エプソンダイレクト初のCopilot+PC! AIで業務効率化を支援する16型ノートPC

エプソンダイレクトは、同社初の「Copilot+ PC」を2025年6月頃に発売すると発表しました。A4サイズの16型ノートPCです。

↑エプソンダイレクト初のCopilot+PC

 

記事のポイント

Copilot+ PCは、AIによる業務効率化と生産性向上を支援するPC。タスクの自動化・最適化を推し進めたい人は注目です。発売はまだ先ですが、メール配信サービスに登録すれば、販売開始のお知らせをいち早く受け取れますよ。

 

AI活用により、企業の業務効率化をサポートし、課題解決を推進することを目指す一台です。Microsoft 365 Copilotとの連携により、ドキュメント作成やスケジュール管理、メールの整理、画像生成など、日常的なタスクを効率的に行える環境を提供するとのこと。

 

搭載CPUは、インテル Core Ultra プロセッサー (シリーズ 2)です。

 

エプソンダイレクト
Copilot+ PC
発売時期:2025年6月頃

買い替えコスト減はたすかる! バッテリー交換可能なノートPC「Endeavor NA610E」シリーズ

エプソングループのエプソンダイレクトは、ユーザーによるバッテリー交換が可能なモバイルノートPC「Endeavor NA610E」を販売開始し、オンラインショッピングサイトを通じ、10月22日より受注を開始。

 

記事のポイント

Endeavor NA610Eシリーズは、ユーザー自身で簡単にバッテリー交換が可能なモデル。ノートPCを長期間使用することにより買い替えの総コストが大幅に削減され、お財布に優しいモデルといえます。

 

一般的にモバイルノートPCは約3.6年で60%程度までバッテリー性能が低下することが分かっていますが、薄型化・軽量化のため、ユーザーによるバッテリー交換はできないモデルがほとんどです。また、バッテリー交換をしたくても、セキュリティー上修理に出すこと自体が難しいケースも多いです。

 

Endeavor NA610Eシリーズは、ツールフリーで簡単にバッテリー交換が可能なモデルです。快適なパフォーマンスを長期にわたり維持できるだけでなく、PCを長期間使用することにより買い替えの総コストが大幅に削減され、PCの調達・導入時の工数も削減できます。またメーカーが製造の際に発生するCO2排出量の削減にもつながります。

↑バッテリーが交換可能となることで、買い替えの総コストが大幅に削減され、製造の際に発生するCO2排出量の削減にもつながります

 

Endeavor NA610Eシリーズは、質量約960gでどこにでも持ち運びやすいのも特徴。IGZOを採用した13.3型の液晶パネル搭載で省電力と高画質を実現。インテル Core 5 プロセッサーを採用しメモリーは最大32GBまで選択可能で、メインマシンとして十分な性能を搭載しています。

↑在宅勤務時のリモート会議や外出先でのプレゼンテーションなど、多様なビジネスシーンに対応します

 

エプソン
「Endeavor NA610E」シリーズ
価格:16万1040円~(税込)

映える新色「ピスタチオグリーン」も。エプソン複合機「カラリオ」など新モデル発表

エプソン販売は10月3日、家庭用A4インクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新モデル「EP-887AW/AB/AP」「EP-817A」「EP-717A」、およびエコタンク搭載モデル「EW-M757TW/TB/TP」を発表しました。10月18日より順次発売します。

↑EP-887APは、新色の「ピスタチオグリーン」を採用

 

記事のポイント

一風変わったカラバリが特色の新モデルをラインナップ。そろそろ年賀状の季節ということもあり、買い替えを考えてみてはいかがでしょうか。

 

↑EP-887AW

 

↑EP-887AB

 

EP-887AW/AB/APおよびEW-M757TW/TB/TPは、カラーバリエーションに新色「ピスタチオグリーン」を採用。オーソドックスなホワイト/ブラックに、インテリアに合わせて使いやすい個性的なカラーを加えた3色展開としています。

 

EP-887AW/AB/AP、EP-817A、EP-717Aは、新機能として「半自動画質調整機能」を搭載。お手入れメニューから調整パターンを1枚印刷してスキャナーに読み込ませるだけで、プリンターが自動で画質調整をしてくれます。ノズル抜けや横スジ、ぼやけといった印字トラブルを解決しやすくなり、結果的に使い勝手が向上したとのこと。

↑エコタンク搭載のEW-M757TW
↑EW-M757TB
↑EW-M757TP

 

エコタンク搭載のEW-M757TW/TB/TPは、昨年発売のカラリオプリンター「EP-886AW/AB/AR」「EP-816A」で新規搭載された「らくらくモード」に対応。よく使う機能を最大3つまでホーム画面に登録しておけば、ワンタッチで機能選択が可能です。また、家族間の個別プリセットにも対応しており、用途に合った使い方ができるとしています。

