#ババババンビ 宇咲が高校卒業を報告「卒業と高校4年生との可能性は五分五分…ギリギリの戦いでした」

ゼロイチファミリア所属の宇咲(#ババババンビ)が、高校を卒業したことを自身の公式Twitterにて報告。合わせて、本人インタビューが到着した。

桃月なしこやアンジェラ芽衣など人気タレントが所属する芸能事務所・ゼロイチファミリアから生まれた、7人組アイドルグループ・#ババババンビ。“圧倒的な顔面偏差値”をうたい、総フォロワー数115万人超えのアイドルグループで、宇咲は桃色を担当している。

グループ最年少の18歳・現役高校生だった彼女が、今年3月で無事に高校を卒業した。本人は「いままで自己紹介の時に『現役高校生』と言ったりもしていたので、今後それが言えなくなってしまうというのは少し寂しいですね…(笑)」とコメント。

 

また「卒業と高校4年生との…可能性は五分五分…ギリギリの戦いではありましたが、はい! 無事高校を卒業することができました、高校4年生にはならずに無事卒業できて本当に良かったです!!」と率直な気持ちを明かす。

 

3月27日(日)には自身が所属する#ババババンビのKT Zepp Yokohama公演も予定されており、「全国ツアーのファイナルでもあり、#ババババンビのデビュー2周年という私たちにとって特別な日です。当日はニコ生配信も決まったので、会場に来てくださる方、配信を見てくださる方、みんなと! すてきな1日にしたいなと思っています」と意気込みを。

 

4月からは新成人ということで、今後に向けて「夢を1つずつみなさんとかなえていきたいと思ってます。夢はたくさんあるので(笑)全部かなえます! そして今日までありがとう、もちろんこれからも一緒に! 応援してもらえたらうれしいです。よろしくお願いします!」とメッセージを寄せた。

 

宇咲 インタビュー

◆まずは高校卒業を迎えて、今の心境をお聞かせ下さい。

アイドルグループ・#ババババンビの桃色担当・最年少、なんと無事高校卒業しました!! 宇咲(うさ)です!
いままで自己紹介の時に「現役高校生」と言ったりもしていたので、今後それが言えなくなってしまうというのは少し寂しいですね…(笑)。
卒業と高校4年生との…可能性は五分五分…ギリギリの戦いではありましたが、はい! 無事高校を卒業することができました、高校4年生にはならずに無事卒業できて本当に良かったです!!
学業との両立、たくさんの方に支えていただきました。特に家族にはたくさん支えてもらいました、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

◆3月27日(日)に#ババババンビのツアーファイナル&2周年を迎えますが、現在の心境や活動状況は?

はい! ついに3月27日(日)のZeppワンマンまで10日になりました! この日は、全国ツアーのファイナルでもあり、#ババババンビのデビュー2周年という私たちにとって特別な日です。昨年の8月には完売にはならなかったZeppワンマン、今回はありがたいことに既に完売…!! 完売と聞いた時は本当にうれしかったです。ありがとうございます。当日はニコ生配信も決まったので、会場に来てくださる方、配信を見てくださる方、みんなと! すてきな1日にしたいなと思っています。そのためにもっとどうしたら良くなるかを意見出し合ったり、新曲の初披露もあるので毎日レッスンやミーティングをしています!

 

◆4月から成人になるということで意気込みなど、応援してくださる方々へ一言メッセージをお願いします。

そうですね。もう高校生が終わり…。そして2022年4月からは新しい法律で18歳・19歳が新成人になるみたいで、私が新成人!? と自分でもとても驚きですが、今まで通り私らしく頑張ります。
そして夢を1つずつみなさんとかなえていきたいと思ってます。夢はたくさんあるので(笑)全部かなえます! そして今日までありがとう、もちろんこれからも一緒に! 応援してもらえたらうれしいです。よろしくお願いします!

 

WEB

宇咲Twitter:https://twitter.com/usa_usa0427
宇咲Instagram:https://www.instagram.com/usa_usa0427/
#ババババンビ公式サイト:https://babababambi.com/

『めざましテレビ』新お天気キャスターに現役大学生・林佑香が抜てき!あこがれは阿部華也子

今年4月で放送29年目に突入する『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、4月4日(月)から林佑香(はやし・ゆか)が新お天気キャスターとして加わることが決定した。

今回加入が発表された林佑香は、2002年4月20日生まれの19歳。1歳半から9歳まで、アメリカ・ロサンゼルスで過ごした。昨年末にフリーアナウンサー事務所・セントフォースに所属したばかりの新人で、メディア出演はこれが初となる。

 

林は現在、慶応義塾大学法学部政治学科在学中の1年生で、英語が得意な逸材。趣味は野球観戦からミュージカル映画鑑賞と幅広く、自身でも「目標に向かって最大限努力できるところが強み」と語る努力家だ。

 

そんな彼女が『めざましテレビ』8代目お天気キャスターとして、月曜日から木曜日のお天気を伝えていくことに。なお、金曜日のお天気キャスターは、『めざましどようび』(フジテレビ系)のお天気キャスター・谷尻萌が兼任する。

 

あこがれの存在と語る阿部華也子と並ぶ歴代最年少の19才で、大役に抜てきされた林は「朝はお忙しい方も多いと思うので、伝わりやすいように読むことを心掛けながら原稿読みを練習しています。また、情報をお伝えする上で必要なお天気の知識も身につけようと、毎日細かいところまでお天気を確認して勉強するようにしています」と準備万端の様子。

 

続けて「6年間務められた華也子さんの後任はプレッシャーでもありますが、尊敬する先輩方がつないでこられた役目なので、私も『めざましテレビ』のお天気キャスターの名に恥じぬよう、1つひとつの努力を重ね、頑張っていきたいです」と、抱負を語った。林のコメント全文は、下記に掲載。

 

林佑香 コメント

◆この話が来た時の感想は?

小学生のころから見ていた番組なので、とにかくびっくりして最初は信じられなかったです。最近はだんだん実感も湧いてきて、不安とプレッシャーも大きくなってきました。

 

◆『めざましテレビ』の印象は?

毎朝元気をもらえるような、明るくて楽しい番組という印象です。小学生の頃は“めざましじゃんけん”に参加してから登校するのが毎日の楽しみでした。

 

◆出演に向けて、今から準備していることは?

朝はお忙しい方も多いと思うので、伝わりやすいように読むことを心掛けながら原稿読みを練習しています。また、情報をお伝えする上で必要なお天気の知識も身につけようと、毎日細かいところまでお天気を確認して勉強するようにしています。

 

◆特技や趣味は?

1歳半から9歳までアメリカのロサンゼルスで育ち、帰国後も英語力を高めるよう努めてきたため、特技は英語です。これからももっと勉強し、いつかは英語をいかしたお仕事にも挑戦したいです。趣味は野球観戦です。小さい頃は大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのスタジアム近くに住んでおり、当時所属していた松井秀喜選手の応援に家族でよく行っていました。以来、年に数回は球場に足を運び、野球観戦を楽しんでいます。また、アメリカのミュージカル映画を見ることも大好きです。特に好きな作品は「ラ・ラ・ランド」で、何度も鑑賞しています。自分の夢や目標に向かって突き進む主人公の姿に、受験生のころとても励まされましたし、たくさんの元気をもらいました! 夢を持ち続けることの大切さを鑑賞するたびに再確認しています。

 

◆座右の銘は(好きな言葉)は?

“一期一会”です。今まで多くの経験やすてきな人との出会いがあり今の私があります。これからも1つひとつのお仕事や出会いを大切に誠実に頑張っていきたいです!

 

◆自分の強みはどんなところだと思いますか?

目標を決めたら、それに向かって最大限努力できるところです。心配性な性格で、周りからはやりすぎと言われるくらい準備してしまいます(笑)。そういう努力は苦にならず、逆に充実した時間に感じます。また体力には自信があります。早起きは得意でしっかり朝食もとっており、そのおかげかめったに体調は崩しません。4月からはお仕事と学校の両立で、タイトなスケジュールになると思いますが、引き続き体調管理に気をつけます。

 

◆あこがれのキャスターは?

阿部華也子さんです。ナチュラルで明るく、自然体な雰囲気にあこがれます。私も華也子さんを見て、今までたくさん元気をもらったので、自分もそのような存在を目指します!

 

◆将来の夢は?

さまざまな分野についての知識を深め、報道やスポーツ、バラエティなど多方面で幅広く活躍できるアナウンサーになりたいです。

 

◆意気込みをお願いします。

6年間務められた華也子さんの後任はプレッシャーでもありますが、尊敬する先輩方がつないでこられた役目なので、私も『めざましテレビ』のお天気キャスターの名に恥じぬよう、1つひとつの努力を重ね、頑張っていきたいです。また朝の番組なので、1日を楽しく始められるような元気をお届けしたいです!

 

番組情報

『めざましテレビ』

フジテレビ系

毎週月~金曜日 前5・25~8・00

※初出演は2022年4月4日(月)から

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/meza/

 

©フジテレビ

#よーよーよー・石原さきが「サキドルエース」に参戦!人生初の水着にも挑戦

ゼロイチファミリア所属の石原さき(#よーよーよー)が、「サキドルエース SURVIVAL SEASON 12」に参戦することを発表した。

「サキドルエース SURVIVAL」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)編集部によるグループアイドルによる読者参加型グラビアオーディション。ゼロイチファミリアからは、2020年開催のSEASON 10に#ババババンビ・岸みゆが参戦していた。

 

#よーよーよーは、#ババババンビ、#2i2に続くゼロイチファミリア第3のアイドルグループ。令和4年4月4日(月)に初ワンマンライブの開催も決まっているグループを代表して、赤色担当の石原さきが「サキドルエース SURVIVAL」に参戦することに。

 

今回の発表に際して、石原は「サキドルエースに参加を決めた理由は同じ赤色担当で所属事務所ゼロイチファミリアの先輩#ババババンビ・岸みゆさんが2年前に築かれたものに#よーよーよーの赤色担当として私も応援してくださるみんなと挑戦してみたいと思いました」と明かす。

 

さらに「15歳になり4月から高校生、人生初の水着でとにかく不安しかないですがよろしくお願いします!」と意気込みを語った。弱冠15歳にしてグループの赤色センターを務める彼女の新たな挑戦から目が離せない。

 

WEB

石原さき Twitter:https://twitter.com/isihara27saki

石原さき Instagram:https://www.instagram.com/isihara27saki/

#よーよーよー 公式サイト:https://yoyoyo.info/

山本美月が“グリーンサム”を目指す新シリーズ開始「私といっしょに園芸名人に」『趣味の園芸』

『趣味の園芸』(Eテレ)の新シリーズ『山本美月 グリーンサムへの12か月』が、4月17日(日)にスタート。山本美月からコメントが到着した。

 

『趣味の園芸』では、現在放送中のシリーズに出演中の氷川きよしに続き、山本美月が「グリーンサム」に挑戦する新シリーズ『山本美月 グリーンサムへの12か月』をスタートさせる。

 

グリーンサム(Green thumb)とは、園芸大国イギリスで“園芸名人”を指す言葉。どんな植物でも生き生きと育てる、緑と仲のよい人を呼ぶ。月1回、山本が園芸名人を目指してさまざまなノウハウを学んでいく様子を、1年間番組で届けていく。

 

現在、山本は観葉植物や多肉植物などの忙しくても育てやすい植物を中心に家の中で育てているという。だが自己流のため、枯れてしまって植物に申し訳ないと思うことも。そんな彼女は植物を生き生きと育てる方法を学び、ベランダ園芸にも挑戦したいと考えている。

 

発表にあたり、これまでの植物との関わりについて、山本は「大学は農学部で植物を専攻しましたが、お仕事も始めたばかりだったのでしっかり取り組めなかったのが心残りでした」と振り返る。

 

続けて「グリーンサムを目指す1年間、やるからにはきちんと植物のことを勉強して、『私の趣味は園芸です!』と声を大にして言えるようになりたいです」と意気込みを語った。山本によるコメント全文は以下を参照。

 

山本美月 コメント

もともと生き物が大好きなんです。
大学は農学部で植物を専攻しましたが、お仕事も始めたばかりだったのでしっかり取り組めなかったのが心残りでした。4年前、撮影中に見かけたフィカス・ウンベラータに一目ぼれして、家にお迎えしてから植物が増えていきました。ビカクシダや、ウツボカズラなどもかわいいと思います。
グリーンサムを目指す1年間、やるからにはきちんと植物のことを勉強して、「私の趣味は園芸です!」と声を大にして言えるようになりたいです。
皆さんも私といっしょに園芸名人になってください!

 

番組情報

『趣味の園芸 山本美月 グリーンサムへの12か月』
Eテレ
2022年4月17日(日)スタート
毎週(日)前8・30~8・55

番組HP:https://www.nhk.jp/p/syumi-engei/

©NHK

 

中川翔子インタビュー「私も子供を持つようになったら、親子で一緒に見たい」「映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』」

3月11日より全国公開されている「映画しまじろう『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』」で、キラキラ王国の女王・エメラルダ女王役の声を吹き替えている中川翔子さん。初めてとなる母親役のほか、本作の主題歌「君のまんまが いいんだよ」も歌う中川さんに、作品に対する思いや魅力について聞きました。

 

◆最初に、この映画に参加することを知ったときの率直な感想を教えてください。

まず、「しまじろうの映画の主題歌をお願いします」というお話を頂いたのですが、思わず「バンザーイ!」と喜んでしまいました。このコロナ禍で歌うことがなかなか難しい中、“大好きなアニソンを歌いたい!”“子供たちの思い出になることがしたい!”という夢がかなったことが何よりもうれしかったんです。

 

◆“しまじろう”に対してはどんな印象ですか?

しまじろうが私と同じ5月5日生まれだと知ったときから、どこか他人の気がしなくなって。しまじろうが掲載されている学習教材「こどもちゃれんじ」も中学生までやっていて、自分で描いたイラストを別冊の読者コーナーに投稿していたんです。何回か掲載されたこともあったのですが、私と同学年ですごく画が上手な子がいて。その子を勝手にライバル視していたことで、どんどんイラストが上達していった感覚があります。

 

◆主題歌のお話の後、エメラルダ女王役の吹き替えの依頼が来たときは?

これまでもたくさん声のお仕事をさせていただいていますが、母親役というのは初めてなんです。自分に子供がいないこともあって、少し不安もありました。でも、同年代のファンの方やファン同士で結婚された方が、お子さんをコンサートに連れて来てくださることもあるので。“映画館で見ていただいて、子供たちのいい思い出になってもらいたい”という気持ちが強くて挑戦することにしました。

 

◆女王の役作りはどうでしたか?

アフレコのお仕事のときはいつも“中川翔子感”を消そうとするんですけど。今回はそこにこだわるというよりは、包み込む優しさや母性のようなものを大切にしようと思いました。あとは、自分にとっては理想の大人女性像である、高貴で上品な感じ。早口な普段の私とは違って、ゆっくりとハッキリしゃべるということを心掛けました。また、シングルマザーの女王がパール王子からいろいろなことを学び、成長するお話でもあるので。そのときに彼女が感じる人間くささみたいなものを意識しながらやらせていただきました。

 

◆アフレコ収録時のエピソードがあれば教えてください。

収録は私一人だけでした。以前、ある監督さんから「“この瞬間に、この秒で合わせて、声を出す”ということだけではなく、そのキャラクターにとっては“これまでの人生があって、今がある”ことを意識してほしい」ということを教えていただいたことがあって。それから距離感や吐息、息遣いまで意識して演じるようになりました。今回も、それを心掛けて頑張りました。ただ、女王の母性の出し方に関しては、「聖闘士星矢Ω」で女神アテナ役を演じたときのようにとても苦労しました。

 

◆ヒャダインさんが作詞・作曲を担当された主題歌「君のまんまが いいんだよ」についても聞かせてください。最初に聴いたときの印象はどうでしたか?

頂いた歌詞を読んだとき、あまりにも映画にぴったりで驚きました。「自己肯定感を上げていいよ」「大丈夫だよ」という内容が胸に突き刺さったのを覚えています。ヒャダインさんとは6年以上テレビ番組でご一緒したりしていて仲良くさせていただいていますが、プライベートではそこまで深い話をしたことがなかったんです。でも、こんなに私のことを見抜いていたとは…! このタイミングでこんなにすてきな曲を提供していただいて、とても助けられました。

 

◆大人が聴いても、刺さる楽曲だと?

そうですね。「映画しまじろう」の主題歌ということで、“小さい子供向けの歌なのかな?”と思うかもしれませんが、大人が元気になれる曲にもなっています。自分に対してだけでなく、周りで落ち込んでいる人がいたら、ぜひ優しく手紙を書くようにこの曲をプレゼントしていただけたらと思います。MV撮影では、しまじろうと保育園に行って、子供たちと歌ったり、絵を描いたりしたんです。マスク姿とはいえ、子供たちから無限の可能性を直接感じることができました。芸能生活20周年という記念すべき年にこの曲をリリースできるのは、本当に光栄です!

 

◆完成した映画をご覧になって、あらためて見どころを教えてください。

大人の方は、いろいろ泣いちゃうポイントがある中、そこに至るまでのフラグや伏線回収があるので、きっと“そうかー!”と思うんじゃないかな。子供たちには、隠れんぼ中に指を差したり、手を振って踊ったり、声を出さなくても一緒に楽しめる参加型としての仕掛けがたくさんあります。めちゃくちゃドラマチックで緩急ある展開になっていたり、ちゃんと休憩時間もあったり。1時間ほどの上映時間の中に、いろいろな要素が入った映画になっていると思います。私もいつか子供を持つようになったら、親子で一緒に見たいです!

 

◆キラキラ王国の源は“キラキラの力”ですが、今の中川さんにとってキラキラの力になっているものは何ですか?

お仕事でとても忙しくさせていただいている中で、心のヒットポイントの回復となっているのが、“こっそり一人旅”なんです。一昨日も福島でのお仕事の後に、思い立ったように新幹線に乗って仙台に行って来たんです。厚切り芯たんや茹でたん、お寿司など、ご飯を食べまくって、キラキラを心にチャージできました。仙台でのライブのMCでは必ず言っていた、「牛タン、しょこたん、たんたかたーん」を思い出しながら…(笑)。感染対策をしっかりしながらの日帰り旅は続けていきたいです。あと免許を取って、もう3年ぐらいたつのにまだ独り立ちができていないので。それも何とかしたいですね~(笑)。

 

PROFILE

●なかがわ・しょうこ…1985年5月5日生まれ。東京都出身。A型。歌手・タレント・女優・声優。最近の出演作にドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』、舞台「SHOW BOY」「パークビューライフ」など。5月5日(木)に東京・チームスマイル豊洲PITで「中川翔子BIRTHDAY LIVE 2022」を開催。

 

映画情報

映画しまじろう「しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま」
公開中

<STAFF&CAST>
監督:河村貴光
脚本:三浦浩児
声の出演:南央美、高橋美紀、山崎たくみ、杉本沙織、井上喜久子、茶風林、稲葉実、三村ゆうな、諏訪部順一、下野紘/中川翔子ほか

<STORY>
キラキラ王国の王子・パールはある日、王国を抜け出して“ちゃれんじ島”にやって来る。だがパールがいない間に、王国では大切なキラキラが失われるという大変な事態に。しまじろうたちは王国の危機を救うため、パールと一緒に“3つのカギ”を探す冒険に出発する。

公式サイト:https://kodomo.benesse.ne.jp/open/movie/2022/

©Benesse Corporation1988-2022/しまじろう

<主題歌リリース情報>
中川翔子 21th Single
「君のまんまが いいんだよ」
発売中

完全生産限定盤(CD+Blu-ray+グッズ):4,980円(税込)
通常盤(CDのみ):1,300円(税込)

 

●photo/中村 功 text/くれい響

『仮面ライダーリバイス』出演で大注目! 奥 智哉「物語のスパイスとなりそうな、牛島家の動向もチェックしていただけたら嬉しいです!」

現在放送中の『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で主人公の家族が営む「しあわせ湯」に通う牛島家の長男・光を演じている奥 智哉さん。登場以降は物静かな好青年という印象だったが、牛島家が第三の組織・ウィークエンドであることが判明し本性を現してからその雰囲気は一変。これまでとのギャップが視聴者の間で大きな話題を呼んでいる。インタビューでは「日々光という役柄を研究し続けている」と語る奥さんに役作りや今度の見どころ、さらに学校生活などについてたっぷりと伺いました。

 

奥 智哉●おく・ともや…2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。主な出演作はドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』、『監察医 朝顔』など。

 

【奥 智哉さんの撮りおろし写真】

僕自身も父から「人間味がない」と言われるので(笑)、自然体で演じられました

 

──放送がスタートして約半年。あらためて出演が決定した当時を振り返っていかがですか?

 

 率直にうれしかったです。まさか出演できると思っていなかったので、驚きと喜びでいっぱいでした。でもライダー作品に出演できることだけでもすごいことなのに、リバイスが仮面ライダー生誕50周年記念作品であることを知ってからは少しプレッシャーも感じてしまって。緊張もありましたが、出演させていただくからには精いっぱい頑張りたいなと思い、日々光という役柄を研究し続けています。

 

──役作りはどのように?

 

 光はどこか人間味に欠けているような掴みどころのないキャラクターで、最初こそ控えめな好青年という印象だったと思います。でも本性を表してからはダークな面もあって。僕自身も父から「人間味がない」と言われることがあるので(笑)、その部分に関しては特に作ることなく自然体で演じられました。ただ、役として落とし込んでいく時にどこまでテンションを下げていいのか、どのくらい変化を付けていいのかという点は難しかったです。光に似たキャラクターが登場するアニメを見て、演じ方の参考にしました。

──アニメを学んだことを実際に取り入れるんですね。

 

 そうですね。普段からアニメが好きでよく見ている分、スッと入ってくるので理解しやすくて。特に表情の変化について学ぶことが多かったです。自分の中である程度演技プランを考えてから監督に「こういう表現の仕方はどうですか?」と提案することもありました。

 

──物怖じせず自分の意見を言えるタイプなんですね。

 

 いえ、最初は言えるほうではなかったんです。「僕なんかが意見を言っていいのかな?」と不安で。でもどの監督さんも僕の意見を汲んだ上で「じゃあこうしてみたらどう?」「ここはこういう理由だからちょっと違うかな」などとアドバイスをしてくださるので、とても勉強になっています。

 

──仮面ライダーは放送期間が1年で、1つの役にじっくりと向き合うことができるからこそ仕事への姿勢や考え方も変わってきているのかもしれませんね。

 

 はい。あと父やマネージャーさんからのアドバイスを受けて、客観的に自分を見られるようになったことも変化の理由なのかなと思います。日頃の生活態度など、指摘を受けた部分は自分でも直さなければと思っていたんです。でもなかなか行動に移せていなくて。周囲の人からビシッと言ってもらえたことであらためて気が引き締まりましたし、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。

『ジョジョ』はセリフのひと言ひと言が心に刺さります

 

──学業との両立は大変ですね。ちなみに今学校ではどんなことが流行っていますか?

 

 クラスの男子の間ではスマホゲームが人気です。中でもみんなやっているのが対戦アクションゲーム。先に倒した方が勝ちという単純なルールなのですが、「友達に負けたくない!」とついつい熱が入ってしまいます(笑)。僕の腕前は…中の下です(笑)。

 

──マイブームは?

 

 アニメを見たり漫画を読んだりすることです。一番好きなのは昔から変わらず『ジョジョの奇妙な冒険』。キャラクター同士の掛け合いが熱くて、セリフのひと言ひと言が心に刺さるんです。どの話にも必ずグッとくる部分があり物語の世界観に引き込まれますし、思わず真似したくなるような動きやジョジョ特有の言い回しも世代を超えて愛される理由なのではないかなと思います。ちなみに僕は第2部と第7部が好きです!

──グッズもいろいろありますが、コレクションしたりしているんですか?

 

 いつかはしてみたいと思っていますが、まだまだこれからです。大きなショーケースにキャラクターのフィギュアがずらりと並んだ風景を想像するとワクワクが止まりません。もう少し年を重ねてから、大人買いしたいです!

 

──現在もほぼ毎日のように撮影が行われていると思いますが、現場に持って行く必需品はありますか?

 

 自家製のはちみつレモンです。僕、から揚げの横に添えられているレモンをそのまま食べてしまうくらいレモンが好きで(笑)。他にもレモンをおいしく食べる方法はないかなと探していた時にはちみつレモンのレシピを知って作ってみたらとても美味しかったんです。作り方は至ってシンプルで特にこだわりはないのですが…。お湯で割ることもあれば、炭酸水と混ぜてレモネード風にして飲むこともあります。

 

──寒暖差のある今の時期を乗り切るための必須アイテムですね。ではあらためて『仮面ライダーリバイス』の見どころを教えてください。

 

 リバイスは「家族の絆」がテーマになっているのですが、これから物語が進むにつれて兄弟の関係性や絆、それぞれが抱いている心の葛藤などもより繊細に表現されてくると思いますのでぜひ注目していただきたいです。僕が演じる牛島光の見どころとしては、27話でのスタンガンに続き、怪しげな動きがさらに増えていきます。物語のスパイスとなるポジションになっていくと思いますので、牛島光、そして牛島家の動向もチェックしていただけたら嬉しいです!

 

 

仮面ライダーリバイス

テレビ朝日系 毎週(日)午前9:00~

 

撮影/干川 修 取材・文/矢嶋咲良 ヘアメイク/横山雷志郎(Yolken) スタイリング/加藤あさみ(Yolken) 衣装協力/STILL BY HAND

藤江れいな “彼女感”満載の壁掛けカレンダー発売!浴衣姿で魅惑的な艶美カットも…

元AKB48・NMB48の藤江れいなが、4月はじまりの壁掛けカレンダーを3月15日(火)に発売。本人インタビューが到着した。

2007年にAKB48のメンバーとして、デビューした藤江れいな。“デビュー15周年メモリアル”と銘打たれた記念すべきカレンダーは、15年間の感謝と愛が詰まった1冊となっている。衣装は藤江のセルフプロデュースだ。

 

撮影は開放感あふれる写真を求めて、雄大な富士山が望める静岡県の三島スカイウォーク、御殿場高原 時之栖、御殿場・FUJIMI CAFEや木の花の湯、箱根湯寮、あしのこ茶屋(協力:土井製菓)などで行われたという。

 

1泊2日の小旅行を楽しむデートムービー的な構成で、藤江の“彼女感”が満載だ。藤江は「今回はロケ地に合わせて、“彼とここでデートするならこんなコーデをしたい!”をテーマに私服を選んだので、そのあたりも楽しみながら見てもらいたいなと思います」と語る。

 

また、今までに見せたことがない魅惑的な艶美カットも収録。表紙の浴衣姿がお気に入りという本人は「“ふり返り美人”を目指しましたが、いかがですか!?(笑)。暦の上で新春(2023年1月)掲載の着物、夏の浴衣デートver.や別テイクの艶っぽい温泉浴衣ver.もあるので、和の雰囲気もたっぷり楽しんでください」とアピールした。

 

デビュー15周年イヤーについては「小さい時からアイドルに憧れてこの世界を目指しましたが、気がつくと今年の5月で15周年。このお仕事をしていなければ私を好き! と言ってくれるみなさんに出会えていなかったな、と改めて感謝の思いです。そんな出会いができたことが私にとっての宝物です」と振り返った。

 

藤江れいな インタビュー

◆早速ですが、お気に入りのカットは?

表紙(浴衣)がとても気に入っています!最初は別のカットを表紙にする案もありましたが、個人的に浴衣や着物は日本の美でもありますし、すごく好きなので、今回は浴衣が表紙の写真になりました。“ふり返り美人”を目指しましたが、いかがですか!?(笑)。暦の上で新春(2023年1月)掲載の着物、夏の浴衣デートver.や別テイクの艶っぽい温泉浴衣ver.もあるので、和の雰囲気もたっぷり楽しんでください。

 

◆撮影の思い出があれば教えて下さい。

今回はロケ地に合わせて、“彼とここでデートするならこんなコーデをしたい!”をテーマに私服を選んだので、そのあたりも楽しみながら見てもらいたいなと思います。三島や箱根の素敵なロケ地で撮影させていただきましたが、御殿場高原の時之栖“ひかりのすみか”イルミネーションは印象的であり、幻想的でもありました。すごく綺麗で、撮影とわかっていながらもテンションが上がりました。恋人と一緒にイルミネーションを見ることに憧れるなぁ!いつの日かかなえたい〜(笑)。

 

◆今年は藤江さんのデビュー15周年イヤーとなりますが。

小さい時からアイドルに憧れてこの世界を目指しましたが、気がつくと今年の5月で15周年。このお仕事をしていなければ私を好き!と言ってくれるみなさんに出会えていなかったな、と改めて感謝の思いです。そんな出会いができたことが私にとっての宝物です。48時代は海外へも行かせてもらい、イベントも盛りだくさんでした。早くコロナ禍前のように、みなさんとワイワイ楽しめるイベントができたらいいなと思っています。

 

◆いよいよ新年度を迎えるというところで、春からの抱負は?

競馬関係のお仕事を始めてから約5年。万馬券を取ることが今年の目標でしたが、早くも1月に達成できたので今度は中央競馬の「win5」を取りたいと思います(笑)。最近は競輪・オートレース関連のお仕事も始めましたし、大好きなお酒に関する資格(唎酒師など)にも興味があります。さらに大ファンの北海道日本ハムファイターズ(札幌ドーム)の始球式も機会があればぜひ!

 

◆東京と大阪で発売イベントも4月に開催されますね。

すてきな写真と楽しい企画(※下記の特別企画情報を参照)もあって、満足していただける内容になっていると思います。私が活動してきた東京(AKB48時代)と大阪(NMB48時代)でカレンダー発売イベントが行われます。みなさんとお会いできること、本当に楽しみです!

 

特別企画情報(カレンダー収録)

(1)山田菜々との元NMB48チームM歴代キャプテン対談

(2)カレンダー聖地巡礼・ロケ地ガイド

(3)所属事務所の後輩・古賀成美(元NMB48)とのツーショット浴衣グラビア

※藤江れいな&古賀成美ツーショット着物グラビアを古賀成美カレンダー(3月14日発売)に収録

 

イベント情報

発売記念イベント

2022年4月3日(日)東京・書泉グランデ(神保町)

2022年4月10日(日)大阪・TSUTAYA EBISUBASHI

 

動画

撮影メイキング動画

書誌情報

「藤江れいなカレンダー(2022・4〜2023・3)」

2022年3月15日(火)発売

 

撮影:萩原和幸

価格:3,000円(税込)

発行:ABコンサルティング株式会社(A1ムック)

※A1ショップにて、特典付き先行予約販売

https://a1-shop.jp

濱家隆一と生田絵梨花が新音楽番組のMCに!「生田さんにお笑いの部分は任せようと」『Venue101』

4月9日(土)スタートの新音楽番組『Venue101』(NHK総合)のMCを、濱家隆一(かまいたち)と生田絵梨花が務めることが決定。両名からコメントが到着した。

左から)濱家隆一、生田絵梨花

 

本番組では「土曜23時、ライブが生まれる」をテーマに、毎週生放送でアーティストが生み出す熱量の高い「ライブ」を届けていく。今回、そんな番組の顔となるMCを濱家隆一と生田絵梨花が務めることが決定した。

 

まず、濱家の起用理由について、制作は「お笑いでの際立つ存在はもちろんのこと、3月までは朝の情報番組の顔として素敵なトーンで、時には面白くそして的確に話題を届けていらっしゃいました。そんなMCを期待しているのはもちろん、音楽に関しては『詳しくないけど好き』でいらっしゃるようで、視聴者の皆さんを代弁していただくような素朴な疑問をアーティストにぶつけていただければと思っています」と。

 

また、生田については「初めてのレギュラーMCとのことですが、去年12月に乃木坂46を卒業されるまではメンバーとして数々の音楽番組に出演されてきました。そのアーティスト的な視点をお持ちだからこそ、アーティストの皆さんから引き出せるMC、そしてバラエティで見せる明るいキャラクターで番組に華やかで優しい空気を生み出していただきたいと思っています」と明かした。

 

発表にあたり、濱家は「初めての音楽番組MCなので、どこまで上手くできるか分からないですが、すごく楽しみです。とにかく少しでもアーティストさんの魅力を引き出せるように頑張ります。初絡みなのですが、顔合わせした生田さんがめちゃくちゃ面白かったので、お笑いの部分は任せようと思っています」と。

 

生田も「今までたくさんお世話になってきた音楽番組に、新しい形で携われること、本当にうれしくワクワクしています。皆さまと和やかに、音楽を通じて豊かな時間を共有していけたら幸せです。よろしくお願いします!」と意気込みを語った。2名によるコメント全文は以下を参照。

 

濱家隆一 コメント

初めての音楽番組MCなので、どこまで上手くできるか分からないですが、すごく楽しみです。

 

とにかく少しでもアーティストさんの魅力を引き出せるように頑張ります。

 

初絡みなのですが、顔合わせした生田さんがめちゃくちゃ面白かったので、お笑いの部分は任せようと思っています。皆さんに楽しい時間を届けられるように努めますので、ぜひご覧ください。

 

生田絵梨花 コメント

『Venue101』のMCを務めさせていただくことになりました!

 

今までたくさんお世話になってきた音楽番組に、新しい形で携われること、本当にうれしくワクワクしています。

 

皆さまと和やかに、音楽を通じて豊かな時間を共有していけたら幸せです。

 

よろしくお願いします!

 

番組情報

『Venue101』

NHK総合

2022年4月9日(土)スタート 後11・00~11・30

※放送中や放送後7日間、NHKプラスにて視聴可能

NHKプラス:https://plus.nhk.jp/

 

©NHK

満足度95.6%!「もう1回みたい!」「岩ちゃんがあんな役をするなんて…笑笑」などハイになる人が続出! 篠原涼子主演映画「ウェディング・ハイ」

3月12日(土)より公開中の篠原涼子主演映画「ウェディング・ハイ」の満足度と口コミ推奨度が到着した。

©2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

 

本作は、芸人、タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としても才能を発揮するバカリズムが脚本を担当。結婚式を舞台に次々と巻き起こる問題をコミカルに描く。監督は「勝手にふるえてろ」(2017)、「私をくいとめて」(2020)で東京国際映画祭観客賞を受賞するなど、映画ファンから絶大の支持を集める大九明子。

 

3年ぶりの映画主演となる篠原涼子は、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”中越真帆を演じる。さらに中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実など、豪華キャストが集結した。

 

3月12日(土)の大安吉日に全国公開した本作。20~50代の女性を中心に多くの人が来場し、満足度は過去の松竹作品の中でもトップレベルの95.6%、口コミ推奨度94.8%を獲得を獲得した(3月12日~3月14日 鑑賞者アンケート(株)バルク調べ)。

 

SNSでは「ウェディングハイみてきた めちゃおもしろかった 笑い泣きしたー!!」「かなりのくせ者揃いで笑いまくった~~もう1回みたい!!!」「昨日観たけど、最高すぎたからまた観に行こ」「めっちゃおもしろくて、終盤めっちゃ笑ってしまった 岩ちゃんがあんな役をするなんて…笑笑 最高やった」「ウェディング・ハイ観て来ました。登場人物全員面白かった いっぱい笑った 伏線回収素晴らしかったなぁ~」など、映画をみてハイになる人や面白すぎて何度でも見たいという声が続出している。

 

また、追加で著名人からコメントも到着。お笑い芸人のシソンヌ・じろうから「結婚式に関わる全ての人たちにスポットライトが当てられた壮大なコメディ。痛快でした!」と本作を絶賛するコメントが届いた。

 

作品情報

「ウェディング・ハイ」

公開中

 

出演:篠原涼子

中村倫也、関水渚、岩田剛典

中尾明慶、浅利陽介、前野朋哉、泉澤祐希、佐藤晴美、宮尾俊太郎

六角精児、尾美としのり、池田鉄洋、臼田あさ美、片桐はいり

皆川猿時、向井理、高橋克実

 

脚本:バカリズム

監督:大九明子

主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ 「君にサチアレ」(cutting edge/JUSTA RECORD)

配給:松竹

 

公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/wedding-high-movie/

公式Twitter:@wedding_high

公式Instagram:@wedding_high_movie

 

©2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

上白石萌歌が音楽番組初MC!『Premiun Music 2022』で永瀬廉とタッグ『金田一少年の事件簿』SP企画も

3月30日(水)に放送される『Premium Music 2022』(日本テレビ系)で、昨日発表されたKing & Prince・永瀬廉に加え、上白石萌歌がMCを務めることが決定した。

2020年3月に誕生し、今回3回目を迎える、日本テレビが送る新しい音楽の祭典『Premium Music』。“時代を超えて残したい一生モノ”の曲、もう一度観たいアノ番組、もう一度聴きたいアノ曲など、日本テレビに眠る珠玉の映像が一夜限り見られる“プレミアム”な時間を届ける。

 

4月期の新日曜ドラマ『金田一少年の事件簿』では、主人公・金田一一(なにわ男子・道枝駿佑)の幼なじみ・七瀬美雪役を演じる上白石。2014年放送の『金田一少年の事件簿N(Neo)』が上白石の日テレ初出演ドラマという、ゆかりの深い作品でもある。

 

『Premium Music 2022』では、4月からの『金田一少年の事件簿』放送を記念して、歴代シリーズの名場面を振り返るスペシャル企画も放送する。

 

上白石萌歌 コメント

MCのお話を頂いたときは、ベテランの先輩方がやるイメージがあったのでとても驚いたのですが、私自身、音楽が心の底から大好きで、特に、同じ瞬間にアーティストの方が直接音楽を届けてくれるという臨場感を持てる生放送が大好きです。そんな番組に、同じ画面の中に立たせていただけるのはとてもすごくうれしく思います。音楽番組初MC、さらに生放送ということで緊張していますが、なるべく肩の力を抜いて、一視聴者として音楽を楽しむぞという気持ちで皆さんと一緒に楽しんでいけたらいいなと思っております。ぜひご期待ください。

 

番組情報

『Premium Music 2022』

日本テレビ系

2022年3月30日(水)後7・00~10・54 4時間生放送

今泉力哉監督インタビュー「猫の動きについて、脚本に無茶なことは書けないなと勉強になった」映画「猫は逃げた」公開

『愛がなんだ』『あの頃。』など数々の話題作を手掛け、今もっとも注目される監督、今泉力哉監督と、Vシネマ・ピンク映画界のトップランナーの城定秀夫監督が、お互いの脚本を提供し合いR15+のラブストーリー2本を製作するという“L/R15”というプログラムを始動。今泉監督が手掛けた、飼い猫をどちらが引き取るかで揉める離婚直前の夫婦とそれぞれの恋人、不器用な4人の男女を描いたラブコメディ『猫は逃げた』が、3月18日(金)より公開する。今泉監督が、独自の演出論や久しぶりに撮ったラブシーンについて。さらに、大阪NSC生だった今泉監督が、いま気になるお笑い芸人まで語ってくれました。

 

今泉力哉●いまいずみ・りきや…1981年2月1日生まれ。福岡県出身。2010年『たまの映画』で商業監督デビュー。2013年『こっぴどい猫』でトランシルヴェニア国際映画祭最優秀監督賞受賞。2019年『愛がなんだ』が公開され、大ヒットを記録。その他の主な作品に『サッドティー』(2014年)、『退屈な日々にさようならを』(2017年)、『アンネクライネナハトムジーク』(2019年)、『mellow』(2020年)、『his』(2020年)など。金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』やWOWOW『有村架純の撮休』にも演出として参加するなど精力的に活動している。2021年も『あの頃。』『街の上で』『かそけきサンカヨウ』を立て続けに公開。Twitter

 

(C)2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ

4人とも僕の好きな芝居の温度やトーンができそうな、人間味のあるお芝居ができる方です

 

──『猫は逃げた』は、『アルプススタンドのはしの方』で知られる城定秀夫監督とのコラボ企画である「L/R15」の一本ですが、その経緯は?

 

今泉 プロデューサーの方から、「城定監督と一緒に共作しませんか?」というお話をいただいたのがきっかけです。先輩の城定さんと作品を作れるというお話はうれしかったですし、子供の保育園も一緒という縁もありまして(笑)。それで僕が脚本を書いて城定さんが監督する『愛なのに』と、城定監督が脚本を書いて僕が監督する『猫は逃げた』ができたんです。

 

──その2作品を制作するにあたって、お互いにルールみたいなものは?

 

今泉 2本ともR15+指定のラブストーリーで、セックスシーンがあることだけは先に決まっていました。そのほかに、どちらかが20代、どちらかが30代の恋愛を描くといったルールなど、いくつか考えたのですが、最終的にはお互いが好きなものを脚本として書いて、それを渡す感じになりました。僕が書いた脚本は、いつも撮っているような話にラブシーンを入れた感じですが、城定さんはあえて僕の作品っぽい脚本を書いてくださったような……。僕自身、昔撮っていた短編の匂いがしました(笑)。

 

(C)2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ

──今泉監督の映画といえば、群像劇におけるキャスティングの絶妙なバランス。本作で山本奈衣瑠さん、毎熊克哉さん、手島実優さん、井之脇海さんを選ばれた決め手は?

 

今泉 山本さんと手島さん、女性2人に関してはオンラインから始まったオーディションで、最終的には直接お会いして決めました。モデル出身の山本さんが、お芝居もされていることをよく知らなかったのですが、とても魅力的な方で惹かれました。手島さんは作品を観ていましたし、面識もありましたが、そういうことと関係なく、オーディションのお芝居で決めました。毎熊さんと井之脇さん、男性陣に関してはキャスティング・ディレクター経由です。4人ともテクニカルな部分でなく、僕の好きな芝居の温度やトーンができそうな、人間味のあるお芝居ができる方というのは共通しています。

 

──ちなみに、俳優の新たな魅力の引き出し方はありますか?

 

今泉 よく、「同じ俳優さんでも、今泉監督の映画ではより魅力的になっている」と言っていただけるのですが、それはたぶん、ほかの監督さんの方が僕より、演出というか「こうしてほしい」と言ってるんだと思うんです。『猫は逃げた』もそうですが、自分がいいと思う俳優さんを選んでいるので、お任せの度合が高いんですよ。僕は役者さんが本来持っているものを使っていきたいし、ズレていなければ、本人のアイデアも取り入れていきたいと思っていますし。自分が頭に思い描いていたものと全然違うお芝居をされたときも「そういう方法があるのか!」「そういう脚本の読み方ができるのか!」と思うこともありますね。ただ、芝居をするうえでの早さと熱量、あと“相手に対する好き度”に関しては、できるだけ細かく伝えるようにしています。

 

セックスという行為そのものというよりは、その前後の方が興味ある

 

──12年の『ヴァージン』以来、久しぶりにセックスシーンを撮ったことに関しては?

 

今泉 うーん、やっぱり難しいですね(笑)。ピンク映画をたくさん撮られている城定さんとも話したんですが、行為に至る前後の空気はやりようがあっても、行為中の撮り方は決まってしまうんですよ。自分も久しぶりに撮ってみて、セックスという行為そのものというよりは、その前後の方が興味あるんだなと、改めて気づかされました。あと、行為中の腰回りが映ってしまうとR18+になってしまうため、「これ大丈夫ですかね?」と、プロデューサーに確認しながら撮ってしました(笑)。

 

──劇中、行方不明になってしまう飼い猫・カンタのお芝居は?

 

今泉 カンタはオセロというタレント猫なんですが、まあそこは猫ですから、そんなに言うこと聞かなかったです(笑)。キャットフードの「CIAOちゅ~る」で誘導しながらの撮影は大変でしたが、途中からは素晴らしいお芝居をたくさんしてくれました。カメラマンさんにごめんなさいしつつ、色調整をしながら、夕景用の猫を昼に使ったり、その逆もあったり……。役者さんも、そんな状況に付き合ってくださってありがたかったですし、僕としても「今後、猫の動きについて、脚本に無茶なことは書けないな」と思ったぐらい、いい経験になりました。

 

(C)2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ

──『街の上で』に続く、オリジナル脚本となる城定監督とのコラボ企画は、今泉監督にとって、どのような経験になったと思いますか?

 

今泉 『街の上で』しかり、これまで人物もカメラもあまり動かさず、普通に会話しているのをじっと撮るということをやってきたと思うんです。そんな自分のオリジナル脚本を『愛なのに』として撮った城定監督は、カメラを動かしたり、とても豊かに撮られていたんです。自分の脚本でもこんな躍動的に、魅力的になるんだと感動したし多くを学びました。反省もありつつ、新たな発見もできた企画になったかなと思います。

 

大切なのは、決して笑わせようとして行動していないこと

 

──打ち合わせや現場に必ず持っていく、こだわりのモノやグッズがあえば教えてください。

 

今泉 持ちたくないものは持たないこだわりがあるなか、パイロットの水性ボールペン「ハイテックC」は、めっちゃ使っています。しかも、0.4ミリのブルーブラックとレッド。台本に書き込むとき、アイデアをノートに書くときなどは必至で、縁起担ぎで、台本の表紙をめくった1ページ目に「楽しむ」という文字を必ず書くのですが、そのときにも使っています。ただ、すぐになくしてしまうので、10本ぐらいまとめ買いをします(笑)。あと、新作の企画を一から考えるときなどは、ちょっと金額は高めですが、イタリアのブランド、モレスキンのノートをあえて購入して、気合を入れます。あと、反対に、絶対に現場に履いていかない古着のズボンがあります。それを履くと、天気予報が晴れでも、雨が降ってくるほど呪われているんですよ(笑)

 

──大阪NSCの26期生だった過去を持ち、近年も『キングオブコント2021』でオープニング映像を制作されるなど、お笑いにも造詣が深い今泉監督ですが、気になるお笑い芸人は?

 

今泉 『キングオブコント2021』で王者になった空気階段だけじゃなく、ザ・マミィやかが屋、男性ブランコなど、今のコント芸人さんは、自分が映画でやろうとしている笑いの作り方と同じ視点のものが多いと思うんです。なにかに困っていたり、気まずい状況に置かれた人たちが、ただただ真剣にそこにいて、それを端から見ると面白いと構図。大切なのは、決して笑わせようとして行動していないこと、というか。じつは昔の『天才バカボン』でも、すでにそんな笑いをやっていて、「赤塚不二夫さんは、やっぱりスゴいな!」と。ほかにも、金属バットとチェリー大作戦、TCクラクションなどに注目しています。

 

【今泉力哉さん撮りおろし写真】

 

 

(C)2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ

猫は逃げた
2022年3月18日(金)より東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 

【映画「猫は逃げた」よりシーン写真】

(STAFF&CAST)
監督:今泉力哉
脚本:城定秀夫、今泉力哉
出演:山本奈衣瑠、毎熊克哉、手島実優、井之脇海、
伊藤俊介(オズワルド)、中村久美、芹澤興人、オセロ(猫)

(STORY)
漫画家・町田亜子(山本)と週刊誌記者の広重(毎熊)は離婚間近の夫婦。広重は同僚の真実子(手島)と浮気中で、亜子は編集者の松山(井之脇)と体の関係を持ち、夫婦関係は冷え切っていた。2人は飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉めていたが、その矢先、カンタが家からいなくなってしまい……。

(C)2021『猫は逃げた』フィルムパートナーズ

 

愛なのに
東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開中

(STAFF&CAST)
監督:城定秀夫
脚本:今泉力哉
出演:瀬戸康史、さとうほなみ、河合優実、中島歩、向里祐香、丈太郎、毎熊克哉、オセロ(猫)

 

撮影/関根和弘 取材・文/くれい響

芦田愛菜インタビュー「あたたかい記憶をとどめる時間を作る、本当にすてきなお仕事」『エンディングカット』

3月19日(土)放送の土曜ドラマ『エンディングカット』(NHK総合)で、迫田結役を演じる芦田愛菜さん。

 

エンディングカットとは、納棺師の技術を持つ理美容師が遺族の声に耳を傾けながら故人の髪をカットやカラーなどヘアーセットすること。慌ただしい葬儀の作業に追われる遺族にとって、約2時間のエンディングカットは故人との最期の別れの時間を生み出していく。

 

誰もが避けては通れない“大切な人の死”に、残された家族は何ができるのか。そんな問いをテーマに、本作では2019年に「FMシアター」で放送し、令和元年度文化庁芸術祭ラジオ部門大賞を受賞した作品を、芦田愛菜を再び主演に据えてテレビドラマ化する。

 

迫田結は美大への進学を目指して、街の画塾に通っている高校3年生。自分に足りないものは何かと思い悩んでいるが、それとは別に気がかりなことがあった。

 

本作を「テレビドラマになると結の表情や風景などがより鮮明に表現されるのでまた新たな気持ちで参加させていただきました」と振り返る芦田さん。思い入れのあるシーンや本作を通して感じたことについて、お話しいただきました。

 

芦田愛菜 インタビュー

◆本作はオーディオドラマが原作ですが、映像化されると聞いていかがでしたか。

すてきな作品に声をかけていただきとてもうれしかったです。ラジオでは声や音の表現だったものが、テレビドラマになると結の表情や風景などがより鮮明に表現されるのでまた新たな気持ちで参加させていただきました。

 

◆今回結を演じるにあたって、どのような役作りをされたのでしょう。

結は私に近いというか、本当に等身大の同じ世代の女の子だと感じているので、もし自分だったらと想像して、大切に演じさせていただきました。

 

◆思い入れのあるシーンを教えてください。

オーディオドラマの中でもありましたが、父の職業である亡くなった方の髪を切っているところを結がお願いして見せてもらうシーンです。このドラマの中でエンディングカットを結が見るシーンは、結にとって大きな転機であり、成長していく上で重要なシーンだと思いました。

 

◆気に入っているシーンはありますか。

エンディングカットを見た後に海に行って、その流れで絵を描くシーンです。せりふは特にないのですが、結の決意がすごく表れている気がして、想いがこもったシーンだと感じます。

 

◆佐藤隆太さんと広末涼子さんと再度共演されていかがでしたか。

またお2人と一緒にお芝居ができてすごくうれしいです。佐藤さんは、場を明るく盛り上げてくださる方で、全体的に重たい雰囲気のシーンが多いのですが、和気あいあいと撮影できているのは佐藤さんのおかげだと感じています。広末さんは七海さんのように優しく包み込んでくれる方です。まるで本当のお母さんのように感じさせてくださって、結がお母さんを思う気持ちが自然にあふれてきました。

 

◆本作を通して、エンディングカットという活動についてどんなことを感じたのでしょう。

エンディングカットという活動をされている方がいらっしゃることは、この作品を通して初めて知りました。大切な人を失う悲しみは決してうすれることはありませんが、エンディングカットを施すことによって、生前に近い姿の故人とご遺族の方がじっくり向き合い、あたたかい記憶をとどめる時間を作る、本当にすてきなお仕事だと思います。

 

◆視聴者の方へメッセージをお願いします。

この物語を通してエンディングカットという、お別れの方法があることをたくさんの方に知っていただくきっかけになったらうれしいです。観終わった後にとてもあたたかくて優しい気持ちになれる作品だと思います。土曜ドラマ『エンディングカット』ぜひご覧ください。

 

番組情報

土曜ドラマ『エンディングカット』
NHK総合
2022年3月19日(土)後9・00~10・13

©NHK

桜井玲香が絶品うどんに至福の表情『黙食女子 2022春SP』第1話の予告映像&場面写真解禁

『黙食女子 2022 春 SP』

 

3月18日(金)にひかりTVで独占配信される『黙食女子 2022春SP』第1話の予告映像と場面写真が解禁された。

 

『黙食女子』は、うどん好き女子たちが至福の一杯を求め、うどんの名店を巡るグルメンタリードラマ。日々の喧騒(けんそう)や雑念も忘れ、うどんに黙々と向き合う。現在配信中の『黙食女子』では島崎遥香、宇垣美里、紺野彩夏が2話ずつ主人公を務めた。

 

特別編となる『黙食女子 2022春SP』では、3月18日(金)配信の第1話の主人公を桜井玲香、3月25日(金)配信の第2話の主人公を大原優乃が務める。

 

第1話では、桜井演じる主人公・尾崎彩が、役者業も兼業するオーナーの内田さんが手掛ける西新宿屈指の名店「ギビツミ」と、福岡で人気を博し、東京に進出したうどん居酒屋「二○加屋長介 大手町店」を訪れ、自慢のうどんを堪能する。

 

また、スペシャルゲストとして宇梶剛士、ラランドの西田コウキも出演。店の店長も登場し、こだわりの名店ならではのウンチクが語られる。

 

『黙食女子 2022春SP』第1話予告映像

 

<第1話(3月18日配信)ストーリー>
主人公の尾崎彩(桜井玲香)は都内でレストランなどを経営する会社で働くOL。「将来うどん屋をオープンしたい」と言った彼氏のために、日々、さまざまなうどん店を巡り、うどんの研究ノートをつけている。この日も仕事の休み時間に、西新宿の「ギビツミ」へ。念入りな調査を済ませ、会社に戻った尾崎は、同僚からディナーの誘いを受けるも断る。そしてその夜向かったのは、大手町の「二◯加屋長介」。常連客との出会いもありつつ、さまざまな居酒屋メニューや、名物・鶏白湯あつかけうどんを堪能。帰りが遅くなった尾崎は彼氏が待つ自宅へと急ぐが…。

番組詳細

『黙食女子 2022春SP』

 

『黙食女子 2022春SP』
ひかりTV

第1話
2022年3月18日(金)後10・00~
主演:桜井玲香

第2話
2022年3月25日(金)後10・00~
主演:大原優乃

企画・制作:イースト・ファクトリー
製作・著作:ひかりTV

公式Twitter:@mokusyokujyoshi
公式Instagram:mokusyokujyoshi
公式サイト: https://www.hikaritv.net/sp/mokusyokujyoshi/index.html?cid=ent_video_mokusyokujyoshi_nr_5

 

森川葵が「少しばかり腹黒さを持ち合わせた」ヒロイン役で『ナンバMG5』出演決定

森川葵

 

4月放送スタートの間宮祥太朗主演ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)に、藤田深雪役として森川葵の出演が決定。さらに、森川と栗原彩乃プロデューサーからのコメントが到着した。

 

小沢としおの人気漫画「ナンバMG5」「ナンバデッドエンド」を初めて映像化した本作。筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男・剛(間宮)が、「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と家族に内緒で健全な高校に入学するという、「高校“逆”デビュー」物語だ。

 

家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活がスタートし、学校では優等生として美術部に入部。しかし、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、剛は正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんとのし上がってしまう。

 

誰にも言えない秘密を抱えながら、剛は憧れだった普通の高校生活を送ることができるのか。「制服⇔特攻服」という変身ヒーローもののような痛快コメディ要素だけではなく、二重生活から生じる人間関係の亀裂や苦悩、そこから生まれる友情・家族愛まで、全く新しい青春ヤンキードラマとして、斬新に描いていく。

 

今回、出演が発表された森川葵が演じるのは、剛が家族に隠れて入学した“まじめ”な白百合高校に通う藤田深雪だ。剛と同じ美術部に所属しているが、剛が実はヤンキーだということは全く知らず、剛に消しゴムを貸してあげたり、グループで一緒に遊びに出かけたりする気さくな女子高校生。

 

正義感が強く、暴力や曲がったことが大嫌いで、不良同士のケンカにも物おじせず止めに入るなど大胆な行動も。そんな深雪に対し、剛は出会った日からひかれ始め、いつしか憧れの存在になっていく。そんな深雪は、剛のもうひとつの顔=特攻服姿の謎のヤンキーと鉢合わせるも、剛本人とは気付かない。そして、あまりの正義感の強さが災いして、剛を窮地に追い込むことも…。

 

今回の発表にあたり、森川は「長く続いた漫画ということで、その分ファンも多いかと思われますのでイメージを崩さないよう、まずは原作にリスペクトを持つところから始めようと思いました」とオファー時の心境を振り返る。

 

深雪の役柄については、「他の漫画のヒロインたちと比べると少しばかり腹黒さを持ち合わせていますが、そんな人間味のある部分が、他の作品のヒロインたちとは違った深雪の愛すべきポイントかなと捉えています」と自身の思う魅力をアピール。

 

最後は「私自身も、いち視聴者としてどんな物が出来上がるのか楽しみにしています。楽しい時間をたくさんの方と共有できますように」と視聴者へのメッセージを寄せた。

 

プロデューサー・栗原彩乃(フジテレビ第一制作部)コメント

藤田深雪は、人間ならば誰もが持ち合わせるちょっとした自分勝手さや、欲深さがちら見えするチャーミングなキャラクターです。森川さんならばこの役を、おとぎ話にしか出てこないような空想上のヒロインとしてではなく、生身の人間として誰からも愛されるキャラクターにしてくださると思い、オファーをさせていただきました。森川さんに、男だらけのヤンキードラマに華を添えていただけることをとても光栄に思います。剛との恋模様? にもぜひご注目いただきたいです!

 

番組情報

『ナンバMG5』
2022年4月放送スタート
毎週水曜日 後10・00~10・54

出演者:間宮祥太朗、神尾楓珠、森川葵 他

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/nanbaMG5/
公式Twitter:https://twitter.com/nanbaMG5_
公式Instagram:https://www.instagram.com/nanbaMG5_/

©フジテレビ

 

乃木坂46岩本蓮加、現役女子高生の等身大の演技に注目!「世の中にたえて桜のなかりせば」4・1公開決定 予告編ほか解禁

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

 

乃木坂46の岩本蓮加が宝田明とW主演を務める映画「世の中にたえて桜のなかりせば」が4月1日(金)に公開されることが決定。予告編と場面写真、ポスタービジュアルが解禁された。

 

本作は、“終活アドバイザー”のアルバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本蓮加)が、同僚の敬三(宝田明)と共にさまざまな境遇の「終活」を手助けするうちに、自分の生き方と向き合い始める物語。今年3月に高校卒業を控える岩本は本作が映画初主演。「終活」に悩む大人たちに真摯に向き合おうとする、等身大の女子高生を見事に演じている。

 

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

 

このたび、予告編と新規場面写真、ポスタービジュアルが解禁。予告では、咲が柴田とともに終活アドバイザーとして働くところから始まる。「いらっしゃいませ」と明るく振る舞い接客をする咲が、ある出来事から不登校になってしまい、思い悩む姿も…。敬三はそんな咲を励ますために、妻と見た故郷のさくらが見たいと語り始める。その話を聞いた咲は、さくらの木を探しに出かけ、ある真実にたどり着く。そこで咲が取った行動とは…。そして敬三が咲に伝えたかった思いとは。

 

また、ポスタービジュアルでは、制服姿の岩本が、「ことしも生きて さくらを見ています」の言葉通り、穏やかな表情で桜を見上げている。背景には満開の桜が一面に写り、春の温かさも感じられる4月1日に決定した公開時期にぴったりなビジュアルに仕上がっている。

 

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

 

予告編

 

作品情報

「世の中にたえて桜のなかりせば」
2022年4月1日(金)公開

<キャスト>
岩本蓮加(乃木坂46)
土居志央梨 郭 智博 名村 辰 柊 瑠美 伊東由美子
徳井 優 吉行和子
宝田 明

<スタッフ>
監督:三宅伸行
脚本:敦賀 零、三宅伸行
エグゼクティブプロデューサー:宝田 明
エンディング曲:all at once「蒼空」Produced by 亀田誠治

配給:東映ビデオ

公式サイト:https://www.toei-video.co.jp/sakuramovie2022/

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

 

Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」が2月の「書泉・女性タレント写真集ランキング」第1位に

Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」

 

「アイドルイベントの聖地」と呼ばれる書泉ブックタワーを含む書泉店舗における2022年2月の「女性タレント写真集売上ランキング」が発表され、Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」が第1位になったことが分かった。

 

稲場愛香の約1年ぶりとなる3冊目の写真集「愛land」は、沖縄県宮古島で撮影。ビーチでの水着姿はもちろん、風に揺れるサトウキビ畑でのショットなど、南国の自然の中で見せる多彩な衣装と表情に注目の1冊となっている。

 

2月14日のバレンタインデーには書泉ブックタワーでリリースイベントを開催し、大盛況となった。

 

稲場愛香 コメント

3冊目にして、初めてお世話になるカメラマンさんで今までとは違った私がたくさん詰まっていると思います!
自分でもびっくりするくらい素の笑顔がありました。
これまで、お天気には恵まれなかったのですが、今回はものすごいお日様で!宮古島の素敵な景色とともに素の私を楽しんでいただけたらうれしいです!

 

2022年2月 書泉・女性タレント写真集売上ランキング

1位:Juice=Juice稲場愛香写真集「愛land」
出版社:オデッセー出版/ワニブックス/発売日:2022年2月14日

 

2位:篠崎愛写真集 IDEA
出版社:講談社/発売日:2022年2月22日

 

3位:吉田莉桜写真集「青とハチミツ」
出版社:秋田書店/発売日:2022年2月18日

 

4位:佐野ひなこ写真集 BE WITH ME
出版社:光文社/発売日:2022年2月22日

 

5位:乃木坂46 北野日奈子2nd写真集「希望の方角」
出版社:白夜書房/発売日:2022年2月8日

 

6位:優希クロエ1st写真集 C
出版社:秋田書店/発売日:2021/12/22日

 

7位:比嘉愛未写真集 本心
出版社:集英社/発売日:2022年2月24日

 

8位:モーニング娘。’22 牧野真莉愛 写真集『M.21』
出版社:ワニブックス/発売日:2022年2月2日

 

9位:小日向みのり1st写真集『内緒にしてね』
出版社:ジーウォーク/発売日:2022年1月25日

 

10位:安藤咲桜1st写真集 さくら、はらり
出版社:光文社/発売日:2022年2月22日

 

※調査店舗:書泉ブックタワー・書泉グランデ・芳林堂書店高田馬場店(販売数合計)。
※店頭イベント販売数含む。

書泉ホームページ:https://www.shosen.co.jp/column/180052/

SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」表紙カバー3種解禁!「どれもお気に入りです」

左から)、通常版カバー、Amazon.co.jp限定表紙カバー、セブンネットショッピング限定表紙カバー

 

3月29日(火)に発売されるSKE48・江籠裕奈の1st写真集について、タイトルが決定。秋元康による帯コメントと3種の表紙カバーも解禁され、本人コメントが到着した。

 

SKE48の人気メンバーとしてグループを支える江籠裕奈。自身初となる1st写真集が、誕生日である3月29日(火)に発売される。そのタイトルが、『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』に決まった。

 

さらにTotal Producerを務める秋元康が、帯コメントを寄稿。「ただ、可愛いだけの女の子なら大勢いるかもしれない。わがままを言っても許せてしまう可愛さは、なかなかいないだろう」とのコメントを寄せ、本作の魅力を一文で表現しきっている。

 

また、3種の表紙カバーも完成。通常カバー版では、ベッドに横たわる江籠の表情を全面に映し出したカットが採用され、自然光に映る彼女の“ありのままの表情”を垣間見ることができる。

 

Amazon.co.jp限定表紙カバーは、爽やかブルーのフーディーに身を包んだ江籠が、“ありのままの視線”をおくるカットが起用されており、胸元のギャップが印象的なデザインに仕上がった。セブンネットショッピング限定表紙カバーは、白い肌がまぶしい江籠の“ありのままの姿”が確認でき、春らしいピンクの衣装がアクセントな魅力あふれるカバーだ。

 

今回の3種の表紙カバー解禁に合わせて、江籠本人からのコメントも到着。「表紙が解禁されました! ロケーションもよくってたくさん迷いましたが、雰囲気の違う3パターンでどれもお気に入りです」と語る。

 

帯コメントについても「秋元先生から頂いたタイトルと帯びコメントも宝物です。自分自身に言葉をもらえる人なんて数少ないじゃないですか、なかなか口には出せない憧れだったのでひとつの夢が叶った感じです。可愛いって入れてもらえたの、うれしかったな(笑)」と思いを明かした。全文は下記に掲載。

 

江籠裕奈 コメント

表紙が解禁されました! ロケーションもよくってたくさん迷いましたが、雰囲気の違う3パターンでどれもお気に入りです。
秋元先生から頂いたタイトルと帯びコメントも宝物です。自分自身に言葉をもらえる人なんて数少ないじゃないですか、なかなか口には出せない憧れだったのでひとつの夢が叶った感じです。可愛いって入れてもらえたの、うれしかったな(笑)。
みなさんに会えるイベントもたくさんやらせて頂くので是非発売の記念に足を運んでいただけたらと思います!

 

書誌情報

『SKE48 江籠裕奈1st写真集「わがままな可愛さ」』
2022年3月29日(火)発売

著者:SKE48 江籠裕奈
撮影:桑島智輝
定価:2,500円(税込)

通常表紙カバー 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594090281
Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091385
セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定) 予約リンク:https://7net.omni7.jp/detail/1107277932

佐久間宣行P「めちゃくちゃリスペクトされているから、みんな千鳥の前では本気を出す」Netflix「トークサバイバー!」好評配信中

スリル満点の本格ドラマに出演する芸人たちが、台本なしのシーンで面白トーク合戦を繰り広げ、敗者は即刻ドラマ降板となる、新感覚お笑いバラエティ「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」が、現在Netflixにて配信中。この番組で、企画演出・プロデューサーを務めた佐久間宣行さんに、Netflixだからこそできた制作エピソードや、MC・参加者として出演している千鳥の魅力などについて伺いました。

 

佐久間宣行●さくま・のぶゆき…1975年11月23日生まれ。福島県出身。テレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ、YouTuber。2021年4月よりテレビ東京より独立し、フリーに。バラエティ『ゴッドタン』『あちこちオードリー』(ともにテレビ東京系)など多数手がけている。ラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)などに出演中。TwitterInstagramYouTube「佐久間宣行のNOBROCK TV」

 

「この人、こんなに面白かったんだ」と言ってもらえると嬉しい

 

──この番組の企画の成り立ちを教えてください。

 

佐久間 2021年の春、僕が独立してすぐのタイミングで、Netflixから「バラエティ番組を一緒にやりませんか?」というオファーをいただきました。それで7、8つの企画を提案したんですが、その中でも、ドラマの中にトークがあるという、一番チャレンジングな企画を選んでいただいた感じです。それで、僕の方から「千鳥と一緒にやりたい」と、彼らにオファーしたところから始まりました。千鳥の東京での初冠番組「NEO決戦バラエティ キングちゃん」(2016~18年)からの信頼関係もありますし、彼らからも「佐久間が新しいお笑いをやるんなら、一緒にやるよ」という意志を感じました。

──そんな千鳥さんの魅力について、改めて教えてください。

 

佐久間 面白いというのは当然のことですが、不得意な現場がないんです。しかも、他の芸人からめちゃくちゃリスペクトされているから、みんな千鳥の前では本気を出すんですよ。しかも、千鳥が本気で取り組む現場だったら当然のこと。また、「何をやっても、ノブくんが面白くしてくれる」という信頼感もあって、みんな飛び込みだったり、捨て身だったり、いろんなかたちで自分の面白さを出そうとするんです。それに対するノブくんのツッコミも、どこかミーハーな素養があってスゴい。そんな大将になる器を持っていて、それが僕としてもありがたいんです。

──他の芸人さんのキャスティングについては?

