メリット・デメリットは? 最新「セカンド冷凍庫」の選び方とおすすめ7選

ここ数年、冷凍室の容量不足を補う “セカンド冷凍庫” の新モデルが次々と発売されています。コロナ禍によってライフスタイルが急激に変化したなかで存在感を増したことがうかがえますが、行動規制が緩和された今もなお、需要が衰えないのはなぜでしょうか?

 

家電プロレビュアーの石井和美さんに背景を聞くとともに、手に入れるならどのように選べばいいか、またおすすめモデルとは? くわしくお話を伺いました。

 

セカンド冷凍庫がなぜ注目された?

↑山善「YF-SU70(S)」

 

セカンド冷凍庫が注目されるようになりましたが、そのきっかけはやはり、2020年に始まったコロナ禍。

 

「2020年1月以降、たちまちさまざまなタイプのセカンド冷凍庫が発売され始めました。それ以前は、横長で上扉が開くタイプ、いわゆる業務用の冷凍庫が主流であり、家庭で使うにしては大きすぎる上に、取り出しにくいため、ニーズはほとんどありませんでした。
その後すぐにステイホームとなってスーパーに買いものに行く回数が減り、まとめ買いが増えました。大きな冷蔵庫を持っていても、冷凍スペースは限られています。まとめ買いした食品を長期保管するために、冷蔵庫機能より冷凍庫機能の需要が増えたのです。このような背景のなか、セカンド冷凍庫の人気に火がつきました」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

 

アフターコロナでも、セカンド冷凍庫が人気の理由

↑ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」

 

新型コロナウィルスの収束の兆しが見えるなか、セカンド冷凍庫の需要が続いているのはなぜなのでしょうか?

 

理由1.家計節約のためにまとめ買いをするようになった

「新型コロナウィルスの収束とともにセカンド冷凍庫の需要もだいぶ落ち着いてきたところはありますが、日常的に大型倉庫店舗や業務用のスーパーを利用する人は多く、まとめ買いが習慣化している人たちにとってセカンド冷凍庫が重宝します。また、食品や生活用品などの値段が高騰していくなかで、まとめ買いをして少しでも家計の負担を小さくしようとする傾向が強まっています。まとめ買いは、今後の食品の買い方として、ますます定着していくでしょう」

 

理由2.食品の冷凍技術の向上

「冷凍技術の進化により、短時間で食品を冷凍することができるようになりました。その結果、冷凍食品のクオリティが上がったことで冷凍食品を買う人が増えました。無添加でヘルシーかつバランスのとれた冷凍食品が豊富に販売されています。共働き世帯や小さなお子さんのいる世帯を中心に冷凍食品を賢く取り入れて、生活をラクにしたいというニーズが増えています」

 

理由3.デザイン性の向上

「家庭用として、居住空間で使いやすい前開きで縦長のデザインが主流となってきました。縦長の冷凍庫であれば場所をとりません。またデザイン性にも優れており、インテリアに馴染みどこにでも違和感なく設置することができます。キッチンのみならず、個室や廊下など場所を選ばずに置くことができるようになりました」

 

理由4.収納性の向上

「小分けの引き出し式のデザインになったことで冷凍食品を整理しやすく、目的の食品がすぐに見つけやすくなりました。
現在の大型冷蔵庫の冷凍室もそうですが、一昔前の冷凍庫は、冷凍スペースはただ大きなカゴになっているものが多く、どこに何が入っているかわかりにくかったり分類しづらかったり、整理しても中で崩れてしまったりすることも。コロナ禍以降に発売した冷凍庫は、コンパクトで、中の収納が4段から5段の引き出し式のカゴになっているものが多いです。引き出しが細分化されたことで、扉を開ければどこに何があるのかが分かりやすく、むやみにいろいろなカゴを引き出さなくても良くなりました。また、可動棚になったのもポイント。大きな食品を購入した場合、食品の大きさに合わせて、棚を外して入れることも可能です。
ご家庭によって買う食品の種類は多種多様なため、それぞれに合わせられるように融通をきかせている点が人気の一つです。家庭で使う冷凍庫ならではの工夫ですね」

