【文房具総選挙2024】素早く検印できるホルダーや手にフィットするハンコなど「印をつける・分類する」文房具9点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「印をつける・分類する」部門にノミネートされた文房具9点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「印をつける・分類する」部門】

「その手があったか!」と膝を打ちたくなる捺印アイテムを中心に画期的なアイテムがラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9点がノミネートしました。

 

No.50

リヒトラブ
かんたん検印ホルダー
528円(5枚入り)

ホルダーから取り出さないから押印スピードアップ!

検印欄がどの位置にあってもカバーをめくるだけで簡単に押印できる書類ホルダー。2か所に付けられた三角形のストッパーが、書類の脱落を防ぐとともに、書類をめくりながらの閲覧を可能にしている。

 

No.51

マークス
マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ・ミシン目入り シート
各880円

好みや用途に合わせてちぎって使えるマステ

メモパッドのように綴じられた剥離紙付きのシート型マステ。横にミシン目が4本入っており、好みの太さにカットできる。剥離紙の一部だけを剥がして、付箋のようにも使用可能。水性ペンでも書き込める。

 

No.52

無印良品
全面のりデッドライン付箋紙
250円(3色・各30枚)

〆切管理に役立つ日付欄が入った剥がれにくい付箋

日付欄があり〆切の管理などにも使える付箋。ウラ側のほぼ全面にのりが付いており、貼り付けた際にピラピラせず剥がれにくい。メモ欄は文字を真っ直ぐ書き込める方眼罫入り。色が鮮やかでよく目立つ。

 

No.53

シヤチハタ
つまめるはんこ
4800円

持ちやすさを追求した新形状でまっすぐきれいに押せる

持ち手に“くびれ”を設けたはんこ。印影の傾き調整がしやすく、支点が下がったことでズレにくく、安定してきれいに押せる。傾斜が指にフィットし、下方向に力を込めやすい。専用ケース付き。

 

No.54

シヤチハタ
布用下地スプレー にじみガード
605円

布にシュシュッとかけるだけで名前書きのにじみを防止

布や衣類のタグなどに、油性ペンで書き込んだときに起きる“にじみ”を防ぐスプレー。布に吹きかけて乾かせば、スプレー液に含まれる樹脂が繊維の隙間を埋めて、後から使うインクのにじみを抑える。

 

No.55

シヤチハタ
nototo roller
各836円

コロコロ転がすだけで手帳やカードがかわいく変身

手帳やメッセージカードなどを簡単にデコレーションできるローラー型のスタンプ。油性顔料が染み込んでいるため、上から水性ペンで彩色してもにじみにくい。コンパクトサイズで持ち運びがラク。

 

No.56

カンミ堂
ファイルタブ
495円

クリアファイルを分類して引き出しやすさも叶える

クリアファイルに貼ることで書類を見つけやすくするインデックス。丈夫なプラスチック製で、つまんで引っ張って書類を引き出せるタブとしても機能する。部屋やオフィスに馴染む透け感のあるデザイン。

 

No.57

リヒトラブ
ふせんボード
1320円

付箋に書いたカンペをカメラ目線のままチェックできる

ノートPCの上部に付箋を貼るスペースを確保できるボード。オンライン会議や面接などの要点を書いた付箋を貼れば、カメラ目線のまま内容をチェックできる。設置はストッパーをPCに引っ掛けるだけ。

 

No.58

カンミ堂
ミニクリップ ココフセン
各484円

クリップと付箋が一体化し付箋の定位置が決めやすい

クリップとして使いながら必要なときにすぐ付箋を取り出せる2Wayツール。プラスチック製のクリップは、ミニサイズながらも紙や小物をしっかり挟める。つまみを下に向けて立てれば、メモスタンドにも。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

文具ソムリエール 菅未里が2024年度に注目する文房具トレンドベスト3と注目アイテム7選

2024年もすでに大量の良品がリリースされている文房具ジャンル。「自腹買い文房具」連載でおなじみの文具ソムリエール・菅未里(かん・みさと)さんに、2024年度に注目すべき、もしくは現在進行形でトレンドとなっているキーワードをピックアップしてもらった。

 

文房具トレンドとトレンドを代表する注目商品は?

もうすぐ2024年度が始まります。身の周りの文房具は揃ってきたでしょうか? 身近な存在である文房具のトレンドは気になるところ。引き続き文房具業界を席巻しそうなトレンドをチェックしていきましょう。

 

1.ニュアンスカラーブームが継続

ここ数年来、継続しているのがニュアンスカラーブーム。やわらかな色合いでプライベートシーンでも堅くなりすぎず、一方ビジネスシーンではカジュアルになりすぎない好バランスで、使い勝手の良さを発揮します。

 

・ミニクリップココフセン

フィルム付箋のさまざまなスタイルを提案し続ける、カンミ堂の「ココフセン」シリーズ。2023年11月に発売された最新作ミニクリップココフセンは、小さなクリップとココフセンが一体となったアイテムです。

↑くすみのやわらかなカラーでビジネスでも浮かない

 

カンミ堂
ミニクリップココフセン
各440円(税別)

 

これまでもパステルカラーなど優しい色合いのアイテムが多かった、同社のフィルム付箋。ニュアンスカラーはかわいくなりすぎず、とはいえやっぱりかわいらしい、という絶妙なバランス。

↑短めで小ぶりのフィルム付箋2色がセットされている

 

クリップ付きなので簡単に移動させられ、付箋を紛失しにくいので探し物が減るメリットもありますね。

 

・Waai

世界累計41億本を売り上げる消せるボールペン「フリクション」シリーズ。2023年11月に、最新シリーズの「Waai(ワーイ)」が発売されました。フリクションといえばビジネスパーソンがメインユーザーとなっているシリーズですが、Waaiは大学生をターゲットにした事務用品感のないおしゃれなビジュアルに注目。

↑従来品よりも細身のボディでやわらかな色合い

 

パイロットコーポレーション
Waai
各230円(税別)

 

また、インク色は赤、青といった一般的なカラーではなく、「ベルベットレッド」「ターコイズ」「チークピンク」などおしゃれなニュアンスカラーのラインナップ。発売当初は売り切れの店舗も出るほどの人気で、2024年も注目が続きそうです。

 

・awaii marker

2024年2月に発売されたばかりの新作。名前の通り「淡い」カラーのパッケージとニュアンスカラー8色展開のマーカー。

↑乳白色のボディ。インクごとに色が違うロゴもアクセントになっている

 

サンスター文具
awaii marker
各円(税別)

 

韓国コスメのような見た目がかわいらしく、ペン先がしなるタイプのマーカーで、分厚い参考書など曲面にもぴたっとフィットするペン先が特長です。

 

2.ノートや手帳は手のひらサイズが今らしさ

デジタルか? アナログか? と選択する時代は終わり、「デジタルもアナログも」どちらも上手く取り入れるのが、今の使い方。スマホの機能も使いながらアナログも上手に使うため、文房具のサイズにも変化が現れています。

