なぜ「大人のやる気ペン」にクラファンで3500万円も集まった? 編集部員が5日間使い込んでわかったこととは

提供:コクヨ株式会社

「久々に手書きしたら、こんなに字が下手だったっけと驚いた」……なんてことはありませんか? 昨今の文字入力といえばデジタルが主流ですが、“手書き”には無視できないメリットがあります。そのメリットを、デジタルの利便性と合わせて実感できたら最高ですよね。まさにそんな良いトコ取りできるアイテムがあるのです。

 

かつてくじけた「漢検」の勉強……IoT文房具を携えて再挑戦!

先日、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究で、「キーボードタイピングよりも手書きによって子どもの学習が進み、よりよく記憶できること」が明らかになりました。生涯学習やリスキリングがトレンドとなっている昨今、大人にとっても見過ごせない話題です。学びに手書きを自然に取り入れ、効率を上げたいですよね。

 

コクヨが発売したIoT文房具「大人のやる気ペン」は手書き学習にぴったりで、モチベーション維持や習慣化まで助けてくれるアイテム。Makuakeで3600人もの支持者から約3500万円を集め、3月15日にプロジェクト期間を終えたばかり。

コクヨ
大人のやる気ペン
対応OS:iOS 16以上/ Android 10以上

 

「大人のやる気ペン」は、大人の勉強をはかどらせるソリューション文房具として「文房具総選挙2025」にもノミネートされています(4月20日まで投票受付中)。文房具総選挙2024「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の部門賞に輝いた「しゅくだいやる気ペン」の大人版、と言えばピンと来る人もいるのでは。

 

本当に大人の勉強がはかどるのか? GetNavi webの編集部員 藤原が5日間にわたって使ってみました。漢字検定準一級資格を保持する私は、いよいよ漢字検定一級合格を目指して勉強に励んだものの仕事と両立させるのが難しく、勉強時間が取れずにくじけた過去があります。今回はどうなるでしょうか……。

↑漢字検定の勉強に、「大人のやる気ペン」と一緒にリベンジ!

 

開封からワクワク感! デバイスとスマホアプリ、いつものペンで即スタート

「勉強って、ちょっと励ましてもらえるだけでも楽しく続けられるよね」。そんな気付きを与えてくれる仕掛けが、専用ボックスに施されていました。

↑専用ボックスのフタを開けると、「継続は力なり」の一言が飛び出してきました。叱咤激励が身にしみます。

 

めくっていくと、長期的な努力の重要性を説くありがたいお言葉が次々と……。学習を継続できなかった頃の苦い記憶が蘇るとともに、今度は同じ轍を踏まないぞという覚悟がふつふつと湧いてきます。

↑瞳のようにはめ込まれている「大人のやる気ペン」。それまでのテイストとは打って変わって、突然のエジプト感にびっくりです。

 

・いつものペンに挟むだけでセット完了!

箱を開けると、お目見えしました。「大人のやる気ペン」は、加速度センサーを搭載した小さなデバイスです。専用の“ペン”があるわけではなく、今愛用しているシャープペンシルやボールペン、スタイラスペンなどのボディに、凹型のシリコン部分で挟んで装着します(※)。着脱もワンタッチで可能。

※対応する筆記具のサイズ目安:直径9~13mm ※通常の鉛筆(直径8mm以下)には装着できません

↑ペンに着けると大きく見えますが、本体重量は約8gと軽量。

 

↑今回使用したシャープペンシル以外にも、ボールペンやスタイラスペンなど、いつも愛用している“ペン”に取り付けて使えるのはうれしい。(写真はコクヨ提供)

 

↑デバイス裏側は、はさみ込みクリップのような形状。誰でも簡単に着けられます。ペンにはまると、カチッとした感触があります。

 

・学習に楽しみを添えてくれるスマホアプリが相棒に!

ペンの他にもう一つ必要なのが、「大人のやる気ペン」公式スマホアプリ。手書きしたボリュームに応じてアプリが努力の可視化を行うと同時に、楽しいゲームコンテンツによって習慣化をうながす仕組みになっているのだとか。

 

アプリをダウンロードして開いてみると、カメのような可愛いキャラクターが出てきました。「ポット族」というのだそう。これから、千里の道を共に歩んでくれる“相棒”です。色やアクセサリをカスタマイズし、自分好みの姿にできるようです。

↑「大人のやる気ペン」公式アプリ タイトル画面。

 

初期設定はアプリの説明通りにすればよく、数分で終わります。デバイスとの連携も簡単にできました。

↑アプリ画面に「やる気ペン」の登録画面が出たところで、本体デバイス中央の電源スイッチを押し続けるだけで登録完了。

 

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いざ勉強開始! 30分頑張った直後に「もう30分やろう」と思ったワケ

アプリと「大人のやる気ペン」の連動が完了し、プロフィール登録やポット族のカスタマイズが終わると、学習記録を日・週・月別にグラフで見られるマイページが開きます。

 

目標の設定ができるので「漢字検定1級」と、直近の試験日「6月15日」を登録しました。するとマイページ左上に、試験日までのカウントダウンの表示が! まだ70日以上あると考えるか、もう70日ちょっとしかないと考えるか……。期限を見える化されると、途端に焦りと意欲を刺激されます。

 

他にも「やる気パワーを注ぐ」、「スゴロクを進む」というボタンがあります。

↑マイページ。左上には目標が、中央には簡易的な学習記録が表示されています。

 

「やる気パワー」とは、「大人のやる気ペン」に搭載されたスマートセンサーが、学習量(ペンが動いた時間)に応じて自動記録・解析していくもの。デバイスと連動させたアプリに「やる気パワー」を転送すると、ポット族の背に植えられた芽が成長し、頑張りに応じて「リンゴ」をゲット! 手に入れた個数の分、スゴロクのマスを進むことができます。

↑スゴロクでは他のユーザーや、不思議なセキバンとの出会いが待っています。先のマスが見えると「あそこに進むまで勉強を頑張ろう!」という気持ちになれます。

 

「大人のやる気ペン」を装着したシャーペンで、いざ漢字の書き取りを開始。電源を入れると、本体上部についている小さな「やる気ランプ」が点滅します。経過時間に応じ、光の色が白からピンクまで(10段階)変化するので、どのくらい頑張っているのかがパッと見て取れるのがうれしいポイントです。

↑書き始める前に、「大人のやる気ペン」の電源を入れるのをお忘れなく!

 

30分ほど集中して勉強し、数千文字を書きました。使い慣れているペンなので書き心地は普段通り。デバイス本体の重量はわずか8gと超軽量のため、手への負担はほぼ感じません。ペンの形状や重心の兼ね合いで、持ち手の近くに着けたい・できるだけペン上部に着けたい、といった好みが分かれるかもしれませんが、装着位置は調整できるのでご安心を。

 

勉強開始時点は青い点滅だった「やる気ランプ」は、いつの間にか赤に変わっていました。

↑赤くなっている「やる気ランプ」。一足先に、頑張りを認めてもらえたようでうれしい気持ちに!

 

溜まった「やる気パワー」を、さっそくポット族に注入してみました。アプリを開き、マイページ下部中央の「やる気パワーを注ぐ」をタップ。画面が切り替わるので、案内に従ってスマホに「大人のやる気ペン」を近づけ、ペンを振ります。

 

するとポット族の頭上に雲が広がり、雨が注いで……背中の芽が、みるみるうちに木へ成長! 「やる木」がリンゴの実を二つ付けました。スゴロクを2マス進める、ということです。

↑文字通り、「やる気が実った」瞬間。わずかな努力でも報われた気がしました。

 

ただ今回溜めた「やる気パワー」だけでは、スゴロクでイベントが起きずじまい。何かが待ち受けているマスまで進みたくて、勉強をもう30分続けました。「大人のやる気ペン」がなかったら、間違いなく切り上げていたはず……。動機はともかく、早くも学習を後押ししてもらった感があります。

↑その後、念願かなって出会えた仲間のプロフィールカード。何を目標にしているかだけでなく、他ユーザーに宛てたメッセージも表示されるので、励まされます。

 

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「小さなゴールを日々クリアする」達成感がクセになる

その後も5日間「大人のやる気ペン」を使い続けました。結論から言って、毎日1時間ほどの勉強タイムを確保することが「苦ではない」どころか、「ちょっとした楽しみ」にさえなりました。愛用しているペンにすぐ装着できるので違和感がなく、使い慣れるまでに時間がかからないのも優れた点だと思います。

↑カレンダー機能もついているので、学びを習慣にできているか一目でチェックできます。

 

とにかく、ポット族に「やる気パワー」を注ぎたくて仕方ない……というわけではありませんが、小さなゴールを日々クリアするような達成感が得られるので、勉強がクセになります。

 

5分、10分というスキマ時間しか取れなくても、合算して「やる気パワー」を蓄積してくれるので、「まとまった時間、机に向かわなければならない決まりはない」のもありがたかったです。習慣化のハードルが下がり、自分のペースを守って無理なく続けられました。

↑「やる気パワー」を注ぐのが楽しすぎて、3分程度の勉強時間だけで注いだら「やる木が実らなかった」ことも(真ん中)。それはそれで和みました。

 

学習にゲーム性やサプライズをうまく組み合わせているのがミソ。例えば、「そろそろ疲れてきたから、やめようかな」と感じても、「やる木を少しでも多く実らせたい!」という思いで多少踏ん張れますし、「やる気の記録を見る」画面に登場する謎のキャラクターが、その時々に応じて褒めたり、叱咤したりしてくれるので、たるむことなく努力を重ねられます。

 

また、ポット族が実らせてくれるリンゴは通常だと赤い実ですが、たまに「金のリンゴ」を付けることがあります。金のリンゴ1つで、なんと赤いリンゴの実3つ分! テンションが上がって、疲れが吹き飛びました。

↑5日間で1度だけ実った、金のリンゴ。

 

「忙しくて、時間が取れない」なんて、もう言い訳にできない⁉

さらに驚いたのは、バッテリーの持ちの良さ。5日間のうちに、一度も充電せずに済みました。1回、約1時間のフル充電で、1週間(1日約2時間の学習を想定)使い続けられるそう。出先にも気軽に持っていけますね。

↑デバイス本体は、専用ケース( USBタイプC)にセットして充電します(USBケーブルは付属していません)。

 

私の場合、過去に勉強が続かなかったのは「忙しくて、時間が取れないから」ではないことが「大人のやる気ペン」のおかげで証明されてしまいました。これまでは体感でしかなかった勉強量が可視化されると自信にもなりますし、自分の頑張りを知り、認めてくれる存在がいるようで励まされます。大人にだって……いえ、大人だからこそ時に優しく、そして時に厳しく接してくれる応援者が必要ですよね。

 

私にとっては単なるIoT文房具の枠を超え、目標達成を共に目指してくれる伴走者のような位置づけです。「文房具だけ」、「デジタルガジェットだけ」では、ここまでの愛着感や効果を得られなかったはず。デバイスとアプリとを組み合わせることで、「手書き」のメリットを最大限に引き出しながらも、従来では数値化・見える化するのが難しかった要素を自動で計測してくれるうえ、「手を動かして勉強する」行為を苦痛に感じさせないようにする工夫も仕込まれているので、まさしく唯一無二のツールだと感じます。

 

すでにお子さんが「しゅくだいやる気ペン」を使っている人は、これを機に「大人のやる気ペン」をゲットして、親子で楽しく学びを深めても良さそうですね。

 

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撮影/鈴木謙介

アイデア出しが捗りそう!思考整理と創造が同時に叶う、コクヨの不思議なノート「EMBRACE NOTE」

文具メーカーのコクヨは、使う人の創造性を刺激してくれそうな、ユニークなノート「EMBRACE NOTE(エンブレイスノート)」を3月19日に発売します。罫線と無地部分が曖昧につながっている、不思議なデザインです。

 

記事のポイント

コクヨ主催「コクヨデザインアワード2023」で優秀賞を受賞した、中国のデザイナーGuo Chenkai(カク・シンガイ)氏の作品を製品化したものです。情報を混ぜすぎず、分けすぎもしない絶妙なデザインで、さまざまな考えが捗りそうです。

「EMBRACE NOTE」は、罫線の色が左から右にかけて徐々に薄くなるグラデーションデザインが特徴です。これにより、罫線に縛られすぎず、自由な発想を書き留められるとしています。

 

コクヨによると、ノートの中紙は波打ち際をイメージしており、罫線と無地部分が混ざりあっています。例えば左側に文字、右側に図やイラストを描いたり、左側で思考の整理、右側でアイデアを発散させたりと、多様な使い方が可能です。使う人の論理的な思考と、直感的な感受性を緩やかに融合させることを目指しているそう。

 

A5サイズで持ち運びやすく、見開きにするとA4サイズになります。見開き性のよい製本仕様なので、綴じ部分までページを広く使えます。

 

コクヨ直営店舗などで購入可能。

 

コクヨ
EMBRACE NOTE(エンブレイスノート)
メーカー希望小売価格(消費税抜):900円

「やる気」って見える化できるんだ…! 学びをサポートする、コクヨ「大人のやる気ペン」

コクヨは、IoT文具「大人のやる気ペン」を、2025年1月29日から3月15日まで、Makuakeにて先行販売を行っています。2025年3月末までに配送完了予定。

 

努力を見える化することで、大人の学びをサポートするアイテムです。

 

記事のポイント

もともと、コクヨは2019年にIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を子ども向けに発売しており、5万台超を売り上げています。そこで培ったコクヨ独自の習慣化メソッドを大人向けに拡張したのが、「大人のやる気ペン」。仕事や家事に追われ、「時間はないけど、学ぶ意欲はある」という大人に優しく、時に厳しく寄り添い、勉強の習慣化を手助けしてくれますよ。

 

「大人のやる気ペン」は、本体重量が約8gと小型・軽量で、市販の筆記具やスタイラスペン(適合目安:直径9~13mm)に取り付けて使えます。

 

仕組みとしては、加速度センサーによる測定データを、ペンを手に持って勉強に取り組むことで溜まる「やる気パワー」として記録。LEDの色変化として“見える化”するほか、日々の「やる気パワー」の量を、1日や1週間、1か月単位でグラフします。さらにカレンダー機能もついているので、学習の習慣化をチェックできます。

 

データは本体内のメモリーに保存され、学習後にBluetoothでスマートフォンと通信し、専用アプリと連動(iOS 16以上、Android 10以上に対応)。

 

付属しているケース型の充電器で充電し、1週間の稼働が可能です(1日2時間の学習を想定)。

 

「わかっているのに継続できない……」。そんな大人たちの「日々の小さなモチベーション」を、「叱咤激励」のメッセージでもサポートします。一週間の学習傾向に合わせ、頑張った時には、頑張っただけの褒め言葉が、サボってしまった時には、容赦ない叱責の言葉が届くとのこと。

 

また、自身のアバターが「やる気パワー」の量に応じてスゴロク形式のステージを進み、アイテムを獲得。季節や自分の好みに合わせて、育成シミュレーション感覚でアバターをカスタマイズできる楽しみもあります。アイテムは100種類以上、順次追加予定です。

 

スゴロクを進むのは自分のアバターだけではないそう。他ユーザーのアバターにも出会えて、様々な学ぶ人たちの「勉強のコツ」や「勉強する理由」などを知ることができます。「自分一人ではないことに気づくことで、勉強仲間同士のモチベーションアップの循環を生み出す」ねらいがあります。

コクヨ
大人のやる気ペン
価格:超早割 8910円(税込、10%オフ)、早割 9405円(税込、5%オフ) など

 

左利きでも不器用でもサクサク切れる!コクヨの新ハサミ「サクサ」の一点に込められた秘策とは

ハサミの使い方にも、様々ある。たとえば、紙を直線で切る単純な作業と、薄いフィルムを滑らかな曲線に沿って切る作業など。それぞれ必要な技術も難易度も、大きく異なる。特に薄くてコシのないフィルムをスムーズに切るためには、ハサミのハンドルを指の力で微妙に傾け、刃と刃の接点を強める必要があるが、これはハサミで切れる原理を十分に理解し、ある程度のテクニックをもっていないと難しい……。

 

だが、そんな原理だとかテクニックだとか、小難しい話を抜きで“よく切れるハサミ”が、正しいに決まっているのだ。

 

ただチョキチョキするだけでよく切れるハサミ登場

とはいえ、道具を使いこなすテクニックは自らの努力で身につけるべきであり、ただ便利な道具に頼ればよいというものではない! なんて価値観はもはや古い。確かにテクニックは尊いが、それをより高めていくには道具の進化も必要なのだ。

 

そこへくると文房具メーカーの開発力というのはすごいもので、そういった切るためのテクニックを機構に組み込んだ、便利なハサミを生み出してしまうのである。

コクヨ
ハサミ<サクサ>
480円(税別)

 

「ハサミ<サクサ>」(以降、サクサ)といえば、コクヨの低価格で良く切れるハサミのシリーズ。その「サクサ」がこのほど7年ぶりのリニューアルを果たし、さらに良く切れるように進化したという。

 

もともと「サクサ」は独自のハイブリッドアーチ形状をしたカーブ刃を搭載したもので、“刃の根元から先端まで同じ力で切ることができる”、というのがポイントとなっている。もちろん、この度の新「サクサ」も、ハイブリッドアーチ刃の切れ味は健在だ。

 

↑アーチ状の刃によって、切りづらい刃先でも安定した切れ味が保たれるのがポイント

 

ではどこが変わったのか? その最大の変更点が“傾斜インサート”という新構造である。

 

これは、ハンドルに対して刃が斜めに傾いた状態でセットされたもので、これによって刃と刃の交点距離が従来よりも近づくという仕組み。ハサミが切れる原理は、チョキチョキと動く中で刃と刃が交わる点に力が集中し、そこに挟まれた物体(紙など)をせん断するというものなので、刃と刃の交わる距離が近ければ近いほど、力が逃げずに集中する。

 

↑傾斜インサートのサクサは、ハンドルに対して刃が傾いているのが見て取れる

 

↑傾斜インサートによって刃と刃の距離が近付き、切る力が集中する

 

以前ダンボール工作の達人に話を伺った際に印象に残ったことがある。それが、「カシメの緩んだ古いハサミを大事にしている」という話だ。

 

カシメというのは、ハサミの刃同士をつなぎ止める真ん中の支点のことで、使い古したハサミはこのカシメが緩んで刃がガタガタ動くようになる。ただガタつくだけでは切りづらいだけだが、ハンドルを指でひねるようにして動かすと、緩みの分だけ刃が斜めに傾いた状態で擦れ合うので、交点距離が近づいて良く切れるようになるというのである。

 

これは達人級のハサミ使いテクニックだが、つまり「サクサ」の傾斜インサートには最初からこのテクニックが構造的に含まれているので、ただチョキチョキ動かすだけでも達人が使っているように切れる、というわけだ。

 

ハサミが苦手とする薄物もサクサク!

また小難しい話になってしまったが、要するに「新しいサクサ、よく切れる」ということ。

 

例えば梱包用のエアキャップ、いわゆるプチプチシートを切ってみよう。これはハサミが苦手とする薄くてコシのないフィルムを重ねて間に空気を挟みこんだものなので、とにかく切りづらい。雑な作り(刃の交点距離が遠い)のハサミだと刃と刃の間にフィルムを巻き込んでしまい、まったく切れなくなってしまうのだ。

 

↑サクサなら、切りづらいプチプチシートも自在にスパスパ。これは気持ちいい!

 

実際、ダメなハサミだとプチプチシートは刃に押されてぐにゃっと伸びるばかりで、切れる気配はゼロ。対して「サクサ」は、何も考えずにチョキチョキするだけで、気持ちよくサクッと切れる。より難易度の高いカーブ切りだって自由自在である。

 

最近の国産ハサミは全体的に性能が向上しており、「これは画期的だ! すぐに買い換えるべきだ!」と感じるほどの劇的な性能差があるわけではない。しかし実際に切り比べてみると、「確かにこちらのほうが切れる気がする」と感じられる程度の切れ味の違いは体感できた。

 

傾斜インサート構造は、左利きの人にもメリットがある

↑左手での切断比較。従来のハサミは刃先のあたりで力が逃げてしまい切れなくなったのに対して、サクサはどこまでもスムーズに切れている

 

従来型のハサミの多くは、右利きの人が使いやすいよう設計されている。右利きの人がハンドルに力を加えることで、刃の交点の隙間を自然に縮めやすい構造になっているためだ。対して左利きの人がこのハサミを使用すると、ハンドルへの力が逆方向になってしまい、切りづらく、十分な切断力も得られない。

 

しかし、あらかじめ刃をひねってくれている傾斜インサート構造のハサミなら、ハンドルに特別な力を加える必要もなく、左右どちらの手でも同じように切ることが可能。左利き専用ハサミを探したり、無理して利き手矯正をしたりする必要もないわけだ。

 

粘着テープにベタつかないタイプなど4種をラインナップ

↑特殊な3Dグルーレス刃+フッ素コートの「フッ素・グルーレス刃」(税別980円)は、ベタつかないノンスティック性能に優れる

 

新しい「サクサ」シリーズには、4種類の刃がラインナップしている。もっともベーシックで低価格の「スタンダード刃」、粘着テープののりが付着しづらい「グルーレス刃」(税別630円)、コーティングによりより高い非粘着性能をもつ「フッ素・グルーレス刃」(税別980)、切れ味が長持ちする「チタン・グルーレス刃」(税別1270円)である。

 

切れ味については、4種類とも大きな違いは感じられなかったが、筆者個人としては、コスパの良いスタンダード刃か、非粘着性能に優れたフッ素グルーレス刃をオススメしたい。

 

↑新サクサシリーズはブリスター入りから紙パッケージへと変更された

 

現代のハサミは品質が非常に高く、簡単には壊れないため、買い替える機会はそれほど多くない。まだ壊れていないものを買い替えるのにはいくばくかの抵抗があるだろう。

 

だが、もしタイミング良くハサミの買い換えを検討していたり、買い足そうと考えているなら、「サクサ」を選択肢に加えて欲しい。1000円以下のハサミとしては、その性能の高麻は群を抜いており、買って損することもないはずだ。

 

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1位は“洗えるハサミ”! コクヨが「今年自分で買って良かった文具」ベスト3を発表

コクヨは、文具のプロであるコクヨのステーショナリー事業の社員を対象に「今年自分で買った“No.1”に良かった文具」および、コクヨ社員が選ぶ「ギフトに贈りたいコクヨ文具」に関するアンケート調査を実施。それぞれ上位3位までの商品を発表しました。

 

記事のポイント

文具のプロが「自分で買って良かった文具」や「ギフトに贈りたいコクヨ文具」として選んだアイテムはどれもクオリティが高く納得がいくものばかり。家族や友人へのプレゼントに悩んでいる方は参考にしてみてはいかが?

 

「今年自分で買った“No.1”に良かったコクヨ文具は?」との質問では、1位が今年発売された「洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)」(7名)、2位が同率で「ソフトリングノート」(6名)と「測量野帳/野帳」(6名)、3位が昨年の発売から根強い人気の「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」(5名)となりました。

アンケート対象:コクヨ ステーショナリー事業に関わる社員 103名
時期:2024年10月29日(火)~11月1日(金)実施

 

自分が買ったなかでNo.1だった文具1位の「洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)」は、5つ星評価でオール5の評価を獲得。「子供が食材を切る時、従来のハサミより切れ味がよく驚いていた。」「お肉や野菜がしっかり切れて、料理のストレスが減った」などの声がありました。

洗えるハサミ〈サクサ〉(キッチン・食洗機対応)

 

年代別に見ると20代には「洗えるハサミ〈サクサ〉」や「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」などの新商品が人気で、「ソフトリングノート」や「測量野帳/野帳」はシリーズ展開の豊富さや、デザインも様々なことから社員の中でも各世代で高い支持を得ています。

 

「自身の職種ならではの目線から見た商品の魅力」についての質問では、「洗えるハサミ<サクサ>(キッチン・食洗機対応)」に対して「これまでも販売していたハサミを、「洗う」というシーンに再展開している」という点に同じ企画職として、刺激を受けたというコメントや、ランク外ではありますが「ペルパネプ(ドイツ装ノート)」という高級ノートへのコメントとして「唯一無二の特漉き(とくすき)原紙のザラザラ中紙で360度折り返せるハードカバー表紙のドイツ装の組合わせが良い」など、こだわりや専門だからこその声もありました。

 

コクヨ社員が選ぶギフトに最適な文具の1位はあの“文鎮”

社員が「ギフトに贈りたいコクヨ文具」1位は、今年発売でSNSでも話題になった「本に寄り添う文鎮」(12名)です。2位は、こちらも書き心地への反響が大きかった高級筆記具「KOKUYO WP(ファインライター/ローラーボール)」(9名)、3位は自分で今年買った文具の3位にも選ばれた「ソフトリングノート」シリーズ(8名)という結果になりました。

アンケート対象:コクヨ社員 135名
時期:2024年10月29日(火)~11月1日(金)実施

 

1位の「本に寄り添う文鎮」は、両親、友人、子どもや孫、姪っ子、甥っ子などの親戚へ、と幅広い年齢層へのギフトとして選ばれました。具体的な想定としては、両親へのプレゼントとして「読書や脳トレ系の雑誌に使ってほしいと思ったから」や自分自身へ「単純に自分が欲しい。本を開いたまま別のことをしたい時に使えると思う」などのオススメの声がありました。

本に寄り添う文鎮

 

一方、2位の高級筆記具「KOKUYO WP」は、両親や友人、働く弟へなどお祝いやエールの気持ちを込めたギフトとして選ばれました。こちらの選定理由としては、両親へ「書いた瞬間から「あっ」と驚く、説明不要な価値だから」、弟へ「営業職で働いているので、格好いいペンを持ってほしいので。2児のパパとして実直に頑張ってもらいたい気持ちもこめて」とエールを送るなどの理由もありました。

 

3位の「ソフトリング」シリーズは、あまり気負わずに軽いプレゼントとしてあげることを想定して選ばれました。友人へのプレゼントとして「とにかくソフトリングは使いやすい!大人になると文具を買う機会が少なく情報に触れる機会も少ないので一度使ってもらって良さを知ってほしいから」「オフィスで機能性&デザイン性でギフトとしてぴったりなので」と純粋に使いやすさを共有したいとの想いもあるようです。

【文房具総選挙2024】やる気を引き出すIoT文房具やリングが痛くないノートなどキッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具7点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【特別部門】「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門にノミネートされた文房具7点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門】

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の7点がノミネートしました。20

 

No.94

2019年発売
プラス
エアイン 富士山消しゴム
242円

使い続けると富士山が現れる使って楽しい消しゴム

「文房具総選挙 2020」の大賞受賞商品。2層構造の樹脂で構成され、バランス良く消すと先端が削れて富士山が姿を現す。消すたびに表情が変わり、消す作業自体が楽しくなる。消字力の高さも魅力。

 

No.95

2019年発売
ゼブラ
クリッカート
各110円

乾かないインクで水性ペンの常識を覆した名品

空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ「モイストキープインク」を搭載し、ノック式が可能になった水性カラーペン。モイストキープインクは、No.02の「クリックブライト」でも使われている。

 

No.96

2019年発売
コクヨ
しゅくだいやる気ペン
実売価格6980円(3月13日時点)

勉強に遊びの要素をプラスして子どものやる気スイッチを刺激

専用スマホアプリと同期させることで、子どもの勉強の習慣化を促すIoT文房具。本品をセットした鉛筆を使って勉強すると「やる気パワー」が溜まり、アプリ内のキャラが力を得てステージを進んでいく。

 

No.97

2015年発売
コクヨ
ソフトリングノート
297円(カラフル・A7変形)〜803円(ビジネス・6号)

↑写真は「ソフトリングノート(カラフル)」

 

ページの端まで快適に書けるリングノート界の革命児

手が乗り上げても痛くない、「やわらかリング」を備えたノート。通常文房具の開発期間は1年程度だが、本品は3年かけて開発された。左のページを使うときも、リングを気にせずページの端まで書ける。

 

No.98

2014年発売
ゼブラ
デルガード
各495円

2つの機構が芯を徹底ガードし折れを防止

どんな角度からでも芯を守り、折れを防ぐシャープペン。紙面に対し垂直に圧力がかかると、内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃がし、斜めに筆圧がかかると、先端の金属部品が自動で出て芯を包んで守る。

 

No.99

2017年発売
ソニック
トガリターン 手動鉛筆削り
2200円

何本も削りたくなる動きが面白い新構造の鉛筆削り

削り終わると自動で鉛筆が排出される鉛筆削り。鉛筆が「トガッたらリターン」するから、ムダ削りを高い精度で防止できる。2020年には、中身の機構が見え子どもの好奇心を刺激する透明モデルも登場。

 

No.100

2014年発売
トンボ鉛筆
「モノグラフ」
440円

↑写真は「モノグラフ」0.5/0.3mm芯

 

「書く」と「消す」を高レベルで両立した元祖

「モノ消しゴム」を内蔵したシャープペンとして誕生し、ボールペンなども展開。筆記面が見やすいペン先が特徴で、精密筆記が得意だ。No.14の「モノグラフファイン」も本シリーズのひとつ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】穴の開いた耳栓に接近注意のブザー? 勉強のタイパを上げる「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」8点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門にノミネートされた文房具8点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門】

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気です。全8商品がノミネートしました。

 

No.74

こどものかお
N#手帳はんこ部(スタンプカード)
1078円(3月24日発売)

子どものやる気を引き出す スタンプカードが押すだけで完成

押すだけでスタンプカードを作れるハンコ。スタンプカードのマスに、小さなスタンプを押したりシールを貼ったりして使う。勉強したらスタンプ1個などのルールを設ければ子どものやる気がアップ!

 

No.75

キングジム
学習タイマー「ルラップ」
各3080円

問題ごとのラップタイムと試験・学習時間の同時計測が可能

ラップタイムを残せるタイマー。設定時間から超過した時間を測れる「折り返しカウントアップ機能」を搭載し、ペース配分の見直しにも活躍。試験までの残日数を数える「デイカウントモード」もある。

 

No.76

キングジム
近視対策ライト「めまもりん」
5500円

画面に顔が近づくと知らせてくれる子どもの近視対策ツール

タブレットやスマホなどの画面に顔が近づくと、ライトとブザーでお知らせ。背面クリップで様々なデバイスに取り付けできる。スタンド付きで自立するため、平置きしたタブレットや本を読むときにも◎。

 

No.77

ソニック
時っ感タイマー 3・2・1! 色で時間を実感&光ってお知らせ
3960円

時間経過が視覚化されやる気と集中力がアップ

色で時間経過を実感できるデジタルタイマー。開始時に「3・2・1」とカウントダウンが表示され、やる気&集中力がアップ。音と光で時間切れを知らせてくれる。時間設定は操作が簡単なダイヤル式。

 

No.78

ソニック
集中耳栓 シリコンタイプ ケース付
1320円

適度にノイズを残して集中力を上げる

集中力が高まるといわれている無音と雑音の間の、「適度なノイズ」を残した状態を作れる耳栓。3サイズのイヤーピースが付属し、自分の耳に合わせて使える。持ち運びに便利なシリコンケース付き。

 

No.79

ソニック
スティックル タイマー ダイヤル式 持ち運びしやすい勉強用
各1540円

ペンケースにも入るスティック型のミニタイマー

持ち運びしやすいスティック型のタイマー。横向き、斜め、上向きの3つの角度で置けるため、場所に応じて画面がはっきり見えるように調整できる。ダイヤルをくるくる回して直感的な時間設定が可能。

 

No.80

コクヨ
Hello! Family.「はろもに」
1万6280円

外出先からでも子どもと連絡が取れる見守りツール

専用アプリと連携させ、写真付きの音声メッセージを送り合えるカメラ・マイク付きのモニター。留守番中の子どもとの連絡ツールとして使える。家族がどこにいるのかを画面から確認することも可能。

 

No.81

キングジム
ビジュアルバータイマー
2970円 (3月24日発売)

目盛りで表示されるから残り時間がひと目でわかる

液晶に表示された20個の目盛りで、残り時間がひと目で分かるコンパクトなタイマー。カウンドダウンと、カウントアップの両方に使える。背面にマグネットが付いており、スチール面への貼り付けが可能。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】集中力がアップする暗記シートや文字が読みやすい下敷きなど大人でも見逃せない「キッズの勉強がはかどる」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【トレンド部門】「キッズの勉強がはかどる文房具」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「キッズの勉強がはかどる文房具」部門】

赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる全15点がノミネートしました。

 

No.59

クツワ
エアピタファスナー
1980円

置くだけで机にピタッとくっつく倒れないペンケースの軽量タイプ

底面に備えた吸盤が机にくっつき、揺らしても倒れない立つペンケースの新型。布製で90gと従来品の約半分に軽量化している。内側上部にポケットがあり、消しゴムや付箋などの小物が取り出しやすい。

 

No.60

クツワ
カクシート
638円(スリム)、748円(A5)

繰り返し書いて覚えるメモスペース付きの赤シート

繰り返し書き消しできるメモスペースを備えた暗記用の赤シート。黄色いメモスペースは、ペンのキャップや指先などで書き込め、シートをめくると文字が消える。A5サイズとスリムサイズの2種。

 

No.61

コクヨ
キャンパス 青色シートで覚える 暗記用ペンセット
308円

集中に効く(※) “青色” を採用した暗記専用ツール

集中力維持が期待できる青色を採用したシートと、オレンジマーカー、水色ペンのセット。マーカーは、重要な箇所を目立たせながらも可読性を下げない明るいオレンジ。シートを重ねるとマークした文字が隠れる。

 

※:青色の効果は心理評価によるものであり、個人差や環境により効果は異なります

 

No.62

KYOKUTO
X-ZONE『付箋』
各550円

学びを深める問いや見出しが書かれた勉強用付箋

「どうして間違えたの?」「間違えない方法は?」などの問いや、「ここは覚える!!」「余談だけど……」といった見出しが書かれた付箋。書き込むことでミスの対策を考えたり、学びを深堀りしたりできる。

 

No.63

パイロット
ザ・ドクターグリップ(0.3mm)
各990円

芯出し機構にロックがかかる静音設計の細書きシャープペン

ボディを振ると芯が出る人気シャープの0.3mmタイプ。芯を繰り出すときの操作音を従来品の約半分に抑える静音設計で、移動中の衝撃などで芯が出るのを防ぐ「フレフレロック」機構も搭載している。

 

No.64

ソニック
速暗! 2色で書いて覚える 暗記用ペン&4枚シートセット
660円

書き込み内容を2段階で隠して暗記効率アップ!

2色のシートとペンのセット。答えをオレンジ、ヒントをピンクのペンで書き、オレンジシート(答えのみが隠れる)を使って問題が解けるようになったら、次に赤シート(答えとヒントが隠れる)を使う。

 

No.65

レイメイ藤井
超観察スコープ
2310円 (3月下旬発売)

シーンに合わせて変形する水陸両用の拡大鏡

レンズフードを拡張できるシリコン製の拡大鏡。観察物に近づけて観察できる「ルーペスコープ」、観察物の上からかぶせて使う「虫かごスコープ」、水中を観察できる「アクアスコープ」の3つに変形する。

 

No.66

クツワ
ノートぴったりに切れる定規
418円

プリントをノートサイズに切れるガイド付き定規

学習プリントをノートサイズに切るためのガイドが付いた定規。目盛り側の側面に45度の傾斜が付いており、定規で押さえた紙を手前に引くときれいにカットできる。折り畳み式で、伸ばすと30cm定規に。

 

No.67

ソニック
ポジットペンシル
各935円

指を入れて書くだけで正しい握り方が身につく

握り方トレーニング用のシャープ。リングに指を入れると、自然と正しいポジションで握れる。シャープペンのため、削るたびに外すという手間がない。芯は0.7mmと1.3mmの2種で、右手用と左手用がある。

 

No.68

サンスター文具
metacil school
各330円

削らずに書き続けられる新感覚の鉛筆が学生仕様に!

芯の摩耗が少ない「特殊黒鉛」を使った鉛筆の学生向けモデル。芯の濃さはF鉛筆相当で、削らずに約5km、漢字練習帳約18冊ぶん書き続けられる。軸には成長が早いサステナブルな竹を使用し、約3gと軽い。

 

No.69

クツワ
モジサシ下じき
286円

文章がスラスラ読めるリーディングマーカーにもなる!

教科書などに書かれた文章の1行分だけ色が異なり、読んでいる行を強調してスラスラ読めるようにするリーディングマーカー付きの下敷き。上と左の側面には目盛りがあり定規としても使える。

 

No.70

ヤマト
ヤマト糊 タピコ
319円

ロングセラー糊が手を汚さずに塗れるチューブタイプに

手を汚さずに容器から直接塗れるチューブタイプのでんぷん糊。小さな穴が開いたキャップと、子どもでも握りやすい柔らかな容器を採用。原料は、ロングセラーの「ヤマト糊」と同じタピオカでんぷん。

 

No.71

三菱鉛筆
uni タブレット授業えんぴつ
924円(1ダース)

新開発の特殊な芯で濃く書けて反射もしにくい

従来品より濃くはっきりとした文字を書ける2B鉛筆。黒鉛筆芯特有の反射を抑え、明るい照明の下でも視認性が高い。書き込んだノートを写真に撮ったときに反射せず、撮影者の影が写っても見やすい。

 

No.72

サンスター文具
ヨコピタ ギガテクト
各2200円

ランドセルの隙間にも入れられる耐衝撃型の筆箱

柔軟性のあるエラストマーフレームとリブ構造で、従来品よりも耐衝撃性や歪み強度を高めた筆箱。コンパクトサイズで、教科書を入れたランドセルの上部に横向きでピッタリ収まる。鉛筆削りも付属。

 

No.73

サクラクレパス
ライトルシャープ
各550円

視認性の高い細いペン先を完全収納できる新機構を搭載

ペン先を完全に収納できる「ダブルノック機構」を搭載。細いパイプ型のペン先は、視認性が高い一方でペン先を収納できないタイプが多く、携行時に折れや曲がりが生じやすい。その点本品なら安心だ。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
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■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
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■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】立つ・広がる・変形する! 筆記具やPC小物の収納ツールが豊作な「収納する」部門は12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた文房具12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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【「収納する」部門】

昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12点がノミネートしました。

 

No.38

ソニック
カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ
各1980円

出し入れしやすい 仕切りを備えた 持ち運べるペン立て

中身の見つけやすさと取り出しやすさに優れた、60度の仕切りが付いたペン立て。開けたときに折り返される部分に磁石を内蔵しており、三角の形で安定して自立する。さらさら加工を施したシリコン製。

 

No.39

キングジム
クリアーファイル「カキコ」ジャバラタイプ
1265円(16ポケット)、1485円(24ポケット)

書類を複数枚同時に閲覧できて挟んだまま書き込める

書類を入れたまま書き込めるファイルシリーズの新モデル。上下に付いたフラップで書類を挟む仕様はそのままに、表紙とウラ表紙にそれぞれスナップボタンを搭載。ボタンを外すとジャバラに広がる。

 

No.40

ナカバヤシ
スマウス マウスパッド付きマルチケース
2750円

デスク上を効率良く活用できるマルチケース

マウスパッド、マルチケース、スマホスタンドの3機能がひとつに。ケースは簡単に開閉できるマグネット式で、約8cmのマチ付き。芯材がしっかりしているため、メガネや腕時計なども入れられる。

 

No.41

DEWALT
TSTAKバインダー
4620円

ライト付きで暗所でも活躍! 収納力の高いタフなバインダー

厚さ3cmのインナー収納機能を備えたバインダー。7個のポケットが付いた着脱式ポーチも付属する。クリップ部分に可動式のLEDライト、四隅には落下時の衝撃を緩和する保護ラバーが付いている。

 

No.42

サンスター文具
tray tray
1540円

パカッと開くだけでペントレイに早変わり!

開くとペントレイになり、使いたいアイテムがすぐに見つかるペンケース。開くときに中身がバラバラとこぼれるのを防ぐゴムバンド付き。収納部には15度の傾斜が付いており、出し入れもしやすい。

 

No.43

ナカバヤシ
neoformマルチペンケース
2420円

磁石の力で3通りに変形しあらゆるシーンに対応

前面下部に1個、背面上部に2個内蔵した磁石で、スマホスタンド機能付きペンスタンドやペントレーに変形。壁掛けとしても使え、埋もれやすい小物を取り出しやすい位置に固定できる収納スペース付き。

 

No.44

ナカバヤシ
filemo リュックサックファイル
473円

リュックに入れたまま書類を出し入れできる!

短辺のひとつが開く書類ファイル。留め具がゴム紐のため、リュックなどのタテ型バッグに入れたままでも、ゴムを外して中身を出し入れできる。5仕切り、6ポケットで最大120枚の書類を収納可能。

 

No.45

コクヨ
ペンケース〈スリッシュ〉
各880円

中身が見えるメッシュ素材とスムーズに取り出せるスリットポケットを採用

ファスナー付きのポケットと、口がスリットになったポケットを搭載したスリムなペンケース。よく使う筆記具をスリットポケットに入れれば、すぐに取り出せる。中身が見え、目的のペンがすぐ見つかる。

 

No.46

キングジム
ポータブルワークベース「ノッテオン」
7975円

PC作業に必要なアイテムと書類がひとつにまとまる

ワークツールをひとまとめにでき、ノートPCスタンドにもなる収納ボックス。下段には、マウスやキーボードなどが入る引き出しが付いている。ケーブル穴付きで、ノートPCを収納したまま充電が可能だ。

 

No.47

ライオン事務器
マウスパッドポケット
1045円

持ち運びに便利なマウスパッドにもなるマウス専用ケース

オモテ面にマウスをスムーズに操作できる再生塩ビを採用した、マウスパッドにもなるマウス収納ケース。ウラ面には机上で滑りにくい素材を採用している。USBなどの小物が入る内ポケット付き。

 

No.48

アソラボ
Live Pod Bouquet
各3980円

挟んだり貼ったり立てたり多彩に使えるマルチケース

2つの収納部がつながったマルチケース。収納部の間に磁石と滑り止めシートが付いており、リュックのショルダーやポールなどを挟んで装着できる。広げてスチール面に貼ったり立たせたりも可能。

 

No.49

クツワ
リララペンケース
1980円

手首の負担を和らげながら筆記具や小物も収納

広げるとリストレストになる動物デザインのペンケース。中綿入りで手首の負担を和らげながら、中身をしっかり保護。収納部がふたつに分かれており、筆記具とUSBなどのPC小物を分けて入れられる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】1台4役のカッターや開いた本を固定する進化形文鎮など「切る・貼る・綴じる」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた文房具11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだ全11点が集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られます。

 

No.27

アスクル
【ASKUL・LOHACO限定】 現場のチカラ 掲示用高透明養生テープ
362円

透明度が高く目に付く場所にも使いやすい

養生用粘着テープ市場では珍しい、透明度が高いテープ。「貼って剥がせる」「手でちぎれる」という養生テープの特性を持ちながら、タテヨコ糸の織り目がない。透明できれいに貼れるため、掲示用途に重宝する。

 

No.28

サンスター文具
ウカンムリクリップ
各660円

開きグセを付けずにしっかり固定する “うかんむり” 型のクリップ

ページを開いたままキープできる “うかんむり” 型のクリップ。背表紙や書籍の中央を避けて留められるため、厚めの教科書や参考書も固定でき、開きグセもつきにくい。文字が隠れない透明タイプもある。

 

No.29

スリーエム ジャパン
スコッチ 梱包開封シザーズ
1320円(7インチ)〜2354円(ベタつき防止加工 8インチ)

ワンタッチで刃を切り替えられる2Wayはさみ

ハンドルをスライドさせるだけで、開梱用カッター(開封モード)にもなるはさみ。開封モードのときはロックがかかり、刃が5mmしか露出しないため箱の中身を傷つけにくい。はさみの切れ味はシャープ。

 

No.30

マグエックス
超強力マグネットシート ゼロスリップ
2530円

最大16kgfまで固定できる超強力マグネットシート

強力な異方性マグネットシートに滑り止め加工を施し、同社従来品の約4倍の耐荷重を実現。最大耐荷重は約16kgf。片面に粘着材が付いており、ボックスなどに貼り付ければ浮かせる収納が可能に。

 

No.31

コクヨ
2Way携帯ハサミ<ハコアケ>オレンジ
1320円

暗所でも見つけやすいオレンジカラーの2Wayバサミ

刃をスライドさせることでカッターモードとはさみモードが切り替わるコンパクトばさみ。明るく彩度の高いボディカラーが、倉庫などの薄暗い場所でも目立つ。刃にはチタンコートを施し、硬度を高めている。

 

No.32

オルファ
パッケル
440円

袋をパッときれいに開けられる専用カッター

飲食店での開封作業の増加を受けて開発された、袋を開けることに特化した開封用カッター。内側に水洗い可能なステンレス刃があり、袋を挟んでスライドさせて開ける。フックに引っ掛けられる穴付きだ。

 

No.33

コクヨ
本に寄り添う文鎮
2200円(鉄/ブラック、グレー)、5500円(真鍮)

分厚い本も傷めずに開いた状態でしっかりキープ

分厚い本も安定した状態で保持できる、開いた本に沿う形状の文鎮。置くだけのため本を傷めず、ページめくりもスムーズだ。真鍮タイプは、商品名が金で箔押しされた高級感のあるパッケージ入り。

 

No.34

ミドリ
マグネットレターカッター
各1320円

マグネットで固定してゴミを出さずに片手で開封

玄関のドアなどのマグネットがくっつくスチール面に設置でき、片手で使えるレターカッター。スリット部分に封筒を通し下にスライドさせると、ゴミを出さずに開封できる。替刃式で長く使える。

 

No.35

クツワ
マステンプレート
各495円

マステの飾り切りもデコレーションもおまかせ!

