自由の国と思いきや…。アメリカの「砂浜」には意外なルールがあった!

砂浜で気分が良くなり、つい水着で歌を歌い出したら……それは「アウト(違反)」! 米国のビーチには、そんなビックリなルールがあるかもしれません。現地のメディアで各地の奇妙な規則を集めた記事が話題になっているので紹介しましょう。

↑場所によっては捕まるかも…

 

1: 穴を掘る

ビーチでの砂遊びは、子どもたちにとって定番のアクティビティ。でも、ビーチの砂遊びを禁止しているところが複数あります。例えば、サウスカロライナ州のマートルビーチでは、海水浴客がシャベルで2フィート(30cm)以上の深さの穴を掘ることを禁止しています。他にも、デラウェア州ベタニービーチなどで、穴掘りが禁じられています。

 

2: 砂を持ち帰る

拾った貝殻と一緒に、砂を瓶などに詰めて持ち帰る方がいるかもしれません。でも、サウスカロライナ州のホーリー郡では、ビーチの砂の持ち帰りを禁止しています。「夏の思い出に」と砂を持って帰ろうとしたら、現地のルールをチェックしたほうがいいかも。

 

3: フリスビーで遊ぶ

砂浜でビーチボールを使って遊んだりしますよね。でもフリスビーだけは注意して! メリーランド州のオーシャンシティとデラウェア州のベタニービーチでは、フリスビーを投げるのはNGです。

 

4: 水着で歌う

海に行ったら開放的な気分になって、つい歌を歌いたくなっちゃいそうですが、そこはぐっと我慢。フロリダ州では、一般的には施行されているわけではないのですが、州内で水着で歌うことは違法という不思議なルールが残っているそうです。

 

5: オレンジを売る

フロリダ州のマイアミでは、ビーチの歩道でオレンジを売ることを禁止しています。違反したら、個人の場合は30日の懲役になるかもしれないというからビックリです。

 

もしかしたら、日本のビーチでも地域によっては「え?」と驚くような独自のルールを設けているところがあるかもしれません。海に出かける際は、念のため事前にチェックしておくのがオススメです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Six little-known US beach laws that will shock you. April 3 2024

店内飲食は30分以内で! 米ファストフード店の新ルールに賛否両論

軽く食事を済ませたいときや、ちょっと時間をつぶしたいときなどに便利なファストフード店。ただ、米国のファストフード店では最近、「店内の飲食は30分以内」とする張り紙を出している店がちらほら出てきているようです。

↑30分ルールの真意は?

 

米国の書き込みサイト「レディット」で話題になっているトピックの一つが、ファストフード店の「店内飲食は30分以内」という張り紙。「うちの近くのマクドナルドにも張ってあった」「隣にある店でも、ちょうど最近見た!」などの投稿が相次いでいるのです。しかも、マクドナルド、ウェンディーズなど、さまざまなお店で同様の目撃情報があります。

 

「せっかく出かけたのなら、ゆっくりと食事したい」と思うのは当然のこと。それにも関わらず、こんなルールを設けている理由は何なのでしょうか?

 

レディットユーザーたちはホームレス対策ではないかと推測しています。というのも「ソーダ1杯を買って、荷物を持って何時間も居座る」「近くのウェンディーズでは、ホームレスからひどい臭いがする。トイレに裸で入ってきたホームレスもいた」といった体験談が寄せられているのです。

 

また、Wi-Fiもあって快適であることから、若い世代のたまり場として利用されているケースも考えられるようです。そのため、店側は苦肉の策としてこんなルールを設けているのかもしれません。

 

この記事に対しては、「スマートなビジネスだ」と評価する声がある一方、「30分なんてただの茶番」「それぞれの客にタイマーをセットして計るの?」などと、このシステムに不満を表す人のコメントも寄せられていました。

 

ファストフード店の真意は明らかにされていませんが、賛否両論のこの取り組みは吉と出るか凶と出るか……。

 

【主な参考記事】

New York Post. Fast food restaurants are imposing time limits on dining in: ‘These rules are here for a reason’. April 1 2024

自宅の壁がおかしいことに気付いた米家族、恐る恐る押してみると待っていたのは…

壁だと思っていた向こう側に、もう一つの部屋が隠されていた……。そんな恐怖体験をした家族が米国にいます。

↑隠し部屋の中は…(画像提供/TikTok)

 

オーロラ・ブレイジングスターさんは、夫と一緒に自宅の地下室でカーペットをはがす作業を行っていました。すると壁の一部が引き戸のように動き、その向こう側には扉があって、奥に小部屋があることを見つけたのです。

 

部屋には窓がなく、電気が通っていて小さな明かりがつき、ところどころに何枚かのマットが敷かれ、床には排水溝があり、ワイヤーが数本残されただけ。明らかに、この小さな隠し部屋は壁で隠すようにして作られていたようです。

 

この様子を投稿したTikTokの動画には、「殺人部屋では……!」「連続殺人犯が被害者を殺害する部屋のように見える」など、恐怖をあおるコメントが寄せられることに。

 

もう四年間もこの家に住んでいたというこの夫婦。警察に連絡したところ、DNAの採取など、収集する必要のあるものは何もなく、特に犯罪に絡むようなものは見つからなかったそうです。ただ、「この部屋がどのように隠されていたのか、そのことに非常に感銘を受けていた」と、そのときのことをブレイジングスターさんは語っています。

 

おそらく前の所有者が、防空壕や緊急避難のためのパニックルーム、あるいは銃の保管庫として利用していたのではないかと、この夫婦は推測しています。

 

米国では家を借りたり購入したりするとき、間取り図がないケースが少なくありません。同国で暮らすときは、こんな隠された部屋がないのか、しっかり調べたほうがいいのかも……。

@kids_up_in_here

Unedited first views of the hidden room. #creepy #hiddenroom #hiddenroominmyhouse #hiddenrooms #creepytok #fyp

♬ original sound – Aurora Blazingstar

 

【主な参考記事】

New York Post. Couple discovers secret room behind bookcase in home they’ve lived in for 4 years: ‘That screams murder room’. March 31 2024

85歳まで旅行をしたことがなかった米女性、孫への一言が大冒険の扉を開いた

老後はさまざまなところを旅して回りたい。そう考えた94歳の女性が、米オハイオ州にいます。驚くことに85歳まで旅に出た経験が一度もなく、91歳で初めてパスポートを取得したというのです。

↑こんな人生も素敵(画像提供/grandmajoysroadtrip/インスタグラム)

 

「ジョイおばあちゃん」の愛称で知られる、ジョイ・ライアンさん(94歳)。彼女が人生で初めて旅に出たのは2015年、85歳のときのことでした。きっかけとなったのは、孫のブラッドさんに「山々を見たことも、キャンプをしたこともない」と話したこと。それ以来、ブラッドさんと一緒に旅に出ることにしたのです。

 

この二人が巡ったのは、米国にある国立公園。お金をためながら、いろんな場所を旅して、ついに2023年5月にはアメリカン・サモア国立公園を訪れ、63ある全ての国立公園を制覇したのです。

 

このとき、ジョイさんの長男でブラッドさんの父親が亡くなってから、わずか1週間だったそう。そのため、この経験は「ほろ苦いものだった」と、二人は話していたそう。ただ、ジョイさんは旅を通して「孫との関係を深め、行く先々で人々とのつながりができた」と、これまでの経験について明かしています。

 

ジョイおばあちゃんとの旅の記録をインスタグラムで投稿しているブラッドさん。「夢の冒険を送るのに、年を取り過ぎることはない」と語り、次は二人で7大陸全てを訪れるという目標を立てています。

 

最初は、「ラーメンとオレンジをたくさん食べる」といった低予算での旅だったそうですが、いまではインスタグラムのフォロワーが10万人を超え、旅行をサポートしてくれるスポンサーが現れているとのことです。

 

「新しいことを試すのに、遅過ぎることはない。ブラッドがいてくれて本当に感謝している」と話すジョイさん。これからも孫との2人旅を楽しんでほしいものです。

 

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【主な参考記事】

Daily Mail. 94-year-old grandmother who had NEVER traveled before 85 sets out on an incredible mission to visit ALL seven continents with her grandson – after the pair earned viral fame by traveling to all 63 US national parks. April 2 2024

米セブンイレブンが「炭酸水」を新開発! 予期せぬ方向に進んで生まれたのは…

スカッとした爽快感が魅力の炭酸水。ほんのりフレーバーが付いていると、飲みやすいと思う方も多いでしょう。でも、それが「ホットドッグ味」だったとしたら……? 米国のセブンイレブンが発表した新商品をご紹介しましょう。

↑エイプリルフール?(画像提供/7-Eleven)

 

セブンイレブンが発表したのが、米国の飲料ブランド「ミラクル・セルツァー」と共同で作ったという、同社オリジナルブランドのスパークリングウォーター。そのフレーバーに選んだのが、セブンイレブンで人気の「ビッグバイト・ホットドッグ」です。

 

従来なら、ホットドッグを食べながらスパークリングウォーターを飲むところ、パンと飲み物の役割をチェンジ。プレーンなパンを食べながら、このホットドッグ味のスパークリングウォーターを飲んで、ケチャップやマスタードなどのホットドッグのようなフレーバーを楽しむことができるというのです。

 

同社はプレスリリースで「レモンライムやオレンジのようなフレーバーなら簡単でしたが、ビッグバイト・ホットドッグ・スパークリングウォーターの開発で、私たちは予期せぬ方向に進みました。これはフレーバーの革新や限界を押し広げる大胆な味です」と述べています。

 

「常に革新的でユニークな体験を追求している」という同社ですが、さすがにこの味には米国人も仰天。このニュースを紹介するメディアも「ふむ……これはどうなんだろう?」と、その味に懐疑的です。

 

というのも、このホットドッグ味のスパークリングウォーターの詳細が4月1日に発表されるとのこと。エイプリルフール当日の発表とあって、「単なるジョーク」で終わる可能性が高いのかもしれません。とはいえ、もしも米国のセブンイレブンの商品棚に、本当にホットドッグ味のスパークリングウォーターが並ぶことになったら、一度は試してみたい味になるかもしれません。

 

【主な参考記事】

WFAA. April Fools’ Day prank or legit? 7-Eleven announces hot dog-flavored sparkling water as part of a new fizzy flavors lineup. March 27 2024

7-Eleven, Inc. 7-Eleven, Inc. Announces the Arrival of New Big Bite® Hot Dog Sparkling Water. March 27 2024

動物の定説が覆った! 異色の仲良しコンビが米で誕生

「犬×猫」「像×羊」など、動物の種類は違うけれど、お互いに心を開く仲良しコンビが数多くいます。そんな異色の組み合わせとしてご紹介したいのが、米国で暮らす、あるチーターとカメのペアです。

↑信じられない光景(画像提供/carsonspringswildlife/インスタグラム)

 

しなやかな身体と、時速100kmにも達するといわれる俊足で、獲物を捕らえるチーター。そんな肉食動物ですが、フロリダ州のカーソンスプリングス野生生物保護センターに暮らす「チューズデー」と名付けられたメスのチーターは、他のチーターとは一味違うようです。

 

というのも、チューズデーの大親友は「ベンジー」という名前のオスのカメだから。保護センターの職員が「チューズデーは、ベンジーを心から愛している」と言うように、2匹はいつも一緒。昼寝をするときも、食事をするときも、1日のほとんどを一緒に過ごしているそう。チューズデーは、ベンジーの甲羅にあごを優しくのせて寄り添ったり、ベンジーの身体にスリスリと顔を寄せたり、ときには顔をペロペロとなめたりして、愛情を表現。お互いに信頼しあって大好きなことが、傍目からもよくわかります。

 

そんなチーターとカメの異色コンビが生まれたのは、いまから約6年前。2018年にチューズデーがこの保護センターで生まれたときです。一般的にチーターはカメのような動物を無視すると言われていたので、もう20年もこの保護センターで暮らしているベンジーと同じ囲いの中で、チューズデーも育ててみることにしたのです。その結果、定説とは真逆で、仲良しコンビが誕生したというのです。

 

ただ、狩猟能力が高いチーターがカメと一緒にいることで、危険はないのでしょうか? その点について、保護センターの職員は、「幼い頃からずっと一緒にいたので、チューズデーが攻撃的になる可能性は最小限だと思う」と話しており、チューズデーがベンジーを噛もうとしたことも、けがをさせたこともないそうです。

 

ベンジーにとって一つ困ったことを挙げるなら、カメは顔をなめられるのが苦手なこと。「チューズデーがベンジーの顔をなめないなら、きっとベンジーはもっとチューズデーのことが好きになるでしょう」と、職員は語っています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Man uncovers more than 700 gold coins on his cornfield: ‘Most insane thing ever’. March 10 2024

NASAが「宇宙飛行士」を募集、うらやましい給料だった…

現在、NASA(米航空宇宙局)が宇宙飛行士の候補生を募集しています。宇宙に行くというロマンがつまったこの仕事。もちろん、優秀な人しか選ばれない狭き門です。そこで、気になるのが宇宙飛行士の給料でしょう。

↑ぶっちゃけ、いくらもらっているの?(画像提供/NASA)

 

NASAは先日、米テキサス州ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターで、宇宙飛行士候補生の卒業式を行いました。10人の候補生は、この卒業をもって基礎訓練を終了。宇宙飛行の任務が与えられることになります。

 

そして、NASAは次回の宇宙飛行士候補生の募集を開始。応募条件は、米国の国民であることに加えて、科学技術、工学といったSTEM(ステム)の分野で修士号を取得していること。さらに、リーダーシップスキルやコミュニケーション能力、協力性が求められます。また、身体面も重要で、「極めて健康である」必要があり、俊敏性、バランス力、視力などを測る、長時間にわたる身体検査をパスしなければならないそう。おまけに、NASAが規定する身長と体重に即している必要もあるとのことです。

 

これだけの厳しい条件をクリアできるのは、本当にごく一部の人。今回卒業した10人の候補生を募集した際も、1万2000人の応募があったと報じられています。

 

そして、2年間の専門的な訓練を受けて、最低でも1000時間のジェット機の操縦を行うなどして、晴れて宇宙飛行が任されることになるそうです。

 

そんな宇宙飛行士の候補生の給料は、15万2258ドル(約2300万円※)。限られた人しかできないこの特殊な仕事に対して、もしかしたら「意外と少ない」と感じられる人もいるかもしれません。でも「宇宙飛行士になりたい」と憧れる人にとっては、きっと金額以上の素晴らしい魅力に溢れているのではないでしょうか?

※1ドル=約151円で換算(2024年3月28日現在)

 

【主な参考記事】

The Sun. FLY HIGH ‘We need more adventurers’ says Nasa after revealing lofty astronaut salary and calls for applicants for space missions. March 26 2024

米宝くじの賞金が約1300億円に! でも何とも興ざめな仕組みになっていた

米国の宝くじ「パワーボール」の賞金が、いまスゴイことになっています。ジャックポット(大当たり)の賞金が、米国史上5番目となる8億6500万ドル(約1310億円※)に上昇しているのです。

※1ドル=約151円で換算(2024年3月28日現在)

↑全額もらえたら…

 

パワーボールは六つの数字を選択するだけの宝くじで、六つ全ての番号が一致する人がいなければ、賞金が繰り越されるシステム。現在、その賞金額が8億6500万ドルにも達しているのです。六つ全ての数字を当てる確率は、2億9220万分の1。途方もない数ですが、それに当たれば大金を手にすることができるのです。

 

ただ、ここで気になるのが、見事大当たりしたとき、実際に手にできる賞金はいくらになるのか? 現地の報道によると、パワーボールで大当たりすると、二つの選択肢が与えられるそうです。一つは年金のように30年間にわたって賞金を受け取る方法。もう一つはすぐに賞金を受け取る方法です。

 

二つ目の方法のほうが人気があるそうですが、このやり方では実際に手にする金額はかなり小さくなってしまいます。まず、賞金には24%の連邦税がかかり、累進課税になっているため、最大37%にもなります。そのため、手元に残る金額は2億6210ドル(約397億円)まで減る可能性があるのだとか。

 

ここに、さらに州税がかかることになります。州税は、各州によって税率が異なりますが、例えばニューヨーク州は10.9%のため、最後に手元に残るのは2億3353万ドル(約353億円)になるのだそう。

 

1300億円の賞金なのに、実際に手にできるのは、その4分の1近くになってしまう可能性も……。とはいえ、そもそもの賞金額が大きいため、たとえそうなったとしても巨額を手にすることには間違いありません。こんなアメリカンドリームを、いったい誰が手にするのでしょうか?

 

【主な参考記事】
The Sun. LET’S GET LUCKY Powerball climbs to $865 million but any winner will automatically have to give back millions of their prize money. March 26 2024

なぜ4月上旬に北米で交通事故が多発するのか? 意外な原因が明らかに

4月7日から10日頃にかけて、米国やカナダで交通事故が多発するかもしれません。これは科学者がれっきとした分析に基づいて警告したもの。その理由は何なのでしょうか?

↑運転が危なくなってしまうのは…

 

トロント大学の研究チームが発表したのは、4月7日から10日頃にかけて、1000人以上の交通死亡事故が起きる可能性があるということ。この時期、ちょうど北米では日食が見られるのです。

 

日食とは、月が太陽の前を横切って、太陽の一部が月によって隠されてしまう現象。トロント大学の研究チームは、2017年に起きた日食のときの交通情報を分析したところ、日食が起きた前後3日間は、全米で交通事故による死亡者が1000人以上に上っていたことを発見したのです。

 

普段の米国の平均自動車死亡者数は、1日当たり114人。これに対して、2017年の日食期間中は、1日当たり少なくとも189人が亡くなっていたというのです。

 

これは、日食をベストな場所で見ようと、多くの人が移動することが一因。実際、4月に起きる日食では、日食を観察するのに最適と言われるテキサス州に、推定で27万人から多ければ100万人が訪れると予想されているそう。テキサス州ダラスでは、ホテルの予約率が571%にも増加したと報道されているほどです。

 

研究チームでは、不慣れな道を運転する人、日食の時間に間に合うようにとスピードを出す人、運転中に日食が気になって注意散漫になる人などを、事故が増加する要因として挙げています。さらに、特に事故の注意が必要なのは、行きよりも帰りの運転時なのだとか。

 

4月に北米で自動車事故多発の悲しいニュースを耳にしないことを願うばかりです。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. April’s solar eclipse could lead to over 1,000 car crash deaths, shock study warns. March 26 2024

日本人が知らない、米マクドナルドの「裏メニュー」とは?

知る人ぞ知る、裏メニュー。米マクドナルドにも、誰もが興味を引かれる隠れメニューがあることを元従業員が明かしました。その中身とは……?

↑知ってた?

 

以前、米マクドナルドで働いていたというマイクさん。自身のTikTokアカウントで、マクドナルドの人気メニューを自宅で再現する方法や店舗利用時のハックなど、マクドナルドに関することを発信しており、30万人以上のフォロワー数を持つTikTokerです。

 

そんなマイクさんがTikTokで明かしたのが、マクドナルドの裏メニュー。その名も「McGangBang(マック・ギャング・バン)」というそう。裏メニューと聞くと、なんだか魅力的に感じるかもしれませんが、実はこれ、「ダブルチーズバーガー」に「マックチキン」を組み合わせたもので、ダブルチーズバーガーの真ん中にマックチキンのチキンを挟んだ代物。「マックチキンはスパイシーなほうがおいしい」とマイクさんは語っています。

 

ただ裏メニューとはいえ、マイクさんいわく、自分でダブルチーズバーガーとマックチキンを購入して、自分で「McGangBang」を作れるというわけ。そうすれば、コストだって抑えられます。

 

この裏メニューの存在には、人々も興味津々のよう。「以前ドライブスルーで頼んだら、従業員がものすごく困惑していた」というコメントがある一方、「一度注文したことがある」という人や「夫がいつも頼んでいる」なんてコメントもあり、この存在について一部の人は知っているようです。

 

日本のマクドナルドで「McGangBang」を注文することができるのかは不明ですが、ダブルチーズバーガーとマックチキンはどちらも日本のマクドナルドで購入できますので、それらを買って自分で作って試してみてもいいですね。

 

【主な参考記事】

Mirror. McDonald’s chef reveals ‘monstrosity’ secret menu item that costs less than £4. March 19 2024

気候変動で増殖中! 米西海岸に打ち上げられた謎の物体の正体とは?

最近、米オレゴン州とカリフォルニア州の沿岸に透明の物体が打ち上げられています。砂浜のあちこちに見られる奇妙なこの物体の正体とは……?

↑何か知ってる?(画像提供/KGW News/YouTube)

 

透明のナマコのような、細長い物体。手のひらサイズのものから、ときには2m近くの長いものまで、大きさはさまざま。そんな奇妙な物体が最近、米国のビーチに打ち上げられ、あちこちで見られるというのです。

 

この正体は「パイロソーム」または「シーピクルス」と呼ばれるもの。「個虫(zooid)」と呼ばれる生き物が何千も集まって形成されたものだそう。ルシフェラーゼという酵素を持っていて、発光物質と反応するとホタルのように光を放つ特徴があります。おまけに、自分自身だけで子孫をつくる無性生殖が可能で、どんどん自身のクローンをつくることができるのだといいます。

 

研究者によると、パイロソームは普段、植物プランクトンをエサにして生息していますが、海水温の上昇によって増加しているようなのです。というのも、2013年に「ブロブ」と呼ばれる熱波で海水温が上昇したとき、サケ、タラ、ダンジネスクラブなどの数が減少し、漁業が制限される事態になったのですが、一方でパイロソームが増加したことがわかっています。

 

2024年2月の世界の平均気温が観測史上最も高かったことが発表され、9か月連続で世界の平均気温が高くなっている今日。海に打ち上げられた透明のパイロソームは、地球温暖化を警告するサインと言えるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Millions of transparent blob-like creatures are washing ashore on the West Coast due to warming oceans… do YOU know what they are?. March 19 2024

クロワッサンにクッキーを足したら世界的ヒット! どんな食べ物だ?

クロワッサン×ドーナツの「クロナッツ」、カヌレ×シュークリームの「カヌレドシュー」、クロワッサン×ベーグルの「クレーグル」……。二つ以上のお菓子を掛け合わせて生まれる、そんなハイブリッドスイーツの最新版が、フランス、シンガポール、アムステルダム、ニューヨークなどで話題になっている「クルーキー」です。

↑ニューヨークで大人気のクルーキー(画像提供/jerica.feasts/インスタグラム)

 

米ニューヨークに三店舗を構える「ジャニーズ・ライフ・チェンジング・ベイクド・グッズ」では、7.50ドル(約1100円※)で売られているクルーキーが、いつも数時間で売り切れてしまうそう。開店前には行列ができ、2時間足らずで250個が完売したこともあるそうです。

※1ドル=約151円で換算(2024年3月21日現在)

 

クルーキーは、クロワッサン生地の上にチョコレートチップ入りのクッキー生地をのせて焼いた食べ物。同店のインスタグラムによると、クッキー生地は半生のソフトタイプ。上にチョコレートがかかっていて、とろっと溶けるチョコレートをソースのようにしながら食べるのがおいしいよう。

 

もともと本場のフランスのパリにあるベーカリーからブームが始まったという、このクルーキー。ジャニーズ・ライフ・チェンジング・ベイクド・グッズのパティシエを務めるビレーナさんは、自分の店でもクルーキーを販売することを決意したそう。

 

同僚たちも「きっと話題になる」と思ったそうですが、その読みは大当たり。ヒット商品となっているのです。

 

クルーキーは米国のみならず、シンガポールやアムステルダムでも評判となっているのだとか。日本でも販売される日は、そう遠くないかもしれません。

 

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【主な参考記事】

New York Post. Is this the new Cronut? NYC bakeries selling out of ‘Crookies’ say it’s a boon for business. March 20 2024

「QRコード」のタトゥーを入れた米女性、一体何を考えているの?

タトゥーのデザインは人によってさまざまですが、米ラスベガス在住の25歳の女性が選んだのは、QRコード。一体そこにはどんな意図があり、リンク先はどこなのでしょうか……?

