小林虎之介「吉沢亮さんが僕のグッズを見ながらニヤニヤしてるんです。もう勘弁してくれーって(笑)」『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』4・13放送

広大な北海道で子供の命を守るために戦う医師たちの姿を描いた『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)のスペシャルドラマが4月13日(土)に放送される。ドラマ『下剋上球児』ではキャッチャー・日沖壮磨役を演じていた小林虎之介さんがスーパーエリートの研修医役で出演する。主演・吉沢亮さんとの撮影中のエピソードなどを語ってくれた。

 

小林虎之介●こばやし・とらのすけ…1998年2月12日生まれ。岡山県出身。ドラマ「遺留捜査スペシャル」(テレビ朝日系)、映画「18歳、つむぎます」(2023)などに出演。日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)に野球部員の日沖壮磨役を演じて注目を集めた。Instagram

【小林虎之介さんの撮り下ろし写真】

 

急いで治療しないといけないけど、丁寧な処置をしなければいけない

──今作では吉沢亮さん演じる志子田武四郎の指導を受ける研修医・瀬戸廉役です。この役のオファーを受けたときの心境はいかがでしたか。

 

小林 ありがたくて、「とにかくやるしかない」って思いました。そしてテレビで見ていた人たちに会えるという楽しみもありました。皆さん、どんな感じで現場にいるんだろうって興味がありましたし、瀬戸役にというお話をいただいてすごくうれしかったです。

 

──医師役を演じるにあたって勉強したことはありましたか。

 

小林 自分なりに勉強はしましたが、もともとフジテレビの医療ドラマが好きで、『Dr.コトー診療所』を何回も見ていて、『PICU』も見ていたので、医師役はイメージしやすかったです。ただ瀬戸はまだ研修医なので、医療ドラマを参考にガチガチに医師の役作りをするのではなく、『PICU』の連続ドラマの吉沢さんをよく見るようにしました。特に最初の3話ぐらいの志子田先生と瀬戸の境遇が若干似ている部分もあったので参考にしましたね。

 

──医師役を実際に演じて難しく感じたことはありました?

 

小林 僕は手術シーンはなくて、器械を触るところがあったんですが、それはドラマで見ていたイメージ通りでした。医師の所作などは、実際にPICUの現場に行き、職場体験みたいな感じで教えていただいたんですが、たまたま病院を見学しているときに、救急車で重傷の方が搬送されてきたんですね。そこで医師の方の目や、現場の空気に危機感を感じたんです。急いで治療しないといけないけど、丁寧な処置をしなければいけない、絶対に焦って雑にしてはいけないという心構えみたいなものを実際に学ぶことができました。

 

本当に共通点や似ている部分はないですね(笑)

──瀬戸廉をどんな人物と捉えていらっしゃいますか。

 

小林 瀬戸は東京の大病院の御曹司で両親が東大卒。生い立ちからして、医者にならないといけないってプレッシャーの中で生きてきたと思うんですね。偉大な両親の息子だし、医師になるためにたくさん勉強して得た知識もある。だからプライドもそれなりに高いんだろうと。それが丘珠病院で研修医として働くことになり、知識だけで戦っていけないことを経験していきます。それこそ「無知の知」みたいな経験をすることが多くて、演じていても苦しいなって思う部分がたくさんありました。自分ではできると思っていたのに、できないことを思い知ってどんどん打ちのめされるような感覚って、生きているとわりと経験する機会もあるじゃないですか。でもエリートの瀬戸は、研修医になって初めて大きな打撃を受けたんだろうなって思いました。

 

──瀬戸先生との共通点や似ている部分はありますか? 志子田先生に本を勧められて「もう読みました。英語で」と返している場面からも、自信が相当あるタイプに思えましたが。

 

小林 今回は本当に共通点や似ている部分はないですね(笑)。あのシーンは『PICU』の現場に入って、初めて撮ったシーンだったんです。そのときに、改めて監督と「瀬戸はこういう役だから表情をこうしてみよう」みたいな擦り合わせをしました。その3日前まで『下剋上球児』の撮影をしていたので、監督に「心の中には日沖壮磨が宿っているから、最初のシーンでそれをなくそう」と言われて(笑)。それで監督と「瀬戸はこういう感じ」「オッケーです」と確認しながら、瀬戸に変わる作業をすることができました。

 

忘れ物をすることも多いんです……一年で財布を4個ぐらい失くして

──役柄を切り換えるシーンでもあったんですね。以前『下剋上球児』でご登場いただいたお兄さん役の菅生新樹さんが、小林さんがシャンプーかコンディショナーを流し忘れてお風呂から出てきたエピソードを教えてくださったので、なるほど、瀬戸先生とは違うんだなと納得できました。

 

小林 シャンプーですね(笑)。髪を赤く染めていたので、髪色を維持するためにピンクシャンプーを使っていたんです。シャンプーを流し忘れたまま温泉に入って、お風呂から出て頭を拭いたら白いタオルが真っ赤になって「なんだこれ!?」と。

 

──流し忘れたのはどうして……?

 

小林 疲れていたのと、みんなで一緒にお風呂に入るからずっとしゃべっていて楽しくて忘れてしまって(笑)。それからずっとイジられてます。あいつ(菅生)に一生擦られるネタを提供してしまったなって。もう勘弁してほしい(笑)。

 

──天然なところがあるわけではないと。

 

小林 でも……多分ちょっとそういう部分もあるんでしょうね。僕は忘れ物をすることも多いんです。一昨年かな。多分財布を4個ぐらい失くして、免許センターに行きまくりました。そのたびに財布を買うのもお金がもったいないなと思って、今は1000円もしないような財布を使っています。でもそうしたら失くさなくなるんですよね。……って、ちょっと恥ずかしい話しちゃったな(笑)。

 

子役たちの存在は僕にとって大きかった

──『PICU』では子役の演技が毎回話題になっていました。子役たちとの共演はいかがしたか。

 

小林 みんな元気でピュアでしたね。空き時間にお菓子を一緒に食べたり、たくさんおしゃべりしました。でも現場に入ると全然違って、ちゃんと役者になるんですよね。でも僕は子供たちがたくさんいるから楽しめました。周りを大人の役者さんたちに囲まれていたので、子役と一緒のときは気持ちが和らいだというか(笑)。子役たちの存在は僕にとって大きかったです。

 

──そういえば、瀬戸先生はPICUにいる女の子の推しのアイドルに似ているという設定もありましたね(笑)。

 

小林 僕はまず「この設定、大丈夫かな」って思いました(笑)。写真で出てくる推しのアイドルも僕がやっていて、なんならこの現場で最初にやったのはアイドル役のほうなんです。スタッフさんたちに乗せられて、調子に乗って撮影して。ドラマの中で、カレンダーやアルバムのジャケット、うちわになって、その写真が出てくるわけですよ。もう恥ずかしくてしょうがない! 撮影中は目の前に吉沢さんがいますからね。もう真のイケメンじゃないですか。その人が僕のグッズを見ながらニヤニヤしてるんですよ。もう勘弁してくれーって思いました(笑)。

↑『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』より

 

──モノやコトにまつわるお話もお聞きしたいのですが、現場に必ず持っていくものってありますか。

 

小林 僕は体がすごく乾燥しやすいので、最近はずっとハンドクリームを持っています。『下剋上球児』の撮影中に、メイクさんにハンドクリームを持っていたほうがいいよって言われたんです。特に『PICU』の撮影中は乾燥がひどくて、手とかガッサガサだったんですよ。手の皮が剥けまくって、どうしようと思っていたら、吉沢さんも『PICU』の連ドラの頃、乾燥がひどかったらしいんです。でも今は大丈夫だったので、「どうしてるんですか?」と質問したら、吉沢さんから「水を飲んでないっしょ?」って聞かれて。「飲んでないですね」と答えたら、「水を飲めばいいよ。そしたらすぐ治る」と教えていただいて。

 

──なるほど。水分不足の自覚はあったんですね。

 

小林 そうなんです。吉沢さんが連ドラのときに、「一日2リットル水を飲むようにした」っておっしゃるので、「そんなに飲めないです」と言ったら、「意外とイケるぜ」って言われて。それで飲むようにしました。家にいると飲まないんですど、仕事場にずっといると飲めるんですよね。で、撮影や今日みたいな取材の日は、ちょこちょこ飲むようにしています。

 

好きなドラマや映画を上げるのって、なんか考え込んじゃいますね(笑)

──ハンドクリームにこだわりはあります?

 

小林 全然ないです。でも良い匂いのと薬用、両方持っています。なので、こだわりというと2つ持っていることかな。匂いがないほうが良い場所では、薬用のハンドクリームを使ったりします。

 

──お仕事の現場によって使い分けられるのはいいですね。では趣味はありますか。

 

小林 趣味は本当になくて……。昔はアニメやマンガが大好きだったんですけど、この仕事で成功してやる! みたいなことを思ってからは映画やドラマを見ることが多くなったんですよね。

 

──そうすると映画やドラマを仕事目線で見てしまいませんか。

 

小林 最初の頃はそうでした。以前は「こういうときはこういう表情するのか」「こういうキャラクターいいな」って、参考にしよう、盗もうみたいな気持ちで見ていました。でもそうすると、だんだん見るのが楽しくなくなってきて。なので、最近は楽しんで見るようにしています。楽しんで見ても、自ずと自分の中の引き出しには入っているようで、演じるときに「あんな雰囲気でやってみよう」って思いつくので。それに気がついてからは、普通に楽しんで見るようになりました。

 

──どんなドラマを見ることが多いんですか。

 

小林 今は韓ドラです。『その年、私たちは』ってNetflixのドラマにハマっていました。それが終わったら『忍びの家 House of Ninjas』を見ようと思っています。……好きなドラマや映画を上げるのって、なんか考え込んじゃいますね(笑)。自分のセンスが出ちゃうから。『その年、私たちは』、『無人島のディーバ』、『二十五、二十一』という直近に見た3作品がすごく良かったです。

 

 

PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024

4/13(土)フジテレビ系 午後9時~11時10分

 

(STAFF&CAST)
脚本:倉光泰子
演出:平野 眞
医療監修:浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)、植田育也(埼玉県立小児医療センター)、川嶋 寛(埼玉県立小児医療センター)、齊藤 修(東京都立小児総合医療センター)
取材協力:宮城久之(旭川医科大学)
プロデュース:金城綾香、栗原彩乃

出演:吉沢 亮
安田 顕、木村文乃、高杉真宙、高梨 臨、菅野莉央、小林虎之介
生田絵梨花、中尾明慶、正名僕蔵、甲本雅裕、大竹しのぶ

 

撮影・映美 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/樫本佳奈(山田かつら) スタイリスト/AKIHIRO MIZUMOTO 衣装協力:nonnative(the nonnative shop)

天野きき、チューブトップビキニ姿で妄想グラビア【独占カット】

天野ききが、4月9日(火)発売のアイドル誌「BOMB」5月号のグラビアに登場した。

 

19歳になり、大学生活満喫中だという天野ききがボム久しぶりの水着グラビア。少し大人っぽくなった表情と変わらない愛嬌、こんな彼女がいたら絶対に楽しいはず…という妄想グラビアに。

 

通常版の表紙を飾るのは天羽希純(#2i2)

ボム初登場にして初表紙を飾る天羽希純(#2i2)が、おうちでまったりと過ごす休日ビキニグラビアを披露。爽やかなライトブルーのビキニで、ベランダにテントを張ってリアルに焼き肉。花柄レースのランジェリー風ビキニで、朝の光の中ベッドでゴロゴロ。そして白のチューブトップ水着では、こぼれんばかりのバスト&バスタブでの入浴シーンを。インパクト十分の黒の水着でグッとセクシーなカットも。

 

通常版の裏表紙は須田亜香里

よゐこ・有野晋哉の『棚からボム餅』連載300回記念として、有野がカメラマンになって水着グラビアを撮影。被写体として登場したのは須田亜香里。有野カメラマンによるこだわりの撮影設定と、SKE48卒業後もキープしているという須田の奇跡のプロポーションは必見だ。

 

TSUTAYAほか店舗限定版の表紙は本間日陽(NGT48)

4月13日(土)のコンサートでNGT48を卒業する本間日陽がアイドル人生ラストのスペシャル水着グラビアを披露。春の旅行、新潟のへぎ蕎麦、浴衣、大浴場…。写真集テイストの美麗グラビアで送る16ページ。

 

限定版の裏表紙は北村優羽(NGT48)

NGT48の3期生・北村優羽の初々しいビキニグラビア。かわいい赤の水玉ビキニに、純白のチューブトップ水着とフレッシュさいっぱいのビキニグラビアに。

 

【通常版】
表紙:天羽希純(#2i2)
裏表紙:須田亜香里

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
天羽希純(#2i2)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本間日陽(NGT48)
裏表紙:北村優羽(NGT48)

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本間日陽(NGT48)

<そのほかのラインナップ>
●この春から高校3年生になった白濱美兎。制服姿ではしゃぎ、すっぴんの素顔を魅せる。健康的でハツラツとしたビキニ姿も、青春感いっぱい。美少女の“今の瞬間”を切り取っている。

●昨年末に発売した写真集「Good to see Moon」も絶好調の豊田ルナ。オール未公開カットの全てが水着&ランジェリーの電子版写真集「side-B:Good to see Moon」の発売を記念して蔵出しスペシャルカットグラビアを。

●春の卒業コンサートSPと題して、3月に卒業コンサートを開催した柏木由紀と田中美久のライブレポート。

●そのほか、木下彩音、吉柳咲良、幸澤沙良、近藤結良などインタビューも充実。

<掲載タレント>
天羽希純(#2i2)
本間日陽(NGT48)
北村優羽(NGT48)
天野きき
白濱美兎
豊田ルナ
須田亜香里×有野晋哉(よゐこ)
木下彩音
吉柳咲良
幸澤沙良
近藤結良

「ボム5月号」
特別定価:本体1,182円+税(税込:1,300円)
発売日:2024年4月9日(火)
判型:AB判 電子版:なし
ボム編集部公式X:https://twitter.com/idol_bomb
ボム公式webサイト『BOMBweb』:https://bombweb.jp/

【購入はコチラ】
<通常版>
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セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail/1107488052
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<限定版>
TSUTAYA:https://shop.tsutaya.co.jp/book/product/4910080020545/

ランジェリータイプや競泳水着タイプなど、コスプレイヤーに大人気のコスチュームを身にまとったセクシーなファッションショーは圧巻!

コスプレ業界を中心として、モデル、グラビアタレントにも大人気で話題のコスチュームブランド「Pharfaite(パルフェット)」。パルフェットの衣装をまとった人気のグラビアモデルやセクシー女優、SNSで話題のコスプレイヤーが参加するイベント「PHARFAITE SHOWCASE 2」が、4月7日(日)東京都立産業貿易センター浜松町館4F・5Fを会場に2部制で行われた。

 

 

本イベントには、あまつまりなさん、やなぎばころんさん、とみこさん、うたたね翠さん、ありかみうさん、天川星夏さん、白田まいさん、名取くるみさん、かれしちゃんさん、パピコさん、三橋くん。さんら人気コスプレイヤーやグラビアモデルのほか、セクシー女優の河北彩花さん、七沢みあさんなども参加。コミケのようなサークル形式が中心で、即売会を行い、写真集やオリジナルグッズを求めるファンが長蛇の列を作っていた。また、全員がPHARFAITEのコスチュームを着ていることから、撮影チケットや2ショット撮影チケットなども大人気で、ファンとの交流を楽しむ様子が各所で見られ、会場は常に熱気を帯びていた。

↑ファンにサインした写真集を手渡すコスプレ、グラビアで活躍中の大河ももさん

【1部の即売会の様子】

 

2部の後半には、本イベントの目玉ともいえる全長20mを超える特設ステージにて「PHARFAITEファッションショー」が行われた。ファッションショーの前半は、「JUWELBOX」と題してPHARFAITE着用モデルがそれぞれにオリジナリティあふれるコーディネートを披露。後半は「SHOWCASE」と題して、これまでに発売された人気のコスチュームから最新作のコスチュームまで、PHARFAITEのコンセプトが存分に味わえるファッションショーが展開された。ランジェリータイプや競泳水着タイプなど、セクシーなコスチュームを着こなした出演者約100名がランウェイを歩く姿は圧巻! ステージ両側に設けられた客席は、カメラを持ったファンで埋め尽くされていた。

【2部のファッションショーの様子】

 

撮影/編集部

NGT48・北村優羽、純白チューブトップ水着でフレッシュ美ボディ披露

NGT48の北村優羽が、4月9日(火)発売のアイドル誌「BOMB」5月号TSUTAYAほか店舗限定版の裏表紙&グラビアに登場した。

 

TSUTAYAほか店舗限定版の裏表紙は北村優羽(NGT48)

NGT48の3期生・北村優羽の初々しいビキニグラビア。かわいい赤の水玉ビキニに、純白のチューブトップ水着とフレッシュさいっぱいのビキニグラビアに。

 

限定版の表紙は本間日陽(NGT48)

4月13日(土)のコンサートでNGT48を卒業する本間日陽がアイドル人生ラストのスペシャル水着グラビアを披露。春の旅行、新潟のへぎ蕎麦、浴衣、大浴場…。写真集テイストの美麗グラビアで送る16ページ。

 

通常版の表紙を飾るのは天羽希純(#2i2)

ボム初登場にして初表紙を飾る天羽希純(#2i2)が、おうちでまったりと過ごす休日ビキニグラビアを披露。爽やかなライトブルーのビキニで、ベランダにテントを張ってリアルに焼き肉。花柄レースのランジェリー風ビキニで、朝の光の中ベッドでゴロゴロ。そして白のチューブトップ水着では、こぼれんばかりのバスト&バスタブでの入浴シーンを。インパクト十分の黒の水着でグッとセクシーなカットも。

 

通常版の裏表紙は須田亜香里

よゐこ・有野晋哉の『棚からボム餅』連載300回記念として、有野がカメラマンになって水着グラビアを撮影。被写体として登場したのは須田亜香里。有野カメラマンによるこだわりの撮影設定と、SKE48卒業後もキープしているという須田の奇跡のプロポーションは必見だ。

 

【通常版】
表紙:天羽希純(#2i2)
裏表紙:須田亜香里

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
天羽希純(#2i2)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本間日陽(NGT48)
裏表紙:北村優羽(NGT48)

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本間日陽(NGT48)

<そのほかのラインナップ>
●19歳になり、大学生活満喫中だという天野ききがボム久しぶりの水着グラビア。少し大人っぽくなった表情と変わらない愛嬌、こんな彼女がいたら絶対に楽しいはず…という妄想グラビアに。

●この春から高校3年生になった白濱美兎。制服姿ではしゃぎ、すっぴんの素顔を魅せる。健康的でハツラツとしたビキニ姿も、青春感いっぱい。美少女の“今の瞬間”を切り取っている。

●昨年末に発売した写真集「Good to see Moon」も絶好調の豊田ルナ。オール未公開カットの全てが水着&ランジェリーの電子版写真集「side-B:Good to see Moon」の発売を記念して蔵出しスペシャルカットグラビアを。

●春の卒業コンサートSPと題して、3月に卒業コンサートを開催した柏木由紀と田中美久のライブレポート。

●そのほか、木下彩音、吉柳咲良、幸澤沙良、近藤結良などインタビューも充実。

<掲載タレント>
天羽希純(#2i2)
本間日陽(NGT48)
北村優羽(NGT48)
天野きき
白濱美兎
豊田ルナ
須田亜香里×有野晋哉(よゐこ)
木下彩音
吉柳咲良
幸澤沙良
近藤結良

「ボム5月号」
特別定価:本体1,182円+税(税込:1,300円)
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NGT48・本間日陽、アイドル人生を締めくくるビキニショットで晴れやか笑顔【独占カット】

NGT48の本間日陽が、4月9日(火)発売のアイドル誌「BOMB」5月号TSUTAYAほか店舗限定版の表紙&グラビアに登場した。

 

TSUTAYAほか店舗限定版の表紙は本間日陽(NGT48)

4月13日(土)のコンサートでNGT48を卒業する本間日陽がアイドル人生ラストのスペシャル水着グラビアを披露。春の旅行、新潟のへぎ蕎麦、浴衣、大浴場…。写真集テイストの美麗グラビアで送る16ページ。

 

限定版の裏表紙は北村優羽(NGT48)

NGT48の3期生・北村優羽の初々しいビキニグラビア。かわいい赤の水玉ビキニに、純白のチューブトップ水着とフレッシュさいっぱいのビキニグラビアに。

 

通常版の表紙を飾るのは天羽希純(#2i2)

ボム初登場にして初表紙を飾る天羽希純(#2i2)が、おうちでまったりと過ごす休日ビキニグラビアを披露。爽やかなライトブルーのビキニで、ベランダにテントを張ってリアルに焼き肉。花柄レースのランジェリー風ビキニで、朝の光の中ベッドでゴロゴロ。そして白のチューブトップ水着では、こぼれんばかりのバスト&バスタブでの入浴シーンを。インパクト十分の黒の水着でグッとセクシーなカットも。

 

通常版の裏表紙は須田亜香里

よゐこ・有野晋哉の『棚からボム餅』連載300回記念として、有野がカメラマンになって水着グラビアを撮影。被写体として登場したのは須田亜香里。有野カメラマンによるこだわりの撮影設定と、SKE48卒業後もキープしているという須田の奇跡のプロポーションは必見だ。

 

【通常版】
表紙:天羽希純(#2i2)
裏表紙:須田亜香里

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
天羽希純(#2i2)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本間日陽(NGT48)
裏表紙:北村優羽(NGT48)

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本間日陽(NGT48)

<そのほかのラインナップ>
●19歳になり、大学生活満喫中だという天野ききがボム久しぶりの水着グラビア。少し大人っぽくなった表情と変わらない愛嬌、こんな彼女がいたら絶対に楽しいはず…という妄想グラビアに。

●この春から高校3年生になった白濱美兎。制服姿ではしゃぎ、すっぴんの素顔を魅せる。健康的でハツラツとしたビキニ姿も、青春感いっぱい。美少女の“今の瞬間”を切り取っている。

●昨年末に発売した写真集「Good to see Moon」も絶好調の豊田ルナ。オール未公開カットの全てが水着&ランジェリーの電子版写真集「side-B:Good to see Moon」の発売を記念して蔵出しスペシャルカットグラビアを。

●春の卒業コンサートSPと題して、3月に卒業コンサートを開催した柏木由紀と田中美久のライブレポート。

●そのほか、木下彩音、吉柳咲良、幸澤沙良、近藤結良などインタビューも充実。

<掲載タレント>
天羽希純(#2i2)
本間日陽(NGT48)
北村優羽(NGT48)
天野きき
白濱美兎
豊田ルナ
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須田亜香里がよゐこ有野晋哉の「BOMB」連載300回ご褒美グラビアで深紅のランジェリー姿を披露

須田亜香里が、4月9日(火)発売のアイドル誌「BOMB」5月号通常版の裏表紙&グラビアに登場した。

 

通常版の裏表紙は須田亜香里

よゐこ・有野晋哉の『棚からボム餅』連載300回記念として、有野がカメラマンになって水着グラビアを撮影。被写体として登場したのは須田亜香里。有野カメラマンによるこだわりの撮影設定と、SKE48卒業後もキープしているという須田の奇跡のプロポーションは必見だ。

 

通常版の表紙を飾るのは天羽希純(#2i2)

ボム初登場にして初表紙を飾る天羽希純(#2i2)が、おうちでまったりと過ごす休日ビキニグラビアを披露。爽やかなライトブルーのビキニで、ベランダにテントを張ってリアルに焼き肉。花柄レースのランジェリー風ビキニで、朝の光の中ベッドでゴロゴロ。そして白のチューブトップ水着では、こぼれんばかりのバスト&バスタブでの入浴シーンを。インパクト十分の黒の水着でグッとセクシーなカットも。

 

TSUTAYAほか店舗限定版の表紙は本間日陽(NGT48)

4月13日(土)のコンサートでNGT48を卒業する本間日陽がアイドル人生ラストのスペシャル水着グラビアを披露。春の旅行、新潟のへぎ蕎麦、浴衣、大浴場…。写真集テイストの美麗グラビアで送る16ページ。

 

限定版の裏表紙は北村優羽(NGT48)

NGT48の3期生・北村優羽の初々しいビキニグラビア。かわいい赤の水玉ビキニに、純白のチューブトップ水着とフレッシュさいっぱいのビキニグラビアに。

 

【通常版】
表紙:天羽希純(#2i2)
裏表紙:須田亜香里

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
天羽希純(#2i2)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本間日陽(NGT48)
裏表紙:北村優羽(NGT48)

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本間日陽(NGT48)

<そのほかのラインナップ>
●19歳になり、大学生活満喫中だという天野ききがボム久しぶりの水着グラビア。少し大人っぽくなった表情と変わらない愛嬌、こんな彼女がいたら絶対に楽しいはず…という妄想グラビアに。

●この春から高校3年生になった白濱美兎。制服姿ではしゃぎ、すっぴんの素顔を魅せる。健康的でハツラツとしたビキニ姿も、青春感いっぱい。美少女の“今の瞬間”を切り取っている。

●昨年末に発売した写真集「Good to see Moon」も絶好調の豊田ルナ。オール未公開カットの全てが水着&ランジェリーの電子版写真集「side-B:Good to see Moon」の発売を記念して蔵出しスペシャルカットグラビアを。

●春の卒業コンサートSPと題して、3月に卒業コンサートを開催した柏木由紀と田中美久のライブレポート。

●そのほか、木下彩音、吉柳咲良、幸澤沙良、近藤結良などインタビューも充実。

<掲載タレント>
天羽希純(#2i2)
本間日陽(NGT48)
北村優羽(NGT48)
天野きき
白濱美兎
豊田ルナ
須田亜香里×有野晋哉(よゐこ)
木下彩音
吉柳咲良
幸澤沙良
近藤結良

「ボム5月号」
特別定価:本体1,182円+税(税込:1,300円)
発売日:2024年4月9日(火)
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#2i2・天羽希純が「BOMB」初登場で初表紙!ライトブルーの紐ビキニ姿で美バスト披露【独占カット】

#2i2の天羽希純が、4月9日(火)発売のアイドル誌「BOMB」5月号通常版の表紙&巻頭グラビアに登場した。

 

通常版の表紙を飾るのは天羽希純(#2i2)

ボム初登場にして初表紙を飾る天羽希純(#2i2)が、おうちでまったりと過ごす休日ビキニグラビアを披露。爽やかなライトブルーのビキニで、ベランダにテントを張ってリアルに焼き肉。花柄レースのランジェリー風ビキニで、朝の光の中ベッドでゴロゴロ。そして白のチューブトップ水着では、こぼれんばかりのバスト&バスタブでの入浴シーンを。インパクト十分の黒の水着でグッとセクシーなカットも。

 

通常版の裏表紙は須田亜香里

よゐこ・有野晋哉の『棚からボム餅』連載300回記念として、有野がカメラマンになって水着グラビアを撮影。被写体として登場したのは須田亜香里。有野カメラマンによるこだわりの撮影設定と、SKE48卒業後もキープしているという須田の奇跡のプロポーションは必見だ。

 

TSUTAYAほか店舗限定版の表紙は本間日陽(NGT48)

4月13日(土)のコンサートでNGT48を卒業する本間日陽がアイドル人生ラストのスペシャル水着グラビアを披露。春の旅行、新潟のへぎ蕎麦、浴衣、大浴場…。写真集テイストの美麗グラビアで送る16ページ。

 

限定版の裏表紙は北村優羽(NGT48)

NGT48の3期生・北村優羽の初々しいビキニグラビア。かわいい赤の水玉ビキニに、純白のチューブトップ水着とフレッシュさいっぱいのビキニグラビアに。

 

【通常版】
表紙:天羽希純(#2i2)
裏表紙:須田亜香里

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
天羽希純(#2i2)

【TSUTAYAほか店舗限定版】
表紙:本間日陽(NGT48)
裏表紙:北村優羽(NGT48)

<別冊付録>
1)両面超BIGポスター(743mm×526mm)
本間日陽(NGT48)

<そのほかのラインナップ>
●19歳になり、大学生活満喫中だという天野ききがボム久しぶりの水着グラビア。少し大人っぽくなった表情と変わらない愛嬌、こんな彼女がいたら絶対に楽しいはず…という妄想グラビアに。

●この春から高校3年生になった白濱美兎。制服姿ではしゃぎ、すっぴんの素顔を魅せる。健康的でハツラツとしたビキニ姿も、青春感いっぱい。美少女の“今の瞬間”を切り取っている。

●昨年末に発売した写真集「Good to see Moon」も絶好調の豊田ルナ。オール未公開カットの全てが水着&ランジェリーの電子版写真集「side-B:Good to see Moon」の発売を記念して蔵出しスペシャルカットグラビアを。

●春の卒業コンサートSPと題して、3月に卒業コンサートを開催した柏木由紀と田中美久のライブレポート。

●そのほか、木下彩音、吉柳咲良、幸澤沙良、近藤結良などインタビューも充実。

<掲載タレント>
天羽希純(#2i2)
本間日陽(NGT48)
北村優羽(NGT48)
天野きき
白濱美兎
豊田ルナ
須田亜香里×有野晋哉(よゐこ)
木下彩音
吉柳咲良
幸澤沙良
近藤結良

「ボム5月号」
特別定価:本体1,182円+税(税込:1,300円)
発売日:2024年4月9日(火)
判型:AB判 電子版:なし
ボム編集部公式X:https://twitter.com/idol_bomb
ボム公式webサイト『BOMBweb』:https://bombweb.jp/

【購入はコチラ】
<通常版>
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CX4TJB5L/
セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail/1107488052
HMV&BOOKS online:https://www.hmv.co.jp/product/detail/14772384

<限定版>
TSUTAYA:https://shop.tsutaya.co.jp/book/product/4910080020545/

ウエディングドレス姿の松本まりかの右手にピンクの手錠がかけられ…『ミス・ターゲット』メインビジュアル公開 登場人物相関図も到着

松本まりかが主演を務める、4月21日(日)スタートのドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ・テレビ朝日系 毎週日曜 午後10時~)より、メインビジュアルと登場人物相関図が到着した。

 

本作は、松本まりか扮する結婚詐欺師・朝倉すみれが本気の婚活を始め、それを機に巻き起こるジレンマだらけのラブストーリー。だましたりだまされたり、追ったり追われたり、うその恋と真実の愛がコミカルにもスリリングにも絡まり合っていくさまを、政池洋佑による書き下ろし脚本で描く。

 

このたび、メインビジュアルが完成。ウエディングドレス姿の松本をパウダーピンクの背景色が優しく包み込む、ハッピーでポジティブな“恋”を連想させる仕上がりだが、実は一筋縄ではいかないドラマの展開を暗示するさまざまな意味が隠されている。そこで、同時に解禁されたレギュラーキャラクター&キャスト続報と合わせて、メインビジュアルの鑑賞ポイントを紹介。

 

百戦錬磨の結婚詐欺師のすみれが本気の婚活を始め、ちぐはぐな出会いと別れを繰り返しながらもやがて本当の恋を知り、少しずつ変化を遂げていくさまを温かな視線で描いていく本作。

 

そんなドラマを象徴するメインビジュアルで、まず注目してほしいのは、すみれに扮する松本の表情。口元にわずかに笑みを浮かべつつ、瞳は何か思うところがあるような…、一点の曇りなく晴れの日を迎えた花嫁とは違う様子が見て取れる。

 

すみれの周りに配されたのは、彼女を取り巻く個性豊かな主要キャラクターたち。写真のフレームには照準がモチーフとして使用され、誰もが何かのターゲットになり得る、そんな雰囲気が漂う。

 

何より気になるのが、すみれの右手にかけられたピンクの手錠。事情はあるものの、結婚詐欺という言い逃れのできない過去を持つすみれ。彼女が本当の恋に目覚めた時、果たして純白のウエディングドレスを身にまとうことが許されるのか。

『ミス・ターゲット』(c)ABCテレビ

 

また、本作に登場する個性豊かな主要キャラクターたちがイラストになって登場。それぞれのキャラクターの特徴を捉えたポップなイラストは、イラストレーター・木村耕太郎によるもの。さらに、本日から本格稼働する公式サイトでは相関図も公開されている。

 

本編の映像を使用したティザーPRも配信中。すみれの「婚活する!」宣言から始まり、宗春(上杉柊平)との出会いの行方は…。そして、いつもすみれのそばですみれを支えてくれる弥生(筒井真理子)と萌(鈴木愛理)。宗春をほどよい距離感で支える父・竜太郎(沢村一樹)、長年の友人・謙(川西賢志郎)。さらにスパイスとなる轟(八嶋智人)も絡み合い…。

 

すみれと宗春の「これって運命の恋!?」にさらなる彩りを添えるキャラクターたち。いったいどんな展開が待っているのか。

 

相関図

『ミス・ターゲット』(c)ABCテレビ

 

PR動画

 

番組情報

『ミス・ターゲット』
ABCテレビ・テレビ朝日系
2024年4月21日(日)スタート
毎週日曜 午後10時~
※放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信

出演:松本まりか、上杉柊平、鈴木愛理、川西賢志郎/八嶋智人/筒井真理子、沢村一樹
脚本:政池洋佑
音楽:富貴晴美
プロデューサー:山崎宏太、南雄大(ABCテレビ)
山本喜彦、神通勉、小路美智子(MMJ)
演出:植田尚、日暮謙、近藤幸子
制作協力:MMJ
制作著作:ABCテレビ

ティザーPR:https://youtu.be/baqQSEH6_lw
公式HP:https://www.asahi.co.jp/misstarget/
公式X(旧Twitter):@misstarget_abc
公式Instagram:@misstarget_abc
公式LINEアカウント:@abc_drama

(c)ABCテレビ

声優・井口裕香 最新写真集の注目ポイントは「やっぱりお尻ですね!」発売記念イベントで見どころをアピール

声優・井口裕香の写真集「MORE MORE MORE」(KADOKAWA)が、4月3日(水)に発売。その発売記念イベントが4月6日(土)に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて行われ、井口裕香が本書の見どころを語った。

 

本書は、『とある魔術の禁書目録』シリーズのインデックス役や、『〈物語〉』シリーズの阿良々木月火役をはじめ、さまざまなアニメ作品などで活躍する、声優・井口裕香の最新写真集。声優デビュー20年を経て、今だからこそ表現できる大人の魅力を凝縮した一冊となっており、この写真集に向けて鍛え上げた美ボディを水着やランジェリー姿で披露している。

井口裕香 写真集「MORE MORE MORE」発売記念イベント

 

写真集発売の心境を問われた井口は「去年撮影して、まだまだ発売は先だと思っていたんですが、あっという間にこの日が来て、皆さんからの感想もいただけて、感無量な気持ちでいっぱいです」としみじみ。

 

撮影については「昨年の12月上旬に、沖縄で撮影させていただきました」と説明し、「撮影が決まってからの3か月で体重も10キロ落として、パーソナルトレーニングも2か所に行ってお尻を育てたり、女性らしい体のラインを作ったりすることにすごくこだわったので、体作りの過程はとても思い出に残っています」と口にした。

 

お気に入りの写真は、赤の衣装から黒のランジェリーが透けた一枚。「撮影初日の一番最初の衣装だったんです。『ここから撮影が始まる』という気合いや『頑張るぞ』という思いも含めて、すごく印象に残っている」と話し、「12年前の写真集だったら絶対着ることのなかった、今だから着れる大人な衣装・メイク・シチュエーションで撮っていただけたのがすごくお気に入り」と前回の写真集からの変化を実感していた。

 

特に注目してほしいポイントを尋ねられると、「やっぱりお尻ですね!」と断言。「いわゆるちっちゃくてかわいらしいお尻じゃなくって、海外の女優さんたちみたいな大きくてプリッとしているボリューミーなお尻を目指してトレーニングしたので、丸みのあるお尻はぜひ注目していただきたい」と呼びかけた。

 

さらに井口は、本作に向けたトレーニングの過程を「同業の方からすごく驚かれました」と振り返る。「例えば男性からは『俺よりも重い重量を上げてるな』みたいな。トレーニングの過程をちょっとSNSに上げたりしていたので、『いったい何キロを上げているんだ』と現場で話題になったり、女性声優さんからは『私も最近ダイエットしたいんだけど、どうやってやったの』とアドバイスを求めてもらったり。現場でも体作りのことはいっぱい声を掛けてもらいました」と報告。実際にどれくらいの重量を上げていたのかという質問には「ヒップスラストでは80キロいきました」と驚かせつつ、「でもまだまだ。もっとやる方もいると思うので」と謙虚に語った。

井口裕香 写真集「MORE MORE MORE」掲載カット(撮影/倉本侑磨)

 

本作でお尻のトレーニングにこだわった理由を聞かれた際には、「私が好きだからでしょうか(笑)」と笑う場面も。井口は「お尻って一番、努力すればするだけ結果が出せるというか。お胸とか二の腕とかは、癒せるとかふっくらさせるとか限界があるけど、お尻って鍛えれば鍛えるほど大きくなるし形もきれいになる。だから一番変化が出せるし、魅力的に女性が見えるのはお尻なんじゃないか、という思いにたどりついて、お尻を鍛えました」と熱弁していた。

 

最後には「35歳という年齢で、すごく挑戦的な、今までの私ではできなかったような写真集を作ることができて本当にうれしく思っています。頑張って体作りもしたので、男性だけじゃなくて女性の方にも、老若男女問わず、見て楽しんでいただけたらいいなと思います」とアピール。

 

「改めて新しい自分に出会えたし、『いくつからでも年齢は関係なく新しいことを始められるし、自分は変わっていけるんだ』とポジティブなマインドをいっぱい得られた」と明かすと、「ぜひ皆さんにとっても、新しいことにチャレンジしたり、運動を始めたりといった、何かのきっかけの一冊になったらいいなと思っています」とメッセージを贈った。

 

なお、「井口裕香 写真集 MORE MORE MORE」の重版記念イベントが、5月25日(土)名古屋・星野書店にて開催。参加方法などの詳細は、写真集のXアカウント(@yukaphotobook)などを参照。

 

書誌情報

井口裕香 写真集
「MORE MORE MORE」
2024年4月3日(水)発売

定価:3520円(税込)
発売:KADOKAWA
撮影:倉本侑磨
URL:https://lit.link/yukaphotobook
写真集 公式X(旧:Twitter):https://twitter.com/yukaphotobook

 

WEB

井口裕香 公式X(旧:Twitter):https://twitter.com/yukachiofficial
井口裕香 公式Instagram:https://www.instagram.com/ooo31_iguchiyuka_31ooo

櫻坂46武元唯衣が呂布カルマの“放送ギリギリ回答”に物申す!マユリカのコンビ仲に亀裂も『ロロロロ』

4月10日(水)放送の『お笑い4コマパーティー ロロロロ』(読み:ろろろろ/日本テレビ系28局+TOS・UMK 30局ネット 毎週水曜 深夜0時29分~0時54分/TVer、Hulu、Locipo、FANYチャンネルでの配信あり)は、「呂布カルマの“放送ギリギリ回答”に武元唯衣(櫻坂46)が物申す!? ヒコロヒーはマイペースで…チーム分裂の危機!?」を送る。

『お笑い4コマパーティー ロロロロ』武元唯衣(c)中京テレビ

 

この番組は、4人1組で大喜利のお題に答えて1つの笑いを作る、前代未聞の“カルテット大喜利番組”。マユリカが中心となり、毎週変わるゲストと共にチームで大喜利を作り上げる。中京テレビ『お笑いマンガ道場』が終了してから30年、そのDNAを引き継いだ令和新スタイルの番組だ。

 

初回に引き続き、回答者ゲストは呂布カルマとヒコロヒー。判定員ゲストの武元唯衣(櫻坂46)が“4人の笑い”をジャッジする。

 

まずは大喜利ではなく連想ゲーム「ロロロロ コール&レスポンス」に挑戦。武元が出すお題「〆といえば?」「スギちゃんといえば?」など、お題から連想される4文字を全員で叫ぶ。4人は気持ちをそろえ、同じ答えを叫ぶことができるのか。異色のメンバー・呂布と以心伝心を試みるマユリカだが、阪本のまさかの回答に、幼なじみのコンビ仲に亀裂が走る。

『お笑い4コマパーティー ロロロロ』左から)中谷、武元唯衣(c)中京テレビ

 

続いてのお題は「くのいちアイドルの握手会を説明しロロロロ!」。忍者ならではの“握手会”の手順を1人ずつ即興で描いて、4コマで1つの流れを作る。

 

トップバッターの中谷が「まず、分身の術を使う」と1コマ目のイラストを披露。2コマ目のヒコロヒーには「おぉ!素晴らしい!」と歓声が上がる。ところが、続く呂布が見せた展開に中谷は「怖っ!」と戦慄し、ラストの阪本に至っては予想斜め上の回答を見せ…。武元が辛口判定でバッサリ。

 

さらに3つ目のお題「答えをレベルアップさせロロロロ!」。「“#立つレッサーパンダ”以上に話題になる、新たな動物園のアイドルをどんどん誕生させロロロロ!」として、前の回答者より“話題になりそう”なハッシュタグを作っていく。

 

ここでは武元も、櫻坂46らしいハッシュタグ&自作イラストを披露。よりチーム感を出すため、4人は「互いに褒め合う作戦」で挑むが…。ヒコロヒーのマイペースっぷり、呂布の“放送ギリギリの回答”でチーム分裂の危機に。

 

番組情報

『お笑い4コマパーティー ロロロロ』(読み:ろろろろ)
日本テレビ系/TOS・UMK
毎週水曜 深夜0時29分~0時54分

<配信>
TVer、Hulu、Locipo、FANYチャンネル

ホームページ:https://www.ctv.co.jp/rorororo
X&TikTok:@rorororo_ctv

(c)中京テレビ

 

白石麻衣、白バラの花言葉“深く尊敬する”人物を即答! 芦屋ロサブラン新ブランドアンバサダー就任発表会

俳優の白石麻衣さんが、芦屋ロサブランの新ブランドアンバサダーに就任。4月8日(月)に行われた芦屋ロサブラン「新ブランドアンバサダー就任」発表会に登壇しました。

 

【芦屋ロサブラン「新ブランドアンバサダー就任」発表会での白石麻衣さん】

 

“まいやん肌”の作り方は?

芦屋ロサブランは「全ての女性が、白いバラのように美しく」というコンセプトのもと、完全遮光の日傘や帽子を展開するブランドです。

 

夏の装いとともに登場した白石さんは、ブランドアンバサダー就任について「日傘は日常の必需品なので、こうして日傘のお仕事いただけたこと、すごくうれしいです。ロサブランはおしゃれなので傘をさすのが楽しく、日常がすごく明るくなるなと。どの傘を持とうか選ぶのも楽しいです」と笑顔を見せました。


また白いバラの背景で撮影した写真がお気に入りといい「合成じゃなく、スタジオで職人さんが(白いバラの背景を)組み立ててくださいました。パッと明るくなる1枚だなと思って、感動しましたね」と新カットをお披露目します。


 

白く美しく透き通る白石さんの肌は、“まいやん肌”と憧れの的としてたびたび話題に。まいやん肌をキープするコツとして、白石さんは「日々、日傘をさしたり帽子を被ったり薄手の羽織りをはおったりして、日焼け対策をしています。日焼け止めを塗る時もありますが、顔に塗るのは苦手で……できるだけお肌に負担をかけないよう最低限の日焼けグッズを身につけています」と、自身の日焼け対策を告白。

 

また日焼け対策をしっかりしている“日傘男子”を見かけると「男性が日焼け対策していたら『負けずと頑張らないと』と思いますね。紫外線はのちのちお肌のダメージにもつながるので、男女問わず対策してもらえたら」と、対抗心をのぞかせました。

 

深く尊敬する人物を即答

 

芦屋ロサブランの傘が100%遮光であることから、日々の生活で“100%していること”を聞かれた白石さんは「天気予報のチェックです」と回答。「朝いちばんでも前日の夜にも見るようにしています。気温が低い日は寒くない格好をしようかなとか、午後から雨降るから傘を持って行かなきゃとか。頭に入れておきたいです」と事前に準備しておきたい意思を明かします。

 

またロサブランがフランス語で白いバラを表し、白いバラの花言葉が「深い尊敬」であることから、深く尊敬する人について聞かれた白石さんは「お母さん!」と即答。「お母さんしかいないなと思いました。両親ともにですけど、特にお母さん。安心感、包容力、いつでも寄り添ってくれる存在で、大きくなるまで一緒に過ごして育ててくれたので」と満面の笑みを見せます。

 

「お母さんのごはんはやっぱり食べたくなりますし、帰った時に何も言わなくても作ってくれていて、家族のあたたかみを感じますね。18歳くらいから1人暮らしで、両親にどれだけ頼っていたのか、大事な存在であるのがわかりました。感謝しています」と思いを述べ、「お母さんにも日傘に母の日にプレゼントしたら喜んでくれるかな」とロサブランの傘を掲げた白石さんでした。

 

【商品概要】

商品名:3段折りたたみ50cm(傘袋付)コンビ
価格:13,750円(税込)
カラー:計19色サイズ:親骨50cm、直径88cm、全長①53cm、全長②24cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000260/3cb

 

商品名:2段折りたたみ50cm(傘袋付)コンビ 曲がり竹手元
価格:14,630円(税込)
カラー:計21色
サイズ:親骨の長さ50cm、直径82cm、全長①76cm、全長②41cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000261/4cb-j

 

商品名:ショートサイズ50cmコンビ
価格:13,860円(税込)
カラー:計19色
サイズ:親骨の長さ50cm、直径78cm、全長①76cm、全長②66cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000257/2cb

 

商品名:3段折りたたみ 50cm(傘袋付)シングルフリル
価格:15,400円(税込)
カラー:計11色
サイズ:親骨50cm、直径88cm、全長①53cm、全長②24cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000260/3f1

 

商品名:3段折りたたみ 50cm(傘袋付)プレーン
価格:13,750円(税込)
カラー:計4色
サイズ:親骨50cm、直径88cm、全長①53cm全長②24cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000260/3pl

 

商品名:パゴダ50cm ダブルフリル
価格:17,600円(税込)
カラー:計2色
サイズ:親骨50cm、直径85cm、全長82cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000295/7f2

 

商品名:2段折りたたみミドル 55cm(傘袋付)コンビ曲がり竹手元
価格:15,510円(税込)
カラー:計12色
サイズ:親骨55cm、直径96cm、全長①71cm、全長②45cm
URL:https://www.ashiya-roseblanc.com/c/0000000256/0000000438/9cb-j

野球好きアイドル・黒嵜菜々子が『すぽると!on TVer』⽔曜レギュラーに抜てき「⼤好きな野球を語ることはとっても幸せ」

⺠放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」では、初のデイリーライブ配信となるオリジナル番組『すぽると!on TVer』を3⽉28⽇(⽊)午後10時30分より放送開始。⽔曜⽇レギュラーにアイドルグループ・Peel the Appleの黒嵜菜々子が抜てきされた。

Peel the Apple・黒嵜菜々子

 

黒嵜菜々子は2003年5⽉16⽇⽣まれ、東京都出⾝。アイドルグループ・Peel the Appleのメンバーとして活躍している。⽗と兄の影響で、幼少期から野球ファンに。⾼校1年の時には強豪校で硬式野球部のマネージャーをしており、ウグイス嬢も担当。他校の野球球児に⽇本⼀告⽩されまくりJKとして話題を呼んだ。

 

2024年3⽉20⽇にはイースタン・リーグの試合で、始球式を担当。夢は東京ドームで始球式をすることだという。最近ではグラビアや「引越し侍」のCMで謎の美少⼥として話題沸騰中の彼女が、『すぽると!on TVer』⽔曜⽇レギュラーに抜てきされた。

 

4月3日(⽔)に初回配信を迎え、緊張しながらも持ち前の明るさと⼈懐っこさ、そして熱烈な野球ファンとして番組を盛り上げた黒嵜。番組内では野球ファン⽬線のコメントも炸裂させ、野球専⾨⽤語も交えながらスタジオや視聴者ファンたちを沸かせた。

 

そして、黒嵜の新コーナー「菜々⼦のイチオシ!」では、アンダー24 アスリートを紹介。黒嵜が注⽬する選⼿をウグイス嬢で紹介。場内アナウンス⾵のVTR振りは、本コーナーの名物にもなりそうな予感だ。

 

放送を終えて、黒嵜⾃⾝も「初回放送で緊張しましたが、スタッフの皆さんが優しくて、⾃分の⼤好きな野球を語ることはとっても幸せだなと改めて感じました。もっと詳しくなりたいと思ったし、これからも皆さんにスポーツの⾯⽩さを届けられるようになりたいです! まだまだ未熟なところはありますが、これからも楽しんで⾒ていただけたらうれしく思います! よろしくお願いいたします!」と意気込みを述べた。

 

番組情報

『すぽると!on TVer』

『すぽると!on TVer』
TVer
毎週月曜〜日曜 午後10時30分〜(配信時間:20分程度)
※⽣配信の翌⽇午後10時まで⾒逃し配信も実施

 

WEB

黒嵜菜々子X(旧Twitter):https://twitter.com/PtA_nanako
黒嵜菜々子Instagram:https://instagram.com/kurosaki0516
黒嵜菜々子TikTok:https://www.tiktok.com/@nanako.kurosaki

『ラヴィット!』プロデューサー・辻有一が語る躍進の舞台裏とは?「批判されようと、日々の番組を真面目に地道に作っていきたい」

朝の帯番組でありながら、「ニュースなし! ワイドショーなし!」を旗印にした『ラヴィット!』(TBS系)の勢いが止まらない。バラエティに振り切った大胆な構成と生放送ならではのハプニング性によって、SNSでは毎日のように話題となるほど。しかし、2021年の放送開始直後は「あらゆる罵詈雑言が飛んできて、眠れない日が続いた」と番組のキーマンである辻 有一プロデューサーは振り返る。躍進の舞台裏に迫った。

 

辻 有一●つじ・ゆういち…1983年生まれ。2006年にTBS入社。

 

【この記事の写真一覧】

 

“日本で一番明るい朝番組”を作ろうと決めた

──『ラヴィット!』が異色の番組であることは間違いないと思います。そもそも朝の時間帯なのに、なぜワイドショー的な作りにしなかったのか? このあたりから説明していただけますか。

 

 TBSの朝番組というのは、『はなまるマーケット』(1996年~2014年)が終了した後から、数字的に苦戦していたんです。その時期は主にワイドショーというか情報報道番組が続いていたんですが、編成の意向として制作体制を切り替えようという話になったみたいで。具体的には情報制作局という情報報道番組を作る部署に替わって、バラエティを作るコンテンツ制作局がその枠を担当することになった。その中で最初はチーフプロデューサーの小林(弘典)に話が来たんですよね。それで小林が僕に一緒にやろうを声をかけてくれて、動き始めたんです。番組内容も編成からはニュースやワイドショーではない情報番組という依頼でした。

 

──つまり、上層部や編成サイドの考えが大きかったということでしょうか?

 

 編成としては『王様のブランチ』のような番組をイメージしていたんだと思います。だから新しい番組でも情報ニュースやエンタメニュースは扱っていいよ、という話でした。むしろそれをうまく扱いながら構成していく情報番組を作ってほしいと思っていたのかもしれません。

 

──なるほど。様々な背景があったわけですね。

 

 ただ僕としては当初から良いニュースであれ、悪いニュースであれ、絶対に扱いたくなかったんです。なぜかというと、番組立ち上げの準備に入ったのが2020年の秋だったんですけど、その当時はまさに新型コロナのピーク真っただ中。どのチャンネルを回しても朝から新型コロナのニュースを報じていて、朝テレビをつけると気分的に落ち込むことが多かったんです。個人的にもコロナ禍でとても大きな嫌な出来事があり、本当に精神的に参っていた時期でした。でもその頃って、きっとそう感じていた人は多かったのではないかなと。だからそういう人たちが朝にテレビを見て少しでもクスッと笑える、その日生きる元気がもらえる、“日本で一番明るい朝番組”を作ろうと決めたんです。

 

──そのフレーズは番組の標語にもなっています。

 

 番組開始当初から解釈や切り口は変えながらですが、その番組テーマだけはブレていないつもりです。エンタメ系のニュースも含め、生放送と言えどもニュースを扱わないというのも僕の一貫した番組におけるポリシーで、番組のスタイルは少しずつ変わっていますが、そこだけは守っていくつもりです。

 

出演者には数ある番組の1つにしてほしくなかった

──前例がないことをするわけですから、キャスティングが非常に重要なカギとなったはずです。メインMCの麒麟・川島明さんや各曜日のレギュラー陣はどのようにして決まったんですか?

 

 考えとしてあったのは、他ではあまり見ることができない、ここでしか見ることができないキャスティングで番組を作りたかったということ。川島さんは当時から実力のある方でしたし、業界でも評価はもちろん高かったですが、4年前はまだそこまでMCをやられていなかった。さらに各曜日にキーキャストとしてお願いした芸人さんたちもまだ東京に進出していなかったり、レギュラーはまだ持っていない方が多かった。それはそういう理由です。

 

──確かにそうでしたね。

 

 帯番組を作るというのは、会社的にもかなり大きなプロジェクトです。予算的にも人員的にも結構な規模感ですし。僕としては、相当な覚悟を持って取り組まなくちゃいけないわけです。そういう意味でいうと、当時は、川島さんを含めて出演者の方たちにもこの番組で一緒に勝負を賭けてくれる人がよかった。変な言い方ですけど、数ある番組の1つにしてほしくなかったんです。本人たちはどう思っているかは分かりませんが(笑)。

 

──レギュラー番組を7つも8つも持っている芸人さんだと、どうしても『ラヴィット!』ならではの色を打ち出せないかもしれません。

 

 特にロケなどを考えると超売れっ子の方になると、スケジュールなども現実的に厳しくなりますしね。立ち上げ当初はいろいろとうまくいかないことも想定できていたので、やっぱり「みんなで一緒になって、この番組で勝負したい」という思いが根底にあって、僕が勝手に思っているきれいごとかもしれませんが、そこにこだわったつもりです。今でも、その思いは変わらないですし、だから各局に既に引っ張りだこの人気者を「後追い」したり、そこ頼るような企画はなるべくしないようにしているつもりです。他でも見られちゃいますからね。

 

──アイドルの人選に関しても、人気メンバーを上から順に指名するといったイメージではない?

 

 違いますね。そもそもグループの中で誰が人気あるかとか全く分かってないです(笑)。ただ「この番組を楽しんでくれているか?」という点は一番大事というか、とても気にしています。というのは、『ラヴィット!』って出演者側からすると出るのが大変な番組だと思うんですよ。無茶なアンケートもお願いするし、生放送でいきなりいろんなことをやらされるし。だから楽しんでもらえないと、やっていけない番組なんです。

 

──至近距離で見ていて、川島さんのすご味はどういうところで感じますか?

 

 あらゆる局面で感じています。帯でバラエティ番組のMCを、それも生放送でこなすというのは想像以上に大変なことだと思います。相当な技量と何より精神力が必要とされます。それを完璧にこなすのは超人的です(笑)。川島さんが“いる”「安心感」があるから、芸人さんたちも自由にボケられるし、僕らは今までのテレビの常識では考えられないような挑戦が出来るんです。だったら何で開始当初はVTR中心だったのか、と言われるかもしれませんが、当時僕らは川島さんとまだそこまで深く仕事をしたことがなかったですし、川島さんも僕らに対して疑心暗鬼というか、何してくるのか未知数な部分があったと思うんですよね。いきなりトークブロックばかりの構成にして、「じゃあ1時間よろしくお願いします」っていうのはなかなか信頼関係がないと難しいものがあるので。それで初期はVTR中心の構成になったという経緯があるんです。

 

最初の一年はとにかく番組のタイトルや存在を知ってもらうこと

──番組が進化・成長したことは、オープニングで顕著に感じられます。最初は現在のように尺も長くなかったですよね。

 

 番組開始当初から僕は放送中もなるべくX(旧Twitter)やSNSの反響をチェックしているんですが、徐々に始めた川島さんが仕切るトークブロックは、やり始めた頃から評判になって、かなり話題にも上ってました。こちらとしても手応えがあって、枠を広げていったんですけど、今では1時間を超えることもザラなので、もはやオープニングではないことは僕らも理解しています。2時間オープニングで終わるって「番組が始まってもいないじゃねぇか!」とそれは視聴者から言われますよね(笑)。

 

──日本人のテレビ離れが指摘されるようになって久しいですが、『ラヴィット!』は『水曜日のダウンタウン』と並んでXのトレンドになにかと入ってくる印象があるんですよ。SNSとの親和性というのは制作陣としても意識しているポイントですか?

 

 もちろんです。番組がスタートした頃っていうのは本当に酷評の嵐だったんです。「面白くない」「こんな番組やめちまえ」「前のほうがマシだった」……SNSを覗いても、ありとあらゆる罵詈雑言が飛び交っていました。ただ、その一方でSNSのその現象を冷静に見ていると、日本の大多数の人はTBSの朝番組が変わったということすら、きっと知らないんだなと思うことがあって。だからそれをどうするかの方が僕にとって大きな問題だったんです。

 

──どういうことでしょうか?

 

 ネットでバッシングが飛び交うのは、一瞬盛り上がっているように見えるんですけど、実際はほとんどの人は、その番組すら見てもいなくて、日本のほとんどの人は『ラヴィット!』なんていう新番組が始まったことすら認識していないわけですよ。そりゃあそうですよね。視聴率最下位のテレビ局の番組が替わったって、普通は誰も気づいてくれないし、見てくれない。だから最初の一年というのは、とにかく番組のタイトルや存在を知ってもらうことに集中しないとダメだなと思ったんです。

 

──具体的には、どのように?

 

 一番は番組を面白くすること。まずは内容がつまらないから「番組の存在」に気づいてもらえないわけです。そのための工夫というか、生放送ならでは、帯番組ならでは、『ラヴィット!』における優位性を活かしたチャレンジは数えきれないほどやりましたし、今も意識してやっています。あとはSNSをいい意味で盛り上げて、「番組名」を世間に広げること。そのためにSNSを絡めたキーワード発表もやり始めました。これは極々わずかな一例ですが、こちらもトライ&エラーを繰り返しながら、番組の知名度を上げる方法をとことん模索していきましたね。

 

『ラヴィッド!』を好きでいてくれる人を、もっと好きになってもらえるように、とことん大切に

──『ラヴィット!』はTVerでの人気も非常に高いです。ニュースやワイドショーといった番組はライブが命だとされていますよね。情報番組なのに、あとから見ようとするファンが多いのは珍しい現象だと思うのですが。

 

 それは完全にバラエティとして認識されているからですかね。『ラヴィット!』はTVerのマイリストというお気に入りの数が今は125万人くらいまで伸びていて、それはうちのバラエティの中では3~4番手くらいに入るんです。ありがたいことですね。そもそも生放送の帯番組を配信するってこと自体が極めて珍しいですし、技術的にも物理的にもやはり大変らしくて、配信の部署や関係各所の皆さんの協力のおかげでなんとか成り立っています。

 

──TVerで人気ということは、視聴者層が若いということでしょうか? 朝の番組を見るのは高齢者が多いイメージもあったのですが。

 

 極端に若いと思いますよ。ファミリーコア(男女49歳以下の個人視聴率)が圧倒的に強みですし、もちろんその世代を意識して作っています。正直、オール(全層)は数字よくないんです。昔の世帯視聴率を基準で見たら、失格だと思います。それでも続いているのはTVerでの回転数や、若い人たちが見てくれていること、他にも様々な付加価値を評価されているからであって、決して盤石ではないことは、僕は一番理解しています。

 

──テレビの制作現場では、以前ほど視聴率を重視しなくなったという話も聞きます。

 

 う~ん、視聴率の価値が薄れているということはないと思うんです。ただ、TVerとかも含めて評価基準が多様化していることは間違いないでしょうね。ここからは僕個人の考えなんですけど、結局、昔みたいに家でテレビがずっとついている時代じゃなくなったんですよ。朝なんてまさにそうで、放っておいても勝手にテレビをつけてくれるような状況じゃないわけです。

 

──言われてみたら、確かにその変化は大きい気がします。

 

 テレビのチャンネルをなんとなく合わせてもらうではもうなくて、能動的にテレビを点けてもらって、チャンネルを合わせてもらって、わざわざ見に来てもらえるような番組じゃないと、これからのテレビは生き残っていけないと思う。だからこそ、「好き」の深度が大事になるんです。『ラヴィッド!』が好きだと言ってもらえる明確な理由を、自分たちがひたすら努力して作っていかなくてはいけない。そして今『ラヴィッド!』を好きでいてくれる人を、もっと好きになってもらえるように、とことん大切にしないといけない。

 

──ということは、大衆向けにバランスよく幕の内弁当のような情報番組を作るのではなく、エッジの立った内容で一点突破するという話になりますか?

 

 その通りですね。尖るという表現には慎重なんですが、本来のテレビ的なアプローチとは違っているのかもしれない。マスに向けて最大公約数的に作っていないという意味で。

 

いろいろな人の「好き」が集まって成り立っている番組

──先日の放送は『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)のテレフォンショッキングにオマージュを捧げるような内容で、いきなりゲリラ的に電話で出演オファーする様子が視聴者の度肝を抜きました。

 

 「リアルタイムで見てくれている人」が得したなと感じてもらえるような仕掛けはとても意識しています。事前予告をあえてしなかったり、サプライズにこだわったり、いい意味でハプニングが起こるかもしれない要素をあえて残すのもそのためです。あとは、「番組をずっと見続けてくれている人」をとても大切に作っています。ずっと継続的に見ているからこそ楽しめる歴史やストーリー性や伏線回収を作るのもそうです。例えば、さらば青春の光の森田哲矢さんの買い物企画なんてまさにそうで、歴史を知っていたら、なおさら楽しい(笑)。

 

──森田さんの車購入は、ネットニュースでも大きく取り上げられていました。

 

 森田さんの企画って何がいいかって、森田さん本当に欲しそうじゃないですか。ロレックスにしろ、レンジローバーにしろ、本当に好きなんだなって伝わるのがとても良くて。僕は、人が好きなことをしている姿ってめちゃくちゃパワーがあると思っているんです。周りを明るくさせる魅力がある。車や時計じゃなくてもいいし、好きなアイドルとかだっていい。ぼる塾の田辺(智加)さんが「推し」について語っている姿が、周りを幸せな気持ちにさせてくれるのも同じだと思っています。『ラヴィット!』は、番組名の由来でもあるんですが、いろいろな人の「好き」が集まって成り立っている番組なんです。

 

──感情移入しちゃいますよね。『ラヴィット!』は斬新な企画のオンパレードなので、視聴者としては面白いのですが、制作サイドはネタ切れとかマンネリ化の恐怖はないんですか?

 

 その恐怖と常に戦っている状態ですよ(笑)。この3年間というもの、四六時中、いつも番組のことばかり考えていますから。毎日毎日、悩みに悩んでいます。

 

──最初は苦戦が続いていた番組も現在では確固たる人気を獲得し、年末には特番の『ゴールデンラヴィット!』を、土曜日には総集編ともいえる『夜明けのラヴィット!』が放送されるようになりました。

 

 『ゴールデンラヴィット!』に関しては、テレビをやっている以上、どこかで朝の帯番組のゴールデン特番を作りたいと思っていました。あれは一年間の集大成的な位置づけですね。『夜明けのラヴィット!』は、川島さんが「いいともの増刊号みたいなことをやりたいね」と言ったのが大きかったですね。というのも『ラヴィット!』は生放送だから、そこで処理しきれない要素が結構出てくるんですよね。「このまま、アフタートーク的なことをやったら盛り上がるのにな」とか話してて。ところが、いざ始めてみたら早朝5時半からというとんでもない時間帯で(笑)。金曜日までの放送内容を入れなくちゃいけないので、めちゃくちゃまとめるのが大変なんですよ。金曜日のオンエアの後にそのまま徹夜で仕上げて、放送するんですけど。

 

──番組関連グッズを展示する「ラヴィット!ミュージアム」やライブイベント「ラヴィット!ロック」も開催しています。

 

 番組が始まった当時は、こんなことをやるなんて想像もできなかったですね。もちろん番組を応援してくださる方に楽しんでもらいたくてやっているわけですが、個人的にはこういったイベントを行うと、現場スタッフのモチベーションがものすごく上がるのがうれしいんですよね。内輪の話になりますけど。

 

心休まる瞬間がなくて。胃がキリキリするだけの毎日(笑)

──直接、視聴者を目にする機会は少ないでしょうからね。

 

 番組が始まった当初、ADの子たちが電話で取材交渉したりする際、すごく恥ずかしそうに『ラヴィット!』という番組名を口にしていたんです。僕はその姿が忘れられなくて……。だけど最近は新入社員として入った子や、制作会社の若手たちが「『ラヴィット!』作りたくて、この業界に入りました」とか言ってくれることも増えてきました。やっぱりそこは感慨深いものがありますよ。

 

──しかし、辻さんの気苦労は絶えないでしょうね。みんなに頼りにされているわけですし。

 

 頼られているかは分かりませんが、スタッフだけでも200人以上が関わっているんです。最初は本当にプレッシャーに押し潰されそうでした。しかも世間からは酷評の嵐だったので、マジで眠れませんでした。もちろん今でも枕を高くして眠れるわけでは全然ないですけどね。「夜明け」含めると週12時間も放送があって、「ゴールデン」や「ロック」もあると「次の企画!次の企画!」と常にあおられている感じなので。これは僕の性格的な問題ですけど、正直言って、この3年間で楽しいと思ったことなんてほぼないんですよ。

 

──そんなこと言わないでくださいよ(笑)。

 

 生放送だから何が起こるか分からないし、責任もあるし、視聴率も毎日出るし、すぐ次のこと考えなきゃいけないし、心休まる瞬間がなくて。胃がキリキリするだけの毎日(笑)。

 

──想像を絶する過酷さですね。今後、『ラヴィット!』をどうしていきたいかビジョンはありますか?

 

 それ、よく聞かれるんですけど……全く今は思いついてないんですよ(苦笑)。振り返ってみても、その日のオンエアに汲々としながら走り続けていたら3年間が経っていたという印象ですし。おそらくこれからも余裕など一切なく、目の前のことをこなすので精いっぱいになるんじゃないですかね。そんな中で、ワクワクするような企画を思いついたら、実現したいと思っています。だからこそこれからも、いくらくだらないと批判されようと、日々の番組を、真面目に地道に作っていきたいです。

 

【INFORMATION】

ラヴィット!

TBS系 毎週(月)~(金) 午前8:00~9:55

公式HP https://www.tbs.co.jp/loveit/

 

構成・撮影/丸山剛史 取材・文/小野田 衛

倉沢杏菜、主演・野間口徹と共に挑んだナオキ役は「誰もが本心では共感できる部分がある」『VRおじさんの初恋』

『VRおじさんの初恋』は“現実世界”と“バーチャル世界”という2つの世界を行き交いながら、さえない中年の独身男性・遠藤直樹(野間口徹)の初恋を描く新たな形のヒューマンドラマ。直樹は、自身の生きがいであるVRゲーム「トワイライト」の中では制服姿の少女・ナオキとして過ごしており、突如現れた美少女アバター・ホナミ(井桁弘恵)と心を通わせていく。

『VRおじさんの初恋』倉沢杏菜 ©NHK

 

今回は、そんなナオキを演じる新星・倉沢杏菜さんにインタビュー。野間口さん演じる直樹と同一人物とも言えるナオキの役どころや演じる上で意識していたこと、野間口さんや井桁さんとの共演エピソードや本作の魅力などを聞きました。倉沢さんの女優としての一面に迫る話題にも注目です。

 

◆今回、ナオキ役はオーディションで勝ち取ったとお伺いしました。オーディション時、手ごたえなどは感じられましたか?

オーディションは緊張のあまりほとんど放心状態で受けていたのですが、いま振り返るとあの時の“心ここにあらず”という感じがナオキの雰囲気と少し通じていたのかなと思っています。ナオキを演じられると決まってから、監督方からは「お芝居が繊細で良かった」と言っていただき、とてもうれしかったです。

 

◆まずタイトルから目を引く本作ですが、最初に台本を読んだ時の印象は?

タイトルだけ見ると非現実的といいますか、普段の私の生活とはだいぶ掛け離れた雰囲気の作品なのかなと思っていたのですが、いざ読んでみるととても人間らしくもどかしく、でも温かくて繊細で…。ナオキともこの作品とも丁寧に向き合い、作品の良さを届けられるように頑張らないと、とあらためて感じました。

 

◆ナオキという役をどのような人物だと捉えていますか?

ナオキは自分でも言っているのですが、ひねくれていて、いろいろなものから逃げていて、人生をも諦めてしまっているんです。でも、私から見ると本人さえ気づいてない優しさが根底にはあって、人間らしい感情を今までは押し殺していただけなのかなと。それがVRの世界でホナミという人と出会い、少しずつほどけていくさまが描かれていきます。そして、今を生きている人たちは、誰しも本心ではナオキに共感できる部分がたくさんあると思うんです。そういうことが見てくださる方に届けばいいなと思いながら演じさせていただきました。

 

◆倉沢さんご自身はナオキとリンクする部分はありましたか?

私は人とコミュニケーションをとることに喜びや幸せを感じるタイプなので、そういう意味ではナオキと大きく違っていると思います。一方で、私も悩みや苦しみは周囲に打ち明けることが得意ではなく、自分の中に閉じ込めてしまうなど、ナオキに共感できる部分もあって。撮影期間はナオキと向き合いつつ、自分とも向き合うことができました。

 

◆根底は野間口さん演じる直樹と同じ人物という、そんな難役・ナオキをどのように作り上げていったのでしょうか。

役作りに関しては本当に感謝しかないのですが、撮影に入る前に野間口さんが本読みの機会を作ってくださり、その際にナオキのせりふを読んでくださったんです。そのおかげで台本を読んでいても直樹が話しているイメージが浮かびやすくなって…。あの時間に助けられたことがたくさんあります。そして、野間口さんはもちろん、直樹くらいの年齢の方を普段から意識的にたくさん見るようにしていました。

 

私としては、何も考えていないようで実は何か考えているような、ボーっとしている時のナオキというのが一番直樹を感じられたのですが、スタッフの方からも「ボーっとしている時のナオキがすごく直樹に見える」と言っていただいて…。そういう直樹を感じていただけるポイントがいろいろなところにちりばめられていると思います。

 

◆野間口さんと撮影中にコミュニケーションを取る機会はあったのでしょうか。

はい。現場にはたくさん見学に行かせていただき、野間口さんのお芝居を拝見したり、ナオキのお芝居についてご相談したりしていました。そこで監督も交えてディスカッションをするなど、皆さんと一緒に役を作り上げていった感覚でいます。

 

◆そんな撮影を経て感じた、野間口さんの印象を教えてください。

野間口さんは優しく柔らかい雰囲気をお持ちで、私が1人であっぷあっぷしている時も温かく受け入れてくださいました。お芝居についても俳優さんとしてあれだけすごい経歴をお持ちなのに、いつも真摯に柔軟に向き合われていて、とてもカッコいい方です。ご一緒できたことを本当に光栄に思っています。

 

◆本作はナオキはホナミとのやりとりも見どころのひとつですが、ホナミを演じる井桁さんの印象はいかがでしたか?

きっと皆さんが想像されているそのまま、優しく明るくてユーモアのある方です。優しさといってもいろいろな種類があると思うのですが、井桁さんは周囲を巻き込む優しさをお持ちで、現場の空気をも包み込んでくださる方。井桁さんがいらっしゃるだけで雰囲気が和やかになるんです。私がお芝居で悩んでいる時にはアドバイスをくださったり、井桁さんのおかげで安心してナオキとしていられましたし、現場でのあり方もたくさん学ばせていただきました。

 

◆撮影の合間などは井桁さんとお話されることも?

たくさんお話させていただきました。お芝居のことはもちろん、時には井桁さんがお好きという焼き鳥のお話なども(笑)。あと、俳優さんって台本やお水、貴重品などを入れたサブバッグを現場に持って行く方が多く、それを“現場バッグ”と言うのですが、最近まで私はその存在を知らなくて…。井桁さんが現場バッグを使われているのを見ていいなと思い、私もある日バッグを持って行き「井桁さんのまねをしました!」と報告したら「みんなやってるよ」と笑っていただいたこともありました(笑)。本当にかわいらしくて、おちゃめなところもあるすてきな方です。

 

◆本作は現実世界とVRの世界を行き来しながら物語が展開していくということで、撮影はどのように行われたのでしょうか。

セットやロケでの撮影が中心でしたが、グリーンバックでの撮影もやらせていただきました。今後、ナオキが水中にいるシーンが登場するのですが、それはグリーンバックを背景にワイヤーで吊られながらお芝居をしていて、初のワイヤー体験もできました! ロケでは各地に行かせていただいて、すてきな場所がたくさん登場するので、そういう部分もチェックしていただけたらうれしいです。

 

◆劇中でお気に入りのシーンをひとつ挙げていただくと?

1話でのナオキとホナミの出会いのシーンでしょうか。現実同様にVRの世界でもひとりで過ごしていたナオキの前に突然ホナミという人が現れ、困惑しつつどこかうれしい気持ちもあって…。そんな心の葛藤を抱えながら、今後もどんどんホナミに巻き込まれていきます。ぜひ、見てくださる皆さんにもナオキと一緒に巻き込まれていただきたいです。

 

◆倉沢さんが感じるこの作品の魅力は?

まず、他のどのような作品とも似つかない唯一無二な作品だということ。ただ、それゆえにユニークさが際立ち、一見とっつきにくく見えるかもしれないのですが、いざフタを開けてみると今を生きている人たちにはみんなどこかしら刺さるものがあるんじゃないかなと。この作品を作り上げながら私自身が自分と向き合えたように、きっと見てくださった方の中にあるわだかまりみたいなものが温かくほどけていくような魅力が詰まっています。この作品が1人でも多くの方に届いたらいいなと願うばかりです。

 

◆今回、ナオキ役に大抜てきされた倉沢さんですが、そもそも芸能界に入ろうと思ったきっかけは?

5歳から8年間クラシックバレエを習っていたのもあり、元々自分の体を使って表現することが好きだったんです。そんな中、中学生の頃に授業参観で英語の劇をやったのですが、芝居をしている私を見た母が「女優さんやってみれば」と言ってくれたんです。そこから高校生になり、進路に悩んでいた時にちょうど今の事務所がオーディションをやっているのを知って、挑戦だけしてみようと受け、ここまでたどり着きました。

 

◆そこから女優として本格始動し、想像とのギャップはありましたか?

もちろん思っていたより楽しいと思える時もあれば、難しさを感じることも多いです。決して簡単にできるものではなく、とても丁寧に、真摯に向き合い続けないといけないお仕事なのだなと感じています。そして、それはつまり自分と向き合い続けるということでもあり、成長を感じられたり、同時にこれまで知らなかった感情が出てきたり、終わりがないのだろうなと。だからこそもっといろいろなことをやってみたいですし、なんならもっと悩んでもみたいです。とても魅力的なお仕事だなと思っています。

 

◆最後に、今後の展望を教えてください。

今の年齢だからこそできる役や難しい役など、まずはもっといろいろな役に挑戦してみたいです。あと、バレエをやっていたのもそうですが、歌を歌うことも好きなので、そういうことを活かせる舞台など、やってみたいことが本当にいっぱいあって。これからお仕事をさせていただく中で、そういう糸が少しずつつながっていけばいいなと思っています。

 

PROFILE

倉沢杏菜

●くらさわ・あんな…2005年3月18日生まれ。神奈川県出身。レプロエンタテインメントが2021年から22年にかけて開催していた「レプロ30周年主役オーディション」がきっかけで芸能界入り。近作はドラマ『君には届かない。』『先生さようなら』など。

 

番組情報

夜ドラ『VRおじさんの初恋』

NHK総合

毎週月~木曜日 午後10時45分~11時

番組公式HP:https://www.nhk.jp/p/ts/GXWGM1YQG1/

 

●text/片岡聡恵

さまぁ~ずMC『ミュージックジェネレーション』レギュラー化 井上清華アナは「『めざまし』ではキリッと、こちらではゆるっと(笑)」

令和・平成・昭和という3世代の定番ソングを貴重映像とともに発表する音楽バラエティ番組『ミュージックジェネレーション』(フジテレビ系 毎週木曜 午後7時~8時 ※初回は午後7時~9時54分)が、13回の特番放送を経てレギュラー化。

『ミュージックジェネレーション』左から)井上清華アナウンサー、さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)©フジテレビ

 

4月11日(木)放送の初回収録を終えたMCのさまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)と進行を務める井上清華フジテレビアナウンサーの取材会が開かれ、収録の感想や意気込みを語った。

 

◆レギュラー化が決定したとき、どのように思われましたか?

大竹:「レギュラーに!?」って言いましたね。ビックリしました。

 

三村:ずっと支えてくれたスタッフたちが、俺ら以上に盛り上がって。「なんか…、良かったですよね」みたいな(笑)。

 

大竹:この番組、大変だと思うんですよ。曲のことを調べて、映像を探さなくちゃいけないから。レギュラーになったらもっと大変になるのに、喜んでくれる。それが何よりでしたね。

 

◆レギュラー放送1回目の収録はいかがでしたか?

三村:レギュラーになるからといって、何も変わってないところが良かったです。

 

井上:本当にいつも通りのゆるく、実家のリビングにいるような感じでしたね。

 

大竹:素晴らしかったですね。いい曲ばかりでしたし、初めての映像もいっぱいで。ゲストそれぞれ、自分が聴いてた曲への熱があるから、面白いですよね。

 

三村:昔の曲から最近の曲まで、今の時代なかなかない、家族で見られる番組だなと。

 

井上:この番組が放送されると、アナウンス室の独身の先輩からよく連絡が来るんです。「今日は1人のご飯でも寂しくなかった」って。そんな感じで、私たちを疑似家族として一緒にわーわー言いながら見てくれるのもいいと思うんです。

 

三村:そうだね。1人暮らしの人もよろしくね!

 

◆収録では120曲以上が流れました。

三村:そんなに!?だから終わった後、たっぷりカラオケやった後みたいな感じになっちゃったんだ(笑)。しかも新しい映像、多かったですよね。松田聖子さんのちょっとセクシーな頃とか。

 

大竹:いつも言ってるけど、同じ人の同じ曲でも、違う日の映像があるわけだもんね。だから同じ曲でも、違う面白さがあるのがいいなと。

 

井上:今回、初登場みたいなのありましたよね? あれ見たの、初めてでした。

 

三村:知らなかったでしょ? 聖子ちゃんカットがまだ…。

 

大竹:完成形じゃないの。毛が伸びると、もっと膨らんでいくから。

 

三村:(中森)明菜ちゃんも今回の映像、ふっくらしてる時期だったからね。

 

大竹:素晴らしいよね。あの映像は探してもなかなか、どこにもないかもしれないよ。

 

◆昭和・平成・令和といろんな楽曲を聴き比べて、どのような変化を感じますか?

三村:だんだん、ファッショナブルになってますよね。昭和は楽曲のタイトル出しからすごいもんね。タイトルも作詞作曲も、大きく書かれていて。

 

大竹:今みたいに、端っこにちょこんじゃないもんね。どっかんと真ん中にある。で、有線のマイクでしっかり歌ってる感じ。

 

井上:後ろに演奏の皆さんがいらっしゃることも多いですよね。

 

大竹:歌詞も違うよね。ラブソングにしても、昭和は“俺についてこい!”みたいな感じだけど、令和は“いつか僕が告白したら…”みたいな。

 

三村:ゲストのニューヨークが言ってたのは、「昭和は不良のにおいがする」って。

 

大竹:危険な感じがね。

 

三村:それがだんだん、平成、令和と行くにつれてシュッとしてくるって。確かに、そんなところもあるよね。

 

◆懐かしの曲を聴いて、思わず歌いたくなったりは?

三村:やっぱり、昭和の歌は歌いやすそうだなとは思うけど、実際に歌うことはないですね。カラオケに行っても、わりと聴く専門だったりするから。大竹さんはたまに歌ってますけど。

 

大竹:でも、僕も基本的には聴くほうが好きなんですよ。打ち上げに行くと、普段はあまり接する機会のないスタッフもいるでしょ? どんな曲を歌うのか興味あって。

 

三村:またこの番組のスタッフ、みんな歌がうまいんですよ。

 

井上:そうなんですか?

 

大竹:しかも、熱唱する。

 

井上:それはちょっと…(笑)。もう小さくなって、聴くしかないじゃないですか。

 

大竹:やっぱ、音楽が好きなんだろうね。

 

三村:もともと音楽班ではなかったはずなんだけど。

 

大竹:音楽班になりつつあるよね。

 

◆3人も気が付けば長い付き合いになりました。

井上:私が入社1年目の終わりぐらいから、ご一緒してますからね。でも、印象は変わらないですね。ずっと優しいおじさまという感じです。

 

三村:会ったときから50代だからね(笑)。

 

大竹:その頃からもう軽くバカにしてる感じだったよね?

 

井上:そんなことないです!

 

三村:俺らに何を言われても、全然響かない感じだったもん。やっぱ、フジのエースになっていく人は度胸があるんだなと。

 

大竹:打たれ強いというか、ツッコまれ強いというか。

 

井上:(笑)。私が『めざましテレビ』を終えた後の収録だと、眠そうな顔してるらしいんです。でも、それすらも許してくれる感じが、本当に優しいお2人だなって。

 

三村:緊張感なさすぎて、すげえかむもんね?

 

井上:『めざまし』ではキリッと、こちらではゆるっと。楽しくやらせていただいてます(笑)。

 

◆さまぁ~ずさんは改めてお互い、頼りになるなと感じる部分はありますか?

三村:やっぱ大竹の奥さんの元職場ですから、フジテレビには強いですよね。同期もいっぱいいますし。

 

大竹:まずプロデューサーが同期だから…って、そういう話じゃないのよ。

 

三村:フジテレビの社長もどっちかっていうと、大竹の目を見てしゃべってる。

 

大竹:そんなことないよ(笑)。まぁ三村さんも変わらないし、嫌だなと思うところが同じだったりするから、そういうところもいいですよね。

 

三村:同じ学校に行って、同じ時代を生きてるから。ああ、これ大竹が好きな曲だなとかも分かったりするもんね。

 

◆ちなみにお2人にとっての思い出ソングは?

大竹:特番13回の間にね、だいぶ出してもらってはいるんですけど。

 

三村:サザンオールスターズの…。

 

大竹:「Bye Bye My Love」とかね。高校3年生のとき、一緒に海の家でバイトしたんですよ。そのとき、カセットテープに曲をいっぱい入れて持っていって。

 

三村:それを毎晩のように聴いて。

 

大竹:あとは、チェッカーズとか。曲も思い出になってるけど、高校生の頃、あの髪型がはやって。みんなやってたなとか思ったりするよね。

 

◆最後にメッセージを。

井上:自分の世代以外の音楽を聴けて、それをゲストの皆さんが熱く語り、魅力を教えてくれる番組だと思うんです。それを聞くと、当時ちょっと生きてみたいと思ったりもして。

 

大竹:令和の人たちが昭和の歌手の人たちを見て、「カッコいい!」「かわいい!」ってなってるもんね。

 

井上:そうやって、好きな曲がどんどん増えるのがいいなと。

 

三村:それこそ松田聖子さんみたいに、同じ人の同じ曲が流れることもあると思うんですよ。でも、それでいいんじゃないかなと思っていて。僕らの頃の音楽番組って、そうだったじゃない?

 

大竹:ランキング形式の音楽番組なんかだと翌週も同じような顔ぶれだったりしたけど、毎週見たかったからね。

 

三村:そう、とにかく見たい、聴きたいんで。多少スタジオのしゃべりが少なくなってもいいから、曲をいっぱい流してほしいですね(笑)。

 

番組情報

『ミュージックジェネレーション』

フジテレビ系

2024年4月11日(木)スタート

毎週木曜 午後7時~8時

※初回は、午後7時~9時54分(3時間SP)

 

MC:さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)

進行:井上清華(フジテレビアナウンサー)

 

〈初回ゲスト〉

昭和世代:篠原涼子

平成世代:ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)

令和世代:藤田ニコル、ゆうちゃみ

 

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/musicgeneration/

公式X(旧Twitter):https://twitter.com/bestsong_mg

 

©フジテレビ

鈴木亮平があふれる『世界遺産』愛を語る「番組のファンなので今のカメラワーク、こっちの方がいいかもみたいな(笑)」

4月7日(日)放送回から約6年半ぶりにリニューアルする『世界遺産』(TBS系 毎週日曜 午後6時~6時30分)。9代目のナレーションを担当する鈴木亮平さんに世界遺産の魅力などを聞きました。

『世界遺産』鈴木亮平©TBS

 

世界遺産や歴史好きで、世界遺産検定1級を取得、さらには世界遺産を旅した気分になれるエッセー集を上梓するほど世界遺産に詳しいことでも知られる鈴木さん。従来のナレーターではなく、番組初となる世界遺産の案内役=ナビゲーターとして、時に自らの思いも交えつつ世界遺産の魅力を視聴者に届けていく。

 

4月7日、14日(日)の放送では、1993年に日本で初めて世界遺産に登録された屋久島を紹介。鈴木さん自らがロケへと出向き、屋久島の奥深くに分け入り、ダイナミックな自然を体感する。

 

◆9代目のナレーション、初代ナビゲーターに就任されての心境を教えてください。

本当に見ていて好きですし、自分が世界遺産を好きになるきっかけにもなった番組ですので、携われて非常に光栄です。今までにナレーションという仕事を何度かやらせていただいているのですが、その度に『世界遺産』のナレーションをするとしたら、どんなトーンでやるかを空想していたりしたので、お話を頂けてうれしいです。ただ同時に、歴代の方々が積み上げてきたものが好きだったので、あまり本当は変えたくないなという思いはあるのですが、せっかく自分がやる以上、どのぐらい自分らしさを出していこうかなと模索していて、今回ナビゲーターという肩書も頂いたので、世界遺産が好きという自分だからこそ伝えられるものも含めていけたらいいなと思っています。

 

◆オリジナリティーを出すために意識しているところはありますか?

