朝のルーティンに新たな刺激! 米で大注目の「サラトガウォーター」とは?

いま米国で流行っている「朝のルーティン」。準備するものは、バナナとサラトガウォーターです。

↑一日の始まりはサラトガウォーターで。

 

この「朝のルーティン」が生まれる発端となったのは、フィットネスインフルエンサーであるアシュトン・ホール。元アメリカンフットボール選手のアシュトンさんはコンテンツクリエイターに転身し、見事に作り上げたボディを生かして、コンテンツを日々投稿しています。

 

そんなアシュトンさんが、「人生を変えた」という朝のルーティンを披露。午前3時50分、まずは歯磨きからスタート。そして口をゆすいで、ひげを整え、6時過ぎに自宅を出でジムに向かうまでの間も、お決まりのことをこなしていきます。

 

そこで登場するのが、バナナとサラトガウォーター。バナナは朝のワークアウト後に食べているようで、バナナを食べたら、バナナの皮を顔にこすりつけてマッサージ。さらに、ニューヨーク州のサラトガという郡でくみ上げられる天然の炭酸水であるサラトガウォーターは口をゆすぐ際も、瞑想するときも、トレーニング中も、常にお気に入りでそばに置いているようです。

 

インスタグラムには1100万人、TikTokには560万人ものフォロワーを持つアシュトンさんの影響力は絶大。この朝のルーティンを紹介した動画は、2月8日(日本時間)の投稿から約2か月で7億回を超えるほど再生されています。そして「朝のルーティンには、バナナとサラトガウォーター」というのが、ちょっとしたトレンドになっているのです。

 

効果はさておき、影響力の大きな人物が毎朝取り入れているという習慣が、バナナと水というわかりやすく身近なアイテムだったことも、流行になっている理由の一つかもしれません。かつては運送業の仕事をしていた経験もありながら、現在はインフルエンサーとして成功を収めているアシュトンさんにならって、自分なりの朝のルーティンを作ってみてはどうでしょう?

 

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【主な参考記事】

USA Today. A fitness influencer’s elaborate ‘morning routine’ goes viral. And so does Saratoga Water. March 26 2025

 

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都会派が絶賛! 米が電動シューズ「ムーンウォーカーズ」の真の価値に気付き始めた

混雑する通勤電車より身軽に利用できる移動手段が、自転車や電動スクーターです。しかし、米ニューヨークには「それよりもっといい」と言われる方法があるそう。それが、電動シューズの「ムーンウォーカーズ」です。

↑米で大注目のムーンウォーカーズ(画像提供/シフト・ロボティクス)

 

ムーンウォーカーズは米国のシフト・ロボティクスが開発。サンダルのように、靴の上からベルトで固定して装着するだけの電動シューズです。裏面には八つの小型のタイヤが付いていて、普段の歩行と同じように脚を踏み出すだけで、ローラースケートやスピードスケートのように、スーッと気持ちよく前に進めるのです。

 

一般的な人の歩くスピードは時速4.8kmとされていますが、ムーンウォーカーズを装着すると、最大で時速11.3kmまで上がり、歩行時間をおよそ50%短縮してくれるというのです。つまり、オフィスまで徒歩で20分かかるところ、ムーンウォーカーズならおよそ10分で到着することが可能。

 

ニューヨークに住む26歳のサムさんは、ムーンウォーカーズを愛用する一人です。ムーンウォーカーズの価格はおよそ1200ドル(約18万円※)。ニューヨークの街にある自転車シェアリングサービスの年間パスは約220ドル(約3万円強)といいますから、それと比べても決してお得な金額とは言えないでしょう。

※1ドル=約147円で換算(2025年4月3日現在)

 

それでもサムさんがムーンウォーカーズを気に入っている理由は、靴と同じくらいのコンパクトなサイズだから。ニューヨークの狭いアパートには、自転車やスクーターを置く場所はないそうです。その点、ムーンウォーカーズは自宅のクローゼットにそのまま置けるので、サムさんは気に入ったようです。

 

自転車や電動キックボードなどのシェアリングサービスは便利な一方で、利用したいときに空きがなかったり、シェアリングステーションでのロック解除がうまく行かなかったり、小さなトラブルに見舞われることがあるもの。でも、ムーンウォーカーズなら履いて外出して、出先で不要なときはバッグに入れて持ち運びできるため、そんな心配も不要です。

 

そんな利便性と価格を考えたときに、サムさんは「自分にはムーンウォーカーズのコスパが最高!」と思ったのでしょう。サムさんは、ニューヨークの街をムーンウォーカーズを付けて歩いていると「人々の視線を感じる」と認めながらも、「楽しい移動手段だと思う」と話しています。

 

自転車や電動キックボードよりも、もっと自分に合う移動方法はないかと思っている方は、ムーンウォーカーズに目をつけてみるといいかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. New Yorkers are paying $1,200 for a better, faster commute — and The Post put the pricey new hack to the test. March 28 2025

Shift. Moonwalkers

 

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米国に行ったら道路に要注意! ライダーが大けがをして市を提訴した理由は…

道路をバイクで走ったら、20万ドル(約3000万円※)もの大金を手にした米国人男性がいます。なぜ、そんなことが起きたのでしょうか……?

※1ドル=約150円で換算(2025年3月28日現在)

↑舗装工事をしてくれとあれほど頼んでいたのに…

 

オハイオ州パーマ市の道路を走ったのは、ジェフェリー・ポーターさん。しかしその道は穴だらけで、それによってバイクが転倒。脚を複数個所骨折し、右膝の半月板の断裂などの重傷を負ったのです。

 

この道路では数年以上前から舗装工事の必要性が求められていました。しかし、同市は下水工事が必要だったことから、道路の舗装工事を遅らせていたのです。先に道路の舗装を行い、その後に下水工事で再び道路を掘り起こすのは無意味であるため、市は穴だらけの道路を放置していたわけです。

 

ジェフェリーさんはこの穴によって大けがをしたことから、市を相手に訴えたところ、最終的に20万ドルの和解金が支払われることとなったのです。20万ドルのうち、市は5万ドルを、残りの15万ドルは保険会社が負担するとのこと。

 

海外では、道路に大きな穴が開いていたりきれいに舗装されていなかったりするのは、珍しいことではありません。今回のケースは、日本ではあり得ないような海外あるあるの出来事の一つと言えるかもしれないですね。

 

【主な参考記事】

The Sun. PAY BACK Driver scores $200,000 payment over ‘bumpy roads’ – he was forced to take action as officials refused to fix oversight. March 26 2025

 

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「100円ショップ」の値上げはどの程度許せる? 米国版100均の試みは…

原材料が高騰しても100円を維持している、日本の100円ショップ。では、米国の100均はどうなっているのでしょうか?

↑アップセルに取り組む米ダラーツリーだが…

 

米国の100均として知られるのが「ダラーツリー」。もともと「Only $1.00」の店名で事業をスタートし、その名の通り「全品たったの1ドル」を売りにして、商品の販売を始めました。

 

しかし、2021年には1.25ドルに価格をアップ。さらに、3ドルと5ドルの商品を取り扱う「ダラーツリープラスセクション」を導入してきました。そしてここ最近は「1.50ドルや1.75ドルの商品もある」という声が店を訪れた顧客から上がり、「値上げしている!」「もううんざり」という反発が生まれているようなのです。

 

これを受けてダラーツリーのCEOは、2025年の拡大計画と価格戦略について説明。同社には3つのビジネスモデルがあると言います。「ダラーツリー1.0モデル」は95%の商品を1.25ドルで販売。一方「ダラーツリー2.0モデル」と「ダラーツリー3.0モデル」では最高額で7ドルの商品もあり、全体的に価格が高めの商品を揃えているそうです。

 

さらに、同社は2024年に2900店舗だった「ダラーツリー3.0モデル」を、2025年末までに5200店舗まで拡大する計画。同CEOは「価値の提供を約束する」と述べており、大半の商品を1.25ドルで販売する「ダラーツリー1.0モデル」を維持しながら、全体的に高めの価格帯である「ダラーツリー3.0モデル」の店舗数を増やしていくようなのです。

 

物価は上がっていくものなのに、店が商品価格を変えずに販売し続けるのは至難の業でしょう。日本の100円ショップの販売価格も今後どうなっていくのか? 気になるところです。

 

【主な参考記事】

The Sun. PRICE PROMISE Dollar Tree CEO hits back after customers spot prices hike to $1.75 in store as he promises to provide ‘value’ in 2025. March 27 2025

 

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在庫管理が楽になる!? 米スーパーが専用ロボットを導入

ロボット掃除機に配膳ロボット……。身近なところでもよく目にするこれらのロボットに加えて、スーパーではリアルタイムで在庫チェックを行う自動ロボットが導入されることになりそうです。

↑在庫管理はお任せください。

 

米国で2700以上の店舗を展開する大手スーパー「クローガー」。そのうち、オハイオ州の35店舗でいま試験導入されているのが、在庫確認ロボットです。

 

店内の商品棚と同じくらいの高さの細長いスマートなロボットが店内を巡り、ゆっくり移動しながら商品棚に青いセンサーの光をあてていきます。どうやら、これだけで商品棚に、どの商品が、いくつ並んでいるのかをカウントしているよう。それらが即座にデータ化され、あっという間にリアルタイムで在庫確認ができるシステムみたいです。

↑クローガーのバーニー。(画像提供/USA Today)

 

クローガーはこのロボットについて詳細を発表していませんが、ロボットの導入で、商品が不足したり売り切れになっていたりする棚を即座に把握して、在庫補充を行うことができるとのこと。日本も米国も人員不足が問題となるなか、限られたスタッフで効率的に働き、顧客満足度を上げるには、こんなロボットの存在が欠かせなくなるかもしれません。

 

クローガーの創業者であるバーナードさんにちなんで、「バーニー」と名付けられたこのロボットには、名札とともに「人の写真を撮ったり、顧客の個人情報を記録することはない」とメモが貼られているそうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. Kroger’s new test robot, ‘Barney’, checks prices, shelves for missing items. March 13 2025

 

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ぶっちぎりの機内Wi-Fi速度! 米航空会社がスターリンクに乗り換えるわけ

フライト中のネット接続が50倍も速くなる。そんなうれしいニュースが飛び込んできました。発表したのは、米ユナイテッド航空です。

↑空の通信環境がもっとよくなる。

 

50倍もの速度向上を実現できる理由は、同航空がスターリンクのWi-Fiを採用したから。スターリンクは、米の民間企業であるスペースXが運用する低軌道衛星を介した高速インターネットサービスを提供しています。

 

これまでの航空会社の機内Wi-Fiは、地上にある基地局との通信でインターネットに接続する方式か、衛星通信を利用した方式のどちらかです。地上基地局との通信の場合は海上を飛行中は接続が難しい一方、衛星通信の場合は通信距離が長く、飛行ルートや気象状況よって接続が不安定になることもあるといったデメリットがありました。

 

しかし、スターリンクは低軌道衛星を利用した通信のため通信距離が短く、インターネットにサクサク接続することができるのです。

 

ユナイテッド航空の発表では、フライト中の最大速度は250Mbps。英国でのブロードバンドの平均速度は69.4Mbps、米国では242.38Mbpsという数字も報告されていることから、地上でのネット接続と遜色ないか、場合によってはそれ以上に快適な接続が実現できるかもしれません。

 

ユナイテッド航空によれば、現状のネット接続設備を取り外して、スターリンクの物を機体に装備するのに約8時間かかり、4日間の運航停止が必要とのこと。しかし、同社はすでに1機への搭載を終わらせており、2025年末まで毎月40機以上のアップデートを進めていきたい意向です。

 

【主な参考記事】

The Sun. SKY NET! Major airline adds Elon Musk’s speedy Starlink Wi-Fi that’s FIFTY times faster than normal and beats most home internet. March 7 2025

 

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近未来のフライトは没入感が違う! 米の航空会社が導入する新機体とは?

前面からサイドまで大型スクリーンが設置される。近未来のフライトでは、そんな座席に座れるかもしれません。米デルタ航空が導入する革新的な新しい機体について紹介しましょう。

↑これで映画に浸りたい(画像提供/JetZero)

 

デルタ航空が発表したのは、カリフォルニアを拠点とするスタートアップのジェットゼロ(JetZero)との提携。同社の代名詞とも言えるのが、ブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)と呼ばれる、翼部分と胴体を一体に設計した機体。米軍やNASAなどと協力して、軍用機などにも採用されている形です。

 

ジェットゼロがこのBWBで目指しているのが、燃料消費量や二酸化炭素排出量を従来の飛行機から大幅に削減し、2050年までに航空業界にネットゼロをもたらすこと。航空業界全体が目標として掲げる、2050年までのネットゼロ達成に向けた取り組みの一環として、デルタ航空はジェットゼロと提携して、この新しい形の商業機を展開していこうと考えているのです。

↑近未来的なブレンデッド・ウィング・ボディ(画像提供/JetZero)

 

ジェットゼロの革新的な設計は、見た目だけではありません。定員乗客数は250人以上でありながら、各席ごとに頭上に専用の物置スペースがあるほか、客席の列数を減らすなど、フライト体験を向上させる工夫が取り入れられるとのこと。

 

ジェットゼロが発表した客席のイメージ図では、大型スクリーンが前方からサイドを覆うように設置されています。もしこれが実現したら、臨場感あふれる環境で映画や音楽に没頭できて、シネマに行く感覚で飛行機に搭乗できるかもしれません。

 

ジェットゼロは2030年までに商用サービスを開始することを目指しています。デルタ航空は今回のパートナーシップでジェットゼロの実物大デモンストレーターの製造を支援し、2027年までに初飛行を実現したいと発表しています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Delta Air Lines shares first look at the future of air travel with new plane design. March 6 2025

PR Newswire. JetZero, Delta partner to design the future of air travel by advancing first-of-its-kind, 50% more fuel-efficient aircraft for domestic and international routes. March 5 2025

 

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ポケモンのような「幻のチートス」、米で高額落札!

海外のポケモン人気は今でも圧倒的。そんな事実をしらしめたのが、『ポケットモンスター』に登場するキャラクターに形が似ているスナック菓子が、8万7840ドル(約1300万円※)で落札されたニュースです。

※1ドル=約148円で換算(2025年3月7日現在)

↑約1300万円でゲットされたチートザード(画像提供/Goldin/Instagram)

 

このスナック菓子の正体は、コーンスナックの『チートス』。1948年に米国で販売が開始され、現在は日本を含め世界30以上の国で展開されています。そんなチートスは従来、細長いスティック状ですが、ときには2本のスティックがくっ付いているなど、変形した物が紛れ込んでいます。

 

そして今回見つかったのが、おそらく偶然生まれたであろう、ポケモンに出てくるキャラクター『リザードン』のような形のチートス。リザードンが口から火を吹いているようなシルエットになっているんです。

 

そんな奇跡のチートスは透明なカードケースに入れられ、コレクションアイテムを自由にオークション形式で売り買いできる、米国のゴールディンというマーケットに出品され、8万7840ドルという高額で落札されたわけです。

 

ゴールディンによると、この「チートザード」のオークションは2月10日に250ドルからスタート。およそ20日間の間に60件の入札があり、最終的に3月2日に7万2000ドルで落札。この落札金額にオークションハウスから22%のバイヤーズプレミアムの手数料分が増額されたそうです。

 

ゴールディンのSNSで「7万6840ドルで落札!」と紹介された投稿には「クレイジーだ!」「一体どんながヤツが買ったんだ?」「すぐ食べようぜ」など、世界でも驚きの声が広がっているようです。

 

ちなみに、ゴールディンによれば、実はチートザードは今回初めて生まれた物ではないとのこと。このチートスは2018年から2022年の間に見つかり、別の場所でおよそ5年ほど保管されていたところ、誰かが見つけてSNSなどで話題になっていったようです。

 

現在eBayでは、ゴジラの形やNIKEのロゴマークみたいなチートスも数千ドル(数十万円)で販売されているそう。これからスナック菓子を食べるときは、そんなお宝が入っていないかどうか注意してもいいかもしれません。

 

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【主な参考記事】

Today. Viral Pokémon-shaped Cheeto nicknamed ‘Cheetozard’ sells at auction for nearly $88K. March 6 2025

 

ジャパンフリトレー チートス チーズ味 70g×12袋

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「お風呂でおしっこ」するのは子どもだけじゃない! 米で衝撃的なデータが判明

「お風呂でおしっこしちゃった」。小さい子どもによくありそうなこんなシーンを、実はたくさんの大人も日常的にしている……。ちょっぴりショッキングなデータが米国で発表されました。

↑驚きの入浴習慣が明らかに(画像提供/Dan Smedley/Unsplash)

 

Talker Researchが2000人の米国人を対象にした調査で、男性の30%、女性では20%が、日常的にシャワーのときに排尿していることがわかりました。頻度については、「毎日」と答えた人は12%、「週に数回」も12%です。

 

世代別に見てみると、ベビーブーマー世代は6%、ジェネレーションXは13%、ミレニアル世代は25%と、若い人ほどシャワーで排尿する率が上がっているのです。この結果を総合すると、1年間で平均して米国人の45%がシャワーで排尿していることになるとか。

 

あるファミリーセラピストは、「シャワー中に排尿することは、社会のルールに反することと考える人もいれば、単なる効率化と捉える人もいます。ただし、シャワーは私たちが自分と向き合える数少ない場の一つで、ちょっとおしっこするだけで開放感が得られるなら、他人との会話の話題にしないほうがいいけれど、やっていいでしょうね」と話しています。

 

しかし、同じ調査で、シャワーを掃除する頻度は平均で1年に9回しかないことも明らかになりました。また、パートナーや子どもと同じシャワールームを使う人も多くいます。

 

先ほどのセラピストは「人生は短く、おしっこを監視する時間はありません。賢く狙いを定めて、よく笑って。シャワーから出たときに最高に気分がよくなることが、一番のセルフケアであることを覚えておきましょう」と話しています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Percentage of people who pee in the shower leaked in new study. March 4 2025

「日本型カプセルホテル」がハワイに進出! 意外にウケる?

米国の物価高と円安のダブルパンチで、遠のいてしまったハワイ旅行。それでも、できるだけ旅費を抑えてハワイに行きたいと思う人に朗報となるかもしれないのが、まもなくハワイの一等地に完成するカプセルホテルです。

↑ハワイでウケるか?

 

ハワイ州観光局のデータによると、2025年1月のオアフ島のホテル代金は、1泊1室の平均で291.73ドル。日本円で4万3000円以上になります。日本からハワイに行くスタンダードな旅程は3泊5日か4泊6日ですから、ホテル代だけでも軽く10万円を超える計算です。

 

そこで救世主になるかもしれないのが、この春に誕生するカプセルホテル。日本でカプセル型ホテルを展開するファーストキャビンが手がけるもので、宿泊料金は1泊120ドル(約1万8000円※)からと、かなりお手ごろ感があります。

※1ドル=約150円で換算(2025年2月28日現在)

 

客室は、ファーストクラス(4室)、ビジネスクラス(9室)、プレミアムエコノミー(90室)の3タイプ。ファーストクラスは広さが4.3平方メートルの1段式で、ダブルベッドとナイトスタンド付き。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーはどちらも、広さが2.5平方メートルのシングルベッドのみ。プレミアムエコノミーは2段式ですが、ビジネスクラスは1段式で高さにゆとりがあります。

 

トイレとシャワーは共用で、それ以外に、サウナ、ランドリーも共用施設として設けられ、ロッカーや荷物の預かりサービスもあるとのこと。

 

日本ではおなじみのスタイルなので、日本人なら抵抗なく利用できそうです。でもこのニュースを知った海外の人からは、こんな反応が……。

 

「棺桶ホテルに1泊120ドルなんて高すぎる」

「ハワイが人間農場に参加した…なんて悲しい」

「お願いだから、ハワイを台無しにしないで」

「あぁぁぁぁぁぁ、地獄だ、いやだーーーー」

「ぞっとする」

 

などと、悲観する声が少なくないようです。

 

その一方では「これ大好き!」「独身で若いなら、これ最高!」「いいアイデアだね」という声もあり、日本のスタイルを知っている人には受け入れられるかもしれません。旅の予算と、ハワイに何を求めるかによって、このホテルの捉え方も変わってくるものでしょう。

 

肯定派と否定派を二分するような、ハワイのカプセルホテルの誕生。オープン後にどんな反響を得るのか注目ですね。

 

【主な参考記事】

USA Today. Your trip to Hawaii just got cheaper: See Waikiki’s upcoming capsule hotel. February 27 2025

Hawaii Tourism Authority. Island Highlights.

「プロのボディガードを呼べる」アプリが米で人気急上昇! 日本も必要?

1位のウーバー、2位のAirbnbに続いて、米国のApp Storeランキングで3位に急上昇した「プロテクター」というアプリ。米国社会を象徴する、日本では考えにくいものです。

↑アプリで呼べる

 

プロテクターは2024年末にリリースされ、わずか数か月足らずでApp Storeランキングの上位に食い込みました。このアプリは、ユーザーの必要に応じてボディガードを雇えるアプリで、現役軍人や元軍人、元警察官、元SWATメンバーなど、本格的なキャリアを持ったメンバーが要望に応じて派遣されるサービスです。わかりやすくいえば、オンデマンドのボディーガード派遣サービスであり、米国では「銃をもったウーバー」なんて表現されているのです。

 

App Storeのアプリ紹介サイトでは、いかにも屈強そうな男性が「ロサンゼルス警察で27年働いてきました」「米国空軍でのキャリアがあります」などと、自身の経歴を紹介。このようなプロのボディガードを、自分で頼みたい時間、頼みたい場所に応じて依頼できるというわけです。

 

ボディガードには、ネクタイを締めたスーツ姿、ジャケットを羽織ったカジュアルスタイル、普段着風などの選択肢の中から服装を指定することも可能。ドライバー付きのクルマを用意することもできるこのアプリは、シチュエーションに応じて適切に警護を依頼できそうです。

 

プロテクターは、まだニューヨークとロサンゼルスの2都市でしか利用できません。それに、ボディガードを要請するという状況は、それなりの立場にある人に限られるだろうし、料金だってかなりかかりそう……。それなのにアプリランキングの上位になったのは、2024年12月に米国の大手保険会社のCEOが銃で撃たれて死亡した事件の影響が大きいようです。企業のトップなどをはじめ、一般の人も「プロのボディガードを気軽に派遣できる」サービスに注目したというのは、不思議ではありません。

 

この米国発のアプリがそのまま日本で展開されることは、ちょっと考えにくいもの。それでも、「自分や家族が心配なときに」ガードしてくれる人を派遣できるニーズは、眠っているかもしれません。日本の社会に応じた同様のアプリが今後生まれるかどうか注目です。

 

【主な参考記事】

The Sun. PROTECTOR ‘Uber with guns’ app that allows you to hire an armed bodyguard on-demand storms the Apple chart after CEO assassination. February 19 2025

App Store. Protector – Book Armed Agents.

メスだけの水槽で何が起きた!? 不思議なサメの赤ちゃんが誕生

水族館でサメの赤ちゃんが誕生。ハッピーなニュースにも関わらず、関係者は困惑しています。なぜなら、そのサメがいた水槽にはメスのサメしかいなかったからです。

↑不思議な赤ちゃんが生まれた

 

米ルイジアナ州のシュリーブポート水族館で1月初旬、「ヨーコ」と名付けられたサメの赤ちゃんが生まれました。ヨーコを生んだとみられるメスのサメがいた水槽には、もう1匹のメスのサメがいただけ。おまけにこのメスの2匹とも、3年以上オスとの接触はなかったというのです。

 

水族館によると、オスと接触していないのに、メスのサメが赤ちゃんを産む理由として二つの可能性が考えられるとのこと。

 

一つは、無性生殖の可能性。これは、受精を伴わずに胚が成長すること。サメの交配や個体群生物学について研究している専門家によると、無性生殖が目撃されているサメがいるとのこと。「無性生殖がどのように始まるのか、何がきっかけとなるかは、まだ解明されていないが、メスが遺伝子を残すための‟最後の努力“であると考えられる」そうです。

 

もう一つの可能性は、オスとメスの交尾からかなり長い時間を経て受精が起こること。メスがオスの精子をどのくらいの期間保存できるかはほとんど知られていないものの、ある種のサメではメスが45か月間も精子を保存していたことが確認されたそうです。

 

シュリーブポート水族館では、ヨーコが十分に大きくなってから、遺伝子検査を行い、ヨーコが本当に何の子なのかを突き止める予定だそうです。

 

【主な参考記事】

Yahoo!. Baby shark mysteriously born in aquarium tank housing only females. February 3 2025

キャンピングカーが進化へ!「走る家」を米スタートアップが発表

キャンピングカーはリビングも寝室も狭い空間になるもの。そんな常識を覆す「走る家」を米国のスタートアップが開発しています。壁を拡張させて、リビング部分が2倍以上の横幅になるのです。

↑家族団らんスペースが出現

 

カリフォルニア州アーバインに拠点を置くスタートアップのACフューチャーが先日、世界最大級の家電の展示会CESで新しいタイプのキャンピングカーを披露しました。

 

公道を走るときは、小型ワゴン車程度の大きさのクルマなのですが、停車して「家」として利用するときは、車体中央部分の横幅が拡大するため、立派なリビングスペースが出現するのです。

 

拡大前の車内の広さは17.7平方メートル。これが、拡大すれば37.2平方メートルと、2倍以上の広さになるから驚きです。

 

車内にはフルサイズのキッチンとリビングルーム、トイレ、バスルーム、ベッドルームが備わり、運転席と助手席部分では同じ床材が使われていて段差もないため、空間に一体感が出て、ゆとりある広さを感じさせてくれるようです。

 

このクルマの名前は「AI-THd」。「AI Transformer Home, Drivable」の略であり、「ドライブもできる変形型ハウス」という意味が込められているのかもしれません。

 

クルマの天井にはソーラーパネルを取り付け、大気中から水をつくる装置や、インターネットの接続装置も今後、搭載される予定だとか。

 

同社では「5人が快適に過ごせる」ゆとりがあると述べているように、家族そろってのキャンプなどのお出かけに最適かもしれません。

 

【主な参考記事】
The Sun. GLAMPING Inside luxury ‘transformer’ motorhome that unfolds and doubles in size with a huge kitchen and cosy master bedroom. January 10 2025

世界のファッションブランドが熱い視線を送る米国の都市はどこ?

