地図表示の実力はトップレベル!パイオニアのスマホ用カーナビアプリ「COCCHi」を徹底レビューしてわかった信頼性と快適さ

提供:パイオニア株式会社

スマートフォンで使うカーナビ用アプリを使う人が増えている中で、パイオニアの「COCCHi(コッチ)」が人気を集めています。そのダウンロード数は登場以来1年でなんと60万超え。支持される理由とはいったい? 家電にガジェットにグルメに……とモノ好きを自認するGetNaviの有料会員向けサービス「GetNavi Salon」のクルマ好きメンバーに、このCOCCHiを2週間にわたって実際に使ってもらい、その人気の秘密を探ってみることにしました。

↑「GetNavi Salon」メンバー、スズミチさん提供

 

従来の無料アプリとは一線を画する本格的ナビアプリ「COCCHi」

まずはスマートフォン向けカーナビアプリCOCCHiの基本的な特徴について、GetNavi乗り物担当の上岡が解説していきます。

プロの目線で解説!
GetNavi乗り物担当・上岡 篤

2023年は撮影絡みのキャンプしかできず残念。仮にデリカミニを所有したらどんな体験ができるのだろうと想像を膨らませて、2024年こそはキャンプに出かけようと計画中。

パイオニアといえば、1990年に日本で初めてGPS信号を使ったカーナビ「AVIC-1」を発売したメーカーとしても知られます。当時のキャッチコピーは「道は星に聞く」。宇宙から届く電波を受信して現在地を地図上に表示する初のカーナビをこの一言で言い表したものです。その意味でも、パイオニアはまさにカーナビを切り拓いた先駆者といえるでしょう。

 

それ以来、パイオニアは常に時代の先を行くカーナビを提供するメーカーとして存在感を発揮。やがてその実力はカーナビ界のベンチマークとして高く評価されるまでになり、そこで培った知見はサイバーナビや楽ナビへと継承されていきました。そうした中で2023年9月、パイオニアは、満を持してCOCCHiの提供を開始したのです。

パイオニア
スマートフォン向けカーナビアプリ「COCCHi」
OSはAndroid、iOSに対応。無料版/有料版 基本プラン(月額350円)/有料版 基本+住宅地図プラン(月額1400円)の3プランを用意。

 

無料で使えるカーナビ用アプリが数多く提供されている中で、このタイミングで有料プランをラインナップさせたのは、それだけパイオニアがCOCCHiに自信を持っている証なのかもしれません。

↑CarPlay/Android Autoに対応し、車載機器の大画面でスマートフォンアプリ画面の表示と直接操作が可能

 

COCCHiが持つ最大の特徴は、これまで提供されてきた無料アプリとは一線を画する、本格的なナビとなっていること。有料プランを基本とすることで、これまで車載ナビを使ってきた人でも十分に満足できる機能を盛り込んでいるのです。これにはもちろん、パイオニアが培ってきた知見が数多く活かされているのは言うまでもありません。

↑車両情報を登録することでマイカーの通行規制に適したルート案内をしてくれる。さらにCO2排出量やガソリン代金を可視化できる

 

「到着が早い」「コストが安い」「道幅が広い」の3種類からルート検索方法を指定でき、独自に保有するプローブデータとリアルタイム情報を活用し、高精度な到着時間予測や出発時間の算出、走行中に発生した渋滞を考慮したルートの再提案を行なうなど本格的です。

↑3種類のルート検索方法は「早」「安」「幅広」と表示される

 

 

GetNavi Salonメンバーが2週間使って評価!

さて、今回、参加してくれたGetNavi Salonのメンバーは、愛車がステップワゴンのシライシさんと、出張にプリウスで出かけることが多いというスズミチさん、EVであるサクラを通勤に使っているゆうさんの3名。ここからはCOCCHiのポイントを挙げながら、それぞれに使ってみた感想を伺ってみることにします。

GetNavi Salonメンバー
シライシさん
乗っているクルマ:ホンダ・ステップワゴン

最新ガジェットを買い集める40代男性。子どもが2人いるパパ。普段は子どもの送り迎えなどで運転している。

GetNavi Salonメンバー
スズミチさん
乗っているクルマ:トヨタ・プリウス

仕事などでクルマを利用することが多い30代男性。出張先でもレンタカーを借りて運転する。

GetNavi Salonメンバー
ゆうさん
乗っているクルマ:日産・サクラ

毎日通勤で往復55kmほど運転している30代女性。通勤時間の悩みは渋滞に巻き込まれてしまうこと。

 

◾わかりやすくリアルな交差点拡大図を使って目的地まで誘導

3名がまずCOCCHiをもっとも高く評価したのが、どこへ向かっても常にわかりやすいルート案内をしてくれることでした。

↑COCCHiはスマホ画面のタテ/ヨコ表示にも対応。シライシさんは6.9インチディスプレイのiPhone 16 Pro Maxを使用しているので視認性も高かったとのこと(シライシさん提供)

 

スマホ上でCOCCHiを直接使っているシライシさんは「愛媛の実家に帰ったときでも音声案内が丁寧に行われ、曲がるタイミングがとてもわかりやすい。交差点拡大図もスマホをタテにしたときは画面の上側で、ヨコにした時は車載ナビのように右側に並べて表示してくれることは良いと思いました」と、わかりやすいルート案内に満足。

 

↑レーン情報などの案内地のイラスト

 

スズミチさんは「車線数の多い都心を走っていても、『2車線目を走って下さい』とか、道案内が具体的でわかりやすい。ほかの地図アプリによってはかなり攻めた道を案内して、通れそうにない道案内もあったりしました。しかしCOCCHiは最短ルートではないと思いつつも、自車が通れる道を案内してくれます。さらに、到着予想時間もほぼ案内通りで、時間に遅れるわけにはいかない営業の仕事で本当に助かってます」とCOCCHiが仕事の面でも役立っていることを話してくれました。

 

実は交差点拡大図は多くの無料アプリで未採用となっていることが多いんです。そんな中でCOCCHiはほとんどの交差点で車線ガイドを表示でき、周辺の状況をリアルに描いたイラストを使って進行方向を案内します。なので、複雑な交差点でも進むべきルートが把握しやすいというわけです。

 

また、ゆうさんは「ルートを選ぶ時、狭い道を案内されると不安に思う人も多いと思いますが、COCCHiでは“幅広道路”が選択肢の中にあって、これが結構安心感につながると思うんです。私としては、狭い道に自信がない人はこの機能を使うことをおすすめしたいですね」とも話していました。

 

 

◾その音声ガイドはまるで助手席にナビゲーターが座っているかのよう

また、音声案内に対しても皆さんは、おおむね「聞き取りやすい」との評価。COCCHiで使われている音声ガイドはすべて電子合成音なんですが、そのレベルが相当に高い。特に有料プランで使われている“ニューラル音声”を使った音声は、人の発話に近い高品質さが特徴で、まるで助手席にナビゲーターが座って案内してくれているかのようです。

↑音声案内のタイミングが良くて聞き取りやすい(スズミチさん提供)

この聞き取りやすい音声を使って、スズミチさんが話していたように、進行方向だけでなく、何番目の車線を走ればいいかまでもしっかりとサポートします。しかも、分岐点までは距離だけでなく、所要時間でも案内してくれるのです。カーナビでは案内されることが多いのですが、分岐点までの距離を把握しにくい人が多いことに対応した措置。これによって、カーナビ初心者でもルート案内が把握しやすくなるってわけです。また、音声案内の発話頻度は3段階から選択可能。初めて走行する道ではより詳細な音声案内(多)、走り慣れた道や音楽を聴いている時はシンプルな音声案内(少)を利用するなど、ユーザーの用途や状況に合わせて発話頻度を選択できます。

 

一方で、ゆうさんはCOCCHiのルート案内を、通勤での実体験をもとに語ってくれました。「私は今までの純正ナビがベストだと思っていたんです。それが、COCCHiを使ったらもっとも効率よく仕事先に到着できるルートを案内してくれて、おかげで仕事の始業時間にも無事に間に合うようになって助かっています。これは渋滞情報がかなり正確だからなんでしょう、これにはビックリしましたね」。

 

COCCHiで使われている渋滞情報は、パイオニアが独自に収集したプローブ情報に加えて、有料プランならVICS情報も追加されます。それは細街路を除くほとんどの道路が対象となるレベル。つまり、メインの通りから別のルートへ回避した時もこのデータを使って誘導するため、ゆうさんのように可能な限り時刻通りに目的地へ到着できるのです。

 

また、COCCHiではルートを選ぶときに、有料道路の料金に加え、燃料費も同時に見ることができます。つまり、この料金を見ながらお得なルートを選べるわけで、単純に所要時間だけでなく、走行コストまで気配りを見せるCOCCHiならではの機能と言えるでしょう。

 

 

◾車載ナビさながら精緻かつ美しいCOCCHiの地図表示

多くのナビアプリの中でもCOCCHiは地図表示で抜きんでた実力を発揮します。ほかの無料アプリでは考えられないほど地図が美しく、特に地図上の色遣いではパイオニアの車載ナビのこだわりである地図のビジュアライゼーションもCOCCHiへ継承しています。そこには街区や道幅などの情報がリアルに再現されているのです。この表現力もCOCCHiならではのアドバンテージと言えるでしょう。

↑レーン情報などの案内地のイラストや方向看板をはじめ、ナビゲーション中の表示情報も十分。進行方向を容易に確認できる

 

この表示についてシライシさんは、「COCCHiは地図の色合いがとても見やすいですね。案内中のルートが緑色に表示されて、何処を走っているのかもすぐにわかるんです。この辺りは私が使ってきたほかのナビアプリや車載ナビよりもずっと見やすいと感じてます」と、パイオニアらしい地図表示に感動した様子でした。

 

また、ゆうさんは「地名が四角い枠で囲われているのに加えて、そのフォントがとても見やすくてそれがわかりやすさにつながっている」と地名表示で使われているフォントにも良さを感じている様子でした。

 

この見やすさが安全につながるのではないかと話すのはスズミチさん。「色味がすごいキレイなので、パッと見ただけで知りたい地名とか現在地とかがすぐにわかるんです。(結果として)地図を見る時間が少なくて済むのでこれは安全性にもプラスになるんではないか」というわけです。

 

さらにゆうさんは「(夜モードって多くは背景がブラックになってしまうのが多い中で)COCCHiではその色バランスの使い方がとても良く、長時間使っていてもとても楽に視認できます」と話し、これがロングドライブでのストレス低減につながると話します。

↑道路名称の表示がルートや道路と重ならないようにするなど、夜モードでの地図表示の視認性も高い(ゆうさん提供)

 

そんな中でゆうさんがあることに気付きました。それは自車位置から目的地へ向かって示される赤紫の実線の存在です。「細い線ですが目的地へ向かって伸びていて、これがあることで自分の向かう方角を見失わずに済むようになるんです。以前、使っていたナビにはあったのに、今使用している純正ナビではそれがなくなっていたのでこれはとてもありがたいです。それと夜モードの色バランスも気に入っています。ナビの多くは夜モードになるとブラックになってしまうからです」。

 

 

◾一軒ごとの所在がわかるゼンリン住宅地図を初導入。でも料金は業務用向け?

地図表示については、パイオニアとして初めてとなるゼンリン住宅地図に対応したことも話題となりました。

 

住宅地図は、一軒ごとの表札から記録した膨大なデータが地図上に表示されるもので、不動産関係でよく使われるデータでもあります。それが有料プラン(月額350円)に加えて1050円の計1400円(月額)を支払うことで、アプリ上で表示されるオプションプランです。このプランを選ぶと、地図を拡大していくと最後に住宅地図へ切り替わります。目的地付近で一軒ごとの情報を知りたい時にとても便利な機能と言えます。

↑建物の名称や居住者名、番地などの情報を詳細に表示する「ゼンリン住宅地図オプションプラン」。写真はオフィス街(左)と住宅地(右)

 

実際使ってみれば、スマホの性能が素晴らしいのか、サクサクと動いてその表示も鮮明そのものです。この機能があればいざという時に役立つこと間違いなし!と思うんですが、一般的にドライブするうえでこのプランを選ぶかといえばなかなか難しそうです。

 

ゆうさんも「料金は月額350円から一気に月額1400円になるのは、年間を考えたら少し負担が大きいかなと。私としては月額350円プランで十分役立っています」とのこと。やはりこのプランは、個人宅の配送や送迎、不動産業や建設業などの仕事で使うのに便利なプランなのかもしれませんね。

 

 

詳細なジャンル分けでスムーズに目的地検索。Googleマップとの共有も可能

ここからは改めて、GetNavi乗り物担当の上岡が解説。COCCHiは9月21日にサービスを開始して1周年を迎えました。その間、5回にわたる大型アップデートを行い、スマホでのタテ/ヨコ表示に対応など、その使い勝手は順次機能アップしてきています。

 

直近では9月28日に、自宅へ到着したタイミングですべての走行軌跡を消去する「自宅到着時自動消去」が選べるようになったほか、夜モードでは住所や施設、駅名称などの文字色を黒から白に変更し、道路名称もルートや道路と重ならないような配慮を加えているのも見逃せませんね。また、地図上の任意場所を長押しして目的地/立寄地を設定する際に有料道路/一般道路のどちらに設定するかも選べるようになったことで、使い勝手はさらに向上しました。

↑もちろん有料専用道路専用のハイウェイモードにも対応

 

カーナビとして目的地の検索能力はきわめて重要です。目的地が探せなければカーナビとしての機能を果たせませんからね。そこで、COCCHiの目的地検索ではフリーワードやジャンル、住所などが使え、フリーワードは施設名や電話番号、住所検索に対応した上で音声での入力も実現。これにより、運転中であっても簡単に目的地が探せるのです。

 