 

買う前に知っておきたい! セカンド冷凍庫の選び方と注意したいポイント

↑山善「YF-SU70(S)」

 

実際にセカンド冷凍庫の購入を考えた場合、どのような基準で選べばいいのでしょうか? チェックポイントを教えていただきました。

 

・使用目的はなにか

「セカンド冷凍庫に何を入れたいかを把握しましょう。例えばチャーハン、ピザ、お肉なのか、それによりパッケージのサイズも違います。普段、何を多く買うかにより、収納するカゴの理想サイズが見えてきます。カゴ内側の寸法を検討することが大切です」

 

・サイズをしっかりと検討する

「最近では冷凍庫をネットで購入してしまう人が多いですが、いざ家に置いてみるとサイズがいまいち合わないということをよく聞きます。意外と多いのが、幅が狭いわりに奥行きがある場合です。家具と並べたとき、冷凍庫だけ突出してしまい不格好です。設置場所の幅や高さはもちろん、奥行きもしっかり測っておきましょう。
また、冷凍庫はしっかりとものを詰めておいたほうが電気代が安くなります。大きいサイズを買ってスカスカになっている位であれば、購入する食品がちょうど収まるサイズ感を選びましょう。実物を見て購入するほうが間違いがありません」

 

・右開き/左開きか

「置く場所によっては開き方により、とても不便になるので注意が必要です。購入前に、開く側を選べたり、設置後に自分で左右に扉を付け替えられるタイプも出ています」

 

・温度調整設定の機能があるか

「冷蔵、チルド、冷凍と庫内の温度調整設定を変えられるものも多くなってきています。季節によって温度調整をしたいなど希望があるのであれば、温度調整設定の有無を確認することをおすすめします」

 

・セカンド冷凍庫の上に物を置くか

「冷凍庫の上にコーヒーメーカーやトースターを置く人も多くいます。置く場合は、耐熱性能があるかカタログでチェックしてください」

 

・霜が付着しにくいか

「冷凍庫には直冷式とファン式があります。価格の安いもののほとんどが直冷式で、価格が高くなるにつれてファン式になります。
直冷式は価格が安いぶん、霜がつきやすいのが難点。定期的に中に入っている食品をすべて取り出し、付いている霜を取り除く作業が発生します。これがとても大変です。カタログを見れば必ず直冷式かファン式が書いてあるので、そこは必ず購入前に見てほしいです」

 

・運転音が静かか

「運転音は何デシベルとカタログに記載されているのですが、実際にはあまりあてにならないのです。普段は静かですが、急にパチッなどと音がなることがあります。音の原因は、冷凍庫の背面にある気体冷媒を取り込み圧縮する役割を果たす、コンプレッサーです。値段の高い機種はコンプレッサーにカバーが付いていますが、廉価品には付いていないことも。リビングや寝室に置くのであれば、音の静かなものを選ぶのが良いでしょう。静音性を前面に押し出している商品のほうが、静かというのは実感としてあります。あまり音のことには触れていないような商品はそこまで静音性を重視していない可能性があります」

 

・アース線の有無はどうか

「アース線とは、電化製品から漏れ出た電気を地面に逃すための線のことです。プラグの脇に細い線が出ているのを見たことはあるのではないでしょうか。アース線のある冷凍庫にも関わらず、アース付きコンセントがない場合、電気工事専門の人にアース付きコンセントを取り付けてもらう電気工事が発生します。しかし最近ではアースのない漏電対策の処理がされている機種がほとんどです。このような機種を選べば、コンセントに差し込むだけになるので心配いりません」

 

各モデルの機能や特徴だけでなく、あらかじめチェックしておくべきこともあります。

 

