強炭酸の刺激とレモンの香りがたまらん!アサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン レモン」がリニューアル

アサヒ飲料は「ウィルキンソン タンサン レモン」の中味とパッケージを刷新し、4月8日に販売します。今回のリニューアルで、強炭酸に負けないようレモンの香りを強化し、より爽快な味わいになったとのこと。

↑ウィルキンソン タンサン レモン

 

記事のポイント

炭酸に求めるものはとにかく刺激だ、という人にはうれしいリニューアルです。割り材にして楽しむのもよさそうですね。

 

中味に加え、パッケージも刷新。「WILKINSON」のロゴと炭酸水のイラスト、レモンの果実を配し、「本格的なレモン炭酸水であること」を強調したデザインに仕上げたと言います。

 

なお4月8日からは、「『WILKINSON』選ばれる、刺激。」キャンペーンを実施。対象はPET商品で、100名の「ウィルキンソン」ファンが選んだ景品が当たるマイレージ型です。レシートやJANコードを読み取ると応募できますよ。

 

アサヒ飲料
ウィルキンソン タンサン レモン
容器・容量/希望小売価格
PET 500ml/125円(税別)、135円(税込)
PET 500ml×6本/750円(税別)、810円(税込)
PET 1L/215円(税別)、232円(税込)

水分補給として飲めるコーヒー。後味残らないアサヒ「ワンダ クリアブラック」などが発売

アサヒ飲料は、PETボトルコーヒー「ワンダ クリアブラック」「ワンダ ロイヤルラテ」を発表しました。4月1日に発売します。希望小売価格はワンダ クリアブラックが184円、ワンダ ロイヤルラテが194円(それぞれ税込)です。

記事のポイント

アサヒ飲料によると、ほかの清涼飲料に比べてコーヒーを飲む機会や飲む人は限られているとのこと。そこで、より気軽に飲めるコーヒーとして発売するのが今回の新商品。とりあえず手元に置いておく飲み物として定着するのかが気になるところでしょう。

ワンダ クリアブラックは、香りの高さと苦みの少なさを両立させた、軽やかさを特徴とするブラックコーヒー。「重く感じて飲まないときがある」「コーヒーは好きだけどブラックは苦くて飲めない」という声に応えて開発したそうです。

 

香りの高さと苦みの少なさを実現するために、焙煎深度と抽出温度の組み合わせを追求した「クリアブラック製法」を採用。後味が残らずすっきり飲めるため、コーヒーの苦みが得意ではない人や、コーヒー好きの2杯目、通常の水分補給として味わえるとのこと。

 

ワンダ ロイヤルラテは、ブラジル産高級豆による香り高さと、まろやかな甘さが特徴とうたうカフェラテ。「コーヒーの香りやコク、甘さが物足りないことがある」「職場で人の目を気にせず、甘い物を飲みたい」といった要望に着目して開発したといいます。

 

同社の従来カフェラテと比べて約1.9倍のコーヒー豆を使用。コーヒーもミルクもしっかりと感じられるそうです。

 

容量はどちらも500ml。販売は全国となっています。

 

「ワンダ」がフルリニューアル

なお、同日に「ワンダ」ブランドをフルリニューアルすると発表しました。24年ぶりにブランドロゴを刷新するとともに、“はじまりのコーヒー” を新コンセプトに、既存商品もリニューアルします。

 

「ワンダ モーニングショット」は、コーヒーをドリップしたときの最初の一滴の香り立ちを分析し、飲み始めの香気成分を配合することで、朝にふさわしい淹れたてのような香りを実現。また、「ワンダ 金の微糖」はブラジル最高等級高級豆を100%使用し、ほどよい甘みで高級豆の芳醇なコクとうまみを実現したといいます。

 

「ワンダ ブラック ザ アロマ」は焙煎したコーヒー豆由来のオイルを使用し、立ち昇るような豊かな香りとまろやかな口当たりを実現したそうです。

 

ボトル缶シリーズは、こだわりの焙煎と抽出方法を採用し、3種のエスプレッソを加えることで、コク深くも雑味のない味わいとなっています。

 

アサヒ飲料

「ワンダ クリアブラック」184円(税込)

「ワンダ ロイヤルラテ」194円(税込)