本来のナレーションというのは淡々と説明をすることだと思うのですが、自分の場合は「ここからがすごいんです」「実はこうなんですよ」と。「屋久杉があるから世界遺産だと思っていますよね。でも実はこっちの照葉樹林の森もすごいんです」みたいなところはプレゼンをしている感覚と言いますか、どうしても熱が入ってしまうんです。ただ「おまえが一番盛り上がっているのか」となっても意味がないので、うまく抑えつつ、ある程度の自分の情熱を乗せていけたらいいなと思いながらやっています。

 

◆鈴木さんのプレゼンが番組の中に静かに盛り込まれているということですね。

忍び込ませているつもりです。熱くなろうと思えばどこまででも熱くなって、きっと予告編でも熱いテンションでやってしまうと思うので(笑)。あと一番気をつけているのは笑顔。声ですが、世界遺産の楽しさを伝えたいので、もちろんシビアな話題になることもありますが、基本的には笑顔で声をお届けしたいと思っています。

 

◆屋久島ロケの感想を教えてください。

屋久島は思っていた以上にすごいです。実際に行ってみて、知識の10倍ぐらい新たに分かったことがありました。詳しくは番組を見てほしいですが、単純に「こんなにすごい島だったんだ」というのが、森に一歩踏み入れただけで雰囲気が違うということ。それはスピリチュアルなことではなく、見た目から全く違うんです。コケから木が生えていて、その木にコケが生えて、そのコケからまた別の植物が生えて、それが全部絡み合って巨大になったみたいな。生命力がすごい島でした。今回、海岸線の海抜ゼロ地点から1800メートルぐらいのところまで上って、どんどん植物が変わっていくところを見ていったのですが、そこも面白いですし、標高が高くなると、南の島なのにとても寒くて。山頂の雲の切れ目から海が見えたのですが、その海は亜熱帯の森で不思議でとにかくすごかったです。

 

◆放送でもその景色が見られるということですね。

映っていると思います。僕も番組のファンなので、今のカメラワークこっちの方がいいかもと思うところもあるわけですよ(笑)。カメラのアングルが「同じフレームに山頂のこの植物の霜と海を入れた方がいいと思います」と言ったら、その通りにプロが撮ってくださって、楽しかったです。

 

◆映像そのものの美しさもこの番組の見どころの一つだと思うのですが、鈴木さんは今回の屋久島の映像を見てどのように感じられていますか? また視聴者の方にどのように映像を楽しんでもらいたいでしょうか?

本当に今、映像の技術も進歩していますし、今回行って分かったのですが、ドローンも小さくなっていて、屋久島の森の木々の間を僕が歩いているところをドローンが並走したりできるんです。そういう技術もたくさん進化しているんですけど、何より撮影チームのすごさ。屋久島って山が高いんです。僕はヒーヒー言いながら登っていたのですが、そのチームは僕より年上なのに、スタスタ行くんですよ。それで「すごいですね」と言ったら、「先月、キリマンジャロを登っていましたから」と(笑)。こういう人たちがいてくれるからあの映像が見られるんだなと、映像を楽しむことはもちろんですが、その裏にいる映像を撮っている人たちの大変さプラス、スタッフさんたちは、この仕事が好きなんだろうなというロマンを僕も見ていて感じていたので、そういうところも見ていただけるとうれしいなと思います。最後の提供枠みたいなところで、撮影クルーが一瞬映ったりするんですけど、ああいうのが楽しいです。

 

◆この番組が世界遺産を好きになったきっかけということですが、特に興味を引かれたという世界遺産はなんでしょうか?

スリランカにある「シーギリヤ」という世界遺産です。以前違う番組で行かせてもらったことがあるのですが、それは熱帯雨林の中に巨大な岩山というか、拳みたいな形の1枚岩で、その上に昔の宮殿の跡が残っているんです。そのシーギリヤをそれこそ『世界遺産』で見たときに、単純に「うわ、すごい」と思いましたし、マチュピチュみたいとも思ったんです。マチュピチュは世界遺産だと知っていましたが、マチュピチュレベルの他の世界遺産って知らないものがいっぱいあるんだと当時気づいたんです。実際にマチュピチュより古い時期に放棄されていて、そこから発見されるまで野ざらしになっていた世界遺産もあって。それにシーギリヤは、岩肌に天女が描かれていて、その天女の絵がスリランカ美術の最高傑作とも言われているのですが、すごく生き生きとした絵で、当時の文化の高さもうかがえますし、それを知らないで生きるのはもったいないなと思ったんです。そこからシーギリヤはすごく自分の中に残っています。

 

◆それはおいくつぐらいのときですか?

20代前半、23~25歳ぐらいですかね。旅番組に呼んでいただいたときに、ディレクターの方に「今日行くところは世界遺産なんだよ」と言われて、調べました。それはアフリカのモーリタニアにあるシンゲッティという街でした。

 

◆そんな番組ファンの鈴木さんがこうして4月から番組に携わるということで、この未来予想図はご自身の中でありましたか?

僕は正直、好きだからこそ関わってはいけないんじゃないかと思っていました。ファンとして見ていたかったところが半分あって、一緒に仕事をするのは恐れ多いというか、何か自分が汚してしまったら嫌で。聖域みたいなところがあったんです。そうは言いながらも、自分がナレーションをやるならどんな感じで言えるかなと考えたりもしたので、裏腹な気持ちがあり…。恋は裏腹です(笑)。そういう相手でした。ですので、今でもプレッシャーは感じています。

 

◆世界遺産検定1級を取得されていますが、どのように勉強されたのでしょうか?

28、9歳ぐらいのときに取得しました。忙しい時期だったのですが、合間に徹夜して勉強していたことを覚えています。受験勉強と一緒で、自分なりにまとめたノートを作って、マーカーペンを引いたところを隠す赤い下敷きを多用していました。テキストにマーカーを引いていって隠して、全部言えたら次のページとやっていました。あと、世界遺産は横のつながりがあるんです。例えば屋久島だったら、他にどんな島が世界遺産になっているかつなげていって「島シリーズ」、高いところにあるシーギリヤみたいな世界遺産だったら「天空シリーズ」と自分で名付けてまとめたりしていました。

 

◆これまで何か所ぐらい世界遺産を巡ってきましたか?

世界遺産を巡っている人からしたら少ないかもしれませんが、30ちょっとぐらいかな。リストを作っていたのですが、最近そのリストをなくしてしまって、分からなくなってしまったんです。 TBSのラジオ局に世界遺産マニアの人がいるのですが、124か所行っているらしいです。

 

◆今後、この番組で深掘りしたい世界遺産はありますか?

たくさんあります。“シュトルーヴェの測地弧”というのがヨーロッパに国をまたいで何か所もあるんです。それはどんな所だろうと思って行ったら、「ここです」みたいな記念碑しかないような世界遺産。きっと世界遺産って、すごい景色や建物というイメージがありますけど、実はそうではなくて、人類の宝、残していくべきものなので。“シュトルーヴェの測地弧”は初めて地球の長さを測った跡で、人類の大きな一歩だけれども、それって世界遺産としては画にならないんです。でも僕はそういうところの魅力も届けたいと思っているので、なんとか『世界遺産』という番組で面白く伝えられたらなと思っています。

 

◆今後行ってみたい世界遺産はどこでしょうか?

いっぱいあります。トルコのギョベクリ・テペ遺跡は今考古学の注目の的になっているんです。人類がいつ定住を始めたという歴史が、メソポタミアで文明が起こった紀元前3500年頃だと言われていると思うのですが、それを数千年さかのぼる時代の祭事を行っていた神殿みたいな場所が発掘されたんです。この発見により人類の歴史みたいなものが今、大きく変わり始めていて、ぜひ行ってみたいです。

 

◆それは大発見ですね。

本当にトルコは面白い遺跡が多いんです。ちょっとシリア寄りなので、なかなか行けないですが、ネムルト山とか、イスタンブールだけでも行きたいですし、もちろんカッパドキアも。トルコには行ったことないので、行ってみたいです。ぜひ番組で行かせてください!

 

◆鈴木さんがお好きで見ていた頃と今で、『世界遺産』という番組の映像としての魅力はどこでしょうか?

僕が見ていたときからかなり変わりましたね。一番はドローンの進化だと思います。空から撮ったり、バーンと引きの映像が人間の視点からではないものが見えるというのが大きいなと思っていて。ただ、それに関しては5年前に「ドローンはここぞというところに使ってほしい」と堤(慶太プロデューサー)さんにアドバイスをしていて(笑)。そこから5年がたって、今見ている方の多くがドローンの画に慣れているし、ドローンの画がないと物足りなくなっている。僕もそうですし、ついつい求めてしまうので。時代によって変わるので、今はドローンの画でどういうふうに見せるかというところがキーだなと思っています。でもやっぱり考えられていて、ドローンの画ばかりでは旅の目線にならないので、そこは本当に毎回うまく編集しているんだなと思います。今度、ナスカの地上絵の回があるのですが、これはドローンがある時代とない時代では大違いです。昔やっていたナスカの回を見ていると、地上で石を見てもふーんという感じだったんです。でも今は「こんな角度か!」とはっきり分かるように撮られていて、ドローンがさく裂しています。なので、ナスカの地上絵の回もぜひ楽しみにしてもらいたいです。

 

堤P:この間、ナレーションを録らせていただきましたが、ナスカの地上絵の回も4月21日(日)に放送します。今回、珍しくドローンの撮影が許可されたんです。

 

本当にめったにないらしいですね。

 

堤P:かなりいい画が撮れています。

 

聞くところによると、やっぱり長年『世界遺産』をやられていたり、『世界ふしぎ発見!』などで、TBSさんと関係があって開く門も多いと聞きました。

 

◆最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

世界遺産が好きだからこそ、主役はあくまで世界遺産なので、自分が好きということは置いておいて、世界遺産の魅力をまずは皆さんに伝えたいと思っています。それをどう伝えるかというのを試行錯誤しているんですが、『世界遺産』という番組のファンは日本中にたくさんいると思うので、皆さんからフィードバックをいただいて、自分のナレーションもちょっとずつ変えていきたいなと思います。番組スタッフにとっても今後のいい意見になると思うので、ぜひ何かの方法で発信していただけたらうれしいなと思います。

 

世界遺産だけではないですが、旅をしたりとか、旅をしなくても自分が行ったことない場所を映像で見たり知ること自体がすごく豊かな体験だと思いますので、1週間に1回ぐらい、30分少しソファーに横になりながら「別世界…!」となって寝落ちするみたいな時間を取っていただきたいなと思います。

 

PROFILE

鈴木亮平

●すずき・りょうへい…1983年3月29日生まれ。兵庫県出身。A型。

 

番組情報

『世界遺産』

TBS系

毎週日曜 午後6時~6時30分

 

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/heritage/

公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCiBzP94GzT4C_aZ6-lw8zSA/featured?view_as=subscriber

 

©TBS

EXILE NAOTOが新たな挑戦を決意した理由とは グループへの思いも語る「三代目のためであり、僕の人生のため」

2009年にEXILEとしてデビュー後、15年目にして自身初となる写真集『Onestà』を3月21日に発売したEXILE NAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)。先日開催した会見では「写真集を出すなんて考えたこともなかった」と明かした彼だが、ファンの声に背中を押され、新たな表現に挑んだ。

EXILE NAOTO

 

さらには自身が率いるヒップホップグループ・HONEST BOYZ®も4年ぶりに始動し、3月20日に1st Album「HBZ」をデジタルリリース。4月7日(日)からは同アルバムを携え、こちらも自身初となるソロツアー「NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE 2024」を開催する。

 

そんな新境地に挑むNAOTOさんに、写真集のテーマやお気に入りのカット、撮影地でのエピソードなどをインタビュー。リーダーを務める三代目 J SOUL BROTHERSへの思いや「HBZ」について、ソロツアーの見どころなどもたっぷり語ってくれました。

 

◆まず、あらためて今回写真集を出すに至った経緯を教えてください。

昨年、三代目 J SOUL BROTHERSの活動の中でミーグリツアーを開催したのですが、その際にファンの方から「写真集待ってます」という声をたくさん頂いて、そんなふうに思ってくれている方がこんなにいたんだ、って。これまでコメントやお手紙を頂くことはあっても直接声を聞ける機会がなかなかなかったので、きっかけとしては直接そういう声を聞けたというのが強かったです。そういう意味でも本当にミーグリをやって良かったですし、写真集も皆さんに背中を押していただいたおかげで出せたと思っています。

 

◆ミーグリツアーがきっかけになったというのは、ファンの皆さんにとっても大きな喜びだと思います。

どこの会場かは忘れてしまったのですが、終わった後すぐに「写真集出そうと思うんだけど」「みんなすごく言ってくれるんだよ」といった話をマネージャーチームにしたのを覚えています。本当に、ミーグリツアーで皆さんにお会いできたおかげで新たなことに挑戦してみようと思えて。なければ写真集は絶対に出していなかったですし、それこそソロツアーをやろうなんてことにもならなかったのかなと。「待ってます」っていう言葉ってすごく強いんです。

 

◆そんな記念すべき写真集の舞台をイタリア・シチリアにした理由は?

「グラン・ブルー」や「ゴッドファーザー」などの映画や、昔から好きな漫画で見ていて、ずっと行ってみたいと憧れていた場所なんです。豊かな自然と歴史ある街並みが調和した美しさに惹かれていて。なので、今回「どこで撮る?」となった時に、思い出となるであろう1st写真集はシチリアで撮りたいなと思ったことがきっかけです。

 

◆写真集のコンセプトをはじめ、どのように作り上げていったのでしょうか。

事前に「こういう写真を撮りたい」というものがはっきりあったわけではないのですが、撮影地がシチリアと決まった時点で「旅」というのがひとつテーマとして浮かんで。編集の皆さんと参考になるような写真を見ながらアイデアを出し合い、「海で撮るならこういうのだよね」とか、そういうムードを全員で共有し合って、ここにたどり着いたという感じです。僕、海外旅行が大好きなのですが、そういう素の部分も見えるような、大人のひとり旅というイメージで作っていきました。

 

◆色気あふれる表紙も話題を呼んでいますが、この写真に決めた理由は?

写真集の発売を発表した際に、スタッフの皆さんが選んでくださったカットも4枚出させてもらったのですが、僕自身としてもどれもいいなと思っていて。いざ表紙を選ぼうとなった時にもやはりその4枚が強く、最終的にはこれが一番パンチがあるなと(笑)。書店に並んだ時に「なんだこれは?」と目に留めていただけるかなと思い、この写真を選びました。でも、本当に大丈夫だったかな…(笑)。

 

◆NAOTOさんのさまざまな表情を楽しめる写真集になっていますが、お気に入りのカットを教えてください。

撮影が面白かったのはレストランでくつろいでいるカット。特に、唇に指を当ててシーッとやっているカットは本当に素ですね。というのも、NYで活躍されているカメラマンのMARI SARAIさんに撮影をお願いしたのですが、撮っている最中に「イエー!」や「イエス!」と声を掛けてこちらのテンションも上げてくださる方で、その声のボリュームがすごく大きくて(笑)。この時は近くのテーブルに旅行中の老夫婦がいらしたので、「ここはちょっと静かにいきましょう」とシーッとしたところをSARAIさんが見逃さなかったことで生まれたカットです(笑)。

 

◆公式TikTokでは“エアータバコ”をして撮ったというカットのメイキングも披露されていましたよね。

そうなんです(笑)。僕は普段タバコを吸わないので、撮影時は「エアータバコ(吸っているふり)でいいよ」と言ってくださったのですが、それがあまりにも決まらなくて…。実際に火を点け、吸いながら撮ることにしたのですが、20歳になったばかりの子が初めて吸う時のような感じで、なんとか頑張ってふかしています(笑)。

 

◆NAOTOさんご自身として、新たな表現ができたと思われるカットは?

表現かどうかは分からないのですが、ケツが出ていることですね(笑)。あまり見せることがないので新たな一面かなと。あと、バスタブに沈んで泡を出している写真は僕自身も初めて見た顔です。めちゃめちゃ鼻に水が入ってくる中で、平気な顔をしてぶくぶくと泡を出さなくてはならず、撮影は結構大変だったのですが、割と涼しい顔ができていると思います(笑)。

 

◆シチリアでの撮影以外の思い出があれば教えてください。

やはりご飯です。撮影が終わった後にご飯に行き、みんなでワインを飲んだりもしました。ただ、撮影に向けてずっとお酒を飲んでいなかったので、想像以上に酔っ払ってしまって…。Wi-Fiの端末をタクシーに忘れ、とんでもない金額を払う羽目になりました(笑)。

 

◆撮影に向け、トレーニングや食事制限などはいつ頃からやられていたのですか?

1か月前くらいからしっかりやり始めました。ただトレーニングは普段から結構やっているので、1週間前くらいから食事制限をしたり、直前には水抜きもやって、そういうことのほうが大変でしたね。

 

◆なお、この写真集にはNAOTOさんのこれまでの軌跡がつづられたエッセイも収録されています。あらためてお読みになって、今の思いはいかがですか?

『Onestà』(英訳:HONEST)というタイトルの通り、正直に自分の全てをできる限りさらけ出そうと。ただ、自分の歩んできた道を全て書くとなるとページ数が足りないので、ハイライト的に少しずつ語りつつ、そこに嘘がないようにというのはできる限り気をつけて書きました。伝わり方も意識しつつ、ファンの皆さんが知らないであろうことをグループのことも含めて書いたつもりです。きっとこれまで三代目のことを応援していただく中で、いろいろなことを感じたり、「この時こうだったのかな」と想像されたこともあると思うのですが、「やっぱりそうだったんだ」とこのエッセイの中で合点がいくこともあるはずで。もちろん、全てをさらけ出せばいいという問題でもないのですが、分かってもらったうえでなお愛していただけたらいいなと、少し踏み込んだことも書いてみました。

 

◆ご自身の軌跡はもちろん、三代目 J SOUL BROTHERSへの愛が伝わるエッセイでした。デビューして14年経った今も、NAOTOさんがグループのためにと能動的に動かれるその理由は?

グループへの愛、そしてリーダーという責任もありますが、個々で動いている時も三代目 J SOUL BROTHERSというグループの看板を持っているからこその僕らだと思うんです。グループとしての活動がなくなってしまうとそこもパワーダウンしてしまう気がしますし、ファンの皆さんも僕らを個々としても応援してくださってはいますが、その熱が冷めていってしまうのではないかなと。あと、僕らみんなあまり口には出さないですが、なによりも三代目のことが大好きなんです。みんな三代目として長く時間を過ごしたいという思いがあって、そのために僕も行動しているし、みんなもそれは同じじゃないですかね。僕が動くのは三代目のためでもあるし、裏を返せば自分の人生のためでもあります。

 

◆写真集と同タイミングでHONEST BOYZ®のアルバム「HBZ」もリリースを迎えました。なぜこのタイミングにされたのでしょうか?

HONEST BOYZ®としては、2016年に「PART TIME HERO」という楽曲をリリースし、その後もスローペースではあるのですが曲を定期的に出していたんです。そこから曲が溜まっていく中で、「アルバム出したいね」という話はメンバーの中でも何度か上がっていて。でも、タイミングを見計らっていくうちに時間が経ち、コロナ禍がやってきたりもして、やっと準備を終え、気持ちが整ったのが今だったという。でも、それもミーグリで「HONEST BOYZ®アルバム出さないんですか?」とか「ツアー待ってます」ということを言ってもらって、覚えてくれてるんだなと思えたのが大きかったですね。曲もそろったし、ツアーをやるんだったらアルバムを出せば皆さんにもツアーをイメージしてもらいやすいかなというのがあり、アルバムリリースとツアーを同時に発表しようということになりました。

 

◆DEAN FUJIOKAさんを客演に迎えた「TOY BOY feat. DEAN FUJIOKA」をはじめ、NAOTOさんの青春である小沢健二さんの名曲「ラブリー」のカバーなど、多彩なラインナップをご自身はどう感じていますか?

先日あらためてラインナップを並べてみたのですが、もうめちゃくちゃ豪華だなと。客演ゲストの皆さんも含めて、すごく内容が濃いアルバムになったなと自負しています。DEAN FUJIOKAさんやコブクロさんとご一緒させていただいたのはもちろん、オザケンさんの「ラブリー」など思い入れの強い曲しかないので、時間をかけて丁寧にやってきた甲斐があったかなと。そして、今あらためて振り返ってみるとHONEST BOYZ®のスタイルがきちんとあるんだなというのも感じられました。

 

◆4月からは同アルバムを携え、全国を回るソロツアーも開催されます。ぜひ見どころを教えてください。

まず、4月に開催する3公演(横浜、岡山、札幌)は皆さんとの距離がとにかく近いんです。久々にそういう会場でやらせていただくのですが、それこそまさに僕の原点といいますか、ずっとクラブで踊っていたので、久々にあの景色が見られるのかと思うとすごく楽しみですね。それに、その近さだからこそ見せられるパフォーマンスもあると思いますし、パフォーマーとしての側面を前面に押し出したツアーになるのかなと。もちろんHONEST BOYZ®のアルバムを引っさげてのツアーではあるのですが、ファンの皆さんが僕に期待してくれているところはパフォーマンスというのは感じているので、NAOTOにしかできない、パフォーマンス命のツアーというイメージでやっています。「何をするのだろう?」とおそらくイメージが湧いていない方が多数いらっしゃると思うのですが、そんな中でもチケットを買ってくださった皆さんを絶対に裏切らないツアーにしたいです。

 

◆パフォーマンスもとても楽しみですが、歌を披露される可能性も…?

それはもちろん。「HBZ」を出していますし、先日「三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND”」で「要!」という楽曲を歌唱をした流れもあるので、マイクを持ってのパフォーマンスというのも披露したいなと思っています。

 

◆さらに、先日はNAOTOさんがデビュー前から見守ってきた後輩グループ・KID PHENOMENONのツアー帯同も発表されました。

今回KIDはゲストでもあり、サポートメンバーでもあるので、常に一緒にパフォーマンスをしてくれます。それ以上のこともあるかもしれないですよ、というところは、ぜひ皆さんに想像力を働かせていただけたら(笑)。

 

◆NAOTOさんおひとりのパフォーマンスの時間もある?

そうですね。ライブの流れを見ながら、そういう部分も作っていきたいなと思っています。

 

◆最後に、今後の展望を聞かせてください。

昨年は三代目としてライブをたくさんやらせていただき、皆さんと会う機会も多く、今年もきっと活動を待ってくださっている方が多くいらっしゃると思います。先日、音楽番組に出演させていただきましたが、次の作品についてもみんなで話していて。僕らが目に見えない活動をしている時はその準備をしていると思っていただき、今年も大いに期待していてほしいです。

 

●photo/徳永徹 text/片岡聡恵 hair&make/千絵(HMC)

 

PROFILE

EXILE NAOTO

●えぐざいる・なおと…1983年8月30日生まれ。埼玉県出身。B型。

 

書籍情報

EXILE NAOTO 1st写真集『Onestà』

2024年3月21日(木)発売

 

価格:3,400円(税抜)

仕様:A4判/ソフトカバー/168頁(オールカラー)

撮影:MARI SARAI

購入リンク

 

リリース情報

HONEST BOYZ® 1st Album「HBZ」

2024年3月20日(水)配信リリース

2024年5月8日(水)アナログ盤(数量限定版)リリース

 

<収録曲>

1.TOY BOY feat. DEAN FUJIOKA

2.要!

3.PART TIME HERO

4.Put Your Hearts Up feat. PKCZ®

5.HeartBreakerZ feat. CRAZYBOY

6.BEPPING SOUND feat. HIROOMI TOSAKA

7.SAKURA feat. KOBUKURO

8.ラブリー

 

Streaming&Download:ldh.lnk.to/HBZ

アナログ盤 Shop Online:ldh.lnk.to/HBZ-pkg

 

公演情報

「NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE 2024」

 

<日程>

2024年4月7日(日)神奈川:横浜BAY HALL 開場17:00/開演18:00

2024年4月13日(土)北海道:PENNY LANE 24 開場15:30/開演16:00

2024年4月21日(日)岡山:CRAZYMAMA KINGDOM 開場15:30/開演16:00

2024年5月8日(水)大阪:Zepp Osaka Bayside 開場17:30/開演18:30

2024年5月16日(木)愛知:Zepp Nagoya 開場17:30/開演18:30

2024年5月28日(火)福岡:Zepp Fukuoka 開場17:30/開演18:30

2024年6月1日(土)東京:東京ガーデンシアター 開場15:00/開演16:00

2024年7月11日(木)愛知:名古屋国際会議場センチュリーホール 開場17:30/開演18:30

2024年7月12日(金)埼玉:大宮ソニックシティ 大ホール 開場17:30/開演18:30

2024年7月25日(木)大阪:グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場) 開場17:30/開演18:30

 

詳細はこちら:https://jsb3.exfamily.jp/s/ldh02/news/detail/10559?ima=3212

 

EXILE NAOTOさんのサイン入り生写真を1名様にプレゼント!

<応募方法>

TV LIFE公式Xをフォロー&プレゼント告知ポストをRPしていただいた方の中から抽選で1名様にEXILE NAOTOさんのサイン入り生写真をプレゼント!

 

当選者の方には、TV LIFE公式XアカウントよりDMでお知らせいたします。

TV LIFE公式X(@tv_life):https://twitter.com/tv_life

 

<応募締切>

2024年4月9日(火)午後11時59分

※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。

橋本環奈、両親との思い出残る福岡県糸島で朝ドラ『おむすび』ロケ「海水浴場で撮影した“パラパラ”が印象的」

橋本環奈が主演を務める、2024年度後期連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合ほか 毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか)の福岡・糸島ロケ取材会が開催。出席者の橋本、仲里依紗、宮崎美子、松平健よりコメントが到着した。

『おむすび』(c)NHK

 

本作は“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。

 

主人公・米田結(よねだ・ゆい)役はNHKドラマ初出演となる橋本環奈。結の姉・米田歩役を仲里依紗が務め、脚本は『正直不動産』の根本ノンジが担当。食と人情の街・福岡、神戸、大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届けるオリジナル作品を送る。

 

このたび、結が青春時代を過ごす福岡・糸島でのロケに合わせて、取材会が実施された。橋本、仲、結の祖母・米田佳代役の宮崎美子、結の祖父・米田永吉役の松平健によるコメントは以下を参照。

 

橋本環奈 コメント

糸島のすてきな自然と空気感の中で撮影が進んでいます。福岡出身の私に地元の方が「お帰り」と言ってくれたりして温かく接してくださるのがうれしいです。私が演じる結にとって、食べ物も海も山も畑もすべて、大切な宝物みたいな場所なんだろうな、と思いながら演じています。私自身、糸島は以前から両親とよく遊びに行っていた町で、そこで撮影ができるのは幸せだなと思っています。

これまでの撮影で印象に残っているのは、海水浴場で3日かけて撮影した、イベントで「パラパラ」を披露するシーンです。地元のエキストラの皆さんも参加してくださってボリュームのある映像になっていると思うので、楽しみにしてほしいです。

 

仲里依紗 コメント

私はまだ撮影に入って日が浅いですが、糸島に初めて来ることができてうれしいです。九州出身なので糸島の存在は知っていたのですが、今回実際に海を見て、自然に触れてみて、なんてすてきな場所なんだと思いました。実の妹から、「糸島はギャルの間では映えスポットだよ」といううわさを聞いていたので、今回来てみて、すごくすてきでおしゃれなカフェがあったりして、これは若者にバズるなと感じました。

家族のシーンは、私はまだ少ししか撮影していないので、今後家族のシーンが増えて、楽しいお芝居ができることがすごく楽しみです。

 

宮崎美子 コメント

こんな大きな孫を持つおばあちゃんです(笑)。糸島で野菜を作ったり売ったりして暮らしています。地元の方に手取り足取り教えていただきながら収穫のシーンを撮影しました。

桜の花が日々ほころんだなと思ったら一気に咲き、タンポポ、レンゲ、シロツメクサ、そして名前は知らないけれど懐かしい草花がいっぱいあって、四季折々の魅力を感じながら全国の皆さんにこの“ふるさと感”のある景色が伝わればうれしいです。

 

松平健 コメント

糸島には初めて来ましたが、海がきれいでとてもすてきでした。そこでイベントをやって、ステージの上でいろいろ手品などをするシーンを撮影したのですが、たくさんの地元のエキストラの方に集まっていただいて、協力していただいた皆さんに笑顔で迎えていただき、本当にうれしかったです。きょうも商店街で撮影しましたが、皆さん温かい方々ばかりで、とてもいい雰囲気で撮影させていただいています。

 

番組情報

2024年後期連続テレビ小説『おむすび』
NHK総合ほか
2024年後期放送

(c)NHK

モーニング娘。’24山﨑愛生がメイド服姿に変身!メイドカフェ発祥の店で飯田圭織をもてなす『キタに恋した!』

4月6日(土)放送の『キタに恋した!』(HBC 深夜0時28分~0時58分/TVer配信あり)は、モーニング娘。’24の山﨑愛生が登場する。

『キタに恋した!』左から)本間吏成アナ、飯田圭織、山﨑愛生(c)HBC

 

モーニング娘。OGで、北海道室蘭生まれ・札幌育ちの飯田圭織がMCを務め、飯田と同じ事務所の北海道出身の後輩タレントが週替わりゲストとして出演する『キタに恋した!』が、放送2年目に突入。放送時間も30分早くなり、新たな気持ちで届けていく。

 

今回は、家電のマチ、アイドルのマチとしても有名な秋葉原へ。最初に訪れたのはメイドカフェ発祥の店「キュアメイドカフェ」。メイド服姿の店員が迎えてくれるこちらの店は、日本紅茶協会の「おいしい紅茶の店」にも認定された、紅茶が自慢の店。一行は、メイドさんが注いでくれるお薦めの紅茶を味わう。そして、山﨑が店員役に自ら立候補。メイド服姿に変身し、飯田と本間吏成アナにおもてなし。

 

さらに秋葉原で今流行している動物カフェの中でも珍しい店へ。なんとハリネズミとふれあえる、その名も「ハリネズミパラダイス」。ハリネズミとどんなスキンシップをとれるカフェなのか。

『キタに恋した!』(c)HBC

 

番組情報

『キタに恋した!』
HBC
2024年4月6日(土)深夜0時28分~0時58分

TVer:https://tver.jp/lp/series/srsxxo6wze
(翌日4月7日(日)正午配信)
X(旧Twitter):@HBCkitakoi
TikTok:@hbckitakoi

(c)HBC

伊藤万理華、和合由依と共に挑んだドラマ『パーセント』の撮影経て「生き方が大きく変わりました」

伊藤万理華が主演、和合由依が共演する土曜ドラマ『パーセント』(NHK総合ほか 毎週土曜 午後10時~ほか)が5月11日(土)にスタート。それに先駆けて合同取材会が開催され、伊藤と和合、南野彩子プロデューサーが登壇した。

 

テレビ局は「多様性」にしっかりと向き合えているのだろうか。これまで「当たり前」とされてきた表現も、実は誰かを軽んじたり、傷つけたりしていたのではないか…。そんな、これからのテレビ局が「どうあるべきか」という自戒と「こうしていきたい」という希望を込めた本作。本当の意味で人を思いやるために、多様性社会を生きる全ての人に送る。

 

そんな本作の合同取材会が開催され、主人公でローカルテレビ局「Pテレ」の局員・吉澤未来を演じる伊藤万理華、俳優を目指す車椅子の高校生・宮島ハル役の和合由依、南野彩子プロデューサーが登壇した。

 

本作の撮影を経て、伊藤は「私はこの『パーセント』をやる前とやった後とでは、大げさではなく生き方が大きく変わりました。それは世界の見方や日常のささいなこともそうですが、なによりも対人、人と丁寧に会話するという部分です。今まで物作りをする上でも意識はしていましたが、そこにフォーカスを当てた作品だったのでよりそう思えて。これから先、大切な人や周囲の人に言葉を尽くすことを一番大切にしたい」と。

 

なお、オーディションで抜てきされた和合は東京パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」として主演を務めたが、せりふのある演技は本作が初めてのこと。「私は『パーセント』で1日ずっとお芝居をするということを初めて経験して、すごく楽しい時間を過ごさせていただきました。そもそもお芝居をするのも本当に久しぶりで、慣れないことばかりだったのですが、万理華さんからいろいろ影響を受けましたし、現場でたくさんのことを学ばせていただきました」と。

 

「私はこれまでせりふのある役をやったことがなく、周りにいる役者さんたちは皆さんプロなので、撮影前はついていけるようなお芝居ができるかなと不安はあったのですが、終わった今振り返るとやりたいことを全部精一杯できたので、すごく良かったなと感じています」と思いを明かした。

左から)南野彩子P、伊藤万理華、和合由依

 

自身が演じる未来について、伊藤は「未来は最初はAPで、それからプロデューサーになるのですが、一番身近なお手本である南野さんが隣にいらっしゃったので。私自身も今までドラマをはじめいろいろな映像現場でスタッフさんの様子は見てきましたが、企画が通ってドラマとなるまでの流れを見る機会はなかったので、そういう部分は特に興味深かったです。毎回南野さんに“プロデューサーって、画面を見ている時にどういう部分を注意して見ますか?”とか、そういう細かいところまで教わって」と。

 

対して、和合は「ずっと演技をしている中で思っていたことは、 自分に見えなければいいなということ。ハルちゃんは私と同じ年齢で同じ障害を持っていて、結構性格も被るところが多かったんです。でも、ハルちゃんが私に見えちゃうとそれはハルちゃんではなくなってしまうので、 どう自分の要素をなくすかということを毎回結構考えていました。ハルちゃんのモチベーションが高いところ、芯があるところをすごく尊敬しています」と語った。

 

なお、本作には和合以外にも障害を持つ俳優陣が出演するが、伊藤は「最初の入り口としては障害者と健常者というのがあると思うのですが、それよりも私が意識して見ていただきたいところは“この人だから特別なんだ、この人だから一緒にやりたいんだ”っていう、それこそ数合わせじゃなくて、あるカテゴライズの1人だからとかではなくて、その人にしかない魅力があるからというところ」と。

 

「私自身、そういう意識で人と対話できたらいいなと思っていたので、私が今まで感じていたことを『パーセント』で消化できた気がして。あらためて勉強にもなり、すごくいい機会をいただいたなと思います」と笑顔を浮かべた。

左から)伊藤万理華、和合由依

 

最後は本作の見どころについて、伊藤は「未来がハルちゃんに出会ったことでスタートする物語ですが、未来は初めてのことを体験して、人以外でも物でもいろいろな障壁にぶつかって、言っちゃえば本当に失敗しまくるんですよ(笑)。ハルちゃんと出会ったことで、挫折や後悔を何度も繰り返しながらもどう“パーセント”を動かしてドラマを完成させるか、そういうところの未来の成長物語でもあると思っています」と。

 

和合も「私の好きな言葉に“人を傷つけるのは人だけれども、人を元気にしてくれるのも人”というものがあるのですが、その言葉がすごくしっくりきて。それを『パーセント』が伝えてくれているなと、いちファンとして作品を見て感じました。『パーセント』に出ているのは人ですからせりふがありますが、せりふ以外のところでも胸に響くポイントがたくさんあって。それがすごくすてきだなと思いますし、私が『パーセント』を好きな理由です」と力強くアピールした。

 

番組情報

土曜ドラマ『パーセント』
NHK総合ほか
2024年5月11日(土)スタート
毎週土曜 午後10時~ほか

番組公式HP:https://www.nhk.jp/p/ts/8N2ML9PMRG/

樋口日奈、清田みくりが『町中華で飲ろうぜ』新レギュラーに決定「どんな出会いがあるのか今から楽しみ」

樋口日奈と清田みくりが『町中華で飲ろうぜ』(BS-TBS 毎週月曜 午後10時~11時)の新レギュラーに決定。コメントが到着した。

樋口日奈

 

『町中華で飲ろうぜ』は、どの町にもある、どこか懐かしい昭和レトロな町中華に、町飲み大好きな玉袋筋太郎たちがブラリと訪れるメシ&飲み&おしゃべり番組。2019年4月から放送スタートし、この4月で6年目に突入する。

 

番組公式SNSのフォロワー数は、X(旧Twitter)5万人、Instagram10万人を超え、昨年から複数のプラットフォームで有料配信もスタート。昨年11月には初のフードフェス「町中華フェスin豊洲」も開催し、多くの来場者でにぎわった。

 

そんな本番組に放送開始時から出演していた高田秋と坂ノ上茜が、4月1日放送の「よいの日スペシャル」にて卒業。新たに樋口日奈と清田みくりがレギュラーに加わることが発表された。樋口と清田のコメントは下記に掲載。

 

樋口日奈 コメント

以前から拝見していて、一日の疲れをビールと一緒に喉へ流してくれるような爽快さと、包み込んでくれる温かさのあるこの番組が大好きです。まさか自分が、これから町中華を巡ることができるなんて夢のようです。そして以前ラジオでご一緒していた高田秋ちゃんの後任を務めることができることに、個人的にはとても不思議なご縁を感じてしまいました。

おいしい料理においしいお酒…そして温かい店主の方々と常連さん…どんな出会いがあるのか、今から楽しみで仕方ありません! 番組をご覧の皆さんと最高の一杯で乾杯する、そんなすてきな夜をお届けできるよう、精いっぱい努めさせていただきます。これから、よろしくお願い致します!

 

清田みくり コメント

清田みくり

『町中華で飲ろうぜ』新メンバーになりました、21歳、清田みくりと申します。

最近ビールが飲めるようになりました! 好きな食べ物はネギ料理です。町中華で飲んだ経験も、バラエティ番組に出演した経験もほぼない初心者の私にチャンスをいただけるとは思いもしませんでした。これから初めて尽くしの出会いがたくさんあると思うと、とっても楽しみです。明るく個性あふれる先輩方を見習いながら、町中華を私なりに堪能していきたいと思います!

「町中華」上級者の皆さま、どうかお手柔らかによろしくお願い致します。「町中華」初心者の皆さま、私と一緒に「町中華」に染まっていきましょう! よろしくお願い致します!

 

番組情報

『町中華で飲ろうぜ』
BS-TBS
毎週月曜 午後10時~11時

<配信>
TVer、TBS FREE、U-NEXT、Amazon Prime Video、Hulu、Lemino

<出演者>
玉袋筋太郎、樋口日奈、清田みくり

番組公式HP:https://bs.tbs.co.jp/machichuka/

地球の歩き方 VS ムー! 青森・新郷村の仕掛け人も登場するミステリー対談イベント決定(4.18Thu/新宿ロフトプラスワン)

神秘の国・日本のミステリー旅ガイドとして「地球の歩き方 ムーJAPAN」が発売された。全国の書店、販売店から読者の手に渡り始めたところだが、この4月18日(木)、記念イベントの実施が決定!

 

出版記念のトークイベントといえば書店を舞台に筆者や関係者がしっぽりと制作秘話を語る……というのが定番だが、そこは「地球の歩き方 ムーJAPAN」だけに、普通ではない。トークイベント酒場の新宿ロフトプラスワンにて、地球の歩き方とムーの代表がトークバトルするのだ。

 

「混ぜるな危険」の異次元コラボでトークイベントを実施!

ムーからは、ご存じ月刊ムーの編集長・三上丈晴が登場。対する地球の歩き方からは、代表取締役社長の新井邦弘氏が迎え撃つ。新井社長はGakkenグループ入りした地球の歩き方社をV字回復させた立役者として知られるが、実は元ムー編集部員であり、なんと三上編集長が新人時代の先輩だったという。

 

つまりこの対談イベントは、「地球の歩き方VSムー」の形をとった、師弟対決ともいえる。三上編集長の新人時代や「ムー」的なロジックを知る新井社長がどんなトピックで攻めてくるのか? 過去にない「ムー」トークイベントとなりそうだ。

 

しかもゲストとして、青森県新郷村から「キリストの墓」などの発信を仕掛ける角岸秀伸氏も参加。「地球の歩き方 ムーJAPAN」でも掲載されているご当地ミステリーの裏側を語っていただく予定だ。

 

そして驚くべきは司会進行担当=坂東工氏というところ。俳優であり、オーラアートを手掛けるスピリチュアリストとしてwebムーでもご登場いただいたことがあるが、世間的には『バチェラー・ジャパン』『バチェロレッテ・ジャパン』の司会進行役の姿が一般的だろうか。今回の対談はあの番組のようにスマートな進行になりようがない、カオス確定の現場だ。もう坂東氏に託すしかないと判断した。

 

4月18日(木)の19:30から、対談、対決が始まる。新宿ロフトプラスワンの現地に来られない人も、配信で楽しんでほしい。

 

<イベント概要>

「地球の歩き方 ムーJAPAN: ~神秘の国の歩き方~」発売記念イベント
“地球の歩き方 VS ムー 旅のミステリー対決! 青森キリストの墓の仕掛け人も参戦!”

OPEN 19:00 / START 19:30

【出演】
新井邦弘(株式会社地球の歩き方 取締役社長)
三上丈晴(株式会社ワン・パブリッシング 月刊ムー編集長)
角岸秀伸(新郷村ふるさと活性化公社)

【進行】
坂東工(俳優、アーティスト)

 

《会場チケット》
前売¥2000 / 当日¥2300(+order)
会場チケットはLivePocketにて発売中

《配信チケット》
¥1500
配信チケットはキャスマーケットにて発売中

※アーカイブは5/2 22:00まで購入可/5/2 23:59まで視聴可能

イベントページ(ロフトプラスワン)
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/280230

 

「地球の歩き方 ムーJAPAN」には「キリストの墓」がもちろん掲載されている

40代でリスタート! 現在“会社員2年目”の片瀬那奈インタビュー「本当に自分がやりたいことって?」

シャッター音を浴びながらロングスツールに腰掛けているだけで、圧倒的オーラがまぶしい。一方で、同僚社員にまぎれて、商品の在庫管理を黙々とする。2021年9月、表舞台から突然姿を消したと思ったら、アパレルECサイト「LOCONDO.jp」を運営するジェイドグループ株式会社に会社員として入社し、約1年がすぎた片瀬那奈さん。本人が「いろいろあった」と表する時期を経て、40代でリスタートをきった今を、余すことなく語ってくれた。

 

片瀬那奈●かたせ・なな…1981年11月7日生まれ。東京都出身。XInstagramYouTubeLOCONDO.jp

 

片瀬那奈さん撮り下ろし写真

 

「本当に自分がやりたいことってなんだろう」30代後半で初めて浮かんだ疑問符

──先ほど、普通に名刺交換をしていただいてびっくりしてしまいました。

 

片瀬 いつも普通に名刺交換していますよ。

 

同席した同僚女性 私たちもまだ、ふと気づくといちいちびっくりするんです。「片瀬那奈さんが社内に、隣のデスクに、いる!」って(笑)。

 

──お気持ち、とてもよく分かります。とはいえ、ロコンドの社員として週5日で働き始めたのが2022年12月からで、1年以上経ったんですよね。40代前半でそれまでとは全く別の仕事をすることについて、年齢的な節目を意識したのでしょうか。

 

片瀬 節目はそんなに意識しませんでしたが、思い返せば「ああ、このタイミングだったんだろうな」とは思いました。17歳から仕事をしていて、体格や容姿でずっと年上に見られていたので、「早く大人になりたい。年齢が外見に追いつきたい」と思いながらすごしてきて、30歳が来たときはうれしくて。でも40歳になる直前に、うれしい以外の感情が湧き上がりいろいろ考えました。

 

──どんなことを考えましたか?

 

片瀬 今まで芸能の仕事しかしてきませんでしたが、芸能の仕事って、依頼されたり与えられないと自分からは動けないんですよね。仕事をいただいて、それを自分の中で消化して、個性を出しながら表現します。その根底にあったのは、「人を楽しませたい」という使命感のようなものでした。その仕事は素晴らしい一方で、「本当に自分がやりたいことってなんだろう」と考え始めたのが、37、38歳のときでした。実は私は、好きなことも趣味もめちゃくちゃ多いし、知りたいことは知りたいし、なんでもやってみたい! と思う好奇心の塊で。例えば、雑誌の撮影があるとするじゃないですか。

 

──今日も撮らせていただきましたね。

 

片瀬 はい。通常、撮影した写真は事務所がチェックをしますよね。マネージャーさんたちのチェック中、私もたまたまそこにいて「私はこれがいいと思う」と指す写真、全部みんなが選ぶ写真と違うんですよ。

 

──自分が思う「いい」と、プロデュースする側の「いい」にギャップがあるんですね。

 

片瀬 「自分が好きな自分の顔と、ほかの人が好きな自分の顔って、全然違うんだな」と思ったら、やっぱり自分がやりたいことは求められているものではないんだな、と思うわけです。それを若い頃から悟っていて、与えられたことをしっかりと返せることの方に魅力を感じていたし、やりたいことができないストレスは全くありませんでした。

 

1つひとつ「違う」と声を上げないと「真実」になってしまう理不尽な現実

片瀬 でもふと、「このままでいいのかな」と思って。そんな中でも仕事はいただけるし、責任を持ってやりたいし……というさなかにいろいろなことがあり、「このタイミングで1回ゼロにしたい」と思ったんです。そういう時間が20年以上一度もなく、ずっと向き合ってこなかったから、知らず知らずのうちに自分を押し殺していたんじゃないのかな、とも思いました。

 

──芸能人という職業は、“イメージ”が大事な要素の1つですが、イメージと違うことをすると「かっこいい」と思う人も入れば、受け入れがたく批判的に見る人もいると思います。

 

片瀬 そうですよね。それは芸能人に限らずで、イメージは人が作るものだし、1対1で会うか、大人数の中の1人として会うか、でイメージって全然違うじゃないですか。だから私は「イメージと違う」と言われようがあまり傷つたり気にすることはありませんでした。明らかにおかしいことを言われると腹が立ちますが、1つひとつにいちいち声を上げないと“真実”になってしまうのも、おかしな話だし。その塩梅ってすごく難しくて。だから私は、真実があるならば、自分が後ろめたいことがなければ静観していようかなと思うんです。そもそも私、昔からエゴサを全くしないんですよ。ネットって「すごく素敵でした」という声の割合が少ないと思うんです。そういう人は、心の中で思ってくれるので。だから、イメージはそれぞれで作って楽しんでもらえればいいし、それをいちいち「違う」と弁明することもないし。私は私の人生を生きているだけなんですよね。

 

──2021年9月に所属事務所を離れたときは、よりそういった声が多かったかと思います。

 

片瀬 あのときは、自分がやったことに対して償いができるならなんでもやりますが、そうではなかったから。自分がやったことではないことに関して人に迷惑をかけている……という現状がつらかったですね。

 

──葛藤に押しつぶされそうになりますね。

 

片瀬 はい。それで「ゼロにしよう」と決めて、1年経ってようやく「今が一番幸せで楽しい。これで本当によかった」と思っています。

 

「出社したらメールチェック」すら知らなかった新人会社員

──紆余曲折を経ての「今が一番楽しい」、とても素敵です。

 

片瀬 ね。ロコンドに入社するきっかけも、たまたまなんです。田中裕輔社長がYouTubeからメールをくださって、普段チェックしないからその1か月後に気づいて「あの有名な社長さんだ!」って。すぐに連絡をすると「コラボしましょう」となり、その2、3日後に会いました。会う前に私、いろんなアイデアがすごい浮かんだんですよ。コラボ案やコンテンツ案など、50個くらいかな。

 

──50個!

 

片瀬 お会いしてそういう話をたくさんしたらすごく盛り上がって。「じゃあ、ロコンドの社員になるという企画をやりましょう」となったとき、実際には社員にならずに企画をやることで、視聴者さんのことを騙すのはイヤだなあと思ったんです。それに、企画で社員になると、できることも限られるし。それで「正式に社員になるのはどうか」となり、今に至ります。

 

──当時のほかの社員の方々の反応はいかがでしたか?

 

同僚女性 最初に田中から「ちょっと片瀬さんがいるから挨拶してくれない?」と言われて、「どこの片瀬さんだろう?」と思っていたら、片瀬那奈さんで。「えーー!?」って(笑)。普通にデスクでパソコン作業していたんですよ。ざわざわして、みんな必ず二度見していました。

 

片瀬 そうですね、二度見されました。

 

同僚女性 今でも不思議な光景ですよ。

 

片瀬 こんなに一流の会社に、40歳をすぎた別にこれまで実績もない人が急に入ってきて受け入れもらうって、すごいことじゃないですか? 40年生きるとなかなか新しいこともないし、「こんなふうに立ち回ったらこうなるな」と大体のことが見えている年齢だし、というなかで私は新しいことを吸収したい気持ちがありました。でも、ビジネスの場においてのメール返信の仕方も知らなかったんですから。まず出社したらメールをチェックする、という当たり前のことすら「そういうことをやるの!?」状態。

 

──会社員になって、ほかにカルチャーギャップを感じたことはありますか?

 

片瀬 だいたい全部ですかね。毎日同じ時間に会社に来ること自体初めてだし、飽きっぽいから、「毎日同じ時間に起きて、同じ時間に出社して、なんてできるかな」という不安はありましたが、すんなり順応しました。

 

──今の仕事はどんなことをやっていますか?

 

片瀬 部署は社長室で、業務内容は本当に多岐に渡ります。PRの仕事やリース業務、コラボ企画など。コラボ企画の場合、自分の人脈から繋げたりすることも多いので、ゼロの状態、企画立案から始めることが多いです。その場合、最初から最後まで1、2人の少人数でやります。

 

仕事をいちから作り上げる

──以前の仕事が活かされることもありますか?

 

片瀬 ほとんどの局面で活かされている気がします。例えばCMを作るとき、必要な予算、必要な期間やもの、演者の気持ちからスタッフの気持ちも大体は分かります。「このとき、演者さんはこういう状態になるから、時間を取ったほうがいいです」とか。

 

──やっぱり第一線で活躍していたからこそ、視野が広く分かるのですね。

 

片瀬 あとうちの会社はM&Aが多いので、素人ながらに調べたりデータを分析するのが好きですね。

 

──本当にマルチにやっていますね。

 

片瀬 今2年目だし、なるべくすべての業務を知っておきたいんですよね。「ここまでしかできません」ではなく、「やれるものは全部やらせてもらいたい」という気持ちでやっています。そうすると、どこかに自分に合うものが見つかることがあるじゃないですか。

 

──そうですね。多くを経験することで、これは合う・合わないがあぶり出されます。

 

片瀬 新人のうちはいろいろなことをやって、まずは皆さんに必要とされることが目標の1つでもあります。

 

──「40代で新人」、どんな立ち居振る舞いが求められると思いますか?

 

片瀬 とにかく変なプライドはいらないですよね。年齢関係なく、新しいことを覚えたい気持ちがあると、私は周りにめちめちゃ聞いちゃってます。うちの会社はワンフロアにすべての部署があってオープンなので、メールや社内チャットでも聞けるけれど、私は直接いっちゃうんですよ。「ここ、分からないんですけどどうしたらいいですか?」と。そうするとその場で解決することが多いので。

 

──風通しがよい会社ですね。この1年間で、一番達成感があった仕事はどんなことでしたか?

 

片瀬 今やっている仕事ですね。まだ達成していなくて、リーボックで今年ローンチする企画が何件かあり、そのプロジェクトが成功するように日々頑張っている最中です。CMやスチールなどコンテンツすべて担当しています。それを、ほぼ2人でやったよね?(と、同僚女性に顔を向ける)

 

同僚女性 そうなんです。大変でしたね。

 

生放送番組の司会で培った、ハプニング対応力

片瀬 電通さんや博報堂さんなどの広告代理店が入っていないので、私が自発的に動いて、すべてのところに確認や連絡をしないといけないのが、すごく不安だらけでした。CMとスチールの撮影をしたときも、「細かいニュアンスなど、本当にちゃんと伝わっているんだろうか」と不安でしょうがなかった。でも、何事もなく終わり少しホッとしています。

 

──演者の仕事とは全く違うヒリヒリ感ですね。

 

片瀬 そうなんです! 演者は「こういう企画で、こう撮ります」と説明されたら、やることだけに集中できます。でも今は、最後の最後まで皆さんに気持ちよくやってもらうことまでやらなければいけない。「それって、こんなに大変なことだったんだ……!」と、今まで関わってきたスタッフの方たちへの感謝の気持ちが、今になってものすごく強くなりました。皆さんに支えられて、私たちは自分の力を発揮することができていたんだなと。

 

──ローンチしたら楽になりますか?

 

片瀬 いえ、契約期間中は、まだまだ継続してずっと仕事があります。演者にも責任はありますが、仕事をオファーする側になると、責任に対する感覚がちょっと違う。

 

──これまで失敗経験もありましたか?

 

片瀬 あんまり失敗しないんですよねえ。すっごい安全牌だから、失敗する前に早めにケアするようにしています。

 

同僚女性 そうなんですよ、片瀬さんは仕事が本当に丁寧なんです。

 

──生放送の総合司会を務めていたからこそ、さまざまなハプニングに臨機応変に対応するすべが身についていそうですね。

 

片瀬 確かに、そのへんの度胸はあるかもしれないです。例えば生放送で時間が決まっているので、「絶対にこの秒数までにこのシーンにいかなきゃいけない」というとき、タイムキーパーさんがいても現場まで伝わらないこともある。そういうときは、私の方で判断してどうにか「次のコーナーです」とCMにいかせる、みたいな。

 

──とっさの判断力は第一線のタレントさんならではだと思います。

 

片瀬 柔軟であることは、一生大事ですよね。悪く言えば「自分がない」のかもしれないけど、よく言えば「臨機応変」。自分にないものを持っている人に惹かれるから、人の意見を聞くのも好きだし。でもまあ、失敗するほど大きな仕事を任されていないのかもしれない。

 

同僚女性 いやいや!

 

入社半年で猫の段ボールハウスをプロデュース

──CMはどこまで関わっているんですか?

 

片瀬 スタイリングも全部自分で考え、カット割りなども私が指示させてもらっています。ずっとこういうことをしたいと、どこかで思っていたんです。だから今の目標は、よく“右腕”っていいますが、私は“左腕”になりたいなと思っています。みんなの左腕に。右腕は皆さんちゃんといると思うので、その反対側をカバーできるような人になりたいですね。

 

──今一番ときめいたりわくわくする仕事はなんですか?

 

片瀬 全部です! なかでも、新しく始まる瞬間が一番わくわくします。

 

──始まりにかかわる、というのはつまり自分で仕事を作っていくということですよね。

 

片瀬 実は苦手だと思っていました、0から1にすること。10から150にするのは超得意なんだけど。でもこの会社はみんなが自発的だから、0から1がやりやすいんです。例えば、昨年5月に配送用段ボールを猫の家に改造できるサービスをスタートしたんですが、うち、猫がいまして、猫って段ボールが大好きなんですよね。いくらキャットハウスを与えても、結局Amazonの段ボールに入ってしまう……という姿を見て、これだ! と。そこで、+110円でかわいいデザインの段ボールを選べるというプランを考えたんです。

 

──素敵な発想ですね!

 

片瀬 そういった、今あるものをちょっとよくしたり、そういったアイデアをすごく出しやすい会社です。社長に「これどうですか?」と言えば「いいね! それやってみよう!」と、普段の会話レベルからもなにか生まれることが多くて。社長もフットワークが軽くて、思いたったらすぐに先方に連絡をします。コラボや新しいことはそうやって始まることが多いです。

 

──一般的に、そんなふうに始まるものなんですか?

 

片瀬 普通はないです(笑)。

 

──田中社長ご自身が規格外だからこそ、元タレントという経歴の片瀬さんも働きやすいのですね。

 

片瀬 そうですね、普通の企業の社長さんという感覚ではないかも。ここじゃなかったらどうなっていたか。そもそも雇ってくれないかもしれないし。社長は、大学も出ていない、なにもない40代を面白がってくれたので。

 

人に気を遣いすぎていた自分に「もうよくない?」とマインドをリセット

──片瀬さんと田中社長が対談するロコンド公式YouTubeチャンネル『LOCONDO CHANNEL』の1年前の動画で、片瀬さんが「挽回できると思っている」とおっしゃっていたのが印象的でしたが、現在、いかがでしょうか?

 

片瀬 当時、世間的にはいろいろあったように見られていたからこそ、「挽回」という言葉を使ったんだと思いますが、今は「挽回」とは違うベクトルにいると思っています。「挽回」って、同じフィールドで頑張って、マイナスだったものを元に戻すという意味があると思います。でも私は今全く違ったフィールドに来て、新しいことをゼロから始めているので、「リスタート」という感覚でしょうか。そして胸を張って、自分に誠実でいながら、「楽しい」と言えます。

 

──とても素敵な心境ですね。

 

片瀬 今の自分の能力を使って仕事ができているし、会社の人たちが好きだし、プライベートも趣味も充実しているし、友達も好きだし。

 

──周りの友達から、「前と変わった」など言われたしますか?

 

片瀬 「らしくなったね」「それが本来の那奈だよ」「気を遣いすぎていたんだよ」とは言われます。若い頃から「そんなに気を遣わなくていいよ」と周りに言われていたんですよね。別に気遣いで疲弊するわけではなく、とにかく関わる人にイヤな気持ちになってほしくない、という動機で気を遣っていました。でもこの2、3年くらい、「もっと自分のことも気遣っていいのでは?」と考えるようになりました。「自分が幸せなら、人も幸せになるでしょ?」というマインドに。

 

──マインドを転換しようと思ったきっかけがあったのでしょうか。

 

片瀬 きっかけは特になくて、自分の中で、「もうよくない?」ってなったんだと思います。もうちょっと自分に対して優しくしてもいいんじゃないかな、って。

 

──会社員として1年経過し、日々どんな発見がありますか?

 

片瀬 毎日小さな発見があって。例えば皆さんは当たり前かもしれませんが、画像検索について、私はずっと、スマホで検索して、スクショして、それをjpgに変換してPCに送信して……とやっていたんですが、実は2クリックだけでjpgで画像を保存できるって、昨日知ったんです。

 

──それまですごい作業をしていたのですね!

 

片瀬 あとね、商品を出荷するときに、商品についているバーコードのタグをバーコードリーダーで「ピッ」とするんですが、私これ、好きだなあって発見しました。「ピッ」がいっぱいあるとうれしい(笑)。

 

──童心に返ったようになるんでしょうか(笑)。最後に、今後の目標を教えてください。

 

片瀬 そうですね……皆さんの“空気ディレクター”になりたいんですよね。一応、社長に近いところにいるので、みんなが気持ちよく仕事ができるような空気を作っていける仕事ができればいいなと思っています。新人といえど、一応人生わりと長く生きていたので、そのへんの即戦力にはなるんじゃないかな、って。風通しのよい、みんなが「ここで仕事するの、楽しい」と思えるような、いい空気を作れるような存在になりたいですね。

 

アパレルECサイト「LOCONDO.jp」https://www.locondo.jp/

片瀬さん考案「キャットハウス段ボール」https://www.locondo.jp/shop/contents/makecathouse/

 

構成・撮影/丸山剛史 取材・文/有山千春

よゐこ有野晋哉のBOMB連載300回ご褒美グラビアに須田亜香里が水着で登場!4・8トークイベントに本郷柚巴&甲斐心愛もゲスト出演

よゐこ有野晋哉のBOMB連載300回ご褒美グラビアに、元SKE48の須田亜香里が水着グラビアで登場。4月9日(火)発売『BOMB5月号』に掲載されている。また、発売前日の4月8日(月)には2人が出演するトークイベントも開催。元NMB48本郷柚巴とSTU48甲斐心愛がゲスト出演する。

須田亜香里

 

アイドル誌『BOMB(ボム)』誌上にて25年間にわたり連載を続ける『よゐこ有野のアイドル妄想日記「棚からボム餅」』。その連載300回ご褒美企画として、有野自らがカメラマンに挑戦したグラビアを4月9日発売『BOMB5月号』に掲載する。その被写体となったのは、元SKE48の須田亜香里。須田の『BOMB』誌上での水着グラビアは、ファースト写真集を発売した2018年8月号以来、実に6年ぶりとなる。

 

有野が考えたグラビアのテーマは「ペット目線」。撮影現場では、猫になったつもりで床に寝転びながら奮闘した有野カメラマン。小道具にもこだわった力作は全10ページで掲載、裏表紙にも写真が採用されている(本人もちゃっかり登場!?)。

 

また『よゐこ有野「棚からボム餅」』連載300回を記念したトークイベントを、4月8日(月)に新宿・ロフトプラスワンで開催。出演は、よゐこ有野晋哉・須田亜香里の2人に加え、有野&須田とラジオ番組で共演していたこともある元NMB48の本郷柚巴とSTU48の甲斐心愛の2人もゲストとして参加決定した。

 

連載での“有野が選ぶアイドルランキング”で現役王者となっている元NMB48の本郷と、6月にマレーシアのクアラルンプールで結成される姉妹グループ・KLP48への移籍を発表したSTU48の甲斐が、有野からの無理難題にどう対応できるのか期待が高まる。

 

イベント当日は、須田亜香里のグラビアが掲載された『BOMB5月号』を一般販売に先駆け、しかも須田本人からの手渡しで会場限定で先行販売することに。誌面を見ながらどのような撮影だったのかを有野が解説しながら、グラビア未掲載のボツ写真なども公開するなどトークを展開していく。

 

さらには有野&須田が考えた会場限定コラボメニューも数量限定で販売、購入者には撮影で使用した小道具が当たる抽選会も実施予定。その他にもアイドルの飛び入りゲストの来場予定もあり、どんなトークイベントになるか必見だ。

 

イベント情報

『BOMB』創刊45周年記念!
よゐこ有野『棚からボム餅』連載300回記念トークイベント
日時:2024年4月8日(月)18:00開場/19:00開始
会場:新宿・ロフトプラスワン(東京都新宿区歌舞伎町1-14-7 林ビルB2)

出演:有野晋哉(よゐこ)、須田亜香里、本郷柚巴、甲斐心愛(STU48)
会場チケット:前売 4,000円/当日 4,500円(ともに1オーダー600円以上)
※LivePocketにて販売中(https://t.livepocket.jp/e/d2qv9
配信視聴チケット:2,000円(アーカイブ2週間配信)
※ツイキャスにて販売中(https://twitcasting.tv/loftplusone/shopcart/295396

 

商品情報

『BOMB』2024年5月号
2024年4月9日(火)発売

定価:1,300円(税込)
発行:株式会社ワン・パブリッシング

 

WEB

LOFT/PLUS ONE公式サイト:https://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
BOMBオフィシャルサイト:https://bombweb.jp/
BOMB編集部公式X:https://twitter.com/idol_bomb
BOMB編集部公式Instagram:https://www.instagram.com/bomb_idol/

元優等生の少年と生活保護を受けて暮らす少女が見失った夢を取り戻す 特集ドラマ『むこう岸』5・6放送 西山蓮都、石田莉子らが出演

特集ドラマ『むこう岸』(NHK総合 午後9時30分〜10時43分)の放送日が5月6日(月・祝)に決定。また、西山蓮都、石田莉子、サニー マックレンドン、岡田義徳、酒井若菜、遠藤久美子、森永悠希、山下リオ、渋川清彦の出演が発表された。

『むこう岸』(c)NHK

 

本作は、安田夏菜による小説「むこう岸」をドラマ化。有名私立中学をドロップアウトした少年が生活保護を受けて暮らす少女と出会い、再び未来への希望を見いだしていく。

 

公立中学校に転校してきた山之内和真は、「有名私立中学で落ちこぼれた」という秘密を、クラスメートの佐野樹希に知られてしまう。「取り引きしない?」と樹希に命じられたのは、彼女を慕う口のきけない少年・アベルに勉強を教えることだった。

 

エリート主義の父親からのプレッシャーに悩んでいた和真は、近所のカフェのマスターが子供たちに開放している小さな部屋で、アベルや樹希と過ごすうちに、自分の居場所を見つけていく。だが、病気の母と幼い妹を抱え、生活保護を受けて暮らす樹希は、将来に希望が持てず、なりたかった看護師の夢もあきらめていた。

 

そんな樹希を見かねて、「理不尽だよ」と和真が手にしたのは「生活保護手帳」。大人でも難解な内容を読み解き、なんとか解決策を見つけようと奮闘する。そして、ケースワーカーや塾講師など、周囲の大人たちを巻き込みながら、ついに起死回生の一手を見つけ出す。だが、その矢先、事件は起きた。果たして和真の未来は。樹希は夢を取り戻せるのか。

 

このたび、本作のキャストが決定。西山蓮都、石田莉子、サニー マックレンドン、岡田義徳、酒井若菜、遠藤久美子、森永悠希、山下リオ、渋川清彦が出演する。

 

番組情報

特集ドラマ『むこう岸』
NHK総合
2024年5月6日(月・祝)午後9時30分〜10時43分
※BSP4Kでの放送時期は未定

原作:安田夏菜「むこう岸」
脚本:澤井香織
演出:吉川久岳(ランプ)
制作統括:齋藤圭介(NHK)、西村崇(NHKエンタープライズ)、石井智久(ランプ)

(c)NHK

笠松将、Aマッソ加納、笑い飯西田、乃木坂46弓木奈於、成田悠輔が即興の“うそ選択肢”で100人を欺く MCはパンサー向井

うそみたいに頭を抱える“激ムズゲーム番組”『嘘。即興イカサマゲーム』(読売テレビ/日本テレビ系 午後11時59分~深夜0時54分/TVer配信あり)が4月4日(木)に放送される。

『嘘。即興イカサマゲーム』成田悠輔(c)ytv

 

会場に集まった100人の解答者を前に考え込むプレイヤー。手元にはクイズ問題とその正解が。プレイヤーに課されるのは、即興で「うその選択肢」を考え、2択クイズを作ること。100人の解答者のうち51人以上を「うその選択肢」に導ければ、ステージクリアとなる。5問続けて解答者を51人以上欺き続けられたら「うそみたいにおいしいお肉」がゲットできるという、うそみたいにわりに合わない番組だ。

 

MCを務めるのは、パンサー・向井慧。会場に集まった解答者と共に「うその選択肢」を見抜こうとクイズに挑むのはパンサー・尾形貴弘と菅良太郎。そして、「うその選択肢」を作るプレイヤーには、俳優の笠松将、Aマッソ・加納、笑い飯・西田幸治、乃木坂46・弓木奈於、経済学者・成田悠輔が登場。知識と経験、そして発想力を駆使して、“激ムズゲーム番組”に挑む。

 

プレイヤー1人がゲームに挑戦中、他のプレイヤーたちは、サブスタジオでサブスタジオMCの相席スタート・山添寛と共に、挑戦の様子を見守る。

 

最初のプレイヤーはとてもうそなどつきそうにない、爽やかな笑顔が魅力的な俳優・笠松将。向井から「メイクも衣装も着て、収録5分で終わるわけにはいかないですよね!」とプレッシャーをかけられる笠松だか、会場に集まった解答者100人の顔を見て、彼らがだまされそうな「うその選択肢」を作ったと自信を見せる。成田もだまされたという鮮やかすぎるうそとは。

 

連続ドラマの脚本やエッセーなどを手掛け、文才に定評のあるAマッソ・加納が挑むのは、2冊並んだマンガの表紙。『異世界 小林幸子~ラスボス降臨~』『暗黒アンミカ大陸 ~ポジティブ地獄~』、どちらかは本当にあるマンガだが、片方は存在しないうそマンガ。加納は存在しない方のマンガのあらすじを即興で考え、会場の解答者にプレゼンし、さもうそのマンガがあるかのように誘導する。「昨日アンケートでくれよ!」と悲鳴を上げる加納のうそあらすじとは。

 

笑い飯・西田は、うそを熟考しすぎたあまりに「一回横になりたい」とヘロヘロに。乃木坂46・弓木は「乃木坂46を背負って頑張る!」と意気込むものの、うそをつくプレッシャーに精神崩壊。アイドル・弓木のあざといううそとは…。

『嘘。即興イカサマゲーム』弓木奈於(c)ytv

 

そして、東京大学大学院卒業、マサチューセッツ工科大学の博士号を持つ経済学者・成田もゲームに挑戦。全5ステージの完全クリアが期待されるが、100人の解答者を前に「裁判にかけられているみたい」と極度の緊張感に飲まれる。弓木が「こんなにかわいい人間性が見られるなんて!」と胸キュンした成田のうそとは。

 

さらに、エイプリルフールの4月1日にちなんで、うそみたいに早すぎる『嘘。 即興イカサマゲーム 最速反省会』をTVerオリジナルコンテンツとして配信。サブスタジオMCの山添と、加納、西田、弓木が、“激ムズゲーム番組” での互いの検討をたたえ合う。

 

加納が驚嘆した西田の鬼気迫るうそつき中の表情とは。西田はスタッフにクレーム。前回の放送で、1ステージ目で脱落した山添が考えた「ヘタすぎるうそ」とは。クイズに答えて応募すると、QUOカード1000円が10人に当たるプレゼント企画も用意されている。

 

番組情報

『嘘。即興イカサマゲーム』
読売テレビ/日本テレビ系
2024年4月4日(木)午後11時59分~深夜0時54分

<配信>
TVerにて、放送終了後すぐ~5月2日(木)深夜0時53分まで

(c)ytv

グラビアレジェンド・熊田曜子が露天風呂でセクシーショット&腹筋バッキバキポールダンスを披露!『相席食堂』

4月2日(火)放送のナイトinナイト火曜日『相席食堂』(ABCテレビ ※関西地区で放送 午後11時10分~深夜0時17分)は、熊田曜子が北海道鹿追町で腹筋バキバキボディを披露する相席旅と、馬場裕之(ロバート)の「相席ハンター」後編を送る。

 

美しい然別湖が観光名所の北海道鹿追町。冬になると湖の全面に氷が張り、湖上に氷の村が現れる。そんな観光名所にやって来たのは、デビューして22年、持ち前のくびれボディでグラビア界を突っ走った熊田曜子だ。

 

辺り一面雪景色の氷の村を散策し、湖から切り出した氷と雪で固めたブロックを積んで建てたアイスバーへ。中では氷からグラスを作る若い子たちと相席するが、熊田のことは知らない様子。「名前は聞いたことがある」という若者たちに、熊田は「いろいろあったから…」と自虐的!?

 

氷の村に遊びに来た若い女性2人と相席し、「これがやりたかった」と、凍らせたパンティでブーメラン。氷上露天風呂では熊田がセクシーショットを披露する。

 

鹿追町の町内を散策し、生まれたばかりの黒豚の赤ちゃんと切ない相席をした後は、地元の食堂で常連さんと相席し、町の地下水で養殖しているチョウザメを味わう。最後は相席客のご夫婦を前に、腹筋バキバキボディでセクシーなポールダンスを披露するサプライズも。

『相席食堂』熊田曜子 (c)ABCテレビ

 

「相席ハンター」は、この世に存在する貴重なモノを追い求めるハンターが逸品をハントし、スタジオに持ち帰るロケ企画。前回3月26日の放送に引き続き、芸能界屈指の料理芸人、ロバート・馬場が“ご飯のお供ハンター”となり、世界有数のグルメ天国、韓国のソウルで最高のご飯のお供をハントする。

 

ソウル市民の台所といわれ、食材から漢方までなんでもそろうといわれる市場では、貝の塩辛やカイコのさなぎのほか、その場で搾るゴマ油を味わう。気に入った馬場は高級唐辛子とゴマ油を混ぜた“コチュチャムギルムバ”をご飯のお供として考案し、持ち帰ることに。

 

また、韓国ではそれぞれの家庭の味があるといわれるキムチ。そんな家庭の味のキムチが食べたいという馬場のリクエストに、ガイドを務めるパッション美容家のユヒャンがセレブの友人宅に案内してくれる。

 

友人がお母さんと一緒に漬けたというキムチは、専用の冷蔵庫で保存。ソウルスタイルの食べやすい白菜キムチや家庭料理をいただき、キムチをハントする。さらに、ユヒャンから「ご飯泥棒になるおいしい料理がある」と教えてもらったお店で、韓国の若者に人気の“ナッコプセ”と出会う。

 

スタジオには、コチュチャムギルムバとナッコプセが登場。コチュチャムギルムバは大悟、ナッコプセはノブが試食する。「スゴイです!」とおいし過ぎて笑みをこぼすノブに対し、大悟は…。

『相席食堂』馬場裕之 (c)ABCテレビ

 

番組情報

ナイトinナイト火曜日『相席食堂』
ABCテレビ ※関西地区で放送
2024年4月2日(火)午後11時10分~深夜0時17分
※放送後、TVerとABEMAで見逃し配信あり

(c)ABCテレビ

芦田愛菜、欠かせない“3つのこだわり”とは「すごく心配性なのでマイナス思考になりがち」リンデロンVs新CM発表会

俳優の芦田愛菜さんが、湿疹・皮膚炎治療薬「リンデロンVs」シリーズの新TVCMに出演。シオノギヘルスケアが4月2日(火)に開催したシオノギヘルスヘア リンデロンVs 新CM発表会」に登壇しました。

 

【シオノギヘルスヘア リンデロンVs 新CM発表会での芦田愛菜さん】

 

リンデロンVsのCMに出演するのは今回で5回目となる芦田さん。壇上に置かれた等身大リンデロンVsに「大きいですね! 大迫力リンデロンですね!」と笑顔を見せ、「今回はリンデロンVsの使者ということで、良さを誠実に皆さんにお伝えできるよう、凛とした感じを意識しました」と、これまでの明るくポップなCMから一転、少し大人っぽい雰囲気になっていることを伝えます。

 

リンデロンVsが軟膏、クリーム、ローションの3つの剤形からあることにちなんで、司会者から“欠かせない3つのこだわり”を聞かれた芦田さんは「毎日お湯に浸かること、日記を書くこと、挨拶、を心がけています」と、ハッキリと回答。「日記はポジティブなこともネガティブなことも書いて、自分の内面を見つめ直します。挨拶は、気持ち良く1日を始められる気がするので。お風呂は1人でリラックスできる時間なので、考えがまとまることも多く、リフレッシュできますね」と明かします。

 

また何かを決めるときに大事にしていることについて、「考えすぎてしまうところがあって……」と真剣な表情を見せた芦田さん。「深く慎重に考えることは大事ですが、考えなくていいことまで想像して、ネガティブになってしまうことがあります。すごく心配性なのでマイナス思考になってしまいがちですね」と自身のクセを分析し、「それでせっかくのチャンスを逃してしまうのはもったいないので、やってみればいいんじゃない? という気持ちも大事にしたいです」と思いを述べました。

 

さらに3択から答える質問コーナーでも、芦田さんは「トラブルあったときはどう対処しますか? 1誰かに相談する、2ひとりで考える、3一旦寝る」という問いに、「一旦寝ます!」と即答。「考えていても仕方ないし、1回寝ようと思うことが多いかもしれません」と考えすぎるクセから寝てしまうことを報告し、「1回寝て、もう1回起きて考えると『何んでこんなに悩んでいたんだろう』と思います」と自身の対処方法を伝えました。

 

祝20歳! 芦田さんの理想の女性像は

 

芦田さんは6月23日に20歳を迎えるにあたり「この先、1人旅に挑戦してみたくて。誰にも頼らずに、自立した旅をして芯のある女性になれたらいいなと思います」と明かし「世界のお祭りの時期にその国に行くのも楽しそうだなと。現地の人や文化に触れ合う旅行がしてみたいです」と、旅に興味があることを伝えます。

 

質問コーナーでも「リンデロンVsを持って楽しみたいアウトドアイベントは? 1海でBBQ、2山でキャンプ、3野外フェス」の問いに対して、「どれも楽しみたいイベントではあります!」と迷ったうえで、山でのキャンプを選択。「キャンプにずっと行きたいと思っていて、キャンプ動画を見ています! キャンプご飯が美味しそうで、炎のゆらめきも感じたいです」と伝え、最後には「リンデロンVsがあれば安心して楽しめますしね」と、PRを欠かしませんでした。

 

また誕生日当日はノープランとのことで「お友達に会えたり家族と祝えたりしたらいいなと思います。記念に残る日になればいいな」と笑顔をのぞかせました。

 

【芦田愛菜さん新CM】

 

【商品概要】

商品名:リンデロンVs 軟膏【指定第2類医薬品】
希望小売価格(税込): 5g:1188円、10g:2178円
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等

 

リンデロンVs クリーム【指定第2類医薬品】
希望小売価格(税込): 5g:1188円、10g:2178円
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等

 

リンデロンVs ローション【指定第2類医薬品】
希望小売価格(税込): 10g:2178円
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等

 

『ガイアの夜明け』リニューアル!OPテーマ曲「鼓動」が復活&ED曲は案内人・松下奈緒のピアノ演奏で新たに収録された「夜空の花2024」

『日経スペシャル ガイアの夜明け』(テレ東系 毎週金曜 午後10時~10時54分/BSテレ東 毎週火曜 午後10時~10時55分)が、4月5日(金)の放送からリニューアル。案内人の松下奈緒、鈴木嘉人チーフプロデューサーよりコメントが到着した。

『日経スペシャル ガイアの夜明け』(c)テレビ東京

 

番組が始まった2002年、バブル崩壊後の暗闇の中にあった日本経済。そうした時代に光明を見出し奮闘する人たちを追いかけ始め、「そこに必ず夜明けはやってくる」をテーマに続けてきた放送は1100回を超えた。そして今も「ガイア」というタイトル通り、日本のみならず、地球規模で起きているさまざまな事象に立ち向かい、闘い続ける人たちの密着取材を続けている。

 

今年、日経平均株価はバブル期の最高値を34年ぶりに更新するなど、経済が大きな変革期を迎えるなか、ガイアも大きくリニューアルする。歴史を継承しつつ、原点に戻り永遠の進化を遂げる、テーマは「メビウスの輪」。

 

番組メインビジュアルを一新。オープニングテーマ曲「鼓動」を復活させ、エンディング曲もバージョンアップした「夜空の花2024」を案内人・松下奈緒のピアノ演奏で新たに収録された。

 

松下奈緒 コメント

ガイアの夜明け、3代目の案内人に就任してから5年目を迎えました。日本経済が大きく変化するいま、『ガイアの夜明け』もさらにパワーアップします。テーマは「メビウスの輪」、原点に戻りそこからさらに進化するという意味だと受け止めています。あらためて、ニュースの裏側を、そして日本を支える人たちの今をしっかりと伝える番組として、その道筋を案内していきたいと考えています。また、ガイアの夜明けといえば「夜空の花」とも言われるほど、多くの方に親しまれたかつてのエンディング曲が復活します。今回私もピアノ演奏という形で参加させていただきました。ぜひ! ご期待いただけるとうれしいです。

 

テレビ東京 報道局 鈴木嘉人チーフプロデューサーコメント

番組が始まった2002年当時の日本は、バブル崩壊後の「失われた10年」を引きずり、世界も米同時多発テロ後の混沌とした時代でした。それでも…「きっと、夜明けがやってくる」とメッセージを発信し、闘う人々の応援歌でありたいと放送を続け22年。今また、先の見えにくい世界に、日本経済の未来に、不安を感じている人は少なくありません。だからこそ、あの頃と同じ「そこに、きっと、夜明けがやってくる」とのメッセージを込めたいと考えました。

「ガイアを見て良かった」といただく言葉を大事にして、皆さまの期待に応えられる番組制作を目指して参ります。

 

番組情報

『日経スペシャル ガイアの夜明け』
テレ東 毎週金曜 午後10時~10時54分
BSテレ東 毎週火曜 午後10時~10時55分

配信:
テレ東BIZ:https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gaia
TVer:https://tver.jp/series/sr7x3ce7ak
U-NEXT:https://video.unext.jp/brand/txbiz
上記配信プラットフォームで見逃し配信

案内人:松下奈緒
ナレーター:眞島秀和

オープニングテーマ曲:「鼓動」岸利至
エンディングテーマ:「夜空の花2024」新井誠志

チーフプロデューサー:鈴木嘉人(テレビ東京 報道局 経済番組センター)

(c)テレビ東京

田中麗奈が『ZIP!』4月金曜パーソナリティーに就任「自分らしく、自然体でいられたら」

田中麗奈が、朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系 毎週月曜~金曜 午前5時50分~9時 ※一部地域を除く)の春の4月金曜パーソナリティーに決定し、コメントが到着した。

『ZIP!』田中麗奈(c)日本テレビ

 

水卜麻美アナウンサーが総合司会を務める、日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』。金曜パーソナリティーは、シーズンごとに変わる“季節のパーソナリティー”が担当。

 

昨年“春”の奈緒、“夏”の坂井真紀、“秋”の近藤春菜(ハリセンボン)、“冬”1月のmilet、2月の前田敦子、3月のサーヤ(ラランド)に続き、“春”4月の金曜パーソナリティーに田中麗奈が就任することが番組内で発表された。田中は4月5日(金)から毎週金曜日に登場。26日(金)まで、4回の出演が予定されている。

 

田中は、1980年生まれ。1998年に映画「がんばっていきまっしょい」初主演でデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の新人賞を受賞。同年、サントリー「なっちゃん」のCMに出演、瞬く間に人気を獲得する。以降、2000年の映画「はつ恋」、2017年の映画「幼な子われらに生まれ」でも多数の女優賞を獲得し、映画・ドラマ・舞台と活躍している。最近の出演作には、映画「愛のゆくえ」、ドラマ『ギフテッド』『いちばんすきな花』などがある。一児の母としても奮闘中。

 

田中麗奈コメント

◆『ZIP!』金曜パーソナリティーの出演が決まって

お話しをいただいたときは、驚いたあまり、え、え、え、どうしよう、と思考が、頭が回らなかったです(笑)。うれしかったですし、ありがたいお話しだなと思いました。でも、演技以外の、こういったお仕事は、なかなかしてこなかったので、自分でいいのだろうか、大丈夫なのかな、という思いがありました。実はまだちょっと実感がわいていなくて、お話しをいただいた時の感覚のままというか、いまだにドキドキしているのですけれども、すごく楽しみでもあります。

 

◆パーソナリティーを引き受ける決め手になったこと

夫に話しをしたら、「チャレンジしたほうがいい。いつもと同じ場所ではないところでものを見ることは、大切なことだと思うから」と背中を押してもらえました。そして、『ZIP!』に出演していた田中毅アナウンサーと、以前からプライベートで家族同士のお付き合いがあり、結婚式の司会もしていただいたのですが、その田中毅さんに相談したところ、「絶対やったほうがいいよ、麗奈ちゃん。勉強になるし、いいと思う、楽しみだ!」と言っていただき、それも理由の一つになったというか、前に踏み出してみようという気持ちになりました。九州にいる両親には、まだ話せていないのですが、すごく喜んでくれると思いますし、頻繁に会えているわけではないので、朝、『ZIP!』で顔を見てもらえるのは親孝行になると思います。

 

◆『ZIP!』パーソナリティーとしてやってみたいこと

ロケに行きたいです。人と触れ合うのが好きで、子どもたちと触れ合うのも好きなので、出かけていけたらと思います。こどもと一緒に行けるテーマパークとか、こどもと楽しめるワークショップなど、週末に、こどもといっしょに行くとしたらここ、みたいなスポットが、自分も知りたいですし、行けたらうれしいです。

 

◆水卜アナウンサーに聞きたいこと

水卜さん、お忙しく、本当に時間がないと思うのですけど、一人の時間、何をされているのかな、というのを聞いてみたいです。私は、映画館に行ったり、演技の勉強をしたり、本も読みますし、ジムに行って走るとか、ピラティスだったりと、一人の時間をタイムマネジメントして、いろいろと動いているほうなのですが、水卜さんは、お忙しい中で、もし自分の時間、一人の時間があるとしたら、どういうことをされているのか聞いてみたいです。

 

◆意気込み

『ZIP!』のパーソナリティーという、全く自分の経験したことのない場所なので、どのように、そこに自分がいたらいいのかな、というのは不安なのですが、本当に自分らしくというか、何かを取り繕うわけではなく、自然体でいられたらいいなと思います。皆さんにいろいろと教えてもらいながら頑張りますので、よろしくお願いいたします!

 

日本テレビ コンテンツ制作局 上田崇博プロデューサー コメント

4月の金曜パーソナリティーとして、田中麗奈さんにご出演いただくことになりました。今年に入ってもドラマ、映画など俳優として活躍される中、お母さんとしての顔を持つ田中さん。ぜひ、お母さん目線で視聴者の皆さんと同じく『ZIP!』を楽しんでいただければと思います。情報番組のパーソナリティー出演は初めてとおっしゃっていましたがきっと大丈夫です! 新生活が始まる4月を一緒に盛り上げていきましょう! ぜひご期待ください!

 

番組情報

『ZIP!』
日本テレビ系
毎週月曜~金曜 午前5時50分~9時 ※一部地域を除く

番組公式HP:http://www.ntv.co.jp/zip/
番組公式X(旧Twitter):@ZIP_TV
番組公式Instagram:@ntvzip

(c)日本テレビ

山崎紘菜×飯島寛騎×小笠原海インタビュー 不倫成敗ドラマ『御社の乱れ正します!』に込める思い「頑張っている人を応援したい」

4月2日(火)よりスタートする火曜ドラマ9『御社の乱れ正します!』(BS-TBS、BS-TBS 4K 毎週火曜 午後9時~9時30分)で主演を務める山崎紘菜さん、共演の飯島寛騎さんと小笠原海(超特急)さんにインタビュー。演じるに当たって意識したことやお互いの印象などを聞きました(取材はクランクイン前)。

『御社の乱れ正します!』©樹ユウマ・DPNブックス/「御社の乱れ正します!」製作委員会

 

本作は、累計1600万DLされている電子コミック「御社の不倫の件~絶対に別れさせます~」(樹ユウマ/DPNブックス)を実写ドラマ化。“迷惑な社内不倫”に天罰を与える、爽快な不倫成敗ドラマだ。

 

山崎さん演じる主人公・三枝玲は、身勝手な不倫で周囲に迷惑をかける男女の仲を、鮮やかな手口で別れさせるプロ。そんな玲のトラップに華麗なスルーパスをする鹿妻新を飯島さん。依頼を受ける窓口となるバーの店主ガンちゃんを小笠原さんが演じる。

 

◆本作に出演することになっての率直な感想を教えてください。

山崎:玲というひとりの人物を演じますが、潜入捜査をしているときはまた別のキャラクターを演じているような感覚になるのかなと思いました。いろいろな一面をお見せできそうで今からワクワクしています。

 

飯島:不倫をテーマにした作品ですが、スカッとするような気持ちになれる作品だなというのが第一印象です。

 

小笠原:確かにすごくすっきりする作品。そんな中で、ガンちゃんのバーは作戦会議する場ではありますが、みんなの安心する場でもありたいなと。居心地のいい空間にしたいです。

 

◆どのように役柄を演じたいと思われていますか?

山崎:玲の人生は時間が止まってしまっているところがあるので、このドラマを通して彼女の時間が少しずつポジティブな方に動きだしたらいいなと思っています。

 

飯島:普段の新は、たぶん直感で動いている人。自分の信じているものを信じて突き進むので、仕事となってもガラッと意識的に変わるというのはないんじゃないかなと思っています。もちろん現場に入って、空気感や皆さんと役を通して対峙することで変わってくるとは思いますが、力んで新を作ろうという感じではないです。

 

小笠原:ガンちゃんはすごく俯瞰する能力に長けていると感じました。バーを経営していることや、玲たちに依頼を持ってくること、一歩引いてみんなのことを見守ったり、すごく良い兄貴分的な存在でもあるのかなと思います。でも、ただ冷たい、クールというわけではなくて、気にかける優しさや温かさを持っていたりもするので、大人の余裕を感じるようにしたいです。

 

◆作中では、さまざまな変装をされますが、楽しみにされていることはありますか?

