寒い時期もあったか、ぐっすり眠れる優れモノ!マットレス・布団選びがカギを握る、快眠メソッド

春が近いとはいえ、まだまだ夜は寒い今日このごろ。手足が冷えて寝付きが悪い、温かい布団の中から抜け出せず、朝起きるのがつらい……など、寒さによって睡眠の質は低下しがちに。そこで、快眠できるように手助けしてくれるマットレスや布団を5つご紹介!

 

内から外からサポートして、睡眠の質を上げよう

一般的に室温が15℃以下になると、寒さで睡眠の質が落ちると言われている。それは、手足が冷えやすくなるから。人は深部体温(身体の中心の体温)を手足へ放熱して睡眠を促すホルモンを分泌する。しかし手足が冷えていると熱を放散できず、深部体温を下げられなくなり、寝付きが悪くなってしまうのだ。

 

しかも深部体温は、日中に比べて活動量が落ちる夜はどんどん下がっていく。したがって、睡眠の質を上げて快適な眠りをゲットするためには、冬は特に、就寝前に身体を適度に温めることが重要になってくる。

 

体内は寝る準備が万端に整っていても、しっくりくる寝姿勢を確保できていなければストレスに……。寝起き時、しっかり寝たのに疲れが取り切れていない、肩や腰が痛いなどの場合は、一度マットレスを見直してみてほしい。好みの硬さのものを使っていたとしても、体格・体型に合っていない可能性がある。

 

たとえば、柔らかな寝心地が魅力の低反発マットは体重が重いと(50キロ以上)身体が沈みすぎて、逆に腰に負担がかかることも。良質な寝姿勢を保つには、身体の1点に負荷が集中しないようなマットレスを選ぶことが大切だ。体圧分散性に優れ、自分に合った寝姿勢が保持できるマットレスを吟味してみて!

 

【マットレス】真冬は温かく、真夏は涼しく最適な温度・湿度を担保!

カドー
マットレスギア FOEHN GRASS
実売予想価格9万9000円(シングル)〜 ※2025年4月発売予定

 

布団内を快適な温度・湿度に調節する「インテリジェンス送風温度制御」を搭載。冬場はヒーターで床暖房のように寝床をホカホカに温め、快適な温度・湿度を保てる。夏は空気循環でムレを防ぎ、年中快適な睡眠環境が手に入る。

 

【SPEC】●消費電力:約180W ●サイズ展開:4サイズ(シングル・セミダブル・ダブル・クイーン) ●サイズ:W100×D195㎝(シングル)

↑布団乾燥機能も搭載している。55℃の温風でダニや余計な湿気を取り除き、清潔な状態で使い続けることができる

 

↑8層レイヤーで体圧分散し、身体を立体的にサポート。圧力による疲れを軽減しながら、快適な睡眠を維持できる

 

【ココがGood!】季節に応じた最適解の睡眠が実現!

「普段使っているマットレスや床の上に設置するだけで、季節に応じた快適な温度・湿度で眠れます。ダブルサイズ以上は左右で温度を変えられて、寒さの感じ方が異なる夫婦にもオススメ!」(編集部)

 

【マットレス】睡眠環境のサポートに特化した新感覚のマットレスギア

nishikawa×ドクターエア
3Dエアストレッチマット リッチスリープ
実売価格7万9860円

 

独自のエアバッグによるストレッチ体感ができる機能と、体圧分散で睡眠中の身体の負担を軽減する高性能マットが融合。睡眠前は姿勢をサポートし、起床時は身体の活性化を促すストレッチモードを搭載している。

 

【SPEC】●定格消費電力:36W ●タイマー機能:約10分 ●最大適応体重:約120㎏ ●サイズ/質量:約W97×T3.8×L195㎝/約5㎏(マットのみ)

 

↑プログラミングされたエアバッグの動作と空気量により心地良くストレッチができる。マットは体圧分散で体の負荷を軽減

 

↑日々の動きで姿勢が歪みがちに。就寝前にそれを整えることで理想的な寝姿勢へと導き、 心地良い睡眠時間を実現する

 

【ココがGood!】正しいストレッチをすると睡眠の質が変わる

「就寝前、起床直後に適切なストレッチをすると身体が整うのを実感! コチラは睡眠前後のストレッチ環境をバックアップしてくれるだけでなく寝心地も良く、QOL爆上がりです」(編集部)

 

【マットレス】低反発と高反発のMIXで、まるで雲の上かのような寝心地

コアラスリープジャパン
コアラマットレス SUPREME
実売価格14万9900円(シングル)〜

 

日本の気候やライフスタイルを徹底的にリサーチして開発されたマットレス。低反発と高反発を組み合わせた独自の高密度ポリウレタンフォーム「クラウドセル」を従来品より40%増量し、より贅沢で快適な寝心地を実現している。

↑トッパー裏表で好みの硬さを選択可能。どちらも7つのゾーニングサポートが正確に体圧を分散し、快適な寝姿勢へと導く

 

↑マットレスカバーはリバーシブル仕様。冬と夏で使い分けできる。冬面はふんわりとしたテンセル リヨセル素材に

 

【ココがGood!】マットレス迷子にオススメの逸品

「低反発と高反発のいいとこ取りで、体圧分散性がかなり優秀。自分に合った硬さがイマイチわからない方でも、最適な寝姿勢を開拓しやすいと思います。好みで硬さを選べるのも◎!」(編集部)

掛け布団

【掛け布団】独自開発素材を採用した、3WAYのハイスペック掛け布団

ブレインスリープ
ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト ウォーム デュアル
実売価格5万5000円〜(シングル)

 

掛け布団と毛布を2枚合わせにしたデュアル構造が特長。掛け布団には一般的な粒わたの290%超の吸湿発熱力を持つ独自の粒わたを採用している。3WAYで使えるが、極寒期は2枚重ねで使用すると空気層ができて断熱効果が高まる。

↑毛布には吸った湿気を温かな熱に変換する独自素材が使われている。掛け布団と毛布を重ね使いすれば、冬の最強寝具に!

 

【ココがGood!】3通りの使い方ができて掛け心地も最高!

「秋冬春と適応可能な高クオリティの掛け布団と毛布がセットに。2枚合せても、1枚でも使い分けできるので、かなりコスパ良く快眠環境を得られます。羽毛布団のような掛け心地も魅力」(編集部)

 

【敷きパッド】身体から発する水分で発熱し、温かさを朝までキープ

ミズノ
ブレスサーモ敷パッド(シングル)
実売価格1万2100円

 

独自開発の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を中綿に30%含有した敷きパッド。身体から発生する水分を吸収して発熱し、その空気を繊維間に取り込んで保温する。3層構造の特別設計で、眠っている間も温かい状態で寝床をキープしてくれる。

↑吸湿性能が優れており、汗をかいてもムレを抑える。洗濯機で洗えるのもうれしい。カラーはグレーとブラウンの2色展開

 

【ココがGood!】NO暖房でもポッカポカ。温かく眠れる

「暖房をつけて寝なくても十分なほど温かく、朝まで気持ち良く眠れます。じわじわ温まる床暖房の上で寝ているような、そんな気持ち良さがありました。光熱費の節約にも一役買いそう!」(編集部)

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

温度・湿度コントロールで通年、快適な睡眠を! カドーのマットレスギア「FOEHN GRASS(フェーン グラス)」

カドーは2月7日、マットレスギア「FOEHN GRASS(フェーン グラス)」を販売開始しました。

記事のポイント

マットレスの上に設置して使うことで、温度・湿度をコントロールする「マットレスギア」。夏場・冬場の睡眠環境の変化に悩まされがちな人にとっては魅力的な製品ではないでしょうか。

 

使用中のマットレスの上に設置することで、内蔵ヒーターや送風による温度・湿度のコントロールが可能となるのが特徴。「インテリジェンス送風温度制御」機能を搭載し、冬場はヒーターで暖かく、夏場はサーキュレーションシステムにより空気を循環させてムレを抑制するなど、1年を通して眠りに最適な環境を実現するとしています。

↑送風システムとヒーターを内蔵し、温度・湿度をコントロールします

 

ダブルおよびクイーンサイズでは、左右独立して温度を制御可能です。内部は8層構造で、表面には通気性・吸湿性を兼ね備えた耐摩耗性素材を採用。優れた体圧分散により快適な睡眠の実現をうたいます。

 

加えて、55℃の温風を使った内部乾燥機能も用意しており、ダニや湿気対策にも利用できるとのこと。駆動音は公称32dBAの静音性を確保しています。専用スマホアプリを使ったリモート操作も可能です。

 

サイズはシングル、セミダブル、ダブル、クイーンの4モデル。価格は9万9000円(税込)~となっています。

 

カドー
FOEHN GRASS
市場想定価格:9万9000円(税込)~

一年を通して快眠をサポート! カドー初のマットレスギア「FOEHN GRASS」が先行予約を開始

空気清浄機や加湿器などの開発・販売を⼿がけるカドーは、応援購⼊サービス「Makuake(マクアケ)」にて、cado史上初、睡眠に最適な「温度・湿度(※1)」をコントロールする “マットレスギア”「FOEHN GRASS(フェーン グラス)」を発表。一般発売に先駆けて、11月16日よりMakuakeにて先行予約を実施します。

※1:湿度コントロール:人体から発生し布団内にこもる湿度を送風により取り除く機能

 

記事のポイント

ワンタッチで真冬でも暖かく、真夏でもムレずに涼しいうえ、内側からダニ対策までできる、快適に眠り続けるための全く新しい睡眠ギアです。現在、使っているマットレスの上に置くだけで、睡眠をコントロールできます。4種のサイズ展開で、2025年4月発売予定。

 

オールシーズン最適な温度・湿度にコントロールできる「インテリジェンス送風温度制御」搭載。ヒーターにより真冬でも床暖房のように暖かく、 内蔵されたサーキュレーションシステムにより空気を循環することで、真夏でもムレず、年中最適な環境で眠り続けられるとのこと。さらに、温度を左右独立制御(※2)することができ、睡眠中にパーソナライズされた最適な温度を維持することが可能です。

※2:左右独立制御はダブルサイズ・クイーンサイズのみ対応。

内部は8層構造になっており、温度・湿度をコントロールするサーキュレーションシステムに加え、表面には通気性・吸湿性を兼ね備えた肌触りの良い耐摩耗性素材を採用。優れた体圧分散で、立体的に身体を支え、圧力による疲れを軽減しながら、快適な睡眠を維持できます。

55℃の温風でワンタッチ操作による内部清掃機能を持ち合わせ、ダニや湿気をしっかり対策し、清潔で快適な睡眠環境を維持することができます。

電気代は、わずか5.6円/h(シングル・セミダブルの場合)でエアコンよりもお得(※)に快適な空間を保てます。さらには、32dBAの静音性で、睡眠を妨げることなく静かな環境を保つとのこと。また、専用のスマホアプリを使用することで、スマートフォンで操作が可能。離れた部屋から操作し、睡眠環境を整えることができるといいます。

* 全国家庭電気製品公正取引協議会の目安電力料金単価:31円/kWh エアコン:約900W FOEHN GRASS(シングル):約180W

 

カドー
「FOEHN GRASS」
■ シングル(幅約100×長さ約195c)
想定販売価格: 9万9000円(税込)
■ セミダブル(幅約120×長さ約195cm)
想定販売価格: 11万円(税込)
■ ダブル(幅約140×長さ約195cm)
想定販売価格: 12万1000円(税込)
■ クイーン(幅約160×長さ約195cm)
想定販売価格: 13万2000円(税込)

話題の「棒状ふとん乾燥機」に新モデル出た! カドー「FOEHN」進化版がMakuakeで先行予約を開始

“空気をデザインする We design for atmosphere.”をコンセプトに、空気清浄機や加湿器などの開発・販売を⼿がけるカドー。同社は応援購⼊サービス「Makuake(マクアケ)」にて1億5000万円を超える支援を達成した、ワンタッチふとん乾燥機「FOEHN 001(フェーン001)」の進化版となる「FOEHN PRO(フェーン プロ)」「FOEHN 002(フェーン002)」の2機種を発表します。また、FOEHN本体と併せて使うことで利用シーンが広がる専用アタッチメント2種も発表します。

 

記事のポイント

スティック状のコンパクトな本体が特徴で、本体のボタンを“ワンタッチ”して挿し込むだけで使えるのが便利。花粉の気になる春、ジメジメした梅雨、寝汗のかきやすい夏、布団が冷たくて寝つきの悪い秋冬、オールシーズン活躍します。気になるニオイを消臭し、ダニ・トコジラミ対策にも持ってこい。

 

FOEHN 001より性能アップを追求したFOEHN PRO。風量を約50%向上させ、キングサイズの布団まで温め・乾燥に対応しました。さらにオゾンの発生量も約2倍に増加し、消臭性能もパワーアップ。

↑「FOEHN PRO」

 

FOEHN 002はFOEHN 001の機能はそのままに、新たな機能として「静音性モード」を搭載。夜間の使用や靴乾燥スタンドの併用時にも安心の、より使いやすい仕様にアップデートしました。

↑「FOEHN 002」

 

「FOEHN SHOES DRYER STAND」はFOEHNを差し込んで使用することで、スニーカー・革靴・ブーツもつま先までしっかり乾く、靴乾燥スタンド。シューズボックスにすっきり収納可能な折り畳み式で、外出後の靴の消臭にも手軽に使用できます。

↑「FOEHN SHOES DRYER STAND」(対象機種:FOEHN 001/FOEHN 002/FOEHN PRO)

 

「FOEHN AROMA ATTACHMENT」は、FOEHNの吹出口に装着することで寝具にアロマが香り、睡眠の質をさらに高める、専用のアタッチメント。お好みの市販のアロマで楽しめるほか、安眠効果とベッドバグ対策を両立した専用のエッセンシャルオイルも用意されています。

↑「FOEHN AROMA ATTACHMENT」(対象機種:FOEHN 001/FOEHN 002)

 

上記製品は、一般発売に先駆けて10月12日よりMakuakeにて先行予約を実施中。現在、cadoオフィシャルサイトにてティザー情報が見れます。

 

カドー
ふとん乾燥機 FOEHN PRO(フェーンプロ)
発売予定日: 2025年1月上旬予定
想定販売価格: 2万9920円(税込)

ふとん乾燥機 FOEHN 002(フェーン002)
発売予定日: 2024年12月上旬
想定販売価格: 2万4200円(税込)

FOEHN 靴乾燥スタンド
発売予定日: 2024年12月上旬
想定販売価格: 5720円(税込)

FOEHN アロマアタッチメント
発売予定日: 2024年12月上旬
想定販売価格: 1650円(税込)

エッセンシャルオイル Atmos. for FOEHN
発売予定日: 2024年12月上旬
想定販売価格: 2310円(税込)

「ふとん乾燥機に二度ビックリ」家電のプロが 2023年「感動家電」ベスト3を語る

2023年に発売された数多くの家電のなかで、プロの心をもっとも動かしたアイテムは何だったのか? 今回は、テレビや雑誌をはじめ、数多くの媒体で活躍する家電ライター・田中真紀子さんにベスト3を挙げてもらい、感動ポイントを語っていただきました!

 

【その1】使えば使うほど「炊飯器のプチ不満」が解消されていると実感します!