国産紅茶葉100%使用!コク深く上品な香りが味わえる、アサヒ飲料「和の紅茶 無糖アイスティー」

アサヒ飲料は、国産紅茶葉を100%使用した「和の紅茶 無糖アイスティー」を、3月4日に全国で発売しました。日本の素材にこだわり抜き、コク深さとまろやかな味わいが楽しめるという「和の紅茶」シリーズです。

↑「和の紅茶 無糖アイスティー」、「和の紅茶 ストレートティー~国産はちみつ仕立て~」、「和の紅茶 ミルクティー」

 

記事のポイント

アサヒ飲料は、国産紅茶葉を100%使用した紅茶飲料を2022年から販売しています。「茶葉の深みのある味わいと香りのバランスが良い」「まろやかな口当たりが心地よい」といったユーザーから評価されている味わいはそのままに、「日本生まれのおいしい紅茶」であると伝えるため、商品名を「和の紅茶 無糖アイスティー」にしたとのこと。

 

「和の紅茶 無糖アイスティー」は、国産紅茶葉を100%使用。コクのあるしっかりとした味わいと、茶葉の上品な香りが特徴です。飲み物単体で楽しむのはもちろん、あらゆる食事にも合いそうですね。

 

また、ほのかな甘みを楽しめる「和の紅茶 ストレートティー〜国産はちみつ仕立て〜」と、コク深い国産紅茶に国産ミルクをブレンドした「和の紅茶 ミルクティー」も、4月29日に発売予定です。

 

アサヒ飲料
和の紅茶 無糖アイスティー
容器・容量:PET500ml
希望小売価格:173円(税込)

食事にも合う無糖炭酸水『ウィルキンソン タンサン シトラスビター』7月9日発売

アサヒ飲料から、食事にも合う炭酸水の新たな楽しみ方を提供する『ウィルキンソン タンサン シトラスビター』が7月9日に発売される。

 

『ウィルキンソン タンサン シトラスビター』は、爽やかな柑橘の酸味と後味にほのかな苦味を感じる無糖炭酸水。オレンジ、レモン、ライムなどの柑橘類による酸味と苦みが特長だ。柑橘の酸味によるすっきりとした味わいで、食事に合わせれば料理が引き立ち、ひと口飲めばトニックのほのかな苦みが癖になる“大人向け炭酸水”となっている。

 

【商品概要】

商品名:ウィルキンソン タンサン シトラスビター
希望小売価格:110円(税別)、119円(税込)

“微カフェイン”という新提案『ワンダ SLOW TIME COFFEE』Amazonで発売

アサヒ飲料は、“微カフェイン”コーヒー『ワンダ SLOW TIME COFFEE』を、総合オンラインストアAmazon.co.jpで発売。

 

 

『ワンダ SLOW TIME COFFEE』は100ml当たりカフェインを55%カットした(アサヒ飲料主要品比)“微カフェイン”のブラックコーヒーです。カフェイン量を減らしながら、コクのある苦味が感じられるシティロースト焙煎により、ほろ苦く深いコクがある味わいに仕上がっています。

 

コロナ禍でライフスタイルが変化し、夕方以降のコーヒーの飲用が増加傾向にあります。また、PETボトルコーヒーは容量が多いことによる満足感がある一方、カフェインの摂取量が増えることは不満という声もあります。

 

アサヒ飲料は今回、“微カフェイン”という新提案を通じて、体への負担などを考慮し、カフェイン摂取の量やタイミングを調整する「カフェイン・マネジメント」を日常生活に取り入れる方に向けて、新たな選択肢を提供するとのこと。

 

・メーカー:アサヒ飲料
・商品名:ワンダ SLOW TIME COFFEE
・希望小売価格:173円(税込)
・販売場所:Amazon.co.jp  https://www.amazon.co.jp/dp/B0CH2D74WS

※AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

オリジナル保温ラベルを新たに採用した『アサヒ おいしい水 天然水 白湯』

アサヒ飲料は『アサヒ おいしい水 天然水 白湯』を9月19日から通年で発売。今回のリニューアルでは、中味が冷めにくい不織布素材の保温ラベルを採用することで、温かさが長持ちします※。

※商品を55℃まで加温し、気温10℃の環境で温度変化を測定。現行品と比較して温かさ(液温40℃以上)が約1.3分長く持続し、最大で1.0℃の液温差を確認。

男性飲用経験者も増加

中味は『アサヒ おいしい水 天然水』と同じ、ミネラルを含む地層を通った天然水(ナチュラルミネラルウォーター)を使用。

 