住む家だけでなく、ライフスタイルそのものをプロデュースしよう。そんな戦略で、アルマーニやフェンディとデベロッパーがタッグを組んで、住宅をつくるプロジェクトがこれまでにもありました。いま最新プロジェクトとして米国で進んでいるのが、イタリアの高級ファッションブランド・ドルチェ&ガッバーナのコンドミニアムです。

↑ドルガバファンなら、せめて宿泊でもいかが?(画像提供/888 Brickell Miami/DOLCE&GABBANA)

 

ドルチェ&ガッバーナが米国で初めて手掛ける「888ブリッケル・マイアミ」プロジェクト。高級コンドミニアムが建ち並ぶ一画に、マイアミ一となる高さ320メートル、90階建てのビルが建設されるのです。内部には259戸の住居と、5つ星ホテルも入り、新しいマイアミのランドマークになりそうです。

 

ブラックとゴールドを主体にしたデザインで、シックな黒色のドレスに金色のネックレスを合わせたように、ゴージャスな世界観を体現。もちろん内部のインテリアもドルチェ&ガッバーナが担当し、100万ドル(約1億6000万円※)相当のアート作品も飾られるのだとか。

※1ドル=約158円で換算(2025年1月9日現在)

 

建物内には、パーティルーム、プール、リカバリールーム、バーなどがあり、ドルチェ&ガッバーナのブランドイメージに申し分ない、豪華な共用施設が作られます。さらに、超高級車のロールス・ロイスが住民のために用意されるそうです。

 

これだけの豪華な施設が揃っているだけあって、価格は350万ドル(約5.5億円)から。マイアミでは何億円もの物件が揃い、ドルチェ & ガッバーナというブランドがプロデュースしたという付加価値も考えると、お買い得と思う富豪がいるかもしれません。

 

もう少し手ごろな価格の物件を探しているなら、ファッション誌のELLEがプロデュースするマイアミの住宅もあります。こちらは52.5万ドル(約8300万円)からです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Dolce & Gabbana, Elle magazine launch luxury condos in Miami. December 12 2024

米ウォルマートがエルメス風バッグ「ウォルメス」を販売! 人気爆発で賛否両論

1万ドル(約160万円※)近くする、エルメスのバーキン。転売品やオークションなら、さらに数十倍の価格にも膨れ上がることがあります。そんなラグジュアリーの象徴であるバーキンそっくりの品が、米大手の小売チェーン「ウォルマート」で100ドル(約1万6000円)以下で購入できるのです。

※1ドル=約158円で換算(2025年1月9日現在)

↑ウォルメスはいかが?(画像提供/Firstpost America/YouTube)

 

ウォルマートのウェブサイトで「ウォルメス」と名付けられたバッグの販売価格は、サイズによって78ドル(約1万2000円)から102ドル(約1万6000円)。エルメスのようなデザインだけれど、本物の100分の1近くの価格で買えてしまうわけです。

 

SNSでは「#walmartbirkin」のハッシュタグをつけて、購入した商品を紹介する動画が多数投稿され、オンラインでは売り切れになるほど人気を呼んでいるようです。

 

ある人は「だって、みんな、それがバーキンじゃないってわかるでしょ? 本物のバーキンを買うお金なんて誰が持ってるの?」とコメント。そのほかにも「バッグは家より高価であってはいけない」「私はウォルマートのバーキンのためにここにいる」なんて声もあります。

 

しかし、そんなウォルメスに憤慨する人たちもいる模様。「バーキンを安っぽく、かっこ悪くさせた」と、バーキンを作る職人の技術や芸術性、さらにバーキンの価値に傷をつけたとする声も出ており、「世界中の金持ちがバーキンを捨てるだろう」と推測する意見すらあるのです。

 

ブランド品の模倣品は作られてしまうもの。とは言え、模倣品のほうの人気が高まってしまうと、本物の価値を落とすことになってしまうのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Walmart’s $78 Hermès Birkin dupe is the fashion world’s hottest new handbag — and luxury lovers are fuming. December 28 2024

米の庭から出てきた美しい歯の化石。骨の持ち主は…

ゾウのような、マンモスのような、大型の哺乳類「マストドン」。1万年ほど前に絶滅していますが、古代のゾウとされるマストドンのあごと歯の化石が、米国の民家の裏庭で見つかりました。

↑ニューヨーク州の民家の裏庭から出てきたマストドンの化石(画像提供/CBS New York/YouTube)

 

ニューヨーク州を流れるハドソン渓谷に暮らす住民が、自宅の敷地内の庭に何らかの生き物の歯が植物の葉の下に隠れていることに気づきました。よく見てみると、さらにその下からも別の歯が出ていたのです。

 

まるで型にとって成型したように、しっかりときれいにできた歯型から、この住民は「すぐに特別な物だとわかった」そう。すぐに専門家に連絡し、ニューヨーク州立博物館が調査をすることにしたのです。

 

その結果、この歯とあごがマストドンの化石であると判明。同じ場所で調査を進めると、肋骨や足指の破片なども出てきました。

↑ロンドン自然史博物館で展示されているマストドンの化石

 

マストドンの化石は、これまでにもニューヨーク州で発見されていますが、州内で見つかったのは10年以上ぶりのこと。そして、これまでに州全体で150体以上のマストドンの化石が見つかっています。

 

ニューヨーク州立博物館では、これから化石について炭素分析で年代測定を行い、マストドンの年齢や食事、生息地を特定するそう。これらの分析と保存のための作業が完了すれば、博物館で一般公開される予定です。

 

【主な参考記事】

CBS News. Complete mastodon jaw unearthed in New York after homeowner spots teeth in backyard. December 18 2024

米男性、50年ぶりに野球の本を図書館に返却! 遅延料免除に申し訳なく…

現在63歳の男性が、13歳のときに図書館で借りた本を50年後に返却……。そんな出来事が米国で起きました。男性には遅延料が発生することになりましたが、その金額は一体いくらに膨れ上がったのでしょうか?

↑長い間、本を返し忘れていたチャック・ヒルデブラントさん(画像提供/WXYZ-TV Detroit/Channel 7/YouTube)

 

デトロイト出身のチャック・ヒルデブラントさんは、13歳のときに地元の図書館で、野球のスター選手に関する本を1冊借りました。しかし、ずっとそれを返却するのを忘れてしまっていたそう。

 

いまから5~6年前に引っ越しの荷造りをしていると、その本を発見。中には「返却期限が1974年12月4日」と書かれた紙があり、図書館で借りたままの本であることに気づいたそうです。

 

「すでに返却期限を大幅に過ぎていて、もう間もなく返却期限から50年が経つ。本当は返却するべきだった期限のちょうど50年後にあたる『2024年12月4日』に返却したら、図書館の宣伝になるだろう」とヒルデブラントさんは考え、その日に図書館にこの本を返却したのです。

 

しかし、図書館にはその本がシステムには記録されておらず、チャックさんが借りたという記録も残っていませんでした。そのため、図書館はチャックさんに、その本をそのまま持っていていいと伝えたのです。この図書館では返却が遅れた場合の遅延料として1日25セントと設定しており、チャックさんは4563.75ドル(約72万円※)を支払わなければなりません。ところが、図書館は遅延料を免除したのです。

※1ドル=約156.5円で換算(2024年12月21日現在)

 

この思わぬ結果に、チャックさんは本当なら支払うべきだった4563.75ドル分について、およそ10%にあたる457ドルを自身で出し、残りはクラウドファンディングで集めて、識字率を上げるための非営利団体へ寄付しようと動いています。

 

【主な参考記事】

Yahoo! News. Watch: Detroit-area library rejects return of book overdue 50 years. December 18 2024

Mental Floss. Detroit Library Lets Man Keep Book That‘s Five Decades Overdue. December 17 2024

米国の「歴史的巨大豪華客船」が沈没へ。どうして?

いま、海に沈められる日を待つ大型客船があるのをご存知ですか? タイタニック号の270mを上回る、全長301mの米国が誇る豪華客船です。

↑沈没計画が進む「ユナイテッドステーツ号」

 

その名は「ユナイテッドステーツ号(SS United States)」。1940年代に構想され、1950年に建造開始。2年後に大西洋を横断する最初の航海を行いました。時速は66kmと、大西洋横断の最速記録を更新(当時)。「世界で最も速いクルーズ船」と呼ばれていました。

 

全盛期には、ファーストクラスやスイートクラスの客室もあり、ジョン・F・ケネディ、ウォルト・ディズニーなどの著名人も乗船していました。

 

エンジニアや建築家の検査や定期メンテナンスを行いながら、50年近く運航してきたユナイテッドステーツ号ですが、現在はフィラデルフィアの港にとどまっています。

 

1996年にフィラデルフィアを出発し、アラバマを経てフロリダのデスティンまで到着する予定が立てられていました。しかし、メキシコ湾の激しい嵐のため、出航が取りやめに。しかも、フィラデルフィアのデラウェア川にかかる橋に衝突する可能性があることから、沿岸警備隊は客船の取得と移動に1000万ドル(約15億円※)を投じたのです。

※1ドル=約153円(2024年12月13日現在)

 

その後、紆余曲折を経て当局が発表したのは、ユナイテッドステーツ号をフィラデルフィアからデスティンまで曳航(ロープなどで引っ張って航行すること)し、そこで海に沈めるという計画。

 

客船が海に沈められると、やがて魚などのさまざまな海洋生物の住処となり、ダイビングスポットになると考えられています。これが成功すれば、周辺ホテルなどのビジネスが潤い、観光収入を生み出すことも期待されています。

 

しかし、この計画を実行するためには清掃の工程が必要で、さらに輸送や最終的な配備の準備には半年から1年近くかかるとみられています。実行までは長い期間がかかりますが、米国の歴史的な客船の運命に世界が注目をしています。

 

【主な参考記事】

The Sun. Abandoned cruise ship set to be SUNK in ambitious plan – if it doesn’t smash into landmark bridge on epic final journey. December 12 2024

普通の家を諦めた米女性、輸送コンテナでうらやましい生活を手に入れた!

住宅費が高騰している米ハワイで、輸送コンテナを家に改造して生活しているカップルがいます。しかも、電気は太陽光発電を利用し、水は雨水を集めて利用。完全なオフグリッド生活を実現しているのです。

↑ブランディさんのご自宅(画像提供/YouTube)

 

ブランディさんは、家族がハワイ島ヒロにある家を売却後、新しい家を建てたり購入したりする十分な資金がありませんでした。そこで利用したのが、輸送コンテナです。

 

サイズは、長さ7.6m、横2.4m、高さ2.7m。18平方mほどの内部には、IHコンロ付きのキッチンに、トイレとシャワールームもあり、ベッドは壁面収納式で省スペース化。大きな窓も設けられ、屋外にはデッキもあり、限られたスペースながら快適な暮らしを送っていることがうかがえます。

 

さらに、屋根には6枚のソーラーパネルを設置。雨水を集めるシステムも作り、電気も水も自分でまかなえる設計にしているのだそうです。

 

周囲の緑豊かな風景に溶け込むように、外観を緑色に塗っておしゃれに仕上げた「グリーンハウス」。お金をかけずに快適なマイホームを作るこんなアイデアは、ハワイに限らず、世界各地で参考にできるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Cool Down. Woman chooses unconventional home to afford living in Hawaiian paradise — here’s what it looks like inside. December 9 2024

「DINKs向けマンション」が米で完成目前! 大人向けの施設は充実しているが…

晩婚化が進み、初産年齢も上がっている現代社会。同じような傾向がある米国では、そんな時代を反映する賃貸マンションがまもなく完成します。

↑大人向け(?)の高級賃貸マンション「655ユニオンストリート」(画像提供/Avery Hall)

 

2025年1月にオープン予定の、米ニューヨークのブルックリンにある13階建てのマンション「655ユニオンストリート」。ここはニューヨークで初となる「DINKs」向けのマンションです。

 

DINKsとは、子どもがいない共働き夫婦のこと(Double Income No Kidsの略)。米国でも少子化が進み、女性の初産年齢がどんどん上昇しています。ニューヨークのような都市部ではその傾向がさらに強く、近年では物価高や生活費の高騰がそれに拍車をかけている模様。「子どもを産むという選択をするより、子どものいない生活を楽しもう」と考える人が増えているのかもしれません。

 

このマンションはそんな時代背景を反映して生まれました。間取りは1ベッドルーム(1LDK)と2ベッドルーム(2LDK)のみで、3ベッドルーム(3LDK)がないことからも、子どものいる家庭はターゲットとしていないことがわかるでしょう。

 

マンションの共用施設には子ども向けのスペースはなく、代わりに大人向けの施設が充実しています。ピラティススタジオ、屋上プール、ドッグスパなどがあるほか、レストランの予約を取ったり、クリーニングを依頼したり、犬の散歩代行を依頼できたりするコンシェルジュサービスもあるそう。

 

このマンションは、子どもがいない人生を選んだ人にとっては居心地がいいかもしれません。その一方、「DINKs=子どもが嫌い」というわけではないとして、このマンションに疑問を持つ人もいます。「DINKsだったとしても、周囲に子どもがいる環境が好き」と考える人もいる模様。

 

地元メディアはこの新しい建物を「ブルックリン初のDINKs向け高級マンション」と呼んでいますが、このマンションは「DINKsであることが入居条件」と限定しているわけではなく、「DINKsの人のため」とうたっているわけでもないようです。どんな人たちが入居するのでしょうか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Brooklyn’s first luxe building for ‘DINKs’ starts leasing this week – and childless renters have mixed feelings: ‘I like seeing kids around’. December 4 2024

655 Union Street. Avery Hall

NASAが水中探査機「SWIM」を開発中! どこで使うの?

NASA(米航空宇宙局)は水中探査機を開発しています。なぜNASAがそんなことをするのか不思議に思うかもしれませんが、これは宇宙に存在する地球外生命体を探すためです。

↑SWIMのプロトタイプ(画像提供/NASA Jet Propulsion Laboratory/YouTube)

 

生命には水が必要。そのため、はるか彼方の宇宙で生命を探すためには、水の中でも探索できるロボットが必要であるとNASAは考えているのです。

 

現在開発が進められているのが、水中探査機「SWIM」。「Sensing With Independent Micro-swimmers(独立型微小スイマー付き感知デバイス)」を略してネーミングされました。先日そのプロトタイプが制作され、カリフォルニア工科大学のプールで水中を泳ぎまわる様子を収めた動画が公開されたのです。

 

プロペラ2個とフラップ4枚を搭載したSWIMは、水中音響通信システムを通じて、自分の位置を把握しながら、各種のデータを地球まで送信するそう。約2時間、8.5万平方メートルの水域を探索できる分だけのバッテリーが備えられています。NASAでは、このSWIMを12台程度のグループにして使う予定です。

 

今回のプロトタイプは、約42cm、重さ2.3kgですが、最終的にはこの約3分の1、スマートフォンのサイズまで小型化するそう。

 

SWIMが使われる場所は、木星を周回している衛星「エウロパ」。この衛星には地殻の下に地下海が存在することがわかっており、生命体が存在する可能性が高いとみられています。

 

【主な参考記事】

The Sun. FIN-TO THE UNKNOWN Watch Nasa’s swimming ‘robo-fish’ built to hunt for alien life in hidden ocean on Jupiter’s moon in daring mission. November 24 2024

NASA. Mini NASA Robot Takes a SWIM. November 25 2024

最もセクシーな人は誰だ!? 米で農家のグラビアコンテストが開催

米国では、農家が自分の畑や作物とともにセクシーな写真を撮って競い合う、一風変わったコンテストが開かれています。

↑コラード畑に色気が漂う(画像提供/The State You’re In/フェイスブック)

 

先日、ノースカロライナ州で始まったのが「2024年で最もセクシーなコラードファーマー」コンテスト。コラードとはキャベツのような葉物野菜のことで、コラードを育てている農家が対象です。

 

主催者は、地元の農家がコラードを抱えた写真を見たことがコンテストを始めるきっかけになったと話しています。「まるでガールフレンドを抱くように、愛情いっぱいにコラードを抱えていた」そう。そこで、自分たちが育てているコラードとともにセクシーな写真を撮ってもらい、「最もセクシーな農家」を決めようと、この大会が始まったのです。

 

2024年のコンテストには、23名の農家がエントリー。コラード畑に寝転がったグラビア風の写真、恋人をハグするように大切そうにコラードを両手で抱える男性農家の写真などがエントリーされています。

 

ただし、このコンテストはフェイスブック上で開催されており、それぞれのエントリー写真に付けられた「いいね」の数で優勝を決めます。そのため、セクシーすぎる際どい写真はエントリーされないものもあるよう。例えば、コレルさん(50歳)は、コラードを入れたバスタブに全裸で入り、ワイングラスを持った写真でエントリーしたのですが、フェイスブックページには掲載されなかったと言います。主催者によると、フェイスブックのアカウント停止になりそうな写真は載せていないのだとか。

 

この大会でタイトルを獲得したい農家は、フェイスブックの規制に引っかからずに、セクシーさをアピールできる写真を撮るアイデアが求められているようです。

 

【主な参考記事】

Telegraph. Inside the race to be crowned North Carolina’s sexiest collard farmer. November 24 2024

米の大型スーパー、駐車場も広大なのに歩いても疲れない二つの理由とは?

米国の大手小売店のウォルマートは、たいてい倉庫や工場のような巨大な店舗を構え、併設された駐車場もとにかく広大。そんな同店の駐車場で「歩いても疲れない理由」がわかりました。

↑クルマを遠くに止めても嫌にならない理由とは?

 

世界最大の小売企業の一つといわれるウォルマート。本社を置く米国をはじめ、世界19か国に1万店以上の店舗を展開しています。典型的な店舗の広さは、サッカー場12個分以上。駐車場はその3倍の大きさになるといい、端から端まで歩くと、2000歩(徒歩で20分程度)かかることもあるのだとか。

 

そんな広大な駐車場では、利用客から「店まで遠すぎる」と不満の声が聞こえそうですが、そのような文句はあまり生まれていないようです。

 

その理由について、都市計画の専門家は「科学的に基づいて設計されているからだ」と指摘。ポイントは主に二つあると言います。

 

一つ目は、利用客が駐車場のどこにいても店舗の場所を目視で確認できることです。例えば、レストランにクルマで出かけて、店から少し離れた場所に駐車した場合、駐車場から店までの距離がかなり長く感じられるかもしれません。それは、建物や街路樹などが視界を遮って駐車場から店を目視できないから。

 

しかし、ウォルマートの駐車場では、遠く離れた地点であっても、駐車場のどの位置からでも店舗を確認できるため、「まだ到着しない」という不安やストレスを感じる必要がありません。

 

二つ目のポイントは、店舗や駐車場の周りにある建物や看板をあえて大きくしていること。それによって、駐車場を「それほど大きくない」と錯覚させる効果が期待できるのでしょう。

 

この専門家は「きっと利用客は、レジで買い物を済ませてクルマに戻ったら、もう何も考えないでしょう」と話しています。ウォルマートが世界的な大企業に成長しているのは、ただ大きいだけではない、確かな理由があるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. The science behind why walking through Walmart’s giant parking lots doesn’t feel like a marathon. November 20 2024

米コカ・コーラ、恒例のクリスマスCMをAIだけで制作! 大胆すぎた?

すべてAIのみで作られたという、米コカ・コーラのクリスマスCM。一見すると、とても自然で美しく仕上げられた映像ですが、ネット上では複雑な声が上がっています。

↑ちょっとやりすぎちゃった?(画像提供/Coca-Cola/YouTube)

 

雪が降る街中を、おなじみの「コカ・コーラのロゴ」で赤く彩られたトラックが走る……。コカ・コーラのクリスマスシーズン向けCM は、1995年に初めて放送されてから、クリスマスを告げる風物詩の一つとして世界中の人々に親しまれてきました。

 

米国では個人消費が一際増加するホリデーシーズンに向けて、各メーカーはこぞってCMを打ち、売上アップを図ります。コカ・コーラでは、赤いコカ・コーラクリスマストラックをアイコンに、長年CMを展開してきたのです。

 

毎年、バリエーションの変化を行っているこのCMですが、今年のバージョンには大きな変更を加えました。それが、すべての映像をAIで作るということ。数十秒の間に出てくる映像は、街も、人も、動物も、すべて実在するものではなく、AIが作ったものなのです。

 

何も知らずに見たら、すぐにはAI製と気づかないかもしれません。そんな最新技術の結晶とも言えるCMですが、これを見た人からは辛辣な声が集まっています。「目の前で芸術と地球が死んでいくのを見ているような気がする」「コカ・コーラのクリスマスCMがAIで作られたら、世界は終わりだ」とか。

 

そんなコメントがあるように、世界的な企業であるコカ・コーラが、長年人々に愛されてきたCMをAI製にしたことで、人々に反発心が生まれてしまっているのかもしれません。

 

広告や芸術の世界でAIを使うことは物議を醸すことが少なくないようです。AIが作ったものを私たちが自然と受け入れる日はいつかやって来るのでしょうか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Coca-Cola faces huge backlash for replacing humans with AI in its much-loved ‘Holidays are Coming’ Christmas advert: ‘How are we letting this happen?’. November 15 2024

飛行機がUFOとニアミスしていた!? 米国防総省が衝撃のレポート

あわや飛行機とUFOが上空で衝突!? 米国防総省がまとめた最新の報告書で、民間旅客機とUFOのニアミスが起きていたことがわかりました。

↑未確認飛行物体が急接近!?

 

米国防総省は、2023年5月1日から2024年6月1日までの13か月間で報告された未確認飛行物体(UAP)に関して調査を行いました。民間旅客機と軍のパイロット、さらに地上の観測者から、UAPと遭遇したと疑われる報告があったのは、全部で485件。該当期間より前の目撃情報で、まだ報告されていなかった272件と合わせると、合計で757件が報告されました。

 

このなかで注目したいのが、民間旅客機から報告されたUAPとのニアミスです(1件)。ニューヨーク沖上空を飛行中に、円筒形の物体とのニアミスがあったといい、現在調査が行われています。

 

また、軍の航空機が正体不明のなんらかの航空機に追跡を受けたケースが3件あったとのこと。外国の航空機との関連性が見つからなかったと言われており、もしかしたらUAPが関連している可能性があるのかもしれません。

 

今回報告されたもののうち、およそ300件については、風船、鳥、飛行機、ドローン、衛星などのいずれかであることが特定されました。しかし、残りの数百以上のケースは説明がつかないとされています。

 

さらに、目撃情報の大半が「丸や球の形をしており、明かな視覚的特徴がある」と言われ、過去に報告されたUAPの形と傾向が一致するとのこと。珍しいケースでは、「緑色の火の玉」「点滅するクラゲのよう」「高さ1.8mの銀色のロケット」などと表現された物もありました。

 

今回の報告のうち、宇宙とみなされる上空100km圏内で確認されたケースは、わずか49件。残りの9割以上はそれより地球に近い範囲でのことです。ある米国議会議員が、この報告書の内容を受けて「何かがそこにいる」と言ったように、確認の取れていない何かが地球やその周辺をさまよっているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Pentagon says UFO nearly crashed into commercial airliner above New York – as bombshell report is released. November 14 2024

航空券を本名ではなくニックネームで予約。とんでもないことが起きた!

「キャサリン」という本名ではなく、「キャシー」というニックネームで飛行機のチケットを予約したところ、航空会社から数十万円も請求された。そんな経験談を明かした人物が米国にいます。いったい何が起きたのでしょうか?

↑名前は大丈夫?