マスキングテープ用のテープカッターとしても使えるイラスト用テンプレート。側面にギザギザやモコモコなど6種類の突起があり、テープを当ててカットすれば、簡単にかわいい飾り切りができる。

 

No.36

ナカバヤシ
メジャーが付いたギザノコ刃カッター
1925円

梱包と開梱に必要な4機能が1本に

ダンボールカッター、1mメジャー、10cm定規、マグネットシートを搭載した、梱包・開梱に役立つマルチツール。定規には爪があり、幅や厚みの測定が可能。マグネットシートにはクリップを貼り付けておける。

 

No.37

ナカバヤシ
モバイルカッティングマット
1210円

ペンケースに入れて持ち運べるスリムなカッティングマット

手のひらサイズに折り畳め、カッターと一緒にペンケースに入れられるカッティングマット。広げると、A4用紙までのカット作業にちょうど良い31cm×7cmになる。表面には1cm間隔で十字罫線をプリント。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950177/

 

【文房具総選挙2024】折り畳み式クリップボードやPC前にフィットするノートなど「記録する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた文房具11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

文房具総選挙2024の投票はこちらから

 

【「記録する」部門】

今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11点がノミネートしました。

 

No.16

ダイゴー
isshoni.やる事ふせん フィルムタイプ
各495円

インデックスのように貼ってメモやタスクの見落とし防止

インデックスのようにノートや手帳から見せながら貼ることができる付箋。「Don’t forget!」や「here」などの見出しが書かれていて、メモやタスクの見落としを防げる。厚口のPET製で折れに強い。

 

No.17

マルマン
書きやすいルーズリーフ くすみカラーアソート
352円(ミニ)〜440円(B5)

ペンの色が引き立つ白色罫を採用した色付きルーズリーフ

好きな色で文房具をコーディネートしたいときに役立つ、くすみカラーのルーズリーフ。文字の色を引き立たせる白色の5mm方眼罫を採用している。厚みがあり滑らかな書き心地で、万年筆もウラ抜けしない。

 

No.18

コクヨ
キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット入り罫線)
231円

見開きページがフラットに開いてひとつの面に

無線綴じノートの見開き性を追求した、同ブランド史上最もフラットに開くノート。中心を手で押さえなくてもページが開き、罫線が左右のページでつながっているため、ひとつの面のように使える。

 

No.19

キングジム
コンパックボード
各1485円

書類をコンパクトに持ち運べて書き込むときはしっかり固定

A4書類を半分に折りたたんで持ち運べるクリップボード。開くと筆記面が自動でフラットに固定され、安定して書き込める。下部には、書類のめくれやズレを防ぐ紙押さえ付き。書類に折り目がつきにくい。

 

No.20

タピロ
スリットルーラーP15cm
各2200円

固定も移動もスムーズなずれない定規

スリット面を押さえると、ウラ面の滑り止めが機能し固定され、移動させるときには押さえた手を緩める。ウラ側の端が45度の角度で面取りされており、押さえるとテコの原理で片側が浮き、持ち上げやすい。

 

No.21

コクヨ
ソフトリングノート〈Penott〉
693円(スリムB6サイズ)、各748円(スリムA5サイズ)

筆記具をスマートに持ち運べるリングノート

筆記具を挟んで持ち運べる新設計のリングノート。ゴムバンドの留め具を扇型の切り欠きにすることで、筆記具をしっかり挟めるようにした。手が当たっても痛くない、同社独自のやわらかリングを採用。

 

No.22

デルフォニックス
旅するロルバーン
682円(リフィル 方眼 ポケット L)〜 2750円(ロルバーン フレキシブル カバー 360°クリアポケット)

旅先での出会いをこれ一冊にストック

ページを入れ替えられるメモ「ロルバーン フレキシブル」の新作。航空券やショップカードなどが入るポケットリフィルや、大きめのパンフレットを貼りやすいジャバラ折りのリフィルなどが付いている。

 

No.23

マルマン
ニーモシネ ジャーナル
各3300円

きれいに分割できる目盛り入りの高品質ノートスタイリッシュなデザインと高品質な筆記用紙で愛される「ニーモシネ」初のジャーナルノート。万年筆と相性の良い厚手の紙を使用している。ドット方眼罫で、誌面を3・4等分にできる目盛り入り。

 

No.24

キングジム
「ブギーボードぺーパリ−」BB-18
5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)

軽い・薄い・柔らかい! 紙のような電子メモ

紙のように薄くて柔らかい電子メモ。何度も繰り返し使え、線の太さは筆圧によって変わる。消すときはスタイラスの上部を本体に当てるだけ。マグネット内蔵で、冷蔵庫などに貼り付けられる。2枚セット。

 

No.25

オキナ
プロジェクトペーパー B5ハーフ
各363円

向きも利き手も選ばず使えるコンパクトなメモパッド

PC周りなどの狭いスペースでも使いやすいメモパッド。綴じ位置を上下左右どちらに向けても違和感がないよう、ロゴを配置しており、利き手を選ばず使える。4色展開で、方眼罫は表紙の色と同じ。

 

No.26

ナカバヤシ
マグネットクリップボード「カドップ」
各935円

2つの “カド” で固定するタテ・ヨコ兼用クリップボード

カドにあるマグネットクリップで書類を固定するクリップボード。書類のカドをステープル留めしたときのようにめくりやすい。タテ・ヨコどちらの向きでも使え、ロッカーなどのスチール面にも貼れる。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

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トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
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■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
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■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
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【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
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【文房具総選挙2024】常識を覆す構造のボールペンから修正ペンの進化形など「書く&消す」文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2024」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具15点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

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【「書く&消す」部門】

人気ブランドの多色・多機能ペンを中心に、15商品がラインナップ。 ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目。 “くすみカラー”のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い結果となりました。

 

No.01

レイメイ藤井
大人の魔法のザラザラ下じき
1045円(B6)〜1210円(A4)

ザラザラとした手触りが美文字をサポート

表面に施した細かいドット加工が、筆記時にザラザラと指に伝わることで、頭の中でイメージした通りの文字が書けるようになる下敷き。流れ文字や雑文字、字形の不揃いなどの改善効果を期待できる。

 

No.02

ゼブラ
クリックブライト
各132円

小さな文字もきれいにマークできる細字蛍光ペン

従来の蛍光ペンの約半分にあたる2mmの線幅のペン先、「ハーフラインチップ」を搭載。小さな文字や注釈もきれいにマーキングできる。ノック式で、キャップなしでも乾かない独自インクを採用している。

 

No.03

エポックケミカル
ゴツ盛りインクの蛍光ペン
各374円

超大容量インクで長く使える高コスパペン

一般的な蛍光ペンの約6倍(同社商品比)ものインクを搭載しながら、価格を3倍程度に押さえた高コスパペン。筆記距離は約570m。インク残量が見えるため、買い替えのタイミングがわかりやすい。

 

No.04

ゼブラ
サラサクリップ3C
各440円

インク量はそのままに軸をスリムにした多色ゲルボールペン

軸径が従来品より8%細い多色ゲルボールペン。従来のスプリングを各インク芯に巻きつける構造ではなく、芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を採用し、インク量はそのままでスリム化を実現。

 

No.05

コクヨ
WPシリーズ
各4400円

「書くこと」が 特別な体験になるペンシリーズ

「キャンパスノート」をはじめ紙にこだわってきた同社が提案する、特別な書き心地のペンシリーズ。表情豊かな線が書ける「ファインライター」と、浮遊感のある書き味の「ローラーボール」の2種展開。

 

No.06

サンスター文具
topull B(トプルB)
各396円

押すのではなく引く! 常識を覆すボールペン

握ったまま2本の指で引いてペン先を出す「トッププル機構」を備えたボールペン。ノック時に持ち替える手間が省ける。ノック機構が先端にあることで、頭部をフラットにしたシンプルなデザインが可能に。

 

No.07

ゼブラ
ピタン
各1320円

ノートにピタッとくっつきサッと書き出せる

ノートに装着できる専用ホルダーと、そこに磁力で固定できるペンのセット。まるでノートの一部のように持ち歩け、書きたいときにサッと外せる。ミニマルなデザインはどんなノートにもマッチ。

 

No.08

パイロット
フリクションシナジーノック03
各275円

滑らかな書き味の激細フリクション

消せるボールペン「フリクション」シリーズで最も細いボール径0.3mmのペン先を搭載。同社独自のペン先「シナジーチップ」が、細書きとは思えない書き出しの良さと滑らかな書き味を実現している。

 

No.09

ゼブラ
ブレン4+S
各1100円

ストレスフリーなペンの5機能搭載モデル

筆記時のペン先のブレをなくしたボールペン、「ブレン」の多機能モデル。4色ボールペンとシャープを搭載しながらもコンパクトで握りやすい。厚手の紙も挟みやすいバインダークリップと消しゴム付き。

 

No.10

サクラクレパス
ボールサインiD 3C
各935円

さりげなく個性を表現できる黒にこだわった3色ペン

6色の黒を揃えたボールペン「ボールサインiD」シリーズの3色ボールペン。基本の黒・赤・青の組み合わせだけでなく、「青味のある黒・黒・赤」や「緑がかった黒・黒・赤」の組み合わせがある。

 

No.11

ぺんてる
ホワイトスピード
440円

幅広ペン先と速乾インクで修正時間を短縮!

ひと塗りで広範囲を修正できる線幅4.5mmのペン先を搭載した修正ペン。同社の従来品に比べ半分の時間で乾く超速乾インクを採用している。修正面が凸凹のないマットな仕上がりで、再筆記しやすい。

 

No.12

ぺんてる
マットホップ
各220円

高発色インクが写真の上でも存在感を発揮!

一般的な顔料ペンよりも大きな顔料をたくさん使った新開発インクが、マットな筆跡を実現。塗りつぶすだけで、シールを貼ったかのような存在感を生み出せる。濃い色の紙や写真の上でも鮮やかに発色。

 

No.13

サンスター文具
mute-on
各264円

カチカチ音を気にせずに堂々とノックできる

ノック音を同社従来品比で33%カットした静音設計のペン。ノック中はクリップが収納されて使えなくなるため、ペン先を出したまま胸ポケットに挿すという失敗が起きにくい。握りやすい三角軸を採用。

 

No.14

トンボ鉛筆
モノグラフ ファイン 0.5/0.3mm
各1210円

快適に書き消しできるハイクラスなシャープペン

ノック部に繰り出し式の消しゴムを備えたモノグラフのハイクラスモデル。ペン先がシェイプアップされており、書くときにペン先が見やすい。消しゴムを使うときは、自動でノックが固定される。

 

No.15

コクヨ
リサーチラボペン
各396円

研究の現場に適したアルコールに強いペン

理化学系の研究所でも使えるよう、アルコールが付着しても消えにくいインクを採用。水と混ざりにくいインクのため、結露した容器や凍結面にも筆記できる。ペン先が細く小さい容器にも書きやすい。

 

※価格は全て税込みで表示しています。

 

「文房具総選挙2024」投票はこちらから

 

トレンドと機能で分類した9部門・100商品!

「文房具総選挙2024」は、機能によって分類した5部門に加え、時代を象徴するはかどり文房具をピックアップした  “トレンド部門”  には、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」など3部門、さらに “特別部門” として、2013年発売以降5年以上売れ続けている学生向け文房具に絞った「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の、計9部門。総数100点もの商品がノミネートされています。

 

【機能別部門】

■ 書く・消す 部門
人気ブランドの多色・多機能ペンを中心にラインナップ。ペン先の線幅を変えることで使い心地を向上させた、アイデア商品にも注目だ。 “くすみカラー” のトレンドは今年も健在で、すっきりとした見た目のアイテムが多い。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949724/

■ 記録する 部門
今年は、「キャンパス」、「ロルバーン」、「ニーモシネ」、 「プロジェクトペーパー」とロングセラーブランドの新作が相次いで登場。 新機構を搭載し多機能化したクリップボード類もアツい! 全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949766/

■ 切る・貼る・綴じる 部門
ダンボールの開梱ツールを筆頭に2Way、3Wayで使えるアイテムから、 袋や封筒を開ける単機能特化型アイテムまでバラエティに富んだアイテムが集合。 教科書や手帳を広げた写真をアップするSNSトレンドの影響も見られる。全11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949796/

■ 収納する 部門
昨年は書類入れのノミネートが多かったが、今年は筆記具や PC小物を収納するツールが豊作。広がったりくっついたり立ったりと、 ペンケースが変形するのはもはや当たり前の時代に。全12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949833/

■ 印をつける・分類する部門
「その手があったか!」と膝を打ちたくなる画期的な捺印アイテムを中心にラインナップ。本来の機能を十分に発揮しながらも、 日常に馴染むオシャレなデザインのアイテムが多い。全9商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949864/

 

【トレンド部門】

■ キッズの勉強がはかどる文房具 部門
赤シートやでんぷん糊、鉛筆など、ゲットナビ読者世代には懐かしい あの定番商品たちの最新モデルがズラリ。なかでも暗記シートの新作が豊富で、 「まだ、進化の余地があったのか!」と驚かされる。当部門は「学研キッズネット」からも投票が可能だ。全15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/949948/

■ キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具 部門

子どもたちの集中力ややる気をアップさせる環境整備アイテムがノミネート。なかでも半数を占める「タイマー」は、 “タイパ” を上げ、 ダラダラ勉強を防げるツールとして昨今人気だ。全8商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950024/

■ SDGs文房具 部門

2022年に創設され、1年ぶりに復活した本部門。脱プラ、CO2排出量削減、 ユニバーサルデザインなど、SDGsに配慮するだけでなく、 あえて選びたくなるようなデザイン性に優れたアイテムが増えている。全12点がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/950095/

 

【特別部門】

■ キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具  部門

文房具総選挙が初開催された2013年以降に発売され、5年以上売れ続けている 文房具のなかで、昨今需要が高まっている学生向け商品に絞った新部門。 エポックメイキングかつ、いまなお現役の全7商品がノミネート。
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カドまで塗れる“液体のり”と癒される“スティックのり”!? テープのりとは別次元で快適さ極まるのり2選

筆者は以前から「のりと言えばテープのり」と主張してはばからない、強固な“テープのり推進派”である。とはいえ、液体のりやスティックのりをないがしろにしているつもりはない。それぞれ便利なのは否定できないし、なにより、数は少ないとは言えキチンと新製品が出続けているジャンルなのだ。

 

ということで、2023年になって発売された最新の液体のりとスティックのりを紹介しようと思う。それぞれ、自らの特性をより活かすためのバージョンアップだったり、「そこを突いてきたか……」という意外性があったりと、見逃せない進化をしていたのだ。

 

カドにピタッと合う爽快な「液体のり」

まず紹介するのは、液体のり。一般的に液体のりのメリットといえば、接着力の強さが挙げられる。乾燥して実用強度が出るまでに時間がかかるが、逆に一度乾いてしまえば、紙同士であればほぼ剥がれることはない。その接着強度をより引き出すためには、貼り合わせ面積をより広く取る必要がある。ところが、従来の丸いスポンジ塗り口だと、紙のカドまできれいに塗ることが難しかったりするのだ。

 

その塗り口を、丸から四角にすることでカド塗りをしやすくしたのが、コクヨの「GLOO 液体のり」である。そもそも「GLOO」は2019年から発売された新しい接着用品ブランドであり、同様に断面が四角くて塗りやすいスティックのりなどがラインアップされていた。基本的に四角い紙につかうものなのだから、のりも四角いほうが正解に決まってる。そこへ新たに液体のりにも四角い塗り口が追加された、という流れなのだ。

コクヨ
GLOO(グルー) 液体のり
シワなくキレイ
しっかり貼る
各200円(税別)

 

キャップを開けると出てくる四角いスポンジ塗り口は、キャップ面積の1/4ぐらいのコンパクトなもの。一見すると、思ったより小さいな? という印象だ。これで広い面積を塗っていくのは手間がかかりそうだが、帳簿に貼るレシートなどにチョチョッと塗るぐらいの作業にはジャストフィットしそう。なにより、やはりカド合わせてビシッと塗れるのは、シンプルに気持ちよい。

↑GLOO最大の特徴が、この四角い塗り口

 

こういった貼りモノはだいたいカドから剥がれてくるから、どこよりもカドをきっちり貼っておく必要がある。つまりその点で、四角い塗り口の液体のりは、必然性が高いというわけ。

↑外にはみ出すことなく、紙のカドぎりぎりまで攻められるのが使いやすい

 

キャップも“四角”にこだわる!

ちなみに、コクヨは2021年に子ども用の「カクノリ」で四角い塗り口の液体のりを初製品化していたのだが、キャップは円筒形であった。なぜなら、四角いと隙間ができやすく、密閉しづらいのだという。内部のドライアップを防ぐためには、円筒形にせざるを得なかったというわけだ。対して、GLOO 液体のりは、キャップも四角柱型となっている。これは、厚みのある四角柱キャップの内側を円筒形にして、さらに円形の内キャップをつけるという工夫により実現したものだ。

↑2年前に子ども用として発売された「カクノリ」(左)と並べると、キャップ周りが大幅にスッキリしているのが分かる

 

↑キャップ外側は四角いが、中は丸く抜かれている。黄色い部分が二重の内キャップにもなっており、これなら隙間もできにくく乾燥しにくい

 

ラインナップは「しっかり貼る」と「シワなくキレイ」の2タイプ。のり自体の性能は何かスペシャルな要素があるわけではなく、液体のりとして普通にちゃんとしてるなー、という感じ。つまり、この製品に関しては、四角い塗り口の使いやすさがとにかく便利! というのがポイントというわけだ。

↑「シワなくキレイ」タイプは、レシートなどシワになりやすい紙もピシッと貼れて気持ち良い

 

最新の香り付き「スティックのり」は超ナチュラル・フレーバー

続いて紹介するのはスティックのり。とはいえ、正直なところ、スティックのりは「接着力が弱い」「乾燥が早いとは言え速乾ではない」など、性能面で、液体のり・テープのりに対してやや弱めの立ち位置にある。この物理的な能力差を覆すのは、相当に難しい。というか、たぶん現時点では無理だと思う。

 

そこで改めて「スティックのりを使いたくなる要素ってなんだろう?」と考えた上で、のりそのものの能力ではなく、気分的なサムシングで勝負をかけてきたのが、プラス「香りプリット」である。キャップを開けた時点で、香りがふわりと漂い出す。そして、紙に塗っているとまたふわり。香りを楽しみながら、いい気分で作業ができるというアイテムだ。

プラス
Pritt 香りプリット
各140円(税別)
3種展開(左から、ユリ、バラ、オレンジピール)

 

特に「バラ」は強すぎない心地よいチューニングになっており、あの甘ったるい香りが苦手という人(男性に多いかも?)でもついウットリするクオリティだ。ちなみに、筆者は柑橘系の香りが好きなので、「オレンジピール」がお気に入り。スッキリとした香りによって、作業で疲れた脳や気分をリフレッシュしてくれる。

↑キャップを取るとふんわりと漂うナチュラルな香り。これなら作業中にもリラックスできそうだ

 

香りスティックのり自体は古くからある製品だが、やはり最新の製品は香料の品質が進化しているのか、 “いかにもな香料くささ” が薄く、その香りもかなりナチュラルな印象だった。「香りのり、ってこんなに進化してるのか」と改めて驚かされたほどである。

↑塗ったあとは紙にもしばらくほのかに香りが残る感じ。もちろん乾く頃には消えるので、TPOを気にせず使いやすい

 

もちろん、のりとしての性能は従来と変わらないのだけど……手元からいい香りが立ち上ってくることで、いつもよりもちょっと気分良く作業ができるのは間違いない。特に、昼過ぎでぼんやりするような時間帯などは、香りによるリフレッシュが効率アップにつながるかもしれないし。「香りが付いただけじゃん」なんて思わずに、ぜひ一度試してみてほしい。

 

クラファンで達成率5400%! コクヨのボールペン「WP」が“いい文房具”と断言できる理由

ふと「いい筆記具が欲しいな」と考えることがあるけれど、具体的に「いい筆記具」とは? と問われると、なかなか難しい。要素として、まず挙げられるのが、高級さだろう。金属軸のボールペンや漆塗の万年筆などを見ると、そのルックスだけでも端的に「いい筆記具」としての印象が強い。値段が高ければ所有欲を満たしてくれ、イイモノを持っている(こだわりがある)という周囲へのアピールもできる。

 

もちろん、性能的に優れていることも「いい筆記具」と呼べる。ここで言う「性能の良さ」とは、書き味の機能性であることが多い。書きやすくて、使うだけで少し字が上手くなった気がするようなものも、「いい筆記具」ならではだ。

 

一方で、筆記具においては価格と性能が必ずしも正比例しない、という問題もある。150円程度で買える、ごく普通のボールペンが、書き味では世界的に高評価を受けるトップクラスのボールペンだったりするから一見して判断しづらいのだ。では、「いい筆記具」を欲したときには何を買うのが正解なのだろうか?

 

そこで今回は、見た目の高級さと性能の良さを兼ね備えた、分かりやすく「すっごくいい筆記具」を紹介しようと思う。

 

コクヨから高級筆記具が登場

コクヨの「WP」(Writing Products)シリーズは、クラウドファンディング発の筆記用具だ。この夏、ペンジャンルとしては異例の達成率5400%超えを達成し、その好評を受けて10月から一般販売がスタート。実店舗販売は、東京・神戸各1店舗のみ(2023年10月時点)で、今後は徐々に取扱店舗を拡大していく。

コクヨ
WPシリーズ
WP-F200 ローラーボール(上)
WP-F100 ファインライター(下)

各4000円(税別)
各2色展開

 

同シリーズには「WP-F100 ファインライター」と「WP-F200 ローラーボール」の2種類がラインナップされており、それぞれ軸色が銀/黒の2色展開(インク色はどちらもブルーブラックのみ)となっている。キャップと軸はアルミ削り出しで、さらにブラスト加工を施したアルマイト仕上げ。シンプルながらしっとりとした品の良さがあって、4000円+税という価格以上の高級感と見栄えの良さがあると思う。

 

↑三角錐の角を削り込んだ、矢じりのような口金が特徴的

 

↑筆記時はキャップを後軸に装着したくなるが、重量バランス的にはキャップ無しが正解かも

 

キャップをはずすと、三角錐の口金と、そこから連続する丸みを帯びた三角柱の透明グリップが現れる。グリップ自体はツルツルとすべりやすいが、指の置き場がはっきりしている分だけ安定感があり、ゆったりと落ち着いて筆記をするには悪くない。グリップ下はリフィルが透けており、ファインライター(三角のパターン)、ローラーボール(四角のパターン)が識別できるようになっている。

↑ファインライターとローラーボールは透明グリップから見えるパターンで識別可能

 

細かいところだが、中央の黒いリングは実はグリップと一体の透明パーツ。キャップと後軸に挟まれて光が通らなくなることで、ツヤのある黒に見えるのだ。わざわざ別体のパーツを使わずにデザイン上のアクセントを生む面白い作りは、特に知らなくても問題はないが、気付いているとちょっと嬉しいポイントと言えるだろう。

↑軸に表情を加えていた中央の黒いリングが実は透明パーツだった、と気付いたときは地味に驚いた

 

書き味も上質で、文句なく “いい筆記具”

ファインライターは、細かな溝が刻まれた砲弾型の樹脂チップを使用。毛細管効果により染み通ったインクで筆記するという仕組みだ。筆線の雰囲気はサインペンに近いが、チップがなめらか、かつインクの流量がたっぷりしているため、書き味がとにかく軽い。筆圧をかけることなくサラーッと線が引ける気持ちよさは、他ではなかなか味わえないものだ。それでいて、ゆったり書けば筆先のコントロールも良く利くので、悪筆の人でも落ち着いて書けば、いつもより読みやすい字が書けそう。

↑細かな溝を通ってインクがたっぷり染み出してくるので、書き味はとてもサラサラ

 

また、筆圧の強さによって線幅の細太が自在にコントロールできるので、脳内でイメージしていた通りの線が引きやすい、というのも大きなポイント。書き味の軽さとコントロール性、描線の自由度の高さなど、ハマり要素が多いので、一度手に馴染むと手放せなくなる可能性は高そうだ。

↑個人的にも「今年ナンバーワンかも!?」思うほどに気に入った、気持ちの良い書き味

 

↑軸内部のバネでリフィルを支える構造もあり、筆圧のコントロールがしやすく、文字にしっかりメリハリがつけられる

 

ローラーボールも、粘性の低いシャバシャバとした水性インク+高フローの組み合わせによって、書き味が非常に軽くなっている。加えて、ペン先が紙に触れているだけでインクが出る(インクスキップが発生しない)というローラーボールの特性もあって、こちらは聞き書きメモのようにダーッと書き続けるような使い方にマッチしやすいように感じた。

↑ローラーボールは、長時間書き続けたいと感じさせる、颯爽とした書き味が特徴的

 

試した感じは、とにかくどちらもサラサラ感を重視しており、さらにそれを楽しめるように味付けされているな、という印象を強く受けた。単に書き味がサラッとしているだけでは今さらだが、チップの工夫でコントロールしやすく作るなどの技巧をこらした結果、ずっと書き続けていても飽きにくいペンが生まれたと言えよう。

 

見た目の高級感も見ての通りなので、これは万人にとって間違いなく「いい筆記具」と言って良さそうだ。筆記具に関心の薄い人でも、使えばすぐに「あっ、なんか違うな?」と感じ取れるはずなので、この年末にかけてプレゼントにすれば「イイモノ分かってんじゃん」と、家族や友人からの見る目が変わるかも。

 

荷物を軽量化! ペンを挟める新設計ノート「Penott(ペノット)」がビジネスパーソンにおすすめな理由

ビジネスシーンにおいて手書きをする機会は、いまだにゼロにはなっていないはずだ。例えば、スケジュールの変更を一時的に書き留めたり、思いついたアイデアを説明するのにポンチ絵を描いたり。これらの用途にPCやスマホ、タブレットなどのデジタル端末は意外と使いづらく、シンプルに紙とペンの組み合わせが便利なのである。

 

小さなメモパッドや手帳も良いが、適度なサイズのノートが手元にあればより使いやすいだろう。この場合、ペンはどのように携行すべきだろうか? 文房具に詳しい人なら「ペンホルダー付きのノートカバーを装着する」といった解決策も出るだろう。でも、「とりあえず、ペンのクリップをノートの表紙に差し挟むだけ」など、あまりスマートじゃない手段を選んでしまう人も多いのではないだろうか。

 

ペンをクルッと巻いて持ち歩けるノート

日頃からペンケースを携帯していれば、「ペンをどう持ち歩くか?」という悩みもないだろう。しかし多くの社会人のカバンには、今さら新たにペンケースを詰め込むような隙間は存在しない。そもそも、メモをするだけならノートにペンを1本つけておくだけで十分なのだ。そこで使ってみて欲しいのが、ペンをセットにする機能の付いたノートである。

コクヨ
Penott(ペノット)
スリムA5 680円/スリムB6 630円(税別)
3色展開

 

コクヨの「Penott(ペノット)」は、ほんのちょっとした工夫で、ペンをセットにして携帯しやすくしたノートだ。仕組みは簡単で、表紙を固定しておくためのゴムバンドでペンを巻き込むように取り付けておく、というもの。まず、ノートの小口にペンを乗せてセット。次に、ゴムを裏表紙側から巻き付け、表紙の切り欠きに挟み込む。これでホールド完了だ。

↑まずはペンを小口に乗せる。感覚的には、表紙と裏表紙で挟み込むイメージだ

 

↑裏表紙側から回してきたゴムでペンをクルッと巻いて固定する

 

↑これだけでペンをまとめて携帯できるのは、実は結構便利だと思う

 

ゴムを挟むときは、切り欠き先端のちょっと浮いた部分にゴムを押さえた指ごとすべり込ませるのがコツ。使う前に一度、切り欠きの先端を折り線沿いに軽く折っておくと使いやすい。一度挟み込んでしまえば、ペンがポロ落ちする心配はほぼゼロ。かつ、ペンホルダー(ペンループ)のように「ペンが太すぎて入らない」といったことがないので、好きなペンを自由にセットして使えるのもメリットのひとつである。

↑使う前に切り欠き先端を少し谷折りしておくと、ゴムがかけやすくなる

 

ノートとしての性能ももちろん超優秀

さて、このようにペンをセットで携帯できる機能はもちろん便利なのだが、その代わりにノートとしての性能がイマイチ……というのでは困ったことになる。その点「Penott」は、もともとベースとなっているのがコクヨの定番「ソフトリングノート」なので安心だ。リングもぷにぷにの樹脂リングで、手が乗っても痛くない。ノートとしての使いやすさはお墨付きと言えるだろう。

↑罫線は5mm方眼で、用紙70枚。たっぷりページでがっつり使い込めるノートという印象だ

 

↑リングはお馴染みの “手が乗り上げても痛くない” 樹脂製ソフトリング。一度この柔らかな手触りに慣れてしまうと、もうワイヤーリングには戻れなくなる

 

サイズはA5・B6ともに幅が約20mmの短いスリム版なので、手持ちで携帯しやすい。特にスリムB6は程よいコンパクトさで、大きめハンドメモとしても運用できそうだ。また、裏表紙はソフトリングノートシリーズ最厚とのことで、テーブルのないところなどで手持ち書きをしても安定感がある。

↑一般的なA5ノート(左)との比較。見た目はさほど違わないが、実際に手に持ってみると20mmの差はかなり大きい

 

↑裏表紙は550g/m2という極厚紙で、下敷きとしても充分な強度がある

 

あえて気になる部分を挙げるとしたら、ゴムバンドを裏表紙に留めるための金具の厚みがわずかに主張してくるところ。右ページ右端側にわずかに凹凸が出てしまい、ノートの終盤には若干の書きづらさを感じた。とはいえ、裏表紙と中紙の間に厚紙が一枚挟まれており、これがクッションとして機能するため、文字がガタつくほどではないのだが。少しの凹凸でも気になるタイプの方は、購入前に実物を触って確認してみたほうがいいだろう。

↑裏表紙の金具と中紙の間に追加された厚紙が、それなりに金具の膨らみを打ち消してくれる。とはいえこれでも手当たりや書き心地が気になる人はいるかも?

 

ただ、どんなペンでもスパッと合わせて携帯できる機能は、従来のノートにはない大きなポイント。そもそもノートとしての性能が端的に高いので、ペンがセットにできるというオマケがかなりお得! という感じだ。特に仕事で “頻繁にメモなどの書き物が発生する” という人には、かなりメリットが出るのではないだろうか。

 

青色シートで集中に効く! 暗記学習のお供に……コクヨ「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」

コクヨは、青色シートで文字が隠れるオレンジマーカーと水色の極細ペンが1本になった暗記用ペンと、青色シートがセットになった「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」を、8月25日に発売します。価格は280円(税別)。

 

同社は2015年から、覚えたい部分を隠すことができる緑色のマーカーと書き込み用のオレンジ色の細字ペンがセットになった、1本2役の暗記用ペン<チェックル>を発売。

 

今回は、文字が読みやすく目立たせたい箇所にも使えるインク色とシートの組み合わせを検討し、青色シート、オレンジマーカー、水色極細ペンのセットを考案。シートは、集中実感効果が期待でき、勉強にもよいイメージがある青色を採用しています。

 

ペンは、インク色が明るく、マーカーで引いた部分が読みやすいオレンジマーカーと、問題の解答を書くときに利用できる線幅0.3mmの水色極細ペンが1本に備わります。

 

どちらも青色シートを重ねることで文字が見えなくなるので、暗記学習に活用できます。

「梱包開封シザーズ」バージョンアップと携帯タイプが登場! 開梱時の失敗をなくせそうな優秀機能とは?

これまで言葉を尽くして「ダンボールは “開梱ツール” を使って開けるとラクで安全ですよ」とを伝えてきたのに、いまだに届いた荷物を手でバリバリ開けてしまう人がいる。しかし、 “手でバリバリ人” たちの「わざわざダンボール開けるためだけに専用の道具を買うの、もったいなくない?」という意見に関しては、正直理解できなくもない。一般的な開梱ツールは約1000円前後なので、効果を体感できていない道具に払う金額としては、お安くないと感じるのはもっともだろう。

 

そんな人には、まずは他のツールと一体化している “多機能タイプ” の開梱ツールから試してみて欲しい。

 

便利な開梱ハサミがバージョンアップ&新タイプ登場!

多機能タイプ開梱ツールの代表格といえば、コクヨから2017年に発売された「2Wayハサミ<ハコアケ>」(以下、ハコアケ)だろう。この製品は、ハサミと開梱ツールが一体化したもの。ハサミモードで結束用のPPバンドなどを切ってから、開梱カッターモードでダンボールを開けるなど、これ1丁で効率的に作業ができるのがポイントだった。この「ハコアケ」が、2023年3月にバージョンアップ。加えて、コンパクトに持ち歩ける携帯タイプも登場した。

コクヨ
2Wayハサミ<ハコアケ>
左:チタン・グルーレス刃 1300円(税別)
右:グルーレス刃 950円(税別)

 

コクヨ
2Way携帯ハサミ<ハコアケ>
左:チタン刃 1200円(税別)
右:スタンダード刃 850円(税別)

 

従来の「ハコアケ」は、ハンドルに備えたスイッチをスライドさせると刃先がわずかに露出し、開梱カッターモードとして梱包テープなどをカットすることができた。しかし、安全性に配慮しすぎたのか、刃先の幅がわずか1mmほどしかなく、しっかりとテープに刃先が食い込まないなどして開けづらいと感じることがあった。

↑開梱カッターモードを使用するときは、ハンドルを握りながら中央のスイッチを押し出す。すると刃先(赤丸の部分)が露出してカッターとなる

 

対してバージョンアップ版は刃の出る幅が約1mmから3mmへと変更になったことで、梱包テープなどに刺さりやすく、切り進めるのもラクになった。

↑「ハコアケ」新旧の比較。バージョンアップ版は確実に刃先が大きく飛び出している

 

この刃長の3mmは一般的な梱包用ダンボールの厚みに近いので、中身を傷つけてしまう心配はほとんどない。切り進む際に、ダンボールの合わせ目から刃がはみ出すこともほとんどなく、程よい塩梅で使用できる。たった数mmの差とはいえ、この変化により使い勝手がめちゃくちゃ違ってくるのだ。

↑バージョンアップによって、開梱しやすさも大幅アップ

 

↑ハサミとしても、PPバンドがサクッと気持ち良く切れる高品質っぷりだ

 

もちろん、テープの粘着材を切っても刃がベタつきにくい「3Dグルーレス構造」や、作業時に握る力を弱めると自動で開梱カッターモードが解除される安全設計など、優秀な部分は従来通り。すでに「ハコアケ」を使っている人にも、ぜひ買い替えを推奨したいところだ。

 

今回の本命は「2Way携帯ハサミ」!?

ところで、買い替えを勧めておいてナンだが、実は個人的には新たに登場した携帯タイプの「2Way携帯ハサミ<ハコアケ>」(以下、携帯ハコアケ)の方が本命だと思っていたりする。使用シーンにもよるが、いま買うのならやはりこちらをオススメしたい。

 

その特徴は、コクヨの携帯ハサミとしてはお馴染みのスライド収納方式。

↑普段は刃が完全にグリップに収まっているので、安全に携帯できる。使用時にはまず、黒いスライダーを押し込む

 

↑中央でカチッと止めると開梱カッターモードに

 

↑最後まで押し込むとスライダーがバネで持ち上がり、ハサミモードに変形する

 

使用時はグリップのスライダーハンドルを「Cutter」までスライドさせると「開梱カッターモード」、「scissors」にすると「ハサミモード」へと切り替え可能だ。各モード位置にはクリックがあるので、表示を確認せずノールックで設定できるのも機能的で嬉しい。

↑開梱カッターモードは、新「ハコアケ」と同様に大きく刃が露出して使いやすくなっている

 

↑斜めのガイド面をダンボールに当てると、刃がちょうど良い角度でテープに刺さるので、脱線しづらい

 

ガイド機能に注目!

ここまで基本操作を紹介したところで、「携帯ハコアケ」の何がオススメかという話をしたい。

 

それは、カッター刃を入れる角度が絶妙に決まるガイド機能がものすごく優秀、ということ。例えば、ダンボール天面のテープを切る場合、グリップ底部にある角度が付いた天面用ガイドを箱に添わせると、ちょうど良い角度で切り込めるようになっているのだ。さらに、ダンボール側面に回り込んでいるテープを切るときは、天面用ガイド内側の溝(角用ガイド)をダンボールの角に添わせると、これまたジャストな切り具合になる、という仕組みだ。

↑個人的に「これは便利!」と感じた角用ガイド。側面のテープを切るのがとてもスムーズになる

 

このガイドがあると切り始めがピタッと決まるので、急いで作業するときでも失敗しにくい。また、ダンボール自体を切り込みづらくなるので、箱の再利用もしやすい。従来の開梱ツールには無かった機能なのだが、どうして今まで無かったのか不思議なぐらいに親切な機能だと思う。作業のたびに刃を入れる角度などを気にしなくていいため、サクサクと無造作に開梱できて高効率というわけだ。

 

ちなみに、グリップにはストラップホールが空いているので、吊り下げて保管したり、カラビナでベルトに引っかけておくなどの使い勝手も充分。これから引っ越しの予定などで、大量のダンボールを開けていく予定のある人は、今のうちに「携帯ハコアケ」を作業する人数分揃えておくというのも手だろう。

↑携帯ツールにあると嬉しいストラップホール。使わないときは吊り下げて保管しておくにも便利

 

↑もちろん「携帯ハコアケ」のハサミモードもPPバンドは切断可能

 

↑刃渡りの長さに加えて、立体構造で刃に粘着材が着きにくいグルーレス刃など、ハサミ単体の性能は当然ながら「ハコアケ」の方が良い。結論としては、両方買うべきかも

 

とはいえ、ハサミとしての能力はやはりノーマルの「ハコアケ」が優秀なので……ここは、両方合わせて買うのが正解なのかもしれない、などと思ったりした筆者である。

 

ファスナー式とスリット式の2ポケット仕様! メッシュペンケース「slish(スリッシュ)」は実際どう使うのが正解?

透明ペンケースが2022年から2023年にかけてトレンドとなっているが、「気軽には試しづらいな」と感じている人も多いのではないだろうか? PVC(塩ビ)素材のペカペカしたチープさが苦手だったり、女子中高生が使うものだろうという思い込みもあったりして、“大人” が使うにはなかなかハードルは高いものだ。(ちなみに、筆者が使っても周囲からはさほど気にされないが)

 

とはいえ透明ペンケースは、運用上のメリットが意外なほど大きい。中が丸見えなので使いたいペンを探すことなくサッと取り出せたり、小物の紛失にすぐ気付けたりと、実用的にも、流行っているのは伊達ではない。まずは「いい歳した大人でも使いやすいデザインの透明ペンケース」から、その価値を試してみてはいかがだろうか?

コクヨ
ペンケース<slish(スリッシュ)>
800円(税別)
全4色展開

 

大人でも使いやすい、透け感が魅力のメッシュペンケース

コクヨの「slish(スリッシュ)」は、ジャンルとしては透明ペンケースだが、PVCではなくナイロンメッシュ素材が採用されている。ツルツル・ペカペカせずしっとりとしたマットな見た目なので、カラーさえ選べば、全年齢で使いやすい雰囲気といえるだろう。

 

有り体に言えば “網戸” みたいなものなので、中身もそれなりに透けて見える。どのペンがどこに入っているのか? 消しゴムはどこにあるのか? 放り込んでおいたはずのUSBメモリは間違いなく入っているのか? それらがすべて、いちいちファスナーを開けてゴソゴソ探すことなく一目瞭然、というわけだ。特に忘れ物や小物の紛失が多いタイプの人には、これだけでも使うメリットが大きいのではないだろうか。

 

↑PVCほどの透明感はないけど、それでも中になにが入っているのか一目瞭然だ

 

ケースは表裏の二面構造で、表面は一般的なファスナー式ポケット。対して裏面は、中身が出し入れしやすいようスリット式を採用している。スリット部分はファスナーレスで、いわばポケットティッシュの開口部のような感じ。ここへダイレクトに指を入れて、ペンをつまみ出すことができるというわけ。メッシュ素材だから必要なものがサッと見つかり、さらにスリットからスムーズに取り出せる。これは使ってみるとかなり便利に感じるはずだ。

 

↑ユニークなスリット式の開口ポケット。いちいちファスナーやボタンで開け閉めする手間がなく、使いやすい

 

↑スリット辺にぬい付けられたフチが板バネ口金のように機能して、ペンなどの落下を防ぐ構造が面白い

 

スリット辺には厚めにフチが縫い付けてあり、程良いバネのような弾力が開口を押さえつけてくれる。これにより、スリットが開いて中身が勝手に転がり出るような危険性も少なくなる……という仕組みだ。ただし、ポーチが膨れるほどにペンを入れると、厚みによって口が開きやすくなってしまう可能性もあるので、容量的にはペン2~3本+α程度に止めておくのが良さそうだ。

 

文房具専用に設計されたサイズ感も高評価

一方、表面のファスナー式ポケットはもう少し容量に余裕があり、だいたいペン4〜5本+消しゴムやテープのりなどの小物を収納することができる。実際に使った感覚としては、使用頻度の高いメイン筆記具+αをスリット側に、予備や頻繁には使わないマーカー類をファスナー側に入れると使いやすいと感じた。

 

↑ファスナーを開け閉めする手間はあるが、容量は表面のほうが余裕がある

 

ただ、試しに使ってみて少し戸惑ったのが、 “表裏どちらに物が入っているかが分かりづらい” という現象だ。スリットポーチとファスナーポーチ、どちらも同素材同色のメッシュなので、パッと見ただけだと、どちら側にものが入っているのか判断しづらいのである。せっかく閲覧性が高くても、どっちのポケットに入っているか見分けが付かなければ意味がない。良くできたペンケースだけに、そこはちょっともったいないな、と感じた部分である。

 

↑例えば赤のフリクションボールがどちら側に入っているか、とっさに判断できるだろうか? この分かりづらさはちょっと残念なポイントだ

 

↑写真上は一般的なメッシュポーチ。ペンケースとして使うにはやはり「slish」ぐらいのサイズが使いやすいと思う

 

これまでの一般的なメッシュポーチは容量が大きすぎて、ペンケースとして使用するには持て余してしまう傾向があった。その点、「slish」は最初から文房具専用として設計されているだけあって、容量は必要充分というところ(個人的には、むしろもっと小さくても良い)。さらにスリット開口の出し入れしやすさ+透明素材ならではの高い閲覧性によるシナジーは、間違いなく快適。

 

透明ペンケースが気になっていた “大人” は、まず「slish」から始めてみることをオススメする。

 

筆記具をゴムバンドにはさんでスマートに持ち運べる! ソフトリングノート「Penott(ペノット)」

コクヨは、ソフトリングノート「Penott(ペノット)」を7月12日に発売。現在、ハンズ新宿店で先行販売を行なっています。

 

同製品は、PEN(ペン)とNOTE(ノート)を組み合わせた造語を由来とした、名前のとおりペンとノートを一体にして持ち運べる新設計ノートです。様々な筆記具をしっかりホールドできるように、筆記具全体をゴムバンドで巻き込んで留められる新しい取付方法を採用しています。ゴムでしっかりホールドするので、カバンの中で筆記具が行方不明になることを防げます。

 

サイズは、コンパクトに持ち運べる大きさながら、しっかり書く派向けのスリムA5サイズと、メモ書き派向けのスリムB6サイズの2種類。使う時はPCの手前で折り返して省スペースに使えます。ウラ表紙は厚手でコシのある板紙で、折り返したときも書きやすくなっています。

 

リング部分は、手に当たっても痛くなりにくい、同社独自のやわらかなソフトリングを採用しています。

 

カラーはシーンを選ばず使いやすいベーシックなブルー、ブラック、ホワイトの3色をラインナップ。表紙にあしらわれた同系色のゴムバンドがアクセントとなり、引き締まった印象を与えるデザインです。

 

税別価格は、スリムA5サイズが680円、スリムB6サイズが630円です。

【文房具総選挙2023】結果発表! 切る・貼る・綴じる部門は切れ味と安全性を両立したテープカッターが制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出! 「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「切る・貼る・綴じる」部門の結果をお伝えします。

 

【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門の部門賞と上位商品は?