白湯の飲用経験率は年々増加しており、女性だけではなく、男性の飲用経験率も増えています。『アサヒ おいしい水 天然水 白湯』も、購入者の約4割が男性となっています。

 

・メーカー:アサヒ飲料
・商品名:アサヒ おいしい水 天然水 白湯
・希望小売価格:105円(税別)

不織布使用で温かさ長持ち! オリジナル保温ラベルでリニューアル「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」通年販売開始

アサヒ飲料は、「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」を、通年で販売開始しました。価格は105円(税別)。

 

同社の調査によると、ホットの飲料には「温かさの持続」が求められていることが判明。今回のリニューアルでは、中味が冷めにくい不織布素材の保温ラベルを採用することで、温かさが長持ちしました。商品を55℃まで加温し、気温10℃の環境で温度変化を測定したところ、現行品と比較して温かさ(液温40℃以上)が約1.3分長く持続し、最大で1.0℃の液温差が確認されています。

 

中味は「アサヒ おいしい水 天然水」と同じ、ミネラルを含む地層を通った天然水(ナチュラルミネラルウォーター)を使用しています。

 

また、同社によると白湯の飲用経験率は年々増加しており、女性だけではなく男性の飲用経験率も増え、同商品は購入者の約4割が男性とのことです。2022年11月に発売し、購入者からは「ずっと発売して欲しいと思っていた」「ノンカフェインで助かる」「シンプルにおいしい」「夏場でも販売して欲しい」などの様々な声が寄せられているそうです。

すっきりほろ苦い味わい! 大人のためのバヤリース「バヤリース 大人のピールレモン」

アサヒ飲料は、「バヤリース 大人のピールレモン」を、8月15日から期間限定で発売します。価格は160円(税別)。

 

同商品は、レモン果汁とレモンオイル香料を使用し、レモンの果皮の香りが感じられる、すっきりとしたほろ苦い味わいが特徴。1日分のビタミンCやクエン酸も配合しています。

 

パッケージデザインは正面にレモンの果皮のイラストをあしらい、商品名を中央に配置した、シンプルで落ち着いたデザインです。

ラベルなしでも勝算あり? 「アサヒ十六茶シンプルecoラベル」が店頭で目立つには

アサヒ飲料は、発売30周年を迎えた「アサヒ 十六茶」から、「アサヒ 十六茶 シンプル ecoラベル PET660ml」を発売することを発表した。CO2削減を目的にラベルをタックシール化した本商品は、通常ラベルの商品に比べてCO2排出量を約46%削減するという。7月18日から全国セブン-イレブン(※)限定で発売される。

※店舗によっては取扱がない場合あり

 

ラベルレス商品市場は5年で約15倍に拡大

↑「アサヒ 十六茶」シリーズのボトルデザイン

 

アサヒ飲料では、CO2排出量削減への取り組みとして、2018年から業界に先駆けて、ラベルレス商品の発売を開始。「十六茶」「『カルピス』由来の乳酸菌化学シリーズ」「ウィルキンソン タンサン」「おいしい水」と、4カテゴリー20商品にまで拡大してきた。

 

その結果、2020年には市場が定着。2022年には、ラベルレス商品の年間販売数量が前年比149%の690万箱を達成した。2023年は800万箱を目指しており、1月~6月の販売数量は前期比124%の397万箱に達している。同社によると、環境意識の増加によりラベルレス商品の出荷は右肩上がりで、競合他社の参入も相まって市場は5年で約15倍にも拡大しているという。

 

環境への取り組みとして、同社はこれまでに一部商品のタックシールを外した “完全ラベルレス化” を実現。これは、法律で定められた原材料名などの必要表記を外装箱に記載することで販売可能となったものだ。ただし、ケース単位での販売に限定されてしまい、ユーザーは外出先のコンビニなどで気軽に購入することが出来ないという課題があった。

 

この課題解消のために、同社が2021年4月に発売したのが、必要表示を小さなシールに集約してペットボトルの胴部に貼った「おいしい水」ブランドの「シンプル eco ラベル」。単品販売可能なラベルレス商品として、ユーザーからは「シンプルでスタイリッシュ」「シュリンクフィルムより高級感がある」など好評を得ている。

