【いまなら399円】チーズブームに真打が動いた!ガストの「チーズINハンバーグ」がもっと後引くウマさに進化

チーズタッカルビやラクレットチーズを中心に、グルメ界ではチーズがトレンドとなっています。コク深くて肉と相性がいい、フォトジェニックであるなど魅力はたくさん。人気になるのも納得ですが、ブーム以前からウリにし続けてきたのが「ガスト」。そうです、「チーズINハンバーグ」のことです。

 

10年で累計約1億3000万食の国民的ハンバーグ

「チーズINハンバーグ」はガストの人気No.1メニュー。ご存知の方も多いでしょう。でも、実はまだデビューから10年という段階。全国発売は2008年の12月だったのです。以来人気を獲得しながら少しずつ改良を重ね、その出数はこの4月末で1億3000万食を突破したとか。これは国民が1人1回食べている計算。軽く10年で見積もっても、1日に3万5000皿以上が食べられていることになります!

↑「チーズINハンバーグ」。進化してもお値段は据え置きの599円(税抜)! しかも6月13日まではフェア価格で399円(税抜)に

 

名実ともに国民的ハンバーグといえる同メニュー。10周年を迎える記念もあって、大改革を行うこととなったのです。今回は担当者インタビューやディテール解剖も交えながら全貌を明らかにしていきましょう!

↑進化の核心はナイフを入れると明らかに!

 

リニューアルされたのは、5月24日。外観の見た目はそこまで変化ありません。注目すべきは中身のチーズです。これまでは4種のチーズを使っていましたが、倍以上の10種になりました。これはそれぞれのチーズが持つ特性を生かし、絶妙な比率でブレンドすることで味わいも、質感や伸びも格段にグレードアップしたのです。

↑これまでは上記の①~④を使用。改めて素材や配合を見直し、各国のチーズを取り寄せて試行錯誤を繰り返して誕生したのが新「チーズINハンバーグ」

 

食べてみて印象的に感じたのは、チーズの濃厚さ。単純な味の濃さだけではなく、とろけて伸びるチーズの弾力に、粘りが加わったようなニュアンスです。言い換るならそれは包容力。もともとチーズを覆っていたパティすらも包み込むような、豊かな質感に驚かされました。

↑あふれ出る大量のチーズは、まるでマグマ!

 

このチーズのおいしさをわかりやすく体感できる、オススメの食べ方があるので紹介しましょう。それが「フォンデュ食べ」。その名の通り、チーズフォンデュのようにするのですが面白いのはその食べ方。ハンバーグの上部をくり抜き、チーズポットのようにして食材を絡めて味わうのです。ディップするものは自由自在。オーダー時にはこちらもお試しあれ!

↑筆者は「2種のソーセージグリル」(299円・税抜)を注文してディップ!

 

実は肉もソースも濃厚に進化している!

チーズトレンドのなかで、今年の上半期は特にチーズハンバーグに注目してきた筆者。ハンバーグが人気の有名レストランにも数軒取材をしましたが、パティ内にチーズを入れるタイプのお店はあまりありませんでした。その理由のひとつが、仕込みや調理が難しいから。ということは、ガストとしても開発は大変だったのではないでしょうか。深層を知るべく、マーケティング担当者に話をうかがいました。

↑教えてくれたのはこの方。すかいらーくレストランツ マーケティング政策本部のリーダー、小林大祐さん

 

「パティにチーズを入れるのは、当初至難の業だったそうです。しかも弊社の場合は全国規模ですので、作る量もかなりのもの。解決の糸口になったのは、実は『バーミヤン』の肉まんでした。肉まんの具材を生地で包む手法をハンバーグに応用したところうまくいきまして、『チーズINハンバーグ』が誕生したのです! また、今回重点的に進化させたのはチーズなのですが、濃厚にさせたぶんパティの味も負けないよう、ビーフの比率をアップしてソースもより濃厚にしました。全体的においしくなっておりますので、ぜひこの機会にお試しください!」(小林さん)