山崎:これまで自分が演じてきた役が助けてくれそうなキャラクターもあって、すごく楽しみにしています。

 

◆対峙する共演者の方によっても、潜入先の玲も変わりそうですよね。

山崎:そうですね。潜入の仕方もさまざまですし、これまで見せたことのない表情だったり、新しい自分ともこの作品で出会えたらいいなと思います。

 

◆飯島さんは、『シンデレラ・コンプレックス』で不倫をする側の役を演じられましたが、今回は成敗する側に変わりますね。

飯島:不倫はよくないと思います(笑)。僕が潜入するキャラクターで言うと、楽しみという感情が強くて、どう演じ分けようか。相手を引っ張り出す方の立場になるのでそういった面ではすごく楽しみです。

 

◆第1話で新はホスト姿を披露する場面もあります。

山崎:楽しみですね!

 

飯島:めちゃくちゃカッコいいぞ(笑)。

 

小笠原:自信たっぷりだね(笑)。

 

◆小笠原さんもバーを飛び出して、変装するシーンもありますね。

飯島:一番すごいよね。

 

小笠原:いやいや。僕は普段はバーにいることが多いと思うんですけど、この2人に対して愛情がありますし、2人の頼みならばという部分がすごく大きいので、話が進むにつれて、バー以外のところでもお目にかかれるところが来ると思うので、楽しみにしていてほしいです。ただ少し怖いのは、ある姿でオールアップを迎える可能性があること(笑)。

 

◆山崎さんは小笠原さんと初共演ということですが、お会いしてみての印象はいかがですか?

山崎:マイナスイオンが出ているような、柔らかい雰囲気を持たれている方でとても安心しました。玲もガンちゃんには信頼を寄せていますし、ご本人も信頼できる方だなと思いました。

 

小笠原:初めましてですが、いつも映画館で見ていたので初めましてな感じがしていないです(笑)。それに94年生まれで同い年なんです。だから2人で、2個下の寛騎をかわいいかわいいしてあげようかなと。

 

◆飯島さんはお2人と3度目の共演ということで、安心するところもありますか?

飯島:安心もありますし、変に気を使わず、初めましてのフィルターがないから、僕もすごくやりやすいです。今回この3人でいる時間が多いので、楽しみです。作戦会議もそうですが、視聴者がワクワクするようなものを作っていけたらなと思っています。

 

山崎:飯島さんと共演するときは、絶対イケメン役(笑)。なので、今回はどんなイケメンを見せてくれるのかなって楽しみです(笑)。

 

飯島:今回はホストにもなるし、今までもそういう役で会うことが多かった(笑)。

 

◆小笠原さんは飯島さんとはいかがですか?

小笠原:プライベートで飲みに行ったりすることもあるので、現場でも会えることがすごくうれしいです。一緒の現場が3回目ということもすごくうれしいので、 一緒にいい作品にしていけたらいいなと思っています。

 

◆作中でも皆さんの和気あいあいとした雰囲気が出てきそうですね。では、演じられるキャラクターとの共通点はどこでしょうか?

山崎:お芝居で日々いろいろな役を演じているところや、プライベートで感情を出すことがそんなに得意ではないところが似ているのかなと思います。

 

飯島:新のオンとオフの切り分けは、僕と似ているなと思います。あとうまいならうまい、楽しいなら楽しい、幸せなら幸せみたいに真っすぐに感情豊かな表現するところも。

 

小笠原:普段活動している超特急や、事務所の「EBiDAN」というアーティスト集団でも最年長。ガンちゃんも2人の兄貴分的なところがあるので共通しているところかなと思います。

 

◆この3人の中で友達になれそうだなと思うキャラクターはいらっしゃいますか?

山崎:新とはいろいろとアクティブに一緒に楽しめそう。みんな魅力的ですが、すぐ仲良くなれそうなのは新かなと思います。

 

飯島:僕はゆっくり話したいタイプなので、ガンちゃん。普通のテンション感で飲みながらとか会話したいです。

 

小笠原:玲かな。しっかり話できそうだなと。クールな部分はあるけれど、心を許して、仲良くなったら、自分の秘密も話せそうだし、それを他の誰にも言わないという安心感もある。玲さんが話してくれたらすごくうれしいし、より親密になれそうなので時間をかけて仲良くなりたい人です。

 

◆不倫を一掃する本作ですが、皆さんが一掃したいことは?

山崎:家を片付けたい。忙しくなると、家事がたまってしまうので、撮影中はより気をつけないと怖いです。

 

飯島:同じです。いらないものを捨てたいです。

 

小笠原:部屋を片付けたいのはもちろんそうなんですけど、やめたいことで言うと、僕、お風呂がすごく好きで、結構長い時間、湯船に漬かるんです。そこでドラマを見たり、YouTubeを見たり、映画を見たりしているんですけど、そろそろエンディングというタイミングで、湯船の栓を抜いて、ちょうどいいタイミングで出たいんですけど、これがもう終わるかなみたいな感覚でいたら、思ったよりエンディングが長い時があって。だから僕、たまに空の浴槽に入ったまま、動画を見てる時があるんです(笑)。

 

山崎&飯島:えー!

 

小笠原:でも、最後まで見たくて、僕の中で途中で終えることは許されないし、そこから湯船にお湯を足すこともないのでそれをやめたいです。

 

◆どう改善しましょうか?(笑)

飯島:動画をお風呂で見なければいいんじゃない?

 

小笠原:お風呂で見るのがいいんだよ!でも、きちんと1回残りの時間を確認して、湯船の栓を抜くタイミングを見計らうことを徹底しようかな。

 

◆今回、変装もする役柄、ちょっと2面性があるのかなって思うんですけど、皆さんの仕事とプライベートの切り替え、タイミングやスイッチはどこで変わりますか?

山崎:スイッチは特になくて、家に帰ったり、休みとなったら勝手にスイッチがオフになるタイプだと思います。2人はある?

 

飯島:ないです。自然とオフになっていたり、それこそ仕事に向かってるときにオンになっているかもしれないです。

 

山崎:ステージに上がるスイッチはありますか?

 

小笠原:ステージはその日ずっと緊張しているとかはなくて、ライブが始まる直前ぐらいに緊張して、ステージに出たら平気みたいな感じ。緊張したタイミングでスイッチが入ってるのかもしれない。

 

◆では、役者と超特急の切り替えはありますか?

小笠原:超特急のときはカタカナで「カイ」と書いて本名ではないんです。なので、素の自分とは少し違っていて。“超特急のカイ”として自然とスイッチが切り替わっているかもしれないです。

 

◆では皆さん、自然とスイッチが切り替わるタイプという。

山崎:そうですね。ただ演じるときはどうしても自分の延長に役を置いてしまうタイプなので、別の人に切り替わるという感覚ではないかも。自分と近いところもあるし、遠いところもある、みたいな距離感なので、演じるスイッチというのはないかもしれないです。

 

◆不倫を裁く、新しいヒーローが誕生します。皆さんのヒーローはどんな方ですか?

飯島:世界の平和を元々守ってきた人間なので。

 

山崎&小笠原:そうじゃん!

 

飯島:そういった面で言うと、普段生活している中で、街のゴミを拾っている人とか、住みやすくしてくれている人はヒーローだなと思います。みんなが暮らしやすくって、自分のためというよりかは、みんなのためで。そういう気配りがヒーローなんじゃないかなと僕は思います。

 

山崎:小学生のころ、吠えて飛びかかってくるすごく怖い犬が、通学路にいたんですけど、その狂犬を手なずけている飼い主の人がカッコよく見えました。

 

小笠原:どんなヒーローでもいいと思うんですけど、その姿を見て背中を押されたでもいいし、何かをしたいと思うきっかけになるという時点でヒーローだなと思うんです。僕、『ウルトラマンティガ』が幼い頃にとても好きで。 好きすぎて『ウルトラマンティガ』を見たいがために時計の読み方を覚えたり、VHSの録画の方法を2歳とか3歳で覚えたりとか、僕の“何かをするために自分が何かをしよう”というきっかけになったので、リアルヒーローです。

 

◆本作の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

山崎:最初にこのドラマの打ち合わせをしたときに、「頑張っている人を応援したい」というワードが出てきて、それがすごくすてきだなと思いました。私自身も玲を通して頑張っている方の助けになりたいと思いますし、見てくださる方に何かメッセージをお届けできるように頑張るので、ひとりでも多くの方にご覧いただけたらうれしいです。

 

飯島:人それぞれ悩みの重さは違うと思いますが、この作品を見ていただき、自分の壁を越えていくきっかけになったらうれしいです。そしてみんな目標や夢に向かって、頑張っている姿を楽しんでもらえたらなと思います。

 

小笠原:今回、迷惑不倫を成敗するということで、真面目に生きている人が報われる世界であってほしいと思いますし、自分の信じるものに対して真っすぐ向き合えるような気持ちになれるドラマだと思います。この3人の作戦会議の空気感も楽しんでいただきながら、物語を楽しんでいただければうれしいです。

 

PROFILE

山崎紘菜

●やまざき・ひろな…1994年4月25日生まれ。千葉県出身。A型。

 

飯島寛騎

●いいじま・ひろき…1996年8月16日生まれ。北海道出身。B型。

 

小笠原海

●おがさわら・かい…1994年9月27日生まれ。神奈川県出身。O型。超特急のメンバー。

 

あらすじ

仕事先に不倫をしている人物がいたら、どうしますか? 当人たちの問題だから放っておけ? でもその不倫の影響で、周囲が迷惑や損害を被ることになったら…。

 

イベント会社に、若くて美人の正社員・安西梨々香(優希美青)と、地味な派遣社員・三枝玲(山崎紘菜)が異動してくる。入社5年目の高橋さつき(小島藤子)は、課長命令で梨々香の面倒をみることになった。
しかし、梨々香は全く仕事ができず、さつきの業務は増えるばかり。

 

ある日、さつきは仕事帰りに、課長と梨々香がラブホテルから出てくるのを目撃する。梨々香は課長と不倫関係にあったのだ。

 

大事な彼氏とのデート日に、梨々香が起こしたトラブルのせいで残業をする羽目になり、あまりの理不尽さにさつきが涙を流す。そこに派遣社員の玲が声をかけてくる。

 

彼女は「社内不倫は排除されるべき迷惑行為です。誰かが別れさせてくれるといいんですけど」と意味深な言葉を残し去っていく…。

 

番組情報

火曜ドラマ9『御社の乱れ正します!』(全8話)

BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送

2024年4月2日(火)スタート

毎週火曜 午後9時~9時30分

 

<出演>

三枝玲:山崎紘菜

鹿妻新:飯島寛騎

ガンちゃん:小笠原海(超特急)ほか

 

<スタッフ>

原作:「御社の不倫の件~絶対に別れさせます~」 樹ユウマ/DPNブックス

脚本:まなべ ゆきこ(『雪女と蟹を食う』「劇場版 奥様は、取り扱い注意」)、丹保あずさ

監督:北畑龍一(『孤独のグルメ Season10』「君が、おにぎり好きだから。」)、森裕史

企画プロデュース:北川雅一(BS-TBS)

プロデューサー:韮澤享峻(BS-TBS)武井哲(PADMA)前田利洋(THE EINS)

企画:BS-TBS

 

番組ホームページ:https://www.bs-tbs.co.jp/drama/onsha/

番組公式X&Instagram:@drama9_onsha

 

©樹ユウマ・DPNブックス/「御社の乱れ正します!」製作委員会

TikTokクリエイターMumei後編! ボーイッシュ野球少女が、黒髪清楚なヒロインに「変わったやん!って言われたい」

TikTokフォロワー数400万人を越えるMumeiさん。高校生のときにアカウントを開設すると、自由きままにアップしていたダンス動画が「かわいすぎる」「中毒性ある」とじわじわ話題を呼び、またたく間に人気インフルエンサーになった、まさにTikTokドリームの渦中にいる女の子だ。2022年には「TGC teen 2022 Tokyo」でランウェイデビューを果たし、昨年にはアーティストデビュー。そして3月には初のフォトブックの発売も決定している。巧みすぎる編集や、YouTubeのような大掛かりな企画などがひしめくTikTok界で、“圧倒的なカワイイとダンス”で王道を貫き独走しているMumeiさんに聞いた、友達のこと、中学のこと、そして、フォロワーへの愛。

 

【関連記事】TikTokクリエイター Mumeiインタビュー前編「15秒の動画に3時間かける」強すぎるこだわりで、実家の部屋の壁を白く塗り直すまで

 

Mumei●むめい…高校生だった2020年7月、TikTokにダンス動画を投稿すると「かわいすぎる」と話題に。かわいさだけではない、中毒性のある表現力でまたたくまにフォロワーを増やし、2023年には「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2023@TOKYO」「TGC teen」に出演、さまざまな企業とのコラボを行っているほか、アーティストデビューも果たし幅広く活躍中。初のスタイルブック「むめいです。」(小学館集英社プロダクション)が発売中。

mumeiさん 公式TikTok @mumeixxx

 

【Mumeiさん撮り下ろし写真】

 

他校の生徒にも学校バレ

──高校生時代の体育祭の動画などを見て思うのですが、こんな子がいたら、学校は大騒ぎじゃないですか?

 

Mumei 学校の友達は普通でした。ただ友達から「他校の友達から、『そっちの学校にMumeiちゃんいるやろ』って言われた」という話をされて、その友達が「そんなに有名になったんだ!」とびっくりする、みたいなことは多かったです。

 

──他校の学生がMumeiさんの高校に集まることも?

 

Mumei そうですね。ちょっと怖いなと思ったのが、最寄り駅がバレてしまったことです。ファンの方は「応援しています」と話しかけてくれるからいいんですが、そうではないけど私の存在は知っているような人からの視線は苦手でした。はじめたきっかけが友達との遊びの延長線上だったので、「本名がバレてやばい」みたいな感覚もなかったんですよ。今思うと、もっと考えるべきだったなと感じます。

 

──危機感がなかった?

 

Mumei そう、顔を出してネットで活動するということのリスクですね。

 

「今の友達がいなかったら終わっていた」

──往年のアイドルたちは、友達が通学路をがっちりガードしてくれたという話をよくします。Mumeiさんもそうでしたか?

 

Mumei 見にきてくださる他校の方も多いので、友達が「来てるで、隠れて隠れて!」と守ってくれていましたね。一方で、同じ学校でも私のことをよく思わない人もいたと思います。悪口も言われていたと思いますが、ダイレクトに私の耳に入ってくるわけではないし、自分、メンタル強いんで。そんなの気にしていたら終わりやし、負けやし。噂されてるんやろうな、って自分でもわかりますが、前に出て活動しているので噂されるのは仕方がないと思っています。

 

──信頼できる友達がいるからこそ、強くなれるんでしょうか。

 

Mumei 身近な友達はいい子ばかりです。友達自体は少ないんですが、仲が深いですね。

 

──友達の支えを実感したのはどんなときですか?

 

Mumei 外で遊んでいるとき、自分は気づかなかった盗撮に気づいてくれて「撮られてるよ」と、壁になってくれたり。TikTokをやりすぎて勉強がおろそかになると、勉強を教えてくれたり、授業中にこっそり答えを教えてくれることもあったり。

 

──いいお友達ですね!

 

Mumei いやほんまに、マジで、今の友達がいいひんかったら終わりだと思っています。

 

圧倒的な表現力の一方、恥じらいも

──ご家族の中のMumeiさんはどんなキャラクターなんでしょう。YouTubeを見るととても明るくポジティブに感じますが。

 

Mumei 静かな方です。しゃべるの苦手やし。でも、SNSで活動をしているときは自分が楽しいと思うことなので、無意識にテンションが上って、気持ちが高くなるんです。

 

──抜きん出た表現力も、自然と湧き上がってくるのでしょうか。

 

Mumei 表現力……よく言っていただくんですか、とにかく前に出ることがうれしくて楽しくて仕方がない感じです。あとは、母が若い頃にストリートでギターを弾いて歌うアーティストだったり、親戚中みんな音楽をやっていて、それに影響されている部分もあります。

 

──そうだったんですね! 幼少期から根づいたものだったんですね。

 

Mumei ただ、やっぱり最初は恥ずかしかったんです。カメラの前で1人で表現することが。自分で見返して共感性羞恥でむずがゆくなってしまうというか。でも、見てくれるみんなが「表現力がすごい」と言ってくださるから、恥じらいをなくしていこうと意識を変えていくようになりました。

 

──吹っ切れたタイミングがあったんですね。

 

Mumei いや、実はまだ、吹っ切れてはいないです。今でも恥ずかしい気持ちはありますが、とにかく頑張っています!

 

野球とキックボクシングで鍛えられたメンタル

──高校生以前、中学時代のMumeiさんについてもうかがいたいんですが、野球部だったり、今と印象が全く違いますよね。

 

Mumei そうです。ボーイッシュ系でした。このときにメンタルが鍛えられたと思います。野球もキックボクシングも、メンタルが強くないと続けられないことなので。

 

──自分で「やりたい」と言ったんですか?

 

Mumei そうですね。自分、影響されやすくて、弟や周りの人がやっていたら、負けず嫌いな気持ちになって「自分もやる!」みたいな。でも、かわいい女の子への憧れは小学生の頃からずっとありました。“高校デビュー”という言葉があるじゃないですか、それを自分も頑張らないとな、と思ったんです。“高校=青春”で、恋愛! みたいなイメージがあって、みんなが思い描くような女の子になりたいなって。

 

──みんなが思い描く女の子とは、例えば?

 

Mumei 黒髪ロングの清楚系です。自分もそれに憧れがあって、それに寄せて高校生活を送っていました。

 

──アニメの主人公のような。

 

Mumei そうです。アニメの主人公ってほぼみんなそれですよね。そもそも中学時代はSNSは見ても使ってもいないし、LINEもしていないし、ひたすら勉強と運動だけをやっていました。それが楽しかったんです。

 

素顔は、県知事に恐縮する19歳

──中学時代の同級生がいまのMumeiさんを見たら、驚きますよね。

 

Mumei 多分驚きます。だから同窓会、行きたいんです。道端でも、ばったり会って「え!?」みたいな反応をもらったことがあって、そういう反応をしてくれたり「変わったやん!」と言われることがうれしくて。頑張ったおかげで変わることができたんだなって、うれしいんですよね。

 

──昨年は楽曲「堂々」や「IF」を公開し、アーティスト活動も開始しました。

 

Mumei ボカロPさんとコラボして作りました。自分のやり方は、「有名な人からのオファーor依頼する」のではなく、「身近な人と一緒に大きくなりたい」というスタンスなんです。なので、世間は知られていないけどステキなボカロPさんと一緒に作りました。アーティスト活動はこれからもどんんどんやっていきたいです!

 

──活動の幅が広がっていきますね。出身地である滋賀県のPRなど、自治体とも仕事していますよね。

 

Mumei そう! ひこにゃんとも会って、かわいかったです。あと迫力のあるおじさんたちがたくさんいて……大人がいっぱいいて、県知事さんが目の前にいて、ほんまに怖くてめっちゃ緊張しました。あんな大物に会えるなんて……。

 

「フォロワーさんの意見を聞くのが大好き」

──(笑)。最後に、今後の展望を教えてください。

 

Mumei YouTubeの登録者数100万人を目指しつつ、TikTokを毎日投稿して、フォロワーさんと距離を縮めていきたいです。自分、ファンのことが大好きなので、名前と顔を覚えたい!

 

──前編でも「フォロワーさんにとってうれしいことをやる」といった話があったように、フォロワーの存在をとても尊重されているように感じます。そういった気持ちが動画にも反映されていますか?

 

Mumei むしろそれが一番大きいですね。自分は、フォロワーさんの意見を聞くのが大好きなんです。「◯◯系が好き」と言われたらそれを踊るし、「△△系の服がいいな」と言われればその服でダンスをするし。海外から応援してくださる方もいるので、その人たちに向けて英語表記をしたり、世界を意識した音源を使ったり、幅広い方に理解してもらえるようにしています。

 

──だから「Mumei」という名前なんでしょうか? 「無名」であるからこそ何色にも染まるといいますか。

 

Mumei ……! それでいこう! 決めました。それいいな。どんな女の子にも変わることができるよ、っていうコンセプトだよと。

 

──あ、そういう由来じゃないんですね(笑)。

 

Mumei 違います(笑)。本名で活動したくなくて、「何にしよう。名無し……名無し……うーん、無名でいいやん!」って感じで、数分考えて適当につけたんです。それがこんなふうになるなんて、人生、なにが起こるか本当にわからないですよね。

 

 

mumeiさん 公式TikTok @mumeixxx

 

撮影/佐賀章広 取材・文/有山千春 構成/BuzzTok NEWS Buzz Tok NEWS公式HP https://buzz-tok.com/

TikTokクリエイターMumei「15秒の動画に3時間かける」強すぎるこだわりで、実家の部屋の壁を白く塗り直すまで

TikTokフォロワー数400万人を越えるMumeiさん。高校生のときにアカウントを開設すると、自由きままにアップしていたダンス動画が「かわいすぎる」「中毒性ある」とじわじわ話題を呼び、またたく間に人気インフルエンサーになった、まさにTikTokドリームの渦中にいる女の子だ。2022年には「TGC teen 2022 Tokyo」でランウェイデビューを果たし、昨年にはアーティストデビュー。そして3月には初のフォトブックの発売も決定している。巧みすぎる編集や、YouTubeのような大掛かりな企画などがひしめくTikTok界で、“圧倒的なカワイイとダンス”で王道を貫き独走しているMumeiさんに聞いた、はじまり、こだわり、そして、整形秘話。

 

Mumei●むめい…高校生だった2020年7月、TikTokにダンス動画を投稿すると「かわいすぎる」と話題に。かわいさだけではない、中毒性のある表現力でまたたくまにフォロワーを増やし、2023年には「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2023@TOKYO」「TGC teen」に出演、さまざまな企業とのコラボを行っているほか、アーティストデビューも果たし幅広く活躍中。初のスタイルブック「むめいです。」(小学館集英社プロダクション)が発売中。。

mumeiさん 公式TikTok @mumeixxx

 

【Mumeiさん撮り下ろし写真】

 

きっかけは、友達とのフォロワー数対決

──インタビューはあまり受けていないですよね。

 

Mumei そうなんです。自分、しゃべるの苦手なので。

 

──え! TikTokを見ていると全くそうは思わないですし、YouTubeでは明るいキャラクターを見せてくれていますよね。

 

Mumei ほんとうは言葉をうまく伝えられなくて。頑張っています(笑)。

 

──そういったギャップも魅力ですよね! まずは、TikTokを始めたきっかけからお聞きしたいです。

 

Mumei 高校1年生のときにTikTokの存在を知って、クラスのみんながやっていて流行っていたので自分もやろうかな、という感じで始めました。最初は友達と、「どっちが多くフォロワーできるか、対決しよう!」という遊び方をしていたんです。

 

──友達との遊びの一貫だったんですね。

 

Mumei そうですね。それに、TikTokに上げへんくても、Instagramのストーリーに上げたり、SNS全般をプリクラ感覚で使っていました。

 

──じゃあ、こんなふうに公にするつもりはなかったんですか?

 

Mumei 最初はなかったです。時間が経つにつれて、「TikTok、楽しいやん!」となり、投稿頻度が高くなり続けていたら、フォロワーさんにとってうれしいことをやると応援してくれるようになったので「これ、ちょっと頑張ろうかな」という気持ちになったんです。

 

勉強を忘れて没頭し「この道に進む!」

──当初はどんな動画を上げて、友達と対決していたんですか?

 

Mumei 自分が踊りたい音源で踊って、上げているだけでした。フォロワーさんが何を楽しみにしているかとか考えずに、自分がしたいことをただずっとやっていただけでした。

 

──ちなみに、対決の結果はいかがでしたか?

 

Mumei 最初は同じくらいで、動画を上げれば上げるほどフォロワーさんが増えていっていましたが、勉強もしなきゃいけなくて。テスト勉強期間に入って、対決からフェードアウトしていきましたね。

 

──勉強がおろそかになるくらい、TikTokにのめり込んでしまったんですね。

 

Mumei そうなんです。悪い意味で集中して没頭してしまって。それで勉強しなさすぎて、TikTokと距離を置こうとしたんですが、距離を置くことができなくて。

 

──お母さまはなんと言っていましたか?

 

Mumei 最初の頃は、できるかぎり隠れて撮っていたんです。でも高校1年生のはじめ頃に結果的にバレてしまい、その頃には「このくらいフォロワーさんがいるし、この道に進みたい!」と話しました。

 

15秒の動画を撮るのに3時間

──高校1年の最初って、やり始めてすぐの頃じゃないですか?

 

Mumei 本当に最初の頃は全然だったんですが、1つの動画がバズっていっきにフォロワーさんが増えて。バズった気持ちがうれしくて、「次もバズらせたろう!」という感じでのめり込んでいったんです。

 

──1日にどれくらいやってしまうものなんですか?

 

Mumei 見るのだけだと半日くらいですかね。私は洋楽が好きで、洋楽の音源が流れてくると「これめっちゃ楽しい!」と延々とスクロールしていたらいつの間にか時間が経っている、という感じで。

 

──撮るときはどれくらい時間をかけますか?

 

Mumei 何時間撮っているかわからないですね……ちょっと没頭しすぎて……。いつの間にか2、3時間経っていることは普通にあります。たった15秒の動画で。

 

──たった15秒で!

 

Mumei ほんまにそう。夢中になって、時間の感覚、マジでわからないです。

 

──どんなところにこだわって、時間が経ってしまうんでしょうか。

 

Mumei 例えばメイク、絶対に失敗したらアカン部分を納得いくまでやり直したりとか。ちょっと映り方が悪いと、何回でも、何十回でも撮り直して、気づくと数時間経っているんです。

 

「髪の毛が理想的になびいてない! もう一回!」

──ちなみに最近何度も取り直した動画は?

 

Mumei 私が得意な変身系で、メガネをかけた三つ編みの冴えない女の子が、急に髪の毛サラサラな清楚系に変身するという動画です。変身するときの、髪の毛のなびかせ方がどうしても理想どおりにいかなくて。できる限りアニメに近い描写を再現したいんですが、現実ではなかなか難しいんですよね。

 

──動画を確認すると、確かにアニメーションっぽいなびかせ方ですね。

 

Mumei これができるまで何度も見返して「また全然なびいてないや……」で、撮り直し、みたいな。頭の中のイメージと一致させたいんですよね。

 

──メイクも同じように、アニメのようなイメージがあって、近づけるように?

 

Mumei そうですね。普段はアイライン細めに書いていますが、アニメって目がはっきりしているじゃないですか。だからアイラインを太めに描いたり。チークを濃くしてみたり。

 

──そういったこだわりは、「この道に進もう」と決意してから生まれたんでしょうか。

 

Mumei そうですね、それと同時に、フォロワーさんから自分でもわからへんところを見られることに気づいたんです。腕につけたままの髪の毛のゴムを見られて指摘されたりして、細かい所まで見てくれているんだなぁと驚きました。

 

母にお願いして実家の壁を白に

Mumei あと、最初は意識していなかったのが、部屋の色です。

 

──確かに当初は、実家感がありますよね。

 

Mumei カーテンが青で壁がマーブルっぽい感じで、映えなくて。お母さんにめちゃめちゃお願いして、カーテンを白にして、壁を白く塗り直しました。自分がしたいことがわかるように、はっきり映るような背景にしました。

 

──お母さま……ありがたいですね……!

 

Mumei お願い、めっちゃ聞いてくれています(笑)。

 

──鼻を整形していることを公表していますが、それもお母さまの協力があったのかと思います。

 

Mumei そうですね。事前に成功例や失敗例を一緒に調べました。カウンセリングにもいっぱい行って、信用できる先生にお願いして。

 

──とてもしっかり準備されてたんですね。

 

Mumei 自分ひとりでは行動できないので、周りの人に協力してもらいながら、そのためにはしっかりとした事前準備が必要なんですよね。周りの人に恵まれていると思います。

 

自撮りもイヤになるほどのコンプレックス

──整形した時期はいつ頃ですか?

 

Mumei 高校1年生の終わり頃です。整形したいと思ったのは、YouTubeを始めたいなと思ったからなんです。TikTokは加工ができるからいいんですが、YouTubeは無加工の、ありのままの自分が映るじゃないですか。それで、YouTubeの画面に映ったときの自分、「鼻、デカ!」みたいな。気になったら止まらなくなって、お母さんにお願いして整形をしたんですが、「整形した事実をみんなに話さない」という選択肢はありませんでした。

 

──もともと写真を撮ったり鏡を見るときなど、コンプレックスに感じていたんですか?

 

Mumei コンプレックス、ありました。昔はTikTokもほかの加工アプリも知らなかったから、自撮りすらイヤだったんです。でもTikTokに出会って、きれいな人がたくさんいて、「私の顔に合う、理想の鼻はこれだ」という形にも気づくことができました。

 

──それで理想の鼻を手に入れてたんですね。

 

Mumei はい! とはいえ、今もずっと一生懸命研究しています。自分に合うメイクや髪型を。どうやったらビジュアルの良い自分を保つことができるのか……もうずーーっと探しています。

 

<後編に続く>
TikTokクリエイター Mumeiさんインタビュー後編! ボーイッシュ野球少女が、黒髪清楚なヒロインに「変わったやん!って言われたい」

 

mumeiさん 公式TikTok @mumeixxx

 

撮影/佐賀章広 取材・文/有山千春 構成/BuzzTok NEWS Buzz Tok NEWS公式HP https://buzz-tok.com/

 

月島琉衣&黒川想矢、今泉力哉監督の現場で成長を実感「毎日が本当に学びでした」『からかい上手の高木さん』インタビュー

4月2日(火)スタートの『からかい上手の高木さん』(TBS系 毎週火曜 午後11時56分~深夜0時26分/一部地域を除く)でW主演を務める月島琉衣さん、黒川想矢さんにインタビュー。オーディションに受かった時の心境や、全編にわたり香川県小豆島で行われた撮影の裏話などを聞きました。

『からかい上手の高木さん』左から)黒川想矢、月島琉衣

 

本作は、月刊漫画雑誌「ゲッサン」(小学館)で連載された山本崇一朗による同名ラブコメ漫画を実写ドラマ化。とある島の中学校、隣同士に座る「からかい上手の高木さん」と「からかわれっぱなしの西片」、そんな2人の日常のやりとりを描く青春ラブコメディ。

 

西片をいつもからかって楽しんでいる高木さん役を月島さん、高木さんにいつもからかわれてしまう西片を黒川さんと10代のフレッシュなキャストが演じる。監督は恋愛映画の名手として映画ファンから絶大な支持を集める今泉力哉さんが務める。

 

◆オーディションで本作への出演が決まったということですが、受かった時の心境を教えてください。

月島:オーディションが3回あったのですが、特に最終オーディションではエチュードやゲームをしたのが楽しかったです。ただ、その場には女の子も男の子もすごい方たちが来ていたので、その中で選ばれたと聞いた時はすごくうれしかったですし、主演ドラマということが初めての経験でもあったので、台本も早めに覚えたりとか、今後の活動や将来のための第1歩にも大きくつながるなと思って、とにかく頑張ろうと思いました。

 

黒川:僕もオーディションが3回あって、1回目はたくさんの人がいる中、渡された台本から西片がどういう子なのか分からなかったので、「これはダメかも…」と思っていたのですが、2次の時に女の子が6人と僕1人だけだったんです。「これはまさか!」と思っていたら、3次では男の子3人と女の子3人でのオーディションだったので、受かった時はうれしかったです。

 

◆オーディション中の心境や、役を勝ち取るために意識していたことを教えてください。

月島:原作を読んで高木さんの声のトーンやちょっと大人っぽい表情といった特徴を学びながら、頂いた台本でせりふの練習をしていました。相手がいる想定で練習することは難しかったですが、高木さんのせりふだけでもすごく楽しい内容で、練習も楽しくできました。

 

黒川:オーディション中にコミュニケーションを取るために、いろんなゲームをしました。1から6までカードが用意されていて、1は一番弱く「好きです」、6は思いを強めて「好きです!」と番号を伏せて言って、その番号を当てるというゲームだったのですが、ゲームをしていくうちにだんだん緊張がほぐれて楽しくなって、演技中も楽しく会話をすることができました。

 

◆お2人が初めて会話したのはどの段階ですか?

月島:本読みでした。そこからリハーサルして撮影だったのですが、最初はお互い緊張していたので、ひと言も話せなかったりもしましたが、撮影を重ねていくうちに、最後は仲良くなれました。

 

◆撮影までに何か準備されたことはありますか?

黒川:今泉監督からのリクエストで、「ゆっくりなテンポで、リアクションを大きく演じてみよう」と言われました。今まで演じたことがなくて、むしろ反対の演技を同時にやらなければいけない気がして難しいなと。なので、「うわぁ!」など叫ぶ練習をたくさんしました。

 

◆月島さんはいかがですか?

月島:高木さんは、凛としていて、大人っぽい感じの子。でも、私は普段はすごくおしゃべりだし、元気なので真反対なのかなと。ただ高木さんは笑顔がすてきなので、そこは普段の私も生かせたらいいなと思いました。あと高木さんはゆっくりしゃべるのでリズム感も意識して練習しました。

 

◆全編、小豆島での撮影ということでしたが、いかがでしたか?

月島:主に中学校で撮影することが多かったのですが、そこから外を見るとすぐに海が広がっていて。海や空などの景色を見ることがすごく好きなので、その景色を見て、心が浄化されるといいますか、すごく明るい気持ちになれましたし、朝が早い撮影の時など小豆島の空気が気持ちよくて、朝日もきれいですてきな島でした。

 

黒川:僕は海なし県出身なので、海と触れ合うことは1年に1回ぐらいしかないんです。そんな中で、今回撮影が1か月間あったのですが、毎日朝起きてカーテンを開けると海が目の前に広がっていて感動がすごかったです。

 

◆グルメなども楽しみましたか?

黒川:一番好きだったのはジェラート。そのジェラートが本物のフルーツをそのまんま食べているみたいな感じで。

 

月島:いろんなフレーバーがあって、その色もそれぞれ違うんですよ。組み合わせも変えられたので、撮影終わりやお休みの日に行ったりしました。

 

◆そのほかに現場ではやっていたことはありましたか?

月島:クランクアップ前ぐらいに、オリーブ公園へ行きました。そこで、ちょうど桜が咲いている頃だったので、レジャーシートを敷いて、みんなでお花見したり。ハートのオリーブがあったので、そのハートのオリーブをみんなで探したりしました。最後に共演したみんなと外出ができて、すごく楽しかったです。

 

黒川:僕もそれが思い出に残っています。学校での撮影が多かったので、みんなで給食みたいに自分たちの席でケータリングを食べたのも楽しかったです。

 

◆お気に入りのシーンはありますか?

月島:西片が歩いているところに、高木さんが自転車で合流して、「西片、おはよう」という、日常のかけがえのないやりとりのところ。その最初のシーンがクランクインの日だったので、思い出に残っているし、天気も良くて良かったです。

 

◆クランクインのシーンが最初のシーンというのは、入りやすかったですか?

月島:いろいろと調整してくださったと思うんですけど、最初のシーンがクランクインというのは気持ち的にもやりやすかったですし、高木さんが始まるなという感じがしました。あと、原作でも有名な消しゴムのシーンを一緒にできたというのも思い出深くて。長いシーンでカット数は多かったですが、つなげて撮ってくださったので、やりやすかったし、思い出に残っています。

 

◆実際、その消しゴムの反対側を渡してしまったとかありましたか?

黒川:ありました。「本番!」で、あ、逆だったって(笑)。僕はお気に入りのシーンというか、先に完成した映像を見させてもらった時に、缶を開けたように、撮影をした小豆島の景色や、風や波の音など小豆島のすてきな雰囲気がドラマの中に詰まっていて、感動して初めて泣いてしまいました。

 

◆撮影の合間は、お二人はどんな感じだったのでしょうか?

月島:撮影の合間は、私が黒川君をからかうというか、ちょっといたずらして。

 

黒川:消しゴムを隠されたり。

 

月島:後ろからわー!とやったりしました(笑)。あと、黒川君から俳優としての活動経験も聞かせてもらって、私にとってとても深い話だったので、すごく良かったです。そういう役のことに対してとか深いお話から、笑えるたわいもない話もしました。

 

黒川:ホテルにある銅像に“ヘレンさん”という名前をつけたり、学校にあったガイコツに“キューカンバーくん”と名前をつけていましたよね。

 

月島:そうでした。不思議な銅像だったので、思い出として名前をつけました(笑)。ガイコツはドラマにも映っていると思います。

 

◆お互いの印象を教えてください。

月島:お芝居の経験が少ない中で、黒川君と出会って、高木さんと西片として演じている間のテンポ感がやりやすくて、すごく支えてもらったなと感じます。休憩時間や合間、本読みの練習も1シーン1シーンを大切にお互いやってきたので、それも黒川君含めて、関わってくれた皆さんと一緒に『からかい上手の高木さん』を作り上げられた気がします。

 

黒川:月島さんは、すごく明るくていろんな人と話していて、現場を明るくしてくれる人。すごく真面目で、役に対して、考えているんだなと思いました。

 

◆今泉監督からアドバイスを受けたことや、監督と一緒に仕事してみての感想を教えてください。

月島:監督はとにかく優しくて、穏やかな方。一つ一つ丁寧に細かく教えてくださるので、すごく分かりやすかったです。「暗いシーンでも中学生らしい明るさ、楽しさというのは常に保ってほしい」と言われていたので、そこは話し合って、常に意識できるように頑張りました。あとは私の演技を大切にしてくれたので、1シーン1シーンの感情を大切にできましたし、つながりも自然にできた気がして、撮影が終わるたびに、「今日もよくできた」「満足できた」という気持ちで終わることができました。クランクアップまで楽しかったですし、一緒にいい作品を作れてよかったです。

 

黒川:監督は本当に優しくて、すごく話しかけやすい方。ドラマだけどものすごくゆっくり撮影をしてくれて、僕らと向き合ってくださって。大好きな監督です。

 

◆本作を経験して、成長したなと思うところはどこでしょうか?

月島:毎日が本当に学びでした。撮影の雰囲気だったり、前のシーンとのつながりの大切さなどを学べたことで、自分にできることはやってみようという思考に変わりましたし、この作品を通して大きく成長できたなと思います。

 

黒川:今泉組のみんなで、家族みたいに、同じ場所に向かって、高木さんと西片の関係性を丁寧に作っていたので、すごく楽しかったです。毎回演技が変わるといけないから、なるべく同じ演技ができるようにということを言ってもらえて、すごく学びになりました。

 

月島:私はこんなに長いせりふをもらったことも初めてだったので、最初は覚え方も分からなかったのですが、早めに覚えてみたことで、意外とスムーズにできた気がしたので、これからも出来ることは続けていきたいです。

 

◆黒川さんは演技の引き出しが増えたなという感覚はありましたか?

黒川:今回ラブコメディなのですが、今までやってきた演技と違って、演じる役によっていろいろな日常のテンポがあって楽しいなって感じました。もっとコメディをやりたいなと思いました。

 

◆今後挑戦したい役はありますか?

黒川:僕はヤンキー役をやってみたいです。ギラギラのネックレスとかして、けんかシーンもやってみたいです。これまで剣を振り回す役はやったことがありますが、拳を使う感じのものはないので。

 

月島:秘密を隠していそうなミステリアスな役や、私も体を動かすことが大好きなので、アクション系もやってみたいです。

 

◆この物語が中学生のお話ということで、月島さんはどんな中学時代を過ごされていましたか?

月島:特に中学3年生の時の文化祭や体育祭などの行事が思い出に残っていて。最高学年だから、1、2年生を引っ張っていく立場として、体育祭ではみんなに声がけしたりとか、練習のスケジュールを組んだりするポジションを任せてもらえて、放課後の学校に残ったりしながら、行事に参加できたのがすごく楽しかったです。

 

黒川:4月から中学3年生になるので、楽しみになりました。撮影中も月島さんから「中学3年生だけは違う」とずっと言われていたので(笑)。

 

月島: 3年生は1、2年と違ってクラスみんなで団結して、楽しく最後まで終われた気がしているので楽しんでほしいです。

 

◆黒川さんは実際に中学生ですが、学校生活はどのように過ごされていますか?

黒川:仲良い友達と絵を描いたり、理科室に行って、メダカの世話をするのが楽しいです。

 

◆4月から新年度を迎えるということで、仕事とプライベートのそれぞれの目標を教えてください。

月島:まだまだいろんなことに挑戦したいですし、もっとたくさんの作品や人と出合って、いろんなことを学んで頑張っていきたいです。学校は高校2年生になるという立場なので、変わらずお友達と仲良くして楽しみたいです。

 

黒川:これまでは学生役が多かったので、ちょっと不思議な宇宙人役とかやってみたいです。プライベートでは、最近カメラで写真を撮るのがすごく楽しいので、いろんな景色などを撮りつつ、来年は受験なので、勉強も頑張りたいです。宇宙が好きなので、そういうことも学べたらいいなと思っています。

 

◆小豆島にもカメラは持っていきましたか?

黒川:はい。自分が生きている中で出会ったことのない景色がいろいろ見えて、すごく幸せでしたし、月島さんも撮らせてもらいました。

 

月島:いっぱい撮ってもらいました。景色の写真ももらったのですが、色も好きで気に入っています。

 

◆最後にメッセージをお願いします

月島:小豆島のきれいな自然と一緒に自由な演技ができましたし、小豆島のいろんなところに行っているので、景色も楽しんで見ていただけたら。中学生のそのかわいらしい日常の感じもすてきになっていると思います。

 

黒川:2人の掛け合いも見てほしいんですが、小豆島の雰囲気も見てくれたらすごくうれしいです。

 

月島:電話のシーンもあるのですが、そこが台本で11ページぐらいあって。お互いノーカットでつなげて撮ってくださったので、すごく感情も保ちやすかったですし、私にとっても大きな経験のひとつだったので、そこもぜひ見てほしいです。

 

PROFILE

月島琉衣

●つきしま・るい…2008年3月1日生まれ。神奈川県出身。AB型。

 

黒川想矢

●くろかわ・そうや…2009年12月5日生まれ。埼玉県出身。

 

番組情報

ドラマストリーム『からかい上手の高木さん』

TBS系

2024年4月2日(火)地上波放送スタート

毎週火曜 午後11時56分~深夜0時26分(※放送日によって放送時間が異なります)

地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて無料1週間見逃し配信

先行配信:4月2日(火)の地上波放送開始に先行して「Netflix」にて3月26日(火)から毎週火曜配信

 

製作著作:TBS

制作協力:ファインエンターテイメント

原作:山本崇一朗「からかい上手の高木さん」(小学館「ゲッサン少年サンデーコミックス」刊)

脚本:金沢知樹、萩森淳、今泉力哉

主題歌:「遥か」Aimer(SACRA MUSIC/Sony Music Labels Inc.)

プロデューサー:大澤祐樹、森川真行(ファインエンターテイメント)

監督:今泉力哉

 

●hair&make/沼田真実(月島)、岩渕賀世(黒川) styling/船橋翔大(月島)、岩田友裕(黒川) 衣装協力/カーディガン33,000円(DRESS HIPPY/New name! TOKYO 03-6447-2199)シャツ18,700円(EGO TRIPPING/GARROT 03-4361-8562)(黒川)

 

©山本崇一朗/小学館 ©TBS

斎藤工×北山流川D×上出遼平が語る『こどもディレクター』の可能性と意義「見せたくないものにカメラを向けることで次の一歩がある」

『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』(日本テレビ系28局+TOS・UMK 30局ネット 毎週水曜 午後11時59分~深夜0時29分)が4月3日(水)にスタート。レギュラー出演する斎藤工さんと番組演出の北山流川さん、監修の上出遼平さんに、初回収録を終えての感想や全国放送されるに当たっての気持ちなどを聞きました。

『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』斎藤工©中京テレビ

 

この番組は「あなたにカメラを渡すので、家族を取材してきてもらえませんか?」と、両親にずっと聞けなかったこと、伝えたいこと、謝りたいこと、ウチの家族だけの文化など家族への「タブー」や「疑問」を当事者自らがディレクターとなり取材し、解決するドキュメントバラエティ。

 

◆全国ネットでのレギュラー番組になりました。初回収録を終えて、あらためて感想を教えてください。

斎藤:スペシャルのときのある種の気楽さというものから、深度に変わりました。だからこそ、何かのきっかけを生み出せる可能性があるのかもしれないと、この放送を見て気づいてくださる方がもしかしたら前回以上にいるんじゃないかなと思います。きっと一歩目のハードルとしては軽くはないですが、だからこそ今かもしれないと思ってくれる方にもしかしたら届くんじゃないかなと。すごくこの番組の積み上げてきたものと可能性をより感じました。

 

◆毎週放送されることによって、この番組と出合う方が増えてくると思いますが、その辺りはいかがですか?

斎藤:前回や前々回のスペシャルのときにも思っていたのですが、僕がスタジオでできることは限られているし、ただ座って何か思いを寄り添わせることしかできない。本当に見守ることしかできないですけれども、上出さんと流川さんが作ってくださったこの装置的なものは、後世に残すべきだなと思っていて。このポジションが僕でなくても、むしろここに見守る人がいなくても成立するような番組になっていったらいいなとすごく強く思いました。

 

◆では、北山さんと上出さん、あらためて番組がレギュラーになった感想と、この番組における斎藤さんについて教えてください。

北山:まずはレギュラーになってとてもうれしいです。特番も含めて、これまですごく勇気を持って、家族にカメラを向けてくださったこどもディレクターの皆様の映像があったからこそ、レギュラーでやらせてもらうことができたので、あらためて本当にありがとうございますと感謝を伝えたいです。斎藤さんがおっしゃっていましたけど、何かのきっかけになるような番組になったらいいなと思っていて、見終わった後に見てくださった方それぞれの大切な人を想える番組にしていきたいです。僕自身、最初の特番でこどもディレクターをしたのですが、オンエアを家で見たときに斎藤さんとゲストのYOUさんがすごく温かい言葉をかけてくださっていたり、VTRを見ているときの表情とかで、見守ってくださっているという安心感がものすごくあったんです。それは僕の映像だけでなく2人がいらっしゃったから、その安心感というか、必ず応援してくれている方がそばにいるというのが、自分としても大きかったので、こどもディレクターの皆さんにとってもすごく心強い存在だと思っています。斎藤さんこれからもよろしくお願いします。

 

上出:もともと流川君とVTRを作っていく中で、一番気をつけようと言っているのは、出てくれた人たちのこと。特に、放送後にどういう結果になるのかということに常に注意をしようとずっと言い続けています。もちろんレギュラー化して全国放送になればなるほど、たくさんの人に関わってもらえますし、もっと強いインパクトを与えることになるので、そういう意味ではすごく緊張感があります。うれしいですが、継続の中で麻痺することもあり得るし、ないがしろになってしまう可能性もあると思うのですが、その中で僕の役割として、とにかく責任を持ってチェック機関として、「これは危ないんじゃないか」と。カメラを受け取った人にとって大きなきっかけになる分、プライバシーの問題も含めてリスクが高いので、注意をしていこうと思っています。斎藤さんがいてくれることにして関しては、この番組の一つの特異性として、我々はもちろんディレクターだし、カメラを渡された人もその瞬間からディレクターで。それでいて斎藤さんは監督なので、これだけディレクターだらけの映像ってないと思うので、相当変で面白いと思うんです。俺たちもスタジオの斎藤さんの反応を見て結構「あ!」と思うときがあるので。そして、お茶の間でのシーンで常にテレビがついていることのリアリティとか、今までのテレビだったら「これどうする?」みたいな、聞きづらいよねと言われていたことが、新しい目線を持って肯定されていくので、僕らもスリリングな体験として経験できています。きっと映像をやりたい人の教科書的なことにもなっているのではないでしょうか。そこもすごく面白いところなので、斎藤さんにはこれからもいていただきたいなと思っています。

 

◆この番組はナレーションがないことが特徴的だと思います。その中で、VTRを見守る斎藤さんやゲストの方の言葉が大切になってくると思うのですが、自然と言葉は出てきますか?

斎藤:僕が過剰に合いの手というか、ガヤ的なことを入れすぎず、何かしながら見ているという状態だとしても、見てくれている視聴者の方たちのノイズにならないことが優先だなと思っています。ナレーションがない代わりに、もちろん編集もそうですが、仕上げの部分をプロフェッショナルな方たちが仕上げているというところにまた特性があるのかなと思うので、テロップで誰がしゃべっているかということを伝えたいだけではなくて、なぜその文字を強調し、その言葉に意味があるのか、受け取った流川さんたちが大事にそれを仕上げているんだなと思っているので、基本的には僕らがスタジオで味付けを加えすぎないことの方が大事だなと。バラエティの収録としては逆説的な方法が成り立つというか、それしか成り立たないような番組だなと思っています。

 

◆皆さん、深いお話をされているなという印象があるのですが、出演する家族の分だけトークは尽きないでしょうか?

斎藤:VTRの尺と番組の尺がほぼ一致しているので、オープニングとエンディングはほぼ使われないだろうという気軽さはあります(笑)。ただ、僕1人じゃなくて、ありがたいことにゲストの方がいてくださるので、ご自身もこどもディレクターであるというその意見をお伺いするだけでも、それは視聴者の方とのコミュニケーションにもなるのかなと思っています。既に僕から出てくるものはもう枯渇しているので、ゲストの方を頼っていきたいなと。普段、別の現場でお会いしても、このスタジオ内だからこそシンプルすぎて聞けない質問をできるというのがこの番組の特性で。VTR明けはみんなサウナの後みたいな、自分と向き合っている時間なんです。VTRを見ている時間というのは、鏡を見ている感じがあるので、それをゲストの方と共有することが、視聴者の方とつながる何かになると信じています。

 

◆本編のVTRが深い分、こどもディレクターがちょっとした疑問をぶつける一問一答のVTRが最後に流れてほっこりしたのですが、斎藤さんはいかがでしたか?

斎藤:確かに番組のタイトルを聞いて多くの人がイメージする答え合わせ的なものが一問一答のところに出てくるなと思いました。でも本編を見た後なので、子供に取材されているお父さんやお母さんも「この人もこどもディレクターなんだよな」という少し分厚い目線で不思議と見ている感じはあります。このコーナーはとってもいいですよね。

 

北山:自分ごとで見ていただいた後に、たくさんの子供たちを見ることで、また目線が1回戻れるというか、楽になれるということで、余韻みたいなものを大事にしたいなと思って入れています。引き続き、いろんなこどもディレクターと番組ディレクターの皆さんが出会ってきてくれると思うので、それを大切にしたいです。

 

斎藤:それで言うと、続編も可能性としてはあるのかなと。スペシャルでもその後がありましたけど、そういう展開もこのレギュラーになったことで、さらにこどもディレクターの特性が生かせるんじゃないかなと思っているので、楽しみにしていただきたいです。

 

◆初見の方にこういうところを楽しんでほしいなど、ありましたら教えてください。

斎藤:連続ドラマとかだと、1話を見ていないと2話以降の理解が、そこから入りづらいみたいなことがあると思いますが、この番組は誰しもが人生の途中で、その前に起きたこと、この後起こるであろうことの部分的抜粋ドラマという感じがします。もちろん毎週楽しみに受け止めてほしいのですが、偶発的に出合ってもそれはそれでふさわしい番組でもあるなと同時に思っています。それは、1から登場人物を理解して立て続けに見ていくというよりは、誰しもが人生の途中で途中の人と会うから、自分の前とこれからにつながってしまうという不思議な感覚になるんじゃないかなと。どのタイミングからか分からないですが、人ごとが我がごとになってくるんです。そこの隙間のようなところに、ありそうでなかったこの番組が入ってくれるんじゃないかなと。ながら見でもいいですし、本当に何か感じるものがなかったら、僕は変えるということが起こっても仕方ないと思うんですけど、でもちょっと類を見ない味わいなので、ナタデココを初めて食べたときみたいな、「1回見てみて」と声を大にして言いたいです。

 

◆先ほどサウナに入ったように余韻を感じる番組とおっしゃっていましたが、コンスタントにこの番組の収録に触れるとなると定期的に心のサウナになるのかなと思うのですが。

斎藤:おっしゃる通りです。切迫すると自分の半径だけでしか何か動いてないような気がして、それと同時に情報が多すぎて、キャパオーバーしてしまうような、自分の時間がその二極化してしまっているとここ数年ものすごく実感しています。ですが、その人様の当たり前に動いている時間というものに触れることで、色づく何かを僕自身もらっている気がして、とても強くこの番組にそれを感じました。他人と接続できることがSNSによって簡易的にはなっていると思うのですが、この番組では普段最も見せない、見せたくないようなものにカメラを向けることで次の一歩があるというような大きなメッセージを僕自身毎回感じながら、収録に臨めるなと。こういう番組だからこそ、なおのこと襟を正して向き合えたらなと思っています。でも、上出さんや流川さんのあふれる才能にたまにおぼれそうになりますけど、奥に感じるんです。たぶんどんなディレクターも、自撮りのものでも、どこかプロデュースじゃないですけど、それを一緒にクリエイトする人、仲間がいると思うのですが、上出さん、流川さんのチームが、この『こどもディレクター』を全力でサポートをしていて、それで守るべきものを守りながら一緒に作品を作っているという。このチームと多くの方が必然的にこれから触れ合っていく姿を目撃できるというのは、すごくぜいたくだなと思っています。

 

PROFILE

斎藤工

●さいとう・たくみ…1981年8月22日生まれ。東京都出身。A型。

 

番組情報

水曜プラチナイト『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』

日本テレビ系/TOS・UMK

2024年4月3日(水)スタート

毎週水曜 午後11時59分~深夜0時29分

 

出演者:斎藤工

 

HP:https://www.ctv.co.jp/kodomod/

 

©中京テレビ

キタニタツヤが新パーソナリティ就任!「くだらない自分をアピールするという意味では『オールナイトニッポン』はうってつけの場」

ミュージシャン・キタニタツヤが『オールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送/0時~)の月曜パーソナリティに抜擢された。これまでキタニは2度にわたって『オールナイトニッポン0(ZERO)』の特番を担当。X(旧Twitter)のトレンド1位になるなど、大きな反響を呼ぶこととなった。2024年度ラインナップ発表記者会見の直前に本人をキャッチし、番組に懸ける意気込みを聞いた。

 

●きたに・たつや…1996年2月、東京都生まれ。14年頃からネット上に楽曲を公開し始め、ボカロP“こんにちは谷田さん”として活動をスタート。17年より高い楽曲センスが買われ、作家として楽曲提供をしながらソロ活動も行う。シンガーソングライター以外にも、サポートベースや楽曲提供など、ジャンルを越境した活動を行う。23年にはTVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』(MBS/TBS系)のOPテーマとして起用された楽曲『青のすみか』が大ヒット。『NHK紅白歌合戦』(NHK)の出場を果たす。XInstagram

 

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遠慮のない感じを出せたらいいなとは考えていまして

──これまでキタニさんは『オールナイトニッポン0(ZERO)』に2回登場しています。その際はリスナーからの激しいツッコミと、それに対して半ばムキになって応じるキタニさんの攻防が印象的だったのですが。

 

キタニ あれって激しかったですかね? 自分では深夜ラジオっぽい感じが出ていいかなと思っていました。たしかに好き嫌いが別れる内容だったかもしれないけど、そういうほうが面白いと思うんですよね。

 

──リスナーとの距離が非常に近い印象があったんですよ。みんなのアニキとして慕われている感じがして。

 

キタニ それは素直にうれしいですね。聴いている人が「こいつ、イジりやすいな」と感じたってことでしょうから。そもそも僕はネット育ちの人間。ネットって相手の顔が見えないものだから、みんな好き勝手に言い合っているじゃないですか。ラジオでも、その遠慮のない感じを出せたらいいなとは考えていまして。

 

──そこは大きなポイントになると思います。キタニさんはこれまで配信でもファンと交流してきました。配信やライブでファンとコミュニケーションを取るのと、ラジオのリスナーと言葉の応酬を重ねるのは勝手が違うのでは?

 

キタニ 全然違いますよね、ラジオは。何が違うかというと、ラジオだと僕が圧倒的にかっこつけていない。ステージで音楽をやるときは当日に向けてリハを重ねているし、アーティストである以上はかっこつけなくちゃいけない最低限のラインもあるわけですよ。だけど、ラジオでは本当にいつものまんま。もはや何も考えていないくらいで。

 

 

ライブとは違う方向にかっこつけているのかもしれない

──より素の自分が出ている?

 

キタニ う~ん、ただ厳密に言うと100%素の自分とも違うと思うんですよね。番組だと「なにか面白いことを言え」という無言のプレッシャーを、僕が自分で勝手に感じているだけなのかもしれませんが(苦笑)。そういう意味で言うと、ライブとは違う方向にかっこつけているのかもしれない。ちょっと見栄を張って、普段以上に面白い男になろうとしているというか。明らかに張り切っちゃっていますから。

 

──シンガーソングライターって繊細で内省的なイメージが一般的にはあると思うんですよ。ラジオでのキタニさんは躊躇なく下ネタも話しますし、わりと毒舌気味ですよね。そこでパブリックイメージが崩れる恐れはないですか?

 

キタニ あまりないですね。ファンになる手前の人が「こんな感じの人だったんだ……」と失望するケースはあるかもだけど、そこはあまり気にしてもしょうがないというか。人間、いろんな面を持っていたほうが面白いし、お得じゃないですか。そういう意識のほうが強いです。

 

──逆にキタニさんの音楽性を全く知らない層も「トークが面白いな」というところで興味を持ち、ライブに足を運んでくれることもある?

 

キタニ そうそう。幻滅されるよりも、そうしたプラス面のほうが全然大きいです。人って1つの側面だけで構成されているわけじゃないですからね。生活の中で悲しい気分になるときもあれば、怒っているときだってあるわけで。僕はそうしたいろんな感情を曲の中で表現していますけど、とにかく「この人はこういうキャラクターなんだ」って決めつけないほうがハッピーだと思いますよ。

 

 

有楽町の近くに来るだけでも緊張する

──『オールナイトニッポン』でのキタニさんは、ご自身の中の面白いチャンネルを集中的に出しているといったところでしょうか。

 

キタニ この番組、面白くない人はすぐ外されると認識していたものですから。「面白い俺であらねばならない」という一種の強迫観念ですよ(笑)。本番が始まる前は「嫌だよ~。俺、しゃべりたくないよ」ってずっと考えているんです。マジで動悸が止まらなくなりますから。

 

──過去2回の放送では、アドレナリンやドーパミンがダダ漏れしている雰囲気が伝わってきました。やはりニッポン放送のスタジオには魔物が棲んでいるのでしょうか?

 

キタニ それは確実にありますね。収録現場だと、ブースの向こう側にいるスタッフ全員が「なにか面白いことを言ってくれるんだろうな」って目で僕のことを見ているわけですよ。彼らとしてはそんな意識もないのかもだけど、僕の目にはそうとしか映らない(笑)。その目線が怖いんですよ。一刻も早くニッポン放送の建物から飛び出したくなる。有楽町の近くに来るだけでも緊張するほどなので。

 

──尋常じゃないプレッシャーを感じるものなんですね。となると、今後は毎週そのプレッシャーと戦うことになるわけですか。

 

キタニ いや、もう本当に……。ちょっと真剣に考えないとマズいですよね。毎週毎週、僕の身体が瘦せ細っていくかもしれない。毎回、死力を尽くしていたら、当然、ネタ切れだって起こすでしょうし。だからそこはペース配分を考えて、持続可能な番組作りを志します。

 

──比べられるものではないかもですが、ライブ1本を終えるのと、どちらが疲弊するものなんですか?

 

キタニ うわぁ、それは難しい質問だなぁ。でも慣れていないぶん、やっぱりラジオのほうがキツいかもしれない。精神的な負荷が異常にかかるんですよ。MPが擦り減っていく感覚。それに肉体面だって厳しいものがあります。毎回、酸欠気味になりますし。

 

──そこまで(笑)。

 

キタニ だってオンエアが始まって10分くらい経つと、口の周りが自然にしびれてくるんです。人間1人が簡単に壊れる……そういう非常に危険な場所ですよ、『オールナイトニッポン』のスタジオは。

 

──以前からキタニさんのファンだった人にとっても、ラジオを通じて知らなかった一面を知ることができるはずです。

 

キタニ そういった声は、めちゃくちゃ多いですね。そもそも僕、いい人だと思われたくないんですよ。うっかりいい人だと思われたら、私生活が生きづらくて仕方ないですから。正直、そんなの損しかないんですよ。ところがですね、忙しさにかまけて生配信とかファンクラブ日記とかをサボっていると、いい人扱いされてしまう。

 

親しみを感じてくれたら、それだけで十分

──キタニさんは東大卒の紅白出場アーティストなので、なおさらその傾向は強いでしょうね。

 

キタニ 本当に油断も隙もないですよ。放っておくと、いい人イメージが勝手に先行しちゃうので。だから自分としては意図して積極的に下品な部分を出していくしかない。じゃないとバランスが取れないんですよ。くだらない自分をアピールするという意味では、『オールナイトニッポン』はうってつけの場。思いっきり利用させてもらいます。

 

──『青のすみか』で大ブレイクしたとはいえ、まだキタニさんのことをよく知らない国民もいます。ファンでない人には、番組をどのように聴いてほしいですか?

 

キタニ なんだか知らないけど、月曜日の深夜0時になると、やたら声がデカい奴がくだらないことをしゃべっているな……それくらいの軽い感覚で聴いてもらえたらうれしいですね。ラジオって別のことをしながら、“ながら”で聴けるところが魅力だと思うんです。皆さんの生活の中で、空気のように僕の番組が流れていたら光栄かなと。「ラジオきっかけで僕の音楽も好きになってほしい」なんて欲張りなことを言う気はありません。親しみを感じてくれたら、それだけで十分ありがたいです。

 

──キタニさんのラジオは終始テンションが高すぎて、ながら作業には向いていない気もしますが(笑)。

 

キタニ そこは僕の課題になっているんですよ。ずっと慌てふためいた調子のままだと、聴いている方の生活に寄り添うような空気感にはならないので。自分にとって『オールナイトニッポン』は間違いなく鬼門ですけど、徐々にこなれていきたいですね。じゃないと、体力的にも絶対に持たないですし(笑)。

↑新パーソナリティを務める(左から)キタニタツヤ、日向坂46の松田好花、山田裕貴、ヤーレンズ

 

【information】

キタニタツヤのオールナイトニッポンX

初回放送4/1(月)24時〜

 

 

構成・撮影/丸山剛史 取材・文/小野田 衛

飯尾和樹、要潤、栗山千明、三宅弘城、山田真歩が『花咲舞が黙ってない』出演決定!ポスタービジュアルも解禁

今田美桜主演の土ドラ9『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系 4月13日(土)スタート 毎週土曜 午後9時)に、飯尾和樹(ずん)、要潤、栗山千明、三宅弘城、山田真歩の出演が決定。ポスタービジュアルも解禁された。

『花咲舞が黙ってない』左から)山田真歩、飯尾和樹、要潤、栗山千明、三宅弘城©日本テレビ

 

銀行を舞台に、不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント作品で、2014年、2015年、杏主演で放送して大ヒット。前回のドラマ放送後に出版された新作小説『花咲舞が黙ってない』(池井戸潤・著)を原作にした新たな物語を、主人公・花咲舞役に今田美桜、舞のバディ・相馬健役に山本耕史という新たなキャストで送る。

 

舞と相馬が所属する臨店班は、問題を抱えた支店に赴いて改善指導を行う部署だが、毎回この2人に仕事の依頼を持ってくるのが支店統括部次長の芝崎太一。前作では塚地武雅(ドランクドラゴン)が演じたこの役を、今作では飯尾和樹(ずん)が演じる。

 

飯尾は「環七で信号待ちをしている時に、マネージャーさんから今回のオファーがあったことを聞きました。ドラマ好きのマネージャーさんから作品の説明を受けまして、環七から目黒通りに左折する時には『もうやろう!』って決めていましたね。撮影が始まりましたけど、みんなでアイデア出し合って『いいね! こうしていこう!』って決めていくすごく明るい現場で。こんな家に生まれたかったなあ、なんて思いながらやっています」と、笑いを誘いつつ思いを語った。

 

新シリーズで舞と相馬の前に立ちはだかる壁となるのが、菊地凛子演じる昇仙峡玲子。経営企画部に所属し、銀行の利益のために不祥事を洗い出してつぶし、隠蔽する特命任務を行う役どころだ。

 

昇仙峡にその任務を与えるのが、要潤演じる経営企画部部長・紀本平八。40代にして執行役員、経営企画部長にまでのし上がった超エリートで、将来の頭取候補とも言われている「銀行の利益のためならどんな手段もいとわない」という信条を持つ男・紀本を演じる。

 

要は「とてもワクワクする台本で一気に読みました。(紀本は)暗い部屋でボソボソと指示を出しているような人で、決していい人ではない。かなり偉い立場なので、盛大に何かやらかして舞の強大な壁になるような、そんな存在になれれば。できれば最後は、思いっきり舞に叱られたいですね(笑)」と思いを語った。

 

また舞台となる支店が毎週変わるため、1話ごとに豪華ゲスト俳優が登場することも本作の見どころのひとつ。今作にも栗山千明、三宅弘城、山田真歩らの出演が既に決定している。

 

栗山が演じるのは、舞の支店勤務時代の元同僚・根津京香。支店長のイエスマンと言われ、後輩に厳しく、支店内の全女性行員から恐れられているが…という役どころ。

 

栗山は今回の出演に、「前のシリーズを楽しく拝見させていただいていたので、今回のオファーはうれしかったです。撮影が始まったばかりのはずなのに、もうずいぶん長く撮影しているかのような、和やかな空気の現場でした。皆さん息の合うお芝居をされていて、私もその中に飛び込んで楽しく演じさせていただきました」とコメント。

 

三宅は、ベテラン行員・畑仲康晴を演じる。身を粉にして銀行に尽くしてきたが、嫌われ役の検査部に異動するという役どころ。今回の配役に三宅は「理不尽なことや納得できないことが多い世の中ですが、このドラマを見ていただいて少しでも明日の活力にしていただければ幸いです。花咲舞さんの『黙りません!』はスカッとします!すてきなキャストの皆さまとそんな世界に参加することができて光栄です」とコメントした。

 

山田は、取引先の経理担当・大沢あゆみ役で出演する。支店勤務時代の舞とも面識があり、舞に窓口でよく愚痴をきいてもらっていた仲。山田は今回の出演に際し、「私が演じさせていただいた大沢あゆみさんは、言いたいことがあってものみ込んで、ずっとずっと黙っています。でも、花咲舞さんのように黙っていない人の存在に心を揺さぶられ、勇気をもらえるのでした。たくさんの『あゆみさん』のためにも、GO!花咲舞さん!応援しています」とコメント。

 

併せて、そんな豪華ゲストらも出演するPR動画が、日テレドラマ公式YouTubeチャンネルなどで公開。また、ポスタービジュアルも発表された。

 

名刺や入構証にスマホ、マイボトルなど、私物をかばんからまき散らしながら柵を飛び越える花咲舞の姿は、銀行内の悪事に正面からぶつかり、周囲をかき回しながらも突破していく…そんな舞の生きざまをそのまま現したかのような躍動感にあふれている。

 

4月放送スタートという時季、花咲舞という名前を踏まえ、さらに正義の象徴としての意味もある“桜吹雪”をイメージしたタイトルロゴにも注目だ。

 

番組情報

土ドラ9『花咲舞が黙ってない』

日本テレビ系

2024年4月13日(土)スタート

毎週土曜 午後9時放送

 

<配信>

放送後TVer、Huluで配信

 

<キャスト>

今田美桜、山本耕史、飯尾和樹(ずん)、要潤、菊地凛子、上川隆也 ほか

 

<スタッフ>

原作:池井戸潤『花咲舞が黙ってない』(中公文庫/講談社文庫)、『不祥事』(講談社文庫/実業之日本社文庫)

脚本:松田裕子、ひかわかよ

演出:南雲聖一

チーフプロデューサー:田中宏史

プロデューサー:小田玲奈、鈴木香織、能勢荘志

シリーズプロデューサー:加藤正俊

制作協力:AX-ON

製作著作:日本テレビ

 

第1話PR動画:https://youtu.be/GXsRxRdLQfk

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/hanasakimai2024/

公式X&Instagram&TikTok:@hanasakimai2024

 

©日本テレビ

アンミカがサシトーク中に突然クイズを出題 王林がまさかの大号泣、柴田英嗣は笑顔のプレッシャーに戦慄『アンミカのナンイカ?』

『アンミカのナンイカ?』(テレビ朝日系 ※一部地域を除く 午後11時15分~)が、3月29日(金)に放送される。

 

この番組は、ポジティブ女王としてバラエティに引っ張りだこのアンミカがMCを務め、ゲストと1対1でトーク&クイズを行う緊張感満載の新感覚クイズバラエティ。

 

仕事やプライベートにまつわるトークをしていると突如、アンミカがクイズを出題。全てはアンミカ次第のクイズに挑戦するゲストは王林と柴田英嗣(アンタッチャブル)。

 

王林と柴田は、アンミカからプレッシャーを掛けられながらも、商品をゲットするため、クイズと真剣に向き合い解答を導き出していく。そしてアンミカの軽快なトークにより王林と柴田の意外な一面も明らかに。

『アンミカのナンイカ?』左から)王林、アンミカ (c)テレビ朝日

 

1人目のゲストは王林。今も青森に住んで仕事の時には毎回上京しているという王林と青森トークとしていると、突然「弘前城とはどんなんやっけ?」とアンミカからクイズが飛び出す。王林は、「うわ…きた…!」ともらしながらも、「(写真を)アップしなくても分かっちゃうかもな」と自信満々な様子。年に何回も行き、至る季節の弘前城を見てきていると話すが、アンミカからの「この引きで分かりますか?」という何げない言葉で、自信満々だったはずの王林が考え込んでしまう。

また、クイズの合間には、アンミカが王林の恋愛について問うひと幕も。「結婚願望ってあんの?」と聞くアンミカに、王林は「あります!」と元気よく回答。続けて、王林は、さまざまな価値観を受け入れてくれるアンミカの前だからこそ、自身の結婚や恋愛に関する考えを話し出す。メディアで初めて話すという王林の結婚観とは。

 

クイズの後半では、これまで楽しそうにしていた王林が大号泣する事態に。「吉(幾三)さんごめんなさい」と同郷の吉幾三に謝罪しながら大粒の涙を流す王林。いつも明るい王林が大号泣した理由とは。

『アンミカのナンイカ?』左から)柴田英嗣、アンミカ (c)テレビ朝日

 

そして、2人目のゲストはアンタッチャブルの柴田英嗣。動物マニアとして知られており、動物への知識も豊富な柴田には、動物に関する問題「タヌキの中に混ざっているアライグマは?」が出題される。動物博士の柴田なら簡単に答えられるはずだが、アンミカからの笑顔のプレッシャーによって一瞬、不安そうな表情に。

 

動物にまつわる番組でもMCを担当しており、そのプライドにかけても間違えられない柴田が、持ちうる知識を総動員して出した答えは…。

 

トークの最後には、王林と柴田それぞれに、本人に関するランキングクイズが出題される。途中のクイズの正解数に応じてヒント数が変わるランキングクイズでは、正解すれば欲しい商品がゲットできるため2人とも真剣。王林と柴田は、アンミカから投げ掛けられる「ほんまにその答えでええんですか?」というフレーズや、間違えられないというプレッシャーに打ち勝ち、賞品を持ち帰ることができるのか。

 

番組情報

『アンミカのナンイカ?』
テレビ朝日系 ※一部地域を除く
2024年3月29日(金)午後11時15分~

(c)テレビ朝日

菅井友香が『なんでも鑑定団』新MCに!春のSPでは“偽物作り”にも初挑戦「家族で楽しく拝見していたので光栄」

4月2日(火)放送の『テレビ東京開局60周年特別企画 開運!なんでも鑑定団 祝!30周年春の3時間半スペシャル』(テレ東 午後6時25分~9時54分)にて、片渕茜アナウンサーの番組卒業発表&新MC・菅井友香のお披露目を。片渕アナ、菅井からコメントが到着した。

 

1994年4月19日に放送開始し、放送30周年の節目を迎えた『開運!なんでも鑑定団』。今回、約7年半にわたりアシスタントとして番組を盛り上げた片渕茜アナウンサーが番組を卒業し、番組を受け継ぐ新たなMCを初お披露目することに。

 

新MCとして今田耕司・福澤朗とタッグを組むのは、2022年に櫻坂46を卒業し、現在はさまざまな舞台やテレビドラマなどで活躍を続ける菅井友香。なお、片渕アナは4月16日(火)放送回が最後の出演、菅井は4月23日(火)放送回からの出演となる。

『テレビ東京開局60周年特別企画 開運!なんでも鑑定団 祝!30周年春の3時間半スペシャル』左から)菅井友香、片渕茜(テレビ東京アナウンサー) (c)テレビ東京

新人だった2016年10月4日の放送以来、約7年半にわたり番組を盛り上げてきた片渕アナ。今回のスペシャルで卒業を発表し心境を語ると、今田と福澤から温かい言葉が。一方、新MCの菅井は、依頼人がスタジオに持参したお宝を見て、鑑定結果の予想に挑戦。果たして菅井の目利き力はいかに。

 

今田VS片渕アナ因縁の目利き対決はついに最終決戦。鑑定団の司会となって13年、時にはお宝の真贋や鑑定額を言い当てるほどの審美眼を身に付けた今田だが、「目利き本物当てクイズ」では片渕アナが作った偽物にことごとくだまされ続けてきた。

 

今回の勝負では、今田が心から愛する「ガレの器」を用意。片渕アナが「卒業制作」として作り上げた贋作と、新MCの菅井が「鑑定団初仕事」として作り上げた贋作、3点の中から本物の「ガレ」を当てることに。

 

偽物作り初挑戦の菅井だが、本物のガレを目の前に「家で似たようなものは見ていたので頑張ってみたい」と語り、片渕アナを仰天させる。結果、2人の贋作は今田も絶句するほどの完成度に。果たして今田は本物を見抜くことができるのか。

『テレビ東京開局60周年特別企画 開運!なんでも鑑定団 祝!30周年春の3時間半スペシャル』(c)テレビ東京

 

さらに、30周年を記念し、今をときめく各界の若きカリスマたちがスタジオに大集結。特別企画「若きカリスマのお宝鑑定大会」と題して、持ち寄られた秘蔵のお宝を一挙鑑定する。

 

出演するのは、カリスマコスプレイヤー・えなこ、『THE W』準優勝のお笑いコンビ・エルフ、全世界で発行部数1000万部以上を誇る大ヒット漫画「BEASTARS」の作者・板垣巴留、アニメ『ウマ娘』にも出演する人気声優・前田佳織里など。あるカリスマが持ち込んだレジェンド漫画家の秘宝に、コメンテーターの原晋監督もびっくりする驚きの鑑定結果が飛び出す。

 

また、テレビ東京開局60周年&鑑定団30周年を記念するにふさわしい超ド級お宝も。ヴィンテージとして価値高騰中の「番組初登場!大珍品コレクション」や、開かずの蔵から発見された「江戸時代・伝説絵師のお宝」、超高額「5000万円で購入した超巨大秘宝」など、名品珍品を一挙大鑑定。

 

依頼人が骨董市で発見したという、幕末偉人・高杉晋作が愛する人に贈った超貴重「歴史的秘宝」も大公開する。スタジオを騒然とさせた鑑定額に注目だ。片渕アナと菅井のコメントは下記に掲載。

 

片渕茜(テレビ東京アナウンサー)コメント

小さい頃、祖父母の家に行くと「これは本物じゃないか、偽物じゃないか」とあれこれ言いながらいつも2人が見ていたのが『開運!なんでも鑑定団』でした。新人アナウンサーの時に初めて持たせていただいたレギュラー番組が鑑定団だと知ったときは、家族が喜んでくれる姿が目に浮かびました。

そんな『鑑定団』の収録現場は、まさに親戚の家に遊びに来たのかな? と思うほどアットホームな雰囲気。骨董品に詳しくない私が自由に発言をしても今田耕司さんがすかさずツッコミを入れてくれて、福澤朗さんの安定の進行に身を任せ、スタッフの皆さんも全てを受け入れてくれるような温かさがありました。

私は番組を離れますが、皆さんのお家からお宝が出てくる限り、末永く『鑑定団』が続いてほしいと願っていますし、引き続き楽しんでいただけたらと思います。7年半、ありがとうございました!

 

菅井友香 コメント

このたび『開運!なんでも鑑定団』のMCを務めさせていただくことになりました。長年愛され続けている番組ですし、家族で楽しく拝見していたのでまさか自分が今田さん福澤さんと一緒に『鑑定団』を任せていただけるなんて、本当に光栄だと感動しました。歴史ある番組で依頼人さんのお宝に関するいろいろなドラマを一緒に見させていただきながら、知識を深め、精いっぱい番組を盛り上げられるように頑張ります。これからどうぞよろしくお願い致します。

 

番組プロデューサー コメント

おかげさまでこの春、放送開始31年目を迎える『開運!なんでも鑑定団』。なんとそのうち約4分の1の期間、7年半も番組を支え続けてくれた片渕アナ、本当にお疲れさまでした! 私たちスタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。そして菅井友香さん、『鑑定団』へようこそ!「緊張する」とおっしゃっていたお宝の布めくりも、片渕アナから「歴代で壊した人はいないから大丈夫!」と無事(?)引き継ぎをされたとのこと。菅井さんとともに31年目の『鑑定団』も全力で進んでまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します!(テレビ東京 制作局 水野亮太)

 

番組情報

『テレビ東京開局60周年特別企画 開運!なんでも鑑定団 祝!30周年春の3時間半スペシャル』
テレ東系
2024年4月2日(火)午後6時25分~9時54分

<出演者>
司会:今田耕司、福澤朗
アシスタント:片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
4月からの新MC:菅井友香

鑑定士軍団:中島誠之助(古美術鑑定家)、北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)、山村浩一(「永善堂画廊」代表取締役)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)、川上紳一(岐阜聖徳学園大学教授)
澤田一誠(「Fakeα」店長)、谷野啓(『日本カメラ博物館』館長)
谷一尚(「林原美術館」館長)、長島昭利(『長島書店』代表)
大熊敏之(日本大学大学院非常勤講師)、鮎澤弘明(ココナッツディスク)

ナレーター:銀河万丈、冨永みーな

広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer)にて見逃し配信
TVer:https://tver.jp/series/srhm50t5bq
ネットもテレ東:https://video.tv-tokyo.co.jp/kantei/

動画配信サービス「U-NEXT」にて見放題配信
U-NEXT:https://t.unext.jp/r/tv-tokyo_pr

番組公式ホームページ:https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

(c)テレビ東京

ミス東大・田中裕理が『めざましテレビ』第10代目お天気キャスターに「笑顔で元気に全力の姿をお見せできれば」

『めざましテレビ』(フジテレビ系 毎週月曜~金曜 午前5時25分~8時 生放送)の第10代目お天気キャスターに、田中裕理が就任。コメントが到着した。

 

今年4月に放送30周年を迎える『めざましテレビ』の節目に、お天気キャスターとして加わる田中。出演は、毎週金曜と『めざましどようび』(フジテレビ系 毎週土曜 午前6時~8時30分 生放送)のお天気コーナー。4月5日(金)の放送より出演する。

 

田中は、2002年8月7日生まれの21歳。岡山県出身で、東京大学文学部人文学科に在学中。昨年12月、「ミス東大2023」のグランプリを獲得したことをきっかけにメディア出演に興味を持ち、その後フリーアナウンサー事務所「セントフォースsprout」に所属。わずか3カ月あまりで『めざましテレビ』お天気キャスターに抜てきされた。本番組が初のテレビ出演&初レギュラー番組となる。

『めざましテレビ』田中裕理 (c)フジテレビ

 

趣味と特技はピアノ。ラーメン屋さん巡りも好きで、特に大学周辺のラーメン屋さん情報に詳しいという。めざましファミリーの中で憧れているのは、藤本万梨乃アナウンサー。東京大学の先輩でもあり、どんな取材にも全力投球している姿が「かっこいい!」と語る。

 

現在は、先輩キャスターたちの中継現場に通い研修中だが、発声に苦戦中。しかし「ボイストレーニングの先生に付いて練習し、本番までには絶対に間に合わせます!」と気合たっぷり。

 

『めざましテレビ』のお天気キャスターのイメージは「どんな朝でも毎日変わらない存在」だと言い、「何事にも全力投球で頑張れるお天気キャスターになりたいと思っています。笑顔で元気に全力の姿を見せていきます!」と意気込みを語っている。田中のコメント全文は下記に掲載。

 

田中裕理 コメント

『めざましテレビ』田中裕理 (c)フジテレビ

◆『めざましテレビ』のお天気キャスターに決定した時の率直な感想は?

まさか自分に決まると思っていなかったので、本当にすごくうれしかったです。事務所に入ったばかりで、面談では原稿読みなどうまくできず個人的には後悔していたので、とにかくびっくりしましたがとてもうれしかったです!

 

◆『めざましテレビ』のお天気キャスターのイメージは?

寒い日も暑い日も変わらない笑顔で毎日元気にお天気を届けてくれる、“どんな朝でも毎日変わらない存在”です。

 

◆実際にキャスター研修を受けてみての感想は?

発声がうまくできなくて、たまに声が裏返ってしまうところが特に苦労しています。ボイストレーニングの先生に付いて練習し、本番までには絶対に間に合わせます!
自宅でも“あーーー”と発声練習を続けています。最初は17秒くらいだったところ、今は27秒くらいまで伸びたのですが、まだまだです。頑張ります! 中継の現場も見学させていただいており、テレビで見ていたのとはまた違う臨場感があってすごく楽しそうです。画面に映っているのは1人ですが、すごいチームワークでお天気中継が出来上がっているのだな、と実感しました。

 

◆めざましファミリーの印象と憧れている人は?

優しくて温かいというのがぴったり当てはまる、本当にファミリーだと思いました。実際にごあいさつに伺った時、私はガチガチに緊張してしまったのですが、三宅(正治)さんと軽部(真一)さんが“怖がらなくて大丈夫だよ~”と和ませてくれたんです。特に憧れているのは、藤本万梨乃アナウンサーです。大学の先輩でもありますし、ハードなニュースから楽しい企画までマルチに活躍されているところ、そして何事にもいつも全力でリポートされているところがかっこいいです!

 

◆視聴者の皆さんにメッセージを!

何事にも全力投球で頑張れるお天気キャスターになりたいと考えています。『めざましテレビ』のお天気キャスターにふさわしく、笑顔で元気に全力の姿をお見せできればと思っていますので、皆さんぜひよろしくお願い致します!