 

佐久間 僕が面白いと思っている芸人さんですね。それは世の中にはまだ十分知られていないけど「実はもっと面白いんじゃないの?」と思っている人もキャスティングしました。あとは、人間性も含めて、信用しているけれど、一緒の船に乗って、酷い目に遭ってくれそうな人(笑)。キャスティングは今から8カ月ぐらい前で、パンサーの向井(慧)くんはラジオの帯番組が決まってなかったし、錦鯉の渡辺(隆)さんも『M-1グランプリ』を獲っていないんです。そういう意味でも、当時は周りから「え?」と言われるキャスティングだったわけで、この番組を見て「この人、こんなに面白かったんだ」と言ってもらえると嬉しいですね。

あくまでもマジメに、クオリティーの高いものをやるからこそ面白い

 

──ちなみに、ドラマパートの演出は「全裸監督」のほか、映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』なども手掛けている河合勇人監督が担当しています。

 

佐久間 河合監督には、最初にお会いした時に「マジでかっこいいと思う部分を増幅して、結果ダサいところまで行きたいんですが、どうですか?」というお話をしたんですが、「面白いですね」と言ってくださいました。コメディの感覚を分かっている監督さんでも、あまりにふざけてしまうと今回の企画が成立しないので、そこをしっかり理解してくださる監督さんだったので、結果的にお願いしてよかったと思います。

──お笑いとマジメなドラマの融合という意味では、「トークサバイバー!」は現在も担当されている「ゴッドタン」の人気企画「キス我慢選手権」の発展形といえるかもしれません。

 

佐久間 確かに、そうですね。これまでのお笑い番組で演じられるドラマって、パロディ要素が多かったと思うんですよ。それはそれで面白いんですが、僕は「キス我慢」や「芸人マジ歌選手権」をやってきたことで、「あくまでもマジメに、クオリティーの高いものをやるからこそ面白い」というお笑いがあることに気づかされたんです。そのぶん、ダサかったりもするんですけど(笑)、その要素のお笑いを突き詰めてみようかなと思っていました。あとは、千鳥が単独ライブで、大悟くんがマジなお芝居するなか、それをノブくんがツッコんでくるという「大悟魂」とコーナーがあるんです。つまり、この2つの要素をかけ合わせたら、僕にとって、とても理想的な構造になると思ったんです。

──「第1話」は学園ドラマから始まりますが、物語が進むにつれて、刑事ドラマに変わっていきます。

 

佐久間 それは当初からの狙いでした。みんなが集まって、トークをして面白くなるシチュエーションを考えた時に、学園ドラマのトーンで話すのも面白いけど、刑事ドラマのトーンで話すのも面白いなと。それなら、連ドラで急にジャンルを変えて、最後に合流したらワクワクするなと思ったんです。

みんな面白くて、すぐに判断して脱落させていくことが大変だった

 

──撮影・収録時のエピソードについて教えてください。

 

佐久間 撮影は2021年9月中旬から、約1カ月半かかりましたが、芸人さんが集合するトークブロックは4日間で一気に撮りました。映像表現にこだわりがあるNetflixなので、カメラのクオリティーが決まっていて、それは映画やドラマの現場で使う、いかついカメラなんですよ。それが十数台も並んでいるバラエティの現場なんて見たことないでしょうから、芸人さんはみんなビックリしたと思いますね(笑)。また、ドラマパートからトークするまでの移動に時間がかからないように、本格的なセットをいくつも建てたので、それにも驚いたと思います。

──佐久間さん自身が苦労された点は?

 

佐久間 トークが終わった芸人さんを、現場ですぐに判断して脱落させていくことが大変でした。みんな面白いんで。トーク中は、あとの編集を考えてカメラのスイッチングしながら、トークの一覧表を作りつつも、ABCといった評価を付けていたんです。それでトークブロックが終了すると同時に、それを並び替えて、現場にいたスタッフと地獄のような会議をして、落とす人をジャッジしました。15分ほどの間に。ただ、最後の「第8話」に残す人をジャッジする会議は、喧々諤々して30分ぐらいかかったと思います。

Netflixとの仕事はクリエイターファーストを感じました

 

──Netflixと初めて組んで感じたことは?

 

佐久間 地上波のTVだけでなく、ネット上にもバラエティやお笑いのコンテンツが増えているので、僕の中ではできるだけ違うものにしたいと思っていました。そのため、予算もかかるし、全8話あるから、芸人さんをかなり拘束しなければならない。それでも面白いものに繋がるならと、NetflixはOKしてくれたので、クリエイターファーストを感じました。逆にNetflixからアイデアをいただくこともあり、一緒に作らせてもらったという印象が強いです。ただ、世界配信するため、国や地域によっては差別に見える笑いに関しては、気をつけるようにしました。

──そんな佐久間さんが現場に必ず持っていくモノは?

 

佐久間 ちょっと話が違うかもしれないんですが、僕はアレルギー持ちなので、アレルギーの目薬や点鼻薬、喉スプレーなどを、ひとつにまとめて持ち歩いています。あとは、使いやすいボールペン。いろいろ使ったなか、お気に入りは三菱鉛筆の油性、ジェットストリーム。替え芯を含めて、常に持っていますね。ネタ帳みたいなものは持ち歩かず、基本的にはiMacと同期しているiPhoneのメモに入れています。あとは会議の要点に関しては、日記代わりにも使っているGoogleカレンダーに入れていますね。

 

──趣味として集めているモノやハマっているモノは?

 

佐久間 いちばんはマンガと本なんですが、それ以外だとコロナ禍になってから、息抜きとして料理をするようになったので、調味料を集めています。そのなかでも、お気に入りはスパイスカレー用のガラムマサラと4種類のスパイスを混ぜたシンプルパウダー。あとは、このスパイスを入れれば何でもおいしくなる、万能スパイスでもあるアウトドアスパイス「ほりにし」。あとは、家飲みが増えたこともあって、日本酒が薄くならないアイスキューブだったり、炭酸水を作るソーダストリームだったり、家飲みを楽しむためのグッズも増えたと思います。

 

 

Netflixコメディシリーズ「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」
全世界独占配信中(全8話)

【「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」よりシーン写真】

【「トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜」よりメイキングシーン】

(STAFF&CAST)
企画演出・プロデューサー:佐久間宣行
監督:河合勇人
脚本:土屋亮一
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一 (Netflix)
プロデューサー:碓氷容子、堀尾星矢
主題歌:サンボマスター「花束」(Getting Better / Victor Entertainment)

出演:千鳥 ノブ・大悟
劇団ひとり/飯尾和樹(ずん)/ケンドーコバヤシ/塚地武雅(ドランクドラゴン)/
板倉俊之(インパルス)/田中卓志(アンガールズ)/吉村崇(平成ノブシコブシ)/
とにかく明るい安村/狩野英孝/小宮浩信(三四郎)/峯岸みなみ/
岩井勇気(ハライチ)/向井慧(パンサー)/森田哲矢(さらば青春の光)/
ヒコロヒー/渡辺隆(錦鯉)/ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)/
イワクラ(蛙亭)/伊藤俊介(オズワルド)/サーヤ(ラランド)/
アンミカ/春日俊彰(オードリー)/近藤春菜(ハリセンボン)
滝沢カレン/佐藤栞里/トリンドル玲奈/
間宮祥太朗/森永悠希/髙橋ひかる/岡田浩暉/東出昌大

作品ページ:https://netflix.com/トークサバイバー

 

Netflix「トークサバイバー!」配信記念イベント 『アフター・トークサバイバー!〜Netflixバラエティ本気でやります supported by 佐久間宣行のオールナイトニッポン0』

3月26日(土)21:00よりNetflix Japan YouTubeチャンネルにて生配信決定
https://www.youtube.com/c/netflixjp

来栖りんがお気に入りのメイク用品をご紹介!「ニジマスのこれ愛してマス」第23回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第23回は、来栖りんさんがお気に入りのメイク用品をご紹介!

 

どうも。来栖りんです!

 

いよいよ何を書こうかなあと迷っております。
皆さんはどんなことを書いていたら、目を引いてくださるのだろう!
でも、好きなことということで、好きなことを好きなだけ書いていきたいと思います(いつもですが)。

 

今回は……、メイクについて!
お話させていただきたいと思います!

 

お仕事柄、ヘアメイクさん、サロンのスタッフさん、アイドルさん、いろいろな美に関する知識のある方々とご一緒させていただくことが多いので、15歳の時からニジマスとして活動していた私は少し早めにメイクに興味が湧きました。

 

初めは何もわからずいろいろ集めて、単に「キラキラが可愛い!」とか、「ピンクで可愛い!」とか、子供がお母さんやお姉ちゃんのコスメ用品を使ってワクワクしてたような感じでした。

 

でも年齢を重ねるにつれてどんなものが似合うのか、お洋服やTPO、その日会う相手や仕事内容によって(メイクさんにしていただく場合はおまかせですが)メイクを変えることに楽しさを覚えるようになりました。

 

大人っぽく見せたい時、可愛らしく見せたい時、目立たせたい時、いろいろメイクひとつで雰囲気ががらっと変わるのが面白くて。

 

それに、そのひとつひとつの小さな変化に気付こうとしてくれるファンの方々が可愛いです。
メイクに性別も年齢も全く関係ないからこそ、比率として男性の方が多い私のファンの方々とも美容のお話ができること、すごく楽しいです。

 

なので、いろいろコスメのことをお話していきますね。

 

まず…、これがなきゃだめなもの!
clé de peau BEAUTÉ レオスールデクラの17番!

 

これは数か月前かな? になんとなく店頭で見かけて、そう言えばみんないいって言ってるなあ……と思って購入したものです。
やはり、皆が評価しているものはいいのだなと実感したコスメです。
すごく繊細で、上品で、お肌が綺麗に見えます。ハイライトなのに! すごい。

 

そしてアイシャドウにもお気に入りがあって、MACの単色シャドウのスウィートヒートです。
これは、ある時に「やっぱりブラウンのアイシャドウは持っているべきだ!」と思って。でもブラウンはくすみがちで避けてしまうので、店員さんに「くすまなくて甘めなブラウンはありますか?」とお聞きしたところ、出てきたシャドウです。

 

確かにくすまないし甘めだ……かわいい……と、ブラウンにときめくのは私の中でちょっとレアで即決したものです!

 

と、こんな感じでお気に入りのメイク用品を紹介してみました。
ぜひお揃いしてみてくださいね!

 

ではでは
サラダバー!

 

来栖りん PROFILE

●くるす・りん…2000年11月8日生まれ。東京都出身。A型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」でセンターを務める。週刊ヤングジャンプ「制コレ’18」にてグランプリを受賞し、さまざまな雑誌の表紙や巻頭での掲載も多数。ほかにもテレビCMや、多数のバラエティー番組などへの出演で活動の幅を広げている。2019年11月には、1stメジャー写真集「Lakka」を発売。

公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_rinrin
公式Instagram:https://www.instagram.com/ringring_rin/

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

 

“日本一エロすぎるグラドル”森咲智美「エロをまだまだ極めたい」最新写真集の表紙解禁

通常版表紙

 

“日本一エロすぎるグラビアアイドル”として注目を集める、森咲智美の最新写真集のタイトルと表紙が解禁。本日3月11日(金)発売の「FRIDAY」(講談社)では、同写真集からのカットが公開されている。合わせて、本人からのコメントも到着した。

 

「グラビア・オブ・ザ・イヤー」では2018年、2019年、2020年でグランプリを獲得、3連覇を達成し殿堂入りを果たした森咲。また現在では他のグラビアアイドルたちも頻繁に使用するハッシュタグ「#これがこう」を考案し、自身のInstagramのフォロワー数は驚異の480万人を超える。

 

そんな彼女が4月15日(金)に発売する最新写真集のタイトルが、「Nectar」に決定。ネクターと言えば、果実をすり潰して作られる、非常に濃厚な味わいを持つあのソフトドリンクを想像するだろう。

 

「FRIDAY」掲載カット

 

タイトルについて、森咲は「『Nectar』には応援してくれる皆様への感謝、支えてくれるスタッフさんたちへの感謝をたくさん込めました。そしてグラビアが大好き! という気持ちも込めて撮影しました。そんな表情、私のボディを見て、とろっ♡とした甘い感情になってもらえたらと思ってつけたタイトルになります」と明かした。

 

さらに「2018年、2019年、2020年と『グラビア・オブ・ザ・イヤー』を3連覇し、2021年には殿堂入りとなり、スッと肩の荷が降りたような気がしたんですが…、やっぱりその賞に恥じないような内容にしたかったですし、エロをまだまだ極めたいと思い、私らしく頑張りました」と飽くなき野望を語った森咲。

 

「自由で私らしい様々なエロで私自身が楽しみながら撮影していただき、『芸術的なエロ』が完成した作品になったと思います」と自信を見せている。コメント全文は、下記に掲載。なお、3月11日(金)発売の「FRIDAY」で本書からの先行カットが公開されているので、そちらも要チェックだ。

 

「FRIDAY」掲載カット

 

「FRIDAY」様に4月15日発売の最新写真集のカットが掲載されています!
さらに! 最新写真集のタイトル&表紙が解禁になり…タイトルは「Nectar」です!「Nectar」には応援してくれる皆様への感謝、支えてくれるスタッフさんたちへの感謝をたくさん込めました。そしてグラビアが大好き! という気持ちも込めて撮影しました。そんな表情、私のボディを見て、とろっ♡とした甘い感情になってもらえたらと思ってつけたタイトルになります。
2018年、2019年、2020年と「グラビア・オブ・ザ・イヤー」を3連覇し、2021年には殿堂入りとなり、スッと肩の荷が降りたような気がしたんですが…、やっぱりその賞に恥じないような内容にしたかったですし、エロをまだまだ極めたいと思い、私らしく頑張りました。
自由で私らしい様々なエロで私自身が楽しみながら撮影していただき、「芸術的なエロ」が完成した作品になったと思います。今回は【通常版】に加え【豪華版】も出させていただきます! それぞれ違う味をした写真集になりましたので、ぜひどちらも堪能していただきたいと思います!

 

書誌情報

「Nectar」
2022年4月15日(金)発売

豪華版表紙

 

撮影:佐藤裕之
出版社:講談社

●photo/佐藤裕之

『ドクターホワイト』浜辺美波、瀧本美織、岡崎紗絵、高橋文哉が「TGC」コラボステージに登場

3月21日(月・祝)に開催される「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER」に、月10ドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)から主演の浜辺美波をはじめ、瀧本美織、岡崎紗絵、高橋文哉らの出演が決定した。

左から)岡崎紗絵、浜辺美波、瀧本美織、高橋文哉

 

『ドクターホワイト』は、医師でもないのに豊富な医療知識がある正体不明の女性・雪村白夜(浜辺美波)が、患者の症状から正しい病名を判別する“総合診断協議チーム”(通称:CDT)のクセ強めなメンバーたちとともに、患者に向き合っていく“診断医療ミステリー”。

 

そんな本作は3月21日(月・祝)に最終回を迎えるが、同日に東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催される「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER」に、『ドクターホワイト』チームが出演することが明らかに。

 

主演の浜辺をはじめ、瀧本美織、岡崎紗絵、高橋文哉らが、TGCのランウェイに登場する。来場者・オンライン視聴者と一緒に盛り上げるステージ連動企画も実施予定とのことで、こちらにも注目だ。

 

イベント情報

「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER (略称:マイナビ TGC 2022 S/S)」

開催日時:2022年3月21日(月・祝)開演:後2・00/終演:後8・00(予定)

会場:東京・国立代々木競技場第一体育館

公式サイト:https://tgc.st/

 

番組情報

『ドクターホワイト』

カンテレ・フジテレビ系全国ネット

毎週(月)後10・00~10・54

 

出演:浜辺美波 柄本佑 瀧本美織 岡崎紗絵 片桐仁 高橋努 高橋文哉 ・ 勝地涼 宮田俊哉 毎熊克哉 ・ 小手伸也 石坂浩二

 

公式Twitter:https://twitter.com/dr_white2022

公式Instagram:https://www.instagram.com/dr_white2022/

 

©フジテレビ

高山一実MCの新番組『ほほおちゴハン!』4月スタート!「この世の美味しいものを知り尽くしたい!」

元乃木坂46の高山一実がMCを務める新番組『今から行きたい至極グルメ ほほおちゴハン!』(テレビ東京系)が、4月9日(土)より放送されることが分かった。

高山一実

 

ひとつのグルメに熱を注ぎ込み、“グルメ沼”にハマり込んだハマりびとの“推しメシ”を紹介。ハマりびとの熱い沼トークとともに、ほほがおちる=“ほほおち”するほどおいしい激うまグルメ情報を奥深く届ける。

 

MCを務めるのは、昨年11月に乃木坂46を卒業し、テレビだけでなくラジオ、小説執筆など幅広く活躍する高山。「私自身食べることが大好きで、これまでご飯のための旅行もしてきましたし、乃木坂46卒業後は自由な時間を予約の電話に当てたりしてます…(笑)ですので、MCのお話をいただけた時は嬉しかったです」と出演への喜びを語った。

 

高山一実 コメント

私自身食べることが大好きで、これまでご飯のための旅行もしてきましたし、乃木坂46卒業後は自由な時間を予約の電話に当てたりしてます…(笑)ですので、MCのお話をいただけた時は嬉しかったです!至極グルメを食べるお仕事!最高すぎます!この世の美味しいものを知り尽くしたいですし、ゲストの皆さまから色々なお話を伺えるのを楽しみに、グルメな1時間をお届けできればと思います。

 

プロデューサー・園部雄一郎 コメント

MC高山一実さんが、一つのグルメに異常なほどの熱を注ぎ込んだ方々と「料理&トーク」を堪能します!土曜のお昼まえに「ほほがおちる」ほどの美味しい映像と語り出したら止まらないゲストのグルメ愛の連続!極上の餃子、話題のサンドイッチ、超人気のラーメンなど、高山一実さんとゲストの食べっぷりにも注目です!撮影現場で、モニターを見ているだけで「ほほおち」してしまいます。

 

番組情報

『今から行きたい至極グルメ ほほおちゴハン!』

2022年4月9日(土)スタート

毎週土曜 前11・03~

 

©︎テレビ東京

岸明日香「丸みのあるいいお尻になったと思います!」アニバーサリー写真集「Culmination」発売

グラドルの枠を超え、ドラマ、バラエティと活躍の幅を広げている岸明日香さんが、3月14日(月)にアニバーサリー写真集「Culmination」を発売。30歳という節目とデビュー10周年の“集大成”となるメモリアルボディを収めた一冊についてはもちろん、グラビアに対する熱い思いなども伺いました。

 

岸明日香●きし・あすか…1991年4月11日生まれ。大阪府出身。趣味はスポーツ観戦、映画、音楽鑑賞。現在は『激!今夜もドル箱』(テレビ東京)、Twitter生配信番組『ツイスパTV』に出演中。TwitterInstagram

 

【岸明日香さん撮りおろしカット】

 

今回の写真集では、これまでと違う私を見せたい

 

──アニバーサリー写真集のタイトルを「集大成」「最高点」「頂点」などの意味を持つ「Culmination(カルミネーション)」に決めた理由は?

 

 いろんな候補があった中から、自分で決めました。デビューして5年目ぐらいたった時、「10年目にちょうど30歳になるので、それまでお仕事を続けて、アニバーサリー写真集を絶対出したい!」と思っていました。それもあって、どこかで「集大成」の意味合いのあるワードを入れたかったんです。今回、うれしいことにこのタイミングで写真集のお話を頂き、「集大成」を英語で調べてみたら、「Culmination」という言葉が出てきて! とても響きがかっこいいのに、意外と写真集のタイトルで使われていない。早速、お気に入りになって、ずっと家で唱えていました(笑)。

 

──昨年からジムに通われていたと伺いました。今回の撮影のためにした体作りについて教えてください。

 

 実は私、これまでボディメイクというよりは、食事制限で体作りをしていました。ご飯を我慢するだけでもキツいのに、得意じゃない運動するのは……と思っていたんです。だけど今回の写真集では、これまでと違う私を見せたいと思い、食事制限以外にも、4~5カ月間パーソナルジムに通ってお尻を中心に鍛えました。私が年齢を重ねるということは、ファンの方も年齢を重ねるわけで。もしかするとお尻好きな方も増えてきたんじゃないかなと思ったのと、以前からコアなファンの方から「お尻が素敵なのに、お尻グラビアって少ないね」とも言われていたこともあったので意識しました。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──ちなみに、具体的なトレーニング方法は?

 

 お尻の上部を鍛えると足が長く見えるようになると聞いたので、そこに負荷をかける運動を徹底的にやりました。悲鳴を上げながら…(笑)。また、自宅ではチューブを使った運動したり。…初めて運動を頑張りました(笑)。自分では、結果的に丸みのあるいいお尻になったと思います! ただ筋肉が付きやすい体質で、最初は腕など筋肉がついてほしくない部分にも付いてしまって。そこに気を使いながらの調整が難しかったです。運動をしている中で「ファンの方は果たして鍛えた体が好きなのか?」という疑問にぶち当たり、華奢な体をキープしたまま鍛えようといろいろ試行錯誤しながらしていましたね。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

今回は表紙から三角ビキニで攻めさせてもらっています

 

──今回の写真集のコンセプトについて教えてください。

 

 打ち合わせには第一段階から入らせてもらったのですが、“大胆かつ爽快”でしょうか(笑)。これまで出した写真集は、しっとり肌を出す感じが多かったですが、今回は屋外で開放的に肌を出すイメージでいきたいとお話して。昨年10月に沖縄で撮影したんですが、あえて私も行ったことがある沖縄が安心感もあって、より開放的になれるかなと。また、今まで行ったことのないプライベートビーチのような場所でも撮影することができました。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──撮影されたカメラマンの曽根将樹さんとは初コラボだったそうですね。

 

 これまでは私を撮ってくださったことのある、おなじみのカメラマンさんが多かったんですが、今回は初めての温度感を体験したくて、曽根さんにお願いしました。私が去年クルマの運転免許を取ったこともあり、曽根さんを助手席に乗せて、プライベートで初運転しているカットもあります。曽根さんはずっと運転を不安そうにしていましたが……(笑)。とにかく楽しくて、気持ち良くて、ずっと笑いながら撮影させていただきました。唯一恥ずかしかったことは、ヘアメイクもせずに寝起きのままで撮ってもらった、すっぴんカットでしょうか。

 

──そのほか、お気に入りのカットがあれば教えてください。

 

 いっぱいありすぎて、正直選べないんですが、例えば2ページ目にある海での引きのバックショットもいいですね。これまで、インパクトが薄れるんじゃないかという怖さもあって、寄りに比べて、引きの写真はあまりお気に入りではなかったんです。でもこの写真は、ものすごくインパクトがあって。今回頑張ったお尻も見えつつ、胸から腰のラインまで、自分が見せたい要素が詰まっていて、「ボディライン、めちゃめちゃ良くない!?」と思えるショットです(笑)。あと、私の体形的に、一番似合うとよくいわれる三角ビキニのショットも多いんです。写真集になると、デザイン重視で意外と着られなかったりするんですが、今回は表紙から三角ビキニで攻めさせてもらっています。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──また、1万字以上に及ぶインタビューも収録されています。

 

 この30年間、紆余曲折ありましたし、自分の育ってきた環境やルーツ、苦労したことなど、幼少期から現在に至るまで、お仕事とは関係ないエピソードもたくさん書かれています。恋愛観をはじめ、これまであまり話したことのないパーソナルな部分にも触れているので、読み応えがあると思いますし、ファンの方には喜んでもらえると思います。写真集全体としてのみなさんの率直な意見や反応が楽しみです。

 

いろんな塩を見た後輩からは、「なんか怖い!」と言われたこともありましたね(笑)

 

──ちなみにグラビア撮影に必ず持っていくモノやグッズはありますか?

 

 アロマが入っていて、お肌がツヤツヤになるボディークリームは必需品です。泊りロケの時は、入浴剤や、エステで使うような美顔器やキャビテーションまで大量に持っていって、かなり大荷物になるんです。気持ちの問題ですが、前日の夜にやらないと不安になってしまうんです(笑)。普段はそこまで気にならないのですが、しっかり写真として残るグラビア撮影には、やはり100%万全な状態で挑みたい気持ちが強いんですよね。私にとって、最強のダイエット法はグラビアと言えるぐらい、グラビアのお仕事があることで、しっかりダイエットできるんです(笑)。

 

↑岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より (C))SDP

 

──美顔器やキャビテーションとった美容家電は常に調べているんですか?

 

 ボディークリームはお肌がデリケートなこともあり、一回使っていいと思ったものをずっと使っていることが多いですが、美容機器に関しては、新しい機能の製品をチェックすることが多いですね。

 

──岸さんは料理がお好きだと伺いましたが、特にこだわりはありますか?

 

 お料理する時に使う炊飯器と電子レンジに関しても、常にチェックして、最新機能が備わったモノを揃えます。そのため、家にレンジが3台もある時期もありましたね(笑)。ただ料理の場合は、電化製品というより食材をそろえてしまうことが多くて。例えば塩へのこだわりもあって、「太陽と風がつくる豊島の海を丸ごととじ込めた塩」(※岸さんオススメの塩の商品名)など、水晶のような高価な塩を集めたり、常にバッグに入れていることもありました。日本酒もいろいろとそろっています。そうそうキッチンに並べたいろんな塩を見た後輩からは、「なんか怖い!」と言われたこともありましたね(笑)。

 

岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』
2022年3月14日(月)発売

価格:3000円+税
発行:SDP

(C)SDP

【岸明⽇⾹アニバーサリー写真集『Culmination』より】

 

撮影/関根和弘 取材・文/くれい響

『モヤモヤさまぁ~ず2』火曜深夜に移行!大竹一樹「何回目なんだよ!」

毎週土曜日に放送中の『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)が、4月5日(火)の放送より毎週火曜午後11時6分からに放送枠を移行する事が発表された。

©テレビ東京

 

3月5日(土)の放送に、2代目アシスタントの狩野恵里アナウンサーが緊急出演。「『モヤさま』は4月からまたひっこします。」と書かれたブランケットをさまぁ~ずに手渡した。

 

10月以来、通算8度目の枠移行に、大竹一樹も「何回目なんだよ!この間はもう換算されてない位短いよ!」と思わずツッコミを入れた。

 

さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)コメント

7回目の引越から半年で8回目の引越し。土曜日に定着する前の早めの枠移行でよかったです。しかも放送時間も伸びるので。俺らも見ていて「早ぇー!もう終わるの?」といった感じでしたし。「これからだぞー!」とエンジンがかかる前に終わるというか。それがまた良い長さの放送時間になるのでゆっくり見ていただけるかなと思います。

 

この半年間、早朝のスピンオフ番組として狭い町内を巡る「あさモヤ」(※関東ローカル)をやらせてもらったのはすごくプラスになりました。15年前の番組スタート当初の感じを思い出したというか。そんな「あさモヤ」的な町ブラも火曜夜に引き継いで残していくという事なので楽しみですね。

 

まあ、僕らはやっていくことは変わらないので、同じように楽しく「街」と「町」を歩いていきます。2人とも色んなことをすぐに忘れちゃうので、15年モヤさまをやっていても常に新鮮な気持ちです(笑)

 

田中瞳アナウンサー コメント

私がモヤさまアシスタントを担当してからまだ丸3年も経っていませんが、すでに何度か番組の引越しは経験してきました。ただ、平日の放送になるのは初めてです!

 

個人的には、火曜は夜10時からWBSで経済の動きを報道、その後にモヤさまが見られるようになるという流れは、充実した夜のひとときになりそうな予感がしています。引越しが多くて視聴者の皆さんには申し訳ないですが、引越しする度について来ていただけるように、変わらぬモヤさまであり続けたいと思っています。さまぁ~ずさんや街の皆さんの笑い声で、寝る前に見てくださる方の心が少しでも明るくなれば嬉しいです!まずは放送日時を浸透させるために、積極的に発信していきたいと思います。

 

狩野恵里アナウンサー コメント

このたびモヤさまがまたまたお引越し!今回で8回目です!その都度、曜日と時間を覚えてくださった皆様本当にありがとうございます。次は、火曜の夜11時06分です。奇しくも初代アシスタント・大江キャスターと4代目アシスタント・田中アナが出演しているWBS後の放送ということで、覚えやすいのではないでしょうか!週の2日目、なんだかやる気がイマイチおきないなぁ…という時にぜひ観てみてください。

 

きっと、明日への活力がみなぎってくると思います。曜日が変わっても、きっとこの15年ほどやってきたことは変わらない気がしています。街にお邪魔してモヤモヤを探す。三村さんの土下座入店もきっとあるし、大竹さんの詰め寄りフェイスもきっと飛び出します。ぜひ、引き続き火曜夜11時06分からのモヤさまも愛していただけますと嬉しいです!!

 

テレビ東京プロデューサー・株木亘 コメント

どんなドイヒーな事も「モヤさまっぽいよねー」という一言とクスッとした笑いで全てを片付けられる不思議な番組。半年での引越しも、放送時間がまた長くなるのも「モヤさまっぽい」おもしろネタとして捉えています。

 

そんな15年積み重ねてきた「モヤさまっぽさ」を武器に火曜夜に更にパワーアップします!放送時間が長くなるので、モヤさまっぽい「ゆるゆる雰囲気」をまたお楽しみいただけると思います。さらに、超ド級なマイナーな“町”を朝からほっつき歩く「町内ブラブラ」を新企画として定期的にやっていきます。「ウチの町には絶対に来ないだろう」と思っていた皆さん、ひょっとしたらモヤさま一行がお邪魔するかもしれませんので楽しみに待っていてください!!

 

番組情報

『モヤモヤさまぁ~ず2』

テレビ東京系

毎週土曜 後11・00~11・25

 

『あさモヤさまぁ~ず2』

毎週土曜 前5・30~6・00(※関東ローカル)

 

※『モヤモヤさまぁ~ず2』『あさモヤさまぁ~ず2』は

2022年4月5日(火)の週から、毎週火曜 後11・06~11・55に枠移行

 

出演者:さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)、田中瞳(テレビ東京アナウンサー)

 

©︎テレビ東京

増田貴久主演ドラマ『吉祥寺ルーザーズ』放送決定 ヒロインは田中みな実、企画・原作は秋元康

秋元康が企画・原作を務める完全オリジナルドラマ『吉祥寺ルーザーズ』(テレビ東京系)が4月より放送されることが決定。主演をNEWSの増田貴久、ヒロインを田中みな実が務める。

『吉祥寺ルーザーズ』

 

本作は、人生の負け組6人がひとつ屋根の下シェアハウスで一緒に暮らす日々を描いたシチュエーションコメディドラマ。脚本は池田テツヒロ、演出は佐藤祐市が担当する。物語の舞台は不動の人気タウン、東京・吉祥寺。なぜか安い家賃に、不可思議な募集方法、そして、謎の開かずの扉…。そんな、謎めいたシェアハウスで、性別も年齢も職業もバラバラの“ルーザー”たちの奇妙な共同生活が始まる。

 

女子校の教師として順風満帆なイケメン人生を送っていたが、ある出来事がきっかけで心がポキッと折れてしまった主人公・安彦聡を演じるのは増田貴久。テレビ東京のドラマは、2020年4月に放送されたドラマホリック!『レンタルなんもしない人』以来2回目の主演となる。

 

増田は「テレビ東京で連ドラのオファーを頂くのは2度目になります!前回はレンタルされてなんもしなかったですが、今回はなにか…するんでしょうか!?僕も楽しみながら撮影頑張ります」と意気込みを語った。

 

現在、夫と離婚調停中の元女性ファッション誌の編集長・大庭桜役には、田中みな実。本作について「テンポがよくて、見やすく、気付けばクセになるドラマになりそうな予感です。愛すべきルーザーたちの負けっぷりを毎週温かく見守っていただければと思います」とコメントした。

 

そのほか、全く売れていないが自称芸人の実演販売員・秦幡多役に片桐仁。博多から上京してきた生意気なキャバ嬢・望月舞役に、HKT48の初代センターとして活躍し、今年4月に卒業を控える田島芽瑠。卒業後は女優の道へ進みたいという田島にとってアイドル卒業後、初のドラマ出演となる。

 

そして、普段は真面目なのにギャンブルに溺れ、借金まみれの公務員・胡桃沢翠役を濱田マリ、元広告代理店勤務のエリートながらリストラされた天涯孤独の男・池上隆二役を國村隼が演じる。

 

秋元康(企画・原作)コメント

競争社会の中で、いつから、“勝ち組”“負け組”なんて言葉が使われるようになったのでしょうか?

 

生きにくい世の中です。誰もが、“ダメな自分”に落ち込むことがあります。そんな時に、「そんな生き方でもいいんだよ」と、勇気を貰えるドラマを作りたいと思いました。

 

世間では、“負け組”と呼ばれる6人が、訳ありなシェアハウスで共同生活を送るうちに、他人の優しさや愛に触れ、忘れていた何かに気づく物語です。『全てに負けているわけじゃない』『勝ってるところだってあるじゃないか!』『人生、捨てたもんじゃないな』少しだけ、自分に自信を取り戻せた時に、他人と比較すること、他人と競い合うことの愚かさを知ります。『自分は自分でいいんだ』毎週、月曜日のこの時間、視聴者の皆さんが笑いながら、元気になっていただけたらと思います。

 

増田貴久 コメント

吉祥寺のシェアハウスに集まった訳ありのルーザーズ。

 

この生活のシェアにどんな展開が待っているのか…開かずの扉は…。

 

笑ったり、ワクワクしながら見ていただけたらなと思います。

 

キャストもクセの強そうな?!方々ばかりなので、どんな掛け合いになるのかとても楽しみです。

 

片桐仁さんと久々の共演をさせていただけることも楽しみです!

 

高校教師の役なので、先生ってどんな感じかなーと毎日想像しています。

 

テレビ東京で連ドラのオファーを頂くのは2度目になります!

 

前回はレンタルされてなんもしなかったですが、今回はなにか…するんでしょうか!?

 

僕も楽しみながら撮影頑張ります。

 

4月の夜はテレビ東京でシェアハウスにGO!!!!!!!

 

田中みな実 コメント

「面白そう!」と、企画の段階からワクワクさせられました。台本を頂き、キャストの皆さんの顔触れを拝見して、いっそう期待感が高まりました。会話劇のようなお芝居は初めてで、役柄もこれまでに演じたことがないような人物です。いろいろとこじらせている、ちょっとお節介でひと言多い離婚調停中の35歳。自身と重なるところがあるような、ないような…。畳みかけるようにダダダダっと喋るところが随所にあるので久しぶりにアナウンサーの頃の教材を開いて活舌練習をしています。

 

テンポがよくて、見やすく、気付けばクセになるドラマになりそうな予感です。

 

愛すべきルーザーたちの負けっぷりを毎週温かく見守っていただければと思います。

 

片桐仁 コメント

基本、シェアハウスの中での会話劇が中心なので「緊張感のあるやりとりになるだろうな~」と、始まってもいないのにブルってしまいました。もう緊張しています。増田君という知り合いが居てくれるだけで、とても心強いです。

 

あと、僕の演じるマンタは、脚本の池田さんがご自分を投影されてるのな?と台本を読んで思いました。

 

とにかく、本番中もそうでない時も、共演者の皆さんやスタッフさんとの、細かいやりとりもドラマに生きてくると思うので、大切にしたいです。不意に失礼なことを言わないように気をつけたいです。

 

以前、シェアハウスに取材に行ったことがあって、ひとつ屋根の下に住む、住民同士の絶妙~な距離感を見て、「こりゃドラマが生まれるなー」と思いました。そのリアリティが出れば、より楽しんでもらえると思っています。そこにルーザーズたちの過去のドラマが重なって、『何故この6人で暮らすのか?』という謎が明らかになっていく!こりゃ~面白いですよ!

 

田島芽瑠 コメント

シチュエーションコメディってどんな感じになるのだろうとワクワクしておりました。台本を頂き初めて扉を開けた時に住人たちの会話をのぞき見しているような感覚になり新しい風を感じました。クスッと笑える部分もあれば、共感できるところもあって、何げない会話の中で「言われてみれば」とふと考えさせられたり。

 

1つ屋根の下で繰り広げられる6人の個性のぶつかり合いが面白いと思いました。

 

人生の負け組と言われた住人たち。そんなルーザーな私たちがシェアハウスを通してどう変化していくのかとても楽しみです。

 

私が演じる望月舞ちゃんの最初の印象はバリアが多い女性でした。

 

分かりやすそうに見えてすごく難しい。誰にも舐められたくないし、弱いところを見せたくない。信じたいと思ったものはとことん信じたい。好きな人には何でもしてあげたい。だって好きだから、嫌われたくないから。そんな真っすぐな部分がとてもいとおしいです。

 

これから作品作りが始まり彼女と向き合うことでどんどん好きになっていくだろうなと感じています。

 

そんな彼女の強さも弱さも全てぶつけて、皆さんに愛していただける存在になれるよう頑張りたいと思います。

 

個人的には片桐仁さん演じる秦幡多さんと望月舞のやりとりがとても好きなので楽しみです。

 

濱田マリ コメント

6人の住人は皆、とてもかわいらしいなぁと思います。そして早くこのドラマが見たい!と思いました。ってこれから実際に演じるワケですが。セリフ量が多く、テンポ感も重要になると思うので、台本を読みながら体の各所から汗が噴き出しております。

 

セリフをしっかり覚えて現場に入って、撮影を楽しみたいです。集中力をマックスにして、ルーザーズの皆さんと“ゾーン”に入るようなお芝居をしてみたいです。翠はギャンブル好きの公務員なので、それぞれにスイッチする瞬間を大切に演じたいです。

 

視聴者の皆さんには、ぜひとも“推し住人”を決めていただき、応援してほしいです。ちなみに私の推しは、國村隼さんが演じられる池上です。

 

國村隼 コメント

このドラマは、シェアハウスという、2022年の状況をうまく使った設定の中で、そこに集まるクセの強い登場人物たちが織り成す人間模様です。シナリオは、現代社会のリアリティーを軽やかに面白く描いているなと感じました。

 

また、映像作品なのですが、ワン・シチュエーションの舞台劇を観るような面白さもあります。これをどう映像化していくのか、それを楽しみに撮影に臨もうと思っています。

 

今という時代を、この東京で〈懸命かつけなげ〉に生きている登場人物たちをご覧になって、日々過ぎていく〈物事の見方や感じ方〉なんていうのを振り返ったりしながら、一日の終わりを軽く愉しんでみてください。或いは、「ドキッ!」としてください。

 

稲田秀樹(テレビ東京)プロデューサーコメント

秋元康さんとのお仕事は一昨年秋に放送され話題を呼んだ『共演NG』以来となります。

 

いつもそのアグレッシブでトライアルな企画力には感嘆させられますが、今回稀代のヒットメーカーである秋元さんが選んだ題材はなんと“シットコム”。古くは「奥さまは魔女」に始まり、最近でも「フレンズ」「ビッグバン・セオリー」などロングヒット作品の多いジャンルのドラマです。

 

描かれる舞台が限定され、主にに会話だけを武器に戦うこのシチュエーションコメディは、脚本、演出、お芝居それぞれに逆に高度なテクニックが要求され、日本ではなかなか成功例がありません。そこに果敢に挑戦するのが『吉祥寺ルーザーズ』です。

 

そんな面白い試みに、これ以上望めないすてきなメンバーが集まってくれました。昨今、俳優業で目覚ましい活躍を見せる増田貴久さんをはじめ、田中みな実さん、國村隼さんら人気と実力を兼ね備えたキャスト陣。そして脚本には役者業のかたわら舞台の作・演出など幅広い活動で注目の池田テツヒロさん。演出にはこれぞシットコムの金字塔・映画「キサラギ」を手掛け、ヒット作を連発する佐藤祐市さん。もう安心しかありません。現在、絶賛制作中の台本もめちゃめちゃ面白いです!

 

人生の負け組たちが「テラスハウス」をやるとこうなっちゃうんだろうな…という感じで、毎回、笑って笑って笑って、でも最後にちょっと「ほっこり」する、そんなドラマになると思います。4月からの月曜の夜、少しばかり奇妙な住人たちと一緒に楽しい共同生活を送ってもらいたいです。ぜひご期待ください!

 

番組情報

ドラマプレミア23『吉祥寺ルーザーズ』

テレビ東京系

2022年4月スタート

毎週(月)後11・06~11・55

地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」「ひかりTV」で配信

 

<出演>

増田貴久、田中みな実、片桐仁、田島芽瑠、濱田マリ/國村隼

 

<スタッフ>

企画・原作:秋元康

監督:佐藤祐市(共同テレビ)、松木創(共同テレビ)、小林義則(共同テレビ)

脚本:池田テツヒロ

チーフプロデューサー:阿部真士(テレビ東京)

プロデューサー:稲田秀樹(テレビ東京)、橋本芙美(共同テレビ)、村木美砂(共同テレビ)

制作:テレビ東京、共同テレビ

製作著作:「吉祥寺ルーザーズ」製作委員会

 

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/kichijoji_losers/

公式Twitter:@tx_losers

公式Instagram:@tx_losers

間宮祥太朗「ドラフトのシーンは、いちタイガースファンとして、ものすごく気持ちが舞い上がってました(笑)」

“松井秀喜以上の逸材”と言われ、2013年に阪神タイガースに入団した元プロ野球選手の横田慎太郎さん。若くして病に冒され、引退を決意した最後の試合で見せたバックホームのプレーは、阪神ファンのみならず、多くの野球ファンの心に残っている。その横田さんが綴った自伝エッセイを基に、間宮祥太朗さんを主演に迎えドラマ化した『奇跡のバックホーム』が3月13日(日)にテレビ朝日系で放送する。「タイガースファンであるということだけで、この役を背負っていいのかと最初は悩みました」と話す間宮さんに、ドラマの撮影や原作を通して感じた横田さんの人柄や野球への思いをたっぷりと語っていただきました。

 

間宮祥太朗●まみや・しょうたろう…1993年6月11日生まれ。現在、ドラマ『ファイトソング』(TBS系)に出演、Netflixオリジナルコメディーシリーズ『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』が配信中。4月13日(水)より主演ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)がスタート。主演映画『破戒』が7月8日(金)より公開予定。Twitter

 

【間宮祥太朗さん撮りおろしカット】

 

“奇跡”のひと言では終わらせてはいけない、そこに至るまでの思いも知ってください

 

──このドラマは横田選手の自伝エッセイが基となっています。原作はお読みになりましたか?

 

間宮 拝読しました。横田選手が引退試合で見せたバックホームの映像も拝見していたのですが、本を読んだあとでは印象が全然違って。やはり映像のほうが視覚的なインパクトがありますし、すごさがダイレクトに伝わってきますけれど、原作にはそこに至るまでの横田さんの苦悩や葛藤が克明に描かれているんです。僕自身、初めて知ることが多く、それを踏まえた上で再度映像を見た時は、簡単に“奇跡”というひと言で終わらせてはいけないものがあるなと感じました。

 

──今回のドラマでは、横田選手がプロ野球選手となり、そこから病気を患い、引退を決意するまでの流れもしっかりと描かれているとお聞きしました。

 

間宮 はい。原作を読んだ時にも感じたのですが、“自分はここに戻るんだ!”という明確な場所や目標がある人間は強いなと思いました。横田さんも、確固たる意志を持って闘病に挑む自分を奮い立たせているように感じて。しかも、そこには球団関係者やチームメイト、それにファンの方々など、自分を待ってくれている人たちがいる。それが強さになっているんだなと感じました。

 

──撮影はいかがでしたか?

 

間宮 撮影に入る前はいっぱいいっぱいで、いつもと違うプレッシャーがありました。というのも、実在した人物を演じた経験は時代劇などでありますが、ご存命の方は初めてで。それに、実際に僕が演じた横田さんの姿をご本人や関係者の方が見るのかと思うと、普段感じないような緊張感に襲われて(苦笑)。同時に、横田さんが歩んだ半生をしっかりと伝えていかなければいけないという使命感や責任感もあり、気持ちがいつもと大きく違いました。

 

──演じる上で特に意識したのはどんなところだったのでしょう?

 

間宮 実は撮影に入る前に、実際に横田さんにお会いする機会をいただいたんです。その時にすごくピュアな方だなと感じたんですね。心の透明度が高いといいますか。そうした印象をしっかりと視聴者にも伝えていきたいと思いながら演じたのを覚えています。

──間宮さんは阪神タイガースの大ファンでもいらっしゃるので、縦縞のユニフォームに袖を通した時は感慨深かったのでは?

 

間宮 いやぁ、ものすごく嬉しかったです!(笑) ただ、ユニフォームもそうですが、ちょっと不思議な感覚というか、感動を覚えたのがドラフトのシーンでした。横田選手と同期の選手の名前がテーブルの前に並んでいて、そこに僕も一丁前の顔をして座っていたんです。“…あ、隣は梅ちゃん(梅野隆太郎選手)だったんだ”とか思ったりもして。その時は、いちタイガースファンとして、ものすごく気持ちが舞い上がってましたね(笑)。

 

──(笑)。また、先ほど実在する人物を演じることにプレッシャーがあったとお話しされていましたが、撮影を終えた今はどのような心境でしょう?

 

間宮 ドラマの中には横田さんの思いが詰まったシーンがたくさんあり、そこは自分らしくしっかり表現できたかなと感じています。きっとそれは、自分自身がプロ野球ファンであり、阪神タイガースファンであり、そして横田選手のお人柄に感銘を受けたからこそできたことなのかも……とも思っていますね。

 

──では、改めて間宮さんにとって横田さんはどのような存在になっていますか?

 

間宮 原作やドラマのセリフに、「野球がうまいのがプロ野球選手ではなく、応援されてこそプロ野球選手なんだ」というのがあるのですが、この言葉に横田選手のすべてが詰まっているなと感じます。というのも、本当に多くの方に愛されている方なんだということを演じながら強く実感したんです。これは横田選手に限ったことではないのかもしれませんが、現役を引退されてもなお、ドラマ化されたり、たくさんの方の記憶に残っているのは、純粋に選手としての技術や活躍だけでなく、みんなから愛される人柄だったというのも大きいと思うんです。僕個人としては、もし横田選手が引退せず、まだ現役でプレーをされていたらどんな選手になって、どんな活躍をされていたのかなと想像することもありますが、今、前向きに力強く人生を送っていらっしゃる姿からもたくさんの刺激をいただいています。

自分に子どもができたら、一度はしっかりと野球をやらせてみたい

 

──ちなみに、間宮さんの中で記憶に強く残っているプロ野球選手といえばどなたですか?

 

間宮 大好きだったのは金本(知憲)さんでした。あのオーラはやっぱりかっこいいなって思ってましたね。あと、スアレス選手も好きでした。特に昨年は、“ここでスアレスにどうにかしてもらわないと負けちゃうぞ!”っていう試合を何度も救っていただきましたから。タイガース以外なら(広島東洋)カープの黒田博樹投手。マウンドから威圧感を放っている雰囲気にいつもシビレてました。

 

──金本さん以外ではピッチャーが多いんですね。タイガースの若手で期待している選手はいますか?

 

間宮 やっぱり及川(雅貴)選手ですね。だって、まだ20歳ぐらいですもんね。役者もそうですが、プロのスポーツ選手は20歳だろうが、40歳だろうが関係なくて。同じ土俵に立てば立場は一緒だし、20歳のルーキーピッチャーがベテランの強打者から空振りを奪ったりする。そうしたプレーを見ていると本当にワクワクします。

 

──実際に球場に観に行くことも多いんですか?

 

間宮 時間があれば、よく観に行きます。特にピッチャーが強い時の試合って観ていて緊張感があるし、ものすごく楽しいですね。とはいえ、その半面、投手戦になりすぎると、試合の展開が早すぎてちょっと残念だったりする。“あれ? まだ21時にもなってないのに、試合終わっちゃったよ…”って(笑)。やっぱり現地観戦だと長く試合を楽しみたいなって思っちゃいます。

──では、間宮さんが感じる野球の魅力とは?

 

間宮 昔自分もやっていたから大好きだというのもありますが、それ以外の理由として、世界を相手に戦えるスポーツだというのもあります。先ほどの話にも通じることですが、小柄な日本人選手でも、体格の違うメジャーリーガーを倒す力がある。そこが見ていて気持ちいいです。ただ、そうした強い選手をたくさん輩出していくという意味でも、野球人口がこれ以上、減らないでほしいなって思います。

 

──確かに、今は若者の野球離れがプロ野球界の課題になっています。

 

間宮 もちろん僕らの時代とは違い、今は子どもたちにとって野球ができる場所を探すほうが難しいので、仕方ないところもあるとは思うんです。だからこそ、もし自分に子どもができたら、なんとか一度は野球をやらせてみたいですね。…とかいいながら、小学生ぐらいになってサッカーが好きになったらどうしましょうね(苦笑)。まぁ、それでも本人が何かしらスポーツをしたいと思ってくれれば、それだけで十分ですけど。

 

──さて、そろそろプロ野球も開幕しますが、最後に今年の阪神タイガースに期待していることを教えてください!

 

間宮 キャンプ、オープン戦を経て、一体誰が残っているのか……。まずはそこを楽しみたいなと思います。それに、もちろんそれぞれの選手に期待していますし、優勝を目指して頑張ってほしいと思っています。……ただ、それよりも何より、いちタイガースファンとして言わせていただくと、失策数を減らしてほしいなと(苦笑)。僕が言うまでもなく、野球ってエラー1つで大きく流れが変わってしまうスポーツですし、昨年もエラーから崩れていった試合が何度かありましたから。あと、昨年はシーズン後半の打線に少し元気がなかったのが残念でした。前半から中盤にかけてはどの打順からでも点が取れるようなワクワクする試合がたくさんあったので、今年こそは一年を通して強い勢いのまま最後まで突っ走っていただけたらと大いに期待しています!

 

 

ドキュメンタリードラマ『奇跡のバックホーム』
3月13日(日) ABCテレビ・テレビ朝日系24局 午後1:55~

(STAFF&CAST)
原作:横田慎太郎『奇跡のバックホーム』
脚本:ひかわかよ
監督:吉村慶介
出演:間宮祥太朗、石田ひかり、丸山智己、三浦景虎、村瀬紗英ほか

(STORY)
2014年度のドラフト2位で阪神タイガースに入団した横田はプロ3年目で活躍を見せるも、次第に視力低下や頭痛に悩まされ、翌年脳腫瘍と診断される。周囲の支えを受けながら闘病とリハビリに励む彼の目標は一軍復帰。しかし低下した視力だけは戻らず、19年9月に1096日ぶりの二軍公式戦で引退試合に挑むのだった。

 

撮影/関根和弘 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/三宅 茜 スタイリスト/津野真吾(impiger) 衣装協力/DELUXE、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE、BRAND SELECT

橋本環奈が『情熱大陸』に登場!初めて尽くしの大舞台に挑む天真爛漫な23歳に迫る

3月13日(日)の『情熱大陸』(MBS/TBS系)に、女優・橋本環奈が登場する。

橋本環奈

 

愛され続ける名作アニメ映画「千と千尋の神隠し」。その世界初となる舞台化公演で、自身初の舞台出演にして主演を務めることになった橋本。映画やドラマに絶えず出演し、CMや雑誌・バラエティ番組などからも引く手数多と多忙を極める23歳の新たな挑戦を番組で追った。

 

大役にも肩肘を張らず、演出を手掛けるジョン・ケアード(英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)が「環奈は笑い声が大きいから探す手間が省ける(笑)」と話すほど、持ち前の天真爛漫さで周囲を和ませる橋本。初めて尽くしの幕が上がり、魅せたものとは。

 

PROFILE

橋本環奈

●はしもと・かんな…1999年2月3日生まれ。福岡県出身。2011年「奇跡」(監督:是枝裕和)で映画デビュー。2016年「セーラー服と機関銃 -卒業-」(監督:前田弘二)で映画初主演を務め、第40回日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞。数多くの映画・ドラマに出演するほか、CMやバラエティ番組など幅広く活動。2022年3月より初舞台で初主演となる「千と千尋の神隠し」が公演中。

 

番組情報

『情熱大陸』

MBS/TBS系

2022年3月13日(日)後11・00~11・30

 

番組HP:https://www.mbs.jp/jounetsu/

番組Twitter:@jounetsu

Instagram:https://www.instagram.com/jounetsu_tairiku/

Facebook:https://www.facebook.com/jounetsutairiku

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChrwWDsptJWqbV_oPKdHk1Q

 

©MBS

滝藤賢一×広瀬アリスW主演『探偵が早すぎる』続編決定「テレビ的にギリアウトぐらいを攻めていきたいです(笑)」

2018年7月期に放送され、2019年12月にはスペシャルドラマも制作された滝藤賢一、広瀬アリスがW主演を務める人気コメディ・ミステリーが4月14日(木)から再び連続ドラマ『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』(日本テレビ系)として放送されることが決定した。

ほんの些細な違和感やミスを察知して未然に殺人計画を防いでしまう、“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤賢一)。千曲川の活躍によりSeason1で父の遺産5兆円を相続した十川一華(広瀬アリス)だったが、Season2となる本作では別の財閥の遺産2000億円も相続することになり、その一族の人間からまたも命を狙われることに。犯人が仕掛けたトリックと同じ方法で返り討ちにする“トリック返し”を得意とする千曲川。今回も凶悪な刺客たちに向け、千曲川の華麗なトリック返しが冴え渡る。

 

さらに、冷静沈着にしてさまざまな資格や免許を習得しているスーパー家政婦・橋田政子役の水野美紀もレギュラー出演。千曲川と一華、橋田のコミカルな掛け合いとともに、社会人となった一華と先輩&財閥のイケメン令息との恋模様も見どころとなる。またSeason1以上にクセ強な新キャラが多数加わり、一華の命を狙う刺客など豪華ゲストも登場する。

 

滝藤賢一(千曲川光役)コメント

『探偵が早すぎる』の強みは、特にメッセージがないことだと思っております。
ただただ深夜に何も考えず観れるお気楽なドラマだと、自身を持って言えます。
笑いアリ!涙なし!

 

元気を皆様に届けたい!

 

その一心でスタッフ、キャスト一団となって撮影に挑みたいと思っております。

 

広瀬アリス(十川一華役)コメント

シーズン2も台本を読んでいるだけで千曲川さんや橋田さんと楽しそうに過ごしている姿が浮かんできて、テイストは変わっていないと感じました。原作者の方も“楽しく好きにやってください”とおっしゃってくれたそうですし、その期待に応えて、テレビ的にギリアウトぐらいを攻めていきたいです(笑)。木曜の夜11時59分からは、ぜひ『探偵が早すぎる』を見て大笑いして、いい夢を見ていただきたいです。

 

水野美紀(橋田政子役)コメント

お話的には、今回も遺産相続の話になるのですが(笑)、その分シーズン1やスペシャルを見てくださっている方は懐かしく、見やすい構成になっていると思います。もちろん、はじめて見る方もめちゃめちゃ楽しんでもらえる内容ですし、役者陣の暴れっぷり、演出の璃東東一郎さんの暴れっぷりを楽しみにしてください。面白さは保証します。

 

番組情報

『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』

日本テレビ系

2022年4月14日(木)スタート

毎週木曜 後11・59~深0・54

萩原みのりインタビュー「たとえダメなところがあっても、登場人物全員を愛せてしまう。ほかにはない作品だなと感じています」

岸田國士戯曲賞受賞作家・三浦大輔さんが2010年に書き下ろし、2016年には映画化もされた傑作舞台『裏切りの街』が待望の再演。主人公・菅原裕一の恋人役を、これが舞台作品2本目となる萩原みのりさんが務める。「三浦さんの作品には、現実と地続きのようなリアリティがある」と話す彼女に、今作の思いや緻密さ故にひと筋縄ではいかない稽古場での様子をたっぷりと伺った。

 

萩原みのり●はぎわら・みのり…1997年3月6日生まれ。愛知県出身。最近の出演作に映画『成れの果て』、ドラマ『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』(日本テレビ系)、『神木隆之介の撮休』(WOWOW)、『にんげんこわい』(WOWOW)など。映画『N号棟』が4月29日(金・祝)より公開予定。TwitterInstagram

 

【萩原みのりさん撮りおろしカット】

 

三浦さんの演出は針の穴に糸を通すような感覚なんですが、その穴が本当に小さくて

 

──今回はオーディションだったそうですね。

 

萩原 はい。三浦さんの舞台はこれが初めてになるんですが、以前、三浦さんが監督をされた映画『何者』(2016年)でも一度お仕事をさせていただいていたんです。ですから、少しはリラックスして会場に行けました。

 

──では、本番もあまり緊張もせず?

 

萩原 それが、映画でご一緒させてもらっていたはずなのに、オーディション会場では目も合わせてくれなくて(笑)。“えっ? 何で!?”と思って、次の瞬間とんでもない緊張感に襲われ、オーディション用のセリフが全部飛んじゃいました。ですから、どうして受かったのかいまだに謎なんです(笑)。

 

──そうだったんですね。でも、演出家はどこを見てオーディションの合否を決めているのか分からないってよく言いますよね。意外なところで判断していたり。

 

萩原 そうなんです。特に三浦さんはすべてを見透かしているような方なので、稽古場でもそれがいつも怖いです(笑)。

 

──また、この舞台は当初、2020年の上演を予定しており、その時はコロナ禍で中止となってしまいました。当時はどのような思いでしたか?

 

萩原 あの時は稽古が最初からずっとオンラインでしたし、裕ちゃん(菅原裕一)役の髙木雄也さんとも、パソコンの画面を通じて台本の読み合わせをしていた程度だったんです。それでも、いつかは皆さんと直接お会いして、稽古ができる日が来ると信じていたんですね。なのに、ある日、三浦さんがみんなをリモートで集めて、画面の中から「公演が中止になることが決まりました」と発表されて……。その時は何日も涙が止まらなかったです。もともとこの作品の映画が大好きで、その舞台に出られることが本当に楽しみでしたし、そうした思いや、みんなで準備してきたことなどが全部取り上げられてしまったような気持ちになって。それぐらい哀しい出来事でしたので、今回再び公演が決まった時は、ただただ「良かった〜!」という思いだけでしたね。

 

──以前から映画版の大ファンだったということですが、どういったところに魅力を感じていたのでしょう?

 

萩原 映画館で観た時に男性と女性でお客さんの笑う場所が全然違っていて、そこがまず興味深かったんです。それに、人間のいろんな感情が描かれていて、最初は“なんかすっごくムカつく!”と思っていても、次第に愛おしくなってきて、最後には許してしまえる。映画館を出たあとで、“こんなにも登場人物全員を愛せてしまう作品ってすごいなぁ”と感じたのを覚えています。また、一度観ただけなのに、会話のやりとりやセリフが、まるで実際に体験したことのように心の中に残っていたりして。物語の舞台となった荻窪の街を歩いていても、“あの人たち、この辺にいるかな”と思ってしまったりするし、そうした現実と少し地続きに感じるところも魅力的だなと思いました。

──現在、稽古の真っ最中ですが、三浦さんの演出はいかがですか?

 

萩原 映画の時と変わりなく、役の心の奥の部分を一緒に考えてくださいます。ただ、三浦さんの場合、“ひと言ひと言”というよりも、一文字単位で神経を使って細かい機微を決めていく感じなんです。針の穴に糸を通すような感覚なんですが、その穴が本当に小さくて。それに、たまに稽古中に自分でも、“今の感情はちょっと違ったな……”と分かることがあるんですが、その時は必ずすぐに「今のところなんだけど」って指摘されます(笑)。三浦さんの前ではごまかすことが不可能なので、今はとにかく必死に食らい付いていっているという感じですね。

 

──となると、稽古場の緊張感もすごそうですね。

 

萩原 もう、半端ないです!(笑) “こんなに緊張したのって何年ぶりだろう!?”と思うほどで、普段の3倍くらいお水を飲んでますし、頭も使うので、甘いものが止まらなくて(笑)。また、感情の部分だけでなく、セリフもとても細かいんです。例えば、言葉と言葉の間に「…やっ」や「あ、」といった接続詞ではない一文字がたくさん入っている。きっとそれがなくても会話は成立するんです。でも、あえてそこに入れたことには必ず三浦さんの意図があるはずですし、それをうまく表現することで一気にせりふが生々しい会話になっていくので、最後の最後まで逃げることなく、しっかりとやり遂げていきたいなと思っています。

どんな役であっても、決してお客さんから悪い人間に見えないように

 

──物語の中で萩原さんは主人公・菅原裕一の恋人である鈴木里美を演じています。現時点では、どのような女性像をイメージされていますか?

 

萩原 実は今回、稽古を重ねていくうちに、あえて明確なキャラクターを作るのをやめるようにしたんです。最初の頃は、“里美ってちょっと猫背っぽいのかな”とか、“少しあか抜けない女の子なのかな”、“優柔不断なところもありそう”と、台本から受けた印象をたくさん紙に書いていました。でも、そうやって外側の部分で役を作っていくのではなく、ある程度自分の中に落とし込めたら、あとはお客さんそれぞれが異なる印象を持ってもいいし、むしろバラバラであればあるほど、面白い役になるのかなと思うようになったんです。

 

──それはなぜでしょう?

 

萩原 例えば、普段の自分たちの生活に置き換えても、私のことをクールそうだと感じる人もいれば、全然そんなふうには見えないと言う人もいます。人の印象って本当にそれぞれで。ですから里美に関しても、いろんな見え方のする魅力的なキャラクターになっていけばいいなと思ったんです。それに三浦さんがOKを出してくれているのなら、間違いなくその役はみんなから愛されるに違いないという信頼があるのも大きいです。

──と、言いますと?

 

萩原 三浦さんは、私がこれまで出会った演出家さんや監督さんの中で、一番と言ってもいいぐらい登場人物の一人ひとりを愛していらっしゃるんです。すべての役に対してお客さんから悪い人間に見えないようにと、すごく考えていらして。もちろん、描かれ方としてはダメな人間に見えることもあります。でも、「僕は絶対に善と悪を区別しない」とおっしゃってくださる。私自身、映像のお仕事で悪者と言われる立場の役であっても、必ずその人の中にある正義を大事にして演じているので、いろんな方からの感想で「悪い役だったね」と言われると、どこがモヤモヤしてしまうことがあるんですね。でも、三浦さんは常にすべての役の一番の味方になってくれるので、演じていてすごく心が救われるんです。

 

──なるほど。では、萩原さんから見て恋人の裕一はどんな男性ですか?

 

萩原 ひと言でいうのはすごく難しいんですが、今、稽古をする中で、里美としてどんどん裕ちゃんに愛おしい気持ちが増していますね。基本的には裕ちゃんって、かっこ悪い部分ばかりの男性なんですけどね(苦笑)。それでも、すごく優しくて、居心地もいいし、里美が2人の関係について、「わざわざこれ以上の変化がなくても、今のままの日々が続くのであればそれでいいかな」って思う気持ちはすごくよく分かります。それに、舞台って毎日の稽古の積み重ねですが、まさしく裕ちゃんとの時間も積み重ねていっている感じがして。そこも演じていて面白いですね。

 

──また、裕一を演じる髙木さんとは初共演ですね。一緒に稽古をしてみての印象はいかがですか?

 

萩原 髙木さんは私の中でずっとスターのイメージでした。でも今は、裕ちゃんでしかない瞬間がたくさんあって、もう全然スターに見えないです(笑)。同棲しているシーンでソファに座っている後ろ姿もちゃんとだらしないですし(笑)、逆に、普段髙木さんがステージで歌って踊っている姿が想像つかないぐらい。お芝居も素晴らしく、三浦さんに言われたことにすぐ反応し、アプローチの仕方がどんどん変わっていくので、いつも稽古場で拝見しながら刺激をもらっています。

機会があれば、舞台はどんどんチャレンジしていきたい!

 

──また、今回はご自身にとって二度目の舞台になります。改めて初舞台(『遊侠 沓掛時次郎』2016年)の時のことを教えていただけますか。

 

萩原 初舞台は右や左どころか、前がどっちかも分からないような状態でした(笑)。大先輩の中に急に投げ込まれたような感じでしたし、稽古初日が私の1ページ目の長ゼリフだけでほとんど終わってしまい、大先輩方をただただお待たせしてしまったのも、昨日のことのように覚えています。今でもあの時の申し訳なさとか、“私、何でこんなにできないんだろう……”と思ったことなどが甦ってきては、反省するばかりですね。

 

──それでも、「また舞台をしたい!」と思われたんですね。

 

萩原 はい。技術的なことはさておき、舞台の世界観や稽古がすごく自分には合っているなと思ったんです。特に、お客さんからリアクションがダイレクトに返ってくるところが楽しくて、あれほど幸せなことはないなと思いました。また、稽古場で時間をかけて作品をつくっていく作業も大好きで、映像のお仕事だと、自分の出番がない時は邪魔にならないようにモニターを見ることぐらいしかできませんが、舞台の稽古だと共演者の皆さんのお芝居をずっと見ることができる。演出家さんのいろんなアイデアや指摘を一緒に聞くこともできますし、むしろ自分のこと以外のダメ出しをメモしているほうが多いぐらいなんです。ですから、これからも機会があれば、どんどん舞台にチャレンジしていきたいなと思っていますね。

 

──萩原さんにとって、舞台が天職なのかもしれませんね。では、今は本番を迎えるのが楽しみな感じですか?