 

・EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート

人気の手帳、EDiTシリーズは手帳だけでなくノートタイプも人気。特に今年の注目はB7サイズでしょう。

マークス
EDiT 手帳用紙を使った小さな方眼ノート B7変型
各1200円(税別)

 

タブレットやスマートフォンのスケジュール管理・メモ機能を使う人が増えるなか、必要最小限だけ紙の手帳やノートに記録したい人に人気です。

↑コンパクトで持ち運びやすい

 

・ポケットログ・ダイアリー(ラコニック)

今シーズンから発売が開始された日付フリーのダイアリー。日付がないので、年始だけでなくいつからでも日記や手帳として使用できます。小ぶりなポケットサイズのみの展開でメモ帳のようにさっと取り出してメモできる気軽さがいいですね。

↑左バンド付、右バンドなし

 

ラコニック
ポケットログ・ダイアリー
各1400円〜2500円(税別)

 

チェキの写真が入るポケットがついたものなど全14種類で、趣味別で記録を分けることもできます。チェキタイプは推し活にもぴったりなのだとか。

 

3.文房具メーカーがつくる防災グッズ

文房具という身近にあるアイテムを手がけてきた文房具メーカーは、コンパクトで使いやすい製品、縫製品が得意。オフィス用品とも相性がよく、文房具メーカーが作る防災グッズに注目が集まっています。

 

・災害常備ポーチ

「スーパードッチファイル」や「テプラ」などオフィスで使う文房具を手がけるキングジムからは、オフィスに備える防災用品の他、日常的に持ち運べるポーチタイプも販売。

↑バッグに入れられるサイズのポーチに非常時に使えるグッズがおさまる

 

キングジム
災害常備ポーチ
1900円(税別)

 

東日本大震災の後、防災意識が高まりオフィス用、車載用、個人用などシーンにあった防災グッズが揃っています。

 

・防災サコッシュ

オフィスのラベル用品で有名なヒサゴからは、サコッシュタイプの防災アイテムが販売されています。

↑サコッシュタイプは肩からかけられるので便利

 

ヒサゴ
防災サコッシュ
2850円(税別)

 

サコッシュの肩紐は光を反射し暗い場所でも目立ち、取り外してロープとしても活用できる優れもの。防寒アルシートや携帯トイレ、ホイッスル、マスク(大人用)など非常時に必要なものがコンパクトに入っていて安心です。

 

2024年度も文房具豊作の予感!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオンライン授業やオンライン会議などデジタルツールが広い世代で活用されるようになりました。アナログの文房具は使わなくなるのでは? という声も聞かれるなか、トレンドは「デジタルとアナログ、どちらも使う!」です。

 

膨大な情報をコンパクトに持ち運べるデジタルの強みと、自由度が高く電源がない場所でも使えるアナログの強み。どちらもかしこく使い分け、2024年度も快適な文房具ライフを送りましょう。

 

まるで洗濯バサミに付箋が付いた? カンミ堂「ミニクリップココフセン」が作業効率化に地味に役立つ!

ずいぶんと昔の話だが、新社会人の頃に先輩から「紙資料をチェックするときは必ず付箋を使うように」と、教えられた記憶がある。注意点の書き込みや訂正を入れたページにペタペタと貼っていくだけで、後から見返す際の効率がずいぶんと違ってくるし、全体的なチェック量のボリュームを可視化できるので、作業の進行度を掴みやすいからだ。

 

ここで意外と重要なのが「付箋をどこに置いて作業するのか」と、いうこと。紙面に目を走らせては付箋を貼る、という単純作業の繰り返しになりがちなので、できるだけ紙面から近い場所に付箋が配置しておくと作業しやすいのである。さらに言えば、紙資料に付箋を合体させてしまえたら最高というわけ。

 

ガバッと挟んで付箋を一体化

まさにその用途で使いやすいと感じたのが、カンミ堂から11月に発売された「ミニクリップ ココフセン」だ。プラスチック製ピンチクリップのボディにスリムサイズの付箋2色がセットされたもので、このクリップで書類束や書籍に挟んでセットすれば、簡単に紙面と付箋が一体化できる、という仕組みだ。

カンミ堂
ミニクリップ ココフセン
440円(税別)
4色展開

 

そもそもカンミ堂には、マネークリップっぽい薄型の金属クリップに付箋をセットした「クリップ ココフセン」という製品があり、筆者も書類チェックや資料の読み込み時には欠かせないアイテムとして重宝してきた。今回の紹介するミニクリップ ココフセンは、その派生系というか、より運用の幅を広くしたような製品という印象である。

 

使うときは、本体を書類や書籍のページへ洗濯ばさみのようには挟みつければ準備OK。あとは、ケースから出ている付箋の端をつまんで引き出すだけ。1枚取り出すと自動で次の1枚が顔を出すポップアップ方式なので、モタつかずに次々と引き出せて使いやすい。

↑洗濯ばさみのようにクワッと開いて挟み込むと……

 

↑付箋を貼りたい書類や書籍と合体完了

 

コンパクトなミニS付箋なので、大量に貼り付けても場所が埋まりにくいのもありがたい。また、薄いフィルム素材で、貼った書籍や書類全体が分厚くなりにくいのもポイントだ。一般的な紙製の25×75mm付箋だと、すぐに貼る場所がなくなるほどミチミチに詰まってしまうし、ぼってりと厚みも出てしまう。マーキングをするなら今のところ、このココフセンシリーズが最適だろう。

↑付箋自体はカンミ堂のお馴染み「ココフセン ミニ(Sサイズ)」。フィルム付箋がケースからポップアップして、1枚ずつ引き出せるのが使いやすい

 

↑付箋を使い切ったら、古いケースをピンチクリップから剥がして、新たな「ココフセン ミニ(Sサイズ)」ケースを貼り付けるだけ

 

洗濯ばさみ方式ならではの “付け外し” しやすさが高評価

先に述べた通り、「ココフセン」+「クリップ」という組み合わせには、金属クリップのクリップココフセンという先行製品(しかもかなりの人気アイテムだ)が存在する。そこになぜ似たような「ココフセン」+「クリップ」であるミニクリップ ココフセンが加わったのか? 端的に言うと、両者は「挟む」という機能は似ていても、運用思想が全然違うのである。

 

クリップココフセンの金属クリップはコピー用紙数枚ほどの厚みに挟み付けるためのもので、逆に言うと、それ以外の場所に装着するのは難しい。なので、例えば手帳や参考書の表紙など “ちょうどいい場所” にいったん取り付けてしまったら、それ以降はあまり付け外しする気になりにくい。

↑薄い金属クリップの「クリップココフセン」。挟める厚さの対応幅が狭いので、基本的には特定の場所に付けっぱなしになりやすい

 

