現役復帰宣言の亀田興毅が今後を語る『亀田一家3大勝負』アフターストーリーSP 1・20生放送

無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、特別番組『新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負 アフターストーリーSP』が1月20日(土)後8時から生放送される。

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この番組は、元日に生放送した新春特別番組『AbemaTV新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負』のアフターストーリーとして放送。元プロボクサー・亀田興毅ら率いる“亀田一家”の3人、興毅の弟で元プロボクサーの亀田大毅、元プロボクサー兼YouTuberのジョーブログ、亀田三兄弟の従兄弟にあたるプロボクサー・亀田京之介選手が人生を賭けて挑んだ戦いの裏側や、その後の彼らの心境に迫る。

 

ボクシングルールに則り、挑戦者が大毅をKOしたら“お年玉1000万円”を勝ち取れる企画「亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円」では、大毅が5人の挑戦者相手に対し、格の違いを見せて完全防衛。最後には、ボクシングで辛い思いをしていた時に書いていたという自作の歌「みんなへ」を生披露し、会場や視聴者を沸かせた。

 

挑戦者5人から“お年玉1000万円”を守り、歌まで歌いきったほど余裕な様子を見せていた大毅だったが、左目に患っている網膜剥離が原因で、4戦目には左目がほとんど見えなかったり、肩も全然上がらなかったりと後半の戦いからは万全な状態でなかったという。そんな大毅が試合当日を振り返る。

 

また、デビュー戦を戦ったジョーブログと京之介選手も出演。残念ながら勝利することができなかった京之介選手の今後の展望を語るほか、当初から引退試合と決めていたデビュー戦で劇的勝利を収めたジョーブログが心境を明かす。

 

さらに、元日生放送の最後に現役復帰宣言をした興毅が、復帰を決意した背景や、今後について生告白する。

 

元日特番『AbemaTV新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負』は、Abemaビデオで無料配信中。

 

AbemaTV『新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負 アフターストーリーSP』

放送日程:2018年1月20日(土)後8時~9時

放送チャンネル:AbemaSPECIAL

進行:辻よしなり

出演者:亀田興毅、亀田大毅、ジョーブログ、亀田京之介

放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/D8cQCK31zyWHK5

(C)AbemaTV

YOSHIKIがダウンタウンに激動の半生を語る!『ダウンタウンなう』1・12放送

1月12日(金)放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、人気企画「本音でハシゴ酒」のゲストにYOSHIKIが登場、飲み仲間として夏菜が参加する。

 

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トークは「YOSHIKI激動の半生」というテーマで進行。過去にダウンタウンと『HEY!HEY!HEY!』で共演した際に語られ、伝説となった「カレーが辛くて帰っちゃった事件」の真相や、その時のHIDEのやさしすぎるひと言も明かされる。

 

そして話題はバンド誕生秘話へ。Toshlと「X」を結成し、インディーズ時代から爆発的に人気を博し、メジャーデビュー2年目には武道館ライブ、3年目には東京ドームライブを成功させるなど日本の音楽シーンを席巻。『紅白歌合戦』にも出場したYOSHIKIだが、出場を決めた“らしからぬ理由”が明かされる。

 

ミュージシャン仲間のHYDEからは、YOSHIKIのある宣言が20年以上果たされていないことや、今まで語られなかったYOSHIKIの「過去形じゃない」モテ事情やデート事情、さらにはイメージとは違う意外な結婚観も語られる。松本人志からの「彼女はいるの?」と質問に衝撃の事実も。

 

また「X JAPAN」の解散や、Toshlの洗脳騒動の真相、ギタリストHIDEの突然の死について心境を語る。さらに、1999年に催された「天皇陛下御即位10年」をお祝いする国民祭典で自ら作曲した奉祝曲を披露した時の披露曲の選定理由や、出演を決めたきっかけなども語られる。

 

そして、2007年に「X JAPAN」再結成した際、Toshlから再結成の話を持ちかけられたときの2人きりの会話や再結成の裏話なども。また、YOSHIKIの海外で受けた意外な仕事の貴重映像も公開されるほか、KISSのメンバー、ジーン・シモンズからVTRコメントが寄せられる。さらに、YOSHIKIがX JAPANの名曲「Forever Love」をその場でピアノで披露する。

 

『ダウンタウンなう』

フジテレビ系
1月12日(金)午後9時55分~10時52分

<キャスト>
MC:ダウンタウン(浜田雅功、松本人志)
お店案内人:坂上忍
飲み仲間:夏菜
ゲスト:YOSHIKI

 

©フジテレビ

 

 

 

石原さとみが“逃げ恥”野木亜紀子の脚本を絶賛!「本当にせりふが面白い」

石原さとみがTBSの連続ドラマで初主演を務める『アンナチュラル』(TBS系 毎週金曜 後10・00)が1月12日よりスタート。

 

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日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台に、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結の法医学ミステリー。放送に先駆けて行われた制作発表には、主人公・三澄ミコトを演じる石原をはじめ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊、脚本の野木亜紀子(『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』ほか)らが出席した。

 

「やっと1話をお届けできるということで、早く感想が聞きたいです!」と笑顔を見せた石原は、「連ドラの1話はよく初々しさがあったりするのですが、このドラマは台本がどんどん上がってきたので、キャラクターが定まった状態で1話が完成できたと思います。なので、自分の中でも恥ずかしくない1話ができている感じがしました」と手応えを。さらに「野木さんが書かれたせりふがとても面白くて、普通のフランクな会話がのちのち最終回までつながるんじゃないかと思うくらい、1つひとつのせりふが重要なので、ぜひそこにも注目して楽しんでいただけたら」とPRした。

 

いっぽう、態度も口も悪い法医解剖医・中堂系役を演じる井浦は「僕も初々しくやりたかったんですけど、何せ態度が悪い役なので、全くそんな雰囲気がない中で演じました」と苦笑い。アルバイトの記録員・久部六郎役の窪田は「解剖シーンは暑い中マスクや手袋をして、こんなに大変なんだなってすごく実感しました。監督が1カット1カットに力を入れて演出されていますし、みんなが同じ方向を向いて自分の任務を全うしている作品だと思います」と力を込めた。

 

「始まる前に言っちゃいけないことを山ほど聞かされまして、多くをお伝えすることができません。申し訳ありません(笑)」と前置きをした松重は「ほんとにこれだけのチームワークというものはなかなかできるものではなくて、そこが見応えある作品につながっていると自負しています。後は見てのお楽しみです」と。第2話の完成版まで見たという市川も「自分が出演していないシーンを見ながら、とても心が動いて、私自身、自分が生きているということを感じて胸が熱くなりました」と感想を語った。

 

また、作品にちなんで“生きていると実感する時”を問われたキャスト陣。石原は「おいしいご飯を食べた時もですけど、痛みを感じた時とかですかね。けがをした時に“痛っ!”ってなると、生きてるなぁ~と(笑)」と。「仕事をして、家に帰ってからシャワーを浴びてる時が一番生きてる感じがします。“今日は頑張ったな、よく寝られるぞ”ってシャワーを浴びながら思えると」と話す窪田に「僕も結構近いですね」と井浦も同調。「仕事でも趣味でも夢中になっている時は生きてる実感まで感じる余裕はないですけど、やり終えて落ち着いた時に、ふと生きてるなって。『アンナチュラル』の現場でもいっぱい感じています」と語った。

 

法医解剖医らがさまざまな死因を究明し未来の誰かを救命する物語『アンナチュラル』は、TBS系列にて1月12日(金)よりスタート。

 

■公式サイト http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

 

 

8K時代にまさかのVHS画質でリリース?! サニーデイ・サービスのライブDVD「夏のいけにえ」が感動的

昨年は3回かな、サニーデイ・サービスのライブを見る機会があった。晩夏の日比谷。初秋は、ポラリスとのツーマン。そして年末のワンマン。3回見たけど、3回ともまるで違っていて、それぞれに震えた。どれも素晴らしかったのだけど、どれかひとつ選ぶのだとしたら、19年ぶりの日比谷野外大音楽堂での公演だろう。

 

4枚目の再現ライブとなったリキッドルームもマイ・フェイバリットアルバムの再現なんだから、問答無用に1000%最高だったんだけど、やっぱりツーマンなんで、短かったのが惜しまれる。短いからこその再現ライブだし、ポラリスも素晴らしかったけど。

 

一方で、年末のライブは新作中心。「Popcorn Ballads」の曲は、ライブで見るとこれがまた信じられないほど表情を変える楽曲ばかりで、ものすごく良かった。また、曽我部さんが「柄にもないけど」と照れながら紹介してくれたラストのクリスマスソング「Rose for Sally」は、どこまでも甘くドリーミー(これをライブで聴けただけでも昇天)。もう恵比寿あたりには幸せしか充満してなくて、こちらも満足度1000%だったのだけど、遅刻してしまい最初の2曲を聴き逃したのが悔やまれる(自分のせい)。ああ年の瀬だったんだね。

 

ということで、全部最高だった。でもやっぱり、気合満点で観た日比谷の素晴らしさったらなかった。その徐々に暮れ行く情景の素晴らしさも相まって、僕にとってはベストアクトだ。会場では知ってる人5、6人(元部下とか、クライアント様とか、元ベストギア編集長とか)に偶然会って、みんながみんな一様に大笑顔だったのも印象深い。それほど8月27日の日比谷野外大音楽堂の空気はハッピーだった。

 

ライブが始まるのが惜しかったし、終わるのはもっともっと惜しかった。その惜しさにすがるように、週刊誌「パーゴルフ」のサニーデイ・サービスファンの人(ex tokyo-mirai)と居酒屋に行って、新橋でスナックを探して、最終的にはラーメンを食べて、終電を逃した。酒を飲みながら、この日のベストチューンを執拗に語り合った。パーゴルフの人は基本的にしつこいんだけど、そのしつこさまでもこの日は心地よく、ベストチューンを5分毎に変えて、あれもよかったこれもよかったと延々と語り合って、最後には「サニーデイ・サービス 名曲イントロ・ドン」を、ふたりで口(くち)メロでやった。そんな多幸感が、とめどもなく空から降り注ぐ新橋の夜だった。

 

その日比谷の公演がパッケージングされたDVD「夏のいけにえ」が、17年末、ついにリリース。正直、見て驚いてしまった。画質がVHSなのだ。90年代、洋楽少年だった僕は、なかなか見ることのできない外タレのライブ映像を求めて、西新宿でブートレグVHSを買っては何度も何度も再生していた。何度ダビングされたのか、どんな機材で撮られたのかもわからないその怪しげなVHSは、なぜか僕を強烈に引き付けた。そんなノスタルジックな気持ちが僕を刺激した。

↑田中貴兄貴。画質はVHS的な感じだけど、演奏の熱気はなぜだかダイレクトに伝わってくる↑田中貴兄貴。画質はVHS的な感じだけど、演奏の熱気はなぜだかダイレクトに伝わってくる

 

19年ぶりの日比谷だから、19年前の世界観を再現したのかもしれない粗い画質は、どうしてだろう、とても心地よかった。4Kとか8Kとか、「精細なほど感動が高まる」というのはもちろん本当だろう。でも、それが全部じゃないってことを教えてくれた。カメラワークもなんだかキュートで、「96粒の涙」の冒頭の震える感じなんて、とてもリアルな感じで愛らしい。

 

録音もまた大変に生々しく(音質自体はとてもよい)、オーディエンスのおしゃべりも、リンリンと鳴く虫の歌も気の利いた味付けだ。現地でも魂が震えるほど感動したけど、このDVDも同じくらい、ひょっとしたらそれ以上の感動を届けてくれるのだ。「海へ出た夏の旅」から「セツナ」、そして「白い恋人」の流れとかもうドラマチックすぎて、ちょっとだけ泣いた。

↑ラストの「One Day」は、再結成後の代表曲のひとつ。すっかり陽も落ちて、ますますロマンチックに!↑ラストの「One Day」は、再結成後の代表曲のひとつ。すっかり陽も落ちて、ますますロマンチックに!

 

ベースの田中貴さんは、本ウェブサイトでもおなじみのラーメン兄貴である。ラーメンを語っている瞬間もとても凛々しいし、生き生きしている御仁だが、やっぱり日本が誇る名バンド、サニーデイ・サービスでベースを弾いている瞬間がカッコいい。前者のときは博多華丸寄りに感じるが、後者のときは福山雅治に近い。いやいや、そんなことない。やっぱり田中貴として、カッコいいのだ。

 

サマーライブらしく夏の歌が過半数。19年前の日比谷のころにリリースされた「24時」からの曲がやや多め。後日、再現ライブをやることになる4枚目からは選曲なし。最新作「Popcorn Ballads」からは、誰もが名曲と感じる「花火」だけ。そういうちょっとしたファクターはあったけど、基本、ある意味オールタイムベストなセットリストで、どの瞬間を切り取っても、心を奪われっぱなしの2時間半だった。曲はどれも端正でキラキラと美しい。だけど一方で妙にドラッギーでいやらしさも感じてしまう。そんな素晴らしすぎるライブの一部始終が2700円で楽しめてしまうなんて、価格破壊も甚だしいよ実際。

↑選曲の幅広さ、バランスの良さに感動。まずは序盤の「MUGEN」連発に溺れよう↑選曲の幅広さ、バランスの良さに感動。まずは序盤の「MUGEN」連発に溺れよう

 

ぜひみなさん買ってみてください。

 

ライブも後半戦。「週末」が終わって、「サマー・ソルジャー」のイントロがなり響く。このわずかな間に、ひとりのお客さんが笑いながら言った。

 

「最高だね」。

 

本当にそう思う。

 

最高だよね。

 

【トラックリスト】

1 今日を生きよう
2 あじさい
3 八月の息子
4 江ノ島
5 スロウライダー
6 経験
7 さよなら!街の恋人たち
8 恋におちたら
9 苺畑でつかまえて
10 96粒の涙
11 海へ出た夏の旅〜それから
12 セツナ
13 白い恋人
14 シルバー・スター
15 花火
16 時計をとめて夜待てば
17 24時のブルース
18 週末
19 サマー・ソルジャー
20 海岸行き
21 忘れてしまおう
22 夜のメロディ
23 青春狂走曲
24 胸いっぱい
25 One Day

 

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SUNNY DAY SERVICE「日比谷 夏のいけにえ」
2700円
販売元: ROSE RECORDS
発売中

 

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サニーデイ・サービス

曽我部恵一(vo,g)、田中貴(b)、丸山晴茂(dr)からなるロックバンド。1995年「若者たち」でアルバムデビュー。以来、“街”という地平を舞台に、そこに佇む恋人たちや若者たちの物語を透明なメロディで鮮やかに描きだしてきた。その唯一無二の存在感で多くのリスナーを魅了し、90年代を代表するバンドのひとつとして、今なお、リスナーのみならず多くのミュージシャンにも影響を与えている。7枚のアルバムと14枚のシングルを世に送り出し、2000年に惜しまれつつも解散。
2008年7月、奇跡の再結成を遂げ、以来、RISING SUN ROCK FESTIVAL、FUJI ROCK FESTIVALに出演するなど、ライブを中心に活動を再開。そして2008年に再結成を果たして以降、アルバム「本日は晴天なり」「Sunny」をリリース。かつてのようにマイペースながらも精力的な活動を展開している。2016年8月3日に通算10枚目のアルバム「DANCE TO YOU」を発売。2017年6月にはニューアルバム「Popcorn Ballads」を配信限定でリリースし、Apple Music J-POPチャート第1位を獲得。12月25日にはCDとアナログ盤をリリースした。さらに同日、昨夏行われた日比谷野外大音楽堂公演の模様を収めたライブDVD「サニーデイ・サービス in 日比谷 夏のいけにえ」を発売。

 

6つ子がトト子、イヤミと2ショットトーク!dTVオリジナル『d松さん』配信スタート

映像配信サービス「dTV」とTVアニメ「おそ松さん」がコラボしたdTVオリジナルショートアニメ『d松さん』が1月9日(火)より独占配信中。

 

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『d松さん』は、松野家の6つ子とトト子、イヤミがそれぞれペアで登場し、“2人だけ”の会話劇を繰り広げるオリジナルショートアニメ。「トト子×6つ子」の6バージョンと、「イヤミ×6つ子」の6バージョンの全12話のエピソードで構成される。

 

第1話「おそ松×イヤミ」は、おそ松が心に秘めていた想いを、小さい頃から腐れ縁のイヤミに打ち明けるというファン騒然のエピソード。「ずっと孤独だった」と照れくさそうに素直な気持ちを伝えるおそ松と、その気持ちを涙ぐみながらも真摯に受け止めようとするイヤミという2人の新たな関係性に加え、おそ松から明かされる衝撃の告白なども見どころだ。

 

第2話以降も、各ペアの個性がぶつかり合うオチの全く読めないエピソードを展開。TVアニメ本編でもあまり描かれることのなかったキャラクター同士の関係性が浮き彫りになる、

 

dTVでは、アニメ第1期をはじめ、JRAとのコラボ企画「走れ!おう松さん」や、第1期DVD&Blu-rayの特典映像「おそ松さんショートフィルムシリーズ」全8巻分、さらに初の舞台版「おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~」の千秋楽公演まで、さまざまな「おそ松さん」関連のコンテンツを配信している。

 

 

 

 

dTVオリジナルショートアニメ『d松さん』
1月9日(火)12:00(正午)から配信中
以後、毎週火曜日正午話数追加/全12話

dTVサイトURL:https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0004048

©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 

 

荻野由佳「やったぞー!」NGT48がギネス世界記録®達成

NGT48が、1月10日(水)に劇場オープン2周年を迎えることを記念した特別企画として、2つのギネス世界記録®に挑戦。その第1弾として「1時間で押された最多手形ペイント(Most contributions to a handprint painting in one hour)」に挑戦し、1231名のギネス世界記録を達成した。

 

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これまでの世界記録は1055名で、いかに多くの参加者を集められるかが大きな課題。冬の新潟での屋外でのイベントということもあり、メンバーも「参加者集まるのかな」と不安を口にする。事前に行ったミニライブでも、キャプテンの北原里英が「お友達やご家族を連れてきてください!」と呼びかけるなど、最後の最後まで、協力を募った。

 

ギネス世界記録挑戦の時間になると、雨が降り始める最悪の状況に。それでも一緒に記録を達成しようと多くの参加者が会場に集まり、チャレンジがスタート。メンバーが声援を送る中、ステージに設置されたキャンパスに続々と手形が押されていった。途中でメンバーや今村悦朗劇場支配人も参加し、参加者と一丸となって記録達成を目指した。

 

制限時間が過ぎると、縦3メートル、横5メートルのキャンパスに赤・青・黄の手形で彩られた大きなハートマークが完成。記録の達成には、きちんと手形として認識できるよう押されているか、ハートの形に見えているかなどの厳しい審査があり、無効の手形が多い場合は、達成ならずの可能性も。

 

そして、緊張の審査結果発表。メンバーと参加者が見守る中、ギネス世界記録の公式認定員・マクミラン舞さんから、「1231名」の新記録達成が伝えられ、ギネス世界記録に認定。北原に証明書が渡され、会場からは大きな歓声が上がった。

 

北原は「まさか自分がギネス世界記録から認定される日が来るなんて」と信じられない様子。西潟茉莉奈は「皆さんの愛が形になった…」と感極まって涙を流した。

 

最後は、荻野由佳が「参加者が集まってくれるのか、みんなで心配していましたが、こんなにも多くの皆さんが集まってくださり、一緒に記録を達成できました。やったぞー!」と絶叫して記録達成の喜びを参加者の皆様と分かち合った。

 

©AKS

 

 

 

AKB48グループのリアル豆腐プロレス、第2弾は愛知県体育館で2・23開催!松井珠理奈「女王の座は譲らない」

AKB48グループによるプロレスイベント「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM」が、2月23日(金)に愛知県体育館で行われることが決定した。

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テレビ朝日の連続ドラマ『豆腐プロレス』(2017年1月~7月)でプロレスラーを演じたメンバーが、役柄そのままに試合を繰り広げる第2弾。昨年8月の第1弾では、ハリウッドJURINA(松井珠理奈)やチェリー宮脇(宮脇咲良)ら総勢31人が後楽園ホールでぶつかり合い、ファンを熱狂させた。

 

今回は後楽園ホールから規模を拡大し、5000人以上の観客動員が可能な愛知県体育館が舞台。東海地方における格闘技の聖地だ。出身地開催となるハリウッドJURINAは、前回、オクトパス須田(須田亜香里)率いる反体制軍団にチャンピオンベルトを強奪されたリベンジに燃え「私は逃げも隠れもしない…。誰が相手であっても、女王の座は譲らない!合言葉はただひとつ!GO!JURINA!」とコメントしている。

 

<ハリウッドJURINA(SKE48・松井珠理奈)コメント>

『ハリウッドJURINA』がベルトをとった。全てが、ハッピーエンドで終わるはずだった。
なのに…邪魔者が入り、ハリウッドJURINAは屈辱を受け、『ハリウッドJURINA』を完結させられなかった。
触らぬ神に祟りなし、それは重々承知の上よ、お客様。
ただ全てを、この怒りを、この魂を、再びリングにぶつける…。
それは、まさにデスティーノ!
WIP!2.23!名古屋!
私は逃げも隠れもしない…。誰が相手であっても、女王の座は譲らない!
合言葉はただひとつ!GO!JURINA!

 

(C)WIP2017製作委員会 (C)AKS

 

 

 

 

祝・成人の日! 20年前にデビューしたアーティストを集めた「1997年デビュー組」10選

本日は成人の日。全国各地では成人式が開かれています。成人を迎えたみなさま、あらためましておめでとうございます。早くも動画サイトなどには式の映像がアップされ、元気な新成人たちのやんちゃな姿が見られますが、それはそれ。昔の自分たちを重ねて、最後のやんちゃと思えばほほえましくも映ります。

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この世に生を受けて20年ということで、同じく20周年つながりで、今回は「1997年にメジャー・デビューを果たしたアーティスト&バンド」という同期的な視点で振り返ってみたいと思います。いずれもいま聴いても決して色あせない楽曲ばかり。

 

そしてスタンスや表現方法は違えど、いまでもフロントラインに立ち続ける現役であるというのがポイントです。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ある意味で同期のよしみを感じる(?)プレイリストを楽しんでみてください。続けることって素晴らしい、とあらためて。

 

【1997年デビュー組、あの頃、君は若かったソング】

01.Raspberry/TRICERATOPS
(1997年7月21日リリース)

バンド初期の代表曲であり、永遠のロック少年でもある和田 唱の蒼いリビドーが大爆発した傑作デビュー・シングル。永遠にループするリフ(繰り返されるフレーズ)とダンサブルなリズム。シンプルな構成ながらも、一聴すれば耳に残るメロディの強さ。彼らが当初から目指していた「踊れるロック」を見事に具現化した最高のダンスナンバーでもある。当時、レーベルメイト(エピック・ソニー)でもあった佐野元春が絶賛していたのを記憶している。アルバム「TRICERATOPS」に収録。

 

02.強く儚い者たち/Cocco
(1997年11月21日)

沖縄出身の女性シンガー・ソングライター、Cocco(こっこ)は同年の3月21日に衝撃的すぎるシングル「カウントダウン」でデビュー。本来ならばデビュー・シングルを紹介すべきだが、本作セカンド・シングルが97年度「JALハワイ島キャンペーン」のCFソングに起用されたことで、より多くの人たちに認知されたこちらをチョイス。「人は弱いものよ」「人は強いものよ」「そして儚いもの」。どこか達観した歌詞は、その人の心の有り様で様々に解釈できるはず。セカンド・アルバム「クムイウタ」に収録。

 

03.MajiでKoiする5秒前/広末涼子
(1997年4月5日リリース)

レーベル契約を巡った大争奪戦を経て発表されたデビュー・シングル。本人出演の「NTT DoCoMo ポケベル」CMのイメージソングでもありました。この時代にはポケベルなんてものがあったのですよ! 作詞・作曲・プロデュース=竹内まりや。聴く前から間違いのない仕上がりで、往年のモータウン・サウンド(ザ・スプリームス「恋はあせらず」)のリズムパターンをモチーフにした黄金のポップス。結果、60万枚以上もの大ヒットを記録。ちなみに竹内本人は自身のアルバム「Bon Appetit!」(2001年)でセルフカヴァー。

 

04.白い雲のように/猿岩石
(1996年12月21日リリース)

芸人の有吉弘行が組んでいたお笑いコンビが大ヒットを放ったデビュー・シングル。作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之、そして秋元康のプロデュースと豪華な采配。リリース当初はめぼしいアクションはなかったが、チャートを賑わし始めたのが1997年に入ってから。オリコンチャート最高3位まで上昇してロングランヒットを記録。気づけばミリオンセラーを叩き出し、1997年を代表する楽曲にまで成長した。描かれる白い雲は縛られることの少ない若さゆえの自由の象徴、と勝手に解釈。

 

05.cream soda/SUPERCAR
(1997年9月21日リリース)

幸運にもわりと身近にデビューまでの過程を追えたのは良き思い出。飽和状態にあったギターポップ系のロックシーンに風穴を開けた恐るべき子供たち。メンバーの平均年齢は19歳、青森県在住。この瞬間にしか鳴らせない瑞々しい轟音ギターサウンドが詰まったデビュー・シングル。当時の洋楽ファンはJ-ROCKに不寛容で意識的に避ける傾向があったが、彼らを評価する洋楽リスナーが非常に多かった。メンバーであった中村弘二(Vo&G)は「Koji Nakamura」「iLL」で才能を昇華させ、紅一点のフルカワミキ(Vo&Ba)もソロで活動中。石渡淳治(G)は「いしわたり淳治」名義で作詞家&プロデューサーとして活躍中。

 

06.JOYRIDE/BOOM BOOM SATELLITES
(1997年11月1日リリース)

国内よりも世界で先に評価された彼らも1997年デビュー組。ベルギーのテクノの名門レーベル「R&Sレコーズ」よりシングル「JOYRIDE」でデビューを飾る。ヨーロッパの多くのメディアが本作で「ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃」と大絶賛したのは有名な話。緻密なブレイクビーツ的なアプローチは今聴いてもフレッシュに響く。少々蛇足だが、日本が誇る伝説の名マスタリングエンジニアの田中三一氏が彼らの音質設計を大絶賛(自分、その場にいました)。それを裏付けるように、中野雅之は2015年に日本人アーティストとして初めてMastered for iTunesのマスタリング・エンジニアとして認定された。

 

07.Burnin’/ダフト・パンク
(1997年2月26日リリース)

今や名実ともに世界的なアーティストにまで上り詰めたエレクトロ・デュオ。厳密には1994年にリリースされたシングル「The New Wave」がデビュー作だが、本国フランスやヨーロッパ圏を飛び越えてアメリカでもスマッシュヒットを記録したデビュー・アルバム「Homework」が97年発表ということで、同期と解釈させていただきます。トリッキーなシンセが暴れまくる初期の代表曲で、後に興隆する「フレンチタッチ」なるムーブメントの着火ナンバーとも言える。当時、クラブでこの曲がかかりまくってちょっと辟易していたのも事実(笑)。

 

08.MMMBop/ハンソン
(1997年4月15日リリース)

オクラホマ州で結成されたハンソン3兄弟バンドによるウルトラポップなデビュー・シングル。洋楽を聴いていない人でも、テレビ番組のBGMなどで今でも使われているので、キャッチーなメロディが刷り込まれている人も多いのでは? 友情を歌ったハッピーな楽曲は全米チャートで首位を獲得し、ここ日本でも大ヒットを記録。ベックなどのオルタナ界隈のサウンドメイクを手がけていたダスト・ブラザーズがプロデュースを手掛けたことも話題に。ちなみに日本発売時のタイトルは「キラメキ☆ンー・バップ」。当時は洋楽ディレクターが頑張って邦題をひねり出していましたっけ。

 

09. I’ll Be Missing You feat. Faith Evans & 112/パフ・ダディ
(1997年6月30日リリース)

アメリカのヒップホップ界に革命を起こした音楽プロデューサーの現パフィー・ダディこと、パフ・ダディのデビュー・アルバム『No Way Out』からの超特大ヒットシングル。彼が才能を見出し、ヒップホップの東西抗争(レーベル同士の争い)の凶弾に倒れたノトーリアス・B.I.G.への追悼歌で、フィーチャリングされている歌姫のフェイス・エヴァンスはB.I.G.の奥様でもあります。ポリスの大ヒット曲「見つめていたい」のギターフレーズを大胆にサンプリングした大ネタ使いで話題を呼んだ。制作の背景を知らずとも亡き友、亡き夫への愛の歌に涙、です。

 

10.Next Lifetime/エリカ・バドゥ
(1997年2月11日リリース)

アメリカのR&Bシーンの最前線に君臨し続けるネオソウル界のカリスマ女性シンガー、エリカ・バドゥも不朽のアルバム「Baduizum」でこの年に華々しくデビュー。70年代のソウルが宿す精神性を取り入れた歌世界、アナログと最新のデジタルとが交差するジャジーなトラック、そして神秘的な歌声。彼女の登場でブラック・ミュージックの流れが大きく変わり、ここ日本でもR&Bブームの流れが本格的に表れてきたと記憶している。渋谷のR&Bの聖地「HARLEM」でこの曲がかかると女子が大喜びしていたなあと遠い目。翌年の第40回グラミー賞ではアルバムが最優秀R&Bアルバム賞を獲得している。

 

ということで、98年の早生まれの方を想定した楽曲がなくて本当に申し訳ございません……。ちなみに1月から3月までに、モーニング娘。、MISIAもデビューしているのでチェックしてみてください。

【アニメ公開直前!】画業30周年! ホラー漫画家・伊藤潤二に、オリジナルな世界観を描き出す道具へのこだわりを聞く

誰も思いつかないストーリーラインと緻密な絵。『富江』『うずまき』など異彩を放つ作品で国内外に多くの熱狂的なファンを持つホラー漫画家、伊藤潤二さん。2017年12月に『伊藤潤二研究 ホラーの深淵から』(朝日新聞出版・刊)が出版され、2018年1月7日から「伊藤潤二『コレクション』」のテレビアニメ(TOKYO MX)の放映が決定している。

 

画業30年という節目の年を迎えた伊藤先生に、お話を伺う機会をいただいた。

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イメージしたものをそのまま形にする能力

伊藤先生と言えば、ひとコマの中に細部まで描き切る緻密な絵で知られている。こうした作風を支える仕事術を貫くアイデアに触れたい人は少なくないはずだ。

 

『伊藤潤二研究』の中では、「細かいところは現実的に描かないと、ただの突拍子もない話になってしまう」と言っている。そういう現実的な描写を実現させるための基盤となる思いは何なのだろうか。

 

私は、リアル志向です。中学時代にブロンズ粘土で自分の手を作ったことがあって、それが結構上手にできて、かなりリアルな仕上がりになりました。それ以来、リアルな形を再現する手段としての彫刻に興味が湧きました。また、高校時代の美術の先生が彫刻専攻だった人で、『伊藤も彫刻やらないか』なんて言われたりしました。当時美術部で絵は描いていたんですが、結局彫刻はやらなくて、後悔しています。ただ、その後の仕事が歯科技工士で、リアルな歯の彫刻をやらないといけなくなり、それは好きでやっていました

 

昔から手先は器用でしたか? と尋ねたところ、今の姿に直結する感じの言葉が返ってきた。

 

器用というか、そんなに動きがいいというわけではないんですけれども、手先が器用というよりも、イメージしたものを形にするということは得意でしたね

 

 

あらゆる道具を自分に合わせてカスタマイズ

伊藤先生は、さまざまな道具を自分に合わせてカスタマイズする。緻密な作業のために毎日使う道具のカスタマイゼーションについても、こだわりがあるに違いない。

 

よく、自分を道具に合わせるというプロの人もいて、それはすごいなあと思います。でも私は、自分に合った道具を作ります。能率にも関わってくることなので、細かいところまで磨いたりして加工することにしています。(液晶タブレット用ペンが並んだ写真を見ながら)この辺りも結構磨いたりしています。親指が長いみたいで、ペンが持ちづらいんです。それを何とかならないかなと思って、描きやすいポジションを考えて、太さなんかも調整しています。これも液タブ専門のペンですが、これも加工してしまいます。サイドボタンというのがありますが、邪魔なので、買ってすぐに取ってパテで埋めちゃっています

20180105_itoojunji_pen↑カスタマイズされたペンの数々。いちばん右がサイドのボタンを削った液タブ用のペン

 

そもそもこのボタンは、描いている途中に押してペン機能と消しゴム機能を切り替えたりするためにある。伊藤先生は、作業に熱中するとそれさえ邪魔に感じて、結局引きちぎって(!?)しまったという。

 

最近よく、柔らかい素材の中に骨組みがあって、ポーズを取らせることができる人形がありますが、まだまだ首回りとか肩とかは実際の動きと違います。私は、医学生が使うような解剖学の本を持っていて、それを見ながら作業をしています

 

表面的な見た目だけではなく、本物に近づけるため、内部まで凝りに凝る。

 

この人形についていえば、もっときちんと肉を付けた状態にしたいんですが、私の技術ではちょっとできません。これはスポンジですけど、本当はしっかり(樹脂を)流し込んでやりたいんですが……。デッサンのために作ったはずが、いつの間にかそれ自体が目的になってきていますね。本当にリアルな動きをする人形を作りたいなあと思っています

20180105_itoojunji_人形↑オリジナルのポーズ人形。腕が鎖骨と連動している。左のクリップを分解して関節として使用している

 

こうしたカスタマイゼーションの感覚が、絵のリアリティにつながっていくのだろう。こだわりの感覚は仕事場の隅々まで行き渡っている。仕事場で撮影された写真の1枚に、机の左横、目線の高さあたりに貼られた紙が見えた。何だろう?

 

これは、定規についたインクをティッシュでいちいち拭いていると面倒なので、こうしています

 

線を引いた後の定規についたインクを、文字通り一振りするだけで拭き取れるよう、計算しつくした高さで紙が貼られているのだ。次の1枚には、右手に液タブペンを握り、左手に新書版くらいの大きさの装置を抱き込むような姿勢で構える伊藤先生が写っている。

 

20180105_itoojunji_sigotoba↑伊藤先生の仕事部屋。顔の横にあるのが、ペンの汚れを拭き取る紙

 

この装置にはソフトが入っていて、並んでいる一つひとつのボタンがショートカットキーになっています。ペンと消しゴムの切り替えをしたり、描いたものを選択範囲の中で変形させたりします。画面上でもできますが、その手間を省けるようにしているわけです

 

この装置、よく見るとボタンの高さや形状が一つひとつ違うことがわかる。エポキシ樹脂のパテでボタンを作り、それをさまざまな形にしてボタンを見なくても感触でわかるようにしてあるという。

 

20180105_itoojunji_pad↑自作のショートカット用のキーパッド。①保存、② 変形を確定、③変形をキャンセル、④スポイト、⑤左右回転、⑥図形、⑦エアブラシ、⑧塗りつぶし、⑨鉛筆、⑩ペン、⑪手のひら、⑫自動選択、⑬消しゴム、⑭消しゴム、⑮虫めがね、⑯選択範囲、⑰ブラシサイズを下げる、⑱ブラシサイズを下げる、⑲回転、⑳ズームイン・ズームアウト、㉑Shift+、㉒ブラシサイズを上げる、㉓元に戻る、㉔先へ行く

 

書籍の中には、岐阜の中津川にある実家の仕事場と、船橋の自宅の仕事場の写真が掲載されているが、どちらにも作業動線の良さという同じテーマに則った整頓が感じられる。特に、机周りに機能が集約されている。

 

作業机はコックピットみたいな感じです。でも、置くものにはどうしても限りが出てしまうので、何でも乗っけるわけじゃなく、場所も決めています

 

その作業机にも、写真で見るだけではわからないところまでに至る細かい工夫が施されているようだ。

 

机は、ホームセンターで買ってきた板を乗せて、肘のあたりに角が当たるから、紙やすりで削ったりしています。机に上からの光が反射しないようにする工夫もしてあります。この製図台の裏にも磁石がくっつくステンレスの板を敷いてあります

 

すべては作画工程の時間効率を上げるための工夫に違いない。素人目にはアナログで描かれたよう見える原画もデジタルで作業が行なわれている。伊藤先生が考えるデジタルのメリットとは何なのか?

 

デジタルの場合、線なんかもいろいろ調節できます。すごくきれいな線も引けますし、わざと紙に描いたようなギザギザな線になるようにも設定できる。作業自体は、紙に描くか液タブに描くかの違いだけですね。デジタルは、トーンがすごく貼りやすいとか、一発でできる便利さはちょっと捨てがたいですね

 

 

怪獣映画を撮影したかった子ども時代

現在の伊藤潤二先生のアイデンティティが確立されるまで、さまざまな要素が盛り込まれていく過程があったに違いない。先に触れた中学生時代の粘土造形の話も、そしてもちろん歯科技工士という仕事の経験もそうだ。ただ、それ以外についても確かめておきたい気がした。子どもの頃は、多くの怪獣映画を見ていたという。

 

近くに映画館がなかったので、もっぱらテレビでした。東宝のゴジラ系とか、大映のガメラ、あとは海外の映画を見ていました。レイ・ハリーハウゼンのシンドバッドものやアルゴ号探検隊もの、キングコングも昔のやつが好きでした。ウィリス・オブライエンという人がいて、この人はハリーハウゼンの師匠ですが、そのへんもよく見ましたね

 

伊藤先生が言っているのは、ミニチュアの人形を少しずつ動かしてコマ撮りし、それをつなげて動画にするという手法で製作された映画だ。

 

子どもの頃にコマ撮りの怪獣映画みたいな映像を作りたくて、憧れていました。でもそこまでの技術はなくて、恐竜も作れませんし、8ミリも買ってもらえなかったので、夢だけで終わりました。今もコマ撮りが大好きです。CG全盛の時代ですが、コマ撮りは人形が3次元に存在しているものを撮っている、つまり実際にあるものが動いているという感じがあるので、その辺がリアリティですかね

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キャラクターが生まれるところ

「富江」シリーズや「双一」シリーズ、そして『ギョ』にしても『うずまき』にしても、伊藤作品には特異なキャラクターが居並ぶ。際立つキャラは、どこから生まれるのか?

ストーリーというのは、まず中核となるアイデアが必要です。それは降ってくるというか、見たもので、はっとひらめくこともあります。たとえばラジオのパーソナリティの会話を聴いてもそうです。ひらめくというのは、話をそのまま受け止めるんじゃなくて、この話を斜めから見たらどうなるかな、みたいなことで面白い発想になったりします

 

核の部分がひらめいて、そこにストーリーが肉付けされ、具体的なビジュアルが決まっていく。

 

アイデアがまずあって、それを一番面白く見せるためにストーリーを組み立てていきます。その過程で造形も決まってきます。たとえば『首吊り気球』は、最初はただの丸い気球が襲って来る話だったんですけど、それだけじゃつまらないので、自分の顔が自分だけを襲って来るっていう話にしました。僕の漫画は設定が突拍子もないので、絵をリアルにしてバランスを取ろうとしています

 

ひらめきは、具体的なイメージという形で訪れることもある。

 

ほとんど物語に沿った造形というのが多いんですけど、たまに、たとえば屋根裏部屋で、生首から延びる長い髪の毛が柱にからまってぶら下がっているといった、そういうイメージが浮かんで、漫画にすることもあります(『屋根裏の長い髪』)。こういうことはめったにありませんが、すごく描きやすいですね

 

表現は正しくないかもしれないが、こうした過程には映画製作的な手法も盛り込まれるようだ。こう尋ねてみた。絵を描くという作業の前に、文章という形でストーリーを立てていくことはありますか?

 

はい。書きます。アイデアを膨らませていく段階ではそうします。映画のカット割りのように厳密ではありませんが、あらすじを書いていく感じです。それを絵コンテ、漫画のコマの粗い下描きみたいなものに起こしていきます。あらすじを基にしますけれども、絵にするとあらすじ通りにいかないような場合も出てきます。場面転換の時が意外に難しくて、あらすじをちょっと変えるとうまくいくということがあります

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ファン、そしてクリエイターを目指す人たちへ

海外には、現地で開催された展示会で作品に直接的に触れたのがきっかけでファンになったという人が少なくない。こうした傾向は、東アジア圏で特に顕著なようだ。

 

伊藤先生自身は「私は好き勝手に描いてきて、たまたま受け容れられたかなという感じでいる」と言っている。

 

ファンの中には、コスプレ的な感覚で作品のひとコマを再現した写真をネットにアップする人たちがいる。これについて触れると、それまでの答えとは少し違うトーンでこう言った。

 

「本当に嬉しいですね。ありがたいです。プラスの意味で、やってるなあと感じます

 

コスプレ写真をアップするファンの中にも、クリエイターを目指す人たちがいるに違いない。そういう人たちに向けてのひと言は、どうしても聞きたいと思っていた。

 

大したアドバイスはできないんですけれども…。好きなことはとことん、ということでしょうか。マニアというか、そういう感覚で取り組めば…。いい意味でマニアックにということです。周りの人のことはあまり気にせずに、自分ごとを突き詰めた結果がいいものになるということだと思います

 

 

30年を振り返って

画業30年。決して短くない時間を振り返り、伊藤先生は「まだまだ」と形容していた。「もっといいものを描きたいですね」とも。道具にこだわり、突拍子もないプロットを練り込み、緻密さを極める絵を効率よく描き上げていく毎日の中、どんなものから刺激を受けるのだろうか。

 

映画は子どもの頃から大好きで、影響を受けた媒体なんですが、最近は時間がなくほとんど見られない状態が続いています。『ラ・ラ・ランド』とか、『この世界の片隅に』とか、ブルーレイは買ってあるのに、まだ封を開けていません。早く見たいんですけれど…。あと、HRギーガーは好きですね。彼がデザインしたエイリアンのフィギュアはすでに注文して、待っている状態です。それを販売している会社のホームページを開いて、フィギュアをずっと眺めてしまうんです。仕事がはかどりません

 

どんな側面で切り取っても、イメージしたものを形にする作業と深くリンクしている。

 

エイリアンは構造が複雑ですからね。本当は自分で作りたいくらいです。尻尾の部分は、背骨みたいな同じものがずっと連なっているので難しそうですね。映画の第1作はギーガー自身が造形を担当したんですね。その辺のありがたみがあって、ギーガーが好きなんだと思います。この間、ギーガーを追ったドキュメンタリー『ダークスター/HR・ギーガーの世界』をソフトで買いまして、これはストーリーがないのでBGVとして見ています

 

仕事中でさえ、ほかのクリエイターの製作プロセスをバックグラウンドの一部として取り込んでいるようだ。ちなみに作業中のBGMは?との問いには意外な答えが返ってきた。

 

ネームの作業中は無音ですね。ちょっとした音、PCの動作音でも気になってしまい集中できないので。岐阜の中津川の仕事場は二重窓にしています。作画の時も本当は何も音がない方が能率的だと思うんですが、すごく寂しくなってきて、最近はジャズを聴いています。ビバップ系というか、昔のテンポのいいやつが好きです。5060年代あたりですね」

 

「息抜きに聴くのはビートルズとかですね。最近LPコレクションが出ていて「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を買いました。これは、レコードの最後の部分がエンドレスなんですよ。レコードの最後の部分に針が行くと、ずーっと雑音みたいな音が鳴り続けるんです。それを聴きたいんですが…これも、まだ封を開けていないです

 

来年は、買ってあるDVDやレコードの封を切るくらいの時間ができるよう、心からお祈りしています。楽しいお話をありがとうございました。

 

 

【著書紹介】

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伊藤潤二研究 ホラーの深淵から

著者:Nemuki+編集部(編)
出版社:朝日新聞出版
価格:1300円(税別)

2018年1月7日からテレビアニメ(TOKYO MX)の放映も決定し、ますます注目を浴びるホラー漫画界の異才・伊藤潤二。その作品世界を網羅した完全読本が画業30周年を記念して発売。ロングインタビュー、単行本未収録作品、特別寄稿の記事など豪華掲載!!

 

 

【最新アニメ情報】

20180105_itojunji_キービジュアル

≪タイトル≫
伊藤潤二『コレクション』

≪スタッフ≫
原作:伊藤潤二『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』(朝日新聞出版刊)
監督・キャラクターデザイン:田頭しのぶ
脚本:澤田薫
音響監督:郷田ほづみ
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:スタジオディーン

≪放送情報≫
2018年1月7日(日)よりTOKYO MXにて毎週日曜日22時~放送
2018年1月5日(金)よりWOWOWにて毎週金曜日22時30分~放送 他

≪キャスト≫
三ツ矢雄二 (双一役)
下野紘 (押切役)
名塚佳織 (夕子役)
緑川光 (四つ辻の美少年役)
小山茉美 (淵役)
末柄里恵 (富江役)

≪伊藤潤二『コレクション』 公式サイト≫
http://www.itojunji-anime.com/

≪伊藤潤二『コレクション』公式ツイッター≫
@itojunji_anime

©伊藤潤二/朝日新聞出版・伊藤潤二『コレクション』製作委員会

【紅白歌合戦】安室奈美恵、14年ぶり紅白の舞台へ

『第68回NHK紅白歌合戦』に安室奈美恵が特別出場歌手として出場することが決まった。

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安室は1992年にデビュー。ミリオンヒットを次々と記録し、社会現象に。以来、シングル・アルバムの総売り上げは3000万枚を超える。トップ歌手として走り続けた安室は、デビュー25周年を迎えた2017年9月に、残り1年での引退を発表した。

 

その後に発売したベストアルバムは180万枚以上の売り上げを記録。11月23日に放送され、安室が今の気持ちを赤裸々に語った『安室奈美恵「告白」』(NHK総合)は大きな反響を呼び、2018年1月8日(月・祝)には再放送も決定している。

 

安室は1995年の『第46回NHK紅白歌合戦』以来、2003年の第54回まで紅白に9回出場。そして今回、14年ぶりに紅白の舞台へ。

 

『第68回紅白歌合戦』は12月31日(日)NHK総合で後7時15分より放送。

『第68回紅白歌合戦』
2017年12月31日(日)NHK総合 後7・15~11・45(中断ニュースあり)

©NHK

【紅白歌合戦】桑田佳祐が紅白出場!朝ドラ『ひよっこ』の“幻のストーリー”も紅白で公開!