ただ、COCCHiではジャンル分けに該当しない施設は検索対象外になってしまうことがあります。目的地は観光名所があったり、またはリストにも掲載されないようなマイナーな施設もあるわけです。そういうときは、検索能力でライバルなし!とまで言われているGoogleマップで探した位置情報をCOCCHiと共有しましょう。これを使えば、日本全国どんなところでも目的地に設定して出かけられるようになります。ぜひ、COCCHiを使って、今まで行ったことがない素敵なルートをぜひ見つけて下さいね。

 

それと、ドライブ中に助けて欲しいと思うことって結構ありますよね。そんなとき、COCCHiでは画面上のメニューボタンを押すだけで「駐車場」「ガソリンスタンド」「トイレ」の3つを探すことができる「お助けメニュー」が活躍してくれます。

↑「駐車場」「ガソリンスタンド」「トイレ」の3つを探すことができる「お助けメニュー」

 

お助けメニューには並走する高速道路あるいは一般道との切り替えをワンタッチで行える機能も備えています。スマホで使う以上、道路の高低差を自動認識するのは困難ですから、この機能は積極的に使いこなすことをおすすめします。こうした、いざという時のお役立ち機能が、ドライバーの運転中のストレス低減につながるのです。

 

COCCHiには無料版と2つの有料版の計3プランが用意されているとお伝えしましたが、おすすめはなんといっても有料版の基本プラン。“基本”と称することからもわかるように、COCCHiはこの基本プランで初めて本来の機能が発揮できる設定となっているからです。1か月間は無料で使えるので、まずは試して、その上で無料版にするか有料版にするかを決めればいいでしょう。

 

 

COCCHiは9月21日でサービス開始1周年! 公式Xで「みんなの#推しルートキャンペーン」を実施中

COCCHiの提供開始1周年を記念して、パイオニアでは公式X「みんなの#推しルートキャンペーン」を実施。推しルートの写真とキャンペーン告知投稿の引用リポストと、ハッシュタグ(#推しルート)投稿で「ドライブでおすすめのルート」または「今年探索したルート」を募集中です。投稿した中から抽選で20人にガソリンギフト券(2000円分)が当たるとのこと。キャンペーン期間は10月1日から11月30日まで。

 

ちなみに、GetNavi Salonメンバーの推しルートは以下でした。

「厚木から宮ヶ瀬ダムに向かう山道のルートは走っていて楽しいですね。たまに、家族でさがみ湖MORI MORIまでドライブしたりもします」(シライシさん

「首都高の堀切JCT から江戸橋JCTの間です。夕方から夜になる短い時間ですけど、首都高から見える東京スカイツリーが綺麗で好きですね」(スズミチさん

湘南の国道134号線がおすすめ。特に鎌倉の材木座海岸から藤沢方面に向かって走ると左手に、美しい海、穏やかな波の音に癒されます。パシフィックドライブインで江ノ島に沈む夕日を眺めながらレモネードを飲む時間が最高のひとときです」(ゆうさん

 

文/会田肇 撮影/松川忍

 

車内エンタメ空間がグレードアップする! “つながるナビ”に進化したパナソニック「ストラーダ」の楽しさをレポート

パナソニック オートモーティブシステムズ(以下:パナソニック)は9月12日、ネットワーク機能を強化してYouTubeやAmazonPrime Videoなど7つの「ネット動画」を楽しめるようにしたカーナビステーション「ストラーダ」の最新モデル計6機種を10月上旬から11月下旬にかけて順次発売します。

↑「CN-F1X10C1D」はストラーダのフラッグシップモデル。ディスプレイ部には有機ELを唯一採用する

 

ラインナップは大画面モデルを含め全6機種

↑パナソニック「ストラーダ」新製品発表会

 

新製品のうちFシリーズとなるフローティング大画面モデルは、10V型有機EL/HD「CN-F1X10C1D」、9V型液晶/HD「CN-F1D9C1D」の2タイプをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭想定価格は前者が25万円前後(税込)、後者が16万円前後(税込)で、発売は2024年11月下旬を予定しています。ちなみに10V型、9V型は540車種以上に装着可能。

 

7V型液晶を搭載するスタンダードモデルとなるCAシリーズは、ワイド2DIN対応の「CN-CA01WD」と2DIN対応の「CN-CA01D」の2タイプ。店頭想定価格はともに12万円前後(税込)。また、特定販路向けとしてワイド2DIN対応の「CN-CE01WD」と、2DIN対応の「CN-CE01D」を用意し、ともに店頭予想価格は10万円前後(税込)。発売はいずれも2024年10月を予定しています。

↑パナソニック「ストラーダ」新製品のラインナップ。右から「CN-F1X10C1D」「CN-F1D9C1D」「CN-CA01WD」

 

ネットワーク機能を活かした3つの機能

パナソニックは、新製品のコンセプトについて「インターネットにつながることで、より充実したコンテンツをナビの大画面で楽しめ、それを簡単かつ便利にすることで、 車室空間をより快適で、安心できる心地よいものにしていく」と説明。今回発表した6モデル共通する特徴として、「ネット動画サービスへの対応」「Apple CarPlay、Android Autoへのワイヤレス接続対応」「最新の地図コンテンツへの対応」の3つを挙げています。

 

まず「ネット動画サービスへの対応」ですが、これはWi-Fi接続によりYouTubeやAmazon PrimeVideo、TVer、U-NEXT、TELASA、NBA-Rakuten、SPOOXの7つの動画配信サービスを楽しめるもので、これはWebブラウザ機能の搭載により可能となりました。スマートフォンが普及した昨今、ストリーミングで動画視聴する人が急増していることが機能搭載の背景にあるとのことでした。

↑新型ストラーダでは、YouTubeやAmazon PrimeVideo、TVer、U-NEXT、TELASA、NBA-Rakuten、SPOOXの7つの動画配信サービスが楽しめる

 

一方で、ストラーダは従来機より自宅のレコーダーに録画した動画が見られる「レコーダーリンク」機能も搭載しています。お気に入りの番組を出先でいつでも視聴できるのはもちろん、異なるエリアであっても自宅エリアの地デジ放送が楽しめ、さらにレコーダー経由でBS放送を楽しむことも可能となるのです。

 

また、HDMI接続にも対応したことで、スマホやタブレットのコンテンツを展開することができるのも大きなメリット。これらの対応により多彩なコンテンツがストラーダの画面上で楽しめるので、車内での楽しさも高まることは間違いないでしょう。

↑新型ストラーダでブラウザを活用し、パナソニックのサイトへアクセスしてみた

 

Apple CarPlay、Android Autoへのワイヤレス接続対応

インターネットへの接続によってもたらされた2つめの「Apple CarPlay、Android Autoへのワイヤレス接続対応」は、読んで字のごとし、ケーブルレスでスマホのコンテンツがストラーダ上で楽しめるようになったことです。

↑「Apple CarPlay、Android Autoのワイヤレス接続対応」。いつも使い慣れたスマホの表示画面で操作できるから安心

 

さらに、ゼンリンが運営するサーバーにある最新スポットや、グルメ情報のオンライン検索に対応していることも見逃せません。これにより、地図データに含まれていない最新の情報までもサポート可能となり、その使い勝手は大幅に高まったと言えるでしょう。

↑ネットで目的地を検索できる「オンライン名称検索」

 

なお、「Apple CarPlay」「Android Auto」のワイヤレス接続や、最新スポットやグルメ情報のオンライン検索については、Fシリーズは実装済みとなりますが、CAシリーズとCEシリーズは、2024年12月末までに提供されるソフトウェアのアップデートにより実現する予定となっています。

 

そして、ネット接続によって実現される3つめが、最長3年間の無料地図更新サービスをオンライン上で対応可能としたことです。更新操作もディスプレイ上のアイコンにタッチするだけの「ワンタッチ地図更新」としており、これまで以上に手軽に地図データのアップデートが行えることになりました。

↑最新の地図情報に更新できる「ワンタッチ地図更新」

 

パナソニックによれば、「地図の自動更新はニーズが高いものの、地図が古くなっても更新を行わないユーザーが70%を超えている」と説明します。その要因として推定されるのが「更新が面倒と感じていたり、更新のコストが高い」こと。そこで、新モデルではこれをワンタッチで行えるよう使い勝手を高め、最長3年間にわたって無料でアップデートできるとしたのです。

↑ちなみに、ディスプレイ背後には充電用のUSB端子(15W3A)を装備。この部分をカバーするフタは仕様変更される予定

 

ディスクドライブを非搭載とする一方で音質を大幅アップ

一方で、今回発表された6機種はすべてディスクドライブが非搭載となりました。Fシリーズのトップモデルで可能だったブルーレイディスクの再生もできません。個人的にはこれが少し残念ではありますが、その代わりに新モデルではそのスペースを有効活用して基板から新設計することで、オーディオの音質アップを図っているのです。

 

そのポイントが「ストラーダサウンドエンジン」の搭載です。サンプリング周波数192kHzに対応したデジタルアンプを新採用し、従来のアナログアンプに比べてSN比やセパレーション性能を大幅に向上。音の解像度、広がりを実現する新たなパーツの選定と、パーツのポテンシャルを最大限に引き出す設定とすることで、低音の迫力と広がりのあるサウンドを実現しているそうです。なお、192kHzでのサンプリングはSDカードとUSBメモリーの音源が対応しています。

 

なお、フローティング機構を採用する「Fシリーズ」は、従来からの大画面だけでなく、見やすいアングルに調整できる高いセットアップの自由度を引き継いでいます。その対応車種はなんと540車種以上にまで拡大。より幅広いクルマでストラーダの大画面が楽しめるようになりました。ネットワークへの接続もテザリングを基本として対応することで、より身近にストリーミング動画が楽しめます。市販カーナビでは数少ない「Apple CarPlay」「Android Auto」のワイヤレス接続の実現も大きな魅力となるでしょう。

↑発表会に登壇したパナソニック オートモーティブシステムズ インフォテイメントシステムズ事業部 ビジネスユニット長・渡辺智雄氏(右)と、同事業部市販事業総括・渡邊 洋氏(左)

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ドライブを快適に!人気を集めている4つのスマホ向けカーナビアプリ

長いことドライブに欠かせなかったカーナビゲーションが、スマートフォンで使うカーナビ用アプリへとシフトされつつあります。背景には車載インフォテイメントシステムの急速な普及も理由の一つですが、なによりもアプリが無料か、あるいは身近な価格で使えることが人気を押し上げているのは間違いありません。今回は、人気を集めている4つのアプリをご紹介します。

 

【その1】累計60万ダウンロード突破のパイオニア「COCCHi」

パイオニアが提供するスマホ向けカーナビアプリが「COCCHi(コッチ)」です。2023年9月にサービスが始まり1周年を迎えたナビ用アプリですが、つい先日ダウンロード数60万件を突破しました。その魅力はなんといっても、パイオニアが車載ナビで蓄積してきたノウハウがギッシリと詰まっているからと言えます。

 

Android版/iOS版が用意され、利用プランは月額350円の「基本プラン」と、機能を制限した「無料プラン」の2種類が用意されています。無料で使えるカーナビ用アプリが数多くある中で、あえてこの時期に有料プランをメインとして誕生したのは、それだけパイオニアがこのアプリに自信を持っている証なのかもしれません。

 

カーナビを使うにあたって重要なのは、行きたい場所が簡単に探せて、目的地までのルートをわかりやすく案内することです。そこでCOCCHiでは、目的地検索をフリーワードやジャンル、住所などが使えるようにしています。フリーワードは施設名や電話番号、住所検索に対応し、音声での入力も実現しており、これにより、運転中であっても簡単に行きたいところが探せるのです。

 

しかも、ありがたいことにCOCCHiでは、検索能力で敵なし!とまで言われているGoogleマップとの連携も果たしているのです。なので、COCCHiで目的地が探せないようなマイナーな施設でも、行きたい場所が簡単に探し出せるというわけです。

 

ルート案内中で驚くのは、そのきめ細かな音声ガイドです。たとえば、単純に距離を案内するだけでなく、次の交差点まであと何分ぐらい走るのか、何番目の車線を走ればいいかなどをタイミング良く的確に案内してくれます。併走道路の切り替え機能も備えていて、高低差を認識できないカーナビ用アプリにとってこの装備は重宝するのは間違いありません。音声案内には電子合成音を使っていますが、有料版では肉声に近い音を表現できる「ニューラル音声」としていることで、とても聞き取りやすいのも見逃せないですね。

 

そして、何よりも使いやすさを感じるのが「お助け」メニューです。このボタンを押すと、周辺にある駐車場やトイレ施設をワンタッチで検索でき、ほかにも渋滞情報の確認や並走道路への切り替えなどのアシスト機能が利用できるのです。アプリに使い慣れない人でも簡単に行きたい場所が探し出せるのがこの機能なのです。

 

COCCHiは冒頭でも述べたように有料版と無料版があります。有料版は最初の1か月を無料としているので、まずは有料版で登録をし、1か月間じっくりと使ってみるのがオススメ。その段階で無料版との違いを判断してみてもいいと思います。ただし、ディスプレイオーディオでの利用を前提とするなら有料版のみの対応ですのでご注意ください。

https://jpn.pioneer/ja/cocchi/

 

【その2】地図データの充実ぶりは群を抜く「Googleマップ」

皆さんがよくご存知のカーナビ用アプリといえば、「Googleマップ」が真っ先に思い起こされることでしょう。Googleでアカウントを取得すれば、誰でも無料で使え、日本全国にとどまらず、海外へ出かけてもそのまま使えるのが他のカーナビ用アプリにはマネができないところでもあります。

 

地図は広域から詳細マップまでフリースケールで対応し、詳細マップでは建物を高さデータに基づいて地図上に表示します。河川や公園にも色分けして再現するため、若干地味ではありますが、これによっておおよその街並みが地図上から把握できるのです。また、航空(あるいは衛星)写真やストリートマップなど多彩な地図表示機能をサポートしており、まさに地図データの充実ぶりは群を抜く存在であると言えるでしょう。