パナソニック 

自動計量IH炊飯器 SR-AX1

実売価格4万5540円(税込)

米びつ2 kg(13合分)と水タンク600 mL(2合分)を内蔵し、米と水の計量・投入から炊飯まで全自動で行う炊飯器。炊飯量は0.5合から2合まで0.25合単位で選べます。専用アプリと連携することで外出先から炊飯の設定や変更ができるため、急な予定変更にも対応可能。

↑米びつと水タンクを内蔵し、おまかせで計量と炊飯を行います

 

【田中真紀子さんの感動コメント】

「炊きたてご飯が食べたいけれど、帰宅時間が読めないから炊飯予約できない、そもそも計量が面倒…などの理由で、ご飯を食べる機会が減った人も多いはず。私自身、長時間浸水するのがイヤなので炊飯予約はしない派ですが、本機は予約しても炊飯の直前に米と水が内釜に投入されるので安心。使えば使うほど炊飯器の『プチ不満』が解消されていると実感します。若者の米離れを食い止める可能性を秘めた画期的な炊飯器だと思うので、今後の広がりに期待!」

↑コンパクトな内釜はおひつ型のデザインで、そのまま食卓に置いて使えます

 

【その2】本当にシワが少ない! 電気代も抑えられて言うことなし

日立グローバルライフソリューションズ

「ビッグドラム」BD-STX130J

実売価格36万8280円(税込)

高速風と大風量を組み合わせた「らくはや 風アイロン」を開発し、衣類のシワを抑えながら時短・省エネを実現。お手入れが大変だった乾燥フィルターをなくしたほか、3つの自動おそうじ機能でホコリ・糸くずを大容量糸くずフィルターに集める「らくメンテ」も特徴です。新たに「ナイアガラ循環2段シャワー」を搭載し、高い洗浄力でスピーディーに洗い上げます。

↑ヒートポンプ式となって時短と省エネの両立を実現。ドラム槽の手前から衣類に直接風を当てる独自構造により、衣類を広げてシワを伸ばすことが可能です

 

【田中真紀子さんの感動コメント】

「ドラム式洗濯乾燥機のメリットは、洗濯物干しの手間が省けること。ですが、せっかく乾燥してもシワが多いとアイロンをかけなければならず、『干したほうが早かったかな…』と思ってしまうことも。その点、ビッグドラムは本当にシワが少ない! さらに面倒だった乾燥フィルターのお手入れも不要になり、洗濯全体の負担が大きく減ったと実感できます。しかも、今年はついにヒートポンプを搭載。電気代も抑えられるようになったので、もう言うことなし!」

↑本体上部にあった乾燥フィルターをなくし、お手入れをラクにした「らくメンテ」も特徴です

 

【その3】パワフルな温風にビックリ! 寒い季節は就寝前に使うと幸せです

カドー

ふとん乾燥機 FOEHN(フェーン)001

実売価格2万4200円(税込)

スティック状のコンパクトな本体をふとんに挿し込むだけで使えるふとん乾燥機。独自の送風技術で2m先まで届く高風速を実現し、シングルサイズはもちろん、ダブルサイズのふとんも隅々まで温風を届けます。パワフルながら業界最小クラスの420Wと省エネ。オゾンによる除菌・消臭機能も搭載しています。

↑コンパクトなボディで使用も収納もラク。マット塗装に柔らかなウォームグレーカラーも特徴です

 

【田中真紀子さんの感動コメント】

「初めて見たときは『本当にこんなに小さくて大丈夫……?』と不安でしたが、パワフルな温風が出てきてビックリ! 『でも、ふとん全体は温まらないのでは……?』と思っていたら、これまたちゃんと温まっていて二度ビックリでした。ここまでコンパクトで軽いと、使うときのハードルが下がるので起きてすぐふとんにセットする、なんて使い方もカンタンに習慣化できますね。ちなみに、今の寒い季節は就寝前に5~10分使うのもオススメ。温かいふとんで眠る幸せが味わえますよ」

↑2m先の風車を回す高速風を実現し、ふとんの隅々まで温風を届けます

「睡眠デバイス」なのに視覚・嗅覚・聴覚にアプローチが素晴らしい!快眠家電「BRAIN SLEEP CLOCK」レビュー

日本は、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最も睡眠時間が短く、平均睡眠時間は6時間27分だそうです。

 

この数字を見たとき、え? 長いほうでは? と思った人はショートスリーパー。筆者もコロナ禍で完全テレワークになり、いつでも仕事ができる体制が整ったばかりに、オンオフの切り替えができず、夜中まで仕事をしてしまう始末。

 

そんな睡眠の悩みを抱える筆者が見つけたのは、10月5日に発売された「BRAIN SLEEP CLOCK(ブレインスリープ クロック)」。いざ使ってみると、睡眠だけでなく、気分リフレッシュ、マインドフルネスなど、「癒し」を求める現代人にピッタリな機能が満載でした! 筆者を最高の睡眠と環境に、そして仕事の生産性までもアップしてくれた「BRAIN SLEEP CLOCK」をレポートします。

 

部屋が一気にスタイリッシュになるフォルム

↑「BRAIN SLEEP CLOCK」のサイズは直径109×高さ209mm。価格は、アウェイク + スリープの2つのアロマがセットで5万1700円(税込)だ

 

「BRAIN SLEEP CLOCK」は、最先端の睡眠研究を行う「ブレインスリープ」と、美しい“空気”と心地よい“空気感”を創出する家電メーカー「cado」が共同開発した、睡眠デバイス。五感に作用するたたずまいをデザインして作ったというだけあり、どんな部屋にもすっとなじみそうなシンプルなデザインです。

 

基本操作はスマホアプリから行います。仮眠効果を最大限に引き出す「POWER NAP」や、瞑想に使える「MEDITATION」などのモードを搭載し、夜の睡眠以外にもライフスタイルに合わせたモードを楽しめます。

 

本体とスマホをBluetooth接続すれば、スタンバイOK。

↑起動前に上部ユニットを外し、アロマボトルをセッティング

 

↑スマホアプリのAndroid版は、Bluetoothと位置情報をONにしないとつながらない端末もあるのでご注意を

 

光・香・音に包まれて入眠する幸せ

セットアップは簡単に済んだので、さっそく夜に使ってみることに。

 

モードの設定は、アプリ下部にあるSLEEP&WAKE-UP、POWER NAP、MEDITATIONの3つのボタンから選ぶだけ。まずは、最高の睡眠を体験するためにSLEEP&WAKE-UPをタップします。

時間を設定したあと、詳細をタップすると、光・香・音の強弱、また入眠、起床までの稼働時間も分刻みで設定できます。

↑今回は本体の稼働開始時間を入眠の20分前に設定

 

設定時間になると、柔らかい光が部屋の中にあふれ、ゆったりとした音楽が響き、ふわ~っとアロマの香りが広がります。起動時のカチっとした音などは一切なく、自然にスタートするので、今まで当たり前にそこにあったかのような心地良さ。

 

実は、自分で時間を設定したものの、まだ仕事が終わっておらず、PCの前でせっせと原稿を書いていた筆者。せっかく眠りに誘ってくれたので、潔くPCを閉じ、眠ることにしました。

↑光が徐々にフェードアウトし自然な眠りにいざなう

 

↑入眠のためにブレンドしたアロマはラベンダーのやさしい香り。起床時は血液循環をサポートするローズマリーとシオネールでフレッシュな香りがただよう

 

音楽は入眠のために開発したものというだけあり、体の奥底にじんわりと染み入ってくる音。頭上に広がるアロマの香り、そしてオレンジ色のぼんやりとした光が徐々にフェードアウトしていくのも相まって……いつ眠りについたか覚えていません。

 

「あ、眠っていたんだ」と気づいたのは、フレッシュなアロマの香りが鼻腔をくすぐった朝。瞼に少しずつ入ってくる光、朝の爽やかさを感じる音で徐々に目覚めます。光は、オレンジ色からすっきりとした白色に変化。いつもは「もう朝か~」とだらだら起きているのに、「おお!よう寝た!」と伸び伸びして快適に起床できました。

 

ということで初日から眠りの深度を感じられました。ただ、少し夜の香りが強いのと、朝の光がまぶしすぎたなと感じたので、1日ごとに設定を変更し、自分好みの光・香・音を模索。1週間後には、起きた瞬間誰かに「おはようございます!」といってしまいたくなるほどすっきり爽やかな目覚めを実感しました。

 

太陽の光が入りにくい部屋で寝ていたため、いつもスマホのアラームの光で目覚めるというあまりよくない環境だったからかもしれませんが、独自開発された柔らかい光と独特のゆらぎがかなり心地よく、上質な睡眠を叶えるためにはやはり「光」が大切だったんだとしみじみ。

 

仮眠やマインドフルネスにも効果的

マインドフルネスに最適なMEDITATIONモード

睡眠以外の2つのモードも使ってみました。まずは「MEDITATION」。

↑ヨガやマインドフルネス瞑想にも効果的なMEDITATION機能

 

筆者は完全テレワークになり、仕事場は自宅。オンオフの切り替えがうまくいかず、いつも仕事のことで頭がいっぱいで、いわゆる脳疲労状態のときがありました。そんなときに出会ったのがマインドフルネス。今、この瞬間に意識を集中することで、脳や心を休ませる手法なのですが、そうは簡単にいきません。

 

そこで、ゆっくりと瞑想に入れる自分好みの音楽を「BRAIN SLEEP CLOCK」のMEDITATION機能から検索。

↑avexと開発した入眠サウンドは自然の音がテーマ

 

あとは、ヨガや瞑想をする時間をセットし、光・香・音をカスタマイズ。ヨガマットの上に置いて試してみると、一定のリズムで部屋を包み込む光と音、抜群のタイミングでふわっと広がるアロマの香りにうっとり。30分間、深く瞑想に入り込めました。美容院でヘッドスパをしたくらいの頭のすっきりさに驚きです。

 

試しに、仕事中もMEDITATIONを起動してみると、心地よい音楽に眠りそうになるかと思いきや、集中力アップに驚き! MEDITATION用に開発された音楽が脳をほどよくリフレッシュするのにも効果的なようです。

 

光と同じように音にもゆらぎを感じる、雨や焚火、波など自然の音が使われているので、どの音(音楽)が自分にとって心地いいのか、脳がすっきりするのか見極めればいろんな使い方ができます。

 

仮眠の効果を引き出すPOWER NAPモード

もう一つのPOWER NAPモードは仮眠時に使用することで、仮眠効果を最大限に引き出してくれるモードです。筆者はたまに昼寝をしてしまうのですが、起こしてくれる人もいないのでついつい長く寝てしまい、逆に疲れるなんてこともざら。

このモードは稼働時間を設定し、開始ボタンを押すだけ。設定した稼働時間の前後に入眠起床モードと同じように光・香・音がフェードアウト、フェードインします。寝すぎ予防に抜群の効果を発揮しました。

 

五感にアプローチする新たな入眠デバイス

上質な睡眠には、快適な温度や湿度、自分の首にあった枕、体が心地よく沈むマットレスなどさまざまなアプローチがありますが、光・香・音と五感に響かせることも大事なんだなと実感しました。

 

目をつぶってもまぶたにぼんやりと入り込む光、脳を心地よく刺激する香り、そして、耳元にす~っと入ってくる自然の音。毎日すっきりしない、途中覚醒して眠りが浅い、そもそも眠りにつくまでに時間がかかるといった睡眠の悩みを抱えている人は、一度試してみる価値大です。皆さんも清々しい「おはようございます!」を言ってみませんか?

「コレ、ドライヤーなの?」カドー「baton」は美しい形ゆえ、髪以外も美しくまとまる絶大メリットが!

毎日使用するうえ、ヘアケアの面からも欠かせない存在の「ドライヤー」。みなさんは、どのようにドライヤーを選んでいますか? 高性能なものは価格も高く、5万円を超えるものもあり、それだとやっぱり高い! 現実的に手が出せるモデルで、髪の悩みを解決してくれて長く使えるモデルが欲しいというのが本音だったりします。

 

そこでGetNavi web編集部は、人気メーカーの最新ドライヤーから3万円前後の、ちょっと高いけど買えなくはない価格帯のモデルをピックアップ。実際に使用しつつ、機能、仕上がり、収納性、価格などあらゆる角度から、各製品の実力を調査しました!

 

第一回目は、スマートなデザインが目を引くカドーの「baton バトン」! ぱっと見、ヘアアイロンのようにも見えますが、正真正銘のドライヤーで、10月下旬に発売されたばかりの注目のニューカマーです。

 

【調査メンバーと髪質】

GetNavi web編集長 山田佑樹:柔らかい髪質の短髪。アラフォーで髪にボリュームが欲しいお年頃。

 

GetNavi web美容家電担当 松永舞香:絡まりやすい髪質のロングヘア。潤いを守りつつサラッと仕上げたい。

 

ライター 狐塚咲季:カラーとパーマで痛み気味のミディアムヘア。ダメージを抑えたい。

 

【調査①】製品概要と扱いやすさをチェック!

【今回調査したドライヤーはコレ】

↑●SPEC /消費電力:800W/風量:2.0㎥ (分)/サイズ:高さ約277mm×直径約38.5mm/質量:約298g(電源コード、カールブラシを除く)/電源コード長さ:約1.7m/付属品:カールブラシ、携帯ポーチ、取扱説明書(保証書)

カドー

スティック型ヘアドライヤー BD-S1 「baton バトン」

2万9920円(税込)

空気清浄機・加湿器など送風・空調家電メーカーとして知られる「カドー」のスティック型ヘアドライヤー。陸上リレーのバトンをイメージしたという形状は、従来のドライヤーとは一線を画す画期的なデザイン。クラファンのGREEN FUNDINGにて先行発売を実施し、今年10月25日に待望の一般発売が開始された。

 

持ちやすさ・扱いやすさはどう?

最低でも5分は腕を上げたまま扱うドライヤー。持ちやすさや扱いやすさも大事なポイントです。

「バトン」の特徴は、スリムさと約298gの超軽量なボディ。実際に持ってみると、頭の上まで軽々と本体を運ぶことができます。そのため、非常に動かしやすく、乾きづらい髪の根本まで狙って風を当てることが可能。まさにカドーが目指したという「ゼロ・グラビティ」な新感覚のヘアドライを体験できます。

 

【使ってわかったポイント】繊細なスタイリングに向いたデザイン

「小回りが利いて扱いやすいです。後頭部のボリューム出しや前髪のセットなど、細かいスタイリングがしやすいのが好きなポイントですね! 着脱式のカールブラシも気が利いてていい。ただ、マグネット式なので髪にひっかかりがあったり、一度に取る髪のボリュームが多過ぎたりすると外れてしまうのが少し心許ないかも」(松永)

 

「軽くて手にフィットするのがいい感じ。頭の後ろなど届きにくい場所にも風を当てやすく即座に乾きました」(狐塚)

 

小回りが利き、真っすぐに風が射出されることから、スタイリングをするうえでのメリットがまず挙がりました。吹き出し口にワンタッチで装着できるマグネット式のカールブラシを付ければカールドライヤーとしても使えて、スタイリングの幅が広がります。

 

【調査②】速乾性をチェック

続いて、速乾の観点から「バトン」の性能を見ていきましょう。

 

風量は業界トップクラスを謳うだけあって、かなりパワフル! カドーが空調家電で培ってきた送風技術を応用し、一般的なドライヤーよりも直進性のある風がゴーッと吹き出してきます。この圧倒的風力は、スピーディなヘアドライを期待できそうです。

↑吹出口が縦長なので、帯状で直線的な風を体験できました(松永)

 

↑スリムなボディに合わせた小さめの吹出口

 

スタイル別の乾燥時間は?

乾燥範囲 所要時間(約)
山田(ショート・短髪) 全頭 3分
狐塚(ミディアム) 左半分 3分50秒
松永(ロング) 左半分 4分

 

実際に濡れた髪を乾かしてみても、一般的なドライ時間よりは平均して時短されている印象があります。それぞれの体感を聞いてみました。

 

【使ってわかったポイント】直進的な大風量で速乾性は◎

「一点集中で風を当ててくれるうえ、風量も強いので、短髪の人は当てておけばどんどん乾いていくのがラク! 男性やショートヘアの人にオススメできる」(山田)

 

「直進的な風に慣れるまでに少し時間がかかってしまったかも。毛先は手で支えることでうまく当てられました」(狐塚)

 

「 帯状の風はロングヘアでも乾かしやすく、中間から毛先が特に速乾でした。反面、頭皮は少しコツがいるかなといった印象。また、パワーがあるのでモーター音が出ていますが、周りから聞いてる分には気にならないくらいだと思います」(松永)

 

やはり風量と操作のしやすさが圧倒的で、速乾性は文句なし!  一方で、他に類を見ない形状であるがゆえ、慣れないと感じる部分もあり。自分のスタイルに合った使い方を見つけられれば、さらに利便性が高まりそうです。

 

仕上がり、手触りはどうなった?

使用後の髪の仕上がり、それぞれの髪の悩みに対してどんなアプローチがあったのかを見ていきます。

 

ボリューム感が出る仕上がりに

「毛先に送風しすぎると広がるので、集中して当てないように気を付けながらドライした方がいいと感じました」(松永)

 

「年々、毛量が減ってペッタリしてきたのでボリュームアップしたい! バトンは、強い風量でふんわりとボリュームを作ってくれるので、毎日のコンディションに合わせて使い分けができそう。温度を徐々に下げていったところ、乾かしすぎずうるおい感が出て、サラサラの手触りなりましたよ」(山田)

↑右側:検証モデルでヘアドライした状態。左側:通常の乾いた髪の状態

 

↑写真ではややわかりづらいが、「バトン」で乾かした側(写真右)はふんわりとした仕上がりになっておりペタッと感が和らいでいる

 

「パーマのふんわり感は出やすいのですが、かなりボリューミーな仕上がりになってしまったかも」(狐塚)

↑右側:検証モデルでヘアドライした状態。左側:通常の乾いた髪の状態。遠目に見るとそこまで違いが出ていないが、首から下、毛先に向かっては左右にボリューム感の違いが出ている

 

↑確かに、「バトン」でヘアドライした毛先(写真右)は少し広がっている

 

このように、元々髪にボリュームがあったり、毛先に広がりがあったりする人にとっては、髪がまとまりづらくなってしまう一面も。

 

「バトン」は4段階(高温/中温/低温/スタイリング)の温度調節が可能です。特に、髪へのダメージが気になる人は、温風と冷風が交互に切り替わるスタイリングモードを使用するのがオススメ。ちなみに、高級モデルに備わる、センサーなどによる自動温度調整機能はありません。しかし、最高温度も熱すぎない85℃に設定されているため、過乾燥になることを防いでくれます。

 

仕上がりについては、特にボリュームアップを求めている人や、部分的にヘアスタイリングをしたい人には最適なアイテムであるとわかりました。

 

【調査③】収納性をチェック

一般的なドライヤーは、プロ仕様の高機能なものになるほど、大きくかさばりやすい印象。自宅の洗面所でも快適に使用でき、すっきりと収納できるかをチェックしていきます。

↑洗面所に置いた状態。コードがあってもコンパクトに収まります

 

やはり収納性や省スペース性は、スティック型の「バトン」の大きなメリットと言えるでしょう。限られた洗面所のスペースでもポンッと置けてコンパクトに収まります。引き出しにしまっても、大きくスペースが余るくらいです。

↑高さのある鏡扉であれば余裕で収納できます

 

また「バトン」には、付属品として専用の携帯ポーチがついてくるので、持ち運びをしたい人にはうってつけ。

結果、収納性に関してはかなりの高評価で、特に女性陣から喜びの声が上がりました。

 

【使ってわかったポイント】マイドライヤーとして旅行やジムにも持っていけるコンパクトさ

「旅行のときやジムに行くときにも持っていきやすくていいですね。カバンの中でも場所を取らないし携帯しやすい」(松永)

 

「洗面台周りにはすでにボトルや化粧品などが置かれてしまっているのですが、それでもこの形ならスペースに余裕がありそう。どのドライヤーよりもコンパクトですごいと思います」(狐塚)

 

【調査結果】持ち運びしたい人にはお買い得なドライヤー

最後に、実売価格を確認しつつ、どんなユーザーにとって一番お買い得な商品なのかをまとめていきます。実売価格は、2万9920円(税込み)。3万円を切っているので、ハイクオリティ・ドライヤーの相場の中では、お得な価格帯になっています。

 

軽量&コンパクトなスティック型というデザインは、他のドライヤーと比較しても圧倒的に秀でている特徴で“ドライヤーをかけてる感覚ではない”くらいにラクに扱えます。速乾性について、特に短髪の男性にとっては超パワフルな大風量のおかげで、毎日の億劫なヘアドライタイムを早く、疲れずにこなすことができそうです。

 

どこに置いても場所を取らないので、旅行やジム・サウナにマイドライヤーを持っていきたい人にとっては非常にオススメできます。もちろん家の中でも、好きな場所にラクラク運んで使用できるので便利です。

 

まとめ/kitsune 撮影/鈴木謙介

空気清浄機は「個室床置き」「ポータルブル」がトレンド! プロが厳選するコンパクトモデル8選

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? 今季はなかでも、設置しやすいコンパクトな空気清浄機に注目。以下では、 家電ライターの平島憲一郎さんが厳選した8モデルを紹介する!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が厳選しました!