『第68回NHK紅白歌合戦』に、連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌「若い広場」を担当した桑田佳祐が“特別出場歌手”として出場することが決まった。

20171231_ashida02©NHK

 

2017年でソロ活動30周年を迎えた桑田は、全国ツアーやアルバム制作など精力的に活動し、大ヒットドラマとなった連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌「若い広場」を担当。桑田のソロとしての紅白出場は、2010年の『第61回NHK紅白歌合戦』以来、2度目となる。

 

紅白出場が決まった桑田は、「『ひよっこ』は私自身、毎回楽しみに拝見しておりました。素晴らしい出演者の方々の演技と心温まるストーリーに毎日のように笑ったり涙を流したりしていたことを思い出します。そんな素晴らしいドラマに使っていただきました「若い広場」を今年の締めくくりとして、紅白という晴れの舞台で歌わせていただけることは、この上ない喜びです」とコメント。また、「私も還暦を過ぎてしまいましたが、若い出演者の方々に負けないように、頑張って歌います!」と。

 

さらに、当日は紅組司会・有村架純の特別企画として「ひよっこ 紅白特別編」(脚本:岡田惠和)の放送も決定。『ひよっこ』の幻のストーリーが番組の中で明らかになる。

 

『第68回紅白歌合戦』は12月31日(日)NHK総合で後7時15分より放送。

 

『第68回紅白歌合戦』
2017年12月31日(日)NHK総合 後7・15~11・45(中断ニュースあり)

祝紅白出場! GetNavi web編集部員が選ぶ「安室奈美恵を語る5曲」

日本中を驚かせた衝撃の引退宣言から3か月。これまでテレビ番組での歌唱披露を拒んできた安室奈美恵が、本日12月31日19時15分より生放送されるNHK「紅白歌合戦」に特別出演し、2016年のリオ五輪のNHKテーマ曲「Hero」を披露します。同番組で歌を披露するのは、なんと14年ぶりとのこと。

 

そこで、GetNavi webでは、先日掲載した小室哲哉好きライター湯浅氏のプレイリストに続き、編集部員が選んだ「安室奈美恵を語る上で欠かせない5曲」を紹介します。紅白ステージでの安室奈美恵さんの登場を待つまでのあいだに、編集部員の思い出がつまったコメントをお楽しみ下さい。

 

GetNavi web編集部・和田史子(元・ギャル誌編集者)の5曲

※思い出の曲が多すぎるので、ベストアルバム「Finally」に収録されていない曲から選曲

Stop the music

1995年7月発売のシングル曲で、avexに移籍し小室哲哉プロデュースに移行する直前、最後のユーロビート。SOPHIE「STOP THE MUSIC」のカバーで、訳詞は2004年の「ALL FOR YOU」の作詞も手がけた渡辺なつみ氏だ。1995年は「TRY ME」(1月)から「Chase the Chance」(同年12月)まで5作のシングルをリリースし、途中レコード会社も移籍した安室奈美恵第一の大転換期。「TRY ME」の時点で女子高生の間では大ブレイクを果たしており、学校の休み時間には教室でこの曲が鳴り響いていたのをよく覚えている。ちなみに、アーティスト名義では前作「太陽のSEASON」(同年4月)から「SUPER MONKEYS」が外れ単独に。一抹の寂しさを感じたことも、同時に記憶している……。

 

Hide&Seek

2007年6月に発売されたアルバム「PLAY」の1曲目。曲名こそ「かくれんぼ」だが、同アルバム収録のシングル曲「FUNKY TOWN」に向かって行進するテーマソングをイメージし、本人がマーチっぽいアレンジをオーダーした。マーチらしい管楽器と打楽器が主張する2拍子が力強い。2010年に国際音楽賞「WORLD MUSIC AWARDS」を受賞した際、現地モナコでパフォーマンスした楽曲でもある。

 

docomo25周年の企業CMを見ればお分かりの通り、ケータイと同様安室奈美恵のファッションも、25年の間に変遷してきた。言わずと知れたアムラーファッションから近年のAラインのロングドレスまで。ハイヒールのロングブーツはお決まりだが、特に2000年代後半以降、彼女のファッションを特徴付けているアイテムのひとつがコルセット。シフォンやレースを多用したトップスをコルセットでウエストマークし、従来の強さとセクシーさに、かわいらしさも加えるように。さらにこのアルバムの頃からはコスプレ的要素も相まって、ファッションアイコンとしての存在感を再び印象付けた。この曲、このアルバムでは、そういった衣装の進化も楽しめる。

 

It’s all about you

こちらもアルバム「PLAY」の収録曲。久しぶりにロックを歌いたい、とmichico氏にオーダーした曲。ところがレコーディングで意外にも大苦戦して「泣きそうだった」と、当時の雑誌インタビューで告白している。リズムも狭いレンジで走るメロディも複雑で、純粋に楽曲としても楽しめる。ジャネット・ジャクソンやTLCから多大な影響を受け、R&Bを指向した安室奈美恵とは違う一面を発見できる曲でもある。

 

make it happen

日本で少女時代やKARAをはじめとするK-POPブームが巻き起こっていた頃、同じくK-POPのガールズグループ「AFTERSCHOOL」とコラボした楽曲で、アルバム「Checkmate!」(2011年4月)に収録、同年シングルカットされた。AFTERSCHOOLのメンバー8人(当時)を従え、その中央でソファに腰掛けながらの斬新かつ挑発的なダンスは、バーレスクさながら「足の組み替えだけでもダンスになり得るのか!」などと受ける印象が強烈。ぜひMVも見て、ガールズパワーの洗礼を受けて欲しい。

 

このアルバムは、小室哲哉プロデュースから離れてセルフプロデュースを始めた以降に発表された、AI、土屋アンナ、DOUBLE、VERBAL、ZEEBRA、川畑要などとのコラボ楽曲をまとめたもの。先日のテレビインタビューで、“コラボによって音楽を楽しむことを思い出した”と本人が話しているように、新生「安室奈美恵」の突破口を開いた作品群だ。個性の異なるアーティストたちとアグレッシブに攻めつつもしっくりと調和した楽曲に仕上げており、ソロアーティストとしてだけでない、器用さ、引き出しの多さを実感する。

 

YEAH-OH(SINGING“YEAH-OH”)

2012年3月発売のシングル曲「YEAH-OH」と、これを英語詞にアレンジしアルバム「Uncontrolled」(2012年6月)に収録した「SINGING“YEAH-OH”」。歪んだ音のダークさと疾走感が両立したクールなダンスナンバー。「楽曲はライブで盛り上がるかどうかで決めている」と明かしているように、激しくダンスで魅せる箇所、客席と一体になれる箇所がバランス良く盛り込まれており、ライヴを重視する彼女らしい、ザ・安室奈美恵といえる一曲ではないだろうか。

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GetNavi web編集部・玉造優也の5曲

Hide&Seek

安室奈美恵が好きな女の子についてのお話。

僕の世代(84年生まれ)だと、女の子はみんな、あゆやアイドルグループがメインで「アムロもそりゃ好きだけどねー」なんて感じの子が多かった印象。男でいうと、B’zが近いかもしれませんね。GLAY、L’Arc-en-Cielより半世代だけ先というか。

ただ、そんななかでも、「アムロが好き!」って子は、めちゃくちゃに熱意を持っている印象で。

たしか24-25歳くらいだったと思いますが、当時、ひそかに好きだった女の子がまさしくそんな「安室奈美恵信者」でした。

その子がカラオケで歌っていたのが「Hide&Seek」だったわけですが、最初は歌詞もわけわからんし楽曲の印象はあまり良くなかった。

でも、その娘がすっごく楽しそうに踊りながら歌っている姿がやけに鮮烈で。

男って単純ですね。それだけで次の日から隠れてリピートしまくっちゃうわけです。その娘と共通の会話を作ろうという下心もあったのかな。

往年のJ-POPらしい王道展開ではなく、シンプルなリズムで展開していく感じが「そんなに派手な曲じゃないはずなのに、歌ってて楽しいのかな…」と最初は思ったものですが、

気付いたらスルメでした。鬼のようにキーが高いわけでもないから歌いやすかったのかな?

はぁ……Kちゃんお元気ですか? またカラオケ一緒に行きたいです。

 

SWEET 19 BLUES

先日、西武池袋線江古田の隠れた名スナック「ママン」が閉店するとの一報を聞いた(来年の1月25日だとか)。

ママンは夜~翌日昼まで営業しているお店で、学生の頃は朝まで飲んだくれてそれでもまだ帰りたくない時にお世話になっていた。なぜか私は、ママンでみんなが酩酊状態で会話もままならない中、何度か「Sweet 19 Blues」を歌ったことがある。

男のSweet 19 Bluesなんて喜ぶ人間は、通常皆無だろう。しかし、半日以上飲み続けた正午間近だと、なぜかみんな聞き入ってくれるものなのだ。

歌っている私自身も意識絶え絶えの中、目に入った「もうすぐ大人ぶらずに 子供の武器も使える いちばん旬なとき」の歌詞。

その時、実に22歳。大学も留年していたので、早く大人ぶるべきだし子供の武器はとっくに使えなくなっていたはずだけれど、大学生である限り19歳なんだとなぜか悟った気持ちに。

33歳を迎えた今でも、その気持ちは時折思い出す。日本中のそんなこじれた男子こそ、この曲は聞くべきなんじゃないかと思う。

 

YOU ARE THE ONE/TK Presents こねっと

この原稿を書くにあたり、ライター湯浅氏の原稿を読んで、安室版があったのか!! と知り、悔しい気持ちでいっぱいですが、97年の1月1日にこの曲がリリースされた当時、小学校6年生の私の胸に熱い想いがたぎったのを覚えている。

後にいくつもの、豪華アーティストたちによるコラボ曲が生まれていくが、この曲に限って言えば安室嬢の引退が決まったいまこそ評価されるべきではないかと思う。

華原朋美、globe、trf、観月ありさ、ダウンタウン浜田雅功、内田有紀などの人選、もはやいまとなっては意味不明。しかもTM Networkの3人が全員揃っているという。意味不明。

当の安室嬢は、今ではバラエティに引っ張りだこのDJ KOOによるシャウトから、「YOU ARE THE ONE~♪」と歌いだす。いったいこの時、どんな気持ちでいたのよあなた?

しかし、安室版があったとは…。シングル「SOMETHING ‘BOUT THE KISS」に入ってるみたいですよ。1月1日になったら聴いてみよ!

 

Do What U Gotta Do/ZEEBRA feat AI.安室奈美恵,Mummy D

Zeebra、、、本名は横井英之という、日本HIPHOP界の黎明期を支えたラッパーであり、今はテレビ朝日系の人気番組「フリースタイルダンジョン」のオーガナイザーを務めるおじさん。

そんなおじさんと安室嬢も何度かコラボしている。「SUITE CHIC」というユニット名で「good life」なんてグッドチルなR&Bソングを出しているし、おじさんと安室嬢には強い絆があるのです。

私の中でおじさんのベストバウトは、日本メロコアの雄・Hi-Standardが主宰するイベント「AIRJAM2010」でのキングギドラだけれど、その時のおじさんは熱いメッセンジャーの側面が強く、ミュージシャンではなかった。反面、安室嬢とのコラボにおけるおじさんは、往年のがなり、しゃがれたライムを徹底するラッパー。この曲、安室の存在感は薄いけど、久々に気張ってるおじさんを聴くには面白いですよ。

 

メルセデスベンツ/竹原ピストル

今年の紅白歌合戦の話題と言えば、1に安室、2にエレカシ、345が竹原ピストルの出演というのは言うまでもない。本人は「よー、そこの若いの」を歌うことが発表されているが、

竹原ピストルという稀代のシンガーが紅白の大舞台で歌うべきなのは、「メルセデスベンツ」かと思う。

本曲はしがない男による神様の独白の体裁で続くフォークソング。「ねえ、神様。ぼくにごっついごっついベンツを買ってよ」というラインで始まる。

男の独白は、全て好きな女の前でかっこつけたいだの、リビドー全開ないかにもモテない男を救いそうなアツ苦しいものだ。

男が想いを向ける女は、少し危ない仕事をしている影のある人。不幸で報われていないような印象の彼女は、もしかしたらブラウン管の中の安室嬢に憧れて育った……かもしれない。

都会に出てきて私もシンガーに! なんて言ってたけど現実は厳しく……なんてサイドストーリーを完全妄想できてしまう。

あまりに安室嬢と関係ない話すぎて怒られそうだけど、批判も集中する紅白歌合戦は、安室とエレカシと竹原ピストルを出演するのは偉いと、個人的に思いますよ。三者必見です。

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GetNavi web編集部・一條 徹の5曲

SWEET 19 BLUES(KC DUB MIX)
安室奈美恵の25年もの活動期間に生み出された名曲は数あれど、個人的には「SWEET 19 BLUES」に勝る曲はないと思っている。この曲には、「19歳」の「安室奈美恵」にしか表現しえなかった“時代の空気”というものが、瞬間冷凍パックされているように感じる。あの90年代後半の渋谷の街並みと、そこに集まった若者たちの狂乱と孤独。そういったものを一心に背負って歌う安室奈美恵は、やはりあの時代を象徴する存在であったし、だからこそ彼女は稀代のスターなのだ。

 

このKC DUB MIXは、シングルカットされた「SWEET 19 BLUES」に収録されているリミックスナンバー。オリジナルの良さはそのままに、軽快なビートが加えられて、より気軽に聴けるアレンジになっている。同シングルには、アルバムでは途中でフェードアウトされてしまうm.c.A・Tとのラップナンバー「Joy」の完全版も収録されているので、ファンならチェックしておきたい。

 

Dreaming I was dreaming
当時、小室哲哉氏が手掛けた歌手は「小室ファミリー」と呼ばれていたが、そのなかでも安室やglobe、華原朋美のような“一軍”以外では、小室氏の右腕だった久保こーじ氏が作曲や編曲を担当することが多々あった。打ち込み主体の小室氏の曲と異なり、久保氏の曲は生音を使うバンドアレンジの曲が多かったが、そのなかでもこの「Dreaming I was dreaming」は出色のデキ。音数の少ないシンプルで渋めのアレンジに、けだるげに歌う安室のボーカルがハマり、ギャルの象徴から大人の女性へと成長していく安室奈美恵の新たな可能性を覗かせている。

 

リリース当時は「地味な曲だな……」としか思わなかったが、大人になってから聴くとしみじみその良さがわかるので、この機会にぜひもう一度聴いてみてほしい。

 

Did U
安室が産休を取っていた1998年にデビューした宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、椎名林檎、aikoといった女性アーティストは、みんな自分で詞を書くタイプだったため、その後「アーティストとは、自分で作詞や作曲をするもの」という認識が広まったように思う。安室もその影響を受けてか、一時期作詞にチャレンジした時期があった。先日放送されたNHKの特番でも、「Say the word」という曲の詞は、息子に向けて書いたもの、というような発言があった。

 

この「Did U」は、2002年7月の離婚直後の同年9月にリリースされたシングル「Wishing On The Same Star」のカップリングとして収録されたもの。安室が自身でペンを取っているが、その内容がとても強烈なのだ。「意味のないやさしさならいらない」「その嘘がすべてを壊していく」「ほかの誰かといればいいじゃない」「言い訳なら聞くけど、絶対許さない」「もう二度と愛さない」と、浮気を繰り返す恋人への絶望と決別を描いており、こんな詞を書いた当時の安室の心境を思わず想像してしまう。SAMさん、あんた何したの……。

 

Namie’s Style
自身で転機だったと語る覆面プロジェクト「SUITE CHIC」での成功を受け、自信を取り戻した安室が、再び安室奈美恵の看板を掲げてリリースしたアルバム「Style」のオープニングを飾る曲。小室プロデュース以降の第二次黄金期をともに作り上げていく盟友T.Kura&michico夫妻によるディープなR&Bナンバーとなっている。

 

「これが私の新しいスタイル」と高らかに宣言した歌詞が、国民的スターの呪縛から解放され、やりたいようにやる! と吹っ切れた感じがして清々しい。当時、身近な人からも「安室奈美恵は終わった」と言われたことが悔しかった、とのちに語った安室の反撃ののろしともいえる曲だ。

 

Hello
2008年にリリースしたベストアルバム「BEST FICTION」はチャートで6週連続1位&ミリオンセラーを記録し、安室奈美恵は2回目の黄金期を迎える。その時代に安室を支えたクリエイターが、Nao’ymt氏とT.Kura&michico夫妻だ。とくにmichico氏が描いた、海外ドラマ「SEX AND THE CITY」の世界観を地でいくような強気で自立した女性像は、同性人気の高い安室奈美恵のパブリックイメージを作るのに貢献したと思う。

 

アルバム「PLAY」に収録されているこの曲は、男性に愛されるために自分を押し殺してきた女性が、自分らしい生き方に目覚めていく心境を、携帯電話のやりとりに例えてユニークに描いたもの。恋人からのフォンコールに対し、「いま忙しいか、電話に出たくない気分だからかけ直して」と言い切るところに、自分の生き方を誰にも邪魔させない、という強い決意が込められている。

 

90年代後半にギャルの象徴だった安室奈美恵は、2000年代には「男に媚びず、仕事も恋愛も楽しんで、ときには女同士でおしゃべりを楽しむ新時代の女性像」を体現する存在になった。そして人気絶頂のなかで引退を決めた彼女の生き方は、同世代の女性たちへ新たな道を指し示すのではないだろうか。伝説になりつつある安室の生きざまを、引退のその瞬間まで見届けることができるなんて、この時代に生まれてよかった!

 

イラスト/マガポン

【紅白歌合戦】『第68回 NHK紅白歌合戦』登場順&曲名をチェック!

今夜12月31日(日)7時15分から『第68回 NHK紅白歌合戦』が放送される。

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昨年より「夢を歌おう」をテーマに送る『NHK紅白歌合戦』。68回目となる今年の紅白は、紅組司会を有村架純、白組司会を二宮和也、総合司会を内村光良と桑子真帆アナウンサーが務め、「夢を歌おう」特別企画として安室奈美恵、桑田佳祐の出演も決定した。

 

ゲスト審査員には、加藤一二三、鈴木亮平、高橋一生、林真理子、宮本信子、村上茉愛、村田諒太、吉岡里帆という“今年の顔”がずらり。さらに、4年連続でバナナマンが担当する副音声の「紅白ウラトークチャンネル」や、昨年に続き渡辺直美の「紅白楽屋トーク」も実施する。

 

視聴者投票で決めるAKB48の紅白SPメドレーや、有村の特別企画「ひよっこ 紅白特別編」(脚本・岡田惠和)など、さまざまなスペシャル企画も満載の『第68回 NHK紅白歌合戦』はNHK総合で今夜7時15分から放送。

 

『第68回 NHK紅白歌合戦』歌手登場順・曲名
※カッコ内は出場回数

<前半>
1.Hey! Say! JUMP(初)
「Come On A My House」

2.Little Glee Monster(初)
「好きだ。~夢を歌おうver.~」

3.山内惠介(3)
「愛が信じられないなら~貴公子たちの舞踏会~」

4.E-girls(5)
「Love ☆ Queen」

5.SHISHAMO(初)
「明日も~紅白2017ver.~」

6.三山ひろし(3)
「男の流儀~けん玉世界記録への道~」

7.AI(3)×渡辺直美
「キラキラ」

8.竹原ピストル(初)
「よー、そこの若いの」

9.丘みどり(初)
「佐渡の夕笛」

10.Sexy Zone(5)
「ぎゅっと」

11.市川由紀乃(2)
「人生一路」

12.福田こうへい(4)
「王将」

13.三代目 J Soul Brothers(6)
「HAPPY~紅白スペシャルバージョン~」

14.天童よしみ(22)
「道頓堀人情」

15.SEKAI NO OWARI(4)
「RAIN」

16.倉木麻衣(4)
「渡月橋 ~君 想ふ~」

17.TWICE(初)
「TT-Japanese ver.-」

18.三浦大知(初)
「三浦大知 紅白スペシャル」

19.水森かおり(15)
「早鞆ノ瀬戸」

20.WANIMA(初)
「ともに」

21.島津亜矢(4)
「The Rose」

22.郷ひろみ(30)
「2億4千万の瞳~GO!GO!バブルリミックス~」

<後半>
23.欅坂46(2)
「不協和音」

24.関ジャニ∞(6)
「なぐりガキBEAT」

25.福山雅治(10)
「トモエ学園」

26.坂本冬美(29)
「男の火祭り」

27.西野カナ(8)
「パッ」

28.TOKIO(24)
「AMBITIOUS JAPAN!」

29.五木ひろし(47)
「夜空」

30.乃木坂46(3)
「インフルエンサー」

31.松田聖子(21)
「新しい明日」

32.平井堅(8)
「ノンフィクション」

33.椎名林檎(5)とトータス松本(初)
「目抜き通り」

34.Perfume(10)
「TOKYO GIRL」

35.X JAPAN(8)
「ENDLESS RAIN 2017 紅白スペシャル」

36.AKB48(10)
「視聴者が選んだ夢の紅白SPメドレー」

37.エレファントカシマシ(初)
「今宵の月のように」

38.松たか子(3)
「明日はどこから」

39.星野源(3)
「Family Song」

40.Superfly(2)
「愛をこめて花束を」

41.嵐(9)
「嵐×紅白スペシャルメドレー」

42.高橋真梨子(5)
「For you…」

43.氷川きよし(18)
「きよしのズンドコ節」

44.石川さゆり(40)
「津軽海峡・冬景色」

45.ゆず(8)
「栄光の架橋」

※「夢を歌おう」特別企画で出演する安室奈美恵、桑田佳祐は含まれていません

©NHK

【小室プロデュース】TKファンが選ぶ「安室奈美恵の名曲ベスト10」

2018年9月16日をもっての引退を発表した、歌手の安室奈美恵さん。その25年にわたるキャリアを語るうえで欠かせないのが、初期にプロデュースを担当したTKこと小室哲哉氏の存在ではないでしょうか。

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小室プロデュースのもとで、安室奈美恵さんは1995年10月発売の「Body Feels EXIT」から、2001年1月発売の「think of me/no more tears」まで17枚のシングルをリリースしています。

 

そこで今回は、TKの曲を愛してやまない筆者が選ぶ「小室哲哉がプロデュースした安室奈美恵の曲」を11曲セレクトしてご紹介します。どの曲も優劣はつけがたいので「ランキング」ではなく発売順とし、選曲もあくまで筆者の独断であることをご理解いただければと思います。

 

「小室哲哉プロデュースの安室奈美恵」10曲

1.Body Feels EXIT
リリース日:1995年10月25日 オリコン最高順位(週間):3位

小室哲哉プロデュース曲の第1弾。東芝EMIからavexに移籍した安室奈美恵は、この曲で第一歩を踏み出しました。それまでアイドルにも数多くの楽曲を提供してきた小室氏ですが、安室に提供した曲は、TM NETWORK時代を思わせるダンス・ミュージック。それまでのユーロビート路線をやや残しながらも、音を厚く重ねたシンセサイザーによるイントロはまさに小室サウンドの象徴。小室プロデューサーは、安室をアイドルではなくアーティストとして再出発させようとしていたのではないでしょうか。

 

2.Chase the Chance
リリース日:1995年12月4日 オリコン最高順位(週間):1位

小室プロデュース第二弾にして、初のオリコンシングルチャート1位を獲得。この年、安室は日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞していますが、作品としては小室プロデュースではない「TRY ME ~私を信じて~」に対してでした。ただし、この年に初出場がかなった紅白歌合戦には、「Chase the Chance」で出場しています。この曲も、イントロや間奏は小室色バリバリのシンセ。ただし曲調はTM NETWORK調からやや離れ、ラップが効果的に用いられるなど、より安室の声質とダンスを活かすものになっています。

 

3.Don’t wanna cry
リリース日:1996年3月13日 オリコン最高順位(週間):1位

情報バラエティ番組「スッキリ!!」の2017年11月エンディングテーマだったため、それで知ったという人も多いかもしれません。それまでの2曲とはうってかわって、テンポを抑えたゴスペル調。のちに安室は小室プロデュースを離れ、本格R&B歌手としての道を歩み始めます。この曲は、そのきっかけのひとつだったのでしょうか。

 

4.You’re my sunshine
リリース日:1996年6月5日 オリコン最高順位(週間):1位

資生堂「SEA BREEZE」1996年イメージソング。本人が登場するCMでは、ゆったりとしたメロディーがさわやかな海辺の風景にマッチしていました。……と思いきや、実際に曲を聞いてみるとテンポは途中から一変し、アップテンポなダンスミュージックになります。実は、完成させた曲はアップテンポになっていたのですが、その前に納入したCM用バージョンはゆったりしたものでした。しかし発売する曲の中に「CMで使われている部分」がないのはまずいので、「ゆっくり→アップテンポ」という変化をする曲になったそうです。ちなみに、そのテンポの変わり目のメロディー(「1日中……」からのくだり)で、一瞬「BRAND NEW TOMORROW」(trf)を思い出してしまうのは筆者だけでしょうか……。

 

5.SWEET 19 BLUES
リリース日:1996年8月21日 オリコン最高順位(週間):2位

「Don’t wanna cry」よりもさらにブラックカルチャー色が強まったR&B曲。19歳にしてスーパースターの座に駆け上がってしまった安室が、当時の心境を小室氏に語ったことがありました。そのときにできたのがこの曲です。そのためか、この曲を歌う安室の表情にはいつも、親しい人に本心を打ち明けるときのような安堵感が浮かんでいた気がします。また、曲の途中で感極まって涙することもありました。このとき小室氏とのあいだにどのような会話があったのかは知るよしもありませんが、のちに小室プロデュースを離れた安室は、本格R&B歌手へと突き進んでいきます。彼女が本音を語る曲としてR&Bを選んだ小室氏は、安室のよき理解者だったのかもしれません。

 

6.a walk in the park
リリース日:1996年11月 オリコン最高順位(週間):1位

出だしは低音で大人っぽさを強調し、「小室感を抑えた本格R&B曲の第二弾」……かと思ったら、サビはガラリと変わって明るい小室サウンド。意表を突かれるとともに、小室ファンとしては嬉しい気持ちになります。安室の進みたい方向であるR&Bと小室サウンドがうまくミックスされた曲だといえるでしょう。

 

7.CAN YOU CELEBRATE?
リリース日:1997年2月19日 オリコン最高順位(週間):1位

説明不要、「いわずとしれた名曲」という紋切り型がピッタリな曲といえるでしょう。この曲が発表された数か月後に、安室は結婚を発表。長らく結婚式の定番曲でもありました。ちなみに、このタイトルは文法的に間違っているということがよく指摘されます。確かに「祝う」意味での「celebrate」は他動詞ですから、後ろに目的語(何を祝うのか)が続かないのは間違いです。ただ小室氏もそんなことはわかっているはずなので、おそらくメロディーへの乗りのよさを重視したのではないでしょうか。実際、ある歌手のレコーディングで、英単語を本来とは正しくない発音で歌うように指示していたこともありました。そのほうがメロディーになじむという理由からです。

 

8.NEVER END
リリース日:2000年7月12日 オリコン最高順位(週間):2位

第26回主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)のテーマ曲として、当時の内閣総理大臣であった故・小渕恵三氏が小室氏に制作を依頼した曲です。小渕氏は、誰にでも直接電話で相談や依頼をする「ブッチホン」で知られた人物で、この曲もブッチホンによって生まれた曲といえます。残念ながら小渕氏は曲の完成を待たずに急逝し、そのため曲調は哀愁を帯びたものになっています。曲には沖縄民謡のテイストがふんだんに散りばめられていますが、歌唱にはその要素がまったくなく、安室そのもの。とはいえ、やはり沖縄出身であるためか、歌声には沖縄への想いが籠められているように感じました。個人的な想いで恐縮ですが、大好きな小室サウンドと、愛する沖縄民謡がほどよく融合したこの作品は、「沖縄好きのTK信者」である筆者にはまさにベストソングなのです。

 

9.no more tears
リリース日:2001年1月24日 オリコン最高順位(週間):7位

声量を抑えて小刻みなリズムで歌う、安室のチャーミングな一面を堪能できる曲です。小室プロデュースによる(当時としては)最後の曲で、この曲をもって小室哲哉氏と安室奈美恵のタッグはいったん解消されることになります。1995年10月25日発売の「 Body Feels EXIT」から2001年1月24日発売の「no more tears」まで、およそ5年と3か月にわたる二人三脚でした。

 

10.How do you feel now
リリース日:2017年11月8日

営業開始25周年を迎えたNTTドコモと、同じくデビュー25周年を迎えた安室のタイアップ曲。この曲で、小室氏との約17年ぶりのタッグが復活しました。曲はベストアルバム「Finally」に収録されているのですが、発売日である11月8日までは、作詞・作曲・プロデュースが誰なのかは明かされていませんでした。もっともファンの間では、このタイミングで小室氏とのタッグが再結成されるのではないかという、ほぼ確信に近い予想と期待がありました。明るいダンスミュージックでありながら、かすかな哀愁と懐かしさが漂うという、まさに小室感満載のサウンド。スタジオで小室氏と安室が再開するというPVも、ベタな演出だなあと思いながら胸が熱くなってしまったのでした。タイトルの「How do you feel now」は、再開を果たした小室氏と安室がお互いに問いかけているのか、もしくは私達への問いかけなのなのでしょうか。

 

番外.YOU ARE THE ONE
リリース日:1997年1月1日(オリジナル)

ここまで10曲を紹介してきましたが、最後に「+1」として紹介したいのがこの曲。安室単独ではなく、小室氏にプロデュースや作詞・作曲を受けたアーティストたちの集まりである「TK presents こねっと」によるチャリティー作品です。アメリカでも、著名なアーティストたちが集まって「USAフォー・アフリカ」というユニットを結成し、「We Are The World」という作品を歌ったことがありました。それぞれの歌手が小室によって魅力を最大に引き出され、競うようにして歌うさまは圧巻。もちろん安室も参加しており、サビの部分など重要なパートを担当しています。のちに安室単体の作品としてもセルフカバーされ、シングル「SOMETHING ‘BOUT THE KISS」やアルバム「GENIUS 2000」に収録されています。

 

終わりに

わずか5年の間にメガヒットを連発した小室&安室のコンビ。コンビ解消後も安室はトップアーティストの座を維持し続け、そのまま引退しようとしています。その引退までの活動に再び小室氏が関わることは、両方のファンにとって大きな喜びといえるでしょう。

 

イラスト/マガポン

石坂浩二、雑学クイズを初作成!スタッフとけんかも「機会があればまたやる」12・30『石坂浩二が全問出題 紅白雑学テスト』

石坂浩二が、雑学クイズの作成に初挑戦した。高島彩と共にMCを務めるテレビ朝日の年末特番『石坂浩二が全問出題 紅白雑学テスト』(12月30日(土)後1・30)で出題される。

 

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2017年を彩った話題に関する“思わず人に話したくなる”雑学クイズで、芸能人男女が紅白に分かれてバトル。博識で知られる石坂が時にスタッフとけんかしながら考案したというこだわりの問題に、紅組の安藤和津、草野満代、坂下千里子、高橋ひとみ、浜口京子、白組の大和田獏、バイきんぐ・小峠英二、杉村太蔵、鈴木福、前田吟が挑む。

 

問題は「パンダ」や「お正月」、石坂自らロケにも出向いた「明治神宮」など7ジャンル。「半分が正解するくらい」の難易度を想定したと言う石坂だが、高島は「石坂さんは知っていることが多すぎて、たぶん普通の人が何を知らないかの見当がつかないから、逆にクイズを出すのは難しいと思います」とばっさり。その言葉通り、正解者が誰も出ず、石坂が仕方なく“答え直し”を許すというひと幕も。

 

収録後、石坂は「まだまだクイズの在庫は豊富にある。機会があれば、またけんかをしながらやりますよ」と意欲。高島は「石坂さんからは問題以外にもどんどん面白いお話が出てくるので、ついもっと聞きたくなっちゃうんですけど、スタッフからは『次に行け!』の指示が(笑)。時間が限られていたのがもどかしかったので、次回はできたら時間制限なくやってみたい(笑)」と話した。

 

また、今年1年を振り返り、『やすらぎの郷』『相棒』と同局ドラマへの出演が続いた石坂は「テレ朝の一年でした。ほかのテレビ局に出た記憶がない」。高島はキャスタ―を務める『サタデーステーション』が始まり「生活のペースが新しくなり、ピリッとした一年になりました」と総括。

 

来年の抱負を聞かれると、高島は「今年は授乳中でお酒が飲めなかったので、来年はおいしいお酒が飲みたい!抱負じゃなくて欲望です」と宣言。石坂も「ぜひ付き合いたい!それが来年の抱負です(笑)」と乗っかり、「そういう時は、ひと思いに高いお酒を飲むといいですよ。名の通った高級酒だって一生に一回でいいから飲んでおけば、いつかどこかで話をする事もできるんですから。そのために、ちょっとずつでもいいから貯金をして」とアドバイスを送っていた。

 

<石坂浩二コメント>

問題作りは、最初は本当に手探りでしたが、自分の大好きなものから考え始めたらば、枝葉がどんどんと広がっていきました。そうやって広げるだけ広げた後でジャンルを分けて、さらにスタッフの方が作成した問題と照らし合わせて、ケンカしながら最終的に出題を絞り込みました(笑)。難易度の想定は、半数が正解するくらい。少なくとも必ず2~3人は応えるだろうと思っていたんですけど…的外れな答えもあったし、分からないではないという間違えもあって感心することもありました。
この番組を見ていただければ、どこに出かけなくても行った気分になれます! いろいろなお正月の過ごし方もお伝えしているので、番組をご覧になった上で、みなさんもそれぞれにバラエティーあるお正月を迎えていただければと思います。

 

<高島彩コメント>

石坂さんの知識をクイズという形で分けてもらえて、ありがたかったです。回答者の方も、石坂さんの話に耳を傾けていると考える時間がなくなっちゃうという様子でした(笑)。石坂さんの知識を考えたら年に1回じゃ足りません。ぜひ季節ごとにやりましょう!
今回のクイズはパンダや明治神宮など、番組を見ていただいた後、その場に足を運んでも楽しめる知識になっています。家族でご覧いただいて、この冬のお出掛けのきっかけにしてもらえたら面白いかなと思います。

 

©テレビ朝日

 

 

AKB48・渡辺麻友「大好きなAKB48が永遠に続いてほしい」卒業公演開催

AKB48・渡辺麻友の卒業公演が12月26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開催された。

 

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渡辺は2006年3期生オーディションに合格。翌2007年にチームBメンバーとして劇場公演デビュー。同年の4thシングル「BINGO!」で初の選抜入りをし、2009年7月に行われた第1回AKB48選抜総選挙では第4位にランクイン。そこからすべての選抜総選挙でトップ5入りという快挙を果たした。

 

渡辺の“最後”の「初日」から始まった卒業公演。見納めのパフォーマンスにファンは水色の法被とツインテールの被り物でそろえ、卒業を祝った。

 

渡辺が選抜した16人での「オネストマン」「BINGO!」と続き、自己紹介MCでは指原が「インスタ映えの景色だよ!」とファンの想いを讃えた。

 

ユニットコーナーでは、山本彩、松井珠理奈との「パジャマドライブ」や、渡辺の後継者と指名している小栗有以、向井地美音との「君とc/w」を披露。横山由依との「夕陽を見ているか?」では「また偉大な先輩が卒業します」と横山のセリフで始まり、渡辺が横山を優しい笑顔で見つめ、抱き合う場面も。

 

MCでは、渡辺とのエピソードを語り合うメンバー。小栗は、いつもかわいがられすぎてぐちゃぐちゃにされているという話を、向井地は上海のディズニーランドに小栗と麻友と3人で行った際「ディズニーでは足が速くて、めっちゃ泣く(好きなアトラクションでうれし泣き)」という意外なエピソードも披露した。

 

盟友のまゆゆきりんで「てもでもの涙」と、いつかまゆゆと歌いたいと思っていたという「思い出のほとんど」の2曲を披露。いつもは渡辺のお母さんを名乗る柏木に対し、歌唱中泣きそうになったのを見た渡辺は優しいほほ笑みで見つめた。

 

柏木に「お姉さんの顔してたね」とツッコまれると「ゆきりんのが先に泣きそうになってたから」と大人ぶるコメント。そんな態度を見た柏木は「かわいい~、大人になったね」と目を細めた。そんな2人を観ていた指原はリハーサルの時から泣いていたと語り「DVD出たら絶対買おう!」と完全にファン目線でコメントした。

 

アンコールでは、渡辺のオーディション合格時からの11年間の軌跡映像が流れ、卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」を真っ白なドレスで熱唱。途中声を詰まらせる場面もあったが、グッと涙をこらえ最後までしっかりと歌い上げ、ファンに深々とお辞儀した。

 

そして、自身にとってもファンにとっても大切な曲として「心のプラカード」を渡辺選抜16人で披露。続いて「約束よ」を歌い終えると、卒業を祝いに駆けつけた同期の多田愛佳、片山陽加、仲川遥香が登場。柏木が作ったというアルバムや、心のプラカードの衣装を着たむちちなどのプレゼントを手渡した。

 

そして横山からの手紙が読み上げられると、最後までこらえていた渡辺も、顔をゆがめて涙。最後は「次を歌ったら終わっちゃうんだ…」と歌うのを延ばしていた渡辺だが、意を決し「私がAKB48を知るきっかけになったとても大切な曲で、私の11年間のAKB48人生をこの曲と共に締めくくります」と、出演メンバー全員で「桜の花びらたち」を歌唱し、卒業公演を締めくくった。

 

<渡辺麻友コメント(一部抜粋)>

本当に寂しいですね…さみしい…。AKB48が本当に大好きなので、さみしいんですけど、最後こんなにたくさんの素晴らしいファンの皆様に見守れて卒業ができるなんて、AKB48に入った当初の私は思い描くこともできなかったことなので、本当に幸せ者だなと思います。もうこのAKB48劇場に立つこともないんだなと思うと不思議だし、この舞台に立つことが11年間当たり前だったので、この当たり前が来年からなくなることが信じられないです。でも(横山)由依ちゃんの手紙がとっても頼もしくて、これからも頑張ってほしいし、見守り続けるし、自分もAKB48が大好きなただの一人のファンだったので、それでAKB48に入ってここまでやってきて、これからも大好きなAKB48が永遠に続いてほしいなと思っているので、会場に来ているみんなに気持ちを託して私はこのグループを卒業していきたいと思います。
11年間、たくさんの思い出、たくさんの深い愛を本当に本当にありがとうございました。

 

©AKS

 

 

 

「君の名は。」特別PRスポットで上白石萌音がナレーション「また三葉に会えてうれしい!」神木隆之介からコメントも

2018年1月3日(水)にテレビ朝日系で地上波初放送される新海誠監督の大ヒットアニメ映画「君の名は。」(後9・00)の特別PRスポットが、12月26日(火)より登場。ナレーションをヒロイン役の女優、上白石萌音が担当した。

 

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映画は、田舎町の女子高校生・三葉(声・上白石)と東京の男子高校生・瀧(神木隆之介)が夢の中で入れ替わるという不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていく物語。2016年8月に公開され、国内興行収入が250億円を突破。同年の興行収入で1位、邦画史上でも歴代2位の記録を打ち立てた。

 

このほど、アフレコに臨んだ上白石は「新海監督の映像はすごい。“画”を見るだけで当時の感情がよみがえってきました。また三葉に会えてうれしい!」と大感激。ナレーションには三葉のセリフをもじったものもあり、「セリフを生まれ変わらせたものがまた皆さんの心に届くなんて、本当にうれしいです。ぜひこのPRスポットを観て1月3日の夜を楽しみにしていただきたいです」とアピールしている。

 

3日の放送に向けて、神木もコメントを発表。「自分が関わらせていただいた作品をお正月に見ていただく機会はそうそうないので、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜び、「お正月という事で、一家団欒を楽しみながら2人の主人公を温かく見守っていただきたいです。お正月は毎年、家族でゆっくりしているので、2018年は『君の名は。』を見たいと思います」と語っている。

 

<上白石萌音 コメント>

◆『君の名は。』の地上波初放送について、心境は?
「劇場でかかった映画が地上波で流れるのは、とても感慨深いものがあります。映画は劇場に行かないと出会うことはできませんが、地上波ではより多くの方にリアルタイムで同時に楽しんでいただけるんですよね。『君の名は。』にとってそれは今回が初めてのことなので、どんな反応があるのか、すごく楽しみです」

 

◆『君の名は。』は自身にとってどんな作品?
「この映画に出会う前と後では180度違う、といっても過言ではないぐらいの作品ですね。それはどの映画、どの作品でも同じではあるのですが、特に『君の名は。』という作品を通じて私の事を知って下さった方々がたくさんいらして…。そういう意味では、人生の大きな転機を作ってくれた作品ですね」

 

◆思い入れのある三葉のセリフや場面は?
「よく皆さんからリクエストされるのが、『瀧くん』と名前を呼びかけるセリフ。その呼びかけは、やはりこの『君の名は。』というタイトルにもつながりますし、作品の大きな象徴だと思います。また、神木隆之介さんの三葉っぷりが、女子にも決してかなわない、“圧倒的な女子力”を発揮しているので、そこはもう存分にキュンキュンしてほしいなと思います!」

 

◆特別PRスポットのナレーションはいかがでしたか?
「また三葉に出会うことができて、とてもうれしいです! 映画のアフレコから1年半以上経っているので大丈夫かなと思いましたが、やはり新海監督の映像はすごいですね。“画”をみるだけで当時の感情がよみがえってきました。一場面をアレンジしたパロディー的なバージョンもあってとても楽しかったですし、セリフを生まれ変わらせたものがまた皆さんの心に届くなんて、本当にうれしいです。作品の偉大さを、身をもって感じました。このPRスポットを観ることでファンの方には劇場で作品と出会ったときの気持ちを思い出してもらえたらうれしいですし、初めて観る方にはPRスポットを通して1月3日の夜を楽しみにしていただければと思います!」

 

◆初めて『君の名は。』をご覧になる視聴者にメッセージを!
「何回でもこの作品との出逢いを繰り返したいなと思うくらい、初めて『君の名は。』を観たときの感動は、私にとって忘れ難いものとなっています。ぜひ皆さんにも、初めての出逢いを存分に楽しんでいただければ。私も3日の夜はもちろん、『君の名は。』を観ます! 楽しみにしています!」

 

©2016「君の名は。」製作委員会

 

 

浅田真央&宮里藍が秘めた思いを語り合う『はじめましての2人』12・30放送

『浅田真央×宮里藍 はじめましての2人』(フジテレビ系)が12月30日(土)に放送される。

 

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この番組は、フジテレビ系で12月30日に放送される9番組13時間超にわたるスポーツ特番「スポーツの祭典」の目玉番組の1つ。

 

番組では、今年4月に引退したフィギュアスケートの浅田、9月に引退したプロゴルフの宮里が初対面。新たな門出となる2018年を前に、胸の奥に秘めた思い、そしてこれからのことを独占告白する。また、サプライズゲストとして澤穂希、福原愛が登場し、女性アスリートの現役生活とは切っても切れない恋愛や結婚、出産、引退後の生活なども公開する。

 

『浅田真央×宮里藍 初めましての2人』
フジテレビ系
12月30日(土)午後6時~7時

<出演>
浅田真央
宮里藍

<サプライズゲスト>
澤穂希
福原愛

<聞き手>
生野陽子(フジテレビアナウンサー)

「スポーツの祭典」ポータルサイト:http://www.fujitv.co.jp/sports/

 

©フジテレビ

 

 

稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が元旦に生放送!告知動画公開

無料インターネットテレビ局・AbemaTV(アベマティーヴィー)の「AbemaSPECIALチャンネル」で、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演する特別番組『27Hunホンノちょっとテレビ』が2018年元旦に生放送されることが決定した。

 

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この番組は、11月に72時間にわたり完全生放送された「稲垣・草彅・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」に続き、3人が新しい年を迎えたばかりの都内某所から生出演する27分間の特別番組。

 

3人がそろって生放送番組に出演するのは『72時間ホンネテレビ』以来初めてとなる。また、これに先駆けて、『72時間ホンネテレビ』のテーマソングである『72』のデジタル配信リリースも決定した。

 

番組では、3人が新年のあいさつを全国に届けるほか、新たな情報発表も予定しているという。

 

 

 

 

AbemaTV『27Hunホンノちょっとテレビ』
放送日時:2018年1月1日(月)0時45分~
放送チャンネル:「AbemaSPECIALチャンネル」

出演:稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾

URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/8yGBViJwYFrgRm

©AbemaTV

 

 

中山美穂、高岡早紀・伊藤歩・中村ゆりとの四姉妹役に「この関係がずっと続けばいいのに」

プレミアムドラマ『平成細雪』(BSプレミアム)の試写会に、中山美穂、高岡早紀、伊藤歩、中村ゆりが出席した。

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文豪・谷崎潤一郎の名作「細雪」をドラマ化した本作は、原作の昭和初期の時代をバブル崩壊後に置き換え、大阪・船場を代表する名家・蒔岡家に生まれた四姉妹がそれぞれの立場で生き方を模索していく姿を描く。

 

蒔岡家の長女・鶴子を演じる中山は、「『平成細雪』では、(鶴子は)長女としてよりも母親としての役割で描かれているので、とても重要な役だと思いました。妹たちに支えられて成り立っていたので、撮影が終わってもこの四姉妹の関係がずっと続いてくれればいいのにと錯覚した現場でした」と振り返った。

 

2016年、『連続ドラマW 賢者の愛』(WOWOW)で中山と共演し愛憎劇を演じた高岡は、次女・幸子役で中山と再共演。高岡は「気心が知れているというか、(中山)美穂さんに支えられて、本当の姉妹のように楽しく撮影できました」と順調な撮影を明かす一方で、「船場言葉は初めてだったのですごく苦労しました」と撮影での苦労も明かした。

 

クランクイン前に1983年に映像化された映画『細雪』(監督:市川崑)を見るか迷ったという三女の雪子役の伊藤は、「素晴らしい女優さんたちと一緒にやる中で生まれてくることが一番大切なんじゃないかと思った」と撮影前に映画版を見ないようにしたというが、「クランクインから1週間くらいして初めて映画を見てみたら、『この順番でよかった』って思いました」と。

 

四女・妙子役の中村は、「(妙子は)年がら年中、反抗期みたいな四姉妹の中でも情熱的なキャラクターです。そんな妙子とどうって向き合うかを考えながら1つひとつのシーンを一生懸命やりました」と。「私がどんな芝居をしても、優しいお姉さん方が受け止めてくれて、本当に感謝しています!」と共演者に感謝を伝えた。

 

京都での撮影は「紅葉シーズンで人が多くあまり外に出られず残念だった」という中山と高岡だったが、そんな中、伊藤が「私はすごく食いしん坊なので、撮影中に2キロぐらい太ったんですけど…(笑)」と告白。続けて「京都の料理の先生が作ってくださる消え物がすごくおいしくて」と話すと、中村も「私も食いしん坊で、すごい食べていたよね、私たち(笑)」と同調し、会場を笑わせた。

 

 

『平成細雪』はBSプレミアムで2018年1月7日(日)後10時スタート。

 

 

 

秋元康プロデュース『ラストアイドル』に織田哲郎、小室哲哉、指原莉乃、つんく♂参戦でユニット対抗戦

秋元康が手掛けるテレビ朝日のアイドルオーディション番組『ラストアイドル』((土)深0・05)に豪華プロデューサー陣が“参戦”することが23日の放送で発表された。

 

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秋元、織田哲郎、小室哲哉、HKT48の指原莉乃、つんく♂の5人が抽選により、番組から生まれたユニット「ラストアイドル」「Good Tears」「シュークリームロケッツ」「Someday Somewhere」「Love Cocchi」を1組ずつプロデュース。来年1月13日から始まる番組のセカンドシーズンで、ラストアイドルが今月20日に発売したデビューシングル「バンドワゴン」に続く第2弾シングルの座を争う。

 

秋元は「番組の企画者がレースに参戦するのは変だと思ったのですが、出ないと“逃げている”と言われるし、勝てば“出来レースだ!”と言われかねない。負けたら負けたで文句も出るでしょう」と複雑ながら「できるだけレースを引っ掻き回す、戦いを面白くする役になりたい」とコメント。指原は「プロデューサーとして自分が一番新人であり実績もないのは一目瞭然なので、何とか頑張って食らいついていかなければ…」と意気込んでいる。

 

<織田哲郎コメント>

企画を聞いたとき、“相変わらず秋元(康)さんはえげつないことをするなぁ”と思ったのですが(笑)、僕自身、アイドル的要素のあるアーティストをプロデュースしたことはあっても、アイドルとして衣装から振り付けまでプロデュースするということは経験がないので逆に面白さを感じ、チャレンジしてみようと思いました。同じ音楽プロデューサーである小室(哲哉)さんやつんく♂さんは、それぞれ音楽家としてきちんと得意な分野をベースに持った上で、そこから先のことにも自分流のスキルを持っている方々。特に小室くんとは生まれた年も一緒でデビューも同じ頃。デビュー前には一緒にライブをやったこともあるし、お互い若かりし頃から共に音楽業界で戦ってきた人間としてシンパシーみたいなものはありますね。きっと素敵なものを作るだろうなと思っています。
皆さん、アイドルについて経験値も高い方々だし、強敵ぞろい。だからこそ、すごく楽しみですね。チャレンジャーとして参戦させていただきます!