 

そして、Googleマップの実力の高さを見せつけられるのが、優れた目的地の検索能力です。うろ覚えの施設名を入力しただけで、施設名を推測して候補をリストアップし、しかも思いついたキーワードに対しても驚くほど正確に結果を出してくれるのです。もちろん、音声での入力にも対応しています。先日も、戦時中に米軍の爆撃機「B29」が墜落し、そのタイヤが残っている場所を検索するため、「B29のタイヤ」と入力すると、それだけでその場所を地図上に表示してくれたのです。こんな検索で結果を出すのは他のアプリではあり得ないことです。

 

しかも、ここで検索した結果はメールで共有したり、一部のカーナビ用アプリでもその座標を転送して目的地として設定可能となるのです。カーナビを使って戸惑うのは、目的地が思うように探せないことでした。Googleマップならそんなことは一切ないのです。

 

ルート案内中は、車載ナビのような交差点拡大図こそ用意していませんが、分岐点に近づけばルート上に進行方向を示す矢印を重ねて表示。交差点名は音声でも読み上げるし、車線ガイドも表示するので、よほど複雑な交差点でもなければ道に迷うことはそう多くはないと思います。また、並行する道路の切り替え機能も備えられ、地図上ではリアルタイムの速度も表示されるようになりました。

 

そして、今回驚いたのが、GPS信号を受信できないトンネル内の分岐で、しっかりと追従してみせたことです。この時、他のアプリも検証しましたが、いずれも分岐には対応できず。トンネルに入ってフリーズしたものもあれば、動いたとしても入口での車速をそのまま反映しただけものとなっていました。こんなところにもGoogleマップの最先端ぶりを見た気がしました。

https://www.google.co.jp/maps/

 

【その3】ルート案内の安心度が高い「Yahoo!カーナビ」

日本発のカーナビ用アプリとして、高い人気を獲得しているのが「Yahoo!カーナビ」です。Googleマップと同様、Yahoo!でアカウント登録をすれば誰でも無料で使え、渋滞情報には定番のVICS情報が使われています。

 

目的地を探すときは、検索ウインドウに直接入力するか、右にあるマイクをタップして音声入力すれば、これで候補リストが一覧表示されます。そのリストの中から行きたい場所を選べばOK。特に周辺の施設を探す時も音声入力はとても便利です。車載カーナビのように「周辺検索」を用意していないので、この機能を使うことがむしろオススメです。

 

検索キーワードは、頭に“近くの”というワードを付けて、「近くの×××」と読み上げれば、それで対象施設が近い順にリスト表示されます。各項目をタップすると詳細な情報が表示されますから、そこが気に入らなければ前へ戻って別の施設を選ぶこともできます。案内ルートは広い道を優先して案内しており、再探索でもその傾向は変わりません。その意味でも使っての安心度はとても高いと言えます。ルート候補もいまは最大5ルートまで同時表示できるようになり、少し前のバージョンであったような一般道を優先してルートを案内することはなくなりました。

 

ルート案内中は分岐点までを距離で示し、交差点名を呼び上げながら車線ガイドを伴いつつ矢印で進行方向を表示します。さらに政令指定都市では、分岐点に近づくと周辺をリアルに見せるCGによって進行方向を案内し、道路標識に基づいた速度規制や一時停止といった案内も地図上で行います。初めてのエリアに行った時は重宝するのは間違いありません。高速道と一般道が近いところでは、ワンタッチで切り替えることも可能です。

 

実はYahoo!カーナビが使っている地図データの管理は住友電工が行っていますが、データベースはマップボックスのプラットフォームにゼンリン製を埋め込んだもの。ゼンリンのデータには道幅情報も含まれており、このあたりが使いやすいルート案内となる秘密なのかもしれません。また、地図上でいつ雨が降るのか、いつ止むのか、降水量などがひと目で確認できる「雨雲レーダー」機能もあります。

 

そして、Yahoo!カーナビには有料プラン「Yahoo!カーナビプラス」(月額250円)も用意されています。これを契約すると、iOS版のみリアルタイムの取り締まり情報「スピード注意情報プラス」が利用可能となり、このサービスではオービスだけでなく、有人による取り締まりも対象となっているとのこと。これはYahoo!カーナビならではのサービスと言えるでしょう。

https://carnavi.yahoo.co.jp/promo/

 

【その4】トヨタが開発したカーナビアプリ「moviLink」

「moviLink」はトヨタが開発したアプリで、2021年3月にサービスを開始。トヨタの標準的な車載カーナビと同等の機能を持ちながら、誰でも無料で使えるカーナビ用アプリです。トヨタは近年、ディスプレイオーディオの標準搭載を進めていますが、このアプリを使うことで手軽にカーナビ機能が利用できるというわけです。しかも、その対象をトヨタ車ユーザー以外にも無料で解放しているから、これは“太っ腹”というほかはありませんね。

 

トヨタ発のアプリだけに、その使い心地はトヨタの純正カーナビのクオリティを実感します。交差点名を読み上げる音声ガイドはまんま同じで、一般道での側道案内や高速道路での合流案内も行うなど、その案内機能はかなりの充実ぶり。中でも都市高速入口や高速道路での分岐点ではイラストを使って詳細にガイドするなど、進行方向が一目で把握しやすくなっています。何よりも音声がとても聞きやすいため、状況把握がしやすいのです。

 

ただ、データが重くなることを避けるためか、交差点拡大図をすべての交差点で表示することはありません。それでもオートズーム機能を使い、分岐点に近づくに従い、徐々に地図を自動的にズームアップして、周辺をわかりやすくガイド。信号機の存在も地図上で案内し、交差点名も一部で読み上げられていました。

 

ルート案内中で便利と思えるのは、一般道や高速道において複数の交差点や施設のリストを表示することです。車線ガイドや交差点名の表示が含まれているので、これを使うことで分岐点の手前から心構えができ、初めての道路でも安心というわけです。ただし、ディスプレイオーディオではこの表示は行われません。

 

また、探索したルートは「お出かけプラン」としてあらかじめ登録しておくことも可能です。出掛ける前にプランを経由地を含めて立てておき、当日はそれを展開してすぐに出発できるのは便利ですね。moviLinkに対応するトヨタ純正カーナビを使っていれば、アカウントの共通化でこれを自動的に反映させることも可能です。

 

一方で、moviLinkは目的地を設定する時は音声での検索にも対応していますが、曖昧な入力やマイナーな施設には思うように探し出せないこともあります。そんな時はGoogleマップで検索して、その位置情報をmoviLinkに転送して使うことをおすすめします。また、同様にスマホ向けアプリ「NaviCon」との連携をすることで、好みのアプリで探した位置情報の転送も可能であることも見逃せません。

 

交通情報はVICSを基本にトヨタが独自に収集した「Tプローブコミュニケーション交通情報」を加えたもの。日本の国道や都道県道に限った総延長距離は約40万kmありますが、そのほとんどをカバーしているということです。このあたりも心強いですね。

https://toyotaconnected.co.jp/movilink/

 

車内のオンライン機能が強化! 動画や音楽がもっと楽しめるカロッツェリア「楽ナビ」新機種

パイオニアは、車内オンライン機能に対応したカロッツェリア「楽ナビ」シリーズ13機種を発表しました。発売は6月を予定しています。

 

■製品名

【ネットワークスティック同梱モデル】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

【スタンダードモデル(ネットワークスティック別売り)】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

 

楽ナビは「高性能で誰でもカンタンに使えるカーナビ」をコンセプトに進化を続けてきた製品。2023年に初のオンライン対応モデルが登場しています。今回のモデルチェンジでは、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」による、停車時のWi-Fiスポット利用時間が最大2時間に拡大され、停車中もストレスフリーで、動画や音楽、ゲームといったオンラインコンテンツを楽しむことができます。また、HDMI接続により、カーナビ本体や後席モニターでオンライン動画を大画面で視聴できます。

 

docomo in Car Connectは、3つのプラン(1日550円、30日1650円、365日1万3200円/各税込)が選べます。またネットワークスティック同梱モデルには、1年間の無償使用権が付いており、より手軽に車内Wi-Fiを体験できます。

 

さらに、ドライブをサポートするインターフェース「Doメニュー」を採用。ドライブ中によく使う機能をスムーズに操作できます。「お出かけ検索(オンライン)」では、キーワードや住所、電話番号で最新スポットを検索でき、フリック入力に対応しています。「ダイレクト周辺検索」では駐車場やガソリンスタンドをワンタッチで簡単に検索でき、オンライン接続時には最新のガソリン価格情報も確認できます。

 

ディスプレイは、黒色再現性に優れるNormally Black方式と視野角が広いIPS方式を採用したHDパネルを搭載しています。加えて別売りのHDバックカメラやドライブレコーダーを接続することで、駐車時や走行時の映像を高画質で表示します。

 

ナビゲーション機能も充実しており、「信号機カウント交差点案内」や「ルート探索」機能、リアルタイムの渋滞情報を提供する「スマートループ渋滞情報」なども利用できます。

 

車内のオンライン機能が強化! 動画や音楽がもっと楽しめるカロッツェリア「楽ナビ」新機種

パイオニアは、車内オンライン機能に対応したカロッツェリア「楽ナビ」シリーズ13機種を発表しました。発売は6月を予定しています。

 

■製品名

【ネットワークスティック同梱モデル】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションネットワークスティックセット

【スタンダードモデル(ネットワークスティック別売り)】

・9V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・9V型HD/TV/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・8V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/TV/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

・7V型HD/Bluetooth/USB/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーション

 

楽ナビは「高性能で誰でもカンタンに使えるカーナビ」をコンセプトに進化を続けてきた製品。2023年に初のオンライン対応モデルが登場しています。今回のモデルチェンジでは、NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」による、停車時のWi-Fiスポット利用時間が最大2時間に拡大され、停車中もストレスフリーで、動画や音楽、ゲームといったオンラインコンテンツを楽しむことができます。また、HDMI接続により、カーナビ本体や後席モニターでオンライン動画を大画面で視聴できます。

 

docomo in Car Connectは、3つのプラン(1日550円、30日1650円、365日1万3200円/各税込)が選べます。またネットワークスティック同梱モデルには、1年間の無償使用権が付いており、より手軽に車内Wi-Fiを体験できます。

 

さらに、ドライブをサポートするインターフェース「Doメニュー」を採用。ドライブ中によく使う機能をスムーズに操作できます。「お出かけ検索(オンライン)」では、キーワードや住所、電話番号で最新スポットを検索でき、フリック入力に対応しています。「ダイレクト周辺検索」では駐車場やガソリンスタンドをワンタッチで簡単に検索でき、オンライン接続時には最新のガソリン価格情報も確認できます。

 

ディスプレイは、黒色再現性に優れるNormally Black方式と視野角が広いIPS方式を採用したHDパネルを搭載しています。加えて別売りのHDバックカメラやドライブレコーダーを接続することで、駐車時や走行時の映像を高画質で表示します。

 

ナビゲーション機能も充実しており、「信号機カウント交差点案内」や「ルート探索」機能、リアルタイムの渋滞情報を提供する「スマートループ渋滞情報」なども利用できます。

 

90年代から「音声入力」を提案していた。「楽ナビ」25周年をデジタルの歴史に重ねると面白いことだらけだった

提供:パイオニア株式会社

今から26年前の1998年にローンチし、2023年で25周年目を迎えたカロッツェリア「楽ナビ」。実はモノ・コト情報誌「GetNavi」も2024年で創刊25周年を迎えました。ほぼ同じ時代をくぐり抜け、共通しているのは互いにデジタルが進化する課程の中で育ってきていること。そこで楽ナビの誕生から現在までを5モデルに絞り、デジタル関連の時代背景と共に振り返ってみることにしました。

 

 

1990年代はデジタルがクルマにも広く浸透し始めた時代

楽ナビが登場した1990年代は、デジタルの波が車載器にも押し寄せた時代。そうした中でGPS衛星からの電波を受信し測位する、いわゆる“GPSカーナビ”が誕生します。それが1990年にパイオニアが市販モデル初のGPSカーナビとして発売した、カロッツェリア「AVIC-1」でした。

 

それまでのカーナビは、使う前に必ず現在地を地図上に設定する必要がありましたが、このGPSカーナビの登場により、現在地はいつでも正しい位置に表示できるように進化。ここからGPSカーナビの歴史はスタートしたのです。ただ、AVIC-1は目的地検索ができないため、“カーナビ”というよりも正確な現在地を地図上に表示する“電子マップ”としての性格が強かったとも言えるでしょう。

 

その後、1990年後半から91年にかけて、ルートガイドを搭載したカーナビが自動車メーカーから登場します。これをきっかけとして、ルートガイドを伴った本当の意味でのカーナビの機能競争が始まることとなったのです。

 

【1998年】タクシーに乗るように目的地を音声で告げるだけ。楽ナビ「AVIC-500」

ただ、ルート案内を備えてカーナビ機能は向上したものの、その機能をうまく使いこなせない人が少なからず存在していました。カーナビでルート案内をするには目的地設定は欠かせませんが、当時はメニューを開いてカテゴリーで絞り込んでいく必要があり、この操作が“壁”となってカーナビを使いこなせない人が一定数いたのです。

 

「そんな状況を放っておいてたら真のカーナビ普及にはつながらない」。そう考えたパイオニアの開発チームは、使いやすさを徹底追求したカーナビの開発をスタートさせます。試行錯誤を繰り返した結果、目的地の検索に音声認識機能を組み合わせることが最良と判断。ここに楽ナビの初代「AVIC-500」が誕生することとなったのです。

 

AVIC-500のポイントは「タクシーに乗る時のように行き先を音声で伝えるカーナビ」にありました。それまで難しいと感じていた目的地設定は、付属するリモコンの発話ボタン「お出かけボタン」を押して行き先を告げるだけで済むようになったのです。スマホが普及した今でこそ、音声で目的地を探すのは当たり前となっていますが、ガラケーしかないこの時代にこれを実現したのはまさに画期的なことだったと言えるでしょう。