ガムテカッターに “切れ味と安全性を両立し見た目もオシャレ” という革命を起こした逸品が第1位。3点を送り込んだコクヨの開発力とブランド力が光るが、スティック型ホチキスという新境地に挑んだマックスも注目だ。

 

■第1位

軽い力できれいに切れる安全設計のテープカッター

ミドリ
クラフトテープカッター
990円

クラフトテープをきれいにカットできるコンパクト設計のテープカッター。本体に付属したクリップでテープを挟むだけのシンプルな作りで着脱も簡単。安全性にも配慮している。

 

【ココがはかどる!】

テープの切り口がまっすぐに切れる特殊加工の刃を搭載し、シャープな切れ味を実現した。軽い力でもカットでき、大量に梱包する際にも手が疲れにくい。

 

↑刃の露出を防ぐ安全カバーが、手指を傷つけるのを防止する。持ち運ぶ際、不意に衣服などに引っかかる心配もない。

 

【選考委員はこう見た!】

「コロナ禍を経て、個人の中古品売買が日常に組み込まれた昨今。家庭に梱包資材が入り込んで来ているなか、この1位はほとんど必然だったのかもしれません」(放送作家 / ライター・古川耕さん)

 

■第2位

機能もデザインもムダがないザ・ハサミ

コクヨ
高級ハサミ〈HASA〉
2420円〜2750円

「普通に良いハサミ」をコンセプトに開発。独自設計刃を採用するなど、切れ味や切り心地を追求した様々な工夫が施されている。

 

■第3位

コンパクトで持ち歩きしやすいスティック型

マックス
モティック
902円

コンパクトだが、針は最大100本と十分な量が装填でき、スケルトンで残量も確認しやすい。ボタンをスライドするだけで操作可能。

 

■第4位

ペンケースの中でキャップが開く心配無用

コクヨ
テープのり〈ドットライナーフリック〉
319円

独自設計の「フリックキャップ」で、ペンケースの中でもキャップが開きにくい。粘着タイプは「しっかり貼る」と「あとから貼りつく」の2種。

 

■第5位

角にフィットする液体のりの新作

コクヨ
グルー 液体のり
各220円

様々な “貼る” 行為に着目した「GLOO」シリーズの新作。四角いスポンジヘッドで紙の角までのり付けしやすい液体のりだ。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】結果発表! 記録する部門のNo.1は繰り返し使える磁性シートメモ

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出!  「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「記録する」部門の結果をお伝えします。

 

【機能別部門】「記録する」部門の部門賞と上位商品は?

第1位の磁性メモは、使用頻度の高いツールゆえエコ性とコスパの高さが人々の心を掴んだ。筆跡がきれいに消えるルーズリーフなど、成熟しきったように思えるジャンルにも進化の余地があることを示す商品が目立つ。

 

■第1位

繰り返し使えるメモが機能をアップデート

プラス
クリーンノートKaite メモタイプ
1100円〜1760円

専用ペンで繰り返し書き消しでき、消しカスが出ない磁性シートのメモ型タイプ。従来品より筆記線が見やすく紙に近い書き味に進化。シリコーン素材で滑りにくく片手で使用可。

 

【ココがはかどる!】

イレーザーを独自に開発することで、一般的な “裏から消す” 方式と異なり、消したいところを表側から自由に消せる。1文字だけなど細かく狙った箇所のみを消せるため、書き直しの手間が省ける。

 

↑水に濡れても文字が消えたり滲んだりしないため、キッチンなど水回りで使うメモとしても活躍する

 

↑書いた内容は専用アプリで保存できる。アプリが筆記面を検出し自動で撮影し、傾きや歪みを補正してくれる

 

【選考委員はこう見た!】

「Kaiteシリーズのなかでも小ぶりで使用シーンの多いメモタイプは、十分なスペースが取れない場所でも活躍。気軽に生活に取り入れられ、水に強く電池がいらないので便利」(文具ソムリエール・菅未里さん)

 

■第2位

リングが手に当たらないスリムなバインダー

コクヨ
キャンパス
ノートのように使えるバインダー(2×2リング)
616円〜748円

上下2×2のリング構造で、書く際に手に当たらず快適に使える。ノート感覚で折り返し省スペースで使えるほか、スリム設計も美点。

 

■第3位

右手入力時の指や手に自然にフィットするエルゴ電卓

カシオ
人間工学電卓 JE-12D / DE-12D
1万450円 / 1万1000円

電卓を打つときの姿勢に着目したエルゴノミクス設計。操作面を3度の角度に傾斜させることで、右手入力時は自然にフィットする。

 

■第4位

軽い力できれいに消せる、書き心地もなめらかなオリジナルペーパー

コクヨ
キャンパス
ルーズリーフ きれいに消えてなめらかに書ける
385円

紙面の凹凸を減らして平滑にしたルーズリーフ。鉛筆の芯の汚れが残りにくく、消しゴムによる消し跡が目立たない。

 

■第5位

薄いPPシート製でリングに手が当たっても痛くない

リヒトラブ
ソフィーチェノート
209円〜363円

ページを綴じるリングにごく薄いPPシート製を採用しているので、書く際に手が乗り上げても痛くない。オープンポケット付き。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

【文房具総選挙2023】結果発表! 書く・消す部門の頂点は話題の“削らない鉛筆”が制す!

仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を、ファンの厳正なる投票で決定する文房具総選挙。11回目となる「文房具総選挙2023」は、2022年度に登場した新作文房具から、仕事や勉強がはかどる機能をもつ文房具80商品が選出!  「トレンド部門」2部門と、機能によって分類した5部門の、合計7部門の頂点に立ったのは?

 

まずは各部門の結果を発表していきましょう。ここでは機能別部門「書く・消す」部門の結果をお伝えします。

【機能別部門】「書く・消す」部門の部門賞と上位商品は?

発売前からSNSを中心に話題を集め、発売後も入手困難が続いた削らない鉛筆「メタシル」が第1位に。従来品よりインクを増量したペンや、詰め替え式で長く使える修正テープなど、サステナブルな商品が票を集めた。

 

■第1位

削らずに16kmも書き続けられる次世代筆記具

サンスター文具
メタシル
各990円

芯を削らず16kmも書き続けられるという新しい筆記具。黒鉛と金属が含まれた特殊芯で、摩耗が著しく少ないので、実用性が高い。芯が硬いため、筆圧が強い人にもオススメだ。

 

【ココがはかどる!】

芯の減りが気にならないため、長時間書きたいときにぴったり。2H鉛筆相当の濃さで、消しゴムで消せる。上から水や水性マーカーを塗ってもにじまず、絵の下書きなどにも適している。

 

↑芯がすり減ったときや、線の太さにこだわりたいときの使い分け用に、「替芯」(440円)もラインナップしている

 

↑ノック式で芯をしまえる「メタシル ライト ノック」(各385円)も登場。8gと軽量で、約5㎞筆記できる

 

選考委員はこう見た!

「“削る”という行為からの解放。鉛筆のような質感を持ちながら、削る必要がなく書くことに没頭できる、筆記用具の革命です。にじまないからスケッチのお供にもぴったり」(未来屋書店 バイヤー・竹内洋平さん)

 

■第2位

白抜きデコが簡単に楽しめるマーカーペン

サンスター文具
デコット
各220円

マーカーで下地を塗り、その上から逆側の細字消しペンで書き込むと、白抜き文字になるデコレーションペン。イラストやToDoリストの記入にも活躍する。

 

■第3位

つめ替えでプラの廃棄量を大幅カット

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ(つめ替えタイプ)
275円

「キャンパスノート」の用紙の色とテープの色、罫線の幅とテープの幅を揃えることで修正部分を目立たせない同商品に、つめ替えタイプが仲間入りした。

 

■第4位

濃く長く。ニーズに応えた最上のフリクション

パイロット
フリクションボール ノックゾーン
550〜3300円

待望の濃く長く書ける「フリクション」。インク色の濃度をブラックで30%、レッドとブルーで15%も高めた新インクを搭載している。

 

■第5位

大容量インクを充填し筆記距離は約5倍に

サンスター文具
タンク
各165円

本体すべてをインクタンクにし、そこへ大容量のゲルインクを搭載。筆記距離は同社従来のゲルインクペンの約5倍に達する。

 

※価格はすべて消費税込み。

 

「文房具総選挙」特集ページ

コクヨが“家族のつながり”をサポートするブランドを新たに展開! 第一弾は子どもの「見守りデバイス」

コクヨは、次世代の家族コミュニケーションをサポートする新ブランド「Hello! Family.」第一弾シリーズとして、小さい子どもをもつ共働き世帯向けに、家族が離れていても「今、どこで、何をしている」を楽しみながら手軽に伝え合うことができるスマートフォンアプリ「ハロファミアプリ」と、4種のIoTデバイスを発表しました。

 

ハロファミアプリは、家族の居場所や移動経路の確認だけでなく、メッセージ交換や家族の予定を一括で把握できるアプリです。ダウンロードは無料で、プランによっては月額料金が発生します。

 

IoTデバイス4種のうち、子どもの位置情報を確認できるGPS「はろここ」、子どもの持ち物につけることで忘れ物チェックができるタグ「はろたぐ」は現在発売中。マイク・カメラ付きで簡単にスマホへ音声メッセージを送信できるモニター「はろもに」と、押すだけでスマホへメッセージを通知できるボタン「はろぽち」は今夏の発売を予定しています

 

はろここは、GPS機能で子どもの居場所や、移動経路がリアルタイムで分かります。よく行く場所を登録しておくと、子どもの出発・到着時に、アプリに通知が届きます。色展開はホイップグリーン、マシュマロピンクの全2色で、税込価格は6930円。別途通信料として、月額税込580円が発生します。

 

はろたぐは、子どもの持ち物に付けて「はろここ」とセットで持ち歩くことで、離れていても忘れ物をしていないかを、すぐにアプリで確認ができます。色展開はキャンディーグリーン、マンゴーイエローの全2色で、税込価格は3960円です。

 

はろもには、マイクとカメラが付いたモニターにより、子どもの音声メッセージと、そのときの表情がスマホに届きます。親の居場所も表示され、スマホを持たない子どもの連絡ツールとして使用できます。色展開はアイシングターコイズとシュガーピンクの全2色で、販売価格は1万6280円。なお、利用にはWi-Fiとネット通信が必要です。

 

はろぽちは、子どもが勉強や家の手伝いなどを終えたときに押すことで、バッジをゲットしたり親からの反応があったりといった、子どもの習慣化を楽しくサポートします。割り当てるメッセージやボタンのデザイン・役割を変更できるので、成長に合わせて様々な使い方ができます。色展開はシャーベットブルー、コーラルピンク、カスタードイエローの全3色で、税込価格は4840円です。

【文房具総選挙2023】安全なガムテカッターや四角い液体のりなど作業が気持ちいい「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされたアイテム10点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

今年は本質機能を磨くと同時に、ポータブル性を高めたカッターやノリが目立ちます。切れ味とともに安全性を担保する刃物にも注目です!

 

No.37

ミドリ
クラフトテープカッター
990円

まっすぐ安全に切れるガムテカッター

クラフトテープ用のギザギザカッターが進化した。クラフトテープを軽い力でまっすぐきれいに切れる専用カッター。切るときに安全カバーが自然と上方向に持ち上がり、刃先が指に当たりにくい安全設計だ。

 

No.38

コクヨ
GLOO 液体のり
各220円

角にフィットする液体のり

さまざまな “貼る” 行為に着目したシリーズの新作は、四角いスポンジヘッドで紙の角までのり付けしやすい液体のり。「しっかり貼る」「シワなく貼れる」の2タイプがあり用途に応じて使い分け可能。付け替えボトルも用意。

 

No.39

コクヨ
高級ハサミ〈HASA〉
2420円〜2750円

機能もデザインもムダがないザ・ハサミ

「普通に良いハサミ」をコンセプトに開発されたハサミ。独自設計刃を採用するなど、切れ味や切り心地を追求した様々な工夫が施されている。強力、強力ロング、紙/工作用の3種で切れ味が異なる。

 

No.40

オルファ
セーフティカッターコンパクト
オープン価格(実勢1000円前後)

安心設計で不意なケガから手を守る

コンパクトな丸みを帯びた形状で、握りやすい開梱用カッター。切り終わりに自動で刃が収納される安心設計だ。同社が海外で販売していたモデルを、この度国内でも販売開始した。

 

No.41

サンスター
ツメカケ
770円

ワンプッシュで見出しが作れるパンチ

手帳やノートの小口部分をカットし、インデックスを簡単に作れる見出しパンチ。紙の角を切り取れば新しいページをすぐ開ける。普通紙2枚までを一度にカットできる。ロック機能搭載で携行に便利。

 

No.42

コクヨ
テープのり〈ドットライナーフリック〉
319円

ペンケースの中でキャップが開く心配無用

独自設計の「フリックキャップ」で、ペンケースの中でもキャップが開きにくく安心。粘着タイプは「しっかり貼る」と「あとから貼りつく」の2タイプ。詰め替え式で業界最小クラスなのもメリットだ。

 

No.43

プラス
ノリノスポット
418円

“点で貼る” から無駄貼りなし!

ホチキスのように用紙を挟んで “点” でのり付けすることで、1回の使用量を最小限に抑えるテープのり。ペンケースにすっぽり収まるコンパクトサイズで、携行時にホコリからガードするカバー付き。

 

No.44

プラス
フィットカットカーブ 多機能料理はさみ
2970円

1丁5役の多機能ハサミ

通常のカット機能はもちろん、ピーラー、栓抜き、フタ開けなどキッチンで便利な機能を1丁に集約。板厚刃とマイクロギザ刃が対象をガッチリとくわえ込むので、硬い食材もしっかり切ることができる。

 

No.45

クツワ
ハッツ マステノリボンボン
385円

手持ちのテープをかわいくカット

マスキングテープの飾り切りができるテープカッター。「リボン」「ギザギザ」「細くする」の3種セットで、いずれもまっすぐにも切れる2way仕様。ラッピングやデコレーションなど幅広く使える。

 

No.46

マックス
モティック
902円

持ち歩きしやすいスティック型

ペンケースに入れやすいスティック形状のホチキス。コンパクトながら針は最大100本と充分な量が装填でき、スケルトンで残量も確認しやすい。ボタンをスライドするだけのワンアクションで済み、片手で簡単に操作可能。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】紙1枚でも立たせるスタンドや壁掛け書類ファイルなど技ありの「収納する」文房具11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされたアイテム11点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「収納する」部門】

「技あり!」と膝を打ちたくなるアイテムが多く並ぶなかでも、今年は収納ボックス・ファイルが豊富です。はかどり文房具の真骨頂とも言える、斬新な構造、1つで複数のシーンに活躍する機能性に注目です。

 

No.26

リヒトラブ
1冊でも倒れないブックスタンド
1100円

隣の本を抜き取っても倒れない!

立てた本の冊数が少なくても、倒れることなく保持できる画期的構造。23個のストッパーが個別に本を支えるので、本を抜き取っても残った本が倒れることがない。両サイドのジョイントで連結も可能。

 

No.27

サクラクレパス
おかたづけシリーズ 作品思い出ボックス
1760円〜2200円

画用紙も立体物も作品をまとめて本棚へ

子どもの作品をひとまとめにできるボックス。クリアファイルには画用紙や賞状、じゃばら式ファイルにはノートや通信簿、やや厚みのある作品を入れられる。ゴムバンドで閉じ、本棚などに並べて保管可能。

 

No.28

コクヨ
さっと出し入れできる
壁掛けポケット(書類・カタログ用)
3080円

厚手のカタログも収納できる書類ポケット

壁面にフックで吊り下げ、デスクの場所を取ることなく書類の受け渡しや一時収納が可能。出し入れも片手でストレスなく行える。組み立てれば立体ポケットに、中身が少ない時は折り畳んでコンパクトになる。

 

No.29

カウネット
ノートPCスタンドにもなる ミーティングバッグ
3718円

収納・移動・PCスタンドの一台三役!

ノートPCや書類、小物類など社内での移動に必要なものをまとめて運べるバッグの先駆け的商品に、新作登場。横に倒して折り目に合わせて変形させれば即PCスタンドに。リアルもオンラインも会議を快適化する。

 

No.30

キングジム
ハルペギー
1485円〜1980円

マグネットで貼れる箱状のペグボード

内側に収納スペースがあり “見せる” と “隠す ”を使い分けられるペグボード。冷蔵庫や玄関の扉に貼って小物収納を作り出せる。オプションのL字フックなどと組み合わせれば収納力がアップする。

 

No.31

キングジム
ハングオーガナイザー
3080円

バッグインバッグを机の下収納へ

作業時にはカバンから取り出してフックをかけるだけで、デスクの下のデッドスペースを有効活用できるバッグインバッグ。カバンの中でも自立し中身を取り出しやすいよう、芯材入りのハード仕様だ。

 

No.32

プラス
パスティ ペンケース
990円〜1320円

メッシュの透け感で中身を見やすく!

メッシュで中身が透けて見えるペンポーチ。カーブを描いて見た目にもかわいい内ポケットには、小物をしまっておける。ペン約15本が入るフラットタイプと、約30本が入るマチ付タイプがラインナップ。

 

No.33

カール事務器
ペーパースタンド
715円

書類1枚でも直立するカーブ設計

クリップで挟んで紙を直立させるスタンド。カーブを描くように立たせるので、紙1枚でも倒れない。挟むだけなので用紙の抜き差しはワンタッチ。パーツは分解もでき、持ち運びにも便利だ。

 

No.34

キングジム
「ポーズー」ペンポーチ
2475円

骨格入りで自在にポージング

骨格パーツが仕込まれ、好きなようにポーズを作れるぬいぐるみペンケース。見た目のかわいさの一方で、ペンなら約15本入る実用性も兼ね備える。パンダ、レッサーパンダ、ライオン、トラ、ネコの5種。

 

No.35

コクヨ
ポケットが大きく開く 書類ファイル〈ノビータ〉
462円〜1100円

ガバッと開いて中の書類を見渡せる

仕切りが側面に固定されていないことで目当てのポケットが大きく開き、収容物を探しやすい書類フォルダー。マチが伸縮するので書類の量に合わせて背幅が変えられ、省スペースにも貢献する。

 

No.36

リヒトラブ
わが家の整理ケース〈ペット用〉
1320円

ペットグッズをひとまとめ

ケースとクリヤーブック(A5・12ポケット)がセットになった収納アイテム。ワクチン接種証明書や薬など、ペットに関する大事な品々をまとめておける。A5判の写真が入るポケットタイプの窓付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】思考を引き出す快適なノートなど「記録する」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされたアイテム12点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「記録する」部門】

ノートはリッチな紙質を競った時代を経て、昨今は構造や形状を工夫し、思考を妨げないことや使ったあとのエコ性も重視するアイテムを中心に12アイテムがノミネート。作業を快適にはかどらせるエルゴ設計の電子文具にも注目です。

 

No.14

プラス
クリーンノートKaite メモタイプ
1100円〜1760円

書き心地が向上した磁性メモ

消耗品不要の磁性メモが、薄型コンパクトに。紙により近い書き心地になったほか、筆跡のコントラスト比が大幅アップし筆記線も視認しやすくなった。メモはスマホで撮影し専用アプリに保存可能。

 

No.15

マルマン
ココチィ ノート
242円〜297円

リング分解ツールが裏表紙に付属

裏表紙から組み立てられるリング分解ツールを用い、廃棄時にリングとノート本体を簡単に分離できる。中紙の原料にはサステナブルなFSC認証材を使用。裏抜けしにくくなめらかな書き心地も美点だ。

 

No.16

ラコニック
スタイル ブックマーカー
各330円

本に挟んで、ふとしたときに書き留める

売り場の本に挟まれた短冊のようなデザインで、しおりとしてページに挟んで使えるメモ。To Doリストからコーディネートを記録できる人型テンプレートまで、メモは8種類。1セット24枚入り。

 

No.17

リヒトラブ
ソフィーチェノート
209円〜363円

リングに手が当たっても痛くない

ページを綴じるリングに薄いPPシート製を採用しているので、書く際に手が乗り上げても痛くない。オープンポケット付きで、付箋などの小物を入れて持ち運べる。リングまで色にこだわった4色展開。

 

No.18

キングジム
デジタルメモ「ポメラ」DM250
6万280円

スマホ連携の強化で手軽にテキスト共有

テキスト入力に特化したデバイス「ポメラ」の約6年ぶりの新作。校正支援機能が強化され、台本の制作に適したシナリオモードが追加されたほか、スマホ連携の向上でより手軽なデータの活用が可能に。

 

No.19

カシオ
人間工学電卓 JE-12D/DE-12D
1万450円/1万1000円

打ちやすさを追求したエルゴ電卓

電卓を打つときの姿勢に着目したエルゴノミクス設計。操作面を3度の角度に傾斜させることで、右手入力時の指や手に自然にフィット。キー自体は常に垂直方向に打てるよう、階段状に配置した。

 

No.20

コクヨ
キャンパス
ノートのように使える バインダー(2×2リング)
616円~748円

リングに手が当たらないスリムなバインダー

上下2×2のリング構造で、書く際に手に当たらず快適に使える。ノート感覚で折り返し省スペースで使えるほか、スリム設計のためバッグの中でかさばらないのもうれしい。B5とA4をラインナップ。

 

No.21

プラス
パスティ クリップファイル
770円

表紙ポケットに小物やプリントを一時保管

パステルカラーが持ち味のファイルシリーズに、携行に便利なクリップファイルがお目見え。付箋などの小物を収納できる表紙ポケットが付く。表紙を折り返して使えばデスクの省スペースにも役立つ。

 

No.22

オキナ
プロジェクトガジェットメモ 6.1inch/8.3inch
605円/880円

スマホやタブレットとのセット使いに最適

裏面に滑りにくい加工が施され、片手でも書きやすいデスクメモ。6.1inchスマホと8.3inchタブレットに合わせたサイズ展開で、メモと重ねてもリングが当たらずデバイスが傷付きにくい仕様になっている。

 

No.23

コスモテック
wemo ペーパーフリップボード
3500円

“書いて伝える” ウェブ会議サポートボード

ウェブ会議の横長画面に、顔とともに写しやすい正方形のホワイトボード。パーソナルサイズで携行しやすく、会議でも手で支えやすい。ボード本体に装着可能のイレーザーはペンも収納できる一体型。

 

No.24

コクヨ
キャンパス
ルーズリーフ きれいに消えてなめらかに書ける
385円

軽い力できれいに消せるオリジナルペーパー

紙面の凹凸を減らして平滑にすることで、鉛筆の芯の汚れが残りにくく消しゴムによる消し跡が目立たない。軽い力で消せるので、消しゴムの摩擦による紙のシワや破れも防止。書き心地もなめらかだ。

 

No.25

コクヨ
キャンパス
レポートパッド〈SPREAD PAPER〉
385円~836円

罫線と書き心地が思考の整理をサポート

便箋にも使われる中紙で速乾性が高く、さらさらした書き心地で思考を妨げない。軽量で、表紙をぴったり折り返せるのも美点。5mm方眼罫はコピーに写りにくい薄いブルーを採用。A3・A4・B5の3種。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

【文房具総選挙2023】ハイコスパな大容量ペンなど「書く&消す」文房具13点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ “はかどり文房具” の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2023」がスタートしました。ここでは、【機能別部門】「書く・消す」部門にノミネートされた文房具13点を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

 

【「書く・消す」部門】

インク容量が増えたり替芯式になったり、長く使えるペンの存在が目立つ。またペンが豊作で部門を「書く」に限定した昨年と打って変わって、「消す」文房具も加わった全13アイテムに注目!

 

No.01

コスモテック
wemoペン
450円

スパイ道具!? 「wemo」に装着する専用ペン

ボールペンで書いて消せるウエアラブルメモ「wemo(ウェモ)」の、リストバンドタイプ専用小型油性ボールペン。装着時には自動的にペン先が収納され、袖を汚してしまう心配がない。替え芯1本入り。

 

No.02

ミドリ
紙製ケースの修正テープ
396円

環境にやさしい紙製ケース入り

ケースや剥離フィルムなど、全プラスチックパーツをバイオマス素材(紙パウダー入りの合成樹脂)に置き換え。テープの色は紙に合わせて白とクリーム、テープ幅は横罫ノートの罫に合わせた5mmと6mm。

 

No.03

ビック
クリスタル Re’New 1.0mm
715円

世界的定番ボールペンが替芯式に!

「ビック・クリスタル」で初となるリフィラブルモデル。本体とセットの替芯は、取り外し装置をスライドさせワンタッチで交換可能。キャップ部分には96%リサイクルのプラスチックを使用している。

 

No.04

ゼブラ
サラサナノ スモークカラー
各220円

主張しすぎない淡くてやさしい色

極細ペンながらサラサラとした書き心地を実現した「サラサナノ」に、スモークカラーが数量限定で登場。淡い色合いで、人目を気にせず手帳などにプライベートな内容を書き込める。全4色。

 

No.05

サンスター文具
タンク
各165円

大容量インクを充填し筆記距離は約5倍に

本体すべてをインクタンクにし大容量のゲルインクを搭載。筆記距離は同社従来のゲルインクペンの約5倍に達する。ゲルインクは油性インクに比べて速乾性に優れ、指を汚さないメリットも。全6色。

 

No.06

ペノン
タッチミー! アートペン
1500円

世界の名画を指先でグリップ!

昨年SDGs部門にノミネートした「ペノン」に登場した、世界の名画をデザインしたシリーズ。特殊印刷により軸に立体的に再現しており精緻さに驚かされる。見た目の美しさに加え、滑り止めという副次的効果も。

 

No.07

サンスター文具
デコット
各220円

白抜きデコが簡単に楽しめるマーカーペン

マーカーで下地を塗り、その上から逆側の細字消しペンで書き込むと、書いた部分が白抜き文字になるデコレーションペン。イラストのほか、To Doなどチェックボックスにも活用できる。パステルカラー8色。

 

No.08

サンスター文具
ドット・エ・ペン
各220円

レトロなドット絵がスタンプ感覚で描ける

四角形のペン芯が備えられ、スタンプのように捺すと “8bit” を思わせるレトロなドット絵を描けるマーカーペン。逆側には細字を搭載するツインペンで、文字や細かい線を書くことも可能だ。全16色。

 

No.09

トンボ鉛筆
ノック式超低粘油性ボールペン ZOOM C1
7700円

安定したインク吐出量と線幅を保つ

ノック部がボディから3.5mm浮遊してみえるコンテンポラリー・デザインペン。リフィルはチップ内部のボール座を102%拡大したことで、安定した筆記線幅となめらかな書き心地を実現した。ボール径は0.5と0.7mm。

 

No.10

コクヨ
キャンパス
ノートのための修正テープ(つめ替えタイプ)
275円

つめ替えでプラの廃棄量を大幅カット

「キャンパスノート」の用紙の色とテープの色、罫線の幅とテープの幅を揃えることで修正部分を目立たせない同商品に、つめ替えタイプが登場。業界最小クラスのコンパクトさで、場所をとらない。

 

No.11

パイロット
フリクションボール ノックゾーン
550~3300円

濃く長く。ニーズに応えた最上のフリクション

消せるボールペンの代名詞「フリクション」の最新モデル。インク色の濃度をブラックで30%、レッドとブルーで15%も高めた新インクを搭載、インク容量も70%増量。濃く長く書ける待望のフリクションだ。

 

No.12

プラス
ホワイパーPL
253円

ペンのように握って修正できる

握りやすく引きやすいスリムなペン型修正テープ。テープを引く力を制御することで軽く引ける機構と、紙面への密着性を高める機構の、2種の独自機構を搭載し、快適な使い心地を追求している。

 

No.13

サンスター文具
メタシル
990円

削る手間いらずの “無限鉛筆”

削らずに16kmも書き続けられると話題をさらったメタルペンシル。黒鉛と金属を含んだ特殊芯で、2H鉛筆相当の濃さを実現し、実用性は高い。12月にはノック式の「メタシル ライト ノック」(H相当)も仲間入り。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

アイデアの発想や思考の整理に使える! “考える人”のためのレポートパッド「SPREAD PAPER」

コクヨは、「キャンパス レポートパッド<SPREAD PAPER>」を、2月8日に発売します。

 

同社が独自に行なった調査によると、半数以上のワーカーがコロナ禍を経て「コピー用紙の使用頻度が上がった」と回答。その理由として、仕事でのアウトプットの方法として「清書や記録として残すものはデジタル」「アイデアの発想・検討や思考の整理は紙と筆記具」という棲み分けが進んだ結果、筆記スペースが広く自由度の高いコピー用紙が思考のためのツールとして使われるようになったためと同社は推測しています。

 

その一方で、コピー用紙を筆記に使用しているユーザーからは、「バラバラなので失くしてしまう」「きれいな状態で持ち運びにくい」「罫線がないので書きづらいことがある」といった声もあり、同製品の発売に至ったとのことです。

 

製本には、表紙を折り返しても浮きが少ない方法を用いており、表紙をぴったりと折り返すことができ、使用時には、紙をそのまま束ねたようなスッキリとした状態になります。製本されているので、コピー用紙と比較しバラバラにならず、持ち運びがしやすくなっています。使用後は1枚ずつはがしてファインリングしたり、スキャンしたりすることが可能です。

 

コピー用紙より薄くて軽い、同社のロングセラー製品「書翰箋(しょかんせん)」と同じオリジナル原紙を採用。さらさらとした書き心地で、水性ゲルインクボールペンで書いても擦れにくい、速乾性の高い中紙です。

 

罫線は、書く時の目安になりつつも妨げにならない5mm方眼罫。コピーをしても写りにくい、薄いブルーの罫線です。1ページを分割しやすいよう、上下左右の中央にドットを入れており、用紙のタテヨコの向きを問わずに使用できる内容となっています。

 

思考の広がりを意識した“余白”のある、シンプルなウォームグレーの表紙デザインで、持ち運びに便利なB5、一般的なコピー用紙と同じ大きさのA4、広いスペースで思い切り書けるA3の、選べる3サイズを用意しています。

 

税別価格は、B5サイズが350円、A4サイズが400円、A3サイズが760円です。

地味でも実は凄かった! 2022年発売の忘れられない文房具5選

この連載では例年、年末年始に「今年の文房具トレンドは●●で、その流れから来年は■■が流行るかも!?」というような振り返りと予想をしてきたのだが……正直、今回は難しい! なにが難しいかといえば、2022年の文房具シーンは全体的に“凪ぎ”傾向。ドカン! と注目される製品も少なく、結果として、トレンドと呼べるほど大きなムーブメントもほぼなかったと言えるのだ。

 

つまり、全体的な印象としては「地味な1年だった」のだが、けっしてそれが駄目という話ではない。例えば「えっ、ココが進化するの?」という地味ながら堅実なアップデートがあったり、地味なジャンルの製品が改良されていたり。派手ではないもののそれなりに面白い製品もいろいろと発売されていたのである。

 

■もっと目立っていいはず! の注目文房具

とはいえ、やはりインパクトが小さいせいで、ユーザーから忘れ去られがちという傾向がある。そこで今回は、トレンドとして1年をまとめるのは早々に諦め、あらためて筆者レコメンドの「2022年、あの文房具買い忘れてない?」を紹介しようと思う。地味な年だったからこそ、地味に進化した優秀な文房具を見逃さないで褒めておきたいのである。

 

黒インクが濃くなった新世代フリクション「フリクションボールノックゾーン」

その中での最注目案件といえば、発売から15年を経てついに超進化した「フリクションボール」だろう。発売1か月前から「フリクション 3.0」などとメチャクチャ気になるティーザー広告を展開し、我々ファンの期待を大いに高めてくれたパイロット「フリクションボールノックゾーン」は、まさに2022年の筆記具の目玉アイテム!

 

……のはずだったのに、2021年後半のボールペン発売ラッシュに比べると、業界全体の熱気が欠けているせいか、思ったよりも盛り上がり不足のような気が。気のせいかもしれないが。

パイロット
フリクションボールノックゾーン ラバーグリップモデル
500円(税別)

 

↑フローも良好で、書き味もサラサラと気持ちがいい

 

性能自体は、“新世代フリクション”と呼ぶに相応しいハイスペックぶり。ブレ防止や静音ノックといった便利機能ももちろん注目だが、なんといっても、従来よりもはるかにクッキリと発色する「プレミアムフリクションインキ」がスゴい。

 

実際のところ、フリクションは黒が薄いから使いたくない、という勢力も今まで一定数あったはずで、そこへ向けて「もうちゃんと黒いですよ?」と言えるようになったのは、大きいと思う。

↑比較すると、ノックゾーンはあきらかに黒の濃さがアップしているのが分かる

 

↑個人的に最もバランスが良く感じられたウッドグリップモデル

 

ラインアップは軸種によって、ラバーグリップ(500円+税)、ウッドグリップ(2000円+税)、マーブル調グリップ(3000円+税)の3種がある。個人的には、金属化したレフィルの重さを打ち消せる重量感と握りやすさを備えたウッドグリップモデルが、一番のオススメだ。そういえばまだ買ってなかったな、という人はぜひ試してみてほしい。

 

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キャップから見直したハイコスパなテープのり「ドットライナーフリック」

コクヨ
ドットライナーフリック
290円(税別)

 

テープのりの新製品と言えば、基本的にはテープの粘着力やヘッド周りなど、貼るための性能アップを謳うものがほとんど。しかし今年のテープのりの目玉は、テープを埃やゴミから守るためのキャップという、なんとも地味な部分で進化したのが面白かった。

 

コクヨ「ドットライナーフリック」が搭載しているフリックキャップは、ヘッド部分をすっぽり包む形のフルカバーキャップを、片手で簡単に開閉できる機構が最大の特徴だ。

↑横方向に90度倒れて開く、まったく新しいフリックキャップ

 

↑ヘッド周りの視界が開けており、作業もかなりやりやすい

 

親指で弾く(フリック)ことでキャップが本体の裏面に回り込むため、開閉のしやすさだけでなく、ヘッド周りの視界を広く確保する効果もある。まさかキャップひとつでテープのりが使いやすくなるとは想像もしていなかった。これもまた地味な進化ながら、万人に試してほしい傑作だ。

 

ちなみに、コンパクトだが詰め替えタイプなのもポイント。筆者はペンケースに入れて常時携帯するテープのりを、このフリックに切り替えた。それぐらいのお気に入りである。

 

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これまで気にしたことのなかった!? そんなジャンル自体も“地味”な文房具が、意外にも超進化を遂げたことも見逃せない。

■これまで気にしたことのなかった!? 地味ジャンルも超進化

「えっ、こんな地味なやつを進化させたの!?」という案件も、例年より多かったように思う。例えば「プラスチックの下敷きが2022年の日本文具大賞で機能部門グランプリを獲る」なんて、昨年の今頃の自分に告げても、おそらく信じなかったんじゃないだろうか。しかもそれ、5月の時点で文房具総選挙でも地味に入賞を果たしている

 

大人も子どもも使いたくなる「魔法のザラザラ下じき」

レイメイ藤井
魔法のザラザラ下じき 0.3mmドット
A4・B5サイズ 各750円(税別)

 

レイメイ藤井「魔法のザラザラ下じき」は、学童向けに開発された、ノートに敷くだけで字がキレイになるという下敷きだ。表面には細かな凹凸のシボ調加工が一面に施されており、鉛筆などで上から書くとザラザラという手応えがある。

 

このザラザラ感が雑な走り書きを抑制し、さらには鉛筆を運ぶ動作を意識的に行える=丁寧な字が書けるようになる、という仕組み。

↑0.3mmの細かな突起が全面に広がり、ザラザラとした手触りになっている

 

↑凹凸のタッチを意識することで、ペン先の走りすぎを防いで丁寧な筆記ができる

 

正直なところ、プラスチック下敷きなんて小学生が使うもんだろ? そんなイメージが強いが、これは意外と大人が使っても面白い製品ではないだろうか。

 

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目からウロコの機構で“雪崩”を防ぐ「1冊でも倒れないブックスタンド」

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
1冊でも倒れないブックスタンド
1000円(税別)

 

ブックスタンドという、普段ほとんど意識することのない地味ジャンルも、着実に進化していた。LIHIT LAB.の「1冊でも倒れないブックスタンド」は、まさに名前の通り、たとえ本1冊を立てても横倒しにならず安定する、稀有な機能を持つスタンドだ。

 

特殊なストッパーが上面に並んでおり、これがスタンドに立てた本を左右から挟んで支えるという仕組みである。

↑並びから本を抜き出しても、空きスペースに隣の本が倒れ込んでこない

 

↑秘密は、本の幅だけ立ち上がる上部のストッパー。これが本を支えている

 

ズラリと並んだ中から本を抜き出すと、その空いた空間に目がけて両隣の本が倒れてくるのはよくある光景。しかしこのストッパー構造なら、本を抜いて空いた空間はずっとキープされるのだ。

 

つまり、本を抜き取った跡がずっと可視化されているため、本を元の位置に戻しやすいというのもメリット。デスク上でよく使う参考資料を立てておくのに用いれば、机上の整理に間違いなく役立つ、地味優秀製品と言えるだろう。個人的にも間違いなく「買って良かった」と断言できる傑作だ。

 

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手でちぎるのは2022年で終わらせたくなる「クラフトテープカッター」

ミドリ(デザインフィル)
クラフトテープカッター
900円(税別)

 

クラフトテープ(ガムテープ)を切るための“ギザギザ刃カッター”すら進化していたのには、驚かされた。正直、今年一番「マジかよ……」という思いが強かったのが、コレだ。

 

ミドリ「クラフトテープカッター」は、テープ芯に取り付けることで、安全かつスパッと軽くテープを切ることができる最新カッターである。

↑テープを切ろうとする動きによってカバーが開き、鋭い金属刃でフラットカット

 

なにより、刃のカバー機構がとても優秀。あえて指で刃に触れようとすると触れられず、テープを当てて切る動作にだけ反応して刃が露出するよう設計されているのだ。この機構を考えた人、すげぇ頭イイなー! と感心してしまうほど。地味ながら、とても良い仕事を見せてもらった気がする。

 

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さて、やはり最後に「来年はどうなる?」という予測も添えておきたい。

 

2022年の文房具シーンが地味になってしまった最大の要因は、身もフタもないことを言えば、戦争+円安による部材価格の高騰だろう。この部材価格がいきなりストンと落ちることはしばらくないはずで、2023年も引き続きやや地味な感じになりそうだ。

 

ただ、近年まれなレベルで地味だった2022年ですら、よく見ればこれほど面白い製品が出ていたわけだ。2023年も隅から隅まで見逃さないよう、文房具をチェックしていきたいところだ。

 

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】不動人気の「ジブン手帳」1日1ページ版がライフワークバランスを整える

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

夜勤ありのビジネスパーソンにおすすめしたい、
「ライフワークバランスを整える手帳」

私は毎年、手帳を複数冊購入します。「手帳は一冊で十分」と考えている方には驚かれると思いますが、スケジュール管理だけでなく目標管理や行動記録として役立ち、複数の手帳それぞれに役割があるのです。

 

2022年に、仕事とプライベートのバランスや睡眠時間の把握に役立った「ジブン手帳 DAYs mini」。これを2023年もリピートすることにしました。

 

「ジブン手帳 DAYs mini」とは、大人気シリーズ「ジブン手帳」の1日1ページタイプです。

↑2023年版は金運が上がりそうな黄色を購入

 

コクヨ
ジブン手帳 DAYs mini 2023(B6スリム)
3200円(税別)

 

特徴は、日付と曜日が横軸に、時間軸がページ中央の縦軸に配置されている点。横軸は前後の日付と曜日がわかりやすく、縦軸のほうは24時間表示になっています。

↑「ジブン手帳 DAYs・DAYs mini」は1日1ページの横軸と縦軸がポイント。左は月頭のページで右は1月1日のページ。休日なので赤字で印刷されている

 

時間軸は24時間均等にスペースが取られているので、夜間勤務や早出があるなど勤務時間が一定ではない仕事の方におすすめです。24時間軸を設けたタイプでも、早朝と深夜のスペースは小さく圧縮されている手帳もあるので、24時間が均等にスペースを取られていると夜勤でもしっかり書き込みができて便利ですよね。

↑横軸と縦軸をクローズアップ。平日は黒とグレーの配色。土曜は青、日曜は赤で平日と休日が視覚的にわかりやすい

 

1ページに仕事とプライベートの予定を対比させて記入

24時間軸を境に左右にスペースが分かれている「ジブン手帳 DAYs mini」。私は左側に仕事の内容、右側にプライベートの内容を書いています。

 

仕事の予定ばかりになっている時に家事が疎かになっていることに気付きやすく、仕事が進まずに落ち込んだ時には書き込んだ家事を見て「でも家事はこれだけやった!」と自分を励ましています。

↑左は仕事、右はプライベートの内容を書き込んで、ライフ・ワーク・バランスを見る

 

約3mmの方眼罫になっており、30分刻みで細かく予定や行動を記入できます。仕事中に集中力がないなと感じた時には30分ごとに行動を変えて手帳に書き込み、気分転換のきっかけにしています。

 

月単位で目標や習慣の進捗を確認

また、毎月の頭にはその月の目標ややりたいことを書き込むページがあるため、月単位の目標を立てることができます。「今年はあれをしよう」という大きい目標ではなかなか進まない事も、毎月に分解すれば意外に達成できるものです。

↑目標を書いたページは月末に見直して次の月の参考にできる

 

マンスリーページも機能的です。月間のスケジュールを一目で見ることができるだけでなく、左端にはチェックボックス、下部にも書き込みスペースがあります。

↑マンスリーページ全体

 

よく見るとマンスリーページも約3mmの方眼罫になっていて、細かく綺麗に予定を記入できます。私はこのページをスケジュール管理ではなく買い物記録一覧にして無駄遣いを防いでいます。

↑お金を使わなかった日は「ノーマネーデー」としてかわいいシールを貼っている

 

マンスリーページの下部にはハビットトラッカーとして使えるスペースがあるため、毎日行う小さな目標を決めて、その目標を達成できた日にシールを貼っています。(いずれ書かなくてもそれが習慣になっていることが目標!)

↑キムチが苦手な筆者だが、美肌を目指して毎日キムチを食べる目標を立てている

 

他にも目標ややりたいことを書くリスト、振り返りページなど毎日を充実させるコンテンツがたくさんあります。

↑「今年やりたい100のリスト」「今年の振り返り」のページもある

 

6か月ごとの2分冊で持ち歩きも楽

こんなにコンテンツが充実していると、重さを心配する方もいるでしょう。実はこの手帳、前半(1月~6月)と後半(7月~12月)の2冊に手帳がわかれているので、持ち運びも負担になりません。サイズは写真のminiタイプB6スリムとA5スリムタイプ(税別3800円)の2つから選べます。

↑6月が終わったら後半の手帳にビニールのカバーをかけ替えて使う

 

手帳で運命が変わるかも!?

気が付くと一年が過ぎているという忙しい人にこそ、この手帳を使って毎日、毎月の目標を立てて振り返り、2023年の終わりには「今年は充実していたな」と前向きな気持ちで手帳を眺めて欲しいと思います。

 

マザー・テレサが言ったとされる有名な言葉をご存知でしょうか?

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 

手帳は行動や習慣を見直す大切なツール。いつか運命を変えるかもしれません。

 

キャップの動きが斬新! コクヨの最新「テープのり」はコスパを極めた隙なしモデルだった

テープのりは、粘着剤に埃やゴミが付着すると使いものにならない。だから携帯時にゴミが付かないように、普段はヘッド周りをキャップでカバーする必要がある。

 

実はこのキャップが、テープのりを選ぶ上でけっこう大事な要素だという気がしている。

↑ヘッドの一部だけをカバーする簡易キャップ(左)と、しっかり密閉するフルカバーキャップ(右)。どちらにもメリット・デメリットはある

 

防塵性能の点では、隙間なくヘッド部を包み込むフルカバータイプのキャップが最強。ところが、貼り作業をする際には、大きなフルカバーキャップが邪魔になりがちだ。対して粘着剤のついたテープ面にフタをするだけの簡易キャップは邪魔になりにくい反面、携帯時に勝手に外れて粘着剤を汚すこともしばしば。

 

どちらが正解という話ではないが、とにかくキャップの性能は気にしておいた方が良いのである。

 

親指でスパッと開くフリックキャップが優秀!

2022年6月に発売された「ドットライナーフリック」は、コクヨのテープのり「ドットライナー」シリーズの最新版。

 

何がどう新しいかといえば、もちろん冒頭で延々と話した通り、キャップの性能が斬新でスゴいのである!