 

エプソン
EP-887AW/AB/AP
直販価格:4万150円

エプソン
EP-817A
直販価格:3万1350円

エプソン
EP-717A
直販価格:2万4750円

エプソン
EW-M757TW/TB/TP
直販価格:5万270円(税込)

2.5cmの距離から80型の映像を投写できるアイテムも! 極上ビジュアルを堪能できるビジュアル機器3選

テレビ放送をはじめ、ネット配信サービスやBDソフトなど……近年のビジュアル機器では多様なコンテンツ視聴が可能に。それらの上質な映像を独自の技術により、快適かつ極上に描き出す最新機器を紹介する! 今回はソニー「ブラビア XRJ-65X95L」とエプソン「dreamio EH-LS800W」、LGエレクトロニクス「32SQ730S-W」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が選びました】

テクニカルライター・湯浅顕人さん

AV機器をはじめ、PC・ガジェットなどデジタル全般に明るい。本誌ではテスターとして多くの機器を検証する。

 

次世代液晶パネルと独自回路が異次元の画音を創出

●写真は75V型(XRJ-75X95L)

【4K液晶テレビ】

ソニー
ブラビア XRJ-65X95L

実売格47万3000円

Mini LEDバックライト搭載モデル。進化した認知特性プロセッサー「XR」がバックライトを自在に制御し、従来機よりもハイコントラストな映像を実現する。サウンドも、フレーム自体を震わせて高音域の音を出す独自の音響技術により映像との定位感が向上している。

SPEC●画面サイズ:65V型●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1443×H846×D
341mm(標準スタイル)/33.7kg

 

↑従来の約1/100サイズのMini LEDバックライトを搭載。XRプロセッサーや駆動技術などにより高コントラストな映像を実現した

 

【この超絶ワザで酔いしれる!】Mini LED+認知特性プロセッサー

人の目が感じる自然な美しさを再現

「バックライトに微細粒子のMini LEDを搭載。それを認知特性プロセッサー『XR』が制御することで、“人間が観て美しいと感じる映像”になるように輝度や色合いを調整します。制御システムの改良により、前モデルよりコントラスト・輝度ともに向上しました」(湯浅さん)

 

壁際約2.5cmの設置で80インチの大画面投影が可能

【ホームプロジェクター】

エプソン
dreamio EH-LS800W

実売価格45万1000円

超短焦点レンズの採用により、壁から約2.5㎝離して置くだけで80インチの大画面投影が可能な4K対応プロジェクター。面倒な歪みやピント補正がアプリで簡単に行える。ヤマハ製の2.1chスピーカーを搭載し、本体だけで迫力の3Dサラウンドを体感可能。

SPEC●方式:3LCD●スクリーン解像度:4K相当●明るさ:4000ルーメン●コントラスト比:250万:1●OS:Android TV●サイズ/質量:W695×H145×D
341mm/約12.3kg(突起部除く)

 

↑「Epson Setting Assistant」を採用。投写画面をスマホのカメラで撮影することで、自動的に画面の歪みを補正できる

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】超短焦点

壁前の設置で最大150インチの投写が実現

「レンズを投写面からわずか約2.5cm離すだけで80型の映像を投写できるという超短焦点を実現。従来のような部屋の中央や反対側の壁際ではなく、『投写したい壁』の壁際に設置できます。間隔を約28.5cmにすれば、さらに150型の大画面に対応するのも魅力」(湯浅さん)

 

VODの視聴もPC作業もコレ1台あればOK!

【PCモニター】

LGエレクトロニクス
32SQ730S-W

実売価格8万2800円

独自のwebOS 22を搭載した、31.5インチの4K液晶ディスプレイ。本体のみでYouTubeをはじめNetflixやAmazon Prime Video、Disney+などのVODコンテンツが楽しめる。チルト角や高さの調整も行え、USB Type-C端子も備えるので、PCモニターと兼用するのも◎。

SPEC●画面サイズ:31.5インチ●パネルタイプ:VA●輝度:250cd/㎡●視野角:水平・垂直178°●接続端子:HDMI×2、USB×3ほか●サイズ/質量:W714×H487-597×D260mm/9.1kg

 

↑メインの端子は背面にレイアウト。ゲームコントローラーやPC周辺機器との接続用のUSB2.0ダウンストリーム端子は側面に配備する

 

【この超絶技巧で酔いしれる!】新パーソナルディスプレイ

1台2役で活躍するパーソナルデバイス

「独自OSの搭載で、VODやアプリのダウンロード追加が可能。将来新しいVODサービスが登場した場合にも対応されることが期待できます。マウス接続でPCのように操作でき、「PCモニター」としても「チューナーレステレビ」としても使える製品です」(湯浅さん)