 

その認識精度や検索能力は現在のスマホとは比べものにならないほど低かったのは確かです。しかし、「カーナビを誰でも使えるようにする」との楽ナビのコンセプトはこの時に確立し、それは多くの人に受け入れられて大ヒットへとつながります。以来、楽ナビはそのコンセプトを継承しながら、時代に合わせた最適なモデルへと発展しつつも、その精神は今もなお連綿と受け継がれているというわけです。

 

GetNaviの誌面と振り返る1998年デジタルトピックス

1998年をGetNaviの誌面からも振り返ってみます。この年は、Google検索がスタート。大量の情報を「検索して探す」が一般的になっていった時期でもありますが、楽ナビは2010年代以降につながる「ボイスコントロール」を先立って提案していました。

 

また、Apple iMacの「初代」モデルが登場。普通の人でも使える「わかりやすさ」にこだわった点で楽ナビとの共通点を見出すことができます。また、PDAの拡大も見逃せないところ。PDAには地図ビューアー機能を搭載していることも多く、外部のGPSレシーバーを追加することでナビゲーション的な役割を果たしていました。懐かしいですね。

 

■iMac。Appleのディスプレイ一体型デスクトップ「iMac」が登場したのが1998年。Appleに復帰したスティーブ・ジョブズが最初に発表した製品で、これまでのパソコンのイメージを一新するポップなデザインにより大ヒット。Apple復活を印象づけました。

2018年VOL.7

 

■Palm III。イケショップなど秋葉原の店舗で「Palm(パーム) III」と日本語化キット「J-OS」が販売開始。GUI、ペン操作に対応した「PDA(パーソナルデジタルアシスタント)」が注目を集めました。

2018年VOL.4

 

■Google検索。今では当たり前の「Google検索」もこの年にスタート。検索エンジンとしては後発でしたが、特許取得の特殊アルゴリズムを使用した独自のロボット型検索エンジンにより一気に普及しました。

 

【2005年】楽ナビ「AVIC-HRZ09」はHDDを初搭載

カーナビは今も昔も、いかに多くの地図データを活用できるかがポイントです。楽ナビもデビュー当初こそデータをCD-ROMに収録していましたが、より詳細なデータを収録するために容量が7倍以上もあるDVD-ROMを採用するように進化。これによって、全国主要都市の市街地データを収録可能になり、ピンポイントでの目的地設定が可能になりました。

 

一方で、時代はカーナビにエンタテイメント性を求めるのが常識となっていました。そこで楽ナビは2005年、「AVIC-HRZ09」でデータ収録メディアをHDD(ハードディスク)とした新モデルを登場させます。

 

AVIC-HRZ09は、HDDに地図データだけでなく、再生したCDの音楽データまでも収録できるミュージックサーバーを実現。それ以外にも、当時流行っていたMD(ミニディスク)ドライブも搭載する一方、人気を集め始めていたiPodへの対応も果たすマルチメディア対応としました。

 

映像面でもディスクドライブをCDとDVDが両方楽しめるコンパチブル化を果たし、2003年からスタートした地デジにもオプションで対応。これにより幅広い映像メディアも楽しめるように進化させました。これだけ多彩なエンタテイメント機能を2DINというサイズに凝縮したわけで、このモデルで楽ナビは音楽や映像までも一括で楽しめるカーナビへと進化していったのです。

 

GetNaviの誌面と振り返る2005年デジタルトピックス

Googleマップは2005年生まれでしたが、楽ナビはすでにAVIC-HRZ09で美しさと実用性にこだわった「ターゲットマップ」を採用するなど、マップ表示からカーナビの性能を高めてました。人気を集めたiPod nanoが登場する頃には、楽ナビもiPod接続に対応。最新かつトレンドのAV機器との連携を実現していたことも見逃せません。

 

■Googleマップ。単なる地図に留まらず、衛星写真、航空写真、ストリートマップ、ストリートビュー、ナビゲーション機能を搭載。ウェブ版、Android版だけでなく、iOS版もリリースされ、世界で最も多くのユーザーに利用される地図アプリとなっています。

 

■iPod nano。iPodの1シリーズとして登場した「iPod nano」。iPod miniの後継モデルとして位置づけられ、画面を搭載するiPodの最小モデルとして人気を集めました。

2005年11月号

 

■YouTube。動画共有サイトの先駆けとして創業され、同年に正式サービスを開始。著作権などさまざまな問題をはらみつつも、巨大メディアプラットフォームとして成長を遂げました。

2007年10月号

 

 

【2008年】地図ストレージにフラッシュメモリーを採用した「楽ナビLite」の初号機「AVIC-MRZ088」!

HDDを採用したカーナビゲーションが主流になる一方で、価格を抑えられるフラッシュメモリーを採用したPND(ポータブルナビゲーション)が伸長していきます。そういった市場の変化を捉えて2008年に導入されたのがこの「楽ナビLite」になります。楽ナビLiteは登場時こそ低価格の1モデルだけでしたが、メモリーナビが主流となる市場変化に合わせてモデルを拡充させていき、多くのヒットモデルを生み出すことになります。

 

初号機になるのがこの「AVIC-MRZ088」です。低価格を売りにしながらもDVDやCDはもちろん、iPodやUSB、SDなどのメモリーオーディオとの接続を可能にするなど、日頃のドライブを楽しく快適にするモデルとなっていました。さらにカーナビとしての機能も進化させます。その立役者がパイオニアが2006年からスタートさせたプローブ型渋滞情報「スマートループ」です。

 

これはパイオニア製カーナビのユーザーが走行実績を収集して交通情報に反映させたもの。これにより、VICSの10倍近い(当時)交通情報をカーナビに反映できるようになり、より高精度に渋滞を避けたルートが案内できるようになりました。オプションの通信ユニットを必要としたものの、その採用でルート案内能力は劇的な進化を遂げたのです。

 

また、楽ナビ用PCソフト「ナビスタジオ」に対応することで、それまで何かと複雑な手続きを必要だった収録データのアップデートで大きな進化が図られました。AVIC-MRZ088で使うSDカードに、全国の天気予報を反映させるウェザーライブをはじめ、PCから音楽ファイルを転送するマイミュージックチャージなどを保存可能としたのです。また、スマートループへの走行実績のアップロードや渋滞情報をダウンロードするほか、地図データの更新もこのソフトを経由して可能になったことも見逃せないポイントとなりました。

 

GetNaviの誌面と振り返る2008年デジタルトピックス

iPhoneやAndroidのスマートフォンの登場で、人々のライフスタイルが変わりました。それらのスマートフォンを楽ナビに接続して、動画や音楽のストリーミング再生など車内空間が楽しめるようになるのは、また後の時代。

 

■iPhone。日本初上陸のiPhoneである「iPhone 3G」がソフトバンクから発売。ソフトバックショップや家電量販店に長蛇の列ができました。PCを使ってインターネットするよりも、スマホを使ってインターネットする時代が始まりました。

2008年9月号

 

■Android。Androidスマートフォン1号機「T-MobileG1」が米国T-Mobileより発売。この端末はキーボードを搭載しており、当初は実験的なコンセプトの製品も多かったです。現在でもAndroidは、さまざまな新技術がいち早く搭載されています。日本初のAndroidスマートフォン「HT-03A」は2009年に発売。

2009年8月号

 

■Google Chrome。Windows、macOS、Android、iOS、Linux用が提供されているウェブブラウザー。Googleのウェブサービスとの親和性の高さ、豊富な拡張機能などの利便性により、ウェブブラウザーのトップシェアを獲得しました。

 

【2014年】使い勝手を進化させた楽ナビ「AVIC-RL09」!

車内エンタテイメントの進化に伴い、時代はインフォテイメント系のサイズアップが重要なテーマとなりました。それを反映して楽ナビは2014年に登場した「AVIC-RL09」で、画面サイズを従来の7型から8型へと大型化。これによって地図の見やすさと、迫力映像の再生を実現させました。

 

また、見逃せないのが「スマートコマンダー」の採用です。もちろん、画面上のタッチパネルは装備していましたが、画面上に手を伸ばす必要があり、操作していると意外に疲れるものです。このコマンダーを手元に置くことで、よく使う7つの機能をショートカット的に使えるようになり、その使い勝手は飛躍的に高まりました。

 

さらに使い勝手を向上させたのは通信を介した音声認識への対応です。たとえば「近くのコンビニ」「軽井沢の観光スポット」などと音声で入力すると、AVIC-RL09はその候補を画面上にリストアップ。ここから行きたい場所を選べばすぐに目的地設定が可能となりました。コマンド入力の起動はスマートコマンダーでも行え、その使い勝手はも良好。まさに初代からの楽ナビならではの思想を感じさせてくれた採用と言えるでしょう。

 

AVIC-RL09はオーディオ機能の強化も見逃せません。きめ細かいサウンド調整が可能なデジタルプロセッサーの搭載し、タイムアライメントやイコライザーといったサウンド調整機能が楽ナビでも行えるようになったのです。自動調整ではないのが残念でしたが、それでも最適な音場設定により音楽をベストな環境で楽しめるのは嬉しい装備となりました。

 

GetNaviの誌面と振り返る2014年デジタルトピックス

スマホを使ってできた操作を手首からできるApple Watchの新しい操作感が新鮮でした。AVIC-RL09はカーナビでの新しい操作性とインターフェイスを搭載。楽ナビブランドの長い歴史が経過しようとした、この時代でも使い勝手にこだわり続けていました。

 

■PlayStation 4。北米で2013年11月15日、日本で2014年2月22日に発売。ネットワークを介したゲーム体験ができるのはPS3から存在していましたが、PS4になりそれが大衆化につながりました。普及価格帯で最新のゲーム体験ができるのがPlayStationだとすれば、普及価格帯で最新のナビ体験ができるのは楽ナビといったところに共通点を見出せるでしょうか。

2015年4月号

 

■Apple Watch。iPhone専用のスマートウォッチ。多くのiPhone用アプリがApple Watchに対応して利便性が高く、アルミニウム、ステンレス、チタニウムを使用したボディも上質。日本ではいち早くFeliCaに対応したことから普及に拍車がかかりました。

2015年5月号

 

■Uber Eats。自動車配車サービスを手がけるUberが、米国で2014年にスタート。日本上陸は2016年。当初は東京で開始したが、2021年9月に47都道府県への進出が完了しました。ロゴが描かれた大型リュックサックを日常的に見かけるようになっています。

 

【2023年】オンライン化への本格対応した最新楽ナビ「AVIC-RQ920-DC」

楽ナビの最新モデルは2023年1月に発表されました。そのラインナップは7型/8型/9型と3タイプを用意し、9型には最近のトレンドとなっているフローティング型もラインナップ。その数は15モデルにも及び、「AVIC-RQ920-DC」は通信ユニットまでも標準装備としたその最上位モデルとなります。

 

新型楽ナビのポイントは初代の楽ナビから引き継いだ「高性能×使いやすさ」にあります。時代に合った誰もが使いこなせる“使いやすさ”と、ドライブ時間の“楽しさ”を追求してきた楽ナビならではのコンセプトを具現化したものとなっているのです。

 

中でももっとも大きなトピックと言えるのが、オンライン化への本格対応です。これまでも楽ナビは音声認識による目的地検索や、オンデマンドVICS、駐車場の満空情報などでオンライン化を実現していましたが、最新モデルではサイバーナビに続いて車載用Wi-Fiが楽ナビとして初対応。さらにネットワークスティックと呼ばれる通信ユニットを同梱したモデルを用意することによって、車載用Wi-Fiをはじめとした様々なオンライン機能を手軽に活用できるようになりました。そして、よく使う機能にスムーズにアクセスできる「Doメニュー」を採用しています。

 

目的地検索は、インターネットでの検索と同じように思いついたキーワードを入力するだけ。これだけで最新スポットまでも目的地検索できる「お出かけ検索(オンライン)」を実現したのです。このメニューでは他にも「ダイレクト周辺検索」、「ショートカットキー」などを備え、まさに時代を反映した楽ナビならではの使いやすさを実現したのです。

 

オンライン化は、オンデマンドVICSやスマートループによる渋滞情報を加味したルートを示すことで抜きんでた高品質なルート案内をもたらしました。加えて、ルート案内中は「信号機カウント交差点案内」で分岐する交差点を特定し、見やすさを高めた交差点案内でその状況を詳細にガイドします。

 

大画面化によって車内での存在感も高く、しかもオンラインによって使い勝手を大幅にアップ。まさに楽ナビ史上、最強の楽ナビがここに誕生したのです。

 

GetNaviの誌面と振り返る2023年デジタルトピックス

生成AIのおかげで検索や調べるといった行為に変化が出て、Copilotでビジネスに変化が出そうと期待がかかるなか、車内Wi-Fi搭載の楽ナビAVIC-RQ920-DCによって、ただ運転するだけの車内空間から、リモートワークや動画鑑賞など車内で過ごすのも快適になりました。

 

■生成AI。OpenAIの「ChatGPT」の有料サービスが2023年2月にスタート。「Windows 11」やGoogleの検索エンジンにすでに生成AIが組み込まれており、多くの人が意識しないうちに利用を始めています。

2023年9・10月合併特大号

 

■Copilot。Microsoftが提供するAIアシスタント。OS、ブラウザーから利用するだけでなく、「Microsoft365」のアプリからもCopilotにアクセス可能。導線の多さから、AIアシスタントのなかで大きなアドバンテージを獲得していています。

 

■X。イーロン・マスク氏は旧Twitter社買収後、2023年7月23日にロゴを青い鳥からXに変更。賛否入り交じる氏の施策を象徴する出来事として、ネット上での大きな話題となりました。

 

 

デジタルトピックス監修/ジャイアン鈴木

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

1万8000円相当もあり! 楽ナビがアウトドア体験などできるギフトプレゼントキャンペーン開始

パイオニアは1月26日、「楽ナビ」ユーザーに向けて感謝の意を込めて、お出かけ先での「楽しい体験」をプレゼントする「知ってもっと楽ドライブキャンペーン」を開始しました。

 

キャンペーンは楽ナビ25周年を記念したもの。パイオニアのWebサイトにあるキャンペーンページ内の「楽ドライバー検定」に回答し、応募した人の中から抽選で合計25人に、お出かけ先での楽しい体験を選べる「アソビュー!デジタルギフト」をプレゼントする、太っ腹な企画です。

 

なお、楽ドライバー検定はチャレンジの前に予習することもできます。プレゼントに応募したいのであれば予習はぜひしたいところですね。

 

アソビュー!デジタルギフトは3つのコースを用意しています。

 

【Aコース】(楽ナビユーザー限定)

アソビュー!ギフト「総合版体験ギフト Colorful」(1万8260円相当)

アウトドア体験からインドア体験まで幅広い体験を収録したギフト。

抽選で15名にプレゼント。

 

【Bコース】(誰でも応募可能)

アソビュー!ギフト「ONSEN TICKET(ペアチケット)」(6160円相当)

日本全国の人気温泉施設を収録したギフト。

抽選で5名にプレゼント。

 

【Cコース】(誰でも応募可能)

アソビュー!ギフト「Aquarium TICKET(ペアチケット)」(6160円相当)

日本全国の人気水族館を収録したペアギフトチケット。

抽選で5名にプレゼント。

 

応募期間は1月26日(金)~2月29日(木)です。お出かけしたい人はぜひキャンペーンページから応募してみてください。

最大40%割引キャンペーン開催中。次世代車載器「NP1」、アプデで使い勝手も別次元に!

