ビデオ愛好家必見! 小型・軽量ボディに高性能を凝縮、パナソニックのデジタル4Kビデオカメラ

パナソニックは、小型・軽量ボディに高性能を凝縮した、本格的な撮影が楽しめるデジタル4KビデオカメラHC-X2100とHC-X1600を、2025年4月下旬に発売予定です。1月28日10:00~予約開始します。

 

記事のポイント

「小さなボディに高機能」と、扱いやすいプロフェッショナルクラスのビデオカメラです。プロはもちろん、より上質で、こだわりの動画を撮りたい愛好家にとっても注目の一台になりそうです。あらゆるシーンにおいて、極限まで手ブレ補正してくれるので、撮影場所やシチュエーションを選びません。

 

本製品は、高精細な4K 60pの動画を、10bit 200Mbpsの情報量で記録できます。ニュースや取材撮影といったプロの映像制作だけでなく、なめらかで高画質な映像撮影を楽しみたいビデオ愛好家向けの製品にもなっています。

 

広角25mm(※1)から望遠600mm(※1)までの光学ズーム24倍の広い焦点域で、さまざまな撮影で活躍します。付属の5900mAhバッテリーの使用により、4K 60p記録で連続撮影時間約6時間10分(※2)(HC-X1600)が可能です。さらにUSB-PD(Power Delivery)対応なので、屋外やイベントなどの長時間撮影にも柔軟に対応します。

 

操作性では、顔検出と追尾AE/AFに対応した4KハイプレシジョンAFに加え、2つのマニュアルリングと1つのダイヤル、ユーザーボタン、NDフィルターを内蔵。本格的な撮影が叶います。

 

また、着脱可能なハンドルユニット(HC-X1600は別売VW-HU1)は、2チャンネルのXLRオーディオ入力端子と+48Vファンタム電源を装備しており、外部マイク収録とライン録音対応で、プロ仕様のマイクを使ったハイレベルな音声収録が行えます。

 

HC-X2100は、放送局などのプロの現場をサポートする3G-SDI用のBNC端子を搭載。IPストリーミング(※3)でライブ配信にも対応します。プロユースやこだわりの映像を制作するハイアマチュアに向け、高画質映像と機動性を両立したビデオカメラです。

 

ナソニック
デジタル4Kビデオカメラ HC-X2100HC-X1600
メーカー希望小売価格:オープン価格

 

※1:35mm判換算。
※2:MOV/4K 59.94p HEVC LongGOP 200M設定時(HC-X1600)。
※3:USBイーサネットアダプター(市販品)を使用時。

あなたは使いこなせる? 撮影エフェクト100通りのチェキ「instax WIDE Evo」出た!

富士フイルムは、instax “チェキ”シリーズのハイブリッドインスタントカメラの最上位モデル「instax WIDE Evo(インスタックスワイドエヴォ)」(以下、「WIDE Evo」)を2025年2月6日に発売します。

 

記事のポイント

カメラにも、プリンターにも1台で2つの顔を持つインスタントカメラ。特徴はフィルムエフェクト×レンズエフェクト×度合い調整で、自由な表現が楽しめること。また、世界中のWIDE EvoユーザーがSNSに投稿したチェキプリント画像と、使用された各種エフェクトを閲覧できる機能「Discover Feed(ディスカヴァーフィード)」で、アイデアを共有できます。

 

WIDE Evoは、グローバルで大ヒットしている「instax mini Evo」に続く、Evoシリーズ第2弾のモデルで、カードサイズのミニフォーマットフィルムの2倍の大きさとなる「ワイドフォーマットフィルム」に対応。カメラ背面のモニターを見ながら撮影、好きな画像を選んでプリントできるほか、スマホプリンターとしても使える1台2役のカメラです。

↑「instax WIDE Evo(インスタックスワイドエヴォ)」

 

↑「instax WIDE Evo(インスタックスワイドエヴォ)」用カメラケース

 

↑instax ワイドフォーマットフィルム「BRUSHED METALLICS」

 

「マゼンタ」や「モノクロ」など10種類のフィルムエフェクトと、「光漏れ」や「カラーグラデーション」など10種類のレンズエフェクトを組み合わせることで、簡単に「100通りの撮影エフェクト」を楽しめます。さらに、instaxシリーズで初めて搭載したレンズエフェクトの「度合い調整」により、光の入り方や色のグラデーションなどの強弱を100段階で調整できるため、思いのままに繊細な表現が可能だといいます。

 

 

また、写真を縁取り、より印象的に仕上げる「フィルムスタイル」や、広範囲を撮影でき、ダイナミックな表現が可能な「広角モード」により、ワイドフォーマットの魅力をより一層引き立てます。「100通りの撮影エフェクト」「度合い調整」「フィルムスタイル」「広角モード」の組み合わせは10万通り以上に及び、自由自在な撮影表現で「想像を超える一枚」を生み出します。

 

 

専用アプリは、世界中のWIDE EvoユーザーがSNSに投稿したチェキプリント画像と、使用された各種エフェクトを閲覧できる機能「Discover Feed(ディスカヴァーフィード)」を搭載。撮影表現の新たなアイデアを提供します。さらにBluetooth接続により、Discover Feedに表示されたチェキプリント画像のエフェクトをアプリを通じてカメラ本体にお気に入り登録でき、エフェクトの組み合わせを簡単に再現できます。

 

富士フイルム
「instax WIDE Evo」
オープンプライス

「撮れているのか…?」そんな不安感も楽しい! 作って、撮って、現像する『大人の科学マガジン 35mmフィムルカメラ』の大きな魅力

いま、若い世代に「写ルンです」が人気のようです。カメラがデジタルになって幾星霜。いまや写真は撮ったその場で見られて、加工もできるのが当たり前。そんな時代に、フィルムカメラのアナログさは新鮮に映るようです。

 

さて、今回紹介するのは『大人の科学マガジン 35mmフィムルカメラ』(大人の科学マガジン編集部・編/Gakken・刊)。フィルムカメラを自分で作ろうという、なかなか趣味性の高い1冊です。

 

まずは組み立て

中身はこんな感じ。自分で作ることでカメラの仕組みもわかってくる気がします。

 

説明書を見ながら小一時間で完成。 本紙の説明だけでは難しいと思ったら下記の動画もありますので、参考にしてください。

 

 

絞りは3段階(F6.4、F16、F100)、レンズ枠を回すことで距離を調整します。どこまでもアナログですが、それがまた楽しい。人気のハーフサイズ用アダプターも付属しています。

 

さぁ、撮影! のその前に

さぁ、カメラが完成したら早速撮影!といきたいところですが、フィルムがなければ撮影できません。

 

ネットで購入した36枚撮りフィルムのお値段は約2000円。昔は500円くらいで売ってた気がするのですが……。まぁ、デジタル全盛のいまは需要も少ないですし、この価格は仕方ないのかもしれません。

↑ネガフィルム。20年以上ぶりに購入

 

本当に撮れているのか?

ようやく撮影できますが、いちばんとまどったのは、ピントが合っているのかわからないこと。オートフォーカスなんてものは付いてませんから、自分の感覚を頼りに調整。しかも、きちんと撮れているかは現像するまでわからない!

 

距離は合っているのか、絞りはこれでいいのか、なにもかも不安なままシャッターを切っていきますが、この不安感もだんだん楽しくなってきました。

 

いざ、現像! 果たして撮影の結果は!?

撮影後に、プリントサービスにフィルムを持っていき現像してもらいます。きちんと撮れているのか、結果はこちら。

 

 

まぁ、かなりボケボケですが、雰囲気は出ているということにしましょう。デジタルですぐ見られる画像よりも愛着が湧く気がします。この時間とお金をかけたトライアンドエラーも、フィルムカメラの楽しみかもしれません。

 

本紙の内容も充実

キットだけでなく本紙も読み応え十分。組み立て方、基本的な撮影方法の他にも、人気写真家による作品や、著名人たちのヴィンテージフィルムカメラの紹介、ハーフサイズカメラセレクションなど、フィルムカメラを深く知るためのネタが満載です。

 

タイパだコスパだとなにかと効率を重視する現在だからこそ、フィルムカメラで撮影するというのは、とても贅沢な趣味なのかもしれません。みなさんも、ぜひ『大人の科学マガジン 35mmフィムルカメラ』から、優雅なフィルムカメラライフをはじめてみませんか?

 

【書籍情報】

大人の科学マガジン 35mmフィムルカメラ

編:大人の科学マガジン編集部
価格:5500円(税込)

若い世代を中心に人気のフィルムカメラ。デジタルとはちがい、撮影には一手間も二手間もかかります。けれど、かけた時間とフィルムならではの質感が、写真への思い入れを深くさせてくれます。このキットは初心者でも安心のかんたん操作で4種類の本格的な撮影を楽しめます。話題のハーフサイズ写真も撮れる機能を搭載。クラシカルな見た目の本体は組立式なので、より愛着が湧いて長く楽しめる愛機となってくれます。

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写真家が教える「iPhone16/16Pro」で失敗しない撮影術とは?進化した超広角カメラと望遠カメラを活用した5つの撮影シーン

2024年9月に発売されたiPhoneの新モデル「iPhone 16」。@Livingでは今回も、年々進化するiPhoneのカメラ機能を使った撮影術を解説します。今回はフォトグラファーのコムロミホさんに、撮りおろしの作例写真を用いながら、撮影のポイントを解説していただきました。

 

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

撮りたい瞬間を逃さない!
iPhone 16のカメラ性能が大幅に進化

新作発表のたびに驚くべき進化を遂げるiPhoneのカメラ機能。とくに今回は、すべてのモデルでカメラの性能が大幅に向上しています。

 

48メガピクセル(4,800万画素)のメインカメラ(Fusionカメラ)のほか、超広角カメラはiPhone 16/16 Plusが12メガピクセル(1,200万画素)に、iPhone 16 Pro/Pro Maxはメインカメラと同等の48メガピクセルに進化。またProモデルの望遠カメラは、iPhone 16 Pro/Pro Max両機種で光学5倍ズームが可能になりました。

 

「実際にiPhone 16シリーズで撮影してみて、『iPhoneのカメラってここまで進化しているんだ!』と非常に驚きました。これを使ってぜひ作品を撮ってみたいと思いましたね」(フォトグラファー・コムロミホさん、以下同)

 

コムロさんがとくに注目したのが「カメラコントロールボタン」です。本体右側面に搭載されたボタンをワンプッシュするだけでカメラが瞬時に起動し、最短2プッシュで写真撮影ができます(動画はカメラ起動後に長押しで撮影開始)。

 

カメラコントロールボタンは、タッチ操作にも対応。撮影画面でボタンを軽く2回押すと、露出、被写界深度、ズームなどの設定が表示されます。左右にスワイプすることで細かい調整ができるので、実質、指一本で操作が完結します。

 

「すぐにカメラを起動できるのはすごく便利だと思います。撮りたいと思った瞬間に、タイムラグなしで撮影できるのがいいですね」

 

撮影の前に押さえておきたい3つのポイント

まずはカメラの設定や構図などの基本を教えていただきます。

 

1.高解像度で撮影するには事前の設定が必要

初期設定では48メガピクセルの高解像度の撮影が無効になっているため、撮影前に設定を変更する必要があります。

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「フォーマット」→「解像度コントロール」(Proモデルは「Pro RAWと解像度コントロール」)をON

 

2.「三分割構図」「放射線構図」を意識する

「被写体を配置する位置で、写真の印象は大きく変わります。被写体をどのように際立たせたいかを考え、構図を意識しながら撮影することで、写真の魅力はぐっと増します。ここでは基本の『三分割構図』と、広角で奥行きを表現できる『放射線構図』をご紹介します。少しずつ、構図のバリエーションを増やしていきましょう」

 

【三分割構図】
画面を縦横に三分割し、縦横の線が交わる「交点」やそのライン上に被写体を配置する構図です。これにより、空間のバランスを取ることができます。

 

「わかりやすいよう、三分割構図を使った作例にガイドラインを入れています。被写体と背景の比率が1:2になるように、分割したラインの上に被写体を配置すると、背景を活かした写真を撮ることができます」

 

【放射線構図】
奥行きを出したいときにおすすめの構図です。ある一点(収束点)から線が放射状に伸びたように見える構図で、広角レンズを使った撮影と相性がいいのが特徴。道の奥行きや建物の高さを表現したいときに活用してみましょう。

 

「手すりや地面上の線が放射状になるように配置することで、道の奥行きを強調できます。広角になるほど奥行き感が出やすくなるので、画角を調整しながら撮影してみましょう」

 

3.「水平」を意識する

「風景撮影では特に、水平を取ることを意識しましょう。iPhoneのカメラには、画面上で水平を確認できる『水平器』機能があり、これを有効にすると撮影画面中央に水平器が表示されます」

 

水平が取れると、「水平器」機能で表示された線が一直線になり、白から黄色に変わります。そのタイミングでシャッターを切りましょう。

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→構図の「水平」をON

 

iPhone 16のカメラで撮りたい
5つの撮影シーンとポイント

基本的な構図と設定を押さえたら、早速撮影に挑戦してみましょう。今回の作例撮影では、iPhone 16 Proを使用します。

 

1.「超広角カメラ」で迫力のある写真を撮る

「超広角カメラは、視覚的な効果をうまく活かすと印象的な写真を撮ることができます。構図を工夫し、被写体との距離や角度を調整すれば、広がりや奥行きを強調したダイナミックな撮影が可能です」

 

超広角カメラへの切り替えは、撮影画面に表示される「.5」をタップするだけ。ワンタッチでスムーズに切り替えることができます。

 

 

2.「マクロモード」で被写体のディテールにフォーカス

超広角カメラの画質向上により、被写体に接近して撮影するマクロモードも、より高画質で撮影できるようになりました。細部まで鮮明に捉えることができるので、迫力のあるクローズアップ撮影が可能です。

 

マクロ撮影ができる距離まで被写体に近づくと、画面左下に花のアイコンが表示され、自動的にマクロモードに移行します。

 

花を撮影する際は、マクロモードを活用して花びらや花芯の質感、色のグラデーションなど細部に焦点を当てると、より印象的な写真に仕上がります。

 

「ぐっと寄ることで水滴の質感まで捉えることができ、マクロモードでしか撮れない写真に仕上がりました」

 

花壇やお花畑で撮影するときは、アングルも意識してみましょう。下の写真はスマホを傾け少し斜め上から撮影したもの。アングルを変えることで、背景の写り込む範囲を変えることができます。

 

「写真の主役となる花を決めたら、真上からではなく斜めからアプローチするといいでしょう。角度をつけて撮影するとほかの花も写り込むので、奥行きが生まれ立体感のある写真に仕上がります」

 

3.被写体を際立たせる「望遠カメラ」の活用法

「望遠カメラは、遠くの被写体を大きく写し出したいときに活躍します。運動会や遊園地など、人ごみの中にいる人物を撮影するときにも便利です」

 

近づくと逃げてしまいそうな鳥も、望遠カメラなら離れた場所から大きく切り取ることができます。背景を引き寄せて撮影できるため、背景のタワーも大きく写り、迫力のある写真になりました。

 

「望遠カメラは、背景を整理したいときにも有効です。被写体が写る範囲を整理することによって、余計なものの写り込みが減り、被写体をより際立たせることができます」

 

左は標準域、右は光学5倍の望遠カメラで同じ場所から撮影。雑然とした背景から被写体だけを際立たせることができます。

 

4.「ポートレートモード」の効果的な使い方

背景をぼかすことで人物などの被写体を際立たせることができる「ポートレートモード」。カメラアプリを起動し、撮影モードを左右にスワイプすることでポートレートモードに切り替えられます。

 

画面の右側にある「撮影モード」をスワイプして「ポートレート」を選択すれば設定は完了。F値は、左上の「f」マークから設定します。

 

ポートレートモードで重要になるのが、「F値(絞り値)」の設定です。カメラレンズの絞り具合を示す数値で、背景のボケ具合をコントロールできます。

 

「F値を小さくすると、被写界深度(ピントが合って見える範囲)が浅くなり背景がボケやすくなるため、ポートレート撮影など被写体を際立たせたいときにおすすめです。反対にF値を大きくすると、被写界深度が深くなり、ピントが合う範囲が広がるので、風景撮影などに適しています。
例えば、観光地などで人物と背景を一緒に撮る場合、F値を小さくするとせっかくの景色がぼけてしまいます。そうならないためには、F値を大きくすること。そうすれば、人物と背景の両方にピントが合った写真を撮ることができますよ」

 

F値は、撮影画面上部の「f」マークを押すと調整できます。iPhone 16の場合は、f1.4からf16まで設定できます。

 

「2枚ともf1.4で撮影。左の写真は手前の花にピントを合わせて背景をぼかしました。右の写真は奥にピントを合わせて『前ボケ』を作り、奥行を強調しています。構図やF値は同じでも、ピントの位置を変えるだけで、写真の雰囲気はガラリと変わります」

 

せっかくなので、ポートレートを撮影するときのコツも教えていただきました。

 

「撮影した自分の写真を見て、『写真写りが悪い……』と感じたことのある人は多いでしょう。もしかしたらそれは、広角のデフォルメ効果が原因かもしれません。というのも、広角レンズで顔に近づくと、デフォルメ効果により遠近がつくため、顔の形が歪んで写ってしまうからです。
そうならないためにも、人物の写真を撮るときは望遠カメラで撮影してみてください。物理的に近づくのではなく、少し離れた位置から望遠カメラで近づけば、顔の歪みがなくなり自然な写りになりますよ」

 

5.進化した「フォトグラフスタイル」でより自由な表現が可能に

撮影中に写真のトーンやカラーをリアルタイムで調整できる「フォトグラフスタイル」機能は、iPhone 16シリーズでさらにアップデートされ、より直感的で細かな調整が可能になりました。

 

「コントロールパッドを指でドラッグするだけで、トーンやカラー、明るさを自在に調整できます。撮影画面右上からコントロールパッドを開くと、撮影中の画面にも自動で反映されます。直感的な操作で簡単に絵作りができるのも、この機能のすごいところですね」

 

画面下部に表示されているのが「コントロールパッド」。撮影中はもちろん、編集画面からも調整できます。

 

新しい「フォトグラフスタイル」では、フィルターのバリエーションも大幅に増えました。なかでも注目なのが「スキントーン」。被写体となる人物の肌を自動で認識し、好みの色相に調整することができます。

 

左上はフィルターなしの写真。人物の肌色や周辺の環境に合わせて、自然な肌のトーンに補正してくれます。

 

シーンや被写体の雰囲気に応じてさまざまな撮影を楽しめるフィルター機能は、コムロさんご自身も普段の撮影で積極的に活用しているそう。

 

「『スターブラック』というフィルターを使って撮影しました。主役となる被写体(この写真の場合は中央の人物)を囲むようにして撮影する『トンネル構図』で、被写体を印象的に見せることができます」

 

「同じ構図の写真でも、フィルターの使い方次第で多彩な表情を楽しむことができます。自分のそのときの感情や表現したい世界観を演出できるのも、フィルターを使った撮影の醍醐味です」

 

「4K120fps」の映像美!
プロ級の画質で動画撮影が可能に

最後に紹介するのが、動画撮影機能です。iPhone 16シリーズは、動画の撮影機能も大きく進化しており、Proモデルは最大4K120fpsに対応しています。fpsとは、動画1秒あたりのフレーム数のこと。この数字が大きいほど、滑らかで高精細な映像となり、とくにスローモーション映像で威力を発揮します。

 

撮影した動画は、「写真」アプリの編集機能のなかにある、時計マークのような「再生速度」アイコンから再生速度を調整できます。

 

「街で人が行き交う様子や、鳥が飛んでいく様子など、日常の何気ない風景もスローモーションでドラマチックに表現することができます。ただし、120fpsはデータ容量がかなり大きくなってしまうため、普段の動画撮影で使うにはオーバースペック。普段は30fpsに設定しておき、スローモーション撮影を行いたいときに120fpsを選ぶとよいでしょう」

 

動画撮影で活躍するおすすめの機能が、もうひとつあります。それは、iPhone 16シリーズから登場した「風切り音の低減」。動画撮影中のノイズを自動で調整してくれるので、風が強い環境でもクリアな音で記録することができます。iPhone 16シリーズを購入したら、事前にこの設定を有効にしておくといいでしょう。

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「サウンド収録」→「風切り音の低減」をON

 

何気ない日常のワンシーンを楽しんで

最後に、コムロさんにiPhoneカメラならではの楽しみ方についてうかがいました。

 

「iPhoneのカメラの最大の魅力は、いつでもどこでも持ち運べること。つねに携帯しているので、本格的なカメラを持っていなくても、気軽に直感的に撮影できますよね。街を歩いているときや旅行に行ったときに、『これいいな』と感じた瞬間を写真に収めておくと、たとえそれが日常の何気ないシーンだったとしても、後から見返したときに特別な思い出になるのではないでしょうか。
iPhone 16シリーズでは撮影の幅が広がり、より多彩な楽しみ方ができるようになったと思います。ぜひ新しいiPhone 16シリーズで、たくさん写真を撮ってみてくださいね」

 

 

Profile


フォトグラファー / コムロミホ

文化服装学院でファッションを学び、ファッションの道へ。 撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。アシスタントを経て、現在は広告や雑誌で活躍。街スナップをライフワークにしながら旅を続けている。YouTubeチャンネル「写真家夫婦上田家」「カメラのコムロ」でカメラや写真の情報を配信中。
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ライカレンズを搭載した8K画質のAIアクションカメラ「Insta360 Ace Pro 2」

Insta360Japanは 8K画質のアクションカメラ「Insta360 Ace Pro 2」を10月22日に発売しました。実売価格は通常版が6万4800円(税込)、バッテリーが2個付属するデュアルバッテリーキットが6万7800円(税込)。

Insta360 Ace Pro 2

 

記事のポイント

初のデュアルAIチップ搭載により、撮影映像の高画質処理やハイライト動画の作成など、アクションカメラとしての機能が大幅に向上。初めてアクションカメラを使う人からプロユースまで、幅広いニーズに答えるハイスペックなカメラです。

 

「Insta360 Ace Pro 2」は、アクションカメラとして初めて「デュアルAIチップ」を搭載。ノイズリダクションと画像処理を行う専用のプロ仕様イメージングチップと、パワフルなパフォーマンスを実現する5nm AIチップが搭載されています。

 

レンズは、世界的なカメラメーカーのライカと共同開発された「ライカ・ズマリットレンズ」を搭載。より多くの光を捉えてノイズを低減するF2.6絞りと157度の広視野を実現し、明るく広々とした画角の映像を撮影できます。

ライカと共同開発された「ライカ・ズマリットレンズ」を搭載

 

また、新搭載の「1/1.3インチ8Kセンサー」は、13.5段のダイナミックレンジ、2.4μm相当のピクセルサイズで、4K60fpsのアクティブHDRと8K30fpsの動画をサポート。低照度専用のモードPureVideoも進化しており、AIノイズ低減により暗いシーンでもディテールを確保し、明るく高精細な映像を撮影できます。

 

手ブレ補正技術FlowStateと、自動で適用される360度水平維持により、手ブレを防いでなめらかな動画を実現。タフネス性能も向上しており、取り外し可能なレンズガードにより過酷な撮影下でもレンズをしっかり保護します。防水性能は単体で12m、潜水ケースに入れると60mに向上し、最低動作温度は-20ºCで、ウィンタースポーツや厳しい気象条件にも耐えられます。

 

着脱式ウインドガードを備え、風切り音とノイズを最小限に抑えます。オーディオアルゴリズムも一新され、プロレベルのクリアな音で録音可能です。フリップ式タッチスクリーンもアップグレードされ、大きさは2.5インチになり、ピクセル密度が70%増え、明るさが6%向上。Vlog撮影や自撮り、厳しいアングルでの撮影における完璧なフレーミングと容易なプレビューを可能にし、明るい直射日光の下でも高い視認性を確保します。

2.5インチのフリップ式タッチスクリーン

 

さらに、磁気マウントシステムでアクセサリーをシームレスに着脱交換できます。 ネジを締めたり緩めたりしてカメラとマウントを固定する時間を節約して、その分を大切な瞬間を捉える時間に費やすことができます。

 

新しい耐久モードは、4K30fps撮影時でInsta360 Ace Proよりも50%長い連続撮影時間を実現します。 急速充電により80%まで18分、100%まで47分で充電できるので、手早く充電してアクション撮影を継続できます。

 

Insta360
「Insta360 Ace Pro 2」
2024年10月22日発売
実売価格:通常版6万4800円(税込)、デュアルバッテリーキット6万7800円(税込)

子どものカメラデビューにも! 「ムーミン」ファン必見デジカメ「ポケットメモリー」

ハシートップインは、「ムーミン」がデザインされたデジタルカメラ「ポケットメモリー」を、10月下旬から販売しています。

 

記事のポイント

コンパクトサイズでお手軽に撮影できる、かわいいトイカメラです。ムーミン好きな方はもちろん、子どものカメラデビューにもいかがでしょうか。

 

本体は、およそ幅78×奥行40×高さ72mmの手のひらサイズで、写真も動画も撮影可能なデジタルカメラ。ムーミンや、仲間たちの姿を描いたキャラクターフォトフレーム10枚を内蔵しており、写真と組み合わせて遊べます。

↑作中に登場するキャラクターたちを描いたフォトフレームで写真を彩れます

 

容量32GBまでのmicroSDカードを装着でき、撮影した画像・動画を保存できます。バッテリーはUSB給電式で、パッケージには長さ200mmのカメラストラップ、USBケーブルが付属。

 

ハシートップイン
ポケットメモリー
販売価格:1万1000円(税込)

 

GoPro、5.3K対応の新フラッグシップ「HERO13 Black」 86gの最軽量4Kカム「HERO」も同時発表

GoProは9月5日、アクションカムの新製品2モデル「HERO13 Black」「HERO」を発表しました。「HERO13 Black」の市場想定価格は6万8800円(税込)で、国内での店頭販売は9月11日から。「HERO」の市場想定価格は3万4800円(税込)で、店頭販売は9月23日からとなる見込みです。

 

 

記事のポイント

テレビ放送などプロ仕様も意識したハイエンド機「HERO13 Black」と、わずか86gで手軽に使える「HERO」。アクションカムとして圧倒的な人気を誇るGoProの新製品ということで、どちらも魅力的なプロダクトに仕上がっています。画質や機能にこだわるなら「HERO13 Black」、入門機が欲しかったりカメラサイズを抑えたいなら「HERO」が選択肢に上がってきそうです。

 

↑HERO13 Black

 

「HERO13 Black」は、HyperSmooth手ブレ補正といった従来モデルの主要機能を引き継ぎつつ、最大5.3K/60fpsの動画撮影に対応するハイエンドアクションカムです。1秒あたりのコマ数を通常より増やしたスローモーション動画を生成する「バーストスローモーション」機能を利用することで、720p/400fps、5.3K/120fpsといったユニークな動画撮影にも対応できます。

 

テレビ放送やライブ中継の業界標準規格として知られる「HLG HDR」撮影モードも用意。GPSやWi-Fi 6無線通信機能も内蔵しています。バッテリーは従来モデルから容量が10%増加し、1900mAhの大容量を実現。電力効率も向上しており、4K/30fpsや5.3K/30fps設定では最大1.5時間、オーソドックスな1080p/30fps設定では2.5時間以上の連続撮影が可能としています。

↑別売のマクロレンズモジュラー(想定価格2万1800円、税込)。標準レンズと比較して最大4倍のクローズアップ撮影が可能

 

マウント方式は内蔵マウントフィンガー、1/4-20マウント用ネジに加え、マグネット式のラッチを利用可能となっており、幅広いシーンで活用しやすいのも魅力です。加えて、別途販売される「HERO Blackシリーズレンズ」を装着することで、超広角・マクロ・NDフィルターといった撮影が可能となります。

 

本体サイズは幅71.8×奥行33.6×高さ50.8mm、重量は159g。

↑HERO

 

HEROは、4KアクションカムとしてはGoPro史上最小・最軽量の廉価モデルという位置づけ。本体サイズは幅56.6×奥行29.4×高さ47.7mm、重量はわずか86g(マウントフィンガー・バッテリー含む)と、圧倒的なコンパクトさと軽さを実現しました。それでいて、アクションカムらしく水深5mまでの完全防水性能など耐久性にも配慮しています。

 

撮影解像度は最大4K/30fpsで、2.7K/60fpsでのスローモーション撮影などにも対応。専用アプリ「Quik」を利用すれば、撮影したビデオから1コマを写真として切り出すことも可能となっています。最高画質設定で60分間の連続撮影が可能です。

 

無線LAN通信機能はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までといった弱点もありますが、極力カメラを気にせず撮影したい人にオススメできそうです。

 

ブランド名(メーカー名):GoPro
商品名:HERO13 Black
市場想定価格:6万8800円前後

ブランド名(メーカー名):GoPro
商品名:HERO
市場想定価格:3万4800円前後

最新GoPro「HERO12 Black」を撮影〜編集までお試し!アクセとアプリで隙ナシの映像体験にのめり込み

アクションカメラでトップシェアを誇る「GoPro」の最新モデル「HERO12 Black」。今回このモデルを使ってアクティビティを体験&撮影を行うプレスツアー「GoPro Summer Travel」が開催されたので、参加してきました。

会場となったのは、兵庫県三木市にある「ネスタリゾート神戸」。大自然を利用した多くのアトラクションや手ぶらで楽しめるBBQ、宿泊施設「ホテル ザ・ネスタ&スパ」が揃う、約230万㎡にも及ぶ広大なリゾート施設です。

 

1/4インチ三脚穴がついて便利に使える!

まず撮影に使用する「HERO12 Black」について紹介します。最新モデルとなる本機は、2023年9月に発売されました。GoProならではの耐久性能はそのままに、バッテリーの持ちがグンと良くなり、5.3K、60フレームの撮影では70分、1080p、30フレームでは155分以上の連続撮影が可能になっています。また、多くの人が待ち望んでいた1/4インチの三脚取り付け穴が底面に新たに設けられ、より便利に使えるようになりました。

↑最新モデルとなる「HERO12 Black」。GoProオフィシャルショップ価格は6万2800円

 

↑底面に設けられた三脚取り付け穴。一般的な三脚に対応し、撮影の幅が広がります

 

ハンド+リストストラップを使って「グレートブラスター」を撮影!

まず向かったのは、プールエリアにある「グレートブラスター」。日本でここだけの水のジェットコースターです。10mを超える高さから一気に下ったあと、約6t/分の水の力で急上昇! 上昇&下降を3度も繰り返す絶叫必至のアトラクションです。

 

ここではアクセサリーの「ハンド+リストストラップ」にGoProを取り付け、手首に固定。そのため両手が空いた状態で撮影が可能になります。カメラを取り外すことなく360度回転できるので、通常の撮影と自撮りも簡単に切り替えられます。

↑水の力を利用する「グレートブラスター」。スタート地点までの階段を上がる際は、どこまで上がるのかちょっと不安でした

 

↑「ハンド+リストストラップ」を手首に固定。前方撮影に適した向き(左)や自撮りに便利な向き(右)など、カメラを取り外すことなく360度で調整可能です

 


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

想像以上の降下角度でスピードMAX! 思わず絶叫してしまいました。今回はネスタリゾート神戸の撮影許可がありHERO12 Blackを装着して撮影できましたが、スマホなどを手にしていたらまず撮れない映像です。中年オヤジの姿を撮影しても……と思いレンズを前に向けましたが、カメラを回転させて撮ったらそれはそれで面白い映像が撮れたかもしれません。

 

撮影していることを忘れるほどアクティビティに夢中!

次に体験したのが、サバゲーの一種と言える「ガンバトル・ザ・リアル」。発泡スチロールの先端に軟質プラスチックがついた弾をガンに装填し、相手を狙うゲームです。今回は3チームに分かれ対戦。編集部は自陣地のフラッグを相手チームから守る守備側で参戦しました。

↑今回使用したマウントは「バイトマウント」。ゴム部分を口で加えればハンズフリー撮影が可能です。このアクティビティでは、保護用に被るヘルメットの上に粘着テープで固定しました

 

気温30℃を超えるなか、練習と本戦のダブルヘッダーはかなりキツイ! ただゲーム開始のブザーが鳴ると一気に戦闘モードに。どこから現れるかわからない敵チーム員の姿を見つけては弾を発射、装填がなくなれば補充と、迫りくる敵の対応に忙しく撮影していることを忘れるほど。でも頭上のHERO12 Blackがしっかり撮影してくれています。


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

1日の締めくくりはBBQにてプレスツアー参加者全員で乾杯! 皆HERO12 Blackで思い思いに撮影していました。

 

アクセサリーを活用して空中風景を広範囲に撮影!

翌日はネスタリゾート神戸に入った際から存在感たっぷりの「SKY EAGLE」を体験。日本で最長・最速を誇るジップラインアクティビティです。「SKY EAGLE!」の掛け声とともにスタート。ネスタリゾート神戸上空をまさに“飛んでいる”感覚に包まれます。

 

ここで使用したアクセサリーが、より広角で撮影できる「Maxレンズモジュラー2.0」と「3-Way 2.0」。レンズモジュラー2.0は4K60フレームで最大視野角177度の撮影が可能、3-Way 2.0は自身から撮影できる距離を延長できるアーム機能により、広範囲の映像を記録できます。三脚にもなるのが便利!

↑三脚の機能も有する「3-Way 2.0」。アームを伸ばせばより広範囲の撮影も可能になります

 

↑HERO12 Black標準付属のレンズから「Maxレンズモジュラー2.0」に交換。取り付けも簡単です

 

※ネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

今回は恥ずかしながら“自撮り向き”で撮影。ですが広範囲で撮れるMaxレンズモジュラーとマウントの組み合わせで、周囲の風景まで撮影できます。高さには少しビビリましたが、スタートしたあとはもう爽快感ばかり! こちらでも思わず絶叫してしまいました。

 

撮影後はGoPro専用アプリ「Quik」でカンタン編集

撮影が終了したら、GoPro専用アプリ「Quik」を使って編集。「HERO12 Black」とスマホをWi-Fiで接続し、動画を取り込みます。編集もカンタンで、ハイライトビデオをワンタップで自動作成してくれます。GoProのリモートコントローラーとしても使え、撮影開始や停止などが可能。離れた場所での撮影で活躍します。

↑タップするだけでハイライトビデオを自動で作成。「SKY EAGLE」で撮影した19分ほどの動画を、1分30秒にまとめてくれました

 

↑GoProのリモコンとしても利用可能。離れた場所からの撮影や夜間の写真撮影など、手ブレを抑制する際に便利です

 

豊富なアクセサリーを使えば撮影の幅が広がる!

アクションカメラとして知られるGoPro。過酷な撮影環境に耐える性能や、何より映像撮影の環境を広げてくれるカメラとして高いシェアを誇っています。今回の「GoPro Summer Travel」に参加し、撮影してみて感じたことは以下の2点。

 

まずは「HERO12 Black」本体だけでなく、豊富に用意されたアクセサリーを導入することで、撮影の範囲が驚くほど広がるということ。「ハンド+リストストラップ」や「3-Way 2.0」マウントを使って撮影することで、これまで体験したことがない映像撮影が体験できました。

 

2つ目。これは撮影する人の気持ち次第ですが、今回のツアーで「こんな私が自撮り?」という気持ちが、体験を通じるなかで消えて行ったことです。「中年オジサンが映っていても良いでしょ」という感覚になっていました。GoProで撮影しているのに、風景撮影ばかりをしていたらもったいないかな……と。

 

スマホで動画撮影することが当たり前となっていますが、「いままでと違う映像を記録してみたい」「家族(特にお子さん)に喜んでもらえる映像を残す」には、GoProは最適なカメラです。記録的な暑さが続くこの夏ですが、夏休みの思い出作りにぜひオススメしたい1台に、間違いないです!

100g未満の完全防水アクションカメラ。防水ハウジングなしで21mまでの水中撮影が可能

サイトロンジャパンは、完全防水アクションカメラ「CUBE CAM(キューブカム)DAC-201」を、8月23日に発売します。

記事のポイント

98gの軽さと、21mまでの水中撮影が可能な防水性能が魅力。ダイビングなどに持って行って撮影したくなるカメラですね。もちろん、ほかの用途にも対応しているため、タフに使えるアクションカムとして活躍できそうです。

約98gと軽量で、コンパクトな設計。また防水ハウジングなしで21mまでの水中撮影ができる構造を採用しています。さらに多くの取り付けアダプターが標準で付属しており、ダイビング以外にも各種スポーツシーンや、自転車やバイクに取り付けての車載撮影など、幅広い場面を4K動画で記録可能です。

 

6軸EIS(電子式映像ぶれ補正機能)搭載で、ブレの少ない安定した映像を撮れます。不安定な姿勢での撮影時も安心ですね。加えて、2.1型液晶ディスプレイと大型の操作スイッチの組み合わせにより、水中でも操作しやすくなっています。

 

画角は約170度。遠近感が強調された超広角の画角で、「景色が目の前に迫り来るような迫力ある映像」を楽しめるといいます。

 

Wi-Fi経由でスマートフォンと連携できるほか、小型電池を内蔵しているため満充電で約130分の撮影が可能です。専用アプリを使えば、スマートフォンでライブビュー、操作、再生もできます。

↑雨や霧、雪などの悪天候でも安心して撮影できます

 

製品仕様は下記の通りです。

CUBE CAM(キューブカム)DAC-201
市場想定価格    :3万円前後(税込)
液晶モニター:2.1型HD LCD
レンズ画角 :170度
動画ファイル形式:MOV
圧縮形式  :H.264
外部メモリー:Micro SD Class10、最大128GB
Wi-Fi     :対応
防水性能  :21m本体防水
USBポート :USB2.0
外部電源入力:DC5V1A
内蔵電池容量:1050mA
録画可能時間:約130分(4K 60FPS,EISオン)
充電時間  :約3時間
対応OS   :Windows、macOS
寸法    :53.7×45×37.9(mm)
質量    :約98g

手持ちから三脚にすぐ切り替わる! アイデア商品な三脚「VlogPod TT38」

ウランジは、YouTuberや写真愛好家向けに設計された三脚「VlogPod TT38」を8月13日に発売しました。価格は8999円(税込)。使いやすさと多用途性に優れるうえに、ユーザーフレンドリーなデザインが魅力です。

 

VlogPod TT38の注目機能はワンクリックで変換できるメカニズムです。三脚の脚のひとつにあるボタンを押すだけで、手持ちモードから三脚モードに瞬時に切り替えることができます。これによりさまざまな撮影シーンに素早く対応できます。

 

内蔵ジンバルにより、VlogPod TT38は調整可能な傾斜角度と水平撮影、垂直撮影の切り替えをサポートします。たとえば活気ある街並みや静かな風景を撮影する際に役立ちます。

 

このほか、オーバーヘッドショット用のマンティスモード、低角度撮影用のケトルモード、およびモーションフォロー撮影にも対応します。

 

持ち手の部分は滑り止めシリコングリップによって、快適なホールド感を提供し、長時間の撮影も可能。また耐荷重は3kgあるほか、三脚ベースは滑り止めシリコンパッドで強化されており、不均一な表面でもスムーズで安定したショットを保証するとのこと。

 

■製品仕様

商品名:VlogPod TT38

折りたたみ寸法:252mm(長さ)×56mm(幅)×108mm(高さ)
展開時の高さ:220mm
三脚の設置直径:263mm
重量:394g
三脚の耐荷重:3kg
マンティスモードの耐荷重:3kg

価格(税込):8999円

 

4K動画撮影に対応、防塵防水・耐衝撃のデジタルカメラ。デュアルモニターで、自撮りもラクラクきれいに

フィールドスリーは、IP68級防塵防水・耐衝撃のデジタルカメラ「F3DCWP-01」を、2024年8月1日より順次出荷しています。

 

水深5mでの使用が可能で、砂や埃の侵入を完全に防ぎ、1mからの落下にも耐えるタフなボディが特徴。シュノーケリングなどのマリンスポーツをはじめ、各種レジャーシーンで汚れを気にせず使えます。

 

4K動画撮影に対応し、有効画素数1300万画素、16倍デジタルズーム、電子手振れ補正機能を搭載しています。

↑海やプールでの水中撮影が可能なだけでなく、スキーやスノーボードでも雪が入り込むことを防いでくれるため、通年で活躍できます

 

レンズ側の前面にもモニターを配置したデュアルモニターで、フロントには2インチのモニターを配置。自撮りもアングルを調整しながら、きれいに撮影できるのがうれしいですね。

 

背面のメインモニターには、大きく見やすい2.8インチの液晶画面を搭載しています。

 

そのほか、人の顔に自動でピントを合わせ、笑顔を検出すると自動的にシャッターを切る「スマイルショット機能」も搭載しています。

 

主な製品仕様は以下の通りです。

サイズ :約113 x 71 x 27mm
重量  :約143g(付属品、充電池を含まず)
充電時間:約1時間15分
メーカー希望価格:オープン

ソニーからコンパクトで高い描写性能のミラーレス一眼カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」が登場

ソニーは、APS-Cミラーレス一眼カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」と、APS-C対応の標準パワーズームレンズ『E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II』を8月2日から発売します。実売予想価格は以下のとおりです。

VLOGCAM ZV-E10 II:15万3000円前後

VLOGCAM ZV-E10 II+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II(K kit):16万4000円前後

VLOGCAM ZV-E10 II+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II+E 55-210mm F4.5-6.3 OSS(X kit):18万6000円前後

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II:3万5000円前後

※すべて税込

 

記事のポイント

スタンダードモデルの位置づけですが、フルサイズ機の「α7Ⅳ」や「VLOGCAM ZV-E1」などで培った技術を盛り込みつつ、ZVシリーズで好評だったコンパクトさを備えた、いいとこどりな製品。これからデジカメで写真を始めたい人にとってはいい選択肢となりそうです。

 

幅広いクリエイターに支持されているという「VLOGCAM ZV-E10」の、第二世代モデルとして登場したVLOGCAM ZV-E10 II。APS-Cサイズの有効約2600万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」と、最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載し、高い描写性能を実現しました。また、動画と静止画で好みの画作りが簡単にできる「クリエイティブルック」や、映画のワンシーンのような表現で撮影できる「シネマティックVlog設定」機能なども搭載。クリエイターにとって創作しやすいモデルとなっています。

 

また、近年SNS投稿で主流となっている縦向き動画撮影に適したユーザーインターフェースに対応したほか、動画専用の電子式手ブレ補正機能「アクティブモード」で、歩きながらの撮影も快適になりました。加えて、ライブストリーミングやデータ転送を快適に行なえるよう接続性も向上したとのことで、まさにSNS時代を生きる我々にうってつけです。

 

サイズは、約幅114.8×高さ67.5×奥行き54.2mm、重さ約377g(バッテリーとメモリーカード込み)。小型軽量ながら大容量バッテリーを搭載し、連続動画撮影時間は約195分です。

 

高い解像精度のパワーズームレンズ

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS IIは、焦点距離16mmから50mmをカバーするAPS-C対応の標準パワーズームレンズです。 非球面レンズ4枚とED(特殊低分散)ガラス1枚を効果的に配置し、高い解像性能を実現。最大撮影倍率0.215倍、最短撮影距離は0.25m(ワイド端)/0.30m(テレ端)と近接撮影性能にも優れているのが特徴です。

 

重さ約107gと軽量なのもうれしいポイントです。

 

なお、本機の発売を記念して、VLOGCAM ZV-E10 IIと対象レンズやマイク、アクセサリーなど関連商品の同時購入で最大1万円キャッシュバックされるキャンペーンも実施されます。

スポーツシーンをより正確に撮影できる! AI自動追跡機能搭載「XbotGo2」がクラファンで割引リターン

Y’s Factoryは、AIスマートフォン連動自動追跡機能を搭載した「XbotGo2」を、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて7月19日より、数量限定・限定支援価格のプロジェクトを開始します。

 

●このアイテムのポイント

AI搭載で自動追跡撮影が可能なので、我が子のスポーツシーンを撮影するパパママの「本当は自分の目で見たい」「もっとうまく撮影したい」といったお悩みも解決できます。

 

同製品は20以上のスポーツに対応しており、正確なトラッキングが可能。試合後の動画共有を専用アプリにて円滑に行い、効果的なプレー・チーム分析のサポートもできます。

↑生配信機能もあるので、現場に来られない人にも簡単に共有できます

 

■4つのメイン機能

その1…AI搭載スポーツ自動撮影

デュアルカメラと120度の超広角レンズを搭載し、AI独自アルゴリズムにより、チームスポーツのハイレベルなトラッキングが可能。特定の選手の追跡も可能です。120度の超広角レンズを搭載し、20種類以上のスポーツの自動追跡もできます。

 

その2…ライブストリーミング(生配信)

月額無料のXbotGoアプリケーションは、XbotGo Live、YouTube、Facebook、Game Changerなどの人気ストリーミングプラットフォームや、RTMPをサポートするその他のプラットフォームに対応。試合の興奮をタイムリーに共有が可能です。

 

その3…360度パノラマトラッキング

360度撮影可能のシームレスなパノラマトラッキングが可能。より広い視野で、息を飲むような瞬間をとらえるスリルを体験でき、没入感のある映像を撮影できます。フィギュアスケート、ダンス、陸上競技のようなダイナミックなシーンの撮影に特に最適です。

 

その4…個人特定追跡機能

再識別技術を活用したFollowMe2.0は、選手の外見、体型、ユニフォーム番号などに基づいて識別し、ロックオンします。また、ズームインして被写体をフレーム内で目立たせるなど、プロフェッショナルな映像を撮影できます。この機能により、スポーツの中で「わが子を追跡してほしい」「あの番号の選手を追跡したい」というお悩みを解決できます。

 

■クラファンで人数限定のリターンも

今回行われるクラウドファンティング(CAMPFIRE)は、7月19日から8月31日まで開催されます。超早割だと37%OFFの4万9980円(税込)で、数量限定となっています。

 

リターン一例:

・【超早割37%OFF】XbotGo2本体+リモコンセット 限定20個:4万9980円(税込)

・【早割25%OFF】XbotGo2本体+リモコンセット 限定50個:5万9980円(税込)

・【通常割6%OFF】XbotGo2本体+リモコンセット:7万4980円(税込)

「SNS投稿に革命」自信を見せるパナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S9」

パナソニックは5月23日、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S9」を発表しました。6月20日発売予定で、市場想定価格はボディのみで20万8000円(税込)前後、標準ズームレンズキットが24万1600円(税込)前後、高倍率ズームレンズキットが28万7000円(税込)前後です。

↑LUMIX DC-S9

 

LUMIX DC-S9は、2023年に登場した上位モデル「DC-S5M2」と同等の画質を、小型軽量ボディに詰め込んだモデルです。約24.2MPのフルサイズCMOSセンサーのほか、ライカと共同で開発した新世代のヴィーナスエンジンを搭載しています。

↑DC-S5M2と同様のヴィーナスエンジンなどを搭載

 

また、像面位相差AFを搭載し、動物や車・バイクなどに対応するリアルタイム認識AFを可能にしています。さらに動画においては、歩き撮り時の大きなブレと周辺歪みを抑制する手ブレ補正テクノロジー「アクティブ I.S.」も採用しています。

↑高精度なAF追従性能を実現

 

本体には、写真・動画に自分好みの絵作りを反映する「リアルタイムLUT」を設定するLUTボタンが搭載されています。また、LUTの保存数自体もこれまでの10個から39個に増えています。

↑新たにLUTボタンを搭載

 

このほか、画像の中央部を切り出して望遠効果を得るクロップズーム機能と光学ズームを組み合わせることで、ズームリングの操作だけで焦点距離を最大約3倍まで拡張できます。

↑画質を損なうことなく画像の中央部を切り取るクロップズーム機能と光学ズームによって焦点距離が拡張

 

本体サイズは約幅126×奥行き46.7×高さ73.9mmで、重さは本体のみで約403g。

 

また、DC-S9に合わせて新しいアプリ「LUMIX Lab」もリリースします。従来アプリ「LUMIX Sync」に比べて接続手順が簡単になったり、画像や動画の転送に5GHz帯のWi-Fiをカメラ側で選択できるようになったりしています。

↑LUMIX Lab

 

さらに、アプリ内でオリジナルのLUTを作成できます。作ったLUTをスマホからカメラに転送し、写真や動画の撮影ができるようになっています。加えてクリエイターが作成したLUTをアプリ経由でダウンロードして使うこともできます。

↑アプリで色編集も可能

 

↑有償でボディに3色のカバーを張り替えられるサービスも展開

 

SNSユーザーをかなり意識した製品

発表会の場で、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションの副社長執行役員 イメージングソリューション事業部長の津村敏行さんは、カメラ業界を取り巻くトレンドにおいて、SNSの利用者が大きく伸び続けていることを指摘しています。SNSだと撮影はスマホがメインではあるものの、カメラメーカーが積極的に製品を開発することで今後のカメラ市場をけん引していける、と考えているそうです。

↑SNSユーザーがカメラ業界のトレンドに

 

また、SNSユーザー側の声を聞いたところ、「SNSを通じて人生を豊かにしたい」と考える人が多いとのこと。それに対して、カメラメーカーとして進化の余地があるとしています。

 

DC-S9はそうした背景から開発に取り組んだ製品。「編集スキルがなくても魅力的な写真や動画を撮影してすぐにSNSにシェアできること」をコンセプトにしています。

 

「カメラの新製品だけでなく、新しいレンズ、新しいアプリケーションとの組み合わせによって、撮影から投稿までのワークフロー全体を革新。SNSの投稿に革命を起こすLUMIX渾身の新製品となっています」と自信をのぞかせます。

↑SNSユーザーを強く意識した新製品

 

メインのターゲットは、一眼カメラを初めて購入するSNSアクティブユーザー。一方でサブターゲットに従来から撮影を楽しむカメラ愛好者層で、2台目のカメラ需要を狙っているといいます。

↑6月20日~9月1日の間にDC-S9を購入すると、同時発売の単焦点レンズがもれなくもらえるキャンペーンも展開

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

iPhone15Pro・ProMaxで夜景撮影に成功するには?望遠レンズの活用や構図の決め方など夜景写真家が解説

新シリーズが発売されるとともに、カメラ機能にも注目が集まるiPhone。2023年9月に発売された「iPhone 15」シリーズのカメラ機能や撮影方法を「進化したポートレートモードをどう使いこなす? 写真家が教える「iPhone15」シリーズ撮影術」で紹介しましたが、今回は少しレベルを上げて、iPhone 15シリーズを使った夜景撮影術を解説します。

 

夜景撮影に有効なカメラ機能から、専門家が重視している夜景撮影のポイントまで、夜景写真家の中村勇太さんに教えていただきました。

 

 

iPhone 15シリーズのカメラ機能をおさらい

 

年々進化しているiPhoneのカメラ機能。撮影する前に、iPhone 15シリーズのカメラ機能をおさらいしておきましょう。

 

iPhone 15シリーズの最大の特徴は、望遠カメラが優れていること。「iPhone 15 Pro」は光学3倍の望遠カメラ、「iPhone 15 Pro Max」には光学5倍の望遠カメラが搭載されています。これにより、遠くから被写体を撮影した場合でも高画質な写真が撮れるようになりました。

 

「iPhone 14シリーズのProとPro Maxでは、カメラ機能に差はありませんでした。ですが、iPhone 15シリーズの場合は違いがあるので、よりカメラ機能にこだわりたい方はPro Maxを選ぶなど、選択できるようになったのがいいですね」と評価する中村さん。

 

「Pro Maxに搭載されている光学5倍の望遠カメラには、一眼レフでいうところの120mmレンズが使われています。ほかには、13mmの超広角カメラ、24mmの広角カメラ、以上3つのカメラが搭載されています。2倍望遠(48mm)も加えて、『超広角』『広角』『2倍望遠』『5倍望遠』の4段階をワンタップで切り替えられる点も魅力です。ちなみに、48mmのカメラはついていませんが、最大4800万画素の高解像度カメラを高度なデジタル技術で2倍望遠にしています。これにより、2倍望遠にしても画質が荒れることなく、高い解像度で撮影することができます」(夜景写真家・中村勇太さん、以下同)

 

iPhone15 Pro Maxでは、「5×」をタップすると、簡単に光学5倍の望遠カメラに切り替えられます。

 

ほかにも、被写体を認識すると自動で「ポートレートモード」に切り替えてくれるのもiPhone 15シリーズならでは。背景のボケ感も幅広く設定ができ、まるで一眼レフで撮影したような写真になります。

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

撮影前に設定を確認しよう!

撮影する前に、カメラ機能をデフォルトから自分好みに設定しておくのも大事なポイントです。iPhone 15シリーズで設定しておくと便利な機能を教えていただきました。

 

1.「アクションボタン」をカスタマイズする

「iPhone 15シリーズのProとPro Maxでは、側面のアクションボタンを好きなアプリに設定できるようになりました。従来のiPhoneシリーズですと、着信音のON・OFFを切り替えていたボタンです。ここを『カメラ』に設定しておくことで、画面OFFの状態や別のアプリを開いているときでも、すぐにカメラに切り替えられます。頻繁に撮影される方はカメラに設定しておくといいでしょう」

 

アクションボタンはカメラのほかにも、集中モードやボイスメモ、翻訳、ショートカットなどに設定することができます。

 

【設定方法】
設定アプリ→「アクションボタン」→「カメラ」を選択。

 

2.4800万画素&「Apple ProRAW」での撮影には、事前の設定を

「もう一つ、iPhone 15 ProおよびPro Maxを使い、最高解像度である4800万画素の写真を撮る際は、あらかじめ設定が必要です。何も設定しない状態だと、1200万画素で撮影されます。ですが、Apple独自の『Apple ProRAW』という形式で保存することで、4800万画素の写真を撮ることができるのです
iPhoneには自動で写真を調整し、HEICやJPEG形式に圧縮して保存する機能が備わっています。これにより、容量の軽い写真データを保存しておくことができますが、調整・圧縮が行われることで写真の品質は落ちてしまいます。ProRAWに設定しておくことで、調整や圧縮を行う前の状態で写真が保存されます。その分、容量は重くなりますが、高品質のまま保存できるのです。
ただし、ProRAW形式のまま保存し続けるとiPhoneの容量がいっぱいになってしまうので、必要に応じて切り替えるといいでしょう」

 

「ProRAWに設定すると、撮影画面の右上に表示が出ます。タップするとON・OFFの切り替えができるので便利です」

 

【設定方法】
最大4800万画素・ProRAW形式の場合……
設定アプリ→カメラ→フォーマット→「ProRAWと解像度コントロール」をON→「プロデフォルト」を「ProRAW(最大)」に設定。

※「プロデフォルト」を「ProRAW 12MP」にすると、最大画素数を1200万画素に抑えて撮影できます。

 

iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方

 

3.ガイドを設定し、構図を決めやすくする

「あとは基本的なところで、『グリット」と『水平』といったガイド機能もONにしておきましょう。構図を決めるのにガイドがあった方が便利です」

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「グリット」と「水平」をONにする。

 

プロが撮影するような
きれいな夜景写真を撮影する秘訣は?

設定が完了したら、夜景撮影に挑戦してみましょう。「夜景は目で見るととても美しいのに、撮影するとなんだかイマイチ……」と感じていた人でも、プロのようにきれいに撮るコツはあるのでしょうか?

 

1.画角に光を集めること

「夜景撮影で大切なのは、なるべく構図の中に明るい被写体を集めることです。iPhone 15シリーズのカメラが高性能といっても、明かりが少ない場所では画質の荒い写真になってしまいます。なぜかというと、明るさが十分でない場所では、iPhoneはISO感度を自動で上げるからです。ISO感度が上がれば明るく撮影できますが、その反面、粗さが出てしまいます。ですから、なるべくISO感度を上げないように明かりを集めた構図で撮影するのがポイントです」

構図の中に明るい場所を多くすることで、高画質のまま夜景を撮影できます。

 

・「ナイトモード」も知っておこう

かなり暗い場所では、iPhoneが自動的に判断してナイトモードが使われます。ナイトモードによって、暗所でも明るく撮影することができます。

 

iPhone 14の夜景撮影術…AE/AFロックやポートレートモードの使いこなし方

 

2.メリハリをつけた構図にする

「構図の中に明かりを多く入れるメリットは、ほかにもあります。例えば、何もない夜空を構図に多く入れるよりも、きらびやかなビルの明かりや、明かりが反射した水面を入れてみてください。美しい一枚に仕上がるはずです」

 

空や水面など、暗くて何もない部分が多いとぼやけた印象に。

 

ビル明かりや水面に映った光など、要素が多く入ることで印象的な夜景写真に仕上がります。「川沿いであれば橋を入れてみるのもおすすめです。奥行きが出て動きのある写真になりますよ」

 

3.望遠カメラを活かして構図を決める

「構図を決める際に活躍するのが、光学3倍または5倍の『望遠カメラ』です。イルミネーションを撮る際、イルミネーション全体を撮った方がいいか、それとも景色の一部分を切り取った方がいいかなど、構図を練る際にカメラを切り替えて画角を決めていくといいと思います。
一昔前のスマートフォンには複数のカメラが付いていなかったため、デジタルズームで拡大していました。ですが、デジタルズームで拡大すると粗さが目立ってしまうため、きれいに撮るためにズームしない方がよかったんです。その点、iPhone 15のProやPro Maxは、光学の望遠カメラが搭載されているので、粗さが出る心配がなくなりました。積極的に使いたい機能ですね」

 

24mmの広角カメラで撮影。きらびやかな街の雰囲気が分かる一枚。

 

同じ場所で光学5倍の望遠カメラを使って撮影。イルミネーションの並木道がフォーカスされ、上の画像と印象の異なる写真になりました。

 

4.ピントを合わせることを忘れずに!

「画面をタップするとピントを合わせることができます。この時、タップした部分を基準に露出設定も行われています。夜景やイルミネーションを撮影する際に、光がぼやけてうまく撮れないという方は、タップしてピントを合わせる習慣をつけてみてください。あとは、両手でしっかりと持ち、ブレないようにすることも大切です」

 

ピントを合わせたいところをタップすると、露出量を調整するマークも一緒に出てきます。

 

5.こんな写真も面白い! 光の反射を活かした夜景写真を撮るには

「光を反射するものを使えば、少し変わった写真が撮影できます。例えば、人工大理石のようなつるつるした素材のベンチや床、水たまりなどがあればカメラを近づけてみてください。反射部分が広く映り込み、光がたくさん入ったきれいな写真が撮れますよ」

 

よくある構図の写真も、手前にあるベンチにカメラを近づけてみると……。

 

ベンチに光が反射して、美しい一枚が撮れました。

 

夜景撮影のプロが撮りたくなる
おすすめの夜景とは?

夜景撮影を専門に活動されている中村さんは、国内外のさまざまな夜景スポットを撮影してこられました。夜景を熟知されている中村さんが、思わず撮影したくなる夜景とは?