コクヨ
ドットライナーフリック
290円(税別)

 

「フリック」という名前の元になっているのが、フルカバータイプのフリックキャップ。まずキャップ基部に親指を当ててグッと前に押し進める。そのまま親指を横方向(左右どちらでもOK)に軽くずらすと、バネの力でキャップが勢いよくスパッと本体横に回り込む。これがキャップの開いた状態となる。

↑フリックキャップを開けて作業しているシーン。なにやら違和感のある光景だ

 

文章で説明するとやや複雑そうではあるが、実際に開けてみると一瞬のワンアクション。本当にスパッ! と爽快に開いてくれるのだ。爽快すぎて、用もないのについつい何度もスパッスパッと開け閉めしたくなる。

 

 

↑キャップがボディ側面に回り込んで開く、完全に新しい開閉方式だ

 

キャップを“前に押し進め”つつ同時に“横にずらす”、という複雑な動作が必要となるため、ペンケースの中で勝手に開くことが絶対にない、というのも大きなポイントだ。ただでさえ防塵性能の高いフルカバーなのに加えて、うっかりトラブルもありえないとくれば、これはかなり安心だろう。

 

使い勝手の点においても、キャップが本体横に回り込むという珍しい所作が、なかなかに効果的。

↑上にスライドするフルカバーキャップ(左)とフリックキャップ(右)では、ヘッド周りの視界がかなり違う

 

従来のフルカバーキャップは本体上側にスライドするタイプが多いのだが、これが作業時にヘッド周辺の視界を遮り邪魔になることもあった。キャップを自分から見て裏側に回り込むよう開ければ、ヘッドは常に隠れることがないので、細かなのり付け作業もスムーズだ。

 

使い切りタイプに近いコンパクトさも魅力

↑使い切りタイプでシリーズ最小の「ドットライナープチモア」と比較。全長だけ見ると差を感じるが……

 

↑幅や厚みはほとんど変わらない。つめ替えタイプでこのサイズ感はちょっと驚きだ

 

もうひとつ、つめ替えタイプながら使い切りタイプに近いコンパクトさも嬉しいポイントである。

 

同シリーズの使い切り最小「ドットライナープチモア」と比べると、全長はさすがに10mm以上大きいが、幅・厚みはほぼ変わらない。特に厚みはペンケースへの収納しやすさに関わる部分なので、これが変わらないのは優秀だと思う。つめ替えタイプとしては、まず間違いなく業界最小クラスと言えるだろう。

↑つめ替えは、ケースをパコッと外してユニットを入れ替えるだけ

 

それでいて、テープ長はなんと12mのロングテープを搭載。このサイズ群での詰め替えテープ長はだいたい8~11mが普通なので、たっぷり使えるのはありがたい。

 

メーカー資料によると、粘着剤と基材(テープ)を従来モデルより薄く作ることで、ロングテープ化したという。本来、粘着剤の層が薄くなると粘着力は弱くなりやすいが、「ドットライナーフリック」はテープ面でドット状にならんだ粘着剤の密度を上げる(従来比120%)ことで、強い粘着力を保っているのだそう。

↑従来の粘着剤(上)と比べると、フリック用粘着剤(下)の方がかなりドットが大きい。これで面積あたりの粘着剤の密度を高めているわけだ

 

高コスパの詰め替えタイプで、コンパクトで、ロングテープで、フリックキャップの使いやすさ! 正直「これはかなりすごいテープのりが出てきたなー!」という印象である。

 

それと何度も言うが、フリックキャップを開けるのがめちゃくちゃ気持ちいいので、機会があればそこだけでも試してみて欲しい。

 

とじるときに「バチン!」と大きな音がしない! 厚さ13mmのスリム仕様「クリップボード(薄型・静音クリップ)」

コクヨは、「クリップボード(薄型・静音クリップ)」を、2023年1月18日に発売します。税別価格は730円。

 

同製品は、厚みが約13mmと薄型で、とじるときに「バチン!」という大きな音がしない新設計のクリップを搭載。軽い開閉操作で、クリップは開いた状態でキープできます。

 

クリップは最大でコピー用紙約30枚を保持可能。ペン(軸径14mmまで)のクリップを引っかけられるへこみ、吊り下げフックにかけたり紐をつけたりできる穴をつけています。

 

A4タテ型で、カラーバリエーションは、ネイビー、ホワイト、グリーン、ピンクの4色。A4ヨコ型(ネイビー、ホワイト)も用意しています。

MONO×Campus×Dr.Grip/FRIXION……文房具4ブランドがコラボ! ゆるかわ大人カラーの「シアーストーン」リンクコーデを提案

コクヨは、2023年春の「限定キャンパスノート」にて、トンボ鉛筆「MONO(モノ)」、パイロットコーポレーション「Dr. Grip(ドクターグリップ)」「FRIXION(フリクション)」と、学びアイテムを通じたコラボレーションを実施。コラボ製品を含めた3種の限定デザインのパックノート5冊を12月8日に、限定ソフトリングノートを12月26日に、それぞれ数量限定で発売します。

 

“書くもの(筆記具)”、“書かれるもの(ノート)”、“消すもの(消しゴムなど)”を通じて、学生の学びの時間を総合的に応援したいという思いから、2022年に初めて実施された、キャンパスノート、MONO、Dr. Gripのコラボ。第2弾ではFRIXIONを加えた4ブランドでの実施となります。それぞれのアイテムで、淡いカラーの洗練されたストーン柄「シアーストーン」のおそろいデザインを採用し、色や柄を組み合わせることができるので、さらに幅の広がるリンクコーデを楽しめます。

↑「限定スマートキャンパスノート <シアーストーン> 5色パック(ドット入り罫線)」パウダーブルー、ピンクベージュ、アッシュグレー、ミストグリーン、ペールパープル

 

今回のコラボでは、ドット入り罫線のキャンパスノートから、「スマートキャンパス」と、やわらかいソフトリングを採用した「キャンパス ソフトリングノート」の2種類が登場。

↑「限定キャンパス ソフトリングノート <シアーストーン> (ドット入り罫線)」パウダーブルー、ピンクベージュ、アッシュグレー、ミストグリーン、ペールパープル

 

コラボ限定柄のほか、こんがりと焼いたような色の「ベイクドカラー」と、グミやガム、ポテトチップなどの菓子をモチーフにした「スナックモチーフ」の2種類も用意。それぞれ教科別に使いやすい5色パックで、ドット入り罫線の仕様となっています。

↑「限定キャンパスノート <ベイクドカラー> 5色パック(ドット入り罫線)」

 

税別価格は、スマートキャンパス(限定パックノート)がオープン価格、限定キャンパス ソフトリングノートが300円です。

↑「限定キャンパスノート <スナックモチーフ> 5色パック(ドット入り罫線)」

 

MONOの6アイテムは2023年2月中旬に、ドクターグリップとフリクションは2023年2月16日に発売を予定しています。製品画像は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

コクヨが「HASA」で示した、ややお高くて高品質な「日本のハサミ」で陥るハサミ沼

日本のハサミ(紙を切る用の文具ハサミ)は、低価格帯の層が信じられないぐらいに分厚い。ざっくり言えば、切れ味に対して値段が安すぎの“円高ハサミ安”状態にあると思ってもらっていいだろう。実際問題、500円ちょっと出せば誰でもだいたい満足できるハサミが買えてしまうんだから、すごい話である。

↑500円前後でこれだけ高品質なハサミが揃う。日本の文房具は本当にすごい

 

とはいえ、文房具に詳しいおじさんこと筆者としては、「そこで満足しちゃって本当にいいの?」とも思うのである。お値段高め……と言っても充分手が届く範囲に、これまでと比べても驚くほどハイクオリティなハサミがあるとしたら、気にならないだろうか?

 

ちょっといいハサミにはお値段なりの価値がある!

あらためて国産の文具ハサミを価格で大まかに分けると、普及クラスの500円前後帯、素材や刃に工夫のある1000円前後帯、そしてハイクラスとなる3000円前後帯、となる。(100均のものや、逆に8000円~1万円以上の高額製品もあるが、その辺りはひとまず対象外とする)

 

今回紹介したいのは、コクヨから2022年10月12日に発売されたばかりのハイクラスなハサミ「HASA」シリーズだ。

コクヨ
HASA(ハサ)

写真左から・すべて税別
HASA-001(強力):2200円
HASA-002(強力・ロング):2500円
HASA-003(紙・工作用):2200円

 

HASAというのは、実はコクヨ製ハサミの型番のこと。例えばコクヨの500円前後帯ハサミ「サクサ」の型番は「ハサ-P280」となっている。

 

そんな型番をそのまま製品名に用いて、さらに001から003という立派な番号を振る。これはコクヨによる「我が社のハサミのフラッグシップです」という宣言に違いない。

↑刃に刻印された「ハサ」の型番

 

3本はそれぞれ機能が分かれている。001:万能多用途、002:多用途で大型強力、003:細かな切り作業向き、という感じ。001と002は刃先まで切れ味が続くカーブ刃なので、ダンボールなどの厚物も安定してサクサク切れるのがポイントだ。ただしカーブ刃は構造上、刃先まで厚くなってしまうため、紙工作や切り抜きなどの細かな作業には使いづらい。そこで003では、あえてストレート刃にすることで、取り回しをよくしているのだ。

↑001・002はカーブ刃、003のみがストレート刃。刃はどちらのタイプも高品質な貝印製となっている

 

↑コクヨ独自のカーブ刃で、だいたいの紙モノはサクサクと切れる万能性がポイントだ

 

面白いのは、見た目を含む印象をとにかく地味~に抑えていること。パッと見で分かる外見的特徴があるわけでなし、画期的なギミックもなし。黒いシンプルなハンドルも見た目は超絶に地味(ただしエッジレスでめちゃくちゃ握りやすい!)。

 

つまりこれ、ただ「ハサミとして高品質で良く切れるよ」という部分だけを抽出して磨いたような製品なのである。

↑指の当たるカドを徹底的に削ぎ落としてフィット感を高めたハンドル。これがちょっと驚くほどに握りやすい

 

「そもそも500円ハサミで充分に切れるのに、何千円も出す意味が分からない」と考える人はもちろんいるだろう。実際そういう人は500円でもなんの問題もないはずだし、それはそれで正解と言える。

 

だが、ここで問題にしたいのは実用性ではない。何度も言うが、500円ハサミもハイクラスハサミも、実用的に「切れる」という点では同じ。価格によって大きく変わるのは、官能性とでも言おうか……切るときの気持ちよさの部分なのだ。

↑鋭い刃はなめらかに切れるため、ブレが少なく、まっすぐに切りやすい

 

ただ普通のコピー用紙を切るにしても、安価なハサミの場合は、「ジョリ……」という濁点混じりの音と手応えで切れる。

 

対してHASAシリーズは、「シュー……」という感じ。音が静かだし、なによりハンドルから伝わる手応えがまったく別物。鋭い刃は紙に入っていく際の抵抗が少なく、なめらかに切れているのが誰にでも分かるはずだ。

↑薄いフィルムが重なっている「プチプチ」をスパーッと切れるのは、ハイクラスハサミの証明のようなもの。爽快感のある切れ味だ

 

このなめらかに切れる感覚が、端的に「気持ちいい」というわけ。官能性にお金を出す・出さないは、あくまでも個人の嗜好の問題なので、「買うべき」だとか「オススメ」なんてことは、気軽には言いづらい。

 

が、少なくとも、気持ちいい切れ味を体験してみたい! という人に対しては「買っても損はしないと思うよ」と言っておこう。

 

とはいってもシリーズ3本全部買うとそこそこの金額になるし、悩ましい……という場合は、ひとまず002をおすすめしておきたい。

↑002はダンボールが一気に切れて気持ち良い。パワフルな厚物用ハサミは1本備えておくとなにかと役立つのだ

 

↑パワフルに切るだけでなく、カーブ刃を活かして刃先でダンボールを細かくささらにすることも可能。万能だ

 

繊細に切るには向いていないが、家庭内にある紙類(ダンボール含む)を長い刃でサックサックと切れる力強さは、頼り甲斐満点! なにより、この手の頼れるパワープレイ系文具ハサミは、市場の選択肢がわりと少ない。だから、持ってない人はこの機会に買っておくといいんじゃないかな、と思うのだ。

 

片手でサッと開閉できる新機構「フリックキャップ」搭載! コクヨ「テープのり<ドットライナーフリック>」

コクヨは、小型な本体ながらテープ長さ12mのつめ替えタイプで、ペンケースの中でキャップが勝手に開きにくく、使うときは片手で開閉できる新機構の「フリックキャップ」を搭載した「テープのり<ドットライナーフリック>」を、6月22日から販売します。

 

同製品は、内部設計を最適化し、W69×H30×D17mmの本体サイズに。ペンケースによりスリムに収納できるよう、同社「ドットライナーフィッツ」と比較し、2mm薄型化しています。コンパクトな本体サイズながら、テープの長さは12m。

 

キャップには、製品名にもなっている新機構の「フリックキャップ」を搭載。バネを内蔵し、さらに横方向に開閉させることで、ペンケースの中でキャップが開いてしまうことを防ぎ、使用時はワンアクションでスムーズに開けることが可能。フルカバーキャップを採用し、のり面にホコリやごみがつきにくくなっています。

 

本体カラーは、優しい紫色の花名を表現したライラック、爽やかなミント、やわらかなホワイトと、限定色ピンクの4種類のバリエーションで、乳白色の半透明樹脂とマットな仕上げにより、中身が透け過ぎず、大人っぽい雰囲気を演出しています。

 

税別価格は、本体が290円。つめ替え用テープは210円(1個)、630円(3個パック)。本体ライラックカラー1個と、つめ替え用テープ2個のお徳用パックは640円です。

ワイド判・柔らかリング・ページ数…すべてが好バランスなソフトリングノート「Sooofa(スーファ)」は買い一択だ!

先日、知人のお子さんが就職したという話から、「新社会人が持っていると便利な文房具とは?」という話に及んだ。知人はどうやら「最新のボールペンとかペンケースとか……」の話を期待していたようだが、そういうのは個人の好みで買うべきもの。筆者がまずオススメしたのは、「機能性の高い小型ノート」だ。

 

初めての環境において何が必要かといえば、それは当然、情報収集に決まっている。仕事の基本的な進め方、業界内の基礎知識、社食の利用方法、先輩社員のお子さんの名前などなど……新入社員として知っておくべき情報はたっぷりあって、そういうのは聞いたら忘れないうちに即、メモらねばならない。

 

であれば、机だけでなく立った姿勢で書く機会も多いはず。携帯性も重要だし、でもある程度のサイズ(最低限、A6以上)があったほうが見返しやすいし……。

 

つまるところ、そういう便利で書きやすいノートはまず持っておいて損はないよ、という話なのである。

 

“ソフトリング+変形ワイド判”が使いやすいノートのキーワード

その条件内でいま紹介するとしたら、コクヨの「Sooofa B6」だろう。もはやお馴染みとなった、ぷにぷに樹脂製のソフトリングでまとめられた小型ノートである。

 

ラインナップにはA5判もあるが、携帯性の点で今回はB6判をオススメしたい。

コクヨ
ソフトリングノート Sooofa(スーファ) B6変形
680円(税別)

 

サイズは正確に言うと、B6より幅広なワイド変形判。携帯性で言えば当然ながら、通常判型よりはレベルダウンするが、こと新入社員用ノートとなれば「社内の効率的な移動ルート」やら「オフィスの配置図」やら、図として書き込むこともけっこう多い。そういうケースでは、ワイド判の方が使いやすいってこともあるのだ。

 

↑細かく書き込むのに向いた4mm方眼用紙で、判型はB6より12mm幅広な182×140mm

 

ページ端にはマイクロミシン目が施してあるため、きれいに切り取ることもできる。伝言メモとして書いた内容をページごと切って人に渡す際は、リングからビリッと破り取るよりも、ミシン目でまっすぐ切れていたほうが印象が良さそうだし。

 

また、裏表紙の裏には、切り取ったページや名刺などを挟んでおける透明ポケットが付いているのも、使いやすいポイントの一つだ。

 

↑リングの根元に入ったマイクロミシンで、スパッときれいにページを切り離せる

 

↑こまごまとした紙類を挟んでおけるクリアポケットは、かなり重宝する

 

立ったまま筆記をする場合、まず360度折り返せるリングノートというのが必須要素。加えて、表紙が少し厚めのPP製+用紙枚数80枚のボリュームが効いてくる。がっつりハードな安定感とまではいかないが、片手持ちでもノート自体がクタッとならないレベルでは支えてくれるので、これで充分だろう。

 

↑右手を紙面に乗せての立ったまま筆記もこなせる安定感がある

 

普通に机で書くにしたって、手がリングに乗り上げても痛くないソフトリングなのは非常にありがたい。なにしろ一度ソフトリングに慣れてしまうと、もう普通のリングノートが使えなくなるレベルで快適なのだ。

 

また、普通のワイヤーリングよりも狭いリング径で綴じられるので、厚いノートのわりにコンパクトなのもメリットと言える。

 

↑机での筆記も、ぷにぷにのソフトリングで手が痛くない! これがとても快適だ

 

携帯性に関しては、表紙を固定できるゴムバンドが便利。カバンに放り込んでおいても、勝手に開いて用紙がグシャグシャになる心配がないわけで、これは持ち運び時の安心感に直結する部分だ。

 

さらにボールペンを引っかけておける切り欠きが表紙に施されているのも、ありがたい。

 

↑ソフトリングはペンを引っかけておけないが、表紙の切り欠きがあれば問題なし

 

小型のノートというだけなら他にも選択肢がいろいろあるが、これだけ機能盛り盛りな製品は、今のところ他にないだろう。用紙もCampus原紙を採用しているので、書きやすくて当たり前。あらゆる面で優秀な1冊なので、ひとまず「持ち歩く用のノート」に迷っているなら、試してみて欲しい。

 

 

筆者・きだてたくによる商品レビューのバックナンバーはこちら

【文具ソムリエール・菅未里の自腹買い文房具】「CC」を体現!?「紙のメモ」の価値を見直すコクヨのメモパッド

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。文房具の新作からロングセラーまでを知り尽くした菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた愛用の文房具とは?

 

“紙のメモ”の価値を再発見できるメモパッド

このデジタル化が進んだ時代に“紙のメモ”と聞くと、何をいまさらと思われるかもしれません。PCでもスマートフォンでも、メモを取る手段はいくらでもありますし、メールやSNSなら、遠くにいる相手にも一瞬で情報を送ることができます。文房具の仕事をしている私も同じで、日常ではPCやスマートフォンのおかげで便利な生活を送っています。

 

しかし私は、紙のメモも使っています。なぜなら、デジタル化のおかげで、逆説的に紙のメモの価値が見えてきたからです。

 

紙のメモなら相手に念を押せる

今回ご紹介するのはコクヨの「複写メモ」。見ての通りそっけないメモなのですが、これがとても便利なんです。

↑デジタル時代の紙のメモ。時代遅れのようですが、重要な存在意義があります。なぜなら…

コクヨ
複写メモ(134x91mm白上質紙50組入り)
190円(税別)

 

メールは便利です。たとえばCC機能などを使えば、多くの相手にもあっという間にメールを送れますよね。

 

しかしメールは、大量に飛び交うせいで見落とされるリスクが高いのも事実です。送ったメールが迷惑メールフォルダに入ってしまったり、CCに入っていたメールを見落としたりした経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。

 

そんな時代だからこそ、物理的な紙のメモが存在感を発揮します。たとえばオフィスに何か伝言を残したい相手がいたとして、メールを送るよりも、紙のメモを相手の机の上に置いたほうが伝わる可能性が高いということもあるでしょう。机が乱れていない限りは見落とさないですから。

↑紙のメモは、現代ではむしろ見落とされにくいのが強み。物理的に“ある”ことのインパクトは大きいのです

 

カーボンコピーで楽に複写

この商品が「複写」メモなのは、メモを書くとバックカーボンによって下の紙に複写されるからです。要するに、1回メモを書くと2枚のメモが作られるというわけです。

↑この通り、カーボンによって複写されます

 

すると、相手に渡したメモの控えが手元に残ることになります。すると相手がメモを失くしたときのバックアップになりますし、自分に対しての記録にもなります。

 

これは非常に便利です。いちいち2枚書く必要がありません。オフィス内で伝言を伝える機会が多い人は、ぜひ使ってみてください。大量の複写を作ってしまわないようメモを書くときに下敷きを入れる必要はありますが、メモの最初に厚紙がついているので切り取って下敷き代わりに使うことができます。

 

繰り返しになりますが、見落とされにくさなら紙のメモのほうがデジタルよりも上である場合も多く、複写メモならバックアップもとれます。デジタルの方が優れていることが多そうなビジネスシーンでも、意外にアナログのメモが存在感を発揮することもあるので、デジタルとアナログをうまく使っていきましょう。

↑筆記する1枚目の紙の裏面にカーボンを印刷している、やや懐かしいメモ

 

ちなみに、「カーボンコビー」とは、メールの「CC」(Carbon Copy)の語源でもありますね。アナログなようでかえって便利な「元祖CC」で、情報伝達の漏れをなくしませんか?

 

 

連載「文具ソムリエール・菅 未里の自腹買い文房具」アーカイブ
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

【文房具総選挙2022】PCやタブレットと併用できるアイテムも! キッズの学習がはかどる文房具15点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【トレンド部門】「キッズの学習がはかどる文房具」部門にノミネートされた15商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「キッズの学習がはかどる文房具」部門】

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。

 

No.73

サクラクレパス
アーチ消しゴム小学生学習用
110円

“ゴリラ筆圧でもよく消える!”とSNSで話題の「アーチ消しゴム」のキッズ向け。2B鉛筆もラクに消せる消字性能で、通常より厚みがあるため小さな手でも握りやすく、より消しやすくなった。

 

No.74

ナカバヤシ
学習タッチペン
1298円

指を固定しやすく転がりにくい、六角形の鉛筆型のスタイラスペン。子どもが握ったときにバランスを取りやすいよう、長さは一般的なスタイラスペンよりも短い98㎜に設計されている。

 

No.75

コクヨ
キャンパス クリップボードにもなる
プリントファイル
605円

不安定な場所でも下敷きなしで書き込める、クリップボード機能を持ったファイル。表紙を360度折り返せて、省スペースで使える。ポケット2つとクリップで、最大60枚のプリントを収納可能。

 

No.76

コクヨ
キャンパス ノートのための修正テープ
242円(長さ6m)、297円(長さ10m)

「キャンパスノート」の紙の色とテープの色、罫線幅とテープの幅を合わせていて、修正部分が目立たない。先端の金属プレートがテープをきれいにカットし、紙への定着性を高めている。

 

No.77

コクヨ
キャンパスノート(ハーフサイズ)
143円

セミB5ノートを半分にしたサイズで、省スペースで使える「キャンパスノート」。ノートがきれいに書ける「ドット入り罫線」と、漢字などが書きやすい小学生用の「方眼罫線」の2種展開だ。

 

No.78

コクヨ
キャンパス バンドでまとまる単語カード
176円

リング部分をシリコン素材のバンドにすることで、“持ち運び時に広がる”という単語カードの弱点を克服。従来の単語カード同様に、バンドを取り外して中身を入れ替えることもできる。

 

No.79

ショウワノート
ジャポニカ学習帳 宇宙編
209円(B5サイズ)、286円(A4サイズ)

表紙写真の解説や読み物付録が付いたロングセラー学習帳の、JAXA監修協力商品。「天の川の正体」や「ロケット打ち上げの仕組み」など、宇宙の謎に迫る知識が詰まった全18種展開。

 

No.80

レイメイ藤井
先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき
660円(クリアー)、825円(ブルー、バイオレット)

鉛筆を思った通りに動かす力「運筆力」の向上を期待できる、作業療法士監修の下敷き。表面に施された細かなドット加工が、イメージした通りのきれいな文字を書くのを手伝う。

 

No.81

ミラガク
タツール筆入
2530円

タブレットを立てられるスタンド付きの筆箱。細めから太めの鉛筆が入る鉛筆ホルダーと、スタイラスペンや名前ペン、定規類が入る収納部、消しゴム用のスペースがあり、抜群の収納力だ。

 

No.82

STAD
はじめてのコンパス
418円

円を描くときだけ針が出る、安全設計のコンパス。ヘッド部分は人間工学に基づいた設計で、軸がブレず回しやすい。ホルダーは、スライドするだけで鉛筆を固定する。一体型のため紛失しにくい。

 

No.83

シード
プシュケシホルダー/プシュケシ用消しゴム
110円(ホルダー)、88円(消しゴム)

ホルダーをプシュプシュ押すと、バネの力で消しゴムが出てくるユニークな仕掛けが特徴。ホルダーは3色、消しゴムは6色展開で、組み合わせは18通り。自分好みに組み合わせられる。

 

No.84

ほぼ日
ほぼ日ノオト
297円

デザイン心理学に基づいて作られた、いままでにない罫線のノート。隙間があるのに線がつながっているように見えるデザインで、視覚的ストレスが少なく、文字や図をスムーズに書きやすい。

 

No.85

HiLiNE
マ磁ケシ/マ磁ケシ替え消しゴム
550円(マ磁ケシ)、165円(マ磁ケシ替え消しゴム)

消しクズを磁石で集められるよう、フェライト(鉄粉)を練り込んだ消しゴム。本体のキャップを外すと磁力がオンになり消しクズを回収、はめるとオフになってキャップ内に消しクズが落ちる。

 

No.86

ソニック
メモポケット ランドセル用
1320円

ゴムバンド付きのメモ用ポケット。連絡メモを入れてランドセルのかぶせ部分に装着すると、開閉時に視界に入り、うっかりミスや忘れ物を防げる。紛失しがちな小物を入れられるのも便利。

 

No.87

ソニック
リビガク ハコボート
磁石付トレイでかんたん整理
1485円

勉強セットや工作道具などをまとめるのに活躍。筆記具を入れるのにちょうど良い浅めのトレイ付きで、マグネットで取り外しできる。入れるモノの名前が書ける「場所決めシール」付き。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】ホームセンターでも扱う本格的な「切る・貼る・綴じる」文房具10点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「切る・貼る・綴じる」部門にノミネートされた10商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「切る・貼る・綴じる」部門】

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。

 

No.40

東亞合成/コニシ
アロンアルフア「タフパワー」
実売価格534円

「アロンアルフア」シリーズから、耐水性と耐熱性に優れたモデルが登場。水回りや熱がかかりやすい部分の補修などに最適だ。液量調節がしやすい容器を採用し、出しすぎを防げる。

 

No.41

ミドリ
XSコンパクトパンチ
1056円

コンパクトに折り畳める世界最小クラスの二穴パンチ。左右のパーツを開くと本体が立ち上がり、一度でコピー用紙5枚まで穴開けできる。底面にはダストトレーが付いている。

 

No.42

オルファ
替刃式カイコーンPRO
実売価格652円

ハードな現場でも使える、頑丈で握りやすい開梱用のカッター。厚手素材を切るのに十分な刃幅ながらも、刃に手指が触れにくい安心設計だ。ワンタッチで刃を交換できる。

 

No.43

ミドリ
クイックテープカッター
968円

マスキングテープを軽い力で切れるディスペンサー。スライダーを引くと、テープが約2㎝送り出される。テープを対象物に貼り本体を引っ張れば、2㎝以上を引き出すことも可能だ。

 

No.44

UHU
瞬間接着剤 超速乾 ピペット
429円

高い速乾性を備えた強力接着剤。独自開発した容器により、液量を1滴ずつ正確に調節できる。細い溝や継ぎ目にしっかり流し込める細型ノズルを採用。吸い戻し機能で液ダレもしにくい。

 

No.45

スリーエム ジャパン
スコッチ 透明梱包用テープ ポータブル
374円(7m巻)、622円(15m巻)

ポケットに入れて携帯しやすい、厚さ約2㎜の芯を使った透明梱包用テープ。手で真っすぐに切れる特殊フィルムのためハサミは不要だ。テープを引き出すときの音も静か。

 

No.46

川上産業
スパスパ
492円〜

四角い形状の粒が、碁盤の目のように並んだ緩衝材。手で切り込みを入れるだけで真っすぐにカットでき、ハサミなしで梱包作業を行える。耐水性、耐薬品性のあるポリエチレン素材だ。

 

No.47

コクヨ
テープのり〈ドットライナー〉
(強力に貼る・本体)
440円

封とじ性能に優れた新開発のパワードットのりを採用。貼った直後から強力に接着でき、反発にも強く、時間が経っても封が開きにくい。厚みのある封筒や重量物の封とじにも安心して使える。

 

No.48

マックス
中とじホッチキス
「Vaimo11 LONG」
1万450円

軽い力で綴じられる中綴じホッチキス。針足の先端が紙側を向き、針先が手や衣服などに引っかかりにくい「先曲げクリンチ」機構を搭載している。綴じ位置がズレにくいのもうれしい。

 

No.49

ビバリー
まほうのペーパーリボン
440円〜

粘着面同士だけがくっつくペーパーリボン。巻いたモノに粘着剤が付かないため、ラッピングはもちろん、コードなどの結束にも活躍する。サイズやカラーのバリエーションも豊富だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】書類と一緒に小物もインできる便利な「収納する」文房具12点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「収納する」部門にノミネートされた12商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「収納する」部門】

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。

 

No.28

パイロット
オトバコ
2200円

文房具とスマホをまとめられるペンケース。机の上に広げれば、ペン立て、ペントレイ、スマホスタンドとして活躍する。ワークスペースをすっきり片付けることが可能だ。

 

No.29

キングジム
クリアーファイル チャックタイプ
726円〜

中身を水や汚れから保護し、収納物の落下を防げるチャック付きのファイル。雨の日や屋外での仕事でも安心して活用できる。開口部がサイドにあるため、大きな書類や冊子を収納しやすい。

 

No.30

コクヨ
クリップノート〈BIZRACK〉
605円

穴を開けずにコピー用紙や書類を綴じられる、開閉式クリップが付いたファイル。ノートのように、綴じたままでもページをめくったり書き込んだりできる。薄型で持ち運びしやすい。

 

No.31

キングジム
チアーズ ツインペンケース
1375円

中身を分類しやすい2部屋構造のペンケース。部屋ごとに開口部の形が異なり、小物を入れやすいファスナータイプと、ペンを出し入れしやすいオープンタイプがある。ポップなカラーも人気。

 

No.32

キングジム
ナナメクリ
330円(ホルダー5P アソート)、418円(ファイル)

ホチキス留めした資料のように、書類を斜めにめくりながら閲覧できるファイル。書類を角にあるストッパーに挿し込んで固定するタイプと、クリップで固定するタイプの2種類展開だ。

 

No.33

サンスター文具
ファイルバッグ PAAT
1100円(A5サイズ)、1320円(A4サイズ)

マグネット製のダブルフラップを備え、“パッと”一瞬で開くことができるファイル。収納口が大きく開き、中身の出し入れがしやすい。芯材入りで、紙類を折ることなく持ち歩ける。

 

No.34

コクヨ
2つ折りクリヤーブック〈BIZRACK〉
660円

A4サイズの書類をA5サイズで持ち歩ける、2つ折りタイプのファイル。開くとA4サイズに広がり、書類を閲覧しやすい。書類の入れ口がサイドにあり、口が広いため出し入れがスムーズだ。

 

No.35

コクヨ
2つ折りドキュメントファイル〈BIZRACK〉
770円

A4サイズの書類と小物が入る、2つ折りのファイル。書類を3つに分類できるインデックス付きファイルと、小物を入れられるポケット、名刺などを挿し込めるスリットが付いている。

 

No.36

ミドリ
ペン&ツールポーチ マチ付
968円

色とサイズが異なる2つの内ポケットを備えたマチ付きポーチ。内ポケットの開口部が斜めになっており、中に入れた小物にも指が届きやすい。メッシュ素材で中が見えるのもうれしい。

 

No.37

キングジム
ホルサック クリアーホルダーファイル
550円(6枚収納タイプ)、726円(12枚収納タイプ)

市販のクリアーホルダーを冊子状に綴じられるファイル。綴じるときはホルダーをストッパーに挿し込むだけ。ホルダーの開口部を塞がない設計のため、綴じたままでも中の書類を取り出せる。

 

No.38

LIHIT LAB.
マグネットフレーム
275円

A4サイズの書類や写真をスチール面などに掲示できるマグネット式のフレーム。3辺にマグネットを搭載し、空いている辺から書類を出し入れする。書類を水や汚れから守れる。

 

No.39

キングジム
「ロッツ」フルオープンケース
1870円(A5サイズ)、2585円(A4サイズ)

小物と書類をまとめて持ち運べる薄型の収納ケース。開口部が大きく開き、中身を一覧できる。背面には、面ファスナーで開閉する書類入れも搭載。丈夫で軽いクラフトペーパー製だ。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

【文房具総選挙2022】PCの傍らで広げやすいノートなど技アリの「記録する」アイテム11点がノミネート

仕事や勉強、作業の効率をアップさせる高機能をもつ“はかどり文房具”の年間ナンバーワンを投票によって決定する、「文房具総選挙2022」がスタートしました。ここでは【機能別部門】「記録する」部門にノミネートされた11商品を紹介していきます。

 

【ノミネート商品をまずは写真でチェック!】

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

 

【「記録する」部門】

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に、11アイテムがノミネート。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。

 

No.17

ダイゴー
isshoni.ノートナンバー
1045円(B6サイズ)、1100円(A5サイズ)

検索性に優れるページ番号入りのノート。ページごとのタイトルを巻頭のインデックスに記入して使う。ページ番号が斜めに印字されているため、ノートはタテヨコどちらでも使用可能だ。

 

No.18

大栗紙工
A4→A1note
990円

裏写りしにくいA1サイズの肉厚紙を、A4に折り畳みハードカバーで挟んだノート。書き込むときは紙を広げて使う。無地と「目標達成シート」「思考・アイデアシート」の3種類がある。

 

No.19

LIHIT LAB.(リヒトラブ)
軽量クリップボード<抗菌>
462円

重さが従来品の約半分(同社比)で、持ち運びしやすいクリップボード。中芯に中空ボードを使い、丈夫さと軽さを両立している。フック穴が付いており、吊り下げて掲示することも可能だ。

 

No.20

コクヨ
書類がすっきり分けられるクリップホルダー
880円

表紙の内側に、A4書類を挟めるインデックス付きポケットを3つ搭載。ポケットの端が浮いており、片手でも書類の出し入れがしやすい。持ち歩き時に表紙が開くのを防ぐゴムバンド付きだ。

 

No.21

マルマン
ジウリス ミニ
2750円

キーボードの手前にも置きやすい、片手サイズの横長バインダー。新開発のバインダー用金具を搭載し、本体が約1.5㎝コンパクトになった(同社比)。スリムながらも筆記用紙を約100枚収納できる。

 

No.22

NOLTY
NOLTYノート 横型スリム
横罫クロス/方眼マトリクス
各770円

筆記具を選ばずに、抜群の書き味を楽しめる「オリジナル手帳専用用紙」を採用。PCの手前に広げやすいサイズで、狭い机の上でも活躍する。ベーシックな6.0㎜の横罫と3.5㎜の方眼がある。

 

No.23

カウネット
パッとメモできるマウスパッド パメモ
657円

メモ帳としても使えるマウスパッド。ToDoの記入に便利な日付とチェックマーク、横罫が印刷されている。台紙に防滑加工が施されているため、片手でも書きやすく電話中のメモにも活躍。

 

No.24

セパル
ポケットクリップボード
715円

クリップボードに、書類が入るポケットをプラス。ポケットはA4サイズのクリアーホルダーが入る大きさで、中身の落下を防ぐフラップが付いている。フラップはマグネットの留め具付きだ。

 

No.25

学研ステイフル
Write White + ホワイトボードノート
1320円(A5タイプ)、1430円(B5タイプ)

ホワイトボードを綴じたノートの最新モデル。従来モデルは無地のみだったが、TO DOが1ページ、方眼が3ページ加わった(無地は2ページ)。書き込みがこすれて消えるのを防ぐ透明シート入り。

 

No.26

キングジム
ルーズリーフイン ホルダータイプ
550円

ルーズリーフの収納に特化したホルダー。ルーズリーフをポケットに挟むだけで分類・閲覧できる。綴じ具がないためスリムで持ち運びもラク。ポケットは4つあり、それぞれ最大10枚入れられる。

 

No.27

ホールマーク
Logppo 旅編
1540円

「したいことリスト」や「スケジュール」などを書き込むページを備えた、旅の記録を残せるノート。チケットやショップカードが入るポケット付きだ。およそ2泊3日の旅をまとめられる。

 

※価格はすべて税込で表示しています。

トレンドと機能で分類した8部門・100商品!

2013年に始まった「文房具総選挙」は今回で記念すべき10回目。ノミネートされた文房具のラインナップに、その年の世相が見える!? 2021年度のはかどり文房具をフィーチャーした「文房具総選挙2022」は最新の傾向を反映した「トレンド部門」3部門と、機能によって分類した5部門の、合計8部門。部門によってボリュームの差があるものの、およそ10数商品ずつが選出され、合計100もの商品がノミネートされました。

 

【トレンド部門】
在宅・ハイブリッドワークがはかどる文房具&環境整備アイテム 部門

在宅ワーク用ツールは、2021年度も引き続きホットなジャンル。今年は机上だけでなく、仕事環境を整備するインテリア寄りのアイテムまで選出しました。 15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/716263/

 

【トレンド部門】
キッズの学習がはかどる文房具 部門

子ども向けの学習情報ポータルサイト「学研キッズネット」とコラボした本部門。新しい教育方針を反映し、PCやタブレットと併用できる文房具も登場し始めています。15商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717396/

 

【トレンド部門】
SDGs文房具 部門

文房具の分野でも、脱プラや森林保全、ペーパーレスなどに貢献できる、SDGsに配慮したアイテムが続々と登場。左利きでも使えるといった多様性にも配慮するなど、企業努力が光るアイテムたちに光を当てました。13商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717444/

 

【機能部門】
書く 部門

「サラサ」や「ジェットストリーム」、「ボールサイン」など、人気シリーズの新モデルが多数登場。ノミネート商品が最多の16点という、激戦部門でもあります。16商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717119/

 

【機能部門】
記録する 部門

最新のクリップボードや狭いデスクでも広げやすいノート、メモ帳を中心に選出。ルーズリーフの利便性を高めるアイテムにも注目です。11商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717178/

 

【機能部門】
収納する 部門

例年はペンケースのノミネートが目立つ部門ですが、今年はドキュメントファイルが豊富に揃いました。小物を一緒に持ち運べる書類ファイルにも注目です。12商品がノミネート。
https://getnavi.jp/stationery/717298/

 

【機能部門】
切る・貼る・綴じる 部門

開梱用カッターや瞬間接着剤など、ホームセンターに並ぶタフな文房具が多数登場。一方で、持ち運びやすいコンパクトな文房具も選出されています。10商品がノミネート。https://getnavi.jp/stationery/717325/

 

【機能部門】
印をつける・捺す 部門

ハンコ関連商品に名品が多数登場し、部門名を「分類する・印をつける」から「印をつける・捺す」に刷新。もちろん、付箋やタグにも良品が揃っています。
https://getnavi.jp/stationery/717346/

 

<投票は4/24 23:59まで! 結果は5/24に発表>

https://forms.gle/8fX4AHXHcWbvg7h66

“現代のピカソ”ロメロ・ブリットのアートをまとったコラボノートが限定発売! 「ロメロ ブリット展」にて先行発売中

コクヨは、ポップ・アーティスト、ロメロ・ブリット氏のアートを表紙にあしらったコラボレーションモデルのキャンパスノートとソフトリングノートを、一部店舗にて1月下旬から数量限定で発売します。

 

バリエーションは、B6サイズの無線とじノートと、同社独自のやわらかリングを採用したソフトリングノートの2アイテムで、それぞれに6柄の計12品番を用意。発売に先がけ、1月8日より、テレビ朝日本社1F 六本木けやき坂スペースで開催中の「ロメロ ブリット展~The Pop Art World~」会場にて、先行発売を実施しています。

 

「ROMERO BRITTO キャンパスノート」は、6mm幅の罫線で、枚数は70枚。タイトル欄も同色のグレーに統一し、表紙だけではなく、裏表紙、表紙裏にもパターンがプリントされています。税抜価格は600円。

↑左から、「01 はな」「02 はあと」「03 あいす」「04 いぬ」「05 ひと」「06 がら」

 

「ROMERO BRITTO ソフトリングノート」は、B6サイズで、必要なページだけをきれいに切り離せるミシン目入り。ノートの枚数は80枚です。 罫線は、オン・オフを問わず多用途に使える5mmの方眼ドット罫を採用。前述のキャンパスノート同様、表紙だけではなく、裏表紙、表紙裏にもパターンがプリントされています。税抜価格は900円。

↑左から、「01 カップルカオ」「02 フィギュア」「03 カップピンク」「04 ブーケ」「05 ハイヒール」「06 ハートブルー」

2022年を占う! 2021年「文房具」業界を席巻した二大トレンドのおさらい

2020年に引き続き、今年もやっぱりコロナで大変だったなぁ、という印象の強い2021年。では、文房具業界としては、2021年はどんな雰囲気だったかというと、世情の薄暗さに対して、実は近年まれに見る“面白い年”だったように思う。

 

コロナ禍で発売時期が遅れていた製品も徐々に出始めたし、ニューノーマルに対応した従来にないツールも数多く登場している。まだ業界全体で景気回復とまでは至らないが、それでも我々ユーザーが「わー、なんか楽しい新製品がいっぱいあるなー」と感じられるような前向きな雰囲気になっているのだ。

 

そこで今回は2021年の文房具シーンを振り返りながら、あらためて「コレ買い忘れてない?  買っておいたほうがいいよ」という2021年の傑作文房具を紹介していこう。おそらくトレンド的にはもうしばらく今の流れが続くはずなので、来年以降の予測としても読んでいただけるとありがたい。

 

1.ここ数年で最大級!? ボールペンの当たり年

2021年で一番に挙げたいのが、「ボールペンすごかったね!」という話。まず上期には、ファン待望の多機能ペン「ブレン2+S」(ゼブラ)や、ロングニードルで細字の書きやすさに特化した「モノグラフライト」(トンボ鉛筆)に注目が集まった。

↑ロングニードルチップで先端視界が広く、細かな字が書きやすい「モノグラフライト」

 

【ゼブラ「ブレン 2+S」】ボールペンかシャープか、メイン機能で選ぶべき最新個性派「多機能ペン」

【トンボ鉛筆「モノグラフライト」】なめらか筆記はもう常識! 最新ボールペンが「モノグラフライト」「イルミリー」で遂げたさらなる進化とは?

 

さらに夏には「オレンジEG」(BIC)廃番というショッキングなニュースに続いて、新定番を目指す「クリスタル オリジナル ファイン」(BIC)が発売されるなど、とにかく話題に事欠かなかった印象だ。

↑今年惜しまれつつ廃番となった「オレンジEG」(上)と、新登場の「クリスタル オリジナル ファイン」(下)

 

BIC「クリスタルオリジナルファイン」】「BICオレンジEG」廃盤! その後継ボールペン「クリスタルオリジナルファイン」はファンを納得させられる出来なのか?

 

例年であれば、これでも充分に「いろいろ出たなぁ」と言って構わないのだが、実はまだまだ。今年のボールペンに関する動きは、秋以降が本番だったと言える。

 

なにより最もインパクトがあったのが、「ユニボールワン」の軸を高機能化させた「ユニボールワン F」(三菱鉛筆)や、6色カラーブラック「ボールサイン iD」のアップグレード版「ボールサイン iD plus」(サクラクレバス)といった、上位モデルの登場だろう。

↑最適な重心バランスの「ユニボールワン F」は、 おそらく2021年で最も注目されたであろうボールペンだ

 

↑良好なフローのワンインク+スタビライザー機構で安定した握り心地を実現した軸は、相性抜群の組み合わせだ

 

これらの特徴としては、すでに人気の高い既存ボールペンのリフィルはそのまま、軸のデザインや重心バランスを見直すことで握りの安定感・書きやすさをアップさせていること。価格も従来モデルから100~200円ほど上がっているが、触ってみれば、間違いなくお値段以上の価値を感じられるクオリティである。

↑低重心化に加えて軸のマット塗装でグリップ感も向上した「ボールサイン iD plus」

 

【三菱鉛筆「ユニボールワン F」】【サクラクレパス「ボールサイン iD plus」強みは書き心地を高める低重心! 新価格帯「300円ボールペン」の真価とは?

