シラカバの木をくり抜くように削って、カップ(ククサ)を作ってみた!/男心を刺激するアウトドア小物を作ろう(3)

アウトドア気分が高まる季節。今年は自作のアイテムを伴って、いっそう味わい深い時間を過ごそう。意外と簡単に作ることができ、手にすれば大いに心を満たしてくれるアウトドア小物の作り方を紹介!

 

CRAFT3 木でカップ作る

親しみやすいアウトドアアイテムといえば、木のカップ。ブロック状の木材をひたすら手工具で削るという、シンプルな作業で作り上げる。削り作業に没頭する時間、手作業で作ったものならではの味わい…満足度120%!

*金ヤスリのアウトドアナイフ作りの様子はコチラ!

*革でのナイフ用シース作りの様子はコチラ!

フィンランドに古くから伝わるククサというカップをイメージしたデザイン。手で削ったからこその素朴な表情がいい

 

自然の中に身を置き、手作りナイフで切った肉を頬張る…。ワイルドだ…。そんな自分にいっそう酔いしれるためにも欲しくなるのがウイスキーやワイン。器はやっぱり手作りじゃなきゃね。というわけで、木のカップ作りに突入。実践してくれるのは、シース作りに引き続き、長野修平氏。フィンランド伝統の「ククサ」タイプのカップを作る。地道に手工具で削る作業、ハマりますぞ~。

 

<カップ作りの道具と資材>

 

<1、内側を削る>

 

<2、外側を大まかに成形する>

 

<3、塩煮をする>

 

<4、形を仕上げる>

 

<5、クルミ油を塗る>

*掲載データは2013年4月時ものです。

*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。

写真◎佐藤弘樹

グリーンウッドワーク(生木の木工)本邦初の本格ガイド『生木で暮らしの道具を作る グリーンウッドワーク 増補改訂版』が10月26日に発売

株式会社ワン・パブリッシング(東京都台東区)は、久津輪 雅・著の「生木で暮らしの道具を作る グリーンウッドワーク 増補改訂版」(発行元:株式会社キャンプ)が、明日の10月26日に発売!

 

グリーンウッドワークの基本を完全網羅!

本書は、世界的に注目を集めているグリーンウッドワークの魅力とテクニックをたっぷり収録した、日本初の本格的ガイドブックの増補改訂版です。主な道具や材料の紹介はもちろん、木の伐り方や割り方、斧とナイフの使い方などの基礎知識から日用品の作り方をていねいに解説しています。

 

greenwood=生木、woodwork=木工、
だからグリーンウッドワーク。
他にgreen=エコロジカルな木工、という意味もある。

(手道具を使う)グリーンウッドワークなら、
鋭い刃物は気をつけて使う必要があるけれど、
機械に比べて安全だし、大きな音も出ないし、誰でもどこでも楽しめる。

近くの森に生えている木や、庭の手入れで伐った枝など、
目の前の木がそのままものづくりの素材になる。

自分が作ったスプーンやお皿で、
スープを飲んだりデザートを食べたりすると、なんだか嬉しい。

暮らしの道具は、身近な素材から自分で作る。
きっと昔はみんながそういう暮らしをしていたはずだ。

(まえがきより)

【書籍概要】

著者:久津輪 雅

定価:2750円(税込)

発売日:2021年10月26日

判型:AB版