打ち出すという驚異の職人技術で、注ぎ口が継ぎ目なく作られています

 

貴重な技術を持つ燕三条の産業は魅力的なコンテンツでもあった

今回は、燕三条の工場を3か所巡りました。そもそも「物が出来上がるまでの工程」を見るのは楽しいものです。しかし今回の見学では、単にそうした工程を眺めるだけでなく

 

  • 燕三条のものづくりがどのような歴史で育ってきたか
  • その歴史が職人たちにどのような心意気をもたらしているか
  • それぞれの工場が持つ技術の高さと希少性

 

などについて、工場を経るたびに理解が深まっていくのを感じました。そして、もっと他の工場にも見学に行きたいと思うようになりました。

 

これは、類まれな高い技術をもつ工場が多数存在する燕三条ならではの強みといえるかもしれません。燕三条はエリア全体が巨大な産業博物館といっても過言ではなく、その中を学芸員に案内してもらいながら見学するというのが、この「ものづくりツアー」なのだと思います。

 

案内人の山田さんが目指す「ビジネスとして成立するツアー」も、燕三条のような土地なら成功するのではないかと思えました。そしてそれは燕三条の技術や工場を維持することにもつながるはずですし、そのノウハウは他の自治体にも拡げていくことができるかもしれません。

 

そして今回このツアーに招いてくれたスノーピークでは、一般に向けてもこのようなツアーを企画しています。

【FIELD SUITE TOURISM 燕三条ものづくり探訪】

https://www.snowpeak.co.jp/fieldsuitespa/hq/tourism/tsubame-sanjo-mono/

(今回紹介した内容とは一部異なるため、詳細はURLから確認してみてください)

 

↑今回宿泊した「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」。燕三条まで車で40分ほどの場所にあり、本社やキャンプ場に隣接しています

 

筆者がこれまでスノーピークを取材してきて感じるのは、拠点を作った地域とともに発展していこうという精神です。どこかに大きな施設を作って営業するというだけでなく、その地域の魅力を活かしたビジネスを、その地域の自治体や企業をも巻き込んで発展させようとしているように思えます。

 

燕三条のものづくりツアーでも、そのスノーピークの精神を感じたのでした。

「スノーピークの複合型リゾート」に宿泊。キャンプ苦手勢も外遊びの楽しみを味わえる

アウトドア関連商品で知られるメーカー「スノーピーク」が2022年4月にオープンした複合型リゾート施設「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」に宿泊してきました。

 

→【画像21枚】Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERSの施設詳細を写真でも紹介

 

「浴・食・泊」を楽しめる「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」

スノーピークといえば、キャンプ好きなら知らない者はいないほどのキャンプ・アウトドア用品メーカー。そのスノーピークが、新潟県の本社隣接地にオープンした複合型リゾート施設が「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」(以降FIELD SUITE SPA)です。

 

温泉・レストラン・宿泊という「浴・食・泊」のための施設が揃っており、そのコンセプトは「キャンプが苦手な人でも外遊びの楽しみを味わえる」ということ。そしてもう1つの特徴は、施設やサービスの全体を通じて、地元新潟県の特性や特産物が活かされているということです。

 

それではさっそく、FIELD SUITE SPAに行ってみましょう。場所は新潟県三条市。新幹線の燕三条駅から車で40分ほどの山中にあります。スノーピーク本社や直営キャンプ場なども存在する広大な敷地です。

 

まるで芸術作品のような外観

施設の設計は、新国立競技場も手掛けた建築家の隈 研吾氏が担当。隈氏らしい木材を組み合わせたデザインになっていますが、よく見るとヘキサゴンタープ(キャンプで使う日除け・雨除け)を張ったようなシルエットをしています。また、軒や天井にあしらわれているのは、なんと薪。このあとの写真を見ていただくとわかりますが、施設全体の軒や天井がそうなっているのです。キャンパーならこの時点でウキウキすること間違いなしでしょう。

↑FIELD SUITE SPAのエントランス。ナラ材の薪が1.5万本も使われています。なんと3~5年で交換が必要だそうです

 

新潟の産直品やスノーピークの限定品が揃うストア

施設に入ると、ストアと受付カウンターがあります。

↑エントランスにあるストア。施設全体にいえることですが、壁は床から天井にいたるまで全面が窓。まるで屋外のような開放感です

 

FIELD SUITE SPAはあまりキャンプをしない人も対象にしているため、ストアには寝袋やテントといったキャンプギアはほとんどなく、食器などの日用品がメインになっています。客室に設置してあるマグカップやタオルなどのアイテムは、ここで同じものが販売されているため、宿泊の思い出に買って帰ることができるのです。

 

オススメは、ここのストアでしか売っていない限定カラーの製品。各地のスノーピーク拠点を巡り、限定カラーを買い集めている「スノーピーカー(スノーピークのファン)」もいるほどです。

 

そのほか、新潟県全域、特に三条市や燕市の産直品の食品や道具も販売しています。他のお店では見られないスノーピークコラボの製品も。そこには、地域とともに発展していこうとするスノーピークの精神を感じました。

↑スノーピークユーザーにはおなじみのアイテムたち。キャンプだけでなく、日常でも心地よく使えます

 

すべてが「離れ」の一棟タイプ

次は客室に行ってみましょう。外来者も利用可能なFIELD SUITE SPAですが、宿泊エリアは宿泊者のみが立ち入ることができます。宿泊施設はすべて、一室ごとに建物が独立した一棟タイプ。

■Villa suite | Earth (100㎡)

■Villa junior suite | Forest (50㎡)

■Villa junior suite | Snow (50㎡)

■住箱 (24㎡)

の、計4種類7棟があります。今回は「Villa junior suite | Snow」に宿泊しました。

↑「Villa junior suite | Snow」。他の建物と同じく、軒には薪が使用されています

 

↑「Snow」はツインベッド、「Forest」はダブルベッド使用の部屋になっています。床はなめらかなスプーンカット加工になっており、スリッパなしで歩くと心地よさを感じられます

 

↑ラウンジスペース。カラフルな色使いと柔らかな光で、リラックスできる空間になっています

 

↑浴室までもが、大きな全面ガラス窓になっています。浴槽はヒノキ製。もちろんシェードを下ろして目隠しすることも可能です

 

部屋に入った途端に気づくのが、なんといっても窓の大きさ。部屋の2面がほとんどすべて窓になっているため、まるで屋外にいるような開放感があります。それでいて実際には完全に屋内であるため、アウトドア嫌いの人には苦手と思われる「虫」「暑さ」「寒さ」「湿気」「砂ぼこり」などとは無縁。屋内の穏やかな環境で、屋外にいるような感覚を味わえるというわけです。

 

そしてその感覚は、FIELD SUITE SPAの施設内どこにいても感じることができました。

 

客室では豊富なスノーピーク製品を実際に使える

室内を見渡すと、そこかしこにスノーピークの製品があることに気づきます。

↑タオル。バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオルの3種類が用意されています

 

↑ワンドリップコーヒーの添えられた「スタッキングマグ雪峰」。カラーはFIELD SUITE SPAだけの限定色です

 

↑折りたたみ傘の「スノーピーク アンブレラUL」と小型LEDライトの「たねほおずき」。雨天や夜間の外出も安心です。防虫性を備えたストール「Printed Insect Shield Stole One」もありました

 

↑「ステンレス真空ボトル」や「ECO CUP」の限定版など、スノーピークのテーブルウェア類がずらり

 

↑ブランケットが入っているのは、人気商品の「シェルフコンテナ」。広がってラックになるギミックが楽しいので、訪問の際はぜひお試しを

 

↑備え付けのコーヒーセット。豆を挽き、備え付けのポットでお湯を沸かしてドリップできます

 

スノーピーク製品は各地のショップでも見ることができますが、それはあくまで「手に取る」程度。しかしここでは、滞在中にたっぷりと時間をとって「実際に使う」ことができるのが大きな魅力です。キャンパーではなくスノーピークに馴染みのない方にも、スノーピーク製品のよさを知ってもらいたいという意図の表れなのかもしれません。

 

新潟の食材にお酒をペアリングで提供

食事は夜・朝ともに「Restaurant雪峰」でいただきます。このレストランのコンセプトも、新潟の食材を活かすこと。それも単に「新潟で作られたの」というだけでなく、想いを込めて食材を作っている生産者との出会いを大切にしているとのことでした。

 

お料理は食材のよさを活かす点では和食に近いかたちですが、あちこちでフレンチの技法が用いられています。魚料理や肉料理が順に供されるという点でもフレンチのコースのよう。

 

ひとつひとつの料理について食材の産地や生産者の説明を聞くことができるので、新潟の土地や生産者の方々に思いを馳せながらいただくことができました。それぞれのお料理には、シェフの選んだ日本酒やワインがペアリングで提供されます。

↑Restaurant雪峰の客席。他と同じく、ほぼ全面が窓になっており開放的な雰囲気です

 

↑炙り〆鯖と丸ナス。栃尾の酒造「越銘醸」の純米大吟醸「ドメーヌ 越の鶴」を合わせます

 

どのお料理も非常に手の込んだ調理でしたが、それなのにむしろ素材の特徴が力強く残っているという新鮮な味わいでした。

 

「キャンプスキル」のいらない焚火体験

食後、希望者は焚火エリアで歓談タイムを過ごすことができます。キャンプで焚火というと、「焚火台の設置」「薪の調達」「火起こし」「薪の継ぎ足し」「火消し」「焚き火台の掃除」などなど面倒なことばかりという印象があるかも知れません。好きな人はそれが好きなわけですが。

 

しかしここでは熟練したスノーピークのスタッフが焚火の作業を行なってくれるため、焚火をしたことがない人でも楽しむことができます。大きな炎を眺めるのは、それだけで気持ちが高揚したり、逆に癒やされたりするもの。普段キャンプをしない人にこそ味わってほしい体験です。

焚火を挟んで話すと仲を深めやすいような気がします。難燃性のタープで雨の日でも快適に焚火を楽しめます

 

野生に還る大浴場

「FIELD SUITE SPA」の名の通り、この施設の大きな軸となっているのが温浴施設。宿泊者以外でも利用できます。FIELD SUITE SPAの隣にはスノーピークのキャンプ場があるのですが、夜に徒歩で行ける温泉があるのはキャンパーにとっても大きな魅力でしょう。

宿泊者にとって嬉しいのは、夜と朝には宿泊者限定の利用時間があるということ(7:00~9:00、21:00~22:00)。前述したように客室数は少ないので、ゆったり利用できます。そこで、夜の宿泊者専用時間に利用してみました。

 

温浴施設には内湯・露天・サウナ・水風呂が用意されています。他の施設と同様、温浴施設も壁がほぼ全面ガラス張り。内湯にいてもまるで露天かのようです。そしてサウナの壁も屋外に向けてガラス張りというのは、かつてない体験でした。

 

そして本当の露天に出てみます。森に面した露天風呂にはウッドテラスが敷かれています。ライトアップなどされておらず、森の奥には漆黒の闇。そのため、森に向かってウッドテラスに立つと、まるで夜の森に裸で立っているような感覚になります。なにか自分の中の野生が呼び起こされるような、不思議な感覚でした。

 

木々と星空を感じる夜

部屋に戻り、しばし就寝までの時間を過ごします。先に書いたように、壁は2面が天井から床までの全面ガラス。もちろん夜はカーテンを閉めておくことができますが、思いたって部屋の明かりを消し、カーテンを全て開けてみました。

 

すると遠くの街明かりや星などが見え、まるで夜の屋外にいるかのよう。もちろん実際には室内なので、寒さも危険もありません。「アウトドアの苦手な人でも屋外を味わえる」という、FIELD SUITE SPAのコンセプトがここでも実感できました。

 

なにか気持ちが盛り上がってしまい、もう一度お部屋の風呂にも入ってみます。大きな窓で、まるで露天風呂のよう。檜の香りを感じながら、夜の空と木々を眺めつつ入るあたたかいお風呂は格別です。そのあとはぐっすり眠ってしまいました。

 

キャンプ場を散策する朝

朝。レースカーテンだけを閉めておいたので、日の出で明るくなるのとともに目覚めます。なんだか、キャンプ場で感じる朝と似ている気がしました。隣接のキャンプ場「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」まで散歩してみます。

 

外用スリッパのほかブーツも用意されているので、革靴やハイヒールなどで来てしまった人でも安心です。うっすら朝もやのかかる中、ちょっと肌寒さを感じながらの散策で、すがすがしい気持ちになりました。キャンプをせずに「キャンプ場の朝」を楽しめるので、非アウトドア派もFIELD SUITE SPAに来たらぜひ朝の散歩をお勧めしたいです。

↑朝のキャンプ場。キャンプをしていると思うのですが、一日として同じ朝はありません

 

↑宿泊エリアを散策。春夏秋冬でそれぞれ違った雰囲気を楽しめます

 

散歩を終え、Restaurant雪峰へ。この日の朝食は「美味しいものをちょっとずつ」という嬉しい形式でした。全体としてはたっぷりとしており、大満足です。

↑スクエアな器に、新潟の食材を使用したお料理がふんだんに盛り込まれている

 

【まとめ】四季折々で変わる景色に身を投じた2日間

「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」を1泊2日で利用してきました。最初に書いたように、施設内のどの場所も全面窓による広い視界で、屋外にいるような気分になれます。まさに、屋内の快適さはそのままにアウトドア体験ができる場所でした。ですから、もちろんアウトドア好きの人でも楽しめることは言うまでもありません。

 

その景色も、この地は四季ごとにガラリと表情が変わります。筆者はこのFIELD SUITE SPAを春・夏・秋と3シーズンにわたって訪れていますが、それぞれに新しい感覚でした。冬には、壮大な雪景色。「キャンプ好きだけど、さすがに雪中キャンプはちょっと…」という方も、FIELD SUITE SPAでなら安心して雪景気に浸ることができますよ!

 

撮影/鈴木謙介

業界初! 製氷機付きポータブル冷蔵庫がEcoFlowから! 5万円以上安くなった新型ポータブルエアコンも

ポータブルバッテリーなどを開発するEcoFlowは、業界初となる製氷機付き冷蔵庫「EcoFlow GLACIER」(以下、GLACIER)、従来機種より小型化&高性能化したポータブルエアコン「EcoFlow WAVE 2」(以下、WAVE 2)を発表しました。この2機種の概要をレポートします。

 

ポータブル冷蔵庫として、業界で初めて製氷機を搭載

GLACIERは、ポータブル冷蔵庫としては業界で初めて、製氷機を内蔵した機種。製氷機は、大小2つのサイズの氷を作ることができ、小サイズであれば、わずか12分で最大18個の製氷が可能です。

↑GLACIER

 

↑製氷機のフタを開けたところ。芯棒の形をした金属が冷却し、氷が作られる仕組みです

 

↑氷の形状は弾丸型

 

↑できあがった氷。左が大、右が小

 

着脱可能なバッテリーの容量は298Wh。最長稼働時間は、周辺温度25度、庫内を空にして4度設定で運転した場合で、40時間です。

 

内部には間仕切りがあり、庫内を2つに分けて温度設定ができます。冷蔵庫+冷凍庫のほか、すべて冷蔵庫あるいは冷凍庫といった使い方が可能。さらに、間仕切りは取り外しできます。

↑庫内にある間仕切り。容量は左の貯蔵室が23Lで、右の貯蔵室は15Lあります

 

↑別売りのハンドルとキャスターがあれば、持ち上げずとも移動可能。ただし、製品全体(ホイール含む)で25kgあるため、物を詰め込んだ状態では、キャスターを慎重に扱った方がいいでしょう

 

温度設定の幅は、10〜-25度。120Wの強力なコンプレッサーを装備しており、30度から0度まで冷却するのにかかる時間は、最短15〜20分です。なお、設定温度は専用のスマホアプリで調整できます。

 

従来機種からすべての面で進化したポータブルエアコン

ポータブルエアコンのWAVE 2は、2022年5月に発売したEcoFlow WAVE(以下、WAVE)が正統進化を遂げたものです。進化点としては、WAVEが冷房のみだったのに対してWAVE 2では冷暖房に対応したこと、冷却機能が向上したこと、小型化したこと、動作音が静かになったことが挙げられます。WAVE 2の冷暖房能力を通常のエアコンにたとえるとおよそ4畳ぶんに相当するといい、1159Whの着脱式バッテリーを使うと、最長で8時間の連続運転が可能になります。

↑WAVE 2

 

↑WAVE(右)とWAVE 2。WAVE 2は、WAVEとくらべ、体積が20%小さくなっており、重量は約22.3kgです

 

↑WAVEとWAVE2の比較表。高性能化・小型化に成功しただけでなく、価格も5万円以上安くなりました

 

使用シーンとしては、テント泊や車中泊が主に想定されています。そんなシーンで必要な、給気、排気に使うダクトや、車の窓にダクトを設置するためのウレタンフォームも付属します。

↑本体から伸びるダクト

 

↑車の窓にはめて使うウレタンフォーム

 

なお、GLACIER、WAVE 2ともに、アプリからの操作に対応しています。AC電源、シガーソケット、ソーラーパネル、ポータブル電源の4通りの給電方法に対応しているのも共通です。

 

こちらの2機種は、4月26日より先行予約を受け付け、5月10日に販売を開始します。

↑発表会には、CES 2023に登場した芝刈りロボット・BLADE(日本での発売予定なし)のデモも披露されました。3000平米までの面積をマッピングできます

 

【価格情報】

GLACIER:12万4300円(税込)

GLACIER専用バッテリーパック:3万3000円(税込)

GLACIER専用キャスター+ハンドル:1万4300円(税込)

 

WAVE 2:14万3000円(税込)

WAVE 2専用バッテリーパック:11万円(税込)

WAVE 2、専用バッテリーパックセット:24万5300円(税込)

 

※価格はいずれもメーカー希望小売価格

チェアリングやキャンプ家電に注目、楽天がGWのアウトドアグッズトレンドを発表

楽天グループは、「楽天 2023年 ゴールデンウィーク お出かけ&アウトドアグッズトレンド」を発表。合わせて、楽天市場で特集ページ「2023年 トレンド先読みアウトドアグッズ」を開設しました。

↑発表に合わせて説明会を開催。トレンドになりそうなアウトドアグッズが並んでいました。写真はチェアリングを想定したアイテムたちです

 

今回発表したトレンドは、楽天市場における約3.9億点の商品の購買動向や、旅行予約サービス「楽天トラベル」におけるGWに向けた旅行などの予約動向に基づいて予測。お出かけでは、「女性ひとり旅」「グルメ満喫旅」「お手軽アウトドア」「シアターキャンプ」がトレンドになるとしています。

↑2023年のGWお出かけトレンドは4つ

 

お手軽アウトドアは、コロナ禍以降のアウトドアに対する高い注目や、屋外でアウトドアチェアに座ってくつろぐ「チェアリング」の人気によって導きだしたもの。大型連休のピーク時に旅行を避け、自宅の庭やベランダ、近隣の公園などでリラックスしたり、家族や友人とBBQを楽しんだりする人が増えると予測しています。

↑チェアリングにおいて、アイテムとして人気を集めているのは七輪。ポータブルなアイテムが台頭しているそうです

 

↑チェアリングでもうひとつ人気なのは食器。コンパクトな製品や、耐久性の高いステンレス製のもの、おしゃれな木製など、幅広く注目度が高いそうです

 

シアターキャンプは、昨今のポータブル電源の注目を受けて、ガジェットを用意して自然の中でも映画や音楽を楽しむと予想。防水のポータブルスピーカーやポータブルプロジェクターなどの流通も好調としていて、今年のGWでは自然に囲まれた環境で映画や音楽を鑑賞する人が増えると予測しているそうです。

↑ポータブルプロジェクターはGWに向けて購入が増えると予測

 

↑コンパクトなプロジェクタースクリーンであればアウトドアメーカーからも販売されています。写真はロゴスの「ポータブル LOGOS シネマスクリーン」

 

チェアリングやキャンプ家電がアウトドアグッズのトレンド

楽天市場では、コロナ禍以降でアウトドア関連商品が人気を集めたそうで、「楽天市場をけん引した成長率」を見せているといいます。今後も傾向は変わらないどころか、アウトドアキャンプの需要も大きく伸びると予想しており、それに伴いアウトドアグッズトレンドも公開しました。

↑楽天市場ではアウトドア関連商品が2019年から右肩上がりで人気

 

トレンドは、「チェアリング」「キャンプ家電」「NEXTヒットブランド」「アウトドアトイ」の4つ。チェアリングはGWのお出かけトレンドでも挙げたとおり、近年人気を集めており、楽天市場でもアウトドアチェアの人気が拡大しているそうです。加えて、アウトドアワゴンも流通が多いとのこと。特に最近はアウトドアチェアなどの物を運ぶのはもちろん、ワゴンに天板を置いてテーブルにしたり、タイヤを外して収納ケースにできたりする商品が人気だそうです。

↑GWにおけるアウトドアグッズトレンド

 

↑楽天市場で人気のアウトドアチェア。チェアリングを考えるのであればコンパクトなタイプの方が人気がありそうです

 

↑チェアリングでちょっとコーヒーを楽しむといったときに欲しいアイテムたち

 

キャンプ家電は、こちらもお出かけトレンドのシアターキャンプで挙がったとおり、ポータブル電源と繋いで使える家電の需要が増加。防水のポータブルスピーカー、プロジェクター、ポータブルクーラーなど、「防水」や「ポータブル」といったキーワードの家電が伸びると予測しています。

 

NEXTヒットブランドは、国内新興ブランドとアジア発ブランドが人気だそうです。アウトドア人気に伴い、ユーザーがいろいろな用途で使えるアイテムに注目が集まっているほか、みんなと同じものを使いたくない、人と違うものをそろえたいニーズがあり、プライベートブランドやアジア発のブランドが支持されているとのこと。

↑説明会で紹介されていた国内新興ブランドの「Hilander」。写真の「ヘキサゴンテーブル DAN」は、組み立て可能なテーブルです。真ん中に埋まっているテーブルは別売りのため、真ん中に焚き火台を置くなどの使用も可能。熱源に近い、真ん中内側の黒い部分はステンレス加工が施されています

 

最後のアウトドアトイは、年齢・性別問わずみんなで盛り上がれるトイが人気を集めているといいます。特に棒を投げて木製のピンを倒して得点を競い合う「モルック」や水鉄砲などの商品が好調だそうです。

↑楽天市場で人気急上昇のモルック(左)。水鉄砲やバブルガンも好調だそうです

 

トレンドを見る限り、アウトドアに対するニーズが細分化しつつあり、そのニーズに応えるアイテムも豊富になってきていることを感じさせます。コロナ禍において、キャンプやアウトドアをひととおり楽しみ、違う楽しみを求める傾向が強まっているのでしょう。

 

一方でさまざまなアイテムが登場するということは、それだけ選ぶ楽しみも増えます。アウトドアアイテムに注目するのは、ここからが本番かもしれません。

 

なお、本日開設の2023年 トレンド先読みアウトドアグッズページでは、関連商品が並んでいます。気になる人はチェックしてみるといいでしょう。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

唯一無二のキャンプギアを生み出す集団「HikU」。クリエイターにイチオシ品を聞いた

年々盛り上がるキャンプブームですが、ハマッていくなかで出合うキャンプギアが「ガレージブランド」です。これは基本的に個人や少人数のクラフトマンが手掛けるブランドを指し、小規模メイドならではの人間味あふれるモノづくりや、個性の光るプロダクト、フェイス・トゥ・フェイスな販売手法でファンを増やしています。

 

本稿で紹介するのは、そんなガレージブランドのひとつ「HikU(ハイク)」。5人のつくり手が中心となって活動するクリエイティブチームで、そのアイテムは即完売するほどの人気です。各クリエイターにインタビューし、オススメの作品についても伺いました。

↑HikUは3人のクラフトマンと、フォトグラファー、デザイナーの計5人が中心メンバー。加えて裏方に、広報とブランディングをそれぞれ担う2人のマーケターもいます

 

個々のクリエイターがHikUというチームを結成したワケ

まずはHikUの成り立ちから紹介。代表を務める中村友洋さんが教えてくれました。

 

↑中村友洋さん。レザークラフト、木工、鉄工といった技でキャンプギアを生み出すクラフトマンであり、アウトドア体験のプロデュースなども手掛けています

 

「もともと僕は働きながらDIYで作品をつくっていました。その後自身のブランド『omadesign』を立ち上げましたが、個人的な目標を達成したときに振り返って気付いたんです。『これは自分の力じゃなかった』って。お客さんや仲間、家族などへの感謝の気持ちが沸き上がるとともに、もっとたくさんの人に貢献したいとも思いました。それが18年働いた前職を辞めたタイミングでして、同時に出会いや縁も重なり、2022年2月にHikUを設立。それから約半年後、繋がりがあったモノづくりキャンパーにも声をかけていまに至ります」(中村さん)

 

出会いと縁の舞台となったのが、中村さんが前職でもたびたび訪れていた滋賀県の長浜市。この地で3人の若きクリエイターと出会い、一緒にアウトドアの創作活動をして彼らの才能を世に広めると同時に、地域を盛り上げたいと思ったのがきっかけでした。

 

「最初は、長浜で続く仏壇店の五代目塗師・箔押し師の中川君(中川喜裕さん)という職人から連絡をもらい、そこからデザイナー兼イラストレーターのユキちゃん(前川有季さん)と、写真家の辻田君(辻田新也さん)が合流して結成。中川君は『GNU(ヌー)』というブランドも手掛けているのですが、家業もやっていかなければならないということでHikUからはいったん離れたのですが、一方で旧知のモノづくりキャンパーであるよねじ(柴﨑祐樹さん)とシュンちゃん(畠中俊介さん)が加わり、現メンバーとなりました」(中村さん)

 

柴﨑さんと畠中さんはそれぞれ自身のガレージブランドを持ちながらも、HikUの理念に賛同。中村さんは兵庫、柴﨑さんは埼玉、畠中さんは愛知と住まいは異なるものの、ときには長浜に集結してイベントなどの活動を行っています。また、サポートメンバーとして広報の稲見敦さん(神奈川)とブランディング担当の田村亮輔さん(東京)も在籍。

 

即完売。完成を待つファンが多い珠玉のギアを一部紹介

ここからは、各クリエイターとオススメの作品を紹介。柴﨑さんから教えてくれました。

↑柴﨑祐樹さんはキャンプギア制作のほか、パッケージデザインも手掛ける「YONEJI BASE」の主宰。使い手の“モノづくり体験”をセットにした商品展開も特徴です

 

「僕はもともとミュージシャンで、メジャーデビューも経験しました。そのバンドは約2年で解散してしまったのですが、クリエイターとしての活動は音楽以外にもあるってことをギアのDIYで見出しまして、いまは会社員をしながらモノづくりをしています」(柴﨑さん)

 

そんな柴﨑さんのイチオシが、クーラーボックススタンド「01-STAND」。個人での生産が追い付かず、100人以上のファンが完成を待っている人気アイテムです。

 

↑「01-STAND」。鉄、木、革の異素材を使うことで生まれる、コントラストとシンプルなシルエットを追求したクーラーボックススタンドです

 

「初級~中級に上がる段階でよくぶち当たる問題が、車への積載。僕自身苦しみまして、それなら作っちゃおうということで開発しました。折りたたむことで厚みが約4cmになる収納性と、僕自身がDIYで身につけた鉄、木、革の技術を全部取り入れた、ビンテージ感、ワイルドさ、ナチュラルな風合いが好評です」(柴﨑さん)

 

このアイテムは、購入者自身が蜜蝋ワックスを塗ることで完成するというのも特徴。ワックスは別売り「よねじのミツロウ」としても毎回即完売・予約待ちの人気商品でもあるとか。

 