 

実際問題として、インクやチップ周りに関しては2019~2020年の間でかなり高品質化しており、現状すぐにこれ以上のものを求めるのは難しい。そこでメーカーがたどり着いたのが、手付かずだった軸のバージョンアップなのだろう。

 

その結果として、高品質なインクと高機能な軸がかけ合わされ、ある意味「ボールペンの完成版」とも言える製品が登場した、というわけ。

 

↑ゲルインクの大定番「サラサクリップ」は、極細0.3㎜径でサラッと書ける「サラサナノ」にアップグレード

 

【ゼブラ「サラサナノ」】秘密は軸にあり!「サラサナノ」が極細ゲルインクボールペンなのにガリガリしない理由

 

ところでこのムーブメントがまだ2022年も続くとしたら、気になるのが、現時点でまだ軸のバージョンアップが終わっていないレジェンド級ボールペンの存在だろう。

 

例えば来年以降、「ジェットストリーム」や「フリクションボールノック」が同じ文脈でアップグレードされたらどうなる……? と考えるだけで、正直ワクワクが止まらないのだ。

2.ニューノーマルに慣れたユーザーの要望を製品化

2021年でもうひとつ大きな動きといえば、コロナ禍におけるニューノーマルに積極的に対応した文房具の登場だろう。

 

これまでにも「狭い作業スペースで効率的に仕事ができる」ことを主眼にした製品はあったが、在宅ワーク爆増の流れを受けて、ジャンルの枝がより太くなったという印象だ。

↑狭い机でも、自立する書類ファイル「ジリッツ」を使えば作業効率が落ちない

 

【キングジム「ジリッツ」】見やすくて省スペース! キングジムの自立するファイル「ジリッツ」の斬新な仕組みとは?

 

さらに言えば、ただただコロナ騒ぎに流されるだけだった2020年に比して、2021年はユーザーが新しい働き方を受け止めてきちんと咀嚼しはじめた、ということもあると思う。オンライン会議ひとつとっても、昨年までならただぼんやりとフレームに収まっていた同僚が、最近は妙に顔色良くくっきり写ってるな、と感じたことはないだろうか?

 

これは、「ノートPCにスタンドをセットすると画角が上がって顔写りが良くなる」、あるいは「照明にビデオライトを使うと見栄えが上がる」といったノウハウが次第に広まっていることに由来する。

↑クリップオンでカメラ写りが圧倒的に良くなる「Web会議用スクエアライト」

 

つまり、我々がオンライン会議にようやく慣れてきたことで、不満に感じるポイントも明確化してきた、ということなのだ。そしてそれによって、不満が解決できるツールの要望をメーカーが汲み取って製品化、という流れも生まれているのである。そもそも文房具メーカーの社員だって在宅ワークを1年以上みっちり経験しているわけだから、ケーススタディも万全だろう。

 

例えば「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」(コクヨ)のように、スタンドでノートPCの画角を上げつつ、オンライン会議に参加しながらメモを取りやすい、といった“オンライン会議特化型”の機能を持っている。これは、在宅ワークの環境的な不満をまとめて取り除くことができる、とてもよく考えられた製品だと思う。

↑キーボード上がデスクに早変わりする「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」は、狭い場所でのオンライン会議にとにかく重宝する

 

【コクヨ「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」】在宅ワーク環境を快適化!コクヨのPC周辺アイテムでキーボード入力もメモもスムーズ

 

↑ソファや座椅子でも快適に仕事ができる「広々ひざ上デスク」も今年前半に注目を集めた

 

【ソニック「ユートリム 広々ひざ上デスク」】在宅ワークの「机がない!」問題を解決するか?「広々ひざ上デスク」の実力を検証

 

↑自宅のプアな椅子で腰を痛めたときは、「パタスタ」で机をスタンドデスク化がオススメだ

 

【カウネット「WORK FIT HOME スタンディングワーク用PCスタンド パタスタ」】いつもの机をスタンディングデスク化するカウネット「パタスタ」が座りっぱなしの腰痛を解消する!

 

今後はコロナも落ち着くことで、また現在とは違う仕事環境になることだろう。とはいっても、オンライン会議というものがなくなるとはとても思えないし、DX化の流れを考えれば在宅ワークももっと気軽なものになるに違いない。

 

であれば、来年以降もそういった新しい仕事環境に適応した文房具やツールは増えるはずだし、よりユーザーの不満を踏まえて解決力を高めた完成度になって出てくるのではないだろうか。

 

筆者・きだてたく文房具レビューのバックナンバー
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在宅勤務の座りすぎ問題を解決! 重力で座面を動かす独自の機構を採用、体幹を整えるワーキングチェアー「ingLIFE」

コクヨは、ワーキングチェアー「ingLIFE(イングライフ)」を、12月20日に発売します。税込価格は7万2600円~。

 

同製品は、Multi Objective Chair(マルチオブジェクティブチェアー)をコンセプトとしており、仕事や学習、食事、ゲームなどの自宅での様々なシーンに対応。体の微細な動きに合わせて座面が360度揺れ動くことで、長時間心地よく座れるグライディング機能を搭載。バネを使わずに、シート底面に内蔵された円盤が起き上がりこぼしのように重力で揺れることで座面を動かす、同社独自の新たなテクノロジーを採用しています。

 

PCワークの前傾姿勢はもちろん、背にもたれた後傾姿勢にもフィットし、心地よい姿勢に整えてくれます。重力で動く機構は、体重に合わせて動きが調整されるので、大人から子どもまで、あらゆる姿勢とさまざまなシーンを心地よくサポートします。

 

座面の幅をワイドに設定し、グライディングの揺れとの掛け合わせにより、自由な姿勢を受け止める一方で、肘掛けや脚部の幅はコンパクトにすることで、レイアウトしやすいサイズ感に収めています。

 

「空間のアクセントになりつつも日常生活になじむカラーと素材感」をコンセプトに、ブラック、ミディアムグレージュ、ディープグリーン、ブリックレッドの、4色のカラー展開。背もたれは背合板タイプと背布張りタイプを用意し、脚部はキャスター付きとキャスターなしのタイプがあり、合計68パターンの中から、インテリアに合わせて選択できます。

 

発売に先駆けて、同製品を試せる展示スペースを、コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」1Fなど全11か所に設置。展示場所などの詳細は、同社公式サイトをご覧ください。

ここまで最適化してくるとは! コクヨ「キャンパスノート」専用修正テープのこだわりぶりをチェック

さすがに「キャンパスノート」を知らない、という人はいないと思う。総合文具メーカーのコクヨから発売されている日本で最もメジャーなノートで、その年間生産数は1億冊! 間違いなく、文房具業界のレジェンドブランドのひとつだ。

 

このキャンパスブランドが、最近ちょっと面白い展開をしているように見える。例えば、2019年に発売された「キャンパス まとめがはかどるノートふせん」は、ノートの1ページにあと数行だけ書き足したい、といった際にページ端に貼って紙面を拡張できる、特殊な用途の付箋だ。キャンパスノートと同じ用紙に同じ罫線が印刷されているため、貼った際の違和感が非常に少ない、というのがポイント。要するに、キャンパスノートに使う専用ツール、と言える。

 

つまり「ユーザーがキャンパスノートを選ぶ理由」として、こういった専用ツールを作ったわけだ。もちろん、そもそもノート国内トップシェアという立ち位置があっての話ではあろうが、それにしても野心的なやり方だと思う。

 

今度は、キャンパスノートに特化した専用修正テープが登場

そして、そんなキャンパスノート専用ツールとして次に登場したのが、修正テープである。コクヨ「キャンパス ノートのための修正テープ」という名前からもはっきり分かる通り、まさにキャンパスノートのために作られたツールなのだ。

コクヨ
キャンパス
ノートのための修正テープ 5.5mm・6.5mm幅
6m220円/10m270円(ともに税別)

 

何がどうキャンパスノート専用か? というと、最大のポイントはやはり、キャンパスノートの紙色に合わせたテープ色だろう。これは貼り比べてみると一目瞭然で、一般的な修正テープはノート用紙に貼ると白すぎるのだ。そのため、修正した箇所がパキッと浮き出すように見えて、目立ってしまう。

↑「修正テープ」の部分を修正。肉眼だとなおのこと、一般的なテープの白さが目立つ

 

対して「キャンパスノートのための修正テープ」は、ほんのわずかに青みがかったグレー色のテープ。これがキャンパスノートに貼られると、なるほど、違和感はかなり少ないようだ。見る角度や光の当たり方によっては、ややテープ色が暗すぎるように見えることもあるが、それでも白浮きするよりははるかに目立ちにくい。

 

ラインナップは、テープ幅で6.5mmと5.5mmの2種(テープ長もそれぞれ6mと10mがあるので、正確には4種)を用意している。

↑ヘッドやボディのロゴ色もA罫(ピンク)用とB罫(青)用になっているので、使用時に間違えることはなさそうだ

 

修正テープを使い慣れている人であれば、このテープ幅に対しても「ん? なんか微妙に見慣れない数字だな」と感じるかもしれない。一般的な修正テープの幅は4mmや6mmといった整数であり、0.5という小数点以下の数字は存在しなかったからだ。

 

ではなぜ「キャンパスノートのための修正テープ」が6.5mm5.5mmなのかというと、それはキャンパスノートの罫線幅が7mmA罫)と6mmB罫)だからである

 

例えば6mm罫に対して5mm幅の修正テープを使うと、中央に貼っても上下に0.5mmずつの余白が出る計算になる。結果、修正しきれなかったはみ出しが発生してしまうわけだ。かといって6mm幅テープを使うと罫線まで消えてしまう可能性が高い。

↑テープ幅0.5mmの差で、修正しきれないはみ出しが発生している

 

そこで、罫線キワキワまで修正を入れられるよう、余白を可能な限り減らすための+0.5mm幅、という発想だ。ただし、罫幅から余白が少なすぎるため、美しくテープを引くためには、それなりに慎重に作業する必要はあると思う。

 

もうひとつ特徴的なのが、薄い金属板を採用した新しいテープヘッド。

↑金属板ヘッドがスパッとテープ端を切るため、修正テープが苦手な人でもカットミスが発生しにくい

 

紙面に当てて修正を入れたあとに本体を引き上げると、この金属板のフチでテープをきれいにカットする仕組みなのだ。このキレの良さはかなり優秀で、修正箇所に切り損ねてガタガタになったテープ端が残ることもなく、非常にスマート。「修正テープできれいに修正できない」というトラブルの大多数はこのカットミスに由来するはずなので、そこで失敗しにくいのはありがたい。

 

「キャンパスノート」以外でも使えるか?

この優秀なヘッドなら、キャンパスノート以外でも使いたいと思う人はいるかもしれない。

↑製品名下にテープを貼った状態。マルマンのルーズリーフ「ジウリス」はかなり色味が近いが、それ以外はやはり違和感あり

 

ただ、実際によく見てみると、ノート用紙の色って、意外と製品によって違う。そのため、キャンパス専用のこの修正テープを使うと逆により目立ってしまう、なんてこともある。例えばナカバヤシ「ロジカルノート」はやや紙面が赤っぽく、キャンパスノート用ではハッキリと浮いてしまうようだ(もちろん、罫線の合間に破線の補助線が入っている“ロジカル罫”に、そもそもマッチしてないという問題もあるが)。

 

もちろんメーカーとしては「だから、キャンパスノートに使ってくださいよ」と言ってるわけなのだが。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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アイデアと完成度に脱帽! コクヨの2つ折りファイルとコピー用紙で作るノートが書類の持ち歩きを快適化

前回、PC関連の便利アイテムとして、コクヨ「BIZRACK(ビズラック)」シリーズの新しいワークツール2点を紹介した。ところが「BIZRACK」の新アイテムはまだあって、それも紹介しないわけにはいかないぐらいに面白いのである。

在宅ワーク環境を快適化!コクヨのPC周辺アイテムでキーボード入力もメモもスムーズ
https://getnavi.jp/stationery/659728/

 

が、その前にまず前提として述べておくべきポイントがある。それが、テレワークによって「書類を持ち運ぶ機会が増えているらしい」という話なのだ。これまではオフィスに置きっぱなしだった資料などの書類は、在宅で仕事をするならそれも持って帰らなきゃいけないし、出社する際には当然再び持って行くことになる(もちろん、持ち出せるものに限るが)。サーバーにファイルをアップロードして閲覧すればいいのでは? という話もあろうが、画面で見るよりプリントアウトした方が、取り回しがラクというケースも多いのである。

 

そこで今回は「BIZRACK」シリーズから、書類輸送に適した最新アイテムを紹介したいと思う。

 

コンパクトに書類を運べるドキュメントファイル

“書類”と一般的に呼ばれるものを大きく分けると、自分だけで見るためのものと、他人が目を通すものの2つになる。他人(社内でも社外でも)が見る用の書類であれば、そこはやはりシワなく折り目なくピシッとしているべき。だが単に自分が参照するためだけにプリントしたものなら、多少折れてようが読めるなら問題ないし、それよりは持ち運びしやすさを優先したっていいだろう。

コクヨ
2つ折りドキュメントファイル<ビズラック>
700円(税別)

 

そういう感覚で運用するなら、「2つ折りドキュメントファイル<ビズラック>」はかなり優秀だ。A4サイズの書類ホルダーを、その名の通り2つ折り(A5サイズ)にして携行できる。つまりコンパクト化されるため、単純に持ち歩きやすくなるという話である。

 

近年増えてきた感のある「書類の二つ折り収納」だが、小さなカバンにもスルッと入って助かるという人も多いのではないだろうか。実際、筆者はノートPCレスで外出する際には小さなボディバッグを多用しているので、今後はこの「2つ折りドキュメントファイル<ビズラック>」がヘビーに役立ってくれそうな気がしている。

 

↑表紙のゴム紐を外して開いた様子。A4書類を半折りの状態でストックできる

 

 

↑インデックスで仕切られた書類収納。インデックスの山が表紙と同色で見づらいので、ラベルシールか何か貼った方が使いやすいかもしれない

 

書類ホルダー部は、2山のインデックスで3つに分かれており、書類の分類収納が可能。案件ごとに分けてもいいし、至急/いつでもいい/終わったけど念のため保持、というように優先度で分けてもいいだろう。

 

同サイズの紙をざっくりと収納するツールなので、必要な書類を探す手間を考えれば、インデックスによる仕分け収納は必須と言える。

 

↑ペン類も飲み込むミニポケット。容量は大きくないが、簡易的なペンケースとしても機能しそう

 

書類ホルダー以外には、透明窓のミニポケットと名刺用のスリットがついている。特にミニポケット(厚さ8mmの物まで入る)は、付箋やラインマーカー、目薬など、書類仕事にあると助かる小物がまとめて持ち運べるのがありがたい。

 

PCを使わない書類チェックのような作業であれば、何ならこのドキュメントファイルひとつでこなせるわけで、これはなかなか気の利いた仕様だと思う。

 

↑名刺をストックしておくと、ファイル自体を紛失したときに戻ってくる確率が上がる(名前シール代わり)。特に必要なくても入れておくのがオススメだ

書類をオフィス外に持ち出すにあたって、空き時間に腰を下ろせる場所で資料を読み込んでおく……というような使い方なら、「2つ折りクリヤーブック<ビズラック>」もアリだ。

コクヨ
2つ折りクリヤーブック<ビズラック>
600円(税別)

 

こちらは10枚のクリアポケットを備えたファイルを、先のドキュメントファイルと同様に2つ折りにしたもので、パラパラとページをめくれる分、閲覧性が高い。外出先で、急に一覧や数字を参照する必要に迫られた場合などは、携帯しやすさも含めてかなり便利なのだ。

 

↑表紙を開くと、書類ホルダー兼用の中表紙が現れる

 

↑さらに中表紙を開くと、ペラペラとめくって見られるクリアポケットのページが出現。書類は側面から入れるサイドスロー式だ

 

↑中表紙はホルダー型のポケットも兼ねる。カドを差し込んで固定しておけるので、収納した書類が抜け落ちる心配もなさそうだ

 

実のところ、2つ折りのクリヤーブックはすでに他メーカーからいくつか先行製品が出ているのだが、それを踏まえても良さを感じるのが、展開時の表紙にあたるホルダー型のポケット。2辺が開くクリアホルダーのような形状のポケットなので、ひとまずざくざくと書類を入れておくのに使えるのである。

 

ポケット式はいちいち書類を収納するのが手間だが、こういうラフに使える要素が入っていてくれると、気軽に使えていいと思う。

コピー用紙と書類をまとめてノート化

書類を携行するだけに限らず、汎用性の高さで面白いのが「クリップノート<ビズラック>」だ。

コクヨ
クリップノート<ビズラック>
550円(税別)

 

背のクリップでA4サイズ程度の紙なら何でも挟みこんでおけるというもので、コピー用紙を挟めば無地のノートになるし、書類を一緒に挟んでおくことも可能だ。

 

また、ルーズリーフのように紙の抜き差し自在だが、リング穴は不要、という便利さが最大のポイントと言える。

 

↑背表紙には、回転式のクリップを2つ備える。閉じるとギュッと強めの圧がかかるので、紙の固定にも安心感がある

 

↑A4用紙を差し込んでクリップを戻せば、この通りしっかりち綴じられたノートの完成だ

 

以前にこの連載でも紹介したPageBase(ページベース)「SlideNote(スライドノート)」と同じコンセプトの後発製品だが、使い勝手の部分で違いがある。

第三のノート誕生! 入れ替え可能な“綴じ”ノート「SlideNote」は“アイデア出しは手書き”派の最適解!?
https://getnavi.jp/stationery/573803/

 

まず「SlideNote」は、背全体を挟む大きなスライドクリップが特徴だったが、この「クリップノート<ビズラック>」は樹脂製の回転クリップを2点に備えている。「SlideNote」はA4以下であればどんなサイズの紙でも綴じることができたが、こちらはクリップが上下端に分かれて配置されているため、基本的にはA4限定と言っていいと思う。

 

↑プリントアウトの書類と無地ページを混ぜ込んだ仕事ノートも、簡単に作れる

 

とはいえ背周りがコンパクトな分だけ、表紙は非常に開きやすい。表紙を360度折り返して使うこともできるほどで、これは閲覧だけでなく立ったまま筆記も可能というメリットがある。また、背が薄い=全体的にスリムということで、カバンに突っ込むときも、よりスムーズに入った。

 

↑表紙を折り返すことで、クリップボード的な使い方も可能だ

 

また、挟む紙が少なくても抜けにくい、というのも「クリップノート<ビズラック>」の重要なポイントだろう。回転クリップは紙1~2枚程度でもしっかり挟んでくれて、背を折り返しても抜ける気配はほとんど感じない。書類を挟んでの閲覧用ファイルとして使うのであっても、スポ抜けしての紛失を心配しなくて良いのは嬉しいところである。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

在宅ワーク環境を快適化!コクヨのPC周辺アイテムでキーボード入力もメモもスムーズ

とある調査によれば、コロナ禍の1年で売り上げを伸ばしたファッション関連製品の第2位が、PCケース・バッグだったという。前年比で598%だというから、これは相当なものだ。

 

ちなみに第1位は当然ながらマスク類で、80,508%。“8万%”なんて、昨対(昨年比)でそんな数字、初めて見た。と、さすがにケタが違いすぎるマスクはさておき。

 

PCケース・バッグが大幅に売れ行きを伸ばした要因として考えられるのは、やはりオフィス・自宅間でノートPCを持ち運ぶ機会が増えたということ。あとは、在宅環境でのPC周辺環境を快適にしたいという要望もあるだろう。ウェブ会議など、これまであまりなかった業務に対応しやすい製品というのも、望まれているんじゃないだろうか。

 

仕事のやり方がコロナ前とは変わっちゃったんだから、仕事道具も変えていくのは当たり前、という話なのである。

 

そこで今回は、コクヨのワークツールブランド「BIZRACK(ビズラック)」から10月に発売される、新しい機能を持ったPC周辺アイテムを2点紹介したい。それぞれ、変わってしまった仕事環境に対して「こういうのがあると便利じゃない?」という提案が含まれており、なかなか面白いのである。

 

狭い机でのウェブ会議を快適にするPCスタンド

まず紹介したいのは、「スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>」。

 

“運搬”という用途が明白なPCケースと違って、PCスタンドというのはまだ認知度が低い。しかし、実は使うことで首・肩の負担を減らして作業ストレスを軽くする効果が期待できるため、できれば使った方がいいツールなのだ。

コクヨ
スライドボード付きノートPCスタンド <ビズラック>
4500円(税別)

 

収納時は13インチのノートPCとほぼ同サイズの薄い板状。このままPCと一緒にケースに入れて持ち運ぶのも問題なさそうだ。

 

そして、いざ使用するときは、表面のスタンド部を持ち上げ折り返してからノートPCを乗せると、ほどよい角度がついた状態になるという仕組み。さらに折り返し方を変えることで、角度は15度/25度の2段階に調節できる。

 

↑スタンドでノートPCに程よく角度をつけることで、作業効率はアップする

 

↑角度は2段階に調整可能。手首から肩にかけて無理のない角度を選ぶとラクだ

 

この角度がつくことで、今まで液晶を見下ろしていた視線が少し上がる。これによって、まず首の負担がかなり減るのだ。近年、スマホを見下ろし続けることによって頸椎を痛める“スマホ首”が問題になっているが、ノートPCの画面見下ろしもなかなかに問題なのである。

 

また、打健姿勢も変わって肩の位置が下がるため、肩胛骨周りの緊張が減る=肩こりもラクになるというわけだ。

 

↑スタンドなしの状態。首が前傾して、肩周りにもやや無理がある姿勢だ

 

↑スタンドで角度をつけてやると、首・肩が自然な位置に戻る。長時間の作業だと、これだけで体の負担が大きく違ってくるはず

 

↑PC内蔵カメラの高さも変わるので、スタンドを使えばWEB会議での写りもナチュラルに。ドーンと鼻の穴を晒さずに済むのはありがたいかも

 

とはいっても、ここまではあくまでも普通のPCスタンドのメリットでしかない。「スライドボード付きノートPCスタンド」が面白いのは、狭い机でウェブ会議が快適になる、とあるギミックの部分なのである。

 

そのギミックというのが、名前の通り手元から引き出せるスライドボードだ。

 

↑筆記具を使いたい場合は、スライドボードを引き出すと……

 

狭い机にPCを置いていると、ウェブ会議中にメモを取るだけの場所も取れない、なんてこともあるだろう。そういうときは、スタンド下端のタブをつまんで引くと、とフラットなボードが出てくる。これをパタンと折り返すと、ちょうどキーボードにフタをする形でボードが安定。

 

なんとこのキーボード上の板が、メモを取るための簡易的な机面として機能するのである。

 

↑キーボードが一時的に机として使えるように。ウェブ会議でのメモ取りはこれが快適

 

ボードはしっかりした硬さでたわみにくいため、上で筆記することで勝手にキータイプされてしまうようなことも、ほぼなかった。もちろん書きづらさもなし。書く場所がないからと、膝の上にノートやメモを置くより、はるかに快適だ。

 

また、画面とメモが同じ垂直軸上の近い位置で並ぶため、筆記時に際に画面から大きく視線を外さなくて済むのもありがたい。相手側から見ても、会話中にこちらが(メモを取るためとはいえ)顔を逸らしているのは、あまり感じの良くないもの。その点でも、キーボードの上で筆記できたほうが、印象の点で好ましいだろう。

 

↑文章を書く時などは、手元のグラつきがそれなりに気になる。ひとまずは「ウェブ会議用ツール」と考えて使うべきか

 

ただ、使ってみた感覚としては、スタンドとして使うには素材的な安定感がやや足りないかな、と感じることもあった。特に15度モードで使っていると、使用時に左右にグラグラと傾くことがあるのだ(25度だとだいぶ安定する)。これは、使いにくいと感じる人もいるかもしれない。

 

とはいっても、「狭い机でウェブ会議をする際のメモの取りやすさ」という視点で作られたPCスタンドは他にない。この利便性は一度味わってしまうと、なかなか離れがたい魅力があるのだ。

 

PCにくっつくガジェットポーチに、自立機能をプラス

合わせてもう一つ紹介したいのが、同じくBIZRACKシリーズの「スタンド型ノートPCオーガナイザー <ビスラック>」。これはシンプルに、マウスや電源ケーブル、イヤホンといった、ノートPCと同時に使いたいガジェットを収納するポーチだ。

コクヨ
スタンド型ノートPCオーガナイザー <ビズラック>
3200円(税別)

 

↑前面の収納量はこんな感じ。ポケットは膨らむが、厚みのあるものも収めておける

 

↑裏面のメッシュポケットは横マチがしっかりあるので、見た目以上の容量がある

 

表側の素材はネオプレンで伸縮性のあるポケットが3列4個並び、裏側は全面メッシュポケットとゴムベルト、という構成。ポケットに必要なツールを入れた状態でゴムベルトをノートPCにかけてしまえば、一体化してまとめて持ち運べるのがメリットだ。オフィス内での移動はもとより、自宅内でだって、必要なものはまとまってくれていた方がありがたいのは、道理である。

 

↑自立させる際は、裏面のマグネットスナップをパチンと留めるだけ

 

↑中身が入ったまま自立するので、ツールスタンドとしても使える

 

で、いざ作業を始める段になれば、PCから外して、ゴムベルト両端の根本にあるマグネットスナップを噛み合わせる。すると、少し傾いた四角柱型に変形して自立する。

 

携帯時は一体化、作業時は自立してコンパクトに置ける。徹底的に場所を取らない仕組みはユニークだ。

 

↑タブ裏面にはうっすら段差があるので、そこにスマホ下端が乗ると安定する

 

さらに、自立状態で下端のタブをめくってスマホを乗せると、スマホスタンドとしても機能する。自立した本体が傾いていることで、スマホ画面が見やすいようになっているのだ。

 

PCで作業しつつ業務連絡はスマホで受ける、といったやり方であれば、この使い方はかなりスマートにハマるのではないだろうか。スマホでウェブ会議に出たり、ビデオ通話をしたりするにしても、使いやすいのは間違いない。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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書き味はペンと紙の組み合わせ次第! コクヨ「ペルパネプ」で「手書き」の妙味を体感できる

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第11回となる今回は?

 

第11話

コクヨ
ペルパネプ
ペン:143円〜440円(税込)、ノートブック:各990円(税込)

ツルツル、サラサラ、ザラザラの3種類の手触りのノートと、書き心地の異なる3タイプのペンを揃えるシリーズ。ノートはA5サイズだが、開いたときに中央に段差ができにくいフラット製本のため、A4サイズの面としても使える。罫線は3mm方眼や4mm方眼ドットなど全5種類。

 

ペンと紙の相性を趣旨に、デザイン性も妥協なし

ペン好きなら一度は必ず通る「ノート道」。お気に入りのペンに出会ったとき、ではそのポテンシャルを最も引き出せるのはどの紙なのか? それを知りたくなるのは当然の心情と言えましょう。結果、家には書きかけのノートが山積みに。あるいは良い感じのノートや手帳と出会ったとき、その紙にいちばん相応しい筆記具を見つけるべく手元のペンを取っかえ引っかえ、なんて人も多いと思います。

 

そうしたペンと紙の相性に焦点を当てたのが、コクヨの新ブランド「ペルパネプ」。同社が誇る製紙技術で作った質感の異なる3種類のノートと、ゼブラのゲルボールペン「サラサ」、プラチナ万年筆の簡易万年筆「プレピー」、そして自社の極細サインペン「ファインライター」という3本を、白を基調にリデザインしてトータルコーディネート。これは言わば、モノ単体を売っているのではなく、「紙とペンの組み合わせを考えるのって楽しいよね」という概念を売っている、もしくは筆記という行為の解像度を高めるための学習キットとでも言えるでしょう。

 

さらに思わぬ副産物も。それは白いボディで統一された各ペンの見栄えの良さ。どうにも安っぽさが否めない(これは決して悪いことではない)サラサやプレピーのシルエットが、こんなに美しいだなんて、透明軸のときには気づかなかった。コンセプトありきで終わらない、見た目にも使い心地にも配慮が行き届いた、極めて“地肩”の強いプロダクトです。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第9話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第10話】ジェットストリームに迫る滑らかさ! 伊東屋オリジナルのボールペンリフィルは優雅な書き心地で人に勧めたくなる

 

まるでおしゃれなポーチ!? リュックなどに入れておきたいA4サイズのバッグインバッグ5選

いつも使っているリュックやバックパック、トートバッグも、ビジネス用途に最適なバッグインバッグを使えばビジネス仕様になります。今回ピックアップしたバッグインバッグはどれも芯材などがしっかりしたものばかりで、バッグの中で散らばっている荷物を整理するだけでなく、バッグ自体の型崩れも防いでくれるのが嬉しいポイント。また、最近はおしゃれなポーチのようなバッグインバッグも増えたので、デザインで選んでみるのもいいかもしれません。

 

目次

 


内側の明るい色でバッグの中でも中身が見やすい!


コクヨ バッグインバッグ Bizrack up A4ヨコ

樹脂製芯入りのセミハードタイプの仕切りが付いているので、A4サイズの書類を傷めず仕分けできるのが嬉しいポイント。内側には明るい色を使用しているので、バッグの中でも中身が見やすくとても便利。ユーザーからは「インナーカラーが明るくなったため中のモノの視認性が大幅に向上し、バッグの中が一目で見渡せるようになりました」と高評価。本体生地には風合いのある杢調素材を使用し、4色のカラーから選べます。

【詳細情報】
サイズ:360×45×250mm
重量:約270g
カラー:アイスブルー、ネイビー、ブラウン、ブラック

 


かさばらない、フラットなバッグインバッグ


キングジム フラッティ 5366

本体はスリム&軽量設計でかさばりません。芯材入りで、カバンの中でもしっかり自立するので、大切な書類も守ります。中身が見える透明ポケットは、一目で確認がしやすく便利。マグネット製の留め具で、カバンの中でも手軽にワンタッチ開閉可能です。さらに2つの内ポケットで、整理しやすくなっています。本体裏面には、大きなバックポケットつきです。レビューには「映画館や劇場で買ったパンフレットやフライヤーを綺麗に持ち帰るために買いました。しっかりした堅さがあるのに薄く、曲がったり角が折れたりすることなく持ち帰れるので、助かっています」という声も。

【詳細情報】
サイズ:352×245×20mm
発送重量:233g
カラー:ダークグレー、ピンク、ブルーグレー、ミントグリーン、ラベンダー

 


バックパック派にはこちら!


リヒトラブ SMART FIT ACTACT バッグインバッグ タテ型

タテ型のバッグインバッグは、リュックやトートバッグなどで使用すると、中の荷物が底溜まりせず、上手に整理できます。ファスナーはダブルファスナーでL字型に開くので、簡単に出し入れできるのもポイント。メインの収納ポケットには13インチ程度のタブレットPCが収納可能。起毛インナーポケットには12インチ程度のタブレットPCが収納できます。サイド補強プレートが入っているので強度があり、バッグの中で折れ曲がりにくい構造になっています。本体にはDリングがついているので、別売りのショルダーベルト(A-7679)を使用すれば、ショルダーバッグとしても使えます。

【詳細情報】
サイズ:250×25×340mm
重量:210g
カラー:イエローグリーン・ネイビー・ブラック・レッド

 


自立するからそのままデスクの上にも置ける!


キングジム フリオ スタンドバッグA4 8416

書類やファイルなど、オフィスで使うかさばる物を大量収納して、ひとまとめにできるバッグインバッグ。手提げ用持ち手つきなので、そのまま手提げバッグとして使用できるほか、クラッチバッグのように抱えたりできます。本体は自立するので、デスクに立てて置くことも可能。フリーアドレスオフィスやカフェ、図書館などでは、必要な持ち物だけを収納して机に立てれば、いつでも自分専用オフィスの出来上がり。別売のショルダーベルト(No.8421)を使えば、ショルダーバッグにもなります。

【詳細情報】
サイズ:350×45×270mm
発送重量:381g
カラー:ネイビー、白、緑、黒

 


薄マチだからスマートなフォルム


ノーマディック バッグインバッグ 小物収納 A4 ヨコ

軽い素材を採用し、持ち運びの負担も軽減。薄マチのスマートなフォルムだからかさばらず、バッグにすっきり収納できるのが魅力。使用頻度の高いアイテムを収納するポケットは、出し入れしやすいように上部に配置しているので、取り出しやすく便利です。背面には書類やファイル、チケットなどを収納できるポケット付き。個人ロッカーなどの元々の収納が少ない場所では、小物の収納ポケットとしても役立ちます。蓋付ポケットもあるので安心で、背面には替えのストッキングや靴下、マスク等を収納しておくと、いざというときに便利です。

【詳細情報】
サイズ:220×340×60mm
重量:約246g

 

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初心者でも書き込みやすいコクヨの人気シリーズ「ジブン手帳」に2022年版登場、たくさん書き込めるA5スリムサイズなどが追加

 

コクヨは、ライフログ手帳「ジブン手帳」シリーズの2022年版を発表。新ラインアップも加えて、9月上旬から順次発売します。

 

ジブン手帳シリーズは、毎年好評とうたうライフログ手帳。「一生つかえる」手帳をコンセプトに、自分や家族の長期記録を残す「LIFE」、24時間軸で日々の予定や記録を書き綴る「DIARY」、アイデアを書き記す「IDEA」の3分冊からなっています。

 

好評の理由は、情報の置き場所を緻密に設計したデザインになっているため、初心者でも書き込みやすいうえに、見返しやすい手帳になっているからとのこと。

 

2022年版では、縦軸に24時間軸、横軸に前後の日付と曜日を施すことで今が週のどのあたりか一目でわかる「T型タイムライン」を採用した「ジブン手帳 DAYs」シリーズに、よりたっぷり書けるA5スリムサイズをラインアップ。たくさん書きたい要望に応えたとしています。

 

↑A5スリムサイズのジブン手帳 DAYs

 

↑T型タイムラインを採用したスケジュールページ

 

また、ジブン手帳 DAYsの中紙には薄くて軽いのに裏写りしにくいうえ、消せるボールペンで擦っても紙が波打ちしにくいコクヨオリジナルの「THIN PAPER」を使用しています。このほか、1年の前半(1~6月)と後半(7~12月)の半年分ずつに冊子が分かれているので、重さを気にすることなく携帯できるとのこと。

 

なお、「ジブン手帳Biz」には、性別を問わずビジネスシーンで使いやすい、明るくナチュラルな印象のライトベージュが加わります。

 

↑ブラック、ネイビー、ライトベージュのカラバリをそろえたジブン手帳Biz。一番右は「ジブン手帳Biz 2022 リフィル」です

 

さらに、定番のLIFE・DIARY・IDEAが3冊セットになった「ファーストキット」や、単冊のDIARY、ミニマルな「ジブン手帳Lite mini」など、全33品番がラインアップ。メーカー希望小売価格は2420~4180円(税込)です。

 

また、手帳と一緒に使う小物をひとまとめにできる専用カバーや、よく使うページにアクセスしやすくなるインデックスシールなど、ジブン手帳が使いやすくなる周辺文具「ジブン手帳Goods」も用意。ジブン手帳を購入するのであれば、こちらもチェックしてみましょう。

シュレッダーの切れ味がよみがえる! 手を汚さずに使えるメンテナンスシート5選

オフィス・家庭を問わず、個人情報が書かれた書類や、社外秘の重要書類を廃棄するときにはシュレッダーを使いますが、ずっと使っていて「最近切れ味が悪くなった」「騒音が気になるようになった」と感じたことはありませんか? 原因は刃の劣化によるものかもしれません。きちんとメンテナンスを行えば、刃の切れ味や静音性を復活させることができます。そこで今回は、ネット通販で人気のシュレッダー用メンテナンスシートを紹介します。油を差すタイプではなく、適量の潤滑油がシートに含まれているタイプのため、油を差しすぎる心配もありません。

 

目次

 


継続的な使用にうれしい13枚入り!


コクヨ シュレッダーメンテナンスシート

適量の潤滑油がシートに含まれているため、細断するだけで刃の劣化を防ぎ、なめらかな回転を保ちます。継続的に使用できる13枚入り。なめらかな回転と切れ味を持続させるために、2~3週間に1度、のべ30分間の使用(1枚)がおすすめです。A4幅の機種に対応します。ユーザーからは「キリキリ音が少しでも抑えられれば、と思い使用したが、結果大正解だった。メンテナンスシートを使用後、逆回転、正回転を繰り返し、ブレード全体に油を行き渡らせるとより効果が出る」という声も。

【詳細情報】
内容量:13枚

 


A4・A5用紙幅のどちらにも対応!


アイリスオーヤマ シュレッダー簡単お手入れシート SMS06

細断することでシートに内包されている潤滑油が刃に行き渡り、刃の劣化を防ぎます。刃の回転が滑らかになるので、細断構造部の摩擦音を小さくする効果もあります。A5サイズ以上対応のシュレッダーに使用可能。使用頻度は月1回程度。レビューでも「今までの物はいかにもオイルをしみ込ませている感じが強く、切れた物もかなり油っぽい感が有りました。これはドライ感が強く、切れた物もさらっとしています。性能面での優劣はわかりませんが、ゴミ箱に入れる時はべたつかず感じいいです」と好評です。

【詳細情報】
内容量:6枚入り

 


紙詰まりを防ぐだけでなく静音性もキープ!


アコ・ブランズ GBC シュレッダ用メンテナンスシート

シュレッダーを、手を汚さず簡単にメンテナンス。シート内に含まれた潤滑剤がシュレッダーの刃に塗布され、紙詰まりを防ぎます。また、カッター部分のゴミ(紙粉)を落し、静音性をキープ。定格細断枚数が3枚以上のシュレッダーで使用可能です。ユーザーからは「紙詰まりするようになって初めて使ってみました。結果…大変良い! 1枚使用しただけで購入時のように調子良くなりましたよ」「シュレッダーの騒音はこのメンテナンスシートを使う事で明らかに減ります。またリピートします」と高評価を得ています。

【詳細情報】
内容量:12枚入り

 


使用感の良さに定評があるメンテナンスシート


ナカバヤシ シュレッダ専用メンテナンスシート

オイルがカッター表面に潤滑性を与え、細断能力の低下や異音の発生を抑えます。投入幅A4・A5、細断枚数2枚以上のシュレッダーに対応。「家庭用シュレッダーをたまに、かつ大量に使用する場合にちょうどいい。オイルのほうがコスパには優れるが、頻回使用しないのでこれで十分。オイルシートがパッケージされていて、べたつきもなく、使用後に一枚入れ潤滑にさせて次に備えます。」「使用すると、滑りが良くなるのか、サクサクできます。やっぱり、定期的にメンテナンスした方がいいですね!」と、レビューでも優れた使用感を評価する声が多数あがっています。

【詳細情報】
内容量:12枚入り

 


潤滑油&研磨剤のダブル効果で刃の切れ味を改善!


サンワダイレクト シュレッダー メンテナンスシート 研磨剤使用・刃研ぎ&潤滑シート

定期的にメンテナンスをすることで、刃の切れ味を改善、本体やモーターの負荷を緩和しシュレッダーを長持ちさせます。シートには潤滑油だけでなく研磨剤も使用しているため、紙詰まりを防止するだけでなく、使用するたびに刃を研ぐ効果が得られます。ダストボックスのゴミを捨てる毎に1回の使用がおすすめです。ユーザーからは「使いやすくシュレッダーのダストボックスが汚れないのがいいところです」「購入時の状態からほぼ3割程度しか機能していませんでしたが、これで9割くらいまで復帰しました」という声も。

【詳細情報】
内容量:12枚入り

 

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最終回答は「四角が最強」!コクヨのスティック&液体のり「カクノリ」はその強さを存分に生かす隙のなさだった

基本的に、“糊(のり)”の話はどうしても地味になる。現在のデンプンのりに近いものは、すでに江戸時代に広く普及しており(米を煮て作る「姫糊(ひめのり)」と呼ばれるもの)、明治時代にそれを腐らないよう処理したのが、現在でもお馴染みの「フエキのり」や「ヤマトのり」のルーツだ。

 

この“現在でもお馴染み”という部分が問題で、どうも“進化している感が薄い”のである。つまり、地味。

 

ちなみに、現在の液体のりやスティックのりも、昭和40年代~50年頃に生まれたもの。以降、細かな性能アップは重ねてきたとしても、さほど大きく変わった感はない。ライバルのテープのりが、機構や接着性能などを次々と更新して新製品を打ち出していくのに比べると、やはり受ける印象としては、結局のところ地味なのだ。

 

ただ、そんなレガシーなのりではあるが、普段使わないわけではない。レシートや領収書を貼って管理したり、ノートに学習プリントを貼ったりと、活躍の場はまだまだ多いのである。さらに言えば、目立たないだけで、新製品だってゼロじゃない。実は、きちんと機能的に進化したものが発売されているのだ。

 

四角いのりは“のりの大進化”だった!

のり界における久々のトピックといえば、2019年に発売されたコクヨ「GLOO スティックのり」だろう。スティックのりといえば円筒形……という固定概念を覆す角柱形状。四角い紙のカドにはみ出さず塗れる機能と、角形なのにのり体の乾燥を防ぐ本体機構は、非常に画期的だった。

 

その派生系として2021年3月に発売となったのが、コクヨ「カクノリ スティック/液体」である。

コクヨ
カクノリ
スティックのり120円(税別)/液体のり130円(税別)

 

比較的シンプルで大人っぽいデザインだった「GLOO」に対して、「カクノリ」は明確に小中学生向けを打ち出してきた。デザインはもとより、ボディのグリップ部を細くすることで、子どもの手でも持ちやすいようになっているのが、見た目上の大きなポイントだ。

 

現在のスティック/液体のりユーザーの多くが、プリントをノートに貼って学習用途で使っているのはほぼ疑いないわけで、製品を彼ら向けにチューンするのは、正しいと思う。

 

角(カド)まできっちりと塗れてはみ出さない

角形スティックのりがどう優れているかに関しては、今さら長々と述べる必要もないだろう。誰だって見た瞬間に「あっ、これならカドまできっちりと塗れて、はみ出さないな」と気付くはずだ。

↑後端を回して繰り出す四角いのりは、使い勝手が従来より段違いに良い

 

↑プリントのカドをはみ出さずに済むのが、とにかく快適。のり付け箇所が分かる青色は、乾燥すると透明になる

 

実際に使ってみても、カドまで過不足なく塗れるのは非常に快適。のりのはみ出しによってノートのページ同士まで貼り付いてしまって開かなくなる、という辛い経験をしたことのある人なら、選ぶべきはこれしかない。

 

ここからがコクヨの真骨頂!

ただ、スティックのりの角柱形は、円筒形に比べて気密性を保つのが難しいため、すぐに乾燥してしまうという欠点があった。「GLOO」以前にもいくつか角柱形スティックのりは発売されているのだが、どれも乾燥問題を解決できず、駄目になっていたのである。

↑四角いのり体を円形キャップで包むことで、隙間なく密閉して乾燥を防ぐ

 

それを「キャップ周辺だけ円筒形にする」というシンプルな手段で解決したのが「GLOO」と「カクノリ」。そして同じ手法で液体のりも四角くできるのでは? というのが、「カクノリ 液体のり」だ。

↑これほど直球で「四角い!」と感じさせるスポンジヘッドは珍しい

 

もちろん液体のりジャンルにも、ハケ型ヘッドやシリコンの角型ヘッドなど、カドに塗りやすいヘッド形状の既存製品はいくつかある。ただ、それらはハケやシリコンヘッドの中央に小さなのりの吐口が開いており、そこから染み出た液体のりをヘッド表面に広げて紙に塗るという構造だったのだ(もちろん、乾燥をできる限り防ぐため)。それでは、どうしても塗りムラができるし、のり量のコントロールも難しい。

 

↑スポンジヘッドの裏側。四隅まで液体のりが染み渡る構造だ

 

↑スティックのりと同様、カドがはみ出さない快適なのり付けが可能だ

 

その点、乾燥を気にせずに済むド四角なスポンジヘッドは、圧倒的に強い。ヘッドから均等に染み出す液体のりをズバーッと塗れるので、ムラもなく、かつカドまできっちり行き渡らせられる。これは正直、これまでの液体のりの中でも断トツの使いやすさだ。

 

接着力の強さで言えば、やはりスティックよりも液体の方が上。それでここまで使いやすいのだから、個人的には、カクノリはスティックよりも液体がオススメしたい。

 

オススメしたくなるポイントがもうひとつある

↑押すだけでパコッと簡単に外れる、気持ちのいいキャップ

 

最後にもうひとつ、「カクノリ 液体のり」はキャップもいい。

 

逆さまに立てて置ける先広がり形状なのに加えて、端にあるボタンをつまむように押すだけで、パコッと簡単に外すことができるのだ。文房具マニアの方なら、ゼブラの蛍光マーカー「オプテックス EZ」と同じキャップ構造だ、と言えばピンとくるかもしれない。

 

ベタベタしたのりも手に付きにくく、簡単オープンで快適。キャップを装着する際にもクリック感があるので、保存時にキャップが閉まりきってないという状態にもなりにくい。これはとてもいいものだ。

 

 

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鉛筆の六角軸とシャープペンの快適さ、上質な艶やかさ! イイトコどりしたコクヨ「鉛筆シャープ」は大人こそ使うべき筆記具

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】

文房具をこよなく愛す、放送作家の古川耕氏による連載。「手書き」をテーマとし、デジタル時代の今だからこそ見直される“手書きツール”を、1点ずつピックアップしている。第9回となる今回は?