対して、ミニクリップ ココフセンのピンチクリップは、バネで簡単に付け外しができて、挟める厚みの対応幅も広い。最大開口が約20mmあるので、紙束でも書籍でも、カバンのポケットでもお菓子の袋でも、だいたいなんでもパチッと挟むことが可能。つまりクリップココフセンのように、同じ場所に装着しっぱなしでなく「必要な時に必要な場所に装着して付箋を使う」運用に向いているというわけ。

↑洗濯ばさみ方式だから、書籍にガバッと挟むことも可能。とにかく付け外しがラクなのだ

 

もし、書類に挟むと重みで邪魔になると感じるなら、手近なペンケースの端に挟んでおくという方法でもよいのだ。さらに、机の上に付箋を置く場所がないときは、シャツの袖口に挟んで使用するのも便利だ。

↑こんなところにだってセット可能。この自由度の高さが面白い

 

どこにでも、何にでも挟めるというのは、使ってみると思った以上に気楽だし、さらには「どこに挟むとより快適になるか?」を考えてみたくなったりもする。とはいえ、手帳などには「クリップココフセン」の常時装着が便利なのも間違いないので、そのあたりはうまく使い分けて、ぜひ自分なりのベストな作業環境を作り上げていってほしい。

 

丈夫なプラスチック製! インデックスとタブがひとつになって、書類が見つかりやすく取り出しやすい「ファイルタブ」

カンミ堂は、「ファイルタブ」を、8月25日に発売します。価格は450円(税別)。

 

同製品は、クリアファイルにタイトルをつけて貼ることで、書類が見つけやすくなる「分類・見出し機能」と、“つまんで引っ張って”クリアファイルをそのままさっと引き出せる「タブ」としての機能をもつ、プラスチック製のクリアファイル用インデックス。

 

厚さ約0.4mmの透明プラスチックで、インデックス自体にしっかりした厚みがあり、ファイルボックスの中などで折れたり破れたりすることがなく、見出し部分の見やすさを保つことができます。

 

粘着部分には、独自の強力な粘着素材を採用。粘着面は上方向や左右に引っ張り出す力に強く、はがすときの力には柔軟で、使用中はしっかり貼りつき、はがしたいときにはのり残りせずにはがすことができます。

 

無地カラーと方眼チェックの2つのデザインを楽しめる「ファブリック」と、オフィスでも使いやすいライン入りの「ベーシック」の、2タイプ計4種を展開。セット内の9枚はすべて異なるデザインなので、色柄で分類することもできます。

 

付属のラベルシールは30片入りで、水性ペンでも筆記が可能です。

【文房具総選挙2023】巻き戻しが怖くない金属メジャーなど「分類する・印をつける」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「分類する・印をつける」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「分類する・印をつける」部門】

推し活ならぬ “捺し活” と言いたくなる楽しいスタンプを中心に、実用性に華やかさも併せ持つ10アイテムが目白押し! 仕分けに役立つファイルなど硬派な実用アイテムも健在です。

 

No.47

シヤチハタ
回転デコレーションスタンプ
1650円

ダイヤル回転で13柄を楽しめる

1つで13柄を捺してデコレーションできる、ハイコスパな回転スタンプ。植物、ねこ、手書き飾りなど全7種。イラストフレームを作ったり複数柄を組み合わせたり、アイデア次第で用途は広い。

 

No.48

キングジム
書類仕分けファイル
880円

斜めからバサッと入れて簡単整理

従来のクリアファイルの難点だった書類の出し入れのしにくさを、クリアホルダーの仕様を取り入れることで解消。インデックス付きで検索性も高い。背面のペーパーストッパーでクリップボードとしても活用可能。

 

No.49

ミドリ
スローコンベックスメジャー〈2m〉
1518円

スローに戻る安心安全な金属製メジャー

早すぎず遅すぎず、テープの巻き戻る速度にこだわった。引き出したテープは本体を指で押さえて止め、指を離して戻す仕組み。目盛は10cmごとに色分けされ、磁石付きで保管もラクなど、随所に工夫が見られる。

 

No.50

キングジム
ラベルプリンター「テプラ」PRO SR-R2500P
8800円

手持ちのスマホから簡単にラベル作成

スマホと連携できるテプラに、手ごろな入門機が登場。対応アプリは2つ用意され、テンプレはデザイン重視からシンプルなものまで豊富だ。電池駆動式で使う場所を選ばない。4〜18mm幅のテープに対応。

 

No.51

シヤチハタ
デイリーログスタンプ
本体+マスター部 3410円/マスター部 1210円

日常をイラスト付きで記録する

日付印の本体にイラスト印面をセット。手帳やノートに、イラストと日付を同時に捺して彩れる。日付操作は側面のダイヤルを回すだけ。イラスト印面は、食事記録や円グラフ、支出記録など12種類。

 

No.52

シヤチハタ
どこでも持ち物スタンプ 氏名印タイプ
1650円

布も金属も! 身の回り品にポンポン捺せる

紙はもちろん布、プラスチック、金属などさまざまな素材に連続捺印できる浸透印タイプのスタンプ。水洗いしても落ちにくい油性インキを採用する。印面サイズは13mmで、印面はメールオーダー式。

 

No.53

カンミ堂
ヌーン
各440円

丈夫さと上質感が魅力の布付箋

フィルム付箋で知られるブランドから布製付箋が登場。落ち着いた風合いを持つ上、紙やフィルムに比べ破れにくく繰り返し使える。ブックマーク用の「マーク」とインデックス用の「タブ」の2種。

 

No.54

サクラクレパス
マイネーム紙おむつ専用
220円

専用ペンで紙おむつの名前書きをスピードアップ!

紙おむつの表面繊維に引っかからないよう配慮された名前書き専用ペン。インキの流出量も工夫されており、にじまず濃くはっきりと記名できる。本体の先端部分が半透明でインク残量も一目瞭然。

 

No.55

ビバリー
まるみのプチ
462円

カラーも形もやさしい付箋

角をなくした形状とパステルカラーの組み合わせが特徴。手帳のマンスリー欄にも貼りやすいプチサイズのほか、定番の正方形(L)、ちょっとしたメモ書きにぴったりの長方形(M)もラインナップする。

 

No.56

サクラクレパス
ミックスライン
各242円

アンダーラインが同時に引けるラインマーカー

太字側に、色の異なるラインマーカーと細字のペン先を並べた設計。強調したい箇所に、同時に2種のラインを引ける。細字は水性顔料インキで耐水性・耐光性に優れる。色の組み合わせは全6種。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

扱いが難しいロールタイプのデンタルフロスのお悩みを解決! フロスがより使いやすくなる「フロスペン」

カンミ堂は、ペン型フロスサポートツール「フロスペン」を、3月中旬の一般販売に先駆けて、全国のロフトで、2月1日より先行販売を開始します。税込価格は880円。

↑カラーはホワイト、ピンクベージュ、グレーの3色

 