様々な場所に設置可能な小ささ! 環境負荷低減に取り組んだマイクロサイズのPC「Endeavor ST55E」

エプソンダイレクトは、マイクロサイズのPC「Endeavor ST55E」を発売しました。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類で、参考価格は8万4700円(税込)。

 

同製品は、回路設計の見直しとチューンアップにより、通常時消費電力を従来モデル(Endeavor ST50)の約4.7Wから、約3.8Wまで約19%削減。ストレージに消費電力の低いSSDを採用し、すべてのカスタマイズ構成で「国際エネルギースタープログラム」に適合しています。また、フロントベゼル部分には再生プラスチックを65%以上使用。これらの取り組みによりCO2排出量は約34.5kgで、従来モデルより約10%削減しています。

 

幅約33mm、奥行き約150mm、高さ約150mm(スタンド除く)という小ささを生かし、狭いスペースへの設置も可能。インテル Celeron プロセッサー選択時は、CPUファンレスも選択可能で、CPUファンによる空気の巻き上げが発生せず、ほこりが気になる場所でも使用できます。

 

タッチパネル液晶ディスプレイの背面に、同製品(ブラック)を装着した「タッチパネル液晶一体型PCも同時発売。また、法人向けモデルとして、組み込みシステム向けに提供されているWindows 10 IoT Enterprise LTSC(Windows Embedded OS)を搭載した「Endeavor JS55」も同時発売します。

エプソン、低コストだからじゃんじゃん使えるインクジェットプリンター

↑左からEW-M754TW/TB、EW-M674FT、EW-M634T

 

エプソンは、インクジェットプリンターの新製品として、エコタンク搭載モデル3機種4モデルを発表。11月11日から発売します。ラインアップは、ADF(オートドキュメントフィーダー)を搭載し、ファックスにも対応のオールインワンタイプ「EW-M674FT」、写真も文書もきれいに出力できるとうたうスタンダードタイプ「EW-M754TW/TB」、プリント、コピー、スキャンができる複合機タイプ「EW-M634T」を用意。それぞれエプソンダイレクトショップでの価格は以下の通りです。

 

EW-M674FT 5万5550円(税込)
EW-M754TW/TB 4万4550円(税込)
EW-M634T 4万1250円(税込)

 

エコタンク搭載プリンターは、低印刷コストに加えて、プリントする機会の多いユーザーのインク交換の頻度を減らせるプリンターとして人気のモデル。そのなかで新機種は、スマホ・タブレット専用アプリ「Epson Smart Panel」に対応し、スマホやタブレットからスキャン・コピーができるほか、Wi-Fi設定などのセットアップ作業も可能となっています。

 

EW-M674FTは、顔料のブラックインクとカラー3色の染料インクで、ビジネスを中心に家庭でも活躍するとうたうモデル。印刷コストは、A4カラー文書1ページあたり約1.0円(税込)を実現しているうえに、インクボトルを1回交換すると、A4カラー文書であれば約6000ページプリントできます。これならコストを気にせずじゃんじゃんプリントできるでしょう。

 

EW-M754TW/TBは、顔料・染料2本のブラックインクを含む、合計5色インクを搭載したモデル。印刷コストは、A4カラー文書が約3.0円のほか、インクボトルを交換するとA4カラー文書を約1000ページプリント可能です。また、本体前面には4.3型のワイドタッチパネルを搭載し、パネルからの操作にも対応しています。

 

EW-M634Tは、EW-M674FT同様のブラックインクとカラー3色の染料インクを搭載するモデル。印刷コストなども同じとなっています。

 

「CP+2021」総括レポート後編:オンライン時代に奮起するカメラ周辺機器メーカーのトレンド

2021年2月25日から28日にかけて“カメラと写真映像のワールドプレミアショー”「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、メーカーがどのような工夫をしてくるかにも注目が集まったイベントです。本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子を前後半、2回に分けてレポート。後半となる今回は、交換レンズメーカーを含む、主だった周辺機器メーカーについて取り上げます。

 

カメラの周辺機器というと、交換レンズや三脚、フィルター、ストラップやカメラバッグ、照明機器といった撮影時に必要なものもありますが、デジタル化以降はパソコンや画像処理ソフト、プリンターなど、撮影後に必要な機器や用品の重要度が増しています。今回のCP+2021は、オンライン開催との親和性が高いこともあってか、パソコンなどの周辺機器メーカーによる出展が大きな割合を占めていました。

 

今回の出展社のなかでも動画配信などに力を入れていたメーカーに絞って、それぞれをチェックしていきます。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