 

第9話

コクヨ
鉛筆シャープ
198円(税込)

ペン先に鉛筆を削ったような細かな質感を施した、六角軸のシンプルなシャープペン。ノック部分の穴に直接芯を入れられる「スピードイン機構」を採用している。芯は0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm、1.3mmから選べる。

 

分類しがたい絶妙なデザインは、筆記具の新たな可能性

芯の太さはまるで鉛筆。けれど、ノック一発で書き出せる快適さはシャープペンそのもの。そんな鉛筆とシャープペンの良いとこどりをした筆記具が、各社から発売されています。ある製品は木軸で鉛筆らしさを表現、かたやある製品はシャープペン風の見た目ながら太い芯でガシガシ書ける……と、「鉛筆⇔シャープペン」間のどの座標に身を置いているかで、その製品のアイデンティティが透けて見えるのが面白いです。

 

さて、それでは2020年11月に発売されたコクヨの「鉛筆シャープ」はどうでしょうか。

 

ボディは六角軸で鉛筆風、しかし材質は光沢のある艶やかな質感で、これはかなり“非・鉛筆”的。特にブラックモデルはカドのエッジが際立ち、タイトでキリッと引き締まった凛々しい外見で、これは既存のシャープペンにはなかなかない凜々しさ。大人の普段使いにもイケるデザインだと思うのですが、皆さんどうでしょうか。

 

ふと思い出したのは、ユーザーインターフェースの世界で使われる「フラットデザイン」という考え方です。例えばスマホのアイコンなら、昔は見た目を既存のモチーフに寄せることで機能の説明をしていたのに対し、フラットデザインでは元イメージから距離を取り、抽象的でシンプルな見た目を指向しています。それに倣って言えば、本製品は、言わば「フラットデザイン的筆記具」。実は新しい座標に置くべき筆記具かもしれません。

 

【文房具愛好家・古川耕の手書きをめぐる冒険】バックナンバー

【第1話~第7話】https://getnavi.jp/tag/furukawakoh-handwriting/
【第8話】万年筆入門にうってつけ!丸くカーブしたペン先が特徴のミドリ「MD万年筆」

https://getnavi.jp/stationery/551859/

一番気持ち良いのはどれだ?コクヨ「ペルパネプ」でペンとノートのマッチングを堪能した結果

“紙と筆記具の組み合わせ”を考えるようになったら、文房具好きとしてもなかなかの上級者と言えるだろう。そして、組み合わせについては2つの面がある。“実利”と“官能”だ。

 

実利とは「この手帳にこのペンだと裏抜けするから」だとか、「あのノートは水性ペンがやたらと滲む」といった、性能的な相性のこと。要するに、単純に使いやすい組み合わせか否か、という部分である。

 

対して官能は、「ツルツルした紙に濃いめの鉛筆を走らせるのが気持ちいい」など、感覚的な相性の話だ。

 

例えば、筆者の知人には「画用紙に『Vコーン』(つゆだく系の水性ボールペン)のインクがダバーッと滲んでいく感触がエロい」と断言する者もいるほど。個人の感覚や嗜好によるものだけに、一度この官能性にハマると、抜け出し難いほどに魅力がある。実のところ、先の“画用紙にVコーン”のように、実利に反してでも気持ちよさを優先するケースだってあり得るのだ。

 

……と、話だけ聞いたところで、まだピンとこない人もいるだろう。“紙とペンが気持ちいい”ってなんの話かと。であれば、試してみるのが一番早いのではないだろうか。

 

紙と筆記具の組み合わせを堪能できるノート&ペン

その“紙と筆記具の官能性”を味わうために作られたのが、コクヨの文具シリーズ「PERPANEP(ペルパネプ)」である。

 

3種類のA5サイズノートと3種類のペンがラインナップされており、互いを組み合わせることで書き味の違いを楽しめるというから、まさに官能性を確かめるために作られた製品と言える。

コクヨ
ノートブック<PERPANEP
TSURU TSURUSARA SARAZARA ZARA
各900円(税

 

↑罫線は5種類。A5の紙面だと、4mm方眼とドット方眼がほどよいサイズ感でいい

 

まずノートは、「TSURU TSURU」「SARA SARA」「ZARA ZARA」という、まったく紙質の異なる紙が3種。

 

どのような違いかというと、まさに名前そのまま、紙の表面がツルツル、サラサラ、ザラザラとした紙質になっている。紙質が違えば、当然ながら筆記具の走り方や、書いた時の感触が全く違ってくるというわけで、いろいろと組み合わせを探して楽しむことができるのだ。

↑紙の表面を顕微鏡で拡大。こうして見ると、紙繊維の密度がまったく異なることが分かる

 

そして筆記具の方はというと、水性の極細サインペン「ファインライター」、ゲルインクの「サラサクリップ」、コスパ最強の万年筆として知られる「プレピー」の3種類。

↑筆記具は、上から「ファインライター」「サラサクリップ」「プレピー」の3種。白軸にグレーのロゴがオシャレだ

 

ファインライターPERPANEP
200円(税別)

サラサクリップPERPANEP
130円(税別)

プレピーPERPANEP
400円(税別)

 

この中で、ファインライターはコクヨのオリジナルだが、それ以外はご存知の通り、サラサクリップはゼブラ、プレピーはプラチナ万年筆の製品。特別な白軸仕様でPERPANEPブランドとして発売されている。

 

なかなかに珍しい展開の仕方ではあるが、ノートへの書き味を比べるための“基準筆記具”として納得のチョイスではあるし、なかなか面白いやり方だと思う。

 

●TSURU TSURU×ファインライター

↑ツルツルした紙の上をなめらかにペン先がすべる感覚は、うっとりする気持ちよさだ

 

TSURU TSURUはまさに高平滑度のツルツルスベスベ紙。手で触れても毛羽立つ感触はゼロだ。紙の繊維密度が非常に高く、コシも強め。よほど筆圧をかけないと、ペン先が沈み込まない。

 

これに、コクヨ推奨の組み合わせであるファインライターで書いてみると、ツルツルツルーッ! とどこまでもペン先が走るのだ。そもそもサインペンは筆圧を必要としない筆記具なので、このツルツル感を楽しむにはうってつけと言えるだろう。

 

個人的には、このスケートリンクの如きツルツル感は、コントロールしにくくて苦手なのだが、気持ちよさだけに焦点を当てれば、納得の組み合わせだ。とても気持ちいい。

 

●SARA SARA×サラサクリップ

↑かすかな摩擦感はありつつ、サラッと軽い書き味も魅力的

 

SARA SARAはそこまでピーキーな特性はないが、普通に“書きやすい紙”という印象だ。実際、コクヨのキャンパスルーズリーフ(「さらさら書ける」タイプ)と同質の紙とのことで、つまりは“間違いのないヤツ”である。

 

手触りも確かにサラッとしており、同じくサラサラした書き味でお馴染みのサラサクリップと組み合わせるのが、コクヨ推奨ということになっている。慣れ親しんだ感触なので、特段の官能性を感じることはないかもしれないが、安定感は抜群だ。

 

●ZARA ZARA×プレピー

↑ザックリとした感触が独特で、慣れるとこれはクセになりそう

 

今回の3種のノートの中で、最もユニークなのがZARA ZARA。なにせ表面を撫でるとハッキリと凹凸がわかるほどのザラザラ具合である。透かして見るとムラが視認できるほどに繊維の密度も低く、厚みがある分だけ、筆圧をかけるとペン先の沈み込みが体感できるほど。

 

とは言っても、ノートとしての使いにくさを感じるほどではないので、そのあたりのバランスはうまく取れているように思う。

 

ちなみに組み合わせとして推奨されているプレピーで書いてみると、ニブが凹凸を乗り越えるザリザリというかすかな振動が指先に伝わってきて、非常に心地よい。

 

↑特殊なフラット製本により、どこで開いても中央に段差が発生しにくく、書きやすいのも特徴だ

 

メーカー推奨の組み合わせはもちろんイイのだが、せっかくなら自分だけの組み合わせを見つけてみたいもの。次では、そんなチャレンジを敢行してみたい。

“気持ちいいノート&筆記具”探しチャレンジ

メーカー推奨の組み合わせはもちろんイイのだが、しかし、せっかくなら自分にとって書き味の官能性が高い組み合わせというのも確認してみたい。ということで、ひとまず目の前にあった筆記具を、3タイプのノートにあれこれ組み合わせて使ってみた。

 

●「TSURU TSURU」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑TSURU TSURUオススメは、ダクダク系の「Vコーンノック」。まさに官能的と言いたくなるしっとりツルツル感がたまらない!

 

すべりが良いTSURU TSURUは、やはり筆圧少なく書けてツルツル感を堪能できるものが楽しい。

 

ファインライターに加えて、インクフロー良好なダクダク系の「Vコーンノック」(パイロット)や「サラサR」(ゼブラ)は、確実にテンションの上がる書き味だ。ただし、平滑度の高い紙はインクを吸いにくいので、ダクダク系は乾くまでにかなり時間がかかる、というのは憶えておいたほうがいいだろう。

 

また、元からすべりの良さがポイントの低粘度油性インクとの組み合わせは、さすがに行き過ぎだなという感じ。

 

●「SARA SARA」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑SARA SARAは、なめらかさよりもむしろシャリ感のある書き味が似合うような気がする

 

平均的に良くできている優等生タイプのSARA SARAは、割と何でも上手く受け入れてポテンシャルを発揮させる傾向にある。なので、個人的な筆記具の好みというのがダイレクトに出るようだ。

 

筆者が最も愛用している「ユニボール シグノ RT1」(三菱鉛筆)の書き味も、細めのペン先がショリショリと走る感じがとても気持ちいい。しっかり書き比べることで、あらためて「惚れ直したな」という気分である。

 

●「ZARA ZARA」と組み合わせて最も官能性が高いペンは?

↑思わず「うわー、これ気持ちいいわ」と声が出たZARA ZARAと「モノグラフライト」のコンビ。これはしばらく使い続けてみたい

 

そして、実は今回の書き比べで最も気持ち良かったのが、まったく予想外だったZARA ZARA×「モノグラフライト」(トンボ鉛筆)の組み合わせである。

 

低粘度油性インクのなめらかさと、ザラザラした紙質がいい感じに噛み合って、好みの安定したコントロール感になるのもいいし、ニードルチップが、繊維密度の低いフカッとした表面を彫るように進む振動も気持ちいい。筆圧をかけやすいグリップも、この気持ちよさを味わうのに関与しているような気がした。

 

どれくらい良かったかというと、「しばらく手書きはZARA ZARA×モノグラフライトの組み合わせでいこう!」と決心したほど。

 

ともあれ、自分が気持ち良く書ける組み合わせを探るのはかなり楽しいので、機会があればぜひ試してみて欲しい。

 

 

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テレワーク時代にコクヨが提唱する「これからのオフィス」とは?

テレワークやオンライン会議の普及により、場所や時間にとらわれない新しい働き方が広がりつつあります。これまで“働く場”として機能してきたオフィスの姿も変わっていくなかで、これからのオフィスに求められることは何か。事務用品やオフィス家具のメーカーであるコクヨが、オフィスの新時代を見据えたオンラインイベント「働くのミライ会議 KOKUYO WX(Work Transformation)カンファレンス2021」を4月13日・14日の2日間にわたり開催しました。

 

「職場」と「家庭」を分けない働き方が今後の主流に

同イベントでは、2日間で8つのセッションをオンラインで配信。様々なゲストを招き、テレワークやこれからのオフィスについてトークセッションが展開されました。

 

初日は、コクヨ代表取締役社長の黒田英邦氏と慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏によるキーノートからスタート。「激動の1年を振り返り未来を考える テレワーク時代のオフィスの役割」をテーマに、これからの働き方やオフィスの将来について語られました。

 

会場となったのは、今年の2月にオープンしたばかりだという同社の東京品川オフィス内の施設「THE CAMPUS」。緑あふれる開放的な室内では、同社のオフィス家具を体験したり、併設されたカフェでコーヒーを楽しみながら仕事をしたりすることもできます。

↑オープンしたばかりのTHE CAMPUSにてイベントが開催されました

 

冒頭、黒田社長は「昨年は新型コロナウイルスの感染拡大が社会や働き方を大きく変えた1年だった」と述べ、テレワークやオンラインを活用した働き方が広がっていくなかでオフィス用品メーカーとして何をするべきなのか模索する1年だったと振り返りました。

↑コクヨ代表取締役社長の黒田英邦氏

 

宮田氏は、「これまでは家庭と仕事は分けるべきだと考えられてきたが、そこを分けて考えないテレワークのような新しい働き方が出てきた。今後はオフィスと家庭が一部重なるような場所が求められる」と述べ、「これからのオフィスは、“働く場”から“つながる場”になっていくだろう」との見解を示しました。

↑慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏

 

その上で、「今回会場となったTHE CAMPUSのオープンな空間は、まさに仕事と生活が融合した未来の働き方の入り口のような場所」と絶賛。黒田社長も「THE CAMPUSは『働き方の実験場』と位置づけているので、そのように評価して頂いてうれしい」と答えていました。

 

これからのオフィスは、仕事をする人・仕事以外で立ち寄った人など、様々な人が集まる空間になっていくのかもしれません。

 

テレワークで効率的に働ける社会へ

2ndセッションでは、引き続き黒田社長が登壇し、ゲストにZホールディングスの代表取締役社長である川邊健太郎氏を招いたトークライブが繰り広げられました。

↑Zホールディングスの代表取締役社長である川邊健太郎氏(右)がゲストとして登壇

 

Zホールディングスの前身であるヤフーでは、2012年から月3回までの在宅勤務を認める「どこでもオフィス」というシステムを導入していたそうですが、活用実績は乏しく、なかなか利用されてこなかったとのこと。しかし、昨年のコロナ禍で一気に利用者が増えたことを受け、2020年10月より「どこでもオフィス」の回数制限を撤廃したほか、フレックスコアタイム制も廃止。さらに、社外から副業人材を公募するギグパートナー制度などを立ち上げるなど、働き方の改革に踏み切ったそうです。

↑ヤフーは2020年10月に働き方改革を実施

 

その結果を社員にアンケートしたところ、多くの人が「仕事のパフォーマンスが向上した」「コンディションが良くなった」と答えており、川邊氏自身も通勤にかかる時間が激減したことで、1日に対応できる仕事量が増えたと実感しているとのこと。

↑新しい働き方に移行した結果、パフォーマンスが上がったと感じた社員が多かったそうです

 

一方、コクヨでは昨年から、社員の出社率を最大50%に設定し、出社する人の数を抑えてオフィスの密を防ぐ取り組みを実施しているそう。部署や業務内容によって差はあるものの、テレワーク化が進んでいるようです。

 

川邊氏は、「今後テレワーク化が進むと、オフィスの効率性を自宅に持ち込みたいと考えるようになるはず。コクヨに期待するのは自宅に持ち込みやすいオフィス製品の開発です」と述べ、黒田社長に自身の要望を取り入れたオフィスチェアの製品化を要望。黒田社長も「ぜひ川邊モデルとして商品化したいですね」と答えていました。

↑Zホールディングスの代表取締役社長である川邊健太郎氏

 

このほかにも、同イベントでは企業の経営・人事・総務担当者がテレワークで変わったことを討論したり、テレワークに伴うオフィスのリニューアルの悩みをコクヨ製品を使った実例を交えて解説したりと、働き方やオフィスのこれからに関する様々な企画が展開されました。

 

テレワークが拡大すれば出社する人が減り、オフィスも縮小されることになります。ある意味、オフィス用品メーカーには逆風とも言えそうな状況ですが、時代の変化と捕らえて新しい働き方や次世代のオフィスの姿を発信したい、というコクヨの強い思いが感じられるイベントとなっていました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

スリムなのに立つ! コクヨが挑戦した「ビジネスリュック」がテレワーカーに絶賛されそうな理由

文房具レビューを連載している筆者だが、実は文房具好きであると同時にカバン好きでもある。とくにリュック系。ライターという仕事柄、取材であちこちへ移動が多いため、快適に荷物を持ち運びたいから……というのが理由だ。

 

そのため、クラウドファンディングのサイトで面白そうな機能がついたリュックを見つけると、ついつい購入してしまう。ちなみにここ最近気になっているのは、ハンモックを内蔵したトラベルリュックだ(いま購入を迷っているところ)。

 

そんなこんなで、自宅にはリュックだけでも20個近くあって、収納スペースを圧迫している。「モノを入れるモノを入れておく場所がない」というのは、冷静に考えるとなかなか無駄の多い話ではある。

 

そんなリュック好きかつ文房具好きにとって、ちょっと聞き逃せない話を耳にした。なんと、お馴染みの文房具メーカー、コクヨが「リュックを作る」というのである。

 

コクヨは、これまでにもポーチやフリーアドレス用バッグをオフィス向けに発売してきたが、リュックというのはさすがに初耳。さらに、リュック以外の製品ラインアップも加えて、2021年3月から「THIRD FIELD」という新ブランドとして全国展開するとのこと(一部店舗では2月10日より先行販売中)。うーむ、どんなものか、気になるに決まっている。

 

今回はありがたいことに、件のリュックを発売前から1か月以上に渡って試用する機会を得たので、同じく「コクヨのリュック気になる!」という方に向けてレポートしてみたい。

 

コクヨのリュック、大地に立つ!!!

あらためて、新ブランドのTHIRD FIELDについて。これはいわゆるサードプレイス(自宅でも職場でもない、第三の居場所)に近い意味合いで、新たに仕事をする空間を快適にしつらえるツールとして展開していくらしい。

 

その中でも注目したいのが、“コクヨのリュック”こと「STAND BACKPACK」である。

コクヨ
THIRD FIELD(サードフィールド)
STAND BACKPACK
13.3インチモデル 1650015.6インチモデル 19000円(ともに税別)
※写真は13.3インチモデル

 

ビジネスリュックとしては定番のややスリムなフォルムで、サイズは13.3インチと15.6インチの2展開。つまり「それぞれノートPCのサイズに合わせた荷室がありますよ」ということで、よくあるリットル容量表記よりも分かりやすく、現実的だ。

 

スリムな分だけ容量は少ないが、都市部での電車移動を考えると、むしろこれぐらいスリムじゃないと困る、というケースも充分に考えられる。13.3インチモデルで厚みの実測が100mmほどだったので、これなら電車内でも周囲への影響は最低限に抑えられそうだ。

↑背負った状態で周りに圧迫感を与えにくいスリムさ

 

上下分割コンパートメントがメインの収納

荷室は、まずサイズ表記の元ともなっているノートPCの収納がひとつ。それに加え、PC収納と同じトップファスナーからアクセスできる上部荷室と、両サイドのファスナーからアクセスする下部荷室の、上下分割コンパートメントがメインの収納となっている。

 

さらにトップポケット、背面パッド脇のサイドポケット、フロントポケットと計3か所のポケットを備えており、小物は適宜振り分けて入れておくという感じだ。

↑ジッパーでガバッと開く上部荷室には、ペンケースやACアダプタなどがすっきり収まる

 

↑上部荷室からアクセスできるPC収納。クッションは内蔵していないので、PCケースに入れるか、底にウレタンクッションを引くなどしたほうが安全かもしれない

 

↑上部荷室に近いトップポケット。内張はメッシュ素材なので、収納物が上部荷室からも透けて確認できる。メガネケースやワイヤレスイヤホンケースがここにちょうど良く収まった

 

スリムなボディに自立機能を搭載

そして最大の特徴が、自立機能。なにしろ“自立型ペンケース”を生んだコクヨだけに、スリムなリュックだって立たせてしまうのだ。

 

立たせ方は簡単で、バッグ前面の下をつまんで引っ張るだけ。マグネットで固定されていたカバーがパクッと開いて支えになることで、しっかり立つという仕組みである。戻すときは、リュックを持ち上げるだけで、勝手にマグネットがくっついて元通り。

↑普段はマグネットで固定されているスタンド用カバー。ここを開いた状態で置くと……

 

↑スリムリュックが安定して自立するのだ!

 

リュックが自立してなにかイイかというと……例えばカフェのベンチ席に立てて置けば上部荷室とPC収納からの出し入れがラクだ。

 

他にも、出先の会議室で荷物を置く場所がないときにも、立たせてしまえば邪魔になりにくい。カウンターだけのラーメン屋で荷物は床に置くしかないという状況でも、立たせておけば汚れる心配は最小限で済むだろう。

 

何も考えずにサッと置けるというだけで、かなりストレスフリーなのである。

↑カフェに床置きしたまま、サッとPCが取り出せる。このスリムではなかなかできないぞ

 

↑ワークスペースでも立たせておけば荷物の出し入れがスムーズだ

 

これまでは壁や椅子の脚に立てかけるなど、状況に合わせてなんとなく乗り切ってきたわけだが、今後はもうその場しのぎでリュックの場所を考える必要がなくなるのだ。自立しなくてもリュックとしては成立するけど、それでもあった方がなにかと嬉しいタイプの機能だろう。

 

実際に、これを1か月ほどメインバッグとして使ってみた体感としても、リュックを立たせておきたいというシーンは日常的に意外とあったんだなあ、という印象だ。

 

物申したいところも……

ただし、収納については、個人的には下部荷室へのアクセスがもうちょっと使いやすいとありがたかった。

↑収納量が一番大きい下部荷室がこれだけしか開口(左サイド)しないのは、ちょっと使いにくい。中もよく見えないので、出し入れは手探りになる

 

サイドファスナーはそれなりに大きく開く構造になってはいるものの、全体を通して最も大きい荷室へのアクセスとしては不十分。手を突っ込んでの出し入れが面倒なので、あまり使う気持ちになれないのである。そこはちょっと惜しいし、容量的にももったいない気がする。

 

対して上部荷室は、ファスナーでフルオープンになるので、アクセス良好。ノートPCと一緒に使うACアダプタやモバイルバッテリーなど、頻繁に使うものは全部こちらに放り込んでおきたい。

 

……などと文句はあるものの、メーカーとして初のリュックと考えれば、この完成度の高さはたいしたものだと思う。

↑右サイドの開口は下部荷室アクセスと兼用でドリンクホルダーにも変身する。これはちょっと面白い機構だ

 

特に「ノートPCとケーブル類、あとは飲み物と文房具一式あればどこでも仕事OK!」というタイプの人……つまり、すでにノマド的な働き方ができている人なら、このリュックはかなり使えるはず。なにより、どこでもワークなスタイルと、自立して「邪魔になりにくい・置き場所で悩まず済む」機能との相性が良すぎだ。

 

価格的にはけっしてお安い方ではないが、他にないタイプのリュックである。気になるのであれば、機会をみてぜひ試してみて欲しい。

ドキュメントバッグも「こいつ……立つぞ!」

THIRD FIELDブランドには、他にツールポーチやPCバッグなどがラインアップされている。その中でも使ってみて面白かったのが、書類ホルダーの「STAND DOCUMENT BAG」だ。

コクヨ
THIRD FIELD
STAND DOCUMENT BAG
3000円(税別)

 

サイズ的にはA4+、具体的には角2封筒がすっぽり収まってまだ余裕があるくらい。硬い表紙と裏表紙の内側には、インデックス付きの仕切りが2枚と透明ポケットが付いており、書類の分類収納ができるように作られている。この仕切りとポケットはタテヨコ両対応なので、どちらの向きに書類を入れても抜け落ちない。

 

ちなみに、閉じた状態ではマグネット内蔵フラップで挟んで固定できるので、カバンの中で勝手に開いて書類がバラ落ち、なんてトラブルもなさそうだ。

↑マグネットフラップを外して表紙を開くと、透明ポケット+黒いインデックス2山が見える。さらに表紙を閉じたままでも、封筒感覚で書類が出し入れ可能だ

 

リュックが立つし、名前にも「STAND」が入っているし、当然のように書類ホルダーだって自立するんだろ? と思ったら、案の定だ。

 

立たせ方は、表紙を開いて中央の折り線から折り曲げて戻すだけ。これで自立して置いておける書類スタンドのできあがり! マグネットフラップは、180度折り返して表紙に貼り付けると邪魔にならない。

↑よっこいしょ、と表紙を三角に折ってホルダー部の後ろに差し込む

 

↑自立して、狭いスペースでも使える書類ストッカーに変形

 

書類ホルダーが自立すると、書類をそのまま机に広げるのに対して半分ぐらいの面積で済むので、かなり省スペース。狭い机で仕事をする場合は、これは作業効率に効いてくる部分なのだ。

 

なにより「STAND DOCUMENT BAG」はサイズが大きめなので、13インチのノートPCを開いた後ろに置いても、インデックスがしっかり見えて、書類を出し入れできる。特に横幅の狭いカフェ机では、この前後配置によって、思った以上にスマートな作業環境ができあがるのだ。

 

コップの結露で平置きした書類を濡らすこともないし、なかなかに快適!

 

 

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部屋がどうしても片付かない人必見! 上着やバッグなどを掛けられるハンガー5選

「フリーアドレス」「リモートワーク」「ワーケーション」など、“新しい生活様式”の浸透により働く場所を選ばなくなった昨今、職場に“マイデスク”がなくなったという人も増えたのではないのでしょうか。そんな中、長い間職場に置いていた様々な大量の“私物”を家に持ち帰ったことで、物の置き場所に困り、自室が“整理整頓”どころではないというケースも……。そんなときは、椅子や机周りの“デッドスペース”を活用してみるのは如何でしょうか? 今回は、部屋が散らかりすぎて、脱いだ上着やバッグの置き場に困っている人におすすめの、オフィス向けハンガーをご紹介します。

 

目次

 


S字フックで安定感◎なチェアハンガー


ナカバヤシ ロアス チェアハンガー 服の神

普段使っているデスクチェアの背もたれ部分にS字フックを引っ掛け、本品をセットするだけ。好みの高さに調整した後アームを広げると、ジャケットなどの衣類を掛けることができます。デスクチェアを動かしても、しっかりとしたアームとS字フックで安定しているため、衣類の落下の心配もありません。レビューでは「ずっと個人ロッカーのない職場環境のため、かなり重宝しているアイテム。既に3回ぐらいは購入している」というリピーターも。

【詳細情報】
サイズ:260~443×23×240mm
重量:350g

 


「Ergohuman」ユーザー必携のジャケットハンガー


エルゴヒューマン ジャケットハンガー(PROハイタイプ専用)

腰へのフィット感とサポートに重点を置いて設計・デザインを行う「Ergohuman」のオフィスチェアを使用している人におすすめのハンガー。エルゴヒューマンプロヘッドレスト付き(EHP-HAM)やエルゴヒューマンプロオットマン(EHP-LPL)に取り付けることができます。上着を掛ける際、背もたれにかけるよりもシワを防げます。また、上着のほかにもバッグなどをかけてもOK。耐荷重約は5kg。

【詳細情報】
サイズ:415×95×110mm
重量:400g

 


高級感を醸し出すマホガニー製デスクチェアハンガー


Hoja(ホヤ) デスクチェアハンガー

Hoja(ホヤ)のデスクチェアハンガーは、イタリア北部の東に位置する国、スロベニアで製造されています。ハンガー部分は高級木材のマホガニー製で、木材のブロックから一つずつ削り出されて作られています。立体的な人体ハンガー構造で、スーツの上着も型崩れしにくい幅広設計になっています。取り付けが可能な背もたれの厚みは約7cm~10cmが目安です。クルマのヘッドレストに装着することも可能。ユーザーからは「ハンガーの部分は木の材質やカラーがきれいで高級感があります」という声も。

【詳細情報】
サイズ:445×165×150mm
重量:475g

 


超強力ながら使い勝手が良いマグネットフック


コクヨ 超強力マグネットフック タフピタ フク-225


デスクワゴンやキャビネットなど薄いスチール面でも高い保持力を発揮するマグネットタイプのフックです。超強力ながら、上部のハンドルを手前に倒すと軽い力で取り外しができる、ユニバーサルデザイン。フックは360度回転し、ハンドルを倒した状態なら位置決めも簡単。デスク内の天井に取り付けても使えます。裏面キズ防止シート付きと壁を傷つけにくいシリコンチューブ付きです。最大保持荷重は約5kg。

【詳細情報】
サイズ:58×38×105mm
重量:122.47g
カラー:オレンジ・ピンク・ホワイト・ブラック

 


マグネットが付かないデスクでも使えるバッグハンガー


リヒトラブ SMART FIT バッグハンガー


手荷物が多いときや、ちょっとカバンを置きたいときにバッグからサッと出して机に取り付ければ、出先でもスマートにバッグの置き場を作ることができます。サイズは1.2cm×5.3cm×10.4cmとコンパクトなので、持ち運びの際にも場所を取りません。また、小さいながら耐荷重は5kgとしっかりと荷物を支えることができます。フック部分は角度を調節することが可能(角度調節をしているときの耐荷重は3kg)。

【詳細情報】
サイズ:53×12×104mm
重量:23g
カラー:オレンジ・ブラック・ベージュ

 

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会議やブレストを快適化するのはどれ!? ホワイトボードマーカーと最新ホワイトボードノートを比較レビュー

Zoomなどのツールを使ったオンライン会議をしている最中、「あぁ、今、ホワイトボードがあれば」と思うことがけっこうある。というより、今までの“会議におけるホワイトボードの重要性”を軽く見過ぎていたということかもしれない。出てきた意見を列記するだけでも、会議の参加者が「どこに話を着地させればいいのか」の目安にもできるので、話がまとまるまでにかかる時間が短いように思うのだ。

 

そういうときに意外と重宝するのが、ノート型の携帯用ホワイトボード。ノートのように綴じた紙に特殊加工を施し、ホワイトボードマーカーで書き消しができる、というものである。これは、すでにいくつかのメーカーから発売されており、A4からB6、小さいもので新書版サイズまで、幅広く展開している。

 

多くは、個人でアイデアをまとめるアウトプットツールとして作られたものだが、オンライン会議にも実は重宝する。書記役の人が手元で書きとめて、必要な時にカメラに向けて見せれば、それなりに従来のホワイトボードに近い使い方ができるのだ。

 

ここで気にしたいのが、まずはホワイトボードマーカー。なにしろ、ボードがノートサイズなので、従来のマーカーのような太さでは、あっという間に紙面が埋まってしまうし、そもそも書きづらい。できれば、線幅1mm以下の極細を使いたいところ。

 

そして、もうひとつ重要なのがイレイザー(イレーザー、イレーサーとも呼ぶ)だ。手元でチマチマと書く関係上、大きなイレイザーは邪魔。持ち歩く可能性も考えれば、マーカーのキャップに小さなイレイザーがくっついたタイプがベストだろう。

 

ということで今回は、各社から発売されているイレイザー付き極細ホワイトボードマーカーをあれこれ試してみたい。

 

極細ホワイトボードマーカー3種を比較

ノート型ホワイトボードに使いやすい条件である「線幅1mm以下」「イレイザー付き」を満たすものとして適当だろう、という3本をピックアップしてみた。

※上から
欧文印刷「nu board ホワイトボードマーカー」3本1000円
パイロット「ボードマスターS 極細」150円
コクヨ「ホワイトボード用マーカー(PM-B100D)」100円(すべて税別)

 

まず確認したいのは線幅と書き味、ということで書き比べてみよう。

 

線幅は一目瞭然、公称値で線幅0.6mmの「nu board ホワイトボードマーカー」(以下「nu boardマーカー」)が細い。次に細いのが、線幅0.8mmの「ボードマスターS」で、最も太いのが線幅0.7~1mmの「PM-B100D」となった。ここはそのまま、メーカーの公称値通りの結果と言える。

 

もちろん細い方がより優秀というわけではなく、ボードのサイズや使い方でそれぞれマッチする線幅がある。ここはあくまでも参考まで。

↑線の濃さ、細さは圧倒的にnu boardマーカーが優秀。書き味はすべり過ぎず、比較的紙に書いているのに近い感覚がある

 

書き味に関しては、ペン先に細字サインペンと同様のプラチップを使っている「nu boardマーカー」が快適だ。細くカリッとした書き味で、ボードに対してツルツルすべらず安定しやすい。「ボードマスターS」と「PM-B100D」は、マーカー系の太い繊維チップなので、やはり早書きするとすべりを感じてしまうのだ。

 

ただし「nu boardマーカー」はチップが硬いため、紙製のボードに筆圧をかけて書くと表面を掘ってしまう(消しても筆跡が溝になって残る)ことがある。そこは要注意だ。

↑コクヨ「PM-B100D」はチップが柔らかいのか、文字を書くとかなり太くなる気がする

 

純粋に書くだけなら「nu boardマーカー」がいいような気もするが、イレイザーで消してみると、また印象が変わってくる。

↑イレイザーを並べてみた写真(左からnu boardマーカー、ボードマスターS、PM-B100D)。nu boardマーカーのイレイザーはかなり硬く、密度が高い。他2つはフワッとした感触で消し感もソフト

 

「nu boardマーカー」は乾燥がやたらと早く、一度乾いてしまうと筆跡の皮膜がカリッと硬くなる。そのため、イレイザーでこすって消そうとしてもなかなか消えないし、黒いカスも発生しやすいのだ。

 

「ボードマスターS」と「PM-B100D」はどちらもスルッと消えて快適。書き消しを頻繁に行うなら、やはりこれくらい軽く消えてくれないと使いづらいかもしれない。

↑nu boardマーカーはやたらとボードに固着して、軽くこすったぐらいではなかなか消えない。硬いイレイザーでこすり取る、という感覚に近い

 

とはいえ、先にも述べた通り、ホワイトボードマーカーは自分の使い方にマッチしたものを選ぶのが最重要。ノート型ホワイトボードをまさにノート的に使うなら、細かく書き込めて、こすったぐらいでは消えない「nu boardマーカー」がベストだろうし、会議用ホワイトボードとして使うなら「ボードマスターS」と「PM-B100D」の消しやすさが生きてくる。

 

ちなみに全体的なバランスで言うなら、「ボードマスターS」が、シーンをあまり選ばず使いやすそうに思った。

 

さて続いては、今回のマーカー比べで試筆用に使った、ノート型ホワイトボードも紹介しておこう。実はこれに付属したホワイトボードマーカーが“大穴”ともいえる出来だったのだ。ノートの特色と合わせてチェックしてほしい。

ノート型ホワイトボードの注目商品も要チェック!

今回のマーカー比べで試筆用に使った、ノート型ホワイトボードも合わせて紹介しておこう。学研ステイフルから、2020年11月に発売された「Write White」だ。

学研ステイフル
Write White(ライトホワイト)
B5サイズ 1200円/B6サイズ 800円(すべて税別)

 

↑一見すると普通のリングノートだが、ホワイトボードマーカーで書いて消すことができる

 

サイズがB5とB6の2種類がラインアップされているが、意外にもこれまでなかったのがB6サイズ。さすがに「書き消しが手軽なアイデアまとめノート」という用途には小さ過ぎるのだが、実はこれ、目の前にあるウェブカメラに向けて写すのに、ちょうどいい感じのサイズなのである。

 

カメラからわざわざ身体を引くといった気も遣わず、ホイと見せればそれでボード面全体がフレームに収まって、自分の顔が写る隙間もちょっと残るくらい。これがオンライン会議にはとても使いやすいのだ。

↑B6サイズをヒョイとノートPCの内蔵カメラに向けると……

 

↑フレームに丁度いい感じに収まる。文字も充分に読み取れるので、しっかり実用に足るだろう

 

B6サイズは、表紙端に滑り止めが付いているのもポイント。表紙を折り返して立てれば自立するので、卓上の常時表示ボードとしても使いやすい。

 

今日のToDoやスケジュールを書き出しておくと便利だし、電話受けの卓上メモとしても機能する。個人的には、このB6サイズが大きすぎず小さすぎずのほど良さで使いやすく、お気に入りだ。

↑山型に折り返して置けばきちんと自立。個人用の常時掲示のボードとしてもいいサイズだ

 

このホワイトボードマーカーがベストかも!?

もうひとつ見逃せないのが、付属のマーカーである。見た目からは、さきほど紹介したコクヨ「PM-B100D」のマグネット抜きバージョンかな? と思ったものの、キャップを開けてびっくり。ペン先チップが、より細いものになっているのだ。

 

これ、探してもコクヨ製品としては販売されていないようなので、おそらく「Write White」用に別注されたカスタム品だろう。書いてみると、線の細さは「nu boardホワイトボードマーカー」に近いもの(表示スペックは0.8mm)で安定した書き味があり、かつインクはコクヨ製なので消しやすくクズも少ない。

 

正直なところ、筆者の好みとしてはこれがノート型ホワイトボード用のマーカーとしてベスト! というレベル。このマーカー目当てで「Write White」を買うのすらアリという気がするし、できれば別売してほしいぐらいだ。

↑外見的には、軸の印刷とイレイザー裏のマグネットがないだけが「PM-B100D」との違い。ただしキャップを開けると、まったく別もののチップが現れる

 

↑線幅も非常にシャープで細かく書き込める。nu boardマーカーよりも黒が薄いが、そのぶんきれいに消せるのはメリット

 

他の仕様はB5、B6ともにボード4枚(8ページ)+各ボード間に透明シートと、ノート型ホワイトボードとしては一般的。ペンホルダーには先述のナイスなマーカーが付属している。

 

ホワイトボードとしての性能は先行の製品とさして変わらないが、オンライン会議に使いやすいサイズ感とマーカーは優秀。もし現時点でノート型ホワイトボードを探しているなら、候補として確実にアリだろう。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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【2021年版手帳14選】渋谷ロフトで選ぶ、まだ買える注目手帳&小物カタログ

今年も残すところ、あと1か月あまり。「そろそろ来年の手帳を買わなきゃ」と思っている人も多いはず。翌年の手帳は、9月始まりも含め、8月頃からいっせいに店頭に並び始めるため、すでにお気に入りを確保している人もいるでしょう。でも多くの人は、年の瀬が迫ってから検討を開始するもの。いまは、人気モデルが売り切れる直前の、ラストチャンスともいえる時期です。

 

2020年は、働き方や時間の使い方が変わり、リモートワークのスケジュールを細かく立てる必要が出てきたり、在宅ワークで区別が難しくなった仕事とプライベートを手帳でしっかり時間管理する必要に迫られたり。2021年版の手帳には、そういった新しい生活様式にも対応するものが、さまざまラインナップしています。そこで、まだ買える注目の手帳を、渋谷ロフトでピックアップしました。

 

2021年版の手帳の傾向は?
「細かく予定管理したい」と「家時間を充実させたい」の二極化

「勤務はリモートに、会議はオンラインがメインになったことで、15~30分単位で細かくスケジュール管理ができる手帳を選ぶ、という方も多いようです。移動がいらないオンライン会議はこまめに予定を切り替えられるので、今まで以上に細かく時間を区切って管理する必要が出てきたためでしょう。

 

また、手帳を持って移動する機会が少なくなった方も多いのか、ペンや書類まで挟めるような大型のタイプや、中身を自分仕様にカスタマイズでき厚みが増しがちなシステム手帳も、人気になってきています。

 

一方、家で過ごす時間やプライベートを充実させたいという方には、フリースペースが多く自由度の高い手帳が売れています。暗くなりがちな日常をハッピーにしたいと、モチベーションが上がるような仕掛けのある手帳も登場しました」(ロフト渋谷 広報 / 高橋祐衣さん、以下同)

 

仕事の予定を詳細に管理できる「1日1ページ」手帳

まず、仕事でのスケジュール管理を重視した手帳をチェックしていきましょう。2021年版は、“1日1ページ”で詳細に書き込めるタイプが人気。さらに予定を管理するだけでなく、この潤沢なスペースを活用して、1日が終わってから日記のように書き綴ったりして、“自分の本”を作っていくのも楽しいですよね。

 

1. ブランドとデザインコラボした新作も毎年人気


マークス「EDiT(エディット)」
2000円+税~
 ※カバーやサイズにより価格が異なる

1日1ページのタイプだけでなく、週間バーチカル(時間軸が縦になっているもの)タイプ、週間ノートタイプなど、好みの書き方に応じて選べるだけでなく、スマートフォンより小さなB7変型からA5正寸までのサイズをラインナップ。2021年版には「PAUL & JOE La Papeterie」の新デザインが加わりました。

 

↑「こちらは、1日に1ページを割り当てたデイリーページ。左端に時間軸はありますが、空いたスペースが大きいので、日記やメモ、イラストなどを自由に書けるようになっています。もっとも小さなタイプは、バックポケットに入れられるので、販売員として売り場にいた頃は重宝していました。表紙は柔らかくて開きやすいのにへたらないんです」

 

↑こちらは、月ごとに目標やデータをまとめられるページ。月々でお金や買い物などをリスト化できるので、あとで見返すのに便利です

 

2. 日付ブランクで書きたい日だけ書けばいい!


ミドリ「MDノートダイアリー 1日1ページ」
2300円+税(文庫)

帯に“余白を愉しむ”とある通り、スペースをたっぷり設けたフリーダイアリーの手帳です。写真の文庫本サイズのほかに、A5サイズ(3500円+税)もあるので、さらにたっぷり書き込みたい人にはそちらがおすすめ。

 

↑「月間カレンダーのほかに、1日(8時から24時まで)のタイムスケジュールを1ページずつ書き込めるようになっています。日付が入っていないので、好きな日から始められ、必要な日にだけ書けるのです。すべてのページがモノクロで、カラーペンを使って彩る楽しみもありますよ」

 

↑さらに罫線にとらわれず自由に書きたいなら、同シリーズのスケジュール罫がないノート「MDノート ジャーナル(フレーム)」を使って、ライフログを書いてみてはどうでしょう? 別売りの月間カレンダーシール「MDダイアリーシール」や付属のインデックスシールを使ってレイアウトも可能。公式サイトからダウンロードできる、スケジュールや買い物リストなど、さまざまなしおりなどを組み合わせて、自分好みの手帳をつくるのも楽しそうです

 

3. 1日1ページタイプのパイオニア! 今年も人気キャラものが充実


ほぼ日刊イトイ新聞「ほぼ日手帳」
1900円+税~
 ※カバーやサイズにより価格が異なります

2021年版で20年目を迎える「ほぼ日」の手帳は、“1日1ページ”という手帳スタイルのはじまりと言えます。毎年たくさん発表される、アーティストやキャラクターなどとコラボレーションしたカバーも人気の秘訣。毎年違うカバーを選んでも、前年と同じカバーでリフィルだけ交換しても楽しめます。

 

↑「渋谷ロフトでは、ほぼ日手帳のみのコーナーを設けています。毎年欠かさずチェックされるファンの方もたくさんいらっしゃるので、人気のカバーはあっという間に売り切れてしまうんです」©️Tezuka Productions ©️Fujiko-Pro ©S.P ©️高橋留美子/小学館

 

↑2021年版は、「ドラえもん」に「鉄腕アトム」「ちびまる子ちゃん」「らんま1/2」と、コミックから飛び出したカバーも

 

↑ほぼ日手帳のガイドブックも毎年発売されるほど、書き方の手本もたくさん公開されています。日々の記録や好きなことなどを書いて残したい人には、参考になりますね

 

↑月間カレンダーでは、日々のファッションを書き留めておく、なんて使い方も。今日はなにをどのように書こうと考えることも、日々を豊かにしてくれる気がしますよね

 

【番外編】PCの傍らで仕事をサポートするプチ手帳

こちらは1日1ページタイプではありませんが、仕事でPC作業が多い人にぴったりの手帳を紹介しましょう。

 

・PCと並べて使える形状が便利!