↑単品販売に先駆けて、2018年には「Amazon.co.jp」専用商品として、「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」(PET600ml/PET1.9L)を発売した

 

同社のマーケティング部 マーケティング二部 お茶・水グループの鈴木慈主任は「シンプル eco ラベルの『おいしい水』は、エコなだけでなくスタイリッシュな見た目が高評価で、2023年も前年比200%超を達成しています」と語った。

↑アサヒ飲料 マーケティング部 マーケティング二部 お茶・水グループ 鈴木慈主任

 

30周年の「十六茶」でさらなる認知拡大を狙う

このラベルレス商品の拡大を図るために、2023年に発売30周年を迎える「アサヒ 十六茶」でも同仕様のシンプルecoラベルを採用。「アサヒ 十六茶 シンプル eco ラベル PET 600ml」として、7月18日から全国セブン-イレブン限定で発売開始となった。同商品は、従来のラベル商品と比べて1本あたりのCO2排出量を約46%削減し、年間では約14tもの削減が見込まれている。

↑通常品「アサヒ 十六茶」(左)、同「シンプル eco ラベル」(右)

 

そのうえで、エコ性以外の価値としてデザイン性の向上にも軸足を置いて開発を進めてきたという。売り場での視認性や美粧性については多くの課題があったが、さまざまな検討を重ねた結果、「十六茶」のトーン&マナーが「白」であったことを踏まえて、総合的に判断をしたそう。同社のマーケティング部 マーケティング二部 お茶・水グループの星野浩孝グループリーダーは「シンプルecoラベルは、特にZ世代から多くの支持を得ています」と、評価について述べた。

 

「通常品を売った方がメーカーとしては楽なのでは? という声もあります。しかし、『十六茶』は発売当初から “人にも環境にもやさしい” ブランドへ進化を続けてきました。また、環境への取り組みは社会の要請でもあると思いますので、セブン-イレブンさんでラベルレス商品が購入できることを、しっかりと情報発信していきたいです」(星野グループリーダー)

↑アサヒ飲料 マーケティング部 マーケティング二部 お茶・水グループ 星野浩孝グループリーダー

 

今後の商品展開については、売り場での “目立ち度” に大きな課題があるとし、コンビニ店頭においてはプライスカードで商品名、容量、価格が必ず添付されることを利用して、ラベルレスのデメリットをカバーしていきたい、とした。

約50年前の「三ツ矢サイダー」を限定復刻! “昭和の味わい”を現代風に再現した「三ツ矢サイダークラシック1970」

アサヒ飲料は、「三ツ矢サイダークラシック1970」PET500mlを、7月25日から期間限定発売します。

 

同商品は、1970年代に発売していた「三ツ矢サイダー」の商品設計をベースに、当時の味わいを現代風に再現した炭酸飲料。

 

中味は、“磨かれた水”や“果実などから集めた香り”、“非加熱製法”という、三ツ矢サイダーの特徴はそのままに、優しい砂糖の甘みとライムの香りがしっかりと感じられるまろやかな味わいが楽しめます。

 

パッケージは、当時発売していた瓶容器の王冠と「三ツ矢」のロゴを正面上部に大きく配し、下部には「1970」と記すことで1970年代の商品の限定復刻品であることを表現しています。

大人気の味が再来! アサヒ ウィルキンソン「ピーチフレーバー」が期間限定で登場

アサヒ飲料は、「ウィルキンソン タンサン クラッシュピーチ」を7月4日から期間限定で発売します。

 

ウィルキンソン タンサン クラッシュピーチは夏に最盛期を迎える桃の風味が楽しめる無糖炭酸飲料です。収穫した果実を凍結後に粉砕し、熱を加えずに抽出した凍結粉砕果実エキスを使用することで、果実本来のおいしさや風味を楽しめるといいます。

 

パッケージには、正面に大きく桃の果実を配置し、「凍結粉砕果実エキス」という文言を入れることで、風味豊かな桃のフレッシュ感を表現しているそうです。

 

ウィルキンソンから発売されるピーチフレーバーは、2020年7月に期間限定で販売されたのが最初で、「ピーチの香りがいい!」「近くのお店で売り切れていた」などの声もあり、翌年には再度販売されたほど大好評でした。そのピーチフレーバーが果実の味わいを楽しめる「クラッシュ」シリーズになって帰ってきたとなれば、また夏の人気者になりそうです。気になる人は早めにチェックしてみてください!

