リモートワークで使えるワイヤレスイヤホンは? プロが教えるシーン別おすすめモデル4選

リモートワークが日常化して、ビジネスにイヤホンは欠かせないアイテムとなった。求められるのは高い通話品質や、長時間使っても耳が疲れないデザインなど、人によってさまざまだと思う。本記事では、AVライターの野村ケンジさんが厳選した、高い通話品質や最新の音響技術を体験できるイヤホンなど、シーン別に注目の4モデルを紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

AVライター 野村ケンジさん
AVジャンルで幅広く活躍する。「開運音楽堂」(TBS)や「みケらじ!」(レインボータウンFM)などに出演中。

 

【シーン1】リモートワークで使いたい!

音も機能性もすべて完璧!耳にやさしい最先端モデル

ヤマハ
TW-E7B(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格2万950円

独自の高精度なNC機能や自然なマイク音声が魅力の同社最上位機。耳中を測定して最適な音に自動調整する「リスニングオプティマイザー」や、音量を下げても迫力あるサウンドが楽しめる「リスニングケア(アドバンスド)」など多彩な高機能を持つ。

ドライバー φ10mm
連続再生時間 最大 22時間 (NCオン時※1)
防水性能 IPX5
質量 約7.3g (※2)

 

↑米国Qualcomm社製のBluetoothチップを搭載。「TrueWireless Mir roring」に対応し、音切れの少ない安定した接続を実現する

 

プロの推しポイント!

聴覚保護により長く付き合える製品です

「なんといっても『リスニングケア(アドバンスド)』は重宝します。音量を下げても迫力を失わないため、リモートワークなど長時間の使用でも耳にやさしいサウンドを実現しています」(野村さん、以下同)

 

格別の通話品質を誇るハイコスパモデル

Jabra
Elite 4(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格1万4300円

ビジネス向けのヘッドセットなど、幅広くラインナップする同社の最新モデル。NC機能と良質なマイクを搭載しつつ、手ごろな価格を実現した。片耳モードや音声アシスタント対応などの機能も持ち合わせている。

ドライバー φ6mm
連続再生時間 最大 28時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IPX5
質量 約4.6g (※2)

↑片耳約4.6gとイヤホンが小型軽量な点が魅力。しかも、イヤホン本体で約7時間の連続再生できるスタミナ性能は頼もしい限りだ

 

プロの推しポイント!

ウエアラブルデバイスとしての機能性が光る一台

「安定した接続性、良質なマイク音声など、ウエアラブルデバイスを手がける同社渾身の逸品。プレゼン時のメインスピーカーは厳しいですが、オンライン会議などでは十分に活躍します」

 

【シーン2】アプリで音質をアレンジしたい!

最新の音響技術を生かした次世代サウンドを体験

Final
ZE8000(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格3万6800円

超高級クラスからエントリーまで、幅広い価格帯のイヤホン・ヘッドホンをラインナップする同社の最上級モデル。最新の音響工学を活用し、卓越した高音質を実現した。装着感や操作性についても十分に配慮がなされ、独特のイヤホン形状を採用。

ドライバー φ10mm
連続再生時間 最大 15時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IPX4
質量 約7g (※2)

 

↑プロオーディオツールを参考にしたという専用アプリのイコライザー機能。効果がわかりやすく、音量調整もしやすいので積極的に使いたい

 

プロの推しポイント!

イコライザーを使って自分好みの音を作れる

「音質については別格といえるクオリティ。特に解像度感の高さや自然な音場表現によって、演奏がリアルに感じられます。音が好みに合えば、生涯最高のパートナーになるハズ」

 

【シーン3】先進の機能・装備を自慢したい!

充電ケースで操作できる画期的な次世代モデル

JBL
TOUR PRO 2(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格3万3000円

スピーカー製品で有名なJBLは、近年 TWSも人気。同社は、充電ケースにタッチパネルを配置し、スマホアプリを立ち上げずに操作可能な革新的な最新モデルをリリースした。進化したNC機能や優れた装着感が魅力だ。

ドライバー φ10mm
連続再生時間 最大 15時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IPX5
質量 約6.1g (※2)

 

↑ケースのタッチパネルで様々な操作が可能。NC操作や外音取り込みのオン/オフ、イコライザー設定なども行える

 

プロの推しポイント

TWS操作の概念を覆す画期的なモデルが登場

「装着感に優れた本体や同社らしい迫力のサウンドなど、あらゆる点において満足度の高い製品。一番のウリはディスプレイ付きのケースですが、近い将来、類似品も登場しそう!?」

 

※1 充電ケース使用
※2 イヤホン片耳

コレは推せる! プロが厳選した “いい音” 完全ワイヤレスイヤホン3選

人気の完全ワイヤレスイヤホン(以下、TWS)は多彩な機能性もさることながら、音質面でも大きく進化中だ。本記事では、好きな音楽を存分に楽しめる、音質にこだわったイヤホンを、AVライターの野村ケンジさんが厳選。それぞれ「推しポイント」についても解説してもらった。

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました

AVライター 野村ケンジさん
AVジャンルで幅広く活躍する。「開運音楽堂」(TBS)や「みケらじ!」(レインボータウンFM)などに出演中。

 

使用目的は当然だが重視したいのはやっぱり音質

近年のTWSは、音質・機能ともに日々進化しているが、AVライターの野村ケンジさんによると、「最も重要なのは素の音」だという。

 

「NCや外音取り込みに加え、空間オーディオなどの新表現にも対応してきています。とはいえ、最も重要なのは素の音。機能性だけでモノ選びをせず、実際の音を聴くことも重要です」(野村さん)

 

B&Wならではのリアルなサウンドが体験できる一台

Bowers & Wilkins
Pi7 S2(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格6万3800円

世界中のレコーディングスタジオで採用されるスピーカーブランド、B&Wの最上級TWS。すべての音をリアルに再現する音色傾向はそのままに、接続性やマイク性能、バッテリー持続時間などが向上し、使い勝手の良い製品となった。

ドライバー バランスド アーマチュア トゥイター+9.2mm
連続再生時間 最大 16時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IP54
質量 約7g (※2)

↑タッチパッド内側のアンテナを改良し、接続性を大幅アップ。マイク性能も音質設定を見直すことで大きな進化を遂げた

 

プロの推しポイント!

原音にこだわりたい人にオススメの一台

「同ブランドのスピーカー開発責任者が音質調整に携わっただけあって、B&Wらしい素直な表現の音が楽しめます。B&Wファンはもちろん、リアル志向のサウンドが好みの人に最適」(野村さん、以下同)

 

臨場感溢れるクリアネスなサウンドが魅力

オーディオテクニカ
ATH-TWX9(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格3万2780円

日本を代表するオーディオブランドの最上級TWS。高性能なハイブリッド・ノイズキャンセリング機能を搭載するほか、マイク性能や操作性など使い勝手に関しても優れた技術が見られる。Snapdragon Soundや360 Reality Audioにも対応。

ドライバー φ5.8mm
連続再生時間 最大 18.5時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IPX4
質量 約5.4g (※2)

↑左右合計4つの通話用マイクを搭載。配置を工夫し、ビームフォーミング技術と組み合わせることで良質な通話音声を実現した

 

プロの推しポイント!

音質も装着感も妥協したくない人へ

「J-POPからクラシックまで幅広く対応してくれる、メリハリの利いたエネルギッシュなサウンドがとても魅力。絶妙なデザインのイヤホン本体は、小ぶりで装着感が極めて良好です」

 

ピエール中野監修の音とデザインが秀逸

AVIOT
TE-Z1PNK(完全ワイヤレスイヤホン)
実売価格3万9600円

“日本のブランドが紡ぎ出す、繊細な日本の音” をポリシーに掲げる、同社の旗艦モデル。音やデザインなどは「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野氏が開発に携わった。ハイブリットドライバー構成により、迫力を高めるとともにクリアな音色を両立。

ドライバー コアキシャル2way構成
連続再生時間 最大 18時間 (NCオフ時※1)
防水性能 IPX4
質量 約7g (※2)

↑平面駆動型とダイナミック型のドライバーを同軸配置。金属ノズルやイヤホン本体にカスタムIEMの技術を投入することで良質なサウンドを実現した

 

プロの推しポイント!

J-ROCKにピッタリの明瞭なサウンドが魅力

「モニターヘッドホンのようで、それとは微妙に異なるサウンドによって、リアルな歌声が楽しめるのが大きな魅力です。また、装着感の良い形状で、長時間使い続けても疲れません」

 

※1 充電ケース使用
※2 イヤホン片耳

シャオミ、2000円台で機能がそろった完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売

シャオミは6月29日、エントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売しました。直販サイトでの価格は2480円(税込)。

 

Redmi Buds 4 Liteは、イヤホン本体に独自のセミインイヤーデザインを採用したうえ、片耳約3.92gの軽量化を実現。長時間の使用でも疲れにくい設計にしたといいます。

 

音質においては12mmのダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音からクリアな高音までを表現するそうです。また、独自の調査によって、音や歪みを表す指標であるTHD率が0.1%と判明し、レコーディング時の音源を忠実に再現できるとうたっています。

 

バッテリーは充電ケース利用で最大18.5時間持続。本体のみだと最大4.5時間使えるとしています。また、充電時間はイヤホン本体が1.5時間、ケースが2時間となっています。充電はUSB Type-C経由からです。

 

このほか、通話時にAIによるノイズキャンセリングや、充電ケースのフタを開けてAndroidスマホに近づけるだけでペアリングできるGoogle Fast Pairに対応しています。

 

カラバリはブラックとホワイトの2色展開です。

シャオミ、2000円台で機能がそろった完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売

シャオミは6月29日、エントリーモデルの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」を発売しました。直販サイトでの価格は2480円(税込)。

 

Redmi Buds 4 Liteは、イヤホン本体に独自のセミインイヤーデザインを採用したうえ、片耳約3.92gの軽量化を実現。長時間の使用でも疲れにくい設計にしたといいます。

 

音質においては12mmのダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音からクリアな高音までを表現するそうです。また、独自の調査によって、音や歪みを表す指標であるTHD率が0.1%と判明し、レコーディング時の音源を忠実に再現できるとうたっています。

 

バッテリーは充電ケース利用で最大18.5時間持続。本体のみだと最大4.5時間使えるとしています。また、充電時間はイヤホン本体が1.5時間、ケースが2時間となっています。充電はUSB Type-C経由からです。

 

このほか、通話時にAIによるノイズキャンセリングや、充電ケースのフタを開けてAndroidスマホに近づけるだけでペアリングできるGoogle Fast Pairに対応しています。

 

カラバリはブラックとホワイトの2色展開です。

「有線のような高音質」テクニクスが完全ワイヤレスイヤホン最上位「EAH-AZ80」発表

パナソニックは5月29日、テクニクスから完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「EAH-AZ80」と「EAH-AZ60M2」を発表しました。発売は6月15日を予定しており、市場想定価格はEAH-AZ80が3万6000円(税込)前後、EAH-AZ60M2が2万7700円(税込)前後です。

 

いま完全ワイヤレスに求められるのは5つの要素

パナソニックは製品開発にあたり、独自で市場を調査。それによると、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に、ユーザーは音質を重視する傾向が高いことがわかったそうです。一方で、完全ワイヤレスイヤホンよりも有線イヤホンの方が音質が良いという認識が強いとのこと。

↑完全ワイヤレスイヤホンを取り巻く環境を調査した結果

 

また、完全ワイヤレスイヤホンの利用シーンを見るとエンタメを楽しむほかに、テレワークの普及による通話が増えているといいます。

 

そうした市場を見た結果、パナソニックでは、いまの完全ワイヤレスイヤホンに求められるのは、「音質」「通話音質」、それらを支える「ノイズキャンセリング」「装着感」「使いやすさ」の5つであると断定。新製品はこうしたニーズに応えるべく開発されたものだとしています。

 

「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」がコンセプト

EAH-AZ80は、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンとして新たなフラッグシップにあたるモデル。一方のEAH-AZ60M2は「EAH-AZ60」の後継に位置づけられるモデルです。

↑EAH-AZ80

 

音作りの方向性としては両モデルともに、低域を強調したり、イヤホン側で音に「味付け」したりすることなく、アーティストが表現する音をそのまま再現することを考えたとしています。

 

EAH-AZ80は「有線イヤホンのような高音質を、ワイヤレスで」をコンセプトに開発されています。10mm径ドライバーの振動板には、テクニクスの有線イヤホン最上位モデル「EAH-TZ700」に搭載されたアルミニウム振動板を採用。きめ細やかな音と広い音場を実現しています。

 

また、EAH-AZ60で取り入れられた独自の音響構造「アコースティックコントロールチャンバー」と「ハーモナイザー」を引き続き採用。アコースティックコントロールチャンバーはドライバーの空気の流れをコントロールして正確な低音を再現し、ハーモナイザーはドライバー前方の空気の流れを最適化することで良好な高音を実現しているそうです。

↑EAH-AZ80の内部構造

 

↑従来モデルだと、サウンドモードがオフのときにEQによって若干音質が劣化していたそうです。新モデルはその劣化を抑える「ダイレクトモード」を搭載

 

ノイズキャンセリングもEAH-AZ60で採用された「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」機能を搭載しています。イヤホン本体外側のマイクでノイズを拾い、デジタル処理を実行。また耳の中のノイズを消すためにイヤホン本体内側にもマイクを設けています。さらに、内側のマイクはノイズキャンセリング処理に遅延が出ないよう、専用のチップで制御しているとのこと。仕組みは同じながら、EAH-AZ60に比べると会話の帯域である中高音のノイズキャンセル性能が向上しているといいます。

 

通話においては、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」をアップデート。風によるノイズ環境でも発話の明瞭度が上がるよう発話用マイクを進化させたほか、発話の音声解析アルゴリズムを改善させることで音声のこもり感を抑えているといいます。

↑JustMyVoiceのアップデートポイント

 

このほか、EAH-AZ80は装着性を高めるために、耳の「コンチャ」と呼ばれるくぼみに収まるよう設計。さらに、完全ワイヤレスイヤホンとしては珍しい、最大3台のデバイスにマルチポイント接続を可能にするなど、使い勝手を向上させています。

↑装着性の改善のため、試作や試験を重ねた結果、耳のコンチャに収まる形状に行きついたそうです

 

対応コーデックはSBC/AAC/LDAC。またバッテリーはノイズキャンセリングオンの状態で約7時間の音楽再生が可能、充電ケースを含めると約24時間です。本体重量片耳で約7g。防水はIPX4相当となっています。

 

EAH-AZ60M2は、紙に近い素材のバイオセルロース振動板を採用した、8mm径のドライバーを搭載したモデル。本体内部の機構やJustMyVoiceの進化、3台のマルチポイント接続対応、対応コーデックやバッテリーなどは上位モデルと同様です。

↑EAH-AZ60M2

 

デュアルハイブリッドノイズキャンセリングについては仕組みは同じですが、性能は前モデルと同等となっています。また、本体形状は耳のコンチャに収まる形ではなく、しずく型を採用しています。

PlayStation初のワイヤレスイヤホンはかなり高音質らしい

ソニーはPlayStation Showcaseにて、PlayStationブランドとして初となるワイヤレスイヤホンを公開しました。

↑ソニーから

 

 

ソニーはPlayStation Showcaseで、PS5のゲームを遠隔プレイできる携帯ゲーム機「Project Q」を発表。同時発表された今回のワイヤレスイヤホンはPS5やPC、そしてProject Qとワイヤレス接続することができます。もちろん、スマートフォンともBluetoothでの接続が可能です。

 

ソニーによれば、PlayStationのワイヤレスイヤホンはロスレスでのサウンド再生が可能。かなり高音質な設計となっているようです。また「新たに開発した無線技術」により、低遅延での接続も可能だとしています。まさに、高音質でのゲームプレイにぴったりのワイヤレスイヤホンとなるようです。

 

PlayStationのワイヤレスイヤホンは、2023年内の発売を予定。具体的なスペックや機能などは、今後発表するとしています。PlayStationブランドとして初となるワイヤレスイヤホン、ぜひ高性能な製品の登場を期待したいものです。

 

Source: PlayStation / Twitter

こんなイヤホン見たことない。“美”をこだわり抜いた「HUAWEI FreeBuds 5」が圧巻

そう、こんなイヤホンを待っていたーー。

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「たとえ音楽が流れていなくても、身に着けていたい」。そう思えたイヤホンは初めてかもしれません。

 

ファーウェイが新たに発表したフルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5」は、デザインにこだわり抜いた逸品。その洗練されたフォルム・質感は、もはや装飾品と言えるレベルに達しています。

 

【HUAWEI FreeBuds 5(画像をタップすると閲覧できます)】

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耳元を飾るアクセサリー

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ジャンルを問わず、良い製品というのは、独特の世界観を纏っているものです。私たちは、製品を手に取り、その世界観へ吸い込まれます。

 

HUAWEI FreeBuds 5とのファーストミートは、言うなれば、ジュエリーケースを開くような感覚でした。

 

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充電ケースの蓋をオープンすると、葉のうえに乗った「しずく」を思わせる美しい曲線が現れます。イヤホン本体を取り出して感じるのは、今までにない新しさと、小さな感動ーー。

 

「自然」から着想を得たという、曲線のみで構成されたフォルム。しっとりと上品に放たれる「シルバーフロスト」の光沢感も、白色が軽やかな「セラミックホワイト」の爽やかさも。まさに“洗練”という単語がふさわしいでしょう。

 

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イヤホンを耳にはめれば、まるでピアスやイヤーカフを身に着けたかのように、耳元から顔周りがパッと明るくなります。周囲の景色が映り込んで生じる“ゆらぎ”も、狙ってデザインの一部として取り込まれているのが分かります。

 

 

斬新なデザイン、だが装着感へのこだわり

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斬新なデザインゆえに、使い勝手は大丈夫なのかーーと疑いたくなるかもしれません。しかし、装着感についても、とことん追求しているのが、HUAWEI FreeBuds 5のすごいところ。

 

同イヤホンの耳に装着する部分は、イヤーピースのない「インイヤー型」です。そのため、製品の形状がダイレクトに使い勝手に影響します。

 

さらに、人間工学に基づき、人の体に馴染むようデザインされているのが特徴です。装着感への懸念が残らないよう、開発段階で、1万を超える人間の耳のサンプルでシミュレーションをし、何百ものテストを重ねたうえで、0.01mm単位での微調整が加えられています。結果として、小型でありながらも、耳に触れる面積を十分に広く確保しており、快適な装着感・フィット感が実現されています。

 

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なお、耳元での操作については、アーチ型の軸(ステム)部分を

 

(1)ダブルタップ:「通話への応答・終了」「音楽の再生・一時停止」

(2)上下スワイプ:「音量調整」

(3)長押し:「ANCモードのオン・オフ切り替え」「着信拒否」

 

のように扱います。

 

シングルタップによる誤動作が起きにくいため、耳元で角度調整などをしても、機能に影響しづらいことも嬉しいポイント。煩雑な操作が、HUAWEI FreeBuds 5の世界観を邪魔することはありません。

 

 

軽やかなインイヤー型なのに、ノイズは消える

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機能面については、先述の通りイヤーピースのないインイヤー型でありながらも、環境ノイズを低減してくれる「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」機能を備えていることが秀逸。地下鉄で音楽を聴いたり、洗い物をしながらポッドキャストを楽しんだりできます。

 

なお、ノイズキャンセリングのモードとしては、「標準」と「くつろぎ」の2モードを切り替え可能。さらに2つのモードが自動で切り替わる、ダイナミックモードも搭載しています。

 

軽やかな装着感と、実生活での聴きやすさを両立している点で、デザインを抜きにしても、ワイヤレスイヤホンとしてかなりの優等生だと言えるでしょう。

 

通話については、搭載したトリプルマイクによって、ノイズ低減機能が従来製品よりも大幅に向上されていることがポイントです。例えば通話相手に、よりクリアに聞こえます。インイヤー型でありながら、オフィスだけでなく、環境音や風切り音の多い地下鉄や交差点などでの急な通話応答にも、十分に対応できるわけです。

 

一般的に、インイヤー型のワイヤレスイヤホンでは、これまでこうした性能について諦めなくてはいけないことが多々ありました。しかし、HUAWEI FreeBuds 5は、インイヤー型の装着感のままで、ANCを有効にしたうえでの音楽再生や、ノイズの低減された通話などを楽しめます。こだわり抜いて開発されたイヤホンだということが、こうした特徴からもしっかりと伝わってきます。

 

 

妥協しない、パワフルな低音×音圧

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さて、肝心の音質については、パワフルな低音域が実現されています。磁気密度を高めたデュアルマグネットリング機構が取り入れられたダイナミックドライバーにより、低音域の迫力が増していることがポイント。気流の通り道を広げることで空気抵抗を減らし、ドライバーユニットの振幅をより大きくしたことで、音圧も強化されています。

 

さらに、LDACといった高解像度コーデックもサポート。加えて、耳の形の差を考慮して、音質を最適化する「アダプティブイヤーマッチングテクノロジー」なども実装されており、音質面でも抜かりはありません。EQについては、リアルタイムで最適化される一方で、10段階カスタマイズで自分好みに調整することも可能です。

 

ここで、オーディオ機器に詳しいライター 山本敦さんに、音質についてレビューをいただきました。

山本 敦

オーディオビジュアル誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾに音楽配信、スマホなどポータブルオーディオの最先端を徹底探求。海外の展示会取材やメーカー開発者へのインタビューなども数多くこなす。

FreeBudsシリーズはANCを搭載する開放型イヤホンの先駆けです。音の心臓部であるドライバーユニットを包み込み、バランスを整える役割も担う外殻のハウジングが開放型であることで、音楽や通話音声の透明感と広大な音場の表現力などに反映されます。

 

ANCをオンにすると、音楽や通話音声が一段と聞きやすくなります。さらに音楽や通話音声のバランスを崩さず、ノイズだけをピタリと抑えます。開放型であることから外の環境音にも注意を向けられるので、歩きながらでも安全に使えるイヤホンです。イヤーチップで耳を塞がない“耳のせ”スタイルで、心地よいフィット感も持続します。

 

強力な磁力を生み出せるデュアルマグネットリング機構を搭載したドライバーは、クラシックの弦楽器やボーカルの繊細なニュアンスを丁寧に引き出します。ロックやEDMのビートをズシンと腹の底に響かせる低音のインパクトも見事。大編成のオーケストラやジャズバンドの演奏とも相性が良く、繊細なディティールと雄大なスケール感を味わいました。ユーザーの耳の形や装着状態に合わせてサウンドを最適化するリアルタイムEQの精度が高く、音のバランスがいつも安定しています。LDACやHWAに対応するスマホや音楽プレーヤーと組み合わせて、ハイレゾワイヤレス再生を楽しみましょう。

 

リスニングシーンを問わず、イヤホンでいい音を楽しみたい方に本機をおすすめします。

 

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急速充電と、最大30時間のバッテリー持ちhuawei-freebuds5-6

 

うっかり充電を切らしてしまった、そんな時、5分間の充電をすることで約2時間の音楽再生が行えるまで回復します。一般的なインイヤー型の機種に比べても、充電速度はかなり高速な部類だと言えるでしょう。

 

なお、充電ケースでイヤホンを100%まで充電するのにかかる時間は約20分。空の充電ケースを有線で100%まで充電するのにかかる時間は約40分です(ワイヤレス充電だと約240分)。

 

バッテリー持ちについては、ANCをオンにした状態で、イヤホン単体で約3.5時間の音楽再生が、ANCをオフにした状態で約5時間の再生が可能です。これは前世代のFreeBuds 4と比べると、それぞれ+約1時間ずつ伸びています。

 

充電ケースを併用すれば、ANCオンで計約20時間、ANCオフで計約30時間の音楽再生が可能になります。こちらについても、前世代と比べて、それぞれ+約6時間、+約8時間も伸びています。スタミナ面での懸念は一切ありません。

 

 

最後にーー

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イヤーピースのあるカナル型のイヤホンはどうも苦手だったという人にとって、HUAWEI FreeBuds 5はかなり魅力的な選択肢だと言えます。軽やかな装着感が魅力のインイヤー型でありながら、ANCや通話時のノイズ低減もしっかりサポート。音質は、低音域・音圧にもこだわられていて、ハイレゾサウンドもサポートされています。

 

そして何より、先進的で、美しいデザイン——。ほかのイヤホンにはない体験がここにあります。先述したような堅実な機能・性能が土台にあるからこそ、これまでのワイヤレスイヤホンとは一線を画すデザインを、不安なく楽しめるでしょう。

 

自分へのご褒美でも、大切な人へのプレゼント用でも。

 

ぜひ、耳元にスマートなアクセントを。

 

 

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〈商品概要〉

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HUAWEI FreeBuds 5

・価格:2万1800円
・サイズ(イヤホン本体):約W17.6 x H32.4 x D22.8mm
・サイズ(充電ケース):約W50.1 x H66.6 x D27.3mm
・質量(イヤホン本体):約5.4g
・質量(充電ケース):約45g
・カラー:シルバーフロスト、セラミックホワイト
・形状:インイヤー型
・ANC:対応
・通話ノイズキャンセリング:対応
・ダイナミックEQ:対応
・センサー:加速度センサー、赤外線センサー、ホールセンサー、タッチセンサー
・スピーカー:11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバー
・再生周波数帯域:16Hz〜40kHz
・通信仕様:Bluetooth(R)5.2、近接接続規格
・デュアル接続:対応
・電池容量(最小値):42mAh(イヤホン本体)、505mAh(充電ケース)
・充電ポート:USB Type-C
・ワイヤレス充電:対応
・防水・防塵性能:IP54(イヤホン本体)、耐水性なし(充電ケース)

 

撮影/松浦文生

透明性が魅力。「Beats Studio Buds +」が新登場

Apple(アップル)傘下のBeatsが、新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」を発表しました。

↑Beatsもトランスペアレント(画像提供/Apple)

 

Beats Studio Buds +は独自のアコースティックプラットフォームを採用したことで、「パワフルでバランスに優れたサウンド」を実現したワイヤレスイヤホン。再設計されたベントが圧力を排出することで、快適なつけ心地が一日中続くことも特徴です。

 

イヤホンではアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能と、周辺音の取り込みモードを使用することが可能。さらにワンタッチペアリング機能や「Hey Siri」、なくしたイヤフォンの最後の位置を地図上で確認する「探す」の機能もあり、Androidデバイスでも自動ペアリングや音声の切り替え、デバイスを探す機能を使用できます。

 

Beats Studio Buds +はイヤホン単体では最大9時間、充電ケースと合計して最大36時間の利用が可能。本体はIPX4等級の耐汗耐水性能を備えています。

 

本体カラーはトランスペアレント、ブラック/ゴールド、アイボリーの3色で、本体価格は2万4800円(税込)。公式オンラインストアでは、まもなく販売が開始されます。本体機能のアップデートもさることながら、透明なトランスペアレントの登場にも注目が集まりそうです。

 

Source: Apple

完全ワイヤレスイヤホンの記念碑的モデル!「JBL TOUR PRO 2」に注目!!

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。今回は充電ケース進化型TWS「JBL TOUR PRO 2」!

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

画面をタッチするだけで様々な設定や操作が行える

 

 

JBL
TOUR PRO 2

実売価格3万3000円

充電ケースにスマートディスプレイを搭載したTWS。スマホやアプリを使うことなく、本機の操作でリスニングや通話が可能だ。イヤホンやオーディオ、アラームの設定をはじめ、通話と再生の管理などもタッチ操作で素早く行えて便利。

 

【プロも注目】

ケースにタッチパネルを搭載し、様々な操作や設定ができるという画期的なコンセプトが◎。今後多くの高級機が採用しそうなスタイルです」(AVライター・野村ケンジさん)

ノイズキャンセルは通勤時などに、外音取込みはジョギングやジムでと、幅広いシーンで活用できます。何と言っても充電ケースでの操作が便利」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

充電ケースのタッチディスプレイが秀逸。ゲーム機などとの接続時にも、イコライザーの設定などを調整できる点にメリットを感じます」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

音質+ケースの利便性で選ぶ時代に!充電ケース進化型TWS

TWSがイヤホン業界を牽引している現在、音質やNC効果の追求はもとより、様々な機能や装備を搭載したモデルが登場している。なかでも注目なのが、JBLのTOUR PRO2。充電ケースに1・45インチの大型タッチディスプレイを備え、独自アプリで豊富な機能の操作などが行える。

「操作のたびにいちいちスマホのアプリを開く必要がないのは画期的。DAPなどと接続しても不満なく使えます」(野村さん)

もちろん、NCなどTWSとしての基本機能にも抜かりはない。「周囲のノイズを監視し、最適なANC効果を調整するリアルタイム補正が秀逸です」(湯浅さん)

どこにいても、ケーブルを気にすることなく、タッチ操作で高音質を楽しめる。今後TWSは“音質+快適性”をカギに進化しそうだ。

↑世界初となる、1.45インチのスマートタッチディスプレイ搭載の充電ケースを採用。タッチ操作で、アプリ上の豊富な機能を操作できる

↑カーボン素材コーティングの振動板を採用した10㎜径ダイナミックドライバーを搭載。音の微細なディテールまで鮮やかに再現する

 

↑サウンドチューブとイヤホン本体に、楕円型の様相を施したデザインを採用。より小型化され、様々な形状の耳にしっかりフィットする

 

【ヒットアナリティクス】
TWS業界に新風を吹き込むエポックメイキングな機能に注目

PCで音楽を聴いていてスマホが手元にない状態など、本機で操作ができて便利。同社の最上位モデルであり、音質・ANC・バッテリーなどの基本機能も別格だ。ディスプレイ付きTWSという、新たなる発想を世に知らしめた記念すべきモデル。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:5/独自性:5/コスパ:4

 

【これもチェック】

充電ケースで蓄電白く イヤホンの充電を行う

urbanista
PHOENIX(アーバニスタ フェニックス)

実売価格2万7500円

ソーラー充電パネルを搭載した自動充電型完全ワイヤレスイヤホン。太陽光・室内光で発電し、屋内外を問わず充電ケースが常に蓄電されてイヤホンの充電を行う。ハイブリッドANC搭載で、没入感のある環境を提供する。

先代からパワーアップした「Beats Studio Buds+」は5月に発売? 米アマゾンで目撃情報

ここ最近、アップル傘下Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds+」が時々噂となっていました。新しい情報では、米Amazon.comに一時的に出品され、発売日は5月18日で価格は169.95ドル(約2万2700円※)と掲載されていたことが明らかとなりました。

※1ドル=約133.5円で換算(2023年4月27日現在)

↑期待が膨らむ「Beats Studio Buds+」(画像提供/AppleInsider)

 

本製品は、2023年3月にiOS 16.4ベータ版から画像が見つかった後に、米連邦通信委員会(FCC)の認証を取得したことが発見され 、発売が間近に迫っていると見られていました。

 

今回の情報によれば、Studio Buds+はNothing Ear (2)のように透明なスケルトン仕様のほか、ブラックとアイボリーと合わせて計3色が発売される予定とのこと。本体色を除けば、2021年に発売されたStudio Budsとほぼ同じのような見た目となるようです。

 

また、3倍大きなマイクと新たな通気口により、先代のStudio Budsと比べてアクティブノイズキャンセリング能力が最大1.6倍、外部音取り込みの性能は最大2倍改善されているそうです。バッテリー持続時間も長くなり、付属のUSB-C充電ケースと併用した場合、Studio Budsが最大24時間だったのに対して最大36時間に向上しています。

 

さらに、Studio Buds+はIPX4準拠の防水性能を備え、幅広い耳に対応できるようXS、S、M、Lのイヤチップも用意される見通し。アップルとAndroid端末どちらにも接続することができ、ワンタッチでのペアリング、デバイス間の自動切り替え、Hey Siri対応、「探す」アプリにも対応しているそうです。

 

おそらく手違いで掲載されたであろうAmazonの商品ページは、記事執筆時点では削除されていますが、AirPods Pro(第2世代)よりも安く、アクティブノイズキャンセル機能も備えているBeats Studio Buds+は、iPhoneとAndroidスマートフォン両方を使っている人も便利に使えそうです。

 

Source:AppleInsider

AirPods と比べてどう? Jabra Elite 4をレビューしながら1万円台完全ワイヤレスイヤホンの狙い目を探る

2023年もポータブルオーディオは左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが人気です。2023年のトレンドを予想しながら、筆者が注目するブランドのひとつであるJabra(ジャブラ)が発表した新製品「Jabra Elite 4」(以下:Elite 4)のファーストインプレッションを報告します。

↑デンマークのJabraが発売する完全ワイヤレスイヤホンの最新モデル・Jabra Elite 4

 

注目は1~2万円台の完全ワイヤレスイヤホン

はじめに、2023年の完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを予想してみたいと思います。

 

長く続いたコロナ禍の間に、ワイヤレスイヤホンは音楽や動画の音声コンテンツを楽しむためのオーディオとしてだけでなく、リモート会議や友人・家族との音声通話にも役立つコミュニケーションデバイスとしてブレイクしました。特に左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは5000円台から1万円未満のエントリーモデルがよく売れたようです。

 

今年も、完全ワイヤレスイヤホンは同価格帯のエントリーモデルが引き続き人気の足もとを支えています。そのうえで、ワンランク上の音質や便利機能を備える、1万円から2万円までのミドルレンジモデルにより注目が集まりそうです。理由は、この価格帯には高音質なイヤホン、音楽を聴きながら外の音も同時に聞ける開放型のイヤホン、スポーツシーンにも最適な防水モデルなど、レベルの高い個性派がそろっているからです。

 

ちなみに価格が3万円を超えるハイエンドモデルの完全ワイヤレスイヤホンも急速に進化。高音質であることは言うまでもなく、機能面でも際立っています。たとえば、360度に音が立体的に広がるコンテンツを再生しながら「ダイナミックヘッドトラッキング」と呼ばれる機能を使えるイヤホンがあります。ダイナミックヘッドトラッキングは、イヤホンを装着するユーザーの頭と体が向く方向を、イヤホンに内蔵するセンサーで追尾しながら、コンテンツの音があるべき位置から聞こえてくるようにする技術です。

 

ほかにも、充電ケースにリモコンを搭載し、複雑なイヤホンのタップ操作を覚えなくても快適に楽しめるユニークなイヤホン「JBL Tour Pro 2」などもあります。

↑充電ケースにリモコン機能を内蔵する完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 2」

 

音質・機能のバランスに優れ、音声通話の品質も高いElite 4

今回注目したいJabraのElite 4は、販売価格が1万4300円(税込)。アンダー1万円の完全ワイヤレスイヤホンを使っていた方には、次のステップアップに最適なイヤホンで、アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)や防滴機能を搭載するオールラウンダーモデルです。

 

JabraのEliteシリーズには本機の上下に複数のラインナップがあります。そこで、価格が近接するモデルと比べた場合の、Elite 4の特徴についても触れたいと思います。

 

Elite 4はシリーズの中でもミドルレンジに位置付けられる完全ワイヤレスイヤホンです。本体と充電ケースがコンパクトで軽く、ポータビリティに優れています。内蔵バッテリーによる連続音楽再生時間はANC機能のオンとオフを切り換えた場合で変わりますが、オンで約5.5時間。AirPods Proの約6時間にほぼ近いレベルです。

↑左が上位のElite 5。右がElite 4。ケースのサイズはElite 4の方が少し小さく・軽くなりました

 

Jabraとしては本機の特徴を、小さなイヤホンの本体に計4つのマイクを載せて、ハンズフリー通話時の音声を明瞭にピックアップできるところとしています。Jabraはもともと業務用の通信機器も手がけるエキスパートなので、実際にオーディオリスニング用の完全ワイヤレスイヤホンも音声通話能力の安定度が高いと筆者は思います。Elite 4も音の“こもり”が少なく、声の輪郭が明瞭に伝えられる通話品質を実現しています。

 

ふだん使いに役立つ「マルチポイント」に対応

音声通話については、本機を同時に2台のBluetooth対応デバイスに接続できる「マルチポイント」に対応します。たとえばパソコンで動画を見ている最中、同時に接続しているスマホに着信があれば、通話に応答するとイヤホンから聞こえてくる音声が自動的にスマホ側に切り替わります。マルチポイントはビジネスシーンに便利な機能とされることが多いですが、実際にはふだん使いのさまざまな場面で役に立つと思います。

↑同時に2台までのBluetooth機器にペアリングできるマルチポイント機能に対応

 

なお、Elite 4が発売される前、Jabraは高い防水性能を備え、イヤホン本体に滑りにくい加工を施してワークアウトシーンに最適化した完全ワイヤレスイヤホンとして「Jabra Elite 4 Active」を発売しています。ただし、本機はマルチポイントに非対応で、販売価格は1万4850円(税込)。音声通話の利便性を重視するならばElite 4の方がおすすめです。

 

フラットで色づけのないサウンド。イコライザーで自由にカスタマイズもできる

Jabra Eliteシリーズのイヤホンはどのモデルもバランスの良いサウンドが魅力です。Elite 4も高音域や低音域への偏りが少なく、音色にむやみな色づけがありません。クラシックからロック、ボーカル曲までさまざまなジャンルの楽曲を聴いても相性の良さが実感できるでしょう。通話音声もクリアで聞きやすいと思います。

 

ただ、その魅力を反対側から見ると、Elite 4の音のバランスがフラットすぎるように感じるかもしれません。ボーカルを引き立たせたり、低音をどっしりと響かせたりする楽曲を聴く際には、iOS/Androidに対応するモバイルアプリ「Jabra Sound+」の「音楽用イコライザー」を活用しましょう。6種類のプリセットのほか、5つの帯域の音を細かく調整して好みのバランスに整えたカスタムイコライザーを使えます。

↑AndroidとiOSの両方に対応する専用モバイルアプリのJabra Sound+

 

↑5つの帯域を調整しながら好みの音のバランスに調整できるイコライザー機能。カスタムしたイコライザーは保存して繰り返し利用できます

 

コーデックには、音質に定評のあるBluetoothオーディオのaptXに対応。今は多くのAndroidスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーがaptXコーデックによる接続に対応しているので、Elite 4の実力が存分に引き出せます。

 

一方、iPhoneやiPadなどAppleのデバイスが採用するBluetoothオーディオのAACコーデックをElite 4はサポートしていません。iPhoneに接続すると汎用コーデックのSBCでつながります。一般的な音楽リスニング、あるいは音声通話に支障を来すことはありませんが、リスニングの音質を比較してみると、やはりaptX接続ができるAndroidスマホとElite 4の組み合わせの方がサウンドは繊細で滑らかです。

↑Google Pixel 7など、新しいAndroidスマホはaptXコーデックを標準サポートしているので、Jabra Elite 4の音質面での実力を引き出せるアドバンテージがあります

 

消音効果に違い。高い性能のElite 5と自然で疲れにくいElite 4

iPhoneユーザーの方についてさらに言及すると、音楽再生の体験を重視するなら、Appleの製品に長らく採用されてきたAACコーデックにも対応する「Jabra Elite 5」を選ぶべきかもしれません。iPhoneによるオーディオ再生は音質や接続の安定性の面でも、やはりSBCよりAACの方が優れているからです。

 

Elite 5の価格はElite 4よりも約4000円高い1万8480円(税込)となりますが、ノイズキャンセリング機能の消音性能についてもElite 5の方がElite 4よりも高いと筆者は感じました。Elite 5がイヤホンの外側・内側の両方に載せたマイクで環境音を集めて、リスニングに不要なノイズを独自のアルゴリズムにより打ち消す「ハイブリッド方式」であるのに対して、Elite 4はマイクをイヤホンの外側だけに載せた「フィードフォワード方式」。方式の違いからも、ノイズを消す効果はElite 5の方が高いといえます。

 

とはいえ、フィードフォワード方式のノイズキャンセリングは消音効果が「自然で疲れにくい」という声もあります。Jabraの製品を販売するショップなどで、音質とノイズキャンセリング機能を確認してから自分に合うモデルを選ぶとよいでしょう。

 

なお、Jabra Eliteシリーズにはアンダー1万円でゲットできる「Jabra Elite 3」もあります。Jabraらしい、音楽再生や音声通話の安定した品質を誇る良質なエントリーモデルですが、ノイズキャンセリング機能を備えていません。こうした製品ごとの機能差を見て、ノイズキャンセリング機能の必要性を吟味しながら、自分のライフスタイルにフィットするJabra Eliteシリーズを見つけてほしいと思います。

 

AirPodsシリーズとどちらを選ぶ?