同製品は、市販のフロス糸をセットして使うデンタルフロスサポートツールで、ロールタイプのフロスは指だけで扱うにはコツと慣れが必要なため、難しさゆえに面倒さを感じてしまい、歯ブラシのように習慣化できない……などの、フロスにまつわる悩みを解決するために開発。

 

本体上部の細身のヘッド部分からフロスを引き出して使うことで、指だけでは操作しづらく届きづらかった奥歯の歯間にも、必要以上に大きく口を開けずに、フロスの使用が可能です。

 

ロールタイプのデンタルフロスをセットして使うことで、ホルダータイプのような手軽な操作感で使用でき、すべての歯間や歯肉溝の中までフロスが届くので、より虫歯・歯周病・口臭の予防が行えます。

 

パーツを外して組み換えることでリップスティック程度のサイズにでき、コンパクトに携帯可能。本体には最大約5回分のフロスをセットすることができます。

 

お試し用フロス糸(約5回分)がセットされているので、購入後すぐに使い始めることができ、お試し用のフロス糸を使い切ったあとは、市販のロールタイプのフロスをセットして使用できます。ロールタイプのフロスであれば糸の太さやワックスの有無など問わずにセットして使用可能です。

読書や学習に使いやすい「ミニサイズ」登場! カンミ堂「ココフセン」に新色と新サイズが追加

カンミ堂はフィルムふせん「ココフセン」の、「Mサイズ」に4種の新色と、新規格の「ミニサイズ」を追加。8月26日に発売します。

 

定番のMサイズで今回追加となるのは、ニュアンスカラーや落ち着いたグレー系、パステル系といった、無地タイプの4種類。税別価格はいずれも410円。バリエーションの詳細は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません)。

 

ミニサイズは、“タテに短い”が特徴。ココフセンの従来規格はふせんのタテの長さがすべて42mmですが、ミニサイズは24mmで、約半分近くの短さです。

 

紙の本での読書や学習時に「ふせんを本の文字にかぶせて貼ることに抵抗がある」という人や、小さめサイズのノートや手帳を使っている人なども、便利に使えるサイズとなっています。

 

ミニサイズのカラーバリエーションは、前述のMサイズ新色と同じ(シャーベット、カラフル、ムーンライト、クールグレー)4色です。税別価格はいずれも290円。パッケージ画像は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません)。

フィルム付箋タイプマーカーが進化!「はがせるマーカー」は真っ直ぐ線を引くのが苦手な人を本当に救えるのか?

世の中には、意外と多くの“ラインマーカー下手クソ勢”が存在する。実のところ、筆者もその同志だ。どれほど下手かというと、線がまっすぐ引けず蛇行する、線幅が一定にならない、引き終わりが想定位置から常にズレる、使う度にインクが指につく……など、よくもそんなに失敗できるな? と我ながら驚くほどである。

↑ラインマーカーを使う度に「我ながら下手だなー……」としみじみ思う

 

しかし、線が不安定なのも指にインクがつくのも、基本的にはラインマーカーが抱えている構造的な欠陥と考えられないだろうか。(我ら下手クソ勢が極端に不器用とか、そういうのはひとまず置いておくとして。)

 

線幅が常に一定して曲がらず、引き終わり位置が分かりやすく、しかも手につくようなインクを使わない。そんなラインマーカーさえあれば、もうマーキングするのに困ることはないはずだ。

 

例えば、2020年に発売されたカンミ堂「フセンマーカー」は、その理想にかなり近づいた製品だと思う。インクではなく半透明のフィルム付箋テープを文字の上に貼ってマーキングするので、曲がらず線幅も変わらず、インクが手につくこともない。

↑付箋テープのラインマーカーとして話題になった「フセンマーカー」(カンミ堂)

 

ただ、細かな使い勝手の点で、やや不満を感じることもあったのだ。そこで試してみたいのが、同社から今年発売された新しい付箋タイプのマーカーである。

 

何が進化した? フィルム付箋テープのラインマーカー「はがせるマーカー」

2022年に発売されたカンミ堂「はがせるマーカー」は、「フセンマーカー」の不満点を解消するべく開発された、いわばフィルム付箋タイプマーカーのVer.2.0にあたるもの。実際に使ってみると、なるほど、確かにブラッシュアップが施されているのは感じられた。

カンミ堂
はがせるマーカー全9色
各360円(税別)

 

まず一目瞭然なのは、コンパクト化

まず、ひと目で分かるのがサイズの違い。「はがせるマーカー」はつまめば手にすっぽり隠れてしまうほどにコンパクトだ。

↑「フセンマーカー」(左)とのサイズ比較。テープリフィルは共通なので、それ以外の部分を大きく削り込んだ印象だ

 

ラインマーカーは何色かを使い分けることが多いツールだが、これならペンケースに複数色をストックしていても、以前ほどかさばりを感じることはないだろう。

 

使い心地は? 紙を傷つけることなくプツッとカット

↑まずはケースの半身をカチッというまで回転させる

 

使用する際には、まず本体ケースをぐるりと後ろに120度ほど回転させる。最後まで回すと、カチッとクリックを感じるところでカバーが固定されて、携帯モードからライン引きモードへ変形完了だ。

 

あとはマーキングを始めたい場所にテープ端を指で押さえつけ、本体底面を紙に当てたまま水平に動かしてラインを引いていく。

↑テープ端を左手でしっかり押さえながらラインを引く。本体底面が紙から離れないように引くのがコツ

 

マーキングしたい文末までラインが引けたら、テープカットだ。テープ出口付近を人差し指でふさぐようにして押さえたら、本体を軽く前転するように傾けてちょっと引く。すると、プツッと軽い手応えで内部の刃がテープを切ってくれる。

↑ハイライト部がテープカッター。ここを軸にして前へ傾けて……

 

↑軽く引くとカット完了。本体が透明になったことで、切る位置が見やすくなったのもありがたい

 

以前の「フセンマーカー」は、刃が下に降りてテープを切る構造だったため、うっかりすると刃で紙をガリッと削ってしまうことがあった。対して「はがせるマーカー」は、刃が紙に触れない位置で固定されているので、紙削りトラブルが発生しない。このカット方法の改良は、端的に「使いやすくなったな!」と感じる部分だ。

↑ふせんテープなので、貼ったラインを剥がすことができるのも便利

 

ラインマーカーらしいカラーが増えてバリエーション充実

テープ色に関しては、これまでの「ピンク」「グリーン」「グレー」「暗記用ブルー」「ストライプ柄」「スクエア柄」から、「イエロー」「オレンジ」「ライトピンク」「ライトブルー」「パープル」が追加。よりラインマーカーっぽい色が増えたことで、色を分けてのマーキングがやりやすくなった。

 

ちなみに、テープ自体は「フセンマーカー」と共通だが、ボディが全クリアになったことで、装備しているテープ色の視認性もアップしている。

↑2つ入りの替えリフィル(9色)は各270円

 

完全にマーカーの置き換えアイテムとなれるのか?