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

 

≪個室床置きタイプ5選≫

 

【製品1】同社ならではの十分な風量で超微粒子を9割以上除去

●適用床面積:15畳●8畳の清浄時間:約18分●空気清浄技術:HEPASilentテクノロジー●運転音:18〜48dB(A)

ブルーエア

Blue 3210

実売価格2万6400円

同社の基幹技術HEPASilentテクノロジーを備えた小型モデル。本体下部360度から吸気し、0.1μmまでの微粒子を99.97%(※)フィルター捕集する。空気の状態を検知し最適風量に自動調節。

SPEC●消費電力:2〜10W●風量:0.5〜3.2立方メートル/分●フィルター:Particle Carbon Filter●フィルター交換目安:約6か月●運転モード:オート●サイズ/質量:φ200×H425mm/約1.7kg

※:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1〜1μmまでの微粒子を99.97%以上除去フィルター*の除去性能。部屋全体への除去性能とは異なる

 

↑吸引した空気中の有害物質をマイナス帯電させ、プラス帯電させたフィルターに吸着。高い除去力と高速清浄を両立した

 

↑外側からプレフィルター、メインフィルター、ココナッツカーボンの3層構造のフィルターを採用。PM2.5からVOC、化学物質まで幅広く除去する

 

↑プレフィルターは布製で水洗い可能。5色のカラバリを用意する。メインフィルターは半年ごとの交換だけでメンテ不要

 

[Impression] 超微粒子にまで対応し安心感は抜群!

「コンパクトなサイズながら十分な風量で、寝室などに最適。高性能フィルターで0.1μmの微粒子まで除去できて安心です。運転モードはオートのみで面倒な操作がイヤな人に◎」(平島さん)

 

【製品2】ウイルスを捕らえたフィルターをUV−C照射

●適用床面積:約15畳●8畳の清浄時間:約17.5分●空気清浄技術:5ステップ(フィルター清浄+UV-Cライト)●運転音:約27〜約49.9dB

エレクトロラックス

空気清浄機 Flow A3 UV

実売価格3万4870円

ウイルスを1分間で99.9%除菌するUV-Cライトを搭載(※)。ウイルスが付着したフィルターをUV-Cで照射しながら運転する。きれいな空気を送風口からスパイラル状にムラなく供給。

SPEC●消費電力:2.9〜24.8W●風量0.75〜3.02立方メートル/分●フィルター:円筒型フィルター(活性炭フィルターとHEPAフィルターを含む)●フィルター交換目安:約1年●運転モード:自動、マニュアル、スリープ●サイズ/質量:φ240×H380mm/約2.8kg

※:Guangdong Detection Center of Microbiology (GDDCM)にて、Technical Standard for Disinfection (2002 Ministry of Health P.R. China)- 2.1.5.4に基づいた試験の結果(試験実施日:2021年1月5日)。36mm離した箇所から1分間UV-C Emitterを照射した試験での実証結果であり、実使用空間での実証結果ではない。UV-Cライトの性能のため、部屋全体に対する性能とは異なる。また、すべてのウイルスを除去できるものではない

 

↑フィルターは約1年で交換。交換時期になるとコントロールパネルにフィルター交換サインが表示される

 

↑4ステップフィルターとUV-Cライトで、PM2.5やウイルスなどを除去。UV-Cライトをフィルターに照射し、より清潔性を向上

 

↑自動モードでは本体背面のセンサーで常時空気の状態を計測し、自動で風速を切り替える。マニュアルモードでは3段階の風速切り替えが可能だ

 

[Impression] UV-Cライト機能が秀逸! 操作も直感的に行える

「ウイルスや菌を捕らえたフィルターを除菌効果のあるUV-Cライトで照射し、フィルターを清潔に保てるのがナイス。操作部はタッチパネル式で、直感的に操作できるのも魅力です」(平島さん)

 

【製品3】独自技術で有害物質を抑制し花粉も無力化する!

●適用床面積:〜25畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:ストリーマ+アクティブプラズマイオン●運転音:19〜53dB

ダイキン工業

ストリーマ空気清浄機 MC55Y

実売価格4万8180円

独自技術のストリーマと空気中へのイオン放出で強力に空気清浄。フィルターで捕らえた浮遊ウイルスやカビ菌をストリーマで抑制する。全国で飛散する16種の花粉を無力化できる。

SPEC●消費電力:6〜46W●風量:1.1〜5.5立方メートル/分●フィルター:TAFUフィルター+脱臭フィルター●フィルター交換目安:10年●運転モード:風量自動、節電、花粉●サイズ/質量:W270×H500×D270mm/6.8kg

 

↑プレフィルターでまず大きなホコリを捕集。その後TAFUフィルターと脱臭フィルターがキャッチした有害な微粒子やニオイにストリーマを放出し抑制する

 

↑操作時に手が触れる本体操作部には抗菌素材を使用。拭き掃除とのダブル効果で、より安心して使える

 

[Impression] 花粉や浮遊ウイルスの除去技術が見事!

「静電力が落ちにくいTAFUフィルターや、独自のストリーマなど、花粉や浮遊ウイルスを除去する技術が秀逸。ストリーマで脱臭フィルターの脱臭能力が再生するのも便利です」(平島さん)

 

【製品4】上位機を踏襲したフィルターで花粉やPM2.5を逃さない

●適用床面積:27畳●8畳の清浄時間:約11分●空気清浄技術:静電HEPA●運転音:18〜52dB

パナソニック

ナノイー搭載空気清浄機 F-PXU60

実売価格3万4930円

花粉・ハウスダスト対策にこだわったコンパクトモデル。前面下吸い込みで花粉やダニの死骸など質量が大きい粒子を吸引し、フィルター除去する。「ナノイー」でPM2.5などの有害物質も抑制。

SPEC●消費電力:5〜45W●風量:0.9〜6.0立方メートル/分●フィルター:清潔HEPAフィルター+スーパーナノテク脱臭フィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音、自動、おやすみ自動●サイズ/質量:W340×H550×D208mm/5.9kg

 

↑清潔HEPAフィルターは畳1畳ぶん以上のろ紙を折りたたんだ状態。0.3μmの粒子を99.97%以上捕捉する。SEK認証の制菌加工で細菌やカビ菌の繁殖を抑制

 

↑HEPAフィルターの汚れが気になるときは、表面のホコリを掃除機などで除去。手入れが簡単だ

 

[Impression] 床上30cm付近の花粉を集じんする技が秀逸!

「床上30cm付近に漂いやすい花粉を本体前面下部から効率良く集じんするのは同社の得意ワザ。HEPAフィルターに菌やアレル物質を抑制する加工が施されている点も心強い」(平島さん)

 

【製品5】プラズマクラスター搭載のスタンダードな空気清浄機

●適用床面積:約14畳●8畳の清浄時間:12分●空気清浄技術:プラズマクラスター7000●運転音:21〜52dB

シャープ

プラズマクラスター空気清浄機 FU-P50

実売価格3万2800円

「プラズマクラスター7000 」で空中を浮遊する菌やウイルス、アレル物質を抑制。静電HEPAフィルターで0.3μmの微粒子を除去しつつ、目詰まりも抑える。大風量で室内空気を素早く循環。

SPEC●消費電力(50Hz/60Hz):2.6/2.4〜49W●風量:1.0〜5.1立方メートル/分●フィルター:静電HEPAフィルター+脱臭フィルター+抗菌・防カビプレフィルター●フィルター交換目安:約10年●運転モード:強、中、静音●サイズ/質量:W383×H540×D209mm/約4.9kg

 

↑静電HEPAフィルター、脱臭フィルター、抗菌・防カビプレフィルターを装備。脱臭フィルターはタバコ臭やペット臭、汗臭などを脱臭する

 

↑スピード循環気流で遠くのホコリも引き寄せ、背面全体の大きな吸込口でパワフルに吸引する

 

[Impression] プラズマクラスター技術が浮遊菌抑制・集じんに活躍

「浮遊菌・ウイルス抑制に効果的な『プラズマクラスター7000』搭載が魅力。プラズマクラスターの集中放出で微粒子を除電し一気に除去する機能も、花粉シーズンに大活躍します」(平島さん)

 

≪ポータブルタイプ3選≫

 

【製品1】フィルター性能が蘇る高機能なポータブル機

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:フォトクレアテクノロジー●給電方式:コード式(USB Type-C)(※)●運転音:25〜40dB(A)

※:カーDCアダプター対応

カドー

LEAF Portable MP-C30

実売価格2万1800円

光触媒によりフィルターの吸着力が再生される独自技術を採用。LEDライトを搭載し、テーブルランプとしても使える。車載用に、外出先やベッドサイドにと利用シーンが広い。

SPEC●電源:DC 5V(カーDCアダプター DC 12V/24V)●消費電流:0.3〜0.5A●運転モード:弱、中、強●フィルター交換目安:6か月〜1年●サイズ/質量:φ66×H180mm/約500g

 

↑上が静電層、下が光ブルー活性炭層の2層フィルター。ニオイや有害物質、粉じんなどを吸着・除去する

 

↑天面の縁を極限まで薄くすることで送風量をアップ。空気の循環効率を高めて清浄力を向上させた

 

[Impression] アルミボディとLEDランプがユニーク

「アルミを使った本体の質感が美麗! LEDランプを点けてベッドサイドで使えば、空気清浄に加えリラックス空間も作れます。フィルターがワンタッチで交換できるのも◎」(平島さん)

 

【製品2】Airdogの空気清浄をパーソナル空間でも利用可能

●適応スペース:2.78畳●空気清浄技術:高性能小型TPAフィルター●給電方式:バッテリー式(USB充電)●運転音:31.36〜51.95dB

トゥーコネクト

Airdog mini portable

実売価格3万4800円

高性能空気清浄機Airdogと同じ構造のフィルターを搭載。超微細粒子のウイルスを99.99%除去する。500mLのペットボトルサイズで、USB給電のほかコードレスでも使用可能だ。

SPEC●CADR:20.8立方メートル/h(0.34立方メートル/分)●消費電力:8W●運転モード:ノーマル、ターボ●最大稼働時間:約3時間●充電時間:約1時間●フィルター交換:不要●サイズ/質量:W73×H212×D84mm/540g

 

↑送風口の角度を変えて、顔に浄化した空気を送れる。500mLのペットボトルほどの大きさで携帯しやすく、飲食中なども卓上で使いやすい

 

↑イオン化ワイヤーフレームやオゾン除去フィルターなど「TPAフィルター」の各パーツを小型化。0.0146μmの微細粒子もフィルターに吸着し無害化する

 

[Impression] 最上位機譲りの空気清浄が幅広いシーンで使える!

「最上位機譲りの空気清浄機能をパーソナル空間で使いやすい本体サイズにアレンジ。USB給電しながらのほか、コードレスでも最大3時間使えて、どこへでも持ち運べます」(平島さん)

 

【製品3】クリーンな空気を顔周りに送り出す首掛けタイプ

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:HEPAフィルター+抗菌・除菌フィルター●給電方式:バッテリー式(USB/Type-C)●運転音:54dB(A)(※)

※:送風口より300mmの位置測定

山本電気

ポータブル空気清浄機 YF-PAC01-WH

実売価格5984円

HEPAフィルターに加え、抗菌・除菌成分を長期生成する国際特許技術を採用したフィルターを搭載。花粉やPM2.5などをろ過しつつ、除菌・抗菌した清潔な空気を顔周りに届ける。首掛け対応。

SPEC●フィルター性能:0.3μm以上の粒子を99.5%除去(※)●消費電力:1.2W●最大稼働時間:約4.5時間●充電時間:約2時間●運転モード:1速、2速、3速●フィルター交換目安:1日8時間使用で約1年●サイズ/質量:W65×H96×D37mm/約91g

※:試験空間での結果

 

↑HEPAフィルターと抗菌・除菌フィルターで浄化した空気を放出。風量3速で、人が1分間に呼吸する空気の量(約7L)以上を顔の周りに送り出す

 

↑抗菌・除菌フィルターには、長期的に抗菌・除菌を行うための特許技術の材料を多孔質メンブレン(PET)にコーティング

 

[Impression] 顔周りにきれいな空気を届けられる

「口や鼻など顔周りにクリーンな空気を送り出すことができて便利。付属ストラップで首に掛けられるため、移動中や食事中も使いやすいです。お手ごろな価格も魅力」(平島さん)

フィルター性能が蘇る空気清浄機って? 照明にもなるカドーの美麗ポータブル機

ピークが過ぎたとはいえ、実はまだまだ花粉が飛んでいるこの季節。カビやダニが増える季節に備える意味でも、空気清浄機の導入を考えてみては? ここでは、コンパクトで持ち運びしやすいポータブル空気清浄機を紹介!

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

フィルター性能が蘇る高機能なポータブル機

●適応スペース:非公表●空気清浄技術:フォトクレアテクノロジー●給電方式:コード式(USB Type-C)(※)●運転音:25〜40dB(A)

※:カーDCアダプター対応

カドー

LEAF Portable MP-C30

実売価格2万1800円

光触媒によりフィルターの吸着力が再生される独自技術を採用。LEDライトを搭載し、テーブルランプとしても使える。車載用に、外出先やベッドサイドにと利用シーンが広い。

SPEC●電源:DC 5V(カーDCアダプター DC 12V/24V)●消費電流:0.3〜0.5A●運転モード:弱、中、強●フィルター交換目安:6か月〜1年●サイズ/質量:φ66×H180mm/約500g

 

↑上が静電層、下が光ブルー活性炭層の2層フィルター。ニオイや有害物質、粉じんなどを吸着・除去する

 

↑天面の縁を極限まで薄くすることで送風量をアップ。空気の循環効率を高めて清浄力を向上させた

 

[Impression] アルミボディとLEDランプがユニーク

「アルミを使った本体の質感が美麗! LEDランプを点けてベッドサイドで使えば、空気清浄に加えリラックス空間も作れます。フィルターがワンタッチで交換できるのも◎」(平島さん)

家電ライター

平島憲一郎さん

生活家電全般の紹介記事やレビューを執筆。自宅で猫を飼っているため空気清浄機選びにも厳しい。

低濃度オゾンで空間除菌率99.99%! カドーから1台2役の除菌空気清浄機「LEAF130」登場

空気清浄機や加湿器などの開発、販売を⼿がけるカドーは、コンパクトながらパワフルな吸引とオゾン空間除菌機能を兼ね備えた除菌空気清浄機「LEAF130」を、3月20日に発売します。価格は4万9830円(税込)となっています。

↑「LEAF130」ホワイト(左)、クールグレー(中)、インディゴブラック(右)

 

約60分で99.99%以上の除菌率

本製品は、空気をきれいにしながら、本格的に空間除菌できる1台2役の除菌空気清浄機です。同社の空気清浄機で初めてとなるオゾンユニットを搭載しており、人体に無害とされる低濃度のオゾンを空間に放出します。さらに、高性能HEPAフィルターを採用した新開発の専用フィルターと組み合わせることで、空間に浮遊する菌やウイルスを約30分で約99%以上除去することが可能になったそうです。約60分の急速モードでは、99.99%もの除菌率になるとのこと。強力なファンで本体上部から空気を吸い込み、きれいな空気は本体下部より全方向に供給されます。

↑オゾン生成ユニット

 

↑新たに開発された高性能フィルター

 

↑25㎥の空間を急速モードで運転した場合のウイルス除去率

 

↑25㎥の空間を急速モードで運転した場合の除菌率

 

コンパクトだからレイアウトフリー

サイズは直径約240×高さ315mmと空気清浄機のなかでもコンパクトなうえ、インテリアに馴染むシンプルなデザインなので、置く場所を選びません。空気の汚染状況は3色のLEDによって可視化でき、照度センサーにより部屋の明るさに合わせて自動で減光。消灯機能も追加され、就寝時に光が気になるということが解消されました。

↑コンパクトなので、ベッドサイドにも設置可能

高感度でおなじみ「BEAMS」社員が惚れた!「新しい働き方」にカドーのモバイルディフューザー「STEM Mini」が必要だ

かつての日常を少しずつ取り戻しつつあるとはいえ、いまだウイルスの脅威にさらされている昨今。空気が乾燥するこの季節は、いつも以上に健康管理に敏感になっている人が多いのではないでしょうか。そんななか、「空気をデザインする」という独自のコンセプトで注目を集める家電ブランド・カドーから、1台で加湿・除菌消臭のほか、香りも楽しめるモバイルディフューザー「STEM Mini」(ステムミニ)が発売されました。

↑リチウムイオンバッテリーを搭載した、手のひらサイズのマルチディフューザー「STEM Mini」。本体カラーは、写真左からモルタルブラック・サンドシルバー・カッパーゴールドの全3色展開

 

この「STEM Mini」は、手のひらサイズで約130gというバツグンの携帯性が魅力。どこにでも持ち運べて自分の周囲のみケアできるその特性から、編集部ではテレワークや在宅ワークなど、現代ビジネスパーソンの多様なワークスタイルにドンピシャでハマるアイテムではないか? ……と見ていました。そこで、どうせなら実際にバリバリ働くビジネスパーソンに使ってもらい、感想を聞いてみたい。できれば、ライフスタイルの面でも感度の高い方に……。ということで、ファッションやライフスタイルの提案を得意とする国内屈指のクリエーター集団「BEAMS」の安武俊宏さんに本機のレビューを依頼。安武さんはBEAMSのPR業務を統括する多忙なビジネスパーソンであり、ライフスタイルブック『BEAMS AT HOME』シリーズのディレクションを務めるなど、インテリアの造詣も深い方。さらに、もともとカドーのファン、かつ自宅でも同社の加湿器を愛用しているとのことで、まさに適任。実際に使ってもらい、その魅力を存分に語ってもらいました!