最後に、AppleのAirPodsシリーズと比較した場合のElite 4の特徴をあげてみたいと思います。

 

JabraのElite 4はなんと言っても価格がお手頃です。同じノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の半値以下で購入できます。本体のカラーバリエーションが3つの色から選べる魅力もあります。

↑圧倒的な人気を誇るAppleの完全ワイヤレスイヤホン・AirPods Pro

 

AirPodsシリーズはiPhoneやiPadなどAppleのデバイスとの接続がとてもシンプルにできますが、Elite 4はさらにAndroidスマホやBluetoothに対応するポータブルオーディオプレーヤーとも好相性です。接続するデバイスの切り換えもスムーズにできます。

 

AirPods Proの人気は高いですが、価格や機能を見ていくと、Elite 4も引けは取りません。この春以降にワイヤレスイヤホンの買い換え・買い増しを検討されている方は、AirPodsのほかにも、Jabra Eliteシリーズのような選択肢があることもぜひ意識してみてください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「ゲーマーにとって最強のイヤホン」登場、高級な完全ワイヤレスモデル「ロジクール G FITS」

ロジクールは4月6日、完全ワイヤレスイヤホン「ロジクール G FITS」を発表しました。4月27日に発売します。

 

ロジクールとしては新しいラインの製品。また、オンラインストア価格で3万5750円(税込)なので、完全ワイヤレスイヤホンとしてハイエンドに位置づけられるモデルです。

 

ロジクールによると、初心者から本格的にゲームにのめり込む人、さらにはストリーマーと、イヤホンを使いたいゲーマーは多いものの、あらゆるレンジで悩みがあるとしています。一方で、独自の調査によって、ゲームプレイにおける完全ワイヤレスイヤホンのニーズが高いこともわかっているそうです。

 

ロジクール G FITSは、そうした「イヤホンを探しているゲーマーのすべてのニーズを満たせる最強の製品」とのこと。主な特徴は3つで、独自技術によるカスタムフィット、高音質、豊富な接続方式です。

↑ロジクール G FITSのブラック

 

ロジクール G FITSには、特許取得の「LIGHTFORM」を採用。開封後、耳に装着してから、独自のスマホアプリの指示に従うことで、イヤホンをユーザーの耳にフィットさせる技術です。開封時のイヤーチップはシリコンのように柔らかいですが、耳に装着してアプリ操作を進めるとイヤーチップが発熱。しばらくして耳の型にイヤーチップが固まり、カスタムイヤホンのようなフィット感を実現しています。

 

これにより、イヤホンがずれたり落ちたりしないのはもちろん、長時間の装着でも痛くなりづらいうえに、高い遮音性によるパッシブノイズキャンセルや、没入感のある音楽体験も可能になるとのこと。

 

なお、イヤーチップは一度耳の型に固まると、再度変形などは不可。万が一フィットに失敗した場合はカスタマーサポートで相談を受け付けるとしています。また、フィットしているかどうかはスマホアプリで確認できるほか、こちらもカスタマーサポートで相談可能です。

↑フィッティングは基本的にアプリの指示に従うのがベター。また、フィッティング時に耳の奥に入れすぎず、ほどよい位置で固定すると、より耳に合いやすいそうです。ちなみに、フィット時の発熱はまったく熱くなく、ほんのり温かいと感じる程度です

 

音質ではインイヤーモニターでおなじみのUltimate Earsが培った技術を搭載。また、10mmのドライバーを搭載するほか、周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ωとなっており、ゲームはもちろん、普段使いのイヤホンとしても楽しめるとしています。

 

加えて、専用アプリでイコライザー設定が可能。自分で細かに音質を調整できるのはもちろん、「FPS」「MOBA/RPG」などのゲームのジャンルごとに分かれたプリセットがあるので、簡単に音質を変更できます。さらに、プリセットをもとに自分で音質を調整、その設定を新たなプリセットとして保存もできます。

 

接続は主にBluetoothと2.4GHzのUSBワイヤレスの2つ。ただ、Bluetoothは音楽を聴くなどの普段使いと、スマホでゲームをするときなどに低遅延を実現する「ゲームモード Bluetooth」を用意しています。

 

本体サイズは35×22.8×24.5mm、重さは片耳で7.2g。バッテリーはBluetooth接続時の充電ケース込みで最大22時間駆動します。

↑こちらはホワイトカラーのモデル
↑本体と付属品

待ってたよ! ソニーから1万円台のノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「WF-C700N」キタ

ソニーは4月6日、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「WF-C700N」を発表しました。市場想定価格は1万8000円(税込)前後です。

 

新モデルはエントリーに位置付けられる製品。ソニーとしては初めて、ノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンで価格を1万円台に抑えています。

 

完全ワイヤレスの製品だと、リーズナブルな価格の大ヒットモデル「WF-C500」があります。しかし、低価格帯でノイズキャンセリング機能を望む声も出ていました。WF-C700Nは、その声に応えた製品といえます。待ってた! という人も多かったことでしょう。

↑エントリーということもあり、カラバリが豊富。トレンドを取り入れたくすみカラーに仕上げています

 

エントリーモデルなので、「LinkBuds S」などに使われている「デュアルノイズセンサーテクノロジー」や「統合プロセッサーV1」は搭載されていないものの、高いノイズキャンセリング性能を実現。また、外音取り込み機能も搭載するほか、ノイズキャンセリングや外音取り込みの設定などが自動で切り替わる「アダプティブサウンドコントロール」に対応しています。

↑外側のマイクの前にメッシュを配置。これによって風切り音を低減しています

 

音質は高音から低音までバランスよく聴こえるようにし、特にボーカルがクリアな音作りをコンセプトにしています。同時に、幅広いユーザーに楽しんでもらうために、極力原音に近い音に仕上がっているとのこと。

 

ドライバーはLinkBuds Sと同じ、5mmのユニットを採用。小型ながら豊かな低音を表現してくれます。また、高音域を補完する「DSEE」も搭載し、ストリーミングサービスなどで圧縮された音源を、自然で広がりのある音にします。なお、対応コーデックはSBC/AACとなっています。

↑イヤホンは片耳約4.6gの軽量設計

 

このほか、IPX4の防滴設計や充電ケース含めて最大約15時間再生できるバッテリー、立体音響の360 Reality Audio対応など、基本性能もしっかり備わっています。

↑充電ケースも小型軽量で、ケースのみだと約31g

 

なお、PC・スマホと2台に接続できるマルチポイントは2023年の夏ごろにアップデートで対応予定です。

ハイレゾ対応で音質が向上した「Nothing Ear (2)」、3月30日から全国発売

英Nothingは、新型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」を3月30日から全国で販売すると発表しました。

↑音質に期待(画像提供/Nothing)

 

Ear (2)の特徴は、ハイレゾオーディオ認証と「LHDC 5.0」技術によって高品質の音楽再生を実現したこと。これには11.6mmのカスタムドライバーの搭載も貢献しています。また、新たなデュアルチャンバー設計によりエアフローが改善され、音質が向上しました。

 

さらに、Ear (2)はデバイスの切り替えを容易にするデュアルコネクションに対応。アプリからのヒアリングテストによる「パーソナルサウンドプロファイル」の作成や、リアルタイムで音質を最適化するイコライザー設定、改良された風切り音や人混みの雑音を防止するクリアボイステクノロジー、ユーザーの外耳道の形状に適応するパーソナルアクティブノイズキャンセレーションも搭載しています。

↑かっこいい組み合わせ(画像提供/Nothing)

 

Ear (2)は本体がIP54、充電ケースがIP55の防塵・防水性能に準拠。ケースは逆ワイヤレス充電にも対応しています。

 

Nothing Ear (2)の国内向け価格は2万2800円で、3月23日からNothing.tech(Nothingの公式サイト)で販売を開始する予定。同日には日本を含むKithの実店舗(Kith Tokyo)でも販売されます。3月28日には予約販売の受付を開始し、3月30日から全国販売が始まります。

 

初代モデルかつブランド初のプロダクトとなったワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (1)」で、スマッシュヒットを飛ばしたNothing。Ear (2)でも多くの消費者の心をつかむことができるのかどうか注目です。

 

Source: Nothing

高性能なノイキャンとLDAC対応で1万円台前半、ファーウェイが完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」発売

ファーウェイ・ジャパンは3月16日、高いノイズキャンセリング性能と高音質を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 5i」を発表。同日から販売を開始します。実売価格は1万1800円(税込)です。

↑HUAWEI FreeBuds 5i。カラバリは写真のアイルブルーのほかに、ネビュラブラック、セラミックホワイトの3色展開です

 

HUAWEI FreeBuds 5iは、手を出しやすい価格と高音質で人気だった「HUAWEI FreeBuds 4i」の後継モデル。前モデルからノイズキャンセリング性能が大きく向上し、最大42dBまで効果を発揮します。

 

イヤホン本体に2つのマイクを搭載し、周囲のノイズと外耳道内のノイズを認識。加えて、密閉構造も改善したことでノイズキャンセリング性能を上げており、飛行機や地下鉄などの騒がしい環境でも音楽を楽しめるとしています。また、ノイズキャンセリングはウルトラ、標準、くつろぎの3モードから選ぶことができるほか、外音取り込みモードも備えています。

↑ノイズキャンセリング性能が高くなっているので、騒がしい環境でも音楽に没頭できます

 

音質においては、新たにLDACに対応。さらに、剛性の高い素材を採用した10mmのシングルダイナミックドライバーを搭載することで、20Hz~40kHzの広い周波数帯域をカバーしています。

 

このほか、最大2台のデバイスと接続可能なマルチポイント機能や、「HUAWEI AI Lifeアプリ」を利用しての低オーディオ遅延モードなどを搭載しています。

↑低オーディオ遅延モードが搭載されたので、スマホゲームなども楽しめます

 

↑HUAWEI AI LifeアプリではEQ設定なども可能

 

バッテリーはイヤホン単体で最大約7.5時間連続再生が可能、充電ケース込みで約28時間持続します。充電時間はイヤホン本体が約60分、充電ケースのみが約110分。

 

充電ケースのサイズは約幅61.8×奥行き26.9×高さ約48.2mm、重さは充電ケースのみが約33.9g、イヤホン単体が約4.9gです。

Nothing Ear (2)は3月22日に発表へ! Phone (2)の搭載プロセッサも判明

ロンドンを拠点とするデジタルブランドのNothing(ナッシング)は、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (2)」の発表イベントを3月22日に開催すると発表しました。また、次期スマートフォン「Phone (2)」のプロセッサ情報も伝えられています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

Nothingが投稿したEar (2)のティーザー画像には、スケルトンデザインの充電ケースと甲虫が描かれています。現時点ではその詳細はわかっていませんが、リーク情報によれば、Ear (2)は現行モデルのワイヤレスイヤホン「Ear (1)」と同一デザインで、フィット感を洗練するためにいくつかの微調整がくわえられているようです。

 

 

なおNothingは、新型のスピーカー製品を準備しているとも噂されています。しかし今回のティーザー画像からは、スピーカー製品への言及はありません。

 

一方で次期スマートフォンのPhone (2)に関しては、Qualcomm(クアルコム)の幹部が「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」の搭載を誤って投稿しています。同スマートフォンではパワフルな「Snapdragon 8シリーズ」の搭載が明言されていたため、それが確認されたかたちとなります。

 

おしゃれかつコスパに優れたEar (1)の投入で、一躍人気メーカーとなったNothing。次期プロダクトのEar (2)も、その完成度を楽しみにしたいものです。

 

Source: 9to5Google 1, 2

Google、Pixel Buds A-Seriesに新色「スカイブルー」追加? 「Pixel 7a」と同時発表かも

グーグルの次期廉価版スマートフォン「Pixel 7a」の発表が、間近に迫っているとの予想が相次いでいます。そんななか、グーグルがPixel 7aに合わせて、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」と「Pixel Buds Pro」に新色モデルを準備中との噂が伝えられています。

↑Image:Wojciechowski

 

2021年に発売されたPixel Buds A-Seriesのカラーバリエーションは、今のところ3つです。まずグーグル製品の定番「Cleary White」と、同時発表のPixel 5aを引き立たせる「Dark Olive」。3色目の「Charcoal」はPixel 7シリーズ発売に合わせて、2022年末に追加されていました。

 

Android関連の有名リーカーKuba Wojciechowski氏は、Pixel Buds A-Seriesの新色「sky blue」が登場すると画像付きでツイートしています。

 

これまでのカラバリと同じく、バッテリーケースは白いまま、フタの内側とイヤホンが新色になるようです。またPixel Buds Proにも、「同様の」新色が提供される予定とのことです。

 

これら新色は、Pixel 7aにも(近い色の)「Arctic Blue」のカラバリがあると予想されるため、そちらに合わせている可能性が高いそうです。この噂が正しければ、Pixel 4a(2020年発売)の追加色「Barely Blue」以来のことになります。

 

Wojciechowski氏は、これらが年次開発者会議「Google I/O」にて「新しいPixel」とともに発表される可能性が高いと述べています。Google I/Oは毎年5月頃に開催されていますが、あと2か月の内にリーク情報が次々と出てくるかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter)
via:9to5Google

多機能&高音質のフラッグシップモデル! シャオミ「Xiaomi Buds 4 Pro」発売

Xiaomi(シャオミ)は、フラッグシップモデルのワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 4 Pro」を、3月2日に発売しました。

 

同製品は、最大48dBのノイズキャンセリング深度で、周囲の騒音を最大99.6%低減。ノイズキャンセル帯域は最大4000Hzで、より幅広い種類のノイズに対応できます。6段階のマニュアルノイズキャンセリング機能を搭載しているほか、異なるノイズ環境を識別し、3つのモードによるノイズキャンセリングの自動切り替えが可能です。

 

同社カスタマイズの第2世代ウルトラダイナミックデュアルマグネットリングによる、高音質な低周波が特徴。センタリングディスクの最適化された設計により、ライブ感のあるアコースティックなサウンドを体験できます。96kHzのオーディオ解像度を提供するLDACオーディオコーデックを採用しており、Hi-Res Audio Wireless認証による高音質を楽しめます。

 

また、同社の独自技術により、スマートフォンだけでなく、PCやゲーム機などあらゆるデバイスで、没入感のある空間オーディオ機能を体験することができます。

 

税込価格は2万6800円。カラーバリエーションは、スターゴールドとスペースブラックの2種類です。

近未来的! スケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤホン「GeePods-T」登場

Gloture(グローチャー)がBluetoothワイヤレスイヤホンの「GeePods-T(ジーポッド ティー)」を、自社ECサイト「MODERN g」で2月14日に発売しました。

GeePods-T-6
↑内側の精密部品など細かい部分が見えるデザインが斬新

 

GeePods-Tは、スケルトンデザインが印象的なイヤホンです。それでいて、内部のダイナミックな音響構造により高音はクリアで低音は響くため、シンプルかつスタイリッシュに高音質を楽しめます。Bluetooth 5.3機能や、スマートチップとHDオーディオデコードによるノイズリダクション機能も搭載しています。

GeePods-T-4

 

左右のイヤホンでマスター・スレーブ制限がなく、シングルとバイノーラルモードを簡単に切り替えることが可能です。左右両方の耳をメインにすることができます。

GeePods-T-2

 

イヤホンの両耳には、それぞれ35mAhのバッテリーを搭載。フル充電で最大5時間使い続けることができます。さらに収納ケースには250mAhバッテリーを備えています。またイヤホンの形状は人間工学に基づいているため、装着も快適です。

GeePods-T-3

 

カラーはシンプルで美しいホワイトとブラックに加えて、ビビッドなオレンジとパープルの4色がそろっています。価格は各4250円(税込)。好みやファッションに合わせて選んでみてはいかがでしょう。

GeePods-T-5

Nothing Ear (2)の繊細ビジュアルがリーク! デザインは前モデルとほぼ同一?

Nothing(ナッシング)の次期ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」のものとされる画像を、リークアカウントである@OnLeaksと、テックサイトのSmartPrixが共同で公開しています。

Nothing Ear (2)
SmartPrixで高解像度画像が公開

 

今回の画像でNothing Ear (2)のケースと本体の外観が、現行モデルの「Nothing Ear (1)」とほぼ同一であることがわかりました。ただしNothing Ear (2)では上部のマイクの切り欠きがなくなり、ステム(軸)のデザインにも若干の変更が加えられています。またカラーリングもより洗練され、はっきりしたものになりました。

 

Nothing Ear (2)が開発されている噂は、以前にも伝えられていました。またNothingは別ブランドのワイヤレスイヤホンとして「Particles by XO(仮称)」も用意しているようです。

 

現時点では、Nothing Ear (2)の発売時期は不明です。本体機能としては、ANC(アクティブノイズキャンセリング)を含めた初代モデルと同等のものが搭載されると予測されています。レトロなスケルトンデザインを現代風に蘇らせたNothingですが、そのワイヤレスイヤホンの次回作にも期待したいものです。

Source: @OnLeaks x / SmartPrix

あなたのAirPods Pro、性能出てる? イヤーピース「SpinFit SuperFine」が実力を出し切ってくれますよ

これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを試してきた筆者ですが、そのなかでも万人にオススメできる高いクオリティとデザイン性を兼ね備えているのは、ご存知Appleの「AirPods Pro」でしょう。トップレベルのノイズキャンセリングや空間オーディオ対応など多くの機能を備え、iPhoneやiPad、MacBookなどApple製品との相性の良さもバツグンです。

 

そんな高性能なAirPods Proですが、使っている人に話を聞くと意外に多いのが「自分の耳になかなかフィットしない」「装着してるうちに外れてしまう」というもの。AirPods Proはカナル型(耳栓型)という方式を採用しており、開放型のノーマルAirPodsよりも耳への密着感と遮音性が高くなっています。その密着感と遮音性を支えているのがイヤーピースというパーツ。イヤホンの先端部分についているゴム栓のようなものですね。

 

実はこのイヤーピース、音質までも左右するとっても重要な部分なのです。そして上記のようなAirPod Proの装着感に不満がある人や、音質をよりブラッシュアップしたい人にオススメなのが、交換用イヤーピース「SpinFit SuperFine」。SpinFitは数多くのイヤーピースを発売していますが、このSpinFit SuperFineはAirPods Pro専用に開発されたもので、AirPods Proの性能を高める工夫がされています。

AirPods Pro専用交換イヤーピース
SpinFit SuperFine

実売価格1980円(税込)

※AirPods Pro 第1/第2世代のどちらにも対応

 

↑サイズは全5サイズ。左からSS、S、M、ML、L。カラーもそれぞれ異なります

 

 

使用時の安心感、装着感、イヤホンの保護を実現する3つの特徴

このSpinFit SuperFineの特徴は大きくわけて3つあります。まずは、イヤーピースに医療用シリコン素材を採用していること。イヤーピースは素材によっては長時間つけているとかゆくなったりかぶれてしまったりすることもありますが、SpinFit SuperFineは安全性の高いシリコンを使っているので、安心して装着できますね。

↑イヤーピースには医療用シリコン素材を採用

 

次に、特許取得の3Dクッション構造により、どんな耳にもフィットして安定した装着感と密閉性を保つことができること。完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットして本体を支える設計になっているので、イヤーピースのフィット感はとても重要になってきます。SpinFit SuperFineはこの3Dクッション構造により耳の奥まで挿入しやすく、耳穴の形にぴったりフィットしてしっかり固定してくれます。

↑イヤーピースが柔軟に動く3Dクッション構造

 

3つめは、アダプター部分に高性能なメッシュフィルターを採用し、耳垢やゴミ、汗などの水分の侵入からイヤホンをしっかりガードしてくれること。これによりIP54相当の防塵・防水性能を発揮してくれるとともに、音の抜けの良さもキープしてくれます。

↑アダプター部には高性能なメッシュフィルターを使用しています

 

SpinFit SuperFineは最初からアダプター部とイヤーピース部が一緒になってセットされていますが、アダプター部は共通なのでイヤーピース部だけ取り変えることも可能です。サイズによっては前モデルのSpinFit CP1025 for TWSのイヤーピースを利用することもできるので、CP1025を持っている方にはうれしいですね。

 

ちなみに、SpinFit SuperFineのアダプター部は新設計となっており、以前のものと比べて透明感のあるデザインになっています。また、底部分の内輪はポリカーボネイトと熱可塑性エラストマーを使い、AirPods Proにしっかり装着できるツメ構造を採用しています。

 

AirPods Proの装着感、しっくりこないかも→装着感上がってノイキャン効果もUP!

手持ちのAirPods ProにSpinFit SuperFineを装着する前に、まずはサイズ選びから。SpinFit SuperFineはSSからLまで5サイズをラインナップしています。耳に合ったサイズを選ぶことは装着感を高めるためにとても重要なので、できれば店頭などでいくつかサイズを試してみたいところ。また、耳の左右で異なるサイズが合うということもあるので、ちゃんと右耳と左耳の両方でフィッティングしましょう。手頃な価格の製品なので、いくつかサイズごとに購入して使い分けるのも手です。

↑左右それぞれの耳でフィッティングしましょう

 

筆者は通常、イヤーピースはMかLサイズを使うのですが、今回はM、ML、Lの3つのサイズを試してみました。3サイズのなかではMかMLが耳に合っているようなので、とりあえず左右ともMをチョイス。Apple純正のイヤーピースはサラっとした感触のシリコンですが、SpinFit SuperFineはモチモチした感触で、より耳穴にピッタリ密着してくれます。AirPods Proが耳からよく外れてしまう、という人もこれなら安心できそうです。長時間イヤホンをつけていてもストレスもなく、快適に使えました。

↑SSサイズ(左)とLサイズ(右)だとここまで大きさが変わってきます

 

イヤーピースを変えて気付いたのは、耳穴をしっかり塞いでくれるので、遮音性が上がりAirPods Proのノイキャン効果をより高めてくれていること。元々AirPods Proは高いノイキャン性能を誇っていますが、それがさらに良くなった印象です。いまは電車の車内などは換気のために窓が少し開いていることがあり、そのため走行音が結構うるさく感じることもありますが、ボリュームをさほど上げずに音楽や動画が楽しめました。通勤通学のお供として、仕事や勉強に集中したいときにも、SpinFit SuperFineを組み合わせることでより強力な遮音性を発揮してくれるのでオススメです。

 

AirPods Proの音いいね! →イヤーピースでもっと低音が出ますよ!

もうひとつ、見逃せないのが音質の変化です。イヤーピースをSpinFit SuperFineに変えたことで、今までよりも低音がしっかり出ているように感じられました。低音の量が増えたというよりも、より深いところまで聴こえるようになったような印象です。SpinFit SuperFineは耳穴にしっかりフィットするので、耳の密閉性が高まり低音を逃さず耳に届けてくれるのでしょう。AirPods Proが耳にフィットしないと思っている人がつけてみると、これまでとは違った音を実感できるはず。

 

また、遮音性を高めてくれるので、動画やゲームのセリフなどもくっきりクリアになり聴き取りやすくなったと感じました。人の声は雑音や騒音にかき消されてしまいやすいのですが、これなら外出先でもドラマや映画などを楽しめますね。電車やバスでの移動中はスマホで動画を見るのが習慣、という方はぜひSpinFit SuperFineを使ってみてください。

 

イヤーピースを変えてケースに入らないのはちょっと……→装着したまま充電できる神仕様です!

大事なことがもうひとつ。完全ワイヤレスイヤホンは専用ケースに入れて充電する必要があるため、イヤーピースによっては交換してしまうとケースに入らなくなってしまうことがあります。そうなると、毎回ケースにしまう前にイヤーピースを取り外して収納せねばならず、非常に面倒くさいことに。特に、AirPods Proはケースが小型で、内側に余計なスペースがない設計のためイヤーピースのサイズ感が非常にシビアなのですが、SpinFit SuperFineは薄型でステムが短めになっており、AirPods Proに装着したままケースに収納できます!

↑SpinFit SuperFineならイヤホンにつけたまま充電ケースに収納できちゃいます

 

これ、AirPods Proを使っている人ならわかってもらえると思いますが、めちゃくちゃありがたいです! 交換イヤーピースをつけたままケースに収納できるなんて、神仕様としか言いようがありません!

 

また、前述したメッシュフィルターがホコリや水、汗などの侵入を防いでくれるので、イヤホンをしっかり守るという意味でもSpinFit SuperFineは有力な選択肢といえるでしょう。スポーツをするときもAirPods Proを使っているという方なら、SpinFit SuperFineが断然オススメです。

 

SpinFit SuperFineはAirPods Proのベストパートナー

ポータブルオーディオ業界では、数年前から交換イヤーピースで装着感や音質を自分好みにカスタマイズするのが流行りとなっています。なかでも、実売価格1980円(税込)と手ごろな価格ながら、装着感や遮音性向上に役立ち、さらに音質変化も楽しめるSpinFit SuperFineは、初めてイヤーピース交換を試してみたいと考えている方に最適な製品と言えるでしょう。また、SpinFitシリーズには、AirPods Pro用以外にも数多くの製品をラインナップしているので、複数のイヤホンを所有している方は、そちらも試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

撮影:中田悟

アップル、ボーズ、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンをまとめてチェック! それぞれの特徴は?

市場シェアの高いTWS人気モデルの「第2世代」が今年に入って続々登場。“AirPods”をはじめ、“QC”“LinkBuds”など、TWSブームを牽引してきたモデルのDNAを受け継いだ3アイテムが集結し、熱い火花を散らす!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

KEY TREND ≪定番TWS2.0≫

AirPodsの登場以来、完全ワイヤレス(TWS)がイヤホンの新定番に。音質の向上に加え、機能性や使い勝手が大幅に進化した、定番モデルの第2世代に要注目だ。

 

私がチェックしました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオからホームオーディオまで、音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

高音質の追求に留まらず機能性や利便性も重要に

今季も各社から最新のTWSが続々と登場しているが、なかでも注目度が高いのは、Apple、ボーズ、ソニーの3社。AppleはAirPods Pro、ボーズはQuietComfort Earbudsと、それぞれのフラッグシップモデルに待望の第2世代が登場した。ソニーは新機軸のリスニング体験ができるLinkBudsが今年話題を呼んだが、シリーズ第2弾のLinkBuds Sが早くもラインナップされた。

 

3モデルに共通しているのは、オーディオ機器としての基本性能がブラッシュアップされたことに加え、ウェアラブルデバイスとして高い利便性を備えること。なかでも、サウンドのパーソナライズ機能や、周囲の音を検知して自動調整するインテリジェントなANC機能の進化は目覚ましい。

 

3モデルの価格帯は2〜3万円台と安くないが、各社の知見とアイデアが詰まっており、いずれも買って損はない。数多ある製品群を前にして迷ったら、このなかから好みのものを選ぶのがベターだ。

 

【その1】音質の向上に加えANCもアップグレード

 

Apple

AirPods Pro(第2世代)

実売価格3万9800円

 

新開発のH2チップやドライバーを搭載し、オーディオパフォーマンスが向上。さらに前モデルの2倍に強化したANC機能に加えて「適応型環境音除去」機能を備え、周囲の雑音をこれまで以上に低減する。Dolby Atmos楽曲を中心とした「空間オーディオ」に対応。

 

SPEC●充電時間:5分で約1時間再生(急速充電)●最大再生時間(イヤホン/ケース込み):6時間/30時間●耐水:IPX4●イヤホン質量(片耳):5.3g

 

↑耳にしっかりフィットし、装着感は上々。スティック部分にセンサーを備え、タッチ操作ができるようになった

 

↑充電ケースにストラップループを配備。ストラップを付けてバックなどに下げれば、落下による紛失や破損を防止できる

 

↑L/M/S/XS、4サイズのシリコン製イヤーチップが付属。新たにXSが追加され、より多くの耳にフィットする

 

[野村’s Check] 耳の形に合わせて音を最適化できるように

「ANCの効かせ方が実に巧妙。音質面では、ボーカルやピアノの音色などがリアルになった印象です。パーソナライズの細かな測定により、空間オーディオの定位感や広がりも格段に向上」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★

装着感★★★★

 

【その2】耳の特性に合わせて音とANC効果を自動調整

 

ボーズ

Bose QuietComfort Earbuds II

実売価格3万6300円

 

ユーザーの耳に合わせて音の周波数プロファイルを最適化する「CustomTuneテクノロジー」を搭載。ニュアンス、明瞭さ、奥行きを備え、アーティストの意図したサウンドをバランス良く再現する。ANC機能も大幅に改良され、自然な打ち消しに加え、周囲のノイズの変化にも継続的に反応。

 

SPEC●充電時間(イヤホン/ケース込み):1時間/3時間、20分で最大2時間再生(急速充電)●最大再生時間:6時間●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.3●対応コーデック:SBC、AAC●付属イヤホンチップ:S/M/L●イヤホン質量(片耳):6g

 

↑付属の柔らかいイヤーチップとスタビリティバンドにより、快適な装着感を実現。長時間の使用も実に快適だ

 

↑前モデルと比べて約1/3サイズダウン。片耳が6gと軽量で、充電ケースも手のひらに収まるほどコンパクトに

 

↑セットアップや様々な設定が行えるアプリ「Bose Music」。フィットテストに対応し、密閉状態を確認できる

 

[野村’s Check] ボーズならではの優れたANC機能に脱帽

「定評のあるANCがさらに進化し、とても静かで、かつ自然な効果が楽しめます。音は迫力重視に感じられた先代に対して、よりバランスの良いボーズらしいサウンドへと原点回帰しました」

NC性能★★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★

 

【その3】外音取り込みを自在に調整でき使い勝手が格段にアップ

 

ソニー

LinkBuds S

実売価格2万6400円

 

NC機能とハイレゾ再生に対応しながら、世界最小・最軽量(※)を実現。外音取り込みによる“ながら聴き”と、高性能NCによる“没入”を切り替えて楽しめる。独自のセンシング技術の活用により、連携する音楽サービスのコンテンツを自動再生するなど、新しい音体験が可能。

 

SPEC●ドライバー径:φ5mm●充電時間:5分で60分再生(急速充電)●最大再生時間(ケース込み):NCオン時6時間(20時間)/NCオフ時9時間(30時間)●防水:IPX4●Bluetooth Ver:5.2●対応コーデック:AAC、SBC、LDAC●イヤホン質量(片耳):約4.8g

※:2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて

 

↑軽量・小型化に加え、耳から飛び出す高さを抑制。イヤホンの重心が頭の近くになり、より安定した装着性を実現した

 

↑イヤホンとケース内のレイアウトを見直し、コンパクト化に成功。上位機「WF-1000XM4」と比べて40%小型化された

 

↑スマホの加速度センサーにより、4パターンの行動を検出。あらかじめセットしておいた設定に自動で切り替えてくれる

 

[野村’s Check] クリアではつらつとしたソニーらしいサウンド

「本機のウリは“外音取り込み”で、周りの音が実に自然に聴こえるのには感心しました。音のクリア感は3製品の中で最も優秀。小型軽量で装着感は良好、長時間使用も聴き疲れなしです」

NC性能★★★★

音のクリア感★★★★★

装着感★★★★★

 

 

<Topic>オーディオグラスも進化中

【その1】高音質再生が楽しめるエレガントなデバイス

 

ボーズ

Bose Frames Soprano

実売価格2万9800円

 

テンプル部に2基のスピーカーを内蔵したサングラス。耳をふさがない“オープンオーディオ”テクノロジーにより、周りの音を聴きながら、自分だけに聴こえる音楽を楽しめる。

 

【その2】音漏れを抑えた構造でクリアな音声を実現

 

ファーウェイ

HUAWEI Eyewear

実売価格3万2780円

 

128平方ミリメートルの大型振動板を搭載した指向性セミオープンスピーカーを採用。音漏れを防ぎつつ、臨場感溢れるパワフルなサウンドを楽しめる。革新的なフレーム設計で、レンズ交換も簡単。

 

【その3】アクのないデザインでオンタイムにも活躍

 

アンカー・ジャパン

Soundcore Frames Cafe

実売価格1万9990円

 

独自のOpenSurroundオーディオシステムを採用。耳の周りに設置した4基のスピーカーとカスタムオーディオプロセッサーにより、耳をふさがず高音質サウンドが聴ける。

太陽光や室内光で充電できる! ケースにソーラー充電パネルを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「urbanista PHOENIX」

エム・エス・シーは、スウェーデンのurbanista(アーバニスタ)社の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「urbanista PHOENIX(フェニックス)」を、12月22日に発売しました。税込価格は2万7500円。

 

同製品は、urbanista社と提携している、スウェーデンのEXEGER(エクセジャー)社のソーラー充電パネル「Powerfoyle」を搭載した、自動充電型の完全ワイヤレスイヤフォンです。太陽光(自然光)だけでなく室内光でも発電して、屋外・屋内を問わず充電ケースが常に蓄電され、収納されたイヤホンの充電を行います。ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載し、イヤホンに内蔵されている2つのマイクの働きで、耳の内側と外側で発生する雑音を低減させます。外音取り込み機能に切り替えることで、周囲の音を聞きながら通話などができます。

 

マルチアクセス機能を搭載し、スマートフォンや音楽プレイヤーなど別々のBluetooth搭載機器2台と同時にペアリングして、シームレスに接続を切り替えられます。iOS/Androidで利用できる専用アプリ「Urbanista Audio」と連係することで、充電ケースの発電状況のリアルタイム確認やノイズキャンセリング切り替え設定、イコライザー機能で音質調整などが行えます。

 

カラーバリエーションは、地球上で最も日当たりの良い砂漠の風景をイメージした、Midnight Black(ミッドナイトブラック)とDesert Rose(デザートローズ)の2色をラインナップ。3サイズ(S/M/L)のカナル型イヤチップや、充電ケース専用ネックストラップも付属しています。

Nothingの新型ワイヤレスイヤホンが登場近し? Ear (2)か、新ブランドか……

Nothingが新型ワイヤレスイヤホン「Particles by XO(仮称)」「Nothing Ear (2)」を準備している可能性を、海外テックメディアの91Mobilesが報じています。

↑91Mobilesより

 

まず上画像は、Nothingのファームウェアから発見されたものです。どうやらNothingはサブブランドとしてParticles by XOの立ち上げを用意しており、同ブランドからワイヤレスイヤホンが投入されるとのこと。イヤホン本体は落花生のような不思議な形状をしており、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や「LHDC」コーデックに対応するようです。

 

↑91Mobilesより

 

91Mobilesは同時に、Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (2)」を準備しているとの情報も伝えています。上のリーク画像をみると、そのデザインは現行モデルの「Nothing ear (1)」とほぼ同じ。Bluetooth認証機関に製品が登録されたとの情報もあり、近日中の投入が期待されています。

 

すでにワイヤレスイヤホンを2機種投入しているNothingですが、今後もさらなるオーディオ製品を投入するのか、あるいはタブレットやスマートホーム製品などに進出するのか、今後に注目したいものです。

 

Source: 91Mobiles 1, 2

1位は驚異的な高音質! 1万円以下のおすすめイヤホンランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

それらの条件を満たすラインナップのなかでも、第1位に選出したHSE-A2000PNは出色の仕上がりだ。まず、この価格とは思えない音質の良さには驚かされる。特に低音は厚みがしっかり出ていて聴き応え抜群。通話の音声もかなりクリアで、ビジネスユースにも申し分ない。おまけに付属品も充実し、4サイズ同梱するイヤーピースは耳穴への収まりが良く、痛くなりにくい。1万円と言われても信じるレベルで総合的に大満足の逸品だ。

 

【第5位】エコー除去マイクを備えるハイレゾ対応モデル

実売価格2730円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

フィリップス

PRO6305

12.2mmネオジウム・ドライバーを搭載し、ハイレゾ音源の再生に対応。リモコンマイクにエコーキャンセレーション機能を備え、クリアな通話を実現する。ハウジングには真空メタライズ加工を施し、高級感のある仕上がり。

 SPEC●ドライバー径:φ12.2mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:109dB●周波数帯域:7Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑ノズルの形状は楕円形となっており、イヤーピースが適度に変形することで確実に耳にフィット。高い遮音性を発揮し、高解像度の音楽を存分に楽しめる

 

[ココが価格以上!] このクラスには珍しいノズル形状とドライバー径

「同価格帯では珍しい楕円形のノズルはフィット感良好で疲れにくい。ドライバーも大口径で『ハイレゾ対応』に恥じないクオリティのサウンドを楽しめます。エコー除去機能もビジネスに◎」(川内)

 

【第4位】洗練された表現力とパワフルな低音が秀逸

実売価格6370円

【ダイナミック型/2019年2月発売】

ゼンハイザー

CX 300S

通話や音楽を「インライン・スマート・リモコン」で操作が可能。繊細な表現力と力強い低音サウンドが特徴だ。写真のレッドのほか、ブラック、ホワイトのカラバリを展開。ハウジングにブランドロゴをあしらったデザインが目を引く。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:18Ω●音圧感度:118dB●周波数帯域:17Hz~21kHz●質量:約12g

 

↑4サイズのイヤーピースを同梱。一般的なモノよりも若干太めの楕円形ケーブルを採用し、絡まりにくい形状だ

 

[ココが価格以上!] ゼンハイザーらしいワンランク上の質感

「2位の80Sよりワンランク上の、より質感の高いサウンドを楽しめるモデル。ステップアップ機としても使いやすい性能です。4サイズから選べるイヤーピースと、レザー調のケースが付属」(川内)

 

【第3位】独自設計ドライバーが奥行きあるサウンドを再現

実売価格7980円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

final

VR3000 for Gaming

新開発の6mm口径ダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を搭載。音色や方向感を高精度で再現し、ゲームやバイノーラルサウンドなどの音源に適する。ロック機構付きのイヤーフックと、5サイズのイヤーピースを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:18Ω●音圧感度:101dB●周波数帯域:非公表●質量:約20g

 

↑ケーブルを耳に掛けるタイプで、タッチノイズが伝わるのを低減できる。ケーブルの収まりが悪いときはイヤーフックで固定

 

[ココが価格以上!] 定位感が非常に高くゲームや映像鑑賞に

「廉価ではないがゲームと映像鑑賞が主用途ならハマる性能。ゲーム用に開発されただけあって定位感が高く、臨場感抜群です。フィット性は高いものの、イヤモニのような独特の装着感なので試聴を推奨」(川内)

 

【第2位】幅広い音域でバランス良く解像度の高い自然な音

実売価格2970円

【ダイナミック型/2022年4月発売】

ゼンハイザー

CX 80S

本体質量が約10gと小型軽量で、携帯性に優れるモデル。高周波数でも低周波数でも音がつぶれずにバランス良く鳴り、爽やかで自然な印象の、解像度の高いサウンドを楽しめる。イヤーピースは3サイズを用意。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:28Ω●音圧感度:119dB●周波数帯域:17Hz~20kHz●質量:約11g

 

↑操作スイッチを配した「インライン・スマート・リモコン」を装備。デバイスによらず手元の操作だけで、音楽の再生/停止や通話への応答などができる

 

[ココが価格以上!] 安くともゼンハイザー! 臨場感を味わえる音響

「ゼンハイザーのイヤホンが3000円以下というだけでおトク感アリ。安くてもゼンハイザーらしい音作りを踏襲し、解像度が高く、定位感もちゃんとあります。音楽鑑賞を中心に楽しみたい人向け」(川内)

 

【第1位】ピエール中野氏が監修し同価格帯では驚異的な高音質

実売価格3310円

 

【ダイナミック型/2021年1月発売】

アルペックス

Hi-Unit HSE-A2000PN

ロックバンド「凛として時雨」のピエール中野氏がプロデュースし、音質のチューニングを担当した通称「ピヤホン」の第2弾。高性能マイクを追加し、通話もこなせる。ケーブルのタッチノイズを軽減できるクリップを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:92dB●周波数帯域:5Hz~40kHz●質量:約10g

 

↑ドライバーにグラフェンコート振動板を採用。低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたったクリアな音を再現する

 

↑ロゴ刻印のオリジナルキャリングケースを付属。持ち運ぶ際に収納すれば断線を防ぎ、長く愛用することができる。イヤーピースなどが入る内ポケットを装備

 

↑「ピヤホン」シリーズは、パッケージもオリジナルデザイン。ピエール中野氏のファンにはお馴染みの「バイブスくん」をあしらう

 

[ココが価格以上!] 低音は特筆の高音質で3000円は信じがたい!