 

<小室哲哉コメント>

秋元さんとは長いお付き合いで、お仕事もご一緒したことありますし、普段も連絡を取り合っています。そんな中、ご本人からざっくりと依頼を頂きました。「やろっかな、じゃあ」とお返事したかな(笑)
アイドルグループのブロデュースということに関しては、慣れてないなぁという気持ちです。コミュニケーションの取り方や、活かし方とか。アーティストの方々はある程度、主張が決まっている方が多いので、それを活かすのが私の役目だったりします。アイドルの方々はもしかしたら、真反対かもしれませんよね…すごく困ったなぁという感じです(笑)
他のプロデューサーの方々に関しては、すごい支持されている方々ですよね。ただ、対決という事に関しては、全員「WIN」、誰も負けないほうが良いんじゃないですかね(笑)アイドルたちもみんな勝ちたいと思っていると思うので…。

 

<指原莉乃コメント>

お話をいただいたとき、ただ純粋にうれしかったです。秋元さんから伺ったのですが、錚々たるプロデューサーの方々が並ぶ場面で、秋元さんの口から私の名前が出たことが、ものすごくうれしかったですね。でも、プロデューサーとして自分がいちばん新人であり実績もないのは一目瞭然なので、なんとか頑張って食らいついていかなければ…そして、私が担当するユニットのメンバーがガッカリしないように頑張りたいなと思っています。
実は、この『ラストアイドル』という番組は、かわいそうすぎて見たことがありません。同じ仕事をしている人間としては、胸が痛くて見ていられないんです。きっとグループごとに個性があると思いますが、私は王道のアイドルソングが好きなので、それが合うユニットと組めたらいいなと思います。
とにかく名前を出していただけたことがうれしいので、メンバーやファンの皆さんをガッカリさせないように、なんとか頑張っていきたいと思います!

 

<つんく♂コメント>

プロジェクトの考え方や、あり方はとても面白いって思いました。そんな時代やろうなぁって。で、「いつやるんですか?」って秋元さんに聞いたら、「すぐ」って。「え?!」と。無茶ぶりのドッキリ企画って思ってます。
既にあると言っても駆け出しというか、まだ成熟してない卵から孵化したばかりなイメージなので、その辺はあんまり気にしてません。ただ、本人たちが精神的に出来上がっていると手がつけられないなぁとは思います。本人たちがどれくらいの吸収力や柔軟性を持ってるか。それが一番ののびしろだなと思います。
楽しみ30、不安70かな。それは単に作品を作ったり、まだ未完成のチームを完成形に近づけていく作業。これは僕ら作り手にとっては最高の場面なんで、それはとても楽しみです。誰になるとか、どんな才能が隠れてるか。その辺の見極めとかね。楽しみですよ。

 

<秋元康コメント>

あれだけの戦いを制した『ラストアイドル』7人と、惜しくも敗れた4つのユニットのメンバー…。このダイヤモンドの原石たちを磨く方法はないかと考えたとき、“秋元康的”ではない形で磨いたらどうなるのかという思いが浮かびました。僕ひとりではなく、5人のプロデューサーがそれぞれの信じるやり方で彼女たちを料理して競い合うのが、この第2シーズンです。ラストアイドルをはじめ、5つのユニットをどう売り出すか、それぞれのプロデューサーの責任となります。
料理に和食や中華、イタリアン、フレンチがあるように、いろんな料理法で食材を生かした方がよいのではと思い、プロデュースはまったく方向性の違う5人にお願いしました。僕ももちろん全力でプロデュースしますが、それぞれのプロデューサーがどんな形で挑んでくるのか、僕にとっては勝ち負けよりも楽しみたいという気持ちのほうが大きいです。
しかし、僕の立場というのは非常に難しいですね…。番組の企画者がレースに参戦するのは変だと思ったのですが、出ないと“逃げている”と言われるし、勝てば“出来レースだ!”と言われかねない。負けたら負けたで、文句も来るでしょう。つまり自分で企画していながら、自分の首をしめているわけです。だから、できるだけレースを引っ掻き回す、戦いを面白くする役になりたいと思っています。

 

●ラストアイドル

<吉崎綾コメント>
やっとオーディション番組が終わってホッとしている時に戦うのか…と思ったのですが、どの方も本当にすごいプロデューサーの方々だと思いますし、次はチーム戦ということでチームの絆が見られるのかなと思うと、頑張らなきゃなと思っています。

 

<安田愛里コメント>
「ラストアイドル」ファミリーと(皆に)言って貰っていた中で、各ユニットがライバルになってしまうという関係が、正直、神妙な面持ちになってしまいます。ただ、悲しい反面、グループでまた新たな曲を発表させて頂くために、精一杯頑張りたいと思います。

 

<阿部菜々実コメント>
すごくビックリしていて何が起きたのかわからなかったです。5名のプロデューサーの方々は皆さん本当に凄すぎて、この企画はアイドル界に革命を起こすのではないかと思っています。私がそこに居られることが非常に嬉しいです。折角、ラストアイドルはバトルに勝ってきたメンバーなので、勝った意味が無くならないようにみんなで頑張りたいと思いました。

 

●GoodTears

<高橋真由コメント>
5人の有名なプロデューサーの方々にプロデュースして頂くのはすごく嬉しいです。嬉しい気持ちもあるのですが、ここでセカンドユニットがラストアイドルの上に立てるチャンスでもあるので、私はこのチャンスを絶対に逃したくない、勝ち取りに行きたいです。

 

●シュークリームロケッツ
<松本ももなコメント>
こんな素敵な5人のプロデューサーの方々にプロデュースしてもらうのは本当に嬉しいです。
チャンスを貰ったからにシュークリームロケッツ三人で全力で頑張りたいです。

 

●Someday Somewhere
<間島和奏コメント>
一度バトルに負けて辛い思いをしてきて、ここから頑張ろうと思っていたところで、このようなチャンスを頂けて、嬉しいです。「ラストアイドル」ファミリーとして他のグループのメンバーとも仲良くさせていただいていたのですが、私達がトップを取っていきたいという思いはあるので、こういうチャンスを頂いたからには全力を発揮するしか無いと思っています。頑張ります。

 

●Love Cocchi
<山本愛梨コメント>
トリハダが止まらないです。夢みたいなチャンスを頂けたので嬉しいです。下克上できるように5人で精一杯頑張ります。

 

(C)ラストアイドル製作委員会

 

 

 

B・アフレック&M・デイモン製作総指揮!海外ドラマ『インコーポレイテッド』DVD 18年3・7発売

ベン・アフレック&マット・デイモンが製作総指揮を務める海外ドラマ『インコーポレイテッド』のDVDが2018年3月7日(水)にリリースされる。

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本作は、共同脚本作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞して以来、共に映画界で活躍し続ける幼なじみで親友のベン・アフレック&マット・デイモンの共同製作会社で、TVドラマとして生み出したSFサスペンス。

 

2074年、政府に代わって多国籍企業が支配する世界。企業の人間は裕福な「グリーゾーン」に暮らすが、壁の向こうには荒廃した貧民エリア「レッドゾーン」が広がっていた。巨大企業スピーガ社の若き社員ベンは、実は元レッドゾーンの住人で、恋人を救うために身分を偽ってスピーガに潜り込んでいた。ときに手段さえ選ばず、彼は破滅と隣合せの計画に身を投じていく。

『インコーポレイテッド』

2018年3月7日(水)発売

レンタルVol.1~5

DVD-BOX(5枚組)¥8,900+税

 

<特典>

「インコーポレイテッド」予告編、未公開シーン、近未来の人物像、テクノロジーの功罪、持つ者と持たざる者、秘密と嘘、NG集

 

<収録エピソード>

第1話:垂直移動、第2話:ダウンサイジング、第3話:人的資材、第4話:コスト抑制、第5話:損益、第6話:有効活用、第7話:実行可能ファイル、第8話:戦略転換、第9話:危機管理能力/ゴールデン・パラシュート

発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

製作総指揮:ベン・アフレック、マット・デイモン

監督:ダビ・パストール、アレックス・パストールほか

キャスト(吹替):ショーン・ティール(細谷佳正)、アリソン・ミラー(うえだ星子)、エディ・ラモス(大畑伸太郎)、ジュリア・オーモンド(塩田朋子)、デニス・ヘイスバード(手塚秀彰)

公式サイト:http://paramount.nbcuni.co.jp/incorporated/

 

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聖なる夜に聴きたい「80年代縛りのクリスマスソング」10選プレイリスト

いよいよ今日は待ちに待ったクリスマス・イヴ。街はプレゼントやクリスマスのごちそうを買い求める人で賑わっています。でも、そもそもクリスマス市場の規模が急成長したのは80年代に入ってから。それこそ12月が近くなると、テレビのトレンディドラマやCM、雑誌などでクリスマスを煽る特番や記事のオンパレードで、「クリスマスイブはカップルの日」と刷り込まれた方々も多いことでしょう。

 

とくに80年代バブル当時の田舎者必携(失礼!)のマニュアル本「ホットドッグ・プレス」のクリスマス特集を読み漁ったバブル世代の諸先輩方は、今でもクリスマスが近づくとなぜかソワソワしてしまうのではないでしょうか。

 

面白いことにクリスマスシーズンの経済効果の上昇とともに、欧米はもとより日本国内でもオリジナルのクリスマスソングが量産されていくようになります。これは大手企業やメディアによるクリスマスというブランド戦略によって導かれた新たなマーケットの誕生でもあったのです。

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ということで、前回の「ラスト・クリスマス地獄」に続いて、80年代に数え切れないほど生まれた「80年代縛りのクリスマスソング」をお届けします。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、「あの頃のクリスマス」に浸れるプレイリストを楽しんでみてください。

 

【80年代縛りのクリスマス・ソング】

01.ウィンター・ガーデン/松田聖子
(1980年12月リリース)

セカンドアルバム「North Wind」に収録された彼女にとって初となるクリスマスソング。あなたを愛して2度目のクリスマスがもうすぐやってくる。愛情も水色から藍色へとより深く。冬を舞台にしつつも温もりを感じる柔らかいサウンドスケープがお見事。「愛の花はまだ蕾のウィンター・ガーデン」ということからも、プラトニックな関係がまだ続いているようです。初期の代表曲「青い珊瑚礁」と同じく、作詞・三浦徳子、作曲・小田裕一郎、編曲・大村雅朗の名采配が勝利を呼んだ隠れた名曲。

 

02.7月のクリスマス/ハイ・ファイ・セット
(1984年2月リリース)

シティ・ポップスの文脈で再評価も高まる日本のポップ・ヴォーカル・グループによるサマーポップなクリスマスソング。ここで歌われているのは12月25日ではなく5度目の結婚記念日を迎えた7月25日のこと。「7月25日よ なんの日かわかる? 真夏のクリスマスかい?」と山本潤子と大川茂による掛け合いが微笑ましく、洗練されたコーラスワークも聴きどころ。結婚記念日なんて忘却の彼方に……そんな方はクリスマスにかこつけて一緒に祝ってみるのはいかが? アルバム「PASADENA PARK」に収録。

 

03.CHRISTMAS TIME IN BLUE – 聖なる夜に口笛吹いて-/佐野元春
(1985年11月リリース)

昨年にデビュー35周年を迎えたレジェンドが1985年にリリースした12インチシングル。夏をイメージさせるレゲエアレンジを施したクリスマスソングは、当時の日本の音楽シーンに驚きを持って迎えられた。歌詞の一節「平和な街も 闘ってる街も メリー・メリー・クリスマス」は不透明な時代だからこそ、彼のパワーメッセージとして静かに響いてくる。UKを経由した洗練されたソウルやジャズなどのブラックミュージックに接近したアルバム「Cafe Bohemia」(86年)に収録。

 

04.夏日聖誕(MERRY X’MAS IN SUMMER)/テレサ・テン
(1987リリース)

桑田佳祐が1986年から1年間限定で活動をしていたKUWATA BANDの3枚目のシングル「MERRY X’MAS IN SUMMER」をアジアの歌姫がカヴァー。今回は日本語ヴァージョンではなく、あえて北京語ヴァージョンをセレクト。真夏のクリスマスを歌ったレゲエタッチなオリジナル曲をちょっぴりいなたくアレンジ。異国情緒漂う牧歌的なムードがたまりません。台湾出身の彼女ですが、目を閉じれば古き良き時代の香港の面影が浮かんでくるような……。

 

05.DING DONG/プリンセス・プリンセス
(1989年11月リリース)

当時のバンドやろうぜ的なJ-POP/J-ROCK界隈から生まれたクリスマスソングはバラード楽曲が主流だったが、80年代を代表するガールズバンドによる本作はとにかくアッパーな仕上がり。独り身のやるせなさを歌いつつも、パーティソングとしても機能するマジックがある。「キャロル歌う子供達でさえも 憎らしく思えて」という歌詞は、当時のクリスマス至上主義に翻弄されるヤングの心象風景を見事に捉えている。初のアルバムチャート首位を飾った4枚目のアルバム「LOVERS」に収録。

 

06.Chiristmas(Baby Please Come Home)/U2
(1987年10月リリース)

1963年に名プロデューサーのフィル・スペクターが制作したクリスマスアルバムの傑作「クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター」で、ダーレン・ラヴが歌った名曲をリズム&ブルース経由の黒いロックナンバーでご機嫌にカヴァー。世界的な大ヒットを記録した彼らのアルバム「ヨシュア・トゥリー」で顕著に見られた、アメリカのルーツミュージックへの傾倒が本作でもいかんなく発揮されている。1987年に発表されたチャリティアルバム「クリスマス・エイド」が初出。

 

07.フェアリーテール・オブ・ニューヨーク(ニューヨークの夢)/ザ・ポーグス&カースティ・マッコール
(1987年リリース)

ケルティック・パンクを代表するイギリスのバンド、ザ・ポーグスが今は亡きシンガー・ソングライターのカースティ・マッコールをフィーチャリングしたデュエットソング。成功を夢見てニューヨークに移り住んだアイルランド系の移民老夫婦のクリスマスの日の物語。厳しい現実を歌いながらもクリスマスソングとして愛され続けているのは、アイルランド移民のリアルな視点があるからこそ。アイリッシュ民謡的なサウンドも実に味わい深い。イギリスではクリスマスシーズンを彩る国民的なスタンダードナンバーでもあります。

 

08.Driving Home For Christmas/クリス・レア
(1988年リリース)

スモーキーなハスキーヴォイスと渋いギタープレイで、80年代に活躍した英国のシンガーソングライターによるハートウォーミングなクリスマスソング。別名「帰省ソング」。クリスマス休暇に遠くに住む家族のもとへと車を走らせる。帰る道すがら、みんなの顔や思い出をあれやこれやと車中で想いを巡らせる。そんな主人公のはやる気持ちが軽快なサウンドとともに描かれていて、いつしか心もホッコリ。日本では90年代に入って洋楽ファンを中心に人気が浸透していき、今でもラジオで頻繁にプレイされる定番曲。

 

09.Merry Christmas Mr. Lawrence/坂本龍一
(1983年5月リリース)

大島渚監督による映画「戦場のメリークリスマス」のエンディングで、ハラ軍曹(ビートたけし)の名セリフに寄り添う官能的なメロディがあまりにも有名な楽曲。主旋律の印象的なフレーズはグラスハープの音色をサンプリングしたもので、実験的な手法が随所に取り込まれている。本作はオリジナルヴァージョンで、アレンジを変えて何度もセルフカヴァーされているが、時代を経るたびに輝きを増す不朽の名作。教授が初めて取り組んだサウンドトラック作品であり、英国アカデミー賞の作曲賞も受賞している。

 

10.WHITE SUNDAY/レベッカ
(1986年10月リリース)

厳密にはクリスマスソングではないけれど、この時期に聴きたくなる1曲ということで。ここまでひんやりとした冬をイメージさせるサウンドメイクにはなかなかお目にかかれないかもしれない。NOKKOのメランコリックな息づかいと歌詞の「もしもこのまま冬が続くなら 2人まっ白になれるのに」に切なさマックスです。ちょっぴりダブ的なアプローチがあったり(ほんとか?)、後半にはストリングスで奏でられた「フレンズ」のあのフレーズがさりげなくインサートされる遊び心も。ぜひとも雪が降り積もった日に聴いてみてほしい。5枚目のアルバム「TIME」に収録された唯一のバラード楽曲。

 

いかがでしたでしょうか。80年代といってもバブルを象徴するようなものではなく、聴くたびに楽曲の深みを感じることができるセレクトで選んでみました。あなただけのとっておきのクリスマスソングをぜひ見つけてくださいね。

ゾンビ×アイドル!?スパガ・浅川梨奈主演『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』来夏公開決定

SUPER☆GiRLSの浅川梨奈主演の映画『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』が、2018年初夏に公開されることが決定した。

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本作は、世界的に人気の高い“ゾンビ映画”と日本が誇るコンテンツである“アイドル”が合体。さらに、今、話題のパルクールなどのアクションもふんだんに取り入れた手に汗握る新感覚のガールズアクション・ゾンビ映画。

 

人気アイドルでありながら、ゾンビに噛まれてしまう主人公・神谷ミクを演じる浅川は、「ゾンビ×アイドルの新しいジャンルの作品が出来たと思います。『神谷ミク』は、自分がアイドルとして活動しているからこそ分かる部分がたくさんあって、そういう意味では演技しやすいところも多々あったんですが、でも、演じる『神谷ミク』と『浅川梨奈』が似たようなアイドルにならないように意識しながら演技しました。たくさんの方に見ていただきたいと思っています!」とコメントを寄せている。

 

<ストーリー>

限りなく現在の東京と同じ世界。ゾンビが発生するこの世界で、アイドルユニット「TOKYO27区」の人気アイドル・神谷ミク(浅川梨奈)がゾンビに噛まれた!

 

ゾンビ化までのタイムリミットは72時間。ゾンビ感染者は強制収容・抹殺されるこの世界で、ミクは生きる道を求めて逃亡し、全国指名手配となってしまう。

 

ミクは探偵の犬田(尚玄)に助けを求めて、噂になっているゾンビ血清を探そうとするが、彼女の前に、警察、女子高生ゾンビハンター・如月(星守紗凪)、そしてゾンビが襲いかかる。

 

彼女は時間内までに目的の場所へたどり着くことができるのか!?

 

<出演>

浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、尾澤ルナ(SUPER☆GiRLS)、阿部夢梨(SUPER☆GiRLS)
中山優貴(SOLIDEMO)、山口智也(SOLIDEMO)、井澤勇貴、古泉千里、亜沙美
星守紗凪、尚玄

監督・脚本:熊谷祐紀

製作:TBSサービス/ポニーキャニオン/レスパスフィルム/トリプルアップ/極楽映像社

制作:レスパスフィルム

配給:トリプルアップ

オフィシャルサイト:http://movie-tldi.com

 

©2018「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」製作委員会

アニソンもヘヴィメタも、僕らの青春はここが原点だった! 影山ヒロノブ、高崎晃、井上俊次……40年後のレイジー伝説

「ドラゴンボールZ」の主題歌を聴いていると、なんだか勇気が湧いてくる。「Crazy Nights」のハードドライヴィンなギターと重厚なドラムにヤラレてヘヴィー・メタルを知った。──多感な時期を送っていた僕らに、刺激と元気を与えてくれたミュージシャンたちの原点は、ここにあった!

 

2017年、デビュー40周年を迎えたロックバンド、レイジー。アニソン界の“永遠の”プリンスとしてパワフルな活動を続ける影山ヒロノブ、その彼を擁するJAM Projectのプロデューサーであり、多くのアニソンや声優アーティストを送り出しているレーベル、ランティスの社長である井上俊次、そして世界にその名を轟かせるヘヴィ・メタル・バンド、ラウドネスのギタリスト、高崎晃。いまだ多大な影響を及ぼす3人の出発点は、並みならぬ実力を備えていたアイドル・バンドだった。現代のロックバンドとくらべてももちろんのこと、当時も類を見ない個性で人気を博していた彼らの伝説を紐解きながら、レイジーというバンドを今と、未来に語り継ぐ!

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伝説1……日本のロックバンドとして史上最年少でデビューした!

レイジーがデビューしたのは、1977年の夏。ヴォーカルのミッシェル(影山ヒロノブ)、ギターのスージー(高崎晃)、キーボードのポッキー(井上俊次)、ベースのファニー(田中宏幸)、ドラムスのデイビー(樋口宗孝)──5人のメンバーは当時、2つ年上のデイビー以外は高校2年生。“史上最年少ロックバンド”のフレコミで売り出された。

井上「もともと小学校や中学校の幼なじみがベースになってるグループっていうのも、当時は珍しかったみたいです。藤田浩一さん(アウト・キャスト)、森本太郎さん(ザ・タイガース)、かまやつひろしさん(ザ・スパイダース)、岡村右さん(パープル・シャドウズ)といったGS(グループサウンズ)をやられていた方々がプロデューサーやディレクターだったりしたので、GSもほとんどプロデュースされて作られたものでしたけど、僕らはその流れの最後だったかも知れないですね」

高崎「レイジーは、ほぼ10代の時の活動なんですよね。解散したのは20歳になってほんの数か月ぐらいやったから」

井上「オーディションに受かったのが高1の終わり、2月でした。かまやつさんにスカウトされて、その年の4月には地元の大阪から上京して、7月にはデビューしてましたから。その当時の大人たちが考えていたのは、当時人気だったベイ・シティ・ローラーズにあやかった〈和製ベイ・シティ・ローラーズ〉。とにかく若くって、そんなふうになれる子たちをいち早くデビューさせたいっていう思惑が絶対あったと思います」

高崎「GSの人たちにとっては、あの時の再来みたいなね、そういうのを願ってた部分はあったんじゃないですかね」

影山「GSも当時の洋楽をコピーしたり、実はそういうことをしてましたよね。そこはレイジーも一緒で、TVでは伝わらないけど、ライヴではそんな感じでしたから」

井上「いちばん初めのライヴでもレインボーとかやってましたからね」

TVの向こうではアイドルだったが、ステージではとことんロックンローラーだったレイジー。そのアンビバレンスな魅力こそレイジーの個性であり、幅広い層のファンを魅了した要因でもあったのだ。

↑77年7月25日に発売されたレイジーのデビュー・シングル「Hey! I Love You!」(作詞:森雪之丞/作曲:馬飼野康二)は、ベイ・シティ・ローラーズを意識したポップなロックンロールナンバー↑77年7月25日に発売されたレイジーのデビュー・シングル「Hey! I Love You!」(作詞:森雪之丞/作曲:馬飼野康二)は、ベイ・シティ・ローラーズを意識したポップなロックンロールナンバー

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伝説2……デビューのきっかけはたった1曲のカヴァーだった!

デビューのきっかけとなったオーディションというのは、大阪・朝日放送制作の「ハロー・ヤング」というTV番組。ここで彼らは、ディープ・パープル「Burn」のカヴァーを披露した。

井上「かまやつさんが審査員をされていて、収録が終わってから……」

高崎「スタッフの人が『かまやつさんが呼んでるよー』って。で、楽屋に行って、何の話なんかなと思ったら」

影山「そこでもう『東京来ない?』って言われました(笑)」

高崎「ウチらは行く気満々やったけど、親に話したら『大丈夫か?』って。そりゃあ心配しますよね」

井上「まだ高校2年やったしね。将来を考えてエスカレーター式の学校行ってたヤツもいたし。それでまあ、たっかん(高崎晃)の家にみんなの親が集まって会議して。僕たちは2階でその様子を伺ってて」

高崎「でもね、かまやつさんってウチらの曲を1曲しか聴いてない(笑)。それも他人の曲やし、フルサイズで演奏してないし。僕のこと『もろリッチーだね』って褒めてはくれたけど」

井上「若さっていうのがポイントだったのかも知れないね」

高崎「今みたいにネットもないし、譜面とかも売ってない時代に、ディープ・パープルの『Burn』を一所懸命コピーして。この曲ってかなりの演奏力がいるから、なかなかまわりでも演ってるヤツいなかったね」

井上「たっかんの家にオープンリールのテープがあって、そこに録音したやつを遅く再生させて」

高崎「当時の技術だから1オクターブ下がるんけど、速いフレーズはそうやって音を拾って、リッチー(・ブラックモア)がアドリブで弾いてたようなやつまで真似してたわけやから。ギターもそうやけど、こんなキーボード弾いてるヤツも見たことないし、歌ってるヤツも見たことないし、それを友達同士でやってたわけやからね、ウチらは」

井上「たっかんはその当時からフェンダーのストラトキャスターを持っててね。友だちのなかでフェンダー持ってる人なんていなかったし、ひぐっつぁん(樋口宗孝)はラディックのスネアとペダルを持ってて。一流の楽器を買うぐらい覚悟持ってやってたっていうね」

高校生には難易度の高い楽曲をカヴァーしていたという演奏スキルはもちろんだが、それではまだ満足しない、もっと大きなステージを目指したいという5人のマインドを見抜いていたのだろうか? いずれにしても、ムッシュの目に狂いはなかったというわけだ。

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伝説3……稀代のヒットメイカーたちが曲を提供していた!

先述の通り、〈和製ベイ・シティ・ローラーズ〉をテーマに、つまりはアイドル性の高いバンドとして売り出された彼らは、本人たちの志向を半ば封印するような歌謡曲テイストの楽曲を、職業作家/ヒットメイカーたちから授かることになる。

高崎「普通は自分たちのオリジナルが良くて、それが認められてプロになってくでしょ。オレらはコピーやってただけで『君たち上手いね』ってそこからだったわけだから、自分たちで曲なんか作られへんかったし、詞も書けなかった。だから作家の先生の曲を演奏してたわけでね」

井上「かまやつさんは僕たちを誘う時に、デビュー曲はバッド・カンパニーのポール・ロジャースに書いてもらうからって言ってたので、それはもうカッコイイ曲ができるんじゃないかなと思って東京に来たんだけど」

高崎「『夜明けの刑事』っていうTVドラマのエンディングテーマを奥さんのマチ・ロジャースが作ってたから、これはあり得へん話じゃないなと思ってたんだけど」

影山「僕らのプロデュース陣が3、4人いたなかで、かまやつさんはいちばん最初に声をかけてくれた人だったんだけど、ちょっと勢力争いみたいなことがあって、だんだん離れていっちゃってたんですよ」

井上「のちにかまやつさんに訊いたんですよ。そしたら『あれは、バンドを成功させるために自分が身を引いた』って言ってはりました」

影山「かまやつさんはGS時代に苦い思いもされてたし、オレたちの気持ちがわかっちゃうから、もっとアイドルっぽく売り出したいっていう人たちとぶつかることになるって思ったんですよ」

高崎「それでもかまやつさん、アルバムの時に曲書いてくれたね」

影山「『ハロー・ロスアンジェルス』だ!」

高崎「その当時、ウチらLAとか行ったこともないのにな(笑)」

影山「初めてまともに海外行ったのは、たっかんたちラウドネスだからね、レイジー後のバンドで」

井上「考えたら、その時代のいちばんトップの作家さんにいっぱい書いてもらったね」

高崎「ユーミンにも詞を書いてもらったやろ」

井上「都倉俊一さんとかね。アルバムでは杉真理さんとか」

影山「『ロックン・ロールさえやってりゃ』でしょ。あっ、この曲かっこいい!って思った」

高崎「ちょっとオシャレな感じやったよな?」

井上「僕たちにしては難しいコードがいっぱいでね。そういう作家さんたちからの刺激を受けて、僕たちもちょっとずつ曲を書くようになっていったっていう」

高崎「なんやかんや、いろいろ勉強になったよね。自分が好きな曲だけやってたらそういうのは吸収できないから。メタルやったら、ギターの音言うたら歪んでてハードドライヴなやつかクリーンかって感じやけど、そのあいだの音っていうのもあるわけで、そういうのはもしメタルしかやってへんかったら出されへんからね」

さらに名前を挙げれば、井上鑑、なかにし礼、加瀬邦彦、浜田金吾、近田春夫、水谷公生、伊達歩(伊集院静……名だたる作家陣によって編まれた楽曲をパフォーマンスしていくなかで、ミュージシャンとしてのポテンシャルを高めていった5人。だがそれは、レイジーというバンドを大きくさせていくとともに、やがては爆発、新星を生み出すきっかけになったと言えるだろう。

↑シングル「ハローハローハロー」発売時の衣装はミリタリールック。ヴィジュアルの面でもグループ・サウンズのDNAが注入されていた↑シングル「ハローハローハロー」発売時の衣装はミリタリールック。ヴィジュアルの面でもグループ・サウンズのDNAが注入されていた

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伝説4……ライヴでは音響に嫌がられるほどの爆音を鳴らしていた!

高崎「TVではアイドルでしたけど、ライヴになると、めちゃくちゃハードロックな音を鳴らしてましたからね。それはデパートの屋上であろうがどこであろうが。シングルの曲もやり慣れてくると、だんだんハードになってったりしてね」

影山「かなり爆音でね! デビュー曲の『Hey! I Love You!』とかも、ずいぶん変わったね。最初の頃はこぢんまりしてたんだけど、最後のほうのライヴではちょっとシャッフルっぽい感じで昔のハードロックみたいな。ドラムもすごく重くって」

井上「お客さんのこと考えてない音やったな(笑)」

高崎「だいたいドラムがデカいからな(笑)」

影山「ドラムもデカいし、たっかんのギターもデカいし」

高崎「ドラムがデカかったらまわりも上げんとドラムしか聞こえなくなるから、だからそうなる。当時のマーシャルアンプなんて、ボリュームにツマミはあるけど、音量はそんなに変わらないっていう」

影山「〈2〉ぐらいでフルボリュームみたいなね」

高崎「だから、スピーカーキャビネットをどこの方向に向けようかっていうのをいつも考えてて。真ん前に向けるとヴォーカルアンプの音に勝ってしまうんじゃないかっていうぐらいデカいし、音声の人には怒られるし、って。後ろ向けて鳴らしたり、上に向けて鳴らしたこともあった」

井上「TV番組の収録で、オーケストラと一緒にやらなあかん曲があって、たっかんのアンプを後ろに向けてたら、その人たちから『やってらんねえよ!』って怒られたよね」

高崎「そういうの、オレは今でもあんねん(笑)」

↑81年、解散宣言をした公演の模様を収録したライヴ・アルバム『燃えつきた青春』のインナースリーブより。ヴィジュアルもずいぶんとマッチョなイメージに↑81年、解散宣言をした公演の模様を収録したライヴ・アルバム『燃えつきた青春』のインナースリーブより。ヴィジュアルもずいぶんとマッチョなイメージに

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伝説5……黒歴史として封印された曲がある!

78年2月の発売された3枚目のシングル「赤頭巾ちゃん御用心」。オリコンシングルチャートに初めてランクインしたこの曲で、レイジーの知名度は一気に上がる。しかし、ハードロック好きの少年たちにとって、愛らしいコスチュームや演奏中のアクションなど、アイドル路線の極みとも言うべきコンセプトで仕立てられたこの曲でブレイクしたことは、素直に喜べるものではなかった。とくに高崎は、“この曲を演奏しないこと”を再結成の条件としたほど。

影山「まだ封印してます(笑)」

高崎「カヴァーしてる人もおるけどな」

井上「『赤頭巾ちゃん御用心』はそういう方々のカヴァーで楽しんでいただくってことで」

高崎「いい曲なんやけど、やらん」

影山「たっかんは、曲だけじゃなくて、衣装とか振付とかその当時の黒歴史がともに甦ってくるのが嫌なんだよね」

高崎「普通にあれをやってるんだったら『ええ曲やね』って思うんやけど、派手なジャンプスーツ着てさ、ピンク・レディーみたいに足をパカパカやったり」

井上「僕も、演奏しなくていいから振付しなさいって言われて」

影山「サビで盛り上がるところからキーボードが抜ける(笑)。弾かずに踊ってるから、急に音の厚みが減るっていう」

井上「それってどうなのよって(笑)」

影山「しかもあの衣装、1着しかなかったんですよ。替えがないからめっちゃたいへんでしたよ。ファブリーズみたいなものが、まだない時代ですからね」

高崎「でもまだみんな子供やったから、そんなに臭いってこともないし」

井上「爽やかな汗の匂い(笑)」

高崎「今やったら、えらいことになるけどな(笑)」

↑78年2月5日に発売した「赤頭巾ちゃん御用心」(作詞:杉山政美/作曲:都倉俊一)のスマッシュヒットによって、レイジーは人気アイドルの仲間入り↑78年2月5日に発売した「赤頭巾ちゃん御用心」(作詞:杉山政美/作曲:都倉俊一)のスマッシュヒットによって、レイジーは人気アイドルの仲間入り

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伝説6……音楽のプロたちからも認められていた!

歌番組のみならず、バラエティー番組の“歌のコーナー”などからもお茶の間に向けてその魅力を伝えていたレイジー。アイドル的なチャーミングさはもちろんだが、高校生としては稀な彼らのパフォーマンス・スキルも、わかる人はちゃーんと見ていた。

井上「遠藤賢司さんが会長になって、〈レイジー男だけのファンクラブ〉っていうのを作ってくださったんですよ。そういう、ちょっと音楽のスペシャリストの方たちが応援してくださったのはかなり励みになりましたね」

高崎「〈男だけのライヴ〉っていうものやったな」

影山「やったやった、大阪のジェイルハウス!」

高崎「解散に近づいてた頃やったけど、こんなに男のファンがおるんやってびっくりしたけどな。かまやつさんも来とったし」

井上「その時、かまやつさんに『解散するんです!』って打ち明けて」

影山「そう、たしかその次の日が“解散宣言”の日じゃない?」

井上「忘れもしない、かまやつさんに解散することを打ち明けたら、『そうなんだあ、じゃあ、踊りに行こう!』ってディスコに連れてってもらって」

影山「うんうん、うっすらと覚えてる」

いつも全力、若く頼もしいレイジーのメンバーたちは、大人たちからも非常に愛されていた。また、第1期活動後期には、男惚れする部分もその音楽観から垣間見せるようになり、男子ファンも増加。その、言わばマッチョな成分の多くは、ラウドネスが継承していくわけだが。

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伝説7……日本のテレビで初めてギブソンのフライングVを演奏した!

アイドル・バンドでありながら高い演奏力を持つ、といったことも含めて、いろいろな部分で定形外の存在だったレイジー。それだけに、彼らしかやっていない、彼らが最初、といったエピソードもあった。

高崎「(ギブソンの)フライングVをTVに出て初めて弾いたのはオレが初めて、っていうことは言われたりするね。で、〈夜のヒットスタジオ〉に出た時に、誰だか忘れたけど外タレのゲストが来てて、オレのフライングVをえらく欲しがってね。アメリカ帰ったらどこでも買えるんちゃうのって思ったけど、生放送終わってからも『それ売ってくれへんか』みたいなこと言うてて(笑)」

加えて、レイジーが日本一だったであろうエピソードは?と訊くと……。

高崎「〈屋上の帝王〉でしたね。ありとあらゆるデパートの屋上で営業しまくって、行ってないデパートはないんちゃうかっていうぐらい行きまくって。最初の頃は10人も集まらないぐらいだったんやけどね、それがもう、どこ行ってもこれ以上人入れたら危ないでってなるぐらいまでなって」

影山「無料のコンサートで、そこでサイン会をして、ファンの人たちにレコードを買ってもらって」

高崎「そのデパートのなかに山野楽器が入ってたりっていう」

影山「奥田民生さんも初めてレイジーを観たのはデパートの屋上だったって言ってた」

高崎「斉藤和義も屋上でレイジー観た言うてたわ(笑)」

 

↑第1期レイジーのラスト・アルバムとなった『宇宙船地球号』(80年12月16日発売)。アイドルを脱却し、彼らがもともと目指していたハードロック路線に立ち帰った作品。発表当時よりも後年になってから評価され、いまでは日本のハードロックの金字塔ともされている。(『宇宙船地球号』1851円/ソニー・ミュージックダイレクト)↑第1期レイジーのラスト・アルバムとなった『宇宙船地球号』(80年12月16日発売)。アイドルを脱却し、彼らがもともと目指していたハードロック路線に立ち帰った作品。発表当時よりも後年になってから評価され、いまでは日本のハードロックの金字塔ともされている。ジャケット画は生賴範義。(『宇宙船地球号』1851円/ソニー・ミュージックダイレクト)

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伝説8……人気絶頂ながらたった3年半で解散してしまった!

アイドル・バンドとして人気を誇ったレイジーだが、やがて自分たちが本来目指していた音楽を追究するべく、80年夏のツアーで〈ヘヴィー・メタル宣言〉をする。その年の暮れに発売されたアルバム『宇宙船地球号』でその意志を実らせたかのように思えたが、翌81年2月18日東京・調布グリーンホールにて行われたコンサートで「若さっていうのは、=チャレンジすること」とファンの前で解散を宣言。

影山「『宇宙船地球号』は、やっと自分たちの思い描いていたことをやれたんだけども、それをやったことによって同じハードロック、っていうかロックのなかで、自分に何が合っているのかもわかっちゃったんですね」

↑81年2月18日、レイジーは東京・調布グリーンホール公演にて解散宣言を行った↑81年2月18日、レイジーは東京・調布グリーンホール公演にて解散宣言を行った

 

同年10月には、先陣を切って影山ヒロノブがソロ・デビュー。11月には高崎と樋口を擁するラウドネスが、翌82年には井上と田中を擁するネバーランドが活動をスタートさせる。

井上「僕と宏幸はネバーランドを結成して、『あした色のスニーカー』という曲でデビューしたんですけど、実はその曲に決まる前、ディレクターから、阿久悠先生に詞を書いてもらったらいいんじゃないかって話しが来て。で、阿久先生は詞が先だったので書いていただいた歌詞を見させてもらったんですよ。そしたら“オレたちは大阪から来たんやで〜”みたいな詞で……恐れ多くも断ったんです(笑)。そのあと、別のプロデューサーさんが書いてこられた曲も聴かせてもらって『イヤや!』って言うてたら、『おまえらもう勝手にしろ!』って言われて。それで出来たのが『あした色のスニーカー』なんですよ」

影山「僕が“アニソン界のプリンス”って呼ばれるようになったのは『ドラゴンボールZ』あたりからなんですけど、アニメや特撮の曲を初めて歌ったのは85年の『電撃戦隊チェンジマン』で、その当時ディレクターに言われたのは、“そろそろアニメの歌も特撮の歌も、ロックじゃなきゃスピード感やパワーが釣り合わなくなってきてる”って。ひと昔前みたいにフルバンド編成でやってるわけにもいかなくなってきて……っていう境目だったと思うんですね。それでとにかくロックシンガーを探してた、と。ディレクターは当然レイジーのことを知ってたとは思いますけど、僕はソロになってからしばらくはちょっと落ち込んでいたので、ひさびさにレコーディングのお声がかかった時、めっちゃうれしかったのを憶えてますね」

↑89年、TVアニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌ったことで、影山ヒロノブはアニソン歌手としてその存在を一気に広めた。(『アニメ「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST』3000円/日本コロムビア)2018年2月14日には日本コロムビアから『影山ヒロノブBEST』(仮)が発売予定↑89年、TVアニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌ったことで、影山ヒロノブはアニソン歌手としてその存在を一気に広めた。(『アニメ「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST』3000円/日本コロムビア)2018年2月14日には日本コロムビアから『影山ヒロノブBEST』(仮)が発売予定

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 

一方、高崎と樋口がいるラウドネスの作品は海外でもリリースされ、国内外で高い評価を獲得。三者は別の音楽性を追求するがために離れていったわけだが、やがて“アニソン”という同じフィールドのなかに立つこと機会も巡ってきた。

高崎「70年代のアニソンって、4ピースのバンドサウンドとか、そんなんじゃなかったからね。だいたいオーケストラとかフルバンドでね。それが今じゃ、ギターの音が歪んでるのもあたりまえみたいになってるじゃないですか」

井上「自分たちのスタイルを変えずにタイアップできるような時代になっていきましたから。それこそラウドネスがやった〈オーディーン〉の曲も、“まさにラウドネス”でしたからね」

高崎「あれは、『Crazy Nights』っていう曲が売れたあとだったんで、そういう曲がほしいって言われて、そっくりな曲を書きました(笑)」

↑米アトランティックと契約し、全米デビュー盤となったラウドネスのアルバム『Thunder In The East』(85年1月21日発売)。ビルボードチャートで最高位74位を記録、半年間に渡ってランクインした。さらに次作『Lightning Strikes』は64位にランクイン↑米アトランティックと契約し、全米デビュー盤となったラウドネスのアルバム『Thunder In The East』(85年1月21日発売)。ビルボードチャートで最高位74位を記録、半年間に渡ってランクインした。さらに次作『Lightning Strikes』は64位にランクイン

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伝説9……デビューから40年間ずっと現役!

81年に解散、98年に再集結後は、断続的に活動を続け、2017年にデビュー40周年を迎えたレイジー。オリジナル・メンバーの田中と樋口は鬼籍に入ってしまったものの、残る3人は各々のフィールドで大きな影響力を持つ存在、もはやリヴィングレジェンドと言ってもいい活躍を見せている。40周年を記念してひさびさにリリースされたシングル『Slow and Steady』では、3人それぞれが作曲を手掛け、うち2曲では、デビュー曲「Hey! I Love You!」を手掛けた森雪之丞が詞を託している。

井上「森先生とは、かまやつさんのお別れ会で何十年ぶりかにお会いしたんですよ。そこでまあ、『40周年なので曲を作ろうと思ってるんですよ』、って話をしたら、『じゃあ、詞を書くよ』って言ってくださって」

影山「僕は『ドラゴンボールZ』をはじめとして何十曲も森先生の詞を歌ってるんですけど、お会いするのは久しぶりでした。『ミッシェルのこと気になってたんだよお、何にもしてやれなくてゴメンねえ』って言われて(笑)。いやいやオレ、世界でいちばんご恩をもらってますよ!って」

井上「『Slow and Steady』っていうタイトルは、たっかんがつけてくれてね。まあ、記念で曲を作ろうねって話になって、せっかくだからみんなで1曲ずつ書いて3曲にしようっていう。シングルの価格で3曲(+各曲のインスト)って、普通、ウチの会社でこんな企画があがったら、そんなんあかんわって言いますけど(笑)」

影山「歌ってて感動しますよね。自分の人生と重なるというか、たぶん井上くんもたっかんも同じようなことを思ってると思うんだけど、いろんなことがあって今ここに立ってて、でもまだ終わったわけではなくて。今からでも未来が自分を呼んでるっていう感覚にグッとくる年齢なので、歌ってても気持ちいいです」

井上「『1977』っていう曲も、タイトルはたっかんが考えてね。はじめ、どんなエピソードがある?って森先生からメールをいただいて、結構リアリティーのあるものを送ったら、めちゃ大阪弁が入ってる詞が返ってきて(笑)。たっかんからも詞のイメージを伝えてもらって、書き直してもらった感じなんですけど、ここでも森先生にNGを出すっていうね(笑)。この曲ではたっかんがドラムとベースを演奏してて、そのドラムはひぐっつぁんのキットを使ってね」

高崎「だから、2曲目だけドラムのサウンドがぜんぜん違ってるんですよ」

井上「アニバーサリー的要素も含めてなんで、これはもしかしたら次へのスタートかもしれないし。コツコツ作っておいて、いくつか曲が貯まったらまた出したいねって」

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『Slow & Steady』1296円/Lantis
レイジーのデビュー40周年記念シングル『Slow and Steady』。収録曲「Wandering Soul」「1977」「Happiness〜二人で過ごすX’mas 〜」はそれぞれ井上、高崎、影山が作曲。

 

そんな3人にとって、40年たった今、レイジーとはどういう存在になっているのだろうか?

井上「12月27日にライヴをやるんですが、次の日にたっかんはラウドネスでライヴ。カゲさんはJAM Projectのツアーの後半戦が残ってて、1月5日からツアー再開。みんな自分の居場所に戻っていくわけです。僕も、ランティスの社長っていう普段の仕事に戻っていく。レイジーっていうのは実家に帰ってくるようなイメージなんかなあって。実家に帰った時、テーブルのキズが懐かしかったりするじゃないですか。そういう感じやと思います。ちょっとリラックスできるし」

影山「今、みんないろんな人と仕事してますけど、当時から一緒ってオレたちだけしかいないわけで。学生の頃からおんなじ時間を共有して、それがこの業界に入ったきっかけだったという事実は、このあともずっと存在するわけだから、ホント、実家みたいなものなのかなって」

井上「帰るところが2つあるって素晴らしいね」

高崎「そう、もうソウルフレンドみたいな感じやね。この何十年かで俊次もカゲもイイ曲を書いてるなあって思うし、将来的にはまたいろんな音楽を一緒に作りたいなって思います」

そう聞いたからには最後に、この伝説を付け加えておきたい。

伝説10……ソウルフレンドとしていまだ絆は健在である!

 

【影山ヒロノブ:リリース情報】

影山ヒロノブ『A.O.R』3240円/ランティス
2017年、レイジーのデビュー日と同じ7月25日に発表された影山ヒロノブのアルバム『A.O.R』。アース・ウィンド・アンド・ファイアーやシカゴなどを手掛けてきた有名プロデューサー、デヴィッド・フォスターも編曲家として名を連ねている40周年記念盤。

 

【高崎晃:リリース情報】

LOUDNESS『Rise To Glory -8118-』2497円/ワードレコーズ
2018年1月26日に世界で同時リリースされるラウドネスのニュー・アルバム『Rise To Glory -8118-』。バンド史上最大規模のワールド・ツアーも予定されている。

草彅剛がNHK実録ドラマに記者役で出演決定

2018年1月27日(土)放送の『NHKスペシャル「未解決事件 file.06 赤報隊事件」』(NHK総合)に、草彅剛が出演することが分かった。

1217_TVLIFE01©NHK

 

日本中に大きな衝撃を与え、今なお生々しい記憶を残す「未解決事件」を徹底検証し、未来へのカギを探るシリーズ第6弾。今回は、30年前に日本を震撼させた“言論へのテロ事件”「赤報隊事件(朝日新聞襲撃事件)」に迫る。草彅は、2018年1月27日(土)に放送する赤報隊事件を扱った実録ドラマで朝日新聞特命取材班の記者を演じる。

 

同シリーズのスピンオフ『未解決事件・追跡プロジェクト』(2015年)でナビゲーターも務めたことがある草彅は、「実録ドラマへの出演ということで楽しみです。阪神支局の事件が起きた時、僕は中学生でした。事件について詳しく知らなかったのですが、知れば知るほど、自由にモノが言える自由な社会とは何か、考えるようになりました」とコメント。また、「この社会に暮らしている1人として、ドラマを通して少しでも皆さんに考えてもらうきっかけが作れたらいいなと思っています」とメッセージを送っている。

 

「赤報隊事件(朝日新聞襲撃事件)」は、1987年5月3日、朝日新聞阪神支局に突如、目出し帽の男が進入し散弾銃を発砲。記者2名が死傷し、その後、全国各地の朝日新聞関連施設を襲撃、爆破未遂、そして中曽根・竹下元首相への脅迫や、リクルート元会長宅への銃撃など事件は全国に拡大。のべ50万人の捜査員が投入されたが、13年前、全ての事件が未解決のまま時効を迎えた。

 

番組ではNHKが入手した極秘資料や関係者の証言を基に、「実録ドラマ」で知られざる事件の闇に迫る。実録ドラマには、草彅のほか上地雄輔も出演。『NHKスペシャル「未解決事件 file.06 赤報隊事件」』(NHK総合)は、2018年1月27日(土)後7時30分より『第1夜~実録ドラマ~』を、1月28日(日)後9時には、『第2夜~ドキュメンタリー~』を放送する。

 

 

歌とともに北国へ……師走に聴きたい演歌・歌謡曲を集めたギャランティーク和恵の「歌謡プレイリスト」

みなさんこんばんは、ギャランティーク和恵です。毎月その季節に合わせた歌謡曲を10曲選び抜き、みなさんにご紹介する「マンスリー歌謡プレイリスト」。今月は「北国」特集です。先日、ワタシが所属する星屑スキャットのお仕事で北海道は富良野に行って参りました。そう、富良野といえばワタシも大好きなドラマ「北の国から」ですよね。初めて降り立つ富良野で「北の国から」ごっこしたいなぁ〜なんて思っていたのですが、いきなり大雪で極寒という試練を与えられ、ラベンダー畑でいしだあゆみごっこみたいな甘い考えを早速打ち砕かれてしまいました。

 

ということで、テーマは寒い寒い「北国」。「北国」って言葉、いまも使う人いるのでしょうかね。ずいぶんと乱暴な言い方のようにも思える「北国」。どこを指しているのか「北国」。歌謡曲の歌詞にはたくさんの「北国」があります。ま、とりあえず「北国」に向かって出発してみましょう……。

↑ギャランティーク和恵さん(撮影:下村しのぶ)↑ギャランティーク和恵さん(撮影:下村しのぶ)

 

【12月のプレイリスト】

01.北国行きで/朱里エイコ
(作詞:山上路夫 作曲:鈴木邦彦)
まず北国に行くためには北国行きの汽車に乗らなくてはいけません。ということで1曲目はここではお馴染み、朱里エイコさんの1972年1月にリリースされたシングル曲からスタート。付き合っていた男と別れて黙ってひとり北国へ逃避行するお話。この曲で紅白歌合戦初出場だったのですが、北国に行く歌なのに朱里エイコさんはいつもと変わらずミニスカートで素晴らしい御御足を露わにステップを踏みながら歌うのでした。

 

02.逢いたくて北国へ/小柳ルミ子
(作詞:橋本 淳 作曲:井上忠夫)
お次は、1976年9月にリリースされた小柳ルミ子さんの20枚目のシングル曲。汽車が走っているような音にも聞こえる軽快なリズムに乗せて、ルミ子(敬称略)が遠く北国に住む愛する人への募る思いを歌い上げます。先ほどの朱里エイコさんの歌は男と別れて北国へ。一方こちらは男に逢いたくて北国へ。しかしこの男とはどういった関係なのでしょうか。遠距離? 単身赴任?