また、本体価格が従来から100円以上安くなっているのも、大きな改良ポイントと言えそうだ。もちろん通常のインク式ラインマーカーが1本100円強で購入できることを考えれば、コスト的に優れているとは言い難いが……それでも「試しに2~3色使ってみるか」と考えやすくなったのは間違いないだろう。

 

しかし、総じて不満のないパーフェクトなマーカーになったか? と問われると……正直なところ、まだ使い勝手で微妙なところは残っていると感じた。なにより、ラインを引くのに必ず両手での作業が必要になるため、軽快さに欠けるのは間違いない。やはり修正テープのように片手で引けるようにならないと、根本的な解決にはならなそうだ。

↑多少のクセはあるが、それでもノートや資料の仕上がりがグッと美しくなるので、使う価値はあるだろう

 

とはいえ、現状ではこれが「もっとも線がまっすぐ美しく引けるマーカー」であることには、間違いないだろう。万が一に失敗しても、剥がして引き直せるし。少なくとも、ラインマーカー下手くそ勢の自覚がある人なら、導入する価値はあると思う。

 

【文房具総選挙2022】ハンコ文化の逆襲!? 積極的に日常使いしたくなる「印をつける・捺す」文房具8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「印をつける・捺す」部門にノミネートされた8商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「印をつける・捺す」部門】

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。

 

No.50

シヤチハタ
いろづくり
440円(スタンプパッド本体)、330円(専用インキ)、1980円(はじめてセット)

好きな色の「専用インキ」を塗布して、世界にひとつだけのスタンプパッドを作れる。複数のインクを混ぜたオリジナル色や、まだら模様の盤面などの作成も可能だ。インクは29色展開。

 

No.51

シード
クリアほるナビ
440円(A7サイズ)、770円(A6サイズ)

消しゴムはんこを作れるスタンプ用消しゴム「ほるナビ」に、刃先が見えて彫りやすいクリアタイプが登場。オーブンで焼くと透明度が増し、捺したい箇所が見えてキレイに捺せる。

 

No.52

ビバリー
ココサス ポップアップ
572円

ミシン目が入った矢印柄の付箋。矢印の先端の三角形を切り離せば、残りの部分をブックマーカーとして使える。手帳などに引っ掛けられるクリップが付いた、ポップアップケース入り。

 

No.53

カンミ堂
ココフセンページ
297円

ケースのフチ部分が0.7㎜と薄く、しおりのように本に挟みやすい付箋。本やノートの行に貼るのに適した細幅に設計されている。半透明のフィルム製のため、下の文字が隠れず読みやすい。

 

No.54

INYUSHA
ドアPETAハンコ
1980円

強力磁石を内蔵し、玄関ドアやデスクの引き出しなどに貼れるハンコ。マスクやカギなどを掛けるフック、メモなどを挟める磁石の1台3役をこなす。八角形で転がりにくいのも◎。

 

No.55

こどものかお
Pochitto6
990円

PCのキーボードのボタンのような形をした浸透印。油性インクを採用しているため、上から水性ペンで色を塗ってもにじまない。6柄が1本にまとまっており、携帯性にも優れる。

 

No.56

コスモテック
Retag by wemo
418円〜

油性マーカーで書き込んでも消しゴムで消せる、特殊素材で作られた収納タグシリーズ。貼り剥がしできるインデックスやラベルシールに加え、表紙にメモ欄を備えた書類ファイルもある。

 

No.57

プラス
ローラーケシポン 箱用オープナー
1100円

ダンボールオープナーと個人情報保護スタンプがひとつに。宅配物の開梱と、宛名を隠す作業をスムーズに行える。スタンプには、つるつるした紙にもしっかり捺せる揮発性インクを採用。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

テープがカットしやすくなった! インクを使わない「はがせるマーカー」全9色……3月18日発売

カンミ堂は、フィルムテープ式ラインマーカーの新シリーズとして、人気の無地カラーのラインナップを充実させ、テープのカットしやすさが向上した、ミニサイズの「はがせるマーカー」を、3月18日に発売します。税別価格は、本体が360円、リフィルが270円です。

↑「はがせるマーカー」(本体)

 

↑「はがせるマーカー」(リフィル)

 

同社は2020年11月に、インク汚れの心配がなく、紙面に直に書き込まず、一定の幅でまっすぐなラインを引くことができ、あとで“はがせる”フィルムテープ式のラインマーカー「フセンマーカー」を発売。

 

今回新たに発売する、はがせるマーカーは、本体構造の改良を行い、ロールから引き出されているテープを“指先で直におさえる”仕様にすることで、軽い力でもしっかりと安定してロールの回転を止められ、テープが必要な長さ以上に引き出てしまうことを防ぎます。

 

本体の先端部分についているカッター刃を、本体底面に対して、35度ナナメに(刃先が内側に向いている状態で)、設置。テープをカットする際に本体自体を前傾状態にすることで、カッター刃が“より軽い力でカットしやすい角度”でテープに当たるようになり、スムーズにカットすることができます。

 

カラーバリエーションは、グリーン、ピンク、グレー、イエロー、オレンジ、ライトピンク、ライトブルー、パープル、暗記学習用ブルーの全9色。テープは、文字の上から引いても下の文字がくっきり読める高透明&高発色で、中身のテープを使い切ってもリフィルを詰め替えることができ、本体ケースはくり返し使用できます。

 

本体は、マーカーペンのように“多色持ち”がしやすいように、ペンケースなどに収めやすいコンパクトサイズ。使用時には上部カバーを開き、保管・携行時には閉じる新形状で、専用ディスペンサーとしての使いやすさを向上。使うときは手に持ちやすく、保管時はかさばらない仕様で、保管・携行時のサイズは、フセンマーカーの3分の2ほどにおさえています。ボディカラーは全種共通で、中身のテープの色や残量がひと目でわかりやすく、テープ自体のカラフルさも際立つクリアー仕様(無色透明)です。

しおりとしても使える、カンミ堂の人気付箋シリーズから新製品「ココフセンページ」登場

カンミ堂は11月5日、携帯性と利便性に優れたフィルム付箋をラインアップする「ココフセンシリーズ」から、本やノートなどの冊子状のものに、しおりのように挟んで使えるマーク用途のフィルム付箋「ココフセンページ」を発表。11月24日に発売します。希望小売価格は297円(税込)です。

 

ココフセンシリーズは、カンミ堂の中で人気の付箋シリーズで、2011年発売の「ココフセン」は、本やノートなどの表紙にケースを貼り付けて、付箋をコンパクトに持てることから注目を集めたというアイテム。

 

