「つい触りたく」広瀬すず、新チェキ“INSTAX mini 12”で好きなもの撮影 キンプリ永瀬廉とのドラマ秘話明かす

富士フイルムはINSTAX“チェキ”の新製品「INSTAX mini 12」を発表。3月16日に発売します。合わせて製品発表会を開催し、俳優の広瀬すずさんと、4人組バンドの緑黄色社会が登壇しました。

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↑広瀬すずさん

 

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1998年の発売以来、“チェキ”の愛称で⾧く親しまれているINSTAX は、撮ったその場でプリントできるインスタントカメラです。INSTAX mini 12は「INSTAX mini 11」(2020 年 5 月発売)を進化させたモデルで、前モデルでも好評だったというオート露光機能に加え、接写やセルフィーに適した「クローズアップモード」を搭載。ファインダーから見える視野とプリントに写る範囲のズレを防止する機能をエントリーモデルとして初めて搭載し、さらにセルフィーでは、レンズの横にある「セルフィーミラー」を使用することで、プリントイメージを確認しながら撮影することができます。

 

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↑カラーは5色。左からクレイホワイト、パステルブルー、ブロッサムピンク、ミントグリーン、ライラックパープル。価格はオープン価格

 

INSTAXシリーズのCMに出演している広瀬さんは「マットな質感で、つい触りたくなります」と、ブロッサムピンクのINSTAX mini 12を手にして登壇。花好きな広瀬さんのためにフラワーマーケットが登場すると、オリジナルブーケ作りに挑戦します。

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↑「一気に春の気分になりました。いい香りがします」とピース

 

「センスが問われますね」と真剣な表情をみせるも、大きな白い花を選び「1本で終わっちゃいそう」と戸惑ったり、「全部引っこ抜いちゃった」と複数本まとめて抜いてしまったりと悪戦苦闘。「シンプルですが、ときに刺激的な色を取り入れて生きていけたら」と人生と重ね合わせつつ完成したブーケとともに、クローズアップモード撮影を楽しみました。

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↑選んだ花を引き抜くと「な、長い…」

 

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↑完成したプリントに笑顔

 

次にプリントをスマホでフレームごとスキャンし、デジタルデータ化するアプリ「INSTAX UP!」を紹介。すでに“私の好きなものコレクション”としてプリントをスキャンしていた広瀬さんは、お手玉の写真を取り上げ「ドラマでお手玉のシーンがあることに前日気づいて、1日で練習しました。現場でハマって、空き時間にみんなでやっていましたね」と1月期のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)での、永瀬廉さんとのシーンの撮影秘話を告白。

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↑広瀬さんの好きなものコレクションの1つはお手玉

 

さらにINSTAX mini 12のキャッチコピー“たのしいがみるみるふくらむ”にちなみ、最近あった楽しかったことについても「そのドラマの現場は、お芝居していてすごい楽しかった。いろんな感情に出会えました。撮影後も今も余韻に浸るほどで、いい時間といい経験と、いい出会いがたくさんありました」と同ドラマへの思いを熱弁しました。

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↑プリントを箱に詰め込んだようなイメージで表示し、スマホを振るとシャッフルされたかのようにレイアウトが変わる「ボックスビュー」モード

 

後半には広瀬さんと横浜流星さんが出演するCM「INSTAX SQUARE Link 篇」の楽曲「Don!!」を歌う緑黄色社会が、ライブパフォーマンスを披露。広瀬さんは「CM撮影の時に現場でかかっていたので、今聞いて、本物だっ! って」と生演奏に大興奮し、「流星くんとは、大丈夫かなと思うくらいワチャワチャしていました。音楽があったからこそテンションがあがって、すてきなCMが完成しました」と楽曲の影響力の大きさを振り返りました。

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↑同じ舞台上で楽曲を聞いていた広瀬さん「この席やばいですよ。この景色をチェキで共有したい」

 

恥ずかしさゆえ自撮りをすることがまったくないという広瀬さんですが、最後にINSTAX mini 12について「やっぱり近いものや自撮りがきれいに撮れると思うと、撮りたくなりますね。みんなを撮りに現場に持っていこうと思います」と持ち運ぶ意志を報告。

 

しかし一方で「人見知りなので、『写真撮りましょう』は言えないです。言われるまで“待ち”です。言ってほしいな。チェキを隠し持って、いざというときに出したいと思います」と、はにかんでいました。