次に紹介する畠中さんは、17年勤めたアパレル企業を辞めてクリエイターとして独立。「PURIBASE」の代表として活動しながらHikUにジョインし、アウトドアに限らないギア開発や、コーヒーを中心とした飲食展開も視野に活躍の場を広げています。

 

↑焙煎士でもある畠中俊介さん。テーブル、チェア、棚、子どもの遊具など、持ち味である発想力とそれを形にする能力を武器に、様々なギアを生み出すクリエイターです

 

「僕からはふたつ紹介させてください。ひとつが、ダイヤカットグリップ『利休 Rikyou』です。キャンパーに人気のマルチグリドルという鉄板のような調理器具があるのですが、取っ手の部分が熱くなるんですね。それをカバーするための木製グリップです」(畠中さん)

 

↑「利休 Rikyou」。持ち手の角度に合わせたゆるやかなアールの溝に耐熱シリコンゴムを内蔵し、着脱しやすく木が熱くなり過ぎない仕様に

 

↑表面には角度が120度のダイヤモンドカットを施し、光を当てるとまるで寄木細工のような美しさのあるアイテムとなっています

 

製品名は、自害する最後の瞬間までも見送り人に対しお茶を振る舞ったとされるブレない職人・千利休のセンスとやり抜く心から。なお、こちらもミニ蜜蝋付きで、最後は「あなた(you)の手で完成させてください」という想いから「Rikyuu」ではなく「Rikyou」に。そしてもうひとつのオススメギアは、2023年夏ごろに販売開始予定のランタンシェード。

 

↑「ウッド提灯シェード (仮)」。LEDランタンを内部に入れ、光をやわらかく温かみのあるものにするための「かさ」の役割を果たします

 

「木材を2mmの厚さにスライスし、絶妙なバランスで配置することで木材の隙間から光が漏れ、神秘的な灯りを演出。持ち運びを容易にするため、収納時は3cm厚にたたむことができ、使用時は上部を持ち上げるだけでお互いのパーツが支え合い、一瞬で広げることができる提灯のような構造です。市販されている様々なLEDランタンに合うよう工夫もしました」(畠中さん)

 

製品名は仮ですが、これから発売とのことでHikUのなかでも注目アイテムといっていいでしょう。そして3人目は代表の中村さんが渾身の作品を紹介してくれました。

 

「僕が会社員時代、ふたりの娘のためにつくったレザーのボトルカバーをHikU用に仕立てた『bottle cover 470ml 「ayano to saki」』です。姫路を拠点に100年以上の歴史を誇る日本トップクラスの高品質レザーをつくるタンナー『株式会社 山陽』と、1951年に大阪で創業したレザーファクトリー『株式会社 曽我部』との協業により製作しました」(中村さん)

 

↑「bottle cover 470ml 『ayano to saki』」。革本来の美しい経年変化・風合いを楽しめる、紀元前から続く手法”ベジタブルタンニンなめし”を施した本ヌメ革が特徴です

 

「キャンプギアって、一生モノが多いですよね。使うほどに愛着が沸き、どんな高価な商品よりもその人にとっては価値がある、僕もそんなプロダクトをつくりたいと願うひとりです。そのうえで、キャンプだけじゃなく日常生活でも使えるアイテムをつくりたい、それを子どもにプレゼントして宝物にしてほしいなと。その代表作が『ayano to saki』です」(中村さん)

 

↑このレザーカバーは、水筒界のマスターピースであるスタンレーのボトル用。ネーミングは愛娘姉妹の名が由来となっています

 

ブランディングをビジュアルで支える写真とデザイン

フォトグラファーの辻田さんも、柴﨑さん同様にかつてはバンドマンとして活躍。脱退後はまちづくりを目指す地元企業で働きながら写真活動を始め、2018年に独立しました。2020年にはクリエイターチーム「aicco design works」を設立し、2022年にHikUへ加入。HikUではブランドに関する撮影のほか、キャンパーのスナップや記念撮影などを行っており、好評を博しています。

 

↑辻田新也さん。「#琵琶湖を撮る写真家」として活動するほか、HikUのコマーシャルフォトやアウトドア関連撮影など、活躍の幅を広げています

 

「特に、ファミリーキャンパーの方に重宝いただいています。HikUが大切にしているテーマに“家族”があるという点も大きいのですが、お客様に話を伺うと、キャンプ中はじっくり写真を撮る機会が少ないという声があるんですね。そうして気付いたらお子さんが大きくなって、キャンプの思い出が写真で残ってないと。こういった思いに応える形で撮影サービスを始めました」(辻田さん)

 

琵琶湖をテーマにした辻田さんの作品のなかで、HikUがキービジュアルに採用しているのが「生命の木」。HikUの製品購入時にはこの写真もセットになる仕様になっており、HikUユーザーのなかでは実際に「生命の木」の見物に訪れたり、Instagramでシェアしたりといった共感が生まれているといいます。

 

↑「生命の木」

 

「こうした活動に行政の方々も共感いただき、2023年の10月7日から22日まで、長浜駅前の『えきまちテラス長浜』で初の写真展を開催することが決定しました。ここには『HikU GALLERY & OFFICE』もあるのですが、僕自身写真展はすごく楽しみにしています」(辻田さん)

 

↑「えきまちテラス長浜」はJR長浜駅東口から徒歩10秒の場所にあり、「HikU GALLERY & OFFICE」は2022年6月にオープンしました

 

グラフィックデザイナー兼イラストレーターの前川有季さんは、建築系の大学を卒業後、立体物以上に平面の美しさに魅了されデザインの専門学校へ。広告デザイン制作会社を経て2021年6月に独立し、2022年にHikUの一員となりました。

 

↑「伴創するデザイナー」を掲げる前川さんは、ブランドロゴ、名刺、ポスター、販売ツールなど、クライアントに合わせた幅広いデザインを展開

 

↑前川さんは、HikUのグラフィック全般を手掛けるほかカタログや製品の説明書などを製作。また、オリジナルイラストによるグッズも手掛けています

 

「イラストレーターは小さいころからの憧れでした。HikUを機に積極的に挑戦するようになり、代表作がオリジナルキャラクター『ハイキングモンキー』です。ステッカーやTシャツを販売したり、スマホ待受画像の無料配布やイベントでの子ども向け塗り絵企画をしたりしています」(前川さん)

 

↑左が「ハイキングモンキー」のクリスマス限定ステッカー。右は2023年1月の待ち受け画像

 

「ハイキングモンキー」のテーマは、「生きづらい世の中をもっと優しくやわらかく」。体のパーツや表情の一つひとつは、他者への優しさを象徴したものとなっています。

 

「大きな耳、左右非対称の顔、胸にあるハート。相手の心の声に耳を傾け不完全なところも受け入れて、愛と優しさをもって接する。そんな人がひとりでも増えたら、きっと世の中はもっと優しくやわらかくなるというメッセージを込めています」(前川さん)

 

なぜHikUにはECや価格表記がないのか

売り切れ必至の人気を誇るHikUのアイテムですが、実は公式オンラインショップはなく、InstagramでのDMを中心としたコミュニケーションでの販売が中心となっています。これはほかの「ガレージブランド」にはみられない特徴ですが、理由を中村さんが教えてくれました。

 

「ありがたいことに好評をいただいており、大々的に作って積極販売していくほうがビジネス的には正しい戦略でしょう。ただ僕らとしては、一つひとつ丁寧にコミュニケーションし、ずっと愛着を持って使っていただける方に買っていただきたい。モノだけではなく想いも届けたくて、価格を表に出してない理由もそこにあります。そもそもハンドメイドなのでたくさんつくれないという事情もあるのですが、販売チャネルのプラットフォーム化は検討段階ですね」(中村さん)

 

↑前述の「HikU GALLERY & OFFICE」もあくまでギャラリーで、いまのところメンバーの常駐や常設販売はしていません

 

今後の展望を聞くと、「いま決まっている大きなイベントは辻田君の写真展。成功させるのはもちろん、メンバーそれぞれが個々の力をさらに発揮していく一年にしたいですね。中長期的にはより長浜の発展に貢献していくために、多くの方を巻き込んでいけるよう、いっそう活動の幅を広げていきたいです」と中村さん。暖かい春夏のキャンプシーズンを迎えるこれからの時季、HikUのスポット販売やイベントに、ますます注目です。

 

@hiku_story (https://www.instagram.com/hiku_story/

 

撮影/辻田新也

都心から車で約1時間!「犬と一緒にキャンプを楽しみたい!」願いをかなえてくれるキャンプ場を見つけた

春の心地よい暖かい日が顔をのぞかせ、絶好のキャンプシーズン到来を予感させる今日この頃。ぽかぽか陽気な季節は、愛犬と一緒に外で遊びたい! と願う飼い主さんたちも多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、モデルの夏鈴さんと愛犬・タロ吉くんと一緒に、茨城・守谷にある、愛犬と一緒に遊べるキャンプ場「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」で体験してきました。都内から車で一時間弱、常磐自動車道「谷和原インター」から約10分で、常総運動公園に隣接するキャンプ場「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」に到着(※1)。

※1…つくばエクスプレス、もしくは常総線「守谷駅」下車、守谷市コミュニティバス「モコバス」で「いこいの郷」から徒歩3分(「常総運動公園入口」「大野橋」から徒歩15分)

 

【「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」でのキャンプの様子を先見せ(画像をタップすると閲覧できます)】

 

「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」はフリーサイト、区画サイト、電源付きサイトの3つのサイトからなり、仕切りがある区画サイトでは犬もノーリードでOK。区画も約100平方メートルから最大で約570平方メートルと、広々とした空間で楽しめます。今回は、区画サイト100を利用しました。

 

キャンプ初心者の夏鈴さん、まずはテントを張る作業をスタート。その間タロ吉くんの様子が心配ですが、タロ吉くんは区画サイトを自由に動き回り、何やら芝生の心地よさを確認している様子です。使用したサイトの広さは約100平方メートルでしたが、編集部スタッフ含めた4人で過ごすには十分の広さで、複数人で過ごせるタープに加え、さらにテントをもう1つ張ることも可能な広さだと思いました。

 

夏鈴●かりん…1998年8月13日生まれ。東京都出身。モデルのほか、ラジオDJしても活動。無類のアイドル好きな一面も。InstagramTwitterTikTok タロ吉●たろきち…フレンチブルドック・オス。Instagram

 

区画サイトに限らず、キャンプ場の芝生には、小石などがなく、よく整備されています。斜面や地面に凸凹もないため、テント内での宿泊も快適でしょう。また、地面の土も程よい固さで、スムーズにペグを打ち込むことができ、初心者でも楽にテントが立てられました。

 

↑昨年オープンしたばかりなので炊事棟がきれい!

 

↑きれいなトイレも安心できるポイント。ウォシュレット付き!

 

今回はキャンプセットを持参しましたが、「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」はレンタル品も充実しており、持参できなくてもキャンプを楽しめるグッズが一式そろうお手軽キャンプスタイル、キッチンテーブルや料理器具も付いて便利な王道キャンプスタイルといった一通りのキャンプセットがそろいます。こたつセットや焚き火セットなど、持参したグッズに追加したい、こだわりのセットも用意されていました。また、守谷にある古民家カフェトラットリア「さくら坂VIVACE」での地元食材を使った食材セットをキャンプ場で楽しめるプランもありました。

 

 

テントが出来上がりちょっと一息つく間も、十分な広さの区画サイトでは隣の様子も気になりません。また、施設の管理がきちんとされており、特に区画サイト内でワンちゃんのけがやヘンなものを口にしてしまうかもといった心配もなく、目の届かない場所をワンちゃんが自由に散策しても安心です。

 

↑編集部からの連絡で急遽パソコン作業を始めますが周囲の音を気にせず、ワーケーションも快適

 

↑キャンプ場の共有スペースではリードを付けて移動

 

区画サイトの充実した広さに満足しながら、キャンプ場周辺を散策。ドッグランやドッグプールもあるとのこと。ただこの日は寒さが残る撮影日だったため、ドッグランを楽しむことに。ワンちゃんの体格に合わせたエリアに分かれ、タロ吉くんは中・大型犬エリアへ。

 

↑かなり広いドッグプール。水遊びが好きなワンちゃんにはたまらない(写真は別日のドッグプールの様子)

 

↑ドッグパークだけの利用も可能。詳しくは公式サイト

 

↑時間によっては貸し切りの状態も。思う存分走り回るタロ吉くん

 

この日は泊まりでのキャンプはできませんでしたが、街の喧騒を離れて、ワンちゃんと一緒にのんびり過ごすには最適のキャンプ場だと実感しました。また、ワンちゃんは入れませんが、「いこいの郷常総」では露天風呂やサウナなどが利用できる温浴施設が隣接しているので、ワンちゃんとたっぷり遊んだ汗を流すのもいいですね。

 

↑タロ吉くん、満足な様子で記念撮影。夏鈴さんも「またタロ吉とゆっくり遊びたい!」と

 

これからの季節、ワンちゃんと一緒にたっぷり遊びたいと考えている方、ぜひ「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA」を訪れてみては? ワンちゃん同伴の場合は、利用場所によって狂犬病ワクチン、感染症ワクチン証明書が必要になるなど、ルールがありますので、事前に公式サイトで確認しましょう。

今回、取材にご協力してくださったスタッフの皆さま、ありがとうございました!

 

LANTERN CAMPING FIELD MORIYA公式サイト https://www.lantern-moriya.camp/

まさに即戦“緑”!? アーバンリサーチ×ロゴスのコラボギアで春のレジャーはバッチリ!

アーバンリサーチは、アウトドアブランド「LOGOS」とコラボレーションし、キャンプから公園・庭など“レジャー”全般に使用できる、5つのギアの販売を開始しました。

 

今回発売されたのは、「別注LOGOSベーシックドーム」「別注LOGOSヘキサタープセットM」「別注LOGOSコンフォートベッド」「別注LOGOSキングアグラチェア」「別注LOGOSチェアfor2」。アイテムのカラーリングには、青々しさを控えたスモーキーな緑色「グレイッシュグリーン」を採用しています。

 

税込価格は、別注LOGOSベーシックドームが6万6000円、別注LOGOSヘキサタープセットMが1万4850円、別注LOGOSコンフォートベッドが1万4300円、別注LOGOSキングアグラチェアが9900円、別注LOGOSチェアfor2が1万9800円。アーバンリサーチ オンラインストアと、アーバンリサーチ ストア パルコヤ上野店、アーバンリサーチ ストア イオンレイクタウンmori店で販売しています。

行くっきゃない! Alpen TOKYOに山の楽しみ方を提案する「Alpen Mountains」がオープン!!

スポーツ用品販売のアルペンは、アルペングループ史上最大の旗艦店舗「Alpen TOKYO」内の8階フロアに、様々な山の楽しみ方を提案する「Alpen Mountains」をオープンします。

 

関東近郊の低山や富士登山など、様々な登山スタイルの提案

シューズではスポルティバやローバーといった本格的な山岳ブランドから、低山ハイクなどにも適しているサロモンやコロンビアなど100品番700点以上。トレッキングバッグではグレゴリーを代表する大型バックパック「バルトロ/ディバ」シリーズや、ミレー「サースフェー」、カリマー「リッジ」などの定番モデルなど250品番500点以上を取り揃えています。シューズ・トレッキングバッグ共にハイキングから富士登山、無雪期アルプスまで様々な登山スタイルに合わせた提案をしてくれるのだ。

 

ファイントラックやニーモの山岳テントなどの宿泊登山にも対応できる関連アイテムも豊富にラインナップ。また、新宿東口徒歩1分という立地も考慮し、仕事帰りのビジネスパーソンや学校帰りの学生が気軽に購入できるようドライフードなどの消耗品の品揃えを強化。

 

注目なのは、新規ブランドの取り扱い。1818年にイタリヤのクールマイユールで設立され、現存する最も歴史のあるアルパイン用ギアメーカー「グリベル」や、ドイツ バイエルン州ミュンヘンで誕生したアバランチギアブランド「オルトボックス」などこれまで取り扱いのなかったブランドの取り扱いもスタートします。

 

Alpen TOKYO全館「春のオープニング」セール!

Alpen Mountainsフロアオープンを記念して、3月17日よりAlpen TOKYO全館にて「春のオープニング」セールを実施。各フロア毎に数量限定奉仕品やお得なセールが目白押しの強烈な3日間を予定しています。

【開催期間】3月17日~3月19日

【地下2階野球フロアセール内容】

・マルッチ、ヴィクタス野球用品全品20%OFF

・野球グラブ(硬式・軟式・ソフトボール)20%OFF

・アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスシューズ・スパイク20%OFF

・税込合計1万円以上ご購入でプロ野球選手ノベルティを抽選でプレゼント

【地下1階ラケットスポーツフロアセール内容】

・テニスウェア2点以上ご購入で10%OFF

・テニス、バドミントンラケット、シューズ同時購入で10%OFF

・アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスシューズ20%OFF

【1階ランニング・バスケットボールフロアセール内容】

・アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスシューズ20%OFF

・バスケットボールシューズ10%OFF

・NBAレプリカユニフォーム30%OFF

【2階サッカー・メンズアパレルフロアセール内容】

・サッカースパイク10%OFF

・アディダス、アンダーアーマー、ニューバランスシューズ・スパイク20%OFF

【4階・5階キャンプフロアセール内容】

・キャンプ用品まとめ買い6点以上20%OFF、3点以上10%OFF

【6階・7階ゴルフフロアセール内容】

・新品クラブ10%ポイント還元

・中古クラブ3点以上税込3万円以上ご購入で25%OFF

・ゴルフアパレル、バッグ2点以上10%OFF、3点以上15%OFF

【8階トレッキングフロアセール内容】

・トレッキングシューズ、バッグ、ポール単品税込5千円以上10%ポイント還元

 

その他、各フロア毎に記念セール限定の奉仕品や期間限定割引商品などのお買い得商品や、Alpen TOKYOだからこそ用意ができるレアなアイテムを用意しています。

公園や外遊びなど、心のおもむくままに過ごしたい……アーバンリサーチのピクニックグッズブランド「TINY GARDEN PRODUCTS」スタート

アーバンリサーチは、ピクニックグッズブランド「TINY GARDEN PRODUCTS(タイニーガーデン プロダクツ)」をスタートします。

 

同プロダクトは、“公園や外遊びなど、自分にとって気持ちのいい場所で心のおもむくままに過ごすため”をコンセプトに、ピクニックグッズやおもちゃ、UVカットを施したサンシェード、外遊びに気軽に使える割れない皿、チェア、敷物などをのアイテムを展開します。

↑1000RE SCENES

 

3月30日にオープンする、エイチ・ツー・オー リテイリングが代表を務める「千里中央公園パートナーズ」と、アーバンリサーチを含める協力企業8社が手掛ける新施設「1000RE SCENES(センリシーンズ)」内のコミュニティスペース 「LABO(ラボ)」にて先行販売を開始します。4月中旬からは、アーバンリサーチ オンラインストアや、アーバンリサーチグループの一部ブランドで店頭発売を開始します。

↑3月30日からは製品購入者に、数量限定ノベルティのメッシュバックをプレゼント

 

また、同施設内の「GARDEN(ガーデン)」では、アーバンリサーチ監修の菜園プロデュースをスタート。プランターでハーブなどを育て、収穫したハーブは1OOORE SCENES内のイタリアンカフェ「SEN℃(センド)」の一部のメニューで使用したり、LABOでの料理やフラワーアレンジメント講座で利用します。

 

TINY GARDEN PRODUCTSの製品ラインナップ(一部)や税込価格は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

25年のバス釣りトッププロ生活を支える!「チュアンヌ」サポーターの魅力に迫る

バス釣りを愛する者にとって、避けられない悩み。それは腰痛。バスプロ界のレジェンド・イマカツ社長の今江克隆さんも例にもれず、長年腰痛に悩まされてきた。それが、あるサポーターとの出会いで、ずいぶんと痛みが軽減したのだとか……。今江さんを直撃取材し、神サポーターの魅力を探ってきた。

 

腰痛。それはバス釣りを愛する者であれば避けられない苦難

今江さんがバス釣りを始めたのは、小学5年生のとき。以来、すっかりバス釣りに魅せられ、いまやバス釣り界のレジェンドと崇められる存在だ。そんな今江さんが長年悩まされているのが、腰痛である。

↑片足に重心をかけたまま、10時間以上を過ごす

 

「バス釣りの基本姿勢が、片側に重心をかけた状態なんですね。片足でモーターを操作しながら、進行方向を定めているので。大会となると、朝から夕方まで10時間以上を同じ姿勢で、ロッド(竿)を投げてリールを巻いての繰り返しです。1000投以上はするかな。それが10日間続きます。

↑今江さんご自慢のオリジナルボート

 

最近はスポットロックと言って、GPSで座標を読み、留まりたい場所にボートを固定できるようになったので、昔に比べたらぐっと楽になりました。とは言え、基本は立ち仕事なので、やはり腰への負担は大きいです。

 

それ以上に堪えるのが、波の揺れ。バス釣りって、時速100㎞以上のスピードで水面を駆け抜けるんですよ。誰よりも先に、獲物が多くいる場所へ駆けつけなくては勝てませんから。天候が穏やかな日であればいいですが、荒れ模様のときは波がすごい。そんな中を猛スピードで走ると、ひどいときは真上に15mくらい吹っ飛んで、一気に着地します。

↑地上15mの高さから急降下……想像を絶する恐怖

 

もう、言葉では表現できないほどの衝撃です。腰を浮かして膝で衝撃を受けるようにしていますが、ズドーンと頭蓋骨まで響きます。そんなわけで、バス釣りをしている者は皆、背骨も腰もボロボロですよ」

 

耐えられない痛みと二度の手術。そして出会った神サポーター

 

「最初に本格的な激痛を味わったのは、25歳のときだったかな。アメリカのトーナメントに出た際、嵐でものすごく荒れたんですよ。乗っていたボートの運転席のシートが薄くて硬く、しかもパートナーの運転が下手すぎて(苦笑)。そのときの衝撃が引き金になったんでしょうね、帰国してすぐに、生まれて初めてぎっくり腰になってしまったんです。

 

落とした携帯を拾おうと思ったら、ピキン!と来て、崩れ落ちた。それからまったく動けなくて。この世でこんなに痛いことがあるとは……という感じ。腰って、一度痛めると癖になるので、以降、何度も激痛に泣かされました」

↑できるだけ衝撃を吸収できるよう、運転席もスペシャル仕様に

 

これまでに今江さんが受けた手術は二回。背骨の2番目と3番目の間の神経を焼いて、痛みを感じないようにする、プロのスポーツ選手も行っているという特殊な手術だそう。そんな手術と通院を続けながら、探し求めていたのは、日常的に腰をしっかりと支えるサポーターだ。

 

「市販されているものは、ほとんど試しました。そしてついに、探し求めていた神サポーターに出会ったんですよ。それが、フランス製のチュアンヌです。最初は病院の先生に勧められたんだったかな。30代後半のときのことです。当時はネットもあまり主流じゃなかったから、通販だったと記憶しています。

 

ウエストから骨盤まで、かなり広範囲でガッチリ支えてくれる点が、一番の魅力です。だいたいの商品は、細いんですよ。高さがない。見栄えを重視してるのかな。でも、それじゃ全然ダメ。骨盤ベルトも使ってみたけど、基本姿勢を良くするだけなんですよね。

 

やっぱり、腰をしっかり固定してくれないと意味がない。チュアンヌくらい幅広いタイプじゃないとね、我々みたいな腰痛持ちには。おかげで、チュアンヌを使い始めてからは、ひどいぎっくり腰を回避できています。出会って以降、ずっと使い続けてます。これがないと、外出できないくらい。腰痛持ちの救世主ですよ」

↑かなり使い込まれたチュアンヌサポーター( 今江さんの私物)

 

使い方のコツは「見た目にこだわらない」こと⁉

 

より効果が感じられるようなつけ方のコツを尋ねると、「綺麗につけようとしないこと」との回答が。

 

「サポーターの上下を綺麗に重ねて合わせようとすると、どうしても上部が浮いてきちゃうんですよね。だから、筋肉に沿うように、斜めにクロスさせるのがコツです。ちょっと前下がりに巻く、という感じかな。

 

見た目は上下がズレているから、ちょっと気持ち悪いけど。素材自体がすごく伸びるし、自分の体に沿わせながらしっかり巻くと、めちゃめちゃフィットします。その状態で少し下げて骨盤にあてれば、完璧です」

↑斜めにクロスさせて装着するのがコツ(装着しているのはロンバスキンの旧モデル)

 

ちなみに、普段使っているのはロンバスキン(高さ21㎝タイプ)、外付けとして愛用しているのはダイナクロス(高さ26㎝タイプ)なのだそう。

 

「肌触りが良くて長時間つけていても快適なロンバスキンを、常に着用しています。そして、今日は作業的にヤバいぞ!と日はダイナクロス。マズイかもと思ったら、速攻でダイナクロスを絞めなおすと、大事には至りません。

 

昔は白色しかなかったけど、最近は黒やネイビーのモデルが出たから、黒い服を着たときでも目立たなくて助かってます。指をひっかけるループがあるのも、装着しやすくて良いですね。

 

良いことだらけだけど、強いて言うなら、飛行機に乗るときの保安検査で絶対に引っかかるから、一旦外さないといけないことが難点ですね。素材的に仕方ないことだけど。あとは、四六時中装着しているから、夏場はちょっと蒸れます。夏仕様のものとかあったら、さらに助かるかな。

 

あ! ひとつ大事なことを言い忘れました。ウエストサイズはしっかり測って、サイズを選ぶこと。しっかりフィットさせないと効果が半減しちゃいますから、自分に嘘をつかず、適正サイズを購入しないとダメですよ!(笑)」

↑リニューアルしたロンバスキンV3を早速試着

 

腰痛で悩むすべての人に使ってほしい、と今江さん。バス釣りを愛する人はもちろん、腰を痛めやすい人、長時間同じ姿勢で作業することが多い人に、ぜひ試してほしいサポーターだ。

 

ロンバスキンV3

カラー:ネイビー/ベージュ

サイズ:1~4(ウエスト60㎝~125cm)

 

ダイナクロス

カラー:白

サイズ:1~5(ウエスト52㎝~120㎝)

 

プロフィール

今江 克隆(いまえ かつたか)さん

日本最大のトーナメント組織JB(JAPAN BASS PRO ASSOCIATION)シリーズにおいて、すべてのメジャータイトルを複数回にわたり獲得、常に頂点に君臨し続けているトーナメントプロ。15年間の商社勤務を経て、2004年株式会社イマカツ設立、同代表取締役を務める。

 

撮影:増田えみ

バスプロ界のレジェンドがおすすめ! 真冬のバス釣りを楽しむ必携7つ道具

釣りにはさまざまな種類があるが、なかでもバスフィッシングにハマる人は多い。しかし、真冬のバス釣りは、寒さとの我慢比べ。そこで、幾多のトーナメントのメジャータイトルを獲得しているバスプロ界のレジェンド・イマカツ社長の今江克隆さんを直撃取材し、極寒の中でもバス釣りを楽しめる7つ道具を教えてもらった。

 

どんなに寒くても、腰が痛くても、やめられない。それがバス釣りだ!