「良い意味で価格に目を疑うほどの高音質。1万円でも不思議ではない仕上がりです。有線『ピヤホン』第2弾となる本モデルでは、リモコンマイクが追加されたのもうれしい」(川内)

ウェブ会議でも活躍、数千円台のオススメ「イヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

【第10位】バランスの良い自然な音で気軽に使えるエントリーモデル

実売価格2990円

【ダイナミック型/2020年1月発売】

Kinera

TYR

発祥はドライバーメーカーで、ハイブリッド構成のハイエンド機も数多く手掛ける同社の、最もカジュアルなダイナミックモデル。バランスの取れた音作りで、入門機として最適な聴き疲れしにくい素直なサウンドだ。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:105dB●周波数帯域:20H~20kHz●質量:約20g

 

↑レザー調のケースなどを付属。イヤーピースは、フィット感と遮音性に定評のあるfinal製3サイズを含む、全5サイズを同梱する

 

[ココが価格以上!] クセのないサウンドでジャンルを問わず聴ける

「気鋭の中華メーカーによるエントリーモデル。クセのないサウンドでどんなジャンルの音楽にも合うので、イヤホンステップアップへの入り口としてはベストです。付属の円形ケースがオシャレ」(川内)

 

【第9位】ゲーミング向けラインながらビジネスにも適した使い勝手

実売価格3160円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

JBL

JBL Quantum 50

ゲーミングに特化した同シリーズの、マイクミュート機能付インイヤーゲーミングイヤホン。口元近くに配置されたマイクは、ゲームのマルチプレイはもちろん、ウェブ会議でも重宝する。イヤーピースは3サイズ同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8.6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:20Hz~20kHz●質量:約21.5g

 

↑特許取得の「ツイストロック」構造で安定した装着感。遮音性も高く、長時間でも快適にプレイできる

 

[ココが価格以上!] スライド式のミュートなど絶妙な操作性のリモコン

「8.6mm径ドライバーを搭載し、小さい音までしっかり拾えます。リモコンの使い勝手が秀逸で、音量調整やマイクミュートはスライダー式の操作。丁度マイクが口元近くにくるのでウェブ会議も快適です」(川内)

 

【第8位】音声の明瞭度が高くウェブ会議で使いやすい

実売価格4896円

【ハイブリッド型/2021年4月発売】

intime

碧(SORA)Light with Microphone

ドライバーユニットは、10mm径の高性能ウーファーとVSTからなるハイブリッド構成。高い解像度と広い音場を叶えた。自社開発のVSTは、サ行などの無声摩擦音の聞こえを助ける効果もある。イヤーピースは4サイズが付属。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●インピーダンス:非公表●音圧感度:102dB●周波数帯域:20Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑シンプルな操作性の3ボタン搭載スイッチスティックを採用。スティックの中央にマイクを配し、オーディオコントロールも一括で行える

 

[ココが価格以上!] 5000円以下でハイブリッド型を採用

「この価格でハイブリッド構成のユニットはレア。聞き心地の良い低音と、透明感のある中高音を楽しめます。通話音声が明瞭でウェブ会議向き。高音が刺さらない調律も気に入りました」(川内)

 

【第7位】FPSゲーム向けに設計され空間の表現力が卓越

実売価格6280円

【ダイナミック型/2021年7月発売】

AZLA

AZEL Edition G

FPSのプロゲーマー監修のもと調整を重ねたゲーミングイヤホン。ダイナミックで迫力のある低域再生と、高音域の自然な表現や定位感を実現した。マイクには余計なサウンドが入りにくい仕様。イヤーピースは充実の6サイズを同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:24Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:4Hz~60kHz●質量:約19g

 

↑DAC内蔵のUSB Type-C変換ケーブルを付属。高解像度ハイレゾ音源までサポートするうえ、スマホやPCなど、様々なデバイスにつないで使用できる

 

[ココが価格以上!] 流石の定位感と音場で極上の臨場感を味わえる

「FPSゲーム向けに開発されただけあって、定位感や音場の再現が秀逸。映像鑑賞や音楽ライブ鑑賞にもピッタリです。柔らかくフィット性も高い独自イヤーピースが6サイズも付属するのはうれしい」(川内)

 

【第6位】最新のPCやスマホに使えるUSB Type-C対応

実売価格3080円

【ダイナミック型/2021年6月発売】

オーディオテクニカ

ATH-CKD3C

USB Type-C端子の専用イヤホン。D/Aコンバーターを内蔵し、幅広い機種のPCやスマホ、タブレットに直接接続してすぐに使用できる。高品質マイク付きのリモコンを採用し操作もラク。イヤーピースは4サイズ同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ9.8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:102dB●周波数帯域:5Hz~24kHz●質量:約6g(コードを除く)

 

↑9.8mmドライバーを搭載。不要な振動を抑える真鍮スタビライザーを採用し、解像度の高いクリアなサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 人気モデル譲りの忠実な音作り

「エントリークラスの定番ATH-CKR30を受け継ぐ音響設計で、原音に忠実なサウンドが魅力。同社らしいやや長めのボディ形状で、耳穴への収まりが良好です。Lightning対応モデルも用意」(川内)

ダイソン未発売の空気清浄ヘッドホンに新情報、科学的アプローチで高音質を実現か

ダイソンは12月8日、同社初のウェアラブルデバイスである「Dyson Zone」の、オーディオ部分の仕様を公開しました。

↑Dyson Zone

 

Dyson Zoneは、外出先でも浄化された空気と、高品質な音響システムで騒音を遮断できる、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン。2022年3月に発表されましたが、これまで詳細な仕様などは公開されてきませんでした。ですが、ここにきてヘッドホンの詳細が明らかになった形です。

 

まずバッテリーについて、オーディオ再生のみであれば最大50時間の再生が可能。空気清浄機能とオーディオ再生を合わせると約4時間再生できます。また、USB Type-C経由で100%まで3時間で充電できるとのこと。

 

騒音を遮断するとあるだけに、アクティブノイズキャンセリングも搭載。内蔵されている8個のマイクを使い、1秒間に38万4000回も周囲の音をモニタリングしているそうです。これにより、20Hzから20kHz範囲のノイズを最大38dbまで低減可能といいます。

 

通話用に2個のマイクも搭載し、通話や音声録音、音声コントロールもできます。通話時は、それぞれのマイクからの信号を組み合わせることで装着している人の後方や横からのノイズを除去するビームフォーミングにより、より明瞭でクリアな音声通話を実現しているとのこと。

 

音質面においては、ダイソンのエンジニアが音響を研究したほか、ユーザーへのトライアルで検証するなど、科学的なアプローチで作りこんでいったとしています。

 

作りこんだ部分のひとつは、音の歪みを徹底的に抑えたこと。ドライバーのほか、電子機器、構造、素材など、各部分で発生する歪みを最小限にするよう設計しているそうです。

 

ドライバーは40mm径を搭載し、再生周波数帯域は6Hz~21kHz。低音、中音、高音までの、可聴帯域全体にわたってよりクリアな音を実現したといいます。

 

加えて、科学的な指標とユーザーへのテストを基に、明瞭で繊細な音質を実現するために、周波数カーブを最適化する独自のEQ設定を採用。これによりHi-Fiなオーディオ体験が可能になったとのこと。EQは独自のスマホアプリで設定可能です。

↑アプリ画面

 

また、装着の快適性にもこだわっており、遮音性と両立させるために、従来のイヤークッションよりもあえて平たくし、耳の角度に合わせてクッションの角度を設定。最適な快適性を実現したそうです。

 

製品は2023年1月に中国で先行販売を予定しており、その後3月にアメリカ、英国、香港、シンガポールで販売予定です。日本での販売は未定。

 

これまで空気清浄の分野でリードを続けてきたダイソンなので、ヘッドホンとしてはやや落ち着いた性能になると想像しそうなところ。ところが、科学的なアプローチでオーディオ部分もしっかりと作りこまれていそうな仕様が公開されました。あとは日本での販売アナウンスを待つだけですね。

↑空気清浄の装置を付けるとこのようなイメージに

気になる1位は? 1万円前後の今買いな「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。例えば今回の第1位には、熱気あるボーカルの再現が秀逸なビクターブランドの製品を選出した。ワンタッチでトーク向きのモードに変更できる機能など、使い勝手良好。小型・軽量で装着感も上々と、入門機としても最適だ。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第5位】3つのシーンに合わせて最適なANCを起動

実売価格9990円

 

【ハイブリッドANC/2021年8月発売】

アンカー・ジャパン

Soundcore Life P3

11mmの大口径ドライバーを搭載。「ウルトラノイズキャンセリング」機能を備え、屋外/交通機関/屋内それぞれに最適なANCを発揮する。写真のコーラルレッドのほかブラック、オフホワイト、ネイビー、ライトブルーを用意(ブラックのみ8990円)。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):10.4g

 

↑ゲーミングモードを搭載。低遅延で臨場感あるサウンドを楽しめる

 

↑専用アプリでウルトラノイズキャンセリングのモード選択やイコライザー設定をカスタマイズ。睡眠モードではリラックス効果を期待できる音を再生する

 

[ココが価格以上!] 使い勝手抜群のアプリで多機能ながら1万円未満

「アプリはウルトラノイズキャンセリングのモード選択を筆頭に、イコライザーの調整やゲーミング、イヤホンを探すなどの機能が充実。再生/停止など、タッチ操作のカスタマイズもできます」(野村さん)

 

【第4位】リアルタイムでノイズを補正しこだわりの音響を満喫できる

実売価格1万5950円

【ハイブリッドANC/2022年4月発売】

JBL

JBL LIVE FREE 2

ハイブリッドANCのリアルタイム補正技術により、環境に合わせて自動でノイズを低減。アプリではANCや外音取り込みを7段階から、手動でも調整できる。カラバリはブラック、シルバー(写真)、ブルーの3色を展開する。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.8g

 

↑片側3基のマイクを搭載。ANCや外音取り込み機能の精度向上に加え、自然な通話を助ける「ボイスアウェア機能」を獲得した

 

[ココが価格以上!] 大口径ドライバーによるこだわりのサウンド

「11mmダイナミック型ドライバーを搭載。JBLらしい迫力の低音とクリアな高音が楽しめます。イヤホンはオーバルシェイプデザインを採用し、良好な装着感と高い遮音性を兼備」(野村さん)

 

【第3位】再生中のデバイスに切り替わるマルチポイント接続が便利

実売価格7000円

【シングルANC/2022年7月発売】

EarFun Technology

EarFun Air S

クアルコム製の高性能チップを搭載し、音が途切れにくいシームレスな接続を実現。最大30dBのノイズを低減するANC機能を備える。2台同時接続しておけば着信が入ったデバイスに自動で切り替わる、マルチポイント接続に対応。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約6時間、ケース込み約30時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.4g

 

↑専用アプリとの連携でタッチ操作の割り当てやイコライザー設定が可能。高/中/低音域を各±10段階から調節できる

 

[ココが価格以上!] 7000円で迫力の音響と充実した機能性

「7000円ながらマルチポイント接続や低遅延モードなど、最新の便利機能が満載。音質も上々で、ディテール表現をしっかり伝えつつ、臨場感あるパワフルなサウンドを鳴らします」(野村さん)

 

【第2位】スピーカーの音響を追求し最低限の補正で自然な高音質

実売価格6980円

【ANC非搭載/2021年7月発売】

ag

COTSUBU

イヤホン片側でわずか3.5gほどのコンパクトタイプ。アングルを問わない形状で、最適な装着位置を探れる。高音域の一部のみをイコライザーで補正し、聴き疲れしにくい自然な高音質を実現。

SPEC●ドライバー径:非公表●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約5時間、ケース込み約20時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約7.0g

 

↑皮脂や指紋などの汚れが付きにくい独自の表面加工「粉雪塗装」を改良。表面の凹凸を感じられる質感に仕上げ、7色を展開する

 

[ココが価格以上!] 独自設計のイヤホンは小粒でも高音質

「独自デザインのイヤホンは、耳穴の小さい人や女性も含めて誰でもフィットしやすい形状。タッチ操作の精度も優秀です。ANC非搭載ですが、音の良いTWSをカジュアルに楽しみたい人にオススメ」(野村さん)

 

【第1位】ノイズや風切り音を抑制し屋外でもクリアに聞こえる

実売価格9880円

 

【シングルANC/2022年5月発売】

ビクター

HA-A30T

高水準の騒音遮断性能を有し、同社のTWSでは最小・最軽量。ワンポイントのデザインとしても秀逸なメタリックパーツが風切り音を抑制する。通話中でもANCのON/OFFや、タップによるマイクON/OFFの切り替えに対応。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース約2.5時間●最大再生時間:イヤホン約9時間、ケース込み約21時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約8.4g

 

↑イヤホンをワンタッチして再生中の音源の音量を下げつつ、マイクから外音を取り込める。装着中とっさの会話にも対応できる

 

↑イヤホンは片側約4.2g、ケースは約28gと軽量で携帯に便利。ハウジングには“ビクター犬”のマークが刻印されている

 

↑周囲の雑音を打ち消すANC機能に加え、新形状・新素材のイヤーピースで高い遮音性を実現。耳にやさしいフィット感も魅力だ

 

[ココが価格以上!] こだわりの音響がポータブルで楽しめる

「高度な音響設計技術を誇る同社こだわりの音質をエントリープライスで楽しめるTWS。ワンタッチで音量を下げつつ外音を取り込める『タッチ&トーク』機能が便利です」(野村さん)

1万円台でも満足度高し! 今買いの「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第10位】ANCとイヤホン形状による総合的な騒音除去が高水準

実売価格1万780円

【ハイブリッドANC/2021年11月発売】

GLIDiC

TW-6100

ハイブリッドANCに加え、カスタムIEMメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は遮音性が高く、騒音を除去。通話時の騒音を抑えて音声にフォーカスする「ノイズリダクション」機能も備える。IPX5の防水仕様で水洗い可能。

SPEC●ドライバー径:φ9.2mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約10時間、ケース込み:約35時間●防水:IPX5●イヤホン質量(合計):約13.0g

 

↑安定した接続により音声遅延を低減する低遅延モードを搭載。音声遅延によるデメリットが大きいゲームプレイや動画視聴などをストレスなく楽しめる

 

[ココが価格以上!] イヤホン形状が特筆! 音響はアッパーに鳴らす

「独自の『IEM形状』イヤホンを採用。格別のフィット感で使用中の脱落がほぼなく、遮音性も抜群です。音質面では、丁寧なディテール表現とメリハリの良さが両立したアッパーな印象」(野村さん)

 

【第9位】ANCと外音取り込みを排し音質で勝負する意欲作

実売価格1万4800円

【ANC非搭載/2022年7月発売】

final

ZE2000

ANCや外音取り込み機能は搭載せずに音質を追求。姉妹品の「ZE3000」を基に異なるチューニングを施し、価格を抑えた。新設計の超低歪ドライバーとイヤホン内部の機構が、細かな強弱も感じられる明瞭な音響を実現。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):非公表

 

↑特徴的な形状のイヤホンは、3点のみで耳に接触する設計。どんな耳穴にもフィットしやすく、圧迫感が少ない優れた装着感だ

 

[ココが価格以上!] ワイヤレスの常識を覆す上質でメリハリある音響

「自社開発のドライバーとイヤホン内部構造、サウンドメーカーとしての理念に基づく調音で、TWSとは思えない上質感を獲得。メリハリのあるサウンドはポップスやロックなどの現代音楽向きです」(野村さん)

 

【第8位】老舗メーカーのリッチな音がTWSで手軽に楽しめる

実売価格1万6500円

【ハイブリッドANC/2021年10月発売】

デノン

AH-C830NCW

老舗オーディオブランドの同社で全製品の音質チェックを行う「サウンドマスター」がチューニングを担当。楕円形の大口径ドライバーを搭載し、広範な音域で解像感の高いサウンドを再現する。音声アシスタントにも対応。

SPEC●ドライバー径:11×10mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約6時間、ケース込み約24時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約10.6g

 

↑片側3基のマイクを搭載し、ビームフォーミング技術とエコーキャンセル技術の併用で快適な通話を実現。ANC機能面ではハイブリッド方式を採用した

 

[ココが価格以上!] 周囲音ミックス機能が自然で外出時に重宝

「周囲の音をミックスする外音取り込みは、装着していることを忘れるほど自然な印象。3Dシミュレーションやサンプルの試作を繰り返したというイヤホン形状はフィット感が格別です」(野村さん)

 

【第7位】耐久性とフィット感に優れるワークアウトのパートナー

実売価格1万4850円

【シングルANC/2022年1月発売】

Jabra

Elite 4 Active

IP57準拠の防塵防水仕様で、耐汗能力を高めたタフな一台。片側2基のマイクは独自構造のメッシュカバーで保護され、風切り音を抑えて明瞭な通話をサポートする。触覚的なボタンをタッチして外音取り込みONなどの操作が可能。

SPEC●ドライバー径:φφ6mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約28時間●防水:IP57相当●イヤホン質量(合計):約10.0g

 

↑ハイレベルな防塵防水性能を備えワークアウトに最適。人間工学に基づいたデザインで、ウィングはないが安定したフィット感だ

 

[ココが価格以上!] 通話性能が高くワークアウト以外でも活躍

「JabraのTWSとしては入門機とも言える価格帯ですが、機能性は十分。『Spotify Tap再生』機能ではクイックに音楽を楽しめます。マイク性能にもこだわり、クリアな通話品質はビジネスで有効」(野村さん)

 

【第6位】小型化とANCの強化を実現し圧倒的な長時間再生は健在

実売価格1万1990円

【ハイブリッドANC/2022年6月発売】

AVIOT

TE-D01v

人気シリーズの最新機種。片側2基のマイクが集音するハイブリッドANCを採用し、中・高音域における低減率は従来比170%まで伸長した。独自の省電力技術により、イヤホン単体で最大約18時間という驚異的な再生時間を誇る。

 SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約18時間、ケース込み約60時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約12.6g

 

↑高品質通話用マイクを搭載し、通話やオンライン会議が快適に。マルチポイント対応なので、作業中の着信にもすぐにレスポンス可能

 

[ココが価格以上!] ANC機能や装着感が従来機から大幅に強化

「強化されたANCをはじめ、最新モデルならではの高機能が魅力。イヤホンが小型化し装着感は格段に向上しています。10バンドのイコライザー設定など、アプリ連携機能も便利」(野村さん)

機能“全部入り”の完全ワイヤレスに声優・小岩井ことりも大満足!「オーディオ テクニカ ATH-TWX9」はポタ-1グランプリ2022優勝候補!

今秋オーディオテクニカが満を持してリリースしたATH-TWX9は、同社の完全ワイヤレスイヤホン最上位モデル。伝統あるオーディオメーカーらしい上質な音と、快適なリスニングをもたらす多機能を両立した“全部入り”イヤホンだ。

 

【今回紹介する製品】

数多くの機能を備えつつ 音質もこだわり抜かれた
まさにフラッグシップ!(小岩井)
オーディオテクニカ ATH-TWX9

 

完全ワイヤレスイヤホン
2万5000〜3万5000円
GetNavi注目モデル

エントリーNo.32
オーディオテクニカ
ATH-TWX9

実売価格3万3000円

妥協のない音質と、ノイズキャンセリング効果の体感レベルを高めることのバランスを追求した新開発ドライバーを採用。伸びやかで粒立ちの良い音を堪能できる。左右に各2基の小型MEMSマイクを搭載し、高精度のNCを実現する。

SPEC●ドライバー:φ5.8㎜ダイナミック型●使用可能時間:最大約6.0時間(イヤホン)、最大約18.5時間(充電ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片側)、約55.9g(充電ケース)

 

小岩井ことり…声優だけでなく、歌手、DAWを駆使しての楽曲制作、クラブDJ、メタルバンド、VTuberなど多岐にわたるジャンルで活躍中。ヘッドホン・イヤホンは大好物で、100点以上を所有する。ピアレスガーベラ所属。

 

ATH-TWX9が優勝する9の理由

まさに“全部入り”のフラッグシップモデルATH-TWX9の魅力を、小岩井さんがじっくりと使って体感。 サウンドから使い勝手に至るまで、本機が「優勝」たりうる理由を細かく解説していく!

 

<理由1>

不自然な強調感が一切ない “本物”を感じさせるサウンド

「一聴して音響メーカーさんならではのチューニングと感じられる“本物”らしいサウンド。特定の帯域を強調しすぎることがなくナチュラルでありつつも、華やかな音を楽しめました」(小岩井)

 

↑専用のφ5.8㎜ダイナミックドライバーを新設計。伸びやかな高域や、粒立ちの良い繊細な音を楽しめる

 

↑エッジマウント方式を採用した振動板は3層マルチレイヤー仕様。キレが良く、量感のある音を実現した

 

<理由2

シンプルながら高級感がある 大人に相応しい上質デザイン

「シンプルながら高級感がある、大人のためのイヤホン。ケースもイヤホンもコンパクトですが、表面にしっとりとした塗装が施されているため扱いやすいのもポイントです」(小岩井)

↑イヤホン、ケースともに黒くマットな表面加工。ブロンズの差し色も相まって質感の高いデザインだ

 

↑ケースは片手にすっぽりと収まるサイズ。イヤホンも小さいものの手に馴染み、落下させる不安が小さい

 

<理由3>

耳の内外で支えるような 唯一無二の安心な装着感

「耳穴に当たるイヤピース部だけでなく、外側の耳介に当たるハウジング部でも支えるような装着感は唯一無二! ほかのスティック型イヤホンにないフィット性で安心感を得られました」(小岩井)

↑スティック部がすっぽりと耳に収まってフィットするため、脱落の不安を感じさせない。見た目もスマートだ

 

↑装着感を左右するイヤピースにもこだわった。導管の長さが異なる3種類を4サイズ、計12種類が付属する

 

<理由4>

2種類のノイキャン機能を備え いつでも最適な設定に

「ユーザーに合わせてカスタムされる『パーソナライズ』と、周囲の騒音環境を計測して最適化する『オプティマイズ』という2種のノイキャンシステムを搭載。あらゆるシーンに対応してくれます」(小岩井)

↑装着時にロングタッチすると「オプティマイズ〜」が起動。環境に合わせてノイキャンレベルを最適化する

 

↑2基のマイクで環境ノイズを集音。独自開発のノイズフィルター設計を通して高精度のノイキャンを実現する

 

<理由5

高性能マイクとノイキャンの 組み合わせにより通話も快適!

「マイクメーカーでもある同社だけに通話も快適。ノイキャンとの相性も良好です。自分の発した声を聴けるサイドトーン機能も秀逸で、雑踏のなかでも落ち着いて話せました」(小岩井)

↑自分が発した声を集音して聴けるサイドトーン。閉塞感がなくなり、必要以上に大きな声を出すこともなくなる

 

<理由6

2つのデバイスと同時接続して 用途に応じて切り替えられる

「2つの機器に同時接続して、すぐに切り替えられるマルチポイント機能が便利。PCで作業しているときスマホに着信が入ったらすぐ対応、といったシームレスな使い方ができます」(小岩井)

↑リモートワークではノートPCとスマホを駆使して作業することが多い。両方に接続しておけばストレスフリーだ

 

<理由7

専用アプリ 「Connect」で 細かい設定が可能

「専用アプリの使い勝手が良好。タッチ操作のカスタムや、キーアサインの変更などを行えるので、やり込みたくなります。ヒアスルーレベルや左右の音量を細かく設定できるのもイイ!」(小岩井)

↑ビジュアルを前面に出したUIを採用し、初めてのユーザーも直感的に操作できる。デバイスの切り替えなども容易だ

 

<理由8

深紫外線LEDを照射して ケース内で イヤホンを除菌

「ケースにイヤホンを収納すると、深紫外線LEDが照射されて細菌やウイルスを除去できる機能は安心感があります。衛生面への意識が高まっているこのご時世にもピッタリですね」(小岩井)

 

↑ケース内にはミラー加工が施され、イヤピースが除菌される設計になっている

 

<理由9

充電ケースは “置くだけ”でOKの ワイヤレス充電に対応

「Qi規格のワイヤレス充電に対応し、Qi充電器にケースを“置くだけ”でチャージできます。『除菌』もそうですが、こういった先進機能を搭載するのはさすがフラッグシップですね」(小岩井)

↑Qi規格対応の充電器(別売)に置くだけで手軽にチャージ。もちろん付属のUSB Type-Cケーブルでも充電できる

【このノミネートモデルもチェック!】

完全ワイヤレス イヤホン
1万〜1万5000円

エントリーNo.13
ATH-CKS30TW

実売価格1万2980円

キレのある重低音を楽しめる「SO LID BASS」の最新モデル。ブルーグレー、ブラック、ピンクベージュ、ホワイトの4色で展開する。「この小ささでこの迫力を出せるに驚き! 重低音好きの女性は多いので人気が出そうです」(小岩井)

 

骨伝導ヘッドホン

エントリーNo.48
ATH-CC500BT

実売価格1万7600円

世界初の「軟骨伝導」ヘッドホン。耳をふさぐことなく“ながら聴き”を楽しめる。オンライン会議での使用にもピッタリ。「従来の骨伝導ヘッドホンとは一線を画すサウンドクオリティ。音響メーカーとしてのプライドを感じました」(小岩井)

撮影/福永仲秋(ANZ) ヘアメイク/Hitomi Haga

人気メーカーのイヤホンなど年始来最安値多数!【Amazonブラックフライデー2022情報】オーディオ関連アイテム編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、イヤホンやヘッドホンなど注目のオーディオ関連アイテムを紹介します。

 

SHURE(シュア) SE215 SPE-A 高遮音性イヤホン -有線イヤホン-」「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-E70 -有線イヤホン-」「Jabra Elite 7 Pro -完全ワイヤレスイヤホン-」「【Amazon.co.jp限定】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 -完全ワイヤレスイヤホン-」「HUAWEI FreeBuds Pro2 -完全ワイヤレスイヤホン-」「Victor(ビクター)HA-FW1000T -完全ワイヤレスイヤホン-」といった、人気メーカーのイヤホンが、年始来最安値に!

 

ヘッドホンは、日本ではAmazon.co.jp限定のワイヤレスヘッドホン「Bose QuietComfort 45 スペシャルエディション」がお買い得に。ワイヤレスヘッドホン「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-M20xBT」も、年始来最安値です。

 

ワイヤレスオーディオでは、2022年10月発売の新製品「【Amazon.co.jp限定】JBL FLIP ESSENTIAL2」と、2020年モデルの重低音スピーカー「ソニー SRS-XB33」が、年始来最安値となっています。

 

サウンドバーでは、Dolby Atmos対応「JBL BAR 5.0 MultiBeam」が年始来最安値となっており、人気の「Bose Smart Soundbar 700」も、セール価格で登場です。

 

ポータブルオーディオ「ソニー ウォークマン 64GB ZXシリーズ NW-ZX507 ブラック/シルバー」が年始来最安値。ウォークマンは初のセール参加となります。

 

マイクは「SHURE シュア 単一指向性ダイナミック型マイクロホン SM7B」が年始来最安値です。また、USBアダプターとケーブル、マイクケーブル、卓上スタンド付属の高音質マイク「マランツプロ USBコンデンサーマイク M4U」も、ブラックフライデーセール対象です。

 

ゲームのボイチャや配信に特化したミキサー「ヤマハ ゲーム/配信用オーディオミキサー&ヘッドセット ZG01 PACK」も、年始来最安値で登場。

 

Alesis 電子ピアノ Recital Pro」「Alesis 電子ピアノ Recital Black」といった、楽器もブラックフライデーセールの対象となっています。

装着したくてウズウズする!「Nothing Ear (stick)」、10月29日から国内で先行限定発売

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (stick)」を国内外にて正式に発表しました。

↑蝶のように舞い、蜂のように刺す?(画像提供/Nothing)

 

Ear (stick)はハーフインイヤー型のデザインを採用。イヤホン重量が4.4gと軽量なこともあり、「羽のように軽い感覚」での装着が可能です。またリップスティックにインスパイアされた、コンパクトな円筒形のケースも特徴となっています。

 

イヤホン本体には12.6mmのカスタムドライバーを採用し、耳の形にあわせて低音の量を補完する「Bass Lock Technology」による、本格的なサウンドを実現。さらに3個のマイクでクリアな通話を実現する「Clear Voice Technology」も搭載しています。音楽などの再生時間はイヤホン本体で7時間、ケース込みで最大29時間です。

 

Nothingのスマートフォン「Phone (1)」に接続すると、自動で低ラグ(遅延)モードに移行。Androidスマートフォンとは「Fast Pair」で簡単に接続できます。また、イヤーパッドを押すことで楽曲や音量の調整ができる「プレスコントロール」も導入されました。

 

Nothing Ear (stick)の国内価格は1万6800円で、11月10日に日本で全国発売され、10月29日からNothing.tech、Kith Tokyo、二子玉川 蔦屋家電で数量限定で先行販売される予定。仕事中や勉強中などに気軽に装着できるスマートフォンとして、Nothing Ear (stick)は活躍してくれそうです!

 

Source: Nothing

Nothing Ear (stick)詳細が10月26日発表へ。ハーフインイヤー型とは…?

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の価格や製品仕様などの詳細を、日本時間10月26日23時に発表すると明かしました。

↑Nothingより

 

Ear (stick)は円筒形の本体ケースが特徴のワイヤレスイヤホンで、Nothingの初のワイヤレスイヤホン「ear (1)」の後継モデルに相当します。

 

Nothingによれば、Ear (stick)ではハーフインイヤー型のワイヤレスイヤホンになる、とのこと。その詳細は不明ですが、開放型イヤホンと密閉型イヤホンの中間のような形状になるのかもしれません。これにより、「羽のように軽く、人間工学に基づいたデザインで、耳の形にフィットします」とうたっています。

 

充電ケースのデザインは、「クラシックなコスメにインスパイアされた」とのこと。これにより、ポケットへと収納しやすいことをアピールしています。

 

ear (1)やスマートフォン「phone (1)」など、魅力的な製品をつぎつぎと投入するNothing。Ear (stick)では本体デザインだけでなく、音質や本体機能の刷新にも期待したいものです。

 

Source: Nothing

Nothing Ear (stick)の詳細デザイン判明? イヤホン本体も刷新か

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」のプレス向け公式画像らしきイメージを、リークアカウントのKuba Wojciechowski氏が公開しています。

↑Kuba Wojciechowski/Twitterより

 

Ear (stick)はNothingにとって2モデル目となるワイヤレスイヤホンで、筒状のスリムな本体ケースが特徴です。また装着感のなさがアピールされていることから、イヤホン本体にもなんらかの変更がくわえられていることが想定されます。

 

 

今回リークされた画像からは、Ear (stick)の詳細なデザインが確認できます。イヤホン本体のデザインは初代モデル「Ear (1)」とほぼ変わらないものの、後ろ側のメッシュがシンプルなホール(穴)になるなど、なんらかの設計変更がくわえられているようです。また、イヤピースの向きや形状ももしかしたら変わっているかもしれません。

 

年内には仕様や価格が発表される予定の、Ear (stick)。個人的にはEar (1)の装着感に若干満足していなかったので、ぜひその点の改良に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter

「外音取り込み」搭載の「ながら聴きNCイヤホン」に注目! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、完全ワイヤレスイヤホンのソニー「LinkBuds S」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

【ながら聴きNCイヤホン】 着けっぱなしでもNCと外音取り込みを切り替え

私が紹介します!

カーITジャーナリスト

会田 肇さん

自動車雑誌の編集を経てフリーに。カーナビやドライブレコーダーのほか、先端の自動運転技術なども詳しい。

流行りの外音取り込みとNC高音質の没入感を両得(会田)

【完全ワイヤレスイヤホン】

2022年6月発売

ソニー

LinkBuds S

実売価格2万4200円

高性能NC機能を備えるハイレゾ対応のワイヤレスイヤホン。「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載し、音楽と周囲の音の聞こえを両立する。片方あたり質量約4.8gの小型軽量設計で常時装着も快適。

 

 

↑スマホの加速度センサーを利用してユーザーの行動を判別。あらかじめ設定すれば、NCと外音取り込みが自動で切り替わる

 

ヒットアナリティクス

音漏れ低減や高音質に加え外音取り込みで価値を創出

NC対応ワイヤレスイヤホンがヒットするなかで、外音取り込み能力に注目が集まっている。本機は外音取り込みレベルを20段階から調整可能。“没入”と“ながら聴き”を両立する新しいスタイルを提案した、象徴的なモデルと言えるだろう。

 

全6色のパステルカラーで、どれにしようか迷っちゃう! 撫で回したくなるほどかわいい完全ワイヤレスイヤホン

「ガジェットは“かわいらしさ”重視!」という、かわいいものに囲まれて暮らしたいあなたに選んでもらいたい! そんなイヤホンがあるんです。

 

それがこの、オウルテックから発売された、パステルカラーの完全ワイヤレスイヤホン「OWL-BTTW02」シリーズ!

 

税込価格は5180円。カラーバリエーションは、ラテグレージュ、シェルピンク、ピスタチオ、ペールアイリス、パウダーブルー、ホワイトの6色。イヤホン本体も充電クレードルもコンパクトで軽く、丸みを帯びたフォルムは、思わず撫で回したくなりますよね。

 

…しかし、このカラバリ、どこかで見たことあると思いませんか?

 

「MOTTERUのカラーシリーズのオーディオカテゴリーをオウルテックから発売しました。オーディオカテゴリーはリスクが高い為、実績のあるオウルテックで担当することになりました。人気のMOTTERUカラーですので、既に発売しているMOTTERU製品とも相性抜群ですよ」(オウルテック担当者)

 

なんと! MOTTERUで展開中のパステルカラーシリーズが、オウルテックにも登場したのです。これまでモバイルバッテリーUSBケーブルデスクマットスマホスタンドなど、様々なアイテムを明るくかわいいカラバリで展開していましたが、今回イヤホンが追加されたことで、さらに“かわいいガジェット”が身の回りに増えます。

 

すべて同じ色で揃えて統一感を出すのもシンプルに美しいですが、逆に、それぞれ別の色のパステルカラーで揃えて、より華やか&カラフルにするのもアリでしょう!

タイパ至上派のためのTWSイヤホン。ケンウッド「KH-BIZ70T」のこだわりがすごすぎる

KENWOODブランドから発売された「KH-BIZ70T」は、ノイズキャンセリング機能などの最新機能を豊富に備えたTWS(完全ワイヤレス)イヤホン。2022年5月に発売されており、実売価格は税込1万6500円前後となっています。

↑「KH-BIZ70T-B」(ブラック)と「KH-BIZ70T-W」(ホワイト)の2色をラインナップ

 

これだけ聞くとよくあるワイヤレスイヤホンなのですが、本製品は「ビジネス」用途で使える機能がとにかくスゴい。ケンウッドブランドだから音ももちろん、スゴい。今回はこのKH-BIZ70Tの「お仕事能力」と「音質」について、GetNavi web編集部のオーディオ担当である一條が実際に使用してレビューします!

 

 

【本体概要】豊富な機能とこだわりの設計

ケンウッドのKH-BIZ70Tは、ビジネスシーンを意識した製品となっており、コロナ禍以降に増えたオンライン会議やリモートワークで便利に使える機能が充実しているのが特徴。下記に代表的な機能を並べてみましたが、すべて書ききれないほどたくさんの機能を備えています。

【KH-BIZ70Tに搭載されている機能】(一部を抜粋)

・音楽や仕事に集中できるアクティブ・ノイズキャンセリング機能

・Bluetoothのマルチポイント接続に対応。2台の機器に同時接続が可能

・2つの高性能MEMSマイク+ノイズリダクション処理でクリアな通話

・動画視聴に最適な低遅延モードを搭載

・IPX4相当の生活防水対応

・左右どちらでも片耳使用が可能

 

KH-BIZ70Tは左右のイヤホンと充電ケースがセットになっており、充電ケーブルや3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mサイズは最初からイヤホンに装着)。

 

イヤホン本体は片耳4.6gと小型軽量で、遮音性を高めるため、ノズルが長めのカナル型デザインを採用しているのが特徴です。イヤホン部分にはプッシュ式ボタンとタッチセンサーが備わっており、すべての操作を耳元で行うことができます。

↑左右のイヤホンにプッシュ式ボタン(赤印)とタッチセンサー(黄印)を備えています

 

このプッシュ式ボタンとタッチセンサーはそれぞれ別の操作が割り振られており、慣れると非常に快適に操作できるようになります。特に、プッシュ式ボタンには「クイックアンビエント機能」(外音取り込み)や「マイクミュート機能」がワンプッシュで使えるように割り振られているので、電車のなかでアナウンスを聴きたいときや会議でマイクをオフにしたいときなど、とっさに使えて便利。

【音楽再生時】

【通話時】

 

イヤホンの背面部分や充電ケースの上蓋には、ある世代以上の人ならグッとくること間違いなしのケンウッドのブランドロゴがプリントされています。おそらくビジネスシーンで使うことも考慮して控えめにあしらっているのでしょうが、個人的にはこのかっこいいロゴがもっと目立つようにデザインにしてもいいかなと感じました。

↑充電ケースにもブランドロゴをプリント

 

また、充電ケースの底面にはすべり止めが付いているので、デスクなどに置いたとき、不意に落下するのを防いでくれます。新幹線の座席に備わっている可動式テーブルなど、せまい場所に置くときも安心ですね。

↑イヤホン充電ケースでは珍しいすべり止め付き。細かいところまで配慮されている

 

なお、連続使用時間はイヤホン単体で7/9時間(ノイキャンON/OFF時)で、充電ケース併用で最大16/21時間(同)となっています。イヤホンは左右どちらも片耳だけ使うこともできるので、右を使ってバッテリーが切れそうになったら左に変える、というように使えばほぼ1日中利用することもできちゃいます。

 

 

【音質】オーディオブランドならではの豊かなサウンドに感動

続いてチェックしたいのは音質。ビジネス向けに特化したワイヤレスイヤホンは、通話時の音声品質を優先するあまり、音楽再生時の音質がおざなりになっているモデルも多いのですが、老舗オーディオブランドのケンウッドが作るイヤホンが、音質を大事にしないはずがありません。

 

筆者はオーディオ担当という仕事柄、これまでたくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、初めてKH-BIZ70Tで音楽を聴いたとき、思わず「お!」と声が出てしまいました。中高域が伸びやかで音に透明感があり、キリッとした辛口のお酒のような清涼感のあるサウンドです。低域もしっかり感じられますが、いわゆる“ドンシャリ”のような刺激的なサウンドではなく、あくまで調和の取れた品のよい仕上がり。全体的にメリハリがあって、「久しぶりに音楽を楽しく聴けるイヤホンに出会った!」というのが第一印象でした。

 

特筆すべきはボーカルの存在感で、特に女性ボーカルが絶品! クリアなのに高音が刺さらず、繊細な声のニュアンスをキチンと表現してくれます。この清涼感のある爽やかサウンドは、なかなか他社のモデルにはない個性だと思います。

 

なぜこんな楽しい音のイヤホンを作ることができたのか、KH-BIZ70Tの開発秘話をお聞きすべく、JVCケンウッドで商品企画を担当した大西崇文さんにいくつか質問をしてみました。

↑JVCケンウッドで商品企画を担当されている大西崇文さん

 

【開発背景】ケンウッドの「原音再生」思想を音作りに反映

――今回「KH-BIZ70T」を使ってみて、まず驚いたのは“音がイイ!”というところでした。やはりケンウッドブランドということで、音作りにはこだわったのでしょうか?

大西さん:ケンウッドは元々、高級オーディオに引けをとらない音を鳴らす単品コンポを作ってきたブランドで、音の味付けをせず音源に記録された音をそのまま再生する「原音再生」をモットーとしています。その思想も踏まえて、KH-BIZ70Tの企画当初から「どの帯域も強調しすぎないバランスの取れたサウンド」を目指して開発を進めました。

 

バランスの取れたサウンドとひと口で言っても、どの帯域も均一に鳴らすのではなく、低音はアタック感が感じられ、中高域は明瞭で音の輪郭がわかるようにチューニングしています。目の前のステージからボーカルや演奏の音が一列に並んで聴こえるような、存在感のある音をイメージしています。

 

――個人的には、人の声が一歩前に出てくるような鳴り方で、J-POPやアニソン、アイドルソングなどのボーカル曲がとても楽しく聴ける印象を受けました。

大西さん:音のチューニングはボーカル曲を中心に行ったので、そういう印象を持っていただけたのかもしれません。声が演奏に埋もれず、かといって前に出すぎないように、何度もチューニングを重ねているんですよ。

 

――もうひとつ、おっ!と思ったのはKH-BIZ70Tのイヤホンが、最近の完全ワイヤレスイヤホンのなかではかなりノズルが長い形状であるということ。近年のトレンドとして、イヤホンのノズルが短く、パッと耳穴に乗せるスタイルのものが増えていますが、あえてノズルを長くしたのは何か理由があるのでしょうか?

大西さん:理由は2つありまして、ノズルが長い形状の方が耳穴にしっかり挿入でき、密閉感を高めて物理的な遮音性を得やすいということ。また、イヤホン内に空間を作ることで音質的にもメリットがあるということです。

↑ノズルが長めなカナル型デザイン

 

大西さん:KH-BIZ70Tは、周囲の騒音と逆位相の音を鳴らして消音するアクティブ・ノイズキャンセリング機能を備えていますが、それに加え物理的な遮音性(パッシブ・ノイズキャンセリング)を高めることで、より強力なノイズキャンセリング性能を実現しています。開発時にも、防音室で複数パターンのノイズを鳴らして試験を行っていますので、ノイキャン性能には満足して頂けると思います。

 

パッシブの遮音性を高めるためにはイヤホンをしっかり装着してもらうことが重要です。より良い音質で楽しんでいただきたいので、ぜひ付属のイヤーピースを付け替えながらご自分の耳に合ったサイズを試していただきたいですね。

↑L、M、Sの3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mは最初から装着)

 

――もうひとつ気になったのは、「ノーマル」「クリア」「ベース」の3つのサウンドモードを備えていることですが、こちらの違いを教えてください。

大西さん:ベースは低音がモリモリ出るというわけではなく、より楽器のベースラインを感じたいときに使っていただきたいモードです。一方、クリアは自然で明瞭な声になるよう、特に女性ボーカルの曲を聴くときのイメージでチューニングしました。聴く音楽のジャンルや好みに応じて使い分けていただければと思いますが、私自身は常にベースモードで使っています。なお、サウンドモードは音楽再生時に適用されるもので、通話時には自動で通話に適した設定に変更されます。

 

大西さんのお話から感じたことは「オーディオブランドならではのこだわりが製品開発にしっかり反映されている」ということでした。ここまで音質にこだわっているイヤホンはそうそう無いはず。ワイヤレスイヤホンに音質なんて求めていない、という人にもぜひ使ってみてほしいと思います。

 

 

【使用シーン】コスパならぬタイパのよい“お仕事イヤホン”

KH-BIZ70Tは、製品名からも分かるようにビジネスシーンでの使用も考えられたモデルです。イヤホンに内蔵された2つの高性能MEMSマイクが話者の声を的確に拾い、ノイズリダクション機能で周囲の雑音を抑えてクリアな音声で通話やオンライン会議が行えます。

↑屋外でもノイズを抑えたクリアな音で通話できます

 

もちろん、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載しているので、オフィスや外出先でも周囲の音を気にすることなく会話に集中できます。

 

しかし、仕事で使っているうちに一番便利に感じたのは、「とにかく何をやるにも工数が少なくすばやく行える」ということ。最近は、コストパフォーマンスならぬタイムパフォーマンス(かけた時間に対する効果)、通称「タイパ」がビジネスパーソンのあいだで認識されてきていますが、KH-BIZ70Tはこのタイパが非常に優れたツールなのです。

 

オンライン会議中は、自分の発言時以外にはマイクをオフにしている人が多いでしょう。通常ならばPCの画面上に表示されるマイクボタンをオン/オフする必要がありますが、頻繁に切り替えているとだんだん操作が面倒になってきます。

 

そんなとき、KH-BIZ70Tを使っていれば、耳元のプッシュ式ボタンを1回押すだけでマイクをオフにする「マイクミュート機能」が便利。オン/オフは音声でアナウンスしてくれるので、ボタンを押してオンになったのかオフになったのか確認することもできます。わざわざマウスやタッチパッドを操作して画面上でマイクオフにせずとも、イヤホンのボタンをワンプッシュするだけでOKというのはタイパがいいと思いませんか?