 

「その時、その瞬間にしか見ることのできない夜景を撮影するのが好きですね。最近よく撮影しているのは、富士山の夜景です。夜景といっても、暗くなりきらない夕暮れ時の景色を撮影しています。東京や神奈川でも天候がよければ、ビルの隙間から見える富士山が撮影できるんです。冬は空気が澄んでいるので、富士山もよく見えるんですよ。
ほかの季節では、夏は花火が上がる夜空を撮影したり、梅雨の時期は雨が降っている様子も入れながら撮影しています。日中には撮れないような幻想的な写真を一瞬一瞬切り取っていくのが、夜景撮影のおもしろさだと思います」

 

とくに素敵に撮れたという夜景写真は、冬に訪れた北海道札幌市の藻岩山で撮影した一枚。「札幌市街に積もった一面の雪に札幌市内の街の明かりが反射して、とても幻想的な写真が撮れました」

 

 

プロの機材はなくとも、iPhone 15 ProやPro Maxの力を借りれば、プロ顔負け(?)の雰囲気ある夜景が撮れるはず。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

Profile

夜景写真家 / 中村勇太

夜景情報サイト「夜景FAN」の運営や夜景コンテンツの提供、各種メディアでの夜景企画監修など、「夜景×撮影」を軸に活動する夜景撮影の専門家。2016年には夜景オフィス株式会社を設立。台湾での夜景取材も行っており、2022年には台湾情報サイト「もっと台湾」をリリース。撮影だけでなく、自社メディアの開発・運営のノウハウを活かし、Webサイト制作や運用のサポートなども手掛けている。
「夜景FAN」

 

5Gでデータ転送やストリーミングが可能なソニーのトランスミッター「PDT-FP1」を見てきた

ソニーは、カメラと写真映像の見本市「CP+2024」(2月22日〜25日に開催)の会場に、最新デジタルカメラと関連製品を多数出展。この会場には、3月22日に発売されるポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」の実機もありました。

 

 

PDT-FP1は、5G通信を利用して、ソニーαシリーズで撮影した静止画や動画をクラウド上にアップロードする無線通信機。スマートフォンをひと回り大きくしたようなボディを持ち、高速・低遅延の通信能力によりライブストリーミングもできます。

 

ボディの外周部に埋め込まれた、通信特性を高める独自のアンテナ構造と配置により、国内外の5Gミリ波帯やSub6通信、通常の5G通信などの幅広い周波数帯(バンド)に対応。差し込み式のSIMに加え、eSIMにも対応し、通信環境に応じて、SIMを切り替えてデータを転送することも可能です。

 

背面には、カメラと接続するためのUSB Type-C端子(データ転送用)、HDMI Type-A端子(映像転送用)、LAN端子(データ転送用)、そして給電・充電用のUSB Type-C端子が設けられています。

 

256GBのストレージを内蔵し、microSDスロットも搭載。バッテリー容量は5000mAhで、背面のスリットの奥にはヒートシンクと冷却ファンを搭載し、大量のデータ転送や長時間のライブストリーミングを安心して行なえます。

 

このPDT-FP1は、ソニーのデジタルカメラと有線接続するだけで、静止画や動画を取り込み、指定したFTPサーバーやソニーのクラウドサービスに自動転送できます。OSはAndroidを採用しており、静止画転送ワークフロー用アプリ「Transfer & Tagging」やαシリーズのリモート撮影とクラウドへのデータ転送が可能な「Creators’ App」などが使えます。

 

カメラやリグに取り付ける際には背面の三脚ネジ穴を利用します。6.1インチの大型有機ELを持つ外部ディスプレイとして利用しつつ、動画の転送やストリーミング撮影をすることで、映像制作のワークフローをスムーズにできるでしょう。

 

本体サイズは、約高さ170×幅80×厚さ26.6mmで、重量は約308g。希望小売価格は15万9500円(税込)です。

 

なお、カメラ関係の新製品では、2月22日に発表されたばかりのソニーαシリーズ用のズームレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」に注目が集まりました。F2.8の明るさを持ちながらコンパクトで、「α7CR」「α7C Ⅱ」「VLOGCAM ZV-E1」などにジャストフィットです。

カメラ&ドローンアクセサリー約150品目が最大32%オフ! ブラックフライデーセールを12月3日まで開催

セキドは、12月3日までの期間限定で、カメラ/ドローンアクセサリーなど約150品目が対象となる「BlackFriday」を開催しています。

 

セールは、同社が日本総代理店を務めるカメラアクセサリーブランド「PGYTECH(ピージーワイテック)」の一部を除く、ミニ三脚や、各種カメラバッグ、フォトグラファーズグローブなどのカメラ/ドローン用アクセサリーほか、150点以上のアイテムが対象。

↑Unitree PUMP PRO(ユニツリー パンプ プロ)

 

一例として、スマートフィットネス「Unitree PUMP(ユニツリー パンプ)」が5280円オフの2万9700円、自作・旧型ドローンに搭載可能な外付型リモートID「AERO-D-X1」が6820円オフの1万2980円、SUBLUEの水中スクーター「SUBLUE HAGUL EZ(サブルー ハグルイージー)」が1万4200円オフの2万9800円など。

↑AEROENTRY AERO-D-X1 外付型リモートID

プログレードデジタル製品が最大44%オフ! Amazonブラックフライデー先行セールから実施中

ProGrade Digital Inc.(プログレードデジタル)は、Amazonで現在開催中のAmazon ブラックフライデー先行セールと、11月24日0時から12月1日23時59分まで開催されるブラックフライデーの両方の期間を通じて、セールを実施します。

 

期間中は、プログレードデジタル全製品が通常価格から11%~44%オフのセール価格で購入できますが、在庫がなくなり次第終了となります。各製品のセール価格は、以下の表をご覧ください。

新しく出た「GoPro HERO12 Black」を海外旅行に持参! 作例多めでレビュー

アクションカメラの代表格として名高いGoPro。最近ではYouTubeの撮影はもちろん、映像作品の制作でも使われることが増えており、撮影シーンの幅を広げてくれるカメラとして注目が高まっています。みなさんも街中でGoProを持って撮影している人を見かけることが増えたのではないでしょうか。

 

そんなGoProシリーズから、2023年9月に「GoPro HERO12 Black」(以下、HERO12)が新しく発売されました。販売価格はGoPro公式ECサイトで税込み6万2800円です(2023年11月1日現在)。

 

今回はGoProさんから製品を提供してもらい、作例多めでレビューをしていこうと思います。

 

Bluetooth対応、手持ちの三脚が使えるなど利便性が向上

まずは概要をみていきましょう。

↑GoPro HERO12 Black

 

GoPro HERO12 Black GoPro HERO11 Black
サイズ 幅71.8×高さ50.8×奥行き33.6mm 幅71.8×高さ50.8×奥行き33.6mm
本体重量 154g(カメラ本体+マウントフィンガー+バッテリー) 154g(カメラ本体+マウントフィンガー+バッテリー)
イメージセンサー 1/1.9インチCMOS 1/1.9インチCMOS
防水性 10m(保護ハウジングありの場合60m) 10m(保護ハウジングありの場合60m)
マウント マウントフィンガー、1/4-20UNC(三脚ネジ) マウントフィンガー
動画解像度 最大5.3K 最大5.3K
静止画解像度 最大27.13MP(5568×4872px) 最大27.13MP(5568×4872px)

 

前モデルからのアップデートに、HDR撮影が可能になったことや10bitカラーによるLog撮影ができるようになった点、またBluetoothでのオーディオ拡張によってアップルのAirPodsやBluetoothイヤホンをワイヤレスマイクとして利用できるようになった点が挙げられます。

 

これによってカラーグレーディングの柔軟性向上や、外部マイクを使っていたユーザーにとって利便性が増したといえるでしょう。

 

HERO12からは新たに、本体底部に三脚を取り付けることができるマウント(1/4-20UNC)も搭載されました。一般的な三脚にも取り付けられるようになったことで、すでに手持ちの三脚とも組み合わせて使えます。

↑新たに三脚ネジ穴(1/4-20UNC)を搭載

 

また本体はこれまでのブラックカラーと異なり、濃いグレーのカラーにGoProのロゴと同じ水色の斑点のようなものが散らされているあしらいになっています。使っているとどうしてもついてしまう擦り傷が目立ちにくいカラーは、個人的に気に入っています。

↑HERO12“Black”だが、実際は若干グレー感のあるカラー

 

HERO12と旅に出てみました

今回香港へ旅行に行く予定があり、一緒に持っていくことにしました。

 

本格的な映像機材となると荷物も嵩張りますが、HERO12はコンパクトに鞄に入れて持ち運べるので便利です。あとは元々の設計がアクションカムとしてタフなのも、vlogカムにはない特徴。もちろん破損などないように持ち運びますが、「丁寧に扱わなければ……」と気疲れすることがないのは気持ちが楽になりますね。

 

【マンション・市場の動画】

↑左右からそびえ立つマンションと商店

 

HERO12には4つの画角モードがあり、広い方からHyperView(12mm)、SuperView(16mm)、広角16〜34mm)、リニア(19〜39mm)が選択できます。

 

まずは、街の様子をHyperView(12mm) の広角で撮影してみました。高い建物が多く、標準画角のレンズでは収まりきらない景色もHERO12ならラクラク撮影できます。

 

香港の国土は東京都のおよそ半分ほどの大きさ。そのうち約6割を山地が占めており、わずかな広さの市街地に約700万人が集積して暮らしています。そのため建物は必然的に高層化を余儀なくされており、一般的なマンションも10階建ては当たり前。大型スーパーを建設する余裕もないことから、食料品や日用雑貨のお店は住宅マンションの1階部分に入居していることが多いです。

 

【露店の動画】

↑高い目線からの映像撮影も片手でラクラク

 

純正アクセサリの「Shorty」を使って、目線より高いところでカメラを構えてみました。ジンバルに載せた一眼レフやvlogカムは、その重さから高いところでの撮影はなかなか難しいですが、GoProは軽さと機動性のよさゆえに人間の目線では見られない画角で撮影ができるのもおもしろいポイントです。

 

ところで街を歩いていて気づいたのですが、香港の建設現場では鉄骨の代わりに竹を組んで足場を作るところが多いようです。崩れたりしないのか心配ですが、どこも同じやり方で足場を組んでいたのできっと大丈夫なんでしょう。

 

【高い建物をぐるりとする動画】

↑超広角で高い建物を撮るとダイナミックに

 

旅行先では観光地巡りも楽しいですが、その土地の暮らしを追体験できるような過ごし方もおもしろいものです。動画を撮りながら街を歩き、自宅に戻った後に録画を見てみると、現地で歩いているときには見えなかった景色が見えるのもあり結構よいです。

 

【市場の中の動画】

↑現地に暮らす人たちが集う場所へ

 

【野菜の動画】

↑野菜は基本的に量り売りが多いみたい

 

【街角の動画】

↑香港のスクランブル交差点も、人で溢れている

 

街中などの明るい場所であれば、夜間の撮影に際してもノイズは気にならない程度です。写真と異なる映像のいいところは、音声も一緒に撮影できる点だと感じられました。動画内で聞こえてくる「カチカチカチ」という音は信号の音です。この音を聞くと香港を思い出す! という人もいるくらい特徴的な音で、自宅に戻った後もその音を聞けるのは懐かしい気持ちになりますね。

 

実際に使ってみて、ここがよかった4つのポイント

ここまで作例をいくつか見てきましたが、使っていてよかったポイントもお伝えします。

 

1.バッテリー性能の向上

↑これまでのモデルに比べて長時間撮影が可能に

 

HERO12では5.3K60fpsの設定の場合、フル充電のバッテリーでは約70分間の撮影が可能とされています。前のモデルであるHERO11は約35分だったため、およそ2倍の撮影に耐えうるようになりました。常に最高画質で撮影したい! というユーザーばかりではないかと思いますので(私もそのうちの一人です)、5.3K30fpsなら1.5時間以上、1080p30fpsであれば2.5時間以上連続で録画できることを申し添えておきましょう。

 

筆者の場合は1日を通して動画の撮影をするというわけではなく、写真を撮ったり・動画を撮ったりとバランスよく使っていたこともあり、1日を通してバッテリーの心配をする必要はありませんでした。

 

2.手持ちでの安定さ

【市場の中の食堂の動画】

↑片手に荷物を持ちながらの撮影でも、この安定さ

 

やはりアクションカムに求められるのは、ハードな動きにも耐えられる安定さ。スマートフォンで撮影できる動画も高画質化が進んではいますが、片手で持ちながら撮影した際の安定感は、まだまだHERO12に軍配があがりそうです。

 

とはいえ、広角で撮影する際には歩行に伴う縦揺れもみられます。本体を直接手持ちで撮影する際には撮影モード「リニア」で揺れを抑えるなどするとよさそうです。

 

3.スマートフォンでの操作も可能に

記事内でご紹介した動画は、すべてGoPro公式のアプリである「GoPro Quik」を使って編集しました。スマートフォンへBluetooth経由で動画を転送でき、アプリ内で編集まで完結することができます。

 

動画のバックグラウンドに音楽を乗せることもできますが、ライブラリは全体的に海外感のある楽曲が多かったため、必要に応じて別アプリでの編集を組み合わせるなどで満足度の高い映像制作ができそうです。

↑撮影後の編集がアプリ内で可能に

 

アプリ機能の中で最も便利だと感じたのが、あとからフレームを選択できる機能。ひとまずHyperViewで超広角の映像を撮影しておきながら、あとから広角でエクスポートをする、という手法を取れます。逆に広角で撮影しておいたデータからHyperviewへは変換できないため、この旅中はHyperviewで撮影することが多い結果となりました。

 

一般的なvlogカムや一眼レフカメラなどで焦点距離の異なる映像を撮りたかったら、レンズを交換して再度撮影する必要がありますが、GoProなら1回の撮影で済んでしまうというのは驚きです。

 

なお、アプリはGoPro公式が提供していることもあり、動画の最後に「GoPro」というロゴを入れることができるのは“公式感”が醸し出されて、格好いいなと個人的には感じています。

 

4.自宅でもWebカメラとしても活躍

「GoProは買ったけど、そんなに頻繁にお出かけや旅行に行くわけではない……」という方も安心です。

 

GoProから提供されている公式アプリを利用すれば、Zoomなどのweb会議でGoProを外付けカメラとして利用できます。

↑デスクに置いてこんな使い方も(引用元:GoPro公式コミュニティサイト

 

USB Type-Cのケーブル1本、バスパワーで動作するので接続も簡単です。今は大体のパソコンにWebカメラが搭載されていますが、ワンランク上の映像体験を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

発熱は改善の余地あり。撮影し出すとアクセサリもほしい

↑手持ちだと熱さを感じる場面も

 

これまでのモデルでも言及されていることが多かった排熱問題は、まだ解決までの道のりは長そうです。

 

今回お借りしている期間には最長10分ほどの撮影しかしませんでしたが、それでも撮影後は本体が熱を帯びている状況でした。また撮影時だけではなくスマートフォンアプリ(Quik)と接続して動画を転送している間やWebカメラとして利用している際なども発熱しており、この発熱が本体やバッテリーに及ぼす影響などが心配になりました。

↑アクセサリを追加で購入するとより楽しめる

 

もうひとつ、HERO12本体のみの購入では、手持ちに便利なロッドなどは付属してきません。本体をそのまま手持ちで撮影することもできますが、さまざまなアクセサリを組み合わせることでより快適に撮影できます。

 

ただし、HERO12からは三脚ネジが搭載されているので、通常のミニ三脚やゴリラポッドなどを組み合わせてもいいでしょう。このあたりの柔軟性の高さはうれしいところです。

↑Shorty(引用元:GoPro公式ECサイト

 

筆者は旅先の景色を収めることを中心に想定し、純正アクセサリの「Shorty」(税込6400円)を購入しました。開けば三脚になる部分は閉じれば持ち手となり、グリップ性が増すことで安定して撮影ができるようになりました。

 

やはり間違いないモデル。初めての一台や別の製品から買い替えにピッタリ

連続撮影時間が前モデルと比べて2倍近くまで増加したことに加え、HDR撮影の搭載やLog撮影が可能になったことなど細かな点がアップデートされたGoPro HERO12 Black。前モデルを所持しているユーザーにとっては買い替えを決断するほどのビッグニュースはなかったかもしれませんが、これまで別のアクションカムを使っていたユーザーや、初めて購入を検討するユーザーにとってはGoProの楽しさを堪能させてくれる、そんな一台だと感じました。

 

これからの秋の行楽シーズンの思い出の記録に、またウインタースポーツの撮影を楽しむために、ぜひ手にとってGoProの楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「Insta360 GO 3」もセール対象に! Insta360「ブラックフライデーセール」は公式限定Tシャツもゲットできるかも!?

Insta360Japanは、12月3日までブラックフライデーセールを開催しています。

 

セール期間中は、今年6月に発売した超小型最新アクションカメラInsta360 GO 3が初めて5%オフに。ポケットサイズの360度アクションカメラInsta360 X3が最大6800円オフ、Insta360 ONE RS 1インチ360度版が1万1900円オフで購入できるほか、アクセサリーも最大50%オフとなっています。

↑価格はすべて税込

 

また、公式サイト限定特典として、一部製品を購入すると、Insta360公式限定Tシャツのプレゼントや、Insta360 Care&延長保証20%オフのサービスも用意しています。公式サイト限定特典は12月29日まで。

カメラレンタルにおすすめの人気サービス14選|レンタルのメリット・デメリットも紹介します

カメラレンタルサービスとは、購入せずに、必要な時に必要なカメラを借りられるサービスです。

近年、高画質のカメラが手頃な価格で購入できるようになりましたが、それでも高価な機材なので、購入をためらう人も少なくありません。

ナビ博士
そんな方におすすめなのが、カメラレンタルサービスじゃ。

当編集部で調査した結果、人気カメラレンタルサービスは以下の14選でした。

カメラレンタルサービスは、昨今需要が高まってきている上、安いカメラの種類が豊富など人気の理由はさまざまです。

本記事では、おすすめのカメラレンタルサービス14選やレンタルする場合の選び方、メリット・デメリットについて紹介していきます。

ナビ博士
カメラレンタルサービスを初めて利用する人でも簡単にレンタルできるからぜひチェックしてみてね。

カメラのレンタルとは?購入とどちらがおすすめ?

カメラのレンタルサービスとは、購入せずに必要な期間だけ、本格的なカメラ機材を借りられるサービス

レンタル期間は、1日単位から月単位、サブスクまでさまざまです。

また、レンタル料金も、レンタル期間や機材の種類によって異なります。

カメラのレンタルサービスは、以下の人におすすめです。

カメラのレンタルがおすすめな人
  • 本格的なカメラを使ってみたいけど、購入するほどではない人
  • イベントや旅行など、一時的に本格的なカメラがほしい人
  • カメラの使い方を覚えたい人
ナビ博士
色んなカメラを試したい人や、旅行の時だけ使いたい人など短期利用におすすめじゃ!

一方、カメラの購入は、以下の人におすすめです。

カメラの購入がおすすめな人
  • カメラを頻繁に使う人
  • 自分の好きなようにカメラをカスタマイズしたい人
  • カメラを長く使い続けたい人
ゲット君
ゲット君
これまでもカメラを使っていた人やこれからずっと使いたいにおすすめだね!

カメラのレンタルはどこがおすすめ?料金の安いおすすめサービス15選

それではココからは、カメラのおすすめレンタルサービスについて紹介します。

以下で15社を比較してみました。

<カメラレンタルサービス15社比較>
最安レンタル料金 レンタルできる
カメラブランド
最低レンタル期間 対応エリア 補償制度 特徴
GOOPASS 2,970円
  • Nikon
  • SONY
  • Panasonic

など

1ヶ月間 全国 利用者の負担上限金額:5,000円(税込)
※Rank1以下の商品は2,000円(税込)
月に何回も商品を交換できる
1ヶ月先まで予約できる
Rentio 3,000円
  • SONY
  • Panasonic

など

4日間 全国 購入品の故障・破損等において、一切の請求なし 最短4日〜レンタル可能
人気カメラもレンタル可能
DMMいろいろレンタル
※サービス終了
1,200円
  • SONY
  • Panasonic

など

5日間 全国 「安心保証付き」のアイコンがある場合、無償修理 最新機種を扱える
高価なカメラを格安でレンタル可能
モノカリ! 2,500円
  • CANON
  • SONY
  • GoPro

など

1日間 全国 無償で代理品送付 気になるカメラを購入前にお試し利用できる
高品質・高価なカメラを安く扱える
ゲオあれこれレンタル 4,800円
  • Nikon
  • CANON

など

5日間 全国 利用中のキズや故障の際、一切の請求なし 送料無料
高価な一眼カメラを格安でレンタル可能
Rentry 3,880円
  • GoPro
  • CANON
  • OLYMPUS

など

4日間 全国 無償修理 全てのカメラに無料でSDカードを付属
最短4日間〜レンタル可能
APEXレンタル 2,000円
  • 富士フィルム
  • SONY

など

3日間 全国 レンタル料金合計金額に10%上乗せで安心補償サービスに加入可能 予備バッテリーやカメラバッグが付属してしており、そのまま外出可能
レンタル料金が安い
シェアカメ 5,500円
  • GoPro
  • CANON

など

3日間 全国 あらゆる故障においても、最大3,000円までしか請求されない カメラレンタル診断で自分にあったカメラが見つかる
多種のカメラをレンタル可能
CAMERA RENT 3,500円
  • CANON
  • SONY

など

1ヶ月間 全国 1商品につき、月額385円で補償サービスに加入できる サブスクサービスでカメラ本体やレンズ、機材全てをレンタル可能
高性能カメラもレンタル可能
Tokyo Camera Rental 3,000円
  • CANON
  • 富士フィルム
  • Nikon

など

3日間 全国 破損時の最大費用33,000円 多種多様なカメラ本体やカメラ機材までレンタル可能
レンタル期間を調整可能
アリススタイル 3,880円
  • Panasonic
  • GoPro

など

7日間 全国 保険適用にて、修理・交換可能
※レンタル手数料に含まれているため、追加料金はなし
プライム(定額)とベーシック(都度)から選べてレンタル可能
短い期間からレンタル可能
ワンダーワンズ 2,980円
  • CANON
  • Nikon

など

4日間 全国 過失のない故障や破損時、支払い済のレンタル料金を全額返金 送料無料
最短翌日に届く
アールワイレンタル 2,520円
  • OLYMPUS
  • 富士フィルム

など

2日間 全国 無償で修理・交換 最短2日間〜レンタル可能
最安2,520円〜レンタルと格安
kikito 4,400円
  • Panasonic
  • SONY

など

4日間 全国 なし 110円につきdポイントが貯める
古いカメラから最新カメラまでレンタル可能
Tavishot 3,980円
  • SONY
  • GoPro

など

4日間 全国 過失でない場合、一切請求なし 高価なカメラや最新カメラまでレンタル可能
最低4日間〜レンタル可能

それぞれレンタルサービスによって特徴があるため、以下から1つずつ見ていきましょう。

GOOPASS

GOOPASSのロゴ

<GOPASSの概要>
サービス名 GOOPASS
レンタル料金 2,970円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
1ヶ月間
レンタルできる
カメラブランド
  • Nikon
  • SONY
  • Panasonic

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • ミラー

など

対応エリア 全国
補償制度 利用者の負担上限金額:5,000円(税込)※Rank1以下の商品は2,000円(税込)
返却方法 ヤマト運輸に着払いで返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード

最新のカメラやレンズを気軽に試せるカメラレンタルサービス「GOOPASS」。

月額料金で何台でもレンタルできるため、気になる機種をじっくり試したり、季節やイベントに合わせてレンズを使い分けたりと、カメラライフをより充実させられます。

デジタルカメラのほか、ドローンやNDフィルター、アクションカメラ、ビデオカメラなどさまざまなカメラをレンタルできます。

また、レンタルできる機材も豊富で、その数なんと約1,500種類以上。

GOOPASSで必要なものがすべて揃うのは大きなメリットといえるでしょう。

なお、GOOPASSの特徴や、利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

GOOPASSの特徴
  • 月額料金で何台でもレンタルできる
  • 最新機種も豊富に揃っている
  • 最新機種を安く試せる
  • 送料無料
  • レンタル期間は1日~1年まで自由に選べる
  • 複数のカメラやレンズを同時にレンタルできる
ゲット君
ゲット君
レンタル期間が選べるのはいいね!
ナビ博士
往復の送料が無料なこともメリットじゃ!

\カメラの機材が豊富/

GOOPASSの利用者の口コミ(良い評判)

good
20代男性
評価:★★★★★
最新機種を試してみたいけれど、購入するのはまだ早いなと思っていたので、GOOPASSはうれしいサービスです。いろいろなレンズを試して、自分に合った組み合わせを見つけられました。
good
40代男性
季節ごとの撮影で、レンズを使い分けたいときに便利です。送料無料でレンタルできるのも助かります。
good
20代男性
評価:★★★★☆
複数のカメラやレンズを同時にレンタルできるのは、とても便利です。イベント撮影などで、複数のカメラを使うときに助かりました。

GOOPASSの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
20代女性
評価:★★☆☆☆
月額料金は安いですが、レンタル料金はレンズによって高いので、注意が必要です。
bad
30代性
評価:★★☆☆☆
同時にレンタル可能数が2個と決まっているため、一度に多く借りれないです。

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
たくさんのカメラをレンタルしたい人には、あまりおすすめではないね。

Rentio

rentio
<Rentioの概要>
サービス名 Rentio
レンタル料金 3,000円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
4日間
レンタルできる
カメラブランド
  • SONY
  • Panasonic

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • 三脚

など

対応エリア 全国
補償制度 購入品の故障・破損等において、一切の請求なし
返却方法 商品と付属品を梱包し、郵便局やコンビニなどで返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード
後払い決済
Amazon Pay.
請求書払い(掛け払い)

カメラレンタルサービス「Rentio」は、カメラやレンズなどの家電製品をレンタルできるサービスです。

月間120,000人以上が利用しており、あらゆる商品を必要な時にだけレンタルできます。

高性能カメラをレンタルできることはもちろん、万が一の破損でも安心の保障体制があることもメリットです。

ナビ博士
ナビ博士
利用者に過失のない故障や破損の場合は一切料金がかからなくて、自身の過失でも上限は2,000円!

最新モデルや人気の商品を取り揃えており、旅行やイベントなどの際に、手軽に高性能なカメラを使いたいという方におすすめです。

そんなRentioの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

Rentioの特徴
  • 豊富な品揃え
  • 高品質なカメラはもちろん家電も試せる
  • 故障や破損の際に安心の保証付き
  • 送料無料でレンタルできる
  • 簡単にレンタル可能

\安心の保証付き/

Rentioの利用者の口コミ(良い評判)

good
20代男性
評価:★★★★★
自宅で気軽に試せるので、購入前に使い心地を確認できてよかった。
good
40代男性
評価:★★★★★
高価なカメラや家電製品を試すことができて、新しい趣味を始めるきっかけになった。
good
20代女性
評価:★★★★☆
レンタル期間が選べるので、必要な期間だけ利用できて経済的。
ゲット君
ゲット君
普段使わない高価なカメラをレンタルできるのは嬉しいね!

Rentioの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
30代女性
評価:★★☆☆☆
レンタル期間が短いと、返却するのが惜しい。

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
返却時の梱包の手間が少し面倒。

モノカリ!

モノカリのロゴ
<モノカリ!の概要>
サービス名 モノカリ!
レンタル料金 2,500円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
1日間
レンタルできる
カメラブランド
  • CANON
  • SONY
  • GoPro
    など
レンタル可能な機材
  • 一眼レフ
  • ミラーレスカメラ
  • レンズ

など

対応エリア 全国
補償制度 無償で代理品送付
返却方法 届いた段ボールに商品を入れ、ゆうぱっく着払い伝票を貼りローソンまたは郵便局へ差出
キャンセル料
  • 予約決済後、レンタル開始日の10日前迄のキャンセル:決済手数料のみご負担(予約代金の4%)
  • 予約決済後、レンタル開始日の9~3日前迄のキャンセル:80%
    ※ただし、3日前であっても商品出荷後のキャンセルは全額
  • 予約決済後、レンタル開始日の2日前~前日迄のキャンセル:全額
  • 予約決済後、レンタル開始日当日および以降のキャンセル:全額
支払い方法 クレジットカード

カメラレンタルサービス「モノカリ!」は、最新のカメラやレンズを、1日から1ヶ月以上まで自由にレンタルできるサービスです。

家への直接配送の他、空港やホテルでの受け取りもできます。

ナビ博士
ナビ博士
旅行などで短期間だけカメラをレンタルしたい人にもおすすめじゃ!

また、最短翌日には受け取れるのに加えてカメラ初心者の方にはカメラと自撮り棒、SDカード等の初心者パックがあるのもメリットと言えるでしょう。

そのため、カメラを始めてみたいけど、なにを用意すればいいのか分からない、という人にもおすすめのサービスです。

その他、モノカリ!の特徴や、利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

モノカリ!の特徴
  • 送料無料・返却送料無料
  • 全国どこからでも受取・返却可能
  • 1日単位からレンタル可能
  • すべてのレンタル品に補償付き
  • 旅行やイベントに合わせてレンタルできる

\カメラ初心者にも安心の初心者パックがある/

モノカリ!の利用者の口コミ(良い評判)

good
10代男性
評価:★★★★★
最新のカメラを試してみたくて、モノカリ!を利用しました。レンタル料金が安くて、とても満足しています。
good
40代男性
評価:★★★★☆
フィルムカメラをレンタルして、懐かしい写真を撮ることができました。とても楽しかったです。
good
20代女性
評価:★★★★★
旅行先でカメラをレンタルできて、とても助かりました。送料無料なのも嬉しいです。

モノカリ!の利用者の口コミ(悪い評判)

bad
10代女性
評価:★☆☆☆☆
返却の期限がわかりにくかったです。もう少しわかりやすくしてほしいです。
bad
20代女性
評価:★☆☆☆☆
問い合わせの返信が遅かったです。もう少し早く返信してほしいです。

ゲオあれこれレンタル

ゲオ あれこれレンタル
<ゲオあれこれレンタルの概要>
サービス名 ゲオあれこれレンタル
レンタル料金 4,800円
(一部地域(北海道:800円、沖縄:1,500円)除き送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
5日間
レンタルできる
カメラブランド
  • Nikon
  • CANON

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • バッテリー

など

対応エリア 全国
補償制度 利用中のキズや故障の際、一切の請求なし
返却方法 届いた箱に入れて、同梱の着払い配送伝票を貼り、コンビニなどで渡して返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード

ゲオあれこれレンタルは、カメラを買う前に試してみたい、旅行やイベントで必要なカメラを短期的に借りたい方におすすめのカメラレンタルサービスです。

さまざまな種類のカメラやレンズを豊富に取り揃えており、登録も簡単なので、気軽に利用できます。

また、ゲオあれこれレンタルは、他社よりも料金が安いこともメリットです。

<ゲオあれこれレンタルと他社サービスの比較>
ゲオあれこれレンタル モノカリ Rentio
金額
(レンタル期間)
4,500円
(4泊5日)
9,980円
(3日間レンタル)
10,800円
(3泊4日)
1日換算の
レンタル金額
1,125円 3,327円 3,600円

※OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ PEN E-PL10 EZの場合

上記のとおり、1日換算すると他社レンタルサービスのよりも3倍ほど安いことがわかりますね。

ゲット君
ゲット君
他社サービスよりも安いことがわかるね。

ゲオあれこれレンタルの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

ゲオあれこれレンタルの特徴
  • レンタル料金が安い
  • レンタル期間が長い
  • 送料無料
  • 気に入ったらレンタルの差額で購入できる

ゲオあれこれレンタルの利用者の口コミ(良い評判)

good
10代男性
評価:★★★★☆
さまざまな種類のカメラやレンズが揃っているので、目的に合ったカメラを選べる。
good
30代女性
評価:★★★★☆
登録が簡単で、手続きがスムーズでした。
good
50代男性
評価:★★★★☆
万が一の故障や破損にも対応しているので、安心して利用できる。

ゲオあれこれレンタルの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
人気のカメラやレンズは予約が取りにくい。
bad
20代男性
評価:★★☆☆☆
返却期限を過ぎると延滞料が発生する。
bad
10代女性
評価:★★☆☆☆
返却期限は十分にチェックしておこう!

Rentry

Rentry ロゴ
<Rentryの概要>
サービス名 Rentry
レンタル料金 3,880円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
4日間
レンタルできる
カメラブランド
  • GoPro
  • CANON
  • OLYMPUS

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • 三脚
  • レンズ

など

対応エリア 全国
補償制度 無償修理
返却方法 返送用伝票を貼り付け、コンビニや滞在先のホテルから返却
キャンセル料 なし
支払い方法
  • クレジットカード
  • 銀行振込

Rentryは、当日受け取りが可能なことがメリットです。

ゲット君
ゲット君
急に必要になった場合も早く届くのは嬉しいポイントだよね。

カメラの種類も豊富で、一眼レフ・ミラーレスなど人気の商品の他、さまざまなカメラをレンタルできます。

レンズも豊富に取り揃えてるため、使用用途にあわせて備品も一緒にレンタルすると良いでしょう。

ナビ博士
ナビ博士
初心者ならGoProがおすすめじゃ!

また、他社サービスではSDカードを自分で用意する必要がある場合が多いなか、Rentryでは無料でSDカードをレンタルできます。

さらに補償もレンタル料金に含まれるため、万が一壊れてしまっても安心ですよ。

その他、Rentryの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通り。

Rentryの特徴
  • すべてのカードにSDカードが付属
  • 故障や破損の際に安心の保証付き
  • 送料無料
  • 簡単にレンタル可能
  • セットプランが豊富

セットプランが豊富で、初心者セットや水中撮影セット、スキー・スノーボードセット、自転車セットなど、あらゆる場面に対応したセットプランがあることもおすすめポイントです。

\カメラの種類が豊富/

Rentryの利用者の口コミ(良い評判)

good
50代男性
評価:★★★★★
自宅で気軽に試せるので、購入前に使い心地を確認できてよかった。
good
20代女性
評価:★★★★☆
高価なカメラや家電製品を試すことができて、新しい趣味を始めるきっかけになった。
good
30代男性
評価:★★★☆☆
レンタル期間が選べるので、必要な期間だけ利用できて経済的。

Rentryの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
レンタル期間が短いと、返却するのが惜しい。
bad
40代男性
評価:★★☆☆☆
返却時の梱包の手間が少し面倒。

APEXレンタル

APEXレンタル ロゴ
<APEXレンタルの概要>
サービス名 APEXレンタル
レンタル料金 2,000円(一部地域(北海道:1,100円、沖縄:2,970円)除き送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
3日間
レンタルできる
カメラブランド
  • 富士フィルム
  • SONY

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • ミラー

など

対応エリア 全国
補償制度 レンタル料金合計金額に10%上乗せで安心補償サービスに加入可能
返却方法 宅配業者やコンビニで返却
キャンセル料
  • 取消日が発送日又はご利用日の5日以前:無料
  • 取消日が発送日又はご利用日の4~2日前:予約した料金(消費税含む)の20%
  • 取消日が発送日又はご利用日の前日又は当日:予約した料金(消費税含む)の30%
支払い方法
  • クレジットカード
  • コンビニ決済
  • 銀行振込(事前入金)
  • 代金引換

APEXレンタルは、カメラやレンズを気軽にレンタルできる便利なサービスです。

1999年からネットレンタルを行っている老舗のサービスで、知識も経験も豊富なスタッフばかりのため安心してサービスを利用できます。

また、東京に3店舗、大阪と愛知に1店舗ずつ実店舗ももっているため、オンラインレンタルは苦手という方も利用してみてはいかがでしょうか。

なお、カメラとレンタルのラインナップは約2,300個以上。さまざまな商品を取りそろえているのも嬉しいポイントですよね。

どのカメラにもSDカードと予備のバッテリーがついてくるため、自分で備品を用意する必要もなく不測の事態にも安心です。

高性能なカメラやレンズを試したい方や、購入前に気になる機材を試したい方におすすめです。

そんなAPEXレンタルの特徴や、利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通り。

APEXレンタルの特徴
  • カメラやレンズの品揃えが豊富
  • 初心者から上級者まで幅広いニーズに対応
  • 送料無料
  • 受け取りを自宅配送や店頭受け取りから選べる
  • 実店舗なら当日からレンタルできる

\実店舗なら当日からレンタルできる/

APEXレンタルの利用者の口コミ(良い評判)

good
20代女性
評価:★★★★★
豊富な品揃えで、目的に合った機材を選べた。
good
10代男性
評価:★★★★★
手軽に利用できて、旅行やイベントで活躍した。
good
30代男性
評価:★★★★★
故障や盗難の補償がしっかりしていて安心できた。

APEXレンタルの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★★☆☆☆
レンタル料金がやや高め。
bad
20代男性
評価:★★☆☆☆
レンズなどのオプションを追加すると、料金がかさむ。

シェアカメ

シェアカメのロゴ
<シェアカメの概要>
サービス名 シェアカメ
レンタル料金 5,500円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
3日間
レンタルできる
カメラブランド
  • GoPro
  • CANON

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • バッテリー

など

対応エリア 全国
補償制度 あらゆる故障においても、最大3,000円までしか請求されない
返却方法 ヤマト運輸の営業所またはコンビニから返却
キャンセル料
  • 貸与日の前日:レンタル料の50%
  • 貸与日の当日(商品お渡し日又は当社発送日が基準となる。):レンタル料の100%
支払い方法
  • クレジットカード
  • 後払い(コンビニ・郵便局・銀行・LINE PAY)
  • 請求書払い※法人のみ

カメラレンタルサービス「シェアカメ」は、カメラやレンズなどの撮影機材をレンタルできるサービスです。

シェアカメの特徴のひとつとして「あなたのカメラ診断」というものがあります。

あなたのカメラ診断では、質問に答えていくことで最適なカメラを紹介してもらえます。

ナビ博士
カメラを使いたいけどどのタイプがいいのか分からな初心者におすすめじゃな。

また、万が一破損したとしても、自己負担額が最大3,000円であることもメリットと言えます。

カメラは高級品でもあるため、壊してしまった時の修理は莫大な金額になります。

その点、シェアカメでカメラをレンタルすれば、壊れた場合でも安い金額ですむのは嬉しいポイントではないでしょうか。

その他シェアカメの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

シェアカメの特徴
  • 最短翌日お届け
  • 簡単な質問に答えるだけで自分に合ったカメラが見つかる
  • 送料無料
  • 簡単にレンタル可能

\質問回答だけでぴったりのカメラが見つかる/

シェアカメの利用者の口コミ(良い評判)

good
20代男性
評価:★★★★☆
初めてカメラをレンタルしたけど、使い方がわからないときに丁寧に教えてくれた。
good
30代男性
評価:★★★★★
旅行先でカメラをレンタルしたけど、レンタル料金が安くて助かった。
good
30代女性
評価:★★★★☆
人気のカメラがすぐにレンタルできた。

シェアカメの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★★☆☆☆
レンタルしたカメラに傷や汚れがついていて残念だった。
bad
40代女性
評価:★☆☆☆☆
返却期限を過ぎてしまったら、延滞料金がかかるので注意が必要。

CAMERA RENT

CAMERA RENT
<CAMERA RENTの概要>
サービス名 CAMERA RENT
レンタル料金 3,500円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
1ヶ月間
レンタルできる
カメラブランド
  • CANON
  • SONY

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • 三脚

など

対応エリア 全国
補償制度 1商品につき、月額385円で補償サービスに加入できる
返却方法 商品を梱包し、元払い伝票を貼り付けて返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード

カメラレンタルサービス「CAMERA RENT」は、国内外27社のカメラメーカー、1,200以上の商品を取り扱う業界最大級のサービスです。

長期レンタルで安くレンタルできることが特徴で、たとえば1ヶ月レンタルでも4,000円以内で借りられる場合もあります。

ナビ博士
趣味でしばらく使ってみたい人や長期旅行の人にもおすすめじゃ。

また、返済期間に縛りがなく、必要な期間レンタルできるのもメリットと言えるでしょう。

1ヶ月レンタルして2ヶ月目もレンタルした場合は商品を返す必要がなく、自動で支払いが更新されるシステムです。

最短で翌日に発送してくれるので、急にカメラが必要になった場合でも安心してください。

なお、レンタル金額の5%がポイント還元されるのも嬉しいポイントです。

ポイントには有効期限がなく退会するまで利用できるので、ぜひ有効活用してくださいね。

その他CAMERA RENTの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

CAMERA RENTの特徴
  • 業界最大級の品揃えと、レンタル期間の縛りなしが魅
  • 初心者から上級者まで、幅広いニーズに対応
  • 送料無料
  • 口コミで評判の良いサービス

\長期利用が安くておすすめ!/

CAMERA RENTの利用者の口コミ(良い評判)

good
30代女性
評価:★★★★★
レンタル品が新品同様で、とても満足しています。
good
20代男性
評価:★★★★★
初心者でも分かりやすいサービスで、安心して利用できました。
good
40代男性
評価:★★★★☆
レンタル期間が選べるので、必要な期間だけ利用できて経済的。

CAMERA RENTの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
40代女性
評価:★★☆☆☆
交換は1カ月単位でしかできないから、短期利用にはおすすめしない
bad
20代女性
評価:★★☆☆☆
自宅以外の場所へは配送できない。

Tokyo Camera Rental

Tokyo Camera Rental
<Tokyo Camera Rentalの概要>
サービス名 Tokyo Camera Rental
レンタル料金 3,000円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
3日間
レンタルできる
カメラブランド
  • CANON
  • 富士フィルム
  • Nikon

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • 三脚

など

対応エリア 全国
補償制度 破損時の最大費用33,000円
返却方法 ヤマト運輸に着払いで返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード

カメラレンタルサービス「Tokyo Camera Rental」は、東京都の四谷と新橋に実店舗を構える、カメラ機材のレンタル・購入・修理サービスです。

一般人向けのカメラはもちろん、プロユース向けのカメラや撮影セットまでレンタルできます。

映画やドラマなど、プロの現場でも機材をレンタルされており、信頼性の高いレンタルサービスと言えるでしょう。

ナビ博士
ちなみにTokyo Camera Rentalは新宿に実店舗もあって、カメラの買い取りも行っているんじゃ。

1泊からの短期レンタルはもちろん長期レンタルも可能なため、使用用途や使用期間にとらわれず利用でいるサービスです。

Tokyo Camera Rentalの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

Tokyo Camera Rentalの特徴
  • 各メーカーの一眼カメラ・交換レンズなど幅広い取り扱い
  • レンタル料金が安価
  • 送料無料
  • 品揃えが豊富で、最新機種もレンタル可能
  • プロも利用する信頼性

\プロも利用しているレンタルサービス/

Tokyo Camera Rentalの利用者の口コミ(良い評判)

good
40代男性
評価:★★★★★
カメラの種類が豊富で、最新機種も揃っているので、欲しいカメラが見つかった。
good
20代男性
評価:★★★★☆
レンタル料金が安価で、気軽にレンタルできた。
good
30代男性
評価:★★★★☆
レンタル期間が長いので、じっくりとカメラを試せた。

Tokyo Camera Rentalの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
20代女性
評価:★☆☆☆☆
人気商品のレンタルは予約が取りにくい。
bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
レンタルしたカメラに傷や汚れがあった。

アリススタイル

アリススタイルのロゴ
<アリススタイルの概要>
サービス名 アリススタイル
レンタル料金 3,880円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
7日間
レンタルできる
カメラブランド
  • GoPro
  • Panasonic

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • ミラー

など

対応エリア 全国
補償制度 保険適用にて、修理・交換可能
※レンタル手数料に含まれているため、追加料金はなし
返却方法 返却日の24時までにコンビニやヤマト営業所から商品を送付して返却
キャンセル料 なし
支払い方法 クレジットカード

アリススタイルは、高性能なカメラやレンズを気軽に試したい方におすすめのサービスです。

ゲット君
ゲット君
最新モデルや人気の機種も豊富にラインナップされているよ!

カメラの他にも人気の家電をレンタルでき、料金は週ごともしくは月ごとの定額でコストパフォーマンスも高い特長があります。

ナビ博士
美容器具や健康器具、生活家電、ベビー用品までレンタルできるんじゃ。

アプリがあるため、アクセスしやすいのもポイントです。

その他アリススタイルの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通り。

アリススタイルの特徴
  • 最新モデルや人気の機種も豊富にラインナップ
  • 送料やメンテナンス料は無料
  • 気軽にレンタルできる
  • プロ仕様のカメラやレンズをレンタル可能

\送料無料でレンタルできる/

アリススタイルの利用者の口コミ(良い評判)

good
30代男性
評価:★★★★★
初めてカメラを買う前に、いろいろなカメラを試してみたかったのですが、アリススタイルなら気軽に試すことができたので、とても助かりました。
good
40代男性
評価:★★★★☆
最新モデルを気軽に試すことができるので、とても楽しいです。新しいカメラを買う前に、アリススタイルで試してから買うようにしています。

アリススタイルの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
30代女性
評価:★☆☆☆☆
レンタル期間が短くて、使いづらいです。もっと長くレンタルしたいと思いました。
bad
20代女性
評価:★☆☆☆☆
レンタル品が汚れていて、残念でした。もう少し丁寧に扱ってほしいと思いました。

ワンダーワンズ

ワンダーワンズのロゴ
<ワンダーワンズの概要>
サービス名 ワンダーワンズ
レンタル料金 2,980円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
4日間
レンタルできる
カメラブランド
  • Nikon
  • CANON

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • 三脚

など

対応エリア 全国
補償制度 過失のない故障や破損時、支払い済のレンタル料金を全額返金
返却方法 コンビニや配達業者にて返却
キャンセル料 なし
支払い方法
  • クレジットカード
  • 後払い
  • 銀行振込
  • Amazon Pay
  • 請求書払い(法人・個人事業主のみ)

ワンダーワンズは、カメラ初心者から上級者まで、さまざまな人におすすめできるカメラレンタルサービスです。

3泊4日と短期間レンタルが可能なことに加えて、最短翌日には商品が到着するのも嬉しいポイントでしょう。

また、トラブル保証にも手厚く、落下などで破損した場合でも最大2,000円までの負担しかありません。

ナビ博士
カメラは高級品。全額負担となると超高級じゃから、これは大きな魅力と言えるじゃろう。

また返送作業も、届いた箱に詰めて近くのコンビニに持ち込むだけ。面倒な手続きがないのポイントです。

なお、その他ワンダーワンズの特徴やおすすめポイント、利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通り。

ワンダーワンズの特徴
  • 豊富なラインナップ
  • リーズナブルな価格
  • 安心のサポート
  • 簡単にレンタル可能

\返却も楽々!/

ワンダーワンズの利用者の口コミ(良い評判)

good
40代男性
評価:★★★★☆
初めての一眼レフカメラを試してみたくて、ワンダーワンズを利用しました。豊富なラインナップから自分に合ったカメラを選ぶことができて、とても満足しています。
good
30代男性
評価:★★★★☆
子どもの運動会や発表会で、ビデオカメラをレンタルしました。高画質できれいに撮影できて、とてもよかったです。

ワンダーワンズの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
40代女性
評価:★★☆☆☆
レンタル期間が短いので、じっくりとカメラを試すことができなかった。
bad
30代女性
評価:★★☆☆☆
レンタル料金が少し高く感じた。

アールワイレンタル

アールワイレンタルのロゴ

 

<アールワイレンタルの概要>
サービス名 アールワイレンタル
レンタル料金 2,520円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
2日間
レンタルできる
カメラブランド
  • OLYMPUS
  • 富士フィルム

など

レンタル可能な機材 カメラ本体
レンズ
ミラー
など
対応エリア 全国
補償制度 無償で修理・交換
返却方法 配送業者に着払いで返却
キャンセル料
  • レンタル開始日5日前まで:無料
  • レンタル開始日4日前~2日前:レンタル代金の30%
  • 前日~開始日:レンタル料金の100%
支払い方法
  • クレジットカード決済
  • アマゾンペイ
  • 楽天ペイ
  • ヤフーウォレット決済
  • キャリア決済
  • LINE Pay決済
  • コンビニ決済
  • 電子マネー決済
  • 代金引換

アールワイレンタルは、本来スーツケースのレンタルサービスです。

そのため、旅行などでスーツケースも一緒にレンタルしたい場合に最適と言えます。

ナビ博士
スーツケースなどとセットにすることで送料が無料になるぞ。

ちなみにスーツケースのレンタルがメインではありますがカメラやビデオカメラ、ドローンなど、さまざまなカメラ機材もレンタルでき、種類も豊富なのでご安心くださいね。

ゲット君
ゲット君
キャンペーンやクーポンの配付も多いため、お得に利用できる可能性大!

その他、アールワイレンタルの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通り。

アールワイレンタルの特徴
  • 購入するよりも安く、必要なときにだけ最新のカメラを使える
  • お試しレンタルプランを用意
  • 用途に合わせて最適なカメラを選べる
  • 送料無料でレンタルできる
  • 最新機種を使える

\キャンペーンやクーポン配布が豊富/

アールワイレンタルの利用者の口コミ(良い評判)

good
30代男性
評価:★★★★☆
旅行で使うカメラを買う前に、レンタルして試してみたら、思ったより使いにくかったので、購入を辞めました。助かりました。
good
20代男性
評価:★★★★★
子どもの運動会でビデオカメラを使いたくて、レンタルしました。送料無料で自宅に届いて、とても便利でした。
good
20代男性
評価:★★★★★
最新機種のカメラをレンタルして、すごくきれいに撮れました。また利用したいです。

アールワイレンタルの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
30代男性
評価:★★☆☆☆
返却時に、カメラに傷をつけてしまったら、追加料金がかかると聞いて、不安です。
bad
40代女性
評価:★☆☆☆☆
レンタルしたカメラが汚れていて、不快でした。

kikito

Kikitoのロゴ
<Kikitoの概要>
サービス名 kikito
レンタル料金 4,400円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
4日間
レンタルできる
カメラブランド
  • SONY
  • Panasonic

など

レンタル可能な機材 カメラ本体
レンズ
三脚
など
対応エリア 全国
補償制度 なし
返却方法 セブンイレブンまたはファミリーマート、配達業者に着払いで返却
キャンセル料 なし
支払い方法
  • クレジットカード
  • 電話料金合算払い
  • dカード

kikitoは、ドコモが運営するカメラレンタルサービスです。

最新のミラーレスカメラや一眼レフ、アクションカメラ、ビデオカメラなど、さまざまなカメラをレンタルできます。

気に入ったらそのまま購入も可能なため、気になる商品がある方は一度レンタルしてみると良いでしょう。

また、ドコモが運営していることもあり、dポイントがたまることもメリット。

100円につき1ポイントが付与されるため、ドコモユーザーの方はとくに嬉しい特典ではないでしょうか。

ナビ博士
ちなみにdカード、dカードGOLDでの支払いの場合は100円につき3ポイント付与されるぞ!

なお、kikitoの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

kikitoの特徴
  • 豊富な品揃え
  • 最新のカメラ機材を取り扱っている
  • 気に入ったカメラをそのまま買取できる
  • 送料無料
  • 簡単にレンタル可能

\dポイントが溜まる!/

kikitoの利用者の口コミ(良い評判)

good
40代男性
評価:★★★★★
家電を買う前に使い心地を確かめられてよかった。
good
20代女性
評価:★★★★☆
送料が無料なのが嬉しかった。
good
30代男性
評価:★★★★☆
kikitoなら最新のカメラを試せるので、カメラ好きにはおすすめです。

kikitoの利用者の口コミ(悪い評判)

bad
20代女性
評価:★★☆☆☆
レンタル品が汚れていて、ちょっと不快でした。
bad
40代女性
評価:★★☆☆☆
届いたときには、レンタル品が故障していた。

Tavishot

Tavishot
<Tavishotの概要>
サービス名 Tavishot
レンタル料金 3,980円(送料無料)
レンタル可能期間
(最低利用期間)
4日間
レンタルできる
カメラブランド
  • SONY
  • GoPro

など

レンタル可能な機材
  • カメラ本体
  • レンズ
  • ミラー

など

対応エリア 全国
補償制度 過失でない場合、一切請求なし
返却方法 コンビニやヤマト運輸に着払いで返却
キャンセル料 なし
支払い方法
  • クレジットカード
  • Paid請求書払い(企業・個人事業主のみ)

Tavishotは、GoProやチェキなど、人気のカメラや周辺機器をレンタルできるサービスです。

旅行用に特化したラインナップが豊富で、高性能なカメラを低価格で利用できます。

ナビ博士
GoProはもちろん、初心者向けから玄人向けまで幅広いラインナップが特徴じゃ!

また、注文前にLINEにて質問できることもメリットです。

とくに初めての場合は、気になることがたくさんありますよね。そんな時にLINEで疑問を解決できるため、安心して利用できるでしょう。

そんなTavishotの特徴や利用者の口コミ(良い評判・悪い評判)は以下の通りです。

Tavishotの特徴
  • 豊富な品揃え
  • 最低4日間からレンタル可能
  • 往復送料無料なので、利用しやすい
  • 送料無料
  • 旅行用に特化した豊富なラインナップ

\注文前にLINEで疑問を解消できる/

Tavishotの利用者の口コミ(良い評判)

good
20代男性
評価:★★★★★
万が一破損しても安心の保証があったので、安心して利用できました。
good
20代男性
評価:★★★★★
高性能なカメラを低価格で利用できるのは嬉しい。
good
30代男性
評価:★★★★☆
旅行先で急にカメラが壊れてしまったが、すぐに対応してもらえた。

Tavishotの利用者の口コミ(悪い評判)

★悪い口コミ★

bad
10代女性
評価:★★☆☆☆
返却の際に、破損したかどうかを細かくチェックされた。

★悪い口コミ★

bad
20代女性
評価:★☆☆☆☆
予約した商品が予定通り届かなかった。

カメラをレンタルする場合の選び方

近年増加しているカメラレンタルサービス。オンラインでもカメラがレンタルできるため便利な一方、どうやって利用するサービスを選べばいいのか悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで、自分にあったカメラレンタルサービスを選ぶときのチェックポイントをまとめました。

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

①借りたいカメラの種類を決める

まずは、借りたいカメラの種類を選びます。

カメラの種類は大きく分けて以下の5つ。

カメラの種類一覧
  • 一眼レフ
  • ミラーレス一眼レフ
  • デジタルカメラ
  • ビデオカメラ
  • アクションカメラ

各製品がどのような特徴があるのか以下から1つずつ解説していきます。

ナビ博士
それぞれの用途や特徴が分からない人は要チェックじゃ!

本格的にカメラに挑戦したいなら『一眼レフ』

一眼レフは、光学ファインダーを搭載したカメラです。

ファインダーを覗くと、そのまま撮りたい写真が見えるので、構図やフォーカスを合わせやすいのが特徴です。

また、レンズ交換式なので、さまざまなシーンや被写体に合わせてレンズを交換できます。

ゲット君
ゲット君
一般的には一眼レフ=キレイに撮れるってイメージだよね!
ナビ博士
実際そのとおりじゃ!ただ使用方法が他のものより難しいから本格的に始めたい人におすすめじゃな!

初心者でもきれいに撮りたいなら『ミラーレス一眼レフ』

ミラーレス一眼レフは、一眼レフと同じように光学ファインダーを搭載したカメラですが、光学ファインダーではなく電子ファインダーを搭載しています。

電子ファインダーでは、撮りたい写真が画面に映し出されるので、構図やフォーカスを合わせやすいのが特徴です。

また、一眼レフよりも小型・軽量で、取り回しやすいのも魅力です。

ナビ博士
ナビ博士
画質にも大きな違いはないから、取り回しのしやすさを重視したい人にもおすすめじゃ!

日々の思い出をたくさん撮るなら『デジタルカメラ』

デジタルカメラは、レンズ交換が不可能なカメラです。

一眼レフやミラーレス一眼レフと比べて小型・軽量で、手軽に持ち運びできるのが特徴です。

高級な一眼レフに比べると画質は及びませんが、デジタルデータとして保存するので時間がたっても劣化しないことがメリットです。

ゲット君
ゲット君
なにより手軽な安さがメリットだよね!
ナビ博士
子供の運動会や発表会にはぴったりじゃ。

動画撮影に使うなら『ビデオカメラ』

ビデオカメラは、動画を撮影するためのカメラです。

高画質・高音質で動画を撮影でき、またズーム機能が搭載されているものが多く、遠くの被写体も大きく撮影できます。

画像ではなく、映像として保存しておきたい際に利用すると良いでしょう。

特殊な撮影を行うなら『アクションカメラ』

アクションカメラは、スポーツやアウトドアなどのアクティブなシーンで撮影するためのカメラです。

小型・軽量で、衝撃や水に強いのが特徴です。

また、手振れ補正機能が搭載されているものが多く、手ブレを抑えた動画を撮影できます。

ゲット君
ゲット君
個人で使うのではなく、プロがよく使うカメラだね!

②カメラに加えて小物のレンタルも必要か確認する

カメラレンタルサービスを利用する際は、カメラ本体だけでなく、レンズや三脚などの小物もレンタルできるかどうかを事前に確認しておきましょう。

必要性を感じない人も多いですが、実は小物をレンタルしないと不便なことも少なくありません。

小物をレンタルしておけば、撮影の幅が広がりより充実した撮影を楽しめます。

レンタル可能な小物例一覧は以下の通りです。

レンタル可能な小物例一覧
  • レンズ:広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズなどカメラの種類によってレンズは異なる
  • 三脚:三脚はカメラをしっかりと固定できるので、手ぶれのない写真や動画を撮影するのに便利
  • フラッシュ:暗い場所でも明るい写真を撮影するのに役立つ
  • カメラバッグ:カメラと小物をまとめて持ち運ぶのに便利
  • クリーニングキット:カメラを清潔に保つために必要

③レンタルする期日や期間を確認する

カメラレンタルサービスを利用する際には、レンタルする期日や期間を確認することが大切です。

サービスによって異なりますが、一般的には1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のいずれかから選択できます。

ゲット君
ゲット君
たとえばイベントごとで使うなら1日から数日で問題ないし、趣味として使うなら1ヶ月単位でレンタルしておいた方がいいよ。

本記事では、例として、各カメラレンタルサービスレンタルのサービス最低利用期間・最大レンタル期間を比較してみましょう。

レンタル期間は、サービスによって最低利用期間や最大レンタル期間が定められているので、必ずチェックしておいてくださいね。

なお、レンタル期間の延長には追加料金が発生する場合があるので、注意が必要です。

④補償サービスが充実しているか確認する

カメラレンタルサービスを利用する際には、補償サービスが充実しているか確認しておきましょう。

万が一の故障や紛失に備えて、しっかりと補償を受けられるサービスがおすすめです。

カメラレンタルサービスの補償サービスには、大きく分けて2つあります。

  • 自然故障補償:カメラ本体やレンズの自然故障を補償するサービス
  • レンタル機器損害補償:カメラ本体やレンズの落下や水没などの損害を補償するサービス

使用者の過失ではない故障であれば、修理費や交換品のレンタル料が無料になる場合があります。

しかし、過失があると認められると修理代を支払わなくてはいけない場合も多いので、補償サービスがある場合ははいっておくといいでしょう。

ゲット君
ゲット君
補償サービスに入っていなくてカメラを壊してしまうと数万円単位で請求される場合も…。
ナビ博士
補償サービスに入っておくと数千円程度で抑えられるんじゃ!

⑤レンタル料金を確認する

カメラレンタルサービスを利用する際には、レンタル料金を確認することが大切です。

レンタル料金は、レンタルするカメラの種類やレンタル期間によって異なります。

たとえば、デジタルカメラと一眼レフであれば、やはり一眼レフの方が高いレンタル料金になりますし、最新機種かそうでないかでも料金がかわります。

ゲット君
ゲット君
デジタルカメラのレンタル料金は、1日あたり1,000円から3,000円程度が一般的。
ナビ博士
ナビ博士
一方、高級カメラや特殊なカメラのレンタル料金は、1日あたり10,000円以上になることもあるんじゃ。

また、レンタル期間も長引けば長引くほど料金が高くなるので注意しましょう。

カメラをレンタルするメリット

カメラをレンタルする時の選び方について説明してきましたが、そもそも購入すべきかレンタルすべきかで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、続いてはカメラをレンタルする場合のメリットについて説明していきます。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

高い金額を支払わずにカメラが使える

カメラレンタルサービスでは、数千円からカメラを借りれるため、気軽に試せます。

カメラを購入する場合、数万円から数十万円と高額になるため、なかなか手が出ないという方でも気軽に利用できる金額になっています。

ゲット君
ゲット君
たとえば一日だけ使いたい、とかたまにイベントで利用したいだけならレンタルで十分だよ!

購入前に試し撮りできるため、後悔しない

カメラレンタルサービスでは、購入を検討しているカメラをレンタルして実際に試し撮りができるため、購入前に後悔することは少ないです。

たとえば今購入を検討しているカメラがある場合も、もし使い勝手が悪ければ「買わなければよかった」と思うかもしれません。

カメラの使い勝手や画質を実際に体験できるため、複数のカメラを試し撮りして、自分に合ったカメラを見つけましょう。

さまざまな種類のカメラを使える

カメラレンタルサービスは、さまざまな種類のカメラを気軽に試せる便利なサービス。

一眼レフカメラミラーレスカメラコンデジなど、さまざまな種類のカメラや交換レンズもレンタルできるので、自分の好みに合わせてカメラをカスタマイズすることも可能です。

さらに、月額料金を支払えばさまざまな種類のカメラを自由にレンタルできます。

旅行やイベントなど短期間でカメラを使いたいときにもおすすめなので、どのカメラの種類が自分にあっているか調べるのにも最適です。

補償付きでレンタルすれば、高額な修理費用を支払わなくても良い

カメラレンタルサービスには、通常の利用範囲内での汚損・破損を補償してくれるサービスがあるため、万が一カメラを壊してしまっても、高額な修理費用を請求されることはありません。

補償付きのカメラレンタルサービスなら、以下のようなメリットがあります。

補償付きでレンタルするメリット
  • 高価なカメラを気軽に試せる
  • 故障や破損の心配がない
  • レンタル料金は購入費用と比べて安い

補償付きでカメラをレンタルすると、高額な修理費用を支払わなくても良い上、購入してしまう故障した場合の修理費用が高額かかるのをカメラレンタルサービスでは補償してくれます。

カメラをレンタルするデメリット

注意点アイコン

カメラのレンタルにはさまざまなメリットがある一方でデメリットも存在します。

カメラをレンタルするデメリット以下の通りです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

最低レンタル日数が決まっている場合がある

カメラをレンタルする際には、最低レンタル日数が決まっている場合があるります。

1日だけ借りたいと思っていても、最低レンタル日数を満たすために余分に借りなければならないことがあるので注意しましょう。

たとえば最低レンタル日数が3泊4日となっている場合において、1日だけ借りたい場合は3泊4日分の料金が発生することになるため、利用しない日数分を負担することになります。

ナビ博士
最低レンタル日数はレンタルサービスによって異なるから、レンタルする前に必ず確認してくんじゃぞ。

届くまでに時間がかかる場合がある

利用するレンタルサービスによっては、届くまでに時間がかかる場合があります。カメラのレンタルサービスは、大きく分けて「郵送」と「宅配」の2種類です。

郵送の場合は、注文してから到着までに数日かかる場合があります。

とくに旅行やイベントなどの直前にカメラを借りたい場合は注意が必要です。宅配の場合は注文から数時間で届く場合もありますが、それでも即日配送とは限りません。

また、宅配の場合は配送料がかかる場合もあります。カメラをレンタルする際は、届くまでにどれくらいの時間がかかるかを確認しておきましょう。

特に、急ぎでカメラが必要な場合は、郵送ではなく宅配を選ぶとよいでしょう。

カメラレンタルに関するよくある質問

Q&A

カメラレンタルに関するよくある質問カメラレンタルを検討している方に向けて、よくある質問をまとめました。

1つずつ質問に回答していきます。

1日だけカメラレンタルをできるところはある?

1日だけカメラレンタルできるサービスは、モノカリ!です。

また、2日間だけの場合はアールワイレンタルでレンタルできるので、短期間だけレンタルしたいという方はモノカリ!やアールワイレンタルを検討してみましょう。

\1日だけのレンタルなら/

旅行におすすめのカメラレンタルは?