今江さんがバス釣りに出会ったのは、小学5年生のとき。友人に連れられて行った近所の池で、初めて雷魚を釣り上げた。

 

「友人に借りたルアーを池に入れたら、めちゃめちゃ大きいやつが釣れました。父親の影響で海釣りにはよく行っていましたが、釣れた魚の大きさが桁違いで。その後、中学1年生のときだったかな、東条湖にブラックバスがいるという噂を聞いて行ってみたら、おもしろいくらい釣れたんです。以来、すっかりバス釣りにハマってしまいました」(今江さん)

↑色とりどりのロッド

 

↑自慢のボートの上で、バス釣りの様子を実演してくれた

 

バスの居場所を探し、一目散にその場所へ向かい、より大きな獲物を狙う。このうえなくエキサイティングなバス釣りであるが、楽しさの反面、ツラいことも……。

 

「基本的にずっと同じ体勢でいるので、冬の寒さは堪えます。大会となると、嵐のような悪天候の中でも、朝7時から夕方6時頃までぶっ通しですからね。寒さ対策は万全を期して臨みます。

あとは、腰痛対策が欠かせません。片足に重心をかけた状態をずっとキープしなくてはいけないし、そしてなにより、時速100㎞ を超える速さで水面の上を走るので、場合によっては真上に15mほど飛ばされることもあります。着地の瞬間の腰への衝撃は、想像を絶しますよ。バス釣りをやっている人は、みんな腰痛に悩まされているはずです。

でも、これだけ体を痛めつけられても、やめられない。それがバス釣りなんですよね」(今江さん)

 

今江社長厳選! 真冬のバス釣りに欠かせない7つ道具

ここからは、今江さんがバス釣りに行くときに欠かせない7つ道具をご紹介していこう。

 

【その1】

真冬の屋外でも足先が冷えない最強カイロ

小林製薬
桐灰カイロ くつ下用 甲に貼る
価格:5足分入550円(メーカー希望小売価格・税込)

 

「足先が冷えるので、カイロは欠かせません。ただ、カイロって、酸素に触れることで発熱しますよね。よく靴の中(足の下に)カイロを入れる人がいますが、それだと酸欠になって、効果が半減しちゃうんじゃないかと思って、昔から足の甲に乗せて使っていたんですよ。そうしたら、この商品が出たので、僕が言っていた通りだなと!(笑) 8時間は余裕であたたかさが持続するので、重宝しています」(今江さん)

 

【その2】

首元から耳までしっかりガードしてくれるネックウォーマー

IMAKATSU
3 LAYER WIND PROTECT HEAT NECK WARMER (WIND BOUNCER)
価格:5500円(税込)
カラー:全8種類(ブラック×ホワイト、ブラック×ライム、チャコール×ブラック、チャコール×ホワイト、カーキ×ブラック、カーキ×ホワイト、ライトグレー、グレー)

↑IMAKATSUオリジナルのネックウォーマー

 

「首をしっかり守ることは、寒さ対策の基本。このネックウォーマーは、うちのオリジナルです。国内アウトドアベンチャー企業MXと共同開発した、3レイヤー素材『WIND BOUNCER(ウインドバウンサー)』を使用しています。上部にゴムひものコードストッパーをつけているから、フィット感も抜群。上部がカーブしているのも、首元から耳までをしっかり守るための工夫です」(今江さん)

 

【その3】

カジュアルに見えて防寒力抜群のフーディー&パンツ

IMAKATSU
3 LAYER WIND PROTECT HEAT ZIP HOODIE
価格:2万3100円(税込)
カラー:ブラック、チャコール、カーキ
サイズ:S / M / L / LL

 

IMAKATSU
3LAYER WIND PROTECT HEAT PANTS
価格:2万3100円(税込)
カラー:ブラック、チャコール、カーキ
サイズ:S / M / L / LL

 

「ネックウォーマーと同じ素材のフーディー&パンツです。本当に風を通さない。研究に研究を重ねて、この素材を開発しました。内側がフリース素材だから、薄着でもあたたかいし着心地も良いです。若い人なら、この上下とネックウォーマーだけで、真冬でも十分ですよ」(今江さん)

 

【その4】

これに勝る防寒&防水ウエアなし! ホットスーツセットアップ

エバーグリーン
E.G.ホットスーツ2 EGHS-02
価格:6万6000円(税込)
カラー:ファイアーオレンジ/ブラック, ディムグレー/ブラック, ブラック/ブラック
サイズ:M / L /LL / 3L

 

「若い人は、うちのフーディーとパンツだけで十分ですが、僕みたいに寒さがダメな人にはコレです。エバーグリーンのホットスーツ。これ以上のものはないですね。というのも、バス釣りをする者にとっては防寒+完全防水が必須なんですよ。でも、多くのスーツはもう少しライト仕様になっていて、防水対策まで徹底しているものは少ないんです。船釣りとか磯釣りであれば動きやすさが求められますし、釣りをしている時間も、長くて午前中だけですからね。

一方バス釣りは、土砂降りの中ででも丸一日釣りをするので、着用するスーツは、寒さだけでなく水にも強くなくてはいけない。お値段は張りますが、この上下を持っていたらどんな天候でも無敵です」(今江さん)

 

【その5】

まるで素手感覚。一年中活躍するグローブ

 THIRTY34FOUR
超高感度グローブⅢ
価格:7150円(税込)
カラー:ブラック
サイズ:WF(ウーマンフリー) / M / L / XL

 

「指先の細かな感覚は、釣りにおいて欠かせませんが、このグローブはほぼ素手感覚なんです。しかも、極寒でも耐えられる。使いやすくてあたたかい、これに勝るグローブは、今のところないですね。なかでも、おすすめはタイプⅢ。親指、人差し指、中指の先がないから、季節を問わず、すごく使い勝手が良いです」(今江さん)

 

【その6】

熱さも冷たさも長時間お任せ!ケータイマグ

サーモス
真空断熱ケータイマグJNL-505
価格:3080円(税込)
カラー:カーキ/ディープブラック/ラベンダー/ローズレッド/スノーブルー/ホワイトグレー

↑毎日欠かさず持ち歩いているのだそう

 

「サーモスおそるべしですよ。真冬の朝6時に熱湯で淹れたカフェオレが、一日中屋外でロケをした後、夕方6時過ぎに飲んでも、まったく冷めていないんですから。むしろ、午前中は熱すぎて飲めないくらい(笑)。逆に真夏の暑いときは、氷を半分くらい入れておくと、ドリンクがずっとキンキンに冷えてます。片手で開けられるのもいいですね」(今江さん)

 

【その7】

腰痛持ちの救世主現る! 神サポーター

チュアンヌ
ロンバスキンV3
価格:1万4850円(税込)
カラー:ネイビー/ベージュ
サイズ:1~4(ウエスト60㎝~125cm)

↑しっかりと筋肉に沿ってフィットさせるのがコツ

 

「バス釣りをやっている宿命ですが、長年腰痛に悩まされていて、手術も2回しました。でも、このチュアンヌのサポーターに出会って救われましたね。使い始めたのは30代後半だったかな……もう20年以上は使ってます。

ほかのサポーターと違うところは、ウエストから骨盤までをガッチリと包み込むように支えてくれる、この高さ。出かけるときは常に着用していて、『あ、ヤバイな、ぎっくり腰になるかも……』という予兆を感じたら、すぐにぎゅっと締めなおします。そうすると、最悪の事態を回避できる。肌触りも良いので、長時間つけていても苦になりません。これからもずっと使い続けます」(今江さん)

 

今江さんおすすめの寒さ&腰痛対策アイテムをチェックして、真冬のバス釣りを楽しんでみては!

 

プロフィール

今江克隆(いまえ かつたか)さん

日本最大のトーナメント組織JB(JAPAN BASS PRO ASSOCIATION)シリーズにおいて、すべてのメジャータイトルを複数回にわたり獲得、常に頂点に君臨し続けているトーナメントプロ。15年間の商社勤務を経て、2004年株式会社イマカツ設立、同代表取締役を務める。

 

撮影:増田えみ

コロンビア×カップヌードルコラボ第2弾! 「食べて温まった熱を逃がさない」カップヌードル柄のブランケットポンチョ

コロンビアスポーツウェアジャパンの「コロンビア」は、「カップヌードル」とのコラボレーション第2弾として、ブランケットポンチョ「BEAN ROAD OHI BLANKET SHELL(ビーンロードオムニヒートインフィニティブランケットシェル)」を発売しました。税込価格は1万7500円。

 

同製品は、「EAT OUTSIDE」のメッセージのもと、外で食べるカップヌードルの魅力と、コロンビアのオリジナルアウトドアテクノロジーを掛け合わせ、より快適なアウトドアライフを提案。

 

「食べて温まった熱を逃がさない」をテーマに開発され、反射蓄熱機能OMNI-HEAT INFINITY(オムニヒートインフィニティ)を裏地に搭載。オムニヒートインフィニティは、ゴールドのリフレクティブドットが効率よく体温を反射し、瞬時に暖かさを提供するコロンビア独自の反射蓄熱テクノロジーです。

 

総柄の表地にはコロンビアオリジナルのリアルツリーカモ柄「Timber Wolf」をベースに、カップヌードルシリーズの商品パッケージや麺が描かれたデザインを採用。「ブランケット」「ポンチョ」「巻きスカート」と、シーンに合わせた3WAYでの着こなしで、キャンプをはじめとした冬のアウトドアを快適に楽しむためのアイテムです。

 

また、ブランケットポンチョの柄をバックプリントに施した「BEAN ROAD LONG SLEEVE TEE(ビーンロードロングスリーブTシャツ)」も同時発売中。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類で、税込価格は7150円です。

音楽に星空…。キャンプにプラスαして特別な体験にするアイテム6選

アウトドア=不便を楽しむ、なんてノーサンキュー! キャンプだって進化系アイデアグッズや最新ガジェットを駆使したほうが快適なんじゃない!? ということでアウトドア好きな識者3名にオススメのプラスαのキャンプグッズを6個教えてもらった。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちがオススメします!

キャンプライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年。最近は子どもと一緒にファミリーキャンプを楽しむ。「最近は、機能性とデザイン性を両立したキャンプギアを選ぶことが多いです」

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本業はPCとAVライターだが、キャンプや旅行が趣味でアウトドア関連のギアにも精通。「いろんな製品がありますが、永く使えることを大事にしています」

BBQ芸人

たけだバーベキューさん

アウトドア芸人として多方面で活躍。登録者数12万超えの自身のYouTubeでキャンプ飯やギアを紹介。「最近はポタ電を活用したキャンプを楽しんでます!」

 

コレがあると、キャンプはより便利で楽しくなる

なぜか無性に所有欲を刺激される……そんなギアを買い集めるのもキャンプの楽しさの一つ(のはず)。「家でも使えるし」という言い訳を用意して、気になるアイテムをポチッと購入。

 

【澄田直子さんのオススメ】

1: 周囲に人がいても心配なし! 迫力のサウンドを体感できる

パナソニック

ワイヤレスネックスピーカーシステム SC-WN10

実売価格1万5320円

ネックスピーカーは耳への圧迫感がなく、周囲の音も逃さずに“ながら聴き”を楽しめる。本製品は約108gと軽量ながら11×34mmの専用スピーカーを搭載し、量感のある低音域を実現。1回約6時間のフル充電で約13時間の連続再生が可能だ。

「自分だけの音楽空間を作れてお気に入り。日常防滴仕様に加え、2台同時接続できるのでパートナーと一緒に音楽を楽しめるのもイイ!」(澄田さん)

 

↑付属のワイヤレス送信機を使えばテレビとも繋げられる。スマホやPCとはBluetoothで接続。切り替えは本体の切り替えボタンを押すだけ

 

2: 立てても寝かしても吊るしても最高のサウンド

IP67に準拠した防塵・防水性能と、“水に浮く”構造を採用したBluetoothワイヤレススピーカー。

「立てても寝かしても吊るしてもサウンドが最適化されるのには驚きました」(澄田さん)

 

【湯浅顕人さんのオススメ】

3: テントサイトでも自宅でも手軽に“見せる収納”が完成

スノーピーク

シェルフコンテナ 25

1万2100円

増え続けるギアを効率良く、そして映えるように収納できるアイテムがこちら。自宅や移動時の車内ではスタックできるコンテナとして、テントサイトではボックスを開いてシェルフとして活用できる。意図しない開閉を防ぐロック機能も完備。

「やや高価ですが、家屋の屋根にも使用されるガルバリウム鋼板を使用しているだけあって頑丈で便利。竹素材のグリップも持ちやすい!!」(湯浅さん)

 

↑コンテナ1個の積載量は20kgまで。開いた状態で3個までスタックが可能だ。下の段に入れたモノを上の段を降ろさずに出し入れでできる

 

4: お泊まりキャンプに必須の電源

Jackery

Jackery Solar Generator 1000 Pro (80Wセット)

17万8600円

ポータブル電源と両面発電可能なソーラーパネルのセット。

「ひとつあると調理家電やドライヤー、照明など使える器具が広がります。手軽に持ち運べ、お泊まりキャンプには必携」(湯浅さん)

 

【たけだバーベキューさんのオススメ】

5: 荒天だって諦めない! 本物顔負けの星空を再現

セガトイズ

Homestar

1万4300円

家庭用プラネタリウムとしては、世界で初めて光学式投影を採用。プラネタリウム・クリエーターの大平貴之氏と共同開発したリアルな星空が評判となり、発売から16年で累計170万台を販売する。自然音6種類、ヒーリング曲3種類も内蔵。

「雨の日のキャンプや、星があまり見えない日などにテントの中で使っています。めちゃくちゃきれいな星空が見えて、音にも癒やされます」(たけださん)

 

↑世界中の科学館などで使われる業務用プラネタリウム「MEGASTAR」の心臓部である恒星原板の技術を応用。星空に消える流れ星も再現する

 

6: 映画やゲームなどを楽しむプロジェクター

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule

3万9999円

Android 7.1を搭載し、様々なコンテンツをスムーズに楽しめるプロジェクター。

「映画やゲームなど、1台あるとエンタメの幅が広がります。先日、「桃鉄」をみんなでやりました(笑)」(たけださん)

手軽に暖がとれる! 冬のキャンプに絶対必要な「防寒対策グッズ」6選

アウトドア=不便を楽しむ、なんてノーサンキュー! キャンプだって進化系アイデアグッズや最新ガジェットを駆使したほうが快適なんじゃない!? ということでアウトドア好きな識者3名にオススメの防寒対策グッズを6個教えてもらった。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちがオススメします!

キャンプライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年。最近は子どもと一緒にファミリーキャンプを楽しむ。「最近は、機能性とデザイン性を両立したキャンプギアを選ぶことが多いです」

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本業はPCとAVライターだが、キャンプや旅行が趣味でアウトドア関連のギアにも精通。「いろんな製品がありますが、永く使えることを大事にしています」

BBQ芸人

たけだバーベキューさん

アウトドア芸人として多方面で活躍。登録者数12万超えの自身のYouTubeでキャンプ飯やギアを紹介。「最近はポタ電を活用したキャンプを楽しんでます!」

 

冬キャンプのQOLが上がって便利!

冬だからといってキャンプをしないのはもったいない。空気が澄んで、虫がいなくて、人が少ない冬は、むしろキャンプ適期。ただし、ここで紹介するギアでしっかり防寒対策を!

 

【澄田直子さんのオススメ】

1: 燃料はカセットボンベで手軽に扱えるところも人気

センゴクアラジン

ポータブル ガス ストーブ

3万7400円

灯油ストーブの歴史的名作、ブルーフレームヒーターのコンパクト版。クルマで灯油を運ぶのに抵抗がある人はガス缶(CB缶)が燃料のこちらがオススメだ。小さいながらも炎を中央に集めるトルネードバーナーの暖房効果は屋外でも絶大。

「カセットボンベを使えるのが便利で、見た目のかわいさも気に入っています。ロゴスのストーブテーブルと組み合わせて雰囲気作りを」(澄田さん)

 

↑CB缶はコンビニでも販売しており、手に入れやすい。連続燃焼時間は弱で260分、強で100分。テント内で使う場合は換気に十分配慮しよう

 

2: 囲炉裏スタイルの円形テーブル

ロゴス

LOGOS×ALADDIN ストーブテーブル

3万1900円

アラジンの「ポータブル ガス ストーブ」などを中央に置いて囲炉裏スタイルで寛げる円形テーブル。

「暖をとりながら食事を楽しめます。天板は4分割でき、持ち運びもしやすいです」(澄田さん)

 

【湯浅顕人さんのオススメ】

3: 広い底面で熱効率が高い! こだわり満載の四角いケトル

杉山金属

薄型キューブケトル1.6L

5500円

丈夫でサビにくいステンレス製で、取っ手を折り畳めばスタッキングできる。また、注ぎ口に蓋が付いているので灰やゴミも入らない。巧みな機能でキャンパー人気が上昇中だ。ストレーナーが付属しているので、お茶なども淹れやすい。

「コーヒーを淹れたり、お湯割りを作ったりと、寒い日のキャンプはお湯を沸かしっぱなし。熱効率が良く、倒れないというのが高ポイント」(湯浅さん)

 

↑ストレーナーは大型で、一度に1Lほどの麦茶やだし汁などを作れる。積み重ねて冷蔵庫が広く使える省スペース設計で、普段使いにも便利

 

4: 暖かくてオシャレなサンダル

SUBU

SUBU NANNEN KHAKI

6380円

表地は難燃性の素材を採用。起毛加工が施された内側は暖かく、足を包み込む。

「キャンプは靴の着脱が多いのでサンダルが便利。同モデルは暖かく、なによりオシャレで履きやすい!」(湯浅さん)

 

【たけだバーベキューさんのオススメ】

5: USB充電器と接続すればいつでもどこでもポカポカ

BRID

MOLDING USB QUILT BLANKET

5500円

手持ちのモバイルバッテリーとUSB接続すれば、内蔵のヒーターが発熱して身体を温める。表はキルト素材で、裏は肌触りが良く保温性が高いフランネル素材。120×80cmと大判で、肩にかけたり腰に巻いたりと様々な使い方ができる。

「USB接続するだけで温かくなり、寒い時期の野外に重宝します。そのまま洗濯もできるので焚き火のニオイがついても気になりません」(たけださん)

 

↑本体は400gと軽量で、専用バッグに収納すればφ14.5×H34cmとコンパクト。モバイルバッテリーの収納ポケットも付く。温度調節は32℃と40℃の2段階

 

6: 厚手のダウンシュラフを買う必要がなくなるマット

Saiyaren

寝袋用発熱パッド シュラフ ホットマット

実売価格5880円

炭素繊維がUSB給電で即座に発熱。高い保温性の中空綿で温かさを保ち、寝袋にセットすれば冬キャンプでも安眠を得られる。

「これがあれば厚手のダウンシュラフを買う必要がなく経済的」(たけださん)

日暮れからのキャンプをよりムーディーに。「ナイトキャンプ」マストアイテム6選

アウトドア=不便を楽しむ、なんてノーサンキュー! キャンプだって進化系アイデアグッズや最新ガジェットを駆使したほうが快適なんじゃない!? ということでアウトドア好きな識者3名にオススメのナイトキャンプグッズを6個教えてもらった。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちがオススメします!

キャンプライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年。最近は子どもと一緒にファミリーキャンプを楽しむ。「最近は、機能性とデザイン性を両立したキャンプギアを選ぶことが多いです」

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本業はPCとAVライターだが、キャンプや旅行が趣味でアウトドア関連のギアにも精通。「いろんな製品がありますが、永く使えることを大事にしています」

BBQ芸人

たけだバーベキューさん

アウトドア芸人として多方面で活躍。登録者数12万超えの自身のYouTubeでキャンプ飯やギアを紹介。「最近はポタ電を活用したキャンプを楽しんでます!」

 

日暮れからが本番! 焚き火を演出するアイテム

炎のゆらめく灯りが映える、やはりキャンプの本番は夜の帳が下りてから。焚き火を囲み、酒を飲みながら過ごす時間を、より快適に、さらに楽しく演出してくれるギアを取り入れよう。

 

【澄田直子さんのオススメ】

1: 輻射熱効果でぬくぬく! 冬の焚き火の新定番

DOD

タキビノムコウ

9835円

火の粉が舞ったり、薪が必要以上に早く燃え尽きたりするのを防ぐための焚火陣幕。スタイリッシュかつ組立簡単なティピー型は熱を反射するので、暖かさを増幅させてくれるというメリットも。

「火の粉が当たっても穴が飽きにくい帆布生地を採用。風を防いで安定した炎と暖かさをキープするので、ひとつあるだけで随分違います!」(澄田さん)

 

↑ティピー型で自立するのでペグダウンが簡単。本体の開閉角度は使用する人数によって調整でき、メーカー推奨は1~3名

 

2: 着心地の良い難燃フーディー

ロゴス

難燃フーディー

1万3750円

火の粉が飛んでも燃え広がりにくく、鎮火しやすい難燃性素材を使用。

「綿100%で肌触りが良く、軽く羽織れるのががイイ!」(澄田さん)

 

【湯浅顕人さんのオススメ】

3: キャンプ場に張り巡らされた張り綱のトラップを回避!

ロゴス

ロープライト(4pcs)

1980円

暗くなってからテントやタープを固定するローブ(張り綱)につまずいて転倒……といったケガを防ぐ。ロープに引っかけて点灯させるというシンプルな仕掛けながら効果は絶大だ。

「キャンプサイトではあちこちにロープが張り巡らされており、夜は本当に見えないのでこれが必需品。急な角度でも滑り落ちないのがイイ!」(湯浅さん)

 

↑点滅、スロー点滅、点灯の3モードから選択可能。電源はボタン電池で、約24時間連続使用できる。もちろん安心の防雨仕様

 

4: スノーピークの傑作

スノーピーク

パイルドライバー

6050円

同ブランドを代表する傑作。

「パイプをスライドさせて本体を地中に打ち込む構造は画期的。ネジで高さ調整できるのも◎」(湯浅さん)

 

【たけだバーベキューさんのオススメ】

5: エコでオシャレな手持ち花火が冬キャンプの夜を彩る

葛城煙火

CAMPING HANABI 手持ち花火セット

1100円

1950年創業の花火製造会社が、キャンプ向けの花火を開発。周りのキャンパーに配慮し、優しい光と小さめの音、少ない煙が特徴だ。紙パッケージで、遊んだら焚き火で燃やせる配慮も。

「一般的な手持ち花火に比べて煙が少ないことに驚きました。オシャレなパッケージに柔らかな炎と、写真映えする要素が詰まっています!」(たけださん)

 

↑手持ち花火はススキ(写真)、スパークラー、線香花火の3種類。セットは単品のススキとスパークラーが各10本入っている

 

6: 火を使わずに着火

THE IRON FIELD GEAR

QUICK BBQ

9900円

熱風を送ることで着火する電動火おこし器。炭の種類によるが、1~2分で着火可能だ。

「火を使わないので安全かつ簡単に火起こしできます」(たけださん)

キャンプギア買うならもはや「DAISO」でしょ!「次にクル名品ギア」11選

DAISOには、近年話題になったスキレットやメスティン以外にも、実用的なキャンプギアが豊富に揃っている。ここでは、キャンプ好きライターも驚いた、次クル(!?)名品ギアを紹介。キャンプビギナーはとりあえずDAISOへGO!

※こちらは「GetNavi」 2022年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がオススメします!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。最近は、3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイしている。

 

【Part 1】簡単調理でキャンプ飯が充実するアイテムたち!

 

【その1】フライパンにもなる上下分離式

ホットサンドメーカー

1100円

食パン2枚と好みの具材をギュッと挟み、直火で片面1〜2分ずつ焼くことで、ホットサンドが作れる。上下が分離できるように改良され、フライパンの代わりとしても使用可能。フッ素樹脂加工によりこびり付きにくく、お手入れも簡単だ。

 

ホットケーキやお好み焼きも作れる!

「ホットサンドはもちろん、ホットケーキやお好み焼きなどのアレンジ料理も作れるので、キャンプライフがグッと豊かに! 魚焼き用ホイルを敷いて使うと、さらに片付けがラクですよ」

 

【その2】挽きたてのコーヒーの味をアウトドアでも楽しめる!

アウトドアコーヒーメーカーカップセット

1100円

手動式ミル、ドリッパー、カップ2個がセットになり、アウトドアでも豆から挽いたコーヒーを楽しめる。ミルの裏側にあるツマミを回せば、粗挽きにも細挽きにも調節可能。カップ内にミルとドリッパーを収納でき、コンパクトに持ち運べる。

 

このセットひとつで贅沢なコーヒータイムに!

「ミルの挽き目は無段階で調節でき、ステンレスドリッパー付きでフィルター不要! ミルにフタがなく粉の飛び散りには注意が必要ですが、手軽に挽きたてのコーヒーを味わえます」

 

【その3】型崩れしやすい魚もキレイに両面を焼ける!

コンパクト合わせ焼き網

110円

魚など箸やトングで触れると型崩れしやすい食材でも、キレイに両面を焼ける。複数の食材を挟めば、一度にまとめてひっくり返すことも可能だ。持ち手付きで網ごと火から離せるので、焼き加減の調節もしやすい。

 

【その4】直火対応。網に置いて調理できる!

バーベキュープレート

110円

網の上にそのまま置ける直火対応。食材を置く皿としてだけでなく、焼きそばなど炒め物の調理にも使える。繰り返し加熱して使う場合は、油を馴染ませるシーズニングを施すことで、こびり付きを抑えられる。

 

【Part 2】収納力に優れてかさばらないアイテムたち

 

【その5】調理中の熱源の風よけが折りたたんで収納できる

折りたたみ式 アルミ風防板

330円

調理中、ストーブやアルコールバーナーの周りを囲うことで、風から守り、油跳ねなどを防ぐ。両端に付いたピンを地面に刺し、倒れないように固定することも可能だ。コンパクトな折りたたみ式で、収納袋も付属している。

 

【その6】幅が調整できてメスティンやシェラカップも置ける

ちょこっとストーブ

220円

ポケットサイズながら、固形燃料をセットすれば五徳として使用可能。折りたたみ式でコンパクトに収納できるだけでなく、開く角度で五徳の幅を調節でき、メスティンやシェラカップなど様々なサイズの調理器具に対応する。

 

【その7】超ミニサイズながらカットにも湯切りにも使える

アウトドア用ミニまな板

110円

小さな食材のカットに便利な手のひらサイズのミニまな板。適度な厚みで反らず、カットするときにしっかり安定する。角にスリットが入っているので、メスティンで麺などを茹でたあとの湯切りにも使える。耐熱温度は120℃。

 

【その8】熱々の鉄板も移動がラクに!トングにもなる2Wayタイプ

クッカークリップ

110円

加熱した小さな鉄板や小鍋の縁に引っかければ、手袋がなくてもラクに移動できる。持ち手部分は内側がギザギザになっているので、パウチなどを挟む簡易的なトングとしても使用可能だ。力を入れずに握れる軽さも魅力。

【Part 3】あると便利なプラスワングッズ!

 

【その9】使うぶんだけの調味料をコンパクトに持ち運べる!

調味料ボトル収納ポーチ

550円

ファスナーを閉じると、ペンケースのようなサイズにコンパクト化。容量50mℓの粉末用ボトル3個、液体用ボトル3個が付属し、調味料を適量で持ち運びできる。コショウなど市販の調味料ボトルも収納可能だ。

 

かさばりがちな調味料を厳選して収納できる!

「調味料はあれもこれもと増えてかさばりがちなので、6本に絞ってスッキリ収納できるのが逆にイイ。1本は最近人気のアウトドアスパイスを自分で調合して持っていきたいです!」

 

【その10】生活防水仕様で荷物の水濡れや汚れを防ぐ!

レジャー用防水バッグ(ストラップ付)

550円(15ℓ)

防水性能IPX6相当で、生活防水仕様のバッグ。大事な荷物を水濡れや汚れから守れるほか、汚れた衣類や食器などの収納にも使える。ストラップを備え、持ち運びがラクだ。容量約3ℓ(330円)もある。

 

活躍シーンが幅広く付属のストラップも便利

「防水バッグは、マリンレジャー、温泉、雨の日のキャンプなど様々なシーンで活躍するアイテムです。ストラップ付きなので、持ち運びだけでなく、木やポールに吊るしておけるのも便利!」

 

【その11】無段階で明るさを調節でき広範囲を照らす

36COBランタン 電球色

550円

ダイヤルを回して無段階で調光が可能。電球色のやさしい光で360度照らし、リラックスした雰囲気を演出する。電源は単3形アルカリ乾電池3本。アウトドア以外にも、非常時に備えておくと安心だ。

 

夜の雰囲気作りのために複数持っておきたい!