 

大手掲示板のRedditでそのエピソードは明かされました。夫を名乗る男性が、妻との旅行での経験について投稿したのです。

 

その内容によると、この夫婦は初めて国際線を使った旅行を計画しました。妻の本名は「キャサリン」ですが、普段は周りから「キャシー」と呼ばれており、米デルタ航空の飛行機のチケットもキャシーの名前で予約したのです。

 

しかし、チェックイン時にパスポート情報を入力する場面で、パスポートに記載された名前と航空券の名前が合致しなかったため、エラーのアラートが出てしまいました。

 

慌ててデルタ航空に電話すると、「チケットをキャンセルして、正しい名前で再度チケットを購入しなければならない」と言われてしまったのです。その金額は、驚きの1万8000ドル(約280万円※)。国際線での利用で、フライト直前の正規料金だったためか、これだけの高額が提示されたのでしょう。

※1ドル=約156円で換算(2024年11月15日現在)

 

航空会社にさらに交渉したところ、予約したチケットの名前変更が可能で、その手数料として2389.32ドル(約37万円)が提示されたそうです。この夫婦にはそれ以外の選択肢がなかったため、結局その手数料を払って名前を変更し、旅行に行ったそうです。

 

ただし、この夫はその後Redditにこのエピソードを投稿して、「航空会社からの過剰請求ではなかったのか?」と人々に問いかけたのです。しかも、妻はデルタ航空の会員になっていて、その会員の名前は「キャシー」で登録されているため、航空券を予約するときはその名前が自動的に入力されたというのです。

 

驚くことに、この投稿に対して同じような体験をした人から多くの反応があり、「無料で変更してもらった」「フライトの6週間前に発覚して600ドルかかった」などのコメントが寄せられました。

 

航空会社によって対応はさまざまのようですが、やはり航空券は名前を間違えることなく、パスポートに記載されたのと同じ名前で予約するべきということでしょう。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Passenger reveals she was charged $2,300 because she used her nickname when booking flight. November 11 2024

専門家もお手上げ。米国立公園でカメラが捉えた謎の動物とは?

オオカミより小さいけれど、コヨーテよりも大きい。犬っぽくも見えるが、正体がわからない……。米ミネソタ州の国立公園に設置されたカメラが捉えたある動物について、専門家たちが頭を悩ませています。

↑謎の動物を捉えた

 

コヨーテは、北米の草原地帯に生息するイヌ科の動物。体長は1メートルほどで、灰褐色の毛を持つ、オオカミに似た姿が特徴です。しかし、ミネソタ州とカナダの国境近くにあるボエジャーズ国立公園に設置されたトレイルカメラで確認されたのは、そんなコヨーテの特徴を持ち合わせるものの、コヨーテとは違う動物のようなのです。

↑犬? オオカミ? コヨーテ?(画像提供/Voyageurs Wolf Project/YouTube)

 

2023年冬に初めてカメラが捉えたその画像について、ミネソタ州北部で活動する自然保護団体の「ボイジャーズ・ウルフ・プロジェクト」は、「コヨーテ風だけれど、耳などの外見には犬のような特徴もある」とXに投稿しています。

 

その投稿によると、この地域のオオカミは他の地域で見られるより身体が小さいとのこと。しかし、カメラで確認された動物は、オオカミより小さいけれど、コヨーテと比べるとかなり大きいのだそう。つまり、「オオカミにも、コヨーテにも、犬にも似ているけれど、そのどれかとは断定できない」ということなのです。

 

【トレイルカメラで確認されたコヨーテ風の動物】

 

そんなわけで、SNSのコメントには「三種類の動物を掛け合わせたハイブリッドだ」や「ヨーテドゥーデルというニックネームを持つ新しいハイブリッド犬」などの声も。米メディアでは、「Coyote(コヨーテ)」「Wolf (オオカミ)」と「犬」を組み合わせて、「woyote dog」なんて言葉を作って紹介しています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Mysterious ‘woyote dog’ caught on camera — and even experts are puzzled. November 8 2024

テスラの「サイバートラック」、米の道端に捨てられお墓みたいになる

特殊なステンレス製で未来的な外観をした、テスラの電動ピックアップトラックの「サイバートラック」。米シアトルで、そんなサイバートラックが道端に放置され、ちょっとした観光名所になっていたことが分かりました。

↑哀れなサイバートラック

 

つい最近まで、シアトルの道路わきにサイバートラックが放置されていました。どうやら走行中にクルマの後部がダメージを受け、サスペンションが故障し、走行できなくなったため、持ち主はクルマをその場に置いて立ち去ったようなのです。

 

ただ、そのクルマは米国でも話題性のあるサイバートラック。販売価格が8万2000ドル(約1300万円※)にもなる高級車であり、イベントなどにも登場する見た目の華やかさがあります。そんなサイバートラックが道端に放置されたとあって、この周辺では瞬く間に噂となった模様。

※1ドル=約156円で換算(2024年11月14日現在)

 

そして、誰が置いたのか、サイバートラックの前には「RIP(rest in peace〔ご冥福をお祈りしますの意味〕の略)」と書かれた十字架と花束までそえられる始末。そんなことから、ますます噂が噂を呼び、グーグルマップにピン付けされてSNSで話題になったのです。

 

ただし、道路にクルマが放置されたままの状態はいつまでも許されるわけがなく、シアトル市当局の職員は、ステッカーを貼って「クルマを移動させないとレッカーする」と通告。持ち主がそれに応じなかったため、先日、レッカー移動されていったことも目撃されています。

 

サイバートラックは未来的な外観から話題を呼んでいますが、米国で2023年11月に発売されてからリコールが相次いで報告されています。もしかしたら、シアトルで目撃されたように、走行できなくなったサイバートラックが全米のあちこちで見つかっているかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Abandoned $82,000 Cybertruck in busy street becomes tourist attraction with makeshift memorials. November 12 2024

「ミツバチとクルマの衝突」を米が調査。ビーストライクを心配すべき理由とは?

鳥と飛行機が衝突する「バードストライク」。それと同様に、ミツバチとクルマが衝突する「ビーストライク」が起きているようです。そして、ビーストライクは私たちに大きな影響を及ぼしている可能性があります。

↑ビーストライクの影響は大きい?

 

先日、科学誌に掲載された新たな研究によると、米国では毎年多くのミツバチがクルマと衝突しているとのこと。その研究では、さまざまな条件下の道路でクルマを走行させ、ミツバチの衝突がどのくらい起きているかを調べました。

 

その結果、ユタ州のソルトレイクシティからモアブまでの370kmの走行だけで、最大で175匹のミツバチと衝突する可能性があったことが分かりました。これを米国全土で考えれば、毎年かなりの数のミツバチがクルマと衝突していることは容易に想像できます。

 

考えなければならないのが、ミツバチの数が減ることで及ぼされる影響について。ご存知の通り、ミツバチは花粉を運ぶ役目があり、それによって農作物が成長しています。世界の食料供給のおよそ3分の1は、ミツバチが花粉を運んでいるとまで言われるほど、ミツバチが担っている役割は大きいのです。

 

しかし近年、ミツバチの個体数は前例のない速度で減少しているそう。この現象がクルマとの衝突と関連があるかどうかは今のところ不明です。しかし、激減するミツバチの量を抑えるためには、クルマとの衝突をできるだけ避けるといった対策が有効になる可能性はあるでしょう。

 

その方法として、この研究を行った著者は、道路の側面に植物を植える案を提案しています。道路の中央に植物がなければ、ミツバチは道路を横断しようとしないそう。ミツバチと人が共存する方法を、私たちはもっと模索していかなければならないかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Here’s how many bees you’re killing with your car — and why that’s dangerous for the environment. November 7 2024

今から10年後、土星の周りで地球外生命体が見つかる!? NASAのドラゴンフライ計画とは

宇宙でドローンを飛ばして、地球外生命体を探す。NASA(米航空宇宙局)がそんな計画を5年前に打ち立て、準備を進めているのをご存知ですか? ターゲットは、土星の周囲を回る衛星のタイタンです。

↑ドラゴンフライがタイタンに到着する10年後の予想図(画像提供/NASA/YouTube)

 

衛星とは惑星の周囲を回る小さな天体のこと。土星では現在確認されている限り146個の衛星があり、そのうち最も大きいのがタイタンです。タイタンには、地球と同じように窒素を主成分とする大気や有機物があり、なんらかの生きものが存在する可能性が高いと思われているのです。

 

そこで、NASAはタイタンにドローンを送り、ドローンを飛行させて地球外生命体の探索を行う計画を立てました。そのために開発が行われているのが、「ドラゴンフライ」と名付けられたドローン型探査機。8枚の回転翼がついた、重さ約450kgの大型ドローンです。

 

タイタンは重力が小さく、大気が濃くて風が弱いため、ドローンの飛行は比較的やりやすいとのこと。しかし、タイタンの表面温度はマイナス179℃と驚くほどの低さ。そんな条件下で、ドラゴンフライが飛行できるように開発が進められているのです。

 

このドラゴンフライミッションが発表されたのは2019年。2028年7月の打ち上げ予定まで4年足らず。順調に打ち上げられれば、ドラゴンフライは2034年にタイタンに到着するそうです。

 

およそ10年後には、タイタンの上空をドローンが飛行し、なんらかの地球外生命体を見つけることになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. SPACE INVADER Watch Nasa drone that will visit nearby moon in hunt for alien life in ‘unthinkable’ trip to ‘mysterious ocean world’. November 6 2024

航空券で絶対に見たくない「恐怖の4文字」とは?

航空券には、出発地と到着地の空港コード、便名、出発時間など、さまざまな数字とアルファベットが印字されています。しかし、そこに「SSSS」の文字を見つけたら、よからぬことが起きる前兆かもしれません。

↑SSSSと書かれていませんように…

 

「SSSSは、旅行者が見たくない恐ろしい文字です」と、航空関連の専門ライターであるザック・グリフさんは話します。グリフさんによると、SSSSは米国のセキュリティ当局が、特定の乗客に対して追加の検査を行うための措置なのだそう。

 

米国土安全保障省のウェブサイトでは、セキュリティ上の理由から詳細を開示できないとしていますが、グリフさんによれば、SSSSと印字された航空券を持っている乗客には、米運輸保安局が追加の身体検査、手荷物検査、さらに爆発物に関連する検査などを行うというのです。

 

SSSSと印字される可能性があるのは、片道航空券を購入する人、現金で航空券を購入する人、危険地域に行く人などだそう。そして、もしSSSSと印字されていたら、オンラインではチェックインできず、航空チケットは係員から手渡しで受け取るといった制限もされると言われています。

 

ただし、SSSSは本当の要注意人物以外にも、ランダムに印字されているとも言われ、実際にSSSSと書かれた航空券を手にした経験を持つ人もいます。そんな経験者の話によると、セキュリティゲートや税関で、「すべての荷物を取り出すはめになった」などと、非常に厳しい検査を受けたそう。場合によっては、個別面接が行われることもあるのだとか。

 

航空機テロやハイジャックなどの事件を防ぐために行われている、このようなセキュリティ強化対策。もし、不運にも自分の航空券にSSSSと記載されていることに気づいたら、飛行機や空港の安全のためだと腹をくくって、保安検査や税関での検査に時間がかかることを覚悟したほうがいいかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Travel experts reveal why you never want to see these four letters printed on your boarding pass. October 30 2024

業績不振の米スターバックス、20万本のペンを使う立て直し戦略とは?

米国のスターバックスでは、カウンターで注文すると名前を聞かれ、ドリンクができあがるとカップにバリスタが手書きで名前を書いて手渡しする……というのが慣例でした。ここ何年かで姿を消してしまっていたのですが、最近、同社のCEOが復活を宣言したのです。

↑手書き復活

 

人と人との接触や、他人が触ったものに触れることを極端に避けられた、新型コロナウイルスのパンデミック。その時期をきっかけに、米国のスターバックスでは名前の手書きも静かに姿を消していました。

 

しかし先日、スターバックスのブライアン・ニコルCEOはこの名前の手書きを復活させることを発表。その理由は、同店に「人間味」や親しみやすさをプラスするためです。

 

世界各国でおしゃれなカフェとしての地位を確立したスターバックスコーヒー。ですが、米国ではここ1年弱で減収が続き業績不振の状態に陥っているのです。

 

そこで同社は、「スターバックスに戻る」試みを発表。コロナ禍で撤去された、砂糖やミルクなどのセルフサービス用スタンドを復活させ、従来のコーヒーショップらしい雰囲気を取り戻そうと計画しているのです。

 

また、スターバックスの醍醐味の一つである、飲み物のカスタマイズにも力を入れ、植物性ミルクへの変更にかかった追加料金を撤廃。さまざまなイメージ刷新を図っているのです。

 

手書きで自分の名前を書いてもらったり、名前の横にスマイルマークやイラストを描いてもらったりすると、ほっこりした小さな喜びを感じるもの。ニコルCEOは、手書きについて「20万本近くのペンを用意しなければならない」と、とあるインタビューで語っています。

 

そんな「スタバらしさ」の復活で、同社の業績がこれからどう変わっていくか、ぜひ注目してみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

People. Starbucks to Start Handwriting Customers’ Names on Drink Orders Again, Needs to Find 200,000 Sharpies, CEO Says. November 1 2024

米の地下鉄、絶滅しかけている記録メディアをまだ使っていた!

ビジネスの現場でもう姿をほとんど見ることのないフロッピーディスク。2022年に山口県の自治体が住人に約4600万円を誤送金した問題では、「役所はまだフロッピーディスクを使っていた!」と人々に衝撃をもたらしました。しかし今度は、米・サンフランシスコの地下鉄でも、まだフロッピーディスクが使われていたことが判明。同国のメディアを騒がせています。

↑フロッピーディスクをまだ使っていたサンフランシスコの地下鉄

 

路線バス、高速鉄道、ケーブルカーとならんで、サンフランシスコの人々の足となっているのが、地下鉄です。その地下鉄は、列車が地上を走行している間は運転手による手動での運転が行われていますが、列車が地下に入ると搭載したコンピュータが「自動列車制御システム」に接続し、運転手の目視確認を行いながら自動で走行するそう。そして、この自動列車制御システムを実行するソフトウェアが、毎朝フロッピーディスクに読み込まれて保存されているというのです。

 

このことが米国のメディアで報じられたのは、サンフランシスコ交通当局がこの老朽化した列車制御システムの刷新にかかる2億1200万ドル(約327億円)を承認したから。

※1ドル=約154円で換算(2024年11月7日現在)

 

当初は、フロッピーディスクを利用した現在の仕様から新システムへの移行を2018年に開始する予定でしたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって延期されていました。移行にかかる期間は約10年と予測され、現在の最終目標は2030年に決定されたそうです。

 

このことを報じた米国のメディアは、「フロッピーディスクは1980年代から1990年代によく使われたものだが、CD-ROM、USB ドライブ、ハードディスクの登場で姿を消した」と紹介しています。フロッピーディスクの最後の大手製造メーカーはソニーとされており、同社がその生産を中止したのは2011年。それから10年以上が経っても、まだ使われている現場がどこかにあるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. San Francisco OKs $212M plan to finally replace aging train system run by floppy disks. November 4 2024

イケア、米で「小さな家を建てる」プロジェクトを開始! どんなデザイン?

スウェーデン発祥の家具メーカー・イケアが、ホームレス経験者などに狭小住宅を提供するパイロットプロジェクトが米国で始まりました。狭小住宅といっても、イケアがデザインしただけあって、コンパクトなのにおしゃれな住宅ができあがっています。

↑イケアが米で建てた家(画像提供/イケア)

 

住宅価格の高騰によって、ホームレスが増加している米国。そんななか、イケアは「1回限りの寄付ではなく、より戦略的な方法でコミュニティと協力する方法を模索していた」と言います。そこで、地元の建築企業と協力して、テキサス州サンアントニオのコミュニティに家を建てるというプロジェクトを始めたのです。

 

このコミュニティはドライブインシアター跡地を利用したもので、最終的には約200軒の狭小住宅やアパートが建設されるほか、レクリエーショナル・ビークル(アウトドアやレジャー向けのクルマ)が導入される予定。このコミュニティに移り住めるのは、少なくとも1年間ホームレス生活を送り、慢性疾患などがあって、ホームレス向けの支援施設で生活してきた高齢者です。

 

イケアが作る狭小住宅は、34平方メートルの1LDK。室内の空間を最大限に活用できるよう、ビルトインで家具が作られています。また、ホームレス生活を送ってきた人により安心した住まいを提供できるよう、再トラウマ化するリスクを軽減する「トラウマ・インフォームド・デザイン」を採用。例えば、あえて窓は小さめにすることで安心して生活できるような配慮がされています。

 

また、狭小住宅でありながら、バスルームには浴槽を設置。ホームレス生活者は、シェルターにあるシャワー室しか利用できないことが多いと言い、浴槽に座ってゆったりとする時間を感じてほしいと、ここにもホームレス生活者への配慮がなされています。

 

イケアらしいデザイン性と、そこに暮らす人の背景への配慮。このコミュニティには、すでに約70人が入居し、今後2か月でさらに60人ほどが引っ越してくる予定だそうです。

 

【主な参考記事】

Fast Company. Inside Ikea’s thoughtfully designed tiny house. October 30 2024

IKEA. IKEA U.S. Donates Trauma-Informed Design Small Home to Towne Twin Village in San Antonio, Texas. October 29 2024

米国の湖で緑色の渦が発生! 美しく見えるのは罠!?

湖に巨大な緑色の渦巻きが……。宇宙からの衛星写真でもはっきりとわかるこの現象。一見すると、周囲の砂漠と相まってアート作品にすら見える風景ですが、この湖でいったい何が起きているのでしょうか?

↑一見すると、きれいな渦だが…(画像提供/NASA Earth/Facebook)

 

米ネバダ州にあるピラミッド湖。大きさは505平方キロメートル。日本最大の湖である琵琶湖が670平方キロメートルですから、それには及ばないものの、かなり大きな湖であることがわかるでしょう。

 

そんな湖でいま起きているのが、謎の緑色の渦巻き。米国の地球観測衛星・ランドサット9号が捉えた画像でも、湖全体に渦巻きが生じているのがわかります。

 

この正体は、シアノバクテリア(藍藻)の一種。藍色のどろっとした状態の藻類で、これが湖で大量発生しているのです。しかも、2024年はここ数年で最も活発なレベルで発生しているそう。

 

一見すると、美しくすら見えるこの藻ですが、地元の人々は「絶対に湖の水に触れてはいけない」と警告しています。というのも、藻の塊が分解し、ミクロシスチンと呼ばれる毒素を水中に放出しているから。摂取すると、皮膚に刺激を与え、腎臓や肝臓に損傷を与えてしまうのです。

 

ピラミッド湖で藻の大量発生がいつから始まったかは定かではありませんが、長いこと毎年のように生じているのだそう。いま発生中の緑の渦巻きが消えていくまでには、2~3週間かかるとみられています。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Nevada lake develops mesmerizing green swirls visible from space – and the disturbing reason behind them. October 30 2024

米南部に「リチウム鉱山」があった! EVに追い風と思いきや…

一攫千金を狙う人々が採掘に押し寄せるゴールドラッシュ。米国を舞台に、そんなゴールドラッシュが再び起こるかもしれません。南部のアーカンソー州にすごいお宝があることが判明したのです。

↑美しい自然が広がるアーカンソー州

 

米国地質調査所の調査でわかったのは、同州に眠るリチウムの鉱山。量にすると500万トンから1900万トンはあるとみられます。

 

リチウムは、電気自動車(EV)のバッテリーに必要な金属。ガソリン車からEVが主流になっていく今後は、ますます需要が増えていく存在です。驚くべきことに、今回見つかったリチウムは、米国で今後10年間必要になるEVのニーズの9倍に相当する量。2030年までの世界のEVの需要を満たすほどといいます。

 

しかし、これだけのお宝があっても、現在、アーカンソー州ではリチウムの商業生産は行われていないのが実情。そこで米国エネルギー省は、リチウム採掘会社と協議を行うほか、最大2億2500万ドル(約340億円)を投じてリチウム処理施設を建設するプロジェクトを検討しているそうです。

 

ただし、リチウムの生産には土壌や水を汚染させ、周辺地域の人々や動物に健康リスクをもたらす可能性があり、プロジェクトには環境保護庁の承認が必要とのこと。

 

それらの問題がクリアになってプロジェクトが始まれば、一昔前のゴールドラッシュさながらに、多くの人々がリチウム生産の仕事のためにこの地域に集まってくることになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Southern state could become ‘white gold’ boom town after $150 billion lithium reserve discovery. October 23 2024

米トウモロコシ畑の「巨大迷路」で警察に助けを求める人が続出!

米カリフォルニアのあるトウモロコシ畑に巨大な迷路があります。年々、畑が大きくなって、迷路も巨大化。果敢にチャレンジしたものの、脱出できずに警察に助けを求める人が続出しています。

↑トウモロコシ畑の巨大迷路(画像提供/Good Day Sacramento/YouTube)

 

人口わずか1万9000人の町、ディクソンにある「クール・パッチ・パンプキンズ」。ハロウィン用にかぼちゃを栽培して販売したことから始まった、マットさん一家が経営する農園です。この農園にあるのが、60エーカー(約24万平方メートル)、東京ドームおよそ5個分の広さのトウモロコシ畑です。現在は記録が抜かれてしまいましたが、過去にはギネス世界記録にも認められていたほどの巨大迷路です。

 

地元では「なかなか脱出できない!」と知られており、毎年チャレンジしている強者には「45分でゴールできた」という人がいる一方、1時間以上かかる人も少なくありません。中には「4時間も出られなかった」という人も。

 

トウモロコシの茎は大人の背丈よりも高い、高さ2mほど。トウモロコシが行く手をはばみ、どこに行っても、見えるのはトウモロコシと青空だけ。最初は楽しいかもしれないけれど、何時間も脱出できなければ、方向感覚すら失って「このまま外に出られないし、自分の存在すらみんなに忘れられてしまう……!」と焦ってしまうかもしれません。

 

そのためか、地元の警察ではこの迷路でゴールできない人からの通報をもう何度も受けているそう。農園のウェブサイトにも「911に電話するのは、緊急時だけにしましょう」と書かれているほどです。

 

ちなみに、911に助けを求めても警察が救助に向かってくれることはないようで、現場のスタッフの救助を待つか、トウモロコシ畑を突き抜けて外に出るよう言われるだけだとか……。「我こそは!」という方は、カリフォルニアのこの巨大迷路にチャレンジしてみては?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. The giant 60-acre corn maze that’s so stressful people call 911 to beg cops to rescue them. October 15 2024

Cool Patch Pumpkins

2024年「米国一のトイレ」が発表! 日本並みにピカピカだが…

2024年の「米国のベストトイレ」に選ばれたのは、ユタ州ソルトレイクシティ国際空港近くにあるガソリンスタンドのトイレでした。どんなトイレでしょうか?

↑米国一のトイレとは?

 

米国のベストトイレとは、企業のユニフォームなどを手がけるCintas社が23年前から毎年開催しているもの。清潔さ、見た目の良さ、革新性、機能性、デザイン性などの項目で評価し、オンラインでの一般投票で人気のトイレを選びます。

 

そんなコンテストで2024年の一位に選ばれたのが、冒頭でご紹介したガソリンスタンドのトイレでした。

 

このトイレについて紹介した動画を見てみると、トイレの入口から中の洗面スペース、個室も、とても清潔できれいに整えられている印象です。また、壁面には空や雪をかぶった山などが描かれ、アーティスティックなデザインで作られていることもわかります。

 

コンテストの結果では「設備がピカピカ。個室は広々として、清潔さと快適さへの取り組み」が評価されたとのこと。また、トイレや洗面にはタッチレス機能がついていて、これも衛生面でプラスの評価を受けたようです。

 

ここで日本人の頭にふと浮かぶのが、「これのどこがベストトイレ?」という疑問。確かにトイレはきれいに清掃されていますが、日本にあるトイレと比べると、特別「スゴイ」と思うような部分はないように見えるかも……。

 

米国の公共トイレは、もっと汚い所が多いもの。トイレットペーパーが散乱したり、扉が壊れかかっていたり、ニオイがひどかったり。そんな米国の平均的なトイレと比べれば、このトイレは「ベストトイレ」に値するものと言えるのでしょう。

 

だから、アメリカで日本と同じくらい清潔なトイレに出会えたら、それはかなりのラッキーな出来事と思ったほうがいいのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gas station crowned ‘Best Restroom’ in the US — here’s why it’s the top poop stop. October 16 2024

米Z世代はポテチに6800円も払う!? 隠れた目的は…

一般的にはまだあまり収入がない年代ですが、今日の10〜20代の若い世代は何をステータスシンボルとして捉えているのでしょうか?