今回発売するココフセンページは、ケースを本などにじかに貼ることに抵抗がある人が一定数いたことから、「マーク用途に使いやすい付箋のかたち」を考えたとしています。

 

付箋が収まっているケースは約幅54×高さ115~120×奥行き3.5mm。手のひらサイズの四角形状で、本やノートなどに挿し込みやすくなっているそうです。また、付箋は1枚ずつ引き出せるポップアップ方式を採用することで、付箋を取り出す手間やストレスを取り除いたといいます。なお、付箋の幅は約6mm。文庫本やノートなどの行に合わせて貼りやすい幅になっています。

 

付箋の素材には半透明のフィルムを採用することで、文字の上に貼っても文字が隠れることがないうえに、紙より薄く、しかも丈夫でやぶれにくくなっています。加えて、特殊な表面処理を施しており、油性ボールペンや鉛筆での筆記も可能です。

 

付箋のタイプは、ドットやストライプなどの柄が入った総柄タイプ、ページから飛び出る部分は色が濃く、文字にかかる部分は色が薄い見出しタイプ、使い方を選ばないシンプルな無地タイプの3つを用意。

↑総柄タイプの「ココフセンページ イエロー RS」。ケースがピンクの製品もあります

 

↑見出しタイプの「ココフセンページ アイボリー S」。ケースがパープルの製品もあります

 

↑無地タイプの「ココフセンページ グレー S」。ケースがブルーの製品もあります

 

なお、付箋の枚数は1ケースあたり120枚。1ケースに4色入っており、各30枚ずつとなっています。

【菅未里の自腹買い文房具】フィルム付箋「ココフセン」の掘り出し物2タイプは色や形で気分も上向く!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回は、フィルム付箋の人気ブランドのなかで、意外と知られていない2タイプです。

 

便利なうえ、デザインも魅力の付箋「ココフセン」シリーズ

文房具ファンにはよく知られた商品だと思いますが、私はカンミ堂のフィルム付箋「ココフセン」シリーズが大好きです。

 

なかでも最近気に入っているのが、「ココフセン ベーシック」シリーズ。何がいいって、とにかく色が綺麗なのです。流行りの“くすみカラー”を中心に展開していて、柄が入る場合でも非常に落ち着いた印象になっています。

 

付箋は、目立たせるためか鮮やかな色である場合が多いので、くすみカラーの付箋は貴重です。

 


カンミ堂
ココフセン ベーシック
180円(税別)〜

 

しかし、それだけではありません。使い勝手が非常にいいのも、ココフセン ベーシックを含む、ココフセンシリーズの特徴です。

 

その秘密は、ケースにあります。オーソドックスな「ココフセン」やココフセン ベーシックは、ケースの裏が粘着シールになっているので、手帳やノートにケースごと貼りつけられるのです。

↑このように、ケースは薄くてコンパクト。ケースごと、手帳などに貼り付けられます

 

あらかじめ手帳などに貼っておけば、必要になったときにいちいち付箋を取り出す必要がありません。

 

ケースの色も落ち着いていますから、おしゃれな手帳(やノート)に貼っても雰囲気を壊さないのも、重要なポイントですね。

 

↑ちなみに、さまざまな筆記具でココフセンに書き込んでみました。フィルム付箋なので、シャープペン(鉛筆)、油性ペン、油性ボールペンではくっきりと書けますが、ゲルインキや消せるボールペンは一見書けているようでも、実際はインクを弾いてしまうので注意が必要です

 

目標、見出しには「ココフセン COLOR パステル」

大人しいくすみカラーもいいけれど、華やかな色の付箋も欲しい……という方も多いでしょう。

 

そんな方に向けた商品も、ちゃんとあります。「ココフセン COLOR パステル」です。上質さを保ったまま、華やかなパステルカラーになっています。


カンミ堂
ココフセン COLOR パステル M(カタヌキ)
380円(税別)

 

COLOR パステルは、形が面白いのも特徴です。

↑4色それぞれ異なる形をしています

 

私はこれをノートや手帳に貼り、目標や、そのページの見出しを書いています。色が華やかで、しかも形が個性的なので、テンションが上がるわけです。目標の達成率も上がるかもしれませんね。

↑ユニークな形は、目標やコメントを書くにもいいですね

 

最後にひとつ、豆知識を。

 

今や、文房具ファンで知らない人がいないブランドとなったカンミ堂ですが、もともとは餡子の製造販売が本業でした。商品もユニークなら、成り立ちもユニークですよね。

 

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

付箋がラインマーカーに!? カンミ堂「フセンマーカー」が斬新かつ便利

ノートなどでポイントとなる部分を目立たせるのに、ラインマーカーはとても便利なツールだ。ただスーッとラインを引くだけで、どこが重要か一目で分かるんだから、勉強や仕事には必須とすら言える。

 

とはいっても、文句のつけようがない完璧なツールなんてものは存在しない。やっぱり不満な点だってあるのだ。

 

まず最も大きいのは、インクたっぷり出過ぎ問題だろう。ペン先チップが太いため、その分だけ大量にインクが出る。その結果、紙によっては裏抜けもあるし、ボールペンで書いたところが滲むようなことにもなる。

 

筆者のような不器用な人間にとっては、ラインをまっすぐ引くのが難しいのも困りごとのひとつ。ラインがガタついたりナナメになったりするのを避けるなら、わざわざ定規を使うという手間までかけねばならない。

 

つまるところ、紙面をきれいに保ちつつラインマーカーを使うのはけっこう難しい、ということだ。便利さだけを享受しつつ、きれいに使えるラインマーカーはないの? 無理なの?

 

それなら考え方を変えてみよう。単に文字列を目立たせたいだけなら、マーカーで書く以外に方法があるんじゃないだろうか?

 

ラインマーカーは“ペンじゃなくてもいい”という発想転換

ということで今回紹介するのは、カンミ堂の「フセンマーカー」だ。

 

カンミ堂といえば、これまでにもいろいろな機能を持った付箋を発売してきた付箋メーカーである。そこがラインマーカーを発売すると聞いて最初は驚いたものだが、あらためて確認して納得。製品名は“マーカー”と名乗っているものの、実は“ラインマーカー的な働きをするフィルム付箋”なのである。

カンミ堂
フセンマーカー
480円(税別)
テープは「COLORグリーン」「同 ピンク」「同 グレー」「PATTERN BRスクエア」「同 GYストライプ」「STUDY ブルー」の6種類がラインナップ。ケースは共通。

 

同じようにラインマーカー的に使えるフィルム付箋は、以前にも他メーカーから発売されているのだが、これは“シートタイプをミシン目でちぎって使う”というもの。持ち歩くには少しかさばるのが難点だった。

 

対して「フセンマーカー」は、コンパクトなボディにロール状の6mm幅フィルム付箋テープを内蔵しており、かなりコンパクト。日常的に使うのであれば、ペンケースに放り込んでおけるサイズ感はありがたい。

 

どうやって貼り付ける?