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↑念願の初対面で記念ショット

 

INSTAX 公式サイト:https://instax.jp/

スマホで撮った「チェキ」をARでデコれる! スマホプリンター「INSTAX SQUARE Link」

富士フイルムは、スマホの画像をスクエアフォーマットのチェキフィルムに出力できるスマホプリンター“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」を、11月17日に発売します。

 

「INSTAX Link」シリーズは、専用アプリからBluetoothでスマホの画像をチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター。今回発売となるSQUARE Linkは、AR(拡張現実)エフェクトでチェキプリントを彩る機能やメッセージ付きチェキプリントを楽しめる機能を搭載した、シリーズ最新モデルです。

 

「AR Print」は、専用アプリを用いて、同製品で出力したチェキプリントをARエフェクトで彩る新機能。ARエフェクトを重ねたチェキプリントを表示したり、その表示画面を動画や静止画として保存し、SNSで簡単に共有できます。

 

新たに搭載される「INSTAX Connect」は、専用アプリで、スマホの画像にチャットのメッセージを重ね合わせてプリントできる機能。メッセージ付きで送ったスマホの画像に、相手からの返信メッセージもあわせてプリントすることで、そのときの気持ちを写真で共有することが可能になります。

 

本体のカラーバリエーションは、アッシュホワイトとミッドナイトグリーンの2色展開。本体カラーに合わせた専用ハードケースと、スクエアフィルム用アルバムも同時発売します。価格はいずれもオープン。

多彩な撮影エフェクトを搭載! クラシックな風合いも美しい「ハイブリッドチェキ」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、インスタントカメラ「instax mini Evo」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ハイブリッドチェキ

多彩な撮影エフェクトとクラシックな風合いを兼備

【インスタントカメラ】

2021年12月発売

富士フイルム

instax mini Evo

実売価格2万5800円

レバーを引くとその場でプリントされるチェキ。各10種類のレンズ/フィルムエフェクトの組み合わせで、100通りの写真表現ができる。アプリ連携でスマホの写真データを共有し、チェキプリントすることも可能。

 

↑背面に3.0インチのTFTカラー液晶モニターを搭載。画面を見ながら撮影して、選択中のエフェクトもひと目で確認できる

 

↑エフェクト選択はダイヤル式を採用。操作音までこだわったアナログな操作感で、“作品を創る”楽しさを味わえる

 

【ヒットの裏付け】デザインが好評で計画の2倍以上を販売

世界三大デザイン賞から「iFデザイン賞」「レッドドット・デザイン賞」を受賞した、高級感あるクラシックなカメラデザインが好評。2021年度は国内で計画の2倍以上を販売した。

 

クラシックデザインがむしろ新しい! “チェキ”新モデル「instax mini 40」が登場

富士フイルムは、インスタントカメラ「instax(インスタックス)」シリーズの新たなラインナップとして、カードサイズのミニフィルムに対応した「instax mini 40」(以下mini 40)を、4月21日に発売します。

 

同製品は、撮ったその場ですぐにプリントして楽しめるinstaxシリーズの新しいエントリーモデル。トレンドに左右されず、多様なファッションや撮影シーンなど、どんなスタイルにも合わせやすいクラシックなカメラデザインが特徴です。

 

シンプルながらも存在感のあるクラシックデザインを追求。カメラ表面は、手になじむ上質な質感に加え、ブラックを基調としたボディカラーと、シルバーフレームをデザインのアクセントとしており、洗練されたボディデザインに仕上がっています。

 

2020年5月に発売された「instax mini 11」で好評だった「オート露光機能」も搭載され、シャッターボタンを押すだけで、撮影シーンに合わせて最適なシャッタースピードやフラッシュ光量を自動調整し、晴天の屋外など明るい場所から屋内の暗い場所まで、さまざまなシーンできれいな写真が撮影できます。電源を入れた後、レンズ先端部を一段引き出すだけで「セルフィ―モード」に切り替わり、セルフィー撮影や接写も可能です。

 

また、ブラックフレームに入ったオレンジ色の文字がアクセントになり、クラシックな雰囲気を高めるミニフィルム「CONTACT SHEET(コンタクトシート)」も、同日に発売。同製品は写真フィルムで撮影した画像を確認するため、撮影画像を印画紙にプリントした「コンタクトシート」をモチーフにデザインしたミニフィルムです。