「テント内やタープの目印、夜間のトイレなど、ランタンは複数用意しておきたいので、お財布にやさしい価格がうれしい! 無段階調光もできますし、温かみのある電球色に癒されます」

 

●店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。掲載商品については予告なく廃番、仕様変更等が発生する場合があります。あらかじめご了承ください

 

文/井上泰佑、佐伯尚子、澄田直子(アトール)、高井章太郎(アトール)、中山秀明、保谷恵那、湯浅顕人撮影/坂下丈洋(BYTHEWAY)、篠田麦也、高原マサキ(TK.c)、福永仲秋(ANZ)、若林武志(YUKIMI) スタイリング/武内雅英(CODE) 撮影協力/UTUWA

キャンプ飯が手軽にもっとおいしくなるアイテム6選

アウトドア=不便を楽しむ、なんてノーサンキュー! キャンプだって進化系アイデアグッズや最新ガジェットを駆使したほうが快適なんじゃない!? ということでアウトドア好きな識者3名にオススメのキッチングッズを6個教えてもらった。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私たちがオススメします!

キャンプライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年。最近は子どもと一緒にファミリーキャンプを楽しむ。「最近は、機能性とデザイン性を両立したキャンプギアを選ぶことが多いです」

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本業はPCとAVライターだが、キャンプや旅行が趣味でアウトドア関連のギアにも精通。「いろんな製品がありますが、永く使えることを大事にしています」

BBQ芸人

たけだバーベキューさん

アウトドア芸人として多方面で活躍。登録者数12万超えの自身のYouTubeでキャンプ飯やギアを紹介。「最近はポタ電を活用したキャンプを楽しんでます!」

 

調理する、食べる、片付ける際に便利

料理はキャンプの大きな楽しみのひとつである一方、面倒なことも多い。なるべく手間を省き、仲間とワイワイ食事する時間を増やすためにも、ギアを充実させたい。

 

【澄田直子さんのオススメ】

1: 水の安全性を15秒で判断する濁度計搭載のマグカップ

LEAGUE

WaTalk

3万3000円

この水、飲んで大丈夫かな?と思った際、この超小型濁度計を搭載したマグカップがあれば安心だ。水を注いで15秒待つだけで、レーザーセンサーが超微細な浮遊物質まで検出。災害時にも活躍する。

「質量273gで持ち運びがラク。本体の計測結果はLEDランプの色で表示され、電池が切れてもモバイルバッテリーから給電できるので安心です」(澄田さん)

 

↑検査結果を本体とスマホアプリに表示。マグカップ型なので、そのまま飲める。充電式で300回の連続使用が可能

 

2: 簡単にエスプレッソを飲むことができる

WACACO

WACACO ナノプレッソ ポータブルエスプレッソマシン

実売価格9320円

細かく挽いたコーヒー豆とお湯をセットし、ポンピングするだけ。電源不要で重量336g。

「パーツは水洗いでき、片付けもラク」(澄田さん)

 

【湯浅顕人さんのオススメ】

3: テーブルに置けて、吊るせて食事後の片付けがラク!

ロゴス

スタンディングドライネット

実売価格3980円

使用した食器やツールの乾燥に便利なクッキングドライネット。3段構造でたっぷりはいるのでグループキャンプでも使いやすい。一番下には空間を設け、食器に汚れが付かないよう配慮。

「木やロープに吊り下げたり、場所によっては地面に置いておけたりするのが便利。一段ごとにファスナーが付いているので取り出しやすい!」(湯浅さん)

 

↑自立するので吊るす場所がないときも便利。組み立て式で収納時はコンパクトになる。収納バッグ付きで持ち運びやすい

 

4: 徒歩キャンプで重宝する調理器

CAPTAIN STAG

シェラカップ調理器

2200円

大根おろし、薬味おろし、野菜の水切り、エッグセパレーター、スライサーが一つになった調理器。

「荷物が限られる徒歩キャンプで重宝します」(湯浅さん)

 

【たけだバーベキューさんのオススメ】

5: 調理にも盛り付けにも使える目からウロコのアイデアまな板

Dreamfarm

Fledgeカッティングボード M Bamboo

3850円

両面使用でき、表面はまな板として使えるうえ、フチの部分を折り返して立たせることができるため、切った食材を運ぶ際に落下を防止。裏面のフチは溝になっており、食材の水分が溜まる仕掛けに。

「肉汁も果汁もパンくずも、フチの溝がガードしてくれるのでテーブルが汚れない。用途に合わせて形を変えられるところも気に入ってます!」(たけださん)

 

↑水分をボードの縁に溜めておけるので後処理が簡単。スタイリッシュな竹の質感は、大皿として料理を並べてもオシャレだ

 

6: 吹きかけて拭き取るだけの洗剤

トップランド

M&Sakuraco フォレストウォッシャー

1100円

吹きかけて拭き取るだけで植物由来の界面活性剤が作用して油汚れもスッキリ。

「洗い場に行く手間や冷たい水に触れることなく便利です」(たけださん)

 

アウトドア気分を盛り上げるミリタリーカラーが激シブ! キャンプや車中泊にピッタリの「ポータブル電源」

年末年始、束の間の“冬休み”を利用して、冬キャンプを楽しむ方も少なくないと思います。近年ではポータブル電源がアウトドアシーンで重宝されつつありますが、せっかくキャンプなどに持って行くのであれば、やっぱりアウトドアが似合いそうなデザインのものを選びたいですよね。

 

オウルテックのアウトドアブランド「ebi」には、そんなアウトドア気分が盛り上がるような、ミリタリーカラーがスタイリッシュなポータブル電源があるんです!

 

それが今回紹介する、ebiの大容量ポータブル電源「EBI-LPBL172801-OGBK」。オリーブグリーン×ブラックのカラーリングで、冒険心をくすぐる武骨なシブさにグッとクる!

 

同製品は、172800mAhの大容量かつ最大出力600Wの高出力で、ACコンセント×2、USB Type-A×3、USB Type-C×1、DCシガーソケット×1、DCプラグ(φ5.5×2.5mm)×2を備えています。

 

ボタンを押すだけの簡単操作で使用可能。また、背面にはLED照明が搭載されており、夜間のキャンプや車中泊でも、手軽に光源を確保でき、アウトドアにピッタリのポータブル電源です。

 

稼働時や本体への充電時のファン音を抑える設計で静音性も高く、静寂に包まれた夜の、澄み切った空に輝く星の観賞なども邪魔しません。

 

付属のAC電源(90W)と、別売りのUSB PD100W充電器を併用したハイブリッド高速充電が可能です。パススルー充電にも対応しているので、ポータブル電源本体を充電しながら、スマートフォンなどの充電も行えます。

 

もちろんアウトドア専用ではないので、屋外でのイベント開催や、災害・停電時の非常用電源など、幅広い使い方ができます。

 

税込価格は8万6800円。冬キャンプのお供に、アウトドア感あふれるデザインのポータブル電源を加えてみては?

初心者でも組み立てやすいテントから、ファミリーキャンプに最適なテントまで! LOGOS「2023年新春先取り福袋」発売中

ロゴスコーポレーションは、同社が展開するアウトドアブランド「LOGOS」の福袋「2023年新春先取り福袋」を発売中です。

 

現在発売中の2023年新春先取り福袋は、同ブランドの人気アイテムであるテントやシュラフがセットになった福袋。アウトドア初心者でも組み立てやすいワンポールテントが入った「Tradcanvas Tepee&タープ350 シュラフセット」(税込6万8000円)や、ファミリーキャンプに最適なテントが入った「プレミアム PANELグレートドゥーブルXL シュラフセット」(税込15万円)、「Tradcanvas DX・PANEL オーニングプラトーテントXL シュラフセット」(税込10万円)などを用意しています。

↑Tradcanvas Tepee&タープ350 シュラフセット

 

全国のロゴスショップ直営店や公式オンライン店のほか、全国の一部量販店、WEB STOREで販売しており、LOGOS FAMILY NEOS会員は、セット価格からさらに10%OFFとなります。

 

福袋のセット内容や価格は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

Amazon限定キャンプギアも特価に!【Amazonブラックフライデー2022情報】アウトドア編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、アウトドア関連の注目アイテム11点を紹介します。

 

Amazon限定ブランドはお手頃価格が人気。ブラックフライデーでは「【Amazon限定ブランド】ジージーエヌ(G.G.N.) 折りたたみグリル」「【Amazon限定ブランド】ジージーエヌ(G.G.N.) グリルプレート」が、さらにお買い得になります。

 

キャプテンスタッグのAmazon限定アイテム「【Amazon.co.jp 限定】 キャプテンスタッグ ダブルステンレスボトル」「【Amazon.co.jp 限定】 キャプテンスタッグ 飯盒 メスティン」「【Amazon.co.jp 限定】 キャプテンスタッグ アルミロールテーブル」も、ブラックフライデー特別価格です。

 

キャンピングムーンの「キャンピングムーン バーベキューコンロ・焚火台 ミニBBQコンロ」「キャンピングムーン 焚き火台 A3型 ソログリル ラージ メッシュシート」も、セールの対象に。

 

顔だけ残して全身を包み込む、あったかやわらか寝袋「ロゴス(LOGOS) 丸洗いやわらか寝袋ウォーミー・-472600390」も、セール特価となっています。

 

スタイリッシュなコンパクトドームテント「Ogawa(オガワ) ドームテント ホズST [2人用] 2605」も、セール対象です。

 

アメリカで人気のバーベキューコンロと火起こし器のセット「ウェーバー(Weber) 卓上 バーベキューコンロ 37cm スモーキージョープレミアム 4-6人用 + 火起こし器」もお得です。

 

人気アウトドアブランドのDODからは「DOD(ディーオーディー) キャリーワゴン 極太タイヤ 大容量 125L 耐荷重100kg」が特別価格となっています。

−20℃極寒の展示会で体感したコロンビア「オムニヒートインフィニティ」シリーズの実力

1938年創業以来、革新的なアウトドアウェアを生み出し続ける「Columbia(コロンビア)」。この名門ブランドがこのほど独自開発した反射蓄熱テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」は、効率良く体温を反射し、瞬時に暖かさを提供してくれる最新のテクノロジーで、今年の秋冬シーズンにおいて同機能を搭載したアイテムを多数リリースしています。

 

その実力が気になるところですが、コロンビアはこのほど、−20℃の中で行われる極寒の展示会を開催しました。過酷な環境下で、オムニヒートインフィニティを実際に試してきたレポートをお送りします。

 

独自の反射蓄熱機能「オムニヒートインフィニティ」とは?

まず今回フィーチャーする「オムニヒートインフィニティ」は、もともとコロンビアが2010年に開発した「オムニヒート」が前身。ボディの裏地にアルミニウムをドット状にしたリフレクティブプリントを施し、身体の熱を反射しながら高い保温性を実現するテクノロジーで、その優れた機能性からエベレスト遠征隊のウェアに起用され、各国のアウトドアスペシャリストにも愛用されるなど、話題を集めました。

 

そして、10年以上の歳月の中で誕生したのが、この「オムニヒートインフィニティ」。新たにデザインされたプリントパターンの金色のドットを採用するなどアップデートを行い、通気性を損なうことなく、これまでに以上に効率よく体温を反射して瞬時に温めてくれる機能性を誇っています。

↑“オムニヒートインフィニティ”はさらなる進化を遂げた反射蓄熱テクノロジー

 

オムニヒートインフィニティを搭載したウェアを身にまとい極寒の世界へ

ここからは本題となる-20℃極寒の展示会のレポートへ。会場は、横浜にある冷凍食品などを扱う、中外倉庫運輸の冷凍倉庫で、温度は−20〜30℃に設定されていました。当日、会場に到着すると、来場者用にオムニヒートインフィニティを搭載したダウンが用意されていました。そのほかにも帽子、手袋、ブーツをはじめ、トップスやパンツなど防寒具を貸し出し。舐めてかかると危ないということでしっかりと装備を整えます。冷凍倉庫に入る前は汗ばむぐらいの暑さでしたが、果たして、この状態で冷凍倉庫に入るとどうなるのか? いよいよ実証です。

↑映画のワンシーンかのような1コマですが、外気との温度差で入った瞬間の視界真っ白。ただ、明らかに涼しいというレベルではないのが、すぐにわかりました

 

↑倉庫内奥にはダウンジャケットをはじめ、フットウェアや手袋、ネックウォーマーなども展示。こちら、すべてがオムニヒートインフィニティを使用しているアイテムなんです

 

↑今回の展示会用にオムニヒートインフィニティを全面に施したサンプルも用意。金色のドットとあって、見た目のパンチ力は抜群でしたが、こういった遊び心を持ったものづくりができるのもコロンビアならでは

 

会場内に入ってすぐは大丈夫でしたが、やはりそこは-20℃の世界。展示アイテムの説明を受けている間にも肌が出ている部分は先端からひしひしと寒さを感じ、まつ毛が凍って、瞬きしにくくなっていきます。しかし、オムニヒートインフィニティを搭載したダウンジャケットを着ている上半身は、ほかの部分と比べると問題なし。フィルパワーの高いダウンを着ているわけでもないのに、しっかりと温かさを感じられる最先端のテクノロジーが際立ちます。

↑展示会は雪山を想定したようなディスプレイを採用。今後開かれるポップアップショップにおいても、この寒さが伝わるテイストは活かしていくそうです

 

↑シューズは温かさだけでなく、滑りにくさを考えてグリップ性の高いアウトソールを使用。また足首のホールド力を高めるために、ミドルやハイカットモデルが展開されます

 

↑オムニヒートインフィニティは裏地に施されるテクノロジーなので手袋やネックウォーマーなどにも使用可能。寒さが予想される今冬の小物としていかがでしょうか

 

防寒ウェアやグッズを探していたという人は覚えておいて損はなし

そして、今回の展示会で着用させてもらったのが、2022秋冬新アイテムの「Wild Card II Down Jacket(ワイルドカードⅡダウンジャケット」。

↑「Wild Card II Down Jacket」3万5200円(税込)。4色展開

 

「もちろんオムニヒートインフィニティによる保温性は間違いなかったのですが、ボリューミーではなかったのですごく動きやすい印象がありました。そのほかにも、防水透湿機能オムニテックとステッチレス仕様で雨にも対応可能。雪の侵入を防ぐパウダースカート、袖先のインナーカフ、左袖先にリフトICポケットなど、スノースポーツを楽しむための機能も盛りこまれていたのですが、個人的には冬の雪中キャンプに使いたいなと思いました」(筆者)

 

ということで、コロンビアの最新テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」。これからの季節に活躍する防寒ウェアやグッズを探していたという人は覚えておいて損はなしです。ぜひこの温かさに包まれながら、今年の冬も快適に過ごしてください。

 

撮影/Shimpei Koseki、編集部

 

 

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Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルがQOLを爆上げ!

Jackeryから革新的な新製品「Jackery Solar Generator 1000 Pro」が9月にリリースされた。ポータブル電源とソーラーパネルがセットになっており、あらゆる場面で役立つというその実力をアウトドアで検証。キャンプを劇的に快適化させるアイテムになった!

 

【今回紹介する製品】

便利を求めるのは俺たちのSaga
Jackery Solar Generator 1000 Pro

Jackery Solar Generator 1000 Pro(80Wセット)

17万8600円
●Jackery ポータブル電源 1000 ProとJackery Solar Saga 80×1枚のセット

コンパクトサイズながら両面発電が可能なため、従来品と比べて発電効率が25%アップ。ポータブル電源は他社の同クラスの製品より軽量というのもメリットで、握りやすいハンドルと相まってどこへでも気軽に持ち出せる。Jackery ポータブル電源 1000 Pro単品でも販売しており、価格は14万9800円。

 

太陽光でどこでも充電でき 防災アイテムにもなる!

ポータブル電源が急速に普及してきている。キャンプや車中泊、さらに一時的に電源が失われる被災時にも役立つため、購入を検討している人も多いだろう。

そんななか、世界累計販売台数200万台以上を誇るJackeryが新製品「Jackery Solor Generator 1000 Pro」を発売。ポータブル電源は従来モデルの「Jackery ポータブル電源 1000」と比べると満充電時間はAC充電で7.5時間から1.8時間に。バッテリー寿命であるサイクル数は500から1000へと倍増した。

そして、付属のソーラーパネルを用いることで、さらに真価を発揮する。ソーラーパネルの接続枚数、入力W数も従来モデルより向上。太陽光があればどこでも充電できるのでバッテリー残量を気にすることもなし。災害対策としても安心だ。

 

【さまざまなアウトドアシーンで検証】

持って行きました!

Cook

ホットプレートや電気ケトル、コーヒーメーカーなどの調理家電を使用でき、アウトドアでの料理の幅がグッと広がる。クーラーボックスより保冷力があるポータブル冷蔵庫を使えるのも大きなメリット。

 

Work

ポータブル電源は、テレワークの強い味方。ノートPC、タブレット、スマホへの同時給電も余裕で行え、スマホなら約55回の充電が可能だ。仕事をしながらキャンプを楽しむなんてことも叶えられる。

 

Warm

定格出力が1000Wと高出力なため、消費電力1000W以内の電化製品を使用できる。従来のポータブル電源では使用が難しかった電気ストーブでぬくぬく温まりながら、冬キャンプを楽しもう。

 

Clean

キャンプの撤収時にコードレス掃除機があると何かと便利。充電しておいた掃除機でテントや車内を掃除して、スッキリした気分で帰路へ。コード式掃除機は消費電力の高いものが多いので要注意だ。

 

【もっと発電力を求めるならコチラ】

Jackery Solar Generator 1000 Pro(800Wセット)

50万5800円
●Jackery ポータブル電源 1000 ProとJackery Solar Saga 200×4枚のセット

Jackery Solar Generator 1000 Proは付属のソーラーパネルを選択できる。最大4枚接続の800Wセットなら、わずか1.8時間でフル充電が可能。
●上の写真はJackery Solar Saga 200を2枚接続した状態

 

10月24日から11月15日までJackeryでは10周年キャンペーンを実施中。詳しくはキャンペーンサイトをご覧ください。

(問い合わせ)Jackeryカスタマーサポート ☎050-3198-9007 https://www.jackery.jp

秋冬キャンプで手放せなくなる! ヒーター付きなのに丸洗いできて清潔を保てる「ヒーティングベスト」

「キャンプなどの“外遊び”は好きだけど、寒いのは苦手……」「冬のキャンプに興味はあるけど、寒そうだからまだデビューできずにいる」という、寒がりキャンパー必見!

 

今回は、これからの季節にピッタリな、寒い季節のアウトドアレジャーや、屋外での作業で手放せなくなる、ポカポカあったかヒーティングベストを紹介します。

 

オウルテックのアウトドアブランド「ebi(イービーアイ)」から発売されたヒーティングベスト「OWL-HTB01」は、特許取得済みのヒーターユニットを背面に内蔵。2種類の温度センサーを搭載し、低温やけど防止機能もついています。ヒーターユニットは薄さ0.5mmながら、10万回の屈曲試験に合格するほどの耐久性です。

 

低電流モードを搭載したモバイルバッテリー(別売)を接続し、ベスト表面の電源を入れると約10秒で温まる速暖仕様。

↑写真は先日発売された、「アースカラー」シリーズのモバイルバッテリー(オリーブグリーン)

 

温度設定は40℃、50℃、60℃の3段階で変更が可能です。遠赤外線効果で、体をぬくぬくと内部まで優しく温めます。

↑スイッチの点灯色で、現在の設定温度がわかる!

 

重ね着しても気にならない薄さと軽さは、インナーベストとしても最適。

 

「ケーブル、ヒーターが付いたまま洗濯丸洗いOKです」(オウルテック担当者)

 

家の洗濯機で丸洗いができて、お手入れもラクなのが嬉しいですね!

↑洗濯回数は最大60回が目安

 

サイズはS、M、L、XLの4種類で、税込価格はいずれも1万6800円です。

 

美しい星空、焚き火、そして温かい料理……冬のキャンプには、他の季節には味わえない魅力がいっぱい。寒いのが苦手で敬遠していたという人も、このヒーティングベストなど、寒さ対策を万全にして、“冬キャンプデビュー”してみては? もちろんキャンプ以外でも「普段使い」ができるので、今から厳しい寒さに備えておくのもいいかもしれません。

アウトドアの歴史を彩る名品の数々を紹介!「コールマン」傑作セレクション

約120年も世界のキャンプシーンをリードするブランド「コールマン」。広範にわたるラインナップで、何から揃えようか迷ってしまう……という人は、ブランドの歴史に燦然と輝く傑作の数々をまずはチェックしよう!

 

01 WALKER

“シンプル=最強”を体現した
シリーズを代表するロングセラー

ウォーカー33
7990円

街でもアウトドアでも、違和感なく活躍するバックパックを探しているなら、選択肢の上位に加えたいのがウォーカー33。キャンプギアをたっぷり詰め込める33ℓという大容量で、ポケットもたっぷりと使いやすさを追求。シンプルなデザインはジャケットスタイルにもマッチする。

↑背面パネルはメッシュ生地で通気性抜群。ショルダーベルトのパッドは厚めでチェストストラップもあり、重い荷物の荷重を分散してくれる

 

↑PCスリーブを備えたメインコンパートメントと、小分け収納ポケット付きのサブコンパートメントを用意。鍵を付けられるキーフックも便利だ

 

↑側面両側のメッシュポケットは500㎖ペットボトルや折り畳み傘を収納できる。ストラップベルトで固定でき、多少の揺れでは落ちない

シーンを選ばず活躍するコールマンの隠れた逸品

コールマンの製品といえば本格派のキャンプギアがまずイメージされるが、バックパックをはじめ、ショルダーバッグや小型ポーチなど、バッグのラインナップも多彩。シーンを問わず使える機能性とデザインで、性別を問わず幅広い世代から人気を集めている。
特に、2004年に誕生した「ウォーカー」シリーズは、アウトドアレジャーを楽しむのに必要な機能は何かを考え抜き、収納力をスポイルすることなく、あらゆるシーンに応じて選べるデザインを採用している。例えば、ウィークデイはスーツに合わせて通勤し、ウィークエンドには中身をPCから水筒やストーブに入れ替えてアウトドアフィールドへ。ウォーカーシリーズのバッグなら、そんな使い方ができる。キーワードは「ボーダーレス」。常識にとらわれず、ウォーカーシリーズの持つ機能性を信じれば使用シーンは無限大だ。

 

【ラインナップ多彩! WALKERの歩き方】

ビジネスにもカジュアルにも!
2Wayで使えて合わせやすい

ウォーカー25
6980円

タウンユースが中心なら、容量25ℓの本品が使いやすい。クラシックなティアドロップ型で多様なファッションに合わせやすく、約570gと軽量。底面はキャンバス地で補強し、ショルダーベルトもパッド入りなど、細部まで抜かりのないつくりはさすがだ。

収納力の高いスクエアボディは
一度使うと手放せない!

ウォーカー
スクエアバックパック
7990円

「収納」という機能を追求すれば、デッドスペースが生まれにくいスクエア型に行き着くのは道理。上面がガバッと開くトップローディングスタイルで縦に並べたファイルを探しやすく、大きな荷物も出し入れしやすい。カラバリは6色。

機能性とデザイン性を兼備!
これぞシン・ウエストバッグ

ウォーカーウエスト5
3980円

安定感のあるストラップが身体にフィットし、多少の動きであれば荷物を落とす心配なし。容量は約5ℓで内部にはメッシュポケットやキーフックを備えるほか、背面にもサブポケットを設けるなど、使い勝手にもとことんこだわる。

 

コールマン「SUNNY FAIR」開催!
対象のバックパック購入(先着順)で
“天気のお守り”ミニサンシャインキャッチャーをプレゼント!

対象商品

ウォーカー33

ウォーカー25

 

9月30日よりスタート! 先着で7色の中から1色プレゼント!
コールマンのオリジナルてるてる坊主・ミニサンシャインキャッチャー

※コールマンのオリジナルてるてる坊主・ミニサンシャインキャッチャーは数がなくなり次第終了

さらに、5000円以上のコールマンバックパックを購入した人の中から抽選で50名にミニサンシャインキャッチャー7色セットが当たる!

対象期間:2022年9月30日〜10月31日

応募&詳細はこちら https://www.coleman.co.jp/news/sunny-fair/

 

02 ONE MANTLE LANTERN

世界中のランタンのマイルストーン
100年以上愛される傑作中の傑作

ワンマントルランタン
1万7800円

超定番のワンマントルランタンに今年、待望のコールマンレッドが追加された。ポンプキャップ、火力コントロールノブ、デカールのデザインや素材を変更することで、よりクラシックなオリジナルデザインを再現。

↑ランタンボディと同色の専用ケース付き。ハードタイプなのでキャンプ場への移動中などにガラスのグローブが割れてしまう心配が軽減される

 

↑“WICHITA KANSAS U.S.A”の刻印は、いまもブランドの創業地、カンザス州ウィチタで製造していることを示す。左右下の数字は製造年月

 

↑ポンプノブ中央の穴を親指でふさぎ、ポンピングすることで燃料タンク内の圧力を高める。点火前に100回ほどポンピングするが、慣れると楽しい

“本物”だけが放つ輝きが多くのキャンパーを魅了

コールマンのギアの歴史を語るうえで、絶対に欠かせない名品がいくつかある。シンプルな構造と、世代を超えて使用できる堅牢性、所有欲を高めるデザインなど、あらゆる面でキャンパーの魂を揺さぶるまさに傑作。「286A」の型番で呼ばれることが多い、ワンマントルランタンはそのひとつだ。

基本的な構造は1914年の発売当初から変わらない。ガソリンをタンクから送り出すためのポンピングも、気化を促進させるためのプレヒートも、正直言えば多少面倒ではある。LEDなら簡単というものだが、そこに“趣”や“侘び寂び”を感じることはない。満天の星の下でテーブルを柔らかく照らす光源は、やはりガソリンランタンが良い。静かに響く燃焼音がなくてはキャンプに来た気がしない。こういった声は、おそらくなくならないだろう。つまり、286Aは不滅なのである。

 

03 OUTDOOR WAGON

100kgの荷物を運べる
タフで頼もしいキャンプの相棒

アウトドアワゴン メッシュ
1万6800円

累計販売台数80万台以上というアウトドアワゴンのメッシュタイプ。素材のタフさはそのままに、取り外して洗えるメンテナンス性の高さを兼ね備えたアウトドアに適したモデルとなっている。濡れてもすぐに乾くので、ビーチや河原など水辺での使用が多い人にオススメ。

↑定番のアウトドアワゴン(1万5800円)。別売りでテーブルとレインカバーを用意する。簡単に折り畳め、防災用品として備えている人も多い

 

↑砂利道やぬかるんだ道でもグイグイ進む大径タイヤが頼もしい。すり減ったらタイヤだけ交換可能。メンテナンスしながら長く使用できる
↑収納時のサイズはW23×H78×D41㎝とコンパクト。全体が蛇腹のような構造で、底板を外し床面に付いているリングを引っ張るだけで折り畳める。底板はカバーポケットに収納

大量の荷物をラクにカッコよく運ぶならコレ

古き良きアメリカの家庭の風景を描くとき、しばしば登場する小物がラジオフライヤーだ。タイヤ付きワゴンに子どもを乗せ、父親がハンドルを引いているアレだ。赤いボディで子育て世代から支持が厚いコールマンのワゴンは、どこか、ラジオフライヤーを思わせる。

クルマから目的地までキャンプギアを運ばなければならないシーンで、何度も両手に荷物を抱えて往復するのは面倒。そこで2015年に生まれたのが、重量10㎏で耐荷重が100㎏もある同モデルだ。大径タイヤは悪路をものともせず、坂道での使用を想定してストッパーも付け、別売りのカスタムパーツを使えばテーブルにも早変わり。キャンプシーンを熟知したコールマンならではの工夫を随所に施し、単なる荷車以上の価値を創造した。キャンプのほか日常の様々なシーンで活用できるので一家に1台置いておきたい。

 

04 INFINITY CHAIR

“史上最高の座り心地”にも納得!
リラックスを追求した新作チェア

インフィニティチェア
1万1800円

2018年の発売以来、販売数は右肩上がり。キャンプ場で体感したあまりの座り心地の良さからリビングなど自宅で使用する人も増えている。アームレスト部分にあるレバーを調節するだけで、フルリクライニング以外にも好みで様々な角度に変えて使用可能。

↑フルリクライニング時の状態。耐荷重は約100㎏で、身長180㎝の人でも足がはみ出さずに横になれる。オリーブ、ブラック、カモ柄も用意
↑適度に弾力があるメッシュ素材の枕は頭から腰の位置までスライドさせられる。腰部分に枕を当てて寝転ぶと、ストレッチされて気持ちいい
↑サイドに持ち手が付いており、かなり薄く折り畳めるが重量約8.8㎏なのでワゴンで運ぶのがベスト。開くだけなので3秒ほどで設営できる

一度寝たら起き上がれない“人をダメにする”椅子!?