 

容量:PET500ml
希望小売価格(税込):119円
発売地域:全国

2022年春夏「オフ系炭酸飲料」11種を査定! ビールもノンアルも、ヘルシーでリフレッシュできるのはどれだ?

健康志向から、オフ系飲料や食品の人気が高まっています。なかでも好調なのが、“無糖の強炭酸飲料”。飲み応えがあるのにカロリーゼロの“強炭酸水”は、2022年も新商品が登場し、カロリーオフ系のアルコールやノンアル系、ジュース類の市場も賑わいを見せています。

 

そこで、「オフ系炭酸飲料」の最前線ラインナップを、フードアナリストの中山秀明さんに教えていただくとともに、それぞれにマッチするペアリングフードや飲みたいシーンなどをチェックしていただきました。

 

健康志向とおうち晩酌がオフ系炭酸飲料ニーズを後押し

ひと昔前は、「コカ・コーラライト」のような、カロリーオフ系の炭酸飲料がよく見られましたが、最近はカロリーオフよりも、「カロリーゼロ」がトレンドだと中山さんは言います。

 

「炭酸水のラインナップは、かつてない盛り上がりを見せています。なかでも人気は、強炭酸系。2021年にコカ・コーラがリニューアル発売した『アイシースパーク(ICY SPARK)』、サントリーの触り心地に訴えるバキバキボトルの『THE STRONG 天然水スパークリング』など、強炭酸でスカッと爽快、ストレス発散系の炭酸水が注目ですね」(フードアナリスト・中山秀明さん、以下同)

 

この背景には、運動不足や食べ過ぎ・飲み過ぎによる“コロナ太り”解消ニーズがあるそう。

 

「水よりも満足感があり、カロリーゼロの炭酸水は、コロナ太り対策、健康志向ブームによるニーズの高まりに加え、ハイボールやジン、焼酎やラムのソーダ割りなどでも出番が増えています」

 

飲めるけれど、今日は飲まない!
“スマドリ”や“ソバーキュリアス”が心地いい

「スロードリンク」や「ドリンク・スマート」、「スマートドリンキング(スマドリ)宣言」など、メーカー各社が発表している宣言は、お酒を飲みたい日、飲みたくても飲めない日、お酒を控えたい日など、気分や状況に合わせてアルコールと向き合おうというもの。

 

「アルコールで健康を害する暮らしからの脱却という意味では、欧米の1980年〜1990年代半ば頃に生まれたミレニアル世代からトレンドが生まれた『ソバーキュリアス』もありますね。これは、『sober(しらふ)』と『curious(好奇心)』を組み合わせた造語で、お酒をあえて飲まない日を楽しむというライフスタイルです。

これらの考え方は、健康志向の観点だけではなく、自分の心地よさを選択しようという時代ニーズの表れ。酔わないメリットを楽しみたいと考える人々が、カロリーオフや低アルコール、ノンアル飲料を好んで選ぶようになっていますね」

 

メーカー各社が力を注ぐオフ系炭酸飲料。2022年も新商品が続々と登場しています。今回は、ビール類、ノンアルビール類、炭酸ドリンク類のオフ系炭酸飲料の中から、中山さんのおすすめのラインナップをピックアップ。

 

“飲む日”に選びたい!
糖質オフ系ビール 3

気温が上がってくるにつれて、冷えたビールの出番が増えます。「ビール好きは仕事終わりにプシュッと1杯、飲みたくなるものです。でも、やはり気になるのがカロリーとビール腹。体重や体型への影響を考えると、カロリーオフや糖質ゼロを選びたいけれど、ビールらしい飲みごたえは諦めたくないのが本音でしょう」

 

本格ビール初の糖質ゼロ! 平日の疲れを癒す本格味

キリンビール「キリン一番搾り 糖質ゼロ」参考価格220円(税込)。国内初の缶の糖質ゼロビール。麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁を使う製法で、雑味のない澄んだ麦のうまみがあります。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★★☆
・エネルギー:23kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・アルコール:4%
・ペアリングしたいフード:焼き鳥、うなぎ、粉もの
・飲みたいシーン:晩酌