・設置場所を事前に確認しておく

「冷凍庫の熱を逃す放熱スペースを設ける必要があるか否かは冷凍庫によって異なります。狭い場所に置く場合、放熱スペースのいらない機種を選ぶようにしましょう。放熱スペースをしっかりと取る必要がある機種にもかかわらずスペースを設けることができない場合、電気代が上がってしまうリスクも。注意が必要です。
また、コンセントの位置もあらかじめチェックしましょう。冷凍庫はずっとつけているものなので、延長コードを使ってつなぐことは大変危険です。壁にあるコンセントに直接つなぐようにしてください」

 

・電気代を念頭におく

「セカンド冷凍庫の電気代は、現在、各メーカーが出しているフラッグシップモデルの省エネ性能の良い冷蔵庫と同等にかかることを念頭に置いておきましょう。フラッグシップモデルは、技術を集結させているため大容量でありながら電気代はとても安い。現在、家庭の冷蔵庫のにかかる電気代はおおよそ、1ヶ月あたり600円〜1000円位です。セカンド冷凍庫を入れた場合は、その2倍となる1ヶ月あたり1200円〜2000円くらいに電気代が上がります。電気料金自体がこれから上がってくるので、ランニングコストを考慮し購入を検討する必要があります。まとめ買いでうまく節約ができたり、冷凍おかずを買って時短したいなど、電気代がかかってでも導入するメリットを感じるかどうかがポイントです」

 

家電プロレビュアーがすすめる、最新セカンド冷凍庫と冷凍付冷蔵庫 7選

まとめ買いをした冷凍食品を収納しやすく、サイズもコンパクトな、最新の冷凍庫と温度調整機能のついた冷蔵庫を性能別におすすめしていただきました。

 

■ サイズで選ぶ

浅い奥行きで家具との相性も抜群。もう少しだけ保存スペースを増やしたい! がかなう冷凍庫

アイリスオーヤマ「奥行スリム冷凍庫66L IUSN-7A-W ホワイト」
実勢価格=6万5780円(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W552×D390×H800
・年間消費電力量:約256kWh / 年

 

「奥行を390mmと浅くデザインされているので、家具と並べたときに前面が揃いやすく圧迫感なく置けるのがポイントです。庫内の壁を薄くすることで、しっかりと保存スペースを確保しており、買いものカゴ1.5個分は入ります。家庭用冷蔵庫にある冷凍スペースでは少し物足りないという方におすすめです。色は白と黒の2色、インテリアのテイストに合わせて選べます」

 

業界最小幅を実現! 狭いスペースにも置け移動もできるキャスター付き

山善「スリム冷凍庫70L YF-SU70(S) シルバー」
実勢価格=4万9800円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W335×D580×H1170
・年間消費電力量:約158kWh / 年

 

「セカンド冷凍庫で、3パターンのサイズ展開があるのがめずらしく、ライフスタイルに合わせて収納力を選ぶことができます。今回紹介するのは中サイズの70L。またキャスターが付いているので移動するのもラクラクです。幅は業界最小※の335mmととてもスリム。スーパーでよく見かける小さめの冷凍食品を収納するにはちょうどよいサイズ感です」
※2022年7月26日時点でのメーカーの独自調査によるものです。

 

■ デザインで選ぶ

マグネットカバー着せ替え扉が新しい! 希望の温度設定を分けられる2ドアデザイン

ハイアール「208L 冷凍冷蔵庫JR-SX21A(W)」
実勢価格=7万円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W453×D632×H1775
・年間消費電力量:約247kWh / 年

 

「2ドアなので片方を冷蔵庫、もう片方を冷凍庫として分けて使うことができるのはとても便利です。扉にはドリンクの入れられるスペースがあるのもセカンド冷蔵庫としてはめずらしい。すぐに取り出したい食品をリビングに保存するのにはもってこいの商品です。独自の特徴としては、マグネットカバーで扉のデザインを気分により変えられること。海外では売られていたりするのですが、日本でははじめての発売となります。こんな冷凍庫の楽しみ方があってもいいですね」