↑QRコードのタトゥーを入れたメイイン・レンタスさん(画像提供/インスタグラム)

 

メイイン・レンタスさんは、タトゥーが大好き。首元や顔面から、両腕、胸元、ウエスト、両脚まで、全身のあちこちにタトゥーを入れている人物です。そんな彼女が先日、新しいタトゥーを腕に入れました。そのデザインは、QRコード。

 

しかも、そのQRコードは、スマートフォンをかざすと従来のQRコードと同じように機能するそう。気になるリンク先のWebサイトでは、彼女が好きだというシンガー、リック・アストリーの曲『Never Gonna Give You Up』がリピート再生されるのだとか。

 

彼女いわく、「友だちとお互いに“リックロール”し合っていて、私はそのトップになりたかった」ので、このようなタトゥーを入れたのだそうです。

 

メイインさんが初めてタトゥーを入れたのは18歳のこと。その後、すぐにタトゥーの虜になり、いまでは全身の97か所にタトゥーがあり、QRコードのタトゥーは「一番のお気に入り」と話しています。

 

ちなみに、QRコードのタトゥーを入れるには、きちんとスキャンして機能するために、正しく彫る必要があったことから、作業には4時間かかり、費用は250ドル(約3万7000円※)でした。

※1ドル=約148円で換算(2024年3月15日現在)

 

ただし、QRコードのリンク先が将来変更されたりアクセスできなくなったりする可能性は否定できません。タトゥーは「自身の人生のタイムライン」だと語る彼女ですが、後悔しないことを祈ります。

 

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【主な参考記事】

New York Post. I got the perfect ‘Rickroll’ tattoo — I’m never gonna give it up. March 13 2024

米野生動物センターの職員が「キツネの被り物」をかぶる切実な理由

キツネの被り物をかぶった人物が、手のひらサイズの小さな動物にミルクを与えている……。一見すると、ジョークかと思うようなこの光景。でも、キツネになったこの人物は真剣でした。

↑変装にはきちんとした理由があった(画像提供/AP/YouTube)

 

この写真と動画が撮影されたのは、米バージニア州にあるリッチモンド・野生動物センター。ミルクを与えてもらっていたのはアカギツネの赤ちゃんで、キツネの被り物をかぶっていたのは同センターのエグゼクティブ・ディレクターです。

 

変装の理由は、アカギツネの赤ちゃんに母ギツネからミルクをもらっていると思わせるため。この赤ちゃんギツネは先日、地域の路地で発見され、同センターまで届けられました。発見当時はへその緒が付いたままで、生まれて24時間以内の状態だったとみられています。

 

センターでは当初、赤ちゃんギツネを母ギツネのもとに返そうとしたのですが、母ギツネの巣穴は見つかったものの、どうやら猟師の罠にはまってしまったようで、姿が見えませんでした。

 

そこで同センターでは、母ギツネになりきって、この赤ちゃんギツネが人間慣れしないように、人間の生活音もできるだけしないような環境で育てているのです。

 

目標は、この赤ちゃんギツネを野生に戻すこと。同センターの職員が母ギツネになりきって世話するのは、赤ちゃんギツネが自分をキツネだと認識して、野生で生き残ってもらうためとのことです。

 

【主な参考記事】

Khon2. Staff at a Virginia wildlife center pretend to be red foxes as they care for an orphaned kit. March 12 2024

米高級寿司店に女性客から不満の声。共感が広がる驚きの理由とは?

米ニューヨークで一人約10万円のおまかせメニューを提供する、ミシュラン二つ星の寿司店。ここを訪れたインフルエンサーが「残念ながら特別に訪れる価値はない!」とコメントし、米国人の中で共感が広がっています。その理由は、日本ではあまり起こらないようなものでした……。

↑異文化ミスコミュニケーション

 

インフルエンサーのザラゴザさんがこの寿司店を訪れたのは6回目。2023年秋に同店がミシュランの二つ星を獲得してからは、初めてのことでした。おつまみ5〜6品から始まり、クオリティの高い寿司を楽しめる店で、価格はワインのペアリング付きで一人700ドル(約10万円※)と、高級店です。

※1ドル=約148円で換算(2024年3月15日現在)

 

しかしザラゴザさんが、この食事に不満を感じたのは、ペアリングされたワインの組み合わせにまとまりがなく、ときには”ぎこちないタイミング“で提供されたこと。それに加えて、一緒に訪れた友人の中に女性が一人いたのですが、「彼女は量が少な目になる」と言われたことだと明かしたのです。

 

一般的に、男性に比べると女性の食べる量は少なめ。寿司店では、全てのおまかせメニューを食べきれるように、「シャリを少なめにしてほしい」と寿司職人に頼む客もいます。

 

そのため、同店でもそのような意図でこの客に配慮して行ったようですが、この女性は「そんなことは望んでいなかった」というのです。

 

米国は、日本以上に性別による差別に敏感な国。「女性だから」という見た目の理由だけで、食事の量を変えることは差別と受け取られかねないのでしょう。

 

また、食事の最後で、友人の一人が最後の一貫はいらないので、ザラゴザにあげてほしいと頼んだそう。しかし、ザラゴザさんがその1貫に手を伸ばす前に、寿司職人がその握りを取って目の前のごみ箱に捨ててしまったというのです。「寿司を長いこと放置すると傷んでしまう」というのが寿司職人の理由でしたが、ザラゴザさんとその友人たちは、「目の前で食べ物をひったくられて捨てられるのを見るのは衝撃だった」と話し、「もうこの店を訪れる価値はない」と語ったのです。

 

「同じ700ドルを払っているのに、女性だから小さくなるの?」「女性だから小さくなると言われたら、私も怒る」「信じられないほどアンプロフェッショナルで差別的」などと、この投稿には共感するコメントが多く寄せられています。

 

文化や価値観の違いによって起きる、今回のようなこの反応。もしかしたら、私たちが海外旅行で訪れた先で、知らないうちに現地の人にとって失礼な行いをしてしまうことだってあり得るかもしれません。もし海外を訪れるのなら、そんな違いについてあらかじめ学んでおいたほうが良いかもしれないですね。

 

【主な参考記事】

New York Post. Michelin-starred sushi restaurant accused of giving women ‘smaller portions’ by NYC influencer: ‘We won’t be back’. March 13 2024

とにかく緑色が好き! 英米で超話題の83歳の女性とは?

緑色が大好きで、髪色もメイクも緑に揃え、自宅まで緑色にしてしまった女性が米国にいます。そんな暮らしをのぞいてみましょう。

↑ニューヨークの「グリーンレディ」ことエリザベス・スイートハートさん(画像提供/New York Post/YouTube)

 

カナダのノバスコシア州出身のエリザベス・スイートハートさん(83歳)は、現在、米国のニューヨークに暮らしています。そんな彼女が注目されたのは、先日、英国のトーク番組に出演したことがきっかけでした。

 

髪の毛を緑色に染め、ネイルもアイカラーも緑。もちろん身に着ける服も、靴と靴下から全身を緑に揃えています。そんな緑一色の生活がテレビ番組で取り上げられたのです。

 

エリザベスさんの緑に包まれた暮らしは、とにかく徹底しています。自宅の玄関の扉も、玄関マットももちろん、あらゆるものを緑に統一。寝室はベッドカバーや枕から、あらゆる小物やインテリアも緑。クローゼットには緑色の服が何十着も並んでいます。キッチンでも、鍋から、包丁、まな板、スプーン、箸、皿まで、とにかく緑色にできるものは、すべて緑色のものを使っているのです。

↑グリーンライフ(画像提供/New York Post/YouTube)

 

そんな彼女が、ここまで緑色にこだわっているのは、「緑はみんなを幸せにするし、一緒に暮らしやすい色だから」。もともとアパレル業界でアーティストや版画家として働いていたという彼女。「色が好きで、これまでの人生でたくさんの色を取り入れてきたけれど、緑が一番幸せそうな色」と語っています。

 

エリザベスさんの“グリーンライフ”歴はもう20年以上になり、そんな彼女の生活を発信するインスタグラムには47万人のフォロワーがいます。街を歩けば、彼女と一緒に写真を撮りたがる人もいて、彼女の思惑通り、人々に幸せをもたらしているのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Meet the Green Lady of Brooklyn — who lives her life in one color. March 6 2024

米ラスベガスの有名な噴水がストップ! 超珍しい理由とは?

米ラスベガスの老舗ホテル「ベラージオ」で行われる噴水ショー。日中から夜まで、1時間に複数回繰り広げられ、ラスベガス観光の代表的な存在として知られています。しかし、そんな噴水ショーが先日、一時的に中断する事態となりまた。その理由とは?

↑噴水を止めたのは…

 

迫力満点の噴水ショーの舞台となるのは、ベラージオの前にある長さ数百メートルにも及ぶ巨大な池。先日、その池に降り立ったのが、「キハシアビ」と呼ばれる鳥です。

 

「アビ」は、アビ目アビ科の水鳥。水の上を泳いでいる姿はマガモに似ていて、寒い冬になると日本の各地にも飛来してくることがわかっています。

↑ラスベガスで「超VIP」となったキハシアビ(画像提供/AP/YouTube)

 

しかし、今回ベラージオの池に現れたのは、キハシアビと呼ばれる種類。アビと同じように特徴的な鳴き声で鳴くことが知られていますが、世界では約1万羽しかいないとされ、米国で最も希少な鳥10種にリストされている珍しい種類なのです。

 

そのため、キハシアビがベラージオの池にいることが発見されると、噴水ショーは一時中止され、ネバダ州野生生物局の職員や野生生物学者が出動して、キハシアビを捕獲することとなったのです。

 

ネバダ州当局の話によると、ラスベガスから約30km離れた「ヘンダーソン鳥類保護区」でも、2月26日にキハシアビが目撃されていたとのこと。そのため、このキハシアビはそこからベラージオの池までやってきたものとみられています。しかし、そもそもキハシアビは北極で繁殖しており、ラスベガスに現れること自体がとても珍しいこと。現地のニュースでは「ラスベガスで最もホットな新しいセレブ」と紹介されています。

 

キハシアビは無事に捕獲され、その後従来の飛来地に戻るように放たれる予定です。

 

【主な参考記事】

The Guardian. ‘The most exclusive guest’: rare yellow-billed loon lands in Las Vegas fountain. March 6 2024

米男性、飛行機のトイレに行って戻らなくなる。一体何が起きた?

飛行機のトイレは、最小限の空間に作られているため、長時間過ごすには向いていないもの。そんなトイレの中に閉じ込められ、30分以上出られない体験をした男性が米国にいました。

↑この空間でまさかの事態が…

 

その体験は、投稿サイト「レディット」で明かされました。男性の妻が書き込んだ内容によると、男性は妻と二人の子どもと、ソルトレイクシティ発ニューオーリンズ行きのデルタ航空の飛行機に搭乗しました。

 

飛行中、男性がトイレに立つと、5分経っても席に戻りませんでした。妻は最初、2歳と4歳の子どもが一緒のフライトだったため、「(子どもたちの相手に疲れて)必要な休息を取っているのかもしれない」と思ったそう。

 

しかし、さらに5分が過ぎると、妻は客室乗務員から「誰かがトイレに閉じ込められている」と告げられたそう。そこで初めて、妻は夫がトイレに閉じ込められたことを知ったそうです。

 

投稿によると、ドアが動かなくなり、それによって男性が閉じ込められてしまったようなのです。客室乗務員が二人がかりで、取っ手を引っ張ったり押したり、ドアを開けようと試みました。しかし、それでもドアが開くことはなく、次はパイロットが登場。金具をいじったりしながら、あれこれ試して、最終的には35分後に扉が開き、男性は外に出られたそうです。

 

妻は「子どもが一緒でなくて、本当によかった」と述べ、男性は閉所恐怖症や潔癖症ではなかったと語っています。

 

このカップルは、航空会社に対して払い戻しを求めているそう。もし機体の問題でトイレの扉が開かず、男性が35分間もトイレに閉じ込められていたのなら、とても快適な空の旅とはいえなかったはず。飛行機チケットの払い戻しを求めるのは、当然かもしれません。

 

【主な参考記事】
New York Post. Passenger stuck in airplane toilet for 35 minutes — gets surprise rescue from unlikely savior. March 4 2024

クルーズ船で無料のアイスが出てきたら不吉!? 米歌手が裏事情を暴露

クルーズ船に乗っているとき、無料でアイスクリームをサービスされたら、それはちょっと恐いサインかもしれません。クルーズ船で働いていたというシンガーが、クルーズ船の裏事情をTikTokで明かし、230万回以上も再生されて話題となっています。

↑年配の乗客が多いということは…

 

ダラ・スター・タッカーさんは、TikTokに110万人のフォロワーを持ち、米国を拠点に活動するシンガー。10年ほど前にクルーズ船にシンガーとして乗船し、6か月をかけて地中海やカリブ海をまわった経験があるそうです。

 

そんなタッカーさんが明かしたのは、クルーズ船にまつわるちょっと恐い話でした。彼女によれば、クルーズ船には遺体安置所があるそう。というのも、クルーズ船に乗る人は高齢者が多く、クルーズ中に人が亡くなることは珍しいことではないからです。そのため、航海中に亡くなった人の遺体を安置しておくスペースが設けられているというのです。

 

さらに、その安置スペースが足りなくなったら、冷凍庫も使うことになるそう。そのため、「もしクルーズ船で突然、無料のアイスクリームが振舞われたら、冷凍庫のスペースを開けなければならない事態が起きている可能性がある」と、彼女は説明しているのです。

 

タッカーさんがクルーズ船に乗ったときは、7人ほどの遺体が安置されていたそう。クルーズ船の乗客は2.5万人から3万人で、彼女は「1回のクルーズでおよそ4人から10人ほどが亡くなるのではないか」と推測しています。

 

この暴露話には、多くの人が反応。そもそもクルーズ船に遺体安置所があることを知らなかった人も多く、「1回のクルーズで4人から10人が亡くなるなんて!」とその数に驚く人も多いようです。

 

タッカーさんの経験は10年近く前のことで、現在のクルーズ船の状況がどうなっているのかはわかりません。しかし、クルーズ船の従業員という別のTikTokユーザーは、2023年末に出航した9か月にわたるクルーズでは、「複数の人が亡くなる可能性があると思う」と語っています。

@darastarrtucker

Replying to @🌼🐛Ramen Goblin🐝🍀 #cruiseship #cruiseshiplife #cruiseshiptales

♬ original sound – Dara Starr Tucker

 

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Singer who used to live on a cruise ship reveals the VERY morbid reason why crew members throw ‘free ice cream parties’ for passengers. February 27 2024

米マクドナルドにまさかの裏メニューがあった! 実際に頼んでみたら…

米マクドナルドで最大の秘密とされているのが、裏メニューにある「バースデーケーキ」の存在です。そんなことを知った米国人男性が、実際にマクドナルドのドライブスルーでバースデーケーキを注文。果たして、その結果は……?

↑まさかマクドナルドで?

 

米マクドナルドでは90年代に、誕生日を迎える子どものためにバースデーケーキを販売していました。現在は、そのバースデーケーキは販売されていませんが、裏メニューで残っているという噂があったそう。

 

そんな噂を聞きつけたこの男性は真相を確かめるべく、実際にマクドナルドの店舗に行き、ドライブスルーでバースデーケーキを注文してみたのです。

 

ドライブスルーのマイク越しに、バースデーケーキを注文した彼。店員は最初戸惑いを見せていましたが、マネージャーに確認して戻ってくると「はい、できます」とバースデーケーキのオーダーを受け付けたのです。

 

受取カウンターに進むと、店員の女性は「これまで誰もバースデーケーキを頼んだことがなかった」と明かし、男性は実際にバースデーケーキをもらったのです。

 

受け取ったのは、A4サイズほどの大きさと思われる長方形の茶色い箱。開けてみると、白い長方形のケーキが現れ、中央には「It’s time to party(パーティの時間)」のメッセージが書かれています。早速一口食べた男性は、満足気な表情を見せていました。

↑パーティータイム! でも…(画像提供/that40yearguy/TikTok)

 

ただ、このケーキが凍っていたことから、彼の投稿を見たユーザーからは「きっと20年前から冷凍されていたに違いない」「80年代から冷凍庫に入ったままだろう」といったコメントが相次いでいました。

 

マクドナルドで働いている従業員ですら知らない人も多かった、このバースデーケーキ。注文を受けてすぐに購入できたことを考えても、もしかしたら本当に何十年も前に売れ残ったバースデーケーキがずっと冷凍庫で眠ったままだったのかもしれません。

 

@that40yearguy

Happy Birthday to you 🤯🤯 #tips #tricks #hack #hacks #that40yearguy #aintnoway #tipsandtricks #wow #interesting #food #fastfoodhacks

♬ Originalton – German Griffin☪

 

【主な参考記事】
The Mirror. People only just learning you can order a birthday cake from McDonald’s. February 28 2024

犯罪すれすれ!? 米フロリダに「世界最狂」の大会があった

「地球上で最も狂った対決」。そんなキャッチコピーが付けられた大会が、米フロリダで行われています。ビールを飲みながら相手と闘ったり自転車の盗みを競ったり。飲酒も乱闘もありのクレイジーなイベントです。

↑世界で最もクレイジーな大会(画像提供/AP/YouTube)

 

先日フロリダで開催された「フロリダマンゲーム」。広大な米国では、地域によって住んでいる人の気質も文化も異なり、フロリダの人々を表す言葉として、よく使われるのが「クレイジー」という表現です。そんなフロリダを象徴するかもしれないのがこの大会で、とにかく、ぶっ飛んだルールの闘いが繰り広げられるのです。

 

例えば、盗難シミュレーションゲーム。1台の自転車にまたがり、もう1台の自転車を持って草むらを駆け抜けて、盗みの速さを競います。また、フェンスを飛び越えたり障害物をよけたりしながら保安官から逃げるゲーム、ビールのピッチャーを持ちながら相撲スタイルで相手と格闘するゲーム、泥水が張られた中で相手と闘うゲームなどもあり、常識やマナーはそっちのけで、破天荒でクレイジーな種目が用意されているのです。

 

イベントの主催者は「パトカーに乗せることなく、“フロリダマン”のような1日を過ごす機会を人々に与えている」と話しています。つまり、実生活でやったら警察沙汰になるようなことを同大会では楽しみながら実践しちゃうというわけ。

 

大会の観戦には、45ドル(約6700円※)のチケットの購入が必要ですが、主催者は5000枚は売れるだろうと見ていたそう。フロリダには、そんなクレイジーな大会を開き、それを楽しむ、これまたクレイジーな人々が多くいるようです。

※1ドル=約149.6円で換算(2024年2月29日現在)

 

【主な参考記事】

AP News. At the Florida Man Games, big crowds cheer competitors evading police and wrestling over beer. February 24 2024

米の地下鉄が「車掌を守る柵」を設置。「もっと日本を見習えよ」と言いたくなるわけ

日本とは違い、決して治安が良いとはいえない米・ニューヨークの地下鉄。そこで、車掌の安全を守るために、駅のホームに柵を設置する試験が始まりました。しかし、それを見た人からは「愚かだ……」と笑われているのです。

↑もっと安心して利用したいが…

 

これまでニューヨークの地下鉄では、発砲事件が起きたり、ハンマーを持った男が人を襲ったり、たびたび危険な事件が起きています。そこで、電車が駅に到着したときにホームに乗り降りする車掌を守ろうと、駅のホームに柵を設置するという実験が行われているのです。

 

しかし、駅のホームに作られたのは、「柵」ではなく、胸の高さくらいまであるオレンジ色の棒。ちょうど電車が駅に着いたときに、車掌がホームに降りる位置に合わせ、その棒が5〜6本立てられているのです。そして、棒に囲まれた部分には「NO STANDING(立ち入り禁止)」の文字が書かれているだけ。

↑これが柵?(画像提供/FOX5/YouTube)

 

誰でも通り抜けられるし、攻撃から守るような代物ではないことは一目瞭然。事件を起こすような犯人に、「棒で囲まれた部分にいる人には攻撃してはいけない」なんてルールが通用するはずもなく、これを見た人は「なんて愚かなんだ」と嘲笑しています。

 

今後、数か月をかけてこの取り組みの効果について確認し、すべての駅に設置するか検討するそう。しかし、その効果はもう目に見えているのかもしれません……。

 

【主な参考記事】

New York Post. Straphangers beat up NYC’s new anti-attack subway barriers that don’t block anyone: ‘It’s stupid’. February 27 2024

ニューヨーク市警のダンスチームがテレビ出演、驚愕の踊りに批判殺到!

市民を守る米のニューヨーク市警。その中には警察署員で構成されたダンスチームがあります。警察官がダンスをしているとは、ほっこりするニュースかと思いきや、そのダンスチームがテレビ番組に出演すると、人々からは反発の声が上がっているのです。

↑信じられないパフォーマンスだ…(画像提供/PIX11 News/YouTube)

 

そのダンスが披露されたのは、テレビ番組での一コマ。7人の女性警官が「NYPD(NY市警)」と書かれたノースリーブのユニフォームを身に着け、日頃練習しているというダンスを見せたのです。

 

しかし、そのダンスパフォーマンスは、お世辞にも軽快とは言い難いもの。強いて言うなら、ダンス教室に通う主婦が覚えきれない振り付けを一生懸命、見よう見まねでやっているような感じ……。視聴者からも「ダンスチームじゃなく、ズンバのクラスだ」と笑われてしまうほどです。

 

そんなダンスが、特にニューヨーク市民の怒りに火をつけることとなったのです。それは、ニューヨークでは中南米から移民が殺到し、犯罪が増え、人々は治安の不安を抱えているから。それなのに「警察はのんきにダンスを踊っている……」と、人々の怒りを買うこととなったのでしょう。

 

このダンスチームは、勤務が終わった後に署員がリラックスする手段として、2022年に創立。週に2〜3回練習して、市内の学校やイベントなどのステージで踊っているそうです。チームのメンバーは、警察官の仕事は緊張が伴うものであって、そんな緊張やストレスを解く必要性を語っています。

 

しかし、「まさか税金をこれに使ってるんじゃないよね?」とか「ニューヨーク市のあらゆる犯罪者を驚愕させて怖がらせるだろう」とか「ニューヨーク市で犯罪者が逃げられる理由がわかった」など、痛烈に皮肉る声も。

 

人々が治安面で不安を覚えるなか、まずは「安全に暮らせるように働いてほしい」と思うのは、当然のことと言えるでしょう。

 

【主な参考記事】

The Mirror. New York Police Department ridiculed after their dance group performs on TV. February 19 2024

物価高のニューヨークで1日1300個も売れるハンバーガーが出現! 驚きの価格とは?

米国の中でもトップクラスに物価の高いニューヨークでは、マクドナルドのビッグマックが18ドル(約2700円※)もするそう。それなのに、ハンバーガーは2.15ドル(約320円)、チーズバーガーは2.55ドル(約380円)という衝撃的な価格で販売する店が登場し、センセーションを巻き起こしています。

※1ドル=約150円で換算(2024年2月22日現在)

↑大人気の格安バーガー(画像提供/Instagram)

 

その店は、ブルックリンのスーパー「ジュビリー」の店内の一角にある「20グラム・カフェ」。20席ほどしかない小さな店ですが、1月にオープンすると、あまりの破格っぷりに、宣伝もしていないのに1日1300個も売れるなど、人気を呼んでいるのです。

 

写真を見ると、米国の店で販売されている一般的なハンバーガーに比べると、大きさは小ぶり。しかし、鉄板でジューシーに焼いたパテにオニオンやピクルスをのせ、チーズバーガーにはたっぷりのチーズを挟んでいて、おいしそう。ビッグマックの7分の1近くの値段で、これだけのハンバーガーをかぶりつけるのなら、人気を呼ぶのは当然と言えるかもしれません。

 

安さの秘密は、スーパーで販売されているものを利用すること。オーナーのヤング・キムさん(33歳)は、スーパーの店長も務めており、仕入れる食材の価格を大幅に抑えられているのだそう。

↑格安バーガーを作るキムさん(画像提供/Instagram)

 

キムさんは「中学生だった頃、1ドルでホワイト・マナ(激安店)に行って、ハンバーガーを購入しておつりがもらえた。それをこの店で再現したかった」と語り、店のコスト効率を高めるため、自ら毎日16時間働いているのだそう。

 

ファストフードすら気軽に変えないほど、インフレが激しいニューヨークで、この店が人々の救世主的存在になっているようです。

 

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【主な参考記事】

New York Post. How a $2.55 slider became NYC’s most popular burger overnight. February 20 2024

物価高のニューヨークで1日1300個も売れるハンバーガーが出現! 驚きの価格とは?

米国の中でもトップクラスに物価の高いニューヨークでは、マクドナルドのビッグマックが18ドル(約2700円※)もするそう。それなのに、ハンバーガーは2.15ドル(約320円)、チーズバーガーは2.55ドル(約380円)という衝撃的な価格で販売する店が登場し、センセーションを巻き起こしています。

※1ドル=約150円で換算(2024年2月22日現在)

↑大人気の格安バーガー(画像提供/Instagram)

 

その店は、ブルックリンのスーパー「ジュビリー」の店内の一角にある「20グラム・カフェ」。20席ほどしかない小さな店ですが、1月にオープンすると、あまりの破格っぷりに、宣伝もしていないのに1日1300個も売れるなど、人気を呼んでいるのです。

 

写真を見ると、米国の店で販売されている一般的なハンバーガーに比べると、大きさは小ぶり。しかし、鉄板でジューシーに焼いたパテにオニオンやピクルスをのせ、チーズバーガーにはたっぷりのチーズを挟んでいて、おいしそう。ビッグマックの7分の1近くの値段で、これだけのハンバーガーをかぶりつけるのなら、人気を呼ぶのは当然と言えるかもしれません。

 

安さの秘密は、スーパーで販売されているものを利用すること。オーナーのヤング・キムさん(33歳)は、スーパーの店長も務めており、仕入れる食材の価格を大幅に抑えられているのだそう。

↑格安バーガーを作るキムさん(画像提供/Instagram)

 

キムさんは「中学生だった頃、1ドルでホワイト・マナ(激安店)に行って、ハンバーガーを購入しておつりがもらえた。それをこの店で再現したかった」と語り、店のコスト効率を高めるため、自ら毎日16時間働いているのだそう。

 

ファストフードすら気軽に変えないほど、インフレが激しいニューヨークで、この店が人々の救世主的存在になっているようです。

 

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【主な参考記事】

New York Post. How a $2.55 slider became NYC’s most popular burger overnight. February 20 2024

米ビール醸造所でビアタンクが爆発! カメラが決定的瞬間を捉えた

ビール醸造所に並ぶ巨大なビアタンク。そのバルブが爆発する瞬間をカメラが捉えました。

↑ビールが噴出(画像提供/The Independent/YouTube)

 

現場となったのは、米ミネソタ州にあるビール醸造所「バック・チャンネル・ブルーイング・カンパニー」。従業員の男性がタンクのバルブを点検していたところ、そのバルブが外れてしまったのか、突然中に入っていたビールが勢いよく飛び出てきたのです。

 

ビールの放水の威力はすさまじく、胸にもろに放水を受けた男性は数メートル後方まで吹き飛ばされ、しりもちをついています。その間もビールはタンクから勢いよく出続け、気づいた別のスタッフと2人で、ずぶ濡れになりながらバルブをふさごうとしていたのです。

 

ビアタンクといえど、消火栓から飛び出る水のごとく、すごい勢いで出てきたビールのシャワー。全身ビールでずぶ濡れになった男性は「ビールがいかにおいしいか、こっそり知った」と、おどけてコメントしたそうです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Minn. brewer sent flying across floor after beer tank valve explodes, blasting him with powerful stream of IPA: video. February 20 2024

米の活動家、ラスベガスの新名所「スフィア」に登って逮捕

米ラスベガスにできた新名所「スフィア」は、約2万人を収容可能な丸い球形の大型ドームです。そんな建物に「プロライフ・スパイダーマン」と名乗る男がよじ登り、頂上まで到達。逮捕される騒動が起きました。

↑思わぬ形で世間の注目を集めたスフィア

 

スフィア(Sphere)は、2023年9月にラスベガスにオープンしたドーム型のエンターテイメントスポット。丸い球の外側は高解像度のLEDパネルで覆われ、建物全体に鮮やかな色や模様を映し出すことができます。さらにドームの内部もLEDパネルで覆いつくされ、ドームの空間全体が大型スクリーンとなり、これまでにないスケールのコンサートが可能です。

 

そんなスフィアに登ったのが、自称プロライフ・スパイダーマン(英語で「pro-life Spiderman」)の男。高さ112メートルに達するドームを自力でよじ登り、球状のてっぺんまで到達してしまったのです。

↑目論見通りニュースになった(画像提供/KCENNews/YouTube)

 

この男、スパイダーマンを名乗るだけあって、過去にはオクラホマシティにある高層ビルを素手でよじ登り、逮捕されたこともある人物。今回は、数日前に行われた「中絶反対運動で募金を集めるため」と語っているのだとか。

 

ちなみに、この男がスフィアに登り始めたら、すぐに騒動になり、SNSでライブ配信もされていたとか。警察が出動し、降りてきた男を待ち構えて、逮捕したそうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. Self-proclaimed ‘pro-life Spiderman’ scales Sphere in Las Vegas ahead of Super Bowl. February 7 2024

100歳の誕生日を迎えた米男性、長寿の秘訣はマクドナルドの朝食!?