 

【STEM Miniを使ってもらったのはこの方】

BEAMSプレスチーフ

安武俊宏(やすたけ・としひろ)さん

福岡生まれ札幌育ち。文化服装学院卒業後、2005年にビームス入社。銀座店や新宿店でのメンズドレスの販売を経て、2012年よりプレスに。現在はメンズ/ウィメンズのPRを統括する傍ら、ライフスタイルブック『BEAMS AT HOME』シリーズのディレクションや服飾専門学校での講師などマルチに活躍中。

 

【その1】カドーファンから見た第一印象

安武さんがカドーと出合ったのは、今から4年ほど前。自宅の引っ越しを機に空気清浄機を新調しようとさまざまなメーカーの製品をリサーチしていたところ、偶然ヒットしたのが「LEAF 320i」の限定ステンレスモデルだったそうです。

 

「空気清浄機のイメージを覆すミニマルなデザインと高級感のあるステンレスのボディに一目惚れでしたね。それに『空気をデザインする』というカドーのブランドコンセプトもすごく良いな、と思ったんです。当時はすでに“デザイン家電”を謳うブランドはいくつも存在していましたが、モノ単体で見たときのデザイン性だけでなく、空間の雰囲気まで心地よいものにしてくれる製品って、実はあまり多くなくて。そこは自分がインテリア選びで重視する点でもあったので、そのものづくりの姿勢にとても共感しました」(安武さん)

↑安武さんが一目惚れした「LEAF 320i」の限定ステンレスモデル ※現在は終売

 

その後は、寝室用にポータブル加湿器「STEM Portable」とヘアドライヤー「BD-E2」も購入し、自他ともに認める大のカドーファンになったという安武さん。今回、新たにラインナップに加わった「STEM mini」についてもいち早くリリース情報をチェックし、発売を心待ちにしていたといいます。

 

「STEM Portableも加湿器としてはかなりコンパクトなほうだと思いますが、もうひとまわり小さい手のひらサイズのものが出ると知って、『これはぜひ使ってみたい!』と思っていました。あと、写真を見て気に入ったのが、アルミ素材を採用したボディの質感ですね。上質感があって、それでいて主張しすぎず、プラスチック製のものと比べて表面に汚れが付着しにくい。実際に実物を手にしてみて、さらに所有欲をくすぐられました(笑)」(安武さん)

↑本体にはアルミ素材を採用。マットな仕上げでビジネスシーンにもなじみます

 

↑水を入れるボトルは回すだけで本体から簡単に取り外せるので、ダイレクトに給水ができます。別売のオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」も、使用の際はボトルをそのまま差し替えるだけでOK。なお、ミストを清潔に保つ吸水芯の取り替えは月イチが目安のため、お手入れもラクラク

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その2】オンでの使い勝手〜加湿器性能

※撮影のためマスクを外しています

 

さて、ここからは「STEM mini」を実際に使ってみた上での感想を語っていただきましょう。安武さんがメインの使用シーンに選んだのは、オフィスでデスクワークをするときでした。

 

「いちばんの魅力は、やはり圧倒的な携帯性の良さですね。オフィスでフリーアドレスが導入されてからは、社内では必要最小限の仕事道具だけを持ち歩くようにしているのですが、STEM miniに関してはジャケットのポケットに入るくらいの大きさなので全く邪魔にならない。通勤や社内で部屋を移動するときも荷物が増えたと感じることはなかったです」(安武さん)

↑サイズは直径約40×高さ約121mmで、質量は約130g(本体のみ)。USBケーブルを使用した1回の充電で、最長約20時間の連続運転が可能(アロマモードの弱で運転した場合)。付属のキャリングケースに収納すれば気軽に持ち歩くことができ、オフィスやカフェなどの外出先でも心地よい空間づくりをサポートしてくれます

 

オフィスでは主にパーソナル空間の加湿に活躍。静音性に優れ、しかも噴霧量を調整できるので、周囲に人がいても気にせず使うことができたそうです。

 

「以前から冬は風邪をひかないように注意していましたが、コロナ禍を経験してからその意識はさらに強くなったように思います。ですから、乾燥しがちなオフィスでも、常にパーソナル空間の加湿や除菌をできるのはすごく助かりますね。周囲に与える印象も良いと思います。加湿して自分の健康に気を付けることで、周りの人に風邪などをうつす可能性も少なくなりますよね。その意味で、自分と周りに与える安心感も大きいと思います」(安武さん)

↑操作パネルは、噴霧量重視の加湿モードと、微量のエッセンシャルオイルを長時間噴霧可能なアロマモードを選択するだけのシンプル設計。その日の湿度や使用環境に応じて、噴霧量もボタンひとつで3段階に調整することができます。コネクタは裏表を気にせず使えるUSB Type-Cを採用

 

↑除菌・消臭などの機能を持つ液体を噴霧することも可能。写真左から高機能電解酸性イオン水「Purio」(ピュリオ)、除菌・消臭剤「ピーズガード」、オリジナルフレグランスウォーター「フォレストウォーター」(すべて別売)も噴霧できます

 

一方で、本機は高感度なBEAMSのスタッフや取引先にも好評で、興味を持つ人も少なからずいるのだとか。

 

「打ち合わせに持っていくと、『それ何? すごくいいね』と言われることが多くて。身の周りのアイテムやインテリアに気を遣う同僚が多いなか、改めて彼らの目に留まる製品なんだな、と実感しました。あとは、これをきっかけにいろいろと話題が広がるのもいいですね。コミュニケーションを円滑にするアイスブレイクの話題としても、ちょうどいいと思います」(安武さん)

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その3】オフでの使い勝手〜アロマディフューザー

↑リビングでの使用シーン ※安武さん撮影

 

インテリアやルームフレグランスに人一倍こだわりを持つ安武さん。週末は「STEM mini」を自宅でアロマディフューザーとして使用することが多いそうです。本機のために開発されたオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」(別売)は、100%天然精油をブレンドしたもので、こちらも高評価の様子。

 

「普段愛用している『サンタ・マリア・ノヴェッラ』(※イタリア・フィレンツェの老舗ブランド)のルームアロマにも似た心地よい香り。ルームフレグランスって、香りが強すぎたり、好みのものでないと逆に不快になりますが、このアロマリキッドは3種類ともとても好みでした。キャンドル式のものと違って、噴霧量を調整できるのも便利ですね」(安武さん)

↑小さなビンに入っているのが、「STEM mini」のために開発されたオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini」。左からAWAKE(リフレッシュ・集中)、CLEANSE(除菌・消臭)、CALM(リラックス・眠り)

 

また、コードレスでコンパクトな本機ならではの使い方も編み出したのだとか。

 

「急な来客があるときに、トイレや玄関、洗面所に持って行ってアロマを噴霧すれば、短時間で気になるニオイ対策に使えます。おまけに、どんな空間にもスッと馴染むデザインなので、そのまま置きっぱなしにしても生活感が出ない点がいいですね」(安武さん)

↑トイレ(左)や洗面所(右)に置けば、短時間で気になるニオイのケアができます。周囲になじむデザインもうれしいところ ※写真は安武さん撮影

 

カドー「STEM Mini」を詳しく知りたい方はコチラ

 

【その4】まとめ~新時代の必需品

手のひらサイズで、わずか130gというバツグンの携帯性で、外出先のパーソナル空間を乾燥や菌から守ってくれるSTEM mini。静音性が高く、空間になじむデザインなので、オフィスでも気にせず使える実用性がある。周囲に安心感を与えられるメリットもあり、OFFにはアロマディフューザーとしても使え、気持ちの切り替えやちょっとしたニオイのケアにも役に立つ……。安武さんのお話しを通して、本機が驚くべき汎用性を持つモデルなのがわかりました。実際のところ、安武さんにとって、本機はすでに欠かせないアイテムとなっているようです。

 

「STEM miniは“空気をデザインする”というカドーのコンセプトを、これまでのプライベートスペースからオフィス空間にまで拡張するアイテムだと感じました。僕自身、一度使ってみて、すっかり手放せなくなりましたね」(安武さん)

 

コロナ禍をきっかけに、自宅でのリモートワークや、オフィスでも固定のデスクを持たないフリーアドレスを導入する企業が増えました。そんな時代だからこそ、働く環境が変わっても、常に仕事に集中できるセルフマネジメントが重要になってきます。“空気づくり”もそのひとつ。どんな場所でも手軽に“空気づくり”ができる「STEM mini」は、高感度なビジネスパーソンの新しい必需品と言えるのではないでしょうか。

撮影/小野田忍(SANJU)

 

パーソナル化が進む加湿器にカドーが出した答えとは?一台3役「STEM Mini」レビュー

乾燥が気になるこの季節。筆者は朝起きてからリビングという名の仕事場にある加湿器をオンするのですが、その水分はどこへやら……気がつくと指先が乾燥していて、理想とされる40〜60%の湿度には程遠い環境で仕事をしています。また、外出する時はアルコール消毒・予備のマスク・喉を潤す飴など、除菌アイテムを持ち歩くのが当たり前に。正直「もう荷物は増やしたくない!」と思う人も多いでしょう。

 

そんな、どこにいても乾燥が気になる! これ以上外出時の荷物は増やしたくない! という人におすすめなのが、11月30日に発売される、おしゃれ家電で有名なカドーの最新モバイルディフューザー「STEM Mini」(本体価格 1万5400円・税込)。持ち運びできるサイズなので家の中はもちろん、外出先でも除菌・加湿・アロマディフューザーとして活躍する製品です。今回は実際にどれだけ使い倒せるのか、レポートしました!

 

自宅、オフィス、出張先、いつでもどこでも加湿空間がつくれる

「STEM Mini」は直径約40mm×高さ約121mmと、名前の通り、かなりのミニサイズで持ち運びの邪魔にならず、重さも130gで軽い! 1.5時間のフル充電で最大20時間の使用が可能なので、外出先でも水道水を入れれば、いつでも加湿できちゃいます。

↑直径約400mm×高さ約121mm、本体のみの重さ130gと小型&軽量。専用ケース付なのも嬉しいポイント! 今回はシャンパンのようなカッパーゴールドをお借りしました。おっしゃれ!

 

↑直径は500円玉よりちょっと大きいくらい。上着のポケットにも余裕で入る大きさです

 

手のひらサイズ、さらにコードレスとは思えない程のパワー! 「コードレスでこんなに吹き出すの!?」と、驚いてしまいます。

↑「ぶしゃ〜〜」とすごい音が聞こえてきそうな勢いですが、とっても静か。よくある加湿器のポコポコ音や、シャーという音もしません

 

自宅で使う時にはPCとUSBケーブルを繋いで充電しながら使っていたのですが、2時間でデスク周りの湿度が46%から55%になり、9%もアップ! 部屋全体の湿度となると少し本体が小さすぎますが、自分のデスク周りはしっかりと潤いました。指先もカサカサしていない!

 

またオフィスやコワーキングスペースなど、他の人がいるところでも「STEM Mini」は役立ちました。仕切られているような空間であれば、この噴霧の勢いでも隣へミストが流れる心配もないですし、音がとにかく静かなので、加湿していることにすら気づかれませんでした。他にも、子ども部屋、対面会議の机上、新幹線や車などの移動時、出張先のホテルなど、コードレスなので様々な場面で重宝すると感じました。

 

さらに、別売りの高機能電解酸性イオン水「Purio」や除菌・消臭剤「ピーズガード」を水の代わりに使うことで、除菌・消臭まで可能に。持ち運べる加湿器だけでも優秀なのに、中に入れる液剤を変えることで目的に合わせた使い方ができるのは嬉しすぎます。

 

お家で使うなら、アロマリキッド「Atmos. Mini」を一緒に

「STEM Mini」と同時発売されるのが、「Atmos. Mini」というオリジナルのアロマリキッド。ボトルをそのまま付属のボトルと差し替えれば、アロマディフューザーに大変身!

↑CALM:リラックス・眠り(左)、AWAKE:リフレッシュ・集中(中)、CLEANSE:除菌・消臭(右)

 

水道水を使った加湿機能、液剤を使った除菌・消臭機能、さらにアロマディフューザーとしても使えちゃうって、「STEM Mini」さんあなたって人は……。

 

今回「AWAKE」を試したのですが、オレンジスウィート、マンダリンのほかにスペアミントなどがブレンドされており、レモンのような爽やかな香りで仕事がはかどる、はかどる!午前中に大事なオンラインMTGがある時や、持ち越した仕事に手をつけたくない時なんかにこのアロマをたくと、気持ちがシャキ! っと引き締まるので、おすすめです。また「STEM Mini」の中には、吸収芯という白い棒が入っているのですが、香りごとに吸収芯を付け替えれば、1台で複数の香りを楽しめちゃいます! 「Atmos.mini」以外の100%天然エッセンシャルオイルも、新しい吸収芯にするだけで使えます。

↑吸収芯は、対応液剤、アロマごとに使い分けましょう。また性能をキープするために1ヶ月に一度の交換が推奨されています

 

加湿からアロマディフューザーに変えたいという時は、切り替えスイッチで簡単に移行できます。また、噴霧量を3段階で調整できるので、使う場面に合わせることができるのが嬉しいですね。

↑アロマモード、加湿モードへの切り替えもわかりやすくシンプルなデザイン

 

そして使われているパーツが少ないので、お手入れがラクラクなのも助かる! お手入れが簡単だと、長く使い続けたくなりますよね。「あ〜面倒!」という感情が「STEM Mini」を使っている時にはほとんどありませんでした。

↑ボトルを回して簡単に本体から取り外しが可能です

 

今の時代にベストマッチな多機能モバイルディフューザー「STEM Mini」

褒める機能が多かった「STEM Mini」。これまでこんなマルチな機能を取り備えたモバイルディフューザーってあったのでしょうか……? 確かに、加湿器だけでみると世の中には100均や通販でも安くてお手頃なものが販売されています。けれど、使ってみたら使い勝手が悪かった、お手入れが面倒だった、カビてしまった、などなど加湿の失敗をみなさんも数々経験してきましたよね? でもご安心ください。そんな失敗をたくさんしてきた人こそ「STEM Mini」は手放せない相棒になってくれるはずです。1万5400円と聞くと、正直大きくて立派な加湿器も買えちゃうし、安いお買い物ではないかもしれませんが、1台で何役もこなしてくれるのでかなりお買い得! また冬しか加湿器は活躍しませんでしたが、この「STEM Mini」なら、1年中アロマを楽しめますし、液剤を入れ替えることで、除菌・消臭にも利用することができるので、With コロナ時代にもベストマッチなアイテムになるでしょう。

手のひらサイズなのにマルチに活躍!加湿・除菌・消臭もできるモバイルアロマディフューザー「STEM Mini」発売

空気清浄機や加湿器などの開発・販売を⼿がける カドーは、モバイルディフューザー「STEM Mini(ステム ミニ)」およびオリジナルアロマリキッド「Atmos. Mini(アトモス ミニ)」を11月30日に発売します。本体価格は1万5400円(税込・以下同)、アロマリキッドは4180円/25mlとなっています。

↑STEM Mini(左)モルタルブラック、(中)サンドシルバー、(右)カッパーゴールド

 

加湿や除菌・消臭のほか、アロマディフューザーとしても活躍

STEM Miniは、独自のピエゾ方式によって生成されるマイクロミスト噴霧で効率よく拡散し、パーソナル空間の加湿に加え、アロマモードを使えばアロマディフューザーとしても活躍します。さらに、ウイルスやニオイが気になるときは、別売りの高機能電解酸性イオン水「Purio」や除菌・消臭剤「ピーズガード」を使用することで、ペットやタバコのニオイ、細菌・ウイルス・バクテリアなどの除菌・消臭に効果を発揮します。

↑STEM Miniはコードレスで置く場所を選ばないシンプルデザインが魅力

 

また、本体にはリチウムイオンバッテリーを搭載。USB Type-CコネクタでPCやモバイルバッテリーから充電でき、1回の充電で約20時間の連続運転が可能です。操作パネルは、噴霧量重視の加湿モードと、微量のエッセンシャルオイルを長時間噴霧可能なアロマモードの2種類が選択可能。3段階の噴霧量にボタンひとつで簡単に切り替えることができます。また、付属のキャリングケースに収納すればコンパクトに持ち歩きができます。

↑コンパクトな手のひらサイズでPCやモバイルバッテリーから充電できます

 

本体色は、モルタルブラック・サンドシルバー・カッパーゴールドの3色展開。高級感のあるアルミボディーも魅力です。

 

本製品に使用するオリジナルアロマリキッドAtmos. Miniは、それぞれCALM(リラックス・眠り)・AWAKE(リフレッシュ・集中)・CLEANSE(除菌・消臭)という機能性を持った3種類を用意。いずれも6種以上の100%天然精油をブレンドしたものであり、その豊かな香りをマイクロミストで効果的に噴霧・拡散することで、アロマ空間を楽しめます。

↑Atmos.Mini (左)CALM(リラックス・眠り)、(中)AWAKE(リフレッシュ・集中)、(右)CLEANSE(除菌・消臭)

乾燥から守る「加湿器」オススメモデル紹介!