 

扉の開きが左右自由につけ替えられる。置く場所を選ばない使い勝手のよさが魅力

シャープ「冷凍庫(ファン式)FJ-HM7K」
実勢価格=7万7000円前後(税込)

・種類:冷凍冷蔵庫
・外形寸法(mm):W495×D598×H770
・年間消費電力量:約277kWh / 年

 

「扉を自分で左右どちらにも付け替えられるので部屋のレイアウト変更も自由にできます。引っ越しがあっても場所を選びません。冷凍から冷蔵まで9段階での温度調整ができるので保存温度にこだわりのある方には人気があります。例えばビールの保存温度の適温は6℃、日本酒には−5℃などお好みの温度に設定ができます」

 

■ 機能で選ぶ

寝室や個室におすすめ、静音性能の高い冷凍庫

三菱電機「Uシリーズ MF-U12H 121L」
実勢価格=5万5000円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W480×D586×H1126
・年間消費電力量: 約400kWh / 年

 

「静音設計を特徴としているだけに、運転音はとても静かです。寝室など、音が特に気になる場所に置くにはおすすめです。4段に分かれた大容量引き出し式収納ケースは、整理しやすく、食品を見つけやすいので、まとめ買い後の保管にも最適。トップテーブルも約100℃までの耐熱性があるので、冷凍庫の上に、コーヒーメーカーやオーブンレンジ※を置くこともできます。さらに、まとめ買い志向の方には、218Lの大容量冷凍庫(6月30日発売)MF-U22Jもラインアップされていますので、検討してみてください」
※オーブンレンジのタイプ・サイズによっては、置けない場合があります。耐荷重は30kgまでです。

 

共働き家庭にうれしい! ソフト冷凍で食品を取り出したらすぐ切れる

ハイセンスジャパン「168L 冷凍庫 HF-A16S」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W521×D626×H1346
・年間消費電力量:約511kWh / 年

 

「ー7℃のソフト冷凍機能が特徴です。凍っていても解凍することなく、切ったりすくったりと、わずらわしい解凍の手間がなく、料理を作れるのがポイント。忙しい人や共働き世帯にはありがたい時短冷凍庫です。また、表扉の前面に温度調整のパネルがついているので、扉を開けずに中の温度を変えることができます。最大ー30℃まで設定でき、食品を急速に冷凍します」

 

作り置き派におすすめしたい! 食品を急速冷凍して保存できる

パナソニック「ホームフリーザー NR-FZ120D」
実勢価格=5万円前後(税込)

・種類:冷凍庫
・外形寸法(mm):W 480×D 586×H1126
・年間消費電力量:約365kWh / 年

 

「省エネ性が高いところがポイント。アルミトレイが付いていることで、作り置きをした料理を即座に凍らせることができます。食品は凍らす時間が短いほど、味を保つことができます。最初に最上部のトレーで凍らせ、凍ったならば下の引き出しに次々に収納していけばとても効率的です。作り置き派にはおすすめの商品です」

まとめ買いや作り置き、冷凍食品の活用など、忙しく働く世代の救世主となってくれるセカンド冷凍庫。デザインもおしゃれで収納もしやすくなっているのであれば、生活の中に取り込むメリットは充分にあると言えそうです。

 

プロフィール

家電プロレビュアー / 石井和美

家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、ウェブ媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
HP


提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

加熱性能が向上! 外見もシュっとした「BALMUDA The Range」新モデルを見てきた

バルミューダは「BALMUDA The Range」(バルミューダ ザ・レンジ)の新モデル(K09A)を6月1日に発売しました。こちらは2017年に発売された旧モデル(K04A)の後継機種で、ブラック・ホワイトおよび限定カラーのダークグレーは実売価格5万3900円(税込)、ステンレスは 6万2700 円(同)です。