マクドナルドの熱烈なファンはきっと世界中にいるでしょう。36年間、毎日マクドナルドで朝ごはんを食べているという米国の男性もその一人です。

↑心の栄養もあるみたい

 

ウェストバージニア州に暮らすザン・ホワイトさんは、マクドナルドが大好きで、36年間ほぼ毎日、マクドナルドで朝食を食べています。ザンさんは第二次世界大戦に従軍した元軍人で、自身が立ち上げた元軍人メンバーによるグループ「ROMEOクラブ」の一員として、よく十数人の仲間とマクドナルドで食事をするのだそうです。

 

そんなザンさんは先日、100歳の誕生日を迎え、誕生日を祝う場所として選んだのは、やっぱりマクドナルドでした。「なぜ自分がこれほど長生きできたのかわからないが、これからも自分の習慣を変えるつもりはない」と語っています。

 

そんなザンさんは、地元のマクドナルドの店でもおなじみ。ザンさんが訪れるマクドナルドでエリアスーパーバイザーを務める人物は「私は24年間働いていますが、ほぼ毎朝ザンさんに会っています。彼と会えるのはうれしいことだし、1日のハイライトです」と語っています。

 

ファストフードは必ずしも健康に良いものではないかもしれませんが、ザンさんが100歳の誕生日を元気に迎えられたのは、好きな食べ物を楽しみ、自分の生活習慣を続けていることが、プラスの効果を与えたのかもしれません。

 

【主な参考記事】

yahoo! news. A man who’s been having breakfast at McDonald’s almost every day for 36 years went to the chain for his 100th birthday. February 6 2024

米女性が「ごみ収集車」に落ちて危機一髪! なぜそんなことが起きるの?

米国で女性がごみ収集車の中に転落する事故が発生。一体どうやって、ごみ収集車の中に落ち、その後女性はどうなったのでしょうか?

↑米国の通りにあるごみ箱はデカい

 

ニューハンプシャー州マンチェスター消防署によると、先日、女性一人がごみ収集車の中に転落してしまったそう。どうやら、女性はごみ箱に何かを捨てようとしていたところ、誤ってその中に自分も落ちてしまい、そこにごみ収集車が到着。ごみと一緒にごみ収集車に落ちてしまったようなのです。

 

日本人にはちょっと想像しづらい話かもしれません。米国では、自治体によってシステムやごみ箱の大きさなどは異なりますが、一般的にごみ箱もごみ収集車も日本よりかなり大きいです。ごみ箱ですら、子どもはもちろん大人も何人も入れちゃいます。

 

ごみ収集車は、機械のアームでごみ箱をがっちりつかむと、持ち上げて、ごみ収集車の中にドバッと豪快に中身をあけます。収集車の中に集められたごみは、どんどん圧迫していくシステムが一般的。

 

【参考動画:米国のごみ収集車】

 

この女性は、大きなごみや重いごみを捨てようとしていて、誤って自分もごみ箱の中に転落してしまったのかもしれません。

 

女性は、ごみ収集車の中に転落した際、悲鳴を上げ、近所の人がその声を聞きつけたそう。さらに、ごみ収集車の内部にはカメラが付いていたので、すぐに運転手が女性に気づき、ハシゴを使って登り救出したそうです。

↑米のごみ収集車がごみ箱を回収する様子

 

ただ、女性が救出されるまで、「ごみを最大4回圧縮した」と現地の消防署は発表しています。女性は病院に運ばれたそうですが、もしケガなどをしていたら、早く快方に向かってほしいものです。

 

消防署員が「32年間のキャリアで、こんなことは一度もなかった」と語っている今回の事故。誰もが「起こるわけない」と思うようなことでも、起こり得てしまうのが現実なのかもしれません。

 

【主な参考記事】

AP News. Woman tossing trash falls into dumpster, survives getting compacted in garbage truck. January 31 2024

City of Manchester. Sanitation Truck Rescue. January 29 2024

米ウェンディーズがAIを本格導入! 半年の実験で驚きの成果

米国発の大手ファストフードチェーン、ウェンディーズがAI搭載型のチャットボットの試験導入を始めたのが、2023年6月。それから半年以上が経ち、いよいよ本格導入を始めることが発表されました。

↑イラッシャイマセ

 

これまで試験導入されていたのは、オハイオ州コロンバスにあるウェンディーズの店舗。ドライブスルーで、客と会話して注文を受ける際に、AI搭載型のチャットボット「ウェンディーズ・フレッシュAI」が使われてきました。

 

このチャットボットは、Google Cloudと協力して開発されたもの。メニューのカスタマイズが可能で、注文の組み合わせが膨大な数になるという同店でも対応できるように設計されました。

 

ウェンディーズはチャットボットを導入するメリットを2つ挙げています。1つ目は顧客対応のスピード。チャットボットの試験導入を行った店は、注文を受ける時間が同じエリアの平均値より22秒も早くなったそうです。

 

2つ目が、正しい注文を受けてPOSシステムに送信される精度。注文内容が聞き取りづらくて誤った注文を取ることも考えられますが、ときには人間のスタッフが会話にヘルプで入り、フォローすることもあるそうです。

 

そんなことをベンチマークとして考えると、今回のチャットボットの試験導入の成功率は99%だったとウェンディーズは発表。2024年前半には米国内の複数の店舗に随時導入が進められるそうです。

 

ウェンディーズは、マクドナルドやバーガーキングなどよりも早く、米国で初めて生まれたファストフードチェーン。どのチェーン店でも同様にAIの利用が進められていますが、本格導入を行い、顧客対応向上や受注の効率化につなげられる店がどこになるのか、注目が集まっています。

 

【主な参考記事】

The Mirror. Wendy’s to roll out AI chatbots at more drive-thrus after successful trial. January 22 2024

米軍の「旧核シェルター」が約1.8億円で販売中! 最高に広いが…

冷戦時代、米国は核攻撃を受けた場合に備えて、各地に核シェルターを作ったそう。そんな核シェルターの一つが現在、売りに出されています。

↑核シェルターが売り出し中

 

「究極のチャンスを発掘しよう!」

 

売り出し中の物件ページにそんな言葉が踊っているのが、米軍が以前、使用していたという核シェルター。

 

場所は、ワシントン州スプレイグ。約3万坪の広大な敷地には、プレハブ倉庫のように見える、352平方メートルの広さのガレージがあり、その地下に1203平方メートルの核シェルターが広がります。地上から地下にはエレベーターが完備されていて、非常時はそれを使って地下に逃げられるようになっています。

 

それだけの広さがあるものの、ここは、アトラスという大陸間弾道ミサイルが配備されていたそうで、核シェルターには寝室3室とバスルーム3つしかないとのこと。

 

なかなかお目にかかれない珍しい物件ですが、ネックの一つは価格。現在、124万ドル(約1億8300万円※)で売り出されており、庶民には手が出せません。さらに、もしここを利用するには改修工事が必要で、その金額は数百万ドルと、物件価格以上の費用がかかる可能性があるそうです。

※1ドル=約147.6円で換算(2024年1月26日現在)

 

物件を紹介するページには「無限の可能性を秘めた真っ白なキャンバス」と紹介されています。誰にも邪魔されずに趣味や好きなことに没頭したり、万が一の事態に備えたり……。太陽の光が届かない、不気味な地下の空間ですが、こんな変わった物件を購入する人物が現れるのか、気になるところです。

 

【主な参考記事】

The Mirror. Former nuclear bunker with eerie tunnel system on sale for $1.2 million – but people are ‘creeped out’. January 23 2024

Zillow. 50342 Brown Rd E, Sprague, WA 99032.

米国に大寒波到来! ワニがまさかの行動に出た

1月半ばから大寒波に見舞われている米国。気温がマイナス40℃を下回る地域もあり、多数のフライトが欠航し、凍結や積雪による交通事故が多発するなど、各地で混乱が起きています。そんな中、テキサス州の池で珍しい風景が観察されました。

↑さあどうする?

 

最高気温が4℃を下回る寒い日が続いた先日、450匹以上のワニをはじめ、保護された爬虫類を飼育する地元の「ゲーター・カントリー」で、ワニが暮らす池が凍ってしまったそう。

 

そこで見られたのが、ワニが池の水面から鼻だけを突き出して、じっとしている姿。「ワニが池と一緒に凍ってしまったの?」とか「あまりの寒さにワニは死んでしまった?」と思うような光景です。

↑凍った?

 

でも実は、ワニは凍った池の中で冬眠をしているのだそう。水面から鼻だけを出し、池の中では、毎分3回の心拍数で生きているのだとか。

 

ワニなどの爬虫類は、周囲の環境に合わせて体温を変化させる変温動物。冬眠すると最小限の活動だけを行い、代謝を抑制した状態になるといいます。冬眠中は起きて水を飲むこともあるそうですが、やがて再び気温が暖かくなれば、通常の活動に戻るとのこと。

 

凍った池の中でも生き延びるテクを持ち合わせているとは、ワニの底力を改めて教えてくれるエピソードですね。

 

【主な参考記事】

6abc. Frozen alligator still alive after found totally submerged in iced-over pond. January 23 2024

宇宙視点で売り込め! 米ケンタッキー州が突拍子もない観光キャンペーンを実施

バーボンが生まれ、KFC(ケンタッキーフライドチキン)の本拠地である、米ケンタッキー州。ニューヨークやロサンゼルスのような大都市があるわけではないこの州で、驚くような観光キャンペーンが始まりました。

↑潜在顧客は地球の外にもいる

 

それは、宇宙から旅行者を招待するというもの。米国の別の州や世界の国々にケンタッキー州の魅力をアピールするのではなく、宇宙から地球外生命体を呼び込もうというのです。

 

早速、科学者や専門家の協力のもと、太陽系から40光年離れたところに存在する、トラピスト1(Trappist-1)と呼ばれる恒星に向けてメッセージを送信したそう。

 

その内容は、「ケンタッキー州中央部上空の大気圏から降りていくと、最初に気付くのは、レキシントンという都市とそれを取り囲む田園地帯です。それが、有名な“ブルーグラス”です」というもの。その後、牧場や丘、バーボンのことや、ショッピング、宿泊先、食事などを説明しているそうです。

 

ただ、地球外生命体が存在するかもわからないうえ、このメッセージがちゃんと届いているかも不明。おまけに、目的とするところまでメッセージを届けるためには40年ほどかかり、さらに何らかの反応があるまでは、さらに40年かかる可能性があると、ケンタッキー州観光局は述べています。

 

あまりにも突拍子もないと思われる、このキャンペーン。しかし何十年後かには、これが実現して、ケンタッキー州が地球外生命体を招く地球で最初の地になる可能性も否定はできません。

 

【主な参考記事】

ABC News. Kentucky city beams message into space inviting extraterrestrial visitors. January 17 2024

AIが「指紋の常識」を覆す可能性が浮上! 学会に衝撃走る

指紋は一人ひとりによって異なる模様を持ち、個人を識別することができるもの。そのため、生体認証に使われたり、事件現場に残された指紋から犯人を絞り込んだりします。そんな指紋にまつわる常識が、もしかしたら覆る可能性が出てきました。

↑そんなことはあり得ない?

 

指紋は人によって違うもの。同一人物であっても、例えば、親指と人差し指では異なる指紋があり、それらには関連性がないと考えられています。例えば、ある人物が事件現場に親指の指紋を残して、別の現場に人差し指の指紋を残したとしても、その2つを結びつけて同一人物であると確認する方法はないそうです。

 

そんな「指紋は一人ひとり、それぞれの指で異なる」という従来の考え方が、これから打ち破られるかもしれません。

 

この発見をしたのは、目覚ましい発展を遂げているAIでした。

 

米・コロンビア大学工学部のある学生は、ペアにした約6万個の指紋のデータを使い、AIが同一人物の指紋について関連性を見つけられるかどうかを確認しようとしました。するとAIは、まったく異なって見える2つの指紋であっても、同一人物の異なる指の指紋から類似したパターンを発見したのです。

 

この新説が本当であれば法医学や警察の鑑識にとって飛躍的な進歩となりますが、認められるにはまだまだ時間がかかる模様。ある有名な法医学雑誌はこの研究について否定し、「たとえ同一人物の指紋であっても、異なる指の指紋から類似性を挙げることは不可能であると結論づけた」と述べています。

 

AIによって出てきた、指紋にまつわる発見。これが正しいかどうかを判断するには、さらなる研究が必要で、結論づけるのは早急かもしれません。それでもこの一件は、進歩し続けるAIが、私たちのこれまでの常識を次々と塗り替えていく可能性を示した出来事といえるでしょう。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Our fingerprints may NOT be unique, study finds – in breakthrough that could help solve thousands of cold cases. January 11 2024

ペットボトルの水に含まれる「マイクロプラスチックの量」に驚愕の新事実! 数百個どころじゃなかった

プラスチックが目に見えない微小なサイズになった、マイクロプラスチック。最近の研究では、市販されているペットボトルの水に、これまで考えられていたよりずっと多くのマイクロプラスチックが含まれていることが明らかになりました。

↑中身はマイクロプラだらけ?

 

マイクロプラスチックは、5ミリメートルから1マイクロメートルのプラスチックの粒子。1マイクロメートルは、100万分の1メートルで、人の髪の毛の1000分の1の大きさです。このようなマイクロプラスチックは、海水のほか、エベレストの山頂近くでも確認され、すでに人の血液からも見つかったという報告もあります。

 

今回発表された論文で、米コロンビア大学の研究者が、米国で販売されているペットボトルのうち、人気の3ブランドについて分析。1リットル当たり11万個から37万個、平均で24万個ものプラスチック粒子が含まれていることを確認したのです。24万個のうち約1割はマイクロプラスチックで、残りの約9割はマイクロプラスチックよりも小さいナノプラスチックでした。

 

5年前に同じ研究者が調査した際は、ナノプラスチックの存在を確認する方法がなかったため、確認されたプラスチックの粒子は1リットル当たり数百個のレベルでした。つまり、今回の発見は、これまで考えられていたよりずっと多くのマイクロプラスチックがペットボトルの水に含まれていたことを証明するものだったのです。

 

気になるのは、これらのマイクロプラスチックがどこから来たのか。ある研究者は、製造工程で入った可能性があるのではないかと仮説を立てて、調査を行っています。

 

私たちの知らない間に、身体の中に大量に流れ込んでいるかもしれない微小なプラスチック。健康への影響については、まだ研究が始まったばかりで解明されていません。しかし、たとえ微小な量でも、長年蓄積したり、血液や細胞のあちこちに入り込んでいったりすれば、身体になんらかの悪影響を及ぼす可能性は否定できないのではないでしょうか?

 

【主な参考記事】

CNN. Bottled water contains thousands of nanoplastics so small they can invade the body’s cells, study says. January 8 2024

93歳の米女性が波瀾万丈の「恋活」を公開! 5人とデートをして、どうなった?

「女性なら、いくつになっても恋していたい!」

 

そんな乙女心を感じさせてくれるのが、米国に暮らす93歳のインフルエンサー、リリアン・ドロニアックさんです。1270万人のフォロワーを引きつけるのは自分の恋の話。そんなリリアンさんの恋愛事情をのぞき見してみましょう。

↑2023年に恋活を始めたリリアンさん

 

リリアンさんは、コネチカット州シェルトンで暮らす女性。3人の子どもと5人の孫、3人のひ孫がいる、正真正銘の“おばあちゃん”です。

 

でも、そんな彼女は、TikTokで1270万人、インスタグラムで230万人のフォロワーを持つインフルエンサー。リリアンさんは日々の生活のことなどをSNSに投稿していますが、最近の投稿でヒットしたのが、彼女の恋愛事情について紹介した動画です。

 

その内容によると、リリアンさんは2023年に5人の男性と初めてのデートをしたそう。出会った場所は、2人の男性とはビンゴで、1人はバーで、1人はインスタグラムで、そして最後の1人とは葬式だったそう。

 

「私が何人とキスしたか気になるかもしれない」と茶目っ気たっぷりに言うリリアンさん。その答えは、「5人全員とキスした」と明かしています。

 

インスタグラムでの出会いは、多数のフォロワーを持つリリアンさんだからこその話かもしれません。この男性からは、インスタグラムを通じてメッセージを受け取ったといいます。孫が手伝ってくれて、その男性と実際に会う約束を取り付けたそう。

 

さらに、その5人とのその後についても明かし、5人のうち1人はボーイフレンドになり、3人とは連絡が途絶えたそう。そのうちの1人は、新聞の死亡欄に名前が載っていて、亡くなったことを知ったとか。

 

2000年に夫を亡くしてから、25年ぶりにデートをしたというリリアンさん。「2023年は波瀾万丈の恋愛生活を送れてうれしかった」と語り、今回できたボーイフレンドとの関係にも淡い期待を寄せているようです。

 

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【主な参考記事】

New York Post. 93-year-old TikTok star Grandma Droniak dishes on her dating life — and the dead man who ghosted her: ‘Kissed them all’. January 6 2024

米国の「ランチボックス」、中身はシンプルだけど愛情たっぷり。秘密は…

日本の子どものお弁当がおかずたっぷりで彩りや詰め方が美しいのに比べ、米国ではサンドイッチにリンゴやバナナといったシンプルなランチが定番です。ところが、ランチボックスを開けたとき、そこには日本のお弁当にはない物と感動が……。米国の親は、メニューや彩りなどとは違う方法で、子どもに愛情を示しています。

↑愛情の伝え方は中身だけじゃない

 

カードにはジョークやなぞなぞも

米国の子どもが学校でランチボックスを開けた時に「わあ!」と感動するのは、「ランチボックスノート(Lunchbox Notes) 」と呼ばれるカードが入っているから。もともとは紙ナプキンに短いメッセージを書き添えたような簡素な物でしたが、今日では専用のメッセージカードまで販売されています。

 

メッセージにとどまらず、ジョークやなぞなぞなどをカードに書く親もいます。どのカードにも「メッセージを読んだ我が子に昼食を楽しく過ごしてほしい」という願いが込められているのです。

↑子どもが喜ぶランチボックスノート

 

例えば、カードにはこのようなことを書きます。

 

まずは、

You are awesome!(あなたは最高!)

I am so proud of you.(すごいね、私も嬉しいよ)

Today is your best day.(今日は最高の日だね)

といった称賛や励ましの言葉です。

 

また、

Why did John eat his homework?

Because his teacher said it’s a piece of cake.

(どうしてジョンは宿題を食べたの? 先生が「この宿題は楽勝だよ」と言ったから。※「it’s a piece of cake」は「余裕、超簡単、楽勝」という意味の慣用句)

といったジョークもあります。

 

さらに、

What runs but doesn’t have legs?

A river.

(「走る」けれど足がないものはなに? 答えは川。※「run」は「走る」という意味のほかに「(水が)流れる」という意味もある)

といった、なぞなぞもあります。

 

SNSで過熱

↑自慢したい人が多い

 

インターネットで「lunchbox notes idea」を検索すると、メッセージ例や印刷テンプレートなどがたくさんヒット。アマゾンやハンドメイドマーケットプレイスのEtsyなどでは、ランチに添える専用のメッセージカードが売られています。この習慣に熱心な保護者が多いということの現れでしょう。

 

その背景には、SNSの普及が影響しているようです。自らのメッセージのアイデアや凝ったカードなどを、ネット上に公開する人が現れ始めたからと言えます。

 

それらに触発されてか、毎日必ずカードを添えなければならないと思い込む人や、我が子を大袈裟に褒めたり凝り過ぎたりの内容を書く人もいるので、ネットではやり過ぎには気をつけようという声も挙がり始めました。

 

なぜランチボックスノートがここまで発展したのかといえば、米国ではメッセージカードを贈り合う習慣が根強いということです。誕生日、クリスマス、何かのお祝い、学校の先生への感謝、ちょっとしたお礼など、さまざまな種類のカードが市販され、手作りする人もいます。

 

また、食料品店やドラッグストアといったお店に行っても必ずメッセージカードを書くコーナーが設けられているなど、「書いて伝える」という文化が当たり前になっているからでしょう。

 

ランチボックスノートを書く親たちは、「離れている時でも我が子のことを考え、愛していると伝えたいから」と口をそろえます。教育専門家によれば、親の愛情を伝える小さなメモやカードは子どもの精神を安定させ、優しさや思いやりを育む効果も生み出すそうです。

 

執筆・撮影/福田マダール 有希子

「9時5時の仕事がつらい」と泣いた米女性に驚きの結末が…

「朝9時から夕方の5時まで働くのがつらい」

 

そう言って涙を流しながら、労働文化や現代社会に対する困惑の気持ちを表した動画をTikTokに投稿し、米国でも日本でも話題になった新社会人の女性がいます。「何をするにも気力がわかない」と語っていた彼女が、驚きの結末を迎えたことがわかりました。

↑失業して就活中のブリエルさん

 

その女性は、ブリエルさん。18万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。彼女は社会人になったばかりで、10月に「9時から5時の仕事がつらい」と泣きながら訴える動画を投稿し、大きな話題となりました。

 

ニューヨークで働く彼女の言い分は、自宅とオフィスの往復で「帰宅すると時間も気力もなくなってしまう」というもの。米国では燃え尽き症候群になる人が問題になっていますが、「燃え尽き症候群になり、精神疾患の水準が高いことは残念だし、理解できる」と語っているのです。

@brielleybelly123im also getting sick leave me alone im emotional ok i feel 12 and im scared of not having time to live♬ original sound – BRIELLE

 

この投稿に対して、働き者が多い日本では「9時―5時の労働時間なら、全然いいでしょ!」と思う人が多いかもしれませんが、「週40時間労働はきつい」と彼女に賛同する声も多く寄せられていました。

 

そんな彼女が、先日投稿した動画で、驚きの結末を明かしたのです。それは、職場で「解雇された」ということ。解雇の理由は不明ですが、彼女はその仕事を見つけるまで5か月かかり、仕事のためにニューヨークに引っ越してきたそう。ブリエルさんはひょうひょうと語っているものの、やはり落胆はしているようです。

 

彼女は、取得した学位やインターンシップの経験、ポートフォリオの準備などを挙げながら、「再び求人に応募するのは、気が遠くなる」と話しています。

@brielleybelly123can someone tell me im going to be okay !!!! feels like the world is ending i need a job immediatley i am feeling so lost rn like i moved for this…!?♬ original sound – BRIELLE

 

【主な参考記事】

Yahoo! news. A graduate who went mega-viral with a tearful reaction to her first 9-to-5 job says she’s been laid off. December 21 2023

米の「宇宙人探査用望遠鏡」、35の奇妙な信号を検出。地球外生命体からのメッセージ?