 

チーフプロデューサー・高橋龍平(フジテレビ 情報制作センター)コメント
初めて田中さんとお会いした際、岡山のご両親に心配されながらも1人で東京に出てきたエピソードや、“ミス東大”は2度目の挑戦でグランプリをつかんだ苦労話などを伺い、負けず嫌いで夢をつかみ取ろうとするチャレンジ精神に好感を持ちました。そして、笑顔がとても自然で周囲に安心感を与えてくれる田中さんだったら、どんな朝でも大切なお天気の情報を視聴者にしっかりと届けてくれるだろうと思い、直感的に決めました。とはいえ、21歳の大学生でまだまだ発展途上ですので、特に最初は温かい目で見守っていただけましたら幸いです。

 

番組情報

『めざましテレビ』
フジテレビ系
毎週月曜~金曜 午前5時25分~8時 生放送

『めざましどようび』
フジテレビ系
毎週土曜 午前6時~8時30分 生放送

※田中裕理は2024年4月5日(金)より、毎週金曜の『めざましテレビ』と毎週土曜の『めざましどようび』に出演

<メインキャスター>
『めざましテレビ』
三宅正治 (フジテレビアナウンサー)
井上清華(フジテレビアナウンサー)
生田竜聖(フジテレビアナウンサー)

『めざましどようび』
生田竜聖(フジテレビアナウンサー)
西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)
阿部華也子

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/meza/
公式Twitter:@cx_mezamashi
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公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCrrsHarrLoiLTqu1LHxDJpw
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(c)フジテレビ

 

『WBS』『モーサテ』4月からリニューアル!相内優香アナ「前向きになれる経済ニュースを目指して行きたい」

3月26日、テレ東・BSテレ東報道番組リニューアル記者会見が行われ、相内優香(テレビ東京アナウンサー)、豊島晋作氏(テレビ東京報道局)、大江麻理子(テレビ東京報道局キャスター)、片淵茜(テレビ東京アナウンサー)、角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)が登壇した。

 

4月1日(月)の放送から『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(毎週月曜~木曜 午後10時~10時58分/毎週金曜 午後11時~11時58分)、『Newsモーニングサテライト』(毎週月曜~金曜 午前5時45分~7時5分)の2番組がリニューアル。『WBS』は、月曜~木曜を相内アナと豊島氏が、金曜を大江キャスターが担当する。

テレ東・BSテレ東報道番組リニューアル記者会見 左から)大江麻理子(テレビ東京報道局キャスター)、相内優香(テレビ東京アナウンサー)、豊島晋作(テレビ東京報道局)

 

3年間務めた『Newsモーニングサテライト』のメインキャスターからの転身となる相内アナは、「かつて10年間務めた『WBS』に、3年ぶりに戻ってくることになりました。私が『WBS』を離れる時は、まさかこうした形で自分が大好きな『WBS』に戻ってくるとは全く想像もしていませんでした。私自身のことが全く想像できなかったように、日本経済でも、まさか日経平均が4万円にいくとは。日銀が17年ぶりに利上げをするとは。また、ChatGPTの言葉も想像できなかったと思います。経済は本当に先が予測できない想定外のことがたくさんあるからこそ、それを私たちがニュースで伝える意味があって、価値があって、経済の面白さでもあるのではないかと思います」と。

 

そして、「これから人口減少、少子高齢化と、日本経済の成長力に関しては課題がありますが、もし明るい未来が待っているとするならば、その明るい未来を信じて、1日の終わりに明日も頑張ろうと前向きな気持ちになれるような経済ニュースを目指していきたいと思います。私もその一助になれるよう、頑張りたいです」と意気込みを語った。

 

一方、「もともとディレクターをやっていました。自己肯定感が高い方でもないので、あまりこうやって前に出てしゃべる仕事というのは、かなりの緊張感と憂鬱感を覚えております」と会場の笑いを誘った豊島氏。

 

「相内さんがキャスターで、自分がディレクターとして一緒に仕事していたときもありました。今回は、ディレクター目線で番組に貢献できればと思っております。特にここ数年は、Youtubeやテレ東BIZというデジタルプラットフォームでのお仕事をやらせていただいていたので、デジタルと地上波の架け橋みたいなことをやっていきたいなと。動画だと、自分が見たい時にタップして見ることができますが、テレビだと時間が決められていますし、その時間に合わせて見てくれる方が少なくなってきています。動画の良さ、地上波の良さを掛け合わせていければと思います」と元ディレクターならではの目線で語った。

 

大江キャスターは、「10年前、2014年の春にこうして記者会見で『WBS』のメインキャスターに就任した時のことを思い出しました。その時も相内さん、豊島さんと一緒で、豊島さんはマーケットキャスター、相内さんはフィールドキャスターでした。そして、この10年の間、みんなそれぞれ研さんを積んで、またこうしてここに立てていることをうれしく思います」と喜びを。

 

そして、「私が担当するのは金曜日なのですが、金曜日には1週間をじっくりまとめて見ることができる企画があるといいなと前々から思っておりましたので、それが今回実現できるということでワクワクしています。ニュースというのは日々いろいろ飛び込んできますが、『WBS』らしい経済、政治、国際情勢を伝えていきたいと思いますし、金曜日に見れば1週間のおさらいができるような番組作りをしたいです。そこを深掘りする意味で私自身も取材に出まして、さまざまなところに足を運んで、当事者に話を聞くことを続けようと思います」と意欲を見せた。

テレ東・BSテレ東報道番組リニューアル記者会見 左から)片淵茜(テレビ東京アナウンサー)、角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)

 

また、4月からの『Newsモーニングサテライト』は、月曜~水曜を片淵アナ、木曜・金曜を角谷アナが担当する。

 

片淵アナは「私は4年前にサブキャスターとして『Newsモーニングサテライト』に携わりました。2023年4月から『Newsモーニングサテライト』の月曜のメインキャスターをやっていて、7月から週2でメインキャスターをやって、この4月から週3でメインキャスターをやるという。じわじわ『モーサテ』を攻めております(笑)。4月からは角谷アナと2人でメインキャスターをそれぞれ担当致しますが、角谷アナとは1年違い。角谷アナがまだ学生でテレ東内定者だったころからの仲なので、そんな2人でメインキャスターをやる日がくるというのは夢のような気持ちです」と。

 

そして、「『モーサテ』は内容も難しいということもあって、日々『モーサテ』チームで勉強しながら番組を作っているんですけれども、これから新NISAも始まりましたし、株高の中、株投資を始めてみたいという初心者の方にも分かりやすい資産形成に関してのニュース、そしてZ世代向けの消費動向などのコーナーも番組の後半に設けています。また、番組前半は、金融のプロフェッショナルの方が見ていただいても納得いただけるような内容になっています。寝ている間に世界経済がどう動いたか、マーケットがどう動いたかというところを分かりやすく伝えているコーナーもありますし、皆さまに満足いただけるような番組作りをこれからも進めていきたいと思っております」と番組をアピールした。

 

角谷アナは「私はテレビ東京に入社して初めて担当した番組が『Newsモーニングサテライト』でした。その後『WBS』でフィールドキャスターを務めて、こうしてまた『モーニングサテライト』に戻ってこられたことがとてもうれしいです。1年先輩の片淵アナと一緒にメインキャスターを務められることが本当に信じられない気持ちでいっぱいなのですが、頑張っていきたいと思っています」と。

 

そして、「金融経済というとなかなか難しいイメージがあると思いますが、私は今29歳で、20代最後の仕事、20代の集大成として頑張ろうと思っていますので、若い世代やいろいろな職種の方にも興味を持ってもらえたらいいなと。今経済を取り扱う番組も増えていますが、やっぱり経済はテレビ東京だな、『モーニングサテライト』だなと思っていただけるような番組作りをしていきたいと思います」と意気込んだ。

 

さらに、記者から「今隣に座っている相手の尊敬できるところは?」という質問も。大江キャスターは、豊島氏について「努力の仕方がとても他の人にはまねできない。常に何らかの本を抱えていて、その本に付箋がびっちり貼られているんです。線もたくさん引いていますし、こんなにいつ読んでいるんだろうと。遊びたい時間を削って、寝る時間も惜しんで、常に勉強しているところはリスペクトしています」と。

 

その豊島氏は、「自己肯定感が低くて不安だから勉強しているんでしょうね」としつつ、相内アナについて「自己肯定感強めで尊敬します。どうしてこんなに前向きで明るいんだろうと。メインキャスターが番組の雰囲気を作るというのはすごくあるので、メインキャスターが明るくてぶれないと番組もポジティブな環境になるんですよね」と。

 

相内アナは「いいバランスなのかもしれないですね」と笑顔で話し、続けて「実は私は片淵アナが新人のときのトレーナーでした。新人の時から片淵アナをずっと見ていましたが、誰に対してもフラットで、優しくて、自分の意見をあまりにも主張しないので、心配になってしまうときもありましたが、でもそれが彼女の持ち味なんだなと感じています。体力もすさまじくて健康なんですよね。すごく頼もしい存在になったなと感じています。コツコツ努力もできる後輩です」とコメントした。

 

そんな片淵アナは角谷アナについて「すごくしっかりしている。アナウンス部だと報道の仕事をやっていますが、『にちようチャップリン』などバラエティの仕事もしていて、どんな仕事もマルチにこなしている印象です。つまずいているのを見たことがないです」と。

 

「バラエティだと芸人さんとの関係性を築きながら番組をスムーズに回しているし、生放送でもあまりかんだところを見たことがないですし、他の番組では自分でニュース原稿を作ったりもしているんですよね。その内容も外交関係とか政治とかすごく難しい内容なんですけど、『自分で原稿作ってやってるんですよ~』ってさらっと言ってたり。私にはこなせないような仕事量をさらっとこなしているところにすごくリスペクトしています。でも知らないところですごく努力していると思いますし、そういう面も含めてさすがだなと」と明かした。

 

角谷アナは大江キャスターについて「学生時代から見ていた先輩です。『WBS』で同じ番組を担当することになりまして、よりニュースに対して、番組に対して本当に真剣に向き合っているんだなと感じるようになりました。ジャーナリストとしての視点を持って、『WBS』で伝える意味を毎日考えているんだなと、背中を見てリスペクトしています」と。

 

そして、「一人の女性としてもすごく温かい人だなとも思っています。『WBS』のキャスターだけではなく、スタッフ全員に温かい気持ちを持って接してくれていて。以前、私の誕生日でも何でもない日に『角谷ちゃんこれあげる~』とネックレスをプレゼントしてくれたことがあったんです。受け取っていいのかと恐縮してしまいましたが、私にとっては宝物ですし、今日は勝負だなという日はつけるようにしています。そんな温かい人です」とそれぞれ語った。

 

番組情報

『WBS(ワールドビジネスサテライト)』
テレ東系
毎週月曜~木曜 午後10時~10時58分
毎週金曜 午後11時~11時58分
(※BSテレ東も同時に放送)

『Newsモーニングサテライト』
テレ東系
毎週月曜~金曜 午前5時45分~7時5分
(※BSテレ東も同時に放送)

AFA日本人初ユース・アンバサダー・宮沢氷魚、独占インタビュー「アジア各国の皆さんに、直接自分の口で、自分の思いを伝えたい」

アジア全域版アカデミー賞ともいえる「第17回アジア・フィルム・アワード(以下、AFA)」。3月10日に行われた授賞式を前に、日本人として初めてユース・アンバサダーに就任された宮沢氷魚さんに、香港で独占取材。鈴木亮平さんと切実なラブストーリーを演じた『エゴイスト』が現地でも高い評価を得た彼に、香港の街並みや香港映画の魅力について語ってもらいました。

 

宮沢氷魚●みやざわ・ひお…1994年4月24日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。「コウノドリ」(2017)で俳優デビュー。初主演映画『his』(2020)では、数々の映画新人賞を受賞。映画『騙し絵の牙』(2021)では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画『エゴイスト』(2023)では、アジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞、毎日映画コンクール助演男優賞、日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞を受賞した。主な出演作は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(2022)、『はざまに生きる、春』(2023)、『レジェンド&バタフライ』(2023)、「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(2024)など。2025年放送予定NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」への出演も決定している。Instagram

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昨年の「AFA」で一気に自分の中の世界が広がったことを実感

──昨年の「AFA」では、『エゴイスト』で最優秀助演男優賞を受賞。そして、今年ユース・アンバサダーを務められます。

 

宮沢 素直にうれしいですね。昨年、受賞したときのスピーチやインタビューで「また香港に戻ってきたい」と言っていたので……。でも、翌年にユース・アンバサダーとして、すぐ参加できるとは思ってもいなかったので、今回オファーをいただいたときは「信じられない」というか、「本当に?」と、ちょっと疑ってしまうぐらい驚きました。

 

──「また香港に戻ってきたい」と思われた理由は?

 

宮沢 僕はこれまで、日本でのプロデュース作や監督さんとの作品、日本で撮影された作品と、ドメスティックな環境で映画と関わってきました。そんななか昨年、初めて「AFA」という海外の映画祭に参加し、特にアジアの監督さんとお話をする機会をいただいたことで、皆さんの映画に対する考え方や作り方、価値観の作り方の違いを知り、今まで知らなかった映画の魅力に気づけたんです。短い時間ではありましたが、その経験によって自分が豊かになれましたし、「またアジアの映画人の方々と映画のお話ができたら」という思いが募りました。

 

──ともにユーザー・アンバサダーを務められる台湾・タイ・香港の俳優たちの交流はいかがですか?

 

宮沢 まだお会いできていないのですが、なかでも『1秒先の彼女』に出演されていた台湾のリウ・グァンティンさんは、作品のなかで独特な存在感を持たれていたので、お会いするのが楽しみです。皆さん、僕と同世代なので、国は違っても、ともに成長していけたらいいなと思います。日本だけで活動していると、どうしても遠い存在に感じてしまうのですが、昨年いろんな方と出会い、SNS上でも皆さんと繋がることできて、一気に自分の中の世界が広がったことを実感したんです。だから、今年もそれを実践したいです。

 

──さて、「愛是自私」のタイトルで香港公開された『エゴイスト』ですが、日本と異なる反応はありましたか?

 

宮沢 もちろん、「面白かった」って言ってくれる方が多いですが、その中でも「あのシーンの、あのセリフは、どのような気持ちで言ったの?」と、もっと深いところで映画をご覧になっている印象が強いです。それによって、感情的なところでの話ができたり、撮影当時の状況など、テクニカルの部分の話など、質の高い会話ができたような気がします。香港の方って、映画が身近な存在だから、「作品がどのように作られたのか?」という、舞台裏やバックグラウンドまで興味を持ってくれる気がしました。

 

 

僕たちの人生において、大事な作品をともに作った仲間

──2023年の2月の日本公開から1年経過しましたが、改めて『エゴイスト』はどのような作品になりましたか?

 

宮沢 映画が公開されて、皆さんに見ていただいて、終わるものではなく、「10年、20年、30年と、長きにわたって愛される、何かしらの考えるきっかけを与える作品になってほしい」と思いながら、僕たちは作品を作っていたのですが、それを実感できる1年間でした。公開から1年経っても、皆さん『エゴイスト』の話をしてくださいますし、今回も「AFA」で(鈴木)亮平さんが(「Excellence in Asian Cinema Award」を)受賞されたり、舞台挨拶付での特別上映もされますが、この先も『エゴイスト』という作品が皆さんの中で生き続けていく気がします。

 

──鈴木亮平さんとの絆は、さらに強くなっている感じでしょうか?

 

宮沢 今年1月に亮平さんとお会いした毎日映画コンクールではありがたいことに、僕が助演男優賞を受賞し、亮平さんが主演男優賞を受賞したんです。今回の舞台挨拶は、亮平さんと松永大司監督と3人で登壇するのですが、僕たち3人の関係っていうのは、頻繁に会ったり、飲んだり、遊ぶような仲ではないんです。もっと深い絆というか、会わなくても、自然と相手のことが気になるし、誰かが活躍しているのを知ると、自分のことのようにうれしく思える存在。仲良しこよしの関係ではなくて、僕たちの人生において、大事な作品をともに作った仲間っていう意識の方が強いですね。

 

──さて、宮沢さんにおける香港映画の印象を教えてください。

 

宮沢 あまり多くの作品は観れていないのですが、そのなかでもピーター・チャン監督の『ラヴソング』、そしてサーシャ・チョク監督の『離れていても』(東京国際映画祭にて上映)という作品が好きです。たくさんアクションがあって、刺激がある作品ではなくて、普通に日常生活をしている中で、親子や恋人同士の長き関係性をじっくり描いている。みんなが共感できる温度の作品で、ホッコリしたり、悲しくなったりっていう、すごく感情に寄り添ってくれる。もちろん言語も文化も違うんですが、自然とその作品の中に入り込める魅力が香港映画にあると思います。

 

新しいものと古いものが共存していて、まるでタイムスリップしたかのような感覚

──昨年の授賞式以来、トニー・レオンさんとも交流されていますが、トニーさんの作品で好きな作品は?

 

宮沢 トニーさんとは、10月の東京国際映画祭でもお話をする機会がありましたが、昨年の「AFA」でトニーさんが主演男優賞を受賞された『風再起時』(香港映画祭2023 Making Wavesにて上映)は、とても印象的でした。ウォン・カーウァイ監督の映画など、トニーさんの若いときに出演された映画も観ていますが、ずっと第一線で活躍されている“すごみ”を改めて感じましたから。授賞式でも感じたのですが、とても謙虚な方なんですよ。怖い役を演じられても、優しい役を演じられても、どこかでトニーさんの優しい人柄が映画からにじみ出てきますし、それが長年みんなから愛される理由だと分かりました。

 

──短い滞在期間の中、グルメなど香港での楽しみがありましたら、教えてください。

 

宮沢 前回は自由な時間はなかったのですが、今回は5日間の滞在です。関連イベントなどで活動する時間も多いなか、昨日も空き時間を見つけて飲茶や屋台に行きました。ビールと一緒に食べる殻つき海老のピり辛い炒めみたいなものがおいしかったですし、できるだけ街を散歩したり、観光的なこともしたいですね。最先端な建物やショッピングモールのすぐ隣に、数十年前に建てられたマンションやお店があったり、新しいものと古いものが共存していて、まるでタイムスリップしたかのような感覚が、自分の中では刺激的です。そういう新しいものも、古いものも大事にしているところに魅力を感じますね。

 

──昨年の受賞スピーチなど、すべて英語でされていますが、今後の海外での活動予定は?

 

宮沢 「いつか海外作品に」という思いはずっとありますが、授賞式の会場にいらっしゃるアジア各国の皆さんに、直接自分の口で、自分の思いを伝えたい思いがあるからこそ、英語でスピーチをしています。今年もいろいろな国の監督さんや俳優さんが香港に集まっているので、多くの場でコミュニケーションを取れればと思います。そして、もしチャンスがあれば、ぜひ作品に呼んでいただきたいという思いは強くあります。

 

(C)Asian Film Awards Academy

 

取材・文/くれい響

【フォトレポート】Excellence in Asian Cinema Awardは鈴木亮平とイ・ヨンエ! 第17回アジア・フィルム・アワード授賞式レポート

東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞ともいえる「第17回アジア・フィルム・アワード(AFA)」の授賞式が、3月10日(日)、香港戯曲センター(Grand Theatre)にて開催された。アジア各国を代表するスターたちが一堂に会した授賞式の模様をレポートします。

 

 

【登壇者一覧】

 

授賞式典前の豪華なレッドカーペットには、トニー・レオン&カリーナ・ラウ夫妻をはじめ、特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督、華麗なる復活を遂げたファン・ビンビンなど、アジアを代表するスターたちが次々に登場。ドラマ「2gether」で一躍ブレイクし、今回AFA Rising Star Awardを受賞したウィン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)など、日本同様にタイ人俳優の人気も高まるなか、来年放送予定の新ドラマ「医女チャングム」が期待されるイ・ヨンエや、少女時代のメンバーで女優としても活躍するクォン・ユリといった韓国俳優の人気は、もはや鉄板。会場の外で待つファンたちが、彼女たちの声を揃えて名前を呼ぶ瞬間が何度もあった。

トニー・レオン&カリーナ・ラウ夫妻(C)Asian Film Awards Academy

 

特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督(C)Asian Film Awards Academy

 

奇跡の復活を遂げたファン・ビンビン(C)Asian Film Awards Academy

 

日本での「『宮廷女官チャングムの誓い」ブームから20年を迎えるイ・ヨンエ(C)Asian Film Awards Academy

 

音響効果賞のプレゼンターを務めた少女時代のクォン・ユリ(C)Asian Film Awards Academy

 

そして、日本人で初めて審査委員長に就任した黒沢清監督のほか、日本からも多くの映画人が来場。昨年の最優秀助演男優賞受賞に続き、Youth Ambassadorに選ばれた宮沢氷魚さんは、ともに美術賞のプレゼンターを務める玄理さんと登場。『首』で助演男優賞にノミネートされていた中村獅童さんは、同じタキシード姿に身を包んだ6歳の陽喜くん、3歳の夏幹くんと手を繋いで登場し、場内を和やかな雰囲気に包んだ。

最優秀作品賞と音楽賞を受賞した『悪は存在しない』チームと審査委員長の黒沢清監督(C)Asian Film Awards Academy

 

宮沢氷魚さん&玄理さん(C)Asian Film Awards Academy

 

2人の息子と来場した中村獅童さん(C)Asian Film Awards Academy

 

このほか『Last Shadow at First Light(英題)』(東京フィルメックスにて上映)で、新人俳優賞にノミネートされた白田迪巴耶さん、最多6部門ノミネートとなった濱口竜介監督作『悪は存在しない』の石橋英子さんら、監督賞・脚本賞・美術賞にノミネートされた『怪物』の是枝裕和監督、坂元裕二さんらも姿を見せた。

新人賞候補に挙がった期待の新鋭・白田迪巴耶さん(C)Asian Film Awards Academy

 

最優秀監督賞を受賞した是枝裕和監督と『怪物』チーム(C)Asian Film Awards Academy

 

そんななか、海外の取材陣の中でいちばん注目を浴びていたのは、イ・ヨンエとともにアジア映画界・アジア文化における映画人の業績と貢献を称えるExcellence in Asian Cinema Awardを受賞した鈴木亮平さん。タイのマスコミから、来月Netflixにて公開される新作『シティーハンター』について、かなり細かく取材されるなか、流暢な英語で答える光景はとても頼もしくみえた。

鈴木亮平さん(C)Asian Film Awards Academy

 

その後、「Together We Tell Story」をテーマに、アジア24の国と地域から計35作品がノミネートされた今年の授賞式が開催。YOASOBIの「アイドル」のアレンジ版も披露された二胡演奏から始まり、最優秀作品賞を受賞した『悪は存在しない』のほか、『怪物』や『PERFECT DAYS』、『ゴジラ-1.0』といった作品が大健闘。翌日に開催された本場ハリウッドのアカデミー賞に負けず劣らずの好成績を残したと言っても過言ではないだろう。

授賞式の司会を務めたミス香港出身・グレース・チャン(右)(C)Asian Film Awards Academy

 

≪レッドカーペットを彩ったスターたち≫

美容家としても知られるユニース・チャン(C)Asian Film Awards Academy

 

Kayan9896としても活躍するアーティスト、ジニー・ン(C)Asian Film Awards Academy

 

グラビア出身のダダ・チャン(C)Asian Film Awards Academy

 

VaundyのMVにも出演したアンジェラ・ユン(C)Asian Film Awards Academy

 

若干12歳で台湾アカデミー主演女優賞を受賞したオーブリー・リン(C)Asian Film Awards Academy

 

3児の母親には見えないイザベラ・リョン(C)Asian Film Awards Academy

 

菊地凛子らを抑え、主演女優賞を受賞したジャン・チンチン(中央)(C)Asian Film Awards Academy

 

アイドルユニットTwinsも再活動したシャーリーン・チョイ(C)Asian Film Awards Academy

 

中国の時代劇ドラマでおなじみのチャオ・イーリン(C)Asian Film Awards Academy

 

第17回アジア・フィルム・アワード 受賞結果一覧

最優秀作品賞:『悪は存在しない』(濱口竜介監督)(日本)
最優秀監督賞:是枝裕和 『怪物』(日本)
最優秀新人監督賞:ニック・チェク 『年少日記』(香港)
最優秀主演男優賞:役所広司 『PERFECT DAYS』 (日本)
最優秀主演女優賞:ジャン・チンチン 『西湖畔に生きる』(中国)
最優秀助演男優賞:パク・フン 『12.12: The Day(英題)』(韓国)
最優秀助演女優賞:レイチェル・リョン 『白日の下』(香港)
最優秀新人俳優賞:Tergel Bold-Erdene 『City of Wind』(フランス、モンゴル、ポルトガル、オランダ、カタール、ドイツ)
最優秀脚本賞:ペマ・ツェテン 『雪豹』(中国)
最優秀編集賞:キム・サンボム 『12.12: The Day(英題)』(韓国)
最優秀撮影賞:マティアス・デルボー 『雪豹』(中国)
最優秀音楽賞:石橋英子 『悪は存在しない』(日本)
最優秀衣装デザイン賞:マン・リムチョン 『The Goldfinger』(香港、中国)
最優秀美術賞:Eric LAM 『The Goldfinger』(香港、中国)
最優秀視覚効果賞:山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司 『ゴジラ-1.0』(日本)
最優秀音響賞:井上奈津子 『ゴジラ-1.0』(日本)
Excellence in Asian Cinema Award:鈴木亮平、イ・ヨンエ
特別功労賞(Lifetime Achievement Award):チャン・イーモウ監督
AFA Next Generation Award:チャオ・リーイン
AFA Rising Star Award:メータウィン・オーパッイアムカジョーン
2023 Highest-Grossing Asian Film Award:『満江紅(マンジャンホン)』(監督:チャン・イーモウ、中国)

 

取材・文/くれい響

『すぽると!』佐久間みなみアナ×miwa「Our Time」が番組テーマソングに決定「歌詞に注目しながら聴いてほしい」

『すぽると!』(フジテレビ系 3月31日(日)スタート 毎週土曜 深夜0時35分~1時15分/毎週日曜 午後11時15分~深夜0時30分)の番組テーマソングが、佐久間みなみ(フジテレビアナウンサー)feat. miwaの「Our Time」に決定。佐久間アナ、miwaよりコメントが到着した。

『すぽると!』左から)miwa、佐久間みなみ(フジテレビアナウンサー)(c)フジテレビ

 

2001年から15年にわたりフジテレビのスポーツ番組の顔として放送されていた『すぽると!』が、パリオリンピックイヤーにパワーアップして再始動。番組の“キャプテン”に千鳥が就任し、キャスターを佐久間みなみアナウンサー、榎並大二郎アナウンサー、松﨑涼佳アナウンサーが務めるなど、解説者たちとともに、独自の目線でスポーツニュースを届けていく。

 

このたび、メーンキャスターの佐久間アナが番組テーマソング「Our Time」を歌うことが決定。日本を代表するシンガー・ソングライターのmiwaが作曲を担当し、コーラスとしても参加する。

 

長い歴史とスポーツニュースの文化を築き上げた前『すぽると!』の遺伝子を受け継ぎ、この春からさらに多くの視聴者へスポーツの魅力を伝えていこうとする新『すぽると!』への期待と希望にあふれたメロディーとなっている。

 

そして歌詞は、これまでアスリートの一挙手一投足を間近で取材してきた佐久間アナが、miwaと2人で書き上げたもの。取材を通して気づいたことや思ったこと、心動かされた出来事を、ノートに書きつづってきた佐久間アナ。歌詞を書くにあたり、そのノートをあらためて読み返し、miwaと話し合いながら「Our Time」を完成させた。

 

そんな2人の思いが詰まったこの曲には、アスリートに“寄り添い”、“背中を押し”、“共に歩んでいける”というメッセージとともに、これを聴いた視聴者が共鳴し、“そのアスリートに思いを寄せられるように”という願いも込められている。

 

楽曲制作にも携わった佐久間アナは「私自身もこの歌を何度も聴いて“一緒に戦おう”っていう気持ちになるんじゃないかなと思うくらいに力強く、かつ優しい曲だと思うので、ぜひ最初から最後まで歌詞に注目しながら聴いてほしいなと思います」とコメント。

 

miwaも「スポーツをやっている方はもちろん、いろんなことに試行錯誤をしながら、つまずいたり転んだりしながら、はい上がって、その時間全てを背負って真っすぐ進んでいくような瞬間に、ぜひこの曲が、そして佐久間さんの歌声が寄り添えるんじゃないかな」と話している。佐久間アナとmiwaのコメント全文は下記に掲載。

 

miwa コメント

曲を作るにあたり、まず一緒に打ち合わせをして“一緒に歌詞を考えていこう”ということになったんです。佐久間さんだからこその目線、本当に一番近くで選手の声を聞いてきたからこそ見えている部分っていうのをこの曲の歌詞に込めました。

試合前や試合直後にインタビューをして、しかもそれが一回限りじゃなく、継続して同じ選手だったり同じチームだったりっていうところを見続けてきているからこそ、いいときも知っているし、悪いときも知っている。調子がいいときも悪いときも、勝った時も負けたときもずっと寄り添っている…まさにいろんな姿を知って、本当に近くで一緒に戦っている気がしたんです。なので歌詞の中にも“ともに戦おう”っていう歌詞を入れたんです。佐久間さんだからこそ歌える応援歌だと思っているので、今までになかった“ただ応援する”っていう応援歌じゃなくて、“ともに戦う”っていうのが、似合う歌い手だと思います。

スポーツをやっている方はもちろん、いろんなことに試行錯誤をしながら、つまずいたり転んだりしながら、はい上がって、その時間全てを背負って真っすぐ進んでいくような瞬間に、ぜひこの曲が、そして佐久間さんの歌声が寄り添えるんじゃないかなと。ともに戦いたいときに聴いてほしいです。

 

佐久間みなみ(フジテレビアナウンサー)コメント

今回、この曲に私の思いとmiwaさんの思いを込めました。普段からスポーツの現場で選手を取材してきた中で、こういう思いを感じているのかも、というのをまず書き出したのですが、それをmiwaさんが“ここを言いたいんだ”という私の言葉を抽出して、きれいにまとめてくださったんです。選手たちが、落ち込んだ時にそこからどうはい上がっていくのか、立ち上がっていくのかっていうのをファンの皆さんは、そこを含めて応援していると思うので、この曲からぜひそういった部分も感じ取ってもらえたらうれしいです。

いろんな言葉が出たんですが、一番しっくりきたのが、“僕らのとき”でした。“私のとき・僕のとき”じゃなくて、自分たちのわれわれの、みんなの時がくる、時間がくるっていうのを込めて一番分かりやすい言葉でいうと“our time”なのかなと思い、それをお伝えしたところ、ピッタリとサビにはめてくださいました。

私自身もこの歌を何度も聴いて“一緒に戦おう”っていう気持ちになるんじゃないかなと思うくらいに力強く、かつ優しい曲だと思うので、ぜひ最初から最後まで歌詞に注目しながら聴いてほしいなと思います。必ず刺さる部分・必ずグッとくるポイントがあると思うので、この曲を聴きながら皆さんも一緒に戦っていきましょう。

 

番組情報

『すぽると!』
フジテレビ系
2024年3月31日(日)スタート
毎週土曜 深夜0時35分~1時15分
毎週日曜 午後11時15分~深夜0時30分

<出演者>
土曜日:松﨑涼佳(フジテレビアナウンサー)/榎並大二郎(フジテレビアナウンサー)
日曜日:千鳥/佐久間みなみ(フジテレビアナウンサー)/榎並大二郎(フジテレビアナウンサー)

解説者:内川聖一、岩隈久志、小野伸二
本田真凜(『FNN Live News α』内のスポーツコーナー「αすぽると!」隔週月曜日)

テーマソング:佐久間みなみ feat. miwa「Our Time」

『すぽると!on TVer』
TVerにて生配信
2024年3月28日(木)スタート
毎週月~日曜 午後10時30分~
※見逃し配信も実施

<出演者>
月曜日:本田真凜(隔週)、海老原優香(フジテレビアナウンサー)
火曜日:黒瀬翔生(フジテレビアナウンサー)
水曜日:大川立樹(フジテレビアナウンサー)
木曜日:松﨑涼佳(フジテレビアナウンサー)
金曜日:松﨑涼佳(フジテレビアナウンサー)
土曜日:黒瀬翔生(フジテレビアナウンサー)
日曜日:海老原優香(フジテレビアナウンサー)
※野球解説者の曜日は調整中

(c)フジテレビ

松村沙友理の主張に明石家さんまが猛反論!おじさん世代vs若者世代でLINE論争ぼっ発『ホンマでっか!?TV』

3月27日(水)放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系 午後9時~9時54分)は、「なぜか人に好かれる人のヒミツ」を送る。

 

今回のゲストは、あばれる君と、元乃木坂46の松村沙友理。周りからの好感度を気にしたり、初対面の人と話すのが苦手だったりと、シャイな人がとても多くなった現代。そこで出会いが増えるこれからの季節に必見の、誰でも簡単にコミュ力をアップして好かれる人になる方法を評論家軍団が伝授する。

 

あばれる君は「周りの目が気になってしょうがないから、まんべんなく好かれたいんです!」と、好感度を上げる方法を知りたいと前のめりで収録に挑んだ。しかし評論家によると「“また会いたい”と思われる人は、コミュニケーション上手よりも、むしろちょっと下手な人です!」と意外な見解が。

 

これには松村も「なんでも“うん、うん!”ってうなずく人の方がいいかと思ってました!」と驚くが、実は少しだけ反対意見を言ったり、飲み会で堂々と途中抜けしたりする人の方が、人間の記憶に残りやすいんだそう。これには明石家さんまからも「確かに、ずっと携帯見てた女の子の方が覚えてるもんなぁ」と納得の実体験が飛び出す。

『ホンマでっか!?TV』前列左から)EXIT(りんたろー。、兼近大樹)、あばれる君、松村沙友理 後列左から)ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、磯野貴理子 (c)フジテレビ

 

さらに松村は、「人の話を上手に聞いたり、盛り上げるのが苦手なんです」と、コミュニケーションにまつわる悩みを明かす。評論家によると、会社などでも“話を聞けない人”はやはり嫌われるそうで、「特に若者世代には、決めつけたり、話を食い気味でさえぎると、自分のことを認めてくれていないと思われます!」というアドバイスも。

 

逆に“好かれる聞き方の「あいうえお」”というルールもあるそうで、傾聴力を磨くポイントを評論家が伝授。すると、これまであばれる君を観察していた印象評論家の美有姫から、「あばれる君の聞く態度は本当に悪かったです」とタレコミが。当の本人は「そんなことないですよ!」と慌てて潔白を主張するが、“聞き方の「あいうえお」”とは正反対の姿勢だったことが明らかに。

『ホンマでっか!?TV』左から)明石家さんま、井上清華(フジテレビアナウンサー)(c)フジテレビ

 

そして、今や欠かせないコミュニケーションツールになったLINEについても、評論家から「おじさんおばさんからのLINEに若者は引いています」とストレートな指摘が。ビックリマークや絵文字を多く使うなど、「おじさん・おばさん構文」が若者に嫌われるというのは世間でもよく言われているが、評論家によるとその原因は「若者が見慣れていないこと」にあるという。

 

チャット感覚のLINEしか知らない若者世代からすると、ガラケー時代の絵文字や、長文を読みやすくするための句読点が満載の文章に見慣れておらず、イヤな印象を受けてしまうんだとか。さんまも「確かに、“ビックリマークとか多いと怖いんです”って言われたことあるな…」と実体験を告白する。

 

さらに松村が、「“わぉ!”とか、“あら!”とかリアクションを文字にしてる人もイヤです」と追撃すると、まさにそれをやっていたさんまが「そっちがしょうもないこと送ってきたからリアクションしてあげてんねん!」と猛反論。たびたび“おじさん構文”とバカにされるさんまたちおじさん世代と、松村や井上アナの若者世代で、LINE論争がぼっ発してしまう。

 

そのほか、初対面の人との会話で絶対にしてはいけない話題や、相手を恥ずかしい気持ちにさせない上手な褒め方まで、コミニュケーション力アップにつながる情報満載でお届け。

 

番組情報

『ホンマでっか!?TV』
フジテレビ系
2024年3月27日(水)午後9時~9時54分

<MC>
明石家さんま

<進行>
井上清華(フジテレビアナウンサー)

<ゲスト>
あばれる君
松村沙友理

<パネラー>
EXIT(りんたろー。、兼近大樹)
磯野貴理子
ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田 敬)

<評論家>
池田清彦(生物学)
植木理恵(心理)
牛窪 恵(マーケティング)
大野萌子(コミュニケーション)
高橋暁子(SNS)
原 邦雄(褒め上手)
美有姫(印象)

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/honma-dekka/

(c)フジテレビ

【保存版】57人のコンパニオンが登場! 170超の写真で振り返る第51回東京モーターサイクルショー

3月22~24日の3日間にわたって東京ビッグサイトにて開催された『第51回 東京モーターサイクルショー』。出店者数173、総小間数1091、展示車両619台の、前回を上回る規模で行われた。11万3905人の来場者が訪れ、大いに盛り上がりました。

そして本イベントを盛り上げてくれた華やかなコスチュームに身を包んだコンパニオンたちを大特集! 57人登場、総枚数170超の写真で振り返ります。

 

 

【57人を一挙に紹介!】

 

<D.I.D>

松田彩花(まつだ・あやか)

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【松田彩花さんギャラリー】

 

<Daiwa Pro Tech>

いち佳(いちか)

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【いち佳さんギャラリー】

 

<DUNLOP>

葵 成美(あおい・なるみ)

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【葵 成美さんギャラリー】

 

宮越愛恵(みやこし・まなえ)

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【宮越愛恵さんギャラリー】

 

桃山えりか(ももやま・えりか)

XInstagram

【桃山えりかさんギャラリー】

 

平瀬ひかり(ひらせ・ひかり)

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【平瀬ひかりさんギャラリー】

 

<IXIL-JAPAN>

沙月りさ(さつき・りさ)

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【沙月りささんギャラリー】

 

<JAF>

AlisA(ありさ)

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【AlisAさんギャラリー】

 

<KTM>

増川 萌(ますかわ・もえ)

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【増川 萌さんギャラリー】

 

北原沙英(きたはら・さえ)

【北原沙英さんギャラリー】

 

<NGK>

成瀬亜美(なるせ・あみ)

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【成瀬亜美さんギャラリー】

 

相沢明日加(あいざわ・あすか)

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【相沢明日加さんギャラリー】

 

<SHOEI>

葉月美優(はづき・みゆ)

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【葉月美優さんギャラリー】

 

<SSK>

Chicchi(ちっち)

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【Chicchiさんギャラリー】

 

<アクリポイント>

YURI(ゆり)

【YURIさんギャラリー】

 

<オーリンズ>

さかいゆりや

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【さかいゆりやさんギャラリー】

 

わかな

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【わかなさんギャラリー】

 

朝倉咲彩(あさくら・さあや)

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【朝倉咲彩さんギャラリー】

 

香月わかな(かづき・わかな)

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【香月わかなさんギャラリー】

 

前田星奈(まえだ・せな)

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【前田星奈さんギャラリー】

 

<カワサキモータースジャパン>

前川 澪(まえかわ・みお)

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【前川 澪さんギャラリー】

 

長谷川せいら(はせがわ・せいら)

【長谷川せいらさんギャラリー】

 

<コーヨーラド>

ななえなな

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【ななえななさんギャラリー】

 

<スズキ機工>

森 美咲(もり・みさき)

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【森 美咲さんギャラリー】

 

<スズキ二輪>

河本 恵(かわもと・めぐみ)

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【河本 恵さんギャラリー】

 

<スポーツランドSUGO>

春霞(はるか)

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【春霞さんギャラリー】

 

柳澤りあな(やなぎさわ・りあな)

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【柳澤りあなさんギャラリー】

 

<トライアンフ>

成海 梓(なるみ・あずさ)

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【成海梓さんギャラリー】

 

楠しおり(くすのき・しおり)

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【楠しおりさんギャラリー】

 

<ハーレーダビッドソン・ジャパン>

はらことは

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【はらことはさんギャラリー】

 

横田りか(よこた・りか)

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【横田りかさんギャラリー】

 

結城みい(ゆうき・みい)

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【結城みいさんギャラリー】

 

須藤セリナ(すどう・せりな)

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【須藤セリナさんギャラリー】

 

兎咲 香(とざき・かおり)

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【兎咲 香さんギャラリー】

 

廣川エレナ(ひろかわ・えれな)

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【廣川エレナさんギャラリー】

 

<ビー・エム・ダブリュー>

羽瀬 萌(はせ・めぐみ)

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【羽瀬 萌さんギャラリー】

 

鎌田ありさ(かまた・ありさ)

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【鎌田ありささんギャラリー】

 

松久奈央(まつひさ・なお)

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【松久奈央さんギャラリー】

 

髙木ゆき(たかぎ・ゆき)

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【髙木ゆきさんギャラリー】

 

<ピーエムシー>

綾瀬 優(あやせ・ゆう)

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【綾瀬 優さんギャラリー】

 

太田久美(おおた・くみ)

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【太田久美さんギャラリー】

 

<ビクトリーキス>

Ruriko(るりこ)

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【Rurikoさんギャラリー】

 

井上なつき(いのうえ・なつき)

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【井上なつきさんギャラリー】

 

青木陽菜乃(あおき・ひなの)

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【青木陽菜乃さんギャラリー】

 

<ヒョウドウプロダクツ>

池永百合(いけなが・ゆり)

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【池永百合さんギャラリー】

 

南実千晴(みなみ・ちはる)

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【南実千晴さんギャラリー】

 

<ベネリモーターサイクル>

皆川愛茉(みながわ・えま)

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【皆川愛茉さんギャラリー】

 

緒方千捺(おがた・ちな)

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【緒方千捺さんギャラリー】

 

多田麻里絵(ただ・まりえ)

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【多田麻里絵さんギャラリー】

 

<マッドマックス>

ちゃろ

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【ちゃろさんギャラリー】

 

宮本さやか(みやもと・さやか)

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【宮本さやかさんギャラリー】

 

天倉 彗(あまくら・すい)

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【天倉 彗さんギャラリー】

 

<ロイヤルエンフィールド>

生田ちむ(いくた・ちむ)

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【生田ちむさんギャラリー】

 

藤田香澄(ふじた・かすみ)

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【藤田香澄さんギャラリー】

 

木村 楓(きむら・かえで)

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【木村 楓さんギャラリー】

 

<丸中洋行>

HAReNA(はれな)

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【HAReNAさんギャラリー】

 

<日本二輪車普及安全協会>

古城優奈(こじょう・ゆな)

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【古城優奈さんギャラリー】

 

撮影/編集部

大渕野々花 TVアニメ『怪異と乙女と神隠し』ED主題歌でデビュー!新アー写&シングル詳細も公開

声優・歌手の大渕野々花が5月22日に、4月より放送のTVアニメ『怪異と乙女と神隠し』エンディング主題歌「朱く染めて心臓」にてフライングドッグよりデビューすることを発表。あわせて、新アーティスト写真とデビューシングル収録楽曲の情報も公開された。

大渕野々花

 

大渕野々花(おおぶち・ののか)は、フライングドッグ・オーディション「犬コン!」声優・歌手・シンガーソングライター部門にて特別賞を受賞した、深みと透明感を兼ね備えた歌声と表現力が魅力の声優・歌手。そんな彼女が、TVアニメ『怪異と乙女と神隠し』エンディング主題歌「朱く染めて心臓」を表題曲としたデビューシングルを5月22日(水)にリリースする。

 

デビューシングル「朱く染めて心臓」は、【直筆サイン入り限定盤】と【アニメ通常盤】の2形態で発売される。【直筆サイン入り限定盤】はその名の通り、大渕本人が1枚1枚手書きでサインを入れた撮り下ろしフォトブック「ののさんぽ」を同梱した実写ジャケット仕様、【アニメ通常盤】は本作のためだけに描き下ろされたTVアニメ『怪異と乙女と神隠し』と大渕のスペシャルコラボイラスト仕様となっている。

 

表題曲であるTVアニメ『怪異と乙女と神隠し』エンディング主題歌「朱く染めて心臓」は、YouTubeの総再生回数2億回超え、「ロストワンの号哭」「脱法ロック」などの数々のヒット曲で知られるボカロP“Neru(ネル)”による書き下ろし。既に公開となっているTVアニメ『怪異と乙女と神隠し』PV第2弾では、楽曲の一部も視聴可能だ。

 

シングルにはその他、新時代の奇才シンガーソングライターとして注目を集める小林私、「贖罪」「あなたの夜が明けるまで」などの数多くの人気曲を発表しているボカロP・傘村トータ、そして「犬コン!」のNExTアーティスト部門で特別賞を受賞したイナツといった豪華作家陣の提供楽曲が収録される。

 

あわせて公開となった新アーティスト写真は、白いドレスを身にまとった大渕が白銀の世界に包まれ、儚げながらも芯の強さをのぞかせる表情が印象的な一枚。衣装は刺繍アーティスト・デザイナーとして活躍する田中大資(タナカダイスケ)が担当した。「朱く染めて心臓」にちなんだ左胸元の朱い蓮の花の緻密な刺繍が鮮やかな、『怪異と乙女と神隠し』主人公の1人・化野蓮(あだしの・れん)の名をも彷彿とさせる、主題歌作品にも楽曲にも寄り添ったデビュー衣装だ。

 

また、3月16日から4月30日(火)までの間に対象店にて【直筆サイン入り限定盤】と【アニメ通常盤】の2形態を同時予約して申し込みをした全員が大渕との【わんonわん!おはなし会(オンライン1on1お話し会)】に参加できるW予約キャンペーンの実施も決定。その他の特典情報を含めた詳細は、今回の情報解禁と同時に開設されたデビューシングル「朱く染めて心臓」特設サイトを参照。

 

さらに、ラジオ新番組としてFM Fujiにて4月よりレギュラー番組がスタートすることも明らかとなった。声優・歌手としての大渕野々花のこれからの活躍からも目が離せない。

 

リリース情報

Debut Single『朱く染めて心臓』
2024年5月22日(水)発売

【直筆サイン入り限定盤】2,750円(税込)
【アニメ通常盤】1,430円(税込)

 

WEB

公式サイト:https://e-stonemusic.com/nonoka
公式X:https://twitter.com/tiny_WildFlor
公式Instagram:https://www.instagram.com/tiny_wildflor/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@obuchinonoka

宇宙がテーマの人気コミックを、AKB48出演で実写化『星屑テレパス』6・25スタート

AKB48が出演するドラマチューズ!『星屑テレパス』(テレ東 毎週火曜 深夜0時30分~)が、6月25日(火)より放送されることが決定した。

ドラマチューズ!『星屑テレパス』左)原作ビジュアル(c)大熊らすこ/芳文社 右)AKB48(c)AKB48

 

原作は、「けいおん!」や「ご注文はうさぎですか?」などで知られる芳文社の4コママンガ誌「まんがタイムきらら」にて連載中の同名コミック「星屑テレパス」(大熊らすこ)。「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門にノミネートされ、2023年10月から12月まではテレビアニメ化もされた話題のガールズコミックだ。

 

テレ東としては福原遥主演の『ゆるキャン△』シリーズ以来のタッグとなり、極度のあがり症で人とのコミュニケーションに悩む女子高生の主人公が、宇宙人の新入生と出会いロケットを製作する過程で成長していく、“宇宙”を巡る壮大で繊細な“青春ガールズ群像劇”を描く。

 

そして本ドラマには、国民的アイドルグループのAKB48が参戦。テレ東でのドラマ作品は『マジすか学園』シリーズ以来のタッグとなり、キャストはメンバーの中からオーディションで選出される。

 

第3期生としてグループを牽引してきた柏木由紀が卒業を迎え、4代目AKB48グループ総監督に倉野尾成美が就任、第19期生も加入して新たなスタートを切ったAKB48。そんな“新生AKB48”の個性豊かなメンバーたちが、「青春×ガールズ」という同作の魅力的な世界観を彩り、それぞれのキャラクターやカラーとマッチさせて作品を盛り上げる。

 

原作・大熊らすこ(「星屑テレパス」/芳文社)コメント

『星屑テレパス』原作書影(c)大熊らすこ/芳文社

「星屑テレパス」がまさかTVドラマ化されるなんて…多分私が一番驚いています。同時に、言葉にできないくらい非常にうれしく思います。“おでこぱしー”で伝われこの気持ち! 原作ファンの方も、新しく知っていただいた方も、新たな舞台に一歩踏み出した「星屑テレパス」をぜひ楽しんでいただけるとうれしいです。

 

プロデューサー・中村晋野(テレビ東京 配信ビジネス局)コメント

ドラマ『星屑テレパス』は、夢をかなえる作品にします。私は今までドラマを作る時「フィクションの物語の中なら何をやっても最後は許される」という、いわばフィクションを“逃げ道”として考えていました。しかし、とある方が「ドラマの世界だからこそ“夢”を見たい」と話していたのを耳にした時、ドラマの役割、「フィクション」という言葉の真意、そして作り手として作品を届ける存在意義を、あらためて考え直すきっかけになりました。そんな時に出会ったのが、この『星屑テレパス』という作品です。主人公の海果が流れ星に願うように、ドラマを見た人が「こんな世界線があったら良いな」と思えるような、そんな誰かの背中をそっと押せるようなドラマを作ってみたいと強く思い、大熊先生をはじめ芳文社さまに企画を提案させていただきました。そして、この夢をかなえるドラマ作りに欠かせない存在として、自らが夢を追い続け、そして周りに夢を与えてくれる、そんな圧倒的な象徴としてお力をお借りしたいと、AKB48さんにお声がけさせていただきました。小さな希望の種から生まれたこの企画が、この上なくありがたい仲間と出会い、いよいよ夢へと一歩を踏み出します…! ぜひ、この“夢物語”にお付き合いいただけたらうれしいです。

 

番組情報

ドラマチューズ!『星屑テレパス』
テレ東
2024年6月25日(火)スタート
毎週火曜 深夜0時30分~1時

配信:広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP・TVer)にて見逃し配信

出演:AKB48 ほか
原作:「星屑テレパス」大熊らすこ(芳文社)
プロデューサー:中村晋野(テレビ東京) 柴原祐一(株式会社ダブ)
制作:テレビ東京/ダブ

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/hoshitele_drama/
公式X(Twitter):@hoshitele_drama
公式Instagram:@hoshitele_drama

(c)AKB48
(c)大熊らすこ/芳文社

ケンドーコバヤシ、ハライチ岩井、見取り図リリー、松村沙友理が出演『世代を超えて激論せよ!「ヤンキー漫画サミット」』漫画界最強のヤンキーについても熱く討論

『世代を超えて激論せよ!「ヤンキー漫画サミット」』(MBS/TBS系 深夜1時38分~)が、3月29日(金)に放送される。

 

「ビー・バップ・ハイスクール」「クローズ」「東京卍リベンジャーズ」など、世代を超えて愛される数多くのヤンキー漫画。そんなヤンキー漫画の名作を芸能界のヤンキー漫画好きたちが徹底討論。

 

出演者は、とにかくヤンキー漫画に詳しいケンドーコバヤシ、「疾風伝説 特攻の拓」に影響されまくったというハライチ岩井勇気、「ろくでなしBLUES」をバイブルと公言する見取り図リリー、最近の漫画は知っているが、昔のヤンキー漫画は全く知らない松村沙友理。さらに、200作品以上のヤンキー漫画を読破し、ヤンキー漫画のガイドブックを執筆するヤンキー漫画専門家・ライター・批評家の森田真功を迎え、作品の魅力を熱く語っていく。

『世代を超えて激論せよ!「ヤンキー漫画サミット」』(c)MBS

 

番組では、出演者が選ぶヤンキー漫画ベストワンを発表。ケンドーコバヤシ、岩井、リリーが思い入れのある作品愛を語る中、世代の異なる松村は若干戸惑い気味。果たして、世代間ギャップを埋めることは出来るのか。

 

さらに、「最強のヤンキーは誰だ?」というテーマで、数あるヤンキー漫画に登場するキャラクターの中で誰が一番強いのかを熱く討論。出演者が意見をぶつける中で強いヤンキーにはある共通点があった…。

『世代を超えて激論せよ!「ヤンキー漫画サミット」』左から)リリー、松村沙友理(c)MBS

 

番組情報

『世代を超えて激論せよ!「ヤンキー漫画サミット」』
MBS/TBS系
2024年3月29日(金)深夜1時38分~(「スーパーアニメイズム枠」にて放送)

公式X(旧Twitter):@MBS_fan

(c)MBS

乃木坂46山下美月ラストシングル「チャンスは平等」MV公開!テーマは80年代のソウルトレイン

乃木坂46の35thシングル「チャンスは平等」(4月10日(水)発売)のMusic Videoが、オフィシャルYouTubeにて公開された。

乃木坂46「チャンスは平等」Music Video

 

3月上旬に群馬県高崎市にて撮影された今回のMusic Video。80年代のディスコソングを彷彿とさせる楽曲に合わせ、衣装や振り付けも80年代のソウルトレインがテーマに。

 

誰もがついつい踊ってしまうという狙いのもと、250人のエキストラを入れての撮影を敢行。メンバーは腕を繰り返し上下にするダンスが多く、筋肉痛になりながらも最後までやり切った力作のMVとなった。

 

また空間演出を得意とし、映像演出家として広告やMusic Video、展示作品など、演出領域は多岐にわたり活躍する大河臣が、乃木坂46のMVを初めて手掛けている。

乃木坂46「チャンスは平等」Music Video

 

乃木坂46「チャンスは平等」Music Video

 

リリース情報

乃木坂46 35thシングル「チャンスは平等」
2024年4月10日(水)発売

初回仕様限定(CD+Blu-ray)Type-A~Dの4種:各2,000円(税込)
※各タイプごとに特典映像を収録、全国イベント参加券orスペシャルプレゼント応募券1枚封入
※生写真1枚封入(35名×4種=全140種のうち1種ランダム封入)
通常盤(CDのみ):1,200円(税込)

特設サイト:https://www.nogizaka46.com/s/n46/page/35th_single

 

WEB

乃木坂46 公式HP:http://www.nogizaka46.com/
乃木坂46 公式X:https://twitter.com/nogizaka46

川口春奈が『心はロンリー』最新作のヒロインに!明石家さんま扮する主人公の一人娘「一生自慢できる経験になりました」

川口春奈が、明石家さんま主演の『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』(読み:こころはろんりー きもちはてんてんてん ふぁいなる/フジテレビ系 4月27日(土)午後9時~11時40分)のヒロインに決定。コメントが到着した。

『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』左から)明石家さんま、川口春奈 ©フジテレビ

 

『心はロンリー 気持ちは「・・・」』は、明石家さんまが主演を務め、三宅恵介をはじめとする『オレたちひょうきん族』(1981~1989年/フジテレビ系)の制作スタッフ、そして、後に『踊る大捜査線』シリーズ(1997年ほか/フジテレビ系)や『教場』シリーズ(2020年ほか/フジテレビ系)などの脚本を手掛ける君塚良一とタッグを組んで作り上げた、一大ギャグドラマ。

 

シリアスな物語の中にたくさんのナンセンスな笑いをちりばめた遊び心満載の異色作として、1984年から2003年にかけて、11本が制作された。そんな伝説のスペシャルドラマシリーズが、21年ぶりに復活。通算12作目となる今作をもって、ついに完結を迎えることに…!?

 

総合演出・三宅恵介、脚本・君塚良一、ギャグ考案・大岩賞介、藤沢めぐみ、杉本高文(明石家さんま)という盤石のスタッフ陣で送る今作。

 

恋愛ものからサスペンスまでさまざまなジャンルに挑んできたこのシリーズだが、今回は、心温まる人間ドラマが展開。さんまが主人公の定年間近のベテラン刑事・轟木竜二(とどろき・りゅうじ)に扮し、“最後の事件”に立ち向かう轟木とその家族の物語が情感豊かにつづられていく。

 

第1作の田中美佐子をはじめ、今井美樹(第4作)、黒木瞳、賀来千香子(ともに第6作)、松下由樹(第10作)、飯島直子(第11作)ら、そうそうたる顔ぶれがヒロインを務め、さんまと豪華共演を繰り広げてきた本シリーズ。記念すべき最新作のヒロインに選ばれたのは、川口春奈。フジテレビのドラマ出演は、2022年10月期の大ヒットドラマ『silent』以来、約1年半ぶりとなる。

 

本作で川口が演じるのは、さんま扮する主人公・轟木の一人娘・寺沢和来(てらさわ・わく)。警察官である父親に対し、愛憎相半ばする複雑な感情を抱き続ける和来を、“今、最も注目を集める女優”がどのように演じるのか。そして、さんまとともにどんな“父と娘”を表現して見せるのか、期待が高まる。

 

もちろん川口も、本シリーズの真骨頂ともいうべき、劇中の随所にちりばめられたギャグシーンの数々に参戦。“お笑い怪獣”のさんまをして「伝わりにくいギャグ」と言わしめる、高度な(?)ギャグの仕掛けに、川口はどう絡んでいくのか。

 

また、ほかにも超豪華な共演者が多数出演予定。ワンシーンのみ出演するゲストも含め、なんと約60人ものキャストが登場する。まさにFINALを飾るにふさわしい、ビッグスターの面々に注目だ。

 

さんまと川口のコメントは下記に掲載。

 

明石家さんま コメント

◆『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』を制作することになった経緯を教えてください。

『心はロンリー』は毎回、細かいギャグまで作り込んでるんで、制作費もすごく掛かるんですね。だから、もう二度とできないだろうなと諦めていたんですが、ある日フジテレビの元スタッフから、“『心はロンリー』をもう一度やってください”とお願いされまして。彼が言うには、“僕は『心はロンリー』が作りたくてフジテレビに入社したのに、結局その夢が果たせなかった”と。“でも、たとえ自分が関われなくても、『心はロンリー』の新作を作ってほしいんです”と言われて。そんな熱い思いに心打たれて、動き出した企画なんです。ただ、今日に至るまで、だいぶ苦労しましたけどね。そもそも最初、プロデューサーの渡辺俊介に話を持っていったら、“無理でしょ”って笑われましたから(笑)。あと、総合演出の三宅(恵介)さんが、今どきのテレビの作り方が分かってない(笑)。お金の計算が全くできなくて、えらいことになってたみたいです(笑)。

 

◆ずばり、『心はロンリー 気持ちは「・・・」』シリーズの魅力とは?

良くも悪くも、伝わりにくいギャグが多いっていう(笑)。特に初期の頃は、打ち合わせを夜遅くまでやってたんで、ほとんどが深夜3時くらいに思い浮かんだギャグなんですよ(笑)。思い付いたときはみんなでゲラゲラ笑ってるんだけど、実際に撮影して、後で見てみたら全然面白くない…ということも多々ありました(笑)。ギャグの意味が分からないってよく言われるんですけど、逆にそこがたまらないと言ってくれるファンもいるんで、そこは見どころなのかなと。今回は、これまでよりも分かりやすいように作ったつもりではあるんですが、それでも、一回見ただけでは気が付かないギャグもたくさんあると思います(笑)。

 

◆ヒロインの川口春奈さんの印象は?

こういう特殊なドラマなんで、最初は断られると思ってたんです。でも、ダメ元でオファーしてみたら、即OKの返事が返ってきて。びっくりしましたね、“大丈夫?”って(笑)。で、いざ撮影が始まったら、さらに驚いたことがあって。彼女は、現場でいきなり“これやってくれ”“あれやってくれ”って言われても、戸惑ったり、疑ったりするところが一切ないんですよ。“はい、分かりました!”言うて、全部やってくれる。それと、お芝居の“抜き方”が抜群にうまいんです。そのへんの呼吸も、すごく僕と合うなと思いました。

 

◆放送を楽しみにしている視聴者の皆さまへ、メッセージをお願いします。

とにかく、一生懸命頑張りましたので、ぜひ見ていただけたらと思います。ちなみに今回、“ファイナル”とうたっていますが、私としては、「ファイナルプラスワン」なのか、「シン・心はロンリー」なのか。どうにかタイトルを考えて、次回作をもくろんでおります(笑)。

 

川口春奈 コメント

◆出演のオファーを受けたときの率直な心境をお聞かせください。

この作品のことは存じ上げていなかったので、最初は、フジテレビの大きな企画で、さんまさんと親子役で…というお話を突然聞かされて、びっくりしちゃいました。ただ、バラエティーではなく、ドラマという枠組みで、しっかりお芝居をするということだったので、とてもうれしかったです。

 

◆明石家さんまさんとの共演はいかがでしたか?

撮影が始まるまで、実はずっと緊張していたんです。もちろん楽しみな気持ちもありつつ、一方で“どうしよう、自分にできるかな…”という不安もあって。でも撮影の初日、さんまさんが、さんまさんのままで(現場に)入ってこられたんです(笑)。その姿を見た瞬間、一気に緊張が解けて、リラックスできたのを覚えています。

 

◆撮影現場はいかがでしたか?

こんなに楽しい現場は初めてじゃないかと思うくらい、とにかく楽しかったです!普段のドラマの現場とは全く違って、どのシーンの撮影もお祭りのような感じで。“ドラマを撮っているんだけど、ドラマを撮っているんじゃない”みたいな(笑)。でも、すごく中身の濃い、独特な空気感を味わっていました。

 

◆放送を楽しみにしている視聴者の皆さまへ、メッセージをお願いします。

長年にわたって、そうそうたるキャストの皆さま、スタッフの皆さまが作り上げてきた、素晴らしい作品のファイナルに呼んでいただけて、すごく光栄です。私にとって、一生自慢できる経験になりました。見ていてハッピーになれる場面が随所にちりばめられている作品ですので、ぜひご覧ください。

 

番組情報

フジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』

フジテレビ系

2024年4月27日(土)午後9時~11時40分

 

出演:明石家さんま 川口春奈 ほか

 

脚本:君塚良一

ギャグ考案:大岩賞介、藤沢めぐみ/杉本高文

音楽:門司肇

チーフプロデューサー:渡辺俊介

プロデュース:竹岡直弘、高橋味楓、野田悠介

総合演出:三宅恵介

制作・著作:フジテレビ

 

オフィシャルサイト:https://www.fujitv.co.jp/lonely-final/

 

©フジテレビ

GANG PARADE 初の公式LINEスタンプを発売!全国の飲食店など対象に「遊び場加盟店」も募集開始

アイナ・ジ・エンドやBiSらを擁する音楽事務所WACK所属の13人組アイドルグループ・GANG PARADEが、初の公式LINEスタンプ「ENJOY PLAY!! GANG PARADEスタンプ第1弾」を発売決定。さらに全国の飲食店などのBtoC店舗に向けて、「遊び場加盟店」企画の開催及び加盟店募集を開始した。

GANG PARADE

 

メンバーのココ・パーティン・ココが運用する非公式ステマX(旧Twitter)アカウント「ニノパテちゃん@ココ大好き」が、公式LINEスタンプの販売を匂わせる画像を投稿。突如現れた発売されていないはずの公式LINEスタンプ画像に、多くの遊び人(GANG PARADEファンの総称)が驚きと盛り上がりを見せる中、それに続く形でGANG PARADE公式から正式に公式LINEスタンプ「ENJOY PLAY!! GANG PARADEスタンプ」第1弾のリリースが発表された。

 

GANG PARADEからは初の公式LINEスタンプリリースとなり、イラストとデザインは、DECO*27「ルーキー」「ゾンビ」や ヨルシカ「老人と海」などのMVディレクションを手掛け「映像作家100人」にも選出されたDMYM/No.734が担当。「ENJOY PLAY!! GANG PARADEスタンプ」というタイトルの通り、メンバーの楽しげなイラストが目を引くかわいらしいイラストデザインとなっている。

 

また、LINEスタンプ発売だけでなくサプライズとして、「遊び場加盟店」の募集も開始。加盟店に応募すると、特設HPに無料で加盟店の店舗情報が掲載され、全国各地にいる遊び人だけでなく、多くの人たちにお店をPRすることができる企画となっている。加盟店になった場合は、公式「遊び場加盟店」ステッカーを店内に貼ることができ、加盟店証明メンバーボイスメッセージCDが送られてくる特典付きとのことだ。

 

また、加盟店側の裁量にはなるがGANG PARADEの公式YouTubeと公式X(旧Twitter)をチャンネル登録・フォローすると来店したお客さんはサービス(替え玉1杯無料・お会計50円引きなど)を受けることができる企画となっている。

 

公式「遊び場加盟店」ステッカーは、GANG PARADE「津々浦々愚連隊大進行〜百鬼夜行〜」のビジュアルなども手がけた、シンボウサトシが担当している。実際に加盟店に送られるステッカーは後日発表になるため、今後発表されるデザインにも注目だ。

 

LINEスタンプ情報

「ENJOY PLAY!! GANG PARADEスタンプ第1弾」

2024年3月18日(月)〜発売開始

価格:120円

購入リンク:https://line.me/S/sticker/25555196

イラストレーター:DMYM/No.734(@no_734)

 

リリース情報

5th Single『(タイトル未定)』

2024年5月22日(水)発売

※「躍動」「ROCKを止めるな!!」含む3曲入り

購入予約リンク:https://GANGPARADE.lnk.to/5thsingle

 

ライブ情報

GANG PARADE 全国TOUR「AVANTGARDE PARADE TOUR」

2024年6月1日(土) 北海道 PENNY LANE24

2024年6月8日(土)愛知 THE BOTTOM LINE

2024年6月9日(日)静岡 SOUND SHOWER ark 清水

2024年6月15日(土)大阪 BANANA HALL

2024年6月16日(日)滋賀 U STONE

2024年6月21日(金)宮城 Rensa

2024年6月23日(日)福岡 Drum Be-1

2024年6月30日(日)神奈川 Bay Hall

2024年7月8日(月)東京 LIQUID ROOM

 

WEB

「遊び場加盟店」特設サイト:https://gangparade.jp/feature/kameiten

GANG PARADEオフィシャルサイト:https://gangparade.jp/

GANG PARADEオフィシャルX:https://twitter.com/GANG_PARADE

GANG PARADEオフィシャルTikTok:https://www.tiktok.com/@gang_parade

GANG PARADEオフィシャルInstagram:https://www.instagram.com/gang_parade_official/

元BiSH 加藤千尋が伊原六花主演『肝臓を奪われた妻』で連続ドラマ初出演!「私自身ゾクゾクします」

加藤千尋が、伊原六花が主演を務める、4月2日(火)スタートのドラマDEEP『肝臓を奪われた妻』(日本テレビ系 毎週火曜 深夜0時24分~0時54分)に出演決定。コメントが到着した。

『肝臓を奪われた妻』中村弘子を演じる加藤千尋©読売テレビ

 

昨年4月、大人の女性をターゲットに深夜だからこそ描けるディープな人間模様や、緊迫するサスペンスをテーマに新設された「金曜ドラマDEEP」。その第1弾『夫婦が壊れるとき』は、24時以降に放送された深夜ドラマとしてTVer配信再生数歴代1位を獲得。第2弾『癒やしのお隣さんには秘密がある』も1800万再生を超え、2023年7月期深夜ドラマ再生ランキング1位を獲得した。

 

そんなドラマDEEPが、金曜日から火曜日へお引越し。話題の中心となったコンセプトはそのままに、火曜プラチナイト枠の全国ネット放送となり、新番組『上田と女がDEEPに吠える夜』と共に火曜の夜を彩る。

 

第1弾『肝臓を奪われた妻』は、「LINEマンガ2022年間ランキング(女性編)」6位にランクイン、国内累計閲覧数1億3,300万viewsを超える大人気作品を、伊原六花主演でドラマ化。夫に裏切られ、肝臓を奪われた悲劇の主人公・北山優香を演じる。

 

そして、シングルマザーとしてけなげに働く優香に引かれ、次第に支えたいと思うようになる心優しい男・小栗健役を戸塚純貴。母の肝臓移植のために優香に「幸せな結婚」を持ちかけ、手術後は、離婚を強いて突き放した冷酷な元夫・中村光星役を桐山漣(※漣のしんにょうは点が一つ)が務める。

 

このたび、中村光星の妹・弘子役に連続ドラマ初出演となる加藤千尋が決定した。2015年より”楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」のメンバー、セントチヒロ・チッチとして活動した加藤は、2023年6月のグループ解散後、同年8月に「加藤千尋」名義で女優としての活動をスタート。

 

CX『ほんとにあった怖い話』、舞台「雷に7回撃たれても」、映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(吹き替え版声優)など俳優としても才能を発揮。音楽活動としては、2022年8月より「CENT」名義でソロプロジェクトを開始し、2023年には全国ツアーも行った。

 

演じる中村弘子は、優香の復讐相手である中村光星の妹で、我が強く、激しい感情の持ち主。兄・光星の威を借り、わがままし放題。井川グループの御曹司・井川賢三と玉のこし狙いで付き合っているが、実は本当にほれている?! というかわいらしい一面も。

 

そんな物語に独特のスパイスを振りかけるエネルギッシュなキャラクター・弘子に、優香はどのように復讐を遂げていくのか。弘子は何を”奪われる”のか、加藤の鬼気迫る演技に注目だ。加藤のコメントは下記に掲載。

 

加藤千尋 コメント

脚本をいただいた時、『肝臓を奪われた妻』という衝撃的なタイトルに読むのがわくわくしました。「火曜ドラマDEEP」が新しく始まる大切な瞬間に私としても初めて連ドラ出演する機会をいただき、とてもうれしく思います。

 

強がりでわがままだけどどこか不器用な弘子は強烈な中村家の中で人生にもがきながらも、素直に誰よりも人間くさく生きる女の子だなと感じます。エネルギーあふれる彼女のパワーに負けないよう、私も精いっぱい挑戦していきたいです。

 

優香の復讐劇の中で弘子自身がどんな変化をしてゆくのか、キャラクターそれぞれの想いや交差する人間関係がどんな結末にたどり着くのか、私自身ゾクゾクします。ぜひお楽しみしてくださいませ。

 

番組情報

ドラマDEEP『肝臓を奪われた妻』

日本テレビ系

2024年4月2日(火)スタート

毎週火曜 深夜0時24分~0時54分

 

<配信>

TVer、Hulu 毎話放送後配信開始

 

<キャスト>

伊原六花、戸塚純貴、加藤千尋、桐山漣

 

<スタッフ>

原作 : Mana・JYUN『肝臓を奪われた妻』(「LINEマンガ」連載)

脚本:遠山絵梨香(『癒やしのお隣さんには秘密がある』)

演出:中前勇児、二宮崇

音楽 : 桶狭間ありさ

制作:下村忠文

プロデュース:明石広人

プロデューサー:桑原丈弥、秋元孝之

制作プロダクション:オフィスクレッシェンド

製作著作:日本テレビ

 

番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/deep-kantsuma/

X(旧Twitter)&Instagram&TikTok:@dramadeep_ntv

 

©読売テレビ

超ときめき♡宣伝部が稽古に挑む様子などを切り取った『リトライ、青春!』本予告映像が解禁!新宿ユニカビジョンで期間限定放映も

超ときめき♡宣伝部が主演を務める、生配信ドラマ『リトライ、青春!』(Rakuten TV 3月29日(金)、30日(土)、31日(日)午後3時~LIVE配信予定)より、本予告映像が到着した。

『リトライ、青春!』©リアドラ「リトライ、青春!」製作委員会

 

本作は通常のドラマとは異なり、90分間ノンストップでカメラを回し続ける「生配信ドラマ(通称:リアドラ)」。Rakuten TVにて3月29日(金)30日(土)31日(日)の3日間連続で生配信される。

 

3日間とも同じストーリーであるが、生ならではのその日限りの演技やアドリブ、台本通りにはいかない展開、そして1日目と3日目ではドラマの登場人物のみならず、出演キャストたち自身の成長も見られる、毎日見比べて3日間の違いを楽しむことができる作品だ。

 

このたび、本予告映像が解禁された。超とき宣が、グループとして初めて全員で演技に挑戦する本作。稽古が本格的にスタートし、楽しくみんなでディスカッションしながら取り組む様子から、稽古が進むにつれ6人それぞれが乗り越えなければならない壁に悩んだり、時には涙したりしながら必死に向き合う様子。

 

さらにはドラマ本番で初披露となる主題歌「リトライ、青春!」のパフォーマンスの練習を行う様子など、いろんな感情の揺れ動く瞬間がたくさん切り取られ、『リトライ、青春!』というプロジェクトが始動してから本番まで、メンバー6人それぞれの様子が“リアル”に映し出された衝撃的な映像となった。

 

本番へのワクワク感や、本当に成功するのかハラハラドキドキの気持ちを共有できる“予習編”ともいえるこの映像は、新宿ユニカビジョンにて期間限定放映も決定。3月22日(金)~3月28日(木)までの一週間限定で、新宿を象徴するビジョンに『リトライ、青春!』の本予告が流れる。

 

さらに先日、メンバーが生出演したラジオで初フル尺OAとなった主題歌「リトライ、青春!」が、3月20日(水)よりサブスク配信スタート。TikTokでは先行して一部音源を配信中。メンバーが考案した“リトライ、青春!”ポーズを入れて踊ってみた動画も。また、視聴チケットの購入者の中から抽選で、リアルイベントに招待。詳細は後日発表される。

 

本予告映像

あらすじ

高校2年生のそら(辻野かなみ)、菫(杏ジュリア)、苺(坂井仁香)、桃華(小泉遥香)、日向(菅田愛貴)、翠(吉川ひより)。生徒から人気の梨乃先生に集められた初対面の6人は、3年生を送る会(三送会)でダンスパフォーマンスをすることに。そこでみんなには内緒で赤点免除を条件に、苺はチームのリーダーに任命される。バラバラのチームメイトたちをまとめようと奮闘する苺だったが、本番直前、ある事件をきっかけにチームに亀裂が入る。「留年やだぁーーーーー!」と願いを込めると、なんと30分前に巻き戻り、事件が起こる前にタイムリープしていた…!苺は仲間のピンチを救うため、告白を成功させるため!?

 

そして、本番を成功させるため!学校中を駆け回り、全てがうまくいくようにリトライし続けるが…?そして次第に明らかになる6人が集められた本当の理由。果たして、6人は心をひとつに三送会のパフォーマンスを成功させることができるのか。

 

番組情報

『リトライ、青春!』

Rakuten TV

2024年3月29日(金)、30日(土)、31日(日)午後3時~LIVE配信予定

 

<キャスト>

超ときめき♡宣伝部(辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより)

キタキマユ、岩井拳士朗、若林拓也、大島由香里、中村まこと

 

<スタッフ>

企画・プロデュース:熊谷喜一、岩倉達哉

プロデュース:城田信義、大塩秀太、今川広樹

監督・脚本:平林克理

 

<配信チケット情報>

【3日間通しチケット】

チケットのみ:13,200円(税込)

応援グッズ付き3日間通しチケットセット:16,850円(税込)そらver./すみれver./いちごver./ももかver./ひなたver./みどりver.

 

【各公演単独チケット】

チケットのみ:5,500円(税込)

応援グッズ付き視聴チケットセット:9,150円(税込)そらver./すみれver./いちごver./ももかver./ひなたver./みどりver.

※応援グッズは役名入りTシャツと応援ロゴ缶バッチ。

 

視聴方法詳細:https://tv.rakuten.co.jp/static/guide/

公式サイト:https://retry-tokimeki.com/

X(旧Twitter)&Instagram&TikTok:@retry_tokimeki

 

©リアドラ「リトライ、青春!」製作委員会

生田絵梨花が初めて作詞・作曲を手掛けた「No one compares」が『日経ニュース プラス9』エンディングテーマに決定

『日経ニュース プラス9』(BSテレ東/BSテレ東4K 毎週月曜~木曜 午後9時~10時 金曜 午後9時54分~10時54分)のエンディングテーマが、 生田絵梨花の「No one compares」に決定した。

生田絵梨花

 

新しいメインキャスターに八木ひとみが就任し、 4月1日(月)から新体制となるBSテレ東『日経ニュース プラス9』。徹底して経済にこだわり、 現役世代のビジネスパーソンが求める最新ニュースを深堀りして伝えていく。

 

このたび番組エンディングテーマが、4月ソロデビューする生田絵梨花の「No one compares」(作詞・作曲:生田絵梨花 編曲:Takahito Nakamura)に決定。コロナ禍のステイホーム期間に生田が作詞作曲を始め、最初に作った一曲となっている。

 

池光靖弘プロデューサー コメント

経済は私たちの生活全般に深く関わっています。楽曲の提供をお願いする際、番組のコンセプトとともに「ビジネスの第一線に立つ人々が明日へ向かって踏み出す一歩を応援していきたい」という番組に込める私たちの思いを伝えさせていただきました。「No one compares」とは、比べられるものはない、という意味になります。想定外の出来事が起こり、価値観も大きく転換している現在、日々の営みを続けていく中では「経済をスキルにする」ことが欠かせません。ビジネスに頑張る現役世代を応援する経済番組として、「比べられるものはない」番組を目指していきます。

 

番組情報

『日経ニュース プラス9』
BSテレ東(BS⑦ch)/BSテレ東4K⑦ch)
毎週月曜~木曜 午後9時~10時 金曜 午後9時54分~10時54分

メインキャスター:八木ひとみ
コメンテーター:小柳建彦 山川龍雄 大塚節雄

俳優・奥 智哉が今ハマっているモノ「味が好きで、食感も他とは違う」Huluオリジナル「十角館の殺人」インタビュー

人気ミステリー作家・綾辻行人のデビュー作でベストセラー『十角館の殺人』がHuluオリジナルとしてドラマ化。3月22日(金)に独占配信が開始。主人公・江南(かわみなみ)孝明を演じた奥 智哉さんには原作の感想から初主演を務めた気持ち、青木崇高さんをはじめとする共演者とのエピソードまで聞いた。続けてGetNavi web恒例の今ハマっているモノについて聞く。

奥 智哉●おく・ともや…2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。2020年、蜷川実花が監督を務めた配信ドラマ『Followers』で俳優デビュー。近年の主なドラマ出演作に『仮面ライダーリバイス』(2021・テレビ朝日系)、『みなと商事コインランドリー』(2022・テレビ東京系)、NHK『大奥』、TBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』、『みなと商事コインランドリー2』(テレビ朝日系)、『癒やしのお隣さんには秘密がある』(2023・日本テレビ系)など。映画出演作に『ラーゲリより愛を込めて』(2022)。Instagram

 

あの牛丼屋に大ハマリ「キムチ牛丼大盛りが鉄板」

 

──GetNavi webということで今ハマっていることを教えていただけますか。

 

 昨年末から吉野家の牛丼にハマっています。他のお店の牛丼と食べ比べてみたのですが、出汁の味が好きですし、肉の切り方なのか食感も他とは違うんですよね

 

──頼むメニューは決まっているのですか?

 

 キムチ牛丼の大盛りが鉄板です! 最初はシンプルに牛丼を食べて、後半からキムチを混ぜます。牛丼のおかげで、苦手だった紅しょうがも大好きになったんです。牛丼になくてはならない存在ですね。

 

──牛丼愛が伝わってきます。ちなみに趣味は読書とお聞きしました。

 

 はい、母親の影響で小学生の頃から小説が大好きです。本格的なミステリーを読んだのは『十角館の殺人』が初めてでしたが、オカルトミステリーやSFミステリーなど、ミステリーものは結構読んでいます。中でも有川浩さんの大ファンで、小学5年生のときに読んだ『キケン』は小説にのめり込むきっかけになりました。自衛隊三部作も大好きなシリーズです。

 

──またアニメもお好きなんですよね。

 

 大好きです! 最近観たアニメだと『うる星やつら』のリメイクバージョンや『俺だけレベルアップな件』が印象に残っています。

 

──江南の部屋は風変わりな趣味のもので溢れていますが、奥さん自身、集めているものはありますか。

 

 『チェンソーマン』、『ベルセルク』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『ドラゴンボール』などのアニメのフィギュアを少しずつ集めています。今は飾る場所がないので、7体程度ですが、これからどんどん集めていきたいです。特にジョジョの第6部『ストーンオーシャン』に出てくるナルシソ・アナスイと、ベルセルクのガッツがお気に入りです!

 

Huluオリジナル「十角館の殺人」

Huluで独占配信

 

【Huluオリジナル「十角館の殺人」よりシーン写真】

 

(STAFF&CAST)
出演:奥 智哉 青木崇高 / 望月 歩 長濱ねる 今井悠貴 鈴木康介 小林大斗 米倉れいあ 瑠己也 菊池和澄 / 濱田マリ 池田鉄洋 前川泰之 河井青葉 / 草刈民代 角田晃広 仲村トオル
原作:綾辻行人『十角館の殺人』(講談社文庫)
監督:内片 輝
脚本:八津弘幸 早野 円 藤井香織
音楽:富貴晴美
プロデューサー:内片 輝 内丸摂子 木下 俊 / 中村圭吾 渋谷昌彦
チーフプロデューサー:石尾 純 勝江正隆
エグゼクティブプロデューサー: 川邊昭宏 長澤一史
制作:下村忠文
制作協力:内片輝事務所 東阪企画 いまじん
製作著作:日本テレビ
©綾辻行人/講談社 ©NTV
公式HP : https://www.ntv.co.jp/jukkakukannosatsujin/
「十角館の殺人」Hulu配信ページ:https://www.hulu.jp/jukkakukannosatsujin

 

(STORY)
十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。 1986 年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司(なかむら・せいじ)は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明(かわみなみ・たかあき)のもとに【死んだはずの中村青司】から1通の手紙が届く。<十角館に滞在するミス研メンバー>と<死者からの手紙>。「偶然とは思えない」―。江南は調査を進めるなか、島田潔(しまだ・きよし)という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち……孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる【想像を超えた衝撃の結末】とは。

 

取材・文/猪口貴裕 撮影/金井尭子 ヘアメイク/岩下倫之(Leinwand) スタイリスト/カワセ136

衣装協力/
【アイテム:ブランド名/金額(税抜)/問い合わせ先】
ジャケット:DISCOVERED/4万8000円/DISCOVERED
パンツ:DISCOVERED/3万9000円/DISCOVERED
シャツ:LITTLEBIG/3万8000円/LITTLEBIG
靴:opposite of vulgarity/1万4000円/HEMT PR
リング:PLUIE/3万1000円/PLUIE Tokyo

DISCOVERED
03-3463-3082
東京都渋谷区恵比寿西1-33-3光雲閣404

LITTLEBIG
03-6427-6875
東京都渋谷区円山町28-8 #305

HEMT PR
03-6721-0882
東京都渋谷区神宮前2-31-8 FKビル3F

PLUIE Tokyo
03-6450-5777
東京都渋谷区神宮前6-18-10海老名ビル3F

飯田圭織&モー娘。山﨑愛生が月島の新しい名物探し!Juice=Juice工藤由愛&OCHA NORMA石栗奏美は札幌の最新スポットへ『キタに恋した!』

3月23日(土)放送の『キタに恋した!』(HBC 深夜0時58分~1時28分/TVer配信あり)は、モーニング娘。’24の山﨑愛生が登場する。

『キタに恋した!』左から)山﨑愛生、飯田圭織、本間吏成アナ(c)HBC

 

北の大地を飛び出し、北海道民の目線からいろんな魅力をリサーチする『キタに恋した!』。モーニング娘。OGで、北海道室蘭生まれ・札幌育ちの飯田圭織がMCを務め、飯田と同じ事務所の北海道出身の後輩タレントが週替わりゲストとして出演する。

 

今回はもんじゃ焼きで有名な東京・月島が舞台。しかし、もんじゃ焼き店にはいかず…飯田、山﨑、本間吏成アナは月島の新しい名物探しへ。

 

まず初めに向かったのは、世界的なパティスリーコンテストで受賞経験を持つパティシエが手がけるチョコレート店「ユニベルソ」。ここで出会った宇宙を感じるチョコレートとは。

 

そして北海道通信特別版は、Juice=Juiceの工藤由愛とOCHA NORMAの石栗奏美の2人が札幌の最新スポット「ココノ ススキノ」へ。ここでしか食べることのできない限定スイーツや、東京で行列が出来るもんじゃ焼き店「月島もんじゃ くうや」で、一番人気の明太子もちもんじゃを食レポする。

 

さらに北海道のおいしいが勢ぞろいしたセレクトショップで2人がチョイスした「北海道名物グルメ詰め合わせ」の視聴者プレゼント企画も用意されている。

『キタに恋した!』左から)工藤由愛、石栗奏美(c)HBC

 

番組情報

『キタに恋した!』
HBC
2024年3月23日(土)深夜0時58分~1時28分

TVer:https://tver.jp/lp/series/srsxxo6wze
(翌日3月24日(日)正午配信)
X(旧Twitter):@HBCkitakoi
TikTok:@hbckitakoi

(c)HBC

“映像化不可能”「十角館の殺人」でドラマ初主演・奥 智哉インタビュー「ドッキリじゃないかと」3月22日Hulu独占配信

人気ミステリー作家・綾辻行人のデビュー作で、日本のみならず海外の作家にも多大な影響を与えた「館」シリーズの第1作『十角館の殺人』。長年、映像化は難しいと言われていた本作が、綾辻行人と親交のある内片輝(うちかた・あきら)監督によりHuluオリジナルでドラマ化。3月22日(金)に独占配信が開始した。通称“コナン”こと主人公・江南(かわみなみ)孝明を演じるのは、ドラマ初主演となる奥 智哉だ。自然体で臨むことができたという彼が経験した撮影でのエピソードを聞いた。

奥 智哉●おく・ともや…2004年7月18日生まれ。神奈川県出身。2020年、蜷川実花が監督を務めた配信ドラマ『Followers』で俳優デビュー。近年の主なドラマ出演作に『仮面ライダーリバイス』(2021・テレビ朝日系)、『みなと商事コインランドリー』(2022・テレビ東京系)、NHK『大奥』、TBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』、『みなと商事コインランドリー2』(テレビ朝日系)、『癒やしのお隣さんには秘密がある』(2023・日本テレビ系)など。映画出演作に『ラーゲリより愛を込めて』(2022)。Instagram

 

【奥 智哉さん撮り下ろし写真】

 

「最後の一行を読んだ衝撃は忘れられない」

 

──原作の『十角館の殺人』は読みましたか?

 

 今回のお話をいただいて読ませていただきました。本格的なミステリーを読んだのは初めてで時系列が混乱することもあり、何度も読み返して思い出すなど、頭の中で整理しながら読みました。

 

──原作ならではの良さはどういうところに感じましたか?

 

 文字だからこそキャラクターの声や造形などが頭の中で膨らんで、それがトリックの肝に結び付くのが醍醐味かなと感じました。“十角館”が存在する角島(つのじま)と、本土の描写のバランスが素晴らしくて、種明かしまでたどり着く過程が味わい深かったです。

 

──原作をお読みになったとき、途中で犯人の予想はつきましたか。

 

 中盤で犯人の予想はついたんです。でも、なぜそうなったのかは1ミリも想像できなくて。だからこそ最後の一行を読んだ衝撃は忘れられないですね。 “館シリーズ”を読み進めていて、まだまだ初心者ですが、ミステリーの面白さをひしひしと感じています。

 

──ドラマ初主演ですが、オファーがあったときのお気持ちはいかがでしたか。

 

 マネージャーさんから聞いて、最初はドッキリじゃないかと(笑)。絶対に嘘だと思いました。衣装合わせや監督との顔合わせなどをしていくうちに、徐々に実感が湧いてきました。

 

──撮影に臨むにあたって、どんな準備をしたのでしょうか。

 

 撮影前に内片輝監督から「そんなに硬くならずに楽しくやろう。優しいメンバーばかりだから気楽に演じてほしい」と言ってもらい、主演だからと肩ひじを張らずに、自然体で臨むことができました。原作を読んだときに混乱したところがあったので、「このシーンはどこまで進んでいるんだっけ?」「この時点で誰が死んでいて」という情報整理をして、物語を理解した上で撮影に臨みました。ここまで細かく脚本を整理したのは初めての経験でしたね。

 

──事前に内片監督から、こう演じてほしいといった指示はありましたか。

 

 「とにかく明るく、常に好奇心旺盛でいてほしい」と。僕はお芝居をする時に控えめに表現してしまう癖があったので、もっと明るくていいんだ、もっと前のめりでいいんだと、すり合わせをできたのが良かったです。

 

青木崇高さんは「思い描く理想の大人」

 

──内片監督の印象はいかがでしたか。

 

 第一印象は「デカい!」です(笑)。共演者の方々と「RIZINに出てそう」と話していました。演出に関しては、内片監督から具体的な技術について教えていただくことが多かったです。例えば顔を上げるタイミングで、目線を先に上げてから顔を上げたほうがかっこいい画が撮れるなど、細かいところまで教えてくださいました。一シーンが撮り終わった後も、すぐに監督と見返して、「最初はこうだったけど、こう変わったよね」と自分の変化が具体的に分かりました。監督のおかげで、表現の幅も広がったと思います。

 

──青木崇高さん、角田晃広さん、濱田マリさんなど、キャリアのある方との共演シーンが多かったですが、プレッシャーはありましたか?