「2020年10月に登場したとき、ビールでも糖質0が実現したかと驚きましたね。通常の『キリン一番搾り』と比べて、アルコール度は−1%、カロリーは100ml当たり17kcalオフ。味の濃さや飲み応えは通常タイプに軍配が上がりますが、ビールを飲んでいる満足感は充分に得られます。泡立ちは良好でホップと麦のアロマが心地よく、ブルー缶で通常のホワイト缶との差別化も明瞭です」

 

糖質ゼロとは思えない本格ビール! コクのある飲みごたえ

サントリー「パーフェクトサントリービール」参考価格213円(税込)。原材料は麦芽、ホップ、糖類のみの本格ビール。上質で深いコクを持つダイヤモンド麦芽とアロマホップ100%で色も味も濃いめ。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★☆☆
・エネルギー:32kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・アルコール:5.5%
・ペアリングしたいフード:ピザ、ハンバーガー
・飲みたいシーン:週末のごちそう

「2022年1月に発売された新商品。ビールらしさにこだわり、アルコール度数は王道の5.5%をキープ。『ザ・プレミアム・モルツ』で培ってきた醸造技術やノウハウを集結していて、旨味やコクが強く飲み応えがあります。飲食店での展開にも力を入れていくようなので、糖質を控えたいビール党にはありがたい存在ですね」

 

糖質ゼロ発泡酒のパイオニア! マイルドな味わいにキレも良し

アサヒビール「アサヒ スタイルフリー<生>」参考価格168円(税込)。2007年に初の糖質ゼロ発泡酒として誕生。2022年のクオリティアップでは、大麦の使用比率を上げ、麦芽エキスを新たに採用することで、ビールらしい香りや味わいがアップ。

・フレーバーのリアルさ:★★★☆☆
・カロリーオフ度:★★★★☆
・エネルギー:24kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・アルコール:4%
・ペアリングしたいフード:揚げ物、焼き肉
・飲みたいシーン:アウトドア

「発泡酒のオフ系ラインナップはかなり豊富。特に、糖質ゼロのパイオニアである本商品は、改良を重ねつつも、発売当初から守り続けるこだわりもあり、芯のある味わいです。繊細なタッチとスムーズな飲み口でゴクゴクいけて、キレのよい爽快感が外飲みシーンにマッチ。キャンプやバーベキュー時に明るい時間帯からプシュッといきたいですね」

 

“休肝日”に選びたい!
糖質オフ系ノンアルビール 3

健康やダイエット、酔えない日や酔いたくない日の気分転換にぴったりなのが、ノンアルビールテイスト飲料。「ノンアルコール飲料が発売された当初は、運転をする人のためのお酒という目的を主に販売されていましたが、今は休肝日をつくりたい層のニーズも増えています。食事の脂肪や糖分の吸収を抑える』など、特定保険用食品(トクホ)や機能性表示食品のラインナップも人気です」

 

ノンアルビール潜在ユーザーを呼び起こす進化するビールらしさ

キリンビール「キリン グリーンズフリー」参考価格148円(税込)。麦の味を引き出す麦芽適温仕込みや低温ろ過など、日本初の製法で麦やホップの香りの良さを引き出し、ビールテイストを再現。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★★★
・エネルギー:7kcal(100ml当たり)
・糖質:1.6g
・ペアリングしたいフード:えだ豆、居酒屋めし
・飲みたいシーン:休日

「ノンアルビールはおいしくないというイメージから、ノンアルビールを仕方なく飲むという層でもリフレッシュできる味わいの商品づくりに力を注ぐのが、キリン。現在、4種のラインナップを出していますが、中でも、もっともビールらしい味わいがこちら。パッケージの改良、麦の香り、ポップの爽快感は初登場した2年前から常にバージョンアップしています」

 

飲んで “尿酸値を下げる”時代へ! 豊かなうまみとスッキリとした飲み口

サッポロビール「サッポロ うまみ搾り」実勢価格148円(税込)。世界初、尿酸値を下げる効果のある「アンセリン」を配合。豊かなうまみとスッキリとした飲み口が特徴。

・フレーバーのリアルさ:★★★☆☆
・カロリーオフ度:★★★★☆
・エネルギー:25kcal(350ml当たり)
・糖質:5.6g(350ml当たり)
・ペアリングしたいフード:メキシカン、アジアン、エスニック
・飲みたいシーン:罪悪感がないので昼間から