椅子は、キャンプギアメーカーが威信をかけて開発に力を入れるアイテムだ。なにしろ、キャンプに行って一番長い時間を過ごすのは椅子の上。背もたれや座面の高さ、張地のテンションの強弱など突き詰めるべきポイントはいくつもあり、万人を100%満足させる解を導き出すのは至難の業だ。
その難問に対するコールマンのひとつの答えがインフィニティチェアであり、目指したのは「コールマン史上最高の座り心地」。その理想は、リクライニングを最大の状態にすると現実のものとなる。ほぼフルフラットだが、頭と脚は腹部より少し高い位置に保持される。しっとりとした肌触りのポリエステル素材と相まって、ふわふわと浮いているような座り心地。通気性もよく、昼寝したら起き上がれなくなりそうなほど気持ちが良い。これは、キャンプ界の殿堂入り決定といえる快作だ。

 

05 COOL SPIDER PRO

炭で食材を焼くことに特化して
ディテールをブラッシュアップ

クールスパイダープロ/L
1万4900円

「バーベキューグリルといえばコールマン!」という人は多い。同モデルはステンレス製で頑丈かつメッシュボディなので通気性がいい。炭の継ぎ足しがしやすい引き出し式ロストルを採用するなどツボを押さえたスペックで、キャンプ上級者にも愛されている。

↑手元のハンドル操作で焼き網の高さを3〜10㎝の間で4段階に調整可能。簡単に火力を変えられるので、食材へのベストな火入れ加減を探れる
↑鉄板と焼き網を標準装備。同時に使えるので、例えば焼きそばと焼き鳥の同時調理も可能だ。オプションのキャリーケース(4580円)にすべて収まる

 

06 FIRE DISK

焚き火本来の楽しさを味わえる
芸術性さえ感じるオーバルデザイン

ファイアーディスク
7990円

ムダを削ぎ落とし、機能を追求していくと道具は美しくなることの好例。2016年に登場すると市場を賑わせていた焚き火台の決定版と評価され、2017年にはグッドデザイン賞を受賞。球体下部をスパッと切っただけの形状は空気を多く取り込めて、焚き火を360度どこからでも眺められるなどメリットばかり。

↑付属の焼き網は端が空くように設計され、調理したまま炭をくべられる。別売りのスタンドを使用すればダッチオーブンでの調理も可能だ
↑畳まれている3本の脚を起こすだけなので、すぐに設営が完了する。脚を畳んだ状態で厚みは8.5㎝とコンパクト。自宅での収納時も助かる

オールブラックに統一した「スタンレー」のコレクションがIt’s Cool!

アメリカのサーマルウェアブランド 「STANLEY(スタンレー)」より、「クーラーボックス 15.1L」と「ウォータージャグ 7.5L」のオールブラックカラーコレクションが登場。

 

各パーツからロゴまでもブラックに統一したオールブラックカラー

機能やディティール、耐久性はそのまま。マットなピュアブラックカラーに仕上げることで、今までのグリーンや他のカラーとは違った、高級感やソリッドで独特な雰囲気。より無骨な印象も併せ持ち、シンプルながらキャンプ時のテントサイト内やその他のアクティビティなどでも存在感を放ちます。展開中のブラックカラーのボトルやカップなどとコーディネートすることで、よりクールな空間を演出してくれることでしょう。

 

スポーツやアウトドア、釣りなど幅広い用途で使用可能なクーラーボックス

↑「クーラーボックス 15.1L」1万6500円(税込)/サイズ:W425×H285×D325mm、重量:3.01kg、容量:15.1L

 

大容量かつ、長時間保冷効果が持続するので、ソロ〜大人数でのキャンプやイべントなどにもオススメ。開けやすく改良されたラッチ(留め具)や密閉度を高めるパッキンで機能性もアップ。蓋の上部についているバンジーコードは調節可能で、お気に入りのスタンレー製品などを挟み、持ち運びが可能です。 頑丈なハンドルはしっかりと手にフィットし、バーを上げた状態で固定されるので、中身を入れた重い状態でも持ち運びがしやすい設計。デザインと機能性が両立した長期間活躍してくれるタフなアイテムです。

 

アウトドアやスポーツなど、大人数のイベントなどで活躍する7.5Lのジャグ

↑「ウォータージャグ 7.5L」1万2100円(税込)/サイズ:W297×H343×D297mm、重量:1.973kg、容量:7.5L

 

保冷フォーム入りで、氷を入れると長時間保冷効果を持続します。 片手プッシュで簡単に飲み物を注ぐ事が可能で機能性も完備。栓は取り外しができ、パーツも分解・組み立てが簡単にできるイージーケア仕様でタンク内も清潔に保つことが可能です。手にフィットし、握りやすい上部ハンドルで中身を入れた重い状態でも持ち運びがしやすい設計。たっぷりの容量で、キャンプ時には水分補給から調理、手洗いなどマルチな用途で活躍してくれます。

 

 

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移動は“公共交通派”のキャンパーに断然オススメ! 軽量コンパクトで持ち運びに便利な「ライトフレームハンモック」

非日常を味わうアウトドアシーンになくてはならないキャンプギア、ハンモック。しかし、たたんで持ち運びが可能なものでも「大きくて重い」という問題がつきものでした。クルマで行く分にはまだ問題ないのですが、鉄道やバスなど公共交通機関を使ってデイキャンプに行くといった場合、あまりにも重い荷物ばかりになるとツライところ……。

 

そこで今回は、軽くて持ち運びにも便利な、ライトフレームハンモック「EBI-LFHMK01」を紹介します!

 

EBI-LFHMK01は、オウルテックのアウトドア新ブランド「ebi(イービーアイ)」の第2弾アイテム。これまで同社が販売していたハンモックよりもさらに軽量化し、コンパクトに持ち運べるハンモックとして新たに登場しました。

 

「もともとオウルテックで折りたたみ式のハンモックを取り扱っていましたが、重量が10.5kgもあり持ち運びに不向きでした。そこで今回ebiで、軽量で持ち運びにも便利なハンモックを企画しました。各部に軽量部品を使い、強度を保ちつつ軽量化を実現しています」(オウルテック担当者)

 

本体重量約3.8kgと持ち運びしやすい重さでありながら、耐荷重約100kgと強度も兼ね備えています。

 

使わないときや持ち歩くときは、脚部のフレーム、シートを付属の収納バッグに入れることができ、収納サイズは約W64×H16×D18cmと、コンパクトで持ち運びにも最適です。

 

カラーバリエーションはフィールドベージュとブラックの2色で、シンプルで落ち着きを感じられるデザインです。

 

税込価格は2万1800円ですが、8月31日9時59分まで、「オウルテックダイレクト」楽天店Yahoo!店auPAYマーケット店では、モニター価格の9999円で販売しています! 販売予定数に達し次第終了なので、気になった方はお急ぎください! なお、今回キャンペーン対象外の店舗でも、お得なキャンペーンを近日開催予定とのこと。

 

軽くて持ち運びやすいから、公共交通で行くデイキャンプやその他レジャーにもピッタリ! 「秋キャン」のお供から、家でくつろぐ「ベランピング」まで、あるとうれしいアイテムといえるでしょう。

デジタルな環境にどっぷりなシティパーソンに、敢えて図鑑アプリ「ナニコレンズ」をすすめたい!

提供:株式会社学研プラス

GetNavi webでYouTube動画を作成している小山です。最近は、エアコンがガンガン効いた部屋にこもりっきりの毎日。以前は、オフの日にキャンプに行ったり、話題のサウナに足を運んで整ったり、アクティブに過ごしていましたが、暑さやご時世もあって全然外に出ていません。仕事も、取材が多い編集部と違って、リモートでデスクワークが中心。なので、モニターの前に座っていたら1日終了……なんて日もあります。

↑息抜きのつもりで散歩に出ても、結局スマホをいじって終了

 

さすがに、毎日こんな日常じゃマズイと焦りはじめました。モニターとスマホ画面だけが世界のすべて……となりたくないから、慌ただしい生活の中でも外に出て、自分なりの発見とインプットを増やしたい! 少しのクリエイティブに乗せてささやかながら発信したい! というのが、本当のところ。シティパーソンなら、同じような悩みを持っている人が多いのではないでしょうか。

 

と、悶々としている時に教えてもらったのが、6月に学研プラスからリリースされたスマホアプリ「ナニコレンズ」。

スマホのカメラで生き物を撮影するとAI認識で瞬間的に名前や特徴が分かるという、まさに未来の図鑑のようなアプリ。

 

本来は子ども向けのアプリで、親子で遊ぶと楽しく学べるものですが、聞くところによると、大人が使っても楽しめる機能が揃っているんだとか……ええ、本当に……? と、ちょっと疑いつつも、気分転換にはなりそうなので、さっそく使ってみることにしました。

「ナニコレンズ」について詳しく知る

 

いつもの散歩が一変!? 「ナニコレンズ」と一緒に出かけてみた

手始めに、いつもの“息抜きのつもり散歩”のお供として、アプリを使ってみることに。普段だったら何とも思わない、見知った道と変わらない風景……ですが、少々違った視点に。意外と近所の道端や花壇にも知らない花や植物があって、撮影のしがいがありそう。さっそく、目についた1枚目を撮影。知らない花でしたが「アガパンサス」と判定されました。

↑AIの判断がどれだけ正しいかを示す「かくしんど」は99%。ほぼ間違いないということです

 

花の名前のほかにも「きほんデータ」として、時期や原産地、特徴などの豆知識も知ることができます。ちなみに「アガパンサス」の花言葉は、「恋のおとずれ」。え…ちょっとロマンチックでいいじゃないですか……!  いつかこの知識が役に立つ時が来るかもしれないし、覚えておこう(笑)

 

続いて2枚目。こちらの「かくしんど」は75%と出ましたが、おそらく「ハス」で正解のはず。

被写体の角度や撮影者のテクニックによって、「かくしんど」が変化するのも面白いポイント。撮影された生き物は、「マイずかん」に登録されていくので「かくしんど」が高い写真を集めてコレクションを増やしていく感覚は、なかなかゲーム性があって熱中しちゃいます。

↑コレクション欲が湧く「マイずかん」

 

この時点で、すでになんだか普段の散歩より充実している確信が! 通常だったら「30分歩いたら帰ろう」と考えるところだけど、「図鑑を10種類埋められたら」と目的を変えるだけで、単調な散歩にも意味が出てくる。“ちょっとした日常の拡張”になるのが、このアプリの良いところかも。

「ナニコレンズ」について詳しく知る

 

気づけば、3枚目。少し遠い木の上にいる「ハト」を撮影……だけど、AIの判定はまさかの「ヘビクイワシ」! 街中にいるわけがない(笑)。

被写体が分かりづらいと、このような珍判定が出ることもあって、コレはちょっと笑える! スクリーンショットをTwitterにアップしたら、クスッとできる小ネタになりそうです。

 

ドライな日常を潤す! 「ナニコレンズ」はシティパーソンの秘密道具

こうして“息抜きのつもり散歩”は、“発見のある充実した散歩”にグレードアップして終了。むしろ、童心に帰って生き物探しに夢中になってしまいました! アプリを使いながら歩くことで、いつもはスルーしてしまう何でもない道が「〇〇が咲いている道」に一変! 自分の身の回りの解像度が、リアルタイムで上がっていく感覚は、なかなか新鮮でした。

↑記事冒頭の僕とは大違い! 姿勢も伸びるし、視界が広がりました

 

さらに、このアプリは位置情報と図鑑が紐づけられるのが推せるポイント。友人と旅行に出かけた時、都内で美味しいものを食べた帰り道……何気ないシーンで「ナニコレンズ」を使うことで、思い出を記録して、さらに日常の解像度を高められる。毎日の生活をちょっとだけドラマチックに過ごすヒントになりそうです。

 

子ども向けアプリだと思っていたのですが、これは侮っていました……。ドライになりがちな都会のライフスタイルに、ちょっとした遊び心と潤いを与えてくれる「ナニコレンズ」。ぜひ自分なりの使い方をデザインして、大人にこそ楽しんでほしいです!

↑一度は「ヘビクイワシ」と判定された鳩をリベンジ!

 

執筆/kitsune

 

●ナニコレンズのダウンロードはコチラから

App Store

Google Play

「ブリーフィング」のレッドカラーロゴやオリジナルハンドルパッドを配した特別仕様の「スタンレー」アイテム

1913年にアメリカ・シアトルで誕生し、今もなお世界中の人々に愛されるサーマルウェアブランド「STANLEY(スタンレー)」と、ラゲッジブランド「BRIEFING(ブリーフィング)」とのコラボレーション5アイテムが登場。8月19日よりBRIEFING OFFICIAL SITE、BRIEFING一部直営店舗、STANLEY オフィシャルオンラインストアにて発売します。

 

サーマルウェアブランドと、ラゲッジブランドとの珠玉のコラボ!

両ブランド初となるコラボレーショアイテムは、ヴィンテージボトルの面影を残し、高い保温・保冷機能を搭載した「LEGACY SERIES(レガシーシリーズ)」で展開中の真空マグ3アイテムやクーラーボックス・ウォータジャグに、ブリーフィングのレッドカラーロゴやオリジナルハンドルパッドを配し特別仕様に。スタンレーを象徴するギアアイテムである、クーラーとジャグは、世界初となるオールブラックデザインに仕上げ、アメリカをルーツとする両ブランドにピッタリな、洗練された無骨感のあるアイテムとなっています。

 

蓋を回すと飲み口が出てくる構造を施した真空スタンレスマグボトル。3サイズ展開で、全アイテムのボディ部分には、グレーカラーのスタンレー、ブリーフィングロゴを片面それぞれにプリント。また両ブランドロゴを配した取り外しできるフィンガーループも備えているので、持ち運びの際もとても便利です。

↑「STANLEY×BRIEFING 真空マグ0.25L」7150円(税込)/サイズ:W8.1×H15.7×D7.1cm/重量:約280g

 

↑「STANLEY×BRIEFING 真空マグ0.35L」7920円(税込)/サイズ:W8.1×H19.8×D7.1cm/重量:約335g

 

↑「STANLEY×BRIEFING 真空マグ0.47L」8360円(税込)/サイズ:W8.7×H21.6×D7.5cm/重量:約408g

 

7.5Lの容量を備えたウォータージャグは、密閉性の高いパッキンを上部蓋に使用し、片手プッシュで簡単に飲み物を注ぐ事が可能です。

↑「STANLEY×BRIEFING ウォータージャグ7.5L」1万4300円(税込)/サイズ:W29.7×H34.3×D29.7cm/重量:約1.973g

 

15.1Lの容量を備えたクーラーボックス。上部のゴムロープを取り外しテーブルや椅子としても可能で、レジャー やキャンプ先で汎用性が高い。

↑「STANLEY×BRIEFING クーラーBOX15.1L」1万4300円(税込)/サイズ:W42.5×H28.5×D32.5cm/重量:約3.010g

 

 

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ビギナー向けのテントや焚き火って? ベテランキャンパーがお悩みを解決

アウトドアのハイシーズンが到来! 暖かい気温につられて始めるキャンプビギナーが、これから増えてくるはず。楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない。ここでは、そんなお悩みにベテランキャンパーが応えながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ!

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

 

<Q1>

テントやタープを立てられるか不安……。

 

<A1>

「購入したギアの説明書を読み込んだり、設営動画を見たりすること。または、ワンタッチ式や1人でも組み立てられる簡単なタイプを選ぶのが良いでしょう。説明書は風で飛ばないよう、ファイルに入れて近くのモノに付けるのが◎」(澄田さん)

 

これ1つで居住空間が出来上がるタープ不要の2ルームテント

ハイランダー

アルミフレーム2ルームテント スタートパッケージ 500270

3万9980円

丈夫なアルミフレームを採用した2ルームテント。寝室用インナーテントのほか、リビング用のスペースがテント内部にあるためタープが不要だ。人数や天気などに合わせて、サイドパネルを3パターン変更できる。

 

[ベテランの視点]一体型テントだから配置に頭を悩ますストレスがゼロ!

「初心者にとってハードルが高いのがタープの設営。ピンと張れなかったり、位置が決まらなかったり……。一体型なら設営の時間がグッと短縮できます。シートやポールなどすべて揃ってこの価格は買い!」(澄田さん)

 

もっと簡単なタイプも!

【その1】T/C生地を採用したワンポールテント

フィールドア

ワンポールテントTC 400

2万3300円

フライシートに遮光性・難燃性・耐久性に優れたT/C生地を採用。インナーテントを取り外し、フライシートのみでリビングのようにも使える。フィールドで映えながら、ポール1本で簡単に組み立てられるのが魅力。

 

【その2】わずか1分で完成する初心者の心強い味方

ニューテックジャパン

カンタンタープ240 【本体・天幕セット】 KTNJ240

1万2155円

傘を開くように組み立てられるタープ。2人ならわずか1分で設営できる。UVカット90%の天幕は、耐水圧1000mmを誇り、晴天でも雨でも安心だ。キャンプやBBQ、庭作業、屋外でのイベント時などに重宝する。

 

これもマスト!

【その1】

ロゴス

パワーペグハンマー

5480円

ペグを地面に打ち込みやすいハンマー。握りやすいグリップと固定ベルトにより、安全にしっかりと振り下ろせる。ハンマーの反対側はペグ抜きになっており、深く差し込んだペグも軽い力で抜くことができる。

 

【その2】

エリッゼ

鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm 8本セット

3608円

風で飛ばされないように、テントやタープに搭載するロープを地面に固定させるアイテム。砂利や石が混ざった固い地面でも入り込みが良く、抜けにくい。ロープで強く引っ張られる部分は、厚めに設計された強靭な仕様だ。

 

 

<Q2>

火の起こし方がわからない……。

 

<A2>

「BBQや焚き火をする際に欠かせない火起こしは、コツを覚えたら簡単。ポイントは薪も炭も煙突状に積み上げること。内部で上昇気流が起き、全体にすぐ火が回ります」(澄田さん)

 

薪の場合

内側に空気の通り道ができるよう、適度に間を空けながら薪を積み上げていく。着火剤を使う場合は小さな枝の上に着火剤を置き、周りに薪をくべる。

 

↑薪と薪の間に乾いた小枝を挟むと、火が起きやすい。乾いた枯れ葉でも◎

 

炭の場合

薪と同じように内側に空気が通るよう配置。着火剤を使う場合は、火が回るまで空気を送り込むこと。ガスバーナーを使えば短時間で簡単に着火できる。

 

↑炭火で調理する際は、火が落ち着き、炭の表面がやや白くなったらOK

 

【その1】薪でも炭でも簡単に着火する火起こし界の革命児

ユニフレーム

チャコスタII

4900円

周囲の穴から空気を取り入れ、上昇気流を発生させる燃焼システムを搭載。簡単かつ短時間の着火を実現した。炭のほか、薪の火起こしにも使える。ハンドルには、熱伝導しにくいφ5mmの鉄を採用。

 

[ベテランの視点]手間のかかる作業が一切不要になったコンパクトな火起こし器

「チャコスタIIに炭を投入し、火を付けて待機しているだけで着火。フーフーと息を吹いたり、うちわで仰いだりと大変な作業がありません。コンパクトに折りたたんで持ち運べるのもうれしいです!」(澄田さん)

 

【その2】アルミ製の網と炭がセットになった使い捨てグリル

カインズ

片付けラクラク木炭付きコンロ

498円

アルミ製の網と着火剤が染み込んだ炭がセットの使い捨てグリル。網の上から簡単に火を付けられ、10〜15分で調理に適した熾火に変わる。火力は1時間ほど持続するので、野菜や肉を焼くにも十分だ。使用後はそのまま捨てられる。

 

[ベテランの視点]かさばるギアを使わずお手軽BBQが叶う

「焼き鳥ほどの大きさのお肉なら本品で十分。キャンプ場に炭やBBQグリルなどを持ち運ぶのが面倒なときに愛用しています。キャンプはもちろん、屋上やベランダ、庭でも活躍。使用後は捨てられるので、後片付けがラクです!」(澄田さん)

 

【その3】逆さにしても生火が出ない安全な瞬間気化方式を採用

SOTO

フィールドチャッカー ST-450

2200円

瞬間気化方式を装備したガスバーナー。カセットガス式ながら点火直後に本体を逆さにしても生火が発生しない安全設計だ。また、空気調整レバーによりソフトな900℃〜集中炎1300℃の調節ができる。

 

[ベテランの視点]火起こしや料理時に活用1台2役のバーナー

「バーナーが1つあれば着火剤なしでラクに炭や薪で火が起こせます。さらに魚や肉に焼き目を付けたり、あぶったり、砂糖に焦げ目をつけてクリームブリュレなどのデザートも簡単に作れたりと料理時にも大活躍。キャンプ飯をより楽しめます」(澄田さん)

 

これもマスト!

ワークマン

EXTRAGUARD TAKIBI 牛床革手袋

980円

耐摩耗性・耐熱性に優れた柔らかい牛床革手袋。テント設営時、火起こしなどで負いやすい火傷や打撲、裂傷から守ってくれる。革特有のニオイが手に移りにくい内綿加工なので使い勝手も良い。

 

 

<Q3>

焚き火するにはどんなアイテムが必要?

 

<A3>

「多くのキャンプ場では直火の焚き火は禁止なので、焚き火台が必要不可欠。さらにダッチオーブンなどを乗せて調理もできるタイプが望ましいです。遊びに行くキャンプ場の公式HPで焚き火ができるかチェックするのもお忘れなく」(澄田さん)

 

【その1】調理用としても使える利便性に優れた焚き火台

ロゴス

ロゴス ザ ピラミッドTAKIBI M

9300円

耐荷重10kgのゴトクが付属し、調理も楽しめる焚き火台。灰受け皿を下部に装備しており、落ちた灰で芝生を傷めることがなく環境にもやさしい。パーツを重ねるだけなので、約10秒で簡単に組み立てられる。

 

[ベテランの視点]オプションパーツで自分好みにアレンジ

「ゴトクや串焼きプレートなど基本装備が充実しているだけでなく、焼き網や囲炉裏テーブルなど別売のオプションパーツも豊富。自分の好きなようにカスタムできます。また、トライポッドを使えばアウトドア料理の幅がグンと広がります!」(澄田さん)

 

併せてこれも!

カインズ

持ち運びに便利なトライポッド

3980円

焚き火台の周りに設置し、付属のチェーンにダッチオーブンなどの調理器具を吊り下げて使用。火力はチェーンの長さで調節できる。耐荷重20kgと、大型のダッチオーブンも問題なく使えるのも魅力。

 

【その2】火が付きやすくキレイに燃焼するネット式

コメリ

ナチュラルシーズン ネット式焚火台

2280円

通気性が良く、薪が燃えやすいネット式を採用。細かい網目により、火や灰が地面に落ちにくいのも特徴だ。使用後は水洗いして、キレイな状態で保管できる。スタンドからネットを外して収納できるため、コンパクトに持ち運ぶことが可能。

 

[ベテランの視点]超軽量ながらしっかりとした頑丈さも両立

「本体部がネットタイプなので約1.16kgと超軽量。組み立てるとしっかりとした作りで、問題なく焚き火が楽しめます。同ブランドのトライポッド(3480円)と併せれば調理も可能です。これで2000円台とはコスパ最強!」(澄田さん)

 

これもマスト!

Can★Do

防火シート

550円

焚き火台の下に敷く防火シート。素材には高い耐熱性のグラスファイバーを使用し、火の粉で芝生やウッドデッキなどが焦げるのを防いでくれる。卓上コンロや1〜2人用の小型グリルで使いやすいサイズ。

 

 

<Q4>

キャンプ場で料理するには何が必要?

 

<A4>

「ダッチオーブンやスキレットなどを利用すると格段にアウトドア感がアップ。自宅のガス火やIHで使用できるモノが多いので持っておいて損なし。ですが、鉄鋳物はサビやすいため使う前に必ずシーズニングを!」(澄田さん)

 

スキレットになる万能フタとダッチオーブンで料理を格上げ!

ニトリ

フタがスキレットになるダッチオーブン(18cm)

2490円

スキレットとしても活躍するフタを備えたダッチオーブン。煮る・蒸す・焼く・燻すなど多彩な料理を楽しめる。容量1.5Lと、2〜3人ぶんに最適なサイズだ。フラット形状のフタはプレート調理にも◎。

 

[ベテランの視点]ほったらかしにすることで旨みが凝縮した一品に

「ダッチオーブンの調理は、材料を入れてフタをして火にかけるだけ。じんわりと熱が食材に伝わることで旨みが凝縮され、おいしい一品に仕上がります。1本で味が決まるミックススパイスも便利!」(澄田さん)

 

アウトドア用スパイスを活用するともっと手軽!

中村食肉

マキシマム

540円

宮崎県の精肉店「中村食肉」が開発。塩、トウガラシ、カツオエキスなどが入っている。肉やチャーハンに使えば、旨みが引き立つ一品に。

 

<Q5>

キャンプ場で電化製品は使える?

 

<A5>

「電源サイトは増えていますが、サイト数が少なく人気なため予約できないことも。ポータブル電源があればサイトを選ばずに電化製品を使えます」(澄田さん)

 

3~6日間の使用に耐える 防災の専門家が認めた電源

Jackery

Jackery ポータブル電源 1500 PTB152

17万9800円

一般社団法人防災安全協会の推奨モデル。小型だが1534Whあり、3〜6日間の使用に耐える。一般的な家電に給電可能なAC100Vコンセントを3口搭載。Quick Charge 3.0を備え、ノートPCなどを急速に充電できる。

SPEC●容量:1534Wh●定格出力:1800W●AC出力:300V/18A,60Hz●シガーソケット:12V/10A●サイズ/質量:W355×H253×D265mm/16kg

 

[ベテランの視点]ソーラーパネルを揃えれば太陽光での充電も可能に

「不便なキャンプも良いですが、電源を使うだけでQoCが爆上がり。調理家電を使用すれば、ちょっとした料理もワンランクアップします。別売りのソーラーパネル(1万8800円)があれば、太陽光で充電できてエコ!」(澄田さん)

 

 

<Q6>

クーラーボックスは必要?