 

さらに便利なのが、2台の機器と同時にBluetooth接続できる「マルチポイント機能」です。これは、PCやスマホなど同時に2台までの機器とワイヤレス接続でき、シームレスに接続先を切り替えられるというもの。例えば、PCでオンライン会議中にスマホに電話がかかってきたとき、イヤホンをワンタッチすれば自動でイヤホンがスマホにつながり、そのまま通話することができます。通話が終わって電話を切れば、また自動でPCの音声につないでくれます。

↑マルチポイント機能を利用すればシームレスに2台の機器を切り替えられます

 

これと同じことをマルチポイント非対応のイヤホンでやろうとすると、とんでもなく手間がかかってしまいます。試しに、マルチポイントを利用した場合と、マルチポイントを利用せず個別にペアリングした場合で、PC→スマホと音声の接続先を切り替えてみると、マルチポイント有りの場合はわずか1秒。ほとんどシームレスにPCからスマホに接続を切り替えられます。一方、マルチポイント無しの場合は、いったんPC側でBluetooth接続を切ってスマホとペアリングしてるあいだに25秒もかかってしまいました。マルチポイント機能を備えたKH-BIZ70Tが、いかに時間を節約してすばやく仕事をこなせるかお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

ほかにも、KH-BIZ70Tは専用アプリを使う必要がなく、ノイキャンのON/OFFやサウンドモードの変更、動画再生にピッタリな低遅延モードの切り替えなど、多彩な機能もすべて耳元の操作だけで行えてしまいます。いちいちスマホを取り出す必要がないのもタイパ的に優れていますね。

 

オーディオブランドならではの音質へのこだわり、ビジネスツールとして効率的に使える“タイパ”のよさ、そして最新機能全部入りとも言える多彩な機能の数々は、仕事もプライベートも充実させたい人に最適な完全ワイヤレスイヤホンといえます。音質や機能性が気になった方は、ぜひ店頭で試してみてください。

 

 

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Nothing Ear (stick)、本体/ケースはこんなクールなデザインです

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の実機を利用する様子が、デザイナーのErrolson Hughの公式Instagramで公開されています。

↑Instagramより

 

Ear (stick)はNothingにとって2モデル目となるワイヤレスイヤホンで、スケルトンデザインの細長いケースが特徴です。また、イヤホン本体も「装着しているのを忘れてしまうような軽さ」だとアピールしています。

 

 

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今回の動画では、Ear (stick)をのイヤホン本体をどのようにしてケースから取り出すのかがわかります。ケースを回転せて蓋を開けるシステムは、なかなかクールです。

 

一方でイヤホン本体のデザインは、「Ear (1)」からあまり変わらないようにも見えます。もしかすると、イヤチップなどに変更が施され、装着感が向上しているのかもしれません。

 

Ear (stick)のデザインや仕様、価格は年内に発表される予定です。前モデルは高品質さとコストパフォーマンスの高さを両立させたことで人気となりましたが、新モデルでもお求めやすい価格での登場を期待したいものです。

 

Source: Errolson Hugh/Instagram

Nothingの新イヤホン「Ear (stick)」、装着感すらNothing…

英Nothingは、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」のケースデザインを公開しました。

↑Nothingより

 

スケルトンデザインを各所に取り入れたワイヤレスイヤホン「Ear (1)」やスマートフォン「phone (1)」により、デジタルガジェット業界で着々と勢力を拡大しているNothing。また以前より、ケース形状(イヤホン自体も?)を変更した次期ワイヤレスイヤホンの投入を計画していることも報じられていました。

 

現地時間9月20日に公開されたEar (stick)は、その細長いコンパクトなケース形状が特徴となっています。また、ケースの一部にはレッドのワンポイントがアクセントとして配されています。このデザインは、コスメにインスパイアされたものだそう。

 

Nothingによれば、Ear (stick)は「装着しているのを忘れてしまうような軽さ」「耳にフィットし、装着感を感じさせない」が特徴だとしています。現時点では詳細はわかりませんが、イヤホン本体のデザインにもなんらかの変更が加えられているのかもしれません。

 

Ear (Stick)のデザインや仕様、価格は年内に発表される予定です。米アップルや韓国サムスンなどプレーヤーが固定化されて久しいデジタルガジェット業界に、新たな風を吹き込む存在となってほしいものです。

 

Source: Nothing

進化したノイキャンで圧倒的な静寂感! オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」

オーディオテクニカは、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「ATH-TWX9」を9月3日に発売しました。実売価格は3万3000円(税込)。

↑オーディオテクニカ「ATH-TWX9」

 

シーンに応じて最適化する進化したノイズキャンセリング機能

ATH-TWX9は、左右のイヤホンに2基ずつ搭載された小型マイクが周囲の環境音を測定し、不要な雑音を打ち消す「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」技術を採用。環境に応じて選べる5種のプリセットモードを備えるほか、環境に適した消音レベルを自動設定する「オプティマイズ・ノイズキャンセリングシステム」も搭載します。

↑左右のイヤホンに各2基のマイクを備えた「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」を採用

 

また、一人ひとり異なるイヤホン装着時の密閉感を測定し、個人に最適なノイズキャンセリングフィルターを適応する「パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステム」も利用可能。装着者の耳穴の形や使用シーンに合わせてより最適なノイズキャンセリング処理を行うことで、消音性能を高めています。

 

音にこだわった自社設計の新開発ドライバー搭載

イヤホンには、自社設計した新開発の5.8mm高解像ドライバーを採用。硬質素材と軟質素材を重ねあわせた「3層マルチレイヤー振動板」をエッジマウント方式で固定することで、振動板の駆動面積を極限まで広げることで、サイズを超えたエネルギッシュな音を再生します。

↑導管の長さが異なる3種のイヤーピースを各4サイズ同梱

また、付属のイヤホンピースは、異なる硬度のシリコンによるハイブリッド構造の新開発「コンフォートフィットイヤピース」を採用。導管の長さが異なる「Short」「Standard」「Long」の3種×各4サイズの計12種を同梱しており、装着感や音質の好みに合わせて自由にカスタマイズすることができます。

 

 

ビジネスシーンでも活用できる高品質な通話音声

テレワークやリモート会議など、ビジネスの場でもワイヤレスイヤホンが活用される昨今の状況を踏まえ、ATH-TWX9はハンズフリー通話時の音声も高品質化。2つのマイクを使って話者の口元へ指向性を持たせたビームフォーミングマイク技術により、雑音の多い環境でも話者の声だけを的確に拾うことができます。また、音楽再生中と同様に、通話中でもノイズキャンセリング機能/ヒアスルー機能/OFFを自動で切り替えるアンビエンスコントロール機能も搭載。

↑2つのマイクで声を集中的に拾うビームフォーミング技術

 

このほか、自分の声をイヤホンを通して聴くことで話しやすくなるサイドトーン機能や、自分の発する声がこもらずに話せるオクルージョンキャンセリング搭載も備えています。

 

ハイレゾ音質にも対応。深紫外線除菌でいつでも清潔

イヤホンはBluetooth ver.5.2に準拠しており、コーデックはSBC/AAC/aptXに対応するほか、最大96kHz/24bitのハイレゾ音源も伝送可能なaptX Adaptive audioもサポートしており、Snapdragon Soundに対応したスマートフォンなどと組み合わせることで高品質なワイヤレスサウンドが楽しめます。

 

また、ソニーの360立体音響技術「360 Reality Audio」認定イヤホンとなっており、同規格に対応した音楽ストリーミングサービスで、立体感のあるサウンドを再現します。さらに、音と映像のズレを抑えゲームや動画視聴に最適な低遅延モードも搭載。Amazon Alexaアプリにも対応しており、音声操作や読み上げ機能を利用できます。

 

連続再生時間はイヤホンのみで最大6時間、充電ケース併用で最大18.5時間。充電時間はイヤホンが約2.5時間、充電ケースが約3.5時間(USB充電時)、約5時間(ワイヤレス充電時)。イヤホンを充電ケースに収納すると、細菌やウイルスを除菌する深紫外線LEDが照射されイヤピースの表面除菌を行い、いつでも清潔に使用できます(充電ケースのふたを閉めたあと照射開始される安全設計)。

↑深紫外線による除菌システムを備えた充電ケース

 

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AV評論家によるおすすめイヤホン&ヘッドホン8選と、推し活もながら聴きでも“いい音”で音楽を聴くべき理由

この30年でオーディオを取り巻く環境は激変しました。リビングにサラウンドシステムやオーディオセットがあったのは、一世代前のこと。今はもっぱら自宅にいても、音楽はiPhoneなどスマートフォンで再生し、耳にはイヤホンやヘッドホンをつけて楽しむ時代です。

 

では、いまどんな“オーディオ”がトレンドになっているのでしょうか? AV機器評論家の折原一也さんに近年のブームと傾向、おすすめアイテムを解説していただきました。

 

音質の違いはハッキリわかる!
“いい音”っていったい何?

スマホで音楽を聴くことが主流になって以来、よく使われてきたのが、iPhoneに付属していた有線イヤホンです。それが今では付属しなくなったことに加え、iPodをはじめとする携帯型音楽プレイヤーが続々と姿を消したことで、新たにイヤホンやヘッドホンを購入する、という流れが急速に普及したといいます。

 

「現在、さまざまなイヤホンやヘッドホンが開発されていますが、音質の違いがハッキリしてくるのは1万円くらいのものから。iPhoneに付属していたイヤホンと聴き比べると、誰にでも明らかな違いがわかります。
品質の良いイヤホンやヘッドホンは、歌声も細かい音まで聴き取ることができ、低音もしっかり響きます。メインの歌だけでなくさまざまな楽器の音、コーラスなど、緻密に作られている音楽をくっきりとした音で聴くことができるのです。ファンに届けたいと思って作った楽曲を、最大限よい形で受け取ることができるので、“推し”のこだわりにも触れられるかもしれません。なるべくいい音質で聴くことをおすすめしたいです」(AV機器評論家・折原一也さん、以下同)

 

昭和から令和まで一挙解説!
音楽を取り巻く歴史はどう変わったか?

そもそも音楽を個人的に楽しむようになったのは昭和初期。ラジオ放送が始まり、レコードやラジカセが普及していきました。そこから1980年代までは、「音楽は家で聴くもの」として楽しまれてきたのです。

 

ところが、1979年にソニーからウォークマンが登場したことで、「音楽を外で聴く」という歴史が新たにスタートします。

 

「カセットはCDになりMDになりと形を変えましたが、それでも当時は、家で音楽を聴くことがメインでした。オーディオセットを自宅に置くことがステータスになっていたり、中高生はCDコンポを誕生日にねだったりしていたんです」

その主従関係が変わったきっかけは、やはり2001年に登場したiPodの存在。ポータブルオーディオという概念が急速に進み、iPhoneが新登場します。

 

「このころから外で音楽を聞く人が増え、それにともなって自宅で音楽を聴くときにもポータブルオーディオを使う人が増えてきました。音楽プレイヤーもさまざまありましたが、スマホの一人勝ちで、現在でも音楽再生デバイスはスマホが主役です。また、はじめはCDを取り込んでスマホで再生する、という方法をとっていましたが、そのうちCDを買わずとも音楽をダウンロードできるようになりましたよね。ただ、ダウンロード販売にはそれなりにお金がかかり、そこまでは普及しませんでした。スマホで音楽を聴くという用途では、YouTubeで音楽を再生する方がメジャーでしたね」

 

2015年からはApple Music、Spotify、Amazon musicなどのストリーミングサービスが開始。ダウンロードよりも手軽で安く、さまざまな楽曲を楽しめる月額制の音楽配信サービスは、瞬く間に広がりました。

 

「2017年に登場したiPhone7にイヤホンジャックがなくなり、それが基になってワイヤレスイヤホンの普及が進みました。有線のものは安価なので今でも中高生が使っていますが、今は新たに販売されるイヤホンの8割がたがワイヤレスになっています」

 

ある世代以上の人にとっては、家にいてもイヤホンをして音楽を聴くということに驚くかもしれませんが、騒音の問題などもあり、今はかなりの割合の人が、家でもスマホ+イヤホンで音楽を楽しんでいるのです。

 

折原さん推薦のワイヤレスイヤホン 3

1.ノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えられる

ソニー「LinkBuds S」2万4000円+税

「外部の騒音をカットしてくれるノイズキャンセル機能が搭載されているだけでなく、外の音を取り込んでながら聴きもできるよう、アンビエントサウンド(外音取り込み)モードが搭載されているのが大きな特徴です。電車移動のときなどにはノイズキャンセルに、在宅ワークなどではながら聴きに切り替えられるので、かなり使い勝手のよい製品です」

 

2.ハイエンドオーディオブランドによるエントリーモデル

Final「ZE3000」1万4364円+税

「Finalは20万円ほどするイヤホンを製品化しているなど、かなりハイエンドなオーディオブランドです。超高級ながらも、音楽マニアにウケがいい良質なイヤホンを作る会社の、エントリーモデルがこちらです。やさしい音がするのですが、これは有線イヤホンと同等の音質を出すために、内部のスピーカーを自社設計しているからとのこと。音質にこだわりたい方におすすめです」

 

3.ビギナーにおすすめの高コスパモデル

JVC「HT-A5T」3900円+税

「上記2つよりもかなり価格を抑え、4000円ほどで購入できるイヤホンです。ワイヤレスイヤホンを初めて買う方や中高生におすすめです。また、電車移動しているときに片耳だけなくしてしまう方が多く、遺失物でイヤホンが届くのが本当に多いと聞いています。片耳だけでは使えませんから、なくす心配のある方もこのくらいの価格のものを使ってみるのがいいでしょう。安価な中でも信頼できる音質で、コストパフォーマンスが高いですよ」

 

「しっかり聴き」VS「ながら聴き」
コロナ禍で「ながら聴き」に軍配があがる

イヤホンのトレンドはコロナ禍においても変化がありました。それは“ながら聴き”するためのイヤホンの売れ行きがよくなった、というところだそう。

 

「イヤホンには、しっかり耳を塞いで音楽を聴くタイプのものの他に、耳の穴を塞がず骨を通して音楽を聴く骨伝導のように、外の音を聞きながら音楽も聴けるタイプのものがあります。骨伝導イヤホンは5年以上前からありますが、ランニングをしたり自転車に乗ったりする人に向けた商品という認知が高く、すべてのユーザーが対象というわけではなかったんです。しかしここ3年で、外の音を拾いながら音楽も聴きたいという方が増えたんですね。それはコロナ禍になって在宅ワークが進んだことにあります。音楽を聴きながら作業しつつ、家族の呼びかけやインターフォンは聞き取りたい、というときや、オンライン会議の声を聴きながら別のことをしたい、というふうに、ながら聴きが求められる場面が増えたのです」

 

折原さん推薦の「ながら聴き」イヤホン 3

1.耳へのストレスがかからない骨伝導タイプ

Shokz「OpenMove」1万800円+税

「骨伝導タイプで耳の穴を塞がず、ながら聴きにうってつけの製品です。従来のイヤホンと比べると、骨を介して聴覚に伝わるという性質上、音質のよさは限られてきますが、骨伝導でもこれほどの音質なら充分。長時間つけていても耳へのストレスがかからないので、作業しながら聴いていたいという方にもぴったりです」

 

2.世界初、物理的な“穴”から周囲の音を取り込む

ソニー「LinkBuds」2万1000円+税

「骨伝導ではなく、イヤホンそのものに穴があいているという世界初の構造のイヤホンです。穴を通して外の音が聞こえるように設計されていて、かなり軽量でコンパクト。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン史上最小で最軽量です。ながら聴きとしては音質もいいですよ」

 

3.耳を解放するメガネ型イヤホン

ファーウェイ「HUAWEI Eyewear(ウェリントン型フルリム)」2万9800円+税

「ファーウェイは大手通信機器メーカーです。メガネ型でテンプルの部分から音が鳴る製品で、軽く、つけ心地も楽だと思います。テレワークが長くなったり、イヤホンをずっとつけていて耳が痛くなったりしたときに、このHUAWEI Eyewearに切り替えるのもありですよね」

 

在宅なら歓迎!?
コロナ禍で人気再燃するヘッドホン

もともと日本では、存在感があって街なかで目立つヘッドホンの需要が少なかったそう。帽子をかぶりにくい、ヘアスタイルが制限されるなどの理由もあったでしょう。そこへ、リモートワークが進み、ヘッドホン需要も高まってきているようです。電車の中ではつけられなくても、在宅時には使いたいと感じる人が増えたことや、ゲームに使うヘッドホンも人気です。

 

1.ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったヒット作

ソニー「WH-1000XM5」4万5000円+税

「日本のメーカー初のヒット商品で、ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったアイテムです。イヤホンよりももちろんかさばりますが、自宅でも外でもじっくり音楽を聴く目的で指名買いする方も増えており、一台あるといいなと思える商品です」

 

2.ボイスチャットもできるマイク付きのヘッドホン

Corsair「HS65 SURROUND」1万2000円前後(実売価格・編集部調べ)

「こちらは有線で、ブームマイクがついているタイプのヘッドホンです。対戦相手や仲間とボイスチャットしながら進むPCゲームの流行で、このタイプが売れ行きを伸ばしています。オンライン会議など、話す必要のある場面でも使うことができるので、遊びにも仕事にも使えて一石二鳥でもあります。ここ1〜2年で急速に伸び、若い女性にもユーザーが増えています」

 

自分の世界を大切にしたいときに、あるいは心地よく仕事をするために、音楽はもう暮らしの一部になっていると言えるでしょう。日頃のストレス解消にも、よい音質でリラックスできるような鑑賞タイムを過ごせたらいいですね。

 

【プロフィール】

AVライター / 折原一也

1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年よりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員も務めている。

AirPodsに負けてたまるか! ボーズが「QuietComfort Earbuds II」を発表

米アップルの「AirPods Pro(第2世代)」が盛り上がる中、米ボーズも負けじと新型ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds II」を国内外にて発表しました。

↑Appleイベントの直前に発表された「QuietComfort Earbuds II」(画像提供/ボーズ)

 

2020年に初代モデルが登場した「QuietComfort Earbuds」シリーズ。初代モデルはノイズキャンセリング機能だけでなく、外部音の取り込みや、装着感を高める「StayHear Maxチップ」を採用したことが大きな特徴でした。

 

QuietComfort Earbuds IIでは、イヤホンが耳の形に合わせて自動チューニングを行う「CustomTune」機能を搭載。製品には9種類のイヤーチップとスタビリティバンドが付属し、フィット感を高めています。また、スワイプとタップで、楽曲の操作や音量の調整が可能。

 

本体には2個のマイクを左右それぞれに搭載し、クリアで自然な通話を実現しました。連続再生時間はイヤホン本体は最大6時間、ケースを含めると最大24時間。またIPX4の防水性能も達成しています。

 

QuietComfort Earbuds IIのカラーリングはブラックとホワイトの2色で、国内向け価格は3万6300円。Amazon.co.jpでは11月10日の発売が予定されています。

 

Source: Bose via The Verge

新開発ドライバーで残響や低域も鮮明! final「ZE3000」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ワイヤレスイヤホン「ZE3000」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ZE3000

独自開発の音質設計で残響や低域も鮮明

【ワイヤレスイヤホン】

2021年12月発売

final

ZE3000

実売価格1万5800円

新開発ドライバーの搭載により超低歪サウンドを実現。一音一音が埋もれず明瞭に聞き分けやすく、残響音までクリーンに拾える。IPX4の生活防水や、再生/停止と通話/終話のタッチ操作など、機能面も充実。

 

↑有線イヤホン設計のノウハウを生かした特徴的な形状。耳に接触するのは3点のみで圧迫感がなく、誰でもフィットしやすい

 

↑抜群の遮音性が好評の、ソフトな着け心地に仕上げたイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱。SS/S/M/L/LLの5サイズを揃える

 

【ヒットの裏付け】発売3か月時点で年間予想の3倍を販売

独自機構を実装し、従来の完全ワイヤレスイヤホンでは難しかった、低域の調整や自然なボーカルの聴こえを実現。発売3か月で年間販売予想の300%を達成している。

ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」の音質への拘りがとことん過ぎる。

韓国サムスンはイベント「Galaxy Unpacked」にて、新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」を発表しました。

 

↑サムスンより

 

新しいコンパクトデザインを採用したGalaxy Buds2 Proは「Hi-Fi 24bit Audio」に対応することで、ハイダイナミックレンジと高い解像度を提供。またサムスンの新しいコーデックにより、高音質なサウンドを途切れなく転送することができます。さらに新しい2軸の2ウェイスピーカーも、再生音質を高めています。

 

イヤホン本体は15%小さくなり、フィットネス向けに回転せず外れにくい本体形状を実現。アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応することで、周囲の雑音をシャットアウトできます。また、指一本でタブレットからスマートフォンへと、シームレスに接続を切り替えることが可能。「Auto Switch」機能により、テレビから電話などへと簡単に再生デバイスを接続し直すこともできます。

 

SmartThingsの検索機能では、なくしたGalaxy Buds2 Proを検索することが可能です。Galaxy Buds2 Proはグラファイト、ホワイト、ボラパープルの3色が登場。8月10日から予約が開始され、同月26日から一部の国で販売されます。海外向け価格は229ドル(約3万円)と案内されていますが、現時点では日本向けの発売日や価格は案内されていません。

 

Source: サムスン

Nothingから新イヤホンが次々と!? ear (1) Stick/ear (2)の噂が浮上

英Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1) Stick/Nothing ear (2):どちらも仮称」に関する情報を、リークアカウントのMukul Sharma氏が報告しています。

↑Mukul Sharma/Twitter

 

先日には新型スマートフォン「Nothing Phone(1)」を日本でも発売するなど、破竹の勢いでビジネスを拡大するNothing。同社は2021年にスケルトンデザインを採用した高コスパワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」を発売しましたが、すでにケースデザインを縦長に変更した「Nothing ear (1) Stick」のリーク画像も出回っています。

 

Sharma氏によれば、Nothingはすでにヨーロッパとアジア地域にてNothing ear (1) Stick/ear (2)の内部テストを開始している、とのこと。さらに、デジタル製品の認証サイトにも「Nothing B155」「Nothing B157」という2モデルが登録されており、どちらも5Wでの充電が可能だとしています。

 

 

またNothingは公式YouTubeで公開した動画にて、わずか1フレームではありますが、ワイヤレスイヤホンらしきプロダクトをチラ見せしています。このことからも、Nothing ear (1) StickやNothing ear (2)の登場がそう遠くないことを示唆しています。

 

Nothing ear (1)は廉価かつアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載したことで、ヒット製品となりました。次期モデルのNothing ear (2)ではどのようなイノベーションが待っているのか、実に楽しみです。

 

Source: Mukul Sharma/Twitter via 91Mobiles

Galaxy Buds 2 Proは強力な「インテリジェント・アクティブノイキャン」を搭載?

韓国サムスンの次期ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2 Pro」に、「インテリジェント・アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能が搭載されることを、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報じています。

↑WinFutureより

 

サムスンは8月10日にイベントを開催し、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」や次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズ、そしてGalaxy Buds 2 Proを発表すると期待されています。以前のリーク情報によれば、Galaxy Buds 2 Proのデザインは現行モデル「Galaxy Buds Pro」とほぼかわらず、バッテリー容量が若干増加するようです。

 

WinFutureは今回、Galaxy Buds 2 Proの公式らしき画像を掲載。それによると、ゼニス・グレーやボラ・パープのカラーリングが存在するようです。内部には10mmのスピーカードライバーを搭載し、満充電で最大8時間、ケースを含めて最大29時間の使用が可能。IPX7の防水機能も備えるとしています。

 

そして注目のインテリジェント・アクティブノイズキャンセリングでは、「とても大きなアンビエント(環境)ノイズも消去できる」としており、かなりの性能となる模様。また、周辺音の取り込み機能も引き続き搭載されるとしています。

 

WinFutureによれば、Galaxy Buds 2 Proの価格は229ユーロ(約3万1000円)になるとのこと。さらに強力に進化するノイズキャンセリング機能を、米アップルの「AirPods Pro」のそれと比較してみたいものです。

 

Source: WinFuture via Android Authoriry

Pixel Buds Proは進化する。イコライザー機能は秋に追加へ

米グーグルが販売を開始したワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」にて、秋にもフル5バンドのEQ(イコライザー)機能が追加されることを、海外テックメディアの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel Buds Proは今年5月に開催されたGoogle I/Oにて発表されたワイヤレスイヤホンで、Pixel Budsシリーズとして初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能に対応したのが特徴です。またGoogleアシスタントを活用したテキストメッセージへの返信や、リアルタイム翻訳が可能です。

 

もともと製品発表時から、フル機能のSバンドEQとボリュームEQの搭載がうたわれていたPixel Buds Pro。グーグルのワイヤレスイヤホンではこれまでEQがサポートされていなかったので、今後はユーザーによる柔軟な音質調整が可能になると期待されます。

 

さらに9to5Googleによれば、Pixel Buds Proには将来のアップデートにより空間オーディオ(Spatial Audio)が追加されるとも伝えられています。音源が自分を取り囲んでいるような体験ができる空間オーディオは、音楽/動画ストリーミングサービスでも採用が広まっており、こちらも実現が楽しみです。

 

一方でPixel Buds Proでは、これまでPixel Budsシリーズに搭載されていた「アダプティブサウンド」「アテンションアラート」「バスブースト」が削除されています。アダプティブサウンドに関しては、ノイズキャンセリング機能でそれを代用できるとの判断があったようです。

 

グーグルはワイヤレスイヤホンに関して、「さらなる体験の向上」に取り組んでいるとも伝えています。上の削除された機能も、いずれ復活することがあるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

軽量で耳をふさがないワイヤレスイヤホン「LinkBuds」大ヒットの秘密

早いもので、2022年ももう折り返し!!ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを大きく「家電・デジタル」「レジャー・乗り物」「日用品」「フード」「エンタメ」にカテゴリ分けして総ざらいしていこう。……さて、アナタは全部ご存知ですか!?

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

LinkBuds

 

軽量で着けていることを忘れる耳をふさがないワイヤレスイヤホン

「ドライバーに穴の空いたイヤホン」という、他に類を見ないコンセプトの「LinkBuds」が売れている。装着したままでも周囲の音を聞くために「耳穴をふさがない」という斬新な解決法をとったLinkBudsとはどんな製品なのか。開発者にインタビューした。

 

ソニー

LinkBuds

実売価格2万810円

ドライバーの中央に穴が空いており、耳穴をふさがず装着できる完全ワイヤレスイヤホン。周囲の騒音に合わせて自動的に音量を調整する機能を搭載する。マイクを内蔵し、通話や音声アシスタント機能も使用できる。

SPEC●型式:開放ダイナミック型●ドライバー径:φ12mm●対応コーデック:SBC、AAC●伝送帯域:20Hz~20kHz●連続再生時間:最大5.5時間●防滴性能:IPX4相当●質量:約4.1g(片耳)

 

↑耳穴の周囲と軟骨部で支えることで装着感が安定。本体だけでなく周囲の皮膚をタップすることでも再生やスキップなどの操作できる

 

外音が自然に聞こえつつ音楽や通話は高音質

イヤホンのトレンド機能に「外音取り込み」がある。イヤホンを装着した状態でも、クルマのエンジン音や呼びかけなどに気付ける機能だ。LinkBudsは、そのための手法の一つとして「穴の空いたリング型」を採用している。

実際に装着してみると、周囲の音が“裸耳”のようにクリアに聞こえる。耳穴がふさがれていないため、長時間装着しても耳の中が蒸れるということはない。この特徴により、一日中耳に着けっぱなしにしておいて音楽を聴きたいときは再生し、そのまま外出して人と会話したり買い物したりする、という使い方ができるのだ。

人と話したり鳥の鳴き声を聞いたりといった「リアル」と、音楽配信やゲームという「オンライン」を、シームレスに繋げてくれる。それがLinkBudsの「リンク」が意味するところだ。

珍しいリング型の振動板ということで音質面が気になるところだが、実際に聴いてみるとその心配は杞憂だった。どっしり、と表現して良いくらい厚みのある音。通話においても、環境ノイズが分離されるので、自分の声をクリアに相手に届けることができる。

屋内でも屋外でも、まるでスピーカーのように「音楽」と「外の音」を両方クリアに聴ける。これは新しいリスニング体験だ。

 

【ヒットの裏付け】 若年層を中心に「ながら聴き」需要が急増

ソニーが実施したアンケートによると、音楽配信の利用動機として「ながら聴き」が高い割合を占めていた。「ながら聴き」では外音取り込み性能が重要であり、長時間使用するので快適な装着感も求められる。それらを両立したこともヒットの大きな要因だろう。

 

企画担当&設計担当者に直撃

“ながら聴き”で2つの世界をリンク

LinkBudsは「ながら聴き」需要を受けて開発された。そのきっかけや、外音取り込みのために「ドライバーに穴を空ける」という手法を選択した理由など、気になるポイントを聞いた。

 

この人に聞きました

ソニー株式会社モバイル商品設計部

鎌田 浄さん

ソニー株式会社にエンジニアとして入社。ウォークマンSシリーズ/Wシリーズの電気設計を経て、LinkBudsのプロジェクトリーダーを担当。

ソニー株式会社モバイル商品企画部

辻 万葉さん

ソニー株式会社に商品企画として入社。携わった主な製品はウォークマンAシリーズやノイズキャンセリングイヤホンWF-1000XM4など。

 

高音質と外音取り込みの両立に苦労した

──音楽再生中も「外音を聞きたい」という需要に気付いたきっかけを教えてください。

 

 スマホや音楽配信サービスの普及で、音楽を「真正面から集中して聴く」のではなく「何かをしながら音楽をかけっぱなしで聴く」という「ながら聴き」の需要が増えていることに気付きました。そのために、従来の「外音を遮断する」とは真逆である「音楽を聴きつつ外音も聞こえるようにする」というアプローチの製品を開発することにしました。

 

──マイクでの取り込みや骨伝導もあるなかで、なぜリング型に?

 

 より自然な外音を取り込むためです。リング型なら聞こえる外音は元の音そのものですから。

 

鎌田 骨伝導にしなかったのは高音質化のためでもありました。このサイズですが、ソニー製品らしい高音質を実現しています。

 

──リング型のドライバーというのはこれまでに類を見ない構造ですが、開発に苦労はありましたか?

 

鎌田 一般的に、音を出すための振動板は面積が広いほど音質的には有利。LinkBudsは元々コンパクトなのに穴でさらに面積が削られてしまいます。試作を繰り返して、穴の大きさと音質のバランスを取りました。振動板の構造やイコライジングにも、高音質化のための工夫を凝らしています。

 

──着け心地もかなり良いのですが、これは長時間装着を意識して追求したのでしょうか。

 

鎌田 そのとおりです。実際に多数の耳のサンプルを取り、なるべく多くの人の耳にフィットするよう研究を重ねました。本体のサイズやデザイン、フィッティングサポーターの形状を調整して、落ちにくさと快適性を両立しています。

 

 朝から夜まで着けっぱなしで生活することを想定している製品なので、バッテリー性能にもこだわり、連続待受時間は11時間と長めに確保しています。

 

──LinkBudsの今後の展開を教えてください。

 

 音楽配信サービスやARゲームなどを提供するパートナー企業と連携し、LinkBudsならではの新しい音体験を広げていく予定です。

 

↑充電ケース(上)とイヤホン(下)の構造。ソニーの完全ワイヤレス史上最小最軽量の筐体と高性能を両立させるため、ほとんどの部品をゼロから開発した

 

↑最大の特徴であるリング型ドライバーユニット。振動板の面積が制限される条件下で、音質と外音取り込みのバランスを追求した

 

↑本体を耳に固定するためのフィッティングサポーターが付属。XSからXLまで5種類が付属し、様々な大きさや形の耳に対応する

 

1日中つけっぱなしでもラクに過ごせる耳をふさがないイヤホンが続々!

 

【その1】 アクセサリーのようなデザインと装着感がユニーク

Ambie

サウンドイヤカフ AM-TW01

実売価格1万5000円

イヤーカフのように「耳輪」(耳の周辺部)の後部を挟んで装着し、耳穴をふさがないイヤホン。操作ボタンは専用アプリで機能を割り当てられる。通話も可能で、周囲の雑音を低減するCVC8.0に対応。

SPEC●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive●防水性能:IPX5●連続再生時間:約6時間●サイズ/質量:W20.9×H27.9×D14.1mm/4.2g(片耳)

 

【その2】 頬骨を振動させる骨伝導方式で耳をふさがない

Shokz

OpenRun

実売価格1万7880円

スピーカー部を耳の付け根部分に密着させることで、頬骨を通して音を伝達させる「骨伝導方式」を採用する。ネックバンド部は装着感の高いチタニウム製。10分の急速充電で1.5時間の再生が可能だ。

SPEC●対応コーデック:SBC●防塵防水性能:IP67●充電時間:1.5時間●連続時間:8時間●再生周波数帯域:20Hz~20kHz●音圧感度:105±3dB●質量:26g

スマホもタブレットも簡単切り替え。Pixel Buds Proの「Fast Pair」ってなんだ?

米グーグルは新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」の販売開始にあわせ、マルチポイントによるペアリング機能「Fast Pair」の展開を案内しています。

↑グーグルより

 

Bluetoothを利用したワイヤレスイヤホンでは複数機器へと同時に接続できるものが増えていますが、オーディオソースの切り替えにはユーザーが操作する必要があるなど、まだまだ便利とはいえません。一方で米アップルの「AirPods」シリーズでは、新しくサウンド再生をおこなったデバイスに自動で切り替える機能が搭載されるなど、より利便性が高くなっています。

 

Fast Pairは、AirPodsのサウンド切り替え機能をPixel Buds Proなどでも実現したものです。グーグルによれば、「ノートパソコン、タブレット、テレビ、Android や iOSスマートフォンにて、直前にペア設定したBluetoothデバイス接続先を自動的に切り替えることができます」とのこと。つまり、ユーザーが明示的にオーディオ再生デバイスを切り替える必要がなくなるのです。

 

Fast Pairでのサウンドの切り替えについては、その種類によって切り替えが実施されるかどうかが判断されます。例えば通知音では切り替えはおこなわれませんが、電話の着信では再生デバイスの切り替えが実施されるのです。また切り替えの際に通知が表示され、その通知をタップすることで元のサウンドの再生を続けることもできます。

 

Fast PairはまずPixel Buds Proにて利用が開始されますが、今後数週間でソニーやJBLの一部イヤホンも対応するとうたわれています。iPhoneでお馴染みだった便利なサウンド切り替えが幅広いデバイスで利用できるようになるのは、ありがたいの一言でしょう。

 

Source: グーグル via 9to5Google

GN編集長のイチオシ! ソニーが作った最強の“ながら聴き”イヤホン「LinkBuds」

普段、様々な製品をチェックしているGetNavi編集部員が、実際に使ってみて新生活に役立つであろうモノや、いま狙っているアイテムを紹介。春から環境が変わる人も、そうでない人も必見だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

長時間使ってもストレスフリー! 最強の“ながら聴き”イヤホン

ソニー

LinkBuds

実売価格2万4200円

ソニー史上最小で最軽量の完全ワイヤレスイヤホン。独自開発した振動板の中心部が開放されているリング型ドライバーユニットを採用し、耳をふさがないので圧迫感がない。さらに片耳4.1gの軽量を実現し、ストレスフリーに長時間使用できる。

 

↑ケース併用で最長17.5時間使用可能なバッテリー性能。防滴性能も搭載しており、雨や汗を気にせず楽しめる

 

GetNavi編集長

川内一史

オーディオ担当歴は約9年。複数のイヤホンを持ち歩き、用途に応じて使い分けている。最近の趣味はウォーキング

昨年、オンライン会議用に骨伝導イヤホンを買いました。期待以上に声を聞き取りやすく、マイクの性能も上々。何より耳をふさがないのが快適で満足しています。強いて難点を挙げるなら、長時間使うとこめかみがこそばゆくなること。また、音質は改善されているものの、まだ骨伝導は「音を楽しむ」レベルにありません。

 

そんなプチ不満を解消する製品を探していた矢先、衝撃作が登場! 早速手に入れた知人に試させてもらいました。まずリング状の開放型ドライバーが、ガジェット好きにはたまらん! ピアスのような極小ハウジングが耳にフィットし、ヘッドセット型の骨伝導イヤホンと比べても快適でした。穴が空いているため、周囲の音は普通に聞こえます。音質も、想像以上。開放型にしたことでスカスカな音になりそうですが、さすがはソニー。“音を楽しめる”クオリティです。

 

オンライン会議では未使用ですが、AIによるボイスピックアップテクノロジーで、声をしっかり相手に届けてくれるとのこと。ビジネス用途にも配慮されています。

 

2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント機能に非対応なのは惜しいですが、現時点では最強の“ながら聴きイヤホン”でしょう。密閉型イヤホンを長時間着けると耳が痛くなる人や、骨伝導が合わない人にオススメ。私も買います!

 

<これもオススメ!>

アピックス

むしざんまい AMZ-450

実売価格8800円

水を入れつまみを回すだけで、本格的な蒸し料理が楽しめる専用調理器。抗菌性・調湿性に優れている本格的な竹製せいろを採用。

 

小籠包を手作りして無限に食べまくりたい

「我が家は点心大好きファミリー。これで小籠包とか自作できたら素敵やん。身体にやさしそうな蒸し料理のレシピが多数用意されているのもイイ」(川内)

 

Anker

535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)

実売価格4万8900円

長寿命バッテリーを搭載したポータブル電源。持ち運べるサイズで、最大9つの機器に合計716Wの出力で同時に充電/給電することができる。

 

シティ派父子が快適にキャンプを過ごすために

「3歳になる子どもと一緒にキャンプへ行きたい。ただし、世田谷育ちの父子だから不便はノーサンキュー。容量たっぷりの本機があれば安心」(川内)

駅で電話も不快にさせない、通話性能抜群のテクニクス「EAH-AZ60」

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

卓越した音声通話技術によりオンライン会議にも最適

【完全ワイヤレスイヤホン】

テクニクス

EAH-AZ60

実売価格2万8000円

独自の音響構造により臨場感溢れるリアルな高音質を実現。ハイレゾ相当の音声伝送が可能なLDACに対応し、ワイヤレスながらハイレゾ音質を楽しめる。また、自分の声だけをクリアに相手に伝える通話音声処理により快適に通話できる。

 

SPEC●ドライバー:φ8mm密閉ダイナミック型●対応コーデック:LDAC、SBC、AAC●連続再生時間:約7.5時間(NCオフ時)●充電時間:約2時間(本体)/約2.5時間(充電ケース)●防水性能:IPX4●質量:約7g(片耳)

 

私が激推しします!

本誌編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、数多くの新製品を日々チェックしている。

 

AV機器の記事を担当する本誌編集長の川内は、完全ワイヤレスイヤホンをパワープッシュ。

 

「私の激推しはテクニクスのEAH-AZ60。このモデル最大のウリは、卓越した通話性能です。左右合計8つのマイクと独自の『JustMyVoice』プロセッサーにより、周囲のノイズと発話者の声を拾い上げて自動で解析。最適な処理をすることで、クリアな声をしっかり届けられます。駅のホームにいる際に電話がかかってきたり、カフェからビデオ会議に参加したりしたときなども、相手に不快な思いをさせずに済みます。また、マルチポイントに対応しており、例えばスマホとノートPCに同時接続が可能。移動中などはスマホで音楽を聴いていても、すぐにデバイスを切り替えてオンライン会議に参加することができ、文字通りマルチに使えます。イマドキのワイヤレスイヤホンは、オーディオ用だけでなくビジネス用としてもシームレスに使えることが重要なポイントになりますが、その点もバッチリです」

 

肝心の音質面も抜かりはない。

 

「オーディオ性能も価格以上に高いですね。特に低音の表現が豊かで、解像感もバツグン。ノイズキャンセリングの精度も高いので、どこでも音楽の世界に浸れます」

 

↑ビームフォーミングや音声解析などの技術を組み合わせた「JustMyVoice」テクノロジーを搭載。通話音声をはっきりと伝達できる

 

↑片耳4つ(合計8つ)のマイクを搭載。音声解析を1秒間に1万5000回以上行い、発話者の声だけを高精度に検出する

 

↑アプリ「Technics Audio Connect」のUIを一新。ノイズキャンセリングなど機能別に分類され、目的の機能を選びやすくなった

 

身近になった開放型ヘッドホンスピーカーライクな音を味わえる!