使用する際は、まずケースからピロッとはみ出しているテープの先端を、目立たせたい文字列の先頭に貼り付ける。あとはケースを引いて必要なところまで貼れたら、上部の「ココ」と指示された部分を指で押し込みつつ、ケースを前に倒す。すると内蔵された刃でテープがスパッと切れるという仕組みだ。

↑使用する際は、ケース底部から出ているテープの端をつまんで……

 

↑マーキングしたい文字列の先頭に貼り付ける

 

↑必要なところまで貼ったら、ケース上部をギュッと指で押しつつ少し前に傾けると、テープが切れる

 

ケース上部を押すことで「内部のテープをロックする」+「刃を押し出して切る」という2つの動作を同時に行う構造で、これはよく考えられている。

 

↑ケース上部を押すことで、「テープの固定(A)」と「カッター刃を押し出す(B)」を同時に行う。慣れないうちは、露出した刃で紙面を傷つけたりすることもあるので、要注意

 

↑切り終わったテープ端は、ケース底部に貼り付けておけばOKだ

 

実際にフィルムを貼った文字列は、下の写真の通り、ラインマーカーを引いたような雰囲気で、しっかり目立つ。

↑ピンク・グリーン・グレーの見本。テープを貼っている分だけ下の文字はややぼやけるが、視認性は充分だ

 

しかも、インクではないから紙に染みたり滲んだりは当然しないし、ラインがガタガタになることもない。つまり、ラインマーカーの不満点はこれでスッキリと解決してしまうわけだ。

 

どんな使い道がある?

粘着部は全面付箋糊なので、貼り剥がしが可能。間違えてラインを引いた部分は、剥がせば簡単にクリアできるというわけ。マーカーでラインを引きたくない本にでも、これなら使えるだろう。

 

カンミ堂のフィルム付箋の特徴として、筆記具を選ばず貼った上から書ける、というのもポイントだ。手帳の予定欄に貼った上から予定を書き込み、もしリスケされた場合は別の場所に貼り直す、という使い方もできるのだ。

 

このあたりはやはり“書けるフィルム付箋”ならではの応用ワザである。さすがにゲルインクや水性インクは乾くのに時間がかかるが、それでも比較的問題なく書けるのが面白い。

 

↑暗記用ブルーはかなり濃いめで、赤シートを乗せれば完全に目隠しできる

 

↑柄テープは手帳の飾り付けなどに良さそう。6mm幅テープは3mm方眼に適合する

 

↑文字をテープの上から書き込むことで、スケジュールの移動も可能。貼って剥がせる付箋テープならではの使い方だ

 

発売時点でのフィルムのラインナップは、ラインマーカー感覚のピンク・グリーン・グレーに、暗記用ブルー、そして柄物のスクエアとストライプの6種類。ケースは全て共通なので、リフィルロールの補充も、入れ替えて好きなフィルムを使うことも可能だ。慣れればケース開閉も簡単なので、入れ替えで戸惑うことはあまりないだろう。

 

また、柄タイプは文字列を目立たせる用というよりは、手帳の飾り付けに使う感じだろうか。この場合は、マステよりも細幅で貼れるのがポイントと言えるだろう。

 

↑詰め替え用のテープは2本入り270円(税別)。使ってみると意外と消費が激しいので、本格的に運用する場合は、詰め替え用テープは事前に購入しておくのが良さそう

 

冒頭で、「文句のつけようがない完璧なツールなんてものは存在しない」と書いたが、もちろん「フセンマーカー」にも、これはちょっと……という点がある。

 

思ったよりも、狙った場所で切りにくいのだ。おかげで文字列からフィルムがはみ出したり、足りなかったり、ということがしばしば。慣れればもうちょっと改善できそうな気がするのだが、意外と難しい。

 

もうひとつ、コストもやや気になるところ。リフィルロールは長さが5mあるが、例えば文庫本で1行まるまるに貼ると、それだけで約12cm。これだと、単純計算で41回貼ったらもう使い終わってしまうので、場合によっては本1冊でリフィル切れなんてこともあり得る。

 

リフィルは2本で270円(税別)なので、そもそも1本あたりでも普通のラインマーカーより割高感がある。それが本1冊で切れてしまうとしたら、やはり、ちょっと高いかなという気はする。

 

であれば、インク染みやまっすぐ引けない問題を解決できる能力がどれだけ必要か、というところで価格部分と足し引きして決めるべきだろう。従来のラインマーカーに不満を感じているなら、まず試してみてほしい。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

ガンガン消費すべし! 付箋の「正しい使い方」、文房具のプロが教えます

【きだてたく文房具レビュー】惜しみなく使いまくるべきふせん2

 

「付箋はティッシュのように使え」。これは、テレビ東京の番組による「テレビチャンピオン文房具通選手権」3連覇チャンプ、“文具王”こと高畑正幸氏の言葉だ。

 

例えば、本を読んでいた時に何か関連して思いついたら、すかさず付箋にサッと書き込んでサッと貼る。もったいないから……とケチケチしていては、せっかくの浮かんだアイデアも本を読み終わったころには忘れてしまう。どちらかといえば、そっちのほうがもったいないだろう。

 

なので、付箋は常に手に届く範囲に置いておき、使う時は躊躇せずにガンガン消費する、というのが正しい使い方なのである。

 

今回は、そんなティッシュ方式で使うのに便利な付箋2種類を紹介したい。

 

デスクトップのティッシュ付箋

文具王の言葉にならって筆者がデスクに常備しているのが、3Mの「ポストイット 強粘着 ポップアップノート」。

 

75×75㎜の強粘着付箋(ポップアップ専用リフィル)が引っ張るだけで次々と、まさにティッシュのように出てくる付箋ディスペンサーである。

↑現在は、仕事中に思いついたことや、3時間以内に解決すべき急ぎの作業を書いてはPCモニターに貼って、片付いたら即捨てるという方式で使っている↑現在は、仕事中に思いついたことや、3時間以内に解決すべき急ぎの作業を書いてはPCモニターに貼って、片付いたら即捨てるという方式で使っている

 

定位置に置いておけば、電話を受けながらでも片手で付箋が取り出せるので、ほぼ卓上メモのような感覚。あまりに便利なので、自宅のPC前と作業デスク、会社のPC前の3台体制で運用中だ。

 

……なんだけど、ただちょっとしたワードをメモするだけだと、75㎜四方というサイズはちょっと大きく感じる時もあった。それがつい先日、この商品が『ポストイット 強粘着 ポップアップふせん/ノート』にリニューアル。これがまさに「待ってました!」という進化を果たしてくれたのである。

↑3M「ポストイット 強粘着 ポップアップふせん/ノート」1296円。こちらは最初から3色セットの「トリオ」↑3M「ポストイット 強粘着 ポップアップふせん/ノート」1296円。こちらは最初から3色セットの「トリオ」