↑「BALMUDA The Range」の本体寸法は幅 456 × 奥行 435 × 高さ 331mm(ハンドル含む)、幅 456 × 奥行 387 × 高さ 331mm(ハンドル含まない)。庫内寸法は幅 352 × 奥行 314 × 高さ 177mmです。本体重量は約15.3kg

 

レンジ・オーブン機能とも加熱性能が向上

「BALMUDA The Range」は容量20Lのオーブンレンジ。シンプルな機能で直感的な操作が可能なほか、操作や運転時のギター音、まるでステージのようなライトアップによってキッチンに楽しさを届けるものとなっています。

↑ハンドルに内蔵されたLEDライトもリニューアル

 

使用時に複雑な設定は不要で、6種類のモードから直感的に選んでダイヤルを回すだけで調理を開始できます。シンプルで直感的な操作方法で誰でも手軽に料理を楽しめます。

新モデルは庫内構造を見直すことによって、レンジ・オーブン機能とも加熱性能が向上したとのこと。旧モデルでは、レンジ機能で温めた際、食材の温度ムラを指摘されることもあったそうですが、新モデルでは庫内中心部が正確に加熱されることにより、より均一な温めが可能になりました。また、オーブン機能は、ヒーター管を1本から2本に増やして庫内上部に内蔵することにより、均一な焼き上がりになるそうです。そのため、パンやお菓子類などを作るのにも適しているとのこと。開発者は、BALMUDA The Rangeによってオーブン料理をシンプルでハードルの低いものにしていきたいそうで、その言葉通りの設計となっています。

↑説明会では、実際にBALMUDA The Rangeで作られたフォカッチャが提供されました。しっとりモチモチした食感に仕上がり、焼き目もムラがありません。

 

また、旧モデルは庫内天井部分にヒーター管がむき出しで、メンテナンス時に破損させてしまうリスクもあったそうですが、今回はヒーター管を内蔵することにより、手入れのしやすさも実現させています。このほか、通気口の位置を背面から上部に変更。側面の設置制約がなくなり、設置の自由度が高まりました。

↑新モデル(左)と旧モデル(右)の背面の比較。新モデルでは背面の上部に通気口が設置されています。そのため左右の側面を壁にピッタリとくっつけて設置できるようになりました

 

デザインもクラシック&モダンにアップデート

新モデルは、クラシックな要素を取り入れながらも、モダンで無駄のないデザインにアップデート。ハンドルやダイヤル、窓枠などの細部に改良が加えられ、より洗練されたデザインとなりました。なお、開発段階では、扉と本体の質感が違うなどの課題があり、担当者が工場のある中国に7か月間滞在して金型を作りなおすなど、試行錯誤を重ねたとか。

↑左が旧モデル、右が新モデル。新モデルはハンドルが細くなり、クラシックな意匠が施されているのが特徴。金属の質感表現にもこだわったそうです。また、ハンドルが細くなったぶん、LEDを埋め込むのに苦労したとのこと。このほか、窓枠には段差が設けられてよりシャープな印象を演出しています

 

カラーバリエーションは4色。旧モデルでも人気色だったブラック・ホワイト、プロの厨房をイメージした特別モデルのステンレスカラー、限定カラーのダークグレーが販売されるとのこと。

↑左からホワイト、ブラック、ステンレス、ダークグレー

 

同梱されている角皿はフッ素加工からホーロー加工に変更。傷の目立たない上品な質感となっています。また、保温性と冷却性にも優れており、料理の幅を広げてくれます。テーブルにそのまま出すことができるそう。

↑同梱されているホーロー加工の角皿

 

シンプルで直感的な操作方法はそのままに、加熱性能やデザインがアップデートされたBALMUDA The Rangeの新モデル。ギターの操作音、洗練されたデザインとともに、手軽に調理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【ドンキ】コスパ十分以上!! 独自機能が光るドン・キホーテ「キッチン家電」8選