 

そのほか、ステッチをあしらったブラックカラーのショルダーストラップ付きカメラケースも同時発売。mini 40の質感やシルバーフレームと、一体感を持たせることにこだわったデザインとなっています。

広瀬すずも大満足の富士フイルム「チェキ」新作。20代女子にリアルな感想を聞いてみた

富士フイルムは5月15日、スクエアフォーマットのフィルムに対応したインスタントカメラ“チェキ”の新モデル「instax SQUARE SQ6」(以下「SQ6」)を発表。発表会では同社のイメージキャラクターを務める広瀬すずさんが登壇し、その魅力を語りました。

↑発表会に登壇した、広瀬すずさん。右手に持っているのが今回の新製品「instax SQUARE SQ6」、左手に持っているのが広瀬さんが実際にSQ6で撮影したというチェキプリント

 

↑シンプルでスタイリッシュな外観デザインが特徴的なSQ6。カラーは写真左からパールホワイト、ブラッシュゴールド、グラファイトグレイの3色展開で、いずれも落ち着いた雰囲気を感じさせます。発売は5月25日、実売想定価格1万7000円前後

 

スマホの存在が逆風どころか追い風に!?

発表会ではまず、富士フイルムの代表取締役社長・COO、助野健児氏が登壇し、インスタントフォト分野における事業戦略を語りました。なかでも興味深かったのは、チェキシリーズが2017年度に過去最高の販売台数を記録したという点です。欧米での販売が好調なことに加え、国内や中国、東南アジアなどでも堅調に推移しているとのこと。スマホカメラに押されるカタチで苦戦を強いられているカメラ業界において、なぜチェキはこれほどまでに好調を維持しているのでしょうか?

↑2017年度の販売台数は、過去最高となる770万台を達成。今後はさらなる増加を見込み、2018年度は900万台を目標に掲げています

 

続いて登壇したイメージング事業部長、岩﨑哲也氏の話のなかに、そのヒントがありました。曰く、「思い出として残すだけでなく、スマホやSNSの普及によって写真はコミュニケーションの手段としても使われるようになっている」(岩﨑氏)とのこと。その点、その場で手軽にプリントできるチェキはコミュニケーション手段としてはぴったり。さらに、ちょっと懐かしさを感じさせるようなフォトジェニックな仕上がりも、デジタルネイティブ世代から人気を集めているそうです。

↑デジタルネイティブ世代にとってはチェキのアナログな雰囲気が逆に新鮮で、そこに価値を見出しているとのこと

 

岩﨑氏は、これまでは昔を懐かしむような一過性の人気なのではないかという声もあったとし、「最近では写真を撮った際の雰囲気・背景まで表現できる新たなジャンルとして確立しつつある」と今後のさらなる飛躍に自信を見せました。

20代女子の本音は?

続いて、新製品の詳細についてご紹介していきたいところなのですが、チェキのメイン購買層は10~30代女性。SQ6は男性が持っていも違和感のないメタリックなデザインとはいえ、やはり女性の購入者のほうが多いと予想されます。筆者(男/フォトジェニックとは縁なし)のレビューでは、肝心なところで外してしまう可能性が……。

 

ということで、ちょうど編集部に研修で来ていた新入社員のTさん(20代女性/チェキ愛用歴あり)に発表会に同行してもらい、率直な感想を聞いてみました。

 

SQ6の話に入る前に、そもそものチェキの魅力についてはどう感じているのでしょうか。

「学生のときに友だちとの旅行などで写真を撮影すると、印刷して配るのが大変でしたが、チェキならその場で簡単に写真を共有できるのでとでもお手軽だと思います。また、遠くに住んでいる親戚に会ったときや結婚式などのイベントのように、通常すぐに写真そのものを渡せないような場合でも、チェキならその場で写真をプレゼントできるのは素敵だと思いました」(Tさん)

 

確かに、友人との旅行はチェキが大活躍する定番シーンですよね。やはり、思い出をカタチとして残せる、しかもその場でプリントして共有できる、というのは大きな魅力です。

↑SQ6は前面のレンズ横(矢印部分)にミラーを装備し、さらに専用の撮影モードを用意するなど自分撮りが簡単に行えます。本体底面に設けられた三脚穴やセルフタイマー機能を使用して、集合写真なども撮影可能