乾燥対策、ウイルス対策に効果が期待できる、オススメ4モデルを紹介する。加湿器シェア1位のダイニチは全方位的に弱点なし。パナソニックも加湿力・省エネ性・静音性など総合力の高さが魅力だ。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ダイニチ工業はすべて高水準除菌対策万全のカドーも優秀

部屋の乾燥は肌や粘膜のバリア機能を低下させるため、ウイルス対策に加湿器は必須。室内湿度50〜60%の維持がポイントだ。

 

ダイニチ工業のHD-LX1220は最大加湿量1300mLで静音性が高いなど全方位的に優秀。トレイカバーは使い捨て式で汚れたら取り替えるため、手入れがラクと好評だ。カドーのSTEM 630iはスリムなデザインに加え水回りの除菌対策、ホワイトダスト対策が施され、超音波式のなかでも安全性の信頼度が高い。

 

気化式のパナソニックFE-KXT07は加湿量や省エネ性、静音性など総合力が高く、「ナノイー」で肌のうるおいがアップするのも魅力。シャープHV-L75は内部の手入れをユーザー自ら細かくできるため、クリーン加湿にこだわる人が納得できる一台と言える。

 

【No.1】圧倒的な加湿量とメンテの手軽さが魅力

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器

HD-LX1220

実売価格4万3780円(在庫僅少)

最大1300mL/hのパワフル加湿と最小13dBの静音設計で毎日ストレスなく使える加湿器。水の通り道に3つの抗菌加工を施すなど衛生面のこだわりも特筆モノだ。また、トレイに使い捨てカバーを採用し、洗う手間が省ける。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)●連続加湿時間:5.8時間(標準)、11.7時間(eco)●運転音:13〜34dB(標準)●消費電力(50/60Hz):665W/675W(標準)●質量:約6.4kg

 

↑吸引した空気をヒーターで温め、加湿フィルターを通すことでたっぷりの加湿を実現。湿度の変化に合わせて送風量を制御し、電力消費のムダも抑える

 

↑タンク容量は7.0L。ecoモードなら給水1回で11.7時間連続加湿できる。タンクの上下に取っ手を装備し、両手持ち可能。女性でもラクに給水できる

 

★性能のバランスが良く幅広い層にオススメ!

加湿能力、音の静かさ、メンテのしやすさなど弱点のないモデル。立ち上がりはヒーターで温風加湿し、湿度が上がったら気化式に切り替えるので、パワーの割りに電気代も抑えられる。幅広い世帯にオススメ。

 

【No.2】独自のスリムデザインで部屋中にマイクロミストを放出

カドー

超音波式加湿器

STEM 630i

実売価格4万9800円

スタイリッシュなトールデザインと優れた操作性が特徴の超音波式。高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出して部屋中をうるおす。スマホアプリで出先から室内湿度の確認やリモート操作も可能だ。

SPEC ●加湿方式:超音波式 ●連続加湿時間:最大11時間 ●運転音:38〜42dB(A)●消費電力:37W(急速)、4W(間欠)●質量:約4.3kg

 

↑タンク上部のふたをスライドさせるだけで上から給水が可能。タンクを取り外すことなく水差しなどから直接水を注ぎ足せて、給水の手間が大幅に減る

 

↑フィルターカートリッジでホワイトダスト(水道水のミネラル成分の結晶)を抑制。抗菌プレートが水槽内を除菌するため、清潔な水のミストで室内をうるおすことができる

 

★ユニークなデザインと清潔性の高いミストが魅力

おしゃれなデザインで加湿量も文句なし。水道水に含まれるカルシウムを99%除去し、部屋にホワイトダストを撒き散らす超音波式の弱点を克服した。部屋の美観を損なわず加湿したい人に推奨したい。

 

【No.3】低電力でしっかり加湿し「ナノイー」でフィルターも清潔に

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機

FE-KXT07

実売価格3万2700円(在庫僅少)

運転効率の高いDCモーター搭載で、加湿と省エネ性をしっかりと両立。「ナノイー」放出で肌の水分量がアップするほか、運転停止中に「ナノイー」を加湿フィルターに充満させ、清潔さを保つ。最小運転音15dBで夜も眠りを妨げない。

SPEC ●加湿方式:気化式 ●連続加湿時間:6.0時間 ●運転音:15〜44dB ●消費電力:19W(お急ぎ)、4W(静か)●質量:約5.2kg

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラットな構造。汚れをサッと拭き取れて手入れを時短できる。加湿フィルターも月に1回押し洗いするだけで、清潔な加湿を維持できる

 

↑加湿トレイ下部にイオン除菌ユニットを装備。トレイの水を除菌することで、加湿フィルターに清潔な水を供給する。イオン除菌は電力不要で、ユニットの定期交換も要らない

 

★「ナノイー」を使った肌にやさしい加湿が魅力

「ナノイー」搭載で肌にやさしい加湿ができるのが魅力。加湿トレイや加湿フィルターなど水回りのメンテがしやすく、衛生的な加湿をムリなく実現できる。電力消費の少ない気化式のなかでも総合力はトップクラス。

 

【No.4】上下両方から給水可能で毎日ラクラク加湿できる

シャープ

プラズマクラスター加湿機

HV-L75

実売価格2万7280円

気化式とヒーターのハイブリッド式で高い加湿性能を誇るモデル。「プラズマクラスター7000」を装備し、加湿しながら室内の空気を浄化する。本体天面の給水口、タンクと一体型の給水トレイのどちらからでも水を入れられる。

SPEC ●加湿方式:ハイブリッド式(気化式+ヒーター)●連続加湿時間:約5.3時間(強)/約19時間(静音)●運転音:23〜41dB ●消費電力:12W(静音)/34W(エコ強)/335W(強)●質量:約5.2kg

 

↑吸水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外して洗える。本体内の汚れもタオルなどで簡単に拭き取れてラクだ

 

↑プラズマクラスターを含む清潔な風で部屋中にうるおいを届ける。プラズマクラスターには浮遊ウイルスの作用抑制や静電気抑制の効果あり

 

★パーツを取り外して細かく洗えて安心!

加湿量と省エネ性のバランスの取れた1台。プラズマクラスター単独運転もでき、通年で活躍する。風路と水路のパーツはすべて取り外して洗えるため、より清潔な加湿を望む人にオススメだ。

 

【日用品もCheck!】エタノールとオリーブ油配合で手肌を清潔にやさしく保湿

サンスター

ピュアリア うるおいin手肌すっきり洗浄乳液 240ml

1408円

70vol%エタノールとオリーブ果実油配合の洗浄乳液。エタノール成分で手肌を清潔にしつつ天然保湿成分のオリーブ油で保湿する。乳白色ジェルはベタつかず、サラッとした仕上がりに。

「最新加湿器」をプロが採点! 主要5メーカーの「上位モデル」を徹底比較

新型コロナウイルスの影響もあり、おうち時間が長くなりそうなこの冬は、家族の健康対策が重要。風邪予防に効果があると言われている加湿器の、新作ハイエンド5モデルを5項目5点満点でチェックした

私が解説します!!

家電ライター 平島憲一郎さん

雑誌やウェブで生活家電のレビューや製品紹介記事を執筆。加湿器は「メンテがラクだから」とスチーム式を使用中。

 

加湿器選びでは機能・性能の優先順位を決めるのが重要!

加湿器には下記の5つの加湿方式があり、それぞれ一長一短だ。家電ライターの平島憲一郎さんは、「加湿量、メンテナンス性、省エネ性など自分のなかで優先順位を決めて選ぶべき」と語る。

 

「気化式は電気代が安めながら定期的なフィルター掃除が不可欠。スチーム式は沸騰時に除菌でき衛生的ですが、電気代がかかります」

 

そんななか近年は、各方式で除菌性能や手入れの負担を軽減できるモデルが増えてきた。

 

「特にダイニチは給水トレイの使い捨てカバーが秀逸。トレイの手入れが不要とは驚きです」(平島さん)

 

【主な加湿方式をチェック!】

●スチーム式

ヒーター加熱で蒸発させた水蒸気を室内に放出。5つの方式のなかで最も加湿力が強い。加湿時に水が沸騰するので衛生的。

メリット:加湿が最も強力。清潔さも保ちやすい。

デメリット:電気代がかかる。窓が結露しやすい。

 

●気化式

水を含ませたフィルターに風を通して放出し、室内の湿度を上げる。送風だけなので消費電力が少なく、加熱ナシで安全。

メリット:加熱しないため子どもがいる家も安心。

デメリット:加湿力が弱めでフィルター交換が必要。

 

●超音波式

超音波振動で水を微細な粒子にして加湿。省エネで、運転開始後すぐに蒸気を放出する。本体デザインの自由度が高い。

メリット:素早く加湿できて、電気代が安い。

デメリット:雑菌やスケール(※)を飛散させやすい。

※:水道水に含まれるミネラル成分が結晶化したもの

 

●ハイブリッド式(温風気化式)

気化式×温風気化式。最初はヒーターで加湿し設定湿度に達したら送風のみに切り替え、省エネ運転する。

メリット:加湿スピードと省エネ性を両立できる。

デメリット:フィルターの手入れや交換が必要。

 

●ハイブリッド式(加熱超音波式)

超音波式×スチーム式。ヒーターで温めた水を霧状に放出し加湿。水中の雑菌の繁殖抑制が期待できる。

メリット:素早い加湿と省エネ性、清潔性を実現。

デメリット:超音波式よりも電気代がかかる。

 

【最新モデルをチェック!】

【その1】加湿量・使い勝手・静かさ、すべての面で弱点なしのハイエンド機!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

ダイニチ工業

ハイブリッド式加湿器 HD-LX1220

実売価格4万3780円

最大1300mℓ/hのパワフル加湿で広い空間も素早くうるおす。フィルターなど水周り3か所を抗菌加工、タンク内を洗いやすい広口にするなど清潔性と使いやすさにこだわった。最小13dBの静音運転で快眠をサポート。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室33畳/木造和室20畳●最大加湿量:1300mℓ/h(ターボ)●タンク容量:7.0ℓ●サイズ/質量:W390×H405×D245mm/約6.4kg

 

↑タンクは容量7ℓ。一度の給水で11.7時間(ecoモード)加湿可能だ。タンクの上下にそれぞれ取っ手が付いているため両手持ちでき、女性でもラクに給水できる

 

↑取り込んだ空気をヒーターで温め、加湿フィルターに通すことで加湿量をアップ。湿度変化に合わせて送風量を細かく制御するため、ムダな電力消費を抑える

 

↑トレイにセットできるカバーが付属。1シーズン終了後や水垢が気になった際、カバーを外して新しいものに交換すれば、面倒な洗浄の手間が省ける

 

↑本体上部にハンドルを装備。加湿器を別の部屋に移動させたいときや掃除中にちょっとどけたいときに、片手でラクラク持てる。何気ない仕様だが助かる

 

平島’s CHECK】加湿力だけでなくメンテ性の高さに感動!

「加湿力はもちろんメンテ不要のトレイと運転音の静かさに感動! タンクは大型だがダブル取っ手で給水のしやすさも改善されている」(平島)

 

【その2】マイクロミストが濃密に噴射しパワフル&スピーディに加湿

【加湿方式:超音波式】

カドー

超音波式加湿器 STEM 630i

実売価格4万9800円

高さ約85cmの吹出口から最大約1.2mの高さまでマイクロミストを放出し、室内をくまなく加湿。使用する水の除菌機能、スケール(※)の発生を抑える機能を搭載して室内の清潔さを保つ。スマホアプリで室内湿度の確認も可能。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●最大加湿量:600mℓ/h(急速モード)●タンク容量:約2.3ℓ●サイズ/質量:φ270×H855mm/4.3kg

 

↑タンク下のLED光で室内の湿度の状況を通知。湿度上昇に合わせ黄色〜緑〜青と変化する。タンクの給水が必要になると赤に変わる

 

↑タンク上部のふたをスライドするだけで、水差しなどを使って上から簡単に給水可能。注ぎ口が高い位置にあるので、立ったまま注げる

 

↑水槽内に、給水した水の中のカビや雑菌を99.9%除去する除菌プレートを搭載。フィルターカートリッジでスケールの発生を99%以上抑える

 

【平島’s CHECK】加湿能力は高いが、手入れはやや大変

「スイッチオンですぐに加湿開始するのがうれしい。週1程度の手入れが必要なのはやや大変。定期的な“カチッ”という音が気になる場合も」(平島)

 

【その3】「ナノイー」でフィルターを清潔に保ち小型でも部屋を強力に加湿

【加湿方式:気化式】

パナソニック

ヒーターレス気化式加湿機 FE-KXT07

実売価格2万9750円

DCモーターにより、省エネでもしっかり加湿する気化式。「のど・肌モード」では、湿度を高めの約60〜65%を目安にして自動運転する。さらに「ナノイー」運転をプラスすれば、肌の水分量・うるおいスピードがアップする。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室19畳/木造和室12畳●タンク容量:約4.2ℓ●最大加湿量:800mℓ/h(お急ぎモード)●サイズ/質量:W375×H375×D186mm(突起部除く)/約5.2kg

↑給水タンクは本体に左右どちら向きでもセットでき、逆に入れてしまってやり直す手間がない。ハンドルも左右どちらからでも握れる設計

 

↑加湿トレイは凹凸のないフラット構造。汚れを拭き取りやすく、手入れが短時間で済む。給水タンクの口が広くて中まで洗いやすいのも◎

 

↑駆動部には高効率なDCモーターを採用。小型ファンで大風量を生み出すことで、大型化しがちな気化式を小型化。省エネ性もアップした

 

平島’s CHECK】加湿力とお手入れのしやすさが魅力的!

「加湿フィルターとトレイが洗いやすい。加湿量も多いが、室温が低いと加湿速度は落ちる。お急ぎモードの運転音はやや大きめな印象」(平島)

 

【その4】上下2通りの給水に対応し快適かつ強力に湿度管理!

【加湿方式:ハイブリッド式(温風気化式)】

シャープ

プラズマクラスター加湿機 HV-L75

実売価格2万9480円

幅約27cmのコンパクト設計ながら気化式とヒーターのハイブリッド式でたっぷり加湿。「プラズマクラスター7000」を搭載し、空気をきれいにしながら室内をうるおす。上下どちらからでも給水でき、使い勝手も抜群だ。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室21畳/木造和室12.5畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:750mℓ/h(強モード)●サイズ/質量:W272×H455×D220mm(突起部除く)/約5.2kg

 

↑給水トレイを取り出してたっぷりめの給水、または本体天面からのこまめな給水の両方に対応。トレイが給水タンクと一体型で、手入れの手間もひとつ省ける

 

↑本体上部の給水口から給水トレイ、加湿フィルター、吹出口まで水と風の通り道はすべてパーツを取り外し可能。丸洗いできて衛生的だ

 

↑吹出口と給水トレイを取り外せば、タオルを通して中の汚れもしっかり拭き取れる。加湿フィルターが乾燥機能付きなのも便利

 

平島’s CHECK】使い勝手は文句ないが強運転の音が……

「コンパクトで加湿スピードが速く、給水、手入れのしやすさも申しぶんない。ただ強モードでの運転音41dBはやや気になる」(平島)

 

【その5】吸水した布を加熱する方式で加湿の素早さと安全性を両立

【加湿方式:スチーム式】

三菱重工冷熱

スチームファン蒸発式加湿器 roomist SHE60TD

実売価格2万680円

布が吸い上げた水だけを加熱・蒸発させる独自方式を採用し、スイッチオンからたった約1分で加湿開始。倒れても熱湯がこぼれずヤケドの心配も少ない。温度と湿度を検知し最適湿度に自動制御。イオンフィルターでスケール発生を抑える。

SPEC●適用床面積:プレハブ洋室17畳/木造和室10畳●タンク容量:約4.0ℓ●最大加湿量:600mℓ/h●サイズ/質量:W221×H308×D297mm/4.0kg

 

↑取り込んだ空気中のカビや細菌を抑制するBIOフィルターやイオンフィルターを搭載。魔法びん型のスチーム式加湿器と違い、内部構造はかなり複雑だ

 

↑ヒーターを覆う蒸発布に吸い上げられた水が、ヒーターの100℃の熱で蒸発。蒸気は空気と混ぜて放出されるので、吹出し蒸気の温度は55℃以下と安全だ

 

↑吹出口にアロマトレイを搭載。市販のアロマオイルを滴下することでアロマスチームを放出、加湿しながらリラックスタイムを過ごせる

 

平島’s CHECK】湿度上昇のスピードが速いのが好印象!