 

 最初はプレッシャーを感じていましたが、江南は関係者にぐいぐい質問して真相に迫っていくので、僕も見習わなきゃいけないなと思いました。ですので5分休憩でも自分から積極的に話しかけました。特に共演シーンの多い青木さんと角田さんとは、3人でよく読み合わせもしていました。

 

──バディ役の青木さんは、どんな方でしたか。

 

 芸能界に入る前から知っている俳優さんで、お会いしたときはスター感を感じました。親子ぐらい年の差がありますし、俳優としても大先輩ですが、めちゃめちゃ優しくて。お話をしていても、僕の目線に自然と合わせてくださるんですよね。とてもひょうきんな方で、子どものような純粋さもありましたが、芯はしっかりしていて、島田に通じるものがありました。僕が思い描く理想の大人です。

 

──青木さんとの会話で印象に残っていることを教えてください。

 

 ちょっとした人生相談をさせていただいたとき「いろんなことに挑戦して、そのときに自分が感じたものを大事にしたらいい」という言葉をいただき、一人旅を勧めていただきました。あと青木さんは謎解きがお好きで、脱出ゲームにも行かれているそうなんです。僕は実生活で何かを推理することはなかったのですが、撮影の合間に青木さんと謎解きをしたことで推理の楽しさに触れることができました。

 

──江南を演じる上で、他にどんなことを意識しましたか。

 

 江南は常に明るく楽しそうで、聞き込みのときは失礼にあたることも、ぐいぐいと斬り込んでいきます。島田に対して「よくそんなことを言えますね」とツッコミを入れるのに、自分も初対面の人にずけずけとものを言う。そういう図太さや、好奇心旺盛な一面を、お芝居で意識しました。僕自身も好奇心旺盛ですし、子どもっぽさも根っこにあるので、そこは似ているなと感じます。

 

──改めて「十角館の殺人」という大きな作品で主演を飾ったお気持ちを聞かせてください。

 

 配信日が近付くに従って、偉大な作品に参加させていただいたことが身に染みています。撮影期間中はそれほどプレッシャーを感じずにいられましたが、今はなかなかの恐怖体験です(笑)。

 

Huluオリジナル「十角館の殺人」

Huluで独占配信

 

【Huluオリジナル「十角館の殺人」よりシーン写真】

 

(STAFF&CAST)
出演:奥 智哉 青木崇高 / 望月 歩 長濱ねる 今井悠貴 鈴木康介 小林大斗 米倉れいあ 瑠己也 菊池和澄 / 濱田マリ 池田鉄洋 前川泰之 河井青葉 / 草刈民代 角田晃広 仲村トオル
原作:綾辻行人『十角館の殺人』(講談社文庫)
監督:内片 輝
脚本:八津弘幸 早野 円 藤井香織
音楽:富貴晴美
プロデューサー:内片 輝 内丸摂子 木下 俊 / 中村圭吾 渋谷昌彦
チーフプロデューサー:石尾 純 勝江正隆
エグゼクティブプロデューサー: 川邊昭宏 長澤一史
制作:下村忠文
制作協力:内片輝事務所 東阪企画 いまじん
製作著作:日本テレビ
©綾辻行人/講談社 ©NTV
公式HP : https://www.ntv.co.jp/jukkakukannosatsujin/
「十角館の殺人」Hulu配信ページ:https://www.hulu.jp/jukkakukannosatsujin

 

(STORY)
十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。 1986 年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司(なかむら・せいじ)は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明(かわみなみ・たかあき)のもとに【死んだはずの中村青司】から1通の手紙が届く。<十角館に滞在するミス研メンバー>と<死者からの手紙>。「偶然とは思えない」―。江南は調査を進めるなか、島田潔(しまだ・きよし)という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち……孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる【想像を超えた衝撃の結末】とは。

 

取材・文/猪口貴裕 撮影/金井尭子 ヘアメイク/岩下倫之(Leinwand) スタイリスト/カワセ136

衣装協力/
【アイテム:ブランド名/金額(税抜)/問い合わせ先】
ジャケット:DISCOVERED/4万8000円/DISCOVERED
パンツ:DISCOVERED/3万9000円/DISCOVERED
シャツ:LITTLEBIG/3万8000円/LITTLEBIG
靴:opposite of vulgarity/1万4000円/HEMT PR
リング:PLUIE/3万1000円/PLUIE Tokyo

DISCOVERED
03-3463-3082
東京都渋谷区恵比寿西1-33-3光雲閣404

LITTLEBIG
03-6427-6875
東京都渋谷区円山町28-8 #305

HEMT PR
03-6721-0882
東京都渋谷区神宮前2-31-8 FKビル3F

PLUIE Tokyo
03-6450-5777
東京都渋谷区神宮前6-18-10海老名ビル3F

あのが大悟の代打に!?ツマミ初の席替えを実施 浅野いにおの名作制作の裏側が明かされる『酒のツマミになる話』

3月22日(金)放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系 午後9時58分~10時52分)に、大悟(千鳥)、ダイアン(津田篤宏、ユースケ)、ゲストとして浅野いにお、あの、アンミカ、岩井勇気(ハライチ)が登場する。

 

『酒のツマミになる話』は、“お酒の席が盛り上がれば何をしゃべってもOK”というルールの下、普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語り合うトークバラエティ。円卓を囲み、それぞれの好きなお酒で乾杯し宴がスタート。番組特製の“酒瓶ルーレット”でトークの順番を決定する。

『酒のツマミになる話』浅野いにお (c)フジテレビ

 

ツマミ初登場の人気漫画家・浅野が「仕事の“良き理解者”はいますか?」と切り出す。実は、映画化もされた「ソラニン」や「おやすみプンプン」を連載してから“あること”が原因で編集部から“お呼び出し”を受けてしまったことがあるそう。そんな浅野を信じて連載し続けてくれた編集長が良き理解者であると明かし、名作制作の裏側が語られる。

 

新婚さんのハライチ・岩井は“ある仕事”が良い相談相手の役割をしてくれていると明かす。バッシングの心配もせずに愚痴などをこぼせる“よりどころ”にもなるその仕事現場とは。

『酒のツマミになる話』アンミカ (c)フジテレビ

 

アンミカは夫が良き理解者だそう。ラブラブな様子を公開することも多いアンミカ夫婦にも実は“懸念”があると明かす。そんなアンミカにはこれから挑戦したいことがあるそうで、愛する夫のサポートのおかげで今回も“名言”を大連発。あの大爆笑をさらった“白”の名言についても語られる。

 

さらにアンミカはこの世で唯一“席替え”が苦手だと明かすと、ツマミ初の“席替え”が始まる。MC席にはあのが座り、トークが始まる。あのの回す酒瓶ルーレットで選ばれたユースケの相談事は「奥さんがご飯を作りすぎるのをやめさせたい」。あのの爆笑返答にスタジオは大盛り上がり。大悟の“代打”はあのちゃんに決定か。

 

そのほかにも、あのの「家電がうまく使いこなせない」、岩井の「組み立て式家具が絶対完成させられない」などの話題も。

 

番組情報

『酒のツマミになる話』
フジテレビ系
2024年3月22日(金)午後9時58分~10時52分
※毎週金曜 午後9時58分~10時52分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/SAKE_NO_TSUMAMI/
公式X(旧Twitter):@cxSAKEnoTSUMAMI
TVer:https://tver.jp/lp/series/srvqbemjx1
FOD:https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/variety/ser2737

(c)フジテレビ

中村ゆりか&生駒里奈が『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』W主演!社内で多発する怪事件の真相を追う復讐エンタメ

中村ゆりかと生駒里奈がW主演を務める『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』(カンテレ ※関西ローカル 毎週木曜 深夜0時25分~0時55分/DMM TVにて独占配信)が、4月18日(木)スタート。放送に先駆け、ティザー映像が公開された。

『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』左から)中村ゆりか、生駒里奈 (c)カンテレ

 

本作は、カンテレと動画配信サービス・DMM TVがコラボした“リベンジ・復讐”をテーマとするドラマ企画の第2弾。原作は、世の中のさまざまな女性たちの生きざまに問題提起する社会派“ヒューマン”コミック誌「ストーリーな女たち ブラック」にて連載中のタナカトモ(原作担当)・つかさき有(漫画担当)の同名コミックス(ぶんか社)。

 

地味で内向的な派遣社員・ほのかが、謎の美女・のぞみの入社と同時に社内で多発する、まるでパワハラを粛清するような怪事件の真相を追う、先が読めない復讐エンターテインメントドラマ。社内に底知れぬ恐怖を呼び込む謎の美女・深瀬のぞみ役を中村ゆりか、おとなしく純粋な性格で会社に居心地の悪さを感じている派遣社員・浅見ほのか役を生駒里奈が演じる。

 

出演決定時の心境について、中村は「私が独立してから初めてオファーを受けたドラマのお仕事なので、新しい気持ちとともに、この作品に巡り合えてよかった、という光栄な思いで引き受けました。『社内処刑人』というタイトルから『~彼女は敵を消していく~』というサブタイトルまで、なんだか怖い感じですごくインパクトがあって、ドロドロしたお話なのかなと思いながら読んだら本当にそうだったのですけれど(笑)。展開がスピーディーで、繰り広げられるストーリーが気になって楽しみながら読みました」と語る。

 

また、役作りについて聞くと「のぞみは視聴者の方からはどういう人なのか読み取りづらい、というところを大事にしたいと思っています。一見気さくに接してくれるけれど、どこか裏があるんじゃないかと思ってしまう。その微妙な表現ができるように、“ミステリアスさ”を意識してのぞみを演じていきたいです」と意気込んだ。

 

本作が初共演となる生駒について尋ねると、「いろんなところでご活躍を拝見していたのですが、初めてお互いに役に入る本読みの時に生駒さんのお芝居を見て “もうこれはほのかだ!”と思いました。その日の終わり際にたまたま同じエレベーターになって、帰り道は途中まで一緒にお話させていただいたのですが、すごく安心して作品に臨めそうだなと思いました。今後一緒にお芝居していくのが楽しみです!」と表情をほころばせる。

 

最後に「ストーリーが進んでいくごとに展開がドロドロしたところも含めてどんどん増していって、“次は何が起こるんだろう?”という期待や楽しみが募っていく作品になっていると思います。放送を楽しみながら見届けていってほしいです!」と笑顔で呼びかけた。

『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』左から)中村ゆりか、生駒里奈 (c)カンテレ

 

一方、共に主演を務める中村について、生駒は「ゆりかちゃんとは今回が初めましてだったのですが、人として魅力のある役者さんだということは分かっていました。実際お会いしてみると本当にかわいくて! 私の方が年上なのですが、ルックス的にゆりかちゃんの方が大人っぽく見えると思います。お互い人見知りで、20代後半という女性が体の機能的にも人生のことを考えなければならない年齢で、似たような考え方を持っていて。初めて顔合わせをした日、本読みの後に駅まで2人で一緒に帰って“この年齢ってそういうこと考えるよね、役者やってるとそれ思うよね”と話をしたんです。撮影していく中で、のぞみとほのかのように仲良くなっていけたらと思っています!」と裏話を明かした。

 

また、演じるほのかと自身の共通点を聞くと「ほのかと見た目はちょっと似てるかも、と思いましたが、私は自分ではないものになることが“役になる”ことだと思っているので、似てない部分があって当たり前だと思います。なので演技を見て私と似ていると感じる部分を見つけてもらえたらうれしいですし、視聴者の方にとってもほのかと自分が1番似ていると思える部分がきっとあると思いますので、そう思ってもらえるよう、ほのかの人物像を演じられたらと思います」と真っすぐに語った。

 

最後に、視聴者に向けて「目立って自分から物事を進めていくタイプではない、というほのかのような方はたくさんいらっしゃると思います。皆さんが大変なとき“自分はこんな性格だから”と諦めるのではなく、ちょっとやり方を変えるだけでこんなにも世界が変わるんだ、と思うきっかけにこのドラマがなればと思います。私たちは本当に理不尽ばかりな世の仕組みの中で生きていますが、ドラマを通してスカッとしてもらえたらうれしいです。勇気を持ちたい時にほのかたちを見て“頑張ってみようかな”、と思える時間になるとうれしいです」と熱を込めメッセージを送った。

 

さらに、ティザー映像が先行解禁。地上波では、本日3月21日(木)放送のドラマ『極限夫婦』(深夜0時25分~)内で初放送される。タナカトモとつかさき有から寄せられたコメントは以下を参照。

 

『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』ティザー映像

 

原作担当・タナカトモ コメント

『社内処刑人』ドラマ化、本当にうれしいです。先日、撮影を見学させていただきました。笑い声が絶えない中にも熱意があふれ出す素晴らしい現場でした。1つのシーンに何度も調整を繰り返し、精度を高めていく俳優陣の皆さまと撮影クルーの皆さま。キャラの「ぽさ」について意見を交わしあう脚本チームの皆さま。こんなチームが作るドラマは面白いに決まっています! 映像作品としての『社内処刑人』、ぜひ多くの方に見ていただければうれしいです。

 

漫画・つかさき有 コメント

『社内処刑人 〜彼女は敵を消していく〜』のドラマ化、思ってもみなかったお話で楽しみが過ぎてます。(撮影)現場を見学させていただいてまず驚いたのは舞台となる「白馬不動産」の美術。ポスターも細部までこだわって作られてて見習おうと思いました(猛省)。モニターでの確認室では脚本家の皆さまとも和気あいあいでほっこり。機材が入ったカゴにものぞみたちのイラストのコピーでメモが貼られてたり感動…。撮影現場の見学では皆さん役名で呼び合われててこそばゆい感じ。カットがかかった時の俳優さんのリラックス姿を見られるのはまさに役得。どうぞ皆さまもほのかたちと一緒にドキドキワクワクを楽しんでください!

 

第1話 あらすじ

純粋だが地味で内向的な派遣社員・浅見ほのか(生駒里奈)は、ハラスメントが横行する社内で仕事を押し付けられたり、トラブルの濡れ衣を着せられたりしながらも「この仕事にしがみつくしかない」と耐える日々を送っていた。

そんなほのかの前に突如、新たに入社した派遣社員・深瀬のぞみ(中村ゆりか)が現れる。仕事ができて美しく目立つのぞみはすぐさま先輩社員から目を付けられるが、ほのかと急接近し、深く共鳴する。のぞみと出会い親しくなったことで、徐々に毎日を楽しいと感じられるようになっていくほのか。そんな中、ほのかにハラスメントを働いていた先輩社員が社内で起こったある事件によって突然の退職に追い込まれ、騒然となる。

しかし、それは発端に過ぎなかった。数日後、社内でほのかはある衝撃的な光景を目にする。のぞみの入社をキッカケに次々と巻き起こる不審な事件。果たして、のぞみは社内をムチャクチャにする悪女なのか…!?

 

番組情報

『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』
カンテレ ※関西ローカル
2024年4月18日(木)スタート
毎週木曜 深夜0時25分~0時55分
DMM TVにて独占配信

キャスト:中村ゆりか、生駒里奈
原作:タナカトモ・つかさき有『社内処刑人~彼女は敵を消していく~』(ぶんか社)
エグゼクティブプロデューサー:吉條英希(カンテレ)
監督:石田陽希(カンテレ)、玉木雄介、高杉考宏
脚本:ニシオカ・ト・ニール、藤平久子、灯敦生
プロデューサー:石田陽希(カンテレ)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
チーフプロデューサー:米田孝(カンテレ)
制作著作:カンテレ
制作協力:ファインエンターテイメント
見逃し配信:カンテレドーガ、TVer

番組公式HP:https://www.ktv.jp/shokei/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@edge_ktv
公式X:https://twitter.com/edge_ktv
公式Instagram:https://www.instagram.com/edge_ktv

(c)カンテレ

#ババババンビ 夢の日本武道館ワンマンを開催!新メンバー3名も加わり、春からは新体制へ【ライブレポート】

ゼロイチファミリア所属の5人組アイドルグループ・#ババババンビが、3月14日(木)にワンマンライブ「馬鹿騒ぎ”天下統一」at 日本武道館を開催。本公演をもって現体制を終了し、アンコールでは新メンバー3名のお披露目を行った。

 

宇咲、小鳥遊るい、岸みゆ、水湊みお、近藤沙瑛子からなる5人組のアイドル・#ババババンビ。2020年1月30日、芸能プロダクション・ゼロイチファミリアが手掛ける初のアイドルグループとして誕生したが、チケット完売のデビューライブ(同年3月27日)は新型コロナウイルスの影響を受け、中止に。

 

翌年3月27日、前年奇しくも中止となってしまったVeats Shibuyaでのデビューライブを同会場にて1年越しに開催し、見事にリベンジを果たす。その新たな門出の祝いにはOvertureの声を担当する格闘家の角田信朗も駆けつけ、生声で会場を盛り上げた。

 

2023年8月6日には「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」のメインステージで、豪雨に見舞われるも2024年3月14日に待望の日本武道館ワンマン公演を行うことを発表。9月27日にはキングレコードより「ゲイシャフジヤマ」でメジャーデビューを果たした。

 

そのメジャーデビューを1か月前に控えた8月28日・29日には「馬鹿騒ぎ日本一!」、そして「ゲイシャフジヤマ」という楽曲タイトルが運命的に結びつき、デビューシングルのヒット、そして“日本武道館ワンマンライブ”の成功の祈願として日本一の山“富士山”登頂に挑戦。

 

28時間にも及ぶ生配信で、ファンに見守られながら富士登山を敢行。アイドルとしての底力、意地、ファンからの期待や応援、メジャーデビュー、そして日本武道館公演と全てを背負っての日本一“富士山”登頂を成功(翌朝6時50分頃に登頂)させた。

 

デビュー以降、地方創生をコンセプトに掲げており精力的な全国ツアーや、自治体・企業とのコラボ、雑誌業界を大いに騒がせ、「TIFアイドル総選挙2022」では初代王者の栄冠に輝き、現在、SNSの総フォロワー数は390万を超える。そんな多くの困難と波乱に満ちた道ではあったが、輝かしいアイドル街道を爆進中のアイドルグループが、2024年3月14日に待望の日本武道館ワンマン公演を開催した。

 

ファンの期待感が膨らむなか、Overtureが流れステージ上に登場したのは、なんと角田信朗。これまでOvertureのメンバー紹介は角田によるナレーションであったが、中止となってしまったデビューライブのリベンジ公演同様、角田が生声でメンバーを高々と呼び上げ、#ババババンビが登場する。「ばばばばんびずむ〜!」で幕を開け、シングル「ゲイシャフジヤマ」のカップリング曲「あのねのね」「BPM180」など、数多くのライブで磨き上げた楽曲を披露していく。

#ババババンビ(photo/nishinaga “saicho” isao)

 

MCでは、水湊が「馬鹿騒ぎ“天下統一at 日本武道館にお越しの皆様、こんにちは! 私たち#ババババンビです! よろしくお願いします! ついに、#ババババンビが日本武道館に来ましたー!」とうれしさを爆発させる。小鳥遊は「日本武道館に立つと発表させていただいた『TIF』からもう7か月、あっという間にこの日が来ましたね。ずっとずっとこの日を楽しみにしてきましたー!」と感慨深げに語った。

 

メドレーでの楽曲披露や初のトロッコに乗って会場中を動き回り、笑顔全開のメンバーたちがキラキラする一方、ライブ中盤では“096k熊本歌劇団”による殺陣、和楽器の演出で、怪しげな照明に変わり一気に場のムードを変えていく。

 

管楽器の生演奏が加わったメジャーデビューシングル「ゲイシャフジヤマ」のなんとも言えない和の世界感を完全顕現し、「おっとっと!」「とぅーまっそ」では和太鼓が重厚かつテンポの良い音で会場一体がまるで祭のようであった。「星形」「青春ギルティ」など、スピード&アグレッシブさ満載の楽曲で畳み掛け、あれよあれよという間にライブ本編も終盤に。

 

MCでは、宇咲が「#ババババンビに加入したのは、3年前の17歳のときです。その時は、不安もいっぱいあったけど、大好きなみんなと出会えて、いろんな楽しいことがあって。でも楽しいことだけじゃなくて、もちろんつらいこともいっぱいあって。でもでもいっぱい乗り越えて。数年前の自分に“未来は明るいんだよ”って伝えてあげたいなって思います」。

 

小鳥遊は「新型コロナウイルスの影響でデビューライブも中止になってしまって、先が見えない真っ暗な中で、#ババババンビを見つけて応援して、こうして会いにきてくれる皆さん、応援してくれる皆さんがいてくれたから、私はずっとずっと走り続けられました」。

 

岸は「何度つまずいても、信じてくれてありがとう。何もなかった女の子に、夢を与えてくれて、人生を変えてくれてありがとう! まだ、みんなにとっての最高のアイドルでいさせてください! 今、心から笑顔で笑えています。とっても幸せです!」。

 

近藤は「私は、アイドルが大好きで、アイドルにしか興味がなくて、やめたいなとか、熊本に帰りたいなって思った時もたくさんあったけど、今日みたいにこうして皆さんが照らしてくれるペンライトの紫色のおかげで私は今日もアイドルでいられるなって思います。皆さんが少しでも元気になるような、そんな活動がこれからもできたらうれしいし、私はアイドルになるっていう人生を選択できて本当に心から幸せだなと思いました」。

 

水湊は「日本武道館に立ちたいって言ったときに、無理だよって笑われた日もありました。でも、そんななか、信じてついてきてくれたみんながいてくれたからこそ今日こうしてここに立てていると思います。アイドルになれて、こんなにすてきな景色を見ることができて、私は幸せものです。何年経ってもきっとずっとずっとみんなのことが大好きです。今日は本当にありがとうございました!」と感謝の気持ちを語り、本編ラストを「無重力ランナー」で締めた。

#ババババンビ(photo/nishinaga “saicho” isao)

 

アンコールで再びステージに上がった5人は「アイノハナ」「ネモフィラBLUE」「ハナビガタリ」を歌唱し、いよいよフィナーレへ。

 

ここで、かねてから告知されていたが、この日の日本武道館公演をもって現在の5人体制を終了、あらたなフェーズを迎えるための#ババババンビの新メンバー・神南りな、千星真穂、一ノ瀬こひなの3名が登場。それぞれの自己紹介があり、現メンバーを代表して小鳥遊が「人数が増えても、#ババババンビらしさは変わらず、もっともっと楽しいライブを皆さんにお届けできるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」と鼓舞し、来る4月からの新体制#ババババンビへの期待がさらに大きく膨らんだ。

 

結成4年、ついに日本武道館公演の夢をかなえた#ババババンビ。つらく厳しく険しくも華々しいアイドル街道を猛スピードで爆進していく彼女たちから、今後も目が離せない。

●photo/nishinaga “saicho” isao

 

WEB

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公式X:https://twitter.com/babababambi01

池村碧彩「とにかくうれしすぎて、ピョンピョン、ピョンピョンってしちゃいました!」映画『FLY!/フライ!』

「ミニオンズ」のイルミネーションが送る新作アニメ『FLY!/フライ!』が3月15日(金)より公開中。渡り鳥なのに移動したことがないカモ一家がある日、旅に出ることを決意。旅の途中に起こるハプニングや出会いを描いていく冒険アドベンチャー。カモ一家のキュートなおてんば娘・グウェンを、7歳の池村碧彩さんが担当。収録時のお話やお友達との日常などをいろいろと語ってくれた。

 

池村碧彩●いけむら・あおい…2016年5月生まれ。2019年よりキッズモデルとしてテレビCM、カタログモデル、web広告などに数多く出演。2021年、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」ではヒロイン百音の幼少期を演じて注目されている。ミュージカル「SPY×FAMILY」のアーニャ役、NHK大河ドラマ「どうする家康」の亀姫役も話題を呼んだ。InstagramX

【池村碧彩さん撮り下ろし写真】

 

グウェンはすべてがかわいい

──完成した『FLY!/フライ!』を観てどんなことを感じましたか。

 

池村 トラブルが起きても、仲間、家族、み~んなで乗り越えるところが素敵だなと思いました。それからキャラクターと声優の人の声がぴったりで、それも魅力的だなって思いました。

 

──グウェンをやることになったときはどんな気持ちになりましたか。

 

池村 とにかくうれしすぎて、(軽く体を弾ませながら)ピョンピョン、ピョンピョンってしちゃいました! 何日経ってもあのうれしい気持ちは忘れません。

 

──グウェンのかわいいと思ったところや好きだなって思ったところを教えてください。

 

池村 グウェンはすべてがかわいいです。一つ好きなシーンがあって、落ち込んでいるお兄ちゃんの前に急にグウェンがやってきて、なぐさめてあげるのが本当にかわいくて! なぐさめ方がかわい過ぎて、「こんな役できるの!?」って思いました。

 

──公式サイトのコメントでグウェンに似ているとおっしゃっていました。どんなところが似ているのでしょうか。

 

池村 グウェンはお兄ちゃんを力づける強さもある子なので、お兄ちゃんに「こうしたら?」って強く言えるところも似ているし、家族が大好きなところも似ていると思います。

 

本番では自然にグウェンができました

──グウェンの声をやるために練習しましたか。

 

池村 監督さんが「あまり練習しないで」とおっしゃっていたから、あまり練習はしませんでした。でも本番では自然にグウェンができました。グウェンが“Pleaーーーーーーーーーーーs!!”って、長く伸ばすセリフがあって。最初に映像を観たときに「え、こんなに長いの!?」って思ったので、そこは練習しました。

 

──グウェンみたいにおねだりすることってありますか。

 

池村 私は欲しいモノがあってもまず使うことを考えるようにします。「これ本当に使うのかな?」って思うのでおねだりはあんまり……。でもガチャをやることもあるので、そっちの方が無駄かなって思ったりもします。

 

──今“Pleaーーーーーーーーーーーs!!”って長く伸ばすほどお願いしたいものはあります?

 

池村 自由帳を10冊ぐらい買って欲しいです。あとお絵描きパレット。前からデジタルで絵を描いてみたいなって思っているので。

 

──絵を描くのが好きなんですね。どんな絵を描きますか。

 

池村 いろいろ描きますけど、キャラクターみたいな人間と鳥さんを描くことが好きです。グウェンとミニオンズの絵も描きました。

 

──「ミュージカル SPY×FAMILY」ではアーニャ役で初めての舞台に挑戦しました。今回は初めての声優となりますが、どっちが緊張しましたか。

 

池村 それは舞台です。東京、兵庫、福岡で公演したんですけど、東京の初日から兵庫の半分が終わるぐらいまで、ずっとおなかが痛くなっていました(笑)。キメラ長官というぬいぐるみをギュッてするようにしていました。でも声優さんは本当に楽しくて。前の日はすごく緊張したけど、マイクの前に立ったら緊張がボーンッてなくなりました。

 

声の高さや低さで表さないといけないから、そこが難しいところだなって

──お兄ちゃんのダックスとお話するときと、ダンおじさんとお話するとき、それぞれ違うお芝居をしている感じがしました。

 

池村 ダンおじさんはグウェンに優しくしてくれるから、ちょびっとかわいい感じ。お兄ちゃんは「やるぞー!」って元気に声をかけたりするのでそこは強い感じ。お父さん、お母さんには普通に接してるかなって、そういうことを考えながら演じました。

 

──声優さんをやって難しかったことはありましたか。

 

池村 私はいつも体全体で表現をしているけど、声優さんは「今はこういう気持ちだな」っていうのを声の高さや低さで表さないといけないから、そこが難しいところだなって思いました。

 

──体全体を使った表現の方がやりやすい?

 

池村 ただ体を使うと疲れちゃうけど……、でもどっちも同じぐらい楽しいです。

 

両手でほっぺをギュッとつぶしながら言ったセリフは自分でも「いいな」って

──では声優さんのお仕事で一番楽しかったことは?

 

池村 グウェンというキャラクターができたこともうれしかったし、グウェンの声をして、初めてだったので「声優さんってこんな感じで表現するんだ」ってハッ!! としました。また一ついろんな勉強ができたかなって思って楽しかったです。

 

──自分でもうまくできたなって思ったセリフはありましたか。

 

池村 両手でほっぺをギュッとつぶしながら言ったセリフがあって、そこは自分で初めて聞いたときに「あ、いいな」って思いました。

 

──収録するときに両手でほっぺをギュッとしたんですか。

 

池村 はい。監督さんが「こうやってみたら?」ってアドバイスをしてくれて、実際にやってみたらすごくよくできました。

 

スネ夫の声で話してくれたので、めっちゃうれしかった

──お父さんのマックを演じている堺雅人さん、お母さんのパムを演じている麻生久美子さんはどんな方ですか。

 

池村 すごく優しくしてくれます。私といっぱいおしゃべりしてくれて、会見で私が緊張していると「頑張ろうね」と言ってくれたし、会見が始まる前も終わったときもタッチしてくれてうれしかったです。

 

──お兄ちゃん役の黒川想矢さんは?

 

池村 お兄ちゃんはめっっちゃ優しくて、トークでは難易度が高いお話をするので、追いつけないんです(笑)。でも「さすがお兄ちゃん!」と思いました。

 

──キャストの皆さんとはどんなお話をしましたか。

 

池村 お父さん、お母さんとは好きな食べ物のお話をしたり、お兄ちゃんとは「イエーイ!!」ってやったりしました。デルロイさん(関智一)さんは、「ドラえもん」のスネ夫をやっているのを私も知っていたんです。だから「スネ夫くんですか?」って聞いたら、スネ夫の声で話してくれたので、めっちゃうれしかったです。

 

──普段の碧彩さんがわかるお話も聞かせてください。お友達とはどんな遊びをすることが多いですか。

 

池村 縄跳びをすることが多いです。前跳び勝負、後ろ跳び勝負をしたりしています。

 

──いろんな跳び方ができるんですね。

 

池村 えーと、前跳び、後ろ跳び、駆け足跳び、ケンケン跳び、あとはあや跳び、交差跳び、後ろ駆け足跳びができます。

 

お猿ポーズをしてこんな顔をします

──すごいたくさん! 碧彩さんが一番得意なのは?

 

池村 うーん……、一番うまいのは後ろ跳び。自分の最高記録ができました。(回数を)言ってもいいですか? 87回!

 

──すごい! 縄跳び勝負ではよく勝つ方?

 

池村 よく……負ける方です(笑)。途中でミスっちゃうんです。

 

──何か集めているものはありますか?

 

池村 絵を描くことが好きなので、消しやすい消しゴムを集めています。

 

──お気に入りの消しゴムはありますか。

 

池村 黒い消しゴムがあって、それはよく消えます。目に光を入れるんですけど、もっとリアルっぽくするために消しゴムを使っています。

 

──消しゴムのテクニックも使って絵を描いてるんですね。では、特技が変顔だそうですが、どんなときに変顔をするんですか。

 

池村 めっちゃ盛り上がってるときとか。家族みんなで〇〇をしているときに変顔をします。

 

──得意な変顔は?

 

池村 (肘を曲げて上げた両手を頭につけながら)こうやってお猿ポーズをしてこんな顔をします。あとは顔だけでもやります。

 

──お友達の前でも変顔するんですか。

 

池村 にらめっこするときにします! たまに声だけで笑わせています。

 

──どんな声で笑わせるんですか。

 

池村 言っちゃダメなことを言います(笑)。

 

──それは気になる(笑)。ここでは言えませんか。

 

池村 はい。言ったらやば〜いってなります(笑)。にらめっこだからみんな笑っちゃうんです。

 

かわいいと思うものは「か」で始まって「そ」で終わる動物

──にらめっこは強い?

 

池村 強いほうだと思います。最初は変顔をして、それでも笑わなかったら「ふわぁ〜」ってヘンな声を出したりするので、勝てない子は1人ぐらいかな。

 

──笑うまで頑張ると。ところで、アーニャ、グウェンとかわいいキャラクターが続いていますが、碧彩さんがかわいいと思うものはなんですか。

 

池村 2つあって、どっちも動物で1つはモルモット、もう1つは〇〇〇〇(まるまるまるまる)です。ではまずモルモットから紹介しましょう。

 

──はい、よろしくお願いします。

 

池村 おばあちゃんとよく動物園に行くんですけど、モルモットを抱っこするとめちゃふわふわで、目がクリクリしていてかわいいなって思いました。そして〇〇〇〇は、「か」で始まって「そ」で終わる動物なんですけど、なにかわかる?

 

──なんだろう……(笑)。

 

池村 かわうそ〜(笑)。かわうそは何時間も寝ていて、チュンチュンって動くところがかわいくて、目も本当にクリクリしてるんです。かわうそも絵に描いてみたいんですけど、描くのがめちゃ難しいんです。

 

──動物も好きなんですね。飼いたい動物は?

 

池村 本当に飼いたいのはわんちゃんです。柴犬かトイプードルかチワワ。あとスクランブルエッグみたいな名前の……、まあとにかくいろいろ飼いたいです(笑)。(撮影中に画像を見てフレンチブルドッグと判明)

 

デザイナーさんパティシエさんもできて、大食い女子でもある女優さんに(笑)

──意外な犬種が出てきた(笑)。じゃあ将来の夢はなんですか。

 

池村 2つあって、占いでも「どっちも良いですね」って言われました。一つ目は、私は料理を作ることが好きなので、パティシエさんになってみたいと思いました。あとは絵を描くことが好きで3歳ぐらいのときに決めたんですけど、(服の)デザイナーさんにもなりたいなって。

 

──女優さんは?

 

池村 やめません! デザイナーさんパティシエさんもできて、大食い女子でもある女優さんになります(笑)。

 

──多才な女優さんですね。ぜひ頑張ってください。

 

池村 はい、頑張ります♪

 

 

 

FLY!/フライ!

2024年3月15日(金)より全国公開中

 

【映画「FLY!/フライ!」よりシーン写真】

(STAFF&CAST)
製作:クリス・メレダンドリ
監督:バンジャマン・レネール
脚本:マイク・ホワイト
配給:東宝東和

日本語吹替版キャスト:堺雅人(マック役)
麻生久美子(パム役)
ヒコロヒー(チャンプ役)
黒川想矢(ダックス役)
池村碧彩(グウェン役)
羽佐間道夫(ダンおじさん役)
野沢雅子(エリン役)
関智一(デルロイ役)
鈴村健一(グーグー役)ほか

 

(C)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.

 

撮影/映美 取材・文/佐久間裕子

AMEFURASSHI 新章の始まりを感じさせたワンマンライブ「FLWRS」完遂!25年2月には新たなワンマンも【ライブレポート】

4人組ガールズ・グループAMEFURASSHI(アメフラッシ)が、3月15日(金)、東京・EX THEATER ROPPONGIでワンマンライブを開催した。

 

今年初となるワンマンライブのタイトルは「FLWRS」。昨年夏の新宿ReNYでの「梅雨祭」、そして、年末の品川ステラボールでの「Bad Girls Story」をソールドアウトさせた勢いのまま、満を持して挑んだ本公演でもソールドアウトを達成。昨年のSNSでの動画のバズ効果もあり、着実にファン層を拡大させて、今回のEX THEATER ROPPONGIのステージに立った形だ。ここでは、AMEFURASSHIの新章の始まりを感じさせたワンマンライブ「FLWRS」の模様をレポートする。

 

今回のワンマンライブ「FLWRS」は、四季を彩る花が重要なキーワードとなっており、季節ごとの4ブロックに分かれた構成となっていた。まず、オープニングの季節は「冬」。花が咲く映像が映し出される中、opening SEに乗って、コートを羽織ったメンバーがステージ後方の台上に登場。4人のシルエットが映し出されると、会場からは大きな歓声が上がる。

AMEFURASSHI(photo/笹森健一)

 

モニターの映像が、花から廃工場へと切り替わり、1曲目は「SPIN」でスタート。ミュージックビデオの世界観を再現すると、吹雪の映像が流れる中、クールなダンスナンバー「SENSITIVE」、「Love is love」へと続く。さらに、鈴木萌花がソロ曲「Snow Drop」を披露し、他の3人がダンサーとして、鈴木のパフォーマンスを盛り上げる。そして、レーザーに煽られながら、クラップで盛り上がる「DROP DROP」で、「冬」ブロックは終了。

 

続いて、モニター映像が桜吹雪に切り替わり、季節は「春」へ。小島のソロでのダンスパートを挟み、コートを脱いで衣装チェンジした4人は、「メタモルフォーズ」、「グラデーション」と、春の到来を感じさせるような明るくポジティブなメッセージソングで、客席を盛り上げてゆく。特に、「メタモルフォーズ」の間奏部分でのジャンプで、会場中のペンライトが縦に大きく揺れる景色は圧巻だった。

 

「ダラディギドンドン!」というコールとフリがおなじみの「Magic of love」、「Batabata Morning」とライブの定番曲が続くと、初期の人気曲「バカップルになりたい!」へ。4人それぞれがバッグを持って、台上で踊る振り付けとパフォーマンスが印象的だった。ここ最近のクールな楽曲が並ぶセットリストの中に、突然組み込まれたキュートな初期曲は大きなアクセントに。これもワンマンライブならではの演出だろう。リリースから時を経て、大人になったメンバーが歌う「バカップルになりたい!」は、「春」ブロックの中でもひと際大きな声援が上がり、存在感を示していた。

 

青い照明と雨の映像の中、愛来がソロでR&Bナンバーの「Blue」を披露。その歌唱力でファンを魅了したところで、再び4人がそろい、「One More Time」、リアレンジして配信リリースされた「差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?」へと続く。この曲では、真っ直ぐな眼差しでステージ前方で歌う4人の表情を温かく見守るファンの姿が印象的だった。まさに、これからの季節にぴったりな、新生活の始まりに背中を押してくれるような応援歌で「春」ブロックを締めくくった。

AMEFURASSHI(photo/笹森健一)

 

会場に波の音が流れると、季節は「夏」に。ラテン調のBGMに乗せて、メンバー4人はダンスしながら、ブラウスを脱ぎ、カラフルなトップスの夏衣装へとチェンジ。ヘッドセットマイクで「Blow Your Mind」、「Fly Out」と夏フェス定番曲で盛り上げる。さらに、最近カラオケにも入った人気曲「Tongue Twister」へ。早口言葉のパートで、クラップとコールで盛り上がる一体感はもうライブではおなじみの光景だ。

 

畳みかけるように、昨年の「梅雨祭」で初披露した「ALIVE」へと続く。レーザーが客席を煽る中、うちわを使ったパフォーマンスで盛り上げると、会場は一気に常夏のお祭り気分に包まれる。改めて、AMEFURASSHIは夏が似合うということを感じさせてくれたブロックでもあった。

 

「夏」ブロックを一気に駆け抜けると、「FLWRS」のキービジュアル撮影やリハーサル、オフショットがモニターに映し出され、季節は秋へと移り変わってゆく。ピンクがかったブラウンの大人っぽい花柄の衣装にチェンジした「秋」ブロックでは、新曲「Secret」でスタート。最近のワンマンライブでは毎回、新曲を初披露してきたので、今回も期待していたファンは多かったと思うが、二面性を表したというこの曲は、途中でせりふが盛り込まれていたりするなど、AMEFURASSHIの新境地とも言える新曲となっていた。

 

続いて、「まだまだ盛り上がっていくよー」と煽りながら、人気曲「Drama」へ。おなじみのカニダンスのパートが来る度に、客席からは歓声が上がる。そして、夕陽のような照明に照らされる中、市川のソロでのダンスパートを経て、「雑踏の中で」へ。さらに、台の上に4人が並び、「UNDER THE RAIN」へと続く。モニターに映し出される夕日と歌詞をバックに「UNDER THE RAIN」を力強く、凛々しく歌う4人の立ち姿は、この日のハイライトのひとつだったと言ってもいいだろう。

 

最後は「FLWRS」を象徴するように、さまざまな花が咲く映像が映し出される中「ミクロコスモス・マクロコスモス」を披露。ミディアムなナンバーを中心に構成された「秋」ブロックで、「FLWRS」本編は終了した。

 

今回の「FLWRS」は、季節感を感じさせる衣装や映像、4つのブロックで構成されたセットリストとなっていたが、特に、パーティーチューンで盛り上げた「夏」ブロックとエモーショナルな展開となった「秋」ブロックとの対比が印象的だった。そして、実は、季節毎に会場内に異なるフレグランスが漂うという演出も。例えば、春は桜の香り、秋は金木犀の香りといった具合だ。メンバーが事前に「五感で楽しめるライブ」と語っていたのはこのことだった。このように、今回は、AMEFURASSHIメンバーとチームのこだわりが、細部にまで詰め込まれたワンマンライブだったと言ってもいいだろう。

 

アンコールへでは4人が「秋」ブロックの衣装で再登場すると、イントロでダンス指導をしながら、人気曲「MICHI」でスタート。サビでの「バッテン・上・下・右・左」の振り付けはファンにはもうおなじみだ。そして、ラスサビ前のお決まりの愛来のフェイクも決まり、会場が一体感と多幸感に包まれると、「Lucky Number」へ。この曲では、入場時の整理番号がラッキーナンバーとなっており、ラッキーパーソンがモニターに映し出されるというサプライズも。ラッキーパーソンには、4人のサイン入りグッズがプレゼントされた。

 

ここで、最初で最後のMCパートへ。改めて、今回の「FLWRS」のコンセプトや演出の説明や答え合わせを経て、夏と秋のワンマンライブに加えて、詳細はまだ伏せられていたが、来年2月までのスケジュールが発表された。さらに、今年9月のAMEFURASSHIオフィシャルファンクラブ設立の発表と共に、ファンネームが「Colors」に決まったことも発表に。

 

そして、4人それぞれからの最後のあいさつへ。愛来が「AMEFURASSHIでしか見られない景色を見せられるよう、これからも頑張っていきたい」と感謝の気持ちを伝え、アンコールの最後に歌われた曲は、「Colors」。昨年末のワンマンライブで初披露された、メンバー自身も作詞に参加した楽曲だ。

 

愛来、小島、鈴木と1人ずつ歌っていき、途中から、市川のラップが加わる。曲の最後に、4人がステージ中央で寄り添うと、「自分を信じて 歩き続ける yeah 君と君と君と君と生きていく」とユニゾンで歌い、愛来の一言「ありがとう」で締めくくった。4人からのColorsへのメッセージに、Colorsたちもペンライトを左右に振って全力で応え、最高の一体感を持って、ワンマンライブ「FLWRS」は幕を閉じた。

 

メンバー全員が20歳を超え、パフォーマンスや表現力でも成長した姿を見せ、新たなAMEFURASSHIの始まりを感じさせるような全25曲だったのではないだろうか。改めて、AMEFURASSHIのライブの魅力は、音楽が鳴り続けているところだ。今回は特に、MCパートはアンコールでの1か所のみ。4つのブロックの合間や衣装チェンジの間もBGMが流れたり、イントロがループしていたりするのが特徴的だった。

 

AMEFURASSHIのアーティストとしてのライブでの見せ方やこだわりがそこにはある。今年もLucky Fesへの出演が決定しているが、こうした姿勢は、アイドルファンのみならず、フェス好きの音楽ファンやロックファンをも魅了している。これから、さらに大きな会場への挑戦が続いてゆく4人の姿をぜひともライブで目撃してほしい。

●photo/笹森健一

 

公演概要

「FLWRS」
2024年3月15日(金)EX THEATER ROPPONGI

<SET LIST>
M1.SPIN
M2.SENSITIVE
M3. Love is love
M4.Snow Drop
M5.DROP DROP
M6.メタモルフォーズ
M7.グラデーション
M8.Magic of love
M9.Batabata Morning
M10.バカップルになりたい!
M11.Blue
M12.One More Time
M13.差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?(AMEFURASSHI version)
M15.Blow Your Mind
M16.Fly Out
M17.Tongue Twister
M18.ALIVE
M19.Secret
Drama
M20.雑踏の中で
M21.UNDER THE RAIN
M22.ミクロコスモス・マクロコスモス
M23(EN1).MICHI
M24(EN2).Lucky Number
M25(EN3).Colors

 

配信情報

Digital Single『Secret』
2024年3月16日(土)配信スタート

各種配信URL:https://ssm.lnk.to/Secret

 

ライブ情報

「The Live」
2024年3月21日(木)梅田Shangri-La ※SOLD OUT
2024年3月22日(金)名古屋THE BOTTOM LINE

「梅雨祭2024」
2024年6月7日(金)文京シビックホール

AMEFURASSHI ワンマンライブ
2024年9月16日(月・祝)LINE CUBE SHIBUYA

AMEFURASSHI ワンマンライブ
2025年2月11日(火・祝)※会場は後日発表

 

番組情報

『AMEFURASSHIの春休み2024 in 沖縄』
BS日テレ
2024年3月30日(土)午後11時〜11時30分
2024年4月6日(土)午後11時〜11時30分

 

WEB

公式サイト:https://www.amefurashi.jp
公式X:https://twitter.com/amefurasshi
公式Instagram:https://www.instagram.com/amefurasshi_official/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@amefurasshi_official
公式YouTube:https://www.youtube.com/@AMEFURASSHI

YOU、本谷有希子、長濱ねるが『セブンルール』スピンオフ特番で1年ぶりに集結!青木崇高&尾崎世界観はナレーション初挑戦『THE RULES』【コメントあり】

2023年3月まで放送されていた『セブンルール』のスピンオフ特番『THE RULES』(カンテレ/関西ローカル 深夜0時30分~1時29分)が、3月24日(日)放送。スタジオキャストのYOU、本谷有希子、長濱ねる、ナレーションの青木崇高、尾崎世界観からコメントが到着した。

『THE RULES』左から)本谷有希子、YOU、長濱ねる (c)カンテレ

 

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性に密着し、その人が“いつもしている7つのこと”=“セブンルール”を掘り下げてきた『セブンルール』。今回の『THE RULES』では、番組のコンセプトはそのままに、数にこだわらずその人の“ルール”を見つけ、なぜそれにこだわるのかをひもといていく。

 

1人目の主人公は、有名回転すしチェーン・スシローを展開するFOOD&LIFE COMPANIESの広告宣伝部販促課で、子どもをターゲットにした“こどもスシロープロジェクト”を担当する林麻衣子さん。

 

2週間に1度はスシローでランチをするという彼女は、子ども連れのお客さんを見つけると、“どんなメニューを頼むのか”“店内でどのように過ごしているのか”など、一挙手一投足を観察してしまうという。自身も2歳の娘を育てる母として、スシローをファミリー層に訴求するべく奮闘する彼女に密着し、こだわりの“ルール”を探る。

 

もう1人は、スキマバイト募集サービス「タイミー」を運営する、執行役員・事業統括の金高恩(キム・ゴォン)さん。新規クライアントの開拓などを担う彼女は、これまでYahoo!やメルカリなど、大手企業で新規事業の立ち上げに参加しキャリアを重ねてきた。

 

韓国で生まれ、日本で働き始めておよそ24年。現在は日本人の夫と娘の3人暮らしで、“平日は仕事のため、休日は家族のため”と、日々パワフルに生きる彼女が大事にしている“ルール”とは。

 

スタジオでは、『セブンルール』に引き続きMCを務めるYOU、本谷有希子、長濱ねるら3人がドキュメンタリーをモニタリング。オープニング早々、「『THE RULES』の“THE”が恥ずかしい」と、タイトルをイジるなど、自然体すぎるトークを展開。約1年ぶりの顔合わせだったが、相変わらず和気あいあいとした和やかな収録となった。

 

3人に収録の感想を聞くと、本谷は「『セブンルール』が終わった時に、“復活を目指します”って言われたんですけど、本当に目指してると思ってなくて…(笑)。本当に目指してるんだと思い感動しました」と、まさかのコメントにスタッフ一同も大笑い。

 

YOUも「周りからも『セブンルール』が好きと言っていただけるいい番組だったんで、またみんなで集まれて楽しい」、長濱も「うれしかったです。ホントに待ち望んでました」と、待望の再会を喜んでいた。

 

さらに今回、ドキュメンタリーのナレーションを、同じくスタジオレギュラーだった青木崇高と尾崎世界観が務める。ナレーションでの参加について青木は、「寂しいです。ひたすらに寂しいです。(スタジオに) 呼んでいただけなかったのは、僕自身になんか問題があったのかなと思うぐらい(一同笑)」と、スタジオ収録に参加できなかったことを冗談交じりに。

 

それでも、「こういう形で復活するのは本当にうれしいですし、『セブンルール』見てたんですよって今でも言われますから。再始動というか、またできるのはものすごいうれしいですね。番組の復活を信じていたのは、僕だけじゃなかったんだ! と思いました。欲を言えば、今度はスタジオに(笑)」と、スピンオフでの復活を喜んだ。

 

本格的なナレーションは初挑戦となった2人。尾崎は「すごく難しかったです。スタジオ収録でナレーションを聞いている時は、そこで気持ちを一旦リセットして、密着されている方がしゃべり出した時にまた集中して声に耳を傾けるという感じでした。今回は真逆で、反対側にこういう世界があることにやっと気づいた。今までそんなことも知らずに何をやっていたんだろうという気持ちで(笑)。それをかみしめながらやらせていただきました」と、悪戦苦闘しながらも新たな発見があった様子。

 

青木も、「今までの『セブンルール』だったら、結構落ち着いたナレーションのトーンでしたけど、僕はちょっと抑揚を作りたくなってしまうので、どっちがいいのかなっていう、せめぎ合いみたいなのはありました。割と自分のトーンでやらせてもらったっていう感じはありますね」と語った。2人の初々しいナレーションにも注目だ。

 

なお、『THE RULES』の放送を記念して、『セブンルール』過去7作品の配信も。YOU&本谷&長濱、青木&尾崎のコメントは下記に掲載。

 

YOU、本谷有希子、長濱ねるコメント

◆『セブンルール』から約1年ぶりでしたが、この番組が決まったと聞いて率直にどう思われましたか?

本谷:『セブンルール』が終わった時に、「復活を目指します」って言われたんですけど、本当に目指してると思ってなくて…(笑)。本当に目指してるんだと思い感動しました。

YOU:周りからも『セブンルール』が好きと言っていただけいい番組だったんで、またみんなで集まれて楽しい。

長濱:なんか意外と1年しかたってないんだと思いました。

YOU:意外ともっと離れてるような気分。

長濱:うれしかったです。ほんとに待ち望んでました。

 

◆今回、青木さんと尾崎さんがナレーションをされていますが、お2人のナレーションいかがでしたか?

長濱:すぐにお2人だと気づきました! 世界観さんが結構(これまでのナレーションに)寄せてましたよね。『セブンルール』っぽくやってて、『セブンルール』好きなんだなと思いました(一同笑)。

 

◆視聴者の皆さまへメッセージをお願い致します!

本谷:久しぶりに見たら、すてきな女性がやっぱりたくさんいて。今社会で活躍してる姿を見るのがすごく面白かったんで、もっとこういう人たちの考え方が知りたいですね。面白いので見てください。

YOU:そうだよね。(今後)あの2人(青木と尾崎)がやる時は男性に密着してもいいよね。

本谷:スピンオフだしね。

長濱:『セブンルール』ファンの方も、ほんとに楽しみに待ってくださってた方もいるだろうし、ようやく私も皆さんと再会できてすごくうれしかったのと、お2人がおっしゃったように、いろんな方の人生を見るんですが、改めてとても勉強になったのでもっと見たいなと思いました。

 

青木崇高、尾崎世界観 コメント

◆今回はナレーションでご参加いただきましたが、スタジオ収録と比べていかがでしたか?

青木:寂しいです。ひたすらに寂しいです。(スタジオに) 呼んでいただけなかったのは、僕自身になんか問題があったのかなと思うぐらい(一同笑)。でも、こういう形で復活するのは本当にうれしいですし、『セブンルール』見てたんですよって、結構今でも言われますから。本当にこういった形で再始動というか、またできるのはものすごいうれしいですね。番組の復活を信じていたのは、僕だけじゃなかったんだ! と思いました。欲を言えば、今度はスタジオに(笑)。

尾崎:すごく難しかったです。スタジオ収録でナレーションを聞いている時は、そこで気持ちを一旦リセットして、密着されている方がしゃべり出した時に集中して声に耳を傾ける感じでした。でも今回は真逆で、反対側にこういう世界があることにやっと気づいた。今までそんなことも知らずに何をやっていたんだという気持ちで(笑)。それをかみしめながらやらせていただきました。

◆ナレーションをするうえで、心がけたことはありましたか?

青木:やってて思ったのは、今までの『セブンルール』だったら、結構落ち着いたナレーションのトーンでしたけど、僕はちょっと抑揚を作りたくなってしまうので、どっちがいいのかなっていう、せめぎ合いみたいなのはありました。割と自分のトーンでやらせてもらったっていう感じはありますね。スタジオ収録だけではなくて、取材であったりだとか、最後にこういうナレーションを入れて番組ができてたんだなって、改めて感謝してますね。

尾崎:つたない表現だからこそ伝わるような、その余裕がない感じもあえて出せれば、何か伝わるものがあるんじゃないかと思いました。原稿を読んでいると、その中でどんどん自分の世界が狭まっていくので、追い詰められながらもたまに画面を見て、(画面上で)密着されている方の目を見れた時に、“ちょっとは余裕が出てきたのかなと思ったり、とにかく大変でした。

◆ご自身のナレーションに点数を付けるなら…?

青木:イヤやー(笑)。じゃあ、(『セブンルール』にちなんで)77点でお願いします。もう完全に解答から逃げてる(笑)。あんまいい点数ではないと思います。

尾崎:7点ですね(笑)。

◆視聴者の皆さまへメッセージをお願い致します!

青木:個人的に、自分の初めてのレギュラー番組だったので思い出深い番組でもありましたし、スピンオフという形でまた皆さんにお届けできるのはうれしいなと思います。多分、カンちゃん(尾崎世界観)も言ってると思いますけど、なぜスタジオに出られないんだっていうところ(笑)。それはあくまで、完全復活があると信じてやってますので、その時はまたどうぞよろしくお願いします!

尾崎:今回久しぶりにスピンオフで復活ということで、「(『セブンルール』が終了して)残念だ」というのをいろんなところで言っていただいていたので、反応が楽しみです。またやれるかどうかは今回の反響次第だと思うので、皆さんどうか盛り上げてください。

 

配信情報

『セブンルール』TVer配信7作品
配信中~2024年3月31日(日)午後11時59分まで
TVer:https://tver.jp/series/srexzrnajz

#190「帆帆魯肉飯(ファンファン・ルーローハン)店主・唐澤千帆」(2021年3月16日放送)
#214「無駄なもの発明家 藤原麻里菜」(2021年9月14日放送)
#224「Smile Circle株式会社 代表取締役 岩城紀子」(2021年11月23日放送)
#241「深川・つり舟 女将 湊由紀江」(2022年3月29日放送)
#273「株式会社SEAM 代表取締役 石根友理恵」(2022年11月29日放送)
#281「OKOMUSU店主 田淵寛子」(2023年2月14日放送)
#284「株式会社マザーハウス代表・デザイナー 山口絵理子」(2023年3月7日放送)

 

番組情報

『THE RULES』
カンテレ/関西ローカル
2024年3月24日(日)深夜0時30分~1時29分放送

HP:https://www.ktv.jp/therules/
SNS:THE RULES公式X(旧Twitter):https://twitter.com/7rules_ktv

(c)カンテレ

ゆめっちが旅館の女将役で『婚活1000本ノック』に出演 福田麻貴と3時のヒロインコラボで感激「麻貴ってスーパーウーマンだなぁ」

福田麻貴(3時のヒロイン)がドラマ初主演を務める『婚活1000本ノック』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)の最終話(3月20日(水)放送)にゆめっち(3時のヒロイン)の出演が決定し、コメントが到着した。

『婚活1000本ノック』左から)ゆめっち、福田麻貴 (c)フジテレビ

 

本作は“女子会”や“婚活”といった女性目線の作品を多く手がけている南綾子の同名小説(新潮文庫刊)をドラマ化。出会いを求めて婚活に挑むヒロイン・南綾子(福田麻貴)の生きざまに共感したり、綾子とバディとなった幽霊・山田(八木勇征)が一緒に奮闘する、失敗だらけを笑い飛ばす婚活コメディードラマだ。

 

ゆめっちが演じるのは、物語の舞台となる旅館の女将役。いよいよ物語もクライマックスへと向かう中、綾子は人生を共に歩むパートナーと温泉に行けるのか。そして、幽霊・山田の成仏はかなうのか。登場人物それぞれの幸せを追い求めた婚活の旅に、ゆめっちが“個性”を生かして出演する。

 

ゆめっちは、2017年1月に福田麻貴、かなでと共にお笑いトリオ・3時のヒロインを結成。『女芸人No. 1決定戦 THE W』(日本テレビ系)では、2017年、2018年連続で準決勝進出、2019年には悲願の優勝を果たした。また、土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話 2021特別編』(フジテレビ系)内のゆめっち本人の“心霊実体験”をドラマ化したドラマパート「だるまさんが転んだ?」で『ほん怖』シリーズ初出演にして、ドラマ初主演を飾っている。

 

本作では、これまでさまざまな俳優たちが個性的なクセの強いキャラクターたちを演じ、作品を盛り上げてきた。ヒロイン役を演じる福田とゆめっちの劇中共演がどのような形で実現するのかに注目だ。

 

ゆめっち コメント

『婚活1000本ノック』ゆめっち (c)フジテレビ

は〜い、女将役のゆめっちよ〜!まさか毎週欠かさずに観ているドラマの最終回に、ちょこんとお邪魔させていただけるなんてうれしすぎて幸せ×1000本ノックです♡。3時のヒロイン出演コンプリート!(笑)スタッフさんや出演者の皆さんはみんな仲良しで、現場の雰囲気がほのぼのとしていて笑いが絶えないのに、撮影がスタートするとパキッと変わる姿を見て、あらためて麻貴ってスーパーウーマンだなぁと思いました!さぁ、綾子どうなる?! 一緒に見守りましょう!

 

最終話 あらすじ

地方の婚活イベントで、地元の男たちに絡まれてしまった南綾子(福田麻貴)。小池(野村周平)は綾子を助けるため、自らのツルッパゲをさらしてカツラを投げた。その瞬間、綾子は小池への特別な想いに気づく。幽霊の山田クソ男(八木勇征)は、そんな綾子の気持ちを見抜き、背中を押す。

イベント参加者のオカメ(足立梨花)から「小池は先に東京に帰るらしい」と聞かされた綾子は、急いでバス停に向かう。しかしそこには誰もおらず焦る綾子。そこに、担当編集の相沢(白河れい)から電話が。綾子を監視するために婚活イベントに参加している相沢によると、小池は会場でオカメと談笑しているという。オカメにまんまと出し抜かれたことに気づいた綾子は、再び急いで会場へ向かう。タクシーを拾いようやく会場に着くが、そこにはカップル成立した小池とオカメが拍手に包まれていた…。ショックで放心状態の綾子だが、相沢に原稿を書くようハッパをかけられる。旅館に戻り、自分を奮い立たせて仕事に向かう綾子。そこにオカメが訪ねてきた。小池を好きになり、どうしても諦められずにうそをついてしまったと泣きながら謝るオカメを、綾子は複雑な気持ちでなだめる。しかし、山田はオカメが不敵な笑みを浮かべたのを見逃さなかった。果たして、オカメの目的は何なのか?そして、綾子は愛する人と温泉に行くことはかなうのか。

 

番組情報

『婚活1000本ノック』
フジテレビ系
毎週水曜 午後10時~10時54分

出演:福田麻貴、八木勇征、関水渚、野村周平、白河れい・橋本マナミ、中越典子 ほか

主題歌:水曜日のカンパネラ「幽霊と作家」(Warner Music Japan)
原作:「婚活1000本ノック」南綾子(新潮文庫刊)
脚本:ニシオカ・ト・ニール、松本美弥子、山岡潤平、藤平久子
プロデュース:羽鳥健一(『貴族探偵』『ようこそ、わが家へ』ほか)
矢ノ口真実(The icon)(映画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」ほか)
髙石明彦(The icon)(『恋なんて、本気でやってどうするの?』ほか)
演出:田中亮(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『イチケイのカラス』シリーズほか)
西岡和宏(『元彼の遺言状』『親愛なる僕へ殺意をこめて』ほか)
吉野主(『ショジョ恋。』『DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』ほか)
制作協力:The icon
制作著作:フジテレビジョン

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/konkatsu-1000
公式X:konkatsu1000_cx
公式Instagram:konkatsu1000_cx
公式TikTok:@konkatsu1000_cx

(c)フジテレビ

橋本環奈主演『万博の太陽』昭和を緻密に再現した“レトロかわいい”セット公開 当時の大阪万博コンパニオンがエキストラ出演

3月24日(日)に放送される橋本環奈主演のテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『万博の太陽』(テレビ朝日系 午後9時~)よりセット写真、制作秘話が到着。さらに、1970年の大阪万博で実際にコンパニオンとして働いていた女性たちのエキストラ出演が決定し、コメントが到着した。

 

本作は、1970(昭和45)年に空前絶後の熱気を巻き起こした国民的イベント・日本万国博覧会(大阪万博 EXPO’70)で働くことを夢見たヒロインの青春と家族の物語を描く物語。

『万博の太陽』(c)テレビ朝日

 

物語の舞台は、戦後復興を成し遂げ、高度経済成長期の真っただ中にあった昭和40年代。主人公・朝野今日子(橋本環奈)は“世界とつながる場所”である万博への憧れを募らせ、大阪へ。居候先の伯父一家に励まされたり、ぶつかりあったりしながら成長し、やがて万博のコンパニオンとして世界中の人々と交流するという夢をつかみ取っていく。

 

脚本は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』『七人の秘書』(テレビ朝日系)、『ハケンの品格』(日本テレビ系)など大ヒットドラマを手がけ、2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の執筆も発表されている中園ミホが担当する。

 

さらに、今日子の従妹で女子大生の万田千夏を飯豊まりえ、千夏の見合い相手で“建築家の卵”である倉本鉄平を木戸大聖、千夏の年の離れた弟・博士を番家天嵩、千夏と博士の母・和世を江口のりこ、千夏らの父で“昭和の頑固オヤジ”の昭太朗を唐沢寿明らが演じるのも大きな見どころ。夢に向かって邁進する今日子をはじめ、さまざまな形で万博に携わった登場人物たちの情熱や、激動の昭和をたくましく生きた家族の姿をエネルギッシュに描写していく。

 

今回公開されたのは、番組プロデューサーと監督、スタッフが細部まで緻密に昭和を再現したセットの数々。今日子が居候する万田家の茶の間にはダイヤル式の黒電話、ちゃぶ台、分厚いブラウン管のテレビなど、昭和を象徴するアイテムがちりばめられている。

 

大手電機メーカーの下請け工場を営む万田家は“家電が安く手に入る”という設定のため、台所には当時の最新式2ドアタイプの冷蔵庫も鎮座。大阪の街角を再現したセットには、10円玉を入れて話す赤い公衆電話も。昭和の時代を知っている人は懐かしさを覚え、知らない人は“レトロかわいい”と感じる世界が広がっている。

 

セットだけでなく、劇中に登場するトレンドも時代感たっぷり。登場人物たちのファッション、髪形、メイク、ラジオから流れる歌など、いたるところに昭和を感じさせる映像に仕上がっている。

『万博の太陽』(c)テレビ朝日

 

また、本作には1970年の大阪万博でコンパニオンとして活躍した女性たちが“万博来場者”役でエキストラ出演。元コンパニオンの女性たちは、飯豊演じる千夏が会場のパビリオンで“人間洗濯機”のデモンストレーションを行うシーンに参加した。人間洗濯機はカプセルの中に入ると自動で体を洗ってくれる装置で、当時、この展示には多くの人々が詰めかけた。

 

今回、エキストラに参加した奥原さゆりさんは、劇中で飯豊が務める人間洗濯機の紹介アナウンスを実際に担当していたとのことで、再現したセットやシーンに「見事な出来栄えで、思わず当時のせりふが口をついて出そうになりました」と太鼓判。また、元コンパニオンたちはイエローのユニホームを身に着けたキャストたちを見て、口々に「懐かしい!」と話し、50年の月日を経て大阪万博の空気を満喫していた。

 

神田エミイ亜希子(テレビ朝日プロデューサー)、エキストラとして出演したコンパニオンとして働いていた女性たちによるコメントは以下を参照。

 

神田エミイ亜希子(テレビ朝日プロデューサー)コメント

◆1970年 大阪万博のコンパニオンを題材にしたきっかけ、どのようにこの作品の制作を進めてきたか

一緒に本作を作っている先輩プロデューサーの内山(聖子)から、「70年の大阪万博ってすごいよ」と言われ…。いろいろ調べてみたところ、面白いエピソードが続々出てくるので興味を持ちました。技術もライフスタイルもどんどん変わるエネルギッシュな時代の中で、女性のコンパニオンも万博を支えたということが面白いなと思いました。
ただ、史実を基にしたフィクションドラマは、取材や下調べをしなければ制作できないので、コンパニオンとして実際に働いた方々を探し、取材させていただきました。ありがたいことに、奈良にお住まいのエキスポシスターだった方と、大阪にお住まいのサンヨーのコンパニオンだった方にお目にかかることができ、さまざまなお話を伺いました。また、万博記念公園マネジメント・パートナーズの方にも資料を見せていただくなど、さまざまな形でご協力いただきました。

◆本作のセットや衣装でこだわったポイント

今回の『万博の太陽』では、万田家の家のセットを建てました。ちゃぶ台返しのシーンがあるので、当然ちゃぶ台がドンと置かれた居間を中心に、ブラウン管のテレビ、茶だんすなどが飾られました。黒電話は若い役者さんにとっては「知っているけれど、使ったことがない」歴史的なアイテムだったり、まだレトルトカレーが登場したばかりという時代であることも驚きだったりしていました。昭和を良くご存知の視聴者の方もいらっしゃるので、懐かしいなと思っていただけたらうれしいです!
衣装では橋本環奈さん演じるエキスポシスターの衣装と飯豊まりえさん演じるサンヨー館のコンパニオンの衣装は、1970年に使用された本物のユニホームをお借りし、それを参考にしながら仕立てていただきました。色、質感、形などかなり本物に近いものに仕上がったかと思います。少しでも当時の雰囲気をドラマの中で表現するために、細部もこだわりました。この時代のお洋服は、色も明るいですし、柄を使ったものなども多く、すごくおしゃれですよね。

◆人間洗濯機は作るのが大変

まず「人間洗濯機」という名称がとても面白いなと思いました。この名前を聞くと、いったいどんなものか見てみたくなりますよね?発想がすごいなと思いましたし、調べてみたら形や性能も斬新でびっくりしました。当時の技術者の皆さんはきっとたくさん苦労しながら制作なさったと思うのですが、丸みをおび、窓から中が見える宇宙船のようなデザインはどうしたらドラマでも再現できるか…本当に試行錯誤しました。
美術のスタッフは、サンヨーの資料を拝見させていただいたり写真を撮ったりもして、素材、大きさ、安全性など検討を重ねていました。ただ、本当にこの人間洗濯機を再現することは難しくて…! 監督、美術スタッフ、CG担当など様々なスタッフがどうしたら良いか何度も相談して、シーンをどうしたら成立できるか検討を重ねました。最終的にはスタッフのこだわりと頑張りがあり、本物のコンパニオンの方々に「そっくり」と褒めていただけるものが出来上がりました。

◆当時、コンパニオンだった方々がエキストラ出演することに

サンヨー館のコンパニオンとして働いた方に、エキストラとして人間洗濯機のシーンの撮影にいらっしゃっていただけませんか?とお願いしました。快く受けてくださり、現場にいらしてくださいました。本物のコンパニオンだった方々に、撮影用に作った人間洗濯機やサンヨー館のユニホームをご覧いただけてうれしかったです。「すごいね!」と褒めていただき、励みになりました。

◆視聴者へのメッセージ

年度末のドラマでは、毎年、新しいことにチャレンジし、道を切り開いてきた女性を主人公にしたドラマをお届けしています。昭和から令和へ――。多くの先人がバトンをつなげてきてくださったから今がある…そんな気持ちになるドラマに仕上がっていると思います。そして、私たちもまた未来に渡せるバトンをそれぞれが手にしている事に気が付くことができたらと思っています!

 

大阪万博でサンヨー館のコンパニオンだった人たちのコメント

<瀧川京子さん>

◆1970大阪万博でコンパニオンとして働いた日々にはどんな思い出がありますか?

私の青春の全てが詰めこまれたキラキラの思い出になっています。

◆劇中の人間洗濯機の出来栄えはいかがでしたか?

当時とそっくりのセットに置かれた人間洗濯機を見て、元気でいてくれてありがとうと胸が熱くなるほどの素晴らしい出来栄えでした。

◆再現されたユニホームをご覧になっていかがでしたか?

色も風合いもシルエットもまるで54年前の制服かと思うほどに再現されたユニホ-ム、ちょっと着てみたくなりました。しかしそのユニホ-ムを着たスタイル抜群の美しい女優さんを間近に見て、ただただ見ほれるばかりでした。

◆『万博の太陽』にエキストラ出演した感想を教えてください。

観客としての立ち位置を決められ、緊張のあまり仁王立ちになって、ひたすら人間洗濯機を見つめていましたが、撮影現場は真剣な中にもとても和やかで、途中からすっかり楽しくなりました。
唐沢寿明さんが私の横を後ろから通り抜けていくシーンで、私のジャケットに唐沢寿明さんの手が少し触れたような気がして、永久保存しようかと思っています。あれは私の勘違いだったかな~(笑)

<奥原さゆりさん>

◆1970大阪万博でコンパニオンとして働いた日々にはどんな思い出がありますか?

サンヨー館は一年半ほど時間をかけさまざまな研修を行ったため、コンパニオン同士が大変仲が良く、チームで外国館のレストランに行ったり、仕事では担当場所を交換してみたり、お客様との楽しいやりとりなど懐かしい思い出がいっぱいです。
また当時は今ほど気軽に海外旅行に行ける時代ではなかったので、パビリオンが林立する会場は毎日が海外旅行の気分でした。

◆劇中の人間洗濯機の出来栄えはいかがでしたか?

人間洗濯機は見事な出来栄えで、現場で人間洗濯機の前に立った時には、思わず当時のせりふが口をついて出そうになりました。

◆再現されたユニホームをご覧になっていかがでしたか?

ユニホームの再現も完璧だったと思います。ただ女優さん方のスタイルがとても良いので、当時より一層ユニホームが輝いていました。

◆『万博の太陽』にエキストラ出演した感想を教えてください。

エキストラ出演は初めての経験でとても緊張していましたが、スタッフの方々の優しさで気持ちがほぐれ、次第に周りのエキストラの方々とお話ができる余裕も出て、最後には撮影を楽しむことができました。

<岡本香奈さん>

◆1970大阪万博でコンパニオンとして働いた日々にはどんな思い出がありますか?

50余年前は女性が今ほど社会で活躍していない時代でした。一年間研修期間を共にした47人で晴れやかな社会人デビューをしたつもりでした。今思えば、サンヨーの方々に甘やかされて社会人とは程遠かったと思います。今会ってもすぐその頃に戻れる友人が出来たことが宝物です。

◆劇中の人間洗濯機の出来栄えはいかがでしたか?

再現するのに大変ご苦労なさったと伺っていますが、素晴らしい出来栄えでした。

◆再現されたユニホームをご覧になっていかがでしたか?

出演なさった女優さんたちそれぞれの背格好、雰囲気に似ている昔のコンパニオンを重ね合わせて拝見していました。

◆『万博の太陽』にエキストラ出演した感想を教えてください。

初めての経験で面白かったです。一つのシーンを撮るのにたくさんのスタッフさん、時間をかけているのですね。

 

番組情報

テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『万博の太陽』
テレビ朝日系
2024年3月24日(日)午後9時~

(c)テレビ朝日

『出没!アド街ック天国』4代目MC片渕茜アナが卒業!中原みなみアナにバトンタッチ 井ノ原快彦「(片渕アナは)安心感があって、支えてくれたことの方が多かった」

『出没!アド街ック天国』(テレ東系 毎週土曜 午後9時~)の4代目MCの片渕茜アナウンサーが3月30日(土)の放送をもって卒業。5代目には中原みなみアナウンサーが就任し、4月6日(土)放送回から出演する。

 

このたびMCの井ノ原快彦の相棒、片渕茜アナウンサーが『アド街』最後の収録に臨み、後任アナウンサーとバトンタッチした。片渕アナは、アド街3月30日放送「渋谷 百軒店」(15分拡大)までの出演となり、2021年1月9日放送の「ハッピーな埼玉」から3年3か月にわたり出演したことになる。

 

最後の収録では、2代目宣伝部長・井ノ原快彦と片渕アナが2人で一緒に言う「出没!」の決めぜりふに関し、「最初のうちはなかなか(タイミングが)合わなかったけど、もう“せーの”と言わなくても合うようになっちゃいましたね」と井ノ原が感慨深く語る場面も。

 

収録後、片渕アナは井ノ原から花束を受け取り「私は番組を離れてしまうのですが、これからもいろいろな街の変化や、変わらない街の良さは、アド街で引き続き何年も何十年もお届けしていくと思いますので、それをこれからは一視聴者として楽しく見ていけたらいいなと思っています」と。峰竜太、薬丸裕英、山田五郎ら出演者からもあたたかいエールが贈られ、スタッフの拍手に包まれての卒業となった。

 

そして、新たに5代目を務めるのは、2022年入社の中原みなみアナウンサー。中原アナは、4月6日放送「麻布十番2024」(15分拡大)から登場する。

 

井ノ原快彦は「(片渕アナは)安心感があって、年下なのですがお姉ちゃんみたいな感じで、支えてくれたことの方が多かったなと思います。また、(アド街の公式)Instagramが始まって、佐賀弁でしゃべってくれたり、いろいろな変化をもたらしてくれました。報道にいかれるということで、とても合っているんじゃないかなと思いますし、(アド街を)外から見た時に何か思うことがあったらまた教えてほしいなって、そういう存在だったなと思います。いつでも遊びに来てください。お疲れさまでした!」と片渕アナへの労いメッセージを寄せた。

 

片渕茜(テレビ東京アナウンサー)コメント

『出没!アド街ック天国』片渕茜アナ(c)テレビ東京

アド街4代目MCを3年3か月務めさせていただきましたが、本当にあっという間でした。社会人になるまで九州を出たことがなく、就任当時は東京や関東近郊のことはあまり詳しくありませんでしたが、今では「この街にはこんなおいしいお店があるよね!」「あの街にはこんな歴史があるそうだね!」と、私よりも長く関東に住んでいる人にもうんちくを語ってしまうほどです(笑)。

東京は街によってそこで生活をしている人の年齢層やファッション、聞こえてくる会話、景色などが全く違っていて、それぞれが自分と似た街を探していたり、そこに住んだりしているように感じます。私も番組を通して、自分が今魅力を感じる街ってどんなところだろう、と自分の現在地を探る機会をもつことができました。

そんな街ごとの個性をアド街を通して知ることができたのは、数か月かけて自らの足で取材をして、放送を迎える頃にはすでに街のことを大好きになっているスタッフの皆さん、どんな街のことにも詳しく、それぞれの角度から深堀りしてくださる峰さん、薬丸さん、五郎さん、その個性あふれるトークをいつも優しく笑顔で聞きながら受け止めてくださる井ノ原さん、そしてアド街の取材を快く受けてくださり、街の魅力を生き生きと話してくださるその街の皆さんのお陰です。ありがとうございました。

もうすぐ30年を迎えるアド街ですが、今後も10年、20年と末長く続いてほしいと心から願っています。中原アナにバトンタッチした4月からのアド街にも、どうぞご期待ください!

 

中原みなみ(テレビ東京アナウンサー)コメント

『出没!アド街ック天国』中原みなみアナ(c)テレビ東京

4月で30年目となる『出没!アド街ック天国』。そのようなすてきな節目に5代目MCとして温かく迎え入れてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。片渕アナから受け継いだ、この歴史あるバトンを大切にし、長年番組を盛り上げてくださっているレギュラーの井ノ原さん、峰さん、薬丸さん、山田さんをそっと支えられるよう、精いっぱい努めたいと思います。

出身は神奈川県で、東京で暮らすようになり2年目。行ったことのない街、食べたことのないご飯、その街に息づく人たちの表情など、知らないこと、見てみたいもの、食べてみたいものがたくさんあります。ひょっとするとアド街で取り上げた街に、私も出没しているかもしれません。(笑)

こうしたアド街を見ると湧き起こってくる、食べてみようかな。行ってみようかな。という気持ちは、明日につながる最高の活力だと思います。そんなすてきな土曜日の夜を、視聴者の皆さんと一緒に過ごせるのが今からとても楽しみです。これから、どうぞよろしくお願いします。

 

番組プロデューサー・森本泰介(テレビ東京 制作局)コメント

(片渕アナは)4代目として3年3か月務めていただきましたが、井ノ原さんとの安定したやり取り、前に出すぎず出演者さんを引き立てる役目、頼もしかったのとともに、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

『アド街』が30年目に突入する節目のこのタイミングで卒業することになりましたが、新しい場所での活躍を祈りつつ、『アド街』がさらなる発展をしていけるよう陰ながら応援してくださいね!

たまにはちらっと登場してもらったり、ゲストとして出演! なんてことがあるかも…!?

 

番組情報

『出没!アド街ック天国』
テレ東系
毎週土曜 午後9時~9時54分

配信:
民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて全国どこからでも放送と同時に視聴可能なリアルタイム配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer)にて見逃し配信
動画配信サービス「U-NEXT」にて見放題配信

<出演者>
司会者:井ノ原快彦、片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
※4月放送から中原みなみ(テレビ東京アナウンサー)
レギュラー出演者:峰竜太、薬丸裕英、山田五郎

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/
公式X(Twitter):@admati_official
公式Instagram:@admatic_official

(c)テレビ東京

 

中村倫也「料理本だけど、僕の人生観も詰まってます。贈り物としてもぜひ!」書籍『THE やんごとなき雑炊』発売記念イベントレポート

「雑炊×雑談×俳優」というかつてない企画で、発表当初ファンをざわつかせた雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載企画「中村倫也のやんごとなき雑炊」が『THE やんごとなき雑炊』とタイトルを変え、ついに書籍化! 発売の翌日、3月15日には都内で約70名のファンを集めてトークイベントも開催。ここでは、そこで語られた連載時の制作秘話をはじめ、早くもアイデアが浮かんだという次なるシリーズの構想についてたっぷりとお届けします。

 

中村倫也●なかむら・ともや…1986年12月24日生まれ。東京都出身。A型。主な出演作にドラマ『ハヤブサ消防団』、webドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 〜東京湾大海戦〜』など。映画『ミッシング』が5月17日より公開予定。7月7日より舞台「劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎『バサラオ』」に出演。

 

【イベント中の中村倫也さんの写真一覧】

 

お金がなかった若手時代の苦労の経験から料理好きに

今回新たに上梓した『THE やんごとなき雑炊』は、2021年に刊行した自身初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』(KADOKAWA刊)から派生した企画本。ということで、この日も“雑談”をコンセプトに、アットホームな雰囲気に包まれるなか、イベントがスタートした。

 

最初の質問は《そもそも、なぜ雑炊の本を作ろうと思ったのか?》といういきさつから。これについて中村さんは、「ここにはやんごとない願いが込められているんです」と熱く語り始めるも、やがて少し間を置いてから、「いや……ダジャレですね」と苦笑い。思いついたのは、前回の『THE やんごとなき雑談』を出版した直後だったそうで、「“やんごとなき雑”までは同じタイトルで、でも内容は全く違う本が本屋さんに並んでいたら面白いんじゃないかと思ったんです」と説明を。「それに、文芸誌の『ダ・ヴィンチ』で料理の連載を、しかも雑炊だけで、それを俳優がやっているところに、“何だ、これ!?”と思ってもらえる面白さがあるんじゃないかな、と」と企画にいたった当時の思い出を振り返った。

 

ちなみに、テーマが雑炊に決まるまでに紆余曲折あったそうで、「“雑”で始まる二字熟語をたくさん調べたんです。“雑菌”や“雑巾”、“雑穀”などもあったのですが、そうしたなかで“雑炊”が目に止まって。これならば、具材などでいろんな展開ができるんじゃないかと思ったんですよね」と経緯を紹介。また、《もともと料理が好きだったんですか?》という問いには、「好きですね。得意とはいいませんが」と笑いながら回答を。「一人暮らしを始めたばかりの頃、お金がないなかで、それでもお腹を満たさなきゃいけなくて。残り一週間を1000円でなんとかしなくちゃいけないという時期が、僕にもリアルにあったんです。そんなとき、お金をかけずに自分でできる範囲で、さらに、よりおいしいものにしたいと工夫していたら、いつの間にか作るのが好きになっていました」と料理との出会いについても語ってくれた。

 

もし次があれば、誰からも気づかれない存在の“雑草”をテーマに

また、本書は2022年4月号から約1年半にわたって、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していた内容をまとめたものだが、今回の書籍では、新たなメニュー『さば缶を使った年末調整雑炊』も撮り下ろしで掲載されている。こちらは中村さん自身が考案したレシピで、3つのアイデアの中から選ばれた一品であることも明かされた。

 

「サバ缶を使った雑炊にしたいというのは最初から決めていたんです。そこに、どんな材料を入れ込むかというところで3つのバリエーションを考えただけだったんですが……残りの2つはもう覚えてないですね。スマホのメモ機能から削除したら、すぐに忘れる脳みそなので(笑)。こだわったのは、一般的な具材を使い、簡単に作れて、ほかの料理にも調味料が応用できるものにしたいということ。というのも、僕の連載を担当してくれている編集者さんが、普段料理をされない方なんです。そうした、同じような方たちに向けて、料理の入り口みたいになったらいいなという思いもありました。だから、実際に難しい調理は一切していないです」

 

なお、発売になって以来、本の売れ行きは好調だそうで、担当編集者から「今後も《やんごとなき◯◯》をシリーズ化していきたいという思いがある」と伝えられると、客席からは熱い拍手が。その様子に本人も「期待してくださっているのがうれしいですね」と喜びを見せ、同時に、「実はついさっき、次の構想を思いついたんですよ」との言葉も飛び出した。その新たなテーマとは、なんと“雑草”。まさかの内容に「その本、誰が買うんですか?(笑)」と戸惑う編集者だったが、そうした周囲の反応を気にすることなく、中村さんは「ちょっといい話をしていいですか?」と説明を続けていく。

 

雑草に着目したのは、先日河津桜を見に行ったことがきっかけだったそうで、「僕がお花見でいつもやっているこだわりがあって。桜の近くにはタンポポが咲いていることが多く、それを見つけて、愛でる癖があるんです」と雑草の一種であるタンポポについて言及。続けて、「お花見のメインは桜だから、タンポポは気づかれない存在。でも、そこに気づいてあげられる僕でいたいという欲があるんです。まあ自己満足ですが」と笑い、「けどそれって、僕がこっち側(気づかれない存在の側)にいたからなんですよね」と、まだ売れない若手時代にいろんな先輩たちからコミュニケーションを取ってもらえたことの喜びが、普段から“雑草”を気に掛けることに繋がっていると説明した。さらに、「調べたら、タンポポのようにきれいな花を咲かせる雑草ってたくさんあって。雑草なら他の植物と違って皆さんも身近で見つけやすいし、散歩が楽しくなるんじゃないかなって思うんです」と話すと、客席からは再び期待を寄せる大きな拍手が送られた。

 

最後に、改めて書籍が完成した感想を聞かれると、「読んでいただければ分かると思いますが、料理本ではあるものの、僕の人生観が出ていると言ってくださる方もいました」とコメントを。その言葉通り、同書の中では、彼が雑炊を作りながら繰り出される素材に関連した思い出話や、普段あまり見せない素のリアクションがドキュメンタリータッチで綴られ、それもひとつの“味”となっている。そして、「内容も緩く、“遊び心を持って生活ができたらいいよね”というテーマが詰まったものになっていますので、この本を通じて、料理だけじゃなく、少し気持ちを緩めながら日々を楽しんでもらえれば」と言葉を残すと、「あとは、僕も昨日ネットで3冊ほど購入しましたが、プレゼントにも最適だと思いますので、ぜひたくさん購入してください。それが次に繋がっていきますので(笑)」とシリーズ化に向けた思いも語り、この日のイベントは終了した。

 

THE やんごとなき雑炊

著者:中村倫也
監修協力:タカハシユキ
定価:1,870円 (本体1,700円+税)

人気俳優が2022年から2023年年末まで、“雑炊”を作り続けた約2年間……(※企画構想と書籍撮り下ろし期間含む)。一般的な雑炊の想像をはるかに超えた、斬新かつ簡単な「スペシャルな20の雑炊」レシピと、料理中に溢れ出てくる中村倫也の言葉の数々。さらには彼の「生き方の工夫」や「日々の生活のための思考」が感じられる自筆エッセイなど、さまざまな角度から愉しめる内容が詰まった、かつてない料理本に。

 

 

撮影/山口宏之 取材・文/倉田トモキ

ジャルジャル「テレビもYouTubeも両思い」人気コント「奴」が地上波でドラマ化&YouTubeでも配信『奴劇場 フレンドリー捜査官』

ジャルジャルの公式YouTubeチャンネル「ジャルジャルアイランド」で絶大な人気を誇る「奴シリーズ」のコントが、『奴劇場 フレンドリー捜査官』(深夜0時50分~1時20分)としてCBCで4月2日(火)から4週連続で地上波放送されることが決定。放送後、YouTubeでも配信される。

『奴劇場 フレンドリー捜査官』©CBC

 

ジャルジャルのコントで人気を博す「奴」とは、パッと見た瞬間にヤバい奴、じわじわとヤバさが増してくる奴など、とにかくヤバい奴の総称。今回はそんなシリーズから「フレンドリー捜査官」をドラマ化。ジャルジャルYouTubeが地上波とコラボするのは今回が初で、CBCで放送後、ジャルジャルのYouTubeチャンネルでも配信される。

 

主人公の刑事(後藤淳平)は、親近感たっぷりな見た目と話術で人の懐に入り込み、どんな相手でも心をわしづかみにして逮捕する、人呼んで「フレンドリー捜査官」。

 

ある日、クラブイベントで大量の不審死事件が発生。新人刑事・進藤(岡田結実)と捜査に当たっていくうち次々と現れる怪しすぎる「奴」たち(福徳秀介)。事件の裏側にあった衝撃の事実とは…。

 

ジャルジャル インタビュー

◆YouTubeと地上波がコラボすることになりました。感想をお願いします。

後藤淳平:とてもぜいたくな話で。いつも短いコントをYouTubeで流しているのですが、こういうストーリーものはあまりやったことがなかったですし、しかもこんな大掛かりな感じにCBCさんで放送していただけて、しかも自分たちのYouTubeにもアップできるというのは、本当に夢のような話です。

 

福徳秀介:いつものYouTube撮影では、スマホで撮っていたり、僕ら2人だけで撮る時もあるのですが、今回はテレビでも放送されるということで、大掛かりな撮影になっています。しかもそれをYouTubeにもアップできるということで、本当にぜいたくさせてもらっていますし、本格的な映像が撮れるので完成がとても楽しみです。

 

◆これまですごい数の「奴」がYouTubeでアップされていますが、今回「フレンドリー捜査官」になった経緯を教えてください。

後藤:僕たちに携わってくれているスタッフさんがキャラをチョイスしてくれました。そこから、ざっくりこんなストーリーでと詰めていく中で、じゃあどんな“奴”を入れていけるかを、一緒に話し合いながら決めていった感じです。まさか、フレンドリー捜査官が主役になるとは思ってもみなかったです。

 

◆本作には岡田結実さんも出演されますが、共演されての感想を教えてください。

福徳:僕は岡田さんがますだおかだの岡田(圭右)さんの娘さんということを若干忘れていまして…。撮影の合間に雑談している時に「せやせや」と思い出しました(笑)。普通にしゃべったり、撮影で掛け合いをしていると、とても息や間があって、とてもやりやすかったです。

 

後藤:太陽のように明るい方。僕たちは世間的に言うと、暗いアラフォーだと思うので、そんな中で岡田さんがこの現場にいてくれることで、現場も明るく、楽しくなったなと。もちろん本編でのやりとりもバッチリで最高です!

 

◆そんな撮影の合間に、ハプニングだったり、印象に残っていることはありますか?