オーディオテクニカ

ATH-HL7BT

実売価格1万9800円

オーディオビギナーにはハードルが高かった開放型ヘッドホンが、ワイヤレス化&リーズナブルな価格設定によって身近な存在に。開放型ならではの自然な音の鳴りや余韻が手軽に楽しめる。

↑オーバーヘッドながら220gと軽量。2層構造のイヤーパッドにより、最適な音響空間と高い装着性を実現した

ASUS、ワイヤレスでも有線でも利用できる「ROG Centra Pro」を新発表!

台湾のASUSは、新型ワイヤレスイヤホン「ROG Centra Pro」を海外向けに発表しました。ワイヤレスだけでなく有線接続もできることが特徴の製品です。

↑ワイヤレス時の「ROG Centra Pro」(画像提供/ASUS)

 

ゲーミングギアとして「ROG」シリーズを展開するASUSは、2022年4月にブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」を日本でも発売しました。同ワイヤレスイヤホンは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能やゲームモードを搭載しています。

 

ROG Centra Proの特徴となる有線接続機能では、DAC「ESS 9280 Quad」を搭載したUSB-Cオーディオケーブルを使用。これにより、高品質かつ低遅延でサウンドを再生することができます。ワイヤレス接続では「AptX Lossless」コーデックや96khz/24ビットオーディオが利用可能。

 

ASUSによれば、ROG Centra Proと新型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6/6 Pro」を組み合わせた場合、ワイヤレス接続では45ms、有線接続ではそれ以上の低遅延でサウンド再生ができるとのこと。

↑有線時の「ROG Centra Pro」(画像提供/ASUS)

 

本体には10mmの大型ドライバーを採用し、音質を底上げ。マイクには、AI(人工知能)によるノイズキャンセリング機能を搭載しています。駆動時間はワイヤレス充電ケース込みの場合、28時間の使用が可能であるうえ、急速充電にも対応。本体はIPX4の防水仕様となっています。

 

現時点では、ROG Centra Proの発売日や価格は発表されていません。前モデルからゲーム向けの性能をさらに向上させた同イヤホンの日本市場への投入が楽しみですね。

 

Source: ASUS via 9to5Google

持ち運び特化? Nothing「ear (1) STICK」がphone (1)と同時発表されるかも!

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「ear (1) STICK(仮称)」のものとされる画像を、リークアカウントのMukul Sharma氏が投稿しています。

↑Mukul Shrma/Twitterから

 

Nothingといえば、2021年に初プロダクトとなる「ear (1)」を国内外で発売し、そのフレッシュなデザインと高いコストパフォーマンスで話題となりました。また製品には、スケルトンデザインかつほぼ正方形の充電ケースが付属していたのです。

 

今回投稿されたear (1) STICKの画像を見ると、その充電ケースはより長方形となっています。ポケットにスマートフォンと一緒に収納する際は、かなり取り回しやすい形状です。なおイヤホン本体のデザインは、現行モデルのear (1)にドット模様がくわえられる以外は、ほぼ変わらないようです。

 

ear (1)はイヤホン本体にイヤピースを搭載していましたが、ear (1) STICKでも同じようにイヤピースが搭載されているかは、今回の画像からは確認できません。もしかすると、米アップルの「AirPods Pro」にたいする「AirPods」のように、ear (1) STICKがイヤピースを省略した廉価版となる可能性も、ないわけではありません。

 

今回のツイートでは、ear (1) STICKはNothingのスマートフォン「phone (1)」と同時発表されると伝えています。phone (1)は日本時間7月13日0時に発表予定となっており、今回のear (1) STICKもイベントを大いに盛り上げてくれることになりそうです。

 

Source: Mukul Shrma/Twitter via 9to5Google

“統一感”で出す個性! オウルテックの人気AirPodsケースに「AirPods第3世代」バージョン登場

iPhoneケースとAirPodsケース、同じデザインだったら、その“統一感”が逆に“個性”として際立ちそう。

 

そんなiPhoneとAirPodsを“おそろコーデ”にできるAirPodsケースに、AirPods(第3世代)対応モデルが、新たに仲間入りしました!

 

オウルテック「OWL-CVAPP01S」は、同社でのiPhoneケースでロングセラーデザインとなっている、縦バイカラー手帳型ケースと同デザインのAirPodsケース。親しみやすいファブリック素材に、アクセントとなるPUレザーを採用したデザインが特徴。カラー展開はグレー×ブラックとネイビー×ブラックの2色で、税込価格は2380円です。

 

カジュアルな雰囲気の中に溶け込むブラックPUレザーで高級感をプラスした、シンプルながらも飽きがこないデザインで、大切なAirPodsをキズや衝撃から守ります。カラビナ付きで持ち運びも便利なのが嬉しいポイント。

 

上蓋部分はセパレートになっており、大切なAirPodsを隙間なく保護することができます。また、上蓋にはあらかじめ両面テープが貼り付けてあるので、しっかりと固定できます。

 

「AirPodsをケースに収納したままで、ケーブルでの充電やワイヤレス充電、どちらにも対応しています。LEDランプ部分に穴が開いているため、充電状況の確認も可能です」(オウルテック担当者)

 

「あ、iPhoneとAirPodsのケースおそろにしてる人だ!」と、相手に与えるインパクトは抜群。アクセサリーからさりげなく、個性を出してみませんか?

ノイキャンが進化? FreeBuds Pro 2の進化が見えてきた

中国ファーウェイの次期ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro 2」のものとされる画像やスペック情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが公開しています。

↑WinFutureより

 

近年はイヤホンのラインナップを強化している、ファーウェイ。現行モデルとなるハイエンドイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro」では、最大-40dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能や外音取り込みモード、2デバイスへの同時接続など、先進的な機能が搭載されています。

 

↑WinFutureより

 

WinFutureに掲載されたFreeBuds Pro 2の画像をみると、その外見は初代FreeBuds Proからほぼ変わっていません。本体カラーとしては、ブルーシルバー、セラミックホワイト、フロストシルバーの3色が用意されるようです。

 

ANC性能は最大47dBへと進化し、3段階の調整が可能。内部には2基のオーディオドライバーが搭載され、周波数帯域は14~48,000Hzに。さらにHi-Res Audioに対応し、音量、位置、音を同時に調整して最適な再生を実現する「Triple Adaptive Equalizer」も搭載されると伝えられています。

 

バッテリー駆動時間はANC有効だと最大4時間で、無効だと最大6時間半。充電ケースを利用すれば、最大30時間の再生が可能です。また、IP54の防塵・防水機能に対応しています。

 

というわけで今回の情報が正しければ、ANCを含めて多くの基本機能が進化しそうなFreeBuds Pro 2。米アップルの「AirPods Pro」やその後継モデルと、どのように差別化を図るのかにも注目したいものです。

 

Source: WinFuture via XDA Developers

イヤホンみたいなスピーカー「Oladance Wearable Stereo」は“耳をふさがない”系の決定打になるか?

音楽再生やハンズフリー通話と同時に周囲の環境音も聴ける、“耳をふさがないイヤホン”がいま注目されています。元ボーズのエンジニアが設立した海外のスタートアップ、Oladance(オーラダンス)がとてもユニークな“耳をふさがないスピーカー”を発表しました。どんな製品なのか、発売前に入手した実機をレポートします。

 

Makuakeでのクラウドファンディングが始まる

今回筆者がピックアップするのは「Oladance Wearable Stereo」という製品です。左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンのようなデザインですが、「耳をふさがずに使える」ことや「とてもパワフルなサウンドが楽しめる」ところが特徴です。

↑イヤーハンガースタイルの開放型ワイヤレスイヤホン「Oladance Wearable Stereo」

 

本機は海外に拠点を置くクラウドファンディングのプラットフォーム、Kickstarter(キックスターター)で2021年秋にお披露目されました。約5000万円の開発資金を調達した後に製品をローンチしています。

 

6月7日から、日本のMakuakeでOladance Wearable Stereoのクラウドファンディングがスタートし、日本上陸を目指します。使用感を報告する前に、まずは本機のプロフィールから紹介したいと思います。

 

スピーカー再生のような臨場感が楽しめる

オーラダンスは、アメリカの人気オーディオブランドであるボーズで活躍した経験豊かなエンジニアたちが集まって2019年に香港で設立したブランドです。Webサイトに開設するオンラインコミュニティ上でファンと交流を深めながら、先進的であり、なおかつ多くの人々に求められるプロダクトを作ることが同社のモットーであるといいます。

 

Oladance Wearable Stereoは「オープン型イヤホン」に属する製品です。その特徴は一般的なオープン型イヤホンと比べることで際立ってきます。

 

ハウジングやシェルなどと呼ばれる本体の外殻部分に空気の通り道となる小さな穴を設けた「オープン型(開放型)」構造のイヤホンは、クリアで抜け味の良いサウンドを特長としています。反面、密閉型構造のイヤホンに比べて音もれが発生しやすいという弱点も抱えています。

 

開放型イヤホンの強みを活かして、さらに弱点を克服するために多くのオーディオブランドが最先端の技術を各社の製品に投入してきました。“耳をふさがないイヤホン”として最近話題を呼んだ製品には、例えばソニーの「LinkBuds」があります。穴のあいた本体に大口径12ミリのリング型ドライバーを内蔵してパワフルなサウンドが鳴らせるイヤホンです。コンパクトなイヤホン本体を耳に挿入して使うため、音もれも少なく抑えることができます。

↑ソニーの“穴あきイヤホン”として注目を集める「LinkBuds」

 

もうひとつの“耳をふさがないイヤホン”の代表格はShokz(ショックス:旧AfterShokz)の骨伝導技術を使ったワイヤレスイヤホンです。一般的なイヤホンの場合、空気の振動を介して鼓膜から聴覚神経に音を伝えます。骨伝導技術の場合、頭蓋骨の微細な振動を聴覚神経に伝えて音を再現するところに特徴があります。Shokzのイヤホンは耳穴に挿入せず、振動素子を内蔵する本体をこめかみ辺りの位置に装着して音を聴く独特のスタイルを採用しています。外部に音漏れを防ぐ独自の技術を組み合わせることにより、完全に耳をふさがないスタイルとしながら、明瞭なサウンドが楽しめます。

 

他とはひと味違うリスニング感

例に挙げたふたつの“耳をふさがないイヤホン”は、装着して音楽を再生しながら環境音にも注意が向けられるため、ハンズフリー通話も安全にこなせます。本体にマイクを内蔵しているので、ビデオ会議用のコミュニケーションツールとしても広く普及しています。

 

一方でふたつの製品に限らず、いま人気の“耳をふさがないイヤホン”は完全なオープン型スタイルなので、騒がしい屋外では密閉型のイヤホンに比べて低音が聴きづらく感じられる場合があります。骨伝導技術を採用するイヤホンについては、試してみたけれど“振動”が苦手という声も聞こえてきます。

 

Oladance Wearable Stereoは16.5ミリ口径という、イヤホンの中でも異例といえる超大型のダイナミック型ドライバーを内蔵したことで、重低音再生を充実させて、全体にバランスの良いサウンドを追求しています。

 

耳をふさがない装着スタイルとした点もユニークです。Oladance Wearable Stereoは強靱でしなやかなチタンワイヤーフレームでつながる2ピース構成の本体を、耳に掛けて装着するイヤーハンガースタイルとしています。耳の手前に大口径16.5ミリのドライバーを内蔵する本体を装着して、本格的なスピーカー再生を楽しむように、迫力あふれるサウンドをガンガン鳴らせます。

 

「ながら聴き」を楽しみ尽くす

Oladance Wearable Stereoはスマホやタブレット、PCなどにBluetoothで接続して使うワイヤレスオーディオ製品です。オーディオコーデックはAAC/SBCに対応しています。

↑Google Pixel 6 Proに接続して音楽再生をチェックしました

 

サウンドは力強く、柔軟性に富んでいます。ほかの“耳をふさがないイヤホン”に比べると量感が充実していて、低音域から中高音域までつながりがとてもスムーズなところも特徴的です。音楽再生、ハンズフリー通話のどちらを試してみても「人の声」の再現がとても滑らかに感じられます。質感がきめ細かく温かみもあるので、長時間聴いていても疲れにくいと思います。

 

本機はオープン型のワイヤレスイヤホンですが、パンチの効いたサウンドは賑やかな屋外で使ってみても環境音にかき消されることなく明瞭に聞こえてきます。音の出口となるノズルがユーザーの耳へダイレクトに音を届けるデザインとしているため、本機からの音もれはかなり防ぐことはできるものの、やはり構造上「ゼロ」にはできません。周囲に人がいるカフェや通勤電車では音量設定に注意しながら使いたいところです。またスポーツジムやカフェなどで使うと、本機で聴いているコンテンツの音と店内BGMが混ざり合って聞こえてしまいます。

↑大口径16.5ミリのドライバーが力強く鳴らすサウンドが、イヤーピースを使わないメッシュ状のノズルから出力されます

 

↑本体の外殻に空気の通り道となるダクトを配置。スムーズで切れ味に富んだサウンドを再現します

 

屋外でのウォーキングやオフィスワーク、家事のあいだに音楽を「ながら聴き」したり、自宅でのオンライン会議にOladance Wearable Stereoはその真価をいかんなく発揮してくれるでしょう。なお本機の通話マイクにはオーラダンスが特許を取得するEnvironmental Noise Cancellingというアルゴリズムとの組み合わせにより、ユーザーの通話音声を環境音から切り分けながらピックアップする技術が連動します。賑やかな場所にいても、話し声がグンと近づいてくるように感じられる立体的な通話音声を会話の相手に伝えられます。

 

意外なほど安定する耳もとの装着感

本体は一般的な完全ワイヤレスイヤホンよりも大きく見えるかもしれませんが、耳掛けスタイルを採用していることやイヤーピースを使わないことから、身に着けていることを忘れてしまいそうになるほど装着感は軽快でした。イヤーハンガーを耳に沿わせるようぴたりと身に着ければ、ジョギングなどで体を少し激しく動かしても落ちる心配がなく、耳元でイヤホンがぴたりと安定します。本体はIPX4相当の防滴対応です。

↑装着イメージ。耳もとでピタリと安定するので、ワークアウトにも最適です。

 

ドライバーを搭載する前方側の本体側面に、音楽再生やハンズフリー通話のコントロールができるタッチセンサーリモコンが内蔵されています。マルチタップ、長押しに上下スライドにより幅広い操作をカバーします。タッチコントロールの操作方法はiOS/Android対応のモバイルアプリからカスタマイズも可能です。

 

Oladance Wearable Stereoの本体には片側160mAhの大容量バッテリーが内蔵されています。Oladanceが特許を取得する低消費電力アルゴリズムとの掛け合わせにより、イヤホン単体でフル充電から約16時間の連続駆動を実現。バッテリーを内蔵していない充電専用のケースがパッケージに同梱されています。別途オプションとして販売されるバッテリー内蔵の「Oladance Charging Case」を揃えれば、イヤホンと充電ケースのバッテリーにより最大94.4時間も使用できます。オンライン会議の直前や最中にワイヤレスイヤホンのバッテリーが切れて途方に暮れる心配から解放されそうですね。

↑充電機能の付いたOladance Charging Case

 

Oladance Wearable Stereoはとても肉厚で力強いサウンドが再現できる、“耳をふさがない小さなスピーカー”です。開放型イヤホンのサウンドに力不足を感じていたり、骨伝導イヤホンが苦手な方には最良の選択肢といえるでしょう。Makuakeで始まったクラウドファンディングをぜひチェックしてみてください。

 

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ソニー、穴があいてないほうのイヤホン「LinkBuds S」を発表! ノイキャン搭載の狙いとは?

ソニーが新しい完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」を発表しました。春に発売されて話題となった“穴の空いたイヤホン”、LinkBuds(リンクバッズ)も販売を継続。2機種によるシリーズに発展しました。今度は穴のないデザインになったLinkBuds Sの特徴と、本機が開発された背景を新製品発表会から取材レポートします。

 

↑穴のあいていない密閉型ハウジングを採用する「LinkBuds S」

 

ソニーのセンシング技術を満載したワイヤレスイヤホン

今春に登場したLinkBudsは、耳に挿入する本体の中心に穴があいているデザインとして、耳を塞がず自然に外音が取り込める使用感を特徴としています。ソニーストアの販売価格は2万3100円(税込)です。

↑LinkBuds

 

シリーズに新しく追加されるLinkBuds Sは、本体色がブラック/ホワイト/エクリュ(ベージュ系)の3種類。価格はオープンですが、2万6000円前後での販売が予想されます。

↑LinkBuds Sに追加された新色「エクリュ」

 

型名の「S」にはSilence/Superior Sound/Seamlessなどの意味合いが込められています。LinkBudsとの主な違いは、本体ハウジングを穴の空いていない密閉構造として、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したことです。外音取り込み機能も付いています。

 

イヤホンに内蔵するセンサーにより、ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」などのコンテンツを再生した時に、ユーザーの頭の動きに対して音の定位をコントロールするヘッドトラッキングに対応します。

 

また、座った状態から立ち上がって歩き出すといったユーザーの「行動の変わり目」をセンシングして、スマホを触らずに各機能を切り替えられるスマート機能もLinkBuds Sから搭載します。本機能を活用するための「Auto Play」アプリはAndroid版から配信を開始。続いてiOS版にも展開予定です。

 

ほかにも上位の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」などが対応する、ユーザーの行動パターンをペアリング中のスマホで判別、イヤホンの外音取り込みやノイズキャンセリングのパターンを自動で切り換える「アダプティブサウンドコントロール」にLinkBuds Sも対応します。

↑Sony Headphones ConnectアプリからLinkBuds Sの各機能を設定します

 

筆者もLinkBuds Sの実機を試しました。イヤホンは片耳の質量が約4.8g。ソニーのANC機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンの中で最小・最軽量サイズで、とても軽いです。装着した時に本体が耳から飛び出て見えないようにデザインも良いと思います。

 

ケースもコンパクトで軽いので、ふだんから持ち歩く荷物を最小限にしたい人に最適なワイヤレスイヤホンです。充電ケースを合わせると最大20時間のリスニングができますが、イヤホン単体での連続再生はANCオン時約6時間、オフ時は約9時間。LinkBudsの「1日中身に着けて使えるイヤホン」というコンセプトを実行すると、若干スタミナが心配な感じもします。

 

音質・ノイキャン性能の実力は?

筆者がLinkBuds Sについて気になった「音質」「ANCと外音取り込み」「デザイン」についてファーストインプレッションを報告します。

 

LDACに対応するソニーのXperiaにペアリングして聴くと、解像度の高い濃厚なサウンドが楽しめます。上位モデルのWF-1000XM4に比べると低音の量感が落ち着いて、音色はややフラットであっさりとしています。全体にナチュラルバランスなので、BGM的に音楽を長くゆったりと聴いていたい時にはLinkBuds Sは最適な選択肢といえそうです。

↑密閉型ハウジングにANC機能を載せて、イヤーピースによる耳栓効果も得られるため、かなり静かな環境で音楽リスニングが楽しめます

 

ノイズキャンセリング性能は、環境ノイズがしっかりと消音される印象です。消音性能はWF-1000XM4の方が高いそうですが、「LinkBuds Sは飛行機の中など大きな騒音に囲まれる場所でも十分に高い消音効果が得られた」と、発表会に登壇したナイアンテックの代表取締役社長 村井説人氏がコメントしていました。

 

本体が密閉型構造であり、付属するシリコンイヤーピースによるパッシブな耳栓効果も十分にあります。イヤホン本体がコンパクトなので、耳の小さい方も安定したフィット感が得られると思います。アプリに搭載されている「イヤーピース測定機能」で、耳に合うイヤーピースのサイズを選んで正しく身に着けるとよいでしょう。

 

LinkBuds SにはWF-1000XM4と同じソニー独自の「V1」プロセッサーが乗っているので、ノイズキャンセリングと外音取り込みのバランスを環境に合わせて最適化したり、風切りノイズの低減機能などがスマートに動作します。

 

外音取り込み機能については、穴が空いている元祖LinkBudsのリスニング感に近づけられるよう「外音の取り込み量を増やしている」とソニーは説明しています。確かにLinkBuds Sを身に着けて音楽を再生してみると、従来のソニーのイヤホンに比べてやや多めに外音がきこえる感じはします。でもやはり「外音の中で音楽がしっかりときこえる」ようなLinkBudsのリスニング感とは正反対です。LinkBud Sにとっての主はやはり「コンテンツの音」です。

 

本機を試した時点で「Sony Headphones Connect」アプリが連動していなかったため、すべての機能を正確に試せていません。音質やノイキャン性能については、またあらためてしっかりとレポートします。

 

外観のデザインはやはり元祖LinkBudsに大きなインパクトがあったので、比べるとLinkBuds Sはやや大人しい印象を受けてしまいます。本体、ケースともに飾り気を極力排しているので、ややもするとソニーのイヤホンであることも遠目にはわかりづらいかもしれません。LinkBuds Sにはイヤホンを装着しているこめかみのあたりを指でタップして操作する「ワイドエリアタップ」の機能もありません。

 

元祖LinkBudsに革新性を感じた方々は、新しいLinkBuds Sを見て、「案外ふつうのワイヤレスイヤホンじゃんか」と感じるかもしれません。本機の企画・開発に携わったソニーのスタッフは、LinkBuds Sにどんな思いを込めたのでしょうか?

 

未来を見据えて密閉型・ノイキャン搭載としたLinkBuds S

LinkBudsシリーズの商品企画を統括するソニーの伊藤博史氏は「LinkBudsをより多くの方々に、様々な場面で色々なコンテンツを楽んでもらいたいと考えてノイズキャンセリング機能を搭載した」として、“穴の空いていないLinkBuds”のコンセプトを説明しています。

↑ソニーがLinkBuds Sの記者発表会を開催しました

 

LinkBuds Sのように密閉型構造を採用し、アクティブノイズキャンセリング機能を載せた完全ワイヤレスイヤホンは既に多くのメーカーが発売しています。ソニーの伊藤氏は、WF-1000XM4を含むほかの製品と比べた際のLinkBuds Sの魅力は「常時身に着けて“ながら聴き”を楽しみやすいコンパクトなサイズと軽さ」であるとも語っています。

 

完全開放型の元祖LinkBudsは、騒々しい環境で使うと確かに音が聴きづらく感じられることがあります。音楽をBGM的に楽しむのであれば良いのですが、映画やゲームのセリフ、ハンズフリー通話など「人の声」の輪郭がつかみにくくなるため、コンテンツによっては遮音性の高いイヤホンを選びたくなります。

 

筆者はLinkBuds Sにも搭載された「センシング機能」が、近い将来に本機の個性を輝かせるカギを握っていると考えます。ソニーはナイアンテックのARゲームプラットフォームである「LIGHTSHIP」に参加して、独自のARエンターテインメントコンテンツを提供することを発表しています。

↑ナイアンテックのゲーム「INGRESS」は今年の夏にLinkBudsのヘッドトラッキング機能を使って楽しめるようになります

 

↑ソニーもいま、LIGHTSHIPのARゲームプラットフォームに向けて独自のコンテンツを開発しています

 

LinkBuds Sの発表会ではLinkBuds Sのヘッドトラッキング技術や、ソニー独自の立体音楽体験360 Reality Audioを合わせて活かしたARゲームコンテンツを体験しました。ゲームなどのコンテンツに没入して楽しむ際にノイズキャンセリングをオンにして、屋外で歩きながら音楽を聴きたい時には外音取り込み機能に素速くスイッチすることを選べるLinkBudsはきっと重宝すると思います。

 

ソニーは前述のARアプリ「Locatone」により、音で楽しむAR体験を積極的に発信しています。今年の夏に向けて、アプリ上に一般のクリエイターが制作したコンテンツをアップできるように「Locatone Creator」ツールを公開し、さらに公募による「Locatone Creator Contest 2022」を実施するそうです。LinkBudsシリーズを使って様々な没入型コンテンツが楽しめるようになると、開放型とノイキャン付き、ふたつのLinkBudsが両方ともほしくなりそうです。

↑Locatoneのコンテンツを簡単に制作できるPC用ツール「Locatone Creator」。リリース当初はエントリー制でユーザーを募ります

 

↑Locatoneに対応する音のARエンターテインメントを募集するコンテストも実施。6月15日に詳細が発表されます

 

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これはかわいい! アクセサリー感覚で身につけたくなる、ハート型ワイヤレスイヤホン「HeartBuds」

ソフトバンクは、SB C&Sとの共同企画として「SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)」ブランドから、アクセサリーのようなハート型の完全ワイヤレスイヤホン「HeartBuds(ハートバッズ)」を発売します。

 

同製品は、「可愛いワタシでいたい」をキーメッセージに、アクセサリー感覚で身につけられるハート型のワイヤレスイヤホン。誰が見ても可愛いと思うようなフォルムやカラーリングにこだわり、耳元につけるだけ、持っているだけで心が弾むようなハート型のデザインに仕上げています。

 

イヤーピースはL、M、S、XS、XXSの、5サイズのオリジナルイヤーピースを同梱し、フィット感も追求。

 

周囲の音を取り込む外音取り込み機能を搭載。ON/OFFの切り替えが可能で、イヤホンを着けたままでも自然な会話ができます。

 

イヤホンはIPX4の防水性能。わずか10分間の充電で、約1.5時間再生可能な「Fast Charge(急速充電)」を搭載しています。

 

税込価格は1万3536円。カラーバリエーションは、RedとPinkの2種類。生活雑貨専門店ロフト、ロフトネットストア、フェリシモ「OSYAIRO(おしゃいろ)」のオンラインショップでは、6月初旬以降の発売。ソフトバンクショップでは、6月中旬以降の発売となります。

もう“うどん”とは呼ばせない。「AirPodsPro 2」はステムレス化やロスレス対応で過去最大の革新との噂

アップルの次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2(仮)」は以前から噂されており、今年後半に発売されるのは確実と見られています。その仕様につき様々な憶測が飛びかうなか、ここ数年で「最大の技術革新」となり、高品質な音楽を再生できるロスレス再生に対応するとの予想が報じられています。

 

このウワサの発信源は、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)LeaksApplePro氏です。それによればAirPods Pro 2は初代モデルの登場以来「ワイヤレスイヤホンにおける最大の革新」になるとのことです。デザインはステムレス、つまり持ち手部分の軸がなくなり、最先端のノイズキャンセリング機能を搭載。さらに「新しいコーデックのおかげでロスレスオーディオ対応」と述べられています。

 

まずAirPodsPro 2がステムレスになるのは、1年以上も前から米Bloombergが伝えていたことです。また有名アナリストMing-Chi Kuo氏も、ロスレス音源の再生をサポートすると述べていました

 

現在のAirPodsシリーズ(最高級モデルAirPods Maxを含め)ロスレス再生に対応していないのは、アップル独自規格Apple AAC Bluetoothコーデックの制限によりますが、限界を突破するためのハードウェア技術が持ち込まれるのかもしれません。

 

また(充電ケースの)LightningポートがUSB-Cに替えられるかもしれないとのことです。アップルがゆくゆくはiPhoneやAirPodsなどをUSB-Cに移行することは、Bloombergも予想しつつも「2023年以降」とされており、こちらの可能性は高くないとも思われます。

 

ほかLeaksApplePro氏の気になる予想は、AirPods Pro 2が現行のAirPods Proよりも値上げになるかもしれないということです。AirPodsProが249ドル(アップル公式ストアでの設定)に対して、299ドルになる可能性があるとのこと。

 

この価格が本当であれば、5月現在の日本円に換算すれば約4万円にものぼります。競合他社のワイヤレスイヤホンよりも割高な感もあり、厳しい競争を強いられるのかもしれません。

Source:iDropNews
via:Tom’s Guide

AirPods Proより充電が早い? 「Pixel Buds Pro」のワイヤレス充電スペックが掲載される

 

米グーグルの新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」について、ワイヤレス充電速度の詳細に関する情報が認証サイトに掲載されています。

 

Pixel Buds Proは先日に開催された開発者向け会議「Google I/O」にて発表された、完全ワイヤレスイヤホンです。前モデルよりもオーディオ/通話機能を進化させただけでなく、アクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応。音声アシスタント「Google アシスタント」への対応も特徴です。

 

そしてワイヤレス充電関連の認証機関となるWireless Power Consortiumに掲載された情報によれば、Pixel Buds Proでは2.5Wの「Qi(チー)」によるワイヤレス充電が可能だと掲載されています。これは、グーグルがこれまで販売していたワイヤレスイヤホン「Pixel Buds(第2世代)」とも同じスペックです。

 

一方で他社のワイヤレスイヤホンと比較してみると、例えば米アップルの「AirPods Pro」は最大1.7Wでの充電速度となっており、Pixel Buds Proのほうが高速であることがわかります。しかしソニーの「WF-1000XM4」などでは5Wのワイヤレス充電を実現しており、業界最速というわけではないようです。

 

Pixel Buds Proではノイズキャンセリングをオンにした場合、イヤホンのみで最大7時間、ケース込みで最大20時間の音楽再生時間を実現しています。またそのケース自体のワイヤレス充電速度も、十分なレベルを達成しているようです。

 

Source: Wireless Power Consortium via 9to5Google

USB-C付きiPhoneを自作した猛者、今度はUSB-C付きAirPodsケースを作ってしまう

昨年末に「世界初のUSB-Cポートを備えた改造iPhone」を作った人物が、今度はAirPods充電ケースのLightning端子をUSB-Cポートに取り替える偉業(?)を達成したと報告しています。

 

Ken Pillonel

 

このKen Pillonel氏はロボット工学を専攻する学生ですが、自らPCB(プリント配線板)を設計して発注し、iPhone Xに力づくでUSB-C端子を実装した猛者です。その実物はオークションで、1000万円近い高値で落札されていました

 

今回の改造AirPodsケースは、USB-Cケーブルを差し込むと電源が入るというシンプルな構造です。しかし、Pillonel氏によれば「数か月間、週末はほとんどすべてこの改造に費やしていた」ほど技術的に難しいチャレンジだったそうです。同氏はLightning付きAndroidスマホも完成させていましたが(何の意味があるのか?とツッコミ多数)それから約1ヶ月半後のことです。

 

現時点では短い動画が公開されているだけですが、数週間以内にこのプロジェクトを説明する長編を公開予定だそうです。またUSB-C iPhoneで行ったように、他の人も改造できるようにするためオープンソース化も計画しているとのことです。

 

テックメディアThe Vergeへのメールで、Pillonel氏は作業の成り行きを説明しています。まず外観にこだわらない概念実証(技術的にできるかどうかの検証)を行い、その後にAirPodsケース内に部品が収まるよう徐々に改良していったそうです。最終的には、やはりカスタムPCBを設計し、それを折り曲げてケース内に収められたと語っているとのこと。

 

動画を見るかぎり、改造USB-Cポートは元々のLightningポートと同じように、きちんとケース内に統合されているようです。iPhone Xでも筐体内に必要なパーツを収めるのは苦労していましたが、それ以上に小さなAirPodsケースだけに手間もかかったことが推測されます。

 

EUの規制当局は、今後スマートフォンを含めたデジタル機器の充電端子をUSB-Cに統一する方針を推進しています。もし実現すれば、Pillonelのような高度な改造は不要となるのかもしれません。

 

Source:The Verge

無線イヤホン購入はちょい待て!? グーグルから「Pixel Buds Pro」がすぐ登場するかも

米グーグルから次期ワイヤレススマートフォン「Pixel Buds Pro(仮称)」が近日中にも発表されるとの情報を、著名リークアカウントのJon Prosser氏が伝えています。

↑Yasin Hasan / Shutterstock.com

 

グーグルはワイヤレスイヤホン製品として2017年に「Pixel Buds(初代)」、2020年に「Pixel Buds(第2世代)」、そして2021年に廉価版となる「Pixel Buds A-Series」を発表しています。どのモデルでも音声アシスタント「Google アシスタント」との連携を特徴としている一方、ノイズキャンセリングなどの高度なオーディオ機能は搭載されていません。

 

 

今回Jon Prosser氏はツイートにて、Pixel Buds Proが近日中に登場すると指摘。さらに、リアル・レッド、カーボン、リモンチェッロ、フォグの4色が登場すると、詳細な情報にも言及しているのです。

 

現時点ではPixel Buds Proのスペックなどは判明していませんが、「Pro」という名称がつくことから、ハイエンド向けの製品となることが予測されます。例えば米アップルの「AirPods Pro」はノイズキャンセリング機能が特徴となっており、Pixel Buds Proでも同様の機能が採用される可能性があります。また、Google アシスタントとの連携もさらに強化されることでしょう。

 

グーグルは5月11日から開発者向け会議「Google I/O」の開催を予定しており、今回のPixel Buds Proは同イベントでの発表が期待されます。AirPodsシリーズが大きなシェアを占めるワイヤレスイヤホン市場ですが、グーグルの新製品がどのような対抗軸を打ち出すのかに注目です。

 

Source: Jon Prosser / Twitter via

ゼンハイザーから「MOMENTUM True Wireless 3」登場! 最高峰のワイヤレスイヤホン体験へ

↑ゼンハイザーより

 

独ゼンハイザーは、フラッグシップモデルとなるワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 3」を国内外にて発表しました。

 

ゼンハイザーのハイエンドワイヤレスイヤホンとして、市場からの評価も高いMOMENTUM True Wirelessシリーズ。前モデルの「MOMENTUM True Wireless 2」では高音質なだけでなく、高いレベルのアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を実現していました。

 

↑ゼンハイザーより

 

MOMENTUM True Wireless 3は本体に「TrueResponse 7mmダイナミックドライバー」を搭載し、ゼンハイザーいわく「インパクトのある低音と優れた高忠実度のサウンド」を実現。また最大96kHz/24bitのハイレゾ音質でワイヤレス伝送できる最新規格「aptX Adaptive」に対応するほか、SBC/AAC/aptXもサポートしています。

 

ノイズを低減するために、次世代のアダプティブノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の音のレベルにより、ノイズキャンセリングのレベルが自動で調整されます。また逆に周辺音を取り込み、屋外で安全に利用することも可能です。

 

本体には3個のノイズキャンセリングマイクを搭載し、クリアな通話品質を実現。また、音声アシスタントの利用も可能です。製品にはイヤーアダプターとオプションでさまざまなシリコンフィンが付属し、高い装着感を実現しています。

 

製品はIPX4の防滴機能に対応し、水濡れによる故障を防止。本体は満充電状態で7時間、充電ケース込みで28時間の駆動が可能です。また充電ケースも、Qiによるワイヤレス充電に対応しています。アプリからはサウンドイコライザーにより、プリセットやカスタム設定から音をカスタムすることが可能です。

 

MOMENTUM True Wireless 3の本体カラーはホワイトとブラックで、店頭予測価格は3万9930円。5月20日の発売を予定しています。ワイヤレスイヤホンでも音質には絶対妥協したくない……という欲張りなオーディオファンからも、注目の逸品となりそうです。

 

Source: ゼンハイザー

体からのノイズを軽減できるワイヤレスイヤホン「Sport True Wireless」がゼンハイザーから登場

独ゼンハイザーは、体内や運動から発生するノイズを軽減できるワイヤレスイヤホン「Sport True Wireless」を国内外にて発表しました。

↑ゼンハイザーより

 

高音質なオーディオブランドとして知られるゼンハイザーですが、ワイヤレスイヤホンとしては現在、高音質な上位モデルの「MOMENTUM」シリーズと、普及価格帯の「CX」シリーズをラインナップしています。

 

Sport True Wirelessはスポーツでの利用を想定したワイヤレスイヤホンで、その特徴は「Aware」モードを搭載したこと。これにより心臓の音や足音などを軽減し、ランニングなどにさらに集中することが可能となります。

 

本体には7mmのダイナミックドライバーを搭載。「歪みのない完全な低音と、優れた透明感」を提供するとしています。またイヤホンはIP54の防塵・防水に対応しており、水しぶきなどに耐えることが可能。SBC、AAC、aptXなどのオーディオコーデックに対応し、Bluetooth 5.2にてさまざまなデバイスに接続できます。イヤホンは満充電状態では最大9時間の利用が可能で、ケース込みだと最大18時間の駆動が可能です。

 

本体にはオープンタイプとクローズタイプの2種類のイヤーアダプタが付属。これとアプリを組み合わせることで、スポーツシーンにあわせて周囲の音の取り込み方を調整できる「アダプタブルアコースティック」にも対応しています。

 

スマートフォンアプリからは、カスタムイコライザーのプリセットを作成可能。イヤーアダプタは3サイズ、フィンは4種類用意されているので、最適なフィッティングを見つけることができます。

 

Sport True Wirelessの価格は1万9250円で、発売日は5月12日。朝や夕暮れでも外出が苦にならなくなってきた昨今、ランからエクササイズまで活躍してくれそうなワイヤレスイヤホンといえるでしょう。

 

Source: ゼンハイザー

ROGからついに完全ワイヤレス登場! 対戦型ゲーム用の機能も搭載したゲーミングイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」

ASUS JAPANは、ゲーミングブランドROGから、完全ワイヤレスの対戦型ゲーム向けインイヤーイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」を、4月22日に発売予定です。市場想定価格は1万4480円。

 

同製品は、音声と映像の同期性を高める、対戦型ゲームのためのゲームモードを搭載。シンプルなクイックタッチコントロールにより、ゲーム中の迅速な調整が可能です。

 

ハイブリッドANCテクノロジーで、ヘッドフォンの内側と外側からのノイズを検知して、フィルタリングします。

 

ANCをオフにすると、1回の充電で最大5.5時間の使用が可能で、充電ケースを使えばさらに最大21.5時間まで延長でき、最大27時間使用できます。急速充電技術も搭載しており、10分の充電で最大1.5時間の使用が可能です。ケースはワイヤレス充電にも対応しています。

耳掛け式だから激しい動きでも大丈夫! IPX8防水認定スポーツイヤホン「MoveBuds H1」

サウザンドショアスは、「Tribit(トリビット)」ブランドから、耳掛け構造・IPX8防水の、スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「MoveBuds H1(ムーブバッズ・エイチワン)」を、Amazonで発売しました。税込価格は8790円。

 

同製品は、耳に掛けるフック部とイヤホン部を一体化し、ランニングなどの激しい運動でも外れにくい耳掛け構造を採用。イヤホン本体は水深1m/30分の水没に耐えられるIPX8レベルの防水保護構造で、雨や汗に耐えられるだけでなく、プールなどの水辺でも使用できます。

 

ドライバーは、低音域の迫力を重視し、大口径13mmダイナミックドライバーを採用しています。Bluetooth SoCにはQualcomm QCC3040を採用し、左右同時伝送技術「TrueWireless Mirroring」により音途切れを抑え、高音質コーデックaptXをサポートします。

 

再生中の音楽にあわせ電流・電圧を最適化する独自技術「RunStretch」を搭載し、イヤホン単体で15時間連続再生が可能。充電ケースを含めれば最大65時間の連続再生ができます。

 

超小型内蔵マイクで周囲を集音、再生中の音楽とミックスして耳に届ける「外音取り込み機能」に対応。装着中に突然話しかけられたときなども、イヤホンを耳から外すことなく対応でき、自分の声がこもって聞こえることもありません。

 

イヤホンに片側2基、計4基の高性能MEMSマイクを搭載。通話中のノイズを抑制しフィードバックエコーを減らすQualcommの「cVc 8.0」に対応し、環境ノイズを最大90%低減できるので、自分の声をクリアに相手へ届けます。

 

イヤーピースはS・M・Lの3サイズを用意。素材には銀イオン配合の抗菌シリコンを採用しています。

ハイブリッドANCに対応! トータル60時間再生のバッテリー搭載……「Creative Outlier Pro」

Creative Technology Ltdの日本法人のクリエイティブメディアは、完全ワイヤレスイヤホン「Outlier」シリーズの新モデル「Creative Outlier Pro」を、同社直販オンラインストア「クリエイティブストア」にて発売しました。税込価格は9799円。

 

同製品は、新たにフィードフォワード&フィードバック方式を組み合わせたハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応、ノイズを抑える精度がアップしています。前モデルの「Outlier Air V3」同様、アンビエント モードも備えており、外音取り込み機能とあわせて、より良いリスニング環境をつくります。イヤホンドライバーも10mmのグラフェンコートドライバーにサイズアップ。

最大約15時間の連続再生ができ、ワイヤレス充電にも対応する充電ケースは最大45時間分のバッテリーを搭載し、トータルで最大約60時間の再生が可能です。

 

スマートフォン用の「Creative アプリ」にも対応し、ANCや外音取り込みの切り替え/レベル調節のほか、イコライザーでの音質調整や低遅延モードへの切り替えも可能で、オーディオレイテンシーを半減させる事が可能です。

 

Bluetooth 5.2に対応。HFPプロファイルによる音声通話にも対応しています。アプリでのカスタマイズも可能なタッチ コントロールによって再生や通話応答の操作、SiriやGoogle アシスタントの呼び出しなどが行えます。本体はIPX5相当の防滴性能を備えており、トレーニングやフィットネスなどの運動時や、屋外など水しぶきがかかるようなシーンでも使用できます。

 

4月6日23時59分まで、「登場記念 お試しプライス」として、同製品が3000円オフの6799円となっています。同期間中は前モデルのOutlier Air V3も、「登場記念 5% OFF クーポン特価」の4731円と、クーポンの利用でお得に購入できます。クーポンコードは「JPTWSV33」。

ノイキャン&低遅延機能でマルチメディアに楽しめる! GLIDiC「TW-6100」をだいせんせいがレビュー

2021年末に発表された「ポタ-1グランプリ2021」で審査員特別賞を受賞したTW-6100は、お手頃な価格ながら作り込まれた高品質な完全ワイヤレスイヤホンに定評のあるGLIDiCの最新モデル。様々な機能を搭載しつつ、実売価格1万円を切るという価格設定が魅力的な製品です。どのような仕上がりになっているのか、さっそくチェックしていきましょう!