 

萩原 いや、実は私、すごくあがり症で、人前が本当に苦手なんです(苦笑)。映像は周りにいるのがスタッフさんだけだからまだいいんですけど、これまでの人生で新国立劇場の中劇場ほどの人の数がいる場所に立ったことがなくって。なので、公演初日に自分がどんな感じになるのか想像もつかないんです。とにかく震えないようにしようと思っていて、そのことで髙木さんに相談したことがあったんですが、髙木さんは「俺は人がいっぱいいればいるほどテンションが上がる」って言っていました(笑)。“さすがだなぁ”と思いましたけど、残念ながら参考にはならなかったですね(苦笑)。

 

──(笑)。ということは、楽しむような余裕はまだ全然ないんですね。

 

萩原 ないです、ないです(笑)。きっと公演中は緊張が取れることがないと思います。ただ、先ほど初めて三浦さんと取材で2ショットの撮影をしたんですが、その時、今まで見たことのない顔で「大きくなったな」って言ってくださって。なんだか親戚のおじさんみたいなんですけど(笑)、それが感慨深くて。三浦さんには私が10代の頃からお世話になっているということもありますし、こうしてまた一緒にお仕事ができることや、一度中止になった作品にもう一回挑めるという喜びもありますので、すべての公演が終わったあとに心の底から、「あ〜、本当に楽しかった!」と言えたらいいなって思っていますね。

──では、最後にGet Navi webということでご登場いただいている皆さんに最近購入したお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、萩原さんは何かありますでしょうか?

 

萩原 最近買ったものといえば急須ですね。器にずっとはまっていて、益子焼を益子まで買いに行ったりするんです。唐津焼を扱っていたり、器屋さんをやっている友人がいるので、そこから趣味が広がっていったのですが、ある時、お茶を飲む器はあるのに、急須がないことに気づいて(笑)。

 

──それは一大事ですね(笑)。

 

萩原 ほんとに(笑)。でも、急須を買ったら生活が変わったんです。それまでも夕飯を食べながらテレビを見たり、旦那さんとおしゃべりをしたりしていたんですが、全部の片付けが終わったあとにお茶を飲むゆったりとした時間がすごくよくって。その日にあったことなんかを思いだしながらホッとしていると、お風呂に浸かっている時に似た感覚になるんですね。ですから、これからもいろんな茶器を集めて、こうした時間を充実させていきたいなって思っています。

 

パルコ・プロデュース『裏切りの街』

2022年3月12日(土) ~ 3月27日(日) 東京・新国立劇場 中劇場
2022年3月31日(木) ~ 2022年4月3日(日) 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

料金:10,800円(全席指定・税込)

(STAFF&CAST)
作・演出:三浦大輔
音楽:銀杏BOYZ
出演:髙木雄也、奥貫薫、萩原みのり、米村亮太朗、中山求一郎、呉城久美、村田秀亮(とろサーモン)

※開幕後当面の間は、智子役は奥貫薫に代わって呉城久美が、また裕子役は呉城久美に代わって日高ボブ美が演じます。

(STORY)
フリーターの菅原裕一と平凡な専業主婦の橋本智子。出会い系サイトを通じて知り合った2人は逢瀬を繰り返していく。家に帰ると、2人にはそれぞれ大切なパートナーがおり、その関係を壊すつもりも、勇気もない。はたして、自分はこの先どうしたいのか……。そんな悶々とした思いを抱えながらも、2人はただただ日常生活を送っていくのだった。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/石川奈緒記 スタイリスト/伊藤信子 衣装協力/UNITED TOKYO、CITY

髙橋ひかる主演『村井の恋』&大政絢主演『理想ノカレシ』がTBS新ドラマ枠で放送決定

『村井の恋』主演の髙橋ひかる、『理想ノカレシ』主演の大政絢

 

新たなTBS深夜ドラマ枠として「ドラマストリーム」の開設が決定。1作目が髙橋ひかる主演の『村井の恋』、2作目が大政絢主演の『理想ノカレシ』となることが発表された。

 

4月5日(火)からスタートする新しいTBS深夜ドラマ枠として「ドラマストリーム」が開設されることが分かった。地上波放送より先行して、有料配信サービスで最新話を放送する形式をとった全く新しい放送枠だ。

 

この枠では、地上波放送の1週間前に「Paravi」と「U-NEXT」にてドラマコンテンツを毎週先行して有料配信する。これにより、地上波放送を見た視聴者がすぐに次のエピソードを有料配信で視聴できるという、TBSテレビでは初めての試みとなる。

 

そして地上波放送後には「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて、1週間限定で見逃し配信も行う。また、展開するドラマコンテンツはティーン層や働く女性をメインターゲットに見据え、深夜ならではの“スパイスの効いた”恋愛モノを中心にラインアップ。

 

1話につき30分の放送で、スマホやタブレットなどのモバイル端末でも視聴しやすい構成となっている。さらに、キャストには活躍が注目されている豪華俳優陣が多数出演予定だ。今回、この枠で放送される1作目と2作目の作品ラインアップと主演俳優が同時発表となった。

 

まず、4月5日(火)からスタートする記念すべき1作目は『村井の恋』。原作は、電子コミックサービス「LINEマンガ」限定レーベル「ジーンLINE」にて好評連載中で「次にくるマンガ大賞2019」 Webマンガ部門で2位に輝いた同名漫画。

 

乙女ゲームの“推し”キャラクターに本気で恋をする盲目的な女教師と、その女教師に恋をして猪突猛進にその感情をぶつける男子生徒の恋愛模様を描いたノンストップ・ラブコメディだ。

 

©島順太/KADOKAWA

 

主人公の女教師・田中を演じるのはTBSドラマ初主演となる髙橋ひかる。2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」にて応募総数81,031人の中から見事グランプリを受賞して芸能界デビュー。

 

その後、数々のドラマや映画などに出演して経験を積み、昨今ではバラエティ番組への出演や自身が出演するテレビドラマの監督を務めるなどマルチな才能を発揮する今注目の若手女優だ。

 

そんな髙橋が演じる田中は、生徒には必要以上に干渉せず同僚の教師とも交流しないことから、“鉄仮面女子の鉄子”と生徒たちから皮肉たっぷりのあだ名で呼ばれている女教師。そんな彼女だが、実は乙女ゲーム内のキャラクターに恋するオタク女子でもある。

 

現実の恋愛とは無縁の日々を送っていた田中は、成績優秀だが何を考えているかわからない黒髪ロン毛の教え子・村井に愛の告白をされる。それに対し、田中は現実の男、ましてや自身の生徒になど決して恋しまいとその告白を一蹴。

 

ところがその翌日、髪型を一新してきた村井の姿は、田中の好きな乙女ゲームの“推しキャラ”そのものになっていた。田中は激しく動揺するが、心を許さぬようさまざまな対策を講じる。

 

だが、 “鉄仮面女子”の田中も、自身の推しキャラに瓜二つである村井の猛烈アプローチにだんだんと心を許していく。とはいえ、互いの立場はあくまで教師と生徒。さらに、彼女の脳内では自身の推しキャラへの想いも交錯する。果たして2人の恋の行方は…。

 

周囲から鉄仮面と思われているが実はオタク女子という二面性を持つ教師・田中を、髙橋がどう演じるのか。また、一途に田中のことを想い、純粋に気持ちをぶつけてくる男子生徒・村井と田中の攻防にも注目だ。

 

そして5月末から放送予定の2作目は『理想ノカレシ』。「TBS連ドラ・シナリオ大賞」第4回大賞受賞者の渡邉真子が原案、第5回の入選者である木村涼子が脚本を担当。2人の若手女性脚本家がタッグを組み、アラサー女性のリアルな恋愛観をオリジナル脚本で送る。

 

主演を務めるのは大政絢。女優のみならず、モデルとしても活躍し、“きれいでかっこいいお姉さん”のイメージに加え、バラエティ番組のトークでは穏やかな人柄が垣間見え、幅広い魅力を見せている彼女。そんな大政がTBSドラマで主演を務めるのは今作が初めてだ。

 

大政が今作で演じるのは、ヘッドハンティングされたベンチャー企業で仕事をバリバリとこなす“ハイスペック女子”である主人公・小野寺優芽子。外ではデキる女風でキメているが、家では家事も髪も服もテキトーな残念女子。中でも恋愛経験は乏しく、いまだに高校時代の初恋の相手が理想の男性だと思い続ける“夢見る夢子”である。

 

さらに“そろそろプロポーズされるのでは”と思っていた1年半付き合った彼氏から、思いもよらない形でこっぴどくフラれてしまう。傷心の優芽子だったが初恋の人と瓜二つのミステリアスな青年と出会い、彼女の日常はジェットコースターのように大きく揺れ動き始めることに。恋を夢見るすべての女性に送る、逆シンデレラストーリーに注目だ。

 

今回の発表に際して、1作目『村井の恋』主演・髙橋ひかると『村井の恋』原作・島順太からコメントが到着した。髙橋は「“一途すぎる”村井に、“こじらせ女子”田中、他にもクセ強キャラばかり! キュンもコメディも詰め込まれた『村井の恋』、ぜひ楽しんでもらいたいです!」とメッセージを寄せた。両名のコメントは、下記に掲載。

 

1作目『村井の恋』主演・髙橋ひかる コメント

推しとそっくりの男性にアプローチされるなんて、たまらないシチュエーション…! ただ、生徒と教師という世間一般的には恋が成り立たない関係性です。そんなことを気にせず類い稀なるストレートな恋心を向けてくる村井に、鉄仮面の異名を持つ教師・田中としてどう向き合っていこうか、今からハラハラしています。

 

“一途すぎる”村井に、“こじらせ女子”田中、他にもクセ強キャラばかり! キュンもコメディも詰め込まれた『村井の恋』、ぜひ楽しんでもらいたいです!

 

『村井の恋』原作・島順太 コメント

ドラマ化についてあまり考えたことがなかったので、初めて聞いた瞬間は「一体どうなるんだ!?」と感じましたが、こうして新たな挑戦の場をいただけてありがたいです。
脚本を読ませていただいた感想としては、漫画でこうしておけば良かったと思うところを見事にまとめてくださっていましたし、細かい設定なども上手に組み込まれていて、かなり驚きました。
メインキャラクターの田中も村井も様子がおかしく、難しい役柄だとは思いますが、田中を演じる髙橋さん、村井役の方には、キャラクターならではの楽しさを見つけて“手加減なし”に暴れていただけたら本望です。
視聴者の皆様が思い詰めてしまいそうな時に、「世の中にはこんなに全力でバカな奴らがいるっていうのに、私はいったい何を悩んでいるんだろう」と少しでも前を向けるきっかけになればうれしいです。そして、彼らと友達になって一緒に遊んでいる感覚になっていただければ、もっとうれしいです。

 

番組情報

「ドラマストリーム」
放送・配信日時:2022年4月5日(火)地上波放送スタート 毎週(火)深0・58〜1・28
第1話先行有料配信:「Paravi」「U-NEXT」にて3月26日(土)正午配信予定
第1話限定先行無料配信:「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて3月29日(火)正午配信
※第2話以降は「Paravi」「U-NEXT」にて地上波放送の1週間前、毎週火曜正午に先行有料配信
(地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて無料1週間見逃し配信)

 

ラインアップ

1作目:『村井の恋』4月5日(火)深0・58〜地上波放送スタート
2作目:『理想ノカレシ』5月末放送スタート予定

 

“二刀流グラドル”東雲うみ ダイナマイトボディを全解放…!「癒しの一冊になりますように」

東雲うみのファースト写真集「うみのなか」(ワニブックス)が、3月10日(木)に発売。本人からのコメントも到着した。

 

バストGカップ、ヒップ100cmというダイナマイトボディを引っさげて、“二刀流グラドル”として活躍中の東雲うみ(しののめ・うみ)待望の初写真集「うみのなか」がいよいよリリース。

 

予約でもアマゾンランキング1位を獲得、さらに発売前に3刷が決定するなど大注目の写真集に約120分のDVDまでついた、ファンのみならずグラビア好きにはたまらない仕様となっている。

 

発売に際して、東雲は「できることを全てやり切ったので、“グラビアアイドルとしての東雲うみ”の集大成になったと思います。応援してくださる皆さんにとって、癒しの一冊になりますように」とメッセージを寄せている。全文は下記に掲載。

 

また、3月13日(日)には、「うみのなか」発売記念お渡し会もブックファースト新宿店で開催される予定だ。

 

東雲うみ コメント

デビューしてからずっと夢に見ていた紙の写真集。
できることを全てやり切ったので、“グラビアアイドルとしての東雲うみ”の集大成になったと思います。
応援してくださる皆さんにとって、癒しの一冊になりますように。

 

イベント情報

「うみのなか」発売記念お渡し会
2022年3月13日(日)ブックファースト新宿店
後1・00〜イベント開始

詳細:http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html#a_1664

 

書誌情報

東雲うみ ファースト写真集「うみのなか」
2022年3月10日(木)発売

定価:5,500円(税込)
撮影:西條彰仁
発売元:ワニブックス

 

WEB

東雲うみ Twitter:https://twitter.com/sinonome_umi
東雲うみ Instagram:https://www.instagram.com/umi_portrait/
うみちゃんねる:https://www.youtube.com/channel/UCLnac6g3R8YcGOisZxsVIpw

 

飯豊まりえ&岡山天音が『恋マジ』出演決定!イマドキパパ活女子と不思議系陰キャ男子の恋を描く

左から)岡山天音、飯豊まりえ

 

広瀬アリスが主演を務める、4月期の月10ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)に飯豊まりえ、岡山天音の出演が決定。さらに、両名よりコメントが到着した。

 

本作は、27歳で「恋なんて人生のムダ!」と宣言している恋愛経験・男性経験ゼロの桜沢純(広瀬アリス)と、女性を癒す天才で“来る者拒まず去る者追わず”の刹那恋愛主義男子・長峰柊磨(松村北斗)をはじめとし、恋に本気になれない6人の男女が人生最大の“本気の恋”に落ちていく姿を描く群像ラブストーリーだ。

 

今回、そんな本作に飯豊まりえと岡山天音が出演することが明らかに。飯豊が演じるのは、純と高校時代同じラクロス部に所属し、同級生だった親友のアパレル店員・真山アリサ役だ。アリサは明るくポジティブでオシャレなイマドキ女子。サバサバしておりズバッと本音を言うことから、純や響子(西野七瀬)との女子会では発言がけんかの火種になることも。

 

そんなアリサの恋愛観は“コスパ重視“。効率よく心もお金も満たしてくれる妻子持ちのおじさんを“専属パパ”として“パパ活”している。本音ではそんな関係に疲れてきているが、必要な時に愛してくれる専属パパについつい甘える日々。ある日、パパにデートをドタキャンされてヤケになり、コンビニ店員の克巳(岡山)をレンタル彼氏に雇ったことをきっかけに、2人の恋が始まっていく。

 

対する岡山が演じるのは、アリサがよく行くコンビニの店員・内村克巳。メガネをかけ、言葉が少なく、考えていることが読めない不思議系キャラクターだ。思ったことを悪意なくすぐ口に出したり、言われたことをストレートに受け止めてしまったりと、コミュニケーションのクセが強めだが、実はピュアで包容力にあふれた優しい男子。正反対の性格のアリサにだんだんと心を開いていくが、克巳には誰にも打ち明けられない、ある“秘密”があった。

 

発表にあたり、飯豊は「ドラマ出演のお話をいただいた時に、天音くんが恋の相手だと伺ってすごく楽しみでした。以前、共演させていただいて、投げたボールをなんでも返してくれるという絶対的な安心感があります。その作品はプラトニックな恋愛だったんですが、今回はキスシーンもあるので少し緊張はしています」と岡山との共演について語る。

 

岡山は「克巳は、生きてきた世界が違うアリサと出会って、すごく世界が更新されていく感じ。飯豊さん自身も人に良い影響を与える方で、アリサにすごく通じる部分を感じました。アリサはいつもポジティブな空気を放っているし、すごく純粋に人を好きにもなるけど、実は心に傷があって素直になれなかったり、思っていることの逆を言ったりする、ドラマの中で一番人間味を感じる女の子。そんなところにも注目してみてほしいですね」と見どころをアピールした。

 

飯豊まりえ&岡山天音 特別動画

 

真山アリサ役・飯豊まりえ コメント

ドラマ出演のお話をいただいた時に、天音くんが恋の相手だと伺ってすごく楽しみでした。以前、共演させていただいて、投げたボールをなんでも返してくれるという絶対的な安心感があります。その作品はプラトニックな恋愛だったんですが、今回はキスシーンもあるので少し緊張はしています。
アリサはすごく純粋な人で、だからこそ一本気に接してくれる克巳にひかれていく。克巳は空気を読めなくて、言いたいことをすぐ言ってしまうんですけど、一方で人のことをちゃんと見て観察している人。何気ない日常も「それステキだ!」って気づかせてくれるような人。アリサだけじゃなくて私自身もひかれていきました。また、克巳という役柄を優しい天音くんが演じていることで、台本以上にカッコよくなっていると思います。

 

内村克巳役・岡山天音 コメント

久しぶりの共演ですが、飯豊さんがいるだけで現場が明るくなるポジティブな印象は変わっていないです。例えば、スタジオで朝から晩まで撮影していて現場に疲れた空気が漂ってきた時に、飯豊さんの発案で、急にみんなでスタジオの周りを走ったり。ビックリしたけど、それで現場の空気が変わってみんなの距離が縮まりました。そんなふうにいつもみんなを気にかけて声をかけてくれる人です。
克巳は、生きてきた世界が違うアリサと出会って、すごく世界が更新されていく感じ。飯豊さん自身も人に良い影響を与える方で、アリサにすごく通じる部分を感じました。アリサはいつもポジティブな空気を放っているし、すごく純粋に人を好きにもなるけど、実は心に傷があって素直になれなかったり、思っていることの逆を言ったりする、ドラマの中で一番人間味を感じる女の子。そんなところにも注目してみてほしいですね。

 

番組情報

『恋なんて、本気でやってどうするの?』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
2022年4月スタート
毎週月曜日 夜10・00~

出演:広瀬アリス、松村北斗、西野七瀬、飯豊まりえ、岡山天音 / 藤木直人 他

©フジテレビ

西野七瀬が早婚レス妻役で『恋マジ』出演決定!藤木直人演じる謎多きシェフと禁断の恋に…

左から)西野七瀬、藤木直人

 

広瀬アリスが主演を務める、4月期の月10ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)に、西野七瀬、藤木直人の出演が決定。さらに、両名よりコメントが到着した。

 

本作は、27歳で「恋なんて人生のムダ!」と宣言している恋愛経験・男性経験ゼロの桜沢純(広瀬アリス)と、女性を癒す天才で“来る者拒まず去る者追わず”の刹那恋愛主義男子・長峰柊磨(松村北斗)をはじめとし、恋に本気になれない6人の男女が人生最大の“本気の恋”に落ちていく姿を描く群像ラブストーリーだ。

 

今回、そんな本作に西野七瀬と藤木直人が出演することが明らかに。西野が演じる清宮響子は、純と高校時代からの親友で、同じく同級生の真山アリサと一緒にいつも集まる“女子会メンバー”の1人という役柄だ。

 

「恋なんていらない」純に対し、響子は「安定が一番」。初めての彼氏と20代前半で流されるように結婚したが、何不自由ない生活の裏で、夫は早くも自分に無関心の“セックスレス夫婦”に…。秘密主義の響子はあまり本音を話さないが、心の内では物足りなさを感じる毎日。そんな中で出会った、「サリュー」のシェフ・要に心ひかれていく。

 

対して、藤木が演じるのは、柊磨が働くフレンチビストロ「サリュー」のシェフ・岩橋要。柊磨との信頼関係は強く、2人で店を切り盛りしている。過去にはフランスで料理の修業をしており、超一流の料理の腕前をもつイケメンだが、なぜか厨房から一切顔を出さず、常連客でも要の顔を知らない。それどころか、とてもシェフとは思えないわびしいアパートに1人で暮らし、時には誰かに追われている様子も。そんな要の素性も、物語が進むにつれて明らかになっていく。

 

さらに、響子と要の他にも、恋に本気になれない2人の男女が登場。愛され中毒のパパ活女子・真山アリサと、不思議系陰キャ男子・内村克己の2人だ。今後も個性的な出演者たちが登場するが、アリサと克己を演じる2人は、2月12日(土)放送の『土曜はナニする!?』内でサプライズ発表。また、2月5日(土)放送の『土曜はナニする!?』には、西野と藤木が出演する。

 

発表にあたり、西野は「響子という役は、安定志向だけれども、現状には満足していない。でもそんな気持ちをなかなか純たちにも明かせないという、難しい役柄でした」と。「撮影が始まってあまり日にちがたっていない中で、藤木さんと距離感の近い撮影があって、ドキドキしました! いきなりすごいシーンからだと思って。ただ、最初のほうでそのシーンを撮影できたので、藤木さんとの距離も少し近づいたような気がします」と振り返る。

 

続けて、藤木も「要と響子の恋模様は見ていてじれったくなるかもしれませんが、一番大人の恋愛でもあります。他の2組とは違う切り口で見せられたらと思い演じていますので、ぜひ見ていただければと思います。あと、料理にも注目してください!」と見どころをアピールした。

 

西野七瀬&藤木直人 特別動画

清宮響子役・西野七瀬 コメント

響子という役は、安定志向だけれども、現状には満足していない。でもそんな気持ちをなかなか純たちにも明かせないという、難しい役柄でした。響子と要はひかれてはいけないと思いながらも、ひかれあってしまう2人。撮影が始まってあまり日にちがたっていない中で、藤木さんと距離感の近い撮影があって、ドキドキしました! いきなりすごいシーンからだと思って。ただ、最初のほうでそのシーンを撮影できたので、藤木さんとの距離も少し近づいたような気がします。
藤木さんが演じる要はミステリアスで自分のことをあまり話さず、黙々と厨房に立って料理をして、少しこわいイメージですが、すごく優しいんです。響子と要さん2人のあるシーンでは「この優しさ、ずるいな〜!」って私自身も思っちゃいました。そんな何気ない優しさに、少しずつ響子は要さんにひかれていくんだなと感じました。純と柊磨、要さんと響子などさまざまな恋の感じが楽しめると思いますので、それぞれを応援していただけたらうれしいです。

 

岩橋要役・藤木直人 コメント

今回、シェフという役柄だったので、料理指導もしていただきました。毎日、多くの料理を作りお客さんに提供していく量が家庭とは違う。そんなシェフに見えるようにどうすればいいか考えました。なるべく家でもキッチンに立つようにして、タマネギのみじん切りができる料理を選んだ結果、相当な数のオムライスを作りましたね(笑)。
演じる要は、寡黙だけれども真摯に料理と向き合っていて…静かだけど料理に対する情熱は誰よりも持っている。響子に料理を教えるシーンがあったりするんですが、料理を学びたいという情熱をもった響子の一生懸命さに要もひかれて、真摯に向き合っていくんだと思います。要と響子の恋模様は視聴者が見ていてじれったくなるかもしれませんが、一番大人の恋愛でもあります。他の2組とは違う切り口で見せられたらと思い演じていますので、ぜひ見ていただければと思います。あと、料理にも注目してください!

 

番組情報

『恋なんて、本気でやってどうするの?』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
2022年4月スタート
毎週月曜日 夜10・00~

出演:広瀬アリス、松村北斗、西野七瀬、藤木直人 他

©フジテレビ

瀬戸康史インタビュー「多くの若い人に作品のテーマが届いたことに嬉しさを感じました」

1960年の安保闘争と、東日本大震災から10年が経った現代――。2つの時代が交錯する舞台『彼女を笑う人がいても』に瀬戸康史さんが挑んだ。そこで衛星劇場での初放送に先駆け、本作で初めて触れた学生運動の背景、念願だった栗山民也さんの演出など、瀬戸自身がこの舞台を通して得たものをたっぷりと語ってもらった。

 

瀬戸康史●せと・こうじ…1988年5月18日、福岡県出身。2005年芸能界デビュー。近年の出演作にドラマ『透明なゆりかご』、『私の家政夫ナギサさん』、WOWOW『男コピーライター、育休をとる。』主演、映画『劇場版ルパンの娘』、『コンフィデンスマンJP -英雄編-』、舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜』、『日本の歴史』など。2月25日より主演映画『愛なのに』が公開中。TwitterInstagram

 

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当時の学生たちの行動に怖さを感じながらも、どこか憧れの想いも抱いていました

 

──まずは公演を終えての感想をお願いします。

 

瀬戸 なんだか不思議な舞台でしたね。というのも、語弊があるかもしれませんが、今回の舞台ではお客さんに何かを届けるという思いでお芝居をしている感じがしなかったんです。いつもだと無意識のうちに体を客席のほうに傾けたりして、作品のメッセージを分かりやすく伝える動きをしてしまうんですが、今回に限っては、その場で展開している登場人物たちの会話や動きを、ただ見てもらっているような感覚があって。ある意味、いつもとは違うリアリティーのある作品だったなと感じています。

 

──物語の題材となっているのは1960年の安保闘争です。企画を聞いたときはどのような印象を持たれましたか?

 

瀬戸 恥ずかしながら、僕はこの事件のことをほとんど知らなかったんです。漠然と知ってはいても、実際にどのようなことがあったのかまでは分かっておらず、初めて内容を聞いたときは、“これは難しい作品になりそうだな”と思っていました(苦笑)。作品のタイトルにもある《彼女》というのは実際に学生運動の最中に命を落とした樺美智子さんがモデルになっていて、樺さんに関する文献をたくさん読み、“かつて日本でこんなことがあったのか……”と驚きました。それに、劇中で《彼女》の言動を見た同級生が、「なんだか怖い」とつぶやくセリフがあるのですが、僕も同じ感想を抱いて。ただ、同時に、自分の信念を貫き通す姿勢に憧れを感じたりもして、台本を読みながら複雑な感情になったのを覚えています。

 

──確かにこの60年前の事件だけを切り取ると、どこか別の国の話のような感覚に陥ります。

 

瀬戸 そうなんです。けど、いろんな資料を読むと、彼女のカリスマ的なエネルギーに引っ張られていった人たちが大勢いた一方で、そこまで信念を持たず、ただ流れに身を任せていた人も多かったみたいで。そこは、今の時代と変わらないんだなと、ちょっとホッとしたところもありました(笑)。

 

──実際に稽古に入ってからも、難しさを感じる部分はありましたか?

 

瀬戸 瀬戸山(美咲)さんの台本がとても分かりやすかったので、その不安はすぐに消えました。正直、本番前のインタビューでは、若い方に向けてどのような言葉でこの題材のテーマや魅力をお伝えすればいいのか分からず、悩んでいたんです。きっと30代でもピンとこない方が多いでしょうから。でも、台本が非常に優れていて、時代背景を知らなくても、メッセージ性が真っすぐ届いてくるんです。実際に舞台をご覧いただいたお客さんの感想を読んでもしっかりと伝わっていましたし、そうした声を聞くと、この舞台を今上演した意味や意義がすごくあったんだなと嬉しく思います。

 

──そうした中、今作で瀬戸さんが演じたのは60年代に新聞記者として学生運動を追っていた高木吾郎と、その孫であり、同じく新聞記者の伊知哉の2役でした。

 

瀬戸 演じる上で意識したのは、“新聞記者ってこんなキャラクターだよね”とステレオタイプの役作りはしないということでした。僕もよく本当の新聞記者さんから取材を受けることがあるのですが、当然ながらみんな個性がバラバラなんです。それを思うと、いわゆる“普通の新聞記者”っていないなと思って。それよりも、吾郎や伊知哉の核となっている“真実を知りたい”という好奇心を大事にするようにしていました。また、吾郎と伊知哉に共通しているのは、自分にとってプラスかマイナスかでは動いていないということなんです。ですから、あえて2役だから演じ分けるということは意識せず、自然とにじみ出る違いをお客さんが感じ取ってくれればそれで十分だという思いで演じていました。

 

──今作の演出を手掛けられたのは栗山民也さんです。瀬戸さんにとっては初めてでしたが、いかがでしたか?

 

瀬戸 楽しかったです。栗山さんのことが大好きになりましたから(笑)。先ほど、客席を意識しないお芝居の話をしましたが、栗山さん自身も「今回はそういう型にはまった舞台じゃない」ということをおっしゃっていて。たぶん、僕は自分で思っている以上にお客さんにお尻を向けて芝居をしていたんですが、栗山さんも「それでいい」って言うんです(笑)。また、とても興味深かったのが、稽古中に何度もみんなに「言葉を大事にしよう」と話していたことでした。その理由として、この作品の主人公が新聞記者であり、真実を伝えていくことの大切さなどをテーマにしているからというのもありますが、僕たちも演劇人や役者として言葉を扱う仕事をしているので、けっして他人事ではないんです。僕自身、今回の稽古を通して改めて言葉というものを考え直すきかっけになりましたし、栗山さんから教わることも多く、本当にいい経験をさせていただきました。

 

──また、今回は深く重い作品でありながら、物語を引っ張っていくのが瀬戸さんをはじめ、木下晴香さんや渡邊圭祐さんなど若いキャストだったことも新鮮で魅力的でした。

 

瀬戸 ありがとうございます。お2人とは今作が初共演でした。晴香ちゃんはミュージカルの舞台で大活躍されている方ですが、ストレートプレーはこれが初めてなんですよね。圭祐に至っては初舞台でしたし。初めて経験する舞台がこの作品って、すごいことです。僕ならきっと途中で心が折れていたと思います(笑)。でも2人を見ていると、日に日に感情が乗ってくるのを共演しながら肌で感じて。本当に素晴らしい役者さんたちだなと思いました。

 

──共演するにあたって、意識されたことなどはありましたか?

 

瀬戸 僕はどの作品でもそうなんですが、稽古場にはセリフを覚えていくだけで、“こういう演技をしよう”という考えは持ち込まないようにしているんです。もちろん、台本は頭に入っているのでまったくのノープランというわけではないのですが(笑)、そこは重要視していなくて。相手役と接した時にあふれでる喜びや怒り、哀しみなどを大事にしているんです。

 

──なるほど。ちなみに、今作の吾郎や伊知哉のように、瀬戸さん自身に表現者として伝えていきたいものはありますか?

 

瀬戸 伝えたいことは、そのときどきによって変わっていきます。出演している作品のテーマにもよりますし。プライベートでよく絵を描くんですが、そこに込める想いも、そのときによって変わっていきます。例えば、コロナ禍の自粛期間中に描いたものには、《ずっと家にいても、工夫次第で毎日が楽しくなる》というメッセージを込めたりして。もともと、考える作業が大好きなんです。頭を使って、いろんなことを想像したり。絵を描くこともそうですが、役者として何かを表現することもそれに通じる部分があって。だから、やめられないんだと思います。

 

──絵を描くことは、お芝居と異なるベクトルの思考でしょうし、楽しみながらもリラックス効果があるのかもしれませんね。

 

瀬戸 そうだと思います。そういえば、この作品の本番中は、家に帰ってから一度も台本を開かなかったんです。そうやって気持ちの切り替えも上手く出来ていたのかもしれないです。

 

──今やってみたいことはありますか?

 

瀬戸 仕事の話になってしまいますが、やはり年に一本は舞台に出たいなと思っています。それこそ、今度は瀬戸山さんの演出を受けてみたいです。瀬戸山さんは演出家としても活躍されていますし、今回も何度か稽古場にいらっしゃって、意見を言ってくださったんです。その話を聞き、「瀬戸山さんなら、こういう演出をされるのか」とすごく興味を持ったので、いつか一緒にお仕事をしてみたいです。

 

──お話を聞いていると、今回の稽古場には演出家が2人いたような感じだったんですね。

 

瀬戸 そうなんです(笑)。それが面白かったです。もちろん、瀬戸山さんは「あくまでこれは、私個人の感想ですが」と断りを入れて話されていましたし、僕らも栗山さんのプランに沿ってお芝居をしていましたけど。でも、栗山さん自身も、よく瀬戸山さんに感想をうかがっていたので、本当に信頼し合っているんだなと感じました。

 

──最後に、放送をご覧になる方に向けて、瀬戸さんが思う見どころを教えていただけますか。

 

瀬戸 第一に、僕たち役者の熱量が伝わっていればいいなと思っています。また、どのような編集になるのかまだ分かりませんが、この作品は意外とセリフを話していない人物の表情や佇まいが重要な場面もあるんです。現代のシーンで伊知哉が自分の信念を語っている時、若い矢船(渡邊)がどんなリアクションを取りながら聞いているのか……など。それこそ、僕が背中を向けて喋っているシーンがどのように映るのかも気になりますので(笑)、僕も楽しみに放送を待ちたいと思います。

 

舞台「彼女を笑う人がいても」
CS衛星劇場 2022年3月13日(日)後 7・00よりテレビ初放送!

(STAFF&CAST)
作:瀬戸山美咲
演出:栗山民也
出演:瀬戸康史、木下晴香、渡邊圭祐、近藤公園、阿岐之将一、魏 涼子/吉見一豊、大鷹明良

(STORY)
1960年6月16日、学生たちは雨が降る中、黒い傘を差し、国会議事堂へと向かっていた。そんな彼らを以前から取材していた新聞記者の吾郎は、激化する安保闘争の中で命を落とした1人の女学生の死の真相を追うようになる。一方、2021年を生きる伊知哉は、新聞記者の仕事に行き詰まりを感じていた。東日本大震災の被災者を追う取材が、部署の配置転換によって、これ以上かなわなくなってしまったのだ。そんなある日、伊知哉は自分の祖父・吾郎もかつて新聞記者だったこと、そして安保闘争の年に記者を辞めたという過去を知る――。

 

撮影/宮田浩史 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/YOSHi.T(AVGVST) スタイスト/田村和之 衣装協力/エトセンス、パラブーツ

『受付のジョー』受付嬢役でトリンドル玲奈、西原亜希、田辺桃子、美山加恋が出演決定

トリンドル玲奈

4月にスタートするKing & Prince・神宮寺勇太主演の新ドラマ『受付のジョー』(日本テレビほか)にトリンドル玲奈、西原亜希、田辺桃子、美山加恋が出演することが決定した。

 

本作は、広告代理店に勤めるスマートな営業マンの城拓海(神宮寺)が、受付の仕事を通して究極のホスピタリティを身に付けながら、仕事に恋に悪戦苦闘しながらも成長していく物語。通ると思っていなかった「受付のデジタル化」企画が採用され、受付嬢のリストラを任されることになった城(ジョー)。しかし受付チームの猛反発に遭い、受付の仕事を理解するために自らも受付の仕事に飛び込むことを決意する。

 

トリンドルが演じるのは、美しく、気配り上手な「受付嬢」を体現するキャラクター・花房カレン。おしゃべり好きで情報通という一面も持つ。西原が演じるのは、常に冷静沈着な受付のチーフ・佐知山瞳。受付のプロフェッショナルで、城にとって最大の壁となる人物だ。田辺が演じるのは、受付チーム最年少・家田仁子。変化していく仁子と城の関係性もドラマの見どころとなる。そして美山は、熊本出身で気が強く、受付の仕事に全く思い入れのない受付嬢の熊本淑子を演じる。熊本弁のせりふにも注目だ。

 

主人公・城拓海を演じる神宮寺は「4人の皆さんが受付に立たれている姿を想像したら『華やか!』 という言葉が一番に出ました。皆さんと僕とですてきな受付のチームを作っていきたいです。緊張もありますが、それ以上に皆さんと共演できるのがすごく楽しみです!」とコメントした。

 

トリンドル玲奈(花房カレン役)コメント

◆脚本を読んだ感想

今の時代に合った、明るくて、ハキハキとしたお仕事ドラマだなと思いました!

 

◆ご自身が演じるキャラクターについてどう思いますか?

共感できるところがたくさんある女性なので演じていて楽しいです。企画の段階から私をイメージしてくださったと聞いて、すごくうれしかったですし、期待に応えたいです!

 

◆神宮寺勇太さん演じる城について、どんな印象を持ちましたか?

素直で真っすぐな人だなと感じました。何を言われても憎めない、愛されキャラです!

 

西原亜希(佐知山瞳役)コメント

西原亜希

◆脚本を読んだ感想

見た人が、これは「自分」の物語でもあると、感じられるのではないかと思いました。社会、会社、仕事に対しての自分の在り方…悩みながらも向き合う人へ、明日へのエールを届けてくれるドラマだと、私自身も力をもらえました!

 

◆ご自身が演じるキャラクターについてどう思いますか?

仕事に対しては他人にも妥協を許さないのですが、それ以上に自分に一番厳しい人。厳しさの裏にある気持ち、それこそが佐知山瞳の軸になっている受付という仕事への誇りと情熱だと感じました。

 

◆神宮寺勇太さん演じる城について、どんな印象を持ちましたか?

何事にも一生懸命で正直者。でも、真っすぐが故にまわりが見えていない側面も? 打てば響く素直さも、自分から打たれに来る(笑)バイタリティも、人を引き付ける城の魅力だと思いました。

 

田辺桃子(家田仁子役)コメント

田辺桃子

◆脚本を読んだ感想

作品を通して、城をはじめ出てくるキャラクターがいとおしいほど個性豊かで。会話の掛け合いや表情のコミカルでもあり応援したくなるような真っすぐさが私は大好きです!

 

◆ご自身が演じるキャラクターについてどう思いますか?

仁子が元々持っているポジティブさやど根性精神が格好いい。もちろんへこんだり怒ったりする事もあるけどそこも大事だし、人が好きで、相手のためにと考えられる素晴らしい人です。仁子と一緒に成長してきたいなと思っています。

 

◆神宮寺勇太さん演じる城について、どんな印象を持ちましたか?

本読みの時に、城の全力で真っすぐな面が神宮寺さんとすごく似ているなと思いました。以前にも共演させてもらったことがあるのですが、今までになかった新しい役柄同士なのでその化学反応も一視聴者として楽しみです!

 

美山加恋(熊本淑子役)コメント

美山加恋

◆脚本を読んだ感想

役それぞれにとても個性があり読んでいるだけでも面白くて、撮影が楽しみになりました。受付嬢という存在が少し身近に感じて、最近は普段生活する中で見かける受付嬢さんたちのオフの姿を想像してしまいそうになります。

 

◆ご自身が演じるキャラクターについてどう思いますか?

熊本出身の熊本さんということで、印象強いのはやはり熊本弁を喋っているということ。毎日方言練習に必死ですが、熊本弁独特の温かい雰囲気をまといながらも毒舌を吐く姿を視聴者の皆さんに楽しんでいただけたらなと思います。

 

◆神宮寺勇太さん演じる城について、どんな印象を持ちましたか?

城のへこたれない精神、困難な局面にも前向きに立ち向かっていく姿はとてもかわいらしくてまぶしいです。
そのひたむきさが受付嬢たちの心を動かしていく模様が見どころでもあるので、城がどう成長していくのか、私も視聴者の方と共に見届けたいと思います。

 

『受付のジョー』
日本テレビほか
2022年4月スタート

©NTV・J Storm

 

26時のマスカレイド・吉井美優の生誕祭に井上苑子がサプライズ登場!提供楽曲を初披露

26時のマスカレイド・吉井美優

 

3月7日にEX THEATER ROPPONGIで開催された26時のマスカレイド「吉井美優 生誕祭」に、シンガーソングライターの井上苑子が登場。井上から楽曲提供された「今日だけ。」が、吉井のセンター曲として初披露された。

 

新型コロナウイルス感染症予防、拡散防止対策が取られる中で行われたこの日のライブ。スタートから盛り上がりソングの「B dash!」で幕を開けると、「二人だけの初めてをもっと」「アイスティーラブ」を立て続けに披露し、場内のヴォルテージを高めていく。

 

そこから一転、自身のソロ曲「想ひ月」をしっとりと歌い上げる。さらに「それは素敵な、ノヴェレッテでした。」とバラードを重ね、見事な歌唱力でファンを魅了していった。次のブロックでは本日のメインと言える、井上苑子の楽曲提供による新曲「今日だけ。」を初披露。

 

以前から井上のファンだと公言していた吉井からの熱いオファーを受け、今回の楽曲提供が実現。井上にとっても初の楽曲提供となった今作は、吉井と2人でお互いのイメージを共有し、楽曲を作り上げたという。アレンジにはクボナオキを迎え、井上が描く切ないリアルな恋愛感と、26時のマスカレイドの王道アイドルがかけ合わさった楽曲となっている。

 

誕生日を祝福するバースデーセレモニーの終了間際、26時のマスカレイドでリーダーを務める江嶋綾恵梨の呼び込みで、井上が花束を持ってサプライズ登場。「吉井さんにも26時のマスカレイドのファンの皆さんにも好きになってもらえる楽曲になったらうれしいです」とコメントした。

 

3月11日(金)には吉井の1st写真集「Momentary」(小学館)、3月9日(水)には井上のEP『24歳/東京』の発売が決定しており、それぞれ今後の活躍にも期待が高まる。なお、ライブ中のMCでは、5月10日(火)に「江嶋綾恵梨 生誕祭」が開催されることも本人の口から発表。今後のニジマスの動きからも目が離せない。

 

左から)井上苑子、吉井美優

 

リリース情報

■井上苑子
New EP『24歳/東京』
2022年3月9日(水)発売

【初回限定盤(CD+DVD)】2,600円(税込)
【通常盤(CD)】2,000円(税込)

 

■26時のマスカレイド
吉井美優 1st写真集「Momentary」
2022年3月11日(金)発売

詳細:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682362

 

ライブ情報

「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

「江嶋綾恵梨 生誕祭」
2022年5月10日(火)EX THEATER ROPPONGI

 

WEB

井上苑子 公式サイト:http://www.inoue-sonoko.com/
井上苑子 公式Twitter:https://twitter.com/inouesonoko
26時のマスカレイド 公式サイト:https://26masquerade.com/
26時のマスカレイド 公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff

堀田真由、映画「ブルーサーマル」で声優初挑戦「この作品が空を見上げるきっかけになったら」

堀田真由さんが、公開中のアニメ映画「ブルーサーマル」で声優に初挑戦している。原作は、漫画家・小沢かなさんの人気コミック。上昇気流に乗って空を飛ぶ航空機“グライダー”に青春を懸ける体育会航空部の大学生たちの姿を描いた青春ストーリーだ。堀田さんは、大学で思いがけず体育会航空部に入部することになる主人公の都留たまき役。空に魅せられていく明るく快活なこの役をオーディションで射止め、好演している。そんな堀田さんに、本作への思いを語っていただきました。

 

◆原作は人気漫画ですが、どんな印象を持ちましたか?

とても前向きになれるお話で勇気をもらいましたし、この作品がアニメ映画になることにとてもワクワクしました。漫画のモノクロの絵に色がついたら、どういう世界になるんだろうなと。あと、たまきの明るさや一生懸命なところがまさに“ヒロイン”という感じだったので、自分もその天真爛漫さを表現できるように頑張ろうと思いました。

 

◆たまきの魅力は?

共感できる部分より、私自身にはない部分でいいなと感じたのが、自分の思ったことをありのまま伝えられるところ。大人になればなるほど、いろいろ考えすぎて言葉選びに慎重になってしまうことってありますよね。そうすると回りくどい表現になって、自分の伝えたいことがちゃんと伝わらなかったりして…。だから、感情のままに行動できるたまきは本当にすてきだなと思います。

 

◆たまきはサークル活動や恋愛といった普通の大学生活に憧れて長崎県から上京します。堀田さんも芸能活動のために滋賀県から上京されたそうですが、ご自身と重なる部分もあったのでは?

そうですね。私が上京した当時は年齢が若かったこともあり、怖いものなしで(笑)。“これから楽しいことが起こるんだろうな”という期待しかなく、たまきと同じように全てがキラキラして見えました。

 

◆たまき役はオーディションで決まったそうですね。

はい。オーディションでは、劇中のたまきのせりふの一部を読みました。普段のお芝居のオーディションは制作スタッフの方々が目の前にいらっしゃるのですが、今回のオーディションは1人で収録用ブースに入って、制作スタッフの方々は違う部屋にいらっしゃったんです。ただ、ブースでの様子をたくさんの方が見られる状態だったので、ものすごく緊張しました。

 

◆実際にアフレコが始まって、監督からのオーダーで難しかったことは?

ありがたいことに、監督は「自由に演じてください」とおっしゃってくださって。「ここをこうしてほしい」という細かな指示はほとんどなく。もしそう言われていたら私、きっとパニックになっていたと思います…。初めての声優がこの作品で、このチームで、本当によかったです。

 

◆今回の声優の経験は、今後、女優の仕事に何かフィードバックできそうですか?

声優のお芝居は、女優のお芝居とはまたちょっと違うのかなと思いました。例えば、“息芝居”はドラマや映画では使わないですし。なので今回の経験は、もしまた別の作品で声優ができる機会があったら、その時に生かしたいです。今回、キャストやスタッフの皆さんのおかげで本当に楽しくお芝居ができました。ぜひまた声優に挑戦してみたいです!

 

◆今後、別の作品でまた声優ができるとなったら、どんな役に挑戦してみたいですか?

人間ではないものになれるのもアニメーションの魅力だと思うんです。なので、自分の目で見たことのない妖怪とか、架空の生き物を演じてみたいです。そういう役って正解がない分、どう演じるか考えるのも楽しそうですし。

 

◆今作は体育会航空部を舞台にしていますが、その青春模様についてはどう感じましたか?

私自身は大学生活の経験がないので、もし大学に通っていたらこんな日常を送っていたのかなと想像しちゃいました。劇中に出てくる“学食”や“合宿”というワードが、すごく学生っぽくて。たまきが(先輩の)空知とこっそり部屋を抜け出して雲海を見るシーンとかも、青春だなーとうらやましくなりました。

 

◆堀田さん自身は“空”や“グライダー”に興味はありますか?

空を見るのは大好きです! たまに家族から地元の空の画像を送られてくると、“あぁ、同じ空の下にいるんだな”と温かい気持ちになります。グライダーは飛行機とはまた違うので、“上空ってどんな状態になるんだろう”というのはすごく興味があります。でも、上空で安定してしまえばきっと気持ちいいんでしょうけど、そうなるまでは怖そうですよね。なので、安全に操縦できる人と同乗させていただけるなら、ぜひ体験してみたいです(笑)。私、実は高いところがそんなに得意ではなくて。飛行機とかから景色を見下ろすのは大丈夫なのですが、東京タワーや東京スカイツリーの展望台で床がガラスになっている部分があるじゃないですか。あそこに立つと足がすくんでしまうんです(笑)。

 

◆ちなみに、堀田さん自身は学生時代に部活動に打ち込んだ思い出はありますか?

中学ではバスケットボール部でした。小学校から(バスケを)やっている子たちもいるようなチームで。特に後輩の代がものすごく強かったんです。だから、外周を走るタイムも後輩のほうが早くて。後輩に負けたら外周をもう1周しなければいけないという決まりがあったので、先生にバレないように後輩たちに「ゆっくり走って!」とこっそりお願いしていました(笑)。

 

◆では最後に、読者の皆様へメッセージをお願いします。

これから春を迎えると、環境が変わってドキドキワクワクすることが多い半面、きっと前向きになれないこともあると思います。私も悩みがあると下を向きがちですが、空を見上げると気持ちが晴れるんです。去年末に実家に帰った時、父と琵琶湖までドライブしたら偶然虹を見つけて。あまりのきれいさに感動して、それからよく空を見上げるようになったんです。そんなふうに、この作品が皆さんにとって空を見上げるきっかけになったらうれしいです。

 

PROFILE

堀田真由
●ほった・まゆ…1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。ドラマ『正体』(WOWOWプライム)が3月12日(土)に、『クロステイル~探偵教室~』(フジテレビ系)が4月9日(土)にそれぞれスタート。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)にも出演する。雑誌「non-no」の専属モデルも務める。

 

作品情報

映画「ブルーサーマル」
公開中

原作:小沢かな
脚本:橘正紀、高橋ナツコ
監督:橘正紀
キャラクターデザイン&作画総監督:谷野美穂
声の出演:堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥ほか

 

photo/中村功 text/林桃

橋本環奈「最後まで千尋として生きていく」上白石萌音「夢中になって走り抜けたい」舞台「千と千尋の神隠し」開幕

橋本環奈、上白石萌音がダブルキャストで主演を務める舞台「千と千尋の神隠し」のゲネプロ、初日記念会見が行われ、会見に千尋役の橋本、上白石、湯婆婆・銭婆役の夏木マリ、朴璐美、MCとして青蛙役のおばたのお兄さんが出席した。

舞台「千と千尋の神隠し」

 

今回が舞台初挑戦となる橋本。開幕した今の気持ちを聞かれると、「昨日初日を迎えました。この作品のお話を頂いた時から、幕が上がることを楽しみにしていましたが、大変な日常の中でちゃんと始まるのかという不安もありました。今日という日を迎えられてすごくうれしいです。これからどんどん成長して、良い舞台にしていけたらいいなと思っております」と安心した様子を見せた。

 

同じく千尋役の上白石は、「今もまさに舞台稽古をしていて、プレビュー公演、昨日の初日よりもさらに良いものをお届けするために、カンパニー一丸となって頑張っているところです。こんなご時世の中、予定されていた日に初日が迎えられること、本当にうれしく、ありがたく思っております。このような時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるように、日々楽しく、丁寧にやっていきたいと思っております」と意気込んだ。

舞台「千と千尋の神隠し」

 

また、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーの観劇後の感想コメントも到着。鈴木プロデューサーは「お世辞なしに本当に面白かったです。とにかくジョンの演出とキャストの皆さんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられてうれしかったです。印象的なシーンを言いだしたらきりがありませんが、キャストが大勢が出てくるシーンはどのシーンも見ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗って行くシーンは実は見るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年がたっていることを考えるとキャストの方々の中には当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼いころに映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして感慨深いです。皆さん頑張ってください!」と絶賛した。

 

これを受けて橋本は、「安心します。認められたっていうのがすごくうれしくて。(演出の)ジョンもめちゃくちゃ緊張していたと思うんです。そんな中でこれだけお褒めいただけると本当にうれしいですね」、上白石は「作品の素晴らしさに支えられて助けられることもあれば、壁に感じることもあって、本当にドキドキしていたので、鈴木さんにそう言っていただけるととてもうれしいです」と語った。

舞台「千と千尋の神隠し」

 

そして、稽古中大変だったことに関する質問も。すると、真っ先におばたのお兄さんが「全部です。全部なんですけど、その中でも特に大変だったことをお聞きしたいと思います」と稽古の大変さに言及。橋本は「ありすぎるくらい…。千尋はステージにずっといて、はけても早替えで休めない。ドジな一面も多くて、こけたりする場面もあるんですけど、実際にけがをしたらだめじゃないですか。動きなどを研究するのが難しかったですね」とコメント。上白石は「運動量が半端なくて、もう無理です! というところまで走らなきゃいけないんですよ。それに加えて稽古場ではマスクをしていて、何回か倒れるかと思いました(笑)。でも、高地トレーニングみたいな感じで、マスクを外して舞台でやると、稽古場より楽なんですよ。今ではマスクに感謝してます(笑)」とコロナ禍ならではのエピソードを明かした。

舞台「千と千尋の神隠し」

 

さらに、長く続く舞台に向けて健康維持のためにやっていることを聞かれ、「お風呂にちゃんと入ることですかね。お湯屋の話でもありますし」と話した上白石に対し、橋本は「特にやってないですけど、いたって健康です」と。すかさず上白石や夏木が「ストレッチもしないんですこの人!」「舞台に出るのに何もしないんです、緊張しないんですよ」とツッコむと、橋本は「アキレス腱は伸ばします」と返し、健康体ぶりをうかがわせた。

 

また、夏木が「大変ですよ。東宝さんがマッサージを用意してくださっているので、朝やっていただく。そんな感じでやっていかないと続かないですね」と長丁場の舞台の厳しさを語ると、朴は「ごめんなさい、私は環奈ちゃんと全く一緒で…。声のケアもしないし楽屋に入るのも直前です」と意外な一面を明かした。

舞台「千と千尋の神隠し」

 

最後に橋本は「無事に幕を開けることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたいなと思います。これから全体を通してどんどん成長していけたらいいなと思っております」、上白石は「世の中いろんなことが起きていて、不安だったり恐ろしい気持ちになることが多いと思いますが、劇場にいらっしゃる3時間だけでも、いろんなことを忘れて楽しんでいただけるように、私たちも夢中になって全員で走り抜けたいと思っておりますので、劇場でお待ちしております」と意気込みを語り、会見を締めくくった。

 

舞台情報

舞台「千と千尋の神隠し」

 

舞台「千と千尋の神隠し」

2022年2月28日(月)~3月1日(火)プレビュー公演

2022年3月2日(水)~3月29日(火)帝国劇場

2022年4月13日(水)~24日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール

2022年5月1日(日)~28日(土)福岡・博多座

2022年6月6日(月)~12日(日)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru

2022年6月22日(水)~7月4日(月)愛知・御園座

 

<出演>

橋本環奈/上白石萌音

醍醐虎汰朗/三浦宏規

菅原小春/辻本知彦

咲妃みゆ/妃海風

田口トモロヲ/橋本さとし

夏木マリ/朴璐美

大澄賢也、吉村直、おばたのお兄さん ほか

 

原作:宮﨑駿

演出:ジョン・ケアード

製作:東宝

森口博子 「逆襲のシャア」アニメ映像を使用した「BEYOND THE TIME」MV公開

森口博子が3月9日(水)にリリースする『GUNDAM SONG COVERS 3』より、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のアニメ映像を使用した「BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を越えて〜 / with TM NETWORK」のミュージックビデオが公開された。

“大人のためのガンダムソングカバーアルバム”をコンセプトとし、2019年にリリースした『GUNDAM SONG COVERS』はオリコンウィークリー3位を獲得し、「日本レコード大賞」企画賞を受賞。翌年リリースの続編『GUNDAM SONG COVERS 2』はオリコン&Billboard JAPANウィークリー2位を獲得するなど、情感豊かな森口のヴォーカルが再注目を集め躍進を続けてきた本シリーズ。

 

シリーズ最終章となる3作目『GUNDAM SONG COVERS 3』は、数あるガンダムソングの中から「男性ヴォーカル」の曲だけをセレクトし、森口がカバー。楽曲ラインアップはもちろんのこと、豪華コラボアーティストも話題を呼び、2021年末の発売情報解禁直後にAmazon予約ランキング1位、Rakutenブックス予約ランキング1位を獲得している。

 

中でも本作のリード曲「BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を越えて〜」は、シリーズ初のオリジナルアーティスト・TM NETWORKが参加。小室哲哉が新たにアレンジ、そしてTM NETWORKの3人がコーラスで加わっているという豪華な1曲だ。

 

森口のレギュラーラジオ番組、bayfm『KISS&SMILE』内で楽曲がオンエア解禁された際には、「神曲」「感動した」「耳が幸せ」などの言葉がSNS上で寄せられるなど好評を集めている。

 

そんな中、このたび新たにガンダムYouTube公式チャンネル「ガンダムチャンネル」で公開されたのは、本作が主題歌となった劇場作品「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のアニメ映像を使用したミュージックビデオ。楽曲に乗せ、「逆襲のシャア」の名場面を堪能できる内容に仕上がった。

 

そして、リリース当日の3月9日(水)には、本作に関するトークや収録曲のライブを見ることができる『GUNDAM SONG COVERS 3』発売記念生配信〜トーク&ライブSP〜を、3月9日(水)〜3月13日(日)には発売記念Twitter企画の開催が決定。

 

Twitter企画では「#森口GSC3」をつけて『GUNDAM SONG COVERS 3』のCDの写真と共に感想をツイートした人を対象に、森口本人のサインを箱に添えたガンプラ「HGUC 1/144 ゼータガンダム Ver. HIROKO MORIGUCHI」が抽選で3名に当たるとのことで、こちらも見逃せない。

 

さらに5月3日(火・祝)に昭和女子大学 人見記念講堂で開催されるワンマンライブ“Starry People”のグッズ通信販売も決定。そのほか詳細は、公式サイト及びアルバム特設サイトを参照。

 

動画

「BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を越えて〜 / with TM NETWORK」アニメーションMV

リリース情報

『GUNDAM SONG COVERS 3』

2022年3月9日(水)発売

【初回限定盤】4,400円(税込)

【通常盤】3,300円(税込)

【数量限定LPサイズ盤】4,400円(税込)

アルバム特設サイト:https://cnt.kingrecords.co.jp/gsc3/

「BEYOND THE TIME〜メビウスの宇宙を越えて〜/ with TM NETWORK」配信URL:https://GSC3.lnk.to/beyondthetime

 

WEB

公式サイト:https://www.mogeshan.net/

公式Twitter:https://twitter.com/hiloko_m

公式Blog:https://ameblo.jp/hiroko-moriguchi/

真洋(mahiro)インタビュー【後編】「休日は相変わらずカフェに行っています」2ndシングル「ただ、君がいないだけで」

2月25日(金)に2nd Digitalシングル「ただ、君がいないだけで」をリリースした真洋(mahiro)さんにインタビュー。【後編】では、乃木坂46卒業後の韓国での芸能活動の思い出のほか、ファッションへのこだわりや休日の過ごし方など、プライベートについても聞きました。

◆乃木坂46卒業後、多国籍ガールズグループ「Z-Girls」に所属して韓国で活動されましたが、そのときの思い出や学んだことは?

とにかく世界の厳しさを学びました。練習時間から日本とは全く違い、夜中の1時過ぎまで身体が動かなくなるまでずっと地下室で練習していました。それで家に帰って、シャワーを浴びて寝て、朝8時に起きて、また練習…の毎日。外に出かける時間もなく、唯一の楽しみといえば日曜日に一人でカフェに行くことでした(笑)。そこで店員の女の子が「日本人ですか~?」「マシソヨ(おいしいですか)~?」と言ってくれるのが癒やしになっていました。あと食事制限もあるので、好きなものを食べることもできなくて。限られたメニューから選ぶんですけど、私はサラダとサラダチキンばかり食べていました。

 

◆大変な世界だったんですね。今の休日の過ごし方はどうですか?

朝起きて…相変わらずなんですけど、行きたいカフェに行ってカフェラテを飲んでいます。テラス席も好きですが、冬場はやっぱり店内が多いですね。そこで何も考えずにぼーっとしています。友達も家族も大阪にいるので、ときどき独りが寂しくなります。そんなときは、音楽を聴きながらお散歩したりして。家に戻ってからはNetflixを見たりしています。

 

◆ファッションや美容についてのこだわりも教えてください。

ファッションはあまりキメすぎない、大人カジュアルな感じが好きです。大阪の友達はめっちゃオシャレで海外の流行をキャッチするのが早いので、迷ったときには聞くようにしています(笑)。また、本格的なダンスをやらなくなってからは、体形をキープするために筋トレを始めるようになりました。それによって、乃木坂46のときと体重は変わらなくても体にメリハリが出るようになって。服を着たときのカッコ良さとかも変わってきますね。

 

◆昨年11月からは、ニッポン放送『ミュージック・パーティー』のパーソナリティーを担当されていますが、ラジオのお仕事はどうですか?

乃木坂46にいたころは“自分がしゃべるよりも、ほかのメンバーがしゃべった方がいいんじゃないかな?”と思っていました。なのでトークに関してはほかのメンバーに任せちゃって、自分はどこかアホなキャラになることが多かったんです(笑)。でも今回初めてMCをお仕事としてやらせていただいたら、「いいね!」という声をたくさん聞くことができて。頑張ろうと思いながら、楽しくやっています。

 

◆最後に、乃木坂46時代からのファンの皆さんへメッセージをお願いします。

ずっと応援してくださって、ありがとうございます。乃木坂46を卒業してから突然韓国に行ってしまったことで“あれ? ろってぃー、どこ行ったん?”みたいな感じにさせてしまってごめんなさい。あのとき、私もファンの皆さんを置いてきぼりにしたような形になってしまい、とても心苦しかったんです。今こうして、やっと日本で、日本語で歌を届けられることができて、私は幸せな気持ちでいっぱいなので。あらためてこれからよろしくお願いします!「GDBD」に続く、2nd Digitalシングル「ただ、君がいないだけで」をぜひたくさん聴いていただけたらうれしいです。

 

◆また、今回初めて真洋(mahiro)さんを知るという方へもメッセージをお願いします。

初めまして、真洋(mahiro)です。私は乃木坂46の元メンバーで、その後に韓国でいろいろなことを経験し、吸収してきました。だからこそ今出せる私の歌声や表現力があると思っていて、ソロアーティストとして頑張っています。これからもっといろいろな歌を歌っていきたいですし、過去の私のことや今の私のことを少しずつ歌にしていくので、少しずつ私のことを知っていってくださったらうれしいです。よろしくお願いします。

 

PROFILE

●まひろ…1995年7月23日生まれ。大阪府出身。A型。2011年、乃木坂46の1期生・川村真洋として活動開始。2018年、乃木坂46卒業。2019年、多国籍ガールズグループ「Z-Girls」として韓国デビュー。2021年、活動拠点を再び日本に移し、真洋(mahiro)として活動開始。

 

楽曲情報

2nd Digital Single

「ただ、君がいないだけで」

発売中

https://nex-tone.link/tadakimigainaidakede

 

ライブ情報

アルペンアウトドアーズ プレゼンツ「HAKUBA ヤッホー!FESTIVAL 2022」

オープニングアクト 音楽イベント

①5月21日(土)14・00~15・30

②5月22日(日)10・30~12・00

③5月22日(日)14・00~15・30

会場:白馬岩岳マウンテンリゾート(長野県北安曇郡白馬村大字北城12056)
山頂スカイアーク特設ステージ ※雨天時は屋内にて開催予定

出演:et-アンド-、真洋(mahiro)

※各回とも2組が出演

料金:無料/予約:不要

※ゴンドラリフト往復:大人2400円、子供1300円

 

●photo/関根和弘 text/くれい響

 

森崎博之インタビュー「僕にとって道具たちは、ギアというより相棒」

前後半に渡ってお届けしているTEAM NACSリーダー・森崎博之さんへのロングインタビュー。後編は、俳優・演劇人としてのみならず、北海道フードマイスターやごはんソムリエなどの資格も取得し、食育にも力を入れている森崎さんに、食べ物への思い、そして食品づくりや農作業に欠かせない道具への愛についてお話を伺いました。

 

森崎博之●もりさき・ひろゆき…1971年11月14日、北海道生まれ。1996年にTEAM NACSを結成。リーダーを務め、多くの公演で脚本・演出を担当。2008年からスタートした『森崎博之のあぐり王国北海道』(現・『あぐり王国北海道NEXT』/HBC)をきっかけに農業タレントとしても活躍中。現在、『ハナタレナックス』(HTB)に出演中。

 

【森崎博之さんの撮りおろし写真】

 

道具に感謝しながら、長く、いつまでも使っていく。今の時代は特にそうした気持ちが大事

 

──森崎さんはいまや北海道を中心に、全国規模で農業タレントとしても活躍されています。ご自身でも調味料を作ったり、農作業をされていることでも知られていますが、やはり道具なども揃えていらっしゃるんですか?

 

森崎 そんなに特別なものは持っていないですよ。ただ、少し前になるんですが、大豆ミンサーを買いました。味噌作りのために購入したのですが、これまではコーヒーミルのように茹でた大豆を手動でグルグルと回して小さく潰していたんです。それを電動にしたところ、びっくりするほどラクで! さっそく5kgの味噌を仕込みました。白米味噌、玄米味噌、麦味噌といろいろ麹を変えたりして。今は出来上がるのが楽しみです。

 

──味噌作りにはどのような工程が必要なんでしょう?

 

森崎 いろんな作り方がありますが、どれも簡単で、我が家では大豆と塩だけで1年間、常温で熟成させます。今、食卓で食べているのは一昨年に仕込んだもの。旨味爆発でとんでもなく美味しい味噌が出来上がっています。昨年の舞台(『マスターピース』)でも、稽古で東京にいる間や地方公演の時は外食を控えていましたから、キッチンのあるマンスリーマンションを借りて、自前の味噌を使って自炊をしていました。これが本当に美味しくて。皆さんにも飲んでほしいぐらいです!

 

──そのうち、森崎さんが公演中のケータリングまで担当しそうですね(笑)。

 

森崎 ははははは! そうなったら、メンバー全員がお味噌汁を飲み干すまで近くで監視してますよ。「おい、音尾(琢真)、お前最後まで飲んでないだろ!」って(笑)。

 

──(笑)。味噌作りはいつ頃からされているのでしょう?

 

森崎 もう、10年ぐらいになります。特に大きなきっかけがあったわけではないんです。うちは昔から、妻が野いちごでジャムを作ったり、祖父の家でもハラペーニョを作っていて、それを焼いたお肉に乗せて食べたりと、いろんなものを家庭で作っていましたから。そもそも食べることが大好きで、それが講じて、自分で作ろうというふうになっていったんですよね。

 

──今、お味噌以外で作ろうと思っているものはありますか?

 

森崎 醤油に少し興味があります。

 

──醤油って家庭で作れるものなんですか!?

 

森崎 作れます。大抵の調味料は作れますから。だって、昔はみんな自分の家で作っていたわけですしね。もちろん、たくさん作ろうとすれば、それなりの場所や道具が必要になってきますが、基本的には大豆と塩だけでギューッとプレスしていけばできます。あと、これは余談ですが、醤油づくりの際に出る大豆のカスって、本来は牛のエサだったんです。でも、それに塩酸をふりかけて、無理やりもう一度旨味を出したものをたんぱく加水分解物といい、今、世にあふれている加工食品の多くにこれが使われているんです。だから、食べていると喉が渇くんですよね。そうやって食品の裏側を知ってしまうと、自分が安全だと思うものを口にするには自分で作るしかないわけです。

 

──確かにそうですね。

 

森崎 できれば、家にある調味料はすべて手作りのものにしたいなと思っています。また、調味料以外にも作りたいものはたくさんあって。次に挑戦しようと思っているのが納豆です。

 

──大豆ばかりですが、何か理由があるんですか?