「尿酸値を下げる効果の期待できる『アンセリン』配合というのが、他のビールテイスト飲料とは異なる着眼点。りんごのようなフルーティさがあるゆえ、ハーバルな風味でヒーリング効果も期待できそうです。ビールのうま味を求める人におすすめですね。スパイシーな料理との相性がよく、平日の昼から罪悪感なく飲めます」

 

ドライなのどごしとクリーミーな泡。ビールが飲みたい日のノンアル

アサヒビール「アサヒドライゼロ」参考価格147円(税込)。2012年に発売し10周年。常に好調な売り上げを推移中。麦のロースト感やドライなのどごし、クリーミーな泡感にすっきりした味わいが好評。パッケージも味わいもシャープで潔く、カロリーはゼロ。

・フレーバーのリアルさ:★★★☆☆
・カロリーオフ度:★★★★★
・エネルギー:0kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・ペアリングしたいフード:揚げ物、中華
・飲みたいシーン:仕事を中断して夕食を食べるとき

「暑い日に缶をプシュッと開けてゴクゴク……と勢いよくビールを飲むようなイメージにぴったり。2022年2月のリニューアルから、より麦の香りやのどごし、キレがバージョンアップしています。香ばしい風味とシャープな味わい、スッキリした後味が、ビール好きの飲まない日を支えてくれます」

 

どうシュワッとしたいかでチョイスが変わる
糖質オフ系炭酸ドリンク 5

のどの渇きを潤し、スカッと爽快な気分にさせてくれる炭酸飲料。とにかく商品数が多いので、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。「お酒のおともには辛味の強いジンジャーエール、お風呂上がりはレモン風味の強炭酸水など、ある程度、候補を絞っておくと近しいラインナップから選びやすいかもしれませんね」

 

お酒を割るにもぴったり! 刺激強めの辛口ジンジャエール

アサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン #sober スパイシーレモンジンジャ」103円(税込)。「ウィルキンソン」ブランドの特徴である強炭酸に加え、爽やかなレモンの香りとスパイシーな辛口ジンジャフレーバーで際立つ刺激が味わえます。

・フレーバーのリアルさ:★★★★★
・カロリーオフ度:★★★★★
・エネルギー:0kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・ペアリングしたいフード:餃子、カレー
・飲みたいシーン:ジンやラムの割り材、鼻づまりが気になる時

「ジンジャエールの辛さがしっかりと味わえて、甘さ抜きで楽しむのもいいし、お酒やノンアルカクテルで割るのもおいしいフレーバーです。この新作は、ソバーキュリアス向けに開発したそうです。スパイシーな料理に合いますね。香りからして刺激的なので、個人的には花粉症や鼻炎時のモヤモヤをスッキリさせたいときにも飲みたくなります」

 

ホップの苦味でリフレッシュ! 気分転換になる無糖炭酸水

ポッカ・サッポロ「富良野ホップ 炭酸水」130円(税込)。北海道上富良野産のホップのエキスを使用した、ほろにが感が体をシャキッとしてくれます。摘みたてホップの香りがさわやかなすっきりテイスト。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★★★
・エネルギー:0kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・ペアリングしたいフード:ジンギスカン、ザンギ、ソーセージ
・飲みたいシーン:アウトドア、登山の山頂で

「レモンとは違うさわやかさと柑橘ではないほのかな苦味がスッキリした飲み心地です。キャンプやBBQなどのシーンで、北海道富良野産のホップの風味を楽しみながら、ジンギスカンやザンギに合わせて飲みたくなりますね。登山の山頂で乾いた喉をうるおしたいときもおすすめです」

 

フルーティな炭酸気分に! 桃の甘みが甘酢料理ともマッチ

サントリー「天然水スパークリングCRAFT しゅわしゅわ白桃」134円(税込)。白桃果汁と白桃ピューレエキスを使用し、桃感たっぷり。

・フレーバーのリアルさ:★★★★★
・カロリーオフ度:★★★★☆
・エネルギー:9kcal(100ml当たり)
・炭水化物:2.3g
・ペアリングしたいフード:酢豚などの甘酢中華
・飲みたいシーン:お風呂上がり

「2022年3月に発売した新商品。桃の甘い香りがフルーティで、ライトな炭酸ジュース感が味わえて9kalはうれしい。炭酸は強すぎず、心地よいしゅわしゅわ感です。コッテリした中華料理を食べるとき、お風呂上がりや汗をかいた後のリフレッシュにも」