↑食べ物や飲み物で優越感に浸る

 

米国のあるメディアが最近、Z世代は健康的な食べ物を新しいトレンドと捉えていると報じました。ファストフードや加工食品はあまり大切ではなく、高級で身体によい食べ物を食べることにステータスを感じているというのです。

 

例えば、高級スーパーマーケットで販売されている19ドル(約2900円※)のスムージーや、45ドル(約6800円)のポテトチップスなどが、その世代では人気。

※1ドル=約150円で換算(2024年10月18日現在)

 

Z世代のTikToker、ジェイド・リリーは「健康は財産で、食べ物はあらゆる面で大きな喜びを与えてくれる」と語っています。

 

食事は私たちが生きていくうえで毎日欠かせないもの。それをZ世代は「必需品」としてではなく「贅沢な体験」として捉えているのだとか。そのため、「高品質で、身体にいい食べ物を食べる」という行為にステータスが生まれ、そんな様子を紹介したSNSの投稿には多くの共感が生まれているようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Cash-strapped Gen Z has a bizarre new status symbol: ‘Affordable affluence’. October 16 2024

「AIで癒される人」が若い世代で増加中!? 米の調査で判明

動物には私たちの心を癒したり落ち着かせたりしてくれる力があるもの。米国では、そんな「エモーショナルサポートアニマル」の存在が広く認知されています。しかし、動物に頼らずに「むしろAIに感情面でサポートしてもらっている」という若い世代が増えてきているようです。

↑犬とAI、どちらが落ち着く?

 

米国の約1000人を対象に行われた最新の調査で、エモーショナルサポートアニマルを飼っている人は、およそ6人に1人いることがわかりました。実際に飼っているエモーショナルサポートアニマルの種類について見てみると、62%と断トツで人気だったのが「犬」。2位の「猫」は39%ですから、エモーショナルサポートという面でみると、猫よりも犬を支持するほうがずっと高いようです。3位以下には「うさぎ」「鳥」「魚」と続きます。

 

興味深いことに、エモーショナルサポートアニマルとして「ニワトリ」の人気が急上昇していました。特に若い世代に多く、ミレニアル世代では19%、Z世代では18%がニワトリをエモーショナルサポートとして好んでいることが判明。ニワトリの穏やかな性格とユニークな個性が、人の不安を軽減し、幸福感を増すのに役立ってくれると言います。世話が比較的簡単であることも、ニワトリが支持された理由の一つと考えられます。

 

今回の調査で最大の驚きは、エモーショナルサポートに動物ではなく「AIを使っている」と答えた人がいたこと。ミレニアル世代では11%、Z世代では10%がそう答えており、動物よりも手軽で身近な存在であるAIを利用しているようです。AIなら、動物のように世話をする必要もなく、普段からAIを利用することに慣れている若い世代なら、気軽に頼れる存在なのかもしれません。

 

私たちがほしいと思う情報を、わかりやすく整理してすぐに提供してくれるAI。イライラや不安感などの人の感情も、AIを使えば上手にコントロールしやすくなるかもしれません。その一方で、動物にはどんなに優れたテクノロジーにもないような「温かみ」や「ぬくもり」があるもの。AIと動物の両方にうまくサポートしてもらうことが、エモーショナルサポートの最も賢い方法と言えるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gen Zs, millennials are using AI for emotional support, calling it ‘more effective’ than a pet: study. October 9 2024

First Saturday Lime. The Rise of Emotional Support Chickens. September 12 2024

米ディズニー、初の「高級戸建住宅」をプロデュース!

ディズニーファンなら、ディズニーランドに行くたびに「このままここで暮らしたい」と思うかもしれません。そんな「夢の家」が米国で本当に実現しています。

↑コティーノの住宅の内側(画像提供/Disney Parks/YouTube)

 

先日、ディズニーが発表した「コティーノ(COTINO)」と名付けられたコミュニティ。米カリフォルニア州のパームスプリングスという都市に作られる約2000戸の住宅が並ぶ一帯であり、ディズニーが初めてプロデュースする高級戸建住宅です。

 

敷地内には、カヤックやパドルボートなどのウォータースポーツを楽しめるラグーン、ビーチフロントにはホテルも作られ、レストランやショッピングスポット、さらにエンターテイメントの施設も作られるそうです。

 

もちろん、ディズニーの特徴ともいえる、細部までのこだわりも随所に活かされるそう。ディズニーテーマパークにフレンドリーで親切なキャストメンバーがいるように、このコミュニティにもスタッフが「毎日ディズニーレベルのおもてなし体験を提供する」のだとか。

 

また、コミュニティの居住者はアーティザンクラブという会員メンバーになれて、フィットネスクラスや健康関連のセミナー、ライブパフォーマンスなどにも参加可能。ディズニーをテーマにした限定イベントが行われるプライベートクラブハウスも利用できます。

 

11月には一般公開されるという三棟のモデルハウスには、『101匹わんちゃん』にインスパイアされた家やシニア向けの家などがあるそう。気になる価格は100万ドル(約1億5000万円※)〜、もっと高額の物件なら200万ドル(約3億円)を超えるものもあるのだとか。

※1ドル=約146円で換算(2024年10月4日現在)

 

とはいえ、ディズニーの魅力にすっかりハマり「毎日でもディズニーの世界に浸りたい」人には、どうしても欲しい物件と映るかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Disney launches first-ever luxe residential community in California desert. October 2 2024

今年の夏、ある田舎が米のAirbnbで一番人気に。なぜ?

米国において、民泊アプリのAirbnbで一番人気の場所といえば、ニューヨークやロサンゼルスなどの観光地と思われるかもしれません。しかし、2024年夏のデータから意外な小さな町の存在が浮かび上がりました。

↑この町がホット

 

米国のAirbnbで今夏、一番人気だったのは、ワシントン州にあるクインシーという町。人口わずか8000人の、いわゆる田舎のスポットです。

 

Airbnbはユーザーに旅行の理由を聞いていないため、なぜクインシーがそれほど人気になったのかは明確にわからないそう。

 

しかし、考えられる理由の一つは、ワシントン州には「ゴージ・アンフィシアター」という屋外イベント会場があること。ここは最近、ボブ・ディラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの大物アーティストが公演を行った場所です。クインシーはこの会場まで比較的近いため、コンサート目当てに滞在する人が多かったのかもしれません。

 

また、テック系スタートアップのデータセンターも近くにあり、そこで臨時雇用が行われていることも関係がありそうです。

 

クインシーに次いで、今夏2番目に人気だった場所は、サウスカロライナ州のコロンビア。3位には旅行先としてもおなじみのラスベガスが入っています。世界でのAirbnbの人気利用先にも、観光地から離れた地域が上位にランクインしたとか。

 

宿泊料金を抑えたい人や従来のホテルと違う施設に泊まりたい人など、さまざまなニーズがあるとみられるAirbnb。人気利用先を紐解くと、新しい旅の形や社会の動きが見えてくるかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Airbnb claims hottest destination a tiny town in middle of nowhere — leaving local media confused. October 1 2024

1日で24匹と遭遇! タランチュラがうじゃうじゃいる村が米国にあった

街中でタランチュラに遭遇することは、そうそうないでしょう。でも今なら、「1日に24匹ものタランチュラに遭遇した」と言う村人がいるほど、かなりの確率でタランチュラを見かける村が米国にあります。

↑今の時期のラ・フンタでは日常風景

 

米コロラド州南東部にあるラ・フンタ。この村は「コロラドブラウン」と呼ばれるタランチュラが多数生息する地域で、コマンチ国立草原の手つかずの大地に巣穴を掘っているのです。

 

9月と10月はタランチュラの交尾シーズンにあたり、オスのタランチュラがメスを探して歩き回るのです。日中の暑さが和らぐ夕暮れ前1時間くらいが、最もよくタランチュラが見られる時間帯とのこと。そんなタランチュラを目当てに、遠方から訪れる学者やクモ好きもいるそうです。

 

ラ・フンタは3年前からタランチュラのフェスティバルをこの時期に開催しています。グループでタランチュラの観察に出るツアーが開催されたり、タランチュラにちなんだ仮装パレードが行われたり、クモが登場する映画を上映したり。ちょっとした村おこしといった雰囲気です。

 

ちなみに、クモの研究を行う学者によると、北米に生息するタランチュラはおとなしい生き物であり、人間と遭遇すると「むしろタランチュラのほうが人間を恐れている」とのこと。恐怖を感じたら噛みつきますが、タランチュラ自身が危険を感じるような状況でなければ噛むことはなく、恐れる必要はないそうです。

 

【主な参考記事】

AP News. Spider lovers scurry to Colorado town in search of mating tarantulas and community. October 3 2024

仕事観の変化が顕著! 米Z世代で人気を集める職業とは?

頭脳を使ったデスクワークの仕事が中心の「ホワイトカラー」に対して、生産現場で活躍する技術者や作業者を指す「ブルーカラー」。現在、米国のZ世代では後者の仕事に就きたい人が増えているようです。

↑手に職をつけたい若者が米で増加中

 

18歳以上の米国人2019人を対象に行われた最新の調査で、「ブルーカラーの仕事に就く計画がある」と答えた人は全体の23%でした。しかし、1997年から2012年生まれのZ世代に限ってみると、その割合は50%だったのです。

 

その背景にあるのは、大学に対する考え方の変化。米国の大学は学費が高く、過去24年間で大学にかかる平均費用が2倍にもなっています。そのため、多くの生徒が学生ローンを組み、卒業後にその返済を行っている現実があります。そのせいか、「大学に行く価値が本当にあるのか?」という疑問が芽生えているようです。

 

実際、この調査では全体の77%が「キャリアの成功に大学の学位が必要と考えるのは時代遅れである」と回答。「大学に投資する価値がある」と答えた人は、半数しかいませんでした。

 

そんなZ世代が求めているのが、電気工事、配管といったブルーカラーの仕事です。電気技師や太陽光パネル関連の仕事などは需要が高く、最近では風力タービンの設置に関わる仕事は非常にニーズがあり、年収10万ドル(約1500万円※)を超えるケースもあるのだとか。

※1ドル=約147円で換算(2024年10月3日現在)

 

言い換えれば、職人や技能労働者の総称である「ガテン系」の仕事が注目されているようです。今回の調査で、全体の66%が「職人の仕事は企業で働くより安定している」と考え、Z世代の約23%は「職人の仕事を前向きに考えている」ことがわかりました。

 

大学に行くより、早くから働いて手に職をつけたい。学費や雇用といった社会情勢の変化に伴い、人気の職業にも変化が生まれているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Gen Z workers training to become plumbers, electricians as they lose faith in college degrees. October 10 2024

たった1匹のネズミに島中がパニック! 3か月間も追跡するのはなぜ?

「北のガラパゴス」といわれるアラスカの小さな島で、いまある騒動が起きています。それは、1匹のネズミが現れたこと。6月に発見されてから、もう3か月間も島をあげて行方を追っているのです。

↑たった1匹、されど1匹

 

人口わずか350人のセントポール島。アラスカの一部ですが、アラスカ州の州都であるアンカレッジからは飛行機で4時間もかかる距離にあり、アラスカとロシアに挟まれた大海原にぽつんと存在する島です。

 

そんな「北のガラパゴス」で6月、1匹のネズミの姿が確認されました。今でもその捜索を続けているのは、この島にもともとネズミが存在しなかったから。6月に見つかったネズミは、飛行機や船にまぎれて島に運ばれてしまったと考えられます。

 

なぜネズミ1匹で大騒ぎしているのか? その理由は、たった1匹であっても、これまで生息していない生き物を島に侵入させてしまうと、この島の生態系を大きく変えてしまう可能性があるからです。

 

例えば、その影響は海鳥に及びます。ネズミが繁殖してその数を増やしていったら、海鳥の卵やヒナ、最悪の場合は成鳥さえ食べられかねません。実際、ネズミが生息していなかった島にネズミが持ち込まれ、海鳥の数が激減した島は世界中にあるのだとか。

 

ネズミが島中に増えていったら、その駆除には億単位のコストがかかるうえ、一度減ってしまった海鳥の個体数を回復させるには、数年かかるとも言われています。そのため、島中であらゆる罠やが仕掛けられ捕獲大作戦が決行されているのです。

 

ちなみに、9月上旬に米ニューメキシコ州でも似たような騒動が起きています。このときは、国立公園になっているカールズバッド洞窟で、スナック菓子の持ち込みが禁止されているのに、観光客が持ち込んで食べた袋を洞窟内に捨てたというのです。

 

米国立公園局は「スナック菓子の小さなかけらであっても、洞窟内の独自の生態系を一変させる可能性がある」と警告。洞窟の表面に落ちた菓子くずやカビの除去に20分をかけて、徹底的に撤去・清掃作業が行われました。

 

先に紹介したセントポール島では、空港にネズミの侵入対策のための警備システムが備えられていますが、2018年にも1匹のネズミがすり抜けて島に侵入したことがありました。そのときは10か月もの間、罠から逃れ、最終的には死んでいるのが確認されています。今回のネズミも、数が増えてしまう前に、なんとか捕獲され、この生態系に影響が及ばないことを望みたいものです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Tiny Alaskan island in panic over possible rat sighting — which could spark disastrous chain reaction in their ecosystem. September 24 2024

Ther Guardian. US cave system’s bats and insects face existential threat: discarded Cheetos. September 10 2024

バランスボールが太鼓に!「有酸素ドラミング」が米でブーム

いま米国で大ブームを巻き起こしているのが「有酸素ドラミング」です。フィットネスクラブのレッスンではもちろん、町中の公園や広場でもこれを行うグループが出現しているようです。

↑米で大人気の有酸素ドラミング(画像提供/WGN News/YouTube)

 

有酸素ドラミングに必要な物はバケツ、バランスボール、そして2本の棒だけ。バケツのうえにバランスボールをのせて2本の棒を両手で握ったら、棒をバチ代わりにして太鼓やドラムのようにボールを叩きます。

 

音楽に合わせて全身でノリノリになりながらドラミング。ときには屈伸運動のような動きを入れたり、身体を左右に振ったり、足を大きく蹴り上げるようにしたり……。全身を使うので、なかなかの運動量がありそうです。

 

好きな音楽に合わせるから楽しみながらできるうえ、バチで叩くという動作があるためか、いいストレス発散につながっているよう。「怒りをコントロールできる」なんて声もあります。このような理由で有酸素ドラミングは米国でブームを巻き起こしました。有酸素ドラミングのTikTok動画の中には1900万回以上再生されるものもあるほどです。

 

地元メディアによると、この運動を考案したのは、あるクリエイター。股関節を負傷したときに、医師から「あなたには2本の腕と2つの手があるのだから、それらを使って何かを生み出せばいい」と言われ、エクササイズボールをドラムにして叩き始めたところ、気分が上がっていったそう。これをベースにして誕生したのが、この有酸素ドラミングだったのです。

 

有酸素ドラミングを始めて減量したという人も出ているそう。ドラムのような大掛かりな道具がなくても、バランスボールのような身近なもので代用できるこの有酸素ドラミング。SNSにある動画を見ながら、エンジョイしてみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. ‘Cardio drumming’ is the hot, new exercise trend to purge your daily anger and frustration. September 2 2024

米航空会社が客室乗務員に「下着」を規定。行き過ぎ? プロフェッショナル?

ホスピタリティ業界では、従業員の身だしなみについて社内で規定を設けるのが一般的。ただ、下着についてまで規定するものなのでしょうか……?

↑賛否両論の下着規定

 

米国に本社を置くデルタ航空は最近、採用者向けに「外見」に関する要件について発表しました。これは、デルタ航空が身だしなみや服装などの見た目について厳格なガイドラインを設けており、同社に入社を希望する人に対してもそれを明らかにしたものです。

 

その内容は、例えば次のようなもの。

 

服装

  • 服装はプロフェッショナルなもので、正しく着用すること
  • スカートやワンピースの丈は、膝より長いものを着用すること
  • 男性のユニフォームを着用する場合は、ボタン付きのYシャツにネクタイを着用すること

 

身だしなみ

  • 髪のカラーリングは自然な色合いにすること。ハイライトや不自然な色合いは不可
  • 目に見える部位にあるタトゥーは認められない。服かウォータープルーフの化粧で隠すこと
  • 鼻ピアスは1個まで可。色はゴールド、シルバー、ホワイトパール、クリーアダイアモンドのみ。その他のボディピアスは不可

 

この中に「適切な下着を着用し、露出してはならない」という一文が含まれているのです。

 

同社では「客室乗務員はお客様と最も多くの時間を過ごす、当社の顔である」と述べ、「顧客の体験は、客室乗務員が制服を身に着けた瞬間から始まる」と主張しています。

 

下着についてまで会社として規定する、このデルタ航空のニュースに対して「信じられない」「非常識」と否定的な意見はあるようですが、「プロとして演出するなら合理的なこと」「とてもプロフェッショナルなことだと思う」という肯定派も。世代によっても受け取り方は異なるかもしれないこのルール。あなたはどう感じますか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Delta pushes strict underwear regulations for flight attendants in eyebrow-raising memo. September 17 2024

米農家がトレイルカメラで謎の生き物を捉えた! 先住民族の伝説が浮上

米テキサス州の田舎町に設置された1台のトレイルカメラが捉えたのは、奇妙な生き物の姿。地元当局すら困惑し、「スキンウォーカーではないか?」という声があがっています。

↑トレイルカメラが捉えたのは…

 

生き物の動きを感知して撮影を開始するトレイルカメラ。テキサス州の小さな町、シュレンバーグに住むマイケルさんは、3つの狩猟場に3台のトレイルカメラを設置しています。普段カメラに映る動物にはコヨーテ、シカ、ウサギ、アライグマ、キツネなどがいるそう。

 

そんなマイクさんのカメラの1台が先日、謎の生き物を捉えたのです。あたりは暗く白黒の映像であるため、はっきりと映っているわけではありませんが、確かに4本の足が映っていたとのこと。

 

マイクさんは最初、身体の大きさからして「サルだと思った」そう。しかし、鼻が長く、頭頂部は小さく、背中にはコブのようなものが見え、どうやらサルとは異なる生き物のようだと考えるようになりました。テキサス州公園野生生物局に問い合わせたものの、画質が悪いため生き物の特定は難しいという返答でしたが、「オジロジカの子どもにしては、身体が小さ過ぎる」と言われ、当局すらこの謎の生き物に困惑しているようなのです。

 

そこで、マイクさんは家族や友人などにこの映像を見せたところ、「スキンウォーカーではないか?」という見方が浮上。スキンウォーカーとは、米国南西部の先住民族であるナバホ族に伝わる伝説の生き物。もともとヒーラーや医療関係者だったのが、超自然的な存在になったという言い伝えで、人間の姿をしているけれど目は赤く光るなど、動物的な性質があるのだとか。

 

また、大きな牙と耳を持つ伝説の生き物「チュパカブラ」ではないかという声もあったそうです。

 

いずれにせよ、正体不明のこの生き物。マイクさんのカメラがその日に収めた約100本の動画のうち、その生き物が映っていたのは1本だけだったそうです。マイクさんが根気よく今後も撮影を続けていれば、再びこの生き物が現れるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Mysterious four-legged ‘skinwalker’ creature spotted in US state baffles wildlife experts. September 18 2024

米警察、初の「UAP(未確認航空現象)ガイド」を発行!

米国では国防総省がUFOやUAP(未確認航空現象)を調査する組織を立ち上げるなど、得体の知れない地球外生命体などを「脅威」として捉えています。先日には同国の警察が、初となる「UAPガイド」を発行しました。

↑もっと真面目に考えるべきかも

 

警察上層部が作成したというガイドは、全部で11ページ。UAPには未知の脅威があり、その動向を把握して報告するために同ガイドを作ったと言います。UAPについて警察官に警鐘を鳴らす目的があるようです。実際、ヘリコプターでの移動時にはUAPに警戒するよう警察官に促しています。

 

このガイドでは、これまでUAPと遭遇した報告について詳細に紹介しています。例えば、ジョージア州ブレアズビルで2023年11月に報告された内容は、パトロール中の警察官が「空に緑色の光が見えた」というもの。

 

暗くなった空に、車内から三つの薄暗い緑色の光を確認し、三角形の乗り物も見えたそうです。その後、木の陰に隠れてしまい見失いましたが、そのエリアの住民から「何かが走っている音を耳にした」という通報もあったというのです。

 

この警察官は、この地域の空港がどこにあり、飛行機が上空のどのエリアを飛行するのかを分かっているため、「これまでに目にしたものではなかった」と言い、その緑色の光がUAPではなかったのかと思っているようです。

 

このような体験談には、「信頼性の低い情報も混ざっているのでは?」と危惧する声があるかもしれません。しかし、インド宇宙研究機関の長官が「宇宙には間違いなくエイリアンがいる」と断言するように、確かな証拠はまだなくてもUFOなどの宇宙人の存在を確信している専門家は少なくありません。私たちは、もっとUAPのリスクに備えていかなければならないのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Metro. Police across US given new UFO handbook as they ‘pose significant safety risks’. September 9 2024

米マクドナルドにある「大人のハッピーセット」、今年はどんなおもちゃが出る?

2022年に初登場して話題をさらった、米マクドナルドの「大人のハッピーセット」。2023年にも期間限定で登場すると、売り切れが続出するほどの人気を呼びました。そんな大人のハッピーセットは今年、「コレクターズミール」の名前で販売が始まっています。

↑ノスタルジックなカップが付いてくる(画像提供/KOBI-TV NBC5/YouTube)

 

マクドナルドの「ハッピーセット」は子ども向けのセットメニューで、子どもが喜ぶおもちゃが付いているのが特徴。セットのおもちゃは期間限定でさまざまな物に変わり、日本のマクドナルドではポケモンの『ぴかポケ』とコラボして、販売個数の記録を更新したこともあります。

 

今回、米マクドナルドで販売されている「大人のハッピーセット」では、コンボミールに6個のコレクターカップがセットになっています。

 

コレクターカップのデザインにはジュラシック・パーク、シュレック、ハローキティ、バービーが含まれており、子ども時代や青春時代にそれらと共に育った世代には懐かしさが溢れてくるでしょう。

 

また、開けてみないと何のおもちゃが付いてくるかが分からないところもハッピーセットの魅力。「ガチャガチャ」のように、お目当てのものが出るまで、何度も注文したくなる魔力があるかもしれません。

 

【主な参考記事】

USA Today. McDonald’s debuts Happy Meals for adults, complete with collector cups. How to get yours. August 13 2024

米の「シェアハウス」、若者を引きつける魅力とは?

ワンルームタイプで平均家賃が3000ドル(約43万円※)以上にもなる米・ニューヨークで、家賃を月2100ドル(約30万円)に抑えている男性がいます。その秘密は、シェアハウスでした。

※1ドル=約144円で換算(2024年9月5日現在)

↑新しい人との出会いも魅力

 

約2年前に英・ロンドンからニューヨークに移住した、スリランカ出身のアベイセケラさん(33歳)。最初の数か月間は会社がアパートを提供してくれたのですが、そこを出て自分で家探しを始めると、あまりの家賃の高さから、家賃を抑える何らかの方法を検討せざるを得なかったそうです。

 

そこで見つけたのが、シェアハウスというスタイル。「新しい街で、人と知り合う機会にもなる」と考えた彼は、この生活方法を選んだのです。

 

現在、アベイセケラさんが住んでいるシェアハウスは、4階建てで全部で24室があり、住んでいる人は全員20代か30代。家賃の2100ドルには、光熱費とWi-Fi、週1回のクリーニングサービスと、月1回分の共同の朝食代金が含まれています。

 

寝室には、ベッドやデスクのほか、クローゼットなどがあるため、大型の家具などを購入する必要はなさそう。ただし、難点なのはトイレとバスルームが共同なこと。「シャワーを使うのに15分待たされたことがあった」と、アベイセケラさんは話していますが、共同とはいえ2人に1つずつあるため、もう1年以上も暮らしており「問題ない」と語っています。

 

共有スペースとしては、テレビとソファが置かれた地下室、小さなジム、テラス、屋上があり、「共有スペースが非常に多く、居住者の数は多いけれど、大きな問題は起きていない」と彼は語っています。

 

日本のシェアハウスと基本的なシステムはほぼ同じような、このシェアハウス。家賃を抑える方法として、米国では複数人で部屋を賃貸する「ルームシェア」の形が一般的です。しかし、アベイセケラさんが住んでいるシェアハウスを経営している会社では、マドリード、パリ、ロンドン、ミラノなどでもシェアハウスを展開。どれもおしゃれな建物にしていて、こんなシェアハウスのスタイルもしかしたら人気が出てくるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. I pay $2,100 a month in rent to live with 23 roommates and share a bathroom in NYC—here’s what it’s like. August 3 2024

注目度抜群! 米の人気フードトラックが導入したクルマは何?