 

森崎 いえ、特にはないです(笑)。ただ、北海道は大豆の生産量1位ですし、いい大豆がすぐ手に入るからというのもあります。納豆作りも本当に簡単ですよ。市販の納豆を買ってきて、透明のフィルムに付着している納豆菌と煮た豆を一緒に置いておくだけでできますから。納豆の菌というのはものすごく繁殖が強く、常温で1日置いておくとネバネバになります。それもあって、僕は日本酒作りの取材に伺う際、2日前から納豆を食べないようにしているんです。もし納豆菌が体のどこかに付いた状態で酒蔵に行くと、お酒の酵母を壊してしまいますから。そうやっていろんなことを知っていくと、“面白いなぁ。それなら自分でも作ってみようかな”という気持ちになるんですよね。

 

──そういえば、最近はまわりでもベランダなどでちょっとした家庭菜園をする人が増えてきています。

 

森崎 そうでしょ? やっぱり、そうやって人はみんな土に帰っていくわけです(笑)。それに、自分で農作物を作ると、そこにストーリーが生まれますからね。例えば、「これは自分が世話して作ったトマトだ」とか、子どもたちと「このトマトが大きくなったら、一緒に収穫しようね」といった約束ができたり。そうしたストーリーがあると、まだ完熟していないトマトだろうが、とんでもなく美味しく感じる。自分で育てたものには、どんなものでも敵わないんです。

 

──なるほど。でも、どう育てていいのかが分からず、始めようかどうかで躊躇している人も多いと思います。

 

森崎 そういう方は、まず簡単なものから始めてみるといいと思いますよ。それこそトマトなんて、ほぼ失敗しませんから。トマトって実は雑草の種類なんです。ほかの植物と一緒に植えると、その植物を殺しかねないぐらいの生命力がある。農家さんが毎日トマトのビニールハウスに行って手入れをするのは、脇芽と言われる新芽を取り除くためで、それをしないと、たった一本でジャングルみたいになってしまうんです。すると、たくさん出来る代わりに1個1個のトマトが大きく育たず、栄養分も少なくなる。ミニトマトでも、うまくいけば1株で200から300個ほど取れる場合がありますからね。水やりも週に一回程度で大丈夫ですし、本当に簡単です。

 

──そうした話を伺うと、育っていく過程を見ているのも楽しそうです。

 

森崎 楽しいですし、それにすごく愛おしくなります(笑)。また、同時に道具も大事に扱うようになります。僕にとって道具って、“ギア”というより“相棒”みたいな感じなんです。心を込めて使うので、1つひとつへの思いも強い。大豆ミンサーを買う時も、夫婦で何度も会議をしました。結構な値段のするものですから、「ウチは一体いくらの味噌を作るつもりなんだ!?」って奥さんに言われたりして(笑)。でもね、我が家ではこれからも一生、味噌を作り続けていこうと思っているわけです。ただ、年齢を重ねていくにつれて、そのうち手動で回す力もなくなっていく。そうなってしまってから電動の大豆ミンサーを購入するより、今買っておいたほうがコストパフォーマンス的にはいいんじゃないかと。それもあって、思い切って購入したんです。正直、1年に1回しか使わないものですから、贅沢品とも言えます。でも、憧れて買ったものですから、そこには愛がありますし、本当に、大事に大事に使っていこうと心に決めていますね。道具やモノに感謝しながら、1つのものを長く、いつまでも使っていく。今の時代は特にそうした気持ちが大事だと思いますね。

 

 

TEAM NACS『LOOSER2022』
2022年3月6日(日)19時より配信スタート

(SATFF&CAST)
脚本:⽥中眞⼀ 監督:木村ひさし
出演:TEAM NACS(森崎博之、安田 顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)

チケット料金:5000円(税込)
配信:LIVE SHIP、GLOBE CODING(ローソン・ぴあ・イープラスにて販売)
詳しくはこちらから https://www.teamnacs.com/stage.php

(STORY)
平凡な日々を送るシゲは、自分にできることを模索していたある日、謎の男から渡された薬で過去へとタイムスリップしてしまう。行き着いたその先は、なんと新選組がその名を轟かせ始めた幕末。最初は厳しい隊律に翻弄されていたシゲだったが、やがて時代を切り拓くために命がけで戦う志士たちの姿に、自身の中で熱い思いが芽生え始めていく。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/白石義人(ima.) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken) 衣装協力/BARENA、08circus

武田梨奈インタビュー、初1人飲みの思い出語る「一歩踏み出せばこの世界に入れるんだな」『ワカコ酒シーズン6』

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

 

現在、テレビ東京系にて放送中のグルメドラマ『ワカコ酒 Season6』で主演のワカコを演じる武田梨奈さん。そんな武田さんにインタビューを行い、ドラマの見どころや、自身も“1人飲み”をするようになったきっかけなどを語ってもらいました。

本作は「酒飲みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコがさまざまな酒場をさすらい、女ひとり酒を堪能するドラマシリーズ。累計270万部を超える新久千映の「ワカコ酒」(月刊コミックゼノン連載/コアミックス)を原作としており、ドラマのシリーズは本作で6作目を迎える。また、3月14日(月)放送の第10話「初めてのひとり酒」には、三宅裕司がゲスト出演することも決定。三宅は、ワカコが1人飲みをするきっかけとなった店の大将役を演じる。

 

◆今回のシーズン6では、ワカコが飲兵衛になるきっかけのストーリー(第10話)が出てきますね。

シーズン1の時はすでに飲兵衛だったので、実際にきっかけとなるストーリーを演じられるのはうれしいです。「なぜワカコがお酒好きになったのか」ということが描かれているのですが、実際に私もシーズン1で初めてワカコを演じる時に1人飲みデビューをしたので、その時のことを思い出しました。当時よく1人でご飯を食べに行っていたのですが、お酒を飲みに行くのは「敷居が高いな」と思っていたんです。どういうお店に行ったらいいかも分からなくて。今回の撮影は、ワクワクと不安が入り混じる感じだったのですが、私の1人飲みデビューもワカコの1人飲みデビューと同じで、ドラマで描かれているような温かい空間だったので「一歩踏み出せばこの世界に入れるんだな」と感じたことを思い出しました。

 

◆武田さんが“初の1人飲み”として入ったお店は、どういう基準で選んだのですか?

初めて1人飲みをしたお店は、近くにあるお店でした。でも、その後もどういうお店があるのか分からなかったので、お酒に詳しい方に聞いたりしていました。今では、「カウンターで飲める所はどこですか?」と具体的に質問するようにしています。

 

◆好きなお酒やよく飲むお酒などはありますか?

よく飲むのはビール、日本酒、焼酎ですね。誰かと一緒にいると、同じものも飲んだりしますが、基本的には和食に合うお酒を好んで飲んでいることが多いです。

 

◆ドラマ(第10話)では、大将とワカコのちょうど良い距離感が描かれていますが、武田さんは1人で飲みに行った場合、周りの人に話しかけられたい方でしょうか? もしくは、1人でしっぽり飲みたいタイプですか?

1人で飲む時は基本的にはしっぽり飲みたい方かなと思います。でも、程よくお酒が回ってきたら話しかけたくなっちゃいますね(笑)。「絶対あの人常連だろうな」という人に「何を食べているんですか?」と質問して、同じものを注文したりします。もちろん、大将などお店の方にもお聞きするのですが、分からないことは分からないスタンスで周囲の方々に正直に聞いた方が、居酒屋や立ち飲みなどは楽しいなと思います。普段あまり行かないバーに1人で飲み行った際にお酒の種類が全く分からなくて、分からないまま適当に頼んで失敗してしまったこともありました(笑)。そういう経験もあり、今はちゃんと分からないものはちゃんと聞いて頼むようにしています。

 

◆第3話(1月24日放送)では、常連客がおつりをおいていく粋な飲み方が描かれていましたが、シーズン6までやってきて一番勉強になったなと思う粋な飲み方はありましたか?

シーズン4で吉田類さんがゲストでいらっしゃった時に、“粋だな”と感じたことがあります。吉田さんはすごくお酒が好きな方なので、監督も「類さん台本とか関係なく好きなものを飲んでください」という感じだったのですが、撮影も実際に吉田さんが飲みたいお酒を飲んでいらして。それを横にいる私に「一口食べてみたら?」「飲んでみる?」というふうに分けてくださる感じでした。台本とは違ったのですが、「飲兵衛ってこれだな~」と感動したのを覚えています。撮影本番では実際にお酒を飲むので吉田さんは酔っていらっしゃったと思うのですが、悪い酔い方ではなく、見ている人がハッピーになる酔い方でした。「お酒で迷惑をかけたらお酒に失礼だから、いくら飲んでもいいけどお酒には失礼のないように」ということをおっしゃっていてそれがすごく素敵だなと思いました。

 

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

 

◆今回、カフェのようなおしゃれな店内の中華料理屋さんにもワカコは挑戦していましたが、武田さんは最近挑戦したことなどはありますか?

挑戦というほどではないのですが、コロナ禍になってから料理をするようになりました。今まで料理はあまり得意ではなく、避けてきていたのですが家での時間が増えたのでこれを機に進んでするようになりましたね。自分で作っていたら、味見してもおいしいかおいしくないか分からなくなっちゃうので、今は父と母に味の感想を聞いたりしています。両親にお弁当を作って渡したりもしているので、後から改善点などを聞いて今後の参考にしています。

 

◆今まで作った料理の中で、「これは大成功だったな」と思うものはありますか?

なんだろう~(笑)。和食が好きなので、得意なのはお味噌汁ですかね。シンプルなんですけど、お味噌汁は意外と作る人や材料によって差が出るので楽しいです。わりとおいしいお味噌汁を作れる自信があります!(笑) 自分で作るお味噌汁は具だくさんが好きなので、小松菜とか豆腐、大根などを入れたりしています。

 

◆武田家ならではの、味噌汁の味や具などはあるのでしょうか?

私が作るのは自己流なので母が作るお味噌汁とは別のものになるのですが、母は赤味噌などを使ってお味噌汁を作ってくれています。最近、祖母がお味噌を手作りで作ってくれるのですが、それもあって私がお味噌汁作りにハマりました。

 

◆では、最後にドラマの見どころとメッセージをお願いします。

これからファミレスや、イタリアンなどいろんなのお店でのエピソードが出てきます。最後には、監督に「今までで一番声が出ていたよ」と言われた程の絶品ローストビーフも出てくるので楽しみにしていてください。今はまだ、外に飲みに行けない人もたくさんいると思います。気にせず飲みに行ける状況に早く戻って欲しいなと願うばかりですが、ドラマでは「ここ行ってみたいな」と思うような実際に存在するお店が多く出てきますので、ぜひチェックしながら楽しんで頂ければと思います。

 

PROFILE

武田梨奈
●たけだ・りな…1991年6月15日生まれ。神奈川県出身。AB型。映画「ハイキック・ガール!」で主演デビュー。出演作にドラマ『ワカコ酒』シリーズ、『ミラー・ツインズ』など。初のラジオ冠番組「武田梨奈のこだわりな時間」(ラジオ関西ほか)が放送中。

 

番組情報

©︎2022「ワカコ酒6」製作委員会

『ワカコ酒 Season6』
BSテレ東、BSテレ東4K
毎週月曜 深0・00~

公式HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/wakako_zake/
公式Twitter:@wakakozake_tv
公式Instagram:@wakakozake_tv

 

text/緒方ななみ

真洋(mahiro)インタビュー【前編】「初めてバラードを歌うことができてうれしい」2ndシングル「ただ、君がいないだけで」

2月25日(金)に2nd Digitalシングル「ただ、君がいないだけで」をリリースした真洋(mahiro)さんにインタビュー。【前編】では乃木坂46の一期生として活動をスタートし、現在はソロアーティスト、モデル、タレントとマルチな活動を行っている“ろってぃー”に、新曲の聴きどころなどを聞きました。

◆真洋(mahiro)さんは、昨年7月にソロアーティストとして“good day”“better day”を意味する配信シングル「GDBD」をリリースされました。

私は乃木坂46に入る前からソロアーティストになるのが夢で。上京してちょうど10年のときに「GDBD」をリリースできたんです。なので、うれしさと同時に、周りの方々へ感謝の気持ちでいっぱいでした。そしてソロになったことで、より力や自信をつけていって頑張りたいと思いました。

 

◆リリース後の周囲の反応はどうでしたか?

私のファンの方はもちろんですが、長い間お世話になった乃木坂46のメンバーやスタッフさんも喜んでくれました。カフェに一人でいるような感じの曲にしたいと思っていたので、ジャケ写は私がずっと好きなカフェラテにしたんです。昔から私を知っている人には、「相変わらず、好きやねんなぁ」と言われました(笑)。

 

◆なるほど(笑)。そして今回、2ndシングル「ただ、君がいないだけで」を配信リリースされました。前作とは打って変わって、切ないメロディーにピアノの繊細なフレーズが際立つミディアムバラードになっていますね。

「まるりとりゅうが」のRyuga君がプロデュースしてくださったのですが、“Ryugaくんワールド”に包まれているような曲だなと思いました。歌詞は悲しく切なくて、メロディラインは強弱がある失恋ソング。抑えめにしたり、張ったり…いろいろな私の声が詰め込まれていると思います。最初はどういうふうに歌えばいいのかとても悩みましたが、いろいろ考えてレコーディングを頑張りました。

 

◆レコーディング時のエピソードを教えてください。

レコーディングにはRyuga君も来てくださいました。ただ、普段だったら全然歌えるようなパートやキーが、レコーディングになると突然出なくなるという謎の現象が起きたんです。なかなか理解できないことだと思うのですが、Ryuga君はそんなハプニングがあることも分かってくださったので。私がネガティブにならないように笑顔でアドバイスしてくれました。それにはとても助けられました。

 

◆ダンスのイメージもある真洋(mahiro)さんがバラードを歌うのは、少し意外なような気もします。

私、もともとバラードが好きだったんです。でも乃木坂46時代はあまり縁がなくて、今回初めて歌うことができてすごくうれしいです。ビブラートよりも小さい揺れで泣きそうな感じを表現したり、裏声を使いたいところを地声で行くことで感情をマシマシにしてみたり、落ちサビ部分を“今にも消えてしまいそうな声”で表現したり…Ryuga君といろいろ試行錯誤しながらレコーディングしていきました。リアルな言葉でも伝えることもでき、とても満足のいく仕上がりになりました。

 

◆MVはどのような仕上がりになっていますか?

携帯画面のような縦型サイズの画角のMVになっています。私の日常を切り取ったような写真をパラパラと繋げて、「別れてしまったことで、その人の大切さに気付く」という曲の世界観を表現しました。過去のことを思い出している屋外と屋内の情景や、切なかったり、やるせなかったりする表情など、カッコいいというよりもエモい感じを目指しました。ただ…今回カフェは出てきません(笑)。

 

◆そうなんですね(笑)。ソロアーティスト、真洋(mahiro)としてのライブも気になるところです。

これまでいくつか決まっていたライブは、コロナ禍で延期になってしまったんです。唯一、昨年の12月にファンクラブで初の有観客イベントを開催することができ、3年ぶりにギター演奏も披露しました。そして今度、長野県の白馬岩岳山頂で開催されるフェスのオープニングアクト 音楽イベントに出演することが決まりました。ソロアーティストとして初のイベント出演になりますし、初の野外イベントなので、とても楽しみです。山頂なので少し遠いですが、フリーライブなのでぜひ見に来ていただけるとうれしいです。

 

◆今後どのようなアーテイストを目指していきたいですか?

これからも歌をメインに、モデル活動やタレント活動をしていきたいです。そして、同性の方々に憧れられるような存在になれたらと思いますし、いろいろな方に刺さる歌を歌っていけたらと思っています。今回はRyuga君に提供していただきましたが、実際に私が経験したことなども、自分で少しずつ歌詞にして書いていたりもするので。いつか、しっかり曲として届けていきたいとも思っています。待っていてください!

 

PROFILE

●まひろ…1995年7月23日生まれ。大阪府出身。A型。2011年、乃木坂46の1期生・川村真洋として活動開始。2018年、乃木坂46卒業。2019年、多国籍ガールズグループ「Z-Girls」として韓国デビュー。2021年、活動拠点を再び日本に移し、真洋(mahiro)として活動開始。

 

楽曲情報

2nd Digital Single

「ただ、君がいないだけで」

発売中

https://nex-tone.link/tadakimigainaidakede

 

ライブ情報

アルペンアウトドアーズ プレゼンツ「HAKUBA ヤッホー!FESTIVAL 2022」

オープニングアクト 音楽イベント

①5月21日(土)14・00~15・30

②5月22日(日)10・30~12・00

③5月22日(日)14・00~15・30

会場:白馬岩岳マウンテンリゾート(長野県北安曇郡白馬村大字北城12056)山頂スカイアーク特設ステージ

※雨天時は屋内にて開催予定

出演:et-アンド-、真洋(mahiro)

※各回とも2組が出演

料金:無料/予約:不要

※ゴンドラリフト往復:大人2400円、子供1300円

 

●photo/関根和弘 text/くれい響

 

森崎博之インタビュー「『LOOSER』はTEAM NACSとしてのもう1つスタートだと言える作品」

結成25周年を迎える演劇ユニットTEAM NACS。昨年の本公演『マスターピース』から始まったアニバーサリーイヤーの数々の企画も、3月6日(日)から配信される『LOOSER 2022』でいよいよファイナルを迎える。彼らにとっても、そしてファンにとっても思い入れの強い2004年の公演『LOOSER』を映像で甦らせる今作。そこで、気になるその内容をリーダー・森崎博之さんに直撃。また、ロングインタビューの前半では一年かけてファンに届けてきたこれまでの企画への思い出を、さらに後半では最近購入したという食にまつわる、あるアイテムについてもたっぷりと伺いました。

 

森崎博之●もりさき・ひろゆき…1971年11月14日、北海道生まれ。1996年にTEAM NACSを結成。リーダーを務め、多くの公演で脚本・演出を担当。2008年からスタートした『森崎博之のあぐり王国北海道』(現・『あぐり王国北海道NEXT』/HBC)をきっかけに農業タレントとしても活躍中。現在、『ハナタレナックス』(HTB)に出演中。

 

【森崎博之さんの撮りおろし写真】

 

5人だけで無茶をやっていた、僕らの原点のような姿を楽しんでください

 

──TEAM NACS25周年イヤーのラストを飾る配信『LOOSER 2022』が間もなくスタートします! まずはこの企画の概要を教えていただけますでしょうか。

 

森崎 その前に『LOOSER』について説明をさせていただきますと、これは2004年にTEAM NACSとして初めて東京で公演をした作品でした。それまで私たちは演劇文化が常に身近にあるわけではない札幌で活動をしていましたので、演劇に慣れ親しんだ東京に進出することがものすごいプレッシャーだったわけです。でも、同時に仲間の広がりが出来た作品でもありまして。この公演からオフィスキューやアミューズと一緒に舞台を作るようになり、また、今の僕らの公演を支えてくださる舞台のプロフェッショナルの方々や新たなファンとの出会いもあり、いわゆる“TEAM NACSチーム”が誕生した舞台でした。

 

──TEAM NACSとしてさまざまな思いが詰まった作品なんですね。

 

森崎 ええ。僕ら5人の中にも「ここからがTEAM NACSのもう1つのスタートだ」といった認識がありますし。その作品をこの25周年のタイミングで、しかも今度は映像としてリメイクしようというのが今回の試みです。ちなみに、僕は昨年上演した本公演(『マスターピース』)のカーテンコールで必ずお客さんに向けて、「なかなか全員で集まれない5人ですが、25周年の企画としてさらに面白いことをしていくので楽しみにしていてください」とお伝えしてきました。それがこれです! 今、やっと約束が果たせます(笑)。

 

──映像作品としてのリメイクというと、どのような感じになるのでしょう。

 

森崎 イメージとしては映画の『ドッグヴィル』を想像していただくのが近いと思います。舞台のようなセットで撮影をし、それを映像監督に撮っていただくという形になります。僕の中では映像版『LOOSER』と位置づけていまして、アップやカット割りなども多用されるでしょうし、舞台版とはまた違った雰囲気になると思います。また、監督にも“舞台のような雰囲気で見せていきたい”という意図があるようなので、どんな感じになるのか、僕もすごく楽しみですね。

 

──ファンの間でも人気の高い演目だけに期待されている方も多いと思います。

 

森崎 そうですね。DVDになっているものの中で一番古い作品ですし、ファンの皆さんにとっても馴染みがあると思います。それに、僕に限っていえば、2011年におこなった「TEAM NACS 15th project」で、*pnish*のみんなと一緒に『LOOSER 6』という形で上演しているんです。また、今なお2.5次元の方たちをはじめ、いろんなところで上演していただいている作品でもあるんですよね。物語自体も、新選組を題材に新たな解釈を加えつつ、“日本をよくしよう!”と奔走した男たちの姿を真っすぐな思いで描いたものですので、初めてご覧になる方にもおすすめです。唯一、不安要素があるとすれば、今回演じる我々がおじさんになりすぎてしまったこと(笑)。当時、主演を務めていたシゲ(戸次重幸)が30歳くらいでしたが、いまや僕らも平均年齢48歳! 5人の年齢を足すと240歳ですからね(笑)。若くて熱血な隊士たちを演じるのにもそろそろムリが出てきますが、なんとか無茶して頑張っていこうと思っています(笑)。

 

──2004年の初演では、たった5人で複数の登場人物を演じ分けていたのが印象的でした。

 

森崎 1人6役ぐらい演じてましたよね(笑)。でも、そこも今回は変えない予定です。というのも、僕らは結成以来、ほとんどの作品で客演を呼ばず、5人だけでなんとかダイナミックな舞台を届けたり、逆に5人しかいないことを逆手に取って、それを笑いに変えたりしていました。最近の公演ではアンサンブルを呼ぶことも増えましたが、昨年の『マスターピース』では久々に1人2役に挑戦し、全員が女装をしてみたりして(笑)。今回の映像配信では、そうした僕らの原点的な姿をご覧いただければと思っています。

 

『がんばれ!TEAM NACS』は解散のリハーサルのようなドラマでしたね(笑)

 

──では改めて、昨年からスタートした25周年イヤーについても振り返っていただきたいのですが、第一弾が何度も話題に出ている本公演の『マスターピース』でした。

 

森崎 本公演は、最後まで無事に開催できたことが何よりも幸せでした。もちろん、完走することを目標にしていましたけど、“もしかしたら、半分もできないかもしれない……”とどこか覚悟もしていて。でも、神が示した道なのか、それとも素晴らしいスタッフたちの力のなせるわざだったのかは分かりませんが、見事に全公演、上演できました。僕たちメンバーが誰一人欠けることなく最後までたどりつけたのも、なんだか25年続けてきたことにご褒美をいただけたような気がして、うれしかったですね。

 

──そのあとには、フェイクドキュメンタリーのドラマ『がんばれ!TEAM NACS』も放送されました。

 

森崎 気づいたら映画にまでなっていて驚きました(笑)。『がんばれ!TEAM NACS』は前半でバカバカしいいつもの僕らをお届けしつつ、後半には解散危機に陥るという展開だったんですよね。そのため、僕たちをよく知る関係者であればあるほど、見ていて辛かったという感想をお聞きしました(苦笑)。皆さん、「えっ、今のは台本? それとも本音!?」ってハラハラしていたようで。ちなみに、最終回に5人だけで腹を割って話す温泉でのシーンは、マネージャー陣も「今日が本当のXデーになったらどうしょう(笑)」と思いながら、撮影を見守っていたそうです(笑)。

 

──あの温泉での5人のシーンは、ほぼ台本なしで2時間ほどカメラを回しっぱなしだったと聞きました。

 

森崎 そうだったかもしれないです。本当に緊迫した空気が流れていましたから。ただ、我々としては、ああやってフェイクドキュメンタリーで解散危機を演じさせてもらえたことが、すごくプラスの方向に作用した気がしています。みんなの中に、「解散のリハーサルができてよかったかも」という思いが生まれましたし。きっと実際に解散危機が訪れたら、ドラマと同じような空気が流れて、似た会話が起きると思うんです。だから、「これでいつでも本番ができるね」って(笑)。それは冗談ですが、ドラマとはいえ、こうやって一度経験しておけば、逆に余計なことを考えなくてすみますしね。…そうは言いながら、ラストのシーンを見たあとは僕自身も号泣しちゃいましたけどね……(苦笑)。

 

──そして、7月からはメンバーそれぞれがプロデュースする配信企画『NACStreaming』も展開されました。

 

森崎 ソロの配信企画というのも初めてでしたが、それとは別に、普段とは違うスタッフと一緒に作っていけたことも新鮮でした。というのも、いつものイベントだと、僕らは事務所のマネージメント部と一緒に作業をしていくんです。でも、この配信はオフィスキューのコンテンツ部のみんなと作り上げたもので。普段はグッズや紹介 VTRを作っている子たちとの仕事だったので、手作り感満載な感じがして、それが楽しくって。ただ、毎月のように配信があったので、みんなは本当に大変だったと思います(笑)。

 

──ほかのメンバーの配信はご覧になりましたか?

 

森崎 もちろんです。いかにも“らしい”といいますか、“そうだよね。そうくるよね”という内容ばかりで(笑)。でも、安心しました。それぞれが決して奇をてらわず、自分たちの持ち味を生かしていて。“安心・安定のTEAM NACS”という感じがしましたね。そうそう、この配信企画のラストが(大泉)洋ちゃんで、番組の最後に初めて『LOOSER 2022』のタイトルだけ発表されたんですよね。

 

──SNSでホットワードになっていました。

 

森崎 でも、話題になったのは一瞬だけでしたよ。TEAM NACSのファンって冷静な方が多いんです。翌週に僕のラジオ番組があったのですが、「あれはどういうものなんですか?」という質問も一切なくて。“きっとそのうち詳細を知らせてくれるだろうから、それまで待っていよう”と楽しみにしてくださる。皆さん、すごく大人なんです(笑)。

 

──冷静さを保ちながらも、胸の内では期待に満ち溢れているんですね。

 

森崎 だとしたらうれしいですね。僕らとしても、本公演の『マスターピース』で始まった25周年イヤーが、こうして舞台に絡めた作品で最後を飾れるというのが本当にうれしいです。自分たちの本業でもありますし。撮影もどんな感じになるのか、楽しみです。ただ、ほかのメンバーにとっては、なんといっても18年ぶりの『LOOSER』ですからね。きっと、「この時の衣装ってなんだっけ?」とか、「今、俺は何の役だ!?」って言いながら、大変だった18年前を思い出しつつ、おじさんたち5人が手を組んで撮影するんだろうなって思います。あの頃と同じように、「面倒くせぇな〜」なんてニヤニヤしてボヤきながらね(笑)。

 

──そうした絆は25年間、変わらない部分なんですね。最後に、改めてこうして25年も5人で続けてこられた要因はなんだと思いますか?

 

森崎 やはり、先ほどもお話ししたように『LOOSER』の公演を機に、“TEAM NSCSチーム”という広がりができたことに尽きます。もし、それ以前のように、舞台監督やプロデューサー的な方たちの力を借りることなく5人だけでやっていたら、ここまで続いていないと思います。15周年すらなかったかもしれない。でも、ファンを含めた“TEAM NACSチーム”の関係性があるからこそ、こうして25周年を迎えられ、まだまだこの先も目指せるんだと思います。その意味でも、この『LOOSER 2022』が単純な“ありがとう”という言葉だけじゃなく、しっかりと25年分のお礼を伝えられ、そして“これからもよろしくね”という思いを届けられる作品にしていきたいですね。

 

 

TEAM NACS『LOOSER2022』
2022年3月6日(日)19時より配信スタート

(SATFF&CAST)
脚本:⽥中眞⼀ 監督:木村ひさし
出演:TEAM NACS(森崎博之、安田 顕、戸次重幸、大泉 洋、音尾琢真)

チケット料金:5000円(税込)
配信:LIVE SHIP、GLOBE CODING(ローソン・ぴあ・イープラスにて販売)
詳しくはこちらから https://www.teamnacs.com/stage.php

(STORY)
平凡な日々を送るシゲは、自分にできることを模索していたある日、謎の男から渡された薬で過去へとタイムスリップしてしまう。行き着いたその先は、なんと新選組がその名を轟かせ始めた幕末。最初は厳しい隊律に翻弄されていたシゲだったが、やがて時代を切り拓くために命がけで戦う志士たちの姿に、自身の中で熱い思いが芽生え始めていく。

 

撮影/映美 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/白石義人(ima.) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken) 衣装協力/BARENA、08circus

SPドラマ『津田梅子』出演!武上陽奈インタビュー「男女平等を当然のことと感じるまでには、頑張っていた人たちがいたんだと分かった」

日本初の女子留学生であり、女子教育の先駆者として活躍した津田梅子の青春を描いたスペシャルドラマ『津田梅子~お札になった留学生』が3月5日(土)にテレビ朝日系で放送される。アメリカに留学した仲間のひとり、吉益亮の少女時代を演じた武上陽奈さんは現役中学生。男女平等のために尽力した明治の女性の生き方に感銘を受けたよう。

 

武上陽奈●たけがみ・はるな…2007年6月16日生まれ。千葉県出身。ドラマ『二月の勝者ー絶対合格の教室』第1話、日清オイリオグループ会社CM「未来を元気にするあなたへ、“植物のチカラR”を」篇に出演。ニコ動、YouTubeで配信中の「AI アクトレスインキュベーション 女優養成プロジェクト」に出演している。Instagram

 

【武上陽奈さんの撮りおろし写真】

 

悩んでいるとお母さんがアドバイスをくれての繰り返しでした

 

──芸能のお仕事を始めるきっかけから教えてください。

 

武上 原宿の竹下通りでスカウトされました。まだ小学生で「なに!? 怖い」と思ったんですけど、ずっと憧れていたのでやりたいと思いました。お母さんは「やってもいいんじゃない?」って感じでしたが、お父さんには「まだ早いんじゃないの?」って1年以上反対されて。それでも「やりたいやりたい!」と言い続けていたら、許可してもらえました。

 

──実際にお仕事を始めてみて、どんなことを感じていますか?

 

武上 毎回、ひとつお仕事が終わるたびに「もっとできることがあったんじゃないか」って思います。それで「できるようになるためには、もっと練習だ!」と思って、いつもお母さんと一緒に練習しています。お母さんはスパルタで(笑)。台本を読んでいるときに相手役をしてもらうんですけど、私が「このセリフはこれでいいんじゃないかな」と言っても、「もう1回やってみて!」って言われます。それで衝突してけんかになって仲直りするっていうのが毎回のパターンになっています。

 

──スペシャルドラマ『津田梅子〜お札になった留学生』に出演されますが、その練習もお母さんとしたんですか?

 

武上 練習しました。台本を読んでも自分が全然前に進めなくて、「これどうすればいいの?」ってずっと悩んでいると、お母さんが一言アドバイスをくれて進んで、ってその繰り返しでした(笑)。

 

──お母さんからどんなことを言われたか覚えてます?

 

武上 日本に帰らないといけなくなるシーンがあって、その哀しさをうまく表現できなかったんです。そのときにお母さんが「私はあなたのためにお家を売って受験させたの。でもあなたは受験に行くときに電車の中で寝ちゃって、受験できずに落ちたの。その哀しさでやりなさい!」って例え話をしてくれて(笑)。それで私が気持ちが入り過ぎて泣いちゃったら、「泣いちゃダメ!」って言われました(笑)。

 

──確かに熱血コーチだ(笑)。

 

武上 はい。「今泣くんじゃない!」って言われました(笑)。

──劇中では津田梅子の留学仲間のひとり、吉益亮の少女時代役。この役に決まったときの心境はいかがでした?

 

武上 オーディションの最終選考を一緒に受けた方がとても上手で、「こんなの受かるわけない!」って、帰り道で「落ちたかも」「でも良い経験だったし」ってお母さんと励まし合ったんです。その後、最終選考に受かっていたんですけど、お母さんが教えてくれてなくて(笑)。「ダメだったんだな……気持ちを切り換えていこう!」と思った頃に、急に「受かったよ!」って教えてくれて。その間は『津田梅子〜』のこともまったく考えていなかったので、夢のような話が降ってわいた感じでした。

 

──大人になった吉益亮は女子英語塾を開きたいという夢を持ちますが、武上さんは吉益亮をどんな女性だと思いましたか?

 

武上 最初は津田梅子さんのことも、女子留学生たちがどんな経緯でアメリカに行ったのかも知りませんでした。だから台本のセリフから、真面目で責任感が強いんだろうなって感じました。吉益亮という人というよりは、セリフや梅子ちゃんや周りの人たちとの関係性から役を作っていく感じでした。

勉強がんばろうと。そのためにお母さんにスマホを預けたりしました(笑)

 

──今回、吉益亮を演じたことによって、明治の女性たちについてどんなことを感じましたか?

 

武上 考え方が全然違うんだなって思いました。今の時代は、女性と男性が平等であることは当然なこととして、いろんな物事が進んでいくのに、この時代は男性と女性の立場がかけ離れている。それがまず不思議だったので調べたりして。そして今私たちが男女平等を当然のことと感じるまでには、そのために頑張っていた人たちがいたんだなってびっくりしました。

 

──日本の女子教育のために尽力してきた女性を演じて自分も「勉強がんばらなきゃ」とか影響はありましたか?

 

武上 思いました。吉益亮さんはとても真面目で国のためにがんばると思っている女性だったので、「亮ちゃんみたいに生活しなきゃ!」と思って、勉強をがんばろうと。そのためにお母さんにスマホを預けたりしました(笑)。でも意外と耐えられなくて……。

 

──何日耐えられました?

 

武上 (小声で)2日(笑)。友達からの連絡が気になっちゃって(笑)。2日だけなのにクラスの話題にもついていけなくてつらかったです。その経験もあって、日本と簡単に連絡する手段もない時代に、家族とも友達とも別れて留学した亮ちゃんは本当にすごいなって思いました。

この前サウナに入ってすばらしさを知ってしまいました

 

──ではここからは好きなモノやコトのお話を聞かせてください。最近ハマっていることはありますか?

 

武上 小さい頃からおばあちゃんにお風呂屋さんに連れて行ってもらうんですけど、この前サウナに入ってすばらしさを知ってしまいました。

 

──え、意外な答え!(笑)

 

武上 昨日も行きました(笑)。まだまだ初心者も初心者なので、15分くらいが限界なんですけど、サウナに入ってからの水風呂が気持ちいいんです。足だけ入れたときは「冷たいな……」って思うけど、肩まで浸かった瞬間に「幸せだ!」って思います(笑)。

 

──サウナ好きとはちょっとビックリしました。プロフィールの特技の項目を見て気になったのですが、ルービックキューブが得意だとか。

 

武上 ルーブックキューブは大好きです。CMのオーディションがあって、受けられる人の条件が「ルービックキューブができる人」だったんです。書類で落ちてしまったんですけど、ルービックキューブにチャレンジしてみようかなと思ってやり始めたら、止まらなくなっちゃって。

 

──全面揃えられるようになった?

 

武上 はい。最初は2時間かかったけど、今は30秒で揃えられます。ひまだなーって思ったり、スマホを見続けているときに「ダメだ!」と思って、ルービックキューブをカチャカチャします。

──ではコレクションしているものはありますか?

 

武上 劇団四季がとても好きで、公演に行くたびにグッズを買って持ち歩いたりしています。特に「オペラ座の怪人」が大好きで、オペラ座の怪人のピンズを買って、「アラジン」を観に行ったときに買ったバッグにつけて、「劇団四季、行ってますよ」ってアピールしています(笑)。

 

──買うグッズはどんな基準で選ぶんですか?

 

武上 かわいいなって思ったものを買います。他にハンカチを持っていて、もっと増やしていきたいと思っているんですけど、お母さんには「お小遣い大変なんでしょ」って言われたりします(笑)。月にもらえるお小遣いの中でお友達と遊びに行ったり、グッズを買ったりしているので……。お小遣いを増やしてもらえるなら、部屋にグッズを飾るスペースを作りたいです。

 

──劇団四季はどんなところが好きですか?

 

武上 上演する作品によって雰囲気が全然違うところが大好きです。公演が始まる前のワクワク感も大好きで、開場時間に入れるように行って、何もしないでジッと座りながらワクワク感を味わっています。

 

──サウナと劇団四季のお話は学校のお友達できますか?

 

武上 劇団四季は語れるお友達がひとりいます。私よりツウなので、作品のお話をするとすぐにわかってくれます。サウナは友達に話すと「へえ、そうなんだー。でね……」って流されちゃいます(笑)。

 

 

スペシャルドラマ「津田梅子~お札になった留学生」
3月5日(土) テレビ朝日系 午後9:00~11:05

(STAFF&CAST)
脚本:橋部敦子
監督:藤田明二
音楽:葉加瀬太郎
出演:広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、ディーン・フジオカ、田中圭、内田有紀、伊藤英明、原田美枝子

(STORY)
20年ぶりに発行される新しい五千円札の顔としても知られる津田梅子の青春を描いたドラマ。主演は広瀬すず。明治4年、6歳の津田梅は父の薦めで日本初の留学生としてアメリカへ渡る。明治15年、17歳となった梅は11年に及ぶ留学を終えて帰国。梅は誰もが学べる英語学校を作る夢を抱くが、日本における女性の地位の低さにカルチャーショックを受けてしまう。

 

撮影・関根和弘 取材・文/佐久間裕子

#ババババンビが「NO MUSIC, NO IDOL?」ポスター初登場!対象店舗でプレゼントも

タワーレコード新宿店始動のアイドル企画「NO MUSIC, NO IDOL?」VOL.262に、#ババババンビが決定した。

#ババババンビは、2020年結成。SNSフォロワー128万人を誇り、「馬鹿騒ぎ日本一」をコンセプトにライブ開始1年でKT Zepp Yokohamaにてワンマンライブを敢行するなど、今注目を集める7人組アイドルグループだ。

 

そんな彼女たちが3月27日(日)「全国道中膝栗毛ツアー」のツアーファイナル当日に、約8か月ぶりに2ndアルバム『バババーバ・バーババ』をリリースする。タワーレコードでは、これを記念して「NO MUSIC, NO IDOL?」コラボポスターとポストカードを制作。

 

対象12店舖のいずれかで対象商品1点を購入した人にはこのコラボヴィジュアルを使用したポスターを、タワーレコード オンラインで購入した人には同デザインのポストカードを、予約者優先ならびに購入者先着でプレゼント。なお、特典はいずれも先着での配布となり、なくなり次第終了となる。

 

リリース情報

2nd Album『バババーバ・バーババ』

2022年3月27日(日)発売

価格:3,300円(税込)

レーベル:#HASHTAG RECORD

 

コラボポスター&ポストカード プレゼント概要

対象商品:#ババババンビ『バババーバ・バーババ』

ポスタープレゼント対象12店舗:札幌ピヴォ店/仙台パルコ店/浦和店/新宿店/川崎店/新潟店/静岡店/名古屋パルコ店/梅田NU茶屋町店/高松丸亀町店/福岡パルコ店/那覇店

ポストカードプレゼント:タワーレコード オンライン

 

WEB

公式サイト:https://babababambi.com/

公式Twitter:https://twitter.com/babababambi01

山崎弘也と有村架純がドライブトーク!“曲がり角(コーナー)”ではさまざまな映像が…

山崎弘也(アンタッチャブル)と有村架純が出演する、水曜NEXT!『Around the Corner 曲がり角のところで』(フジテレビ・関東ローカル)が、3月9日・16日(水)に放送。それに先駆け、両名よりコメントが到着した。

左から)有村架純、山崎弘也

 

この番組のコンセプトは、「コーナーを曲がると新たな景色が見える」。番組の「コーナー」と曲がり角の「コーナー」の意味をかけ、番組内にはさまざまな“コーナー”が現れる。視聴者は、その曲がり角(コーナー)でいろいろなジャンルの新たな才能に出会ってほしい、というもの。

 

しかし、この番組にMC的な立ち位置の人物はおらず、山崎弘也が運転席に、有村架純が助手席に乗り、「Around the Corner」カーで、晴れた春の横浜をドライブ。車内では、ふたりのゆるりとしたトークが続き、ドライブの途中で曲がり角(コーナー)を曲がるたびに、番組ではVTRが発射されるという仕掛けだ。

左から)有村架純、山崎弘也

 

両名は数々のバラエティ番組で共演経験があるものの、ふたりでゆっくりドライブトークというシチュエーションは、もちろん初めてのこと。山崎は「架純ちゃんにリードしてもらっちゃって!」と満面の笑みを。有村も「山崎さんの休日パパしている様子などもお伺いしました!」と思いきりエンジョイした様子だった。

 

また、この番組は数々のヒットドラマを手掛け、昨年には『世界は3で出来ている』で年間ギャラクシー大賞も受賞した中江功監督が、バラエティ制作の黒木彰一プロデューサー&中嶋優一プロデューサー率いる第二制作部の若手ディレクターたちと異例のタッグを組んで制作。まさに、ドラマとバラエティの垣根を超えた企画となる。

 

山崎と有村が曲がり角を曲がるたびに届けるのは、そんなドラマとバラエティの制作陣による豊富なジャンルのVTRだ。中江監督による新作ショートドラマや新進気鋭のコント集団の新ネタ、さらには話題のダンス集団のパフォーマンスやちょっと懐かしくて新しいバラエティ企画も…。詳しい内容は、後日新たな情報が解禁されるという。

 

「このトーク部分だけでスピンオフ的に放送していただきたいです」と山崎が自信を見せるほど充実した有村とのトーク、そしてコーナー毎に登場する個性的かつバリエーション豊かなVTRのオンパレード。深夜ながらも、新たな実験作となる30分に注目だ。

左から)有村架純、山崎弘也

 

山崎弘也 コメント

普段、芸人同士でもツーショットでドライブなんてしないのに、今回は女優さんで、しかも有村架純ちゃんとだなんて!想像もできないし、どういう話になるのかな〜と正直緊張していたんですよ。

 

でも、まさかリードしてもらっちゃって!こんなに心強いんだ!って。もう手のひらで転がしてもらっちゃって、とても楽しかったです。もうね、このトーク部分だけでスピンオフ的に放送していただきたいですよ。あれだけおしゃべりな架純ちゃんを、ぜひ見ていただきたいです!

 

有村架純 コメント

私はバラエティ番組に出させていただくときはいつもびくびくしちゃって、なかなか自分の言いたいことが言えないこともあったのですが、今回、こういう場所でザキヤマさんとふたりでお話するという貴重な機会をいただき、自分自身もこんなにしゃべることができるんだ!と発見できてうれしかったです。

 

いつもは、ほかの出演者にぐっとツッコんでいく様子を見ていたのですが、今回はご家族のお話や休日パパしている様子などを伺って、ザキヤマさんのより人間味が増した姿を知ることができました!

 

番組情報

水曜NEXT!『Around the Corner 曲がり角のところで』

フジテレビ ※関東ローカル

2022年3月9日・16日(水)深0・25~0・55

出演者:山崎弘也(アンタッチャブル)、有村架純 他

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/suiyonext/

 

©フジテレビ

阪神ファンが涙した元選手の感動実話『奇跡のバックホーム』がドラマ化! SNSで忽ち反響

2019年9月26日、阪神鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグ、阪神対ソフトバンク戦で1096日ぶりにグラウンドに帰ってきた横田慎太郎のプレーが感動を生んだ。

 

 

2013年にドラフト2位で阪神に入団した横田は、将来の大砲候補として期待されたが、2017年に球が二重に見えることで脳腫瘍が発覚。手術は成功も視力は回復せず、闘病生活の末に引退を決断し、この日が引退試合となっていた。

 

ドラマが待っていたのは8回。同点の場面でこの回途中からセンターの守備に就くと、ノーバウンドの返球で本塁を突く走者を刺す奇跡のプレーを披露してみせたのだ。

 

 

このプレーをもとに『奇跡のバックホーム』として自伝エッセーを執筆。また、このエッセーをドラマ化した『奇跡のバックホーム』がABCテレビ・テレビ朝日系で3月13日に放送される。

 

ドラマ化の発表を「【公式】奇跡のバックホーム」がツイッターで伝えると、ファンから感謝のコメントが続々と寄せられた。

 

横田を演じるのは、阪神ファンを公言し、自身も中学まで野球に打ち込んでいた間宮祥太朗。2019年には甲子園で行われたDeNA戦の始球式で139km/hをマークした本格派で、撮影では横田からスウィングのチェックを受けるなど、リアルな演技にも注目だ。

 

他にも、横田の母親役には石田ひかり、担当スカウトの田中秀太氏役を丸山智己と、豪華キャストが集結。

 

 

阪神ファンにとっては感動を再び、プロ野球ファンにはプロの世界の厳しい現実を知る感動実話として楽しめることだろう。

三宅弘城&ともさかりえインタビュー「二人芝居で一番大切なのはお互いの信頼感。その意味では、このコンビは最初からバッチリです」

劇作家・松尾スズキが2019年に新たに立ち上げた演劇プロジェクト「東京成人演劇部」の第1弾として発表された『命、ギガ長ス』が待望の再演。今回はタイトルを『命、ギガ長スW(ダブル)』とし、名が示すとおり【ギガ組】(宮藤官九郎&安藤玉恵)と【長ス組】(三宅弘城&ともさかりえ)のダブルキャストで上演される。そこでGet Navi webではそれぞれのチームの特別対談を2日にわたり公開。2日目は【長ス組】が登場。お互い、「なぜ自分たちが……!?」とキャスティング理由を不思議がる【長ス組】の2人が感じるこの作品の面白さとは?

 

【三宅弘城さん&ともさかりえさん撮りおろし写真】

 

三宅弘城●みやけ・ひろき…1968年1月14日生まれ、神奈川出身。1988年より「劇団健康」(現:ナイロン100℃)に参加し、主要メンバーとして活躍。近年の出演作に舞台「イモンドの勝負」、「サ道2021」(テレビ東京系)、映画「孤狼の血 LEVEL2」など。今年7月、自身が主演を務める舞台「鎌塚氏、羽を伸ばす」が東京・本多劇場にて上演予定。Twitter

 

演出家さんはみんな、お手本の芝居が上手だからたまに頭にきます(笑)

 

──最初に、出演が決まった時のお気持ちを教えていただけますか。

 

ともさか 私はただただびっくりしました。まさか松尾(スズキ)さんからお声かけいただけるとは思っていなくて。ずっと、“松尾さんの作品とは一生縁がないんだろうな”、“これからも客席から見るだけの人生で終わるんだろうな”と勝手に思い込んでいたんです。

 

三宅 でも、機会があれば出てみたいという思いはあったの?

 

ともさか いえ、恐ろしくて。舞台を拝見するたびに、“これはもう見ているだけで十分だ”と思っていました(笑)。ですから、出演のお話をいただいた時は、驚いたのと同時に、“あの大好きな向こう側の世界に行けるんだ!”という喜びと、最後の最後まで、“でも、どうして私が…!?”といった思いがグルグルグルグル頭の中で駆け巡ってました。

 

三宅 今はもうそんなことないの?

 

ともさか いまだに稽古場にいる自分が不思議だなって思います(笑)。三宅さんは慣れていらっしゃるからそんなことないですよね?

 

三宅 僕は2013年にやった『悪霊 -下女の恋-』が、まさに今回と同じような流れだったんです。松尾さんが初演で演じたタケヒコという役を2001年の再演で宮藤君が演じて、それを2013年に僕が演じて。今回は宮藤君とWキャストという形ですけど、“また、この流れだ!”と思って(笑)。役者としてのタイプが全然違うのに、それこそともさかさんと同じように“なんで、俺なんだろう?”って思いましたよ。

 

──キャストの少ない舞台という意味でも、『悪霊』と今作は近いところがありますね。

 

三宅 そうですね。『悪霊』は4人だけの芝居でしたからね。その時も楽しかったんですけど、今回も役者2人だけでがっつりと松尾さんの演出を受けられると思うと嬉しくて、二つ返事でやらせてくださいって言いました。しかも、お相手が勝手知ったるともさかさんですから。『鎌塚氏』シリーズ(作・演出/倉持裕)で何度も共演してきた盟友ですので、すごく安心感があります。

 

ともさか 私も二人芝居と聞いて、最初は不安だったんです。でも、三宅さんのお名前を見てすごくホッとしました。“これは私の知らないところで導かれているのかもしれないな”と感じましたし、本当に心強いです!

 

ともさかりえ●1979年10月12日生まれ、東京出身。2010年、映画「ちょんまげぷりん」で報知映画賞最優秀助演女優賞を受賞。最近の出演作にミュージカル「『衛生』〜リズム&バキューム〜」、ドラマ「雲霧仁左衛門5」(NHK BSプレミアム)、「第三の時効」(テレビ東京系)、映画「酔うと化け物になる父がつらい」など。Instagram公式ブログ

 

──では、台本を読まれてみての印象はいかがでしたか?

 

ともさか 三宅さんは初演を劇場でご覧になっているんですよね?

 

三宅 観ました。ザ・スズナリという小さな劇場でしたし、DIYというか、手作り感のある舞台を松尾さんが作りたかったんだろうなというのを感じました。それに役者が2人だけですし、90分というコンパクトさもあって。今回は2チームに分かれていますけど、今後もいろんな組み合わせでたくさんの役者さんたちが挑んでいく舞台になるのかなって感じましたね。

 

ともさか 確かにいろんな組合わせ見てみたいですね。私は松尾さんの書いたセリフを初めて口に出して読んでみたんですが、「てにをは」だとか、いろんな語尾の表現の中に、キャラクターの個性が綿密に描かれているんだなという印象を受けました。ですから、自分が言いやすいようにセリフを変えたりせず、台本に書かれている言葉の面白さを、お客さんにダイレクトに伝えられたらなと思っていますね。

 

──稽古は今まさに中盤といったところですが(※取材時)、手応えはいかがでしょう。

 

三宅 ……難しいよね?

 

ともさか ですね……(苦笑)。

 

三宅 松尾さんのオーダーはどれも面白いし、“あぁ、なるほど!”って思うことばかりなんです。でも、いざ自分の体を通して演じてみると、“あれ? こうじゃないんだよな…”って頭の中でイメージしているニュアンスと違ったりして。これから稽古を重ねていけばしっかり形になっていくのかもしれないですけど、まだ今はあがいている感じです。

 

ともさか 私も同じです。松尾さんって物腰が柔らかくて、すごく丁寧に演出してくださるんです。でも、ダイレクトに笑いにつながる動きやセリフ回しを松尾さんが実際に演じて見せてくださる時って、本当に軽やかに表現されていて。それを次に自分で体現しようとすると、“あれ? ……あれ? できない!”ってなっちゃう(笑)。

 

三宅 演出家って、そういう人が多いよね。役者より面白い動きをされる方が。倉持さんもそうだし。「劇団☆新感線」でも、よく役者たちで、「もう、いのうえひでのりさんが8人いればいいのに」っていう話をしてますから。

 

ともさか ケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さんもですよ。みんなお芝居が上手いから、たまに頭にきます(笑)。“そんなのできないよ!”って(笑)。

 

──(笑)。では二人芝居の面白さ、難しさはどんなところに感じていらっしゃいますか。

 

三宅 面白さでもあり、難しさでもあると思うんですが、二人芝居って、もはやタイマンなんですよね(笑)。逃げ場がないですし。それに、疲れるけど、そのぶん刺激もある。あと、これが一番大事な要素だと思うんですが、相手を信用してないとできないです。

 

ともさか それは、今回稽古をしてみてすごく思いました。自分のすべてを解放できる相手じゃないと、二人芝居はできないなって。ですから、改めて相手役が三宅さんで良かったなと感じています。

 

三宅 うん。最初から信頼関係が築けているのはすごく大きいです。

 

ともさか その一方で、稽古場に来るたびにいつも思うんですけど、“本当に2人しかいないんだな”っていう感覚って、なんとも言えない恐怖感と面白さがありますよね。

 

三宅 あと、徒労感もね(笑)。

 

ともさか そうそう(笑)。椅子が2つしか置いてなくて、その中ですべてをたった2人で、しかも人力で作っていく感じがして。特に私が客席で観ていた近年の松尾さんの作品って、劇場も大きく、ゴージャスな舞台が多かったので、今回のストイックな感じが新鮮であり、恐ろしくもあり、面白くもあり……。日々、いろんな感情が自分の中で交錯しています(笑)。

 

 

最近、ともさかさんと共演すると、すごく母性を感じるんです

 

──先ほどWキャストの話題がありましたが、【長ス組】はどんなチームになると感じていますか。

 

三宅 宮藤君と安藤さんの【ギガ組】とは役者のタイプも違いますし、明らかに別々の個性を持った作品が生まれると思います。

 

ともさか 【ギガ組】はどんな雰囲気で仕上がっているんでしょうね? 両方の稽古を見ているスタッフさんたちはみんな、「全然違う」とおっしゃってますけど。

 

──そういえば、宮藤さんはご自身の演技がある程度固まるまで、あえて三宅さんと作品の話をしないように避けているとおっしゃっていました。

 

三宅 そうなんですか?(笑) 全然気づかなかったなぁ。僕は別にそんなにこだわってないんですけどね(笑)。

 

ともさか でもちょっと、宮藤さんの気持ちも分からなくはないです。

 

三宅 いや、僕も気になるといえば気になりますよ。けど、もし仮に宮藤さんの稽古を見て、何か面白いところを見つけたら、“これ、いただいちゃおうかな”って思っちゃいますね(笑)。“なるほど、こういうセリフ回しだと言いやすいんだな”っていうところとか。ただ、それでも最後には絶対に同じ芝居にならないと思うんです。

 

ともさか そうなんですよね。けど、私は同じにならないと分かっていても、安藤さんの稽古は怖くて見られないです。

 

三宅 ほう。それはどういうところが怖いの?

 

ともさか やっぱり一度でも見ちゃうと、それに引っ張られちゃう気がするんです。正解を見せられたような感じといいますか。純粋に宮藤さんと安藤さんのお芝居を見てみたいなという気持ちもあるんですが……やっぱり、今はまだ怖いですね。

 

三宅 そもそも、安藤さんは初演を一度経験してますしね。それに対して僕はいつも、「ハンデだ! ハンデだ!」って言ってるんですけど(笑)。

 

ともさか そうなんです。それも怖い理由のひとつなんです。

 

──また、ともさかさんが今作で演じるのは認知症気味の母・エイコと、ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダ役。対して、三宅さんはニートの息子・オサムと、アサダの師であるキシ、その他にもう1人の3役を演じられます。それぞれ相手役にどのような印象をお持ちですか。

 

ともさか 三宅さんとこれまで共演した『鎌塚氏』はシリーズ作品ということもあって、役柄の関係性が出来上がっている状態で稽古に入れたから。でも、今回はゼロの状態から関係性を構築していっているので、すべてが新鮮で楽しいです。それに、私自身が実際に私生活でも息子を育てている母親なので、すごくエイコの気持ちが分かるんです。年齢や環境は違うのに不思議と感情移入もしてしまって。正直、オサムのことがかわいくてしょうがないです!(笑)

 

三宅 オサムって、ダメな息子だけどね(笑)。

 

ともさか そのダメなところも含めて、“そうだよなぁ。こんな息子でも許しちゃうよなぁ”、“最後には受け入れちゃうよなぁ”って思いながら演じてます(笑)。

 

三宅 ははははは! エイコの役づくりには驚かされましたよ。汚れた歯のマウスピースをはめて、ちゃんとおばあさんになって。“すごいなぁ”っていつも感心して見ています(笑)。それに、先ほどオサムがかわいく見えるとおっしゃっていましたけど、僕もまさに同じで。最後に共演した『鎌塚氏、舞い散る』(2019年)でも思ったことなんですが、ともさかさんにすごく母性を感じるんですよね。

 

ともさか え〜、どうして!?(笑)

 

三宅 なんか、大きな愛で包んでくれてるような感じが年々増えていって(笑)。で、今回は文字通り、母と息子という関係でしょ? いつも稽古で、“これは甘えちゃうよなぁ”って思ってて(笑)。本当に素敵なお母さんです。僕にとって舞台でのともさかさんは『鎌塚氏』で演じた執事のケシキ役しか知らないので、初めて見るともさかさんの一面を間近で楽しめることができて、毎日が面白いです。

 

──ともさかさんはエイコに共感するということでしたが、三宅さんはいかがでしょう? これも宮藤さんがお話しされていたことですが、劇中で出てくるオサムの「人間には2種類いる。気がついたら祭りに参加している人間と、気がついたらどうやって祭りに参加していいか分からなくなっている人間が」というセリフで言えば、三宅さんは前者だとおっしゃっていました。

 

三宅 えっ!? それは大きな誤解ですよ。だって僕、神輿とか担いだことないですもん(笑)。

 

ともさか 本当?

 

三宅 ないない! それこそ、どうやって担ぐんだろうって思うし。あります?

 

ともさか 私はあります。でも、言われてみれば、どうして担ぐことになったのかは覚えてないです。

 

三宅 きっと町内会とかそういう集まりみたいなところで決まるんでしょ? そういうの意外と苦手だし。確かに世間的な僕のイメージとしてお祭り男的な印象があるのかもしれないですけど、同時に、すごく文化系な僕もいたりしますから(笑)。

 

ともさか ははははは!

 

三宅 だから、どちらかといえば僕は、お祭りに参加できないほうの男なんです。

 

──ちょっと意外でした。また、この作品では8050問題を題材にしていますが、お2人は“こんな老後を送りたい”といった願望はありますか?

 

三宅 老後かぁ。考えたことないなぁ。

 

ともさか 私は最近すごく考えます。母親の年齢もそうですが、息子の将来を考えると、おのずと自分の老後のことにたどり着いてしまうんですよね。それもあって、この戯曲を読んだ時は、あまり他人事とは思えなかったんです。会話のやりとりやセリフは面白いんですけど、どこか心から笑えない自分もいて。エイコの気持ちも“分かるなぁ”って共感するところが多いですし。

 

三宅 それはオサムを放っておけない母親の気持ちとかですか?

 

ともさか そうです、そうです。“最後は安心して死にたいなぁ”って、最近すごく思うんですけど、でも子どものことを考えると、いろんな不安や心配ごとがあふれてきて。

 

三宅 そうなんですね。僕は子どもがいないので、どんな老後になるのかとか、本当に見当がつかないです。ただ、必要とされているうちは仕事を続けていきたいなと思ってますね。あと、これは夢の話なんですが、いつかサウナを作って、サウナばかり入っている生活がしたいです(笑)。

 

ともさか それは経営とかではなく、自分だけのサウナですか?

 

三宅 そうです。完全にプライベートのサウナ。経営になるとまたいろんな大変さがありますから。自宅と郊外にそれぞれ作って、好きな時にサウナに入る。それが老後の夢ですね。

 

──最後に、Get Navi webということでご登場いただいている皆さんに、最近購入した家電やお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、お2人はどんなものがありますか?

 

三宅 家電ではなく人力のものなんですが、鰹節削り器。母親がずっと使っていたのを譲り受けたんです。もう、40年ぐらい使っていたもので、先日、刃を研いて調整してもらったら削り具合が抜群になりまして。それで取るだしが全然違う!

 

ともさか いいなぁ! そのまま食べても美味しいですよね。

 

三宅 うん。ほんと、最高です!

 

──なぜ、その鰹節削り器を譲り受けることになったんですか?

 

三宅 小学生の頃から鰹節を削るのが僕の仕事だったんですよ。よく母に「だしを取るから削って」と頼まれて。

 

ともさか 素敵! それはいいお手伝いですね。

 

三宅 それで、母が亡くなったので実家からもらってきて。だいぶ年季が入ってますけど、まだまだ使えますね。

 

ともさか 私は食洗機ですね。家にずっとあったんですけど、まったく使ってなくて、ただの食器棚みたいな感じになっていたんです。でも最近になってそれらを片付けて使ってみたら、「なんでこんなに便利なものを放置していたんだろう?」って思うぐらい感動しちゃって(笑)。

 

三宅 ものすっごくきれいになるよね。

 

ともさか なります! しかも、洗ってくれるだけじゃなく、乾燥までしてくれるんです! 私、ご飯を作るのは大好きなんですけど、食器を洗うのが苦手で。それで、これまでは洗い物を減らしたくて、なるべくワンプレートにしたりしていたんですけど、食洗機を使い出してからというもの、小皿をたくさん使うようになりました(笑)。心のゆとりも全然違いますし。きっと、こうした知らない便利なものが人生にはたくさんあるんだろうなって思いましたね。

 

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宮藤官九郎&安藤玉恵インタビュー「松尾スズキさんが演劇をすごく楽しんでいる様子が、舞台を通し伝わってくる作品」

 

東京成人演劇部vol.2「命、ギガ長スW(ダブル)」

(東京公演)
会場:東京・ザ・スズナリ
日時:2022年3月4日(金)~4月3日(日)

※そのほか、大阪、北九州、松本で上演

(STAFF&CAST)
作・演出:松尾スズキ
出演:【ギガ組】宮藤官九郎、安藤玉恵 【長ス組】三宅弘城、ともさかりえ

(STORY)
80代で認知症気味のエイコと、ニートでアルコール依存症の50代の息子・オサム。貧困生活を送っている彼らを1台のカメラが追っていた。ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダが、日々、撮影で彼らを密着していたのだ。しかし、アサダが撮る映像を見た所属ゼミの教授・キシは、あることをアサダに指摘する。実は、エイコとオサムにはカメラの向こう側に隠された秘密があったのだ……。

チケット:6,500円(全席指定・税込)、ヤング券3,800円(22歳以下/チケットぴあのみ取扱)

公式HP https://otonakeikaku.net/stage/2007/

 

【ライブ配信】
2022年3月16日(水)13:00の回【長ス組】
2022年3月16日(水)18:00の回【ギガ組】

※特典配信では、ライブ配信終了後には、宮藤官九郎×安藤玉恵×三宅弘城×ともさかりえ キャスト4名による座談会を配信。「稽古どうだった?」「お互いの本番観た?」など、稽古場で交わることがなかった2組のクロストークを送る。3月16日(水)13:00開演の【長ス組】本編終了後に前編、3月16日(水)18:00開演の【ギガ組】本編終了後に後編を配信。

配信チケット:3,500円(税込)

チケットは https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2195744

 

撮影/干川修 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/伴まどか(ともさか)スタイリスト/斉藤くみ(ともさか)衣装協力/ノーブル、ノーク バイ ザ ライン、ブランイリス

松尾スズキのコントドラマ第2弾に生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希が参戦!キービジュアル&場面写真解禁

『松尾スズキと30分の女優2』

 

3月13日(日)に放送される松尾スズキが女優と組んで繰り広げる至極のWOWOWオリジナルコントドラマの第2弾『松尾スズキと30分の女優2』のキービジュアルと場面写真を公開された。

 

『松尾スズキと30分の女優2』は、松尾スズキが毎回ひとりの女優とがっぷり四つに組んで繰り広げる各話30分のオムニバスコントドラマ。コントの名手として数々の作品を手掛けてきた松尾が描く“松尾ワールド”にいざなわれる女優は、生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希(放送順)の4人。さらに、オクイシュージ、伊勢志摩、近藤公園、 皆川猿時、村杉蝉之介、町田水城ら個性豊かな面々もゲストとして出演する。

 

脚本家には、松尾のほかに「バカドリル」の著者としてカルトな人気を誇り、小説家、劇作家、アニメーターなど多方面で活躍する天久聖一と、演劇ファン注目の劇団「地蔵中毒」を主宰する大谷皿屋敷の2人が第1弾に続いて参加する。

 

なお、2021年に放送され、吉田羊、多部未華子、麻生久美子、黒木華の4人が出演した第1弾はWOWOWオンデマンドで配信中(無料トライアル実施中)。

 

番組情報

『松尾スズキと30分の女優2』
2022年3月13日(日)後11・00スタート

WOWOWオンデマンドでは全4話を一挙配信
※WOWOWオンデマンドでは無料トライアル実施中

脚本・演出:松尾スズキ
脚本:天久聖一、大谷皿屋敷
音楽:益田トッシュ
出演:松尾スズキ/生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希(放送順)
ゲスト出演:オクイシュージ、伊勢志摩、近藤公園、皆川猿時、村杉蝉之介、町田水城、地蔵中毒 ほか

監督:伏原正康、葛谷朱美
プロデューサー:石川彰子、大西隼、長坂まき子
制作協力:テレビマンユニオン
製作著作:WOWOW

番組URL:https://www.wowow.co.jp/drama/original/matsuo2/

第1弾はWOWOWオンデマンドで配信中(無料トライアル実施中)
脚本・演出:松尾スズキ
脚本:天久聖一、大谷皿屋敷
出演:松尾スズキ/吉田羊、多部未華子、麻生久美子、黒木華
ゲスト出演:伊勢志摩、オクイシュージ、近藤公園、笹岡征矢、地蔵中毒

URL:https://wod.wowow.co.jp/series/46180

横山ルリカがすらり美脚でパワフルショット!『ゴルフ女子 ヒロインバトル』に初参戦

『ゴルフ女子 ヒロインバトル』(BS12 トゥエルビ 毎週(日)後1時30分~2時00分)で、3月6日(日)から4週にわたって元アイドリング!!!の横山ルリカがゲスト出演する。

 

この番組は、女子プロゴルファーや、ゴルフに魅せられた芸能人、モデル、インスタグラマーたちが、ペアを組んでハーフラウンドで対決。ヒロインの座を懸けて戦うゴルフバラエティ。

 

3月は横山ルリカが初参戦。実は2回目のラウンドだという横山は「先に謝ります!すみません!」と米澤有プロに謝罪。そんな横山は、ティーショットでラウンド2回目とは思えないしなやかなスイングからのパワフルショットを見せる。

 

また、長身とすらりとした美脚を生かし、上下黒のウエアを着こなす横山。ミニスカートからのぞく素足がグリーンに映え、出演者からも「かっこいい!」の声が上がる。

 

米澤プロの戦略に「勝ったも同然!?」と話す横山。2回目のラウンド&番組初登場で、ヒロインの座をつかむことができるのか。都賀カンツリー倶楽部(栃木県)で戦いの幕が切って落とされる。

 

『ゴルフ女子 ヒロインバトル』
BS12 トゥエルビ
2022年3月6日、13日、20日、27日(日)後1時30分~2時00分(全4話)

出演:米澤有プロ、横山ルリカ、坪井ミサト、菊地彩香、星向日葵、平山咲耶子

尾上松也「“エア ジョーダン一足買っておくか……”と思ったのが運のつきでした」

尾上松也さんが主演する舞台「怖い絵」が3月4日(金)から東京・よみうり大手町ホールで上演。演出・脚本を手掛ける人気放送作家の鈴木おさむさんとはラジオで知り合って以来、一緒に作品を作ることを熱望していたという。座長としての心構えの他、今ハマっているという、おうちランタンとフィギュアについても語ってくれた。

 

尾上松也●おのえ・まつや…1985年1月30日生まれ。東京都出身。1990年、父・松助の襲名披露にて、二代目尾上松也として初舞台を踏む。現在は舞台、ミュージカル、映画、ドラマと幅広く活躍。出演作は、映画『すくってごらん』、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)など。

 

【尾上松也さんの撮りおろし写真】

 

ついにおさむさんと一緒にお芝居を作ることが出来るという喜びが大きかった

 

──出演が決まったときの心境はいかがでしたか?