 

<A6>

「食材が傷まないように冷やしておくクーラーボックスは必須。保冷力が高いハードタイプが良いが、1〜2日のキャンプなら軽量なソフトクーラーがオススメです」(澄田さん)

 

外気温49℃でも約24時間氷が溶けない断熱材を採用

ビッグウイング

AO Coolers 12パック キャンバスソフトクーラー ウッドランドカモ

1万560円(写真左)

驚異の保冷力を備える、ソフトクーラーの最高峰。内部の断熱材の厚みは1.9cmで、高密度の独立気泡フォームを採用した。氷なら外気温49℃のなかでも約24時間維持できる。頑丈なキャンバス生地なのも安心。

 

[ベテランの視点]圧倒的な保冷力で他の追随を許さない

「薄くたためるのがソフトクーラーのメリットですが、一般的に保冷力が弱いのが難点。しかし本品は圧倒的な保冷力を備えています。サイドのバックルを外せばトートスタイルになり、背の高いワインも収納可能。抜群な機能性でこの価格は驚きです!」(澄田さん)

 

 

<Q7>

キャンプ場で使いやすいライトは?

 

<A7>

「ライトは光量の強いランタンや懐中電灯をいくつか用意しておくと良いでしょう。テント内では明かりが安全に長時間持続するLEDライトがイチオシです」(澄田さん)

 

最長3日間照らし続けるソーラー充電式ランタン

キャリー ザ サン

Medium

4180円

太陽光を利用するソーラー充電式のランタン。フル充電で10〜72時間使用できる。本体に織り込まれた糸が光を拡散するため、小型ながら十分に明るい。

 

[ベテランの視点]繊細な見た目によらず丈夫で長く愛用できる

「折りたたむと厚さ約1.2cmになり、約86gと軽いためカバンの隙間などに収納可能。繊細な見た目ですが、丈夫なヨットのセイル生地なので壊れにくいです。防塵防水仕様 IP67とタフで頼れる存在」(澄田さん)

 

 

<Q8>

モノをキレイに収納するには?

 

<A8>

「キャンプでは細々としたモノが散乱しがち。そのときはラックを活用しましょう。食器や調理道具を並べれば、オシャレなディスプレイのように整理できます」(澄田さん)

 

キャンパーに愛される木製ラックのベストセラー

コーナン

コーナンラック 折り畳み式木製ラック W460(3段) ナチュラル

2508円

多くのキャンパーが愛用する、木製ラックの定番品。3段で約2kgと持ち運びがしやすい。簡単に組み立てられ、不使用時には小さく折りたためる。

 

[ベテランの視点]ラックを置くだけで細かなグッズの紛失が軽減する

「カトラリーや食器、小さいギアはキャンプ場で失くしがち。細かなモノをまとめてラックに収納しておくと、紛失を防げます。ナチュラルなウッドテイストなので、温かみのあるサイトを演出できます」(澄田さん)

 

 

<Q9>

外でぐっすりと眠れるか心配……。

 

<A9>

「睡眠時に『地面が固くて身体が痛い』や『寒くて眠れなかった』という経験からキャンプ嫌いになる人が多いです。そこでコット(簡易ベッド)や寝袋などで快適な環境を確保しましょう。睡眠ギアをケチると良いことがありません!」(澄田さん)

 

【その1】春先から秋口まで使える適正温度5℃に対応

ロゴス

丸洗い寝袋・5(LOGOS LAND)

オープン価格

適正温度5℃に対応し、春先から秋口まで活躍するシュラフ。本品同士を連結すればダブルサイズにでき、親子で添い寝するにもピッタリだ。収納袋が付属。

 

[ベテランの視点]汗や汚れを気にしないイージーケア仕様

「軽くて保温性が高い羽毛製のシュラフは自宅では洗えないのが不便。本品は汚れたら気軽に洗えるので、いつでも気持ち良く使えます。約W80×D190cmと窮屈さがなく、寝返りもしやすいです!」(澄田さん)

 

【その2】どんな地面に設置しても快適な睡眠を叶える

DOD

バッグインベッド

1万864円

約2.6kgという驚きの軽さを実現。地面と座面にわずかな隙間を設けたことで、冷たさを感じにくい。地面のコンディションに左右されず快適に眠れる。

 

[ベテランの視点]人数ぶんのコットを備えてもかさばらないサイズ

「コットかインフレーターマットは、快眠のためにマストで用意したいアイテム。一般的なコットはかさばるのですが、本品は付属の収納袋にコンパクトに入れられます。人数ぶん揃えることも可能!」(澄田さん)

 

【その3】空気の注入加減で好みの寝心地に調節可能

サーマレスト

エアヘッドピロー

5280円

空気注入式の枕。空気の入れ具合によって好みの高さや弾力に調整できる。使用時は約W28×H10×D39cmで、収納時は手のひらに収まるサイズを実現。

 

[ベテランの視点]しっかり頭を包み込んで抜群な安定感を備える枕

「枕だけは自宅で使っているものを持参するというベテランキャンパーもいるほど、枕は重要。本品はしっかりと頭をホールドしてくれる安定感が魅力です。サラッとした肌触りの良い起毛素材のカバーは洗濯もOK」(澄田さん)

「野遊び×防災」賃貸住宅プロジェクト始動! 「nonoka(野の家)シェアフィールド」

スノーピークは、大東建託との共同プロジェクトとして、自然の中での「野遊び」から生きる知恵を「防災」の力に生かし、地域創生に貢献する共創コミュニティをプロデュースするBOUSAI賃貸住宅「nonoka(野の家)シェアフィールド」を始動します。

 

同プロジェクトは、「防災に強い賃貸住宅」を目指す大東建託と、「野遊びができる家。」を提案するスノーピークが、「防災」という概念を、「野遊び」という、より身近に、より日常な文化にすることを目標としており、リアルなコミュニケーションが生まれるコミュニティを創出する場として、新しい体験価値の提供を目指しています。

 

BOUSAI賃貸住宅 nonoka(野の家)シェアフィールドの「野の家」には、自然の中で遊び、生きる知恵を身に付けながらワクワク暮らす賃貸住宅という意味が込められています。

 

外と内の境界線をあいまいにしシームレスにすることで、家にいながらも自然が感じられる賃貸住宅を中心に、住民同士のコミュニケーションを育む焚き火ラウンジ、住民以外も利用できる住箱などのゲストハウス、防災グッズやアウトドアグッズの販売を行うショップの設置なども予定。住民向けの、野遊びを通じた防災訓練の実施なども行う予定です。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~睡眠編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。最後のお悩みは、睡眠に関するギアについて。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q9>

外でぐっすりと眠れるか心配……。

 

<A9>

「睡眠時に『地面が固くて身体が痛い』や『寒くて眠れなかった』という経験からキャンプ嫌いになる人が多いです。そこでコット(簡易ベッド)や寝袋などで快適な環境を確保しましょう。睡眠ギアをケチると良いことがありません!」(澄田さん)

 

【その1】春先から秋口まで使える適正温度5℃に対応

ロゴス

丸洗い寝袋・5(LOGOS LAND)

オープン価格

適正温度5℃に対応し、春先から秋口まで活躍するシュラフ。本品同士を連結すればダブルサイズにでき、親子で添い寝するにもピッタリだ。収納袋が付属。

 

[ベテランの視点]汗や汚れを気にしないイージーケア仕様

「軽くて保温性が高い羽毛製のシュラフは自宅では洗えないのが不便。本品は汚れたら気軽に洗えるので、いつでも気持ち良く使えます。約W80×D190cmと窮屈さがなく、寝返りもしやすいです!」(澄田さん)

 

【その2】どんな地面に設置しても快適な睡眠を叶える

DOD

バッグインベッド

1万864円

約2.6kgという驚きの軽さを実現。地面と座面にわずかな隙間を設けたことで、冷たさを感じにくい。地面のコンディションに左右されず快適に眠れる。

 

[ベテランの視点]人数ぶんのコットを備えてもかさばらないサイズ

「コットかインフレーターマットは、快眠のためにマストで用意したいアイテム。一般的なコットはかさばるのですが、本品は付属の収納袋にコンパクトに入れられます。人数ぶん揃えることも可能!」(澄田さん)

 

【その3】空気の注入加減で好みの寝心地に調節可能

サーマレスト

エアヘッドピロー

5280円

空気注入式の枕。空気の入れ具合によって好みの高さや弾力に調整できる。使用時は約W28×H10×D39cmで、収納時は手のひらに収まるサイズを実現。

 

[ベテランの視点]しっかり頭を包み込んで抜群な安定感を備える枕

「枕だけは自宅で使っているものを持参するというベテランキャンパーもいるほど、枕は重要。本品はしっかりと頭をホールドしてくれる安定感が魅力です。サラッとした肌触りの良い起毛素材のカバーは洗濯もOK」(澄田さん)

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~収納編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。8問目のお悩みは、収納について。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q8>

モノをキレイに収納するには?

 

<A8>

「キャンプでは細々としたモノが散乱しがち。そのときはラックを活用しましょう。食器や調理道具を並べれば、オシャレなディスプレイのように整理できます」(澄田さん)

 

キャンパーに愛される木製ラックのベストセラー

コーナン

コーナンラック 折り畳み式木製ラック W460(3段) ナチュラル

2508円

多くのキャンパーが愛用する、木製ラックの定番品。3段で約2kgと持ち運びがしやすい。簡単に組み立てられ、不使用時には小さく折りたためる。

 

[ベテランの視点]ラックを置くだけで細かなグッズの紛失が軽減する

「カトラリーや食器、小さいギアはキャンプ場で失くしがち。細かなモノをまとめてラックに収納しておくと、紛失を防げます。ナチュラルなウッドテイストなので、温かみのあるサイトを演出できます」(澄田さん)

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~ライト編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。7問目は、キャンプ場でのライト選びについて答える。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q7>

キャンプ場で使いやすいライトは?

 

<A7>

「ライトは光量の強いランタンや懐中電灯をいくつか用意しておくと良いでしょう。テント内では明かりが安全に長時間持続するLEDライトがイチオシです」(澄田さん)

 

最長3日間照らし続けるソーラー充電式ランタン

キャリー ザ サン

Medium

4180円

太陽光を利用するソーラー充電式のランタン。フル充電で10〜72時間使用できる。本体に織り込まれた糸が光を拡散するため、小型ながら十分に明るい。

 

[ベテランの視点]繊細な見た目によらず丈夫で長く愛用できる

「折りたたむと厚さ約1.2cmになり、約86gと軽いためカバンの隙間などに収納可能。繊細な見た目ですが、丈夫なヨットのセイル生地なので壊れにくいです。防塵防水仕様 IP67とタフで頼れる存在」(澄田さん)

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

初心者ならキャンプギアをベランピングで試用するのが吉! 野外でも自宅でも使える低価格なグッズ9選+α

キャンプ場へ行く前に、まずは自宅のベランダでキャンプギアを使ってみよう。テント設営や小物の配置などを練習しておけば、現地でゆとりのあるキャンプが実現。“こなれキャンパー”への仲間入りを!

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

テントひとつで、ベランダも本格的キャンプサイトに早変わり

 

【その1】1人でも設営が簡単なSG基準対応のテント

ワークマン

BASICドームテント1人用

4900円

耐水圧2000mmを誇る、SG基準対応のソロテント。1人でも組み立てやすいクロスポールタイプの吊り下げ式を採用した。背面ベンチレーションや天井収納メッシュシートなど十分な機能性を搭載。

 

【その2】“飲みごろ”を長時間保つ保温・保冷対応のタンブラー

カインズ

飲みやすい 真空タンブラー 330ml

798円

保温・保冷効果を長持ちさせる真空断熱構造を採用。結露が発生しにくいため、周りを濡らす心配がない。滑らかな形状により、やさしい口当たりを実現。

 

【その3】厚さ約7cmに折りたためる天然木のラック

ニトリ

木製折りたたみラック(2段 W NNS)

1990円

小物の収納やサイドテーブルとして活躍するラック。温かみのある天然木の風合いでどんな部屋にも馴染む。使わないときは厚さ約7cmにたためる。

 

【その4】座面の幅を約2cm広げてゆとりのある座り心地に

カインズ

アームチェアベージュ

1280円

従来モデルに比べて座面の幅が約2cm広くなり、ゆったり座れるよう進化。組み立てが一切不要なので、すぐ使えて便利だ。ドリンクホルダーを備える。

 

ミニテーブルとピクニックマットで、手軽に“キャンプめし”気分

 

【その5】シックな雰囲気を演出する乾電池式のLEDランタン

ニトリ

LEDランタン IBF(グレー)

1490円

スタイリッシュなデザインを施した、マットな質感のLEDランタン。下部に搭載するつまみを回して明るさを調整できる。単三電池4本を使用。

 

【その6】トレーとしても使える2Way

コメリ

ナチュラルシーズン 持ち運びに便利なバンブーローテーブル

1580円

テーブルの脚をたたむと、トレーに早変わり。W61×H22×D30cmの小さめサイズなので、自宅だけでなくキャンプのミニテーブルとしても活用できる。耐荷重は約3kg。

 

【その7】裏面のフィルム加工により湿った地面に敷いてもOK

カインズ

ピクニックマット PM-100180RD

1480円

コンパクトに収納できる布製マット。裏面はフィルム加工が施され、汚れを拭き取りやすく、地面の状態を気にせず使える。1~2人での利用に最適。

 

 

クーラーボックスとロースターで、贅沢にお酒とおつまみを楽しむ

 

【その8】スタイルに合わせて高さを2段階に調節可能

カインズ

フォールディング テーブルM NTLM-9060

4980円

半分に折りたたんで小さく収納できるテーブル。付属する脚パイプをつなげば、高さを37cmか70cmに調節できる。脚を立てるだけで組み立てられ、設置も容易。

 

【その9】ウレタン充填仕様で極めて高い保冷力を実現

コメリ

ナチュラルシーズン ハードクーラーボックス KW-26OT

1万4800円

長時間保冷力が持続するウレタン充填仕様。さらに継ぎ目のないロトモールド一体成型形構造を採用し、暑い夏でも飲み物や食材をしっかり冷やす。

 

【コレもCheck】贅沢なおつまみを作れる!

パナソニック

スモーク&ロースター けむらん亭 NF-RT1100

実売価格4万4000円

煙を気にせず室内で本格的な燻製が作れるロースター。14層の触媒フィルターと強制排気ファンがニオイを軽減し、煙も約90%カットしてくれる。チーズのほか、普段の料理で使用する塩や粒胡椒、みそ、ごまといった調味料の燻製も可能だ。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~クーラーボックス編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。6問目はキャンプでのクーラーボックスの必要性について。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q6>

クーラーボックスは必要?

 

<A6>

「食材が傷まないように冷やしておくクーラーボックスは必須。保冷力が高いハードタイプが良いが、1~2日のキャンプなら軽量なソフトクーラーがオススメです」(澄田さん)

 

外気温49℃でも約24時間氷が溶けない断熱材を採用

ビッグウイング

AO Coolers 12パック キャンバスソフトクーラー ウッドランドカモ

1万560円(写真左)

驚異の保冷力を備える、ソフトクーラーの最高峰。内部の断熱材の厚みは1.9cmで、高密度の独立気泡フォームを採用した。氷なら外気温49℃のなかでも約24時間維持できる。頑丈なキャンバス生地なのも安心。

 

[ベテランの視点]圧倒的な保冷力で他の追随を許さない

「薄くたためるのがソフトクーラーのメリットですが、一般的に保冷力が弱いのが難点。しかし本品は圧倒的な保冷力を備えています。サイドのバックルを外せばトートスタイルになり、背の高いワインも収納可能。抜群な機能性でこの価格は驚きです!」(澄田さん)

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~電源編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。5問目は、キャンプ場の電源に関するお悩みに解答します。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q5>

キャンプ場で電化製品は使える?

 

<A5>

「電源サイトは増えていますが、サイト数が少なく人気なため予約できないことも。ポータブル電源があればサイトを選ばずに電化製品を使えます」(澄田さん)

 

3~6日間の使用に耐える 防災の専門家が認めた電源

Jackery

Jackery ポータブル電源 1500 PTB152

17万9800円

一般社団法人防災安全協会の推奨モデル。小型だが1534Whあり、3〜6日間の使用に耐える。一般的な家電に給電可能なAC100Vコンセントを3口搭載。Quick Charge 3.0を備え、ノートPCなどを急速に充電できる。

SPEC●容量:1534Wh●定格出力:1800W●AC出力:300V/18A,60Hz●シガーソケット:12V/10A●サイズ/質量:W355×H253×D265mm/16kg

 

[ベテランの視点]ソーラーパネルを揃えれば太陽光での充電も可能に

「不便なキャンプも良いですが、電源を使うだけでQoCが爆上がり。調理家電を使用すれば、ちょっとした料理もワンランクアップします。別売りのソーラーパネル(1万8800円)があれば、太陽光で充電できてエコ!」(澄田さん)

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

ツウたちが長きにわたって愛する機能美あふれる銘品を公開! キャンプラバーの次世代へ語り継ぎたい不朽の名作ギア

アウトドアの達人は、普段どんなギアを愛用しているのか。名作アイテムのほか、小規模ながらも高品質なプロダクトを生み出している注目の「ガレージブランド」も教えてもらった。

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

その1 モノづくりの街が生んだブランドらしい実用性と古びないデザインが秀逸(モリノネさん)

Since 1998

 

私が語ります!

キャンプYouTuber

モリノネさん

キャンプ歴10年以上

「モリノネチャンネル」を運営。実用性重視で、長く使えるモノを好む。元々はソロキャンパーだったが最近は家族キャンプも。

 

ユニフレーム

ネイチャーストーブ ラージ

8500円

頑丈なステンレス製ボディに、やや狭めながらも安定感のある五徳を装備。前面パネルに大きな窓があるため、鍋などを置いたままでも薪を補充でき、火力調整がしやすい。ひと回り小さい「ネイチャーストーブ」(6000円)もラインナップ。

 

↑底面から効率良く風を取り込み、炉内に上昇気流が生まれる煙突のような構造。これにより燃焼速度が上昇する

 

↑コンパクトに折りたため、薄手の専用ケースに入れて持ち運べる。収納時は厚さ5cm以下だ

 

約3年前に購入した本品は、いまやソロキャンプになくてはならない存在となりました。使えば使うほどに味が出て、時が経つのに比例して愛着が増していくアイテムです。

一番のお気に入りポイントは、ソロキャンプにちょうど良いコンパクトなサイズ感。折りたたむとバックパックに入るサイズになり、自宅で保管するときも場所を取りません。また、モノづくりの街・新潟県燕市発のブランド「ユニフレーム」らしい、実用的なプロダクトである点も魅力。五徳部分が大きく頑丈なので、重量のある鍋も安定して置けます。また燃焼効率が良く、多少大きな枝も入れられ、自然のなかで手軽に焚き火を楽しみたい方には最適です。

発売から20年以上経つ商品ですが、デザインに古臭さは皆無。それも長く愛される理由のひとつでしょう。焚き火台は様々なメーカーから出ていますが、本品はいま見ても新鮮。これからも手放せない名作のひとつですね。

 

【注目のガレージブランド】MUNIEQ

機能を最小限に絞り込んだミニマルなデザインで、長く使っても飽きがこない製品が多いブランド。僕のようにギアをコンパクトにしたい人にオススメです。コーヒードリッパーを愛用中。(モリノネさん)

 

代表作はコレ!

●写真はステンレス製のSサイズ(3080円)

Tetra Drip

1100円~

3枚のパーツを組み立てて使う、携行性に優れたコーヒードリッパー。ポリプロピレン板製、ステンレス製など複数種類あり、サイズも2種類ある。

 

コレも語りたい!

2002年発売のロングセラー。熱や汚れに強い天板や、両端に天然木のプレートが付いた独特のデザインなど、発売当時はとても珍しい商品でした。もちろんいまも色褪せない名品です。(モリノネさん)

 

ユニフレーム

焚き火テーブル

7900円

熱したバーナーや鉄鍋なども直置きできる、ステンレス製の天板を採用。使わないときは、折りたたんだ脚が天板の裏にピッタリ収まり、約2.5cmの薄さになる。丸ごと水洗いできる。

 

その2 軽くて丈夫で安定感がありソロキャンプにもってこいです(島田さん)

Since 2011

 

私が語ります!

野外料理研究家

ベアーズ島田キャンプさん

キャンプ歴35年

ソロキャンプが主で荷物を減らすことに注力。ソトで飲む酒を愛し、つまみ作りにもこだわっている。

 

STC

ピコグリル 398

1万2800円(※)

ハイキングに持って行けるよう開発された軽量な焚き火台。テンションを加えた2枚のプレートをフレームで固定して使う。薪を一方向に並べられるため空気の通りが良く、容易に着火できる。少ない薪でも火力は十分だ。

※:「Pikari outdoorshop」にてメーカー公認の正規商品を販売中

 

↑専用のスピットが2本付属。フレームに渡すと五徳として、肉などの食材を刺せば焼き串として使える

 

↑折りたたんで専用の袋に入れるとA4サイズになる。凹凸ができずフラットにパッキングでき、バックパックの背面にも入れやすい

 

軽さを求めて様々な焚き火台を試してきましたが、軽量性を重視すると使用時の安定感がイマイチだったり、数回使っただけでボロボロになってしまったり、丈夫さに欠ける商品がほとんどでした。求めるスペックのモノがないなら作ればいいと自作したこともありますが、安定感を出そうとすると重くなり、ソロキャンプには不向きな仕上がりに。“軽さ”と“堅牢性”の両立がいかに難しいかを痛感していました。

そんななか出会ったのが本品です。専用袋込みで450gという圧倒的な軽さ。加えて頑丈さと安定感も備えているので、比較的長めの薪もくべられます。ソロキャンプに持って行くうえでまさに理想の焚き火台ですね。

袋にしまうとA4書類を入れた書類ケースほどのサイズになり、この中に焚き火台が入っているとは思えないレベルの小ささです。遠方でのロケのときなど、荷物を事前に宅配で送ることも多いので、かさばらず重宝しています。

 

【注目のガレージブランド】No.164

芸人のヒロシさんが立ち上げたブランド。鉄板のフチの角度ひとつとっても意味があり、製作者のこだわりが詰まった商品ばかりです。カッコ良いのにリーズナブルなのもイイ!(島田さん)

 

代表作はコレ!

ソロ用鉄板

4770円(厚さ3.2mm)、5320円(厚さ4.5mm)

220×130mmの長方形フォルムで、大きめの肉や魚も焼ける。フチは油がこぼれにくく、かつ収納しやすい角度になっている。取手と専用袋付き。

 

コレも語りたい!

テントポールを忘れたときや突然雨が降ったときなど、もしもの時のために持っているとかなり安心できます。薄手なのに土砂降りの雨もしのげます!(島田さん)

 

DD Hammocks Japan

DD SuperLight Tarp

2万1780円

ペグを含めてわずか460gの軽量タープ。ロープを木やポールに結びつけて設営でき、簡易テントとしても使える。重さ260gの「S」(1万3200円)もある。

 

その3 オプションが豊富でソロはもちろん家族キャンプでも活躍!(佐久間さん)

Since 1993

 

私が語ります!

キャンプライター

佐久間亮介さん

キャンプ歴10年

国産のオリジナル品が好きで、ロマンや面白さも重視。最近はアウトドアアクティビティにも傾倒。

 

ユニフレーム

ユニセラ TG-III

1万3000円

遠赤外線効果のあるセラミック、断熱空気層、ステンレス壁の3層構造を採用。底部から空気が大量に供給され、炭の量が少なくてもパワフルに燃焼させる。焼き網は、大手焼肉チェーン店のモノとほぼ同サイズだ。

 

↑工具なしで本体を2分割でき、丸洗いがしやすい。ステンレス製のためサビに強く、手入れが簡単なのもうれしい

 

初代モデルの発売から約30年が経ちますが、いまでも大人気の商品。その秘密は、使いやすさと機能美にあります。日本人に馴染みのある焼肉をする感覚で、卓上BBQが楽しめるように設計されている点がお見事。熱燗を作れる専用台や焼き鳥台、鉄板などオプションが豊富で多彩に使えるのも良いですね。

約A4サイズに収納できるほど小さいのに、ソロからファミリーまで使える汎用性の高さも魅力です。火持ちのいい「岩手切炭」を火床に5~6個置くだけで、おいしいキャンプ飯が楽しめますよ!

 

【注目のガレージブランド】we know enough<

地面を焦がしてしまう焚き火台が多い昨今。そこに疑問を抱き、サステナビリティに配慮しながら機能とデザインに優れたギアを生むブランドとして、大注目です。(佐久間さん)

 

代表作はコレ!

焚火台

1万9800円

メッシュの火床の下に灰受けプレートを設置したレイヤー構造。プレートを地面から浮かせることで、地面や草花を傷みにくくしている。

 

コレも語りたい!

ユニフレーム

ファイアグリル

7500円

BBQグリルにも焚き火台にもなる2Way仕様。「一度買ったら半永久的に使えるタフさにビックリ! 1万円を切るコスパの良さも素晴らしいです」(佐久間さん)

 

その4 普遍的なデザインと耐久性でまさに一生使えます(まついさん)

Since 1984

 

私が語ります!

編集者・キャンプライター

まついただゆきさん

キャンプ歴38年

ギアは高品質で長く使えるかを重視。家族とのほか、仕事仲間とのグループソロキャンにも行く。

 

ファイヤーサイド

グランマーコッパーケトル(小)

3万800円

ブランド創始者の祖母が使っていたケトルがモチーフ。熱伝導に優れた銅素材と広い底面で、効率良くお湯を沸かせる。背面のハンドルに手を添えて傾ければ、大容量でも簡単に注ぐことができる。

 

↑ストッパーが付いており、倒したハンドルが本体に当たらず熱くなりにくい。ハンドルを垂直に立てたまま固定することも可能

 

調理に使ったり、食器の予洗いに活用したり、キャンプにおいてお湯は欠かせない存在です。特に冬は大量のお湯が常に沸いている状態が理想ですが、キャンプ用ケトルは小容量タイプが大半。その点本品は、小タイプでも2.3Lと大容量です。

古き良き19世紀の銅製ケトルを復刻させた絵になるデザインで、使い込むほどに飴色に変化するのも魅力です。また、熱伝導性が高く湯沸かしもスピーディ。長岡と燕市の職人が手作業で仕上げているため、耐久性も◎。一生モノと思えば高い買い物ではありません。

 

【注目のガレージブランド】LOCKFIELD EQUIPMENT

LEDランタンのホヤやジャグのフタなど、ニッチなパーツをミリタリーテイストなデザインとサステナブルな素材で提案。昨年11月に直営店もオープンした注目株です。(まついさん)

 

代表作はコレ!

GT40 BK(上)/DECK2 BK(下)

4万4000円(GT40)、1万9800円(DECK2)

「GT40 BK」は、軍用担架をベースにデザインしたテーブル天板。オプションの「DECK2 BK」を組み合わせると2段にできる(※)。

※:テーブルとして使用するには、別メーカー「BALLISTICS」の脚セット「SBS KIT」(1万4850円)が必要

 

コレも語りたい!

sanzoku mountain

shockセット

1万8000円

高さが異なるランタンハンガーを2本作れるセット。ケトルや鉈などをかけるのもアリ。「好きな場所に設置できる手軽さと、無骨なデザインがナイス!」(まついさん)

 

その5 ムダのない入れ子構造で使うたびにワクワクします(サカイさん)

Since 1951

 

私が語ります!