旅行の目的や予算に合わせておすすめのカメラレンタルサービスは変わりますが、以下のシーン毎のカメラを選ぶのがおすすめです。

旅行先の風景を撮影したい方
  • ソニー α7C
  • キヤノン EOS R5
  • ニコン Z6II
夜景や星空を撮影したい方
  • ソニー α7S III
  • キヤノン EOS R6
  • ニコン Z7II

旅行のシーンに合ったカメラがどれが分からない方は、上記を参考にしてレンタルしてみてくださいね。

カメラレンタルのメリットは?

カメラレンタルのメリットは以下の通りです。

カメラレンタルのメリット
  • 高い金額を支払わずにカメラが使える
  • 購入前に試し撮りできるため、後悔しない
  • さまざまな種類のカメラを使える
  • 補償付きでレンタルすれば、高額な修理費用を支払わなくても良い

詳しくは「カメラをレンタルするメリット」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

おすすめのカメラレンタルサービスは?

おすすめのカメラレンタルサービスは以下の14選です。

まとめ

今回は、おすすめのカメラレンタルサービスに加えて、カメラレンタルのメリット・デメリット、選び方についても紹介しました。

ゲット君
ゲット君
まず、おすすめのカメラレンタルサービスは以下のとおり!

それぞれサービスによって、料金や最低レンタル期間など特徴が異なるので注意しましょう。

また、カメラレンタルのメリット・デメリットは以下のとおり。

上記のとおり、カメラをレンタルするメリットもデメリットもあるものの、なにより購入するよりも安価で利用できることが最大の特徴です。

カメラは高価なため、短期で利用したい人はとくにカメラレンタルがおすすめ。

長期間利用する予定がある方も、まずはお試して利用することで、買ってから後悔することも少なくなるでしょう。

本記事で紹介したおすすめの人気サービスを参考に、ぜひ自分に合ったサービスを利用してみてください。

【2023年最新】おすすめのvlogカメラ26選! 上級者から初心者向けまで紹介

vlogカメラ

「Vlog」とはVideo blogの略であり、一般的に趣味や旅行の記録など、自分自身の日常を表現する一般的なブログの動画版です。

なかには、Vlogカメラを使って綺麗な映像を撮りたいと思う人は多いのではないでしょうか。

また、現在利用しているVlogカメラの買い替えを検討されている方もいらっしゃると思います。

そういった方の中で、「どんなVlogカメラを選べばよいかわからない」といった方が多いです。

そこで本記事では、Vlogカメラを利用したい方に向けて、Vlogカメラの選び方やおすすめのカメラの種類を紹介します。

ゲット君
ゲット君
結論として、今抱えているVlogカメラの問題を解決することを重視して選ぶことをおすすめするよ!

Vlogカメラを選ぶ際、下記のポイント7つを確認すると自分に合ったVlogカメラを手に入れることができます。

この記事を読めば、さまざまなVlogカメラを比較しつつ、自分に合ったVlogカメラを見つけることが可能です。

利用するVlogカメラ選びに悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

Vlogカメラの選び方7つ

Vlogカメラを購入する前に、Vlogカメラの選び方を知っておく必要があります。

Vlogカメラの選び方をまとめると、以下の7つのポイントが重要です。

1つずつ詳しく解説するので参考にしてくださいね。

ナビ博士
さまざまな要素を総合的に見てVlogカメラを選ぼう!

①画質をチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、画質をチェックしましょう。

Vlog用カメラは、フルHD(解像度:1920×1080)や4K(解像度:3840×2160)など、高解像度モデルを選べることができます。

ナビ博士
フルHDや4Kとは、水平方向の解像度のことだよ。

フルHDは1920×1080の解像度で、4Kは3840×2160の解像度のことを表しています。

この数値が高いほど、細かな部分まで画面に表示されやすいため、画質にこだわる方は画質をチェックしてくださいね。

ゲット君
ゲット君
最近だと、4Kを超える5.7K画質対応のVlogカメラも増えてきているね。

滑らかな映像を撮影するなら「フレームレート」も確認しよう

Vlogカメラを選ぶ際には、フレームレートも意識しましょう。

フレームレートは、動画1秒あたり何枚の画像で構成されているかを表現する数値のことです。

FPSゲームをプレイする方だとfpsを意識する方が多いですが、Vlogカメラの分野でもfpsの値が大事になってきます。

Vlogカメラでは、動きの少ない動画の場合は30fpsあれば十分で、動きの多い映像を撮影するなら、60fpsに対応したものを購入するのがおすすめです。

ゲット君
ゲット君
ちなみに、fpsの数値が大きいほど被写体の動作を滑らかに表現することができるよ!

ただし、fpsの数値が大きい動画ほど、データ容量は大きくなるので注意してください。

ナビ博士
Vlogカメラを選ぶ時は、画質とフレームレートの両方をチェックしよう!

②マイク入力端子があるかチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、マイク入力端子があるかチェックしましょう。

Vlogカメラは内蔵マイクが搭載されているものが多いですが、マイクを外付けしたほうがより音質のよい音声で収録できます。

特に喋りながら撮影をする方は、マイクの性能をしっかり確認することが重要です。

外での撮影では、周囲の音や風の音、雑音などが入る恐れがあるため、外付けマイクを利用してみるといいでしょう。

ナビ博士
マイクには、単一指向性と無指向性のものがあるよ。

単一指向性は音声をクリアにしたい方向け、無指向性は臨場感を出したい方向けのマイクです。

どのような映像を撮る機会が多くなるのかを踏まえ、マイク入力端子の有無だけでなく、マイクの種類にもこだわってみましょう。

ゲット君
ゲット君
環境音の動画でも音質にこだわりたいなら外部マイクを使いたいね。

③機能性をチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、自分の求める要素に合わせて機能性をチェックしましょう。

Vlogカメラの機能性を確認する際には、以下の機能の有無を見てみてください。

Vlogカメラの機能性を確認するためのポイント6つ

  1. 手振れ補正機能
  2. 顔認識AF機能
  3. 無線接続機能
  4. フリップアップ液晶ディスプレイ
  5. 美肌効果
  6. シネマティックモード

(クリックで各項目にジャンプします)

それぞれの機能の中身について簡単に解説します。

ナビ博士
どの機能が必要になるか優先順位を付けておこう!

手振れ補正機能

手振れ補正機能は、その名の通り撮影時の手振れを補正してくれる機能です。

ゲット君
ゲット君
手振れ補正機能を搭載しているカメラなら、ブレを気にせず撮影に集中できるよ。

歩きながら撮影する際にも安定して綺麗な映像を撮りたい場合は、手振れ補正機能があるVlogカメラを選ぶことをおすすめします。

特に、光の少ない夜間での撮影では手ぶれしやすい傾向です。

ナビ博士
旅行先で夜景を撮影したい方にもおすすめだね!

顔認識AF機能

顔認識AF機能は、人の顔にピントを合わせ続けてくれる機能です。

AF(オートフォーカス)機能があると、ピンボケしてしまって映像を撮り直す必要がなくなります。

無線接続機能

無線接続機能は、Wi-Fi接続に対応している機能です。

無線接続なためLANケーブルなどの配線を使用する必要がなく、無線ルーターの周りが配線でごちゃごちゃすることもありません。

ただし、環境によっては通信が不安定になってしまい、最後まで録画できない場合もあるので注意してください。

映像を撮影するだけでなく、映像を映しながら動画配信したい方は、無線接続機能があるVlogカメラを選ぶのが理想的です。

フリップアップ液晶ディスプレイ

フリップアップ液晶ディスプレイは、昇降式のディスプレイのことです。

フリップアップ液晶ディスプレイが搭載されていると、映像を確認したいときだけディスプレイを展開すればいいため、場所を取ることがなくなります。

映像を確認しながら撮影できるので、自撮りで動画を撮影したい方はぜひ利用してみるといいでしょう。

美肌効果

美肌効果は、映像撮影時に肌を綺麗に撮影してくれる機能です。

屋外での撮影で顔が暗くなってしまったり、夜間の撮影の時などに便利な機能と言えます。

風景などを撮影するより、人をメインに撮影する場合は美肌効果が付いているVlogカメラがおすすめです。

なかには、美肌効果の強度を選択できるカメラもあるので、vlog専用のカメラを購入する際は美肌効果があるのかチェックするといいでしょう。

シネマティックモード

シネマティックモードは、映像に若干のボケ効果を与え、映画やMVなどの深みのある映像が撮影できる機能です。

シネマティックモードが搭載されているカメラの場合、映画のワンシーンにあるような印象的な映像を撮影することができます。

雰囲気のあるより深い映像を撮影したい場合は、シネマティックモードが使えるVlogカメラを購入してみてくださいね。

④カメラの種類をチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、カメラの種類もチェックしましょう。

カメラの種類によって特徴が大きく異なるため、目的に合ったカメラを選ぶなら、第一にカメラの種類から決めることをおすすめします。

主なVlogカメラの種類として、以下のものがあげられます。

主なVlogカメラの種類

  1. アクションカメラ
  2. コンパクトデジタルカメラ
  3. ミラーレス一眼カメラ
  4. デジタル一眼レフカメラ

(クリックで各項目にジャンプします)

それぞれのカメラの種類について簡単に解説します。

ゲット君
ゲット君
Vlogカメラにもいろいろな種類があるんだ!

アクティブなVlog撮影をするなら「アクションカメラ」

アクションカメラ「SONY(ソニー)「ZV-1M2G」」

アクションカメラは、アクティブなVlog撮影する際に役立つVlogカメラです。

アウトドアでの撮影に優れており、もしカメラを落としてしまっても壊れる可能性が減らせるように小型で高耐久なものになっています。

ゲット君
ゲット君
自転車やスケートボードなど、激しい動きをするアクティブなVlog撮影におすすめ!
ナビ博士
耐久性・防水性に優れた小型のデジタルカメラだよ!

高性能な手振れ補正機能を搭載しているモデルもあり、まさにアクティブな撮影にピッタリなカメラですね。

初心者が使うなら「コンパクトデジタルカメラ」

コンパクトデジタルカメラ「SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」」

コンパクトデジタルカメラは、初心者向けのVlogカメラです。

コンパクトなカメラでもVlog向けのものなら、ワンタッチ操作で簡単に映える映像が撮影できます。

ゲット君
ゲット君
小型で携帯性に優れているから、カバンやポケットに入れて持ち運べるよ。

撮影したい時にサッと取り出せるので、すぐに撮影開始できるのが魅力ですね。

なお、コンパクトデジタルカメラは、カメラとレンズが一体となっているため、レンズ交換が不要です。

ピントや明るさ調整など、細かな作業をする必要もないので、カメラ初心者の方におすすめと言えます。

画質と軽さにこだわるなら「ミラーレス一眼カメラ」

ミラーレス一眼カメラ「SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」」

ミラーレス一眼カメラは、画質と手軽さにこだわったVlogカメラです。

ミラーを搭載していないため、ファインダーでも液晶モニターでも撮影しやすいのが特徴となります。

ナビ博士
デジタル一眼レフカメラよりも小型で軽量なんだよ。

小型で軽量であるにもかかわらず、一眼レフカメラのような高画質の映像を撮影することが可能です。

画質にこだわりつつ、気軽に持ち運びたい方におすすめのカメラでしょう。

画質のクオリティーにこだわるなら「デジタル一眼レフカメラ」

デジタル一眼レフカメラ「Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」」
引用:Canon

デジタル一眼レフカメラは、画質のクオリティにこだわったVlogカメラです。

夜景や風景などの映像を作品風に仕上げることができるため、シネマティックなVlog撮影をしたい時におすすめと言えます。

高性能なイメージセンサーを搭載し、きめ細やかな映像を撮影できるのが魅力です。

ミラーレス一眼カメラよりは重いですが、より画質にこだわるならデジタル一眼レフカメラがおすすめでしょう。

⑤レンズを交換できるかチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、レンズを交換できるか確認しましょう。

広角やズームレンズ、単焦点など、各交換レンズが取り付けられるかどうかも重要なポイントです。

レンズを調節して背景をぼかすこともできるため、レンズ交換できるカメラだとさまざまな表現が形に残しやすいと言えます。

ゲット君
ゲット君
ちなみに、ミラーレスカメラや一眼レフカメラなら、レンズ交換ができるよ!
ナビ博士
Vlogカメラに内蔵されていない機能をレンズ調整で表現することもできるぞ!

⑥カメラのサイズをチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、カメラのサイズも確認しましょう。

Vlogカメラの種類の箇所でも触れましたが、外出先だと手持ちしやすい小型カメラが向いており、室内なら大きいカメラが向いています。

室内撮影メインならさほど気にする必要はありませんが、外での撮影が多くなる方はカメラのサイズも意識してみてくださいね。

ナビ博士
軽くて小さなモデルのVlogカメラも多いぞ!
ゲット君
ゲット君
基本的に持ち運びメインになるから、コンパクトで軽量なカメラがおすすめだよ!

⑦耐久性をチェックする

Vlogカメラを選ぶ際には、耐久性も確認しておくのが望ましいです。

カメラのサイズで説明したのと同様に、外でカメラを使う際には落として壊してしまうリスクについて考える必要があります。

また、プールや海などマリンスポーツを楽しみたい人や、キャンプなどアウトドアの時も利用したい人は、特に防水性能・防塵性もチェックしておきましょう。

ゲット君
ゲット君
耐寒性・防塵・防滴などいろいろな耐久性の種類があるよ。
ナビ博士
外での撮影が増える方は、必須なチェック項目だよ!

[アクションカメラ]おすすめのVlogカメラ8選

Vlogカメラにはさまざまな種類があり、利用用途によって適切なVlogカメラが異なります。

まずは外でアクティブな撮影を行う方に向けて、おすすめのアクションカメラを紹介します。

おすすめのアクションタイプのVlogカメラは以下の8つです。

ナビ博士
手ブレ補正や耐久性に優れたVlogカメラが多いよ。

上記アクションカメラの特徴を以下の表にまとめたので、Vlogカメラ選びに活用してみてくださいね。

商品名 SONY(ソニー)「ZV-1M2G」 GoPro(ゴープロ)「CHDHX-111-FW」 DJI(ディージェーアイ)「AC2DSC」 DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」 DJI(ディージェーアイ)「OSMO ACTION 3」 DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」 GoPro(ゴープロ)「HERO11」 Insta360(インスタ360)「X3」
サイズ(H)×(W)×(D) 約60.0×105.5×46.7mm 約‎71× 50× 33.6 mm 【カメラユニット】約39×39×22.3mm
【フロントタッチ画面モジュール】約39×41.6×24.6mm
約124.7×38.1×30mm 約70.5×44.2×32.8 mm 約‎70× 44× 32.8 mm 約55×71×33.6mm 約‎20× 46× 114 mm
本体重量 約292g 約154g 【カメラユニット】約56g
【フロントタッチ画面モジュール】約64g
約117g 約145 g 約240g 約200g
画質 約2010万画素 約2700万画素 約4800万画素
機能
  • 背景ボケ切り替えボタン
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • シネマティックVlog設定
  • デュアルLCDスクリーン
  • ビデオブレ補正機能
  • 自動ブースト
  • 水平ロック機能
  • 5.3ビデオ
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • ポータブル&ウェアラブル
  • AI編集
  • フロントタッチ画面モジュール
  • 小型ジンバルカメラ
  • 美顔効果
  • タイムラプス
  • ストーリーモード
  • AI編集
  • 手ブレ補正
  • 指向性オーディオ
  • オーディオズーム
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • 手ブレ補正
  • 急速充電
  • クイックリリース垂直マウント
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • インチセンター
  • 低照度
  • デュアルフルカラー
  • タッチスクリーン
  • 5.3K
  • 最大60fpsの高解像度
  • ビデオブレ補正機能「HyperSmooth5.0」
  • 4K30fpsの高解像度
  • ミーモード
  • 撮影後360℃好きなアングルを選択
  • 手ブレ補正
  • 360℃水平維持
耐久性 水深10mまで耐えられる防水性能、撥水レンズカバー 水深10mまで耐えられる防水性能 水深16mまで耐えられる防水性能、最大-20℃の耐寒性 最大-20℃の耐寒性、水深18mまで耐えられる防水性能 水深10mまで耐えられる防水性能

以下でこれらのVlogカメラの詳細について解説します。

SONY(ソニー)「ZV-1M2G」

SONY(ソニー)「ZV-1M2G」
商品名 SONY(ソニー)「ZV-1M2G」
サイズ(H)×(W)×(D) 約60.0×105.5×46.7mm
本体重量 約292g
画質 約2010万画素
機能
  • 背景ボケ切り替えボタン
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • シネマティックVlog設定
耐久性

SONY(ソニー)「ZV-1M2G」は、ワイドなレンズが特徴的なアクションタイプのVlogカメラです。

レンズが大きいため、広い範囲を一度に撮影しやすい点が魅力的と言えます。

また、SONY(ソニー)「ZV-1M2G」はシネマティックVlog設定が可能で、初めてVlogカメラを利用する方でも質の高い撮影をすることが可能です。

ゲット君
ゲット君
初心者が選ぶVlogカメラの1つとしてもおすすめだよ!

ただ、このVlogカメラはサイズや重量が他のものと比べてやや重いため、外での扱いに注意しましょう。

ナビ博士
手軽に質の高いカメラを手に入れたいなら、SONY(ソニー)「ZV-1M2G」がおすすめ!

\ワイドなレンズが特徴的!/

GoPro(ゴープロ)「CHDHX-111-FW」

GoPro(ゴープロ)「CHDHX-111-FW」
引用:GoPro
商品名 GoPro(ゴープロ)「CHDHX-111-FW」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎71× 50× 33.6 mm
本体重量 約154g
画質 約2700万画素
機能
  • デュアルLCDスクリーン
  • ビデオブレ補正機能
  • 自動ブースト
  • 水平ロック機能
  • 5.3ビデオ
耐久性 水深10mまで耐えられる防水性能、撥水レンズカバー

GoPro(ゴープロ)「CHDHX-111-FW」は、さまざまな媒体に合わせた撮影が可能なVlogカメラです。

撮影した映像をシネマチック風なワイド映像にしたり、インスタグラムなどのSNS投稿用に縦向きの映像にしたりと柔軟な映像が作ることができます。

また、画質や手ブレなど全体的に従来までのモデルよりもグレードが上がっており、快適に撮影しやすいカメラになっています。

カメラバッテリーも最大38%まで長くなり、長時間の撮影にも使えるため、長時間の撮影を検討している方も選択肢の1つとして検討してみてくださいね。

ゲット君
ゲット君
インスタ用にも使えるなら、用途の幅が広がりそうだね!

\長時間の撮影にも使える!/

DJI(ディージェーアイ)「AC2DSC」

DJI(ディージェーアイ)「AC2DSC」
引用:DJI
商品名 DJI(ディージェーアイ)「AC2DSC」
サイズ(H)×(W)×(D) 【カメラユニット】約39×39×22.3mm
【フロントタッチ画面モジュール】約39×41.6×24.6mm
本体重量 【カメラユニット】約56g
【フロントタッチ画面モジュール】約64g
画質
機能
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • ポータブル&ウェアラブル
  • AI編集
  • フロントタッチ画面モジュール
耐久性 水深10mまで耐えられる防水性能

DJI(ディージェーアイ)「AC2DSC」は、小型でレンズが丸型の見た目もかわいい使い勝手のよいVlogカメラです。

小型ではありつつも、4Kで120fpsの高解像度で撮影ができる点が優れています。

さらに、このカメラはAI編集機能が搭載されており、自動的にシーンを繋ぎ合わせてトランジションや音楽を挿入して映像を作ってくれます。

動画編集能力に自信のない方は、AI編集機能が搭載されているVlogカメラがおすすめです。

ナビ博士
AI編集機能は初心者にも欠かせない機能だぞ!

\4Kで120fpsの高解像度で撮影可能!/

DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」

DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」
引用:DJI
商品名 DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」
サイズ(H)×(W)×(D) 約124.7×38.1×30mm
本体重量 約117g
画質
機能
  • 小型ジンバルカメラ
  • 美顔効果
  • タイムラプス
  • ストーリーモード
  • AI編集
  • 手ブレ補正
  • 指向性オーディオ
  • オーディオズーム
耐久性

DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」は、ポケットサイズでいつでもすぐに取り出せるVlogカメラです。

小型のカメラだと手ブレしやすいですが、手ブレ補正機能も充実していて安心して撮影しやすくなっています。

また、指向性オーディオ機能が搭載されており、質の高い音質で音声を収録してくれる点が特徴です。

そのため、DJI(ディージェーアイ)「Pocket 2」は、自然の様子を撮影するというより人が主体となる映像を撮影するのに向いているカメラと言えるでしょう。

ゲット君
ゲット君
手ブレ補正があって、使いやすさに優れているものを探している方におすすめ!

\ポケットサイズでいつでも撮影可能!/

DJI(ディージェーアイ)「OSMO ACTION 3」

DJI(ディージェーアイ)「OSMO ACTION 3」
引用:DJI
商品名 DJI(ディージェーアイ)「OSMO ACTION 3」
サイズ(H)×(W)×(D) 約70.5×44.2×32.8 mm
本体重量 約145 g
画質
機能
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • 手ブレ補正
  • 急速充電
  • クイックリリース垂直マウント
耐久性 水深16mまで耐えられる防水性能、最大-20℃の耐寒性

DJI(ディージェーアイ)「OSMO ACTION 3」は、耐久性の高いアクションタイプのVlogカメラです。

水深16mまで耐えられる防水性能があり、かつ最大-20℃の耐寒性も備えています。

そのため、海の中でも極寒の地でも撮影しやすいVlogカメラとなっています。

ただし、カメラを落としたときの耐久性は他のカメラと変わらないため、カメラを落とさないように注意しましょう。

ナビ博士
水中での撮影を考えている人にもおすすめだぞ!

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」
引用:DJI
商品名 DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎70× 44× 32.8 mm
本体重量 約240g
画質
機能
  • 4K
  • 120fpsの高解像度
  • インチセンター
  • 低照度
  • デュアルフルカラー
  • タッチスクリーン
耐久性 最大-20℃の耐寒性、水深18mまで耐えられる防水性能

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」は、1/1.3インチセンサーと低照度性能が優れているVlogカメラです。

1/1.3インチセンサーと低照度性能機能により、従来よりもより鮮明な映像が撮影できるようになっています。

さらに、デュアルフルカラー機能も搭載されているため、カラーリングの面でも質の高い映像が撮影しやすいのが特徴です。

外出先でも映像の質にこだわりたい方は、DJI(ディージェーアイ)「Osmo Action 4」を購入してみてくださいね。

ゲット君
ゲット君
縦向き撮影にも対応しているから、インスタ向け動画の撮影などにも向いているよ!

\外出先でも映像の質にこだわりたい方におすすめ!/

GoPro(ゴープロ)「HERO11」

GoPro(ゴープロ)「HERO11」
引用:DJI
商品名 GoPro(ゴープロ)「HERO11」
サイズ(H)×(W)×(D) 約55×71×33.6mm
本体重量
画質
機能
  • 5.3K
  • 最大60fpsの高解像度
  • ビデオブレ補正機能「HyperSmooth5.0」
耐久性 水深10mまで耐えられる防水性能

GoPro(ゴープロ)「HERO11」は、ビデオブレ補正機能「HyperSmooth5.0」を採用しているVlogカメラです。

撮影前にコントロールプロをオンにし、坂道ダッシュした映像を撮影してもほぼブレが感じられない仕上がりになるほど、質の高いブレ補正が可能となっています。

揺れの激しい映像を作る方は、ぜひGoPro(ゴープロ)「HERO11」を利用してみるといいでしょう。

ナビ博士
ショート動画で人気のダンス動画との相性もよいぞ!

\質の高いブレ補正が特徴!/

Insta360(インスタ360)「X3」

Insta360(インスタ360)「X3」
引用:Insta360
商品名 Insta360(インスタ360)「X3」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎20× 46× 114 mm
本体重量 約200g
画質 約4800万画素
機能 4K30fpsの高解像度、ミーモード、撮影後360℃好きなアングルを選択、手ブレ補正、360℃水平維持
耐久性

Insta360(インスタ360)「X3」は、撮影後360℃好きなアングルを選択できる機能が搭載されているVlogカメラです。

基本的に、撮影前に角度を決めて撮影することになります。

しかし、Insta360(インスタ360)「X3」なら撮影後にアングルを変更できるため、柔軟に映像作品が作りやすいです。

さらに、360℃水平維持もできるため、回転演出のある映像も簡単に作れます。

ゲット君
ゲット君
遊園地の思い出を映像に残すのに向いてるよ!

\撮影後360℃好きなアングルを選択できる!/

[コンパクトデジタルカメラ]おすすめのVlogカメラ7選

次に初めてVlogで撮影する方に向けて、おすすめのコンパクトデジタルカメラを紹介します。

おすすめのコンタクトデジタルタイプのVlogカメラは、以下の7つです。

ナビ博士
Vlog初心者の方は、コンタクトデジタルカメラから選ぶのが理想的だぞ!

上記のVlogカメラの特徴を以下の表にまとめたので、Vlogカメラ選びに活用してみてくださいね。

商品名 SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2)」 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」 Canon(キャノン)「PowerShot V10」 Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」 OLYMPUS(オリンパス)「Tough TG-6」 FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」
サイズ(H)×(W)×(D) 約58.1×101.6×42.8mm 約60.0×105.5×46.7mm 約60.0×105.5×46.4mm 約63.4×90.0 ×34.3mm 約68.8×112× 41.6 mm 約66×113×32.4mm 約‎74.8× 128× 53.3 mm
本体重量 約302g 約292g 約256g 約211g 約328g 約253g 約478g
画質 約2010万画素 約2010万画素 約2010万画素 約1310万画素 約2110万画素 約1200万画素 約2610万画素
機能
  • メモリー一体1.0型積層型COMSインメージセンサー
  • AF性能
  • 24-200mnレンズ
  • 背景ボケ切り替えボタン
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • シネマティックVlog設定
  • 焦点距離20mmの広角レンズ
  • 商品レビュー用設定
  • バリアングル液晶モニター
  • コールドシュー
  • SORPLAS
  • 4Kの高解像度
  • 全方位集音の内蔵マイク
  • 操作性に優れたUIデザイン
  • 広角19mm相当のレンズ
  • 美肌モード
  • 14種類のカラーフィルター
  • ライブ配信機能
  • 広角24mm
  • 光学30倍の高倍率30倍の高倍率ズーム
  • ズームバック機能
  • 約233万ドット相当のファインダー
  • 4Kフォト軌跡合成
  • 広角4Kセルフィー
  • Bluetooth
レンズバリア LB-T01
  • ファインダーを覗いて撮影できる高性能レンズ
  • 23mmF2レンズ
  • 全17種類のフィルムシミュレーション
  • 外装にアルミニウムを採用
耐久性
  • 水深15mまで耐えられる防水性能
  • 高い気密性で砂・ホコリにも対応
  • 高さ2.1mまで対応している耐衝撃性能
  • 100kgfまで耐えられる耐荷重性能
  • ‐10℃まで耐えられる耐寒性
  • ダブルガラス構造で耐結露にも対応

以下でこれらのVlogカメラの詳細を解説します。

SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」

SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」
商品名 SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」
サイズ(H)×(W)×(D) 約58.1×101.6×42.8mm
本体重量 約302g
画質 約2010万画素
機能
  • メモリー一体1.0型積層型COMSインメージセンサー
  • AF性能
  • 24-200mnレンズ
耐久性

SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」は、メモリー一体型1.0型積層型COMSインメージセンサーが搭載されているVlogカメラです。

メモリー一体型1.0型積層型COMSインメージセンサー機能によって、動きが複雑な映像も処理しやすくなっています。

また、AF性能というAIを活用したトラッキングが可能で、画面内で動く物体を自動追跡することが可能です。

SONY(ソニー)「DSC-RX100M7G」は、動きの激しい映像を撮りたい場合におすすめと言えるでしょう。

ゲット君
ゲット君
撮影が苦手な初心者でも被写体を映しやすそうだね。

\動きの激しい映像を撮りたい時におすすめ!/

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2)」

SONY(ソニー)「ZV-1M2G」
商品名 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2)」
サイズ(H)×(W)×(D) 約60.0×105.5×46.7mm
本体重量 約292g
画質 約2010万画素
機能
  • 背景ボケ切り替えボタン
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • シネマティックVlog設定
耐久性

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1 II(ZV-1M2)」は、メモリー一体型1.0型積層型COMSインメージセンサーが搭載されているVlogカメラです。

先ほど紹介したSONY(ソニー)「ZV-1M2G」と同じ系統のモデルとなっています。

アクションカメラとしても紹介しましたが、初心者でも綺麗な映像を撮影しやすい機能が多数搭載されているのが特徴です。

そのため、Vlogカメラを初めて使う方の中でも外での撮影が多くなる方におすすめと言えます。

ナビ博士
暗い場所から明るい場所まで綺麗に撮影しやすいぞ!

\初心者でも綺麗な映像を撮影しやすい機能が多数搭載!/

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」
商品名 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」
サイズ(H)×(W)×(D) 約60.0×105.5×46.4mm
本体重量 約256g
画質 約2010万画素
機能
  • 焦点距離20mmの広角レンズ
  • 商品レビュー用設定
  • バリアングル液晶モニター
  • コールドシュー
  • SORPLAS
耐久性

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」は、20mmの広角レンズが特徴的なVlogカメラです。

レンズで写せる範囲が広いため、撮影する際に広い部分まで画面の中に捉えることができます。

また、他のVlogカメラと比較して操作性が優れている点が多くの方から評価されているのも特徴です。

カメラの操作性を重視している方は、SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-1F」を利用してみてくださいね。

ゲット君
ゲット君
さまざま形式の撮影に向いているから、柔軟な撮影に対応したい人に向いているよ!

\20mmの広角レンズが特徴的なVlogカメラ!/

Canon(キャノン)「PowerShot V10」

Canon(キャノン)「PowerShot V10」
引用:Canon
商品名 Canon(キャノン)「PowerShot V10」
サイズ(H)×(W)×(D) 約63.4×90.0 ×34.3mm
本体重量 約211g
画質 約1310万画素
機能
  • 4Kの高解像度
  • 全方位集音の内蔵マイク
  • 操作性に優れたUIデザイン
  • 広角19mm相当のレンズ
  • 美肌モード
  • 14種類のカラーフィルター
  • ライブ配信機能
耐久性

Canon(キャノン)「PowerShot V10」は、デザイン性に優れているVlogカメラです。

街中でカメラを構えると目立ってしまいますが、Canon(キャノン)「PowerShot V10」はパッと見カメラだとわかりにくいデザインになっています。

そのため、撮影する際に目立ちたくないと考える方に向いていると言えるでしょう。

また、全方位集音型のマイクが内蔵されており、環境音などを撮りたい方におすすめです。

ナビ博士
見た目がかわいいから、かわいいものが好きな女性にもおすすめだぞ!

\目立たないデザイン性に優れているVlogカメラ!/

Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」

Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」
引用:Panasonic
商品名 Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」
サイズ(H)×(W)×(D) 約68.8×112× 41.6 mm
本体重量 約328g
画質 約2110万画素
機能
  • 広角24mm
  • 高額30倍の高倍率30倍の高倍率ズーム
  • ズームバック機能
  • 約233万ドット相当のファインダー
  • 4Kフォト軌跡合成
  • 広角4Kセルフィー
  • Bluetooth
耐久性

Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」は、ズームバック機能でズームアウトした被写体も写せるVlogカメラです。

初心者の方だとうまく被写体が捉えられず、撮影に苦戦してしまうこともあるでしょう。

ただし、Panasonic(パナソニック)「LUMIX TZ95」を使えば、その悩みを抱えることはなくなります。

Bluetooth機能を使えば、スマホからシャッターを切ることも可能です。

ゲット君
ゲット君
案外Bluetooth機能が搭載されているVlogカメラって限られているね。

\ズームバック機能でズームアウトした被写体も写せる!/

OLYMPUS(オリンパス)「Tough TG-6」

OLYMPUS(オリンパス)「Tough TG-6」
引用:OM SYSTEM
商品名 OLYMPUS(オリンパス)「Tough TG-6」
サイズ(H)×(W)×(D) 約66×113×32.4mm
本体重量 約253g
画質 約1200万画素
機能 レンズバリア LB-T01
耐久性
  • 水深15mまで耐えられる防水性能
  • 高い気密性で砂・ホコリにも対応
  • 高さ2.1mまで対応している耐衝撃性能
  • 100kgfまで耐えられる耐荷重性能
  • -10℃まで耐えられる耐寒性
  • ダブルガラス構造で耐結露にも対応

OLYMPUS(オリンパス)「Tough TG-6」は、さまざまな耐久性を兼ね備えているVlogカメラです。

防水性や耐寒性を備えたカメラは多いですが、耐衝撃や防塵などにも対応しているカメラは案外多くはありません。

できるだけ丈夫なVlogカメラを購入し、長く使い続けたいと考える初心者の方に向いています。

ただし、映像の綺麗さでいえばそこまで長けた機能は搭載されていない点に注意してくださいね。

ナビ博士
環境の悪い場所での撮影が多くなる人におすすめだぞ!

\さまざまな耐久性を兼ね備えているVlogカメラ!/

FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」

FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」
引用:FUJIFILM
商品名 FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎74.8× 128× 53.3 mm
本体重量 約478g
画質 約2610万画素
機能
  • ファインダーを覗いて撮影できる高性能レンズ
  • 23mmF2レンズ
  • 全17種類のフィルムシミュレーション
  • 外装にアルミニウムを採用
耐久性

FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」は、ファインダーを覗いて撮影できる高性能レンズを採用している唯一のVlogカメラです。

肉眼で直接被写体を捉えられるため、より正確に撮影しやすい点が特徴と言えます。

初心者のうちは思ったように撮影できないことが多いですが、FUJIFILM(フジフイルム)「X100V」ならその悩みを解消してくれるでしょう。

ゲット君
ゲット君
初心者でも直接被写体を捉えやすい数少ないVlogカメラだね!

\高性能レンズを採用している唯一のVlogカメラ!/

[一眼カメラ]おすすめのVlogカメラ9選

次に本格的にVlogカメラで撮影したい方に向けて、おすすめの一眼カメラを紹介します。

おすすめの一眼タイプのVlogカメラは以下の9つです。

ナビ博士
本格的な撮影を考えているなら一眼カメラがよいぞ!

これらのVlogカメラの特徴を以下の表にまとめたので、Vlogカメラ選びに活用してみてください。

商品名 Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」 Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」 Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」 Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」 Canon(キャノン)「EOS Kiss X10」 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E1」 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」 OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」 Nikon(ニコン)「Z 30」
サイズ(H)×(W)×(D) 約82.5×115.6×54.2mm 約100.3×138.4×99.6mm 約98.1×138.5×87.4mm 約92.6×122.4×69.8mm 約92.6×122.4× 69.8 mm 約71.9×121×54.3mm 約63.5× 114.3× 170.2 mm 約85.2× 125.3× 49.7 mm 約73.5× 128× 59.5 mm
本体重量 約345g 約823g 約727g 約449g 約402g 約483g 約299g 約414g 約405g
画質 約2030万画素 約2521万画素 約2033万画素 約2410万画素 約2410万画素 約1210万画素 約2420万画素 約2037万画素 約2088万画素
機能
  • 5軸ハイブリッド手ブレ補正
  • わかりやすいUIデザイン
  • タイマー機能
  • 顔認識連動型音声機能
  • スマホ転送機能
  • USB充電
  • フリーアングルモニター
  • 高精細ファインダー
  • 25.2M Live MOSセンサー
  • V-Log/V-Gamut
  • 新世代ヴィーナスエンジン
  • ダイナミックレンジブースト
  • チルトフリーアングル機構
  • 動画記録ボタン
  • 315点フルエリアAF
  • リアルタイム認識AF
  • 7.5段のB.I.S.
  • 無線IPストリーミング機能
  • 優れた放射設計
  • USB充電
  • リアルタイム認識AF
  • 6.5段の手ブレ補正
  • プロフェッショナル動画性能
  • 映像エンジンDIGIC8×APS-Cサイズセンサー
  • 可動式液晶モニター
  • 光学ファインダー
  • 瞳AF
  • バリアングル液晶モニター&タッチパネル
  • シーンインテリジェントオート
  • クリエイティブアシスト
  • Wi-Fi機能
  • 世界最軽量の小型ボディ
  • 映像エンジンDIGIC8×APS-Cサイズセンサー
  • AIサーボAF、デュアルピクセルCMOS AF
  • 美肌モード、ビジュアルガイド
  • クリエイティブアシスト
  • シーンインテリジェントオート
  • Wi-Fi/Bluetooth機能
  • BIONZ XR
  • シネマティックVlog設定
  • S-Cinetone
  • ブリージング補正
  • リアルタイム認識AF
  • フレーミング補正
  • 商品レビューモード
  • 背景ぼけ切り替え
  • 音声読み上げ機能
  • 本体にオリジナルブレンドマテリアル採用
  • 電子式手ブレ補正機能
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • 背景ぼけ切り替え
  • APS-Cセンサー搭載
  • スロー&クイックモーション
  • 高い集音性能
  • ノイズリダクション
  • ウィンドスクリーン
  • 5軸シンクロ手ぶれ補正
  • Live MOSセンサー
  • TruePic IX
  • 星空A
  • BLS-50
  • 手持ちハイレゾショット
  • ライブND
  • プロキャプチャー
  • 深度合成
  • ライブコンポジット
  • デジタルシフト
  • 瞳AF
  • 動物AF
  • AF-F(フルタイムAF)
  • タッチパネルを採用したバリアングル式液晶モニター
  • タッチ操作
  • RECランプ
  • Creative Picture Control
  • i メニュー
  • Fnボタン
耐久性 最大-10℃
ゲット君
ゲット君
以下でこれらのVlogカメラの詳細を解説するから、参考にしてね!

Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」

Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」
引用:Panasonic
商品名 Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」
サイズ(H)×(W)×(D) 約82.5×115.6×54.2mm
本体重量 約345g
画質 約2030万画素
機能
  • 5軸ハイブリッド手ブレ補正
  • わかりやすいUIデザイン
  • タイマー機能
  • 顔認識連動型音声機能
  • スマホ転送機能
  • USB充電
  • フリーアングルモニター
  • 高精細ファインダー
耐久性

Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」は、手持ち撮影と三脚撮影の両方に対応しているVlogカメラです。

Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」に付いている専用グリップは、手持ちと三脚と両方で使える仕組みになっています。

そのため、環境に合わせた撮影が実現しやすいです。

また、UIも初心者にわかりやすいデザインに設計されているのが特徴と言えます。

Panasonic(パナソニック)「DC-G100V-K」は、初心者にとっても利便性の高いVlogカメラですので、初心者の方はぜひチェックしてみましょう。

ゲット君
ゲット君
初心者で本格派なVlogカメラを探している人に向いてるよ!

\手持ち撮影と三脚撮影の両方に対応しているVlogカメラ!/

Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」

Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」
引用:Panasonic
商品名 Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」
サイズ(H)×(W)×(D) 約100.3×138.4×99.6mm
本体重量 約823g
画質 約2521万画素
機能
  • 25.2M Live MOSセンサー
  • V-Log/V-Gamut
  • 新世代ヴィーナスエンジン
  • ダイナミックレンジブースト
  • チルトフリーアングル機構
  • 動画記録ボタン
  • 315点フルエリアAF
  • リアルタイム認識AF
  • 7.5段のB.I.S.
耐久性

Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」は、映像制作の現場にも対応している高性能な映像表現が可能なVlogカメラです。

25.2M Live MOSセンサーと呼ばれるものを採用しており、5.7Kかつ最大30ofpsの超高画質な映像が撮影できます。

映像制作現場に初めて携わる方におすすめできるカメラです。

ちなみに、Panasonic(パナソニック)「DC-GH6L」はさまざまな映像形態のフォーマットに対応しています。

そのため、幅広い内容の動画制作に使いやすいです。

ナビ博士
ハイレベルな撮影を考えているなら検討したほうがよいぞ!

\5.7Kかつ最大30ofpsの超高画質な映像が撮影できる!/

Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」

Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」
引用:Panasonic
商品名 Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」
サイズ(H)×(W)×(D) 約98.1×138.5×87.4mm
本体重量 約727g
画質 約2033万画素
機能
  • 無線IPストリーミング機能
  • 優れた放射設計
  • USB充電
  • リアルタイム認識AF
  • 6.5段の手ブレ補正
  • プロフェッショナル動画性能
耐久性

Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」は、無線ライブ配信機能を搭載しているVlogカメラです。

撮影しつつ、専用アプリを使ってライブ配信をしたいという需要も増えつつあります。

そういった方が初めてVlogカメラを利用する場合に、Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」がおすすめできます。

また、ライブ配信する際に、カメラのオーバーヒートを抑制するために放射機能が搭載されている点も魅力的です。

Panasonic(パナソニック)「LUMIX GH5 II DC-GH5M2」のカメラであれば、快適に長時間ライブ配信することもできます。

ゲット君
ゲット君
熱がこもってしまうのが気になるならVlogカメラの有力候補に入れておきたいね。

\無線ライブ配信機能を搭載しているVlogカメラ!/

Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」

Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」
引用:Canon
商品名 Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」
サイズ(H)×(W)×(D) 約92.6×122.4×69.8mm
本体重量 約449g
画質 約2410万画素
機能
  • 映像エンジンDIGIC8×APS-Cサイズセンサー
  • 可動式液晶モニター
  • 光学ファインダー
  • 瞳AF
  • バリアングル液晶モニター&タッチパネル
  • シーンインテリジェントオート
  • クリエイティブアシスト
  • Wi-Fi機能
耐久性

Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」は、一眼レフの中でも軽量かつ小型で持ちやすいボディになっているVlogカメラです。

Vlogカメラを持ち運ぶ際に、手に馴染まなくて落としてしまうケースもあります。

特に手のサイズが小さい女性の場合は、Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」のようなサイズが小さめのVlogカメラがおすすめです。

また、Canon(キャノン)「KISSX10BK1855ISSTMLK」は、タッチパネルにも対応しています。

直接画面を触って操作しやすいため、操作性を重視している方にもおすすめです。

ナビ博士
タッチパネルの操作性のよさは、数少ない優れた特徴と言えるぞ!

\小型で持ちやすいボディが特徴!/

Canon(キャノン)「EOS Kiss X10」

Canon(キャノン)「EOS Kiss X10」
引用:Canon
商品名 Canon(キャノン)「EOS Kiss X10」
サイズ(H)×(W)×(D) 約92.6×122.4× 69.8 mm
本体重量 約402g
画質 約2410万画素
機能
  • 世界最軽量の小型ボディ
  • 映像エンジンDIGIC8×APS-Cサイズセンサー
  • AIサーボAF
  • デュアルピクセルCMOS AF
  • 美肌モード
  • ビジュアルガイド
  • クリエイティブアシスト
  • シーンインテリジェントオート
  • Wi-Fi/Bluetooth機能
耐久性

Canon(キャノン)「EOS Kiss X10」は、瞳AFという機能が搭載されているVlogカメラです。

映像に写る人物が動いていても、瞳に焦点を合わして追従してくれる機能となっています。

そのため、全体的に自然な印象のある映像が撮影することが可能です。

また、Wi-Fi&Bluetooth機能が搭載されており、この機能でカメラからスマホに映像を簡単に送信することができます。

SNSで映像を投稿したいと考えている方は、無線接続機能が付いているものを利用しましょう。

ゲット君
ゲット君
無線接続が可能になるとできることが増えるね。

\瞳AF機能が搭載されているVlogカメラ!/

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E1」

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E1」
商品名 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E1」
サイズ(H)×(W)×(D) 約71.9×121×54.3mm
本体重量 約483g
画質 約1210万画素
機能
  • BIONZ XR
  • シネマティックVlog設定
  • S-Cinetone
  • ブリージング補正
  • リアルタイム認識AF
  • フレーミング補正
  • 商品レビューモード
  • 背景ぼけ切り替え
  • 音声読み上げ機能
  • 本体にオリジナルブレンドマテリアル採用
耐久性

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E1」は、瞳シネマティックな映像表現を得意とするVlogカメラです。

シネマティックVlog設定でそのまま肌の色も調整でき、美しい映像を作りやすいです。

また、映像面の補正だけでなく、音声読み上げ機能も搭載されています。

音声読み上げ機能を使えば、メニュー画面の操作ミスを起こすことが減り、快適なカメラ操作がしやすいくなりますよ。

ナビ博士
画面が見づらいと感じる人でも使いやすいぞ!

\瞳シネマティックな映像表現を得意とするVlogカメラ!/

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」
商品名 SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎63.5× 114.3× 170.2 mm
本体重量 約299g
画質 約2420万画素
機能
  • 電子式手ブレ補正機能
  • 商品レビュー用設定ボタン
  • 背景ぼけ切り替え
  • APS-Cセンサー搭載
  • スロー&クイックモーション
  • 高い集音性能
  • ノイズリダクション
  • ウィンドスクリーン
耐久性

SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」は、Vlog撮影をサポートする多種多様な機能がまとめて搭載されているVlogカメラです。

手ブレ補正や背景ぼけ切り替え、商品レビュー用ボタンなど、多くのVlogカメラで搭載されている機能の多くがこのカメラに搭載されています。

少なくとも、このVlogカメラを買っておけば間違いない商品と言えるでしょう。

また、SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」は、音声機能も充実している点も特徴的です。

集音性能に優れており、かつさまざまなノイズ除去にも対応しています。

そのため、SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」は外での環境音が中心となる映像でもおすすめですよ。

ゲット君
ゲット君
迷ったら、SONY(ソニー)「VLOGCAM ZV-E10」を購入するというのもよさそうだね。

\多種多様な機能をまとめて搭載!/

OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」

OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」
引用:OM SYSTEM
商品名 OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎85.2× 125.3× 49.7 mm
本体重量 約414g
画質 約2037万画素
機能
  • 5軸シンクロ手ぶれ補正
  • Live MOSセンサー
  • TruePic IX
  • 星空A
  • BLS-50
  • 手持ちハイレゾショット
  • ライブND
  • プロキャプチャー
  • 深度合成
  • ライブコンポジット
  • デジタルシフト
耐久性 最大-10℃

OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」は、TruePic IXが採用されているVlogカメラです。

TruePic IX機能によって、階調表現や高感度撮影での画質が以前までのシリーズよりも向上しています。

また、OM SYSTEM(オーエムシステム)「OM-5」は、他の高品質なVlogカメラよりも耐久性に優れた機器です。

耐寒性や防塵防滴性に優れており、やや不安定な環境下でも撮影しやすいと言えるでしょう。

ナビ博士
環境の不安定な現場の本格的な撮影に向いているぞ!

\他の高品質なVlogカメラよりも耐久性に優れている!/

Nikon(ニコン)「Z 30」

Nikon(ニコン)「Z 30」
引用:Nikon
商品名 Nikon(ニコン)「Z 30」
サイズ(H)×(W)×(D) 約‎73.5× 128× 59.5 mm
本体重量 約405g
画質 約2088万画素
機能
  • 瞳AF
  • 動物AF
  • AF-F(フルタイムAF)
  • タッチパネルを採用したバリアングル式液晶モニター
  • タッチ操作
  • RECランプ
  • Creative Picture Control
  • i メニュー
  • Fnボタン
耐久性

Nikon(ニコン)「Z 30」は、被写体に対してピントが合わせやすいVlogカメラです。

瞳AFだけでなく、動物AFなどにも対応しており、被写体にピントを合わせ続けた綺麗な映像が撮影できます。

さらに、Creative Picture Controlという機能が搭載されており、作品の雰囲気を大きく変えることが可能です。

Nikon(ニコン)「Z 30」は、手軽に幅広い演出を入れた映像を作りたい方におすすめのカメラと言えます。

ゲット君
ゲット君
ピントが合わせやすい初心者向けの本格Vlogカメラと言えそうだね!

\被写体に対してピントが合わせやすいVlogカメラ!/

【番外編】ブレたくない、スマホ撮影におすすめなジンバル2選

番外編として、スマホ撮影におすすめなジンバルも紹介します。

ジンバルは、歩きながら動画撮影した場合に発生する手ブレを補正してくれる機材のことです。

スマホ撮影におすすめなジンバルは以下の2つ。

この2つのジンバルの特徴について以下で解説します。

ナビ博士
頻繁に撮影の機会があるわけではないなら、コスパを考えるとジンバルのほうがおすすめできるぞ!

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Mobile 6」

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Mobile 6」
引用:DJI

DJI(ディージェーアイ)「Osmo Mobile 6」は、折りたたみ設計でクイック起動にも対応しているジンバルです。

カバンにしまいやすく、すぐに取り出して起動できる点で使い勝手のよいジンバルと言えます。

また、チュートリアル機能が付いているため、初めてジンバルを使う方でも安心して使いやすいです。

ゲット君
ゲット君
さっと取り出してさっとしまえるのは便利だね。

\折りたたみ設計でクイック起動にも対応!/

Insta360「Flow」

Insta360「Flow」
引用:Insta360

Insta360「Flow」は、スローモーショントラッキングやズームトラッキングなどに対応しているジンバルです。

普段使っているスマホでも、Vlogカメラと遜色ないほどの機能を発揮してくれます。

操作性も優れているため、ジンバル選びで迷ったらInsta360「Flow」を選んでみてくださいね。

ゲット君
ゲット君
スマホとの相性のよさは、他の商品より優れていると言えるよ!

\ジンバル選びで迷ったら/

Vlogカメラの人気メーカー・ブランド一覧

おすすめのVlogカメラについて紹介しましたが、自分の中で利用するメーカー・ブランドを決めておくと、製品選びが楽になります。

そのため、Vlogカメラの人気のメーカー・ブランドも紹介します。

Vlogカメラの人気のメーカー・ブランドは以下の通りです。

以下で詳細を解説します。

SONY(ソニー)

SONY(ソニー)のロゴ画像
引用:SONY

まずは、電子機器分野で最大手とも言えるSONY(ソニー)があげられます。

SONY(ソニー)は、瞳AFで動く物体に対してピントが合わせやすいVlogカメラが多いです。

また、コンパクトなサイズのVlogカメラも多い点が魅力的となっています。

取り扱っている商品の幅が広いため、自分の好みに合わせた商品を選びやすいことを考えると、SONY(ソニー)は誰にでもおすすめできるでしょう。

ゲット君
ゲット君
聞き馴染みがあって選びやすいですね。

Canon(キャノン)

Canon(キャノン)のロゴ画像
引用:Canon

Canon(キャノン)は、カメラやプリンターなどの分野で知名度が高いブランドです。

Canon(キャノン)のVlogカメラは、鮮やかな発色が印象的な映像を撮りやすい傾向にあります。

被写体をより美しく取ってくれるため、人が中心となる映像を撮影する場合に特におすすめです。

初心者向けのVlogカメラの種類も豊富であるため、気になる方はチェックしてみてください。

ナビ博士
Canon(キャノン)はカメラ分野の実績が高いね。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic(パナソニック)のロゴ画像
引用:Panasonic

Panasonic(パナソニック)は、ミラーレス一眼カメラやコンパクトデジタルカメラを取り扱っているブランドです。

主にミラーボックスを採用しないで、軽量化を意識した設計になっているVlogカメラが多い傾向にあります。

さらに、手ブレ補正に力を入れているモデルが多く、ビデオカメラに最初に手ブレ補正を導入したメーカーはPanasonic(パナソニック)と言われています。

ミラーレス一眼カメラや、コンパクトデジタルカメラでVlogカメラを探している方におすすめです。

ゲット君
ゲット君
Panasonic(パナソニック)のカメラは質の高いものも多いね。

GoPro(ゴープロ)

GoPro(ゴープロ)のロゴ画像
引用:GoPro

GoPro(ゴープロ)は、コンパクトさや価格が安い点が特徴的なブランドです。

サイズ感が小さくても綺麗な映像が撮影しやすく、商品によっては360度の撮影も可能です。

そのため、ダイナミックな映像を撮るのにも向いています。

GoPro(ゴープロ)は、Vlogカメラのコスパのよさを重視する方におすすめです。

ナビ博士
初心者はGoPro(ゴープロ)から製品を選びを始めてもいいね!

DJI(ディー・ジェイ・アイ)

DJI(ディー・ジェイ・アイ)のロゴ画像
引用:DJI

DJI(ディー・ジェイ・アイ)は、手持ちしやすい設計になっているVlogカメラの取り扱いが多いブランドです。

従来のVlogカメラの常識を覆すようなデザインになっており、とにかく扱いやすさを追求した商品が多いです。

また、DJI(ディー・ジェイ・アイ)は、ジンバルも多い点が特徴的なブランドとして知られています。

すでに持っているスマホを使って本格的な撮影ができるため、そこまで撮影の機会が多くない方がジンバルを選ぶのもおすすめできます。

ゲット君
ゲット君
ジンバルを検討している人は、DJI(ディー・ジェイ・アイ)でジンバルを探すのがよさそうだね。

Vlogカメラについてよくある質問

Vlogカメラの選び方を知りたい、おすすめのVlogカメラを知りたいと考えているユーザーは、他にもVlogカメラについて疑問を抱えているケースが多いです。

Vlogカメラについてよくある質問として以下のものがあげられます。

以下で詳細を解説します。

ナビ博士
Vlogカメラの疑問をすべて解消した上で、どのカメラを買うか決めよう!

Vlogカメラってレンタルできますか?

Vlogカメラは、レンタルできるサービスが用意されています。

たとえば、シェアカメなどのようなレンタルサービスがあり、料金体系は以下の表のようになっています。

料金プラン レンタル料金
GoPro HERO11 Black 初心者セット | ゴープロ/GoProレンタル 2泊3日:7,800円
GoPro HERO10 Black 初心者セット | ゴープロ/GoProレンタル 2泊3日:5,500円
ソニー SONY VLOGCAM ZV-1M2G シューティンググリップキット [vlogカメラレンタル] 2泊3日:12,000円
キャノン Canon PowerShot V10 トライポッドグリップキット| デジタルカメラレンタル 2泊3日:7,800円
リコー RICOH GR IIIX (GR3X)| デジタルカメラレンタル 2泊3日:9,800円
シェアカメでの料金を記載

他にも、いくつかVlogカメラのレンタルサービスがあります。

撮影の頻度は少ないものの、Vlogカメラが必要となる方はVlogカメラのレンタルサービスを利用してみてください。

ナビ博士
あくまでも紹介したのは一例なので、他のサービスと比較しよう!

Vlog撮影でカメラ以外に必要なものは?

Vlog撮影でカメラ以外に必要なものとして、SDカードやマイク、三脚などがあげられます。

SDカードは、撮影した動画を保存するためのメモリカードのことです。

最低でも64GB必要で、できれば128GBのSDカードを購入することをおすすめします。

また、マイクもVlogカメラとは別に用意したほうがいいでしょう。

Vlogカメラの内蔵マイクだと物足りなくなることが多いため、別途質の高いマイクを確保しておくといいですよ。

他にも、三脚が必要になる場合もあります。

ジンバルを使えばミニ三脚に変形できる場合もありますが、ミニ三脚だと長さが足りないケースも想定されるでしょう。

そのため、念のためにそれなりの長さの三脚を用意するのがおすすめです。

ゲット君
ゲット君
Vlogカメラだけあればよいわけでないことは、押さえておきたいね。

Vlogカメラとビデオカメラの違いは何?

Vlogカメラとビデオカメラの違いとして、Vlog向けの機能が搭載されている点があげられます。

Vlogカメラなら、シネマティックモードや背景ぼけ切り替え機能などに対応しています。

他にもさまざまな機能が搭載されており、動画編集ソフトを介さなくても十分に質の高い映像作品を作りやすいです。

ただ、Vlogカメラはビデオカメラよりもバッテリーの持続時間が短いものが多いので気をつけてくださいね。

Vlogカメラで長時間撮影を行うなら、予備のバッテリーを確保しておくことをおすすめします。

ナビ博士
Vlogカメラのほうが映像制作においてできる表現が多いぞ!

Vlogを撮るときの注意点は?

Vlogを撮るときの注意点として、視聴者の目線に立って見やすいと感じる映像かどうかを意識する点があげられます。

綺麗な映像に仕上がっていても、視聴者目線の動画でないと人の心を動かすことはできません。

また、視聴者にとってわかりやすい動画になっているかどうかも大事な点です。

最後まで動画を見て、視聴者がこの動画で何を伝えたかったのかを汲み取ってもらえる動画作りを意識してみてくださいね。

ゲット君
ゲット君
目的意識を持って撮影することが大事だね!

他にもVlogを撮る際は、撮影場所の許可は取れているか、撮影禁止の場所ではないか、危険な場所で撮影を行っていないかを確しましょう。

禁止場所や危険な場所であれば、トラブルにつながるので注意が必要です。

ナビ博士
Vlogを撮る際は、まず撮影して良い場所なのか確認が必要だぞ!

Vlogにカメラは必要ですか?

Vlogにカメラは必要です。

VlogはVideoとBlogを掛け合わせて生まれた造語で、つまりブログを動画にしたもののことを指です。

映像を撮影する際には、本格的なカメラやスマホに搭載された機能など、種類に関係なくカメラが必要となります。

カメラがなければVlogの映像制作は基本的にできません。

しかし、本格的なカメラを購入しなくてもVlog自体は可能であるため、Vlogを始めたい方はスマホ撮影から始めてみるのもおすすめです。

ジンバルを使えばスマホ撮影でも質の高い動画が撮影できるため、気になる方はジンバルの購入から始めてみてください。

ナビ博士
基本的にVlogカメラかジンバルが必要だと考えておこう!

まとめ

Vlogカメラにはさまざまな種類があり、映像制作をサポートする機能の種類も豊富です。

実際に映像制作する際に、どんな映像を作りたいか、撮影時にどんな問題が発生しそうかを事前にシミュレートしてみてください。

そうすると、どのVlogカメラを購入すればよいか決めやすくなります。

おすすめのVlogカメラは、以下の通りです。

また、Vlogカメラを購入しなくてもレンタルサービスも実施していたり、ジンバルを用いてスマホ撮影で優れた映像制作を行うことも可能です。

ジンバルは以下の2つがおすすめです。

Vlogカメラの選び方を踏まえ、自分にとって最もコスパのよい方法はどれなのかを考えた上で、Vlogに挑戦してみましょう。

今回の解説を参考に、自分にとってもっとも適切なVlogカメラを見つけてくださいね。

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

2023年9月に発売された「iPhone 15」シリーズ。ラインナップはiPhone 15/iPhone 15 Plus/iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxの4種類で、今回もさまざまな機能が進化しています。注目のカメラ機能も高性能になり、よりクオリティの高い写真が撮れるようになりました。

 

毎年、進化するカメラ機能を使いこなし撮影する方法を解説してきた@Living。今回も、iPhone 15シリーズのカメラの進化したポイントや上手に写真を撮るための方法を、作例を交えながら紹介していきます。解説と作例の制作は、写真家のこばやしかをるさんにお願いしました。

写真のプロに聞いた、iPhoneカメラの魅力

新しいiPhoneが発売されるたびに話題になるカメラ機能の進化。写真のプロであるこばやしさんに、iPhoneカメラのすごさをあらためて教えていただきました。また、実際に15Proで撮影してみて感じたことについても伺いました。

 

「iPhoneカメラのすごさは、撮った絵がすでに完成されているところです。画質の良さはもちろんなのですが、画像処理の能力が高いので、後からソフトで色味などを調整しなくても、満足度の高い写真を撮ることができます。iPhone 15 Proで撮影してみて、よりいっそう、そのすごさを実感しました。iPhoneカメラの登場によって、一眼レフを持っていなくても、日常の中で気軽にクオリティの高い写真が撮れるようになったことは、本当に革新的なことだとあらためて感じました」(写真家・こばやしかをるさん、以下同)

 

万人が好むような絵を描き出してくれるところもiPhoneカメラの良さです。また、iPhone 14シリーズではProシリーズのみだった4800万画素での撮影も、15シリーズからはすべての機種で対応できるようになりました。

 

こちらはナイトモードで撮影した写真。暗い場所でも自動で明るさを調整し、目で見る以上にきれいな絵を描き出してくれます。

 

iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方

 

押さえておきたい、
iPhoneカメラで撮影するときのポイント

高性能のiPhoneカメラですが、使いこなすために知っておきたいiPhoneならではの特徴もあります。撮影する前に押さえておきたいポイントや活用すると便利な機能について教えていただきました。

 

1.レンズの特性を知っておく

「iPhoneのカメラは、1倍で撮影してもかなり画角が広くなるのが特徴の一つです。例えば15 Proでは、1倍のレンズが24ミリなのですが、これは一眼レフでいうとかなり広角のレンズ。そのため、1倍で撮影したときに歪んで見えたり、画角が広すぎると感じたりしたときは、2倍で撮影するのがおすすめです。
iPhone 15シリーズからは、Proシリーズ以外でも『2倍』のズームオプションが追加されたので、タップするだけで簡単に切り替えることができます。ちなみに、15 Proは2倍と3倍のズームオプション、Pro Maxには2倍と5倍のズームオプションが搭載されています」

 

15 Pro のカメラ画面。タップするだけで倍率を簡単に切り替えることができます。

 

それぞれの数字を長押しすると、何ミリのレンズで撮影しているのかを確かめることができます。

 

「また15Proシリーズでは、メインカメラのレンズを24ミリ、28ミリ、35ミリから選ぶことも可能です。一眼レフでレンズを付け替えるような感覚を、iPhoneカメラではタップするだけで行うことができます」

 

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「メインカメラ」から、レンズを追加したりデフォルトのレンズを選択したりできます。

 

2.とにかく水平・垂直を意識!