SF映画に出てきそうなテスラの「サイバートラック」。米国で最初の納車が2023年末から始まったばかりの最新のクルマですが、そんなクルマにオーブンを搭載し、ピザのフードトラックとして利用している男性がいます。

↑サイバートラックで焼いたピザのお味は?(画像提供/New York Post/YouTube)

 

ニュージャージー州北部で人気のフードトラック「シン・クラスト・ピザ」。一般的なフードトラックと違うのは、この店ではテスラのサイバートラックを使っていることです。

 

サイバートラックといえば、テスラが発表してから実に4年を経て発売が開始された待望の新型車。ステンレスでできた無機質なボディや、従来のクルマとは一線を画す直線的なデザインが特徴的です。

 

シン・クラスト・ピザのサイバートラックは、2段式の高出力オーブンを後部に搭載。クルマのバッテリーを使って、オーブンを運転させてピザを焼くのです。

 

クルマの力でどこまでオーブンが加熱されるのかが気になるかもしれませんが、同店のオーナーであるアルベラエズさんは「十分なパワーがある」と話しています。実際、およそ2分でピザが焼けるのだそう。

↑サイバートラックの後部でピザを焼く(画像提供/New York Post/YouTube)

 

また、サイバートラックをフル充電していれば1時間に120枚のピザを作れて、8時間連続で焼き続けられるとアルベラエズさんは言います。

 

アルベラエズさんがサイバートラックでフードトラックを始めた理由は、ケータリングの需要が高まっており、それに対応するためだったそう。確かにサイバートラックなら車体後部でピザを焼くため、屋台のような雰囲気を出せるかもしれません。

 

おまけに、サイバートラックはまだ市場に出回っている台数が少ないため、サイバートラックを見れたことだけでもお客さんはうれしいそうです。

 

【主な参考記事】

New York Post. This Tesla Cybertruck can cook pizza in just 2 minutes: ‘Gets it done like nobody’s business’. September 3 2024

ピラニアと人間に意外な共通点があった!

人間を襲うことはめったにないと言われるものの、「人食い魚」と呼ばれ恐れられているピラニア。どう猛で危険なイメージがあるかもしませんが、なかには草食のピラニアもいるのです。驚くことに、南米の淡水域に生息するという草食のピラニアは、人間にそっくりな歯を持っていました。

↑人間の歯とそっくり!(画像提供/Crazy Creatures/YouTube)

 

小さな身体なのに肉食で、群れで動物の死骸などを食べるピラニアは、先端がとがったナイフのような歯を持っています。しかし、南米の淡水域に生息するパクーは、ピラニアに近い仲間でありながら草食性。米テキサス州の湖で先日、パクーを釣り上げたという男性は、「そのパクーはナッツやベリーを食べている」と話しています。

 

そんなパクーの口を見てみると、驚くことに歯が人間のものとそっくり。上の歯と下の歯がそれぞれ1列ではなく、数列にわたって何本も生えている点は人間と異なりますが、それでも上の歯と下の歯の生え方が人間と瓜二つです。動物の肉を食べないため、人間のような尖っていない歯でも十分なのでしょう。

パクーは、体長が最大で1m以上、体重40kgほどまで成長することから、ペットとして飼育していたものを川に放流するケースが考えられるとのこと。なかには養殖施設から逃げ出した物もいるかもしれません。その結果、米国では50ある州のうち47州でパクーの捕獲が報告されているそうです。

 

ただし、草食とはいえ、水泳をしていた人に噛みついて死亡させる事故も起きているとのこと。かわいい顔をしても、やっぱり警戒はしなければならないようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. ‘Invasive’ fish with sharp, human-like teeth discovered in rec area lake. August 27 2024

米の高齢者、VRで若かった頃に没入。「想像より1000倍楽しい」

VRを楽しむのは若い世代。と思いきや、米国ではシニアたちがVRをエンジョイしまくっているようです。

↑すごく刺激的

 

ニューヨークとニュージャージーの介護施設は、施設の高齢者が使うためのVRを導入しています。使用しているのは、Mynd Immersive社が高齢者向けに開発したVRで、高齢者の認知能力や生活の質を向上させるために使われているのです。

 

このVRでは、例えば、装着する人がかつて訪れたことのある場所や思い出の場所の映像を流し、若い頃の日々を再体験できるそう。高齢者に若い頃の写真を見せて昔を思い出してもらうことは、回想療法と呼ばれる治療法でもあり、高齢者に喜びをもたらしてくれます。

 

また、訪れてみたかった場所にVRで実際に行ったような体験をするなど、人生にワクワク感や楽しみを与えてくれる効果もあるようです。

 

ある研究では、VRを利用することは、人々の孤独感を軽減させるほか、VRの中の環境と実際の環境を区別することで記憶力も向上させる効果があると言われています。

 

実際にVRを装着した高齢者は「いま自分がどこにいるか忘れてしまう。想像するより1000倍も楽しい!」「30年前に夫と行った旅行先を思い出して、とても気に入った」など、前向きな感想が寄せられています。

 

高齢者がVRを使って楽しんでいる姿はなんだか不思議な感じがするかもしれませんが、このテクロジーは介護の現場で普及していくかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. NYC seniors are skydiving, hiking the Alps and traveling the world — all while warding off dementia — with VR. August 20 2024

夢はかなう。米家族が故郷を犠牲にして引っ越した先は…

ディズニーには熱烈なファンがいるもの。ディズニーワールドで結婚を約束した米国のあるカップルは、「ディズニーランドに毎日行きたい」という夢をかなえるため、約1000kmも離れた場所からの引っ越しを決行しました。

↑夢の世界へ

 

ヘイリー・シスクさん(30歳)は、幼い頃からの生粋のディズニーファン。『リトル・マーメイド』を見て以来、ディズニーシリーズに夢中になり、ディズニーの映画を見て育ってきました。2016年に夫・オースティンさんと結婚を約束した場所も、ディズニーワールドのシンデレラ城だったそう。

 

ヘイリーさんもオースティンさんも、この魔法の場所は「自分たちの物語で大きな部分を占めている」と言います。そして、2人の間に生まれた3人の子どもにもこの地で過ごしてもらいたいと考えました。

 

ヘイリーさんとオースティンさんが暮らしていたのは、テネシー州ノックスビル。そこからディズニーワールドがあるフロリダ州までの距離は約1050kmであり、9時間の道のりです。「3人の子どもたちにディズニーワールドで子ども時代を過ごしてほしい」と考えるこの夫婦にはあまりにも遠いため、一大決心して引っ越したのです。

 

7月の引っ越しからまだ約1か月しか経っていませんが、すでに5回ディズニーランドに行ったそう。「ここでは、子どもたちが好きなキャラクターを見て目を輝かせている様子を見れます。子どもたちと毎日思い出をつくれます」と話しています。

 

最後に、気になるディズニーランドでかかる費用についてご紹介しましょう。家族5人でのお出かけとなると、それなりに費用がかかりそうですが、ラッキーなことに、下の子ども2人はまだ3歳未満のため無料。ヘイリーさんは自分と夫と子ども1人の3人分の年間パスに2997ドル(約45万円※)を払っているそうです。「年間パスがあれば駐車代が無料になって、園内の物も割引になる」と、お得な印象です。

※1ドル=約149円で換算(2024年8月16日現在)

 

生まれ育った故郷から9時間も離れた地に行くことは「犠牲だった」と認めているヘイリーさん。ですが、毎日のようにディズニーランドに行くことは、ずっと夢見ていたことだったと話しているそうです。

 

【主な参考記事】

New York Post. We moved nine hours from family to go to Disney World every day. August 14 2024

関節の痛みに効く!? 米医師が「キャベツ療法」を紹介

関節に痛みがあるとき、湿布を貼ったり、サポーターを使ったりして痛みをしのいでいる方も多いでしょう。そんなときに、キャベツを巻いてみたらどうでしょう? 米国の医師が勧める型破りな方法をご紹介します。

↑湿布がないときに試す価値があるかも

 

米メリーランド州のスード医師は、自身のTikTokで、膝にキャベツを巻き付けた方法を披露。「キャベツの葉は炎症と痛みを軽減させることから、一部の地域では家庭療法で湿布のようにして使われてきました」と、スード医師は語っています。

 

キャベツを関節部分に巻き付ける様子は、とってもシュールで「本当に効果があるの?」と疑ってしまうかもしれません。

 

しかし、その効果は研究でも示されています。2022年に発表された論文によると、変形性関節症患者の膝にキャベツの葉2~3枚を1時間巻き付けておくと、冷却ジェルを20分間あてるのと同等の効果が見られたそう。スード医師は「キャベツには抗炎症作用のある成分が含まれていると考えられる」と言います。

 

それだけの効果があるのなら、もし膝や足首などに痛みを感じて湿布などが手元にないときは、キャベツを巻くという方法を試してみてもいいかもしれません。ちなみに、スード医師はキャベツを事前に冷やしておき、巻き付けやすいように硬い芯の部分は切り取るようにすすめています。

@doctorsoodHave you tried this before? 🥬♬ original sound – DoctorSood, M.D.

 

【主な参考記事】

New York Post. I’m a doctor — try this unusual but effective hack for joint pain. July 22 2024

「音声生成AI」に米親子が救われる。「娘の声を聞くたびに感動」

AIの発達によって、本人そっくりの自然な音声を生成できる技術が進化しています。例えば、2024年3月に発表されたOpenAIの音声合成は、15秒の短い音声サンプルだけで、自然な音声を生成できると話題になりました。電話詐欺などの犯罪に悪用されるリスクが指摘される一方、このような技術は人々を助ける可能性も秘めています。

↑AIが生成した声でも気持ちは伝わる

 

昨年、脳にできた腫瘍を取り除く手術を受けた、米国に住む21歳のアレクシス・ボーガンさん。手術から約1か月が経ち、つながれていた呼吸チューブを外したとき、唾をのみ込むことや親に「Hi」の一言を言うだけでもつらかったと言います。その後、何か月にもわたるリハビリを経ても、発声がうまくできず、家族や友だちも彼女が何を伝えようとしているのか理解しづらい状態が続きました。

 

そんな彼女に光を与えたのが、OpenAIの音声合成。この技術のパイロット試験の一環として、彼女はOpenAIの音声合成を利用することになったのです。昔録画していた動画から、15秒間の彼女の音声を読み込ませ、本人さながらの声を生成。いまではアレクシスさんは1日40回ほどスマホのアプリを使って、周囲の人とコミュニケーションを取っているそうです。

 

合唱団に所属していて、クルマの中で大好きな歌手の曲にあわせて大きな声で歌うのが好きだったというアレクシスさん。一夜にして自分の声が消え、「自分のアイデンティティの一部が奪われてしまったようだった」と、そのときの心のうちを語っています。

 

でも「(合成された)娘の声を聞くたびに、本当に感動している」と、涙を浮かべながら話している母のパメラさん。ときどき、発音ミスやイントネーションがおかしいといった不具合は見られるものの、それはほとんど気づかない程度なのだとか。

 

OpenAIの音声合成はまだ一般公開されていませんが、彼女と同じように、声を失った人や言語障害に苦しむ人にとって希望の光になる可能性を秘めているようです。

 

【主な参考記事】

Euro News. Treatment for a tumour left this woman unable to speak. AI has given her her voice back. May 20 2024

米フィラデルフィアで「夏の雪」を154年ぶりに観測! 複雑な事情があった

日本のみならず世界各地が猛暑に見舞われている今年の夏。そんななか、驚くことに米フィラデルフィアで雪が観測されました。

↑猛暑なのになぜ?

 

2024年7月14日、ニュージャージー州マウントホリーの気象局は、フィラデルフィアの天気を「雪」と記録しました。これは正確に言うと、雪が降ったのではなく、雷雨のなか「雹(ひょう)」が降ったから。現地の気象局のガイドラインで、「雹」は凍結した降水であり、雪、みぞれ、あられと同じカテゴリーとみなされるのです。

 

とは言っても、夏に雹が降ることも珍しいもの。現地の気象局によると、6月から8月の期間に雷雨とともに雹が降ったことは過去に13回あり、最後に記録されたのは1870年でした。当時の記録も積雪量は「0.0インチ」。そんな古い記録を154年ぶりに更新したことになったのです。

 

他州の気象局でも「雹」を「雪」としてみなしているところがあり、例えば、サウスカロライナ州グリーンビルでは2012年7月1日、最高気温が41.7℃に達しましたが、同日午後に「雹」が降り、「雪」として記録しています。

 

気象局本部のサービスデータプログラムアナリストのジム・ズドロジェフスキーさんは、気象局がいつ「雹」を「雪」として記録するように決めたのか不明と語っています。しかし、これまでの気象記録の連続性を保つために、「雹」を「雪」とみなす気象局は、今後もその方法を続けていく可能性があるそうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. Summer ‘snow’ in Philadelphia breaks a confusing 154-year-old record. July 17 2024

ハワイのBMW、民間初の「クルマ用MRI」を導入! 愛車を調べるのは…

車体の下部から隅々まで360度をわずか数秒でチェックできる。そんな「車体用のMRI」が米ハワイで開発されました。AIを搭載しており、世界初の技術になるのだそうです。

↑認知バイアスがかからないのが魅力(画像提供/Island News/YouTube)

 

この技術を開発したのは、ホノルルのBMW。これまで行われていた車体のチェックは、人間の目視によるものでした。人間がカメラを持ってクルマのあちこちを見てまわり、損傷などがないかを確認して、修理箇所を特定していたわけです。

 

しかし、AIを搭載した車体用MRIの登場で、検査時間を大幅に短縮できるようになったのです。おまけに人間に頼らないこの技術では認知バイアスがかからないため、検査の精度も上がるそう。

 

同社では、メンテナンスするクルマについて最初にこの車体用MRIにかけて、損傷部の写真を撮るといったことに使いたいと言います。

 

この技術の開発にかかったコストは明かされませんでしたが、顧客の修理の待ち時間を短縮させ、精度も上げるものと期待されています。

 

米軍ではすでに使用されている技術だそうですが、民間向けで利用されるのは今回が初めてのこと。いずれ多くのディーラーでも、同じような技術が導入されていくのかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. DOCTOR’S ORDERS ‘World’s first’ MRI for cars unveiled as AI takes over vehicle inspections – high-tech system saves drivers time. July 16 2024

米の地下鉄、目が二つ付いたらチャーミングになった!

いま、米ボストンの地下鉄にかわいらしい電車が走っています。電車の先頭部分にクリクリとした目が描かれ、まるで『きかんしゃトーマス』のよう。なぜこんな電車が登場したのでしょうか?

↑思わず笑ってしまう(画像提供/NEWS CENTER Maine/YouTube)

 

黒い車体の先端車両に、マンガのキャラクターのような可愛らしい目が描かれています。二つの瞳が付いただけで、変哲のない車体が親しげな雰囲気に変身。機関車がアニメのキャラクターのようになりました。

 

こんな車両ができたのは、電車好きのある小さな団体が、ボストンの地下鉄の運営を行うマサチューセッツ湾交通局に対して、車体に目を描くリクエストをしたから。同局のゼネラルマネージャーは、そのリクエストを見た際「笑ってしまった」と明かしています。でも「楽しさのために、こんなことができると思った」と、そのリクエストに応えることにしたそうです。

 

ただし、この目が描かれているのはすべての車両ではなく、わずか5両の車両のみ。レアな存在だからこそよけいに、電車に乗るときに目玉付きの電車を思わず探してしまう楽しみが生まれているようです。

 

もしボストンで地下鉄に乗ることがあったら、このかわいい電車が走っていないか、チェックしてみてください。

 

【主な参考記事】

khon2. Some Boston subway trains are now sporting googly eyesS July 1 2024

 

米コストコ、「複合型マンション」の建設に挑むのはなぜ?

コストコが今、米ロサンゼルスで住宅を建設しています。米国でも日本でも人気の会員制スーパー、コストコが手がける住宅はどんなものなのか? そもそも同社はなぜ住宅を建てることになったのでしょうか?

↑住宅建設に挑む米コストコ

 

かつて病院として使われていた、南ロサンゼルスの5エーカー(約2万平方メートル)の空き地。コストコが建設計画を進めている住宅は、そんな場所にあります。コストコのウェブサイトによると、店舗の平均的な大きさは約1万4000平方メートルなので、ロサンゼルスの新店舗は大規模になるとわかります。

 

しかし、コストコの計画を阻んでいるのが、現地の建築規制。ロサンゼルスではこのような大型店舗を建設するには、さまざまな規制があるというのです。

 

そこでコストコは、それらの規制の一部が免除されるという「多目的住宅開発」プロジェクトとして、店舗も併設された住宅の建設を進めているのです。この条件に合うためには、開発計画の3分の2が住居である必要があり、全800戸の住居が作られます。コストコの完成予想図によると、1階にコストコの店舗が、2階から6階までが住居になる模様。

 

住居のタイプは、ワンルーム(32平方メートル)、1LDK(42平方メートル)、2LDK(56平方メートル)の3つ。カリフォルニア州は平均家賃が月2800ドル(約45万円※)と米国でも高額なエリアで、18万人以上がホームレスとして生活しており住宅危機に瀕しています。そのため、このコストコの住宅では比較的手狭なタイプが多く、約2割強は低所得者向けの低価格住居として提供されるのだそうです。

※1ドル=約161円で換算(2024年7月4日現在)

 

また、人件費削減のため、コストが低いエリアで各住居部分を建設し、それをトラックで運んで現地で組み立てるプレハブユニット方式であることも、手狭な部屋タイプが多い理由の一つであるとのこと。

 

ジム、屋上プール、中庭、多目的コミュニティスペースもあるという、この多目的住宅。コストコはこの計画とコンサルタントに数百万ドル(数億円)を投じてきたと言われています。しかし、現地当局から承認されて計画通りに完成するかどうかはまだ不明であると、地元では報道されています。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Costco’s ambitious new plan to help fix California’s housing crisis. June 28 2024

元商品開発者が明かす、米マクドナルドで「注文しないメニュー」とは?

米マクドナルドのコーポレートシェフとして、新商品の開発や製品の品質検査などを4年間行なっていたという男性が、自身のTikTokでマクドナルドのさまざまな内情を明かしています。

↑米国のマクドナルで注文しないほうがいいのは…

 

マイク・ハラツさんは、米国の食品業界に20年以上携わり、米マクドナルドの料理部門のイノベーションマネージャーとして働いた経験を持つ人物。新商品開発などを行っていたというから、マクドナルドが提供するメニューについて熟知している人と言えるでしょう。

 

そんなマイクさんによる、マクドナルドで「注文するメニュー」と「注文しないメニュー」を紹介しましょう。

 

注文する: ダブルクォーターパウンダー・チーズ

マイクさんがお気に入りで注文するのは、「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」。日本では販売が終了してしまったメニューですが、米国のマクドナルドではまだ健在です。

 

以前は冷凍パテを使用していましたが、数年前にフレッシュな牛肉のパテに変わったと言います。ただし、数分以内に食べないと、牛肉の違いを感じられないそう。「食べるまで時間をおくと、以前と同じ味になってしまう」とマイクさんは話しています。

 

注文しない: 朝マックのベーグル

その一方、注文しないのは「朝食メニューにあるベーグル」。「サンドされている卵がパサパサで、風味に欠ける」とマイクさんは話します。もしこのベーグルを食べるのなら最初に蒸すといいそう。

 

このベーグルも、日本のマクドナルドにはないメニューですが、米国のマクドナルドに行くときは覚えておいたほうがいいかもしれません。

 

マイクさんによると、マクドナルドの品質に影響を与えるのは材料と人員。十分な材料がなかったり、人員不足が起きたりすれば、メニューの品質が落ちる可能性があるというのです。

 

米国のマクドナルドでは、人件費高騰などの影響で、過去10年間で価格が2倍にもなったと報じられています。ファストフードといえど、後悔しないメニューを選択するにはマイクさんの意見を参考にしてみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Ex-McDonald’s chef reveals what not to order at the Golden Arches: ‘Not as good as it used to be’’ July 2 2024

「きれい好き」は交際がうまく行く! 米の調査で判明

家をきれいにして、気持ちいい香りにしておくと、パートナーとうまくいく。2000人を対象にした米国のある調査で、そんな結果が出ました。

↑家がきれいだと仲良くなる

 

その調査によると、67%の人が「きれいで爽やかな匂いの家のほうが、パートナーと爽やかな関係になる」と答えました。また、パートナーと似たような掃除習慣がある人のうち34%が、少なくとも5年間は一緒に暮らしているということも明らかになりました。

 

きれいな家を好む傾向はZ世代とミレニアル世代で特に顕著で、「高価な贈り物が欲しい」と答えた人は11%だったのに対して、「きれいな家がいい」と答えた人は17%でした。

 

興味深いのは、回答者の68%が「家が不潔な臭いだと、交際はすぐに破綻する」と答えたこと。43%は「デート相手の家が清潔でなければ、家を出る」と答えており、汚い家はカップルに致命的な影響を与えるようです。

 

ちなみに、現在パートナーと交際中の人の60%が、洗濯や皿洗いなどの家事を分担していると答えていますが、女性側は「掃除などが平等に分担されいていない」と答えた人が多くいたとのこと。

 

掃除に対する価値観が同じほうがカップルはうまくいき、できるだけ平等に家事を負担していくことが大事なようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Nearly 2 in 3 Americans say this household task is a secret turn-on. June 27 2024

米警官がドライブ中の男性を逮捕。裁判沙汰になった侮辱行為とは?

中指を立てるポーズは、ドラマや映画で見かけるものかもしれませんが、相手に最大の侮辱を与える意味があり、米国ではNGとされています。そんな中指を立てる行為が、いかに同国で危険なのかを思い知らされるニュースをご紹介しましょう。

↑物議を醸す行為

 

2018年、バーモント州で起きた中指事件。ある警官が走行中の1台のクルマを止めました。この警官は、クルマを運転していたボンバードさんが自分に向けて中指を立てたと思ったから、そうしたそうです。

 

ボンバードさんは中指を立てたことを否定していましたが、治安妨害の罪で逮捕され、クルマはレッカー移動されることになりました。ボンバードさんは警察に1時間以上拘留され、刑事裁判に出頭するよう求められたのです。

 

裁判沙汰にまで発展したこの事件。先日ついにその裁判に決着がつき、バーモント州がボンバードさんに10万ドル(約1600万円※)を、バーモント州の米国自由人権協会と個人の人権や表現のための財団に7万5000ドル(約1200万円)を弁護士費用として支払うことで合意したのです。

※1ドル=約161円で換算(2024年6月28日現在)

 

ボンバードさんの弁護士は、「ボンバードさんはこの結果に満足しているが、そもそもこの事件は起きるべきではなかった。警察は侮辱的とみなすものであっても、全ての人の権利を尊重する必要がある」と声明で述べています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Driver charged over flipping off state trooper settles suit for $175K. June 26 2024

ついにスタバも参戦! 米ファストフードの「激安競争」がヒートアップ

インフレの影響で、もはや「ファストフードが気軽に食べられる食事」ではなくなってきている米国。世界的な人気コーヒーチェーンのスターバックスも、コーヒー1杯であっという間に10ドル(約1600円※)近くになってしまいます。そんななか、そのスターバックスが米国で破格の朝食コンボをスタートすることを発表しました。

※1ドル=約160.9円で換算(2024年6月28日現在)

↑米スタバが始めた破格の朝食メニュー(画像提供/Good Morning America/YouTube)

 

朝食コンボは、トールサイズのホットまたはアイスコーヒー(紅茶でも可)1杯に、クロワッサンを組み合わせたもの。これでたったの5ドル(約800円)なので破格です。クロワッサンではなく、ソーセージやチェダーチーズ入りの卵のサンドイッチの場合は6ドル(約960円)、ダブルスモークベーコンサンドイッチなら7ドル(約1100円)になります。

 

今日の米国のスターバックスで、5ドル~7ドルでドリンクと軽食を食べられるのは、かなりお得感があります。それに加え、もともと10年以上前にあった朝食コンボが復活したとあって大きな話題に。

 

現在、同国のファストフード業界では、このようなバリューメニューがトレンドになっています。物価高と人件費高騰のあおりを受けて値上がりが続き、顧客離れが進んでいるファストフード業界では、お得なメニューを用意して、顧客の呼び込みに必死のようです。

 

【関連記事】

米ファストフード「激安」バトル! ウェンディーズが3ドル朝食を発売

 

スターバックスも5月の売上が過去3年間で初めて落ちたことから、危機感を抱いてこの朝食コンボを始めたのかもしれません。

 

【主な参考記事】

USA Today. Starbucks introduces value meals with new ‘Pairings Menu’. June 13 2024

Daily Mail. Starbucks finally tackles high prices – but it won’t fix an even bigger bugbear for customers’. June 22 2024

副業で「古いレゴ」を売る米男性、収入が2年間でとんでもないことに!