↑特別に、焼く前のパティの断面を見せてもらうことに。個人的にびっくりしたのは、チーズは10種を混ぜた塊にしているのではなく、細かく刻んでまとめていること。改めて、非常に手が込んでいることを実感しました

 

続けて、小林さんはこうも教えてくれました。「常にお客様の声をキャッチして、トレンドも見ながら商品や店舗開発に生かして少しずつ改良しております。これにはPOS(レジ)などのビッグデータに加え、数字には出てこない現場で頂戴する意見なども含まれます。メニューでしたら、食事にもおつまみにもなるようピザをナポリ風の生地に進化させて種類を増やしました。店舗のサービスでいえば、Free Wi-Fiをグループ全体の9割近くの店舗に導入しました」

↑「マルゲリータピザ」(599円)。食べごたえのあるもっちりとした生地になり、モッツァレラチーズは伸びがよくて絶品です。約24cmの大サイズで、持ち帰りや宅配ができるのも魅力

 

↑Free Wi-Fiはガストだけでなく、すかいらーくグループが展開する18ブランド2700店舗(2018年2月28日時点)に導入。これはノマド仕事の多い筆者にはうれしい!

 

なお前記で軽く触れましたが、看板メニューのリニューアルを記念して6月13日までは「チーズINハンバーグ」が399円で提供されています。このチャンスに、お近くのガストでまずはご賞味を!

ロイホ、ガストに続いてファミマまで! 24時間営業見直しの波が押し寄せるサービス業界

24時間いつでも買い物できるのが当たり前のコンビニエンスストア。しかし、ファミリーマートが24時間営業を見直すことが報じられ、「悪くないと思う」「深夜にお客さん全然いない店舗もあるし、合理的だと思う」と好意的な声が上がっている。

出典画像:ファミリーマート公式サイトより出典画像:ファミリーマート公式サイトより

 

ファミマの24時間営業見直しに称賛の声

今回24時間営業の見直しに踏み切ったのは、人手不足が深刻化しているため。すでに一部店舗では営業時間を短縮する実験を行っているようで、売り上げや人件費を検証し、今後24時間営業を続けるかどうか判断するという。

 

この報道に残念がる声が上がるかと思いきや、「変革の時期に来てると思う」「全部は嫌だけど、24時間営業する店舗は半分くらいで良いと思う」「やってれば便利だけど、やってなくても困るわけじゃないからね」と肯定的な意見が続出。24時間営業の店舗で働いているという人からも「ウチも24時間だけど、売れてない深夜の時間帯とか人件費の無駄だよね」「店長やってたけど、一人夜勤が当たり前だったし、過酷だった」という声も上がっている。

 

さらに、「セブン-イレブンのフランチャイズ加盟店に『ウチに加盟すれば深夜営業止められますよ』って誘えばファミマに引き抜けるんじゃない?」との意見も。

 

サービス業界に広がる営業時間短縮の波

最近では24時間営業を見直す店舗が増えていて、ファミレスでは今年ロイヤルホストが24時間営業を廃止。さらにガスト、ジョナサンも深夜営業を縮小している。この時にも「働き過ぎが改善されていくのは良いこと!」「サービス業もしっかり休む方向になってきて素晴らしい」と賛同の声が上がっていたが、ファミレスに関しては「ファミレスで友達と始発を待つあの感じはもうなくなるのか…」「深夜のファミレスで仕事するの捗って好きだったんだけどなあ」と残念がる声もちらほら。

 

国立国会図書館が2017年6月に発表した「小売・飲食業の深夜営業に関する動向」によると、百貨店のルミネも今年4月から約8割の店舗で閉店時刻を30分前倒し、イオンでは2016年3月から首都圏1都2県の総合スーパーの約7割で営業時間を短縮するなど、小売店にも営業時間短縮の波がきているよう。24時間オープンのイメージが強い牛丼チェーンの吉野家でも、2016年10月末の時点で24時間営業店舗が全体のほぼ半数に減少している。

 

ファミマの24時間営業廃止はまだ実験段階だが、果たして他のコンビニでも営業時間の短縮はあるのか、今後の展開に注目したい。