 

03.だからわたしは北国へ/チェリッシュ
(作詞:林 春生 作曲:筒美京平)
なんで北国なの? それは……ということで、お次は1972年1月にリリースされたチェリッシュの2枚目のシングル曲。チェリッシュと言えば松崎さんとえっちゃんのデュオ、というイメージがありますが、デビュー曲「なのにあなたは京都へ行くの」とこの「だからわたしは北国へ」までは5人編成でした。この「接続後+名詞+場所」シリーズとして、「だけど二人は湯布院へ」とか「そして娘は納沙布岬へ」とか色々作って欲しかったわ……。

 

04.北の宿から/都はるみ
(作詞:阿久 悠 作曲:小林亜星)
北国への旅路の途中でどこか宿に泊まりましょう。ということでお次は1975年12月にリリースされた都はるみさんのシングル曲。75年の紅白歌合戦でも歌われたこの曲は、翌年もロングヒットして76年のレコード大賞を受賞、そして紅白に2年連続この曲で出場し、しかも76年は大トリで歌うという快挙を成し遂げました。まるで手紙にしたためるような私小説的な“ですます調”の歌詞にも見られる、フォーク・ニューミュージックのブームが歌謡曲・演歌に与えた影響は大きく、70年中期あたりに感じる、どこか暗く影のある時代のムードをも映し出しているような曲だと思います。

 

05.津軽恋女/新沼謙治
(作詞:久仁京介 作曲:大倉百人)
さて、北国へ向かう旅路は津軽へと向かいます。お次は1987年4月にリリースされた新沼謙治さんの28枚目のシングル曲。東北出身でもある新沼さんの声には郷愁があり、青年の汚れない純粋な心を呼び起こすようで清々しく絶品です。津軽には7つの雪が降るらしい……と、いろんな雪の名前を並べたサビの歌詞がとってもキャッチー。でも何より歌い出しの「津軽〜の海よ〜」の導入部分でもうギュッ! と心を掴まれてしまうメロディーとコード感がスーパーキャッチー。名曲です。

 

06.津軽海峡・冬景色/石川さゆり
(作詞:阿久 悠 作曲:三木たかし)
さぁみなさん、とうとう津軽海峡を渡りますよ。お次は言わずと知れた大名曲、1977年1月にリリースされた石川さゆりさんの15枚目のシングル曲。ババババーンッというド派手なイントロが、津軽海峡の荒波と(見たことありませんが)凍えるような青森の冬の厳しさ(知りませんが)を想像させます。アレンジ、三木たかしセンセー自らやったんだって。スゴいわ。あと阿久 悠センセーが描く「北へ帰る人の群れは誰も無口で」って情景もスゴいです。フィクションのリアリティとでもいいますか……。本当だったら絶対みんな寒すぎて「あ〜寒い寒い寒い!」とかベラベラ喋ってそうじゃない? でもそうじゃないのよね、歌の世界は。

 

07.函館の女/北島三郎
(作詞:星野哲郎 作曲:島津伸男)
津軽海峡を越えて、ようやく北海道へ上陸です。はるばる来たぜ! 函館! みなさまご存知、1965年11月にリリースされた北島三郎さんの14枚目のシングル曲。先ほどまでの寒さに耐え忍ぶようなストイックな楽曲から一転、何とも陽気で開放的な歌に心が救われます。もしワタシも津軽海峡を越えて函館に向かうことがあるならば、絶対にこの歌を口ずさむでしょう。「は〜るばる〜来たぜ、鮭茶漬け〜!」っていう永谷園のCM、30代以下の方たちはもう知らないんでしょうね……。

 

08.北酒場/細川たかし
(作詞:なかにし礼 作曲:中村泰士)
テレッ! テレテレッ! イントロから調子E感じのお次の曲は、1982年3月リリースされた細川たかしさんの18枚目のシングル曲。「北酒場」と言えば札幌のすすきのあたりを想像します。旅行気分でちょっぴり浮かれちゃって、隣に居合わせた女の人に恋なんかしちゃったりなんかして。歌は世につれ……といいますが、豊かになってゆく80年代の日本人の心の余裕を映しているかのようです。この曲で細川たかしさんは初めてのレコード大賞を獲得。作詞作曲はデビュー曲「心のこり」と同じく、なかにし礼センセーと中村泰士センセー。低迷していた時期に再起を賭けて挑む細川さんへの、お二人の愛のようなものを感じずにいられません。

 

09.石狩挽歌/北原ミレイ
(作詞:なかにし礼 作曲:浜 圭介)
札幌からさらに北へ……。お次は1975年6月リリースされた北原ミレイさんの8枚目のシングル曲。こちらも「北酒場」と同じく作詞はなかにし礼センセー。なかにし礼さんは実際に幼少期を小樽で過ごした経験があり、貧困の中で兄が鰊(にしん)漁で博打のような商売に手をつけて莫大な借金を抱えてしまったという実体験から、この曲が生まれたといいます。栄枯衰退……夢を追いかけて挑む漁師たちの活気を感じる力強いアレンジと、その夢が消えてゆく様を重ねるように描かれたモチーフたち。聴いていると、入ってるはずのないソーラン節が遠くに聴こえてくるから不思議です。

 

10.稚内ブルース/原みつるとシャネル・ファイブ
(作詞・作曲:藤本卓也)
北国行きが行き着いた先は、稚内……。最後は1971年にリリースされた原みつるとシャネル・ファイブのデビュー曲でお別れです。藤本卓也センセーは、歌謡曲の作家先生の中では少しマイナーな印象がありますが、五木ひろしさんの「待っている女」や、矢吹健さんの「あなたのブルース」、内山田洋とクールファイブ「愛の旅路を」などを手がけた方で、狂気を帯びたようなアレンジや情念深い歌詞世界などが、熱量の高い歌手の方たちと非常に相性がよく、傑作を数多く残されている素晴らしい作家先生なのであります。流れ流れて最果ての街、稚内。サビの「稚内 あとがない」「稚内 先がない」「稚内 わからない」というダジャレまで……。ジャケットも“先がない”感溢れてます。北国への旅、行き着く先まで行きました。おしまい。

 

以上、今月のプレイリスト、12月は「北国」をテーマにお送りいたしました。一緒に北国へ旅をした気分を味わっていただけましたでしょうか?(結構悲惨な旅)

 

今回のプレイリストは演歌色が強いですね……。年の暮れって演歌が聴きたくなりませんか? 紅白歌合戦も大トリは演歌歌手じゃないと年を越した気分になれない世代なものですから。今年もワタシの店「夜間飛行」では紅白歌合戦を見ながら年越します。東京でひとり淋しく年を越されるご予定の方、夜間飛行であったかい鍋をご用意してお待ちしております。

 

今年も一年ご愛読いただきありがとうございました。来年もどうぞギャランティーク和恵をよろしくお願いいたします!

 

【インフォメーション】

ギャランティーク和恵さん、ミッツ・マングローブさん、メイリー・ムーさんによるコーラスユニット・星屑スキャットのNEW SINGLE「ANIMALIZER」が発売中! 各音楽配信サイトでもダウンロードできます。ぜひチェックしてみて下さい!

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「ANIMALIZER」(Kuchibiru RECORDSより発売中/iTunes Storeほかで配信中)

1.ANIMALIZER(作詞:MITZ MANGROVE 作・編曲:中塚 武)
2.新宿トランスファー(作詞:山川啓介 作曲:有澤孝紀 編曲:中塚 武)

石原良純が『相棒』に初出演!元日SPでトップ官僚役「これで僕も相棒チームに仲間入りか」

俳優の石原良純が、テレビ朝日系の人気刑事ドラマシリーズ『相棒』に初出演することが分かった。

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来年1月1日(月・祝)放送の元日スペシャル「サクラ」(後9・00)で、殺害予告の脅迫状を送り付けられる内閣情報官を演じる。仲間由紀恵演じる警視庁広報課長・社美彌子もかつて在籍した実在の機関「内閣情報調査室」のトップで、日本政府の機密を統括する重要なポストだ。

 

警視庁特命係の相棒コンビ、杉下右京役の水谷豊と冠城亘役の反町隆史との共演を果たした石原は「収録日の朝のメーク室。杉下右京さんと冠城亘さんに挟まれて支度しました。これで僕も、相棒チームに仲間入りか。いやいや、仲間ではないようです。短い撮影でしたが、相棒ワールドを楽しみました」とコメントしている。

 

©テレビ朝日

 

 

 

溢れ出るロボ&怪獣愛「パシフィック・リム:アップライジング」監督インタビュー

「パシフィック・リム:アップライジング」が、2018年4月に公開される。前作のギレルモ・デル・トロ監督は制作として引き続き参加し、新たにスティーヴン・S・デナイト監督がメガホンを取る。今回、デナイト監督に直接インタビューできたので、本作でのイェーガーやKAIJUへのこだわりなどを聞いてきた。


桑田佳祐の約5年ぶりソロツアー WOWOWで1・3放送決定

桑田佳祐が約5年ぶりに開催した『桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」』の模様が2018年1月3日(水)にWOWOWで放送決定。また同日、ソロ活動30周年を記念したベスト・ミュージックビデオ集『MVP』がリリースされる。

 

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約6年ぶりのソロアルバム『がらくた』を引っ提げ、全国アリーナ&5大ドームツアーを開催中の桑田。ソロツアーは約5年ぶりの開催となり、2度目の5大ドームツアーに挑むのは男性ソロアーティスト史上初となる。

 

今回のツアーでは、ソロデビュー曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」から、ドラマ主題歌として話題を集めた「若い広場」まで、新旧のヒットナンバーを織り交ぜたラインナップで披露している。艶やかで表情豊かな歌声とパフォーマンスにより生み出される圧巻のステージは必見だ。

 

そして、放送当日の1月3日にはソロ活動30周年を記念したベスト・ミュージックビデオ集『MVP』がリリースされる。この作品のために新たに制作された映像や初の作品化となる楽曲など“30周年”を締めくくるにふさわしい“全30曲”が収録されており、桑田のミュージックビデオを完全網羅した永久保存版となっている。

 

『桑田佳祐LIVE TOUR 2017「がらくた」』
WOWOWプライム
2018年1月3日(水)後8:00~スタート

 

特設サイト:http://www.wowow.co.jp/music/kuwata

 

ソロ30周年記念ベスト・ミュージックビデオ集『MVP』
2018年1月3日(水)発売

■初回限定盤 ※Bonus Track付
Blu-ray(1枚組)¥5,800+税
DVD(2枚組)¥5,800+税

<初回限定盤 Bonus Track>
BAN BAN BAN/KUWATA BAND スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)/KUWATA BAND
MERRY X’MAS IN SUMMER/KUWATA BAND

■通常盤
Blu-ray(1枚組)¥5,800+税
DVD(2枚組)¥5,800+税

 

『MVP』スペシャルサイト:http://special.sas-fan.net/special/mvp/

 

 

 

高橋克典「何とも言えない安心感を楽しんで」AbemaTV版『特命係長 只野仁2』に自信

無料インターネットテレビ局・AbemaTV(アベマティーヴィー)の「AbemaSPECIAL2チャンネル」で、12月30日(土)より5夜連続放送される『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル2』完成発表会が行われ、主演の高橋克典をはじめ、櫻井淳子、永井大、田山涼成、西丸優子、伊東紗冶子、三浦理恵子、梅宮辰夫が再集結した。

 

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完成発表会冒頭、会場にひと足早く“世界一ダンディーで大人な色気ムンムンの只野サンタ”が登場。出演者へ高橋が自ら選んだクリスマスプレゼントを贈った。

 

只野サンタは、「こたつで鍋をしている印象がある」と高橋が話す櫻井にはお鍋を、最近子供が生まれた永井にはベビーグッズを、田山には防寒のための帽子を、お酒好きで日本酒にはまっているという西丸には日本酒を、料理教室に通い始めたという伊東にはエプロンを、お酒好きの三浦には焼酎を、梅宮にはウオーキング用にスニーカーをそれぞれプレゼントした。

 

続いて、ドラマ撮影現場の裏側を語り、初出演となる伊東と三浦のアナウンサーシーン、田山がかつらではなく“毛帽子”を着用したシーン、総務二課での西丸、“只野名物”の変装シーンでの高橋と永井、女版特命係長として登場した篠田麻里子とのツーショットなどが紹介された。黒川会長が特命を命じるシーンでは、梅宮が「只野仁シリーズの良さは安心感だ」と振り返った。

 

最後に12月15日に53歳を迎えた高橋のサプライズバースデーとして、只野仁に扮する高橋の顔が描かれたケーキが登場。高橋は驚きつつも「ありがとうございます!うれしいです」と喜んだ。

 

高橋は「15年たった今でも安定の面白さ。それぞれの相変わらずの演技と、何とも言えない安心感。いつもどおりの楽しさで、すたることなく生き生きとよみがえっているのでぜひお楽しみください」とPRした。

 

AbemaTV『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル2』

初回放送日時:12月30日(土)夜11時15分~
放送チャンネル:AbemaSPECIAL2チャンネル

放送URL:https://abema.tv/channels/special-plus/slots/9a92HGSZxms9VR
公式サイト:https://drama-tadano2.abema.tv/

 

原作:柳沢きみお(日刊ゲンダイ)
脚本:尾崎将也、高山直也
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、伊藤達哉(MMJ)、神通勉(MMJ)
演出:大塚 徹(MMJ)、今井和久(MMJ)、秋山 純(テレビ朝日)
制作著作:テレビ朝日・MMJ

 

『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル2』スピンオフドラマ『夢見るサウナ』
初回公開日:11月24日(金)

URL:https://www.youtube.com/channel/UCLsdm7nCJCVTWSid7G_f0Pg

 

©AbemaTV

 

 

 

HKT48・宮脇咲良「全員が主役というのがHKT48らしさ」

12月27日(水)も発売されるHKT48のファーストアルバム「092」の特典映像となる東映presents「HKT48×48人の映画監督たち」の先行試写会が開催された。

 

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11時間41分に渡り行われる試写会前には、ホラーサスペンス「見えない棘」の清水崇監督、フェイクドキュメンタリー「トチカコッケ」の横浜聡子監督、ヒューマンドラマ「遠ざかって、消えていくもの」の池田千尋監督とそれぞれの作品で主演を務めた宮脇咲良、兒玉遥、松岡はなが舞台あいさつに登壇した。

 

清水監督が「スターウォーズ公開の日に皆さんこっちに来てくれてありがとうございます」とユーモアたっぷりのあいさつで会場を和ませると、宮脇咲良は緊張するとしながらも「それよりも11時間もあるので心配です…皆さん最後まで寝ずに頑張ってください」と集まったファンを気遣った。

 

そして今回のために制作されたトレーラー映像を初公開。映像を見た宮脇は「どの作品も個性があってとっても楽しみです」と。このトレーラー映像は12月18日(月)にオフィシャルサイトで公開される予定。

 

撮影エピソードの話題では、人見知りだという宮脇が、撮影現場でもなかなか心が開けなかったと話し「ユーモアあふれる冗談で現場を明るくしていただきました」と清水監督に感謝した。耳が聞こえない女性を演じるにあたっては「音に反応してはいけないところがすごく難しくて葛藤がありましたが、演技をする難しさにあらためて気付かされました」と話した。

 

清水監督はそんな宮脇に対して「そんなことじゃだませないぞ男を!」と演技指導したそうで、「なんてことを言ってるんだろう…」と反省したことを明かし、会場を笑わせた。

 

最初は民族衣装を着た自分に違和感があったという<奥アマゾンから日本に逃れてきた少女>を演じた兒玉は、やっていくうちに楽しくなってきたことを明かし、横浜監督はその兒玉の戸惑う様子を見て「嫌われたらどうしようかな、と思った」と撮影中の胸の内を明かした。

 

茨城の田舎町で撮影したという池田監督と松岡は「楽しかったですよね!」と息ぴったりの回答。家族を題材にした作品のため、ファミリーレストランに役者が集合し、皆でご飯を食べて家族として仲を深めたというエピソードを披露。池田監督は「アイドルとして見せていない顔を撮りたいと思った」と話し、笑っているシーンがないことを明かした。

 

最後に清水監督は「偶然、ここにいる3人は同じ映画の学校を出ていて、他にも映画学校の講師だった監督や後輩がいたり、48人ここにいない監督も本気で取り組んでいるのが作品を観たら分かると思います。疲れるとは思うんですが、48回の拍手をしていただけたらうれしいなと思います」と。宮脇は「この企画をいただいたことにメンバー一同、本当に感謝していますし、全員が主役というのがHKT48らしさだなと思います。自分の推しメン以外の作品も48作品、ぜひ観てください」と呼びかけた。

 

©AKS

 

 

J・ローレンスが妖艶な魅力で悩殺『レッド・スパロー』18年3・30公開決定

ジェニファー・ローレンス主演の映画『レッド・スパロー』の日本公開日が2018年3月30日(金)に決定。併せて場面写真が解禁され、フランシス・ローレンス監督のコメントも到着した。

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本作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説を原作に、「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督がジェニファー・ローレンスと再びタッグを組んだスパイ・アクション。

 

バレリーナのドミニカは、事故によりその道を絶たれてしまう。失意のドミニカは、母を守るために自分の意に反して、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員になることを決意。そこで彼女は、自分の肉体を使った誘惑や、心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ<スパロー>になるための訓練を受ける。持ち前の美貌と明晰な頭脳で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密事項を調査するCIA捜査官ナッシュに近づくミッションを受ける。2人のスパイは互いに惹かれ合いながらも、だまし合いの連鎖に陥り、自分たちのキャリアや忠誠、そして、国の安全までも脅かしかねない事態へと巻き込まれていく。

 

ドミニカを演じるのは、イギリスFHM誌の「世界で最もセクシーな女性100人」で2014年に1位を獲得した若きオスカー女優、ジェニファー・ローレンス。公開された場面写真からもその妖艶な魅力で、ジョエル・エドガートン演じるCIA捜査官ナッシュを悩殺する様子が伺える。

 

ジェニファーと「ハンガー・ゲーム」シリーズ以来の再タッグとなるフランシス・ローレンス監督は「理屈抜きで必要に迫られた人が、信じられないような状況に陥るというストーリーに惹かれた。なぜなら、観客が主人公の気持ちになって想像力を膨らませるのは良いことだと思うから。このストーリーは、感情に訴えるんだ」と。さらに原作者のマシューズについて「彼と彼の奥さんは、CIAのスパイとして活躍し、世界を飛び回っていた。2人は、走っている車から飛び降りるとか、80年代に潜入者を見つけようとしたこととか、信じられないようなクレイジーな話をしてくれた」とこの作品に根付くリアリティについて説明している。

 

映画『レッド・スパロー』

2018年3月30日(金)全国ロードショー

監督:フランシス・ローレンス(「ハンガー・ゲーム」シリーズ)

出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ

配給:20世紀フォックス映画

 

©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

「言われたとおりにしたのにナゼ怒られる?」女心に戸惑う男の疑問をズバッと解決!

覗けば深い女のトンネルとは? 第53回「言われたことをやったのに、妻や彼女に怒られる謎」

 

言われたことをやったのに、妻や彼女に怒られる……。という経験がある男性はいませんか。

 

以前、こんな愚痴を言っていた男性がいました。

 

「彼女に『合コンに行っていい?』と聞いたら『いいよ』と許可をもらったので行ってきたら怒られた」

 

聞いた瞬間、爆笑してしまった。すみません。

 

「許可をもらったから行ってきたのに、なんで怒るんだ!」という気持ちもわかります。でもたぶん、彼女の心理はこうです。

 

「合コンに行っちゃダメなんて狭量なことは言いたくない。だからあなたも、私の気持ちを推し量って、行かないでほしい」

 

いま流行の、忖度しろってことです。

 

そもそも「合コンに行くのはマズい」と思うから確認したわけですよね。でも、行くか行かないかは最初から自分で判断すればいいんです。わざわざ聞くということは判断を彼女に委ねて、責任逃れをしようとしているんです。そんなの、返事しづらいに決まってるじゃないですか。例え「イヤだと言ったから断った」と言われても「だったら最初から断ればいいのに」ってモヤモヤしそう。

 

女は基本的に、男性にはこちらがとやかく言わなくても、自発的に自分を大切にする行動をとってほしいんです。だから、女に「もういいわよ、やらなくて」「帰ってよ」などと言われても、ぶれることなく誠意と愛情を示さなければいけません。

 

ところで、少女マンガと少年マンガの違いのひとつに「ト書き」があります。フキダシに入っていない、登場人物の心の声ですね。これが少女マンガにはやたら多いです。

 

フキダシ「もういい! 帰ってよ!」

ト書き(うそ……ホントは帰って欲しくないの。戻ってきて)

ト書き(いいの……? ホントに私でいいの……?)

 

みたいな。で、男性の方はト書きに返事したりします。

 

フキダシ「帰らないよ。僕には君しかいないんだから」

 

みたいな。

 

少女マンガの主人公は口では感情的になったり、相手が望むだろうと思う返事をすることが多いですが、本音は違う。この本音の部分が話の根幹なわけです。口でなにを言おうが、大事なのは行動だし、心の声です。で、普段から女子たちはこれを実践してるんですな。

 

そして女は、男性の行動をひとつひとつチェックして、心のなかでマル/バツのリストをつけてます。例えばこんな感じ。

 

合コンに行っていいか聞かれた・・・×

合コンに行った・・・×

 

で、結果バツ2つ、みたいな。合コンに行かなくても、聞いたこと自体がバツならプラマイゼロですね。

 

「合コンに行くこと」自体は、バツかどうかは関係次第だけど、マルであることはまあないでしょう。「合コンに行かない」は、マルかどうかは関係次第だけど、バツの可能性も低い。

 

じゃあ黙って合コンに行って、あとでバレたとしますよね。昔付き合ってた男性に「先週、先輩と飲みに行ってた」と言われたことがあります。が、聞いているうちにそこに女子がいたことがわかり、結局は合コンだったことがありました。「先輩だから断れないんだよ」と言われました。「断れないから」「本当は行きたくないんだけど」は、保身のつもりかもしれませんが、逆効果です。めちゃくちゃカッコ悪いし、バツがいっぱいつきます。こんな感じです。

 

「この人は、マズいと思うことは、隠れてやる人なんだな」・・・×

「自分の判断で行動したことなのに言い訳するんだな」・・・×

「浮気とか不倫とかも『仕方なかったんだ』って言って隠れてするかもな」・・・仮想×

 

「すべての行動は自分の決断の末に行うものなのに、『誘われたから』とか責任逃れするんだな」・・・×

「じゃあ私と付き合ったこともそのうち『断れなくて』とか言い出すかもな」・・・仮想×

 

隠し事って、静なるウソですよね。端的に言えば「信頼できない人」です。1番最悪な選択をしちゃいましたね。どんな理由であれ、合コンに行くなら、それ自体マルの可能性が低いのだから、あとはどれだけバツがつかない行動をするかが大事です。

 

バツを貯めて信頼を損なうと、相手はどんどん小うるさくなるだろうし、すぐ機嫌が悪くなって怒るようになるかもしれません。「彼女が面倒くさい」なんて思ってる方は、きっとあなたにバツがいっぱいたまってるんですよ。

 

女は、別れた男性に未練がないことが多いですが、それもこのバツのリストをしっかり保持しているからです。もちろんこのリスト化は、合コンに限った話じゃありません、念のため。

 

基本は「女に対する誠意は、自発的・積極的に見せる」です。どうすればいいか聞いたり、言われたからやると、バツの可能性が高いですよ。

 

 

吉川晃司書き下ろしED曲MV解禁!「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」

2018年1月13日(土)公開の「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」のために吉川晃司が書き下ろしたエンディングテーマ「The Last Letter」のスペシャルMVとジャケット写真が解禁された。

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完成したスペシャルMVでは、吉川によるエンディングテーマ「The Last Letter」に合わせて、1972年より放送されたTVアニメシリーズ当時のアニメーション映像と、45年の時を経てスクリーンで超復活を遂げる『劇場版 マジンガーZ /INFINITY』の映像を映し出す。

 

MVでは、マジンガーZの人形を手に物思いにふける主人公・兜甲児のシーンが。そして、意を決したような真剣な表情で恋人の弓さやかと会話を交わす甲児の姿のほか、無限の可能性を秘める第三の魔神・インフィニティが、強大なパワーで街を一瞬で焼き尽くす絶望感に満ちた場面、命を懸けて孤軍奮闘する甲児とマジンガーZの様子が映し出される。

 

「マジンガーZを見て、大いに影響されて育った」と語る吉川が「持てる力は全て出しました」と想いを込めて書き下ろした楽曲について、原作者の永井豪は「ハートに染み入るとても素敵な曲です」と絶賛している。

 

「The Last Letter」は12月13日(水)よりiTunes Storeにてプレオーダーがスタート。2018年1月10日(水)より配信開始。ジャケットは、「月刊ヤングマガジン」で連載されたマジンガーZの外伝漫画「インターバルピース」の作画を手掛けた長田馨による、吉川とマジンガーZが融合した特別イラストとなっている。

「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」

2018年1月13日(土)全国ロードショー

森久保祥太郎 茅野愛衣
上坂すみれ 関俊彦 小清水亜美 花江夏樹 高木渉 山口勝平 菊池正美
森田順平 島田敏 塩屋浩三 田所あずさ 伊藤美来 朴ろ美 藤原啓治 石塚運昇
石丸博也 松島みのり/おかずクラブ(オカリナ・ゆいP)/宮迫博之

原作:永井 豪監督:志水淳児

脚本:小沢高広(うめ) キャラクターデザイン:飯島弘也 メカニックデザイン:柳瀬敬之 美術監督:氏家 誠(GREEN)

CGディレクター:中沢大樹 井野元英二(オレンジ)

助監督:なかの★陽 川崎弘二 音楽:渡辺俊幸

オープニングテーマ「マジンガーZ」水木一郎

エンディングテーマ「The Last Letter」吉川晃司

アニメーション制作:東映アニメーション 配給:東映

公式サイト:mazinger-z.jp

 

©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

『人狼ゲーム』武田玲奈主演でドラマ化!共演は小倉優香、上野優華、勧修寺保都、松本享恭、ボイメンら

ドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』(tvkほか)が2018年1月21日(日)より放送されることが決定。主演を武田玲奈が務めるほか、小倉優香、上野優華、勧修寺保都、松本享恭、BOYS AND MENより水野勝、平松賢人、吉原雅斗が出演することが分かった。

 

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本作は、ヨーロッパ発祥のパーティーゲーム「人狼ゲーム」をモチーフとした戦慄のサバイバルサスペンス作品。ある場所に強制的に集められた高校生10名がだまし合いや殺し合いを繰り広げる。これまで映画シリーズ6作が製作され、桜庭ななみや土屋太鳳などを輩出。今回、初の連続テレビドラマ化となる。

 

主演は、人気ファッション誌「non-no」の専属モデルを務めながら、映画「ポエトリーエンジェル」やドラマ『マジで航海してます。』に主演するなど女優としても活躍する武田玲奈。共演は、2017年グラビアクィーンとして大注目の小倉優香、歌手のほか女優としても活躍中の上野優華。

 

ほかに、舞台「毛皮のマリー」ほかドラマや映画で活躍中の勧修寺保都、『仮面ライダーエグゼイド』で花家大我/仮面ライダースナイプを演じた松本享恭、そして名古屋発の人気エンターテイメント集団「BOYS AND MEN」より水野勝、平松賢人、吉原雅斗が出演する。

 

ドラマは、2018年1月よりtvkほか全国8局でドラマ放送され、放送終了後は映画「人狼ゲームインフェルノ」が2018年4月7日(土)より全国公開される。

 

 

『人狼ゲーム ロストエデン』は、tvkほかにて1月21日(日)スタート。毎週(日)深2・00~2・30放送。※土曜深夜

 

『人狼ゲーム ロストエデン』
放送局:tvk、とちぎテレビ、テレ玉、チバテレ、長野放送、メ~テレ、KBS京都、サンテレビほか

 

作品公式サイト:http://jinro-game.net/

 

©2018「人狼ゲーム」製作委員会

 

 

 

「ラスト・クリスマス」ってこんなにカバーされてるの!? 超名曲が10倍楽しめる“ラスクリ地獄”プレイリスト

独り身のさみしん坊にとって、ちょっぴり切ない季節が巡ってまいりました。そう、「クリスマス・イブ」です。クリスマスを必要以上に煽る世間の狂騒から逃げたい人もきっと多いことでしょう。クリスチャンでもないのに……なんて言葉は、恋人がいたら決して出てこないはず。

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そして毎年決まって街なかに大量投下されるのがクリスマスソングの洪水。とりわけ、ワム!が1984年にリリースした名曲「ラスト・クリスマス」は定番中の定番です。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーからなるポップ・デュオが、アイドル的なパブリックイメージから大きく脱却した節目の作品とも言えるかもしれません。

 

しかし、昨年のクリスマスの日にジョージ・マイケル急逝の訃報が全世界を駆け巡り、ちょっぴり悲しい思いを引きずった「昨年のクリスマス」を振り返った「ラスト・クリスマス」が、さらに悲しみを増長させてしまうことに……。

 

時代を超えて今に至るまで、「ラスト・クリスマス」はさまざまなアーティストたちによってカバーされ続けてきました。それは、この楽曲が持つ普遍的なメロディの強さが際立っている証でもあります。ということで、不朽の名作「ラスト・クリスマス」縛りの「ラスト・クリスマス地獄」をお届けします。

 

こんな野暮なタイトルは、本来ジョージ・マイケルやワム!ファンにとって失礼極まりないチョイスかもしれませんが、追悼の意味も込めてあえて使わせていただきます。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ぜひ聴いてみて下さい。

 

【ラスト・クリスマス地獄10曲】

01.Last Christmas/グウェン・ステファニー
(2017年10月リリース)

アメリカのスカパンク系バンド「ノーダウト」のヴォーカリストで女優としても活躍するグウェン嬢が、今秋にリリースした自身初のクリスマス・アルバム「ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス」で聴かせる秀逸のカヴァー。華麗なストリングスを多用した60年代的なサウンドアレンジの意匠を取り込み、ゴージャスな雰囲気たっぷりに膨らませた渾身の出来栄え。原曲のメロディの素晴らしさとサウンドアレンジの方向性とが見事にマッチした相思相愛バージョン。

 

02.Last Christmas/マリオ・ビオンディ
(2014年10月リリース)

“ミスター・イタリアン・ヴァイブ”こと、イタリアの国民的ソウルシンガーによるジャジィでダンサブルなカヴァー曲。伊達男らしくセクシーでスモーキーなヴォーカルが、洗練されたジャズアレンジで軽快にスイング! スイング! ここまで大きな別アレンジが施されてもますます輝いて聴こえるのは、メロディ本来の強さがあるからこそ。ジェントルなムード漂うクリスマスを演出したい方に。クリスマス・アルバム「マリオ・クリスマス」のオープニングを飾る1曲。

 

03.Last Christmas/カーリー・レイ・ジェプセン
(2015年11月リリース)

キャッチーなシングル「アイ・リアリー・ライク・ユー」で日本でも大人気の歌姫、カーリーが2015年に発表したカヴァーシングル。注目は印象的なあのイントロはどこへ? の大胆なサウンドプロダクション。トランペットの艶のある音色とフィンガースナップとでイントロを独自にリメイク。全体を通してオリジナル楽曲に対するオマージュ的な解釈で構成されており、歌詞も女性目線で少しだけアレンジ。数あるカヴァー楽曲のなかでもとりわけ「個性」が一番いい形で発揮された1曲かもしれない。

 

04.Last Christmas/JUJU
(2007年12月リリース)

歌謡曲やJ-POPのカヴァー・アルバム「Request」シリーズで数々のカヴァー曲を披露しているJUJU。本作では、チャッ、チャッ、というレゲエ調のギターストロークが特徴のサウンドで小粋に味つけ。艶のある憂いを帯びた伸びやかな歌声と、優しいホーンセクションの音色が聴く者を至福な気分にさせてくれる。クリスマスの雪化粧の情景をレゲエのリズムで歌ったシングル「Wish for snow/奇跡を望むなら…Xmas story」に収録。

 

05.Last Christmas/ジョン・ホルト
(1986年リリース)

“キング・オブ・レゲエ”とも称され、本場ジャマイカで60年代から80年代にかけて、レゲエとスカの架け橋的な存在の「ロックステディ」なるジャンルを牽引し続けてきたレジェンドによる意外なカヴァー曲。カラオケのようなチープ感極まりないシンセ音とヴィブラートのかかった独特な歌い回しで、ラヴァーズロック仕立てにアレンジ。常夏の国からのクリスマスへの甘い回答といった趣かも。そんな彼も今ではもう旅立ってしまった。「レゲエ・クリスマス・ヒッツ・アルバム」に収録。

 

06.Last Christmas/キャロル・キング
(2011年11月リリース)

アメリカが誇る稀有な女性シンガー・ソングライターの登場です。彼女らしい都会的なエッセンスと躍動するピアノとリズム、まさにカヴァーという名の新しい命が吹き込まれたことを実感させる仕上がり。彼女の手にかかると、どのような楽曲であっても自分色に染め上げてしまう、そんな匠の技を感じてしまう。キャリア初のクリスマス・アルバム「ア・クリスマス・キャロル」の国内盤にボーナストラックとして収録。Spotifyで初めて聴いたという声が多し。

 

07.Last Christmas/グリー・キャスト
(2010年11月リリース)

2015年に終了したアメリカの人気テレビ番組「glee」ファンにとっては思い出深い1曲。ちょっとした浮気でフィン(コリー・モンティス)に振られたレイチェル(リア・ミシェル)。彼女はフィンに未練タラタラ。劇中では二人が別々にクリスマスツリーを買いに来た場所で、この曲をデュエットしつつも、フィンの心の傷は癒えることもなく雪解けにならず。そんなドラマ上の話の流れと歌詞とがうまくリンクした内容で、glee鉄板の美しく折り重なるコーラスワークとハーモニーが聴きどころ。

 

08.Last Christmas – E-girls version-/E-girls
(2017年12月リリース)

今月にリリースされたばかりのニューシングル「北風と太陽」収録楽曲。音楽プロデューサーの松尾潔による意訳が光るE-girlsバージョン。とくにEXILEバージョンでもその威力を発揮した「今はまだ 思い出になんてできないの」の名フレーズは歌世界の本質を捉えている。クリスマスシーズンだからこそ、昨年の恋がよりいっそう愛おしく思えてしまう。そんな感傷的なムードにあえて飛び込んでしまうのもいいかも? EXILEバージョンと聴き比べてみるのもおすすめです。

 

09.Last Christmas/松田聖子
(1991年11月リリース)

アーティスト性を出そうと凝ったアレンジや譜割りを崩す手法が “カヴァー曲あるある“だが、本作はドラムの輪郭を少しだけ際立たせながらも、原曲にかなり忠実に仕上げたカヴァーを披露。飾らない音作りがとても味わい深く、時折インサートされるチャペル風の鐘の音がクリスマス気分を煽る。ちなみに前年にアルバム『Seiko』で全米デビューを果たした彼女。それゆえか、英語の発音もなかなかのものです。全編にわたってクリスマス楽曲を取り挙げた企画盤「Christmas Tree」に収録。

 

10.Last Christmas/ワム!
(1984年12月リリース)

やはり大トリはオリジナル楽曲でキマりです。イントロで優しく奏でられるシンセサイザー音と甘いフェイクで掴みはOK。80sらしからぬシンプルなサウンドメイクだからこそ、時代を経ても幅広い世代に愛され続けているのかもしれません。ちなみに本人たちが出演するミュージック・ビデオを見れば、どういった視点の歌かは一目瞭然。関係ないけど、未練タラタラの男を演じるジョージ・マイケルの元カノを見る上目遣いと、乙女のような可愛い走り方に注目を。

 

いままで普通に聴いていた「ラスト・クリスマス」、そして今年から耳にする「ラスト・クリスマス」とでは、楽曲が持つ意味合いも人によっては変わってくるのかもしれません。「ラスト・クリスマス」のカヴァー曲はほかにもまだまだたくさんあるので、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

BB-8がウィリアム王子とヘンリー王子をお出迎え!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ロンドンプレミア

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のロンドンプレミアが開催され、イギリス王室のウィリアム王子とヘンリー王子がそろって登場した。

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プレミア会場となったのはロンドンのロイヤル・アルバート・ホール。1871年に建てられた歴史ある劇場で、ヴィクトリア女王の夫アルバート公に捧げられた建物だ。毎年イギリスで行われる世界最大のクラシック音楽祭であるBBCプロムナード・コンサートが開催される場所で、過去には日本の大相撲大会が行われたことも。

 

ウィリアム王子とヘンリー王子は、キュートなドロイド・BB-8に迎えられレッドカーペットに登場。BB-8は両王子に礼儀正しくお辞儀をすると、王子たちもにっこりと笑顔を見せ、 BB-8のかわいさにメロメロの様子。そしてレッドカーペットを歩いたあと、本作に出演するキャスト陣が両王子をお出迎え。両王子は、ルーク役のマーク・ハミルやレイ役のデイジー・リドリー、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督ら1人ひとりと握手し、丁寧にあいさつ。

 

ウィリアム王子は“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルを前にすると、感激した様子で熱心にマークの話に耳を傾けていた。ヘンリー王子もアダム・ドライバーやライアン・ジョンソン監督、デイジー・リドリーらとジェスチャーを交えて楽しそうに言葉を交わした。

 

キャスト陣とのあいさつが終わると、ヘンリー王子に女の子からストームトルーパーのヘルメットがプレゼントされるというサプライズが。ヘンリー王子はヘルメットを受け取ると、うれしそうに胸に抱えた。

 

両王子は「スター・ウォーズ」ファンとして知られ、 2016年4月には、イギリスのパインウッド・スタジオで行われていた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の撮影現場をお忍びで訪ねていたことが明らかになっている。さらに、2人がストームトルーパーとしてカメオ出演しているのでは…という噂も広がっており、注目が集まっている。

 

<キャスト コメント>

■デイジー・リドリー

◇ロンドンプレミアに参加して
ここにこうしていることはとても感慨深いですね。最後に私たちがここに来た時からもう 2年が過ぎてしまったなんて、本当に信じられない。でもロンドンはいつ戻ってきても、すばらしいところなのよね。

 

◇観客がこの作品に期待すべきこと

まず前作でレイがたどり着いたところ、レイはそこにいて物語が始まる。彼女は、彼女が差し出したライトセーバーにルークがどんな風に反応するのか、それは分かっていない。ルークの反応は、予期していたものと全く違う。ふたりはそこから先に進もうとするのね。観客の方々は、用意されている驚くべき展開を目の当たりにすることになると思うわ。その驚きの展開に心を開いてほしいとも思う。それから戦いやバトルのシーンもいつも通りすばらしいものになっているわ。

 

 

■マーク・ハミル

◇ロンドンプレミアに参加して

ロイヤル・アルバート・ホールに来たのは、これが初めてなんだ。楽しみにしているよ。

 

◇ルーク・スカイウォーカーについて

とても複雑でわかりにくいキャラクターだ。実際の崖(クリフ)の上でクリフハンガー的な次が分からない展開になるのは、見た目にも私としてはとても楽しめた考え方だったね。そこであまりすることがないと知った時はショックだったけど、考えてみれば、とてもいい仕事で、他のみんなが大変なことをしているのを横目に、私はワクワクしてみたり、楽しいことをしてみたりと気軽だったからね。ただ、今回の作品では私の役も見せ場があって、何か仕事をしなければならなかった。そのことだけを考えれば、少しだけ尻込みしてしまうような状況だったね。でも、約束するよ、観客の皆さんには本当に楽しんでいただける作品になったと思う。

 

◇役を演じるための準備について

監督たちに言われて、食事の仕方を変えたんだ。私は、あのダイエットを「うまいと思うものを食べてはいけないダイエット」と命名したんだ。まあ、食べておいしいなと思うものはほとんど食べてはいけない、というダイエット方法だった。ポテトチップスはダメ、アイスクリームもダメ、キャンディーもダメ、そんな感じさ。でも、そのおかげかな、自分の味覚芽が変わった気がする。6ヶ月もすると青汁もおいしく感じてくるんだよ。少々時間がかかるのが難儀だけど、自分ではより健康になったと思うし、エクササイズもやっていけるし、今は 8パウンドほど( 3.5キロ)元に戻ってしまったけれど、そのダイエットで 50パウンド( 22.5キロ)も体重を落としたんだよ。

 

◇観客がこの映画に期待すべきこと

ものすごく驚くことが起きることは確かだね。この作品は以前の作品に比べると、みんなに困難なことがつきつけられて、作品としてエキセントリック、並外れているし、『スター・ウォーズ』の映画としては「面白味」が多い『スター・ウォーズ』作品になっている。この作品は、三部作の真ん中の物語だからね、登場人物のそれぞれが予想もしていなかったような困難な状況を突きつけられる。自分としては、三部作の第二話目が大好きなんだ。何が起こっても不思議じゃないからさ。その結末をかたるために、もうひとつが残されているわけだからね。だから、『最後のジェダイ』では、すべてのことに何が起きても不思議じゃないのさ。だからこそ、この物語はワクワクするんじゃないかな。他がどうでも、私にとってはそうだったね。

 

 

■ライアン・ジョンソン監督

◇ロンドンプレミアに出席することについて

こうしてロイヤル・アルバート・ホールでロイヤルプレミアに参加できるなんて、それも上映されるのが『スター・ウォーズ』作品で、僕たちはそこにいる。本当に正直、いまだに信じられない気分なんだ。でも、ここに来てみて、こうして『スター・ウォーズ』のファンの方たちに迎えられ、私としてもエネルギーをもらい、温かい声援をいただき、みんながいかに作品に対して熱い思いを持っていてくれるのかが分かり、それが全てなんだなって、改めて思います。かけがえのないものなんだなって、すばらしいものなんだと感じます。

 

◇「フォースの覚醒」に続く作品を監督することについて

恐ろしかったです。人生をかけた大きな仕事、他のことでも同じかもしれませんが、とにかく一歩ずつ前に進むしかなかった。その中に飛び込んで、すばらしい俳優さんたちと仕事をして、すばらしいイギリスのクルーがいてくれて、その人たちと協力し合いながら、ただただ面白い物語を語るんだという思いでやってきました。思い返すと、とてもスムーズな旅路だったのかなと思えますね。

 

◇ストーリーの概要

「最後のジェダイ」は今回の三部作の第二章に当たる物語です。「フォースの覚醒」から登場人物は引き継いでいます。その登場人物の全てに困難な状況を用意しました。考えつく限り、出来る限りの難題を彼らに投げつけた章であると言えます。それからこの物語の中で、ルーク・スカイウォーカーの身に何が起こるのか、それがもう少し見えてきます。彼がどこに向かおうとしているかがね。

 

◇想定している反応

観客の皆さんが、吹き飛ばされたと思えるような楽しい時間を過ごしてくれたらいいなと。突き詰めて言えば、私にとって『スター・ウォーズ』映画というのはそういうものですから。仲間といっしょに冒険に出ているんだという感覚を、映画を見に来てくれた方々が感じてくれればいいと思っています。それからもっとずっと重苦しい話題とか、すばらしいキャラクターとか、初めて見る方にも、すばらしい『スター・ウォーズ』映画だと思ってもらえることを期待しています。

 

◇古きものと新しきもののバランス

自分としては、古きものと新しきもののバランスをとろうなんていう大きな考えを持たないようにしていましたね。もし何が懐かしく感じて、何が新しいと感じるかなど計算をしすぎると、自分がどこに向かっているのか分からなくなったでしょうね。ちょっとしたコツとしては、とにかく必要だと思われる物語を真摯に語っていく、その物語が自分の中で『スター・ウォーズ』映画であると思えるようにする、そうすると自然に新しいものも生まれてくる。なぜならそのテーブルの上に、新しいものを乗せないと、自分がよいと思える物語が語れない、その自分が良いと思う物語を語っていくことだけでいいんじゃないかと思うんだ。

 

◇ここまでの肯定的な反応に関して

観客の方たちが映画を掘り下げて見てくれていることにとても胸が躍ります。ワクワクしますね。こうしてここにきて、列をなしてくれているファンの方たちに迎えられ、彼らの前を歩くことでエネルギーをもらっています。あと数日で映画は公開されるわけですが、彼らのためにも一日でも早く公開してあげたい、そうやってみんなで集まって映画を見てほしいという思いでいっぱいです。作品は彼らのものですからね。私はただ、彼らが気に入ってくれることを祈るだけです。

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

12月15日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

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店内まるごと山崎シゲル!コラボカフェ(部長付き)12・15原宿にオープン

1コママンガ「サラリーマン山崎シゲル」の作者でお笑い芸人の田中光が、12月15日(金)に東京・原宿にオープンする「サラリーマン山崎シゲル コラボカフェ(部長付き)」の内覧会に登場した。

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「サラリーマン山崎シゲル」は、とある会社の、とあるサラリーマン・山崎シゲルがどこまでも心が広い部長相手に常軌を逸した奇行の数々を繰り広げる異常な日常をシュールに描いた一コママンガ。お笑い芸人としても活動する田中光が2013年よりTwitterやブログで発表し、ネットを中心に人気が爆発。数々のアーティストやタレントもファンを公言し、数々のコラボが実現したことでも話題になり、現在までシリーズ累計部数23万部の大ヒットシリーズとなっている。

 

12月15日より期間限定でオープンするコラボカフェは、ネタからイメージしたオリジナルのコラボメニューが飲食できるほか、山崎シゲルがさまざまな仕掛けを施す「部長のデスク」や「乗れる食パン」などの小物の展示、カフェ内の壁面や窓などには描き下ろしのネタやイラストを配すなど、店内まるごと「山崎シゲル」が満載となっている。

 

コラボカフェがオープンすることについて田中は「まず、お客さんが本当に来るのかなと思った。ただ、Twitterに楽しみにしてくれている反応があったので、ちょっと安心した」と照れ笑い。さらに今後コラボしたい著名人や企業を聞かれると「NASA。『サラリーマン山崎シゲル』が宇宙に持っていっても耐えられる本だと証明してほしい」と答え、会場の笑いを誘った。

 

芸人としては「今年は、おみおくり芸人しんいちと組んでいるお笑いユニット『田中上野』の仕事が少し増えたので、来年はおみおくり芸人しんいちが食えるようになればといいな」と抱負を語った。

 

内覧会では、コラボカフェ内の壁をキャンパスに見立てたライブ・ペインティングも行われ、自身初の試みを終えた田中は「大きな画って難しい。(レオナルド・)ダ・ヴィンチって本当にすごいなって思った」と感想を語った。

 

なお、コラボカフェでは、ライブ・ペインティング&サイン会、『田中上野』のライブなどイベントも多数予定されている。

 

「サラリーマン山崎シゲル」コラボカフェ(部長付き)

期間:12月15日(金)~2018年1月31日(水)予定
会場:AMO CAFE(東京都渋谷区神宮前3-18-27 パルク表参道2F)
営業時間:11時00分~20時00分(水曜定休)

 

<イベント情報>
12月17日(日)11時00分~ ライブペインティング&サイン会
12月17日(日)14時00分~「田中光&カラフルトランプ」ミニライブ&サイン会
12月21日(木)18時30分~ 田中上野の即興歌ネタライブ
ほか
※参加方法などは特設サイト(https://amocafe.shopinfo.jp)をチェック

 

「サラリーマン山崎シゲル Love&Peace」(単行本)
11月15日(水)発売
PCZP-95112/ISBN 978-4-86529-279-4
価格:900円(本体)+税
180ページ/A5判
発売元:ポニーキャニオン

 

©HIKARU TANAKA

 

 

 

「君の名は。」地上波初放送記念!新海誠監督4作品を年始にノーカット一挙放送

昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督が手掛けた4作品が、テレビ朝日で来年1月1日(月・祝)と2日(火)に一挙放送されることが分かった。

 

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「君の名は。」が同局で1月3日(水)午後9時より地上波初放送されることを記念し、1日(深0・20~4・00)に「秒速5センチメートル」(2007年)と「星を追う子ども」(2011年)が、2日(深1・05~4・00)に「言の葉の庭」(2013年)と「雲のむこう、約束の場所」(2004年)が“本編ノーカット版”で登場する。

 

 

 

人気声優・竹達彩奈がミニドラマ「ロボカトー中島と花沢さん!」で地上波ドラマ初出演!加藤諒と共演

12月28日(木)放送の『ちょい☆ドラ2017~人生でエモいことは10分で起こる~』(NHK総合)内のミニドラマ「ロボカトー中島と花沢さん!」に、アニメ『けいおん!』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』などで知られる声優の竹達彩奈が出演。個性派俳優の加藤諒と共演する。

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「10分でちょいと気軽に見られるドラマがあってもよいのでは」という発想から始まった、10分×5本のサスペンスあり、ミュージカルあり、フェイクドキュメンタリーあり、ツイッターやマルチビューイングなどの仕掛けありのアラカルトドラマ『ちょい☆ドラ』。5本のドラマをつなぐナビゲーションドラマとして放送される「ロボカトー中島と花沢さん!」で、主人公のひと型ロボット・ロボカトー中島を加藤が、ロボカトーが恋する花沢さんを竹達が演じる。

 

人間の心を調べるために作られた超高性能ロボット・ロボカトー中島。ロボットであることを隠し、人間社会に潜り込んだ中島の高性能アンテナは、なぜか同僚の花沢さんの強い信号をキャッチする。花沢さんのことが気になる中島は彼女を宅飲みに誘う。

 

12月28日の夜10時。中島宅での食事もひと段落し帰り支度を始める花沢さん。「このまま花沢さんを帰したくない!何か楽しいことを見つけなくては」と焦る中島の検索に、『ちょい☆ドラ』が引っかかる。急いでテレビのスイッチを入れ、花沢さんの気持ちをつなぎとめようとする中島だが、なぜか花沢さんの弟が家に来ることに。果たして2人の恋の行方は!?