様々な製品が揃うドン・キホーテですが、キッチン家電の開発にも注力しています。定番商品に加え、メーカーコラボ商品や多機能商品が目白押し! コスパ抜群のアイテムの数々を紹介します。

 

家庭での基本的な調理なら申し分ない活躍を見せる

食生活に関わるキッチン家電、それもドンキの家電の購入となると、つい慎重になってしまいがち……。しかし、それは杞憂に過ぎません。

 

例えば、ジャー炊飯器 IH絶品ごはんは、アイリスオーヤマとの共同開発。リーズナブルな価格なのはもちろん、蓄熱厚釜の炊き上がりが好評で、シリーズ累計1万6000台以上を売り上げました。

 

ミキサー、クックイックプラスも挽く・擦るといった機能を備え、調理を幅広くサポート。そのほかの家電も基本的な料理ならそつなくこなし、コスパで考えたら、十分活躍してくれるはずです。

 

【その1】ふっくら炊き上げる秘密は二重構造の蓄熱圧釜にあり!

情熱価格+PLUS×アイリスオーヤマ
米屋がこだわった五・五合ジャー炊飯器 IH絶品ごはん
9980円

米の製造販売も行うアイリスオーヤマとの共同開発で、炊き上がりのおいしさを追求した炊飯器。内釜は、蓄熱性能の高い2層構造・銅コーティング仕様で、釜底の丸みが内部に強力な熱対流を生みます。従来のマイコン方式ではなく、大火力のIH方式を採用し、上下から内釜を一気に加熱します。

【ココが買い!】

炊き上がりは粘りが少なく、しゃっきり硬めで粒立ち良し。あっさり味で食べやすいので、朝ご飯に食べたくなります。パーツはシンプルでお手入れもラクですね(GetNavi web編集部・家電担当/小林史於)

操作パネルは本体正面に配置。炊飯のメニューは白米、炊き込み、おかゆ、玄米。早炊きもできます。

 

しっかり粒が立ったごはん。熱ムラを抑えて炊くので、芯までふっくらです。香りも感じられます。

 

 

【その2】1台7役で調理の手間を解消!

情熱価格+PLUS
クックイックプラス
3980円

これ1台で「刻む、おろす、する、混ぜる、砕く、挽く、泡立てる」の7つの機能を持ち、マルチに使えるミキサーです。好みのカットに合わせて、4枚刃ブレード、2枚刃ブレード、チョッパーを換装して使用。本体はコンパクトで、収納もしやすいです。SPEC●サイズ:W120×H170×D120㎜

【ココが買い!】

素材がややチープな印象ですが、性能は必要十分。煮干が一瞬でサラサラの粉になり、冷凍バナナもペースト状に。スムージーが直接飲めるドリンクカップも便利です(GetNavi web編集部・家電担当/小林史於)

 

4枚刃、2枚刃のブレードは連続運転と手動運転を使い分けられるので、好みの大きさにカットできます。

 

【その3】蒸す・煮る・焼ける料理の幅を広げるレンジ

情熱価格
焼ける電子レンジ ヤクック
1万3800円

温め機能以外に焼く・蒸す・煮るが可能な電子レンジ。付属の専用容器「ヤクックボウル」が電子レンジから出るマイクロ波を吸収して発熱。火を使わずに焦げ目のついた焼き魚などを調理できます。調理モードは、解凍200W、弱500W、強700Wの3段階です。

 

【その4】携帯用ドリンクボトルと小型ミキサーが合体!