幼いころから集めてきたコレクションに思わぬ価格がつき、副業と言うには十分すぎるほどの収入になっている男性がいます。

↑儲かります

 

米ニュージャージー州出身のシェーン・オファレルさん(35歳)は、小さい頃からブロックおもちゃの「レゴ」が大好きで、たくさんのコレクションを持っているそう。あるとき、1996年に85ドル(現在の価格で約1万3000円※)で販売されていたレゴが、数百ドル高い価格で売られているのを見て、ちょうど副業を探していたシェーンさんは、「古いレゴのコレクションを売る」という選択肢があることに気づいたのです。

※1ドル=約158円で換算(2024年6月20日現在)

 

2022年のある調査では、レゴの再販価格は毎年11%上がっており、この上昇率は株や債券、金といった他の投資商品よりも高いと言われています。

 

例えば、以前は60ドル(約9500円)だったものが、わずか1年半で350ドル(約5万5000円)になったケースもあるそう。こうしてシェーンさんはここ2年間で50万ドル(約7900万円)近くを儲けたのです。

 

レゴには「スターウォーズ」や「ハリーポッター」などのシリーズもありますが、シェーンさんによると、それよりも製造数が少ない希少なアイテムのほうが、価格が上がる可能性があるとのこと。

 

もし、昔のレゴが自宅のどこかに眠っているのなら、それにビックリする価格がついて、ちょっとしたお小遣い稼ぎになるかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. I invest in Lego because it’s better than stocks, bonds and gold — and I’ve made $500K in 2 years. June 18 2024

米の砂漠に「謎のモノリス」が出現! 地球外生命体の仕業?

SF映画に登場しそうな四角柱。しかも全面が鏡張りのため、周囲の景色をそのまま反射して周りに溶け込んでいる……。そんな‟謎のモノリス“が米ラスベガスで見つかり、現地メディアなどの間で話題になっています。

↑ラスベガス北部の砂漠地帯に突如現れたモノリス(画像提供/New York Post/YouTube)

 

そのモノリスがあるのは、ラスベガス北部の砂漠地帯。周囲はゴツゴツとした岩と草原だけの何もないエリアで、そこにこの人工的な異物が、ある日突然現れたのです。高さは3~3.6mほど。

 

毎日ここを訪れるという現地の人が、ハイキング中に発見し、動画に収めて紹介しています。「今まで見たことがない物体。まるでUFOのよう……」と困惑しているようです。

 

このようなモノリスは、これまでにも世界各地で発見されています。例えば、2020年に米ユタ州で見つかったものは、ヘリコプターに乗って上空から羊の数を数えていたユタ州野生生物職員によって発見されました。人がなかなか訪れないような場所で、誰が、何のために、そんなところにモノリスを置いたのか、いまだに不明です。

 

また、米国以外でも、ベルギーやルーマニア、英国などでも見つかっています。

 

人々を驚かせようと誰かが仕組んだものなのか、それとも地球外生命体か何かの仕業なのか……。謎が謎を呼んでいます。

 

【主な参考記事】

New York Post. ‘Mysterious’ monolith appears in Las Vegas desert, baffling locals: ‘We see a lot of weird things’. June 18 2024

米マクドナルド 、ドライブスルーへのAI導入を断念! 精度が…

さまざまな業界で導入が進むAI。不足する労働力を補い、オペレーションの効率化にもつながると期待されています。でも、米マクドナルドはそんなAIの導入を断念しました。

↑まだAIには任せられない

 

米マクドナルドはIBMと協同で、ドライブスルーの注文を受けるAIの開発を進め、100以上の店舗で試験運用を行ってきました。ドライバーが機械越しにする注文を、AIが聞き取り対応するというもので、実現すれば人件費の削減や受注時間の短縮にもつながります。

 

しかし、米マクドナルドはこの試験導入を断念。その理由は明らかにされていませんが、AIが受ける注文の精度が、95%は必要と言われるなか、今回のAIは80%台前半にとどまり、運用コストもまだ高いことが考えられるのだとか。精度とコストの両方の面で、期待値に達していないことが、今回の断念の理由のようです。

 

ただし、米マクドナルドではIBMとの提携を終了したものの、「将来的なAIドライブスルーの計画を否定するわけではない」と述べています。マクドナルド以外のファストフードでもAIに多額の投資を行うところが多いなか、AIの導入は将来のビジネス成功の鍵になるのでしょう。今後も世界のファストフード店が進める技術導入に、注目が集まりそうです。

 

【主な参考記事】

CNBC. McDonald’s to end AI drive-thru test with IBM. June 17 2024

なぜ戻さない!?「ショッピングカート」が映すアメリカ社会とは

米国には「ショッピングカート理論」があります。スーパーや小売店などで使うショッピングカートを、駐車場にある自分のクルマまで使った後、カート置き場に返すかどうかは、その人の道徳心や自制心を試すものであるという見方です。

↑迷惑じゃない?

 

そんなショッピングカートを戻すかどうかを巡り、ちょっとした論争が勃発しています。

 

論争の発端となったのは、カリフォルニアの女性が投稿した動画。彼女は「私はショッピングカートを戻しません。私のことを好きなだけ批判していい。でも自分の意見を譲るつもりはない」と宣言しているのです。

 

彼女がこれだけショッピングカートをカート置き場まで戻さない理由は、子どもの安全を守るため。子どもと一緒に出かけたとき、親がカートを返しに行っている間、クルマには幼い子どもだけが残されることになってしまいます。そのため、彼女はショッピングカートはカート置き場に戻さないと主張しているのです。

 

確かに米国では子どもの誘拐や人身売買などもあり得るでしょう。この動画は1200万回以上も再生され、批判が殺到。「たとえ小さな子どもであっても、親はカートを返せる」という人々がほとんどのようです。しかし彼女は、同じように「安全のためにショッピングカートを返さない」というコメントを数千件も受け取ったと主張しているのです。

 

「安全だと感じたら、カートを返却してください。そうでなければ、自分の直感を信じて自分と家族の安全を守ってください」と彼女は語っています。

 

一昔前に比べると、日本でも物騒な事件を耳にする機会が増えています。子どもや自分の安全のために、社会のルールを守らない人が増えてしまったら、それは悪循環の始まりになってしまうかもしれません。

 

【主な参考記事】

USA Today. ‘You can judge me all you want’: California mom’s refusal to return shopping cart goes viral. June 5 2024

ヘリコプターから高級車に花火を浴びせたYouTuber、米で逮捕

一部のYouTubeクリエイターは、注目を集めるために過激な行動に走ることがあります。その一例が「ヘリコプターに乗って、高級車のランボルギーニに花火を浴びせる」という動画。これを公開したYouTuberらが逮捕されました。

↑ヘリから花火で攻撃されるランボルギーニを映した動画の一場面

 

「花火でランボルギーニを破壊する」と題された動画(削除済み)は、2023年7月4日に投稿されたもの。登録者数が92万人を超える「Alex Choi」ことSuk Min Choi氏のチャンネルで公開されました。

 

そこには、ヘリコプターに乗った二人の女性が花火を撃ち始めるなか、ランボルギーニを運転するChoi氏の姿が映っています。警察当局は、この動画がカリフォルニア州サンバーナーディーノ郡にあるエルミラージュのドライレイク(乾燥湖)で撮影したと考えているそう。

 

裁判所に提出された宣誓供述書によると、連邦航空局は12月に調査を開始。「攻撃ヘリコプターがクルマに向けてミサイル(迫撃砲のような花火)を発射し、クルマがフレア(車体の後部に取り付けたローマンキャンドル=色つきの火の玉を発射する花火)を使ってミサイルをよけて逃げようとしている」ビデオを撮りたいという、Choi氏のものらしき電子メールを引用しています。

 

警察の主張では、Choi氏は撮影に必要な土地管理局やアルコール・タバコ・火器および爆発物取締局(ATF)からの許可を得ていなかったとのこと。罪状は「航空機に爆発物または焼夷弾を設置した罪」であり、ヘリで花火を使った撮影をすると届け出ていなかったというわけです。

 

Choi氏は5万ドル(約790万円※)の保釈金で釈放され、罪状認否は7月2日の予定。有罪となれば、連邦刑務所で最高10年の刑に服することになります。話題作りをしてPVを稼ごうとした代償は、高くつくかもしれません。

※1ドル=約157円で換算(2024年6月11日現在)

 

Source: United States Attorney’s Office
via: The Verge

米夫婦が「マグネットフィッシング」で泥だらけの金庫を発見! 思わず絶句した中身とは?

磁石の力でお宝探しをする「マグネットフィッシング」。そんな趣味を持つ米国人カップルが、池から金庫を発見。中から出てきたのは、泥だらけになった大量の紙幣でした……。

↑磁力で釣れたのは…

 

ニューヨーク市に住むジェームズ・ケインさんとバービー・アゴスティーニさん。二人は新型コロナウイルスのパンデミック中、暇つぶしにマグネットフィッシングを始めたそう。そして、市内の池などで釣れた‟お宝”をYouTubeで公開してきました。

 

例えば、第二次世界大戦中に使われた手りゅう弾、19世紀の物とみられる銃、外国製のコイン、真珠など。中には、その池や公園が建設される前からあったとみられる、約300年前のぶどう弾(砲弾の一種)を釣ったこともあったそうです。

 

そんな彼らが先日、おそらく過去最高の大当たりを引き上げました。それが小さな金庫です。苔のためか水面が緑色になった汚い池から、金庫を釣り、中を開けると泥やヘドロまみれになった紙幣が出てきたのです。

↑金庫の中には泥だらけの紙幣があった(画像提供/AP/YouTube)

 

これまでにも金庫を釣り上げたことがあったという二人ですが、実際に紙幣が入っているのを見たときは「絶句した」とか。しかもその価格は、10万ドル(約1500万円※)にもなるとみられるのです。

※1ドル=約155円で換算(2024年6月7日現在)

 

カップルは、地元警察に通報。おそらくこの金庫は盗まれたものとみられるそうですが、金庫の持ち主が特定できなかったうえ、紙幣は泥まみれでひどい状態だったことから、警察に引き渡す必要はなく、二人はそれらの管理を認められたのです。

 

カップルは、破損した紙幣の修復を専門とする米国製版印刷局を訪れるつもりだとか。ただし、「今回見つかった紙幣について調べて価値を判定してもらうには、半年から長くて3年かかる可能性がある」そうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. NYC couple finds safe containing almost $100,000 while magnet fishing in muddy Queens pond. June 4 2024

サメは天気がわかる? ハリケーンが近づくと起こす行動があった

生き物の中には、天気の変化をいち早く察知している物がいると考えられています。その一つが、海に生息するサメ。ハリケーンが来る前に、決まってある行動を起こす可能性が指摘されているのです。

↑ハリケーンを感知!

 

2008年に発生したハリケーン「アイク」。ハイチやキューバ、メキシコ湾に被害をもたらしながら、米国のテキサス州の港湾都市・ガルベストンにも上陸。およそ100万人の市民が避難する事態となり、市街は大きな被害を受けました。

 

このハリケーンの前兆にいち早く気づいていたのが、地元の漁船の船長であるマイク・ウィリアムズさんです。彼は、ふだん漁場としている海に多くのサメが集団で集まっていることに気づいて、漁業関係者に「ハリケーンが来ると思う」と警告したのです。しかし当時、彼の声は周囲に無視されてしまいました。

 

米国海洋大気庁(NOAA)の漁業管理の専門家であるトビー・カーティスさんは、「彼らはマイクさんの声に耳を傾けるべきだったようだ」と語っています。

 

NOAAでは、「パーフェクトストーム」という歴史的な嵐があった1991年、マイクロリーダーを取り付けたサメについて確認すると、パーフェクトストームが起きる前に変化があったことを見つけています。

 

また、2017年にフロリダにハリケーン「イルマ」が襲来したときも、サメの行動に変化が起き、深海へと退避していたというのです。

 

別の海洋生物学者でも「バハマ諸島のイタチザメは、嵐が近づくと深海へ移動している」と話している人もいて、どうやらハリケーンが近づくとサメが深海に移動するのは共通することのようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Sharks can forecast hurricanes weeks ahead, experts suggest — here’s how. May 31 2024

米レストランのレシートに「LOVE」の文字。驚きのサービスとは?

レストランのレシートに、なぜか「LOVE」の項目があったら……。それはラッキーパーソンの証拠。米国のあるレストランで食事をした男性のエピソードをご紹介しましょう。

↑今日はツイてない? きっといいことがある

 

その男性は、米国でチェーンを展開する「CAVA」というレストランを訪れ、ピタパンを注文しました。会計をしようとすると、「もう済んでいます」と言われ、レシートを受け取ったのです。

 

そのレシートには、注文した「ピタ ファラフェル 11.05ドル」の項目がありますが、その下にはLOVEの文字があり、ピタパンの金額そのままの「11.05ドル」がマイナスで表示され、合計金額が「0ドル」になっていたのです。

 

彼は、このレシートを写真に撮って、「私のサンドイッチを作った人は自分に恋をしたのか? 支払おうとしたら、『これで完了です』と言われた。これがそのときのレシート」と書いてXに投稿。するとすぐにシェアが広がり、表示回数が300万回を突破するほど話題となったのです。

 

この投稿に対し、「自分にもこういう経験が時々ある」という人や、「ちょっとロマンティックだね」など、さまざまなコメントが寄せられました。

 

実は2018年、米国のテレビ番組に同チェーン店のマネージャーが出演し、「私たちのレジにはLOVEのボタンがある」と明かしていたことがあります。そのマネージャーによると、「例えば、よくない一日を過ごしているとみられる客や、財布を忘れた客などに、LOVEボタンを使っている」のだそう。

 

1日に少なくても2回はLOVEボタンを使っていると話したそのマネージャーの話は、もしかしたら現在も続いていて、冒頭で紹介した男性はラッキーなことにその1人に当たったのかもしれません。

 

店側の粋な配慮であるLOVEボタン。「日本のレストランにもあったらいいな」と思わずにはいられませんね。

 

【主な参考記事】

New York Post. Man discovers he got free sandwich thanks to ‘love’: ‘This is kinda romantic’. June 3 2024

なぜ米国では「シャワーのお湯が急に出なくなる」のか? 日本ではあり得ない理由とは

渡米した日本人が直面する「米国あるある」の一つに、「お湯が突然出なくなる」があります。シャワーを浴びていたら急に冷水になって飛び上がった、という体験をする人は少なくありません。日本ではめったに起こらないアクシデントですが、なぜ先進国の米国でこのような現象がいまだに起こるのでしょうか? その理由と現状に迫ります。

 

原因は給湯器の違いにあった

↑一体どうして?

 

瞬間給湯器でいつでも自由にお湯が使える日本と違い、米国の多くの戸建てではタンク式給湯器を採用しています。これはタンクの中にためた水を電気やガスで沸かし、そのまま保温しておくという方法。いわば巨大な保温機能付きポットを各家庭に設置しているようなもので、そこからお湯を供給しています。

↑戸建てなどで使用されているタンク式給湯器(筆者撮影)

 

タンクは容量が決まっているので、タンク内のお湯を使い切るととたんに水になってしまいます。いったん空っぽになったら、再びお湯が沸くまで数十分〜数時間待たなければなりません。「食洗器を回しながらシャワーを浴びていたら、急に冷水になった」というのは、多くの米国人が体験済みのようです。

 

このお湯切れ問題は、お風呂に浸かりたい日本人にとっては一大事です。お風呂は大量のお湯を一気に使うので、途中で冷水になってしまうことが少なくありません。米国のお風呂には追い炊き機能もありませんから、家族4人がお風呂に入るのに1日がかりになってしまうことすらあるのです。

 

日本式の瞬間給湯器が普及しないワケ

実は米国にも瞬間給湯器はあり、その利用者は少しずつ増えています。常に電気やガスで保温し続けるタンク式よりも維持費が安く、場所も取らないといったメリットがあります。それでも、米国の戸建てではいまだにタンク式給湯器が主流です。その背景には三つの理由があります。

 

一つ目は、費用の問題です。瞬間給湯器はいったん導入してしまえば維持費は安いのですが、本体のコストと設置手数料が高額なため、初期費用がかなりかかります。これら以外にも電気のアンペアを上げたり、接続部のパイプを変えたりと手間と時間がかかるので、どうしても費用が高額になるのです。

 

二つ目は、タンク式給湯器から瞬間給湯器に変更できる技術者が少ないことです。ちょっと信じがたい理由ですが、一つ目の理由で述べた通り、タンク式からの切り替えにはさまざまな手間と技術が求められます。そのため対応できる業者が限られており、自宅の近くにいなかったり、予約に何か月もかかったりして、なかなか普及が進みません。

 

そして三つ目の、ある意味最大の理由は、「米国人はお湯が出なくなってもさほど困らないから」です。米国人はお風呂に浸かる習慣がなく、朝出かける前にさっとシャワーで汗を流す程度です。髪を洗うのも2〜3日に一度が当たり前。途中で水になったらさっさと出ればいいだけですから、わざわざ高いお金をかけてまで瞬間給湯器にする必要性を感じないのです。

↑お風呂は毎日入らなくてもいいから…

 

米国のお湯市場はまだまだタンク式給湯器優勢ですが、瞬間給湯器の便利さも少しずつ認知されてきています。中でも、ノーリツやリンナイなどの日本ブランドは人気が高く、そのクオリティの高さに定評があります。米国でも日本式の瞬間給湯器がもっと普及し、いつでもゆったりとお風呂につかれる日常が来るといいですね。

 

執筆/長谷川サツキ

アメリカ人は「洗濯乾燥機」を使わない。まったく便利と思わない理由とは?

日本ではすっかり定番となっている洗濯乾燥機。2023年の調査では、日本で洗濯乾燥機を持っている人は51.9%という結果が出ており、 その人気の高さがうかがえます。一方、米国ではいまだに洗濯機と乾燥機は別々でサイズも大きく、両方並べて置くとかなりのスペースになります。なぜ米国では便利な洗濯乾燥機が浸透しないのでしょうか?

↑洗濯乾燥機、日本では人気だけど…

 

日本と違って米国で洗濯乾燥機が浸透しない背景には、三つの理由が挙げられます。

 

1: 多機能型より特化型が好まれる

米国では、多機能を備えた家電よりも、一つの機能に特化した家電が好まれます。あれこれ機能がついていても使い切れない、それよりも一つの用途で優れたパフォーマンスを発揮して欲しい、との考えからです。米国人は必要な機能ごとに家電を買うので、家が家電だらけというのはよくある話です。

 

機能がシンプルだと、故障しにくいというメリットもあります。DIYの国の米国では、持ち物が壊れたら、まず自分で直そうとします。多機能型家電は構造が複雑ですし、修理に出せば値段も高くつきます。そのため、丈夫で直しやすい特化型家電が好まれるというわけです。

 

2: パワフル&大容量が必須

米国では、洗濯物を外に干す習慣がありません。ほぼ100%乾燥機に頼っているので、大量の洗濯物を一気に仕上げられるようなパワフルかつ大容量の乾燥機が求められます。

 

米国にも洗濯乾燥機はあるのですが、パワーが弱く、全工程が完了するまでおよそ3〜6時間もかかってしまいます。米国の洗濯機の平均稼働時間は50分〜1時間、乾燥機は45分ですから、洗濯物を移す手間がかかっても別々に買う方がいいと考える人が多いのもうなずけます。

 

また、米国の洗濯乾燥機は容量が少なく、平均1.5~5立方フィート(42.5~142リットル)程度です。一般的な洗濯機は平均5~5.8立方フィート(142~164リットル)、乾燥機は7~7.4立方フィート(198~210リットル)入るので、容量差があることも少なくありません(※)。

※一般的に日本の洗濯機の容量は、1回分で入れられる洗濯物の重さ(kg)を表示しているのに対し、米国では洗濯機に入る最大水量を表示します。

 

3: 置くスペースに困らない

↑洗濯機と乾燥機は分ける

 

ご存じの通り、米国の戸建ては広いので、洗濯機や乾燥機を置く場所に困りません。洗濯乾燥機専用の部屋がある家もありますし、ガレージに置いて使っている家もよく見かけます。米国では「省スペース」が売り文句にならないのです。

 

ニューヨークなど都市部の狭いアパートに住んでいるなら、洗濯乾燥機を検討する余地はあるでしょう。それでも、スペースの問題なら洗濯機の上に乾燥機を積み上げれば解決するので、洗濯乾燥機はなかなか選ばれないようです。

 

日本の洗濯乾燥機には、「省スペース・エコ・手間いらず」といった魅力がありますが、米国が求めるのは「シンプル・パワフル・大容量」です。ここまで違うと、洗濯乾燥機が米国で浸透しないのも納得ではないでしょうか。

 

執筆/長谷川サツキ

高過ぎて全部買い取れない! 米のお宝鑑定団が仰天した「超レアな硬貨」とは?

思わぬ価格がつく古い硬貨があるもの。米国の「お宝鑑定団」のテレビ番組で、あるコレクターが売りに出そうとした硬貨が、たった2枚で1億円以上の価値が期待できる‟超お宝もの‟だった……。そんな過去の放送内容が今日でも関心を集めているようなので、ご紹介しましょう。

↑超貴重な硬貨の1枚(画像提供/Pawn Stars/YouTube)

 

米国の人気テレビ番組「ポーンスターズ」はお宝鑑定団のようなものですが、そこにコレクターのウォルターさんが2枚の古い硬貨を持って現れました。専門家がその硬貨を確認すると、「これらは史上最も希少な硬貨に入るかもしれない」と興奮。とんでもなく珍しい硬貨だったのです。

 

それは、1792年の「Half Disme」と、1781年の「Libertas Americana」の銀貨。どちらも米国建国の父(合衆国憲法に署名した指導者たち)に関連するもので、1792年のほうは米国で初めて流通した最初の硬貨の一枚なのだとか。そして、1781年のほうは米仏同盟を表したもの。この硬貨を評価した専門家は「コレクターが最も欲しがるコインだ」と表現しました。

 

同番組で、ウォルターさんは2枚の価格を80万ドル(約1.3億円※)と大胆に予想。別の専門家がこの価格について公正であると認めたのですが、専門家側はその価格で買い取るのはあまりにも高額であることから、安い硬貨のほうだけを1枚15万ドル(約2350万円※)で購入したのです。

※1ドル=約157円で換算(2024年5月31日現在)

 

この内容は2018年に放送されたもので、現在の価値がいったいどのくらいになっているのかは不明。しかし、自宅に眠っているものが、とんでもない価値になる可能性を秘めていることは言えるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. HISTORIC CHANGE I own two of the very first American coins – experts said they’re ‘rarest ever’ and worth $800k. May 30 2024

買い物後にクルマを運転したら「何か変」。米男性が駐車場で起こした珍事件とは?

鍵をかけたままクルマから離れてはいけない。そんな当たり前の教訓を改めて実感したという米国の男性がいます。彼が‟やってしまった“珍事件とは……?

↑駐車場では同じクルマが止まっていることが時々あるが…

 

ヴィンセント・ゼペダさん(53歳)は先日、クルマに乗ってピザを買いに出かけました。購入したピザを持って、クルマに戻り発進。少しの距離を走ったところで、「何かがおかしい……」と気づいたのです。

 

ふと後ろを見ると、後部座席には見慣れない白い犬が、ゼペダさんを見つめていたというのです。

 

そう、彼が乗りこんだクルマは、まったく他人のクルマ。慌てて彼はもとの駐車場まで戻ったのです。

 

ゼベダさんのクルマは赤色のホンダ「CR-V」。彼がクルマを止めた駐車場のすぐ隣に、まったく同じクルマが止まっていたのです。唯一の違いは、間違えたほうのクルマの上部には荷物をのせるキャリアがついていたことでしたが、その日は雨が降っていてゼペダさんはピザの箱を傘代わりにして下を向いていたため、気が付かなかったのだとか。

 

おまけに、ゼペダさんの家にも犬がいて、よく後部座席に乗せて一緒に外出しているのだとか。だから、彼が自分の物ではないクルマに乗り込んだとき、後部に‟何かがいる“気配はあったのかもしれませんが、それも見過ごした要因なのかも。

 

ゼペダさんは間違いに気づくと、そのときの様子を動画で撮影。「なんてクレイジーなんだ……」と、やらかしてしまった自分の間違いに、自分でも呆れた様子でした。彼は「クルマに鍵を置いたまま離れてはいけない」ことを子どもたちに教えるために、この動画を撮影したんだとか。

 

彼が間違えて乗り込んだほうのクルマの持ち主は、結局わからずじまいですが、あやうく、クルマの泥棒と犬の誘拐犯に間違えられてしまったかもしれません。クルマから離れるときはロックを忘れずに。

 

【主な参考記事】

USA Today. ‘That’s not my dog’: Video shows Montana man on pizza run drive off in wrong car. May 24 2024

学生が思わず椅子から立ち上がった…。米大学の卒業式でCEOが贈ったプレゼントとは?