米国に宇宙人探査のための望遠鏡が存在するのをご存知ですか? その望遠鏡がこの2か月間で35もの奇妙な信号を検出しているのです。

↑奇妙な信号を検出した望遠鏡(画像提供/Seth Shostak/SETI Institute)

 

その場所は、SETI(セティ)研究所。SETIは「Search for Extraterrestrial Intelligence(地球外知的文明探査)」の略で、地球外生命体の探索と理解のために作られた非営利団体です。カリフォルニアにあるSETI研究所には、地球外で発せられる信号を検知するために、数十もの宇宙人探査用望遠鏡が設置されています。

 

そんな望遠鏡が、ここ2か月間に35の奇妙な信号を検出しました。検出したのは、FRBと呼ばれる電磁波パレス。これは、ある方向から1000分の1秒ほどの極めて短時間だけ電波が発せられるもの。ごく短い時間にも関わらず、強力な電波を放することから、高速電波バースト(Fast Radio Burst〔FRB〕)と呼ばれています。

 

今回検出されたのは、一貫性のない35の高速電波バースト。どうやってこの高速電波バーストが発生しているのかは不明ですが、おそらく地球から10億光年離れた銀河から発せられたものではないかと見られています。

↑奇妙な信号の意味は?(画像提供/Seth Shostak/SETI Institute)

 

高速電波バーストはまだまだ謎が多く、2007年にはじめて望遠鏡で検出されて以来、科学者たちを困惑させてきました。ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの物理学者、アヴィ・ローブ氏は以前、高速電波バーストについて、地球から数十億光年離れた深宇宙に何者かが存在することの証拠になる可能性があると述べています。

 

今回検出された高速電波バーストは、地球外生命の存在を示唆しているものなのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Alien-hunting telescope captures 35 ‘whistling’ fast radio bursts come from a galaxy one billion light-years from Earth. December 19 2023

バージンロードで父のズボンに異変…。米の結婚式でまさかの出来事

新郎が待つ祭壇に向かって、新婦が歩くバージンロード。そんな厳かなシーンで、コントさながらの赤っ恥なハプニングが起きた動画が紹介されました。

↑父親も緊張する場面で…

 

米国のサラ・グランドマン・コナーズさん(36歳)は、2年前に挙げた自身の結婚式の動画をTikTokで紹介しました。

 

父親の腕を持ち、祭壇にいる新郎のもとに向かって歩みを進める二人。しかし、バージロードの終盤に差し掛かったとき、父親が履いていた黒いパンツがずり落ちて、足首のあたりまで落下。中の白い下着が丸見えとなってしまったのです。

 

父親はすぐに両手でパンツを腰の位置まで上げて履き直したのですが、会場にいた参列者は爆笑。両手をたたいて大声で笑う人、顔をふせて笑いをこらえる人など、さまざまな反応を見せています。後ろから撮影していたフォトグラファーの女性は、思わずカメラを下げて、撮影を中断してしまったほどでした。

↑会場は大爆笑に包まれた

 

この動画をTikTokに投稿すると、再生回数は数日で30万回近くにのぼり、さっそくSNS上で口コミで広がっているうよう。「ただ歩いているだけで、なんでパンツが落ちるの?」と疑問を持つ人もいる中で、「私も同じことが起きた」「私は胸が丸見えになった」などと、同じような経験を明かす人もちらほら。人生における“とっておきのシーン”にこそ、そんな笑ってしまうハプニングはつきものなのかもしれません。

 

コナーズさんは「私の家族にとって最高の思い出の一つになった」と語り、「バージンロードを歩く人は必ずサスペンダーを着用して」とアドバイスしています。

@sarahcongrun

PSA to all the 2024 brides- whoever is walking you down the aisle make sure they’re wearing suspenders or a belt! #bride#wedding#bridesoftiktok#funny#fyp#bridal#humor#weddingsgonewrong #greenscreenvideo

♬ original sound – Sarah_conhers

 

【主な参考記事】

New York Post. Bride’s dad has shocking clothing fail walking her down the aisle: ‘How does this happen?’ December 20 2023

子ども4人を育てる米のママ、驚きの「クーポン活用術」を披露! ホリデーシーズンの支出が変わる

4人の子どもに贈るクリスマスプレゼントの買い物で、1万9600ドル(約280万円※)も浮かした、1人の女性。“クーポンの達人”という彼女のやりくり術を見てみましょう。

※1ドル=約142.3円で換算(2023年12月22日現在)

↑クーポンは無駄にできない

 

米国のクリスマスでは、家族同士でたくさんのプレゼントを贈りあう習慣があります。だからプレゼントにかかる費用はかなりのもの。そこで、お得にクリスマスプレゼントを用意したというのが、4人の子どもを持つ、カリフォルニア在住のカーラ・ベナヴィデスさん(28歳)。

↑クーポンの達人ことカーラ・ベナヴィデスさん

 

彼女によると「普段のクリスマスでは、子ども1人のプレゼントに200ドル(約2万8000円)を使っていた」そう。しかし今年のクリスマスでかかったのは、総額でたったの400ドル(約5万7000円)。それにも関わらず、用意したプレゼントは合計2万ドル(約285万円)相当。つまり、1万9600ドル(約280万円)もお得に購入したというのです。

 

その秘密が、クーポンの活用。彼女は3人目の子どもを妊娠していた2018年に、クーポンを使い始めました。共働きだったものの、「3人目が生まれたら、どれだけお金がかかるか、どうやってやりくりしようか考えていたところ、クーポンを見つけた」というのです。

 

新聞に付いているクーポンで、子どものおむつを安く購入することから始めました。すると、たくさんの物を節約できることに気づいたそう。クーポンを活用することで、月800ドル(約11万円)かかっていた食費が、今では150ドル以下(約2万円)と、5分の1程度になっているそう。また、11月の感謝祭には、75ドル(約1万円)分の家族6人のディナーを無料で堪能。クリスマスも同じようにクーポンを利用しようと考えているそうです。

 

クーポンを活用しまくり、賢く節約しているベナヴィデスさんは、節約できた分でランドリールームに備蓄庫を作ったそう。そのおかげで、数週間は買い物に行かなくても過ごせるし、クーポンに詳しくない家族や友人に食料をあげられると話しています。

 

激しい物価高のいま、こんな節約術は日本でもぜひ真似していきたいものではないでしょうか?

@karlasavings

These are perfect for the kiddos that put “make up” on their Christmas List 🎄 #holidaysavings #christmasshopping2023 #giftsets #kidschristmaslist #shopwithme #moneysavingideas #couponingdealsthisweek

♬ original sound – Karlasavings

 

【主な参考記事】

New York Post. Coupon queen saved $19.6K on Christmas gifts — and she got a free holiday dinner. December 20 2023

築100年越えの教会をギター工房に! 米で日本人がユニークなリノベにDIYで挑んだ

建物や住宅に興味があれば、近年「アダプティブリユース」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。米国では築年数を重ねた建物が人気で、これらを改修して利用することが近年、静かなブームになっています。アダプティブリユースはそこでよく出てくるキーワードの一つですが、同国に住む筆者も築100年超の建物を実際にアダプティブリユースして暮らす一人なので、その魅力や費用などについて自分の体験に基づいてレポートします。

 

DIYで古い教会を住宅兼工房に

↑アダプティブリユースした教会の地下室にあるギター工房

 

厳密に定義をすることは本稿の趣旨ではないので割愛しますが、アダプティブリユースは、歴史のある建物を、その特徴や魅力を保ったまま、現代のニーズに「アダプティブ(適応)」させ「リユース(再利用)」する取り組みを指します。類似概念の「リノベーション」と比べて、アダプティブリユースは、より歴史が深く文化性が高い建物の再利用を意味するそう。ここでは、本来の役割を終えたこういった建築物の歴史性を保護したうえで、新しい時代に適した形で活用していく手法としておきましょう。

 

例えば、ニューヨークのランドマークでもあるペンシルベニア駅の拡張プロジェクトでは、向かい側に建つジェームズ・ファーレー郵便局を改修し駅舎として活用。歴史的な建築物を保存しつつ駅の規模を拡大するアダプティブリユースとして注目されました。

 

もともと米国では古い工場をアートスペースに変えたり、歴史的な建物をオフィスに改装したりという活用例があり、地域社会に新しい価値を提供しています。最近では、古い教会や学校などをアダプティブリユースする例をよく見かけるようになりました。

 

米国中西部に住む筆者も、歴史的建築物に指定された築100年を越える古い教会を購入し、住宅兼職場(ギター工房)としてアダプティブリユースしています。

↑筆者がアダプティブリユースして住む教会

 

教会は約5年間空き家の状態で放置されていたため、壁の一部が剥がれていたり、ほこりが溜まったりしていたものの、漏水といった大きな問題はなかったので、DIYでゆっくり改装していくことにしました。歴史的建築物に指定されているので、建物の外観を変えることはできませんが、内部は使われていた古材を再利用し、地域の人たちから聞いた建物の歴史や特徴をなるべく残すようにしました。

 

日本人があの教会を再利用するらしい。そんなうわさを聞いた町の人たちが次々に訪ねてくるようになり、著者自身もここが地域のシンボル的な建物として愛されていたことが分かるようになりました。そのような理由で、イベントがあるときには、地域コミュニティへの還元として聖堂やステンドグラス、ギター工房を見学できるようにしています。

 

古材などの再利用でコストを最小限に

↑古材を再利用したキッチンカウンター

 

もともと区切られていた空間にキッチン、シャワールーム、寝室などの居住スペースを設置。ペンキが剝がれていた壁は塗り直し、古いカーペットは剥がして元の木の床に戻しました。キッチンカウンターは教会の壁に使われていた古材を再利用したオリジナルです。

 

窓はステンドグラスで、部屋のアクセントにもなっています。上下にスライドして開き、網戸付きで換気できるのが気に入っています。

 

地下室はギター工房として使用し、作業しやすい高さに合わせた作業台にも古材を再利用しました。屋根裏部屋にあった教会設立当初からの古い長椅子を再利用して作製したギターは、教会の歴史を物語るギターとして即完売。ギター職人ならではのリユースといえるでしょうか?

 

まだ手を付けていないスペースも多くありますが、現時点でかかった改修費用はおよそ2万ドル(約300万円※)ほど。電気工事などプロに頼む必要があるもの以外はほとんどDIYで、古材もできるだけ再利用しました。筆者はギター職人なので、木材関係の知識や建築に関するある程度の技術、さらに機材・設備が揃っていることが大いに役立っています。

※1ドル=約146.2円で換算(2023年12月11日現在)

 

日本でも廃校や古民家などをリノベーションするケースが増えているようですが、歴史的価値を残したアダプティブリユースの手法は参考になるかもしれません。ここ米国で筆者も古い建物と共に、地域の人たちの思い出や歴史も保存していくことができればと思っています。

 

執筆・撮影/RYPO

ぽっちゃりさんには追加の座席を無料で用意! 賛否を呼ぶ米航空会社の画期的なポリシー

身体の大きな人が飛行機の座席に座ると、ひじ掛けがからだに食い込んでしまったり、ときにはひじ掛け自体がきちんと下がらなかったり、苦しい思いをすることがあるかもしれません。そんなぽっちゃりさんに、座席をもう一つ無料で用意してくれる優しい航空会社があります。

↑座席のデザインを見直すとき?

 

ぽっちゃりさん向けに親切な対応をしている航空会社を紹介したのが、米国の旅行インフルエンサーのキャロラインさん。彼女によると、テキサスに拠点をおくサウスウエスト航空なら、ぽっちゃりさんが無料で追加の座席を確保できるというのです。このシステムによって、ひじ掛けが身体に食い込んで痛い思いや、窮屈で肩身の狭い思いをすることもないのだとか。

 

実際、サウスウエスト航空のウェブサイトには「Customer of size and extra seat policy(大きめサイズの乗客と追加座席に関する規定)」のページが設けられています。それによると、身体の大きな乗客は、1人分の座席のチケットを購入した後、「追加の座席が必要であると判断された場合、無料で追加の座席が提供される」と記載されています。そして、この規定の適用基準は、ひじ掛けを下げられない場合や、ひじ掛けに身体の一部が“侵入”する場合と明記されているのです。

 

このシステムについて、自身がぽっちゃり体型のキャロラインさんは賞賛。「太っている人は飛行機に乗るときの不安を知っていると思うけれど、その不安はこれでかなり軽減します。先日利用したときも、必要なスペースを確保させてもらった感じで、とても快適なフライトだった」と話しています。

 

また、別のぽっちゃりさんは、「サウスウエスト航空は、満席のフライトでも追加料金無しで追加の席を利用できる唯一の航空会社」とSNSで紹介。これは、ぽっちゃりさんがいれば、別の乗客を降ろしてでも、その人に2人分の座席を用意してもらえるということのようですが、思わぬ影響もあります。例えば、ある母娘は航空券を持っていたにも関わらず、オーバーブッキングで搭乗できなかった経験があるそう。「身体の大きな人が2席分の予約をしていなかったために、なぜ私たちが飛行機に乗れなくなったのか?」と憤慨したことがあるといいます。

 

そんなこともあってか、サウスウエスト航空は、乗客自身が2人分の座席のチケットをあらかじめ購入しておき、後で1人分の座席費用の払い戻しを求める方法を勧めています。

 

このシステムには賛否両論があるかもしれませんが、誰もが快適にフライトできるように環境が整備されることは、決して悪いことではないのではないでしょうか?

 

【主な参考記事】

New York Post. Southwest Airlines is praised for ‘customers of size’ policy that allows overweight flyers to purchase one seat and get another complimentary. December 13 2023

Southwest Airlines. Customer of size and extra seat policy

食肉処理場から大脱走!? 米ニュージャージーの駅に牛が現れた

12月14日朝、米ニューアークの電車の駅に1頭の牛が現れました。珍客の到来に、ちょっとした騒動になったのです。

↑とにかく逃げろ(画像提供/NBC News/YouTube)

 

牛が現れたのは、ニュージャージー・トランジット線のニューアーク・ペン駅。立派な角を持った雄牛のようですが、幸いだったことに牛が現れたのは駅のホームではなく、電車が通る線路でした。

 

牛はホームのほうをじっと見つめたり、周囲の様子をうかがったりしていたそう。駅のホームからは少し離れていたため、人々も不安げに牛の様子を見ていることが動画からも分かります。そのうち牛は線路沿いを走り始めましたが、並走する電車からは牛が走っている様子も捉えられています。

 

この牛は、体重がおよそ320~360kgで、1歳半ほどのテキサスロングホーンと見られ、どうやらこの地域の食肉処理場か輸送トラックから逃げ出したよう。この日、地元で牛やヤギなど450頭近くの動物を飼育しているスカイランズ動物保護区には、駅に現れた牛に関する通報が何百件もかかってきたそうです。

 

結局、牛は1時間近く線路や駅の辺りをうろついた後、ニューアーク市の警察によって捕らえられ、スカイラインズ動物保護区に連れていかれました。今後、検査などを受けて、他の牛たちと一緒に暮らすことになるのか検討されるそうです。

 

電車が最大45分遅れる事態となった今回の牛騒動。ケガ人の報告はなかったそうですが、この牛の生活もハッピーになってほしいものです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Bull that escaped slaughterhouse taken to animal sanctuary after causing rush-hour chaos on Newark-Penn Station tracks. December 14 2023

「年末の買い物」はスリにご用心! 米護身術インストラクターが役立つアドバイスを伝授

年末の慌ただしい時期になると増えてくるのが、スリや空き巣といった犯罪。米国でも、クリスマスプレゼントやパーティの買い出しに出かけた人を狙った強盗が増えていきます。そんな中、サンフランシスコ在住の護身術インストラクターのリングさんが、買い物の際に気を付けるべき5つのポイントを紹介しています。

↑標的にならないためには…

 

1: ショッピングカートに注意

ショッピングカートは、強盗犯が人の注意をそらすためによく使うアイテムだといいます。リングさんが紹介した、実際にあった強盗シーンでは、強盗犯がショッピングカートをクルマの前に置き、クルマの発進を妨害。ショッピングカートを横にどかそうとドライバーがクルマを降りた瞬間を狙って、強盗が現れてクルマから荷物を奪い去っています。

 

ショッピングカートの他にも、空のペットボトルも同じように“気をそらすアイテム”として使われるため、注意が必要とのこと。どうしてもクルマを離れる必要がある場合は、クルマのエンジンを切って鍵をかけるべきだとリングさんは注意を促しています。

 

2: クルマは前向きに駐車

ショッピングセンターやスーパーの駐車場にクルマを止めるとき、頭から突っ込むのではなく、前向き駐車がおすすめ。買い物からクルマに戻って万が一危険な目に遭っても、クルマに乗ってすぐに発進して避難しやすいからです。

 

3: いつもドアはロックする

クルマのドアにロックがかかっていないと、いつ強盗犯にドアを開けられるか分かりません。常にドアはロックするのが鉄則。リングさん自身は「クルマの中からドアを開けたときだけ、ロックが解除されるようにしていて、外からクルマに乗るときもドライバー席しか開かないように設定している」と話しています。

 

4: スマホは触らない

スマートフォンに気を取られるのは危険。誰かが近づいてきたとしても、それにすぐに気づくことができません。リングさんは、「駐車場に着いたときも、そこから帰るときも、スマホには触らないで」とアドバイスしています。

 

5: 防犯グッズを用意

最後に、リングさんは防犯グッズを持つことをおすすめしています。安心して持ち歩ける物を用意し、普段から「それを使う練習をするといい」と語っています。

 

日本でも参考にできそうなこれらのアドバイス。年末の買い出しの際は注意してみてください。

@the.self.defense.girl These Safety Tips apply to your every day shopping trips, but we have to be extra alert during the holiday season…especially if you have just purchased some expensive presents! 🎁 . #christmas #christmasshopping #shopping #tiktokshop #safety #safetytips #selfdefense #fyp #foryou ♬ original sound – Katie | The.Self.Defense.Girl

 

【主な参考記事】
New York Post. I’m a self-defense expert — here are 6 safety tips for holiday shopping at stores. December 13 2023

1万円も払ったのに…。米ディズニーワールドのビュッフェでママが落胆したわけ

ラーメン1杯3000円、卵1ダース(12個入り)700円、オレンジジュース1ポンド(約454g)500円……。インフレの激しい米国では、驚くような価格が当たり前になってきています。そんな中、フロリダのディズニーワールドを訪れた米国人の一家が、現地での物価を紹介した動画が話題を呼んでいます。

↑これ1杯で1万円!?

 

オータム・スコットさんは、娘2人と友人と一緒に、フロリダ州オーランドにあるディズニーワールドを訪れました。朝食に「シンデレラズ・ロイヤル・テーブル」というレストランへ行ったところ、朝食ビュッフェで1人69ドル(約1万円※)を払ったそう。

※1ドル=約141.6円で換算(2023年12月14日現在)

 

せっかくのビュッフェなら、「あれも、これも……」と好きなものをたくさん食べようと思うかもしれません。しかし、娘の1人はシリアルを1杯だけしか食べなかったそう。そのためスコットさんは、「シリアル1杯だけで69ドル(約1万円)かかった!」と、その費用に困惑することになったのです。

 

ただでさえ、物価が上がっている米国では、ディズニーワールドのような観光地は、さらに高額の料金設定になってしまうのかも……。

 

大人なら「元を取ろう」と考える人もいるかもしれませんが、子どもはそうなるとは限りません。スコットさんと友人は、このシリアルを「シンデレラシリアル」とユーモアを込めて呼び、「ディズニーで食べると、さらにおいしい!」と結論づけています。

 

米国人ですら驚くこの価格。ディズニーランドやディズニーワールドに家族で出かけるには、それなりの覚悟が必要になるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Mother-of-two reveals sky-high prices at Disney World after she spent $70 on a bowl of CEREAL for her daughter at a Cinderella breakfast. December 12 2023

パスポートも航空券もビザもなし! 世にも奇妙な密航者が米で見つかる

11月4日、1人の男性がデンマークから米ロサンゼルス国際空港に降り立ちました。でもこの男性は、パスポートもビザもなく、おまけに航空券すら持っていなかったというのです。

↑一体誰なんだ?

 

その男性は、デンマークのコペンハーゲン発のスカンジナビア航空に乗り、ロサンゼルス国際空港に到着。しかし、パスポートもビザも持っていなかったため、FBIは不法入国の疑いで起訴したのです。

 

起訴状によると、最初に米国税関・国境取締局によって、この男性がパスポートもビザも持っていないことがわかった際、男性は「パスポートを機内に忘れた」と語ったそうです。しかし、スカンジナビア航空が機内を捜索したものの、パスポートは見つからず、男性のバッグからはロシアとイスラエルの身分証明書らしきものを発見したとのこと。

 

また、男性が米国のビザを申請、受領したことを裏付ける書類も見つからなかったそうで、有効なパスポートもビザもないまま、米国に入国を試みようとしたものと見られています。

 

さらに不可解なのは、この男性の名前がスカンジナビア航空の乗客名簿にも、ロサンゼルスに到着したどの便の乗客リストの中にもなかったこと。おまけに男性が搭乗していたスカンジナビア航空の客室乗務員の話によると、男性は搭乗中に何度も座席を変えたり機内を歩き回ったりしたほか、機内食のサービスではいつも2人分を要求して、客室乗務員のチョコレートまで食べようとしたというのです。

 

パスポートも航空券もないまま、どうやってデンマークの空港審査を通過し、機内に乗り込んだのか……。正規の方法ではないやり方で潜りこんだのかもしれません。

 

ちなみに起訴状で、この男性は経済学とマーケティングの博士号を取得しており、以前はロシアで経済学者として働いていたと語っていたそう。また3日間眠らずにいたたため、必要な書類を持たないままどうやってデンマークから飛行機に乗ったかわからないと話しているそうです。

 

近年、米国では不法入国を試みる人物が複数発覚しており、この男性もそのような一人なのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Yahoo! News. A man flew to the US without a passport or a ticket and only got caught once he landed in LA: FBI. December 11 2023

ノスタルジーに浸れる? 米マクドナルドのスピンオフ「CosMc’s」がもうすぐ開店

米マクドナルドが、スピンオフのブランド「CosMc’s」の1号店を間もなくイリノイ州にオープンします。2024年末までに10店舗に増やす予定と発表されていますが、従来のマクドナルドと何が違うのでしょうか?

↑米で今週オープンするCosMc’s(画像提供/abc7 Chicago/YouTube)

 

米マクドナルドが発表したスピンオフのCosMc’s。1980年代後半から1990年代前半のマクドナルドの広告に登場したマスコット「CosMc(コスマック)」からその名がつけられました。コスマックは、マクドナルドの食事を欲しがる、宇宙からやってきたエイリアンという設定です(以下の動画を参照)。


従来のマクドナルドと何が違うのか? ノスタルジックな側面があるものの、CosMc’sはコーヒーなどの飲み物や軽食を手軽に購入できる店という位置づけです。

 

そのため、メニューは飲み物が中心。コーヒー、ティー、レモネード、ラテ、フラッペなどバラエティに富んだメニューが用意され、午後になると飲み物のカスタマイズも可能です。

↑ドリンクメニュー(画像提供/CosMc’s)

 

食べ物に関しては、「クリーミー・アボカド・トマティロ・サンドイッチ」と「スパイシー・ケソ・サンドイッチ」の2種類のみで、クッキーやブラウニーなど飲み物と一緒に食べるスイーツを多くラインナップしています。また、エッグマックマフィンやマックフルーリーなど、マクドナルドと同じメニューも一部、用意されるそう。

↑フードメニュー(画像提供/CosMc’s)

 

CosMc’sの店舗自体はマクドナルドよりも小さめですが、ドライブスルーのレーンを多く設け、キャッシュレス決済デバイスで注文と同時に支払いもできるため、注文から受け取りまでよりスムーズになるように設計されています。

 

出勤前に立ち寄ってコーヒーと軽食を買ったり、おやつタイムに利用したりできそうなCosMc’s。米国で成功を収めたら、日本への進出を検討することになるかもしれませんね。

 

【主な参考記事】

CNBC. McDonald’s to open first CosMc’s spinoff restaurant this week. December 6 2023

McDonald’s. McDonald’s Welcomes CosMc’s to its Universe. December 6 2023

ドイツで緑色の子犬が生まれていた! 原因はあざと同じ?

数年前、ドイツのある一家で誕生した1匹のゴールデンレトリバーは「モヒート」と名付けられました。それはミントを使ったカクテルのように、全身が緑色だったから。一緒に生まれた8匹は、クリームやゴールドの色をしているのに、なぜモヒートだけ緑色だったのでしょうか?