「これはiPhoneカメラでの撮影に限りませんが、写真はとにかく水平・垂直を意識することが大切。特に画面の中心にある被写体や、地面や水平線が斜めになっていると、とても違和感のある写真になってしまうので注意しましょう。iPhone15シリーズのカメラには、水平・垂直での撮影がしやすくなるための2つのガイド機能があるのでぜひ活用してみてください」

 

 

「一つ目の機能が、格子状のガイド線を表示させる『グリッド』。常に表示させておくことで、水平・垂直が取りやすくなり、構図も決めやすくなります。そして二つ目がiOS17から追加された『水平』を表示する機能です。画面の真ん中に表示される線が一直線になるよう調整し、カメラが水平の状態で撮影するようにしましょう」

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「グリッド」と「水平」をON

 

進化した「ポートレート」機能を使いこなす!

iPhone15シリーズのカメラの中で、これまでと比べて特に進化しているのがなんといってもポートレート機能です。撮影後もさまざまな編集ができるなど、とても万能に使えるため、こばやしさんも「最初からすべてポートレートで撮影しておいても良いのでは?」とおっしゃるほど! ポートレート機能で進化したポイントや使いこなすための方法を教えていただきました。

 

1.通常のカメラでもポートレート撮影が可能に

「iPhone15シリーズの通常のカメラでは、被写体を認識すると自動でポートレートモードに切り替えることができます。これにより、わざわざ『ポートレートモード』に切り替えなくても、より気軽で簡単にポートレート写真を撮ることが可能になりました」

 

通常の「写真」モードで人物などの被写体を認識すると、画面の左下に「f」マークが出てくるように。タップすると背景が自然にぼかされ、簡単にポートレート写真を撮影することができます。

 

「ポートレートで撮影後は、『編集』からF値の調整が可能です。一眼レフカメラなどのレンズの絞り値と同様で、数値が小さいほど背景がぼけやすくなります」

 

2.ポートレートモードのオン・オフを後から切り替えできる

「iPhone15シリーズでは、ポートレートモードで撮影した後にポートレートのオン・オフも選べるようになりました。とりあえずポートレートモードで撮影しておけば、『やっぱり普通の写真にしたい』と思ったときでも、オフにするだけで切り替えられるのでとても便利です」

 

左がポートレートモードで撮影した写真で、右がオフにした写真。ポートレートモードで撮影した写真はカメラロールの左上にポートレートのオン・オフを切り替えるタブが表示されます。

 

3.ピントを合わせたい被写体を自由に変更できる!

「ポートレート機能の進化の中でも、特に驚いたのが、ピントを合わせる被写体を後から変えられる機能。『こんなことができて良いのか!』と、すごすぎて恐ろしくなりました(笑)」

 

「例えば左は、手前のケーキにピントを合わせてポートレートモードで撮影した写真。右も同じ写真ですが、後から編集して、後ろにぼやけて映っていたサンドイッチにピントを合わせました。手前のケーキは自然にぼかされています」

 

 

「ピントの切り替えはとても簡単。『編集』から左上の『f』マークを選び、ピントを合わせたい被写体をタップするだけでOKです。さらにF値を調整して、ぼかし具合を変えることもできます」

 

ただし、これは確かにすごい機能ですが、だからといって“なんでもぼかせば良い”というわけでもない、とこばやしさん。

 

「今回の写真の場合なら、サンドイッチとケーキのうち、主役として見せたいものにピントを合わせるのが良いと思います。あるいはどちらも見せたい場合は、ポートレートをオフにするのもアリです。『何をどのくらい見せたいか』を考えながら、上手に活用しましょう」

 

こちらがポートレートをオフにした写真。「サンドイッチもケーキもかわいらしくて写真映えするので、ぼかさずにどちらも見せるのも良いと思います」とこばやしさん。

 

4.撮影できる被写体の幅が広がる、望遠のポートレート

「ポートレートの望遠機能も、さまざまな場面で活用できて便利です。中でも私が使いやすいと感じたのが、15Proに搭載されている3倍のズームオプション。近づくことが難しい被写体も上手に撮れますし、背景にきれいな玉ボケをつくることができます」

 

「こちらは3倍のポートレートモードで撮影した散歩中の犬の写真。近づいて撮ったかと思うほど鮮明に撮影することができました。ポートレートモードはこのように、ペットの写真や柵などの中にいて近づけない動物などを撮るときにも重宝します」

 

「こちらも同じく、3倍のポートレートモードで撮影した花の写真です。望遠のポートレートで撮るときは、背景に奥行きのある場所で撮るのがおすすめ。後ろにきれいな玉ボケができるので、雰囲気のある写真を撮影することができます」

 

いつもの写真をワンランクアップさせるための撮影術

ここからは、iPhoneで撮る写真をワンランクアップさせるためのコツをご紹介。ちょっとしたコツで、いつもの写真もより素敵に仕上がります。

 

・「光」を上手に活用する

写真を撮る上でとても重要なのが「光」。同じ構図でも、光の入り方などによって写真の印象は大きく異なります。正解があるわけではなく、光を上手に操れるようになることが大切です。

「左側は光が差し込まない場所で撮影し、右側は被写体の斜めから光が入る場所で撮影しました。同じ構図でも雰囲気の異なる写真になることがわかりますが、どちらの写真が良いというわけではありません。光の角度や向きによって写真の雰囲気が異なるとを知っておくことで、写真が撮りやすくなったり、自分のイメージに近い写真を撮ることができるはずです。

 

また食べ物の写真を撮るときには、食べ物の『顔』を意識することもポイント。この写真では、ケーキの上の部分やサンドイッチの中身がうまく見える角度から撮ると良いと思います。そのほか、平らなものは俯瞰で撮影するなど、その食べ物がおいしそうに見える角度を探してみてください」

 

もう一つのポイントとして、「明るさ(露出)」の調整についても教えていただきました。

 

「被写体をタップすると太陽マークが表示され、それを上下に動かすと明るさを調整できます。また、画面上部の下矢印をタップして、プラスマイナスのマークを選ぶと、数値で調整することも可能です。後者のやり方で設定した数値は、次にカメラを開くまでロックされます(iPhone11以降対応)」

 

「明るさは、肉眼で見えるのと同じくらいになるよう調整するのが基本です。左の写真のように明るくし過ぎると、白くなりすぎたり見せなくても良い部分まで見えたりするので注意。逆に露出を下げ過ぎると暗くなってしまいますが、右の写真くらいの暗さなら水面の影が濃く見えて素敵だと思います。明るいところと暗いところの差などもチェックしながら、好みで調整してみてください」

 

・トリミングでバランスを整える

不要なものが映ってしまったときはもちろん、写真全体のバランスを整えたいときにも便利なのがトリミング機能です。

「トリミングをするときは、まず画角を決めるのがおすすめ。例えば、インスタグラムに投稿したいときは、スクエアや縦向きの4:5で行うのが良いと思います。上の写真では、右端に映ってしまったオレンジのネット部分をカットし、噴水が真ん中にくるよう位置を調整しました。さらに、上下の葉っぱと水面のバランスを見ながら整えれば、よりクオリティの高い写真に仕上がります」

 

・「主役」を決めてから撮る

きれいな風景を撮ってもなんだかぼんやりした写真になってしまう……。そんなときには見せたいもの=「主役」をはっきり決めてから撮影してみましょう。

こちらはNG。

 

“主役”が明確なOKカット。

 

「例えば、花の写真を撮るときにやってしまいがちなのが、上の作例のように全体を撮ってしまうこと。どこを見せたいのかが分からず、写真の中にスカスカな部分もあって、ぼんやりした印象になってしまいます。

 

一方で下の写真のように、主役の花を決めて撮ると花の美しさがより伝わります。また、主役の選び方も大切。花の場合は、花びらがしっかりと上を向いているものや、色が鮮やかなもの、傷んでいないものを選ぶようにすると、映える写真が撮れると思います。常に『何を見せたいか』を意識しながら撮影してみてください」

 

iPhone 14の夜景撮影術…AE/AFロックやポートレートモードの使いこなし方

 

日常で「素敵な写真」を撮るには?

最後にこばやしさんから、iPhoneカメラを使って、日常の中で素敵な写真を残すためのアドバイスをいただきました。

 

「私が素敵だなと思うのは、温度、空気、音などを感じられる写真です。それは例えば、友達といるときや、ご飯を食べるときなど、その場を『楽しい』と感じながら撮った写真によく表れます。

 

また、良い写真を撮るためには素直さも大切です。技巧にこだわりすぎるよりも、丁寧に撮ることを意識したり、被写体に対して『好き』というまっすぐな気持ちをもったりすると、自然と写真も良いものになると思います。iPhoneのカメラは、気軽にいつでも撮影ができて、日常の写真を残しやすいところが大きな魅力です。季節の移り変わりや美しい光など、日常の小さなところに目を向けながら、自分が『いいな』と素直に思える瞬間をぜひたくさん撮ってみてください」

 

Profile

写真家・クリエイター / こばやしかをる

写真塾やワークショップを通して、写真は楽しい! をカタチにする写真企画のブランド「Photo Plus+」主宰。スマホカメラから一眼レフまで幅広く指導している。クリエイターとして、デザイン制作・企画、プロデュース、ディレクションを行いながら、写真・カメラ雑誌、WEB等にも執筆・寄稿するなど、ライターとしても活動中。
HP

ミラーレスカメラ、本格撮影を楽しむなら14万円以下で十分説。

ミラーレスカメラは低価格機もあるが、ボディ単体で14万円程度のモデルでも機能や性能が充実。価格や性能比に優れ、高コスパに本格撮影が楽しめる。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【教えてくれたのは……】

カメラライター・河野弘道さん

ウェブや雑誌、広告などでの執筆・撮影・編集を軸に活動。普段はミラーレスと一眼レフの併用だが、最近は前者の比重が増大中。

 

上位機種譲りの高機能・高性能を小型・軽量ボディに凝縮!

キヤノンEOS R10

APS-Cサイズセンサー採用の中級機。上位機種EOS R3譲りでディープラーニング活用の被写体認識AF「EOS iTR AF X」を搭載し、人物や動物、乗り物を認識し自動追尾する。連写性能も高く、動く被写体に強い。4K60p対応の動画撮影機能も魅力だ。

・実売価格:13万2000円
・質量:約429g(バッテリー、SDカード含む)
・サイズ:約W122.5×H87.8×D83.4mm
・有効画素数:約2420万画素 APS-Cサイズ
・4K/60p(クロップ時)

 

【POINT!】動く被写体に強く一瞬を逃さない!

被写体認識AFと最高約23コマ/秒連写の組み合わせが秀逸で、動く被写体の一瞬を高確率で捉えられる。ボディ内手ブレ補正は非搭載なので、手ブレ補正機能付きレンズを組み合わせよう。

↑人物や動物の瞳を検出し、AF&追尾する瞳検出に対応。顔、頭部、胴体の検出も可能で、マスク使用時なども機能する

 

↑メイン・サブの2つの電子ダイヤルに加え、背面にマルチコントローラーを装備。AFフレーム移動などに使用可能だ

 

↑電子シャッター使用時にAF追従での最高約23コマ/秒連写が可能。子どもなど、動き回る被写体の一瞬を逃さず撮れる

 

↑バリアングルモニターを採用。加えて、画面のタッチ操作で動画記録の開始/停止ができ、自撮りやVlog撮影にも向く

 

【レンズキットでも20万以下!】

130gと軽量で手ブレ補正機能も搭載の標準ズームキット

EOS R10
RF-S18-45 IS STM レンズキット
実売価格14万8500円

35㎜判換算で約29〜72mm相当となる、標準ズームキット。約4段ぶんの手ブレ補正機能を搭載する。レンズは約130gと軽く本機に最適。

 

広角から望遠まで1本で楽しめる約8.3倍の高倍率ズームキット

EOS R10
RF-S18-150 IS STM レンズキット
実売価格18万1500円

35㎜判換算で約29〜240mm相当の高倍率ズームキット。手ブレ補正機能は約4.5段ぶん。最大撮影倍率0.44倍で、近接撮影にも強い。

 

軽量かつ丈夫なボディと素早く正確なAFが魅力!

ニコン
Z 50

Zシリーズ初のAPS-Cサイズ機。マグネシウム合金製ボディで、丈夫かつ軽量だ。ハイブリッドAFや、人物の顔と動物に対応の被写体認識AF搭載で、AFが素早く正確。自撮りもできるチルト式モニター採用する。ボディ内手ブレ補正は非搭載。

・直販価格:11万9900円
・質量:約450g(バッテリー、SDカード含む)
・サイズ:約W126.5×H93.5×D60mm
・有効画素数:2088万画素 APS-Cサイズ
・4K/UHD/30p

 

【POINT!】リアルタイムの表示を見ながら最高約5コマ/秒連写で撮れる

質感の高いボディとシンプルな操作性が魅力。連写は、基本設定で約5コマ/秒と少なめ(拡張機能で最高約11コマ/秒)だが、被写体の動きをほぼリアルタイムに表示しての撮影が可能だ。

↑薄型ボディだが、グリップは十分な深さで握りやすい。レリーズなどのボタンやダイヤル類も右手で無理なく操作可能だ

 

↑モニター右端に「拡大」「縮小/サムネイル/ヘルプ」「DISP」のタッチキーを配置。タッチ中心のシンプルな操作性を実現

 

↑画像を好みの仕上がりにできる、20種類の「Creative Picture Control」を搭載。静止画・動画両対応で、効果の度合いの調整も可能だ

 

強力な手ブレ補正や防塵・防滴仕様の採用などで安心感あり!

パナソニック
LUMIX
DC-G99D

レンズ内手ブレ補正との連動が可能なボディ内手ブレ補正を搭載し、最大5.0段分の補正が可能。防塵・防滴設計で、撮影環境を選ばない。連写はAF追従で最高約6コマ/秒。4K動画からの切り出しによる、「4Kフォト」にも対応する。

・実売価格:9万9000円
・質量:約536g(バッテリー、SDカード含む)
・サイズ:約W130.4×H93.5×D77.4mm
・有効画素数:約2030万画素4/3型
・4K/30p

 

【POINT!】防塵・防滴設計でフィールド撮影に向く

防塵・防滴に配慮された設計で、山岳などのフィールド撮影に向く。4/3型センサー採用により、小型な交換レンズが多いのも魅力。ただし、センサーが小さいぶん高感度撮影には不利だ。

↑ボディ内手ブレ補正を搭載。レンズ内手ブレ補正対応レンズ使用時には、2つの補正機構を連動させる「Dual I.S.」「Dual I.S.2」に対応

 

↑AF追従で最高約6コマ/秒の連写に対応。しかも、RAW+JPEGで45コマ以上、JPEGで300コマ以上連続撮影できる

 

↑防塵・防滴に配慮した構造を採用。防塵・防滴仕様のレンズと組み合わせれば、多少の雨やホコリなら問題ない

 

性能や機能を重視するなら14万円程度のモデルがベター

コスパ重視でミラーレスカメラを選ぶ場合、10万円以下の入門機を選びがちだ。だが、本格撮影を楽しもうとすると、機能や性能面で物足りなくなる。

 

そこでオススメなのが、ボディ単体で14万円程度、レンズキットで20万円以下の製品だ。おもに入門機より少し上の中級機だが、最新機能が搭載されることも多く、性能を加味すると非常に高コスパなモデルが多い。

 

なかでも、キヤノンEOS R10は、上位機種であるEOS R3にも搭載の被写体認識AFや、電子シャッターを活用した最高約23コマ/秒連写など、最近トレンドとなっている機能や性能を持つ。多くのシーンに対応できる、ハイ・パフォーマンスなモデルだ。

 

これに対し、ニコン Z50は販売開始こそ2019年末だが、頻繁にファームウェアアップデートを実施。人物と動物に対応の被写体認識機能などの機能追加のほか、使い勝手の向上も図られている。そのため、現時点では最新とは言えないまでも、十分に魅力的な製品で、本体の作りも良い。

 

パナソニックのLUMIX DC-G99Dは、センサーサイズが異なり、EOS R10やZ 50とは少し方向性も異なる。防塵・防滴性能など、ハードウェア面で優れており、連写などよりもタフさが重視されるシーンで重宝する1台だ。

高画質で高いAF性能、パナソニックから静止画のフラッグシップ「LUMIX DC-G9M2」登場

パナソニックは9月13日、LUMIX Gシリーズの静止画フラッグシップモデル「LUMIX DC-G9M2」(以下、DC-G9M2)を発表しました。発売は10月27日予定で、ボディのみと標準ズームレンズキットを用意しています。

 

DC-G9M2はマイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラです。高解像なうえに高速なレスポンスを実現する新開発の「25.2M Live MOSセンサー」を搭載したほか、LUMIX Gシリーズとしては初めて像面位相差AFを搭載するため、高い画質とAF性能を両立させています。また、新世代のヴィーナスエンジンも搭載。高精細で自然な質感描写を実現するほか、5.7K 60p 10bit記録などの高解像な動画も高速に処理できるとしています。

 

加えて、新たに開発した認識AIにより、車やバイク、動物の瞳認識も追加し、リアルタイム認識AFの被写体の認識精度が向上しています。

 

手ブレ補正は、高精度なジャイロセンサーに加えて、撮像センサーと加速度センサーから得られる情報をもとにした最新のアルゴリズムを搭載しています。これにより、従来の「DC-G9」よりも強力な8段の手ブレ補正性能を実現。撮影が難しい暗所や長秒露光などの撮影をサポートするとうたいます。

 

このほか、LEICAモノクロームを含むモノクロ表現、任意でオリジナルの色表現が可能なリアルタイムLUTなどを搭載しています。

 

本体サイズは約幅134.3×奥行き90.1×高さ102.3mm、重さは本体、バッテリー、SDメモリーカード込みで約658gです。

 

新発売の「DJI Osmo Action 4」、海外メディアはどう見た?

DJIは新型アクションカメラ「Osmo Action 4」を国内外にて発表しました。国内価格は「スタンダードコンボ」が5万8300円で、すでにオンラインストアで販売を開始しています。

↑Osmo Action 4(画像提供/DJI)

 

シリーズ4世代目のアクションカメラとなるOsmo Action 4の最大の特徴は、センサーサイズが1/1.3インチへと大型化されたこと。これは前モデル「Osmo Action 3」のセンサーサイズこと1/1.7インチを上回るだけでなく、ライバルのGoProが販売している「GoPro Hero 11 Black」の1/1.9インチよりもかなり大きなサイズです。

 

Osmo Action 4を試用した海外メディアのPocket Lint(PL)によれば、同アクションカメラはGoPro Hero 11 Blackと比較して、暗い場所での撮影性能が明らかに高く、ディテールをより良く捉えることができるようになったとのこと。その一方で、明るい場所の場合、GoPro Hero 11 Blackの鮮明な色づくりのほうが好みだったとも述べています。

 

Osmo Action 4は18mの防水性能(Osmo Action 3は16m)を備え、本体前後にタッチスクリーンを搭載。4K解像度/120fpsでの動画撮影や1080p/240fpsでのスローモーション撮影が可能です。PLによれば、電子手ぶれ補正機能の性能はGoPro Hero 11 Blackと遜色なかったそうですが、水平維持機能に関しては、GoPro Hero 11 Blackのほうが優れていたとのこと。

 

結論として、PLはOsmo Action 4とGoPro Hero 11 Blackは、どちらも市場にある最高のアクションカメラだと述べています。屋内や夜間の撮影が多い場合には、Osmo Action 4の大きなイメージセンサーの撮影能力が役に立ちそうです。

 

Source: DJI via Pocket Lint

ソニー、AIチップ搭載でフルサイズに迫るAPS-Cのミラーレス一眼「α6700」発表

ソニーは、APS-Cサイズのミラーレス一眼カメラ「α6700」を発表。ボディ単体とズームレンズキットを発売します。発売日は7月28日で、市場想定価格はボディ単体で21万8900円(税込)、レンズキットが26万2900円(税込)です。

 

α6700は、フルサイズ一眼カメラ「αシリーズ」や映像制作用カメラ「Cinema Line」の静止画・動画性能を、コンパクトなボディに搭載したモデルです。「α7R V」と同じAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で高精度に被写体を認識。顔が隠れていたり、顔が見えにくい姿勢でも被写体をとらえて追尾します。加えて、従来のα6000シリーズの人物や動物はもちろん、新たに鳥、昆虫、車や列車、飛行機も被写体としてとらえてくれます。

 

 

また、APS-Cサイズで有効約2600万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」と最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載しており、高い描写力を発揮します。さらに、常用ISO感度が静止画・動画ともに100~32000(静止画の拡張感度は50~102400)で、高感度でノイズを抑えた撮影が可能です。これらにより、静止画では人物や植物などの被写体を自然な色合いで撮影できるとしています。

 

動画では、6K相当の解像度を凝縮し、4K映像に出力が可能。4K120Pの動画記録に対応しています。また、Cinema Lineで培った「S-Cinetone」を搭載しており、人の肌を美しく描写して被写体を際立たせた撮影ができます。このほか、カメラが自動的に構図を変更する「オートフレーミング」も搭載しています。

 

本体サイズは約幅122×奥行き75.1×高さ69mm、重さは約493gです。

 

お詫びと訂正:初出時、一部表記に誤りがございましたので、お詫びするとともに訂正いたします。

富士フイルム「チェキ」に大人デザインの「INSTAX SQUARE SQ40」登場

富士フイルムは、INSTAX 「チェキ」の新ラインナップ「INSTAX SQUARE SQ40」(以下、SQ40)を発表。6月29日に発売します。想定価格は1万8700円(税込)です。

 

SQ40は、スクエアフォーマットのアナログインスタントカメラ。富士フイルムによると、大人の女性や男性をターゲットにしているそうです。そのターゲットに合うよう、デザイン性を追求しており、ボディ全体はレザー基調にしたほか、手になじむ質感にもこだわっています。

 

また、撮影シーンに合わせた最適な明るさで撮影できる「オート露光機能」を搭載。加えて、レンズを回して電源を入れた後に、さらに同じ方向にレンズを回すとセルフィーや接写に最適な「セルフィーモード」に切り替えらるなど、撮影を楽しむ機能がそろっています。

 

なお、同日に最上位機種「INSTAX mini Evo」(以下、mini Evo)の新色であるブラウンモデルも登場。6月29日に発売します。想定価格は2万5800円(税込)です。

 

mini Evoは、カードサイズの「ミニフォーマットフィルム」に対応したモデル。撮影したその場でプリントできるうえに、専用アプリでスマホと連携も可能です。アプリでは、スマホで撮影した画像をmini Evoでプリントしたり、mini Evoでプリントした写真にフレームを付けて画像としてスマホに保存できたりします。

自撮り最強コンデジ! 「VLOGCAM ZV-1 II」がソニーから登場

ソニーは超広角ズームレンズを搭載した、新型レンズ一体型デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1 II」を発表しました。

↑ソニーより

 

VLOGCAM ZV-1 IIの特徴は、18mm-50mm(35mm換算)の超広角ズームレンズを搭載したこと。前モデルの「VLOGCAM ZV-1 」の24mm-70mmや、「VLOGCAM ZV-1F」の20mmと比較して、より広い画角での撮影が可能です。これにより、自撮りで自分だけでなく背景まで大きく捉えることができます。

 

 

撮影モード「シネマティックVlog設定」では、横長のシネマスコープアスペクト(2.35:1)での撮影が可能。さらにLook(ルック)やMood(ムード)といった、表現やシーンにあわせた映像表現も選べます。また複数人顔認識も可能で、グループ撮影でも顔がわかりやすいようにぼけ量が自動で調整されます。

 

センサーには有効約2010万画素の1.0型積層型イメージセンサー「Exmor RS」を搭載し、AF/AE追従最高約24コマ/秒で連続撮影や、4K30pでの動画撮影、最大5倍スローモーション撮影、最大60倍のクイックモーション撮影が可能。「商品レビューモード」「背景ぼけ切り替え」も引き続き搭載しています。本体は小型軽量設計(幅約105.5mm×高さ約60.0mm×奥行約46.7mm、重さ約292g)で、インテリジェント3カプセルマイクを搭載しています。

 

LOGCAM ZV-1 IIのカラーはブラックとホワイトの2色で、発売日は6月23日、予約販売は5月30日10時から。価格はオープンとなっています。また、シューティンググリップキットも発売されます。お手軽に高画質な自撮りが撮影できる同カメラは、SNS投稿などに活躍してくれそうです。

 

Source: ソニー

「ゼロから作った」まるでスマホなキヤノンの新Vlogカメラ「PowerShot V10」発売

キヤノンは、スマホライクな縦型デザインのVlogカメラ「PowerShot V10」を6月下旬に発売します。カラーはブラックとシルバーの2色を用意。5月11日より予約を開始し、キヤノンオンラインショップでの実売価格は税込5万9950円です。また、トライポッドグリップが同梱されたキットは税込6万5450円。

↑PowerShot V10。シルバー(左)とブラック(右)の2色展開

 

 

スマホライクに高画質動画を撮影できる

PowerShot V10は、1.0型1310万画素のCMOSセンサーを搭載した動画専用カメラ。スマホで撮影するように片手で撮れる縦型デザインを採用するほか、-30度~30度まで角度調整ができるスタンドを備えており、三脚を用意しなくてもこれ1台で手軽に動画の撮影が可能です。本体には大口径マイクを内蔵しており、クリアな音声で撮影者の声や周囲の音を録音できます。

↑-30度~30度で自由に角度を調整できるスタンドを装備

 

↑三脚を使わず手軽に動画撮影できる

 

独自の映像エンジン「DIGIC X」により高画質な4K/30p、フルHD/60pの動画撮影が可能。レンズはワイドに撮れる焦点距離19mm相当で、撮影者を含めた自撮り撮影も手軽にできます。加えて、歩きながらの撮影でもブレを抑える「手ブレ補正動画」機能も備えています。

↑広角19mm相当でワイドに撮影可能。自撮りもしやすい

 

さらに、キヤノン初搭載となる「美肌動画モード」や14種類のカラーフィルターを備えるなど、スマホで撮影するユーザーを意識した機能も搭載しています。

↑14種類のカラーフィルターでシーンにあった映像に調整可能

 

Wi-Fi/Bluetoothでスマホとの無線接続に対応しており、スマホと連携してリアルタイム配信も可能。自宅のWi-Fi回線に接続してのインターネット接続やクラウドサービスへの自動アップロードが可能なほか、PCとUSB接続してwebカメラとして利用することもできます。

 

本体はW63.4×D34.3×H90mmのコンパクトサイズで、質量はわずか約211gとスマホ並みの軽さを実現。バッテリー内蔵式で、4K/30pで約55分、フルHD/60pで約1時間20分の撮影が可能です。

 

拡大する動画市場をターゲットに、「手軽さ」を強調

キヤノンマーケティングジャパン カメラマーケティング本部カメラマーケティング部の島田正太チーフは、本製品が拡大するVlog(Video Blog)市場をターゲットにしていることを説明。同社の調査によると、日ごろから動画を撮影している人のうち動画をSNSや動画サイトなどに投稿している人は4分の1ほど存在しており、その約半数の人がVlog動画を投稿しているとのこと。年齢では20代後半~30代が中心で、撮影はスマホを使う人が多いそうです。

↑キヤノンマーケティングジャパン カメラマーケティング本部カメラマーケティング部の島田正太チーフ

 

スマホ撮影者の多くは、スマホで手軽に動画撮影できることに満足している一方で、「動画撮影でスマホのバッテリーを消費したくない」「スマホのストレージを圧迫したくない」「画質に満足できない」といった不満を感じており、撮影機材の購入意欲は高いとのこと。

 

そこで同社では製品の開発にあたり、「誰でも扱いやすいスタイルをゼロから作り上げた」と説明し、スマホライクでありながらカメラとしては本格的なスペックで、スマホよりワンランク上の高画質、高音質な撮影を求める層に対してアピールします。

 

また、これまでデジタル一眼カメラなどで本格的な動画を撮影してきたユーザーに対しても、「スタンド装備で三脚不要な手軽さ」や「街中や店内で撮影していても目立ちにくいコンパクトサイズ」「内蔵マイクだけでも高音質な音声で記録可能」といった点を訴求し、買い替え・買い増し需要にアピールします。

 

これまで同社のラインナップではプロ~ハイアマチュアなど本格的な動画撮影をする層に向けた製品が多く、スマホで動画撮影するライト層とは住み分けてきた印象がありましたが、まったく新しいスタイルのVlogカメラを投入することで、拡大する動画市場でより幅広いユーザーにアプローチしていく姿勢を見せました。スマホ主体で撮影するユーザー層の関心をどれだけ集められるか、注目したいところです。

 

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「お~認識が速い!」AI自動追尾が感動レベルで動画撮影がはかどるスマホ用ジンバル「Insta360 Flow」レビュー

360度カメラやアクションカメラでおなじみのInsta360シリーズから、従来のラインナップにはなかった新製品「Insta360 Flow」(以下Flow)が登場しました。Insta360シリーズと言えば手ブレ補正機能に定評がありますが、Flowはその技術をさらにブラッシュアップしたスマホ用の三軸電動ジンバルです。

↑Insta360 Flow。クリエイターキットの実売価格は2万8000円(税込)。Insta360.com公式ストアや家電量販店、オンラインショップで購入できます

 

製品は通常版とクリエイターキットの2タイプで、サミット・ホワイトとストーングレイの2色展開。今回試用したのはクリエイターキットのサミット・ホワイトです。

 

タッチ操作やズームリングも搭載、操作性がよく考えられたコントローラー

ジンバル本体は約369gと軽量で、しかも折りたたみ式なのでコンパクト。ジンバルを装着するための専用スマホホルダーは、マグネット吸着式で装着時の位置合わせも容易です。スマホを装着したらジンバルのアームをクルッと回転させるだけで起動し、専用アプリとも1タップで接続してすぐに撮影ができます。

 

ジンバルやカメラの操作は手元の「スマートホイール」と呼ばれるコントローラーに集中しており、録画開始停止、インアウトカメラの切り替えなどはボタン操作。中央のジョイスティックでパン/チルト移動でき、各種ジンバル動作モードはホイールをスワイプ操作で順逆方向に切り替えできます。

 

またスマートホイール外側のリングを回転させると、カメラのズーミングまで制御できてしまいます。これらの操作が集約されたコントローラー部は、よく考えられたデザインです。

↑コントローラー部になっているスマートホイール

 

ジンバルの動作モードはF(フォロー)、PF(パンフォロー)、FPV(一人称視点)、L(ロック)のほかに、AUTOを用意。意図して撮影したい中級者以上の方であれば高度に各モードを使いこなせると思いますが、単に手ブレを抑えたいだけならAUTOで撮影しても大きな問題はないでしょう。電動ジンバルのハードウェアだけでなく、専用アプリのソフトウェア側でも手ブレを補正しているようなので、初心者でもスムーズな映像を手軽に撮影できます。

 

また持ち手部分を延長して握りやすくできるほか、さらに引き伸ばすとミニ三脚を展開でき、テーブルや地面に固定した撮影もできます。加えて、本体も自撮り棒のように長く伸ばして角度調節もできるので、無理のない体制で安定した撮影ができるでしょう。

↑本体内蔵のミニ三脚

 

↑自撮り棒のように伸びます

 

作例として動画を撮影してみました。最初はAUTOモードやカメラの向きを固定したロックモードで撮影。手ブレをほとんど感じさせないため、映画のような長回し映像もきれいに記録できます。また、オリジナルの映像を撮影後自由に速度を変えられるタイムシフト撮影や、カメラを動かしながら撮るモーションタイムラプス撮影も手軽にできます。

 

 

 

ほかにはない精度のAI自動追尾機能で被写体を逃さない

スマートホイールの裏側に位置するトリガーを1回引くと、画面中央にある被写体を認識して自動追尾をしてくれます。このような追尾機能は他社製品にも搭載されていますが、FlowではAIを用いてより精度の高い追尾を実現しているのが特徴です。

 

被写体が隠れてしまっても再び画角に入ればすぐに追尾を再開してくれますし、被写体の向きが変わってしまっても大丈夫。この追従性は従来品よりもかなり優れています。また自動追尾はスローモーションやズーム撮影時にも有効です。

 

スマホアプリを使えば表現の幅が広がる

スマホの専用アプリを使えばさらに多彩な表現が可能となります。パノラマモードではワンタップで各種パノラマ撮影を自動で実行してくれて、360度パノラマ写真を元に動画を作ってSNSに投稿するのも簡単です。

 

 

 

 

さらに、さまざまなシーンテンプレートの手順に沿って撮影するだけでカッコイイ動画を作れたり、AIがハイライトシーンを選んで自動編集してくれたりする機能まであります。もちろんSNS向けの縦動画にも対応しています。

 

なお、クリエイターキットにはLEDライトも付属。本体のUSBポートに接続すれば暗所や逆光時の自撮りなどで威力を発揮してくれるでしょう。またUSBポートはスマホの充電にも使えるので、長時間の撮影でも安心できます。

↑クリエイターキットに付属するLEDライト

 

いまはスマホの手ブレ補正もかなり優秀ですが、Flowを使えば、子どもやペットを追いかけたり、激しいスポーツを間近で記録したりする際に、水平を維持してくれるので映像が安定します。また暗い場所でもハードウェアでしっかりブレを抑えてくれるという利点もあります。

 

また、単に手ブレ補正性能が優秀なだけでなく、AI技術を用いた追尾機能や自動編集など、高品質な映像を手軽に撮影することもできるFlow。ブログやSNSの動画投稿、Vlog撮影やライブ配信、ダンスやスポーツなどの動きのある被写体を撮影するのに重宝するでしょう。

 

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フルサイズセンサー搭載で、“主役”を引き立てる! ソニーのVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」

ソニーは、Vlog(ブイログ)など動画撮影に特化したVLOGCAMシリーズの最上位機種として、フルサイズイメージセンサー搭載のレンズ交換式Vlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」を4月21日に発売。現在、予約販売受付中です。

 

同製品は、幅約121.0mm×高さ約71.9mm×奥行約54.3mm、重さ約483gの、小型で軽量のボディが特徴。メニューと動画再生画面を音声で読み上げて操作をアシストする「音声読み上げ機能」に対応しています。

 

35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせることで、静止画・動画の両面で、フルサイズならではの主役を引き立てる映像表現が可能。常用ISO感度は低感度側80~102400(静止画、動画共通。静止画拡張時40 – 409600、動画拡張時80 – 409600)で、暗い場所でもノイズを抑えた撮影ができます。

 

同社の映像制作用デジタルシネマカメラ「VENICE」の開発を通じて培った画作りS-Cinetone(エスシネトーン)を搭載。15+ストップのワイドラチチュードによる豊かな階調性能や、4K60pに対応するほか、アップグレードにより4K120p撮影も可能です。

 

最新のAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」で、高精度に被写体を認識。認識できる被写体として[人物][動物][鳥][昆虫][車/列車][飛行機]などに対応します。

 

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類。市場推定価格は、ボディが33万円前後、レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)が36万円前後です。

「つい触りたく」広瀬すず、新チェキ“INSTAX mini 12”で好きなもの撮影 キンプリ永瀬廉とのドラマ秘話明かす

富士フイルムはINSTAX“チェキ”の新製品「INSTAX mini 12」を発表。3月16日に発売します。合わせて製品発表会を開催し、俳優の広瀬すずさんと、4人組バンドの緑黄色社会が登壇しました。

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↑広瀬すずさん

 

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1998年の発売以来、“チェキ”の愛称で⾧く親しまれているINSTAX は、撮ったその場でプリントできるインスタントカメラです。INSTAX mini 12は「INSTAX mini 11」(2020 年 5 月発売)を進化させたモデルで、前モデルでも好評だったというオート露光機能に加え、接写やセルフィーに適した「クローズアップモード」を搭載。ファインダーから見える視野とプリントに写る範囲のズレを防止する機能をエントリーモデルとして初めて搭載し、さらにセルフィーでは、レンズの横にある「セルフィーミラー」を使用することで、プリントイメージを確認しながら撮影することができます。

 

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↑カラーは5色。左からクレイホワイト、パステルブルー、ブロッサムピンク、ミントグリーン、ライラックパープル。価格はオープン価格

 

INSTAXシリーズのCMに出演している広瀬さんは「マットな質感で、つい触りたくなります」と、ブロッサムピンクのINSTAX mini 12を手にして登壇。花好きな広瀬さんのためにフラワーマーケットが登場すると、オリジナルブーケ作りに挑戦します。

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↑「一気に春の気分になりました。いい香りがします」とピース

 

「センスが問われますね」と真剣な表情をみせるも、大きな白い花を選び「1本で終わっちゃいそう」と戸惑ったり、「全部引っこ抜いちゃった」と複数本まとめて抜いてしまったりと悪戦苦闘。「シンプルですが、ときに刺激的な色を取り入れて生きていけたら」と人生と重ね合わせつつ完成したブーケとともに、クローズアップモード撮影を楽しみました。

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↑選んだ花を引き抜くと「な、長い…」

 

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↑完成したプリントに笑顔

 

次にプリントをスマホでフレームごとスキャンし、デジタルデータ化するアプリ「INSTAX UP!」を紹介。すでに“私の好きなものコレクション”としてプリントをスキャンしていた広瀬さんは、お手玉の写真を取り上げ「ドラマでお手玉のシーンがあることに前日気づいて、1日で練習しました。現場でハマって、空き時間にみんなでやっていましたね」と1月期のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)での、永瀬廉さんとのシーンの撮影秘話を告白。

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↑広瀬さんの好きなものコレクションの1つはお手玉

 

さらにINSTAX mini 12のキャッチコピー“たのしいがみるみるふくらむ”にちなみ、最近あった楽しかったことについても「そのドラマの現場は、お芝居していてすごい楽しかった。いろんな感情に出会えました。撮影後も今も余韻に浸るほどで、いい時間といい経験と、いい出会いがたくさんありました」と同ドラマへの思いを熱弁しました。

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↑プリントを箱に詰め込んだようなイメージで表示し、スマホを振るとシャッフルされたかのようにレイアウトが変わる「ボックスビュー」モード

 

後半には広瀬さんと横浜流星さんが出演するCM「INSTAX SQUARE Link 篇」の楽曲「Don!!」を歌う緑黄色社会が、ライブパフォーマンスを披露。広瀬さんは「CM撮影の時に現場でかかっていたので、今聞いて、本物だっ! って」と生演奏に大興奮し、「流星くんとは、大丈夫かなと思うくらいワチャワチャしていました。音楽があったからこそテンションがあがって、すてきなCMが完成しました」と楽曲の影響力の大きさを振り返りました。

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↑同じ舞台上で楽曲を聞いていた広瀬さん「この席やばいですよ。この景色をチェキで共有したい」

 

恥ずかしさゆえ自撮りをすることがまったくないという広瀬さんですが、最後にINSTAX mini 12について「やっぱり近いものや自撮りがきれいに撮れると思うと、撮りたくなりますね。みんなを撮りに現場に持っていこうと思います」と持ち運ぶ意志を報告。

 

しかし一方で「人見知りなので、『写真撮りましょう』は言えないです。言われるまで“待ち”です。言ってほしいな。チェキを隠し持って、いざというときに出したいと思います」と、はにかんでいました。

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↑念願の初対面で記念ショット

 

INSTAX 公式サイト:https://instax.jp/

カメラ初心者でも手軽に使える! キヤノン「EOS R50」と小型・軽量な望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」が3月下旬発売

キヤノンは、APS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50」と、小型・軽量のAPS-Cサイズカメラ用望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」を、3月下旬に発売します。実売価格(税込)は、EOS R50(ボディー)が11万1100円、RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMが6万500円。

↑EOS R50(ブラック/ホワイト)

 

↑RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM

 

EOS R50は、EOS Rシリーズ最小・最軽量となる小型・軽量ボディーに「EOS Rシステム」の撮影性能や通信機能を凝縮したミラーレスカメラ。

 

カメラ初心者でもシーンに適した撮影が簡単にできる全自動モード「シーンインテリジェントオート」の機能がさらに充実。撮影が難しい逆光や夜景などのシーンでも、カメラまかせで豊かな写真表現ができる「アドバンスA+」や、1回の撮影で明るさや色合いの異なる3枚の画像を自動で記録し、画づくりの違いを楽しめる「クリエイティブブラケット」を新たに搭載しています。2022年7月発売の上位機種「EOS R10」のAF被写体検出技術を継承し、人物、動物(犬・猫・鳥)、乗り物(モータースポーツでのクルマやバイク)の被写体検出に対応。電子シャッターによる撮影時は、AF/AE 追従で最高約15コマ/秒、電子先幕による撮影時は、AF/AE 追従で最高約12コマ/秒の高速連写が可能です。

 

クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影が可能。商品の魅力などを紹介するレビュー動画を快適に撮影可能な「レビュー用動画」や、手持ち撮影時の手ブレを補正して、より自然なVlog撮影などができる「手ブレ補正動画」などの動画撮影機能を搭載しています。

 

RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMは、全長約92.9mm、質量約270gの小型・軽量で、幅広い望遠域をカバー。レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの協調制御により7.0段の手ブレ補正効果を備えています。最大撮影倍率0.28倍の近接撮影や、リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)の搭載による自然でなめらかな動画AFなど、様々なシーンで快適な撮影が可能です。

小型・軽量ボディーながら、上位機種の高い基本性能を継承! キヤノン「EOS R8」……コンパクトで携帯性に優れた標準ズームレンズも

キヤノンは、小型・軽量のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R8」とコンパクトな標準ズームレンズ「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」を、4月下旬に発売します。実売価格はEOS R8(ボディー)が26万4000円、RF24-50mm F4.5-6.3 IS STMが5万380円です。

↑EOS R8

 

↑RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM

 

EOS R8は、2022年12月発売の上位機種「EOS R6 Mark II」の基本性能を継承しながら、小型・軽量化したフルサイズミラーレスカメラ。

 

有効画素数最大約2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」による高画質で、大きなボケ味や広いダイナミックレンジなど、豊かな表現が可能です。また、常用で最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度撮影により、夜間や室内の暗いシーンでも、自由度の高い表現ができます。大きさは約W132.5×H86.1×D70.0mm、質量はEOS Rシリーズのフルサイズミラーレスカメラで最軽量となる約461gです。

 

幅広い撮影領域をカバーする高速・高精度なAFや優れた被写体検出のほか、AF/AE 追従で最高約40コマ/秒の高速連写(電子シャッター撮影時)など、EOS R6 Mark II基本性能を継承。クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K/60P動画撮影や、フルHD/180Pハイフレームレート動画撮影、動画撮影ボタンを押す5秒前または3秒前から動画を記録できる「プレ記録」機能なども搭載しています。

 

RF24-50mm F4.5-6.3 IS STMは、全長約58mm、質量約210gのコンパクトサイズが特徴。レンズ内光学式手ブレ補正機構により4.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの協調制御により7.0段の手ブレ補正効果を備えています。リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)の搭載による、自然でなめらかな動画AFなど、様々なシーンで動画撮影が可能です。

iPhone 14の夜景撮影術…AE/AFロックやポートレートモードの使いこなし方

2022年9月に発売されたiPhoneの新モデル「iPhone 14」。気になるカメラの性能と撮影術については、「iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方」でも取り上げましたが、今回はさらに踏み込んで、きれいに夜景を撮影する方法について紹介します。

 

【関連記事】 iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方

 

iPhone 14のカメラ性能をおさらい

夜景撮影術を知る前に、iPhone 14のカメラ性能についておさらいしておきましょう。メインカメラの画素数はiPhone 13シリーズと同等の1200万画素ですが、F値(絞りの大きさによるカメラに取り込まれる光量を数値化したもの)がF1.6からF1.5に向上して、より明るく鮮やかに撮影することが可能になりました。また、独自機能「ポートレートモード」も進化し、従来の被写体の背景ボカシに加えて、iOS 16では被写体の前ボケ撮影も可能になったのです。

 

新たに搭載された機能は、「Photonic Engine(フォトニックエンジン)」。カメラ機能を高画質にする「Deep Fusion(ディープフュージョン)」を画像処理の早い段階で適用することで、暗い場面でもより美しい画像が得られるという技術で、最大2倍の性能向上が見込めるとか。さらに、強力な手ぶれ補正機能「アクションモード」により、動きながらの撮影でもジンバル(3軸電動で手ぶれを防止するデバイス)を用いているかのような、スムーズな映像も撮影できるようになりました。

 

iPhone 14のカメラを使って夜景を撮影してみよう

早速、夜景撮影のコツを共有していきましょう。夜景を撮影すると、上手くピントが合わなかったり、うす暗く写ってしまったり……とがっかりしたこともあるのでは? iPhone 14のカメラの性能を活用すれば、それも克服できるはず。夜景撮影のコツとして、以下のポイントをおさえておきましょう。

 

1.「ナイトモード」でより鮮明な画像を撮影する

iPhone 11シリーズから実装されている「ナイトモード」とは、暗闇でもきれいに写真が撮影できるモードのこと。iPhone本体が自動的に暗闇を判断しモードを切り替えるので、ユーザーがとくに設定をする必要はありません。

 

ちなみにiPhone 14では、前述のPhotonic Engineが搭載されたことにより、従来のシリーズよりも切り替わるタイミングが遅くなったように感じられると思いますが、これは通常モードであってもより暗所での撮影が可能になったため。

 

つまりカメラ任せでもじゅうぶんきれいな夜景は撮れるわけですが、もっと自分好みの鮮明さで撮影したい! と思うなら、手動でナイトモードに設定し、任意でシャッタースピード(カメラのシャッターを開けている時間=露光時間)を選ぶことも可能。基本的に、露光時間が長いほうが、被写体を明るく鮮明に写しとれます。

 

↑ナイトモード時は、画面左上に黄色いアイコンが表示されます。数字は露光時間で、場所の暗さに応じて変化。下部のメーターを左右させることで任意でシャッタースピードを選ぶこともできます。

 

【「ナイトモード」のマニュアル設定】
(1) カメラアプリを開いた状態で、画面左上の「ナイトモード」アイコンをタップ。
(2) アイコンがグレーから黄色になったことを確認。
(3) 黄色になったアイコンを再びタップ。露出時間を調整して完了。

 

ただし、シャッタースピードが遅くなり露光時間が長くなるほど、写真はブレやすくなります。任意で選べるとはいえ、iPhoneは周囲の明るさに応じた適正な範囲内で、露光時間の最大値を調整してくれるので、失敗はしにくいといえるでしょう。

 

2.「AE/AFロック」でピントと明るさを自分好みに

続いて、明るさやピントも、自分好みに調整してみましょう。その際に活用したいのが、「AE/AFロック」機能です。

 

AEとは、Automatic Exposureの略で露出(明るさ)を自動調整する機能。またAFはAuto Forcusの略で、自動でピントを合わせてくれる機能のこと。つまりこれらをロックし自動調整を行わないことで、いつもと違った写真が撮れるわけです。

 

まずはiPhone 14で、フルオートでイルミネーションを撮影してみましょう。iPhone 14では明るいイルミネーションが白飛びすることも、暗い周囲が黒つぶれすることもなく、美しい夜景写真が撮れます。

 

↑オートで撮影。

 

ではちょっと人とは違った写真を撮るには? ここで「AE/AFロック」機能を使い、自動調整を無効にしてみます。

 

↑「AE/AFロック」を使った写真。

 

「AE/AFロック」によってピントと明るさをマニュアルモードにしてから、明るさだけを変えてみます。例えばあえて全体的に暗くし、イルミネーションだけが浮かび上がらせる、なんてことも。

 

【AE/AFロックの操作方法】
(1) 撮影画面の中で、露出とピントを合わせたいところを長押しする。
(2) 「AE・AFロック」の文字が表示されたらロック完了。

 

↑AE/AFロックを設定した画面。

 

明るさは、タップした場所の明度が基準となって調整されますが、タップした部分を示す黄色い枠の横にある太陽マークを上下にスライドさせることで、好みの明るさに調整し固定することが可能です。

 

↑太陽マークを上にスライドすれば明るく、下にスライドすれば暗く調整できます。

 

3.「前ボケ・後ろボケ」でメインの被写体を際立たせる

焦点を絞って周囲をボカすことで被写体を際立たせると、ぐっとセンス良く写ります。iPhone 14と同時に発表された最新OS、iOS 16の「ポートレートモード」では、前方にピントを合わせ後ろをボカすだけでなく、逆の前ボケ撮影も可能になりました。前後を自在にボカせるようになったことで、必要な被写体だけがより際立つ一枚をさまざまに撮影できるようになったというわけです。

 

イルミネーションなどの夜景をポートレートモードで撮影すると、光が丸くボヤけている “玉ボケ” 効果を狙うことができます。まずは、後ろボケから見てみましょう。

 

前方の被写体が際立ち、背景のイルミネーションがきれいに玉ボケしています。

↑前方にピント。

 

後方にピント。

 

ポートレートモードでは、主要な被写体にだけフォーカスがあたっているおかげで、前後にモノがあってもすっきりまとまった印象の画像を撮影することができます。ちなみにこの際にも効果的なのが、さきほどの「AE/AFロック」。ロックしてしまえば、カメラを動かし好きなアングルを探していても、ピントが外れてしまうことがありません。

 

【応用編】水面のリフレクションを狙う

最後に、iPhone 14の機能や性能に頼らないおまけの撮影術。ほかにも新鮮な夜景写真を撮ってみたいという場合は、「リフレクション」を狙ってみてはいかがでしょうか?

 

雨上がりで濡れた地面には、イルミネーションなどの光が映り込んでいます。この映り込みがあると、より幻想的な画像を撮影可能。雨上がり以外にも、池や湖など水面であればリフレクション写真を撮ることができます。

 

同じ場所でもがらりと雰囲気が変わる夜景。コツをしっかり押さえることで、スマホでは難しいと思われている夜景もきれいに撮影することができるはずです。お出かけの帰り道や夜の散歩の時には、綺麗な「夜景」をぜひ撮影してみてはいかがでしょうか。

 

 


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

LUMIX初の像面位相差AF採用! 動く被写体にもしっかり追随するフルサイズ一眼「DC-S5M2/S5M2X」

パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX「DC-S5M2」を2023年2月16日に、「DC-S5M2X」を2023年6月中旬に発売します。M2とM2Xの主な違いは「本体デザイン」「動画性能」「ライブストリーミング対応の有無」で、M2Xの方がより動画撮影性能が高いプロ向けモデルという位置付け。

↑LUMIX DC-S5M2(左)とDC-S5M2X(右)

 

実売予想価格は、DC-S5M2(ボディ)が税込24万8000円前後、標準ズームレンズ同梱のKキットは税込28万1000円前後、標準ズーム+単焦点レンズ同梱のWキットが税込30万前後。DC-S5M2X(ボディ)は税込27万4000円前後、Kキットが税込30万6000円前後、Wキットが税込33万4000円前後。

↑ハイアマチュア~クリエイター向けのDC-S5M2

 

↑より動画撮影性能を高めたDC-S5M2X

 

また、新機種の発売に合わせてレンズラインナップに広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」が追加されます。こちらは3月中旬発売で、価格は税込10万7800円。

↑広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」

 

初の像面位相差AFで追随性が大幅にアップ

DC-S5M2/S5M2Xは、新24.2MPのフルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼カメラ。LUMIXシリーズ初となる「像面位相差AF」を採用しており、イメージセンサーの撮像領域のほぼ全域をカバーする779点の測距点を配置し、動体への追随性能が大幅に向上していることが特徴です。

↑初の像面位相差AFを採用

 

この像面位相差AFと認識AFにより、被写体がこちらに向かってくるシーンや複数の被写体があるシーン、夕暮れなどの逆光のシーンなど、6つのシーンでAF性能が向上しているとのこと。

↑像面位相差AFにより6つのシーンでAF性能が向上

 

また、ライカと共同開発した「新ヴィーナスエンジン」の搭載により、ノイズが少なく圧倒的な色再現性と繊細な階調表現が可能になったほか、静止画も動画もより快適に撮影できるように進化しています。さらに、手ブレ補正テクノロジー「アクティブ I.S.」が水平・垂直・回転方向の手ブレ補正割合を最適化し、歩き撮りや望遠撮影時でもブレのない撮影が行えます。

↑手ブレ補正も進化。アクティブ I.S.により補正効果が向上しています

 

 

発表会では動くモデルを撮影できる試写会が実施されましたが、AFの追従性はかなり高く、モデルが前後に動いてもピタリとピントが合ったままスムーズに追従してくれました。また、手ブレ補正のデモでは、スケートボードに乗って激しく動く被写体を自転車で追いかける映像が流されましたが、かなりアクティブな動きでも手ブレがほとんどなく、まるでスタビライザーを装着しているようななめらかさ。静止画も動画の撮影も、かなりアクティブなシーンに対応できそうです。

 

本体には高精細368万ドットのOLEDファインダーと184万ドットフリーアングルモニターを搭載。天面にWB/ISO/露出ボタンを備えるほか、ジョイスティックが従来の4方向から8方向に動くように進化しており、直感的な操作を可能にしています。

 

ハイスペックモデルのDC-S5M2Xではそれらの基本性能に加え、高画質で動画編集にも適したProRes動画記録や高い圧縮率で記録できるAll-Intra動画記録などのハイグレードな動画撮影が可能。さらに、カメラから有線/無線で直接動画のライブ配信が行えたり、USBテザリングも可能など動画配信者向けの機能も搭載。本体デザインもロゴなどが目立たないオールブラック仕様となっています。

↑赤色の部分がDC-S5M2Xだけの機能。主に動画撮影機能が強化されています

 

1本でいろいろ撮れる広角ズームレンズが追加

広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」は、14mmの超広角から28mmの標準画角まで対応するズームレンズ。これ1本で風景撮影からスナップまで手軽に楽しめます。また、全域0.15mまで寄れるほか、T端(28mm)ではマクロ撮影(ハーフマクロ)も可能。静止画・動画を問わずクリエイターに最適な仕様となっています。

↑広角ズーム「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」

 

合わせてSシリーズのレンズロードマップも発表され、今回の広角ズームのほか、今後新たにマクロと高倍率ズームレンズも登場予定であることが明かされました。

 

動画撮影に強く、動画配信者や映像クリエイターなどにも人気が高いLUMIXのSシリーズだけに、動画撮影性能を大幅に強化してきたのは納得。また新採用の像面位相差AFの効果も高く、動く被写体への追従性が優れているため、動きまわる小さな子どもやペットの撮影、スポーツシーンの撮影などにも最適ですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

Razerのゲーミングマウスが発売以降最安値!【Amazonブラックフライデー2022情報】カメラ・他PCアクセサリ編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、カメラやPCアクセサリの注目アイテム6点を紹介します。

 

まず、大人気の定番モデル「ロジクール トラックボール ワイヤレスマウス M575S ブラック」がセール特価となっています。

 

USBポート5個付きで、場所を取らない多機能電源タップ「エレコム 電源タップ タワー型 延長コード 12個口」も、ブラックフライデー特価です。

 

溢れる臨場感と高い没入感で人気のハンドルコントローラー「ロジクールG ハンドルコントローラー G923d ブラック」もセールの対象です。

 

鮮やかなRGBライティングが特徴で、セットアップも簡単なコンデンサーマイク「HyperX QuadCast S スタンドアロンマイク ブラック」も、ブラックフライデーセールでお得に。

 

そして「Razer Basilisk Ultimate ゲーミングマウス 充電スタンド付」が、発売以降最安値の特別価格です。

 

フルサイズセンサーを小型・軽量ボディに凝縮し、高画質と機動性を両立した「ソニー ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2」も、セール価格です。

iPhoneでもっときれいに撮影するには? 写真のプロが解説するiPhone 14シリーズの撮影術とマクロや望遠、Apple Pro RAWの使い方

2022年9月にiPhoneの新モデル「iPhone 14」が発売されました。ラインナップは、iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの4モデル。さまざまな機能が追加されたりアップデートされたりしたなかで、気になるカメラの性能もさらにアップしました。

 

そこで、iPhone 14シリーズのカメラがこれまでと比べてどのように進化したのか、またどのような写真を撮ることができるのか、フォトグラファーの山崎理佳さんに教えていただきました。さらに山崎さんが考える、日常の暮らしのなかで素敵な写真を撮る方法についてもうかがいました。

 

iPhone 14シリーズのカメラは、どこが進化した?

iPhoneの新機種が発表されるたびに話題になるカメラ機能。今回発売されたiPhone 14シリーズのカメラはどのような特徴をもつのか、プロの視点から教えていただきました。

 

1.暗所の写真がより美しく表現できるようになった

「今回発売されたiPhone14シリーズのカメラで進化したところの一つは、暗い場所での撮影です。メインカメラのセンサーが進化し、より多くの光を取り込めるようになったことで、暗い場所でもノイズ(画像の荒れ)が少ないきれいな写真が撮れるようになりました」(フォトグラファー・山崎理佳さん、以下同)

↑「左側はiPhone 11 Pro、右側は14 Proのナイトモードで自宅のベランダから撮影した夜空。14 Proのほうが全体的に明るく写り、ノイズも少ないのがわかります。手持ちでもオリオン座をはっきりと写すことができました」

 

2.「Apple Pro RAW」の性能がアップし、4800万画素の撮影も可能に

さらに山崎さんが驚いたというのが、Proシリーズに搭載されている「Apple Pro RAW」の機能。iOS 14.3以降を搭載したiPhone 12 Pro以降のProシリーズで使えるApple Pro RAWですが、iPhone 14 Proではさらにパワーアップしました。

 

「『Apple Pro RAW』は、日頃から写真を編集する人にとって、かなり便利な機能です。そもそもスマートフォンで普通に撮った写真は、iPhoneによってすでに明るさや色が調整された状態です。後から編集することもできますが、例えるなら、完成した料理の上からさらにソースをかけているような感じ。これでは、もともとの素材の味がわかりにくくなってしまいます。

それに対して、明るさや色が調整されていない生のデータがRAWデータ。Proシリーズに搭載されているApple Pro RAWで撮影した写真は、『Photoshop』や『Lightroom』などのアプリ上で、自分の好きなように明るさや色を編集することができます。こちらは、素材から自由に料理をつくることができる、というイメージです。編集しても画像の劣化が少なく、よりきれいな画像に仕上げることができます。

さらに、iPhone 14 Proから、Apple Pro RAWの写真を 1200万画素だけでなく4800万画素でも撮影できるようになったのはうれしいですね。スマホで撮影したとは思えない解像度の高い画像で、一眼レフカメラのRAWデータと同じような感覚で編集することができます」

↑Apple Pro RAW で撮影した写真の元データ。
↑PhotoshopやLightroomなどの編集ソフトを使って、色味を華やかにしたりモノクロにしたり、画像を劣化させずに自分の好きなように編集できます。

 

【対応機種】
iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「フォーマット」→「Apple Pro RAW」をON
「Pro RAW 解像度」→「12 MP」「48 MP」のどちらかを選択できます。
※メインカメラで1倍の撮影時のみ、4800万画素で保存できます。
※ポートレートモードではApple Pro RAWは使用できません。

 

3.4K動画も撮影可能に!

さらにiPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxでは、ムービーの機能も進化。シネマティックモードが4Kで撮影できるようになったり、手ぶれが補正されたなめらかな映像が撮れるアクションモードが追加されたりと、より本格的なクオリティの動画が撮れるようになりました。

 

【関連記事】iPhone8以降iPhone14まで対応の「iOS16」で見逃しがちな便利機能

 

これだけはおさえておきたい!
iPhoneで撮影するときの3つのポイント

最新のiPhone 14を使って撮影する前に、まずはiPhoneカメラの基本的な撮影方法をチェック。「これだけはおさえておきたい!」という3つのポイントを、山崎さんに教えていただきました。

 

1.「グリッド線」を表示させて、水平垂直と4つの交点を意識する

「iPhoneカメラでぜひ使ってほしいのが、『グリッド線』と呼ばれる格子状のガイド線を表示させる機能です。床やテーブル、柱などの本来水平垂直なものが曲がっていると、不安定な印象に。グリッド機能を使うことで水平垂直を簡単に取ることができます。また、線が交わる4つの交点の対角線上に被写体を置くと写真の構図が決めやすく、複数の被写体の配置で悩んだときに便利です」

↑4つの交点の対角線上に被写体を置くと、自然とバランスが取れます。「同じような構図でケーキとコーヒーの配置などにも使えますよ」

 

【設定方法】
設定アプリ→「カメラ」→「グリッド」をON

 

2.見せたいものやシーンによって「光」を使い分ける

写真を撮るときには「光」の使い方も大きなポイント。下の2枚の写真を比べると、光が入る位置によって写真の印象が全く異なることがわかります。

「左側は、被写体の斜め後ろから光が入る『斜逆光』で撮影したもの。陰影ができるので、被写体を立体的に見せることができます。ポートレートを撮るときにもおすすめの光です。

一方で右側は、被写体に対して光が正面から入る『順光』で撮影したもの。被写体に直接光が当たることで、色や形をはっきりと写すことができます。商品の撮影など、色味を正確に伝えたいときは順光がおすすめです」

↑薄い葉っぱは光を通すので、逆光で撮ると葉脈が浮き出てきます。

 

「こちらの葉っぱの写真は、被写体の背後から光が入る『逆光』で撮影したもの。ガラスなどの透けるものを撮るときや、被写体をシルエットで撮りたいときに逆光で撮ると、雰囲気のあるおしゃれな写真になります。iPhoneカメラには、ちょうどいい明るさに自動で調整してくれるHDR(ハイダイナミックレンジ)機能があるので、逆光での撮影は一眼レフよりも得意かもしれません。被写体やシーンによって、光を使い分けてみてください!」

 

3.撮影する場所によって、明るさを調整する

3つ目のポイントは、写真の明るさを調整すること。明るさを調整しないと、下の2枚の写真のように、背景によって被写体が明るくなりすぎたり、逆に暗くなりすぎたりすることがあります。

「上の写真は、同じ多肉植物を黒い背景と白い背景で撮影したもの。特別な設定はしていませんが、黒い背景は多肉植物が明るく、白い背景は暗く写っています。明るさが変わってしまうのは、カメラが『暗い場所だ』と認識すると写真全体を明るく、逆に『明るい場所だ』と認識すると写真全体を暗く調整してしまうためです」

 

↑被写体を長めにタップして太陽マークを表示させ、上下に動かして明るさを調整します。

 

「黒っぽい背景や暗い場所では暗く、白っぽい背景や明るい場所では明るくしていきます。肉眼で見えるのと同じくらいの明るさになるよう調整していくのがポイントです」

「上の2枚は、左は暗く、右は明るく調整して撮影したもの。何もせずに撮った写真と比べると、多肉植物の明るさも色も自然になり、きれいに写すことができました」

 

【関連記事】 マクロ撮影、フォトグラフスタイル…プロが新機能を解説!「iPhone 13」シリーズ撮影術

 

iPhoneで撮影する際に知っておきたい基本的機能を押さえたところで、次のページではiPhone 14シリーズでの撮影のコツを、撮り下ろしの作例とともに解説していただきましょう。

iPhone 14 Proを使って撮影してみよう!

