最高な状態の「まるごとソーセージ」を食べたい――。そんな願いを叶えるべく、開発したのが「ReBaker」。現行の「BALMUDA The Toaster」でも「フランスパンモード」や「クロワッサンモード」など、リベイクに適したモードはありますが、このリベイクに特化したのが「ReBaker」。「リベイクモード」を搭載し、ソーセージのパンやクロワッサンも表面は焦がさずにパリッと、中はふんわりアツアツに仕上げるといいます。
さらに、「トーストモード」「チーズトーストモード」のほか、予熱なしで庫内が240℃に保たれる「オーブンモード」も搭載。こちらはグラタンなどのオーブン料理や餅など様々な調理に役立つ機能で、「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster Pro」のクラシックモードのひとつ「230℃」に近いものといえるでしょう。
スチーム機能をなくしてリーズナブルな価格を実現
このほか、「ReBaker」と「BALMUDA The Toaster」との大きな違いはスチーム機能がないこと。そのため、しっとりさせつつサクッとさせることに関しては、「BALMUDA The Toaster」のほうが得意。ただし、パンのリベイクや揚げ物の再加熱などに関しては「ReBaker」に軍配が上がるそうです。
↑左が「BALMUDA The Toaster」で、右が「ReBaker」。サイズやデザインにも微妙な違いがあり、スチーム機能がない「ReBaker」には注水口やボイラー機構もありません
「ReBaker」はスチーム機能こそないものの、「トーストモード」や「チーズトーストモード」は実装されており、「トーストモード」によるトーストも試食させてもらいました。あくまでも筆者の記憶との比較ですが、「BALMUDA The Toaster」の「トーストモード」のようなしっとりさっくり感はないものの、ドライで美味しいサクサクの食感で、これはこれで十分美味しいと感じました。
↑「ReBaker」の「トーストモード」で焼いた食パン。「BALMUDA The Toaster」のスチームなしで調理すると、このように仕上がるんだろうなと想像できる食感でした
「BALMUDA The Toaster」のスチーム機能は、パンをしっとりサクサクに温めてくれる独自性のある機能ですが、調理前に水を補給する作業を手間と感じる人もいるでしょう。「ReBaker」はそんなズボラ派にオススメ。また、食パンはあまり食べない、スチーム機能をほぼ使わない、というハード系パンの愛好家にもオススメです。
↑「ReBaker」が得意とするリベイクメニューは多彩
というわけで、機能がシンプルかつ「BALMUDA The Toaster」より価格が5500円安いこちらのほうが刺さるという方もいるでしょう。特に新生活を始める方は、ぜひチェックしてみてください。
新モデルは庫内構造を見直すことによって、レンジ・オーブン機能とも加熱性能が向上したとのこと。旧モデルでは、レンジ機能で温めた際、食材の温度ムラを指摘されることもあったそうですが、新モデルでは庫内中心部が正確に加熱されることにより、より均一な温めが可能になりました。また、オーブン機能は、ヒーター管を1本から2本に増やして庫内上部に内蔵することにより、均一な焼き上がりになるそうです。そのため、パンやお菓子類などを作るのにも適しているとのこと。開発者は、BALMUDA The Rangeによってオーブン料理をシンプルでハードルの低いものにしていきたいそうで、その言葉通りの設計となっています。
↑説明会では、実際にBALMUDA The Rangeで作られたフォカッチャが提供されました。しっとりモチモチした食感に仕上がり、焼き目もムラがありません。
「BALMUDA The Toaster」(バルミューダ ザ・トースター)といえば、「スチームテクノロジーと完璧な温度制御によって誰でも簡単に、驚くほどおいしいトーストを作ることができる」とされるバルミューダの看板商品。その新モデル「BALMUDA The Toaster Pro」(バルミューダ ザ・トースター プロ)が9月15日に発売され、編集者から筆者にインプレッション依頼が舞い込んできました。しかも、ちょっと変わった方向性で。
↑「BALMUDA The Toaster Pro」は実売価格3万5200円。プロ仕上げの火入れを実現する「サラマンダーモード」が最大の特徴です
編集者いわく、「中山さん、レビュー記事でよく“メイラード反応”という言葉を使いますよね。正直、なんだよメイラードって。誰もが知っていると思うなよ……と苦々しく思っていたんですが、バルミューダの新作トースターがまさにメイラードなトースターなんですよ。発表会のプレゼンで、社長がその言葉を口にしていまして。そこで、ぜひ中山さんに『メイラードおじさん』として『BALMUDA The Toaster Pro』のメイラードっぷりを試してほしいんです」とのこと。
