11月28日、アニメ「ガールズ&パンツァー」(以下、「ガルパン」)の実写ムービー「SEN-SHA」が公開された。映像には同アニメにドハマりした“ガルパンおじさん”蝶野正洋も登場して、ファンからは歓喜の声が上がっている。
出典画像:「SEN-SHA」特設サイトより
“黒のカリスマ”蝶野正洋の戦車道
「SEN-SHA」は、「ガルパン」の5周年を記念して制作されたダンスムービー。アニメに登場する“あんこうチーム”のキャラクターに扮した5人の女性が、戦車を洗車しながらキレキレのダンスを披露している。そして実物大のIV号戦車はCGではなく、映画のプロップなどを制作しているWeta Workshop社が手がけた特注品だ。
そんな同映像には洗い終えた戦車をトラックで輸送するシーンがあるのだが、その運転手を務めたのが黒のカリスマにして“ガルパン応援大使”の蝶野。彼は大の「ガルパン」ファンとして有名で、アニメの関連イベントやテレビ番組などの様々なメディアでその魅力を発信してきた。2016年の1月には地上波の人気番組「アウト×デラックス」(フジテレビ系)でも「ガルパン」について力説。カチューシャがチャームポイントのスポーツ系女子“佐々木あけび”を推しキャラとして挙げるなど熱烈なガルパン愛を見せつけ、視聴者を驚かせている。
もはやアニメファンの間では“ガルパンおじさん”としてすっかりお馴染みになった蝶野。そのため「SEN-SHA」への出演にも「蝶野大使が楽しそうでなによりです」「ダンスムービーで蝶野さんが一番輝いてる! 少ししか出てこないけど!」「蝶野さんが出てくるところでちょっと笑っちゃう」「蝶野大使が出演するならスタッフも本気で作るよな… 下手なもの作ったらビンタされそうだし(笑)」と温かい声が寄せられた。
「ガルパン」の実写化には賛否両論?
蝶野の出演に湧いた「SEN-SHA」だが、“実写ダンスムービー”というコンセプトには賛否の声が上がっている。何かと叩かれてしまうアニメの実写化だが、しっかり楽しめたガルパンファンも多いようで「プロモーションムービーとしては十分アリだとは思う」「あえてアニメとはあまり関係のないダンスにしたことで一般層にもすんなり見てもらえると思う」「色々言いたいことはあるけど戦車にかなりのこだわりを感じた」「やっぱりガルパンはいいぞ」といった声が上がった。
一方で実写化否定派からの指摘が多かったのは、ダンスが“あんこう踊り”ではなかったこと。“あんこう踊り”とはアニメ本編に度々登場する謎の踊りで、可愛らしいキャラクターたちが全身タイツに身を包みキレのある動きを見せていた。「SEN-SHA」の振り付けも世界的なダンスユニット「シットキングス」が手がけた格好良いダンスなのだが、ネット上では「そこはあんこう踊りにするべきだろ」「実写版のあんこう踊りが見たかった」「出来れば蝶野さんにもあんこう踊りをやってほしかった」といった声が上がっている。
2012年に放送されて以来長い間愛され続けているアニメ「ガルパン」。思い入れの強いファンが多いだけに、実写化のハードルは中々高そうだ。