 

また、チェキの仕上がりや描写については、こんなコメントも。

「じんわり現像する感じが、お手軽なのに“カメラで作品を作っている感”があってオリジナリティが出せると思います。仕上がりも、インスタみたいな加工をわざわざしなくてもオシャレになって便利」(Tさん)

 

やはり、チェキの独特な風合いは好評なようです。今回のSQ6には、そんなオリジナリティを出すための機能が満載。2つの画像を重ねることができる「二重露光モード」や、最短30cmまでの近距離撮影が可能な「マクロモード」、風景スナップに適した「遠景モード」など豊富な機能を備えるほか、発光部に取り付けてフラッシュの色を変えられる「フラッシュカラーフィルター」を同梱しています。

↑フラッシュカラーフィルターはオレンジ、パープル、グリーンの3色を用意。手軽に写真の雰囲気を変えることができ、いち早く使ってみたという広瀬すずさんも「何をしてもオシャレになる」と話していました

 

では、SQ6の最大のポイントでもあるスクエアフォーマット(真四角プリント)についてはどうでしょう? 昨年11月に発売されたデジタルイメージセンサー搭載のハイブリッドインスタントカメラ「 instax SQUARE SQ 10」で初採用されたこのスクエアフォーマットですが、今回は新たにフレーム部分を単色無地のブラックとしたフィルムもあわせて発表されました。

「スクエアだと、より一層インスタっぽくなってかわいいと思います。黒いフレームは少し大人っぽいので、比較的年齢が上の大人の女性は白フレームより黒を好みそう。または、鮮やかな写真と黒フレームのコントラストをチョイスするなど、白と黒を使い分けたりするのも楽しいと思います」(Tさん)

 

岩﨑氏によると、SQ6の開発の狙いとして「自己表現に最適なスクエアフォーマットを、もっと多くの人に楽しんでもらいたい」という想いがあったそう。想定価格も約3万円だったSQ10から半分近くになっており、黒フレームの追加も含め、スクエアフォーマットはチェキの新定番としてさらに浸透していきそうな予感がします。

↑同時発売予定の「instax SQUARE Film」BLACK(左)。写真をより引き立たせた表現が可能です

 

では、逆に不満な点はあるのでしょうか? 忖度なしのリアルな意見を聞いてみました。

「サイズ感は鞄に入れられるくらい、もう少し小さいとうれしいです。チェキをおしゃれアイテムとしてお出かけに持っていく人も多いと思いますが、首や肩に鞄と一緒にぶら下げるのは面倒ですし、天候や服装によっては持って歩くことに制限が出そうだと思いました」(Tさん)

 

確かに、SQ6の大きさは、118.7mm×128.1mm×58.1mm(突起部除く)で、決してコンパクトというわけではありません。ただ、重くはないので、アクセサリー類を活用し、その存在感を生かしてファッションの1つとしてコーデに取り入れやすいとも言えます。一方、Tさんの言う「鞄と一緒にぶらさげたくない」という“収納派”の意見もごもっとも。スクエアフォーマット対応のミニサイズ版が登場するとおもしろいかもしれませんね。

↑新発売のアクセサリーのなかで特に注目したいのは、速写ケースです。革製のケースはよく見かけますが、こちらは珍しいスエード製。触り心地がたまりません!

 

↑広瀬すずさんも登壇時、上の速写ケースを使用しており、トータルコーデの一部として違和感なく機能していました

 

発表会で提示された資料やこうしたリアルな声を聞く限り、現代の写真文化や需要と合致したチェキの人気はまだまだ続きそう。季節問わず楽しめるチェキですが、これからの行楽シーズンには特におすすめです。スマホ撮影もいいですが、チェキで思い出をカタチにしてみませんか?

 

 

(C)富士フイルムinstax“チェキ”新製品発表会

2017年発売の狙い目カメラはコレだ! プロが選ぶ「コスパ&実用度で“買い”なカメラ」Best5

前回の記事では、プロカメラマンの吉森信哉さんに、2017年に発売されたカメラのなかから“意表を突かれたカメラ”Best5を解説してもらいました。1歩抜きん出た機能・性能をもつこれらの製品たちは見ていてワクワクしますが、どうしても高価になりがち。そこで本記事では、同じく吉森カメラマンに“コスパ・実用度”というテーマで5機種を選んでもらいました。実際に購入を検討するならこのあたりが狙い目ですよ!