 

松也 鈴木おさむさんのラジオに呼んでいただき、その後共通の友達を通じて、何度か一緒に飲みに行く機会がありまして、以前から「一緒に何かできたらいいね」とお話をしていました。これまでも何度かお声を掛けていただきましたが、なかなかタイミングが合わなくて実現せず、今回ようやく形することができました。ですので、ついにおさむさんと一緒にお芝居を作ることが出来るという喜びが大きかったですね。

 

──鈴木おさむさんと一緒に作品を作りたいと思った理由は?

 

松也 おもしろいじゃないですか。放送作家なのかプロデューサーなのか。演出家なのかタレントなのか、大島(美幸)さんの旦那さんなのか……もはや多才過ぎて、メインの職業が何かわからない。僕が好きなのは、楽しいこと、おもしろいことを探りだそうとされている姿勢。ジャンルを問わずにいろいろなところに目を向けていらっしゃるところが尊敬できますし、一緒に舞台を制作したらどんな発想が生まれるのだろう、近くで見たいと思いました。

 

──おもしろそうと思った人にはご自分から仲良くなりにいくタイプですか?

 

松也 無理ですね(笑)。普段は人見知りですので。例えば舞台をご一緒すれば最終的に共演者のみなさんと仲良くなりますけど、普段の自分の感覚で入るとまったく話せなくなるんです。だからそこはお仕事と割り切ってですね、グイグイ行きます(笑)。僕が人と話すのが得意ではないというと、舞台で共演した方は「また~」とおっしゃるのですが、舞台で会っていなかったら仲良くなれないからね、と(笑)。昔から知っている友達は理解してくれます。友達と会うときに、そこに知らない方がいらして「この方たちと会話しにくいかな」と思ったら、シャッターが降りてまったく会話をしなくなってしまうので(笑)。ですのでバラエティーなどの番組でお会いしておもしろそうだなと思う方がいても、「良かったら今度飲みに行きませんか」と自分からは言えないです。

 

──今回演じる絵田光は投資家、絵画コレクター、復讐執行人という3つの顔を持っている人物ですが、どんな役作りをしようと思っていらっしゃいますか?

 

松也 この3つの顔を持っている人物って、どう考えても変だと思うんです(笑)。僕もコレクションしたりするものがありますので、その気持ちはすごくよくわかる。その話になると急に声が1トーン上がるような、気持ち悪いところを持ってるんですね(笑)。要は絵田もオタクですからね。普段の絵田と好きなものに対するときの絵田、その違いが自然に出せたらなと思います。そして設定上はダークヒーローのような謎に満ちた人物で、ダークヒーローというとクールなイメージがあると思いますが、またちょっと違うダークヒーローになりそうな気がしています。今は固定概念にとらわれず、おさむさんがイメージする形に近づけたらなと思っています。

 

 

出演者とスタッフが楽しいと思ってもらえることが最優先

 

──今回は初めて共演する方ばかりだそうですね。座長としてどんな現場にしていきたいですか?

 

松也 僕が主演を務めさせていただけるときは、シリアスでもコメディーでも、出演者とスタッフが楽しいと思っていただけることを最優先に考えています。僕が今まで見てきた主演のみなさんから感じたことは、主演はカンパニーの中心ですので、役として務め上げることにプラスして、現場の雰囲気を決める責任もあると思っています。僕自身もみなさんを見て楽しいと思えることも重要ですので、人見知りなのでビビリながらですが……その雰囲気作りをやろうと思っています。

 

──その雰囲気作りのために座長としてどんなことをしようと思っていらっしゃいますか?

 

松也 空気を読みながらですが、基本的に僕は演出家の方が怒られない程度にふざけますね(笑)。今まで主演した歌舞伎以外の舞台は、それで楽しい雰囲気ができていたので、今回もそうできたらいいなと。とにかく一番は作品が良くなるようにみんなが一つになることを考える……スタッフ、キャストのみなさんにもその意識を持っていただけたらいいなと思います。

 

──では出演する作品を選ぶときにこだわっているコトを教えてください。

 

松也 純粋に自分が出演したいと思う作品、あるいは人であること、ですかね。主演ではなくても、おもしろそうな作品やお役で出演したいと思えば出させていただきます。

 

──松也さんご自身が、絵田のように声が1トーン上がるような好きなモノを教えてください。

 

松也 いくつかありまして、まさに今ハマっているものはスニーカーとキャンドル。スニーカーは200足くらいありますし、キャンドルもストックは100個以上あります。それからマーベルのヒーローもの。要は子供が好きそうなものが好きですね(笑)。話し始めたらいつまでも語れます。

 

家では照明を付けずランタンを持って移動しています

 

──では忙しいときにリラックスできるモノはありますか?

 

松也 最近ハマっているのは家ランタン。基本的には家では照明をほぼ付けないで、ランタンを持って移動します。最近オイルランタンという、こぼれても安全性が高めのオイルが出たんですよ。そのオイルを使ってランタンを家の中で灯すことにハマってます。

 

──家でも使いたくなるランタンの魅力とは?

 

松也 純粋に僕は火が見たいだけですので、正直ランタンでもキャンドルでもいいといえばいいんです(笑)。ですがキャンドルだと火の様子を見ていてあげたくなってしまいますが、ランタンはつけっぱなしでいい。オイルと芯を交換して、ちょっと放置していても基本的には大丈夫ですからね。火力調整ノブをひねればいいので、つけたり消したりするのもラクなんです。

 

──スニーカーを200足持っているということですが、コレクションを始めたきっかけは?

 

松也 一昨年の12月くらいNetflixでマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを観たのがきっかけです。もともと僕は野球小僧だったのですが、マイケル・ジョーダンの活躍のころは通ってきていましたので再び観てみたらとてもかっこよくて。「エア ジョーダン一足買っておくか……」と思ったのが運のつきでしたね。

 

──基本的にエア・ジョーダンを集めていらっしゃるんですか?

 

松也 基本ナイキでエア ジョーダンではないものも集めていたのですが、結局戻ってきてエア ジョーダン1ばかり集めています。

 

──オリジナルはかなり高価ですよね。

 

松也 サインが書いてあると億しますからね。1985年に発売されたオリジナルのエア ジョーダン1にそこまでこだわりはなかったんです。僕は1985年生まれということもあり、そこにいよいよ興味が湧いてきてしまい……残念ながら最近1985年のエア ジョーダンが欲しくてたまらない!

 

──集めたくなるエア ジョーダンの魅力はどんなところですか。

 

松也 ジョーダンの歴史がかっこいいですし、ナイキに関してはデザインがかわいくて種類も豊富ってところが大きいですね。ですが……根本的に大人になってからこういうものを買い漁る人の心理として、子供のときに買えなかったものがたくさん買える! あれも欲しいこれも欲しい! って欲求が爆発しているだけだと思います(笑)。

 

──確かに大人になると「こんなに買える!」って爆買いしてしまうときがありますね(笑)。

 

松也 僕にはそういう現象がちょくちょく起こりまして(笑)。大人になって初めての出演料が入ったときに、出演料を全額おろして銀座の博品館でスターウォーズのフィギュアを買い漁りました。好きなものを全部! それは今でも持っていますし、その時の幸福感は忘れられませんね。

 

 

舞台『怖い絵』
2022年3月4日(金)~3月21日(月・祝)東京・よみうり大手町ホール
2022年3月24日(木)~3月27日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール

 

(STAFF&CAST)
作・演出:鈴木おさむ
監修:中野京子
出演:尾上松也、比嘉愛未、佐藤寛太、崎山つばさ、寺脇康文

(STORY)
名画に隠された恐怖の背景を解説し、ベストセラーとなった美術書「怖い絵」を舞台化。絵画コレクターの父を持ち、幼い頃から絵画の知識を得てきた絵田光。現在投資家として富を得ている絵田は、趣味で集めた絵画が飾ってあるレストランを山奥で敬遠している。絵田は「怖い絵」に秘められた物語を解き明かしながら、罪深きものたちに復讐の代行を行っていた。

 

撮影/関根和弘 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/岡田泰宜(PATIONN) スタイリスト/椎名宣光

宮藤官九郎&安藤玉恵インタビュー「松尾スズキさんが演劇をすごく楽しんでいる様子が、舞台を通し伝わってくる作品」

劇作家・松尾スズキが2019年に新たに立ち上げた演劇プロジェクト「東京成人演劇部」の第1弾として発表された『命、ギガ長ス』が待望の再演。今回はタイトルを『命、ギガ長スW(ダブル)』とし、名が示すとおり【ギガ組】(宮藤官九郎&安藤玉恵)と【長ス組】(三宅弘城&ともさかりえ)のダブルキャストで上演される。そこでGet Navi webではそれぞれのチームの特別対談を2日にわたり公開。まずは、稽古開始間もない【ギガ組】に、“今”の心境をうかがった。

 

【宮藤官九郎さん&安藤玉恵さん撮りおろし写真】

 

宮藤官九郎●くどう・かんくろう…1970年7月19日生まれ、宮城出身。脚本家・監督・俳優として幅広く活動。近年の脚本作に、舞台「渋谷・コクーン歌舞伎 『天日坊』」、映画「土竜の唄 FINAL」、舞台「大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』」(作・演出・出演)など。毎週金曜21時~TBSラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』でパーソナリティを務めている。

 

劇場の狭さや客席との距離感など、スズナリでしか生まれない空気がある

 

──この取材をしている時点では本番まであと一カ月です。ここまでの稽古の手応えはいかがですか?

 

宮藤 気のせいかもしれませんが、稽古に入ってすぐくらいから、いきなり完成度を求められている感じがしてます。僕も早くセリフを覚えようと、毎日台本とにらめっこしているんですけど、“大人計画ではこんなことしたことないよなぁ”っていつも思ってて(笑)。安藤さんはどうです?

 

安藤 確かに、稽古の進みは早いかもしれないです。でも、それは私が初演にも出ていて、セリフがすでに頭に入っているからなのかなって思ってました。

 

宮藤 そうか、安藤さんはそうですよね。一度芝居を完成させてるわけだから、そりゃあ早く感じますよね。松尾さんも、初演でご自分がやってる役だから、正解を知ってる感じがするし。

 

安藤 相手が(初演の)経験者だとやりづらいですか?

 

宮藤 いえ、むしろすごく助けられてます。今のところ、僕の稽古に付き合っていただいている感じじゃないですか。ですから、すごくありがたいなって。

 

安藤 本当ですか? よかったです。もし、宮藤さんが私のせいで焦っていたらどうしようかと思っていて。

 

宮藤 まだ全然焦ってないですよ。むしろ、まだ自分が焦っていないことに焦ってます。“これ、いつから焦ればいいんだ!?”って(笑)。

 

──(笑)。初演は3年前の2019年でした。安藤さんにとってはどのような舞台でしたか?

 

安藤 当時はいっぱいいっぱいでしたね。ただ、極めて刺激的な時間をすごさせてもらったなという思いがあります。それに、こうして再び台本を向き合ってみると、当時は気づかなかったことがたくさんあって。相手役が松尾さんから宮藤さんに変わったということも含めて、今は新たな刺激や発見を楽しんでます。

 

宮藤 やっぱり、相手役が変わると違うものですか?

 

安藤 全然違います。まず、セリフの音階からして違いますから。それにセリフの言い方やニュアンスが異なるので、それぞれに違った面白さがあるなと感じています。

 

宮藤 僕は初演を純粋に客として観に行ったんですよ。

 

安藤 いかがでしたか?

 

宮藤 すごく新鮮でしたし、面白かったです。劇場がザ・スズナリということもあって、ものすごくミニマムな公演だったじゃないですか。“きっと松尾さんは、こういう芝居を以前からやりたかったんだろうな”っていうのが伝わってきて。第一に、効果音が全部、吹越(満)さんの声っていうのがたまんなかったです(笑)。

 

安藤 ふふふふふ。面白いですよね(笑)。

 

宮藤 ああいう遊びって、スズナリ規模の公演じゃないとやれないと思うんです。それだけでもう胸がいっぱいになりました。しかも、偶然僕の隣の席に吹越さんがいて、一緒に舞台を観ていて。

 

安藤 え〜〜! それは貴重な体験ですね。

 

宮藤 隣には吹越さんがいるし、前を見たら吹越さんの声が聞こえるしで、“なんだろ、これ?”って感じで(笑)。物語も、松尾さんらしいブラックな笑いが詰まっていて面白かったです。少しヘビーなお話ですけど、それをお客さんが笑いながら観ているというのも、あの小さな空間だから成立することなのかなって、興味深く客席から観ていましたね。

 

安藤玉恵●あんどう・たまえ…東京都出身。最近の出演作にドラマ 『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)、『東京、愛だの、恋だの』(Paraviオリジナルドラマ)。映画 『犬部!』、『THE3名様~リモートだけじゃ無理じゃね?~』(4月8日(金)より劇場公開)。舞台 ミナモザ『イェルマ』、KAATプロデュース『虹む街』など。Twitter

 

──初演時は、公式サイトに松尾さんのコメントとして、「いったん自由になってみたい、演劇を再び楽しみたいという思いからこの舞台を作った」という言葉が書かれていました。

 

宮藤 松尾さんが最近の舞台は楽しめてなかったってことなのかな?(笑) 分かんないですけど、劇団員の僕としては、「なんかすみません」って感じです(笑)。

 

安藤 (笑)。きっと楽しくなかったわけじゃなく、いろんなプレッシャーや背負うものが大きくなりすぎたから、原点に立ち返ったものを作りたかったということなんだと思います。

 

宮藤 僕もそうだと思います。初演を観た時もそれを感じましたから。手作り感といいますか。舞台美術にも松尾さんが描いた画を使ったりしていて、“あ〜、きっとものすごく稽古が楽しかったんだろうな”というのが伝わってきました。

 

安藤 おっしゃるとおりで、初演もすごく楽しかったです。

 

宮藤 そう言えば僕、昔はよく、自分が出演していない舞台でも、松尾さんの稽古場に見学に行ったりしていたんです。それこそ温水洋一さんと松尾さんが『鼻と小箱』(1993年)という作品で二人芝居をしていた頃とかですね。その稽古というのが、ずっと見ていられるぐらい楽しくて。その時に感じた感覚が『命、ギガ長ス』の初演を観た時にもあったんです。

 

安藤 そうした見学って何か別の目的があって行かれていたんですか? 例えば、小道具を作ったり、お手伝いをされたり……。

 

宮藤 いえ、本当になんとなく、ただ見に行ってただけです。その時に見た、役者としての松尾さんもすごく楽しそうで。やっぱり松尾さんも本当は、いっぱい舞台に出たい方なんですよね。けど、脚本を書いて演出までしていると手が回らなくなるし、劇場の規模が大きくなればなるほど難しくなる。だからこそ、スズナリみたいな小さな劇場で、なおかつ2人だけでできる芝居を3年前に作ったのかもしれないです。

 

安藤 なるほど。私は、松尾さんの演出をこの作品でしか経験していませんので、普段どんな演出をされているのかは存じ上げないのですが、この『命、ギガ長ス』って稽古場での演出席と役者の距離がものすごく近いですよね。

 

宮藤 それは物理的な距離のことですよね? うん、すごく近いと思います。

 

安藤 その距離感も、松尾さんにとっては心地いいのかなって思ったんですよね。それこそ、さっき宮藤さんがおっしゃった、手作り感に近いような。

 

宮藤 確かにそれもあるかも。だって、最初に稽古場の場ミリを見てびっくりしましたもん。いくらスズナリでもこんなに狭くないだろうって(笑)。

 

──(笑)。では、二人芝居であることに難しさは感じますか? 以前、別の役者さんが、「二人芝居は頑張っても線にしかならず、立体にならないから難しい」と話されていたのを聞いたことがあります。

 

宮藤 あ〜、なるほど。そういうふうには考えたことなかったなぁ。でも、そうかもしれない。

 

安藤 そういえば、初演の時に役者の友人が観に来て、「面白い二人芝居を観たのは初めてだ」と言っていました。

 

宮藤 へ〜!

 

安藤 もしかしたら、吹越さんの声が3人目のように聞こえて、そのことで立体感が出ていたのかもしれないですね。それに二人芝居とはいえ、劇中では私がエイコとアサダを演じ、宮藤さんもオサム、キシ、その他にもう一人の3役を演じられるので、実際には5人のキャラクターが出てきますし。

 

宮藤 それもありますね。それと、僕がまだ今回の稽古で大変さを感じていないのは、2人のせりふの掛け合いが、日常で会話をしている時と変わらないくらいの声量だからかもしれないです。劇場がスズナリだからというのもありますけど、今回の舞台はギリギリの声の大きさでしゃべってもお客さんに伝わるし、むしろそっちのほうが面白く感じると思うんですよね。

 

安藤 分かります。初演の時に私も同じ印象を持っていました。スズナリが持つ空気感やお客さんの近さ、それに役者の距離感など、すべてを含めて、あそこでしか生まれない雰囲気があるんだなって。

 

宮藤 まぁ、だからってずっとボソボソしゃべってたら、松尾さんに怒られるかもしれないけど(笑)。

 

安藤 そこなんです。さじ加減が難しい(笑)。

 

この作品には少しずついろんなことが分かっていく面白さがある

 

宮藤 そもそもこの作品って、冒頭のシーンからしていきなりボソボソしてるじゃないですか。幕が開いたらエイコが1人でブツブツと何かを話していて、それに対して僕(オサム)が注意をするというくだりから始まりますけど、オサムは人見知りで、ニートで、あまり他人とは接触を持たない性格だから、そんな人間が母親に対して、いきなり大きな声を出すはずがないなって。

 

安藤 そうですね。しかも、あとで分かることですが、2人の前には実はドキュメンタリーのカメラを回している女子大生のアサダがいるわけですしね。

 

宮藤 そう。オサムはアサダさんに対して、最初のうちは本気で心を開いていないでしょうし。だとしたら、母親に聞こえるか聞こえないか程度の声でしゃべるほうが正解かなと思って。とはいえ、あまりにもボソボソとしゃべっていたら、お客さんは目の前で何が始まったのか、すぐには分からないかもしれない。それがちょっと怖いですね。だって、今回は小道具を使わないから、セリフのやり取りで場面の状況を理解してもらうしかないわけなんで。

 

安藤 宮藤さんが客席で初演をご覧になられた時はどういうシチュエーションのお話なのか、すぐに分かりました?

 

宮藤 僕、あえて一切の事前情報を入れずに観に行ったんです。だから最初は“このおばあちゃんは誰なの?” “この2人は何の話をしているの?”って思っちゃいました。

 

安藤 やっぱりそうなんですね。状況を説明せず、唐突に物語が始まりますもんね。

 

宮藤 けど、むしろそこに、この作品の面白さがあると思うんです。実は彼らの前にアサダさんがいてカメラを回しているんだけど、舞台上に彼女の姿はないから、お客さんは最初、エイコとオサムの親子2人の会話だと思って見ている。やがて、エイコがカメラに向かって話しかけるような仕種をすることで、観客は別の人間がいることになんとなく気づく。一方、オサムもオサムで、アサダさんとカメラを意識しながらも、頑張って意識していないフリをしているから(笑)、それに気づいたお客さんはおかしみを感じていくっていう。

 

安藤 そのあとで、実際にアサダが出てくるというのも面白いですよね。

 

宮藤 そうなんです。そうした、あとから分かっていくという構造の面白さがあるから、あまり最初からすべてを分からせる必要はないのかなって思ってます。

 

安藤 そういえば、稽古が始まる前に松尾さんがくださった資料にも、“お客さんに不安を与えてもいい”って書いてありましたよね。“お客さんが、「何を見せられているんだろう?」と考える時間も共有していきたい”って。

 

宮藤 そうですね。……まあ、あの資料は松尾さんが自分に言い聞かせているようにも思いましたけど(笑)。

 

安藤 えっ、どういうことですか?

 

宮藤 松尾さんが演出に迷った時、“このままでいいんだ”って自分を立ち返らせるために書いたのかもしれないなって。

 

安藤 あ〜、なるほど。ご自身がブレないためにですね。

 

宮藤 とはいえ、僕らも別に、お客さんをわざと不安にさせようと思っているわけではないから、できるだけお芝居で伝えられるところはしっかり伝えていきたいですね。

 

【長ス組】が4Kなら、こっちはまだビデオテープ。でも、アナログにはアナログの良さがある

 

──今作は【ギガ組】と【長ス組】の2チームでの上演になります。三宅弘城さん&ともさかりえさんの【長ス組】にはどのような印象をお持ちでしょう?

 

宮藤 今のところ、あんまり意識しないようにしています。稽古に入る前、グループ魂のLIVEで三宅さんとはずっと一緒だったんですけど、三宅さんがこの作品のことを話そうとするたびに、返事を曖昧にして逃げていたぐらいで(笑)。

 

安藤 稽古場ではお互いの時間がまったく被らないので、お会いすることもないですよね。だから私も、【長ス組】がどんな感じになるのか想像がつかないです。ただ、身体能力ではちょっと勝てなさそうだなって感じてはいます(笑)。

 

宮藤 そうですね、そこでは絶対に勝てない(笑)。あと、劇中のオサムのセリフに「人間には2種類いる。気がついたら祭りに参加している人間と、気がついたらどうやって祭りに参加していいか分からなくなっている人間が」っていうのがあるじゃないですか。それで言えば、僕とオサムは完全に後者で。対して、三宅さんはお祭りに参加する側のイメージがある。見た目の話ですけどね。ですから、ニートでアル中の無職男という設定には、僕はほぼ役作りをしなくても通用するので(笑)、そこでも勝ってるかなと思ってます。

 

安藤 (笑)。三宅さんも、ともさかさんも、バキバキッ! と決めるところは決めるんだろうなあ。私はそこでは勝てないかも(笑)。

 

宮藤 僕もムリですよ。ですから、総じて【長ス組】は解像度が高い芝居をするんじゃないかな。

 

安藤 わかります!(笑)

 

宮藤 こっちは画素数が相当粗いと思いますよ。向こうは4K・8Kの世界だけど、こっちはまだビデオテープみたいな(笑)。

 

安藤 昭和なんですね(笑)。

 

宮藤 だってこの前、うっかり稽古場に早く着いちゃったことがあって、声だけ聞こえてきたんです。やっぱりクリアな声でしたもん(笑)。でも、アナログにはアナログの良さがありますからね。

 

──どんな違いがあるのか、本番が楽しみです! なお、この作品は8050問題を題材にしていますが、ご自身が80歳になったとして、こんな老後を送っていたという願望などはありますか?

 

宮藤 老後かぁ……。僕、銭湯に行くのが好きなんですけど、行くとたいていおじいさんばっかりなんですね。で、くっだらないことばかりしゃべっているんです。誰かが「この前、あの飲み屋のお姉ちゃんと会ってさぁ」なんて話し出すと、別の誰かが「え、なんでなんで!? 連絡先知ってんの?」って食いついたりして。そうかと思えば、「若い女の子が街を歩いてると、つい見ちゃうよね。あれ、別に見てもいいんだよね?」「うん、いいんだ、いいんだ。あれは見ていいんだ」っていう、どうでもいい話をずっとしてて(笑)。

 

安藤 いいなぁ(笑)。 んっ? 宮藤さんもそういうふうになりたいってことですか?

 

宮藤 そう。楽しそうだなぁって思って。どうでもいい会話を、近くで見知らぬ男に盗み聞きされてるっていうことすら分からなくなってる、そんな老人になりたいです(笑)。

 

安藤 そんな憧れがあるんですね(笑)。私はなんだろうなぁ。80歳の姿とは少し違いますが、私の祖母って明治生まれで、102歳で亡くなったんです。100歳を超えてもごはんを白菜の漬物で巻いて3杯ぐらい食べるような人で。人に勧められたらタバコも吸うし、スナックに行って踊ることもあるし。

 

宮藤 いいですね! かっこいい!

 

安藤 最期もとてもかわいらしい顔でした。にぎやかなのが好きだったし、ほんとに素敵で。私もそういうおばあちゃんになれたらいいなって思います。

 

宮藤 勧められたらタバコを吸ったりとか、自由でいいですね。僕もそうありたいです。100歳になるまで生きたからそうした人間性になったのか、それとも自由に生きていたから102歳まで生きられたのか。いずれにせよ、素敵な人生ですね。

 

──では最後に、Get Navi webということでご登場いただいている皆さんに、最近購入した家電やお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、お2人はどんなものがありますか?

 

安藤 私は低温調理器を買って、最近すごくハマってます。

 

宮藤 料理をする時に使う道具か何かですか?

 

安藤 そうです。お湯の温度を一定に保ったまま調理ができるんです。例えば、60℃を8時間キープとか。お肉とかだと低温で長時間かけて火を通すことで、繊維を壊すことなく調理が出来るんです。比較的高級じゃないお肉でも信じられないくらいの柔らかさと食べやすさに変わるので、すごくおすすめです!

 

宮藤 僕は3年くらい前になるんですが、4Kのプロジェクターを買いました。安くてすごくいいのがあったから、ステイホーム期間中はDVDを繋いで映画を見たりしてましたね。今はスマホに繋げばサブスクも見られるのですごく便利です。もともと本棚があった場所を空けて、白い壁に映しているんですが、小さい映画館ぐらいの臨場感で楽しめます。

 

安藤 いいですね。

 

宮藤 でも最近は、それを使ってYouTubeとか『相席食堂』とかばっかり見ています(笑)。

 

安藤 映画じゃないじゃないですか(笑)。

 

宮藤 そう。大画面で見る意味のないものを大画面で見るのが面白いなと思って(笑)。

 

安藤 (笑)。実際に4Kの画質で見られるんですか?

 

宮藤 それが、結局、元が4Kで作られた映像じゃないとキレイにはならないんですよね。だからまだ4Kで見たことがないですし、はたして本当に4Kに対応しているのかどうかも分からないままですね(笑)。

 

東京成人演劇部vol.2「命、ギガ長スW(ダブル)」

(東京公演)
会場:東京・ザ・スズナリ
日時:2022年3月4日(金)~4月3日(日)

※そのほか、大阪、北九州、松本で上演

(STAFF&CAST)
作・演出:松尾スズキ
出演:【ギガ組】宮藤官九郎、安藤玉恵 【長ス組】三宅弘城、ともさかりえ

(STORY)
80代で認知症気味のエイコと、ニートでアルコール依存症の50代の息子・オサム。貧困生活を送っている彼らを1台のカメラが追っていた。ドキュメンタリー作家志望の女子大生・アサダが、日々、撮影で彼らを密着していたのだ。しかし、アサダが撮る映像を見た所属ゼミの教授・キシは、あることをアサダに指摘する。実は、エイコとオサムにはカメラの向こう側に隠された秘密があったのだ……。

チケット:6,500円(全席指定・税込)、ヤング券3,800円(22歳以下/チケットぴあのみ取扱)

公式HP https://otonakeikaku.net/stage/2007/

 

【ライブ配信】
2022年3月16日(水)13:00の回【長ス組】
2022年3月16日(水)18:00の回【ギガ組】

※特典配信では、ライブ配信終了後には、宮藤官九郎×安藤玉恵×三宅弘城×ともさかりえ キャスト4名による座談会を配信。「稽古どうだった?」「お互いの本番観た?」など、稽古場で交わることがなかった2組のクロストークを送る。3月16日(水)13:00開演の【長ス組】本編終了後に前編、3月16日(水)18:00開演の【ギガ組】本編終了後に後編を配信。

配信チケット:3,500円(税込)

チケットは https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2195744

 

撮影/干川修 取材・文/倉田モトキ ヘアメイク/大和田一美(APREA)(安藤) スタイリスト/チヨ(コラソン)(宮藤) 衣装協力/salon de GAUCHO(Kei)

SKE48 江籠裕奈のランジェリー姿に大人の色気漂うカットも…!1st写真集の発売日決定

SKE48 江籠裕奈1st写真集が、3月29日(火)に発売決定。先行アザーカットと合わせて、本人からのコメントも到着した。

 

昨年開催されたSKE48の13周年記念イベントで写真集発売発表を行うと、SNSでは祝福の声が続出した。そこからベールに包まれていたが、ついに発売日が決定。江籠本人のリクエストを受けて、誕生日である3月29日に発売されることに。

 

グループゆかりの地・小豆島での撮影をメインに「ありのままの私」をテーマの1つとして、素の魅力を引き出すべくシャッターが切られていったという本作。“天使”と称され愛されてきた江籠は11歳でSKE48に加入し、2021年にはアイドル活動10周年を迎えた。

 

グループを選抜メンバーとして支えるほか、ソロライブも行うなど最強アイドルとの呼び声も高い。彼女のステージで見せる表情とも違う、ナチュラルな魅力を存分に詰め込んだ作品に仕上がっている。

 

今まで見せたことがないヘルシーなランジェリーカット、すっぴんショット、大人な色気も感じ取れるドキッとする写真も盛りだくさん。今回公開する先行アザーカットからも、彼女の魅力を感じ取れるだろう。

 

本作のヒロインである江籠は、「誕生日に発売が決まったということでこれからより特別な日として思い出にも形にもなるのがとても幸せです。飾らない私を見て、懐かしさも成長も魅力も全部感じてもらえたらうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。全文は下記に掲載。

 

なお本作の表紙カバーは、全国の書店などで購入できる通常表紙カバー、Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定)、 セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定)と、それぞれ違った装いの3種類で届けられる。

 

また初版限定特典として、特製ポストカード1枚封入(全表紙カバーに付き、全8種類)、さらに抽選での応募者プレゼント企画も実施予定だ。さらに発売記念イベントの実施も決定しており、続報からも目が離せない。

 

江籠裕奈 コメント

 

書誌情報

「SKE48 江籠裕奈1st写真集」(仮)
2022年3月29日(火)発売

Total Producer:秋元 康
著者:SKE48 江籠裕奈
撮影:桑島智輝
定価:2,500円(税込)

通常表紙カバー予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594090281
Amazon.co.jp限定表紙カバー(数量限定)予約リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091385
セブンネットショッピング限定表紙カバー(数量限定)予約リンク:https://7net.omni7.jp/detail/1107277932

 

トリンドル玲奈の写真集「あいまい」が3刷決定!「ほくろの数を数えたくなる」など好評

トリンドル玲奈が30歳の誕生日となる1月23日に発売した写真集「あいまい」(講談社)が、2度目の重版で3刷が決定。本人からのコメントも到着した。

 

写真集発売直後から販売サイトにレビューが続々投稿され、高評価の声が後押しする形での重版出来となった今作。「29歳から30歳、移りゆく年齢ならではのトリンドル玲奈のありのままの姿を見せる」というコンセプトで制作された。

 

そのコンセプト通り、「トリンドルさんのリアルな美しさに圧倒された」「思わずほくろの数を数えたくなった」など、“期待値を上回って感動した”という内容のコメントが相次いでいるという。

 

好評の声に応えて、3月13日(日)にSHIBUYA TSUTAYAにてオンラインイベントが開催決定。同店で今作を購入した人を対象に先着順で、トリンドル本人と1対1でオンライントークが楽しめるというプレミアムな機会だ。

 

今回の発表に際して、トリンドルは「写真集『あいまい』にたくさんの反響をいただき、本当にありがとうございます。このような時期ですが、ファンのみなさんとお話しできる機会をいただけてうれしいです。ぜひお気軽にご参加ください! たくさん話しましょう!」とメッセージを寄せた。

 

なお、イベントの詳細は、SHIBUYA TSUTAYAのTwitter(@SHIBUYATSUTAYA)及びSHIBUYA TSUTAYA公式ウェブサイトで発表されるとのことで、そちらを参照。

 

書誌情報

トリンドル玲奈写真集「あいまい」
2022年1月23日(日)発売

著者:トリンドル玲奈
定価:2,500円(税別)
ISBN:9784065269626

SHIBUYA TSUTAYA公式Twitter:https://twitter.com/SHIBUYATSUTAYA

杢代和人「こんな学校生活だったら絶対に楽しいだろうな」話題作『卒業式に、神谷詩子がいない』に出演中!

現在放送中のドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』(日本テレビ)に出演する杢代和人さん。高校生のリアルな日常を描くドラマの中で、杢代さんが演じたのはジェンダーレス男子。美しく繊細な男の子を存在感たっぷりに演じている。他にも現在出演中のドラマ『あせとせっけん』(MBSほか)の話や、ご自身も興味があるというスキンケアやスニーカーなど、「好きなモノ」についても楽しそうに語ってくれた。

 

杢代和人●もくだい・かずと/2004年5月20日、東京都出身。ダンスボーカルユニット、「原因は自分にある。」のメンバーとしても活動中。2021年『恋とオオカミには騙されないシーズン9』(ABEMA)などに出演。特技は料理で、現在配信番組『神アングル!理想のカレごはん』(クッキングLiveアプリ「cookpadLive」)に出演中。Instagram

【杢代和人さんの撮りおろし写真】

 

小林真斗はこういう子って僕の中で気づいた瞬間でもありました

 

──ドラマ2作が放送中で、『卒業式に、神谷詩子がいない』は高校生を演じています。杢代さんご自身も現役高校生ですが、脚本を読んでどんなことを感じましたか?

 

杢代 すごくリアルで、いい意味でドラマっぽくないと思いました。ドラマって劇的に落ちて劇的に復活する展開があることが多いと思うんです。でも、この作品は「こういうこと全然あるな。この子たちは実在するかも」って思うような脚本で、これは自然に演じないといけないなって思いました。

 

──杢代さん演じる小林真斗は美意識の高いジェンダーレス男子という設定ですが、どんな男の子だと思いましたか?

 

杢代 真斗は幼い頃から周りの男の子とは違っていて、意識的には女の子のほうに近かったんでしょうね。最初はそういう自分を受け入れようとはせず、周りとは好きなものや考え方が違うことを知られたくないと思っている。そんな自分を知られたくなくて、周りと少し距離を作ってしまうんだろうなと思いました。

 

──真斗に共感できる部分はありましたか?

 

杢代 共感というか……ジェンダーレスって難しいと思いました。知ることは大切だけど、自分で知ったつもりになるのは違うし、実際にジェンダーレスでないとわからないことがたくさんあると思うんです。深い部分を理解してジェンダーレスに近づいていくのは、僕には不可能に近いから、優しさや言葉遣いといった、表面から伝わることを寄せるようにしました。といっても、真斗にはそんなに悩みあるわけではないんです。幼い頃からずっとそうやって生きてきたから。悩みはあるけど、僕の普通はこれだから……真斗のそういう部分を表現するのが難しかったです。

 

──悩みはあるけど、普通の高校生を演じるのが難しかったと。

 

杢代 特に難しかったのは、楽しいときもその不安定な気持ちを持ち続けているのかということでした。本読みでは、みんなと一緒にいるときもその気持ちを持つようにしていたんです。真斗には不安があるから、楽しいときも静かに盛り上げないとなって。でも監督から言われたんです。「それは違わない? 高校生ってどんな悩みがあったとしても、楽しいときはそんなこと忘れて楽しんでない?」って。それで「確かに。悩みがあっても、みんな楽しいときは楽しんでるな」って気がつきました。そう思ってからは、しっかり切り替えができて、小林真斗はこういう子って僕の中で気づいた瞬間でもありました。

 

──劇中ではダンスをきっかけに男女6人で「ファンファーレ」というチームを結成しますが、6人そろうとどんな雰囲気でした?

 

杢代 すごく明るくてめっちゃ楽しい。楽しいシーンを録ったら、そのシーンのままご飯を食べてました。本当に同級生かと思いました(笑)。こんな学校生活だったら絶対に楽しいだろうなって。男2、女2だったら周りに何か言われて照れくさくなって離れたりしそうだけど、男3女3は心強い気がしました。「オレらが一緒にいたいんだからそれでいい」って感じがすごくいいなと思いました。

 

「笑いたい人は見てください!」と言いたいくらいおもしろい(笑)

 

──コメディータッチの恋愛ドラマ『あせとせっけん』にも出演中。こちらの八重島桂太はお姉ちゃん大好きな弟役ですね。

 

杢代 僕もお姉ちゃんがいて、お姉ちゃん大好きなんです。料理の配信番組も持っていて料理もします。ただ性格はめちゃくちゃ近いけど、桂太は24歳で、僕の実年齢と年が離れていたので、しゃべり方、立ち方、雰囲気は大人っぽくするようにしました。

 

──大人っぽくするポイントは見つかりました?

 

杢代 僕はお姉ちゃんと一緒のシーンもシスコン感を出したんです。あえてかっこつけてる感じが出たほうがおもしろいのかなと思って。でも監督からお姉ちゃんといるときは普通にかっこつけて、ひとりになったときに100%動揺しているシスコン感を出したほうがいいと言われました(笑)。

 

──確かにひとりになった途端に様子がおかしいくらいお姉ちゃんの心配をしていて、演じるのも撮影も楽しそうだなと思いました(笑)。

 

杢代 とても楽しかったです! 主演の大原優乃ちゃんと佐藤寛太さんにも良くしていただきました。見どころを聞かれると、最初は「キュンとするところです」と言っていたんですけど、今は「笑いたい人は見てください!」と言いたいくらいおもしろいと思います(笑)。もちろんキュンキュンポイントも見逃さないでほしいです!

 

Sacai×NIKEのヴェイパーワッフルのブラックを卒業祝いに自分で買いました

 

──ここからは好きなモノ、興味があるモノのお話しをお聞きします。今、興味があるモノを教えてください。

 

杢代 洋服が大好きで、ずっと興味があります。好きなスタイルはモードカジュアル。どこか変わったデザインの服をモノトーンでまとめたり、スラッとしたシルエットで派手じゃないけど目を引く服装が好きです。

 

──買い物するときのこだわりは?

 

杢代 絶対に試着します。だからネットでは買わないです。ショップに行って試着して自分に合ったら買います。ネットの写真を見て自分に似合うかどうかわかるけど、生地の厚さや重さなど、実際に着てみないとわからないことだらけだから、実際に着て確かめるようにしています。

 

──スキンケアにも興味があるという情報が入っています。

 

杢代 あります。もともとスキンケアを始めたときは、デパコスを集めたんです。でも肌の調子がどんどん悪くなってしまって。そしたらメイクさんが「高いスキンケアに良い成分がたくさん入っているのは、大人が使うからなんだよ。若いからそんなにいろんな成分が入ってなくて良いものを使ったほうがいい」って教えてくださったんです。それをきっかけにほぼ無印良品で揃えるようにしました。使ってみたらみるみる肌が良くなって。今は化粧水導入液、化粧水、乳液と美容液をリピートして使ってます。あとは韓国のシカクリームとシカパックを使ってます。

 

──確かにお肌つるんつるんですね。

 

杢代 ありがとうございます。これでも少し荒れてるほうで。いい日はもっといいです(笑)。

 

──コレクションしているものはありますか?

 

杢代 洋服も好きだけど、持っている数は靴のほうが多いんです。服のブランドとのコラボレーションのスニーカーを集めてます。

 

──集めているスニーカーは履きます?

 

杢代 履きます。僕、靴を見る用にしている人の気持ちがわからなくて。かっこいい靴を自分が履くからかっこいい!って思うんです。見てるだけなら僕が履きますよ! って言いたいです(笑)。

 

──履くことによってかっこいい靴もさらによく見えると(笑)。ではお気に入りの一足を教えてください。

 

杢代 Sacai×NIKEのヴェイパーワッフルのブラック。本当に欲しかったので、中学生の卒業祝いとして買ったんです。今でもきれいに履いてます。汚れがついたら消しゴムで落としたり。今後はソールが減らないように底にシートをつけようか検討してるんですけど、すり減るのもたくさん使ってる証拠だし、かわいいなって思うんです。

 

──お気に入りはいつまでも履きたいですからね。

 

杢代 そうなんです。なるべく劣化しないように気をつけたいけど、多分今の靴が壊れたとしても買うと思います(笑)。それくらいお気に入りです。

 

 

『卒業式に、神谷詩子がいない』
日本テレビ 毎週(日)後1・45~2・15

(STAFF&CAST)
演出:伊藤彰記 脚本:嶋田うれ葉
出演:茅島みずき、奥平大兼、田鍋梨々花、中川大輔、莉子、杢代和人

公式HP https://www.ntv.co.jp/utako-ga-inai/

『あせとせっけん』
MBSドラマ特区 毎週(木)深0・59~1・29ほかで放送

(STAFF&CAST)
監督:渋江修平、熊谷祐紀
脚本:モラル、井上テテ、池亀三太
出演:佐藤寛太、大原優乃ほか

公式HP https://www.mbs.jp/asetosekken/

 

撮影/映美 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/SUGANAKATA(GLEAM) スタイリスト/清水拓郎

森みはるがプレゼントされて気に入ったものは…「ニジマスのこれ愛してマス」第22回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第22回は、森みはるさんが「愛用中の洗剤と柔軟剤」についてご紹介!

 

こんにちは!
今回私が紹介するのは「愛用中の洗剤と柔軟剤」です!

 

今、私が使ってるのは、SHIROのSAVONです!
すごくいい香りがするのでお気に入りです!!
女子はSHIRO好きですよね(笑)。
去年のお誕生日プレゼントに頂いたのがきっかけで、それからリピートしてます!

 

SHIROといえばフレグランスやスキンケアのイメージが強くて、自分では洗剤や柔軟剤に挑戦したことがなかったので、プレゼントで頂いたことで新しい発見になってとても良かったです!
ドラッグストアの洗剤や柔軟剤ももちろんいいけど、こういうお店のものをプレゼントで贈るのも素敵だなと思ったので私もいつか誰かに贈りたいなと思いました!(笑)
男性の方もぜひ女の子へのプレゼントの参考にどうぞ。

 

そして、これはまだ試したことはないのですが…!
いまはSHIROのヒノキのバスソルトが気になっています!
ヒノキの香りが大好きなので、最高のバスタイムになりそう!!!!
まだ私も使ってはいない身なのですが…、皆さんもぜひ!(笑)

 

 

森みはる PROFILE

●もり・みはる…1996年10月14日生まれ。兵庫県出身。A型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。関西出身でキレのあるツッコミを特徴とし、バラエティでも活躍を見せる。アイドルになる前から読モとして活躍しており、美容やファッションについても造詣が深い(美容師免許も保持)。天真爛漫な性格で、女子からも大人気。2021年2月に1st写真集「24」を発売。

公式Twitter:@nijimasu_paru
公式Instagram:@miharu_mori

 

26時のマスカレイド PROFILE

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

INFORMATION

■New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

■「吉井美優 生誕祭」
2022年3月7日(月)EX THEATER ROPPONGI

■「26時のネバーランド」
2022年5月1日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

なえなの「ビキニを着るのは人生初!」ファースト写真集で水着&下着ショットに挑戦…

SNSでの総フォロワー数700万人を超えるカリスマインフルエンサー・なえなのが、ファースト写真集を4月4日(月)に発売する。それに先駆け、本人コメントが到着した。

 

なえなのは、Z世代の男女を中心に共感を集めている21歳。インフルエンサーとしての枠を超え、最近はバラエティやドラマへの出演などタレントとしても活動の幅を広げている。

 

そんな彼女が、今回のファースト写真集では水着や下着での撮影にも臨んだという。これまでに発表したライフスタイルブックとは異なり、「生まれて初めて!」というビキニでの撮影にも挑戦した。

 

さわやかなプールでの水色のビキニカットに、おしゃれなペンションでの下着のカット、クラシカルな洋館でおすまししたり、遊園地ではしゃいだり…。一瞬一瞬を全力で楽しむ彼女の、みずみずしい等身大の表情を切り取っている。

 

2泊3日の撮影中、なえなのはロケ地のレストランにあったピアノで素敵な演奏を披露してくれたり、温水プールで遊んだり、公園で走り回ってはしゃいだりと、アットホームな小旅行を楽しんでいるようだったそう。

 

この撮影での1番の思い出を聞くと、「全部楽しかった! ひとつ選ぶなら、人生初ビキニを着たこと! プライベートでも着たことなかったから、人生初ビキニでした!」と語ったなえなの。

 

インフルエンサーからマルチタレントへと変身をとげる、なえなのの「20歳から21歳へ」を写し取ったメモリアルな写真集が完成した。

 

なえなの コメント

今までスタイルブックとフォトエッセイを出してきたんですけど、写真だけの本を出してみたいってずっと思ってたので、ファースト写真集を出せてすごくうれしいです。写真集の話が来た時は、「念願じゃん!」みたいな感じですごくうれしかったです。「来た!!!」みたいな。
今回のような下着と水着の撮影は初めてだし、ビキニを着るのは人生初! いつものファッション誌のシューティングでは、どうやったらスタイルよく見えるかを考えながら撮影してるけど、今回の撮影では自然体を撮ってもらいました。
最初はポーズや構図を考えてたんだけど、「日常感とか自然な感じが良いね」ってカメラマンさんに言われてから「あ、じゃあもう普通にしてればいいんだ!」と思って。それもあって水着や下着の撮影も緊張しなかったかも。
体型に自信がないから、自分がグラビアやってもな……ってずっと思ってたけど、やってみたら新しい自分を久しぶりに発見できて、すごく楽しい3日間の撮影でした。手に取ってくれた方にも、なえなのの新たな一面を見つけてもらえたらうれしいです。

 

書誌情報

「なえなのファースト写真集(タイトル未定)」
2022年4月4日(月)発売

著者:なえなの
撮影:細居幸次郎
定価:2,640円(税込)
出版社:講談社

藤原大祐×桜田ひより『神様のえこひいき』メインビジュアル解禁!追加キャストに真飛聖ら

3月19日(土)よりHuluで独占配信される藤原大祐×桜田ひよりW主演ドラマ『神様のえこひいき』より、メインビジュアルと追加キャストが解禁された。

©小村あゆみ/集英社・HJホールディングス

 

少女マンガ誌「マーガレット」(集英社)の人気作品を動画配信サービスHuluで連続ドラマ化して独占配信する、珠玉の恋愛ドラマシリーズ「マーガレット Love Stories」。現在配信中の『マイルノビッチ』『悪魔とラブソング』に続く第3弾として、『神様のえこひいき』が全8話で実写ドラマ化される。

 

本作は、同性の親友・七原ケンタへ告白するもあっさり振られ、しかもその直後に交通事故に遭って死んでしまう主人公・天野弥白が、神様の“えこひいき”により、中身は“オレ”のままケンタ好みの女の子・天堂神楽に生まれ変わって恋愛成就を目指す、性別も常識も超える男女入れ替わりラブストーリー。

 

解禁されたメインビジュアルでは、“えこひいき”をする神様(古川雄輝)を中心に、あふれ出す恋心に翻弄される天野弥白(藤原大祐)、天堂神楽(桜田ひより)、七原ケンタ(窪塚愛流)、ケンタの元カノ・鳥居鈴(新井舞良)の繊細な表情が切り取られている。高校生4人の複雑な思いをドラマチックに表現すると同時に、あえて目線を外したショットが“それぞれの思考の先”を想像させる、意味深なビジュアルとなっている。

 

そして、“新たな愛のカタチ”をさまざまな思いで見守る追加キャストも発表。真飛聖、森下ひさえ、吉田ウーロン太、大谷麻衣がメインキャラクターたちの親に扮し、物語にさらなる深みを与える。

 

真飛が演じるのは、弥白の母親・天野恵麻。サバサバした性格の恵麻だが、大切な息子が突然の事故に遭ったことで受けたダメージは相当なもの。しかしけなげにも、表向きはいつもの明るさを保ちつつ、意識を失ったまま入院している弥白を看病し続ける。もちろん、弥白が女の子に生まれ変わっていたことなど知る由もない恵麻。そんな彼女がやがて全ての真実を知ったときに抱く、これまで体験したことのない感情とは…。軽快でチャーミングな顔、その裏で生まれる母親としての複雑な思い、1人の人間の中に渦巻く多面的な要素を、真飛が物語の流れとともに丁寧に表現する。

 

神楽の母・天堂咲耶を演じるのは森下ひさえ。明るく前向きな性格で、神楽の好きな海老フライをつくることに幸せを感じている咲耶。彼女もまた、最愛の娘が弥白と入れ替わっていることを知らないが、以前の記憶を失った娘に無償の愛を注ぐ。神楽の父・天堂尊を演じるのは吉田ウーロン太。神楽のことが大切なあまりに過保護な面もある父親を、絶妙なコミカルさと父親のリアルな哀愁を漂わせながら演じる。ケンタの母・七原美子を演じるのは大谷麻衣。弥白の母親・恵麻とは幼なじみで、寛容な心の持ち主の美子は、息子の事故を機にかつてない動揺の日々を送ることになる恵麻の支えになる。

 

作品情報

Huluオリジナル『神様のえこひいき』

2022年3月19日(土)配信開始

毎週(土)新エピソード2話ずつ独占配信(全8話)

 

出演:藤原大祐、桜田ひより、窪塚愛流、新井舞良/真飛聖/古川雄輝

原作:小村あゆみ「神様のえこひいき」(集英社マーガレットコミックス刊)

脚本:北川亜矢子

監督:松本優作、杉岡知哉

 

公式サイト:https://www.hulu.jp/static/kamieko

公式Twitter:@kamiekoHulu

 

©小村あゆみ/集英社・HJホールディングス

工藤美桜 パジャマや水着にドキッとさせるカットも…「1年をかけて堪能してください」

工藤美桜が「2022.4-2023.3 カレンダー」を3月26日(土)に発売決定。表紙画像に加えて、本人コメントが到着した。

 

2020年に『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日系)のヒロイン・キラメイピンク/大治小夜役に抜擢され、最近では月10ドラマ『ドクターホワイト』(カンテレ・フジテレビ系)第2話で“あざとい秘書役”として注目を集めた工藤美桜。

 

そんな彼女が「工藤美桜 2022.4-2023.3 カレンダー」を発売する。完全撮り下ろしとなる本作は、関東近郊のペンションを借りきって撮影。パジャマ姿で見せるアンニュイな表情、バスケットボールに夢中になる姿やジェットバスではしゃぐ天真爛漫な笑顔、中には大人な雰囲気を醸し出しドキッとさせるカットも。

 

工藤美桜の“今”を1年通して楽しめるカレンダーに仕上がっている本作。今回の発表に際して、本人は「素の工藤やキメキメでハンサム工藤など見られるので1年をかけて堪能してください!」とメッセージを寄せた。コメント全文は、下記に掲載。

 

なお発売を記念して、発売当日の3月26日(土)にオンラインサイン会の開催も決定している。詳細は下記MUVUSにて発表されるとのことだ。

 

工藤美桜 コメント

皆さんも心待ちにしてくださっていたのではないでしょうか…!! 工藤もです!!(笑)
しかも今回は念願だった完全撮り下ろしということで…! ありがとうございます! 工藤のやりたいシチュエーションや衣装など詰め込ませていただきました!!
バラエティで卓球をし、運動音痴がバレてから写真集や他のグラビアでもさまざまなスポーツをしてきましたが…今回はバスケをしました!!
素の工藤やキメキメでハンサム工藤など見られるので1年をかけて堪能してください!

 

書誌情報

「工藤美桜 2022.4-2023.3 カレンダー」
2022年3月26日(土)発売

価格:2,970 円(税込)
仕様:A5サイズ・28P(卓上タイプ)

 

WEB

工藤美桜Twitter:@p_miokudo
工藤美桜Instagram:@mmio_kudo

 

武田航平、美山加恋が堀田茜×泉澤祐希W主演『恋と友情のあいだで』に出演決定 メインビジュアルも公開

堀田茜×泉澤祐希がW主演を務めるフジテレビTWO×ひかりTV共同制作ドラマ『恋と友情のあいだで』に、武田航平と美山加恋が出演することが決定。

©ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン

 

あわせてメインビジュアルが公開された。原作は、東京カレンダーWEBサイトで2018年から連載された小説。大学時代に同じゴルフサークルで出会った、ヒロイン・相沢里奈とサークルの人気者・一条廉という、恋と友情の間で揺れる男女それぞれの視点から交互に語られるストーリーが連載時から大きな話題を呼んだ人気作で、『ファイブ』などで知られる漫画家のふるかわしおりが完全コミカライズしている。そのコミックをフジテレビTWOドラマ・アニメとひかりTV(NTTぷらら/アイキャスト)が共同制作でドラマ化する。

 

ヒロイン・里奈を演じるのは、本作が初のドラマ主演となる堀田茜。廉を演じるのは、6歳から子役として活動し、NHKの大河ドラマをはじめ数々の映画、ドラマに出演している泉澤祐希。

 

このたび、主人公の里奈と廉に深く関わる二階堂直哉役で武田航平、浅井美月役で美山加恋が出演することが決定した。直哉は、元商社マンで、現在は親が経営する会社の役員。将来社長の座を約束されているエリートで、夜の街で偶然出会った里奈へ猛烈にアタックする。美月は、会社の先輩の紹介で廉と知り合うようになる、里奈とは真逆の慎ましく男性に尽くすタイプの女性。この2人が里奈と廉の人生に大きく関わることとなる。さらに、渡辺早織、小澤雄太、陳内将がドラマを盛り上げていく。

 

さらに、2種類のメインビジュアルも解禁。ドラマは<里奈Ver.>と<廉Ver.>という男女それぞれの目線で2つのストーリーを描いていくが、メインビジュアルもその世界観に合った2つのパターンが出来上がった。

 

また、放送開始日が3月21日(月・祝)に決定。堀田演じる里奈目線で送る<里奈Ver.>をフジテレビTWO ドラマ・アニメで3月21日(月・祝)後11・00から、泉澤祐希が演じる廉目線で送る<廉Ver.>をひかりTVで3月21日後11・00から放送・配信。以降、同時間帯でそれぞれ5夜連続で放送・配信される。さらに、ドラマ放送後の4月8日(金)前0・00からは<里奈Ver.>がFODでも配信されることが決定した。

 

武田航平 コメント

二階堂直哉を演じさせていただく、武田航平です。今回は世間で言う“昭和的な夫”を少し意識しています。仕事も遊びも情熱的に!職場ではストイックに会社を牽引し、家庭では里奈を心から愛し、夜の遊びも一生懸命…。まるで往年の銀幕のスターのような直哉です。私生活の僕とはかけ離れていますが、とても演じがいがあり、廉や里奈の生き様、人生を彩る人物として、非常に魅力的だと思っております。この物語は不倫や浮気を推奨するモノではなく、各人物が“本当の自分とは!?”と、問いながら泥臭く必死に生きていく様が見どころです。ハラハラドキドキとした男女たちの物語、ぜひお楽しみください。

 

美山加恋 コメント

美月役を演じさせていただきました、美山加恋です。美月はどんな女性かと言うと、とても一言では表し切れないいろんな面をもった女性です。常に心の中で正しさと闘いながら貪欲に幸せをつかもうとする姿は、演じていて苦しい瞬間も多かったですが、だからこそ彼女は強い。女性の強さと弱さどちらももっている美月の生き様が、私はいとおしかったです。果たして見てくださる方にどこまで美月の内側が伝わるか、どきどきです。運命に振り回されながらもそれぞれの欲望と共に生きる男と女たちをぜひお楽しみください。

 

番組情報

『恋と友情のあいだで』

©ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン

里奈Ver.:フジテレビTWOドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmart

2022年3月21日(月・祝)~3月25日(金)後11・00~11・30

 

©ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン

廉Ver.:ひかりTVチャンネル/ビデオサービス

2022年3月21日(月・祝)~3月25日(金)後11・30~深0・00

※ひかりTVでは、25日(金)のみ深0・00~0・30の放送・配信

 

放送・配信回数:<里奈Ver.><廉Ver.>各5話(全10話)

 

出演者:堀田茜、泉澤祐希、武田航平、美山加恋、渡辺早織、小澤雄太、陳内将 他

漫画:『恋と友情のあいだで』(集英社刊)

作画:ふるかわしおり

原作掲載:東京カレンダー『恋と友情のあいだで』<里奈Ver.>山本理沙/<廉Ver.>安本由佳

脚本:遠山絵梨香

監督:石井祐介(フジテレビ)

プロデュース:田淵麻子(フジテレビ)、葉山浩樹(フジテレビ)

プロデューサー:小林和紘(FCC)

特別協力:ひかりTV東京カレンダー

制作協力:FCC

制作著作:フジテレビジョン

※アプリサービス「ひかりTVビデオ」でも配信し、月額基本料金350円(税込)のエントリープランでも視聴可能。

 

公式サイト:https://www.koitoyujyo-no-aidade.jp

 

©ふるかわしおり・安本由佳・山本理沙/集英社 フジテレビジョン

ニジマス・吉井美優がランジェリー姿で大人な表情を…1st写真集より先行カット公開

26時のマスカレイド・吉井美優が3月11日(金)に発売する1st写真集「Momentary」(小学館)より、下着カットが先行公開された。

 

26時のマスカレイド(愛称:ニジマス)は、2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した、江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループだ。

 

メジャーデビューアルバムはオリコン週間ランキングで1位を獲得した、ニジマスのメンバーとして活動する吉井。アイドル活動以外にもファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中で、クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。

 

そんな彼女が、待望の1st写真集「Momentary」を3月11日(金)に発売(※当初予定していた3月9日から変更)。先日公開された水着カットに続き、下着カットが先行公開された。

 

白と黒、朝と夜、対照的な下着カットでの大人っぽい表情は、この写真集で彼女が一番チャレンジした部分でもあるという。“吉井美優”の新境地を感じさせるカットにも注目だ。

 

書誌情報

吉井美優 1st写真集「Momentary」
2022年3月11日(金)発売

撮影:中村和孝
出版社:小学館

販売URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682362

 

WEB

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32
26時のマスカレイド公式サイト:https://26masquerade.com/

©中村和孝/小学館

話題沸騰中のYouTuber『街録ch』主宰・三谷三四郎氏が語る転身の舞台裏

YouTuberの中でも異色の経歴ではなかろうか。芸能人が小遣い稼ぎにYouTubeチャンネルを開設することはあるが、本職のTVディレクターからYouTuberに転身し、街行く一般人から、芸能人、政治家などに本人が街頭インタビューをするという街録ch(チャンネル)は、わずか2年間で登録者が約60万人という金字塔を建てたのだ。そのディレクターの名は三谷三四郎。街録chを運営する男に、現場での苦労、成功までの理由を聞いた。

街録ch

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:松本祐貴)

タレントのロケよりも、一般人とのガチンコのインタビューが面白い!!

ーー街録チャンネルは、見ごたえがあって、出演者のセレクトもスゴいし、本当に面白いです。そもそも『街録ch』を三谷さんが始めようとしたキッカケを教えてください。

 

三谷三四郎(以下 三谷)もともとは、『その他の人に会ってみた』(TBS系)というMCに東野幸治さんを迎えた人物バラエティー番組がありました。私はフリーディレクターとして関わり、地方で街なかの変わった人たちをインタビューし、それを20分ぐらいのVTRにまとめるというのが仕事でした。ところが、2020年の3月にその番組が終わってしまったんですね。

当時は、TV番組のディレクターになって3、4年目でした。台本ありきで、タレントさんとロケをするのは楽しかったのですが、一般人の人を相手に何が起こるかわからない取材が、より一層楽しかったんですよ。タレントさんとのプロレス的なものより、一般人とのガチンコのボクシング勝負が相性がよかったんでしょうね。

あと、小説や芸人さんのネタのような完璧なる0→1の創作物を作る才能がないからTVのディレクターをやっているのに、一方でタレントロケのVTRは大筋の台本がある創作物なんだけど、創作物じゃないかのような見せ方をする、っていうこの感じがどうも好きになれないってことが、いろんな仕事をしていく中でわかってきて『その他の人に会ってみた』という番組で確信しました。

 

ーーなるほど。三谷さんはTV番組のAD(アシスタントディレクター)からキャリアを始められたんですか?

 

三谷 ADで「バラエティーをやりたい」と言い続けていたら、フジテレビで『笑っていいとも!』を担当させてもらえました。2年ほどして、28歳になったころ「もうすぐ30歳になるのに派遣社員はイヤです」と半ば無理やり独立し、フリーディレクターになりました。フリーになりたてのころは自分の実力もなくて、めちゃくちゃ怒られてましたね。

 

ーー『街録ch』はドキュメンタリー要素があると思いますが、そのときはバラエティーを目指していたんですね。

 

三谷 もともとはバラエティー志望です。『街録ch』にもたまに出てくるような「なにをやってるんだこの人」という方を捕まえてきて、スタジオの演者さんに笑ってもらえるVTRを作るのが生きがいだったんですよ。

 

ーー『街録ch』の作り方に似ていますね。

 

三谷 『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)だと街頭インタビューも1人10秒、15秒で切り替わりますが、『その他の人に会ってみた』の僕のコーナーだと、4、5人を20分で紹介していたんです。やっぱり想像もつかないようなことが起こるのが魅力です。

例えば、鳥取砂丘で男が20歳ぐらい年上の年の差カップルに会ったことがあります。理由を聞くと「一緒にやってたオンラインゲームで熱い場所なんで来ました」と言うんです。その付き合ったキッカケを聞きたいじゃないですか。山形県の蔵王では、もともと沖縄に住んでいたラーメン修行をする40歳のオジサンを取材しました。ラーメンの師匠が静岡や富山に行けば、夫婦と子ども2人の全員でついていくそうです。子どもは小学校も何度も変わってますが、家族は楽しそうだし、いいなぁと思ったりね。

 

ーーおお、それはたしかに気になりますね。『街録ch』では、バラエティーより、ドキュメンタリーの印象が強いですが、三谷さんはどうお考えですか?

 

三谷 『街録ch』を始めたときは、まず見た目を考えました。テレビだと芸能人がワイプで突っ込んでくれますが、予算的にできません。だから、カメラは一眼レフで、テロップもカラフルなゴテゴテはやめて、大人が見ても恥ずかしくない画面構成にしました。

ドキュメンタリーとは、本来記録するという意味ですよね。僕は街頭で1時間、2時間ぐらい話を聞いているだけなんです。なにも記録していないんですよ。勝手にドキュメンタリーと言ってもらえる分にはいいですが、自分からはなるべく名乗らないようにしようと思っています。本業のドキュメンタリーの人たちは半年間とか取材対象に密着して1時間の作品を作るんです。そう思うと申し訳ないですよ。だから自分的には、ドキュメンタリーを装ったトークバラエティーのつもりで作ってます

 

ーー三谷さんがドキュメンタリーの世界に、バラエティーの街頭インタビューを持ち込んだ先駆者じゃないですか。

 

三谷 いえいえ『ドキュメント72時間』(NHK)などの番組もありますし、珍しいことをしてるわけではないですよ。新しさ、独自性でいえば、台本での構成をせずに同じ人のしゃべりだけで作るところですかね。調べたことがないですが、テレビも古くはそんな作り方をしていたのかもしれませんね。

 

ーー『街録ch』には、いろいろな人が登場しています。例えば、芸能人では、東野幸治さん、カンニング竹山さん、中山秀征さん、坂口杏里さん。ほかにも上祐史浩さん、NHK党の立花孝志さん、素人でいえば、元闇金カメラマン酒井さん、元フィットネスモデルで難病の片岡麗香さん、上野のゲイバー保坂さん、などです。これらのオファーと人選はどんな基準があるのでしょうか。

 

三谷 立花孝志さんは立候補ですね。今は応募も多くて、ここ1年ほどは6〜7割応募です。あとは、タレントさんは紹介もあります。中山秀征さんは紹介でした。

実際に中山秀さんに取材したときは「中山秀さんが目の前にいるよ」って、めっちゃテンションがあがりました。威圧感もなく楽しく話してくれましたね。中山秀さん、勝俣州和さん、カンニング竹山さんなど長年芸能界のメインストリームで戦っている人たちは、みなさんスゴいですね。トーク力の地肩が違う。

こちらからオファーする基準は「話を聞いてみたい」「街録chで今まで聞いたことがない新しい話が聞けそう」「単純に自分が会ってみたい」などの理由で決めています。これからだと義眼の17歳の女の子や北朝鮮からの脱北者にも会う予定です。

もうひとつの基準は「再生されそう」かどうかです。アルバイトの人には1.5〜2万円ほどの日当があるので、それを回収できる再生回数があるかどうかも目安にしています。ただ、自分が話を聞きたければ取材しちゃいますけどね。

 

ーー人選のときには、ひとりで会議をしている感じですか?

 

三谷 昨年の9月ぐらいからオンラインサロンを始めてメンバーに「誰だと盛り上がりますか?」と意見を聞くといろんな人を推薦してくれます。キャンドル・ジュンさんはそこで名前が挙がり取材しました。自分の範囲だけだと限界がありますね。コラボではなくYouTubeのどこにも出ていない人も狙っていきたいです。

 

週に5本の動画投稿をするために週2回は必ず取材

ーーアルバイトの話も出ましたが、三谷さんの1週間はどんなスケジュールですか?