おさえておきたい3つのポイントをチェックした後は、いよいよiPhone 14 Proを使って撮影術をレクチャーしていただきます。iPhone 14シリーズで使える機能の紹介に加え、それぞれの機能に適した撮影シーンや撮影方法についても解説していただきました。

 

遠くのものを撮るとき以外も大活躍!
望遠カメラ

遠くのものを切り取るときはもちろん、ものの形を歪みなく切り取るときにも便利な望遠機能。山崎さんがもっともよく使う機能だそうです。13Proでは0.5倍、1倍、3倍と3つの数字しか表示されなかったズームの数値が、14Proと14Pro Maxでは0.5倍、1倍、2倍、3倍と4つ画面表示されるようになりました。

 

【対応機種】
iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【撮影方法】

↑通常のカメラで画面下に表示される「2」または「3」をタップ。

 

【こんなときにおすすめ!】
・遠くにある建物や景色を撮影したいとき
・カフェやレストランで料理を撮影したいとき

 

「望遠機能が活躍するシーンの一つが、カフェやレストランで料理を撮るときです。望遠にせず1倍で撮影する人が多いと思いますが、近くにあるものをそのままの大きさで写そうとすると、角度がついて食器などが歪んで見えてしまうことも。そういうときは、被写体と少し距離を置き、望遠で撮ると上手く撮ることができます」

↑上は1倍で撮影、下は2倍で撮影したもの。

 

「上の2枚の写真を比べると、写真の中の被写体の大きさはほぼ変わりませんが、2倍で撮ったほうがポットやカップなどの歪みが少なく、きれいに見えますよね。ただ、望遠にしすぎると画質が粗くなるので注意。iPhone 14 Proは、2倍くらいなら1倍とあまり変わらないくらいきれいに撮影できます」

 

肉眼で見えないところまで鮮明に映し出す
マクロモード

マクロモードは、被写体に寄って、細部を鮮明に見せたいときにおすすめの機能。14Pro、14Pro Maxのマクロモードは、被写体との距離が2センチくらいであっても、ぼやけることなくピントを合わせることができます。

 

【対象機種】
iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【撮影方法】
通常のカメラで被写体に近づくと自動的にマクロモードに切り替わります。
※設定アプリから「カメラ」→「マクロ撮影コントロール」をオンにすると、マクロモードへ切り替わったときに画面左下にチューリップマークが表示されるように。手動でオン/オフを切り替えることも可能になります。

 

【こんなときにおすすめ!】
・植物や昆虫を撮影したいとき
・アクセサリーなどの小物を撮影したいとき

「被写体にかなり寄って撮れるので、上の写真のように、花びらについた水滴もはっきりと写すことができます。花の中心や葉脈など植物の一部分だけを撮ったり、アクセサリーや小物を撮影したりするときなどにもぴったり。ハンドメイド作品などを販売している人は、商品撮影にも良いと思います。肉眼では見えないところまで写すことができるので、アイデア次第で面白い写真が撮れそうです!」

 

“ぼかし”を使いこなす!
ポートレートモード

ポートレートモードは、背景がごちゃごちゃしている場面で威力を発揮します。また、iPhone 14シリーズ(iOS16)からは、背景だけでなく前景もぼかせるようになり、より幅広い使い方ができるようになりました。

 

【対応機種】
iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【こんなときにおすすめ!】
・人混みなど背景がごちゃごちゃした場所で撮りたいとき
・雰囲気のある前ぼけの写真が撮りたいとき

 

「ポートレートモードは自動的に背景をぼかしてくれますが、ぼかしはあとから調整することも可能です。そのため、人物や料理などを撮るときに『背景がうるさいな』と感じたら、とりあえずポートレートモードで撮影しておくといいと思います」

↑撮影した画像を開き、編集→左上の「f」をタップすれば、ぼかしの調整が可能。F値が0に近いほどぼかしは強くなります。

 

背景をあまり目立たせたくないときは、F2~2.8くらいがおすすめ。F値を0に近づけすぎると被写体が浮いたように見えたりして不自然になってしまいます。また、背景との境界線がわかりにくいガラスや植物の茎などは、ぼかしが強すぎると消えたように見えることもあるので注意!」

↑左がF2.8、右がF16で撮影したもの。

 

「上の2枚はF2.8とF16で、ぼかし具合を変えた写真。好みもありますが、今回はピンクの花を目立たせたいので、F2.8くらいがベストかなと思います。撮影した場所が素敵で背景も見せたいときは、ぼかしを控えめにするといいですよ!」

 

続いて、前景をぼかした写真も撮影してみました。

↑手前にぼかしたいものを置いて被写体をタップすると、自動で前景をぼかしてくれます。

 

前景をぼかすと写真に奥行きが出て華やかさもプラスされます。ただ、前景のぼかしは撮影後に調整することができないので注意。また、黒っぽいものや光を通さないものを手前に置くとただ黒い影になってしまうので、グリーンや透ける素材のものを入れるのがおすすめです」

 

空間を広く見せられる!
超広角カメラ

大きな被写体を画面におさめたり、狭い空間を広く見せたりするときに便利なのが超広角カメラです。iPhone14シリーズではカメラのセンサーがより大きくなり、取り込む光の量が増加。これにより、広い範囲もより明るく撮ることができるようになりました。

 

【対応機種】
iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【撮影方法】
通常のカメラで、画面下の「0.5」をタップして撮影

 

【こんなときにおすすめ!】
・建物など大きなものを画面におさめたいとき
・室内など狭い空間を広く見せたいとき
・空や草原などを壮大な雰囲気に見せたいとき

 

「超広角カメラは、後ろに下がって撮影できないときにも重宝します。ただ、1倍で撮るよりも被写体が小さくなってしまうので、風景を撮るときには手前に木々や花などを入れて奥行きを出したり、被写体に近づいたりして撮るようにしましょう」

↑左が1倍で撮影、右が超広角(0.5倍)で撮影したもの。

 

「上の2枚の写真は、木の根元から上に向かって同じ位置で撮影したもの。超広角カメラで撮影すると、幹全体を写すことができて、木々が覆いかぶさるような迫力を感じられる写真に! 竹林などを撮っても素敵だと思います」

 

より明るく撮れるようになった!
ナイトモード

暗い場所での撮影で活躍するナイトモード。iPhone14のナイトモードは露出が最大で2倍速くなり、より明るくシャープな写真が撮れるようになりました。

 

【対応機種】
iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max

 

【撮影方法】
暗い場所でカメラを起動すると、自動的にナイトモードに切り替わります。

 

【こんなときにおすすめ!】
・月や星を撮りたいとき
・街中の夜景を撮りたいとき

「上の写真はナイトモードで撮影した月です。手持ちでの撮影で、地球照まではっきり写すことができました。月を撮るときは、日没前後や少し光のある街中で撮るのがおすすめ。周囲が暗く、月だけが明るい状態で撮ると、月が白飛びしてしまうためです。月の撮影には少しコツがいりますが、街中の夜景は特別な調整をしなくても肉眼で見たままの景色を撮ることができますよ」

 

最後に、次のページでは番外編として、iPhoneの編集機能「トリミング」を使いこなす方法を教えていただきます。

【番外編】
iPhoneの編集機能「トリミング」を使いこなす!

いい感じに撮れたと思った写真も、よく見ると微妙に傾いていたり、端に余計なものが写っていたりしたことはありませんか? そんなときに便利なのが、iPhoneのカメラアプリにあるトリミング機能です。上手にトリミングするコツを山崎さんにうかがいました。

「トリミング機能を使えば、写真全体の傾きを調整したり端をカットしたりすることができます。例えば上の写真は、下部に頭や柵、影になった蕾が映り込んでしまっています。このように端に目立つものがあるとどうしても目がいってしまうので、トリミング機能を使ってカットしましょう」

 

↑撮影した写真を選び、「編集」をタップ。下部右側にある四角いマークをタップし、画像の四隅を動かすことでトリミングができます。

 

「トリミングをするときは『見せたいものを明確にすること』を意識。端にある余計なものをカットするだけで、見せたいものに自然と目がいくようになります。写真全体の余白がバランスよく埋まっているかどうかもチェックしてください」

 

「こちらがトリミング後の写真。余計なものがカットされ、中央のオレンジの花がより目立つようになりました。

 

そのほか、水平垂直に立っているものが若干傾いていたりすると、写真を見たときに違和感があるので、よっぽどの意図がない限りはグリッドに合わせたほうがいいと思います。先に説明したグリッド線を表示して、ぜひ試してみてください!」

 

自分らしい素敵な写真を撮るためには?

より高性能になったiPhoneのカメラを使えば、日常のさまざまなシーンで写真を撮るのがさらに楽しくなるはずです。最後に山崎さんから、日常の中で自分らしい素敵な写真を撮るためのアドバイスをいただきました。

 

「自分らしい写真を撮るためには、写真に限らず、映画、雑誌、本、ポスターなど、さまざまなものを見て、自分がどんなときに『あっ、いいな~』と思うのかを客観的に考えてみるといいと思いますよ。それがわかったら、それに出会える場所に出向けばいい。私が素敵だなと思うシーンは、被写体を印象的に見せる透明感のある光や、儚い光。太陽が低い位置にある朝や夕方の光は、世の中をすごくきれいに見せてくれるんですよね。ぜひ、ちょっと早起きしたり帰り道に一駅手前で降りて歩いたりして、いい光を探してみてください!

 

スマートフォンカメラの良さは、いつでも気軽に写真が撮れるところ。日常の中で素敵だなと思ったシーンをパシャパシャ撮っていくことで、だんだん洗練された写真が撮れるようになっていくと思います。自分が『いいな』と思った瞬間を逃さず、どんどん撮ってくださいね」

 

【プロフィール】

編集者・フォトグラファー / 山崎理佳

写真関連本の編集者・フォトグラファー。写真のアトリエ「ReCamera」にて、ワークショップや写真撮影を行う。編集者の視点で写真を撮り、また毎日をより彩りあるものをするために、撮り方をわかりやすく伝えるのがライフワーク。著書に『まるごとわかる! 撮り方ブック』(日東書院本社刊)のシリーズ本3冊。
Instagram「risakan_yuharu」

 

小型軽量ボディーに高い耐候性能を搭載! 多彩な撮影機能を搭載した「OM SYSTEM OM-5」

OMデジタルソリューションズは、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」を、11月に発売します。

 

実売価格(ボディー)は税込16万2800円。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2種類です。12月には「M.ZUIKO DIGITAL」レンズがセットになった「OM-5 14-150mm IIレンズキット」「OM-5 12-45mm F4.0 PRO レンズキット」も発売予定です。実売価格は税込19万5800円。

 

同製品は、5軸手ぶれ補正を搭載し、最大6.5段、対応レンズとの組み合わせによる「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、最大7.5段の補正効果が得られます。M.ZUIKO DIGITALレンズとの組み合わせでコンパクトなカメラシステムとなり、強力な手振れ補正と合わせて、三脚が使えない場所でスローシャッターでの撮影を可能にします。「有効画素数2037万画素 Live MOSセンサー」や高性能の画像処理エンジン「TruePic IX」(トゥルーピック ナイン)の搭載により、自然な階調表現と高感度時であってもノイズの少ない高画質な撮影が可能です。サイズは幅125.3mm×高さ85.2mm×奥行49.7mm、重量366g(本体のみ)と、小型軽量ボディも特徴です。

↑「5軸シンクロ手ぶれ補正」イメージ

 

各部にシーリングを施し、フラッグシップモデルの「OM SYSTEM OM-1」と同等の防塵・防滴保護等級IP53、-10℃の耐低温性能を備えています。突然の降雨、降雪や、水しぶきのかかるような過酷な条件下でも、撮影が可能です。レンズ交換時のイメージセンサー部へのゴミ・ホコリの付着によるトラブルを大幅に軽減するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)を搭載し、屋外でも安心してレンズ交換を行なえます。

↑シーリングイメージ

 

コンピュテーショナル フォトグラフィは、従来特殊な機材やPCによる画像合成などで行なっていた写真表現をカメラ内で行なう機能です。同製品は、「ハイレゾショット」「ライブND」「プロキャプチャー」「深度合成」「ライブコンポジット」「デジタルシフト」など、様々なコンピュテーショナル フォトグラフィ機能を備えています。

 

ボディー内5軸手ぶれ補正は動画撮影にも対応し、動画専用の電子手ぶれ補正を組み合わせることで、手持ちでも安定した4K動画が時間制限なく撮影可能です。新たに縦位置動画にも対応し、カメラを縦位置にして撮影した場合、縦位置の動画ファイルとして保存でき、縦位置動画も編集ソフトを介さずに作成できます。ハイレゾ対応のリニアPCMレコーダー「LS-P5」を接続すると、動画撮影時の音声を高音質で記録でき、スレートトーン発信機能によって動画編集時の音声データ同期もできます。

新開発AIプロセッシングユニット搭載! 被写体認識AF性能と高解像を備えた、ソニー「α7R V」

ソニーは、α7Rシリーズの第5世代モデルとなる、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7R V」を、11月25日に発売。予約販売の受付を11月1日10時に開始します。市場推定価格は税込56万円前後です。

 

同製品は。AIプロセッシングユニットによるディープラーニング技術や処理能力が向上したことにより、「リアルタイム認識AF」で、より高精度かつ多種類の被写体を認識します。人物撮影時には、複雑な姿勢であったり、顔が隠れていたりしたとしても、最新の姿勢推定技術を用いて被写体を精度高く捉え、追尾することが可能。「α7R IV」と比較して、人物の瞳の認識精度が約60%向上しています。認識できる被写体は、従来の人物、動物のほか、新たに鳥や昆虫、車や列車、飛行機も認識可能になりました。α7R IVより広い約79%(静止画撮影時)のエリアに、最大693点の像面位相差点を高密度に配置し、高精度なAFが可能です。

 

画質面では、35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、従来比最大約8倍の高速処理が可能な最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせることで、有効約6100万画素の解像性能を最大限に引き出し、被写体を細部まで高精細に描写します。また、高解像性能を引き出す8段ボディ内手ブレ補正機能も搭載しています。

 

動画性能は、高精細8K(7680×4320)24p撮影に対応するほか、4K60pや4:2:2 10bit記録などの性能を有し、高精細動画を撮影できます。

 

従来のチルト液晶モニターとバリアングル液晶モニターの利便性を兼ね備えた、新開発の4軸マルチアングル液晶モニターを搭載し、縦位置でも横位置でも角度を自由に調整できます。解像度約944万ドットの電子ビューファインダーによる高い視認性や、CFexpresspress TypeAメモリーカードに対応するデュアルスロットを搭載し、ストレスのない高解像撮影が可能です。

スマホで撮った「チェキ」をARでデコれる! スマホプリンター「INSTAX SQUARE Link」

富士フイルムは、スマホの画像をスクエアフォーマットのチェキフィルムに出力できるスマホプリンター“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」を、11月17日に発売します。

 

「INSTAX Link」シリーズは、専用アプリからBluetoothでスマホの画像をチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター。今回発売となるSQUARE Linkは、AR(拡張現実)エフェクトでチェキプリントを彩る機能やメッセージ付きチェキプリントを楽しめる機能を搭載した、シリーズ最新モデルです。

 

「AR Print」は、専用アプリを用いて、同製品で出力したチェキプリントをARエフェクトで彩る新機能。ARエフェクトを重ねたチェキプリントを表示したり、その表示画面を動画や静止画として保存し、SNSで簡単に共有できます。

 

新たに搭載される「INSTAX Connect」は、専用アプリで、スマホの画像にチャットのメッセージを重ね合わせてプリントできる機能。メッセージ付きで送ったスマホの画像に、相手からの返信メッセージもあわせてプリントすることで、そのときの気持ちを写真で共有することが可能になります。

 

本体のカラーバリエーションは、アッシュホワイトとミッドナイトグリーンの2色展開。本体カラーに合わせた専用ハードケースと、スクエアフィルム用アルバムも同時発売します。価格はいずれもオープン。

超広角単焦点のボケ! ソニー「VLOGCAM ZV-1F」がショート動画撮影に便利そう

ソニーは広い画角と大きなボケが特徴のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-1F」を発表しました。

↑ソニーより

 

VLOGCAM ZV-1Fは自撮りに適した、超広角20mm(35mm版換算)開放F値2.0の単焦点レンズと、2010万画素のメモリー一体型1.0型積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。広い画角と美しいボケを実現しています。背面ディスプレイはフリップ式で、自撮りも簡単。さらに、話し手の声をクリアに録音する指向性3カプセルマイクを搭載しています。

 

本体は幅105.5mm×高さ60mm×奥行46.4mmで、重さ約256gとコンパクトサイズ。ディスプレイのタッチ操作にも対応しています。また切り替えボタンで、スローモーションやクイックモーションの撮影が可能。動画撮影でも、セルフタイマー機能が利用できます。

 

動画と静止画のそれぞれに、肌の色と顔の明るさを最適化する機能を搭載。また、美肌効果も3段階の調整が可能です。またお気に入りのシーンやクリップに印をつけるショットマーク機能では、そこを中心に15秒、30秒、60秒だけを切り出してスマートフォンに転送することも可能です。

 

VLOGCAM ZV-1Fは10月19日から予約を開始し、28日から販売を開始。価格はオープンで、店頭予測価格は8万3000円前後となっています。単焦点カメラと聞くとすこし使い方が難しそうですが、むしろスナップ撮影では画角選びに迷わずに、気軽に撮影が楽しめそうです。

 

Source: ソニー

縦動画もサクッと撮れる!「DJI Osmo Action 3」が新発売

中国のDJIが新型アクションカメラ「Osmo Action 3」を発表しました。

↑これを持って外に出よう!(画像提供/DJI)

 

Osmo Action 3はタフネスな本体設計により、アウトドア・アクティビティやスポーツなどの撮影で力を発揮するアクションカメラ。本モデルでは横向きだけでなく縦向き撮影に対応したマウントシステムを内蔵しており、気軽に縦向き動画の撮影が楽しめます。また、マウントのクイックリリースシステムも進化しました。

 

本体には1/1.17インチセンサーを搭載し、4K/120fpsでの動画撮影に対応。撮影画角は155度で、複数の電子式映像ブレ補正(EIS)を搭載し、なめらかな動画撮影を実現しています。また、熱管理システムの進化により、バッテリー残量がゼロになるまで4K/60fpsでの撮影が可能。Hi-Fiライブ配信では、最大1080p/30fpsに対応し、配信中の録画の一時停止ができます。さらに、UAC/UVCのウェブカメラとして、ビデオ会議やライブ配信にも利用可能。

 

他にも、前後のディスプレイはどちらもタッチ操作に対応している一方、風ノイズを低減しながらステレオ録音もできます。バッテリーは最大160分間の録画が可能な、1770mAhの「エクストリームバッテリー」に。−20度の低温に対応し、急速充電では50分でフルチャージします。

 

Osmo Actionの価格は、カメラ単体の標準コンボが4万7300円(以下すてべ税込)、バッテリーや保護フレームなどが付属するアドベンチャーコンボが6万6000円で、9月15日から予約注文が開始されています。

 

ライバルのGoProからも新型アクションカメラ「GoPro HERO11 Black」が発表されましたが、Osmo Action 3はより縦動画に特化したアクションカメラとして、活用することができそうです。

 

Source: DJI

新センサー搭載で多彩な映像表現が可能に! 「GoPro HERO11 Black」3機種が登場

アクションカム「GoPro」シリーズより、新モデル「GoPro HERO11 Black」と、クリエイター向けに長時間撮影を可能にした「GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION」、コンパクトフォルムの「GoPro HERO11 Black MINI」の3機種が登場します。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION(左)とGoPro HERO11 Black(右)

 

直販サイトGoPro.comでの販売価格はGoPro HERO11 Blackが7万2000円(GoProサブスクリプションと同時購入時6万2000円)、CREATOR EDITIONが10万1000円(同8万9000円)、MINIが5万8000円(同4万8000円)。発売はGoPro HERO11 BlackおよびCREATOR EDITIONが9月14日、MINIのみ10月25日となります。

 

3機種の基本スペックは共通

「GoPro HERO11 Black」シリーズ3機種は、いずれも基本的なスペックは共通。CREATOR EDITIONは、GoPro HERO11 Blackに長時間撮影を可能にする大容量バッテリー内蔵のグリップと、LEDライト、指向性マイクがセットになったもの。動画制作を行うクリエイター向けと位置づけられています。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION

 

一方、MINIは以前に発売されたGoPro HERO Sessionに近いコンパクトなサイズが特徴。液晶画面のないワンボタン操作のシンプルな撮影スタイルで、設置時に邪魔になりにくく、よりタフな環境でも撮影できます。本体底部と背面にマウントを備えており、設置の自由度が高い点も見逃せません。スタンダードなGoPro HERO11 Blackの違いとして、写真撮影不可(動画撮影のみ)、バッテリーの取り外し不可、GPSを内蔵しない、などが挙げられます。

↑GoPro HERO11 Black MINI

 

↑底部と背面にマウントを備えている

 

センサーが進化。広い画角で撮れる「HyperView」も

GoPro HERO11 Blackシリーズの特徴として、より大きくなった1/1.9インチセンサーを搭載しており、アスペクト比8:7で撮影。その後、4:3や16:9などフォーマットに応じて好みのサイズに切り出すことができます。また、新しいデジタルレンズ「HyperView」で臨場感のある映像を撮影可能。10bitカラーにも対応し、10億色を超える豊かな色彩で映像を記録できます。

↑GoPro HERO11 Black

 

↑背面にも液晶ディスプレイを搭載

 

進化した手ブレ防止機能「HyperSmooth 5.0」により、どんな環境でもブレのないなめらかな映像を撮影可能。さらに、HyperSmooth AutoBoostに設定すれば、視野角とブレ補正の効果を最大化することができます。

 

夜間撮影機能もパワーアップしており、タイムラプス撮影に3つのプリセットを追加。天体撮影に適した「スタートレイル」、ライトや花火などで文字や絵を描ける「ライトペインティング」、自動車の灯りで印象的な映像が撮れる「ライトトレイル」が利用できます。

 

アップロード、ハイライト映像制作まで自動

スマホアプリ「Quik」も進化しており、GoProで撮影した映像をクラウドへ自動アップロードし、自動でハイライトビデオを制作して送信してくれる機能を搭載。また、クラウド上での編集も可能で、高スペックの端末がなくても簡単に映像編集が行えます。

 

GoProサブスクリプションを利用すれば、オリジナル画質で容量無制限にクラウドにバックアップできるほか、破損したカメラの補償やカメラおよびアクセサリーの割引も利用できます。

 

大きな進化を遂げたGoPro HERO11 Blackシリーズは、一般ユーザーからプロユースまで幅広いニーズに応えるアクションカムと言えそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

動画は特筆すべき仕上がりに、ソニーの「α7 Ⅳ」はコスパ高い

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はソニーの「α7 Ⅳ」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

上位モデル譲りの処理能力を備え使い勝手も抜群

【デジタル一眼カメラ】

ソニー

α7 Ⅳ

実売価格32万8900円(ボディ)

新開発の約3300万画素センサーと画像処理エンジンを搭載したミラーレス一眼。上位機譲りの処理能力を備え、階調表現や色再現度などの画質が進化したほか、AF精度も向上した。5.5段ぶんの5軸手ブレ補正に対応。

 

SPEC●撮像素子:約3300万画素 35mm判フルサイズ●レンズマウント:ソニーEマウント●ディスプレイ:3.0型103万6800ドット(バリアングル式)●撮影設定登録:9モード(本体)●サイズ/質量:W131.3×H96.4×D79.8mm/約658g

 

私が激推しします!

フォトグラファー

永山昌克 さん

ポートレートや商品撮影を得意とする写真家。雑誌やウェブでカメラやガジェットのレビュー記事の執筆も行う。

 

プロカメラマンとして活躍する永山さんは、本機が価格以上の実力を秘めていると語る。

 

「小型軽量かつ高画素を実現する優秀なモデルで、ソニーのほかのカメラと比べると、コスパの高さが光ります。画像処理エンジンは上位機種にも搭載されている最新世代のものを採用するとともに、高画質機能も多数搭載。人気のルック『S-Cinetone』も受け継いでいて、動画撮影時は特筆すべきキレイな仕上がりに。同社の30万円前後のラインナップでは初めて4K60pの動画撮影に対応し、フルサイズのHDMI端子を採用した点も大きなポイントです」

 

ほかにも進化点は数多くある。

 

「露出補正ダイヤルが改良されてカスタマイズ可能に。動画と静止画の切り替えスイッチが新設されたのも便利ですね。静止画モードと動画モード、それぞれの設定値が個別に記憶できるようになり、1台2役で使えるようになったのはうれしいです。また、同社のカメラはアクセサリーも充実。ソニーEマウントを採用しており、交換レンズが豊富という優位性も忘れてはなりません。大容量データを記録する用途を想定するなら、『CFexpress』カードがマストバイ。防塵・防滴性など、タフさの面でも恩恵は大きいですね」

 

↑「クリエイティブルック」は10モードから選べ、彩度やシャドウなどさらに細かい調整も。設定を保存しておけば、容易に思い通りの写真や動画が撮れる

 

↑フルサイズながら小型・軽量のハイブリッド機として快適な操作性を実現。ダイヤルを回して静止画、動画、S&Qモードの切り替えが行える

 

↑最上位機種でも採用する最新の画像処理エンジンを搭載。AFや画質調整などのリアルタイム処理を一括で行い、遅延時間が短縮された

 

大容量データを素早く書き込むならCFexpressカードが最適!

ソニー

CFexpress Type A メモリーカード CEA-Gシリーズ

実売価格2万6400円(80GB)

連続撮影した写真や高ビットレート動画など、大容量データの書き込みに適したメモリーカード。落下強度7.5m、IP57の防塵防水性能を備えるなど、厳しい環境での撮影にも耐えうるタフさを誇る。

↑連写した静止画や4K動画などの大容量データをPCへ転送するのに最適。読み出し速度は最大で約800MB/sだ

高速連写と高画質を両立! 多様なシーンに対応するキヤノン「EOS R3」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ミラーレス一眼「EOS R3」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

EOS R3

高速連写と高画質を両立し多様なシーンに対応する

【ミラーレス一眼】

2021年11月発売

キヤノン

EOS R3

実売価格74万8000円(ボディ)

フルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を新搭載。電子シャッター撮影時には、AF/AE 追従で最高30コマ/秒の高速連写と高画質を両立した。高速性能を拡充し、プロやハイアマチュアのニーズに応える。

 

↑電子シャッターが約30コマ/秒を実現。従来のミラーレス機では難しかった、スポーツなどの素早い動きが撮影可能に

 

↑ブラックアウトフリーな電子ビューファインダーを搭載。表示パネルはシームレスな応答性を誇る約576万ドット有機ELだ

 

【ヒットの裏付け】現在は緩和されたが納品半年待ちが続いた

2300台/月を生産(※)しているが、国内をはじめ世界各国から注文が殺到。発売から約6か月間は半年待ちとなっていた。「視線入力」など直感的な操作性がプロ・アマ問わず支持される。
※:発売時から最需要期にかけての平均値

多彩な撮影エフェクトを搭載! クラシックな風合いも美しい「ハイブリッドチェキ」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、インスタントカメラ「instax mini Evo」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ハイブリッドチェキ

多彩な撮影エフェクトとクラシックな風合いを兼備

【インスタントカメラ】

2021年12月発売

富士フイルム

instax mini Evo

実売価格2万5800円

レバーを引くとその場でプリントされるチェキ。各10種類のレンズ/フィルムエフェクトの組み合わせで、100通りの写真表現ができる。アプリ連携でスマホの写真データを共有し、チェキプリントすることも可能。

 

↑背面に3.0インチのTFTカラー液晶モニターを搭載。画面を見ながら撮影して、選択中のエフェクトもひと目で確認できる

 

↑エフェクト選択はダイヤル式を採用。操作音までこだわったアナログな操作感で、“作品を創る”楽しさを味わえる

 

【ヒットの裏付け】デザインが好評で計画の2倍以上を販売

世界三大デザイン賞から「iFデザイン賞」「レッドドット・デザイン賞」を受賞した、高級感あるクラシックなカメラデザインが好評。2021年度は国内で計画の2倍以上を販売した。

 

ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退と報道、本当のところは?

日本経済新聞は7月12日、ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したと発表しました。一方で、ニコンはこの報道を「憶測にもとづくもので、当社が発表したものではない」とコメントしています。

↑SAVIKUTTY VARGHESE/Shutterstock.com

 

ニコンは1959年に一眼レフカメラ「ニコンF」を発表し、フィルムカメラビジネスに参入しました。その後に一眼レフカメラがデジタルへと移行し、また本体内部にレフ板のない「ミラーレスカメラ」のラインナップが増えている現在も、ニコンは一眼レフカメラの販売を続けています。

 

今回の報道で気になるのは、ニコンが日本経済新聞の報道を完全に否定しているわけではない点です。ニコンは「デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います」と伝えており、一眼レフカメラの開発が継続しているかどうかについては言及していません。

 

また日本経済新聞は、これまでも「あえて」業界筋の未発表情報を報じ、その後にメーカーが「当社が発表したものではない」と否定。しかしその後、メーカーから報道どおりの公式発表がなされることもありました。

 

現在デジタルカメラ業界はミラーレスカメラへの移行という大きな流れのなかにあり、そんな状況でニコンが一眼レフカメラの開発を中止したとしても、なんら不思議ではありません。一眼レフカメラに愛着がある方にはなんとも寂しさを感じさせる報道ですが、スマートフォンの急速な高画質化という時流の中で、カメラメーカーも必死に生き残り策を模索していることが予測されます。

 

Source: ニコン日本経済新聞

Vlog撮影に最適! Zシリーズ最小・最軽量……ニコン「Z 30」

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したAPS-Cサイズ/DXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 30」を、8月5日に発売予定。現在、予約販売を受け付けています。市場想定価格は税込9万7900円(ボディ)。

 

 

同製品は、2018年9月発売「ニコン Z 7」に採用した画像処理エンジン「EXPEED 6」と、2021年7月発売「ニコン Z fc」に採用したイメージセンサーを搭載。常用感度ISO100~51200に対応し、シーンを問わず高品質な映像が撮影できます。動画撮影時も、人や犬、猫の瞳を検出する「瞳AF」「動物AF」を搭載しており、動画・静止画を問わず、動きのある被写体の瞳をより確実に捉えられます。被写体の動きや構図の変化に応じてピントを合わせ続ける「AF-F(フルタイムAF)」も搭載。

 

すべてのNIKKOR Z レンズを使うことができ、DXフォーマット/FXフォーマット問わず、Vlog撮影に最適な広角レンズや、ボケを活かせる単焦点レンズ、一本で幅広い撮影を楽しめるズームレンズなど、撮影目的に合わせてあらゆる表現が楽しめます。

 

「ニコン Z シリーズ」で最小・最軽量となるボディーに加え、視認性をより高めた、大きい動画撮影ボタンや、ウィンドマフを装着しやすい大型マイク、撮影中であることがひと目でわかる「RECランプ」などの搭載や、動画最長記録時間125分対応など、Vlogなどの動画撮影に最適化。

 

タッチパネルを採用したバリアングル式液晶モニターにより、スマートフォンと同様の感覚でタッチ操作ができ、撮影操作や設定変更、画像再生時のピンチイン、ピンチアウトなども可能。写っている状況を確認しながらの自撮りだけでなく、被写体を真上から撮影する真俯瞰撮影や、足元などからの低位置撮影もできます。

 

また、ボディとレンズを組み合わせたキットも同時発売。市場想定価格は、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR付き「Z 30 16-50 VR レンズキット」が税込11万9900円、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR付き「Z 30 ダブルズームキット」が税込15万700円。

小型&軽量パワーズームレンズなど、3本が同時発売! α Eマウントレンズ

ソニーは、α(Alpha) Eマウントレンズとして、小型で軽量の超広角パワーズームのGレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」、大口径広角単焦点のGレンズ「E 15mm F1.4 G」、超広角単焦点レンズ「E 11mm F1.8」の、計3本のAPS-C対応レンズを6月26日に発売します。市場推定価格(税込)は、E PZ 10-20mm F4 Gが10万円前後、E 15mm F1.4 Gが10万円前後、E 11 mm F1.8が7万円前後。

↑超広角パワーズームGレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」

↑広角単焦点 Gレンズ「E 15mm F1.4 G」

↑超広角単焦点レンズ「E 11 mm F1.8」

 

E PZ 10-20mm F4 Gは、最大径69.8mm×長さ55mm、フィルター径φ62mm、質量約178gの、小型かつ軽量な超広角パワーズームGレンズ。開放F値4の明るさで焦点距離10-20mm(35mm判換算で15-30mm相当)のズーム全域をカバーします。パワーズーム機構を搭載しており、幅広いズーム速度の静粛なコントロールが可能です。ズーム時のレンズの全長が変わらないインナーズーム構造でレンズの重心変動が少なく、ジンバル使用時などでも、安定して撮影できます。動画撮影に求められる低速から高速までのズーム速度に対応し、静粛なズーミングとあわせて、様々な映像表現ができます。

 

E 15mm F1.4 Gは、焦点距離15mm(35mm判換算で22.5mm相当)の大口径広角単焦点Gレンズ。非球面レンズなどの採用により、Gレンズならではの高い解像性能と美しいぼけ描写が可能。開放F値1.4の明るい大口径ながら、小型軽量設計で取り回しの良いレンズです。動画撮影時の画角変動(フォーカスブリージング)を大幅に抑制し、映像に残る画角の変動や揺れを最小限に留めます。

 

E 11mm F1.8は、焦点距離11mm(35mm判換算で16.5mm相当)、開放F値1.8の超広角単焦点レンズ。最新の光学設計により、高解像と自然なぼけ描写が可能。小型軽量設計により持ち運びやすく、手持ちで長時間の撮影を行うVlogなどの自撮り撮影にも適しています。

新開発イメージセンサー&高速画像処理エンジン搭載! 富士フイルム「Xシリーズ」フラッグシップミラーレス「X-H2S」

富士フイルムは、「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」を7月14日に発売します。価格はオープン。

 

同製品は、現行機搭載「X-Trans CMOS 4」と比較し、約4倍の信号読み出し速度の裏面照射積層型約2616万画素「X-Trans CMOS 5 HS」センサー(APS-Cサイズ)と、現行機搭載「X-Processor 4」と比較し約2倍の処理速度の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」など、新開発のデバイスを採用したフラッグシップモデル。

↑「X-Trans CMOS 5 HS」センサー

 

最速40コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写やAIによる被写体検出などが可能な高性能AFを搭載。6.2K/30Pや4K/120Pの動画撮影に対応し、高精細な映像も記録できます。ProRes 422 HQ・ProRes 422・ProRes 422 LTの、3つのApple ProResコーデックに新たに対応。高剛性ボディに5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正機構や、CFexpress Type Bカード対応のデュアルスロットを含む豊富なインターフェースを採用しています。

↑高速画像処理エンジン「X-Processor 5」

今夏発売キヤノン“EOS R”シリーズ2機種! ハイエンドモデル「EOS R7」と軽量小型な「EOS R10」

キヤノンは、「EOS R7」を6月下旬に、「EOS R10」を7月下旬に発売します。

 

EOS R7は、RFマウントを採用する「EOS Rシステム」のAPS-Cハイエンドモデルで、EOS Rシリーズ初のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラ。市場想定価格は税込19万7780円(ボディ)です。

 

メカシャッター/電子先幕による撮影時は、EOS Rシリーズ最速となるAF/AE追従で最高約15コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は、AF/AE追従で最高約30コマ/秒の高速連写が可能。2021年11月発売「EOS R3」のAF被写体検出技術を継承し、人物や、犬・猫・鳥などの動物、乗り物(クルマやバイクなど)の、動きが速いシーンで快適な撮影が可能です。

 

新開発の有効画素数最大約3250万画素APS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を搭載。また、7Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影が可能で、「Canon Log 3」に対応しています。

 

ボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載し、手ブレの発生しやすい環境でも快適に撮影できます。レンズ内光学式手ブレ補正機構(レンズ内IS)を搭載したRFレンズ装着時は、カメラとレンズそれぞれの手ブレ補正機構が協調することで、最高8.0段の手ブレ補正が可能。

 

EOS R10は、小型・軽量ボディに、EOS Rシステムの高い性能を凝縮し、本格的な静止画・動画撮影を、より手軽に楽しむことができるミラーレスカメラ。市場想定価格は税込12万8480円(ボディ)です。

 

メカシャッター/電子先幕による撮影時は、AF/AE追従で最高約15コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は、AF/AE追従で最高約23コマ/秒の高速連写が可能。先述のEOS R7同様、EOS R3のAF被写体検出技術を継承し、人物や動物、モータースポーツなどの乗り物の、動きが速いシーンで快適な撮影が可能です。

 

新開発の、有効画素数最大約2420万画素APS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を搭載し、有効画素数最大約3250万画素のCMOSセンサーを搭載する、2019年9月発売「EOS 90D」「EOS M6 Mark II」と同等の解像性能を有しています。

 

6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K動画撮影が可能。レンズ内ISを搭載したRFレンズ装着時は、動画電子ISとレンズ内ISの協調制御によって手ブレをより効果的に軽減し、歩きながらの撮影など、多様な撮影シーンに対応可能です。

【プレゼント有・急げ】カメラ・レンズ・撮影用品のNo.1を決める「CAPAアワード」投票募集中! 投票締切は5月15日

「CAPA CAMERA WEB」では、写真と映像にまつわるイメージング製品を対象に、ユーザー視点で優秀な製品を選出し表彰する「CAPAアワード 2021-2022」を開催中です。

 

同アワードは、2021年4月~2022年3月に発売された撮影用品約500アイテムから、プロカメラマン、カメラライターとCAPA編集部が137のノミネート製品を選出。そのなかから、読者の皆さんの投票で、3部門、全14カテゴリーのナンバーワンを決定します。

 

投票してくれた方には、「パナソニック LUMIX GH5II 標準ズームレンズキット」をはじめ、レンズや三脚など、抽選で豪華賞品をプレゼント!

賞品の詳細は、こちらの記事をご覧ください!

 

投票は、専用フォームから、1人1送信まで受け付けます。14カテゴリーそれぞれの中から、ナンバーワンにふさわしいと思う製品を3つまで選んでください。実際に使ったことがなくても、「使ってみたい」「コレ良さそう」と思った製品でもかまいません。14カテゴリーすべてに投票してください。

 

 

部門とカテゴリーは以下の通りです。

 

<カメラ部門>

レンズ交換式デジタルカメラ/コンパクトデジタルカメラ/インスタントカメラ/ウエアラブル&新コンセプトカメラ/スマートフォン

 

<レンズ部門>

ズームレンズ/単焦点レンズ

 

<用品部門>

三脚&関連用品/カメラバッグ&ザック/プリンター/フィルター&関連用品/フラッシュ&LEDライト/記録メディア/PC&モニター

 

なお、4月14日時点の中間発表にて暫定順位も公開されているので、そちらもご覧ください。

現在の順位は? 投票でカメラ・レンズ・撮影用品のNo.1を決める「CAPAアワード」中間発表!

 

投票締切は5月15日24時まで。皆さんの投票、お待ちしております!

【投票はコチラから!】

ゲットナビ的 永久不滅のマスターピース! 「ライカM」の歴史と魅力に迫る

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、生まれては姿を消していく商品が多いなかで、世代を超えて愛され、文化的価値さえ備えた一流のカメラである「ライカM」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>約100年前にライカが塗り替えたカメラの“世界標準”は未来へと続く

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

フィルムカメラの最高峰は最新M11に受け継がれる

デジカメ撮像センサーのフルサイズ基準は、35mm判フィルムの1コマ24×36mmの大きさ。ライカ判とも言われ、約100年前のライカ製カメラがいまも世界標準となっています。その地位を確固たるものにしたのが、1954年に革新的な技術を採用したフィルムカメラ、ライカM3。距離計(ピント)と構図をひとつのファインダーで見られるように改良し、レバーでフィルムを巻き上げできるなど、完成度の高さはフィルムカメラの最高峰としてカメラ史に深く刻まれています。

 

今年1月、名機ライカM3の伝統を未来へつなぐデジタルカメラとしてライカM11が登場。構図やピント合わせにレンジファインダーを使う往年のスタイルを継承しています。一眼レフやミラーレスと異なり構図やピント合わせに慣れは必要ですが、ファインダーの視野範囲が広く、スナップ撮影で決定的瞬間を狙いやすいのも特徴です。

 

●DATA

初代モデル発売年:1954年
累計販売台数:非公表
現行ラインナップ数:6モデル

 

精細感と柔らかさが調和し上品なボケも魅力

↑午後の光に包まれたレースのカーテンを撮影。精細感と柔らかさの調和が生み出す日常の光景がアートに。開放絞りによるボケは上品だ。ズミルックス50mm f1.4 絞り開放 1/3000 ISO64

 

↑レンジファインダーは視野が広いため被写体がフレームインする予測がつく。シャッターを切った時にブラックアウトしない利点もある

 

↑ボディサイドの曲面形状はライカM3のデザインを継承している。ムダを排した機能美を感じさせるフォルムに、ドイツの合理的な精神が宿る

 

↑ボディ色のブラックは耐傷性に優れたペイントを採用。ベース感度はISO64になっており、プロ御用達のフィルム、コダクロームを彷彿とさせる

 

カメラ世界標準の夜明けは120年前のドイツにあり

ライカの前身は、1849年に創業したドイツ・ヘッセン州のウェッツラーに本社を置く光学機器メーカー「エルンスト・ライツ社」。1910年に不世出の技術者であるオスカー・バルナックが入社したのちに、小型カメラの開発が始動、現在のカメラメーカー・ライカとなりました。

↑1849年に創業したエルンスト・ライツ社

 

バルナックはカール・ツァイス財団を辞めてライツ社へ入社し、1914年に映画用35mmフィルムを活用した小型カメラの試作機「ウル・ライカ」を製作。35mm判がライカ判と呼ばれる原点です。そして、今から97年前の1925年にライカ初の量産型カメラライカⅠ型を発売開始。独自のシャッター構造をドイツとアメリカで特許取得します。基本構造は後続機に継承され、M型の元祖といえます。

↑オスカー・バルナック氏

↑ライカI型

 

世界じゅうのカメラファンを魅了し続けるライカMの歴史

シンプルを極めた意匠は必要なものだけを取り入れるライカ哲学のひとつ。Mバヨネットマウントを一貫して採用するため、往年のMレンズを装着して撮影を楽しめます。

 

【1954】ライカM3

ライカMの初号機。巻き上げレバーやバヨネットマウントなど画期的な機能を搭載し世界に衝撃を与えました。質実剛健さと優れた迅速性を備えた小型カメラは、世界のフォトグラファーが愛用しました。

 

【2006】ライカM8

デジタルへ進化して登場。レンズマウントも同一規格で従来のレンズも使用可能。ライカM3とほぼ同サイズのボディにカメラ業界が驚きました。センサーフォーマットはAPS-Hを採用。

 

【2009】ライカM9

小型を極めたボディが特徴で、撮像センサーはフルサイズの24×36mmに進化。発売当時、レンズ交換式カメラで最小サイズを実現し、デジタルでも往年のライカ判が復活し好評を得ました。

 

同じ焦点距離のレンズでもf値で名称が異なる

f2がズミクロン、f1.4がズミルックス、f0.95〜1.25がノクティルックス。光をインプットする入口となるレンズf値を名称にするほど、そのこだわりがうかがえます。

 

ノクティルックスM

f0.95/50mm ASPH.ブラック

150万7000円

f0.95と極めて明るいレンズは人の目よりも明るい。ろうそく1本の灯りでも手持ち撮影ができるので、写真表現の領域を広げてくれます。明るい絞り開放値が描くボケは美しく、プロも絶句するほど。

 

ズミルックスM

f1.4/50mm ASPH.ブラック

56万1000円

ライカの光学技術と最新のレンズ製造技術で実現した高性能レンズ。絞り開放値でも高いコントラストとシャープな描写を生み出します。柔らかなボケ感は美しく、空気感も見事に写し出してくれます。

 

ズミクロンM

f2.0/50mm ブラック

34万1000円

光学設計に定評があり、基本設計は1979年から約42年間も変わっていない超ロングセラー。小型軽量のレンズは描写性に優れ、街角スナップや風景写真をシャープに写し出してくれます。

 

ネーミングは“レンズの明るさ”で決まる

エルマー

開放f値が2.8〜のレンズ名称で、すべてのライカ・レンズの元祖的存在。現在では3つの広角系焦点距離をカバーするトリ・エルマーが健在。

 

ズミクロン

開放f値2.0のレンズ名称。コンパクトながらも高性能な広角レンズで、絞り開放からディテールまで緻密かつ鮮やかな描写を手軽に実現できます。

 

ズミルックス

開放f値1.4のレンズに与えられた名称。開放付近でも絞り込んでもシャープな画像を得られるのが特徴で、独特の表現をできると名高いレンズです。

 

ノクティルックス

開放f値が0.95から1.25のレンズに与えられた名称。世界一の明るさを誇る非球面レンズを採用する。ライカ・レンズのなかでは最も高価です。

世界水準の”ライカ版”の原点は120年前のドイツ⁉️ 「ライカM」の誕生に迫る

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、約100年前に”世界水準”としてその存在を確立し、現在でも一流のカメラとして愛される「ライカM」の歴史を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

カメラ世界標準の夜明けは120年前のドイツにあり

ライカの前身は、1849年に創業したドイツ・ヘッセン州のウェッツラーに本社を置く光学機器メーカー「エルンスト・ライツ社」。1910年に不世出の技術者であるオスカー・バルナックが入社したのちに、小型カメラの開発が始動、現在のカメラメーカー・ライカとなりました。

↑1849年に創業したエルンスト・ライツ社

 

バルナックはカール・ツァイス財団を辞めてライツ社へ入社し、1914年に映画用35mmフィルムを活用した小型カメラの試作機「ウル・ライカ」を製作。35mm判がライカ判と呼ばれる原点です。そして、今から97年前の1925年にライカ初の量産型カメラライカⅠ型を発売開始。独自のシャッター構造をドイツとアメリカで特許取得します。基本構造は後続機に継承され、M型の元祖といえます。

↑オスカー・バルナック氏

↑ライカI型

 

世界じゅうのカメラファンを魅了し続けるライカMの歴史

シンプルを極めた意匠は必要なものだけを取り入れるライカ哲学のひとつ。Mバヨネットマウントを一貫して採用するため、往年のMレンズを装着して撮影を楽しめます。

 

【1954】ライカM3

ライカMの初号機。巻き上げレバーやバヨネットマウントなど画期的な機能を搭載し世界に衝撃を与えました。質実剛健さと優れた迅速性を備えた小型カメラは、世界のフォトグラファーが愛用しました。

 

【2006】ライカM8

デジタルへ進化して登場。レンズマウントも同一規格で従来のレンズも使用可能。ライカM3とほぼ同サイズのボディにカメラ業界が驚きました。センサーフォーマットはAPS-Hを採用。

 

【2009】ライカM9

小型を極めたボディが特徴で、撮像センサーはフルサイズの24×36mmに進化。発売当時、レンズ交換式カメラで最小サイズを実現し、デジタルでも往年のライカ判が復活し好評を得ました。

 

同じ焦点距離のレンズでもf値で名称が異なる

f2がズミクロン、f1.4がズミルックス、f0.95〜1.25がノクティルックス。光をインプットする入口となるレンズf値を名称にするほど、そのこだわりがうかがえます。

エルマー

開放f値が2.8〜のレンズ名称で、すべてのライカ・レンズの元祖的存在。現在では3つの広角系焦点距離をカバーするトリ・エルマーが健在。

 

ズミクロン

開放f値2.0のレンズ名称。コンパクトながらも高性能な広角レンズで、絞り開放からディテールまで緻密かつ鮮やかな描写を手軽に実現できます。

 

ズミルックス

開放f値1.4のレンズに与えられた名称。開放付近でも絞り込んでもシャープな画像を得られるのが特徴で、独特の表現をできると名高いレンズです。

 

ノクティルックス

開放f値が0.95から1.25のレンズに与えられた名称。世界一の明るさを誇る非球面レンズを採用する。ライカ・レンズのなかでは最も高価です。

 

ノクティルックスM

f0.95/50mm ASPH.ブラック

150万7000円

f0.95と極めて明るいレンズは人の目よりも明るい。ろうそく1本の灯りでも手持ち撮影ができるので、写真表現の領域を広げてくれます。明るい絞り開放値が描くボケは美しく、プロも絶句するほど。

 

ズミルックスM

f1.4/50mm ASPH.ブラック

56万1000円

ライカの光学技術と最新のレンズ製造技術で実現した高性能レンズ。絞り開放値でも高いコントラストとシャープな描写を生み出します。柔らかなボケ感は美しく、空気感も見事に写し出してくれます。

 

ズミクロンM

f2.0/50mm ブラック

34万1000円

光学設計に定評があり、基本設計は1979年から約42年間も変わっていない超ロングセラー。小型軽量のレンズは描写性に優れ、街角スナップや風景写真をシャープに写し出してくれます。

約100年前から続く”世界水準”を受け継ぐライカの最新カメラ「ライカM11」

各ジャンルの有識者たちが「コレ押さえときゃ間違いない! 」と太鼓判をおす、“栄誉ある”金字塔的アイテムをフィーチャーする本企画。 今回は、生まれては姿を消していく商品が多いなかで、世代を超えて愛され、文化的価値さえ備えた一流のカメラである「ライカM」を紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

<ライカM>約100年前にライカが塗り替えたカメラの“世界標準”は未来へと続く

ライカ

M11

118万8000円(ボディのみ)

JPEGだけでなくRAW(DNG)でも60MP、36MP、18MPの3種類から記録画素数を選べるトリプルレゾリューションテクノロジーを採用。本体背面には高精細230万ドットのタッチパネル式液晶モニターを搭載しています。

SPEC●撮像素子:有効6030万画素35mm判フルサイズ●マウント:ライカMバヨネットマウント●ISO感度:ISO64〜50000●サイズ/質量:約W139×H80×D38.5mm/約530g(ブラックペイント)

 

フィルムカメラの最高峰は最新M11に受け継がれる

デジカメ撮像センサーのフルサイズ基準は、35mm判フィルムの1コマ24×36mmの大きさ。ライカ判とも言われ、約100年前のライカ製カメラがいまも世界標準となっています。その地位を確固たるものにしたのが、1954年に革新的な技術を採用したフィルムカメラ、ライカM3。距離計(ピント)と構図をひとつのファインダーで見られるように改良し、レバーでフィルムを巻き上げできるなど、完成度の高さはフィルムカメラの最高峰としてカメラ史に深く刻まれています。

 

今年1月、名機ライカM3の伝統を未来へつなぐデジタルカメラとしてライカM11が登場。構図やピント合わせにレンジファインダーを使う往年のスタイルを継承しています。一眼レフやミラーレスと異なり構図やピント合わせに慣れは必要ですが、ファインダーの視野範囲が広く、スナップ撮影で決定的瞬間を狙いやすいのも特徴です。

 

●DATA

初代モデル発売年:1954年
累計販売台数:非公表
現行ラインナップ数:6モデル

 

精細感と柔らかさが調和し上品なボケも魅力

↑午後の光に包まれたレースのカーテンを撮影。精細感と柔らかさの調和が生み出す日常の光景がアートに。開放絞りによるボケは上品だ。ズミルックス50mm f1.4 絞り開放 1/3000 ISO64

 

↑レンジファインダーは視野が広いため被写体がフレームインする予測がつく。シャッターを切った時にブラックアウトしない利点もある

 

↑ボディサイドの曲面形状はライカM3のデザインを継承している。ムダを排した機能美を感じさせるフォルムに、ドイツの合理的な精神が宿る

 

↑ボディ色のブラックは耐傷性に優れたペイントを採用。ベース感度はISO64になっており、プロ御用達のフィルム、コダクロームを彷彿とさせる

静止画・動画問わず細部まで精密に描写! 世界最小・最軽量「FE 24-70mm F2.8 GM II」

ソニーは、35mmフルサイズ対応α(Alpha) Eマウントレンズとして、ズーム全域開放値F2.8の明るさで、世界最小・最軽量の大口径標準ズームレンズ Gマスター「FE 24-70mm F2.8 GM II」を、2022年夏に発売します。市場想定価格は税込30万円前後。

 

同製品は、超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ2枚を含む計5枚の非球面レンズを効果的に配置。ED(特殊低分散)ガラス2枚とスーパーEDガラス2枚に加え、フローティングフォーカス機構も搭載。新開発の11枚羽根の円形絞り、球面収差の最適化、XAレンズの高い面精度管理などにより、ズーム全域でなめらかで美しいぼけ描写が可能です。

 

同社独自の、4基の高推力なXD(extreme dynamic)リニアモーターとフローティングフォーカス機構、高度なレンズ制御により、ズーム中はAF追従性能が従来と比べて約2倍向上。最新のレンズ設計技術により、快適な撮影を実現する操作性や静粛性を追求しながらも、従来機種から約20%軽い質量約695g、レンズ全長の約16mmの短縮、体積約18%減の小型軽量化を行なっています。

 

ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神では先行展示を実施予定で、展示開始日は確定次第、同社公式サイトの製品情報ページで発表予定としています。

ライカ「LEICA Q2 Reporter」実写レビュー! カメラで撮る満足感が味わえる

昨年末、思わず購入してしまったデジタル一眼カメラ「LEICA Q2 Reporter」が、ようやく我が家に到着した。オリジナルモデルは「LEICA M11」を思わせるクラシックスタイルだが、「LEICA Q2 Reporter」は、深みのあるオリーブグリーン、あるいはよもぎ色で、光が当たるとかなり明るく見える。ボディの底面以外この色で塗装されており、張り革にはケブラーが使われるため、近未来的な印象を受ける。このカメラを見て、すぐにライカだと気付く人は少ないだろう。

↑「LEICA Q2 Reporter」は光の当たり具合で浅く深く色味が変わって見える

 

気分を盛り上げてくれるパッケージ

ライカのカメラはミニマルデザインが特徴だが、その思想はパッケージにも活かされている。製品の外箱はシルバーで内側はブラック、これはどのモデルも共通だ。「LEICA Q2 Reporter」の箱は3ピース構成でカメラ、付属品、書類に分かれていた。付属品は個別にLeicaのネームが入った袋に収められ高級感に溢れている。さらに製品番号が記載された保証書には、製品担当者の自筆サインがあり、マスプロダクツではなく手作り感が伝わってくる。これでカメラ開封前から気分が盛り上がる。

↑箱も永久保存と思わせる洒落たパッケージデザイン、付属品も丁寧に梱包されている

 

↑製品の検査担当者と梱包担当者のサインが入っている保証書

 

ズミルックスレンズがAF、マクロ、手ぶれ補正で使える

「LEICA Q2」はライカのデジカメのなかでは実用性が高く、操作性にも優れている。まず、レンジファインダーでなくEVFを内蔵したミラーレスであり、AFと手ぶれ補正機能付きの「LEICA SUMMILUX f1.7/28 mm ASPH.」が使えるのだ。ズミルックスMレンズは開放絞り値F1.4と明るいが、MFで最短撮影距離は70cmまで。Mシステムのレンジファインダーの距離計連動範囲が70cmなので、ライカMレンズは最短撮影距離70cmがデフォルトだったが、最近、デジタル化されライブビューが使えるため30cmまで寄れるレンズが加わった。

 

それに比べても「LEICA Q2」のズミルックスはマクロ切り替えで最短17cmまで寄れる。マクロへの切り替えは専用リングを回すのだが、この感触がいい。リングの回転によりmとフィートの距離指標が切り替わるギミックもよく出来ている。マクロ撮影時は開放絞り値F2.8になる。少し離れてF1.7で撮るか、マクロで寄ってF2.8を選ぶか、悩み所である。

↑「LEICA Q2」のレンズ数値表示には白、黄色、赤が使われるが「LEICA Q2 Reporter」白とグレーのみで目立たない。報道、ルポルタージュ向きというコンセプトを反映したデザインなのだ

 

↑カメラ背面も極めてシンプル、合理的なボタン配置で快適に操作できる。ちなみに動画も撮影可能

 

単焦点レンズだが、4種類の焦点距離が選べる

さらにMシステムのライカはレンジファインダーを活かすため、ズームレンズが使えない。「LEICA Q2」はズームレンズ搭載可能だが、レンズの性能を追求した結果、単焦点レンズを採用したと思われる。その代わりにクロップ機能を使って、35mm、50mm、75mm相当で画像をトリミングできる。EVFとライブビューに白いフレームが表示され、この枠内が撮影される仕組みだ。本機は4730万画素もあるので、35mmで約3000万画素、50mmでも約1500万画素と充分な記録画素数がある。RAWで保存すればフル画素のまま記録される。

 

これでレンズ4本分の画角が得られるため、単焦点レンズながら使い勝手はかなり向上する。実際に使ってみると、28mmでは広すぎる被写体をトリミングできるため、35mmと50mmを選択する機会が多かった。撮影後にPCのモニター上でトリミングしても結果は同じなのだが、撮影時に構図を決められる方が気分良く撮影できる。

↑ファインダーの枠なしが28mm、上から35mm、50mm、75mmのブライトフレーム表示で、枠内の範囲が撮影される。これはレンジファインダーを思わせる凝った表示方法なのだ

 

↑雪の日の家屋取り壊し現場を28mmで撮影。これ以上近寄れない
(LEICA Q2 Reporter 1/50sec F1.7-0.3 ISO320で撮影)

 

↑75mmにするとパワーシャベルにグッと近寄れ雪が降っている様子も撮れた
(LEICA Q2 Reporter 1/50sec F1.7-0.3 ISO500で撮影)

 

肉眼を超える高解像度4730万画素が捉えた世界

最近、ライカが打ち出しているのがセンサーの高画素化である。「LEICA Q」は2400万画素だったのに対して「LEICA Q2」は4730万画素を採用。Mシステムの最新モデル「LEICA M11」も6000万画素と、国産メーカーもビックリの高画素を実現した。もともとライカレンズはポテンシャルが高く、画素数を上げても心配はないが、ここまで高画素化する必要はあるのだろうか。

 

プロ用一眼レフであれば、クライアントの要求で高画素が必要なこともあるかもしれないが、一般的なフルサイズミラーレスなら、2400万画素もあれば充分だろう。画素数が多ければトリミング耐性が上がり、大判プリントもできるが、高感度でノイズが出やすくなり、ブレにもシビアになる。保存データサイズも大きくなり、連写も不利になる。メリットもデメリットもあるが、カメラ業界全体としては高画素化に向かっている。

 

「LEICA Q2 Reporter」は高画質に適したフルサイズセンサー、AFの高性能レンズ、手ぶれ補正機能を搭載して、そのメリットを甘受しやすいカメラに仕上がっている。ビシッとピントが決まれば、撮影時に気付かなかったモノまでしっかり記録されている。PC上の画像を拡大するのが楽しくなる写真が撮れるカメラなのだ。

↑公園の池からカモメが一斉に飛び立った瞬間をスナップ
(LEICA Q2 Reporter 1/400sec F5.6 ISO100で撮影)

 

↑100%に拡大して見るとそれぞれのカモメが羽ばたく様子までしっかり描写されていた(LEICA Q2 Reporter 1/400sec F5.6 ISO100で撮影)

 

【作例】(クリックすると拡大されます)

 

スマホとの連携にも強く、エージングも楽しめる

「LEICA Q2 Reporter」を肩から下げて歩けば、普段歩き慣れている道でも新たな被写体に出会えるような気がする。ぶらぶら歩きでも撮影が楽しくなるカメラである。カメラとしての魅力もあるので机の上に置いて眺めているだけでもいい。これをさらに進めるとシャッター音にまでこだわったMシステムのライカに進むに違いない。レンジファインダーとMFの組み合わせに交換レンズ沼、しかし、今はまだ本機を味わい尽くしたいと思う。

 

撮影した写真はスマホに転送して、すぐにSNSにアップできる。そのための専用アプリが「Leica FOTOS」である。Wi-Fiに加えてBluetoothでの常時接続にも対応。撮影した画像をリサイズして転送したり、スマホからのリモート撮影もできる。伝統的なだけでなく、きちんとスマホと連携してくれる所が素晴らしい。

↑左がカメラのメモリー内の撮影データ、中央が転送画面でサイズを選択、右はリモート撮影の画面で感度、絞り、シャッター速度、露出補正などができる

 

さらに「LEICA Q2 Reporter」は使っているうちにケブラーが紫外線によりボディカラーのダークグリーンに近い色合いに変化するという。これなどはブラックペイントのライカの塗装がはがれて真鍮の地金が見えてくる趣に近い演出といえる。次々と新製品が登場するデジカメを長く愛用しようと思わせてくれる。

 

世界中のライカの使い手と競う

「LEICA Q2 Reporter」購入をきっかけにLFI Galleryに参加した。LFIとはLEICA PHOTOGRAFIE INTERNATIONALの略称で、ライカで撮影した写真を投稿、プロの編集者が審査して、審査を通過した写真だけが世界に向けて公開されるWebギャラリーである。メールアドレスの登録で誰でも無料で参加でき、自分だけのアルバムボックスが与えられる。早速、ライカで撮影した東京のスナップをアップロードしたのだが、残念ながら掲載のメッセージは未だ届かない。

 

ここには世界中のライカで撮られた傑作が毎日、アップロードされ説明文と撮影データが掲載されるため参考になるし、写真を撮ろうというモチベーションも上がってくる。こうして私はライカの世界に足を踏み入れたのだ。

↑LFI Galleryの個人アルバム、ここに写真をアップロードすると審査の対象になる

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

イメージセンサー、画像処理エンジンを新開発! 多彩な記録モードでクリエイターの創造力に応えるLUMIX「DC-GH6」

パナソニックは、ミラーレス一眼カメラ LUMIX「DC-GH6」を3月25日に発売します。実売予想価格は、DC-GH6(ボディ)が税込26万3340円、Lキット(標準ズームレンズ付属)DC-GH6Lが33万6600円。

 

同製品は、新開発の25.2M Live MOSセンサーと、演算処理速度が約2倍に高速化した新世代ヴィーナスエンジンを搭載し、解像感・高速性能・ダイナミックレンジが向上しています。

↑新世代ヴィーナスエンジン

 

5.7K 60pの高解像動画記録や、4K 120p/FHD 240pのハイフレームレート撮影やFHDで最大300fpsから生成できるスローモーション表現、明暗差の大きなシーンでも高い階調性能を発揮するダイナミックレンジブーストを搭載。Cinema4K 60p記録では、新たに4:2:2 10 bit最大800Mbpsの内部記録に対応し、放熱構造の進化により、記録時間無制限で撮影可能。映像業界標準のコーデックであるApple ProRes 422 HQの内部記録にも対応しました。

↑クロップレスと10bit記録を実現する多彩な動画記録フォーマット

 

手ブレ補正システムDual I.S. 2は、7.5段へ進化し、手持ち撮影を強力にサポート。AFエリアも315点に拡張しています。

↑Dual I.S. 2

「OM SYSTEM」カメラのフラッグシップモデル登場! ミラーレス一眼「OM SYSTEM OM-1」3月発売

OMデジタルソリューションズは、小型軽量システムによる高い機動力に高画質と高性能を兼ね備えた「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1」を、3月に発売します。市場想定価格は税込27万2800円。

 

同製品は、新開発のデバイスと最先端のデジタル技術を結集させ、センサーサイズの常識にとらわれない高画質なだけでなく、従来機種を大きく上回る新開発AFや、AF/AE追従で最高50コマ/秒の連写性能など、基本性能も大幅に進化。

 

一眼カメラの映像表現をさらに広げるためコンピュテーショナル フォトグラフィ(デジタル画像処理)機能を強化し、「ライブコンポジット」や「ハイレゾショット」など、より多くのシーンで表現力豊かな撮影ができます。

↑AI被写体認識AF

 

防塵・防滴性能を強化したボディーに、高速・高精細EVFを搭載し、いつでもどこにでも持ち歩くことができます。動画は高精細で滑らかな映像表現が可能な4K 60p動画に対応。フルHDでは最高240pのハイスピードムービーの撮影が可能です。

肉眼でも追いながら記録できる新感覚カメラ「キヤノン PowerShot ZOOM」をGetNavi編集長が検証!