そして、このメイラード反応を存分に楽しめるのが「BALMUDA The Toaster Pro」の新機能「サラマンダーモード」。火力を上火に一極集中させることで、数秒のうちにこれまでの1.4倍もの熱エネルギーを食材に届けます。これにより、短時間で食材の表層に強い焼き目をつける=メイラード反応を起こして美味しくしながら、本来の食感や風味を活かした調理が可能となるのです。
今回、メイラード反応にアツく焦がれる「メイラードおじさん」として「BALMUDA The Toaster Pro」をインプレッションしてきましたが、どの料理もナイスメイラード! おじさん納得の仕上がりでした。サラマンダーモードで表面をサッと炙るだけで、料理の風味だけでなく、シズル感も大幅アップ。表面がカリっと焼けていく視覚効果も相まって、料理がより楽しく、美味しくなりました。みなさんもぜひご自宅で、極上のメイラード体験を味わってみてはいかがでしょうか。
バルミューダ躍進のきっかけとなっただけでなく、日本国内に高級トースターブームを巻き起こすきっかけともなった「BALMUDA The Toaster」(現行モデル2万7940円・税込)。現在までに累計150万台を販売した日本一有名なトースターです。実は、2015年の発売以降は安全性を高めたり、カラーバリエーションを増やしたりと細かなマイナーチェンジは重ねてきたものの、機能・性能に大きな進化はありませんでした。
そんなバルミューダが今回、7年目にして初めて新機能を搭載した「BALMUDA The Toaster Pro」(バルミューダ ザ・トースター プロ)を9月15日に発売します。価格は3万5200円(税込)。新機能「サラマンダーモード」を搭載したProモデルはどこまで美味しくなったのか、試食会付きのプレス発表会に参加してきたので、その様子をレポートします。
↑9月15日に発売する「BALMUDA The Toaster Pro」。実売価格は3万5200円(税込)。カラーはブラックのみだが、従来モデルよりも濃い黒色で高級感を醸し出す。取っ手とダイヤル、モードサインにプロの調理器具をイメージしたアクセントカラーを採用
あるシェフとの出会いが生んだ新機能「サラマンダーモード」
「2015年のBALMUDA The Toasterの発売に向けて、我々は5000枚ものトーストを焼きました。そうして作り込んだBALMUDA The Toasterに対しては、『もうやることはないだろう』と思っていました」と、バルミューダの寺尾 玄社長は振り返ります。ところが、そんな考えを覆したのが、ある一人のシェフとの出会いだったのだとか。
岡嶋シェフは現在、バルミューダでキッチン製品のおいしさ体験の品質担保責任者として製品に携わる一方で、レシピの開発も担当しています。その岡嶋シェフが提案してきたのが、BALMUDA The Toasterにサラマンダーモードを搭載するというアイデア。「サラマンダー」とは、高温で料理の表面に焼き目・焦げ目をつける業務用の調理器具で、レストランなどでグラタンや焼き魚の仕上げに使われています。
「“命がけ”というには大げさかもしれないが、BALMUDA The Toasterはそれほどこだわり抜いて作った渾身の製品だったので、最初、話を聞いた時は全く魅力を感じませんでした。しかし、実際に岡嶋シェフがサラマンダーモードで作った料理を試食したら、衝撃を受けたのです」(寺尾社長)
また、「BALMUDA The Toaster Pro」は岡嶋シェフ考案によるものでしたが、同じく岡嶋シェフ主導による新製品を来年にも発売すべく開発を進めているとのこと。「それ作るの? って最初は驚いたのですが、美味しさが半端ない。岡崎シェフによって、“The作る喜び”という企画が育っています」と寺尾社長は自信をうかがわせます。一体何が出てくるのか、そちらも楽しみですね。
また、“日本最初の金属洋食器製造専門メーカー”として110年以上の歴史を持つ燕物産とのスペシャルコラボデザイントングのプレゼントキャンペーンも実施。新潟・燕三条の技術を取り入れた職人こだわりの“Made in Japan”クオリティのトングに、両社のコラボレーションを表す特別なロゴを刻印。手が小さくても握りやすいサイズ感で、調理中や料理の取り分けなど、お好みのスタイルで使用できます。キャンペーンの詳細は、EPEIOS公式サイトの特設ページをご覧ください。
高級トースターの代名詞ともいえるのが、バルミューダの「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」です。BALMUDA The Toasterは2015年に初代モデルが発売され、「トースターが変わるだけでパンがここまで美味しくなるのか!」と多くのユーザーに衝撃を与えました。そんなBALMUDA The Toasterですが、実は昨年2020年にひっそりとリニューアルしています。そこで、ここでは新BALMUDA The Toasterのどこが進化したのか、味や使い勝手をじっくり試してみました。
↑BALMUDA The Toaster(直販価格2万5850円・税込)【SPEC】本体サイズ:幅357×奥行き321×高さ209mm、質量:約4.4kg、定格消費電力:1300W、付属品:5ccカップ、取扱説明書(保証書付き)、ガイドブック
そもそもBALMUDA The Toasterはどこがすごいの?