 

↑2色セットの「コンビ」。もちろん付箋を入れ替えれば25㎜幅×3としても使用できる↑2色セットの「コンビ」。もちろん付箋を入れ替えれば25㎜幅×3としても使用できる

 

進化した箇所は写真でも分かる通り、従来の75×75㎜付箋だけでなく、75×25㎜、75×50㎜サイズにも対応。25㎜幅を3ライン、または50㎜幅を1ライン+25㎜幅2ラインというように、組み合わせて使えるようになったのだ。

↑左が75㎜幅のみの前モデル。右の新モデルは押し出しパーツが3ラインとなった↑左が75㎜幅のみの前モデル。右の新モデルは押し出しパーツが3ラインとなった

 

前モデルは付箋リフィルを押し出すスプリングがひとつだったのに対して、新モデルは3つ横並びに増えた。これで、最大3本の付箋を同時に押し出せるようになったということだ。

 

これなら、ちょっとしたメモは50㎜幅、書類にコメントを追記するときは25㎜幅というように、シーンによって使い分けが可能。もちろん75㎜幅もこれまで通り使える。

↑ポップアップ用の専用付箋リフィル。通常の付箋はセットしても使えない↑ポップアップ用の専用付箋リフィル。通常の付箋はセットしても使えない

 

↑使い始めは、詰め替えリフィルがセットになったお買い得な「スペシャルセット」もおすすめ。1868円↑使い始めは、詰め替えリフィルがセットになったお買い得な「スペシャルセット」もおすすめ。1868円

 

ひとつ、これは前モデルから共通の難点なのだが、このディスペンサーはあまりにも気軽にふせんが使えるため、専用の付箋リフィルの消費がやたらと早い。気がつくと付箋切れ、なんてことがしょっちゅうなのだ。購入時には、できれば詰め替え用にリフィルも揃えてまとめ買いしておくことをオススメする。

 

どこでも持ち運べるティッシュ付箋

デスクトップ用は上記のポップアップディスペンサーで良しとして、じゃあ外出先で付箋を使いたい場合はどうするべきだろうか。

 

そう考えている人はそれなりにいるようで、その解決策として使われている製品ももちろん存在する。

↑カンミ堂「クリップココフセン Mサイズ」予備リフィル1個付き 421円↑カンミ堂「クリップココフセン Mサイズ」予備リフィル1個付き 421円

 

カンミ堂の「クリップココフセン Mサイズ」は、ノートや手帳にクリップオンして持ち歩けるポップアップ型ふせんだ。

 

金属クリップに、ディスペンサーとして使える付箋ケースを貼り付けただけのシンプルなものだが、これが外出先でちょっとしたマーキング用に使うには、ちょうどいいサイズ感なのだ。

↑クリップで表紙に挟むだけなので、とにかく運用がラク↑クリップで表紙に挟むだけなので、とにかく運用がラク

 

例えば電車の中でビジネス本なんかを読んでいて、「あっ、ここメモっておきたい!」となった時にも、本の表紙にクリップココフセンをはさんでおけば話は簡単だ。その場でスパッと付箋を抜いて貼っておいて、あとで落ち着いてから再確認するだけである。

 

というか、単純にしおりの代わりとして使うだけでも充分に役に立つ。

↑外でも付箋が使える安心感というのは、意外と大きい。ユビキタスふせんである↑外でも付箋が使える安心感というのは、意外と大きい。ユビキタスふせんである

 

そもそもフィルム付箋なので、情報を書き込むといった用途にはあまり向いていない。手帳に未解決のToDoを書き込んだ時に目印として貼っておくとか、そういった目印用にザクザクと気軽に使うのがベストのように思う。

 

ところで、今回あえて通常の「クリップココフセン」(細いSサイズのもの)ではなく「クリップココフセン Mサイズ」と銘柄指定したのにはワケがある。

 

目印として使うにはSサイズで充分なのだが、Mサイズは幅広なだけでなく、フィルム素材自体が少し硬めに設定されているのだ。実際、本に貼ってカバンに放り込んでおくと、薄くて柔らかいSサイズのココフセンはクシャクシャになってしまうこともままあった。やはり、雑にザクザク使うなら、ちょっと硬めぐらいのコシがあったほうが使いやすい。

↑替えリフィルでも硬めが欲しい場合は、パッケージの「ふせん硬め」を目印に↑替えリフィルでも硬めが欲しい場合は、パッケージの「ふせん硬め」を目印に

 

使い切ってしまった場合は、クリップからケースを剥がし、クリップタイプではないノーマルの「ココフセン」(裏が貼って剥がせる粘着材タイプのもの)を貼り直せばOK。

 

ただし、硬めフィルムの使い勝手が気に入ったなら、補充の際も「ふせん硬め」とパッケージに書かれたものにすること。そこまでじゃなくていいや、という場合はノーマルのものでも充分だし、そっちのほうが少し割安だ。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。

ここにいたのか! 本やノートに挟んで「ちょっと気になる」を逃さない極薄付箋

【「毎日、文房具。」が●●な人にすすめたい文房具】どこにでも忍び込ませられる付箋

 

「クリップココフセン」は、付箋をいつでもどこでも好きな場所に挟んで持ち運ぶことができる、クリップタイプの付箋です。付箋は丈夫で破れにくいフィルムタイプ。1枚抜き取ると、ティッシュペーパーのようにポップアップでどんどん出てくるので、とても使いやすいんです。

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例えば手帳に付ければ、後から見返したい予定が書いてあるページに付箋を貼ったり、

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ノートに付ければ、大切なことが書いてあるページに付箋を貼ることができますね。

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また、ビジネス書などの実用書に付けておけば、重要なポイントのところに付箋をすぐに貼ることができます。

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そして意外と活躍するのが、旅行のガイドブック。

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行きたい観光名所やお店などを見つけるたびに付箋をどんどん貼ることができます。

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使い終わっても、別売りの「ココフセン」を買ってクリップに付け替えるだけで、何度も繰り返し使うことができますよ。

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そろそろ来年の手帳を購入した方も多いはず。手帳にワンポイントプラスのアイテムとしてもおすすめです。

 

こんなあなたにおすすめ!

・付箋をよく使う人

・旅行に行く予定がある方、よく行く人

・手帳を上手に使いたい人

 

【商品情報】

20171208wadafumiko10

カンミ堂「クリップココフセン」価格421円〜453円(税込)

http://www.kanmido.co.jp/products/cocofusen/clip_cocofusen.html

 

【筆者プロフィール】

毎日、文房具。

2014年9月に創刊した文房具の魅力を紹介するウェブマガジン。文房具が大好きなライターたちが、良いと感じた文房具を厳選して紹介するほか、最近では文房具売り場のプロデュースやメーカーとのコラボ企画の運営など、活躍の幅を広げている。