 

『ちょい☆ドラ2017~人生でエモいことは10分で起こる~』は12月28日(木)NHK総合で後10時より放送。また、ミニドラマ「ロボカトー中島と花沢さん!」のエピソード0を番組ホームページとYouTubeで本日より公開。

 

『ちょい☆ドラ2017~人生でエモいことは10分で起こる~』

12月28日(木)NHK総合 後10・00~10・58

出演:泉澤祐希、松村武、栗原類、井上順/南沢奈央、中尾明慶、
高橋ひとみ、モロ師岡/渡辺大知、岸井ゆきの、
柳楽優弥/猪股俊明、岡野康弘/内田帆波、すうれろほか

 

番組ホームページ:http://www.nhk.or.jp/dsp/choidra/

 

https://youtu.be/4Ck65FFARx4

 

 

 

沢尻エリカが“ほろよい”でダンス!

沢尻エリカが出演するサントリー「ほろよい」の新TVCM「erikaselectわくわくエリカ」篇が12月12日(火)から全国でオンエアされる。

 

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新CMでは、お家でくつろぎスタイルの沢尻が登場。わくわくして幸せそうな沢尻がその日うれしかったことを思い出して、気分に合わせてレコードと「ほろよい」を選ぶ。選んだ「ほろよいぶどう」を飲みながら、少しはしゃいでいる沢尻のかわいいダンスが印象的なCMとなっている。

 

「ほろよい」特設サイトで、6種類のオリジナルWeb動画を公開。「わくわくエリカ」「ほっこりエリカ」「まったりエリカ」「しっとりエリカ」「きっぱりエリカ」「きりっとエリカ」と題して、さまざまな気分に合わせて飲みたいフレーバーを沢尻が表情豊かにおすすめする。

 

また、自分の気分を選んでツイートすると、抽選で1000名に6つのフレーバーセットが当たるキャンペーンも実施される。

 

 

ぶどうver「わくわくエリカ」

 

 

白いサワーver「ほっこりエリカ」

 

 

ももver「まったりエリカ」

 

 

白いぶどうver「しっとりエリカ」

 

 

レモンver「きっぱりエリカ」

 

 

青りんごver「きりっとエリカ」

 

 

 

『DOCTORS~最強の名医~』が来年1・4にスペシャルドラマで3年ぶり復活!沢村一樹「やっと出来る!」

俳優の沢村一樹が主演するテレビ朝日系人気シリーズ『DOCTORS~最強の名医~』がスペシャルドラマで3年ぶりに復活し、来年1月4日(木)午後9時から放送されることが分かった。

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堂上総合病院を舞台に、普段は患者に笑顔で優しく接するが、自分が信じる医療のためなら目的や手段を選ばない非情な一面も持ち合わせるすご腕の外科医・相良浩介(沢村)の活躍を描く物語。脚本は、ヒットメーカー・福田靖氏が担当。2011年に連ドラでスタートし、2015年までに3シリーズ、スペシャルドラマも2本製作され、いずれも高視聴率を獲得していた。

 

今作では、相良を敵対視する外科医・森山卓(高嶋政伸)が新院長に就任。“性格にやや難あり”な森山はうさん臭い経営コンサルタントを招き入れ、早くも病院経営に迷走する。一方、相良の元には生体肝移植手術を求め、他病院から1人の少女とその両親が来訪。経営コンサルタントの入れ知恵を受けた森山から断るように命じられた相良は、驚くべき“策士”ぶりを発揮する。

 

自身の代表作の復活に、沢村は「“やっと出来る!”というのが率直な気持ちでした」と大喜びで、「実際撮影に入ってみると、不思議と久しぶりな感じがしなくて…(笑)。やはり長くやってきたシリーズだからなのでしょうか…」とブランクは感じず。

 

相良と森山の丁々発止のやり取りや絶妙な駆け引きも健在。森山の母・日美子役で、松坂慶子も新たに出演する。沢村は「高嶋さん演じる森山先生の奇怪っぷりと珍行動は相変わらず、というかさらにパワーアップしていますし、松坂さん演じる森山先生のお母さんもなかなか強烈なキャラクター。お二人の絡みには全く違和感がない(笑)。何て最高のキャスティングなんだろう! と驚いてしまいました(笑)」と絶賛。

 

さらに、「僕が演じる相良の策士ぶりもパワーアップしています。森山先生に対する“イジワル度”は前よりも増していて、翻弄させてやろうという強い意図を持ってやっている感じ。パート1のときの相良に戻っているような部分もあるので、そのあたりも楽しんでいただけたら」とPRしている。

 

故・野際陽子さんが演じてきた森山のおばにして元院長・堂上たまきは、ブータンに渡って診療所を開業した、という設定で生き続ける。

 

(C)テレビ朝日

 

 

 

ドラマや映画で女性が「ハッ」とするシーンとは? モテたいなら“生活力”を上げるべし!

覗けば深い女のトンネルとは? 第52回「男性は“生活力”にもっと注目すべき」

 

男性はロマンチストだとか言いますが、本当だなあとよく思います。

 

女性にモテたいなら、家事能力を上げることだと思うんです。女は現実的だとか言いますが、和久井の恋愛基準は「ひとり暮らしをしていて家事能力の高い男性」だったりします。だけど、意外とそうした「生活力」に注目しない男性が多いことに驚かされます。

 

「家事のできない男性をどう思う?」と周囲の女性たちに聞いて回ったことがあります。すると、「うわっ嫌だ!」と汚いものを見るかのような人がけっこういました。

 

「生活する」って、日々の細やかなことに気を配るってことです。だから家事力なしに「気遣いのできる男性」になるのは不可能に近いんです。それは和久井が実家に暮らしていたころに、どれほど自分に家事力がなかったかを思い返すとわかります。

 

タオルが洗いたてなことも、冷蔵庫に食材が詰まっていることも、電気も水道もガスも、当たり前にあるだけで、深く考えたことがありませんでした。それが実家を出たとき、トイレがすぐに汚れることにも、すぐに洗濯物がいっぱいになることにも驚きました。洗濯物がどのくらいの時間で乾くものかも知らなかったし「久しぶりに晴れるから洗濯しなきゃ」なんて考えもしなかった。食材の相場も、冷蔵庫の食材を管理するのがどれだけ大変かも知らなかった。

 

以前、お見合いをしたときのこと。

 

相手は郊外にひとり暮らしをしている男性でしたが、そのお母さんが「週1で世話をしに行っているが、そろそろ結婚してくれると、家事から解放されて助かるわ」と言っていたんです。

 

仲介してくれたお見合いおばさんは「いまの時代、女性が働くのは当たり前」と言っていたので、ってことはその人と結婚したら、家事全部やって仕事して、フル回転しなきゃいけないってことですよね。ものすごく大変そう!

 

また、ドラマや映画もそういう視点で見ていくと、めちゃくちゃ気になるシーンが出てきます。

 

ご飯を食べ終わって、そのまんま席を立つ子どもたちや男性キャラの多いこと! 「皿を流しに持っていくくらいしようよ!」と思います。

 

「海街diary」の映画で、こんなシーンがありました。看護師の女性が、不倫中の医師の家で食事をする映画独自のシーンです。女性がガチャガチャご飯を作ってる最中、医師は手伝うどころか新聞かなんか読んでるんです。「不倫男が何を偉そうにしてるんだ!」と、イライラしてしまいました。で、当たり前のように作ってもらったご飯を食べながら、次のデートをキャンセルするとか言い出すんです。もう「なんでこんなクソ男と付き合ってるんだ?」という気持ちになってしまった。

 

日常的に家事をしていないと、小さな生活感のリアルに気がつかないのでしょう。でも見てる側としては、そこに引っかかっちゃって、話に集中できないことがよくあります。

 

一方で「仮面ライダー555」はよかった。半田健人くんが、貧血を起こして倒れた女子をお姫様だっこしてベッドへ連れて行き、スープを作ってきてフーフーしてから飲ませてくれるシーンがありました。これ、お母さん向けのサービスかもしれませんが、こういうさりげない啓蒙活動に幼少のころから親しんで育った少年は、将来有望なんじゃないかと心ふるえたものです。

 

少女マンガでも、家事一般できる男子がけっこう出てきます。そもそも少女マンガは生活感のない話も多いんで、相対的には家事力高い男性キャラが登場する比率は高くはないんですが、「君つくる人、僕食べる人」なんて言ってる男性キャラは、読者の反感を買うので否定的に描かれることが多いです。

 

「CIPHER」(成田 美名子)は、双子の兄弟の葛藤と自立を描いた作品ですが、彼らは2人暮らしをしていて、普通にご飯作って掃除して「生活」しています。「銀のスプーン」(小沢真理)は、母親の入院をきっかけに弟妹のために家事をすることになった大学生男子のお話。西村しのぶさんは、年下の気の利くカワユイ男子たちと自立した大人の女との恋愛を描いて90年代にブレイクした作家さんですが、この男子たちの家事力の高さは月にも届きそうなほどです。軽くご飯を作ってくれるのは当たり前、美味しい手作りドリンクを用意したり、彫金やら縫い物やらまでこなして、とにかく生産力が高い。「ここまでできなくても……」と思うほどです。でも「稼ぐのは女のほう、気を配るのは男のほう」という住み分けが、社会進出しはじめた女の読者をメロメロにしたんです。

 

逆に生活のささやかな悩みを描いた作品もあります。「空の小鳥」(羽海野チカ)は、主人公が、家事をしてもらうことに疑問をもたない彼のことで悩む物語です。「カプチーノ」(吉住渉)は、家事をぜんぜんやらない同棲男が浮気をするというゲスな話です。家事労働の分担は社会問題でもありますが、女性向けの作品はこういうポイントをちゃんと取り上げているんですよね。

 

リアルなとこで言うと、先日、飲みに行った女性たちに夫婦円満の秘訣を聞いたところ、「やり過ぎないことですね」とバッサリでした。「世話を焼きすぎると相手はそれが当たり前だと思うもの。私は家事はほとんどやりません。いつ別れてもいいように、自分で働いて収入を確保しておくこと」だそうです。彼女たちは、家事をしないパートナーに悩むこともストレスもないのでしょう。

 

というわけで、女は稼ぐ力、男は家事力をつけることが、婚活成功、夫婦円満の鍵ということでしょうか。

「亀田大毅に勝ったら1000万円」AbemaTVで元日生放送!ジョーブログ&亀田京之介のプロデビュー戦も

無料インターネットテレビ局・AbemaTV(アベマティーヴィー)の「AbemaSPECIALチャンネル」で、特別番組『AbemaTV新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負』が2018年1月1日(月)午後1時から夜11時にわたり生放送されることが決定した。

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『AbemaTV新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負』では、元プロボクサー・亀田興毅率いる“亀田一家”が3大勝負として、興毅の弟で元プロボクサー・亀田大毅、プロボクサー兼YouTuber・ジョーブログ、亀田三兄弟の従兄弟にあたるプロボクサー・亀田京之介の3人が人生を懸けた熱い戦いに挑む様子を生放送する。

 

亀田大毅が人生を懸ける大勝負「亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円」は、今年5月にAbemaTVで放送された特別番組『亀田興毅に勝ったら1000万円』の続編。「兄ちゃんも頑張った、弟(亀田和毅)は世界で戦っている。自分ができることは何か考えてチャレンジしたいと思った」と決意したことから実現した。本日、12月7日(水)より対戦相手の募集を開始します。

 

勝敗はボクシングルールと同様1人あたり3分3ラウンドで決まり、挑戦者がKO勝ちすれば1000万円の賞金を獲得できる。募集人数は最大4人で、20歳(成人)以上、腕に自信のある健康な男性で、身長175センチ以下、体重70キロ以下(計量あり)などの条件に満たしている人なら誰でも応募可能(ただし、プロ格闘家並びにプロに準拠する人は除く)。募集要項や応募方法の詳細は番組URL(https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9ykWJ98YLPRVkK)をチェック。

 

さらに同企画の前には、別途開催されるプロボクシングの興行で、ジョーブログと亀田京之介のプロデビュー戦を生中継。『亀田興毅に勝ったら1000万円』の挑戦者として登場したジョーブログは、番組後に興毅に見初められプロボクサーになることを決心。YouTuberを続けながらも今年7月クールにAbemaTVで放送されたレギュラー番組『亀田×ジョー プロボクサーへの道~3ヶ月でデビュー戦~』で、興毅の熱心な指導のもとプロボクサーを目指し、たった3か月で見事プロテストに合格する快挙を成し遂げた。

 

そんなジョーブログと、『亀田×ジョー プロボクサーへの道~3ヶ月でデビュー戦~』にもたびたび登場し「絶対に『亀田三兄弟』を超える」と豪語する亀田三兄弟の従兄弟・京之介のプロデビュー戦の模様を生中継する。

 

<コメント>

■亀田興毅

今回、元日でこれだけ大きいボクシングのイベントができることについて、ボクシングをもっともっと盛り上げていこうという自分の立場からしたらすごくうれしいことです。この日は、大毅、京之介、ジョーの3人を何が何でも死ぬ気で勝たせて、ボクシングのさらなる盛り上げりに向けてみんなで頑張っていきたいです。僕自身も、亀田一家として、チーム亀田として、トレーナーとして力を合わせて最大の勝利を勝ち取りたいと思います。

 

■亀田大毅

勝つ自信?仕事ですからね(笑)当たり前ですが勝ちますんで、勝ち方じゃないですかね。正月に格闘技のイメージがないですから、これを機に(正月の恒例として)第2弾へつながっていけば良いと思います。

 

■ジョーブログ

『亀田興毅に勝ったら1000万円』以上の本気で、みんなに自分の挑戦を通して感動を伝えられたらなと思います。とにかく勝つことしか考えていないので、絶対にデビュー戦に勝って、最初で最後の試合で伝説を残したと思います。

 

AbemaTV『AbemaTV新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負』

放送日程:2018年1月1日(月)午後1時~11時(予定)

放送チャンネル:AbemaSPECIAL

出演者:亀田興毅、亀田大毅、ジョーブログ、亀田京之介 ほか

放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9ykWJ98YLPRVkK

 

<「亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円」募集概要>

ルール:ボクシングルール 1人3分3ラウンド、挑戦者がKO勝ちすれば賞金1000万円を獲得。両者ヘッドギアを着用、14オンスのグローブを使用

募集人数:最大4人

応募条件:20歳以上、腕に自信があり健康な男性、身長175センチ以下、体重70キロ以下(計量あり)

※ただし、プロボクサー並びにプロに準拠する人は除く

 

©AbemaTV

“伝説のジェダイ”マーク・ハミルが日本語でPR「ショウゲキノスター・ウォーズ!!」

12月15日(金)公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から出演者のマーク・ハミル、アダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、ルーカス・フィルム社長キャスリーン・ケネディが来日し、レッドカーペット・イベントに登場した。

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会場は思い思いの格好をした熱狂的な「スター・ウォーズ」ファン約1000名が集結。来日ゲストの一番手として、最新作のカギを握る伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルがレッドカーペットに降り立つと、会場は大歓声に包まれた。大の親日家であるマークは、ファンサービスで神対応を見せ、ファンたちを魅了。会場の熱狂を肌で感じたマークは「また日本に来ることができてうれしいよ!」と興奮気味に語った。

 

ダース・ベイダーの遺志を継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバーは全身黒色のスーツ姿で登場。189センチの高身長でスラリとしたスタイルのアダムに、女性ファンからは黄色い歓声が上がった。一昨年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ぶりの来日となるアダムだが「『フォースの覚醒』のときは緊張したけど、今回は準備してきたから大丈夫だよ!フォンの皆にも楽しんでほしいね」と語った。

 

来日ゲスト4名とC-3PO、R2-D2、BB-8が、悪の軍団“ファースト・オーダー”の最高指導者のスノークの部屋をイメージした赤いステージに登場すると会場の興奮は最高潮に。ライアン監督は「本作はSWファンたちによって作られたスター・ウォーズ映画です。そんな映画をファンの皆さんがこうして心待ちにしてくださっていることは、最高の体験です。メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー!」とコメントし、会場を盛り上げた。キャスリーン社長は「コンバンハ、トウキョウ ダイスキ!」と日本語であいさつし「東京に来ることができて本当にうれしいです。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

 

マークは「コンバンハ、ジャパン!!高校時代に過ごした日本は僕にとって第二の故郷ともいえる、本当に特別な場所。日本のファンも、どこのファンよりも熱心に支えてくださってありがとうございます」と語った。

 

MCから「ずっと孤島で独り身を潜めていたルーク・スカイウォーカーですが、かつてカイロ・レンを教えていたことに関係があるのでしょうか?」と質問すると、マークは「あと一週間たらずで皆さんもこの作品をめぐる最大の“謎”を知ることになります!この30年間何をしていたのか、については来週のお楽しみです」とコメントした。また、今回の日本滞在中にしたいことを聞かれたアダムは「カラオケ」と意外な素顔を見せ、会場を沸かせた。

 

イベントの終盤には、マークが日本語で「ショウゲキノ スター・ウォーズ!!」と本作のテーマを高らかに宣言。掛け声とともに、シリーズを象徴する“赤い”雪が降り注ぎ、会場全体が最新作のテーマカラーである赤一色に染まった。予期せぬ“衝撃的”な演出に、観客たちからは驚きと歓声の声が上がった。

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

12月15日(金)公開

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

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『FNS歌謡祭』モー娘。1期メンバーが18年ぶりに勢ぞろい

フジテレビ系で12月13日(水)に放送される『FNS歌謡祭』第2夜に、アキラ100%、Aqours、高橋洋子、モーニング娘。1期メンバーらが出演することが決定した。

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モーニング娘。1期メンバーの中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、福田明日香が勢ぞろいするのは、1999年4月に福田が卒業して以来約18年ぶり。5人はメジャーデビュー前に手売りした幻の名曲「愛の種」を披露する。

 

司会の森高千里は、90年代のライブを再現した衣装でパフォーマンス。「臭いものにはフタをしろ!!」「ミーハー」「ハエ男」の3曲メドレーを披露する。「ハエ男」は24年ぶりのテレビでの歌唱となる。

 

また、T.M.Revolution西川貴教と『FNS歌謡祭』初登場のアキラ100%が異色のコラボ。アキラがT.M.Revolutionのステージ演出で印象的な「強風」を使ったお盆芸に挑む。

 

さらに、話題のアニソン名曲メドレーも。Aqoursが「青空Jumping Heart」(『ラブライブ!サンシャイン!!』)、高橋洋子と水樹奈々が「残酷な天使のテーゼ」(『新世紀エヴァンゲリオン』)、どうぶつビスケッツ×PPPが欅坂46と「ようこそジャパリパークへ」(『けものフレンズ』)、平野綾と山本彩と松村沙友理が「ハレ晴レユカイ」(『涼宮ハルヒの憂鬱』)をパフォーマンスする。

 

『2017FNS歌謡祭 第2夜』
フジテレビ系
12月13日(水)午後7時~11時28分

 

<MC>
森高千里、渡部建、加藤綾子

 

<出演予定アーティスト>※五十音順 ★は新発表
aiko
アキラ100% ★
Aqours ★
E-girls
石丸幹二
井上苑子
井上芳雄
宇野ゆう子
AKB48
NMB48
NGT48
荻野目洋子
影山ヒロノブ
加藤一二三
Kis-My-Ft2
きただにひろし
吉川晃司
きゃりーぱみゅぱみゅ
欅坂46
ゴールデンボンバー
昆夏美
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
GENERATIONS from EXILE TRIBE
SHISHAMO
ジャニーズWEST
Sexy Zone
世良公則
高橋洋子 ★
竹原ピストル
知念里奈
T.M.Revolution 西川貴教
DEAN FUJIOKA
どうぶつビスケッツ×PPP
Toshl(X JAPAN)
新妻聖子
西野カナ
乃木坂46
back number
Perfume
B.B.クィーンズ
平野綾 ★
フェアリーズ
福山雅治
藤澤ノリマサ
Hey! Say! JUMP
槇原敬之
松本梨香
水樹奈々
miwa
モーニング娘。’17
モーニング娘。1期メンバー ★
森高千里
山崎育三郎
YUKA(村石有香) ★
Little Glee Monster
LUNA SEA
WANIMA

 

番組サイト:http://www.fujitv.co.jp/FNS

 

©フジテレビ

 

 

 

 

『徹子の部屋』第1回を再現!『トットちゃん!』で森繁久彌さん役の近藤真彦を黒柳徹子が称賛

黒柳徹子の半生を描いたテレビ朝日系帯ドラマ劇場『トットちゃん!』((月)~(金)後0・30)で、『徹子の部屋』第1回がよみがえる。

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12月12日(火)放送の第52話に、黒柳と親交のあった故・森繁久彌さんがゲスト出演した『徹子の部屋』第1回のシーンが登場。森繁さん役の近藤真彦は、実際の映像を繰り返し何度も見て役作り。森繁さんの名曲「知床旅情」も熱唱し、黒柳役の清野菜名と共に当時を忠実に再現した。

 

黒柳は森繁さんについて「初めてお目にかかったときから、私に『1回、どう?』と、亡くなるまで、言い続けてくださった方です」と親しみを込めて振り返り、「そんな森繁さんを、若いマッチが、どうやってやるのかなぁ?と思っていました。でも、考えてみたら、今のマッチは、初めてお会いした森繁さんの年齢を越えているんだということに気がつきました。ドラマを見ていて、久しぶりに森繁さんにお会いしたような、懐かしい気がしました」と近藤の演技を称賛。

 

一方の近藤は、「森繁さんという偉大な役者さんを演ずる勇気は毛頭ありませんでした。ただ、森繁さんとのご縁や、黒柳さんとのご縁を考え、素敵なお仕事を引き受けさせて頂きました」と明かし、「セクシーなところは、少し出せたかな。知的で品のある部分は、もう少し時間がかかりそうです。いい勉強になりました」と森繁さんに敬意を表している。

 

©テレビ朝日

 

 

 

人気声優7人による工藤静香トリビュート盤 メイキング映像第一弾解禁

12月20日(水)発売の人気声優による工藤静香のトリビュートミニアルバム「Shizuka Kudo Tribute」のメイキング映像第一弾~SPOT編~が公開された。

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「Shizuka Kudo Tribute」は、森久保祥太郎、下野紘、鈴村健一、梅原裕一郎、谷山紀章、関智一、梶裕貴の7人の人気男性声優による工藤静香のトリビュートミニアルバム。

 

公開されたメイキング映像第一弾は、参加声優のレコーディング映像。声優陣全員の歌声も初お披露目されている。なお、今後別の映像の公開も予定されている。

 

 

 

「Shizuka Kudo Tribute」
12月20日(水)発売
価格:税込2,500円

 

<CD収録内容>
M1:「抱いてくれたらいいのに」(1988年)/歌:森久保祥太郎
M2:「MUGO・ん…色っぽい」(1988年)/歌:下野紘
M3:「嵐の素顔」(1989年)/歌:鈴村健一
M4:「黄砂に吹かれて」(1989年)/歌:梅原裕一郎
M5:「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」(1992年) /歌:谷山紀章
M6:「激情」(1996年)/歌:関智一
M7:「Blue Velvet」(1997年)/歌:梶裕貴

 

工藤静香オフィシャルサイト:http://shizuka-kudo.net/

 

 

 

「君の名は。」テレビ朝日系で来年1・3地上波初放送!新海誠監督「“リアルタイム感”を楽しんで」

大ヒットアニメ映画「君の名は。」が、テレビ朝日系で来年1月3日(水)午後9時から地上波初放送されることが分かった。

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2016年8月に公開され、国内興行収入250億円超えで同年1位、日本映画史上でも歴代2位という大記録を打ち立てた新海誠監督作品。田舎町の女子高校生・三葉(声・上白石萌音)と東京の男子高校生・瀧(声・神木隆之介)が夢の中で入れ替わるという不思議な体験を繰り返すうち、恋に落ちていく物語で、RADWIMPSが「前前前世」など主題歌4曲を含む劇中の音楽すべてを担当したことも大きな話題に。その人気は国内だけにとどまらず、現在、ハリウッドでの実写映画化も進められている。

 

新海監督は、地上波初放送に当たり「自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになって、ようやく大人になれたような、幸せな気持ちを感じます」とコメント。

 

さらに「映画はとても能動的なメディアですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在。想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみです」と期待を込め、視聴者へ向けて「同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るという“リアルタイム感”を楽しんでいただければ…」と呼びかけている。

 

 

<新海誠監督 コメント全文>

 

◇地上波初放送への思いは?

「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね。ようやく自分が大人になれたような、そんな幸せな気持ちを感じます。
一方で、皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます。映画は自分でチケットを買って観に行く、とても能動的なメディアだと思うのですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在ですし、どんなふうに観ていただけるのか、とても興味深いですね。でも、想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています」

 

◇初めて『君の名は。』に触れる視聴者、そしてすでに作品のファンである視聴者それぞれにメッセージを!

「この『君の名は。』はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。
新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ。僕もそれを楽しみたいと思います。
でも実をいうと、自分の作品は、いろいろ気になってしまって改めて観ることができないんです。今のところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)」

 

©2016「君の名は。」製作委員会

 

 

SKE48・佐藤すみれ「感謝の気持ちでいっぱい」最後の歌収録はチームEメンバーと

SKE48チームEの佐藤すみれが、最後の歌収録となる『AKB48 SHOW!』(BSプレミアム)の歌収録を行った。

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11月6日、名古屋・栄のSKE48劇場で行われたチームE公演で、年内をもってグループを卒業するとともに芸能界を引退することを発表した佐藤すみれ。この歌収録がSKE48としての最後の歌収録となる。

 

この日の収録は、9月27日にリリースされたアルバム「SKEフェスティバル」(SKE48(Team E))の2曲目に収録されている「重力シンパシー」の歌唱ということで、チームE全員が勢ぞろい。

 

収録が終了した直後、佐藤と同じチームEの井田玲音名が12月3日に誕生日を迎えたことから、メンバー全員でハッピーバースデーソングを歌い、同時に番組スタッフから「Happy Birthday れおな」のプレートが載ったフルーツ盛りが運ばれた。
チームEのメンバーとスタッフに祝福された井田は「今まで自分の誕生日のタイミングにみんなと一緒にいることが少なかったから、メンバーに誕生日を祝ってもらうのが初めてなんです。とてもうれしいです」と、感極まって涙を見せながら感謝を伝えた。

 

続いて、メンバーと一緒に井田の誕生日を祝っていた佐藤が呼ばれ、NHKの石原プロデューサーより「卒業おめでとう!」と花束が贈呈され、メンバー、そしてスタジオにいたスタッフ一同から大きな拍手が送られ。

 

石原プロデューサーから「最後の収録にどの曲をやりたいか相談していたんだけど、どうしてもチームEのメンバーと一緒に歌いたいんだ、という佐藤の希望があったんですよ」と、チームEの収録を佐藤が強く希望していたことが明かされると、メンバーと佐藤は涙を見せた。

 

歌収録が終わり、佐藤は「最後の歌収録、『AKB48 SHOW!』でチームEのメンバーと一緒に出演できて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!」とコメントした。

 

この収録の模様は12月16日(土)のBSプレミアム『AKB48 SHOW!』で放送される予定。

 

 

 

“恋愛工学”で滝藤賢一が堀井新太をモテ男に変身させる!『ぼくは愛を証明しようと思う。』でW主演

俳優の滝藤賢一と堀井新太が、12月28日(木)にテレビ朝日で放送されるドラマ『ぼくは愛を証明しようと思う。』(深0・20)にダブル主演する。

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女性を口説き落とす独自のメソッド=“恋愛工学”の達人の永沢圭一(滝藤)と、彼の指南を受けて非モテ男からモテ男を目指す渡辺正樹(堀井)の物語。原作は、恋愛工学を提唱する藤沢数希氏による同名小説。「イエス」と答えるような質問をし続けることで連絡先まで聞き出す「イエスセット」など、現実でも実践可能なテクニックも数々描かれる。

 

男女の恋愛に「情」ではなく「テクノロジー」からアプローチした新しい切り口のドラマに、滝藤は「こういうメソッドがあるなら試してみたいですね。僕はもう結婚して子供もいるので、恋愛では使うことはありませんが、初体験の方や子供相手に使ってみたいと思います」と話し、視聴者へ向けて「“『ぼくは愛を証明しようと思う。』をウチで一緒に観よう!”とか何とか言って終電前に気になる相手を誘ってみたらいかがでしょうか?」と役柄さながらに指南。

 

滝藤と初共演の堀井も「僕と同じように、“恋愛工学”ってこんなにたくさんの技や種類があるなら、いくつか試してみようかなと、視聴者の皆さんもきっと思ってくださるはず。恋愛で悩んでいる人にはすごくためになると思いますし、恋愛だけでなく人生観が変わる作品にもなりえると僕は思っています。見て損はないです。ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです!」とPRしている。

 

©テレビ朝日

 

 

 

高畑充希が新郎に逃げられた“鉄の女”に!新年最初のグルメドラマは『忘却のサチコ』で決まり

人気グルメ漫画『忘却のサチコ』が高畑充希主演でドラマ化されることが決定し、テレビ東京系で2018年1月2日(火)夜11時15分から放送されることが分かった。

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本作は、現在好評連載中の阿部潤による同名漫画をドラマ化。常に冷静で完璧な仕事ぶりから“鉄の女”と一目置かれ置かれる存在だが、結婚式当日に新郎・俊吾に逃亡されてしまう主人公・佐々木幸子が“忘却”のため美食を求め疾走するグルメ・コメディドラマ。

 

本作でテレビ東京ドラマ初主演となる高畑が主人公・幸子を演じる。もともと原作の大ファンだったといい「私自身、サチコさん愛が強い分、演じる時には自分の中で理想が高くなってしまって、普段とはまた違ったプレッシャーにドキドキヒヤヒヤしました」と演じる上での思いを語った。

 

また、サチコの印象について「基本的にはロボット感、増し増しな人ですが、ふとあふれてしまう弱さや、垣間見えるかわいらしさが私は大好きです。分かりやすく共感できるヒロインではないと思いますが、サチコさんに対して『次は何をやるのかな?すごく平気な顔をしているけれど大丈夫かな?』とペットを見守るような感覚で、愛情をもって観察していただけるとうれしいです」と話した。

 

グルメドラマということで、サチコが逃げた新郎を忘れるためにおいしいものを食べるシーンも見どころの1つ。高畑は「(幸子が)食べている時のナレーションのテンポとテンションの高さが好き。台本のせりふの文体がフィーバーしてて(笑)、それが映像と合体したら“激しい”食事シーンになってるので面白いと思います!」とコメントしている。

 

原作者の阿部は「テレビでサチコが動いて、食べて、忘却する!!? しかも演じるのが高畑充希さん!もうこんなにうれしいことはありません!一度、撮影現場にお邪魔させていただいたのですが、そこにいらっしゃったのは高畑さん…いや、サチコそのもので『漫画の中の幸子が…現実に…目の前にいる!!』と人生で味わったことのない衝撃を受けました。プロの役者さんってすごい…!新年1月2日、おなかをすかして楽しみにお待ちしています!」と絶賛した。

 

高畑以外の出演者は近日発表予定。

 

 

<あらすじ>

『忘却』…旨いものをただひたすらに味わった瞬間に達する美食の境地。
佐々木幸子(高畑充希)は同僚にその完璧な仕事ぶりから“鉄の女”と一目置かれる、文芸誌編集者。私生活では、旅先で出会った俊吾と結婚することに。結婚式の日を迎え、完璧な人生を手に入れた!…はずが、俊吾が結婚式の最中に突如失踪!?理由も分からぬまま幸子は一人、呆然としていた―。
翌日。通常通り出勤した幸子だったが、ふとした瞬間に頭の中に現れる『俊吾』。仕事をしていても、街を歩いていても『俊吾』の事が頭から離れず、自分が想像以上にショックを受けていたことに気が付いた幸子は落ち着こうと定食屋へ。適当に選んだメニューだったが、出てきた定食を何気なく口に運んだ幸子に衝撃が走る―!
それは幸子が『忘却の美食道』へ足を踏み入れた瞬間だった!「忘却のグルメ」を探し求める彼女の前に現れた一筋縄ではいかないグルメとは?そして、幸子が取った驚きの行動とは…!?

 

ドラマスペシャル『忘却の幸子』
テレビ東京系
2018年1月2日(火)夜11時15分から放送

原作:阿部潤「忘却のサチコ」
脚本:大島里美 監督:山岸聖太
出演:高畑充希

 

©阿部 潤・小学館/「ドラマスペシャル 忘却のサチコ」製作委員会

 

 

竹中直人がコントで秀吉役に!内村光良と藤野涼子と共演『LIFE!』12・19放送

12月19日(火)放送する内村光良率いるコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK総合)に竹中直人と藤野涼子が出演することが分かった。

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今回は、これまで大河ドラマ『秀吉』や『軍師官兵衛』の豊臣秀吉役で鮮烈な印象を残してきた竹中がコントで秀吉役に挑戦し、加藤清正役の内村と共演する。竹中は「楽しかったけどフラフラになりました。久しぶりに内村君と一緒にコントができて張り切ってしまいました。すごく楽しかったです!」とコメント。

 

一方の藤野は、今回がコント初挑戦。初々しい姫役で竹中と内村と共演する。「内村さんと竹中さんの掛け合いの中に入れて楽しかったです。初めてのコントで新しい自分を見つけることができました。これからもコントに挑戦したい!」と語った。

 

2017年度、第5弾の『LIFE!』は、座長・内村光良の故郷「熊本」とのコラボを中心に、熊本にまつわるオリジナルコントや、人気キャラクターたちが熊本を巡るロケ企画を実施するほか、11月に行った熊本復興イベントの模様なども紹介する予定。

 

『LIFE!~人生に捧げるコント~』は12月19日(火)NHK総合で後10時から放送。

 

 

 

“Tokyo”の魅力を再確認できる10曲を集めた「東京っていい街だな」プレイリスト

早くも師走に突入したこの時期は、不思議と「東京」という街の風情をいつになく感じてしまいます。年末年始に故郷へ帰省する地方出身者である自分、そして仲間たち。正月三が日を過ぎて帰京。東京生まれ東京育ちの地元っ子は、エアポケットのように閑静になった東京という街で正月を迎えます。

 

年始の東京の青く澄みわたった空を見上げると、「東京っていい街だなあ」と……あらためて、東京の良さを噛み締める人も多いのではないでしょうか。そんな東京の魅力や東京生活への憧れ、東京におけるさまざまな情景を描いた「東京」を歌った楽曲は、ご当地ソングも含めると膨大な数に及びます。

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今回は東京が持つきらびやかな側面と、郷愁にかられる側面とが歌われた楽曲をセレクトしてみました。サウンドアレンジが「東京っぽい(?)」というのもポイントかもしれません。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、東京を感じるプレイリストを楽しんでみてください。

 

【東京っていい街だなあ10曲】

01.クリスタル・シティー/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
(1978年1月リリース)

実力派ソウルシンガーによる1977年に発表されたアルバム「クリスタル・シティー」のオープニングを飾るきらびやかな楽曲。麗しのストリングスとホーンセクションとが華麗に交差し、まさにクリスタルな輝きを放つアーバンなシティ・ポップス。それは夜の摩天楼・新宿西口にそびえ立つきらめきの高層ビル群を思い起こさせる。厳密には東京を歌っていないかもしれないが、ジャケットは当時の新宿住友ビルディングで撮影されているということでひとつご容赦を。

 

02.東京/五輪真弓
(1977年11月リリース)

名曲「恋人よ」における彼女のイメージを覆すような、瑞々しくもちょっとセンチメンタルな気分にもなるナンバー。アルバム・レコーディングでアメリカやフランスに頻繁に渡航していた彼女。久しぶりに自身が生まれた街「東京」に戻り、距離があったからこそ気づく東京の魅力を声高らかに歌い上げる。ラリー・カールトンやパトリース・ラッシェンを始めとした凄腕フュージョン人脈が参加したLA制作。6枚目となるアルバム「蒼空-TODAY-」に収録。

 

03.東京は夜の七時/野宮真貴
(2015年11月リリース)

ピチカート・ファイヴの永遠の名曲を野宮真貴自らがセルフカバー。オリジナル楽曲が持つきらびやかな都会のサウンドトラックといった趣から一転、4ビートで刻まれるクールなジャズタッチのアレンジを施すことで、東京のエレガントな世界観もグンとアップ。これから東京の夜の街に繰り出せば、ワクワクするような瞬間に出会えそうな予感。とはいえ、本来は会えなかったふたりを描いたちょっと悲しい歌でもあるのだけど。

 

04.代官山エレジー/藤井 隆
(2002年2月リリース)

松本 隆ならではの歌世界と、キリンジの堀込高樹による情感あふれる切ない旋律とが見事に溶けあった名作。舞台は今の時期と重なる冬の季節の代官山。甘酸っぱい失恋模様を藤井 隆がビターな味わいで歌い上げる。今では様変わりしてしまった代官山だが、代官山の象徴的なあの通り、あのカフェ。目をつむってこの曲を聴けば、2002年前後の代官山の景色が浮かびあがってくる。これこそが松本 隆が描いた「風街」というマジックかもしれない。

 

05.東京ららばい/中原理恵
(1978年3月リリース)

女優やバラエティタレントとして名を馳せていく以前の彼女のデビューシングル。前年に世界的にヒットしていたディスコソング、サンタ・エスメラルダの「悲しき願い」をモチーフに、ヒットメイカー筒美京平がラテンタッチに解釈したナンバー。午前3時のトーキョーベイ付近のバーでのひととき、明け方6時の山手通りでのまどろみ。都会の華やかさと孤独な側面とを松本 隆が綴る。当時、東京のご当地ソングがないことを意識して書いたとの逸話も。

 

06.東京迷子/思い出野郎Aチーム
(2015年8月リリース)

この夏に新作「夜のすべて」をリリースした話題のソウルファンクバンド。ファーストアルバム「WEEKEND SOUL BAND」に収録のインストナンバー「東京迷子」は、タイトルを踏襲した物憂げなサウンドが印象的で、リフレインする「東京迷子〜♪」というフレーズが、大都会に生きる誰しもがふとした瞬間に感じるロスト感を煽っているようだ。そんなちょっと無骨なソウルミュージックが、この東京砂漠には時折リアルに響いてくる。

 

07.TOKYO SNIPER/流線型
(2006年10月リリース)

音楽プロデューサーのクニモンド瀧口によるプロジェクト。70年代のユーミン、達郎、CTIにAORまでのエッセンスを柱に、現在進行形の視点で再構築したゼロ年代のシティ・ミュージック集。アルバムの表題曲は夜の首都高をクルーズしたくなるアーバンでしなやかなドライブミュージック。後半のハーモニカソロとフェンダーローズの饒舌な音色が、流れる車窓の景色とリンクしていくようだ。ちょっとアンニュイなヴォーカルは一十三十一(江口ニカ)とsaigenji。

 

08.東京っていい街だな/左とん平
(1973年リリース)

和モノ系DJ諸氏の間で愛され続けている、ある意味アフターアワーズに映える隠れた名作。事実、90年代半ばのクラブ界隈、特に小箱で明け方によくかかっていたのを記憶している。東京の澄んだ青い空を彷彿とさせるジャジーかつムーディーなサウンドメイクは、アレンジャーの深町純の手によるもの。そこに俳優の左とん平による東京でのちょっとお間抜けな別れ話を寸劇で、よく言えばトーキング・ブルースが被さる洒落た構成。いろいろあるけど、東京っていい街だよなあ。

 

09.東京/くるり
(1998年10月リリース)

このシングルを携えてメジャーデビューした彼らの衝撃は今でも忘れない。上京したばかりのストレンジャー(岸田 繁)が感じた慣れない東京という居場所、そして地元の「君」を思う愛しさ、寂しさ。バンドがメジャー契約を交わし、東京でチャレンジをしていく彼らの決意と心象風景を重ねてしまう。後半に向かって爆発していく叙情的なバンドアンサンブルは感動的。90年代半ば以降から「日本語ロック」の新たな可能性を追求する流れが再燃したが、その最高傑作とも言える。

 

10.ユリイカ/サカナクション
(2014年 1月リリース)

バンドの司令塔でもある山口一郎は北海道の小樽市出身。東京に居ながらにして思う地方出身者としての東京観が切り取られている。自分が生まれ育った街のことを想い、東京に住むことで生き急いでしまうリアルさを噛み締める。日本人ならではの郷愁感を浮かび上がらせる歌詞が、ダンスミュージックの四つ打ちのリズムの中を泳いでいく画期的な「歌」でもある。決して無機質にならずに、血を通わせた温もりのあるサウンドデザインは唯一無二。

 

東京に住む人もそうでない人も、「東京」をテーマにしたプレイリストを聴いてみて下さい!

秋山竜次主演『黒い十人の秋山』の共演者が決定!仲里依紗、満島真之介ら豪華キャストが脇を固める

秋山竜次主演のテレビ東京系列で12月26日(火)夜11時30分から放送されるドラマ『黒い十人の秋山』に仲里依紗、満島真之介、滝藤賢一、堀内敬子、山内圭哉の出演が決定した。

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捜査一課の女刑事・桐島さなえを演じる仲は、もともとクリエイターズ・ファイルの大ファンだったそうで「今回の夢のような企画のお話を頂けたことがとても光栄です」と喜んだ。さなえの部下・取手健を演じる満島は「秋山さんを目の前に、真剣になればなるほど笑いをこらえるのに必死でした(笑)。どこを見ても秋山さん。でも、そこには秋山さんじゃない十人がいます。一年の疲れが吹っ飛びますよ!お楽しみに」とコメント。

 

ホテルの客で殺害されてしまう本庄一郎役は滝藤。「あのエディ・マーフィですら1人7役なのに、秋山さんは10役ですからね。しかもどのキャラクターもクオリティーが高く、細部まで丁寧に作りこまれている」と感心しきり。さなえの従姉・桐島ケイを演じる堀内はロバートのライブを見に行くぐらいのファンだそうで、「お話を頂いた時は心の中でガッツポーズしてました(笑)」と、さらに「撮影中は笑いたくなる気持ちを必死に封印して、コントにならないように頑張りました」とエピソードを明かした。

 

そしてホテルのオーナー・大城武史を演じる山内は「企画が企画だけにリアリティーが必要だと思ったので、なるべくステレオタイプな芝居にならぬよう意識して臨みました。老若男女問わず、気楽に見ていただければ幸いです」と見どころを語っている。

 

<イントロダクション>

嵐の夜、離島のホテルで客の本庄(滝藤)が殺された。宿泊していた刑事・さなえ(仲)と部下・取手(満島)は、停電の間に出入りした10 人の宿泊客の中に犯人がいると断定。オペラ歌手・冴島響一郎、トータル・ファッション・アドバイザー・YOKO FUCHIGAMI、美人秘書の戻川茜、外国人画家のパトリック・ベイカー、ファッションモデルのリシエル、サーファーのヒデト、プロゴルファーの犬塚聡子、美容整形外科医の財津隆也、建設会社社長の神取忠、猫を飼う男・村田安夫など、容疑者は一癖も二癖もある怪しい人物ばかり(全て秋山竜次)。

 

さなえ、取手に加え、なぜかホテル従業員でさなえの従姉のケイ(堀内)の3人で捜査を進めるが、全員アリバイがあった。さらにホテルのオーナー大城(山内)にも疑惑の目が向けられ、事態は混迷を深めていく。次々と現れる証拠や証言で意外な人物が浮かび上がる…そこには過去の陰惨な未解決事件が関係していた! 真犯人は一体誰なのか…!?