【周辺機器メーカー1】ケンコー・トキナー

ケンコー・トキナーは、フィルターやフィールドスコープなどを扱う「ケンコー」、三脚などを扱う「スリック」、交換レンズなどを扱う「トキナー」といった自社ブランドのほか、関連会社によるものも含め、無数の商材を扱っています。なかでも最近は、「レンズベビー」や「SAMYANG」など、交換レンズ系商品の注目度が上昇。今回の新製品ではフィルターやフィールドスコープなども登場していますが、トキナーから昨年末に発売された、2本のFUJIFILM Xマウント用レンズなどの交換レンズが最も注目を集めていたように思います。オンラインセミナーは4日間で19本と多数実施され、多くの人気写真家らが登場。周辺機器メーカーのなかでも、ユーザーが最も目を見張った出展社の1つでしょう。

↑ケンコー・トキナーの特設ページ。ケンコー・トキナーのほか、グループ会社のスリック、ケンコープロフェショナルイメージングの製品も含め、数多くの写真関連製品が紹介されていた

 

↑オンラインセミナーは、合計16名の講師による全19コマを実施。会期中の午後、ほぼ2時間おきに実施される豪華なものだった。画像は、小河俊哉さん、萩原和幸さん、桃井一至さんによる「トキナーレンズを語る」より

 

↑FUJIFILM Xマウント用単焦点交換レンズ「トキナー atx-m 33mm F1.4X」(実売価格/5万3800円)。F1.4の明るい標準レンズで、美しいボケ描写が魅力だ。このほか、FUJIFILM Xマウント用広角レンズ「atx-m 23mm F1.4 X」(実売価格/6万500円)もラインナップされている

 

【周辺機器メーカー2】サイトロンジャパン

サイトロンジャパンは、米国サイトロン社の双眼・単眼鏡などの光学機器を扱っているメーカーです。最近は、中国LAOWA(ラオワ)社の低廉でユニークな交換レンズを扱っていて、カメラファンの注目を集めています。CP+2021では、試作品を含むLAOWAの製品紹介のほか、サイトロンの双眼鏡、スカイウォッチャーやシャープスターの天体望遠鏡などを紹介。天文関連を含めて計16コマのセミナーも実施しました。

↑サイトロンジャパンの主力商品は、特設ページを見てもわかる通り双眼鏡や天体望遠鏡、ライフルスコープといった光学製品。LAOWAの交換レンズの扱いを始め、ここ数年はCP+の常連となっている

 

↑セミナーは、写真家によるLAOWA製品紹介や活用法のほか、アマチュア天文家による、天体望遠鏡の使いこなし紹介などユニークな切り口で展開された。画像は、齋藤千歳さんの「実写チャートでみるLAOWA広角レンズの特徴を紹介」より

 

【周辺機器メーカー3】シグマ

個性的かつ高性能な交換レンズを数多く登場させ、人気を集めているシグマは、ミラーレスカメラ用の小型単焦点交換レンズ「Iシリーズ」や、同社製で世界最小のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」などを紹介。動画コンテンツでは、会期直前にシグマ代表取締役社長・山木和人さんによる新製品プレゼンテーションが行われたほか、写真家による新製品セミナーやレンズ開発者によるトークなどを実施していたのも印象に残っています。ライブ配信でのコンテンツが多く、マニアックなものから気軽に楽しめるものまで幅広いコンテンツが揃えられていました。

↑シグマの特設ページは、シンプルでスマートな構成のページだが、動画コンテンツなどは、レンズ好きに刺さるものも用意。一方で商品企画担当者のトークなどは、レンズにこだわりを持ったシグマファンから、購入を検討中のユーザーまで楽しめる内容になっていた。

 

↑いわゆるシグマファン向けのコンテンツも少なくなかったが、「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」などの新製品を写真家が実際に使って、その魅力や使いこなしを語る「プロダクトセミナー」は、比較的エントリーユーザーに理解しやすい内容だった。作例写真も多く、製品の魅力がダイレクトに伝わってくる。画像は、鹿野貴司さんの「プロダクトセミナー 新製品SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary編」より

 

↑フルサイズミラーレスカメラ対応で小型・軽量な大口径標準ズーム「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」(実売価格/9万9000円)。画面全体に高解像で歪みや収差、ゴーストなども少ない高性能レンズだ。最短撮影距離が19cm(広角端)と短く、被写体を大きく撮れるのも魅力。ソニーEマウント用、ライカLマウント用がラインナップされている

 

【周辺機器メーカー4】タムロン

タムロンは、1本で幅広い焦点距離に対応できる高倍率ズームレンズや、低廉で高性能な交換レンズのラインナップに定評のあるレンズメーカーです。CP+2021では、1月14日に発売された新製品「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」と昨年6月発売の「28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)」を中心に、同社のソニーEマウントミラーレスカメラ用レンズを紹介。2月27日と28日には、写真家の別所隆弘さん、澤村洋兵さんによるセミナーも実施されました。

↑あえてソニーEマウントのミラーレスカメラ用レンズである、「Di III」シリーズ9本に焦点を当てたタムロンの特設サイト。なかでも、最新の17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)は注目を集めていたようだ