※記事内の価格は2017年12月27日時点の編集部調べによるものです

 

【第5位】カシオ EXILIM EX-ZR4100

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“超広角19mm”でダイナミックな表現が可能

「メイクアップテクノロジー」により、肌の階調を残したまま段階的に自然で滑らかな肌を表現でき、さらに人物の周囲の景色をアート作品のように仕上げる「メイクアップアート」を搭載するなど、自分撮りをキレイに仕上げる独自機能が魅力のコンパクトデジカメ。液晶モニターも180度まで開くチルト式なので、快適な自分撮りが楽しめる。また、19mm相当の超広角域までカバーする、高性能な光学5倍ズームレンズを搭載。これによって、ほかのコンパクトデジカメでは得られない、ワイドでダイナミックな描写や表現が可能だ。

 

【選出理由】

メーカーの製品紹介ページの「特長」をチェックすると、まず最初に「メイクアップテクノロジー」や「メイクアップアート」などの、美肌・美顔・美景といった機能が紹介されている。そこに、このカメラの方向性(誰に訴求したいカメラなのか)を見ることができる。たしかに、こうした機能は“自分や景色を美しくドラマチックに表現したい人”にとって魅力的だ。ただここで注目したいのは、それらに隠れてしまいがちだが、基本仕様や機能も非常に優秀なカメラである点。撮像センサーの画素数は「有効1210万画素」と控えめなものの、サイズは一般的なコンデジよりも大きい「1/1.7型」。画像形式はJPEGだけでなくRAWでも記録できる(RAW現像が行える)。そして、何よりも魅力的なのが、搭載される光学5倍ズームが“超広角19mm”をカバーしている点。これによって、より広い空間を写し込むことができ、遠近感を強調したダイナミックは絵作りが可能になるのである。実際に撮影してみても、そのレンズ描写(性能)や画質の良好さに感心させられた。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:1/1.7型 ●有効画素数:1210万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):19~95mm ●ISO感度:80~6400 ●シャッター速度:1/20000~15秒(撮影モードにより異なる) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(25点) ●連続撮影速度:30コマ/秒 ●ファインダー:- ●液晶モニター:チルト式3.0型・92.16万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):108.3×61.5×37.7mm(突起部除く奥行き28.0mm) ●質量(本体のみ):約209g ●参考価格:4万5370円

 

■EX-ZR4100の詳細はコチラ↓

豊富なメイクアップ機能で理想の自分に! 自撮りが楽しいコンパクトデジカメ「カシオ EXILIM EX-ZR4100」

 

 

【第4位】オリンパス Tough TG-5

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タフ性能だけでなく、画質や高度な撮影機能も魅力

広角端でF2.0を誇る明るいレンズを搭載し、新開発の高性能イメージセンサーや最新の高速画像処理エンジン「TruePic VIII」によって、従来以上の高画質を実現したタフネスコンパクトカメラ。映像にトラッキング情報を加えて高い臨場感が得られる「フィールドセンサーシステム」も採用する。さらに、充実したタフ性能をベースに、新たに耐結露も実現。また、堅牢性を重視したコンパクトデジカメでありながら「4Kムービー」などの動画撮影機能も備えている。

 

【選出理由】

単にタフ性能やアウトドア機能が優れているだけでなく、高画質の追求や、各種アクセサリーによる表現領域の拡大。そうした点が、Tough TG-5の大きな魅力である。画質面では、高速かつ高感度性能に優れた新開発の「Hi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサー」と、同社のミラーレス一眼のフラッグシップモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同じ画像処理エンジン「TruePic VIII」を採用。これにより、常用感度域での画質向上や、高感度時のノイズレベルをISO感度1段分改善することに成功(従来モデル「STYLUS TG-4 Tough」との比較)。さらに、マクロ写真の表現を広げる4つの撮影モード(顕微鏡、顕微鏡コントロール、深度合成、フォーカスブラケット)や、別売の2種類の接写用アクセサリー(LEDライトガイド LG-1、フラッシュディフューザー FD-1)からなる「バリアブルマクロシステム」の魅力も大きい。フィッシュアイとテレの2種類のコンバーターレンズも使用できる。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ一体型コンパクト ●撮像素子サイズ:1/2.33型 ●有効画素数:1200万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):25~100mm ●ISO感度:100~12800 ●シャッター速度:1/2000~1/2秒(夜景モードとAモードは最長4秒) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(25点) ●連続撮影速度:約20コマ/秒 ●ファインダー:- ●液晶モニター:3.0型・約46万ドット ●動画記録:4K(3840×2160)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):113×66×31.9mm ●質量(本体のみ):約250g(充電池、メモリーカード含む) ●参考価格:5万880円