 

 

出演:秋山竜次(ロバート)/仲里依紗/満島真之介/
堀内敬子/山内圭哉/滝藤賢一
脚本:根本ノンジ/濱谷晃一
監督:筧 昌也
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/kuroijyunin_akiyama/

©テレビ東京

 

 

 

期待度さらにアップ!19年大河『いだてん』ビートたけし、森山未來、神木隆之介ら7人の出演を発表

中村勘九郎・阿部サダヲがW主演を務める、2019年NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の第2弾出演者発表会見が11月29日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、ビートたけし、森山未來、神木隆之介ら7人が出演することが発表された。

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宮藤官九郎が脚本を手掛ける本作は、オリンピックをテーマに大河ドラマとしては33年ぶりとなる近現代史を描く物語。日本が初参加した1912年のストックホルム大会から、1964年の東京オリンピック実現までの激動の52年間を、中村勘九郎と阿部サダヲがリレー形式で主演を務める。

 

今回、新たに発表されたキャストは、ビートたけし、森山未來、神木隆之介、橋本愛、峯田和伸、川栄李奈、松尾スズキの7人。たけしは“落語の神様”として知られる古今亭志ん生役、森山は若き日の志ん生・美濃部孝蔵役、神木は志ん生の弟子・五りん役、橋本は浅草の遊女・小梅役、峯田は浅草の人力車夫・清さん役、川栄は五りんの彼女・知恵役、松尾は伝説の落語家・橘家圓喬役を演じる。

 

制作統括を務める訓覇圭チーフ・プロデューサーは本作の流れについて「サブタイトルに“東京オリムピック噺”とつけておりまして、1964年の東京オリンピックを間近に控えて、昭和の大名人・古今亭志ん生さんがオリンピックの歴史を振り返り、落語で語っていくというスタイルで描いていきます。“落語の神様”と言われた志ん生さんが、金栗さん(中村)と田畑(阿部)さんを主人公にしたオリンピックの物語をしゃべりつつ、ちょいちょい自分の人生を挟み込んでいって、全47話観終わると志ん生さんの自伝を観たような仕掛けを考えています」と説明。

 

志ん生を落語家で一番尊敬しているというたけしは「全盛期の落語の音源も持っていまして、その役がきたことがうれしくてしょうがないんです。ほとんどの仕事にプレッシャーがかかるってことはないんですが、今ひさびさ夜中に落語を聞いたりして、一応頑張っています。(志ん生の)雰囲気が出ればいいと思うんですが、とにかく国宝みたいな人だったから、少しでもそんな感じが出ればいいなと。あとは宮藤官九郎さんが書いた台本のせいです」とコメント。

 

たけしが演じる志ん生の若き日を演じる森山は「志ん生さんの若い頃を知っている方は今ほとんど生きていらっしゃらないなかで、どういうふうに美濃部孝蔵を考えればいいかなと今考えているところです。撮影期間の1年半楽しませてもらえればなと思います」と。

 

さらに、自身が演じる役が後にたけしが演じることについて「一体誰を参考にしたらいいのか、物まねするわけにもいかないので…」と言葉に詰まっていると、たけしから「俺になるんだから『何だ、バカヤロー!』『ダンカン、バカヤロー!』って言っていればいい」とアドバイス。

 

脚本家の宮藤とは映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)以来のタッグとなる神木は「宮藤さんの作るリズムとか、一言一言の言葉だったり、ボケとかツッコミとかそういうのが大好きですし、観ているのも好きです。自分で実際に演じているのも楽しいので、今回もただひたすらに楽しむことができたらいいなと思っています」とにっこり。

 

また、東京オリンピックの思い出を聞かれた、たけしは「ちょうど都立の学校に入ったばかりで、都立の学校の生徒は誰も来ない競技場に穴埋めとして行くことになった。国立競技場の陸上ホッケーのインド対パキスタンの決勝戦で、どっちがどっちだか全然分からない」と。さらに、「ヒゲ生やして、ターバン巻いて骨みたいなのを持って走り回っている姿が映って、それをたばこ吸いながら見てたら先生に思いっきり殴られて、『これが世界に放送されるんだバカ』と言われて、家に帰された思い出しかありません」と当時を振り返り、会場を笑わせた。

 

2019年大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は、2019年1月放送予定。

 

 

 

鈴木亮平、柴咲コウからの浜松みかんに感激「つやつやで丸くて立派」大河主演がバトンタッチ

毎年恒例の大河ドラマ主演バトンタッチセレモニーが11月30日(木)に行われ、12月17日(日)に最終回を迎える『おんな城主 直虎』主演の柴咲コウから、来年1月7日(日)スタートの『西郷どん』鈴木亮平へ主役のバトンがつながれた。

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『西郷どん』のセット内で行われた会見。1年以上に渡る撮影を終え、先月10月にクランクアップを迎えた柴咲は「夢中にやっていたらあっという間に終わっていました。鈴木さんも楽しみながら撮影してください」と鈴木にエール。鈴木から演じる上で気を付けることを質問されると、「集中力を保つことが大事」とし、「私の場合は、狭い部屋に引っ越しをして、せりふを覚えて寝ることしかできないようにしました」とアドバイス。想像の斜め上を行く回答に困惑ぎみの鈴木は「…なるほど!」と苦笑いを浮かべつつ「なるべく狭い空間にいるようにします!」と先輩の教えを頭に叩き込んでいた。

 

この日は、毎回おなじみの物々交換も。ドラマゆかりの地にちなみ、柴咲は「静岡県浜松市のみかん」、鈴木は「薩摩切子」を送り合った。「つやつやで丸くて立派で、ビタミンがたくさん取れそう」とみかんに感激の鈴木は、「こたつにみかんは冬の風物詩。日曜は(撮影が)休みなので、こたつにみかんで放送を見たいと思います」と笑顔。いっぽうの柴咲も、「もともと切子が好きで自分でも買うほどなんですが、これはモダンな形で柄もきれい」とうれしそうに何度もグラスを覗いていた。また、スタッフたっての希望で、急きょ巨大なさつまいもも鈴木から柴咲にプレゼントされることになり、さつまいもをはさんでのツーショットに会場は大爆笑だった。

 

『直虎』も残すところあと3話。ドラマの見どころを聞かれた柴咲は「諦めるという1つの形をとった直虎だけど、また万千代ひいては徳川に共鳴して、また改めて覚悟を決めることになるんです。最後まで見守っていただけたらうれしいです」とメッセージ。

 

『西郷どん』放送スタートまで約1か月となった鈴木は「『西郷どん』の西郷隆盛は、とにかくよく笑って泣いて走って、そんなエネルギッシュな人になっています。あんなに体の大きな人が必死になって走り回ってるんだから、月曜から私も頑張ろうって思ってもらえるドラマになっていると自信を持っています」と胸を張り、「ぜひ2017年は『直虎』、2018年からは『西郷どん』をよろしくお願いします」と締めくくった。

 

『おんな城主 直虎』は、毎週(日)後8・00よりNHK総合ほかにて放送。『西郷どん』は、2018年1月7日(日)スタート。

二階堂ふみ、真野恵里菜が浅野忠信×神木隆之介『刑事ゆがみ』第9話にゲスト出演

12月7日(木)放送の『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)の第9話ゲストとして、二階堂ふみ、真野恵里菜が出演することが決定した。

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第9話では、資産家の元医師が自宅で変死体となって発見され、弓神(浅野忠信)や羽生(神木隆之介)らは捜査を始める。被害者の薮田恒男(渡辺哲)は、熱湯が張られた風呂の中で、体に無数の傷やあざをつけられるという異様な方法で殺されていた。屋敷内の金庫の中身や高価な美術品は盗まれておらず、薮田の上着から「積年の恨み、ここに晴らす」と書かれたノートの切れ端が見つかっていたことから、怨恨の線で捜査は進む。恒男の第一発見者は、薮田家に通う家政婦・石崎春菜を二階堂ふみが演じる。

 

二階堂は、映画「私の男」(2014年)で浅野と共演。日本アカデミー賞優秀主演女優賞、ニューヨーク・アジア映画祭 スター・アジア・ライジング・アワードを受賞している。神木とは、ドラマ『東野圭吾「変身」』(2014年・WOWOW)で共演している。

 

また、今回の事件の重要な証拠を洗い出す、うきよ署の鑑識係・子門真佐子を真野恵里菜が演じる。真野は、浅野とは今回が初共演、神木とは、映画「SPEC~結~」(2013年)以来約4年ぶりの共演となる。

 

<二階堂ふみコメント>

◇『刑事ゆがみ』に出演が決まったときの感想。浅野さん・神木さんとの共演について。

「こだわって作ってらっしゃる作品に携わることができて、とてもうれしかったです。浅野さんは、久しぶりにお目にかかっても、とてもすてきで、気さくで、独特の雰囲気をお持ちの方だなと思いました。今日初めての撮影だったので、はじめは結構緊張していたんですが、神木君が居てくださったのでとても心強くて、今回もたくさん引っ張ってくださいました。合間に私が『セリフ言うの緊張するんだ…』と言うと、『そうだよねー』といろいろ話を聞いて貰ったりして、とても楽しく撮影することができました」

 

◇今回の役をどのように演じましたか?

「楽しい役だなと思ったので、作品の雰囲気がヒリヒリしている中でも見ている方が“クスッ”と笑っていただけるようなチャーミングな役になればいいなと思います」

 

木曜劇場『刑事ゆがみ』

フジテレビ系

毎週(木)午後10時~10時54分

当該日:12月7日(木)午後10時~10時54分

 

<出演者>

浅野忠信 神木隆之介 山本美月 仁科 貴 橋本 淳・稲森いずみ 他

公式HP: http://www.fujitv.co.jp/yugami/

公式Twitter:@keiji_yugami

公式Instagram:keiji_yugami

 

©フジテレビ

宇多田ヒカル、Suchmosの話題のソニーWEBムービー 12・2よりTVCMとして放送

宇多田ヒカル、Suchmosが出演するソニーワイヤレスヘッドホン“1000X”シリーズ、ウォークマン®のTVCMが12月2日(土)よりオンエアされる。

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10月に公開され、話題となった宇多田、Suchmos出演のWEBムービーがTVCMとして登場。スペシャルサイト(http://www.sony.jp/headphone/zokuzoku/)では、WEBムービーの特別編として、2組のアーティストの解放感・没入感あふれる穏やかな表情に迫るSpecial Editionが11月30日(木)より公開される。

 

また、全国家電店やソニーショールーム/ソニーストアなどのウォークマンコーナーで展開する「Hi-Res Tasting Spot」では、宇多田ヒカルの「あなた」を先行試聴できるほか、Suchmosが今年新レーベル発足を記念して行った日比谷野外音楽堂でのワンマンライブ『F.C.L.S. LIVE』で披露した「Pacific」のライブ音源を独占公開している。

 

『宇多田ヒカル×WF-1000X/Xperia™』/楽曲「あなた」

 

『Suchmos×WH-1000XM2、WI-1000X/WALKMAN®』/楽曲「OVERSTAND」

 

 

 

 

SKE48・大矢真那「振り返ると全て幸せ」最後の劇場公演でファンと仲間に感謝

SKE48・大矢真那の劇場最終公演となるチームS「重ねた足跡」公演が11月29日、SKE48劇場で開催された。

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大矢は2008年7月31日「SKE48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、SKE48の1期生として同期・松井珠理奈と共にSKE48を牽引してきた。9月24日に日本ガイシホールで卒業コンサートを行い、11月30日をもってSKE48を卒業する。
開演前、「今日は今までで一番最高の公演にしたい」と語った大矢は、満面の笑顔でステージに登場し、チームSのメンバーと共に「Gonna Jump」「手をつなぎながら」を披露。

 

ユニットパートでは、珠理奈と「赤いピンヒールとプロフェッサー」を熱唱。犬塚あさな、上村亜柚香、杉山愛佳と共に戦隊ヒーロー姿で「愛のルール」をパフォーマンスすると、ヒーローに成り切る大矢のシュールな姿に、客席からは一際大きな声援が上がった。

 

チームSリーダーの北川綾巴は、「真那さんは、先輩と後輩の距離をググッと縮めてくれて、私たち後輩のことをすごくかわいがってくれました。そして優しいだけじゃなく、時に厳しいことも言ってくれる偉大な先輩でした。チームSは卒業生も多くて心配されることが多いですが、チームSは大丈夫です!真那さんがいつか観に来てくれた時にすごいチームだと思ってもらえるように、もっともっと前進していきたいと思いますので、これからもファンの皆さま応援よろしくお願いします」とあいさつした。

 

ダブルアンコールでは、場内が“まさな”コールに包まれ、いよいよ卒業モードに。卒業予定の後藤理沙子 と木本花音の3人で「それを青春と呼ぶ日」を歌い上げると、大矢の SKE48の軌跡映像が流れ、珠理奈と2人で「Nice to meet you!」をパフォーマンス。珠理奈は、2人の関係性がこの歌詞にピッタリだから…と大矢に提案された選曲のエピソードを語った。

 

続いて、大矢、高柳明音、須田亜香里の3人で「コスモスの記憶」を。また、2016年4月に行った「ミュージカル AKB49~恋愛禁止条例~」で共演した山内鈴蘭、松本慈子、江籠裕奈、北野瑠華、谷真理佳、鎌田菜月ら15人で「君はペガサス」、そして“真那会”メンバー6任で「金の愛、銀の愛」歌唱し、この日の卒業公演のために大矢が考えたセットリストを次々に披露した。

 

卒業ソロ曲「永遠のレガシー」では純白のドレスを身にまとい、大矢のメンバーカラーである青と白のスティックライトに照らされた客席を見つめながら、9年間の思い出と感謝をかみしめるような表情でしっとりと歌い上げた。

 

卒業セレモニーでは、SKE48湯浅劇場支配人から手紙が送られ、珠理奈からも「いつでも傍にいてくれて、守ってくれて本当にありがとう。これからも1期生としてSKE48を盛り上げることを誓います。大好きな真那に安心して卒業してほしいので、もう“寂しい”は言いません。強くなるね。卒業おめでとう!9年間ありがとう!!」と涙ながらに大矢に思いを伝えた。

 

大矢は「ファンの皆さまとスタッフさんがいて、私はアイドル大矢真那だったと思います。そんなアイドル人生が終わります。素敵な仲間たちやファンの皆さんに出会えて、振り返ると全て幸せでした。幸せな気持ちであふれた卒業ができたことが幸せです。これからも SKE48を応援し続けるし、ずっと見守って行きます。私は今後も芸能活動を続けていくこ とになりました。1人で歩き出すことは不安ですが、ファンの皆さんが付いていてくれると思って一歩ずつ進んで行きたいと思います。この幸せを胸にこれからも頑張っていきたいと思います。本当に9年間ありがとうございました」とあいさつし、深々とお辞儀をすると、感極まって涙でしゃがみ込んだ。

 

最後は、メンバー全員で大矢に「ありがとう」の言葉を贈り、「僕らの風」をパフォーマンスし、大矢真那の劇場最終公演は幕を閉じた。

 

©AKS

 

 

 

 

竹中直人が1人7役に挑む知英をベタ褒め!「エネルギッシュな方なので何だってできる」

12月2日(土)スタートのドラマ『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』(フジテレビ系 毎週土曜 後11・40~深0・35)の制作発表会見が行われ、知英、竹中直人、西銘駿が登壇した。

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連ドラ初主演の知英は「1人7役ということでかなりプレッシャー、不安もありますが、皆さんに支えてもらえながら頑張っています」と緊張ぎみにコメント。

 

そんな知英と映画「レオン」(2018年公開予定)の撮影ぶりに会ったという竹中は「知英はエネルギッシュで、とても思いの強い方なので何だってできるでしょう」と絶賛。本作には同じく「レオン」に出演する山崎育三郎も、知英演じる主人公・青山沙羅とそっくりの女性・椎名真緒子の恋人役として登場するとあって、知英は「山崎さんとも初対面ではなかったですし、明るい方なので現場でも楽しくやらせていただいています」と共演を喜んだ。

 

また、竹中と西銘は『仮面ライダーゴースト』で共演した間柄。西銘は「役でももちろんお世話になりましたが、プライベートでも焼き肉に連れてってもらいました。こうしてまたお会いできて本当にうれしいです」と当時を振り返りながら竹中への感謝の気持ちを明かした。

 

日本で初めてBBCドラマをオフィシャルリメイクした本作では、主人公が自分と同じ顔をしている人と出会い、その人生が劇的に変化していく。これにちなんで“自分と同じ顔の人に会ったらどうする?”という質問には、竹中が「俺が知る限りもう2人いるので困ります(笑)」と答えて会場を沸かせた。

 

さらに、大阪でミュージカル公演中の山崎からビデオメッセージ、スタッフからは大きなケーキが送られ、「びっくりした…。もったいなくて食べられないです。7等分にきれいに切りますか?」とケーキに描かれた7人の自分に感動しきりの知英。改めて本作の見どころを「日本語、英語、韓国語を話すので、アジアを舞台とした“オーファン・ブラック”を見ていただきたいです。そして私が演じる7人の女性の1人ひとりの人生、成長していく姿にも注目していただければ」とメッセージを送ると、竹中も「本当にその“1人7役”が早く見たい! 原作がシーズン5まで続いているなら、ずっと一緒にできたら最高ですよね」と語った。

 

 

武田梨奈が三十路のヒロインに『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』来春公開!共演に久保田悠来、酒井美紀ら

武田梨奈主演の映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』が、2018年3月31日(土)に公開されることが決定した。

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本作は、タイトルどおり、三十路の誕生日を目前に夢もなく幸せもなく、年をとる女性の悲劇から幕を開ける痛快なロマンス。武田梨奈が、三十路を迎えた女性のセンチメンタルと忘れた夢を取り戻すヒロインを演じる。共演には、久保田悠来、酒井美紀をはじめ、注目の若手女優・佐生雪、近藤芳正、山村美智らが顔をそろえる。監督は「キヲクドロボウ」「東京無国籍少女」などのインディーズ作品で高い評価を得ている山岸謙太郎が務める。

 

武田は「未来の自分にあてられたメッセージなのか?今の自分にあてられたメッセージなのか?私はどちらも当てはまりました。撮影から一年経ちましたが、今でもこの台本を開く瞬間があります。そんなメッセージが届きますように」と。

 

山岸監督は「ちょっと変わった人たちのちょっと変わった物語。一体どんな結末が待っているのかお楽しみください」とコメントを寄せている。

 

『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』

2018年3月31日(土)シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー

 

<物語>
彼氏なし、仕事は単調、あと数日で20代が終わる那奈(武田梨奈)は、親友が寿退社をすることを社内の挨拶で知り、親友としても独身仲間としても二重に裏切られたようなショックを受ける。その日いつも通り帰宅した那奈。一人暮らしの部屋に突如、銀行強盗の逃走犯3人が押し入り拘束される。人生終わりかと思った瞬間に異変に気付く。覆面のまま自分たちの
犯行をビデオカメラで撮影している拓人(久保田悠希)と拓人の彼女の麗良(佐生雪)と元彼女の葵(酒井美紀)の3人は全く銀行強盗っぽくなければ、今カノと元カノは気まずい雰囲気。この3人の目的は一体何? そして、三十路を目前にして強盗団との逃亡劇という非日常におとしめられた那奈の運命はどうなるのか!?

 

<出演>
武田梨奈
久保田悠来 佐生雪 山村美智/秋吉織栄 春花 鎌田秀勝 富田翔 渡部龍平
近藤芳正(特別出演)/酒井美紀

 

監督:山岸謙太郎
脚本:上原三由樹/山岸謙太郎
製作:STELLA WORKS キングレコード キャンター
プロデューサー:前田和紀 木俣誠 上野境介
ラインプロデューサー:酒井明
制作・宣伝・配給:キャンター
宣伝協力:ツインピークス
配給協力:キグー
上映時間:91分
主題歌:『Aqua』Juliet (ユークリッド・ミュージックエンターテインメント)

オフィシャルHP:http://misozi.jp

©2017『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』製作委員会

 

 

 

 

掛布雅之、好きなキャラはメーター「無骨で優しいところが好き」『カーズ/クロスロード』トークショー

ディズニー/ピクサー最新作『カーズ/クロスロード』のMovieNEX発売を記念したスペシャル・トークショーが開催され、阪神タイガースの掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーが登壇した。

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掛布が登場すると、会場から大きな歓声が上がり、その熱気の中トークショーがスタート。掛布は『カーズ/クロスロード』の感想について「映像もきれいで僕も思わず入り込んでしまいました。親子で楽しめる作品です」と。

 

また、作品に描かれている恩師から教え子へ受け継ぐことの大切さについて「人間は1人では生きて行けない。仲間や上下関係など大切なことが本作では描かれています」と語った。

 

また、選手だけでなく若い世代に伝えたいことについて「今の環境は昔とは違っていて、若い選手は多人数の練習は得意な印象があります。野球は自分1人でやる練習も大切だと思う。子供たちには、親の好きなことではなく、自分がやりたいことを親が認めてやらせてあげてほしい」と思いを明かした。

 

好きなキャラクターについては、主人公マックィーンの親友のメーターを挙げ「無骨で優しいところが好きで存在感がありますね!」と。また、どんな車が好きか?という問いに対しては「ヨーロッパのクルマが好きで、年代が古いものも乗っていました」 とコメントした。

 

最後に、掛布は「今の阪神をこれまで以上に歴史と伝統が伴うチームにするお手伝いができればうれしい」と今後の目標を語った。

 

 

 

『カーズ/クロスロード』
MovieNEX(ブルーレイ/DVD/デジタルコピー)発売中
4,000円+税
デジタル配信中

公式サイト:disney.jp/Cars-CR

©2017 Disney/Pixar

「エンターテイナーとして努力し続けたい」稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が『GQ MEN OF THE YEAR2017』受賞

『GQ MEN OF THE YEAR2017』の授賞式が行われ、斎藤工、佐藤天彦、佐藤琢磨、野田洋次郎、長谷川博己、ロバートの秋山竜次、そして追加受賞者として、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が登壇した。

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今年で12回目を迎えた『GQ MEN OF THE YEAR』は、生き方、仕事、スタイルにおいて、『GQ JAPAN』読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈られる賞。

 

今年「新しい地図」として再スタートし、インターネット配信で72時間の生放送を成功させた稲垣、草彅、香取には“インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞”が贈られた。

 

稲垣は「このような名誉ある賞をくださいまして、本当にありがとうございます。今年『新しい地図』というコミュニティを僕と、草彅剛君、香取慎吾君とスタートさせていただきました。情熱はいっぱいなんですが、これと言ってまだ功績を残しているわけではないのに、大変恐縮に思っております。これから『MEN OF THE YEAR』の顔として恥じぬよう、エンターテイナーとして努力し続けていきたいなと思っております」とあいさつ。

 

草彅は「今年は初めはゼロからのスタートかと思っていましたが、こんなに素晴らしい賞を頂けまして、本当にうれしく皆さんに感謝しています。これからも新しい可能性を信じて、努力していきたいと思います」と。

 

香取は「新しい挑戦を新しい人生を、真っ白な地図に描こうと始めたばかりなんですけど、こんなに素敵な賞を頂けて、うれしく思っています。自分はゼロからのスタートだと思っていたんですけど、最近ツイッター、インスタグラムを始めまして、SNSで世界とつながってみてゼロじゃなかったんだと。世界中の皆さんとつながれていること、うれしく思っています。素敵なメンズたちがここであいさつして、裏で『緊張しましたね』って言ってました。この賞をもらうためにここまで頑張ってきました!」と想いを語った。

 

映画「シン・ゴジラ」、ドラマ『小さな巨人』などで話題を呼んだ俳優・長谷川には“アフター・オブ・ザ・イヤー賞”が贈られ、「すごくうれしいです。昔から意識してまして。いつか出れたらいいなと思ってました。最近では国を護るような役が続いたからかな。あとは男性が魅力を感じるような役を演じられるようになっていったのかなという気がします」と語った。

 

日本人として初めて、アメリカ最大レースの1つである「インディ500」で優勝した佐藤琢磨には“ベスト・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー賞”が。「自分自身の長年の夢であった『インディ500』で優勝することができまして、応援していただいた皆様にあらためてお礼を申し上げたいとございます。ありがとうございました。今後、自分自身磨きをかけまして、モータースポーツを発展して、盛り上げていきたい、そのように精進していきたいと思っております」と、応援してくれた人々に感謝の気持ちを伝えた。

 

映画『君の名は。』で主題歌を担当し、バンドとして活躍。またドラマ初主演を果たすなど、多彩な才能を発揮した野田には“ミレニアル・インスピレーション賞”が贈られた。「これを頂けたのは音楽のメンバーだったり、映画の現場だったり、ドラマの現場だったり、一緒に物作りを切磋琢磨して作りあげてくれた同志だったり、いろんな人たちのおかげだなと思っています。これからも皆さんがワクワクドキドキできる、物作りをたくさんしていきたいと思っています」と今後の活動への意欲も見せた。

 

俳優としてはもちろん、映画監督としても注目を集めている斎藤は“アウトスタンディング・アチーブメント賞”を受賞。「この賞に憧れを抱きながら生きてきました。いつか呼ばれる日が来るのかなと思っていたんですけど。水面下で映画を作っていたり、ライフワークである移動映画館をアフリカ、南米、日本でも被災地であったり、本当に表に出ない時間が長かったんですけど、ご縁があったんだと思います。映画を作ったり届ける中で、野田さんもおっしゃってましたが、1人の力は微力ですが数々の心を合わせて、物を届ける作業をしてくださった方々のたまものだと思います」と語った。

 

将棋ブームとなった2017年。最高峰の名人に君臨する佐藤天彦は“ブーム・オブ・ザ・イヤー賞”を受賞。「昨今の将棋界は藤井(聡太)君のフィーバーでありますとか、加藤一二三先生のご活躍もありまして、以前に比べて活躍が増えているのかなと思います。そういうことがありまして、このたび、このような賞を受賞させて頂けるのかと思いますし、とても名誉なことと感じております。将棋界全体で頂いた賞かなと思っているんですけど、僕自身個人としてもあると思いますので、この喜びをこれからの励みにしていきたいと思います」と。

 

お笑いトリオとして活躍しつつ、“なりきり芸”で注目を集めている秋山には“ベスト・コメディアン賞”が。「うれしいですね、このような賞は。芸人のあいつが獲ったんだとか、ずっと意識はしていました。今年はいろいろキャラクターに扮装させていただきましたけど。男に生まれたことに感謝です。何より男に産み分けてくれたご両親に感謝です。(トロフィーは)テレビの上に置きます」と終始会場を笑わせた。

 

 

 

マーク・ハミルら来日決定!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』メッセージ動画&新シーンも解禁

12月15日(金)公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から、ライアン・ジョンソン監督をはじめ、レイ役のデイジー・リドリーとカイロ・レン役のアダム・ドライバー、そして伝説のジェダイを演じるマーク・ハミルの来日が決定した。

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マーク・ハミルが「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカーとして来日するのは、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以来、39年ぶりとなる。さらにマーク・ハミルから日本のファンへのメッセージ動画と新シーンが披露される特別映像が解禁された。

 

特別映像では、マークがルークとして来日することについて「日本の皆さん、こんにちは。マーク・ハミルです。『最後のジェダイ』は『フォースの覚醒』のすぐ後の物語を描いています。エキサイティングで素晴らしいこの映画から大きな衝撃を受けるでしょう。東京でお会いするのを楽しみにしています。フォースとともにあらんことを。アリガトウゴザイマス」とメッセージを寄せている。

 

そして新映像では、新しいシーンも公開。惑星オクトーに隠れていたルークだが、ついにミレニアム・ファルコン号に乗り込む姿が。そして、そんなミレニアム・ファルコン号が地上から飛び出してくる様子も。だが、倒れているルークに対し、レイがライトセーバーを振りかざす“衝撃”のシーンも映し出される。

 

 

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
12月15日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

©2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 

 

『あらびき団』3年ぶりにDVD化!厳選あらびき芸を収録

DVD『あらびき団復活記念公演~やっと地上波に帰ってきたSP2017~』が、12月27日(水)に発売されることが決定した。DVDとしては2014年12月発売の『ナマイキあらびき団』以来、約3年ぶりのリリースとなる。

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あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組『あらびき団』(TBS系)は、MCをライト東野(東野幸治)、レフト藤井(藤井隆)が務め、2007年10月から2011年9月までの放送された人気番組。地上波放送終了後も、「ナマイキ!あらびき団」としてインターネット配信で放送されるなど、根強い人気を誇ってきた。

 

「R-1ぐらんぷり」で優勝したハリウッドザコシショウ、じゅんいちダビッドソンをはじめ、「キングオブコント」王者のバイきんぐ、シソンヌをはじめ、はるな愛や椿鬼奴、どぶろっく、厚切りジェイソン、横澤夏子など人気芸人たちが多数出演してきた。

 

DVDには『あらびき団オールナイト祭り!』(2016年12月28日放送)、『あらびき団夏祭り2017』(2017年7月13日放送)からセレクションしたネタが収録される。

 

また、12月29日(金)には、『朝まであらびき団スペシャル あら‐1グランプリ2017』(TBS系)も放送される。

 

DVD『あらびき団復活記念公演~やっと地上波に帰ってきたSP2017~』
12月27日(水)発売 ※予約受付中

 

価格:3,800円+税
DVD2枚組

 

<出演者>

ライト東野(東野幸治)、レフト藤井(藤井隆)ほか

 

■DISC1「あらびき団オールナイト祭」
2016年12月28日深夜放送「あらびき団オールナイト祭」からセレクション
・ゆーびーむ☆・ダンサブル・我こそは田中・なすなかにし・キュートン・天竺鼠 川原・さんびーち・ふーみん・風船太郎・スルメ・安穂野香・ピノッキオ・友近・りなんなん・ハリウッドザコシショウ・サンシャイン・パーパー・武家の女・飯田徳孝・ミキ・ミヤシタガク・オーケストラシンガー・メグちゃん・庄司智春・久保田と愉快な仲間たち・ニッポンの社長・トマト博士 唐沢明・OPNU・ピーマンズスタンダード・丸亀じゃんご・ザ・スリー

 

■DISC2「あらびき団夏祭り2017」
2017年7月13日深夜放送「あらびき団夏祭り2017」からセレクション
・アルミカン・カスターニャtantan!!・ファイヤーサンダー・みさわ大福・猛獣クイーンズ・大野萌菜美・ハブサービス・アマレス兄弟・マヂカルラブリー・ギャルズ・ゆーびーむ☆・渡邊真由・風船太郎・どぶろっく・ぴんぽん・ハリウッドザコシショウ

 

<特典映像>
地上波で見られなかった極上あらびき芸

 

<特典>
「あらびき団」オリジナル ポチ袋(3枚セット)
※特典の数量には限りがあります。無くなり次第終了とさせて頂きますので、予めご了承下さい。

 

発売元:TBS/よしもとミュージックエンタテインメント

『朝まであらびき団スペシャル あら‐1グランプリ2017』
TBS系
12月29日(金)深夜23:50~27:50

 

 

 

広瀬すずが朝ドラ100作目『夏空』のヒロインに!「新しい風を吹かすことができたら」

2019年度前期連続テレビ小説『夏空』の制作が発表され、ヒロインが広瀬すずに決定。11月20日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われたヒロイン発表会見で、広瀬が朝ドラ出演の喜びを語った。

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連続テレビ小説の記念すべき100作目となる本作。広大な北海道の自然や日本アニメの草創期を舞台に、戦争で両親を失い北海道・十勝に移り住んだヒロイン・なつ(広瀬)が、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家・大森寿美男によるオリジナル作品。

 

本作について「北海道から東京、戦後から高度成長期まで時代がダイナミックに変化していく物語」と説明した制作統括の磯智明氏は、広瀬の起用理由について「喜びもあれば悲しみもあり、でも前向きに進んでいくというような表現豊かなものがヒロインに期待される。広瀬さんは青春・恋愛ものから、社会的にインパクトのある役まで経験していて、巧みな演技力でちゃんと応えるようなお芝居をしている。彼女をもってすれば、連続テレビ小説100作目、成功できるんじゃないかと思いました」と、大きな期待を寄せた。

 

朝ドラ100作目の主演という大役を射止めた広瀬は、「100回というすごく大きな数字、存在。いろいろな方に『プレッシャーをかけてるわけじゃないけど、100作品目だからね!』と言っていただいて、ちゃんとプレッシャーを感じております(笑)」と苦笑い。「今こうして私に手を差し伸べてくださる方々のその手を握って裏切らないように、また新しい風を吹かすことができたらいいなと思います。頑張ります!」と意気込んだ。

 

会見前日にヒロイン決定の知らせを聞いたという広瀬は、「急に違うことで呼ばれて行ったらこんな素敵なお話を聞けて、作品について説明していただいたんですけど、『えっ?』っていう気持ちの方が大きくて、全部(話が)左から右に流れていって(笑)。(ヒロインの)実感は正直ないですが、(撮影は)きっと大変なんだろうなって思います」と動揺を明かしたが、体力面には自信があるようで「8年間バスケをやっていたので、そこで鍛えられたものだったり、このお仕事を始めて鍛え上げられたものがかなりあるので、そこは誰にも負けないように、皆さんを引っ張っていけたらいいなと思います」と抱負を語った。

 

好きな朝ドラ作品が、偶然にも本作脚本の大森が執筆した『てるてる家族』(03年)だと明かした広瀬。保育園時代に毎朝見ていたそうで、「(主演の)石原さとみさんが演じていたふゆちゃんのものまねをしたり…。もう日常の1コマでした。そういった存在の中に自分が入るのが想像つかないというか不思議な感覚になるんですけど、皆さんにとってそういった存在になれたらいいなと思います」と、あこがれの朝ドラヒロインに期待を膨らませていた。

 

2019年度前期連続テレビ小説『夏空』
2019年4~9月放送 全156回(予定)

 

 

AKB48 渡辺麻友、最後の握手会でファンに感謝「本当に幸せ」

10月31日にさいたまスーパーアリーナでの卒業コンサートを終え、年内でのAKB48からの卒業を発表している渡辺麻友が、すべての握手会を終えた。
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渡辺は「私のAKB48人生11年間の最後の握手会を無事に終えることができました。皆さんと握手するのが日常の中に当たり前にあったから、ふと気づいたときにさみしさが訪れてくるんだろうな、と思います。こんなにたくさんの方に見送られて握手会を終えることができて、本当に幸せです。皆さん本当に11年間ありがとうございました」と集まったファンにあいさつしながら、端から端まで手を振りながら歩いた。

 

また、サプライズで“むちち”の中に入っていた柏木由紀とじゃれ合う場面も。最後は「今日は皆さんに感謝の気持ちを伝えられたので、これからは私個人の活動を通して皆さんに感謝の気持ちを伝えていければいいなと思っています。卒業しても応援してくれたらうれしいです」と、すがすがしい笑顔とともに、大歓声のファンに手を振り会場を後にした。

 

渡辺麻友卒業公演は、AKB48劇場で12月26日(火)に開催される予定。

 

©AKS

 

 

 

BOOWY“GIGS”12月にTV初放送

今年デビュー35周年、解散から30年というアニバーサリーイヤーを迎えているBOOWYの伝説のライブ作品「“GIGS”CASE OF BOOWY COMPLETE」と「“LAST GIGS”COMPLETE」が、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメで初放送されることが決定。インターネットチャンネルのフジテレビTWOsmartでもサイマル配信される。

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「BOOWY 35th Anniversary Dec.2017-THE TV SPECIAL-」と題されたこの企画は、解散宣言をした1987年12月24日、渋谷公会堂でのライブ「1224」が4Kリマスター版で再発売されることを記念したもの。フジテレビTWO ドラマ・アニメでは、初放送の伝説ライブ2作品に加え、「Singles Of BOOWY ビデオクリップ集」を放送。J:COMプレミアチャンネルでは「GIGS AT BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK’N ROLL CIRCUS TOUR」から日本武道館公演の模様を収めた2番組を放送する。

 

<フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmart>

■TV初放送「“GIGS”CASE OF BOOWY COMPLETE」
12月16日(土)午後9時30分~深夜24時

“BOOWYのレパートリーすべてを演奏する”というコンセプトのもと、1987年7月31日神戸ポートアイランド・ワールド記念ホールと8月7日横浜文化体育館の2夜限定で行われたライブ。まさしく絶頂期であったBOOWYが、“最強のライブバンド”であることを世の中に知らしめたライブであり、長年にわたって語り聴き継がれてきたBOOWY史上最高峰のライブと言われている。初期曲から最新曲までの集大成ともいえる内容は大きな反響を呼んだが、このライブの約4か月半後の12月24日にBOOWYは“解散宣言”をした。

 

■TV初放送「“LAST GIGS”COMPLETE」
12月23日(土・祝)午後9時30分~11時15分

1988年4月4、5日に完成直後の東京ドームで行われたBOOWY最後のライブ。東京ドーム2Daysが発表された瞬間、チケットの申し込みで文京区の電話回線がパンクしたという逸話があり、2日分のチケット10万枚は10分でソールド・アウト。1987年12月24日渋谷公会堂の解散宣言からわずか3か月。自分たちを支え続けてきてくれたファンに対して感謝の思いを直接伝えるという意義が極めて大きく、本当の意味でのラストシーンとなった本公演は、あらためて彼らの偉大さを実感するライブとなった。空前の大ヒット曲となった「Marionette-マリオネット-」や誰もが知っている「わがままジュリエット」他が収録されている。

 

■「Singles Of BOOWY ビデオクリップ集」
12月23日(土・祝)午後11時15分~深夜24時

BOOWY唯一のシングル・クリップ集。「ホンキー・トンキー・クレイジー」「ONLY YOU」など9曲が納められている。

番組URL:http://otn.fujitv.co.jp/boowy35/

 

<J:COMプレミアチャンネル(299ch)>

■TV初放送「GIGS AT BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK’N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11~1987.02.24」
12月13日(水)午後9時~9時50分 ほか

BOOWY史上、最高傑作と評される1986年~1987年にかけて行った全国ライブツアーより1986年12月10日およびファイナルの1987年2月24日の日本武道館公演から熱狂ポイントばかりを厳選して編集した番組。

 

■「GIGS AT BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK’N ROLL CIRCUS TOUR 1986.12.10 complete」
12月17日(日)午後9時~10時34分 ほか

1986年~1987年にかけて行った全国ライブツアーより、1986年12月10日の日本武道館の模様を、メンバー紹介も含めたっぷりと放送。氷室京介の伝説的名言「ライブハウス武道館へようこそ!」も納められており、BOOWYのキャリア絶頂期の瞬間を目撃できる。

大物ミュージシャンたちがシェー!「おそ松さん」第2期ED曲 MV公開

TVアニメ「おそ松さん」第2期のEDテーマ曲で、ROOTS66の初オリジナル楽曲となる「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」のミュージック・ビデオが公開された。

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「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」は、「おそ松くん」のテレビ放送がスタートした1966年生まれのアーティスト総勢27名の超豪華な顔触れが並ぶ“ROOTS66“初のオリジナル楽曲。相変わらずクズでニートな6つ子たちをテーマに、作詞を大槻ケンヂ(筋肉少女帯・特撮)、増子直純(怒髪天)、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)が担当。作曲を田島貴男(ORIGINAL LOVE)、奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)、トータス松本(ウルフルズ)が手掛ける。

 

MVは、ボーカルメンバーを誕生日順に2チームに分けた「早松66ver」と「遅松66ver」の2バージョン。「おそ松さん」の世界観に合わせて“ハチャメチャ”で“楽しい大人たち”をコンセプトに、メンバーのコミカルな動きをコマ撮りアニメーションで制作されている。楽しそうにボックスダンスを踊ったり、「シェー!」ポーズをキメる様子が映し出され、ロックスターとして活躍する普段の彼らからは想像もつかない、おちゃめな姿を垣間見ることができる。また、真剣な表情で曲を作るメンバーの姿や、ボーカル&バンドのスタジオでのレコーディング風景もふんだんに盛り込まれている。

 

「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」

<早松66>

(歌:宮田和弥/大槻ケンヂ/中川敬/増子直純/田島貴男/斉藤和義/渡辺美里)

<遅松66>

(歌:スガ シカオ/ABEDON/伊藤ふみお/吉井和哉/八熊慎一/トータス松本/斉藤由貴)

「おそ松さん」第2期エンディングテーマ曲

「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」

ROOTS66 Party with 松野家6兄弟

12月6日(水)発売

価格:1,944円(税込)

発売元:エイベックス・ピクチャーズ

作詞:大槻ケンヂ・増子直純・谷中 敦

作曲:田島貴男・奥野真哉・トータス松本

編曲:奥野真哉

ホーンアレンジ:田中邦和

マスタリング:ABEDON

プロデュース:田島貴男・奥野真哉

 

<歌>

早松66:宮田和弥/大槻ケンヂ/中川 敬/増子直純/田島貴男/斉藤和義/渡辺美里

遅松66:スガ シカオ/ABEDON/伊藤ふみお/吉井和哉/八熊慎一/トータス松本/斉藤由貴

 

<演奏>

友森昭一(G)/福島 忍(Tb)/田中邦和(Sax)/塩谷 哲(Pf)/阿部耕作(Dr)/沖 祐市(Key)/たちばな哲也(Dr)/奥野真哉(Key)/田中 和(Tp)/木暮晋也(G)/谷中 敦(B.Sax)/tatsu(B)

REMIX:田中知之

合いの手:松野家6兄弟:松野おそ松(cv.櫻井孝宏)、松野カラ松(cv.中村悠一)、松野チョロ松(cv.神谷浩史)、松野一松(cv.福山 潤)、松野十四松(cv.小野大輔) 松野トド松(cv.入野自由)

 

©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

LINE MUSICで聴ける! 平野ノラも思わず「おったまげ~」なバブリープレイリスト

YouTubeで1500万回以上再生され、メディアやイベントなどにも登場するなど、いま日本中で話題となっている大阪府立登美丘高校ダンス部の動画をご存じでしょうか。荻野目洋子さんの1985年のヒット曲「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」に合わせて、現役の女子高生が当時のバブリーなメイクや衣装に身を包み、キレのあるダンスを披露するというものです。

YouTube「【TDC】バブリーダンスPV 登美丘高校ダンス部 Tomioka Dance Club」より↑YouTube「【TDC】バブリーダンスPV 登美丘高校ダンス部 Tomioka Dance Club」動画より

 

曲の合間には、バブリーなギャグで人気の芸人・平野ノラさんのネタを挟むなど、圧倒的なダンス力とエンターテイメント性を両立したステージは、見る人すべてを惹きつけるパワーを備えています。

 

そんな登美丘高校ダンス部の活躍を受け、音楽ストリーミングサービスのLINE MUSICでも、歌謡曲・演歌カテゴリのランキングに「ダンシング・ヒーロー」が数週間にわたりトップを独占し続けるなど、バブリーな曲に再び注目が集まっています。

20171116-i07↑LINE MUSICの11月13日付の「歌謡曲・演歌」カテゴリーのランキング

 

そこで今回は、GetNavi編集部がセレクトした“バブリー”な楽曲を集めたプレイリストをご紹介。「LINE MUSIC」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ぜひバブリーなプレイリストを楽しんでみてください。

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※PCから試聴可能(Chromeブラウザでは動作しない場合があります。その場合はほかのブラウザでお試し下さい)
※スマホ・タブレットで試聴する場合は「LINE MUSIC」アプリ(無料/アプリ内課金)が必要となります

 

「テンション上がるバブリーな10曲」 by GetNavi web編集部

01.ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子
(1985年11月リリース)

言わずと知れた80年代ディスコ歌謡の金字塔。アンジー・ゴールドのヒット曲「Eat You Up」(邦題:素敵なハイエナジー・ボーイ)に日本語詞をつけてカバーしたところ、大ヒットに。長山洋子「ヴィーナス」やBabe「Give Me Up」、Wink「愛が止まらない ~Turn It Into Love」など、80年代のユーロビートのカバーブームの先駆けとなった。

 

02.WAKU WAKUさせて/中山美穂
(1986年11月リリース)

作詞:松本 隆×作曲:筒美京平×編曲:船山基紀のゴールデントリオによる和製ディスコ歌謡の名曲。前作「ツイてるねノッてるね」、次作「派手!!!」と合わせて同トリオ3部作(その2)となっている。ちなみにその1は、「『C』」、「生意気」、「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の3曲。本場のユーロビートをそのまま持ってきたような完成度の高いトラックに、「頭カラッポにして踊ろうよ」というはっちゃけた歌詞がマッチ。その後の角松敏生と組んだ「CATCH ME」や井上ヨシマサによる「Rosa」など、ミポリンのイケイケ路線の礎を築いた。

 

03.Toy Boy/シニータ
(1987年7月リリース)

イントロを聴いただけで当時の思い出が甦ってくる人も多いであろう世界的ヒット曲。当時、カイリー・ミノーグやリック・アストリーといったアーティストを次々にヒットさせていた英PWLレコードのストック・エイトキン・ウォーターマンがプロデュースしている。同氏の独特のメロディアスなサウンドと底抜けに明るい雰囲気は日本でも受け入れられ、この曲は1988年の洋楽年間ヒットランキング1位を記録した。

 

04.抱きしめてTONIGHT/田原俊彦
(1988年4月リリース)

本人主演のフジテレビの月9ドラマ「教師びんびん物語」の主題歌として、ドラマとともに大ヒットを記録。ド派手なイントロもさることながら、歌番組などで披露されたバックダンサーを引き連れての華麗なステージを記憶されている方も多いのでは? スター“田原俊彦”を印象付ける決定打にもなった本曲は、「ザ・ベストテン」の年間ランキング1位にも輝いている。

 

05.TATOO/中森明菜
(1988年5月リリース)

ハイヒールにボディコン姿で踊る中森明菜の姿が印象的な、これぞ“バブル!”な1曲。ビッグバンド風のブラスサウンドとデジタルを融合させた刺激的なサウンドは、まばゆいほどにゴージャス。当時いろいろあった中森明菜も、この曲で吹っ切れたのではないだろうか。

 

06.リサの妖精伝説-FAIRY TALE-/立花理佐
(1988年7月リリース)

80年代には、「たけしの挑戦状」や「さんまの名探偵」、「ラサール石井のチャイルズクエスト」など、有名人やアイドルを起用した「タレントゲーム」が数多く登場した。任天堂がディスクシステムでリリースした「リサの妖精伝説」もそのひとつ。この曲は同ゲームのイメージソングとして発売され、歌詞のなかにゲームのヒントが隠されているなどのメディアミックスが話題になった。「サリナバチタ~」というフレーズを連呼するなどネタ曲としてみられがちな本曲だが、DEAD OR ALIVEのヒット曲「You Spin Me Round (Like a Record)」を彷彿させるようなバキバキのトラックは、意外と本格的な仕上がり。編曲はなんと小林武史が担当している。なお、歌詞が異なるシングルB面収録の「リサの妖精伝説 -BE-BOP HIGHSCHOOL-」も必聴だ。

 

07.Too Many Broken Hearts/ジェイソン・ドノヴァン
(1989年2月リリース)

金髪サラサラの髪に明るい笑顔でアイドル的人気を誇ったジェイソン・ドノヴァンのヒット曲。前述のシニータと同じく、PWLレコードからリリースされた。藤井 隆の代表曲「ナンダカンダ」は、同曲にインスパイアされていると思われる。なお、藤井氏が80年代サウンドにオマージュを捧げた2015年リリースのアルバム「COFFEE BAR COWBOY」も至極名作なのでチェックしてほしい。

 

08.嵐の素顔/工藤静香
(1989年5月リリース)

みんなマネした↑→↑→の振り付けが印象的な工藤静香の代表曲。おニャン子発のアイドルたちが次々に失速していくなか、80年代後半のアイドル四天王の一角にまで登りつめた工藤静香(残りの3人は、中山美穂、南野陽子、浅香 唯)は、89年に「恋一夜」「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」といったヒットを連発し、同年の年間シングルランキングTOP10に3曲をランクインさせた。後藤次利によるロックなサウンドはいわゆるディスコ的な曲ではないが、当時の工藤のファッションやヘアメイクなども含め、バブル感の高い1曲。

 

09.Fade Out/小泉今日子
(1989年5月リリース)