 

↑セミナーは2名の写真家による新製品のインプレッションであったが、単純なスペック紹介ではなく、レンズの特徴を上手くとらえた作例が用意され、各レンズの魅力はもちろん、適した撮影シーンも伝わる内容になっていた。画像は、別所隆弘さんによる28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)のインプレッションより

 

↑APS-Cサイズ用に設計することで、小型ながらF2.8の大口径で高画質を成功させた「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」。最短撮影距離が広角側で0.19m、望遠側で0.39mと近接撮影に強い設計になっているのも魅力だ。実売価格/9万3500円

 

【周辺機器メーカー5】エプソン

プリンターやスキャナーのメーカーとしておなじみのエプソンでは、「PHOTOS at Home」をテーマに自宅での写真の楽しみ方を提案。スペシャルプログラムとして4本の動画を公開したほか、同社製品を紹介するだけでなく使用目的に合わせたプリンターやスキャナー選びができるように工夫されていました。

↑エプソンの特設ページ。作品プリントに最適な画質で、A3ノビやA2ノビの大きさでプリントできる「プロセレクション」シリーズだけでなく、インクをタンクに補充して使うことで、プリントのコスト低減を実現した、「エコタンク」搭載モデルなども紹介

 

↑セミナーは、鉄道写真家・中井精也さんの「伝えるためのプリントテクニック」、塙真一さんの「フィルムで楽しむデジタル暗室術!」、上田晃司さんの「プリントでもっと広がる写真の世界を体験しよう!」、『IMA』エディトリアルディレクター太田睦子さんらによる「インテリアに写真を取り入れる楽しさとコツ」の4本を配信。プリントのテクニックや楽しみ方が、わかりやすく解説されていた。画像は中井精也さんのセミナーより

 

【周辺機器メーカー6】raytrek(サードウェーブ)

サードウェーブは、BTOによるパソコン販売の大手メーカー&販売店。CP+2021では、同社のクリエイター向けBTOパソコンのシリーズである「raytrek」ブランドで出展していました。写真作品や映像作品の制作におけるraytrekのメリットについての紹介のほか、同社と写真投稿SNS「東京カメラ部」とのコラボフォトコンテストの受賞者発表を本ページで行うなど、写真関連にも力を入れている様子が伝わってくる内容でした。

↑raytrekの特設ページでは、写真家の井上浩輝さん、別所隆弘さん特別監修モデルのパソコンを紹介。2月28日には、この2名の写真家と東京カメラ部メンバーらによるライブ配信も実施された

 

↑ライブ配信では、同社製PCの魅力を紹介するだけでなく、画像処理ソフトや動画編集ソフトを使っての実演も実施。作家ならではのテクニックの解説も行われ、すぐに役立つ内容の配信であった

 

【周辺機器メーカー7】ATOMOS

ATOMOSは、ミラーレスカメラのHDMI端子などに接続して使う、外部接続の動画レコーダーを製造しているメーカーです。同社製品を使うことで動画のRAW記録などが行え、撮影後に調整しやすく高品位な映像が制作できます。映像作家には定番のレコーダーということもあってか、動画配信に力が入ったコンテンツが用意されていました。多くのカメラユーザーにはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、今回のコンテンツを見て、動画撮影やレコーダーに興味を持った方も少なくないのではないかと思います。

↑ATOMOSの製品は、画像にあるような小型モニター付きのレコーダーで、記録映像の確認も行える。撮影後はパソコンなどにデータを取り込んで編集するのが基本となる。今回のコンテンツは配信が中心で、写真家や映像作家によるトークや、各カメラメーカーのエンジニア対談などが組まれ、合計10本が配信された

 

↑配信の内容は動画撮影のテクニック、レコーダーやカメラの機能などについてのトークが多く、動画撮影や編集に興味のある人には、非常に有益なコンテンツだったのではないかと思う

 

まとめ

レポートの後半はカメラ周辺機器メーカーのうち、動画配信などに力を入れていたメーカーを中心に取り上げました。特徴的な傾向としては、ミラーレスカメラ用のレンズが増えたことで、レンズ設計の自由度が高まり最短撮影距離が短く、被写体に近寄って撮れる製品の増加が挙げられます。同じくミラーレスカメラの普及によって、動画関連の製品、あるいは出展社が増えたのも大きなトレンドと言えるでしょう。

 

CP+2021は、レポート全体で今回取り上げたメーカー以外を合わせると、全部で20社/ブランドによるイベントとなりました。従来のリアルイベントに比べると参加企業は少なかったものの、参加者は5万人以上であったという速報(2021年3月4日時点)が発表されており、各社の工夫によってオンラインであってもユーザーが十分楽しめるイベントになったのだと実感しています。とはいえ、やはり新製品のカメラやレンズに触れないのは寂しく、来年こそはリアルイベントを期待したいところ。もし可能であれば、今年の経験を生かして、リアルとオンラインの両立ができれば、参加者はより楽しめるものになるのではないかと思います。