 

■Tough TG-5の詳細はコチラ↓

トラッキング情報を記録できる“タフ”な相棒! 防水コンパクトデジカメ「オリンパス Tough TG-5」誕生

 

 

【第3位】富士フイルム instax SQUARE SQ10

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インスタントカメラでありデジタルカメラでもある

撮ったその場でプリントが楽しめる、インスタントカメラのinstax“チェキ”シリーズ。そのなかで、デジタルイメージセンサーと画像処理技術を初めて搭載したモデルが、この「instax SQUARE SQ10」だ。つまり、インスタント写真(プリント)が作れるだけでなく、多彩な画像編集や加工機能によって、撮影または画像再生中にいろいろな効果を生かした写真が作れ、自由にプリントできるのである。

 

【選出理由】

インスタントカメラは、撮影したその場でプリントが作れるカメラである。……が、「instax SQUARE SQ10」はデジタルカメラでもある。つまり、撮影画像をデジタルデータとして保存しつつ、必要に応じてプリントすることができるのだ。それゆえに、撮影時や撮影後の画像エフェクト(明るさ調整、ビネット、各種フィルター効果、など)によって、通常のインスタント写真では難しい多彩な表現が可能になる。もっとわかりやすく言えば、デジタルカメラと画像編集ソフトとプリンターを一緒に持ち歩いている……という状態なのである。これは実に楽しい!! そんな楽しい多機能カメラが約3万円で買えるのは実にウレシイ。

 

【SPEC】

●カメラ形式:ハイブリッドインスタントカメラ ●撮像素子サイズ:1/4型 ●記録画素数(ピクセル):1920×1920 ●搭載レンズ(35mm判相当):28.5mm ●ISO感度:100~1600(自動) ●シャッター速度:1/29500~1/2秒、バルブ(最長10秒) ●AF方式(測距点数):TTLコントラスト方式(中央) ●連続撮影速度:- ●ファインダー:- ●動画記録:- ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):119×127×47mm ●質量:450g(フィルムパック、バッテリーを含む) ●参考価格:2万9000円

 

■instax SQUARE SQ10の詳細はコチラ↓

【作例多め】“撮り直しができる”新発想チェキ、富士フイルム「instax SQ10」を使い倒し!

 

 

【第2位】ペンタックス KP

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軽快かつ高品位なミドルクラス一眼レフ

内部構造の最適化により、薄型でコンパクトな携帯性に優れたボディを実現。新型CMOSイメージセンサーと、高速画像処理エンジン「PRIME IV」との組み合わせにより、ISO819200の超高感度撮影も可能にしている。また、イメージセンサーユニットを微細にずらしながら4回撮影して合成する超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」を搭載。これにより超高精細な画像を得ることができる。

 

【選出理由】

ミドルクラス以上の一眼レフは大柄で重いものが多いが、携帯性や撮影時の負担を考えると、少しでも小柄で軽量なもののほうがありがたい。とはいえ、エントリークラスの製品だと、機能や仕様に不満が多くなるし、ボディの質感もあまり良くない……。だが、このKPは小型で軽量な設計ながら、ボディ素材に軽量で堅牢なマグネシウム合金を採用し、剛性感や高品位な材質感を実現している。そして、同社の35mm判フルサイズ機「K-1」譲りの、動体補正対応の超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」も搭載。こういった高度な機能も搭載しているので、軽快な撮影だけでなく、本格的な高精細描写を追求する撮影にも威力を発揮する。さらに、グリップ部が簡単に交換できるグリップ交換システム(3タイプ)を採用しているので、使用レンズや撮影スタイルに応じてたボディカスタマイズが可能。こういった“趣味性”も、このKPの魅力である。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式一眼レフ ●撮像素子サイズ:APS-Cサイズ ●有効画素数:約2432万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):- ●ISO感度:100~819200 ●シャッター速度(※は電子式):1/6000(※1/24000)~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):TTL位相差検出方式(27点) ●連続撮影速度:最高約7コマ/秒 ●ファインダー:一眼レフレックス式ファインダー(視野率約100%・約0.95倍) ●液晶モニター:チルト式3.0型・約92.1万ドット ●動画記録フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):約131.5×101.0×76.0mm ●質量(本体のみ):約643g ●参考価格(ボディ):10万4480円