↑いつもこの色で生まれるとは限らない

 

ドイツ北部のヴェルメルスキルヒェンに暮らすジョアンナ・ジャスティスさんの家で2019年、飼い犬のゴールデンレトリバーが出産しました。生まれた子犬は全部で9匹。元気に生まれた子犬たちの中で、1匹だけ全身が緑色に染まった犬がいたのです。

 

そのときの写真を見ても、顔からしっぽまで全身が薄い緑色に染まっていて、他の8匹と違うのは明らか。ジョアンナさんはとても心配したそうです。

↑英ミラー紙に掲載されたモヒートの写真(出典:Mirror)

 

原因は何か? 胆汁に含まれるビリベルジンという物質が関係しているとみられています。ビリベルジンは緑色の色素で、身体にあざができたときに、青緑色っぽくなるのもこの色素が原因。モヒートはビリベルジンが多く、それによって全身が緑色がかってしまったというのです。

 

犬の専門家によれば、ビリベルジンが多くなっても無害で、だいたい数週間程度で自然と緑色は薄れていくとのこと。ただし、稀なことは確かだそうです。

 

ちなみに、2022年には米国でも同じように緑色のフレンチブルドッグが生まれたことが地元のニュースで報道されています(以下の動画を参照)。

 

【主な参考記事】

Mirror. Golden Retriever gives birth to green puppy called ‘Mojito’ due to unusual condition. December 3 2023

WBRC. Alabama French bulldog puppy born green. September 26 2022

米の元泥棒が「侵入前のチェックリスト」を大公開! 意外な所を見ていた…

泥棒が増える年末年始にかけて知っておきたいのが、効果的な防犯対策。泥棒はどんなところを見て、ターゲットを決めているのでしょうか? かつて泥棒をして刑務所に10年間入ったという米国の女性が、「盗みに入るときに行っていた6つのチェック項目」を明かしました。

↑泥棒は盲点をつく

 

ジェン・ゴメスさんは、2006年頃に強盗を行っており、その他の罪とあわせてフロリダ州の刑務所に10年間入っていたという人物。現在は出所しており、先日TikTokに「泥棒のチェックリスト」として、自身が盗みに入る家を探すときに必ず確認していたことを紹介しました。

 

1: 天気

最初に確認するのが天候。晴れた日は人々が庭でガーデニングしたり、犬の散歩に出かけたり、赤ちゃんと散歩したりする可能性が高くなります。ジェンさんが「ベスト・オブ・ベスト(最高な中の最高)」と表現したのは、霧雨や雨の日。「(万が一見つかっても)外に追いかけてくることが少ない」そう。

 

2: 時間

ジェンさんは「ゴールデンタイムは午前8時から11時まで」と話しています。たいていの人は、朝8時までに仕事のため家を出て、ランチに家に帰ってくるかもしれません。そこで彼女が泥棒するときは、朝の5時30分には出動し、いい頃合いを見計らっていたそうです。

 

3: セキュリティーシステム

セキュリティーシステムも重要な判断材料の一つ。自宅にセキュリティーシステムがついているなら「守りたいものを持っている可能性が高い」と判断でき、逆にターゲットになりかねないとのこと。警察やセキュリティ会社に通報された場合に備えて、盗みは10〜15分程度で済ませるそうです。

 

4: 侵入経路

どのようにその家に侵入するか、ということもポイント。侵入しやすいのは低めの位置にある窓。彼女はガラスを切断するツールを使って、容易に侵入していたそうです。さらに彼女は、身を隠せる場所がある家を探していたと話しています。

 

5: ペット

ペットについて確認するのは、犬にほえられることを警戒しているというより、モーションセンサーについて確認するため。動物が敷地内を自由に動き回っているなら、モーションセンサーがオフになっていて、泥棒には好都合の可能性が高いとのことです。

 

6: 着用する服と靴

最後に、泥棒自身が着用する服装について。足元は、もし警察に靴跡を見つけられた場合に備えて、あえてジャストサイズではない靴を履き、髪は必ず結んで、怪しまれないようにユニフォームを着ていたそうです。

 

セキュリティシステムをつけ、犬を飼うことは、防犯のためにいいと思われているかもしれませんが、「実は逆」と彼女は語っています。これらのチェックポイントを知れば、自宅での防犯に活かせるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Former burglar who spent 10 YEARS in prison reveals exactly how she used to stake out homes she was targeting – and why having a high-tech security system WON’T protect against thieves. December 4 2023

お金のために飛行機を墜落させた米YouTuberに懲役6か月!「極めて稚拙な判断力」

視聴回数を稼ぐために小型飛行機をわざと墜落させた米国のYouTuberに、懲役6か月の実刑判決が下されました。

↑うそをつきまくったYouTuber(画像提供/Trevor Jacob/YouTube)

 

トレバー・ジェイコブ被告は、経験豊富なパイロットにしてスカイダイバー。2021年11月24日、ジェイコブは飛行機のさまざまな部分にビデオカメラを数台取り付け、パラシュートやビデオカメラ、自撮り棒を装備して空港から飛び立ちました。

 

飛行開始から約35分後、エンジンが故障したと偽り、墜落する様子やパラシュートで脱出した自分の姿を録画。それから約1か月後にその動画をYouTubeにアップロードしました。その再生数は448万回を突破しています。

 

しかし、コメント欄ではエンジンを再始動しようとはしなかったこと、不時着も試みていないこと、最初からパラシュートや自撮り棒を装備していることが不自然だという指摘が相次いでいました。

 

その後、ジェイコブは国家運輸安全委員会(NTSB)に墜落を報告し、墜落場所を知らせることに同意。しかし、残骸の場所を知らないとうそをついたうえ、現場に戻って残骸を切り刻んで破壊し、別の場所のごみ箱に捨てたそうです。

 

しかも、ジェイコブは墜落についてもうそをついていました。捜査官に対して「飛行機は離陸後すぐに完全に動力を失った」「着陸する安全な場所がないと判断してからパラシュートで降りた」と述べたものの、後にそんな事実はなかったと認めています。

 

検察は判決メモで「(ジェイコブは)この犯罪を行うにあたり、極めて稚拙な判断力を使ったようだ」とコメント。動機については「ソーシャルメディアやニュースに取り上げられ、金銭的な利益を得るためだった可能性が高い。とはいえ、このような無謀な行為は許されるものではない」と述べています。

 

しかし、ジェイコブは最長20年の懲役刑も予想されていたものの、司法取引に応じたことで6か月まで減刑されました。これが見せしめとなり、視聴回数稼ぎのために迷惑行為をするYouTuberが減ることを祈りたいところです。

 

Source:United States Attorney’s Office
via:Ars Technica

スティーブ・ジョブズの「4ドル小切手」を競売に出品。プレミアム価格になっちゃった

アップル創業者の故スティーブ・ジョブズの小切手が、米国のオークションサイト・RR Auctionに登場しました。

↑競売に出されたジョブズの小切手(画像提供/RR Auction)

 

今回の小切手は、1976年7月23日にジョブズがサインしたもの。金額は4.01ドル(約600円※)で、両親のガレージで経営していた会社の住所が記入されています。この小切手が記入されたころ、ジョブズとスティーブ・ウォズニアックは「Apple-1」コンピューターを開発していました。

※1ドル=約147円で換算(2023年12月5日現在)

 

本記事の執筆時点で、この小切手には21件の入札があり、2万2444ドル(約330万円)の値段が付けられています。予想落札価格は2万5000ドル以上(約370万円)で、オークションは12月7日に終了予定。当時と今は物価もかなり異なりますが、それでも4ドルの小切手につけられたプレミアム価格は驚くべきものです。

 

Source: RR Auction via MacRumors

米の園芸店が泥棒対策に「AirTag」を使用、驚きの効果が!

アップルの紛失防止タグ「AirTag」が、ガーデニング用品を盗んだ泥棒の逮捕に貢献した、と海外メディアのABC7が報じています。

↑この辺にAirTagを取り付けておこうかな…

 

報道によれば、米・カリフォルニア州にあるガーデニングショップのRoger’s Gardenは、数週間、泥棒に悩まされていたとのこと。高価な噴水や鉢が盗まれるなど、被害も小さくなかったようです。これを受けて地元警察はパトロールを強化しましたが、犯人の特定には至りませんでした。

 

そこで、同店のマイケル・サリバンさんは、ガーデニング用品にAirTagを仕込む作戦を実施。すると、そのうちの一つが、ある場所に移動しているのを見つけたので、そのスクリーンショットを警察に送りました。警察がその場所を訪れると、多数の盗まれたガーデニング用品が見つかったのです。

 

AirTagはこれまでも、自転車泥棒を見つけたりなくした財布を発見したり、あるいは大雨で流された犬の救出にも役立っています。発見を保証するものではありませんが、AirTagは大切な物の管理にかなり役立つようです。

 

Source: ABC7 via 9to5Mac

米国が再注目! 日本人が知らない日本食の「HIBACHI」とは?

「HIBACHI」と呼ばれる食べ物を知っていますか? 最近、米国では「HIBACHI」と書かれたフードトラックやレストランが街中でよく見られるようになりました。その正体は「鉄板焼き料理」で、ソーシャルメディアで話題となり、今や国中で大ブーム。その魅力や人気の理由について現地からレポートします。

 

なぜHIBACHI?

↑火鉢も英語になっていた(意味は変化したけど)

 

HIBACHIは日本語で「火鉢」を指す言葉ですが、米国では「鉄板焼き料理」を意味します。店舗の看板には「HIBACHI」や「ジャパニーズステーキハウス」などと書かれており、日本食として米国人に認識されています。

 

実はHIBACHIは米国に以前からあった料理で、一説によれば、日系人のロッキー青木さんが1960年代にニューヨークで開いた米国初の日本式鉄板焼きレストラン「BENIHANA」で提供したメニューが始まりとされています。シェフがスチール製の鉄板焼きグリルで調理するチキンやエビといった料理の名称がHIBACHI CHICKENなどだったことから、HIBACHIとして広がっていったとのこと。

 

ところが最近、X(旧ツイッター)などソーシャルメディアへの投稿がバズったことで、HIBACHIは再び注目を浴びるようになりました。日本食の新たなグルメとして、米国内でブームを巻き起こしています。

 

米国人に人気がある理由として、まずは目の前の鉄板で焼いてくれるパフォーマンス力やエンターテインメント性が挙げられます。注文を受けてから調理するため、作り置きではない食べ物の新鮮さが味わえることも好評。また、さまざまな食べ物を多彩なソースや調味料で楽しめるうえ、揚げるのではなく鉄板で焼くという調理方法もヘルシーと受け止められています。

 

さまざまなスタイルで味わう

↑米国人のハートをつかんだエンターテイメント

 

一般的なHIBACHIのメニューは、「メインディッシュ」+「野菜炒め」+「焼きそばまたはフライドライス」で構成。メインディッシュを牛肉、チキン、エビから選び、焼きそばかフライドライスのどちらかを選びますが、お店によってはハーフ&ハーフもあります。

 

一般的に、HIBACHIはしっかり味付けされており、そのままでもおいしく食べられますが、別添えのクリーミーで甘辛いヤムヤムソースを付けるとより一層おいしくなります。「これがあるからHIBACHIが好き」という人もいるほど、ヤムヤムソースは人気です。

 

レストランではワンプレートで提供されることが多く、価格は20~40ドル(約3000円~6000円※)。高級なレストランになると、目の前の鉄板でシェフが豪快なパフォーマンスをしながら調理してくれるので、価格も50~100ドル(約7000円~1万5000円)に上がります。

※1ドル=約150円で換算(2024年11月15日現在)

 

一方、フードトラックでは持ち帰り用のランチボックスで提供され、トラックの前に設置したベンチで食べたり、持ち帰って家でゆっくり食べたりできます。手ごろな価格で、8~20ドル(約1000円~3000円)ほどです。

 

HIBACHIのメニューはバランスが良く、野菜もたくさん入っているため、米国人はヘルシーな日本食として評価。日本人の口に合う味付けなので、筆者も日本食が恋しくなった時に食べることがあります。

 

日本の鉄板焼き料理を米国風にアレンジしたHIBACHIですが、アメリカンジャパニーズフードとして日本でも食べられるようになるといいですね。

 

執筆・撮影/RYPO

 

米国が「餅」に大注目! 日本にない新たな価値を発見

米国で、日本の「餅」は「Mochi」として広く知られており、ヘルシーという前向きなイメージで受け入れられています。アイスクリームやドーナツなどのスイーツ原料に使われ、人気商品として定着。日本とは一味違う、新たな価値を創造しつつあります。

↑米国で人気のMochi Ice Cream

 

米国でMochi(※)が広まることになったきっかけは、ロサンゼルスの和菓子店が1980年代に実験的に発売した「Mochi Ice Cream」が始まり。日本の「雪見だいふく」のようなもので、その後1990年代から各地で販売を開始し、米国全土へと拡大しました。それまでになかった食感とやさしい味で、今はスーパーに定番商品として並んでいます。

※米国における餅を指す場合、”Mochi”と表します

 

Mochi Ice Creamに続いてメジャーになったのは、日本でお馴染みの「ポン・デ・リング」のような形をした「Mochi Donuts」。こちらも1990年代に発売され、最近では米国中で販売されています。

 

従来のドーナツに比べると、餅ドーナツは甘さが控えめで、モチモチ感が楽しめます。今ではすっかり定番の食べ物となり、餅粉を使った手作りレシピがたくさん公開され、餅ドーナツ用の型も売られています。

 

国が違えば、価値も異なる

↑色が米国らしい餅ドーナッツ

 

本来、餅米はお米なので、日本人は餅に対してあまりヘルシー感を持っていませんが、対照的に米国人はMochiにヘルシーなイメージを抱いているようです。

 

Mochi Ice Creamがきっかけで広まったためか、米国のMochiにはスイーツとしてのイメージが強くあります。確かにグルテンやコレステロールを含まないことから、Mochiはヘルシーな食品との評価を得ています。

 

一般のアイスクリームと比べて、カロリーは低めという見方も存在。Mochi Ice Creamが1つあたり約100キロカロリーであるのに対して、アイスクリームは350キロカロリー以上になるといわれています。

 

ただし、これはMochi Ice Creamの製造販売メーカーのウェブサイトでの説明で、一口サイズのMochi Ice Creamと市販のカップ入りアイスクリームを比べること自体、少々無理があるかもしれません。

 

米国は肥満問題を抱えていて、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は現在、成人の41.9%、小児の19.7%が肥満であると報告しています。その主な原因として、貧困層にとって健康的な食生活は手が届かなかったり、多くの地域で新鮮な野菜や果物を入手することが困難であったりすることが挙げられています。そのため、多くの米国人は肥満に敏感で、口に入れる食品がヘルシーかどうかをとても気にしています。

 

「Mochiはヘルシー」というのは販売側のイメージ戦略による部分もあるかもしれません。それでも、ジャンクフードが蔓延る米国において総合的に見れば、確かにMochiは健康的といえるでしょう。

 

米国では「和食=健康的」というイメージが根強いことから、Mochiについてもそう考えられているようです。グルテンフリーやコレステロールフリーを歓迎する米国人は多いため、これらを武器にMochiを使った新たな食べ物が今後も登場するかもしれません。

 

執筆・撮影/福田マダール 有希子

 

どうしても盗み食いしたくなったら…。米ピザ屋のシェフが禁断の方法を公開

米国のピザ屋で働くあるシェフが、TikTokに「客にバレずにピザを盗み食いする方法」を紹介。狡猾なテクニックに「頭がいい!」という声が寄せられると同時に、批判を集めています。

↑食べる前にピザをよく見たほうがいいかも

 

390万回以上も再生されているのは、ピザ屋で働くジェイ・ライアンさんが投稿した動画。オーブンからピザを取り出した彼は、デリバリー用の箱に詰めるため、ピザカッターでピザをカットしていきます。

 

このときの方法がポイント。通常でしたらピザの中央を切って、2つの半円状に分けるところ、ライアンさんは中央をカットせずに、あえて少しずらした部分に切り目を2つ平行に入れていきます。こうすることで、2つの半円状のピザと、細長い帯状のピザができるわけ。そして、2つの半円状のピザを組み合わせて箱に詰めると、そのままピザを8等分にカットして完成。手元には帯状のピザが残るのです。

 

ライアンさんは帯状のピザをカメラに見せて「ディナー」と紹介して、この動画は終わります。どうやら彼は、この方法で客のピザの一部をカットして、自分の食事として食べているようなのです。

 

確かに、ピザは本来のサイズよりひとまわり小さな円になったものの、きれいに箱に入って届けられたら、まさか盗み食いされたなんて気づかなさそう……。

↑誰のディナー?

 

この動画に対して、「天才!」「真ん中はベストな部分」といったコメントもあれば、「これからはカット無しで注文する」「素直なピザ職人を探さないと」というまともなコメントも。一方で、「頭いい! でもノー!」「警察に電話した」というように、怒った人もいるようです。

 

これまでにも世界では、今回と同じようにピザを盗み食いしている例や、ピザの配達員がトッピングをこっそりつまみ食いしたことも起きているよう。注文している側からしたら、こんな悪知恵はたまったものではないですね……。

@pizzajayryan

♬ how would they know bad girls club – Sara Speax

 

【主な参考記事】

New York Post. Pizza chef reveals sneaky hack for ‘stealing’ customers’ slices without them realizing. November 15 2023

ニューヨーク発の貨物機に緊急事態! コンテナから脱走したのは…

先日、米・ニューヨークの管制官がキャッチしたのは、飛行中のパイロットの叫び声。

↑私も迷惑

 

「馬がコンテナから抜け出した!」

 

このパイロットは、飛行機で輸送中の馬がコンテナから逃げ出してしまう緊急事態に見舞われたのです。

 

11月9日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を飛び立ち、ベルギーに向かったエア・アトランタ・アイスランドの飛行機。ボストン上空に差しかかったあたりで、輸送中だった馬がコンテナから抜け出してしまいました。

 

そのまま飛行するには問題なかったとのことですが、飛行中に馬を確保するのは難しいことから、できるだけ早くニューヨークまで戻る必要があったそう。

 

このときパイロットが管制官に連絡した音声記録には、慌てたパイロットの声が残っているそう。「私たちは、生きた動物、馬を乗せている貨物機です。馬がコンテナから抜け出したんです!」と、パイロットは叫んで伝えたのです。

 

燃料を多く積んだままでは重量の問題から安全に着陸できないため、結局この飛行機はおよそ20トンの燃料を機外に排出して、ニューヨークの空港に戻ったそう。その後の詳細は明らかにされていませんが、飛行機は再びニューヨークを飛び立ち、長いフライトの末、今度はベルギーに無事到着したそうです。

 

馬にとっては大きなストレスになっているかもしれない、飛行機での輸送。こんなハプニングは、馬にとっても一大事だったに違いありません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Horse forces plane to make emergency landing after breaking free in cargo hold. November 14 2023

米で「インスタントラーメン専門店」が大好評! 激安で食べられる秘密は?

お湯を沸かしたら数分後に食べられるインスタントラーメン。日本はもちろん、中国、インドネシア、ベトナムなど、アジアを中心に広く食べられています。そんな文化を取り入れたのが、米・ニューヨークにある「インスタント・ヌードル・ファクトリー」。好評のため、間もなく2号店をオープンするそうです。

↑話題のセルフサービス即席ラーメン店(画像提供/Picture Perfect Luis/YouTube)

 

インスタント・ヌードル・ファクトリーが提供するのは、名前の通り、インスタントラーメンのみ。スクリーンで好きなラーメンを選ぶと、袋を開けただけのインスタント麺が紙製のラーメンどんぶりに入れられて出てきます。店内には、どんぶりの上からお湯を注ぐことができるIH調理器があるので、客はそれを使って自分でラーメンを調理します。

 

同店で扱っているインスタントラーメンは115種類。店内の壁にはインスタントラーメンのパッケージがずらりと展示されていて、世界各国から集められたことが分かります。「出前一丁」「サッポロ一番」「カップヌードル」など、日本でもおなじみの物もちらほら。

 

セルフサービスで徹底的にシンプルなオペレーションになっているためか、価格は良心的。インスタントラーメンの価格は2.4ドル(約360円※)から、高いもので6.5ドル(約980円)。ねぎやコーンなどのトッピングを無料で3つまで選ぶことが可能。追加料金を払えば、エビシュウマイ(2.5ドル)、パルメザンチーズ(1ドル)、豆腐(3ドル)なども添えることができます。

※1ドル=約151円で換算(2023年11月16日現在)

 

シンプルなインスタントラーメンなら、5ドル以内で食べられて、店にはウェイターもいないからチップも不要。物価の高いニューヨークで、これだけのプチプラで食事できるというのは驚きかもしれません。

 

そんな破格の軽食スポットとして人気を呼んだためか、11月下旬には同じニューヨーク内に2店舗目をオープンする予定だそう。

 

「スーパーで安く購入できるインスタントラーメンを、なぜ自分で調理して外食するのか?」と、SNS上で起きている疑問に対して、オーナー夫婦は「コーヒー豆とミルクを自分で買ったほうが安いけれど、カフェでラテを買うのと同じ」と話しています。

 

インフレで物価上昇が続く米国では、こんな激安ラーメンスポットが静かな人気を集めていくのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. NYC restaurant serves instant ramen — that you have to cook yourself. November 14 2023

珍しい米の「2ドル札」、その価値がとんでもないほど上昇!

今日の米国ではあまり流通していない2ドル札。日本円でわずか300円ほどに相当する紙幣ですが、いまではその価値が5000ドル(約75万円※)近くもあるというのです。

※1ドル=約151円で換算(2023年11月10日現在)

↑2ドル札は持ってる?

 

米財務省は1900年代前半に2ドル札を普及させようと、1917年までほぼ毎年発行されてきました。しかし、現金で使いにくい金額だったためか、あまり広まらなかったそう。そのため、政府はしばらく2ドル札の新規発行を行っていませんでした。その結果、現在の米国では、2ドル札はまったく使われていないわけではないものの、なかなかお目にかかることのない存在になっています。

 

2017年に流通した2ドル札は12億枚で、2022年は15億枚。米国全体で流通する貨幣の総額が541億ドル(2022年)とされているので、それと比べると2ドル札の流通量はごく一部であることが分かります。

 

そんな2ドル札の価値がぐんぐん上がっていると報じられています。例えば、2003年に発行された2ドル札は最近のオークションで2400ドルで落札され、その後4000ドルで転売されました。紙幣のオークション会社では、現在は6000ドル近くでも転売できる可能性があると推測しています。

 

また、ジョージ・ワシントンが描かれた現在の1ドル札が登場した1869年は、コレクターの間で「レインボー紙幣」と呼ばれており、同年の2ドル札は3000ドル以上で取り引きされていて、eBayに7999ドルで出品されているものもあるのだとか。

 

日本でも2000年に発行が開始した2000円札は、すっかり見かけなくなっています。2000円札は米国の2ドル札と同じように、将来何倍もの価値をもたらすことになるかもしれませんね。

 

【主な参考記事】

CBS News. Have a $2 bill lying around? It could be worth thousands. November 7 2023

防犯カメラに黒い影、玄関にあったウーバーイーツの料理が消えた…

ウーバーイーツで配達してもらった料理を食べようと思ったら、何者かに持ち去られていた。そんなハプニングが、米・フロリダ州のある一家で起きました。防犯カメラに映っていた黒い大きな影とは……?

↑誰だ?

 

先日、ウーバーイーツを利用したのは、フロリダ州に暮らすグティエレス一家。タコベルの食事を注文して配達完了の知らせが来たので、数分後に娘と一緒に玄関を開けると、そこには何もなかったのです。

 

玄関の防犯カメラを確認すると、確かにウーバーイーツのドライバーが玄関のすぐ外にタコベルの袋を置き、確認のためにスマホで写真を撮っていることが確認できます。しかし、すぐその後に玄関に現れたのは、大きな黒いクマ。クマは急ぐことなく悠々と玄関に向かうと、迷うことなくそこに置かれたタコベルの袋をくわえ、立ち去っていったのです。

↑いただきま〜す

 

この犯人に、「驚くことはなかった」と話しているグティエレスさん。この地域では、クマがよく出没しており、そのため、クマと鉢合わせないように家を出る前には防犯カメラをチェックする家庭が多いのだとか。

 

おまけに、このクマはタコベルの食事を食べた後に再び玄関まで現れ、持ち去るのを忘れたソーダを持って行ったのだそうです。

 

グティエレスさんは、今回のウーバーイーツにかかった45ドル(約6800円※)を返金してもらえたそうで、今後はウーバーイーツを利用しても、玄関に置いてもらうのはやめるとのことです。

※1ドル=約151円で換算(2023年11月10日現在)

 

【主な参考記事】

USA Today. Not your average porch pirate: Watch the moment a bear steals a family’s Uber Eats order. November 7 2023

「省エネ家電に買い替え」、家計の負担はどれくらい? 米の消費者団体が怒りの声

脱炭素社会を目指して、世界各国が省エネルギー政策を打ち出しています。その中には省エネ家電への買い替えの促進があり、日本の環境省も古い家電を使い続けるのはもったいないと訴えています。ありがたいことに、買い替えによって電気代をどれくらい節約できるのかを伝えてくれているのですが、消費者にとってはもう一つ肝心な問題があります。買い替えにはいくらかかるのか?

↑地球の前に我が家が潰れてしまう!

 

最近、その点を明らかにしたのが、米国のある消費者団体です。同国ではバイデン政権が気候変動対策に注力しており、米国民に家電製品をエコなものに「アップグレード」するように促しています。

 

では、同政権がつくった家電を巡る一連の規制は、家計の支出にどれほど影響を与えるのか? 米消費者保護団体の「The Alliance For Consumers(AFC)」が分析を行い、10月下旬にその結果をX(旧ツイッター)に公開しました(以下)。この投稿は大反響を呼びましたが、ずばり買い替え費用が家計をかなり圧迫するとAFCは指摘しています。

「バイデンのドリームハウス」と名付けられたこの調査結果は、バイデン政権の規制を「アメリカンドリームをもっと高くするだけだ」と批判しています。このドリームハウスを見学させてもらうと、具体的な出費の増加が分かります。一部を抜粋しましょう。

 

・給湯器:2800ドル増
・食洗機:225ドル増
・ガスレンジ:800〜3250ドル増
・エアコン:1100ドル増
・洗濯機:200ドル増

 

一家庭において家電の費用は合わせて9166ドル(約140万円※)も高くなります。
※1ドル=約151円で換算(2023年11月9日現在)

 

新しい家電で省エネ性能が増しているからといって、古い家電より効果が弱いことはよくあるともAFCは指摘。そうだとすれば、バイデン政権の規制はこのように解釈できるそうです。

 

もっとたくさんお金を払え。メリットは少ないが、心配することはない。君たちのために私たちが気候変動の面倒を見てあげよう(そもそも君たちがエコな選択をするとは信用していない)。だから気候変動は我々に任せろ。その費用だけ払ってくれ。

 

「バイデン政権はただ規制をいじっているだけではなく、実際には既に市場に出回っている家電製品の発売を止めるようなことをしている。気候変動の影響を受けてこのような判断が下されているが、私たちの生活を変えてやるという思惑もある」とAFCのエグゼクティブディレクターは述べています。自由を大切にする米国人にとって政府は大きくなり過ぎているのかもしれません。

 

省エネ家電への買い替えは結構ですが、地球の前に生活が破綻してしまわないように、一般家庭は家計をきちんと管理しておくべきかもしれません。

 

【出典】

FOX. Consumer group exposes costs of Biden admin’s war on home appliances. October 30 2023

ニューヨークのマンホールから謎の緑の液体が…。地下で何があった?

道路のマンホールから不気味すぎる鮮やかな緑色の液体があふれ、側溝にたまっている……。映画『ゴーストバスターズ』に出てくる緑色のモンスターを彷彿させるこの映像は、先日ニューヨークで実際に撮影されました。この正体は一体……?