「適用床面積は小さめだが運転開始直後からどんどん湿度が上がる。トレイ内は凹凸が多くやや洗いにくい。蒸発布も定期的にもみ洗いが必要」(平島)

 

構成/えんどうまい 文/ゲットナビ編集部

マジで快適すぎてもう手放せません!! 自室で使えるリラックスアイテム4選

自分の部屋でくつろぐ時は、何も考えず快適に過ごしたいもの。できるならベッドやソファから一歩も動きたくないと思っている人も多いのでは? そこで今回は、自室で使える快適グッズ4選をご紹介。足に巻きつけるタイプのマッサージ機や、持ち運びできるコンパクトな加湿器などをピックアップしています。便利なアイテムを駆使すれば、ストレスから解放された素敵な時間が送れるかもしれませんよ。

 

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

 

[その1]

好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスに!

出典画像:エレコム 公式サイトより

エレコム
Bluetoothレシーバー LBT-PAR01AVBK
好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスにできるレシーバー。本体にはイヤホンジャックが搭載され、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと接続できます。複雑な操作を全て排除したシンプルな設計のため、ボタンも1つしかついていません。

 

<注目ポイント>
・イヤホンジャックを搭載したBluetoothレシーバー
・複雑な操作を排除したシンプル設計
・最大約6時間の音楽再生が可能
コンパクトサイズながら最大約6時間の音楽再生が可能。付属のUSB充電ケーブルを使えば、スマートフォンやタブレット以外にもパソコンなどへの接続に対応します。幅28mm×奥行き11.5mm×高さ28mmしかなく、重量もたった10g。メタルクリップで胸ポケットや袖につけても、違和感のないデザインです。

 

[その2]

横たわりながら使える足専用マッサージ機

出典画像:パナソニック 公式サイトより

パナソニック
エアーマッサージャー レッグリフレ EW-RA98
立ちっぱなしや歩き疲れを癒す足専用の電動マッサージ機です。両足に巻きつけるタイプなので、ソファーやベッドに横たわりながら使用可能。足先にはヒーターが搭載され、足裏やふくらはぎ、太ももなど全12箇所を優しくほぐしてくれます。

 

<注目ポイント>
・足専用の電動マッサージ機
・ソファーやベッドに横たわりながら使用可能
・全12箇所をマッサージ
8つのマッサージコースに加え、温感調整や3段階の強さ調整もボタン1つで可能。内側の生地には抗菌処理が施されており、毎日使っても清潔に保てます。またコンパクトに折りたためるので、収納時も場所をとりません。

 

[その3]

持ち運びできるスタイリッシュな加湿器

出典画像:カドー 公式サイトより

カドー
カドー加湿器 MH-C11U
バッテリーを搭載した持ち運びに便利なコンパクトサイズの加湿器。5~10時間の連続運転が可能で、USBやカーソケットから電源をとることも可能です。さらに付属の除菌・消臭剤を使用すると、除菌消臭器にも早変わり。ウイルスを除菌し、ペットやタバコ、トイレなどの嫌なニオイを元から分解します。

 

<注目ポイント>
・バッテリー搭載のコンパクト加湿器
・5~10時間の連続運転が可能
・スタイリッシュなデザイン
運転中はタンク内部のLEDが点灯。金属ボディと優しい光の組み合わせは、空間にさりげない彩りを与えます。カラーバリエーションはゴールド・ブラック・シルバーの3種類がラインナップ、どこに置いても存在感を発揮するスタイリッシュなデザインです。

 

[その4]

場所やシーンを選ばない軽量・コンパクトなマッサージ機

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

ドクターエア
3DマッサージシートS
イスやソファの上に置いて使える、上半身専用の電動マッサージ機です。パワフルでなめらかな動きの「新・3Dもみ玉」が搭載され、肩から腰まで最大45cmのロングストロークマッサージに対応。さらに、じんわりとした人肌のようなヒーター機能もプラスされています。

 

<注目ポイント>
・イスやソファの上に置いて使用可能
・最大45cmのロングストロークマッサージに対応
・重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様
3Dもみ玉には優しく光るLEDがついており、通常時は青色、ヒーター機能使用時は赤色にチェンジ。また重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様なので、様々な場所やシーンで気軽に使えるのもうれしいですよね。カラーバリエーションはディープレッド・ブラック・ブルー・ピンク・ブラウンの5色が展開され、インテリア性を重視したオシャレな色合いに。

「ブランドのシェア」が意外にいいぞ! 世界が認めたデザイナーが示す日本の伝統産業「成長のヒント」

家電ブランドcado(カドー)の空気清浄機「LEAF (リーフ)120」が、国際的に権威のあるドイツ「iF デザイン アワード」の最高位のデザイン賞「iF ゴールド アワード 2018」を受賞しました。なぜ受賞することができたのか、今回、本機のデザイナーである鈴木 健氏にインタビューを行い、その理由をうかがうとともに、自身が主導する「デザインとブランドをシェアする」という画期的なビジネスモデル「双円(そうえん)」について、詳しく聞いてみました。

 

Profile

鈴木 健(すずき・けん)さん

1973年生まれ。1996年に東芝に入社し、デザインマネージメントを担当。amadana(アマダナ)のデザイナーを経て、2011年にcado(カドー)を設立。現在は株式会社カドー取締役副社長兼クリエイティブディレクター、アエテ株式会社代表取締役社長を務める。

 

「継ぎ目がない空気清浄機」でドイツの権威あるデザイン賞を受賞

――3月に空気清浄機「LEAF(リーフ) 120」が国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ、ドイツの「IFデザインアワード」で最も優秀なデザインに与えられる「iFゴールドアワード2018」を受賞しました。受賞の理由を、ご自身ではどのように分析されますか?

↑「iFゴールドアワード2018」を受賞したカドーの空気清浄機「LEAF 120」

 

鈴木 選ばれた理由としては、外観の美しさと機能を両立してることに尽きると思います。このサイズ(直径240×高さ315mm)で15畳対応のパワーを持ちながら、金属の一枚板で作った継ぎ目がないボディなどのデザイン面が評価されたのかと。

 

――ボディに継ぎ目がない? それは一体どのように作られているんですか。

 

鈴木 そもそもこの機種の初代のときに、「深絞り加工」という作り方を採用したんですね。お釜などと同じで、平らな金属をポンポンと何回も叩いて袋状にしていくんです。お釜の場合はそうしたうえで、上の部分をスパンと切るんですが、この空気清浄機の場合は上下を切って真ん中のキレイな部分だけを使ったのが始まりです。それを踏襲して、いまのモデルは一枚板から筒状に加工していて、継ぎ目がわからないほどキレイに加工されています。

 

外側の柱をすべて取り除くマイナーチェンジで「深化」を果たす

――家電に深絞り加工の金属を使うという発想は、どこから生まれたのでしょうか。

 

鈴木 LEAFに関しては「継ぎ目のない状態」という言葉から始めています。空気清浄機はファンを使うので、音ができるだけしないように、継ぎ目のないものを模索したのが始まりですね。この「LEAF 120」は3代目で、2代目からマイナーチェンジを行いました。例えばボディは2代目まではアルマイト処理だったのが、今回は時代に合わせて塗装に変えています。ほかにも本体下にある空気の出口にあった柱をすべて取り除いたのもポイント。これで、よりデザイン性が向上しました。

 

――あっ、確かに、外側にあった柱が全部なくなっていますね!

 

鈴木  8年前にもこの柱は取りたくて努力したんですけど、当時は不可能だったんです。技術的な部分と設計的な部分で、真ん中の太い支柱だけでは強度が保てなかった。今回、構造をイチから見直すことで取ることができました。だからパッと見はほぼ同じ形なのですが、実は、金型から作り直していて。性能も向上していますし、細かい部分も変わっています。大きく変える「進化」よりも、同じものを突き詰めていく「深化」を選んだというイメージですね。

↑「LEAF 120」(奥の白いモデル)は、スリットから見える中央の太い柱で上部を支える構造

 

ブランドイメージの構築には「統一感」と「継続」が重要

――ちなみに、カドーは2011年の創業からわずかな年月で、家電業界で確かな地位を築いています。そのなかで鈴木さんは、カドーのブランディングに関わるすべての制作物の指揮を執っているとうかがいました。ブランドイメージの構築に苦労するメーカーも多いと思いますが、鈴木さんが考えるブランディングの秘訣とは何でしょうか?

 

鈴木 大切なのは「統一感」と「継続」ですね。PCでやスマホで当社を知る方、出版物で目にした方、公式サイトや広告で見る方、ユーザーには色々な導線がありますが、どんな媒体で見ても同じ印象、同じトーンであることが必要。そこにズレがあると、イメージがうまく伝わらないので。これが「統一感」ですね。そして、それを長く続けて「継続」することで、イメージができていくんです。ただし、イメージが古くなって、「変える」となったら中途半端に変えてはダメ。すべてをガラッと刷新することも必要です。

 

――とはいえ、「統一感」を出すには、一定のルールがないと難しいですよね。ということは、カドーの立ち上げの際、かなりブランドイメージを練りこんだということでしょうか?

 

鈴木 そうですね。キーワードとしたのが「革新性」「デザイン性」「こだわり」の3つです。ブランドを伝える制作物は、必ずこれらが感じられるようにしました。例えばそちらにあるモノクロの写真(下写真)。発表会で展示したものなんですが、なんとなく伝わってきませんか?

――あ、これ見たことがあります! 確かに、これを見ると、「カドーっぽい」と思いますね。なるほど、「統一感」を持って「継続」してやってきたからこそ、カドーは短期間でブランドイメージを確立できたんですね。

 

デザインに対する視野を広げるために「アエテ株式会社」を設立

――さて、鈴木さんは、東芝でデザイナーとしてのキャリアをスタートし、家電ブランド「amadana」のデザイナーを担当されたあと、2011年にカドーを設立して昨年10月、デザイン部門の旧カドーデザイン社を「アエテ株式会社」に変更されました。その理由を教えてください。

鈴木 東芝ではインハウス(社内デザイナー)として働いていたんですけど、そこから出て、まったく違う仕事をすることでデザインに対する視野がすごく広がったんです。でも、カドーで仕事を続けるうちに、またインハウスのような状態になってきた。「このままでは会社の成長にもつながらないんじゃないか」と思うようになってきて。外部クライアントの仕事を積極的に受けるようにしてみたんです。ただ、社名が「カドーデザイン」のままだと、「カドー」が先行してどうしても家電の仕事の依頼が増えてしまう。仕事の幅が、なかなかうまく広がっていかなくて。家電以外をもっとやっていくべきだということで、「アエテ」に社名を変えました。

 

――「アエテ」の社名の由来は、日本語の「あえて」から来ているとか。

 

鈴木 そうですね。「あえて」人がやらないことだったり、人とは違うデザインだったりを目指していくとところで、このような社名になりました。ですから、どんな仕事でも、ウチに頼めば面白い発想のデザインだと思ってもらえるよう、心掛けています。

 

――「面白い発想」とおっしゃいましたが、具体的にどのようなものでしょうか。

 

鈴木 例えば、トータルプロデュースをやっているリノベーションマンションのブランド「R×C(リバイシー)」は、「カドーの製品が似合う空間」がコンセプト。置かれる家具や家電に統一感があり、まるで、あらかじめ備え付けられているような……プロダクトデザイナーだからできる空間をデザインしました。ここでは、アエテならではのデザインの形を提示していると思います。新ブランドの「双円」も象徴的でわかりやすいです。

 

「双円」は「ブランドを共有する」という新しい試み

――「双円」は、「日本のものづくり力や美しい文化を届けていく新しいプラットフォーム」とのことですが、具体的にどんなものなのでしょうか。

 

鈴木 「双円」は「ブランドを共有する」という新しい試み。同じデザイン、同じ販路、同じブランディングを異業種・異素材でシェアするという形で、単なるプロダクトデザインではなく、産業を活性化するうえでの枠組みからデザインしています。これは通常のデザイン事務所ではやらないような形ですね。すでに富山県の錫(すず)メーカー・能作(のうさく)、千葉県のガラスメーカー・Sghr(スガハラ)、愛知県の陶磁器メーカー・NAGAE(ナガエ)という、3社のスペシャリストとともに「双円」ブランドを共有しています。

↑双円の概要を示すシート。1.かたちをシェアする 2.販路をシェアする 3.日本のメーカーと協業する、と書かれています

 

伝統産業のトップランナーとの出会いがきっかけ

――複数の企業でひとつのブランドをシェアするというのは画期的ですね。どのような経緯で、ブランドを設立するに至ったのでしょうか?

 

鈴木 個人的に、デザインの幅を広げるためにも、日本の伝統的な産業を見てまわろうと思ったんです。月に1件のペースで工場見学をして、日本の伝統的な産業をいろいろと知っていくうちに、そういった産業の職人の数が減ってきたという話が聞こえてきて。何かできないか……と考えていた矢先、ニューヨークで錫物メーカーの「能作」の能作社長と知り合うチャンスがあって。一般の方には知られていませんが、「能作」さんは、伝統工芸のブランディングで大成功を収めた、その道のトップランナー。雲の上のような人なのですが、ダメ元で、その場で「工場見学をさせてください!」とお願いしたんです。

 

――海外で知り合って、いきなり工場見学をお願いするのもすごいですね。

鈴木 ええ(笑)。でも、「いつでも来てください」と言ってもらって。それを真に受けて、日本に帰ってすぐに富山の工場に出向いて案内してもらったんです。ここで錫の作り方を見学して、「これは面白い!」と。能作社長に「製品のデザインをさせてもらえませんか?」と話をしたら、「ウチは持ち込み制だから、いつでも持って来て」と言われて(笑)。だからその1か月後、製品のデザイン、サンプル、ブランドのロゴからイメージのポスターまで、一気に作って持っていったんです。それでイメージを伝えたら、「面白いね!」ということになって、ブランドを立ち上げることになりました。

 

「日本人になじみのある造形」を模索し、たどり着いたのがこのカタチ

――ちなみに「双円」の、2つの球を合わせたような独特なデザインは、どのようなコンセプトのもとで生まれたんですか。

鈴木 もともと日本人のDNAのなかに入っているような懐かしさだったり、温かさだったり。そういった点を感じるものにしたいと考えて作りました。この丸みも、ただ球体を切ったのではなく、場所によって曲率をグッと変えています。使ってみると手になじむ。お餅をつぶしたような、ふっくらしたお米のような、だるまを連想させるような……日本人になじみのある造形を模索するうちに、たどり着いたカタチです。僕は家電でシャープなものばかりを作ってたので、逆にこういった温かみのあるモノを作ってみたいな、と。実際、3Dプリンターでサンプルを作ってみると、このくびれがしっくりくるし、扱いやすさという面でも理にかなっている。これ、じつはスタッキングして(重ねて)収納できるようになっているんです。その点はこだわった部分ですね。

 

――なるほど。どれも同じ図面で作られてるから、素材の違う器もぴったり重ねられるんですね。

 

鈴木 しかも、2つ重ねることで、違うサイズの器と同じ高さになって、ラインが揃うようにもなっています。どうしてもラインが合わないサイズのものも、並べたときにキレイに見えるようなラインに統一しています。

↑おちょこを3つスタックすると(左)、タンブラー(左から2番目)と高さが同じになり、タンブラーを2つ重ねると(中央)、ビアカップ(右から2番目)と高さが合うようになっています

 

いもづる式に賛同者が現れて「デザインのシェア」が実現

――とはいえ、違う工房で同じ形に作ってもらうのは難しいですよね。職人さんとのやりとりはどのように行なっているんですか?

 

鈴木 最初、能作さんには、3Dプリンターでサンプルを出力して持っていったんです。3Dプリンターや三次元CAD(3 次元コンピュータ支援設計)というもの自体、あちらからすると初めてだったそうで、すごく喜んでもらえて。すぐに制作に取りかかってもらえました。今はCADで作ったものを2Dにしたり、3Dプリンターで出力したり、2Dを紙に落としたり、いろいろな形のデータを用意して、職人さんに伝わりやすい形で渡しています。

↑「能作」による錫の食器

 

――実際、完成した器をご覧になっていかがでしたか?