↑GLIDiC TW-6100(ブルー)

 

↑カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色展開

 

まず注目したいのは、低価格ながらハイブリッド方式のANC(アクティブノイズキャンセリング)外音取り込み機能を搭載していること。近年の完全ワイヤレスイヤホンでは少しずつ主流になりつつある機能ですが、この価格帯で搭載されているのはなかなか珍しいのではないでしょうか。

↑左右のイヤホンにそれぞれ2つずつANC用のマイクを備えています

 

正直、試す前は「とりあえず搭載したって感じかな……」なんて思っていましたが、いざ試してみるとどちらも非常に優秀! ANC機能は電車の走行音や街中の騒音なども全体的にグッと抑えてくれるほど強力なので、騒がしい場所でも快適に音楽や通話を楽しむことができます。

 

外音取り込み機能も自然かつ聞き取りやすく、装着したままでも問題なく会話ができました。L側のボタンを1回押すごとに「ANC→外音取り込み→OFF」と切り替わるので、切り替えたいときにパッと切り替えられるのも使い勝手が良いですね。

 

ちなみに、ボタンは物理ボタンでイヤホン側面の上部に配置されています。ボタンの場所を指で探ることなくすぐにアクセスできますし、手袋などをしていても操作しやすいサイズ感で便利です。

↑ボタンは上部に配置。大型で装着したままでも押しやすい

 

続いて、やはり昨今で気になるのは通話性能。TW-6100には左右にそれぞれ2個ずつマイクを搭載していることに加え、喋る時に自分の声以外の騒音を抑えて聞き取りやすくしてくれる「ノイズリダクション」機能も搭載されています! 急なオンライン会議が入ってしまった時でも、カフェや共有スペースでの使用や、屋外を歩きながらの使用など、幅広いロケーションで活躍してくれます。私はDiscordなどのツールで友人と通話を楽しんだりすることが多いのですが、そうして自宅でのんびり通話しながら過ごす時にもピッタリ。おうち時間が多い方は、ヘッドセット代わりに使うのも良いでしょう。

 

また、個人的にイチオシなのが優れたフィット感! TW-6100では、イヤホン本体の形状をカスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」が監修しています。一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは異なり、イヤモニのような形状で耳へ心地よく収まります。単に装着しやすいというだけでなく、着脱時にも指でつまみやすく、不意に落としてしまうような心配も少ないのが嬉しいポイント。本体そのものもコンパクトで軽いため、女性や耳の小さな方でもしっかりフィットしてくれそう。着けていて疲れにくいのも良いところです。

↑カナルワークス監修の耳にフィットする形状

 

イヤホン本体はIPX5の防水性能も備えており、運動時の汗や急な雨も平気。汚れが気になった時には、そのまま水洗いすることもできちゃいます。イヤホンとケースは除菌シートなどで拭き取ることもできるので、外出時に使用したあとでも清潔に保つことができます。肌に身につけて使うアイテムだからこそ、こうした仕様はありがたいですよね。

 

充電ケースはつるりと丸みを帯びた細長い形状で、衣服のポケットや小さなカバンにも収納できます。こちらも手のひらに収まるようなコンパクトなサイズ感。10分の充電で約2.5時間再生できる「Fast Charge」機能も搭載しているため、ウッカリ充電を忘れてしまった時でもすぐに使うことができます。ちなみに、イヤホン単体では約10時間、充電ケース込で約35時間の音楽再生ができるため、使用シーンが多い方にもオススメです。

↑急速充電の「Fast Charge」機能にも対応した充電ケース

 

そして、ちょっとユニークなのはスマートトラッカー「Tile」が内蔵されていること。万が一イヤホンを失くしてしまっても、スマホアプリを使うことで簡単に探すことができます。左右のイヤホンそれぞれに内蔵されているので、片側だけ落としてしまうようなことがあっても安心です。

↑Tile内蔵でイヤホンを探すことが可能

 

ストレスフリーな装着感とバランスの取れたサウンド

それでは最後に、実際に使ってみたレビューをお届け。使い始めて最初に驚くのは、先述の通りの装着感の良さ。完全ワイヤレスイヤホンは屋内外の様々な場所で使うからこそ、耳に着けている時に不安定だと思っている以上にストレスにつながります。社外製のイヤーピースなどは試していませんが、デフォルトでも耳にスッと馴染むフィット感は、「どのイヤホンも合わないんだよなあ」とお悩みの方にもお試しいただきたい完成度! カナルワークス監修ならではの納得の完成度です。

 

音質としては中低域を中心に厚みとリバーブを感じるやや迫力のあるものながら、アタックが強すぎずなめらかな響き方で、しっかりした聴き応えと疲れにくさを両立したような音作りに。ANCをONにすれば楽曲に没入できますし、外音取り込みをONにしても埋もれにくいバランスで外音と一緒に楽しめます。

 

動画再生やゲームプレイに最適な低遅延モードも備えているので、音楽再生だけでなく幅広い用途で活躍してくれます。マルチメディアに楽しめるスマートフォンとの組み合わせにピッタリなイヤホンといえるでしょう。 諸々の多機能性も含め、これだけの仕上がりで1万円切りというのは見事。自分用にも他人へのオススメ用にも、まず候補に挙げたいモデルです。

 

プロと読者が注目する「完全ワイヤレスイヤホン」3製品を大調査!!

ノイズキャンセリング機能やスタミナが向上するなど、進化がめざましく、最近は2〜3万円台に良作が続々登場。盟主・Apple AirPods Proに勝るとも劣らない3製品の実力をチェックした。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

2022年 完全ワイヤレスイヤホンの3か条

1 もはやNCは必須!精度やモードに注目

周囲の音を打ち消す「ノイズキャンセリング(NC)」は、もはやマストの機能。最新モデルでは、複数のマイクやプロセッサーによる精度の向上、外音取り込みモードの多彩さなどに注目したい。

 

2 長時間の使用も快適な装着感の良さを重視

歩行中にズレたり落ちたりしないことは第一条件。加えて、昨今テレワークで使う機会が増えたこともあり、長時間着けても耳が痛くならないかもチェックすべき。通話時の音声処理にも要注目だ!

 

3 スタミナ性能に加えて急速充電への対応も要確認

有線タイプと違い、充電が必要なワイヤレスではバッテリーの性能が重要。イヤホン本体で10時間以上(NCオフ時)持つ機種が理想だ。さらにNCオン時の再生時間や、急速充電への対応も確認すべし。

 

私が選出しました

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AV&ガジェットのライター。常に音楽を聴いているので、完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れに気をつけている。

 

音楽リスニングだけでなくテレワーク需要も増加

かつての完全ワイヤレスイヤホンは、「音が途切れる」「バッテリーが持たない」などの欠点を抱えていた。しかし現在ではそうした問題は大幅に改善されている。イヤホンジャックのないスマホが増えたこともあり、いまやイヤホンの主力とすらいえるジャンルだ。

昨今、音質の向上に加え、中〜上位製品では付加価値も求められている。例えば街なかでも安全に使える外音取り込み機能や、テレワークで必要な通話性能などだ。

ソニーのWF-1000XM4は、ユーザーの状態や位置によって自動的にNCや外音取り込みをオン/オフする機能を搭載。テクニクスのEAH-AZ60は、ビームフォーミング技術や音声解析により、通話の音声をハッキリと相手に伝達できる。そしてゼンハイザーのCX Plus True Wirelessは、わずか10分の充電で1時間のリスニングが可能なため、急な外出時も安心だ。

いずれもApple AirPods Proと同価格帯。用途を踏まえつつ、好みの製品を選ぼう。

 

第3位 最上位機種と同等のパーツで妥協のない高音質を楽しめる

ゼンハイザー

CX Plus True Wireless

実売価格2万1780円

 

ドライバー:φ7mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:最大8時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約6g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

ハイレゾ相当の高音質を楽しめるコーデック・aptX Adaptiveに対応。NCと外音取り込み機能を備えるほか、通話中には周囲の騒音を低減して自分の声を相手へクリアに届けられる。イヤーピースはXS、S、M、Lの4種類が付属。

SPEC●対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive●充電時間:1.5時間(フルチャージ)/10分(1時間作動)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑専用アプリ「Smart Control」。ノイキャンのオン/オフやイコライザーの設定、タッチ操作パネルの機能割当などができる

 

↑同社の最上位機種と同等の「TrueResponseトランデューサー」を採用。全帯域にわたって高解像度なサウンドを実現した

 

【IMPRESSION】 付加機能は最小限だがノイキャン性能と音質は確か

「専用アプリは機能満載というわけではありませんが、ノイキャンで騒音がしっかり除去されますし、音質はクセがなく原音に忠実。極めてコスパの高い製品といえます」(湯浅さん)

 

第2位 「内」と「外」2つのマイクにより高精度なNCを実現

テクニクス

EAH-AZ60

実売価格2万8000円

 

ドライバー:φ8mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:約7.5時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約7g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

96kHz/24bitのハイレゾ音源をワイヤレス再生できるLDAC対応機。音響構造にこだわり、低域・ボーカル・高域と全体にわたってリアルな高音質を実現した。通話時に自分の声だけをクリアに相手に届けられる通話音声処理技術を採用。

SPEC●対応コーデック:LDAC、SBC、AAC●充電時間:約2時間(本体)/約2.5時間(充電ケース)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑通話用マイク(上)と騒音検知マイク(下)に金属メッシュを使用し、空気の乱れを抑制。デジタル制御と合わせ、風切り音を低減する

 

↑NCと外音取り込みは専用アプリでレベルを設定可能。アナウンスを聞き逃したくない場合などはレベルの調整ができる

 

【IMPRESSION】 騒音がピタリと止まる高性能ノイキャンに驚き

「装着感は非常に安定しており、ランニングなどの激しい動きでもまったく落ちる不安を感じませんでした。15分の充電で約80分(NCオフ時)使えるので、急な外出でも安心です」(湯浅さん)

 

第1位 周囲の状況に合わせて最適なNCと外音取り込みを行う

ソニー

WF-1000XM4

実売価格3万1050円

 

ドライバー:φ6mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:約12時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約7.3g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

ワイヤレスながら、最大転送速度990kbpsのLDAC規格に対応し、ハイレゾ品質での再生が可能。前モデル(1000XM3)を超えるNC性能を誇り、乗り物などの低周波ノイズから音声などの日常ノイズまで広い帯域にわたって騒音をカットする。充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応。

SPEC●対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●充電時間:約1.5時間●充電方法:USB/ワイヤレス(いずれもケース使用)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑自社開発の統合プロセッサーV1。高度な処理能力により、ノイズを低遅延で処理する。複数の機能を統合することで小型化にも成功した

 

↑ノイズアイソレーションイヤーピース。高い遮音性能を持つとともに、独自開発のポリウレタンフォーム素材で特に高音域ノイズを減衰させる

 

↑専用アプリでアダプティブサウンドコントロールに対応。静止、歩行、走行、車内などを検知し、NCや外音取り込み機能のレベルを自動設定する

 

↑イヤホンと耳の接触面を増やすような形状に設計。耳の複雑な凹凸にもフィットしやすい形なので、快適に使用できる

 

【IMPRESSION】 耳栓状のイヤーピースがノイキャン効果を増強!

「NCをオンにすると、騒音が劇的に低減します。バッテリーはNCオフなら最大12時間再生可能なスタミナが魅力。イヤホンが大きいためやや心配でしたが、外れることはありませんでした。広い空間と厚みを感じるサウンドも素晴らしい」(湯浅さん)

小岩井ことりが深掘り!オーディオテクニカが送る開放型ワイヤレスヘッドホンの楽しみ方

自然で広がりのあるサウンドを楽しめる開放型ヘッドホン、ATH-HL7BTが人気を博している。本機を公私に渡って愛用中の小岩井ことりさんが、よりディープな楽しみ方を提案し、使い勝手をレビュー。あらゆる“おうちエンタメ”に活用できるATH-HL7BTの魅力をじっくりと掘り下げる!

声優
小岩井ことりさん

ポータブルオーディオに精通し、ヘッドホンを数多く所有。自宅では音楽や映像鑑賞を楽しむほか、DTMを使って音楽制作を行う。GetNaviにて「やりすぎ!? ことリズム」連載中。

 

【今回紹介する製品】

ATH-HL7BTがあればエンタメは僕らの手の中

待望のLDACに対応!

オーディオテクニカ
ATH-HL7BT

実売価格1万9800円

背面を密閉せず空気の流れを解放するオープンエアー構造を採用し、自然な音の鳴りや余韻を楽しめる。53㎜径ドライバーと高品位DAC&ヘッドホンアンプが、迫力のある低域と美しい中高域を再現。

SPEC●型式:開放ダイナミック型●ドライバー径:53㎜●連続再生時間:最長約20時間●出力音圧レベル:100dB/mW●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz(有線接続時)●対応コーデック:LDAC(※1)、AAC、SBC●質量:約220g
※1:ファームウェアのアップデートは3月25日から対応

 

あらゆるコンテンツにストレスなく没入できます

ATH-HL7BTは開放型ならではの広い音場が特徴で、まるでスピーカーのような自然な聴き心地を味わえます。オープン型としては珍しいワイヤレスかつ約220gと軽量のため、解放感はひとしお。部屋を自由に移動できてタッチノイズの心配もなく、ストレスフリーで音の世界に没入できます。それでいて周囲の音も聞こえるので、作業をしているときの“ながら聴き”にもピッタリです。

ファームウェアのアップデートによりユーザー待望のLDACコーデックに対応する(※2)のもうれしいトピック。ワイヤレスでも音の情報量が多くクリアなハイレゾクオリティで再生でき、音楽鑑賞の楽しみが広がりました。

※2:ファームウェアのアップデートは3月25日から対応

【ことりさんの楽しみ方1】

オープンワールドゲームの臨場感がマシマシに!

「低遅延モードを備え、動画鑑賞やゲームプレイも快適。特にオープンワールド系ゲームで臨場感がアップします。適度な側圧のため長時間使用も苦になりません」

↑ワイヤレスのため装着したまま部屋を移動できる。オンラインゲーム中に離脱しなくて済むのはメリットだ

 

【ことりさんの楽しみ方2】

イコライザーは手軽かつやり込み性も高い!

「専用アプリの使い勝手が良好。特にイコライザーは初心者でも手軽に使えてオススメです。パラメトリックイコライザーを搭載し、カスタムの自由度も高い!」

↑イコライザーでカスタムした設定をQRコードに出力可能。SNSでユーザー同士がシェアすれば楽しみが広がる

▼ことりさんによるカスタムイコライザー「Kotorich」

※QRコードを読み取るには、まずこの画像をスマホ端末に保存してください。ATH-HL7BTとスマホをペアリングした状態で、オーディオテクニカアプリ「Connect」を立ち上げてイコライザーを選択。「インポート」でカメラを立ち上げた際に、画面下部に表示される「画像で読み込み」をタップするとスムーズです

 

【ことりさんの楽しみ方3】

ASMR(※2)コンテンツとの相性もバッチリ!

「“空間感”を味わえる開放型のためASMRコンテンツとも好相性。軽量&ワイヤレスのため良い意味で存在感がなく、しっかり没入できて心から癒されます♪」

↑ことりさん私物のダミーヘッドマイクにATH-HL7BTを装着。臨場感あふれるサウンドで録音できたという

※2:「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、聴覚や視覚への刺激によって心地良さや脳がゾワゾワする感覚を得られるコンテンツを指す。耳元で囁く声や咀嚼音など

【Check!】

動画で楽しみ方をさらに追求!

YouTubeではことりさんとGetNavi編集長・川内がATH-HL7BTについてトークを展開。本機の楽しみ方をコメント欄で募集中だ。

https://youtu.be/zrWT_BfrYZ4

 

プロがおすすめ! 最適なNCと外音取り込みを行うソニーワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」

ノイズキャンセリング機能やスタミナが向上するなど、進化がめざましく、最近は2〜3万円台に良作が続々登場。盟主・Apple AirPods Proに勝るとも劣らない注目製品をテクニカルライター・湯浅顕人がチェック。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

周囲の状況に合わせて最適なNCと外音取り込みを行う

ソニー

WF-1000XM4

実売価格3万1050円

 

ドライバー:φ6mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:約12時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約7.3g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

ワイヤレスながら、最大転送速度990kbpsのLDAC規格に対応し、ハイレゾ品質での再生が可能。前モデル(1000XM3)を超えるNC性能を誇り、乗り物などの低周波ノイズから音声などの日常ノイズまで広い帯域にわたって騒音をカットする。充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応。

SPEC●対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC●充電時間:約1.5時間●充電方法:USB/ワイヤレス(いずれもケース使用)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑自社開発の統合プロセッサーV1。高度な処理能力により、ノイズを低遅延で処理する。複数の機能を統合することで小型化にも成功した

 

↑ノイズアイソレーションイヤーピース。高い遮音性能を持つとともに、独自開発のポリウレタンフォーム素材で特に高音域ノイズを減衰させる

 

↑専用アプリでアダプティブサウンドコントロールに対応。静止、歩行、走行、車内などを検知し、NCや外音取り込み機能のレベルを自動設定する

 

↑イヤホンと耳の接触面を増やすような形状に設計。耳の複雑な凹凸にもフィットしやすい形なので、快適に使用できる

 

【IMPRESSION】 耳栓状のイヤーピースがノイキャン効果を増強!

「NCをオンにすると、騒音が劇的に低減します。バッテリーはNCオフなら最大12時間再生可能なスタミナが魅力。イヤホンが大きいためやや心配でしたが、外れることはありませんでした。広い空間と厚みを感じるサウンドも素晴らしい」(湯浅さん)

2022年 完全ワイヤレスイヤホンの3か条

1 もはやNCは必須!精度やモードに注目

周囲の音を打ち消す「ノイズキャンセリング(NC)」は、もはやマストの機能。最新モデルでは、複数のマイクやプロセッサーによる精度の向上、外音取り込みモードの多彩さなどに注目したい。

 

2 長時間の使用も快適な装着感の良さを重視

歩行中にズレたり落ちたりしないことは第一条件。加えて、昨今テレワークで使う機会が増えたこともあり、長時間着けても耳が痛くならないかもチェックすべき。通話時の音声処理にも要注目だ!

 

3 スタミナ性能に加えて急速充電への対応も要確認

有線タイプと違い、充電が必要なワイヤレスではバッテリーの性能が重要。イヤホン本体で10時間以上(NCオフ時)持つ機種が理想だ。さらにNCオン時の再生時間や、急速充電への対応も確認すべし。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AV&ガジェットのライター。常に音楽を聴いているので、完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れに気をつけている。

1位になったのはどれ? 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイランキング

雑貨店の「3COINS」(スリーコインズ)を愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにランキング形式で紹介。掃除ツールから調理器具、デジタル用品まで、ちょっと生活が豊かになるアイテムが続々と登場する!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

私たちが選びました!

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

 

【第10位】タッチで操作ができる 月がモチーフのLEDライト

LEDムーンタッチライト

330円

月をモチーフにしたLEDライト。月のクレーターも再現し、部屋の中で天体観測気分を味わえる。タッチで電源が入り、光の色をホワイトとオレンジに切り替え可能。品不足が続いており、見つけ次第即買いだ。

 

[ここが“ガチ”] 電気代わりとして節電にも活躍

↑「リラックスしたいときや、読書時など気分に合わせてライトを変えられるので、直感性に優れてます。玄関に置けば、電気代わりとして足元を明るくできて節電に」(よっしさん)

 

 

【第9位】箸先に滑り止め加工が施され小さな食材もしっかりキャッチ

シリコン菜箸

330円

箸先に滑り止め加工が施され、小さな食材もしっかりキャッチ。素材にシリコンを採用し、かき混ぜるときに鍋やフライパンの内側を傷めにくい。耐熱温度は230℃なので揚げ物時のツールとしても使える。食洗機対応。

 

[ここが“ガチ”] 余計な洗い物を増やさず味見や計量スプーンに活用

↑「わざわざスプーンを出さず、持ち手に備えるサジで味見ができて便利。すり切りで小さじ0.5杯ぶんの計量スプーンとしても活用できます。シックなカラーも◎」(よっしさん)

 

 

【第8位】不安定な場所にも安心して置ける 食器が倒れにくいトレイ

滑りにくいトレイ

550円

木材を繊維化したウッドファイバーに滑り止め加工を施したトレイ。不安定な場所に置いても、乗せた食器が倒れにくい。木目のデザインが美しく、ランチョプレートにも使える。サイズは約W32.5×H1.5×D25.5cm。

 

[ここが“ガチ”] 耐滑性と秀逸なデザインで550円は驚異的!

↑「驚くほど滑りません。同じ性能の一般的なトレイは2倍以上の価格ですが、550円とは流石。デザインも秀逸で、ごはんやおやつタイムの格上げ間違いなし!」(海老原さん)

 

 

【第7位】低音から高音まで優れた音を鳴らす軽量イヤホン

高音質イヤホン

550円

深みのある低音と澄み渡る高音を鳴らすイヤホン。ハウジングは軽量なアルミ素材を使用した。音量調節や通話がしやすいマイクをリモコンに搭載。3サイズのイヤーピースが付属する。ケーブルの長さは約1.2m。

 

[ここが“ガチ”] 通話相手の声が聞きやすいテレワークの必須アイテム!

↑「オンライン会議で相手の声がクリアに聞こえる高音質が魅力。相手に聞き直すという作業がなく、ストレスフリーです。長時間の使用でも、耳が痛くなりにくい! 」(海老原さん)

 

 

【第6位】温かみのあるバンブー素材のフタが上品さを醸し出す

【バンブシリーズ】ティッシュボックス

550円

ホワイトのボディと、温かみのあるバンブー素材のフタが高級感を演出。シンプルなデザインでインテリアに馴染みやすい。フタの部分には、スマホを横でも縦でも立て掛けられるスタンドを備える。サイズは約W26.5×H8.7×D14.5cm。

 

[ここが“ガチ”] スマホや小物でゴチャつくテーブルをスッキリ!

↑「ティッシュや小物でゴチャつくテーブルをキレイに片付けられます。スマホも立て掛けられ、高さがちょうど良いので動画鑑賞にピッタリ。小物の定位置にも抜群」(よっしさん)

 

 

【第5位】面倒なみじん切りが容易にできる手動式のチョッパー

ハンディーチョッパー

330円

搭載するハンドルを繰り返し引っ張るだけで簡単に食材をみじん切りにできるカッター。滑り止め付きのハンドルは手にフィットする形状で力を入れやすい。手動式のため電源などが要らず、キャンプなどアウトドアでも活躍する。

 

[ここが“ガチ”] 料理に合わせて細かさを調整し自家製ミックスベジタブルを手軽に作れる

↑「ハンドルを引く回数で、みじん切りの細かさを調整可能。あらゆる野菜をカットして保存袋で冷凍し、自家製ミックスベジタブルを手軽に作れます!」(海老原さん)

 

 

【第4位】1つの鍋で2つの食材を茹でられる フック付きの折りたたみザル

シリコン折りたたみ茹でザル

550円

茹で時間が異なる2つの食材を1つの鍋で一緒に茹でられるザル。持ち手のフックを鍋に引っ掛けて放置できるため、ほかの作業を同時に行える。そのまま食材の湯切りができるのも便利だ。収納時には、厚さ約3cmに折りたためる。

 

[ここが“ガチ”] 節約できる“同時調理”で食卓を華やかに

↑「ポイントは“同時料理”。一品多く作れるので食卓も華やかに、なにより時短と節約も実現できます。野菜とパスタを一緒に茹でれば、旨みが染み込んでおいしさ倍増!」(よっしさん)

 

 

【第3位】茹でずに温野菜ができあがり! 無水調理で旨みも栄養も逃がさない

温野菜メーカー

330円

カットした野菜などを入れ、フタをして電子レンジで温めるだけで温野菜が完成。水を使わず、野菜の水分のみで蒸すため素材の旨みが凝縮され、栄養素も逃がしにくい。50gのブロッコリーなら500Wで1分の加熱でOKだ。

 

↑容器、中子、フタというシンプルな構造。中子をザルとして使用することで、野菜が水分でベチャベチャにならず、適度にしっとりとした温野菜を作れる

 

[ここが“ガチ”] 料理の下茹でに活用して時短&節約! じゃがいもなどの芋類もホクホクに

↑じゃがいもなどの芋類もホクホクに温め可能。具材の下茹でとしても活用でき、時短&節約にもなります。レンチンするだけと簡単なので、自炊初心者にもオススメ」(海老原さん)

 

 

【第2位】1つのフライパンで複数の料理を作れて忙しい朝の時短調理が実現

シリコンリング

330円

1つのフライパンを区分けして、複数の料理を同時に調理できる時短アイテム。耐熱温度230℃まで対応しており、シリコン素材が熱で溶ける心配もない。一品作るたびにフライパンを洗う手間が省けるので、忙しい朝などに重宝する。4個入り。

 

↑調理後は、付属する取っ手を持って安全にフライパンから取り出せる。熱が伝導しにくい素材なので、掴みやすいのもうれしい

 

[ここが“ガチ”] 数種類のおかずが入るお弁当作りを一気に!

↑「こまごましたおかずを一気に調理できるので、お弁当作りに大活躍。本品の型に合わせてミニホットケーキを作れば、カフェ風を自宅で手軽に味わえます」(よっしさん)

 

 

【第1位】長さが異なる3種類のブラシで手を濡らさずに汚れをキレイに落とす

シリコーンブラシ手袋

550円

長さが異なる3種類のブラシを指や手の平部分に搭載し、汚れをしっかり落とせるシリコン手袋。指の先端に付いた硬いブラシで、凹凸のある隙間汚れも落とす。さらに、トイレや風呂の掃除にも活用でき、シリコン素材の特性を生かしてカーペットやクッションなど布製品のホコリやペットの毛もごっそり取れる。

 

↑指や手にしっかりフィットし、脱げにくいのが特徴。食洗機に対応しており、手入れがしやすい。フックに掛けて乾かせるので衛生面でも安心だ

 

[ここが“ガチ”] 万能掃除グッズがパワーアップ! 指先のブラシで溝の汚れを落とす

↑「家中の掃除にも使える万能グッズがパワーアップ。指先に硬いブラシが新たに搭載し、サッシなど溝の細かい汚れが良く落ちます。カラーリングも洒脱です」(海老原さん)

 

家中の掃除に使える万能グッズがコレ! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

長さが異なる3種類のブラシで手を濡らさずに汚れをキレイに落とす

シリコーンブラシ手袋

550円

長さが異なる3種類のブラシを指や手の平部分に搭載し、汚れをしっかり落とせるシリコン手袋。指の先端に付いた硬いブラシで、凹凸のある隙間汚れも落とす。さらに、トイレや風呂の掃除にも活用でき、シリコン素材の特性を生かしてカーペットやクッションなど布製品のホコリやペットの毛もごっそり取れる。

 

↑指や手にしっかりフィットし、脱げにくいのが特徴。食洗機に対応しており、手入れがしやすい。フックに掛けて乾かせるので衛生面でも安心だ

 

[ここが“ガチ”] 万能掃除グッズがパワーアップ! 指先のブラシで溝の汚れを落とす

↑「家中の掃除にも使える万能グッズがパワーアップ。指先に硬いブラシが新たに搭載し、サッシなど溝の細かい汚れが良く落ちます。カラーリングも洒脱です」(海老原さん)

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

「ちっちゃい仕切り」でフライパンを有効活用! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

1つのフライパンで複数の料理を作れて忙しい朝の時短調理が実現

シリコンリング

330円

1つのフライパンを区分けして、複数の料理を同時に調理できる時短アイテム。耐熱温度230℃まで対応しており、シリコン素材が熱で溶ける心配もない。一品作るたびにフライパンを洗う手間が省けるので、忙しい朝などに重宝する。4個入り。

 

↑調理後は、付属する取っ手を持って安全にフライパンから取り出せる。熱が伝導しにくい素材なので、掴みやすいのもうれしい

 

[ここが“ガチ”] 数種類のおかずが入るお弁当作りを一気に!

↑「こまごましたおかずを一気に調理できるので、お弁当作りに大活躍。本品の型に合わせてミニホットケーキを作れば、カフェ風を自宅で手軽に味わえます」(よっしさん)

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

レンチンでおいしい温野菜が完成! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

茹でずに温野菜ができあがり! 無水調理で旨みも栄養も逃がさない

温野菜メーカー

330円

カットした野菜などを入れ、フタをして電子レンジで温めるだけで温野菜が完成。水を使わず、野菜の水分のみで蒸すため素材の旨みが凝縮され、栄養素も逃がしにくい。50gのブロッコリーなら500Wで1分の加熱でOKだ。

 

↑容器、中子、フタというシンプルな構造。中子をザルとして使用することで、野菜が水分でベチャベチャにならず、適度にしっとりとした温野菜を作れる

 

[ここが“ガチ”] 料理の下茹でに活用して時短&節約! じゃがいもなどの芋類もホクホクに

↑じゃがいもなどの芋類もホクホクに温め可能。具材の下茹でとしても活用でき、時短&節約にもなります。レンチンするだけと簡単なので、自炊初心者にもオススメ」(海老原さん)

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

「もう一品」を同時に茹でる便利アイテムとは? 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

1つの鍋で2つの食材を茹でられるフック付きの折りたたみザル

シリコン折りたたみ茹でザル

550円

茹で時間が異なる2つの食材を1つの鍋で一緒に茹でられるザル。持ち手のフックを鍋に引っ掛けて放置できるため、ほかの作業を同時に行える。そのまま食材の湯切りができるのも便利だ。収納時には、厚さ約3cmに折りたためる。

 

[ここが“ガチ”] 節約できる“同時調理”で食卓を華やかに

↑「ポイントは“同時料理”。一品多く作れるので食卓も華やかに、なにより時短と節約も実現できます。野菜とパスタを一緒に茹でれば、旨みが染み込んでおいしさ倍増!」(よっしさん)

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

やはりイヤホンは「首掛け式」が最強! 一度使えばその便利さに納得するはず

最近の流れに乗って完全ワイヤレスイヤホンを買ったけど、タッチセンサーの誤反応や、少しの間だけ外したいときに手が塞がったり置く場所がなかったり……しかし、一度ワイヤレスの快適さに慣れてしまうと、なかなか有線イヤホンには戻れないものです。

 

そんなときはやはり、物理ボタンで誤反応のリスクも少なく、ちょっと耳から外したいときも首から下げられる、Bluetooth接続の“首掛け式イヤホン”が超オススメ! というわけで、本日紹介するのは、オウルテック「OWL-BTEP18」です。税込価格は3034円で、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ネイビーの3種類。

↑OWL-BTEP18(ネイビー)

 

同製品は、約1.5時間の充電で約9時間の連続使用が可能。マイク搭載リモコンは大きめのボタンで押し間違えにくい構造です。IPX4準拠の防水性能で、小雨でも問題なく使用できます。

 

重量約20gで、首に掛けていることを忘れてしまう軽さです。そして、左右のイヤホン部分はマグネットでピタッとくっつくので、首から落としにくく、なくしにくい!

 

耳からちょっと外したいときにもすぐ外せて、マグネット付きだから落下や紛失のリスクも抑えられる、さらに操作がしやすいリモコン付き……。首掛けイヤホンって、もしかして弱点らしい弱点がないのでは!?

2つのマイクにより高精度なNCを実現したワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」

ノイズキャンセリング機能やスタミナが向上するなど、進化がめざましく、最近は2〜3万円台に良作が続々登場。盟主・Apple AirPods Proに勝るとも劣らない注目製品をテクニカルライター・湯浅顕人がチェック。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

「内」と「外」2つのマイクにより高精度なNCを実現

テクニクス

EAH-AZ60

実売価格2万8000円

 

ドライバー:φ8mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:約7.5時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約7g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

96kHz/24bitのハイレゾ音源をワイヤレス再生できるLDAC対応機。音響構造にこだわり、低域・ボーカル・高域と全体にわたってリアルな高音質を実現した。通話時に自分の声だけをクリアに相手に届けられる通話音声処理技術を採用。

SPEC●対応コーデック:LDAC、SBC、AAC●充電時間:約2時間(本体)/約2.5時間(充電ケース)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑通話用マイク(上)と騒音検知マイク(下)に金属メッシュを使用し、空気の乱れを抑制。デジタル制御と合わせ、風切り音を低減する

 

↑NCと外音取り込みは専用アプリでレベルを設定可能。アナウンスを聞き逃したくない場合などはレベルの調整ができる

 

【IMPRESSION】 騒音がピタリと止まる高性能ノイキャンに驚き

「装着感は非常に安定しており、ランニングなどの激しい動きでもまったく落ちる不安を感じませんでした。15分の充電で約80分(NCオフ時)使えるので、急な外出でも安心です」(湯浅さん)

2022年 完全ワイヤレスイヤホンの3か条

1 もはやNCは必須!精度やモードに注目

周囲の音を打ち消す「ノイズキャンセリング(NC)」は、もはやマストの機能。最新モデルでは、複数のマイクやプロセッサーによる精度の向上、外音取り込みモードの多彩さなどに注目したい。

 

2 長時間の使用も快適な装着感の良さを重視

歩行中にズレたり落ちたりしないことは第一条件。加えて、昨今テレワークで使う機会が増えたこともあり、長時間着けても耳が痛くならないかもチェックすべき。通話時の音声処理にも要注目だ!

 

3 スタミナ性能に加えて急速充電への対応も要確認

有線タイプと違い、充電が必要なワイヤレスではバッテリーの性能が重要。イヤホン本体で10時間以上(NCオフ時)持つ機種が理想だ。さらにNCオン時の再生時間や、急速充電への対応も確認すべし。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AV&ガジェットのライター。常に音楽を聴いているので、完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れに気をつけている。

多機能なのに高コスパ! Amazonが手がける完全ワイヤレス「Echo Buds」の実力をチェック

AmazonからAIアシスタントAlexaを搭載する左右独立型完全ワイヤレスイヤホン「Amazon Echo Buds」が発売されました。1万円台前半で購入できるアクティブノイズキャンセリング(ANC)付き完全ワイヤレスイヤホンの“お得度”を1週間に渡って体験してみましたので、その性能をレポートします。

 

日本初登場の第2世代「Echo Buds」

AmazonのEcho Budsは第2世代目の製品ですが、初代機が日本で発売されなかったため日本にはパワーアップした新製品が初めて上陸する運びになりました。

↑第2世代のAmazon Echo Budsが発売されました

 

環境ノイズを低減するANC機能が初代機よりも強化されたこと、本体が約20%小型化したこと、価格がさらに手頃になったことが第2世代機の魅力として挙げられます。

 

初代機はワイヤレスチャージ機能を持たない充電ケースでありながら、米国では129.99ドル(約1.5万円)で発売されました。第2世代のEcho Budsはワイヤレス充電ケース付きのモデルが税込1万4980円、USB(有線)充電ケース付きのモデルは税込1万2980円となります。

↑本体に付属するUSB-C充電ケーブルとシリコン製のイヤーチップ、ウィングチップ

 

筆者は年間に多くのワイヤレスイヤホンを取材・試聴していますが、ANC付きでAIアシスタントも搭載するEcho Budsは、同価格帯のライバルと並べてみてもかなりコスパがよいイヤホンだと思います。

 

シンプルなデザイン。多機能なAlexaアプリ

続いて各箇所のインプレッションを報告していきます。デザインは心地よくシンプルにまとめた印象で、イヤホン、充電ケースは他社製品に比べて突出したレベルではないものの、軽くコンパクトでポータビリティは合格点。

 

タッチセンサーリモコンを搭載する本体側面にアマゾンのスマイルロゴが配置されています。ひと目でEcho Budsとわかる外観は個性的だと思いますが、筆者はちょっと生活家電っぽい感じがしてしまいました。

 

イヤホンの形状はとてもオーソドックスです。筆者は問題なく装着できましたが、耳穴の小さい方はハウジングの内側が耳に少し当たる感覚があるかもしれません。イヤーチップのサイズを合わせたり、ウィングチップで装着感を調整するとよいでしょう。Alexaアプリには、ユーザーの耳に合ったイヤーチップ等を付けて最適なフィットが得られているかを確認できるフィットテストツールも用意されています。装着に不安のある方はそちらを活用しましょう。

↑ウィングチップを装着すると耳に本体があたる感覚が和らぎます

 

↑Alexaアプリのフィットテストツール

 

Echo BudsはAlexaアプリを起動しなくても音楽を聴いたり、ハンズフリー通話を行ったりすることができるイヤホンですが、アプリがあれば本体設定などがより細かく行えます。例えば音声操作に対応するAIアシスタントAlexaのセットアップや、イコライザーによる音質のカスタマイズなど、手頃な価格の割に多彩な機能が充実していると思います。Echo Budsを選ぶのであれば、購入前にAmazonアカウントを作ってアプリを使う準備を整えておくべきです。

 

イコライザーで好みのバランスに追い込める

音質を確かめるため、Google Pixel 6 Proに接続してサウンドをチェックしました。Echo Budsが対応するBluetoothオーディオのコーデックはベーシックなAACとSBCです。

↑Amazon Echo Budsのサウンドをチェックしました

 

Echo Budsの音質はやや中低音域が厚めな印象。特に低音は温かみがあり、スムーズな押し出し感が心地よく感じられました。アップテンポなジャズやEDMの楽曲を聴くと、ゆったりと安定したベースラインの魅力を実感できます。ピアノの温かいメロディ、ボーカルの甘い香りが漂うような余韻も楽しく聴けました。

 

Netflixで映画やアニメも視聴してみましたが、声が伸びやかで聴きやすく、効果音もパンチが効いています。音楽だけでなく動画鑑賞でも迫力あるリスニングが楽しめるイヤホンといえるでしょう。

 

一方で、全般に高音域の抜け感にもう少し余裕があれば、声の繊細なニュアンスの変化や空間の広がりがつかみやすく感じられるようにも思います。イコライザーを使って調整すると、多少中高音域に広がりが感じられるようになるので、コンテンツに合わせてイコライザーを積極的に使うのもオススメです。

 

強力なANC機能は上手に使い分けたい

ANCとアンビエントサウンド(外音取り込み)は、どちらも効果が分かりやすく、はっきりと感じられます。

 

機能の切り替えはイヤホンのタッチセンサーリモコン、またはアプリから操作できます。本体リモコンの場合、デフォルトはセンサーの「長押し」で切り替える仕様です。少し長めにタッチしないとモードが切り替わらない操作感に最初は戸惑いました。またモードが切り替わる最中にボイスプロンプトが鳴り、代わりにコンテンツの音声が消えます。その間にコンテンツは停止せずに先に進むので、リスニングに空白が生まれる感じも慣れません。アプリから操作すると音楽再生を止めることなく、またボイスプロンプトも鳴らさず静かに切り替えられます。

 

ANCはすべての帯域にまんべんなくよく効き、環境ノイズを強力に消してくれます。筆者はその耳栓効果が少し強めに感じたので、ANCレベルの強弱をコントロールしたいと感じることもありましたが、残念ながらEcho Budsにはその機能がありません。イヤーピースによるパッシブな遮音効果も高いイヤホンなので、静かな場所ではアプリから「外音コントロールをオフにする」を選んで、ANC機能を切って使うのもアリだと思います。

 

アンビエントサウンドは全5段階で外音取り込みの強弱を調整できます。機能をオンにするとややマイクに由来するノイズ感が気になりますが、代わりに外音はよく取り込まれます。屋外を移動しながら本機を使う場面では積極的に使うべき機能だと思います。

 

Echo BudsでAlexaを活用しよう

Echo BudsはAlexa連携がとてもスムーズにできるイヤホンです。モバイルのAlexaアプリからAIアシスタントの初期セットアップが簡単に行えるので、本機を買ったらAlexaを使わない手はありません。

 

Alexaアプリから設定すると、イヤホンのリモコンを操作しなくてもハンズフリーの状態から「アレクサ」と発話してスムーズにコマンドを受け付けます。Alexaが起動したことを知らせるチャイムの音量がやや小さめなのが気になりましたが、いずれ改善されることを期待したいと思います。

↑豊富なアプリの機能。ワークアウト記録やイヤホンの紛失検索などが揃います

 

Echo BudsからもAlexa内蔵のスマートスピーカーやFire TV Stickと同じように、今日の天気やニュースを聞いたり、Alexaに対応するスマート家電の操作、4000件を超えるスキル連携などができます。音声操作の反応も上々。Alexaにイヤホンのバッテリー残量が聞けたり、通話のハンズフリー操作ができるところなどがイヤホンならではといえます。

 

ハンズフリー通話については、イヤホンに内蔵するマイクで拾った自分の声を、通話音声にミックスして聞ける「サイドトーン」も便利でした。

↑本体のリモコンの操作方法も自由にアレンジができます。Apple Musicを音声で操作するスキルも

 

コスパのよさに文句なし。アップデートにも期待

第2世代のAmazon Echo Budsは、ANC機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンとしてとてもバランスよくまとまっていると思います。オーディオ機器としてはANC機能のレベル調整や、タッチセンサーリモコンの操作感覚など少しブラッシュアップを期待したい部分もありますが、ソフトウェアアップデートにより変更できる余地が残されているところに期待が持てます。

 

あとはAmazon Echoブランドの知名度の高さと強力なオンライン販売プラットフォームを活かすことによって、同価格帯のなかでイニシアチブを握れる“人気のイヤホン”になると思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」は音質はクセがなく原音に忠実で高コスパな逸品

ノイズキャンセリング機能やスタミナが向上するなど、進化がめざましく、最近は2〜3万円台に良作が続々登場。盟主・Apple AirPods Proに勝るとも劣らない注目製品をテクニカルライター・湯浅顕人がチェック。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最上位機種と同等のパーツで妥協のない高音質を楽しめる

ゼンハイザー

CX Plus True Wireless

実売価格2万1780円

 

ドライバー:φ7mm密閉ダイナミック型
連続再生時間:最大8時間(NCオフ時)
防水性能:IPX4相当
質量:約6g
※質量はイヤホン2つの合計の数値

ハイレゾ相当の高音質を楽しめるコーデック・aptX Adaptiveに対応。NCと外音取り込み機能を備えるほか、通話中には周囲の騒音を低減して自分の声を相手へクリアに届けられる。イヤーピースはXS、S、M、Lの4種類が付属。

SPEC●対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive●充電時間:1.5時間(フルチャージ)/10分(1時間作動)●通信方式:Bluetooth Ver.5.2

 

↑専用アプリ「Smart Control」。ノイキャンのオン/オフやイコライザーの設定、タッチ操作パネルの機能割当などができる

 

↑同社の最上位機種と同等の「TrueResponseトランデューサー」を採用。全帯域にわたって高解像度なサウンドを実現した

 

【IMPRESSION】 付加機能は最小限だがノイキャン性能と音質は確か

「専用アプリは機能満載というわけではありませんが、ノイキャンで騒音がしっかり除去されますし、音質はクセがなく原音に忠実。極めてコスパの高い製品といえます」(湯浅さん)

2022年 完全ワイヤレスイヤホンの3か条

1 もはやNCは必須!精度やモードに注目

周囲の音を打ち消す「ノイズキャンセリング(NC)」は、もはやマストの機能。最新モデルでは、複数のマイクやプロセッサーによる精度の向上、外音取り込みモードの多彩さなどに注目したい。

 

2 長時間の使用も快適な装着感の良さを重視

歩行中にズレたり落ちたりしないことは第一条件。加えて、昨今テレワークで使う機会が増えたこともあり、長時間着けても耳が痛くならないかもチェックすべき。通話時の音声処理にも要注目だ!