 

情熱価格
マイボトルミキサー モッテイク
2480円

作ったドリンクをボトルのまま持ち運べるミキサー。樹脂製ボトルは軽く、容量たっぷりの600㎖。水筒代わりにビジネスバッグに携帯できます。ブレード部分は取り外せるので手入れも簡単。本体カラーは、オレンジ、グリーン、レッド、グレーの全4色。

 

【その5】付属の3種類のプレートで多彩な料理を楽しめる

情熱価格
三枚プレート電気グリル鍋
4980円

鍋、グリルプレート、たこ焼き用の3種類のプレートが付属し、「焼く」「煮る」「蒸す」などの様々な調理が可能。220℃以上の強力加熱により、きれいな焼き色が付きます。プレートは焦げ付きにくいフッ素樹脂コーティング加工が施され、お手入れ簡単。ワイドサイズなので、大人数のホームパーティなどにも活躍します。

 

【その6】料理の楽しみが倍増する独立した温度設定の鉄板

情熱価格+PLUS
ラクラク収納折りたたみ式両面ホットプレート
5980円

コンパクトに収納できる折りたたみ式のホットプレート。2枚のプレートは独立して温度調整ができ、同時に2つの料理を調理したり、加熱用・保温用で使い分けたりできます。プレート部分は着脱可能なので、掃除や手入れの際も手間がかかりません。

本体の左右には取っ手が付いているので、折りたたむときや持ち運びのときに便利です。

 

折りたたみ時のサイズは、W155×H343×D336㎜。立ててスマートに収納できるのもうれしい!

 

【その7】一家に一台あると便利! 容量たっぷりで視認性もバツグン

情熱価格
COOL&HOT 冷温庫
7980円

開閉せずに中が見える断熱窓付きの冷温庫。フロンなどの冷媒やコンプレッサーを使用しないので環境にも配慮しています。350㎖缶なら15本収納。家庭用電源と車載シガーソケットから電源供給が可能です。

 

【その8】充電式バッテリーでアウトドアにも最適!

 

情熱価格
4L冷温庫
3980円

350㎖缶なら6本収納できる、ちょうどいいサイズ感の冷温庫。シンプルなデザインで、インテリアにも違和感なくなじみます。ハンドル付きで持ち運びの際も楽チンです。●質量:約1.6kg

 

※本記事の内容は、2018年3月時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

 

【もっと詳しく知りたい方はコチラ!】

ドン・キホーテ&業務スーパー 殿堂入りベストバイ
680円+税/学研プラス

ドン・キホーテの激安テレビ&家電から業務スーパーで大人気の大容量食品まで、おトクなアイテムだけを集めた1冊。紹介している商品はすべて専門家のお墨付きを得たものばかり。注目度が高いホームセンターの逸品もピックアップ!

【家電大賞2017】キッチン家電は「かつてないタイプ」が話題に! 「回転肉焼き機」「焼き芋メーカー」など注目の10機種をチェック

20171124_ashida03-e1511502852820

GetNaviと白物家電専門ニュースサイト「家電Watch」による年に1度の家電アワード「家電大賞」が今年も開催!

 

このアワードは、掃除機や炊飯器、家事家電身だしなみ家電など全14部門、119アイテムのなかから「2017年のベスト家電大賞とそれぞれの部門賞を選出します。選出方法はみなさまの投票のみ! 専門家や編集部の票は一切なく、読者が考えるベストなものを決めましょう、という趣旨になっています。

 

家電大賞にノミネートされた119アイテムは、以下のページにまとめてありますが、今後は部門ごとに注目製品などを詳しく紹介していきます。

家電大賞2017の投票開始! 2017年のBest of 白物家電の栄誉は果たして……?」
http://getnavi.jp/homeappliances/201102/

 

変り種が話題を集めたほか、ホームベーカリーや自動調理鍋も充実!

shutterstock_577107964

調理家電では、いままでにないタイプのアイテムが話題を集めました。パナソニック ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100はかたまり肉でも回転させながら均一にこんがり焼ける「遠近赤外線ダブル加熱&低速回転機構」を搭載。SNS映えする豪快な料理が作れるとあって、パリピ(パーティピープル)には見逃せないモデルとなっています。いままでにないタイプといえば、ドウシシャ 焼き芋メーカー Bake Freeも話題に。こちらは上下2枚の焼き芋プレートでさつまいもを挟み込み、低温でじっくりと甘く焼き上げます。ダッチオーブンを模したというかわいらしいデザインも女子ウケが良さそう。