 

鈴木 とても面白いものができたと思いました。ただ、能作さんと話していたら、「でも、錫って熱いものが入れられないんだよね」という話になって。「じゃあ、他のメーカーさんにも持っていっていいですか?」と聞いたら、能作さんが「いいよ」と即答していただいて。さらに、ガラスメーカーのSghr(スガハラ)さんを紹介してもらったんです。Sghrさんも面白がってくれて、「やろう」と言ってくれたんです。

↑Sghr(スガハラ)の作品。手前が片口で、左奥がビアカップ、右奥がラージタンブラー

 

――では、「デザインのシェア」というアイデアは、なりゆきで実現したんですね。

 

鈴木 はい。なりゆきではあったんですが、「ひとつのデザインを企業を超えてシェアする」ということが、すごく「新しいな」と思って。そんな矢先、Sghrさんと話していたら、「ウチのは熱湯を入れて飲むことはできるけど、本格的な耐熱ガラスではないんだよね」という話になった。そこで、今度はSghrさんから陶磁器メーカーのNAGAEさんを紹介してもらって。NAGAEさんは、「菅原さんが言うなら、ぜひ!」と(笑)。

各社の「強い販路」が違う点に着目し、販路もシェア

――すごいご縁ですね(笑)。しかし、老舗メーカーさん同士で、そんな横のつながりがあるとは……。

 

鈴木 そうなんですよ。そこは私も意外でした。そんな経緯で、NAGAEさんが参加してくれることになって。「これは伝統的な産業を活性化させるプラットフォームになるかも」と思ったんです。器のデザインは全部メーカーに渡してシェアしてしまう。そして、それぞれ好きなタイミングで作っていきましょう、という関係でやっていくことになったんですね。さらに、販路もシェアしちゃいましょう! というのをコンセプトにしてしまったんです。

 

――販路のシェアとはどういうことですか?

 

鈴木  デパートに強い能作さん、デパートのほか、自社の店舗で展開するSghrさん。NAGAEさんはホテルに卸しているのでBtoBが強かった。横で掛け率を決めて、これらの販路をシェアすることにしたんです。素材は違うけど、同じラインナップなのをウリにして、今まで入っていない販路にどんどん流れていくシステムを作ったわけです。

 

――なるほど。そうすると「双円」というブランドの相乗効果も出てきますね。

 

鈴木 はい。もうひとつ、入れるモノの形が同じなので、パッケージが共有できるのも意外に大きい。パッケージの価格も下げることができますし、販促物も共有できるんですよね。

↑双円のパッケージとカタログ

 

――非常に理にかなってますね。

 

鈴木 はい。特に老舗メーカーさんは、モノを作るのが得意。私たちはデザインの力でその魅力を表現し、紹介するのが得意なわけですから、得意なことを分担していこう、と。私たちが運営するECサイトも販路として機能させ、デザインから販路、パッケージまで、全部をシェアして拡販しましょうという形にしました。だから「双円」はブランド名でありながら、プラットフォームの名前でもあるわけなんですね。

 

ブランディングの面でも「デザインのシェア」は効果的

――なるほど。そういえば、さきほど効果的なブランディングには「統一感」と「継続」が必要とうかがいましたが、参加するメーカーが複数であっても、「統一感」という部分では、完璧に条件を満たしていますね。モノのデザインは同じですし、パッケージや販促物、公式サイトもすべて共通なわけですから……。

 

鈴木 その意味で、ブランドとして認知される下地はできていると思います。

 

――今後、「双円」に参加する企業は、増えていくのでしょうか?

 

鈴木 共感していただいてるメーカーがすでにいくつかあります。例えば、レンジフード(キッチン換気扇)を作っている某メーカーさんは、「双円」の形を取り入れたステンレスのワインクーラーを試作中。越前漆器の木地技術を応用した木工メーカーさんとも開発トライをしています。

 

「双円のカタチ」を成立させるのは、実はとんでもなく難しい

――なるほど。ちなみに素朴な疑問なのですが、こういったゆるやかな曲線やくぼみのあるデザインだと、作るのが難しいのではないですか?

 

鈴木 実はそうなんです。職人さんとしては、ものすごく難しいみたいで。こちらは何も考えずにデザインしてしまったんですけどね(笑)。例えば、陶磁器のNAGAEさんは小皿が4320円、おちょこが5400円と、他のメーカーさんとは違って、小皿よりもおちょこのほうが工程が多く、値段が高くなっています。具体的には、形を崩さずに焼くために、同じ円周の「トチ」という台をわざわざ作ってから、それに載せて伏せて焼いているんです。

↑おちょこの工程を説明する鈴木さん

 

――このデザインを保つために、とんでもない手間がかかってるんですね。ほかにもデザインや質感を高めるために、職人さんの知恵が活かされた製品は多いのでしょうか?

 

鈴木 たとえば、平皿の外周のくぼみ。グッと光って見えるのは、このシャープな曲面があるからで、この形じゃないと、このハイライト感が出ない。だからこのようなデザインになったのですが、案の定、素材によっては作るのが大変で(笑)。

 

――また、そうなりますか(笑)。

↑平皿の外周のくぼみについて説明する鈴木さん

 

難しいカタチだからこそ、素材ごとに物語が生まれる

鈴木 特に錫で作る能作さんが非常に難しい。また、錫物はサイズが大きくなればなるほど難易度が上がるんですが、いちばん大きい平皿は、業界の人が見ると、「これはヤバい…!」となるほどの大きさ。また、ガラスのSghrさんはタンブラーなどの、厚さと曲線のせめぎ合いがすごく大変だったと話されてました。

 

――どこまでも職人さん泣かせのデザインですね(笑)。とはいえ、はからずも、「双円」のくびれや曲線などを多用したデザインが、職人さんの技術力を知らしめていますよね。その形を成すために、素材ごとに物語が生まれているというか。

 

鈴木 はい。確かに職人さん泣かせな部分もあるんですが、みなさん果敢に挑んで、技術を総動員して仕上げてくれる。そこが面白いんですよね。ひとつの作品に、日本の匠の技術が詰まっているんです。

↑重ねた状態の「能作」の平皿

 

伝統産業の成長を想像させる、ワクワク感のあるブランド

最後に鈴木さんは、「テーブルウェアのすべてが『双円』で統一できるよう、ブランドを成長させていきたい。近い将来、第二弾、第三弾を違う分野でも展開したい」と、夢を語ってくれました。実際に「双円」の作品に接してみると、どれも手作りの温もりが感じられ、ついつい触ってみたくなる、いつまでも眺めていたくなるような質感。ほれぼれするような美しさで、「コレ、本当に欲しい!」と思うものばかりでした。飲食店をはじめ、これから多くのシーンで目にすることになりそうです。

 

そして、「デザイン」「販路」という、ブランドの根幹に関わるものをシェアしてしまおうという「双円」の仕組みは極めて面白い。確かに、鈴木さんのようなデザインの力、ブランディングの力を持つ方が導いていけば、伝統産業はもっと違った形で成長できるのでは……。クルマや家電だけではない、日本のものづくりが世界を席捲する日が来るかも……。「双円」は、そんなワクワク感を強く感じさせてくれるブランドでした。

撮影/我妻慶一

 

オシャレさはそのまま!! カドーの美しい加湿器が「除菌消臭器」にジョブチェンジ

ウイルスや菌、カビの胞子などを99.9%以上除菌する除菌消臭剤「ピーズガード」。その強力な効果に加え、長期保存性に優れる、肌荒れや金属腐食がほとんどないので皮膚に触れても安心・安全、といったメリットから全国のホテルや旅館、飲食店などでの採用が急増しています。そのピーズガードが、日本発のスタイリッシュなデザイン家電メーカーとして知られるカドーとタッグを組み、除菌消臭器「PG-E620」を発売しました。

↑除菌消臭器「PG-E620」。実売価格は5万9400円。「二子玉川 蔦屋家電」にて先行展示中

 

スタイリッシュで実用的、そんな除菌消臭器

除菌消臭器「PG-E620」は、スタイリッシュフォルムが魅力的なカドーの加湿器をベースに誕生。同社の加湿器の技術を生かし、ピーズガードをミスト状にして高い位置から吹き出すことで部屋中に拡散させます。

↑ミストで空間噴霧することで、部屋の隅々までピーズガードを届けます。間欠噴霧モードを搭載し、夏季の除菌・消臭ニーズにも対応

 

本製品は、インテリアにも合うデザイン性も魅力のひとつ。コンパクトながら存在感のあるトップパネルや、室内の湿度を知らせてくれる4色のLEDなど、ちょっとした工夫がよりいっそうオシャレな雰囲気を醸し出しています。

↑直径わずか27cmと非常にスリムなトップパネルは、アルミの削りだしが精微な美しさを演出。オートモード時には、ブルー、グリーン、イエロー、レッドの4色のLEDが部屋の湿度や給水を知らせてくれます

 

見た目のオシャレさだけでなく、ピーズガードの補充のしやすさやメンテナンス性といった実用面も抜かりなし。日常的に使うものだけに、こうした工夫はうれしいですね。

↑補充はタンク上部の蓋をスライドさせて上から注ぐだけ。注ぎ口が高い位置にあるので、かがまずにラクな姿勢で給水できます

 

↑新型霧化ユニットの採用や各センサー位置の見直しによって水槽内部の無駄を省き、角をなくして滑らかな状態に。引っかかりがないので隅々まで拭きやすくなりました

 

ピーズガードは肌にやさしく、刺激臭もないため、ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。そのピーズガードで手軽に、効率よく部屋の除菌・消臭ができる本製品は、機能的にもインテリアとしても実に優秀。6万円弱という価格も、長期的に考えればお買い得と言えるでしょう。

質感だけで「さすが」と絶賛された空清のブランドは? 家電のプロが教える「置きたくなる」オススメ空気清浄機

花粉除去に効果的な空気清浄機を、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏にガイドしてもらう本企画。第1回では空気清浄機選びのポイントと、ダイキンのモデルについて語ってもらい、第2回では、パナソニック、シャープのラインナップについて語っていただきました。今回は、お手入れのしやすさやデザイン性にこだわったモデルを見ていきましょう!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

お手入れの手間を減らしたいなら日立がオススメ

――人によってこだわりたいポイントも変わってくると思います。たとえば、空気清浄機はお手入れが面倒という人も多いですよね。

 

安蔵 そうですね。その点、お手入れをラクにしたいという人に注目してほしいのが、日立のEP-NVG110です。こちらは、運転時間の積算48時間ごとに1回、プレフィルターにたまるゴミを「自動おそうじユニット」で自動的に取り除いてくれます。

 

取ったゴミは、抗菌処理を施したダストボックスに溜まり、年に1回捨てるだけでOK。とにかくお手軽です。今後、Wi-Fiを搭載して室内の空気の「見える化」に対応すれば、もっと高く評価したい製品ですね。なお、前回紹介したシャープのKI-HP100とKI-HX75も、フィルターの自動掃除に対応しています。

 

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格6万2370円

背面両サイドから広面積で一気に吸い込む「ワイドスピード集じん」で8畳の部屋をわずか6分でキレイにします。さらに空気を斜めに吹き出すことで花粉を素早く集める「快速花粉気流」という機能も装備。同社従来比で約2.5倍の速度で花粉を集めます。通常の空清自動運転と比べ、PM2.5をスピード清浄する「PM2.5センシング」も搭載。本体カラーはシャンパンゴールドとブラウン。

 

日立 自動おそうじ クリエア EP-NVG110のスペック

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デザイン重視ならカドーも注目

――デザイン重視という点では、安蔵さんオススメのモデルがあるとか。

 

安蔵 はい。以前にも話しましたが、空気清浄機は、デザインで納得できないものを買ってはダメ。それが常に目に入るわけですから、ずっと後悔することになります。その意味で、カドーの「AP-C200」には注目してほしいですね。直径242mmの継ぎ目のないスリムな円柱形で、デザイン性は抜群。設置場所を取らず、カラーもブラック、ホワイト、シルバーの3色からインテリアに合うものが選べます。空気の状態が青、黄色、オレンジの3段階で表示されるのもわかりやすいですね。

 

メーカーによると、活性炭の優れた吸着力と、可視光で反応する光触媒技術によって、フィルターに付着した汚れを分解し、1年間はお手入れもせずに使い続けられるとのこと。デザイン重視で手間がかからない製品を探しているなら、ぜひ選択肢に入れてほしいです。

 

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カドー
AP-C200
実売価格5万2920円

ボディ全面に吸引口を設置し、360°どこからでも空気を吸い込み、キレイな空気を真上に送り出して拡散します。空気新型光触媒「フォトクレアシステム」を採用し、フィルターをセルフクリーニングすることで、フィルターの長寿命化を実現。フィルターは0.09μm以下のPM2.5もキャッチします。ブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意。

 

【AP-C200のスペック】

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ほかにはない質感で、所有する喜びを感じさせるのがブルーエア

――デザインでいえば、スウェーデンのメーカー、ブルーエアのデザインに引かれる人も多いですね。

 

安蔵 ブルーエアはシンプルなフォルムのなかに、北欧らしさを感じさせるデザインが秀逸。とにかく、ボディの質感が極めて良い。部屋に置いているだけで満足できる、所有する喜びを感じさせる……そこまで思わせてくれるものはブルーエア以外ないんじゃないでしょうか。

 

――フォルムだけでなく、質感も重要なんですね。

 

安蔵 他社からもデザインの優れた製品が出て来るようになりましたが、それでも質感がプラスチックのようなものも多くて。それに比べると、見ているだけで触りたくなる質感は「さすが」の一言です。

 

――ブルーエアはラインアップも豊富ですが、どれを選べばいいでしょうか?

 

安蔵 広めのリビングやスモールオフィスに設置するなら、「Blueair Classic 480i」がオススメ。シンプルで大風量、ボディはスチールで質感も最高です。Wi-Fi内蔵で、スマホと連携して空気の見える化に対応しており、スマホから遠隔操作で運転も可能です。

 

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ブルーエア
Blueair Classic 480i
実売価格9万5760円

空気清浄スピードの速さに定評がある「Blueair Classic」シリーズのミドルレンジモデルです。高性能フィルター技術と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用しており、汚れの捕集力が高く、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

 

安蔵 コスパが高いのは、「Blue by Blueair Blue Pure 221 Particle」。実売3万円台ながら適用畳数が~47畳まで対応します。ちょっと縦長のキューブ形状で、本体の下半分の全周から空気を吸って上部から吐き出します。操作は本体側面の中央に付いた「Blue」のロゴの入った丸いボタンに触れるだけと超シンプルです。子どもでも操作できますね。

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ブルーエア
Blue by Blueair

Blue Pure 221 Particle
実売価格3万540円

33㎝四方の角型ボディに高い空気清浄力を搭載。多層構造の筒型フィルターで360°集じんし、清浄な空気を大風量で上方に放出します。Wi-Fi機能とセンサーは非搭載。

 

――ブルーエアにはほかにも、グッドデザイン賞などを受賞した「Blueair Sense+」や、約2万円の「Blue Pure 411 Particle + Carbon」といったラインナップもあります。これらはどうですか?

 

安蔵 Blueair Sense+はシンプルで飽きのこないボタンレスのデザインで、6色で展開しているため、インテリアに合わせて選べます。また、Wi-Fi搭載で、エアーモニターの「Blueair Aware」(別売・実売価格2万4250円)との連携も可能。インテリア性にこだわりつつ、空気の見える化を堪能したい人にオススメです。

 

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ブルーエア
Blueair Sense+
実売価格4万7830円

スチール製の本体に強化ガラスを組み合わせたミニマルデザインで各国のデザイン賞を受賞。特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載するほか、天面に手を滑らせて操作するモーションセンサーを採用します。Wi-Fi機能も搭載。カラバリはポラールホワイト、ウォームグレー、リーフグリーン、ミッドナイトブルー、ルビーレッド、グラファイトブラックを用意します。

 

安蔵 一方、Blue Pure 411 Particle + Carbonはコンパクトな円柱状で、カバーフィルターを気分やシーズンで着せ替えられるのがユニーク。低価格ですし、一人暮らしのワンルームに初めて導入するようなケースにはピッタリですね。友達が遊びに来た時の話のタネにもなりそうですし、贈り物にも良さそうです。ただ、ブルーエアはデザイン、機能とも優秀ですが、いずれも加湿機能を備えていないのが惜しい。でも、これだけオシャレなら、加湿器を別途用意してもいいかな、と思っちゃいますね(笑)。

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ブルーエア
Blue Pure 411Particle + Carbon
実売価格1万9440円

小型ボディに独自の粒子イオン化技術とフィルター技術を装備。360°吸引で花粉から生活臭まで強力に除去します。カラフルなプレフィルターは着せ替え交換できるのが特徴。

 

【ブルーエアラインナップのスペック】

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二台目需要に応えるダイソンのPure Hot+Cool Link

――このほか、ややユニークな立ち位置になりそうなのが、扇風機、ファンヒーター、空気清浄機の1台3役のダイソンの「Dyson Pure Hot+Cool Link」かと思います。こちらは、どう評価しますか?

 

安蔵 1台3役で設置スペースが節約できるのはいい。ただ、空気清浄機として評価するのは、少し違うかな…という気もします。メイン機能は温風も出る扇風機ですから、「扇風機一台分のスペースで暖房も空気清浄も利用できる」と捉えるべきですね。空気清浄機としての能力は今回紹介した他社製品と比べると、決して高くありませんが、「Dyson Link アプリ」で室内や地域の空気の状況が見えるので、モニターとして利用するのもアリだと思います。モニターとして使うなら、温風機能はありませんが、よりコンパクトかつ安価な「Dyson Pure Cool Link テーブルファン」(実売価格4万3470円)を導入するのもアリですね。

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ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link
実売価格6万3530円

空気を浄化しながら、温風と涼風を送り出すことができる、通年で使用しやすいファンヒーター。HEPAフィルターを搭載し、0.1μmレベルの微細な粒子を99.95%まで除去できます。

 

安蔵 あるいは、空気の汚れがちょっと気になるけれど、そこまで悩んでいないという場合や、すでに空気清浄機やヒーターを一台持っていて、気流制御などの性能にやや不満があるので、組み合わせて使いたいと場合にもオススメ。部屋がL字型といった複雑な間取りの場合は空調に死角ができるケースが見受けられるので、そういう家庭に向いていると思います。その意味では、ヒーターなしの「Dyson Pure Cool Link タワーファン」(実売価格5万6540円)は、高さがあって風量も出るので、こちらを選んだほうがいいでしょう。

 

【ダイソン 空気清浄機能付ファンヒーター Dyson Pure Hot+Cool Linkのスペック】

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「デザイン」と「空気の見える化」を重視して、後悔しない選択を!