↑何だこれ?(画像提供/INDEPENDENT/YouTube)

 

雨が降ったのか、側溝には小さな水たまりができています。でも、そこで自然界では存在しないような蛍光のグリーンの液体が混ざり、異様な雰囲気を放っているのです。

 

これは先日、ニューヨークのワンワールドトレードセンター近くの道路で見つかったもの。緑色の液体は道路のマンホールからあふれ出てきているようなのです。

 

ぎょっとするこの小さなハプニングは、地元はもちろん世界のニュースで報じられることになったのですが、緑色の正体は結局明らかにはなりませんでした。

 

しかし、配管工が水漏れを検出するときに使う蛍光の緑色の塗料が原因だろうと言われています。配管や下水工事では、水漏れ箇所を検出するために、わかりやすい緑色の塗料を使っているのだとか。今回道路に出てきたものも、どこかの配管で使われた塗料入りの水があふれでたものと見られます。

 

ちなみに、配管工事で使われる緑色の塗料は無害とのこと。一瞬驚くような緑色ですが、特に大きな問題があったというわけではなさそうで、きっと近くの人も一安心したのではないでしょうか。

 

【主な参考記事】

Independent. Bubbling green sludge leaks from New York City manhole cover in bizarre footage. November 3 2023

米造幣局から「硬貨1トン」が盗まれていた! 被害額は…

紙幣や硬貨を製造する造幣局。「お金を盗むなら、そこを狙うのが手っ取り早い」と思ったのかは分かりませんが、ある窃盗グループが米国の造幣局から出発したクルマを襲い、中に積んでいた硬貨を奪う事件が4月に起きていました。最近この詳細が明らかになり、強盗犯は1トンもの硬貨を盗み出していたのです。

↑事件現場に散乱した大量の硬貨(画像提供/6abc Philadelphia/YouTube)

 

事件のあらましを説明しましょう。硬貨を積んだトレーラーがフィラデルフィアにある造幣局からマイアミに向かいました。ドライバーは夜、仮眠をとるために駐車場にトレーラーを止めていたところ、6人組の強盗犯が襲撃。ドライバーを引きずり下ろし、トレーラーをボルトカッターで開け、中にあった硬貨を小さな袋に詰め込み、待機していた別のトラックに運び出したのです。

 

トレーラーに積まれていた硬貨は10セント硬貨で、重さは約6トン。全部で75万ドル(約1億1300万円※)にも相当します。強盗犯は、ここから約100万枚の硬貨を奪ったと見られていましたが、実際は200万枚以上、23万4500ドル(約3500万円)相当の硬貨を盗み出していたのです。

※1ドル=約150円で換算(2023年11月2日現在)

 

その重さはおよそ1トン。トレーラーの周囲には、運び出す際に落ちた大量の硬貨が散乱する事態になりました。

 

強盗犯は奪った硬貨の一部を地元の銀行などに持ち込んで、紙幣に交換したと見られていますが、結局逮捕。彼らは硬貨以外にも、カニ、エビ、肉、ビール、酒、冷蔵庫など、あらゆる物品を盗んできた窃盗グループだったことも明らかとなったのです。

 

大量の硬貨を強引に奪ったものの、ド派手な強盗劇で世間の注目を集めてしまい、それが逮捕されるきっかけになったのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Wgau. Tons of change: New details released in theft of 2 million dimes. October 25 2023

The Philadelphia Inquirer. Philly men charged with stealing more than $200,000 … in dimes. October 21 2023

米で「ビッグマック」がとんでもない価格になってしまった…

パンデミックの頃から始まった物価上昇。「収入は上がらないのに、物価ばかりが上がる」と嘆いている人が日本でも多いでしょう。しかし、そんなインフレは米国でもっと激しく、最近ではマクドナルドのビッグマックセットが2700円になる店もあることが分かりました。

↑気軽に食べられない

 

米マクドナルドでは先日、第3四半期の収益が66億9000万ドル(1兆円以上※)で、前年比から14%増加したと発表しました。この増益の原因は、戦略的なメニューの値上げだといいます。

※1ドル=約151円で換算(2023年11月1日現在)

 

メニューの価格は店舗によって異なりますが、例えば、コネチカット州のダリエンという町にある店では、ビッグマックにフライドポテトMサイズ、ソフトドリンクMサイズがついたセットメニューは、18ドルとのこと。これは、日本円で2700円ほど。ファストフード店とは到底思えない金額です(なお、日本でビッグマックのバリューセットの価格は750円〜)。

 

これだけの物価上昇の理由は、材料費やエネルギー価格の上昇、さらに人件費の上昇でしょう。実際、カリフォルニア州では、最低賃金をこれまでの時給16.21ドル(約2500円)から時給20ドル(約3000円)に引き上げる法案が決まったばかり。これを受けて、カリフォルニア州にあるマクドナルドのほか、チポトレというファストフード店は、値上げを発表しています。

 

あらゆるものの値段が上がりまくる米国。さすがに、マクドナルドでビッグマックのセットが20ドル近くするのなら、「気軽にマクドナルドに行こう」という気にすらならない現地人も増えてきそうです。

 

【主な参考記事】

New York Post. McDonald’s revenue soars as it hikes menu prices: ‘$18 Big Macs’. October 30 2023

New York Post. McDonald’s, Chipotle hiking menu prices after California raises fast-food minimum wage. October 31 2023

2024年、北米で「自宅のキッチン」にちょっと意外な変化が起きる!

景気が悪いせいで、最近の英国では家がだんだん狭くなっているといわれています。でも、北米ではそんなトレンドと異なる動きが起きているようです。

↑こんなキッチンで料理がしたい

 

最近、米国の食べ物サイト・Delishが2024年のキッチンのトレンドについて記事を掲載しました。同媒体は北米のインテリアデザイナーに取材したり、業界団体のナショナル・キッチン・バス・アソシエーションの資料を調べたりして、10個以上のトレンドを見つけていますが、北米の家ではキッチンが拡大しているように見えます。

 

どういうことでしょうか? わかりやすい例を4つ挙げます。

 

1: 裏庭と一体化したキッチン

レストランやバーのように、裏庭やベランダとつながったキッチン空間が人気。大きな窓が付いたドアを開け放つことで、外の空間をキッチンの内側に持ってくるというデザインが面白いです。

 

2: 寝室に侵出するコーヒーマシン

コーヒーマシンを寝室に置こうというアイデア。ホテルのような空間を演出してくれるそうです。小さい子どもと親が一緒に寝ている家庭では少し先の話かもしれませんが、(大人用の)寝室のベッドの横にコーヒーメーカーを置けば、モーニングコーヒーをゆっくり、静かに楽しめるようになるそうです。こんな考え方を含め、コーヒーやお酒といった飲み物を入れるための専用ステーションを設置する需要が拡大しているようです。

 

3: セカンド冷蔵庫がいっぱい

冷蔵庫は必ずしもキッチンだけにあるものではないようです。北米の家では、日本でいうセカンド冷蔵庫として「引き出し式冷蔵庫(drawer refrigerator)」が、子どもの遊び部屋やトレーニング室、書斎などでどんどん設置されているそう。コロナ禍後でホームバーの人気が復活したことも、セカンド冷蔵庫の需要を押し上げているようです。

 

4: 巨大化するアイランドキッチン

いま北米ではアイランドキッチンが熱いようです。小さめのアイランドキッチンを2台設置する人もいれば、その反対に、横長のものを1台提案するデザイナーもいるそう。いずれにしても、アイランドキッチンはどんどん大きくなっており、食卓テーブルに取って代わっているようです。

 

このように、北米の家ではキッチンの空間が拡大しているようです。なぜでしょうか? 自炊が定着したからでしょう。

 

コロナ禍において自宅で料理をする人が世界各国で増えました。2021年に行われたある調査によれば、米国ではコロナ禍が終わっても自炊を続ける人が7割以上もいたそう。家計が楽になったり、健康的な食事ができたり、趣味として料理を楽しむようになったり、さまざま理由が挙げられています。自宅でキッチンが拡大していることは、この自炊トレンドが続いているからと考えられます。

 

日本の一般的な家のキッチンは北米のように広くないかもしれませんが、キッチンを庭とつなげてみたり寝室とミックスさせてみたり、頭の中で思いつくままにアレンジしてみると、ホームクッキングがもっと楽しくなるかもしれませんね。

 

【出典】
Delish. The 12 Kitchen Design Trends You’ll See Everywhere In 2024. October 27 2023

米写真家が「ヘビ対オオアオサギ」の撮影に成功! 壮絶な戦いの結末は…

翼を広げると2メートル近くにもなるという大型のサギ。この野生動物とヘビが対峙したら、どうなるでしょう? 米国の写真家が先日、そんな貴重な対決シーンをカメラに収さめました。果たして結果は?

↑オオアオサギのくちばしに巻き付くヘビ(画像提供/Florida Today/YouTube)

 

北米最大のサギといわれるオオアオサギ。魚を食べるほか、ネズミのような動物も鋭いクチバシで攻撃して丸のみするのだとか。そんなオオアオサギがヘビと格闘しているシーンが、米フロリダ州のセントマークス国立野生生物保護区で目撃されました。

 

野生動物たちの姿を撮影しているという写真家のジョージ・スティンソンさんが周囲をクルマで回っていたとき、この戦いに気づいたのです。彼はすぐにクルマを降りて、レンズを向けました。

 

オオアオサギの口元がふくらんでいるので、ヘビの一部を口の中に入れているようですが、ヘビはオオアオサギの長いクチバシから顔にかけて、グルグルと巻き付いて応戦。オオアオサギのほうも、のたうち回るようにして対抗していたのだとか。

 

結局、4分ほど戦いを続け、互角の相手だと思ったのか、双方が相手から離れ、この対決は引き分けに終わったそうです。

 

動物の写真を撮るには「忍耐と運が大切」と、スティンソンさんが言うように、そう簡単に劇的なシーンに遭遇して撮影できるものではありません。だからこそ、今回の撮影について「お宝ショットが撮れた!」と興奮したよう。スティンソンさんのこれまでのコレクションの中でも、トップ10に入るお気に入りのショットになったそうです。

 

【主な参考記事】

USA Today. Epic battle between heron and snake in Florida wildlife refuge caught on camera. October 26 2023

シーソーのように傾く米の飛行機、一体何が起きた?

英国のLCCで7月、機体が重すぎて離陸できず、一部の乗客に飛行機を降りてもらったという珍事が起きたように、飛行機にとって重さとバランスは重要なもの。そんな当たり前のことを再確認させるハプニングが、今度は米国で起きました。空港のゲートに到着した機体が、シーソーのように傾いてしまったのです。

↑バランスを崩した飛行機

 

このハプニングが起きたのは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。搭乗ゲートに止まっていたジェットブルーの飛行機(エアバスA321ceo)が、後方に傾いて尾翼は地面に付き、逆に前方部分は完全に持ち上がって、車輪が注に浮いてしまったのです。

 

この原因は、機体の重量のバランスが崩れたこと。ちょうど、積み込んでいた乗客の荷物を運び出していたところで、そのバランスが崩れてしまったそうなのです。ジェットブルー側も「降機中の重量とバランスの変化で起きた」と事態を認め、今回のことを検証してフライト前に機体の検査を行うとのこと。

 

今回のハプニングで負傷者は出ておらず、結局、飛行機はその後もとに戻ったそうです。

 

ふだん利用している飛行機は、こんなふうにバランスを崩すことはめったにありませんよね。でも私たちが思っている以上に、機体の重量とバランスは大切なようです。

 

【主な参考記事】

CNN. JetBlue plane tilts back while unloading at JFK Airport, no injuries reported. October 23 2023

宝石店の金庫に閉じ込められた米男性、消防が駆け付けたら想定外の出来事が…

銀行や宝石店の金庫にうかつに入って閉じ込められたら、すぐに救出されると思いますか? 最近、ニューヨークの宝石店の宝石保管庫に男性が1人で閉じ込められたのですが、消防が救出を断念したという出来事が起こりました。

↑これは無理だ…

 

多くのブランドのショップが連なる、ニューヨークの五番街。複数の宝飾品店が入っていることから、「ワールド・ダイヤモンド・タワー」と呼ばれる建物に10月24日、消防と警察が出動しました。その理由は、あるジュエリーショップの宝石保管庫に男性が閉じ込められたから。

 

男性がどのように中に入ったのかは明らかにされませんでしたが、内部を映す防犯カメラで中に男がいることを確認。消防と警察は男性と会話しながら、救出をすることにしたのです。

 

消防が持ってきたのは、厚さが76㎝はあるという保管庫の壁を切断できる特別な道具。およそ10時間をかけて、その壁を突き破り保管庫の金属の鉄板に到達しました。

 

しかし、男性を救出するためには、そこからさらに道具を中に突き進めなければならず、それでは男性に危害を及ぼす可能性が出てしまったのです。そのため、10時間もかけた救出劇はここであえなく中断。男性はそのまま保管庫で夜を明かさなければならなくなったのです。

 

ただし、保管庫はタイマーがセットされており、翌日の25日の朝7時には扉が自動でオープン。男性は無傷で救出されたそうです。

 

現地の報道では、この男性が何者なのかは明らかになっていません。しかし、「頑丈な金庫や保管庫には簡単に入ってはいけない」という教訓になったかもしれません。

 

【主な参考記事】

AP News. Man trapped in jewelry vault overnight is freed when timer opens the chamber as scheduled. October 25 2023

米ファストフード店に「鹿」が乱入! 店内は大パニック

世界各地でちらほら耳にする、野生の動物が街中に出没するニュース。先日、米国ではファストフード店に鹿が押し入るハプニングが起きました。

↑鹿が乱入!

 

現場となったのは、ウィスコンシン州南部の町、ベロイト。ここにある、パスタのファストフードショップ「ヌードルズ・アンド・カンパニー」に鹿が紛れこんだのです。

 

午前11時30分頃のお昼どき。店内の奧にある注文カウンターには、10人以上の客が列になって並んでいます。ほとんどの店内席にも客が座ってにぎわう中、正面の入口の窓を突き破り、突然、鹿が店内に走り込んだのです。

 

店にいた全員がすぐに異変に気付き、パニック。一斉に店の外や離れた場所に逃げたり、逃げ場のない客は椅子の上に立ち上がったり……。そして、鹿は正面の注文カウンターを通り抜け、厨房に直行。

↑食べれそうな物がなかった?

 

ただ、この鹿は空腹だったわけではないようで、キッチンの食べ物やモノをあさることはせず、すぐに通り抜けていき、1分もせずに外に出て行ったそう。防犯カメラの映像を見ても、鹿が店内を荒らす素振りは見せていなかったことがわかります。

 

同店では、その日は店を閉め、被害状況の確認や店内の清掃等を行うことになりました。しかし翌日には、「2バック・マック&チーズ(バックは鹿の意味)」と名打ったスペシャルメニューを販売。

 

人も店も鹿も、被害がなかったという今回のハプニング。店側は、およそ半日間営業できなくなる事態になりましたが、きっと地元ではちょっとした話題の店となったのでしょう。それを逆手にとって、スペシャルメニューの販売で売上アップを狙ったのかもしれませんね。

 

【主な参考記事】

Fox6. Deer disrupts Wisconsin Noodles & Company lunch. October 24 2023

なぜ数十億匹の「ズワイカニ」はアラスカの海から消えたのか? 真犯人は…

2022年の冬に高騰したズワイガニ。2023年もまた価格が上がって、高級食材がますますピンチになるかもしれません。数十億匹ものズワイガニが姿を消しているというアラスカの海で、一体何が起きているのでしょうか?

↑消えたズワイガニの真相は?

 

アラスカの海でズワイガニが激減していることが明らかになったのは、2021年のことでした。米国海洋大気庁の生物学者は、調査データを見て「ぶっ飛ぶほど驚いた」と表現。「調査結果が間違いであり、翌年にはもっと多くなると祈っていた」と言うほど、ズワイガニの数が明らかに減っていたのです。

 

しかし、その次の年もその数は回復することなく、初めてズワイガニ漁を禁止する措置が取られ、残念ながら2023年も2年連続でズワイガニ漁の禁止が先日、決まりました。

 

なぜ大量のズワイガニが海からいなくなったのか? 漁師の中には「乱獲が原因?」という声もあったようですが、この理由が科学者たちの研究で明らかになってきたのです。

 

それは、海水温の上昇。私たちもここ数年は特に、「気候変動で地球が異常に暑くなっている」ことを実感しているはず。アラスカに近い北極周辺では、他の地域よりも4倍の速さで気温が上昇していることが指摘されているのです。

 

ズワイガニは水温が2℃以下の地域で多く生息しており、12℃までなら活動できると言われています。しかし、近年の海水温の上昇によって、カニの代謝に異変が起こり、必要な食べ物の量が増えたそう。ところが、ベーリング海は海水温の上昇で食べ物を見つけることが難しくなり、「ズワイガニが餓死した可能性が高い」と科学者は考えているのです。

 

数十億匹ものズワイガニが消えたというアラスカ沖。アラスカの海は、日本や世界中の海につながっていて、これはアラスカだけの話ではないはずです。日本周辺や他国の海にも、いずれ同じような影響を及ぼすのかもしれません。

 

【主な参考記事】
CNN. Billions of crabs went missing around Alaska. Scientists now know what happened to them. October 19 2023

 

「行方不明の猫」が12年ぶりに米夫婦と再会。その日はなんと…

ペットが10年以上も行方不明になっていたら、多くの飼い主はもう諦めてしまうでしょう。でも、米国で先日、奇跡のようなストーリーが起こりました。12年も前に姿を消した猫が、500km以上離れた場所で見つかり、飼い主と再会したのです。

↑まさか再び会えるとは…(画像提供/abc7)

 

シアトルに暮らすアンジェロさんとシェリーさんの夫婦。彼らは10年以上前、サンディエゴに住んでいて、そのときに飼っていたのが、猫のバターズちゃんでした。ただバターズちゃんは「冒険好きで外に出るのが好きだった」そうで、ある夜、突然姿を消してしまったのです。周囲を探しても見つからず、それ以来家に戻ることはありませんでした。

 

シェリーさんは「近くに峡谷があるので、コヨーテに食べられてしまったのではないかと考え、もうバターズには会えないと思っていた」そう。

 

そんな彼らのもとに先日、1本の電話がかかってきました。その相手は、サンディエゴを管轄とするカリフォルニア州リバーサイド郡の担当者。驚くことに「バターズちゃんが見つかった!」という内容です。

 

もうとっくに死んでいると思っていたことから、「いたずら電話だと思った」という彼ら。でも、バターズちゃんの名前を知っていることから、それが本当のことであると悟ったようです。

 

バターズちゃんが見つかったのは、元々暮らしていたサンディエゴからは346マイル(約557km)も離れた、カリフォルニア州のブライスという場所。リバーサイド郡の動物管理を行う担当者が、自宅の庭を歩いている猫を見つけ、その猫にマイクロチップが埋め込まれていると気づき、それを読み込んで、バターズちゃんの名前や飼い主の連絡先を突き止めたのです。

 

こうして、動物保護を行う支援団体によるサポートも受け、シアトルにいるアンジェロさんとシェリーさん夫婦のもとにバターズちゃんは届けられ、12年ぶりの再会となったのです。

 

バターズちゃんが見つかったという電話を受けたのは、奇しくも、夫婦にとって29回目の結婚記念日だったそう。バターズちゃんがどうやって500km以上もの距離を移動し、どんなふうに12年も生き延びてきたかは不明ですが、夫婦に思わぬ喜びをもたらしたことには変わりはありません。

 

【主な参考記事】

ABC News. SoCal tabby cat reunited with owners 12 years after running away: ‘I thought he was dead’. October 9 2023

Riverside County Department of Animal Services. So Cal cat missing 12 years reunited with family now living in WA. October 10 2023

米で「野生のクマ」がBBQのパテを盗み食い! 食後に飲んだのは…

ジュージューと肉を焼く香ばしい匂いがしてきたら、そのもとはどこにあるのか見つけ出したくなりますよね。無意識のうちに、そんな行動を起こすのは、野生の動物だって同じ。米国で最近、BBQグリルで焼いているパテを盗み食いする動物が現れました。

↑見ーつけた!(画像提供/New York Post/@melmelll7197)

 

テネシー州の小さな町ガトリンバーグで、ある一家が屋外にあるBBQグリルで夕食用にハンバーガーのパテを焼いていました。人が姿を消したのか、その隙に現れたのが、黒いツキノワグマのファミリーです。

 

クマはBBQグリルの匂いを嗅ぎまわると、おいしい食べ物は閉められたふたの中にあると分かったのでしょう。後ろ足2本で立ち上がり、今度はふたの隙間あたりの匂いを念入りにクンクンと嗅ぎ、器用に手でふたを開けてしまったのです。

 

中にあったのは、ハンバーガー用のパテ10枚。まだ片面は焼けていない生のままのようですが、クマはこれを次々にむさぼり、あっという間に全て平らげてしまいました。おまけに、パテの次には、近くにあったダイエットコークの缶をひっくり返し、それも飲み干していったのだとか。

 

この一部始終を捉えたカメラの映像によると、このグリルのすぐ横は木々が生い茂っていて山や林があるようです。そのため、近くで暮らしていたクマが匂いを嗅ぎつけてここまで来てしまったのかもしれません。

 

パテとコークのおいしさに目覚めて、このクマが再び一家のもとにやって来ないといいのですが……。

 

【主な参考記事】

New York Post. Bear caught on video crashing family barbecue, feasting on 10 burgers and Diet Coke. October 18 2023

米国が新しい「糖尿病診断技術」を開発! 必要なのは声だけ?

わざわざ病院に足を運んで、大がかりな検査を受けなくても、病気の可能性やリスクがわかるようになっている現代。最近では新たに人の声だけで糖尿病かどうかを判断する方法が生み出されました。

↑声を聞かせて

 

この方法を開発したのは、米国のクリックラボ。彼らは、これまでの研究で、肥満や生活習慣の乱れなどがきっかけとなる2型糖尿病にかかった患者は、そうではない人と比べて、発声に違いがあることを見つけ出しました。

 

そこで、2型糖尿病患者とそうではない人、あわせて1万8000人の声を録音して分析。人間の耳では聞き分けられないような、声の速さや強度などのわずかな変化を検出して、AIモデルに学習させたのです。

 

その結果、6~10秒ほどの録音した声を聞かせるだけで、その人物が糖尿病にかかっているかどうかを判断するシステムができました。その精度は、女性で89%、男性で86%だったとのこと。

 

この方法が確立すれば、スマホで自分の声を録音して、自宅にいながら簡単に糖尿病の診断を受けることが可能になります。AIの能力が上がり、スマホの音声録音機能がさらに向上すれば、その精度がさらに高くなることも期待できるでしょう。

 

【主な参考記事】

Independent. New AI can screen for diabetes in seconds by listening to your voice. October 18 2023

なぜハワイの沖で…? 一生懸命泳ぐブタが見つかる

犬かきのように両足で水をこぐ、一匹の黒い動物。ハワイのオアフ島で先日、ボートで海に出た地元の家族は、海の中を一生懸命に泳ぐ何かを発見しました。近づいてみると、それは小さなブタでした。

↑なぜここに?(画像提供/KHON2/YouTube)

 

その家族が撮影した動画を見ると、ブタはコバルトブルーに輝くハワイの海を一生懸命に泳いでいるのが分かります。ただ、ブタが泳いでいた場所はビーチからかなり離れた場所。岸まではまだかなりの距離がありそうです。

 

そこで一家は、ロープを使ってブタを捕まえ、ボートに救出してあげたのです。ブタをボートに乗せるまで、格闘すること約45分。ボートに救出されたブタは、疲れ切っていたのかすぐに寝てしまったそうです。

 

このブタがどこからやってきたのか、なぜ海を泳いでいたのかは不明。ただ、ボートに助けられるとずっと眠っていたというから、よほどクタクタになっていたのでしょう。もしこの家族に助けられなければ、どうなっていたか分かりません。

 

岸まで届けられたブタは、そこで開放してもらい、野生に戻っていったそうです。

 

【主な参考記事】

Hawaii News Now. Good Samaritans help save pig struggling to stay afloat in waters off Kaneohe Bay. October 17 2023

「ポルターガイスト」の恐怖に圧倒される米夫婦、自宅のカメラが衝撃の場面を捉えた

誰もいないのに物が落ちたり、家具が勝手に壊れたり、人々を恐怖におとしいれるポルターガイスト。そんな超常現象が自宅で起きているという夫婦が米・ペンシルべニア州にいます。自宅のカメラで捉えられた恐怖のシーンはSNSに公開されて大きな話題となり、ハロウィーンを前に多くの人たちが凍り付いています。

↑この家に何がいるのか…

 

ロッキングチェアが…

夫婦が寝室で寝ている夜中、リビングの様子を撮影した動画があります(以下)。誰も座っていないのにロッキングチェアが揺れ続け、テーブルの上にあったウィジャボードが勝手に動いています。ウィジャボードとは、外国版のこっくりさんとも言われる、降霊術に使われるボードのこと。しかも、金属がきしむような音がときおり聞こえるところも不気味です。

 

壁にかけた十字架が…

ソファの後ろの壁に十字架がかかっているのですが、あるとき、部屋の電気が勝手に点滅をはじめ、その十字架が勝手にくるっと180度回転。そのとき、部屋には腐った卵のような硫黄のニオイがたちこめていたそうです。これを目撃した妻は、あまりの恐怖に別の部屋に走って逃げています! この動画は、TikTokで4100万回以上も再生されています。

 

部屋のドアが勝手に…

ポルターガイストは夜に起こるものと思われるかもしれませんが、この自宅では日中でもあり得るよう。妻が寝室で片付けなどをしていると、半開きだったドアが突然バタンと閉まったのです。恐怖のあまり、ベッドに後ずさりして枕を抱えこむ妻……。勇気を出してドアのノブを触ってみても、鍵がかかっており、ドアが開きません。たまたま電話中だった夫に「今すぐ家に帰ってきて!」と叫ぶように懇願。棚の上にあったものも勝手に床に落ちる中、ふいにドアの鍵が開き、妻は別の部屋に走って逃げていったのです……。

 

合理的な説明が難しいこれらの動画。彼らのTikTokやYouTubeには、これ以外にも多数のポルターガイスト現象が収められています。怖いもの知らずの方は、ぜひ一度見てみては?