松本伊代や早見 優、シブがき隊など売れっ子が多く生まれた“花の82年組”のなかでも、中森明菜とともに頭ひとつ飛びぬけた存在だったキョンキョン。80年代後半からはトレンディ女優としても活躍していたが、月9ドラマの主題歌として大ヒットしたカバー曲「学園天国」の前にリリースされたこの曲は、クリエイターに支持されることも多かったオシャレ番長・キョンキョンが本気でクラブサウンドに取り組んだ問題作。当時最先端のハウスミュージックを取り入れたトラックに、起伏の少ないメロディ、ささやくようなアンニュイなボーカルなど、いわゆるユーロビートとは違う肌触りに仕上がっている。作詞・作曲・編曲は近田春夫。

 

10.淋しい熱帯魚/Wink
(1989年7月リリース)

前述のユーロビートのカバー曲「愛が止まらない ~Turn It Into Love」で一躍注目を集めたWinkが、オリジナルの国産ユーロビートに挑み、見事にヒットさせた本曲。大作曲家・筒美京平の片腕として、榊原郁恵 「ロボット」や柏原芳恵 「ト・レ・モ・ロ」、小泉今日子「迷宮のアンドローラ」、中山美穂「『C』」、C-C-B「Romanticが止まらない」など、多くのテクノ歌謡の編曲を担ってきた船山基紀によるアレンジは、ここにきて本場のサウンドとなんら遜色のないレベルまで完成されている。いまでもWinkの代名詞として語り継がれる「ハローウェ~」部分の振り付けもインパクト大。

 

以上、聴くだけで元気になれそうなバブル時代の名曲10曲をご紹介しました。仕事に出かける前や通勤時など、テンションを上げていきたいときにオススメですので、ぜひLINE MUSICでチェックしてみて下さい。

多部未華子&高橋一生の“爆キュン”ラブコメ『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』DVD 12・6発売

多部未華子&高橋一生によるクリスマススペシャルドラマ『わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた』のDVDが、未放送シーンやメイキング映像を加えた【スペシャルエディション】で12月6日(水)に発売されることが決定した。
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2016年末に放送されたこのドラマは、主演・多部未華子、共演・高橋一生のオリジナルラブコメディ。多部が演じるのは、過去の恋愛のつらい経験から理想の男性を妄想の世界で生み出す恋愛シミュレーションゲームプランナー・白野莉子。高橋が演じるのは、ハイスペックながら女心が一切分からない残念男子・黒川壮一郎。そんな2人の“爆キュン”王道ラブコメだ。

 

今回発売されるDVDは、放送ではカットとなった5分以上の未放送映像に加え、多部、高橋らが収録の合間に見せる表情が存分に楽しめる特別メイキング映像もふんだんに収録し、演出・波多野貴文監修の【スペシャルエディション】として発売される。

 

DVDに収録されるメイキング映像は「莉子&緑谷 運命の出会い!?」「頭ポンポン、だろ?」「オフィスLOVE♡」「未放送シーンメイキング まさかのキス!?なろ抱き!!」など約1時間におよぶ特大ボリューム。さらに、クリスマスカードをモチーフとした10ページの“爆キュンブックレット”も封入される。

 

「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた スペシャルエディション」DVD
12月6日(水)発売/DVDレンタル中

 

価格:¥3,800+税
収録:本編96分+特典映像57分

 

発売元:カンテレ
販売元:ポニーキャニオン

 

<映像特典>
★爆キュンメイキング
・わた恋の奇跡、始まる
・莉子&緑谷 運命の出会い!?
・黒川とサンドウィッチ
・切ない青春・・・高校生の莉子
・“リリック白野ラブポエマー”の反撃
・頭ポンポン、だろ?
・オフィスLOVE♡
・真剣!操縦に挑戦
・おちゃめなわた恋メンバー
・桃瀬に惨敗シリーズ
・甘えん坊にギャップ萌え
・水も滴るイイ社長
・優しい緑谷の告白
・風邪引き莉子の告白
・未放送シーンメイキング まさかのキス!?なろ抱き!!
・ふがいない王子様~わたしの運命の恋~
★高橋一生BIRTHDAYサプライズ
★オールアップ集
★多部未華子&高橋一生インタビュー
★番宣CM

 

<封入特典>
★爆キュンブックレット

 

<ストーリー>
恋愛シミュレーションゲームプランナーの白野莉子(多部未華子)は、現実の男にまったく期待していない。日々人間観察をしながら、理想と妄想に満ちた恋愛シナリオをせっせと書いている。そんな折、アプリ会社の新恋愛ゲームの制作企画会議に参加した莉子。盛り上がる中会議に登場した黒川壮一郎(高橋一生)は、恋愛ゲームなんてやる女性は現実を見れていないと言い放つ。怒った莉子は「現実の男がふがいないからこっちが自家栽培しているんだろうが!」と口論に発展し、企画会議は険悪なムードに。黒川の部下で企画立案者の桃瀬はるか(大政絢)も怒ってしまう。実は黒川はルックス、キャリア、すべてにおいてハイスペックながら女心が致命的にわからない残念男子。密かに想いを寄せる桃瀬のご機嫌をとるためにあれやこれやするが、すべて失敗。黒川は藁にもすがる思いで莉子に恋愛指南を依頼する。恋愛ゲームそっくりのキャラクターになるよう黒川に次々に指示し、奮闘する莉子。その甲斐あって黒川と桃瀬は急速に接近していく。だが莉子は、いつしか黒川に惹かれている自分に気付き…。

 

<キャスト>
多部未華子 高橋一生 大政絢 志尊淳 山田裕貴 忍成修吾  田中要次

 

DVD公式サイト:https://watakoi.ponycanyon.co.jp/

 

©2016「わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」製作委員会

 

 

実写版『銀魂』続編決定!小栗旬「本当に銀髪にしたくない…」

映画『銀魂』のBlu-ray&DVDリリース記念イベントに、小栗旬、福田雄一監督が登壇した。

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本作が興行収入38.2億円、現段階で2017年邦画実写No.1を記録したことについて、福田監督は「ヒットすると思ってました。これヒットしなかったら、やばいなと。50億行く予定だったんですけど」と自信を見せ、小栗は「僕はそんなに…。こんな感じで撮影してていいのかなって感じの空気でした。これがナンバーワンでいいの?」と大ヒットに首をかしげた。

 

11月22日(水)に発売されるブルーレイ、DVDのプレミアム・エディションには、小栗と福田監督によるビジュアルコメンタリーを収録。MCから「ピー音が多い!割と小栗さんがガンガン言っているんです」と言われると、福田監督が「あの日の小栗君は暴走してました…。口元にモザイクないと絶対読まれる!」と暴露。小栗は「リラックスしすぎて(笑)途中からはただ見てましたもんね」と照れ笑い。

 

そして主人公・坂田銀時の象徴とも言える銀髪の話題へと移り、小栗は「2度と銀髪にはしたくないです!最後のほう毛が無くなっちゃってた」と明かし、福田監督から「10段階ぐらい髪の毛の量が(シーンによって)違う!」と2人で笑い盛り上がっていると、MCからは「こんな感じでゲラゲラ笑いながらのコメンタリーが続きます!」と、ファンの期待をあおった。

 

アクションシーンに関し、小栗は「新井(浩文)君とは、10日間ぐらいずっと戦ってた。出来上がったらあっという間に終わった…ビックリしました」とし、続けて「新井君(アクションシーンの撮影で)死にそうになってて、『もう腕が上がらない』って言ってました」と過酷なアクションシーンであったことを明かした。

 

また、菅田将暉演じる志村新八の橋の上でのシーンは茨城、川のシーンは岐阜での撮影であったことから「橋の上から呼びかけてる『銀さーん!』ってシーンは前に誰もいません。役者ってすごい!」と福田監督が称賛し、会場からは笑いが起こった。

 

また共演者のエピソードとして、福田監督から「(菅田は)楽しそうでしたね。撮影終わってもずっと残ってました。銀ちゃんと似蔵のシーンでカットがかかった後、『かっこいい~!』ってずっと言ってました(笑)」とテンションが異常に高かったことを明かした。小栗はムロツヨシとのシーンで「2人で叩き合うところで、『いい音が出るんだよ』って、手のひらで一番痛いところで叩かれて、アザになりました…すっごい痛かったです。逆にこっちもちょっと強めにやりました(笑)」と語ると、福田監督が「ムロ君『クローズ』とか、けんかの演技とかもしたことないから人の痛み分からないんだよ!」とツッコんだ。

 

イベント最後には、同作の続編『銀魂パート2(仮)』の制作を発表。公開は2018年夏休みとなっている。12月16日(土)、17日(日)に行われる『ジャンプフェスタ』で福田監督から新たな続報がある予定だ。

 

次回作について、福田監督は「パート2決まりました!ぜひ来年を楽しみにしていてください!」と呼びかけた。小栗は「主役が僕じゃなくなってるかも。『銀魂』はかなり豪華なキャストでしたし、面白いですし。なるべく銀ちゃんがあんまり出ないような形がいいんですけど…。ただ、本当に銀髪にしたくないんですよね…。でも皆さんに楽しんでもらえるような作品を作りたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!」と意欲を見せた。

 

『銀魂』Blu-ray&DVD
11月22日(水)発売/デジタル先行配信中

 

ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組)¥7,990+税
DVD プレミアム・エディション(2枚組)¥6,990+税
【3000セット限定生産】ブルーレイ スチールブック仕様 ¥6,490+税
4K ULTRA HD&ブルーレイセット(2枚組)¥5,990+税
ブルーレイ ¥4,990+税
DVD ¥3,990+税

 

<キャスト>
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文、吉沢亮、早見あかり、ムロツヨシ、長澤まさみ、岡田将生、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、中村勘九郎、堂本剛

 

<スタッフ>
脚本・監督:福田雄一
原作:空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)

 

<STORY>
侍の国…この国がそう呼ばれたのも今は昔の話。江戸時代末期、宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途をたどっていた。かつて攘夷志士として天人と最後まで戦い「白夜叉」と恐れられた坂田銀時も、今は腰の刀を木刀に持ち替え、かぶき町の便利屋<万事屋(よろずや)銀ちゃん>を呑気に営む日々。そんな彼のもとえ、に、かつての同志である桂小太郎が消息不明になり、高杉晋助が挙兵し幕府の転覆を企んでいるという知らせが入る。事件の調査に乗り出した万事屋メンバーの新八、神楽の身に危険が迫ったとき、銀時は再び剣をとる。進む道、戦う意味を違えたかつての同志と対峙し、己の魂と大切な仲間を護るために―。

 

公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/gintama-film/

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

©空知英秋/集英社 ©2017 映画「銀魂」製作委員会

 

 

及川光博、キャイ~ン天野が“スター・ウォーズ愛”語る

12月14日(木)に開催される『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』プレミアム・ナイトまでのカウントダウン点灯式が開催された。

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会場は、第一作「スター・ウォーズ/新たなる希望」をはじめ「スター・ウォーズ」全作品を上映してきたことから、ファンから“聖地”と呼ばれるTOHO シネマズ日劇。イベントには、「スター・ウォーズ」ファン歴40年という及川光博、キャイ~ンの天野ひろゆき、主人公レイの日本語吹替版声優を務める永宝千晶が登場した。

 

この日はプレミアム・ナイトのチケットを買いに来たファン400人が駆けつけ、中には徹夜で並ぶ熱いファンもいたほど。本作への期待が高まる中、及川と天野、永宝が登場すると、会場からは大きな歓声が沸き起こった。

 

及川は「『スター・ウォーズ』を初めて見たのは小学校3年生の夏でした。あれから40年。今日は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のルークをイメージした衣装を着てきました」と。

 

天野は「ジェダイローブを家のクローゼットから引っ張り出してきました。風呂上がりに妻からジャバ・ザ・ハットみたいだねと言われます。体形からも『スター・ウォーズ』愛があふれています」と“スター・ウォーズ愛”をアピールした。

 

及川が「仕切ってもらわないと止まらないですよ。『スター・ウォーズ』好きに悪い人はいない。幼い頃から善と悪について考えて育っていますからね」と話すと、天野が「人間は暗黒面に落ちたがりますよね。ダイエット中は唐揚げ食べたくなるし」とSWトークを展開した。

 

天野から「当時はタイアップが多くて、コカ・コーラの王冠をみんなで集めていた。その次はボトルキャップが出てきて、まるごと買いましたね」とマニアックな話が飛び出すと、会場からは“あ~”と賛同の声が。及川も「まずメカニックのデザインがすごいよね。『フォースの覚醒』のスター・デストロイヤーやXウイングを見ても、70年代にデザインされたものが今も受け継がれていて、もはや芸術であり文化だと思います」と熱く語った。

 

永宝は「私は『フォースの覚醒』の収録の前に一気に見たので、『スター・ウォーズ』歴2年です。当時は右も左も分からず収録したのですが、後になって作品の重大さを感じました」と語った。

 

そんな筋金入りのファンである2人が“衝撃作”と言われる本作のストーリーを予想することに。及川は「まずルークからレイがフォースの修行を受けることは確実でしょう。それでジェダイの騎士となって、強いダークサイドと戦うことになる。その相手はカイロ・レンだろうなと。そしてルークとカイロ・レン。この2人はおじさんと甥の関係だし、2人が戦うことになるのかな。あとはハン・ソロをやっつけたカイロ・レンが、これからファンにどう愛されていくのか知りたいよね」と予想。

 

それを聞いた天野も「カイロ・レンね。ダース・ベイダーを継承できる存在になるのかな。とりあえずレイが誰の子なのか知りたいよね。ハン・ソロの子だったらカイロ・レンと兄弟になるし、兄弟対決になる。ミッチーが言ったようにルークの子なら修行してカイロ・レンと戦うのかなと思う」と続いた。

 

内容を知りたくて仕方がない2人は、永宝に「もしかしたら全て知ってるよね?(笑)」(及川)、「大好きなボバ・フェットは出てくるの?それが知りたいんだけど。ジャバは痩せたかな?」(天野)と質問攻めに。熱すぎる2人にたじたじの永宝だったが、ノーコメントを貫いた。

 

そして本作の“衝撃”にちなみ、今まで秘密にしていた“衝撃の真実”を明かすことに。及川は「僕たちのことなんて知りたいかな?」と言いつつ「及川光博は夜寝るとき『スター・ウォーズ』のT シャツを着ています。あと寝室のごみ箱がR2-D2。上川隆也からもらった」(及川)、「初期のヨーダがあります。羊の毛を使ったやつで超気持ち悪いの(笑)」(天野)と明かした。

 

そんな中、突然、ライトセーバーをイメージして作られた巨大な「スター・ウォーズ」ツリーが赤く点灯すると、カイロ・レンとストームトルーパーが登場。実際にカイロ・レンと会った天野は「うわ!カイロ・レンだ!でかい!」と大興奮の様子で、ファンからも歓声が上がった。

 

3人はカイロ・レンやストームトルーパー、集まったファンたちと一緒に「5、4、3、2、1、スタート!」の掛け声でボタンを押すと、「スター・ウォーズ」ツリーが“赤”に染まりプレミアム・ナイトに向けたカウントダウンがスタート。世界中が待ち望む“衝撃の運命”が明かされるまでのカウントダウンが始まった。

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
12月15日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

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内山理名、亡き父に「もっと早く『ありがとう』と言えばよかった…」

11月24日(金)スタートのドラマ10『マチ工場のオンナ』(NHK総合)の試写会が行われ、主演の内山理名、舘ひろし、竹中直人、柳沢慎吾、永井大が登壇した。

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諏訪貴子の「町工場の娘」をドラマ化した本作は、32歳の専業主婦・有元光(内山)が父の残した町工場の社長となり、主婦目線の現実処理能力と決断力で社長として奮闘する姿を描く。

 

主人公の光を演じる内山は「この物語では、ものすごいことがどんどん起きていくので、私はできるだけ毎日明るくいようと思って撮影に臨みました」と。光の父で町工場、ダリア精機の社長・泰造役の舘は、「とにかく内山さんが素晴らしくて、彼女のお芝居にただついて行けばいいという感じで撮影できました」と“娘”を讃えた。

 

工場のベテラン職人・勝俣役の竹中は、「みんな8月末から11月の半ばぐらいまでずっと一緒だったので、別れるのが寂しくなるような楽しい現場でした」と笑顔。同じく職人・花田役の柳沢は、試写会を見終えた報道陣に「内山さんのお芝居見ました!? あの泣いちゃうところ! あそこ、僕スタジオで絶賛しました!」と興奮気味にまくしたてた。

 

光の夫・有元大役の永井は「自分自身も5月に息子が誕生しまして、息子が生まれてから初の父親役ということで、自分にとってもすごく思い出深い作品になりました」としみじみ。「子育てに奮闘する光を見守りながら、協力し合いながら、そして仕事をしていく光を後押ししながらという中で、リアルに夫婦間の葛藤もすごくリアルな感じでできているんじゃないかなと思います」と語った。

 

また、役柄との共通点について聞かれた内山は、「私も小さいころ父親のことをそんなに好きではなくて…。でも、亡くなってから父親のことを知ることが多くなって大好きになりました」と。「亡くなった後に知ったんですが、(父の)お財布の中に私のテレフォンカードとかがたくさん入っていたんです」と明かし、「『私のことあまり好きじゃないのかな?』と思っていたんですけど、もっと早くに『ありがとう』と言っておけばよかった。光も父親のことが大好きで仕方なくて、『大嫌い』と言うほど大好きなのかなと思います」と共感していた。

 

ドラマ10『マチ工場のオンナ』
11月24日(金)スタート
NHK総合 毎週(金)後10:00~10:49(全7回)

 

原作:諏訪貴子「町工場の娘」
脚本:大島里美
制作統括:吉永証
主題歌:松田聖子「新しい明日」
出演:内山理名、永井大、市毛良枝、村上淳、忍成修吾、
苅谷俊介、柳沢慎吾、竹中直人、舘ひろしほか

 

<第1話あらすじ>
2004年、32才の専業主婦の光(内山)は、自動車部品メーカーに勤める夫・大(永井)と息子・航太の3人で名古屋郊外に暮らしていた。ある日、光の父で町工場の社長の泰造(舘)が突然倒れる。余命数日のガンだった。ショックを受ける母・百合子(市毛)や職人の勝俣(竹中)・純三(柳沢)たち。光は会社存続のため重要書類や印鑑を探すが、光に社長を継がせる気がない泰造は、教えようとしない。

 

 

飯豊まりえが艶やかな着物姿を披露!きもの「鈴乃屋」イメージキャラクターに

女優の飯豊まりえが、きもの「鈴乃屋」の2018年のイメージキャラクターに就任することが決定し、最新ビジュアルが解禁された。

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きもの「鈴乃屋」は、創業70年を誇るきもの専門店。2020年の東京五輪に向け、外国からの観光客なども増えている中で、和服などの日本の着物文化が注目を集めている。そこで時代を映し出す人気タレントを例年イメージキャラクターに起用しており、これまで川島海荷や相武紗季などを起用。今回は、来年成人を迎える飯豊が抜擢された。

 

飯豊は「今回、撮影で一度にたくさんの着物を着ての撮影は体力的に大変ではありましたが、高級感あふれる晴れ着をたくさん着ることができ、日本の文化を感じられてうれしかったです!普段は着物を着る機会はあまりないのですが、いつか映画やドラマの舞台挨拶でも着てみたいです!今後イメージキャラクターに起用して頂いたので、私と同世代の方々などたくさんの人に着物の良さを伝えていけるように頑張りたいと思います!」とコメントを寄せている。

 

鈴乃屋公式サイト:http://www.suzunoya.com/

 

 

 

 

志村けんが『志村けんin探偵佐平60歳』で迷探偵に!ドラマ仕立てのSPコントに挑戦

志村けんが出演するスペシャルコント『志村けんin探偵佐平60歳』(NHK総合)が2018年1月2日(火)に放送される。

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さまざまなコントで日本中を沸かせてきた志村が、作家・樋口有介氏のユーモア・ハードボイルドの隠れた名作「木野塚探偵事務所だ」を原作にしたコントに挑戦。志村は、経理一筋、警視庁勤続37年の主人公・木野塚佐平に扮し、世紀の難事件に挑む。

 

定年退職した佐平(志村)は、長年の夢、フィリップ・マーロウばりの“ハードボイルドな探偵”になるべく、頭の上がらない妻(岸本加世子)黙認のもと探偵事務所を開設。“グラマラスな女性”を条件に秘書を募集、理想とはほど遠いが頭の切れる梅谷(伊藤沙莉)を雇う。そんなある日、往年の大女優(高橋惠子)から誘拐事件解決の依頼が。ワイシャツにサスペンダー、トレンチコートに帽子を身につけた佐平の珍捜査迷推理が始まる。

 

スペシャルコント『志村けんin探偵佐平60歳』

2018年1月2日(火)後9・00~10・00 NHK総合

 

原作:樋口有介「木野塚探偵事務所だ」
出演:志村けん、高橋惠子、岸本加世子、伊藤沙莉ほか
制作統括:水高満、西村崇、田ノ頭洋一
演出:吉田照幸

 

©NHK

 

 

 

往復13万3096回!? 世界最高峰のスタジオがストップモーション・アニメに込めた“クロサワ”の世界

アカデミー賞にもノミネートされた映画「コララインとボタンの魔女」で、一躍世界に名を馳せた制作スタジオ「ライカ」。“ストップモーション・アニメ”と呼ばれる映像表現における、世界最高峰のテクニックをもつ彼らが今回挑んだのは、古き日本の美や精神性を宿す圧巻の“旅絵巻”「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」だ。

 

去る10月末、映画の公開に先駆け本作でアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏が初来日。スタジオ・ライカの精鋭アニメーターたちを統率する彼に、最新作の見どころと、気になる制作現場の舞台裏をインタビューした。

↑スタジオライカのアニメーターであり、本作ではアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏。さまざまなスキルを持つ数十人のアニメーターを統括し、監督とともに各シーンでどんなアニメーションを使用するかを決めたり、VFXチームと連携してパペットと背景が自然になじむように調整したりするなどの重要な役割を果たす↑スタジオ・ライカのアニメーターであり、本作ではアニメーション・スーパーバイザーを務めるブラッド・シフ氏。さまざまなスキルを持つ数十人のアニメーターを統括し、監督とともに各シーンでどんなアニメーションを使用するかを決めたり、VFXチームと連携してパペットと背景が自然になじむように調整したりするなどの重要な役割を果たす

 

全世界公開の最新作は中世の日本が舞台

ストップモーション・アニメーションとは、パペットや美術セットなどの静止画を1秒につき24コマつなぎ合わせ、映像として紡いでいく古典的な表現法だ。現在、その世界最高技術をもつライカの最新作「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」では、舞台設定のイメージとして江戸時代ごろの日本が選ばれている。

 

「『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の物語は、前作『コララインとボタンの魔女』からの付き合いである脚本家シャノン・ティンドル氏が持ち込んだ、いくつかの企画のなかのひとつでした。そもそもライカには、日本の映画やアニメが好きな人間が多いんです。監督のトラヴィス(・ナイト)は、黒澤映画やジブリ作品を敬愛しているし、僕も少年のころから『ウルトラマン』の大ファンだった。そんな僕らが、いまの最新技術で古の日本の美を表現したらどうなるか? これは非常にパワフルな作品になるという確信がありました」(ブラッド・シフ氏 以下同)

↑舞台となっている中世日本の世界観は、江戸時代から続く伝統文化や、“わびさび”といった美意識を綿密にリサーチして作り上げていった。作中では、盆踊りや灯籠流しといった日本古来の風習が描かれている↑舞台となっている古の日本の世界観は、江戸時代から続く伝統文化や、“わびさび”といった美意識を綿密にリサーチして作り上げていった。作中では、盆踊りや灯籠流しといった日本古来の風習が描かれている

 

「世界観を作るにあたっては、日本文化にまつわる膨大な文献や美術品などをリサーチしました。絵作り全体のイメージとして特に意識したのは、葛飾北斎などが描いた木版画の質感です。また、衣装は日本の皇室の歴史を研究したほか、着物独自の“生地の折り重ね”を徹底的に観察してデザインしています」

↑美術や背景の大きなヒントとなったのは葛飾北斎、歌川国芳などに代表される木版画の質感↑美術や背景の大きなヒントとなったのは葛飾北斎、歌川国芳などに代表される木版画の質感だ

 

↑本作の主人公は、三味線の音色で折り紙に命を与えるという不思議な能力を持つ少年、クボ↑本作の主人公は、三味線の音色で折り紙に命を与えるという不思議な能力を持つ少年、クボ

 

人形のアクションひとつにも日本文化をリスペクト

「僕が統括したアニメーションは、キャラクターの“動き”の管轄になります。特に三味線の弾き方や踊り方、先祖の墓の前で祈りを捧げる姿といったアクションは、入念な研究をしています。いずれも歴史をしっかりとふまえ、日本文化をリスペクトした表現となるよう気をつけました」

↑ブラッド・シフ氏が来日に際して持参した、主人公クボのパペット。体のあらゆる部位がなめらかに可動する↑ブラッド・シフ氏が来日に際して持参した、主人公クボのパペット。体のあらゆる部位がなめらかに可動する

 

作中にはサムライ風のキャラクターも登場するが、これは黒澤映画を入念に観て研究したものだという。

「そう。サムライの闘い方は、黒澤映画を何度もコマ送りして学んだんです。そもそもストップモーションのアニメーターというのは、1秒24コマの世界に生き続けているので、そういった細かい作業が苦にならない。ビデオのコマ数でもある1秒24コマという世界は、むしろ我々にとっては自然な時間の感覚なんですよ(笑)」

 

これがストップモーション・アニメの職人技だ

表情豊かなキャラクターたちの人形や、布や紙、ガラスなどあらゆる材料を用いて表現された背景。現実にある“モノ”を少しずつ動かしながら撮影していくストップモーション・アニメは、いわば職人の手仕事の集大成だ。

↑美術セットに人形を置き、ポーズや表情を少しずつ変えながら無数のシャッターを切り映像としてつなぎ合わせていくのが、ストップモーション・アニメ。使われる写真の枚数は1秒につき24カットになる↑美術セットに人形を置き、ポーズや表情を少しずつ変えながら無数のシャッターを切り映像としてつなぎ合わせていくのが、ストップモーション・アニメ。使われる写真の枚数は1秒につき24カットになる

 

↑1週間で制作される尺の平均は、なんとわずか3.31秒。クボの表情の数だけでも4800万通り(!)があり、ひとつのカットで使われた顔の模型の最大個数は408個にもなった↑1週間で制作される尺の平均は、なんとわずか3.31秒。クボの表情の数だけでも4800万通り(!)があり、ひとつのカットで使われた顔の模型の最大個数は408個にもなった

 

↑今回の主人公、クボの人形は全部で30体作られたが、顔のパーツはまた別に製作されており、これを写真のように人形本体に付け替えることで表情を変えていく↑今回の主人公、クボの人形は全部で30体作られたが、顔のパーツはまた別に製作されており、これを写真のように人形本体に付け替えることで表情を変えていく

 

↑特に本作では顔のパーツを上下に分けて作っているため、より微細な表情の動きをつけることが可能に。実際にモノを見てみると、まるで理科室の人体解剖模型のよう!↑特に本作では顔のパーツを上下に分けて作っているため、より微細な表情の動きをつけることが可能に。実際にモノを見てみると、まるで理科室の人体解剖模型のよう!

 

↑撮影時はピンセットのような専用の道具を使い、小さなパペットを人の手で少しずつ動かしていく。船や嵐でうねる海面、巨大なモンスターなども3DCGではなくすべて模型だ↑撮影時はピンセットのような専用の道具を使い、小さなパペットを人の手で少しずつ動かしていく。船や嵐でうねる海面、巨大なモンスターなども3DCGではなくすべて模型だ

 

↑キャラクターの衣装ひとつとっても、織りや染め、刺繍などディテールを忠実に再現している↑キャラクターの衣装ひとつとっても、織りや染め、刺繍などディテールを忠実に再現している

 

総作業時間114万9015時間、総コマ数13万3096コマという、気の遠くなるような手間をかけて紡がれた映像は、一見すると3DCGで描かれたグラフィックと見紛うほどになめらか。それでいて、人形だからこそのリアルな陰影や質感はどこか生々しく、観る者の心を痛いほど揺さぶってくる。

↑主要キャラクターのパペットたち。動きのリアルさを追求するためにダンスとアクションの振り付け師を採用し、彼らの動きを人形で再現するという試みもなされている。物語の重要なカギを握る「サル」の豊かな毛並みやしなやかな動きは、パペットであることを忘れるほど自然だ↑主要キャラクターのパペットたち。動きのリアルさを追求するためにダンスとアクションの振り付け師を採用し、彼らの動きを人形で再現するという試みもなされている。物語の重要なカギを握る「サル」の豊かな毛並みやしなやかな動きは、パペットであることを忘れるほど自然だ

 

「今回特に苦心したシーンのひとつが、中盤に出てくる巨大な骸骨との闘いでした。人間の何倍も大きなモンスターなので、実は当初、CGで合成しようと考えていたのですが、それでは仕上がりのインパクトがどうしても弱くなってしまう。そこで監督から、『実物大でいこう!』という恐ろしい(笑)意見が出ました。結果的に全高16フィート(4.9m)のパペットになりましたが、これはストップモーション・アニメで使われたパペットとして史上最大です。全体をワイヤーで吊り、後ろに砂袋で重りをつけて立たせるといったさまざまな工夫をしているのですが、スタッフはひとコマ撮る度に梯子を上り下りするのだから体力勝負。そのうえ骸骨の頭部で小さなクボが走り回ったりするのですから(笑)、あのシーンは僕らにとってすべてが初めての試みだったといえます」

↑ストップモーション・アニメのパペットとしては史上最大! 全高約5mの巨大な骸骨は、1コマ撮影するたびにアニメーターが梯子を上り下り。胴体が約250kg、腕だけでも約20kgの重さをもち、劇中でもその巨大さゆえのリアルな恐怖感が伝わってくる↑ストップモーション・アニメのパペットとしては史上最大! 全高約5mの巨大な骸骨は、1コマ撮影するたびにアニメーターが梯子を上り下り。胴体が約250kg、腕だけでも約20kgの重さをもち、劇中でもその巨大さゆえのリアルな恐怖感が伝わってくる

 

「そんな骸骨のように足場を組んで動かす巨大パペットもあれば、逆に眉毛を抜くようなピンセットでポーズをつけなければならない小さな小さなパペットもあるんです。折り紙の『ハンゾウ』というキャラクターがそのひとつで、彼は単体で映っているシーンでは全高70cmのパペットを撮影に用いますが、クボとの対比が見えるシーンではより小さくなる。そうやってパペットも、シーンに合わせて大小さまざまなものを用意するのです」

 

迫りくる巨大骸骨のシーンは、本作のハイライトのひとつ。その醜悪な表情や途方もない重量感は、大の大人でさえもドキドキ・ハラハラしてしまうほどだ。

「その恐怖感が自然に伝わる……それこそ、僕らにとって何より誇らしいことですね」

 

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最先端をひた走る原動力は挑戦し続けること

今回はそれ以外にも、ライカ初の完全3Dプリンター人形が登場するなど、各シーンで新しい試みがなされている。しかし、制作に入る段階でその具体的な手法がすべて決まっているかというと、実はそうでもないようだ。むしろ骸骨のシーンのように、やりながらより効果的な方法を見出し、試行錯誤していくケースの方が圧倒的に多いという。

 

「いかにパワフルで意味のある作品を作っていくか。いかに自然で繊細なアニメーションをストップモーションで実現できるか。これが、我々が目指していること。ライカの原動力は、そんな風にまだ誰も観たことのないものや、他で経験のない表現に挑戦しようというスタッフたちの姿勢にあると思っています」

 

映画の公開は11月18日。キャラクターの動きはもちろん、背景のひとつひとつにいたるまで、それがどんな素材や手法で描かれているかを想像してみるのも本作の楽しみのひとつだ。

 

【作品情報】

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『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

11月18日全国公開

配給:ギャガ

三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという才能をもつ独眼の少年・クボ。村の外れで暮らしていた彼はある日、父を亡き者にし、自分の片目を奪ったという祖父「月の帝」の刺客に襲われ、最愛の母までを失くした。父母の仇討ちを決意し旅に出たクボは、その道中で面倒見の良い「サル」と、「クワガタ」という名の弓の名手に出会い、やがて愛する母が過去に犯した悲しい罪を知る……。監督のトラヴィス・ナイトは、黒澤 明や宮崎 駿を敬愛する根っからの日本マニア。古き日本の美や風習を圧巻のストップモーションで描き、声の出演は大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のアート・パーキンソンほか、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒーら豪華キャストが集結した。日本の寓話を思わせる、大人のためのアニメーション傑作だ。

 

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B’z初の洋画主題歌!「Dinosaur」が『ジオストーム』日本語版主題歌に決定

ジェラルド・バトラー主演のディザスター・アクション大作『ジオストーム』が2018年1月19日(金)に全国公開。これに先立ち、日本語版主題歌がB’zの新曲「Dinosaur」に決定した。

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未曾有の自然災害に襲われ続ける地球・人類を守るため、世界各国が団結し、最新テクノロジーを搭載した天候を制御できる気象コントロール衛星を開発している『ジオストーム』の世界。世界の天候は完璧に管理されていたが、運用開始から3年後、地球を守ってきた“気象コントロール衛星”が突然暴走。世界中で不可解な異常気象を次々と引き起こし、地球に猛威を振るい始める…。

 

B’z が洋画の主題歌を担当するのは今回が初めて。日本語版主題歌に決定した「Dinosaur」は、B’z がデビュー30周年イヤーの11月29日(水)に発売する最新アルバムのタイトル曲にもなっている。

 

ディーン・デブリン監督は「日本で若いエネルギッシュなファンを魅了するトップアーティストB’z とのコラボレーションをとても楽しみにしています。とても野性的なギター音と歌声は、空前絶後のディザスタームービーである『ジオストーム』にぴったりですし、また彼らの一貫したブレない音楽性は、本作の主人公、ジェイク・ローソンの生き方そのもののようで、出会うべくして出会った楽曲だと確信しました!」と絶賛している。

 

『ジオストーム』
2018年1月19日(金)全国ロードショー

監督:ディーン・デブリン
脚本:ディーン・デブリン&ポール・ギヨー
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、エド・ハリス、アンディ・ガルシア

 

配給:ワーナー・ブラザース映画

 

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綾瀬はるか『精霊』最終章のアクションは余裕!?「これでいいんですか?みたいな感じ!」

大河ファンタジー『精霊の守り人~最終章~』の記者会見が11月13日(月)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主演の綾瀬はるかのほか、高良健吾、鈴木亮平、原作の上橋菜穂子氏が登壇した。

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本作は、上橋氏による同名ファンタジー小説シリーズを映像化したドラマの最終章。主人公で短槍使いの用心棒・バルサを約3年間演じてきた綾瀬は「ようやくこの最終章を皆さんに観てもらえると思うと静かにうれしい気持ちです。どんなふうに皆さんに届くのか楽しみです」とニッコリ。バルサと対決するタルシュ帝国の第二王子で“ラスボス”のラウルを演じる高良は「原作とは全く年齢も雰囲気も違いますし、ラスボスという話が来たときに、このキャストの中で僕がラスボスって荷が重いんじゃないかなという気持ちもありました」と不安も吐露しつつ「この作品に参加できて楽しかったです」と笑顔を見せた。

 

タルシュ帝国の軍人で密偵のヒュウゴを演じる鈴木は、「僕セカンドシーズンではバルサと同じくらい“強いぜ!感”があったんですけど、強いぜ強いぜって思わせておきながら、最終章にアクションシーンがなかったんです」と残念そうな表情を浮かべたが「ヒュウゴは戦わない戦い方をどうすればできるのかなと考えながら、いつもラウルさんの機嫌を損ねないように中間管理職みたいな役をやっていたので、そういう立場にいる方々に共感を持って観ていただけるかなと思います」とコメントし、会場を笑わせた。

 

また、旅行好きとして知られる鈴木は、「地球上のどこかにありそうな、チベットとかネパールとかでよく見るようなあこがれの場所をさらにロマンチックにしたような場所が本当に存在しているかのように描かれています」とセットや映像美を絶賛し、「ファンタジーとしてだけではなく、旅行している気分になれる、ロマンのあるドラマです」とあらためて本作をPRした。

 

「バルサは演じたこともない難しい役でしたが、自分の性格に関わる大きな役。バルサと共に強く、たくましくなったなと思います」と自身の成長を振り返った綾瀬。当初はアクションにも苦戦したそうだが「それを乗り越えたときに、生死をかけて戦っている人たちの気持ちが分かったわけではないんですけど、少しその感じが体に入ってきた感じがして、だんだん演じやすくなりました。最終章では『(アクションシーンが)物足りないなあ』『え、これでいいんですか?』みたいな感じになっていました(笑)」と余裕の表情。綾瀬のアクションシーンにも注目したい。

 

『精霊の守り人~最終章~』
NHK総合
11月25日(土)スタート
毎週(土)後9・00~9・58(全9話)

 

出演:綾瀬はるか、東出昌大、板垣瑞生、林遣都、高良健吾、鈴木亮平、上地雄輔、花總まり、渡辺いっけい、降谷建志、米良美一、武田鉄矢、吉川晃司、中村獅童、高島礼子、鹿賀丈史、藤原竜也ほか

原作:上橋菜穂子「闇の守り人」「天と地の守り人~第二部・カンバル王国編~」「天と地の守り人~第三部・新ヨゴ皇国編~」ほか
脚本:大森寿美男
演出:片岡敬司
制作統括:内藤愼介

 

<第1話(11/25放送)あらすじ>
巨大な勢力を持つタルシュ帝国の第二王子・ラウル(高良)は、今にも海を渡り新ヨゴ国に攻め入れようとしていた。短槍使いの女用心棒・バルサ(綾瀬)は、祖国である新ヨゴ国を守るために、隣国のカンバル王国、そしてロタ王国と同盟を結ぶべく動くチャグム皇太子(板垣瑞生)と共にカンバル王の元へ向かう。バルサにとってそのことは、封印された過去の秘密の扉を開ける旅でもあった。

AAA・宇野実彩子「夢の月9デビューです!」『民衆の敵』第4話にゲスト出演

11月13日(月)放送の篠原涼子主演ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)の第4話に、AAA(トリプルエー)のメインボーカル・宇野実彩子がゲスト出演することが決定した。宇野は月9ドラマ初出演となる。

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宇野は、千葉雄大演じる岡本遼がかつて育った商店街のおばさんたちが、時間つぶしで通っているファミレスのウエイトレスを演じる。

 

<宇野実彩子(AAA)コメント>

◆月9初出演決定について
「私は昔からドラマっ子で、“月9”は毎クールとても楽しみにしています。なので、夢の月9デビューです!このドラマの力になれることを願って、みんなで大切に主題歌『LIFE』を作りましたので、さらに何か盛り上げる力の一つになれたらと思いました」

 

◆実際に出演した感想

「久しぶりのお芝居と、初めての月9の現場に緊張しましたが、とてもエネルギーのある現場の空気感にしっかりサポートしていただきました。普段着ることのないウェートレスの自分の制服姿に気分もアガってしまって楽しんで演じることができました」

 

◆共演した前田敦子さん、千葉雄大さんの印象はどうでしたか?

「ご一緒した時間は短かったのですが、前田さんのかわいらしさと、凛とした落ち着きに同性ながらうっとりしました。千葉さんの甘いマスクと、ときに男らしいそぶりのギャップに、勝手ながら私の緊張を癒やしていただきました」

 

◆視聴者へのメッセージ

「篠原さんをはじめ、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんが作り出す生活に夢中になって、いろんな感情や出来事にうなずいたりして、毎週月曜夜9時がみんなで待ち遠しい習慣になったらうれしいです。そして『LIFE』を口ずさみながら視聴者のみなさんの日常も一緒に楽しくなったらいいなと思います。私の出演シーンも見逃さないでくださいね☆」

 

<第4話ストーリー>

帰宅した佐藤智子(篠原涼子)を公平(田中圭)が、かいがいしく出迎えた。いつもと違う様子に智子が疑問を持つと、公平は「記帳してきた」と通帳を見せる。すると智子は大声をあげると、駿平(鳥越壮真)とあかね(野澤しおり)が驚く。実は智子に初めての議員報酬が支払われ、その額に驚嘆の声をあげてしまったのだ…。
ともあれ、念願の報酬をもとに公平は焼き肉パーティーを企画。あかねを迎えに来た平田和美(石田ゆり子)も交えて食事を始める。浮かれる佐藤夫婦に、来年は税金も上がると釘をさす和美は、もうひとつ懸念を抱えていた。

 

その頃、あおば市では開発が進もうとしていた新しい港の建設、ニューポート計画の中止を河原田晶子市長(余貴美子)が公約通りに宣言。和美の新聞社では市長の独断を牽制するような一文が掲載された。もともとニューポート計画を推進していたのは犬崎和久(古田新太)の派閥。和美は新聞記事には動きが見えるのに、犬崎たちがおとなしすぎるのが気にかかっていたのだ。智子も、市長と犬崎が和解するはずがないと和美に同調する。

 

一方、小出未亜(前田敦子)は岡本遼(千葉雄大)の地元商店街でランチ。商店街はすっかりさびれ、もともとここで電気店を営んでいた遼の実家も夜逃げしていた。古い店がシャッターを閉める中、二人が入ったのはファミリーレストラン。ウエイトレス(宇野実彩子)に案内されて席につこうとする遼に商店街のおばちゃんたちが声をかけて…。

 

『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』

フジテレビ系
毎週(月)午後9時~9時54分
当該回(第4話):11月13日(月)午後9時~9時54分

番組サイト:http://www.fujitv.co.jp/minshuunoteki/

©フジテレビ

 

 

 

ジョニー・デップが乗ってる!?「オリエント急行路面電車」期間限定で運行

映画『オリエント急行殺人事件』が12月8日(金)に公開されることを記念して、大阪唯一の路面電車「阪堺電車」とのコラボレーションが決定。期間限定の特別車両となる「オリエント急行路面電車」が運行される。

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特別車両は「オリエント急行」の車体と同じロイヤルブルーをベースに、ジョニー・デップをはじめとする豪華キャストが電車に乗っているように配置されており、外から見ると乗客は豪華キャストと一緒に「オリエント急行」に乗っているように見えるデザインになっている。

 

今回特別ラッピングを施したのは、昭和3年(1928年)に作られ、現在も現役として走る日本最古級の車両「モ161型形車166号車」。アガサ・クリスティが原作を発表したのが1934年ということで、同時代の文化遺産のコラボレーションとなる。

 

11月8日にこの「オリエント急行路面電車」が初めて報道陣の前にお披露目され、我孫子道~天王寺駅前まで初めて運転された。クラシカルかつ斬新なデザインの特別車両は、街行く人の注目を集め、写真を撮る人々も数多く見けらた。特別車両は、11月9日(木)から来年1月末(予定)まで阪堺電車全線で運行される。

 

<コメント>

 

■阪堺電気軌道株式会社 常務取締役 上田典生氏

「今回のコラボレーションのご提案をいただきまして、弊社がどうお役にたつかどうか、という第一印象でしたが、しかしアガサ・クリスティがこの作品を発表されたのが1934年、そして、今ここにある166号車が作られ、運行を開始しましたのが、1928年。同じような時期に両者は生まれたわけでございます。そういったところから、お互いの世界観はよく似ているのではないか、というところから実現にいたりました。実際に出来上がりを見てみますと、同じ時代の文化遺産とでもいうべきこの電車と、作品が非常によくコラボレーションしていることがご覧いただけるかと思います。この電車は明日11月9日から運行いたします。この電車をご覧いただきました皆様が、1人でも多く映画『オリエント急行殺人事件』をご覧いただきたい、ということは当然のことではございますが、映画を観た後、また観る前でも実際にこの特別車両にご乗車いただきまして、映画『オリエント急行殺人事件』の世界を感じていただければと思います」(一部略)

 

■20世紀フォックス映画 日本代表 ジェシー・リー氏

「アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』は、鉄道が舞台になるミステリーの代名詞ともいえる物語です。その超一流のストーリーが今回、本当に豪華なスタッフとキャストによって、極めてスタイリッシュで、ゴージャスな映画として劇的に生まれ変わりました。そしてその作品を皆さまにお届けする旅路を、今回、歴史ある阪堺電車さんとのコラボレーションで共に走れることは、実に喜ばしくエキサイティングです。今回の特別列車の運行により皆さまには、「オリエント急行殺人事件」の世界をよりリアルに感じて頂ける事と思います。是非、この特別列車とスクリーンの双方で、この極上のミステリーの魅力を存分に味わって頂ければ幸いです。今回の特別列車に関してだけは、名探偵ポアロが登場するような事件も事故も起こらない、無事の運行を祈っております」(一部略)

 

『オリエント急行殺人事件』×阪堺電車 特別車両「オリエント急行路面電車」

走行期間:11月9日(水)~2018年1月末まで(予定)

走行地区:阪堺電車全線

 

「モ161型166号」プロフィール

昭和3年製(1928年)、定員90名、車両重量18.73トン

平野線の旅客増に対応するために製造された車両で、通常運転する電車としては国内最古の車両。路面型電車では、日本初の連結運転をした車両となる。(昭和4年から昭和36年まで)

 

『オリエント急行殺人事件』

12月8日(金)全国ロードショー

監督:ケネス・ブラナー

出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス

配給:20世紀フォックス映画

 

©2017Twentieth Century Fox Film Corporation

ジョニー・デップらが集結!『オリエント急行殺人事件』ロンドンWプレミア開催

映画『オリエント急行殺人事件』ロンドン・ワールド・プレミアが開催され、ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストが集結した。

 

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まず登場したのは、主人公エルキュール・ポアロを演じ、監督も務めたケネス・ブラナー。続いて乗客を演じたミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、デレク・ジャコビら豪華キャストが到着するたびに、会場からは大きな歓声が上がった。そして、被害者となる傲慢なアメリカ人富豪を演じたジョニー・デップが別作品の撮影現場から駆け付け、観客を沸かせた。

 

さらにこの日は、パリからやってきた実際のオリエント急行が初めてロンドンのセント・パンクラス駅に到着し、ファンを喜ばせた。

 

<コメント>

■ケネス・ブラナー(監督/製作/主演)
これまでの映画にはないキャラクターがあり、「誰が、どのようにして、なぜ」という意味でエンディングも変え、正義とは一体何なのかということを掘り下げていった。だから物語を知っている人でも、新たな視点で見られる映画になったと思う。
日本の皆さんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポアロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っています。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本の皆さんに楽しんでもらえますように!