パイオニア「NP1」をご存知でしょうか? 本体は少し大きめのドライブレコーダーに見えますが、実はここにカーナビ機能までも備えている注目の“次世代車載器”なのです。そのNP1が10月、かつてないアップデートを果たしました。果たして中身はどう進化したのかをレポートします。

↑次世代車載器「NP1」。10月に5回目となる大幅なアップデートを実施し、Apple CarPlay/Android Autoへの対応を果たした

 

自動アップデートにより常に最新の機能が楽しめる「NP1」

NP1は音声を活用した「スマート音声ナビ」や、クラウドに撮影データを保存できる「次世代通信型ドライブレコーダー」を実現した次世代車載ユニットとして2022年春に登場しました。

 

製品の最大のポイントは、無線通信によってソフトウェアを更新できる「OTA(Over The Air)」に対応していること。これによりNP1は、購入後でもアップデートした最新機能がいつでも楽しめるというわけです。

 

発売してからすでに約1年半が経ち、NP1はこれまでにも4回の大型アップデートを重ねて来ています。2022年5月に「Amazon Alexa」に対応したのを皮切りに、声優による音声ガイドを追加した「コエ替え」、車両を遠隔で監視する「マイカーウォッチ」、10万件を超えるスポット情報の追加など、魅力的な機能を取り入れてきたのです。

 

5回目のアップデートはApple CarPlay/Android Autoとの連携

5回目となる今回の大型アップデートでは、Apple CarPlay/Android Autoとの連携を可能にしたほか、「オービス/取締り情報の通知機能」の追加や、検索機能の充実を含む大幅な機能アップを図っています。

↑Apple CarPlay/Android Autoとの連携を実現したことで、大画面のディスプレイオーディオ上でルートガイドが利用できるようになった

 

Apple CarPlay/Android Autoとの連携となれば、ディスプレイオーディオ(DA)と組み合わせることで大画面での表示が可能となります。最近はDAでも8~9インチ画面を持つことが多く、ここでの表示が実現すれば、それこそカーナビ並みのインターフェースが実現します。

 

実はNP1の専用アプリ「My NP1」を使うことで、これまでもスマートフォンでの地図表示は実現していました。しかし、スマホの画面はそれほど大きくなく、決して見やすいものではなかったのです。

 

今回、Apple CarPlay/Android Autoとの連携により、従来からのNP1のきめ細かな音声ガイドに加え、ほぼカーナビと同等のルートガイドが利用可能となったのです。さらに画面が大きくなることで、たとえば目的地検索の手入力もしやすくなりました。

↑Android AutoでMy NP1の地図を表示させたイメージ

 

↑Apple CarPlayでMy NP1の地図を表示させたイメージ

 

↑画面が大きくなることで、目的地検索の際の手入力も一段としやすくなった

 

今回のアップデートではもう一つ見逃せないポイントがあります。それがオービス/取締り情報の通知機能です。具体的には、全国359か所(2023年10月時点)に設置してある最新の固定式/半固定式のオービスの設置ポイントや、各警察署が公開している情報を元にした取締り実施地点を知らせてくれるというものです。また、データは自動的に年2回アップデートされ、ここでも通信機能を持つNP1ならではのメリットが活かされていることになります。

 

きめ細かな音声案内と大画面でのルートガイドが大きな安心感を生む

さて、今回体験した試乗車に装備されていたのは9インチの純正ナビで、ここにAndroidのスマホを有線接続。スマホにはあらかじめ専用アプリのMy NP1をインストールしてあり、これを介してカーナビ機能が利用できるようになっていました。

↑今回の取材では、Android端末とディスプレイオーディオを連携させた状態で試乗した

 

↑My NP1を介して、Android Auto上で展開しているイメージ。スマホはこの位置になくても構わない

 

地図が表示されると、その鮮明さに驚きます。これまでスマホ上でもMy NP1の地図はキレイであると感じていましたが、その数倍にもなる大きさでの表示に改めて鮮明さが際立った次第です。しかも、DAでの展開にともなって“ヨコ”表示となり、“カーナビっぽさ”をいっそう実感させてくれます。

 

さらに道路の道幅や種別が一目で判別できるようにもなり、幹線道路の路線番号や高速道路のインターチェンジ名もしっかり把握できます。特にルートガイド中にありがたいと思ったのは車線ガイドがよく見えるようになったこと。これが初めての道路でも車線を間違えることなく、スムーズな走りをもたらします。つまり、画面サイズの大型化が明らかにわかりやすいルートガイドの実現につながったというわけです。

 

【ルート表示の画像をギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

安全運転につながるオービス/取締り情報の通知機能

音声ガイドはNP1本体からテキストtoスピーチ(TTS)によって出力されるので、ドライバー席でも鮮明に聞き取れます。

 

スタートすると間もなく、周辺で実施されている公開取締り情報がNP1から伝えられました。そして、少し走ったところで本当に取締りが行なわれていたのにビックリ! また、オービスの設置場所に近づくと、「オービスのあるエリアに入りました」→「オービスが近くにあります」というふうに2段構えで案内してくれました。これなら聞き逃しはほとんどないのではないでしょうか。ただ、地図上では案内されないのでご注意を。

↑オービスがある場所に近づくと2段階の警告でその存在を知らせてくれる

 

↑交通取締りとオービスを知らせるイメージ

 

今回のアップデートでは検索能力の向上も図られています。これまで住所検索や電話番号検索をしようとしても、それはMy NP1上でしかできませんでしたが、今回のアップデートでNP1本体に直接話しかけても可能になったのです。NP1はもともと音声ですべてを完結することをウリとしていましたから、特にNP1単体で使っている人にとってはうれしい機能アップになったと言えるでしょう。

 

NP1購入で迷っていた人に朗報! お得に買えるチャンス

最後に、これからNP1の購入を考えている人にお得な情報をお伝えします。それは、公式オンラインショップにおいて、NP1をお得に買えるキャンペーンが期間限定で実施されていること。しかも、そのお得度が半端じゃありません。なにせ、通信料1年分込みのバージョンで本来の6万5780円(税込、以下同)が3万9800円に、3年分込みのバージョンでは同9万3500円だったものが6万7520円で買えるというから驚きです。

 

しかも、2023年12月15日までにアクティベートすると、もれなくLINEポイントが3000ポイントもらえるキャンペーンも実施中。このキャンペーン期間は2023年11月1日から2024年1月9日 午前10時まで。

↑パイオニア公式ページでのNP1購入キャンペーンの告知。2023年11月1日~2024年1月9日午前10時までの期間限定キャンペーンだ

 

 

お得情報はこれだけじゃありません。なんと、オートバックスでは同じ条件でNP1が提供され、工賃が無料になるキャンペーンを実施中(2023年11月1日から2024年1月8日まで) であるというのです。これはまさにNP1の購入を価格面で躊躇していた人にとって願ってもないチャンス。今回のアップデートと合わせ、NP1の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

↑NP1と連携して使える「NP-RDR001」が発売。実勢価格は1万円弱。専用アプリ「リアドライブレコーダーアシスト」をインストールし、スマホとはWi-Fi接続して使う

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

初代「楽ナビ」展示も! 歴史がまるっとわかるパイオニア楽ナビ25周年イベントに行ってきた

パイオニアのエントリー向けカーナビといえばカロッツェリア「楽ナビ」。登場したのは1998年で、それから25年が経ち、その実績を振り返る記念イベントが、10月5~8日の間、東京・二子玉川にある「蔦谷家電」で開催されました。

↑東京・二子玉川にある「蔦谷家電」2階で開催された「楽ナビ25周年記念イベント」。会場では秋の新商品も出品された

 

↑1998年に初代が登場した楽ナビの、25年にわたる歴史が製品と共に出展された

 

「タクシーに乗ったように行き先を告げるだけで済む」ことが楽ナビの目標

楽ナビといえば登場以来、「高性能なナビ機能を誰でも簡単に」のコンセプトの下、多くの人に親しまれる、裾野の広いカーナビとして絶大な支持を集めてきました。その理由はどこにあったのでしょうか。経緯を少し振り返ってみましょう。

 

パイオニアは世界で初めてGPSカーナビを発売したメーカーとしても知られます。それまでのカーナビは、現在地を地図上に設定してからでないと使えない悩みを抱えていましたが、発売によって初めて常に正しい現在地を地図上に表示できるようになったのです。

 

これが契機となって、他メーカーからも相次いでGPSカーナビが登場。その後、目的地までのルートを自動的に探索して案内する、文字通りのカーナビも誕生し、まさに時代はカーナビによってドライブを楽しむ新たなスタイルが生まれたわけです。

 

しかし、GPSカーナビにも悩みがありました。それは肝心の目的地設定が煩わしく、設定が難しいと感じていた人が少なからず存在したことです。「これを解決しなければ真の普及にはつながらない」。そう感じたパイオニアは、誰でも使えるカーナビの開発に着手。試行錯誤の結果、誕生したのが音声認識機能を使った楽ナビだったのです。

↑1998年に初代が登場した楽ナビ。CD-ROM機ながら、音声で行き先を告げるだけで目的地が設定できた

 

ポイントは「タクシーに乗るときのように、行き先を音声で伝えるカーナビ」にありました。リモコンにある発話ボタンを押して目的地を告げる。これだけで目的地が設定できる、まったく新しいインターフェースを作り上げたのです。スマホもない時代にこれを実現したのはまさに画期的なことだったと言えるでしょう。

 

もちろん、認識精度や検索能力が現在のスマホとは比べものにならないほど低かったのは確かです。しかし、「カーナビを誰でも使えるようにする」楽ナビのコンセプトはこのときに確立し、多くの人に受け入れられて大ヒット。以来、楽ナビは当時のコンセプトを継承しながら、時代に合わせた最適なモデルへと発展しつつも、その精神は今もなお連綿と受け継がれているというわけです。

 

会場ではそんな初代楽ナビをはじめ、その後の歴史を飾った製品が年表と共に展示されました。そのほか、大画面化やフローティング化した最新の楽ナビを一堂に集め、そこでは取り付け例としてスズキ「ジムニーシエラ」や、日産「SAKURA」を出展。楽ナビならではの使い勝手の良さを実際に操作して確認することができました。

↑会場では25年の歴史を持つ楽ナビが築き上げた数々のトリビアも紹介された

 

↑デモカーにはフローティング気候を採用した9型大画面の最新「楽ナビ」を搭載した日産のEV「SAKURA」を出展

 

2023年秋のカロッツェリア最新モデルのラインナップも一堂に展示

この25周年イベントでは、楽ナビ以外にも、10月5日に発表されたばかりのカロッツェリアの最新モデルもいち早く展示されました。

↑10月5日に発表されたカロッツェリアのカーオーディオ商品群も展示された

 

【サイバーナビ】

ひとつがカロッツェリアのフラッグシップナビ「サイバーナビ」の最新モデルです。外観こそ従来モデルを踏襲していますが、注目すべきは中身。カーエンターテインメントの要とも言える高音質化をさらに強化しているのが最大のポイントになります。目指すのは“原音再生”であり、それを支える設計思想として掲げられたのが「マスターサウンド・アーキテクチャー」です。

↑カロッツェリアのフラッグシップナビ「サイバーナビ」も音質を高め、ナビ機能も向上させて新登場した

 

ハイレゾ音源が持つハイクオリティをそのまま再生するために最適かつ厳選されたパーツをセレクト。会場では高音質化の“立役者”ともなった高音質パーツを組み込んだ基板を直に見ることができました。

↑搭載するパーツを厳選することで、サイバーナビとして最高レベルの音質を実現できたという

 

また、サイバーナビが実現してきたネットワーク機能も強化され、目的地のフリーワード検索では住所や電話番号、郵便番号の音声入力に対応できるようにもなっています。

 

【「アドベンチャー」シリーズ】

2023年秋モデルではオーディオ系の新モデルも数多く投入されました。なかでも目を引いたのが、アウトドアレジャーをライフスタイルとして楽しむ人たちに向けた「アドベンチャーシリーズ」です。パワードサブウーファーやツィーター、サテライトスピーカーの3つで、いずれもアースカラーとなるライトベージュカラーを採用し、どんなクルマにもマッチしそうな雰囲気を出しています。また、荷物の積み下ろしなどでも傷つきにくいストーン調塗装を採用するといった、こだわりも見逃せません。