 

【主な参考記事】

New York Post. ‘Paranormal’ activity terrorizes family: ‘We are not gonna let this thing run our lives’. October 12 2023

米女性がパトカーそっくりにクルマを塗装、惨めな結末が待っていた

警察マニアなら、警察官の制服を着たり白バイに乗ったりすることに憧れるかもしれません。でも、自分のクルマをパトカーそっくりの色に塗ったとしたら、それは単なる趣味で済むのでしょうか……? 最近、米国でそんなことをしでかしてしまった女性が現れました。

↑違反となったクルマ(画像提供/7News/YouTube)

 

彼女は先日、フロリダの道路を運転中、1人の警察官に呼び止められました。この警察官が彼女を止めたのは、運転していたクルマが、「フロリダ・ハイウェイ・パトロール(FHP)」のそれにそっくりだったから。

 

FHPは、フロリダの高速道路の安全を監視している警察組織。ボディ全体は黒と薄いベージュの2色で塗装され、サイドにはFHPのクルマと同じような警察のマークが描かれており、「FSO GUARD」と書かれています。おまけに、ルーフには警察車両さながらの青色のランプまでついているのです。

 

警察官が話を聞いたところ、彼女は「FSO GUARD」という警備会社のオーナーで、このクルマを自動車オークションで購入したそう。ただ、破損していた部分があり、ハリウッドにある自動車工場にこのクルマを持ち込んだとのこと。そして、以前FHPのクルマを見かけたときにその配色が気に入ったことから、同じ色で塗装するように依頼したというのです。

 

しかし、クルマを警察車両と同じ色にすることは違法。彼女は「知らなかった」と主張しているようですが、そんな言い訳は通じるわけはありません。おまけに、クルマはルイジアナ州で最初に登録されたもので、フロリダ州では登録されていないことも発覚。このような理由で、彼女は本物の警察車両に乗せられて逮捕されたのでした。

 

【主な参考記事】
CBS News. Woman charged after reportedly having look-alike FHP cruiser. October 11 2023

信じる? 信じない? 未確認生物「ビッグフット」が米コロラド州で目撃される

未確認生物の「ビッグフット」。人間のように二足歩行する猿人と見られていますが、最近、米・コロラド州の山の中でその存在を目撃したというカップルが現れました。公開された動画はSNSで話題となっています。

↑コロラド州で目撃されたビッグフット(画像提供/FOX 26 News)

 

「大きな脚」という名前が付けられているように、がっちりとした脚が印象的な猿人のような存在。ビッグフットはそう言われており、これまでも米国でたびたび目撃されてきました。今回ビッグフットと思われる生物が目撃されたのは、コロラド州の田舎を走る列車の中から。窓の外に広がる山の斜面に、確かに二足歩行の生物が動いているのが確認できます。

 

最初にビッグフットらしき生物に気づいたのは、1組のカップルでした。彼らは鹿を見ようと列車の中から周辺を観察しており、その存在に気づいたのです。そして、カップルの1人が「ビッグフットを見たんだと思う」と話しているのを別の乗客が耳にし、すぐにスマホを手に取り、動画を撮影したのです。

 

その動画では、周囲の木々と同じような色をした大きめの生物が歩き、しゃがみこんでいる様子が映されていました。歩いている姿や身体の線などは人間に近いように見えなくもありませんが、このあたりは、野生の鹿がいるような山の斜面。人間がいるとするなら、やや不自然なエリアかもしれません。

 

乗客が撮影した動画はネット上で口コミで広がっていますが、動画を見た人からは「人間みたいに歩いている」「コスチュームでしょ⁉」「フェイクだろ」などのコメントが寄せられ、ビッグフット説に疑問を持つ声の方が大半のようです。

 

これまでもあちこちで目撃情報があるビッグフット。あなたは、この動画を見てビッグフットの存在を信じますか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. ‘Bigfoot’ is spotted walking through the shrubs on rural Colorado mountain as astonished train passengers record latest sighting of the mythical beast. October 11 2023

「ドリンクサーバー」が危ない! 米のファストフード店で大腸菌が検出される

ファストフード店にあるドリンクサーバー。米国の店では、客がドリンクカップを持って自分で好きな飲み物を入れるセルフサービス式が一般的です。自由に何度もおかわりできるとあって自由度が高いのですが、最近発表された研究でドリンクサーバーから大腸菌などの細菌が検出され、衛生面に不安があることが明らかとなりました。

↑まずいことが明らかに

 

米・ロマリンダ大学医学部の研究チームは、カリフォルニア州南部のコーチェラ・バレーの地域でファストフード店にあるドリンクサーバーを調査。その結果、集めた72のサンプルのうち41%で細菌類を検出したのです。見つかったのは、大腸菌をはじめ、食中毒菌の1つであるリステリア菌や水まわりでよく見つかる緑膿菌など。

 

また、ドリンクサーバーの注ぎ口近くをぬぐった綿棒の80%、店の水道水の50%からも、同様の細菌類が検出されました。

 

実は、ファストフード店のドリンクサーバーでこのような細菌が見つかったのは、今回が初めてではありません。例えば、米国のマクドナルドでコークゼロを飲もうとした客がカップの底に小さな蛆虫を見つけたこともあります。ワシントン州のハンバーガーレストラン「フルーガルズ」では、アイスクリーム製造機が適切に洗浄されておらず、菌に汚染され、ミルクシェイクを飲んだ客の6人が入院して、そのうち3人が死に至っています。

 

そのため、今回の内容を発表した研究者は、カリフォルニアの一部地域だけで調査を行ったものの、「その地域だけで起きていることとは思えない」とコメント。

 

この指摘は、米国だけではなく日本を含め世界各国に対して、それとなく警戒感を漂わせているようにも思います。

 

【主な参考記事】

New Yorkl Post. Deadly ‘superbug’ bacteria detected in soda fountains: study. October 10 2023

米女性が104歳でスカイダイビング! 世界最高齢記録を更新後に逝く

「死ぬまでにやりたいこと」の1つに、スカイダイビングをあげる人がいるかもしれません。最近、米国では104歳でスカイダイビングを行い、世界最高齢記録を樹立した女性が現れました。

↑冥土の土産になったスカイダイビング

 

米・シカゴに住むドロシー・ホフナーさん。彼女は10月1日に、シカゴ郊外でスカイダイビングに挑戦。約4000メートルの上空から飛び立ち、およそ7分のスカイダイブを楽しみ、無事に地上まで戻ってきました。

 

これまでスカイダイビングをした人の世界最高齢記録は103歳。2022年にスウェーデンの女性が打ち立てたものです。しかし、ホフナーさんはそれを上回る104歳での挑戦に成功(初めてスカイダイビングをしたのは100歳のとき)。ギネスに公式記録として申請しているところとのことです。

 

スカイダイビングを終えたホフナーさんは、地元新聞社の記者に「次にスカイダイビングするときは、近所に住む109歳の友人を誘おうと思う」とおどけていたそう。

 

ホフナーさんは「次は熱気球に乗りたい」と話していたそうですが、その数日後に亡くなったことがわかりました。死因は明らかにされていませんが、いくつになっても果敢にやりたいことにチャレンジし、スカイダイビングも楽しんだホフナーさん。きっと、人生をエンジョイして、悔いを残すことなく天国に向かったのではないでしょうか。

 

【主な参考記事】

New York Post. 104-year-old woman dies after breaking world record for oldest skydiver. October 10 2023

「Airbnb」で家を貸した米のお金持ち、まさかの地獄が待っていた…

米・ロサンゼルスにあるAirbnbで、ゲストが1年半も住み着いてしまった……。困ったオーナーが立ち退きを求めると、なぜか裁判所はオーナーの要請を却下。それどころか、10万ドル(約1480万円※)を支払わなければならないというのです。他の人に貸し出して収入を得られないうえ、おまけにそんな大金を求められる理由とは?

※1ドル=約148.5円で換算(2023年10月6日現在)

↑いっそここに住んじゃおうかしら?

 

ロサンゼルスの高級住宅地、ブレントウッド。サッシャ・ジョバノビッチさんは、自身が所有して家族とともに住んでいる家の一部をAirbnbとして貸し出していました。そこに2021年9月から利用したのが、1人の女性ゲスト。彼女は1泊105ドル(約1万5000円)で、6か月間の契約で入居しました。

 

しかし、6か月後の2022年4月になっても、彼女は退去することなく、今もそのまま住み着いているというのです。最初の6か月間の滞在費は、手数料を含めて20793ドル(約308万円)。彼女はこの費用を支払ったとみられていますが、その後の居座っている期間については支払いもありません。

 

これに対してジョバノビッチさんは、女性の立ち退きを裁判所に求めたのです。しかし、裁判所が出した答えは「彼女に立ち退きを求める正当な理由はなく、彼女の退去には、ジョバノビッチさんが引っ越し費用を支払わなければならない」というもの。彼女が求めた引っ越し費用は10万ドル(約1480万円)にもなるというのです。

 

実はこの判決は、家賃が高騰する中、収入が低い人でも安定した生活を送れるようにする、ロサンゼルス市の家賃安定化条例に基づいたもの。どうやらこの女性は、住宅を確保することや、新型コロナウイルス感染症の合併症のリスクを抱えていることから、「立ち退きを強いられるのは安心できない」と主張しているようなのです。

 

そこでジョバノビッチさんは、ロサンゼルス市の住宅局を巻き込んで、彼女の退去を申し立てようとしました。しかし、同局はこの住居が貸し出しを認められた物件ではなく、シャワーも許可なく作られていると、2つの違反を見つけたのです。そのため、市の規則に遵守していることを証明できるまでは、彼女の退去も撤回しなければならないと言われるはめに……。

 

しかも、この女性は迷惑行為、精神的苦痛、違法な商行為など、15の違反行為でジョバノビッチさんを告発。ジョバノビッチさんは、滞在費5万8000ドル(約860万円)を取り戻す損害賠償請求と、立ち退きを却下した裁判官を控訴しており、事態は泥沼化しています。

 

ジョバノビッチさんは、彼女のことを「地獄からやってきた入居者」と表現し、家族が暮らす部屋のすぐ近くで、いまだに彼女が住んでいることについて「銃弾が飛ばない戦争のようだ」と語っています。

 

【主な参考記事】

New York Post. Airbnb guest ‘from hell’ squatting at home for 500 days — wants owner to pay $100K. October 4 2023

2040年までに月に家を建てる! NASAが大胆宣言

初めて人類が月に降り立ったのは、1969年。それから50年以上のときを経て、NASAが先日明らかにしたのが、月に家を建てるという計画です。長期滞在する宇宙飛行士が利用するほか、民間人も利用できるそうですが、本当にそんなことが可能なのでしょうか?

↑月の家? ローンは何回払えばいいんだ…

 

NASAによると、この計画は3Dプリンターを月まで運ぶことから始まります。そして、月の上層にある岩や鉱物の欠片、粉塵などを材料にコンクリートを作り、それをもとに3Dプリンターで家を建設するという考えです。

 

驚くほどの大金がかかるようですが、それでも民間人も宇宙旅行を楽しめるようになったいま。宇宙飛行士が長期滞在するほか、民間人も利用できるといい、そうなれば地球外に誕生する初めての民泊施設といえるかもしれません。

 

ただ、多くの人の頭に浮かぶのは、「本当にそんなことが可能なのか?」という疑問ではないでしょうか。NASAは、現在進めている「アルテミス計画」で、2025年以降に月に物資などを運び、月面拠点を作り、月での持続的な活動を目指しているわけで、月の家も2040年までに実現したいと発表しています。

 

このニュースを報じた米・ニューヨーク・タイムズ紙では、話を聞いたNASAの科学者は誰もが、アルテミス計画の目標を達成し続けることができれば、2040年までに月の家を建設するという目標も「達成可能だ」と答えたと紹介しています。

 

逆に、アルテミス計画が難航するなら、月の家の実現も難しいのではという専門家もいるようです。

 

NASAは2025年に宇宙飛行士の月面着陸をしたい計画で、それに先立ち、2024年11月には4人の宇宙飛行士を乗せた「オリオン」を打ち上げ、月を周回する予定が発表されています。月の家が本当にできるのかどうかは、これからのアルテミス計画の進捗を見ていれば分かるかもしれません。

 

【主な参考記事】

The New York Times. Maybe in Your Lifetime, People Will Live on the Moon and Then Mars. October 1 2023

実は欧米で少ない「フィルター付き洗濯機」、これから大変なことが起きるかも

ドラム式洗濯乾燥機を使っていると、「フィルターが目詰まりしています」というメッセージを目にすることがあります。「昨日も掃除したはずだけど……」と思いながら乾燥フィルターを取り出してみると、ほこりや糸くず、毛などがもっさりと付着しているということも。

↑新しいフィルターを付けましょう

 

それぐらいごみを捕まえるのがうまいフィルター。縦型洗濯機には糸くずフィルターが、ドラム式には換装フィルターと排水フィルターが搭載されていますが、日本ではそんなことは当たり前。でも、海外では必ずしもそうではありません。

 

米国の家庭やコインランドリーでは、フィルターの付いていない洗濯機が多いようです。乾燥機の糸くずフィルター(lint trap)の存在は広く知られているようですが、洗濯機の中にはフィルターが付いていない物もあり、フィルター付きの洗濯機を見たことがない人さえいる模様。20世紀初頭に動力(水力)を利用した洗濯機や電動式を初めて開発した国だけに、意外な感じもします。

 

しかし、これからはそんな状況が変わっていくかもしれません。最近、カリフォルニア州議会が洗濯機にフィルターの取り付けを義務付ける法案を審査しています。どうして今なのでしょう?

 

主な理由とされているのは、マイクロファイバーによる海洋汚染や水質汚染を食い止めるため。多くの洋服にはポリエステルやナイロンといったプラスチック素材が使われていて、洗濯機で洗うとマイクロファイバーを大量に排出するとされています。微小なプラスチックの破片は水処理施設を経て海や河川に流れているようで(先進国の場合、マイクロファイバーは下水処理施設で7割以上回収されているという見方もあります)、これを防ぐために洗濯機を変える必要があると考えた民主党の議員が立案したそう。まだカリフォルニア州知事(民主党)は承認していないようですが、似たような動きは欧州でも2023年5月に起きていました。

 

法案が成立した場合、2029年1月1日までに販売される家庭用と商業用の洗濯機は全てフィルターを備え付けなければならなくなります(フィルターを搭載していない古いモデルでも、同日までに購入されたものであれば使用し続けても良いとされています)。フィルターの穴の大きさは100マイクロメートルとされており、洗濯機はラベルでフィルターの搭載を表示しなければなりません。違反した場合には罰金が課せられます。

 

この法案にはコインランドリー業界が反対。商業用の洗濯機で使用する水の量は家庭用と比べてはるかに多いため、フィルターはすぐに目詰まりしてしまうというのが反対根拠の1つです。また、商業用の洗濯機でフィルターを機能させるためには機械を根本的に作りかえなければならないとも。このような理由により、この法案で大きな打撃を受けるのは小規模のコインランドリー業者だと主張しています。そうだとすれば、大変です。

 

日本にも影響はあるのでしょうか? 環境という視点で洗濯機を見ると、使う電気や水の量を抑えるエコモードがあります。また、ドラム式洗濯機の排水フィルターは「排水時に出たゴミがたまる」(パナソニック)という機能を担っていて、住環境(排水管や排水溝)を汚さないようにしているとも解釈できます。それらに加えて、マイクロファイバーフィルターを導入するというのは、日本人にとっても新しい機能かもしれません。

 

家を見渡せば、すでにたくさんのフィルターがあります。洗濯機、掃除機、エアコン、換気扇、空気清浄機、レンジフード、ウォーターサーバー、コーヒー……。家電だけではありません。インターネットの世界にもフィルターは存在しますが、これらは全く無関係とも言えません。家電とインターネットは「IoT」でつながり、IoTによって家庭のエネルギーは管理しやすくなり、その結果、環境の改善につながると論じるITの専門家もいます。

 

米国でも日本でも洗濯機の「スマート化」が進んでいますが、マイクロファイバーフィルターが洗濯機に導入されると、ユーザーやその家族のプラスチック排出量を自動的に計測することが可能になるのではないかとも考えられます。さらにその先を想像すれば、適切な排出量を守る人にはメーカーなどから特典がもらえたりして……。フィルターのお手入れがもっと大事になるかもしれません。

 

【主な参考記事】

Forbes. California May Crack Down On Washing Machines Without Filters—Here’s Why. September 27 2023

まさかUFOが…? 50年間で2万人が行方不明になった謎の「アラスカトライアングル」

北米で行方不明者が続出している謎のエリアがあります。その名も「アラスカトライアングル」。50年間も次々と人が失踪しているにもかかわらず、真相が一向に分からないのです。

↑どこへ消えたのか?

 

アラスカ州最大の都市アンカレッジと、カナダ国境近くにある都市ジュノー、それにアラスカ最北部の都市バロー。この3都市を結んでできる三角形の地帯では、これまでに多くの行方不明者が出ており、「アラスカトライアングル」と呼ばれています。

 

その数は、過去50年間で2万人。ここで一体どんな事件が起きてきたのでしょうか?

 

例えば、1950年に起きた事件。8人の乗客と36人の乗客を乗せた軍用機が、この地域で消息を絶ち、捜索が行われたものの何も見つからなかったそうです。1972年には、米下院院内総務だったヘイル・ボッグス氏が乗った飛行機も同じようにこのエリアで行方不明になりました。

 

この地域は、ツンドラと呼ばれる凍結した荒野や林がある場所。ハイキングする人や観光客が行方不明になるのなら少しは納得できるかもしれませんが、飛行機が消息不明になるのは不可解。おまけに、その後なんの痕跡も見つからなかったというのも、腑に落ちません。

 

アラスカはUFOの目撃情報が多いとも言われ、人口が少ないことから超常現象を引き寄せていると考える専門家もいるそう。アラスカトライアングルの謎は依然として解明されておらず、その謎は深まるばかりです。

 

【主な参考記事】

The Sun. UNEXPLAINED Mystery of the Alaska Triangle as theory says strange disappearance of 20k people in 50 years is tied to Bigfoot & UFOs. September 26 2023

なぜ同じ道で「がん」が続出するのか? 米ミネソタ州南部を震撼させる「キャンサーロード」

米国ミネソタ州南部で、がんにかかる人が続出し、死亡する人まで出ている地域があります。「キャンサーロード(がんロード)」と呼ばれるこの場所で一体何が起きているのでしょうか?

↑ミネソタ州南部の水に何が起きているのか?

 

ミネアポリスから南に約150km弱。がん患者が多いのは、わずか3kmほどの1本の道路沿いのエリア。ここでがんにかかったのは4世帯12人。7人は死に至っています。20歳の若さでがんになった人もいて、乳がん、大腸がん、血液のがんなど、かかったがんの種類もさまざまです。

 

この原因として住民が疑っているのが、この地域の農地で使われている化学肥料。そこに含まれる硝酸塩が、川や池、井戸などに流れ込んでいるのではないかと言われているのです。実際、乳がんや大腸がんなどは、これまでの研究で硝酸塩と関連があると指摘されています。

 

また、この地域があるミネソタ州の隣に位置するウィスコンシン州では、卵巣がん、直腸がん、膀胱がん、腎臓がんなどの298の症例について、飲料水に含まれる硝酸塩が原因であると示唆する研究結果も発表されています。

 

実際、ミネソタ州のキャンサーロード周辺にある井戸の飲料水では、硝酸塩の含有量が安全値を超えているのだそう。

 

米国では、1974年に「飲料水に含まれる硝酸塩の制限値を1リットルあたり10mgとする」法律が制定されていますが、新たな研究で、1リットルあたり5mgでもがんのリスクが増加することが明らかになりました。

 

これ以上の健康被害を出さないためにも、早急な分析と対応が求められているようです。

 

【主な参考記事】

New York Post. Life and death on ‘Cancer Road’: Why is ‘every family’ suffering on this 2-mile stretch? September 27 2023

米当局が承認しちゃった!「ニューラリンク」が脳インプラント人体実験の参加者を募集

ツイッターの名称を「X」にして、全アカウントを有料化することを示唆したり、なにかと話題になっているイーロン・マスク。そんな彼が設立した脳インプラント企業「ニューラリンク」が、脳にチップを実際に埋め込む人体実験のボランティアを募集しています。

↑こんな日がまた一歩近づいた

 

ニューラインクが開発を進めているのは、人の脳に埋め込む超小型デバイス。例えば、身体が麻痺したり不随になったりした人の脳に埋め込んで、自分の意思で身体を動かせるように支援するというのです。

 

ただ、人の脳にそんなデバイスを埋め込むことには、高い技術が必要なうえ、安全性への懸念や倫理的な課題もあり、これまでにも賛否両論が巻き起こってきました。しかし同社は先日、米国食品医薬品局(FDA)から人体を使った臨床試験を始めるための承認を得たと発表。晴れて脳内にチップを埋め込むボランティアを募集しているのです。

 

同社によると、募集しているのは22歳以上の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、信頼できる介護者がいる人。ボランティアには複数年にわたって脳にチップを埋め込み、同社スタッフからの訪問などを受けていくそうです。

 

これまでサルなどの動物を使った実験を行ってきた同社。ただし、マスク氏が臨床実験を急いだことから、必要以上に多くの動物を死に至らしめたことも報道されています。開発できれば革命的な技術になることは間違いないものの、その道はまだまだ険しそうです。

 

【主な参考記事】

Forbes. Elon Musk’s Neuralink Wants Volunteers For First Human Trial Of Its Brain Implant Chip. September 19 2023

「プリングルズ×キャビア」が米で大人気! 1個最大2万円でも「最高の組み合わせ!」

ひげと蝶ネクタイのキャラクターでおなじみの、米国発のポテトチップス「プリングルズ」。そんなプリングルズが同国で、手軽なスナック菓子とは対極にある高級キャビアとコラボレーションし、1個2万円のラグジュアリーなお菓子になってしまいました。

↑最高にホットな組み合わせ

 

このコラボレーションが生まれたきっかけは、TikTokでプリングルズにキャビアをのせた食べ方が話題になっていること。プリングルズをクラッカーのように見立てて、そこにバターやキャビアをのせて、オードブルのようにして食べるという方法で、プリングルズ以外にも「ドリトス」や「レイズ」といったポテトチップスブランドで試す人も続出しています。この話題は、米国の人気リアリティ番組『リアル・ハウスワイフ』のシーンにも登場するなど、今とってもホット。そんなブームにプリングルズも乗ったというわけです。

 

今回、コラボレーションで販売されているのは、49ドル(約7200円※)、110ドル(約1万6000円)、140ドル(約2万円)の3種類。高級感あるブラックボックスに、プリングルズとキャビア、クリーム、専用のスプーンなどがセットになって、オンラインで販売されています。

※1ドル=約147.6円で換算(2023年9月22日現在)

 

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身近なポテトチップスに、あまり口にすることはないであろうキャビアを組み合わせて楽しむ。そんな意外性のある食べ方もできるプリングルズは、ますます人気を呼ぶことになるかもしれません。プリングルズのインスタグラムには「欲しい!」「天才」「最高の組み合わせ!」などと、このコラボレーションを喜ぶコメントが数多く寄せられています。

 

間もなくやってくるパーティシーズンにも活躍しそうなこのコラボ。キャビアを提供するブランド側にとっても、新しい顧客層へアプローチする良いきっかけになっているかもしれません。

 

【主な参考記事】

USA Today. Caviar and Pringles? Not as strange as you think. New combo kits priced as high as $140. September 20 2023

PRINGLES X THE CAVIAR CO. 