これまでにありそうでなかった新感覚だ。望遠鏡(※1)のように覗き込んで写真も動画も撮影できる、キヤノン「PowerShot ZOOM」がヒット中。スポーツ観戦時にも活躍するという本機の実力を、GetNavi編集長が実際に使って検証してみた!

※1:夜間や暗いシーンでの撮影、天体観測では適していないシーンがあります

 

【今回紹介する製品】

「スポーツ観戦の本来の楽しさを味わいながら撮れるカメラです」(川内)
キヤノン「PowerShot ZOOM

 

デジタルカメラ

キヤノン
PowerShot ZOOM
実売価格3万5750円

望遠鏡のように片目で覗き込みながら写真も動画も撮影できるデジカメ。100㎜/400㎜/800㎜という3段階の焦点距離をワンタッチで切り替えられ、瞬時にズームイン/アウトが可能だ。最高約10コマ/秒の高速連写にも対応する。

SPEC ●撮像素子:有効約1210万画素 1/3型CMOS ●記録メディア:microSD ●動画:フルHD ●サイズ/質量:W33.4×H50.8×103.2㎜/約145g(メモリーカード含む/CIPA準拠)

 

私が認定します!


GetNavi編集長
川内一史

プロスポーツから少年野球までスポーツ観戦が大好き。2歳の息子が育ったら運動会を見に行くのも楽しみ。

「いま何が起きた?」がなくなってストレスフリー!

 

スマホカメラの性能がアップし、多少の暗所や望遠でもキレイに撮れるようになった。喜ばしいことではあるが、それでも筆者はスポーツ観戦などイベントに参加した際、スマホやデジカメを構えるのは極力控えている。というのも、モニターやファインダーに集中すると、目の前で起きた決定的シーンを見逃してしまいがち。ライブの価値が半減する気がするのだ。

 

そんな筆者にとって、PowerShot ZOOMは、Makuakeで2020年秋にクラウドファンディングがスタートしたときから超注目のアイテム。今回は野球観戦時に使ってみた。

 

片目でファインダーを覗き込みながら、もう片方の目で状況を把握できるのが新感覚。スマホや一般的なデジカメで撮影するときの「あれ、いま何が起きた?」がなくなるので超快適だ。観戦の延長で手軽に撮影できて、望遠性能もスマホカメラとケタ違いでストレスフリー。このカメラは革命的です!

 

 

 

【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ01/高いズーム性能】

グラウンド外からの撮影でも表情までしっかり捉えられる

焦点距離は100㎜/400㎜/800㎜の3段階で切り替え可能(※2)。グラウンド外やスタンドからの撮影でも、光学+デジタルズームの800㎜なら選手の表情をしっかり捉えられた。ワンタッチで切り替えられるのがうれしい。

※2:35mm判換算。100mmと400mm時は光学ズームによる切り替え。800mm時はデジタルズームのため、画質が低下します

↑100㎜では被写体が小さいものの、光学ズームの400㎜でグッと寄れる。800㎜でさらに寄れるが、デジタルズームなので解像度はやや落ちる

 

↑それぞれの焦点距離で最高約10コマ/秒の連写ができるので、決定的なシーンも撮り逃さない

 

【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ02/手軽な操作性】

片手でグリップした状態でスムーズに操作できる

筐体は片手に収まる小ささで機動力抜群。操作系統はすべてグリップしながら指が届くところに配置され、ズームイン/アウトや静止画/動画の切り替えがスムーズに行える。ハンドストラップが付属し、落下させる心配もない。

 

↑電源やズームボタンは天面に
↑静止画/動画切り替えボタンなどはファインダー下に
↑ポケットに入れられるサイズ感も魅力だ

 

【使い倒して納得! PowerShot ZOOMが売れているワケ03/円滑なスマホ連携】

専用アプリでスマホに転送して写真や動画を手軽にシェア(※3)

撮影した写真や動画は、専用アプリ「Camera Connect」を使ってスマホやタブレットに転送してその場ですぐに確認できる。家族や友人にデータを送ったり、SNSに投稿したりするのも簡単だ。アプリはiOS、Androidともに対応。

※3:キヤノン専用アプリケーション「Camera Connect」のインストールが必要。接続には事前にカメラとスマホをペアリングさせておく必要があります。また通信環境により、ライブビューに遅延が発生します

↑スマホ画面からリアルタイムでチェック可能。手ブレや撮り逃しなどのミスがあれば、すぐに気づいて撮影に復帰できる

 

≪CHECK!≫

シックな新色ブラックが登場

マットな質感のブラックがクールなBlack Edition(3万7950円)が登場。本体の性能は同等だが、オリジナルのネックストラップが付属する。

 

<メーカーのコダワリ>

キヤノン株式会社
イメージコミュニケーション事業本部
ICB事業統括部門
島田正太さん

“望遠”をもっと身近で便利に使ってほしい!

普段スマホで写真やビデオを撮影している方に、“望遠”をもっと身近に便利に使っていただきたいという思いが、企画・開発のきっかけです。コンパクトさと望遠鏡スタイルのデザインを実現するにあたり、各部品の構成、ユニットの配置もゼロベースから検討しました。

 

実際に撮影した動画はコチラ!

 

撮影/高原マサキ(TK.c) モデル/雅也(HEADS) 取材協力/日本橋ファイターズ

写真や旅を愛するクリエイターが愛用品を公開!! アウトドア好きも必見の効率化ガジェット3選

モノに精通した各界の目利きたちのオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、カメラや旅にまつわるYouTubeでのコンテンツ発信で定評のある高澤けーすけさんにインタビューを行った。買い物のコダワリや、最近のイチオシ商品をチェック!!

※こちらは「GetNavi」 2021年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

作業効率やモチベを上げるためなら多少値が張っても直感を信じて買う

写真と旅とガジェットを愛するメディアクリエイター

YouTuber/ブロガー

高澤けーすけさん

カメラやレンズのレビュー、ライフスタイル、旅行などのテーマを中心に、“日々の生活がちょっとでも楽しくなる”コンテンツを発信。チャンネル登録者数は12.7万人。

 

【高澤けーすけさんってどんな人?】

★カメラ関連のレビューはわかりやすく定評あり

「カメラ関連のレビューが好評です。“世界一わかりやすく”というのを常に心がけていて、話す順序なども含め、結構考えて作っています。元々ブログを書いていたので“構成”は得意だったのかも」(高澤さん)

 

★同世代のクリエイタートバログさんらとの共演も

同世代のクリエイターとの共演動画も人気。「ブロガー/YouTuberとして活動している“トバログ”が、20歳のころからの友人で。彼と一緒にブログを始め、発信の場が次第にYouTubeへと変わっていきました」(高澤さん)

 

★“シネマティックVlog”にも精力的にチャレンジ

「お気に入りの動画をあえてひとつ選ぶならば……ソニーα7 IIIで撮った北海道旅行のVlog。シンプルに旅が楽しかったですし、“Cinematic Vlog”というジャンルで活躍するメンバーと撮影できて良い刺激になりました」(高澤さん)

 

カフェでユルく話すような“距離の近さ”を大切に

現在の活動を始めるきっかけとなったのは、学生時代からの友人である“トバログ”です。彼が「ブロガー」という生き方を知っていて、僕も情報系の学科だったので興味があって……一緒にブログを始めて、その後、発信手段がYouTubeへと変化していきました。

 

そして、いまやチャンネル登録者数は12万人超えに。ブログ(文章)からのスタートだったので、動画の構成を考えるのは結構得意で。人と話すのも好きなので、うまくマッチしたんだと思います。

 

動画ではできる限り視聴者の皆さんと“近い距離”で話すように意識していて、“カフェで隣で話している”のを聞くような、親しみやすい印象を持ってもらえたらなと。

 

今後は、“コンセプトシネマティック旅”“ショート動画”“オンラインコミュニティ運営”など色々とチャレンジしていきたいです。この記事で僕のことを知っていただき、一度チャンネルを覗いて“合う”と思ったら、ぜひほかの動画もたくさん見てほしいです!!(高澤さん)

 

【使って良かったモノ1】いままでのソニーのカメラと比較してかなり使いやすい

ミラーレス一眼カメラ

ソニー

α7S III

実売価格44万9900円(ボディ単体)

最高ISO409600の高感度性能と15+ストップの広いダイナミックレンジを実現。また、間引きや加算のない全画素情報の読み出しにより、フルサイズならではの表現力はそのままにモアレ(縞模様)やジャギー(階段状の線)を抑えた4K映像記録が可能に。

 

《使って良かったワケ》

「旅行の様子を“Cinematic Vlog”として投稿することもあり、もっと画質を良くするにはこの選択がベストだと思って購入。実際に使ってみると、いままでのソニーのカメラと比較してかなり色味が良く、使いやすく感じました。4Kのスローが撮影できるのも良い!!」(高澤さん)

 

【使って良かったモノ2】軽くて転送速度が速い!! 旅のマストアイテムです

ポータブルドライブ

サンディスク

サンディスク エクストリーム プロ ポータブル SSD V2

実売価格2万6060円(1TB)

最大2000MB/秒の超高速データ転送で、高解像度の写真や動画を保存・編集可能。スタイリッシュなアルミボディは約77gと軽量性に優れ、IP55の防塵・防滴性能も備える。2TB、4TBタイプも展開。

 

《使って良かったワケ》

「旅先では100GB以上のデータを撮影することも少なくないので、軽くて持ち運びやすくデータ転送の速いSSDはマスト。やや高価ですが、転送スピードがとにかく速く、費用対効果は絶大。本機にデータを入れたまま動画編集できるのもうれしいです」(高澤さん)

 

【使って良かったモノ3】自宅でのコーヒーライフがより快適になりました

充電式電動コーヒーミル

oceanrich

自動コーヒーミル G2

実売価格7680円

セラミック製のコニカルコーン刃を搭載。石臼のように豆を潰しながら挽くことで、熱の発生や粒度のばらつきを抑える。粒度は本体中央のリング部をカチカチと回すことで5段階で調節可能だ。

 

《使って良かったワケ》

「コーヒーが好きで、普段から豆を買って自分で挽いて淹れています。自宅でのコーヒータイムをより快適にしたくて、充電式のシンプルな電動ミルを購入してみました。ボタンひとつで均一に挽くことができて手軽なので、とても重宝しています」(高澤さん)

 

【モノ選びのコダワリ】

時間の節約になる機能やモチベの上がる見た目が重要

「自分の時間を節約してくれるモノに投資しています。なので、多少は値が張っても“買うことで動画の作業時間が確実に短くなる”と思えたら即購入。あとは見た目もかなり重要で、持っているだけでモチベーションが上がって、作業効率につながる場合もありますから」(高澤さん)

 

【いま気になっているモノ】

タブレット

Apple

iPad mini

実売価格5万380円

「現在はiPadをスケジュール管理やメモの用途で使っているのですが、もう少し荷物を軽くしたいという気持ちがありました。第2世代のApple Pencilに対応してくれたら最高です!!  第1世代は充電方法がちょっと面倒なので……」(高澤さん)

「写欲は物欲から生まれる」で買ったレンズフードの手触り良すぎ【愛用品コラム97】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 97:KUVRD「ユニバーサルレンズフード」】

●起

「写欲は物欲から生まれる」という側面があると思っている。新しいカメラ機材や魅力的なアクセサリーを見つけると物欲が湧いてきて、写真を撮りたいと思うようになる。カメラ、特に一眼は、色々なアイテムを取っ替え引っ替えできるから楽しい。ボディやレンズのような高額品はごくごくたまにしか買えないが、数千円で試せる商品が一眼にはたくさんあって、付け替えては試したくなる。

 

●承

で、今回のレンズフードもそんな物欲と取っ替え引っ替え欲の結果、手元にあるアイテムだ。対応する口径によってスモールとミディアムの2種類のサイズがあり、僕の使っているG100&レンズがかなりコンパクトということもあって結構ゆるゆる。それでも取り付けると見栄えが大きく変わる。

 

●転

フレア&ゴーストの抑制具合や入る光量の変化の検証はしていないのだが、スナップ感覚で気軽に撮るぶんには抑制効果は感じられる。なお、フード自体は蛇腹になっていて3段階で折り畳みができるので、ケラレなどが出る場合は調整ができる。もうひとつ。素材がシリコンで触り心地がいい。ずっと触っていられるサラサラ感で、カメラを愛でている気分になれる。あとはカメラというハードなプロダクトにグニャッとしたソフトなアイテムを付ける対比も良い。

 

●結

「そんなフード、邪道だよ」という人には、同ブランドからはレンズキャップも出ている。こちらも口径を問わず装着できる。レンズキャップは放浪癖があるので、買い直すのが悔しい!という人は持っておいて損はない。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

構図もピントもお任せ! キヤノン「PowerShot PICK」は超優秀な自動撮影カメラだ

キヤノンが11月に発表した自動撮影カメラ「PowerShot PICK」は、カメラの周囲にいる人物を自動認識して、適切な構図で自動撮影してくれるという新感覚のカメラ。GetNavi webでは先日の発表会のレポートを紹介しましたが、今回はゴン川野さんによる実機レビューをお届けします。

↑「PowerShot PICK」(ブラックとホワイトの2色。ホワイトはオプションのシリコンジャケット ブルーを装着した状態)

 

→発表会のレポートはコチラ

 

本体は全自動、操作はスマホアプリを使用

今回は、11月末に発売された自動撮影カメラ「PowerShot PICK」の実機を使い、その実力を検証しました。本機を使うにはまず、スマホ専用アプリとの連携が必須です。撮影データは本体に挿入したmicroSDカードに記録されますが、スマホから閲覧可能なだけでなく、ワイヤレスでデータ転送も可能。

↑スマホ専用アプリとの連携で多機能とシンプルな操作を両立している

 

↑動画と静止画を記録するためにmicroSDカードを使用

 

↑カメラの充電にはUSB-C対応の充電器(9V・2A)を使用する

 

リモート撮影からアルバム制作までスマホで完了

スマホに専用アプリ「MiniPTZ」をインストール後、アプリを起動するとカメラの電源を入れペアリングボタンを押すように指示されます。この手順に従ってカメラとスマホを接続、するとカメラにメモリーカードを入れてるようにうながされます。電源を入れ直すと、スマホアプリのカメラ画像が跳ねて「こんにちは!」というメッセージが表示されます。

↑カメラには電源ボタンとペアリングボタンがある

 

メッセージはこれ以外に、お久しぶりとか、カメラが倒れていませんか?、暗い場所なので暗い写真が増えています、明るい場所に移動しませんか、などの挨拶、警告、アドバイスなど多岐に及んでいます。

↑アプリを起動するとカメラとのペアリングの方法から、アラートまで表示される

 

カメラ機能を起動すると画面が入れ替わり、リモート撮影を開始できます。カメラの上下左右の首振りとズーム操作、静止画と動画の切り替え、シャッターボタンが押せます。自動追尾機能を使うかどうかの選択もここでおこないます。家族での記念撮影や、絶対に逃がしたくないシーンはリモート撮影が確実です。再生画面を選択すると、今まで撮影された画像をサムネールで一覧できます。

↑左が広角での撮影、中央がデジタルズームを使った望遠撮影、右がレンズを真上に向けた状態

 

自動撮影モードでは登録した人物を優先して追尾

カメラに複数の人物が認識されると、自動的に12人まで登録していきます。アプリが撮影された人の名前と生年月日を聞かれるので、入力するとその名前が表示されます。設定画面で「優先設定」をONにすると登録した人物を多く撮影するようになります。

↑左は登録した人物の名前を教えた画面、中央は人物の優先設定、右が再生画面

 

この後、撮影した静止画と動画から、自動セレクトしたアルバムが生成されます。また、こちらで選択した画像から、お気に入りアルバムの作成にも対応。iOSのアプリでは指定した日付と人物での思い出ハイライト動画も作成できます。動画の自動追尾機能は優秀で横顔でも認識されました。また、屋内でも野外でも音声コマンドに反応して、タイムラグの少ない写真が撮れました。

 

「PowerShot PICK」は思っていたよりも的確に顔認識で、狙った人物を撮影してくれます。メインの撮影は「PowerShot PICK」に任せて、お父さんはスマホでサブカットをおさえるという撮影方法でもよいでしょう。確実に撮影するには音声コマンドかリモート撮影がオススメです。いい写真を撮ってもらうコツはカメラの位置を高くすること。小型三脚などを利用して人間の目線に近い高さにカメラをセッティングすると自然な表情と構図になります。

 

気になる点は、時々、スマホとのワイヤレス接続が途切れること。また、充電池が空になると撮影できないので、設定の自動撮影モードをエコに切り替えたり、イベントがないときはカメラの電源を切るなどして、電池を長持ちさせる工夫をするといいでしょう。

自動追尾機能をONにして撮影した動画

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ソニー、新世代のベーシックとなるフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」発表

ソニーは12月2日、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」を発表しました。ボディのみは12月17日発売で、市場推定価格は33万円前後(税込)。キットレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」が付いたモデルは2022年春以降の発売で、市場推定価格は35万円前後(税込)です。

 

α7 IVは、ソニーの最先端のカメラ技術を凝縮した新世代のベーシックとうたうモデル。新たに開発した有効約3300万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」と、フラッグシップモデル「α1」に採用されている高速な画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載し、常用ISO感度100~51200のほか、15ストップのダイナミックレンジを実現。

 

また、ノイズを低減しながら、高い色表現力で、被写体細部の質感まで高精細に表現できるとのこと。さらに、従来モデルにあたる「α7 III」に比べて、撮像エリアの約94%とより広範囲に、759点の像面位相差AFセンサーを配置し、高速AFを追求。AF/AE追従で最高10コマ/秒の高速連写が可能としています。

 

これに加えて、AIを用いて被写体の顔や瞳を検出し続けるリアルタイム瞳AFが、鳥と動物の目の追跡もできるようになっているほか、5.5段光学式5軸手ブレ補正機能をそなえています。

 

動画撮影においては、全画素読み出し時で4K/60p、フルサイズ時で7Kオーバーサンプリングによる4K/30pの記録が可能。また、ソニーの映像制作用カメラブランド「Cinema Line」と同様のルック「S-Cinetone」を搭載し、シネマライクな表現もできるとしています。

↑10種類の設定されたルックから選択することでユーザーが好みの画作りを手軽に楽しめるクリエイティブルックも採用。このような作品を制作できます

 

これらの撮影したコンテンツをPCやスマホに共有する機能も強化されています。α7 IVとPCまたはスマホとUVC(USBビデオクラス)およびUAC(USBオーディオクラス)で接続するだけで、専用ソフト不要で4K/15pやフルHD/60pのライブ配信が可能です。

 

 

ボディデザイン面では、静止画/動画/S&Qの切り替えダイヤルを搭載。さらに、本体背面には横開きのバリアングルモニターを採用しており、自撮りなどにも対応しています。なお、モニターは約103万画素で、3型の液晶パネルとなっています。

↑静止画、動画の切り替えが簡単なダイヤル

 

ボディサイズは約131.3×96.4×79.8mmで、重さはバッテリーとメモリーカードを含めると約658gです。

マクロ撮影、フォトグラフスタイル…プロが新機能を解説!「iPhone 13」シリーズ撮影術

年々進化するスマートフォン。中でもカメラ機能の進化は凄まじく、一眼レフカメラに引けを取らない印象的な写真を撮影できるようになってきています。とはいえ、どんな斬新な新機能が搭載されようとも、使いこなせなければ意味がないですよね。

 

毎年、新作の発表が話題になるiPhoneもしかり。そこで、2021年発表の最新機種「iPhone 13 Pro」を使って、誰でも簡単に実践できる撮影テクニックを紹介します。プロのフォトグラファーとして活動する増田元太さんに、基本的なスマホ撮影のポイントやiPhoneの最新カメラ機能の使い方などを教えていただきました。

 

被写体本来の魅力を引き立てる、iPhoneのカメラ機能

根強い人気をキープするiPhone。中でもカメラ機能は、新モデルが発表されるたびにもっとも注目すべきポイントといっても過言ではありません。元太さんによると、iPhoneのカメラ機能は現在のスマホ市場においてトップレベルにあるのだとか。

 

「スマホに搭載されているカメラ機能はどんどんと進化を遂げていますが、その中でもiPhoneは常にトップを走り続けていると思います。他のスマホが、各機能を動かすOS(ソフト)と端末(ハード)を別のメーカーが作っているのに対し、iPhoneはソフトであるiOSも端末も、すべて自社=Appleで開発しているので、チューニングと呼ばれるソフト・ハード間の調整作業がしやすいんです。そのため、カメラ機能の進化も他社より早くなるのだと思います」(増田元太さん、以下同)

 

また、性能の高さだけではなく、“ニュートラルな色味”を表現できる点も、iPhoneのカメラ機能における大きな特徴なのだそう。

 

「スマホの中には、彩度調整などの加工をデフォルトで行う機種もあります。そういった機種は、簡単に“画になる”派手な写真が撮れる反面、後から色味の繊細な調整がしづらいという面も……。その点、iPhoneはレンズに映った色がそのまま写真になる、つまりニュートラルな色表現をするため、後から自分好みの写真に編集しやすいのが強みなんです」

 

2021年9月に発表されたAppleの最新機種「iPhone 13」シリーズのうち、上位機種である「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 13 Pro」には、マクロ撮影や望遠レンズなどといった高性能なカメラが搭載されました。また、比較的お手頃な価格の「iPhone 13」「iPhone 13 mini」には、上位機種と同じ「フォトグラフスタイル」という色味を調整できる新機能が

 

これらトップレベルの性能を誇るiPhoneのカメラ機能を使いこなせれば、日常的な写真撮影もハイクオリティで楽しいものになるはず! 元太さんのレクチャーを参考に、iPhone13シリーズの新機能の使い方をマスターしていきましょう。

 

↑上位機種の「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 13 Pro」。超広角カメラ、広角カメラ、望遠カメラの3つを装備しています。動画機能として、撮影中にフォーカスポイントを変えたり、被写界深度(ボケ具合)を撮影後にコントロールしたりできる「シネマティックモード」を新搭載しているのも話題

 

↑カジュアルプライスの「iPhone 13」と手に収まるコンパクトサイズの「iPhone 13 mini」には、超広角カメラ、広角カメラが装備。同じくシネマティックモードを搭載しています

 

まずはおさえておきたい! 基本的な撮影テクニック

iPhone 13シリーズの新機能を知る前に、まずはiPhoneで撮影する際の基本的なテクニックについて学びましょう。

 

1.構図と背景を入念にチェックする

「被写体以外をぼかすことのできる一眼レフと違い、基本的にスマホは写真の隅々までハッキリと映ります。だからこそ、レンズに映るすべての物に気を配ることが重要です」と元太さん。「これさえ覚えればバッチリ!」という王道の構図を2つ教えていただきました。

 

・覚えておきたい構図①「日の丸構図」

日の丸のように、画面の中央(赤い丸印)に被写体を配置する構図のこと。

 

・覚えておきたい構図②「3分割構図」

画面を縦横3分割にし、線の交わる箇所(赤い丸印)に被写体を配置する構図のこと。

 

いずれかの構図に沿って被写体を配置することで、バランスの取れた写真が撮影できます。また、その際に役立つのがiPhoneに搭載されている「グリッド」機能。この機能をオンにすることで、先ほどの画像にもあった縦横2本の線が表示されます。表示された線を目安に、構図を作っていきましょう。

 

【グリッド機能の設定方法】
「設定」→「カメラ」→「グリッド」をオンにする

 

2.ピントと明るさを調整する

構図が決まったら、被写体にピントを合わせ、明るさを調節しましょう。レンズを通すと思い通りの明るさにならないことが多いため、撮影前にしっかり整えることが大切です。

 

【ピントの合わせ方】
被写体をタップ→狙った位置に黄色い枠が表示されたらOK

 

【明るさの調節方法①】
ピントを合わせた際に表示される太陽マークをタッチ→上下にスライドして調節

 

【明るさの調節方法②】
画面上部の三角形をタップ→左から5つ目の「露出」を選択→左右にスライドして調節

 

3.編集は左から順番に

編集で自分好みの写真にできる点がiPhoneカメラの特徴のひとつ。とはいえ、加工のしすぎで被写体本来の魅力が失われてしまうのは避けたいですよね。そこで覚えておきたいのが「左側にある設定から順に調整する」ということです。

 

写真の右下にある「編集」をタップすると、「自動」「露出」「ブリリアンス」などが表示されます。「自動」はiPhoneが自動で編集してくれる機能のため、自分ではうまくできないという方におすすめ。自分好みに微調整したい場合には、その次の「露出」から順に、それぞれの設定をしっくりとくる数値へ変更しましょう。左側の設定から順に調整することで、被写体の持つ色味や明るさのバランスが崩れにくくなります。

 

では次のページから、iPhone 13シリーズのカメラ機能の使いこなし方と、いままでとちょっと違った写真を撮るコツを解説していただきます。


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

iPhone 13シリーズの最新機能をマスターしよう

iPhone 13シリーズには、プロ並みの写真が撮れる機能がいろいろ! 各機能の使い方や活躍するシチュエーションなどを紹介します。

[Index]
・マクロ撮影
・ポートレートモード
・フォトグラフスタイル
・超広角カメラ
・ナイトモード
・望遠カメラ
・〈番外編〉グルメ撮影

 

■「マクロ撮影」で被写体のより細かな魅力を表現

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro

これまでは10cm程度しか被写体に近寄ることができませんでしたがiPhone 13シリーズでは2cmまで近づいてもピントを合わせることができるようになりました。なお、マクロ撮影は特別な設定などの必要はなく、2cmの距離で被写体をタップし、ピントを合わせることで撮影できます。

 

今回は花束を被写体に、マクロ撮影を行ってみました。

 

30cmの距離から撮影

 

2cmの距離から撮影

 

同じ花束でも大きく印象が異なりますね。ぐっと近寄ることで、ダイナミックかつ花弁の細かな模様やグラデーションまで伝わる写真になりました。

 

「マクロ撮影は、アクセサリーや化粧品などといった小物の撮影にも使えます。物の美しさはもちろん、細かな傷や汚れも鮮明に伝えることができるため、フリマアプリに出品する際も役に立つと思います」

 

■暗い場所でも「ポートレートモード」で人物をもっときれいに

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini

ポートレートモードはiPhone 7 Plusから搭載されている機能ですが、一定の距離や明るさが保てる場所でないと撮影できませんでした。iPhone 13シリーズは、至近距離や暗い場所でも使えるようになったため、より幅広いシーンで使用することができます。

 

食べものや小物など、様々な被写体で活用できるポートレートモード。今回は人物撮影を例に、より素敵なポートレート写真に仕上げるテクニックを教えていただきました。

 

ポイント① 光を探す

きれいな写真を撮りたいときは、光を意識しましょう。光の活かし方は、光源にカメラを向ける「逆光」と光源を背にする「順光」の2種類があり、どちらを選ぶかによって写真の雰囲気はガラッと変わります。

 

順光……直に光が当たるため、被写体が明るく鮮明に。建物や草木で光が遮られる場合でも、顔にさえ当たれば、素敵な写真に仕上がるのだとか。建物や草木からこぼれた光を探し、その中に被写体を配置するのがポイントです。

 

逆光……後ろから射す光で背景が透き通った感じになり、よりドラマティックな写真に。最新のiPhoneは顔を認識し、自動で明るくしてくれるため、被写体が暗くなってしまう心配もありません。

 

逆光で撮影

緑が透き通り、キラキラとした印象に。明るさなどを何もいじっていないものの、顔が暗くなっていません。ちなみにプロのフォトグラファーさんは、背景が美しく映るなどの理由で、逆光で人物撮影をする人が多いのだとか。

 

ポイント② 目線の高さを合わせる

撮る方向が決まったら、被写体の目線とカメラの高さを合わせましょう。

 

「上から撮ると高圧的に、下から撮ると威圧感のある写真になってしまいます。高さを合わせることでフラットな目線になり、与える印象も良くなりますよ」

 

ポイント③ ぼけと明るさを調整

ポートレートモードの特長である背景のぼけ(被写界深度)は、後から自由に調節可能。また、どうしても顔が暗くなってしまうときには、被写体の明るさだけを変えることもできます。

 

【被写界深度の調節方法】
「編集」→左上の「f○○」をタップ→左右にスライドして調節

【被写体の明るさ調整】
「編集」→左上の六角形のマークをタップ→「スタジオ照明」or「輪郭協調」を選択→メモリを左右にスライドして調節

 

自然光

スタジオ照明

輪郭協調照明

 

ノーマルの状態である「自然光」に比べ、「スタジオ照明」や「輪郭協調照明」を選択した写真は被写体がパッと明るくなりました。中でも元太さんがおすすめだというのが、「スタジオ照明」。まるでライティングしたかのような自然な明るさに仕上がります。派手すぎないナチュラルな変化を楽しめるのも、Apple製品ならではといえます。

 

「自撮りの場合でも、意識するポイントは同じです。光の位置や目線を気にしながら、様々な角度を試し、自分好みのカットを見つけてください」

 

■「フォトグラフスタイル」でInstagramの投稿に統一感を

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini

iPhone 13シリーズで初めて登場した機能のひとつ「フォトグラフスタイル」。今流行りのプリセット(明るさや色味などを撮影前に設定すること)を使うことができます。既に用意されている4種のプリセットを使うもよし、「トーン」と「暖かみ」を調整して自分好みのプリセットを作るもよし。常に同じプリセットで撮影すれば、Instagramのギャラリーに統一感が生まれます。

 

【フォトグラフスタイルの設定方法】
画面上部の三角形をタップ→左から4つ目の「フォトグラフスタイル」を選択→スワイプしてベースとなるプリセットを選ぶ→下部のメモリをスライドして「トーン」と「暖かみ」を調整

 

「『トーン』は、写真の鮮やかさを決める “彩度”と考えて良いと思います。彩度を上げたいときはプラス、抑えたいときはマイナスにしてください。『暖かみ』は、“色温度”に近いもので、プラスにすることでウォームな印象、下げるとクールな印象になります」

 

トーン-100のフォトグラフスタイルで撮影

 

トーン+100のフォトグラフスタイルで撮影

 

暖かみ-100のフォトグラフスタイルで撮影

 

暖かみ+100のフォトグラフスタイルで撮影

 

■「超広角カメラ」で目に映る風景すべてを写真に残す

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini

高い建物やカフェの内装など、広い範囲を撮影したいときに役立つのが超広角カメラ。iPhone 13シリーズはカメラのセンサーが大きくなったことにより、より明るく、鮮明に撮影できるようになりました。また、「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 13 Pro」には、今回新たにオートフォーカス機能が追加され、被写体を認識する機能が向上。被写体はより明確に、背景はよりぼけやすくなり、遠近感のある写真が撮影できます。

 

【超広角カメラ】
画面下部に表示される「.5」を選択

 

次の2枚は、同じ場所から撮った東京タワーの写真です。

 

標準カメラ(1×)で撮影

 

超広角カメラ(.5)で撮影

標準のカメラでは脚の部分が切れてしまいますが、超広角カメラであれば手前の歩道を含む東京タワーのすべてを映すことができました。大きな建物の撮影だけではなく、背景や周りの景色をたっぷり入れたいときにも大活躍する機能です!

 

■「ナイトモード」で夜景の輝きをもっと美しく

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini

夜間や暗い屋内などで活躍するナイトモード。レンズの性能が上がったことで、より明るく撮影できるようになりました。「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 13 Pro」は望遠カメラもナイトモードに対応しており、撮影できる被写体の幅が広がっています。

 

なお、ナイトモードを使用するにあたっては、特別な設定は必要ありません。暗い場所でカメラを起動すると、自動でナイトモードに切り替わります。画面の左上に黄色い文字で秒数が表示されたら、設定完了の合図です。

 

今回は夜景を被写体に、ナイトモードで撮影する際のポイントやより魅力的な写真に仕上げるテクニックを教えていただきました。

 

ポイント① iPhoneを固定する

ナイトモードで撮影する際、左上に表示される数字は撮影時間を表しています。数秒間で複数の写真を撮影し、それらを合成することで一枚の写真が完成します。そのため、カメラがぶれると合成前の複数の写真にズレが生じ、仕上がりが悪くなってしまうのです。手首を固定するなど、できる限りぶれのないようにしましょう。

 

「iPhone13シリーズは合成機能が強化しているため、多少ずれてもきれいな写真に仕上がります! これまで『ぶれるからあまり使っていなかった』という方も、ぜひ一度ナイトモードでの撮影に挑戦してみてください」

 

ポイント② ブリリアンスでキラキラ感をプラス

夜景写真に欠かせないのが、ビルなどの明かり。明かりをどれだけきれいに見せられるかが、夜景写真の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。そこで役立つのが、編集機能のひとつ「ブリリアンス」です。元太さんによるとブリリアンスを上げることで、明かりのキラキラ感がぐっと増すのだとか。

 

【ブリリアンスの調節方法】
「編集」→左から3つ目の「ブリリアンス」を選択→左右にスライドして調節

 

ナイトモードで撮影

 

ブリリアンスを+100に変更

ビルや道路の輝きが増し、暗い場所とのコントラストがよりはっきりとしました。夜間や暗い屋内で撮影したときは、ブリリアンスでより魅力的な写真にしてみてはいかがでしょうか。

 

■「望遠カメラ」で撮影範囲を自在に操る

対応機種:iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro

遠くのものを鮮明に撮影することができる望遠カメラ。ズーム機能でも遠くのものを大きく撮影できますが、標準カメラの画像を引き伸ばして大きくするため、どうしても粗い写真になってしまいます。その点、望遠カメラはレンズの力で遠くのものを撮影するため、画質がとてもきれいなんです。iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Proの望遠カメラは、これまでよりもレンズの性能がアップしているため、遠くの被写体をより鮮明に映すことができますよ!

 

【望遠カメラ】
画面下部に表示される「3」を選択

 

次の2枚は、同じ場所から撮ったオブジェの写真です。

 

標準カメラ(1×)で撮影

 

望遠カメラ(3)で撮影

 

望遠カメラで撮った写真は、オブジェの細かな模様まで確認することができますね。遠くにあるものをアップで撮りたいとき、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

 

「写真を撮っていて『背景に余計なものが映り込んでしまう……』と感じたことはありませんか? 実はそんなときにも望遠カメラが活躍します。少しだけ後ろに下がり、望遠カメラで撮影することで、標準カメラで撮るときと被写体の大きさはほぼ同じまま、背景に映る範囲だけがぎゅっと小さくなります」

 

最後に、食べ物がよりおいしく見える撮影テクニックを教えていただきました。


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

~番外編~ グルメ写真をもっと“おいしく”撮るコツ

日常生活の中でも撮る機会の多いグルメ。最後に、食べ物がよりおいしく見える撮影テクニックを教えていただきました。

 

ポイント① 真俯瞰+食器のバランス

「真俯瞰(真上からの撮影)の場合、食器のバランスが大切です。写真全体を埋め尽くすように食器同士の間隔を詰めて置けば、テーブル全体が主役の写真になります。逆にひとつの料理を際立たせたいときは、お皿の周りに間隔を設けることで、写真を見た人の目が自然とその料理に誘導されます」

 

ポイント② 斜俯瞰+逆光

「斜俯瞰(斜め上からの撮影)で食べ物を撮るときは、逆光がおすすめです。透明感が出て、より新鮮に、より美味しそうに映ります。また、写真の無機質さが気になった時は、自然な仕草の手を背景に映り込ませてください。写真に息が吹き込まれたように、生き生きとしたイメージになります」

 

ポイント③ 暖かさをプラス

「寒色系は食欲をなくし、暖色系は食欲を増進させるという効果は、写真にも応用できます。撮影後、編集機能で『彩度』と『暖かみ』を上げることで、より食べ物が美味しく見えます」

 

元太さんは「良い写真は、見た人の心や体を動かす」と話します。つまり、おしゃれな被写体を揃え、ただ撮影するだけでは不十分。撮影時のストーリーや想いを乗せることが何よりも大事になってきます。「かっこいい写真を撮ろう」と意気込むのではなく、日常のひとコマを切り取る感覚でリラックスしながら撮影を楽しんでみてください。

 

【プロフィール】

写真家・フォトグラファー / 増田元太

Instagramをきっかけに写真の楽しさに目覚め、デザイナーからプロのフォトグラファーに転身。作品発表の傍ら、多くのブランドや観光局の撮影案件を手掛ける。また、Appleストアなどで講座や講演も行っている。

Webサイト=https://gentamasuda.com/
Instagram=https://instagram.com/gnta

家族の思い出を自動撮影! キヤノンの“新ジャンルカメラ”第3弾「PowerShot PICK」が11月発売

キヤノンは、自動撮影に対応した「PowerShot PICK」を11月末に発売すると発表。カメラの周囲にいる人物を自動認識して、適切な構図で自動撮影、スマホアプリとの連携により、ベストアルバムを作ったり、リモート撮影もおこなえる。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は4万5980円。

↑「PowerShot PICK」(ブラックとホワイトの2色。ホワイトはオプションのシリコンジャケット ブルーを装着した状態)

 

家族をメインターゲットにした新ジャンルカメラ

同社が2019年から発表している“新ジャンルカメラ”と位置付けているカテゴリーで、第1弾のカラビナ付き超コンパクトカメラ「iNSPiC REC」、第2弾の静止画/動画撮影ができる望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」に続く第3弾の製品。

 

撮影者のいらない撮影スタイルを実現する自動撮影が特徴で、従来のデジタルカメラに対する不満点、自撮りが難しい、なかなか自然な表情を捉えられない、撮影者が自身が参加中のイベントに夢中になれない、などを解消して、あらゆる思い出のシーンを自然な表情で残せるという。カメラは重さ170g、電源は内蔵リチウムイオン電池で約2時間駆動可能、レンズは19-57mm相当の画角を備える。

↑「PowerShot PICK」は新ジャンルカメラの第三弾として登場

 

↑カメラ底面には3脚用ネジ穴が設けられており、一般的な3脚に取り付け可能

 

顔認識とパン&チルトで被写体を自動追尾

「PowerShot PICK」は12人までの顔を登録して、登録した人物を優先的に撮影することが可能。さらに撮影した画像を同社独自のアルゴリズムでセレクトして、おすすめのアルバムを作ってくれる。これにより膨大な画像データから、ベストの画像を簡単にチョイスできる。iOS版では、セレクトした画像を組み合わせたハイライト動画の作成にも対応している。画像データは本体のmicroSDカードに保存され、Bluetoothでスマホ専用アプリに転送できる。

 

静止画だけでなくカメラが自動的に判断してフルHD動画も録画してくれる。撮影中の人物が移動した場合は、カメラが水平(パン)と垂直方向(チルト)に動いて自動追尾をおこなう。手持ち撮影時も有効な手ブレ補正機能も搭載。有効画素数約1170万画素の1/2.3型CMOSセンサーを使い光学3倍ズームレンズで撮影する。


↑12人までの人物を優先的に撮影するように自動登録できる

 

↑登録した人物は優先的に撮影され、ベストショットをまとめた「おすすめ」が自動生成される

 

音声コマンドとリモート撮影にも対応

任意のタイミングで撮影したい場合は、4つの音声コマンドに対応しており、写真撮影、ビデオ撮影、撮影の一時停止、他の被写体の撮影を声で操作できる。スマホ専用アプリとBluetoothでペアリングすれば、ライブビュー画面を見ながら、静止画と動画の撮影を行うことも可能。また、WindowsPC専用アプリケーション「Wireless Webcam Utility for Mini PTZ cam」をインストールすればWebカメラとしても使用できるが、音声は送れない。

↑4種類の音声コマンドに対応、冒頭に「ハローピック」を付けることでカメラを操作できる

 

↑スマホでライブビューを見ながら、ズーミング、カメラのパンとチルトをおこない撮影できる

 

↑屋外のイベントでも使用可能だが、防水機能がないため濡らさないよう注意が必要だ

 

「カメラを構えるとどうしても意識してしまい自然な表情が撮影しにくい」、「撮影者が1人だと、撮影者が写った写真が少なくなってしまう」といった悩みを解決する新発想のカメラということで、特に子どもの写真を撮ることが多いファミリー層にアピールする製品となっている。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

DJIのフラッグシップだ! センサー機能など大幅進化を遂げた「DJI Mavic 3」

DJIは、フラッグシップモデルである折りたたみ式カメラドローンの新製品「DJI Mavic 3」を発表しました。

 

4/3型CMOS Hasselbladカメラと28倍ハイブリッドズーム対応の望遠カメラに加え、最大200m先の障害物を検知する全方向障害物検知を搭載しています。

 

アップグレードしたハードウェアとソフトウェアにより、20MP画像の12-bit RAWフォーマットでの撮影や、5.1K/50fpsの撮影に対応。高い動画解像度と幅広いダイナミックレンジで、低照度環境下で発生するノイズを効率的に低減します。4K/120fpsの動画撮影にも対応し、後処理工程での柔軟性が高まるとともに、120fpsでのスローモーション動画も撮影できます。

 

ドローンの飛行性能と電力消費に関わるあらゆる要素を再設計し、理想的な環境下で最大46分と飛行時間を大幅に延長。モーターとプロペラをエネルギー効率の高いものへ改善し、バッテリー容量を増やして、ドローンの骨組みや部品の重量を軽減しています。風圧抵抗性能は前モデルと比較し35%向上したほか、飛行速度も改善されています。

 

Mavic 3シリーズは「Mavic 3」と「Mavic 3 Cine」の2モデル展開で、Mavic 3 CineはApple ProRes 422 HQコーデックに対応し、最大ビットレート3772Mbpsを実現。ProResコーデックや高フレームレート動画といった大きな容量のデータを扱えるよう、1TB SSDを内蔵しています。DJI 10Gbps 高速データ転送ケーブルも同梱し、エクスポート作業をより効率化しサイズの大きなデータでもスピーディに転送可能です。

 

価格は「DJI Mavic 3 標準版」が25万3000円、「DJI Mavic 3 Fly More コンボ」が34万1000円、Mavic 3 Cine同梱の「DJI Mavic 3 Cine Premiumコンボ」58万3000円。公式オンラインストアstore.dji.comや、公式認定ストア、正規販売代理店で購入できます。

ニコン史上最強のフラッグシップが年内に発売! 「ニコン Z 9」予約は11月2日から

ニコンイメージングジャパンは、3月10日に開発を発表した、「ニコン Z マウント」採用のフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコン Z 9」を、年内に発売予定です。11月2日10時より予約販売を開始。市場想定価格は70万円前後とみられています。

 

同製品は、ニコンの最先端技術を結集させた「ニコン Z シリーズ」初のフラッグシップモデル。新開発の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 7」により、同社史上最高のAF性能を実現。9種類の被写体検出(人物、犬、猫、鳥、自転車、バイク、車、列車、飛行機)に対応し、多様な被写体の決定的なシーンを逃しません。

 

動画撮影では、約125分の8K UHD/30pの動画を、外部レコーダーを使わずカメラボディー内のメモリーカードに記録可能。4K UHD/120p/60p/30pにも対応します。縦横4軸チルト式の画像モニターにより、縦位置、横位置問わずハイアングルおよびローアングルでの撮影が容易になり、ユーザーの利便性が大幅に向上しています。

 

従来の光学ファインダー(OVF)や電子ビューファインダー(EVF)の見えを超える電子ビューファインダー「Real-Live Viewfinder」を新たに搭載。ファインダー像の消失が起きないよう同一画像を表示する従来のブラックアウトフリー撮影とは異なり、実際の被写体の動きを常に表示して、表示飛びもなく、被写体を途切れなく目で追うことができます。

カバンの中でもカメラが迷子にならないストラップ「chocotto STRAP」でカメラ愛爆上げ【愛用品コラム90】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 90:new trip「chocotto STRAP」】

●起

コンセプトは、チョコット使いが多いカメラユーザーのためのストラップ。僕みたいに外出時、思いつきでカメラを持ち歩く人にとっては最適なストラップだ。このストラップが輝くのは、バッグから取り出すときと保管するとき。それについて今回は語っていこう。

 

●承

本製品は、ベルトの表生地にCORDURA500D、裏地にCORDURA1000Dを使っていて、「タフに扱ってね」と言っている。本体やレンズは丁寧に扱うべきなので、ガシガシ使いすぎるのは注意だが、バッグに手を入れたときに当たるCORDURAの固さが心地よい。ショルダーにしろリュックにしろ、固さだけを目指して手を伸ばせばいい。例えるなら、ドラえもんが四次元ポケットをガサゴソして、行きあたっときのあの感覚だ、きっと。

 

●転

バッグから取り出す以外に、保存時にもこの長さはちょうどいい。僕の一眼はリビング横の棚が置き場で、インテリア的な保管方法をとっているのだが、通常のストラップだと帯が長くてごちゃつく。本製品はストラップの色合いも相まって、カメラの存在を立たせて、カメラがある日常を演出してくれるのだ。

 

●結

ちなみに、金属パーツは不使用で、カメラを傷つけることはない。ただ、カメラ本体のストラップ装着部が丸穴タイプ用に、三角リングがついたオプションも用意。この三角リングは金属製だが保護カバー付き。この細部へのこだわりは、作り手のカメラが愛が伝わってきて、こちらのカメラ愛も育んでくれる。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

パナソニックからプロ向けのボックスカメラが新発売! PCから最大12台の同時制御が可能

パナソニックは、ボックススタイルのフルサイズミラーレス一眼カメラ、LUMIX BOX「DC-BS1H」を12月16日から発売すると発表しました。小型で機動力のあるボックススタイルのボディに映像制作に特化した機能を凝縮した本機は、表現の幅が拡がる撮影を可能にします。

 

さまざまな動画フォーマットに対応し、自動追従するオートフォーカスを搭載

↑本機が対応する動画サイズ

 

動画性能では、ハイエンドモデル「LUMIX S1H」の高機能を継承し、広いダイナミックレンジと優れた色再現を実現する14+ストップ V-Log/V-Gamutや、高感度撮影に優れたデュアルネイティブISOテクノロジーを搭載しました。6K24p 10bit(横縦比3:2)、5.9K30p 10bit(横縦比16:9)などの高解像度動画の時間無制限記録や、HDMI経由での動画RAWデータ出力に対応するなど、さまざまな動画フォーマットに対応します。

 

また、人物の頭部を認識し、その被写体に合わせてピントを合わせ続けるリアルタイム認識オートフォーカスも搭載されています。さらに、鳥、イヌ科、ネコ科に対する動物認識も搭載されているので、これらの動物に合わせても、オートフォーカスが自動追従します。

 

多彩な入出力端子を装備。PCから最大12台の同時制御が可能

 

さらに、ボックススタイルの形状を活かし、豊富な入出力のインターフェースを搭載。BNC端子とLAN端子を搭載し、3基のBNC端子はそれぞれ3G-SDI出力、タイムコード(TC IN/OUT)、Genlock入力に対応しています。また、SDカードスロットを2つ装備。ひとつのSDカードの記憶容量が埋まった場合、もう1枚のSDカードに引き続き撮影データ保存を続ける機能も用意されています。

 

LAN端子を用いて、最大4K60p 50Mbpsの有線IPストリーミング、PCからの複数台制御(最大12台)、PoE+対応機器からの給電、SDKを活用した外部からの機器制御が可能です。スマートフォン用アプリ「LUMIX Sync」によるリモート撮影機能も搭載しています。撮影現場に合わせて自在にカスタムできる本機は、三脚やジンバルを活用したスタイルに加えて、マルチカメラでの撮影や配信にも対応しています。さらに、寒冷地でも対応するマイナス10℃の「耐低温設計」なので、過酷な撮影環境でも安心して使えます。

 

なお、LUMIX BOX「DC-BS1H」の価格はオープンとなっています。

野外撮影の「超最強」が正統進化! GoPro HERO 10 Blackを編集部・YouTube担当がインプレ!

今や多くのYouTuberやストリーマーが愛用するアクションカム「GoPro」シリーズより、新モデル「GoPro HERO10 Black」が登場しました。GoPro.com価格で5万4000円、バンドル付きで6万円となります(どちらも税別、GoProサブスクリプションと同時購入の場合)。

 

↑前モデルから正統進化を見せた、GoPro HERO10 Black

 

【GoPro HERO10 Blackを写真で見る】

 

HERO10 Blackでまず触れておくべきポイントは、新搭載のGP2チップ。5.3KビデオをHERO9と比較して倍の60fpsで撮影が可能になった点や、2300万画素の写真撮影が可能になるなど、より高画質のコンテンツを取り扱うことができるようになりました。2.7Kでの8倍スローモーション対応や、5.3Kビデオから1580万画素での静止画切り出しにも対応。

 

またすべてのモードで、低光量での撮影性能とHyperSmooth 4.0のビデオスタビライゼーションが強化。従来、苦手評価も少なくなかった暗所での撮影も、今後は期待できそうです。「Quik」アプリを経由したワイヤレス転送や、USB接続によるスマホへのデータ転送、クラウドストレージへの自動アップロードなど使い勝手も考慮した機能も持ち合わせています。

 

着実なステップアップを踏んだ「HERO10 Black」ですが、本記事では編集部でYouTube担当として、YouTubeチャンネル「家電トーク」で日々動画投稿をしている編集部・小山に、HERO10 Blackのインプレッションを聞いてみました。

 

●家電トークはこちら!

 

↑編集部・小山雅斗。YouTubeチャンネル「家電トーク」では、最新調理家電からゲーミングモニター、ワイヤレスイヤホンまで視聴者の「知りたい」に細かく突っ込んだレビュー動画をあげている

 

HERO10 Blackの良さを語らせてもらう前に、まずGoProシリーズの何が良いと私が思っているかをお話します。 「VLOGカム」として最高のサイズ感で、外に出て撮影した時の快適さが半端じゃない! これがまず第一。その裏付けとして軽さ、手振れ補正、圧迫感のなさが他のVLOGカムと比べても圧倒的なわけです。 軽いのはもちろんなんですが、 ある程度乱暴に歩いても手振れ補正がかなり効くので、散歩の延長線上みたいな感じで撮影ができるんですよね。また、筐体自体が小さくて圧迫感がないので、お店や道で撮影する際に、ミラーレス一眼で撮影するときのように周りを気にしなくてもよい感じが私にとって「グッド」なんです。

 

さて、ではHERO10の良さはどういったものなのか? まず第一印象から…正直な話で言うと、HERO9と劇的な差は感じられませんでした…! それこそHERO9を初めて触った時の「世界が変わった感じ」に比べると、アップデートとしてのインパクトは少なめ。

 

しかし、そこは「正統進化」と言えると思っています。まず、若干なりと動画編集時の使い勝手は良くなりそうだと感じました。スペック的な面で考えれば、やはり5Kから5.3Kになった分、 いくらか引きで撮影してクロップして、最終的に4K動画にするという使い方ができるので、使い勝手は良くなっているはずで、今後そういった場面は増えるかもとも感じました。

 

また、タッチ精度がなかなか良いんですよね。HERO9でも少し評価が問われていたタッチ精度の部分ですが、 今回正確な比較と言えるほどのことはしていないのですが、メニューのタッチ精度が改善されていると感じました。 HERO9でもアップデートで若干良くなったようなのですが、HERO10 Blackでは操作していてほとんど違和感がないと感じました。

 

あとは、筐体がHERO9と同じであることで、毎シリーズ購入しているユーザーからしたら、オプションも使いまわせるので嬉しいはず。

 

最後に撮影してみた印象を、実際の動画とあわせて締めたいと思います。日中の野外での使用は一言で「超最強」ですね。 軽くて手軽にもかかわらず非常にきれいだし、HyperSmooth 4.0の効果もあってか手振れもほとんどない。暗所にも強くなったとのことですが、まだやはり弱めな印象かなと思いました。ただ照明をしっかりたいていけば、暗所でも通用していけるかも。

 

 

 

インプレは以上です! 近日、またHERO10のレビュー動画を「家電トーク」で公開できればと思っていますのでお楽しみに!

全世界限定250台! ライカと007最新作のコラボ「ライカQ2 “007 Edition”」

ライカは、スパイアクション映画「007」シリーズの最新作となる「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開を記念して、「ライカQ2 “007 Edition”」を発表しました。税込価格は110万円。ライカストアとライカオンラインストアで、9月23日に発売予定です。

 

同製品は、販売数が世界限定250台の特別限定モデル。ライカのミニマルなスタイルと、「007」シリーズの主人公「ジェームズ・ボンド」を想わせる控えめでエレガンスなデザインが特徴です。

 

本体のトップカバーにはアイコニックな「007」のロゴ、レンズキャップには「007」シリーズのオープニングで知られるガンバレル(銃口)のモチーフが施され、背面にはシリアルナンバーが1台ごとに刻印されています。

 

イギリスのスーツケースブランド「グローブ・トロッター」のケースもセットになっており、今回のために特別にカスタマイズされたハンドメイドで、007/ノー・タイム・トゥ・ダイ本編に登場予定の、グローブ・トロッター限定コレクションから着想を得たものです。カメラ本体とケースには、オーシャングリーンカラーのレザーが採用されています。

 

なお、同作にはライカのカメラも小道具として登場。ジェームズ・ボンドが暮らすジャマイカの自宅や、登場人物の一人である「Q」のロンドンの自宅にも「ライカQ2」が置かれているそうです。

豊かな階調表現や立体的なボケ撮影が可能、富士フイルムから最新ミラーレス「FUJIFILM GFX50S II」登場

↑FUJIFILM GFX50S II

 

富士フイルムは、35mm判の約1.7倍となるイメージセンサーを採用したミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX50S II」を発表。9月29日から発売します。

 

「GFX」シリーズは、35mm判の面積を上回るセンサー搭載の、ミラーレスデジタルカメラ市場を切り拓いてきたとうたうモデル。プロの写真家やハイアマチュアを中心に、画質や機動力で高い評価を得ているとしています。

 

FUJIFILM GFX50S IIは、約5140万画素のイメージセンサーを搭載。35mm判のイメージセンサー搭載カメラに比べて、1画素あたりの受光面積が大きいため、広いダイナミックレンジと高いS/N比を実現し、豊かな階調表現や、ノイズの少ないクリアな写真撮影が可能です。

 

また、浅い被写界深度により、背景を美しくぼかして被写体を際立たせる立体的な表現も可能とのこと。

 

さらに、5軸で最大6.5段の手ブレ補正も採用。三脚を使用できない場所や光量が少ない場所での手持ち撮影をサポートします。これに加えて、高速な画像処理エンジン「X-Processor 4」と最新のアルゴリズムによる高性能なAFも実現。手ブレ補正と合わせて、被写体を素早く正確にとらえることができるといいます。

 

本体サイズは約幅150.0×高さ104.2×奥行き87.2mmで、重さは約900gです。

 

なお、レンズキットは「フジノンレンズ GF35-70mmF4.5-5.6 WR」が付属。市場想定価格は本体が50万円(税込)前後で、レンズキットは55万円(税込)前後です。

 

高速かつ高精度なAFを実現した小型ミラーレス「FUJIFILM X-T30 II」

また、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T30 II」も発表。こちらは11月から発売します。

 

↑FUJIFILM X-T30 II

 

FUJIFILM X-T30 IIは、「Xシリーズ」のフラッグシップモデル「FUJIFILM X-T4」と同等の高画質や、高速かつ高精度なAFを実現するモデル。約2610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速なAFを実現しています。

 

また、像面位相差画素を全面に配置しており、画面中央から離れた位置にある被写体でも素早く正確に捉えられるとのこと。

 

これに加えて、最新のアルゴリズムを採用しているため、動体追従AFの性能も高くなっており、カメラに向かってくる被写体はもちろん、カメラから離れていく被写体も捉え続けられるそうです。

 

このほか、4K/30Pの動画撮影機能や、3型のチルト式タッチパネル液晶モニターなどを採用しています。

 

本体サイズは約幅118.4×高さ82.8×奥行き46.8mmで、重さは約378gです。

 

市場想定価格は本体のみで11万円(税込)前後、「FUJIFILM X-T30 II XC15-45mmレンズキット」が付くレンズキットが12万円(税込)前後です。

主要メーカーのミラーレス一眼の使い方を写真入りで解説!入門者におすすめの一冊「デジタル一眼超入門 増補最新版」

カメラの構え方、ピント合わせの基礎から、絞りやシャッター速度といった露出の知識、花や旅写真、子どもを被写体としたポートレートの撮影テクニックまでをやさしく解説した「デジタル一眼超入門 増補最新版」は、デジタル一眼カメラを初めて購入する人に向けて、とにかくわかりやすい内容を心がけたページ構成になっています。

 

 

カメラ実機の写真入りでわかりやすく解説

事前知識は一切不要! カメラの各部位の説明や一番最初に行なう設定操作などを写真入りでわかりやすく解説。登場するカメラはキヤノンEOS Kiss M2、ニコンZ50、ソニーα6400、パナソニックLUMIX G99、オリンパスPEN E-P7、富士フイルムX-S10の6機種。それぞれのモデルについて、写真入りで解説しています。

 

露出の基本を理解しよう!

写真の露出(明るさ)は「シャッタースピード」と「絞り」によって構成されていますが、絞りは「ボケ」に、シャッタースピードは「ブレ」に関連してくるため、その相関関係をしっかりと理解することが必要になります。イラストを多用してそのしくみをわかりやすく説明。スマホでは撮れなかった背景ボケを生かした写真や動感を生かした写真が撮れるようになります。

 

良い写真を撮るツボとは?