 

3 スタミナ性能に加えて急速充電への対応も要確認

有線タイプと違い、充電が必要なワイヤレスではバッテリーの性能が重要。イヤホン本体で10時間以上(NCオフ時)持つ機種が理想だ。さらにNCオン時の再生時間や、急速充電への対応も確認すべし。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AV&ガジェットのライター。常に音楽を聴いているので、完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー切れに気をつけている。

面倒なみじん切りが超カンタン! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

面倒なみじん切りが容易にできる手動式のチョッパー

ハンディーチョッパー

330円

搭載するハンドルを繰り返し引っ張るだけで簡単に食材をみじん切りにできるカッター。滑り止め付きのハンドルは手にフィットする形状で力を入れやすい。手動式のため電源などが要らず、キャンプなどアウトドアでも活躍する。

 

[ここが“ガチ”] 料理に合わせて細かさを調整し自家製ミックスベジタブルを手軽に作れる

↑「ハンドルを引く回数で、みじん切りの細かさを調整可能。あらゆる野菜をカットして保存袋で冷凍し、自家製ミックスベジタブルを手軽に作れます!」(海老原さん)

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

ティッシュボックスがテーブル代わりに!? 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

温かみのあるバンブー素材のフタが上品さを醸し出す

【バンブシリーズ】ティッシュボックス

550円

ホワイトのボディと、温かみのあるバンブー素材のフタが高級感を演出。シンプルなデザインでインテリアに馴染みやすい。フタの部分には、スマホを横でも縦でも立て掛けられるスタンドを備える。サイズは約W26.5×H8.7×D14.5cm。

 

[ここが“ガチ”] スマホや小物でゴチャつくテーブルをスッキリ!

↑「ティッシュや小物でゴチャつくテーブルをキレイに片付けられます。スマホも立て掛けられ、高さがちょうど良いので動画鑑賞にピッタリ。小物の定位置にも抜群」(よっしさん)

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

550円の「高音質イヤホン」ってどうなの? 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

低音から高音まで優れた音を鳴らす軽量イヤホン

高音質イヤホン

550円

深みのある低音と澄み渡る高音を鳴らすイヤホン。ハウジングは軽量なアルミ素材を使用した。音量調節や通話がしやすいマイクをリモコンに搭載。3サイズのイヤーピースが付属する。ケーブルの長さは約1.2m。

 

[ここが“ガチ”] 通話相手の声が聞きやすいテレワークの必須アイテム!

↑「オンライン会議で相手の声がクリアに聞こえる高音質が魅力。相手に聞き直すという作業がなく、ストレスフリーです。長時間の使用でも、耳が痛くなりにくい! 」(海老原さん)

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

コスパ抜群の「滑らないトレイ」といえばコレ! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

不安定な場所にも安心して置ける食器が倒れにくいトレイ

滑りにくいトレイ

550円

木材を繊維化したウッドファイバーに滑り止め加工を施したトレイ。不安定な場所に置いても、乗せた食器が倒れにくい。木目のデザインが美しく、ランチョプレートにも使える。サイズは約W32.5×H1.5×D25.5cm。

 

[ここが“ガチ”] 耐滑性と秀逸なデザインで550円は驚異的!

↑「驚くほど滑りません。同じ性能の一般的なトレイは2倍以上の価格ですが、550円とは流石。デザインも秀逸で、ごはんやおやつタイムの格上げ間違いなし!」(海老原さん)

私たちが選びました!

Instagram @hazuki39home

海老原葉月さん

スリコの生活便利グッズがお気に入り。4人家族で月の食費2.3万円を実現する節約術が話題に。

スプーンとして使える菜箸が便利すぎ! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

箸先に滑り止め加工が施され小さな食材もしっかりキャッチ

シリコン菜箸

330円

箸先に滑り止め加工が施され、小さな食材もしっかりキャッチ。素材にシリコンを採用し、かき混ぜるときに鍋やフライパンの内側を傷めにくい。耐熱温度は230℃なので揚げ物時のツールとしても使える。食洗機対応。

 

[ここが“ガチ”] 余計な洗い物を増やさず味見や計量スプーンに活用

↑「わざわざスプーンを出さず、持ち手に備えるサジで味見ができて便利。すり切りで小さじ0.5杯ぶんの計量スプーンとしても活用できます。シックなカラーも◎」(よっしさん)

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

品不足が続く「月のLEDライト」を要チェック! 3COINS愛好家が“ガチ”で選んだベストバイ

ここでは、雑貨店のスリコこと「3COINS」(スリーコインズ)の便利アイテムをチェック。3COINSを愛するマニアが実際に“使ってよかった”と絶賛する逸品を、自身の使用シーンの写真とともにご紹介します!

※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。店舗により在庫状況が異なります

 

タッチで操作ができる月がモチーフのLEDライト

LEDムーンタッチライト

330円

月をモチーフにしたLEDライト。月のクレーターも再現し、部屋の中で天体観測気分を味わえる。タッチで電源が入り、光の色をホワイトとオレンジに切り替え可能。品不足が続いており、見つけ次第即買いだ。

 

[ここが“ガチ”] 電気代わりとして節電にも活躍

↑「リラックスしたいときや、読書時など気分に合わせてライトを変えられるので、直感性に優れてます。玄関に置けば、電気代わりとして足元を明るくできて節電に」(よっしさん)

 

Instagram @putipura_mania

よっしさん

毎週1回はスリコを訪れるマニア。育児経験から母親目線で生活に役立つグッズ紹介には定評がある。

装着していることを忘れるレベル! ソニー「LinkBuds」で得られる新体験をレポート

ソニーが発表した「LinkBuds(リンクバッズ)」はドーナツ型の本体を耳に装着して、音楽などを再生しながら周囲の音も同時に聴ける“ながら聴き”に最適化した、新しいリスニングスタイルを提案するワイヤレスイヤホンです。

↑「LinkBuds」(実売価格2万3000円前後)

 

今回は、発売前に筆者が体験したLinkBudsの便利な使い方、注目の機能をレポートします。

 

ドーナツ型の形状が斬新な完全ワイヤレス

LinkBuds(型番:WF-L900)は見た目にも一風変わったガジェットですが、同じソニーが発売している人気のイヤホン「WF-1000XM4」や「WF-XB700」のような左右独立型のBluetooth対応ワイヤレスイヤホンです。音楽再生や動画の音声を楽しめるほか、マイクも内蔵しているのでハンズフリー通話にも使えます。

 

WF-1000XM4と機能面で大きく違うところは、LinkBudsにはリスニング環境周辺の雑音を消すためのノイズキャンセリング機能がありません。またシリコンや低反発フォーム素材のイヤーピースを使わずに、耳に直接本体を挿入するLinkBudsの装着スタイルがとても個性的です。

↑中心に穴が開いたドーナツ型の部分に12ミリ口径のダイナミック型ドライバーを搭載しています

 

↑リング形状のネオジウムマグネットを搭載。振動板を力強く駆動します

 

ソニーストアの販売価格は税込2万3100円。同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンには、税込2万3800円で販売されているアップルの第3世代のAirPodsなどがあります。

 

スマホアプリ連携で様々な機能が使える

LinkBudsはiPhoneやAndroidスマホ、タブレット、ソニーのウォークマンのようなBluetooth対応のオーディオプレーヤーにワイヤレスで接続して使用します。ソニーの「Headphones Connect」アプリがあればLinkBudsの特徴を引き出す様々な機能も一緒に楽しめます。

↑LinkBudsのステータスチェックや機能設定に活用するHeadphones Connectアプリ

 

Bluetoothのオーディオコーデックは標準的なSBCとAACをサポートします。ソニー独自の高音質化技術であるDSEEにより、SpotifyやAmazon Musicなどストリーミングサービスが高音質で楽しめます。DSEEはアプリからオン/オフを切り換えられますが、基本的には常時オンで問題ないでしょう。

 

筆者は最初にLinkBudsの実物を見た時に、とても小さくて軽いその姿に驚きました。常時耳に装着したまま“ながら聴き”が楽しめるように、サイズをコンパクトにして装着感を高めることにソニーの開発者は注力してきたそうです。イヤホンが耳から飛び出て見えない装着スタイルも好感触です。

↑LinkBudsの装着イメージ。イヤホンが耳から飛び出て見えないデザインもグッドです

 

イヤーピースを使わないのに、耳から落ちないのか心配になるかもしれません。LinkBudsには、本体を外耳のカベに密着させるためのシリコン製の「フィッティングサポーター」が備わっています。着脱可能なサポーターはXS/S/M/L/XLの5種類のサイズを選んでフィットを調整可能。ただ、フィッティングサポーターにより調整できる幅があるとはいえ、やはり購入を決める前には試着した方が安心だと思います。

↑5つのサイズが揃うシリコン製のフィッティングサポーター

 

↑充電ケースもコンパクト

 

ヘッドトラッキング機能を活かしたARとの親和性にも注目

LinkBudsの本体にはボタンがありません。丸いドーム型の本体側にタッチセンサー式のリモコンを内蔵しています。Headphones Connectアプリから音量コントロールや音声アシスタントの呼び出しなど、左右のイヤホンにそれぞれの操作を割り当てることができます。

 

Headphones Connectアプリから、イヤホンと充電ケースのバッテリー残量を確認したり、イコライザーを選んで好みのサウンドにカスタマイズもできます。360 Reality Audioの音源をより気持ちよく聴くために、立体音響の最適化設定にもLinkBudsは対応しています。

 

立体音響に関わる機能として、LinkBudsにはイヤホンに内蔵するセンサーでユーザーの頭の向きを検知する「ヘッドトラッキング機能」もあります。

 

ヘッドトラッキング機能はソニーが開発した、現実世界と音をリンクさせて楽しむ「音のAR」エンターテインメントアプリ「Locatone(ロケトーン)」と連動します。例えばあるオブジェクトから聞こえてくる音が、顔の向きを変えてもその方向から聞こえてくるようなリスニング体験が没入感をいっそう深めます。筆者はまだ試せていませんが、現在好評につき期間を延長して開催されている「YOASOBI SOUND WALK」が、LinkBudsとLocatoneによる音のARを体験できる良い機会になりそうです。

 

ソニーは今後、ナイアンテックのゲーム「イングレス」や、マイクロソフトの3Dオーディオマップアプリ「Soundscape」などパートナーのサービスとも連携しながら、LinkBudsのヘッドトラッキング機能を楽しむ環境を増やしていくそうです。

↑Locatoneアプリから楽しめる「YOASOBI SOUND WALK」。リアルな街の風景に音のエンターテインメントがリンクします

 

自然な外音取り込みは一聴の価値アリ!

LinkBudsの音の聞こえ方は、ドーナツ型の穴が空いた外観から想像も付かないほど力強く鮮明です。高域から中低域までバランスのよいサウンドが楽しめます。いわゆる開放型構造のイヤホンなのに、環境音に力負けしないふくよかでインパクトのある低音再生がとても印象に残ります。ドーナツ型の本体部分に12ミリ口径の大きな振動板を載せて、高磁力ネオジウムマグネットでこれをパワフルに駆動します。

 

Google Pixel 6 Proにペアリングして試しましたが、車通りの多い街道沿いなど賑やかな場所でも、スマホのボリュームを10段階の6から7あたりの位置にした状態で、十分に音楽やYouTubeなど動画の会話音声が聞こえます。

↑Google Pixel 6 Proに接続してサウンドをチェックしました

 

環境音の聞こえ方は、WF-1000XM4のようにイヤホンに内蔵するマイクで周囲の音をピックアップする「外音取り込み」と違って、リングの穴を通り抜ける「自然な外音取り込み」を特徴としています。

 

ただ、再生音がかなり明瞭に聞こえるイヤホンなので、再生ボリュームの大きさによっては環境音がやや聞こえにくく感じることがありました。LinkBudsを耳に着けたまま、対面で会話をする機会が増えそうな頃合いには、アプリから「スピーク・トゥー・チャット」機能をオンにするとよいでしょう。LinkBudsを装着したユーザーが声を出して話しを始めたことをイヤホンが検知して、イヤホンの再生ボリュームを自動的に下げてくれるという機能です。

 

また、開放構造のイヤホンなので、どうしても「音漏れ」は発生します。伸びやかなサウンドが心地よいため、ボリュームを上げ気味にしてしまうと周囲に聞こえている場合もあります。周囲に人がいる場所で使う時には注意しましょう。

 

ソニーならではの多機能ぶりも見逃せない

LinkBudsにはハンズフリー通話の際に、声と環境騒音をAI技術で選り分けながら、「声だけ」を通話相手に対してクリアに届ける機能があります。LinkBudsを家族に着けてもらい通話音声を確認してみたところ、近くで再生されているはずのテレビ番組の音声やファンヒーターのノイズがきれいに消えて、話し声だけが明瞭に聞こえてきました。LinkBudsはリモート会議用のオーディオデバイスとしても使いやすそうです。

 

もうひとつLinkBudsが搭載する機能に「アダプティブボリュームコントロール」があります。Headphones Connectアプリからオン・オフが選べます。この機能は、イヤホンを装着している時に周囲が騒がしくなると、自動的に聞きやすい音量に持ち上げて、反対に静かになるとボリュームを絞るというものです。

↑リモコン操作からSpotifyのお気に入りプレイリストに素速くアクセスできる「Quick Access」にも対応しています

 

便利な機能である反面、特に屋外を移動しながら使うと、アダプティブボリュームコントロール機能の反応が鋭く正確であるがゆえに、近くを大型車が通った時などにボリュームがふわっと持ち上がることがありました。反対に静かな場所に移ると、音が少し聞こえにくくなる感覚もあります。この感覚に慣れてくれば気にならない範囲ではあるのですが。消費電力も少し上がる機能なので、状況に応じて上手く使い分けるとよいでしょう。

 

LinkBudsが対応する連続音楽再生時間は、DSEEやイコライザーなどアプリから設定できる機能をオフにして最大で5.5時間前後です。1日中ながら聴きを楽しむのであれば短いようにも感じますが、何も再生していない状態であればフル充電から約11時間以上使えるし、10分間で1時間半ぶんのバッテリーをチャージできるので、現実的な使い方をする範疇においてはスタミナ性能の心配はないでしょう。

 

LinkBudsがハマるおすすめの使用シーン

ながら聴きスタイルを提案する新しいワイヤレスイヤホンのLinkBudsは、音楽配信サービスの楽曲再生中に歌詞を表示しながら、カラオケを楽しんだり、楽器を練習する時にも自分の声や楽器の音が聞こえるので、とても使いやすかったです。

 

本体はIPX4相当の防滴対応です。汗濡れにも強いイヤホンですが、筆者はスポーツジムで試してみたところ、店内に大きめのボリュームで流れているBGMやトレッドミルの回転音がLinkBudsで再生するサウンドと混ざってしまうことが気になりました。キッチンで作業をする時にも、やはりシンクに水がたたきつけられる音や、フライパンによる調理の音が混ざる感じに慣れません。

 

当然ですが、LinkBudsだけでなく、あらゆるワイヤレスヘッドホンにはそれぞれに独自の特徴や強みがあります。例えば飛行機や地下鉄など、騒音の多い乗り物で移動する際にはWF-1000XM4のようなノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンの方が「あるといいな」を実感できると思います。理想をいえば、それぞれの場面にあったイヤホンを複数揃えて、音楽のながら聴きや、ビデオ会議中に周囲から声をかけられた時にも反応したい時にLinkBudsを使えればとてもスマートだと思います。

↑アプリからイヤホンを探すことも可能

 

最後に、筆者の場合はLinkBudsがあまりに心地よく耳にフィットしてくれたためか、音楽などを再生していないあいだ、耳にイヤホンを着けていることをふと忘れてしまうことがありました。コンテンツを再生していない時に、万一紛失してしまった場合には、Android 8.0以降から標準の「デバイスを探す」機能を使う手があります。またはソニーストアで購入すると申し込める「紛失あんしんサービス」では、紛失した部分を通常の修理価格よりも安く買い直すこともできます。

 

LinkBudsには「ながら聴きができるイヤホン」だからこそ発見できる、音楽やイヤホンの新しい楽しみ方がもっと沢山あると思います。ぜひ多くの方にLinkBudsを試してもらいたいと思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ワイヤレスイヤホンみたいな“目立たない補聴器”「Jabra Enhance」登場

デンマークのオーディオブランドJabra(ジャブラ)から、スマホとBluetoothで接続して音楽リスニングとハンズフリー通話が楽しめるだけでなく、耳の聞こえをサポートする補聴器としても使えるワイヤレスイヤホン「Jabra Enhance」が2月25日に発売されます。

↑耳の聞こえをサポートするワイヤレスイヤホン「Jabra Enhance」

 

Jabraの「目立たない補聴器」

Jabraといえば左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite」シリーズが、国内の音楽ファンにも人気です。このJabra Enhanceは、“耳あな補聴器”として日本の医療機器認証も取得しています。40代以降から、耳の聞こえにくさを感じている軽度・中等度の難聴の方を対象としたデジタルデバイスとなっています。特殊な聴力強化機能を搭載しているため、販売価格は8万9000円とオーディオリスニング用の完全ワイヤレスイヤホンに比べると少し高め。ただし、医療機器として販売される補聴器なので、消費税のかからない非課税対象商品になります。

 

医療機器認定も取得したデバイスですが、Amazonのオンラインストアのほか、ビックカメラ、ヨドバシカメラの店舗とオンライン、および全国の補聴器専門店、補聴器を取り扱う眼鏡店、Jabraのオンラインストアで販売されます。

 

カラーバリエーションはダークグレーの1色。Jabraのオーディオリスニング用完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 75t」の約半分の本体サイズなので、耳に装着した状態でとても目立ちにくい外観になっています。

↑右がオーディオリスニング用の「Jabra Elite 75t」。左のJabra Enhanceは約1/2のサイズにコンパクト化しています

 

聴力強化・音楽・通話の機能を併せ持つ「3in1」

実は、Jabraは補聴器など医療機器のメーカーとしても世界的に有名なGNグループ傘下のオーディオブランドです。Jabra EnhanceにはGNグループが培ってきた補聴器など、聴覚支援を目的とする医療機器の開発技術、そしてJabraがコンシューマ向けのポータブルオーディオを展開するなかで得てきたノウハウが詰まっています。

 

イヤホンのデザインは、年齢の若い方も抵抗感なく着けられるように、オーディオ用のワイヤレスイヤホンに近付けています。筆者も実機を装着してみましたが、イヤホンが耳から飛び出さないサイズなので、いつも耳に着けっぱなしにしても良さそうです。

 

また補聴器でありながらBluetoothのA2DPオーディオ用プロファイルに対応しているので、スマホで再生する音楽やビデオの音声、ハンズフリー通話音声を聴く用途にも使えます。Jabraでは本機の特徴を、聴力強化・音楽・通話の機能を併せ持つ「3in1仕様のワイヤレスイヤホン」としてアピールしています。

↑音楽を聴いたりハンズフリー通話にも使えます

 

実際に着けっぱなしで使うとなれば、内蔵バッテリーのスタミナも気になるところです。Jabra Enhanceは1回のフル充電から、イヤホン単体で最長10時間の連続再生に対応しています。ケースによる充電を繰り返せば、最長30時間の連続使用にも対応します。イヤホン本体はIP52等級の防塵・防滴対応です。汗や雨に濡れても素敵を拭き取って使えば故障の心配はなさそうです。

↑Jabra Enhanceの充電ケース。最長30時間の連続リスニングに対応します

 

課題はペアリングして使えるスマホがiPhoneに限られること。対応デバイスはiOS 15以降をインストールしたiPhone 11以降の機種という条件も付きます。日本は海外に比べてiPhoneユーザーの割合が多いともいわれていますが、シニア層の方にはAndroid OSベースのシンプルスマホを使っている方も多いので、なるべく早くAndroidユーザーにも門戸を開くべきだと思います。

 

実機を体験:人の声がとてもクリアに聞こえるイヤホン

iPhoneとのペアリング方法は、通常のBluetoothに対応するオーディオリスニング用のイヤホンと少し違います。専用アプリのJabra EnhanceをiPhoneに入れて、ガイダンスに従ってセットアップを進めれば迷うことはないでしょう。「設定」の中に並ぶ「アクセシビリティ」から、「ヒアリングデバイス」として登録します。

↑iOSのアクセシビリティにヒアリングデバイスとして登録されます

 

ペアリングを済ませたらアプリを使って初期設定を行います。本機は補聴器なので、使い始める前にユーザーの耳にあった「聞こえ方」の調整が大事なポイント。設定はアプリのガイダンスに従えば迷うことなくできますが、イヤホンを耳に装着して、聴力検査のようにビープ音を聴きながら聞こえ方を調べていきます。とても小音量のビープ音を聴き分けなければならないため、静かな場所で初期設定を行う必要があります。

 

左右の耳ごとに約数分間の聴力チェックを行った後に、アプリから3種類に分かれているリスニングモードを選択します。「アダプティブ」は周囲の状況に応じて自動的に会話を聞きやすくするモード。「フォーカス」は正面にいる会話の相手の声にズームインして聴きやすくするモードです。もうひとつの「サラウンド」は周囲の音を多めに取り込んで聴きやすくします。基本の音量設定もアプリからできます。

↑Jabra Enhanceアプリからユーザーの聞こえ方に合うサウンドに調整したり、3つのリスニングモードに切り替えが可能

 

左右のイヤホンに2基ずつ、合計4基を搭載するビームフォーミングマイクにより、人の声がとても自然に再現されます。マイクの性能に由来する電気的なノイズ感がとても少なく抑えられています。賑やかなカフェで試してみましたが、周囲の環境音を抑えつつ、正面に向かい合いながら話す人の声が明瞭に聞こえてきます。

 

フィッティングはアプリで簡単。でもサポートが必要になる場合もありそう

一般的に補聴器は使用開始前後に、ユーザーの聞こえ方の程度に合わせたフィッティングを入念に行わなければならないデバイスです。Jabra Enhanceの場合、面倒な初期設定をモバイルアプリで簡単にできることを特徴としていますが、もしスマホを使い慣れていない高齢の方が使うのであれば、家族によるサポートも必要になるかもしれません。またユーザーの耳の聞こえ方をデバイスが解析して、自動的に聞こえ方を最適化する機能は搭載していないため、ユーザーの耳に合ったリスニング感になっているかどうかは、本人の自己採点に委ねられます。本機を長く、より心地よく使い続けるためには、購入後に通い付けの耳鼻咽喉科へ相談することもアリなのかもしれません。

↑専用アプリはシンプルな機能に抑えていますが、スマホに不慣れなユーザーが使う場合は、周囲のデジタルガジェットに明るい方が初期設定をサポートする必要があるかもしれません

 

オーディオ用イヤホンとしての使い心地はiPhoneと組み合わせてチェックしました。補聴器としての機能はオフにならないため、「やや強めの外音取り込み機能」をオンにしたまま音楽を聴くような感覚になります。従って屋外で使用すると、音楽と一緒に周囲の声もよく聞こえてきます。エンターテインメント用途にはやはりJabra Eliteシリーズのような遮音性能の高いオーディオリスニング用イヤホンがメインになると思います。Jabra Enhanceは通話音声がとても聞き取りやすいイヤホンだと思いました。

 

もしも耳の聞こえ方に自信がなくなってきたら、一度Jabra Enhanceを試してみても良いと思います。発売後に家電量販店の実機展示もチェックしてみて下さい。

 

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“常時装着”という新提案! ソニーが耳を塞がない新形状の完全ワイヤレス「LinkBuds」を発売

ソニーは、耳をふさがないリング構造の完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」(リンクバッズ)を2月25日に発売します。カラーはホワイトとグレーの2色で、実売予想価格は2万3000円前後。

↑LinkBuds(ホワイト)

 

↑グレー

 

LinkBudsは、振動板の中心部を開放した新開発のリング型ドライバーユニットにより、耳をふさがず装着したまま会話なども行えることが特徴。また、同社の完全ワイヤレスイヤホンでは最小・最軽量設計となっており、軽い装着で長時間使用しても耳に負担をかけず、常時装着という新しい使用スタイルを提案しています。

↑ドライバー部分がリング構造になっており、周囲の音も聴こえることが特徴

 

↑装着したまま会話も可能

 

さらに、音の歪みを軽減して音質を高める「統合プロセッサーV1」を搭載するほか、圧縮音源をアップスケーリングするソニー独自の高音質化技術「DSEE」も搭載しています。このほか、周囲の騒音レベルを検知して自動で再生音量を調整する「アダプティブボリュームコントロール」機能も利用可能。

 

近年ではオンライン会議などで通話デバイスとして完全ワイヤレスイヤホンを使用する機会が増えていることを踏まえ、通話時の環境ノイズを抑えてクリアな声で会話できるアルゴリズムを採用。これは、5億サンプルを超えるAIの機械学習により、通話者の声とそれ以外のノイズを分離するもので、騒がしい環境でも快適な音声通話が行えます。

 

ヘッドホンの本体のタップ操作だけでなく、耳の辺りなど本体に触れなくても操作が可能な「ワイドエリアタップ」機能により、再生、一時停止、楽曲のスキップやSpotifyの再生やプレイリストの切り替えができるSpotify Tapと連携した「Quick Access」機能が利用できます。

 

連続使用時間は、本体バッテリーのみで約5.5時間、付属のケースで充電すると合計約17.5時間。IPX4相当の防滴性能を備えており、突然の雨や汗からイヤホンを守ります。

↑充電ケース併用で最大17.5時間使用できます

 

なお、ソニーのイヤホンとして初めて本体とケースに使用する樹脂素材に工場回収の樹脂を活用した再生プラスチックを使用しているほか、個装パッケージはプラスチック使用量ゼロを実現しています。

 

従来では、耳をしっかり塞いで遮音性を高めることが求められていたイヤホンですが、生活スタイルや働き方の変化に伴い、耳を塞がないという新しい価値が生まれています。ソニーのLinkBudsは、そんなニーズの変化を的確に捉えたアイテムといえそうです。

 

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これが骨伝導イヤホンの完成形。 ShokzのAeropexが最強すぎる理由

骨伝導イヤホンのトップメーカー、Shokz(旧名AfterShokz)が誇るハイエンドモデル「Aeropex」。筆者は昨年からこの品を愛用しており、”2021年に買って最もよかったモノ”と言えるほど、素晴らしいアイテムだと思っている。つけていることを忘れて寝てしまうほどに装着感が軽いうえ、屋内外問わず活躍する高い汎用性を持った本品は、2019年に登場してからずっと売れ続け、ユーザーからの評価も高い。この記事では、その衰えない魅力について具体的に語っていきたい。

 

骨伝導イヤホンは耳をふさがないのが魅力だが、問題点も

骨伝導イヤホンは、骨を通して振動を送り、鼓膜を通すことなく、内耳に音を伝える仕組みの製品だ。その魅力は、耳をふさがない点にある。骨伝導ではないイヤホンは耳をふさぐ形で装着するため、どのような形状のモノであっても大なり小なり外界の音を遮断してしまう。その点、外の音を”まったく”遮断しないこの魅力は、骨伝導ならではのものだ。

↑写真中央に写っているのが振動部。ここがこめかみの部分に当たり、頬骨を振動させて音を内耳に伝える

 

イヤホンで耳をふさいだまま外を歩くと、電車や車などの音が聞こえづらくなり、危険を招いてしまう。だが骨伝導イヤホンであれば、屋外を歩きながら安心して音楽を聴いたり、ハンズフリーで通話したりできる。そんな便利さから、筆者は数年前から骨伝導イヤホンを使ってきた。

 

だが、イヤホンがこめかみに直接触れながら振動するため、独特のむずがゆさがあるうえに、フレームの圧迫が強すぎる製品の場合はそのむずむず感が助長されてしまう。筆者はこれまで別の骨伝導イヤホンを使用してきたが、このむずがゆさが長年の問題だった。

 

つけたまま昼寝しちゃう。まるで”体の一部”に

そんな長年の問題点を解消したのが、今回紹介するAeropexだ。名前に「Aero(空気)」と入っているように、本品の装着感はまるで空気のようで、つけている事実を忘れるほどに軽い。筆者の実体験で言えば、つけたまま昼寝をしてしまうこともあった。まさに「体の一部になる」と表現しても過言ではない。

 

快適な装着感をもたらしている要素はいくつかある。まずは、質量が26gしかないこと。メーカーによれば、従来機種から30%の小型化と13%の軽量化に成功しており、「卵よりも軽い」と表現されている。あくまで筆者の感覚だが、卵とは比較にならないくらい軽い。

↑軽さも素晴らしいが、非常に小型なので、つけていてもほとんど目立たない点もいい。正面から見ただけではイヤホンをしているとわからないほどだ

 

もうひとつの要素は、フィット感の絶妙さだ。Aeropexの素材にはチタンが採用されているが、このフレームが装着時の安定性と圧迫感のなさを見事なまでに両立している。

 

そして、振動の少なさも捨て置けない。冒頭で書いたように、骨伝導イヤホンで音楽を聴いていると独特のむずがゆさが発生してしまう。だが本品はそれを大きく削減。従来品より振動が軽減されていると製品サイトに記載されているが、明らかに振動の少なさを体感できる。骨伝導ならではの感覚がないといえばもちろんウソにはなるが、使用中のわずらわしさは皆無だ。

↑サイズ感をわかってもらうために、本品を一般的なボールペンと比較。フレームの細さが際立つ

 

筆者が本品を初めて触ったのは、某家電量販店でのタッチ&トライイベントでのこと。試着・試聴をして、スペック確認後、すぐに購入することを決めた。触ってから、レジに行くまでだいたい5分くらいだろうか。音質などの評価点もあるが、一番筆者を魅了したのはその装着感。それほど、本品のつけ心地がよかったのだ。

 

音漏れ軽減、ノイキャンマイク、高い防水性能なども兼ね備える

Aeropexは、骨伝導イヤホンの完成形ともいえるほど、多くの機能を搭載しているのも魅力。その一端を見ていきたい。

 

まず、音漏れの軽減だ。製品サイトによれば従来機種より50%音漏れを減らしているという。骨伝導イヤホンはその構造上、どうしても音が漏れがちだ。だが、本品ではあまりに周りが静かな環境でなければ、それほど気にならないレベルにまで、音漏れが抑制されている。たとえば、エレベーター内で使うときに音量を下げる程度の配慮でよい。

 

もうひとつ語っておきたいのが、本品に内蔵されているデュアルノイズキャンセリングマイクだ。その性能は雑踏のなかでも通話ができるほど確かなものである一方、ノイズをしっかり削ってくれる。おかげで声を張り上げずとも通話の相手にしっかりとこちらの声が届く。音漏れが少ないから、相手の声が自分の周囲に響くこともない。

 

本品はスポーツやアウトドアシーンを念頭に開発されているが、この通話品質から考えれば、ノイズの多い環境で在宅勤務をしている人のWeb会議用としても自信をもっておすすめできる。

↑本品の裏側。一見マイクがついているようには見えないが、十分な集音性を持っている

 

さらに、本品はIP67相当の防水・防塵性能を持っている。この規格は水中に浸漬しても有害な影響を受けず、粉塵の侵入を防ぐ性能を持っていることを意味する。水泳にこそ対応しないが、スポーツやアウトドアを中心に、あらゆるシーンで水を気にせず安心して使えるからありがたい。汚れてしまったときは丸洗いが可能だ。

 

バッテリーの駆動時間は8時間で、2時間でフル充電が完了する。装着感の軽さゆえずっと装着していたくなるから、ワガママを言えば駆動時間は10時間ほどあったらうれしかったが、いまのところこのバッテリー性能でも不満はない。なお、スイッチをオンにした際には「バッテリーは約半分です」などと音声でバッテリー残量を教えてくれるので、その点は親切だ。

↑本品の充電端子(右)および操作部。充電は専用のマグネティック充電ポートで行う。操作部のボタンは音量アップ兼電源ボタン、音量ダウンボタンの2つで、つけたまま操作できる。なお、本品はマルチ接続には対応していないが、電源ボタン長押しですぐペアリングモードに移行できるため、接続機器の切り替えは簡単だ

 

↑左耳側にはマルチファンクションボタンがついている。曲の一時停止や再生、スキップなどをこのボタンひとつで操作できる

 

なお、これまであまり触れてこなかった音質についてだが、骨伝導イヤホンとしてはかなり高いといってよい。骨伝導イヤホン全般に言えることとして、どうしても低音域がかすれがちなのだが、Aeropexはちゃんと低音を鳴らしてくれる。とはいえ、低音が特に強い! というほどではないので、ドスドスとした低音を楽しみたい人は、骨伝導イヤホン自体を避けた方がいいかもしれない。

 

ここまで魅力を語ってきたAeropexの実売価格は1万9998円(税込)。決して安い買い物ではないが、筆者はその価値があると思っている。

 

エントリーモデルやビジネスモデルとの差は?

ここからは、Shokzが販売しているそのほかのモデルとの比較を書いていこう。Aeropexのほかにも、Shokzの骨伝導イヤホンのバリエーションは幅広く、価格がAeropexの半分になったエントリーモデル、高品質なマイクを内蔵したビジネス向けモデルなども存在している。具体的に紹介していきたい。

↑エントリーモデルのOpenmove。デザインがAeropexと少し異なっている

 

まずは、エントリーモデルの「Openmove」(実売価格は税込み9999円)。採用されている骨伝導の技術が、Aeropexに比べて1世代前のものになるほか、バッテリー駆動時間が6時間、防水・防塵規格がIP55とスペック面でAeropexより劣っている。実際に使ってみると、装着感はそれほど変わらないものの、音楽再生時、振動板によるむずがゆさがあり、快適性の面でもAeropexとの差を感じた。

 

だが、2万円前後の製品が並ぶShokzの骨伝導イヤホンのなかにおいて、1万円を切るOpenmoveの価格の低さは際立っており、Shokzの製品に興味はあるが出費を抑えたいという方にはぴったりのモデルといえよう。

 

一方、ビジネス向けモデルの「Opencomm」(実売価格は税込み1万9998円)は、通話に特化した骨伝導ヘッドセットだ。バッテリー駆動時間が長く、一度の充電で最大16時間の通話が可能。充電時間も1時間とAeropexの半分となっている。もちろん、マイクはAeropexのものより高性能。仕事中、断続的に通話をする人のための製品だ。

↑通話特化モデルのOpencomm。左耳の振動部からマイクが伸びている

 

さらに、よりとがったモデルもラインナップされている。通話こそできないが、最大1200曲の楽曲を保存できる4GBストレージを搭載したうえに、水泳に対応した完全防水モデルの「Xtrainerz」(実売価格は税込み1万9668円)や、テレビに接続できるトランスミッターが付属した「AS801-ABT01」(実売価格2万6268円)だ。また、Aeropexの基本性能はそのままに、最大音量を抑制したほか、サイズを少し落とした子ども向けモデル「Aeropex Play」(実売価格は税込み1万9998円)もあるので、親子お揃いにするのもいいだろう。

 

選び方は、Aeropexがとても優秀で完成度も高いため、どのような用途であっても基本的にはAeropexがファーストチョイスでいいだろう。それほどまでに、Aeropexがスゴい製品なのだ。だが、予算的にどうしてもという場合はOpenmoveで、ビジネス・水泳・テレビの用途専門に骨伝導イヤホンを用いたい場合は、そのほかのモデルが選択肢に入ってくる。

 

新たなハイエンドモデルのクラファンも実施中

なお、Shokzは、Aeropexと並ぶ新たなハイエンドモデル「OpenRun Pro」を発表し、現在クラウドファンディングを通して販売している。価格は2万3880円(税込)だ。OpenRun Proは最新の骨伝導技術を搭載。また、バッテリーは10時間持続し、急速充電にも対応するなど、多くの面でAeropexを上回る。ただし、防水・防塵性能はIP55にとどまっているなど、Aeropexのほうが優れている点もあるため、完全な上位互換というわけではない。製品名にRunと入っている通り、ランニングシーンでの使用を特に重視したモデルだ。

↑新登場するOpenRun Pro

 

Aeropexは骨伝導イヤホンに求められる要素を高い次元で兼ね備えた”完成形”だった。今後は、リリースが発表されているOpenRun Proはもちろん、同社製品のさらなる進化に、ファンのひとりとして期待している。

こんなに多機能なのにアンダー1万円! GLIDiC「TW-6100」が“買い”な理由を徹底解説

2021年も引き続きオーディオ業界を牽引してきた“完全ワイヤレスイヤホン”ですが、数千円のエントリーモデルから、3万円以上のハイエンドモデルまで、その市場はまさに群雄割拠。そんななか、アンダー1万円ながら、ノイズキャンセリング機能や低遅延モードなど最新のトレンド機能を備えたこの冬最注目のモデルが登場しました。

 

今回はGLIDiCが11月26日に発売した完全ワイヤレスイヤホン「TW-6100」の“買い”ポイントを解説します。

GLIDiC

TW-6100

実売価格9790円

ハイブリッド方式のANCや外音取り込みに対応。そのほか、通話時のノイズリダクションや、スマホアプリでイヤホンを探せる「Tile」機能など、最新の技術トレンドを取り入れています。「カナルワークス」監修のイヤホン形状も特徴。

SPEC●対応コーデック:AAC、SBC ●再生時間:イヤホンのみ約10時間、充電ケース併用時約35時間 ●充電時間:イヤホン約1時間、充電用ケース約2時間 ●防水性能:IPX5 ●サイズ/質量(充電用ケース):約W 74×H36×D28mm/約46.0g

↑カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色

 

GLIDiC「TW-6100」のここが“買い”!