米国の億万長者は、やることのスケールがとにかくデカい! そう実感させられるエピソードが、先日、マサチューセッツ大学ダートマス校で行われた卒業式での一場面です。

↑器の大きい人になるためには…

 

卒業式の講演に招待されたのは、ロバート・ヘイルさん。通信会社のGranite Telecommunicationsの創業者であり、CEOを務める人物で、推定資産は54億ドル(約8500億円※)とも言われています。

※1ドル=約157円で換算(2024年5月31日現在)

 

ヘイルさんは、スピーチの最後に「みなさんへ二つの贈り物をしたいと思っています。一つは私たちからあなたへの贈り物。二つ目は寄付という贈り物です」と話しました。

 

そしてステージの外を指さして、「あのトラックを見てください」と呼びかけたのです。そのトラックの中には「3000枚の封筒が入っていて、皆さんに現金1000ドル(約15万円)を贈ります」と言ったのです。

 

ビックリして口をあんぐり開けている学生。思わず椅子から立ち上がってしまった学生など、その反応はさまざま。でも、すぐさま会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

 

ただし、ヘイルさんは「条件があります」と続けました。「500ドルは私たちからあなたへの贈り物。そして残りの500ドルは、あなたよりもそれを活用することのできる誰か、あるいは組織に寄付するためのもの」というのです。

 

ヘイルさんはこれまでも慈善活動を行い、がん研究所などに多額の寄付を行ってきた人物。「私たちのコミュニティや世界は、これまで以上に私たちの助けを必要としています。私たちが人生で得る最大の喜びは‟与える”という贈り物です」と呼びかけたのです。

 

寄付が日本よりも身近に、そして頻繁に行われている米国。そんな国で寄付する喜びを感じてほしい、というメッセージだったのでしょう。

 

自分が得た多額の資金を独り占めすることなく、困っている人や助けが必要な人に、惜しみなく手を差し伸べる。そんな彼の姿勢は、きっと多くの学生に伝わったのではないでしょうか?

 

【主な参考記事】

USA Today. Video captures grads’ reaction when billionaire commencement speaker gifts them $1,000 each. May 29 2024

家族と国のために高校を中退した米男性、92歳でついに卒業!

「憧れのリゾートに行く」「海外アーティストのコンサートに行く」など、人生の「やりたいことリスト」は、人それぞれあるでしょう。先日、ハワイに住む92歳の男性が「やりたいことリスト」の最後の項目を達成しましたが、この男性が人生の最後に成し遂げたかったのは、少し意外なことでした。

↑ついに夢をかなえたスタンリー・オオシマさん(中央)

 

ハワイのカウアイ島に住むスタンリー・オオシマさんは先日、地元のカウアイ高校の卒業式に、卒業生の一人として参加しました。そう、スタンリーさんの「やりたいことリスト」の最後にあったのは、高校を卒業することだったのです。

 

スタンリーさんは1932年生まれ。若かったころ、いったんは高校に進学しましたが、家族を養うために高校を中退して入隊。朝鮮戦争が始まると前線に赴いたため、高校を卒業しないままだったのです。

 

戦争から戻ったスタンリーさんは、受け取った兵役手当を、大学進学を目指す弟に渡したそう。国のため、そして家族のために、自分の青春時代を捧げてきたスタンリーさん。「いつか高校を卒業したい」という思いを持ち続けていたのでしょう。

 

カウアイ高校の卒業式では、校長が「スタンレーさんの生涯は、家族やカウアイ島、それ以外の地域へのゆるぎない献身です。彼の並外れた歴史だけでなく、彼の大きな貢献と不屈の精神を称えます」と述べ、カウアイ高校の名誉卒業生であると賛辞を贈りました。

 

赤いガウンを身にまとい、角帽をかぶったスタンリーさんは、家族に見守られるなか、校長から卒業証書を受け取りました。年齢にこだわらず、夢を実現するスタンリーさんの勇気とチャレンジ精神に、心から敬意を表したいですね。

 

【主な参考記事】

Khon2. 92-year-old Kauai man fulfills last bucket list wish: graduate high school. May 27 2024

Hawaii News Now. He dropped out to put family and country first. But at 92, he finally got his diploma. May 28 2024

米国の都会にはもう住めない!? 年収1000万円越えでも部屋を借りることすら困難に

米国でトップクラスに物価の高い都市、ニューヨーク。家賃がますます上がり、毎月の支払いに苦労している人は低所得層だけではないのだそう。年収1000万円越えであっても、借りられる家はたった2.1%しかないといいます。

↑ニューヨーク、年収1000万円の人でもお断り?

 

不動産情報サイト「ストリート・イージー」が発表した最新の情報をご紹介しましょう。家賃は収入の3割に抑えるのが望ましいと言われており、この報告書でも収入に対して家賃を3割に収めることを条件に、どれだけの物件に住めるのかをまとめています。

 

その内容によると、2023年のニューヨーク市の住民の平均年収は8万8647ドル(約1400万円※)だったので、その3割は月2216ドル(約35万円)となります。しかし、平均賃金に比べてニューヨークの家賃の値上がりが大きく、この金額を下回る物件は約1割しかないのです。

※1ドル=約157円で換算(2024年5月24日現在)

 

テック企業で働く初心者レベルの従業員(平均給与7万5262ドル〔約1200万円〕)なら、同じように収入の3割以内で住める物件は、ニューヨークにある物件のたった2.1%しかないというのです。これは物件が50件あったら、そのうち1件しか該当しない割合です。

 

この発表内容からわかるのは、ニューヨークで暮らしている大部分の人が、収入の3割以上を家賃にかけているということ。実際、2023年にニューヨークで暮らしていた世帯の約25%は、収入の半分以上を家賃に支払っていることがわかっているそうです。

 

これだけニューヨークの家賃が高騰したのは、供給不足が一因。需要に供給数が追い付いていないことから、過去10年でも最悪なほど住宅不足に陥っているのです。十分なほど給料をもらっていると思っても、ニューヨークで生活していくことは並大抵のことではないのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Even high-earning tech workers can’t afford most NYC apartments: Report. May 22 2024

StreetEasy. Affording an Apartment in NYC Is a Challenge – Even for Tech Workers. May21 2024

顔写真を撮って支払い完了!? 米国で進む新たな決済方法とは

レジでセルフィーを撮って支払い完了。米国で導入が進んでいる、そんな決済方法をご紹介しましょう。じきに日本でもそんな決済が当たり前になるかもしれません。

↑米国のキャッシュレス化はここまで来た

 

米国にある「PopID」という決済手段。これは顔認証決済サービスで、ユーザーは支払い情報と合わせて顔写真を登録しておけば、店頭での支払い時、設置された画面で顔写真を撮影することで、決済が完了するというもの。

 

全米で展開するハンバーガーチェーンの「Steak ‘N Shake」では、中西部を中心におよそ300店舗でこの決済を導入しています。客が決済のボタンを押して、画面に顔を向けて撮影して、支払いが完了するまでの時間はわずか数秒。同チェーンのアプリを開いて、そこで決済するよりも、短時間で終了するそうです。

 

また、注文を受けたらロボットがハンバーガーを自動で作ることで話題になった、カリフォルニア州の「CaliExpress」もPopIDを導入して、決済も店舗運営も最新テクノロジーで対応しているのです。

 

米マスターカードは2年前に、このPopIDをブラジルの店舗で試験導入。ユーザーの76%が「友人にもこの決済方法を勧める」と回答するなど、成功を収めました。そこでマスターカードでは、PopIDをアジア太平洋諸国に拡大することを発表しています。世界規模で展開するマスターカードが導入を始めれば、あっという間にこの決済方法が広がりそうです。

 

ちなみに、アマゾン傘下のオーガニックスーパー「ホールフーズ」では、手のひらを画面にかざして、手の静脈パターンを読み取って本人確認を行い決済する方法をすでに展開しています。

 

PopIDのCEOが「今年は重要な年になる」と予測しているように、短時間で完結する生体認証決済がさらに広がっていきそうです。

 

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【主な参考記事】

New York Post. You may soon be able to pay for meals a new way — with your face. May 20 2024

米ファストフード「激安」バトル! ウェンディーズが3ドル朝食を発売

物価高と人件費の高騰のため、もはや高級食だなんて揶揄される米国のファストフード。そんな中、現在の同国ではあり得ないほどの激安メニューが生まれてきています。

↑米ウェンディーズで始まった3ドル朝食(画像提供/ウェンディーズ/YouTube)

 

米ウェンディーズで先日から始まったのが、3ドル(約470円※)の朝食コンボ。ベーコンまたはソーセージのパテに目玉焼きとスライスチーズを挟んだイングリッシュマフィンに、フライドポテトを添えた内容で、以前展開していた商品を復活させた形です。

※1ドル=約156.7円で換算(2024年5月23日現在)

 

レストランでのランチなら、数十ドルは当たり前。ファストフード店ですら、あっという間に10ドル超えする現在の米国では、シンプルなメニューながら、たったの3ドルで朝食を購入できるというのは、夢のような話。

 

この3ドル朝食の復活が発表されると、ネットユーザーたちは歓喜。「おいしいやつ!」「金額に見合った朝食メニュー!」などと、喜びを爆発させていました。

 

こんな破格メニューを発表したのは、ウェンディーズだけではありません。マクドナルドも、ウェンディーズが3ドル朝食を発表した数日前、5ドル(約780円)のバリューミールを発表したばかり。

 

マックチキンまたはマックダブルに、チキンナゲット4個、フライドポテト、ドリンクがセットになった、かなりお得な内容で、6月25日から約1か月の期間限定で発売されます。

 

ウェンディーズの3ドル朝食も、マクドナルドの5ドルミールも、店側にとっては利益がほとんど出ない赤字メニューかもしれません。それでも、価格上昇によって離れてしまった客を再び店に呼び込みたいという狙いがあるようです。

 

【主な参考記事】

The Sun. FAST MOVE Wendy’s brings back $3 breakfast deal to rival new McDonald’s value menu but fans have a particular request. May 20 2024

CNBC. McDonald’s $5 value meal is coming in June — and staying for just a month. May 15 2024

なぜ日本の「軽トラ」は米国で人気を集めているのか? 真価を発揮できる環境があった

米国では最近、日本製の軽トラをよく見かけるようになりました。軽トラ以外の日本製の軽自動車も中古車販売店や個人売買のウェブページで販売されていますが、筆者が実際に走っているのを見たことがあるのは軽トラのみです。日本製軽トラはなぜ米国で人気があるのでしょうか?

 

人気の背景に「25年ルール」

↑米国の農場で活躍する友人の軽トラ

 

米国では原則として右ハンドル車の輸入を認めていません。しかし、製造から25年以上経ったクルマは趣味性が高く国内自動車メーカーとは競合しないとの考えから、緩和措置として1988年から輸入が認められました。

 

この「25年ルール」のおかげで、1990年代に規格改定で性能が大幅にアップした軽トラが輸入できるようになりました。現在、日本製の軽トラが米国で活躍しているのは、そのような背景があるからです。

 

コンパクトでありながら機能性が優れた軽トラは、大型車が中心の米国では新鮮な存在に映るのかもしれません。実際に軽トラ専門店がオープンし、自動車イベントでも軽トラが注目を集めるなど、米国でも確かな存在として認められつつあります。

 

農作業で頼りになる存在

↑除雪装置を装着した軽トラ

 

米国中西部で農業を営む筆者の友人夫婦も日本製の軽トラを所有しているため、話を聞いてみました。日本製の軽トラを選んだ理由は、農場内で使用するのに小回りが利き、積載力が大きく、操縦性が良く、舗装されていない道路や雪道などの悪条件下でも頼りになるからだと言います。米国では珍しい右ハンドルという点については、「クール!」という答えが返ってきました。

 

土や肥料、剪定した木々または作業道具など農業資材を運搬するのは日本でも同様ですが、米国の広大な農地での移動はさらに大変で、軽トラは農家の必需品と言えます。女性でも扱いやすく、燃費の良さやコンパクトさからも人気を集めています。

 

ゴルフ場のカートのようなバギーを農場で使用しているのも見かけますが、軽トラのように荷物を積むスペースがないため、主に人の移動にのみ使われているようです。

 

メンテナンスにはやや苦労も

デメリットについては、製造から25年以上経った旧車であり、さらに輸入車のため、修理が必要になった場合が大変とのこと。一般のパーツ店では部品が入手できず、オンラインでの注文が必要なものの値段も高く、維持メンテナンスにちょっと苦労するとのことでした。

 

また、農場内であれば使い勝手がよく実用的ですが、米国のハイウェイや大きな道路は制限速度が65mph(時速104km)~75mph(時速120km)と高く設定されていて、軽トラでの移動は厳しそう。ただ、友人は米国らしい大型のピックアップトラックも所有しており、軽トラとうまく使い分けができているようです。

 

部品調達などの課題はありますが、小回りが利く軽トラは農場以外にも牧場や狩猟、釣り、レジャーなど、米国の大自然のさまざまな場面で大活躍しそうです。

 

円安の影響によりドルで買い物をするには圧倒的に有利な昨今、日本の軽トラ人気はますます高まるのではないでしょうか?

 

執筆・撮影/RYPO

なぜ日本の「軽トラ」は米国で人気を集めているのか? 真価を発揮できる環境があった

米国では最近、日本製の軽トラをよく見かけるようになりました。軽トラ以外の日本製の軽自動車も中古車販売店や個人売買のウェブページで販売されていますが、筆者が実際に走っているのを見たことがあるのは軽トラのみです。日本製軽トラはなぜ米国で人気があるのでしょうか?

 

人気の背景に「25年ルール」

↑米国の農場で活躍する友人の軽トラ

 

米国では原則として右ハンドル車の輸入を認めていません。しかし、製造から25年以上経ったクルマは趣味性が高く国内自動車メーカーとは競合しないとの考えから、緩和措置として1988年から輸入が認められました。

 

この「25年ルール」のおかげで、1990年代に規格改定で性能が大幅にアップした軽トラが輸入できるようになりました。現在、日本製の軽トラが米国で活躍しているのは、そのような背景があるからです。

 

コンパクトでありながら機能性が優れた軽トラは、大型車が中心の米国では新鮮な存在に映るのかもしれません。実際に軽トラ専門店がオープンし、自動車イベントでも軽トラが注目を集めるなど、米国でも確かな存在として認められつつあります。

 

農作業で頼りになる存在

↑除雪装置を装着した軽トラ

 

米国中西部で農業を営む筆者の友人夫婦も日本製の軽トラを所有しているため、話を聞いてみました。日本製の軽トラを選んだ理由は、農場内で使用するのに小回りが利き、積載力が大きく、操縦性が良く、舗装されていない道路や雪道などの悪条件下でも頼りになるからだと言います。米国では珍しい右ハンドルという点については、「クール!」という答えが返ってきました。

 

土や肥料、剪定した木々または作業道具など農業資材を運搬するのは日本でも同様ですが、米国の広大な農地での移動はさらに大変で、軽トラは農家の必需品と言えます。女性でも扱いやすく、燃費の良さやコンパクトさからも人気を集めています。

 

ゴルフ場のカートのようなバギーを農場で使用しているのも見かけますが、軽トラのように荷物を積むスペースがないため、主に人の移動にのみ使われているようです。

 

メンテナンスにはやや苦労も

デメリットについては、製造から25年以上経った旧車であり、さらに輸入車のため、修理が必要になった場合が大変とのこと。一般のパーツ店では部品が入手できず、オンラインでの注文が必要なものの値段も高く、維持メンテナンスにちょっと苦労するとのことでした。

 

また、農場内であれば使い勝手がよく実用的ですが、米国のハイウェイや大きな道路は制限速度が65mph(時速104km)~75mph(時速120km)と高く設定されていて、軽トラでの移動は厳しそう。ただ、友人は米国らしい大型のピックアップトラックも所有しており、軽トラとうまく使い分けができているようです。

 

部品調達などの課題はありますが、小回りが利く軽トラは農場以外にも牧場や狩猟、釣り、レジャーなど、米国の大自然のさまざまな場面で大活躍しそうです。

 

円安の影響によりドルで買い物をするには圧倒的に有利な昨今、日本の軽トラ人気はますます高まるのではないでしょうか?

 

執筆・撮影/RYPO

米航空会社にも「サブスク」があった! マイルよりお得?

定額料金で継続的にサービスを利用できるサブスクリプション。あまり知られていませんが、航空会社でサブスクプランを設けているところがあるんです。

↑航空会社もサブスクをやっていた

 

例えば、米国を拠点とするユナイテッド航空。「エコノミープラス」というサブスクプランがあり、年間599ドル(約9万3000円※)を支払うと、足元のスペースに余裕のある座席へ、自分と同行者の分を無料でアップグレードできるという内容です。米国の国内線なら、1年間は無制限でこのアップグレードを利用できます。

※1ドル=約155.8円で換算(2024年5月17日現在)

 

追加料金200ドルで、サブスクメンバーを一人追加することも可能(最大8名まで追加可能で、その場合は1099ドルの追加料金)で、国際線向けのオプションもあるそうです。

 

あるライターが米国から英国行きの便で、この足元に余裕のある座席へアップグレードしたところ、一人当たり片道で200ドルがかかったそうですから、頻繁に飛行機を利用する人なら、このサブスクプランはかなりお得と言えるかもしれません。

 

その他の航空会社のサブスクプランが、アラスカ航空の「フライト・パス」。カリフォルニア、アリゾナ、ネバダなどの15の都市間で、どれか一つの路線を選択すると、通常航空運賃よりも安い運賃を固定できるという内容。サブスク料金は月額49ドル〜なので、ビジネスなどの利用で特定の路線を頻繁に利用する人には、お得になるようです。

 

また、日本でも「HafH(ハフ)」という旅のサブスクがあり、JALなどのフライト予約にも利用できます。

 

航空業界ではマイレージサービスが主流で、サブスクサービスを設けているところはまだ一部に限られているのが実情。マイレージサービスなら、航空運賃以外に利用者がお金を支払う必要はないでしょう。それに対して、サブスクサービスではサブスク料金を支払わなければならないため、マイレージサービスに比べると、利用へのハードルがやや高くなるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

The Sun. Little-known airline subscription can save you hundreds a year on extra legroom seats with free upgrades. May 13 2024

United Airlines Economy Plus

Alaska Airlines Flight Pass

米で「ガソリンスタンドのハンバーガー」がブーム! 行列ができるのはなぜ?

ガソリンスタンドに併設された小さなショップ。そんな小さな店の一画にあるハンバーガーショップが、米国で最近ブームを呼んでいます。中には行列ができる店もあり、購入を楽しみにしている人が増えているようです。

↑ガソリンスタンドに懐かしの味が戻ってきた

 

ニューヨーク中心部のマンハッタンにあるガソリンスタンドに先日、ハンバーガーショップ「スマッキング・バーガー」がオープンしました。オーナーのトミーさんが、ガールフレンドのエリザベスさんと二人の従業員と共に働く小さな店で、注文を受けると鉄板でパテを焼き、ポテトを揚げて、ハンバーガーとフライドポテトのセットを作ります。

 

お昼の開店時間が近づくと、周囲のオフィスビルで働く人や近所の人などが店に集まり、あっという間に最長1時間待ちになるほどの行列ができています。

 

なぜ、そんな小さなハンバーガーショップが人気なのか? 不思議に思うかもしれませんが、その理由の一つは、懐かしさを感じられるから。かつての米国では、ガソリンスタンドにこんな小さなハンバーガーショップがよくあったのだそう。子どものころに父親や母親とガソリンスタンドに立ち寄り、そのついでにハンバーガーを買ってもらった……。そんな体験を人々は懐かしく思い出しているのだと言われています。

 

また、比較的手頃な価格で販売されている点も魅力なのかもしれません。スマッキング・バーガーでは、パテ2枚にアメリカンチーズとレタスをのせた「ザ・ビッグ・スマック」を8.99ドル(約1400円※)で販売。人件費も食材も高騰するなか、マクドナルドのビッグマックセットは10ドル以上、ときには20ドル近くする店もありますから、この店のハンバーガーが良心的な価格設定であるとわかるでしょう。

※1ドル=約156円で換算(2024年5月10日現在)

米で「ビッグマック」がとんでもない価格になってしまった…

 

観光ガイドブックにはおそらく載っていないであろう、こんな小さなハンバーガーショップ。米国に行く機会があれば、現地のガソリンスタンドをチェックしてみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. NYC’s hottest new hamburger is from a gas station. May 8 2024

米中で注目を集めるルビー色のパイナップル! 6万円以上もするのはどうして?

一つ6万円以上もする高級パイナップル。最初に中国で販売され、旧正月の時期に重なったこともあり、ウェイティングリストができるほど注目を集めたのだとか。黄色ではなく、ルビー色のパイナップルとは……?

↑噂のルビー・グロウ・パイナップル(画像提供/フレッシュ・デルモンテ)

 

「ルビー・グロウ・パイナップル」と名付けられたこのパイナップルは、果物や野菜のジュース、スナックなどを販売するフレッシュ・デルモンテ社が開発したもの。カットした中からは、従来のパイナップルと同じように黄色の果肉が現れるのですが、皮の部分は赤味がかっています。

 

このルビー・グロウ・パイナップルは、ベネズエラやコロンビアにある赤紫色がかった品種を基に、交配技術を駆使して、15年の歳月をかけて開発されました。限られた種子から栽培を行う必要があり、成長までは2年もかかるそう。そのため、2024年と2025年の生産量はわずか数千個。400ドル(約6万2000円※)近くの高額で販売されているのは、そんな理由があるからなのです。

※1ドル=約155.5円で換算(2024年5月9日現在)

 

ちなみに、同社では「ピンク・グロウ・パイナップル」も16年の歳月をかけて開発。こちらは、中の果肉まで鮮やかなピンク色をしています。

 

情熱的でエキゾチックなルビー色に輝くパイナップルや、ピンク色のかわいらしいパイナップル。ルビー・グロウ・パイナップルは先日、米国で発売が始まりましたから、気になる方はチェックしてみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. This pineapple costs $400: Here’s how to get the fruit with a luxe ‘Rubyglow’-up. May 7 2024

Fresh Del Monte

盗難被害は有人レジの16倍! 米で「セルフレジ」が消える?

スーパーでもコンビニでも、セルフレジが当たり前の今日。米国でもたいていの店でセルフレジが設置されているのですが、カリフォルニア州ではセルフレジの設置を禁止する法案が提案されたのです。もしかしたら今後、セルフレジが撤廃されることになるかもしれません。

↑メリットよりデメリットのほうが大きい?

 

先日、カリフォルニア州の議会に提出されたのは、食料品や医薬品を販売する小売店で、特定の条件が満たされていない場合に限りセルフレジの設置を禁止するというもの。

 

この法案が提案された理由は、セルフレジによって巨額の損失が生まれているから。法案を提出した議員によると、セルフレジでは盗難が多発し、有人のレジと比べて損失は16倍にもなり、その額は年間100億ドル(約1.5兆円※)になるとのこと。さらに、セルフレジによって盗難が増加したことで、店舗従業員は盗難が起きていないか店内を監視しようとするため、かえって万引犯などから標的となりかねません。そのような従業員の安全を守る意味もあるそうです。

※1ドル=約155.5円で換算(2024年5月9日現在)

 

今回提案された法案では、「従業員一人が監視できるセルフレジは二つまで」などの条件が盛り込まれています。

 

実際、米大手の小売店ウォルマートは、盗難防止を目的に、一部の店舗でセルフレジの縮小を発表。同様に、セルフレジの台数を減らす対策を行っている店も出てきています。

 

人件費を抑えられるメリットがある一方で、盗難が増えて損失が出てしまうなら、店側としてはセルフレジを置くべきか悩ましいところ。せっかく普及したセルフレジですが、さらに広まっていくのは難しいのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. California bill may remove self-checkout lanes at grocers, certain retailers. May 7 2024

米のレストランで「デザート」が変化! 人気急上昇中の甘い物は何?

おしゃれなレストランのデザートは、ケーキ一つであっても、色とりどりのフルーツやソースが美しく盛り付けられて出てくるもの。でも最近のニューヨークでは、それなりの店であっても、シンプルなアイスクリームやソフトクリームがデザートメニューにあるというのです。

↑食後のデザートはアイスクリームで

 

例えば、ニューヨークのある中東料理店で最近人気になっているというのが、ヘーゼルナッツやザクロをトッピングしたアイスクリーム。ガラスの皿にうず巻き状にアイスクリームを盛り付け、上からトッピングをのせただけのシンプルなメニューですが、これがウケているのだとか。

 

その背景にあるのは、米国の物価高。食材も人件費も上がるなか、レストランの料理価格だって、当然のようにどんどん上がっています。ただ、デザートは“食事のオプション”のようなもの。あまりにも価格が高ければ、客は食事だけ食べて、デザートは注文せず帰ってしまうかもしれません。上述の中東料理店のエグゼクティブシェフは「ペストリー部門を持つことは、以前のレストランほど儲からない」と語っています。

 

そこで注目されているのが、シンプルなアイスクリームやソフトクリームの存在。パティシエを雇って、きれいに皿に盛り付ける必要がなく、ホールのスタッフでもアイスクリームの機械から自分で盛り付けられるため、スタッフの手間がかかりません。そのため、価格を抑えられて、店側にとっても客側にとってもうれしい結果になるのです。

 

この傾向は、ニューヨークだけでなく、全米各地に広がっているとのこと。ただし、店側もリカー入りのアイスや、トリュフの香りのアイスなど、味などに店のこだわりや工夫を施しているようです。

 

アイスクリームは世代を問わず、多くの人に愛されるデザート。高いお金を払っておしゃれなデザートを注文するより、「安くてシンプルなアイスがいい」と思うのは、当然のことなのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. NYC’s top restaurants dishing out fancy soft-serve ice cream as a cost-cutting dessert option. April 30 2024

行方不明になっていた米の猫、アマゾンの返品箱の中から発見! 生き延びることができた三つの奇跡とは?