↑より多くの人に好まれるカラーを採用した「アドベンチャーシリーズ」。サブウーファー(中央)とミッドレンジスピーカー(右)、ツィーター(左)で構成される

 

【90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用スピーカー】

最近、ドアスピーカーの交換が難しくなっているトヨタ車において、90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用に開発されたのがこのダッシュボードスピーカー。スピーカー本体とツィーター部に角度を付けてフロントガラスへの反射を低減し、乗員にダイレクトに音を伝えられるように工夫したことで明瞭感のあるサウンドを楽しめるのが特徴です。また、「フレア形状グリルフレーム」を採用することで、音の回り込みを防ぎつつ、豊かな中低域再生とクリアな高域再生を実現。配線加工や特別な工具も必要なく、簡単に取り付けられるのも魅力ですね。

↑90系ノア/ヴォクシー/ランディ専用スピーカー。ユニット部に角度を付けることで乗員にダイレクトに音を伝えられるように工夫した

 

【ボックススピーカー「TS-X170」/「TS-X210」】

今も根強い支持があるというボックス型スピーカーのニューモデルです。TS-X170はコンパクトなサイズの密閉型スピーカーで、重量が軽いこともあってハッチバック車などにも後方視界を妨げることなくリアトレイに設置できます。一方のTS-X210はバスレフ機構を備えた本格派。サイズは少し大きくなりますが、より豊かな重低音再生が可能となってサウンドへの期待も持てそうです。ワンボックスカーなどへの装着にもピッタリですね。

↑ボックス型スピーカー「TS-XS170」(右)をより軽量な密閉型。「TS-X170」はバスレフ構造とすることで豊かな低音を実現した

 

新製品コーナーには、ほかにも「パイオニアグローバルシリーズ」として、海外で展開されているスピーカーもありました。

↑海外で展開していた「パイオニアグローバルシリーズ」も国内導入が決まった

 

パイオニア初のスマホ用ナビアプリ「COCCHi(コッチ)」が登場!

最後にパイオニア初となるナビアプリ「COCCHi(コッチ)」も紹介しましょう。このアプリは、パイオニアが培ってきたカーナビでの知見が活かされ、スマホ専用カーナビアプリとしてはトップクラスの高精度とドライバーアシスト機能を搭載しているのが特徴です。特にナビ機能では、同社ならではの高度なルーティング技術や走行履歴データを活用。道幅や車線数はもちろん、信号の数や交差点の曲がりやすさなどを考慮して、安全かつ最適なルート探索/案内を可能としています。

↑カロッツェリアの秋の新商品や、パイオニアから新たに発売されたスマホ用カーナビアプリ・COCCHi(左)も展示された

 

↑パイオニアとして初めて用意したスマホ用カーナビアプリ・COCCHi。左は新たにNP1との連携も可能になったディスプレイオーディオ「DMH-SF700」

 

また、アプリ内には「お助けボタン」を用意し、このボタンを押すと周辺にある駐車場やトイレ施設を検索。ほかにも渋滞情報の確認や並走道路への切り替えなどのアシスト機能が利用できるようになっています。Android版/iOS版が用意され、利用プランは月額350円の「基本プラン」と、機能を制限した「無料プラン」の2種類を用意。基本プランは最初の30日間のみ無料で使用できます。

 

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HD解像度で映像と地図が有機ELディスプレイに美しく映える! 「ストラーダ」フローティング大画面モデル3機種12月発売

パナソニック オートモーティブ社は、カーナビステーション「ストラーダ」3機種『CN-F1X10BHD』『CN-F1X10HD』『CN-F1D9HD』を、12月上旬から発売します。価格はいずれもオープン価格。

↑CN-F1X10BHD

 

↑CN-F1X10HD

 

↑CN-F1D9HD

 

同シリーズでは、全モデルで映像と地図をHD解像度での表示に対応し高画質化。高精細なHD描画に対応した「HD美次元マップ」は、視認性を考慮した配色の新デザインを採用し、ビルの明かりや影までリアルに表現する3D地図描写が特長です。

 

処理能力の高いCPUにより、起動時間やルート探索の時間を、従来モデル(2020年モデルCN-F1X10BLD/F1X10LD/F1D9VD)から大幅に短縮。直感的な操作をスマートフォン感覚で心地よく行える高速レスポンスが可能で、さらに位置精度も向上させています。

 

有機ELパネルを搭載した10V型、新たにHD液晶を搭載した9V型の大画面ディスプレイは、470車種以上に取り付けることが可能です。

 

また、スタンダードモデル4機種も、12月中旬から発売(いずれもオープン価格)。スタンダードモデルはフルモデルチェンジでユーザーニーズの高い地図・映像の高画質化に対応し、HD画質モデルのラインアップを普及価格帯まで拡充しています。ラインナップは、以下のギャラリーをご覧ください。

ARカーナビの「実用性」はいかに? セイワ「PNM87AR」本音レビュー!

カー用品を手がけるセイワは、ARカメラで撮影した映像にカーナビゲーションのルートガイドや安全運転支援機能を重ねる、PIXYDA(ピクシーダ)次世代型ポータブルナビゲーション「PNM87AR」を発売しました。AR技術を活用したバーチャル案内で、走行ルートを安全かつ分かりやすくドライバーに伝えてくれるカーナビゲーションとして注目されています。

↑ピクシーダから登場したAR技術を活用したバーチャル案内を行う次世代型ポータブルナビゲーション「PNM87AR」

 

地図更新は2023年7月31日までに1回無料で行え、AR機能搭載のPNM87ARは実売価格4万9800円前後。AR機能非搭載のスタンダードモデル「PNM87F」も同3万7800円前後で発売しています。

 

ARカメラと連携させた次世代型ナビ

この製品で実現したAR機能は大きく2つあります。一つはゼンリンデータコムと共同開発したAR機能をベースとするルートガイド機能です。ポータブルナビ本体にはゼンリンデータコム製の地図データがインストールされており、このデータから抽出したガイドをARカメラで撮影した映像に重ねてルートガイドします。地図データは2020年春版の全国市街地図データを収録した詳細版で、全国にわたってこのガイドを利用可能としています。

↑地図データはゼンリン製で主要施設の出入口情報も含まれているので、目的地の入口で迷うことが少ない

 

もう一つはARカメラで撮影したデータを元に3つの安全運転を支援するというものです。それは「車線逸脱警告」「前方車両発進」「前方衝突警報」の各機能で、それらの警告を画面とアラートで知らせてくれます。最近の新型車には同様の機能が搭載されていますが、本機を装着することでそれに近い機能が利用可能になるというわけです。

 

この機能に利用するARカメラは垂直のアングル調整が可能な単眼式で、フロントガラス上部に密着させて取り付けます。レンズ周りを覆うことでガラスの映り込みも防止。ナビ本体とは付属ケーブルでUSB接続し、カメラの電源もここから供給されます。なので、ナビ本体で電源を取るだけで、他に電源の取り回しは一切不要です。

↑AR情報の取り込みに使う映像を撮影するカメラは、フロントウインドウに取り付けてレンズ周囲を覆うことで映り込みも防止している

 

それではこのシステムを早速取り付けてみます。取り付けたのはダイハツの軽自動車「ムーブ カスタム」です。エアバッグと干渉しないダッシュボード中央にナビ本体をセットすることにしました。電源はシガーライターソケットから取ります。アダプターの挿入が少しきつめでしたが、むしろこの程度のきつさがあれば不用意に電源が抜けてしまう心配もないでしょう。

↑ARカメラは、PNM87AR本体下のUSB端子に接続する。手前の「カメラ入力」は別売のバックカメラ用

 

ARカメラは基本的に運転席側のフロントガラス上部に取り付けます。この時の注意点としては、取り付け位置がワイパーで拭き取れる場所を選ぶことと、映像が水平になるようナビ本体で確認することです。場所を確定する前に仮止めし、それで大丈夫か一旦確認しておくといいかもしれません。カメラの角度調整は付属の六角レンチを使います。

↑ARカメラのアングルはディスプレイの表示を見ながら、付属の六角レンチで調整できる

 

起動して真っ先に驚くのはモニターの鮮明さ。その理由は8V型のモニターの解像度はポータブル型ナビで一般的なWVGAよりもさらに高解像度な「WXGAモニター」(1280×800ドット)を採用しているからです。モニターの表面は光沢タイプなので反射が少し気になりますが、視野角が広いので反射しない角度で固定するといいでしょう。

↑メインメニュー。「ナビ」を選ぶとナビアプリが起動してカーナビゲーションが使えるようになる

 

↑ディスプレイは高解像度な「WXGAモニター」(1280×800ドット)を搭載。TV放送はそれを活かす地デジのフルセグに対応している

 

矢印のアニメーションで方向を示してくれるので分かりやすい

ARモード中はARカメラで撮影した映像と地図を同時に表示します。そのAR映像は極めて高精細で、先行車のナンバーもハッキリと読み取れるほどです。このままドラレコとしても機能してくれればいいのに…と思ってしまうほど。直進で進んでいるときは矢印のアニメーションで進む方向を示してくれ、その未来感あふれる映像は視認性が良いです。

 

分岐点に近づくと、画面上には分岐点までの距離が表示され、よく見ると交差点拡大図もAR画面上に表示されています。やがて音声案内と共にAR画面上には曲がる方向が流れる矢印で示されるようになり、右側の地図上には交差点の拡大図を表示。さらに分岐点に近づいていくと、もう一つの矢印がポップアップされて曲がる方向をガイドしていました。

↑ARカメラが映し出すリアルタイム映像をナビ画面表示させ、自然な立体表現のARルート案内と重ね合わせて案内する

 

ただ、ARカメラの画角はそれほど広くなく、少し広めの交差点では先の道路までは映像内に収まっていません。AR映像からはおおよその方角が分かる程度です。そのため、現場では交差点拡大図と併用しながら使う形となるでしょう。

 

安全運転支援機能は、先行車との関係となる「前方車両発進」「前方衝突警報」についてはかなり頻繁に警告してくれました。「前方車両発進」は先行車がスタートするとすぐに画面とアラートで知らせてくれましたし、その数値が正確かどうかは不明ですが、先行車との距離も実距離が画面上に表示されます。また、先行車との距離を縮めると「前方衝突警報」がすぐに出て警告してくれました。

↑前方車両発進。地図データに基づくルートガイドを行い、その上で先行車が発進すると「ポーン」と鳴るアラート共に画面上で注意喚起を行う

 

↑前方衝突警報。先行車に近づくとおおよその車間距離を表示し、さらに速度に応じて適切な車間以下になると注意喚起を行う。警告音と警告マークの信号を変えています。「緑→黄→赤」の3段階で徐々に危険を促す

 

一方で反応がイマイチだったのが「車線逸脱警告」です。メニューに感度を設定する項目があるのですが、もしこの機能を活用したいならここで敏感な設定にしておくとイイでしょう。ただ、車線逸脱警報は標準で装着されている新型車でも認識精度はあまり高くないという現状もあるので、現状では本機の性能も許容範囲。今後の性能進化に期待したいところです。

 

それとこのナビシステムにはタテ表示機能も備えています。この場合、上下に二分割されてARは上側に表示されます。下の地図は方面ガイドも表示されるので、機能面では使いやすいのですが、取り付けたムーブの場合はダッシュボードが高めであり、8V型画面をタテ表示にすると視界が大きく妨げられることになってしまいました。タテ表示を使う時はそういった利用環境に合わせて使うことをオススメします。

↑PNM87ARはタテ表示も可能で、ルートガイドと共にサイズのバランスが良く視認性高い。ただ、本体全体を下げて取り付けないと視界を妨げる

 

それと、このナビは交通情報を表示することができません。なので渋滞を避けたルートガイドを期待する人には不向きでしょう。しかし、ルートガイド中の案内は適切で、リルートした際の再探索もかなりスピーディに行います。道を間違えたときの安心感はとても大きいですね。

↑ルート探索では条件別に最大4ルートを表示。探索速度もスピーディで使い勝手は良好だ

 

↑政令指定都市の主要交差点では、車線情報を含めた周辺の情報を描いた3D交差点拡大図で進行方向を示す

 

↑ルートガイド中は交差点ごとの右左折情報をリスト化して案内する。交差点に近づくと拡大図に切り替わる

 

ピクシーダの次世代型ポータブルナビゲーションPNM87ARの価格は、実売4万円台と8V型としてお買い得な部類に入ります。交通情報が受信できないのは残念ですが、“AR”というややギミックの愉しさを期待する人、TV放送を含めて美しい映像にこだわる人にぜひ使ってみて欲しいポータブル型ナビと言えるでしょう。

 

 

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孤軍奮闘のPND、パナソニック・ゴリラの最新作「CN-G1400VD」をインプレ! 根強い人気がわかる実力機だった

ポータブル型ナビと言えば、ひと昔前、一世を風靡したカーナビゲーションですが、今やスマートフォンに押されてすっかり姿を見なくなってしまいました。しかし、その中でも孤軍奮闘しているのがパナソニック「ゴリラ」です。ゴリラが誕生したのは今から25年前のこと。当時は旧三洋電機が販売していましたが、その流れは今、パナソニックに引き継がれ、累計出荷台数は529万台を突破。今もなお根強い人気を保ち続けているというわけです。

↑2020年型『ゴリラ』の最上位モデル「CN-G1400VD」(実売価格6万9800円)。他にFM-VICS非対応/地図更新なしの7V型モデル「CN-G740D」(実売価格5万8630円)と、同5V型モデル「CN-G540D」(実売価格4万1930円)をラインナップする

 