ラコニック「仕事計画  A5変型 STICKダイアリー」
1400~1600円+税
 ※カバーによって価格が異なる

STICK=スティックタイプの珍しい手帳で、服のポケットやミニバッグにも入れられ、とっさに確認できて便利。見開きで1週間を見渡せます。

 

↑「週ごとにスケジュールを見られるページと充実したページ数のメモがついていて、小さいながらも使い勝手のいい手帳です。詳しいスケジュールをデジタルで管理している方が併用するのにも向いていると思います」

 

↑このようにパソコン脇のスペースに置けるので、オンライン会議をしたりスケジュールをチェックながらPC作業をする際などにはとても便利

 

↑書き方見本がこちら。1日が上下で二分割されているので、仕事とプライベートを分けたり、TODOとスケジュールを分けたりが可能です

 

続いて、日々の感情まで記録できたりペイントを楽しめたり、習慣づけにも役立てられる、プライベートで活躍する手帳を紹介します。

プライベート充実! 気分や習慣づけも管理できる手帳

続いて紹介するのは、おうち時間での過ごし方など、プライベートもしっかり予定管理したい人におすすめしたい手帳です。

 

1. ニコちゃんマークで“ハッピー”を貯められる


アートプリントジャパン「ハッピーストックダイアリー」
1200円+税

気持ちまで明るくなりそうな、今年らしいやわらかな色合いのカバー。名前の通り、“ハッピー”がストックできる仕掛けがされているのが特徴です。

 

↑「月間スケジュールのページには、各日に“ニコちゃんマーク”がついていて、その日自分がどんな気分だったかを塗って記録できるようになっています。マークは、“ニコニコ”と“普通の顔”と“ちょっと悲しそうな顔”の3種類で、ニコニコしているものを月ごとに数えて書き込めるページもあり、年間でどれだけハッピーだったかをあとで集計することができるんですよ」

 

↑習いごとやスキルアップなど、タスクごとに管理できるページもあり、プライベートの予定も書き込みやすくなっています

 

2. 塗り絵のようにペイントを楽しむ


ミドリ「ペイントダイアリー」
1800円+税

こちらは、前出の「MDノート」ブランドを展開するデザインフィルが展開する「ペイントダイアリー」。カバーは、オフィスなどビジネスシーンでも浮かない、大人っぽい色合いも魅力です。

 

↑「開くと、すべてのページで予定やライフスタイルに合わせて、自分らしくページを彩れるデザインになっています。カレンダーの数字にも色がついていないので、土日休みでない方やシフト制で働いている方は、休日を赤く塗ってもいいかもしれません。余白も多めに取られているので、自由に書き込める楽しみもありますよ」

 

↑こちらのページには面白い仕掛けが! 例えば“500円玉を1つ貯金したら花をひとつ塗っていく”と決め、すべての花を塗り終え花束が完成する頃には10万円が溜まっているという仕掛け。貯金管理を楽しんでできるのです

 

↑ほかにも、読んだ本や見た映画、友人の誕生日を書き込んでおけるなど、付録として収録された“ハビットトラッカー”のページが充実。絵を描いたり塗り絵をしたりしながら、簡単に楽しく習慣作りができます

 

3. オタ活にも気合いが入る!?


アートプリントジャパン「オタ活手帳」
1300円+税

こちらはその名の通り、まさにオタ活に役立つよう作られた手帳。カバーにはビニールカバーがかけられており、“推し”の写真を挟めるになっているのも心憎い演出です。

 

↑「月間スケジュールのページでは、平日より土日に大きなスペースを割いているのが特徴です。また、3か月ごとに管理できる写真のページは、数か月先のチケットをいつ取ればいいのか、いつまでに入金すればいいのかなどの見通しが立てられ、オタ活をしている方には必須です。プレゼントリストや、会場の地図やアクセスを書いてまとめられるメモ、レビューリストなどのページも用意されています」

 

4. 1冊で仕事とプライベートを完全に分けて管理できる


ミドリ「ダブルスケジュールダイアリー」
1300円+税(B6)
※ロフトで扱うカラーはブラックのみ

仕事中に手帳を開くと、プライベートな予定まで相手に見えてしまう……と心配したことはありませんか? また、プライベートで楽しいことを計画しているときに、仕事の予定が目に入ってきてしまってとたんに気分が滅入ったり……という人におすすめしたいのが、このダブルスケジュールダイアリーです。

 

↑「一見、普通のスケジュール帳なのですが、月間スケジュールのページが2セットずつ用意されています。この写真は仕事用の3月のページ。次の写真はプライベート用の3月のページで、2種類のスケジュールを分けて書き込めるようになっています」

 

↑さらにこのスケジュール帳には、便利な仕掛けが施されています。手帳の上部(グレーの部分)を手で押さえてパラパラとめくると、仕事用のページだけが開かれ、下部のピンク色の部分を手で押さえると、プライベート用のページのみが開かれるという仕組みなんです。会議中にうっかりプライベートのページを開いて公開してしまう心配がありません

 

5. 3年間かけてじっくり完成させていく


佐々木印刷「四角い手帳 3年ウィークリー」
2400円+税

こちらは3年分をまとめておける、ダイアリーつきの手帳です。去年の自分を振り返りながら予定を立てたり、目標に向かってどれだけ進んでいるか確認したい人にもおすすめです。

 

↑「3年分書けるのに重さがなく、ひらきやすい綴じ方で作られているので書き込みが楽です。家に帰ってからの時間が長くなった方も多いので、じっくり日記をつけていくのもいいかもしれませんね」

 

次のページで紹介するのは、近年人気が再燃しているシステム手帳。リフィルを買い足すことでアレンジでき、自分好みの手帳を作ることができます。

自分仕様に作り上げられる「システム手帳」

次に紹介するのは、近年人気が再燃しているシステム手帳。リフィルを買い足すことでアレンジでき、自分好みの手帳を作ることができます。

 

1. これ1冊持って行けばOK!? ポーチ代わりの手帳


レイメイ藤井「A5システム手帳 decona」
4500円+税

スケジュール帳としての役割以外にも、さまざまなものをしまえる“ポーチ”のような存在のシステム手帳。挟むリフィルによっては厚みにボリュームが出ますが、在宅ワークが増え手帳の重量感は気にしないという人や、会社と家との往復で忘れ物が心配という人には便利なはず。

 

↑「ペンケースは別売りですが、名刺やクリップ、付箋などの文房具や、届いたDMや葉書なども全部これ一冊にまとめられます。リフィルもたくさん出ているので、アレンジを楽しめます」

 

↑こちらはデフォルトで付いている月間スケジュールのページ。手帳に使うシールやマスキングテープなども一緒にしまっておいて、思いっきりデコって楽しみたいですね

 

2. シンプルで軽量小型タイプのシステム手帳


アシュフォード「デザインリフィルパッド ミニ6穴」
2300円+税

スマートフォンよりも小さく、ポケットにもするっと入るサイズの手帳です。あらかじめ付属しているのはメモ帳のみで、必要なリフィルを買い足して使います。

 

↑「表紙とリングは、スケルトンのプラスチック製。軽く、持ち運びに便利です。デジタルでしっかりした予定を管理して、こちらは簡易的に、という使い方もいいと思いますよ」

 

続いて、次のページで取り上げるのは、ロフトオリジナルと、残念ながらロフトで今年は完売してしまった超人気手帳。いったいどんな手帳でしょうか?

ロフトオリジナルは見逃せない!

ロフトの店頭やオンラインストアでしか買えない、ロフトならではのこだわりが盛り込まれた手帳です。

 

1. システム手帳のように見える柔らかなカバー


いろは出版「view スケジュールブック週間バーチカル ポケットタイプ」
3400円+税

雑貨や文房具のメーカーであり「サニー手帳」でも知られるいろは出版と、ロフトがコラボして作った新作。高級感のあるやわらかな手触りのカバーは、茶や黒などのカラーもラインナップするものの、くすみ系のパステルカラーが人気だそう。カバーの内側には、ペンを刺したり、別売りのノートを挟んだりできます。

 

↑「週間スケジュールのページは、コアタイムとされる8時から19時の予定を、15分単位で詳細に書き込めるようになっています。ただし、土日分のスペースは小さめになっているので、平日の仕事の予定を中心に書く方におすすめです」

 

2. 「能率手帳」からリブランディング! ロフト限定カバーのNOLTY


日本能率協会マネジメントセンター
右・中=「NOLTY キャレル B6」1700円+税
左=「NOLTY リスティ」2100円+税

およそ70年の歴史をもち、時間の目盛りを初めて盛り込んでビジネス手帳の代名詞となった「能率手帳」。2013年に「NOLTY(ノルティ)」と名前を刷新しリブランディングを果たしました。定番モデルに、限定カラーのカバーや別冊の拡充など、ロフト限定モデルだけの趣向を盛り込んでいます。

 

↑「仕事向けのスケジュール帳ですが、硬くならない優しい色合いのカバーもご提案しています。週間タイプや月間タイプなど、中面はさまざまあるのですが、いずれもタスク管理やスケジュール管理が一冊でしっかりできるよう作られています」

 

最後の手帳は、人気殺到のため、ロフトでは残念ながら完売・再入荷なしとなってしまった手帳。ロフト以外のお店ではまだ、出会えるかもしれません。

 

【番外編】

・特許出願中の新機能も搭載! 分冊で持ち歩きやすくなった「ジブン手帳」


コクヨ「ジブン手帳DAYs mini」(イエロー)
3200円+税

1日に1ページが割り当てられ、24時間のバーチカルと、方眼罫によって予定を詳細に書き込める手帳。1年を半年ずつに分けた分冊タイプなので厚みが抑えられ、B6スリムと持ちやすいサイズで、カラーバリエーションも豊富です。

 

↑「24時間で書き込めるタイプの中には、アフター6以降の時間幅が狭くなっているものも。こちらは夜の予定も昼間と同じボリュームで書き込めるので、夕方以降のプライベートの予定や朝活などをしている方にも使いやすい仕様です」。また、2021年版から新登場した「ジブン手帳DAYs mini」には、特許出願中の最新機能が追加。「1日1ページの手帳は、1週間の中での位置がわかりにくいということから、日付と曜日を横軸に配置。“今日”は固定され、その周辺の日程が日が進むごとに左へ移動していく仕組みで、コクヨが特許出願中の機能です」

 

↑マンスリーページには、ブロックタイプのカレンダーの下に、横軸のカレンダーがついています。「横軸のカレンダーには、何人かいる家族の予定や、プロジェクトごとの月間スケジュールを書き込めます。1か月の中で達成したい目標を掲げて、少しずつスキルアップの予定を立ててみると、いつ何をすればいいのか、ひと目でわかるんです」

 

最後に、次のページでは手帳といっしょに使いたい文房具を紹介します。

合わせて揃えたい、手帳を彩る文房具

手帳を確認したときに、よりわかりやすく、さらに楽しい気分にさせてくれるようなアイテムを取り入れてみましょう。引き続き、渋谷ロフトでピックアップしました。

 

1. 精細でくっきり! 1個にバリエーションいろいろなスタンプ


ミドリ「ペインタブルスタンプ 回転印」
1500円+税

油性顔料で滲みにくいスタンプは、1つで10~12種類の絵柄を押すことができます。「文字や柄が細かいので、手帳のわずかな隙間にもポンと押せて、それだけで手帳が賑やかになりますよ。インクは黒1種類なので、上から色を足して塗るのも楽しいですよね」

 

2. 使いたい形・分量をカットして使える大きなマステ


キングジム「マスキングテープブック」
520円+税(はがきサイズ)/720円+税(A5サイズ)

通常マスキングテープというと、テープ状の細長いタイプですが、これは葉書サイズとA5サイズの大きなマスキングシール。ハサミで自分の好きな形やサイズに切り取って使います。「1日1ページの手帳をデコレーションしたり、インデックスに活用したりして使えるマステです。切り取りのガイドも付属しています」

 

3. カット不要! 付箋のように気軽に使えるマステ


キングジム「KITTA」
350円+税~
 ※柄によって価格が異なる

一見付箋のように見えて、実は全面シールになっているマスキングテープ。膨大な色柄が揃い、季節ごとに新柄が登場するので、コレクションする楽しみもあります。「ロールタイプのマスキングテープは、持ち運ぶ際にかさばるのですが、これなら手帳に挟んでおけるので、とても便利ですね。ページの端に折り込んで貼ってインデックスにも活用できます」

 

4. “目かくし色”でタスクをひとめで確認できる2Wayマーカー


コクヨ「2トーンカラーマーカー mark +(マークタス)」
150円+税〜

2色が1本の軸にチップを分けて搭載されたカラーマーカー。薄いグレーと目に優しいマイルドなカラーを組み合わせたタイプと、同系色の濃淡を組み合わせたタイプがあります。「“めかくしグレー”と呼ばれた薄いグレーは、TODOリストの中で終わった項目や意識しなくていい項目をグレーで塗って目立たなくできる、画期的なマーカーです。カラーの濃淡で、リストの優先順位を区別するのにも効果的ですね」

 

↑ペン先が割れているように見えますが、実際は2本の芯が入っており、ペンをくるっと回転させるだけで2色を使い分けられるます。持ち替えたりペンケースの中に何本もペンを入れなくていい手軽さがあります

 

毎日使うものだから、機能もデザインも妥協なしで選びたいですね。不安な日々がまだしばらく続きそうですが、毎日を大事に記録しながら過ごしませんか?

 

【店舗情報】

渋谷ロフト(B1階 文具売り場)

所在地=東京都東京都渋谷区宇田川町21-1
電話番号=03-3462-3807
営業時間=11:00~21:00
定休日=無休

LOFT https://www.loft.co.jp/

 

ラインマーカーの新ジャンル誕生!“色”の濃淡で書類を整理するコクヨの2Way「マークタス」

書類や議事録ノートの重要なポイントにラインマーカーを引いて目立たせる、というのはよくやる作業だろう。パッと目に入ってくるので非常に便利なのだが……実はちょっと困ることもあるのだ。

 

それは、ラインマーカーの色が“紙面において支配的すぎる”ということ。つまり、目立ちすぎ! ってことだ。目立たせようとしているのだからそれでいいのでは? と言われればそれも正しいが、でも、重要なポイントだけが目に入ってもしょうがないのである。

 

例えば、下の写真のような状況で、ラインを引いた部分に対して「さらに強調して伝えたい情報」と「そこまで目立たなくていいけど見ては欲しい補足」を追記したいとしよう。それぞれを黒のボールペンで書いて、果たして満足のいく結果が得られるだろうかというと、それは難しい。なにしろ、ライン引いたところだけに目が走ってしまうから。

↑パッと視界に入るのはラインを引いた部分のみで、その近くに記入した補足はほぼ埋もれてしまう

 

目立ちすぎるというのは、そういうことなのだ。ラインマーカーは道具としてとても強力だが、ホイホイ引いていると、逆に情報の伝達を阻害してしまう可能性もあるのだ。

 

とは言っても、ラインが目立つのはもう仕方ない。それなら、情報を追記しやすい工夫がなされた最新のマーカーを使ってみるのはどうだろうか?

 

“めだたせカラー+メモ用ペン”で情報はすっきり整う!

以前この連載で、特殊な2色チップで濃淡のラインを使い分けられる、コクヨ「マークタス」というマーカーを取り上げたことがある。

濃淡の組み合わせがキモ!コクヨ「マークタス」のチカチカしないマーカーは集中力まで高める!?
https://getnavi.jp/stationery/470173/

 

今回紹介するのは、その新バージョン「2ウェイカラーマーカー<マークタス>」(以下「マークタス2way」)だ。

コクヨ
2ウェイカラーマーカー<マークタス>
左:カラータイプ(めだたせカラー+はっきりメモ)5色
右:グレータイプ(めだたせカラー+ひかえめメモ)5色
各150円(税別)

 

この「マークタス2way」は、「めだたせカラー+はっきりメモ」タイプと「めだたせカラー+ひかえめメモ」タイプの2種類が、各5色ずつのラインアップ。

↑外観は、「カラータイプ」(上)はキャップが乳白色、「グレータイプ」(下)はグレー。あとは軸の4本ラインの色が異なる

 

2wayの由来は、ラインマーカー(めだたせカラー)と0.3mmの極細サインペン(はっきりメモ/ひかえめメモ)が1本になっているというところから。ラインマーカーが目立たせる用なのは理解できるが、はっきりメモ/ひかえめメモの意味するところとは? いや、実際に書いてみれば、ああ! とすぐに納得できるだろう。

↑冒頭の文章を「マークタス2way」で彩色し直したもの。上の緑色は“ひかえめメモ”、赤色は“はっきりメモ”を使用している

 

そう、はっきりメモの「カラータイプ」はラインと同系色のより強いカラー、ひかえめメモの「グレータイプ」は、ラインと同系色のグレーカラーで書けるようになっているのだ。

 

つまり、はっきりメモは、ラインよりもさらにはっきり目立たせたい“超・強調”情報に。ひかえめメモは、本文の黒字よりも薄い色で控えめに伝わる補足情報に最適、というわけ。しかも、それぞれがラインと同系色なので、メモ部分がラインを引いた部分の関連情報であるということが直感的に分かる。つまり、使うだけで自動的に情報が整理された状態になるのだ。

 

↑はっきりメモの「カラータイプ」の色見本。白い紙面にクッキリとした発色で、アピール力が強い

 

はっきりメモはまさにはっきりクッキリしたインクで、黒字の合間に記入するとかなり目立つ。普通なら薄くて見づらい黄色ですら、きちんと視認して文字が読み取れるし、上からラインを引いてもしっかり視認できる強さなのだ。

 

もちろん、同色のカラーインクボールペンを使っても同じことはできるが、そこはやはりマーカーと一体化した2way構造なのは強み。携帯も運用も、こちらのほうがラクに決まっている。

↑対してひかえめメモの「グレータイプ」はほんのりとした色で、まさにひかえめな情報伝達が可能。カラーグレーの色合いもいい

 

筆者が個人的に好きなのは、ひかえめメモ。このカラーグレーは、視認しやすいのに目立ちにくい、本当に絶妙な色なのだ。

 

意識すれば目に入るけど、あえて意識下から外すと気軽に読み飛ばせる薄さ。かつ、ラインとの連携をうっすら感じさせる程度のグレーな色味。それでいてラインを重ねてもきちんと視認できるので、「普通の補足よりは強めの補足」みたいな使い分けが可能なのも面白い。

↑「これは目立たせたい」「これは目立たなくてもいいけど記載はしたい」のように、紙面の情報を必要に応じて整理できる

 

ここ数年、ラインマーカー業界は「目立たせる度合いの変化」をいろいろ考えていたように感じる。例えば、ゼブラ「マイルドライナー」は、淡いカラーでほんのり目立たせるもの。先に紹介したコクヨ「マークタス」も、濃淡で目立ちの差をつけるという考え方だ。これらは、目立てば正義! というシンプルな立ち位置を脱却した製品と言えるだろう。

 

ただ、そうは言っても目立つ度合いが変わるだけで、結局のところラインが紙面の中で支配的という構図は変わらない。

 

対して「マークタス2way」は、ライン以外の部分にも強弱をつけることで情報を整理する、という発想で作られている。これは明らかに従来のラインマーカーにはなかった考え方だ。ポイントを目立たせるのに加えて、すっきり整理されて理解しやすい紙面を作るためのツール。これは、ラインマーカーのまったく新しいジャンルなんじゃないだろうか。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

 

【菅未里の自腹買い文房具】「KOKUYO ME」のマステカッターが大人買いも納得の名品ぶり

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

“大人買い”した名品マスキングテープカッター

皆さんは、マスキングテープを何で切っていますか? もちろん、手で簡単に切れるのがマスキングテープのいいところではあるのですが、切り口を綺麗に整えたいときもありますよね。そんなときは、どうしますか?

↑手でちぎることが多いマスキングテープ。でも、このように切り口をきれいに切れるアイテムがあるのです

 

コクヨの名品「カルカットクリップ」をご存知ですか?

文具メーカーのコクヨから、マスキングテープを切るための「テープカッター カルカット(クリップタイプ)」(以降、カルカットクリップ)が発売されています。マスキングテープ本体に挟んで装着し使うタイプのカッターで、これなら簡単に切ることができますし、小さいので持ち運びも問題ありません。ハサミで切るよりずっと楽です。

 

手帳好きの間では人気のアイテムですが、意外と知られていないようです。似た商品は他にもあるのですが、カルカット刃を採用したカルカットクリップは切れ味が抜群。頭一つ抜けているといっていいでしょう。

 

が、今回ご紹介したいのは、実はカルカットクリップではないのです。

 

KOKUYO MEがカルカットクリップを彩った

↑奥がカルカットクリップ。手前が、今回紹介する「KOKUYO ME」ブランドの「マスキングテープカッター」

 

コクヨに、既存のコクヨ製品をファッショナブルにデザインし直して商品化する「KOKUYO ME」というブランドがあります。カルカットクリップもここから、名前を変えて発売されているのです。

 

それが「マスキングテープカッター」です。名称は地味なのですが、色が絶妙です。淡く明るいカラーが多かったカルカットクリップですが、今らしい、くすんだ色に生まれ変わっているのです。機能としてはカルカットクリップと同じなのですが、より大人っぽく、フォーマルな印象になっています。

KOKUYO ME
マスキングテープカッター
各400円(税別)

 

マスキングテープとの相性を楽しめる

もともと丸いフォルムが特徴のカルカットクリップですが、くすみカラーで彩られたことで、より大人っぽくなっています。私は迷わず写真の5色を大人買いし(ラインナップはこれに「ゴールデングリーン」を加えた全6色。)、マスキングテープとのマッチングを楽しんでいます。ちょうど、万年筆やペンと、インク、ノートの相性を楽しむような感じですね。

↑カッターの側面。刃はサイドについている

 

↑まさにクリップのようにテープを挟む。テープのデザインとカッターのボディカラーとの組み合わせも楽しめる

 

↑クリップを少し浮かせて必要な分だけテープを引き出し、再び挟んで刃でカットするだけ

 

もちろん実用性もばっちりですし、価格もひとつ400円+税と手頃です。場所も取りません。さらには、長く使えますし、デザインも落ち着いている。隠れた名品です。

 

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

手帳の中身を一気見せ! コクヨ×スターバックスの2021年版「キャンパススケジュールブック」が登場

コクヨとスターバックス コーヒー ジャパンが共同開発した「2021 スターバックス キャンパススケジュールブック」が登場。10月7日(水)から、全国のスターバックス店舗(一部を除く)と、スターバックスオンラインストアで発売されます。

 

コクヨ×スタバのエコな手帳が誕生!

国内文房具メーカーの最大手、コクヨは、「限りある地球の資源を大切に使いたい」というスターバックス コーヒー ジャパンのポリシーに賛同し、全国のスターバックス店舗で出るミルクパックを、表紙としてリサイクルしたノート「スターバックス キャンパスリングノート」を発売していますが、今回新たに、2021年版の手帳をラインナップに追加し発売します。

コクヨ
2021 スターバックス キャンパススケジュールブック
各2100円(税別)

サイズはB6。カラーバリエーションは、ホワイトとピンクの2種類をラインナップ。

 

表紙はスタバのミルクパックをリサイクル、中紙はジブン手帳と同じ「MIO PAPER」

素材は、表紙には「スターバックス キャンパスリングノート」と同様、全国のスターバックス店舗で出る、年間約1000tに上る使用済みミルクパックを原料とした紙を使用。中紙には、なめらかな書き心地で、インクの乾きが早くにじみにくいコクヨのオリジナル原紙「MIO PAPER」(森林認証紙)を採用しています。

 

ミルクパックが表紙の紙に生まれ変わる工程を見てみましょう。

↑①全国のスターバックス店舗からミルクパックを回収

 

↑②水と攪拌し分離する工程

 

↑③古紙パルプが抽出され、新たな“紙”として生まれ変わります

 

手帳の表紙として生まれ変わった姿がこちら。

↑表面に微細なシボ加工が施され、光を反射して絶妙なニュアンスを生み出しています

 

↑リサイクルをイラストで示した表紙のデザイン

 

↑このリサイクル商品のコンセプトとメッセージが綴られた裏表紙

 

中紙に採用された「MIO PAPER」は、さらさらとしたなめらかな書き心地。コクヨの人気手帳ブランド「ジブン手帳」の「Bizシリーズ」とノーマル版の「LIFE」リフィルにも使用されています。

↑表面はさらさらとした触感で、書き味はなめらかなオリジナルペーパーを採用

 

フォーマットは、マンスリーと週間レフト式

スケジュールブックのフォーマットは、マンスリーページと、右ページに方眼のメモを備えた週間レフト式を収録。いずれも月曜始まりで、日本の曜日・祝日の表記にも対応しています。

↑ブロックタイプのマンスリーには、各月のモチーフから抽出したイラストがデザインされています

 

↑月曜から日曜まで、均等に配分されたスケジュール欄。右ページは方眼のメモページになっています

 

13か月分をチェック! スタバ自慢のコーヒー商品をイメージしたイラストとストーリー

各月の扉には、スターバックスが製造・販売しているコーヒー豆のパッケージデザインをモチーフとしたイラストが描かれ、その脇にはコーヒーストーリー、キーワードと味わいの特徴が記されています。2020年12月から2021年12月まで、一つずつ見ていきましょう。

 

2020年12月

↑スケジュールページは2020年12月からスタート。スターバックスの定番ブレンド「ハウスブレンド」のイメージとストーリーが施されています

 

2021年1月

↑2021年1月は、スターバックス発祥の地で、現在も第1号店が存在するPike Placeをイメージした「パイクプレイスロースト」のイラストとストーリー

 

2021年2月

↑2月は深煎り豆「カフェベロナ」のイメージとストーリー

 

2021年3月

↑3月はコーヒー発祥の地で収穫される豆「エチオピア」のイラストとストーリー

 

2021年4月

↑4月は、アンデスの高地で栽培された豆「コロンビア」のイラストとストーリー

 

2021年5月

↑5月は酸味が際立つ浅煎り「ブロンドロースト」に位置づけられる「ウィローブレンド」のイラストとストーリー

 

2021年6月

↑6月はミディアムブレンド「セイレーン」がモチーフ。セイレーンとはギリシア神話に登場する人魚の姿をした海の怪物で、ロゴにも使われるなどスターバックスのアイコンとなっています

 

2021年7月

↑7月は南米産の豆を使用した「ベランダブレンド」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年8月

↑8月はさわやかな後味が特徴の「ブレックファーストブレンド」のイラストとストーリー

 

2021年9月

↑9月はアフリカ・ケニアのシングルオリジン「ケニア」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年10月

↑10月は、南米のグアテマラ・アンティグア地方の農園で収穫された「グアテマラ アンティグア」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年11月

↑11月は、アジアの主要産地であるインドネシアのコーヒー豆「スマトラ」をイメージしたイラストとストーリー

 

2021年12月

↑締めとなる12月は、スターバックスを代表するダークローストコーヒー「イタリアンロースト」のイラストとストーリー

 

毎月ひとつずつ明かされるスターバックス・コーヒーのストーリーを楽しみながら、自身の記録をしたためられる、1冊で2度美味しい手帳です。

 

 

ミニサイズなのに「最強モデル」出た! 社会人も常備すべきコクヨのテープのり「ドットライナープチプラス」

「テープのり」のメジャーなブランドといえば、やはりコクヨの「ドットライナー」、トンボ鉛筆の「ピット」、プラスの「ノリノ」の3ブランドだろう。大雑把に個人的な印象を言えば、ラインナップが多彩なドットライナー、粘着力のピット、安定性のノリノ、という感じ。

 

テープのり選びで迷ったときは、さしあたってこの3大ブランドのどれかを買っておけば安心……とはいえ、各社とも特徴のある製品を出しているため、意外にも選ぶのが難しいジャンルである。

↑テープのりの3大ブランドといえば、これ。左からトンボ鉛筆の「ピット」、コクヨの「ドットライナー」、プラスの「ノリノ」

 

実際のところ、「テープのり、どれを買ったらいいのか問題」を抱えている人はかなり多いのではないだろうか? 「自分の使い方に合ったものを」なんて言われたとしても、よく分からないし……。

 

だが、ただひとつ、ペンケースに入れてテープのりを持ち運びたいという需要に対してなら、今のところ明確な解答があると思う。ドットライナーシリーズの小さいものを買えばいいのだ。

 

ペンケースに入れて持ち歩くなら「プチモア」が答えだ

コクヨの「ドットライナープチプラス」は、ほぼ“消しゴム並み”というシリーズ最小のコンパクトさで、粘着力やのり切れが良く、テープ長も10mあって、さらにヘッドを密閉するスライド式キャップつき。つまり、携帯用としてはほぼ文句なしの優等生だ。

 

事実、日常的にテープのりを持ち歩く中学生~大学生の間での人気は非常に高い。そして筆者も、普段からペンケースに入れる用はこれ、と決めている。そこへ、そのプチプラスの最新バージョンとしてこのほど登場したのが、「ドットライナープチモア」である。

コクヨ
ドットライナープチモア
210円(税別)/テープ10m

 

↑消しゴムとほぼ同サイズで、ペンケースの負担になりにくいコンパクトさ

 

早速、どこが最強なのか、詳しく見ていこう。

使い進むほどに実感する引きの軽さ

プチプラスと新しいプチモア、並べて見てもどう変わったのかよく分からない。だが、実際にテープを引き比べると「あれあれあれ?」と驚いた。プチモア、やたらとテープが軽くスルスルスルスルーッと引けるのだ。

 

メーカーのコクヨによれば、内部ギア周りの設計を見直し、走行荷重(ヘッドを転がした際の抵抗)を大幅に軽減した、とのこと。誰が試しても確実に実感できるレベルで軽くなっているのは、なかなか凄い。

↑スルスル……と軽く引けるのがはっきり体感できる。テープカートリッジの使い終わり頃になると、従来との差はさらに大きくなる

 

テープのりは構造上、テープが減って使い終わりに近づくほど走行荷重が増えるのだが、プチモアはその増え幅も控えめ。試しに両方を10m使い切るまで引いてみたが、なるほど、こりゃ確かに別物だわーというレベルで、プチモアが軽い! 擬音にすると、ギリギリギリVSスルスルスル、という感じなのだ。

 

ケースの中を透かしてみると、なるほど、プチプラスにはなかった厚みのあるギアが、巻き取りリール(使い終わったテープが巻き取られる方)に見て取れた。おそらくこれが設計変更の一部なのだろう。ただ、その分だけ本体ケースがかすかに膨らみ、さらにテープ幅も7mm→6mmに変更されている。

↑新発売のプチモア(上)と、従来のプチプラス(下)。プチモアのほうがキャップがやや大きいことを除けば、パッと見には違いが分からないのだが……
↑真横から見ると、内部構造の変更のためか、プチプラスの方が約1mmほど厚いのが分かる

 

とはいえ、そこを変更するだけの価値はあるとメーカー側も判断したのだろう。テープ幅の減少も、極めて短い長さだと粘着力に差も出てしまうが、プリントをノートに貼るなど長く引いて使うならば、ほとんど問題にならないはず。

 

地味に助かるキャップの「スライドロック機構」

個人的にもうひとつ、諸手を挙げて「コクヨよくやった!」といいたい改良点がある。それが、ヘッドキャップの変更だ。

 

プチプラス・プチモアともにフルカバータイプのスライド式キャップが付いているのだが、プチモアには新たにスライドロック機構が追加されたのである。

↑プチプラスのスライドキャップは、指を乗せたまま作業をするとズルズルと下ってきて、ヘッドに当たる。新しいスライドロックはヘビーユーザーほど嬉しいはずだ

 

↑スライダー後端を上から押すと、ロック解除。片手でスムーズに操作できて、かつ意図せずには解除できないというのが優秀

 

前のプチプラスは、スライダー部に親指を乗せて引いていると、力が入った瞬間にスルッとスライダーが動いて、キャップがヘッドに当たってしまうことがあった。これは、優等生であるプチプラス唯一の欠点とすら言える問題で、これまでにも何度かイライラした覚えがある。

 

ところがロック機構があれば、スライダー後端に上から力を加えない限り、ビクともしない。これは圧倒的に便利!

 

このスライドロック追加だけでも、プチモアに買い替える価値は十分にあると思う。というか、ペンケースで持ち歩くテープのりの完全解とすら言えるかもしれない。

 

↑ちなみにラインナップには、かわいい柄入り(ハート/スター/フラワー)テープバージョンも。ただしテープ長は10m→8mと少なめ

 

最後に、「ドットライナー」シリーズからプチモアと同時にリリースされた、もうひとつ注目のテープのりを紹介したい。

13mロングテープでもコンパクトな携帯テープのり

もうひとつ、プチモアと同時にリリースされたのが「ドットライナースモール」。ボディサイズはプチ系よりは一回り大きいが、それでも十分コンパクト。ペンケース用としても問題ないサイズと言えるだろう。

コクヨ
ドットライナースモール
250円(税別)/テープ13m

 

このスモールの売りは、搭載テープが13mとかなり長くなっている点。使い切りテープのりのテープといえば、だいたいコンパクトなもので8m~10m。感覚的には、10mあればたっぷり使えるなと思えるぐらいだ。13mともなれば、気分的にも余裕で使えるはず。さらに価格も250円(税別)となれば、コスパ的にも相当ありがたい。

↑こちらもスライドロック付き。引きも軽く快適だ

 

加えて、プチモアと同様の走行荷重低減ギアとスライドロックキャップまで搭載。ペンケースに多少余裕があるなら、スモールを選ぶというのも選択肢としてありだと思う。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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綴じファイルの難点を解決! 容量をチョイ足しできる「クリアーファイル」

【きだてたく文房具レビュー】綴じられる容量を増やせるクリアーファイル

「クリアーファイル」と「クリアーホルダー」の違いについてご存知だろうか?

 

これがごっちゃになってる人がかなり多いのだが、実は「日本ファイル・バインダー協会」によるちゃんとした定義がある。

 

透明なポケットが何ページもあって、そこに記録済みの文章や書類をいれて保管するのが「クリアーファイル」。対して「クリアーホルダー」は、透明なPP(ポリプロピレン)の2辺を溶着してあるもの。普段、会社などでもよく使われている、書類を数枚だけ入れて持ち歩いたりするお馴染みのアレだ。

↑正しくは左がクリアーファイルで、右がクリアーホルダー
↑正しくは左がクリアーファイルで、右がクリアーホルダー

 

ちなみに「フォルダー」と「ホルダー」も別物。「フォルダー」は、厚紙を二つ折りにした表紙で書類を挟んでおくもの。PCの画面でよく見る“フォルダ”、あれも紙のフォルダーをアイコン化したものである。

 

「二つ折りにする(=Fold)」と「保持する(Hold)」から来ているので、カタカナ表記だとよく似ているが、語源から違うのだ。(恥ずかしながら、筆者も最近までここを混同して覚えていた)

↑これがフォルダー。アイコンとしてしか知らない人も多いが、現役で市販されている文房具だ
↑これがフォルダー。アイコンとしてしか知らない人も多いが、現役で市販されている文房具だ

 

とはいえ、メーカーの製品名にもいい加減なのがあったり、さらには「クリアー」「クリア」「クリヤー」という表記ブレがあるので、もう何が何やら、という感じではある。ひとまず「クリアーファイル」と「クリアーホルダー」が違う物だ、というところは覚えておいて欲しい。

 

……で、長々と講釈をたれたお詫びに、というわけではないが、便利なクリアーファイル2点を紹介したい。

 

ポケット+2穴綴じの増設型クリアーファイル

まず、クリアーファイル側のオススメは、2017年発売の「クリヤーブック フィタス」(コクヨ)だ。

 

早速の表記ブレでクラクラしてきたが、コクヨはクリアーファイルを“クリヤーブック”と呼称しているのである。

↑コクヨ「クリヤーブック フィタス」20ポケットタイプ 540円/40ポケットタイプ 842円
↑コクヨ「クリヤーブック フィタス」20ポケットタイプ 540円/40ポケットタイプ 842円

 

このフィタス、見た目はまったく普通のA4書類用クリアーファイル。面白いのは、ポケットにプラスして、裏表紙側の内側にプラ製の2穴綴じ具を備えている、というところだ。

↑裏表紙の内側に配置された2穴とじ具。プラ製のシンプルなものだが、ちょっとしたものを綴じるだけなら充分に実用的
↑裏表紙の内側に配置された2穴とじ具。プラ製のシンプルなものだが、ちょっとしたものを綴じるだけなら充分に実用的

 

例えばポケットにはA4プリントアウトの書類を入れて、2穴綴じ具にはパンチで穴をあけたA3の書類……ガントチャートの工程表など、横長に見たいものなんかを綴じておく、という使い方も便利だ。

 

また、小冊子タイプの資料なんかもポケットに入れてしまっては見にくいが、穴をあけて綴じておけば参照しやすい。

↑横長のチャートも収納可能。見るだけの資料はポケットに、まだ書き込みもしたい資料は2穴に、という使い分けもあり
↑横長のチャートも収納可能。見るだけの資料はポケットに、まだ書き込みもしたい資料は2穴に、という使い分けもあり

 

さらに使い方がワイドなことに、フィタスの2穴綴じ具に増設できる薄型タイプのクリアーファイルまで発売されているのだ。

↑コクヨ「クリヤーブック コフィタス」10ポケットタイプ 259円
↑コクヨ「クリヤーブック コフィタス」10ポケットタイプ 259円

 

「コフィタス」(フィタスの子で、子フィタス?)は、10ポケットの薄型クリアーファイルなのだが、ノド側に最初から2穴があけられており、そのままフィタスに綴じることが可能。

↑最初から2穴があいているので、そのままフィタスの増設ポケットとして追加できる
↑最初から2穴があいているので、そのままフィタスの増設ポケットとして追加できる

 

ちょっとポケットが足りないな、という時に付け足して使ってもいいし、自分で閲覧する用の資料はフィタスに、あとでクライアントに渡す資料はコフィタスに……というのも気の利いた使い方だろう。もちろん、そのまま単体で超薄型のファイルとしても運用できる。

 

ポケットが足し引きできる薄型クリアーファイル

もうひとつ紹介したいのが、キングジムのクリアーファイル「ヒクタス±」。昨年発売の「フィタス」に対して、こちらは早くも10年前にポケットの増設機能を実装していたベテランである。

↑キングジム「ヒクタス±」10ポケットタイプ 313円/20ポケットタイプ 453円/40ポケットタイプ 756円/60ポケットタイプ 1166円
↑キングジム「ヒクタス±」10ポケットタイプ 313円/20ポケットタイプ 453円/40ポケットタイプ 756円/60ポケットタイプ 1166円

 

クリアーファイルで不便なところといえば、ポケット数でページが固定されているところ。ポケットが足らず「あと1枚入れば1冊で資料が完結するのに……!」という歯ぎしりをしたことのある人も多いのではないだろうか?

 

また、逆にポケットが余ってしまうのもスッキリしない。紙の入ったポケットと入ってないポケットでは手触りが違いすぎて、めくっているときに微妙に気持ち悪いのだ。

↑ポケットを足し引きできる秘密は、中央でポケットを綴じている樹脂製のスティック
↑ポケットを足し引きできる秘密は、中央でポケットを綴じている樹脂製のスティック

 

クリアーファイルのそういうスッキリしない感を「ヒクタス±」は、ポケットを細い樹脂製スティックで綴じるという、ちょっと変わった方式で解決している。

 

まず、ファイルをポケットの中央で開いたら、綴じ具のスティックを少し上にスライドさせる。するとスティックの凹んだところで押さえパーツから抜くことができるのだ。これであとは、ポケットを必要に合わせて足し引きできる、という仕組みである。

↑スティックをスライドさせて引き上げると、プチプチと外れる。戻すときは逆順で
↑スティックをスライドさせて引き上げると、プチプチと外れる。戻すときは逆順で

 

増やす方だと、20ポケット~60ポケットタイプなら最大で+10ポケット(リフィル5枚追加)が可能。これだけ増やせれば、だいたい納得いくページ数で収められるのではないだろうか。

 

しかも、ポケットを増やしても背幅が変わらないので、見た目はスリムなまま。

↑もともとかなりスリム(20ポケットで背幅11mm)な上に、ポケットを増量しても背幅は変動しない
↑もともとかなりスリム(20ポケットで背幅11mm)な上に、ポケットを増量しても背幅は変動しない

 

実際に資料をクリアーファイルで管理している方なら、この実用性の高さはハッキリと感じられるはずだ。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

ビジネスマンこそ使うべき!「ルーズリーフバインダー」はスマートな大人のノートだった

【きだてたく文房具レビュー】大人こそ使いたいスマートなルーズリーフバインダー

文房具は、小学生から高校生時代と社会人以降で大きくラインナップが変わる、という傾向にある。

 

例えば筆記具でいえば、それまで鉛筆・シャープペンシルしか使わなかったのに、社会人になった途端にボールペン生活に切り替わった、とか。それ以外にも諸々と例はあるが、筆記具並に顕著なのが、ノート類ではないだろうか。

 

もっと端的に言うと「社会人になってからルーズリーフ使わなくなってない?」という話である。

↑筆記用ノート各種。社会人にはなぜかルーズリーフは不人気だ

 

紙の入れ替えや追加が容易だし、作業に合わせて罫線の有無や方眼を混在させるなど応用も利く。ルーズリーフは大人にとっても、なかなか優秀な存在なのである。

 

以前もこの連載で使いやすいルーズリーフ用紙とバインダーをおすすめしたことがあったが、今回はあらためて、社会人向けのルーズリーフバインダーを紹介したい。

 

「360度折り返せる」が社会人向けルーズリーフに欲しい機能

従来のルーズリーフバインダーが社会人にとって使いにくい存在だった理由のひとつに、折り返して使えない、ということがある。

 

他のクライアントとの打ち合わせ内容など、目の前のクライアントに見せたくない情報が前ページに書かれていたりすると、まさかドーンと見開いたまま、机に広げることもできないだろう。

 

そこで便利なのが、LIHIT LAB.(リヒトラブ)から発売されている「コンパクトバインダー」だ。

↑LIHIT LAB.「コンパクトバインダー」B5サイズ 40枚綴じタイプ(左)410円/100枚綴じタイプ(右)540円

 

↑360度折り返せる珍しいバインダー。表紙がワイドなので、ふせんやインデックスを貼っても外にはみ出しにくい

 

このコンパクトバインダーの最も大きな特徴が、360度折り返せる、ということ。

 

従来製品は背表紙側にベタ付けされたリングが干渉して折り返しができなかったところ、コンパクトバインダーは裏表紙側の中央に1軸で可動するリングを配置。これにより何の違和感もなく360度の折り返しが可能になっているのだ。

 

先に述べたような「見開きで机に置きたくない」という以外でも、カフェの狭い机でちょっと仕事をするといったシーンで360度折り返しは役に立つだろう。

↑一般的なバインダー(左)とコンパクトバインダー(右)のリング比較

 

リングは、底部のプッシュレバーをクイっと押し上げるだけできれいに開く。スリムなプラ製リング+中央の小さなバネ1本だけで、このオープン機構が実現されているのは、なかなか感心させられる。

 

これは、同社お得意の“ツイストリング機構”(開閉自在のリングノート用リング)がベースにあっての技術だと思う。

↑レバーを軽く押し上げると、リングが開く

 

↑つまんだまま指を滑らせて閉めると、パチパチとリングが噛み合っていく。ジップ袋を閉じる感覚とよく似ている

 

逆にリングを閉じる時は、リングを端からつまむようにして指を滑らせていく。従来の金属リング+板バネ機構のように、一気にバカッと閉じることはできないが、やり方に慣れれば特に面倒はないはず。

 

なにより、100枚綴じタイプでも本体重量は100g以下と、金属リングバインダーの1/3以下という軽さである。ただでさえ重くなりがちな社会人のカバン事情において、この軽さはかなりのアドバンテージになるのではないか。

もはやリングノート感覚のルーズリーフバインダー

いや、それでもまだ重い、というのであれば、もうこれしかない。コクヨ「スマートリングBiz」だ。

↑コクヨ「スマートリング Biz」B5サイズ 810円/A5サイズ788円

 

↑使い勝手もほぼ“リングノート”と同様なので、当然のように360度折り返しが可能

 

背表紙なしで、表紙・裏表紙とプラ製リングのみ、という思い切った構成は、もはやルーズリーフバインダーの最小構成限度だろう。見た目はほぼリングノートといった感じ。使い勝手もリングノート感覚で、当然のように360度折り返しが可能となっている。

↑レバーを押すとリングが開く。ちょっと強めに押し込むのがコツ

 

リングを開ける時は上部のプッシュレバーを押し込み、閉じる時はリングをどこか一か所をつまむだけで、全体が閉まるようになっている。

 

ただ、リング自体のかみ合わせがやや弱いのか、実際に使っているとカバンの中でごくたまにリングが外れていたり、紙が抜けていたりということがあった。この辺りは、リングが常に露出しているという構造上の問題もありそうだ。

↑閉じるときは、リングをどこか一か所つまむと全体が閉じる。クリック感が少なく、慣れないうちは「ちゃんと閉じたかな?」と不安になる

 

表紙は、書いた内容が外から透けて見えない不透明仕様。また裏表紙には、クリアホルダーのような書類ポケットと、名刺が挿し込んでおけるミニポケット付きになっている。この辺りの細かな作りは、「Biz」(コクヨ製品のビジネスモデルシリーズ)ならでは、といったところだろう。

↑裏表紙側には書類などが一時保管できる全面ポケットと、名刺用ポケット付き。あれば重宝する

 

本体重量は25枚収納タイプで約86g。収納枚数は「コンパクトバインダー」よりも少ないが、学生のように毎日がっつり板書を取るわけでもなし、これで充分ということもあり得る。むしろこの軽さの方が重要、ということならば、こちらを選んで間違いないだろう。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

機能追求型と遊び追求型。多様化する最新ノートの振り幅が凄い!