 

放っておけば料理が完成する自動調理鍋も今年は充実。シャープ ヘルシオ ホットクックKN-HW24Cは、味の良さで評価の高い無水調理を踏襲しながら、人工知能とIoTを組み合わせたAIoTに対応。メニュー検索・提案を音声や画面で案内します。ZOJIRUSHI 自動圧力IHなべ 煮込み自慢EL-MB30型も先述のホットクックと同様に、無水調理に対応。圧力調理も特徴で、食材をやわらかくするとともに味をしっかりと染み込ませます。

 

ホームベーカリーでは、よりきめ細かいニーズに対応した新モデルが続々登場。パナソニック ホームベーカリーSD-MDX100は「ねり」「発酵」「焼成」をそれぞれ4段階+時間設定が可能になったほか、パン生地作りまでを自動でできるメニューを4種搭載。好みに応じてパン作りをカスタマイズすることが可能になりました。一方、ツインバード ホームベーカリー PY-5634Wは、低糖質食品として知られるブランパンが作れるのが画期的。ブランパンはタンパク質や食物繊維も豊富なため、健康志向の家庭には注目の商品です。

 

昨年は煙を抑えるイワタニのカセットガスグリル「やきまる」が人気を博しましたが、今年もこの流れは健在。日本エー・アイ・シー アラジン グラファイトグリラーは、熱源を上に配置することで、肉や魚などを焼いても脂がヒーターに落ちることがなく、煙やニオイが発生しにくくなっています。

 

キッチン家電部門にノミネートされた10製品は以下のとおり。アワードに投票してもらうと、豪華賞品が当たることもあるのでぜひ参加ください!

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html

20171122_ashida38_ANB-RDX100-K-00

パナソニック ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100(左) 360度回転機構により、塊肉を炙り焼きできる。燻製、オーブン、トースター機能も装備。

シャープ ヘルシオ ホットクックKN-HW24C(中) 食材と調味料を入れるだけで調理できる。AIoT対応で、調理準備や献立提案をサポート。

ZOJIRUSHI 自動圧力IHなべ 煮込み自慢EL-MB30型(右) 火を使わず圧力とIHの力で調理。鍋に食材と調味料を入れるだけで本格調理が可能に。

 

C-_Users_P11360_Desktop_20171122_ashida41_ASP-D131-e1511356631662-1

シロカ 電気圧力鍋SP-D131 1台6役の電気圧力鍋。スロー調理では沸騰させずじっくりと調理し、煮崩れを防ぐ。

パナソニック ホームベーカリーSD-MDX100 マニュアル機能ではねり・発酵・焼成を単独で設定可能。好みの食感のパン生地が作れる。

タイガー魔法瓶 IHホームベーカリー〈やきたて〉KBD-X100 IHヒーターの細かな温度管理でパリふわ食感に。米粉100%でもふっくら焼き上がる。

 

 

20171122_ashida44_AJL-ICM720A-0001

 

ツインバード ホームベーカリー PY-5634W(左) 低糖質のブランパン作りに最適。うどん生地や焼きいもなどパン以外にも対応する。 

ハイアール IceDeli Plus JL-ICM720A(中) 予冷不要のペルチェ冷却式アイスクリームメーカー。冷製スープやジュレなども作れる。

日本エー・アイ・シー アラジン グラファイトグリラー(右) 遠赤グラファイトが食材に直接熱を与える。熱源が上部にあり、煙やニオイが出にくい。

 

20171122_ashida49_ANDG_LumioWB-e1511356602750-000

ドウシシャ 焼き芋メーカー Bake Free さつまいもをセットしてスイッチを入れれば約40分で焼き上がる。平面プレートも付属。

 

「豪華賞品が当たる家電大賞2017への応募はこちら」
https://cgi2.impress.co.jp/watch/kaden/kadentaisho2017/form.html