米軍基地にクリスピー・クリーム・ドーナツの配送車が到着。匂いに釣られてやって来たのは…

甘いお菓子には、食べ出すと手が止まらなくなる麻薬のような作用があると言われています。そんなスイーツは、クマすら夢中にさせてしまうのかも……。

↑クマがドーナツに夢中(画像提供/Shelly Deano)

 

先日、米・アラスカで「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の配送車にクマが侵入して、ドーナツをむさぼり食うというハプニングが起きました。

 

アラスカにある米軍基地内で配送を行っていたクリスピー・クリーム・ドーナツの1台のバン。店に立ち寄った際、配送員が後方のドアを開けっ放しにしていたところ、クマの親子が中に入り込み、バンにのせていたドーナツを夢中で食べていたというのです。

 

配送員がバンから姿を消していたのは、おそらく20分ほど。その間に近くをうろついていクマが、おいしそうな匂いに釣られてバンの中に入ったのでしょう。

 

中の様子に気づいた配送員は、クマたちを追い出そうと車体を橫から叩いたそうですが、まったく動じることなく、ドーナツを食べ続けていたのだとか。クルマを叩いても逃げる気配がないことから、基地内の警備員を呼んでサイレンを鳴らしてもらい、ようやくクマは森のほうへ逃げて行ったそうです。

 

アラスカの米軍基地では、これまでにも野生動物が現れることがあったと発表しており、今後も注意していくと述べています。

 

また、クリスピー・クリーム・ドーナツは、これまでも配送時にはいつもバンのドアを開け放していたそうですが、今回のことをきっかけに、ドアをしっかり閉めていると話しています。

 

【主な参考記事】

CBS News. Bears caught on camera raiding Krispy Kreme doughnut van at Alaska military base: “They don’t even care”. September 19 2023

米大手運送会社「UPS」のドライバーは週にいくら稼ぐ? 驚きの給与が発覚

全米で最大規模といわれる貨物運送会社のUPS。最近、同社のドライバーへの注目が上がっているようです。

↑羨望の的

 

きっかけとなったのは、掲示板サイトRedditにUPSのドライバーが自分の給与明細をのせたこと。それによると、1週間で2400ドル(約35万円※)も稼いだというのです。

※1ドル=約147.6円で換算(2023年9月15日現在)

 

そのドライバーが1週間に働いた時間は49時間。時給にすれば49ドル(約7200円)、月給は9600ドル(約140万円)になる計算です。Redditの投稿には「私はUPSのドライバーです。高校卒業以上の資格は何も持っていません」と書かれていたそう。

 

なぜこのドライバーがこれほどの給料をもらえたのでしょうか? この投稿文には「なんでこれが可能なのか? それは私の組合、チームスターズ(のおかげ)」と書かれています。

 

確かに2023年8月、米国のUPSの従業員およそ34万人が加盟する「チームスターズ」という労働組合は、従業員の賃上げや従業員間の賃金格差是正などを盛り込んだ契約内容を提示し、会社側と合意したことが、日本でもニュースとして報道されました。

 

日本と同じように、米国の宅配サービス業界ではドライバー不足が進んでいるといわれ、このような労働交渉が行われたのでしょう。

 

それにしても、あまりの高給ぶり。Redditには羨ましがる声や反発する声など、さまざまなコメントが入り混じっているようです。例えば、「アマゾンのドライバーだって同じ仕事なのに、時給は17ドルほどだ」と指摘する声もあり、また「労働組合がある仕事はいかに儲かるか」と、労働組合の存在を褒めたたえる声もあるようです。

 

なお、日本の宅配ドライバーの平均年収は300万円台~400万円ほどといわれており、UPSとの差が大きいことを感じずにはいられないかもしれません。

 

【主な参考記事】

Yahoo! News. A UPS driver posted their $2,400 weekly paycheck to Reddit. Here’s the flood of comments it sparked.. September 14 2023

世界初! 米スタートアップが車椅子対応の自動運転車「WAV」を発表

宅配や地域の交通サービスとして無人運転車の開発が世界各地で進んでいます。最近では米・サンフランシスコ発のスタートアップが、車椅子に対応した無人自動運転車「WAV」を発表し、注目を集めています。

↑クルーズ社の「WAV」(画像提供/Kyle Vogt/X)

 

黒と白の四角い箱のように見えるクルマ。それが、サンフランシスコを拠点とするクルーズ社が発表した新型車両「WAV」です。同社によれば、世界で初めて車椅子に対応した無人自動運転車とのこと。

 

同社は、無人の自動車を開発し、すでにサンフランシスコの市内でドライバー不要の完全自動運転車のサービスを提供しています。今回はそのテクノロジーをさらに上回り、車椅子の方にも広く利用できるよう設計されています。

↑スロープが出てくる(画像提供/Kyle Vogt/X)

 

自動車が停止して、ワゴン車のようにサイドの扉が大きく開くと、自動で車体が下がり、スロープが出てきます。このスロープを使って、車椅子ごと車内に乗り込むことができるようになっています。

 

しかし、クルーズ社に対してはさまざまな声が上がっているのが現状。というのも、8月に街中を走行している同社の完全自動運転車が消防車と衝突事故を起こしたからです。

 

カリフォルニア州陸運局が調査を開始しているものの、サンフランシスコの市民やユーザーたちは、その安全性に疑問を持ち始めている模様。クルーズ社のクルマが走行できないようにトラフィックコーンが置かれたり、あげくの果てにはハンマーで破壊される事件が起きたりしています。

 

より多くの人が、気軽に外出できることを目指しているこれらの無人運転車ですが、本当に信頼されるようになるまでには、長い道のりが必要かもしれません。

 

【主な参考記事】

SFGATE. Cruise unveils steering wheel-less car for wheelchair users before attaining federal approval. September 14 2023

米のハイカーが「悪魔の崖」で何かを発見! ドローンを飛ばすと、あり得ない物が…

米・カリフォルニア州にあるデビルズ・スライド。「悪魔の崖」という名前がついているように、ここは、海岸に突き出た岬にある崖です。むきだしになった岩肌には、荒々しい波が打ち付け、とても人が行くような場所ではありません。そんな所に謎の家が発見されたのです。しかも、そこは誰かが暮らしているか、人が定期的に訪れているようなのです。

↑あれは一体なんだ!?(画像提供/Nick/YouTube)

 

この謎の家は、デビルズ・スライドでハイキングしていた人物が崖に何かがあると気づき、ドローンを飛ばして発見されました。場所は、直角に近い崖の下のほう。発見者がドローンを使ったように、人が簡単に行けるような場所ではないし、ましてや家を建てることなんて不可能なはずなのですが……。

 

撮影された動画をクローズアップして見ると、家は流木を組み合わせて作ったようで、同じく海から拾ってきたのか、椅子やサンドバックのようなものが見えます。さらに、ハイキングトレイルまで、ロープのようなものが伸びていることも確認されたそう。

↑こんな場所で一体どうやって…(画像提供/Nick/YouTube)

 

Tシャツが干されているような様子もうかがえ、ここには確かに、誰かが住んでいるのか、もしくは誰かが定期的に訪れているのかもしれません。

 

この家について紹介した地元メディアは、デビルズ・スライドがあるサンマテオ郡に問い合わせしたそう。その結果、「ここはサンマテオ群の土地ではない」と回答を受けたとのこと。この崖がどの地域に属するのか、そして一体だれがここに暮らしているのか、さらなる調査が必要とのことです。

 

【主な参考記事】

SFGATE. Mysterious driftwood home appears on Bay Area cliff face. September 14 2023

いつ破産すると思う? 宝くじで2950億円を当てた米男性を世間が大心配するわけ

もし20億ドル(約2950億円※)もの宝くじを当てたら、何にお金を使いますか? 米国史上最高額の宝くじを当て、一躍億万長者の仲間入りをした男性は、どんなふうにお金を使い、世間にどう思われているかをご紹介しましょう。

※1ドル=約147.4円で換算(2023年9月15日現在)

↑買ったはいいけど、維持できる?

 

カリフォルニア出身のエドウィン・カストロさんは、31歳だった2020年に20億4000万ドルの宝くじに当せん。当せん金は現金で受け取ることを希望し、税金を差し引いて6億2850万ドル(約926億円)を手に入れました。

 

1か月後、彼はこの大金でハリウッドヒルズにある2550万ドル(約37億円)の豪邸を購入。さらに、故郷のカリフォルニア州アルタデナでも400万ドル(約6億円)の日本風住宅を1軒買い、ヴィンテージのポルシェ911に乗っているそうです。

 

そして先日、3軒目となる家をロサンゼルスで購入したそう。その金額は4700万ドル(約69億円)。この家は7室のベッドルームと11のバスルーム、さらにシアタールームやプールもある大豪邸。一夜にしてハリウッドセレブと肩を並べる大金持ちになってしまった彼には、まだまだお金が有り余っているようです。

 

このニュースに対して、30代で何もせずにビリオネアになったカストロに「うらやましい!」という声がある一方で、批判する意見も少なくありません。3つほど取り上げてみましょう。

 

1: いつ破産するか?

いつ彼が破産するのかが予想されています。高額の不動産を3軒も手にしたものの、この調子で行けば「最終的には高い経費を払えなくなるのでは?」と一部の人は思っています。「5~6年以内に破産宣告するのでは?」という見方も。

 

2: お金の使い道が賢くない

1つ目に関連して、豪邸3軒の固定資産税やメンテナンスなど、莫大な維持費を心配する声も少なくありません。「彼は賢くないのでは……?」と指摘する声もありました。

 

3: 他人を助けるためにお金を使ったら?

「自分のためだけにお金を使うのではなく、困っている人に使えばいいのに」という声も。「私なら、ほとんどを投資して、あとは他人を助けるための非営利団体を作りたい」なんて意見もありました。

 

お金の使い方は人を判断する材料の1つですが、ある日突然使いきれないほどの大金を手にしたら、あなたはどうしますか?

 

【主な参考記事】

Yahoo! Finance. Winner of $2.4 billion Powerball lottery purchases third home for $47 million. Sep 13 2023

最高時速は463km! 最新の「ドローン」で救急医療はどれくらい早くなる?

現在、「空飛ぶタクシー」と呼ばれるドローンが、新しい交通手段として世界各地で開発されています。そんな中、米国のスタートアップ「ジャンプエアロ」が発表したのが、この無人航空機を使った救急医療。このテクノロジーで救急医療はどのように変わるのでしょうか?

↑救急医療の未来の形(画像提供/ジャンプエアロ/YouTube)

 

垂直離着陸が可能で、渋滞の心配がなく、短時間で移動することができる空飛ぶタクシー。世界各国がそのいち早い商業化を目指し、開発競争を繰り広げています。そんな空飛ぶタクシーを医療分野に利用しようと進めているのが、カリフォルニアを拠点とするジャンプエアロで、同社は先日、新しい緊急医療対応モデル「パルス(Pulse)」を発表しました。

 

パルスの目的は、田舎で緊急事態が起きたときに、8~10分以内に救急救命士を派遣すること。心臓発作や脳卒中などは、発生からすぐに対応することが必要で、1分、2分の差が命取りになったり、脳の損傷に大きく影響したりします。しかし、都市部から離れた田舎では、従来の救急車がかけつけるまで15~20分ほどの時間がかかることも。そこで、パルスを導入することで、できるだけ多くの命を救おうとジャンプエアロは考えているのです。

 

パルスは8つのローターを備えた、1人乗り。離陸すると一定の高さになるまで垂直に上昇しますが、飛行中は地面と平行になって、機内のパイロットはうつぶせの状態で進みます。速度は最大250ノット(時速463km)に達し、50km圏内の現場まで8~10分で到着することを目指しています。

 

パルスの出動にかかるコストは明らかにされていませんが、サイズや対応範囲などを考慮すると、ドクターヘリよりも大幅にコストダウンできるものと見られています。また、パルスは患者を輸送することを目的としているわけではなく、救命救急の初動対応を行い、患者を安定させることを第一のミッションと考えています。従来の救急車と組み合わせることで、より多くの命を救うことが可能になるかもしれません。

 

エアロジャンプの目標は「年間10万人以上の命を救う」こと。その目標の実現に向けて日々開発が進められています。

 

【主な参考記事】

Forbes. Jump Aero’s First-Responder eVTOL Is a Big Jump. September 12 2023

Jump Aero.

まさかハーバードが…。米の名門大学が最下位になったランキングとは?

世界の大学ランキングで常に上位に入る米・ハーバード大学。最近この名門大学が、ある調査で最下位になり、米国に衝撃が走っています。

↑知られざる側面があった

 

ハーバード大が最低の評価を受けたのは「言論の自由」。米大学の表現の自由を守るために1999年に設立された非営利団体「Foundation for Individual Rights and Expression(FIRE)」が、米国の大学254校を対象に調査してまとめた「2024年版大学における言論の自由ランキング(The College Free Speech Rankings)」で、ハーバード大がビリになったのです。

 

この調査には約5万5000人の学生が参加し、各大学における言論の自由を13の側面から評価しました。例えば、評価項目には「自分の考えをどれくらい言いやすいか」「リベラル派/保守派にどれくらい寛容か」「大学側のサポート体制」「銃規制や中絶といった問題について、どれほどオープンに議論することができるか」があります。

 

最下位になったハーバード大では、どんな結果が得られたのでしょうか?

 

ハーバード大の言論の自由(回答者数:209人)】

26%: キャンパスで話をさせないために登壇者をやじり倒すことは決して許されないと回答した人の割合

50%: キャンパスで自己検閲したことはほとんどない、または一度もないと回答した人の割合

39%: 自分の発言を他人が誤解して、自分の評判が傷つくのではないかと心配したことはないと回答した人の割合

3.3人: 保守派の学生1人に対するリベラル派の学生の割合

総合得点は0点で、言論環境は非常に悪い。

 

1位になったミシガン工科大学と比べてみましょう。

 

ミシガン工科大学の言論の自由(回答者数:135人)】

52%: キャンパスで話をさせないために登壇者をやじり倒すことは決して許されないと回答した人の割合

52%: キャンパスで自己検閲したことはほとんどない、または一度もないと回答した人の割合

49%: 自分の発言を他人が誤解して、自分の評判が傷つくのではないかと心配したことはないと回答した人の割合

1.1人: 保守派の学生1人に対するリベラル派の学生の割合

総合得点は78.01点で、言論環境は良い。

 

このように見ると、確かにハーバード大とミシガン工科大との間に差があることが明白です。

 

FIREの調査を受けて、Fox Newsがハーバード大の学生に取材したところ、大方の人は同大学は自分の意見を言っても安全な場所であると述べていたとのこと。学生によっても見解は異なるようですが、もしかしたら本音ではないのかもしれません。

 

【出典】

FIRE. 2024 College Free Speech Rankings.

セレブの世界に没入!? 一度は受けてみたい米大学の「ユニークな授業」

米国の大学では9月から新学期が始まりますが、少し変わった授業が注目を集めているようです。現代の学生の興味を引くために、大学側はどのようなコースを作っているのでしょうか? Fox Newsの記事からいくつか取り上げてみましょう。

↑真面目な学問だけではつまらない

 

1: セレブ研究①

テキサス州立大学には、「ハリー・スタイルズとセレブリティ崇拝:アイデンティティ、インターネット、欧州の大衆文化」があります。2023年春に開講したそうですが、英歌手のハリー・スタイルズについて同大学で論じられるのはこれが初めて。この授業で学生はセレブの世界に没入し、それがどうやって発展してきたのかを文化や政治の観点から学びます。ちなみに、この授業を担当する准教授はハリー・スタイルズの大ファンみたいです。

 

2: セレブ研究②

セレブをトピックとして取り上げたコースは他にもあります。アリゾナ州立大学にはエンターテイナーの人気について学ぶクラスがあり、そこでは米歌手のテイラー・スウィフトを社会心理学の観点から分析するようです。ゴシップや人間関係、リベンジといった課題に直面したこの歌姫は、どう行動したのか? テイラー・スウィフトの作品とつなげながら考察していくと担当の先生は述べています。元恋人のハリー・スイタイルズにも言及するのでしょうか?

 

3: パラノーマル研究

10年以上前からですが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校には「エイリアン、心霊現象、幽霊」と呼ばれるコースがあります。この授業では、文と文のつながりを分析する談話分析や科学的手法を用いて、人々がエイリアンや心霊現象、幽霊についての話をどう理解しているのかを考察するそう。なぜ私たちは超常現象を信じるようになるのか? 1コマ3時間にわたる授業で白熱した議論が展開されるようです。

 

4: 歴史に酔いしれる

最後に、テキサス・クリスチャン大学には「ウィスキースクール」があり、ウィスキーの裏にある歴史や科学を学ぶことができます。ウィスキーは米国の歴史や世界の文化をどう形成してきたのか? ワンパターンの説明や先入観から離れて、新しい視点で歴史を捉えることができるといいます。

 

どれも受講してみたくなるような授業ですね。最近、米国人の大学への信頼は学費ローン問題などによって揺らいでいますが、身近にある楽しそうな話題から学問をしていくことは若い世代にウケるかもしれません。

 

【参考記事】

Fox News. 5 surprising college courses that parents or kids are paying for — on Taylor Swift, aliens, whiskey and more. September 10 2023

米夫婦の新居が浸水、家の壁から大量に出てきたのは…

米国では、家の壁の中から変な物は出てくることが時々あります。タバコやバイアグラが見つかったりヘビが隠れていたり。そして最近また、珍しいものが家の壁から大量に出てきてニュースになっています。

↑これは一体…

 

ある1組の夫婦がニュージャージー州の家に引っ越してきました。新居で暮らし始めて2日目、その地域は嵐に見舞われたのです。そして地下室が浸水し、濡れた家具などの撤去を行うはめになっていました。

 

壁の一部も浸水したため、石膏ボードをはがしていたところ、壁のむこうにある隙間から酒の空き瓶が出てきたのです。しかも、数本どころではなく滝のように、次々と流れ出てきました。

 

この様子を撮影した妻の動画で、夫が「信じられない」というようなあきれた表情をしていることが分かります。結局、壁に隠されていたのはすべてラム酒の空き瓶で、その数は99本。

 

さらに驚いたのは、この空き瓶を隠した犯人がSNS上でわかったこと。この動画がSNSで広がり、前にこの家に住んでいたという男性が動画を目にして、この夫婦に連絡を取ったというのです。

 

その男性によると、空き瓶はさらにもっとあるとのこと。また、彼はもう3年間は禁酒していることを明かしたそうですが、おめでたい人ですね。

 

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【主な参考記事】
New York Post. We discovered a big, boozy surprise in the walls of our new home. September 7 2023

ライブ配信中にびっくり仰天! アラスカ沖の深海で「謎の金の卵」が見つかる

金色に輝く謎の物体。アラスカの深海で調査を行っていた米国海洋大気庁(NOAA)は、水中で黄金色の不思議な物体を見つけました。深海はまだまだ謎が多いと言われていますが、この物体は一体何なのでしょうか?

↑一体何だこれは!?(画像提供/The Guardian/YouTube)

 

NOAAは、8月23日から開始して9月16日まで行う海洋調査の中で、不思議な物体に遭遇しました。場所は、アラスカ沖の深さ3200メートルの地点。海底なのか、岩なのか不明ですが、そこにくっつくように、金色の卵のような物体が確認されたのです。

 

自然界には似つかわしくない色で、卵のように盛り上がっています。この発見は、NOAAによるライブストリーミング中に起きたもので、解説していた研究者も驚きを隠せなかったよう。正面部分には丸い穴が開いているように見えることから、「何かが侵入したり、出てきたりした可能性があるかも」と予測しています。

 

NOAAは遠隔操作でこの物体を吸引して確保。実際にこの物体を手にした研究員によると、皮膚のようにデリケートな触感だそう。これからDNA検査などを行い、正体を突き止めるそうですが、なかから得体のしれないものが出てきたりする可能性も否定できないとか……。

 

宇宙よりも到達が難しく、謎が多いという深海。ここに生息する生きものの3分の2は、まだ科学的に未知とも言われています。なんらかの生物の卵の殻なのか、孵化したものなのか、新種の発見につながるのか。今後の調査の結果に期待が高まります。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Mysterious ‘golden egg’ is discovered on the seafloor off Alaska – and experts say they’ve never seen anything like it. September 7 2023

「世界のUFOホットスポット」の1つは日本! 米国防総省も注目する都市はどこ?

米国の国防総省が発表した「未確認異常現象」報告の中で、UFOの目撃情報が多い世界の地域が明らかとなり、その1つに日本が入っていることが分かりました。UFOのホットスポットになっているのは、日本のどこなのでしょうか?

↑日本によく来ているようです

 

8月末、未確認飛行物体を調査する米国防総省の全領域異常解決局(AARO)は、UFOのような未確認飛行物体に関して、機密解除された情報を提供する専用のウェブサイトを立ち上げることを発表しました。未確認異常現象に関する写真、動画、情報などが広く一般に公開されることになっています。

 

そして先日、世界で確認された未確認異常現象の場所を表示したマップを含めた資料を公開。それによると、世界地図の中で未確認異常現象が多く確認されて赤や黄色に色付けされた場所は、ごく一部のみ。大まかに取り上げると、米国の西海岸と南西部、中東、そして日本を含むアジアなのです。日本については、全域にわたり、未確認異常現象の報告が多いホットスポットであるというのです。

 

日本の中で名前が挙げられている場所には、広島、長崎、そして福島県福島市飯野町にある標高462メートルの小さな山、千貫森(せんがんもり)があります。特に飯野町はUFOの目撃例が多く、UFOに関する資料を展示する「UFOふれあい館」もある場所です。

 

このニュースを報じたNew York Postでは、日本では大規模な原子力事故が起きてきたと指摘。それがUFOの目撃情報の多さと関連があるかは不明ですが、もしかしたらその可能性があるのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Japan is full of UFO ‘hot spots’ — and they all have this in common. September 5 2023

New York Post. Pentagon launches new ‘one-stop shop’ website for declassified UFO information — which will include photos, videos. August 31 2023

宝くじで7300万円が当たった米国人のまさかの行動にびっくり! 人生どうなる?

宝くじに当たると不幸になる。巷でよく言われていることですが、分福をしたらどうなるでしょうか?

↑え、まさか…

 

最近、米・ケンタッキー州の男性が宝くじのスクラッチで50万ドル(約7350万円※)に当せんしました。
※1ドル=約147円で換算(2023年9月5日現在)

 

しかし、次にこの人は何をしたでしょうか?

 

なんと、スクラッチを買ったお店で自分の近くにいた同店の従業員たちに100ドル(約1万4000円)ずつあげたのです。

 

宝くじに当たってすぐに幸福を分ける人は、そう多くはいないでしょう。

 

この当せん者がなぜそうしたのかは不明ですが、従業員たちに100ドルを渡すときに、こう言ったそう。

 

「メリークリスマス」

 

この粋なプレゼントで周囲の人たちのマイナス感情(例えば、妬み)は少し和らいだかもしれません。

 

【出典】
UPI. $500,000 lottery winner shares the wealth with store workers. September 1 2023

どうして助手席に牛が…? 不思議なセダンに米国人さえあぜん

犬や猫をクルマに乗せることはあっても、それ以上の大きな動物は難しいもの。そんな常識なんてなんのその、牛を乗せた乗用車が米国の道路に現れ、人々を驚かせるハプニングがありました。

↑このクルマ、何がどうなっているんだ?

 

ネブラスカ州の都市・ノーフォークの警察は先日、ある通報を受けました。それは「牛を乗せた自動車が走っている」というもの。しかも、動物や家畜を乗せて走る専用のトラックではなく、ごく一般的なセダン。そこに大きな牛が乗せられて一般道を走っていたのです。

 

当然、牛はクルマの中に収まるわけもなく、助手席に4本の脚を乗せているようですが、胴体はクルマの外に大きく飛び出しています。おまけに、この牛は立派な角を持っていて、まるで周囲のクルマや人を威嚇しているように見えなくもありません。牛の重さでクルマは助手席側に傾いていますが、何事もないかのように道路を走り抜けていきます。

 

漫画の中に出てくるようなこの異様な光景に、人々はきっとあっけにとられたことでしょう。警察に通報する人や、スマホで動画を撮る人がいたようです。そして、通報を受けた警察が、このクルマを止めて事情を聴くことになったのです。

 

よく見ると、自動車の助手席側はフロントガラスも天井部分も壊されて、牛のスペースが確保されています。さらに助手席側の扉には、柵のようなものも取り付けられ、牛が落ちないようになっているようです。

 

この地域では、動物の運搬のために乗用車の改造をする人が多く、ネブラスカ州運輸局では改造の承認なども行っているそうです。結局、警察はこの牛を運んでいた人物に、注意して運転するよう伝えただけだったのだとか。

 

乗用車で牛を運ぶなんてぶっ飛んだ発想をして、おまけに実行してしまうとは、さすが米国。海外に旅行に行ったら、こんなクレイジーな光景を目にすることだって、あり得るかもしれませんね。

 

【主な参考記事】

NBC News. Car with giant bull named Howdy Doody crammed into passenger seat pulled over by Nebraska police. Aug 31 2023

猫が13歳で「縄跳び」のギネス新記録を樹立! どこまで行ける?

最近、米国ではペットの猫が縄跳びでギネス記録を更新しました。

↑もっと長く一緒に跳ぼう

 

「キット・キャット」と呼ばれるこのオス猫は飼い主が回す縄を1分間に9回も跳びました。連続して跳んではいないものの、1回ごとに飼い主と呼吸を合わせて跳んでいます。

 

キットキャットは生後6か月で人前で縄を跳び始め、「猫は訓練できない」という見方を覆したと飼い主は言います。現在この猫は13歳。人間でいえば68歳と高齢であるため、跳ぶ回数を最低限に抑えているそう。

 

しかし、まだ13歳といったほうが良いのかもしれません。近年、動物医療や食事の向上により、ペットの寿命は伸びています。『サイエンス』の記事によれば、動物の寿命については「身体が大きいほうが寿命は長い」という説や、逆に「身体が小さいほうが寿命は長い」という説があるそう。猫の場合は後者が当てはまるようで、サイエンスの記事では、ペットの猫の平均寿命が15歳なのに対して、犬は12歳とされています(犬の平均寿命は15歳という専門家もいます)。

 

生物老年学の観点から見ると、猫は犬と比べて社会性が低いがゆえに、猫同士でウイルスを感染しにくく、捕食者に対する守備にも長けるようになったと言われています。そのため、猫は20年以上も生きるヤマアラシのようだとも喩えられますが、実際、2022年には英国でペットの猫が27歳(人間に換算すると120歳)となり、世界最高齢を記録しました。

 

「ペットの猫や犬はどれくらい生きられるようになるのか?」と専門家は研究を続けており、そこには人間の老化を解明するためのヒントもあるのではないかと期待されています。スポーツの世界に目を転じれば、トップアスリートの寿命は延びています。それと同じように、今回ギネス記録を更新した13歳の猫が自身の記録を塗り替える可能性もあるかもしれません。

 

【主な参考記事】

UPI. Jump-roping cat breaks Guinness World Record. August 18 2023