――3回にわたって、各メーカーの主要モデルをひと通り見てきました。選び方について、もう一度「これだけは覚えておいてほしい」というところはどこでしょう。

 

安蔵 とにかく「邪魔にならないデザイン」が第一。室内に設置したときに邪魔に感じるデザインだと、時間が経つにつれて使わなくなってしまいます。一方、「空気が見える化」できるWi-Fi対応モデルは、効果が目に見えるので、使うモチベーションが続くのがメリット。この2つを重視しつつ、コストやお手入れの手間を加味して選びましょう。ぜひ、部屋にずっと置いて後悔しない製品を選んでください!

空気清浄機は「空清特化&フィルター交換型」がおすすめ!「蔦屋家電コンシェルジュ」が教える空気清浄機の選び方

空気清浄機は多々あれど、清浄性能にこだわるなら空気清浄機能に特化したタイプを選ぶ手もあり。 今回は、「ライフスタイル提案型」家電店として知られる二子玉川 蔦屋家電の敏腕コンシェルジュ・久保雄一さんに、単機能空気清浄機の選び方とオススメモデルを教わりました!

 

「二子玉川 蔦屋家電」とは?

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家電だけでなくインテリアや本なども販売する「ライフスタイル提案型」家電店。専門知識と経験が豊富な「コンシェルジュ」による、顧客に寄り添ったアドバイスに定評があります。

二子玉川 蔦屋家電の詳細はコチラ

 

教えてくれたのはこの人!

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二子玉川 蔦屋家電 住コンシェルジュ

久保雄一さん

家電メーカーの研究所勤務を経て、2013年、二子玉川 蔦屋家電を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に入社。顧客への商品購入提案のほか、商品選びなどにも携わっています。

 

「コストがかかっても上質な空気のためにフィルター交換型を選ぶお客様も多いです」(久保さん)

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空気清浄機は大きく分けて、空気清浄機能特化タイプと加湿機能付きタイプの2種類。加湿機能付きは1台2役で使える利点があり、国内モデルはこちらが主流だが、近年は特化型を選ぶ人も多いです。

 

二子玉川 蔦屋家電の住コンシェルジュ・久保雄一さんによれば、特化型のメリットはなにより「お手入れを軽減できること」だそう。

 

「加湿機能付きを使う場合、定期的なお手入れは必須。特に加湿運転をしなくなる春先に内部の水を抜いていないと、ウイルスや雑菌の温床になります。一方、特化型でフィルターを半年や1年ごとに交換するタイプは、フィルター購入費用はかかりますが、日々のお手入れはほぼ必要なくなります」

 

そんな久保さんがすすめる製品は以下の4機種。ブルーエアは独自の多層フィルターと汚れをマイナス帯電させる技術で、高い空気浄化性能を長期間維持できます。一方、ラビットエアーやバルミューダ、カドーはフィルターで捕集した汚れを分解し、フィルター性能が回復するのが特徴。

 

「もちろん、加湿機能付きがよくないわけではありません。部屋に空気清浄機と加湿器を置くスペースがない方には、加湿機能付きをオススメする場合もあります」(久保さん)

 

これから花粉の季節到来。久保さんに「花粉対策」視点での空気清浄機の選び方も聞いてみました。

 

「花粉は普段、浮遊しているものと思いがちですが、実は夜になると床に落ちます。そこで有利なのは、大風量に加え、下から吸って上から出す方式のもの。今回紹介したなかではバルミューダとカドーが該当します。ブルーエア480iも位置はサイドながら上方から下方まで全面吸引し、花粉除去力は申し分なしです」(久保さん)

 

その1

粒子イオン化技術と大風量で 微細な汚れまでも強力除去

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Blueair(ブルーエア)

Blueair Classic 480i

9万7200円

吸引した汚れをマイナス帯電し、プラス帯電したフィルターで捕集する技術で0.1μm以上の微粒子を99.97%除去します。目の粗さの異なる3枚のフィルター素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。フィルターは大小の汚れの捕集力が高く、しかも目詰まりを起こしにくいです。6か月ごとのフィルター交換で水洗いなどの手間なく完全に初期性能を取り戻せるのも魅力。専用アプリとWi-Fiで連携し、屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

SPEC●適用床面積:〜33畳●最大風量:9.9㎡/分●運転音:32-52dB(A) フィルター交換目安:約6か月●消費電力:最大60W●CADR:タバコ煙280/ホコリ300/花粉300●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H590×D275㎜/約14㎏

 

【フィルターをチェック!】

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目の大きさの異なる3枚のフィルターを重ねて圧着し、折りたたんで吸着面を最大化。1枚構成のものよりゴミ除去性能が高く、目詰まりもしにくいです。

 

【久保さんのレコメンド】

半年ごとのフィルター交換で高い集じん性能を常にキープ

「大風量と高度なフィルター技術で抜群の集じん能力。空気清浄力の目安となるCADR値は文句なしの高さで、タバコ煙、ホコリ、花粉ともしっかりと除去してくれます。半年に一度のフィルター交換でお手入れの肉体的負担を減らせるほか、内部構造もシンプルで、本体内にたまったホコリが掃除しやすいのも特徴。木造の茶の間や座敷で使う場合、障子や襖が多く気密性が高くないので、より適用畳数が大きいBlueair Classic 680iもオススメですね」(久保さん)

 

その2

多彩な空気浄化性能と インテリア性が魅力十分!

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Rabbit Air(ラビットエアー)

MinusA2 空気清浄機

6万4584円 北斎やゴッホなどの絵を用いたパネルに着せ替え可能なハイデザイン機。ブラシレスモーター採用で、パワフル空気清浄と静音性を両立します。フィルター除去したアレル物質をバイオの力で分解し、フィルター性能が長持ち。

SPEC●適用床面積:〜45畳●最大風量 6.2㎡/分●運転音:25.6-51.3dB(A)●フィルター交換目安:約1〜2年●消費電力:最大61W●CADR:タバコ煙193/ホコリ200/花粉208●センサー:粒子/ニオイ/光●サイズ/質量:W544×H508×D178㎜/8.8㎏

 

【フィルターをチェック!】

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写真左から「ミディアム」、「BioGS HEPA」、「カスタマイズ」「スーパー活性炭」と多数のフィルターを搭載。ほかにプレフィルターも装備しています。

 

【久保さんのレコメンド】

自分のニーズに合わせて フィルターを選べるのが◎

「『カスタマイズフィルター』は、細菌防御用、毒素吸収用、ペットアレルギー用、消臭用から選べます。自分のライフスタイルに合わせた性能にチューニングできるのがポイントです」 (久保さん)

 

その3

Wファンや酵素フィルターなど 先進機能をいち早く導入!

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BALMUDA(バルミューダ)

AirEngine

4万9896円

SPEC●適用床面積:〜36畳●最大風量:10.5㎡/分●運転音:15-60dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大72W●PM2.5除去性能:23分で99%以上除去●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:W250×H700×D250㎜/約8.0㎏

 

【フィルターをチェック!】

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360°酵素フィルターの酵素が捕集した細菌を分解しウイルスを不活化。触媒脱臭ユニットでニオイやシックハウス症候群の原因物質も除去します。

 

【久保さんのレコメンド】

Wファンの大風量と 高いフィルターが魅力

「2個のファンを使った大風量、汚れを分解して吸着力を維持するフィルター性能の高さは魅力。タワー型のシンプルなフォルムは、デザインを重視する人に特にオススメです」(久保さん)

 

その4

 気品あふれる円筒ボディに 高性能フィルターを搭載!

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cado(カドー)

AP-C200-PS

5万9400円

継ぎ目のない円柱形のステンレスボディが美しい限定プレミアムモデル(※)。360°吸引と真上への強力送風で続き部屋の空気清浄が可能だ。フィルター上の光触媒が菌や汚れを分解し、フィルター吸着力を自己再生。

SPEC●適用床面積:〜22畳●最大風量:4.3㎡/分●運転音:29-59dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大33W●CADR:タバコ煙140/ホコリ153/花粉160●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:φ242×H652㎜/6.3㎏  ※ステンレスモデルは販路限定モデル。 白・黒(各5万2920円)もラインナップしています

 

【フィルターをチェック!】

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青色LEDを活性炭フィルターに照射。フィルター上の光触媒皮膜が吸着した有害物質や花粉などを二酸化炭素と水に分解し、集じん力が再生します。

 

【久保さんのレコメンド】

送風技術・フィルター性能・ デザインのすべてが上質

「タワー型で全方位から吸って真上に吹き上げる空気の流れは理想的。フィルターも高性能で、PM0.09まで除去できます。1枚のステンレス板から成形した円筒型デザインも美しいです」(久保さん)

●価格は2018年1月15日現在の店頭価格(税込)です

 

家電のプロは「最新の空気清浄機」をどう見たか? 主要5モデルの実力チェック!

今シーズン登場した大手空気清浄機メーカーの最新モデルは、各社の最新技術を投入した意欲作揃いです。そんな最新モデルのなかから5機種を厳選。“家電のプロ”戸井田園子さんが、それぞれの実力をじっくり検証しました。

 

チェック人

家電コーディネーター 戸井田園子さん

戸井田

消費者目線に立った製品評価でおなじみ。空気清浄機の主要機種は欠かさず自宅でチェックしています。

 

空気清浄機利用者の悩みは花粉と面倒なフィルター掃除

空気清浄機の最近のトレンドは「花粉・ニオイ除去」「メンテナンスの軽減」。花粉除去に関しては、室内で気になる空気の汚れに「花粉」を上げる声が多く、それに対する機能を各社強化しています。メンテナンスに関してはフィルター掃除の自動化の流れができつつあります。

 

今回試した5機種のなかで、パナソニックと日立は花粉除去に効果的な気流制御技術を採用しています。ニオイ除去ではダイキンがツインストリーマにより有害化学物質を分解し、脱臭力が従来の2倍に向上。ダイソンは花粉からニオイ、有害ガスまで捕集できる高機能フィルターを採用しています。フィルターの手入れの手軽さでは、自動掃除機能採用の日立とシャープに注目。さらに「IoT化」もトレンドのひとつに。シャープはAIoTクラウド連携の自動運転機能を強化し、新たな可能性を示しています。

 

その1

花粉撃退気流など様々な気流で室内の空気を清浄!

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格8万3850円

ハウスダストのなかでも重い花粉を効率的に吸引する気流など多彩な気流を搭載。花粉除去性能は従来の約2倍に向上しました。OHラジカル量がナノイーの10倍の「ナノイーX」で脱臭力もアップ。●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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2本の気流で床上の花粉を本体下部に導き吸引。送風と吸気が干渉せず、花粉が舞い上がりにくいです。

 

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フィルターは簡単に着脱。集じんフィルターは掃除機でホコリ除去。脱臭フィルターは手入れ不要です。

 

戸井田’s CHECK 

状況を先読みする独自のプログラムで快適!

「多彩な運転モードで集じん性抜群。状況を先読みするなど、独自のプログラムで自動運転し、人が操作しなくても快適性を高めてくれます」

 

その2

AIで空気環境や使い方を学び最適な自動運転を選択

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シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HX75

実売価格8万1460円

AIが空気環境や使い方を学習する機種。クラウド上のAIと連携し、花粉の時期には自動で花粉除去運転に切り替わります。空気清浄の効果が実感できるモードやフィルター自動掃除機能を装備。●サイズ/質量:W405×H666×D316㎜/約12㎏ ●空気清浄適用床面積〜34畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量750㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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部屋の隅々に風が行き渡る循環気流を実現。プラズマクラスターがホコリの静電気を除去し、効率良く集じんします。

 

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本体背面の「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを定期的に掃除。ゴミ捨ては約半年に1回。

 

戸井田’s CHECK 

人工知能が自ら考えて空気清浄するのが新しい

「AIで状況に合わせて運転する次世代型。フィルター自動掃除で手入れを軽減し、プラズマクラスターで付着菌やニオイの抑制も期待できます」

 

その3

増強したストリーマで花粉や有害ガスを分解

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格6万3500円

●サイズ/質量:W395×H600×D287㎜/12.5㎏ ●空気清浄適用床面積〜31畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量650㎖/h ●フィルター交換目安約10年

放電量を増やしたツインストリーマでフィルターに捕集した花粉を芯まで分解。有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍に向上しました。集じん力が持続する「TAFUフィルター」を新採用。

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集じん力が持続する「TAFUフィルター」を搭載し、電気集じんユニットをなくしたことで、メンテナンス性が向上しました。

 

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フィルター上部に2つのストリーマユニットを搭載。フィルターに効率良く照射できる設計です。

 

戸井田’s CHECK 電気集じん部を省略してメンテの手間を軽減!

「独自の電気集じんの長所を残しつつ、電気集じん部をなくして手入れを省手間化。加湿を併用しても空気清浄能力が落ちないのは同社のみです」

 

その4

従来比約2.5倍の吸い込み速度で花粉を素早く捕集する!

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格9万1580円

8畳の清浄時間わずか6分の高性能モデル。従来機種の約2.5倍の吸い込み速度の気流で花粉を素早く捕集する「快速花粉」気流を新搭載しました。自動掃除機能でプレフィルターの清潔さを維持。●サイズ/質量:W360×H673×D291㎜/13.4㎏ ●空気清浄適用床面積〜48畳 ●空気清浄時間8畳/6分 ●最大加湿量約800㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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背面両側からワイドに吸気。「快速花粉」気流は斜め前への送風で花粉の多い床上付近に気流を起こします。

 

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緑色の自動お掃除ユニットが、運転48時間ごとにプレフィルター上を移動しながらホコリを除去。

 

戸井田’s CHECK 

自動掃除機能をはじめメンテのしやすさが光る

「自動お掃除機能搭載に加え、前面パネルがガラス製で手入れがラク。洗って脱臭力が回復する脱臭フィルターを採用しているのも魅力です」

 

その5

PM0.1や有害ガスを高性能フィルターで徹底除去

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

空気清浄機能付ファンヒーター

実売価格6万5780円

360°集じんの空気清浄機と扇風機、ファンヒーターを融合。フィルターの活性炭量を増やし、室内の有害ガスの捕捉・分解能力を高めました。専用アプリで室内の空気の状態をモニター可能。●サイズ/質量:W222×H632×D222㎜/4.01㎏ ●空気清浄適用床面積〜8畳 ●空気清浄時間畳/約30分 ●加湿機能非搭載 ●フィルター交換目安約1年(※1日12時間使用の場合)

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PM0.1レベルの粒子を99.95%除去し、清浄な空気で送風。ホルムアルデヒドなどのガスも逃しません。

 

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360°グラスHEPAフィルターはメンテ不要で1年で交換。手入れは本体に付いたホコリの除去のみです。

 

戸井田’s CHECK 

空気清浄できる涼風・暖房機器として大活躍!

「いち早くIoTに対応した機種。純粋な空気清浄機としてより、きれいな空気で涼風・暖房できるのがうれしい。設置性も群を抜いています」

 

番外編

デザインで選ぶ加湿器

2017年下半期は、加湿機能が充実しているうえに洗練されたデザインの製品が続々と登場しています。部屋に置いて使うものだからこそ、インテリア性も十分に考慮して選びたいですね。

 

デザインで選ぶ加湿器その1

上から水を注ぐだけのタンクレス構造!

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バルミューダ

Rain Wi-Fiモデル

実売価格4万9680円

上から水を注いで給水できる加湿器。本体に取り入れた空気を酵素フィルターで分解し、清潔な蒸気で加湿します。操作は本体上部のリングを回して押すだけ。スマホ操作も可能です。●サイズ/質量:φ350×H374㎜/約5.7㎏ ●加湿方式気化式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約17畳 ●最大加湿量600㎖/h ●給水ボウル容量4.2ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その2

大容量の流線型ボディで給水の手間が省けて便利

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シロカ

5L加湿器 SD-C111

実売価格5980円

たまご型ボディがインテリアとしても楽しめる加湿器。容量5ℓで、最大加湿量でも約12時間加湿できる。超音波式なのでミストが熱くならず、子どものいる家庭でも安心。●サイズ/質量:約φ230×H300㎜/約1.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約5.0ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その3

除菌とカルシウム除去性能が大幅に向上した超音波式

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カドー

超音波式加湿器

STEM620

実売価格4万5900円

床や壁が濡れないマイクロミストで部屋全体を加湿。特殊抗菌プレートが水槽内のカビや雑菌を99.9%以上除菌します。水道水内のカルシウム成分除去性能も大幅アップ。●サイズ/質量:φ270×H855㎜/4.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・27畳 ●最大加湿量600㎖/h ●タンク容量2.3ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その4

のびやかなラインで床濡れを軽減する加湿器

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ドウシシャ

ハイブリット式加湿器

実売価格1万7150円

インテリア性の高いデザインを採用したハイブリット式。高さ89㎝の吹出口からミストを放出することで床濡れを防ぎます。加湿量を4段階で調整可能です。●サイズ/質量:約φ200×H890㎜/約2.2㎏ ●加湿方式ハイブリッド式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約3.0ℓ