 

正統派炭酸水 “キリンレモン”らしい王道テイスト

キリンビバレッジ「キリンレモン 無糖」108円(税込)。口に含むとふわっと瀬戸内レモンエキスがスッキリ香る。余計なものは入れない純水の強炭酸で、甘くないけれど昔から変わらないキリンレモン味。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★★★
・エネルギー:0kcal(100ml当たり)
・糖質:0g
・ペアリングしたいフード:揚げ物、スナック菓子
・飲みたいシーン:スポーツ後のリフレッシュ

「無糖炭酸水のレモン味なんですが、ピュアでストレートな味わいはやっぱりキリンレモンです。青春感のある学生が好みそうなメニューと合わせたくなります。ポテチやフライドポテト、から揚げ、エビフライ、アジフライなど……、レモンをかけたい揚げ物とのペアリングは外れがありません」

 

シャンパン気分を味わいたい日にも! ローカロリーの微炭酸飲料

大塚食品「マッチマスカット 500mlペットボトル」160円(税込)。ぶどうの女王と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリア果汁使用。すっきりとしたマスカット風味と微炭酸のさわやかな飲み心地で19kcal。1本で1日分のビタミン(V.C、ナイアシン、V.B6 栄養素等表示基準値に基づく)とミネラル(ナトリウム)もとれる。熱中症対策にもおすすめ。

・フレーバーのリアルさ:★★★★☆
・カロリーオフ度:★★★☆☆
・エネルギー:19kcal(100ml当たり)
・炭水化物:4.8g(100ml当たり)
・ペアリングしたいフード:白いチーズ、塩系スナック
・飲みたいシーン:仕事後のリフレッシュしたいとき

「若者に好まれそうな味わいですが、甘めの炭酸ジュース好きな大人にもおすすめ。19kalなので罪悪感なく飲めます。微炭酸ですがすっきりとしたマスカット風味ということで、シャンパングラスに注げば、スパークリングワイン風にも楽しめる。誕生日や記念日のノンアルドリンクとしても活躍するテイストです」

 

飲み会自粛やコロナ太り、健康志向から売り上げを伸ばしているオフ系炭酸飲料。アルコールゼロでも、カロリーゼロでも楽しめる飲料がたくさんあります。気分やシーンにぴったりハマるものを、積極的に選んでいきたいですね。

 

【プロフィール】

フードアナリスト / 中山秀明

フードアナリスト・ライター。なかでもビールに関する執筆が多く、大手メーカー、マイクロブリュワリー、ブリューパブ、クラフトビアレストランなど、小売り、外食問わず全国各地へ取材に赴いている。

「あえて酒を飲まない」ソバーキュリアスが若者の間で定着する!? アサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン #sober スパイシーレモンジンジャ」3月15日発売

アサヒ飲料は、「ウィルキンソン タンサン #sober スパイシーレモンジンジャ」PET450mlを、3月15日に発売します。税別価格は95円。

 

「#sober」シリーズは、様々なシーンにぴったりでソバーキュリアススタイルに最適な炭酸水を若年層に提案していく新シリーズ。ターゲットは、清涼飲料水市場全体で50%存在する炭酸水を普段飲まないユーザーで、「ウィルキンソン」ブランドのなかでユーザーの拡大が見込める20~30代です。

 

同社は20~30代にインタビュー調査を実施し、仕事や家事の合間のリフレッシュ時、仲間と楽しむアウトドア時や夜のゆったりした時間など、有糖炭酸や酒から炭酸水に代替できるシーンを特定。あえて酒を飲まないことを選択する健康的なライフスタイルでもある、ソバーキュリアスの志向に高い需要性があることがわかりました。

 

第1弾となる同商品は、ブランドの特徴である強炭酸に加え、爽やかなレモンの香りとスパイシーな辛口ジンジャーフレーバーで、際立つ刺激が味わえます。パッケージは若年層向けのスタイリッシュなデザインで、裏面には特設サイトに遷移できる二次元コードが記載されています。特設サイトでは、海外で浸透しているライフスタイル「#sober」「ソバーキュリアス」を、ウィルキンソンブランドから日本に浸透させる新文化創造に取り組んでいます。