福徳:岡田さんが思いのほかゲラで、NGを出してました。

 

後藤:「ふふふ(笑)」みたいな笑いでNGというより、マックスの吹き出しでNGという(笑)。そういうところもいいですよね(笑)。

 

福徳:思いっきり吹き出して笑って「すみません。後藤さんにツバかけちゃった(笑)」ってね(笑)。

 

後藤:ちょっとじゃなくて、思いっきりでした(笑)。

 

福徳:きっと僕らのコントを普段見ている方は岡田さんのように大いに笑ってくれると思いますが、初見の方がどういう見方をしてくださるのか楽しみです。

 

◆今回、地上波とYouTubeで放送、配信されるわけですが、デビューした頃から比べて、テレビなどでの取り巻く環境の変化を感じていますか?

福徳:デビュー当時は今みたいにYouTubeなどがなじみあるものではなくて、10何年ぐらい前からネット配信が始まって、「なんやこれ、こんなはやるわけないやろ」みたいな雰囲気でしたけど、あれよあれよとはやって、むしろテレビかYouTubeかみたいな雰囲気になっていますよね。でも今回こういうかたちでお互い協力し合うので、テレビもYouTubeも両思いなんだなって。まるでテレビとYouTubeが恋愛していて、どっちが男でどっちが女なんかなとか考えて胸キュンしています。

 

後藤:何言ってるの?

 

福徳:俺の胸キュンの話や。

 

後藤:こんな自分らのネタで。

 

福徳:何言ってるの?

 

後藤:まだ早い(笑)。自分らのネタ発信でわーとやるって、昔やったらイベントのVTRとかでやっていたんですけど、それがテレビでこうやって放送してもらえることがぜいたくです。確かにテレビもYouTubeもあまりわけて考えていないというか。テレビでも見られるし、YouTubeでも見られるし、なんでしょう、この2つが出会った…胸キュンですね。

 

福徳:一緒じゃん(笑)。

 

◆このコントドラマをシリーズ化できたらいいですね。

福徳:うれしいですね。

 

後藤:それはうれしいですよ。今回、深夜帯での放送ですが、時間帯もだんだん上がっていって。

 

福徳:上がりすぎて早朝になったらおもろいよな(笑)。

 

後藤:おもろいよなというほどおもろないで。

 

福徳:本当、こういう特殊な企画をOKしてくれたCBCさんは個性的だなと思いますし、逆に言えば、企画を通したということは、その前に企画書があったということ。いわゆるプロデューサー的な方も個性的な方なんだろうなというのを感じます。

 

後藤:今回のプロデューサーの方が、以前CBCさんで番組をやらせてもらっていた時からのお付き合いがある方で、個性的な方ですね。その方だからこそ実現した企画だと思っています。

 

◆最後に、注目してほしいところを教えてください。

後藤:ストーリーです。いつものコントはその場の現象だけで終わってしまうことが多いのですが、今回はコントドラマと言っているので、しっかりドラマしていますので、そのストーリーも楽しんでもらいたいなと思います。

 

福徳:本当にきれいな映像ですし、カメラも3台、4台あってカット割りもできて、映像も本格的だし、出ている人も僕らだけでなく、役者さんたちも出てくださるので、その辺の絡みも見どころかなと思います。

 

番組情報

『奴劇場 フレンドリー捜査官』

CBC

2024年4月2日(火)より4週連続

毎週火曜 深夜0時50分~深夜1時20分

 

<配信>

地上波放送後、YouTube「ジャルジャルアイランド」で独占配信(3か月限定)

https://www.youtube.com/@jarujaruisland8111

 

<出演>

ジャルジャル、岡田結実

 

©CBC

宇垣美里「まともなのは私だけじゃない!?と思っていました(笑)」『シンデレラ・コンプレックス』インタビュー

MBSドラマ特区『シンデレラ・コンプレックス』(MBSほか 毎週木曜 深夜0時59分ほか)で、陽介(飯島寛騎)に不倫されてしまう妻の舞を演じる宇垣美里さんにインタビュー。演じるに当たって意識したことや共演者の印象などを聞きました。

『シンデレラ・コンプレックス』第3話©「シンデレラ・コンプレックス」製作委員会・MBS

 

本作は、縦型マンガ・Webtoonに登場後4億Viewを突破した、人気イケメン教師と教え子の女子高生の禁断の不倫から始まる過激でセンセーショナルな衝撃作を実写ドラマ化。

 

誰もがうらやむ理想の教師夫婦の陽介(飯島)と舞(宇垣美里)。しかし陽介は、クラス内でアイドル的人気を誇る女子高生・由良(田中美久)と不倫をしていた…。「この女子高生、何かがおかしい―」妖しさと中毒的な魅力を兼ね備えた由良は、ある大きな秘密を抱えていた。やがて夫の不倫から復讐を心に誓う妻・舞と、謎多き同級生・工藤(森愁斗)の思惑が絡み合い、恐ろしい事態へと展開していく。

 

◆本作で舞というキャラクターを演じた感想をお願いします。

翻弄される受難の子という感じで、いろんなつらい目に遭うのですけれども、その中でこのままではダメだと立ち上がるところがすごくカッコいいと思います。

 

◆舞を演じるに当たって意識したことはありますか?

あまり自分と似ているタイプのキャラクターではなかったので、「何でこういう思考回路になるんだろう」「この子の正義はどこにあるんだろう」と考えながら、そういう考え方もあるよねと理解しながら演じられたのかなと思います。

 

◆田中美久さん、飯島寛騎さんのインタビューで、宇垣さんが舞を演じている時の目が怖かったという話が出たのですが、目や表情で意識したことは?

本当に2人が演じる由良と陽介がとにかくひどいし、怖いし、「なんでそんなことするの?」と思うぐらい、ちょっと嫌だったし、怒っていたんだと思います。内心では、舞に「もうちょっと前に逃げなさい」と思っていました。

 

◆監督からの指示や、皆さんで話し合ったことはありましたか?

宮本秀光監督、島添亮監督のお二人ともすごく話を聞いてくださる方だったので、「ここはこういう気持ちで、こうだと思います」「たぶん舞はこう考えるからこうだと思いますが、どう思いますか」「こうした方がいいかなと私は思うんですけど」といったことを都度聞いてくださいました。なので、すごくやりやすかったですし、「僕はちなみにこう思うんですけど」と言われて、自分だけでは出てこなかったところもあったので、みんなで作り上げた感じがします。

 

◆本作とはまた違ったキャラクターですが、『あなたは私におとされたい』でも不倫をされる側の女性を演じた宇垣さん。不倫される役を演じることについてどう思っていますか?

「そんなに不倫される? 2連続で」とは思いました(笑)。『あなたは私におとされたい』で演じた夏菜は、舞よりちょっと心が強くて、夏菜自身も不倫をしてしまうような暴走気味なところがあったんですけど、この作品で演じている舞は、夏菜とは逆にすごく受け身。舞の主体性がないところがこの状況を引き起こしてしまった、引き寄せてしまったところだと思いますし、陽介に不倫されてしまうこともきっと「この人だったら大丈夫か」と思わせてしまう何かがあったと思うんです。そういったところは、私にはないところだったので自分らしさをセーブしなければいけないなと思いました。

 

◆この原作が縦型マンガ・Webtoonで4億Viewされている話題の作品です。これまでも原作がある作品に出演してきて、意識していることはありますか?

作品にもよるのかなと思うのですが、基本的には原作ありきなので、演じるに当たって参考にしますし、一つの形として尊敬しながらも、リアリティーラインというか、絵で見たらすごくよかったのに、同じことを実在の人間がやったら陳腐だったり、ちょっとおかしかったり、引っかかりが強くなってしまうこともあると思うんです。実在の人間が演じる上での調整が必要だと思うので、そこは意識しながら演じています。ただ、原作もので、ここは絶対やってほしいよねというところは、1人の原作を読んだ者として反映したいと思っています。

 

◆実際に本作の原作を読んでいかがでしたか?

ドラマよりも陽介がクズですよね(笑)。ひどすぎるし、もう別れなよと思いながら読んでいました。Webtoonならではの展開の早さというか、どんどん状況が悪化していく、変わっていくところに目が離せなかったです。でもそういう展開が、もしかしたら見ている人にとっては、気軽に読める部分なのかな、この作品の一つのポイントなのかなと思いました。

 

◆今回、共演された田中さん、飯島さん、森さんのそれぞれの第一印象と、役を通しての印象を教えてください。

田中さんは現れた瞬間から「はぁ、かわいい」と思って、メロメロだったのですけれども、由良になった瞬間の恐ろしさというか、声の出し方もドスが利いていたりとギャップがあって、悪魔という感じがしました。ですが、カメラが回っていない時は、天真らんまんで、現場にいるだけでその場が華やぎますし、癒やされる感じがありました。

 

飯島さんは本当に紳士で優しくて丁寧な方なんですけれども、陽介のすることがひどすぎるので、舞と陽介が言い合うシーンの時に、せりふが飛んでしまったことがあったんです。そこで思わず「嫌い」と言ってしまって…、飯島さんに「傷つきました」と言われました。そんな中でも、カメラが回っていない時の私のおふざけにもノッてくれる優しい方でした。つらいシーンが多い分、カメラが回っていないところではひと息つかないとしんどくなってしまうこともあったので、みんなで励まし合っていました。

 

◆森さんはいかがでしたか?

すごくふわっとしていて、かわいいなと思っていたのですけど、ちょっと豹変する役なので、最初のはかなげな感じから変わるところがさすがだなと思いながら見ていました。「あんなに心配したのに…!」となると思います(笑)。

 

◆本作に登場するキャラクター、それぞれひどいところがありますね(笑)。

「まともなのは私だけじゃない!?」と思っていました(笑)。

 

◆本作は“予測不能で中毒的なラブサイコスリラー”という作品です。“カルチャー中毒”という宇垣さんが、最近気になっていたり、好きだなと思う作品と出合いましたか?

アカデミー賞のノミネーションが発表されて、ノミネートされている作品をひたすらに見続けるということをしているのですが、映画「ゴジラ-1.0」がすごく面白かったです。あと人は選ぶかもしれないんですけど、アリ・アスター監督の最新映画「ボーはおそれている」が本当に狂っていて面白かったです。

 

◆そういう作品に出合うきっかけはなんでしょうか?

基本的にこの監督だったら、この人が出演しているんだったら見ようと、映画や舞台を見ることがわりと多いです。あとは、人からお薦めされた作品。『アフター6ジャンクション2』というラジオをやっているのですが、そこですごく映画に詳しいライムスターの宇多丸さんにお聞きしたりしています。

 

◆アカデミー賞の生中継の司会など、好きなことが仕事につながっているんですね。

司会をする前からもすごく好きでさまざまな作品を見ていたのですが、これは仕事なんだよという顔をしながら、見られるようになってすごくうれしいです。漫画もすごく好きなんですが、漫画評のお仕事もさせていただいているので、「これ仕事なんで」と言いながら漫画が読めることがとても幸せだなと思っています。

 

◆最後に見どころをお願いします。

ここからどんどんひどくなります。笑ってしまうぐらい舞にとってひどいことが起き続けるのでこんなものだと思わないでください。「こんなひどいことがあっていいのか」と思うように震え上がるようなところと、「こんなにひどいことが続く?」というように笑ってしまうところがあることが、この作品の醍醐味だと思うので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

 

PROFILE

宇垣美里

●うがき・みさと…1991年4月16日生まれ。兵庫県出身。O型。

 

番組情報

ドラマ特区『シンデレラ・コンプレックス』(全7話)

MBS

毎週木曜 深夜0時59分~

 

テレビ神奈川

毎週木曜 午後11時30分~

 

チバテレビ

毎週金曜 午後11時~

 

テレビ埼玉

毎週水曜 深夜0時~

 

とちぎテレビ

毎週木曜 午後10時30分~

 

群馬テレビ

毎週木曜 午後11時30分~

 

<配信>

MBS放送後にTVer、MBS動画イズムで1週間見逃し配信あり

FODにて見放題独占配信

 

<出演>

田中美久、飯島寛騎/森愁斗、堀井新太、大澄賢也/宇垣美里

 

脚本:舘そらみ、渋谷英史

監督:宮本秀光、島添亮

制作プロダクション:ソケット

製作:「シンデレラ・コンプレックス」製作委員会・MBS

 

公式HP:https://www.mbs.jp/cinderella_complex/

公式X:@dramatokku_mbs

公式TikTok:@drama_mbs

公式Instagram:@dramatokku_mbs

 

©「シンデレラ・コンプレックス」製作委員会・MBS

志田彩良&柄本時生インタビュー「柄本さんはとんでもないことをしそうだから、早めに身動きできないようにしたいです(笑)」『消せない「私」-復讐の連鎖-』

高校時代にいじめに遭い、人生を台なしにされた主人公の硝子(志田彩良)が、復讐を遂げるリベンジ・エンターテインメント『消せない「私」-復讐の連鎖-』(日本テレビほか 毎週(金)深0・30)が話題に。かつて自分を変えてくれた元美容系配信者の徳道(本郷奏多)の協力により、自分に消せないデジタルタトゥーを刻み込んだ3人の同級生への復讐を果たした硝子。しかし、復讐はまだ終わっていなかった――。

3月8日(金)放送の第10話から、物語は硝子の過去と深く関わっていた迷惑系配信者・綿貫(柄本時生)との対決へ。いよいよ迎える最終章を前に、硝子役の志田さんと綿貫役の柄本さんが、見どころや現場でのエピソードを語ってくれた。

 

◆ここまでの撮影を振り返っていかがですか?

志田:復讐が順調に進んでいます(笑)。

 

柄本:確かに、順調に復讐していっているもんなぁ。みちる役のゆかっぴぃ(小日向ゆか)、すごいことになってたもんね。インスタで見ていたのと違うなって。

 

志田:序盤はきれいなみちるでしたけど、会うたびにボロボロになっていました。

 

柄本:オレはボロボロの状態しか見てないからびっくりした。でも生で見られるだけでありがたいし、「いつも“いいね!”してます」とだけ伝えておきました(笑)。

 

志田:復讐相手は皆さん、ボロボロになるんです。でも、綿貫さんへの復讐が一番壮絶になると思います。

 

◆最初に柄本さんが綿貫役を演じると聞いたときは?

志田:わりとイメージはしやすくて。迷惑系配信者役がぴったりだと思いました(笑)。

 

柄本:こういう役は2回目だしね(笑)。その分、また同じ引き出しを出すのも恥ずかしいと思って。2回目の方が難しいけど、考えがいがあって楽しいです。

 

◆10話以降、単なる「迷惑系配信者」という言葉では括れない、綿貫の闇深い人格が掘り下げられていきます。彼をどんな人物だととらえていますか?

志田:まさに現代の象徴というか、承認欲求の塊でしかないなって。今の時代には、リアルな存在なのかなと思います。

 

柄本:ちょっと硝子ちゃんと通じるところもあるよね。ネットという存在が人生で大きなものとなって、ある種の暴走をしてしまうという。だから硝子ちゃんと綿貫、立場は違っても両方の気持ちが分かるところがある。そういう見方もできるところがこの作品の面白いところだと思います。

 

◆現場でお会いしてみて、お互いの普段の雰囲気はいかがですか?

柄本:志田ちゃんは合間によくみんなと談笑していて、すごく明るいです。ああいう役柄だし、現場で思い悩んでたらどうしようと思っていたけど、真逆な人間性でよかったと思いました。

 

志田:柄本さんも綿貫さんとは全然違って、ずっと優しいです。1話で肩がぶつかるシーンの撮影でも、終わった後に「ごめんね、大丈夫?」と気にかけてくださって。

 

柄本:その前にちゃんと当たれなかったときも謝ってたんです。当たらなきゃいけないのにうまく当たれなくて、ごめんねって。

 

志田:そのとき、私、ちょっと避けちゃったんです。ぶつかるのが怖くて。

 

柄本:そうだったの?俺のミスだと思ってた(笑)。

 

志田:私が悪いのに、なんて優しい人なんだろうと思いました(笑)。

 

◆合間にどんな会話をされているんですか?

柄本:住むならどんな街がいいか、どんなものがはやっているか…とか、そんな他愛ない話です。でも、僕の中では結構盛り上がっているんですよ。友達と使っているアプリの話を聞いて“今はそんなのがあるんだ!”って。

 

志田:私からは「普段、ラップをやってるんですか?」って聞きました。

 

柄本:そうだ、聞かれた!

 

志田:綿貫の徳道さんへの詰め方を見ていたら、なんかラップっぽいものを感じて。すごく心地いいテンポ感があるんですよ。

 

柄本:それを聞いて“俺ってリズムを刻んでいたんだ…”と思いました。何か今後、意識しちゃいそうです(笑)。

 

◆SNSが一つキーになっている作品ですが、お2人は普段どんな使い方をされているのかお聞きしたいです。お気に入りのコンテンツなどはありますか?

志田:私は最近、犬がご飯を食べている動画をよく見ます。食べている音を聴いていると癒やされるし、かわいいんです。

 

柄本:僕はボクシングの動画を見ています。あとはそれこそ、ゆかっぴぃとか、かわいい女の子によく“いいね!”してます。

 

志田:…私、“いいね!”されたこと、ないかも。

 

柄本:えっ、ウソ!? 絶対してると思うんだけどな。これ、分からないのよ。無差別に“いいね!”してるから。

 

志田:じゃあ、たどったらありますかね?(笑)

 

柄本:あると思うよ。…今後は誰に“いいね!”をしたか、ちゃんと覚えておかなきゃいけないのかな(笑)。

 

◆誰に“いいね!”されたか、結構チェックしているものなんですね。

志田:いつも“いいね!”してくれる人は自然と覚えちゃうし、自分のことをタグ付けしてくれてる投稿を追ったりもします。

 

柄本:確かに、俺に“いいね!”をされたという話を聞いたことがある!友達から連絡が来て、「柄本時生に“いいね!”されたっていう女の子がいるんだけど」って。全く心当たりがないんだけど、これはこれで人に話せるネタとしていいのかなと(笑)。

 

◆最後に、ドラマ終盤の見どころを教えてください。

志田:これまでの硝子は、間接的に復讐相手を追い詰めていく形でした。でも綿貫さんに関しては直接対決になるので、そこを見ていただけたらと思います。ラスト2話はもう、とんでもないことになります。

 

柄本:せりふの量もすごいことになっているよね。お互いちょこちょこ、「せりふ入った?」なんていう話もしてるんですけど、楽しくできたらなと思います。

 

志田:私はまだちょっと不安があります。それこそ綿貫さんと徳道さんが対峙するシーンを見たとき、“私の想像とは全然違う感じで来るんだろうな…”と感じて。柄本さんがどう来ても応じられるように、覚悟だけはしておこうと。

 

柄本:俺、突拍子もないことしなきゃいけない感じ?(笑)

 

志田:監督さんとも「ナイフ突き付けたりしても、それをなめてきそうだよね」という話になって…(笑)。

 

柄本:そんなこと、全然想像もしてなかった(笑)。

 

志田:動かれると怖いので、早めに身動きができないようにしようと思っています(笑)。

 

PROFILE

志田彩良

●しだ・さら…1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。A型。最近の出演作に、ドラマ『アオハライド season2』『大奥 Season2「幕末編」』『ホスト相続しちゃいました』など。現在、『こんなところで裏切り飯』(中京テレビ)が放送中。映画「からかい上手の高木さん」が5月31日(金)公開。

 

柄本時生

●えもと・ときお…1989年10月17日生まれ。東京都出身。O型。現在、ドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』(NHKBS・NHK BSプレミアム4K)に出演中。舞台「帰れない男~慰留と斡旋の攻防~」が4月13日(土)より上演。映画「鬼平犯科帳 血闘」が5月10日(金)公開。

 

番組情報

金曜ドラマDEEP『消せない「私」-復讐の連鎖-』

日本テレビほか

毎週(金)深0・30~0・59

 

HP:https://www.ntv.co.jp/deep-kesenai/

X(旧Twitter)、Instagram:@deepfriday_ntv

TikTok:@deepfriday_ntv

 

●photo/中田智章 text/小山智久 hair&make/朝日光輝(SUNVALLEY)(志田)styling/山本隆司(style3)(志田)

鈴木康介&本田響矢、約1年ぶり共演で感じた手ごたえ語る「今まで一緒にやってきたからこそ」『セレブ男子は手に負えません』

『セレブ男子は手に負えません』はWEBTOONとの連動で、マンガ連載とともに物語が展開する新感覚のドラマ。ある大事件から立ち直るため“二度と恋はしない”と誓ったヒロインが、ひょんなことから誰もがうらやむセレブ男子たちと高級ペントハウスで共同生活を始め、恋模様を繰り広げるシンデレラストーリーだ。

左から)本田響矢、鈴木康介

 

そんなヒロイン・百瀬ひかる役を地上波連ドラ初主演となる若月佑美が演じ、個性あふれるセレブ男子役を鈴木康介、本田響矢、井手上漠、中尾暢樹という若手実力派俳優陣が体現している。

 

今回は残り2話というクライマックスを前に、セレブ男子の一員である西園寺シオン役の鈴木さん&天羽律役の本田さんの“戦友”コンビにインタビューを敢行。これまでのお気に入りシーンや撮影時のエピソード、今後の見どころはもちろん、仲良しなお2人が本作を通じて発見した互いの新たな一面や関係性についても語ってくれました。

 

◆これまで8話が放送されてきましたが、それぞれお気に入りのシーンは?

本田:僕個人としては、(1話で)もんじゃ焼きを食べた後の彰人(中尾)の「溶けた…」がお気に入りです(笑)。律で言うと、やはり3話でひかるに怒りをぶつけてからのキスシーンでしょうか。あのシーンを経て、律のキャラクターが見えた気がします。シリアスな雰囲気のシーンではありましたが、キスシーンなので美しく映ったらいいなというのと律の強引さにドキッとしてもらいたいという思いもあり、そういうバランス感などは監督に相談させていただいて。ただ、監督は基本的に「自由に動いていいよ」と言ってくださっていて、僕の思う律をのびのびやらせていただきました。

 

鈴木:僕もいっぱいあるのですが、中盤以降に弱っていくシオンは見どころ満載かなと。特に、ルカ(井手上)がシオンの元部下に襲われ、自分のせいで傷つけてしまったと落ち込むシーン(6話)は、最初にシオンを慰めに来てくれたのが律なんですよ。僕ら2人が幼なじみというのは劇中で描かれていないですが、律だけが常に味方でいてくれるといいますか、このシーンから“小さいころからずっと一緒だったんだな”というのを読み取れましたし、完成した映像を見てもグッときて。しかも、このシーンを撮ったのが実はクランクインの日だったんです。そういう感情的なシーンを撮影初日にやれたのは、響矢君と今までいろいろな作品を一緒にやってきたからこそだと思っています。

 

◆お互いのキャラクターで好きなシーンがあれば教えてください。

鈴木:8話で律が変装してひかるを迎えに行くシーンです。5話でも夕食を食べながらそれまでのことをひかるに謝るシーンがあったりして、ドラマ後半の律は本当に人間的に成長したな、と。特に、8話は当初の自分本位な律からは考えられないような彼の仲間思いな部分が見えて、とてもすてきだなと思いました。

 

本田:僕がこれまでで一番印象に残っているシオンは、2話でひかるが冷蔵庫の中を見ている時に、後ろからバスローブ姿で近づいていくところ。「イケメンだな~!」と思いながら見ていました(笑)。

 

◆鈴木さんと本田さんはドラマ『ジャックフロスト』でW主演を務めるなどこれまでにも共演経験がありますが、この作品を経てお互いに新たな発見はありましたか?

鈴木:それこそ『ジャックフロスト』では基本的に2人きりでの撮影で、共演者の方がたまにいらっしゃるくらいだったのですが、今回はもうずっと5人で一緒にいて。そこで初めて響矢君が他の役者さんと関わっている姿をきちんと見たのですが、本当に裏表がないんです。誰に対しても同じ接し方ですし、その嘘がない正直さがお芝居にも反映されているんだなって。そこは新たな発見だったなと思います。

 

本田:康介君は…変わらないですね(笑)。でも、『ジャックフロスト』の時からすてきな方だなと思っていたので、そのままでいてくれて安心しました。ただ今回、衣装合わせの時に久々に再会したのですが、最初に顔を合わせた時にうれしくて「おいっ!」と声を掛けたら、康介君はすごく他人行儀に「おはようございます(小声)」と返してきて、「なんでだよ!」 と(笑)。後から理由を聞いたら「久しぶりだったから、照れて恥ずかしくて…」みたいなことを言っていたのですが、現場に入ったらすぐに元に戻っていたので良かったです(笑)。

 

鈴木:あの時は本当に緊張してたの(笑)。でも、響矢君も変わっていなくてホッとしました。

 

◆お2人は本作の撮影中に2人で食事に行かれたそうですが、もし休日に2人で出掛けるならどこに行きたいですか?

鈴木:先程もちょうど話していたのですが、2人とも服が好きなので(服の)展示会に行きたいねって。一緒に服を買いに行きたいです。

 

本田:僕も同じくですね。これが一番早く実行できそうなので!

 

◆本作のクランクアップ後は打ち上げなどされたのでしょうか。

鈴木:みんなで打ち上げしました。

 

本田:そうですね。プチ打ち上げという感じだったのですが、みんなで焼鳥を食べに行って。

 

鈴木:全員のいいところを発表し合ったりもしました(笑)。

 

本田:やったね(笑)。僕は何を言われたか全く覚えていないのですが、照れる感じの本気のことを言ってもらった記憶があります。みんなお酒が入っていたのもあって、ガチ褒めしてくれたんですよ。なので、全員が照れていました(笑)。

 

◆以前、若月さんのインタビューをさせていただいた際に、現場で鈴木さんが“こんなシオンは嫌だ”というネタをやっていたとお聞きしましたが…。

鈴木:はい(笑)。“服を買ってもタグを外さずに着て、新品と言ってフリマアプリに出すシオン”みたいなことを(笑)。

 

◆さらには律のものまねも披露されていたそうで。

本田:馬鹿にしてくるんですよ!僕はそんなお芝居1回もやったことないよ、というような律のものまねをやってきて…(笑)。

 

鈴木:(笑)。撮影の合間はもうずっとふざけていましたね。あともう一、二歩いったら監督に怒られていたんじゃないかなと思うくらい(笑)。何回も笑いが止まらなくてNGを出してしまいました。

 

本田:僕は耐えたよ(笑)。

 

鈴木:耐えてたね。しかも暢樹君がずるくて、カメラに映らないところでいつも笑わせてくるんです(笑)。

 

本田:本当に(笑)。暢樹君は一見クールで大人っぽく見えるのですが、一緒にノッてくださる方ですごく楽しかったです。漠ちゃんもそうですし、そんな僕らを若月さんがいつも温かい目で見守ってくれていました。

 

◆和気あいあいな鈴木さんと本田さんですが、お2人の関係性を言葉で表すと?

鈴木:白?2人とも色白なので(笑)。それか戦友じゃない?これまでいろいろ一緒に乗り超えてきたよね。

 

本田:確かに、戦友かな。この作品でも一緒に乗り超えたシーンが結構あって。

 

鈴木:響矢君がいなければ諦めていたかもしれない、と思うシーンもあります。一緒に戦ってきた大切な仲間です。

 

◆お2人が本作をいち視聴者として見た場合、推しの“セレブ男子”は誰になりそうですか?

鈴木:僕は暢樹…じゃない、彰人です(笑)。

 

本田:暢樹!?(爆笑)

 

鈴木:彰人は優しくて、何をやっても許してくれそうといいますか。シオンは、僕が何か失敗してしまったら怒りそうなので…(笑)。彰人は器も広いですし、大人な感じがいいなと思います。響矢君は?

 

本田:うーん…難しい(笑)。でも、僕はルカかな。ところどころで急に渋いことを言い出すところが好きなんです。「壁に耳あり、障子に目あり」とか(笑)。あと、彰人同様にルカも大人だなと思います。

 

◆最後に、クライマックスに向けて見どころをお願いします。

鈴木:ひかるがシオンを選ぶのか、彰人を選ぶのか、はたまたどちらも選ばないのか、というのは最後の最後まで分からないと思うので、ぜひそこは注目していただきたいです。ラストは本当にすてきな終わり方になっているので、最後まで楽しんでいただけたらと思います。

 

本田:律をはじめ、セレブ男子たちはみんな大人になりきれていない子供で、何かひとつ足りていないものがそれぞれにあって。そんな中、ひかるちゃんが管理人としてペントハウスに来たことでそれぞれが成長してきましたが、今後みんなの未来が花開く瞬間がやってくるので、それぞれがどういう道に行き、どう歩んでいくのかを見守っていただけたらうれしいです。

 

PROFILE

鈴木康介

●すずき・こうすけ…1997年12月19日生まれ。愛知県出身。近作はドラマ『アカイリンゴ』『君に届け』『彼女たちの犯罪』、映画「正欲」など。本作で共演中の本田響矢と『ジャックフロスト』でW主演を務めた。 5月24日(金)公開の映画「帰ってきた あぶない刑事」にも出演。

 

本田響矢

●ほんだ・きょうや…1999年6月20日生まれ。福井県出身。近作はドラマ『青春シンデレラ』『正しい恋の始めかた』『私と夫と夫の彼氏』『恋愛のすゝめ』など。本作で共演中の鈴木康介と『ジャックフロスト』でW主演を務めた。現在、ドラマ『ブラックガールズトーク』にも出演中。

 

番組情報

『セレブ男子は手に負えません』

ABCテレビ

毎週日曜 午後11時55分~

 

テレビ朝日

毎週土曜 深夜2時30分~

 

※ほか地域でも放送予定

※ABCテレビでの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信あり

 

番組公式HP:https://www.asahi.co.jp/serebu_dansi/

 

連動WEBTOON情報

LINEマンガ:https://u.lin.ee/t0nmweA/pnjo

ebookjapan:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/stories/138282/

 

●photo/徳永徹 text/片岡聡恵 hair&make/崎山彩実(marvee) styling/曽根菜月(鈴木)、泉敦夫(本田) 衣装協力/YOTA TOKI、TOKIS、POLPETTA(鈴木)、カルド×ビショップ、セラー ドアー(本田)

 

鈴木康介さん&本田響矢さんのサイン入り生写真を1名様にプレゼント!

<応募方法>

TV LIFE公式Xをフォロー&プレゼント告知ポストをRPしていただいた方の中から抽選で1名様にBiSのサイン入り生写真をプレゼント!

 

当選者の方には、TV LIFE公式XアカウントよりDMでお知らせいたします。

TV LIFE公式X(@tv_life):https://twitter.com/tv_life

 

<応募締切>

2024年3月18日(月)午後11時59分

※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。

青原桃香「キャスターとしては新人でも、皆さんの心に寄り添うことはできる。いつも楽しむ気持ちを忘れず、笑顔を送り届けていきたい!」ウェザーニュースキャスター連載・第19回

24時間365日、最新の気象・防災情報を発信し続ける「ウェザーニュースLiVE」。YouTubeの登録者数は118万人を超え、日々の生活を支えるコンテンツとして、ますます多くの人に愛されています。この番組を毎日生放送でお届けしているのが気象キャスターたち。GetNavi webではそんな皆さんの活動を紹介するとともに、それぞれのプライベートな一面に迫った連載「夕虹は晴れ! ウェザーニュースキャスター」を展開。レギュラーでの連載は昨年4月に一度終了を迎えたものの、現在は短期集中連載として復活し、今回ご登場いただいたのは2023年10月に新たに加わった青原桃香キャスター。番組に登場して以来、いつも朗らかな笑顔で視聴者に元気を与えている青原キャスターに、お仕事への思いをたっぷりとうかがいました。

 

<ウェザーニュースLiVE×GetNavi web連載>

【連載「夕虹は晴れ! ウェザーニュースキャスター」一覧はこちら

青原桃香●あおはら・ももか…1999年1月5日生まれ。愛知県出身。0型。ウェザーニュース気象キャスター。2023年にウェザーニューズ入社。現在、同社が配信する「ウェザーニュースLiVE」の気象キャスターとして活躍中。趣味・特技は乗馬、料理、ドライブなど。 X(旧Twitter)Instagram

 

【青原桃香さん撮り下ろし写真】

 

以前は、周囲から不機嫌そうに見られるぐらい人見知りでした

──昨年末にご登場いただいた松雪彩花キャスターの後を継いでの出演となります。その松雪さんは、青原キャスターや同じく10月にデビューした岡本結子リサキャスターの魅力について、「いつもしなやかさと柔らかさを感じます」とお話しされていました。

 

青原 そうおっしゃっていただけたんですか? もったいないお言葉です。私から見た松雪さんは、お話の仕方や醸し出す雰囲気など一挙手一投足の全てが麗しく、憧れの存在です。また、番組を拝見していると、美しさの中にキリッとした知性も感じられて。隅から隅まで完璧な女性だなといつも思っています。

 

──松雪さんとは青原さんがキャスターデビューしてすぐくらいに、番組のクロストークでご一緒されていましたね。

 

青原 はい。初めてのときは松雪さんに対して絶対に失礼があってはいけないと思い、その気持ちが強すぎてガチガチになっていました。

 

──知らない人がこれを読んだら、松雪さんのことを怖い人だと思いそうですよ(笑)。

 

青原 いえ、そういう意味ではないです(笑)。クロストークって、お相手の方がいるから、最初は緊張しちゃっていたんです。自分一人が変なことを言って空気がおかしくなる分には自己責任だからいいんですが、先輩を巻き込んで迷惑をおかけしてしまったらどうしようって。

 

──今はもう緊張しなくなったんですか?

 

青原 はい。私が失敗しても先輩方が優しくフォローしてくださるので、リラックスして楽しめるようになりました。ただ、いつまでも甘えてばかりではいけないので、私もしっかりと上手に進めていけるようになりたいと思っています。

 

──また、前回の松雪さんのインタビューでは、青原さんから手作りのクッキーをいただけたことをすごく喜ばれていました。

 

青原 うれしかったです。まさにクロストークで松雪さんが私の作ったお菓子を食べてみたいとおっしゃってくださったんです。そのときは「器具を実家から持ってきていないんです」とお伝えしたのですが、偶然にも翌日の週末から実家に帰る予定があって。それで早速土曜日に作ったんですよね。……あ、違います。正確には土曜に一度作ってうまくいったのですが、もっといいものにしたくて、日曜にまた作り直したんです。でも、そっちはうまくいかなくって(苦笑)。

 

──それは悔しい(笑)。

 

青原 そうなんです! もう、本当に悔しくて。それで結果的に最初に作ったものをお渡ししました。

 

──実家から器具を持ってきて、ゆっくり作るという選択肢はなかったんですか?

 

青原 その案も考えました。でも、母が「使い慣れているオーブンで作ったほうがいいんじゃない?」と(笑)。「あやちさん(松雪)と約束したものなんだから、いつも以上においしく作りたいよね」って、家族もみんな見守ってくれて。

 

──素敵なご家族ですね。

 

青原 はい。それに私も、あやちさんが私のクッキーを食べたいと言ってくださったことがうれしかったので、早くお届けしたかったというのもありました。

 

──松雪さんに限らず、今ではすっかりと先輩キャスターの中に溶け込んでいる印象がありますが、あまり人見知りはされないほうなんですか? 松雪さんも「ほかのキャスターと打ち解けるのが早かった」とおっしゃっていました。

 

青原 いえ、その逆で、すごく人見知りです。ですから、最初の頃は皆さんから声をかけていただけてうれしかったのですが、同時にとてつもなく緊張もしていて(苦笑)。ただ、皆さんは優しく接してくださるので、普段よりは積極的にお話ができたように思います。

 

──番組を見ていると青原さんはいつも雰囲気が柔らかいので、周りの先輩方もつい声をかけたくなるのかなと思いました。

 

青原 そう感じていただけているのならうれしいのですが、自分ではそうは思っていないんです。むしろ、周囲に近寄り難さや怖い印象を与えていないかという不安が先行してしまって。だからこそ、普段は丁寧に話すことを心がけているんです。

 

──人見知りの硬さや緊張が表に出てしまうことが多いということでしょうか?

 

青原 はい。それもあって、高校生ぐらいまでは初対面の人から話しかけにくいような印象を持たれることも多かったですね。

 

──普通にしているだけなのに、なぜか怒っているように思われたり?

 

青原 まさに(笑)。友達にも、初めは話しかけづらくて、仲良くなってからのギャップがすごいねって。それがすごくコンプレックスでもあったので、意識して直すようにしたんです。こうした話をすると、最近出会った方からは、「想像つかない」って驚かれることが多いです。

 

──人見知りが激しいのであれば、カレンダー撮影の日は大変だったのではないですか? たしかキャスターになって最初のお仕事がカレンダー撮影で、そこで先輩キャスターとも初めてお会いしたと番組で話されていましたよね。

 

青原 山岸愛梨キャスター大島璃音キャスター小林李衣奈キャスターとお会いしたのが、その日初めてでした。しかも、みんなで同じクルマに乗って遠くのスタジオまで移動することになっていて、私が集合場所に到着したのがギリギリだったせいで、皆さんを少しお待たせしてしまったんです。遅刻をしたわけではなかったものの、それがすごく申し訳なくて。それに、すぐにクルマが出発してしまったので、しっかりごあいさつができたのがロケ地に着いてからだったんです。

 

──そのスタートはちょっと緊張しますね。

 

青原 でも、一日ずっと撮影だったのでたくさんお話もさせてもらい、おかげで途中からは皆さんとの撮影を楽しめるようになりました。というより、最初は緊張する以上に、皆さんのオーラやスタイルの良さに衝撃を受けたりと、完全にミーハーになっていましたね(笑)。

 

──(笑)。そのときはどのようなお話を?

 

青原 「とにかく体調を崩さないように、頑張り過ぎないでね」という優しいお言葉をかけていただきました。皆さんはそうやって、新人の私に対してもいつも気遣ってくださるんです。お仕事への姿勢はもちろん、一人の人間として尊敬できるところばかりですし、普段から先輩後輩関係なくフランクに接してくださるので、本当に素敵な職場だなと感じています。

 

──生配信中にいきなり「ももぴん」と呼びかけられる職場って、そうそうないですしね。

 

青原 ハロウィン企画のときの(駒木)結衣さんですね(笑)。急に初めてのあだ名で呼ばれたので、あのときはびっくりすると同時にとってもうれしかったです。でも、ひと言「ももぴん」と発しただけで、それがすぐに視聴者さんたちに浸透する結衣さんの影響力の大きさがすごいです。あとで、結衣さんも「どうしてあのとき、急に“ももぴん”って言ったんだろう?」って不思議がられていて。これで視聴者さんと私の距離を縮めるきっかけをいただけたので、すごく感謝しています。

 

──思えば、あのハロウィン企画もデビューしてすぐくらいでしたよね。

 

青原 はい。気象キャスターになったはずなのに、突然バラエティっぽい配信企画に参加することになって驚きました。“あれ? キャスター募集の要項にはそんなこと書いてなかった気がするぞ”って。見落としていただけなんですかね(笑)。

 

──きっと書いてなかったと思います(笑)。

 

青原 ですよね(笑)。でも、ハロウィンの配信もそうですが、こうした機会がないとできないことばかりですし、先輩方が企画を盛り上げている姿を見て、とっても素敵だなって思うので、私もいろんな企画に全力で楽しんで臨むようにしています。

 

3週間の研修の予定が、いきなり2週間後にキャスターデビューに

──では、改めてデビュー日のことをうかがえればと思います。当日のことは覚えていますか?

 

青原 とても緊張していて、はっきりとは覚えていないです初お披露目だった10月21日は結子ちゃんと自分たちの紹介の後に1時間半ずつ番組を担当し、翌日に初めて1人で3時間の放送をしたんです。でも、どちらの日も気づいたら終わっていたという感じでしたね。

 

──デビューまでの研修期間が2週間だったとか?

 

青原 はい。それもあって本番中はドキドキで、もうわけが分からなかったです(笑)。

 

──研修のときから2週間後にデビューすることは決まっていたのでしょうか?

 

青原 決まっていなかったと思います。ただ、明確にいつだというのはなかったものの、なんとなくデビュー日は聞いていて。そのときは3週間後ぐらいということでした。なのに、デビュー日の直前に「一週間早まった」と言われて。急なことだったので心の準備もできていませんでしたし、言われた瞬間は頭の中が真っ白になっていましたね。

 

──急転直下ですね。けど、それでも問題ないという判断だったんでしょうね。

 

青原 ……おそらく(笑)。たしか「これ以上やっても、きっと大きくは変わらないから大丈夫」と言われた気がします。私も、そんなもんかなと鵜呑みにしてしまって(笑)。あとになって、“あれ? もしかして、うまく丸め込まれた!?”とも思いましたけど、振り返ると、皆さんが言うように、一週間早まったからといってそんなに変わらなかっただろうなって自分でも思います(笑)。

 

──1時間半のデビュー放送を終えた日はどんな心境でしたか?

 

青原 本当なら家で一人反省会とかをすべきだったんでしょうけど、すぐ寝ちゃいました(笑)。“明日の放送に向けて、気持ちを切り替えよう!”って。それに、翌日の3時間のときもそうだったのですが、2日間とも全国的に天気が穏やかだったので、気象に関する情報は必要最低限で、どちらかというと、自分の紹介や視聴者さんからのリポートを読んでいる時間のほうが長かったんです。ですから、“とりあえず、たくさんしゃべったぞ!”という感覚が強く、どっと疲れが出たのも大きかったと思います。

 

──自分のペースをつかめてきたかなと思ったのはいつぐらいでしょう?

 

青原 遅すぎるかもしれませんが、デビューして1か月ぐらい経ったあたりだと思います。その頃から、ようやく自分の番組を少しずつ見返せるようになっていきましたので。

 

──それまでは自分の番組のアーカイブを見るのが怖かったんですか?

 

青原 はい。もちろん、毎回ちゃんと見返して、反省していくのが大事だとは分かっていたんです。でも、それをすると私のメンタルが崩壊するだろうと思って(苦笑)。ただ、いつまでもそれじゃダメだと思い、まずは切り抜き動画から見るようにしました。気象の情報をお伝えしているときの拙い自分の姿は怖くて直視できなくても、視聴者さんが面白く編集してくださった切り抜き動画なら、まだ笑って見られるかなって。そうやってちょっとずつ自分に慣れていきましたね(笑)。

 

──先輩方の番組を見て、勉強することもあるんでしょうか?

 

青原 あります。ただ、3時間の放送を全部見てしまうと、自分の性格上、物まねみたいになってしまって、あまりいい結果にならないと思うんです。もともと器用ではないので、同じようにしようとするあまり、ロボットがしゃべっているみたいになっちゃうだろうなって(笑)。ですから、“こういう天候のときはどういった表現をされているのかな?”とか、“この時間帯はどんなテンションなのかな”と、コーナーごとにいろんな先輩方の進行を見るようにしていますね。

 

──特に注視されているキャスターはいらっしゃいますか?

 

青原 小林キャスターです。以前、あいりんさん(山岸)に相談をしたとき、たくさんアドバイスをいただいて。その際、私の声質や話し方、それに発声などは小林キャスターが参考になるとおっしゃってくださったので、担当する時間帯は異なることが多いものの、李衣奈さんの番組はよく拝見していますね。

 

──デビューしてからご家族の反響は?

 

青原 私以上に熱量高く楽しんでいるみたいです。本当にいつも温かく見守ってくれていて。それ自体はすごくうれしいんです。でも、「あそこはこうしたほうがいい」とか、「あの発言は失礼にあたるかもしれない」って細かくダメ出しをしてくるんですよね。デビューしたばかりの頃はそれが本当に多くて、たまに……いや、たまにじゃないぐらいムッとしていました(笑)。

 

──「じゃあ、一度自分でやってみてよ!」って言いたくなりますよね。

 

青原 実際に言ったこともあります。ちょっと不機嫌になってしまったり(笑)。

 

──(笑)。自分でも分かっていることを改めて他人から指摘されると、耳が痛いだけに腹が立ちますよね。

 

青原 そうですねただ、そうやってダメな部分を気遣いなく本音で言ってくれるのは家族だけなので、すごく感謝しています。それに、最近は自分たちが少し言いすぎてしまっていることに気づいてきたのか、ちょっとしたフォローが入るようになったんです。ダメ出しの後に、「……まぁ、でも頑張ってるよね」「大変だよね」って(笑)。そうした優しさも含めて、本当に感謝しています

 

オーディションのことは消し去りたい記憶になっています(笑)

──そもそもの質問になりますが、青原さんがウェザーニュースLiVEのキャスターになろうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

 

青原 もともと人前に立って情報をお伝えしたり、周りを笑顔にできるような職業に憧れを持っていました。そして大学生の頃から、自ら何かを発信したり、伝えていく仕事に就きたいと思うようになって。でも、なかなか実行に移すことができず、大学卒業後は別の企業にも勤めていたところ、ある日、偶然ウェザーニュースLiVEがキャスターを募集していることを知り、絶対に挑戦したいと思ったんです。それ以前にも、情報を伝える仕事の募集記事を見かけたことは何度もありましたが、なぜかこのときだけはすぐに体が動いて、気がついたら証明写真を撮りに行く予約を入れ、その日のうちに志望動機も考えていましたね。どうしてあんなに衝動的に体が動いたのか、本当に自分でも分からないんですけど。

 

──オーディションはいかがでしたか?

 

青原 緊張しました。面接では一人ずつ志望動機と自己PR、それに原稿読みをする時間があったのですが、いざ自分の番になったら事前に考えていた志望動機が全部飛んじゃったんです(笑)。とっさにいろんなことを頑張ってしゃべりましたが、きっととっ散らかって、わけの分からないことを話していたと思います(笑)。自己PRのときも、ちょっとでも笑ってもらえたらいいなと思って準備をしていたのですが、村田さん(村田泰謁プロデューサー)は笑ってくれたものの、別の方はくすりともせず、ただただ無言のまま真顔で……。

 

──それは、心が折れますね。

 

青原 ポッキリと折れました(笑)。そのときの面接官の方の顔は今でも忘れられないですね(笑)。

 

──実際に何をされたんですか?

 

青原 趣味で乗馬をしているので、乗馬の頭文字(じ・よ・う・ば)を使ったあいうえお作文を発表したんです。そのなかの一つとして、乗馬にはヒップアップ効果があるので、「スタイルもよくなりますよ」という言葉と一緒にお尻をプリッと上げて(笑)。ものすごく恥ずかしかったんですけど、それでクスッとしてもらえたらいいなと思い、なんとかやりきったところで皆さんの反応を見たら、村田さんの笑い声だけがその場に虚しく響いているという状況になっていました。……本当に苦しい時間でしたね(苦笑)。そのときは開き直って、“あとはもう家に帰るだけだし、いいや!”って感じだったのですが、間違いなく顔は真っ赤っ赤になっていたと思います(笑)。

 

──そのお話の後に聞く質問としては酷かもしれませんが、オーディションを終えた後、受かりそうだなという手応えはあったのでしょうか?

 

青原 全く。その日はせっかく東京まで来たんだし、オーディションだけじゃもったいないから、終わった後に少し観光もしようと決めていたんです。すぐ帰りましたね(笑)。

 

──もはやそんなテンションじゃなく。

 

青原 まるでそんな気分になれず、とにかく東京から離れたい一心で(笑)。

 

──帰りの新幹線でのメンタルが心配になります。

 

青原 あ、ただ、本当に何もしないのは嫌だったので、グリーン車で帰ったんです。ちょっともったいないなとは思いましたけど、私の中でこの日の記憶を、オーディション日ではなく、生まれて初めてグリーン車に乗った日に書き換えようと思って(笑)。

 

──その発想は面白いですね(笑)。しかも、結果的にオーディションに受かり、同じ日にグリーン車にも乗ったことで、より忘れられない日になったわけですし。

 

青原 そうなんです。ありがたいことに、私にとっていろんな特別が生まれた日になりました。初のグリーン車も本当に快適でした。ただ、恥ずかしかったのが、フットレストの使い方がいまいち分からず、周りを見ながらまねをするようにして使っていたので、リラックスというより、ずっとソワソワしていて(笑)。でも、それもいい思い出です。

 

──キャスターに受かったときは、ご家族も驚かれたのでは?

 

青原 実は受かると思っていなかったので、家族には面接が通ってから伝えたんです。ですから、なおのこと驚いていましたね。「何かの間違いだ!」って言われた気がします(笑)。

 

研修中のリポート読みはまるでお葬式のようでした

──オーディションに見事合格し、その後キャスターとしての研修が始まったわけですが、2週間の研修はいかがでしたか?

 

青原 一番辛かったです(苦笑)。最初にスタッフさんから、「デビューしてからも、自分の不甲斐なさに落ち込んで泣いちゃうことがあるよ」と言われたのですが、研修中も家に帰ってから何度も泣いていました。同期の結子ちゃんがまだ学生だったこともあって、ほとんど一人で研修を受けていたんです。気持ちを共有できる相手がいないというのが辛かったですし、たまに一人で練習をしているときも、果たしてそれが正しいのかどうかが分からず、そうした不安もありましたね。

 

──研修内容の中では何が一番大変でしたか?

 

青原 ……ふふふふふ。

 

──その笑いは何でしょうか(笑)。

 

青原 思い出すのも嫌なくらい、リポートを読むのがへたくそだったんです。本当にできなくて、まるでお葬式で弔辞を読んでいるみたいになっていました(笑)。

 

──リポートって、視聴者から届く「お天気リポート」や「晩ごはんリポート」とかのことですよね?

 

青原 そうです。それを読んで感想を話すのがほんとに酷かったんです。あれこそ誰にも見せられないです。研修中の様子は毎回録画をしていて、聞いた話だと、それを見て反省するためにあとで渡されるそうなんですね。でも、私はデータを送ってもらった記憶がほとんどないんです。自分でも薄々気づいていたのですが、多分スタッフさんが私には見せられないと判断されていたみたいで。見せると間違いなく落ち込むだろうし、なんだったら、見せたところで意味がないと思われていたんじゃないかと(笑)。

 

──そんなことはないと思いますが。

 

青原 いえ、私自身が見るに値しないと思っていましたから(笑)。というのも、リポートを読んだ後に、そこから話を膨らませていく言葉が出てこなくて、無言のまま時間だけが過ぎていくという状況が何度もあったんです。つまり、動画を見て反省するという以前の問題だったんですよね。

 

──それは言葉のバリエーションが少なくて、コメントに苦労したということですか?

 

青原 表現力の問題というよりも、自分は一体誰に向かって、どんな言葉を届ければいいんだろうと考え込んじゃうんです。よく注意を受けていたのが、「真面目に考えすぎている」ということでした。リポートを送ってくださる方にどのような言葉をおかけして、何をお伝えするべきなのかを深く考えすぎてしまって、かえって言葉が出てこなくなってしまっていたんだと思います

 

──なるほど。

 

青原 そうやって、どうすれば自分の頭の中で思っていることを誤解なく伝えられるんだろうかと考えているうちに、無言の時間だけが過ぎてしまう。研修中はずっとそんな感じでした(苦笑)。

 

──普段からそうなんですか?

 

青原 そうですね。ですから、今はいろんなものに興味を持つようにしていますね。感受性を高め、何かを見たり聞いたりした後は、さらにそこから一歩踏み込んで、自分の心が今どんな感情なのかといったことを客観的に考えるようにしています。

 

──素晴らしいです! ちなみに今は番組の中ではどのコーナーが一番好きですか?

 

青原 それはもう迷うことなく、「おやつリポート」と「ご飯リポート」です(笑)。いつもおいしそうな写真が届くので見ているだけで幸せな気持ちになりますし、感想をお伝えするのも楽しいです。

 

──めちゃくちゃ克服しているじゃないですか。

 

青原 研修のときは本当に言葉が出てこなかったので、それを思うとちょっとは成長しているのかもしれないですね。でも、まだまだだと思うので、これからもたくさん勉強して先輩キャスターさんに少しでも追いつける様に頑張っていきたいです!

 

気象キャスターになり、天気予報の必要性をより強く実感しています

──先ほど、伝える仕事に憧れを持っていたというお話をされていましたが、実際に気象キャスターになられて、どんなところに魅力を感じていますか?

 

青原 お天気は毎日、多くの方が必要としている情報ですし、特にウェザーニュースLiVEでは全国に向けて最新の気象の様子をお伝えできる。そこにすごくやりがいを感じています。

 

──これまで気象自体にも興味をお持ちだったのでしょうか?

 

青原 興味はありました。ただ、家を出るときに母から「今日は雨が降るみたいだから傘を持っていきなさい」と言われると、“じゃあ、持っていこうかな”と思う程度で、もし傘を持たずに出かけて途中で降られても、そのときはそのときだという感じでしたね(笑)。

 

──今は違うんですか?

 

青原 はい。天気にすごく興味を持つようになりました。ひと言で「晴れ」や「雨」、「曇り」といってもさまざまな状況があり、ちょっとした差で予報の表記が変わったりする。私が知識として知っていた気象の世界はほんの一部だったんだなということが分かり、そこに面白さを感じたんです。それに、こうして気象を伝える立場になり、災害などから身を守るためにも天気予報は生活に欠かせないものなんだと強く実感するようになりました。今は吸収するばかりですし、全てのことが新鮮で刺激的ですが、もっともっと勉強しないといけないなという気持ちでいっぱいです。

 

──気象キャスターになったことで好きになった天気はありますか?

 

青原 好きといいますか、気象キャスターの立場になったばかりの頃は、“お願いだから、天気が荒れないで!”といつも思っていました(苦笑)。その一方で、全国的に穏やかな晴れの日も、それはそれで語彙が必要になってくるので難しいなと思ったり。ですので、こんなことを言うと怒られちゃうかもしれませんが、今は“伝えやすい天気”が一番好きです(笑)。

 

──本当に正直ですね(笑)。でも、日本語ってボキャブラリーが多いのでいろんな表現ができますが、だからこそ言葉のチョイスを微妙に間違ったりすると、別の意味で伝わってしまうこともあるので難しいですよね。

 

青原 そうした怖さはいつも持つようにしていますね。ただ、言葉を慎重に選びすぎても、“結局、何が言いたかったんだろう?”と思わせてしまうことがあるので、そこにも注意が必要で。番組が終わった後はいつもスタッフさんから気づいたことを言っていただき、次に活かせるようにしています。

 

──特にウェザーニュースLiVEでは気象状況に合わせて注意喚起のレベルを3段階に分けていますし、そのときどきで言葉遣いや表情などを変えていく必要もあるので、より臨機応変な対応が求められそうです。

 

青原 はい。初めてM2(黄色レベルの注意喚起)を経験したときは、いろんなことがうまくいかなくて本当に悔しい思いをしました。言葉のチョイスだけじゃなく、インターバルを挟んで番組を再開したときに、いつものクセでにこやかな表情をしてしまって。スタッフさんからイヤモニ越しに、「顔が違うよ」という注意の指示が入ったのを覚えています。

 

──ただ、M2といってもそこまで緊迫した感じではなく、通常放送に近い雰囲気のときもありますよね。

 

青原 その日もまさにそういった状況でした。限りなくM1(通常放送)寄りだったこともあり、私もテンション感がよく分かっていなかったんです。それで、スタッフさんにもどういう雰囲気で番組を進行していけばいいかをお聞きしたのですが、「そこまで深刻そうじゃなくてもいいよ」とおっしゃられて。ただ、「でも笑顔は違うかな」とも言われたので、ますますどんな按配で進行すればいいのか分からなくなってしまったんです(苦笑)。気象の状況は日によって全て異なりますし、“これが正解”という明確な答えがないだけに、今でも迷ってしまうことがありますね。

 

──では、青原さん自身はご自分のキャスターとしての武器ってなんだと思いますか?

 

青原 まだ自分の中でこれというのはない気がします。自分に自信を付けたいのですが、今でもついモジモジしちゃうことがありますし(笑)。ただ、サポーターさんの気持ちに寄り添うことはできるとは思いますので、誰ひとり置いてけぼりにすることなく、皆さんと一緒に楽しい時間を作っていく。そこをいつも考え、意識しながら番組に臨んでいきたいと思っています。

 

──最後に、今後の目標を教えてください。

 

青原 今、私が先輩方の姿を見て憧れているように、私も誰かに目標とされるようなキャスターになっていきたいです。同時に、サポーターの皆さんにも愛されるキャスターでありたいなとも思っています。そして何より、常に楽しむ心を忘れずにいたいです。どれだけ頑張っている姿を見せても、そこに私自身が楽しんでいる様子が伝わらなければ皆さんも安心して番組を見られないと思いますので、失敗や成功はひとまず置いておいて(笑)、見てくださる方々にいつも笑顔を送り届けていきたいなと思っています。

 

──さて、次回は同期である岡本キャスターの登場になります。青原さんから見た岡本さんの魅力を教えていただけますか?

 

青原 結子ちゃんと初めて会ったのは、会社でも、オーディション会場でもなく、駅のお手洗いだったんですよね。初顔合わせの日にたまたま駅で見かけて。そのときはお互いの顔を知らなかったのですが、見た瞬間に、“絶対にこの子だ!”と思ったんです。逆に、“もしこの子じゃないなら、このオーラのすごさは何!?”と思うぐらい存在感があって。

 

──ひときわ輝いていたんですね。

 

青原 はい。そうしたら結子ちゃんも、“もしかしてこの人が同期なのかな”と思っていたそうで。ですから、私たちの全ての始まりは駅のお手洗いからでした(笑)。その後、改めて社内で会ったのですが、初めてお話をしたときから、素直で真っすぐな子だなという印象がありました。自分が思っていることややりたいことをストレートにまわりに伝えられる芯があって。そこがすごくうらやましくもあり、尊敬もしているところです。それに、一緒にいて楽しいですし、みんなを明るく元気にさせるパワフルさも持っているので、きっと番組をご覧になっているサポーターの皆さんも自然と笑顔になれる、そんな素敵なキャスターだなって思いますね。

 

《青原キャスターに15の質問!》

 

Q1.ご自身ではどんな性格だと思いますか?

青原 マイペースです。……というと、みんなから「その通りだね」って言われます(笑)。物事に動じないとか、周囲に流されないというのではなく、“自分は自分”みたいな感じのマイペースさがありますね。

 

Q2.“パブリックイメージとはここが違う”というところはありますか?

青原 最初の印象では大人しそうに見られることが多く、その後でギャップに驚かれます。「話してみると意外と陽気な感じなんだね」とか、「しっかりしてるのかと思ったけど、抜けてたり、適当なところがあるんだね」とか。素を隠しているつもりは全くないんです。それなのに、勝手にハードルを上げられて、それで「イメージと違う」と言われても、もうどうすればいいのかと(苦笑)。

 

Q3.関東での新生活いかがですか?

青原 いまだに電車で迷っちゃいます。路線が多く、人もたくさんいるので、出かけるだけで疲れてしまったり。でも、新しい街を知るのは楽しいですね。休日はよくお店の店員さんや美容師さんに「お買い物でおすすめの場所ってどこですか?」と聞いて、リサーチもしています。

 

Q4.学生時代はどんなキャラでしたか?

青原 アクティブだったと思います。テニス部に入っていたので、友達と遊びに行くというよりも、平日や土日に関係なく部活に専念していて、肌も真っ黒に焼けていました。

 

Q5.ずっと続けている趣味は?

青原 大好きなのは乗馬とドライブ。特にドライブは、景色を楽しみながら、一人の空間も満喫できるので、地元の名古屋にいた頃はよく遠出をしていました。クルマのなかでは音楽をかけながら、ずーっと熱唱しています(笑)。歌うことも大好きなので、一人カラオケにもよく行きますし、平気で5〜6時間ぐらい歌っています。今は松田聖子さんの曲を力を入れて練習しています!

 

Q6.乗馬を始めたきっかけは?

青原 始めたのは社会人になってからなんです。働き出すと運動不足になるかなと感じて、何かしら体を動かすことをしようと思ったんです。でも、ジムに通うならそのあたりを走ればいいやと思い(笑)、あまり周りの人がしたことのないものを選びたくて乗馬を始めました馬が大好きというのもあります千葉にもたくさん乗馬クラブがあるので、今も続けていますね。

 

Q7.アニメ好きだそうですが、好きな作品ベスト3を選ぶなら?

青原 今だと一番は『呪術廻戦』です。2位と3位は……難しいですね(笑)。最近好きなのは『葬送のフリーレン』と『ウマ娘』。『ウマ娘』のキャラクターはみんなかわいいんですが、あえて推しを挙げるならトウカイテイオーが好きです。

 

Q8.愛知県のおすすめ穴場スポットを教えてください。

青原 穴場ではないかもしれませんが、おすすめは知多半島の海沿いを走るドライブコース。半島をぐるっと一周できるので、私も休日になるとよく行っていました。老夫婦が営んでいるお気に入りのレストランがあって、いつ訪れてもお客さんがあまりいないんですが(笑)、そこから見える海の景色が本当にきれいで。風景に癒やされながらエビフライカレーを食べるというのが、私の一人ドライブの定番でした。

 

Q9.毎日欠かさずしていることは?

青原 よく家族とビデオ通話をしていますね。最初は母と話をして、途中から父と弟に代わるのがパターンです。私は意外にもホームシックになっていないのですが、母がすごく寂しがっているみたいです。そういえば、以前、私の一人暮らしの家に家族で遊びに来てくれたことがあり、帰り際に母が寂しさのあまり泣いてしまったことがあったんです。それを見ていた父が慰めつつ、「次はいつ会えるの?」って母に聞いたら、返ってきた言葉が、「3日後」で(笑)。母も自分の言葉に泣きながら笑っていましたこのほっこりするエピソードがあまりにも面白すぎて、私の中でかなりお気に入りになっています(笑)。

 

Q10.休日の過ごし方の理想と現実は?

青原 インドアとアウトドアの2つの面を持っていて、インドアな気分のときは家の中でアニメとかを見て、一日中だらだらと過ごすのが理想ですね。外出したい気分のときは、お買い物に行ったり、いろんな景色を見に散歩したり、おいしいごはん屋さんを見つけに行ったりと、やりたいことがたくさんありすぎて困っています。どちらかというと、出かけるほうが好きですね。ただ、一人暮らしを始めたら、やらなければいけないことが多いことに気づいて。結局、家のことをいろいろとしている間に一日が終わっちゃうのがほとんどです。

 

Q11.家で一番落ち着く場所はどこですか?

青原 ベッドの上。ずーーーっとゴロゴロしていたい(笑)。実家にいるときからベッドが大好きで。だからなのか、帰省すると普段以上に熟睡できます。

 

Q12.いつも笑顔が素敵ですが、青原さんにとって笑顔の源は?

青原 私自身は、そんなに笑顔の多い人間だと思っていなくて。周りにいる方々から、「いつもすごくいい笑顔だね」って言ってもらえるようになって、初めて気付かされたほどなんです。ただ、私はこれまでたくさんの愛情で育ててくれた家族や地元の友人など、本当に人に恵まれた環境の中で過ごしてきました。これが私の笑顔の源だと思っています。そして、今はサポーターの皆さんからの温かい応援があり、優しい言葉をかけてもらったり、楽しいリポートをたくさんいただいているので、それを笑顔でお返ししたいなって思うんです。

 

Q13.2024年の中日ドラゴンズにひと言!

青原 ひと言かぁ(笑)。私は応援することが楽しいので、あまり勝ち負けは考えていないんです。……と言いつつ、山口さん(山口剛央気象解説員)を見ていると、阪神タイガースが勝った次の日はさぞやうれしいんだろうなってうらやましくも思ったり(笑)。私はファン歴が5〜6年ほどなので、強いドラゴンズ時代を経験していないんですね。最近ファンになったという話をすると、昔から応援されている方たちに、「よく今のドラゴンズを見て好きになったね」って驚かれます(笑)。ファンになったきっかけは、大学生の頃にバンテリンドーム(ナゴヤドーム)のボールガールをしていて、そのときに選手たちを目の前で見たことでした。今は地元から離れたことで、より一層応援したいという気持ちが強くなりましたね。ちなみに、試合では投手が頑張っている姿を見るのが大好きなのですが、最近は外野手の岡林勇希選手を応援しています。まだまだ若いのに、結果を残しているのが本当にすごくて。今でも十分活躍されていますが、この好調さをキープしてほしいなと思います。

 

Q14.ご自身を家電で例えると?

青原 う〜ん……(笑)。松雪さんは前回のこのインタビューで「皆さんの生活に潤いを与えるという意味で“加湿器”」と答えていらっしゃいましたよね。ならば、私は皆さんの心をきれいにする存在になりたいという願いを込めて“洗濯機”にします(笑)。これからもたくさん笑顔を届けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

 

Q15.普段愛用している家電を教えてください。

青原 常に持ち歩いているのはワイヤレスイヤホンですね。キャスターになったお祝いとして弟がプレゼントしてくれたものなんです。AirPods Proなので、まだ学生の弟にとっては随分と値が張るものなのに、その気持ちもうれしかったです。しかも、《弟からの贈り物》という文字まで入っていて(笑)。出かけるときは、いつもお守代わりにカバンの中に忍ばせています。

 

青原桃香さんのサイン入り生写真を3名様にプレゼント!

<応募方法>

下記、応募フォームよりご応募ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePfDBqMCq06Jv5p5gbms_aZkypO4uxiyfRA5F4Uqs6wrqeZg/viewform?usp=sf_link

※応募の締め切りは4月12日(金)正午まで。
※当選は発送をもってかえさせていただきます。
※本フォームで記載いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的での使用はいたしません。また、プレゼント発送完了後に情報は破棄させていただきます。

 

「ウェザーニュース」HP https://weathernews.jp/

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撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ

星乃夢奈がBUMP×MBS共同制作オリジナルショートドラマ『春になれ!』で主演!野球部のコーチ役に赤星憲広

1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」とMBSが共同制作した、星乃夢奈主演のオリジナルショートドラマ『春になれ!』が3月18日(月)午前9時30分より配信開始。

オリジナルショートドラマ『春になれ!』(c)MBS

 

本作は、甲子園を目指す高校の野球部で起きる、選手とマネージャーの甘酸っぱい恋模様を描く完全オリジナルショートドラマ。

 

主演の星乃夢奈は、MBS系列で放送される第96回選抜高校野球のハイライト番組『みんなの甲子園』のSNSアンバサダーを務め、同番組MCで元・阪神タイガースの赤星憲広が野球部のコーチ役としてドラマに初出演するなど、MBS毎日放送とBUMPのショートドラマの連動も見どころだ。

 

高校1年生の綾瀬瑞樹(星乃)は、野球部エースの先輩・高坂蓮(安部伊織)に片想い中。ある日、瑞樹は、高坂宛にラブレターを書くが、間違って別の人に渡してしまう。それは、2年生の野球部エース・美野原拓実(夏生大湖)だった。ラブレターのことを秘密にしてもらう代わりに、美野原の言いなりになる瑞樹。野球部のマネージャーをすることになるが…。

オリジナルショートドラマ『春になれ!』(c)MBS

 

配信情報

『春になれ!』(全8話)
ショートドラマ配信アプリ「BUMP」 ほか
2024年3月18日(月)午前9時30分

<キャスト>
綾瀬瑞樹役:星乃夢奈
美野原拓実役:夏生大湖
高坂蓮役:安部伊織
川島瑛太役:八条院蔵人
栗原美沙役:山田愛奈
星川憲司役:赤星憲広

(c)MBS

有働由美子×松下洸平『with MUSIC』ポスタービジュアル解禁!レギュラー放送前の2時間SPにYOASOBI、福山雅治、NiziUらが出演

4月からスタートする有働由美子がMCを務める新音楽番組『with MUSIC』(日本テレビ系 毎週土曜 午後7時56分~8時54分)のレギュラー放送に先がけ、3月30日(土)に『with MUSIC 春の2時間スペシャル』が生放送されることが決定し、出演アーティスト第1弾が発表。さらに、ポスタービジュアルも解禁された。

『with MUSIC』(c)日本テレビ

 

『with MUSIC』では、毎週豪華なアーティストたちが登場し、楽曲を披露。番組タイトルの「with」をテーマに、さまざまな企画でアーティストの魅力を深掘り。有働由美子がMC、松下洸平がアーティストナビゲーターを務め、音楽の楽しみ方が多様化する今だからこそ、「テレビで楽しむ音楽」を追求し、アーティストと歌の魅力を最大限に伝える。

 

このたび、ポスタービジュアルが解禁。音符に囲まれた有働と松下とともに、キャッチコピーの「with ARTIST!with LIVE!!」が記され、まさに音楽の世界に包まれた本格的な音楽番組らしいデザインに。

 

そして、レギュラー放送に先がけ、3月30日に『with MUSIC 春の2時間スペシャル』の放送が決定し、出演アーティスト第1弾が発表された。

 

昨年、ビルボード・グローバル・チャート「Global Excl. U.S.」で日本語楽曲史上初の1位を獲得し、Billboard JAPANが発表する2023年年間総合ソングでも1位を獲得した世界的なアーティスト・YOASOBI、歌手としても俳優としてもトップを走り続ける国民的アーティスト、男性ソロアーティスト歴代1位の売上記録を持つ福山雅治の歌唱が決定。

 

さらに、日本、韓国にとどまらずボーダーレスに活躍するグローバルグループ・NiziUと、4月にアメリカ最大級の野外音楽フェス「コーチェラ」出演を控えるLE SSERAFIMのパフォーマンスも。そして、多方面で活躍しているダンス&ヴォーカルグループ・三代目J SOUL BROTHERSや、男女混合4ピースバンド・緑黄色社会も登場する。

 

番組情報

『with MUSIC』
日本テレビ系
2024年4月スタート
毎週土曜 午後7時56分~8時54分

MC:有働由美子
アーティストナビゲーター:松下洸平

『with MUSIC 春の2時間スペシャル』
2024年3月30日(土)午後7時~8時54分<2時間生放送>

MC:有働由美子
アーティストナビゲーター:松下洸平

<アーティスト>
三代目J SOUL BROTHERS、NiziU、福山雅治、YOASOBI、緑黄色社会、LE SSERAFIM ほか

(c)日本テレビ

ガチャピン・ムック50周年特番第3弾!ももクロ玉井詩織&佐々木彩夏、超特急ユーキ&タカシ、ゆりやんが新たなチャレンジを見届ける

ガチャピン・ムックの50周年アニバーサリーイヤーの集大成となる特別番組『ガチャピン・ムックのこれからもずっとともだちSP』(フジテレビ ※関東ローカル 午後2時~2時55分)が、3月16日(土)に放送される。

 

1973年4月2日にスタートした幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』で誕生し、2023年4月2日に誕生50周年を迎えたガチャピン・ムック。これを記念して「過去、いま、未来とつながる、会いに行く」をテーマに、全国キャラバンや、初めて音楽フェスを開催するなど、50周年を彩るさまざまな活動をしてきた。

 

番組では、『ポンキッキーズ』の人気企画を現代版に進化させた新たなチャレンジ企画を実施。運動神経抜群のガチャピンの代名詞「ガチャピンチャレンジ」が復活し、スノーボードで大ジャンプに挑戦。さらに、『ポンキッキーズ』から生まれた人気企画「キーズラインダンス」も復活。親子3世代で一緒に楽しく踊れるラインダンスを、日本を代表するダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzが演出、振り付けしコラボレーションする。

『ガチャピン・ムックのこれからもずっとともだちSP』ガチャピン、ムック、s**t kingz (c)ガチャムク

スタジオにはガチャピン・ムックを愛するももいろクローバーZの玉井詩織と佐々木彩夏、超特急のユーキとタカシ、ゆりやんレトリィバァが集合し、二人との思い出を振り返りながら、新たなチャレンジを見届ける。

 

さらに、『ポンキッキーズ』でおなじみBose、鈴木蘭々から、当時の思い出やガチャピン・ムックへのスペシャルメッセージも。50年のさまざまな歴史を振り返りながら、現在、未来につなげるガチャピン・ムックの新たなチャレンジに注目だ。

『ガチャピン・ムックのこれからもずっとともだちSP』ガチャピン、ムック、s**t kingz、多摩っ子バブルス (c)ガチャムク

 

番組情報

50周年特別企画『ガチャピン・ムックのこれからもずっとともだちSP』
フジテレビ(関東ローカル)
2024年3月16日(土)午後2時~2時55分
※地上波放送直後からFOD・TVerにて1週間見逃し配信

<MC>
ガチャピン・ムック

<スタジオゲスト>
玉井詩織(ももいろクローバーZ)
佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)
ユーキ(超特急)
タカシ(超特急)
ゆりやんレトリィバァ

<VTRゲスト>
s**t kingz
Bose
鈴木蘭々

(c)ガチャムク

超ときめき♡宣伝部主演『リトライ、青春!』メインビジュアル&キャラクター写真が解禁!第2弾あらすじも到着

超ときめき♡宣伝部が主演を務める、生配信ドラマ『リトライ、青春!』(Rakuten TV 3月29日(金)、30日(土)、31日(日)午後3時~LIVE配信予定)より、メインビジュアル、キャラクター写真が解禁された。

『リトライ、青春!』(c)リアドラ「リトライ、青春!」製作委員会

 

本作は通常のドラマとは異なり、90分間ノンストップでカメラを回し続ける「生配信ドラマ(通称:リアドラ)」。Rakuten TVにて3月29日(金)30日(土)31日(日)の3日間連続で生配信される。

 

3日間とも同じストーリーであるが、生ならではのその日限りの演技やアドリブ、台本通りにはいかない展開、そして1日目と3日目ではドラマの登場人物のみならず、出演キャストたち自身の成長も見られる、毎日見比べて3日間の違いを楽しむことができる作品だ。

 

このたび、本作のメインビジュアルが解禁。教室でドラマオリジナルの制服を着た6人と、ティザービジュアルでも好評だったメンバーの手描きイラストが散りばめられた、青春感あふれる爽やかなビジュアルとなっている。また物語の関係性に沿って、いつもとは異なるメンバーの並び順もドラマならではの新鮮なビジュアルに。制服には超とき宣の各メンバカラーが取り入れられており、それぞれのキャラクターによって異なる着こなしにも注目。キャッチコピーの「この友情は、タイムリープから始まったー。」が物語の展開を予期させる。

 

また、各キャラクター写真も一斉解禁。合わせて役柄も発表された。辻野かなみが演じる竹田そらは、真面目で優しい生徒会長を目指して、次期生徒会長に立候補中。杏ジュリアが演じる神谷菫は、楽しいことが好きで、ノリが良くダンスが大好き。坂井仁香が演じる関本苺は、留年の危機を迎えており、赤点免除を条件にチームのリーダーに任命される。

 

小泉遥香が演じる葛西桃華は、学校でも有名なJKインフルエンサー。菅田愛貴が演じる伊東日向は、一人称が「僕」で「友達」に興味がある。吉川ひよりが演じる星野翠は、3年生の宮本先輩に片思い中で、三送会前日に告白しようと決意するが…。監督とメンバーが一緒に作り上げた、個性的なキャラクターは本編でも必見だ。

 

さらに、第2弾あらすじも解禁。先日実施された作品公式Instagramのインスタグラムライブ内で、「タイムリープ」のストーリーであることが発表されたが、詳細なあらすじが到着した。タイムリープは坂井が演じる苺が鍵を握っているようで、劇中では一筋縄ではいかないさまざまな困難が待ち受けているらしい…。果たして、6人は心をひとつに三送会のパフォーマンスを成功させることができるのか。

 

あらすじ

高校2年生のそら(辻野かなみ)、菫(杏ジュリア)、苺(坂井仁香)、桃華(小泉遥香)、日向(菅田愛貴)、翠(吉川ひより)。生徒から人気の梨乃先生に集められた初対面の6人は、3年生を送る会(三送会)でダンスパフォーマンスをすることに。そこでみんなには内緒で赤点免除を条件に、苺はチームのリーダーに任命される。バラバラのチームメイトたちをまとめようと奮闘する苺だったが、本番直前、ある事件をきっかけにチームに亀裂が入る。「留年やだぁーーーーー!」と願いを込めると、なんと30分前に巻き戻り、事件が起こる前にタイムリープしていた…! 苺は仲間のピンチを救うため、告白を成功させるため!? そして、本番を成功させるため! 学校中を駆け回り、全てが上手くいくようにリトライし続けるが…? そして次第に明らかになる6人が集められた本当の理由。果たして、6人は心をひとつに三送会のパフォーマンスを成功させることができるのか。

 

番組情報

『リトライ、青春!』
Rakuten TV
2024年3月29日(金)、30日(土)、31日(日)午後3時~LIVE配信予定

<キャスト>
超ときめき♡宣伝部(辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより)
キタキマユ、岩井拳士朗、若林拓也、大島由香里、中村まこと

<スタッフ>
企画・プロデュース:熊谷喜一、岩倉達哉
プロデュース:城田信義、大塩秀太、今川広樹
監督・脚本:平林克理

<配信チケット情報>
【3日間通しチケット】
チケットのみ:13,200円(税込)
応援グッズ付き3日間通しチケットセット:16,850円(税込)そらver./すみれver./いちごver./ももかver./ひなたver./みどりver.

【各公演単独チケット】
チケットのみ:5,500円(税込)
応援グッズ付き視聴チケットセット:9,150円(税込)そらver./すみれver./いちごver./ももかver./ひなたver./みどりver.
※応援グッズは役名入りTシャツと応援ロゴ缶バッチ。

視聴方法詳細:https://tv.rakuten.co.jp/static/guide/
公式サイト:https://retry-tokimeki.com/
X(旧Twitter)&Instagram&TikTok:@retry_tokimeki

(c)リアドラ「リトライ、青春!」製作委員会

大島優子が出産後初の連ドラレギュラー出演!日曜劇場『アンチヒーロー』でパラリーガル役を【コメントあり】

大島優子が、長谷川博己が主演を務める4月期の日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)に出演することが決定し、コメントとティザー映像が到着した。

『アンチヒーロー』に出演する大島優子(c)TBS

 

長谷川が演じる主人公は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。たとえ、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る、ヒーローとは言いがたい限りなくダークで危険な人物だ。

 

「正義の反対は、本当に悪なのだろうか…?」という問いを視聴者に投げかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく。日常のほんの小さなことがきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、逆転パラドックスエンターテインメントを描き出す。主人公の法律事務所で働く同僚弁護士役で北村匠海と堀田真由の共演が決定している。

 

このたび、そんな司法の世界を舞台にした前代未聞の本作に、パラリーガル役で大島優子の出演が決定。ビジュアルとティザー映像が解禁となった。大島が連続ドラマにレギュラー出演するのは、第一子出産後初となる。パラリーガルとは弁護士のサポートをする事務員だが、彼女は果たしてアンチな弁護士たちの敵か味方か。

 

大島のTBSドラマへの出演は『ブラックボード〜時代と戦った教師たち~』や自身の初の主演ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』などがあり、日曜劇場への出演は2013年放送の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』以来、実に11年ぶり。地上波連続テレビドラマへの本格的な出演は、NHK大河ドラマ『青天を衝け』以来、2年半ぶりとなる。大島のコメントは下記に掲載。

 

大島優子 コメント

日曜劇場『アンチヒーロー』に出演させていただけること、とても光栄に思います。すでに、撮影現場では刺激ある空気と芝居でのキャッチボールを楽しませてもらっています。

自分の役と向き合える時間を久しぶりに体感して、あらためてものづくりをすることの時間を貴重に感じています。

微力ながら、この作品のエネルギーに少しでもなれるよう努めていきたいと思います。

 

プロデューサー・飯田和孝 コメント

法律と同様に、資格もまた人間が決めたルールです。資格を持っているかどうかで「合法的にやれること」が大きく変わります。大島さんには、ベースが陽の中にも、一言では言い表せない繊細な感情を表現していただいています。大島さん演じるパラリーガルが弁護士資格を持っていない中で、どんなことを感じて、どう動いていくのか、アンチな弁護士とどう向き合っていくのか、楽しみにしていただければと思います。

 

ティザー映像(大島優子ver.)

 

番組情報

日曜劇場『アンチヒーロー』
TBS系
2024年4月スタート
毎週日曜 午後9時~9時54分

<キャスト>
長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子

<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵
演出:田中健太、宮崎陽平、嶋田広野
脚本:山本奈奈、李正美、宮本勇人、福田哲平

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/antihero_tbs/
番組公式X(旧Twitter)&Instagram:@antihero_tbs

(c)TBS

日向坂46四期生にドッキリ!チョコプラ、相席山添、ロコディが笑わせ対決 松尾のだる絡みに正源司陽子タジタジ『チョコプランナー』

3月13日(水)放送の『チョコプランナー』(テレビ朝日系 深夜0時25分~0時55分 ※一部地域を除く)に、日向坂46の清水理央、正源司陽子、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、佐々木久美が出演する。

『チョコプランナー』前列左から)山添寛、チョコレートプラネット、日向坂46 後列)ロングコートダディ (c)テレビ朝日

 

芸能界随一のヒットメーカー・チョコレートプラネット(松尾駿、長田庄平)が“プランナー”となってさまざまな新企画を世に送り出している人気バラエティー『チョコプランナー』。3月13日(水)放送回は、日向坂46をゲストに迎える。

 

日向坂46は2019年3月に1stシングル「キュン」でデビュー。以来、シングル表題曲にはメンバー全員が参加する「全員選抜」を貫いてきたが、11thシングルで初めて「選抜制」を導入することに。選抜メンバーには一期生4人、二期生6人、三期生1人、四期生5人の合計16人が選出され、センターを四期生の正源司陽子が務めることでも大きな話題となった。

 

そんな日向坂46四期生から清水理央、正源司陽子、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花の5人とキャプテン・佐々木久美を迎えて行う企画は「日向坂46四期生を笑わせろ!一旦止めます選手権」。チョコプラ、相席スタート・山添寛、ロングコートダディが仕掛け人となり、まだ芸人とのロケに慣れていない「日向坂46四期生」の5人を笑わせていこうというドッキリ企画だ。

 

「芸人VS日向坂46四期生ガチンコスポーツ対決」と題したニセ企画のロケ中にスタッフから発せられる「いったん止めます!」の声を合図に、仕掛け人である芸人たちは収録が止まっていると思い込んでいる日向坂46四期生の5人をさまざまな方法で笑わせようと試みる。1回笑わせるごとに500円の賞金が入るということで、芸人たちも気合十分で挑む。

 

トップバッターは松尾。「いったん止めます!」の声がかかった瞬間、IKKOのモノマネをしてメンバーに絡んだところ、日向坂46四期生は「生で見れた!」と大はしゃぎ。しかし、その後も絡み続ける松尾に正源司もタジタジ…。ロングコートダディの兎はボルダリングで体を張ったギャグを披露するが、5人の反応は微妙で逆にアドバイスをもらってしまう。果たして一番賞金を稼ぐことができる芸人は誰なのか。

 

芸人たちが苦戦する中、長田がスタッフにブチ切れるドッキリを仕掛け、現場は最悪の空気に。そんな最悪な空気の中で笑いをとっていこうと挑んでいく。卓球対決では、日向坂チームとチョコプラチームが対決し、日向坂チームが勝利。カットの声がかかった途端に長田が「段取りが違う!」とスタッフを呼び出し、大声で叱責する。

 

松尾たちが四期生をフォローする中、仕掛け人である佐々木がアドリブで泣きの演技を実行。号泣した佐々木を心配する四期生たちが落ち込む中、芸人たちはどのように笑わせていくのか。

 

TELASAでは放送終了直後から、放送では収まりきらなかった未公開部分を追加した完全版を配信。完全版には、ネタバラシ後の四期生のリアクションもたっぷり。松尾に絡まれ続けていた正源司の本音や、長田のブチ切れドッキリでの緊迫の空気に四期生は何を思っていたのかが明らかになる。

 

また、佐々木も思わずドン引きしたというロングコートダディの未公開ネタや、山添と宮地の卓球「迷」勝負、そして初々しい四期生の素顔をたっぷりと楽しむことができる。

 

番組情報

『チョコプランナー』
テレビ朝日系
2024年3月13日(水)深夜0時25分~0時55分(※一部地域を除く)

TELASA『チョコプランナー』
配信日時:2024年3月13日(木)深夜0時55分~配信開始(地上波放送終了直後)
配信ページ:https://www.telasa.jp/series/12904

(c)テレビ朝日

清水くるみが語る二人芝居「東京輪舞(トウキョウロンド)」と積年の夢が叶った朝ドラ「ブギウギ」への想い

公演中の舞台「東京輪舞」で、髙木雄也さんとともに二人芝居に挑んでいる清水くるみさん。昨年は幾つもの舞台に出演する一方で、「親友は悪女」で連続ドラマ初主演を果たし、現在放映中の「ブギウギ」で念願だった朝ドラ出演の夢を叶えるなど乗りに乗っている。東京のリアルを生きる“男”と“女”を描く作品についてのエピソードや、卒論のテーマにも選んだほど大好きな朝ドラへの想い、大好きな韓国映画や、最近買ったお気に入りのものなどを語ってもらった。

 

清水くるみ●しみず・くるみ…1994年7月16日生まれ。愛知県出身。2007年開催「アミューズ30周年全国オーディション」で65,368人の応募の中からグランプリを獲得。以降、CM、ドラマ、映画などに立て続けに出演し、無垢な魅力と、演技・唄・ダンス三拍子そろった実力で多くの作品で存在感を示す。主な出演作に、【映画】『最後まで行く』(2023)、『わたし達はおとな』(2022)、『Arcアーク』(2021)、『チア男子!!』(2019)、『青の帰り道』(2018)、【ドラマ】、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023)、『親友は悪女』主演(2023)、『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲』(2022)、『心の傷を癒すということ』(2020)、【舞台】『月とシネマ2023』(2023)、ミュージカル『マリー・キュリー』(2023)、A New Musical『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』(2023、2019)、ミュージカル『ヘアスプレー』(2022)、『海王星』(2021)、『ゴヤ-GOYA-』(2021)、『現代能楽集X『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より』(2020)、『サムシング・ロッテン!』(2018-2019)、『修羅天魔~髑髏城の七人Season極』(2018)、『新世界ロマンスオーケストラ』(2017)などがある。公式HPInstagramX

 

【清水くるみさん撮り下ろし写真】

 

“初めまして”で髙木雄也さんと手を繋いで見つめ合う撮影があってすごく恥ずかしかった

──今回、清水さんが出演する舞台「東京輪舞」は、オーストリアの劇作家アルトゥル・シュニッツラーが1900年に発行した『輪舞』を、東京の現代に翻案しています。情事前後の会話をリレー形式で描いた作品ですが、脚本を読んだときの印象はいかがでしたか。

 

清水 初めて台本を読んだときは、設定や構成がすごく面白いなと思いました。髙木雄也さんと私の2人で、様々な役を演じ分けるので、どう演じ分けるかが悩みどころでした。初めての本読みで、キャラクターごとに声を変えて演じてみたら、演出の杉原邦生さんに、「声よりも役のテンションを大事にして、ちゃんとその人の感情を理解してやってみて」と言われて。テクニックだけで演じ分けようとしていたのを見透かされてしまいました。

 

──前から二人芝居に興味があったとか。

 

清水 いつか挑戦してみたいと思っていたんですが、こんなにも早く機会をいただけるとは思っていなかったので、驚きました。しかも6役というハードさで、小悪魔的な少女から、今まで演じたことのない挑発的な女性まで、様々なキャラクターが出てきます。チャレンジすべき課題がたくさんありましたが、プレッシャーとともにワクワクも大きかったです。

 

──会話劇で、過激なセリフもたくさん出てきますが、どこか上品な印象です。

 

清水 頭の良い会話だなと思いましたし、こういう会話ができる人になりたいと思いました。“トウキョウのリアルとエロスを交差させた”と謳っているので、お客様はドキドキしながら観に来ると思いますが、性の部分に関しては、第一景から構えることなく観られるはずです。

 

──髙木さんの印象はいかがですか。

 

清水 世代的にドラマ「ごくせん」のイメージが強いので、怖い雰囲気なのかなと思っていたんですが、すごくフレンドリーな方で。積極的に話しかけてくださるので、稽古もしやすかったです。途中で役が入れ替わるパートがあるんですが、そのときに髙木さんの演じた役をまねしなきゃいけない。逆もしかりで、それまで私が作ってきた役を髙木さんがやる訳なので、相談しながら作り上げています。

 

──チラシの写真も、ティザーの映像も、お二人の姿がスタイリッシュでした。

 

清水 素敵ですよね。でも撮影中はすごく恥ずかしかったんです(笑)。髙木さんとは“初めまして”なのに、いきなり二人で手を繋いで、向かい合って見つめ合い、くるくると回るんですよ。「この時間は何だろう」と思いましたが、恥ずかしさに耐えたおかげで、素敵な仕上がりになってよかったです。

 

──公演で楽しみにしていることは何でしょうか。

 

清水 お客様の感想も楽しみですが、杉原さんの手がける演出と美術はいつも素敵なので、場面転換も含めて、すごく楽しみです。

 

朝ドラ『ブギウギ』の出演で2つの夢が同時に叶った

──この一年、舞台にドラマに大忙しですね。

 

清水 一年を通して振り返ると、そこまで忙しかった訳じゃないんですけど、確かに前半はスケジュール的にも駆け抜けていました。3~4月に「マリー・キュリー」、6月に「FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜」と2つのミュージカルがあって、どちらの舞台も並行して朝ドラ『ブギウギ』の撮影がありましたから。

 

──どうやって気持ちを切り替えていたんですか。

 

清水  『ブギウギ』の撮影が大阪だったので、大阪に行く間の移動で切り替えることができて、ありがたい時間でした。

 

──昔から清水さんは朝ドラが大好きで、卒論も朝ドラがテーマだったそうですね。

 

清水 大学は社会学科だったんですけど、研究テーマは自分に寄り添ったものがいいなと考えたときに、朝ドラは社会と密接に関係しているなと思ったんです。社会や文化の変化とともに、朝ドラのヒロイン像もどんどん変わっているんです。

 

──例えばどんな変化があるのでしょうか。

 

清水 もともと朝ドラは男性を支えるヒロインを描いた作品が多かったんですが、たとえば2016年の「とと姉ちゃん」は、ヒロインが結婚しないんです。ちゃんと時代の流れを汲んでいるし、これを研究したら、社会学の卒論も面白そうだなと。大学内には朝ドラを研究している教授がいらっしゃって、その方の研究も参考にしつつ、この業界にいる私だからこその目線も入れて卒論を書きました。

 

──『ブギウギ』が朝ドラの第109作目ですから、膨大な作品量ですよね。

 

清水 仕事をしながら卒論を書いていたので大変でした。もう見返したくないとすら思いました(笑)。それに古い作品だと、簡単に資料も手に入らないので、『NHKウイークリーステラ』などをフリマサイトやアプリで買って。そのほかの文献もサイトや古本屋さんで探しまくって、資料を集めました。映像も見られるものは見ましたけど、昔の作品は残っていないので、資料に頼るしかないんです。

 

──卒論のために見た朝ドラでよかった作品を挙げるとすると何でしょうか。

 

清水 『カーネーション』(2011)です。『ブギウギ』は耳で聞いても面白くて分かりやすい、明るい「ザ・朝ドラ」みたいな作品ですけど、『カーネーション』はじっくり見たくなる作品で。最近で言うと、『らんまん』(2023)路線です。

 

──念願だった朝ドラ出演の夢が叶った訳ですが、実感としては長かったですか?