 

三谷 火曜日と金曜日の週2回取材して、残りの4日間は編集をしています。日曜日は休みです。月曜日の朝、1週間のタイムテーブルを最終調整します。編集はまず、アルバイトの人に1回作ってもらいます。それを僕が修正します。それを先方にチェックしてもらい、最終修正はウチの奥さんにお願いしています。妻は元ディレクターで優秀なので、めちゃくちゃ助かりますね。それで週に5本はアップしています。

 

ーーえ、週に5本もですか!! 大変すぎませんか?

 

三谷 2021年の12月から週5投稿ですが、それまでは毎日アップしていました。毎日投稿のころは、1日に3人、4人、5人と取材をしていましたね。そうなると集中力が持たないので、週5投稿に変えたんです。

 

ーー登録者約60万人を獲得する裏では、大変な苦労をなさってるんですね。取材で気をつけている点はありますか?

 

三谷 取材では、有名な人も出ていますが、その人のことを知らない人にも伝わるように心がけています。また、取材中の話でもわからないことは素通りしないで「どういう意味ですか?」と聞くようにしています。もうひとつは、当たり前ですが、年上でも年下でも敬語です。かしこまりすぎないようにはしていますけどね。

あとは取材対象のことを調べすぎないようにしています。ある程度のことは調べますが、調べすぎると聞きたいことが多くて「いい話」をのがしちゃうときがありますからね。でも、自分が好きな芸人さんだとマニアックな話もしてしまうので、そこは見ている方に伝わるように意識しています。

これはテレビ業界で培われた能力ですね。自分が作ったVTRを上司にチェックしてもらうと「なんでこの芸人さんはこんなことしゃべってるの?」とツッコミが入ったりします。初めて見る人にはその前段階の説明も必要なんです。

 

ーー芸能界をドロップアウトした人やヤクザ業界の人にもインタビューをしていますが、トラブルに巻き込まれたことは?

 

三谷 先方にチェックも出していますから、トラブルはありませんね。きっと現役の人がいないからじゃないですか。あるとしたら「取材は受けたけどやっぱり動画を出したくない」「取材対象の周辺(家族)から動画の削除を申し入れられる」ですかね。そういう風に消した動画は何件かあります。

 

ーーそれもテレビ業界の押し引きの技が役立っているんですか?

 

三谷 それもありますが、YouTubeの場合は残るんですよ。だからデリケートに扱っています。テレビはやり逃げができるんです。取材相手が怒るような編集でも、相手が見てなかったらバレないんですよ。だから『街録ch』では、取材相手から申し入れがあれば必ず消します。逆に「最悪消す」という覚悟があるので攻めた内容の動画が出せるのかも知れませんね。「コンプライアンスとしてヤバイから出さない」ではなく、「面白いから出したい。最悪消そう」と規制しないように考えています。

 

ーー攻めの姿勢がいいですね。『街録ch』の戦略を教えてください。

 

三谷 戦略がどうこうより、やっていて楽しかったTV番組が終わったので始めたんですよ。それ以外のTVの仕事はお金のためにやっていました。

最初は、『街録ch』がお金にならなくても、月30万円ぐらいをTVで稼いで、家族と暮らしていければいいかと思っていました。戦略というほどでもないですが、取材を受けた人が得するように作れば、取材相手と周りの人の5人〜10人ぐらいは登録してくれるかもと考えていました。それなら1000人取材すれば、5000人から1万人登録してくれるじゃないですか。そんなゆるい計算はしていました。

 

ーー登録者1万人記念の東野幸治さんの出演は戦略じゃないんですか?

 

三谷 受けてもらえるかわからないんで戦略ではないですよ。登録者1万人は普通の芸能人なら1日で達成する数字です。でも、素人からすると4か月、5か月かかってやっとの1万人なんで、そこまで応援してくれる人にとっても、運営してる僕にとってもめちゃくちゃエモい出来事です。そこで思い切って、東野幸治さんにDMをしてみたんですよ。戦略というより、万が一でも返信をもらえたらラッキーという気持ちでした。

当時の街録chの見た目って過去に犯罪を犯してしまったり、現在、家がないですというような人が出ていてなんだか怪しい!という印象で、ゴールデン番組でMCをしている東野さんにとってはにメリットゼロ、リスクしかない、しかもノーギャラと、損しかないような状況なので出演を快諾してくださった時は震えましたし、東野さんのラジオでも触れてくださり本当にうれしかったです。東野さんの出演から間口は一気に広がっていって。もし、オファーを受けてくれなかったら今の登録者数は、半分から三分の一くらいだったと思うので一生掛けても返すことのできない程の恩があります

 

2時間睡眠が続き、過労のために救急車で運ばれる……

ーー『街録ch』の簡単な歴史を整理してもらってもいいですか。

 

三谷 2020年3月に開設、8月ぐらいに登録者1万人、9月に東野さんの出演、20年の12月にかけて登録者が10万人です。2021年にはさらに45万人が登録してくれて、2022年の2月現在で登録者は約60万人です。

 

ーー最初は苦労しましたよね?

 

三谷 初期は応募してくれる人もいませんでしたね。ただ、動画の時間は1人5分から10分程度でした。初期はホームレスの人が社会復帰するまでやバツ2の美容師さんなどをシリーズ化していました。

 

ーーテレビの仕事はいつ辞めたんですか?

 

三谷 2020年の7月ぐらいまでは、月に30万円分ぐらいテレビの仕事、20万円分ぐらいのネット番組の仕事をやっていました。8月に『街録ch』の収益が月に30万円ほどいけそうなのが見えたんです。そこで『街録ch』に力を入れたほうが、人生が楽しそうだったので。TVの仕事を辞める決断ができました。その後はTVのフリーディレクターの収入は超えました。

 

ーーこれからずっと続けていくのは大変じゃないですか?

 

三谷 TVの仕事の方が大変でしたから(笑)。『街録ch』だと自分でスケジュールが組めます。メリットは、いろんな人に会えることです。若い子から年配の方まで知り合いになり、人脈も広がります。ずっとやっていたいと思います。

 

ーー運営していく中で辛かった時期はありますか。

 

三谷 仕事と『街録ch』の両方をやっていた時期ですね。2020年の5月には、救急車で運ばれました。過労だったと思います。テレビの仕事とアイドルのYouTube動画の仕事、それに『街録ch』に毎日投稿していました。あのときは、週に10本は投稿して月1本TVを作っていたので、日本一動画を作っていたかもしれません(笑)。寝ないように毎日1リットルコーヒーを飲み、2時間睡眠でした。仕事のやり過ぎで倒れてから、『街録ch』はお金になってない時代でしたが、資金持ち出しでバイトを雇うようにしました。そのころに比べたら、今は、楽に運営できています。

 

ーー経験のある三谷さんに聞きたいのですが、今後、TV業界とYouTube業界のどちらに将来性を感じますか?

 

三谷 TVというプラットフォームには、将来性はないと思います。ある時間にそのチャンネルに合わせなければ、動画が見られないのは不便すぎるし、TVerがあっても見逃し配信は1〜2週間で消えてしまいます。

その点、YouTubeは好きな時間にスマホで見れちゃいますし、最初は不発だった動画が、3か月後 バズる!みたいな可能性がネットにはあるのにテレビにはない。そういう意味でTVはシステム的に何周も遅れをとっているなと思います。

ただ、コンテンツとしての観点では 『M-1グランプリ』のような国民的で権威があってスターを生む事ができる、そういった番組があることがTVの可能性かなと思います。あれだけの視聴者が熱狂する国民的お祭りコンテンツはまだYouTubeにはありませんので、それがテレビの一筋の光なのかなと思います。

これからTVは、エンタメに関わる若者が「出たい」と思えるコンテンツをいくつ作れるかということと、どうやって電波を捨ていつでもどこでも見られるものに切り替えるかが勝負かなと思います。

あとは、25歳以下のZ世代の人達をTVのコンテンツでスターにすることができるかどうかでも大事かなと思います。今は、YouTubeとかで勝手に自力で有名になった人を引っ張ってきているだけなので。

だから今後、似たようなクイズ、情報、健康番組 みたいなものは大分淘汰されてくような気がします。コンテンツとしては、お金もかかってるし、演者さんの技術も高く、見れば面白いと思うのですが、とにかくプラットフォームが悪すぎるんでそこをなんとかすることが大事かなと思います。

 

ーーコロナ禍でテレビも有料配信を始めたものが見られます。こちらはどうですか?

 

三谷 それは生き残りの方法で、唯一の正解という気がします。『あちこちオードリー』(テレビ東京)のオンラインライブのチケットが8万枚も売れたそうじゃないですか。

佐久間さんとオードリーさんという 一流のTVマンと芸人が、お互いそれぞれお金を払ってくれるファンを持っている状態でタッグを組んだからこそ、叩き出された枚数なのかなと思います。多分どんな人気YouTuberでもオンラインライブして、それが8万枚 売っちゃうみたいなことはできないんじゃないかなと思います。

そういう意味では普段の番組を広告として、定期的にオンラインライブで大金を稼いで、それを普段の番組の制作費に還元してクオリティ高いものを作っていくっていうのがTVのレギュラー番組の今後の戦い方なのかなと思います。

 

ーー三谷さんはその方向には行かないんですか?

 

三谷 今度4月14日(木)に草月ホールで『街録ch』2周年記念のイベントをやります。有観客&配信チケットもあります。東野幸治さん、平成ノブシコブシの吉村崇さん、歌手の大森靖子さんが出演します。今まで『街録ch』に出た笑っちゃうような人たちを再編集し、それを東野さん、吉村さん、大森さんにリアクションしてもらうイベントです。一流の芸人たちが真剣にツッコむことで「こんなに面白くなるんだ」というのを視聴者の方に体感してもらいたいですね。

長年愛される冠番組を持っているわけではないけど、ずっと第一線で活躍してる芸人さんの実力が半端ないってことを視聴者の人にも体感してもらいたいなと思ってます!

ちなみにこれは観客が満員になっても赤字なんですけど、やりたいことを諦めて予算を削るのではなく、クラウドファンディングでお金をなんとしてでも集めるって道を選びました!まずは第1回目を成功させて、1000人、2000人とどんどんキャパを増やしていきたいですね。

 

ーー三谷さんは作りたい番組はないんですか?

 

三谷 このイベントがそうかもしれないですね。仮にNetflixさんとかAmazonプライムさんからお話いただけたら、なんかやってみたいなとは思いますが、僕は昔から予算がかかるタイプのコンテンツを作っていないので、そんな大手外資の求めるリッチなコンテンツは作れないかもしれません(笑)。

 

ーー最後に今後の目標を教えてください。

 

三谷 YouTubeのチャンネルとして2022年内に登録者100万人を目指したいです。それと今度のイベントを成功させて、1年に1、2回、定期的にやってみたいです。

コロナが落ち着いたら海外にいる日本人にインタビューもしてみたいですね。ターゲットはもっと裾野を広げる方向で「『街録ch』にはこんな人も出るんだ」という驚きを届けたいです。

 

 

『街録ch』の生みの親・三谷三四郎氏のインタビューはどうだっただろうか。フリーディレクターからYouTuberへの見事な転身の裏には、救急車で運ばれるほどの苦労もあったのだ。

 

「好きなことで、生きていく」というYouTubeのキャッチコピーが一時期流行したが、三谷氏はそれだけでなく、視聴者が「なにに興味を持っているか」「どうすればわかりやすく伝わるのか」ということを考え、動画を作っている。TV業界の下積み時代にこの基礎を知ったからこそ、今の大成功があるのではないだろうか。だから、誰も傷つけることなく、他人の話を一生懸命に聞けるのだ。これからも三谷氏には、さまざまな人の人生を切り取り続けてほしい。それを見た視聴者は、きっと「好きなこと」が見つかり、励まされるのだから。

 

 

【INFOEMATION】

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中島健人×松本穂香「桜のような僕の恋人」主題歌がMr.Children書き下ろし新曲「永遠」に決定

3月24日(木)より配信されるNetflix映画「桜のような僕の恋人」の主題歌が、Mr.Childrenの書き下ろし楽曲「永遠」に決定。あわせて、本予告映像とキャラクタービジュアルが解禁された。

Netflix映画「桜のような僕の恋人」

2017年に発売され、泣ける恋愛小説として話題となり、さらにTikTokで人気に火がつき発行部数60万部を突破したベストセラー小説、宇山佳佑著「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)を映画化した本作。

 

かねてより原作ファンを公言し、本作の制作発表時には「僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています」と熱いコメントを寄せたSexy Zoneの中島健人が主人公・朝倉晴人役、有明美咲役を松本穂香が演じる。

 

美容師の美咲(松本)に恋をした晴人(中島)は、勇気を出して彼女をデートに誘う。目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢をかなえるため再びカメラと向き合うことを決意する晴人。

 

しかし、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症する。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができないという現実を前に、晴人と美咲が出した“2人の歩み方”とは…。

 

本予告映像では、中島演じる晴人の「僕は春が来ると君のことを思い出すんだ。桜のような僕の恋人をー」というせりふとともに、Mr.Childrenが本作のために書き下ろした主題歌「永遠」のメロディーが流れ、松本演じる美咲のまぶしい笑顔が映し出される。そしてカメラのシャッターを切る音に合わせ、尊い2人の瞬間が切り取られていく。「カメラって魔法の道具なんです」と話す晴人に、美咲が「いつか見せてよ、晴人君の写真」とほほ笑む様子からは、この先も続く未来を想像して2人の胸が高鳴る様子がうかがえる。

 

しかし場面は一変、病院で検査を受ける美咲の姿が。不穏な空気の中で要潤演じる医師の神谷から「人より早く歳をとる病気です。次の春を迎えることは…」と衝撃の診断を受ける。片思いが成就し幸せ絶頂だったが、美咲から突然理由もなく別れを告げられる晴人。それでもカメラマンの夢をかなえるため、仕事に没頭する晴人の姿や、永山絢斗演じる美咲の兄・貴司が、美咲の一度は手放した晴人への後悔を悟り、「自分が一番大事なものは諦めるな!」と訴える姿など、病気が進行していく美咲を中心に周囲の人たちの心情もあらわになっていく。

 

「美咲さんがどんな姿になっても大好きです」「晴人君と生きることができて本当に良かった」そんな切実な言葉とともに2人が過ごした限りある時間が映し出されていく。そして、桜が咲き誇る遊歩道で「美咲さんの色だなって、満開の桜みたいだから。美咲さんの笑った顔」「あなたを好きになれて、良かったです」という真っすぐで淀みない言葉とともに、晴人が初めて恋に落ちた瞬間の、美咲の笑顔と満開の桜が映し出される。

Netflix映画「桜のような僕の恋人」

また、同時に解禁されたキャラクターアートでは、美しく散る桜の花びらに包まれる2人が、見つめ合っているようにも見える。穏やかな表情の晴人と、真っすぐ前を見つめる美咲の表情が意味するものとは…。2人に起こる試練と、それを見守る周囲の人々との物語に期待が高まる。

 

Mr.Children・桜井和寿 コメント

過去の何処かに置いてきた何かが、

 

忘れかけていた大切な何かが、

 

この物語の中にある気がして、

 

これでもかってくらい感情移入し、物語にシンクロさせてこの曲を制作しました。

 

また、今年はMr.Childrenとしてデビュー30周年にあたる年であり、

 

久しぶりに小林武史さんと一緒にこの曲を作れたことは、自分達の音楽を再確認する大切な時間となりました。

 

出逢いに

 

めぐりあわせに

 

ただただ感謝。

 

最後の一瞬まで、逃さずに焼き付けてください。

 

Mr.Children 桜井和寿

 

作品情報

Netflix映画「桜のような僕の恋人」

2022年3月24日(木)Netflixにて全世界同時配信

 

原作:宇山佳佑「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)

監督:深川栄洋

脚本:吉田智子

キャスト:中島健人(Sexy Zone)、松本穂香、永山絢斗、桜井ユキ、栁俊太郎、若月佑美、要潤、眞島秀和

モロ師岡/及川光博

撮影:柳田裕男

照明:宮尾康史

録音:豊田真一

美術:黒瀧きみえ

 

エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)

プロデューサー:春名慶(博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)・川田尚広(TOHOスタジオ株式会社)

制作会社:TOHOスタジオ株式会社

 

Netflix 作品ページ:https://www.netflix.com/桜のような僕の恋人

NetflixJapanTikTokアカウント:@netflixjapan

山崎紘菜と北乃きいW主演でドラマ化 『汝の名』4月スタート

「輪(RINKAI)廻」で第7回松本清張賞を受賞するなどした明野照葉原作の『汝の名』が、4月からテレビ東京ほかでドラマ化されることが決定。

Ⓒテレビ東京

 

山崎紘菜と北乃きいがW主演を務めることも発表された。本作は、「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げてきた勝ち組の姉と負け組の妹が、憎しみ合いながらも心の奥底で依存しあう…。ひた隠しにされている女の感情の「負」が惜しげもなく散りばめられた新感覚ホラーサスペンス。

 

誰もが羨む美貌と才能を持ち自信に満ち溢れた若き社長・麻生陶子を演じるのは山崎紘菜。自分がのし上がるためには手段を選ばず、犯罪すれすれの行為も平然と行う。

 

一方、口数が少なく陰気で、輝く姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる陶子の妹・麻生久恵を演じるのは北乃きい。姉の陶子がある男性へ思いを寄せ始めたその日から、2人の関係に狂いが生じる。

 

少しずつ明らかになる陶子と久恵の過去、そしてさらなる成功と輝きを求める陶子に捨てられることを恐れた久恵は狂気に走る。

 

本作は、テレビ東京とParaviで放送・配信される“オンナの復讐サスペンス”シリーズの一つ。『寂しい丘で狩りをする』『復讐の未亡人』の2作に続いての発表となった。

 

山崎紘菜 コメント

山崎紘菜

私自身、これほど感情の振り幅が大きく、嫉妬や猜疑心、復讐心など負の感情を常に持っていなければならない役は初めてだったので、現場では挑戦の連続でした。陶子という女性はとても気分屋で気まぐれな性格なので、シーンごとに彼女の機嫌を測るのがとても大変で、常に監督と細かく相談させて頂きながら演じていました。人は誰でも自己愛や欲を持っているものだと思います。それを全て曝け出し、自分の為だけに、「思いやり」という言葉の対極に生きる陶子にある種の気持ちよさ、爽快感を持って観て頂けると良いなと思いますし、自分としても今までにないくらいかなり振り切った一面をお見せできたと思うので…女2人の狂気に満ちた行く末を見守って下さったら嬉しいです。

 

北乃きい コメント

北乃きい

今までずっと久恵のような役を演じてみたかったのでとても嬉しかったです。脚本を読んだ時も面白くてあっという間に読み終えてしまい、これからこの役を演じられるんだと思ったらわくわくしました。そして、まずお話をいただいた時に、“共依存”とは何かを調べました。そこで久恵と陶子は紙一重なんだと気付き、似ていない二人だけれど依存するという部分で繋がっていると感じました。表と裏、二つの性格を演じるような感覚で撮影に入り、だんだんと壊れていく久恵を演じるにあたって、繊細な変化を監督と沢山話し合いをしながら久恵を作っていきました。自分の中でもチャレンジな役柄だったので、演技面でも今までしたことのないことを沢山トライしてみました。

 

一言で言うとハラハラドキドキが止まらないドラマです。台本を知っている私たちでさえ、撮影しながら震え上がるシーンが沢山ありました。最近では、こういった凄まじい復讐ものの作品は少なかったと思うので、女の怖さ、そして本当に怖いのは人間ということを再確認するドラマになっているはずです。皆様にもハラハラドキドキしながら楽しんで観て頂きたいと思います。是非ご覧下さい!!! 宜しくお願い致します。

 

プロデューサー・滝山直史(テレビ東京)コメント

明野照葉先生の傑作小説「汝の名」をこの度ドラマ化致します。「勝ち組」の姉と「負け組」の妹、お互いの思惑がぶつかりあう愛憎劇です。山崎さん演じる陶子、北乃さん演じる久恵、どちらもなかなかクセの強い人物ですが、共感したり、違和感を覚えたりと、話を追うごとにいい意味で裏切られ続ける内容になっています。ぜひ振り回されながらご覧いただけましたら幸いです。

 

また今回、火曜深夜0時30分という新しい枠でのドラマ放送となります。もともと配信先行ドラマということだけ決まっていたので、制作陣の中では「攻める内容にしよう」と話していたのですが、まさかの新枠で、思っていた以上に早い時間帯での放送となりました。とてもありがたい話ですが、すでに撮り終えているため変更することができません。頭を下げる準備だけしておきます。ぜひご期待ください。

 

番組情報

『汝の名』

テレビ東京系

2022年4月5日(火)スタート

毎週火曜 深0・30~

動画配信サービス「Paravi」で3月16日(水)から全話先行配信

テレビ東京公式ドラマチャンネル(YouTube)で3月16日(水)から前半4話先行配信

 

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/nanjinona/

 

©︎テレビ東京

尾上松也&松本若菜が『やんごとなき一族』に出演決定!松下洸平演じる健太の兄夫婦役に

4月スタートの木曜劇場『やんごとなき一族』(フジテレビ系)に、尾上松也と松本若菜の出演が決定。さらに、両名よりコメントが到着した。

左から)尾上松也、松本若菜

 

庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄されながらも、松下洸平演じる夫・深山健太とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”を描く本作。原作は、現在「Kiss」(講談社)で連載中の、こやまゆかり作の同名コミックだ。

 

そしてこの度、物語の舞台である深山家の長男・深山明人を尾上松也が、明人の妻である深山美保子を松本若菜が演じることが決定した。松也が演じる明人は深山家の長男であり、主人公の佐都にとって義理の兄にあたる人物。

 

引っ込み思案な性格で、父・圭一の決めたことには逆らえず目立つことを嫌う。深山家当主である父・圭一が経営する不動産会社で働き、次期社長候補と言われるも、その出世欲のなさと気の弱さが災いし、圭一からは冷ややかな目で見られている。

 

さらに、そのことが原因で、妻の美保子からも反感を買い、叱責されることもしばしば。そんな中、弟の健太が深山家に戻ってきたことがきっかけで、自身の跡取りとしての立場はさらに危ういものになっていく。

 

佐都・健太夫妻が深山家を変えようとしていることを内心うらやむ一方、気を強く持てない自分に対して嫌気がさしているが、圭一の策略によって図らずも兄弟間での後継者争いに巻き込まれたことで、運命が大きく変わっていくことに。

 

本作への出演にあたり、松也は「明人はいい人ですが、演技ではいい人なのかわからないという感じを出したいです。久しぶりの木曜劇場に一癖添えられるように務めますので、ぜひぜひ毎週欠かさずご覧ください!」とメッセージを寄せる。

 

対して、松本が演じる美保子は、明人の妻であり佐都の義姉。老舗和菓子店の娘であり、長男の妻として深山家に尽くしてきた人物で、深山家の理不尽なしきたりに対しても理解があり、親族からの評価も高い。

 

夫の明人を深山家の跡取りにすることで自分の地位を高めようともくろむ一方、誰にも言えないある大きな秘密を抱えている。庶民の家庭から嫁いできて、次期女主人の立場になった佐都のことを目の敵にしており、義父・圭一の策略とともに佐都を深山家から追い出そうとするが…。

 

本作への出演にあたり、松本は「美保子は長男の妻として自分の立ち位置をなんとしても死守するため、佐都へ執拗なライバル心を燃やします。皆さまのご期待も背負いながら、私の思う美保子を私なりに表現できればと思います」と意気込みを述べた。

 

豪華絢爛でありながら魑魅魍魎がうごめく一族の一員である明人と美保子が、佐都・健太夫妻の行く末にどう関わってくるのかにも注目だ。両名のコメント全文は、下記に掲載。

 

深山明人役・尾上松也 コメント

出演が決まりとてもうれしかったです。いただいた台本を読んでみて、すぐに物語に巻き込まれて、次の展開が楽しみになりました。今回演じる明人はいい人ですが、演技ではいい人なのかわからないという感じを出したいです。久しぶりの木曜劇場に一癖添えられるように務めますので、ぜひぜひ毎週欠かさずご覧ください!

 

深山美保子役・松本若菜 コメント

オファーをいただいた時はとてもうれしかったです。何度かご一緒させていただいた監督やスタッフ、出演者の方々のお名前をお聞きし、さらに撮影が楽しみになりました。やんごとなき生活を送っている人々が、同じ日本のどこかに紛れもなくいらっしゃるのだなと、未知の世界の物語を読んでいるようでした。なかなか実感は湧きませんでしたが、このような世界をもっと知らなければと思いました。

 

美保子は長男の妻として自分の立ち位置をなんとしても死守するため、佐都へ執拗(しつよう)なライバル心を燃やします。皆さまのご期待も背負いながら、私の思う美保子を私なりに表現できればと思います。『やんごとなき一族』の世界観に浸っていただけるよう精いっぱい撮影に励みますので、ご覧いただけましたら幸いです。

 

番組情報

木曜劇場 『やんごとなき一族』

フジテレビ系

2022年4月スタート

毎週木曜日 後10・00~10・54

 

出演者:土屋太鳳、松下洸平、尾上松也、松本若菜 他

 

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/yangoto

 

©フジテレビ

吉岡里帆主演「ハケンアニメ!」劇中アニメに豪華声優陣集結 梶裕貴、花澤香菜らが実写パートで声優役

5月20日(金)公開の吉岡里帆が主演を務める映画「ハケンアニメ!」の劇中アニメに出演する豪華声優陣12人が解禁。さらに、梶裕貴、潘めぐみ、高橋李依、花澤香菜らが実写パートに“声優役”で出演することも発表された。

©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

 

原作は、アニメ業界で奮闘する者たちを描いたお仕事ドラマで、本屋大賞にもノミネートされた辻村深月による同名小説。発売から7年の時を経てついに映画化が決定した。主演の吉岡をはじめ、中村倫也、柄本佑、尾野真千子が出演。監督は映画「水曜日が消えた」の吉野耕平が務める。

 

アニメ業界を舞台とするお仕事映画となる本作では、主人公・瞳(吉岡)や王子(中村)らアニメ監督、行城(柄本)や香屋子(尾野)らプロデューサーだけでなく、さまざまな業種の人々が登場。作品、業界を盛り上げるために不可欠な人々の姿が、しっかりと描かれている。

 

既に「群野葵」というアイドル的人気声優という役柄で、声優の高野麻里佳が実写映画に初出演していることが発表されているが、このたび、劇中アニメに出演する声優陣が決定。さらに一部の出演者は、実写パートでも“声優役”として出演する。

 

瞳が監督する劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』(『サバク』)で、トワコたちと共にロボット「サウンドバック」に乗って戦う、どこか影のある少年リュウイチに『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役で有名な梶裕貴。同じく彼らの仲間で、熱血漢の少年タカヤ役に『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役などで知られる潘めぐみ。ヒロイン・トワコの妹でしっかり者の少女・マユに『スター☆トゥインクルプリキュア」』フワ役などの木野日菜。音を吸収してロボットに変形する謎の「奏の石」役に『ヒプノシスマイク』の神宮寺寂雷役などの速水奨が決定。実力派声優たちによって命を吹き込まれた、王道ジュブナイルロボットアニメに期待が高まる。

 

王子が監督する『運命戦線リデルライト』(『リデル』)では、行方不明の妹を探す主人公の魔法少女・充莉に『Re:ゼロから始める異世界生活』エミリア役などで知られる高橋李依。一話に一歳ずつ年を重ねる「成長するヒロイン」を演じている。ライバルの謎めいた魔法少女・清良に『PSYCHO-PASS サイコパス』常守朱役などの花澤香菜。充莉に「運命を変える力」を与えるマスコットキャラクターのデルに『魔法つかいプリキュア!』キュアマジカル役などの堀江由衣。文学好きな魔法少女・詩織に『銀魂』猿飛あやめ役などの小林ゆう。充莉の親友にして魔法少女仲間の七菜香に『ドロヘドロ』ニカイドウ役などの近藤玲奈。芸能活動を行う魔法少女・圭に『東京24区』きなこ役などの兎丸七海。スポーツ万能で天然な魔法少女の悠樹に『アイカツスターズ!』香澄夜空役などの大橋彩香が決定した。

 

また、映画のナレーションは、『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック役などで知られる朴璐美が務める。さらに、梶、潘、木野、速水、高橋、小林、近藤、兎丸、大橋は声優役で実写パートにも出演する。

 

劇中アニメの声優キャスティングについて、吉野監督は「決定した声優陣のお名前を伺った時は『まさかこんなことになってしまうとは』と、幸運すぎて怖くなりました」とコメントしている。

 

梶裕貴(リュウイチ役)コメント

ひとつのアニメーションが完成するまでにどれだけの時間がかかっているか、どれほどのプロフェッショナルが死力を尽くしているか、それが伝わってくる作品です。声優もその一部。辻村深月先生の繊細でありつつエモーショナルな世界観がどのように映像化されるのか、僕自身とても楽しみにしています。参加させていただき、光栄です。

 

潘めぐみ(タカヤ役)コメント

普段の仕事がカット割りされて撮影されていくので、シーンやカットごとで、自分の動作をつながりとして記憶しておく感覚は新鮮でした。作品一つ、その一秒、一瞬ができるまでに込められた人の想いや時間の中にあるドラマを考えると、そうした方々と共にこの役を演じさせていただいているんだなと、あらためてありがたみを感じました。

 

木野日菜(マユ役)コメント

声優役としての出演に最初はびっくりしましたが、普段お仕事をしている時のように自然体で出演させて頂きました。とても貴重な機会を頂きまして光栄に思います。私も知らなかったような裏側や、監督の葛藤。さまざまな人が関わり合って、作品を想い合ってひとつの作品が出来上がるんだとあらためて強く感じました。ぜひご覧ください!

 

速水奨(奏の石役)コメント

初めて実写映画に出演させていただきましたが、いやあ、短いシーンも丁寧にさまざまなアングルで撮影するんですね。アフレコ現場だと、テスト、本番の2回で録り切りますから、その違いに驚きました。でも、手作り感と、演技の情熱を垣間見ることができ、本当に幸せでした。

 

『サウンドバック 奏の石』特報

高橋李依(充莉役)コメント

「運命戦線リデルライト」主人公の充莉役、そして、アフレコスタジオでの撮影にも参加させていただきました!「リデルライト」は、運命を変えるバイクレースに参加する物語。不思議な世界観を、時に可愛く、時に熱く描いています。劇中劇でありながら、このアニメを追っていきたい!と思っちゃう、覇権アニメのオーラを感じました!大好きなアニメ業界にスポットライトを当てていただけることが、うれしくて光栄だなぁと思いました。そして、声優という職業の描き方もすごく最先端だったなぁと。今作を見終わった皆さまは、どの職種にどんな想いを抱くのか、楽しみです。

 

花澤香菜(清良役)コメント

原作の大ファンなので、こういう形で作品に関わることができてうれしいです。アニメ制作の舞台裏で、それぞれの立場の人たちが悩みを抱えながらも熱を注いでいき、作品が出来上がっていく様子は、アニメのお仕事が好きな私にとってとても刺激になります。お仕事ものとしても楽しめる作品なので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです!

 

堀江由衣(デル役)コメント

劇中のアニメのキャラクターの声を担当させていただきました。そのアニメは断片的にしか出てこないのですが、とても面白そうで全部見たくなるような作品でした(笑)。近しい業界のお話でしたのでとても感情移入して見てしまい、最後はものすごくジーンとしてしまいました。

 

お仕事だけでなく、何かを頑張っている人に共感していただける作品なのではないかなと思います。たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

 

小林ゆう(詩織役)コメント

大好きな辻村深月先生の作品に、声優として携わらせていただくことができて心から感謝しております。恐縮ながら以前『ハケンアニメ!』文庫本の帯を書かせていただきました。この素晴らしい小説が映画化され、さらに出演までさせて頂けた事を大変光栄に思います。アニメ業界を描いた今作の公開がファンの1人としてとても楽しみです!

 

近藤玲奈(七菜香役)コメント

劇中に登場するアニメの細かい資料がたくさんあり、実際に放送されるのではないかと錯覚するくらい、本格的な作りに感動しました。日本の誇りであるアニメーションをテーマとした映画に、声優として出演させていただけてとてもうれしかったです。アニメ業界の命を懸けた本気のアニメ作りの現場をぜひご覧ください!

 

兎丸七海(圭役)コメント

声優として映像作品に出演させていただくのは初めてだったので、お話を頂いた時はすごくうれしかったです。普段のアフレコ現場とは収録方法が違っており、それがまた面白く、声優役として演じるのも初めての経験だったのでとても楽しかったです!声優やアニメ制作関係者の舞台裏を観られる作品として絶対に楽しめると思いますので、ぜひ劇場でお楽しみください!

 

大橋彩香(悠樹役)コメント

悠樹役と、実写で声優役としても出演させていただいて…いつもと全然違う雰囲気でのアフレコシーンはとっても緊張しました!!アニメを制作する上でスタッフの皆さまにはたくさんお世話になっていますが、裏側はなかなか見られないので勉強になりました…!劇中アニメも設定等とても丁寧に作られているので、楽しみにしていてください♪

 

『運命戦線リデルライト』特報

ナレーション・朴璐美 コメント

本作を通じて「貴方にとって『尊いもの』とは、何ですか?」と、『モノづくり』に携わる人間として、あらためて問われた気がしています。この作品がはらむ濃厚な熱量に触れ、そっと日常とクロスフェードさせながら世界に没入してご覧ください。

 

吉野耕平監督 コメント

決定した声優陣のお名前を伺った時は「まさかこんなことになってしまうとは」と、幸運すぎて怖くなりました。アフレコ現場でキャラクターに命が宿る瞬間を特等席で撮影できたのは、アニメのファンの一人としてとても幸せな時間でした。頂いた熱量をそのままスクリーンから届けられるように最後まで頑張りたいと思います。

 

作品情報

©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

 

「ハケンアニメ!」

2022年5月20日(金)公開

 

原作:辻村深月「ハケンアニメ!」(マガジンハウス刊)

監督:吉野耕平

脚本:政池洋佑

出演:吉岡里帆、中村倫也/柄本佑/尾野真千子

制作プロダクション:東映東京撮影所

配給:東映

公式サイト:https://haken-anime.jp

 

©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

堀田真由「作品を観たマネージャーさんからは“こういう声も出すんだ!”と驚かれました(笑)」

上流気流に乗って空を飛ぶ航空機・グライダーに青春をかける、空に恋をした体育会航空部の大学生たちを描いたアニメーション映画『ブルーサーマル』が3月4日(金)より公開。天真爛漫で、真っすぐな主人公“つるたま”こと都留たまきを演じた堀田真由さんは、本作が声優初挑戦となる。そんな堀田さんに本作への思いやアフレコ収録でのエピソードをはじめ、時間を有意義に過ごせるというある場所やモノについても語ってくれました。

 

堀田真由●ほった・まゆ…1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。数多くの大作・話題作に出演しており、今最注目の若手演技派女優。主な出演作に連続テレビ小説『わろてんか』『エール』、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『いとしのニーナ』『危険なビーナス』『言霊荘』、映画『かぐや姫は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』『ハニーレモンソーダ』など。また、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)にも出演が決まっている。2020年からゼクシィ13代目CMガールに就任。TwitterInstagram

 

 

【堀田真由さん撮りおろしカット】

 

すぐに人と仲良くなることができるところは、私と似ているかもしれません(笑)

 

──声優初挑戦で演じられた“つるたま”役は、オーディションで決まったとのことですが、役者のオーディションとの違いは?

 

堀田 役者のオーディションでも、言われたことへの対応力が大事だと思っているので、そこはもちろん心がけました。ただ、これまで受けた声優のオーディションよりも、今回はさらに作品の内容を深く知ることができたこともあり、前もって“つるたま”という女の子について、研究して、自分なりに役作りをしてからオーディションを受けることができました。原作コミックを読み込むことで得るものは大きかったですし、先に頂いた台本は、(航空部先輩の)空知との掛け合いのシーンだったので、「これぐらいのテンション感でやったら面白いかも?」と、自分なりに家で練習して臨みました。

 

──そんな“つるたま”についての印象は?

 

堀田 すごく前向きで陽気な性格で、自分が心の中に思っていることを言葉に出せる女の子だなと思いました。大人になるにつれ、いろいろと遠慮がちになってしまうことが多いなか、彼女の持つ真っすぐさ、一生懸命さが素敵に感じました。これまで私が演じてきたのは、どこかクールで強気な一筋縄ではいかない役が多かったですし、実際の私とも違うんです。ただ彼女がすぐに人と仲良くなることができる社交的なところは、私と似ているかもしれません(笑)。

 

──アフレコ収録時のエピソードについて教えてください。

 

堀田 第一線で活躍されているみなさんの中に、アフレコ初挑戦の私がいることに対する不安は、確かにありました。あと、私の声は線が細いんです。そのため、できるだけ声量を上げる、声を張るよう心がけましたし、私の芝居の方法が、「みなさんとのバランスを崩してしまうかも?」という心配もありました。でも、コロナ禍の今、みなさんとアフレコブースに入って録ることが難しいと聞いていたんですが、幸運にも今回はそれができたんです。そのため、その場で生まれる空気感を大切にしながら、みなさんとの掛け合いをやらせていただきました。

 

──橘正紀監督から、特に指示されたことは?

 

堀田 「監督からいろいろ言われたら、パニックになってしまうかも?」と心配もあったのですが、「まずは楽しく自由にやってください」と言われたことで、とても安心しました。みなさんに支えられながら収録していくなかで、走るシーンでは腕を動かしたり、身振り手振り加えたりしながらできるだけ形も加えて演じていくようにしました。でも、みなさんは、私のようなことはされず、ずっと声だけで対応されていて、「さすがだなぁ」と思いました。

 

この作品を観ることで、より前向きになってもらえたらうれしいですね。

 

──完成した作品を観た感想は?

 

堀田 ふとしたきっかけで、航空部のメンバーが“つるたま”の人生にとって大切な仲間になっていく様や、“つるたま”の存在によって周囲が影響されて変わっていく様など、人間関係がとても素敵な作品だと思いました。どんなことがきっかけになるか分からないですし、人と人との出会いによって及ぼす影響がいい方向に向かっていく感じも良かったです。実際に演じるうえでも、人と人との距離感のようなものを意識しましたし。今まで“つるたま”のようなキャラクターを演じたことがなかったこともあり、作品を観たマネージャーさんからは「こういう声も出すんだ!」と驚かれました(笑)。

 

──印象に残ったシーンやお好きなシーンは?

 

堀田 空知との掛け合いのシーンは、かなり好きです。台本に書かれたセリフを言いつつ、その後にアドリブで続けたりしたので、演じていてとても気持ちが良かったんです(笑)。それから、雲海を見るシーンは、バックに挿入歌が流れるとてもきれいなシーンで、空知と倉持先輩との三角関係がちょっと動き始めたりするので好きです。コロナ禍で世の中が不安な状況ですが、上も向いてみようと明るい気持ちになる作品になったかなと思います。また、いろいろ新しいことが始まり、ドキドキしたり、不安になったりする春という季節に、この作品を観ることで、より前向きになってもらえたらうれしいですね。

 

ひとつの作品が終わった後にお買い物することは、自分にとって大きな気分転換に

 

──声優初挑戦を振り返っていかがでしたか?

 

堀田 初めてのことをやらせていただく高揚感と不安感が入り混じっていましたが、最終的には、とても楽しみながら、学びながら収録することができました。そして、実写とアニメでは違う部分もあると思うんですが、「表現する」という意味では、どちらも同じエンターテインメントだということを痛感しました。

 

──堀田さん自身、大空への憧れはありますか?

 

堀田 地元・滋賀県の空は、とてもきれいで、空気が澄んでいることもあり、いろんな表情を見ることができるんです。また、学校の授業でも星座を見る宿題があったりして、昔から空を見上げることが多かったんです。なので、今回空に関わる作品に参加することができてうれしかったです。ちょっと高所恐怖症なので、怖さもありますが、「“つるたま”が見た景色はどんなだったんだろう?」という気持ちが強いので、機会があったら実際のグライダーにも乗ってみたいです。

 

──“つるたま”がグライダーにハマったように、堀田さんがハマっているモノはありますか?

 

堀田 時間があったら、本を読みに行く純喫茶があるんですが、その下の階にちょっとレトロな食器を売っているお店があるんです。そこに行くたび、マグカップや箸置きなど、ひと目惚れしたものを買っていたら、食器集めにハマっていました(笑)。料理好きな母親の影響も大きいかもしれませんが、私にそういう趣味があることを知った兄も瀬戸物を送ってくれましたし、清水寺で作った陶芸のコップにも愛着を感じています。あと、靴下を集めるのも好きで、いろんな色を並べたくなったりして、クローゼットの中には靴下専用の棚もあるんです(笑)。食器や靴下に限らず、ひとつの作品が終わった後にお買い物することは、自分にとって大きな気分転換になっています。

 

──また、撮影のときなどに、必ず持っていくようなグッズなどはありますか?

 

堀田 保温ボトルは、マストで現場に持っていきます。今使っているものは、去年の秋に撮影の移動中にかわいいさに即買いしたものです。ボトルの中にはノンカフェインで気持ちが落ち着くといわれるルイボスティーを入れているのですが、朝入れたものが夕方ぐらいまで温かいんですよ。サステナブルと言われる時代、環境にも優しいですし、必需品になっています。

 

 

ブルーサーマル
2022年3月4日(金)より全国ロードショー

 

(CAST&STAFF)
出演:堀田真由 島﨑信長 榎木淳弥
白石晴香 大地葉 村瀬歩 古川慎 高橋李依 八代拓 河西健吾
小松未可子 小野大輔 寺田農

原作:小沢かな『ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―』(新潮社バンチコミックス刊)
監督:橘正紀 脚本:橘正紀 高橋ナツコ
キャラクターデザイン・総作画監督:谷野美穂 音楽:海田庄吾
主題歌:「Blue Thermal」SHE’S(ユニバーサル ミュージック)
挿入歌:「Beautiful Bird」SHE’S(ユニバーサル ミュージック)
美術監督:山子泰弘 色彩設計:橋本賢 撮影監督:若林優 音響監督:山口貴之
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
制作:東映東京撮影所
製作:「ブルーサーマル」製作委員会
配給:東映

(STORY)
高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき(堀田真由)。サークル活動や恋愛などで充実した、“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが…、主将である倉持(島﨑信長)の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了されていく。

(C)2022「ブルーサーマル」製作委員会

 

【映画『ブルーサーマル』よりシーン写真】

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撮影/干川 修 取材・文/くれい響

篠原涼子、中村倫也、関水渚らのインタビュー&メイキング映像が公開! 映画「ウェディング・ハイ」

©2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

 

3月12日(土)公開の篠原涼子主演映画「ウェディング・ハイ」から、豪華キャストによる初出しのインタビューとメイキング映像をふんだんに使った特別映像が解禁された。

 

本作は、芸人、タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としても才能を発揮するバカリズムが脚本を担当。結婚式を舞台に次々と巻き起こる問題をコミカルに描く。監督は「勝手にふるえてろ」(2017)、「私をくいとめて」(2020)で東京国際映画祭観客賞を受賞するなど、映画ファンから絶大の支持を集める大九明子。

 

3年ぶりの映画主演となる篠原涼子は、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”中越真帆を演じる。さらに中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実など、豪華キャストが集結。

 

このたび、豪華キャストによる初出しのインタビューとメイキング映像をふんだんに使った特別映像が解禁。映像は、篠原と中村、関水がそれぞれクランクインする所からスタート。東京スカパラダイスオーケストラによる主題歌「君にサチアレ」に乗せて、メイキングやインタビューなど見どころたっぷりな1分間の映像となっている。

 

篠原は「この映画は笑いがあって涙があって素晴らしい」、中村は「すごい気楽にやらせていただいて楽しかった」、関水は「終わってしまうのがとても寂しいです」と、それぞれ本作の撮影を振り返ってコメント。

 

また、篠原演じるウェディングプランナーの中越が靴を手に持ちながら走るコミカルな姿や、新郎新婦を演じた中村と関水が披露宴で行うキャンドルサービスなど、初出しメイキング映像が盛りだくさんだ。

 

新婦を奪いにきた元カレ・裕也を演じた岩田が「こんな役やったことないですね」と、共演者からも絶賛の声が寄せられているキャラの濃い自身の役柄について語ると、披露宴に現れる“謎の男”澤田を演じた向井は「スピード感と疾走感が気持ちよく、楽しく見れる作品になってると思います」と作品の面白さを語った。

また、披露宴の会場へ向かう場面で中村が「隣の客はよく柿食う客だ」の早口言葉を言おうとして「隣のカキッ」「カキッ」「違う、ダメだ」と1人言い続けているのを見て周りの篠原や関水が爆笑する、なんともほほ笑ましいメイキングシーンも。

最後には、スピーチに人生を懸ける新郎の上司・財津を演じた高橋克実がネタバレ部分を話しだし…それを見ていた中村に拍手で煽られるという、なんとも和やかな雰囲気で本映像は締めくくられる。

 

他にも、新婦の上司・井上を演じた皆川猿時がオフィスで叫んだと思うと、新郎の後輩・相馬を演じた中尾明慶も雄叫びを上げるなど…クセ者参列者が続々登場し、披露宴で一体何が巻き起きるのか、本作の公開がますます楽しみになる映像となっている。

 

特別映像

作品情報

「ウェディング・ハイ」
2022年3月12日(土)公開

出演:篠原涼子
中村倫也、関水渚/岩田剛典
中尾明慶、浅利陽介、前野朋哉、泉澤祐希、佐藤晴美、宮尾俊太郎
六角精児、尾美としのり、池田鉄洋、臼田あさ美、片桐はいり
皆川猿時、向井理、高橋克実

脚本:バカリズム
監督:大九明子
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ 「君にサチアレ」(cutting edge/JUSTA RECORD)
配給:松竹

公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/wedding-high-movie/
公式Twitter:@wedding_high
公式Instagram:@wedding_high_movie

©2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

めるる「お腹を見せるのは初めてだからドキドキ…」生見愛瑠1st写真集より先行カット公開

“めるる”こと生見愛瑠の1st写真集「はじまり。」(小学館)が、3月4日(金)に発売される。それに先駆け、めるるの素肌感が美しいカット2点が先行公開された。

 

2012年にモデルデビューした、生見愛瑠(ぬくみ・める)。2021年の「CanCam」5月号では、専属モデルデビューと同時に表紙を飾る。バラエティ番組やCMに多数出演するほか、ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』では、その演技力も話題を呼んだ。

 

そんな彼女が今回、「写真集でしかできない、新しい挑戦をしたい!」と撮影に臨んだという。モデル歴10年でもこれまで見せることのなかった、スベスベのお腹を写真集で初披露している。

 

お腹を見せる撮影に備えて、「写真集撮影前は自宅やジムで腹筋をしてちょっと鍛えた」とのこと。そのボディは、引き締まりつつも適度にぷにっとした女性らしいボディラインで、まさに理想形と言えるだろう。

撮影したのは、鹿児島のホテルの一室。早朝、寝起きのどすっぴんで、メンズサイズのぶかぶかTシャツをまとって撮影した。「お腹を見せるのは初めてだからドキドキする」とちょっと恥じらいつつも、お腹をチラ見せしたり、枕で遊びながら元気に動き回ったり…。

 

まだ見せたことのない“新鮮なめるる”と、元気いっぱいの“等身大めるる”がどちらも詰まった写真の数々を多数収録した本書。祖父母や親戚が暮らす第2の故郷・鹿児島を8年ぶりに訪れて、全編撮り下ろした144ページとボリューム満点だ。

 

19歳のナチュラルなめるるも、20歳直前だからこその大人っぽいめるるも、いつもとは違うモードなめるるも。さまざまな表情のめるるをたっぷり収録した渾身の1st写真集。20歳目前、ティーンのカリスマから、大人の女性へと進化を遂げる“めるるの今”がぎゅっと詰まった一冊に仕上がった。

 

生見愛瑠 コメント

ティーン誌から始めてモデル歴は10年になりますが、写真集を出すのは初めて。
顔も体も考え方も、最近ぐっと大人になっていると思うので、そんな今の私をすべて出し切った、素敵な写真集にできたらいいなと思っています。
20代のスタートにふさわしい、私の名刺がわりになる一冊です。
ずっとファンでいてくれる方にも、最近生見愛瑠を知ったという方にも、男性にも女性にも、たくさんの方に見ていただきたいです。どんな新しいめるるが見られるか、楽しみにしていてくださいね!

 

書誌情報

「生見愛瑠1st写真集 はじまり。」
2022年3月4日(金)発売

定価:2,090円(税込)
発売:小学館

詳細ページ:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682391

●撮影/菊地泰久

 

愛加あゆ、大友花恋、飯窪春菜がCA役でふぉ~ゆ~福田悠太主演「ボーイング・ボーイング」に出演決定【コメントあり】

「ボーイング・ボーイング」

 

ふぉ~ゆ~の福田悠太主演、室龍太、松本明子共演の舞台「ボーイング・ボーイング」に、愛加あゆ、大友花恋、飯窪春菜が出演することが決定した。

 

本作は、モテない男・ロベールがモテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こるドタバタ喜劇。フランスの劇作家マルク・カモレッティが書いた戯曲で、1960年にパリで初演。それ以降、世界中で幾度となく再演され、日本でも何度も上演された大人気コメディだ。

 

1965年の映画版ではトニー・カーティスとジェリー・ルイスが出演。そして2008年にはロンドンの人気演出家マシュー・ウォーカスがブロードウェイでリバイバルさせた公演が大ヒットし、トニー賞を受賞した。

 

5月から東京、大阪で上演される本作で、モテない男・ロベール役を演じるのは、ふぉ~ゆ~の福田悠太。二枚目のモテ男・ベルナール役を室龍太、そして、重要な回し役とも言える家政婦・ベルタを松本明子が演じる。

 

そしてこのたび、ベルナールが付き合う3人のキャビン・アテンダント役が決定した。ドイツ人のジュディス役を元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆ、アメリカ人のジャネット役を映画やドラマ、バラエティなど多方面で活躍中の大友花恋、フランス人のジャクリーン役をモーニング娘。OGで数々の舞台で活躍する飯窪春菜が演じる。

 

愛加あゆ コメント

愛加あゆ

このたび、『ボーイング・ボーイング』にてドイツ人キャビン・アテンダントのジュディス役を演じます、愛加あゆです。
60年代のフランスで上演されたコメディという事で…とにかく戯曲が面白いです!!!
演出の三枝(孝臣)さんやすてきなキャストの皆様と、より愉快で楽しい作品となりますよう努めて参りますので、ぜひ劇場まで見にいらしていただけたらうれしいです! 心よりお待ちしております♪

 

大友花恋 コメント

大友花恋

アメリカ人キャビン・アテンダントのジャネット役で出演させていただきます、大友花恋です。
台本を読んでいる時点でクスクス笑ってしまうような、本当に楽しい舞台です。舞台経験の少ない私が、そんなすてきな作品に参加させていただくことは、楽しみであり、身が引き締まる思いですが、作品に彩りを添えられるよう、精いっぱい向き合います。ジャネットとして全力で生きようと思います!
ぜひ、楽しみにしていてください!

 

飯窪春菜 コメント

飯窪春菜

フランス人キャビン・アテンダントのジャクリーン役を演じます、飯窪春菜です。
3人のキャビン・アテンダントの中でどの役になるのかワクワクしていたのですが、三枝さんとお会いしてみてどうやら私はコケティッシュな印象だったらしく、ジャクリーンに決まりました。
わ、私がコケティッシュ!?
普段の自分からはピンときません!(笑)
コメディ自体初めての挑戦なので、誰よりも楽しみつつ先輩方からたくさん教わりたいと思います!

 

作品情報

「ボーイング・ボーイング」

東京公演
2022年5月14日(土)~29日(日)自由劇場

京都公演
2022年6月3日(金)~5日(日)京都劇場

作:マルク・カモレッティ
演出:三枝孝臣
上演台本:可児理華
出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)、室龍太、松本明子 他

公式サイト:https://www.bbstage.jp/
公式Twitter:@bbstagejp

吉岡里帆&磯村勇斗が蜷川実花監督「ホリック xxxHOLiC」に参戦 色気全開のキャラ写真解禁

©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

 

蜷川実花が監督、神木隆之介と柴咲コウがW主演を務める映画「ホリック xxxHOLiC」(2022年4月29日(金・祝)公開)に、吉岡里帆、磯村勇斗の出演が決定した。

 

原作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミック。「ヘルタースケルター」や「Diner ダイナー」を手掛けた蜷川実花監督が、艶やかで華やかな圧巻のビジュアルで、初の実写映画化に挑む。

 

主人公は、人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(ワタヌキ/神木隆之介)。その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。「どんな願いもかなえてあげる。ただし、それに見合う対価を頂く」。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(ユウコ/柴咲コウ)は、四月一日の願いをかなえるために、彼の“一番大切なもの”を差し出すようにささやくのだが…。

 

女郎蜘蛛(吉岡里帆)

新たに出演が発表された吉岡里帆は演じるのは、“アヤカシ”を操り四月一日を襲う妖艶な悪女というキャラクター・女郎蜘蛛。吉岡は「女郎蜘蛛は、映画版では物語のカギになる、色気がたっぷりで、妖艶で、でも残酷な悪女です。とにかくセクシーな所作が難しくて、工夫の連続なんだなと勉強になりました」と明かしている。

 

アカグモ(磯村勇斗)

磯村勇斗が演じるのは、ヒトでありながら女郎蜘蛛を崇拝する手下という、映画オリジナルキャラクター・アカグモ。磯村は「少し色気のあるしぐさやしゃべり方で、女郎蜘蛛にうまく転がされているのにそこに興奮してしまうくらいの変態さを持っている。演じる上で難しくもあったんですけど、そこが魅力ですね」と役柄を振り返った。

 

蜷川組初参戦となる2人だが、吉岡は「『カードキャプターさくら』世代なので、CLAMPさんの作品のお話を頂けて驚きました。光栄に思います。蜷川監督と『xxxHOLiC』の世界観で、すごく美しい映像が生まれるんだろうなというワクワク感がありました」と歓喜。磯村は「ずっと(蜷川監督と)ご一緒させていただきたいと思っていました。自分のアカグモという役も新たなキャラクターでもあったので、世界観も含めて楽しみにしていました」と語った。

 

あわせて解禁された蜷川監督撮り下ろしのキャラクター写真は、妖しい美しさでヒトを惑わす色気があふれたビジュアルとなっている。

 

作品情報

「ホリック xxxHOLiC」
2022年4月29日(金・祝)全国ロードショー

監督:蜷川実花
出演:神木隆之介、柴咲コウ
松村北斗(SixTONES)、玉城ティナ
趣里/DAOKO、モトーラ世理奈/西野七瀬、大原櫻子、てんちむ/橋本愛
磯村勇斗、吉岡里帆
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(講談社「ヤングマガジン」連載)
脚本:吉田恵里香
製作:映画「ホリック」製作委員会
配給:松竹 アスミック・エース

公式サイト:xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp
Twitter:@xxxHOLiC_movie
Instagram:@holic_movie.official

©2022 映画「ホリック」製作委員会 ©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

勝地涼「稽古中は光石研さんが地元の方言が書かれたTシャツを、僕はザ・ドリフターズのTシャツばかりを着ていました」

現在放送中のドラマでも存在感を見せている勝地涼さんの最新舞台『いのち知らず』が早くもCSで放送。劇作家・岩松了に自ら直談判して公演につなげていった本作には、盟友・仲野太賀やベテラン光石研など、実力派キャストが顔を揃えている。千秋楽から約2カ月が経ったいま、改めて公演を振り返ってもらった。

 

勝地涼●かつじ・りょう…1986年8月20日、東京都出身。2000年にドラマ『千晶、もう一度笑って』で俳優デビュー。2005年に映画『亡国のイージス』で日本アカデミー賞新人賞を受賞。現在、ドラマ『ドクターホワイト』、『となりのチカラ』に出演中。最近の話題作にドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』、『ネメシス』など。Instagram

 

登場するだけで劇場の空気が変わる共演者との舞台はとても刺激的でした

 

──この『いのち知らず』は、勝地さんから岩松さんに企画を持ちかけたところからスタートした舞台でした。まずはその経緯から教えていただけますか。

 

勝地 僕の舞台デビュー作が2004年の『シブヤから遠く離れて』で、岩松さんの戯曲を蜷川幸雄さんが演出したものでした。その後、『空ばかり見ていた』(2019年)で初めて岩松さんから直接、演出を受けたのですが、それが僕の中で蜷川さんの時と同じくらい衝撃的だったんです。いつかまたご一緒したいと思いましたし、それ以上に“またいつかやりましょう”という形で終わってしまうのがいやで。それなら思い切ってこちらから提案してみようと思い、生意気かもしれませんが、勇気を出して「僕と(仲野)太賀にホンを書いてくれませんか?」とお願いしたのが始まりでした。

 

──今作の台本が完成する前にインタビューをした際、「岩松さんのホンは最後の最後までどんな展開をみせるか分からない」とお話しされていたのが印象的でした。実際に読まれた感想はいかがでしたか?

 

勝地 やはり難しい部分がたくさんありました。岩松さんは稽古中でも明確な答えを言ってくださらないので、正直、自分たちの解釈が合っていたのかもいまだに分からないのですが(笑)、ただ、まさしく“いま”を描いている作品だなと思いました。いろんな物事が錯綜するこの時代の中で、何を信じるべきなのかといった思いも詰め込まれているように感じて。例えば、どれだけ仲のいい親友同士でも、よく知らない第三者の変な情報を耳にしただけで、その言葉に惑わされ、友情にヒビが入ってしまうことがある。そうした得体のしれない怖さもある作品だなと思いました。

撮影/宮川舞子

──仲野太賀さん演じるシドとのセリフの掛け合いは緊迫感がありました。後半の2人でやり合うシーンでは自然と涙も流されていましたね。

 

勝地 太賀は本当に素晴らしい役者で、一緒に芝居をしてみたいとずっと思っていたんです。今回僕が演じたロクとシドは同じ夢を持った親友の役で、その2人がどんどんとすれ違っていくという展開でしたが、掛け合いをしていくなかで、ときどきシドに対して役を超えた見え方がする瞬間があったんです。シドに嫉妬するシーンでは、僕が太賀に抱いている“役者として負けたくない”といった感情が滲み出たり、そうかと思えば、いつも僕を助けてくれている太賀への感謝の気持ちもあったり。演じながらこうした感情が表れることがいいことなのか、悪いことなのかは分かりませんが、とにかくいろんな思いと役の部分が重なって、それがロクの涙としてふと流れ出たんだと思います。

 

──また、光石研さんとは映像作品で共演経験があったものの、舞台では初でした。

 

勝地 光石さんには終始、圧倒されっぱなしでした。稽古から本番にかけて太賀と話すことといえば、ほとんどが「光石研には勝てん」「光石研、恐るべし!」っていう内容でしたから(笑)。光石さんはいつも僕らのセリフ覚えの早さを褒めてくださっていたんです。でも僕らからすると、そんなのは全然大したことではなくて。本当にすごいのは光石さんのお芝居で、どこをどう切り取ってもモオリという役にしか見えなかったんですよね。僕も、本番中はロクに成り切って集中を切らすようなことはなかったと思うのですが、どうしても光石さんのようには舞台に立てていなくて。公演が終わって一番最初に考えたのは、どうすれば光石さんのようになれるのかということでした。今回、こうして僕らの舞台が衛星劇場で放送されるので、映像を見て、改めて光石研という役者のすごさを隈なくチェックしたいなと思っています。本当は自分が出ている舞台映像って恥ずかしくてあまり見たくないのですが、勉強のためと思って頑張ります(笑)。

 

──(笑)。モオリは言動に矛盾しているところが多いのに、それでもすべての言葉に説得力がありました。

 

勝地 ホント、そうなんです! マイナス思考なのに、ズケズケと他人が嫌がることを言ってくるし、とにかくイヤなやつで(苦笑)。しかもそれを光石さんが演じるから、余計に心に刺さってくる。光石さんの「俺、おかしくなっちゃったのかなぁ」っていうセリフも、こちらの胸がキュッと締め付けられるほどリアルで。そうした、生きたお芝居をしてくださるので掛け合いのシーンはとてもやりやすかったです。なにもかもがすごいので、ちょっと悔しいところもあるんですが(笑)、共演できて本当に幸せでしたし、ご本人は「もう、舞台はやりたくない」と言ってましたけど、絶対にまたご一緒したいですね。

撮影/宮川舞子

──トンビ役の新名基浩さんとは『空ばかり見ていた』以来になりますね。

 

勝地 僕よりも年上の方なので、こういう言い方をすると失礼にあたるかもしれませんが、新名さんってトンビ同様、すごく気になる存在なんです(笑)。稽古場では席が近かったこともあって、ずっとしゃべっていた記憶があります。舞台上では、いい意味で常に異質ですし、出てくるだけで劇場の空気が変わる。今回の共演者はみんなそういう人たちばかりでしたので、本当にやっていて楽しかったです。新名さんとも、もっともっとガッツリ共演したいなと思いました。

 

──そして、岩松さんとも同じステージに立つのは初めてでした。

 

勝地 これまでは役者としての岩松さんを客席から拝見していただけだったので、ようやく共演できてうれしかったです。岩松さんもすごくズルい人ですね(笑)。普通のセリフしかしゃべっていないのに面白いんですから(笑)。僕はこの舞台で第2場以降、ほとんど出ずっぱりなんですが、岩松さんがちょっと登場しただけで、お客さんの意識がそっちに向くのが分かるんです。それに、ご本人は演出もされているので、自分のシーンはほとんど稽古できていないはずなのに、本番までにしっかりと仕上げてこられて。すごいなと思う半面、怖さはないのかなと、その意味でも尊敬します。

撮影/宮川舞子

出演に関係なく、時間が許す限り、岩松の稽古を見学に行きたいです

 

──岩松さんの演出の魅力についてもお聞きしたいのですが、勝地さんと仲野さんは以前、「岩松さんの稽古はお金を払ってでも受けたい」とお話しされていました。

 

勝地 確かに言ってました。今回も夢のような時間を過ごさせていただきました。自分が演出を受けている時は目の前のことに必死なので気づかないことも多いのですが、共演者の皆さんの稽古を見ていると、岩松さんの言葉はどれも理にかなっていて、頷くことばかりなんです。また、今回よく言われたのは、「本心をあまり出しすぎないように」ということでした。人の心の内側には何かしら隠れているものがあり、それを全部お芝居で表現するのではなく、本当は隠そうとしているのについ出てしまう……そうした微妙なバランスを大事にしたいと。「“僕はいま、こういう感情です”というのがすべてお客さんに分かってしまうのは、もったいない」ともおっしゃっていて、なるほどなぁと思いましたね。

 

──でも、それを表現するのは大変そうですね。

 

勝地 そうなんです。役者って、“これ、お客さんにちゃんと伝わっているかな……?”って不安に感じると、分かりやすい表現をしてしまいがちですし、それに何度も稽古や本番を重ねていると、無意識のうちに動きが大きくなってしまいますから。でも、そのたびに岩松さんはすぐ注意をしてくださり、不安を取り除いてくれるので、それが自信にもつながっていって。こうした経験も含めて、改めてこの舞台ができてよかったなと思いました。これからは作品に出演するしないに関係なく、時間がある時は岩松さんの稽古場に行って、ずっと見学していたいぐらいです。「勝地、お前じゃまだなぁ〜」って言われるかもしれませんけど(笑)。

 

──そういえば、岩松さんの稽古場は役者が質問しづらい緊張感に包まれているという話を伺ったことがあるのですが、今回はいかがでしたか?

 

勝地 「台本のこのセリフはどういう意味ですか?」といった質問をすることはなかったです。というよりも、覚えるセリフの量が膨大すぎて、質問する余裕がなかったです(苦笑)。ただ、稽古初日に台本の読み合わせがあり、まだ途中までしか出来ていなかったこともあって、読み合わせ後に岩松さんから、「この先、どうなるか知りたい?」と聞かれたことがあったんですね。その時、共演者全員が思わず無言で目を合わせて、なんとな〜く空気的に「……いえ、だ、大丈夫です」と答えたら、「そうだよね。まぁだいたい分かるよね」って言われて。次の瞬間、全員が「いや、全っ然分かんないです!」って顔をしてましたね(笑)。結局、台本が完成しても分からないところが多かったので、ときどき太賀と2人で稽古場に残って、「ここは多分、こういうことだよね」って物語を読み解いてました。

撮影/宮川舞子

思い出の詰まったコクーンにいたからこそ、勇気を出せた気がします

 

──では、今作のタイトルにかけて、勝地さんが最近、“いのち知らずだったなぁ”という行動を取ってしまったことはありますか?

 

勝地 なにかあったかなぁ……。最近ではありませんが、やはり今回、自分から岩松さんに企画を持ちかけたのはいのち知らずなことだったかもしれないです。僕にとってはすごく勇気のいる行動でしたし、昔、岩松さんがとても厳しい方だったという話を聞くと、特にそう思いますね(笑)。

 

──でも、なぜ今回はそうした勇気を出せたのでしょう?

 

勝地 先ほど『空ばかり見ていた』の公演がきっかけだったという話をしましたが、あの作品は劇場がシアターコクーンで、僕の中でコクーンは蜷川さんとの思い出がたくさん詰まった場所なんです。ですから、楽屋にいると、“もう、蜷川さんはいないんだなぁ”という気持ちになってしまって。最後に会話を交わしたのもコクーンでしたし、その時、「僕はまだ、蜷川さんの演出でシェイクスピア作品に出ていないんです」「いつか絶対に出たいです」とお伝えしたら、「うん、いつかやろうな」って握手をしてくれたんですよね。でも、それが叶わなかったこともあり、だからこそ『空ばかり見ていた』でコクーンにいた時に、“やりたいと思ったことは自分から動かないとダメだ!”と、思い切った行動が取れたんだと思います。

 

──最後に、このGet Navi webがモノマガジンのサイトということで、勝地さんの稽古場での必需品を教えていただけますか?