 

なお、動画配信などのコンテンツの多くは、2021年3月31日までアーカイブとしてオンラインで見ることが可能です。興味のあるコンテンツがありましたら、ぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

【比べてみた】1万円以下の格安プロジェクターと10万円以上の高い機種は何が違うの?「初めてのプロジェクター」の選び方

週末の映画鑑賞でちょっとした癒しに、友だちや家族との上映会に……1台持っておくといろいろ楽しいプロジェクター。しかし、店頭にたくさん展示されているテレビなどと違い、事前に試して比較するのが難しいという導入のハードルがあります。

 

10万円以上の中級~高級モデルを選んでおけばハズレは少ないとはいえ、最近は通販サイトなどで1万円を切る格安プロジェクターもちらほら。そこまで価格が開いていると、安い方を検討したくなるのも当然ですよね。ということで今回は「高いヤツと安いヤツは何が違うのか?」を、松・竹・梅の3モデルで実際に確かめてみることにしました。

 

この3製品をチェックしてみた

プロジェクターの性能はかなりピンキリで、家庭用でも高級機だと100万円を超えてしまいます。ここでは「初めてのプロジェクター」として現実的な選択肢に入りそうな、最大10万円ぐらいのものを基準に3機種を集めました。

 

1台目はエプソン「EH-TW5650」(実売価格:約11万円)。今回選んだ3台のうち最も高価ですが、国内メーカーのフルHDモデルとしてはコスパのいい製品です。筆者も過去にテストしたことがあり、「プロジェクター入門にはこれを選んでおけば文句なし」と感じられた一台でもあります。

↑エプソン「EH-TW5650」

 

2台目はエプソン「EB-W05」(実売価格:約6万円)。基本的にはビジネス用途向けのモデルで、解像度はやや低めのWXGA(720p)となりますが、基本性能は悪くない1台。いくつかの通販サイトで人気ランキング1位になっている機種でもあり、「EH-TW5650」とどれぐらい違うのかをテストしたいと思います。

↑エプソン「EB-W05」

 

3台目は海外の格安プロジェクター、DBPOWER「PJ06」(実売価格:約7000円)です。Amazonなどで注目を集めている機種で、「この値段で買えるなら…」と気になっている人もいるのではないでしょうか。1万円を切るプロジェクターは筆者もまったく未知の世界だったので、今回はおそるおそる試してみることにしました。

↑DBPOWER「PJ06」

 

 

DBPOWER「PJ06」は真っ暗な部屋で使わないと厳しい?

今回のテストは、上位モデルの映像で目が慣れてしまうと格安モデルが圧倒的に不利だろう……という考えから、低価格なものから順番に見ていくことにします。

 

まずは7000円の格安機「PJ06」。こちらは、本体サイズがとても小さかったのが好印象。これぐらいの大きさなら、ポータブルとして外出先へ持ち出すような使い方もしやすそうです。映像は、40インチ程度の画面サイズだと「お、意外と見れるか?」と感じられたものの、スクリーンから距離をとり、80インチ程度まで画面を大きくしたときの明るさ不足がかなり気になりました(テストは日中におこない、完全には遮光できなかったので特につらかった……)。また、もともと解像度が低い機種なので当然といえば当然ですが、映画の字幕などもつぶれやすいので注意が必要です。

【スペック】解像度:800×480(WVGA) 明るさ:1500ルーメン コントラスト比:1000:1 本体サイズ:187×149×77mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑今回比較したエプソン2製品(中央/右)と並べてみると、本体サイズは圧倒的に小さい

 

エプソン「EB-W05」は画質よし、コスパよし!

2番目に試した「EB-W05」、この機種で画面を映して第一声が……「うわっ、きれい」! 格安機の「PJ06」とはスペックがまったく違うので、何から何まで良くなりますが、ひと目見て違うのが明るさです。カーテンを閉めず、部屋の明かりも少しついている日中の部屋で投写をしても、画面と文字がくっきりと見えました。ホームシアター用としてはちょっと解像度が低めなのが懸念材料だったものの、80インチぐらいの画面サイズではあまり気になりません(むしろ、現時点では大満足)。画面位置の補正が簡単にできるようになっているのも特徴で、特にシビアな高さ位置調整がしやすかったのは◎です。

【スペック】解像度:1280×800(WXGA) 明るさ:3300ルーメン コントラスト比:15000:1 本体サイズ:302×234×77mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑本体下面に引き出し式のスタンドがあり、画面の投写方向を微調整できます(「EH-TW5650」にも同様の機能あり)

 