 

清水 決まったときは芸歴15年だったので、長かったですね。なぜか「若いとき、朝ドラに出てたでしょう」と言われることが多くて。まだ朝ドラ好きを公言する前から、そういうイメージがあったみたいで、ずいぶん悔しい思いもしました。やっぱり朝ドラって登竜門ですし、同じ世代の俳優にとっては、この仕事をしていたら絶対に年2回受けるオーディションなんです。だから目標にならざるを得ないというか。みんなが目指している場所なので、やっと決まったという気持ちでした。

 

──オーディションで朝ドラ好きのアピールはしていたんですか?

 

清水 オーディションのたびに大好きなことを伝えて、卒論のテーマも朝ドラだったとアピールしていました(笑)。今回、『ブギウギ』に合格して、先ほどお話した教授から7年ぶりに連絡があったんです。「ようやく出演が決まったんだね。いつか出ると思ってたよ」みたいなメールで、その内容に泣けちゃいました。

 

──清水さんは小さい頃にダンスを習っていて、宝塚歌劇団に憧れていた時期もあったから、梅丸少女歌劇団(USK)のトップスター・リリー白川という役柄も感慨深かったのではないでしょうか。

 

清水 『ブギウギ』のオーディション要項が発表されたときに、「絶対この作品に出たい!」と思いましたし、2つの夢が同時に叶うみたいな気持ちでした。

 

──『ブギウギ』に出演した反響はいかがでしたか。

 

清水 やっぱり大きかったですし、朝ドラのおかげで地元・大府市の広報大使に就任しました。同級生で地元の市役所に勤めている子がいるんですけど、ずっと「くるみが広報大使になれるように私も頑張るから」と言ってくれていたんです。それが『ブギウギ』の出演が決まった瞬間、お話があって、朝ドラの影響力ってすごいなと改めて思いました。

 

──昨年は『親友は悪女』で連続ドラマ初主演を果たし、山谷花純さんと共にダブル主演を務めました。

 

清水 『親友は悪女』の撮影期間は約1か月だったんですが、あっという間で、ずっと走っているような感覚でした。やっぱり主演っていいなと思ったのは、ずっと現場にいれることです。例えば主人公の友達役とかだと、そこまで現場にいる時間が長くないので、なかなかスタッフさんの名前まで覚えられないんです。でも『親友は悪女』は、ずっと現場にいたので、めちゃくちゃスタッフさんとも仲良くなれて、すごく楽しかったですね。真ん中に立つのは大変なことだけど、こういうよさもあるんだなと思いました。

 

「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」のIUは素晴らしい!

──趣味のお話もお伺いしたいんですが、清水さんは韓国ドラマと韓国の音楽が好きだそうですね。

 

清水 音楽はK-POPというよりも、ロック系が好きで。最近はBIG Naughty(ビッグナティ)というアーティストにハマっています。あとは韓国の音楽番組で『ファンタスティック・デュオ~スターとデュエット~』も大好きで、永遠に見ていられます。例えばIUが出演する回だと、まずIUの曲を5人ぐらいの一般の方が歌って。その中からIUが一番うまかった方を選んで、その後、2人でデュエットをするんです。この番組に出る一般の方は本当に歌が上手で、時には本家よりもうまいんじゃないかというときもあります。初めて見たときは号泣しちゃって、うまい方の歌を聴くと涙が出るんだという気づきがありました。

 

──そういえばIUは今月来日公演を開催しますね。

 

清水 IUは歌手としても好きですけど、先日観た『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』の演技が素晴らしくて、IUにしかできない役柄だなと思いました。

 

──昨年末に亡くなったイ・ソンギュンが主人公のドラマですね。

 

清水 その追悼もあって見たんです。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』は、いろんな人から勧められるので、何度か見たんですけど、いつも2話ぐらいで、あんまり話が進まないなと思って見るのをやめちゃっていたんです。ただお正月で時間もあったので見てみたら、嗚咽するほど泣きました。

 

──韓国ドラマにハマったのは、いつ頃なんですか。

 

清水 大学卒業してすぐぐらい。『修羅天魔〜髑髏城の七人Season極』(2018)という舞台に出演していたとき、同じ楽屋だった保坂エマさんが韓国ドラマをお好きで。私も海外ドラマは好きだったので、「おすすめのドラマはありますか?」と聞いたら、「韓国ドラマなんだけど、『トッケビ』がおすすめだよ。ちょうど日本でやっているからテレビで見て」と言われて。それまで韓ドラを見たことなかったので、試しに見たらハマって。最初はながら見をしていたんですけど、最後のほうは面白すぎてテレビにかじりついていました。それからずっと韓国ドラマが好きです。

 

──幾つかお勧めの韓国ドラマを教えてください。

 

清水 一番好きなのが『応答せよ』シリーズで、3シリーズは全部見ているんですが、演出したシン・ウォンホ監督の作品はどれも好きで。『刑務所のルールブック』(2017)や『賢い医師生活』(2020-2021)もおすすめです。最近よかったのは『誘拐の日』(2023)で、今ハマっているのは『私の夫と結婚して』(2024)です。どちらもAmazonプライムで配信されているんですが、韓国ドラマはアマプラが熱いんですよ!

 

丁寧な暮らしをすると心も体も安定する

──最近買ったものでお気に入りのものをお聞かせください。

 

清水 家を森みたいにしたくて、観葉植物を大量に買いました。前からちょいちょい植物は置いていたんですけど、断捨離でいろんなものを捨てたり、部屋の配置を変えたりしたら、いっぱい観葉植物が置けるかもとなって、大きいのを3つ、ちっちゃいのを2つ買いました。

 

──花もお好きですか?

 

清水 大好きです。クランクアップでもらった花も、ちゃんと活けて、枯れてきたらドライフラワーにすることもあります。お花をもらうのも好きだし、自宅に友達が遊びに来るときは、自分でお花を買って飾ったりもします。そういえば面白そうだからベランダでひょうたんを育てたことがあったんですが、うまくいかなかったです。

 

──観葉植物があると生活も潤いますか。

 

清水 そうですね。朝、水やりをする時間も楽しいですし、成長過程を見るのも好きだし。だから地方公演があるときは、すごく心配になります。お正月に帰省したときも、観葉植物のことが心配でした。

 

──お部屋も綺麗そうですね。

 

清水 綺麗好きだと思います。そもそも洗濯、掃除、ご飯を作るなど、家事が大好きなんですよ。日頃から丁寧な暮らしをしたいと思っていますし、思い切って炊飯器を捨てて、ご飯は土鍋で炊いています。

 

──土鍋って大変そうですけど、意外と簡単って言いますよね。

 

清水 そうなんですよ。あまり炊飯器の手間と変わらない。炊飯器のよさは寝ている間に炊けるぐらいですかね。土鍋も朝起きて仕込めば、おかずを作っていたら炊けていますからね。土鍋で炊いたご飯は冷凍してもおいしいです。

 

──米の銘柄にもこだわりはあるんですか。

 

清水 そこまでこだわりはないんですが、「青天の霹靂」を買ってます。

 

──最近作った料理はどんなものがありますか。

 

清水 年末年始が寒かったので、よくユッケジャンスープを作っていました。あとは豚汁です。うちの実家で祖母から伝わる豚汁は、世間で言う粕汁に近くて、酒粕が入っているんです。実家に帰ると、いつも母親が張り切って凝った料理を作るので、それに刺激されて作りたくなるんですよね。だから母親にレシピを聞いて作ることも多いです。

 

──料理をするときは、集中するほうですか。

 

清水 セリフを覚えるときに作ることが多いですね。セリフって動きながら言うことが多いですし、何かをしながらだと、脳みそを2つ働かさなきゃいけないから覚えるのも早いんですよ。ある程度、台本を読んで覚えたら、相手のセリフを録音して、料理をしながらブツブツ言ってます。

 

──丁寧な暮らしが仕事に反映される部分もありますか。

 

清水 もともとタフなほうですけど、より心も体も安定しますね。最近は家にいる時間が本当に多くて、友達とご飯を食べに行くこともありますが、私の家に来てもらってご飯を食べることも多くて。そうすると落ち着くし、内緒話もできるしで良いこと尽くしなんです(笑)。

 

 

PARCO PRODUCE 2024
『東京輪舞(トウキョウロンド)』

●東京公演
会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
日時:2024年3月10日(日) 〜2024年3月28日(木)

●福岡公演
会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
日時:2024年4月5日(金) 〜2024年4月6日(土)

●大阪公演
会場:森ノ宮ピロティホール
日時:2024年4月12日(金) 〜2024年4月15日(月)

●広島公演
会場:広島上野学園ホール
日時:2024年4月19日(金)13:30開演、18:00開演

原作:アルトゥル・シュニッツラー
作:山本卓卓
演出・美術:杉原邦生
出演:髙木雄也 清水くるみ

 

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/tokyoronde
公式Instagram:https://www.instagram.com/i_ai_movie_2024/
公式X:https://twitter.com/iai_2024

 

 

撮影/友野 雄 取材・文/猪口貴裕 ヘアメイク/夏子(アッパークラスト)

BiS “ナカコー”プロデュースの「Olenimorph, Ole」MVを公開!楽曲の世界観をVFXで表現した新境地的映像

BiSが2月28日にリリースしたメジャー3rdアルバム『NEVER MiND』より、収録曲「Olenimorph, Ole」のミュージックビデオを公開した。

BiS「Olenimorph, Ole」MVサムネイル

 

2ndアルバム『LOOKiE』以来、約4年ぶりとなる第3期BiSのメジャー3rdアルバム『NEVER MiND』。中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES / THE SPELLBOUND)、フルカワユタカ(DOPING PANDA)、中村弘二(ナカコー)、Age Factory、AxSxE、fOULという強力なプロデューサー陣による多彩な楽曲の詰まった超濃厚なロックアルバムだ。

 

このたびMVが公開された「Olenimorph, Ole」は、“ナカコー”こと中村弘二がプロデュースした楽曲で、abelestが作詞を担当している。

 

新進気鋭の映像作家・Naoki Arimaがディレクションを行ったMVは、楽曲の世界観をVFXで表現。仮想空間にメンバーが映し出されるシュールな映像になっており、BiSにとって新境地となるMVに仕上がった。

 

動画

BiS「Olenimorph, Ole」MV

 

リリース情報

左から)『NEVER MiND』初回生産限定盤、通常盤

Major 3rd Album『NEVER MiND』
2024年2月28日(水)発売

【初回生産限定盤(CD+Blu-ray+写真集)】CRCP-40675 / 定価6,500円
【通常盤(CD)】CRCP-40676 / 定価3,300円

 

ライブ情報

ツアー「We Gotta Go BiS TOUR」
2024年5月5日(日)東京 Spotify O-Crest
2024年5月12日(日)埼玉 HEAVEN’S ROCK SAITAMA SHINTOSHIN VJ-3
2024年5月14日(火)東京 代官山UNIT
2024年5月19日(日)茨城 水戸ライトハウス
2024年5月25日(土)神奈川 F.A.D YOKOHAMA
2024年5月26日(日)千葉 千葉LOOK
2024年5月31日(金)東京 Spotify O-Crest
2024年6月1日(土)栃木 HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2
2024年6月8日(土)群馬 前橋DYVER
2024年6月9日(日)東京 代官山UNIT

 

WEB

BiS Official Site:https://www.brandnewidolsociety.tokyo
BiS Official Twitter:@BiSidol
ULTRA STUPiD RECORDS:@ULTRASTUPiD_BiS

TikToker マツダ家の日常・関ミナティ・後編「日本だけでは興奮できない体になってしまった」動画作りの背景にあった、少年時代の1人遊び

日本のTikTokerの中でもいち早く世界に轟いたクリエイターといえば、マツダ家の日常にほかならない。メンバーの関ミナティさんが試行錯誤の末にたどり着いた、ブルーオーシャンで見た、絶景とは。さらに、動画制作の根源でもあるといえる、知られざる少年時代の“一人だけの遊び”を明かしてくれた。

 

【関連記事】TikTokerマツダ家の日常・関ミナティインタビュー前編! 投稿1本目で金脈を掘り当てた彼らが気づいた「いい動画」「悪い動画」

 

(写真前列中央右)関ミナティ●せき・みなてぃ…2020年11月TikTokアカウント「マツダ家の日常」を開設すると、関暁夫の物まねで都市伝説風にコンビニ商品を紹介する動画が大バズリ。2021年、「TikTok流行語大賞2021」で「いやヤバいでしょ」のフレーズがチャレンジ部門を受賞。現在、ショート動画の合計再生回数が毎月約5億回再生を誇る。著書に「TikTokハック あなたの動画がバズり続ける50の法則」(KADOKAWA)がある。SNSコンサルティング「マツダ家コンサル」も行っている。写真は「M2DK/マツダ家の日常」より

 

マツダ家の日常 公式TikTok @matsudake

 

【この記事の写真一覧】

 

すぐ海外に届くと思いきや「あれ? これもダメ?」

──至るところがブルーオーシャンといいますか、釣り糸を垂らせば必ず何かが釣れる状態のように見えますが、試行錯誤していた時期はなかったんでしょうか。

 

 ありましたよ。ラップ期の2021年頭ですね。ラップがバズって日本の多くの方に見てもらえたものの、興奮しきれない自分もいました。それは、世界に響かせることができなかったからです。

 

──その頃から海外を視野に入れていたんですね。

 

 はい、海外に届けたいと思いいろんな動画を撮りましたが、日本では再生されるものの海外ではまったくで……。で、自分たちでもおもしろいと思えてたどり着いたのが、非言語の「No edit動画」でした。スゴ技をマネする動画があるじゃないですか。僕らはそれを「編集なし」と謳って、めちゃくちゃ編集してスゴ技に見せるという動画シリーズで、それが初めて海外まで届き、ハマったんです。そこに至るまで、かなり試行錯誤しています。

 

──たしかに、ラップから「No edit」の合間にいろいろやっていらっしゃいますね。といっても、期間的には短いと思うんですが。

 

 いやいや、僕らの中ではめちゃくちゃ長かったんですよ。すぐに海外に届けられると思っていたのに、「あれ? コレもダメ?」みたいな感じで。

 

──「No edit」はどこからヒントを得たんですか?

 

 当時は、スゴ技をやるのが世界的なトレンドで、「スゴ技動画を流した後に、自分も挑戦して成功させる」という動画がすごく流行っていて。で、その次に「スゴ技動画を流した後に、自分も挑戦したけど、失敗する」という動画が流行りました。僕らは、この大きな2つの流れを掛け合わせて「スゴ技に失敗するけど、編集して成功したように見せる」。しかも、「編集していません」というタイトルで。

このシリーズの1本目を投稿したとき、日本の人はツッコんでくれると予想していました。「いや、編集してるじゃん!」と。それはそのとおりになった上、予想外なことに、海外の人も同じようにツッコんでくれたんです。英語やタイ語など、いろんな言語でツッコんでくれたり、「彼は一切編集してないな」とノッてくれる人もいたり、国を越えてコメント欄で遊んでくれていたんです。このコメント欄を見て、「あ、これはイケるな」と確信してシリーズ化しました。

 

──見事に海外まで届き、ちょっと有言実行すぎませんか?

 

 いやいや(笑)。楽しくやらせてもらっていただけです。

↑「No edit!!編集無し!!」M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2021-10-20

 

中毒性の高い“バズり汁”を有効活用

──日本だけじゃ満足できない体になってしまったのは、なぜなんでしょう。やはり、一度でも“バズり”を体験したらそうなってしまうのでしょうか。

 

 まさにそうです。僕らがTikTokを始めた頃は、『ポケットからきゅんです!』という曲が日本でとんでもないバズり方をしていました。「みんなこれをやっていて、すごいなあ」と眺めていた場所に、自分たちが来てしまった。でも、そんなすごい場所から日本を眺めると、狭かったんです。世界の60億、70億という規模の場所でバズったらどうなるんだろう、と。目指したいと思いました。

 

──世界を見据えるスピード感が、TikTokならではですね。

 

 10年前に「海外で有名になる」のは、夢物語だったと思います。でも今は、誰でもすぐに有名になる可能性を秘めてる。見据えないのはもったいないと思います。僕たちのYouTube『M2DK.マツダ家の日常』は、1か月の再生回数が5億回とかなんですが、少し前だと「毎月5億再生」ってありえなかったと思います。でも今は違う、現実的な数字になったんです。

 

──5億……。“バズり”を知る前と知った後では、物の見え方や意識に変化はありますか?

 

 明確に変化はあります。バズると、“バズり汁”が頭から出るんですよ。

 

──バズり汁! 初めて聞くワードです(笑)。

 

 これはバズり経験がある“クリエイターあるある”だと思いますよ。バズると、本当にこれまで味わったことのない感覚というか……これまで刺激が入らなかった脳のある部分に、ドバッと刺激が入る感覚があるんですよ。それを“バズり汁”と呼んでいるんですけど。バズり汁が出ると、いろんなことが思いつくようになるんですよ。「こんな動画を撮ったらうまくいくんじゃないか」「こんな企画もできそうだ」と、次々と沸いてくる。そしてそれが、ことごとくうまくいく。

 

──バズり汁……すごい……。

 

 ただマイナス面もあります。とにかく中毒性が強く、「とにかくまたあのバズり汁を出したいッッ!」と思ってしまうんです。その点、僕らは自分たちのアカウントだけではなく、各クライアントさんのアカウントもやらせてもらっているので、淀みなく全てにフルパワーで頭を使うことができているし、どのアカウントがバズってもめっちゃうれしいんです。

 

──常にバズり汁が出っぱなしなんですね。

 

 今も出ています。

 

──出っぱなしで体に弊害はないんでしょうか。

 

 今のところないですねえ。いいことに使おうとすると疲れないですし。しんどくなることもあるんですよ。「マツダ家を最大化するためにどうすればいいか」という方向に頭を使おうとすると、ダメですね。途端に、「数字が落ちたらヤバい」という焦燥感に苛まされてしまうんです。今のように「誰かを支援できないか」「誰かをバズらせることはできないか」という考え方をすると、良質なパワーになるんです。これは3年前に気づきました。

↑開始2秒でチーズが美味しそうに映る M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2022-5-14

 

映画「激突!」に感銘を受け、人形遊びを追求した少年期

──気付く前は、しんどくなった瞬間もあったんでしょうか。

 

「このままいくと、しんどくなりそうだな」と思ったときがあったんです。物理的に自分たちができることは限られているけど、「あれもしたい、これもしたい」という常に求め続ける欲求が肥大化して、さばききれなくなりフラストレーションが溜まりそうだな、と。

 

──それを今は、各クライアントに分散して注ぐことができるようになった。

 

 はい、そういうことができるなと、気付いたんです。

 

──考え方がフレキシブルですし、根っからクリエイター気質なのかなと感じました。学生時代から、「他の子どもと違うな」など感じたことはありましたか?

 

 それは自覚があったかもしれません。僕は幼少期から自分1人の部屋があり、子ども向けではない映画を1人で見たりしていました。

 

──例えばどんな映画ですか?

 

 覚えているのは、幼稚園の頃にスティーヴン・スピルバーグの「激突!」を見たこととか。

 

──主人公が乗る車が、謎のタンクローリーに追いかけ回される映画ですね。

 

 そうですそうです! 父親から「面白いから一緒に観よう」と誘われて見たのが、衝撃的に面白くて。それまで僕が見ていたアニメは、分かりやすい悪者と味方がいて、最後に悪者が「やられた~」と言うんですが、「激突!」は敵の顔が見えないんですよ。だから敵の顔を頭の中で想像するんです。自分が思い描く、最も怖いキャラクターとして想像して。そんなふうに自由度があることが革命的でした。「こんなに面白いものを作れる人がいるんだ!」と衝撃を受けたことを今でも覚えています。それから、映画や物語にハマるようになりました。

 

──当時からクリエイティブの素養があったんですね。

 

 いや、そんなにかっこいいものじゃないですよ。僕は部屋で、ずっと1人遊びをしていたんです。高校生くらいまで、マジで人形で遊んでいたんですよ。その人形遊びの題材探しのために映画を見ていたほどです。

 

──人形遊びというのは、ストップモーションを撮ったり、ということですか?

 

 いや、普通に、こうやって持って遊ぶだけです。

 

──普通に!

 

 頭の中にはストーリーが山ほどあり、部屋には数えきれいない種類のフィギュアがブワーーッと置いてあって。「このキャラとこのキャラを使うときは、こういうストーリーで」とか、それぞれに物語があるんですよ。それをその時々の気分でやったり、話を作ったりしていました。

↑M2DK/マツダ家の日常

 

TikTokがなかったら、3人でコテージを作っていた

──楽しすぎる放課後じゃないですか!

 

 ちゃんと声を出しながらやるし、自分で作った話で号泣したりとかもありました(笑)。

 

──最高ですね(笑)。お友だちやご兄弟を巻き込んだりはなかったんですか?

 

 そこはやっぱり恥ずかしいので、ずっと隠していました。

 

──親御さんは、部屋にフィギュアがたくさんあるのは、コレクション趣味だと思っていたんですかね。

 

 いや、あることすら知らなかったと思います。1つの隠しボックスに詰め込んで、クローゼットのめっちゃ奥に入れていたので。

 

──般的な年頃の男子は、セクシーグッズを隠すものですよね(笑)。

 

 僕は大量のフィギュアを隠していました(笑)。

 

──想像してストーリーを作ることが習慣化していたんですね。部活で、演劇部で脚本を書いたりなどはしなかったんですか。

 

 全然ないです。本当に1人の遊びでした。

 

──初期メンバーの2人は、そういった趣味嗜好を共有できる友人なんでしょうか。

 

 はっきり言ったことはないですが、「関はそういうのが得意なんやろうな」というのは知っています。

 

──今、そのバックボーンが動画制作で昇華していると考えると、TikTokがなかったらもったいないことになっていましたよね。

 

 TikTokがなかったら……それを想像すると、僕たち3人はキャンプやコテージ宿泊にハマっていたので、コテージ作りに振り切っていたんだろうなと思います。

 

──コテージ作りというのは、DIYということですか?

 

 いえ、仕組みづくり、ですかね。「こういうコテージがあったら泊まりたい」というコテージを作り、それを全国、世界に展開させるにはどうすればいいのか、という事業をやっていたと思います。

 

──「多くの人に楽しんでもらいたい」という根底は、今と同じですね。

 

 そうなんです。楽しんでもらいたいし、自分たちも楽しみたい。常にそれが一番です。

 

──そんな初期メンバー3人から、今は「マツダ家」のメンバーは何人いらっしゃいますか?

 

 40人ほどですね(※2023年取材当時)

 

──志同じ仲間が集まったんですね。

 

 振り切ったことをやっているからこそ、振り切っている人たちが集まってくれました。

 

──皆さんの動画作りには、プロ意識が働いているように思います。プロとしてのこだわりはどういったところにありますか?

 

 動画を作る瞬間だけ頑張っても意味がないと思っていまして、動画のこと、広告のこと、クリエイターたちが発展していくにはどうしたらいいのか……ということを常に生活の中心に置いていられるかどうかが、プロ意識なのかなと思います。

↑GoogleのPR動画は初期のコンビニグルメ紹介を踏襲し、ファンから「懐かしい!」の声も M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2023-4-7

 

TikTok広告代理店のパイオニアに

──最後にお聞きしたいのですが、今後、Tik Tokはどうなっていくと思いますか?

 

 これからも広がり続けていくだろうし「TikTokで稼いでいます」という人がめっちゃ増えるだろうなと思います。今はまだそこまでできている人は少ないですが、TikTokはビジネスの可能性が無限にあります。僕たちの会社も、そんなクリエイターさんのお手伝いをさせてもらえたらと思っています。

 

──マツダ家さんのコンサル業もさらに需要が高まりそうです。

 

 昨年から大きな変化を実感したんですが、ナショナルクライアントと直接仕事をするようになりました。これは少し前のTikTokではなかったことらしくて。僕らがお手伝いすることで目に見えた成果があり、大きな企業と直接やらせてもらえる機会が増えました。

 

──コンサル業も、始めてすぐに軌道に乗ったんですか?

 

 そうですね。最初は仕事にするつもりも全くなく、タダでやっていたんですよ。「なんか詳しいって聞いたんですけど、僕のアカウントってどうすればいいですか?」という相談にアドバイスをしたりとか。そうしたら「めっちゃ伸びました!」という報告をいただき。そういったことが続き、「これ、仕事にしたほうがいいんじゃないか?」と。でもその時点では、企業と一緒にやることは想像していなかったです。TikTokでコンサルができる人たちは、世界中探してもあまりいないと思います。

 

──パイオニア的存在ですよね。

 

 で、昨年から「TikTokで広告」の流れがきて。その頃から僕らがやっているのが、「このクリエイターさんで、こういったPR動画を作る」という業務で。

 

──まさに広告代理店の仕事ですね。

 

 そうです。そのクリエイターさんが普段投稿している動画よりも、僕らが一緒にやったPR動画のほうが伸びがいいというケースがめちゃくちゃ出てきている状態なので、今後もっと広がっていくと思います。

 

──もちろんその次の展開も考えていらっしゃって。

 

 もちろんです。次はクリエイターさんの支援ですね。TikTokのクリエイターさんはマネタイズが難しいので、「マツダ家と組むことによって新しいビジネスができる」という展望をお見せできればと思います。

 

 

マツダ家の日常 公式TikTok @matsudake

 

撮影/佐賀章広 取材・文/有山千春 構成/BuzzTok NEWS Buzz Tok NEWS公式HP https://buzz-tok.com/

TikTokerマツダ家の日常・関ミナティインタビュー前編! 投稿1本目で金脈を掘り当てた彼らが気づいた「いい動画」「悪い動画」

フォロワー数620万人超を誇る日本のトップTikTokerマツダ家の日常。始まりは、Mr.都市伝説こと芸人の関暁夫さんの語り口をオマージュし、コンビニグルメを紹介する「ロスチャイルドファミリーマート」だった。秒でバズった彼らだが、納得せずにはいられないロジカルな戦略があったのだ。メンバーの関ミナティさんにインタビューを敢行した。

 

関ミナティ●せき・みなてぃ…2020年11月TikTokアカウント「マツダ家の日常」を開設すると、関暁夫の物まねで都市伝説風にコンビニ商品を紹介する動画が大バズリ。2021年、「TikTok流行語大賞2021」で「いやヤバいでしょ」のフレーズがチャレンジ部門を受賞。現在、ショート動画の合計再生回数が毎月約5億回再生を誇る。著書に「TikTokハック あなたの動画がバズり続ける50の法則」(KADOKAWA)がある。SNSコンサルティング「マツダ家コンサル」も行っている。

マツダ家の日常 公式TikTok @matsudake

 

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お風呂で1度練習した程度の物まねで、大バズリ!

──Tik Tokを始めたきっかけは、お友達同士の“ノリ”だったと聞きました。

 

 はい、親友3人でキャンプに行ったとき、僕が酔った勢いでMr.都市伝説 関暁夫さんの物まねをすると、1人が「面白いからTikTokに投稿したい!」と言い出したのが始まりでした。

 

──もともと関暁夫さんの物まねが得意だったんですか?

 

 いえ、前日に関さんの都市伝説の番組を見て、1人でふざけて風呂場で練習した程度なんです(笑)。それでキャンプの日、暖炉のあるコテージに泊まって、1人が暖炉に火をつけようとしていたら、湿っていてなかなかつかなくて。最初は「頑張れー」なんて応援していたんですが、だんだん暇になってきたので、僕が関暁夫さんの物まねをしながらその状況を解説し始めまして。

「いい? これは何者かの力によって火をつけさせてもらえないってこと。前の『ヤリすぎ都市伝説』でも言ったでしょ?」

みたいなことをずっと言っていたんですよ。そしたら深夜ノリもあって2人が死ぬほど笑ってくれて、僕は調子に乗って2時間くらいずっとやっていて。

 

──思った以上に軽い感じで始めたんですね。

 

 そうなんですよ。そのときに思ったのが、この日がめちゃくちゃ楽しくて、「3人でもこんなに楽しいんだから、100人でこの楽しさが共有できたらどれほど楽しいだろう」ということ。TikTokで発信することで楽しむ仲間ができたら面白いなと。

 

──それで初投稿されたのが、2020年11月27日、ファミリーマートの「紅茶の生チーズケーキ」を、関暁夫さん風にレポートする「ロスチャイルドファミリーマートシリーズ」の第一弾でした。当初からシリーズ化を見据えていたんですか?

 

 そこまで深く考えていませんでしたが、「もしこれがバズったら、コンビニの商品は新しいものがどんどん出るし、シリーズとして続けられるな」とは思いながら投稿しましたね。

 

──当初から戦略手的な思考がうかがえますが、ユーザーとしてもTik Tokをそういった目でご覧になっていたんですか?

 

 TikTokをやる前は、「これは面白いな。これはあんまり面白くないな。なんでだろう」程度に見ていましたが、投稿する側になってからは「これはなぜバズっているのか」「なぜバズっていないのか」ということを徐々に言語化できるようになっていきました。

 

いいグルメ動画=「次の日に行けるお店」

──マツダ家さんは1本目からバズり、ロスチャイルドファミリーマートシリーズが定着すると1か月も経たぬうちにフォロワー数が10万人を突破しました。その理由も分かっていたんでしょうか。

 

 そうですね、その当初から僕の中で仮説を立てていて、ラッキーなことにそれがハマったんだなと思いました。

 

──仮説?

 

 1本目を投稿する前、「ごはんを食べに行く動画がすごい流れてくるなあ。再生数もいいね数もすごいし」と思ってTikTokを見ていました。じゃあ、都市伝説風にグルメを紹介する動画はどうだろうと考え、でもそれだけでは自信がなくて。まずは自分の中で、“いいグルメ動画”を定義する必要があると思いました。そこで至ったのが、“いいグルメ動画”=「身近にあり、次の日にすぐ食べに行けるお店をレポートする」ではないかと。全国の人たちが等しく「次の日にすぐ食べに行けるお店」はつまり、コンビニですよね。そうやって、「コンビニ商品を都市伝説風に紹介する」にたどり着いたんです。

 

──すでにロジックを考えていた上で制作していたんですね。“グルメ動画”といいつつ、食べないし味をレポートするわけではないという振り切り方も、ほかの動画との差別化だったんでしょうか。

 

 あ、それは、僕が一切顔出しをしたくなかったから食べなかったんです。食べると顔が映っちゃうじゃないですか。そういえばそうだった、食べなかった理由、今思い出しました(笑)。

↑初めての顔出しの瞬間「Mr.都市伝説 関ミナティでカレーの惑星紹介」M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2020-12-18

 

──顔出しNGだったんですね! 初の顔出しは、関暁夫さんを彷彿させる黒スーツとセンターパートにサングラス姿で登場した、12月18日でした。この頃はもう、TikTokに本腰を入れていらっしゃったということなんですか。

 

 そうですね。初期メンバーの3人とも自営業で、すでにTikTokに全振りしていました。

 

──全員が同じタイミングでTikTok1本に絞ることは、勇気がいることではなかったですか?

 

 いえ、逆に、ほかの業務もしながらTikTokに微力しか注げないことのほうが、僕らにとっては恐怖でした。1本目で”バズる”という体験をしたとき、「3人で地面を掘っていたら急に金がバーーッと出てきて『やべえ! すげえ!』となったけど、ふと周りを見ると、みんなは気づかずスルーしている」という感覚を覚えたんです。みんなは気づかないけど、ここをもっとちゃんと掘ったら、もっとすごいことになるんじゃないか、と。

↑初期メンバーはザッカーバーグとイーロンでおなじみ M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2021-1-7

 

勝因は、1日20時間TikTok漬け

──嗅覚がすごいですね。

 

 単純に興奮していたし楽しいから「ここに全振りしよう!」となったんです。「儲かりそうだからやろう」ではなかったですね。マネタイズを意識したら絶対に縮小してしまうだろうなということは、感覚としてわかっていたので。なので、儲けを優先せず、「自分たちのチームをいかに最大化できるか」ということを目標にやっていくようになりました。

 

──全振りを考えたのはいつ頃ですか?

 

 2、3本目を投稿した頃ですね。

 

──早い!

 

 3人で言葉にしたわけではなく、自然と「こっちやな」と暗黙の了解でしたね。

 

──2021年になると、完全に顔出ししてラップ動画を投稿するようになりましたが、これも流行りを察知してですか?

 

 そうですね。当時は「ロスチャイルドファミリーマートを、やればバズる」というのは分かってきて、正直飽きてもいました。「これをずっとやっていてもなあ」と。それで、なにか違うシリーズをやってみようと探ると、そのときはかっこいいラップを巧みに披露するブームだったんです。で、都市伝説をかけ合わせてちょっとふざけたラップをやってみたらどうだろうと思い投稿すると、バズってくれました。

 

──すごく気軽に「バズった」とおっしゃいますが、普通ではありえないことだと思うんですよね。出す動画がすべてバズるなんて。なにがほかのTikTokerとの違いなんでしょうか。

↑「Mr.都市伝説 関ミナティでラップ」M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2021-1-5

 

 TikTokについて考える量と時間が違うと思います。当時は、僕らのほかにTikTokのことを1日20時間考えている人なんていなかったんですよ。特別才能があるというわけではなく、それだけ時間と労力をかければ誰でもそうなると思います。

もし才能があるとすれば、そこにいかにハマれるか、ということでしょうか。僕らは文字通り、寝る時間以外はずっとTikTokを触っている状態で、そんな生活に慣れることができたのが勝因だったのかもしれません。そのときほかにも同じような人がいれば、同じような結果が出ていたと思いますよ。

 

──力の注ぎ方が、ほかのTikTokerとは違ったと。「ずっとTikTokを触っている」とはいえ、普通は皆さん流し見していると思いますが、マツダ家さんはどんなポイントを見ていらっしゃるんですか?

 

 初期の頃は、「面白いのに、なんでこの動画はバズっていないんだろう」とか、逆に「僕は面白いとは思えないけど、なんでバズっているんだろう」という疑問がどんどん沸いてきました。それに対して、1つひとつ仮説を立てて検証していくような見方をしていましたね。「これがバズらないのは、面白くなるのが10秒以降だから、最初に興味を引けずに飛ばされてしまうんだろうな」とか。

 

最初の2秒で、バズが決まる

──すごく細かく見ていらっしゃるんですね。

 

 あとはコメント欄もチェックします。自分の感覚とTikTokの中の空気の感覚とが、ズレていないかが分かるんですよね。例えば、「こういうコメントが多いだろう」と思って開くと、全然違うコメントが多かった場合、「自分の感覚がズレているな、チューニングを合わせないとな」と意識できます。僕らの動画の根底には「見た人をがっかりさせたくない」というポリシーがあるんです。無料とはいえ、視聴者からは時間をもらっている。だから「今回はあんまり面白くなかったな」とは思わせたくないんです。

 

──コンテンツを提供する側が常に直面する葛藤といいますか、「自分が面白いと思う」ものと「見る人が面白いと思う」かをすり合わせるのは、とても難しいことだと思います。

 

 僕らの場合は「自分たちが楽しいこと、うれしいこと」=「多くの人に喜んでもらえること」なんです。たとえ「僕らはこれがおもしろいと思う!」というものがあったとしても、それが多くの人におもしろいと思えなかったら、結果、僕はそれが楽しいとは思えないんです。そうやって需要と供給が重なったことは、ラッキーだと思いますね。

↑『X-ファイル』のテーマ曲をバックに、都市伝説風ワードを散りばめスイーツを紹介「Mr.都市伝説 関がコンビニスイーツ紹介」M2DK/マツダ家の日常 (@matsudake) オフィシャルより/2020-11-27

 

──さきほど「最初の10秒」とおっしゃったように、すごくシビアな時間感覚が必要とされるんですね。

 

 例えば、僕らの最近の動画を例にあげると、“最初の2秒”が、食べ物を食べるシーンです。複雑な説明一切なしに、
・おいしそうな食べ物がある
・それを口に運ぶ
これが“最初の2秒”のツカミなんですが、この“最初の2秒”で、多くの人に受け入れられるか否かが決まってしまうんです。

 

──たしかに分かりやすいですね。

 逆に、例えばツカミで「今東京で大変なことが起こっているんです」というセリフを言うとします。そうすると、この言葉を理解できる人以外は離脱します。興味があって、しっかり聞いてくれる人にしか見てもらえない。どんどん狭くなっていくんです。“最初の2秒”が、「今、東京で大変なことが起こっているんです」VS「おいしそうな食べ物を食べる」だとしたら、後者が圧勝するんですよね。……という感じで、動画を作る前に案を対戦させているんです。

 

──さまざまな案を上げて、精査して、勝ち残った「より多くの人の興味を引く」動画を制作していると。

 

 さらにその食べ物も戦わせます。
「そば」
VS
「チーズの乗った食べ物」
ならば、チーズが強いよなとか。

 

──企画会議すら面白そうですね。

 

 僕らは今、さまざまな企業のTikTokアカウント運用をサポートする「マツダ家コンサル」というコンサル業をしていますが、たくさんのクライアントさんと企画会議をしていて、すごく楽しんでやっています。

 

──コンサルは、戦略から企画、リサーチ、そして撮影から編集まで、一手に引き受けていらっしゃるんですよね。

 

 例えば、マツダ家の動画制作中、「これ、A社さんの動画のほうが合うんじゃないか?」となったり、A社の動画を作っているときに「これはA社では無理だけど、B社さんだったらできるな」とか。企画を考えれば考えるほど、どこかで使えるという状況です。

 

──もう余すところがないですね。

 

 そうですね。クライアントさんが増えれば増えるほど、企画の精度が上がっている状態です。やっぱり、本気でアカウントを運用しないと、見えてこないものはあるんだなと思います。

 

<後編に続く>
TikToker マツダ家の日常・関ミナティ・後編「日本だけでは興奮できない体になってしまった」動画作りの背景にあった、少年時代の1人遊び

 

マツダ家の日常 公式TikTok @matsudake

 

撮影/佐賀章広 取材・文/有山千春 構成/BuzzTok NEWS Buzz Tok NEWS公式HP https://buzz-tok.com/

柏木由紀の卒業コンサートを含む3公演をHuluにて独占ライブ配信!終演直後の本人コメントも「AKB48 春コンサート2024」

3月16日(土)・17日(日)の2日間にわたって開催される、柏木由紀の卒業コンサートを含む「AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM」の3公演が、Huluにて独占ライブ配信されることが決定した。

「AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM」(c)AKB48

 

2007年にAKB48 3期生としてデビューし、参加した「AKB48選抜総選挙」は全て9位以内にランクイン、2015年には自身最高の2位に輝くなど、歴代最長17年以上もの長きにわたってグループを最前線でけん引してきた柏木。昨年10月、卒業が発表されると、大きな話題を呼んだ。

 

3月16日に行われる卒業コンサートの公演チケットは、一般発売後に即完売。追加で販売された機材席も完売となった、超プレミア公演に。2021年5月に開催されたAKB48単独コンサートでグループ史上初めて現役メンバーとして演出を担当した柏木が、自身の卒業コンサートでどのような演出やパフォーマンスを魅せるのか、期待が高まっている。

 

Huluではそんな柏木の卒業コンサートを含む3公演を独占ライブ配信し、さらに配信限定特典として、16日のコンサート終演直後の柏木のコメントを配信。卒業コンサートを終えた直後の彼女は、一体何を語るのか(17日の公演のコメント配信では、メンバー数人からのコメントを予定)。

 

3月17日の夜公演には、卒業予定の岡部麟と小田えりなの卒業セレモニーを実施。2014年に全国47都道府県の代表からなるTeam8のメンバーとしてグループに加入した2人が、デビュー10周年の節目に新たな門出を迎える。

 

なお、17日の昼夜公演ともに、柏木が初の単独センターを務める新曲「カラコンウインク」披露に限り、柏木の出演が決定。AKB48メンバーとして最後のコンサートとなる彼女のパフォーマンスに注目だ。

 

Huluでは通常の配信チケットに加えて、柏木由紀卒業コンサートに限り、柏木だけを追いかける「柏木由紀推しカメラ」の配信チケットも。柏木の表情やパフォーマンスをじっくりと楽しむことができる。柏木由紀卒業コンサート・柏木由紀推しカメラ・17日昼公演・17日夜公演の配信チケットがセットになった4券種セット券も販売。両日ともに4月14日(日)までの見逃し配信も実施される。

 

さらに、Huluにてライブ配信チケットの購入&応募者を対象したプレゼントキャンペーンも実施。4券種セット券の購入者の中から抽選で4名に直筆サイン入りTシャツ2種類(2枚)を、単公演券の購入者の中から抽選で各券種それぞれ3名に直筆サイン入りTシャツ1枚がプレゼントされる。

 

配信情報

「AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM」

3月16日(土)午後6時開演
「AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM 柏木由紀 卒業コンサート ~17年間、歩いて来たこの道~supported by イモトのWiFi」
3月17日(日)午後12時30分開演
「AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM 昼の部 〜未来が目にしみる〜」
3月17日(日)午後6時開演
「AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM 夜の部 〜涙はいつの日か〜」
※ライブ配信時間は予告なく変更になる場合がございます。
※ライブ配信ご視聴の際は、巻き戻しや一時停止はできません。

見逃し配信:各公演ライブ配信終了後、準備が整い次第〜4月14日(日)午後11時59分
※見逃し配信の視聴可能期間は限られておりますので、ご注意ください。

出演者:AKB48
※3月17日公演は、柏木由紀は一部出演となります。
※メンバーは体調不良等の理由により、不参加となる場合がございます。

特典内容:本編終了直後のメンバーコメント
(3月16日は柏木由紀、3月17日はメンバー数人を予定)

〈視聴料金〉
4券種セット券:8,900円(税込)
単公演券:各3,500円(税込)
①3月16日(土)柏木由紀卒業コンサート 配信チケット
②3月16日(土)柏木由紀卒業コンサート 柏木由紀推しカメラ 配信チケット
③3月17日(日)AKB48春コンサート2024 in ぴあアリーナMM 昼の部 配信チケット
④3月17日(日)AKB48春コンサート2024 in ぴあアリーナMM 夜の部 配信チケット
※本作品は月額料金を支払うことなく作品単位で視聴可能

販売期間:
4券種セット券:3月8日(金)午後6時〜4月14日(日)午後4時
単公演券:3月8日(金)午後6時〜4月14日(日)午後9時
※販売期間は予告なく変更になる場合がございます。

購入URL:https://www.hulu.jp/store/akb48-spring-concert-2024-in-pia-arena-mm

(c)AKB48

=LOVEの日テレ初冠番組『=LOVExLOVE』3・18スタート!初回は平野綾と涼宮ハルヒのキャラソンコラボ&即興演技を【コメントあり】

=LOVEの日本テレビ初冠番組『=LOVExLOVE』(読み:イコラブクロスラブ/毎週月曜 深夜1時29分~1時59分)が、3月18日(月)スタート。=LOVE 山本杏奈と佐々木舞香、MCの向井慧(パンサー)からコメントが到着した。

 

指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ「=LOVE」(通称、イコラブ)。デビュー7年目に突入する今年、初のアリーナツアーを開催するなど人気グループへと成長。そんな彼女たちの日本テレビ初となる冠番組では、歌手・俳優・ダンサーなど多彩なアーティストとのコラボが実現する。

 

MCを務めるのは、パンサー・向井慧。新たな世界に飛び込むメンバーを、抜群のバラエティースキルで頼もしくサポート。さらなるステップアップを目指して挑む新感覚音楽バラエティ。=LOVEとゲストの“x(クロス)”から生まれる化学反応でまだ見ぬグループの魅力を引き出す。

『=LOVExLOVE』平野綾をゲストに迎えた第1回(c)日本テレビ

 

3月18日放送の初回は、俳優・平野綾をゲストに迎え、「キャラクターソング」について学ぶ。声優としてはもちろん、ミュージカルでも活躍する平野が、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の挿入歌「God knows…」をさまざまなジャンルの歌い方で歌唱指導。

 

また、「即興キャラソン選手権」では、大場花菜の考案したキャラクターになりきって即興演技に挑戦。平野のアドバイスを受けて見事キャラクターを演じ切るメンバーは誰なのか。

 

さらに、平野自身もテレビで初歌唱となる涼宮ハルヒのキャラクターソング「Lost my music」を、佐々木舞香&野口衣織がコラボパフォーマンスする。

 

3月25日(月)放送の第2回は、世界的ダンスアーティストであるケント・モリがダンスのワークショップを開催。メンバーとマイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」などの楽曲で、ダンスコラボパフォーマンスに挑戦する。

 

4月1日(月)放送の第3回は、演歌歌手・徳永ゆうきをゲストに「昭和デュエットソング」とクロス。「男と女のはしご酒」「3年目の浮気」など昭和の名曲でデュエットを披露する。

 

さらに、Huluでは地上波放送後の見逃し配信に、Huluオリジナルコンテンツ「代々木の隠れ家 スナック沙夏」を加えたHulu特別版を独占配信決定。代々木にひっそりとたたずむ隠れ家「スナック沙夏」を舞台に、諸橋沙夏がママに扮し、コント形式でメンバーと反省会トークを繰り広げる。初回は、大場と佐々木が来店する。山本、佐々木、向井のコメントは下記に掲載。

『=LOVExLOVE』=LOVE(c)日本テレビ

 

山本杏奈(=LOVE)コメント

最初はすごく緊張していたのですが、MCの向井さんがとても優しくて。ほとんどのメンバーが初めてお会いしたのに、何度もご一緒させていただいてるのではないかと思うくらいお話ししやすかったので、みんな自然と素の表情が出ていたと思います。

今回はテーマが「クロス」ということで、今まで交わる機会がなかった方々とコラボさせていただくのでファンの方もびっくりすると思います。初回は3人のゲストにお会いしたのですが、ただ歌が上手・踊りが上手というだけではなく、気持ちやいろいろな表情で伝えるという部分は一貫していて、共通して「魅せる」ということについて学びました。その中で、あらためてメンバーのすごさを感じて、新たなチャレンジでプレッシャーに勝っているメンバーを見てカッコいいなと思いました!

番組ではデュエットに挑戦することや昭和の楽曲も歌う場面があるので、老若男女たくさんの方に見ていただける番組だと思います。私たちもまだ知らないメンバーの表情も見られてうれしかったので、ぜひファンの方にも新しい一面を見ていただきたいなと思います。

◆今回の収録で魅力を発揮していたメンバーは?

(瀧脇)笙古が、ムーンウォークで活躍してます! あとは、笙古はさりげなくかわいいポイントをうまく突いてくるのが上手だなと思っているのですが、徳永ゆうきさんとのコラボの回でも発揮していたので、さすが笙古だなと思いました。

 

佐々木舞香(=LOVE)コメント

盛りだくさんな内容で、どの回も貴重な収録でした。自分が触れてこなかったものについて知るきっかけ、触れるきっかけになる番組でとてもありがたいですし、楽しかったです。

初めは緊張していたのですが、ゲストの皆さんがすごくフレンドリーで、私たちと同じ目線に立ってくださって感動しました。私はダンスが苦手なので、ケント・モリさんがいらっしゃると聞いたときは少し不安がありました。ですが、全部を肯定してくださって「自分らしくていいんだ」とおっしゃっていたことが印象的でした。ほかのゲストの方も否定することなく、「ここが良かったね、こうした方がいいかも」という伝え方が親切かつ大人で、こういう人が活躍できて愛されるのだなと感じました。

きっと皆さんも見ているだけで盛り上がれるし、思わず感心してしまう内容になっていると思います。本当に豪華なゲストが登場するので、=LOVEのファンの方はもちろん、いろいろな方に見てもらえる番組になったらうれしいです。

◆今回の収録で魅力を発揮していたメンバーは?

(諸橋)沙夏はいつも頑張っていて思い切りが良いメンバーで、おじけづかないところをすごく尊敬しています。今回も前に出て、「それできるんだ!」と驚く一面を見せていて、心が強い人だなと思いました。

 

向井慧(パンサー)コメント

=LOVEの全員とお仕事をするのは初めてだったんですけど、1回目の収録でそれぞれの個性がはっきり分かるくらい強い個性を持っていながら、グループとしてもまとまっているところがすごいなと。さすが指原(莉乃)さんの下で育っているグループだなと感じました。

印象に残ったのは、最年少の齋藤(樹愛羅)さん。プロフィールの特技に「川柳」って書いてあったので本番で振ってみたんですけど、全然特技じゃなかったっていう(笑)。でも僕が振ったら皆さん何かしら残してくれるので、非常に助かりました。

毎回、超一流のゲストが来てくださるので、単純にその方にお会いするだけで僕もテンションが上がるくらいなんです。そんなゲストとメンバーがクロスして全6回終わった頃に、皆さんがどう変化しているのか楽しみになりました。=LOVEを好きな方はもちろん、僕と同じようにこの番組で初めて知る視聴者の方もたくさんいると思うんです。ぜひメンバーの個性とお名前を覚えていただいて、=LOVEが成長していく過程をドキュメンタリー的に楽しんでいただければと思います。

 

番組情報

『=LOVExLOVE』(全6回)
日本テレビ
2024年3月18日(月)スタート
毎週月曜 深夜1時29分~1時59分

中京テレビ
2024年3月30日(土)深夜2時25分スタート

四国放送
2024年4月1日(月)深夜0時59分スタート(#3~#6のみ放送)

<オンライン動画配信>
Hulu、TVer、日テレTADAにて番組放送後より見逃し配信

番組公式サイト:https://www.ntv.co.jp/xLOVE/

(c)日本テレビ

ハシヤスメ・アツコが謎の調査官“細武調”役で『爆上戦隊ブンブンジャー』に出演「地球を守る側でございます」

『爆上戦隊ブンブンジャー』(テレビ朝日系 毎週日曜 午前9時30分~10時)のバクアゲ3(第3話・3月17日(日)放送)より、ハシヤスメ・アツコが出演することが分かった。さらに、出演キャストの素顔や個性に迫った新企画「The Boon Identity」が東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信をスタートした。

 

スーパー戦隊シリーズ48作目となる本作は、子供たちに圧倒的な人気を誇る「クルマ」をモチーフに、タイヤやスピードメーターをイメージしたレーシングスーツに身を包んだヒーローが、困難を知恵と技術で乗り越えていく物語。

 

ハシヤスメ・アツコが演じるのは、謎の調査官・細武調(さいぶ・しらべ)。実はバクアゲ2のオープニングにも一瞬登場している調。これまでたびたび範道大也(井内悠陽)らブンブンジャーと遭遇してきた警察官・阿久瀬錠(齋藤璃佑)と関わりがあるようだが、果たして彼女の目的とは…。

 

ハシアツメは「ハシヤスメとハシリヤン、少し名前が似ていますが、私は地球を守る側でございます。この『ブンブンジャー』は歴代から数えると今回が48作品目。ただの数字ではなく、たくさんの方に愛されてきた証だと思っています」と語り「調の真面目な部ブンや意外な一面!? いろんな表情に注目して見ていただけたらうれしいです」とアピールした。

「The Boon Identity」(c)テレビ朝日・東映AG・東映

 

さらに、出演キャストの素顔や魅力的な個性に迫った新企画「The Boon Identity」が、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信開始。3月2日に公開された新ビジュアルの撮影に密着しながら、各キャストにインタビューを敢行。幼少期の話や憧れの俳優などのトークをはじめ、「ギター」「書道」「アクロバット」などメンバーそれぞれが特技も披露する。

 

なお、ブンレッド/範道大也を演じる井内の魅力に迫った「井内悠陽 編」は3月10日(日)より配信開始。「葉山侑樹 編」「鈴木美羽 編」「齋藤璃佑 編」「相馬理 編」も順次配信される予定。

 

さらに『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ1(3月3日放送)のオーディオコメンタリー(副音声)もTTFC独占で会員見放題配信中。井内、中澤祥次郎監督、久慈麗人プロデューサーの3人が『爆上戦隊ブンブンジャー』の裏話をたっぷり披露する「バクアゲトーク」を送る。

 

3月10日(日)から31日(日)までの期間限定で、バクアゲ1・2がYouTubeで期間限定無料配信されており、こちらも要チェックだ。

 

ハシヤスメ・アツコ(細武 調 役)コメント

『爆上戦隊ブンブンジャー』ハシヤスメ・アツコ

初めまして! テレビ朝日系『爆上戦隊ブンブンジャー』に出演させていただくことになりました、ハシヤスメ・アツコです!

この度、調査官の細武調という役を務めさせていただきます。ハシヤスメとハシリヤン、少し名前が似てますが私は地球を守る側でございます。

この『ブンブンジャー』は歴代から数えると今回が48作品目。ただの数字ではなく、たくさんの方に愛されてきた証だと思っています。

このお話を頂いたときは「私が特撮に!?」と、とにかく驚きました。とても緊張と責任感が芽生えましたが、今はただ楽しく皆さんの心に残る作品になってほしいという気持ちでいっぱいです! 調の真面目な部ブンや意外な一面!? いろんな表情に注目して見ていただけたらうれしいです。

皆さんが「日曜日が待ち遠しい〜」って思ってくれたり、「朝が来るのが楽しみ!」なんて言っていただけたら、気ブン爆上げでさらに頑張れます! どうか熱い応援をよろしくお願いします!

 

番組情報

『爆上戦隊ブンブンジャー』
テレビ朝日系
毎週日曜 午前9時30分~10時

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/boonboom/
公式X:https://twitter.com/BoonBoom_toei
公式Instagram:https://www.instagram.com/supersentai_tvasahi/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@superherotime_tvasahi

櫻坂46藤吉夏鈴、スクープを狙う新聞部記者役で映画初主演!髙石あかり、久間田琳加、中井友望らが共演「新米記者トロッコ」【コメントあり】

藤吉夏鈴(櫻坂46)が映画初主演を務める「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」が、8月9日(金)公開。コメントとキャラクター写真が到着した。

「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」©2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会

 

本作は、高校の新聞部を舞台に、誰しもが人生で経験するであろう“学校”という社会の縮図の中の“はしっこ”で奮闘する新米記者少女の視点を中心に、社会で生きる私たちに“善悪”や“正義”とは何かを問いかける、痛快な“社会派”青春エンターテインメント。

 

原案は、日本大学藝術学部・映画学科に在籍中の宮川彰太郎が授業の課題で制作した1つの企画書。彼が高校3年生の時に着想したのは、当時悪質タックル問題が世間をにぎわせていた頃。母校の不祥事を目の当たりにし、子どもが大人に対抗するヒヤヒヤ感や何かを成し遂げようとする熱量を詰め込んだその企画書がプロデューサーたちの心を動かし、気鋭のキャスト・スタッフを迎えて製作された。

 

主人公の私立櫻葉学園高校新聞部・新米記者“トロッ子”こと所結衣役には、櫻坂46の藤吉夏鈴が大抜てき。昨年リリースしたシングル「Start over!」で表題曲のセンターを務め、『あざとくて何が悪いの?』内の「あざと連ドラ」(22/テレビ朝日)第5弾、第6弾、『アオハライド Season2』(24/WOWOW)、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』シーズン2(24/NHK)などに出演し、女優としても注目を集めている藤吉が、映画初出演にして初主演を果たす。

 

トロッ子を振り回す破天荒な新聞部部長・かさね役には「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ(21・23/阪元裕吾監督)で注目を集め、第15回TAMA映画賞新進女優賞を受賞。ドラマ・映画に引っ張りだこの髙石あかり。

 

さらに、学園の花形・文芸部部長の西園寺茉莉役には「おとななじみ」(23/髙橋洋人監督)、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(23/酒井麻衣監督)など、立て続けに主演作が公開され、勢いに乗っている久間田琳加。

 

新聞部の副部長・恩田春菜には「ミスiD2019」でグランプリを獲得し、映画「少女は卒業しない」(23/中川駿監督)への出演や「サーチライト-遊星散歩-」(23/平波亘監督)で主演を務め、ドラマ『ケの日のケケケ』(24/NHK)など、活躍の幅を広げている俳優・中井友望。次世代を担う新星が集結し、青春の葛藤と躍動をみずみずしく演じている。

 

メガホンをとったのは長編デビュー作「ももいろそらを」(12)で高い評価を受け、「殺さない彼と死なない彼女」(19)、「恋は光」(22)など特に若者の心情と情景を繊細かつ大胆に描くことに定評のある小林啓一。脚本は「辻占恋慕」(22)や「さよならエリュマントス」(23)などが話題の大野大輔が務める。

 

なお今回の発表と併せて新聞の号外風チラシが作成され、数量限定にて配布中(号外の配布先など詳細は公式Xを参照)。藤吉、高石、久間田、中井、小林監督のコメントは下記に掲載。

 

コメント

藤吉夏鈴(所結衣役)

お話をいただいた時、本当にありがたく同時にワクワクした気持ちでした。

 

初めましての方々と出会い、一つのものを作っていけるんだと思うと、うれしく好奇心にあふれていました。

 

初主演を務めさせていただけたことうれしく思っています。不安な気持ちもありましたが、寄り添ってご指導いただき、乗り越えることができました。皆さまに感謝の気持ちです。

 

真実に目を向け、真っすぐに突き進む姿は頼もしく特有の輝きがあり、この気持ちを何歳になっても忘れてはいけないんだと、教えてくれました。

 

所結衣ちゃんに感謝の気持ちです。

 

愛される作品となりますように、祈っています。

 

髙石あかり(杉原かさね役)

出演が決まり小林啓一監督とキャストの皆さんのお名前を聞いた際は、すてきな作品になる予感にとてもワクワクしました。

 

私が演じさせていただいた杉原かさねという役は、赤い炎のような女の子です。

 

主人公を引っ張り振り回していく、情熱的で猪突猛進型、何にもとらわれず探究心のためならなんだってやるような女の子。

 

真っすぐすぎるゆえ敵も多いですが、そんなところもいとおしいと思えるキャラクターです。

 

大胆に、喜怒哀楽100%で挑みました。

 

登場人物全員が魅力的で、1人ひとりを応援したくなる作品です。

 

ぜひ劇場でご覧ください!

 

久間田琳加(西園寺茉莉役)

出演が決まったときは、同世代の皆さんとご一緒できる、学校が舞台の作品に出られるということで、クランクインが楽しみになりました。

 

私が演じた西園寺茉莉は、高飛車でボスのような女の子です。文芸部の部長として、いつも小説のコンクールで最優秀賞を受賞しています。でもそれには秘密があり、その秘密を巡って、物語の最後には大どんでん返しが…。

 

「誰かにちゃんと認められたい」という気持ちがさまざまな形で描かれている作品です。そんな気持ちに共感して見ていただけるとうれしいです。

 

中井友望(恩田春菜役)

脚本を初めて読んだ時、ただただ単純に「おもしろ!」と思ったのを覚えています。

 

文字で物語を追っているだけで、何かが動き出しそうなワクワク感を感じ、そこに自分も参加できることがすごくうれしかったです。

 

私は、髙石さん演じるかさねと同じ新聞部員の春菜を演じさせていただきました。

 

自由奔放にわが道を進むかさねの横での春菜の立ち回りにも注目していただけたらなと思います。

 

小林監督の隅々までこだわる面白い演出に、改めて映画作りとはこんなに楽しいんだと気付かせていただきました。

 

ぜひ、公開を楽しみにしていてください!

 

小林啓一監督

大野大輔さんの脚本を読ませていただいた時から、ワクワク感が止まりませんでした。考えもなしに「やらせてください!」と言ったものの、よくよく考えると、力ある脚本の功罪で「結構、難しいぞ」とかなり後悔しました。しかし、役者の皆さまとスタッフのおかげで、想像以上に練りに練った作品が出来上がりました。

 

特に主演の藤吉夏鈴さんは、リアルとフィクションの間、はかなさと強さを併せ持つ、今までにないヒロインを作り上げてくれました。また髙石あかりさん、久間田琳加さん、中井友望さんも非常にフレッシュで、映画の輪郭を太く濃くしてくれています。彼女たちのエネルギーが世の中を明るくしてくれると思います。ここ最近、つらくて目を背けたくなることばかりですが、この映画で何か貢献できればうれしいです。

 

あらすじ

文学オタクな高校一年生、所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家“緑町このは”が在籍しているという名門・櫻葉学園高校に入学し、文芸部の入部テストを受けるが、入部テスト中に新聞部の偵察ドローンが頭にぶつかり、入部の機会を逃してしまう。

 

しかも肝心の“このは”が正体不明の存在だと知った結衣は、文芸部部長の西園寺茉莉(久間田琳加)から入部の条件として“このは”の正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っているという新聞部に潜入することに。

 

新聞部の部長・杉原かさね(髙石あかり)と副部長の恩田春菜(中井友望)らに振り回されながらも、新米記者“トロッ子”として活動するうちに新聞と記者の魅力に引かれていく結衣。

 

しかし、“緑町このは”という存在に隠された学園の大きな闇が次第に見えてきて―――。

 

文学(フィクション)か、新聞(スクープ)か。

 

真実が明らかになる時、結衣が選ぶ道とは…。

 

作品情報

「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」

2024年8月9日(金)テアトル新宿・グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて公開

 

キャスト:藤吉夏鈴(櫻坂46)、髙石あかり、久間田琳加、中井友望

監督:小林啓一

脚本:大野大輔

原案:宮川彰太郎

企画:直井卓俊

エグゼクティブプロデューサー:佐藤現

プロデューサー:久保和明 浅木大 松嶋翔

製作幹事:東映ビデオ

制作プロダクション:レオーネ

配給:東映ビデオ、SPOTTED PRODUCTIONS

 

公式HP:torokko-movie.jp

公式X:https://twitter.com/torokko_movie

公式Instagram:https://www.instagram.com/torokko_movie/

 

©2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会

結成時に「ダサい」と言われたアイドル「AMEFURASSHI」、ライブに人が集まらない時期を経験しながらも活動を続けてきたのは「何も成し遂げてないと思ったから」【インタビュー】

2018年11月3日に結成されたアイドルグループ「AMEFURASSHI」(旧名称はアメフラっシ)。愛来、市川優月、小島はな、鈴木萌花の4人で現在活動している彼女たちにとって、2023年は飛躍の年となった。グループ初の海外でのライブ、動員目標1,000人に対して、1,300人以上が来場した5周年記念フリーライブツアー「Meet The AMEFURASSHI!!」のツアーファイナル、加えて個々人の活動も精力的に行い、テレビなどのメディアで見かける機会も増えている。しかし、ここまでの5年間は決して順風満帆という訳ではなかった。結成時に「ダサー!」と言われた彼女たちが、アイドル活動を今でも続ける理由、そして2024年にかける思いとは。

AMEFURASSHI

 

このままじゃ何も成長せずに終わる

◆まずは自己紹介からお願いします。

愛来:愛来です。21歳です。休みの日は食べて寝るを繰り返しています(笑)。音楽が大好きで毎日聞いています。特に洋楽が好きですね!ドラマや映画も好きで、たくさん見ています。

 

市川:市川優月です。2003年11月2日生まれの20歳で、好きな食べ物は納豆です。「AMEFURASSHI」のなかでは一応メンタルケア係をやらせていただいております。しゃべることが大好きで、ちょっぴり毒舌かな?

 

愛来:ちょっぴり?

 

小島:かなり?

 

市川:かわいく言わせて!悪魔は怖いけど、小悪魔はかわいいじゃん。

 

小島:大魔王。

 

市川:やめてください(笑)。

 

小島:(笑)。はい、続いては私、小島はなです。2月26日生まれの20歳。好きな食べ物はピザとモモで、『ONE PIECE』と「ディズニー」が大好きです!「AMEFURASSHI」では一応MC担当で、ゆづはなの最年少コンビでMCは面白く成り立っている!はずです(笑)。

 

鈴木:鈴木萌花です。2002年2月5日生まれで、この前22歳になりました!まだメンバーからはプレゼントをもらっていません!

 

小島:今日あるかなー?

 

愛来:あるんじゃないかなー?

 

市川:ねー?

 

鈴木:……ということらしいので期待しておきます(笑)。好きなことは弾き語り。配信で歌ったり、最近は路上ライブもやったりしています。

 

◆ありがとうございます。ぜひメイク方法を教えていただければと。

市川:きたきた!

 

愛来:「AMEFURASSHI」のオフィシャルYouTube「アメチャレ」で「聞かれてうれしい質問」って言ってたやつだよね。

 

小島:さぁ、どうですか!?

 

鈴木:今日は涙袋をキラキラにしました!

 

3人:おー!(パチパチパチ)

 

市川:よっ、割と多くの人がやっているやつ!(笑)

 

鈴木:改めて聞かれると答えられないわ(笑)。アイラインを頑張っています。わざわざ質問してくださり、ありがとうございます!

 

◆はなパパのエピソードもぜひ。

市川:これも「アメチャレ」で言ってたやつだ!

 

小島:はなパパエピソード、待ってました?

 

◆は、はい!

小島:うちのパパは新しい車を買いまして。前はオデッセイに乗っていて「オデ太郎」って名前を付けていたんです。で、今回も名前を付けたんですよ。その名も「8太郎」!

 

愛来:……。はちたろう?

 

小島:車名に「8」が付くの!だから「8太郎」。最近はずっと「俺の8太郎、8太郎」ってかわいがっています。

 

◆質問にお答えいただきありがとうございます。愛来さん・市川さんの動画がアップされるのも楽しみにしています(※)。

全員:ありがとうございます!




(※)取材時はまだ愛来さん・市川さんの動画がアップされていませんでした。

 

◆続けて、改めて「AMEFURASSHI」がどういうグループなのか教えてください。

市川:もともとは3B juniorという大人数のアイドルグループで活動していたんです。そのグループが活動休止をするとなったとき、まだアイドルを続けたいと宣言したメンバーによって結成されたのが、「アメフラっシ」でした。正直、結成した当時のお客さんの反応はよくなかったです。

 

鈴木:ハッキリ言って、悪かったよね。

 

愛来:3B junior活動休止の最後のライブのときに、「アメフラっシ」として初お披露目のライブをやったのですが、名前のロゴが出た瞬間……。

 

市川:ブーイングの嵐。

 

小島:「ダサー!」って言われたんです。

 

愛来:今思うと、3B juniorを応援してくれていたみなさんの心の整理がついていない状態で、私たちが披露しちゃったのもよくなかったのかなと。あまり迎え入れてくれている感じはありませんでした。

 

市川:最初は3B juniorの曲と新曲どちらも歌っていたのですが、それぞれが全然違うタイプの楽曲で。それを逆手にとってじゃないですけど、「変幻自在」というコンセプトで活動していったんです。

 

愛来:ただ、きっと応援してくれていた方々もそう感じていたと思うのですが、私たち自身もずっと前に進めていないと思っていて。3B juniorの頃からいろいろと引きずって、コンセプトもピンと来ていないまま活動を続けていました。

 

◆それでも、アイドルをやめたい、やめようとは思わなかった。

愛来:何もやり遂げられてないなって感覚があったんです。3B juniorの頃も、その前に所属していたみにちあ☆ベアーズってグループも中途半端に終わってしまった感があって。芸能活動を始めてから満足いくまでやれたことが何もなかったんです。だからここでやめちゃダメだって。それに、自分が長く続けられていたのが、これしかなかったので。私、ピアノなどの習い事も続かなかったんです。ここまで続けられていることなんだから絶対にやると決意して、今に至ります。

 

鈴木:私も似たような感じだったかな。小さい頃にお母さんがいろいろな習い事をさせてくれたんです。小学3年生の頃には、違う事務所でアイドル活動もやっていました。3B junior時代も含めて、家族はずっと私を応援してくれていたんです。それなのに、何もやり遂げずにやめるのは胸が痛くて。きっと「いいよ」って言ってくれると思うけど、悲しませたくはなくて。自分自身もこんなに続けてきたことを一瞬の気持ちでやめたら後悔すると思いました。それでも正直、何度も「やめたい」と思うことがあって。そんなとき、ライブなどでファンの方々の笑顔や声援を聞くと、「まだだ」と奮い立つんです。みなさんにもっと成長した姿を見せたいと思って、アイドルを続けています。

 

小島:私もファンの方の存在が大きいですね。実は3B juniorの頃から、アイドルをやりたいという気持ちはそんなになくて。それでも続けようと思ったのは、いまアイドルをやめちゃったら、応援してくれている人たちが悲しんじゃうかもと、子供ながらに考えたから。ふたりも言っていたようにまだ何もやり遂げていなかったので、このままじゃ何も成長せずに終わるとも思いました。今はファンの人の笑顔を見ると、続けていてよかったなと心から感じます。

 

市川:幼稚園児の頃からアイドルになるのが夢だったんです。だから、3B junior活動休止時にも、すぐに「私はやめたいと思ったことは一度もないです」と事務所の方へ伝えました。私はむしろ「アメフラっシ」としての活動が始まってから「やめたい」と思うことが増えたかもしれません。

 

◆その理由は?

市川:3B juniorのときは十数人で活動していて、自分にスポットライトが当たらないときも多かったんです。でも「アメフラっシ」になってからは、歌うパートは絶対にあるし、必ずお客さんから見える位置にいるようにもなって。人前で何かをするというよりも、みんなの一部となってパフォーマンスをしたいという人間だったので、目立っている環境がすごく嫌になっちゃったんです。

 

◆なるほど……。

市川:そんな気持ちになったときの支えになっていたのは、ファンの方々。3B junior時代から応援してくれていた私のファンは、なぜか転勤・留学する方が多くて。でも、みんなが「絶対に戻ってくるから!」って言ってくれたんです。だから、「私がやめますと言ったら、その方々が悲しむんだろうな。だから戻ってくるまで待とう」と決めたんです。その結果、新しい出会いもたくさんあって。あのときのみんながいてくれたから頑張れています。いまはファンのみんなと早く会いたいなという気持ちが強いですね。……まぁ、当時「戻ってくるから」と言った方はまだ戻ってきていませんが(笑)。待ってるよ!

 

「誰なの?」みたいな空気だと逆に「やってやろうじゃねーか!」ってなる

◆そうやってアイドル活動を続けると決めたみなさん。「AMEFURASSHI」として転機となった瞬間は?

市川:2020年に「メタモルフォーズ」という曲をリリースしたんです。その曲を披露する予定のライブがあったのですが、コロナ禍で中止になってしまって。それで、せっかくならこの曲のパフォーマンスをグレードアップさせようという話になり、レッスンを重ねました。そこから徐々にパフォーマンス重視のライブ構成になっていき、楽曲も今のガールクラッシュ系統に変化していったんです。

 

小島:コロナ禍以降は一気に曲の雰囲気が変わったよね。

 

愛来:その頃から3B juniorの曲も徐々にやらないようにしました。前から応援してくださる方はもちろん大切です。ただ、そこだけにフォーカスすると、このまま変化がないと思い、新しい挑戦をする選択をしました。

 

市川:正直、最初はお客さんの反応も良くなかったよね。

 

鈴木:うん。悪かった。

 

愛来:離れていっちゃったファンの方もいたよね……。「この感じならもういいや」ってSNSでも言われていたし、集客も目に見えて悪くなった。以前は埋まっていたライブハウスも埋まらなくなって。

 

市川:うん。だから不安もあったけれど、「AMEFURASSHI」を確立するにはって私たちになりに考えた結果だから、その道を進もうと決めて。ようやくそれが実を結んだのが、2023年でした。

 

愛来:SNSにも力を入れていたのですが、それが徐々に広まっていって、注目してくださるファンの方が増えたんです。メディアの方や同じアイドル業界の方にも声をかけていただける機会が増えました。私たちのことを知ってくださる方が増えた1年でしたね。

 

市川:ライブの動員数も、初めて1年間通じてずっと目標をクリアできました。3B juniorの頃には埋められなかった品川ステラボールを昨年末の結成5周年記念ライブで埋めることもできたんです。「AMEFURASSHI」として活動してきて、目に見えてお客さんの数も増えてきたと実感できました。

 

小島:目標としていた海外でのライブも実現しました。MVを台湾で撮影するなど、海外に行く機会も増えたんです。個人の活動も積極的にやっていくことで、それぞれがいろいろなところで「AMEFURASSHI」を広めていくことができたんじゃないかと思います。

 

鈴木:私は路上ライブをしたり、他のメンバーはテレビ出演やトークイベント、あとは大喜利で活躍したり(笑)。みんなそれぞれの場所で活動することで、興味を持ってくださる方を増やすことができたように思います。やることひとつ、ひとつがいい方向に繋がった気がするし、自分たちで考えて実現することも増えました。

 

◆路上ライブって、改めて考えると勇気が必要な気がします。

鈴木:実は前からやってみたかったんです。勝手にダメかなと思っていたけど、いざ事務所の方に相談してみたら「いいよ」ってすぐに返事があって。

 

愛来:「AMEFURASSHI」全員でもやりたい。何も告知しないで、突然のフリーライブ。私たちのことを知らない人たちにもっと広めたいから。

 

市川:アウェイな空気のなかやりたいよね。

 

小島:楽しそう!

 

◆アウェイの空気を楽しむ。

市川:「誰なの?」みたいな空気だと逆に「やってやろうじゃねーか!」ってなるんですよね。メンバーがいれば、そういうアウェイの空気も楽しめちゃうんですよ。

 

愛来:当然、私たちのことをあまりよく思っていない方もいるとは思います。SNSでもそういうコメントを見かけるときがあります。ただ、少しでも興味がないと、そもそもコメントすらしないかもなとも思うんですよね。

 

◆確かに全く興味がない人は、コメントしようと思わないかもしれないです。

愛来:やっぱり何か気になってくれているところがあると思うんです。そういう方にも改めて「AMEFURASSHI」を好きになってもらいたいですね!

 

市川:批判の声も一意見としてとらえて、気にし過ぎないのが大事なのかなと。それは、あくまで私の考えですが。

 

小島:ポジティブに考えましょう!

 

鈴木:2024年もこうやってみんなで一致団結して、試行錯誤しながら、さらに上を目指したいです。

 

愛来:注目し始めてもらっているからこそ、今が一番の頑張りどきだよね。

 

◆2024年の活動として、直近では3月15日にEX THEATER ROPPONGIでワンマンライブ「FLWRS」、さらに同月22日には大阪・梅田Shangri-La、23日には愛知・THE BOTTOM LINEでもワンマンライブが開催されます。

鈴木:品川ステラボールがたくさんの人で埋め尽くされているのを見たとき、本当に感動しました。EX THEATER ROPPONGIも、3B juniorの頃に埋められなかった場所です。だからこそ余計に「AMEFURASSHI」として会場をお客さんで埋め尽くしたくて。絶対にいいライブを届けます!

 

愛来:2023年に品川ステラボールでやった5周年ライブは、今までの私たちのスタイルを見せて、感謝を届けるものでした。次の「FLWRS」はそこから成長した私たちをお見せする場になります。5周年ライブで披露した「Colors」という曲は、私たちの過去と現在、そして繋がる未来をつづった楽曲です。これからの私たちはこうだよというものを見せられたらと思っているので、ぜひたくさんの方にその姿を見届けてもらいたいです。

 

市川:3B juniorの頃にやったライブ会場で、いちばん思い入れがあるのがEX THEATER ROPPONGI。当時埋まらなかった悔しさは、今でも覚えています。今回は絶対に埋めたい。もし3B juniorの頃に応援してくださっていて、今は離れてしまった方々も、もう一度だけ、会いに来てほしいです。そして今の「AMEFURASSHI」を見てほしい。2024年に入ってからは、歌唱・ダンスなどそれぞれの課題解決にも注力しています。私たちの今後の覚悟を見せるライブになると思うので、ぜひ見てほしいですね。3月に行うライブに来てくださった方々は「AMEFURASSHI」の古参なので、初めての方もぜひ!

 

愛来:出た(笑)。また言っているよ。これ、いつもライブがある度に言うんですよ。

 

市川:いや、もうここまで!これは心に誓って。もう今回までよ、古参は。このあとは申し訳ないけど言えない。

 

愛来:そんなライブで市川さんが「My Way」をソロで歌うとか……?

 

市川:めっちゃ嘘言うじゃん! なかった場合、いちばん気まずいのは私なんだけど(笑)。

 

愛来:3B junior時代にEX THEATER ROPPONGIでライブをやったとき、彼女が「My Way」をソロで歌ったんですよ。

 

◆なるほど!

市川:あれがちょうど5、6年前か。

 

小島:おっ、じゃあいいんじゃない!? でも次はこっちの番ってのもいいかも。こっちに回してよ、「My Way」ソロで歌っちゃうよ~(笑)。

 

◆どうなるのかは、ライブに来て確かめてください、というところですね。

市川:すみません、セットリストがまだ決まっていないので、責任は取れません(笑)。披露しなかったらごめんなさい!ただ、ライブには来てほしいです!

 

小島:私は……みんながそれぞれ言いたいことを言ってくれたので、以下同文なんですが(笑)。でも、3B junior時代に「六本木駅まで行列が続くくらい頑張りたい」みたいなことを私が言ったらしく、それを実現させるような、お客さんでいっぱいのライブにしたいですね!よろしくお願いします!

 

◆(こんな質問も!)読者のみなさんにオススメしたいエンタメは?

小島:改めてですが、『ONE PIECE』です!『ONE PIECE』は心揺さぶられる作品!少年漫画系や異世界アニメもいろいろと見ているのですが、今のところ私のなかでは『ONE PIECE』がいちばんでして。単行本は100巻以上ありますが、その中でもいろいろなストーリーがあったり伏線があったり……。誰が見ても面白いと思うし、老若男女が好きになれる作品だと思います。できれば教科書に載せてほしいくらい。そうなったら、もう一度学校に通い直します(笑)。

 

愛来:私は3つオススメしたくて!まず音楽はマイリー・サイラスさんの「ザ・クライム」。落ち込んでいたときやつらい時期を思い出しながら歌っている楽曲なんです。でも越えられない壁はないから前向きにいこうよって、ちょっと背中を押してくれるような曲で、大好きです。続いてドラマは『スーパーナチュラル』。男兄弟が協力しながら目標を達成するというストーリーなんですけど、ホラー要素もあって。ちょっと怖いのですが、兄弟のコメディさがそれを中和してくれて、すごく楽しい気持ちで見れます。

 

◆もうひとつは?

愛来:映画「ハイスクール・ミュージカル」です。もう私の憧れすべてが詰まっている!お洋服もすごくかわいいし、歌もダンスも見ていて楽しい。こんな高校生活だったら学校に行きたくなると思います!すごく妄想が膨らむんですよね。

 

市川:私は浅く広く派。異世界系のアニメは選びきれないほど、いろいろと見ています。あえてそれを抜けば、『アイカツ!』と『名探偵コナン』ですね。『名探偵コナン』は、はなと一緒にコナンカフェに行ったんですよ。映画も毎年3回は見ています。初見の人でも映画は楽しめる内容になっているから、今年の作品もぜひ見てほしいな。『アイカツ!』はひたむきさや努力したらいいことがあるということを教えてくれる作品です。私はアイドルとして活動しているから余計に共感できることが多くて。背中を押してくれるような、頑張ろうという気持ちにさせてくれるアニメです!

 

鈴木:音楽はVaundyさん。この前ライブを見に行かせていただいて、「呼吸のように」という曲を聞いて沁みました。Vaundyさんならではの歌い方やパフォーマンスが好きです。MVを見て泣きました。衝撃でしたね。あとは『まほろ駅前番外地』シリーズ。ドラマも映画もあるのですが、小学生のころ偶然録画されていたドラマを見たらハマって!主人公ふたりの独特な空気がすごく面白いです。今でも大好きな作品ですね。

 

PROFILE

AMEFURASSHI

●あめふらっし…スターダストプロモーション「STARDUST PLANET」所属のガールズ・グループ。愛来、市川優月、小島はな、鈴木萌花の4人が、 洗練されたダンス・パフォーマンスとパワフルなボーカルで一期一会のライブ空間を創り出す。ららぽーと豊洲でのフリーイベントは1,000人を超える集客で話題に。2023年12月22日に品川ステラボールで行われた結成5周年記念ライブでは開催約1か月前にチケットがソールドアウトした。

 

愛来

●あいら…2002年12月8日生まれ。東京都出身。

 

市川優月

●いちかわゆづき…2003年11月2日生まれ。東京都出身。

 

小島はな

●こじまはな…2004年2月26日生まれ。東京都出身。

 

鈴木萌花

●すずきもえか…2002年2月5日生まれ。東京都出身。

 

●photo・text/M.TOKU

 

ライブ情報

「FLWRS」

開催日時:2024年3月15日(金)open 18時 / start 19時

場所:EX THEATER ROPPONGI

一般チケット発売中

https://eplus.jp/ameflash/

 

「The Live」

開催日時:2024年3月21日(木)open 18時30分/ start 19時

場所:梅田Shangri-La

開催日時:2024年3月22日(金)open 18時30分/ start 19時

場所:THE BOTTOM LINE

 

一般チケット販売中

イープラス

https://eplus.jp/ameflash/

チケットぴあ

https://w.pia.jp/t/ameflash/

ローソンチケット

https://l-tike.com/ameflash/

 

番組情報

BS日テレ「AMEFURASSHIの春休み2024 in沖縄」放送決定!

3月30日(土)&4月6日(土)放送

https://www.amefurashi.jp/news/2024030101.html

 

公式サイト:https://www.amefurashi.jp/

※初出時、愛来さんの年齢を間違えて記載しておりました。大変失礼しました。お詫び申し上げ、訂正します。

『ある日、下北沢にて』主演の鈴木愛理が主題歌「ONE DAY」も担当!楽曲を使用した予告映像&場面写真も公開【コメントあり】

TOKYO MXにて3月17日(日)、BS11にて3月24日(日)に放送されるオリジナルドラマ『ある日、下北沢にて』(午後7時~8時)より、場面写真と予告映像が公開。また、主題歌が鈴木による「ONE DAY」に決定し、コメントが到着した。

『ある日、下北沢で』©TOKYO MX/BS11

 

TOKYO MXとBS11の共同制作による本作は、下北沢×音楽をテーマにしたヒューマンドラマ。レコードショップで働く愛理が、街で起こる“幻のレコード事件”に巻き込まれたことをきっかけに、自分の本当の気持ちと向き合っていく。

 

このたび、本作の場面写真と予告映像が公開。撮影を全て下北沢で行ったドラマの世界観がいよいよ明らかとなった。また、ドラマの放送を記念して、京王井の頭線下北沢駅や京王電鉄(株)が運営する複合施設「ミカン下北」など下北沢エリアを中心に、ドラマコラボ企画や、キービジュアル、予告映像などの街頭広告の掲出がスタートした。

 

主題歌は鈴木の歌唱による「ONE DAY」に決定。ドラマにも出演するノーナ・リーヴスの西寺郷太がドラマのために書き下ろした楽曲で、舞台となる下北沢の街を描いた歌詞に。予告映像ではそんな主題歌に乗せ、下北沢の街並みや下北沢を愛する住人たちが映し出され、美しい映像でドラマの世界観を伝えている。

 

なお、劇中歌はドラマにも出演するフウセンカヅラが書き下ろした「見上げた星空」。春風亭一之輔、アン ミカ、ヒロ杉山の特別出演も決定した。鈴木、西寺、フウセンカヅラのコメントは下記に掲載。

 

『ある日、下北沢にて』予告映像

コメント

鈴木愛

今回ドラマのテーマソング「ONE DAY」を、ドラマにも出演される西寺郷太さんに楽曲提供していただきました。

 

下北沢のレコード屋独特の温かみと、物語を見て行くことで分かる曲の雰囲気がとてつもなくいとおしい楽曲です。お楽しみに!!!