 

勝地 必需品とは少し違いますが、『いのち知らず』の稽古場ではTシャツにこだわっていました。というのも、共演者の皆さんがこぞって個性あふれるかわいいTシャツを着ていて。光石さんも地元の方言が書かれたものをよく着ていたので、僕もザ・ドリフターズのTシャツばかりを着ていましたね(笑)。稽古の直前に、ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』の撮影があり、そこで番組のTシャツを大量にいただいたんです。最初は偶然稽古場に着ていっただけだったんですが、いつの間にか験担ぎみたいなっていて、最後まで貫き通しました(笑)。

 

撮影/渡部孝弘

舞台 M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」
CS衛星劇場 2022年2月27日(日)後 2・00よりテレビ初放送!

【舞台 M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」よりシーン写真】

撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/宮川舞子 撮影/渡部孝弘

(STAFF&CAST)
作・演出:岩松 了
出演:勝地 涼、仲野太賀、新名基浩、岩松 了、光石 研

(STORY)
親友同士のロク(勝地涼)とシド(仲野太賀)は、いつか2人でガソリンスタンドを経営するという夢を叶えるため、山奥にある施設で門番の仕事をしていた。ところが、先輩であるモオリ(光石研)に「ここでは死んだ人間を生き返らせる研究をしている」と聞かされたことから、2人の心の中に言いようのない不穏な空気が流れ始めていく。さらにはトンビ(新名基弘)という男の出現や、施設長の部下・安西(岩松了)の存在が、彼らの友情に少しずつ亀裂をもたらしていくのだった……。

 

●取材・文/倉田モトキ

小芝風花が「貞子DX」で本格ホラー初挑戦 “呪い”に挑む天才女子大生に 監督は木村ひさし【コメントあり】

世界的ホラーアイコン“貞子”のシリーズ最新作『貞子DX』が2022年秋に公開決定。小芝風花が主演を務めることが分かった。

©2022『貞子DX』製作委員会

 

“見た者が必ず一定期間ののち死に至る”という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を原作に実写化した映画「リング」(98)。テレビ画面からはい出る“貞子”の姿が、世紀末の日本に大きな衝撃を与えて約四半世紀。国内外で幅広い世代に高い認知度を誇るホラーアイコン“貞子”は、2019年にニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」にも選出されている。

 

本作の監督を務めるのは、映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」が大ヒット公開中の木村ひさし。三池崇史や堤幸彦に師事し演出経験を積み、ドラマ『民王』『99.9 –刑事専門弁護士-』シリーズ、映画「劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-」「屍人荘の殺人」「仮面病棟」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーが、脚本に『仮面ライダーエグゼイド』「曇天に笑う」「LUPIN THE III RD 峰不二子の嘘」の高橋悠也を迎え、ホラー映画史上No.1シリーズを新機軸へ導く。

 

主演には本作が本格ホラー初挑戦となる小芝風花が決定。“貞子の呪い”を解明すべく奔走するIQ200の天才女子大生・一条文華を演じる。小芝は「今作は、木村監督×貞子ということで、歴代の貞子シリーズとは、またひと味違った貞子を楽しんでいただけると思います。撮影は終えたものの、どういった仕上がりになっているのか想像がつかないので、私自身もとても楽しみです」とコメントを寄せている。

 

小芝風花 コメント

貞子ファンの皆さまこんにちは。一条文華役の小芝風花です。

 

今作は、木村監督×貞子ということで、歴代の貞子シリーズとは、またひと味違った貞子を楽しんでいただけると思います。撮影は終えたものの、どういった仕上がりになっているのか想像がつかないので、私自身もとても楽しみです。まだ公開まで時間はありますが、劇場で皆さんにお届けできる日を楽しみにしております。

 

木村ひさし監督 コメント

かんばんは。木村ひさしです。この新作「貞子」の監督のお話を頂いた時、初めに口を出た言葉は「え? 俺が貞子撮るの?」でした。撮影が終わり編集作業が進んだ今、思うことは

 

「まさにジェットコースタームービーとはこの作品か」

 

主演の小芝さんはお会いする半年ほど前に他の編集室に貼られたドラマのポスターを見て、良いオーラを感じる方だと思っていたので仕事をするのが楽しみでした。本作でもそれを感じていただけると思います。最後にまだ公開まで間がありますが、劇場で、ご覧になられる皆さんが貞子の呪いから逃げられるように切に願っています。

 

作品詳細

「貞子DX」

2022年今秋公開

 

監督:木村ひさし

脚本:高橋悠也

主演:小芝風花

 

製作:『貞子DX』製作委員会

配給:KADOKAWA

 

映画公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/sadako-movie/

 

©2022『貞子DX』製作委員会

小芝風花が「貞子DX」で本格ホラー初挑戦 “呪い”に挑む天才女子大生に 監督は木村ひさし【コメントあり】

世界的ホラーアイコン“貞子”のシリーズ最新作『貞子DX』が2022年秋に公開決定。小芝風花が主演を務めることが分かった。

©2022『貞子DX』製作委員会

 

“見た者が必ず一定期間ののち死に至る”という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を原作に実写化した映画「リング」(98)。テレビ画面からはい出る“貞子”の姿が、世紀末の日本に大きな衝撃を与えて約四半世紀。国内外で幅広い世代に高い認知度を誇るホラーアイコン“貞子”は、2019年にニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」にも選出されている。

 

本作の監督を務めるのは、映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」が大ヒット公開中の木村ひさし。三池崇史や堤幸彦に師事し演出経験を積み、ドラマ『民王』『99.9 –刑事専門弁護士-』シリーズ、映画「劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-」「屍人荘の殺人」「仮面病棟」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーが、脚本に『仮面ライダーエグゼイド』「曇天に笑う」「LUPIN THE III RD 峰不二子の嘘」の高橋悠也を迎え、ホラー映画史上No.1シリーズを新機軸へ導く。

 

主演には本作が本格ホラー初挑戦となる小芝風花が決定。“貞子の呪い”を解明すべく奔走するIQ200の天才女子大生・一条文華を演じる。小芝は「今作は、木村監督×貞子ということで、歴代の貞子シリーズとは、またひと味違った貞子を楽しんでいただけると思います。撮影は終えたものの、どういった仕上がりになっているのか想像がつかないので、私自身もとても楽しみです」とコメントを寄せている。

 

小芝風花 コメント

貞子ファンの皆さまこんにちは。一条文華役の小芝風花です。

 

今作は、木村監督×貞子ということで、歴代の貞子シリーズとは、またひと味違った貞子を楽しんでいただけると思います。撮影は終えたものの、どういった仕上がりになっているのか想像がつかないので、私自身もとても楽しみです。まだ公開まで時間はありますが、劇場で皆さんにお届けできる日を楽しみにしております。

 

木村ひさし監督 コメント

かんばんは。木村ひさしです。この新作「貞子」の監督のお話を頂いた時、初めに口を出た言葉は「え? 俺が貞子撮るの?」でした。撮影が終わり編集作業が進んだ今、思うことは

 

「まさにジェットコースタームービーとはこの作品か」

 

主演の小芝さんはお会いする半年ほど前に他の編集室に貼られたドラマのポスターを見て、良いオーラを感じる方だと思っていたので仕事をするのが楽しみでした。本作でもそれを感じていただけると思います。最後にまだ公開まで間がありますが、劇場で、ご覧になられる皆さんが貞子の呪いから逃げられるように切に願っています。

 

作品詳細

「貞子DX」

2022年今秋公開

 

監督:木村ひさし

脚本:高橋悠也

主演:小芝風花

 

製作:『貞子DX』製作委員会

配給:KADOKAWA

 

映画公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/sadako-movie/

 

©2022『貞子DX』製作委員会

鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボ!新番組『鞘師里保のONE STEP』ダンスチャンネルでスタート

『鞘師里保のONE STEP』

 

鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボする新番組『鞘師里保のONE STEP』が、CS放送「ダンスチャンネル by エンタメ~テレ」で放送、Amazon Prime Videoチャンネル 「ダンスチャンネル オンデマンド」で配信されることが分かった。

 

この番組は、モーニング娘。卒業後、待望のソロアーティストデビューを果たした鞘師里保が世界で活躍するダンサーとコラボしていく番組。

 

鞘師は、今1番会いたいという世界で活躍するダンスチーム「Chibi Unity」を訪ねるべく、彼らの活動拠点である新潟へ。インターネットで「Chibi Unity」のダンス動画を見てずっと気になっていたという鞘師は、自ら動画制作を行っている「Chibi Unity」の撮影を体験するなど、1日密着してダンスへのピュアな思いや情熱に迫る。

『鞘師里保のONE STEP』

 

経験したことのないコンテンポラリーダンスの基礎に触れたり、1人ずつ即興でダンスを披露し合うソロ回し(サイファー)にも挑戦。鞘師は「どんな仕事よりも緊張した!」と大興奮する。また「Chibi Unity」のメンバーによるダンスレッスンも。

 

さらに、鞘師がアーティストとしてのこれまでの自分と今の自分について語るほか、ニューヨークでダンス留学していた時のことを振り返る。そのほか、「Chibi Unity」のプロデューサーやメンバーと繰り広げる、ダンスを愛する者同士の対談も見どころとなっている。

 

鞘師里保 コメント

鞘師里保のONE STEPという番組で、Chibi Unityの皆さんにお会いすることができました。念願でした。
皆さんのことは、世界大会に優勝された時の映像をネットで見て知りました。ただただ皆さんのパフォーマンス力に圧倒されて、こんな感覚、久しぶりだなと印象に残ったことを強く覚えています。
学生を中心とし、日々時間を縫って練習させている皆さんが、どうしてこんなにもひとつになったパフォーマンスができるのだろうと実際にお話を伺いに行ったのですが、その疑問へのヒントがたくさんちりばめられていました。
ちなみに、私も少し皆さんと踊らせていただいたりなどしています。
皆さんにもぜひご覧になっていただきたいです。

 

番組詳細

 

『鞘師里保のONE STEP』(全5回)
CS「ダンスチャンネル by エンタメ~テレ」
2022年2月24日(木)後10・30~

ひかりTV、スカパー!プレミアムサービス、スカパー!プレミアムサービス光、J:COMほか全国ケーブルテレビ、dTVチャンネルにて視聴可能

Amazon Prime Videoチャンネル 「ダンスチャンネル オンデマンド」
2022年2月24日(木)後11・00~

SPOOX「ダンスチャンネルオンデマンド」
2022年5月より順次配信

番組URL:https://www.dance-ch.jp/all/rihosayashi.html

※放送・配信日時は変更になる可能性あり

少年ナイフ脱退の理由と、未来への熱いビジョン——Litsukoが語る華麗なる音楽遍歴

Nirvanaのカート・コバーンがフェイバリット・バンドに挙げるなど、世界中で圧倒的な支持を集める少年ナイフ。そこで13年間ベーシストとして活躍してきた「りつこ」が「Litsuko」と名義を変え、作曲家・ソロアーティストとしての道を歩み始めた。安定した地位を捨ててまで、なぜこのタイミングでの決断に踏み切ったのか? これまでの音楽遍歴を振り返りつつ、未来へのビジョンと熱い胸の内を語ってもらった──。

(取材・撮影:丸山剛史/執筆:小野田衛)

りつこ◎大阪府生まれ、大阪府育ち。70年代の洋楽に影響を受け、学生時代から現在に至るまで常にバンド活動をしている。過去の所属バンドはキラキラ☆スナイパー、京阪GIRL、電気キャンディ、少年ナイフなど。2020年にrumania monteideoの三好誠とmophing peopleを結成。1st EPがi-tunesオルタナティブチャ-ト1位を獲得。バンド活動と平行して現在は作曲家の成瀬英樹が設立した合同会社BINGO!の所属作家となり、楽曲コンペに応募している。趣味は漫画を読むこと、鮫映画鑑賞。好きなゲームはモンハンとドラクエ

Litsuko HP

 

漫画好きの陰キャがバンドを始めるまで

──昨年11月に少年ナイフからの脱退を発表しましたが、現在の肩書はどうなっているんですか?

 

Litsuko 肩書か……。まさに今、そこをきちんと打ち出さなくちゃいけない時期なんですよ。活動形態としてはシンガーソングライター、それから作詞・作曲の作家活動をしています。あと2020年からrumania monteideoの三好誠さんとmophing people(モ-フィングピ-ポ-というユニットを組んでいるんですよ。だから、少年ナイフのときと同じくベーシストでもありますね。

 

──かしこまりました。今回はLitsukoさんの今までのキャリアもお伺いできればと考えているのですが、そもそも音楽に目覚めたきっかけは覚えています?

 

Litsuko 音楽に関する最初の記憶は、父親が持っていたレコードなんです。ビートルズのベスト盤とかオールディーズ全集とかでした。たぶんそれが5~6歳くらいのときだったんじゃないかな。だけどそこまで音楽大好き少女って感じでもなくて、むしろ私は漫画が大好きだったんですよね。「マーガレット」(集英社)、「りぼん」(集英社)、『ときめきトゥナイト』(池野恋・著/集英社)……そのへんが直撃世代で。とにかく漫画が好きすぎて自分でも描くようになったんです。それは『ホットロード』(紡木たく・著/集英社)に感化された不良漫画だったんですけど(笑)。

 

──一定の世代にとって、『ホットロード』はバイブルですからね。

 

Litsuko そうなんですよ。それで調子に乗った私は、自分の描いた『ホットロード』風の漫画に主題歌をつけるという謎の行動に出るんです(笑)。当時は楽器も弾けなかったのに、適当なメロディをつけて。思えば、あれが自分にとって最初の作曲かもしれないな。

 

──春山洋志(『ホットロード』の主人公)をイメージしたような主題歌?

 

Litsuko まさにそんな感じで。それと、当時はチェッカーズもめちゃくちゃ流行っていたんですけど、(藤井)フミヤさんってちょっとイメージ的に春山に似ているじゃないですか(笑)。しかもチェッカーズは音楽的にオールディーズとか50‘sの要素が強いので、小さいころから父の影響で親しんでいた音楽性とリンクしたんですよ。チェッカーズの影響でバンドに対する興味がすごく大きくなっていきました。

 

──バンド活動は高校くらいから始めたんですか?

 

Litsuko いや、高校のときは見ているだけでした。私の通っていた高校では、軽音楽部に入っているのってイケている人ばかりだったんですよ。私は漫画好きの陰キャだったから恐れ多いとビビっちゃって。今でも鮮烈に覚えているんですけど、文化祭でめちゃくちゃカッコいい先輩バンドの演奏を見たんですよね。ボーカルはオードリー・ヘプバーンみたいな格好をした女の人で、高校生なのに本格的なオールディーズを歌うんです。もうカッコよすぎた!

 

──確かにセンスがいい高校生ですね。

 

Litsuko そのオールディーズとは別に、強力なバンドが学校にもう1個あったんです。軽音部の2大勢力みたいな感じで。そっちはわりとテクニカル志向でMR. BIGとかを演奏していたんですけど、そんな中でなぜかチェッカーズの『I have a dream #1』を歌い始めたんですね。すると、オードリー・ヘプバーン似の美人な先輩が泣きながらステージの様子を見つめているんです。

 

──ん? どういうことでしょう?

 

Litsuko 実は2人、つき合っていたんです。もうまさに漫画の世界ですよ。フミヤと春山、不良カルチャー、オールディーズ、バンド活動、美女の涙……自分が大好きだったものがすべてそこで繋がったと言いますか。校内2大バンドのライブは視聴覚室で観たんですけど、両方ともカリスマ性が半端じゃなかったですね。その後、私は自分がプロになっていろんなバンドを観ましたけど、あのライブを超えるインパクトはいまだにないかもしれない。すごく憧れました。自分は本当にやりたいことはこれだって思いましたし。だけどあまりにもすごすぎて、自分が軽音部のドアを叩くことは躊躇してしまったんです。だから私がバンドを始めたのは大学入学後になりますね。

 

──当初はギター兼ボーカルで?

 

Litsuko いや、最初はボーカルだけ。だけど一緒にやっていたギターの先輩が4回生だったので、私が2回生になるタイミングで卒業してしまったんです。それで仕方なく自分がギターも弾くようになりました。必要に迫られてという感じですよ。当時はビートルズ、スモール・フェイセズ、キンクス……それに少年ナイフもカバーしていました。

↑1995年。大学の軽音部でボ-カルだったとき 京都女子大学の新入生歓迎イベント

 

おもいっきり勘違いしたキラキラ☆スナイパー時代と空白の2年間

 

──オリジナル曲を作り始めたのは?

 

Litsuko ライブハウスに出演する際、「オリジナル曲をやらなあかん」みたいなことを急に言われたんですよ。だからこれも「必要に迫られて」という感じでした。ただ、そのときは自然に曲が書けたんですよね。やっぱりバンドメンバーの中にも書ける人と書けない人がいたんですけど、自分はそんなに苦じゃなかったと言いますか。それで3回生くらいになると、もうバリバリにバンド活動をしていました。それがキラキラ☆スナイパーというグループだったんですけど。

 

──キラキラ☆スナイパーはテレビ出演も何度か果たし、トントン拍子で駆け上がっていったイメージがあります。

 

Litsuko いろんなラッキーが重なったと思うんです。当時の私たちは全員が世間知らずのアホだったので、おもいっきり勘違いしていました。キラキラ☆スナイパーなんていう名前をつけて、本当にキラキラな衣装を着て……。自分たちとしては自信満々で、「もうこれは紅白も行けるんじゃないの?」とか話しているんですよ。

 

──素晴らしいじゃないですか。若さ特有の勘違いぶりが眩しいというか。

 

Litsuko まさにそこなんですよ! 当時の私たちは自分たちのことをイケていると信じていたし、周りの大人から見ると、そういう勘違いした姿が可愛かったんだろうなって今となってはよくわかるんです。楽器なんて初心者丸出しだったし、右も左もわからなかったけど、物怖じなんて一切することがなくて。ただ、やっぱりそこで限界に突き当たるわけです。当時はパソコンでの修正はおろか、パンチインやパンチアウト(レコーディング時、間違えた部分だけを録音し直す手法)するのも大変な時代だったから、演奏力がないと認められなかったんですね。キラキラ☆スナイパーはソニーミュ-ジックのSDの人に可愛がってもらえたんですけど、結局、最後までCDリリースはできませんでした。

 

──いいところまで行っただけに、少しもったいなかったですね。

↑1998年。キラキラ☆スナイパ- @梅田バナナホ-ル

 

Litsuko キラキラ☆スナイパーの後期では演奏を上手くしようとメンバーが躍起になるほど、初期のキラキラ感が失われていったんですよね。初期衝動みたいなものがバンドからなくなっていったんです。本当にこのへんがバンド運営の難しいところなんですけど。それで結局はメンバーが大学を卒業するタイミングでバンドも解散。そこから私は空白の2年間に突入していきます。

 

──空白とは言うものの、2年間に何かをやってはいたんですよね?

 

Litsuko ビーイング系のレーベルでシンガーソングライターとしてデビューを目指そうという話になったんです。書いた曲を聴いてもらうため、レコード会社に通っていましたね。そこで曲をものすごく書きました。「100曲あったら、おそらくその中に1曲はシングルになるようなものも出てくるだろう」という考え方の会社だったので。とにかく1日1曲ペースくらいで量産して、月に1~2回くらいのペースでレコード会社に持っていくんです。それで「おっ、いいじゃん」みたいな曲があるとアレンジャーのところに持っていくという流れ。だけど結局はかすりもせずに、気づいたら私も24歳になっていたんですよ。それで24歳でのソロデビューは難しいみたいな話になって、そのまま終わりました。

 

──その間、レーベル側からはギャラも派生せず?

 

Litsuko もちろんです。普通にOLとして働いて生活していました。ただ、その空白の2年間も意味がまったくなかったとは思わないんです。そこで作曲の“いろは”が学べたし、最初のうちは「こういうコードをつけたほうがいいよ」とかアドバイスもしてもらえましたし。

 

京阪GIRLから電気キャンディ——音楽で生計を立てるということ

↑2004年。京阪GIRL@ 扇町ダイス(現在の扇町para-dice)

 

──今のYouTubeやニコニコ動画みたいに発表の場があれば、状況もまた変わっていたんでしょうかね。

 

Litsuko 一応、私もMP3のホームページを作り、そこに弾き語りした曲をアップしたんですけどね。でも、やっぱりバンドをやりたいという気持ちが徐々に大きくなったんです。そしてそんな中、京阪GIRLの相方・有カリンと知り合いまして。当時はまだ彼女も女子高生だったんですけど。

 

──年齢的には少し離れていた?

 

Litsuko 9歳、離れていました。「京都の女子高生と大阪のOL」というコンセプトでしたから。私はゴルフ場の受付嬢をやっていたので、そのことを歌詞にしたりしましたし。有カリン、お兄ちゃんの影響でキラキラ☆スナイパーの存在を知っていたんですよ。それで意気投合して、一緒にバンド活動することになったんです。私にとって大きかったのは、有カリンが書くセンス抜群の歌詞! 私は彼女が作った歌詞にメロディを乗せていただけでしたね。

 

──詞先だったんですか?

 

Litsuko 基本はそうです。私もそのころになるとある程度は音楽的な知識も身につけていたから、有カリンの初期衝動をきちんと楽曲として仕上げられるようになっていたんですね。そこが技術的に未熟だったキラキラ☆スナイパーとの違い。

 

──京阪GIRLはメディア展開も積極的に行っていましたよね。『SDM発!』(フジテレビ系)で『ドリームメーカー』が主題歌に使われましたし。

 

Litsuko フジテレビ系のオーディション番組に最初は普通に応募して、その流れでMVを作ってもらえることになったんです。それからZepp Tokyo でGIRLPOP FACTORYという、プロデューサー・きくち伸さんが開いたイベントにも呼んでもらえました。いろいろ目をかけてもらえていたのは確かです。

 

──きくちPのお墨付き! すごいじゃないですか!

 

Litsuko 時代の追い風もあったと思うんです。というのも、ちょうど当時の音楽界はインディーズブームになっていましたから。ガガガSP、MONGOL 800、FLOWによるパンク版の『贈る言葉』……。京阪GIRLがその影響下にあったとは思わないですけど、やっぱり話は耳に入ってくるじゃないですか。「10-FEETのCDは初期出荷枚数がこんなにすごいらしいよ」とか。実際、ライブハウスにはめちゃくちゃ人が入っていましたしね。だけど私はお金のことに無頓着で、OLをしていたから生活費はそっちで稼げばいいやと考えていたんです。やっぱり2年間の暗黒期も経験しているから、そこであまり浮き足立った感じにはならなかったんですよ。だから普通にゴルフ場での受付も続けていたし、東京でのライブが終わると新幹線の終電で戻って翌日の仕事に備えたりしていました。

 

──昔はレコード会社や芸能事務所と契約しないと音楽で生計を立てるのは不可能とされていましたが、そのころから業界も変わった印象があります。CDが売れなくなる一方、バンドもDIY方式でライブをブッキングしたり、物販で稼ぐようになって。

 

Litsuko 過渡期だったのかもしれませんね。ビーイングでは「ライブなんてしなくていい」と言われたこともあるんですよ。「ライブハウスに200人が入ったところでCDが何枚売れる? だけどラジオで1回オンエアされたら、何万人もの人が聴くんだよ」とか。でも、どうなんだろうな……。正直、京阪GIRLのころはバンドでお給料なんてもらっていなかったですからね。交通費とか宿泊代とか食費はさすがに出してもらっていましたけど。相方も女子高生だから、音楽で生活するほどライブの本数がこなせなかったという面もありましたし。ただ、印税はちゃんと入りましたよ。アルバムを出したときは50万円くらい入ったかな。「あぁ、こんなに入るんだ」とか思いましたから。そのへんで音楽ビジネスの仕組みを知ったというか、音楽で生計を立てるということを徐々に考え始めたのかもしれない。

 

──有カリンの高校卒業を機に京阪GIRLは解散。その次のバンドが電気キャンディです。

 

↑2008年。電気キャンディ@LIVE SQUARE 2nd LINE

 

Litsuko 電気キャンディで一緒に活動していたミルキーは、私の従妹なんです。しばらくうちの実家に下宿していた時期があって、そのときカラオケに行ったら歌が上手くて声も最高だったからビックリしちゃって。結局、電気キャンディは4年くらい続けたのかな。すごく楽しかったです。もともとミルキーは声が細くて高い感じだったので、アニメ主題歌とかが似合いそうだなと思っていたんですよ。雰囲気もふんわりしていて、ビジュアル的にもアニメオタクとかに受けるんじゃない?とか(笑)

電気キャンディでの私は完全にプロデューサー目線で、どうしたらミルキーの魅力を引き出せるのかに集中していたところはありますね。私の書く曲の持ち味はロック性だから、ロックっぽいアイドルができないかなと試行錯誤しつつ。ミルキーは歌詞もたくさん書いてくれたので、相性はすごくよかったと思います。

 

──そのへんになると生活も完全に音楽中心で?

 

Litsuko いや、音楽で食っていこうという意識は、この期に及んでも一切なかったです。ただ「音楽=人生」みたいには考えていたから、これはもう一生やるものなんだなという覚悟は決めていたんですね。ゴルフ場の受付を辞めてからも契約社員を週4日とかやっていましたし、長く音楽を続けるためにも仕事は別にやったほうがいいという考えだったから。「音楽=仕事」じゃないからこそ、いつまでも続けられると思ったんですよ。

 

憧れの少年ナイフに加入もなぜかベーシストに

──そして2008年、ついに少年ナイフに加入します。これは、どういう経緯だったんでしょうか?

 

Litsuko 少年ナイフのことは昔から本当に大好きでした。大学時代の最初のバンドでもカバーしていたし、京阪GIRLのときも「尊敬する少年ナイフ」という歌詞があるくらいですし。それで少年ナイフが対バンのイベントをやるというときに、私が熱烈なファンレターを書いて参加させてもらったんですよね。それからしばらくして、オリジナルメンバーでベーシストのあつこさんが結婚を機にアメリカに移住するという話になったらしくて。そこで私に声がかかったんです。最初はサポートという話でしたけど、どうもあとから知ったところだと「正式なメンバー加入を見越したサポート」ということだったみたいです。

 

──それまではギター&ボーカルのスタイルでしたよね。ベースは抵抗なかった?

 

Litsuko いや~、めちゃくちゃ苦労しましたよ! 私も最初は「あの……間違えていないですかね? 今までギターやってたんですけど」くらいの感覚だったんです。でも、バンドとしては「とにかく少年ナイフが好きなメンバー」というのが大前提としてあったみたいで。「大丈夫だよ。ギターが弾けるんだったら、すぐベースも弾けるようになるよ~」みたいな感じで軽く言うんです(笑)。まぁでも、ずっと憧れていたバンドに自分が入れるわけですからね。猛特訓しました。

 

──話を伺っていると、京阪GIRLや電気キャンディ時代のLitsukoさんはすでに今の活動に繋がるようなコンポーザー志向が強くなっていましたよね。少年ナイフにはなおこさんという絶対的なソングライターがいて、しかもソングライティングの質で評価されてきたバンドじゃないですか。自分が曲を書けないことのフラストレーションはなかったんですか?

 

Litsuko それは一切なかったです。とにかく少年ナイフというバンドを盛り上げたいという一心で活動していましたから。実際、少年ナイフの12年間で自分から曲を書きたいと言ったことは1回もないです。そういう意味ではプレイヤー志向というか、気持ち的にはサポートだったのかもしれないですね。たぶん私は書かないほうがいいんだろうなと思って、特に口出しはしなかったんです。

 

↑2010年。少年ナイフ @十三ファンダンゴ

 

──至近距離で見た、なおこさんのソングライティング能力というのは?

 

Litsuko 控えめに言っても天才だと思います。私、なおこさんは日本のポール・マッカートニーだと信じて疑わないんですよ。楽曲が国境を超えるし、メロディが時代を超える。要するに普遍的なんです。少年ナイフみたいにシンプルでポップなバンドは世の中にごまんといるけど、やっぱりなおこさんの書く曲は何かが違うんですよね。尖った曲を書く人というのは信者もできやすいし、一時的には人気もすごく出るかもしれない。嫌いな人もいっぱいる分、反対に信者がいるという状態になりがち。もちろんそれはそれでいいんです。だけど、少年ナイフは嫌いだと言う人がいないバンドですから。そこが圧倒的にすごいなって。

 

──本当の意味でポップですよね。

 

Litsuko 歌詞も難しいことなんて一切言ってないですもん。政治とか宗教に触れるのは嫌だってなおこさん自身も言ってましたね。少年ナイフの題材は食べ物とか普段のデイライフに関することばかりで、日常生活そのものなんです。それって実はすごく難しいことですから。

 

──少年ナイフ加入後は、海外でライブする機会も多かったのでは?

 

Litsuko そうですね。多い時期だと年の3分の1は海外でツアーしていました。そのころはさすがに他の仕事も辞めていましたね。ずーっとアメリカをツアーで回って、それが終わったらすぐイギリスに行くみたいな感じだったので。

 

──日本で生活していると、少年ナイフの海外人気って皮膚感覚としてわかりづらい部分もあるんです。実際、向こうだとどんな受け入れられ方をしているんですか?

 

Litsuko よっぽどの大物ミュージシャンじゃない限り、日本だと普通は東名阪の3か所がライブの拠点になるんですね。逆に言うと、東名阪以外の地方都市は全体的に苦戦する傾向がありまして。だけど、アメリカでツアーすると、聞いたこともないような田舎でもお客さんが集まってくるんです。

 

──アメリカの田舎って、日本じゃ想像もつかないくらいレベルのド田舎じゃないんですか?

 

Litsuko その通りなんですけど、それでもライブをやるとパンパンに人が入るんですよ。驚くのは、日本だとライブハウスに来るのっていかにもロック好きな若い人たちじゃないですか。向こうでライブすると、本当にそのへんにいる普通の人とか年配の方も観に来てくれるんです。音楽が生活と隣り合わせで存在しているんでしょうね。ライブハウスは食事も出してくれるところが多いから、ごはんを食べながら自由にバンドを応援してくれるようなスタイルで。

 

──共演するバンドも「あの少年ナイフさんですか!」みたいに委縮したりして?

 

Litsuko それはあまりなかったです。むしろ私たちに用意されたケータリングを食べたりするバンドもいましたね(笑)楽屋に戻ってきたら、「ヘイ、最高だったよ!」なんて言いながら私たちのビールを飲んでいるんです。「あの……一応、私たちがヘッドライナーなんですけど」みたいな(笑)。日本のほうが恐縮されることが多かったかもしれません。

↑2013年。少年ナイフ @服部緑地野外音楽堂

 

出産・脱退そして、どうすれば音楽をやれるのか

──さて、そんな充実した少年ナイフでの活動を辞めようと思ったのはなぜでしょうか?

 

Litsuko 一番大きかったのは、子どもの出産でしょうね。バンドはずっとツアーも続けていたし、やっぱりそこで止まるわけにはいかないんです。それで私は産休を取らせていただくことにして、オリジナルメンバーのあつこさんがベースにまた復帰することになったんですよ。そしてそこで改めて考えたんですね。自分にできる役割は何なのかって。子どもも小さいうちは長期の海外ツアーなんて行けないし、ゲストとしてギターを弾いたりもしたけど、私はもう前みたいなかたちで少年ナイフに戻れないんだなと気づいたんです。このまま普通に子育てする主婦になるという選択肢もあったとは思います。でも、やっぱり私は自分の音楽をやって生きていたかった。どうすればいいのか、すごく悩みましたね。

 

──母になることとバンド活動って並行させるのは難しいものなんですね。

 

Litsuko それで出産して1年後くらいかな。3年ぶりくらいにソロでライブをやったんですけど、このときは衝撃的に声が出なかったんですよ。ブランクって怖いなとしみじみ思いました。声帯って痩せるのは速攻なんですけど、戻すのは大変で超トレーニングしないといけないんです。少年ナイフでは前のようなスタイルで活動できない。でも、ソロシンガーとしてもバリバリ活動していくのは難しい。じゃあ、どうするか? 私に何ができるのか? そう考えたとき、作曲に真剣に取り組んでいこうという考えが自然と出たんですよ。

 

──ある意味、少年ナイフ加入前の状態に戻ったというか?

 

Litsuko でも、今度はDTMの本格的なレッスンをリモートで受けたりしていたし、イチからスタートし直すつもりでした。なんだかうれしかったんですよね、自分の中で音楽に対する情熱が消えていないことを発見できて。思えば大学の軽音部に入ったときからずっと何かしらやっていたので、何もしないまま母になるということが不安だったのかもしれない。それで少年ナイフのほうにも将来的には作曲の仕事をやっていきたいということを伝え、今のBINGO!という作家事務所に所属することになるんです。そこで楽曲コンペに応募するようになりました。やっぱりコンペで採用を勝ち取るとなると、それ用の戦い方みたいなものがあるんですよ。そういうことを、今は事務所の中で作曲家の成瀬英樹さんに就きながら学んでいる最中です。

 

──今の活動形態にたどり着いたのも必然なのかもしれませんね。

 

Litsuko 急に少年ナイフを脱退して、急に作曲家を目指したわけでもなくて、ずっと前から自分の中で続いている物語ではあるんですよ。冷静に考えて、年齢的も立場的にも一番自分に向いているのは作曲なはずなので。とりあえず勝負は今から3年ですね。ここでいっぱい曲を書いて、少しでも多く採用を決めたいというのが目の前の目標となります。やっぱりここまでまがいなりにも人生で音楽をずっと頑張ってきたわけだから、その生きてきた証みたいなものを作っておかなきゃあかんって思うんです。後悔しないように、やるからには全力で頑張っていきたいです。

 

 

 

二宮和也と多部未華子が夫婦役で15年ぶりに共演 TBS日曜劇場『マイファミリー』4月スタート

4月スタートのTBS日曜劇場枠で、二宮和也が主演を務める『マイファミリー』が放送されることが分かった。

TBS日曜劇場『マイファミリー』

 

二宮が演じるのは、時代の寵児と持て囃されているゲーム会社の社長・鳴沢温人。プライベートでは湘南・鎌倉に家を構え、妻と小学生の娘を持つ父親でもある。そんな一見幸せそうな彼に悲劇が訪れる。なんと、娘を誘拐されてしまう。何もかも手に入れたはずの主人公が、たった一つの一番大切なものを失ったことで直面する数々の試練、そして浮き彫りになっていく様々な人間模様。愛娘を取り返す唯一の方法は、警察を排除し、妻と力を合わせて誘拐犯と戦っていくこと。

 

人生最悪の事態に見舞われた家族の絆が試される、ノンストップファミリーエンターテインメント。二宮がTBSドラマに出演するのは、日曜劇場『ブラックペアン』(2018)以来となる。

 

そして、主人公の妻・鳴沢未知留を演じるのは、多部未華子。TBSドラマへの出演は、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(2020)以来となる。二宮と多部の共演は、2007年放送の金曜ドラマ『山田太郎ものがたり』以来15年ぶり。今回多部が演じるのは、二宮演じるゲーム会社社長の妻で、SNSのフォロワー数が1万人を超えるちょっとセレブな奥様。しかし夫婦の間には、一筋縄ではいかない何かがありそうな予感。そんな2人の娘が誘拐されてしまう。絶体絶命の事態に動転する妻だが、果たして2人は無事娘を助けることができるのだろうか。そして、2人を待ち受けているのはハッピーエンドか、それとも…。

 

『山田太郎ものがたり』での、学園ドラマの主人公とヒロイン役での共演から15年。今作で2人が演じる温人と未知留も、大学時代に出会い、15年以上の時間を共に過ごしている設定。リアルな2人が重ねてきた信頼関係が、夫婦というフィクションをよりリアルに作り上げていく。どこにでもいそうな、でもちょっと憧れてしまう、時に優しく包み込んであげたくなる、15年の時を経た2人が紡ぐ夫婦の姿に注目だ。

 

本作は黒岩勉のオリジナル脚本。日曜劇場枠で『グランメゾン東京』(2019)、『危険なビーナス』(2020)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021)と、様々な形のエンターテインメントを世に送り出してきた黒岩が、前代未聞の誘拐事件をベースにしたファミリーエンターテインメントに挑む。リアリティがありつつ、エンターテインメント性に富んだ黒岩のオリジナル脚本に期待が高まる。

 

二宮和也 コメント

4年ぶりの連続ドラマで、まさかの15年ぶりの多部さんとの共演。感慨深く、とてもうれしく思います。健康にも気を付けながら、とにかく楽しい現場を目指し、毎週皆さまにエンターテインメントを届けられるように頑張って参ります!

 

多部未華子 コメント

『山田太郎ものがたり』からもう15年も経つのか! と時の早さに驚いていますし、二宮さんとの久しぶりの共演にドキドキしています。『マイファミリー』は、ハラハラするストーリーではありますが、それだけではなく、家族や愛、友情の物語でもあると伺っていますので、個人的にはそちらの部分もたくさん大切にしていきたいと思っています。皆様に楽しんでいただける面白いドラマにしたいと思います。頑張ります!!

 

脚本・黒岩勉 コメント

虐待、DV、ネグレクト、なんともやるせないニュースばかり。

 

そんな今だからこそ、すべてを投げうって子供のために戦う大人が見たい。

 

二宮和也さんと多部未華子さん、最強夫婦とその仲間たちがきっと叶えてくれます。

 

いわゆる家族ドラマなのですが、誘拐された子供を救うために、悩み、決断し、ひた走る、ライブ感覚のエンターテインメントを目指して書かせていただいています。

 

究極の状況に追い込まれた時、家族はどんな決断を下すのか?

 

そこに夫婦の本音や、仲間との本当の絆が見えてくるような気がします。

 

巣ごもりの日々が続く昨今、一緒に過ごす時間が増えた家族や、しばらく会えていない友人に改めて感謝したくなる。そんなテレビ番組になれれば最高に幸せです。

 

番組情報

日曜劇場『マイファミリー』

TBS系

毎週日曜 後9・00~9・54

佐野ひなこ “神のプロポーション”がついに完成!「今回の写真集で最後になっても悔いはない」

佐野ひなこの写真集「BE WITH ME」(光文社)が、2月22日(火)に発売される。それに先駆けて、本人コメントが到着した。

 

「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012」でファイナリストとなり、芸能界デビューした佐野ひなこ。雑誌「with」でのモデル業や女優としても映画やドラマに出演するなど、多方面で活躍してきた。

 

そんな彼女が2022年、デビュー10周年を迎えるタイミングで最新写真集「BE WITH ME」を発売する。約1年ぶりとなる写真集は、沖縄で撮影された。ビーチやベッド、アメリカンハウスなどさまざまなロケーションで、過去最高に磨きのかかった美ボディを楽しめるだろう。

 

ボートに乗ったり、バスケットボールやスケートボードを楽しむ姿など、モデルとしてだけでなく、動きや表情など、彼女そのものの魅力が詰まった1作だ。本人も「今回の写真集で最後になっても悔いはないな、と思えるくらい完成系の自分を表現できていると思います!」と自信を見せている。

 

佐野ひなこ コメント

今回の写真集で最後になっても悔いはないな、と思えるくらい完成系の自分を表現できていると思います! 10周年という節目の年に相応しい写真集になりました。
ボディメイクだけではなく、肌のツヤ感、質感にも着目してほしいです。自然光が美しい場所やしっとりとした場所など、ロケーションによって肌の見え方にも変化があって、その振れ幅も楽しんでもらえたらうれしいです。

 

書誌情報

佐野ひなこ 写真集「BE WITH ME」
2022年2月22日(火)発売

定価:2,420円(税込)
カメラマン:中村和孝
発行:光文社

©光文社/週刊FLASH 写真◎中村和孝

倉科カナと松本若菜が主演“オンナの復讐シリーズ”2作品の放送決定【コメントあり】

テレビ東京×動画配信サービス「Paravi」で“オンナの復讐シリーズ”と銘打って、珠玉のサスペンス2作品のドラマ化が決定。4月クールに倉科カナ主演の『寂しい丘で狩りをする』、7月クールに松本若菜主演の『復讐の未亡人』が放送される。

左から)倉科カナ、松本若菜

 

芥川賞作家・辻原登の同名小説を原作とする『寂しい丘で狩りをする』は、男たちの身勝手な欲望により身も心も傷つけられた2人の女性が、絶望から希望を掴むため男たちへ立ち向かっていく衝撃のクライムサスペンス。

 

彼女たちはなぜ復讐をしなければならなかったのか…。女の苦しみと男の狂気が交錯し、思わぬ運命へと翻弄されていく主人公の姿を描いた、世の中の恐怖と不条理を抉る、社会派エンターテインメントだ。

 

主人公の桑村みどりを演じるのは、倉科カナ。「みどりと、その依頼人の敦子、心身ともに傷つけられた過去を持つ女性たちがどう光を掴んでいくのか、そこが見どころのひとつでもありこの作品を通じてたくさんの方にエールを送ることができればと思います」とメッセージを寄せた。

 

もう一作品は、『金魚妻』で話題の人気漫画家・黒澤Rの同名漫画をドラマ化した『復讐の未亡人』。主人公は愛する夫が自殺に追い込まれた真相を探るため、別人になって会社に潜入する。

 

夫を追い詰め、自殺に追いやった同僚たち1人ひとりへ借りを返すため、周到かつ華麗に仕掛けられていく罠。妖艶さと狂気を武器に“甘美でSexyな復讐”を繰り広げるサスペンスドラマだ。

 

本作の主人公・鈴木密を演じるのは、Netflixで配信中の『金魚妻』にも出演する松本若菜。連続ドラマ初主演となる松本は「台本は、復讐の仕方もかなり原作に近い描き方をしているので、原作ファンの方にも満足していただけると思いますし、演じるのがとても楽しみです」と意気込みを述べた。

 

倉科カナ コメント

過去にトラウマを抱えつつも、そこに立ち向かっていく女性たちのお話で、特に主人公のみどりは強敵に立ち向かう役なのでぜひ演じてみたいなと思いました。

 

みどりと、その依頼人の敦子、心身ともに傷つけられた過去を持つ女性たちがどう光を掴んでいくのか、そこが見どころのひとつでもありこの作品を通じてたくさんの方にエールを送ることができればと思います。

 

どのシーンの撮影もエピソードがすごくて心に負荷がかかるシーンが多く、見えない血を流しながら演じていますが、とてもやりがいがあります。1話ごとに続きが気になる作品となっていますので、ぜひご覧ください!

 

松本若菜 コメント

『金魚妻』に続いて再び黒澤R先生の作品に出演させていただけることになり、大変うれしく思います。

 

台本は、復讐の仕方もかなり原作に近い描き方をしているので、原作ファンの方にも満足していただけると思いますし、演じるのがとても楽しみです。

 

描かれるのは誰しもが思い当たるような身近にあるトラブルだったりするので、誰かに投影して見ていただけると面白いと思いますし、主人公の女性がどういう風に復讐をしていくのかも見どころのひとつになっていくと思います。

 

ぜひお楽しみに!

 

山鹿達也(テレビ東京ドラマ室・プロデューサー) コメント

コロナ禍が3年目に入り、私たちの生活や価値観は大きく変わりました。

 

先行きが見えず、生きづらい。そう感じている人たちは多くいます。

 

ドキドキ、スカッとして日常のうっ憤を晴らすような面白いドラマを届けたい。

 

テレビ東京らしい、エッジが効いた攻めたドラマを!ということで、恋愛とサスペンスが盛りだくさんの「女性の復讐モノ」を2作品製作することになりました。

 

芥川賞作家、辻原登さんの「寂しい丘で狩りをする」と「金魚妻」で話題の黒澤Rさんの「復讐の未亡人」のドラマ化です。どちらの作品も、女性たちが、自分の力で立ち上がり、愛する人のために、そして自分のために復讐をしていく姿をドラマチックに描きます。哀しみを湛えながらも、凛とした強さを持って運命を切り拓いていく主人公は、美しい。それは運命を受け入れた人間が覚悟を決めて自分を解放する潔さであり、その姿は生きづらさを感じる多くの視聴者の心を打つと確信しています。

 

「寂しい丘で狩りをする」では、確かな演技力が評価の高い倉科カナさんが、自身もストーカー被害に怯えながらもレイプ犯から狙われる依頼者を守る主人公・桑村みどりを、繊細にかつ大胆に熱演しています。

 

「復讐の未亡人」では、いま注目の女優のひとりで、連ドラ初主演の松本若菜さんが、愛する夫が死んだ真相を探るため、別人になり次々と復讐を遂げていく主人公・鈴木密を、妖艶にかつミステリアスに体当たりで好演しています。

 

両作品とも個性的で魅力的な登場人物が続々登場し、二転三転する展開で続きが気になる“中毒性”がありますので、楽しんでハマっていただけると思います。「女の復讐シリーズ」2作品にご期待ください。

 

番組情報

『寂しい丘で狩りをする』

テレビ東京

2022年4月22日(金)スタート 毎週(金)深1・53〜2・23

動画配信サービス「Paravi」で2022年3月10日(木)〜独占先行配信(予定)

 

番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/sabishiioka/

番組Twitter:@tx_sabishiioka

 

『復讐の未亡人』

テレビ東京

2022年7月〜放送予定

動画配信サービス「Paravi」で2022年3月9日(水)から独占先行配信(予定)

 

番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/fukusyunomiboujin/

番組Twitter:@tx_fukusyu

ニジマス・吉井美優の大人っぽい表情や美ヒップも…!1st写真集より水着カット公開

26時のマスカレイド・吉井美優が3月9日(水)に発売する1st写真集「Momentary」(小学館)より、先行カットが公開された。

 

26時のマスカレイド(愛称:ニジマス)は、2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した、江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループだ。

 

メジャーデビューアルバムはオリコン週間ランキングで1位を獲得した、ニジマスのメンバーとして活動する吉井。アイドル活動以外にもファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中で、クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。

 

そんな彼女が、待望の1st写真集「Momentary」を3月9日(水)に発売。今回公開された先行カットは、白い砂浜で美ヒップを披露する姿や黒い水着での大人っぽい表情など、写真集への期待値をさらに高めるものと言えるだろう。

 

 

書誌情報

吉井美優 1st写真集「Momentary」
2022年3月9日(水)発売

撮影:中村和孝
出版社:小学館

販売URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09682362

 

WEB

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32
26時のマスカレイド公式サイト:https://26masquerade.com/

©中村和孝/小学館

吉岡里帆・笑福亭鶴瓶がNHKドラマで父娘役に!中島裕翔とのウエディングストーリー

左から)吉岡里帆、笑福亭鶴瓶

 

2月27日(日)放送スタートのプレミアムドラマ『しずかちゃんとパパ』(BSプレミアム)に吉岡里帆、中島裕翔、木村多江、笑福亭鶴瓶らの出演が決定した。

 

本作は『これは経費で落ちません!』などを手掛けた蛭田直美によるオリジナルストーリー。舞台は父1人、娘1人の父子家庭。父は生まれながらに耳が聞こえないろう者。父の耳代わり口代わりを務めてきた娘が、ひょんなことから出会った男と恋に落ち、結婚するまでの親離れ子離れのてんまつを明るく温かく描くホームコメディだ。

 

野々村静(吉岡里帆)は、地方の商店街で写真館を営む父の純介(笑福亭鶴瓶)と2人暮らし。純介は生まれつき聴覚障害を抱え、同じくろう者だった母は静が幼い頃に他界している。

 

耳の聞こえる静は、幼い頃から純介の耳代わり口代わりを務めてきた。そのため、静には相手をジッと見つめたり、身ぶり手ぶりで話すクセがある。父との会話には、視覚情報が重要だからだ。

 

だが、そのクセは「こび」や「ガサツ」と受け止められ、バイト先のファミレスでは同僚からは嫌われ、店長からは好意を持っていると勘違いされ、傷つくことの多い毎日をすごしている。

 

ある時、静はファミレスの客として面識のある道永圭一(中島裕翔)がケバブの出店でつるし上げられている場面に出会う。現金の持ち合わせがないのに注文してしまい、言葉の分からない店主相手に立往生していたのだ。静の助け船で難を逃れた圭一も、空気を読むことが苦手な男だった。いわゆる“普通の”コミュニケーションが苦手な2人は、互いにひかれあっていくが…。

 

番組情報

プレミアムドラマ『しずかちゃんとパパ』(全8回)
BSプレミアム・BS4K
2022年2月27日(日)スタート 後10・00~10・50

<出演>
吉岡里帆、中島裕翔、稲葉友、藤井美菜、萩尾みどり、戸田恵子、木村多江、笑福亭鶴瓶

©NHK

今田美桜がドラマ初主演&江口のりこと初共演!『悪女(わる)』4月スタート

深見じゅん原作の大人気少女コミック「悪女(わる)」が、4月スタートの新水曜ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ系)として、30年ぶりにドラマ化されることが決定。今田美桜がドラマ初主演することも発表された。

本作は、1992年に石田ひかり主演でドラマ化した、深見じゅん原作の大人気少女コミック「悪女(わる)」を30年の時を経て再びドラマ化。今田演じる底抜けに明るいポンコツ新入社員・田中麻理鈴が、配属先の備品管理課で働く謎多き先輩社員・峯岸雪(江口のりこ)からかけられた「あなた出世したくない?」という言葉をきっかけに、職場の問題を解決しながら、会社の最下層から出世の階段を駆け上がっていくラブ・ジョブ・エンターテインメントだ。

 

主人公の田中麻理鈴を演じる今田と、今田とは同じドラマに出演したことはあるが、共演シーンはなかったため今回が初共演となる、先輩社員・峯岸雪を演じる江口からコメントが届いた。

 

今田美桜(田中麻理鈴役)コメント

底抜けに明るく型破りな田中麻理鈴役を演じることになりました。

 

麻理鈴は、やる気と根性があって、いつも目の前のことを一生懸命に頑張っている女性です。負けん気が強く、酒豪で、大食いで、見た目とはちょっと裏腹に男らしさもあったり、そして、どんな上司にもひるまずに立ち向かっていきます。

 

最後には、色々な人たちをどんどん仲間にしてしまう魅力あるキャラクターなので、クランクイン前ではありますが、今から楽しみにしています。私も、麻理鈴のように、どんどん周りを巻き込んでいけたらと考えています。

 

◆原作を読んだ感想は?

30年近く前の作品なのですが、私の同級生がちょうど新入社員だったり、2年目だったりするので、同級生から聞いてる話と、あの時はこうだったんだという、そのギャップを感じられてすごく楽しかったです。漫画に登場するそれぞれのキャラクターがすごい個性豊かで、その中で奮闘する麻理鈴に、とても勇気づけられて、私も頑張ろうと思いました。

 

◆江口さんの印象は?

江口さんは、とてもかっこいい女性だなとずっと思っていました。今回お会いして、かっこいいプラス面白くて楽しい方だなと思っています。すごくドラマに入るのがとても楽しみですし、色々なことを江口さんから、学ばせて頂きたいです。

 

江口のりこ(峯岸雪役)コメント

私が演じる峯岸雪という役柄は、麻理鈴が配属になった窓際部署で、じっと大人しく仕事している謎の女性です。とにかく謎多き女性なのですが、麻理鈴と一緒に仕事していくことで、峯岸自身も影響を受けて変化をしていきます。

 

今の時代、やる気を出したり、出世するぞ!っていう気持ちを全面に出して働くということが、何か「青臭くてカッコ悪い!」という風に見られがちな世の中ですが、このドラマは、その青臭さが逆に格好いいんじゃないか!って思ってもらえるようなドラマになると思ってます。

 

◆原作を読んだ感想は?

面白かったです。30年前って、いいなって思いました。その原作を今の時代にドラマ化するので、原作の持つ面白さを活かしていければと思います。

 

時代もだいぶ変わっているので、30年前は仕事で出世する女性が、いわゆる「悪女」というイメージがあったかもとは思うのですが、今は全然そういう時代ではありませんので。

 

30年前と比べて、人の気持ちや想いは、今も変わっていないなと感じました。

 

◆今田さんの印象は?

元気いっぱいの明るい女の子っていう感じで、よく笑う方ですね。私がたいして面白くないこと言ったのに、沢山笑ってくれて、とてもありがたいです(笑)

 

番組情報

『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』

日本テレビ系

2022年4月スタート

 

©深見じゅん/講談社

小松菜奈×坂口健太郎の幸せあふれるカップルショット公開!映画「余命10年」

3月4日(金)公開の小松菜奈と坂口健太郎がW主演を務める映画「余命10年」から、バレンタインデー記念として茉莉と和人がありふれた毎日を楽しむ幸せあふれるカップルショットが解禁された。

©2022 映画「余命10年」製作委員会

 

2017年の発売以来、恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在50万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を「新聞記者」(2019)(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)、「ヤクザと家族 The Family」(2021)の藤井道人監督が映画化。脚本は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017)、「雪の華」(2019)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当する。

 

W主演で初共演を果たす小松と坂口。数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、もう恋はしないと誓いながらも和人にひかれていく茉莉を小松が、茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人を坂口が演じる。

 

解禁されたのは、満開の桜の下で茉莉と和人の笑顔あふれる一枚や、夏に手持ち花火を楽しんだり、東京スカイツリーの展望台で撮った2ショット、冬には雪山デートを楽しんでいる2人の自撮り写真など、茉莉と和人の幸せな時間を切り取った場面写真。

©2022 映画「余命10年」製作委員会

 

劇中で小松と坂口が見せる、ありふれた毎日を楽しむ等身大の姿は約1年間の撮影を通じて徐々に作られており、その時間の中で被写体とカメラの距離にも変化があったのだそう。撮影監督の今村圭佑は「最初の頃はドキュメンタリー風に撮りたいという気持ちもあったので、ちょっと離れたところから客観性を持って撮ろうとしていたんです。でも時間がたつにつれて、カメラが2人に近い方がこの作品に合っているのかなと。小松さんや坂口さんの気持ちが季節ごとに変わっていったように、2人に対する僕たちの距離感も変わっていったと感じています」と振り返る。

 

藤井監督も「季節の移り変わりによる暑さや寒さ、匂い、体温などとともに、それらが役者陣のお芝居にもたらすものをしっかり捉えたいという思いがありました」と語っており、小松と坂口が茉莉と和人として実際に春夏秋冬を過ごすことで作り上げられたリアルな20代の男女のカップルとしての姿が丁寧に描かれている。

 

作品情報

「余命10年」

2022年3月4日(金)公開

 

原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)

監督:藤井道人

脚本:岡田惠和、渡邉真子

出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理/黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー/松重豊

音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records/EMI)

配給:ワーナー・ブラザース

 

映画映画公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/yomei10-movie/

映画公式Twitter:@yomei10movie

映画公式Instagram:@yomei10movie

 

©2022 映画「余命10年」製作委員会

松本穂香×中島健人の夏祭りデートショット解禁!映画「桜のような僕の恋人」

3月24日(木)より配信されるNetflix映画「桜のような僕の恋人」から、中島健人×松本穂香のデート写真が一挙解禁。バレンタインデースペシャルメッセージ映像も到着した。

Netflix映画『桜のような僕の恋人』

 

2017年に発売され、泣ける恋愛小説として話題となり、さらにTikTokで人気に火がつき発行部数60万部を突破したベストセラー小説、宇山佳佑著「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)を映画化した本作。

 

かねてより原作ファンを公言し、本作の制作発表時には「僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています」と熱いコメントを寄せたSexy Zoneの中島健人が主人公・朝倉晴人役、有明美咲役を松本穂香が演じる。

 

美容師の美咲(松本)に恋をした晴人(中島)は、勇気を出して彼女をデートに誘う。目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢をかなえるため再びカメラと向き合うことを決意する晴人。

 

しかし、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症する。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができないという現実を前に、晴人と美咲が出した“2人の歩み方”とは…。

 

解禁されたのは、晴人と美咲のデート写真。美咲が晴人と電話をする姿や、晴人からのサプライズに驚く様子、卓球デートでの飛び切りの笑顔、そして晴人と浴衣の美咲が夏祭りで楽しそうにアイスを食べる仲むつまじい姿など、さまざまなデートのシーンが収められている。

Netflix映画『桜のような僕の恋人』

 

自然体に演じる2人だが、本作のメガホンをとった深川栄洋監督も「等身大の25歳を体験してほしいと思っていました。中島君は普段はアイドルとして生きている、松本さんもいろんなフィールドで活躍するという特別な経験をしている人です。でも2人にはそういう人物ではなく、これから世に出ていきたいという夢を持っている25歳を体験してもらいたかった。それが一番最初にあった僕の演出です。2人ともカメラの前でも、カメラが回っていない瞬間でも普通の25歳として羽を伸ばし、僕等の時と変わらない25歳の姿を約3か月間保ってくれました。とても素朴で愛らしかったです」と語っている。

 

さらに、バレンタインデーに寄せて、中島と松本よりスペシャルメッセージ映像が到着。映像はNetflixJapanのTikTokアカウントで公開されている。

 

作品情報

Netflix映画「桜のような僕の恋人」

2022年3月24日(木)Netflixにて全世界同時配信

 

原作:宇山佳佑「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)

監督:深川栄洋

脚本:吉田智子

キャスト:中島健人(Sexy Zone)、松本穂香、永山絢斗、桜井ユキ、栁俊太郎、若月佑美、要潤、眞島秀和、モロ師岡/及川光博

撮影:柳田裕男

照明:宮尾康史

録音:豊田真一

美術:黒瀧きみえ

 

エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)

プロデューサー:春名慶(博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)・川田尚広(TOHOスタジオ株式会社)

制作会社:TOHOスタジオ株式会社

 

Netflix 作品ページ:https://www.netflix.com/桜のような僕の恋人

NetflixJapanTikTokアカウント:@netflixjapan

モー娘。譜久村聖写真集「glance」が1月の「書泉・女性タレント写真集ランキング」第1位に

モーニング娘。 ’22譜久村聖写真集「glance」

 

「アイドルイベントの聖地」と呼ばれる書泉ブックタワーを含む書泉店舗における2022年1月の「女性タレント写真集売上ランキング」が発表され、モーニング娘。’22譜久村聖写真集「glance」が第1位になったことが分かった。

 

「glance」は、譜久村聖がグループ加入11周年を迎えた1月2日に発売された写真集。縄県伊江島で撮影され、朝日を浴びてアンニュイな部屋着から、古民家で猫と戯れるかりゆしウェア、夕陽の浜辺で裸足にメンバーカラーのピンクドレスとシーンごとにきらめきを魅せる表情と多彩な衣装が見どころとなっている。

 

譜久村聖 コメント

私のモーニング娘。の加入日が1月2日で11周年を迎えたタイミングで、この写真集を出すことができてとってもうれしいです!
裏表紙にもなっている私のメンバーカラーの濃いピンクのドレスでの撮影がすっごく楽しくて、ドレスで撮影しているのに海辺にいるのがとても楽しかった記憶があります。
私の好きなカラーが詰まった写真集になっています。
髪をボブにして初の写真集でもあるので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

 

譜久村聖 コメント動画

 

また、2位には、アンジュルム・伊勢鈴蘭のファースト写真集「Layla」がランクイン。18歳のバースデー(1月19日)に発売された初の写真集は全編沖縄で撮影され、宮古島の美しいロケーションで制服、水着、浴衣、部屋着から、テニスウエアまで多彩な衣装とシーンで撮影されたファン必携の1冊となっている。

 

伊勢鈴蘭(アンジュルム)ファースト写真集「Layla」

 

伊勢鈴蘭 コメント

ファースト写真集ということで17歳の私がたくさん詰まった1冊になっています! 沖縄県の宮古島で撮影させていただいたんですけど、水着や制服っていう17歳らしい私が見られる1冊になっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです!

 

伊勢鈴蘭 コメント動画


3位は、 BEYOOOOONDS、そしてSeasoningSのリーダー・平井美葉のファースト写真集「belles feuilles<ベルフィーユ>」。千葉勝浦を舞台としたさまざまなシチュエーションの中で、平井の多彩な「表現」「表情」を堪能できる1冊となっている。

 

BEYOOOOONDS 平井美葉ファースト写真集「belles feuilles」

平井美葉 コメント

この写真集は千葉県勝浦市で撮り下ろしてきました。私の自然な表情とか、あまり皆さんに見せたことがないショットがあるので、ぜひたくさん読んでください!
たくさん見てねー!

2022年1月 書泉・女性タレント写真集売上ランキング

1位:モーニング娘。 ’22譜久村聖写真集「glance」
出版社:オデッセー出版/ワニブックス/発売日:2022年1月2日

2位:伊勢鈴蘭(アンジュルム)ファースト写真集「Layla」
出版社:オデッセー出版/発売日:2022年1月19日

3位:BEYOOOOONDS 平井美葉ファースト写真集「belles feuilles」
出版社:オデッセー出版/発売日:2022年1月28日

4位:永尾まりや写真集『ヤバイ!まりや。』
出版社:ワニブックス/発売日:2022年1月20日

5位:高崎かなみ カレンダーブック2022.4-2023.3 みんなのかなみん ~すべての頑張る人たちへ~
出版社:光文社/発売日:2022年1月25日

6位:ミスFLASH2021写真集 Party Sisters
出版社:光文社/発売日:2022年1月25日

7位:AKB48 小栗有以1st写真集「君と出逢った日から」
出版社:小学館/発売日:2022年1月18日

8位:トリンドル玲奈写真集「あいまい」
出版社:講談社/発売日:2022年1月23日

9位:乃木坂46新内眞衣2nd写真集 夜が明けたら
出版社:小学館/発売日:2022年1月25日

10位:原色美人キャスター大図鑑2022
出版社:文藝春秋/発売日:2022年1月19日

※調査店舗:書泉ブックタワー・書泉グランデ・芳林堂書店高田馬場店(販売数合計)。
※店頭イベント販売数含む。

書泉ホームページ:https://www.shosen.co.jp/column/178107/

極上の極道に骨まで愛し溶かされる…!『漣蒼士に処女を捧ぐ』アニメ化企画進行中

「AnimeFestaオリジナル」新作アニメ化企画が進行中の『漣蒼士に処女を捧ぐ〜さあ、じっくり愛でましょうか』原作コミックが、2月18日(金)に発売される。

 

極上の極道に骨まで愛し溶かされる、甘く絢爛な溺愛ティーンズラブ『漣蒼士に処女を捧ぐ〜さあ、じっくり愛でましょうか』(原作:村上晶)がアニメ化企画進行中。『僧侶と交わる色欲の夜に…』『指先から本気の熱情2-恋人は消防士-』『王子の本命は悪役令嬢』などでおなじみの「AnimeFestaオリジナル」がアニメ化する。

 

「愛しい妻の願いなら…捧げますよ、この身全てを」。26歳で処女のOL・凪沙は、内気な自分を変えたいと向かった旅先で謎のヤクザ・漣(さざなみ)と出会う。「妻のフリをしてほしい」と頼まれ、一晩だけ…と彼の手をとる凪沙。まるで宝物のように自分を扱う紳士的な姿に、彼女はある決意をして…。

 

「わっ、私の処女、もらってくれませんか?」。美しい刺青と剥き出しの情愛。漣に激しくも優しく抱き溶かされ、夢のような一夜を過ごした凪沙は何も言わず漣の元を去るが…。「ヤクザをヤり捨てるなんていい度胸ですね」真っ直ぐ見つめ返す彼の瞳はまさかの本気で……というストーリーだ。

 

放送・配信、キャスト情報などの詳細は、追って発表されるとのこと。まずは2月18日発売の原作を読んで、期待と妄想を膨らませるべき…だろう。

 

書誌情報

『漣蒼士に処女を捧ぐ〜さあ、じっくり愛でましょうか』
2022年2月18日(金)発売

著者:村上晶
価格:748円(税込)

販売URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4434296655
詳細:https://suiseisha.jp/comicsdetail?pid=29113&cat=la

開幕直前!演出家・ウォーリー木下インタビュー「お客さんが登場人物の一人に。VR演劇にはいろんな可能性がある」

ジャンルレスで数々の舞台演出を手掛けるウォーリー木下さんが昨年上演したVR演劇『僕はまだ死んでない』が舞台版となって待望の上演。病に倒れ、体が動かなくなった主人公が病室で見る家族や友人たちの姿と本音──。VR演劇では、主人公の視点で物語を捉えた映像演劇として大きな話題を集めた本作。そこで今回は、昨年のVR演劇を通して感じた新たな演劇の可能性、そして舞台版として生まれ変わる今作について、たっぷりとお話をうかがった。

 

ウォーリー木下●うぉーりー・きのした…1971年12月20日、東京出身。演出家。役者の身体性に音楽と映像とを融合させた演出を特徴としている。最近の作品に『MANGA Performance W3』、『スケリグ』、『スタンデイングオペーション』、『バクマン。 THE STAGE』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』、東京2020パラリンピック開会式など。公式HPTwitter

 

主人公の気持ちを視覚から疑似体験ができる。これもVRならではだと思います

 

──ウォーリーさんは昨年、VR演劇という新たな演劇の形に挑戦しました。最初に、このVR演劇が生まれた経緯からお話しいただけますか?