そこまでやるか!!の市街地カバーエリア拡大と、3年に一度の“全地図更新”機能

そのゴリラが今年、魅力的な進化を遂げました。その最大のポイントは、市街地図のカバーエリアを全国100%にまで広げたことです。これまでもゴリラは市街地図を1295都市で実現していましたが、2020年モデルではこれを全国すべてを対象とした1741都市へと拡大。カーナビで初めて、都市部だけでなく全国津々浦々、どこまで行っても建物の形状や土地の様子までも確認できるようになったのです。

↑2020年モデルでは家の形状が一軒ごとにわかる市街地図を全国の街へ広げた

 

もう一つは、上位機に無料搭載されてきた地図更新を3年に一度の全更新までもサポートしたことです。これまでも3年間にわたって2か月に一度、差分更新することができましたが、今回はそれに加えて、3年間に一度だけ“全地図更新”もサポートすることになったのです。これにより、3年の無料更新期限が近づいたところで全地図更新を行えば、そこから先も新しい地図データの下でゴリラを使い続けられるわけです。

 

今回のテストはダイハツ・ムーブのダッシュボードの上に取り付け、東京都内~千葉市周辺を往復して実施しました。

 

取り付けはとても簡単です。付属する電源ケーブルをシガーライターソケットに差し込み、FM-VICS用アンテナを本体に接続します。次に、付属の取付用プレートをダッシュボード上に貼り、ここに本体に取り付けた吸盤式スタンドを装着すればOKです。これだけでゴリラならではのGジャイロや、トリプル衛星による高精度測位が行われるのです。おそらく15分もあれば誰でも取り付けられるのではないでしょうか。

↑電源はシガーライターソケットから取るだけ。他にクルマと接続するものがないので、誰でも簡単に取り付けられる

 

目的地は多彩なカテゴリーから絞り込んで設定。操作に小気味よく反応するので、使っていてストレスはほとんど感じないでしょう。スマホのように音声入力することはできませんが、50音入力は知っている名称の一部を入れれば候補がリスト表示されます。

 

さらに目的地を設定する際に「周辺検索」「ガイドブック」を選べ、ガイドブックではJTBが監修した「るるぶDATA」を呼び出すことが可能。本体にはバッテリーも内蔵されていますから、出かけた先のホテル内で通信環境に左右されず周辺の見どころを簡単に探せます。これもゴリラならではの魅力なのです。

↑JTBが提供する「るるぶDATA」を収録。目的地設定時に簡単に周辺のガイド情報が呼び出せる

 

↑ワンセグTVにも対応。バッテリーも内蔵しているので、外へ持ち出して視聴することもできる

 

目的地を設定すると、ルートは条件別に最大5ルートまで候補を表示できます。通常は「自動」で選んでおけば間違いはないでしょう。ゴリラが案内するルートは安心して任せられるほどレベルが高く、スマホナビのような「?」が付くような案内をすることはほとんどありません。

 

さらに、FM-VICSで受信した「VICS-WIDE」による渋滞情報も反映する「スイテルート案内」が機能するので、交通状況の変化にもその都度対応してくれます。テスト中も何度もルート変更を提案し、そこにはどのぐらい時間を短縮できるのかも表示されていました。

↑方面案内の表示にも対応。進むべき方向も描かれているので安心して従える

 

↑FM-VICSで提供される「VICS-WIDE」に対応。一般道での旅行時間情報に基づき、目的地に早く着く「スイテルート」を案内する

 

↑「スイテルート」を反映したときの画面。ピンクの旧ルートに比べ、イエローの新ルートは距離も短くなり、目的地に6分早く到着することを示している

 

きめ細かい交通規制案内も魅力的!

きめ細かな交通規制の案内もゴリラならではの魅力です。一時停止に始まり、速度規制や合流案内、急カーブ、踏切案内、指定方向が禁止案内など、実に多彩な規制を画面上に音声案内を伴いながらポップアップ。交通規制を守るべきなのは言うまでもありませんが、初めての土地へ出掛けた時などは周囲に気を取られてつい見落としがちになります。そんな時でもこの案内があれば大いに助かるというわけです。一軒ずつ家の形や一方通行までがわかる市街地図は50mスケール以下で表示できます。12mスケールでは歩道の状況まで分かります。

↑各種交通規制や注意喚起に役立つ道路標識を、音声と共に画面上にポップアップして知らせる

 

↑渋滞情報は過去の統計情報(白抜きの渋滞情報)も反映される※CN-G1400VDのみ

 

また、高速道路では逆走に対してもしっかりサポートします。サービス/パーキングエリアで休んだ後に走り出すと画面上には「逆走注意アラーム」が音声と画面上で注意してくれるのです。それでも合流部まで進んで逆走を始めたら、アイコンと音声でそれを警告します。テストではさすがに再現は不可能でしたが、スタート時の注意アラームについては確認できました。逆走が社会問題化している現在、この機能の搭載は特に判断が鈍りがちな高齢者にとってもメリットは大きいと思います。

↑高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで休憩した後、出発すると逆走のアラートが音声と共に案内される

 

↑高速道路など自動車専用道路の分岐点に近づくと、車線や方面案内までも正確に描いて進行方向ガイドする

 

測位精度はどうでしょうか。ビルが建て込んだ銀座周辺を走ってみましたが、位置がずれることは一度もありませんでした。エンジンを切って再スタートする時でも正確に位置を憶えていて、ここでも問題なし。ただ、地下駐車場に入ってエンジンを切り、再び地上へ出たときは正しい位置を示すのに1分程度かかりました。それでもクルマの向きはかなり早い段階で認識してくれ、どの方角に向かっているかは把握できました。

↑政令指定都市の主要交差点では、周囲の状況を正確に描く3Dビューで進行方向を案内。路面のカラー舗装まで描かれている

 

一方、道路の高低差は思ったほど正確ではありませんでした。首都高と一般道が重なる場所で正確に認識できたのは、今回のテストでも数回程度。インダッシュ型ナビのような精度は発揮できないようです。ただ、ゴリラにはこんな時に役立つ「道路切替」ボタンが用意されていて、これを押せばワンタッチで並行している道路に切り替えてくれます。

 

このボタンはデフォルトではメニュー内に用意されてますが、「G-LAUNCHER」ボタン内に設定しておくとより便利に使えると思います。ゴリラは高精度を追求する人にとっては能力的にも不足を感じるでしょう。かといって、停止すると自車位置が不安定になるスマホを使うよりははるかに安心できるとも言えます。

↑首都高など、都市高速の入口では3Dビューで入口を案内して進行方向をガイドする

 

↑並行する道路は正確に反映されないときはメニュー内にある「道路切替」を押せばいい。「G-LAUNCHER」内に設定すると便利だ

 

では、このゴリラはどんな人におすすめなのでしょうか。最適と思えるのが、すでにダッシュボードにオーディオなどが搭載されていて、これを交換せずに簡単にナビを追加したいという人です。運転に不安をおぼえ始めた高齢者などにも、ゴリラのきめ細かな規制案内が役立つでしょう。

 

一方、車速パルスを取ることができない旧車に乗っている人にとっても貴重なナビとなるはずです。全国津々浦々まで市街地図表示を実現し、交通規制までサポートすることで、分かりやすさと安心・安全をもたらした新型ゴリラ。ポータブル型ナビとして見逃せない一台となることは間違いありません。

 

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ロシアは「カーナビの進化」も独自! とあるナビアプリが自由すぎる

日本では車内設置型のカーナビもよく見かけますが、ここロシアでは、車内に残すと盗まれる可能性が高いので、スマートフォンやタブレット内のカーナビアプリを使うのが一般的です。そんなロシアでとってもユニークな、大人気カーナビアプリが存在。遊び心溢れるサービスで、ロシア人の心をわし掴みしたカーナビアプリを紹介します。

 

戦車や戦闘機でドライブ

ユニークなアプリを提供しているのは、世界4位の検索件数を誇るロシアの大手検索エンジン・ポータルサイト「ヤンデックス」。そのヤンデックスが出している、「Яндекс.Навигатор(ヤンデックス・ナビゲーション)」というアプリが好評を博しているのです。

 

基本設定では、現在地を表すカーソルは矢印になっていますが、矢印をスポーツカーや戦車、戦闘機の表示に変更することが可能。自分のクルマが戦車となって、ナビ上を動く様子は運転しながらもワクワクしてしまいます。

 

有名人とドライブしているかのようなナビシステム

ヤンデックスナビはロシアで誰もが知る有名人の声をナビゲーターに起用し、まるでセレブと一緒にドライブしているかのように楽しくドライブをすることが可能。声の出演者は、日本でいう徳光さん的存在のワシリーをはじめ、ラッパーのバスタ(日本でいうZEEBRAさん)、ガーリク(くりぃむしちゅー上田さん)、ナギエフ(明石家さんまさん)、映画監督のフョードル(宮藤官九郎さん)、人気映画トランスフォーマーのコンボイの声、さらに、大手インターネット会社「ヤンデックス」の営業部長でキャリアウーマンの憧れアクサナです。

 

一人ひとりの話し方や誘導がとても特徴的で、どれを選んでもドライブが楽しくなること間違いなし! なかでも人気はコメディアンのガーリク。行き先を設定した途端「俺はいま飲んできちゃったから、お前が運転な!」と、なんだかガーリクを助手席に乗せたような気分にさせてくれます。曲がり角を間違えると「もー、ちゃんと見ろよなー」と愚痴をこぼされることも。コメディアンの彼らしく、ナビには至る所にユーモアが散りばめられています。

 

また、ロシア映画賞など複数の映画賞を受賞したフョードル監督では、行き先を設定すると、「さぁ、いまから俺が監督として導く! 一緒に新しいストーリーを創り出そう!」と言ってナビがスタート。フョードルは運転手を俳優に見立て、監督が指示するように目的地までナビしてくれます。

 

また「変わりネタ」として人気なのは、唯一女性として収録されているヤンデックスの敏腕営業部長アクサナです。ロシアメディアでも強気なキャラクターとして有名なのですが、ナビではそんな彼女にガンガン指示されます。「速度制限よ。私が言うのだから、必ず守りなさい」と、実際に彼女の部下になったような指示が。目的地に到着した暁には「あら、あなたでも到着できたじゃないの」と、お褒めの言葉をもらうことができます。

スターウォーズにオンラインゲーム! アップデートしたくなる仕掛け

本製品は2017年末にスターウォーズとのコラボレーションを発表。なんとヨーダかダース・ベイダーに道案内してもらえるのです。また、現在地を表す矢印もXウイングなどの宇宙船に変更が可能。

 

ひとつひとつの表現も期待通り、ユニークに仕上がっています。「ヨーダバージョン」では行き先を入れると「わしについてこい。若き者よ!」、オービスの前では「気をつけろ、帝国にスピードを見張られているぞ!」、道路工事については「シスたちが道を掘っているようだ」と言ってくれます。一方、ダース・ベイダーでは行き先を登録すると「ダース・ベイダーはお前を待っていたぞ」、「スーパースターデストロイヤーは軌道に乗った」という声が聞こえてきます。スターウォーズのファンにとってはたまらないでしょう。

最新のアップデートでは、戦車を扱った参加型オンラインゲーム「World of Tanks(ワールドオブタンクス)」とコラボレーション。現在地を表す矢印のカーソルの代わりにТ-34-85など、ゲーム上で人気の戦車5台が表示されます。道路工事に差しかかると「対戦車障害物を避けろ」オービスが近づくと「スナイパーに狙われているぞ! 気を付けろ!」など、ナビ上で「World of Tanks」の世界を楽しむことができます。

有名人やコメディアンの声を起用することだけでもユニークですが、それだけではなく、ひとつひとつの表現までもそのキャラクターや作品に合わせる徹底ぶりがユーザーを楽しませています。遊び心溢れるシステムアップデートもユーザーを飽きさせることはありません。オリジナリティ満載のアイデアで、ダウンロード数を着々と伸ばしています。

中国でクルマを運転するなら必ず使え! 中国の交通事情を徹底的に網羅した「高徳地図」

中国の公道は国際ライセンスでは走れません。日本の道路とは異なり、クルマが多く取り締まりも厳しいため、難易度がかなり高いのです。特に、オービスの数は数え切れないほど。でも、そんな中国の道に特化したナビアプリ「高徳地図」を使えば、ドライブも一気に快適になります。このアプリは、もともと何の変哲もない地図アプリだったのですが、百度地図(中国版Googleマップのようなもの)と差別化を図るため、現在ではナビに特化しています。本稿では実際に使ってみた所感をレポートしたいと思います。

 

元祖を上回る地図アプリ

高徳地図は、元祖地図アプリであるバイドゥ地図より遅くできた後発組ではあるものの、ナビ機能強化を求めるユーザーのニーズへ的確に応え、ここ数年のバージョンアップで大きな進化を遂げてきました。中国では自動車の交通量が増えており、それに伴い交通規制も厳しくなっています。オービスの量も日本とは比較にならないほど多く、特に大都市内ではナビがないと走れません。

 

このような中国の現状に特化したアプリが「高徳地図」です。アプリダウンロードサイトでは評価も高く、バイドゥ地図を超えています。UI(ユーザーインターフェース)がシンプルかつ機能的で必要な機能がすべて揃っている、まさに完ぺきな地図アプリともいえるでしょう。

 

クルマだけでなくシェアバイクでも使える万能型アプリ

このアプリは、街歩きの際や交通手段の検索、レストラン、レジャースポットなどの周辺検索ができ、そのクオリティはGoogle Mapに迫ると言えます。2014年にアリババに買収された高徳地図は、アリペイを通してさまざまなサービスを利用することが可能。例えば、このアプリで滴滴タクシー(タクシー配車サービス)を呼んだり、レストランでの支払いを行ったりすることができます。

 