エプソン「EH-TW5650」は至れり尽くせりを感じられる1台

そして最後が「EW-TW5650」。その性能の高さは知っていたものの……あらためて他2台と比べてみると、より本格的なホームシアターらしい高画質です。やはり解像度が高いのが重要で、80インチ以上の大画面にしても“ドット感”がなく、なめらか。映画の字幕や、Blu-rayのメニュー画面などで字が細かく表示されるとき特に違いが実感できます。セッティング時に便利な画面位置の補正機能が充実しているほか、映像モードの変更で使用中の排気音が簡単に小さくできるのも良い。性能的に至れり尽くせりな分、本体がかなり大きくかさばるのは、致し方ないところですね。

【スペック】解像度:1920×1080(フルHD) 明るさ:2500ルーメン コントラスト比:60000:1 本体サイズ:309×278×107mm

 

↑映像をスクリーンに投写したところ

 

↑輝度を抑えた「シネマ」モードに変更すると、本体の排気音がかなり小さくなります。静かに映画を観たいときにはありがたい

 

初めてのプロジェクターに「EB-W05」を勧めたくなった理由

こうして比べてみると、高い(安い)プロジェクターは何が違うのか? が少し見えてきました。まず、安いモデルは「大画面で映したときに明るさ不足になる」(プロジェクターを投写面から離すと、画面が大きくなるかわりに暗くなる)ということを知っておいたほうがいいでしょう。価格に直結する画面解像度に関しては、比べれば違いはわかるものの、WXGA以上であれば(フルHDに満たなくても)見るに堪えない……というほどではありません。

 

今回の3モデルは、どの機種も「価格なりの価値」を感じられますが、コスパを含めトータルでおすすめしたいと感じたのは6万円の「EB-W05」。ビジネス(プレゼン)特化の製品と思いこんでやや敬遠していましたが、「初めてのプロジェクター」としてはかなり楽しめるでしょう。エプソンは画面補正機能が豊富で、設置が簡単なのもいい。「上を知らなければコレで十分」という感じです。

 

いっぽう、同じエプソンで11万円の「EW-TW5650」は、価格が倍近くまで上がるものの、それだけに不満が見当たりません。映画やアニメをじっくり楽しみたい、高画質のシアターに憧れているという人はケチらずにこちらを選んでほしいところ。ホームシアター用のプロジェクターとしては、むしろここがエントリークラスです。

 

逆に、ある意味「画面サイズは小さめでもいい」「常に真っ暗な部屋で使うから大丈夫」という割り切りがあれば、7000円の「PJ06」も安さなりの利用価値はありそうです。なにしろ破格の安さなので……。多少の不便は承知のうえで、安いものを工夫して使うという楽しみ方も個人的にはありだと思います。使う目的やシーンにあわせて選んでみてください。

 

「最先端センシングテクノロジーと『アナログ表示』が融合」TRUMEの魅力を解き明かす––インプレッション編

国産マニュファクチュールとしてセイコーエプソンが培った技術の粋を結集したTRUMEという腕時計があります。このブランドに込められた先進機能やこだわりの外装。その魅力の所存を、最新作となる「M Collection」から解き明かしていきます。今回は、機能のおさらい編とコレクション一覧です。

 

 

多彩な情報を針のみで行う革新の表示

TRUMEはGPSや気圧・高度センサー、方位センサーなど多くの最先端センシングテクノロジーを持っています。一方で、そのすべてを針のみのアナログ表示で行うという、こだわりのコンセプトに基づいて作られているのです。こうした革新の個性を改めて見ていきましょう。

 

 

洋上での頼りに! 方位や気圧を針のみで示す

 

 

 

TRUMEは、8つの針で情報をアナログ表示します。6時に配されるインジケーターでBAR(気圧)、COM(方位)など計測項目を示し、方位であれば中央の赤針が北の方角を指すという具合。針の動きも“アナログ感”があるのが特徴で、コンパスのようにゆらゆら揺れながら方位を示します。

 

もちろんGPS受信で時刻もワールドタイムもアナログで表示する

 

 

 

TRUMEはエプソンが自社開発した「サテライトリンク」システムを搭載。国産衛星「みちびき」に対応したGPSモジュールを内蔵し、屋外でデュアルリングアンテナが現地タイムゾーンの時刻を確実に受信します。

 

 

スタイルによって楽しめるTRUMEコレクション

M Collection

 

 

 

TRUMEが持つセンシング技術が役立つシーンを連想させる「ヨット」にインスピレーションの源を得たコレクション。独自の最先端機能はそのままに、より“時計らしさ”を意識したデザインに仕上げられています。サイズ : 縦57.2×横15.5mm

 

C Collection

 

 

 

現行で最も端正なフェイスを持つモダンなコレクションは、方位計を除き、より機能を厳選。インナーベゼルに世界の都市名が記されており、世界の街で活躍する人にふさわしい雰囲気となっています。サイズ:縦57.2×横45.9mm