 

ウォーリー 一昨年に世の中がコロナ禍となり、多くの舞台が公演中止となりました。6月末あたりから少しずつ再開の兆しが見えてきたものの、それでも従来のような公演ができるのは、まだ数年はかかるかもしれないなと思ってました。そんな時、今作のプロデューサーから、「VRを使って芝居を作ってみないか」とお話をもらいました。その後、実際に今のVR技術を体験してみたところ、これがすごく楽しくて(笑)。演劇畑の人間が作る映像としては、おもしろいものが作れるのではないかと思ったんです。

 

──当時はいろんな劇団や演劇人がオンライン演劇に取り組んでいましたが、形としてはそれまでの劇場中継とさほど違いはなく、そうしたなかで登場したこのVR演劇は新たな演劇のフォーマットを開拓した印象がありました。

 

ウォーリー そうですね。いざ台本を作ったり、演出を考えている時は、僕も新しくて画期的なものが作れそうだなという期待感がありました。もちろん、まだデバイスがそこまで普及していなかったりと受け手側のハードルの高さがあることは重々承知していましたけどね。

 

──そうして作られた『僕はまだ死んでない』は、病院に入院している主人公の視点で360°の視界を自由に楽しめるというものでした。また、VRはカメラを動かしづらいというデメリットを逆手にとったような演出で、主人公(自分)は基本的にベッドの上におり、その視点からお見舞いに来た友人や家族、医者たちの会話を見聞きするという内容でした。しかも、主人公は体が動かすことや会話ができず、ただただまわりの人間が自分の死について語るのを聞いているだけ。その様子が本当にリアルで驚きました。

 

ウォーリー ありがとうございます。当時、僕は終末医療について勉強していて、“命の選択”についてもよく考えていた時期でもあり、また、東京2020パラリンピック開会式の演出に参加していたこともあって、障害者の方々にお話を聞く機会が多くあったんですね。

 

──では、そこから着想を得たわけですか?

 

ウォーリー いえ、実際にこの作品の構想を思いついたのは、『どんなかんじかなあ』という1冊の絵本がきっかけでした。それは主人公の男の子が、目の見えない友人がどんな世界を体験しているのかを知るためにわざと目をつむってみたり、耳の聞こえない子のまねをしたりと、いろんな立場の人たちの環境を、想像をめぐらせながら体験していくというお話なんです。また、最後にはその男の子も友達から、「でも、私たちもあなたを見て、“体が動かないってどんな感じかな?”って思ってるよ」と言われるという仕掛けもあって。よく、“その人の身になって考えてみろ”という言葉を耳にしますが、まさしくそれを子どもの視点で描いた作品で、初めて読んだ時にドキッとさせられたんです。と同時に、これを体験型映像のVRでやってみたら面白いんじゃないかと思ったんですよね。

 

──実際にこのVR演劇をご覧になられた方からの反響はいかがでしたか?

 

ウォーリー 「こんなことができるんだ!?」と感動してくださる方が多かったですね。それこそ医療関係者の方にも興味を持っていただき、実際に自分が障害を持った時にどんな気持ちになるのかを疑似体験できるよさもあるのかなと感じました。

 

──これまでの劇場中継でも、お客さんを入れずに収録をすることで舞台上にカメラを設置したりと、客席からは味わえないアングルを視聴者に届けるという取り組みはよく見かけました。しかし、自分が登場人物の一人として舞台上にいる感覚になれるのは、今までになかった世界観ですよね。

 

ウォーリー 今回、劇場で上演する舞台でもVR配信をするんですが、極力、昨年のVR動画と同じ形にしようと思っています。主人公の頭の上にカメラを置くので、共演者のなかにいる感覚が味わえる。また、カメラを主人公の頭、ステージの最前、客席の後ろの3箇所に設置し、自由に視点を切り替えて楽しめるという試みにも挑戦しています。

 

──今後360°カメラを複数のキャストにつけるようなことができれば、よりいろんな視点で舞台を楽しめそうですね。

 

ウォーリー まさに。ベッドで横たわっている主人公だけじゃなく、家族や医者の視点でも見られるようになれば、感情移入するキャラクターが変わってくるでしょうし、物語の見え方もきっと違ってくる。まだ、そこまで技術が追いついていないのですが、まだまだVR演劇の可能性はたくさんあるなと感じています。

 

──なお、ウォーリーさんがVR演劇を作るうえで特に重要視しているのはどういったところですか?

 

ウォーリー 僕もまだ1本しか作っていないので語るほどの経験もないのですが、前作を終えて感じたのは、もっとリアルな表現ができるのではないかということでした。例えば、音声のLとRをもっと細分化して、より臨場感のある音を提供したり、どうしてもまだ発生してしまうカメラの歪みを軽減させたり。そうやって、現実との齟齬を削っていくことで、よりリアリティを生み出せるのではないかと思っています。また、もともと僕は新しいテクノロジーを使って、まだ見たことのない舞台を作るのが昔から大好きなんです。でも、だからといって、“どう、この技術すごいでしょ”という感じで見せていくのは間違っていると個人的には思っていて。大事なのは中身であり、いかにそれを自然に楽しんでもらえるか。テクノロジーのすごさは気づいた人だけが分かればいいんです。それでいえば、VR演劇やVR自体はまだ特別な装置という印象をお持ちの方が世の中にたくさんいらっしゃるので、VRという存在がもっと早く一般化していけばいいなと思っていますね。

 

──そのためには何が必要だと感じていらっしゃいますか?

 

ウォーリー もっといろんな演出家さんや映像作家さんが面白がってVR演劇に参加してくれたらうれしいですね。それに、演劇畑の人同士だけじゃなく、学者や研究者など他ジャンルの方々と取り組んでいき、社会との接点を持つことも大事だと思っています。そもそも、日本ではまだ演劇を観る人口が少なくて。そうした社会やポピュリズムのなかで、はたしてどういうことができるのかをぶつけあっていきたい。いまやVRのゲームは世の中に普通にあり、ライブ配信なども増えてきているので、同じようにVR演劇の可能性も模索していきたいですね。

 

舞台版は脚本をリライトし、最後に希望を感じられる内容になっています

 

──では、間もなく始まる舞台版についてもおうかがいしたいと思います。今回は劇場で上演するにあたって、改めて脚本をリライトされたそうですね。

 

ウォーリー ええ。VR版よりも登場人物たちのキャラクターをもう少し掘り下げ、バックボーンを足していったりと、それぞれの目的をより明確にし、ドラマを膨らませてもらいました。

 

──VR版では、病室に訪れる家族や友人たちが主人公の身を案じながらも、同時に、主人公が亡くなったあとのことも考えてしまうという状況がとてもリアルでした。

 

ウォーリー 生と死の境界線を目の当たりにすると、当事者だけでなく、そのまわりにいる人間たちにも、普段なら湧き上がってこないような感情が生まれ出てくる。そうしたところも体感してもらえる作品なのかなと思っています。また、今はVR版から1年が経ち、コロナ禍の状況は変わらないまでも、少しずつ世の中が前向きになってきているような気もしていて。主人公は体を動かせないという閉塞的な空間のなかにいて、そこで何を感じるかが今作のテーマの一つになっていますが、今回はそうした閉塞感の先にある光もちゃんと見せていけたらなと思っています。切ない物語ですが、登場人物たちもお客さんも最後にはちょっとだけ救われる。そんな作品にしたいですね。

 

──また、今回は矢田悠祐さんと上口耕平さんが主人公の直人と親友の碧を回替わりで交互に演じます。この意図は?

 

ウォーリー 初めは直人役が寝てばかりになってしまうのはつらいだろうと思って2役やってもらうことにしたんですが、またコロナ禍の話になってしまいますが、この2年でとても死が身近なものになったと思うんです。いつ自分がコロナに感染して、重症化するかも分からない。それって、平均台の上を歩いているような感じで、右にも左にも落ちる可能性がある。ダブルキャストにすることで、“明日は自分も当事者になるかもしれない”という作品のテーマに意図せず沿う形になりました。

 

──では、ウォーリーさん自身が今回の舞台に向けて楽しみにされていることはありますか?

 

ウォーリー この作品は、会話を中心にしてドラマを紡いでいるので、その意味では、僕が最近つくっている舞台のなかで一番演劇らしい演劇だと感じています。登場人物たちもみんなリアルな存在感を出していますし、それゆえ、劇場でご覧になると舞台ならではの臨場感も感じられる。そうした演劇的な醍醐味に久々に挑めるのがすごく楽しみですね。また、先ほどもお伝えしたようにVR配信では3つの視点で自由に切り替えが出来ますので、皆さんがどういう楽しみ方をされるのか、そこにもすごく興味があります。

 

いつか本格的にホログラムを舞台に取り入れてみたいです

 

──なお、GetNavi webということで、皆さんに最近購入されたお気に入りのアイテムをお聞きしているのですが、「これは買ってよかった!」と思うものがあれば教えていただけますか?

 

ウォーリー いま掛けているメガネですね。初めて曇り防止レンズのメガネを買ったんです。僕は普段からメガネがマストで、いまの時期はマスクをしているので、電車に乗ったり街を歩いているだけで、レンズが真っ白になっていたんです。でもこれ、すごく優秀で。まったく曇らない! あのイライラから開放されたと思うと本当に幸せで(笑)。皆さんのなかに、メガネユーザーでいつも曇りに悩まされているという方がいらっしゃれば絶対におすすめです!

 

──最後に。ウォーリーさんはいつも舞台に新しい技術をたくさん取り入れていらっしゃいますが、いま注目しているテクノロジーはありますか

 

ウォーリー いつかホログラムを演劇に取り入れたいなと思っています。ホログラム技術自体はすでにたくさんありますが、僕が目指す演出に耐えうるかというと、まだちょっと弱くて。もし技術の高いホログラムを導入できれば、いざ役者が病気などで突然公演に出られなくなっても、なんとかなりますからね(笑)。公演が中止にならないというのは本当に大きいです(笑)。

 

舞台「僕はまだ死んでない」

期間:2022年2月17日(木)~28日(月)
会場:銀座・博品館劇場

(STAFF&CAST)
原案・演出:ウォーリー木下
脚本:広田淳一
出演:矢田悠祐、上口耕平、中村静香、松澤一之・彩吹真央

チケット代金:7,500円(全席指定・税込) ※ 未就学児入場不可

 

VR配信

2022年2月17日(木)18:30公演 直人役:矢田悠祐・碧役:上口耕平
2022年2月18日(金)18:30公演 直人役:上口耕平・碧役:矢田悠祐

配信チケット:3,500円(税込)

詳しくは公式HPを確認!(公式HP)https://stagegate-vr.jp/

 

(STORY)
目覚めると、自分は病室のなかにいた。友人と医師が会話をしているが、体は動かない。動揺する友人に医師が告げたのは「元通りになる可能性はない。むしろ生き延びたことを奇跡だと思ってほしい」との言葉。なんとか動く眼を使い、意思疎通をはかるも、そんな努力のさなか、みんなは自分の都合だけを語りはじめる。命が終わろうとする瞬間、当事者ははたして何を思い、そしてまわりの人間はどんな行動を取るのだろうか──。

 

(取材・文/倉田モトキ)

三浦透子インタビュー「こんなにありがたいご縁はない」『カムカムエヴリバディ』

現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合ほか)で野田一恵役を演じる三浦透子さん。

 

ヒロイン・ひなた(川栄李奈)の同級生であり、少女漫画に夢中の一恵は、髪を聖子ちゃんカットにしたりと、時代の流行に敏感。家業を継ぐことを求められ、子どものころからお茶の稽古をしてきたが「親の思い通りには生きない!」と自分を貫き通すたくましい女の子だ。そして、ひなたがいつも頼りにしている無二の友でもある。

 

“朝ドラ”初出演作となる本作について「こんなにありがたいご縁はないなと本当にうれしかったです」と語る三浦さん。撮影を通して感じたことや、一恵の印象についてお話しいただきました。

 

三浦透子 インタビュー

◆出演が決まった時の気持ちを教えてください。

初めてのことというのは、私にとってとてもワクワクすることなので、初の“朝ドラ”ということで、すごくうれしいなという気持ちでした。それに、私が初めて出演したドラマも藤本さんの脚本だったので、初めての“朝ドラ”も藤本さんの脚本で、こんなにありがたいご縁はないなと本当にうれしかったです。

 

◆初めての“朝ドラ”の撮影はいかがですか?

これは“朝ドラ”だからということではないかもしれませんが、物語の結末がわからないまま役を作っていくことは面白さの一つなのかなと感じています。私は、これまで映画の仕事が多く、最初から結末がわかったうえで役に取り組むことばかり経験してきたので、“朝ドラ”の撮影が最初は不安でした。でも、物語のさまざまな景色を見てきた人たちといっしょに台本に向き合って話しながら育っていく感じが私にとってはすごく新鮮です。それは挑戦でもあるのですが、楽しいです。

 

◆一恵に対して、どんな印象を持っていますか?

自分の思ったことをちゃんと言葉にできて、芯のしっかりした子だなという印象があります。ひなたとも違う明るさを感じました。一恵は、ひなたに比べるとしっかりもので、思ったことも言うし、でも「しょうがないな、手伝ってやるか」みたいな、ちゃきちゃきしたかっこよさを持った人だと思いますね。
お母さんから茶道の道を継ぐように言われてそれに少しあらがっているようなんですが、一恵ちゃんは、きっと、茶道の道を完全に拒絶しているということではなくて、その道を行くにしても行かないにしても、自分で考えて自分で決めたいということなんだと思うんです。

 

◆一恵の髪型やファッションはいかがですか?

一恵は聖子ちゃんカットでファッションも流行に敏感な子なので、初めてちゃんと扮装してセットに入った時に、スタッフのみなさんから「いっちゃんはすごく時代感を背負ってる感じがする」っておっしゃっていただいたんです。ひなたも小夜子も当時のファッションではあるものの、現在でも違和感のない服装や髪型なので、そういう意味で、私は一恵の服装や髪型からエネルギーをもらっている気がします。
でも、川栄さんとも「この時代の髪型をすると、10代を演じているのに年上を演じている気持ちになっちゃうんだよね」って話していたんです(笑)。どうしても、私たちからすると昔の髪型という印象なので。

 

◆視聴者の方々に向けてメッセージをお願いします。

一恵の母・一子は日本の伝統文化である茶道を通して和の心をちゃんと持っていながらも、現代の流行にもすごく敏感。すごく視野が広くて、いろいろなものに興味や関心を抱いているすてきなお母さんだったと思います。きっと、一恵もそうじゃないかなと思っています。
撮影現場は、一緒にいてすごく落ち着くなぁという人たちばかりなので、その空気感も画面を通して伝わるんじゃないかと思っています。私もしっかり呼吸をしつつ、周りの人とコミュニケーションを大事に感じながら演じていけたらいいなと思っています。楽しんでもらえたらうれしいです。

 

番組情報

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
NHK総合ほか
毎週月~土曜日 前8・00~8・15ほか

©NHK

 

伊藤純奈 初のランジェリーカットに漂う大人の色気…!1st写真集で美ボディを解禁

乃木坂46の元メンバー伊藤純奈が、1st写真集「unfussy」を発売することが決定した。

 

2013年、乃木坂46の2期生として芸能界入りした伊藤。数多くの楽曲、映像作品に出演しグループメンバーを8年間務めた。またグループ在籍時より舞台女優として活躍し、2018年上演の「七色いんこ」では初主演かつ男役を演じ脚光を集める。

 

2021年8月29日を以って乃木坂46を卒業して以降は、舞台を中心に精力的に活動してきた彼女にとって初の写真集が発売決定。自身のファンクラブ名が「Junna’s House」であることから「純奈の家」をテーマに、日常にあふれる様子を惜しげもなく表現した1冊になっているという。

 

これまで一切、水着や下着姿を披露してこなかったと語る伊藤が、今回の1st写真集ではその美ボディをついに解禁。アイドルを卒業し、“女優”としての道を歩みだした伊藤の決意が秘められた一冊に仕上がった。

 

さまざまなシチュエーションごとに行われた撮影では、伊藤が魅せる表情に撮影スタッフは驚くばかりだったという。言葉で語らずとも、表情だけで何をしているかが伝わってくる。これまで数多くの舞台に出演してきた彼女だからこその魅力を表現。初のランジェリーカットにも挑戦し、大人の色気を全面に醸し出した妖艶な姿からも目が離せない。

 

 

書誌情報

伊藤純奈 1st写真集「unfussy」
予約開始日:2022年2月21日(月)後6・00〜

写真集特設ページ:https://junnashouse.hp.peraichi.com

新川優愛インタビュー「携わらせていただけるのは夢のよう」『カムカムエヴリバディ』

現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合ほか)で藤井小夜子役を演じる新川優愛さん。

 

ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈)の同級生である小夜子は、お嬢さん育ちのおしとやかな優等生。子どものころから英語にピアノ、習字を習い、大学進学を考え、将来は先生になることを決めている。

 

本作への出演について「携わらせていただけるというのは夢のようです」と語る新川さん。小夜子の印象や、演じていく中で難しかったことについてお話しいただきました。

 

新川優愛 インタビュー

◆出演が決まった時の気持ちを教えてください。

びっくりしたというのが素直な気持ちでした。いろんな世代の方が毎期楽しみにしている作品で、そこに携わらせていただけるというのは夢のようです。「ドッキリかな!?」という感じもありました(笑)。
もちろんジャンルを問わず、どのお仕事でもどの現場でも、自分らしい気持ちでいるという心持ちなんですが、周りからの反響や知人を通して聞こえる声が大きくて。「“朝ドラ”出るんだね」「優愛ちゃん決まったんだね」って言っていただくのを聞くと、“朝ドラ”というワードのインパクトはすごく大きいのかなと最近実感しています。

 

◆小夜子に対して、どんな印象を持っていますか?

小夜子ちゃんは、スタッフさんからも「秀才な子で」と「秀才」というワードを使って紹介をされたぐらい、いろんなものにはげんでいる真面目で真っ直ぐな子だと思います。ひなたにはないような、また違った良さを持っている子かなと思いながらやっています。役作りについてすごくいっぱい考えているわけではないのですが、すごく品がある子だなと台本を読んでいて思うので、動きひとつひとつ、なるべくガサツに見えないようにというのは意識しています。
小夜子と私自身は似てないと思うから、バレないように演じたいなと思っています(笑)。習い事で言うと、小学校から高校まで書道を習っていたのが、小夜子との共通点。字が上手かと言われるとそうでもないですけど(笑)、今でも筆を持つのは好きです。

 

◆演じていく中で難しかったことはありますか?

難しいのは、京都ことばですね。大阪ことばも難しいと思うんですけど、抑揚がないようであるような…やっぱりない? いやいや、ある? みたいな(笑)、全然違った難しさを感じます。
データで送っていただいた音声を聞いて、台本に自分だけがわかる「こんな感じ」という線みたいなものを引いたりして覚えています。まだ難しさがありますし、アドリブになった時に簡単に話せないので、アドリブなんだけどそこも先生に「これであってますか」と確認しています。
ことばに関しては細かく突き詰めているので難しさもありますけど、やっていくとやっぱり楽しいなと思います。方言を話すって面白いです。東京ではなかなか方言を話す機会がないので刺激になるし、「あ、そういう言い方するんだ!」という発見が面白いですね。

 

◆クランクインされた日の撮影の雰囲気はいかがでしたか?

クランクインは、毎回どの作品ももちろん緊張するんですけど、今回も緊張しました。方言があって、慣れ親しんだイントネーションじゃないところが多いので、そういったところも緊張しました。
最初に撮影したのは、「大月」でのシーン。川栄さんとは以前、衣装合わせの時にご一緒させていただいたんですが、お父さん(錠一郎・オダギリジョー)、お母さん(るい・深津絵里)とももちゃん(桃太郎・青木柚)は初めましてでした。ももちゃんは小夜子をかわいいと言ってくれる役なのですが、そんなももちゃんもすごくかわいかったですね。台本を読んでいてもクスッとしてしまうようなシーンが、映像でさらにほっこりしたシーンになったと思います。

 

◆視聴者の方々に向けてメッセージをお願いします。

『カムカムエヴリバディ』は、新しい試みで祖母、母、娘の3世代の親子を描いていく作品です。今までと違った雰囲気を味わえると思いますし、ひなたのお話も祖母(安子・上白石萌音)、母に負けないくらいのすてきなお話になっていくんじゃないかと思うので、楽しんでいただけたらうれしいです!

 

番組情報

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
NHK総合ほか
毎週月~土曜日 前8・00~8・15ほか

©NHK

 

永瀬正敏「“俳優は芝居だけしていればいい”みたいな考えにふつふつしたものがあった」

芥川賞作家・小川洋子の同名小説を日本・台湾合作で映画化した『ホテルアイリス』(2月18日公開)で、愛と死の香りに満ちた禁断の世界に誘うミステリアスなロシア文学翻訳者を演じた永瀬正敏さん。写真家としても知られる永瀬さんのカメラに対する思いのほか、縁のある台湾映画界についても伺いました。

 

永瀬正敏●ながせ・まさとし…1966年7月15日生まれ。宮崎県出身。1983年、映画『ションベン・ライダー』でデビュー。『息子』で日本アカデミー賞新人俳優賞・最優秀助演男優賞のほか、計の8つの国内映画賞を受賞。その後日本アカデミー賞は、優秀主演男優賞1回、優秀助演男優賞2回受賞。カンヌ国際映画祭・最優秀芸術貢献賞『ミステリー・トレイン』をはじめ、海外作品にも多数出演。最近の主な出演作に『ノイズ』『ちょっと思い出しただけ』などがある。Instagram 

 

【永瀬正敏さん撮りおろしカット】

 

年齢差がある愛の物語に、やっとそういう役ができる年齢になったのかと嬉しくなった

 

──本作に出演された経緯を教えてください。

 

永瀬 プロデューサーさんから出演オファーを頂き、脚本を読み、その後に原作を読みました。今回、僕が演じた主人公の男(翻訳家)は、原作の設定では僕よりずっと年上で、陸夏(ルシア)さんが演じたヒロインのマリは、彼女より年下。そのため、いろいろ考えたんですが、「僕たちが演じることで、違う化学反応が起きるんじゃないか?」というお話もいただき、それではやらせていただこうと思いました。フランス映画の『美しき諍い女』のように、年齢差がある愛の物語がたくさんあるなか、「僕もやっと、そういう役ができる年齢になったのかな」と、嬉しく思いましたね。

 

──「翻訳家」の役作りはどのようにされたのですか?

 

永瀬 原作では、「それが現実なのか、それとも夢なのか」といった、曖昧なところを小川洋子先生が絶妙に表現されているんです。そんな原作の中に漂っているものを最大限大切にしながらも、そのまま表現しようとすることは映画なので難しい。その出し具合の加減……例えば、予約したはずのレストランで予約が取れていなかったときの表情などは、現場で奥原監督と話し合いながら、陸夏さんとのお芝居をしていくなかで決めていきました。なので、今回の役は事前に一人でガチガチに作り込んだというよりは、現場でみなさんと一緒に作っていった感じがします。

 

──今回のロケ地は、台湾の離島である金門島。永瀬さんは1991年に主演された『シャドー・オブ・ノクターン – アジアン・ビート 台湾篇』以来、台湾映画にも出演されています。

 

永瀬 金門島には初めて訪れたのですが、僕は台湾の土地も、台湾の人々も好きなんです。そして、台湾映画界の人たちも素晴らしいし、一緒に仕事ができるというだけで、とてもテンションが上がるんです。『アジアン・ビート』で最初に台湾に行ったときは、ちょうど台湾ニューウェーブの監督たちが世界に進出して、盛り上がっていたときでした。そのなかでも、エドワード・ヤン監督と出会えたことは、いい思い出ですね。『シャドー・オブ・ノクターン』のプロデュースをしてくれた。もともと監督する予定だったのですが、同時期に撮影していた『牯嶺街少年殺人事件』の撮影が押しに押して…。『シャドー…』は『牯嶺街…』のプロデューサーさんが監督することになったんです。じつはヤンさんに呼ばれて、『牯嶺街…』の撮影現場にもよく行っていたんですが『1シーン出てくれ』と言われて。でも編集段階で出演シーンがカットされてしまった……。自分が「3時間版」だけでなく、「4時間版」にも出てこないので、ちょっと凹みました、あとでヤンさんにひたすら謝られましたけど(笑)。作品自体は大傑作で現場の空気を感じられただけでもありがたかったですが。

 

──14年の『KANO 1931海の向こうの甲子園』では、台湾に実在した高校野球チームの監督を演じられました。

 

永瀬 『KANO』で台湾に行ったときには、ウェイ・ダーション監督をはじめ、次世代の監督たちと知り合うことができました。彼らが台湾ニューウェーブ時代の監督としっかり繋がっていたことも感慨深かったです。今回の現場でも陸夏さんだけでなく、若い女性がたくさん働かれていて、素晴らしい仕事をされていました。それによって、僕は台湾映画界の新たな未来を見たような気がしました。

 

僕とマー監督がツァイ監督を囲んで、過去のいろんな話を聞いたり

 

──現場の雰囲気は、いかがでしたか?

 

永瀬 奥原監督は北京を拠点に活動されているので中国語が堪能なうえ、マリの父親役では、『KANO』のマー・ジーシャン監督が出演されているんです。さらに、売店の男役でリー・カンションさんが出演されていることもあり、彼と親友でもあるツァイ・ミンリャン監督も現場に遊びに来てくださったんです。なので、現場に3人も映画監督がいるという、とても不思議な現場でした(笑)。撮影後、ホテルに戻ってからは、僕とマー監督がツァイ監督を囲んで、過去のいろんな話を聞いたりして、+αで、いい思い出になりました(笑)。

 

──そのほか、撮影時の印象的なエピソードを教えてください。

 

永瀬 金門島は中国との戦いの最前線だったこともあり、弾痕や朽ちた家が多く残っていて、台湾本島から感じる木の温もりと言うより、どこか乾いている感じがしました。あと、僕が金門島に帰っていく、引き潮のときしか撮れないシーンがあり、そのために早朝に撮影していたんですが、あるとき、撮影中に潮が満ちてきたんです。監督の判断で、それを生かして新たなシーンも撮影することになったんですが、そんな台本になかった美しくラッキーなショットは、この映画の見どころかもしれませんね。

 

笑顔の写真を自分のInstagram等で毎日アップしていた

 

──永瀬さんといえば、展覧会も開かれる写真家としても知られています。撮影現場にもカメラを持っていかれるとお伺いしました。

 

永瀬 あるとき、もしデビュー作から、僕が共演した方を全員撮らせてもらっていれば、僕が引退したとき、何かを発さなくても、自分史が出来上がることに気づいたんです。そう考えると、「なんて、もったいないことをしたんだ」と思い、今では極力カメラを持っていき、現場で撮らせてもらっているんです。いつもは1、2台程度なんですが、この間までの現場はカメラマン役だったので、合計4台の4カメ体制でした(笑)。

 

──ちなみに、『ホテルアイリス』でも、かなり撮られたのでしょうか?

 

永瀬 『ホテルアイリス』の現場では、役とプライベートを切り替える時間があまりなかったことや、今は観光地でも悲惨な歴史もある場所なので、なかなか容易にカメラのレンズを向けられなかったんです。そのため、少しスマホで撮るだけでした。ただ、その後に撮影した『ノイズ』のときは、藤原竜也くんや松山ケンイチくんとは初共演だったこともあり、会った当日に「ごめん! 写真撮らせて!」と言って、ポートレートを撮らせてもらいました(笑)。また、最初の緊急事態宣言が出て、僕も1歩も外に出なかったんですが、自分の身の丈に合った形で初めて体験するコロナ禍の中、皆さんに何かを伝えたいと思って、笑顔の写真を自分のInstagram等で毎日アップしていたんですね。その趣旨を話したらすぐに賛同してくれて、撮らせてもらった写真もあります。それは「茜色に焼かれて」の石井裕也監督や、尾野真千子さんもそうです。そういう特別なポートレートを撮影させてもらうこともありますね。

 

──過去には、スチールカメラを担当された作品もあるそうですね。

 

永瀬 自分の中で、映画とカメラがリンクしたのは、行定勲監督の『贅沢な骨』という作品です。行定監督の作品では今では考えられないぐらい超超自主映画ともいえる作品だったので、役者もやりつつ、「写真も撮ってください」と監督に依頼されたんです。それでポスターやビルボードに耐えうるものを目安にして、ペンタックスの6×7で撮ったんですが、当たり前ですけれど、いちばん、いい位置から役者を撮れるんですよ(笑)。なので気がつくと僕のすぐ横でスチールカメラマンさんが撮っている(笑)。結果クランクアップした後に、自分なりの解釈で新たに撮らせてもらって、最終的には写真集的なものも出させてもらいました。

 

 

──永瀬さんがカメラを本格的に始められたのはどういうきっかけだったのですか。

 

永瀬 いろいろきっかけはあり、最初にカメラを持つようになったのは、戦前に写真館をやっていたおじいちゃんの影響が強いです。その話を親父から聞いて、撮られるだけではなく、撮る方もやってみたいと、安いカメラを買って始めました。それが1つとあとは、今は芝居以外に、いろんなことをやられている俳優さんが多いですが、僕の若い頃はカテゴライズしたがる人が多かったこともあって、「俳優は芝居だけしていればいい」みたいな考えが強かったんです。それに対して、僕を含め仲間たちは、ふつふつしたものがあったんです。あるとき、知り合いのアイドルの子の“ニコパチ写真”ではなく、その時の彼女の思いを撮って欲しいと頼まれ撮影したのも大きいですね。

 

──ちなみに、カメラの機材・機種に対するこだわりはありますか?

 

永瀬 デジタルか、フィルムか、といったこだわりは、全然ないです。デジタルが主流になる前は、お風呂場を潰して、自分で焼いていましたが、時間もかかるし、産業廃棄物としての処理も大変だったんです。それに対して、デジタルは即効性の良さがありますからね。たまに、スチールさんから借りて撮ることもありますし。今はデジタルでもフィルムでも、仕上げはプロのラボの方にやってもらっています。データだけで上げるのであれば、自分でレタッチまでするんですが、それをプリントアウトして展示するのなら、やっぱり信頼できる人にお願いしたい。そういった、こだわりはあるのかもしれませんね。

 

 

ホテルアイリス
2022年2月18日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか公開

(STAFF&CAST)
監督・脚本:奥原浩志
出演:永瀬正敏、陸夏(ルシア)
菜 葉 菜、寛 一 郎、マー・ジーシャン、パオ・ジョンファン、大島葉子、リー・カンション ほか

(C)長谷工作室

【映画『ホテルアイリス』よりシーン写真】

 

撮影/映美 取材・文/くれい響 ヘアメイク/勇見勝彦(THYMON Inc.) スタイリスト/渡辺康裕(W)、涌谷梨乃(W)衣装協力/YOHJI YAMAMOTO

“謎のYouTuber”ブリアナ・ギガンテが初書籍で赤裸々告白!「とくと、お楽しみあれ」

謎に包まれた経歴と存在感で人気のYouTuber、ブリアナ・ギガンテの初書籍『世界でいちばん私がカワイイ』(幻冬舎・発行)が2月9日に発売された。

 

 

予約開始とともに大変な話題になり、Amazonでは連日ランキング1位【タレント本(総合)】、発売前重版も決まるなど、発売前から話題を集めた本書。2020年3月にYouTubeを始めて以来、人気が急上昇し、現在、SNS総フォロワー数68万人超の「ブリちゃん」ことブリアナ・ギガンテ。その魅力のヒミツや、これまで謎のヴェールに包まれていた過去や経歴などが、本書で打ち明けている。

 

本書にはブリアナ・ギガンテからの刺さる言葉が多数掲載されている。
「どこまでいっても、自分の人生は、自分のものよ」
「コンプレックスを、メイクでチャームポイントに導く」
「何かがうまくいってないときって、“何をするか”じゃなくて、“何をやめるか”」
「きれいに食べるというのは、お料理を用意してくださった方への感謝のしるし」
「失敗しないとわからないんだから、失敗してよかったの」
「その方との恋愛は、人生で初めてのこと。想定外のことが起こるに決まってるでしょ」
「“強い人間になることが正解だ”なんて、偏った考え方よ」
「自分を大事にすることが、彼を大事にすることでもございます」
「ストレスでへし折れそうなときは、逃げます」
「わたくしのことを一番知っているのは、わたくし」
「“何も起こらないことの幸せ”を大切に」
など、孤独を感じ、傷つきやすい現代人、他人を簡単に傷つけてしまいがちな現代人に、「ちゃんとここにある幸せ」を伝える一冊になっている。

 

<目次>

<コメント>
皆さん、ご機嫌よを。
ブリアナです。
本を読む事がほぼ無いと言っても過言では無い私が
世にも不思議な巡り合わせで本を出版する機会を頂戴致しました。
大変光栄に思っております。
この本は私が普段考えている事、人によっては本当に戯言でしかない事を
大袈裟に、茶目っ気たっぷりに、皆さんにお伝えしようじゃあないかと
夜な夜なしたためた本で御座います。
タイトルは屈託の無い事実で御座いますが、
皆さんの心にも何かしら浮かび出るものがあれば嬉しい限りです。
とくと、お楽しみあれ。

 

<ブリアナ・ギガンテ 略歴>
人気YouTuber。ポールダンサー。2020年3月YouTubeを始めると、たちまち話題に。小さな目が特徴の「小粒ちゃんメイク」、インパクトのあるファッション、おっとりした口調、妖艶かつ上品な所作、深みのある人生相談に、ハマる人続出。ブリアナちゃんグッズも数々展開、発売のたびに即完。2022年フランスで公開予定の映画「シャイニー・シュリンプス!」シリーズ続編に出演決定。

 

ブリアナ・ギガンテ『世界でいちばん私がカワイイ』
(イラスト:mune)
発売日:2月9日(水) ※電子書籍の配信は9日(水)深夜0:00
価格:定価 ¥1430円(税込)
発行:株式会社幻冬舎
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4344039017/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/17003167/

 

【この記事の写真】

 

吉井美優が最近「夢中」になっているものとは…?「ニジマスのこれ愛してマス」第21回

江嶋綾恵梨、中村果蓮、来栖りん、吉井美優、森みはるの5名からなるアイドルグループ、26時のマスカレイドによる新連載がスタート。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した彼女たち“ニジマス”は、「FASHION & EMOTION」をテーマにテレビや雑誌をはじめ多方面で活躍中だ。本連載では個性あふれるメンバーたちに趣味や今ハマっていることから、ひそかなこだわりや誰かに聴いてほしいことまで自由に語ってもらいます。第21回は、吉井美優さんが「本」についてご紹介!

 

こんばんわ。
26時のマスカレイドの吉井美優です。
今回紹介するのは「本」です。

 

最近、本を読むようにしてます。
今までは、小学校の朝の時間で15分間くらい本を読まなきゃいけない時間があってその時くらいしか本を開かなかったし、あの時も不得意だったので開いてるふりをしてるだけで疎遠な人生でした…(笑)。

 

でもいつの日からか、本が好きになって。それを読んで自分がどう理解して解釈してどう思うか、それをどう吸収して活かせるのか、いろんなものを得られる有意義な時間だとすごく思ってます。

 

意味のある時間だなってすごく思うし、集中力という部分も自分に欠けてるから何か一つに集中する力もつけたくて。時間があれば家で集中力を高める音楽とか流して読んだり、カフェ行って読んだりしてます!

 

今日も朝2冊本が届いてて、さっきも本屋さん行ってまた3冊買いました。読んでみないとわからないワクワク感とか、読み始めたらいつも夜遅くなってて“あ、寝なきゃ”ってなるくらい夢中になれるあの感覚とかすごく好きです。

 

どこ行くときも持ち歩いてて、読めるタイミングがあれば開いてます。
“これがオススメ!”って言えるくらい読んだら、いつかお伝えしますね。
皆さんもなにかあったら教えて下さい。

 

吉井美優 プロフィール

●よしい・みゆ…1999年3月2日生まれ。神奈川出身。O型。アイドルグループ「26時のマスカレイド」のメンバー。アイドル活動以外にも、ファッション誌でのモデルやグラビアなどで活躍中。無類のラーメン好きで、お笑いが大好き。クールビューティーな見た目に反して、バラエティで見せる意外な一面も魅力となっている。 2021年には1st写真集を発売予定。特技は歯笛。

吉井美優 Twitter:@nijimasu_miyu
吉井美優 Instagram:@miyu_yoshii32

 

26時のマスカレイド プロフィール

●にじゅうろくじのますかれいど…2016年10月結成。読モBOYS&GIRLS×Zipperアイドルオーディションから誕生した5人組アイドルグループ。グループ名は「深夜2時(26時)の仮面舞踏会」を意味し、略称はこれを略した「ニジマス」。「FASHION & EMOTION」をテーマに掲げて活動中。
2019年8月にメジャーデビューと同時に発売したミニアルバム『ちゅるサマ!』は、オリコンほか各ランキングで軒並み1位を獲得した。2020年には、2,000人の中からオーディションにて選ばれた新メンバー中村果蓮が加入して新体制に。初の主演ドラマも経験し、勢いに乗る彼女たちから目が離せない。

 

インフォメーション

New Mini Album『トルマリン』
2021年9月8日(水)発売

【通常盤A】1,200円(税込)
【通常盤B】1,200円(税込)
【通常盤C】1,200円(税込)

「吉井美優 生誕祭」
2022年3月7日(月)EX THEATER ROPPONGI

 

WEB

公式サイト:https://26masquerade.com/
公式Twitter:https://twitter.com/nijimasu_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/nijimasu_staff/

川栄李奈インタビュー「この光景、小さいころ見たなと思いながら」『カムカムエヴリバディ』

現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合ほか)で、ヒロイン・大月ひなた役を演じる川栄李奈さん。

 

安子(上白石萌音)の孫、そしてるい(深津絵里)の娘であるひなたは、京都の下町商店街育ち。父親・大月錠一郎(オダギリジョー)の影響を受けて時代劇が大好きで、侍に憧れている。

 

やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、何をやってもうまくいかず挫折の繰り返し。本人はいつも真剣なのに、ずっと、ずっと、自分の居場所を見つけられないでいる。しかし、正義感が強く、弱きを助け強きをくじく清さが彼女の魅力だ。

 

そんなひなたを自身の記憶と重ね合わせ、「この光景、小さいころ見たなと思いながら演じました(笑)」と振り返る川栄さん。ひなた、そして共演者の方に対して持っている印象について、お話しいただきました。

 

川栄李奈 インタビュー

◆出演が決まった時の気持ちを教えてください。

これまで何度もオーディションを受けてきて合格しなかったので、今回も実は受かると思っていなくて。決まったと聞いた時は、すごくびっくりしました。オーディションがあることはネットで知ったのですが、その時点で3世代の物語ということを知って、すてきだなぁ、やりたいなぁと思っていました。オーディションでは、安子とひなたの役をやりましたが、すごく楽しくて。実際にこうして演じることができて、本当に幸せです。

 

◆ひなたに対して、どんな印象を持っていますか?

明るくてその子がいると、周りも楽しくなる、雰囲気が明るくなっていく、本当にひなたのような子だなと思います。安子編で「ひなたの道を歩こう」というせりふが出てきますよね。「ひなた」というワードが何度も何度も出てくるので、結構プレッシャーを感じています(笑)。でも、実際に演じてみて、お母さんお父さんが作ってくれる空気感というものがあってのことだとは思いますが、ひなたが自由に伸び伸びと生きている子なので、撮影していて楽しい気持ちの方が大きいです。ひなたは周りをすごく気にしてしまうというところが私と似ている気がします。ほかにも、夏休みに宿題が終わらないというのも、私と同じなんです(笑)。そして、やっぱりひなたのように、友達がいっしょに宿題を手伝ってくれたりしていたので、似ているなぁと思いました。この光景、小さいころ見たなと思いながら演じました(笑)。

 

◆共演者の方々にはどんな印象を持っていますか?

深津絵里さんとオダギリジョーさんは本当に穏やかです。お2人の空気感が優しくてあたたかいので、この2人のもとでのびのび育ったひなたという役を自然に演じることができて、とてもありがたく思っています。深津さんは、ポスター撮影の時に初めてお会いしました。小さい時からテレビで見ていた方なので、本当に感激して、ずっと見つめてしまいました。るい編も見ましたが、お芝居も本当にすてきでした。18歳から今のお母さんになるまで、いろいろなお芝居のアプローチをされていて、見習うところばかりだなと思いました。
オダギリさんも同じようにやっぱり小さい時からテレビで見ている方なのでお会いできて感動、感動でした。でも本当にフランクで、気さくに話しかけてくださったり、そばにいてくださいます。
五十嵐(本郷奏多)の感じは本当に本郷さんで、「もう五十嵐じゃん!」というぐらい、すごくぴったりです。本郷さんとは以前共演させてもらったことがあるのですが、お互いに人見知り過ぎて、その時も、一言も話せずに終わってしまったんです。今回も、あまり話せていませんが、ひなたと五十嵐の関係性を考えると、それがあっている気がします。そして、2人して黙っていても全く気まずくなくて、むしろそれが自然だと思えるほど独特の空気感です。小学校から一緒だった幼なじみと再会したとしたらこんな感じかなと思います。

 

◆視聴者の方々に向けてメッセージをお願いします。

この作品に入る前に、監督から「ひなたは本当に普通の子です」と聞いていました。確かにちょっと変わってはいるけれど、本当に普通の子で、物語も普通の日常が描かれています。ひなたは、きっと視聴者の方が、朝から見ていて応援したくなるようなものを持っている子だと思います。元気を与えるヒロインというより、応援したくなるヒロインだと思うので、朝の15分、ひなたを応援してもらえたらうれしいです。

 

番組情報

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
NHK総合ほか
毎週月~土曜日 前8・00~8・15ほか

©NHK

 

工藤阿須加、福原遥、木南晴夏、今井翼、光石研ら出演決定!福士蒼汰×山本美月『星から来たあなた』予告映像解禁

『星から来たあなた』

 

2月23日(水・祝)よりAmazon Prime Videoで独占配信される福士蒼汰主演、山本美月がヒロインを務めるAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』に、工藤阿須加、福原遥、木南晴夏、今井翼、光石研ら豪華キャストの出演が決定。本予告映像と最新ビジュアルも解禁された。

 

本作は、大学講師に扮した宇宙人と大人気女優の恋愛模様を描いたユニークな世界観のラブファンタジー。約400年前、江戸時代の日本に舞い降りた宇宙人・東山満(福士蒼汰)は、大学講師として自分の正体と能力を隠しながら暮らしていた。地球での生活も残すところあと3か月、故郷の星に帰る準備を進めていた時、態度は高飛車だが実は純真な人気女優・笹原椿(山本美月)が現れたことで、平穏だった満の生活が一変する。

 

このたび、追加キャストが発表。椿の幼なじみで、椿に想いを寄せる宇和島浩哉役を工藤阿須加。椿と浩哉の幼なじみで女優でもある辻雪乃役を福原遥。劇中で発生した事件を追う、現場一筋の人情派刑事、小野勝次役を板尾創路。小野の相棒であり、冷静でしっかりものの熱い女刑事・夏目忍役を大友花恋。椿の弟で、姉の事を親よりも理解している椿の弟・大城卓朗役を水沢林太郎が演じる。

 

また、椿とは犬猿の仲で、事件の秘密を握る女優・坂東麗子役を木南晴夏。浩哉の兄、M&F社長宇和島雅哉役を今井翼。満のかつての友人で、満が宇宙人であることを唯一知る弁護士倉地斉一郎役を光石研。さらに、満が400年前に地球にやってきたばかりの時に出会ったきよという少女と高校生の椿の二役を出口夏希が演じる。

 

そして、本作の主題歌が、GReeeeNの新曲「流星のカケラ」に決定。2月23日より、Amazon Musicほか、各音楽配信サービスにて配信開始される。

 

『星から来たあなた』本予告映像

 

作品情報

『星から来たあなた』
2022年2月23日(水・祝)本編10話一挙配信

出演:福士蒼汰、山本美月 工藤阿須加、福原遥、大友花恋、水沢林太郎、出口夏希/木南晴夏/板尾創路、今井翼、光石研 ほか

主題歌:「流星のカケラ」/GReeeeN(ユニバーサルミュージック/ZEN MUSIC)

作品ホームページ:http://www.kyodo-tv.co.jp/hoshiana

ミニマムダイナマイトボディ・葉月あやの料理投稿が話題に!「皆さんの献立の参考になったらうれしい」

R・I・P所属のグラビアアイドル・葉月あやが、自身の手料理を「#きょうのあやメシ」と題して投稿したものがSNSで反響を呼んでいる。それを受けて、本人からのコメントが到着した。

 

葉月あやは愛知県の佐久島出身で、フィリピンとギャンブルと温泉やサウナが好きだというグラビアアイドル。“圧倒的巨乳! ミニマムダイナマイトボディ”をキャッチコピーにグラビアを中心に活動しつつ、サーフィンやスノーボードを得意とする一面もありカルチャー誌、ファッション誌にも出演している。

 

天真爛漫な性格と歯に衣着せぬ発言が好評で、バラエティ番組などでも活躍。昨年放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に初出演し、グラビア界のエピソードトークが反響を呼んだ。

 

そんな彼女は、自身の手料理を「#きょうのあやメシ」とハッシュタグ付けしてTwitterに投稿。ファンからは「美味しそう!」「優勝!」「バランスが良い!」と好評を得ており、一見派手な外見からは予想外な家庭的な面を垣間見せている。

 

「食事は生きていくには欠かせないことなので健康のために自分で作るようにしてます!」という葉月。「自分の気持ちに従って毎日どこかしらサボりながら自炊を続けてます」と継続のコツを語った。

さらに「冷蔵庫の残り物だったり、なんとなーくで作ってたりするので二度と作れない物もあるんですが…(笑)、基本的にはすごく簡単に短時間で作れる物ばかりなので“#きょうのあやメシ”が皆さんの献立の参考になったらうれしいです」とメッセージを寄せている。コメント全文とおすすめレシピは、下記に掲載。

 

葉月あや コメント

食事は生きていくには欠かせないことなので健康のために自分で作るようにしてます!
時間がある時は常備菜を作ったりしますが、作る気力がない、洗い物もめんどくさいなーって日はカレーやスープでワンプレートにしちゃったり。自分の気持ちに従って毎日どこかしらサボりながら自炊を続けてます。
冷蔵庫の残り物だったり、なんとなーくで作ってたりするので二度と作れない物もあるんですが…(笑)、基本的にはすごく簡単に短時間で作れる物ばかりなので“#きょうのあやメシ”が皆さんの献立の参考になったらうれしいです♡

 

あやのちょこっとレシピ

★さきいかと千切りしたきゅうりに食べるラー油かけるだけ!
私はこれに+してカラムーチョも入れて食べるのが好き♡

★トマトとモッツァレラを薄切りにしてカプレーゼのように並べたらオリーブオイル、塩、ブラックペッパーを気持ち多めにかけてレンジで1分半ほどチン!(※お好みのチーズの溶け具合でOK)
ピザの具だけおつまみみたいな感じでお酒がすすみます♪

 

WEB

葉月あや公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ayaaaa_com
葉月あや公式Instagram:https://www.instagram.com/ayaa0609/

 

松本人志&中居正広の特番『まつもtoなかい』第2弾が放送に!山田孝之×菅田将暉ら豪華対談が実現

左から)松本人志、中居正広

2月19日(土)に、松本人志と中居正広がMCを務めるトークドキュメンタリー『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(フジテレビ系)の放送が決定。伊藤沙莉、伊藤俊介(オズワルド)、菅田将暉、山田孝之ら出演者が発表された。

 

2020年11月に第1弾を放送した『まつもtoなかい~マッチングな夜~』は、松本人志と中居正広が“会わせてみたい2人”をマッチングし、対談する2人の様子を仲人として見守る、という実験的なトークドキュメンタリー番組。第1弾では、森進一×Hiro(MY FIRST STORY)の親子共演や、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)×菅田将暉の初対談などが反響を呼び、ギャラクシー賞を受賞するなど大好評を博した。

 

およそ1年3か月ぶり、待望の第2弾となる今回も、他では見られない超レアなマッチングが実現。オープニングでは、中居が「昨日の夜はあまり眠れなかった」と明かすと、松本も「僕はさっきまで筋トレしてました。疲れてるくらいがちょうどいいかなと思って(笑)」と、それぞれ緊張をあらわに。

 

左から)長渕剛、大悟

まず、シンガーソングライター・長渕剛が、『まつもtoなかい』のスタジオに登場。そんな長渕のマッチング相手は、幼い頃から長渕に憧れ続け、その生き方に多大な影響を受けたという千鳥の大悟だ。今や売れっ子芸人の大悟だが、仕事が全くなく、芸人を辞めようと考えていた時期も、長渕の存在が心の支えになったのだという。

 

しかし、いざ憧れの長渕を目の前にすると緊張しきりの大悟。なかなか言葉が出てこず、松本&中居も「こんな大悟は見たことがない」と心配するほどの極限状態に。だがその後、次第に話は盛り上がり、2人は互いの生い立ちを振り返りながら、貧しかった少年時代や故郷への思いを語るほか、それぞれの人生論や仕事論などを展開。さらに、トークの後には長渕が生歌を披露する。

 

続けて登場するのは、伝説のバンド「BOØWY」のギタリストとしてデビュー以降、今なお音楽シーンのトップを走り続ける布袋寅泰と、2022年シーズンから北海道日本ハムファイターズの監督を務める“ビッグボス”こと新庄剛志。

 

左から)布袋寅泰、新庄剛志

「共通点がわからない(笑)」という松本の心配をよそに、初対面ながらも互いに「会いたかった」という2人は、楽しいトークを展開。中学生の頃、BOØWYの大ファンだったという新庄が「布袋さんに謝りたいことがある」と驚きのエピソードを明かすと、布袋は意表を突かれてしばし呆然…!?

 

新庄は日ハムの新監督としての抱負を語り、布袋はミュージシャンとしての信念を明かすなど、貴重なトークが続々と飛び出す。さらに、最後は布袋のリクエストで、4人全員が幾何学模様のペインティングで有名な“HOTEIモデル”のギターを抱え、CDジャケット風の写真を撮影することに。ロックなポーズで決める4人の立ち姿は必見だ。

 

続けて、第1弾で憧れの甲本ヒロトと対談した菅田将暉と、先輩俳優・山田孝之が登場。20代の菅田と30代の山田、世代の違う2人の実力派俳優が、互いの印象などを語り合っていく。松本いわく「本性が全くわからない“怪優”」の山田だが、自身の交友関係や恋愛観を包み隠さず明かし、松本&中居を驚かせる。やがて話題は演技論や作品論におよび、近年圧倒的人気を誇る韓国ドラマに対する評価、“日本のエンターテインメントの未来”にまで…。

 

左から)山田孝之、菅田将暉

最後は、“2021年最もブレークした女優”と称される伊藤沙莉と、彼女の実の兄であり、漫才コンビ・オズワルドの伊藤俊介が登場。幼い頃から互いをよく知る特別な関係=“兄妹”の2人が、テレビカメラの前で初対談を行う。「兄妹というより、父と娘のような関係」と話す2人は、幼少時代や数年前に2人暮らしをしていた頃の思い出を明かすほか、兄は芸人として、妹は女優として大活躍を続ける今、お互いをどのように見ているのか、赤裸々トークを展開。

 

『M-1グランプリ』をテレビで見ながら兄を応援していたという沙莉が、“オズワルド準優勝”という結果に対し率直な感想を語るなど、驚きの逸話が次々に飛び出し、妹がいない松本&中居も“兄妹”という不思議な関係に好奇心をかき立てられた様子。だが、そんな松本&中居に、俊介は「バラエティー番組で共演するのは今回が最後」と宣言する。

 

さらに話が進むうち、俊介には沙莉より年上の妹がもう1人おり、3人兄妹であることが明らかに。彼女は兄妹の中でも群を抜いて明るい性格といい、「本来、一番芸能界に向いている」と2人は豪語。強烈キャラ勢ぞろいの、伊藤三兄妹の全貌が明らかになる。

 

左から)伊藤俊介、伊藤沙莉

 

番組情報

土曜プレミアム『まつもtoなかい~マッチングな夜~』
フジテレビ系
2022年2月19日(土)後9・00~11・10

<出演者>
【MC】
松本人志、中居正広
【ゲスト】
長渕 剛 × 大悟(千鳥)
布袋寅泰 × 新庄剛志
山田孝之 × 菅田将暉
伊藤沙莉 × 伊藤俊介(オズワルド)

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/matsumotonakai/

©フジテレビ

みちょぱがMCの恋愛番組『妄想トゥクン』放送決定!勝地涼、DJ松永、城田優も週替わりでMCに

ABEMAオリジナル恋愛番組『妄想トゥクン』が、2月15日(火)夜10時より全3回で放送決定。みちょぱ(池田美優)に加えて、勝地涼、DJ松永、城田優が週替わりでMCを担当することが発表された。

 

“トゥクン”とは、誰かの言動にときめき恋に落ちるさまや、ドキドキして気持ちが揺れ動く様子を表現するオノマトペ。『妄想トゥクン』は、そんな“トゥクン”とするシチュエーションをぎゅっと詰め込んだABEMAオリジナル恋愛番組だ。

 

本番組では、思わず“トゥクン”としてしまうストーリーを男性芸能人6名が本気で妄想。本人たちの恋愛観を詰め込んだ“トゥクン”ストーリーをシナリオに落とし込み、それを若手俳優と女優が演じる。はたして“トゥクン”とさせるストーリーを考えたのは、どんな男性芸能人なのか。

 

芸能人たちの恋愛観やギャップが丸裸になる本番組を全放送回にわたりMCとして牽引するのは、モデルでタレントの“みちょぱ”こと池田美優。また、俳優の勝地涼、Creepy NutsのDJ松永、俳優の城田優が週替わりでMCを担当し、ともに番組を盛り上げる。

 

女性ゲストには、小島瑠璃子、松平璃子、トリンドル玲奈、トリンドル瑠奈、ベッキー、工藤美桜を迎え、“トゥクン”とするシナリオをつくった男性芸能人が誰なのかを自身の恋愛トークとともに推理していく。

 

なお、“トゥクン”ストーリーをミニドラマで再現するのは、内藤秀一郎や鈴木ゆうかほか、今旬の若手俳優・女優たち。彼らの“トゥクン”シチュエーションを演じ切る様子にも注目だ。

 

番組情報

『妄想トゥクン』
ABEMA SPECIAL

【第1回】2022年2月15日(火)後10・00〜
放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AyT48HWNmPMpH5
MC:勝地涼、池田美優
女性ゲスト:小島瑠璃子、松平璃子
ミニドラマ出演:内藤秀一郎、紺野彩夏、西垣匠、杉本愛里

【第2回】2022年2月22日(火)後10・00〜
放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AMdaXspKAFq8cP
MC:DJ松永(Creepy Nuts)、池田美優
女性ゲスト:トリンドル玲奈、トリンドル瑠奈
ミニドラマ出演:西垣匠、川津明日香/中島健、紺野彩夏

【第3回】2022年3月1日(火)後10・00〜
放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/C4g1gtB1JbdGxF
MC:城田優、池田美優
女性ゲスト:ベッキー、工藤美桜
ミニドラマ出演:山下航平、鈴木ゆうか

©AbemaTV,Inc.

古屋呂敏インタビュー「役者として、クリエイターとして、さまざまな“表現”を世に発信していきたい」

現在放送中のドラマ『逃亡医F』に犯人を追う刑事・野末役で出演中の古屋呂敏。俳優として活動するかたわら、写真家・映像クリエイターとしても活躍する彼が、2月18日(金)より東京で初の写真展を開催。《撮る側》と《撮られる側》の2つの視点を持つ彼が、この個展で掲げたテーマとは──? 気になるドラマの裏話も交えつつ、写真への思い、表現することの楽しさなどをたっぷりとうかがいました。

 

古屋呂敏●ふるや・ろびん…1990年6月2日、京都府出身。日本の高校を卒業後、ハワイ州立大学、のちにマサチューセッツ州立大学アマースト校に進学。卒業後は日本でモデルとして活躍しながら、俳優、カメラマン、映像クリエイターとマルチに活動。主な出演作にドラマ『シャーロック』、『仮面ライダーセイバー』など。現在、日本テレビ系のドラマ『逃亡医F』に野末孝正役で出演中。TwitterInstagram

 

【古屋呂敏さん撮りおろしカット】

 

松岡昌宏さん、和田聰宏さんに挟まれて、最高の時間を過ごしています

 

──『逃亡医F』のドキドキの展開が毎週楽しみです!

 

古屋 ありがとうございます。僕も新しい台本が届くのをいつもワクワクしながら待っています。物語がどんどん転がっていくので、この先どうなるのかがまったく分からなくて。原作のコミックも読ませてもらったのですが、ドラマはオリジナリティーにあふれる内容になっているので、皆さんもぜひハラハラしながらご覧いただければと思います。

 

──出演が決まった当初はどんなお気持ちでしたか?

 

古屋 プライムタイムのドラマに出演するのが初めてで、しかも主演の成田凌さんや松岡昌宏さんをはじめ、そうそうたるキャストがそろっていたのでものすごく緊張しました(笑)。

 

──実際に撮影に入ってからは、そうしたプレッシャーもなくなっていったのでしょうか?

 

古屋 そうですね。すぐ、緊張以上に楽しさのほうが大きくなりました。作中でバディを組ませていただいている先輩刑事役の和田(聰宏)さんが本当に素晴らしい役者さんで、学ぶことが多くて。和田さんは、いつもいい意味で力の抜けたお芝居をされるんです。それなのに、ものすごく存在感がある。“どうやったらこんな表現ができるんだろう?”と常々探っているんですが、いまだにまったく解明できていないです(笑)。また、松岡さんとも絡むシーンが多いのですが、イメージどおりの熱い方で、それがお芝居にも表れているので迫力がある。お2人に挟まれながら演技をするのが本当に心地いいですし、自分が演じる野末という男も、お2人に引っ張ってもらいながら出来上がっているなという気がします。

 

──その野末はどんな男性だと感じていらっしゃいますか?

 

古屋 とても真面目なキャラクターですね。和田さん演じる先輩をすごく尊敬しているし、己の中の正義を貫いている。僕自身とはちょっと性格が違うなと感じています。あ、だからといって、僕に正義感がないわけではないですよ(笑)。野末は自分の行動に自信を持っているし、仕事に対して情熱的でもある。そうしたところにリスペクトを感じます。

 

──古屋さんは現在、俳優のほかに、写真家や映像クリエイターとしても活躍をされていますね。どういった経緯で、これらの活動を始めるようになったのでしょう?

 

古屋 最初はモデルとしてスタートしたんです。父が日系アメリカ人で、僕もハワイの大学を卒業したのですが、就活のために日本に戻ってきた際、思わぬ形でファッション誌のモデルの仕事をするようになりました。そこでカメラマンさんや雑誌編集者の方々と仲良くなり、どんどんと撮られる側より撮る側に興味が湧いていったんです。友人や知人をモデルにして写真を撮り始めたら、より楽しさを感じて。それに、もともとオタク気質なところもあるので(笑)、カメラ機材も買い集めるようになり、いつしか撮ることが本格的に仕事へと繋がっていったんです。

 

──俳優の仕事にもその頃から憧れがあったのでしょうか?

 

古屋 ありました。昔から映画やショートフィルムが好きだったんですが、何より僕の心を動かしたのがグザヴィエ・ドラン監督の『Mommy/マミー』(2014年)でした。ドラン監督は僕と年齢が1つしか違わないのに、『Mommy/マミー』はカンヌ国際映画祭で絶賛され、審査委員賞も受賞されて。しかも、監督と脚本をこなしながら、いろんな作品で役者として自分も出演している。羨ましくもあり、尊敬もします。

 

──影響されているところが多そうですね。

 

古屋 かなり(笑)。ドラン監督の作品で一番好きなところは、色味や、映像を通して匂いが伝わってくるような世界観なんです。1つひとつの描写の中にちょっとしたおしゃれな空気も漂わせていて。僕もそうした写真や映像が撮れたらなって、常々思っていますね。

 

初の写真展では、会場で直接お客さんから感想をたくさん聞いてみたいです

 

──そんな古屋さんにとっての初の写真展『reflection』が2月18日より開催されます。この写真展はどのようなコンセプトになっているのでしょう?

 

古屋 タイトルにもあるように《反射》をテーマにしました。僕自身、役者のお仕事をさせていただく一方で、カメラマンの活動もして、“撮られる側”と“撮る側”の両方を経験しています。それをコンセプトにした写真を撮りたいなと思ったのが最初でした。モデルとして川床明日香さん、菊池日菜子さんのお2人にご登場いただいているのですが、僕が彼女たちを撮りつつ、反対に、その僕の撮影姿を彼女たちに撮ってもらうことで、“互いの意識の反射”なども表現しています。

 

──普段は見られない姿が写っていそうですね。

 

古屋 そうですね。2人に撮ってもらった写真を見て、“僕って、こんな感じで集中しているんだ!?”と驚きました。思った以上に撮影中は猫背になっていたりもして(笑)。カメラを構えている瞬間は被写体に集中しているので自分に意識が向いてないですし、すごく無防備でもある。そうやって一人の人間を多角的に写すことで、そこにどんな物語が生まれるんだろうという挑戦の意味もありました。ほかにも、鏡を使った写真であったり、“もし自分が木だとしたら、僕という木はどこを見ているんだろう?”といった視点で撮影してみたり。…と、こうやって言葉にすると、小難しいことを言ってるようですが(苦笑)、自分の心のゆくままに楽しくシャッターを押しただけなので、気軽に見に来ていただければと思います。

 

──会期中は古屋さんも会場にいらっしゃるんですか?

 

古屋 はい、時間が許す限り、在廊したいなと思っていますので、写真をご覧になっている方に直接、写真に込めた思いをお話ししたり、反対にいろんな感想を聞いてみたりしたいですね。個展のいいところは、いろんなサイズで写真を展示できるところだと思うんです。今はスマホなどで簡単に写真やイラストを楽しめますが、大きくプリントされた写真や、逆にあえて小さいサイズで飾ってあるものなど、実際にその場で見て、体感することで、伝わり方・受け取り方も変わってくる。僕自身も感性を磨くために、普段からいろんなものを見て、触って、調べて…と五感で体験することを大事にしているので、それをぜひ皆さんにも味わっていただきたいなと思います。

 

──では、古屋さんが思う“写真展の楽しみ方”とは?

 

古屋 一番は正解がないところだと思います。どういう解釈をして、どんな感想を持っても自由で。それに、その日の心の持ちようによっても見え方が変わってくる。例えば、会場に着くまでにその人にどんなことがあったかで、一枚の写真が楽しそうにも、切なそうにも見えるでしょうし。そうやって自分が感じたことがすべてであり、そこに正解も不正解もないんですよね。

 

──これを機に、気軽に写真展や美術館に行く人が増えていくと、より日本の文化も豊かになっていくように思います。

 

古屋 僕なんかが言うのもおこがましいのですが、特に多くの若い世代に、写真に興味を持ってもらえたらなと思います。そのためにも、今回の写真展では見る人の心が動くような作品をたくさんセレクトしていきたいですね。1枚1枚にしっかりとテーマを盛り込んでいるので、それが伝わればいいなって思いますし、先ほどもお話ししたように、僕とは違う見え方をした感想もたくさん聞いてみたいです。

 

──展示する写真にはそれぞれタイトルを付けるんですか?

 

古屋 できるだけそれはやめようと思っています。やはり、見る方のイマジネーションを限定させてしまうとつまらないと思いますから。映像や写真のいいところって、言葉を使わずに思いを届けられることだと思うので、そこは隠したままにしようと。もちろん、あったほうがいい時もありますし、今の時代は分かりやすさや共感性を求められることが多いので説明することの大事さも分かっていますが、今回はあえて自由に見てもらえればと考えています。

 

ガジェットオタクで、家の中は完全にスタジオみたいになっています(笑)

 

──最初のほうの質問で、「自分にはオタク気質なところがあり、カメラ機材をたくさん買い集めている」というお話しをされていましたが、ガジェットや家電などもお好きですか?

 

古屋 大好きです! 最近だとデロンギのコーヒーメーカーを買いました。けっして安くはなかったのですが、めっちゃくちゃQOLは上がります! それに長く使うことを考えれば、カフェなどでコーヒーを買って飲むより費用対効果もいいですし、いい買い物をしたなと思ってます(笑)。

 

──コーヒーがお好きなんですね。

 

古屋 はい。ハワイで育ったので粉コーヒーが特に好きですね。ちょっと薄めで酸味が強い味が好みで、コロナ禍になる前はハワイの農園を回って粉をたくさん買い、いろんな種類を毎日違ったブレンドにして楽しんでいました。

 

──すごい! では、それ以外で最近購入されたものは何かありますか?

 

古屋 少し前だとソニーのマクロレンズ(FE 90mm)かな。普段、人物を撮影することが多いので、マクロレンズは必要ないと思っていたんです。でも、水の泡を撮りたくて買ったところ、どハマリしてしまって(笑)。知り合いのネコちゃんを試しに撮ったんですが、瞳の中に宇宙が広がっているぐらいきれいで、楽しすぎて世界が広がりました。

 

──カメラはどのくらいお持ちなんでしょう?

 

古屋 普段使っているのはソニーなんですが、ニコンのFM2、FM3、F5も持っています。そのほかにもオリンパスのPENやフジカ ハーフなど。ボディやレンズを買うために、毎日お茶漬けやうどんばかり食べてますね(苦笑)。部屋の中もすごいですよ。機材だらけですし、物撮りもしているのでリビングにペーパーを垂らしていて。その端っこのほうに小さなテーブルを置いて、いつもお茶漬けを食べているんです。完全にスタジオみたいになっているので、友人も呼べないです(笑)。

 

──生活感がゼロですね(笑)。

 

古屋 本当に(笑)。また、ドローンも2台持っていて、それは撮影で使い分けています。1つは200g以下のサイズのものなので人口密集地でも飛ばせるんですが、もう1つは国土交通省に撮影許可を取る必要があるんです。その分、飛行距離も長く、Webでアップしている自然の風景映像などはそちらを使っているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。

 

──お話しをうかがっていると、まさにクリエイターですね。

 

古屋 ありがとうございます。熱中すると、とことんのめり込んじゃうタイプなんです(笑)。写真や映像はもちろん、役者の仕事も、世の中にさまざまな“表現”を発信していくことに違いはありませんので、これからも自分の好きなもの、やりたいことをどんどんと発表していけたらなと思っています。

 

 

古屋呂敏 写真展 「reflection」

会場:ギャラリー ルデコ B1(東京都渋谷区渋谷3丁目16-3 髙桑ビル B1)
入場料:無料
期間:2022年2月18日(金)~20日(日)
時間:11:00~19:00 ※最終日20日(日)は17:00終了

 

撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