 

■ペンタックス KPの詳細はコチラ↓

最高感度ISO 819200で撮影条件を選ばない! グリップカスタマイズもユニークな「ペンタックス KP」新登場

 

 

【第1位】キヤノン EOS 9000D

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上位機顔負けの実力を備えたエントリーモデル

エントリークラスでありながら、ボディー上面に表示パネルと、2つの電子ダイヤルを搭載。高い視認性と操作性を実現した、本格志向ユーザー向けのモデルとなっている。また、同社のエントリークラスで初めて「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載し、ライブビュー撮影時における高速なAFを実現。ファインダー撮影時においても、上位機「EOS 80D」と同じオールクロス45点AFを採用するなど、まさに上位機並の実力を備えた実力派エントリーモデルである。

 

【選出理由】

従来モデルのEOS 8000Dはもう1つのエントリーモデル「EOS Kissシリーズ」と異なり、エントリークラスながら上面に表示パネルと、前後に2つの電子ダイヤルを搭載する本格志向のモデルであった。EOS 9000DはそのEOS 8000Dの基本仕様を受け継ぎ(外観もほぼ一緒)、操作性だけでなく撮影機能も上位機並にレベルアップされている。オールクロス45点AFの搭載、ライブビュー時にCMOSセンサーの画素が撮像と位相差AFの両方を行う「デュアルピクセルCMOS AF」の採用、ファインダー撮影時に約2420万画素の高画素(RAW/JPEGラージ)で約6コマ/秒の高速連続撮影が可能……など、ミドルクラス並の性能なのである。上位機「EOS 80D」にも防塵・防滴対応や視野率100%の広いファインダー、約7コマ/秒の高速連続撮影など魅力的な部分はあるが、EOS 9000Dは多くの機能や仕様で追いついており、映像エンジンに関してはEOS 80Dよりも進化しているのだ。

 

【SPEC】

●カメラ形式:レンズ交換式一眼レフ ●撮像素子サイズ:APS-Cサイズ ●有効画素数:約2420万画素 ●搭載レンズ(35mm判相当):- ●ISO感度:100~25600(拡張:上限51200) ●シャッター速度:1/4000~30秒、バルブ ●AF方式(測距点数):TTL位相差検出方式(45点) ●連続撮影速度:最高約6コマ/秒 ●ファインダー:一眼レフレックス式ファインダー(視野率約95%・約0.82倍) ●液晶モニター:ワイド3.0型・104万ドット ●動画記録:フルHD(1920×1080)対応 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):約131.0×99.9×76.2mm ●質量(本体のみ):約493g ●参考価格(ボディ):10万1970円

 

■EOS 9000Dの詳細はコチラ↓

エントリー一眼の新定番! キヤノンEOS 9000DとEOS Kiss X9iはどちらを買うべき?

ライカのインスタントカメラがリモランド柄に! ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi

インスタントカメラ「ライカ ゾフォート」と、写真家/実業家/アートコレクターのジャン・ピゴッツィ氏とのコラボレーションによる特別限定モデル「ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi」。

20171027_suzuki3↑2017年11月発売予定。49,680円(税込)

 

「ライカ ゾフォート」のホワイトボディに、ピゴッツィ氏が立ち上げたファッションレーベル「LimoLand(リモランド)」のロゴ「Mr. Limo」がデザインされている。

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製品の仕様は、標準モデルと同じ。

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背面にも「Mr. Limo」が。

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アルティザン&アーティストのキャリングストラップと、カラーフィルムがセットになっている。キャリングストラップは、「Mr. Limo」を配したレザートリムがアクセント。

 

■セット内容

ライカ ゾフォート LimoLand by Jean Pigozzi

キャリングストラップ(ナイロン製)

カラーフィルム ダブルパック(20枚分)

 

「ライカ ゾフォート」は、ライカ初のインスタントカメラ。インスタントフィルムは、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」でおなじみのinstax miniフィルムを採用している。

 

製品の詳細はこちら

 

藤井智弘さんの実写レビューと作例はこちら