 

L Collection

 

 

 

2017年7月発表の1stコレクションで、TRUMEのすべての機能を包括。エクスパンデッドセンサーの併用で歩数や消費カロリーまで計測可能。立体的かつ流麗なラインを描くアーマーオーナメントは象徴的なアイコンです。サイズ:縦60.2×横48.6mm

 

歩数や消費カロリーまで計測できる「エクスパンデッドセンサー」

 

 

 

時計本体とBluetooth接続により、さらに多くの情報を取得するセンサー。歩数や消費カロリー、気温にUVインデックスなど日々の活動まで計測可能になります(L Collectionのみ対応)

 

TRUME https://www.epson.jp/products/trume/

TRUMEお客様相談室 TEL : 050-3155-8285

 

 

 

「道具としての完成度は国産時計を支え続ける技術力がゆえ」TRUMEの魅力を解き明かす––ディテール編

国産マニュファクチュールとしてセイコーエプソンが培った技術の粋を結集したTRUMEという腕時計があります。このブランドに込められた先進機能やこだわりの外装。その魅力の所存を、最新作となる「M Collection」から解き明かしていきます。今回は、細部のこだわり編です。

 

 

 

最先端技術を備えながら「時計らしさ」を表現する

 

「TRUME」に宿るのは、1976年の時計製造の歴史を持ち、多くのムーブメントや先進技術を生んだウオッチメーカーとしてのエプソンの矜持です。

 

高度、気圧、方位、現在地からあらかじめ登録した地点に戻る「ウェイポイント機能」など、身に着ける人の瞬間を計り尽くす最先端の機能などは1stモデルから継承。さらに「時計らしさ」を意識したデザインに仕上げられているのが、今回の「M Collection」といえます。

 

アクティビティを標榜するモデルならば視認性は高める必要があると、文字盤やベゼルに刻まれたアラビア数字にはオリジナルの「T2フォント」を採用。これは古くから使われてきた機械彫刻用の文字を、このモデルのためにリデザインしたものです。

 

ポリッシュの具合がケースと好相性なベゼルはセラミックにレーザー刻印で目盛りを刻み、風防には傷に強いサファイアガラスを採用。これに光の反射を抑えるASRオーティング処理も施されています。

 

 

TRUMEを楽しむための3つのポイント

TRUMEは外装やデザインにも伝統の職人技が生きています。仕上げはもちろん、数字のフォント作りにまでこだわった粋な時計なのです。

 

POINT1/ケースの経年変化を楽しめる無骨なヘアライン仕上げ

 

ケースやブレスに用いた純チタンは無骨なヘアライン仕上げが素材感を強調。キズが目立つポリッシュ仕上げと異なり、静かに蓄積した使用キズを“味”として楽しめる出来栄えで、ユーザーとともに経年変化=エイジングする楽しさを享受できます。チタンの採用でアクティビティをより活発にする軽量性も獲得しています。

 

POINT2/古き良き時計作りの技を復古! こだわりのフォント作り

モード針は特殊な形状を採用。この針は国際信号旗を想起させる色使いで、細部にわたってヨットモチーフにこだわった

 

1人の時計師が1本ずつ腕時計を作っていた古来、文字盤に記される数字はすべて職人の手書きでした。TRUMEはその精神を現代に甦らせ、インダイアルやベゼルに配される数字に自社でゼロから生み出した「T2フォント」を採用。カメラのライカにも用いられているテイストで、質実剛健ながら色気のある印象となっています。

 

POINT3/腕時計ストラップで初めてホーウイーン社製レザーを採用

左は2か月使用したもの。右の新品と比べ明らかに味が出ている

 

 

ホーウイーン社製クロムエクセルレザーは一般の革と異なる個性を持っています。キズがついてもブラシで手入れすれば消えるようになじむ一方、革は表面のみを染めているため退色し経年変化による独特の風合いを醸し出していきます。着用時の体温によって革の柔らかさも変化するので、寄り添うようにフィットする点も特徴です。

 

CHECK!/バネ棒までこだわりのチタン製

 

 

本機は、バネ棒やそれを覆うパイプまでチタンにこだわっています。ここまで手をかけるにはコストとの戦いが想像されますが、これこそ細部にわたって道具としての強度を追求した結果なのです。

 

TRUME「M Collection」(右から)25万9200円/Ref.TR-MB7003
27万円/Ref.TR-MB7004
25万9200円/Ref.TR-MB7005(ナイロンバンド付属)

 

 

ケースなどの金属パーツはすべてチタンが使われていますが、バネ棒までチタンを使うこだわりようは圧巻。あらゆる分野とディテールを磨き上げた技術力が、本機を唯一無二のものにしているのです。

 

TRUME https://www.epson.jp/products/trume/

TRUMEお客様相談室 TEL : 050-3155-8285