BALMUDA The Toasterが登場したのは2015年。それまでトースターといえば、上下にヒーターがあり、設定した時間加熱するという単純な構造でした。そんななか、BALMUDA The Toasterは「水蒸気による熱制御」「食材に合わせた細かな加熱コントロール」という新しい機能を追加。本体上部の給水口から5ccの水を入れ、庫内にスチームを充満させることで素早くパン表面に熱を伝えます。これにより、従来のトースターよりも外側は薄くカリカリ、中はしっかり水分が残ってモチモチとしたトーストが焼けるのです。個人的に、この「水を入れる」という一手間が「面倒」と感じるか「(美味しいパンが食べられる準備として)ワクワクする」と感じるかが、BALMUDA The Toasterを購入する判断ポイントのひとつです。
もうひとつの革新的機能が「細かな温度コントロール」。BALMUDA The Toasterには食パンを焼く「トーストモード」のほか「チーズトーストモード」「フランスパンモード」「クロワッサンモード」があり、それぞれの食材に合わせて1秒単位で細かく温度制御をします。たとえば、トーストモードでは60℃前後でパンの中のデンプンをアルファ化させてモチモチ感を蘇らせ、160℃で表面をカリッと焼き締め、最後に220℃で焦げ目をつけて香ばしさを演出します。一方、チーズトーストはパンの上の食材にしっかりと火を通すために上面ヒーターを強めに設定。チーズ以外でさまざまな具材をのせて焼く場合にも適したモードです。
ちなみに、バルミューダの公式ホームページには多くのBALMUDA The Toasterを使用したオリジナルレシピを用意。時間があるときに、オリジナルレシピを試してみるのも楽しみのひとつです。
↑あらかじめフライパンで肉に焼き色をつけ、BALMUDA The Toasterで仕上げるローストビーフ
↑ローストビーフはフランスパンモードで10分焼くことで、中まで美しいピンク色に仕上がりました
↑個人的に大ヒットだったのが食パンに焼きのり、バター、しょうゆで作る「のりトースト」
新モデルで何が変わったのか?
BALMUDA The Toasterがリニューアルしたと先述しましたが、実は見た目はほとんど変わっていません。このため、新旧モデルを並べても、カラー以外はパッと見ても違いに気付かない人が多いと思います。ただし、よくみると給水カバーが小さくなっていたり、ドアの窓部分が従来よりも少しだけ奥まっていたりするなど、両モデルを並べるとわかる違いはあります。
一目でわかる違いは操作部。モード切替表示が「どのモードを選んでいるか」がひと目でわかるデザインになり、主操作部はボタン中央に「電源ON/OFF」のボタンが付きました。BALMUDA The Toasterは旧モデルの完成度が高く、現在も旧モデルを売っている店がありますが、新旧の違いはダイヤルに電源ボタンがついているかどうかでチェックすると間違いありません。
このほか、さまざまな細かな違いはあるのですが、個人的にデザイン面で一番うれしい進化が「焼き網」のデザイン変更。従来は焼き網にフックがついており、このフックを本体に引っかける必要がありました。一方、新モデルの焼き網のセットは本体のフレームに「のせるだけ」。脱着が簡単なので洗うのも簡単です。またBALMUDA The Toasterには金属トレイが付属しないため、網にアルミホイルなどを巻き付けて調理することもあるのですが、ホイルを焼き網にぐるっと巻き付けて、ポンとフレームに乗せられるのも手軽です。
ところで、BALMUDA The Toasterでは水を使わない170/200/230℃のオーブン機能(クラシックモード)もありますが、こちらは従来モデルとほぼ変わりなし。試しに170℃モードでクッキーを焼いてみたところ、庫内奥側が強く焼けてしまいました。オーブン機能に関してはコンベクションオーブンには勝てません。ただし、グラタン等の「焼き色をつけるだけ」程度の調理なら問題なくこなせます。
美味しいパンが食べたいならBALMUDA The Toasterは買い!
BALMUDA The Toaster発売以降、各メーカーが高機能トースターの開発をスタート。いまではフランスパンモードやクロワッサンモードを搭載した、食材に最適な加熱コントロールができる製品も続々と増えています。しかし、今回のレビューでBALMUDA The Toasterはそういった後発製品と比較しても、新旧モデルともにトップクラスの美味しさだと実感しました。
こうしたニーズを受けて、新しいヘルシオはミールキット宅配サービス「ヘルシオデリ」や食体験EC「TASTY JOURNEY with Healsio」と連携し、自宅に届いたこだわりの食品を調理できるのが特徴です。
具体的には、ヘルシオデリやTASTY JOURNEY with Healsio対応のメニューを、「COCORO KITCHEN」レシピサービスからダウンロード可能になります。食材を取り寄せ、ダウンロードメニューから調理を開始することで、本格的な仕上がりの料理など、幅広いメニューを自宅で手軽に楽しめるとのこと。
ダウンロードメニューは、TASTY JOURNEY with Healsioではローストビーフ、ハンバーグ、ミートローフなど。いっぽうのヘルシオデリでは、一次発酵済みの冷凍パン生地を注文すると、解凍から二次発酵、焼き上げまでを自動で調理してくれます。