LOCATION COFFEE代表/コンテンツディレクター

サカイエヒタさん

キャンプ歴15年

アウトドアで湯を沸かすことが趣味。軽量なギアでいかにスマートに沸かせるかにこだわっている。

 

Trangia

ストームクッカー

1万3200円~

アルコールバーナーと2つのポット、フタを兼ねるフライパン、ハンドル、五徳を備えた風防のセット。風が吹けば吹くほど火力が強まるよう設計されている。素材違いで5ラインあり、それぞれSとLの2サイズ展開。

 

↑別売りの「ケトル」もぴったり入る。Sには0.6ℓタイプ(2970円)、Lには0.9ℓタイプ(3080円)がフィット

 

ガスバーナーや焚き火台など、お湯を沸かすための道具は数多ありますが、使うたびにワクワクさせられるのは、本品と同ブランドの「ケトル」の組み合わせ。アウトドアギアの魅力のひとつに重ねて収納できる“スタッキング”がありますが、こちらはムダなく重ねられ、まるでマトリョーシカ状態。必ずキャンプに持っていく大好きなギアです。

ちなみに本品の「S」はPETROMAXの「ダッチオーブン キャリングケース FT1」(3520円)にガチフィット。収納にお悩みの方は自己責任でどうぞ。

 

【注目のガレージブランド】LOCATION COFFEE

アウトドアシーンに合うように焙煎したコーヒー豆のブランドで、様々な環境に特化した5種類の豆を用意。1袋35g入りでかさばらず、ソロキャンに最適です!(サカイさん)

 

代表作はコレ!

ロケーションコーヒー

550円(35g)/2420円(180g)

「Takibi」や「Yozora」など5種類のコーヒー豆をラインナップ。各シーンにマッチするように、焙煎士がフレーバーや加熱プロセスを監修している。

 

コレも語りたい!

SOTO

レギュレーターストーブ ST-310

6800円

カセットガスが使える名作シングルバーナー。連続使用時や低温下でも火力が落ちにくく安定して使える。「コンパクトでシンプルなデザインが秀逸!」(酒井さん)

 

その6 スポーツ仕込みのスペックを都市生活に馴染むスタイルで愉しめます(青木)

Since 2015

 

私が語ります!

本誌副編集長

青木宏彰

本誌イチの服好き。スポーツもキャンプもご無沙汰だが、ファッション目線でのギア選びに余念なし。

 

デサント ポーズ

パッカブルジャケット

2万9700円

スポーツウエア由来の技術を、モダンなデザインで日常着に昇華する「デサント ポーズ」の象徴的アイテムのひとつ。ストレッチ性・撥水性に優れた素材を採用し、ビジネスでも休日にも快適に着られる。

 

↑ラペル内側のファスナーポケットにコンパクトに折りたたんで収納可能。旅行や出張でも活躍する。共地のパンツも展開され、セットアップで着用できる

 

デサント ポーズは、人気パリコレブランド「オーラリー」のデザイナー・岩井良太氏が手掛けるライン。定番のジャケットは、デサントが培ってきた技術により年中快適に着られ、かつファッションとして成立する絶妙な洒落感が最高です。

モンベルのダウンも秋冬に欠かせない存在。暖かいのにかさばらず、アウターとして着ても大げさ感がないシンプルなデザイン。ウールコートの中に仕込んでも馴染みます。近年ではセレクトショップでも見かけるようになり、ファッション文脈での信頼も盤石‼

 

コレも語りたい!

モンベル

スペリオダウン ラウンドネックジャケット Men’s

1万1880円

“インナーダウン”人気に火をつけた名作。保温性に優れた「800フィルパワー・EXダウン」を採用し、軽量かつコンパクト。春・秋は上着、冬は中間着として一年中着用できる。

ベランピングで“模擬キャン”やってみた! ~クーラーボックスとロースターで、贅沢にお酒とおつまみを楽しむ

キャンプ場へ行く前に、まずは自宅のベランダでキャンプギアを使ってみよう。今回はキンッキンに冷えた飲み物を楽しむためのクーラーボックスや、ベランピングで贅沢なおつまみを作れるロースターなどを紹介。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

クーラーボックスとロースターで、贅沢にお酒とおつまみを楽しむ

 

スタイルに合わせて高さを2段階に調節可能

カインズ

フォールディング テーブルM NTLM-9060

4980円

半分に折りたたんで小さく収納できるテーブル。付属する脚パイプをつなげば、高さを37cmか70cmに調節できる。脚を立てるだけで組み立てられ、設置も容易。

 

ウレタン充填仕様で極めて高い保冷力を実現

コメリ

ナチュラルシーズン ハードクーラーボックス KW-26OT

1万4800円

長時間保冷力が持続するウレタン充填仕様。さらに継ぎ目のないロトモールド一体成型形構造を採用し、暑い夏でも飲み物や食材をしっかり冷やす。

 

【コレもCheck】贅沢なおつまみを作れる!

パナソニック

スモーク&ロースター けむらん亭 NF-RT1100

実売価格4万4000円

煙を気にせず室内で本格的な燻製が作れるロースター。14層の触媒フィルターと強制排気ファンがニオイを軽減し、煙も約90%カットしてくれる。チーズのほか、普段の料理で使用する塩や粒胡椒、みそ、ごまといった調味料の燻製も可能だ。

オウルテックからアウトドア新ブランド「ebi」誕生! 記念すべき第1弾アイテムは「大光量/大容量LEDランタン」

夏真っ盛り、アウトドアのハイシーズンですね。

 

この夏、オウルテックからアウトドア新ブランド「ebi(読み:イービーアイ)」が誕生しました!

 

ebiというブランドネームは、「enrich(豊かに)」「brio(活気に満ちる)」「inspire(元気づける)」の頭文字を取り、「豊かで活気に満ち、元気づけられるような商品を」というコンセプトから命名。もうひとつのコンセプトは「ワクワクを想像させる創造を」。同社が長年培ってきた通電系の技術を取り入れ、安心、安全を重視したアウトドアギアを展開していくとのことです。ブランドメインカラーは「サフランイエロー」。

 

気になる第1弾アイテムは、最大光量で2泊のキャンプも使用できる蓄電量の「大光量/大容量LEDランタン」。税込価格は1万9580円です。

 

同製品は、最大約57時間利用でき、4段階の細やかな光量調整が可能。「電球色」「昼白色」「昼光色」の各点灯モードにより光の色を変化させることで、計12パターンの点灯が使用できます。

 

付属のランプシェードを装着すると、ふんわりやさしい灯りが広範囲に届きます。ランプシェードはマグネットで簡単に取り外し可能。

 

また、24000mAhのリチウムイオン電池を内蔵しており、モバイルバッテリーとしても利用可能。最大出力PD20Wに対応しています。

 

そして、何と言っても注目してほしいのは、「持ち手」の部分! 中央に窪みがあるので、ランタンフックやカラビナなどにバランス良く掛けることができます。どこかに引っ掛けていても、どちらかに偏らずに済む、便利な仕掛けですね。ちなみに持ち手は90度に開くことができ、スタンドのように使うこともできます。

 

まだまだこれからも展開予定のebi。あなたもebiのアウトドアギアで、キャンプを始めてみませんか?

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~料理編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。4問目は、料理に関するお悩みだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q4>

キャンプ場で料理するには何が必要?

 

<A4>

「ダッチオーブンやスキレットなどを利用すると格段にアウトドア感がアップ。自宅のガス火やIHで使用できるモノが多いので持っておいて損なし。ですが、鉄鋳物はサビやすいため使う前に必ずシーズニングを!」(澄田さん)

 

スキレットになる万能フタとダッチオーブンで料理を格上げ!

ニトリ

フタがスキレットになるダッチオーブン(18cm)

2490円

スキレットとしても活躍するフタを備えたダッチオーブン。煮る・蒸す・焼く・燻すなど多彩な料理を楽しめる。容量1.5Lと、2〜3人ぶんに最適なサイズだ。フラット形状のフタはプレート調理にも◎。

 

[ベテランの視点]ほったらかしにすることで旨みが凝縮した一品に

「ダッチオーブンの調理は、材料を入れてフタをして火にかけるだけ。じんわりと熱が食材に伝わることで旨みが凝縮され、おいしい一品に仕上がります。1本で味が決まるミックススパイスも便利!」(澄田さん)

 

アウトドア用スパイスを活用するともっと手軽!

中村食肉

マキシマム

540円

宮崎県の精肉店「中村食肉」が開発。塩、トウガラシ、カツオエキスなどが入っている。肉やチャーハンに使えば、旨みが引き立つ一品に。

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

ベランピングで“模擬キャン”やってみた! ~ミニテーブルとピクニックマットで、手軽に“キャンプめし”気分

キャンプ場へ行く前に、まずは自宅のベランダでキャンプギアを使ってみよう。今回は、簡単にアウトドアグルメ気分が味わえる、トレーとしても使えるミニテーブルや、小型のピクニックマットなどを紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ミニテーブルとピクニックマットで、手軽に“キャンプめし”気分

 

シックな雰囲気を演出する乾電池式のLEDランタン

ニトリ

LEDランタン IBF(グレー)

1490円

スタイリッシュなデザインを施した、マットな質感のLEDランタン。下部に搭載するつまみを回して明るさを調整できる。単三電池4本を使用。

 

トレーとしても使える2Way

コメリ

ナチュラルシーズン 持ち運びに便利なバンブーローテーブル

1580円

テーブルの脚をたたむと、トレーに早変わり。W61×H22×D30cmの小さめサイズなので、自宅だけでなくキャンプのミニテーブルとしても活用できる。耐荷重は約3kg。

 

裏面のフィルム加工により湿った地面に敷いてもOK

カインズ

ピクニックマット PM-100180RD

1480円

コンパクトに収納できる布製マット。裏面はフィルム加工が施され、汚れを拭き取りやすく、地面の状態を気にせず使える。1~2人での利用に最適。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~焚き火編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。3問目のお悩みは、焚き火に関するもの。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q3>

焚き火するにはどんなアイテムが必要?

 

<A3>

「多くのキャンプ場では直火の焚き火は禁止なので、焚き火台が必要不可欠。さらにダッチオーブンなどを乗せて調理もできるタイプが望ましいです。遊びに行くキャンプ場の公式HPで焚き火ができるかチェックするのもお忘れなく」(澄田さん)

 

【その1】調理用としても使える利便性に優れた焚き火台

ロゴス

ロゴス ザ ピラミッドTAKIBI M

9300円

耐荷重10kgのゴトクが付属し、調理も楽しめる焚き火台。灰受け皿を下部に装備しており、落ちた灰で芝生を傷めることがなく環境にもやさしい。パーツを重ねるだけなので、約10秒で簡単に組み立てられる。

 

[ベテランの視点]オプションパーツで自分好みにアレンジ

「ゴトクや串焼きプレートなど基本装備が充実しているだけでなく、焼き網や囲炉裏テーブルなど別売のオプションパーツも豊富。自分の好きなようにカスタムできます。また、トライポッドを使えばアウトドア料理の幅がグンと広がります!」(澄田さん)

 

併せてこれも!

カインズ

持ち運びに便利なトライポッド

3980円

焚き火台の周りに設置し、付属のチェーンにダッチオーブンなどの調理器具を吊り下げて使用。火力はチェーンの長さで調節できる。耐荷重20kgと、大型のダッチオーブンも問題なく使えるのも魅力。

 

【その2】火が付きやすくキレイに燃焼するネット式

コメリ

ナチュラルシーズン ネット式焚火台

2280円

通気性が良く、薪が燃えやすいネット式を採用。細かい網目により、火や灰が地面に落ちにくいのも特徴だ。使用後は水洗いして、キレイな状態で保管できる。スタンドからネットを外して収納できるため、コンパクトに持ち運ぶことが可能。

 

[ベテランの視点]超軽量ながらしっかりとした頑丈さも両立

「本体部がネットタイプなので約1.16kgと超軽量。組み立てるとしっかりとした作りで、問題なく焚き火が楽しめます。同ブランドのトライポッド(3480円)と併せれば調理も可能です。これで2000円台とはコスパ最強!」(澄田さん)

 

これもマスト!

Can★Do

防火シート

550円

焚き火台の下に敷く防火シート。素材には高い耐熱性のグラスファイバーを使用し、火の粉で芝生やウッドデッキなどが焦げるのを防いでくれる。卓上コンロや1〜2人用の小型グリルで使いやすいサイズ。

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

ベランピングで“模擬キャン”やってみた! ~テントひとつで、ベランダも本格的キャンプサイトに早変わり

キャンプ場へ行く前に、まずは自宅のベランダでキャンプギアを使ってみよう。今回はソロキャンプで活躍するテントや、ゆったり座れるアウトドアチェアなどを紹介する。

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

テントひとつで、ベランダも本格的キャンプサイトに早変わり

 

【その1】1人でも設営が簡単なSG基準対応のテント

ワークマン

BASICドームテント1人用

4900円

耐水圧2000mmを誇る、SG基準対応のソロテント。1人でも組み立てやすいクロスポールタイプの吊り下げ式を採用した。背面ベンチレーションや天井収納メッシュシートなど十分な機能性を搭載。

 

【その2】“飲みごろ”を長時間保つ保温・保冷対応のタンブラー

カインズ

飲みやすい 真空タンブラー 330ml

798円

保温・保冷効果を長持ちさせる真空断熱構造を採用。結露が発生しにくいため、周りを濡らす心配がない。滑らかな形状により、やさしい口当たりを実現。

 

【その3】厚さ約7cmに折りたためる天然木のラック

ニトリ

木製折りたたみラック(2段 W NNS)

1990円

小物の収納やサイドテーブルとして活躍するラック。温かみのある天然木の風合いでどんな部屋にも馴染む。使わないときは厚さ約7cmにたためる。

 

【その4】座面の幅を約2cm広げてゆとりのある座り心地に

カインズ

アームチェアベージュ

1280円

従来モデルに比べて座面の幅が約2cm広くなり、ゆったり座れるよう進化。組み立てが一切不要なので、すぐ使えて便利だ。ドリンクホルダーを備える。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~火起こし編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。2問目は、火起こしに関するお悩みだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q2>

火の起こし方がわからない……。

 

<A2>

「BBQや焚き火をする際に欠かせない火起こしは、コツを覚えたら簡単。ポイントは薪も炭も煙突状に積み上げること。内部で上昇気流が起き、全体にすぐ火が回ります」(澄田さん)

 

薪の場合

内側に空気の通り道ができるよう、適度に間を空けながら薪を積み上げていく。着火剤を使う場合は小さな枝の上に着火剤を置き、周りに薪をくべる。

 

↑薪と薪の間に乾いた小枝を挟むと、火が起きやすい。乾いた枯れ葉でも◎

 

炭の場合

薪と同じように内側に空気が通るよう配置。着火剤を使う場合は、火が回るまで空気を送り込むこと。ガスバーナーを使えば短時間で簡単に着火できる。

 

↑炭火で調理する際は、火が落ち着き、炭の表面がやや白くなったらOK

 

【その1】薪でも炭でも簡単に着火する火起こし界の革命児

ユニフレーム

チャコスタII

4900円

周囲の穴から空気を取り入れ、上昇気流を発生させる燃焼システムを搭載。簡単かつ短時間の着火を実現した。炭のほか、薪の火起こしにも使える。ハンドルには、熱伝導しにくいφ5mmの鉄を採用。

 

[ベテランの視点]手間のかかる作業が一切不要になったコンパクトな火起こし器

「チャコスタIIに炭を投入し、火を付けて待機しているだけで着火。フーフーと息を吹いたり、うちわで仰いだりと大変な作業がありません。コンパクトに折りたたんで持ち運べるのもうれしいです!」(澄田さん)

 

【その2】アルミ製の網と炭がセットになった使い捨てグリル

カインズ

片付けラクラク木炭付きコンロ

498円

アルミ製の網と着火剤が染み込んだ炭がセットの使い捨てグリル。網の上から簡単に火を付けられ、10〜15分で調理に適した熾火に変わる。火力は1時間ほど持続するので、野菜や肉を焼くにも十分だ。使用後はそのまま捨てられる。

 

[ベテランの視点]かさばるギアを使わずお手軽BBQが叶う

「焼き鳥ほどの大きさのお肉なら本品で十分。キャンプ場に炭やBBQグリルなどを持ち運ぶのが面倒なときに愛用しています。キャンプはもちろん、屋上やベランダ、庭でも活躍。使用後は捨てられるので、後片付けがラクです!」(澄田さん)

 

【その3】逆さにしても生火が出ない安全な瞬間気化方式を採用

SOTO

フィールドチャッカー ST-450

2200円

瞬間気化方式を装備したガスバーナー。カセットガス式ながら点火直後に本体を逆さにしても生火が発生しない安全設計だ。また、空気調整レバーによりソフトな900℃〜集中炎1300℃の調節ができる。

 

[ベテランの視点]火起こしや料理時に活用1台2役のバーナー

「バーナーが1つあれば着火剤なしでラクに炭や薪で火が起こせます。さらに魚や肉に焼き目を付けたり、あぶったり、砂糖に焦げ目をつけてクリームブリュレなどのデザートも簡単に作れたりと料理時にも大活躍。キャンプ飯をより楽しめます」(澄田さん)

 

これもマスト!

ワークマン

EXTRAGUARD TAKIBI 牛床革手袋

980円

耐摩耗性・耐熱性に優れた柔らかい牛床革手袋。テント設営時、火起こしなどで負いやすい火傷や打撲、裂傷から守ってくれる。革特有のニオイが手に移りにくい内綿加工なので使い勝手も良い。

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

キャンプのシメにはまどろみの1杯を! フードアナリストが推す美酒と飲み方、酒器とは

野外で食べるごはんは美味しい。そのことに異論はないだろう。ならば、野外で飲む酒もウマいに決まっている。様々なジャンルからキャンプに最適な美酒を、オススメの飲み方、飲むためのギアとともに紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

フードアナリスト

中山秀明さん

キャンプと酒の聖地、埼玉県秩父・長瀞出身のライター。キャンプ場が通学路だったという、生粋のアウトドア好きだ。

 

 

【美酒1】環境に配慮した穀物と個性派のホップが華やぐ

パタゴニア プロビジョンズ

ロング・ルート・IPA

484円

耕起や農薬なしに成長する、“環境を回復する穀物”「カーンザ」を使用したサステナブルなクラフトビール。すっきりした苦みとモルトのコク深さ、爽やかな柑橘系と松の香りが特徴だ。

 

[こんな飲み方が◎]

シャープな苦みやシトラホップの風味がイイ! 飲む際は真空断熱のタンブラーがオススメ。料理は濃厚系全般に合います。(中山さん)

 

【美酒2】独自の発酵法で芳醇に仕上げた気軽な缶ワイン

サントリー

サントリーワインカフェ〈ワインソーダ〉

176円

香りや味に優れたワインテイストを叶える特許技術で発酵したワインをブレンド。フレッシュな香りと果実味豊かな厚みを実現し、ソーダは飲み心地の良い割合にこだわった。白もアリ。

 

[こんな飲み方が◎]

アルコール度数が5.5%と低めで、なおかつ炭酸入りでゴクッと飲みやすい泡ワイン。氷を入れて飲むのもアリですよ!(中山さん)

 

【美酒3】スノーピークと共同開発 外で嗜むための大吟醸酒

朝日酒造

久保田 雪峰

3410円

スノーピークと共同開発した、アウトドアで楽しむための純米大吟醸酒。山廃仕込みによる、絶妙に調和した懐の深い味が特徴だ。毎年7月、9月限定出荷となり、今年も要チェックだ。

 

[こんな飲み方が◎]

冷やすとシャープで軽快な旨みや酸味が、温めると甘みや酸味のまろやかさが際立ちます。ぜひ、後述のマグ「雪峰」で!(中山さん)

 

【美酒4】渋味滑らかでスパイシーなフルボディの樽熟ワイン

サッポロ

パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成[オーガニック]

1300円

有機ぶどうを使用した、スペイン産オーガニックワイン。黒いベリー系のアロマと滑らかな渋味に、オークの香りとスパイシーさが調和した、フルボディが魅力だ。ヴィーガン対応商品。

 

[こんな飲み方が◎]

樽香のワイルドさがキャンプ飲みにマッチ。ふくらみのあるグラスに注ぎましょう。赤身の肉やチーズ系料理にドンピシャ!(中山さん)

 

【美酒5】生き生きとした酸や爽快な果実味が魅力的

アサヒビール

サンタ・ヘレナ・アルパカ・オーガニック・ホワイト

実売価格994円

チリの人気銘柄。ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ種を使用した辛口で、シトラスやグレープフルーツといった柑橘系の香りに、生き生きとした酸と豊かな果実味が楽しめる。

 

[こんな飲み方が◎]

フルーティな爽快感を、冷やすことでより堪能できます。塩焼きした肉や魚介料理、野菜や和食系にも合うと思います。(中山さん)

 

【美酒6】まろやかで上品な甘み 世界に誇れる秩父の銘酒

ベンチャーウイスキー

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル

実売価格3850円前後

世界的に評価が高い、日本を代表する小規模蒸溜所の定番銘柄。上品なはちみつを思わせるリッチな甘みに、あたたかい柑橘のようなニュアンスが調和し、まろやかな飲み口も魅力だ。

 

[こんな飲み方が◎]

自然味を楽しむならまずはストレートで。ロックやハイボールにもよく合います。お湯割りも飲みやすくて良いですよ。(中山さん)

 

【美酒7】豊かな香味が重なり合う 富士山麓からの贈り物

キリンビール

キリンウイスキー 陸

実売価格1620円

富士御殿場蒸溜所の多彩な原酒を主体に、日本の風土や食文化に合った味覚を追求。黄桃やオレンジ、りんごを思わせる甘やかなフレーバーと澄んだ口当たり、複層的な香味が特徴だ。

 

[こんな飲み方が◎]

アルコール度数50%の豊かな原酒の凝縮感が美味。ロックなどで加水すると香りがより開きます。ハイボールもオススメです。(中山さん)

 

 

キャンプでの一杯をもっと格上げするアイテムを駆使せよ!

ギアにこだわれば、美酒はよりウマくなる。アウトドア用の酒器やユニークなギミック系ツールなど、これら7つの“神器”で至福の一杯を。

 

【神器1】環境に優しく経済的な 電源不要の炭酸ギア

グリーンハウス

ツイスパソーダ スターターキット SODACK

8300円

電気を使わずに、水、ジュース、酒などの様々な飲み物に炭酸を注入できるマシン。別売りのガスカートリッジ1本で、水なら950mL、ジュースや酒などは720mLの炭酸飲料を作れる。

 

【神器2】吸い込む動作が美麗な 職人技が光る大傑作

スノーピーク

缶クーラー350

3960円(350mL缶用)

精巧な真空二重構造で、ボディは薄いが保冷性は抜群。吸い込まれるように缶がスーッと入り、最後にクッと押し込むことで缶を固定する心地良い動作も魅力だ。500mL用もある。

 

【神器3】外でバーを楽しめる1台4役のボトル

スパーキークリエイト

ハイボールシェイカー

1万3200円

カクテルシェイカー、魔法瓶、タンブラー、缶クーラーと1台4役をこなす。真空断熱構造で、温度を24時間保つのもうれしい。カッパー、ステンレススチールとガンメタルの全3色。

 

【神器4】冷温を24時間キープでき量り売りビールに最適

ドリンクタンクス

セッショングラウラー 320oz(0.94L)

6490円

炭酸ドリンクを入れられる魔法瓶で、昨今増えてきたクラフトビールの量り売りにも使える。保冷は24時間、保温は12時間に対応し、炭酸ガス圧も逃がさない。色は白と黒もある。

 

【神器5】酒をよりウマくする保温力と縁の形状

スノーピーク

スタッキングマグ 雪峰 M400

3608円

保温と保冷性に優れたチタン製二重構造の湯呑型マグ。縁はほど良い厚みで、やさしく滑らかな口当たりに。小サイズのM200とM300もあり、重ねて収納できるのも魅力だ。

 

【神器6】収納や携帯に優れた頑丈なワイングラス

ロゴス

割れないワイングラス withポータブルケース

1980円

耐衝撃性と透明性に優れるPCTG樹脂を採用したワイングラス。脚を回して取り外し可能なのでコンパクトに収納できるうえ、ケースが付くので清潔に保管して持ち運べる。

 

【神器7】酒に煙をくゆらせて野性的な香りを満喫

ファルカ

グラストップスモーカー

6900円〜

グラスの上で燻製し、内部の酒にワイルドな香り付けができる。チップは桜、オーク、ヒッコリーなど5種を用意し、酒以外の飲み物やナッツ、チーズといった食材もスモーク可能。

初心者キャンパーのお悩み解決ギア! ~テント・タープ編

楽しいアウトドアライフのスタートのはずが、キャンプビギナーはキャンプ場でそもそも何が必要で、どんなギアが良いのかわからない……そんなお悩みにベテランキャンパーが回答しながら、初心者でも扱いやすいギアをピックアップ。お悩み1問目は、テントやタープに関するものから。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

<Q1>

テントやタープを立てられるか不安……。

 

<A1>

「購入したギアの説明書を読み込んだり、設営動画を見たりすること。または、ワンタッチ式や1人でも組み立てられる簡単なタイプを選ぶのが良いでしょう。説明書は風で飛ばないよう、ファイルに入れて近くのモノに付けるのが◎」(澄田さん)

 

これ1つで居住空間が出来上がるタープ不要の2ルームテント

ハイランダー

アルミフレーム2ルームテント スタートパッケージ 500270

3万9980円

丈夫なアルミフレームを採用した2ルームテント。寝室用インナーテントのほか、リビング用のスペースがテント内部にあるためタープが不要だ。人数や天気などに合わせて、サイドパネルを3パターン変更できる。

 

[ベテランの視点]一体型テントだから配置に頭を悩ますストレスがゼロ!

「初心者にとってハードルが高いのがタープの設営。ピンと張れなかったり、位置が決まらなかったり……。一体型なら設営の時間がグッと短縮できます。シートやポールなどすべて揃ってこの価格は買い!」(澄田さん)

 

もっと簡単なタイプも!

【その1】T/C生地を採用したワンポールテント

フィールドア

ワンポールテントTC 400

2万3300円

フライシートに遮光性・難燃性・耐久性に優れたT/C生地を採用。インナーテントを取り外し、フライシートのみでリビングのようにも使える。フィールドで映えながら、ポール1本で簡単に組み立てられるのが魅力。

 

【その2】わずか1分で完成する初心者の心強い味方

ニューテックジャパン

カンタンタープ240 【本体・天幕セット】 KTNJ240

1万2155円

傘を開くように組み立てられるタープ。2人ならわずか1分で設営できる。UVカット90%の天幕は、耐水圧1000mmを誇り、晴天でも雨でも安心だ。キャンプやBBQ、庭作業、屋外でのイベント時などに重宝する。

 

これもマスト!