米カリフォルニアにあるアマゾンの倉庫で先日、返品として届いたダンボールの中から生きた猫が発見されました。差出人は1人の女性。どうしてこんな騒動が起きたのでしょうか?

↑あれ、どうしてダンボールの中に?(画像提供/KTLA)

 

その倉庫から1000km以上離れたユタ州リーハイに住むキャリー・スティーブンス・クラークさん。彼女は、ガレナと名付けた1匹の猫を自宅で飼っていましたが、1週間ほど前からガレナの行方がわからなくなっていたのです。そして、ガレナが姿を消したのと同じ頃、アマゾンで買ったブーツを返品したというのです。

 

ご想像の通り、ガリナは返品の箱に入ってしまい、そのまま気づかれずにアマゾンの倉庫まで運ばれてしまったわけなのです。アマゾンの倉庫の職員はガリナを獣医のもとに連れていき、そこでガリナの身体にマイクロチップが埋められていたことから、キャリーさんのもとで飼われていた猫であることが判明。連絡を受けたキャリーさんは、なぜガリナがいなくなったのか、これまでの経緯を知ることとなったのです。

 

キャリーさんによると、夫と一緒に返品のブーツをダンボールに詰めていたそう。ブーツを中に入れてダンボールの上部を閉じてから、夫が別の部屋にテープとハサミを取りに行き、それからダンボールの口をしっかりとテープで閉じたというのです。「ガリナは、私たちが気づかないうちに、ダンボールの中に入ったに違いない」と語っています。

 

8日間、ダンボールに閉じ込められてしまったガリナ。無事に見つかったのには、三つの奇跡が重なったと言われています。一つ目は、ダンボールが完全に密閉されておらず、ガリナが呼吸できる状態にあったこと。二つ目は、暑すぎず寒すぎない、安定した気候だったこと。そして三つ目は、アマゾンの倉庫の職員が、猫を保護する仕事を副業としていたこと。そんな奇跡のおかげで、最初はおびえて食事も食べようとしなかったガリナですが、今ではキャリーさんのもとに帰り元気にしているそうです。

 

猫はダンボールなどの箱が大好きな動物。猫を飼っている方は、オンラインショッピングなどで返品するようなとき、くれぐれも猫が箱の中にしのび込んでいないか、チェックしたほうがいいかもしれません。

 

【主な参考記事】

CNN. A Utah couple accidentally shipped their cat with an Amazon return. A week – and 3 ‘miracles’ later – they were on a plane to meet a stranger. April 30 2024

米の町中にワニが出没! 素手と素足で戦った男の正体とは?

腕力も運動能力も優れた、筋骨隆々の格闘家がワニと対峙したら……。そんなバラエティ番組に出てきそうな対決が、米フロリダの町中でリアルに繰り広げられました。

↑フロリダでは珍しくない光景

 

米国でワニの出没が度々報告されているのが、フロリダ。公園でも、住宅街でも、あらゆるところにワニが現れ、その度にちょっとした騒動に発展しているのです。

 

そんなワニ出没の一部始終を収めた動画で最近話題になっているのが、2023年6月にフロリダ州ジャクソンビルで撮影されたもの。近くには小学校の駐車場もある場所に、体長2.4メートルのワニが出没したのです。

 

人々が悲鳴を上げ、駆け付けたパトカーの横をワニが速足で横断。数人の警察官がいたものの、なすすべもなく見つめるなか、突然、一人の勇敢な男性が現れました。この男性はマイク・ドラギッチさん。総合格闘家です。

 

なぜか裸足で現れた彼は、ワニを背後から追いかけると、思い切ってワニの背中にジャンプ。ワニは思わず口を大きく開けたのですが、マイクさんは自分の体重を重しにしてワニの胴をしっかり押さえながら、ワニの口を上から閉じ、両手で口を封じたのです。

↑ワニのバックマウントを取った格闘家(画像提供/FOX 35 Orlando/YouTube)

 

その後、テープで口をぐるぐる巻きにし、ワニを完全に捕獲。人々がヒーローのようにマイクさんに拍手を送るなか、彼は負かしたワニを両手で抱え、人々にワニを見せてまわったのです。

 

というわけで、格闘家とワニとの対決は、格闘家に軍配に上がる結果になりました。しかも、マイクさんは裸足と素手でこの闘いに挑んだわけですから、彼は正真正銘の”勝利“を収めたと言えるでしょう。

 

ただ、現地のニュース番組のインタビューで明かされたことですが、マイクさんはワニを捕獲する免許を所持しているそう。手際よくワニを捕獲することができたのは、そのためだったのでしょう。マイクさんの真似をして、素人がワニを捕まえようとするのは、やめたほうが良さそうです。

 

【主な参考記事】

Fox35. Florida man wrangles 8-foot alligator with bare hands and he’s not wearing shoes. April 22 2024

米の学生、レストランを予約するだけで1000万円を稼ぐ! 物議を醸す商売とは?

半年や1年先まで予約が埋まっているような人気レストランで、予約を取ることは簡単なことではありません。グルメな街、米ニューヨークでは、そんな人気店の予約だけに数十万円ものお金をかける人がいて、それを利用して稼ぎまくっている人もいるようなのです。

↑席を予約して販売するビジネスが米で流行中

 

米国にある「アポイントメント・トレーダー」というサイトは、2021年にできたオンラインマーケットプレイス。レストランの予約を売買できるサービスで、人気店の予約を取りたい人が、実際に予約している人から、その予約を買い取るわけです。予約を売った人は、販売価格の20~30%程度の取り分を受け取ることができて、お互いにメリットがあるというシステム。実際にこのサイトを見てみると、ニューヨークだけでなく、ロサンゼルス、マイアミ、ラスベガスなど、各地のレストランを検索できて、数百ドル程度で予約がずらりと販売されています。

 

「レストランに行こうと予約していたけれど、都合が悪くなってキャンセルすることになった」。そんなシーンで、このシステムは有効でしょう。しかし、予約を売って売り上げの一部をもらえるとあって、お小遣い稼ぎのために利用している人もいる模様。

 

例えば、ある大学生は、レストランのオンライン予約サイトで、偽の電話番号とメールアドレスでアカウントを作り、人気店を予約。それをアポイントメント・トレーダーで販売するということを行っているそう。1件800〜1000ドル(約12万5000〜15万5000円※)で売ったこともあり、2023年はアポイントメント・トレーダーで合計7万ドル(約1090万円)も売り上げたというのです。

※1ドル=約155.6円で換算(2024年4月26日現在)

 

また、ホテルでコンシェルジュとして働いている別の人は、すきま時間を利用してレストランの予約を行い、1年間で8万ドル(約1250万円)を稼ぎ出しだそう。アポイントメント・トレーダーのサイト全体では、2023年に600万ドル(約9億3000万円)の売り上げを上げたというから、こんな風に利用している人がまだまだたくさんいるのかもしれません。

 

予約困難店に「行きたい人」と「実際に予約した人」とを結びつける、このサービス。「予約席の転売は合法なのか?」という疑問も考えられるだけに、賛否両論を巻き起こしそうなビジネスモデルですが、あなたはどう思いますか?

 

【主な参考記事】

Independent. Foodies are spending thousands bidding on trendy restaurant reservations in New York City. April 24 2024

「クジラと人間の会話」に成功した米研究チーム、その驚きの目的とは?

仲間同士と社会を形成していると考えられるクジラ。その会話を解析すれば、地球外生命体との交信にも役立つかもしれない……。米国のある研究チームはそう考え、クジラの会話を研究し、クジラと人間の会話に成功したと発表したのです。

↑いつかクジラや宇宙人とあいさつができる?

 

クジラは「キューキュー」「ブーブー」といった音を鳴らします。その鳴き声の一部は、「上がれ」「下がれ」「あっちへ行け」など、仲間とコミュニケーションを取るためのものである可能性があるそう。

 

そこで、米国のSETI研究所とカリフォルニア大学の共同チームでは、クジラの鳴き声の一部にコミュニケーション価値があると仮説を立て、解明しようと試みました。

 

この研究チームは2023年12月、アラスカ沖でクジラの群れを見つけると、あらかじめ録音していたザトウクジラの鳴き声を水中で再生。ほとんどのクジラはそれを無視したようで、クジラからは何の音も確認できませんでした。しかし、その後「トウェイン」と名付けた1頭のクジラが、共同チームが乗ったボートの辺りを周回し始めたのです。

 

そして、同研究チームが録音したザトウクジラの鳴き声を再生すると、トウェインは同じように鳴いたのです。結局、20分間にわたり36回の鳴き声のやりとりが行われ、録音した音が止まるとトウェインの鳴き声も終わりました。

 

このときの会話をAIを活用したアルゴリズムで分析すると、トウェインは録音した音声に対して、あいさつを交わしていた可能性があるというのです。同研究チームは、「私たちがあいさつして、トウェインがあいさつして、また私たちがあいさつしただけかもしれません。しかし、それは明確なコミュニケーションでした」と語っています。

 

また、このとき再生した音声は、トウェインがいたクジラの群れの鳴き声を前日に録音したもの。つまり、同じ群れの鳴き声だったからこそ、トウェインは会話をするように録音した鳴き声に応じていたのかもしれないそうです。

 

この研究発表がとても興味深いのは、これが地球外生命体との交信に役立つ可能性があるということ。今回の研究を行ったSETI研究所は、地球外生命体について調べている組織。彼らは、私たちとはまったく異なる生き物とコミュニケーションを取る方法を学ぶことができれば、地球外生命体からの信号を検出して解釈できる可能性があると主張しているのです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Scientist share world’s first ‘conversation’ between humans and whales – and say it’s the first step to understanding aliens. April 17 2024

New York Post. Scientists have a ‘conversation’ with a humpback whale —which they hope will help mankind communicate with aliens. April 15 2024

「私のはげた頭は真っ白なキャンバスのようだ」と思った米男性、非凡なアートを生み出すことに!

「私のはげた頭は、奇妙なことに真っ白なキャンバスのようだ」。そう語っているのは、米・ニューヨーク出身のクリス・ウィンクさん。彼は、その“白いキャンバス”に自ら作った着用型のモヒカンアートをのせて楽しんでいるのです。

↑真っ白なキャンバスだと思えば…

 

クリスさんは、顔を真っ青に塗ってさまざまなパフォーマンスを行うクリエイティブ集団「ブルーマン」を創設したメンバーの一人。以前は髪の毛があったそうですが、あるときに「くそ、もうだめだ!」となり、思い切って残っていた髪の毛を剃ってしまったというのです。

 

きれいにつるんとした頭を見て、人が髪の毛やネイルで個性を表現するように、それが自分の頭でもできることに気づいたそう。そこで、ド派手に色づけしたモヒカン、ネオンのようにトサカ部分が光るモヒカンなど、オリジナリティ溢れる着用型モヒカンを次々と制作したのです。

↑髪を諦めたらひらめいたクリス・ウィンクさん(画像提供/X)

 

これらの作品について「モヒカン刈りと呼ぶのは好きではない」というクリスさん。もはや髪ではなく、アート作品と呼べる独自の世界観を作り上げているのです。

 

これまで作った彼のモヒカンアートの数は、もうわからないほど。「あまりにもお金を使い過ぎた」とおどけますが、いまでも週に数個は新作のモヒカンアートを作っているのだとか。

 

髪の毛がないというと、多くの人がネガティブに感じることかもしれません。でも彼はそれを自分のチャームポイントに変え、「頭にあるフィン(ひれ)のアート」と言い、エンジョイしまくっているのです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Blue Man Group founder turns his head into wild canvas for wearable art — he’s ‘making baldness cool’. April 17 2024

ドッジボールの代わりに大人気! 米の学校で広がる「ガガボール」とは?

最近、米国の子どもたちが休み時間に楽しんでいるボール遊びが、イスラエルで生まれた「Gaga Ball(ガガボール)」。米国でドッジボールを禁止する学校が増え、その空白を埋めるボール遊びとして、類似性がありながらもソフトで安全なガガボールが広がりを見せています。一体どんなゲームなのでしょうか?

↑どんな子もきっとプレイしてみたくなる

 

ドッジボールへの逆風

ドッジボールは日本でも体育の授業で行われていましたが、子どもがケガをする危険性やボールを当てることがいじめを誘発するといった理由により、平成29年版の体育の学習指導要領から姿を消しました。加害性が強いとして、最近はメディアでも反対論や禁止論が取り上げられています。

 

米国は州によって見解が異なるものの、ドッジボールでケガをした子が学校を提訴したり、教育学者が「合法化されたいじめに等しい」と発言したりして議論を引き起こしてきました。2000年代初めからはメイン州、メリーランド州、ニューヨーク州、ヴァージニア州、テキサス州、マサチューセッツ州、ユタ州などの公立学校では、ドッジボールやドッジボールから派生したゲームを禁止しています。

 

そんな中、ドッジボールに代わる球技として、ガガボールは1970年代からサマーキャンプなどを通じて徐々に米国全土に広がっていきました。ガガボールも人にボールを当てるゲームではありますが、ドッジボールのように全力で相手にぶつけるのではなくボールをバウンドさせるので、威力が弱まり、安全面ではほぼ問題ありません。

 

どんなルール?

ガガボールは「ガガピット」と呼ばれる多角形の低い壁の中で行われる競技で、手軽な折りたたみ式ピットも販売されています。ピットにはいろいろなサイズがあり、公式では26フィート(約8メートル)×26フィートの囲いの中に最大28人の子どもが入るようになっています。片手がピットの壁に触れている状態でゲームが始まるので、遊びならばそれが可能な人数まで参加可能。

 

【動画】ガガボールの遊び方

 

基本的なルールは、ほかのプレイヤーの下半身に向けて、ボールを下投げで強く転がすというもので、手に持って投げることはできません。ボールはゴム製で、柔らかさについては特に決まりはありません。

 

プレイヤーはピットの中に立ち、ボールを地面にバウンドさせてプレイを開始。1回目と2回目のバウンドに合わせて、全員が「Ga Ga」と叫びます。ちなみに「Ga Ga」とは「タッチタッチ」という意味のヘブライ語だそうです。

 

3回目のバウンドで「Go! (または Ball!)」と叫び、ボールの近くにいるプレイヤーが手で打ってスタート。膝から下にボールが当たった人はアウトとなってピットの外に出ていき、最後の一人になったプレイヤーが勝ちとなります。

 

打ったボールが高く上がりバウンドする前に誰かにキャッチされた場合や、ボールがピットの外に出てしまったときは、ボールを打った人はアウトに。ピットの外側に出たプレイヤーは、フライでピット外に飛んできたボールをキャッチするとピット内に戻れます。

↑ガガボールのピッチ

 

ガガボールは力の強さやからだの大きさはあまり関係ないため、さまざまな年齢の子どもが一緒に遊べ、ピットと設置スペース、ボール一つで始められます。

 

ドッジボールは日本で体育の学習指導要領から消えたものの、文部科学省は小学校低学年で「簡単な操作のボール遊びやボール投げゲーム」を推奨しています。いまのところ、ガガボールは米国と豪州を中心に行われていますが、将来的には日本でもドッジボールに代わるボール遊びとして注目されるようになるかもしれません。

 

2階建ての家が海に浮かんでいるのはなぜ? 不思議な米国の住宅事情

米・サンフランシスコから南に40kmほどの位置にある都市、レッドウッド・シティ。その海に2階建ての住宅が浮かんでいるのが発見されました。災害でも起きて流れてしまったのか、それとも……?

↑なぜ2階建ての家が海に…(画像提供/abc7/YouTube)

 

この住宅は、もともとレッドウッド・シティのマリーナにあったもの。住宅費が高騰するサンフランシスコでは、水に浮かぶ水上住宅で生活することは決して珍しいことではありません。

 

しかし、レッドウッド・シティでは、この水上住宅の人々に対して市が立ち退きを求め法廷での闘争が勃発していました。結局、市が水上住宅の人々に和解金を支払うことで合意していたのです。そして、多くの人がこの地を去るなか、最後に残った数軒のうちの1軒が海を渡って引っ越しを試みたようなのです。

 

数日間をかけてたどりついたのは、サンフランシスコの対岸にあるサウサリートという町。

 

水上住宅で暮らす人々の中には、「和解金をもらいたいわけではない。私たちは残りたいだけ」と話していた人もいるそうです。多くの人が物価高や住宅価格高騰に苦しんでおり、政府の支援が求められているのかもしれません。

 

【主な参考記事】
NBC Bay Area. Two-story houseboat moved from Redwood City to Sausalito. April 9 2024
SFIST. Here’s Why a Two-Story Houseboat Was Being Towed Across the Bay This Week. April 10 2024

米で超レアなジャケットが完成! よく見ると素材は飛行機の…

継ぎはぎしたカラフルな1着のジャケット。よく見ると「Seat Occupied(使用中)」や、JAL、JAS、DELTAといった航空会社の名前が入っています。これは、航空会社が機内で用意しているエチケット袋を集めたものなんです。

↑エチケット袋がジャケットに生まれ変わった(画像提供/WGN Morning News/Facebook Watch)

 

航空会社は、それぞれがエチケット袋を用意しているもの。ロゴを印刷したり、コーポレートカラーを使ったり。そんな各社独自の歴代のエチケット袋は、オークションサイトで売られているほど、飛行機好きの方にはお宝のようです。

 

今回のジャケットは、そんなビンテージのエチケット袋を寄せ集めて作られたのです。作ったのは、米ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストでクリエイティブディレクターのジェシー・バーデン。これまでにも型破りな素材を使ってきたという彼女ですが、「エチケット袋を使ったのは初めて」と話しています。

 

実はこのジャケットが作られたのは、米国でポピュラーな酔い止め薬の「ドラマミン」が75周年を記念して行ったキャンペーンの一環。酔い止め薬の登場で、エチケット袋が不要になった搭乗客もきっといたことでしょう。そんなことから、このキャンペーンは「最後のエチケット袋」とネーミングされているのです。

 

このジャケットは7.50ドル(約1150円※)という破格で販売される予定で、購入できるラッキーな人は1名のみ。飛行機マニアがこぞって欲しがる一品になりそうです。

※1ドル=約153円で換算(2024年4月12日現在)

 

【主な参考記事】

New York Post. This coat is made out of barf bags — and it’s high fashion at a bargain price. April 10 2024

米のレストラン、いよいよ「リモート接客」を導入! 世間の反応は?

いろんな物の価格が上がるなか、人件費を抑えるために突飛な方法をとったレストランが米国にあります。いまニューヨークでちょっとした物議を醸しているのが、従業員がリモートで支払いの対応を行う店です。

↑人件費を抑えるための経営判断とは?

 

フライドチキン専門店の「サンサンチキン」では、店に入るとレジには大きなスクリーンが置かれ、画面越しにスタッフが出迎えてくれます。これは、ZOOMを利用してスタッフがリモートで対応してくれるシステム。対面で接客するところを、画面を通して会話して対応するのです。

↑リモート接客でおもてなし

 

画面の向こうにいるスタッフは、フィリピンにいるとのこと。現地メディアではこの店の経営者にコンタクトを取ろうと試みましたが、それはかなわなかったそうです。ただ、ニューヨークの最低賃金は時給16ドル(約2450円※)。これに対して、フィリピンの平均時給は3.75ドルとのこと。つまり、リモートでフィリピンのスタッフを雇うことで、人件費を大幅に抑えられるのです。明らかにこれがこのシステムを導入した最大の目的でしょう。

※1ドル=約153円で換算(2024年4月11日現在)

 

効率性を求めたこの斬新なシステムに、店を訪れた客はかなり驚いているようです。目新しさを楽しむ人がいる一方で、「その場に人がいないと、誰かとつながる要素が失われる」「(リモートスタッフの導入で)誰かの仕事を奪っているかもしれない」という声も。

 

さらに、客を困惑させているのがチップの存在。この店では、清算時に最大で18%のチップを求められるそうで、「その場にいないスタッフに、チップを払う?」と戸惑う客がいるかもしれません。しかし、同じグループ会社の「ヤソキッチン」という店では、「40ドルのチップをもらったことがある」というスタッフもいるのだとか。

 

リモートワークが当たり前になった現代だからこそ生まれた、この新しいシステムについて、「半年から1年以内に、これがAIアバターになる」と予測する人もいます。人手不足が進むサービス業で、人件費も上がるなか、こんな取り組みが一般化していくのかもしれません。

 

【主な参考記事】
New York Post. This NYC chicken joint employs cashiers Zooming in from the Philippines — and still wants you to tip!. April 9 2024

ぼったくられる世界最大のマラソン大会、相手はなんとニューヨークの…

米・ニューヨークの街中を走り抜けて、マンハッタンでゴールする「ニューヨークシティマラソン」。2023年の大会では約5万人が参加した「世界最大のマラソン」とも言われるレースの一つです。そんなマラソン大会の裏で、ニューヨーク都市交通局(MTA)が大金を儲けている可能性が浮上しました。

↑ヴェラザノ・ナローズ橋の通行料を補いたい

 

MTAは、ニューヨークシティマラソン主催者側に75万ドル(約1億1300万円※)を要求したと報じられたのです。その理由は、マラソンコース上のヴェラザノ・ナローズ橋を通行止めにするため。本来ならこの橋の通行料として同程度の収入が見込まれるというのです。

※1ドル=約151円で換算(20204年4月5日現在)

 

現在、ニューヨークシティマラソンの参加費は315ドル(約4万7000円)。会員になっていても、255ドル(約3万8000円)がかかります。もしMTAの要求が通るのなら、この参加費がさらに上がることだって考えられるでしょう。

 

しかし、このMTAの要求には、多くのメディアが疑問を投げかけています。というのも、2023年11月に行われた大会当日、多くの道路が交通止めになったためか、ニューヨーク市地下鉄(MTAの関連法人が運営)の利用者が増えたというのです。2023年9月から11月の日曜日の1日平均利用者数よりも36万5000人も多く、仮に1人数ドルの利用だったとしても、100万ドル(約1億5000万円)以上の収入増だった計算になります。

 

そのため、もし大会主催者側に今回請求したという75万ドルを得られなかったとしても、MTAにとっては数十万ドルの収益にはなると考えられるのです。

 

一方、主催者側の収益を見てみると、2023年の大会では収入8500万ドル(約129億円)に対して、経費を差し引いた純利益は約1200万ドル(約18億円)。MTAが求める金額には十分応じることは可能なのかもしれません。

 

専門家によると、2019年大会ではニューヨーク市に4億2700万ドル(約648億円)もの経済効果をもたらしたとみられているこのマラソン大会。参加者の数も、そこで生まれるお金のスケールも大きいだけに行方が気になるところです。

 

【主な参考記事】

CBS News. MTA wants to charge NYC Marathon for shutting down Verrazzano-Narrows Bridge. April 3 2024

New York Post. MTA actually makes more money from NYC Marathon than it loses in bridge tolls — despite demand of $750K: analysis. April 3 2024

ノースマイル。米マクドナルドの価格が10年間で2倍以上に増えていた…

世界中に店舗を展開していることから、各国の物価の指標にも使われることがあるマクドナルド。そんなマクドナルドの米国における価格が、ここ10年間で2倍以上になっていることがわかりました。

↑インフレのせいだけ?

 

パンデミック以来のインフレによって、米国のマクドナルドはもはやファストフード店とは思えない価格になっています。例えば、コネチカット州ではビッグマックミールが18ドル(約2700円※)、エッグマックマフィンが7.29ドル(約1100円)、ハッシュポテトが5.69ドル(約860円)という具合です。

※1ドル=約151円で換算(2024年4月5日現在)

 

ある調査によると、2014年から2024年までの10年間で米国のマクドナルドの価格は2倍以上になっているとのこと。クォーターパウンダー・チーズは、2014年は平均で5.39ドル(約820円)だったのに、現在は2倍以上の11.99ドル(約1800円)。マックダブルは1.19ドル(約180円)から3.19ドル(約480円)と3倍近くまで上がっています。

 

同じ調査の分析によると、10年間で60%以上価格が上がったファストフードブランドは、マクドナルドを含め13あったそう。この10年間における米国のインフレ率は31%ですから、その2倍近くも値上げしていることになります。

 

ちなみに、米国のマクドナルドでは、フランチャイズ加盟店なら、店舗ごとにメニュー価格を独自で設定できるそう。米マクドナルドのCEOは2月に「インフレによって値上げを余儀なくされる」と発言していますが、マクドナルドはそのうち、庶民にとって本当に贅沢品になってしまうかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Man uncovers more than 700 gold coins on his cornfield: ‘Most insane thing ever’. April 3 2024