 

■ジョニー・デップ
僕はこの映画の美しさに感銘を受けたよ。ケネスによって本作は実に見事に構成され、すべての小さなパズルのピースが合わさっていくのを目の当たりにした。ケネスは真の天才だ。彼が望むものなら何でも一緒に撮りたいね。

 

■ミシェル・ファイファー
ジョニーと一緒に仕事をするのは2度目だったのだけれど、素晴らしかったわ。毎日楽しくて仕方がなかった。一緒に演技をするのが楽しい相手で、多くのものを与えてくれ、遊び心があり、必要あれば邪悪な感じにもなるわ。素晴らしい俳優陣との仕事で、その一員であることがとても光栄だった。

 

■ジュディ・デンチ
撮影現場ではデレク(・ジャコビ)もケン(ケネス・ブラナー)をはじめ、旧友がたくさんいたので、とても楽しかった。ケンがすべてをうまくアレンジしてくれたので、楽しいという思いにあふれていたわ。
今では正に伝説的と言えるクリスティーの代表作だけれど、あまりに多くの人がこの映画のエンディングを知らないのには驚かされる。でも、それは良いことよ。誰が犯人なのかを知らない若者たちが大勢観に来るというのは良いものね。

 

■ペネロペ・クルス
私が演じた女性は、大きな秘密を抱え、過去に大きなトラウマがあり、それを癒やす方法を模索している人物なの。私たちは誰もがトラウマを経験していますが、彼女の場合はそれがとても極端なの。それに向き合う方法を探している人物で、キャラクターを大事にして演じたわ。

 

■デイジー・リドリー
撮影現場ではとても緊張したのだけれど、すぐにリラックスでき楽しかったわ。以前はスター・ウォーズの撮影が待ちきれなかったけど、今度はこの映画の撮影が待ちきれなかった。毎日、みんなと一緒にいられると思うとワクワクして仕事場に行ったわ。
クリスティーは素晴らしいイギリス人作家で、時代を先取りしていたわ。彼女の作品にいつか出たいと思っていたけれど、このような形で実現するとは思っていなかった。素晴らしいわ。信じられなかった。そうして今ここにいるというわけよ。

 

『オリエント急行殺人事件』

12月8日(金)全国ロードショー

監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス

配給:20世紀フォックス映画

 

©2017Twentieth Century Fox Film Corporation

 

 

 

「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」宮迫博之・おかずクラブが参戦&吉川晃司ED曲解禁

2018年1月13日(土)公開の「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」にゲスト声優として、宮迫博之(雨上がり決死隊)とおかずクラブ(オカリナ、ゆいP)の参加が決定し、コメントが到着。併せて、吉川晃司が書き下ろしたエンディングテーマ「The Last Letter」の楽曲を初解禁する<最新予告編>が公開された。

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「マジンガーZ」の中でも、ファンの人気が高い敵キャラクターで、縦半身ずつの男女が合体した“あしゅら男爵”の男性側を宮迫博之が務め、女性側は女優であり声優としても活躍する朴ろ美が務める。2人で1役を演じる難しい役どころを、息の合った迫力の演技を見せている。

 

おかずクラブの2人は、新キャラクターで4人組の戦う統合軍所属アイドル「マジンガールズ」のピンクをゆいPが、ブルーをオカリナが務める。

 

公開された予告編では、無限の可能性を秘める第三の魔神“インフィニティ”の重圧感たっぷりな姿に続き、主人公・兜甲児(CV:森久保祥太郎)の「マジーンゴー!」の掛け声と共に、本作のために新録された水木一郎によるおなじみのテーマ曲「マジンガーZ」に併せてマジンガーZが出撃。

 

謎の復活を遂げたDr.ヘル(CV:石塚運昇)、ブロッケン伯爵(CV:藤原啓治)、あしゅら男爵(CV:宮迫博之&朴ろ美)に率いられ、次々と襲いかかる機械獣軍団を圧倒的なパワーで一掃するマジンガーZ。かつて甲児と共に世界を救ったもう一人の英雄・剣鉄也(CV:関俊彦)がパイロットを務めるグレートマジンガー。戦う統合軍所属アイドル・マジンガールズ(CV:オカリナ、ゆいP、田所あずさ、伊藤美来)専用ロボット・ビューナスA軍団。甲児の実弟・兜シロー(CV:花江夏樹)が操縦する量産型戦闘マシン・イチナナ式らが参戦する様子も映し出される。

 

次のシーンでは、今回の予告編で初解禁される吉川晃司書き下ろしのエンディングテーマ「The Last Letter」が感動を盛り立てる中、無数の機械獣、Dr.ヘルが乗り込む悪のロボット・地獄大元帥に苦戦を強いられボロボロになったマジンガーZの衝撃的な姿が。世界中の人々が見守る中、最後の出撃を果たすマジンガーZ。甲児を待つ弓さやか(CV:茅野愛衣)の涙の意味は…。

 

<宮迫博之/あしゅら男爵(男性)役 コメント>

「今までも声のお仕事はやらせていただいておりますが、(誰かと)一緒に声を合わせる、という作業が初めてで、非常に楽しくもあり、難しくもありました。(一緒にやった朴ろ美さんに)引っ張っていただきました。声をそろえる長ぜりふは『よくあったな』と思います。(『マジンガーZ』は)兄の世代ですが、私は再放送を見ていました。マジンガー・シリーズはほぼ全部見ています。超合金をおばあゃんに買ってもらうために、おもちゃ屋で2時間『買うてくれ』と寝ころんだことがあります。グレンダイザーは買ってくれなかったです。ちょっと高かったので。でも、グレートマジンガーは買ってもらいました。マジンガーZは、従妹が持ってたので、借りて遊んでました。僕の声質がそうなんですが、だいたい悪役しか来ないんです。あしゅら男爵は、もちろん知ってました。悪役ですけど、大好きなキャラクターなので、その男役をやらせてもらうなんて、うれしかったです」

 

<ゆいP(おかずクラブ)/マジンガールズ・ピンク役>

「難しかったです。私たち、声優のお仕事を何度かやらせていただいて、ハリウッド映画(『キング・オブ・エジプト』)の吹き替えや、『レゴ・バットマン』では3Dアニメーションでの吹き替えをやりましたが、こうしたアニメの声優をやらせていただいたのは、初めてでした。新鮮でした。

 

本当に(見た目が)すごいキャラクターで、ロングヘアで、ハイレグで、普段私たちでは出せないような感じで。でも、等身大でできました(笑)。妖怪とか化け物系のオファーが来たことがなくて、今までセクシー系のオファーで(笑)。

 

皆さん、そういう風に(私たちを)見てらっしゃるのかな、と思ってます。ただ、お客さんには、誰かわからない状態で見てもらうのがうれしいです。テロップが出た時に、『えっ!おかずクラブだったの』というのがいいです。

 

痩せたら、あのキャラクターに似るんじゃないかな。あの衣装も着てみたいですね」

 

<オカリナ(おかずクラブ)/マジンガールズ・ブルー役>

「(一緒に声を)合わせるからか、難しかったです。今までも、2人で合わせるのは得意だったはずなのですが、今回は難しかったです。今回の役は『私たちらしい役だな』と思っています。セクシーで、露出が激しめの女性(役)が多いですね。私たちと気づかないで、見てほしいですね。『マジンガーZ』は、タイトルと水木一郎さんの歌のイメージは知ってました。親は喜ぶかも。マジンガーZは男の人の憧れのアニメに、まさか自分の娘が、あのミサイルを放つとは、と思ってくれると思います。声の配役が来たってことは、どうにかしたら、あの役になれると思っています」

 

「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」

2018年1月13日(土)全国ロードショー

森久保祥太郎 茅野愛衣

上坂すみれ 関俊彦 小清水亜美 花江夏樹 高木渉 山口勝平 菊池正美

森田順平 島田敏 塩屋浩三 田所あずさ 伊藤美来 朴ろ美 藤原啓治 石塚運昇

石丸博也 松島みのり/おかずクラブ(オカリナ・ゆいP)/宮迫博之

原作:永井 豪監督:志水淳児

脚本:小沢高広(うめ) キャラクターデザイン:飯島弘也 メカニックデザイン:柳瀬敬之 美術監督:氏家 誠(GREEN)

CGディレクター:中沢大樹 井野元英二(オレンジ)  助監督:なかの★陽 川崎弘二 音楽:渡辺俊幸

オープニングテーマ「マジンガーZ」水木一郎

エンディングテーマ「The Last Letter」吉川晃司

アニメーション制作:東映アニメーション 配給:東映

公式サイト:mazinger-z.jp

 

©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

道重さゆみがハロプロオーディション密着番組でナレーションを担当

無料インターネットテレビ局・AbemaTV(アベマティーヴィー)の「AbemaSPECIALチャンネル」で11月13日(月)にスタートする新番組『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション』のナレーションを、道重さゆみが務めることが決定した。

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この番組は「ハロー!プロジェクト」が20周年という節目を迎える2018年に向けて開催している「ハロー!プロジェクト新メンバーオーディション」に約7年ぶりにテレビが完全密着したドキュメンタリー番組。

 

第1回の放送では、元モーニング娘。メンバーでOGの矢口真里、保田圭、元Berryz工房のメンバーでOGの熊井友理奈、アンジュルムの現役メンバーでリーダーを務める和田彩花、Juice=Juiceの金澤朋子、高木紗友希をスタジオに迎え、オーディションの行方を見守る。

 

今回、モーニング娘。に歴代メンバー最長となる11年10か月在籍し、約2年の活動休止後の今年3月に復帰を果たした道重さゆみが番組のナレーションを務めることが決定。道重は「オーディション候補生達が一生懸命頑張っている姿を見て、本当に“頑張れー!”って応援したくなりました。モーニング娘。単体ではなく、ハロー!プロジェクト全体のオーディションというのは初なので、どのグループに入るのかな?とか、この子はあのグループが合いそうだなとか自分的に見たりとかして、いろんな見方ができて、面白かったです」とコメントを寄せている。

 

第1回では、全国から集まった応募者の中から、89名が選ばれ、東京会場と大阪会場にて行われた2次審査の模様を放送。東京会場では、バイリンガルの双子や両親に夢を託された元気少女、大阪会場では8頭身中学生や大分温泉アイドルからハロプロオーデイションに挑戦した少女まで、幅広い背景を持つ少女たちが必死に挑戦する姿を追う。

 

審査員の目に止まった少女の中には、以前ハロー!プロジェクトのオーディションを受け、研修生になることを辞退してしまったことを後悔して再挑戦する少女、ミュージカルからアイドルを目指す少女なども。少女たちのオーディション風景を見ながら、矢口は「みんな泣かないし、ちゃんと自己PRして偉いね」と感心。果たして2次審査を受けた89名の中から、何人が通過するのか。

 

さらに、矢口や保田などOGメンバーがオーディションを受けたきっかけや、面接時の心境などもトークするほか、現在のハロー!プロジェクトメンバーの過去のオーディション映像など、秘蔵映像も放送する。

 

<道重さゆみ コメント>

今回、映像を見ながらナレーションをさせていただいたのですが、オーディション候補生達が一生懸命頑張っている姿を見て、本当に「頑張れー!」って声を出して応援したくなりました。
モーニング娘。単体ではなく、ハロー!プロジェクト全体のオーディションというのは初めてなので、「どのグループに入るのかな?」とか、「この子はあのグループが合いそうだな。」とかそんな事を考えながらナレーションしていました。候補生のみんなほとんどが、既にキャラが出来上がっていて、そこにもびっくりしちゃいました。「ものまねとか、学校で流行っているのかな?」とか、「ここは色々考えてきたんだろうな」とか、いろいろな事を想像しながら見ることができたのでそれがすごく面白かったですね。
この20周年という節目を迎えて、これはお世辞でもなんでもなく、ハロー!プロジェクト全体にものすごい勢いを感じています。その中でも、特にモーニング娘。は後輩たちがこの2、3年ガムシャラに頑張り続けてきた結果が形になって表れてきてるなぁと感じています。
この勢いに乗って、20周年を迎えたハロー!プロジェクトが、更に大きく飛躍していくことを楽しみにしています。

 

AbemaTV『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション~』#1
初回放送日程:11月13日(月) 夜9時~10時(予定)
初回放送チャンネル:AbemaSPECIALで1時間放送

<キャスト>
矢口真里、保田圭、熊井友理奈、和田彩花(アンジュルム)、金澤朋子(Juice=Juice)、高木紗友希(Juice=Juice)

 

初回放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/8Sy7ajg1ohzfcK

 

AbemaTV『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション~』#2

放送日程:11月20日(月) 夜10時30分~11時
放送チャンネル:AbemaSPECIAL

<キャスト>
矢口真里、吉澤ひとみ、矢島舞美、和田彩花(アンジュルム)、金澤朋子(Juice=Juice)、高木紗友希(Juice=Juice)

 

放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/8Sy7akCu2u2mB5

 

※『少女たちの決断~密着!!ハロー!プロジェクト20周年オーディション~#3』は11月20日(月)夜11時より「Abemaビデオ」で放送。以降毎週月曜夜10時30分より「AbemaSPECIAL」、夜11時より「Abemaビデオ」でレギュラー放送

 

©AbemaTV

 

 

LINE MUSICで聴ける! ギャランティーク和恵が選ぶ“秋の気分にひたれる歌謡曲”プレイリスト

みなさんこんばんは、ギャランティーク和恵です。毎月その季節に合わせた歌謡曲を10曲選び抜き、みなさんにご紹介する「マンスリー歌謡プレイリスト」。今月は「秋」をテーマに選んでみました。秋の歌はどこかセンチメンタルでセピア色をしたような歌が多いですね。選曲してるあいだそんな歌ばっかりを聴いていたもんだから、心が枯葉のようにカッサカサになってしまいました。だ……だれか水分補給してぇ〜。

20170331-i04 (1)↑ギャランティーク和恵さん(撮影:下村しのぶ)

 

せっかく選んだ曲なので、ぜひみなさまに聴いて頂きたく、今回は音楽聴き放題サービスの「LINE MUSIC」でプレイリストを作りました。アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ぜひLINE MUSICでワタシのプレイリストを楽しんでみてくださいね。

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※PCから試聴可能(Chromeブラウザでは動作しない場合があります。その場合はほかのブラウザでお試し下さい)
※スマホ・タブレットで試聴する場合は「LINE MUSIC」アプリ(無料/アプリ内課金)が必要となります

 

【11月のプレイリスト】

01.心のこり/細川たかし
(作詞:なかにし礼 作曲:中村泰士)
トップバッターは爽やかなこの曲から。1975年4月にリリースされた細川たかしさんのデビュー曲。三連のリズムにサックスが咽び泣くイントロに、旅の出発を後押しするような晴れ晴れとした爽やかさを感じさせます。少し肌寒くなってくる冷たい秋風が、背筋を伸ばし襟を正すような気持ちにさせるこの季節がとても大好きです。「私バカよね〜おバカさんよね〜」という出だしの歌詞が印象的で、むしろ「私バカよね」というタイトルになりそうだったところを、さすがにデビュー曲でそれはないよ……ということで「心のこり」になったという冗談のような話も。

 

02.メランコリー/梓みちよ
(作詞:喜多條 忠 作曲:吉田拓郎)
お次はオシャンティー姉さんこと、梓みちよさんの1976年9月リリースのシングル曲。乃木坂という街は赤坂と六本木と青山に挟まれた、少し静かで隠れ家的なイメージのある街。そんなオシャレな乃木坂あたりではイイ女って言われてんだけどさ……と自分で言うアズアズの気位の高さが素敵。そんな気位が邪魔をして、秋だというのに恋も出来ないしフラっと旅にさえも行けない。可愛げのある女になんかなれない自分自身を諦めてしまう感じが、もう痛いほど分かるわアニキ! ……あ、姉さん! 吉田拓郎さんに「わざと下手に歌ってください」と指示され、レコーディングで実際に下手に歌ったところ「OKです!」と言われ、「フォークってつまんないわね!」と言い放ったというアズアズらしい逸話が好き。

 

03.色づく街/南 沙織
(作詞:有馬三恵子 作曲:筒美京平)
お次はこの曲、1973年8月にリリースした南 沙織さんのシングル曲。健康的で奔放なイメージの10代の頃のシンシアにとっては少しアダルトな雰囲気の歌。色づく街、というのは恐らく街路樹なんかの木々の葉が色を変えてゆくという意味なのだろうと思うのですが、そういう秋の景色と失恋というのはどう考えても相性がいいものですね。そして夕暮れの風景というものしかり。しかしシンシア、そんな色づく街のなかでまだ青い落ち葉を拾い、なんと、噛みます。意味わかりません。どういう心境なのでしょうか。「まだ青いクセになに落ちてんのよ! バカッ!」という意味でしょうか……。有馬三恵子センセー、教えてください。

 

04.枯葉の街/由紀さおり
(作詞:山上路夫 作曲:いずみたく)
お次はそんな枯葉舞い散る歌。1969年10月にリリースされた由紀さおりさんのシングル曲。口笛から始まるイントロからしてもう木枯らしがピューピュー吹いているような景色が目に浮かびます。渋谷 毅センセーの優しさ満ち溢れるアレンジが本当に素晴らしい。西洋の映画音楽かな?と思ってしまうような、日本ではないどこか違う国の街角が思い浮かび、その街路の石畳に枯葉が舞い散るなかをトレンチコートを着た女が歩いている……そう思わせるのは、やはり由紀さおりさんのクラシカルでエレガントな歌声が故でしょう。もちろん、新宿西口大ガードの交差点なんかで人混みに押されながら副都心エリアへトボトボと歩くにも良いBGMになります。寒い季節と副都心は相性がよろしいかと。

 

05.恋人よ/五輪真弓
(作詞・作曲:五輪真弓)
誰もが知ってる秋の歌。1980年8月にリリースの五輪真弓さんの大ヒット曲。ピアノの重々しいダーンッダッダーンというイントロからもう絶望感溢るるスタート、そして出だしの歌詞の「枯葉散る夕暮れ」で一気にセピア色の景色が広がり、もう秋気分満載です。そして何といっても五輪さんの歌唱力でしょう。一度生で拝聴させていただいた時の感動は忘れられません。この大ヒット曲が生み出される前、彼女はフランスの歌手「アダモ」に見出されて単身でフランスへ渡り修行、そのあいだシャンソンに傾倒していたらしく、帰国後にこのような曲が生まれたという逸話もあり。五輪だけに(……)。ちなみに2番で「マラソン人(びと)が行き過ぎる」という歌詞に「マラソン人って何だよ!」といつも突っ込んでしまいます。五輪さんゴメンナサイ。

 

06.ワインレッドの心/安全地帯
(作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二)
ロマンティーク歌謡の代表曲。1983年11月にリリースされた安全地帯による大名曲です。秋……? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ワインレッドって聞くと秋を感じませんか? しかもこのセンチメンタルな曲調はどうしたって秋に聴きたくなります。井上陽水さんと玉置浩二さんの黄金コンビが作り出す耽美的な歌世界。怪しい色気を放つ言葉の魔法にかけられて恋に落ちてしまうような、罪の香りさえする井上陽水さんの歌詞と、それを狂おしく情熱的に歌い上げる玉置浩二さんのヴォーカルが心を震わせます。現在の玉置浩二さんもますます色っぽく、それこそイケナイ恋に落ちてしまいたくなるようなダンディズムは健在です。

 

07.ワインカラーのときめき/新井 満
(作詞:阿久 悠 作曲:森田公一)
お次はワイン繋がりでこの曲。1977年にリリースされた新井 満さんのシングル曲。カネボウ化粧品の77年秋のキャンペーンソングとして作られ、新井 満さんはそのとき広告代理店に勤めていた社員だったとのこと。カネボウ化粧品と資生堂が毎年キャンペーンソングで競い合っていた時代、前年に資生堂の秋のキャンペーンソング「揺れるまなざし」を歌っていた小椋 佳さんが銀行員だったこともあり、そういう風潮などもあって新井 満さんの抜擢だったのでしょうか。ちなみに新井 満さんは「千の風になって」の訳詞をされた方。非常に多彩な方だとお見受けいたします。中年男性が若い女の子に恋をした時の諦めと葛藤を描いていて、ワタシもそんな歳になってきて妙に沁みてくる歌です。ちなみにLINE MUSICでのプレイリストでは新沼謙治さんバージョンでお送りいたします。こちらも素敵よ。

 

08.秋桜/山口百恵
(作詞・作曲:さだまさし)
1977年10月にリリースされた山口百恵さんのシングル曲。1970年代はフォーク・ニューミュージック系のミュージシャンを歌謡曲の作家に起用することが多かった。1974年に吉田拓郎さんが森 進一さんへ、そして1975年には小椋佳さんが布施 明さんに書いた曲が連続でレコード大賞を獲得するなか、山口百恵さんが恐らく1977年にレコード大賞を狙っての意欲作だったと思われます。しかしそこにはジュリーが立ちはだかり、金賞にノミネートされたものの獲得とはならず。歌謡曲黄金期の激しい戦いに惜しくも破れたものの、大賞に選ばれても遜色ない大名曲です。まるでこの先の結婚を意識したような、嫁ぐ日の前日に育ててくれた母への感謝の思いを歌った歌です。「この頃涙もろくなった母が」という歌詞、気づくとワタシの年齢は百恵というよりはむしろこの母の方に近くなっていることに驚愕……。LINE MUSICでは曲を書いたさだまさしさんバージョンでお楽しみ下さい。

 

09.思秋期/岩崎宏美
(作詞:阿久 悠 作曲:三木たかし)
同世代のアイドルからもう1曲。1977年9月にリリースされた岩崎宏美さんのシングル曲。前曲の「秋桜」と同じ時期にリリースされており、この曲も1977年のレコード大賞で金賞にノミネートされたものの惜しくもレコード大賞に届かず。こちらは青春を駆け抜けた10代の最後の時を迎えた時に、振り返るとそこには失った出会いや傷ついた思い出の数々があり、そしてそんな「青春」たちにさよならを告げる歌。「思秋期」は、「思春期」という言葉から作られた阿久悠さんの造語だと思われますが、恋を覚える「春」から無邪気に戯れる「夏」、そして失恋を覚える「秋」という季節の移ろいにその心情を重ね、青春を振り返る時を「思秋期」と表現した阿久 悠さんの素晴らしさ。そして溢れんばかりの情感で歌い上げる岩崎宏美さんの歌の素晴らしさをぜひ堪能してください。

 

10.燃える秋/ハイ・ファイ・セット
(作詞:五木寛之 作曲:武満 徹)
そして最後はこの曲。1978年11月にリリースされたハイ・ファイ・セットのシングル曲。映画「燃える秋」の主題歌として制作されたもの。作詞にその映画の原作者でもある五木寛之さん、そして作曲には武満 徹さん! 歌謡曲としては珍しいクレジットです。しかしAメロが……あれ、出だしが何となく4曲目に選んだ由紀さおりさんの「枯葉」に似ているわ……。枯葉のイメージにはこういったメロが浮かんでくるのかもしれません。そしてサビでは一気に景色が変わり、美しく紅葉した大自然が広がります。ヴォーカルの山本潤子さんの透き通る声とそれを包み込む美しいハーモニーが、澄み切った冷たい秋の空気に響いているようなスケールの大きな曲です。実はワタシも去年のこの時期にリリースした「ANTHOLOGY#3」でこの曲をカバーさせていただきました。この壮大さを表現出来ているかは分かりませんが……LINE MUSICでもお聴き頂けますので、ぜひチェックしてみて下さいね。

 

20171108-i09(5)↑LINE MUSICではギャランティーク和恵さんの作品も配信中

 

以上、今月のプレイリスト、11月は秋をテーマにお送りいたしました。もう暦では立冬を過ぎ、秋も終わりを迎えようとしております。そんな残り少ない秋の日に思いっきりセンチメンタルな気分に浸るのもまた風流。どうぞLINE MUSICでこのプレイリストをイヤホンで聴きながら街のなかをひとり、失恋気分で歩いてみてはいかがでしょうか? でも、気持ちが入りすぎて、つい人混みのなかで「恋人よぉぉぉ〜〜!」と涙ながしながら口パクとか、しないようにね。そういうのはおウチでやりましょう。

名曲ぎっしり!安室奈美恵 オールタイム・ベストアルバム「Finally」発売【全曲リスト】

安室奈美恵のオールタイム・ベストアルバム「Finally」が、11月8日に発売された。

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今年9月、引退を発表した安室。その翌日に発売を発表したベストアルバムは、好調に予約が推移し主要ECサイトでは軒並み1位を獲得。CD販売店などから所属レコード会社へのオーダーは、発売前日までに100万枚を越えたという。

 

CDは3枚組で、52曲を収録。1992年発売のデビュー曲「ミスターU.S.A.」から、2017年発売の最新シングル曲「Just You and I」までの45曲(うち39曲が新たにレコーディング)に加え、パッケージ初収録となる「Christmas Wish」、新曲全6曲が収録されている。

 

45曲には「ミスターU.S.A.」「TRY ME ~私を信じて~」をはじめ、小室哲哉プロデュース時代の大ヒット曲「CAN YOU CELEBRATE?」「Body Feels EXIT」「SWEET 19 BLUES」。セルフプロデュース時代から「Love Story」「Baby Don’t Cry」「NEW LOOK」。アルバム初収録となる、2016年NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソング「Hero」や、ドラマ『僕のヤバイ妻』主題歌「Mint」や、ドラマ『母になる』主題歌「Just You and I」など、超有名曲がずらり。さらに「ミスターU.S.A.」(1992年)から「TSUKI」(2014年)までは、ヴォーカルを新たにレコーディングした新録となっている。

 

新曲全6曲は、現在放送中のドラマ『監獄のお姫さま』主題歌「Showtime」、アニメ『ONE PIECE』主題歌「Hope」、HuluCMソング「Do It For Love」、『NEWS ZERO』テーマ曲「Finally」、セブン-イレブン Magical Christmas イメージソング「Christmas Wish」、NTTドコモ 25th Anniversary CMソング「How do you feel now?」となる。

 

映像付き商品には、アルバム初収録となるミュージック・ビデオ「Red Carpet」以後「Just You and I」までの6曲に加え、ここにも新曲を収録。うち3曲の「Showtime」「Do It For Love」「Finally」MVは、既に公開され話題に。未発表の「Christmas Wish」「How do you feel now?」MVにも注目が集まる。

 

Namie Amuro
ALL TIME BEST ALBUM「Finally」
発売中

 

CD3枚組+DVD(スマプラミュージック&ムービー対応)
¥4,300+税

CD3枚組+Blu-ray(スマプラミュージック&ムービー対応)
¥4,800+税

CD3枚組(スマプラミュージック対応)
¥3,500+税

※いずれも、初回BOXスリーブ仕様

 

<収録内容>

■Disc 1
01「ミスターU.S.A.」
02「愛してマスカット」
03「PARADISE TRAIN」
04「TRY ME ~私を信じて~」
05「太陽のSEASON」
06「Body Feels EXIT」
07「Chase the Chance」
08「Don’t wanna cry」
09「You’re my sunshine」
10「SWEET 19 BLUES」
11「a walk in the park」
12「CAN YOU CELEBRATE?」
13「How to be a Girl」
14「I HAVE NEVER SEEN」
15「RESPECT the POWER OF LOVE」
16「NEVER END」

 

■Disc 2
17「Say the word」
18「I WILL」
19「SO CRAZY」
20「GIRL TALK」
21「WANT ME, WANT ME」
22「CAN’T SLEEP, CAN’T EAT, I’M SICK」
23「Baby Don’t Cry」
24「FUNKY TOWN」
25「NEW LOOK」
26「ROCK STEADY」
27「WHAT A FEELING」
28「Dr.」
29「Break It」
30「Get Myself Back」
31「Fight Together」
32「Tempest」
33「Sit! Stay! Wait! Down!」
34「Love Story」

 

■Disc 3
35「arigatou」
36「Damage」
37「Big Boys Cry」
38「Contrail」
39「TSUKI」
40「Red Carpet」コーセーコスメポートOLEO D’OR TVCMソング
41「Mint」関西テレビ・フジテレビ系火曜22時連続ドラマ「僕のヤバイ妻」主題歌
42「Hero」NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソング
43「Dear Diary」映画『デスノート Light up the NEW world』主題歌
44「Fighter」映画『デスノート Light up the NEW world』劇中歌
45「Christmas Wish」セブン-イレブン Magical Christmas イメージソング
46「Just You and I」日本テレビ系水曜ドラマ「母になる」主題歌
47「Hope」フジテレビ系アニメ「ONE PIECE」主題歌
48「In Two」
49「How do you feel now?」NTTドコモ 25th Anniversary CMソング
50「Showtime」TBS系 火曜ドラマ「監獄のお姫さま」主題歌
51「Do It For Love」Hulu CMソング
52「Finally」日本テレビ系「NEWS ZERO」テーマ曲

全52曲収録

 

■DVD/Blu-ray
「Red Carpet」
「Mint」
「Hero」
「Dear Diary」
「Fighter」
「Christmas Wish」
「Just You and I」
「In Two」
「How do you feel now?」
「Showtime」
「Do It For Love」
「Finally」

全12曲収録

 

安室奈美恵オフィシャルサイト:http://namieamuro.jp/

 

 

松嶋菜々子&西島秀俊が古代エジプトのミステリーに迫る!「一緒に謎解きに参加していただけたら」

スーパープレミアム『古代エジプト 3人の女王のミステリー』(BSプレミアム 11月25日(土)後9・00)の取材会に松嶋菜々子、西島秀俊が登場。エジプトロケの思い出を語った。

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3000年の歴史を誇る古代エジプトの3人の女王の謎に迫る。番組で追うのは、女性として初めて国の頂点に立ったと考えられるハトシェプスト女王、ツタンカーメンの養母・ネフェルティティ、古代エジプト最後のファラオ(王)クレオパトラ。松嶋菜々子と西島秀俊がエジプトに飛び、女王たちにまつわる謎を解きながらその姿に迫る。

 

2つ返事でオファーを快諾したという松嶋は「エジプト旅行に行った周りの人たちが、『素晴らしい』『もう1回行きたい』と100%言っていて。評判もさることながら、美しさを武器に女王に君臨していたという今までのイメージを覆す物語を探っていくところにひかれまして、今回楽しみに行かせていただきました」と出演の経緯を明かした。

 

一方、5年前にドキュメンタリー番組で一度エジプトを訪れていたという西島は「実はツタンカーメンの前に2人謎の王がいるっていうことであったり、ツタンカーメンの義理の母親のネフェルティティがかなり謎めいた人物であったり、エジプトに行った後に自分が興味をかきたてられることがたくさん増えていて。僕もぜひ参加させてくださいということで参加させてもらいました」と。

 

エジプトロケは過酷だったと何度も繰り返した西島は「ずっと景色が変わらない中、片道4時間半って聞いてたんですけど車に6時間以上揺られて(笑)。何もない風景を撮って帰ってきたっていうのが印象深かったです(笑)」と述懐。ほかにも「カルナック神殿には毎日通ったので、3日目ぐらいからゲートの人も『何しに来てんの、君?』って感じで何のチェックもしてくれなくて(笑)。そういう、過酷なロケでした」と旅を振り返った。

 

さらに西島は「ずいぶん松嶋さん楽なところでロケしてるなと思って(笑)。あんまり大変そうじゃないので、被写体の問題なんだなって思いました」とボヤきが止まらず、松嶋は「素敵なとこばっか行ってるね、って言われましたけど結構過酷だったんです(笑)」と反論。現地ではスタッフからのむちゃぶりもあったそうで「クレオパトラになったつもりで演説をするとか…半笑いで(笑)。大したことはないんですけど」と小声で明かしていた。

 

見どころについては「今までのイメージを覆すような新事実が分かると思います。それは仮説だけではなく、実際手にとって見られるものが映像として出てきますので、ぜひ番組をご覧になって一緒に謎解きに参加していただけたらと思います」(松嶋)、「よく映画で描かれるような女王のイメージみたいなものとはと全く違う、素晴らしい知性と本当にクリエイティブな芸術性にあふれた人物たちだったということがとてもよく分かるドキュメンタリーになっているので、ぜひ見ていただいて新しい真実の女王の姿を見ていただきたいです」(西島)とそれぞれアピールした。

 

スーパープレミアム『古代エジプト 3人の女王のミステリー』は、BSプレミアムにて11月25日(土)後9・00~11・00放送。

 

 

アットホームな職場です!?映画「ジャスティス・リーグ」ヒーロー求人動画公開

11月23日(木・祝)公開の映画「ジャスティス・リーグ」から、バットマン自らが超人の募集を告知する動画が公開された。

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ジャスティス・リーグのリーダーで、超人スカウト計画の中心人物であるバットマン。超人募集動画では、年齢、経歴不問、服装、髪形自由、未経験者大歓迎など、かなり間口の条件で超人を募集。「新人でも即戦力に」(フラッシュ)、「スキルを生かして働ける環境」(アクアマン)、「女性が働きやすい職場」(「ワンダーウーマン)、「車通勤も可」(バットマン)とヒーローそれぞれの特徴をイジったコミカルな映像となっており、最後は「アットホームな職場です!」と応募者の背中を押す決めせりふで締めくくられる。

 

ジャスティス・リーグのメンバーは、戦闘経験0の世界最速ヒーローのフラッシュ、姉御肌で最強美女戦士のワンダーウーマン、荒くれものだが海の王・アクアマン、そして全身デジタルデバイスのサイボーグなど、クセの個性的なヒーローばかり。そんなメンバーをまとめるバットマンを演じたベン・アフレックは、「彼は究極の一匹狼だったが、今はリーグを結成するという使命がある。でも初めはうまくいかないんだ」とスカウト作戦の難しさを語る。さらに「それぞれにパワフルで個人行動に慣れていて、性格もバラバラなヒーローたちを協力させるのはとても大変なんだ。意気投合するヒーローもいれば、衝突するものもいる。そんなグループをまとめていくのは簡単なことではないんだよ…」とその苦労を語っている。

 

 

「ジャスティス・リーグ」
11月23日(木・祝)全国ロードショー

監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、エズラ・ミラー、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

 

 

 

岡村隆史「リアルなやつですか?」『めちゃイケ』終了に絶句

11月4日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、同番組が来年春に放送を終了することが発表された。

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『めちゃ×2イケてるッ!』は、1996年10月19日(土)に放送を開始。来年、番組開始から22年目の春にその歴史に幕を下ろすこととなった。

11月4日放送回の番組終盤、岡村が収録を終え、ロケ車に戻ってきたところで、番組総監督がインタビューを敢行。その中で、総監督から直接、岡村に来年春に『めちゃ×2イケてるッ!』が終了することが伝えられた。

 

<岡村隆史インタビュー(11月4日放送『めちゃ×2イケてるッ!』より抜粋)>

総監督:「今日は、岡村さんを驚かそうと思って来たわけじゃないんだけども、“めちゃ×2イケてるッ!”、終わります」

岡村:「えっ(絶句)」

総監督:「“めちゃイケ”、終わります」

岡村:「“めちゃイケ”…。リアルなやつですか?」

総監督:「はい」

岡村:「えー。まじに、終わるということですよね?」

総監督:「はい。来年の春」

岡村:「びっくりしてますけど…」

総監督:「悲しい話をしようと思って、今日は来たわけじゃないんです。何となく、分かります?」

岡村:「何となく分かります。まだ僕自身、あまり整理できていないところがありますけども。今、思えばですよ、(三浦大知のオファーシリーズに向けた練習で)5秒くらいしか休憩しなかったことがあったじゃないですか、何か取りつかれたみたいに練習したと思うんですね。それはたぶん、笑いの神様が“(練習を)やっとけ”って言って、僕の意思よりも笑いの神様が勝手にやらせていたのかもしれませんね」

総監督:「どんな番組になるかは分からないですが、(放送終了まで)半年間のプロジェクトということなんですよ。半年間がどういう番組になるかは、やっぱりメンバーの気持ち次第だと思います」

岡村:「本当に、今回の(三浦大知の)オファーでやり切って、良かったなぁと思いますね、今、ほんまに」

総監督:「もし、大知くんのステージに、何か忘れ物をしようものなら、それを取りに行かなきゃいけないと思うんですけど、たぶん、それは残っていないと思うんですよ。今、とりあえず、パッと後ろを見て、忘れ物、落とし物はないでしょ?」

岡村:「ないですね、はい」

総監督:「それは大事なことだし、良いことだと思います」

岡村:「今となっては、100点(三浦大知のステージで披露したダンスへの自己採点)と言っておいて良かったという思いもあります」

 

『めちゃ×2イケてるッ!』

毎週(土)午後7時57分~8時54分

 

<キャスト>

ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)
よゐこ(濱口 優、有野晋哉)
極楽とんぼ(加藤浩次)
雛形あきこ
鈴木紗理奈
オアシズ(光浦靖子、大久保佳代子)
武田真治

ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)
たんぽぽ(川村エミコ、白鳥久美子)
敦士
重盛さと美

 

©フジテレビ

 

 

 

浜田省吾のライブ映像『旅するソングライター』18年2月公開!特報&ポスター解禁

浜田省吾のコンセプチュアル・ライブ映像『旅するソングライター』が、2018年2月9日(金)より全国の映画館で2週間限定公開されることが決定し、ポスタービジュアルと第1弾特報が解禁された。

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本作は、浜田が2015年に行った9年ぶりのホールツアーと25万人を動員した翌年のアリーナツアーの映像に、コンセプチュアルな映像も加えたスケール感あふれる作品。2018年2月9日(金)から22日(木)の2週間限定で、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかで公開を予定している。

 

また、公開1週間前の2月2日(金)には、業界初となる一夜限り<ドルビーアトモス>全国21劇場での一斉上映も決定。コンサート会場の興奮を、Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)の多次元サウンドでリアルに再現する。

 

 

SHOGO HAMADA
ON THE ROAD 2015-2016
『旅するソングライター』
“Journey of a Songwriter”

 

2018年2月9日(金)~22日(木)
2週間限定 通常上映

 

ムビチケカード(全国共通鑑賞券)先行発売開始:11月28日(火)より

 

<一夜限り、仕事帰りにハマショー>
2018年2月2日(金)
一夜限り<ドルビーアトモス>全国21劇場、初の一斉上映

チケット(座席指定券)先行受付期間:11月13日(月)~19日(日)

監督:板屋宏幸
企画製作:ROAD&SKY
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
配給協力:REGENTS
宣伝:MUSA
協力:SME Records

公式:http://hamasho-tabisuru.jp

©Road & Sky

 

 

 

“伝説のジェダイ”が闇堕ち!?『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』新ビジュアル&特別映像公開

12月15日(金)公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から新ビジュアルと特別映像が公開された。

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公開されたのは、<光>を表すライトサイドと<闇>を表すダークサイドが対となるビジュアル。ライトサイドには、レイをはじめレイアやBB-8、ポー・ダメロン、C-3POとR2-D2のレジスタンス側のキャラクターたちの姿が。一方のダークサイドには、カイロ・レンやキャプテン・ファズマ、ハックス将軍のファースト・オーダーの面々が描かれる。ところが、誰もが“光の体現者”と疑わなかったルーク・スカイウォーカーが両サイドどちらにも登場している。ダークサイドで見せる暗い表情は、ルークがダークサイドへ堕ちてしまうことを暗示しているのか。ライトサイドに描かれたルークは精悍な顔つきで、強く何かを見据えている。“伝説のジェダイ”を待つのは、光か闇か――。

 

そして、デイジー・リドリーやジョン・ボイエガ(フィン役)、マーク・ハミルらキャストたちが本作について語る特別映像も公開。デイジーは「ライアンはキャラクターを新たな方向に導いていくの」、ジョンは「各キャラクターの物語を深く新しいものにしている」、そしてマークは「発見の連続」と語っている。さらにライアン・ジョンソン監督は撮影中ですら「とんでもない驚きが見つかる」と明かしている。『フォースの覚醒』の直後から描かれる本作で、レイ、ルーク、カイロ・レンにどんな変化が訪れるのか。

 

 

 

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
12月15日(金)全国公開

監督・脚本:ライアン・ジョンソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

 

©2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 

 

 

アスリートは戦々恐々!?ダウンタウン・浜田雅功MC『ジャンクSPORTS』8年ぶりにレギュラー復活

ダウンタウンの浜田雅功がMCを務めるスポーツバラエティ『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)がレギュラー番組として2018年1月に復活することが決定した。

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『ジャンクSPORTS』は、2000年4月にスタート。2004年1月にはゴールデンタイムに昇格し、2010年3月にレギュラー放送が終了した後も、不定期のスペシャル番組として放送をしている人気番組。

 

レギュラー番組としておよそ8年ぶりに復活する『ジャンクSPORTS』は、これまで同様、MCの浜田と各界で活躍する一流のアスリートたちがクロストークを繰り広げる。これからの期待されるアスリートたちをスタジオに招き、アスリート自身が話したいこと、伝えたいことを中心に、内容の濃いクロストークを展開する。

 

さらに、スタジオ新企画「ジャンクマッチ」も始動。「ジャンクマッチ」は、アスリートの驚異的な身体能力を生かした彼らならではの対決ゲーム企画で、スタジオにいる豪華なアスリートたちがその身体能力を披露。相撲、ラグビー、格闘家などパワー自慢のアスリートたちによるドラコン対決や、野球選手の2世たちによるスピードガン対決など、出演者に合わせて考えた番組オリジナルの対決ゲームを送る。進行は永島優美アナウンサーが担当する。

 

<浜田雅功(ダウンタウン)コメント>

「アスリートとの新たな出会いも楽しみですが、以前出演していたかつての選手たちがどれだけしゃべりの腕を上げているかも楽しみです(笑)。まだあまり知られていないスポーツもどんどん取り上げて一緒に盛り上げていきたいです! スタジオトーク以外の企画もやっていきます。自分も突然現場に行ったり、前よりも動いていきますので、アスリートの皆さんご注意を!」

 

『ジャンクSPORTS』

フジテレビ系

2018年1月スタート

毎週(日)午後7時~7時57分

MC:浜田雅功(ダウンタウン)

進行:永島優美(フジテレビアナウンサー)

 

©フジテレビ

S・ソダーバーグ監督が6年ぶり来日「日本映画の伝統に大変刺激を受けた」

11月18日(土)公開の映画『ローガン・ラッキー』が、第30回東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品として先行上映され、スティーヴン・ソダーバーグ監督が6年ぶりに来日し、舞台あいさつに登壇した。

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ソダーバーグ監督は「まず日本に招待してくださったTFC(東北新社)に感謝したいです。そして東京国際映画祭、30周年おめでとうと言いたいです」とあいさつ。

 

『コンテイジョン』以来6年ぶりの来日となったソダーバーグ監督は「私が日本文化に触れたのは、日本映画を通してです」と話すと「私は当時10代。ティーンエイジャーでしたが、日本映画に魅せられました。私は非常に日本映画に通じていらっしゃる、映画評論家のドナルド・リチーという方に連絡と取りました」と、当時を振り返った。

 

「彼の言葉を引用しますが、西洋のストーリーは、『何が起きるか』『何が見えるか』、そして『責任』。そういったものを重視するが、日本映画の伝統では、『流れ』『繋がり』『関係性』というものをストーリーの中では重視する」と語ると、「私はそういった日本映画の伝統に大変刺激を受けました。私はその西洋の伝統と日本の伝統を融合させようと、努力しました」と映画作りに対するこだわりを語った。

 

さらに「今回この映画で笑いが起きれば、私が今回試していることは成功したということになります。今日は皆さんにぜひこの映画を楽しんでもらいたいと思います!」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が湧き起こった。

 

最後に、ソダーバーグ監督は「人生短く感じられることがありますよね。逆に二時間が長く感じられることもありますが、今日(この映画を観て)短く感じてもらえたらうれしいです」と語った。

 

『ローガン・ラッキー』

11月18日(土)TOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー

<ストーリー>

足が不自由で仕事を失い、家族にも逃げられ失意の人生を送る炭鉱夫ジミー・ローガンにはある企みがあった。それは、まもなく開催される全米最大のモーターカーイベントNASCARのレース中に大金を盗み出すという<前代未聞の強奪計画>。早速、戦争で片腕を失った元軍人で冴えないバーテンダーの弟クライドと、美容師でカーマニアの妹メリーを仲間に加えたジミーだったが、ツキに見放されてきたローガン一家だけでは頼りがいがない。そこで、この大胆な犯行を成功させるため、爆破のプロで現在服役中の変人、ジョー・バングに協力を仰ぐ。彼を脱獄させてレース場の金庫を爆破した後、看守が彼の不在に気づかないうちに刑務所に戻すという作戦だ。レース当日、ローガン一味は、何百万ドルも売上金を運ぶ気送管設備があるサーキットの地下に侵入。全米犯罪史上最も驚くべき強盗事件は成功したかのように思えた…しかしFBI捜査官の執念深い捜査の手がすぐそこまで追っていた――。

監督:スティーヴン・ソダーバーグ(『オーシャンズ11』シリーズ)

出演:チャニング・テイタム(『マジック・マイク』)、アダム・ドライヴァー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)、ダニエル・クレイグ(『007』シリーズ)、ヒラリー・スワンク(『ミリオンダラー・ベイビー』)、ライリー・キーオ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)、セバスチャン・スタン(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)

提供:東北新社

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/STAR CHANNEL MOVIES

映画公式サイト:http://www.logan-lucky.jp/

 

©2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved.

草刈正雄が名探偵ポアロに!『オリエント急行殺人事件』日本語吹替声優に決定

12月8日(金)公開の映画『オリエント急行殺人事件』の名探偵エルキュール・ポアロの日本語吹替版声優に草刈正雄が決定した。

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本作では、監督も務めるケネス・ブラナーが名探偵ポアロをスタイリッシュに演じ、事件の被害者ラチェット役にはジョニー・デップ、乗客には、ペネロペ・クルス(宣教師)、ミシェル・ファイファー(未亡人)、デイジー・リドリー(家庭教師)、ジュディ・デンチ(公爵夫人)、ウィレム・デフォー(教授)など豪華キャストが集結している。

 

草刈は、日本語吹替版でケネス・ブラナー演じる名探偵ポアロの声を担当。劇場公開実写映画の吹き替えは初挑戦となる。草刈は、車内にあるほとんどのものは、現役時代から使われていたものにほぼ手を加えていないという、箱根ラリック美術館が所蔵・展示しているオリエント急行のサロンカーでポアロに扮し、本作への意気込みを語った。

 

<草刈正雄コメント>

◆日本でも大変人気のあるキャラクター:ポアロの吹替え声優のオファーを受けた時の心境を教えてください。

すごい豪華キャストですし、その中でもポアロの声ということで「えー!」と思いました。うれしかったですね。

 

◆「オリエント急行殺人事件」を含むアガサ・クリスティー作品を読んだり観たことはありますか?

アガサ・クリスティーの映画が立て続けに公開された時代がありました。まだ僕も若かったのですが、その時ほとんど観ていると思います。

 

◆クリスティーの映画を観た時の印象は?

エンターテイメントですよね。旅行先で、それもオリエント急行や、船で殺人が起きたり、ドキドキしますよね。そこが醍醐味じゃないでしょうか。面白いですよね!

 

◆これから、アフレコ収録をされるとのことで、意気込みをお聞かせください。

不安だらけですよ。よくしゃべっているでしょ(笑)日本語でついていけるかなってちょっと不安ですね。
台本を読んでみたんですけど、演じている俳優さんたちは、感情が豊かなので、声だけで感情を表現することは、楽しみです。

 

◆ポアロは、名探偵ですが、草刈さんは、ミステリー作品を読んだり、観たりした時に犯人を当てられる方ですか?

できん!あんまりできん方なんですよ(笑) 2時間ドラマだと「あっ?この人かなって」犯人がなんとなく分かる時もありますが、結構当たらない、僕は。アガサの作品はちょっと分かりにくいですよね。

 

◆衣装を身にまとって、髭を付けて、オリエント急行に乗車してみていかがですか?

(オリエント急行に乗車したことについて)すごいよね、これ。
こうやって扮装して、ましてや使っていた車両に乗っていると、その気になっちゃうんですよ、すぐ(笑)。ポアロになっちゃってるんですよ。ちょっとこれ、大人しい髭でしたけどね。ケネスさんみたいに大きいのも楽しみにしていたんですけど、こういう髭で落ち着きました(笑)

 

◆ポアロは、33の長編、54の短編、1つの戯曲に登場し、「オリエント急行殺人事件」以外でも活躍していますが、そんなポアロについてどのような印象を抱いていますか?

NHKで放送していたポアロさんも観ていたし、“本当に日本人はポアロが好きなんだな”って、思いますよね。いろんな俳優さんが演じているポアロはそれぞれ演じ方を変えているので、見比べるのも楽しいですよね。ケネス・ブラナーさんは、本当にスタイリッシュですよね。僕が、どこまで素敵なお芝居に声をつけられるか楽しみです。

 

◆日本人はポアロが好きなんだと分析されていましたが、人気の秘密はどこだと思いますか?

しゃべり方にしても、ファッションにしても、テーブルマナーにしても、いちいち素敵ですよね。あれが魅力じゃないでしょうか。

 

◆最後に映画を楽しみにしている方へ向けてメッセージをお願いします。

本当に私もびっくりしました。すっごい豪華キャストなんですよ。その中の1人のましてや、主役のポアロの声をやらせてもらうということで本当に今から楽しみにしております。声だけですけど、思いっきり暴れたいと思います。

 

 

『オリエント急行殺人事件』
12月8日(金)全国ロードショー

監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス

配給:20世紀フォックス映画

 

©2017Twentieth Century Fox Film Corporation