良い写真、印象的な写真は構図や露出だけで光の見つけかたも重要です。風景写真だけでなく、人物撮影にも応用できる光の見つけ方、見きわめ方をプロカメラマンが解説。ココを読むだけでアナタの写真のクオリティがグンとアップします。

 

[商品概要]

デジタル一眼超入門 増補最新版

著者: CAPA編集部
定価: 1320円 (税込)

【本書のご購入はコチラ】
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・セブンネット https://7net.omni7.jp/detail/1107227003

「カメラのお布団」で一眼を眠らせない生活を手に入れた【愛用品コラム82】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 コラム83:_go(アンドゴー)square 長方形タイプ】

●起

いつものようにインスタを見ていたら表示されて、良さそうだなと思って購入したアイテムだ。「カメラのお布団」と呼んでいる。

 

●承

カメラをきちんと保管するなら防湿庫に入れるべきだし、落下のリスクを考えるとクッション性に優れたケースに収納すべきだけど、僕の今使っているG100のようなカメラは、気軽に置いておきたい。いつでも持ち出せるようにしたいカメラなので、こういったケースに入れるのもありだと思っている。

 

●転

このケースに入れると、愛機に人格が出てくる。写真のようにチラッと顔を出しているような仕草は布団を頭からかぶっているような姿にも見えるし、外に出て写真を撮ろうよと誘っているようにも見える。ロゴを隠すと完全におやすみモードのような見栄えに。といった形で、愛着がどんどん増してくるのだ。

●結

完全に覆い隠さないメリットはほかにもある。重厚なケースに入れて保管してしまうと、日常から姿を消してしまう。姿を消してしまうと、本当に用事があるときにしか使わなくなる。机や棚に置いておいて視界に入ると、出かける時に持っていこうかなという気分になる。ゆるゆると撮影を楽しみしたい人にはうってつけ。なお、本製品はカメラケースとして使う以外にもケーブル収納としても有能。買い足してもいいかなと考えている最中だ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ソニーの新Vlogカメラは画質こだわり派に最適! レンズ交換式になった「VLOGCAM ZV-E10」

ソニーは、αシリーズ初のVlogなどの動画撮影に特化したレンズ交換式カメラ「VLOGCAM ZV-E10」を9月17日に発売します。実売予想価格はカメラ単体が7万8000円前後、16-50mmのパワーズームレンズを同梱したレンズキットが8万9000円前後(税込)。本体カラーはブラックとホワイトの2色が用意されます。

↑VLOGCAM ZV-E10

 

ソニーでは手軽に撮影できるレンズ一体型のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-1」を発売していますが、より幅広い映像表現を望むユーザーに向け、レンズ交換型をラインナップに追加。撮影シーンや表現したい動画内容に応じてレンズを交換することで、多彩な映像表現を高画質で実現します。レンズはソニーのEマウントに対応しており、マクロレンズから超望遠まで多彩なレンズを使用可能です。

↑別売のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を装着したところ

 

APS-CサイズのCMOSイメージセンサーExmor(有効約2400万画素)と、画像処理エンジンBIONZ XおよびフロントエンドLSIを搭載し、高速データ処理による高画質と高い描写性能を実現しています。また、動画撮影時に使用できる電子式手ブレ補正を搭載しており、手持ちによる歩き撮りなどさまざまな場面で、画質をそのままに手ブレを抑え安定した滑らかな映像を撮影できます。

↑手持ちでも手ブレの少ない映像を撮影できます(画像のシューティンググリップは別売)

 

αシリーズならではのオートフォーカス(AF)性能の高さが特徴で、AIを活用した物体認識アルゴリズムにより、色や模様、被写体との距離などの空間情報を高速処理し、高精度に認識、自動追尾し続けるリアルタイムトラッキングを搭載。高い精度を実現しながら高速性と追従性に優れたファストハイブリッドAFシステムにより、被写体が次々と変わるシーンでも被写体にピントを素早く移し、被写体を捉え続けることができます。これにより、フォーカシングはカメラに任せ、撮影者はフレーミングとトークに集中できます。

 

横方向に開くバリアングル液晶モニターにより、自撮り時に画角の確認ができるほか、頭より高い位置や地面近くからの撮影の際にもモニターを確認しながら撮影ができます。

↑バリアングル液晶で自撮り時も画面を確認しながら撮影できます

 

日常的な動画に加え、印象的なスローモーション動画や静止画をボタン一つで素早く切替えが可能で、撮りたい瞬間を逃さない撮影ができます。さらに、背景を「ぼけ」と「くっきり」に簡単に選択できる「背景ぼけ切り換え」や、商品レビュー動画撮影時に、顔と商品の間を素早くピント移動ができる「商品レビュー用設定」などの機能も搭載。多彩なVlog撮影を楽しめます。

 

音声面では、前方指向性の3カプセルマイクを搭載し、ノイズを低減するとともに話し手の声をクリアな音質で収音。また、スマートフォンやPCと接続し簡単に高画質かつ高音質のライブ配信を行うことも可能です。

↑webカメラとして使うことも可能

 

αシリーズの4K撮影機能搭載カメラとして最軽量の質量343gで、バッグに入れて手軽に持ち運ぶことのできるコンパクトデザインを実現。高いスタミナ性能により、連続撮影時間は最大125分を実現しています。充電端子はUSB Type-Cで、撮影中の充電や給電も可能です。

 

「VLOGCAM ZV-E10」は、これから動画撮影を始めたい方や、より高品質な動画を求める方に最適なVlogカメラといえそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

パナソニック「LUMIX GH5M2」実写レビュー! 野鳥撮影も手ごろなもんでした

パナソニックのミラーレスカメラGシリーズのハイエンドモデル、LUMIX「GH5」がMark.IIになって新登場しました。Gシリーズには静止画に強いGと動画に強いGHがありますが、LUMIX「GH5 II(DC-GH5M2)」によって静止画も動画も、これ1台でいいと思わせてくれるスペックが実現されています。

↑使用した交換レンズは標準ズームキット「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」、超広角ズーム「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」、超望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の合計3本

 

しっかりしたグリップと手ブレ補正機能でブレに強い

LUMIXが採用しているマイクロフォーサーズマウントはカメラもレンズも小型軽量化できるため、特に望遠系レンズで威力を発揮します。手ブレにも強いのですが、センサーサイズがほかの規格より小さいため、フルサイズなどに比べるとやや高感度に弱いという弱点があります。

 

今回は、野鳥のオオタカを撮影。生息地は立ち入り禁止のためエリア外から超望遠レンズで撮っています。当日の天候は曇天だったため、開放絞り値の暗い超望遠レンズで高速シャッターを使うために感度を上げざるを得ませんでしたが、満足のいく作例を撮影することができました。

↑ オオタカを超望遠レンズで撮影。記事後半で作例解説します

 

「GH5 II」は大型のグリップを装備して右手を使ってほとんどの操作がおこなえます。電子ダイヤルはグリップの前後にあり、専用ボタンは5個で、その中の1つが動画撮影ボタンです。モードダイヤルには4つのカスタムモードを登録できます。左側のドライブモードダイヤルで連写、単写、6Kフォト、フォーカスセレクトを素早く切り替えられます。背面にはフォーカスモードレバー、ジョイステックなどがあり、これらは右手の親指で操作できます。

↑ホワイトバランス、ISO感度、露出補正、フォトスタイルを専用ボタンで操作。ボタンの高さや形状が微妙に違うためにEVFをのぞいたままでも違いが分かります

 

↑ドライブモードダイヤルを回して単写、連写、6Kフォトを選択します

 

↑背面の操作系も洗練されており、迷わず使えます。同じフォーマットのOLYMPUS「OM-D E-M1Mark III」よりも操作しやすいと感じました

 

動物認識により、犬、ネコ、鳥へのAF性能が向上

GH5 IIでは動物認識AF(オートフォーカス)と空間認識AFにより、イヌ科、ネコ科、鳥を認識して瞬時にピントを合わせるAF機能を搭載。これはペットの撮影に役立ちます。

 

また、カメラ任せで複数のパラメータを変更して印象的な写真が撮れるフォトスタイルに、L.クラシックネオ、シネライクD2、シネライクV2など新たに5種類が加わりました。

↑自動認識のAFモードで動物と人間の両方を同時に選択できます

 

↑シネライクV2などが加されフォトスタイルは全14種類になりました

 

スマホとの連携でライブ配信も簡単

GH5 II最大の目玉はライブ配信機能です。スマホに専用アプリ「LUMIX Sync」をインストールするだけで準備完了。アプリとカメラをペアリングして、ツールのなかからライブ配信を選択。次にどこから配信するのかを選べるのですが、YouTubeはチャンネル登録者1000人以上でないとライブ配信できないため、今回はFacebookを選択。後はカメラをWi-Fiで接続して、配信開始ボタンを押せばライブ配信が開始されます。

 

この画面にストリームのリンクが表示されるので、コピペして知人に送ったり、SNSでリンクさせれば、クリックした人がライブ配信画面に飛べるようになります。実際に試してみると、ミラーレスカメラだけあって、スマホのカメラ機能と比較して動画の画質が抜群にいいです。また、音声もなかなかのもの。これでYouTuberでなくても手軽にライブ動画配信ができますね。

 

(画像をクリックすると拡大表示されます)

 

↑Mac miniのSafariからライブ配信を表示。フルHD画面は非常にキレイです

 

フォトスタイルを使ってみよう

LUMIXのフォトスタイルは、OLYMPUSでいえばアートフィルター、富士フイルムでいうところのフィルムシミュレーションモードになります。この手の機能は、いくら数が多くても使えるエフェクトがなければ宝の持ち腐れです。効果が大げさなモードはインパクトがありますが、飽きやすいので、私は地味に効くモードが好みです。

↑L.クラシックネオで撮影したスナップ。色は薄く明るめに写るので昭和な感じがでます
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/125sec F6.3 ISO200

 

↑L.モノクロームで撮影するとコントラストのハッキリした画像が得られました
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/100sec F5.6 ISO400

 

↑同じ被写体をL.モノクロームSで撮るとやや明るめでフラットな感じになります
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/100sec F5.6 ISO400

 

悪条件下でもオオタカのヒナが撮れた!

さて、目玉となるオオタカ撮影へ。オオタカ生息地に向かう途中から天候が回復したのですが、時刻は15時を回っていました。画質優先なら低感度で低速シャッターですが、相手が動いた場合はブレてしまいます。動きを止めるなら高感度で高速シャッターを切りたいところですが、そのぶん、画質は犠牲になります。

↑オオタカ生息地に近づくと雨がやんで晴れ間が見えてきました
LUMIX DC-GH5M2M LEICA DG 8ー18mm / F2.8-4.0 1/125sec F4 ISO200

 

まず、低感度、それから高感度で撮影することにして、AFは基本AF-Sを選択しました。ドライブモードは高速連写を選択。レンズは小型軽量で800mm相当が使えるOLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を使います。LUMIXとOLYMPUSはマイクロフォーサーズマウントを採用しているため、交換レンズに互換性があります。

 

生息地に到着すると大きくなった3羽のヒナが巣からエサを食べるために地上に降りていました。これはラッキーです。陽射しもありましたが、望遠端の開放絞り値はF6.3なので、ISO800では1/60secしか切れません。フルサイズなら三脚が欠かせない撮影条件ですが、軽量なレンズと強力な手ブレ補正機能のおかげで、手持ちで撮影できました。

 

ISO800での画質は100%で見ても、羽毛のディティールがしっかり再現されています。途中でISO10000まで上げました。ややディテールは甘くなりますが、オオタカの鋭い眼光が捉えられました。ISO3200ぐらいまでなら、大伸ばしにも耐えられると思いました。

 

4K動画も手持ちでブレずに撮影できました。さすがは動画に強いLUMIX「GH5 II」です。機材の増える動画撮影にこそ、フォーサーズ機の機動性を有効活用したいですね。

 

↑オオタカのヒナの兄弟、親鳥が取ってきたエサをめぐって争っています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/60sec F6.3 ISO800

 

↑3羽目のヒナは木の枝に止まって我関せずを決め込みます LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/60sec F6.3 ISO800

 

↑オオタカが止まっていれば1/50secでもブレずに撮れます。動物認識AFも効いています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/50sec F6.3 ISO800

 

オオタカが羽ばたく動きを止めないので1/1000secまでシャッター速度を上げ、感度をISO10000まで上げています。粒子はやや粗くなりますが、迫力のある画像が撮れました。

↑ LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/1000sec F6.3 ISO10000

 

↑ 枝が前後に入り組んでいる場所では、素早くMFに切り替えて撮影しています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/400sec F7.1+0.33 ISO10000

 

↑ 動きが収まったので感度をISO3200まで下げました、画質はかなり良くなりました
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/125sec F9 ISO3200

 

最後に4K動画をご覧下さい、800mm相当の手持ちで、ほぼブレが抑えられています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

GoProの写真管理アプリ「Quik」がアップデート、ビデオのワンシーンを高画質画像で切り出すことが可能に

 

GoProが、iOS/Android向けアプリ「Quik」のVer8.8をリリース。アプリをアップデートしました。

 

Quikは、GoProはもちろんのこと、スマホやデジカメで撮影した写真やビデオも取り込んで管理できるアプリです。また、写真やビデオに加えて音楽を選ぶだけで自動編集されたビデオの作成も可能。音楽は内蔵ライブラリーのほか、手持ちの楽曲からも選べます。

 

このほか、写真の編集やSNSへの投稿などの機能も備えています。さらに、2021年内には容量無制限のクラウドバックアップ機能も追加予定です。

 

今回のアップデートでは、ビデオの画質を落とすことなく、ワンシーンを画像として保存できる機能「フレームグラブ」を追加。これにより、スマホでスクリーンショットすることなく、ビデオから高画質な画像を切り出すことができます。

 

また、Quikからスマホのカメラロールに直接アクセス可能になったほか、編集された映像と自動的にシンクする5つの新しいオリジナル楽曲の追加などのアップデートが行なわれています。

 

Quikのダウンロードは無料。ただし、無料のままだと試用版としての利用になり、すべての機能を利用するには月額200円(税込)もしくは年額1080円(税込)のサブスクリプションに登録する必要があります。

レトロデザインがおしゃれなニコンのミラーレス一眼「ニコン Z fc」登場

ニコンイメージングジャパンは、APS-Cサイズのミラーレス一眼カメラ「ニコン Z fc」を発表しました。発売は7月下旬を予定しています。なお、7月1日の10時から予約販売を開始します。

 

ニコン Z fcは、ニコンの歴史的なカメラ「FM2」にインスパイアされたデザインを「Zシリーズ」で初めて採用したモデル。レトロな外観になっているほか、ダイヤルデザインや「Nikonロゴ」の刻印を取り入れるなど、細部にまでこだわっています。また、ボディはマグネシウム合金を採用しており、高い堅牢性を備えているのもポイントです。

 

さらに、Zシリーズとしては初のバリアングル式モニターを搭載。モニターを横方向に開くことができるので、Vlog撮影などに使用できるとしています。なお、モニターは正面に向けると自動的に自撮りモードに切り替わります。このほか、0.39型のEVFも搭載しています。

 

スペック面では、有効画素数2088万画素のCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 6」を搭載。これにより、静止画・動画ともに細部や質感を鮮明に描写できるとしています。また、ISO感度は100-51200までをカバー。暗い場所でもクリアな撮影が可能です。

 

さらに、2020年末に登場した「ニコン Z 7II」や「ニコン Z 6II」に搭載された、人物やペットの瞳にピントを合わせる「瞳AF」「動物AF」を採用。これに加えて、広い範囲で顔や瞳をより確実に捉える「ワイドエリアAF」も採用し、画面内に複数の人物や動物がいる場合でも、狙った人の瞳やペットの瞳にピントを合わせることができます。

 

動画は4K UHD(3840×2160ドット)30pの撮影が可能。瞳AFや被写体を追い続ける「フルタイムAF」にも対応しています。

 

カメラとiOS端末およびAndroid端末を連携できるアプリ「SnapBridge」にも対応。カメラで撮影した静止画・動画をSNSで簡単に共有できるほか、カメラの最新ファームも入手できます。

 

本体サイズは約幅134.5×奥行き43.5×高さ93.5mmで、レンズやバッテリーを含めた重量は約445gです。インターフェイスはUSB Type-C、HDMI、ステレオミニジャックをそろえます。

 

なお、キットレンズは「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」をベースに、シルバーカラーを採用した標準ズームレンズと、単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)」が付きます。

夏休みを激写! 意外と本格的な「キッズカメラ」おすすめ4選

スマホで写真を撮っていると、「撮らせて!」と子どもが使いたがることはありませんか。とはいえ、子どもにスマホを渡して好きなように使わせてしまうのは、ちょっと心配ですよね。でも子どもの感性や、「やりたい!」という好奇心は尊重してあげたい……そこでおすすめなのが、子どもでも簡単に写真を撮れるキッズカメラです。子ども向けとはいえ、最近のキッズカメラは高画質で、防水など多彩な機能を備えた高性能なものばかり。今回は、好奇心旺盛な子どもにおすすめのキッズカメラをご紹介します。

 

目次

 


1800万画素の本格的な写りに子どもも満足!


SweetHeart 子供用デジタルカメラ 1800万画素 2.0インチIPS画面

キッズカメラながら、1800万画素、写真解像度は4896×3672、ビデオ解像度は1920×1080と高性能な製品。フラッシュライトは高輝度で反応が速く、夜間や暗い室内の写真も綺麗に撮影できます。連続撮影、ビデオ録画、顔認識機能、タイムラプス写真、自撮り機能、4倍ズームでの撮影、多種類のフレームモードとフィルターモードなどを搭載。なかでも顔認識機能では自動で笑顔を認識しシャッターを切るので小さな子どもでも簡単に使えます。

【詳細情報】
サイズ:181×99×67mm
重量:約90g
カラー:ピンク・ブルー

 


大きなディスプレイと8倍のデジタルズームで撮り応えバッチリ!


CamKing キッズカメラ 防水

通常使用だけでなく、水中でも使用できるキッズカメラです。電池ケースは水が入らないようになっており、水深3mまでの防水性を持ちます。画像形式はJPEG、ビデオ形式はAVIです。2.7インチの液晶ディスプレイと8倍のデジタルズームに加え、2秒、5秒、10秒遅れで撮れるタイマー機能、録画機能を搭載。レビューでは「おもちゃの延長線で購入しましたが、子ども用とは思えない性能に驚きました。せいぜいガラケー程度の画素数かと思っていましたが、まさかの中々の高画質です(笑)。子どもよりも親のほうが驚くと思います」と高評価を得ています。

【詳細情報】
サイズ:118×68×27mm
重量:116g
カラー:ブルー、レッド

 


インカメラ搭載で自撮りも思うまま!


DROGRACE 子供用デジタルカメラ デュアルカメラ

フロントカメラだけでなくインカメラも搭載しており、自撮り写真も動画も、思うままに撮影できるキッズカメラです。両側には、人間工学に基づいた、滑りにくく持ちやすい取っ手がついている上、角のないデザインで、小さな子どもにも安心です。5秒のタイマー撮影機能、40種類のフレームモードと7種類のフィルターモードを搭載しています。1200mAhのバッテリーを内蔵しており、USBケーブルでの充電が可能。

【詳細情報】
サイズ:150×78×28mm(レンズ除く)
重量:約160g
カラー:レッド、ピンク

 


深度30mまで防水対応!水中撮影もできるキッズカメラ


DROGRACE キッズカメラ 防水 30M IP68対応

防水ケースが付属しており、深度30mまでの防水に対応するキッズカメラです。耐水性に優れているため、水泳やシュノーケリングなどの水中撮影にも活躍します。顔認識オートフォーカス、連写機能、タイマー機能、露出補正機能、40種類のフレームモードと7種類フィルターモードを搭載。ユーザーからは「結構な高性能で子どもには十分すぎるぐらいです。アクションカメラという楽しいおもちゃができて、子どもも大満足しております」と好評。

【詳細情報】
サイズ:約50×50×20mm
重量:約50g
カラー:レッド

 

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上質なデザインで思わず手に取りたくなるミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P7」

OMデジタルソリューションズは6月9日、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN E-P7」を発表。6月25日に発売します。ヨドバシ.comでの価格は、ボディが9万3500円(税込み)、レンズキットが10万7800円(税込み)です。

 

OLYMPUS PEN E-P7は、2021年1月に事業を開始したOMデジタルソリューションズが初めて市場に投入するカメラです。OLYMPUS PENシリーズの特徴であるシンプルかつ上質なデザインを追求。フロントとリアのダイヤルにはアルミ削り出しのパーツを採用するなど、細部のディテールまで作り込まれています。

 

また、ボディの重量は337g、標準ズームレンズと組み合わせても430gと軽量に仕上がっています。

 

イメージセンサーは、有効画素数約2030万画素のLive MOS センサーを搭載するほか、高速処理が可能な画像処理エンジン「TruePic VIII」も採用。さらに、ボディー内5軸手ぶれ補正を搭載しており、とっさに構えてシャッターを切るようなストリートスナップといった撮影でもぶれない高画質を楽しめるとしています。

 

また、12の彩度と、シェーディングやハイライト&シャドウを細かく調整できる「カラープロファイルコントロール」や、モノクロ写真に欠かせないカラーフィルター効果や粒状フィルム効果などを設定できる「モノクロプロファイルコントロール」を搭載。これにより、クリエイティブな写真表現を楽しめるとのこと。なお、ボディー前面には、カメラを構えたままでプロファイルコントロールに切り替えられる専用のスイッチを備えています。

パナソニックがLUMIX Gのフラッグシップモデル「GH6」を開発、ワンランク上の映像作品に応えるモデルを年内に投入

パナソニックは5月26日、「LUMIX G」シリーズのフラッグシップモデル「GH6」を開発したと発表しました。2021年内に製品化し、グローバル市場に導入予定とのこと。

 

パナソニックによると、動画配信の需要が高まる中、より高画質でさまざまな表現手法を用いた、ワンランク上の映像作品を追求するプロの映像クリエイターが増加し、ユーザーの創意工夫に応える自由度の高いカメラが求められているとしています。

 

このようなニーズに応えるべく、映像表現の自由度をさらに高める、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ「GH6」を開発。高速読み出しを実現するマイクロフォーサーズ・イメージセンサーと画像処理エンジンのヴィーナスエンジンを新たに開発し、卓越した映像表現を可能にしたとのこと。

 

Cinema4K 60p 10 bitの動画記録に対応するほか、4K 120p 10 bitのハイフレームレート記録やバリアブルフレームレート記録にも対応。動きのあるスポーツシーンやアクションシーンの撮影に最適としています。また、推奨動作温度内において動画記録時間が無制限となっています。

パナソニックからスマホと連携してライブ配信がしやすい「LUMIX DC-GH5M2」が登場

パナソニックは5月26日、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5M2」を発表。6月25日発売で、市場想定価格はボディのみの「DC-GH5M2」が19万4000円、標準ズームレンズ付属のレンズキット「DC-GH5M2M」が21万9000円です。

 

LUMIX DC-GH5M2は、マイクロフォーサーズのハイエンドモデル「GHシリーズ」の最新機種。一眼カメラとしての基本性能の進化はもちろん、ライブ配信や動画撮影に注力した機種になっているとのこと。

 

イメージセンサーには、有効画素数約2033万画素のLive MOSセンサーを搭載。ローパスフィルターレス設計によりリアルな解像力を実現したほか、センサーの表面にAR(Anti Reflection)コーティング処理を施し、フレアを抑制しています。

 

画像処理には最新のヴィーナスエンジンを採用。さらに、最新のAFアルゴリズムを採用した「リアルタイム認識AF」を搭載し、一般的な「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」に対応しています。

 

また、LUMIXとしては初となる無線ライブ配信機能を搭載。スマートフォンとLUMIX DC-GH5M2を専用アプリ「LUMIX Sync」経由で接続すれば、手軽にYouTubeやFacebookなどでライブ配信を楽しめるとしています。これに加えて、LUMIX Sync上でカメラの接続先をWi-Fiルーターなどに指定すると、スマホの通信データを使わずに配信が可能です。

 

配信時に気になるバッテリーは、従来モデル「DC-GH5」付属のバッテリーよりも容量が約18%増加した、大容量の「DMW-BLK22」が付属。さらに、USB Power Deliveryに対応しており、本体を充電しながら撮影できます。

動画は、Cinema4K 60p 10 bitやCinema4K 30p 4:2:2 10 bit記録やV-Log L撮影に対応。このほか、動画記録中の赤枠表示や、撮影中に完成形をイメージできるフレーム表示などのアシスト機能も搭載しています。

一眼をウェブカメラにして自分だけの「コクピット」を愉しむ【愛用品コラム57】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 57パナソニックLUMIX G100】

●起

在宅勤務時代になって、PCスタンドを導入したり、外付けでキーボードやマイクを付けたり、様々なアイテムをアップデートしてきたが、一番テンションが上がったのが、ウェブカメラに一眼を使う、である。

 

アラフォーを高画質で映して誰得だし、会議でもほとんどは資料投影だし、配線もごちゃつくし。なんだけど、ウキウキしてしまうのである。

 

●承

ウェブカメラにこだわる俺カッケー、一眼ならではのボケをウェブ会議に使うオーバースペックはドヤァ、コミュニケーションのギャップを高画質が埋めてくれるんですキリッなど、この胸の高鳴りを読み解く要素を挙げることはできるのだが、結局は、色々なデバイスを組み合わせて「自分専用コクピット」を作りたいに行き着く。

 

そして、そのラストピースが一眼のウェブカメラ化なのである。

 

●転

パナソニックのG100はVlogカメラとして人気の製品だ。ミラーレス一眼だから小型軽量。夫婦互いの会議タイミングに応じて、自宅内を転々とすることが多い我が家において、僕専用コクピットは持ち運びできる「ゲル(移動式住居)的」であることが理想だ。G100はそれに見事に合致しているし、今後配信もやりたい自分にとって最適。ゲル一眼。

 

●結

なぜ、一眼のウェブカメラ化がラストピースなのか。まず見た目。色々なものを並べてコクピットしたときに、四角くて薄い背の低いものが乱立して、高さと形状が味気ないのだ。次に、変形要素。コクピットにおいて形を変えることは大事だ。

 

バリアングルで横に広げたり、レンズ交換したり。最後に「眼」である。コクピットといえば何かをモニターするのが定番だ。G100にはこれらの欲望を満たし、遊牧できる機動力がある。パオ一眼。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ニコンの見る「映像とカメラの未来」(後編)ーーニコンの「変わるべきところ」と「変わらずにいるべきところ」

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2020年のデジタルカメラ年間累計出荷台数は世界全体で888万6292台、金額では4201億3770万6000円。前年比で見ると台数で58.5%(前年:1521万6957台)、金額では71.6%(前年:5871億4300万2000円)と、カメラ市場の縮小傾向が続いています。

 

去る3月に、カメラ市場を支えるメーカー・ニコンの2021年3月度における連結決算予想をもとにしたニュースが報じられました。市場全体と同じく、コロナ禍の影響を色濃く受けたその内容に多くのニコンユーザーが、驚きの声を上げたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

 

GetNavi webでは、話題の渦中にあるニコンに今後の戦略についてのインタビューを敢行。前編では、新開発モデル「Z 9」に始まる、製品戦略から昨今のユーザーとの接点について伺いました。

 

【関連記事】

ニコンが見据える「映像とカメラの未来」(前編)ーー新たなユーザーに提供したいカメラ体験とは?

 

後編では、メーカー目線で見たコロナ禍の実態から、「センセーショナルな報道」を受けて、今考えている思いについて伺いました。インタビューに答えて頂いたのはニコンから、映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん、ニコン イメージング ジャパンから、執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さんです。

↑株式会社ニコン 映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん(写真右)、株式会社ニコン イメージング ジャパン 執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さん(写真左)

 

コロナ禍でカメラ市場に起きたこと

――コロナ禍では、イベントの中止や旅行の自粛だけでなく、製造の現場にも影響が出ているという報道もありました。ニコンのカメラ製造において、どんな影響がありましたか?

 

若尾「量販店で実施していた店内セミナーなども以前のような形ではできない状況が続いています。またニコンの製品は、“触ってもらえれば良さがわかる”と言われたりもしますが、グリップ感などをなかなか試してもらえないというところが、残念です」

 

大石「私を含む商品企画のメンバーも、現場の声を積極的にお伺いする機会が減ったのは事実ですね。国内外を問わず販売店の方々と直接お会いして率直なご要望を伺うなどの機会を作っておりましたが、これが原則できなくなってしまったのは痛手と感じています。オンラインでは伝わり辛いニュアンスもあると思います。そのほかプライベートでもこれまでは訪れた量販店の店頭にて、購入を迷っているお客様と販売スタッフの方の会話が耳に入ってくると、その中から色々なヒントを頂けたりすることもあったりしたのですが…」

 

――実際の販売にも、大きな影響があったのでしょうか?

 

大石「緊急事態宣言の発令があった昨年の春先は、売上の落ち込みは確かにありました。それは、他社様でも近い状況だったのではないかと想定しています。先行きが見えない中で、カメラのような高額商品の購入意識が下がったのはやむを得ないですが、一方でそのような状況下でもSNSなどを通した自己表現のニーズはコロナ禍以前と変わらず、その結果としてカメラの販売は数か月のうちに盛り返し、直近では対前年比でほぼ同レベルにまで回復しております。その背景には、 “自分の表現を広げていきたい”という想いを持ったお客様が、自粛生活の中でも発信に注力した背景があると分析しています」

 

「また、世界各地でマイクロレンズが大きく売り上げを伸ばしたのも特徴的な出来事でした。外出が制限される環境下で、室内で撮影を楽しみたいニーズの増加を強く感じられました。ニコンでも家の中で撮影を楽しむためのコンテンツを作ったり、アメリカでは(現在は終了しておりますが)オンライン講座『Nikon School』の無償化を行うなど、お客様に学び、表現する機会を継続して提供し、大変好評をいただきました。お客様がこれらコンテンツを有効活用して、状況が平穏に戻りましたら、いつでも撮影を楽しんで頂けるような機会を整えています」

 

若尾「日本でも海外同様に、マイクロレンズが売れる傾向は見えました。コロナ禍だから撮影をやめるということではなく、その中でもできる表現を促せるように、ニコンでは室内撮影に関するコンテンツの発信を行いました」

 

――コロナ以降、リモート会議などで使われるWebカメラのニーズも新しく生まれ、カメラや撮影の可能性がより広がったようにも感じます。

 

大石「CP+2021オンラインで開催した技術者パネルディスカッションでは、ニコンの登壇者がPC内蔵のカメラではなく、Zマウントシステムのカメラと『Webcam Utility』で参加したところ、“ニコンだけ画質良くない?”と話題になったんです(笑)そういった細かなところでもお客様にニコンのシステムで何ができるのか?を認識してもらえることは大変ありがたいと思っています。」

 

「CP+2021」で感じた、オンラインへの確かな手応え

 

――イベントの自粛によって、2021年のCP+はオンラインで開催されました。ニコンとしては、この点をどう評価していますか?

 

若尾「ニコンイメージングジャパンとしては、今年のCP+には非常に手応えを感じています。2017年と2018年に“ニコンファンミーティング”を開催するなど、お客様との接点をリアルな場で作ってきました。しかし、コロナ禍でイベントを大々的にやることはできず悩んでいたので、CP+で学んで得たことはとても大きかったです」

↑ニコンファンミーティング2018の様子

 

――従来は写真家中心だった展示内容が、今年はネットやSNSと親和性の高いYouTuberや、旅行撮影が得意なプロトラベラーなどを講師に迎えたプログラムになっていましたが、その転換への反響はいかがでしたか?

 

若尾「これまでCP+に足を運んでいたお客様は、従来型のイベントを欲していたのだろうとは思います。しかし、これまでのCP+のコンテンツラインナップからすると、だいぶバラエティに富んだものにできたはず。お客様が多彩な撮影体験を求める傾向にあるので、そこにアプローチしないといけない。そこがうまく合致できたのかなと思います」

 

「CP+では、YouTubeのチャットとコメント欄をオープンにして、コミュニケーションできるよう試みました。今まで取り組んでいなかったことですが、登壇者と視聴者の一体感を生むことができたと思います。オンラインならではのコミュニケーションの可能性を強く感じられましたね。また、コロナが終息したとしてもオフラインだけに戻るとは思えませんので、今後も動画コンテンツは増やしていきたいと思っています。直近の課題は、オフラインのCP+で行っていた機材のタッチ&トライをどう補完して、商品の良さをアピールしていくか、ですね」

 

――CP+以外にも、オンラインを活用した試みは増えているのでしょうか?

 

若尾「写真教室の『ニコンカレッジ』では、オフラインだけだった講座をオンラインでも開始しました。ニコンカレッジの講師が、新宿のニコンプラザからセミナーをライブ配信したりといった、学びのタイミングを外さない取り組みも始まりました。また、NICO STOP(ニコストップ)というウェブマガジンを定期的に公開しています。オンラインを活用することで、常にユーザーのみなさまと写真との接点を絶やさないよう意識しています」

 

――ニコンのサイトでは、若き感性のクリエイターによる作品とインタビューが読める「Zcreators」など、従来のモノだけでないコト訴求を意識した発信が目立っていますね。

 

若尾「Zcreatorsは、実際にZシリーズを使っていただいている若い写真家が、どういう気持ちで写真を撮っているのか、自分の写真に対しての向き合い方をまとめたものです。モノの側面だけでなく、コトの側面、学びの側面と、いろいろな形で発信するように意識して、あらゆる事象が写真につながるような発信を続けています」

 

――先ほども話にあがりましたが、機材のタッチ&トライが難しい現状について、何か考えている施策はありますか?

 

若尾「カメラを試用したい人が、欲しいカメラを借りて試してから購入できる施策として「airClosetMall(エアクロモール)」でのサービスを2020年の秋から開始しました。自分の好きな場所で撮って試したいという要望に応えたもので、Z 6II、Z 6、Z 5、Z 50と一部NIKKOR Z レンズの貸し出しを行っています」

 

センセーショナルな報道を受けて――新たに見据える「変わるべきこと」「変わらずにいるべきこと」

――3月に「ニコンがカメラ事業から撤退」というセンセーショナルな情報が駆け巡りました。大石さん、若尾さんは、その記事から何を感じましたか?

 

大石「記事の内容もさることながら、それを受けての市場の反応、リアクションの大きさに、改めてこれだけ多くのお客様にご心配をいただいているということを実感しました。記事の内容を受けて“ニコン大丈夫か”“俺が買いに走るわ”という声もウェブ上で拝見しました。我々も日々しっかりと商品企画を行いながら皆様により感動を与える製品をお届けできるよう臨んでいます。改めてこういった声を発信いただいたみなさんの期待に、しっかりと応えていくことが我々の使命、という会話を社内でも多くのメンバーと交わしておりました」

 

若尾「ニコンというブランドには、企業そのものに想いを寄せ、応援してくれるファンの皆様がいるのだと改めて実感しました。先ほどお話したファンミーティングに集まっていただいた方々は、元々ニコンに思い入れを強く持っていただいていましたが、今回はさらに新たな若いユーザーの方までも、愚直にモノ作りをしてきた我々を応援してくれたことにもの凄く感動しています。だからこそ、やはりきちんと応えていかなくてはいけない、と責任を強く感じています」

 

――今回の報道に対する反応を見ていると、ニコンのユーザーには、ニコンに変わってほしくない層と、大きく変わってほしいと思っている層に分かれていると感じました。それぞれ、どういった点がそのような思いを生んでいると思いますか?

 

大石「カタログスペックに表れる基本性能に加え、ニコンでは長くカメラを作り続けてきた経験から、お客様がカメラを手にしたときに伝わる『感覚性能』とでも言うべき、使う際の心地よさにもこだわりを持った企画、開発を行っています。基本性能は、もちろん大切なのですが、触ってわかる信頼感や安心感は一朝一夕には生み出せません。そうしたツールとしての完成度は、これまでニコンのカメラを使って頂いているお客様に向けても変えてはいけない部分と考えています。一方でお客様がカメラに求めるニーズは時代とともに日々変わっていて、自撮り動画をより簡単に撮影したいというニーズをはじめ、動画と静止画を問わず様々なニーズがあり、それぞれの用途に応じて使いやすい機材が求められているのではないかと考えています。従来のような上位機種の機能を下位機種に展開していくモノ作りではカバーしきれないこれらのニーズに応えるために、各商品をどのような特徴を持たせ仕上げていくかが私たちの命題です」

 

若尾「耐久性への信頼、グリップ感、性能そのものに対する安心感などは、これからも維持していかなくてはいけません。では、変えなくてはいけないところとはどこなのか? “ストレスフリーなカメラ”という評価についてのお話をしましたが、被写体や撮影シーンによっては、ストレスに感じることも出てくるわけです。そういう部分をユーザーの声から吸収して変えていきながら、本当の意味での“ストレスフリーなカメラ”を作り続けていくというのが、大事であると感じています」

 

大石「私も実は入社以前は、ニコンは何となく頑固な会社というイメージがありました。しかしニコンの中の人になってみると、答えはYesでありNoでもある、両方の側面をもった面白い会社だったというのが正直なところです。例えば現在一眼カメラ動画が世の中で当たり前になり、動画と静止画がシームレスになっておりますが、その起点として当社は世界初となる動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフ『ニコン D90(2008年発売)』を発売しました。また、私が商品企画を担当しましたD5500では新素材を用い、これまでにない大幅なボディの薄型化を実現するなど、実はニコンは初めてに挑戦するチャレンジングな企業なんです。さまざまな試みを継続的に行っている会社なので、お客様からの声を傾け、守るべき歴史は守りながらもニーズを反映したモノ作りを行うメーカーなのです」

 

――とは言え、変わってほしくないという声もそれなりにある中で、どういう舵取りをしていくかは難しいところですよね。今ある良きところを保ちながら、新しいユーザーを取り込むにはどういった施策が必要だと考えていますか?

 

大石「そうですね、例えば我々は市場をこれまでのようなエントリー、ミドル、ハイアマチュアといったリテラシーの軸だけでなく、お客様が映像表現に何を求めているかという『ニーズ軸』でも見ています。例えば、ニコンのお客様は機材に対する信頼性、愛着を重視される方と、そのカメラで撮影した画像を楽しむ方の両者がおり、 “カメラ趣味層”と“表現趣味層”という2つの大きな軸が存在すると捉えています。“カメラ趣味層”の人にとっては、撮影体験も価値ですが、機材そのものや性能も価値なのです。逆に、『撮れること』に重きを置いている新たな世代の“表現趣味層”の方々に対して、そのニーズに応える感動体験を、カメラシステムを通じて提供することで、ぜひニコンのファンになっていただきたいと思っています」

 

――最後に、これまでのニコンユーザー、そしてこれから新しくニコンユーザーになり得る方々に向けてメッセージをお願いします。

 

大石「開発発表しましたZ 9をはじめ、既にニコンファンであるお客様、そしてこれから映像表現を一眼カメラで楽しみたいと考えているお客様の双方に、感動と驚きを感じていただける商品を企画することに、我々は引き続き全力を注いでいます。ボディ、レンズをはじめ、Zマウントシステムとして皆様のニーズに応える商品をクラス問わず、これからもしっかりと出していきますので、ぜひ楽しみにお待ちください」

 

若尾「Z 9の反応を見ると、ニコンに期待して頂いていることを改めて感じます。その期待に応えられるだけのアウトプットを、出し続けていきますのでご期待ください」

 

本取材を通して、ニコンが現在のユーザーに対する考え、ビジョンに触れることができました。取材を行ったのちに、一眼レフカメラの国内製造終了の報せが出たのも記憶に新しいかと思います。本記事ではボリュームを考えあえて控えましたが、数年前からタイの工場に製造のメインとなっている旨もキャッチ。続く報道に不安がよぎったファンユーザーにこそ、本記事を通してこれからのニコンに期待を抱いてほしいと思います。

 

撮影/中田 悟

ニコンの見る「映像とカメラの未来」(前編)ーー新たなユーザーに提供したいカメラ体験とは?

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2020年のデジタルカメラ年間累計出荷台数は世界全体で888万6292台、金額では4201億3770万6000円。前年比で見ると台数で58.5%(前年:1521万6957台)、金額では71.6%(前年:5871億4300万2000円)と、カメラ市場の縮小傾向が続いています。

 

去る3月に、カメラ市場を支えるメーカー・ニコンの2021年3月度における連結決算予想をもとにしたニュースが報じられました。市場全体と同じく、コロナ禍の影響を色濃く受けたその内容に多くのニコンユーザーが、驚きの声を上げたのは記憶に新しいのではないでしょうか。コロナ禍における生活様式の変化、また動画・映像コンテンツの普及を受けて加速するスマホでの撮影ニーズ…。カメラメーカーにおいて、この流れははたして逆風なのか、それとも新たな変革期を迎える前触れなのか?

 

そんな中、新たなミラーレスカメラのフラッグシップモデル「ニコン Z 9」の開発進行を発表したニコン。このたびGetNavi webでは、「Z 9」の開発発表を皮切りに、ニコンが今のカメラ市場にどういう戦略を持って立ち向かおうとしているのか、その真意を取材することに。ニコンからは、映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん、ニコン イメージング ジャパンからは、執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さんにお話を伺いました。

↑株式会社ニコン 映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん

 

↑株式会社ニコン イメージング ジャパン 執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さん

 

一桁機の最高を目指す「ニコン Z 9」

――ニコンのミラーレスカメラは、「Z 7II」をはじめ、「Z 7」「Z 6II」「Z 6」「Z 5」による5機種のフルサイズ(FXフォーマット)機と、「Z 50」のAPS-Cサイズ(DXフォーマット)機をラインナップしています。開発発表された「Z 9」も、「一桁機」となりますが、どういった位置付けの製品になっていくのでしょうか?

 

大石「”9″は一桁で最大の数字となりますが、これを冠したZ 9はZマウントシステムにおいてのフラッグシップ機、つまり最高機種の位置づけとなるモデルです。世の中で求められている映像体験は大きく変わってきており、お客様が撮りたい表現の幅も併せて広がってきています。プロやアマチュアの方を問わず、その映像表現というゴールに向けて静止画と動画を区別せず、シームレスに撮影できる製品となっています」

 

↑3月に開発発表された「ニコン Z 9」。ニコンのフルサイズミラーレスカメラの中で、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮することを目指すモデルとされている

 

――ということは、Z 9は動画撮影でも静止画撮影でも使いやすいカメラになるということでしょうか?

 

大石「はい。Z 9では、最新のセンサーとエンジンを搭載し、高画質な静止画が撮影できるだけでなく、ニコンで初めて8K動画記録に対応するなど動画撮影機能も進化しています。静止画、動画を問わずプロの方々にもその性能を満足してお使い頂けるモデルとして企画しています」

 

インフルエンサーが評価する Zマウントシステムのポイントは「高い光学性能」

 

――ミラーレスカメラシステムである「Zマウントシステム」において、特にユーザーからの評価を受けているのはどういった点でしょうか?

 

大石「多くの方に評価を頂いているのは光学性能の高さですね。Zマウントシステムは大口径マウントを採用することで最高の光学性能を実現し、使って頂ける皆様に感動的な撮影体験を提供することを目指しております。実際に市場からも徐々に「Zレンズに外れなし」というコメントも頂戴しており、そのコンセプトを理解頂いていることは、当社で製品に関わったメンバーも大変嬉しく感じています」

 

――ユーザーと接する機会の多い若尾さんとしては、いかがですか?

 

若尾「インフルエンサーやYouTuberの方と、ニコンの機材についてお話している時にいただく声は、“NIKKOR Z レンズの質の良さ”です。一言でレンズの質というと抽象的に聞こえますけれど、使い勝手やボケ具合、アウトプットされた画像の色合いなどを、総合的に高く評価していただいていると感じます」

 

「また、SNSなどユーザー同士がコミュニケーションする場では、光を取り込む部分であるレンズ構成も含めて、いろいろな形で高く評価いただいている様子を見ています。その一方で、インフルエンサーの方からは、SNSのオープンな場でもハッキリと厳しい意見をいただくことも。一方的に“良いです”と言わない点が、フォロワーからすると第三者的な視点を持った説得力になっているんでしょうね」

 

↑初のオンライン開催となった、国内最大のカメラ機器展示会「CP+2021」では、ニコンブースでより若い世代の写真家・クリエイターを起用していたのが印象的だった

 

Z 7II 、Z 6IIが意味するもの

――ミラーレスカメラのZ 7II 、Z 6IIについても質問させてください。なぜ新しい機種ではなくて、第2世代のカメラにしたのでしょうか?

 

大石「Z 7、Z 6発売の際には、皆様にお求め頂いたカメラを長きに渡り満足感をもってお使いいただけるよう、継続的なファームアップで機能向上を図っていくことをお伝えしました。これまでに瞳AFへの対応をはじめこれを実践してきておりますが、一方で縦位置撮影に対応するバッテリーグリップやカードスロットの増設などハードウェア面についても市場より多くのご要望を頂いておりました。これらに対応し、また新たに手にされた方が、よりストレスフリーに撮影を楽しんでいただけるよう第2世代のZ 7II、Z 6IIを発売することに至りました」

 

↑2020年12月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 7II」。有効4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載する

 

若尾「 Z 7II 、Z 6IIは、“ストレスフリーのカメラ”であるとよく言っていただいています。お客様がストレスなく撮影に集中できるカメラに仕上げられたのも、初代機の欠点を早く解決したいという企画・設計の強い意志があってこそなのです」

 

――やはり、ユーザーに対する思いとそれなりの覚悟があったのですね。

 

大石「市場からの声を形にする上で、全く新しい機種をイチから作るか、Z 7、 Z 6をベースとして機能強化を図ったモデルを作るかについては、社内でも相当議論を行いましたね。Z  7、Z 6発売後、画作りや一眼レフカメラと共通性を持った操作感など基本性能について高く評価を頂いていたため、これをベースとして市場より望まれるハード面のブラッシュアップを行い、より早く皆様の要望に応えることを優先してZ 7、Z 6をベースとしたZ 7IIとZ 6IIの発売を決めました」

 

――葛藤の末の発売だったわけですね。ユーザーからの意見もさまざまあったようで…。

 

大石「Z 7II、Z 6IIを発表した当初は、“これが最初のカメラでよかったんじゃないか”という厳しいご意見も頂きました。もちろん今回の決断で、そういった反応を頂くことは予想していましたが、お客様の撮影シーンによってはZ7、Z 6ではなくこの機種で、よりストレスフリーな撮影を楽しんで頂くために、まずはこれに対応した商品を出すことが重要だと考えました」

 

――ユーザーの不満を少しでも早く解消したい。その思いを実現したのがZ 7II 、Z 6IIだったということなんですね。

 

映像表現を体感した新しいユーザーの受け皿になりたい

――スマートフォンのカメラ性能が進化した昨今では、撮影はスマートフォンで十分と考える人は少なくありません。しかし同時に、より感度の高いユーザーの中には改めてちゃんとしたカメラが欲しいという思いを持っている人も増えていると感じます。メーカー側から、「ユーザーが育ってきた」と感じるような場面はありますか?

 

大石「ここ数年で急速な撮影ニーズの変化を感じています。これまでは、より高い画素数、より高いコマ速を…といったスペック面の進化が重視されてきました。一方で最近では機材性能もさることながら、静止画・動画を問わず“このシーンをこういう風に撮りたい”という皆さんが頭の中で描いた自分のイメージを、しっかり表現として具現化できる…そのような思い通りの自己表現ができる機材が求められていると感じています。」

 

若尾「現場で感じているのは、以前はメーカー発信の情報を受け取る方が多かったのですが、最近はインフルエンサーからの情報を取りに行って、YouTubeを見て自分で学ぶような、情報に対して能動的な若い世代の存在を感じています。インフルエンサーが使っている機材を見本にする傾向も強まっていて、Zシリーズの広がりにもそういう側面がありました。カメラを買う際の意思決定が、従来と違って来ているのかなと思いますね」

 

確かに、クチコミやインフルエンサーの発信する情報を購入の参考にする人は少なくありません。これに続けて大石さんは、

 

大石「インフルエンサーの人たちも、もともと機材の始まりはスマートフォンからという方が多いと思います。自己表現をしていく中で、他のお客様の作品に対する差別化のためにカメラを買い替える、という人が少なくないんです。フォロワーの人たちは、その過程を見てきています。“あの機材があるからこうした表現ができるんだ”というインプットがあるので、“いつかは同じ機材を買って、そういう世界を体験したい”という想いが芽生えていくのでしょう」

 

ソフトウェア「NX Studio」が目指すものとは

大石「ニコンは、新しい映像表現を求めるお客様の次のステップをサポートしていきたいと考えています。これからもハイアマチュア層の方々は我々にとっても大切なお客様ですが、一方で新しくカメラを購入されたお客様が気軽に画作りに挑戦でき、また自分が思い描いたイメージを、撮影後にしっかりと再現できる機会を提供したいと考えています。」

 

――3月に投入されたソフトウェア「NX Studio」も、その一歩なのでしょうか?

 

大石「『NX Studio』は、閲覧ソフトの『ViewNX-i』と編集ソフトである『Capture NX-D』を統合したソフトです。カメラで撮影した後さらに、楽しみながら思い通りの作品に仕上げていく体験をして頂きたくて今回このソフトを開発しました。2つの別のソフトを1つにしたというだけではなく、UIをもっとわかりやすくしてほしい、処理速度をもっと速くしてほしいといった、これまでのお客様の声を反映し、開発陣と細かいところまで議論して改良を行いました。おかげさまで、発表後お使いいただいた方からは良い反応を頂いており我々も安堵しています。今後も色々なご要望、ご意見を頂く機会があろうかと思っていますが、それに応えられるよう継続的にバージョンアップを図っていきます」

 

NX StudioはWin/Mac両対応のアプリ

 

 

↑「NX Studio」の画面イメージ

 

若尾「『NX Studio』をユーザーとして使っていますが、使いやすく感じています。無償でダウンロードできるので、撮影後の工程を楽しむという意味では、ハードルが低く設計されていますね。ひと昔前は、撮って出しのままで映像を楽しむということが多かったですが、現在はインスタの投稿などを見ると、非常に独特な表現をしている作品も多いです。そういった投稿を見て、“こういう表現を自分もしてみたい”というニーズが生まれているのだと思います」

 

――手間をかけてでも、いいものを作りたいユーザーが結構多いみたいですからね。

 

大石「『ViewNX-i』と『Capture NX-D』の統合を考えた当初、従来からこのソフトをお使い頂いている方に対し、より使い勝手を向上したものを提供したいという想いがありました。加えて初めてこういったソフトを使う方々にも、ぜひ画像を編集する楽しみを味わって頂きたいと考えました。今まで撮ったままの画像、もしくはスマホアプリ等で簡単なレタッチで編集を行い画像共有されていた方に、一眼カメラならではの高画質な画像をもとに、自分の思い通りの表現を簡単に実現できる、という体験価値をぜひ体験してほしいです」

 

ニコンとしては、撮るだけで終わらない。撮影後の楽しみを提案していくことで、ユーザー層を広げていこうということのようです。前編である本稿では、近年の製品に対する考え方、今後のユーザーとの取り組みを伺いました。後編では、コロナ禍による影響の実態、そして記事冒頭でも述べた件の業績に対する報道について、お話を伺っていきます。

 

 

撮影/中田 悟

クラシックデザインがむしろ新しい! “チェキ”新モデル「instax mini 40」が登場

富士フイルムは、インスタントカメラ「instax(インスタックス)」シリーズの新たなラインナップとして、カードサイズのミニフィルムに対応した「instax mini 40」(以下mini 40)を、4月21日に発売します。

 

同製品は、撮ったその場ですぐにプリントして楽しめるinstaxシリーズの新しいエントリーモデル。トレンドに左右されず、多様なファッションや撮影シーンなど、どんなスタイルにも合わせやすいクラシックなカメラデザインが特徴です。

 

シンプルながらも存在感のあるクラシックデザインを追求。カメラ表面は、手になじむ上質な質感に加え、ブラックを基調としたボディカラーと、シルバーフレームをデザインのアクセントとしており、洗練されたボディデザインに仕上がっています。

 

2020年5月に発売された「instax mini 11」で好評だった「オート露光機能」も搭載され、シャッターボタンを押すだけで、撮影シーンに合わせて最適なシャッタースピードやフラッシュ光量を自動調整し、晴天の屋外など明るい場所から屋内の暗い場所まで、さまざまなシーンできれいな写真が撮影できます。電源を入れた後、レンズ先端部を一段引き出すだけで「セルフィ―モード」に切り替わり、セルフィー撮影や接写も可能です。

 

また、ブラックフレームに入ったオレンジ色の文字がアクセントになり、クラシックな雰囲気を高めるミニフィルム「CONTACT SHEET(コンタクトシート)」も、同日に発売。同製品は写真フィルムで撮影した画像を確認するため、撮影画像を印画紙にプリントした「コンタクトシート」をモチーフにデザインしたミニフィルムです。

 

そのほか、ステッチをあしらったブラックカラーのショルダーストラップ付きカメラケースも同時発売。mini 40の質感やシルバーフレームと、一体感を持たせることにこだわったデザインとなっています。

「PENTAX STATEMENT」を小型筐体に凝縮した、こだわりのフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」

リコー、リコーイメージングは、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルとなる「PENTAX K-3 Mark III」を、4月23日に発売します。予想実売価格は27万9800円(税込)。

↑PENTAX K-3 Mark III ボディキット(Black)

 

オリジナル仕様のほか、限定モデル「PENTAX K-3 Mark III Black Premium Kit」「PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit」も、全世界各1000台限定で発売します。こちらの予想実売価格は31万9800円(税込)となっています。

↑PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit

 

同製品は、「写真が好きだからカメラを造る。」「対話するように撮れるカメラを理想とする。」「撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる。」「数値では測りきれない領域まで挑む。」「ユーザーの『写真体験』を資産とする。」という「PENTAX STATEMENT」を体現する製品として、一眼レフカメラの本質的な価値にこだわり、撮影のプロセスまで楽しめる機能・性能を備えたカメラとして開発。

 

クラス最高レベルの光学ファインダーをはじめ、イメージセンサー、画像処理エンジン、アクセラレーターユニットなどの基本デバイスも一新し、高画質画像の追求とともに、最高ISO感度160万という超高感度性能も実現。新開発のミラー駆動システムや位相差AFシステムを採用し、各種基本性能を向上させながら、APS-Cフォーマットならではの高い機動力を備えた小型堅牢設計が特長です。

 

発売に合わせ「PENTAX K-3 Mark III」刻印ロゴ入りペンタプリズムやロゴ入りオリジナルメタルホットシューカバーのプレゼントキャンペーンも展開。4月11日まで、東京・大阪のリコーイメージングスクエアで実際に同製品を手に取ることができるタッチ&トライイベントも開催中です。キャンペーンやイベントについての詳細は、下記「関連リンク」の当該ページをご覧ください。

↑K-3 Mark IIIロゴ入りメタルホットシューカバー

ここ1年のカメラロールがキャプチャーとメシばかりの人に贈りたい「3Dフィルムカメラ」の価値【愛用品コラム16】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 16:ルタワジャパン「RETO3D」】

●起

ここ1年のカメラロールを振り返ると、ウェブサイトの画面キャプチャーと、ご飯の写真ばかりだ。カメラロールの中身は、その人の活動記録とリンクすると思っているので、生活が単調であり、起伏がない。これもコロナの影響だ。

 

●承

とはいえ、まだまだ無駄な外出できない、無駄な外食できない、旅やエンタメもオンラインを検討。被写体のバリエーションを増やすのは、まだ少し先になりそう。だから、いつもの被写体でも違ってみえるものをーーというので、導入したのが「RETO3D」だ。

 

●転

「RETO3D」は三眼のレンズを持ったフィルムカメラだ。撮った写真のデータをアプリに取り込んで合成すると、動きが出る! ムービーのような動きではなく、ある瞬間を3方向から見たときの瞬間が1つ(のデータ)に凝縮されているといった形。

 

●結

この3D感も楽しいのだけど、それ以上に良かったのが、身の回りにあるモノやいる人にカメラを向けるようになったこと。「レンズを向ける=まなざしを向ける」ということは、その人に興味を持つことにつながる。

 

そういった意味では、スマホのカメラではなくデジタルカメラを持つこと、定期的に一眼やミラーレスを買い換えることは、日々の連続で失いがちな、新しい視点を与えてくれることだと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

プロ写真家が教える“標準ズーム”で実践できる「とっておきの桜の撮り方」

桜満開の季節がやってきました。今年のお花見は密を避け座り込まず、歩きながら桜を撮って自宅の大画面TVで撮影した桜を愛でながら家族団らん、または1人酒を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

今回は写真家の小平尚典氏に、標準ズームレンズでカッコよく桜を撮る方法を教えて頂きます。桜を撮る記事では、大口径レンズのボケを生かすのがありがちな方法ですが、なるべくカメラキットの標準ズームでも撮れる方法を選びました。

 

五角形を意識した構図を考える

「桜の花を撮るポイントは、花の形が五角形であることを意識すること。五角形の中にある五芒星は、平安時代から陰陽道で魔除けの護符として知られていました。日本人に親しみやすい形ですね。この形が集まって桜を作っています」と小平さん。そんなに近寄らないので意識していなかったが、言われてみれば桜の花は五角形、1970年の大阪万博のシンボルマークも五角形で桜でした。

↑桜の花が五角形であることを意識して構図を考えるといいそうです

 

↑花の形とその集合も五角形を意識した構図で撮ってみました
FUJIFILM X-E3 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 1/180sec F5.0 +0.67で撮影

 

露出はMが基本になる

「カメラのセッティングですが、露出モードはM(マニュアル)がオススメです。ミラーレスは液晶ファインダーを見ながら桜の明るさを確認できるので、自分で絞りを調整しましょう。空や背景でなく花の明るさを基準すればイメージ通りの画像になります」(小平さん)

 

小平さんのようなプロカメラマンは普段からマニュアルモードを使われていますが、自分の判断に自信を持てない場合はどうすればいいのでしょうか。

 

「その場合はオートブラケティング機能を使いましょう。自分が設定した絞り値より、アンダーとオーバーのコマを自動的に撮影してくれる機能です。設定の仕方は機種によって異なるので説明書を参照してください」(小平さん)

 

X-E3の場合は撮影設定のAEブラケティング設定から、コマ数とステップ数、補正の順番を指定できます。小平さんの設定は3コマ、1/3ステップで撮影順番はゼロ、+、−の順でした。撮影時はドライブモードでAEブラケティングを選択します。これでシャッターを1度押せば、指定された枚数で露出の異なるカットが連写されます。

↑X-E3のオートブラケティング設定画面、左がコマ数で右が明るさの段階を示します

 

↑オートブラケティング撮影では、まず設定した露出で1枚目が撮れます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/500sec F5.0 ISO200で撮影

 

↑ 2枚目に1/3明るめの画像が記録されます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/400sec F5.0 ISO200で撮影

 

↑ 3枚目は1/3暗めの画像が記録されます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/640sec F5.0 ISO200で撮影

 

逆光で撮ろう

これで明るさに関しての問題は解決しましたね。次に気になるのはどの方向から桜を撮るかです。小平さんのオススメは逆光だそう。

 

「逆光で撮影するとまず嫌な影が出来ません。そして太陽光線がムラなく花に当たり、透過光の効果で花びらが明るく透けて見えます」(小平さん)

 

記念写真では、背景が明るく、人物が暗くなるため逆光を避けます。しかし、今回の撮影はマニュアルモードが前提で、明るさは自由に調整できるため問題ありません。逆光と言っても直接太陽が画面に入るとゴーストやフレアーが出やすいので、最初は太陽を画面に入れない構図から試してみるとよいでしょう。

↑左がピンク色の桜で、右が白い桜、太陽光が花びらの裏側から当たっています
FUJIFILM X-E3 XF10-24mmF4 R OIS 1/900sec F5.6 +0.33 ISO200で撮影

 

↑上級編で太陽を画面に入れました。絞り込んで光芒をクッキリさせました
FUJIFILM X-E3 XF10-24mmF4 R OIS 1/80sec F22 +0.67 ISO200で撮影

 

曇りの日は背景を黒くする

青空が背景なら白い桜が鮮やかなコントラストで映えますが、曇り空だと白と白が被ってしまいますね。このようなときはどう撮ればいいのでしょうか。

 

「曇り空や背景のヌケが悪いときは、桜の白が引き立つように黒い背景を探します。露出を切りつめてアンダー気味にしてもいいですね。それが無理な時は枝を入れるだけでも黒が入って画面が引き締まります」(小平さん)

 

↑桜の背景に松の木を持ってきて空を隠して黒くしています
FUJIFILM X-E3 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 1/320sec F5.6 +0.33 ISO200で撮影

 

↑露出を切りつめると桜の花だけが浮き上がってきました
FUJIFILM X-H1 XF16-55mmF2.8 R LM 1/500sec F5.0 ISO200

 

↑背景は白っぽい空ですが、右側に桜の枝を入れることで白と黒を対比させています
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/500sec F4.7 ISO200で撮影

 

空を青くするベストの方法は?