1.この価格でハイブリッドANC機能が使える

TW-6100は、税込で1万円を切る手が届きやすい価格ながら、フィードフォワード型とフィードバック型を組み合わせた「ハイブリッド型」のノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しています。

 

このハイブリッド型とは、イヤホンの内側と外側に配されたマイクを使い、2つのマイクで検知した騒音に対して消音処理をすることで、より効果的にノイズキャンセルを行うというもの。他社では高級機などに搭載されることが多いのですが、それがこの価格帯の製品で利用できるというのはかなりお得度が高いです。

↑左右のイヤホンにそれぞれ2つずつANC用のマイクを備えています

 

実際に使ってみたところ、電車や地下鉄などの走行音がかなり軽減され、ボリュームを上げなくても音楽が聴きとりやすくなったと感じました。いまは走行中に窓を少し開けていることが多いため、車内の騒音はかなりのものですが、そういった環境でもしっかり騒音をカットしてくれます。

 

低い周波数の騒音はしっかりカットしてくれますが、人の声などの中高域の音への効果は控えめなため、“完全な静寂”とまではいきませんが、音楽を聴く上で邪魔になる雑音をカットするという意味では十分な効果があると言えるでしょう。

 

ノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスイヤホンが欲しいけど、何万円もするモデルは手が出ない……という方は、ぜひTW-6100を試してみてください。

 

2.オンライン通話に便利なノイズリダクション機能

もうひとつのポイントは、TW-6100は再生する音だけでなく、マイクにも騒音を抑える「ノイズリダクション機能」が備わっていること。

 

昨今、オンラインで会議やミーティングを行う機会が増えてきましたが、その際に完全ワイヤレスイヤホンを使う人も多いのではないでしょうか。イヤホンを使えば周囲に会話が聴かれることもなく、ハンズフリーで手軽に通話ができます。

 

一方、屋外やカフェなど人が多い環境にいると、想像以上にマイクが周囲の音を拾ってしまい、ひどいときには何を喋ってるのか聴き取れないことも。オンライン会議中に、「すみません、○○さんがいるところ騒がしいみたいなので、喋らないときはマイクをミュートにしてください」と注意されることが度々ありました。

 

そんなときに効果を発揮してくれるのが、TW-6100に備わっているノイズリダクション機能です。これは、2つのマイクが発話者の声以外の音を検知してノイズを抑え、クリアな音声で通話できるようにするというもの。周囲が騒がしい環境でも声だけを届けてくれるので、相手が自分の声を聴き取りやすくなります。

 

もちろん、オンライン会議だけでなく、スマートフォンなどでの通話の際も有効なので、ハンズフリー通話が高品質な音質で行えるようになります。テレワーク用のワイヤレスイヤホンを探している方にも最適ですね。

 

3.動画やゲームに最適な「低遅延モード」を搭載

ワイヤレス製品は音声データを符号化して伝送するため、どうしても音が聴こえるまでにタイムラグが生じてしまいます。そのため、動画やゲームなどでは、映像と音声のわずかなズレが気になってしまうことも。そんなときに活用したいのが、TW-6100に搭載されている「低遅延モード」。ワイヤレスオーディオの音の遅れを抑え、音声ズレを軽減してくれます。

 

使い方はとても簡単。TW-6100の左イヤホンのボタンを3回押すと、ピロリロリ~↑という音が鳴るので、それで低遅延モードがオンになります。ちなみに、その状態でまた3回押すとピロリロリ~↓と鳴り、オフになります。

↑ボタンは上部に配置。大型で装着したままでも押しやすい

 

YouTubeで遅延をチェックする動画を視聴して試してみましたが、オフの状態でも意外とズレは少ないと感じました。一昔前のワイヤレスに比べると、Bluetoothの規格自体がバージョンアップしているので、以前のように明らかに音がズレていると感じることはありません。低遅延モードをオンにすると、さらに音のタイミングが正確になり、音ゲーなどシビアなタイミングが要求されるゲームでも使えるレベルだと感じました。

 

低遅延モードにすることで音が変化することもなく使いやすいので、スマホで動画やゲームを楽しみたいときには積極的に使っていきたい機能です。

 

4.GLIDiCならではの高いフィット感! 清潔に使える点も◎

実は筆者は、2019年に発売されたGLIDiCの完全ワイヤレスイヤホン「TW-7000」を長年愛用してきたのですが、TW-7000に惚れ込んだのはカスタムIEMメーカー「カナルワークス」が監修した、耳にフィットするイヤホン形状にありました。本当に耳にピタッとハマって全然動かないので、装着していても変なストレスがないのです。

↑TW-7000(左)とTW-6100(右)

 

そのTW-7000(およびTW-7100)の素晴らしいフィット感を、TW-6100もしっかり受け継いでいます。形状はもちろんカナルワークスが監修しているので、そのフィット感の良さは折り紙付きですね。

 

イヤホンはTW-7000よりも多機能になったためか、やや本体の厚みが増しましたが、フィット感に影響はありません。TW-7000と比較して、ボタンが大きく押しやすい位置にデザインされているので、装着しながら操作するのも楽々です。

↑イヤホンはTW-6100の方がやや厚みがあります

 

また、TW-6100はIPX5の防水仕様になっているため、イヤホンの水洗いが可能に。また、除菌シートなどで拭き取ることもできるので、汚れが気になったときにはサッと拭けば常に清潔に保つことができます。イヤホンは手で触れることが多いので、いつでもキレイにしておきたいですから、これはありがたいですね。

 

この価格でこんなに多機能! この冬の“買い”モデル

GLIDiCのラインナップには、このほか上位モデルのTW-9000、TW-7100、下位モデルのTW-4000、TW-3000がありますが、アンダー1万円という手ごろな価格と機能性を両立させたTW-6100が最も“買い”なモデルと言えるでしょう。

 

筆者が愛用しているTW-7000から比べると、こんなに機能面で進化しているのに価格は5000円以上安いのには驚きです(TW-7000の発売時の価格は税込1万5048円)。

TW-6100 TW-7000
ノイズキャンセリング ×
外音取り込み
ノイズリダクション ×
低遅延モード ×
Tile対応 ×
防水 ×
急速充電
使用時間
(イヤホンのみ/充電ケース併用)
10時間/35時間 9時間/25時間

 

下位モデルからのステップアップにも、上位モデルを持っているこだわり派の日常使いとしてもオススメなので、すでに完全ワイヤレスイヤホンをお持ちの方も2台持ちしてみてはいかがでしょうか。

 

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ミニマルで日常使いに最適! シャオミの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3」

シャオミは、ハーフインイヤータイプの完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3」を、12月中旬に発売します。市場想定価格は5490円(税込)。

 

同製品は、本体重量4.5gの軽量イヤホン。バッテリーは1回の充電で最大5時間、充電ケースとの組み合わせで最大20時間のリスニングが可能。充電ケースは手のひらにすっぽり収まるミニマルなサイズで、持ち運びにも便利なモデルです。

 

Qualcomm QCC3040チップと12mmの大型ダイナミックドライバーを搭載し、シャオミ社内のサウンドラボでチューニング。Bluetooth5.2をサポートし、低消費電力、高速伝送によって、人込みでも途切れにくい安定した接続が可能です。QualcommのデュアルマイクcVcエコーキャンセラーとノイズサプレッションテクノロジーで、クリアな音声品質を提供します。

 

MIUI搭載のスマートフォンと連携すると、イヤホンケースを開くとウィンドウがポップアップしてスマート接続を確認できます。接続後はイヤホンとケースのバッテリー残量を確認でき、イヤホンを耳から外すと音楽が止まり、イヤホンを再装着すると音楽が再生されるインイヤー検出機能を搭載しています。

Snapdragon Soundがワイヤレス新時代を告げる! AVIOT 「TE-BD21j-ltd」の実力を徹底チェック

左右独立型の「完全ワイヤレスイヤホン」は、スマホによる音楽再生、動画やゲームの音声リスニングからビデオ通話のコミュニケーションデバイスまで、幅広く使われています。今回はハイレゾ再生や、ワイヤレスによる音声伝送の低遅延性能について革新的な進化を遂げたAVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21j-ltd」を紹介します。

↑AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21j-ltd」(実売価格1万9800円/税込)

 

Snapdragon Soundがワイヤレスの課題を解決

ケーブルによる接続が不要な完全ワイヤレスイヤホンは、有線イヤホンよりも取り回しが良く、先進的な技術を搭載する製品も数多くあります。しかしながらBluetoothによるワイヤレス再生の場合は、ハイレゾの楽曲がそのままの高音質で楽しめなかったり、音声伝送時に遅延を伴うことが長年の課題とされてきました。

 

スマホのシリコンチップでおなじみのクアルコムが独自に開発したaptX Adaptiveというコーデックが、それらの課題をいっぺんに解決する技術として注目されています。最新世代のaptX Adaptiveコーデックに対応するスマホと完全ワイヤレスイヤホンを組み合わせれば、最大96kHz/24bit対応のハイレゾ再生が可能となるのです。

 

また、この組み合わせではワイヤレスオーディオの伝送遅延も抑えることができるようになります。遅延の課題が解消されれば、例えばスマホでモバイルゲームを楽しむ際に、コマンドを入力してから効果音が聴こえてくるまでのタイムラグがなくなって心地よく遊べたり、また動画再生時には役者の口元(映像)とセリフ(音声)との間合いがズレることなく同期します。

↑クアルコムの技術を搭載して、高品位なオーディオ体験を可能にするスマホとBluetoothオーディオ製品はSnapdragon Soundのロゴにより見分けられるようになります

 

これに従来のHD品質の音声通話と比べて2倍のサンプリングレートにあたる、32kHzのクリアな音声通話を実現するaptX Voiceを加えて、2021年の3月にクアルコムが「Snapdragon Sound」という新たな技術規格を発表しました。Snapdragon Soundに対応するスマホとBluetoothオーディオ機器を組み合わせれば「最大96kHz/24bitのハイレゾ再生」「低遅延」「高音質通話」という、3つの先進的なBluetoothオーディオ体験が楽しめるというわけです。

 

国内最速でSnapdragon Soundに対応

AVIOTのTE-BD21j-ltdは国内で最も早く発売されたSnapdragon Soundに対応する完全ワイヤレスイヤホンです。2020年に発売されたオリジナルモデルのTE-BD21jから、Snapdragon Soundへの対応も含めて大きな変貌を遂げています。

 

音の心臓部となるドライバーは、2基のBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーによるデュアルBAドライバーと、8ミリ口径のダイナミック型ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成。ダイナミック型ドライバーはPETチタンコンポジット素材に、高密度パルプを貼り合わせた軽量化デュアルレイヤー振動板と強い磁力を生み出せるネオジウムマグネットを採用し、入力される音声信号に対する応答速度を高めています。

↑TE-BD21j-ltdはコンパクトな本体に2基のBA型ドライバーと1基のダイナミック型ドライバーを搭載しています

 

コンパクトなイヤホンを充電ケースから取り出しやすいように、ハウジングには帯状にローレット加工を施しています。この部分に外来ノイズにも強い無垢のジュラルミン金属から削り出したパーツを使うことで、見た目の高級感が加わるだけでなくピュアで歪みのないサウンドが再現されます。

↑側面のローレット加工を施したパーツは無垢のジュラルミンからの削り出し素材です

 

本体側面にはタッチセンサー方式のリモコンが内蔵されています。応答感度が良く、正確な操作ができるリモコンです。音楽の再生・停止、送り操作だけでなく音量のアップダウンも可能。AVIOTのイヤホン専用アプリ「AVIOT SOUND XXX」を活用すれば、リモコンの操作方法をユーザーが覚えやすいように設定を自由に変えることもできます。

↑イヤホンの設定や音質のカスタマイズができる「AVIOT SOUND XXX」アプリ

 

TE-BD21j-ltdは高音質再生に特化しているため、あえてアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載していません。付属のイヤーピースによるパッシブな遮音効果が十分に得られることもあり、屋外を移動しながら安全に音楽再生を楽しめるように外音取り込み機能を搭載しています。アプリから再生音量を減らす割合を指定したり、外音取り込み機能の調整が可能です。

 

内蔵バッテリーで音楽再生は最長約9.5時間、ハンズフリー通話は約6時間連続使用ができます。aptX AdaptiveやaptXコーデックを使用すると少し連続使用可能時間が短くなりますが、それでも旅の移動中のエンターテインメント再生やビデオ会議が余裕でこなせるスタミナを備えています。さらにイヤホン本体はIPX4等級の防滴仕様なので「高音質なスポーツイヤホン」としても、TE-BD21j-ltdは注目したいモデルです。

↑充電ケースにより繰り返しチャージしながら長時間の音楽再生が楽しめます

 

完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾを聴いてみた

Snapdragon Sound対応完全ワイヤレスイヤホンであるTE-BD21j-ltdはすでに発売されていますが、同じSnapdragon Soundに正式対応するスマホで、なおかつ日本国内で入手できるものは現状ではごく限られています。今回はASUSがSIMフリースマホとして発売している、クアルコムのモバイル向けSoC「Snapdragon 888」のリファレンスモデルでもある「Smartphone for Snapdragon Insiders」(以下ではSnapdragonスマホと呼びます)を用意してサウンドをチェックしました。

↑ASUSのSmartphone for Snapdragon InsidersとAVIOTのTE-BD21j-ltd。Snapdragon Sound対応機どうしをペアリングして音質をチェックしました

 

aptX Adaptiveは元々最高48kHz/24bitの音質を再現できるBluetoothオーディオのコーデック技術としてスタートしました。今年の秋から本格的に普及が進んだSnapdragon 888から、96kHz/24bit対応になった最新バージョンのaptX Adaptiveが搭載され、スマホのメーカーがこれを扱えるようになりました。ただしSnapdragon 888を搭載するスマホのすべてが、96kHz/24bitのハイレゾ再生が楽しめるというわけではありません。Snapdragon 888を搭載していてもSnapdragon Soundに対応してないスマホも存在します。

 

ASUSのSnapdragonスマホは、aptX Adaptiveの96kHz/24bit再生を正式にサポートするSnapdragon Sound対応機です。AVIOTのTE-BD21j-ltdにペアリングすると、コーデックは自動的にaptX Adaptiveが選択されます。通知トレイに表示される「Qualcomm aptX Adaptive設定」から、「利用可能な場合に96kHzサンプルを使用」をオンにするとAVIOTのイヤホンで96kHz/24bitのハイレゾ再生が楽しめるようになります。

↑aptX Adaptiveに対応する製品どうしをペアリングすると自動的にaptX Adaptiveコーデックが選択されます

 

音楽配信サービスのmoraで購入した96kHz/24bit対応のハイレゾ音源を、ハイレゾ対応の音楽プレーヤーアプリ「Poweramp」で再生してみます。

 

aikoのアルバム「どうしたって伝えられないから」の楽曲「ばいばーーい」では、ディティールの再現力の高さに圧倒されました。解像度の高い再現力を備えるTE-BD21j-ltdだからこそ、96kHz/24bitのハイレゾ音源に収録されたボーカルの繊細な声の表情、息づかいをリアルに伝えてくれます。中高域の見晴らしの良さと透明感は従来のBluetoothオーディオから一皮向けた印象を受けました。

↑aikoのハイレゾ楽曲をワイヤレスで聴いてみた

 

ジャズバンドの演奏もピアノのメロディの躍動感と、指先の繊細なタッチがリアルに蘇ります。エレキギターのカッティングはとても歯切れが良く軽やか。ウッドベースの弦が柔らかくしなり、スムーズな低音を響かせます。TE-BD21j-ltdは、まるでプレーヤーの姿を目の前に浮かび上がらせるように活き活きとした音を描くイヤホンです。

 

aptX Adaptive対応のスマホも増加中

シャープのAQUOS R6もSnapdragon 888を搭載し、最新バージョンのaptX Adaptiveによる96kHz/24bit再生に対応するスマホです。本機をAVIOTのTE-BD21j-ltdに接続してハイレゾ音源を聴いてみました。

↑シャープのAQUOS R6とAVIOTのTE-BD21j-ltdのペアリングで再生をチェック

 

Amazon Music Unlimitedで配信されているULTRA HD音質、96kHz/24bitの音源を再生してみると、ボーカルの透明感と伸びやかさ、楽器の音色の艶やかさが存分に味わえました。アプリの再生ステータス表示にはスマホからイヤホンまで96kHz/24bitのハイレゾ再生ができていることも表示されます。

 

ただQualcomm aptX Adaptive設定から96kHzのチェックボックスをオンにしても、音楽再生を開始すると48kHzの音質に戻ってしまうことがあったり、aptX Adaptiveの接続状態が時折不安定になることがあります。やはり安定した96kHz/24bit再生を楽しむためにはSnapdragon Soundに対応するスマホの方がベターと言えますが、一般に広く購入できるAQUOS R6のようなスマホでaptX Adaptiveによる高音質・低遅延のBluetoothオーディオ再生が楽しめるメリットは大きいと思います。

 

ハンズフリー通話の音声もクリア

ASUSのSnapdragonスマホに簡易なピアノの演奏が楽しめるゲームアプリを入れて、入力操作に対する音声の遅延も確かめてみました。AVIOTのTE-BD21j-ltdをaptX Adaptiveに対応していないGoogle Pixel 6 Proに接続した場合と比べてみると、Snapdragonスマホの方がコマンド入力に対する音の反応が速く、心地よくプレイできます。

↑ゲーム音声も遅延なくスムーズに楽しむことができます

 

SnapdragonスマホとAVIOTのTE-BD21j-ltdによるハンズフリー通話の音声もチェックしました。通常のBluetoothイヤホン・ヘッドホンをつないで聴く音声よりも、Snapdragon Soundに対応するAVIOTのイヤホンは通話相手の音声がよりクリアに聴こえます。声の輪郭が的確に捉えられるので、長時間の会話も聴き疲れしにくくなるはず。ビデオ会議もより快適になりそうです。

 

AVIOTはいつも最新のイヤホンに最先端のオーディオ技術を積極果敢に搭載して、なおかつ誰でも迷わず手軽に使える完成度の高い製品に仕上げてくるブランドです。Snapdragon Soundに初めて対応したTE-BD21j-ltdも、練り上げられたハイレゾ対応のサウンドと抜群に安定した操作感が魅力的な完全ワイヤレスイヤホンという印象。これからも続々と登場するSnapdragon Sound対応のスマホにベストマッチするイヤホンとして、AVIOTのTE-BD21j-ltdをイチオシしたいと思います。

 

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Amazon Musicで音楽聴くだけでオーディオテクニカの高級イヤホンが当たるキャンペーン

Amazonの音楽配信サービス「Amazon Music」で、オーディオテクニカの最新イヤホンが当たるキャンペーンが開催中です。

 

キャンペーンは、Amazon Musicのページからエントリー後、Amazon Musicで音楽を聴くと、完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW」(税込1万8480円 )を無料で購入できるクーポンコードが、抽選で100名に発行されるものです。また、クーポンコードが発行されなかった人には、抽選で5万名に対象製品を1000円オフで購入できる割引クーポンが副賞で当たります。

 

期間は11月25日から12月29日まで。2万円弱の高級イヤホンが当たるチャンスです。完全ワイヤレスイヤホンを狙っている人はぜひキャンペーンにエントリーしてみましょう。

オウルテックから5か月ぶりに登場! ちょっとリッチになった「Lightningステレオイヤホン」

今年6月、オウルテックからLightningステレオイヤホン「OWL-EPLT02」が発売。先日、同社のLightningステレオイヤホン新製品として、リッチにグレードアップした「OWL-EPLT04」が発売されました。

↑OWL-EPLT04(ブラック)

 

税込価格は5980円。ブラックとシルバーの2種類のカラバリで展開します。

↑OWL-EPLT04(シルバー)

 

同製品は、iPhoneやiPadのLightningコネクタに直接挿して使用するイヤホン。10mmの大口径ドライバーを採用し、豊かで臨場感ある低音にこだわっています。アルミハウジングを採用することで、不要な振動を抑制し、クリアな中高域再生が可能です。

 

「既存のLightiningイヤホンより“少し高級品”を市場に展開するため、開発しました。2万回の屈曲試験に合格したコネクタを採用し、ケーブルもマグネット内蔵アルミハウジングで絡みにくくなっています」(オウルテック担当者/以下同)

 

マイクとリモコン付きで、ハンズフリー通話も可能。音声入力から通話、音楽再生や停止の操作まで、すべて手元で行えます。

 

左右の長さが同じY字コードを採用。U字形より体に接する部分を少なくし、タッチノイズを軽減しています。イヤーピースはS・M・Lの3サイズを付属。耳のサイズに合わせて変更ができます。

 

「筐体に高耐久アルミニウムを採用し、不要な振動を抑え、深みのある豊かな低音を忠実に再現しました。アルミ削り出しの直線と曲線の組み合わせで、エッジが美しいハウジングデザインの筐体に仕上げました」

 

有線イヤホンの最大のメリットは、何といっても遅延なく安定して聴けること! ロック、ポップス、ジャズなど、様々なジャンルを、気持ち良い絶妙のバランスで楽しめます。音をじっくり味わいたいならOWL-EPLT04、お手頃にコスパ重視ならOWL-EPLT02がおすすめです。

NUARLの完全ワイヤレスイヤホンにyonigeとリーガルリリーのロゴ刻印モデルが限定で登場

エム・ティ・アイは11月9日、オリジナルブランド「NUARL(ヌアール)」の完全ワイヤレスイヤホン「NUARL N6 mini series2 Special Edition WATERPROOF TRULY WIRELESS STEREO EARBUDS」の限定カラーモデル「N6MINI2-SE(RED)」に、アーティストロゴを刻印した製品を、期間限定の完全受注生産で発売すると発表。希望小売価格は1万2980円(税込)です。

 

N6MINI2-SE(RED)は、売上金の一部を災害や病気などで苦しむ人を救うための活動を支援することを目的として、日本赤十字社に寄付されるモデル。この社会貢献活動に、2人組バンドのyonigeとスリーピースバンドのリーガルリリーが協力し、それぞれのアーティストロゴをレーザー彫刻で刻印した特別モデルを販売します。

↑yonigeモデル。ロゴは充電ケースに刻印されます

 

↑リーガルリリーモデル。受注はどちらか1組のモデルを選べます

 

受注開始は11月12日(金)からで、期間は11月30日(金)まで。受注はNUARL公式オンラインストア Yahoo!ショッピング店および、同楽天市場店の専用ページで受け付けます。

 

なお、yonigeとリーガルリリーは、11月13日(土)にZepp Tokyoで開催されるNUARL MUSIC LIVE「BACK TO STAGE」にも出演。さらにBACK TO STAGEに来場した人には、10%オフの特別価格で先行受注するとのこと。BACK TO STAGEの概要は以下のとおりです。

 

<NUARL MUSIC LIVE 「BACK TO STAGE」情報>
開演日時:2021年11月13日(土)開場16時/開演17時
会場:Zepp Tokyo東京都江東区青海1-3-11
チケット代:5900円(税込)+1ドリンク代
チケット受付URL:https://w.pia.jp/t/backtostage/
出演アーティスト:サニーデイ・サービス、yonige、リーガルリリー、オレンジスパイニクラブ
「BACK TO STAGE」特設ページ:https://nuarl.com/backtostage/

 

BACK TO STAGEのチケットは現在販売中です。N6MINI2-SE(RED)と合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

「ウルトラノイズキャンセリング」2.0搭載! ハイレゾ再生にも対応した「Soundcore Liberty 3 Pro」

アンカー・ジャパンは、「Soundcore Liberty 3 Pro」を発売しました。税込価格は1万9800円。

 

Soundcoreブランドの完全ワイヤレスイヤホンカテゴリから新たなフラッグシップモデルとして登場した同製品は、Anker独自技術のウルトラノイズキャンセリング 2.0搭載と、ハイレゾ音源を楽しめるLDACに対応。

 

環境に合わせてアクティブノイズキャンセリングの強度が調整可能なAnker独自技術の「ウルトラノイズキャンセリング」が、2.0へとバージョンアップ。Soundcoreアプリ上で手動切り替えの必要がなく、外部環境を認識して自動で切り替わる仕様に進化しています。高音質コーデックLDACに対応しているため、通常のコーデックと比較して約3倍の情報量の伝送が可能となり、原音に近い臨場感や立体感あるサウンドが楽しめます。

 

低音を表現するダイナミックドライバーと、高音域の滑らかな音を表現するバランスドアーマチュアドライバーをひとつのモジュールに統合して同軸上に配置した、Anker独自の音響構造「A.C.A.A 2.0(同軸音響構造)」を搭載。本体のサイズは、モジュール設計を再構築することで、前モデル「Soundcore Liberty 2 Pro」から大幅な小型化を実現しました。

 

Soundcoreアプリで使える機能も拡充。好みのイコライザー設定や、イヤホン本体のタッチ操作のカスタマイズ、外音取り込み機能のほか、聴覚テストによる音のバランス調整や、耳の形を検知してノイズキャンセリング効果を高めるパーソナライズ機能を新たに搭載。通話時のノイズリダクションや、同時に2台の機器と接続が可能なマルチポイントにも対応。高音質での音楽鑑賞だけでなく、テレワークにも最適な機能を搭載しいます。

新AirPodsに強力なライバル登場! ノイキャン搭載の完全ワイヤレス「Jabra Elite 7 Active」を徹底レビュー

デンマークのオーディオブランドJabra(ジャブラ)から第6世代の新しい完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 7 Active」が発売されました。スポーツタイプの左右独立型完全ワイヤレスイヤホンの先駆的ブランドである、Jabraの最新モデルを体験レポートします。

↑スポーツイヤホンとしても個性的な「Jabra Elite 7 Active」

 

ノイキャン搭載で超軽量なスポーツイヤホン

Jabraはポータブルオーディオからハンズフリー通話用のワイヤレスヘッドセットまで、音に関わる様々な製品を展開しています。スポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンは2017年春に発売した心拍センサーを内蔵する「Jabra Elite Sport」、コンパクト軽量サイズとソフトウェアアップデートによるアクティブ・ノイズキャンセリング機能の追加を実現した2019年発売の「Jabra Elite Active 75t」に代表される画期的なモデルを送り出してきました。

 

最新のJabra Elite 7 Activeはアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン。片側の質量が5.5gという軽量コンパクトな設計にも注目です。本体はIP57等級の防塵・防水対応として、汗にも高い耐久性能を備えているスポーツイヤホンとなっています。

 

イヤホン本体の外皮に液状シリコンラバーをコーティングして、耳に装着した時に安定したグリップ感が得られることも新製品の特徴です。ラバー(=ゴム)素材とはいえ、肌に触れてもベタつかず質感はサラッとしています。汗や水滴のはけもよく、タオル等の布で拭き取れば清潔に保てます。Jabraの完全ワイヤレスイヤホンはケースもコンパクトなので、スポーツウェアのポケットに入れて軽快に持ち運びOK。カラーバリエーションにはブラックのほか、ネイビーとミントの3色があります。

液状シリコンラバーをコーティングした本体。外耳にしっかりとグリップする安定した装着感を実現しています

 

アプリで自由にカスタマイズできる

Jabra Elite 7 Activeは、Jabraが開発したiOS/Android対応のモバイルアプリ「Jabra Sound+」を使いこなせばイヤホンの実力がフルに発揮されます。

↑Jabraのイヤホン・ヘッドホン専用のモバイルアプリ「Jabra Sound+」

 

アプリの設定メニューから「ヘッドセットのパーソナライズ」を選択すると、音の聞こえ方やノイズキャンセリング機能の様々な調整が細かくできます。

 

最初はイヤホンのフィット感を調べる「MyFit」で、耳に合う正しいイヤーチップを選べているか確認するとよいでしょう。続いて「MySound」という項目から、ユーザーの耳の聞こえ方に合うようにイヤホンの音のバランスをカスタマイズできます。アクティブ・ノイズキャンセリングの強弱を微調整するための「ANCのパーソナライズ」機能も備えています。

↑アプリからイヤホンのフィット調整、音の聴こえ方のカスタマイズができます

 

しっかり効くけど自然な消音感

本機はイヤホンのノズルの中と、周囲の環境音をそれぞれ別のマイクで集音してノイズ成分を打ち消すハイブリッド方式のアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載。遮音性能の高いシリコン製のイヤーピース“イヤージェル”は密閉度が高く、耳穴の中でしっかりとグリップしてくれます。音楽の邪魔になるノイズを自然に消してくれる消音効果がJabra Elite 7 Activeの特徴です。従来のモデルに比べても、周囲で話している人の声の消音効果が高くなったと筆者は感じました。

↑3つのサイズのイヤージェルを同梱

 

イヤホンに内蔵するマイクで周囲の環境音を取り込む「ヒアスルー機能」も搭載しています。スポーツで身体を動かしながら、あるいは街を歩きながら音楽を聴きたい時にも便利で、本体側面のボタンリモコンからノイズキャンセリングとヒアスルーのモードを素速く切り換えられます。ヒアスルーをオンにすると外の音がクリアに聴こえ、マイクに由来するノイズの不快感がありません。

 

ノイズキャンセリングとヒアスルーはSound+アプリからそれぞれ5つの段階で強弱を調整可能なので、常時任意のセッティングで使いやすいようにセットしておけます。

↑ノイズキャンセリング、外音取り込みはそれぞれ5段階で強弱を調整できます

 

スポーツシーンを華やかに彩るアクティブサウンド

さっそくJabra Elite 7 Activeのサウンドを確かめてみましょう。本機はJabraが独自に設計した6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載しています。ハウジングの構造は密閉型で、パワフルでタイトなサウンドを再生。BluetoothオーディオのコーデックはAAC/SBCに対応しています。

 

iPhone 13 Proに接続してApple Musicで配信されている楽曲を聴いてみました。これまでに筆者が聴いてきたJabraの完全ワイヤレスイヤホンは音のバランスがニュートラルで、原音に対して忠実なサウンドを特徴としていました。Jabra Elite 7 Activeはより低音域に厚みを持たせて、中高音域もエネルギッシュで伸びやかに再現するようになった印象です。スポーツモデルにふさわしく、これまでよりもアクティブなイメージのサウンドに仕上がっています。

 

松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー(40th Anniversary Version)」はふくよかなボーカルの温かみが感じられます。バンドが演奏する楽器の音色がとても鮮やかで、コーラスが重なりあうスケールの大きな演奏を描き出します。

↑iPhone 13 ProにつないでJabra Elite 7 Activeのサウンドをチェックしました

 

上原ひろみ「Sliver Lining Suite」の収録曲「フォーティチュード」では、アップテンポなジャズピアノが躍動します。ピアノの音色が温かく、弦楽器のしっとりとした和音と柔らかく溶け合います。熱量の豊かな演奏がイヤホンを通して伝わってきます。

 

スポーツで身体を動かしながら音楽にも集中したい場面では、エネルギー感をストレートに伝えてくるJabra Elite 7 Activeのサウンドがなおのこと魅力的に感じました。Sound+アプリにはサウンドのバランスを自由にカスタマイズできるイコライザー機能もあるので、シーンや楽曲に合わせて音のバランスを変えたり、ボーカルを強調して聴いてみるなど工夫を楽しむのもいいでしょう。

 

同時期に発売されたJabra Elite 7 Proは、より全体に均整の取れたピュアなサウンドを特徴とする兄弟機です。音質に関してはそれぞれを聴き比べて好みのイヤホンを選ぶか、または両方手に入れてリスニングシーンに合わせて使い分けられればベストですね。

 

ビジネスシーンにも活躍する高い通話性能

Jabra Elite 7 Activeは本体に4基のビームフォーミングマイクを内蔵しており、ハンズフリー通話の音声もクリアに伝えることができます。身体を動かしながらでもクリアな音声を相手に伝えられるよう、風切り音ノイズを防ぐアコースティックメッシュでマイクの箇所を入念に覆う構造としています。

 

イヤホンに内蔵するバッテリーは通話で約6時間、音楽再生で約8時間の連続駆動に対応しています。ケースによる充電を繰り返せば最長30時間の使用も可能。本体が片側5.5gと軽量なので、ビジネスユースにも対応できるワイヤレスイヤホンとして最良の選択といえそうですね。

↑ケースで充電すれば約30時間の連続使用に対応します

 

本機はスポーツイヤホンだからと使用シーンを決め込んでしまうのはとても勿体ないほど、多彩な機能を詰め込んだオールラウンダーです。価格は2万3980円(税込)ということで、新しいAirPodsが同価格のライバルになるでしょう。さらに上位機種であるノイキャン機能搭載のAirPods Proにとっても強力なライバル登場といえそうです。

 

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新開発のウイングチップで抜群の安定感! beatsの新TWSイヤホン「Beats Fit Pro」が2022年登場

Beats by Dr. Dre(ビーツ)は、新開発のウイングチップを備えた「Beats Fit Pro ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン」を2022年初旬に発売します。国内での販売価格は未定ですが、米国では199.99ドルで販売されます。カラーはストーンパープル、セージグレイ、Beatsホワイト、Beatsブラックの4色をラインナップ。

↑Beats Fit Pro ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン

 

Beats Fit Proは、何千もの耳を測定してデジタルモデル化されたというウイングチップにより、高いフィット感を実現していることが特徴。硬いコアを柔らかくしなやかな素材で包んだ形状により、あらゆる耳の形にフィットします。スポーツなどのアクティブなシーンでも安定した装着感で使用できます。

↑新開発のウイングチップが安定した装着感を実現

 

また、アクティブノイズキャンセリング機能を備えており、ユーザーの動きに合わせて1秒間に最大200回音質を調整することで、高い消音性能を実現しています。イヤホンのbボタンを押すと、外音取り込みモードに簡単に切り替えることもできます。

 

さらに、ノイズキャンセリングと外音取り込み機能を両方オフにすると、ユーザーの聴いている音楽を測定し、耳の形状に合わせて中低音を調節する「アダプティブイコライゼーション」が有効になります。

 

Appleが推進する空間オーディオに対応しており、Apple Musicなどのドルビーアトモスで録音されたコンテンツを臨場感のあるサウンドで再生可能。頭の動きや位置を検知するダイナミックヘッドトラッキングにより、頭が動いても音が頭の周囲に配置されるよう調整します。

 

このほか、耳との接触を感知する光学センサーにより、イヤホンの装着/脱着に合わせてコンテンツを自動再生/一時停止する機能を搭載。bボタンを使用して音楽のコントロール(一時停止/スキップ/戻る)や通話のコントロール、リスニングモードの切り替えを行うことができます。通話中は、音声を検知するデュアルビームフォーミングマイクに加えて、内部マイクおよび音声加速度センサーが周囲のノイズをカット。自然な感覚で通話ができます。

↑bボタンを押すだけで操作可能

 

AppleH1チップ搭載しており、iPhoneやiPadなどとワンタッチペアリングが可能。装着感を調整できる装着状態テスト、iCloud登録デバイス間での自動切り替え、オーディオ共有、「HeySiri」へのハンズフリーアクセス、iOSの「探す」機能なども利用できます。

 

ANCまたは外音取り込み時の連続使用時間は、イヤホンのみで最大6時間/充電ケース併用で最大27時間。アダプティブイコライゼーションモード時は、イヤホンのみで最大7時間、充電ケース併用で最大30時間となります。約5分の充電で最大1時間使用できる「Fast Fuel」機能も備えています。

↑イヤホンと同色の充電ケースが付属します

 

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シングルドライバーにこだわった約14万円のイヤホン! FAudioのフラッグシップモデル「Dark Sky」を聴いた

イヤホンといえば、昨今では“完全ワイヤレスタイプ”が人気ですが、音質最優先で考えれば、まだまだ従来の有線方式にアドバンテージがあります。さらに高音質を目指すなら、左右の音声信号を分離して伝送する「バランス接続」が欠かせません。バランス端子には2.5mm、4.4mm、XLRがありますが、ポータブルは4.4mmが主流になりつつ、据え置き型のヘッドホンアンプはXLRが定番になっています。今回は、音質重視派にオススメなバランス対応イヤホンとして、FAudio(エフオーディオ)のフラッグシップモデル「Dark Sky」を紹介したいと思います。

↑ FAudio「Dark Sky」は実売価格約13万9400円

 

イヤホン専用メーカーFAudioとは

FAudioは香港発のイヤホンメーカーです。創立は2014年で、カスタムIEMのリモールドとリシェルというユニークなサービスを開始して注目を集めました。2016年にカスタムIEMのKFシリーズを発売しており、近年ではユニバーサル型イヤホン「Major」を製品化しています。このMajorに採用されたのが、自社開発のダブルレイヤー構造のダイナミック型ドライバーを、空気室が3つあるアルミ合金製ハウジングに収めた高性能シングルドライバーです。

 

そのMajorをさらに発展させたのが「Dark Sky」です。本機のために新開発されたφ10.2mmのダイナミック型ドライバーを搭載。もちろん同社の得意なダブルレイヤー構造です。これは素材の異なる2枚の振動板を重ねることで同軸2Wayスピーカーのような効果を狙っています。レスポンスのいい低音を再生するためのファイバー素材を使った振動版と、解像度が高く高音の伸びがいいD.L.C.コーティングの振動板を重ねて使い、理想の特性を追求しています。

↑ハウジングはアルミ合金製で深いブルーにアルマイト処理されている

 

ドライバーを収めるハウジングはアルミ合金が使われ、3つの空気室が設けられています。2つの空気室でハウジング内の容積を最適化、空気の流れを制御することでドライバーの性能を引き出します。さらに最後の空気室は音導管と呼ばれるイヤーチップを装着する部品にあり、空気圧を制御して低域の解像度を向上させるとしています。

↑音導管にある空気室の穴をイヤーチップで誤って塞がないように注意が必要

 

専用ケーブルは3種類の端子に対応

「Dark Sky」はカスタム2ピン方式のリケーブルに対応。3種類の素材を使った「S.S.S.」と名付けられた専用ケーブルが付属します。ケーブルジャケットにはしなやかなPVCを使っているため、取り回しも良好。

↑ケーブルは編み込みタイプで1.2m、各部品はCNC切削で削り出している

 

デフォルトのプラグは2.5mmバランスを採用していますが、付属の変換コネクタを利用することで4.4mmバランスと3.5mmアンバランスにも対応可能。ポータブルオーディオで使われる端子はこの3つのいずれかなので、プレーヤーを買い換えて出力端子が変わっても、イヤホンを使い続けることができます。

↑変換コネクターを使って4.4mmバランス、3.5mmシングルエンドにも対応

 

さらに、シリコン製イヤーピース2種(各3サイズ)とフォームタイプ1種(1サイズ)が付属しており、好みに応じて使い分けることが可能。シリコンタイプは、ボーカルにフォーカスする「FA Vocal+」と、楽器の音を際立たせる「FA Instrument+」の2種類から選ぶことができます。

↑3種類のオリジナルイヤーチップが付属。試聴は中央の「FA Instrument+」を使用した

 

↑専用ケース、プラグアダプター、専用イヤーチップなど付属品も充実している

 

低音の量感と高解像な高音を両立したサウンド

カスタムIEMの主流がマルチドライバーである理由は、ワイドレンジで大音量を追求した結果といえます。広い帯域を再生しようとすれば、スピーカーと同じように低音用、中音用、高音用のドライバーを使ってマルチウェイ構成として、音の帯域を分けるためネットワークも必要になります。そうなるとハウジングは大型化され、重量も増えるというデメリットも出てきます。また、ドライバーが増えれば帯域ごとの位相を揃えるのが困難になり、音像定位や音場感の再現も難しくなります。

 

これに対してフルレンジのシングルドライバーは音像定位と空間表現が得意ですが、マルチドライバーと比較して再生できる音の帯域が狭くなります。まあ、理屈上はそうですが、スピーカーと違ってイヤホンは耳の近くで直接音を聴くため音のロスが少なく、ダイナミック型であればシングルドライバーでも充分な帯域が再生可能だと思います。

 

「Dark Sky」はシングルドライバーですが、2枚の振動板を重ねて使うダブルレイヤー構造を採用して、低域の量感を確保しつつ、解像度が高く伸びやかな高音を再生できます。もちろん、音像定位と音場感に優れるというメリットも加わります。

 

それではハイエンドDAPのA&ultima「SP1000」にバランス接続して、米津玄師「感電」を聴いてみましょう。イントロから50Hz付近の重低音が流れますが、それがダブ付かずにしっかり再生されます。空間にちりばめられたように広がるシンセの音が、粒立ちよく現れ、ボーカルは耳元でハッキリと聴こえ、音が前に出るタイプのイヤホンであることが分かります。

 

藤田恵美「Headphones Concert 2021/Let it Be」はアコースティックギターと女性ボーカルで始まるシンプルな構成で、録音にはTELEFUNKEN U47 Tubeという真空管を使ったビンテージマイクが使われています。コンサートホールを使ってスタジオ録音と同じ手法でレコーディングすることで、ボーカルのニュアンスをきわめて高音質で記録しているのも特徴です。このハイレゾ音源を「Dark Sky」で聴くと、ボーカルが耳元というか、頭の中に語りかけてくるような鮮明な音が再現されます。唇の動きが感じられるほどの至近距離で歌っているかのようです。途中から、アコーディオン、ベースも加わりますが、これらの楽器の音もとてもクリアーで、細かい響きまで伝わります。

 

据え置き型のフルバンス構成でクラスA動作のヘッドホンアンプSingxer「SA-1」に4.4mmアダプターを使って接続すると、低域はさらにタイトで低い方まで伸びてきます。高域はやや硬質でクリスタルガラスを思わせる透明感がありますが、BA(バランスドアーマチュア)型のイヤホンと比較するとボーカルが近い印象。音楽全体を俯瞰するのではなく、コンサート会場の最前列にいるようなライブ感が味わえるイヤホンといえるでしょう。

↑ヘッドホンアンプはSingxer「SA-1」をバランス接続で使用した

 

「Dark Sky」はその音質だけでなく、デザイン、質感、仕上げも上質で、同社のフラッグシップに相応しい完成度に達したモデルです。ただし、接続端子は4.4mmをデフォルトにし、アダプタで2.5mmに対応した方がいいかと思いました。また、ケーブルの接続方式も2ピンは強度に不安が残るため、独自規格でもいいのでもっと強固な接続方式にしてくれるとありがたいですね。

 

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