このアプリの本領が発揮されるのは、カーナビモードで使用するときです。GPS測位の誤差はほぼなく、交差点などでの車線案内も的確。また、オービスの種類や位置、速度超過などをこまめに教えてくれます(日本人にとってはうるさいくらい)。オービスによる交通違反の取り締まりが厳しい中国ではうれしい機能です。

 

また、中国ではナンバー制限があります。例えば、下1桁が1のナンバー車は月曜日に運転禁止など細かくルールが定められており、違反した場合は200元の罰金となりますが、高徳地図に自分のクルマのナンバーを登録しておけば、通行制限がかかっている道を避けてナビをしてくれるのです。

 

また、高徳地図にはAIのディープラーニング技術も応用されており、リアルタイムに変わる道路状況に応じて的確な情報を提供してくれるのも特徴の1つ。例えば、工事中の道路で車線が規制されている場合には、どの道を走ればいいかアナウンスしてくれます。

 

クルマの場合だけでなく、シェアバイクで移動する際にもシェアバイクアプリを開く必要はなく、高徳地図アプリのなかでシェアバイクの解錠を行えます。旅には必携のまさにオールマイティーアプリと言えるでしょう。

中国の街に徹底的にローカライズすることで支持獲得

複雑化する交通状況と、いくつもの交通手段がある中国都市部。徒歩、シェアバイク、自転車、路線バス、長距離バス、タクシー、滴滴タクシー、列車、高速鉄道、地下鉄、そしてマイカーなど、挙げればキリがありません。高徳地図はこれらすべての交通手段をカバーしており、誰にでも便利な地図アプリに設計されているのです。

 

高徳地図のナビ機能を使用する場合、アナウンスの声を有名人や歌手の声に変更することもできるので、ドライブ中のストレス軽減に一役買ってくれます。さらに標準語だけではなく、多くの方言をカバーしている点も評価したいポイントの一つ。

 

交通量やオービスが多い中国の道でも、高徳地図のような完璧なナビゲーターがいれば遠出も怖くありません。また、クルマに乗らずとも中国観光などにも十分使えます。中国に来たらまず高徳地図をダウンロードすることを頭の隅に入れておくとよいかもしれません。

 

カーナビもスマホ連携が当たり前に! “彩速ナビ”最上位モデル 新「TYPE Z」を体験してきた

ケンウッドは2018年の春商戦に向け、2月中旬以降に発売する新型「彩速ナビ」の新製品2モデルを東京オートサロン2018に出展した。会場では新製品を取り付けたデモカーや製品の単体展示も行い、いち早く手に触れて新製品の良さを体感できるようになっていた。

↑「東京オートサロン2018」に出展したケンウッドのブース↑「東京オートサロン2018」に出展したケンウッドのブース

 

ケンウッドではこの新型「彩速ナビ」を発表するにあたり、「AV一体型ナビはインフォメーションという領域がより重要になって来ており、従来の画一的な情報を伝えるのではなく、運転状況に最適化した案内や情報を伝えることが欠かせない」とし、それは“AV機能”“ナビゲーション機能”“インフォメーション”“ドライビングコンディション”の4つが重なる領域として反映されるという。そのコンセプトの下で発表された新製品が、“905”のモデル名を与えられた彩速ナビの最上位モデル「TYPE Z」シリーズというわけだ。

↑ケンウッドが「東京オートサロン2018」で発表した、同社のフラッグシップモデル「TYPE Z」シリーズ↑ケンウッドが「東京オートサロン2018」で発表した、同社のフラッグシップモデル「TYPE Z」シリーズ

 

スマホと連携する“スマート連携”がキーワード

「TYPE Z」シリーズは、7V型ワイド画面を備える200mmワイドの「MDV-Z905W」と180mmモデル「MDV-Z905」の2モデルをラインナップ。ケンウッドのフラッグシップモデルとして、DSDやFLAC/WAVに加え、新たに高音質コーデック「LDAC」にも対応することでハイレゾ音源に幅広く対応したことが最大のポイントとなる。特に「LDAC」への対応は、急速に増えているBluetoothワイヤレス接続での利用を重視し、使い勝手の良さとと高音質再生の両立を実現するものとして注目される。

↑「TYPE Z」シリーズは、スマート連携が大きなポイントでその拡張性の広さを訴えていた↑「TYPE Z」シリーズは、スマート連携が大きなポイントでその拡張性の広さを訴えていた

 

さらにスマートフォン(スマホ)用の定額制音楽配信アプリ「SMART USEN」にも対応したのも大きなポイントだ。「SMART USEN」は、1000を超える音楽専用チャンネルで、スマホとBluetooth接続すれば聴きたい楽曲がエンドレスで流れ続けるだけでなく、ナビ画面上ではチャンネル選択やアルバムアートなども表示も可能になる。これにより、音源を持ち込まなくても、最新の楽曲からオールデイズまで気分に合わせて楽曲を再生して楽しめるわけだ。また、昨年10月に発売した「TYPE M」シリーズに続いて、「Apple CarPlay」「Android Auto」などのスマホ連携機能を採用してもいる点も見逃せない。

↑AVシステムのとしての能力の高さもアピール。「LDAC」への対応はもちろん、一般的に需要の高い「Apple CarPlay」「Android Auto」との連携も強くアピールした↑AVシステムのとしての能力の高さもアピール。「LDAC」への対応はもちろん、一般的に需要の高い「Apple CarPlay」「Android Auto」との連携も強くアピールした

 

ナビゲーション機能も進化

新型「TYPE Z」シリーズは、ナビゲーション本来の機能としても大幅な進化を遂げた。その機能のコンセプトは、「ドライバーを真の意味でアシストしナビゲートしてくれる」(ケンウッド)ことにある。その筆頭が新開発の6軸慣性センサーだ。一般的には6軸ジャイロとも呼ばれるものだが、これを搭載したことで、GPS信号の届きにくい山岳路や立体駐車場でも正確に自車位置を割り出す、圧倒的な自車位置精度を発揮するまでになった。この機能は高精度な案内機能の実現にもつながり、これはたとえば「逆走警告」にも対応することともなった。まさに新型「TYPE Z」は社会的な問題としてクローズアップされている事象にもいち早く対応したのだ。

↑「ドライバーを真の意味でアシストしナビゲートしてくれる」ナビとして、スマホ連携で様々な情報を取り込んでくれる↑「ドライバーを真の意味でアシストしナビゲートしてくれる」ナビとして、スマホ連携で様々な情報を取り込んでくれる

 

↑ルートガイドで表示されるINFOウインドウの一例。天気情報や目的地と現在地の位置関係を感覚的に把握できるGUIも表示。写真は180mmサイズの「MDV-Z905」↑ルートガイドで表示されるINFOウインドウの一例。天気情報や目的地と現在地の位置関係を感覚的に把握できるGUIも表示。写真は180mmサイズの「MDV-Z905」

 

そして、もう一つのアシストがドライブレコーダーやETC2.0との連携だ。ケンウッドではこれを「スマート連携」と表現する。実はドライブレコーダーの需要は、“あおり運転”の抑止力としても効果が大きいと昨年あたりから急速に高まっており、その機能強化を進めたのがこの機能だ。注目は前後2つのドライブレコーダーを同時に扱える「ダブル録画機能」で、カーナビ画面には前後どちらかの映像を切り替えて表示することが可能。さらに、リア用の「ナビ連携型ドライブレコーダー」は、後方視界が見えにくい場合はルームミラー代わりになる「バーチャルルームミラー機能」も装備する。ETC2.0とのリンクでは圏央道利用時に割引にも対応した。

↑「TYPE Z」シリーズでは前後二つのドライブレコーダーを接続し、自在に切り替えて表示することができる↑「TYPE Z」シリーズでは前後二つのドライブレコーダーを接続し、自在に切り替えて表示することができる

 

また、会場ではハイレゾ再生に対応しながら手頃な価格帯を実現したカスタムフィットスピーカー「USシリーズ」との組み合わせも介。音の入口から出口までハイレゾの醍醐味を存分に味わえる強力なラインナップをじっくりと体感することができた。

↑視聴位置やスピーカー位置などを、より本格的で精密な音質調整を可能にする「プロモードEQ」搭載↑視聴位置やスピーカー位置などを、より本格的で精密な音質調整を可能にする「プロモードEQ」搭載

 

これとは別に「Google Assistant」によるデモも行われた。これは車載機に「Google Home」の機能を持たせることで実現するもので、車内から登録した自宅などのエアコンや照明のON/OFFをはじめ、鍵などのLOCK/UNLOCKを可能にするものだ。実はGoogle Assistantによるコントロールは、CES2018に出展したケンウッドのブースでも披露されており、市販ナビでの展開としてケンウッドが先鞭を付けた格好となった。

↑Google Homeをコントロールする専用アプリ「Google Assistant」を車載で利用するデモも披露された↑Google Homeをコントロールする専用アプリ「Google Assistant」を車載で利用するデモも披露された

 

多数の先端機能を搭載する新「TYPE Z」は、まさにフラッグシップの名にふさわしいモデルになっているといえる。

 

これ以上カーナビに求める機能はない!? 最新機能がてんこ盛りの“彩速ナビ”最上位モデル 新「TYPE Z」シリーズ

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、「彩速」シリーズのカーナビゲーション最上位モデル「TYPE Z」シリーズ2018年新モデルを2月中旬より発売します。ラインナップは、大画面7型モニターを搭載した「MDV-Z905」(実売予想価格13万円前後)、「MDV-Z905W(200mmワイドモデル)」(同13万円前後)の2機種(いずれも税抜)。

↑↑MDV-Z905

 

20180112-i02 (2)↑ワイドモデル「MDV-Z905W」

 

Z905/Z905Wの特徴は、従来のDSD 11.2MHzやPCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源再生に加え、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を実現する「LDAC」コーデックにも対応していること。独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、CDやMP3などの音源もアップサンプリング処理を行うことで、高品位な音楽再生が楽しめます。

 

また、2017年10月に発売された「TYPE M」シリーズで新たに搭載された機能にも対応。渋滞表示、速度履歴など、ユーザーが必要とする情報をグラフィカルに表示する「新INFOウィンドウモード」や、Apple CarPlay、Android Autoなどのスマートフォンとの連携、スマホ向け定額制音楽配信アプリ「SMART USEN」への対応など、フラッグシップ機にふさわしい最新機能を備えています。

↑必要な情報をグラフィカルに表示する「新INFO」↑必要な情報をグラフィカルに表示する「新INFOウィンドウモード」(画面はTYPE Mシリーズのもの)

 

このほか、ナビ連携型ドライブレコーダー「DRV-N530」(フロント用)と「DRV-R530」(リア用)に対応し、クルマの前後を同時に録画可能。2月上旬発売のリアシート向け9型モニター「LZ-900」(実売予想価格2万円前後)と組み合わせて、後部座席での映像視聴を行えるなど、高い拡張性も実現しています。

20180112-i02 (4)↑LZ-900

 

車内で様々なコンテンツが楽しめるAVシステムも

さらに、スマホ連携に特化した新たなカー用AVシステム「DPV-7000」(実売予想価格8万円前後)も2月中旬に発売。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、本機と接続したスマホを操作したり、アプリを利用することができます。

↑↑DPV-7000

 

また、ハイレゾ音源の再生や、ワイヤレスでハイレゾ相当の高音質が楽しめる「LDAC」コーデックに対応。テレビ放送をクリアな映像で楽しめる広感度地デジチューナーや、、地デジ番組の録画ディスクも楽しめるDVD再生機能なども備え、様々なコンテンツをこれ1台で楽しむことができます。

 

高い拡張性も有し、連携型ドライブレコーダー「DRV-N530」(フロント用)、「DRV-R530」(リア用)や、リアシート向け9型モニター「LZ-900」なども接続可能です。

 

ハイレゾ再生やスマホ連携といった最新の機能を漏らさず搭載したケンウッドの「彩速ナビ」新フラッグシップモデルは、旧モデルからの買い替えやエントリーモデルからのステップアップにも最適な1台。カーナビの買い替えを検討されている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

アマゾンが開発したAI音声サービス「アレクサ」をBMWとミニに搭載し、音声のやりとりで利便性を向上

日本でも2017年中の国内展開がアナウンスされたアレクサ(Alexa)。アマゾンが提供するこの音声会話サービスはクラウドを活用して対話方式で設定や案内ができる機能で、アップルが実用化しているSiriなどと似た機能を持つ。カーナビの音声ガイドにはピッタリのシステムだが、ここにきてBMWグループがこのアレクサをBMW車とミニに搭載すると発表。車内での音声コマンド活用の幅が広がることになる。

 

アレクサの活用例として、音声コマンドにより、上映映画のスケジュールを調べたり、プレイリストを呼び出したり、目的地の天気を調べたりすることが可能。↑アレクサの活用例として、音声コマンドにより、上映映画のスケジュールを調べたり、プレイリストを呼び出したり、目的地の天気を調べたりすることが可能

 

アレクサの活用例として、音声コマンドにより、上映映画のスケジュールを調べたり、プレイリストを呼び出したり、目的地の天気を調べたりすることが可能。

 

人工知能(AI)を活用したアレクサは、従来のカーナビの音声ガイドを超えた機能を持ち、車両状態を確認できるリモートサービスなどに加え、ショッピングやエンターテインメント機能も充実。BMWは2018年半ばにはドイツ、英国、米国でサービスを開始し、専用SIMカードを備えることで接続用スマートフォンなども不要だという。日本でのサービス開始はアナウンスされていないが、アマゾンが日本でのアレクサ導入を表明したということは日本語対応も進んでいるはずで、意外と早い時期に導入される可能性もある。

車両のコネクテッドサービスはより多コンテンツ化、複雑化が進んでおり、スムーズに使うには音声対話によるサービスが欠かせない。メルセデスもメルセデスmeでアレクサ導入を表明しており、今後はこうした音声対話サービスの使い勝手が重要なファクターとなってくる。まずは誰もが抵抗なく使えるサービスとなってくれることを期待したい。