最後に桜の背景に欠かせない、空を青くする方法について検証してみました。1番カンタンなのはカメラのピクチャーモードをビビッドなどの鮮やか系にすることです。空だけでなく桜の花の色も鮮やかになります。カメラが自動的に補正してくれるので、何もしなくていい反面、補正が効きすぎてわざとらしい発色になる恐れもあります。

 

露出をややアンダーにすると青空の色に深みが出ますが、やりすぎると肝心の桜の色が冴えなくなります。最後にPL(偏光)フィルターを使う方法があります。これは太陽光線の不要な反射をカットするフィルターで、青空の色を濃くする効果も期待できます。

 

フィルター枠を回転させて、液晶ファインダーで効果を確認しつつ最大に効いた所で撮影してみましょう。夏に使うと効果抜群なのですが、今回は春だったせいか思ったほど効果はありませんでした。今回の比較撮影では、桜の色に影響を与えない、ピクチャーモードの変更、またはPLフィルターの使用が効果的でした。

↑左からノーマル、1/3絞りアンダー、ビビッドモード、PLフィルター使用

 

↑PLフィルターで水面の反射を抑えました、こちらは効果抜群ですね

 

手軽な標準ズームレンズでも、光の向きや構図などにこだわれば美しい桜を撮ることができます。この週末は、密にならないように桜の撮り歩きなどしてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

360度カメラ「THETA」に容量UPのハイエンドモデル登場!「RICOH THETA Z1 51GB」4月下旬発売

リコー、リコーイメージングは、ワンショットで360度の静止画や動画を撮影できる360度カメラ「RICOH THETA(リコー シータ)」の最上位機種として、内蔵ストレージを拡張した「RICOH THETA Z1 51GB」を、4月下旬に発売します。実売価格は13万2800円(税込)。

 

同製品は、2019年5月に発売した最上位機種「RICOH THETA Z1」の内蔵ストレージを拡張したモデル。基本性能はそのままに、保存可能な容量を従来機種の19GBから51GBへと大幅に増強しています。RAW+で約900枚、JPEGで約6350枚の撮影データを、本体ストレージに保存可能です。

 

前身機の特長は引き継ぎ、コンパクトなボディに1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載。有効画素数約2000万画素のユニットを2基搭載し、静止画の出力画素で約2300万画素に相当する高精細な360度の静止画を撮影できます。

 

動画撮影時には回転3軸補正による強力な手ぶれ補正機能により、4K、30fps相当の、滑らかで臨場感あふれる360度の動画撮影が可能。“絞り優先”など多彩な撮影モードに対応し、屋外や暗所など撮影シーンを選ばずに高品質な映像が撮影できます。

 

本体には0.93型有機EL情報パネルとFn(ファンクション)ボタンを搭載し、電池残量、撮影モード、撮影残り枚数、F値やISO感度値などの各種情報が一目で確認できます。

 

撮影データはJPEGだけでなく、RAW(DNG形式)での保存に対応しているので、一般的なデジタル一眼レフカメラなどと同様の、本格的な画像編集が可能です。Androidベースのシステムを採用し、ファームウェアアップデートによる基本性能の向上だけではなく、リコー純正や一般開発者がリリースした、プラグインの追加インストールによる多様な機能拡張も利用できます。

「CP+2021」総括レポート後編:オンライン時代に奮起するカメラ周辺機器メーカーのトレンド

2021年2月25日から28日にかけて“カメラと写真映像のワールドプレミアショー”「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、メーカーがどのような工夫をしてくるかにも注目が集まったイベントです。本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子を前後半、2回に分けてレポート。後半となる今回は、交換レンズメーカーを含む、主だった周辺機器メーカーについて取り上げます。

 

カメラの周辺機器というと、交換レンズや三脚、フィルター、ストラップやカメラバッグ、照明機器といった撮影時に必要なものもありますが、デジタル化以降はパソコンや画像処理ソフト、プリンターなど、撮影後に必要な機器や用品の重要度が増しています。今回のCP+2021は、オンライン開催との親和性が高いこともあってか、パソコンなどの周辺機器メーカーによる出展が大きな割合を占めていました。

 

今回の出展社のなかでも動画配信などに力を入れていたメーカーに絞って、それぞれをチェックしていきます。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

【周辺機器メーカー1】ケンコー・トキナー

ケンコー・トキナーは、フィルターやフィールドスコープなどを扱う「ケンコー」、三脚などを扱う「スリック」、交換レンズなどを扱う「トキナー」といった自社ブランドのほか、関連会社によるものも含め、無数の商材を扱っています。なかでも最近は、「レンズベビー」や「SAMYANG」など、交換レンズ系商品の注目度が上昇。今回の新製品ではフィルターやフィールドスコープなども登場していますが、トキナーから昨年末に発売された、2本のFUJIFILM Xマウント用レンズなどの交換レンズが最も注目を集めていたように思います。オンラインセミナーは4日間で19本と多数実施され、多くの人気写真家らが登場。周辺機器メーカーのなかでも、ユーザーが最も目を見張った出展社の1つでしょう。

↑ケンコー・トキナーの特設ページ。ケンコー・トキナーのほか、グループ会社のスリック、ケンコープロフェショナルイメージングの製品も含め、数多くの写真関連製品が紹介されていた

 

↑オンラインセミナーは、合計16名の講師による全19コマを実施。会期中の午後、ほぼ2時間おきに実施される豪華なものだった。画像は、小河俊哉さん、萩原和幸さん、桃井一至さんによる「トキナーレンズを語る」より

 

↑FUJIFILM Xマウント用単焦点交換レンズ「トキナー atx-m 33mm F1.4X」(実売価格/5万3800円)。F1.4の明るい標準レンズで、美しいボケ描写が魅力だ。このほか、FUJIFILM Xマウント用広角レンズ「atx-m 23mm F1.4 X」(実売価格/6万500円)もラインナップされている

 

【周辺機器メーカー2】サイトロンジャパン

サイトロンジャパンは、米国サイトロン社の双眼・単眼鏡などの光学機器を扱っているメーカーです。最近は、中国LAOWA(ラオワ)社の低廉でユニークな交換レンズを扱っていて、カメラファンの注目を集めています。CP+2021では、試作品を含むLAOWAの製品紹介のほか、サイトロンの双眼鏡、スカイウォッチャーやシャープスターの天体望遠鏡などを紹介。天文関連を含めて計16コマのセミナーも実施しました。

↑サイトロンジャパンの主力商品は、特設ページを見てもわかる通り双眼鏡や天体望遠鏡、ライフルスコープといった光学製品。LAOWAの交換レンズの扱いを始め、ここ数年はCP+の常連となっている

 

↑セミナーは、写真家によるLAOWA製品紹介や活用法のほか、アマチュア天文家による、天体望遠鏡の使いこなし紹介などユニークな切り口で展開された。画像は、齋藤千歳さんの「実写チャートでみるLAOWA広角レンズの特徴を紹介」より

 

【周辺機器メーカー3】シグマ

個性的かつ高性能な交換レンズを数多く登場させ、人気を集めているシグマは、ミラーレスカメラ用の小型単焦点交換レンズ「Iシリーズ」や、同社製で世界最小のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」などを紹介。動画コンテンツでは、会期直前にシグマ代表取締役社長・山木和人さんによる新製品プレゼンテーションが行われたほか、写真家による新製品セミナーやレンズ開発者によるトークなどを実施していたのも印象に残っています。ライブ配信でのコンテンツが多く、マニアックなものから気軽に楽しめるものまで幅広いコンテンツが揃えられていました。

↑シグマの特設ページは、シンプルでスマートな構成のページだが、動画コンテンツなどは、レンズ好きに刺さるものも用意。一方で商品企画担当者のトークなどは、レンズにこだわりを持ったシグマファンから、購入を検討中のユーザーまで楽しめる内容になっていた。

 

↑いわゆるシグマファン向けのコンテンツも少なくなかったが、「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」などの新製品を写真家が実際に使って、その魅力や使いこなしを語る「プロダクトセミナー」は、比較的エントリーユーザーに理解しやすい内容だった。作例写真も多く、製品の魅力がダイレクトに伝わってくる。画像は、鹿野貴司さんの「プロダクトセミナー 新製品SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary編」より

 

↑フルサイズミラーレスカメラ対応で小型・軽量な大口径標準ズーム「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」(実売価格/9万9000円)。画面全体に高解像で歪みや収差、ゴーストなども少ない高性能レンズだ。最短撮影距離が19cm(広角端)と短く、被写体を大きく撮れるのも魅力。ソニーEマウント用、ライカLマウント用がラインナップされている

 

【周辺機器メーカー4】タムロン

タムロンは、1本で幅広い焦点距離に対応できる高倍率ズームレンズや、低廉で高性能な交換レンズのラインナップに定評のあるレンズメーカーです。CP+2021では、1月14日に発売された新製品「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」と昨年6月発売の「28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)」を中心に、同社のソニーEマウントミラーレスカメラ用レンズを紹介。2月27日と28日には、写真家の別所隆弘さん、澤村洋兵さんによるセミナーも実施されました。

↑あえてソニーEマウントのミラーレスカメラ用レンズである、「Di III」シリーズ9本に焦点を当てたタムロンの特設サイト。なかでも、最新の17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)は注目を集めていたようだ

 

↑セミナーは2名の写真家による新製品のインプレッションであったが、単純なスペック紹介ではなく、レンズの特徴を上手くとらえた作例が用意され、各レンズの魅力はもちろん、適した撮影シーンも伝わる内容になっていた。画像は、別所隆弘さんによる28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)のインプレッションより

 

↑APS-Cサイズ用に設計することで、小型ながらF2.8の大口径で高画質を成功させた「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」。最短撮影距離が広角側で0.19m、望遠側で0.39mと近接撮影に強い設計になっているのも魅力だ。実売価格/9万3500円

 

【周辺機器メーカー5】エプソン

プリンターやスキャナーのメーカーとしておなじみのエプソンでは、「PHOTOS at Home」をテーマに自宅での写真の楽しみ方を提案。スペシャルプログラムとして4本の動画を公開したほか、同社製品を紹介するだけでなく使用目的に合わせたプリンターやスキャナー選びができるように工夫されていました。

↑エプソンの特設ページ。作品プリントに最適な画質で、A3ノビやA2ノビの大きさでプリントできる「プロセレクション」シリーズだけでなく、インクをタンクに補充して使うことで、プリントのコスト低減を実現した、「エコタンク」搭載モデルなども紹介

 

↑セミナーは、鉄道写真家・中井精也さんの「伝えるためのプリントテクニック」、塙真一さんの「フィルムで楽しむデジタル暗室術!」、上田晃司さんの「プリントでもっと広がる写真の世界を体験しよう!」、『IMA』エディトリアルディレクター太田睦子さんらによる「インテリアに写真を取り入れる楽しさとコツ」の4本を配信。プリントのテクニックや楽しみ方が、わかりやすく解説されていた。画像は中井精也さんのセミナーより

 

【周辺機器メーカー6】raytrek(サードウェーブ)

サードウェーブは、BTOによるパソコン販売の大手メーカー&販売店。CP+2021では、同社のクリエイター向けBTOパソコンのシリーズである「raytrek」ブランドで出展していました。写真作品や映像作品の制作におけるraytrekのメリットについての紹介のほか、同社と写真投稿SNS「東京カメラ部」とのコラボフォトコンテストの受賞者発表を本ページで行うなど、写真関連にも力を入れている様子が伝わってくる内容でした。

↑raytrekの特設ページでは、写真家の井上浩輝さん、別所隆弘さん特別監修モデルのパソコンを紹介。2月28日には、この2名の写真家と東京カメラ部メンバーらによるライブ配信も実施された

 

↑ライブ配信では、同社製PCの魅力を紹介するだけでなく、画像処理ソフトや動画編集ソフトを使っての実演も実施。作家ならではのテクニックの解説も行われ、すぐに役立つ内容の配信であった

 

【周辺機器メーカー7】ATOMOS

ATOMOSは、ミラーレスカメラのHDMI端子などに接続して使う、外部接続の動画レコーダーを製造しているメーカーです。同社製品を使うことで動画のRAW記録などが行え、撮影後に調整しやすく高品位な映像が制作できます。映像作家には定番のレコーダーということもあってか、動画配信に力が入ったコンテンツが用意されていました。多くのカメラユーザーにはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、今回のコンテンツを見て、動画撮影やレコーダーに興味を持った方も少なくないのではないかと思います。

↑ATOMOSの製品は、画像にあるような小型モニター付きのレコーダーで、記録映像の確認も行える。撮影後はパソコンなどにデータを取り込んで編集するのが基本となる。今回のコンテンツは配信が中心で、写真家や映像作家によるトークや、各カメラメーカーのエンジニア対談などが組まれ、合計10本が配信された

 

↑配信の内容は動画撮影のテクニック、レコーダーやカメラの機能などについてのトークが多く、動画撮影や編集に興味のある人には、非常に有益なコンテンツだったのではないかと思う

 

まとめ

レポートの後半はカメラ周辺機器メーカーのうち、動画配信などに力を入れていたメーカーを中心に取り上げました。特徴的な傾向としては、ミラーレスカメラ用のレンズが増えたことで、レンズ設計の自由度が高まり最短撮影距離が短く、被写体に近寄って撮れる製品の増加が挙げられます。同じくミラーレスカメラの普及によって、動画関連の製品、あるいは出展社が増えたのも大きなトレンドと言えるでしょう。

 

CP+2021は、レポート全体で今回取り上げたメーカー以外を合わせると、全部で20社/ブランドによるイベントとなりました。従来のリアルイベントに比べると参加企業は少なかったものの、参加者は5万人以上であったという速報(2021年3月4日時点)が発表されており、各社の工夫によってオンラインであってもユーザーが十分楽しめるイベントになったのだと実感しています。とはいえ、やはり新製品のカメラやレンズに触れないのは寂しく、来年こそはリアルイベントを期待したいところ。もし可能であれば、今年の経験を生かして、リアルとオンラインの両立ができれば、参加者はより楽しめるものになるのではないかと思います。

 

なお、動画配信などのコンテンツの多くは、2021年3月31日までアーカイブとしてオンラインで見ることが可能です。興味のあるコンテンツがありましたら、ぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

「CP+2021」総括レポート前編:初のオンライン開催で見えたカメラメーカーの「ある変化」

2020年2月25日から28日にかけて、日本最大の一般向けカメラ、映像機器の見本市である「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。昨年は同様の理由から中止となってしまったイベントだけに開催を喜ぶファンの声や期待が大きかった一方で、オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、出展者であるメーカーがどのような工夫をしてくるかといったことにも注目が集まっていたイベントです。

 

本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子や主要出展各社の特徴、主だった新製品、全体としてのトレンドなどについて前後編の2回に分けてリポート。前編となる今回は、CP+公式サイトと主要カメラメーカーについてです。

 

CP+公式サイトはカメラメーカー特設ページのポータル的役割に

まず、CP+2021の公式サイトでは、主催者(一般社団法人カメラ映像機器工業会・CIPA)イベントとして、会期初日に「キーノートスピーチ」「CIPAデジタルマーケット・セミナー」「上級エンジニアによるパネルディスカッション」の3つを実施。フォトアワード「ZOOMS JAPAN 2021」の受賞作品発表なども行われました。

 

主催者イベントについては、主に現在のカメラ市況の分析やトレンドについて解説するもので、業界関係者やプレス向けの色合いが濃いイベントです。とはいえ、今回はオンラインとなったことで一般の方の視聴も行いやすくなったので、来年も視聴したいと思った人もいたのではないでしょうか? また、今回のイベントでは、CP+公式サイト以外は参加メーカーのサイト上に特設ページを設ける形で行われたため、CP+公式サイトは、そのポータルとして機能していました。各社へのリンクは、参加者の目的ごとの絞り込みができるほか、SNSの情報なども確認できるようになっていて、ポータルとしての使い勝手は、初のオンラインイベントとしては悪くなかったと思います。

↑CP+2021公式サイトのトップページ。公式チャネルでは、主催者イベントのほか、出展各社の注目コンテンツをリンクしていた。また、出展社のセミナーの検索も可能

 

それでは、今回参加したカメラメーカーについて、それぞれ見て行きましょう。

 

【カメラメーカー1】OMデジタルソリューションズ(オリンパス)

オリンパスの映像事業部門が独立する形で2021年1月に誕生した新会社で、OM-Dシリーズをはじめとした、マイクロフォーサーズのミラーレスカメラなどを展開。CP+2021では、目立った新製品の発表などはなかったものの、同社のYouTubeチャンネル「OLYMPUS LIVE」を活用して、新会社の決意などを表明しました。カメラ機材や交換レンズを活用している写真家のトークや、撮影テクニックを解説するセミナーなども多数配信。既存の「OLYMPUS LIVE」のコンテンツも充実しているため、同社製品のユーザーだけでなく、これからカメラを購入しよういうユーザーにも役立つものになっていました。

 

↑配信では、写真家の山岸 伸さんと海野和男さんのプレミアムトークのほか、吉住志穂さん、佐藤岳彦さんのトークなどを実施。画面は、吉住志穂さんによる「OM-Dで撮る花写真」

 

【カメラメーカー2】キヤノン

TOKYO FMとタイアップした番組形式の映像配信、「CP+2021 ONLINE Canon Imaging Channel」を実施。ラジオ・パーソナリティーによるトークを交えつつ、写真家やタレントのトーク、製品の活用テクニックなどを配信。同社のフルサイズ・ミラーレスカメラ、EOS Rシリーズや新コンセプトカメラであるiNSPiC REC、PowerShot ZOOMなどのコンセプトやデザインワークについてのトーク、開発者による解説なども行われました。イベントに合わせた製品発表などはなかったようですが、フルサイズミラーレスのEOS R5、R6、交換レンズのRF50mm F1.8 STMなど、比較的最近発表・発売された製品の展示が多く、ユーザーの注目度も高かったのではないかと思います。ライブ配信ではリアルタイムのアンケートなども実施し、インタラクティブ性が高く参加者も十分楽しめたのではないでしょうか。

↑ライブ配信中心のコンテンツで、各プログラムの合間には、TOKYO FMのパーソナリティーらがトークを行うという本格的な番組構成。一日中見ていても飽きない工夫がされていた

 

↑プログラムは、「Catch the Technique」「Catch the Future」「Catch the Fun」「Catch the Community」の4つのカテゴリーに分けられ、さまざまなトークやセミナーが展開された。画像は、ハービー・山口さんによるトーク「モノクローム写真の魅力」より

 

【カメラメーカー3】ソニー

α7/9シリーズや各種交換レンズについてのコンテンツもありましたが、やはり2021年1月に発表されたフルサイズミラーレスカメラ「α1」、同年2月に発表されたフルサイズセンサー採用の映像制作用カメラである「FX3」、2つの注目機種に関連したコンテンツが多かった印象。この2製品を軸に写真家や映像作家による、機材紹介や使いこなしについてのセミナーやトークが数多く実施されました。今回は特に映像関連のコンテンツが多くなっている印象で、FX3などの専用機はもちろん、α7シリーズなどの動画撮影機能も含め、同社のカメラとレンズが動画撮影にも適している点や、そのための機能が理解できる内容になっていました。

↑オンライン上に同社のブースを再現することで、新製品などを体感できるように工夫されていた

 

↑セミナーやワークショップは、AとBの2ステージ構成。およそ40名のさまざまなジャンルの講師が登場し、イベントを盛り上げた。画像は山下大祐さんによる「瞬間と一時と、マルチに魅せる鉄道表現」より

 

↑ソニーの新製品「α1」。有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載し、約30コマ/秒の高速連写や8K 30pの動画撮影に対応するなど、現時点での“究極”とも言えるスペックのミラーレスカメラ。予想実売価格で88万円(ボディ)という超高価なモデルながら、プロだけでなく多くのハイアマチュアの注目を集めている。2021年3月19日発売予定

 

↑Cinema Line プロフェッショナルカムコーダー FX3。αシリーズミラーレスカメラと同じEマウント採用のプロ仕様ビデオカメラで、4K動画撮影対応で映像制作の現場に最適化した、豊富な機能を装備する。予想実売価格/50万4900円(ボディ)、2021年3月12日発売予定

 

【カメラメーカー4】ニコン

2020年後半に発売されたフルサイズミラーレスカメラ、NIKON Z 7II、Z IIとNIKKOR Zレンズの機能や特徴を中心に、写真家や映像作家などによるセミナーやトークを展開。Zシリーズの使い勝手の良さやレンズの写りの良さが伝わってくるコンテンツが豊富に用意されていました。今回は、写真だけでなく、映像制作の現場でZシリーズのカメラやレンズが適していることにも重点が置かれ、写真用にZシリーズを購入したユーザーにも、気軽に質の高い動画撮影を楽しんでもらおうといった方向性のコンテンツも用意。写真と動画の両方が高いレベルで楽しめるカメラとしてのZシリーズの魅力が伝わる内容になっていました。

↑オンラインステージはライブと事前収録のコンテンツを組み合わせて、4日間行われた

 

↑オンラインステージには19名の写真家や映像作家などが登場し、ニコンのカメラやレンズの魅力、現場での使いこなしなどについて解説した。画像は、動物写真家の半田菜摘さんの「Z シリーズで出会う北海道の野生動物」より

 

【カメラメーカー5】パナソニック

動画・映像制作Tipsサイト「Vook」とコラボし、ライブ配信プログラム「Creators Live! with LUMIX」を実施。2月26日は写真、27・28日は映像制作に主要テーマを分け、写真家や映像作家によるセミナーなどを配信しました。製品の紹介はもちろんですが、LUMIXを用いた写真や映像の作品制作の基本や、プロでも役立つ表現テクニックやTipsなども紹介。配信によるコンテンツは、ほとんどの内容がリアルタイム配信で、ためになる内容だけでなく適度に笑いありハプニングありの関西風味も加わって、長時間のコンテンツでも飽きずに見ていられる内容でした。

↑「Creators Live! with LUMIX」と題した、ライブ配信を実施。配信そのものは2月26日からの3日間だったが、内容が濃く、見応えのあるコンテンツが多かった

 

↑2月26日「写真を、究めよう。」、27日「動画を、はじめよう。」、28日「動画を、究めよう。」とテーマが設けられて配信された。3日中2日が動画関連となっていて、同社の動画への力の入れようが伝わる。画像は写真家・相原正明さんによるセッションより

 

【カメラメーカー6】富士フイルム

会期中のライブ配信によるコンテンツは用意されていなかったものの、発売になったばかりの新製品、FUJIFILM GFX100SをはじめとしたラージフォーマットカメラのGFXシリーズ、APS-CサイズカメラのXシリーズ、人気のインスタントカメラ“チェキ”など、製品タイプごとの動画コンテンツが用意され、特に同社の製品に興味のあるユーザーには、大変参考になる内容になっていました。また、同社の伝統ともいえるプリントサービスについても紹介され、プリントのお試しサービスも展開(2021年3月31日まで実施)。撮影からプリントまでを完結できる同社の総合力を実感できる内容になっていました。

↑FUJIFILM GFX100S、X-E4の2機種の新製品や人気のX-T4といったカメラだけでなく、プリントサービスについてのコンテンツも用意され、同社ならではの写真の楽しみ方が提案されていた

 

↑写真家によるトークなどのほか、上の画像のような開発者による対談なども実施。開発中のエピソードなども交えて、同社製カメラの使いやすさや魅力を伝えていた。画像は「X-E4 開発者トーク」より

 

↑FUJIFILM GFX100S。43.8×32.9mmの大型センサー採用で有効約1億200万画素の超高画素機ながら、約900gの軽量ボディを実現。5軸式で最大6段分の効果を持つ手ブレ補正を搭載し、超高画素で手持ち撮影が楽しめる。実売価格/76万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

↑FUJIFILM X-E4。携帯性に優れたスクエアなボディに、APS-Cサイズの有効約2610万画素センサーを搭載。ノイズが少なく高感度でも高画質に撮れるほか、4K動画撮影時も低ノイズだ。180度まで跳ね上げ可能なチルト式背面モニター採用で自撮りにも最適。画像のシルバーボディのほか、ブラックボディも用意。実売価格/10万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

【カメラメーカー7】リコー

動画配信としては、近日中の正式発表や発売が見込まれているAPS-Cサイズフラッグシップ一眼レフ「PENTAX K-3 MarkIII」や、シリーズ30周年を迎えた高級コンデジのGR、360度全天球カメラのTHETAに関連したコンテンツや写真家のセミナーが中心。このほか、ライブ配信を駆使して、PENTAX K-3 MarkIIIのオンライン・タッチ&トライ(予約制)が行われていたのは特徴的でした。また、新製品として2月25日発表の「HD PENTAX-FA31mm F1.8Limited」など3本のレンズや「J limited」と称されたPENTAX K-1markIIのカスタムモデル、開発発表が行われた「HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW」(仮称)についても紹介されていました。

↑PENTAXのKシリーズ一眼レフ、リコーGRシリーズ、THETAシリーズの3つが同社の主力機種だが、やはり今回は、貴重な一眼レフの新製品、PENTAX K-3 MarkIIIの注目度が高かったようだ

 

↑4日間に渡り、ライブ配信を含めた数多くのコンテンツを配信。特に2本のCP+公式チャネル枠は、写真家・森山大道さんが登場したり、『一眼レフに未来はあるか?』と称した挑発的な対談企画が行われたりして、同社ユーザー以外の注目も集めていた。画像は佐々木啓太さんによるセミナー「HD FA Limited 新しい3姉妹と語る写心」より

 

↑PENTAX K-3 MarkIII。同社のAPS-Cサイズ機のフラッグシップとして開発が進められているモデル。発売日や価格などは未定だが、基本性能が高いことはもちろん、操作性やファインダーの見え味などにもこだわった注目の一眼レフだ

 

 

↑左から「HD PENTAX- FA43mmF1.9 Limited」「HD PENTAX-FA31mmF1.8 Limited」「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」。アルミ削り出しの外観やシャープな写りと美しく柔らかいボケ味を両立した写りなどが特徴の高品質な交換レンズ。カラーは画像のシルバーのほか、ブラックも用意。4mm F1.9が8万7000円、77mm F1.8が12万円、31mm F1.8が15万6000円(各メーカー希望小売価格・税別)、2021年4月下旬発売予定

 

各カメラメーカーのオンライン発表を見て…

今回のカメラメーカーの出展内容は、写真撮影だけでなく、動画撮影に力を入れたものが多かったのが特徴的でした。これは、質の高い動画撮影が可能なフルサイズミラーレスカメラが普及し始めたこと、プロを含む映像作家がフルサイズミラーレスカメラを積極的に使い始めたことなどがあると思います。特にパナソニックは、イベントを行った3日中、2日を動画向けのコンテンツとしていたのは特徴的で、内容的にも動画撮影の初心者からプロの作家まで満足のできるものになっていて、勝負をかけてきたな……という印象。今回の出展社では、リコーだけが現行のミラーレスカメラを持っていない状況ですが、同社は一眼レフの新製品を出すことで、一眼レフや同社のファンの心を掴む方向で勝負をしていて、そちらも魅力的に感じられる内容でした。

 

後編ではカメラメーカーより、さらに配信でのアプローチが気になるレンズメーカーの出展状況からトレンドを見ていきたいと思います。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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ソニー、フラッグシップミラーレス「α1」を発表! お値段80万円でも納得の理由

ソニーは1月27日、同社のフルサイズミラーレス一眼のラインナップにおいてフラッグシップにあたる新モデル「α1」を発表しました。発売は3月19日の予定で、市場想定価格は税別80万円(ボディ)。フルサイズミラーレスとしてはかなり高価なモデルですが、その驚愕のスペックを見ると思わず納得してしまうかも!?

↑ソニーα1。背面モニターは約144万ドットのチルト可動式液晶を搭載。メディアスロットは次世代記録メディアCFexpress Type AカードとSDカード両方に対応したスロットを2つ搭載している

 

有効約5010万画素の高解像と30枚/秒の高速連写を両立

α1は新開発の有効約5010万画素のフルサイズセンサーや、従来比約8倍の処理性能をもつ画像処理エンジンを搭載。この組み合わせにより、5010万画素という高解像ながら、同社のハイスピードモデル「α9」シリーズを上回るAF/AE追従最高30枚/秒のブラックアウトフリー高速連写(電子シャッター時)を実現しています。

 

従来から定評のある高速・高精度なAFもさらに進化。リアルタイム瞳AF(人物)はα9 II比で約30%検出能力が向上しているほか、動物への瞳AFでは従来の犬や猫などに加え、新たに「鳥」が追加されました。

 

電子ビューファインダーには約944万ドットの大型0.64型有機ELディスプレイを採用し、最高で240fpsでの表示にも対応。画像処理エンジンの高速処理性能も相まって、ファインダー内で被写体の動きをより滑らかに表示することが可能となり、動体撮影時も被写体を追いやすくなっています。

 

また、動画では8K30pでの高精細な動画記録に対応。温度上昇に配慮した放熱設計とすることで、8K30pで約30分の撮影を可能にしています。8K動画記録といえば昨年キヤノンが発売したフルサイズミラーレス「EOS R5」に搭載されたことで話題となりましたが、ついにソニーαも対応してきましたね。

 

そのほか、5G対応端末との連携や防塵防滴に配慮した堅牢なボディ、5.5段の光学式5軸手ブレ補正、縦位置グリップへの対応など、プロの撮影現場を想定したハイエンドな仕様になっています。

 

税別80万円でも高くない? 文句なしの総合的フラッグシップ機

冒頭で今回発表されたα1を「フラッグシップ」と紹介しましたが、実はソニーはこれまで同社のフルサイズミラーレス一眼において、フラッグシップという呼称を積極的に使用してきませんでした。というのも、高画素な「α7R」シリーズ、高感度や動画に強い「α7S」シリーズ、コスパに優れたスタンダードモデル「α7」シリーズ、高速連写など動体撮影に強い「α9」シリーズというように、それぞれ強み(特徴)をはっきりさせた複数のラインを展開しているからです。

 

そのため、どれが1番という位置づけをしてこなかったのだと思われますが、今回のα1は、動体撮影性能も画質も動画撮影機能もすべてがハイレベルで達成されており、文句なしの総合フラッグシップモデルと言えます。言い換えれば、1台に既存モデル複数台分以上のスペックが詰め込まれているということ。そう考えると、だんだんと税別80万円という価格も高くはないかな……と思えてきませんか?

 

 

 

水中撮影、Vlog、オンライン会議、360度撮影――それ全部「Insta360 ONE X2」1台にまとめられるかも!?

360度カメラ業界を牽引するInsta360。なかでも根強い人気を誇るInsta360 ONEシリーズに、待望の新製品「Insta360 ONE X2」(以下、ONE X2)が登場した。2020年早々に登場した「Insta360 ONE R」はモジュールでレンズ交換が可能なアクションカムであったが、ONE X2はその名の通りONE Xを正当進化させた後継機種となっている。

↑Insta360 ONE X2。実売価格は税込5万5000円。Insta360.com公式ストアや家電量販店、オンラインショップで購入できる

 

ユニークな円形タッチスクリーンで操作性が向上

ONE Xと大きさはほとんど同じであるが、パッと見ですぐに気づくのが円形のタッチスクリーンが搭載されたこと。これにより画面で画角を確認しながら撮影できるだけでなく、ONE Rと同様の操作感でモードや設定などの変更が可能となっている。

↑円形のタッチスクリーンを新たに採用

 

バッテリー容量は1630mAhで、かなり大きくなった。連続撮影時間は5.7K/30fpsで80分。内蔵充電型ではないのでバッテリー交換ができることも嬉しい。またマイクが前後左右に4つ搭載され、360度の空間音声記録にも対応となった。

 

さらにIPX8の防水性能で、本体のみで水深10mまでの撮影が可能。オプションの潜水ケースを使えば水深45mまで使用できる。アプリでAquaVisionを有効にすれば水中のシーンもより鮮やかに自動調節してくれる。

↑IPX8の防水性能を備えている

 

360度撮影は静止画6080×3040ピクセル、動画は5.7K/30fpsのINSV形式。スマホやパソコンの専用アプリでスティッチ処理して全天周データに変換して使用する。

↑360度写真

 

<レビュー動画01/360度撮影>※画面を上下左右に動かすことで360度表示できます

※0秒~ドライブ
※38秒~嵐山渓谷で撮影
※1分47秒~水中撮影
※2分50秒~ススキのトンネル
※3分11秒~飛び石

 

360度撮影だけじゃない! Vlogに便利な新モード

と、ここまではいわゆる360度カメラとしての使い方の話であったが、ONE X2では新たにアクションカムのように使える「ステディカムモード」が追加された。

 

前後の魚眼レンズの片面のみ使用し、タッチスクリーンで見たままをそのまま記録できるいわゆるVlogモードのようなものだ。記録フォーマットは最高2560×1440/50fps, 30fpsのMP4形式なので、撮ったそのままのデータを動画編集ソフトなどで使用できる(360度動画は独自のINSV形式)。

 

定評のある手振れ補正「FlowState」もさらに進化し、水平維持機能も搭載。スタビライザー要らずでとてもスムーズな撮影ができる。画角は超広角/広角/リニアの3つを切替可能。

<レビュー動画02/ステディカムモード>

※0秒~ステディカムモードで撮影開始
※30秒~アウトカメラに切り替え
※1分18秒~自撮り棒から手持ち撮影へ
※3分37秒~感想まとめ

 

新搭載の機能「InstaPano」では、全天周ではない、スマホのパノラマ撮影のような画角をシャッターひとつで撮影できる。自分自身が映り込みたくないような場面で有効だろう。

↑InstaPanoで撮影した写真

 

スマホの専用アプリには様々なテンプレートが用意されており、手順に沿って撮影/編集するだけで特殊効果を作成できる。また、ひとつの360度映像からふたつの視野で同時に記録できるマルチビューも作成可能。カメラひとつで二画面撮影ができ、レポートやVlogなどに重宝する。

<レビュー動画03/いろいろな特殊効果>

※0秒~いろいろな撮影/特殊効果
※40秒~2画面撮影の活用例

 

そのほか、360度ウェブカメラとライブ配信にも対応。オンライン会議などで広角分割画面ビューが利用できるほか、FacebookやYouTube、RTMPで360度のライブ配信も可能。これ一台でいろんな用途に対応できるといった印象だ。

 

ワンランク上の動画投稿を! ジャンル別・2020年にGoodだった「Vlogガジェット」11選

2020年は自分の時間が増えて何か新しいことを始めたという方も多かったのではないでしょうか。そんななか、ひとつのブームとも言えるのがVlog(Video Blog)などの動画投稿です。僕の周囲でも新たに動画投稿をするようになったという方がたくさんいました。

 

はじめはスマホのカメラでサッと撮って出しをしてみても、面白くなってくると編集や撮影機材にもこだわりたくなってきますよね。ということで、2020年に実際に試したVlogアイテムのなかから、個人的に良いなと感じたモノを製品ジャンル別に振り返っていきたいと思います。

 

【その1~2】コンパクトデジカメ/ミラーレスカメラ編

まずはスマホカメラからのステップアップとして注目したいカメラから。

↑ソニーのコンパクトデジカメ「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月発売で、記事執筆時点での実売価格は9万9900円

 

Vlogブームの先陣を切って登場したのがソニーのコンデジ「VLOGCAM ZV-1」です。とにかくオートフォーカスが高速で優秀。なかでも特筆すべきなのが「商品レビュー用設定」が搭載されたこと。従来のオートフォーカスはとにかく人物の顔を中心に認識していたのですが、「商品レビュー用設定」の状態でカメラの前に商品をかざすと顔より手前にある商品に瞬時にフォーカスが切り替わるんです。これは撮影も編集も非常に楽です。オートフォーカスでの撮影が中心になるのであれば、間違いなくオススメです。

↑パナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX G100」。2020年8月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準ズームレンズを同梱したKキットが11万1100円、標準ズームレンズに加えてトライポッドグリップを同梱したVキットが11万6600円

 

僕が個人的に購入したのは、パナソニックの「LUMIX G100」。ZV-1と人気を二分する形になりましたが、こちらはミラーレス一眼カメラなのでレンズ交換ができます。僕が重視したのはマニュアル設定での撮影のしやすさ。オートフォーカスでの撮影は簡単ですが、ついつい映像が単調になりやすいのが難点です。自分の意図した映像をキッチリ撮影するには、マニュアル操作が大切になってきます。見せたい箇所にフォーカスを固定するというだけでなく、動画にリズムを与えるためにズームで画角を変えているんです。さらに本体内蔵マイクが優秀なのも重要なポイント。狙った音をしっかり収録できます。また録画中であることがわかりやすかったり、各種ファンクションボタンをカスタムできたりと、非常に使いやすくなりました。こういったところから、お手軽なVlogというよりも、キッチリとした商品レビューや作品づくりなどを目的とする方にオススメです。

 

【その3~5】電動ジンバル編

先ほど紹介したカメラはコンパクトでVlog向きなのは間違いないのですが、手ブレ補正が気になってしまいました。そこで導入したのが電動ジンバル「Zhiyun Crane M2」です。発売されたのは2019年の8月なのですが、これがZV-1やG100と相性抜群でした。

↑Zhiyun Crane M2(右)とLUMIX G100(左)。Zhiyun Crane M2の記事執筆時点での実売価格は3万3000円

 

移動しながらの撮影が段違いにスムーズになりますし、クレーンやドリーを使って撮影したような効果も表現できます。しかもモーター強度を三段階に調整できるので、小型カメラだけでなく、スマホやアクションカムなどでも使えてしまうのです。映像のアクセントとしてもいろんな使い道が考えられますね。ただ、一眼カメラ用途と比べると非常にコンパクトなシステムではあるのですが、ちょっとお手軽とは言い難いですよね。

 

同様の効果をもう少し手軽に得たいのであれば、スマホ用の電動ジンバルがオススメです。最近は本当にいろんなメーカーが参入してきて、価格もだいぶお求めやすくなってきました。

↑2020年8月発売のスマートフォン用電動ジンバル「DJI OM4」。記事執筆時点の実売価格は1万6500円

 

そのなかでも、2020年に一番話題になったのは「DJI OM4」ではないでしょうか。世代を重ねてきただけあってジンバル性能はとても優秀。スマホをマグネットでパッと装着できるというのが斬新でした。慣れの問題なのか、個人的にはこの機構が逆に使いづらく感じてしまいましたが……。

↑スマートフォン用電動ジンバル「Hohem iSteady X」。記事執筆時点での実売価格は7990円

 

個人的に使ってみて気に入ったのが「Hohem iSteady X」です。聞き慣れないメーカーかもしれませんが、思わぬ伏兵の登場といった印象でした。アームをコンパクトに折り畳める仕様は最近の主流となっていますが、小型軽量でアームもロックできて持ち運びが便利。ジンバル性能も他社製品と比べて遜色なく、とにかく安いのでコストパフォーマンスが抜群です。狙った被写体を自動追従するオブジェクトトラッキング機能や、映像を回転撮影するインセプションモードなども搭載。スマホでの動画撮影が別次元に進化しますよ。

 

【その6】小型ジンバルカメラ編

そして、2020年にちょっとしたブームとなったのが小型ジンバルカメラ。2018年末に登場した「DJI OSMO Pocket」は今でも根強い人気で、テレビなどでも頻繁に使用シーンを目にするようになりました。そのブームに乗って2020年に相次いで登場したのが「FIMI PALM」や「Feiyu Pocket」で、OSMO Pocketの弱点をカバーしつつリーズナブルになりました。

↑3軸ジンバルを搭載した小型カメラ「DJI Pocket 2」。2020年10月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準版が4万9500円、Creatorコンボが6万4900円

 

しかしDJIにだってそんなユーザーの声はちゃんと届いています! 満を持して登場したのが「DJI Pocket 2」。ライバルたちのさらに上を行く性能アップや、多彩なアクセサリー類で使い勝手が格段に向上しました。価格帯としては少し高めではあるものの、使ってみると画質の違いは一目瞭然。一番の不満点であった画角の狭さが解消されたことに加え、オートフォーカスも優秀になり、ピンボケ映像が間違いなく激減するでしょう。小型ジンバルカメラを初めて購入するという方であれば、アクセサリー類がセットになっている「Creatorコンボ」がオススメです。

 

【その7~8】アクションカメラ編

忘れてならないのがアクションカメラのジャンル。やっぱりアクションカメラでも自撮りしたいという需要は多く、2019年には前面にも液晶画面の付いた「DJI OSMO Action」が登場し、人気を博しました。

↑レンズ(モジュール)交換が可能な独自機構を採用したアクションカメラ「Insta360 ONE R」。記事執筆時点での実売価格は4K版(4K広角モジュールが付属)が3万9600円、ツイン版(360度モジュール+4K広角モジュールが付属)が5万4000円、1インチ版(1インチ広角モジュールが付属)が6万1900円

 

そこへいきなり登場したのが、360度カメラで大きなシェアを持っているInsta360シリーズの「Insta360 ONE R」です。最大の特徴はアクションカメラでありながら、モジュールでレンズ交換ができるということ。4K撮影が可能な標準的なレンズモジュール以外に、より高画質な1インチセンサーモジュール、さらに表裏2つの魚眼レンズで360度撮影ができるモジュールもラインナップ。カメラ本体となるコアにはタッチ液晶モニターがあり、カメラモジュールをひっくり返すことで自撮りにも対応できます。ただ、モジュール交換式という発想は新しかったのですが、この付け替え作業にちょっと手間がかかるのが難点でした。

↑2020年9月発売のアクションカメラ「GoPro HERO9 Black」。記事執筆時点での量販店での実売価格はHERO9単体で6万3800円だが、GoPro.comでは期間限定でよりお得に購入できるセールを開催中

 

そしてついに真打ち登場! 待望の前面液晶を搭載した「GoPro HERO9 Black」が2020年9月に発売となりました。これでライブビューで画角を確認しながら確実に自撮りができ、Vlog用途にもかなり使いやすくなりました。しかも静止画/動画ともに解像度アップ。画質の良さは頭一つ抜きん出ている印象です。さらに新たに搭載された「リニア+水平維持」モードが非常に強力で、カメラが多少斜めになってしまっても記録映像は常に水平を維持してくれます。ジンバル要らずのスムーズな映像をカメラ単体で撮影できるんです。これだけでも驚きなのに、アクセサリー「Max レンズモジュラー」を使用すると360度どんな角度でも常に水平を維持してくれるんです。

 

アクションカメラを何か1台買うとなればGoPro HERO 9が間違いないのですが、やっぱりちょっと高価なので気軽には購入できないかもしれません。そんな方は低価格ながら前面液晶も搭載している「AKASO Brave 7LE」も悪くない選択でしょう。

 

【その9~11】360度カメラ編

最後にご紹介するのが360度撮影などができるVRカメラのジャンル。ここにもVlog用途を意識した製品が登場しています。

↑2019年12月発売の360度カメラ「KANDAO Qoocam 8K」。記事執筆時点での実売価格は5万2000円

 

2019年末に登場した「KANDAO Qoocam 8K」は、コンシューマー機としては初となる8K全天周カメラ。2.4インチのタッチスクリーンが搭載され、ライブビュー撮影や各種設定変更が可能。360度撮影だけでなくVlog用途も意識した構成となっており、2つの魚眼レンズを切り替えて撮影したり、外部マイクなどを装着できるようになっています。

↑2020年11月発売の360度カメラ「Insta360 ONE X2」。記事執筆時点での実売価格は5万5000円

 

そしてライバルInsta360シリーズから「Insta360 ONE X2」が登場! 解像度は旧機種と同じ5.7Kのままですが、Qoocam 8Kよりも軽量コンパクトで10m防水。より一層使えるシーンが増えました。両機種とも手ブレ補正が非常に優秀なので、歩きながらの撮影でも安定して使用できます。使ってみた印象は、Qoocam 8KはVlogにも使える360度カメラ、Insta360 ONE X2は360度アクションカメラといった感じです。

↑2020年10月に発売された、スリムなペン型360度カメラ「IQUI」。記事執筆時点での実売価格は3万2780円

 

もっと手軽に360度映像を楽しみたいのであればVECNOSの「IQUI」も面白いでしょう。簡単な操作で面白い映像が作り出せるのですが、これはVlogというよりもSNSのショート動画向けという感じですね。

 

以上、2020年に試したVlogに使えそうなガジェットをご紹介しました。もっと「これがオススメ!」と絞って紹介することも考えたのですが、Vlogといっても用途は人それぞれなのでジャンル別にまとめてみました。これからVlogをはじめてみようという方の参考になれば嬉しいです。

2020年のカメラ業界を総括:今年を彩った15の注目モデルがすべてわかります。

2020年は、外出の自粛で撮影機会が減ったり、CP+をはじめとするカメラ・写真関連イベントが中止・延期されたりといったこともあり、カメラ・写真業界には非常に厳しい1年になってしまった。とはいえ、各メーカーの企業努力もあって、フルサイズミラーレスカメラを中心に新製品の登場が続いている。本稿では、2020年に登場した国内メーカー製カメラの傾向や特徴、さらにはメーカー自体の動向などについて振り返りつつ、2021年のカメラ市場がどういった方向に進むのかについて考察してみようと思う。

 

フルサイズミラーレスカメラ編:ラインナップ拡充で各社の特徴が鮮明に

まず、近年注目されることの多いフルサイズミラーレスカメラをチェックしてみよう。

 

ソニーが先行しつつ、2018年にニコンとキヤノン、2019年にはパナソニックやシグマなどが市場参入した製品カテゴリであるが、2020年はニコンから3機種、ソニー、キヤノンから2機種、パナソニックから1機種の計8機種が登場。本体価格20万円以下のモデルも増え、ハイエンドからエントリーまで、より多くの機種から選べる状況になった。なかでも、エントリー~ミドルクラスとなる、ニコン「Z 5」、ソニー「α7C」、パナソニック「LUMIX S5」の3機種は特に注目度が高く、各社の特徴が出ている印象だ。

 

まず、ニコン「Z 5」は、同社のフルサイズのエントリークラスといえるモデルで、ボディの実売価格を20万円以下に抑えつつ、上位機種であるZ 6同等といえる、有効2432万画素のセンサーや約369万ドットのEVF(電子ビューファインダー)などを装備。連写速度はZ 6の最高約12コマ/に対して、最高約4.5コマ/秒となっているものの、入手性が高く比較的安価なSDカードのダブルスロット(Z 6はXQD/CFexpressのシングルスロット)となっており、超高速連写が必要なければ、かなりお買い得なモデルだ。

↑ニコン「Z 5」。2020年8月28日発売で、ボディの実売価格は18万2600円

 

このほか、ニコンはZ 6/Z 7の後継機となる2モデルを発売。11月6日に「Z 6II」、12月11日に「Z 7II」が登場した。こちらは、画素数こそ従来モデル同等だが、連写速度がZ 6IIが最高約14コマ/秒、Z 7IIが最高約10コマ/秒と高速化され、メモリーカードスロットにXQD/CFexpressとSDカードのデュアルスロットが採用されるなど、大幅なブラッシュアップが図られている。

↑ニコン「Z 6II」。2020年11月6日発売で、ボディの実売価格は26万8400円

 

↑ニコン「Z 7II」。2020年12月11日発売で、ボディの実売価格は39万8200円

 

次にソニー「α7C」は、従来のAPS-Cサイズ機同等のスクエアで小型なボディにフルサイズセンサーを搭載したモデル。光学式ボディ内手ブレ補正機構採用のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとしては世界最小・最軽量(2020年9月時点)というだけあって、質量が約509g(バッテリー、メモリーカード含む)と軽量だ。これは、例えば同社のフルサイズ機であるα7 IIIと比べると約141g軽く、APS-Cサイズ機であるα6600と比べても約6gの増加に留まっている。それでいて画素数は有効約2420万画素、連写は最高約10コマ/秒など、α7 IIIと同等のスペックを誇る。EVFの倍率が約0.59倍とやや低めな点はボディサイズとのトレードオフになっているものの、高画質なフルサイズ機で軽快に撮りたいユーザーには、今のところベストな1台だろう。

↑ソニー「α7C」。2020年10月23日発売で、ボディの実売価格は22万9900円

 

ソニーはこのほかに、新開発の裏面照射型有効約1210万画素フルサイズCMOSセンサーの採用などにより、常用ISO102400の高感度や4K120pの動画撮影を可能にした「α7S III」も登場し、さらなるラインナップの拡充が図られた。

↑ソニー「α7S III」。2020年10月9日発売で、ボディの実売価格は44万9900円

 

パナソニック「LUMIX S5」は、堅牢性が高く防塵・防滴性能にも優れたボディを採用しながら、小型軽量化を図ったミドルクラス機。画素数は有効約2420万画素で最高約7コマ/秒の連写性能を持ち、常用感度も最高ISO51200と高めだ。ボディは、約714g(バッテリー、メモリーカード含む)と同社のLUMIX S1(約1017g・バッテリー、メモリーカード含む)に比べて300g以上軽量でサイズも一回り小型だ。そのぶん、S1にあったボディ上面の撮影情報表示液晶などは省かれいるが、程良く小型化された印象で操作性にも優れ、エントリーユーザーからハイアマチュアまで満足できるミドルクラスらしい1台だ。

↑パナソニック「LUMIX S5」。2020年9月25日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

このほか、2018年から19年にかけて2機種のエントリー~ミドルクラス機を登場させたキヤノンは、2020年に2機種のハイクラス機を投入した。そのうちの1台は、画素数が有効約2010万画素で約20コマ/秒(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)の高速連写が可能な「EOS R6」。本機は高感度性能にも優れ、常用ISO102400を実現している。この高速連写と超高感度を駆使すれば、プロスポーツなどの動きが極めて速い被写体であっても、ブレなく一瞬を狙うことができるはずだ。また、ボディ内とレンズ内の手ブレ補正機能を協調制御することで、世界最高となる、シャッター速度にして8段分の効果を持つ手ブレ補正機能を搭載。低速シャッター時の手持ち撮影が容易になっているのも魅力だ。

↑キヤノン「EOS R6」。2020年8月27日発売で、ボディの実売価格は33万5500円

 

そして、もう1台の「EOS R5」は、画素数が有効約4500万画素の超高画素モデルでありながら、常用ISO51200の超高感度撮影が可能。しかも、EOS R6同様に約20コマ/秒の高速連写(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)やシャッター速度にして約8段分の手ブレ補正に対応しているので、高精細な風景撮影から動きの速いスポーツ撮影まで幅広く対応できる1台になっている。しかも、本機は8K/30pの動画撮影に対応しているので、ミラーレスカメラで超高精細な8K動画撮影も楽しみたいというユーザーには、現状唯一の選択肢といえる。

↑キヤノン「EOS R5」。2020年7月10日発売で、ボディの実売価格は50万6000円

 

すでにラインナップが揃っているソニー以外の各社は、ラインナップの拡充を急いでいる状況だが、そうしたなかでもメーカーによって方向性が少しずつ違ってきている。そのため、特にミドルクラスのモデルを選ぶ際は、必要な機能や性能が何なのかを見極める必要がありそうだ。

 

フルサイズ以外のミラーレスカメラ編:10万円以下のエントリーモデルに注目

フルサイズ以外のミラーレスカメラに関しては、2020年に7機種ほどが登場しているが、このうち注目したいのが、ボディ価格が10万円を切り、レンズキットでも10万円前後で購入できるエントリーモデルにあたる機種。メーカーごとに方向性が違っているのが興味深い。

 

オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」は、ボディ内5軸手ブレ補正を搭載。しかも、電子式シャッターを活用することで1/16000秒~60秒(メカシャッター使用時は1/4000秒~60秒)のシャッター速度が使用でき、連写も最高約15コマ/秒で撮影可能など、エントリーモデルとしては、基本スペックが高めなのが魅力だ。ただし、センサーが4/3型ということもあり、常用感度はISO6400まで。ボディはしっかりとしたグリップが採用され、安定して構えられるほか、前後2つのダイヤルが装備されていて、設定変更などの操作も素早く快適に行える、使いやすさを重視したモデルといえる。

↑オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」。2020年9月18日発売で、ボディの実売価格は8万9120円

 

キヤノン「EOS Kiss M2」は、387g(ブラック・バッテリー、メモリーカード含む)の小型・軽量ボディに「デュアルピクセルCMOS AF」(像面位相差AF)対応のAPS-Cサイズ有効約2410万画素CMOSセンサーを搭載。従来モデルよりも瞳AFの検出性能が向上し、静止画だけでなく動画撮影時にも機能するようになっている。タッチ操作対応のバリアングル液晶モニター、最高約10コマ/秒(ワンショットAF時。サーボAF時は約7.4コマ/秒)の連写性能など、基本性能もエントリーモデルとしては必要十分以上。それでいて価格はレンズキットで10万円前後という、ハイコスパモデルだ。

↑キヤノン「 EOS Kiss M2」。2020年11月27日発売で、ボディの実売価格は8万4700円

 

パナソニック「LUMIX G100」は、価格帯だけを見ると、エントリークラスの4/3型センサー採用機だが、実際はVlog(ビデオブログ)動画撮影に特化したモデルとなっている。小型・軽量で5軸ハイブリッド手ブレ補正やバリアングルモニターなどを備え、音声記録にもこだわっているなど、高画質・高音質な動画撮影が行える。写真(静止画)撮影に関しては、シャッターが電子式のみとなっている、ボディ内手ブレ補正が電子式のため写真撮影時にはレンズ内手ブレ補正のみが機能する、といった制約はあるが、有効約2030万画素のセンサー採用で、画質的には他機種と遜色のない写真撮影が可能だ。

↑パナソニック「LUMIX G100」。2020年8月20日発売で、実売価格は標準ズームレンズキットで11万1100円(記事執筆時点でボディ単体の販売はない)

 

APS-Cサイズやマイクロフォーサーズのエントリークラス機は、小型なだけでなく機能も重視したモデルが増えている。その一方でミラーレスカメラで高画質な動画を撮りたいといったニーズも高まっており、動画撮影機能も単に4K動画が撮れるといった性能面だけでなく、いかに簡単にきれいに高音質で撮れるかに注力したモデルも登場してきた。なかでもパナソニックのLUMIX G100は、Vlog撮影に特化した製品で、比較的低価格なミラーレスカメラの新たな方向性の1つを示した製品といえるだろう。

 

一眼レフ編:新製品は減少傾向も注目機が登場

一眼レフカメラは、ミラーレスカメラの普及などにより、一時期よりも新製品の数が減少気味。だが、2020年は東京オリンピック/パラリンピックが予定されていたこともあり、キヤノン「EOS-1D X Mark III」、ニコン「D6」の2台のプロ機が登場。このほか、キヤノンからエントリー機の「EOS Kiss X10i」、ニコンからフルサイズ機の「D780」、リコーから「PENTAX K-1 MarkII Silver Edition」がリリースされた。ここでは、一般ユーザーの注目度が高いと思われる、EOS Kiss X10i、D780の2機種をチェックしてみよう。

 

キヤノン「EOS Kiss X10i」は、同社のエントリークラス一眼レフとしては、AFや連写性能などを強化した高性能モデルだ。光学ファインダー使用時に45点のAF測距点を駆使したきめ細かいピント合わせが行え、顔認識機能にも対応。また、背面モニターを使ったライブビュー撮影時には、画面の約88%×約100%という広範囲で正確かつ高速なAFが行え、瞳AFも可能だ。連写は最高約7コマ/秒(ファインダー撮影時)とエントリークラスとしては高速で、連続撮影可能枚数もRAW+JPEGラージ/ファインでも約35枚(最高連写で連続5秒間程度)撮れるので、運動会やペットの撮影など、動きのあるシーンでも一瞬を逃さず撮影できる。

↑キヤノン「EOS Kiss X10i」。2020年6月25日発売で、ボディの実売価格は11万5500円

 

ニコン「D780」は、同社としては2014年9月発売のD750以来、5年4か月ぶりに登場したミドルクラスのフルサイズ一眼レフだ。画素数は有効2450万画素で光学式ファインダー使用時は180KピクセルのRGBセンサー&51点のAF測距点を生かしたシーン認識や被写体の追尾が可能。ライブビュー撮影時は、同社の一眼レフとしては初となる像面位相差AFが搭載され、273点の測距点で素早いAFが行える。常用感度も最高でISO51200となり、常用感度ISO12800までだったD750から4倍(2段分)の高感度化が図られているのも魅力だ。

↑ニコン「D780」。2020年1月24日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

一眼レフカメラは、交換レンズが豊富にありユーザーも多いことから、ミラーレスカメラが普及してきた現在でも買い替えなどの需要が少なからずある。加えて、エントリーユーザーも含め、被写体がクリアに見える光学式ファインダーを好む人も少なくない。新製品の数としては多くはないが、さらなる高性能化、高機能化も進んでおり、その魅力は衰えてはいない。

 

コンパクトデジカメ編:機能特化型モデルに活路か

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、ここ数年、高価格帯の高級コンデジが中心となっていたが、2020年に発売された高級コンデジは富士フイルムの「FUJIFILM X100V」のみであり、国内メーカー製のコンデジ全体を見ても数機種にとどまっている。そうしたなかで特徴的だったのが、ソニー「VLOGCAM ZV-1」とキヤノン「PowerShot ZOOM」の2機種であった。

 

ソニー「VLOGCAM ZV-1」は、製品名にもなっているようにVlog(ビデオブログ)で使用するのに最適化されたカメラだ。基本性能は、有効約2010万画素1型センサー採用で、レンズは24~70mm相当F1.8-2.8。常用ISO感度が125-12800とコンデジとしては高感度に強く、同社の高級コンデジであるRX100シリーズにも負けない、高い性能を持つ。RX100シリーズとの大きな違いとして、本機はEVFを持たない点が挙げられるが、その一方で自撮りが行いやすいバリアングルモニターを採用(RX100シリーズはチルト式を採用)。Vlogに適した設定や機能呼び出しボタンを配置するなど、操作性もVlog撮影に最適化されている。集音効率の高いマイクも内蔵しており、内蔵マイク用のウインドスクリーンが付属しているので強い風が吹いている状況でもクリアな音声が収録できる。ミニ三脚としても機能するシューティンググリップが付属するキット(実売価格11万3900円)も用意されている。

↑ソニー「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月19日発売で、実売価格は9万9900円

 

キヤノン「PowerShot ZOOM」は、同社がクラウドファウンディングサイトで購入者を募り、予定数の1000台を即日で達成したという製品。そのコンセプトは“撮れる望遠鏡”だ。100mm相当/400mm相当と、デジタルズーム使用で800mm相当の焦点距離が選べる、単眼鏡の形態をしたデジカメで、望遠鏡のように対象を見ながら写真を撮ることができる。カメラとしての基本性能は撮像素子が有効約1210万画素1/3型CMOSセンサー(総画素数約2110万画素1/2.3型センサーの中央部分を使用)でレンズは100mm相当がF5.6、400mm相当がF6.3の固定絞りとなっていて、約236万ドットと高精細なEVFを備えているので、EVFを覗くことで望遠鏡としても機能する。AFが搭載されているのはもちろん、光学式手ブレ補正や約10コマ/秒の高速連写機能が搭載され、質量が約145g(メモリーカード含む)と軽量なので、スポーツ観戦や野鳥観察などに気軽に持ち出せて、撮影も楽しめる。双眼鏡やフィールドスコープ、高倍率ズームデジカメなど、多くの機材を持ち出すことなく、より気軽に望遠撮影が楽しめるという点で価値ある1台だ。

↑キヤノン「PowerShot ZOOM」。クラウドファンディングを経て2020年12月10日に一般販売を開始。実売価格は3万5750円

 

コンデジは、以前に比べると新製品の数や種類が減ってきたようにも感じるが、動画や望遠撮影に特化するなど、スマホやレンズ交換式カメラでは対応しきれないジャンルに注目し、魅力を高めている製品が増えている。キヤノンのようにクラウドファウンディングを活用して市場調査や資金調達を行うといった方法は、これまで捉えきれていなかったニッチな市場を活性化でき、ユーザーにとってもメリットの多い手法として今後も期待できそうだ。

 

2020年の総括と今後の展望:メーカー・ユーザー双方に厳しい1年だったが、新たな需要も

2020年は例年と異なり、春以降、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大。CP+2020など、数多くの写真・カメラ関連のイベントが延期や中止になった。加えて、非常事態宣言が発令されたことで外出することも難しい状況が続き、多くの人がカメラを買ったり、写真を撮ったりする機会を失った。こうしたことは、カメラのユーザーサイドから見ても残念なことではあるが、当然ながらメーカーサイドにも深刻な影響があったと思われ、実際、ほとんどのメーカーのカメラ部門は赤字となってしまった。なかでも、売り上げや営業益に占めるカメラ部門のウエイトが大きいニコンは、500億円程度の最終損益になるのではないかといわれている。

 

このほか、必ずしも新型コロナウイルス感染症の影響とはいえないが、オリンパスはカメラ部門を日本産業パートナーズに譲渡し、新会社を設立。パナソニックは、2021年にこれまでの社内カンパニー制から持ち株会社制に移行し、カメラ関連は「スマートライフネットワーク事業」の事業会社に継承されるという。ソニーも2021年4月から持ち株会社制に移行し、カメラ関連事業は、同月に設立のソニーエレクトロニクス株式会社の運営下に入る。こうした事業再編自体は、企業にとってメリットも多いが、まさに再編のタイミングで事業が赤字化したり、収益が大幅に悪化したりしてしまうのは、緊急事態下とはいえダメージが大きいはずだ。

 

ただ、新型コロナの影響でユーザーが自宅にいる時間が増えたことで、自宅や身近な場所で動画や写真を撮るのに向いたパナソニックLUMIX G100やソニーVLOGCAM ZV-1などが注目を集め、Vlogを始める人も増えている。また、オンラインでのミーティングや飲み会などを行う機会が増えた結果、高性能なカメラのきれいな映像をオンラインで活用したい、持っているカメラをWebカメラとして使いたいといった要望が増え、ミラーレスカメラをUSBなどでパソコンに接続してオンラインで使用できるようにするソフトウェアが各社から無償提供された。厳しい状況下であっても、迅速に対応してくれたメーカーの姿勢は、多くのユーザーの支持を集めたに違いない。

 

前述の通り、新型コロナウイルス感染症はメーカーの経営状態に深刻な影響を与えているので、メーカーによっては2021年から数年程度は、新製品の登場頻度が多少鈍る可能性も否定できない。ただ、カメラ本体はミラーレスカメラも含めて、ある程度成熟した製品だ。ファームウェアのメジャーバージョンアップを行うなどしながら製品のライフサイクルをできるだけ伸ばし、その一方でアクセサリーや交換レンズに注力するなど、規模が小さめでも利益を出せる、ユーザーにとっては多少高くても長く安心して使える製品が増えてくれたらと思う。

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7artisansは、中国のシリコンバレーともいわれる深圳の光学メーカーです。カメラ愛好者の要望に応え、個性的なレンズを製作・開発しています。

・Viltrox

カメラのアクセサリーを開発する新進気鋭の中国メーカー。近年はレンズの開発にも参入し、注目を集めています。