【その1】

ロゴス

パワーペグハンマー

5480円

ペグを地面に打ち込みやすいハンマー。握りやすいグリップと固定ベルトにより、安全にしっかりと振り下ろせる。ハンマーの反対側はペグ抜きになっており、深く差し込んだペグも軽い力で抜くことができる。

 

【その2】

エリッゼ

鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm 8本セット

3608円

風で飛ばされないように、テントやタープに搭載するロープを地面に固定させるアイテム。砂利や石が混ざった固い地面でも入り込みが良く、抜けにくい。ロープで強く引っ張られる部分は、厚めに設計された強靭な仕様だ。

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

キャンプでの「くう・のむ・あそぶ」をEV×家電で堪能! 初心者キャンプがはかどる家電を紹介

キャンプ場ではBBQやコーヒーを楽しんだり、夜には真っ暗闇のなかで映画を鑑賞したりするのも醍醐味のひとつだ。給電ができるEVに家電を載せて出掛ければ電源も安心。アウトドア初心者でも手軽に調理やシアターを体験できる。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がセッティングしました!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

アウトドア&ガジェット好きのライター。生粋のデジタル派で、記録から執筆までほとんどの作業をスマホやPC上で行う。

 

 

大出力EVと家電のタッグでBBQ準備でさえワンタッチ

アウトドアアクティビティに慣れているキャンパーならいざ知らず、初心者にとって屋外での調理はハードルが高い。必要な調理器具を綿密に準備しなくてはならず、何か忘れ物をしたときなどに臨機応変な対応も難しい。

 

そこでオススメなのが、EVに家電を満載するスタイル。最大出力1500Wのハイブリッドカーならたいていの家電が使用可能だ。コーヒーメーカーは豆から挽けるミル内蔵モデルがキャンプらしさを味わえて最適。ケトルやフードプロセッサーは、2Way以上で使える製品だと様々な調理の下準備に活用できて効率がアップする。食材と飲み物を冷やす小型冷蔵庫が必須になるので、容量や冷却性能で選択を。BBQグリルも電気式なら、炭の用意から火起こし、片付けまでの手間もかからない。

 

食事が済み、夜になったら都会の喧騒を忘れる極上のシアタータイム。バッグにスッと収納できるコンパクトなプロジェクターなら荷物にもならない。これらのEV×家電を駆使して、ラクチンアウトドアライフを楽しみ尽くそう。

 

 

【その1】最大1500Wの大出力で様々な家電に給電可能

三菱

アウトランダーPHEV

462万1100円〜532万700円(税込)

クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドモデル。通常充電約7.5時間で満充電が完了、EV走行換算距離は最大83kmを誇る。「AC電源口がフロアコンソール背面とラゲッジルームにあり便利です」(湯浅さん)

 

↑AC100V電源の最大出力は1500W。一般的なコーヒーメーカーやホットプレートなど消費電力の大きい家電も問題なく使用できる

 

【その2】片手サイズで携帯しやすく多彩なコンテンツを満喫

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule II

5万9800円(税込)

Android TV 9.0を搭載し、多彩なコンテンツを楽しめるモバイルプロジェクター。8Wのスピーカードライバーが迫力のサウンドを鳴らす。「オートフォーカス機能と台形補正機能を備え、手動での面倒な調節も不要です」(湯浅さん)

SPEC●投影解像度:1280×720ドット●輝度:200ANSIルーメン●動画再生時間:約3時間(Wi-Fi利用時は約2.5時間)●サイズ/質量:約φ80×H150mm/約740g

 

↑500mL缶よりコンパクトサイズながら、最大100インチの投影が可能。バッグのポケットなどに収納して持ち運べ、荷物にならない

 

【その3】ミルを内蔵しワンタッチで挽きたてが完成

シロカ

全自動コーヒーメーカー カフェばこ SC-A371

実売価格1万8700円(税込)

豆と水を投入すれば、あとはワンタッチでドリップまで完了するコンパクトなコーヒーメーカー。蒸らし工程で豆本来の旨みを引き出す。「洗って繰り返し使えるステンレスフィルターは、豆の油分まで抽出できます」(湯浅さん)

SPEC●定格消費電力:600W●抽出方式:ドリップ式●最大使用水量:0.55L●保温機能:30分●コード長:約1.2m●サイズ/質量:約W162×H264×D280mm/2.7kg

 

↑アウトドアに映えるステンレス製サーバーを採用。ブラックカラーの本体と相まって、シックで馴染みやすいデザインも魅力だ

 

【その4】5通りの調理に活用できる折り畳みタイプ

ヤザワ

折り畳み式ケトル&ポット TVR69WH2

実売価格4980円(税込)

湯沸かしのほか、蒸す・炊く・茹でる・煮込む、の調理にも活用できる電気ケトル兼ポット。サーモスタットを搭載し、過熱時は自動で電源がオフになるため安心だ。「電圧切り替えスイッチを備え、海外でも使えます」(湯浅さん)

SPEC●定格消費電力:500W(100V)●定格電圧:100~120V/220~240V●容量:約920mL●火力:弱/強●コード長:約75cm●サイズ/質量:約W175×H170×D175mm/660g

 

↑シリコン製の本体には蛇腹構造を採り入れ、コンパクトに折りたためる。折りたたんだ状態のサイズは約W175×H95×D175mm

 

【その5】サラダもミンチも素早く用意できるスマートな1台

ラッセルホブス

4ブレードミニチョッパー 7820JP

実売価格8790円(税込)

スタイリッシュなガラスボウルが特徴的な、イギリスの家電ブランドの小型フードプロセッサー。生クリームのホイップ用に「クリームディスク」が付属しお菓子作りもサポート。「2層4枚刃を搭載し面倒な下ごしらえもスピーディに」(湯浅さん)

SPEC●定格消費電力:300W●最大内容量:0.5L●回転数:約3000〜4500回転/分●コード長:1.7m●サイズ/質量:W185×H220×D155mm/1.7kg

 

↑操作はスイッチを押すだけ。硬いナッツや肉のミンチに使える「HIGH」と、フルーツや卵に最適な「LOW」の2段階で調整できる

 

【その6】2Lペットボトルも収容できる20L大容量モデル

アイリスオーヤマ

ポータブル冷蔵冷凍庫20L IPD-2A-B

実売価格2万7630円(税込)

−20℃から20℃まで温度設定できる小型冷蔵冷凍庫。クルマのバッテリーの電圧が下がったのを検知すると自動で運転を停止し、バッテリー上がりを防ぐ。「DC電源は12Vと24V両対応で、普通車でも大型車でも車載用に活躍」(湯浅さん)

SPEC●定格消費電力:45W(急速モード)、30W(節電モード)●電源:交流100V、直流12/24V●庫内容積:約20L●サイズ/質量:W600×H320×D320mm/10kg

 

↑シンプルで使いやすい操作パネル。USB給電ポート1基を備え、アウトドアシーンでスマホの充電が必要になったときなどに重宝する

 

【その7】スイッチオンでOK! 面倒な準備不要な電気式BBQを実現

ロゴス

LOGOS CHEF BBQ エレグリル

実売価格3万1700円(税込)

スイッチひとつで手軽にBBQが楽しめる電気式グリル。プレートは波型のゾーンとフラットなゾーンに分かれており、中央部の溝が余分な油をキャッチ。「上蓋が付いているので蒸し焼きができ、ホコリが気になる人も安心」(湯浅さん)

SPEC●定格消費電力:1250W●調理面高さ:約83cm●コード長:約3.7m●サイズ/質量:約W860×H950×D565mm(展開時)、W100×H390×D565mm(収納時)/11kg

 

↑収納に便利な折りたたみ式。キャスター搭載で、通常は負担になりがちな持ち運び時もゴロゴロと片手で引いてラクに移動できる

 

●屋外では使用できない機器は、バンガローなどでの使用推奨。また、天候や温度・湿度などの環境によっては屋外での使用に適さない製品もある

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

キャンプビギナーが知っておきたい3つの心得とは? “ナイスキャンパー”になるための基礎知識&マナー指南

アウトドアのハイシーズンが到来! 暖かい気温につられて始めるキャンプビギナーが、これから増えてくるはず。そこでビギナーも安心してキャンプが楽しめるように、まずは基礎知識やマナーをお届けする!

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ナイスキャンパーへのステップアップ

[STEP 1] キャンプの基礎知識やマナーを心得る

[STEP 2] キャンプの“そもそも”なお悩みを解消

[STEP 3] ベランピングで“模擬キャン”やってみよう

[STEP 4] 最低限のギアで楽しめる!やさしいキャンプ場で実践

 

 

キャンプを始める前に知っておきたい基礎知識やマナーを伝授! ナイスキャンパー指南

大人気のキャンプをいまこそ始めたいと思いつつ、キャンプの基礎知識やマナーがわからなくて不安……という人、必見。キャンプ歴16年のベテランが初心者にわかりやすく教えてくれた。これで、あなたもナイスキャンパー!

 

私が教えます!

キャンプ好きライター

澄田直子さん

キャンプ歴16年のライター。3歳の子どもを連れて、ファミリーキャンプをエンジョイ中。

 

張り切り過ぎはNG 手抜き&ゆとりが成功のコツ

「初めてのキャンプを前に、洒落たテントを立て、優雅なディナーをし、夜は焚き火と星空鑑賞などを思い描きますが、夢見すぎは注意してほしい」と、キャンプ歴16年のライター・澄田直子さんは語る。

 

「キャンプ場で、高機能なテントの設営や炭の火起こしに苦戦している初心者キャンパーの姿をよく目にします。こだわりのギアを使うのはもちろん良いですが、“張り切り過ぎない”というのがキャンプを楽しむ最大のコツです」

 

荷物の出し入れから設営、料理、後片付けまでと、キャンプには細々な雑事が多い。やりたいことを詰め込み過ぎると、ただ忙しかったという苦い思い出になりかねない。

 

「最初は設営が簡単なテントを選ぶこと。初心者でも時間を掛けずに立てられます。ほかのギアは、レンタルで使い勝手を試して購入するのもオススメ。料理は、1品だけ本格的に作って残りはレトルト食品など、手が抜けるところは抜きましょう。また、温泉やレストラン併設のキャンプ場なら、アウトドアの自由さと便利さのいいとこ取りで、初心者でもストレスなく楽しめます」(澄田さん)

 

キャンプを始める前の3つの心得

【その1】ゆとりのあるスケジュールで心に余裕を持つ

設営から調理、撤収までとキャンプは予想以上にやることが多くて大変。1泊2日だと、初日は設営してすぐに食事→翌朝は撤収して帰宅と、慌ただしい。やりたいことを1つに絞るなど、余裕をもった詰め込まないスケジュールを心掛けて。

 

【その2】ゴミ処理ルールを必ず守って使う前より美しく

ゴミの処理は各キャンプ場のルールに従おう。指定のゴミ袋を使う場所や、持ち帰りが義務付けられている場合もある。サイトに放置したり、近隣のゴミ箱に捨てたりはご法度だ。使う前よりキレイにし、次の人が気持ち良く利用できるように。

 

【その3】消灯時間後の騒音には要注意! 早寝早起きが吉

キャンプ場では皆、早めに寝静まる。消灯時間は22時ごろというところが多いため、それ以降は炊事場の利用や大声での会話は控えめに。テント内の会話は外に筒抜けなので、話す内容や音量は気を付けよう。次の日に向けて早寝するのがグッド。

 

道具選びはココがオススメ!

【その1】人気アウトドアブランドを多く扱う!

ナチュラム

https://www.naturum.co.jp

「スノーピーク」や「ユニフレーム」、「キャプテンスタッグ」など、人気アウトドアブランドが揃う通販サイト。コスパ抜群な同社オリジナルブランド「ハイランダー」も販売する。ポイントもつき、おトクに購入可能だ。

 

【その2】スタイルを確立するまでレンタルを活用!

flarii

https://flarii.com

人気アウトドアブランド「コールマン」などのキャンプ道具、ポータブル電源などを低価格でレンタルできるサイト。レンタル期間は5日と30日を選べ、休みに合わせて借りやすい。「借りホーダイ」プラン(月額6380円~)もある。

キャンプでの一杯をもっと特別な一杯に! フードアナリストおすすめ“格上げ”アイテム

野外で食べるごはんは美味しい。そのことに異論はないだろう。ならば、野外で飲む酒もウマいに決まっている。様々なジャンルからキャンプに最適な美酒を、オススメのギアとともに紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

キャンプでの一杯をもっと格上げするアイテムを駆使せよ!

ギアにこだわれば、美酒はよりウマくなる。アウトドア用の酒器やユニークなギミック系ツールなど、これら7つの“神器”で至福の一杯を。

 

【神器1】環境に優しく経済的な 電源不要の炭酸ギア

グリーンハウス

ツイスパソーダ スターターキット SODACK

8300円

電気を使わずに、水、ジュース、酒などの様々な飲み物に炭酸を注入できるマシン。別売りのガスカートリッジ1本で、水なら950mL、ジュースや酒などは720mLの炭酸飲料を作れる。

 

【神器2】吸い込む動作が美麗な 職人技が光る大傑作

スノーピーク

缶クーラー350

3960円(350mL缶用)

精巧な真空二重構造で、ボディは薄いが保冷性は抜群。吸い込まれるように缶がスーッと入り、最後にクッと押し込むことで缶を固定する心地良い動作も魅力だ。500mL用もある。

 

【神器3】外でバーを楽しめる1台4役のボトル

スパーキークリエイト

ハイボールシェイカー

1万3200円

カクテルシェイカー、魔法瓶、タンブラー、缶クーラーと1台4役をこなす。真空断熱構造で、温度を24時間保つのもうれしい。カッパー、ステンレススチールとガンメタルの全3色。

 

【神器4】冷温を24時間キープでき量り売りビールに最適

ドリンクタンクス

セッショングラウラー 320oz(0.94L)

6490円

炭酸ドリンクを入れられる魔法瓶で、昨今増えてきたクラフトビールの量り売りにも使える。保冷は24時間、保温は12時間に対応し、炭酸ガス圧も逃がさない。色は白と黒もある。

 

【神器5】酒をよりウマくする保温力と縁の形状

スノーピーク

スタッキングマグ 雪峰 M400

3608円

保温と保冷性に優れたチタン製二重構造の湯呑型マグ。縁はほど良い厚みで、やさしく滑らかな口当たりに。小サイズのM200とM300もあり、重ねて収納できるのも魅力だ。

 

【神器6】収納や携帯に優れた頑丈なワイングラス

ロゴス

割れないワイングラス withポータブルケース

1980円

耐衝撃性と透明性に優れるPCTG樹脂を採用したワイングラス。脚を回して取り外し可能なのでコンパクトに収納できるうえ、ケースが付くので清潔に保管して持ち運べる。

 

【神器7】酒に煙をくゆらせて野性的な香りを満喫

ファルカ

グラストップスモーカー

6900円〜

グラスの上で燻製し、内部の酒にワイルドな香り付けができる。チップは桜、オーク、ヒッコリーなど5種を用意し、酒以外の飲み物やナッツ、チーズといった食材もスモーク可能。

 

私が選びました!

フードアナリスト

中山秀明さん

キャンプと酒の聖地、埼玉県秩父・長瀞出身のライター。キャンプ場が通学路だったという、生粋のアウトドア好きだ。

ムダのない入れ子構造! コンテンツディレクターが選んだ“湯沸かしギア”

アウトドアの達人は、普段どんなギアを愛用しているのか。今回はキャンプ歴15年のLOCATION COFFEE代表/コンテンツディレクター・サカイエヒタさんが長きにわたって愛する “名作ギア”を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ムダのない入れ子構造で使うたびにワクワクします(サカイさん)

Since 1951

 

私が語ります!

LOCATION COFFEE代表/コンテンツディレクター

サカイエヒタさん

キャンプ歴15年

アウトドアで湯を沸かすことが趣味。軽量なギアでいかにスマートに沸かせるかにこだわっている。

 

Trangia

ストームクッカー

1万3200円~

アルコールバーナーと2つのポット、フタを兼ねるフライパン、ハンドル、五徳を備えた風防のセット。風が吹けば吹くほど火力が強まるよう設計されている。素材違いで5ラインあり、それぞれSとLの2サイズ展開。

 

↑別売りの「ケトル」もぴったり入る。Sには0.6ℓタイプ(2970円)、Lには0.9ℓタイプ(3080円)がフィット

 

ガスバーナーや焚き火台など、お湯を沸かすための道具は数多ありますが、使うたびにワクワクさせられるのは、本品と同ブランドの「ケトル」の組み合わせ。アウトドアギアの魅力のひとつに重ねて収納できる“スタッキング”がありますが、こちらはムダなく重ねられ、まるでマトリョーシカ状態。必ずキャンプに持っていく大好きなギアです。

ちなみに本品の「S」はPETROMAXの「ダッチオーブン キャリングケース FT1」(3520円)にガチフィット。収納にお悩みの方は自己責任でどうぞ。

 

【注目のガレージブランド】LOCATION COFFEE

アウトドアシーンに合うように焙煎したコーヒー豆のブランドで、様々な環境に特化した5種類の豆を用意。1袋35g入りでかさばらず、ソロキャンに最適です!(サカイさん)

 

代表作はコレ!

ロケーションコーヒー

550円(35g)/2420円(180g)

「Takibi」や「Yozora」など5種類のコーヒー豆をラインナップ。各シーンにマッチするように、焙煎士がフレーバーや加熱プロセスを監修している。

 

コレも語りたい!

SOTO

レギュレーターストーブ ST-310

6800円

カセットガスが使える名作シングルバーナー。連続使用時や低温下でも火力が落ちにくく安定して使える。「コンパクトでシンプルなデザインが秀逸!」(酒井さん)

たとえキャンプ場の駐車場でも快適ワークが可能に! インカーワークの必携ギア

せっかくアウトドアに出かけても、外せないオンライン会議やメールへの対応が必要なときがある。そんなとき、車内で自宅に近い作業環境を再現すればワークスペースを確保できる。快適なインカーワークに必携のギアをガジェット通に聞いた。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がセッティングしました!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

アウトドア&ガジェット好きのライター。生粋のデジタル派で、記録から執筆までほとんどの作業をスマホやPC上で行う。

 

 

折りたたみ式家具などを活用しクルマの“オフィス化”を実現

多様化する働き方のひとつとして「インカーワーク」が注目度上昇中。出先でやむを得ず、といった場面だけでなく、「余計なモノがなくて集中できる」「窓を閉めれば即座に自分だけの静かな空間を形成できる」などの理由から取り入れる人もいる。適切なアイテムを配して車内の“オフィス化”を進めれば、キャンプ場でもパフォーマンスを落とさずに快適ワークが可能だ。

 

まず用意するべきは、事故や災害の際も重宝するポータブル電源。ACやUSB出力ポート数は要チェックだ。テーブルは高さ調節できて車載時に邪魔にならないモノを。角度調節できる座椅子があれば、長時間ワークの負担を軽減できる。また、ライトとスマホホルダーは多少不安定な場所でもしっかりと固定できるものをセレクト。オンライン会議の際は、ハンズフリー&オープンイヤーで会話がしやすいネックススピーカーがオススメだ。

 

 

【その1】大容量のポケットを備え収納ラックとしても秀逸

DOD

グッドラックテーブル

1万3800円(税込)

44〜80.5cmの間で4段階の高さ調節ができる折りたたみ式テーブル。脚部もすべて本体内部に折りたたんで収納でき、約6cmの薄さになるため持ち運びやすい。「キャンプギアなどを載せられる車載収納ラックとしても活用できます」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

ファスナーを開けると大容量ポケットが出現。車載時は荷崩れしにくい収納スペースに、使用時は小物入れにと便利だ。

 

【その2】3通りの設置方法で場所を選ばず使える

サンワ

クリップ式LEDデスクライト 800-LED039

2980円(サンワダイレクト限定販売/税込)

スタンド・マグネット・クリップの3通りで設置できるLEDライト。タッチセンサー式スイッチを搭載し、調光・調色それぞれ3段階の切り替えができる。「満充電で約4時間点灯し、約250gと軽いので外出先での使用に最適です」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

リング型ライトは顔を明快に映せて会議でも好印象に。フレキシブルアームを採用し手元や顔など必要な場所を照らせる。

 

【その3】強力な磁石と吸盤でスマホをしっかり固定

Celly

GHOST SUPER FLEX

3980円(税込)

イタリア発のスマホアクセサリーブランドが展開する車載用スマホホルダー。ダッシュボードをはじめ平らで滑らかな面に設置できる吸盤式だ。「強力なマグネットを6個内蔵し、不安定な車内でもスマホをしっかりとホールドしてくれます」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

自在なフレキシブルアームの先端は360度回転可能。スマホを任意の位置に、タテ・ヨコ好みの向きで保持できる。

 

【その4】口元近くにマイクを備えオンライン会議に最適

パナソニック

ワイヤレスネックスピーカーシステム SC-WN10

実売価格1万6280円(税込)

BluetoothでスマホやPCと、専用の送信機を介すればテレビとも接続できる、首掛けタイプのワイヤレススピーカー。IPX4相当の防滴仕様で水回りで使用できる。「口元近くにマイクを搭載しているのでオンライン会議での会話も快適です」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

質量約108gながら専用スピーカーユニットが広帯域のサウンドを再現。さらに、「快聴音」機能で人の声を強調できる。

 

【その5】非常時にも活躍するパワフルな小型電源

SmartTap

PowerArQ mini 2

3万8500円(税込)

9万6000mAh/307.2Whの大容量と高出力を誇るポータブル電源。AC100Vコンセント×2、USB Type-A端子×2、USB Type-C端子とDCシガーソケットを1基ずつ備える。充電時間は約5時間。「小型&大容量で非常時も心強いです」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

本体天面のロゴ部分にスマホを置いてワイヤレス充電が可能。最大15W(iPhoneは最大7.5W)の急速充電だ。

 

【その6】頭部は14段階で調整できラクな角度で快適作業

ニトリ

首リクライニング座椅子(NウィンDGY)

3990円(税込)

ブロック状の背もたれクッションを採用したフィット感抜群の座椅子。背もたれは6段階リクライニングでき、折りたたみ状態なら持ち運びや収納も容易だ。「角度調節により、リラックスした姿勢でテレビ視聴やテレワークを行えます」(湯浅さん)

 

[ディティールCheck]

お手ごろ価格ながら頭部リクライニングは14段階で調節可能。インカーワークでもラクな姿勢を維持できて疲れにくい。

 

 

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「キャンプでの一杯は何にする?」最適なお酒をフードアナリストが提案!

野外で食べるごはんは美味しい。そのことに異論はないだろう。ならば、野外で飲む酒もウマいに決まっている。様々なジャンルからキャンプに最適な美酒を、オススメの飲み方とともに紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

 

【美酒1】環境に配慮した穀物と個性派のホップが華やぐ

パタゴニア プロビジョンズ

ロング・ルート・IPA

484円

耕起や農薬なしに成長する、“環境を回復する穀物”「カーンザ」を使用したサステナブルなクラフトビール。すっきりした苦みとモルトのコク深さ、爽やかな柑橘系と松の香りが特徴だ。

 

[こんな飲み方が◎]

シャープな苦みやシトラホップの風味がイイ! 飲む際は真空断熱のタンブラーがオススメ。料理は濃厚系全般に合います。(中山さん)

 

【美酒2】独自の発酵法で芳醇に仕上げた気軽な缶ワイン

サントリー

サントリーワインカフェ〈ワインソーダ〉

176円

香りや味に優れたワインテイストを叶える特許技術で発酵したワインをブレンド。フレッシュな香りと果実味豊かな厚みを実現し、ソーダは飲み心地の良い割合にこだわった。白もアリ。

 

[こんな飲み方が◎]

アルコール度数が5.5%と低めで、なおかつ炭酸入りでゴクッと飲みやすい泡ワイン。氷を入れて飲むのもアリですよ!(中山さん)

 

【美酒3】スノーピークと共同開発 外で嗜むための大吟醸酒

朝日酒造

久保田 雪峰

3410円

スノーピークと共同開発した、アウトドアで楽しむための純米大吟醸酒。山廃仕込みによる、絶妙に調和した懐の深い味が特徴だ。毎年7月、9月限定出荷となり、今年も要チェックだ。

 

[こんな飲み方が◎]

冷やすとシャープで軽快な旨みや酸味が、温めると甘みや酸味のまろやかさが際立ちます。ぜひ、後述のマグ「雪峰」で!(中山さん)

 

【美酒4】渋味滑らかでスパイシーなフルボディの樽熟ワイン

サッポロ

パラ・ヒメネス カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成[オーガニック]

1300円

有機ぶどうを使用した、スペイン産オーガニックワイン。黒いベリー系のアロマと滑らかな渋味に、オークの香りとスパイシーさが調和した、フルボディが魅力だ。ヴィーガン対応商品。

 

[こんな飲み方が◎]

樽香のワイルドさがキャンプ飲みにマッチ。ふくらみのあるグラスに注ぎましょう。赤身の肉やチーズ系料理にドンピシャ!(中山さん)

 

【美酒5】生き生きとした酸や爽快な果実味が魅力的

アサヒビール

サンタ・ヘレナ・アルパカ・オーガニック・ホワイト

実売価格994円

チリの人気銘柄。ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ種を使用した辛口で、シトラスやグレープフルーツといった柑橘系の香りに、生き生きとした酸と豊かな果実味が楽しめる。

 

[こんな飲み方が◎]

フルーティな爽快感を、冷やすことでより堪能できます。塩焼きした肉や魚介料理、野菜や和食系にも合うと思います。(中山さん)

 

【美酒6】まろやかで上品な甘み 世界に誇れる秩父の銘酒

ベンチャーウイスキー

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル

実売価格3850円前後

世界的に評価が高い、日本を代表する小規模蒸溜所の定番銘柄。上品なはちみつを思わせるリッチな甘みに、あたたかい柑橘のようなニュアンスが調和し、まろやかな飲み口も魅力だ。

 

[こんな飲み方が◎]

自然味を楽しむならまずはストレートで。ロックやハイボールにもよく合います。お湯割りも飲みやすくて良いですよ。(中山さん)

 

【美酒7】豊かな香味が重なり合う 富士山麓からの贈り物

キリンビール

キリンウイスキー 陸

実売価格1620円

富士御殿場蒸溜所の多彩な原酒を主体に、日本の風土や食文化に合った味覚を追求。黄桃やオレンジ、りんごを思わせる甘やかなフレーバーと澄んだ口当たり、複層的な香味が特徴だ。

 

[こんな飲み方が◎]

アルコール度数50%の豊かな原酒の凝縮感が美味。ロックなどで加水すると香りがより開きます。ハイボールもオススメです。(中山さん)

 

私が選びました!

フードアナリスト

中山秀明さん

キャンプと酒の聖地、埼玉県秩父・長瀞出身のライター。キャンプ場が通学路だったという、生粋のアウトドア好きだ。

普遍的なデザインと耐久性はまさに“一生モノ”! 編集者・キャンプライターが選んだケトル

アウトドアの達人は、普段どんなギアを愛用しているのか。今回はキャンプ歴38年の編集者/キャンプライター・まついただゆきさんが長きにわたって愛する “名作ギア”を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

普遍的なデザインと耐久性でまさに一生使えます(まついさん)

Since 1984

 

私が語ります!

編集者・キャンプライター

まついただゆきさん

キャンプ歴38年

ギアは高品質で長く使えるかを重視。家族とのほか、仕事仲間とのグループソロキャンにも行く。

 

ファイヤーサイド

グランマーコッパーケトル(小)

3万800円

ブランド創始者の祖母が使っていたケトルがモチーフ。熱伝導に優れた銅素材と広い底面で、効率良くお湯を沸かせる。背面のハンドルに手を添えて傾ければ、大容量でも簡単に注ぐことができる。

 

↑ストッパーが付いており、倒したハンドルが本体に当たらず熱くなりにくい。ハンドルを垂直に立てたまま固定することも可能

 

調理に使ったり、食器の予洗いに活用したり、キャンプにおいてお湯は欠かせない存在です。特に冬は大量のお湯が常に沸いている状態が理想ですが、キャンプ用ケトルは小容量タイプが大半。その点本品は、小タイプでも2.3Lと大容量です。

古き良き19世紀の銅製ケトルを復刻させた絵になるデザインで、使い込むほどに飴色に変化するのも魅力です。また、熱伝導性が高く湯沸かしもスピーディ。長岡と燕市の職人が手作業で仕上げているため、耐久性も◎。一生モノと思えば高い買い物ではありません。

 

【注目のガレージブランド】LOCKFIELD EQUIPMENT

LEDランタンのホヤやジャグのフタなど、ニッチなパーツをミリタリーテイストなデザインとサステナブルな素材で提案。昨年11月に直営店もオープンした注目株です。(まついさん)

 

代表作はコレ!

GT40 BK(上)/DECK2 BK(下)

4万4000円(GT40)、1万9800円(DECK2)

「GT40 BK」は、軍用担架をベースにデザインしたテーブル天板。オプションの「DECK2 BK」を組み合わせると2段にできる(※)。

※:テーブルとして使用するには、別メーカー「BALLISTICS」の脚セット「SBS KIT」(1万4850円)が必要

 

コレも語りたい!

sanzoku mountain

shockセット

1万8000円

高さが異なるランタンハンガーを2本作れるセット。ケトルや鉈などをかけるのもアリ。「好きな場所に設置できる手軽さと、無骨なデザインがナイス!」(まついさん)