 

西寺郷太

下北沢は、90年代に学生時代の自分がライブハウスで先輩や仲間と出会い成長した街。

 

今回のドラマ、主演の鈴木愛理さんの輝きと引力でミュージシャンたちがひとつになってゆく、その場所が時を経た下北沢だったのが感慨深かったです。何よりすべての瞬間が楽しかった!

 

テーマ曲「ONE DAY」、愛理さんのライブで、みんなで歌える定番アンセムになってくれたら本当にうれしいです。

 

フウセンカヅラ

初めてのドラマ出演でただただ必死でしたが、スタッフの皆さん、鈴木愛理さん、出演者の皆さんが温かく受け入れてくれたおかげで緊張がほぐれました!

 

劇中では、新譜「見上げた星空」を歌わせてもらいました。多くの「夢」が集う下北沢という街と、その夢を誓う「星」をイメージした曲です。

 

自分の夢を見つめ直し、自身に問いかける歌なので、きっと共感していただけると思います! ぜひ聴いてください。

 

番組情報

『ある日、下北沢で』

TOKYO MX 2024年3月17日(日)午後7時~8時

BS11 2024年3月24日(日)午後7時~8時

 

出演:鈴木愛理、石毛輝、岡本伸明、松本誠治、御徒町凧、おかもとえみ

土岐麻子、小林克也、西寺郷太、ピエール中野、

曽我部恵一、高野洸、Licaxxx、フウセンカヅラ、

春風亭一之輔、アン ミカ、ヒロ杉山 ほか

 

企画・プロデューサー:脇田佳香 (TOKYO MX)

脚本・演出:天明晃太郎

プロデューサー:白石真教(BS11)

製作著作:TOKYO MX/BS11

 

配信:スマホアプリ/Webサイト「エムキャス」にて全国無料でリアルタイム配信

(3月17日(日)午後7時~8時リアルタイム配信)

民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて2週間無料見逃し配信

(3月24日(日)午後8時~配信開始)

ネット見逃し配信サービス「BS11+(BS11プラス)」にて2週間見逃し配信

(3月24日(日)午後8時~配信開始)

 

HP:https://s.mxtv.jp/drama/onedayshimokita/

X:@onedayshimokita(https://twitter.com/onedayshimokita

Instagram:@onedayshimokita(https://www.instagram.com/onedayshimokita/

TikTok:@onedayshimokita(https://www.tiktok.com/@onedayshimokita

 

©TOKYO MX/BS11

Photo by Kitchen Minoru

岡本信彦&久野美咲「タンクは最強だし、かわいくてエース級に強い子ばかり。最高のパーティーだなって思います」アニメ『最強タンクの迷宮攻略〜』

これまであまりRPGの世界で注目を集めることのなかった《タンク》のスキル。仲間たちを守ることに特化したこのスキルを軸に、計り知れない力を持つ主人公・ルードと仲間たちの冒険譚を描いたアニメ『最強タンクの迷宮攻略〜体⼒9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜』が絶賛放送中。現在は物語も中盤に入り、さらなる仲間マリウスとアモンも加わって、より賑やかで強固なパーティーとなった。そこで2人の魅力に迫るべく、キャラクターを演じる岡本信彦さんと久野美咲さんにご登場いただき、作品への思いをたっぷりとうかがった。

 

【岡本信彦さん&久野美咲さん撮り下ろし写真】

 

強敵として登場した2人。それが今では……

──《タンク》を主人公にした作品ということで、原作も以前から大きな話題を集めていました。お2人が最初にこの作品に触れた時はどのような印象を持たれましたか?

 

岡本 RPGのゲームが好きな方にとっては、タンクってものすごく重要な役割を担っている存在なんです。いわゆる敵からの攻撃を受ける“盾”ですから。ただ、それだけに地味な印象があり、物語の主人公にするには映えそうにないポジションでもあるんですよね。にもかかわらず、この作品では非常に魅力的に映し出しているなと感じました。また、物語の冒頭で、主人公がいきなりパーティーをクビになるのも面白くて。こうした“追放モノ”というのはポピュラーな設定ではあるんですが、本来なら卑屈になりそうな主人公をここまでかっこよく描いているのがほかにはない部分ですし、見終わったあとに気持ちが前向きになれるところにも新鮮さを感じました。

 

久野 私はタンクという言葉の意味が最初はわからなかったんです。なので、作品のタイトルを見た時も“最強タンクって何だろう……!?”と思って(笑)。

 

岡本 そうか。そうだよね。知らない人にとってはタンク=戦車と思う人もいるだろうし。

 

久野 私は桶や樽を連想してしまって。タンクボトルとか、そっちのほうを(笑)。

 

岡本 面白い!(笑) それはそれで斬新な物語が作れそうだけどね。桶を使って、いかに主人公が迷宮を攻略していくか。……ごめん、自分で言いながら、全然想像つかなかった(苦笑)。

岡本信彦●おかもと・のぶひこ…10月24日生まれ、東京都出身。2006年に声優デビュー。代表作に『葬送のフリーレン』ヒンメル役、『鬼滅の刃』不死川玄弥役、『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己役、『ハイキュー!!』西谷夕役など。2012年よりKiramuneレーベルで音楽活動も行っている。公式HPXInstagram

 

久野 (笑)。でも、原作を読んで、タンクの意味がちゃんとわかりました(笑)。お話を読み進めると、登場するキャラクターがみんな素敵だなって思いました。回を増すごとに主人公のルードとの関係性も深まっていきますし、心がほっこりするシーンがたくさんあって、元気をもらえる作品だなって。

 

岡本 温泉シーンもあるしね。

 

久野 そうですね(笑)。身も心もほっこりするのは間違いないです!

 

──(笑)。お2人が演じるマリウスとアモンは物語の途中からルードたちの仲間となります。しかも、その加わり方が斬新でした。

 

岡本 そうなんですよね。マリウスはルードたちが攻略しようと訪れたアバンシア迷宮の守護者であり、その迷宮のボス的な存在でした。戦闘が大好きで、バトルシーンでは声を荒げたり、変身もする獰猛さを兼ね備えていて。

 

久野 アモンもケイルド迷宮の守護者としてルードたちと戦うところからスタートでした。そんな2人が戦いののちにパーティーに入るんです。ルードやその仲間たちの人柄や、パーティーの空気感の良さに惹かれたのもあるんでしょうね。

 

──パーティーに加わってからは、マリウスもアモンも醸し出す雰囲気が変わっていきますよね。

 

岡本 はい。マリウスは見た目もイケメンでかっこいい要素が満載なんです。でも、どんどんとかわいらしいキャラへと変わっちゃって(笑)。温泉のエピソードではデフォルト顔までさらけ出していますし、どんどん愛すべきキャラになってきています。

 

久野 マリウスはどんどん表情が豊かになっていきますよね。アモンに関しては原作を読んだ時、スラッとした容姿で大人の女性という印象で、荘厳で怖い表情をお芝居でも表現できたらと思っていました。アフレコでは「余裕のある感じで演じてください」というディレクションがあったので、ルードたちを上から見下ろすような雰囲気で演じました。

 

岡本 それが今や……という感じだよね(笑)。

 

久野 ほんとですね(笑)。仲間になってからはコミカルなお芝居がどんどん増えていって。「怖さを忘れてかわいさを出してほしい」というディレクションもいただきました。アモンはルードに甘えたり、仲間にいじられてすねたり、お菓子をもらって喜んだりと、いろんな表情があってどれもが魅力的なので、演じていてとても楽しいです。

 

チート級で、未知の力も秘め、愛されキャラ。ルードはちょっとズルい(笑)

──個性あふれる仲間が集まっていますが、お2人から見てこのパーティーの魅力はどんなところだと思いますか?

 

岡本 バランスがいいですよね。ルードの強さはもちろんですが、実はどのパーティーでもエース級の人たちが集まっているんです。それに、僕の中でタンクの役割って、ゲームの世界では敵からのダメージを一手に引き受けつつ、それを仲間のヒーラーに回復してもらうというイメージなんです。でも、ルードはそのダメージすら返せる。ちょっとズルすぎる(笑)。しかも、それだけでもチート級なのに、まだ何かしら未知の力を持ってそうで。本当に最強のパーティーだなと思います。

 

久野 ルードはパーティーのみんなを引っ張ってくれます。戦闘能力が高いだけでなく、性格も素敵だなって思います。パーティーの仲間であるニンやルナ、リリア、それにリリィたちはそれぞれ不安なことや心配事を抱えながら頑張っていて。そうした一面をルードは理解し、相手の気持ちを考えて行動して、優しく寄り添ったり、楽しい時間を一緒に過ごそうとしてくれるんです。そんな彼だからこそ、みんな信頼してついていきたいと思うんでしょうし、パーティーの絆を強固なものにしている気がします。

久野美咲●くの・みさき…1月19日生まれ、東京都出身。舞台でのキャリアを積み、2003年に声優デビュー。代表作に『アイドルマスター シンデレラガールズ』市原仁奈役、『リコリス・リコイル』クルミ役、『戦姫絶唱シンフォギア』エルフナイン役、『七つの大罪』ホーク役など。公式HPX

 

──ルードは敵味方関係なく、真っすぐに相手の心に寄り添い、裏表のない言葉を投げかけるのが素敵ですよね。

 

久野 そうなんです。正義感のある言葉って、ときにはきつく聞こえることがあるかもしれませんが、ルードはまず相手のことを尊重して思い遣ったうえで、自分の言葉を素直に真っすぐ届けることができるんです。見習いたいなって思いますね。

 

──ちなみに、ご自身の役以外で特に気になるキャラクターを挙げていただくと?

 

岡本 個人的にすごくかわいいなと思うのはルナですね。人間とは少し違う種族という要素もありますし、そうした彼女の背景をルードが支えているところにも魅力を感じます。それと、マニシアも。もともとルードはマニシアのために頑張っているところがありますから。あとはやはり、そのルード本人も。キャラデザだけでいえば、正直、ルードよりもマリウスのほうがかっこいいと思うんです(笑)。でも、ルードのほうが女性キャラたちにモテる。これは世の男性陣にとって勇気になりますよね。“男は中身だぞ!”って(笑)。

 

久野 女の子たちはみんなかわいいですよね。原作を読んでいる時からみんなのことが大好きだったんですが、アニメになってより一層、魅力的に感じたのがマニシアです。(小倉)唯ちゃんのお芝居も相まってすっごくかわいい! ほんとにかわいい!!ルードがメロメロになっちゃうのも納得です(笑)。アモンもマニシアからお菓子をもらうシーンがあって、私自身もニヤニヤしちゃいましたね。

 

深夜のゲームはアラームをかけて寝落ちのパターン(笑)

──今作にはさまざまなスキルを持ったキャラクターたちが登場しますが、もし自分がパーティーを組むとして、仲間に“これだけは持っていてほしい!”と思うスキルはありますか?

 

岡本 ザオリクですね!(即答)

 

久野 即答ですね!(笑) その“ザオリク”というのは……?

 

岡本 いわゆる蘇生系の力で、戦闘不能になった仲間を復活させるスキル。これさえあれば、強大な敵と戦ったとしても、痛みはあるだろうけど、なんとか生きていけると思うので(笑)。

 

久野 なるほど。それは戦闘において大事なスキルですね。私が仲間にいてほしいのは……強い人(笑)。それだけでいいです。アモンみたいな強い子がいたら安心ですね。ちなみに、岡本さん自身はどんなスキルを持ちたいですか?

 

岡本 僕はずっと一貫していて魔法使い。夢が詰まっていますから(笑)。久野ちゃんは?

 

久野 私はきっと何もできないと思うので、みんなの邪魔にならないように、ずっと後ろの方にいたいと思います(笑)。

 

岡本 ということは、マスターだね。

 

久野 マスター? それはどういうポジションなんですか?

 

岡本 みんなに「いけ!」って指示を出す人。

 

久野 いいですね!(笑) あ、でも、戦略を立てられる自信もないし、状況が刻一刻と変わっていく中で適切な指示を出せない気もするので、やっぱり仲間に迷惑をかけちゃうかも(苦笑)。

 

──(笑)。久野さんは普段、ゲームはされるんですか?

 

久野 時々やりますね。ちょっと前だとスイカゲームにはまってましたし、パズル系も好きですね。

 

岡本 そっちのジャンルが好きなんだね。ということは、バトル系やRPGとかはあまりしてこなかったんだ?

 

久野 RPGだと「ドラゴンクエスト」はプレーしたことがあります。あと、「マリオ」シリーズや「星のカービィ」とか。あれはアクションゲームになるんですか?

 

岡本 そうだね!

 

久野 かわいいし面白いですよね。「星のカービィ」は初めて遊んだゲームかもしれないです。「ドラゴンクエスト」だと、トルネコが出ていたのも持ってました。トルネコ、お気に入りだったんです(笑)。

 

岡本 トルネコが登場するシリーズというと「IV」だね。「導かれし者たち」だ。

 

久野 すぐにパッとタイトル出てくるんですね!! 岡本さんは「ドラゴンクエスト」シリーズだとどれが好きなんですか?

 

岡本 どれも好きなのですが、個人的に物語として最高傑作だと思っているのは「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」で。主人公が勇者の武器を手にできず、“えっ、これはどういうこと?”と思っていたら、息子ができて、真の勇者は息子だったという、その展開が本当に感動的で。

 

久野 それはとっても気になります! でも、岡本さんってお忙しいと思うのですが、いつゲームをされているんですか?

 

岡本 忙しい時とそうじゃない時でムラがあるんだけど、基本的にゲームは深夜にやり始めることが多いかな。で、たいてい寝落ちしている(笑)。そのまま寝ちゃってもいいように、アラームだけはセットして(笑)。

 

──用意周到ですね(笑)。久野さんは今、はまっているものなどはありますか?

 

久野 なんだろう……趣味らしいものってあったかなぁ……。

 

岡本 料理とかするの?

 

久野 前はしてたんですけど、最近は全然していなくて……。趣味と呼べるかどうかは分かりませんが、一年ちょっと前からピラティスをしています。

 

岡本 ピラティスって、いまいちよく分かっていないんだけど、ヨガみたいなものなの?

 

久野 体幹を鍛えるという意味では近いかもしれないです。体を動かすとスッキリするので、楽しく続けられていますね。

 

──ありがとうございます。ではこの流れで、最後にGetNavi WEBらしく、お2人が愛用しているおすすめのガジェットを教えていただけますか?

 

岡本 僕は「AirFly」です。最近、飛行機に乗る機会が多く、座席の画面で映画などを観る際に愛用しているんです。座席にある音声端子に挿すことで自分が持ってるイヤホンにBluetoothでペアリングできる。そのことで煩わしいケーブルがなくなり、快適に過ごせるので、すごく重宝しています。

 

久野 私はこの前、スマホの充電器を新しく購入しました。コンセントにも直接させて充電できる機能があるので、それがすごく便利で。1日中お仕事がある日も安心ですし、充電切れで困ってる友達に貸すこともできます。何かあった時のために、カバンの中にいつも入れてますね。

 

 

 

最強タンクの迷宮攻略〜体⼒9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜

毎週土曜26時からABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送中

毎週土曜26時30分からABEMAにてWEB最速配信

毎週木曜26時からBS12 トゥエルビにて放送中

動画配信サービス
Prime Video/U-NEXT/dアニメストア/Lemino/DMM TV/バンダイチャンネル/Hulu/FOD/ニコニコ/J:COM/TELASA/みるplus/auスマートパス/マンガUP!/TVer

 

(STAFF&CAST)
監督:熨斗谷充孝
シリーズ構成:雨宮ひとみ
キャラクターデザイン:永井泰平
音楽:Mao Yamamoto
音楽制作:ビクターエンタテインメント
オープニング主題歌:「Brave」いれいす(ビクターエンタテインメント)
エンディング主題歌:「夢の中で」いれいす(ビクターエンタテインメント)
アニメーション制作:STUDIO POLON

出演:
ルード:笠間 淳
ニン:本渡 楓
ルナ:市ノ瀬加那
マニシア:小倉 唯
リリア:大橋彩香
リリィ:優木かな
マリウス:岡本信彦
アモン:久野美咲

(STORY)
最愛の妹・マニシアの病気を治すため、どんな願いごとでも叶えるという秘宝を追い求めていたルードは、勇者パーティーの盾役として迷宮攻略に挑んでいた。ところがある日、勇者から“使えないスキル”と烙印を押され、パーティーから追放されてしまう。仕方なく故郷へ戻ろうとした時、道中で不思議な少女・ルナを助け、やがて彼女が持つ能力によってルードの本来の力が判明する。それは歴代最高の外皮【9999】と未知の力を宿した最強のスキルだった。

公式HP  https://www.saikyo-tank.com/

公式X    @saikyo_tank

 

撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ

『スパイの人事部』山崎紘菜×大原優乃×近江谷太朗インタビュー「リアルにあるかもしれないと思って見てほしい」

FANTASTICSの堀夏喜さんが主演を務める『スパイの人事部』(CBC 3月11日、18日、25日(月)午後11時59分~深夜0時29分/CBCローカル・TVer、U-NEXTで配信あり)で、人事部のメンバーを演じる山崎紘菜さん、大原優乃さん、近江谷太朗さんにインタビュー。撮影の舞台裏や見どころなどを聞きました。

『スパイの人事部』左から)大原優乃、山崎紘菜、近江谷太朗©CBC

 

本作はスパイ組織の人事部が活躍する一風変わったお仕事ドラマ。日本の安全を秘密裏に守る「スパイ組織・N’IA(エヌ・アイ・エー)」。そんなスパイ組織の中にも、一般企業と同じように人事部員が働いている。

 

主人公は、最近人事部に異動になった元すご腕スパイ・守田守(堀)。守田は、外資系企業で人事を担当していたプロフェッショナル・滝川まどか(山崎)、広報部を希望していたが人事部に配属された新入社員・玉木香奈(大原)、問題を起こしたくない人事部長・神宮司竜太郎(近江谷)と共に、最前線で国家の危機を救うスパイたちの悩みに向き合っていく。

 

◆出演に当たっての感想を教えてください。

山崎:タイトなスケジュールの中でハプニングもありますが、メインキャストの4人のシーンが多いのでチームワークよく乗り越えて頑張っています。

 

大原:タイトルの通り、スパイの人事部のお話。オフィス内でずっと撮影をしていて、私たち人事部の日常が切り取られています。役の関係性を前提に、キャストの皆さんと話をしながら作らせていただいているので、とても楽しく撮影させてもらっています。

 

近江谷:キャストの人数が少ないので、それぞれの手の内などがすぐに分かって、おかげでいいチームワークになっています。それがうまいこと進む一つの要因なのかなと思っています。

 

◆それぞれ演じられるキャラクターについて教えてください。

山崎:私が演じる滝川まどかは、外資の会社からもともと3人が働いていたこの人事部にやってきた人事のエキスパートです。すごくスマートな役柄なので、話すテンポには気を使っていて、せりふ量も多いですが、淀みなく、ちょっと早口気味にしゃべることで、彼女のスマートさを表現できたらいいなと思っています。

 

近江谷:人事部長の神宮司竜太郎役です。人事部にいるみんなが有能な人たちですし、緊迫した事件の裏側の中で、ポンコツぶりを発揮すれば癒やしになれるかなと。普段わりとすごく嫌なやつだったり、警察の偉い人など緊迫したシーンで緊迫した芝居をすることが映像作品ではあるのですが、舞台ではいろいろな役をやっていて、今回は久々に映像でちょっと遊べる役をやらせてもらっているので、そこを楽しんでもらいたいです。

 

大原:私が演じる玉木香奈は新入社員として、この人事部に入って仕事にも勉強にも熱心な明るい天真らんまんなキャラクターで、部長や先輩に事件が起こるたびに「これはなんですか?」と質問するような人です。守田さんとまどかさんがいつもバチバチにシリアスなのですが、私の役はその空気をひと言のせりふで変えられるようなところがあります。

 

◆収録中のハプニングや、印象的なことはありますか?

山崎:クランクイン初日にモニターが映らなくなってしまって。それをみんなで頑張って解消するという時間がありました(笑)。

 

大原:堀さんが壁の端を持って急に懸垂しだしたことには驚きました(笑)。もともとスパイで、最近人事部に異動してきた役柄なのですが、堀さん自身も「体を動かしていないと気持ち悪い」と言ってトレーニングされていました。

 

◆本作の主演を務められている堀さんの印象を教えてください。

近江谷:顔合わせのときから真面目で誠実なオーラを感じて、一生懸命な感じをイメージしていたら、大勢のファンの前で見せているアーティストの自信というか、スターオーラがあって。いざ本番になったときに、違った表情を見せてくれて、「カッコいいじゃん」と思いました。

 

山崎:すごくハードなスケジュールの中でこの作品を取り組んでいらっしゃると思うのですが、疲れている姿だったり、弱音を吐いている姿を一切見ていないので、すごくプロ意識も感じましたし、ものすごくタフな方だなと思いました。

 

大原:座長についていきたいな、座長を少しでも支えたいなと思うような方。本当に真っすぐで、常に現場を客観的に見られていて、自分がどうするべきかをスマートに考えられている印象です。その中でも、空き時間は演じている守田さんとは違って、柔らかいところもあって、そこにギャップを感じました。

 

◆最近感じた“働き方改革”だなと思うことはありますか?

山崎:お仕事を始めた10年ぐらい前と違うなと感じることは、作品に入る前にセクハラやパワハラの講習をきちんと受けられるようになったことです。スタッフ、キャスト含め全員で講習を受けることで、その共通認識を持って現場に入ることができるという取り組みがどこでも行われているのは、とてもすてきなことだなと思います。現場で怒号が飛び交うような現場に遭遇したことはないですが、以前はあったといううわさも聞くので、そういうことがない環境にいられるのはすごくありがたいなと思います。

 

大原:私も先日、リスペクトトレーニングという講習を受けさせていただきました。ただ講習を受けるだけではなく、キャスト、スタッフの皆さん、年齢も関係なく、全員で意見をセッションするという時間もあって。自分もよりその作品に入る中でやるべきことだったり、あらためて自分の意見も整理できたので、とても勉強になりました。

 

近江谷:まさにパワハラ、セクハラ、ど真ん中のところからこの世界にいるので、なんて効率よくいろいろ進んでいくんだろうと。自分も歳を取ったこともありますが、当時はビビりながらやっていたこともあったので、いい時代になったと思っています。

 

◆最後に作品の見どころを教えてください。

山崎:スパイの人事部という架空の部署のお話ではありますが、扱っているテーマや、キャラクター同士の会話が私たちの実生活、社会に通ずるような、働く人なら「分かる!」と刺さるようなせりふがたくさん出てきます。フィクションだけれどもフィクションではないようなすごく不思議な感覚で見ていただけると思います。

 

近江谷:設定がきっと面白いと思います。言ってみれば「007」でジェームズ・ボンドが活躍していることはなく、それを派遣している人たちの事務所の話。裏側では大事件が起こっているのに、人事部では「今日晩飯、何を食べに行く?」みたいな日常部分も描かれている感じというか。もしかしたらこのドラマで描かれていることがリアルにあるかもしれないと思って見てもらえると、より一層楽しんでもらえると思います。

 

大原:初めて脚本を読ませていただいたときに、壮大な話のスケール感と壮大なセットなのに、人事部のやっていることだったり、メインキャストが会話しているせりふがとてもシュールなコメディで、そこのギャップがすごく面白いなという印象を受けました。なので、そこをぜひ見てもらいたいです。

 

番組情報

『スパイの人事部』(全3話)

CBC

2024年3月11日、18日、25日(月)午後11時59分~深夜0時29分

 

<配信>

TVer:各話放送翌日の正午より配信

U-NEXT:各話放送後より配信

※U-NEXTでは、トークやメイキング映像を収録したオリジナルスピンオフ番組を独占配信

 

出演:堀夏喜(FANTASTICS)、山崎紘菜、大原優乃、近江谷太朗

主題歌:Girls²「Make My Day」

番組HP:https://hicbc.com/tv/spy-jinji/

 

©CBC

デイヴ・ボイル監督が語る『忍びの家 House of Ninjas』のこだわりと革新性「このためにストーリーテラーになったんだと改めて実感できた」

Netflix週間グローバルTOP10で1位を獲得するなど、世界中で旋風を巻き起こしているNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』。現代の日本を舞台に、最後の忍び一家が、国家を揺るがす危機と対峙していく本作で、脚本と監督を担当したのはアメリカ人のデイヴ・ボイル監督。主演と共同エグゼクティブ・プロデューサーを務めた賀来賢人さんらと共に、今までにない“忍者もの”を目指したという氏に、『忍びの家 House of Ninjas』のこだわりと革新性を語ってもらった。

 

デイヴ・ボイル…1982年生まれ。アメリカの監督、作家、編集者、俳優。映画『ビッグ・ドリームス・リトル・トーキョー』(2006年)、『ホワイト・オン・ライス』 (2009年)、『サロゲート バレンタイン』(2011年)、『サマータイム』(2012年)、『リノから来た男』(2014年)の監督・脚本を務める。

【デイヴ・ボイル監督インタビュー写真一覧】

 

市川雷蔵主演の映画『忍びの者』シリーズに多大な影響を受けた

──配信2週目で、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得するなど、『忍びの家 House of Ninjas』(以下、『忍びの家』)の勢いはとどまることを知りません。世界中で観られているとデイヴ監督が実感したのは、どういうタイミングでしたか。

 

デイヴ ちょうど日本からアメリカに帰国しようと飛行機に乗るタイミングで配信が始まったんです。機内で携帯は使えないので、ロスに到着してからチェックしたら、たくさんの連絡やリアクションがあって。しかも日本とアメリカだけではなく、フランスやドイツなど、さまざまな国から、SNSを通じて面白いという声が次々と届いて。「嘘だろう……」という気持ちもありましたし、自分の関わった作品が、ここまで喜ばれていることがうれしかったです。

 

──ここまでの反響は考えていましたか。

 

デイヴ 当初から(賀来)賢人さんとは「今までにない“忍者もの”を作ろう」という話をしていて、実際にそういう作品を作れた自信は2人ともあったんです。どういう反応があるのかワクワクしていた反面、新しい作品だからこその不安もあって、多くの方に受け入れられなかったらどうしようという怖さもありました。でも配信が始まると、最初からいろんな国の視聴者が喜んでくれて。そこまで大勢の方から反響があるのは個人的に初めての経験だったので、想像もしていなかったですし、非常にありがたいことです。

 

──以前からアメリカで忍者ものは愛されているジャンルで、たくさんのドラマや映画が作られていますが、『忍びの家』の新しさとはどういうところなのでしょうか。

 

デイヴ 『忍びの家』では、忍者のアイデンティティ・心を描きたいと思っていたんです。今までアメリカで制作された忍者ものは、どちらかというとアクションやガジェット的なものが強調されていました。もちろん、そういう部分もしっかり描きたいと考えていましたが、一体、忍びとはどういうものなのかというセントラルクエスチョンを強調したかったんです。今回、文献などを通して忍者や、忍者の歴史を勉強していく中で、特に惹かれたのが、忍者には縛りやルールが多いことでした。

 

──例えばどういうものでしょうか。

 

デイヴ 主(あるじ)の言うことに従わなければならなかったり、食べ物でいえば肉を我慢しなくちゃいけなかったり、恋愛に対する縛りも多くて、それが心に響いたんです。そういった縛りやルールを現代に生きる忍者に置き換えたとき、何百年も前の価値観で生活しなければいけないのは、どんなにつらいだろうと思ったんです。そういう部分をベースにしつつも、エンタメですから、苦しみばかりを描いても駄目で。忍者のアイデンティティをベースにして、その土台の上にストーリーを作ろうと考えました。

 

──「Get Navi web」で賀来さんにインタビューした際、デイヴ監督について、「日本のカルチャーに造詣が深くて、忍者というキーワードに強く興味を示し、僕たちの作った企画書を何十倍にも広げてくれたんです」と仰っていました。例えば、どういう要素を提案したのでしょうか。

 

デイヴ 実際にあった忍者の歴史を織り交ぜることが重要だという提案をしました。賀来さんたちの書いた企画書の時点で、すでに忍者家族というコンセプトが土台としてあったんですが、忍者の伝統を受け継いだ家族であれば、史実に基づいてストーリーに繋げたほうがいいんじゃないかと思ったんです。先ほどお話した忍者の規則を踏襲するのも僕が提案しました。やっぱり忍者は主に仕えなければいけないから、主を作らなきゃいけない。でも舞台は日本ですから、CIA的なスパイ・エージェンシーみたいなものじゃなくて、忍者だからこその国家秘密組織が必要だろうということで “Bureau of Ninja Management” BNM「忍者管理局」を作りました。

 

──主な舞台を小田原に設定した理由は何でしょうか。

 

デイヴ これまでの忍者ものといえば、伊賀と甲賀を舞台にすることが多かったじゃないですか。特に時代劇はそうですよね。でも忍者の歴史を調べると、小田原も重要な場所なんです。それに東京近郊にある小さな街として魅力がありますし、忍者が小田原を拠点にしてもおかしくないなと考えました。

 

──デイヴ監督自身、『忍びの家』に関わる前から、忍者ものの作品は好きだったんですか。

 

デイヴ 大好きでした。特に1960年代にヒットした市川雷蔵主演の映画『忍びの者』シリーズの大ファンです。あの作品もアクションだけではなく、権力者たちの下で活動する忍者の苦しさを描いていて、深くて面白いシリーズです。だから、『忍びの家』を撮る上でも、多大な影響を受けています。

 

木村多江さんのアクションはアスリートのようだった

──忍者の伝統を大切にしつつ、日本の今のカルチャーも巧みに取り入れていますが、そういう部分もデイヴ監督にはなじみがあったのでしょうか。

 

デイヴ 僕は日本語こそしゃべれますが、本作の撮影前は一度も日本に住んだことがないんです。だから、それほど詳しくはありません。ただ賀来さんたちと話し合っていく中で、主人公である俵(たわら)一家の日常生活は絶対にキープしないといけないねという話になって。賢人さん演じる俵家の次男・晴(はる)は、自動販売機の商品を補充する仕事をしていますが、アメリカで自動販売機はそこまで一般的じゃないんです。吉岡里帆さん演じる伊藤可憐(いとう・かれん)と晴が出会うのは牛丼屋ですが、それも日本ならではの飲食店ですよね。そういった日本における日常生活の要素は僕にとって新鮮でしたし、外からの視点で無意識に強調している面はあるかもしれません。賢人さんを始め、脚本家や演出家の方々の意見を聞きながら、ナチュラルに日本での日常生活を描こうと務めました。

 

──奇想天外な忍術に頼らないのも印象的でした。

 

デイヴ 賀来さんたちが出した企画書の中にも、日常生活から戦いが始まっていくことは書かれていて、僕もその要素が面白いなと思ったんです。だから現代の忍者だったら、日常生活でどうやって忍術を使うのか、脚本チームと演出チーム全員で考えました。

 

──アクションシーンも闇雲に派手なものではなく、リアルで実践的な殺陣が多いですが、そこも意識しましたか。

 

デイヴ まさに、そういう狙いでした。現代日本の地味な日常から入って、徐々に忍者の動きに気づかせていくという流れにしたかったんですよね。忍者は周囲に気づかれてはいけないという第一のルールがあるので、派手なアクションは適切ではないなという考えはありました。だから細かい動きでアクションを作ろうということで、そこはアクション監督を務めていただいた田渕景也さんの存在が大きかったです。本作りの段階から田渕さんに参加していただいて、いろんな意見を聞かせていただき、アクションを考えてもらいました。

 

──アクションを演出する上で気を付けたことはありますか。

 

デイヴ 例えば1話で忍び二人が戦うシーンがありますが、あれは周りは誰も気づいていない中で戦うというコンセプトから始まったアクションシーンなんです。僕自身、CGなどを使った派手なアクションよりも、ナチュラルで実用的なアクションのほうが撮っていてワクワクします。そういうアクションのほうが観ていて、リアルに感じられてストーリーに入り込めるんですよね。かといってドキュメンタリーみたいな撮り方ではなくて、ちゃんとエンタメ性もありつつ、実用的なアクションの演出を心がけました。

 

──俵家の母・陽子を演じた木村多江さん、晴の妹・凪を演じた蒔田彩珠さんをはじめ、女性陣のアクションも素晴らしかったです。

 

デイヴ 僕が最初に出したプロットの時点で、前半で一番アクションをやっているのはお母さんでした。最初にお母さんが動き出して、お母さんのアクションシーンがたくさんあったほうが、意外性があって面白いと思ったんです。多江さんはアスリートそのもので、この作品のために何か月も前から準備をしてくれて、とてもかっこよかったです。

 

もっともっと現代社会にうごめく忍びの世界を見せていきたい

──日本での撮影はいかがでしたか。

 

デイヴ 俵一家の住む日本家屋のセットは東宝スタジオに作ったので、夢の中の世界にいるようで、とても楽しかったです。今回は日本を代表する一流のスタッフが集結して、一緒にお仕事をさせていただいたので、すごくやりやすかったです。私なんかが監督でいいのだろうかと思うぐらいでした(笑)。ただ驚いたのは、ロケ地の許可が簡単に下りないことでした。

 

──確かに日本は厳しいと言われますよね。

 

デイヴ アメリカだと、撮影の許可をもらえば、警察が一般の車を停めるなどの協力もしてくれるんですが、それが日本では難しいということを初めて知りました。でも今回のチームは本当に優秀で、ロケ地の交渉も頑張ってくれましたし、事前準備も素晴らしくて。日本ならではの景色をたくさん撮ることができました。外国人監督でこういう経験をできたのは本当にラッキーでした。

 

──光と闇を効果的に使った撮影など、映画に引けを取らない映像美にも圧倒されました。

 

デイヴ 僕自身、ほぼ映画しか撮ったことがないですし、スタッフも映画畑の人たちが中心でした。最初から劇場で公開しても遜色のないクオリティの映像を目指していましたし、撮影監督の江原祥二さんにも一切の妥協をせずに撮影していただきました。あと配信ドラマって自由度が高いんですよね。途中でコマーシャルを入れたり、各話を50分に統一したりみたいな縛りがないからこそ、撮り方も自由なんです。編集の面でも、映画的なリズムやテンポで繋ぐことができました。

 

──デイヴ監督の他に、瀧本智行監督、村尾嘉昭監督でエピソードを分けて演出されていますが、監督同士のコミュニケーションは円滑でしたか。

 

デイヴ 本作りの段階から話し合って、お二人の意見を聞かせていただいたので、同じ方向を向いていましたし、大きな認識のズレもなく、やりやすかったです。そもそも村尾さんは、賢人さんとともに原案者の一人なので、最初からチームとして一緒に動いていました。6、7話を担当した瀧本監督もベテランで、いろんな経験と知識がある方だから、僕にとっても勉強になりました。二人には、とても感謝しています。

 

──シーズン1を終えて今思うところを教えてください。

 

デイヴ 『忍びの家』は僕にとっても特別な作品で、みんなが楽しく見られる作品を作るためにストーリーテラーになったんだと改めて実感できました。最終話で、ちょっとずつ世界が広がっていくシーンがありますが、次の展開を期待させますし、もっともっと現代社会にうごめく忍びの世界を見せていきたいです。

 

 

Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」

Netflixにて世界独占配信中

 

(STAFF&CAST)
原案:賀来賢人 村尾嘉昭 今井隆文
監督:デイヴ・ボイル 瀧本智行 村尾嘉昭
脚本:デイヴ・ボイル 山浦雅大 大浦光太 木村緩菜
エグゼクティブ・プロデューサー:佐藤善宏(Netflix)
プロデューサー:神戸明

出演:賀来賢人 江口洋介 木村多江 高良健吾 蒔田彩珠 吉岡里帆・ 宮本信子 ・田口トモロヲ 柄本時生 嶋田久作 ピエール瀧 筒井真理子 番家天嵩

 

取材・文/猪口貴裕

田中美久が「FLY!/フライ!」SPアンバサダーに就任!「HKT48を卒業した今の私にも重なるストーリー」

元HKT48の田中美久が映画「FLY!/フライ!」(3月15日(金)全国公開)のスペシャルアンバサダーに就任。コメントが到着した。

「FLY!/フライ!」スペシャルアンバサダーに就任した田中美久(c)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.

 

大ヒット作「ミニオンズ」「怪盗グルー」「SING/シング」「ペット」シリーズを生み出し、全世界の興行収入13億ドル(約2000億円)越え、日本でも140億円突破の特大ヒットとなった「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を手掛けたイルミネーション。

 

「FLY!/フライ!」は、破竹の快進撃を続け、今最も世界に注目されているアニメーション・スタジオが送る、「SING/シング」以来7年ぶりの完全オリジナルストーリー。住み慣れた小さな池から飛び出すカモ一家に、旅の途中で待ち受けるすてきな出会いと奇想天外なトラブルの数々と初めての大冒険が描かれる。

 

今回のスペシャルアンバサダー・プロジェクトでは、映画「FLY!/フライ!」の公開を記念して、映画はもちろん、公式グッズや、カモ一家のおてんばでキュートな妹・グウェンが、大人から子供まで誰もが超元気になれるテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに登場するグリーティングイベントなどの情報を発信。

 

ユニバーサル・ピクチャーズのイルミネーション作品ならではの、映画とグッズとテーマパークによるコラボレーション企画となる。

 

「FLY!/フライ!」は渡り鳥なのに旅したことがないカモ一家が初めての大冒険に出る物語だが、今回スペシャルアンバサダーに抜てきされた田中は、約10年間在籍したアイドルグループHKT48を卒業し、個人として活動していく新たな一歩を踏み出したばかり。新しいチャレンジに向かう前向きなストーリーに共感し、今回の起用となった。映画のアンバサダーを務めるのは初めてとなる。

 

田中は今後も、「FLY!/フライ!」に関すさまざまな体験を予定。その様子は映画公式SNSや田中自身の公式SNSアカウントなどで発信されていく。コメントは下記に掲載。

 

スペシャルアンバサダー・田中美久コメント

「FLY!/フライ!」(c)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.

このたび「ミニオンズ」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のイルミネーション最新作「FLY!/フライ!」のスペシャルアンバサダーに就任しました!

偶然なのですが、実は、個人的にミニオンの歩き方をマネして、いろんな現場で広める活動をしていたので(笑)。お話をいただいた時は、同じイルミネーション作品ということで、とてもうれしかったです!

一足先に映画を見させていただいたのですが、渡り鳥なのに渡らないカモ一家が一歩踏み出し、初めての大冒険に出るストーリーがHKT48というアイドルグループを卒業した今の私にも重なり、「これから何事にもおびえずに前に出ていこう!」と思わせてくれる作品でした。面白いシーンも、感動できるシーンもあり、勇気がもらえる作品です。

これから私のSNSでも「FLY!/フライ!」の魅力をたくさん発信していくのでぜひ見てください!

 

作品情報

「FLY!/フライ!」
2024年3月15日(金)より、全国公開

脚本:マイク・ホワイト
監督:バンジャマン・レネール
製作:クリス・メレダンドリ

日本語吹替版キャスト:堺雅人(マック役)、麻生久美子(パム役)、ヒコロヒー(チャンプ役)、黒川想矢(ダックス役)、池村碧彩(グウェン役)、羽佐間道夫(ダンおじさん役)、野沢雅子(エリン役)、関智一(デルロイ役)、鈴村健一(グーグー役)

配給:東宝東和

公式サイト:https://fly-movie.jp
イルミネーション日本公式X:https://twitter.com/JP_Illumination

(c)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.

水瀬いのり「苦境を乗り越え、なんとか生き抜こうとする恐竜たちの姿に強く心を動かされました」映画「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」

NHKで放送中の人気自然番組『ダーウィンが来た!』の劇場版第5弾が3月8日(金)より公開。今回スポットを当てたのは、いまだ多くの謎に包まれた恐竜たち。太古の大陸・ゴンドワナを舞台に、新たな説を交えて彼らの生態に迫っている。そこで、過去2作に続き、今回もナレーションを務めた水瀬いのりさんにご登場いただき、見どころを直撃。知られざる世界を一足早く体験した彼女に、作品や恐竜への思いをうかがった。

 

水瀬いのり●みなせ・いのり…12月2日生まれ。東京都出身。NHK『ダーウィンが来た!』放送内の次回予告アニメ『マヌ~ルのゆうべ』にてツノゼミのツノミン役を担当。主な出演作に「心が叫びたがってるんだ。」(成瀬順役)、「Re:ゼロから始める異世界生活」(レム役)、「五等分の花嫁」(中野五月役)など。9月15日(日)より兵庫県を皮切りにライブツアーも開催。公式HPXInstagramLINEYouTube

 

【水瀬いのりさん撮り下ろし写真】

 

時代を超えて少しずつ解明されていく恐竜たちの研究内容にロマンを感じました

──『劇場版ダーウィンが来た!』シリーズで水瀬さんがナレーションを担当するのはこれで3作目になります。今回は“恐竜”がテーマになっていますが、完成した作品をご覧になってどのような印象を持ちましたか?

 

水瀬 《命》を軸に、恐竜たちの生態に関するさまざまな説を描いた作品でしたので、驚きと新鮮さでいっぱいでした。そもそも私の中で恐竜というと、動物園や水族館で出会える動物ではないので、どこかしら空想の世界にいる生き物のようなイメージがあったんです。博物館などに展示されている骨を見て、“本当にこんなにも大きな生き物がいたんだ!?”と実感することはあっても、実際に恐竜たちが大自然の中で暮らしている様子までは、なかなか想像ができなくて。でも、今作にはいろんな恐竜たちが登場し、彼らがどんな生活をして、自然と共存していったかが描かれているんです。ひと言で恐竜といっても、肉食系か植物食系かによって行動の仕方が異なりますし、そうしたところからも、改めて恐竜たちも私たち人間と同じようにいろんな生き方があったんだなと知ることでき、本当に勉強になることばかりでした。

 

──爬虫類っぽい色合いの恐竜たちだけでなく、それぞれ皮膚の色や柄にも個性や特徴があって驚きました。

 

水瀬 そうなんです。意外とカラフルできれいなんですよね。今作には2022年に報告されたばかりの新しい話が盛り込まれていたりと、最新の研究結果も反映されていて、そこも見どころの一つになっています。恐竜に関する研究や調査は日々、世界中で行われていて、過去に発掘したものと新たに発見された情報がジグソーパズルのようにはまり、今まで分からなかったことが明らかになっていく。そこがすごく面白いですよね。それに、自分たちが見つけた調査内容が今はまだ謎だらけでも、未来の研究者たちにとっての解明の糸口になるかもしれなくて。そうした、“過去”と“現在”と“未来”の全てが一つに繋がっているというところにもロマンを感じました。

 

──ナレーションの作業はいかがでしたか?

 

水瀬 やはり《命》がテーマになっていますので、ドラマチックな部分もあり、原稿を読みながらいろんな興味が湧いてきましたね。特に印象的だったのが戦いのシーンでした。私にとって恐竜同士の争いというと、縄張り争いであったり、食料にするために相手を倒すというイメージが強かったんです。でも、この作品では彼らにも家族があり、守るべきものがあるからこそ戦っているといった姿も描かれている。それに、彼らの中には“なんとしてでも生き延びるんだ”という本能的な強い思いがあり、そのことが彼らの生態をも進化させたり、知恵を使った戦い方を見いだしていったんだということがよく分かりました。そうした、凶暴さだけではない恐竜の一面も、ぜひ映画を通して感じ取っていただければなと思います。

 

──確かに、凶暴さで知られるティラノサウルスでさえもしっかりと子育てをしていたかもしれないという説は意外性がありました。

 

水瀬 ティラノサウルスって怖い印象しかなかったのに、彼らにも母性や父性があるんだと思うと親近感が湧きますし、かわいいなって思っちゃいますよね(笑)。それに、子どもを守る方法が恐竜の種類によってさまざまであるところも非常に興味深かったです。中には、敵に食べられないように歯が欠けるほど硬い殻で覆った卵を生む恐竜もいて。しかも、それほどまでに硬い卵をどうやって孵化させるんだろうと思っていたら、火口近くの地熱を利用して温めていくんです。誰かに教えられたわけでもないのにそうした工夫を身に着けていく姿を見ていると、生き物が持っている普遍的な本能って本当にすごいなと改めて感じましたね。

 

リアルな映像を観ていたら、この世界に行ってみたくなりました

──また、今作ではそんな恐竜たちが生存していた場所である超巨大大陸・ゴンドワナが舞台となっています。かつて存在していたこの大陸のことはご存知でしたか?

 

水瀬 私は初めて知りました。昔、南米やアフリカの大陸が一つに繋がっていたという話は聞いたことがあったのですが、その大陸を「ゴンドワナ」と言うんですよね。この映画では35m級の大きさがある植物食恐竜のプエルタサウルスに焦点を当て、彼らがゴンドワナ大陸でどう暮らしていたかも描いているのですが、その行動には感情移入するところがたくさんありました。衝突の冬の寒さにも負けず、食べ物を探してなんとか生き抜こうとする姿に心を打たれましたし、そうやって恐竜やいろんな生き物たちが命を繋いできてくれたから、今の私たちがあるんだなって。それを思うと、途方もない昔の話なのに恐竜たちのことを身近に感じられましたし、なんだか不思議な気持ちにもなりましたね。

 

──巨大隕石が地球に衝突したことで氷河期のような時代、衝突の冬に突入し、その結果、恐竜たちが絶滅したものだと思っていましたが、実はそうした環境下でも一部の恐竜は生き延びていたかもしれないという説は見ていて勇気をもらいました。

 

水瀬 この映画の監修をされている小林(快次)先生や植田(和貴)監督から聞いたお話では、もしかすると衝突の冬の期間がそれほど長くはなかったかもしれないという説があるんです。だから、生き抜くことができた恐竜たちがいたのかもしれない、と。でも、そうであれば、“恐竜たちが絶滅した原因は一体何だったんだろう?”という新たな謎が生まれますよね。

 

──確かに!

 

水瀬 その答えは私には分からないのですが、けどこうやって、一つの有力な仮説が生まれるたびに新しい解明に繋がったり、逆に別の謎が生まれたりするのが、本当に面白いなと思いました。

 

──未解決のことが多いだけに、小さなお子さんたちが映画を観ると、豊かな想像力で大人とはまた違った感想を持ちそうですよね。

 

水瀬 そう思います。この映画をきっかけに、もっと恐竜やこの時代のことを知りたいと思う子もたくさん出てくるでしょうし。それに、そうやって何かに興味を持つことって、探究心を養うことにも繋がっていくし、それがやがて趣味であったり、やりたい仕事に向かって動き出すための原動力にもなるんじゃないかなって思うんです。もちろん、お子さんに限らず、大人の方でも好奇心をくすぐられる作品だと思います。実際に私も映画を観た後で、恐竜図鑑を買いたくなりましたから(笑)。その意味でも、ぜひ多くの方に観ていただきたいですね。

 

──特に恐竜たちの迫力ある映像は映画館で体感してもらいたいです。

 

水瀬 本当に! 大きなスクリーンだと目の前に等身大に近い恐竜が現れて、本当に実在するようにも見えるでしょうし、没入感も半端ないと思います! きっと劇場版でやる意味もそこにあるんだろうなと感じました。それに、この映画で描かれている恐竜自体は精密なCGですが、本物の景色を背景に合成しているので、どのシーンもすごくリアルなんですよね。現実にある世界なんじゃないかと錯覚して、私もちょっとだけあの中に入ってみたいなって思いました。怖いから、行くにしてもほんのちょっとだけでいいんですけど(苦笑)。

 

──(笑)。もし行けたら何をしてみたいですか?

 

水瀬 植物食恐竜は大人しそうなので、彼らの首や背中に乗ってみたいですね。そんなに簡単に懐いてくれるとは思いませんが(笑)。近づこうとして、尻尾で追い払われて終わりでしょうし(笑)。でも、映画の中では恐竜たちも目を合わせてコミュニケーションを取っていたかもしれないと描かれていたので、もしかしたら相手を思いやる感情があったのかもしれなくて。そう考えたら、恐竜たちと仲良くなれる可能性もあるのかなって、そんなことも夢見てしまいますね。

 

日々、アロマオイルの効果を実感しています

──最後に、水瀬さんが最近ハマっているモノを教えていただけますか?

 

水瀬 少し前からアロマオイルにハマっています。いろんな種類が入ったキットを購入し、香りだけでアロマの名前を当てるということを夜な夜なしています(笑)。また、その日に一番ピンときた香りをディフューザーに入れて眠るのも楽しみの一つになっていますね。

 

──日によって好みの香りが変わるんですか?

 

水瀬 そうなんです。昨日はすごく好きな香りだったのに、今日嗅いでみたらあまり気持ちに刺さらなかったり。きっと自分の体調や自律神経が左右しているのだと思うのですが、そうした感じ方の違いがあるのも面白いです。また、種類によってはバスソルトに香りづけをしてお風呂で使えるモノであったり、殺菌作用や免疫力向上の効果をもたらすオイルもあるので、今はいろいろと試している最中です。

 

──実際に効果は感じられますか?

 

水瀬 びっくりするぐらい違いますね。寝付きもよくなりましたし、疲労回復具合もこれまでとの違いを感じます。きっと好きな香りに包まれていると自然と呼吸も深くなるので、そのことでぐっすりと眠れているというのもあるんでしょうね。

 

──なるほど。では、いろいろと試しながら、アロマオイルごとに自分にとってどんな効果があるのかを調べてみるのも面白そうですね。

 

水瀬 確かに! そうやって統計を取っていくことで、“私の緊張緩和オイル”みたいなのが作れるかもしれませんし(笑)。「明日は緊張と仲良くなるぞ!」みたいな日の前夜は気持ちが上がる香りを調合してみたり。組み合わせによって本当にいろんな香りが作れますよね。

 

 

恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!

2024年3月8日(金)全国ロードショー

 

【映画「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」よりシーン写真】

(STAFF&CAST)
監督:植田和貴
監修:小林快次
エンディングテーマ:MISIA
制作:NHKエンタープライズ
映像提供:NHK

ナレーター:水瀬いのり
ヒゲじい:龍田直樹

(STORY)
今から6600万年前、太古の大陸「ゴンドワナ」には、40mにも達する超巨大植物食恐竜・プエルタサウルスや10m級の肉食恐竜・マイプなどが生存し、生きるために死闘を繰り広げていた。ところが、巨大隕石の衝突によって彼らの生活環境は一変。火災や寒冷化が地球上のいたるところで起き、生き物たちは絶滅の危機に瀕する。しかし、そんな環境下でもたくましく生き抜こうとする恐竜たちがいた……。

(C)「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」製作・配給 ユナイテッド・シネマ

 

撮影/干川 修 取材・文/倉田モトキ

BiS 新体制で放つメジャー3rdアルバムから、さらにその先へ「ここからどうなっていくのかまだまだ未知なグループですね」【インタビュー】

2ndアルバム『LOOKiE』以来、約4年ぶりとなる第3期BiSのメジャー3rdアルバムが2月28日にリリース。中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES / THE SPELLBOUND)、フルカワユタカ(DOPING PANDA)、中村弘二(ナカコー)、Age Factory、AxSxE、fOULという強力なプロデューサー陣による多彩な楽曲の詰まった超濃厚なロックアルバムだ。2023年3月に新メンバー3名が加入して新体制で動いてきた1年を振り返りつつ、アルバムの収録曲と現在の心境、そして今後への思いについても語ってもらいました。

 

◆現メンバーになってから約1年となりますが、どんな期間でしたか?

ナノ3:本当に全部がガラッと変わって…。良い意味で、グループのイメージやお客さんからの見られ方も変わったと思うんです。まだまだ途中ではありますけど、この1年間で新しいBiSの像を作っているところというか。それぞれに個性もすごくて、身長も何もかもバラバラなメンバーで新しいBiSを作って、それをもっともっと浸透させていけたらな…という段階かなと思っています。

トギー:今までのBiSとは全く違うものだなというのは私たちだけじゃなくて、お客さんもみんなが思っていることなので。だから、“新しいものを作っている”感覚がすごく強くて。1年たってようやく(新メンバー)みんなのことが分かってきた段階ではあるけれど、ここからどうなっていくのかまだまだ未知なグループではありますね。

◆トギーさんは唯一の第3期スタート時からのメンバーとなりますが、責任感が重くなったりはしない?

トギー:重くはなりました。でも“最初からいるから、私が全部を背負わなきゃ”とは思っていなくて。元々リーダー・ポジションでもないし、1人で全部進めるよりはみんなで考えながらやっていきたいなと思っていたから。だから自分だけで全部やっちゃわないように、「これやって!」みたいな感じでみんなにお願いすることは意識していましたね。

ヒューガー:オリジナルメンバーのトギーがそういう考えでいてくれるおかげで、新メンバーもだんだん自主的に考えることが増えているなと思いますし、私もできることを探すようになったというか。最初に入った頃よりも、“自分にできることは何だろう?”と常に考えるようにはなりました。

●2023年3月のオーディションで加入された新メンバーにとって、居心地はどうですか?

イコ・ムゲンノカナタ:居心地が良いとか悪いとかも考えないくらい、毎日一緒にいるので…。でも居心地が悪いと感じたことはないです。

◆元からいるメンバーに対して、“先輩”という意識はある?

イコ:入ったばかりの頃は“ずっと画面の中で見ていた人たちだ”という感じだったので“先輩”という感覚もあったんですけど、もう1年近く一緒にいるので今は同じメンバーとして捉えています。

クレナイ・ワールズエンド:24時間イベントもあったし、去年の後半くらいから今年の初めにかけて、絆が強くなった気がします。最近は仲が深まったと感じていて、まだ敬語は抜けないんですけど、めっちゃ“先輩”と思っているわけではないというか。同じメンバーとして一緒に頑張っていきたいなという感じですね。

トギー:うれしい…!

ヒューガー:よかった。敬語はやめてくれないので、もう半分あきらめています(笑)。

◆そのあたりは難しいところですよね。シオンさんはいかがですか?

シオンエピック:最初よりは全然…(なじめた)。私は最初、ちょっとアレな人だったので。

トギー:ちょっとヤバい人かと思ってました(笑)。

シオン:反抗期でした。

◆反抗期だったんだ(笑)。

トギー:人見知りなの?

シオン:人見知りなのかもしれないです。

ヒューガー:ゲラゲラ笑っているところとか、見たことがないです。

ナノ:人見知りなのかな…? 環境によりそうだよね。

シオン:分からない…。でもそんな私でも…しゃべれるようになりました。

クレナイ:みんなもシオンのことを理解したし、シオンもみんなのことを分かって、お互いに寄り添ったという感じですね。

 

◆1月4日〜5日にかけて行われた24時間イベント「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS」をみんなで乗り越えたことも大きかったのでは?

クレナイ:私の中では大きかったですね。24時間イベントの中で支え合えていることを強く感じたし、チームで作っている感覚がすごくあって。大きな出来事だったなと思います。

トギー:私は24時間イベントを万全な体調で迎えることができなくて…。だから、みんなには事前に「助けてくれ!」と宣言してからのイベントだったんです。実際かなり助けてもらいましたね。全員に私の歌割りのところを歌ってもらったりして。

ヒューガー:めっちゃトギーになりました(笑)。

◆トギーになったんだ(笑)。

ヒューガー:私は24時間のどを潰さずに歌い切れたので、カバーにも結構入ったりして。トギーになる瞬間が多かったです(笑)。

トギー:私が途中で声が出なくなったり、これ以上やったら最後までのどが持たないなというときに何曲かお願いして。直前にお願いしたときもなんとか頑張ってくれて、支え合いをめっちゃ感じましたね。“私よりいいやん”と思うところもあって。特にシオンのシャウトが最高だったので、もうシオンのものにしようと思って、そこで歌割りが変わったところもあったんです。“これからもそれで行こう!”みたいな感じで、良い発見でした。

シオン:シャウトするのが好きなので、うれしかったです。

◆それはどの曲について?

トギー:「strawberry girl」という曲の“公開処刑!”と叫んでいるところです。最高でしたね。お客さんも“ウォー!”と盛り上がっていたから。

ヒューガー:(本来は)トギーがそこを歌うと知っている人もたくさんいたので、そのポジションがシオンになった時点でお客さんもざわつき始めて。でも(シオンが)叫んだら最高だったので、みんな“ウォー!”となった感じですね。その意外性と土壇場力がすごくて、本番で化学反応を起こしていました。

◆そういう経験をできたことも大きかった。

ナノ:24時間イベントに関しては、私たち自身もこの6人で初めて大きなものを1つ乗り越えた感覚がありました。もちろん全部見てくれている人もいれば、1部だけ来てくれた人もいて、いろんな方がいたんですけど、今のこのBiSとお客さんとで一緒に1つのものを新たに乗り越えられたという感じがして。研究員の方々との絆も深まったイベントだったんじゃないかなと思います。

トギー:それもあるし、新しく入った3人に関しては新たな良い面がたくさん見えたイベントだったなと思うので、(そういう面を)もっと知ってもらえてうれしかったです。

 

「新体制になって一発目に出たのがこの曲で良かったなと思っています」(トギー)

BiS

◆この1年でさまざまな経験を経てのニューアルバム発売となりますが、本作の中でも一番最初にリリースされたM-4「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」は、今までとは異なる新たな方向性を打ち出した曲でしたよね。

トギー:この曲は中野(雅之)さんたちが新しいBiSについてすごく考えて作ってくださった曲だったので、そのおかげで自分たちも“強い気持ちで進んでいこう”と覚悟が決まったところもあります。みんなで歌うパートが多いことで、“みんなで頑張っていくんだ!”っていう思いが歌うたびに強くなっていって。新体制になって一発目に出たのがこの曲で良かったなと思っているし、すごく自信を持てました。

ヒューガー:ライブをこの6人でやり始めたばかりの頃は、“どういうふうに思われるのかな”とかいろいろ考えながら挑んだりもしていたんです。でもこの曲を歌っているときは“みんなで歌っている”っていう気持ちで心強く感じられて、“これが今のうちらなんだ”って自信を持って披露できていて。そういう意味でも、すごく大切な曲ですね。

ナノ:私たちも新体制になって先が分からなくて不安な気持ちもあって、この6人でどうなっていくのかまだ全く見えていない段階でこの曲を出したんです。でも“全部うまくいく”という思いを込めて作ってくださった曲なので、この曲と一緒に新しいBiSがうまくいってほしいという思いを込めて歌えることがうれしかったです。

◆そのカップリングに収録されていたM-8「僕の目を見つめて 君の世界になりたい」も同じく中野さんプロデュースによる楽曲ですが、歌詞も含めて新しいBiSを見せていくという意思を感じました。

ヒューガー:“油ぎった手で触れんなよ”とか攻撃的なワードが結構練り込まれていて、振り付けでもヘドバンしたりしていて。“ガンガン走っていくぜ”という疾走感のある曲なので、ライブでも“ぶっとばし精神”で披露していました(笑)。

◆“油ぎった手で触れんなよ”は攻めているなと思いました(笑)。

ヒューガー:攻めていますよね(笑)。でもその後に落ちサビで幻想的なパートがあって、そこのギャップも楽しめる曲だなと思います。

イコ:ライブでは“僕だけじゃ踊れない 君のかわりはいない”の部分をファンの人たちを見ながら歌えるので、加入してすぐのライブで出会ったファンの人たちとこうやって歌でコミュニケーションを取れるのがすごくうれしかったです。(この部分の歌詞は)お互いに言い合っているような気持ちでいつも歌っています。

ナノ:“BiSから研究員へ、研究員からBiSへのラブソング”だと(楽曲提供したTHE SPELLBOUNDの2人が)おっしゃっていたんですけど、本当にそのとおりだなと。

◆本当に再出発にふさわしい2曲だったと。そのあとにシングルリリースしたM-5「LAZY DANCE」はフルカワユタカ(DOPING PANDA)さんプロデュースによるもので、またテイストが違いますが。

クレナイ:「LAZY DANCE」というタイトルの通り結構かわいい曲で、みんなで踊れるような振り付けなんですよ。だから研究員とすごくつながっている感じがして、ライブでやるとすごく盛り上がって楽しい曲です。

◆フルカワさんとの作業はいかがでしたか?

ナノ:細かいディレクションはそんなになくて。歌い方のニュアンスをみんなでそろえたりはしたんですけど、それぞれがこの「LAZY DANCE」という曲を解釈して歌った感じです。

ヒューガー:ピッチとリズムは(レコーディング段階で)正してもらいましたね。もうちょっとここは細かいリズムに合わせてとか、ピッチも鍵盤を叩きながら「もうちょっと高く」とかはやっていただきました。

◆YouTubeで公開されたドキュメンタリー映像にもそのあたりは少し映っていましたね。

ナノ:そういう細かいところは直してくださったけど、ディレクションに関しては“もっとこういうイメージで”とかはなく、各々が思うままに歌わせてくれたという感じです。

ヒューガー:のびのびと歌わせていただきました。

◆中村弘二(ナカコー)さんプロデュースのM-7「青風」について、ドキュメンタリー映像ではトギーさんが「曲で聞くとめっちゃ泣きそうになる」とコメントされていましたが。

トギー:文字だけで見た印象だとストーリー性のない歌詞なのかなと思っていたんですけど、音楽にすると1つのストーリーになるように感じられて。音楽の力ってすごいなと思ったし、“こんな歌詞、私には書けない”と思ってすごく感動したんです。“音に言葉を乗せるって、こういうことか”と感じられて、本当にすごい曲だなと思いました。

◆もう1曲のM-3「Olenimorph, Ole」ではラップにも挑戦しています。

ヒューガー:初挑戦でした。レコーディングの前は、途中の道とかでもみんなで練習していましたね(笑)。

ナノ:うまく歌えるようになるまでは舌をかみそうでつらかったけど、歌えるようになったらめちゃくちゃ楽しかったです。

◆自分たちの表現の幅も広がった。

トギー:2曲とも“風”を感じるというか。部屋で聞いていても、自分の周りのものが動いているような感覚になるくらい、音の世界観がすごく作り込まれているなって思いました。めっちゃ気持ち良いですね。イヤホンで聞きたい曲です。

ヒューガー:「青風」では、解放感を意識していて。今までは決まった動きで振り付けをしていたんですけど、この曲ではみんなに“自由に回って”とか“自由にここは動いて”とか言って。のびのび歌わせてもらったことを表現したいなと思って、(振り付けも)作りました。

 

「このアルバムを心に装備して、これからいろんなことを乗り越えていきたい」(ヒューガー)

BiS

◆逆にアルバムの1曲目を飾るAge FactoryプロデュースのM-1「R.U.N」は、今までのBiSらしさを感じさせる曲かなと。

トギー:Age FactoryとBiSは、親和性が高いなって思いました。

ナノ:「R.U.N」はデモを聞いたときからもう“歌いたい! これがBiSの曲になるのはうれしいな”と思っていて。ライブでももう披露しているんですけど、最初のシンガロングで拳を上げるところからお客さんも初披露から一緒に歌ってくれて。ぶつかり合える感じがバンドっぽいなとも思ったし、BiSの曲になるのが本当にうれしいですね。歌詞にも“走って 走ってく”と何回も出てきて、私たちの今の状況にぴったりな歌詞を書いてくださっているのがうれしかったです。

◆もう1曲のM-10「Sakura」はまたイメージの異なる、エモく切ない曲調ですよね。

トギー:“こんなにエモい曲、初めて”っていうくらい、はかないエモさがあって。“こういう曲、みんな好きでしょ”っていうイメージがあります(笑)。だから“今までBiSの曲を聞いたことがなかった層にも届け!”って思っています。

ヒューガー:美しい曲ですね。最後にメンバー6人の声がユニゾンで一斉に入るところがあって、自分たちでも鳥肌が立ったくらい素晴らしいパートなので、そこにも注目してほしいなって思います。

◆そんな中でM-9「悲しみを纏う男たちの行進」が今作で一番クセが強いかなと思ったのですが、歌い方もめちゃくちゃfOULっぽいというか。

ナノ:デモの音源にめちゃくちゃ影響されまくりました(笑)。

トギー:こんな歌い方をできるとは、自分たちでも思っていなくて。“意外と良いんじゃない〜!”ってなりました(笑)。

ヒューガー:自分にびっくりしましたね。

◆歌詞もBiSに重なる部分があるかなと思いました。

トギー:自分たちに当てはまっている歌詞もたくさんあって、うれしいですね。ライブでどんどん育っていく曲なんだろうなと思っています。

◆今後が楽しみな曲でもあると。最後にAxSxEさんプロデュースの楽曲になりますが、M-2「STiLL BE CHiLD」はアルバムのリード曲でもあります。

トギー:振り付けが先日やっと完成したんですけど、実際にやってみて今のBiSにすごく合っているなと思った曲ですね。明るくてポップで、でも歌詞はそんなに明るくないっていうのがマッチしているなと思っているので…結構良いんじゃないでしょうか(笑)。

ヒューガー:社長の渡辺(淳之介)さんによる仮歌の入ったデモをいただいたのもあって、最初に聞いたときはメッセージみたいな感じで受け取りました。作詞も渡辺さんが書いてくださって、すごくありがたいです。

◆ラストのM-11「NO CHOiCE」も渡辺さんの作詞ですが、BiSらしい“いかなきゃ”という言葉が入っていたりと、こちらにもメッセージ性を感じます。

イコ:「NO CHOiCE」には“やらなきゃいけない”という渡辺さんからのメッセージが込められていると勝手に思っていて。今の状況で自分たちが頑張るしかないし、本当にこの曲全部が渡辺さんからのメッセージだと受け止めています。

トギー:本当に今はこれからに向けてBiSが頑張っていかないといけない時期なので、このタイミングで“いかなきゃ”という言葉が入っている曲をもらえて、改めて“本当に気合を入れていかなきゃ”と思えたというか。火が点く感じの曲だなって思います。

◆メジャー3rdアルバムですが、現メンバーでは1stアルバムみたいな感覚なのかなと。そういう意味でも思い入れの深い作品になったのでは?

ヒューガー:宝物のようなものになりました。このアルバムを心に装備して、これからいろんなことを乗り越えていきたいと思えるくらい、この1年の思いが詰まった作品になっています。

◆アルバムリリース後のツアーも楽しみですね。最後に今後への意気込みをお願いします。

シオン:リリースイベントもツアーも、その1本1本をどれもちゃんと頑張っていきたいです。

イコ:この心強い曲たちと一緒にこれから回るツアーでお客さんを増やしながら、自分たちも強くなっていきたいなと思います。

クレナイ:新しいBiSを集めたアルバムになっているのでツアーでも新しい一面を見せていって、お客さんを増やしていきたいなと思います。

ナノ:私たちの新しい一面をたくさん見せられるアルバムになっていると思っていて。ツアーでもこのアルバムの曲を中心にやっていくことになるはずなので、来てくださる方々もすごく新鮮な気持ちになると思うし、新しい楽しみ方をみんなで見つけられるようなツアーにしたいと思います。

ヒューガー:私はオーディションになかなか受からなかったときに、BiSのアルバムやシングルをめっちゃ聞いて活力をもらっていて。今このアルバムをメンバーの1人としてリリースする立場になって、この11曲の中のどれか1曲でも誰かのためになったり、“もうちょっと頑張ろう”となってもらえたらうれしいです。プラスの感情だけじゃなくてもいいので、何らかの感情を持ってもらえるような曲が1曲でもあったらいいなと。そこからBiSを応援したいと思ってもらえたらもっとうれしいですし、ツアーもそういう気持ちで臨みたいです。このアルバムの曲たちを“BiSのものだ”って自信を持って言えるように、前向きに頑張っていきたいです。

トギー:ツアーまではまだ時間があるんですけど、その間にあるライブをただ頑張るだけじゃダメだなって思っていて。実際ライブをしている時間より、個人個人でいる時間のほうが長いので、その時間でどれだけBiSのことを考えて、BiSのために自分がしなきゃいけないことをできるか…というのを全員ができないときっと良いツアーにはならないし、“毎日頑張る”ということをまず全員ができるようになるところからですね。このアルバムでBiSを知ってくれた人がライブを見たときに“良いじゃん”と思ってもらえるようになるには、本当にもっともっといろんな面で頑張らなきゃいけないと思っているから。もうひたすら…“寝ているとき以外は頑張る”というのを目標にしたいなと思っています。

 

PROFILE

英語で“Brand-new idol Society”の略/日本語で“新生アイドル研究会”。現メンバーはトギー、ナノ3、ヒューガー、イコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンド、シオンエピック。過去2度の解散と再結成を経て、新メンバーオーディションで選ばれた4人で第3期BiSとして2019年6月より活動開始。その後もメンバーの変遷を経て、2021年11月にはナノ3、2022年10月にはヒューガーが加入。2023年1月にメンバー2人が脱退するも、「WACK合同オーディション2023」にて新メンバーのイコ・ムゲンノカナタ、クレナイ・ワールズエンド、シオンエピックの3名が加入し、6人体制となる。

●photo/YOSHIHITO_SASAKI text/大浦実千

 

リリース情報

Major 3rd Album『NEVER MiND』
2024年2月28日(水)発売

【初回生産限定盤(CD+Blu-ray+写真集)】CRCP-40675 / 定価6,500円
【通常盤(CD)】CRCP-40676 / 定価3,300円

 

ライブ情報

ツアー「We Gotta Go BiS TOUR」
2024年5月5日(日)【東京】Spotify O-Crest
2024年5月12日(日)【埼玉】HEAVEN’S ROCK SAITAMA SHINTOSHIN VJ-3
2024年5月14日(火)【東京】代官山UNIT
2024年5月19日(日)【茨城】水戸ライトハウス
2024年5月25日(土)【神奈川】F.A.D YOKOHAMA
2024年5月26日(日)【千葉】千葉LOOK
2024年5月31日(金)【東京】Spotify O-Crest
2024年6月1日(土)【栃木】HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2
2024年6月8日(土)【群馬】前橋DYVER
2024年6月9日(日)【東京】代官山UNIT

 

WEB

BiS Official Site:https://www.brandnewidolsociety.tokyo
BiS Official Twitter:@BiSidol
ULTRA STUPiD RECORDS:@ULTRASTUPiD_BiS

 

BiSのサイン入り生写真を1名様にプレゼント!

<応募方法>
TV LIFE公式Xをフォロー&プレゼント告知ポストをRPしていただいた方の中から抽選で1名様にBiSのサイン入り生写真をプレゼント!

当選者の方には、TV LIFE公式XアカウントよりDMでお知らせいたします。
TV LIFE公式X(@tv_life):https://twitter.com/tv_life

<応募締切>
2024年3月8日(金)午後11時59分

※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。

藤本美貴&横澤夏子『夫が寝たあとに』4月から土曜深夜0時台に昇格「今まで以上にたくさんお話しできるのが楽しみ」

『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系 毎週水曜 深夜2時30分~ ※一部地域を除く)が、4月6日(土)より毎週土曜深夜0時30分~の放送枠に昇格決定。藤本美貴、横澤夏子、演出・秋山真彦からコメントが到着した。

『夫が寝たあとに』左から)横澤夏子、藤本美貴 (c)テレビ朝日

 

豪華出演者×若手クリエイターがタッグを組み、平日深夜に放送中の新感覚のバラエティーゾーン「バラバラ大作戦」。『夫が寝たあとに』はその一番組として、昨年10月に誕生。MCの藤本美貴&横澤夏子、そしてゲストママたちが“ママの本音”を語り合う、ママ特化型バラエティだ。

 

夫の前では普段話せない本音をむき出しにしながら、育児や家事、パパに対する日頃のストレスなどを発散する痛快&爆笑トークは、瞬く間に大バズリすることに。番組開始3か月で、切り抜き動画の総再生回数が4000万回超えを達成し、「TVerバラエティランキング」でも常に上位にランクイン。

 

今年は新年一発目に編成される番組にも大抜てきされ、1月1日未明から『夫が寝たあとに 新春スペシャル』をオンエア。華々しい年明けを飾った。

 

この異例の大バズリ番組が、昨日3月6日放送回で重大サプライズ発表。なんと今年4月、番組誕生からわずか半年にして、超高速スピード昇格を果たすことが決定した。

 

新たなママ会合の場となるのは、毎週土曜の深夜0時30分枠。放送時間も30分へと拡大し、いつも「しゃべり足りない!」とぼやいていた(!?)藤本&横澤がこれまで以上にマシンガントークをさく裂。よりパワーアップした番組を届けていく。

 

突然かつスピーディーすぎる昇格の知らせに、MCの2人も喜びを隠せない。藤本は「なっちゃん(横澤)やゲストの方と今まで以上にたくさんお話できるのが本当に楽しみです!」と胸を躍らせると同時に、日々奮闘中のママ視聴者に向けても「子育ては毎日大変ですが、一緒に悩みながら笑いながら頑張っていきましょう!」と力強いメッセージを発信。

 

かたや、横澤も「街でママさんから『番組を見ている』と声をかけていただくと、一緒に頑張っている同志と出会えた気持ちになり、また日常を頑張ろうと思えます! 番組が始まってから、格段に軽い気持ちで毎日を過ごせるようになりました」とニッコリ。

 

「すべてはミキティさんのおかげ。ミキティ信者として今後も崇拝していこうと思っております」と、敬愛する藤本へのリスペクトも“これでもか!”とにじませた。

 

昇格が発表された3月6日放送回は現在、TVerとABEMAで無料見逃し配信中。この回では新企画「パパのサシ飲み」も。子育て真っただ中のパパ2人がお酒を飲み交わす様子を、パパ友同士の会話を聞いたことがないという藤本&横澤がのぞき見する。

 

記念すべき第1回に登場したパパは、酒井健太(アルコ&ピース)×俳優・和田正人。初対面の2人が娘のかわいさを熱弁&意気投合する姿を見た藤本&横澤は「すてきじゃない、パパも!」とニッコニコ状態に。

 

そんな中、続々と飛び出す“知られざるパパの本音”に、藤本&横澤がガツンと物申す!? また、スタジオでは“パパにやってほしいこと”など、ママの痛切な思いも爆発し…。藤本&横澤も前のめりで見入ったパパのサシ飲み、そしてスタッフから昇格報告を受けた2人の大興奮リアクションは必見だ。藤本と横澤のコメント全文は下記に掲載。

 

藤本美貴 コメント

23年10月からスタートした『夫が寝たあとに』が昇格です!!! オンエア時間が倍になったので、収録時間も増えて、なっちゃんやゲストの方と今まで以上にたくさんお話しできるのが本当に楽しみです! これからも視聴者の皆さまとは、テレビやネット配信を通して共通の話題で盛り上がって、この番組を通してママ友と一緒にいる感覚になってくれたら、うれしいです。子育ては毎日大変ですが、一緒に悩みながら笑いながら頑張っていきましょう!

 

横澤夏子 コメント

昇格ありがとうございます!! うれしい限りです!! これからさらに、ミキティさんと日常を共有できるなんて幸せです! 街でママさんから「番組を見ている」と声をかけていただくと、一緒に頑張っている同志と出会えた気持ちになり、また日常を頑張ろうと思えます! 番組が始まってから、格段に軽い気持ちで毎日を過ごせるようになりました。すべてはミキティさんのおかげ。ミキティ信者として今後も崇拝していこうと思っております。

 

演出・秋山真彦(テレビ朝日) コメント

昇格ありがとうございます! 番組放送から半年の間にたくさんの反響があり、驚いています。特にママさんからの「分かる~」という共感の声が多く、結果的に番組を通して、視聴者ママさんとママ会しているような不思議な番組になりました。これからは放送時間が30分! 藤本美貴さん、横澤夏子さんのトークもたっぷりになるので(ご本人たちはまだ話したそうですが)、ますますパワーアップする番組をお楽しみください。

 

番組情報

『夫が寝たあとに』
テレビ朝日系(※一部地域を除く)

<現在>
毎週水曜 深夜2時30分~2時47分

<2024年4月6日(土)以降>
毎週土曜 深夜0時30分~1時

ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/barabara/(※「バラバラ大作戦」HP)
X(旧Twitter):@ottoganeta
Instagram:@ottoganeta
TikTok:@ottoganeta
TVer:https://tver.jp/series/srsvexmuqq
ABEMA:https://abema.tv/video/title/87-1782
TELASA:https://www.telasa.jp/series/13997

(c)テレビ朝日

野生のサルとの攻防戦、双方の主張が食い違う衝突事故…間宮祥太朗&川栄李奈が難問“突破”を目指す『THE突破ファイル』

3月7日(木)放送の『THE突破ファイル』(日本テレビ系 午後7時~7時54分)は、「交通事故鑑定人&スグやる課 スーパーモンキー大暴れ SP~!」を送る。

 

今回は、サル騒動と謎多き車の衝突事故を解決する画期的な突破法を紹介。市民のピンチを救う「スグやる課」は、平和な町に現れた“ヤツ”との攻防戦が展開。野田クリスタル、尾形貴弘、松村沙友理が演じる職員たちは有効的な撃退法を考える。

 

民家に侵入して大暴れする“ヤツ”の正体は野生のサル。近年は野生のニホンザルの数が増えていて町へ降りて来る数も多くなり、全国で被害が拡大している。ニホンザルは12月から3月までが発情期。興奮状態で凶暴化する傾向があるため食料をあさるだけではなく、人に襲い掛かりケガを負わせるケースも。

 

頭が良く身体能力が高いサルは大きな音を立てても、檻を用意しても、人間たちをあざ笑うかのように攻撃を上手く交わして逃げ続ける。スピード、スタミナ、パワーを持っている「スーパーモンキー」を相手にスグやる課の面々はどんな方法で立ち向かうのか。

『THE突破ファイル』松村沙友理(c)日本テレビ

スタジオゲスト解答者は2回目の登場となる間宮祥太朗と、以前「草薙バイトシリーズ」に出演した川栄李奈。前回“突破”できなかった間宮はリベンジを誓うがスーパーモンキーを攻略する方法を見つけるのはかなり難しそう。川栄も難問に頭を悩ませる。

 

「交通事故鑑定人」では、交差点で発生した衝突事故を検証。依頼者の証言によると青信号を確認し、交差点に進入したところ突然横からセダンが現れ、衝突されたという。しかし、相手側は依頼者のほうが信号無視をしてきたと主張。夜ということで目撃者もなく、双方ともドライブレコーダーを設置していない。そんな中、タイムマシーン3号・関太扮する鑑定人はブレーキ痕に注目。どちらが信号無視をしたのか、意外な真実が明らかに。

 

川栄は「難しすぎて、ちょっとクイズに参加できなさそうです…」とお手上げ状態。冒頭に隠されたヒントを見つけられるかどうかが“突破”への近道になりそうだが、それに気付くのは誰なのか。

『THE突破ファイル』川栄李奈(c)日本テレビ

 

番組情報

『THE突破ファイル』
日本テレビ系
2024年3月7日(木)午後7時~7時54分

公式HP:https://www.ntv.co.jp/toppa/
公式X(旧Twitter):@toppa_ntv
公式Instagram:@toppa_ntv_official

(c)日本テレビ

「乃⽊坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」123曲披露&合計10時間ライブに!4つの年代から厳選した楽曲をパフォーマンス

3月7日(木)~10日(日)の4日間にわたり、さいたまスーパーアリーナにて「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」が開催。本ライブで披露される楽曲が合計123曲、時間に換算すると10時間に及ぶことが分かった。

「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」

 

今年で12回目を迎える乃木坂46のデビューを祝う本ライブでは、DAY1からDAY4の4日間を「DAY1:2011-2014」「DAY2:2015-2017」「DAY3:2018-2020」「DAY4:2021-2024」と4つの年代に分け、その年代にリリースされたシングル・アルバムの中から厳選した楽曲をパフォーマンス。毎日異なるセットリストとなっている。

 

ファンクラブ先行や一般発売の会場チケットは完売しているほか、見切れ席やステージバック席に至るまで完売。全公演ともオンラインにてライブの生配信も決定しており、そちらでもライブを視聴できる。配信情報は下記に掲載。

 

配信情報

「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」

配信チケットの購入・詳細:
https://www.nogizaka46.com/s/n46/page/12th_birthday_live

■配信日時
<Day1>2024年3月7日(木)午後6時(開場:午後5時)
<Day2>2024年3月8日(金)午後6時(開場:午後5時)
<Day3>2024年3月9日(土)午後6時(開場:午後5時)
<Day4>2024年3月10日(日)午後4時(開場:午後3時)
※各公演1回リピート配信

■リピート配信
<Day1>2024年3月14日(木)午後8時(開場:午後7時)
<Day2>2024年3月15日(金)午後8時(開場:午後7時)
<Day3>2024年3月16日(土)午後8時(開場:午後7時)
<Day4>2024年3月17日(日)午後8時(開場:午後7時)

■販売期間
<Day1>販売中~3月14日(木)午後8時まで
<Day2>販売中~3月15日(金)午後8時まで
<Day3>販売中~3月16日(土)午後8時まで
<Day4>販売中~3月17日(日)午後8時まで

「乃⽊坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」123曲披露&合計10時間ライブに!4つの年代から厳選した楽曲をパフォーマンス

3月7日(木)~10日(日)の4日間にわたり、さいたまスーパーアリーナにて「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」が開催。本ライブで披露される楽曲が合計123曲、時間に換算すると10時間に及ぶことが分かった。

「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」

 

今年で12回目を迎える乃木坂46のデビューを祝う本ライブでは、DAY1からDAY4の4日間を「DAY1:2011-2014」「DAY2:2015-2017」「DAY3:2018-2020」「DAY4:2021-2024」と4つの年代に分け、その年代にリリースされたシングル・アルバムの中から厳選した楽曲をパフォーマンス。毎日異なるセットリストとなっている。

 

ファンクラブ先行や一般発売の会場チケットは完売しているほか、見切れ席やステージバック席に至るまで完売。全公演ともオンラインにてライブの生配信も決定しており、そちらでもライブを視聴できる。配信情報は下記に掲載。

 

配信情報

「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」

配信チケットの購入・詳細:
https://www.nogizaka46.com/s/n46/page/12th_birthday_live

■配信日時
<Day1>2024年3月7日(木)午後6時(開場:午後5時)
<Day2>2024年3月8日(金)午後6時(開場:午後5時)
<Day3>2024年3月9日(土)午後6時(開場:午後5時)
<Day4>2024年3月10日(日)午後4時(開場:午後3時)
※各公演1回リピート配信

■リピート配信
<Day1>2024年3月14日(木)午後8時(開場:午後7時)
<Day2>2024年3月15日(金)午後8時(開場:午後7時)
<Day3>2024年3月16日(土)午後8時(開場:午後7時)
<Day4>2024年3月17日(日)午後8時(開場:午後7時)

■販売期間
<Day1>販売中~3月14日(木)午後8時まで
<Day2>販売中~3月15日(金)午後8時まで
<Day3>販売中~3月16日(土)午後8時まで
<Day4>販売中~3月17日(日)午後8時まで

柏木由紀の“朝食はスムージーのみ”は肌荒れの原因に!?正しい朝の過ごし方を伝授『ホンマでっか!?TV』

3月6日(水)放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系 午後9時~9時54分)は、ゲストに飯島直子と柏木由紀(AKB48)を迎えて「あなたの朝は間違っている?正しい朝活SP」を送る。

 

近年、朝の時間を有効活用するため注目が集まっている朝活。しかし、実は多くの人が実践している朝活は間違っている…!? 今回は、朝食や身支度、運動まで、『ホンマでっか!?TV』が誇る評論家軍団が、正しい朝の過ごし方を伝授する。

 

まずは、朝食に関する情報から。評論家によると「朝起きてすぐのコーヒーはNG」。眠気覚ましに効果的なイメージのあるコーヒーだが、朝イチに飲むとカフェインが体のホルモンを刺激しすぎてしまい、それが急激に下がったお昼頃、逆に眠気やだるさを感じるようになってしまうという。

 

また、多くのカフェなどでモーニングの定番になっている「トースト+コーヒー」の組み合わせは、血糖値の上がり方などを考えると一番良くないという。ブラックマヨネーズ・吉田敬が思わず「日本中のモーニング全否定ですか!?」とツッコんでしまった、「トースト+コーヒー」を朝食としてオススメできない理由とは。

『ホンマでっか!?TV』(c)フジテレビ

 

朝起きるのが苦手だという柏木は、身支度などで時間を取られて朝食をしっかり食べられず、野菜ジュースやスムージーだけで済ませてしまうことが多いという。

 

すると評論家からは「朝食がそれだけだと、肌荒れの原因になります!」と指摘が。野菜ジュースだけだと食物繊維が足りないので、その代わりにスムージーが良いというのは一般的にも知られているが、実はある理由から、スムージーだけでは美容の面でマイナスポイントがあることが明らかに。

 

そして、「起きてすぐのラジオ体操は間違っても外でやってはいけません!」という、これまでの常識を覆すような説も。体が目覚めておらず、血圧も一気に上がっている状態で運動をするのは、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まってしまうという。

 

さらに危険なのが“朝ゴルフ”で、評論家によると「土曜日の朝の1番ホールのグリーンが最も危険」とのこと。あまりにも具体的すぎるシチュエーションで、リスクが高くなる理由とは。

 

ほかにも、すぐに実践できる朝にまつわるさまざまなお悩み解消術も伝授。運動機能評論家の高林孝光からは「便秘の方にも効果が期待できる、朝スッキリ出すコツ」を紹介。日本人の腸の作りと洋式トイレは相性ピッタリではなく、姿勢にちょっとした変化を与えるとスッキリと用を足すことができるという。

 

健康美容評論家の山本江示子は「顔のむくみを1分で解消する骨トレーニング」を紹介。握りこぶしをアゴにあてるだけで簡単に顔の血流を改善することができるというエクササイズは注目だ。

『ホンマでっか!?TV』(c)フジテレビ

 

番組情報

『ホンマでっか!?TV』
フジテレビ系
2024年3月6日(水)午後9時~9時54分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/honma-dekka/

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