【きだてたく文房具レビュー】機能性か遊び心か、両極端な2冊のノート

今年の春、『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)という書籍を出させてもらった。タイトルそのまま、この10年のうちに発売された文房具の中で、最も社会的に影響力のあった文房具は何か? を考える、ちょっと変わった内容の文房具本である。文房具に興味がある方なら興味深く読める本なので、ぜひご覧いただきたい。

 

で、そういった重要度とは別で、この10年でいちばん“多様化した文房具”ってなんだろう? と考えた時、まず思い浮かんだのは、紙のノートだ。

↑ノート多様進化のさきがけ、コクヨ「ドット入り罫線ノート」

 

ただ何かを書き留めるだけの紙を束ねた冊子として、長年使われていたノートだが、2000年代後半に東大合格者のノートを分析して作られた「ドット入り罫線ノート」(コクヨ)以降、ただ書くだけでなく、勉強しやすい・デジタル化しやすい・暗記しやすいなど、さまざまな局面に特化して使いやすくしたノートが、数多く生まれてきた。

 

まさにこの10年は、ノートにおけるカンブリア爆発の時代だったのだ。

 

……と、やたら大げさな書き出しになってしまったが、本稿でそんなマクロな話をするつもりはない。もうちょっとシュルシュルと視点を縮めて、その多様化したノートの最新アイテム2点を紹介したいだけなのである。

 

快適+検索性アップのソフトリングノート

2015年にコクヨから発売された「ソフトリングノート」は、リングノート最大の欠点である“筆記時に手がリングに乗り上げると痛い”という不快感を、ぷよぷよした柔らかな樹脂製リングで解決した、画期的な製品だった。

 

そのソフトリングノートがさらに進化し、紙面の検索性をアップさせたのが、発売されたばかりの最新版「ソフトリングノート Biz エッジタイトル」だ。

↑コクヨ「ソフトリングノート Biz エッジタイトル A5」横罫・5㎜方眼・ドット入り罫 各356円

 

「エッジタイトル」とは、コクヨが2009年に発売した特殊な罫線のこと。紙面をよく見ると、一般的なノートの上部にあるタイトル・日付記入用スペースが、紙面両サイドの縦方向に配置されている。つまり、ページのエッジ部分にタイトル欄があるから、エッジタイトルというわけだ。

↑ノート端(エッジ)のタイトル欄は、横罫とドット入り罫が7行ごとの区切りに入り、方眼はフリーとなっている。使いやすいほうをお好みで!

 

ノートに書き込みをする際に、1案件がきっちり1ページ単位で書ききれる、というのは実はかなりのレアケースである。逆に、会議の議事録をとろうとしたのに無駄話ばかりで、書き込んだのは結局数行だった、なんてことはよくあること。で、もったいないからそのページの続きにクライアントとの打ち合わせの内容をメモする、というのもよくあるだろう。

 

しかし、そのページのタイトル欄に「○月○日 営業会議議事録」なんて書き込んであったら、もう大変だ。打ち合わせの内容を思い出そうとページを繰っても、なかなか見つからない。

 

そこで便利なのが、エッジタイトルなのである。わずか数行の議事録のエッジ部分に「○月○日 営業会議議事録」、その直下から始まる打ち合わせメモの横には「▲月▲日 打ち合わせ」というように記入する。

↑タイトルの横には、蛍光マーカーをインデックス代わりに塗るスペースも。これでより検索性アップ

 

内容ごとのタイトルと日付がインデックスのように書き込めるわけで、これならページをペラペラめくるだけで、探している内容にすぐアクセスできるという仕組みだ。

 

快適さですでにファンの多いソフトリングノートに、検索性が高く使いやすいエッジタイトル罫がプラス。仕事用ノートはもはやこれ一択でOK、というレベルに進化した、究極にオススメのビジネスリングノートである。

 

インスタ映え抜群! 写真がメッセージカードにもなるSNS向けリングノート

対して、スガイワールドから発売された「吹き出しノート」は、仕事に便利とは口が曲がっても言えない特殊なノートだ。

 

なにが特殊かって、一目瞭然だろう。マンガの吹き出し型のダイカット紙を小さなリングで束ねた、特殊形状のリングノートなのだ。

↑スガイワールド「吹き出しノート」648円

 

このノートに何かメッセージを書き込んだら顔の横に構え、自撮りでパシャリ。すると、いかにも吹き出しでしゃべっているかのように見える写真の出来上がり。動画でもない限り、撮影時の音声は画像に記録できないが、この吹き出しノートならそれが目に見える写真として残せる、という寸法だ。

 

文章+画像が基本のTwitterやFacebookと違い、画像一発勝負の感があるInstagramなど写真系SNSでは、これがかなり強い。ザ・インスタ映えノートである。

↑人物に使うときは、吹き出しをややレンズ寄りに近づけるとサイズが合いやすい

 

もちろん人物だけでなく、犬や猫、はては無生物だろうとしゃべっている風に撮れるということで、これがまたInstagram向きのかわいい写真になるのだ。誕生日を祝うメッセージなどを書いて、可愛い猫なんかと一緒に撮ってプリントすれば、メッセージカードも自作できる。

↑我が家の愛猫、ジムさん。たまに、本当にこんなことを思っていそうで怖い

 

実際にあれこれ被写体を変えて撮ったことで気付いたのだが、とにかくノートのサイズ(ほぼB5サイズ)が絶妙だ。

 

人物がしゃべっている風に撮るにはやや小さいが、顔の少し前にノートを出してやれば、遠近法でいい感じに映る。対して雑貨などの小物の横に置くなどには大きすぎず、ベストなサイズ。つまり、吹き出しの遠近をつけにくい、置いた状態での撮影にちょうどいい。

 

どんな被写体と撮っても違和感がないのは、かなりよく考えられているなと驚いた。

↑これぐらいの小物と一緒に置いて撮るとベストマッチ。メルカリなど、ネットオークションとも相性がよさそうだ

 

ほぼ同時期に発売された2冊のノートだが、仕事に超便利なもの、仕事には使えないがコミュ力はやたら高まるもの、とまったく別方向の進化を遂げているのがお分かりいただけただろうか。

 

やたらと大きく広がった進化系統樹が、今後さらにどう分岐していくのか? ノートの多様進化は、たぶんまだまだ止まらないだろう。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

使えばきっとシアワセになれる!――作業効率が向上するオモシロ文房具4選

ビジネスでもプライベートでも、様々な場面で活躍してくれる文房具。普段からよく使うものだからこそ、便利で使いやすいものを揃えておきたいところ。そこで今回は、便利なオモシロ文房具をご紹介。機能性だけでなくデザイン性にも優れたアイテムもピックアップしているので、ぜひチェックしてください。

 

出典画像:ゼブラ公式サイトより

 

[その1]

図やグラフなど細かい部分にも使える修正テープ

出典画像:ゼブラ公式サイトより

ゼブラ
クルティア
ゼブラが開発した修正テープは、ヘッドが360度回転する新しいカタチ。持ち替えいらずで自由自在にテープが引けます。一定方向に進む文章だけではなく、図やグラフなどの細かい修正も楽ちん。さらにテープのヘッド部分は収納が可能なので、ペンケースの中に入れても邪魔になりません。

 

<注目ポイント>
・360度回転するヘッド
・カートリッジの交換が簡単
・ヘッド部分を収納できてコンパクト
筆記角度に応じてヘッドが可動するので紙面をとらえやすく、テープをキレイに引ける点も魅力のひとつ。またテープのつめ替えもラクちんで、キャップ部分を引き抜くだけでカートリッジを交換できます。使いやすさ抜群なので、1度使ったらほかの修正テープには戻れないかも?

 

[その2]

簡単にデータ化できるデジタルノート

出典画像:コクヨ公式サイトより

コクヨ
CamiApp S
メモした内容をいちいちデータ化するのは一苦労。そんな時に役立つのが、コクヨのデジタルノートです。いつものように紙のノートに文字を書いて、ワンチェックを入れるだけでデータ化。専用アプリ「CamiApp」を使えば、スマートフォンやタブレット上でもノートの内容をチェックできます。

 

<注目ポイント>
・ワンチェックを入れるだけでデータ化
・スマートフォンやタブレットに共有可能
・Googleカレンダーとも連携
見開きで使える“ノートブックタイプ”と“メモパッドタイプ”の2種類を用意。さらにノートの種類は「横罫」「方眼罫」「打ち合わせ記録」の3タイプから選べます。中でも「打ち合わせ記録」タイプはGoogleカレンダーと連携可能。ノートに書いた議事録をカレンダーに保存すれば、打ち合わせ日時と一緒にノートの内容を確認できます。さらにデータを社内メンバーと共有すれば報告する手間も省けるので、ビジネスシーンに大いに役立ちますよ。

 

[その3]

曲線もスイスイ切れるカッター

出典画像:HARAC公式サイトより

HARAC
Line
カッターを使いこなせずイライラすることってありますよね。特に曲線をうまく切るのは難しいです。「自由自在にカッターを使えたら…」と思ったことはありませんか? そんな要望を叶えるのがマウス型カッターの「Line」。使い方はとても簡単で、本体上部についているボタンを押しながら引くだけ。あとは力を入れた方向に刃が回転するので、まるでPCのマウスを握っているような感覚で作業を進められます。

 

<注目ポイント>
・PCのマウスを握るような感覚で作業可能
・手首をひねる必要のない回転式カッター刃
・刃はセラミック素材を使用
カッターの刃はセラミック素材のため、万が一刃を触ってしまっても怪我する心配はありません。さらに長寿命でさびにくいので、半永久的に使用できます。サッと周囲を切るだけで簡単に切り抜けるので、雑誌の切り抜きやアートワークなどにもおススメ。紙を切るのが楽しくなりそうです。

 

[その4]

クラフト感がたまらない! 黒板のマスキングテープ

出典画像:日本理化学工業公式サイトより

日本理化学工業
テープ黒板
その名の通り、黒板的に使えるマスキングテープ。好きな長さに切って貼り、テープの上に文字を書けばミニ黒板のできあがりです。黒板同様、付属のチョークで文字を書くのでクラフト感がとてもおしゃれ。ノートなどの小物やインテリアとしても使えます。黒板の色は黒と緑の2種類。テープの幅は18mm、30mm、50mmから選べるので、アイデア次第で様々な用途に役立ちますよ。

 

<注目ポイント>
・好きな場所に黒板が作れるマスキングテープ
・手書き&チョークの質感がおしゃれな雰囲気に
・テープの色は選べる2色
付属のチョークホルダーは、白と黒の2タイプ。黒のテープには白が、緑のテープには黒のチョークホルダーがついてきます。また別売り商品として、大きさ42mmの消しゴムサイズ「もっと小さな黒板拭き」も登場。ミニ黒板と合わせて使えば、可愛さが倍増すること間違いなしです。

 

ファイルが入れ子状態!? 散乱するクリヤーホルダーを放り込み管理するファイルが地味に便利

【ド腐れ文具野郎・古川 耕の文房具でモテるための100の方法】

No.075

コクヨ「クリヤーホルダーファイル<KaTaSu>」
486円

クリヤーホルダーを差し込んで簡単に綴じることのできるファイル。中身を保護するフラップ付きで、カバンの中で開いてしまうのを防げる。表紙の背には案件ごとに整理できるタイトル欄付き。

 

クリヤーホルダーをまとめるファイルで整理整頓しつつモテる

いま、職場や家庭でもっともあふれている文房具のひとつは、クリヤーホルダー(クリアファイル)でしょう。人にあげたりもらったり、その便利さゆえに気づけばどんどん増えていき、積み上げた山がある日突然バサーッ! と雪崩を起こしたり、中身を確認するためにひとつひとつひっくり返したりと、取り回しに意外と苦労している人も多いのではないでしょうか。そんな不満を解消してくれるのが、コクヨのクリヤーホルダーファイルです。

 

これ、クリヤーホルダーを挟むだけで手軽に整理できるファイル。さっと放り込んだクリヤーホルダーをページ感覚でパラパラとめくることができます。クリヤーホルダーを取り出すときはそのままサッと抜けばいいだけ。超簡単。いまのところ、クリヤーホルダーの分類・運搬ツールとしてはこれが最強なんじゃないでしょうか。

 

本製品を含むコクヨの「KaTaSu」シリーズは、クリヤーホルダーを「書類整理の最小単位」と捉え、そのクリヤーホルダー群を効率的に運用するための、いわば「メタ整理」用アイテムが多数揃っています。これって「既存のものを組みかえ直して新しいモノを生み出す」という、実に編集的な発想からつくられているんですよね。わかる〜。つい応援したくなっちゃいます。

 

クリヤーホルダーファイルをより快適に使うならこれも!

 

ビバリー「書けるクリアファイル」
216円

表紙のメモスペースに鉛筆で書き込み、消しゴムで消すことができるクリアファイル(クリヤーホルダー)。カラーの縁取りに加え、表面の窓で中身が確認できるため、クリヤーホルダーファイルと併用すればより検索性が高まる。

 

【プロフィール】
古川 耕
放送作家/ライター。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」「ジェーン・スー 生活は踊る」などを担当。

 

雑誌「GetNavi」で連載中!

 

なんて便利なんだ!――大人がガチで欲しくなるハイテク文具4選

入学シーズンに子どもたちが文房具をすっかり買いそろえるのを見て、「自分も文房具を買い替えたくなった…」なんていうお父さんやお母さんもいるのでは? 今回は大人でも欲しくなる文具を4つ紹介。静電気を使ってメモを貼りつけられる掲示板や、紙に記録した文面をデジタル化できるペンなどハイテクなアイテムばかり。今まで時間を取られていた作業も一気に効率化できるかもしれませんよ。

 

出典画像:「NeoLAB」公式サイトより

 

[その1]

静電気を使って紙を貼りつけられる掲示板

出典画像:「キングジム」公式サイトより

キングジム
ラッケージ
机の上にメモが散らかり困っている、という人におススメなのが電子吸着ボード「ラッケージ」。電極に電気を流し、発生した静電気で紙を吸いつける掲示板です。微弱な静電気のため人体に影響はなく、触っても痛みは感じません。すぐに見返したいレシートや名刺などを、ピンやマグネットを使わずに管理できます。

 

<注目ポイント>
・静電気で紙を貼りつける電子吸着ボード
・発生する電気は人体に影響を与えない弱さ
・「卓上タイプ」と「壁掛けタイプ」の2種類
個人向けの「卓上タイプ」と、多人数で利用できる「壁掛けタイプ」の2種類。「卓上タイプ」は専用の取りつけアームでパソコンのモニターにつけたり、マグネットでオフィスのパーテーションに貼りつけて使用すればスペースを取りません。大きめサイズの「壁掛けタイプ」も、オフィスから公共施設まで幅広いシーンに応用できること間違いなしです。

 

[その2]

記述した内容を小型カメラで撮影できるペン

出典画像:「NeoLAB」公式サイトより

NeoLAB
Neo smartpen N2
「Neo smartpen N2」は先端に小型カメラが内蔵されていて、専用のノートに書いた内容を撮影・デジタル化してくれる筆記具。記述した内容はアプリ上で保存し、検索したり共有したりできます。大量のデータを1秒当り120フレーム以上撮影しているので、正確に再現されるサインやデッサンの筆致に驚いてしまうかも?

 

<注目ポイント>
・紙に書いた内容をデジタル化
・アプリ上で検索や保存、共有可能
・通常のペンと変わらない使い心地
“書くこと”に特化したデザインで、通常のボールペンと同じ感覚で使えるよう設計されています。アルミニウムを使った細くて軽いスリムボディは、グリップ感も安定する使い心地。バッテリーは連続使用しても約5時間は持続するので、長時間の会議などあらゆるシーンでタフに活躍してくれるはずです。

 

[その3]

ノート自体をデジタル化してクラウド共有

出典画像:「コクヨ」公式サイトより

コクヨ
CamiApp S
デジタルノート「CamiApp S」はノート自体をデジタル化して、書いた文字や図表をスマートフォンやタブレットで共有できます。クラウド上で連携させれば、時間や場所に縛られずにノートの内容を確認可能。使用する前に設定しておけば、データ化と同時にフォルダ分けやタグ設定、クラウドサービスへのアップロードもできます。

 

<注目ポイント>
・ノート自体をデジタル化して共有
・時間や場所に縛られずにアップロード可能
・チェックをつけるだけでデータを保存
データの保存方法はシンプルで、ノートに表示されているアクションマーカーへチェックを入れるだけでOK。カメラやスキャナを使うよりも簡単にノートの内容をバックアップできます。専用アプリに搭載された文字検索機能を使って、テキストデータをスピーディーに使いこなしましょう。“報連相”の手間を大幅にカットできるアイテムを、職場のチームで採用してみては?

 

[その4]

新聞記事を簡単にデジタル保存できるグッズ

出典画像:「ナカバヤシ」公式サイトより

ナカバヤシ
CUTPEN
「新聞を切り抜く」という用途にフォーカスして誕生したアイテム「CUTPEN」。囲った箇所を専用アプリで撮影すると、その部分を認識、トリミングしてデータ化できるペンです。新聞に記入した線は撮影後に消せるうえ、新聞の色合いに特化した色補正が可能。スマートフォンの画面上でも見えやすい色調で文字が表示されます。

 

<注目ポイント>
・新聞記事を簡単にデータ化できる
・見やすさにこだわった色補正機能
・重要ワードを読み取って関連情報をWEBから表示
気になる単語や箇所をチェックできる、マーカー機能やテキスト検索機能も搭載。データを探す時に余計な手間がかかりません。さらに人工知能技術を利用し、認識した文字の中から重要キーワードを抽出。WEBから関連情報を表示してくれます。今までまとめきれていなかった情報を、ハイテク文具で手軽に管理してください!

書類管理の常識を覆す! キングジムとコクヨ、両雄が生み出した最新ファイルを検証

【きだてたく文房具レビュー】目からウロコの工夫で用途を広げたファイル2選

 

今年は3月から4月にかけて、なぜかやたらに忙しく、カバンの中に同時進行中の複数の案件書類を抱えて移動する日々が続いている。普通に忙しく働いているビジネスマンならそれぐらいは普通なのかもしれないが、平素そんなに仕事を抱えないタイプのライターは、慣れない大量の書類に慌てふためいていたのだ。

 

とはいえ、こちらも日頃から「便利な文房具で仕事の能率アップ!」みたいな記事を書いている立場である。こういう状況も文房具を使ってクリアせねば、沽券(こけん)に関わる。

 

そこで、ここ最近発売されたばかりの書類ファイルを2点試してみたのだが、どちらも「ほほう、上手く作ってあるなー」とうなずく便利さだった。ということでその新しいファイル、どこがどう便利だったのかをご説明したい。

 

ファイルしたまま書き込み可能!

キングジムの「カキコ」は、ファイリングしたままの状態で書類に直接書き込みができるクリアファイルだ。

↑キングジム「クリアーファイル カキコ」20ポケット 648円/40ポケット 972円

 

クリアファイルといえば、いわゆる透明の袋状ポケットを製本したようなもので、その袋をペラペラとめくって中の書類を見ることができるというのがポイント。

 

書類をただ閲覧するだけならこれでなんの不満もないのだが、その書類が“生きている”、つまりまだ打ち合わせをしつつ書き込みを入れて修正をしなきゃいけないような状態だと、ちょっと面倒だ。その都度、袋から抜き出して、書いて、戻して……という手間が出てしまうのである。

↑ページ上下のフラップに挟むことで書類をストックする、オープンポケットなファイル

 

カキコは、書類をページの上下にあるフラップに挿し挟んで収納する、というかなり珍しい方法でこの面倒を解決している。これなら、ファイルに収納したままダイレクトに書類に書き込みができるのだ。

 

筆者はこれまでに、打ち合わせの場で書類をファイルのポケットから出すのが面倒→「あとから書き込んでおけばいいや」と変更点をメモだけ取る→結局書類にそれを反映し忘れる、というミスを何回かやらかしている。そういう失敗がなくなるだけでも、この特殊な書類収納はかなりありがたい。

↑ファイリングしたままで書き込みができるのは、思った以上にラク

 

最初にプレスリリースを見たときは「書類がスポスポと抜けそうだな」という印象だったが、実際に使ってみると、思った以上に使いやすい。

 

フラップの幅や形状がよく考えられているのか、挿すときは何も考えずにスルッと入って、あとは多少乱暴にページをめくっても、書類が飛び出したりすることもなかった。

 

また、見開きにA3書類をそのまま挟んでおけるというのも面白い。

↑譜面のようにページを行き来して書き込みしたいものには、ベストと言える使いやすさ

 

楽譜や図面など大きいままで使いたい書類が入って、そのまま書き込みもできるというファイルはこれしかないだろう。

 

↑1ページにまとめて書類を挿す、というイレギュラーな使い方も

 

あと、これはメーカー推奨の使い方ではないが、カキコ1ページに書類を数枚~10枚ぐらいまとめて挿し込んでおくと、閲覧する際に書類の頭を上フラップに挿したまま上にペラペラとめくっていけるのだ(ただし、あまり強くめくりすぎると、フラップから抜ける)。

 

書類を1ページずつ挿し込んでいくのさえ面倒、というタイプの屈強なダメ人間には、こういう使い方もアリと言えばアリ。※ただし書類の抜け落ち・紛失については、自己責任で。

 

クリアフォルダーごとファイリング!

続いて、コクヨ『KaTaSu クリヤーホルダーファイル』は、書類をクリアフォルダーごとざっくりファイリングするという、なかなか豪快な発想で作られたファイルだ。

↑コクヨ『KaTaSu クリヤーホルダーファイル』486円

 

表紙を開くと、中にはページもポケットもなにもない素通しの状態なので、ここに書類を入れたままのクリアフォルダーをぐいっと挿し込むだけ。

 

コピー用紙を10枚ほどいれたクリアフォルダーだと、10冊は収納できるとメーカーサイトには表記があった。つまり、書類ベースで最大収容量は約100枚となる。

 

持ち歩き時は、フラップで表紙が開かないように固定できるので、うっかり逆さに抱えたせいで書類が入ったクリアフォルダーがバサバサと落ちる、という惨事もなさそうだ。

↑使い方は、開いた中央にクリアフォルダーを挿し込むだけ。抜き挿しも自由

 

挿し込んだクリアフォルダーは、ページをめくるようにぺらぺらとめくっていくことが可能。つまり、クリアフォルダーをファイルのポケットとして使って書類を収納しよう、という考え方である。

↑クリアフォルダーがファイルのページのようにめくれるので、必要な書類がすぐに見つけられる

 

これだと、案件ごとにクリアフォルダーで書類を管理している場合は、必要なものをぺらぺら閲覧しながら探すことができる。カバンの中から何冊ものクリアフォルダーを、アレでもないコレでもないと探すよりスムーズだ。

 

もちろん、フォルダーごと抜き出してしまえば、書類をそのまま相手に渡すこともできるわけで、かなり使いやすかった。

↑天地に対して垂直でなく、斜めに入った折れ線。これが手にしてみると納得の使い心地なのだ

 

表紙は梨地でスルスルの手触りだが、内側(クリアフォルダーを挿し込む側)はあまりスベスベしておらず、摩擦力が強めになっている。このおかげもあってか、背表紙側を掴むようにして持っている限り、めくっている間にクリアフォルダーがスルッと抜け落ちるような危うさは感じない。

 

背表紙を手で掴んだまま開きやすいように、表紙と背表紙には斜め方向の折れ目が入っているのも、細かい工夫だ。

↑書類で満杯の状態(写真上)と空っぽの状態(写真下)。背幅が変わるとカバンへの収納もスマート

 

背表紙は、コクヨお得意の、中身の厚さによってフレキシブルに背幅が変わるタイプ。書類が少ないときはスリムなままでカバンに放り込むことができるので、この背表紙は地味にありがたい。シンプルな製品なのに、あちこちにこういった工夫がされているあたり、さすがはコクヨ!といったところだ。

 

実際に使ってみての感想としては、現時点でクリアファイルを使用しているなら、どちらかピンときた方を使って不便になることはまずないだろう、という感じ。

 

書類の輸送と管理にクリアフォルダーを多用している筆者は、KaTaSu クリヤーホルダーファイルを今後も積極的に使っていくことに決めた。対してカキコは、趣味で歌唱レッスンを受けている妻が「これ譜面の管理に使いたいから、ちょうだい」と積極的に奪い取りに来ている。

 

どちらの製品も、シンプルなファイルとはいえ工夫次第でいくらでも新しい使い方ができるものだ、と感心させられた次第だ。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。ブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)が発売されたばかり。

これはクリエイティブなまな板だ! 自由な発想が広がる横置きノート

【ド腐れ文具野郎・古川 耕の文房具でモテるための100の方法】

No.070

コクヨ「ソフトリングノート<ビジネス>」
378円(A7)、432円(A6)、540円(B6)、648円(A5)、702円(セミB5)

手に当たっても気にならないソフトリングを採用。A7、A6、B6は5mm方眼罫のみ、A5とセミB5は5mm方眼罫と横罫の2タイプ。切り取れるミシン目入りの用紙は70枚入り。

 

ビジネスの場で使える横書き対応ノートで自由に書きながらモテる

「カジュアルビジネスノート」と筆者が勝手に命名しているジャンルがあります。モレスキンのような高級ノートではなく、かといって大学ノートほどカジュアルでもなく、仕事の場でも浮かないルックスを持ち、そして何より重要なのは、縦向きでも横向きでも自由に使えるよう無罫または方眼罫であること。その心は、文字でも絵でも図表でも、任意の場所から自由に書き始めたいから。つまり、時系列順に情報を整理するのではなく、横長の広い面で自在に発想を膨らませる「創造的まな板」としてのノートが「カジュアルビジネスノート」なのです。

このジャンルの嚆矢(こうし)となったマルマンの「ニーモシネ」発売から12年。最近、目を引く新製品が誕生しました。今年6月に発売されたコクヨの「ソフトリングノート<ビジネス>」は、リングが樹脂製で手当たり柔らかな同シリーズのビジネス版。5mm方眼罫にミシン目付きなので、1枚ごとに切り離して簡単にスキャンもできます。見た目もシンプルで良い。アピカの「ベイシス」も表紙からして横向き筆記を想定しており、こちらも発想ノート向き。PC・スマホ時代のノートとして、アイデア出しに煮詰まったらぜひ使ってみて下さい。

 

アピカ「ベイシス」
194円(セミB 5 )、151円(ハーフサイズ)

セミB5と、その横半分のハーフサイズの2サイズ展開。横罫、5mm方眼罫、無罫(ハーフサイズのみ)を揃える。罫線色はやさしい印象の薄いブルー。各30枚入り。

 

【プロフィール】
古川 耕
放送作家/ライター。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」などを担当。

 

雑誌「GetNavi」で連載中

これぞ文房具の醍醐味! コクヨハクの遊び方

コクヨの博覧会「コクヨハク」が3日間限定で開催、金曜日にオープンした。

文房具メーカー、コクヨの販売イベントで、会場限定品や新商品を見て触って確かめ、購入できる。6回目を数える今回は「ステーショナリーレストラン」がテーマ。文房具を食材や料理に見立てた世界観を楽しめる。

↑会場を入ると、正面にメッセージボトルセットのタワーが。そのほか巨大な「ネオクリッツ」など各所にフォトスポットがある

 

“フルコース”として仕立てられたのは以下のメニュー。

MENU

食前酒 -aperitif-
メッセージボトルセット

↑ドリンクボトルの中に文具が詰まったセット。オリジナルのメッセージカード入りで、贈り物にもぴったりだ。1000円。各日限定50セット

前菜 -appetizer-
・A3キャンパススケッチブック

・スイーツ原稿用紙

↑大定番の原稿用紙は罫線がベージュだが、それがかわいいピンクとブルーになった「スイーツ原稿用紙」。サイズは、通常の原稿用紙と同じサイズと メッセージカードとしても使いやすいサイズの2種類がラインナップ。A4 324円/ A7 194円。各日限定50個

メインディッシュ -main dish-
イラストレーターコラボ野帳

↑インスタグラムで人気を集めるイラストレーター、ニシクボサユリ/Yunosuke/神谷香の3名とコラボした限定デザインの測量野帳。表紙の色はおなじみのグリーンだ。540円。各日限定100冊

デザート -desert-
リエデン カラーズ スイーツ

↑琵琶湖に自生するヨシを使った紙“ヨシ紙”で作ったノート「リエデン」。その表紙色をストロベリーショートケーキ、ピスタチオマカロン、バウムクーヘンをイメージした色に仕立てた正方形のノートセットだ。各日限定90セット

特別料理 -specialties-
やチョコ

 

GetNavi webは3月29日の前夜祭に参加。会場をぶらついて存分に楽しんだのだが、なかでも注目したのはこの6ポイントだ。

 

1.遠近感が狂うキャンパスノート

もっとも一般的なキャンパスノートはセミB5やA4サイズ。それが今回、この会場限定でA3サイズが登場した!

↑「ステーショナリーレストラン」における「メニュー」では、「前菜」にあたる

 

↑人と比べるとわかるこの大きさ! どうも遠近に違和感が……

 

キャンパスノートといえば、ピンクが横罫Aサイズ、ブルーが横罫Bサイズと区別されているが、この巨大版の中紙はどちらも無地。だから好きな色を選ぼう。紙も剥ぎ取りタイプなので、スケッチブックとしてダイナミックに使えそうだ。各日限定50個販売。

 

2.手持ちの測量野帳も衣替え

会場奥には「カスタマイズBAR」が設置。「野帳カバー」をかけたりさまざまなスタンプを選んで押したり、手持ちの測量野帳をカスタマイズし、スペシャルな一冊にできるワークショップコーナーだ。

↑レストランをイメージしたカバーは5種類がラインナップ。どれにしようか迷うこと必至

 

↑キャンパスのエンボッサーも用意されており、測量野帳とキャンパスノートのコラボを作ってひっそりと楽しむことも可能

 

3.什器にもかぶりつき!

細かい部分も塗りやすい四角芯が特徴の「ドローイングマーカー」が今夏30色(蛍光色を除く)にラインナップを増やす。会場には、その新色をいち早く試せるコーナーも。

↑ドローイングマーカーの、紙の上をするするとすべるように色をのせていく感触は、やみつきになる

 

↑会場でもうひとつ注目してほしいのが、特別に作られた什器。細部までダンボールで作られた、ハンドメイド感あふれるボックスは無性に開け閉めしたくなってしまう

 

4.とらやの羊羹でしょうか? いいえ、クレヨンです

ドローイングマーカーなど「ドローイング+」と同じコーナーでは、「スイーツ透明くれよん」を試せる。2色が一体となっており、紙に描くとあっと驚く繊細で明るい色を発色する。これはコクヨ「透明クレヨン」を和菓子に見立てて形作ったもので、見ても食べても(描いても)美しい、日本の和菓子そのものを体現しているよう。

↑2色3個セット。1080円

 

5.コクヨデザインアワードの受賞作で膝ポンする!

2002年から毎年開催されているコクヨのコンペ「コクヨデザインアワード」。受賞作は、卓越したデザインセンスとニヤリとさせられる遊び心を併せ持った秀作ぞろい。会場では、商品化された受賞作を購入できる。この手があったか! と思わず膝を打ってしまうはず。

↑写真は2015年の受賞作、「Bubble Ruler」。目盛が泡で表現されており、紙に落ちる影さえも美しい

 

6.「やチョコ」が思った以上に測量野帳!

文房具ファンの間での、昨今の測量野帳ブームを反映するかのように、今回のコクヨハクでは測量野帳に関連する商品や企画が豊富。傑作は、測量野帳をモチーフにしたチョコレート菓子、その名も「やチョコ」だ。抹茶チョコレートで表紙が、層にしたホワイトチョコレートで小口が作られており、金色の文字で“SKETCH”のタイトル入り。本物以上の重量感も味わい深い。

↑当「ステーショナリーレストラン」における「メニュー」では、「スペシャリテ」にあたる。1000円

 

そのほか、キャンパスノートの製造工場である「コクヨ工業滋賀」の「びわこ文具」や鳥取のファイル工場「コクヨMVP」の「TOTONOE」などコアな人気を誇る商品シリーズや、人気イラストレーターによるライブドローイングや手持ちの測量野帳への活版印刷での名入れなど、企画も盛りだくさん。

 

おなかいっぱい、文房具を堪能すべし。

 

【イベント情報】

コクヨの博覧会「コクヨハク」

開催日:2018年3月30日(金)〜4月1日(日)
時間:10:00〜20:00 ※最終日のみ10:00〜18:00
場所:KITTE地下1階 東京シティアイ パフォーマンスゾーン(東京都千代田区丸の内2−7−2)

ガテンな現場だけじゃない! 熱烈な“ヤチョラー”をも生み出した「測量野帳」は本当に万能ノートか?

【「毎日、文房具。」が●●な人にすすめたい文房具】シーンを選ばず大活躍する定番ノート

 

「測量野帳」というコンパクトなサイズのノートをご存知でしょうか?

 

発売はなんと1959年。もうすぐ60年になるロングセラー商品です。

 

その名前の通り、測量をする測量士のために作られたノート。土木の工事現場や建築の現場などで活躍してきたものですが、近年その使いやすいサイズや機能性の高さから、測量に関わる仕事をしていない人たちの間でも人気が高まり、さまざまな使われ方をするようになりました。

 

特に私がオススメしたいのが、ビジネスシーンでの活用。私自身もサラリーマンとして仕事をするなかでよく持ち歩く、コンパクトなノートとして愛用しています。

 

まずはこの測量野帳の特徴から見ていきましょう。

 

ジャケットの内ポケットにも入るスリムでコンパクトなサイズ

サイズは縦165㎜×横95㎜×厚み6㎜のコンパクト&スリムなサイズ。スーツの内ポケットにも入りますし、手帳と一緒に持ち歩いてもかさばりません。

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私は個人的に、薄さが特に気に入っています。

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表紙はハードカバー

表紙は少し固めの芯材に布調のクロスが貼られています。美しく丈夫な作りです。ハードカバーなので、立っていても安定して書くことができます。

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用紙のタイプは3種類

中の紙はすべて上質紙。めくりやすく、またさらさらとしていて、とても書きやすいです。枚数は40枚で厚すぎず少なすぎず、ほどよい枚数。そしてレイアウトは、異なる測量方法に合わせた3種類をラインナップしています。

 

最近では汎用性が高い3㎜方眼の「SKETCH BOOK」(右)が、一般ユーザーの人気を集めています。

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シンプルな作りので使い道もアイデア次第。ここからは、ビジネスシーンでのオススメの使い方を紹介します。

 

1.TODOリストとして使う

スーツの内ポケットにも入りますし、他のノートや手帳と一緒に持ち歩いても邪魔にならないほど薄いので、TODOリスト専用ノートとして持ち歩くと便利です。

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2.アイデア出し専用ノートとして使う

ふとした時に思いついたアイデアを蓄積する、専用ノートにするのもオススメです。アイデアはいつものノートに一緒に書くと埋もれてしまって探すのに苦労する場合がありますので、専用ノートを作って一箇所にまとめるといいでしょう。

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アイデアを001、002とナンバリングすると、モチベーションも継続しますよ。

 

3.手帳のサブノートとして使う

手帳に挟めるほど薄いので、手帳のサブノートとしても使えます。手帳によってはメモページが少ないものもありますので、これが補完する役割を担ってくれます。

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4.学びメモとして使う

新入社員や若手社員にぜひ採用していただきたいのが、シンプルにメモ帳として使うこと。立ったままでも書きやすいので、先輩や上司に呼ばれた際や、そのほかさまざまな現場でメモを取るのにぴったりです。ガシガシ使ってNo.1、No.2と使い終わった冊数が増えていくにしたがって、仕事への自信も高まっていくことでしょう。

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シンプルな作りで使い手を選ばない万能ノート「測量野帳」。これ一冊あれば、仕事に役立ってくれること間違いなしです。

 

こんなあなたにおすすめ!
・メモをよく取る人
TODOメモをいつもどこかにやってしまう人
・ノートを取るのが苦手でアイデアを書いたメモがどこかへ行ってしまう人
・新入社員など若手社員の人

 

【商品情報】

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コクヨ「測量野帳」価格216円(税込)

 

【筆者プロフィール】

毎日、文房具。

2014年9月に創刊した文房具の魅力を紹介するウェブマガジン。文房具が大好きなライターたちが、良いと感じた文房具を厳選して紹介するほか、最近では文房具売り場のプロデュースやメーカーとのコラボ企画の運営など、活躍の幅を広げている。

「自分仕様」と「台湾」がキーワード! 2018年大ヒット間違いなしの文房具4選

2017年後半には、握り心地を選べるペンや、低価格で作れるオーダーメイド手帳などが登場。2018年はよりニッチな好みを反映できる商品が生まれそうです。また、SNSや個人出店型ECショップの充実により、日本でも台湾文房具を目にする機会が増加。台湾へ文房具店巡りをしに行ったり、ネット通販で商品を購入したりするファンも増えており、注目が高まっています。ここでは、2018年にヒットが予想される文房具を5つ紹介!

 

【その1】握り心地と書き味を自分ぴったりにセレクトできる「コクヨ エラベルノ」

<グリップ部>

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〈シルキー油性部〉

〈エアリーゲル部〉

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ボディとインクを組み合わせて自分好みにカスタマイズできるボールペン。インクの色やボール径に加えて、グリップの太さやインクの種類まで選べるのが新しいです。手の大きさや握り方、書き心地の好みに合った一本を作れます。油性かゲルの2タイプ。ボール径は0.5㎜と0.7㎜、4色(油性は3色のみ)から選択可能。108円(ボディ)、108円(インク)

 

【その2】中身を専用オーダーできる手帳「キヤノンITソリューションズ ネットde手帳工房」

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注文サイトからレイアウトや色、フォントなどを選び、自分に必要なページだけを収録した手帳を作ることができるサービス。見本のページ以外にも、自作したフォーマットやイラストを取り込むこともできます。5400円(送料込)。

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誕生日や記念日が入ったスケジュールページを作ることも可能。5月スタートなど、開始日も自由に設定できます。

 

【その3】日本で正式に購入できる台湾の人気文房具ブランド「ハイタイド TOOLS to LIVEBY

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旅行ガイドでよく取り上げられる台湾のセレクト文房具ショップ。2016年より日本の文房具メーカーハイタイドが販売代理店となり、国内の直営店やオンラインショップで正規購入が可能になりました。このように日本で公式発売されるブランドが今後増えそう。

【その4】日本未発売の人気台湾文房具メーカー「知音文創」

ユニークなデザインの付せんが多い「i-Marker」や、台湾らしい柄のマスキングテープ「Funtape」などのブランドを展開しています。台湾土産に人気!

 

【アジア最大のデザイナーズマーケットでの購入がオススメ】

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台湾発の個人出店型ECサービス「pinkoi」。2015年に日本語対応しており、台湾人デザイナーの商品を探すのに最適。アジア最大級の品揃えを誇ります。

 

【その5】人気手帳ブランドから1冊で5年分書ける日記が登場「ほぼ日 ほぼ日5年手帳」

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「ほぼ日」から初の連用手帳が登場。2018年から5年分を記録できる。12月1日に発売しすぐに売り切れ、現在2018年3月上旬以降出荷分の注文を受け付けています(12月28日時点)。4104円。

 

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左ページは5年分の西暦と日付、曜日が入っていて、5年分の今日を一度に見渡せます。右はフリースペース。

 

浮遊感とホールド感を絶妙に両立! コクヨのブランコチェア「ing」を1週間使ってみた

コクヨは2017年11月に、“座るから解放する”オフィスチェア「ing」を発売しました。「ひと言で言うと安定したバランスボール」と開発担当者が述べる、新しい感覚のオフィスチェア。その座り心地を、実際に借りて試してみました。

 

日本人は座りすぎ! だからイノベーションが必要だった

11月7日に行われた製品発表会で、コクヨの代表取締役・社長執行役員の黒田英邦氏は、「日本の座位時間は最長である」という調査データを提示しました。その調査では、「世界20カ国における平日の総座位時間」で、420分と日本が最長!

 

黒田氏は「姿勢の固定化が“健康”と“知的創造性”への弊害になっています。人の身体は動くために設計されているため、同じ姿勢を取り続けることは心身への負担。“座る”にイノベーションを起こしたいと思っています」と語りました。同社では今まで、立ったまま会議が行えるオフィス家具や環境を提案してきましたが、今回は新たな選択肢としてオフィスチェア「ing」の発売を決めたと言います。

↑「世界20カ国における平日の総座位時間」で、日本はサウジアラビアに並んで最長の420分と算出されている↑「世界20カ国における平日の総座位時間」で、日本はサウジアラビアに並んで最長の420分と算出されている

 

↑トレンドである座位と立位の組み合わせとは異なる、新たな提案が「ing」だという↑トレンドである座位と立位の組み合わせとは異なる、新たな提案が「ing」だという

 

グライディング・メカにより360度の動きを実現

まずメカニズムを確認してみましょう。

 

「ing」は“身体の動きを止めない”オフィスチェア。そのキモは、座面の下に360度動くグライディング・メカです。2層のメカを搭載しており、前後左右に身体が動くと、座面が自然にその身体の動きに沿って動くようになっています。

 

「安定したバランスボール」と開発担当者が謳うのは、バネを使用していない重力メカにより、バランスボールのように、動かすときに身体に無駄な力を入れる必要がないためです。動いた後はブランコの揺り戻しと同様に、自然にスイングし戻ります。

 

また、体圧分散を行う「3Dポスチャーサポートシート」や、座面奥行きの調整がいらない「フロントフリーチルト」、体を揺らすときに肘を支える「グリップアーム」など、グライディングを楽にする機能も装備されています。ちなみに、「ing」を揺らしたくないときには、「グライディングストッパー」という座面横のレバーで止めることもできるので安心。

↑座面の下のグライディング・メカ。通常時↑座面の下のグライディング・メカ。通常時

 

↑座面を傾けると、2層のメカが体の動きにスムーズに追随する↑座面を傾けると、2層のメカが体の動きにスムーズに追随する

 

コクヨは「ing」を使用した実験も行っています。それによると、体の動きに関しては、「ing」に座っているだけで“肩と腰の筋肉が活動している”ことがわかったそうです。また「ing」で揺れながら4時間デスクワークをすると、ウォーキング約1.5kmの運動に相当し、カロリーに算出すると約85kcalを消費したとのこと。

 

一方、頭の動きに関しては、「ing」で60分揺れることでリラックス状態のときに計測されるα波、活発な思考や集中に関連するといわれているβ波の増加を確認できたといいます。また、京都大学大学院教育学科の野村理朗准教授から技術指導を受けた「創造性テスト」では、創造的で有用なアイデアの発想数が13%もアップしたことが認められたとか!

↑体の動きの実験結果↑体の動きの実験結果

 

↑頭の動きの実験結果↑頭の動きの実験結果

 

はじめは独特の浮遊感、やがて自然な感覚に

さて、いよいよ試用してみます。

 

レビュー用にお借りしたのは、ラテラルタイプ。背もたれが低めの、一般的な形状のイスです。今回は一週間に渡って、長いときで8時間、短い日は数時間使用しました。

 

実際に座ってみると、ふわふわと浮遊しているような独特の感覚がありました。普通のイスでは感じられない、正直、最初は少々気味の悪いような感覚です。その動きに慣れることはないのでは、と思いましたが、30分も座っているとそれは当たり前のように思えてきたから不思議。シートのクッショニングも、堅すぎず柔らかすぎず、ちょうどよく体を支えてくれます。

 

私は普段、布張りタイプの安価なオフィスチェアに座り、長時間パソコンの前で仕事をしています。ノートパソコンを使うときは前屈みになってキーを打つことが多いのですが、その動きにも座面がぴったり追従してきます。また、気分転換に後ろに体を反らせて伸びをしたり、机の横にある棚から物を取ったりと、イスに座ったまま行う動作は意外と多いものですが、そんなときも安定してイスが支えてくれました。

↑パソコン作業のときになりやすい前屈み(モデルの身長は156cm)↑パソコン作業のときになりやすい前屈み(モデルの身長は156cm)

 

↑体を斜めにしているところ↑体を斜めにしているところ

 

私は以前、バランスボールでのパソコン作業にチャレンジした経験があるのですが、あまりの疲労感に仕事への集中力を欠き、1日でやめてしまいました。ところが「安定したバランスボール」とコクヨが表現する「ing」は、揺れるときと安定するときのバランス加減が絶妙です。

 

はじめの頃は何も考えず座っているだけでしたが、仕事が終わって立ち上がると、腰回りに運動した感触がありました。「もしかするとダイエットにつながるのかも!?」と考え、アイデア出しなどパソコンへの入力作業でないときは意識して揺らすようにしました。残念ながら……ダイエット効果を確認するには期間が短かったようですが、確実に筋肉の疲労を覚えました。体幹を鍛えたい人には向いているかもしれませんね。

 

ゆらゆら揺れると気分転換にもなり、リラックス効果も感じられます。仕事に行き詰まったときになんとなく体を動かすと、楽しい気分にもなりました。肘掛けをつかめばイスから落ちることもありません。

 

また、姿勢に応じて座面の前部が折れ曲がる「フロントフリーチルト」の感触も良かったです。慣れた頃には、通常のイスに座ったときに太ももの裏側に座面が当たることに違和感を感じるようになっていました。体の小さな女性でも座面の奥行きを気にすることなく使用できると思います。

↑後ろに向かってグッと伸び↑後ろに向かってグッと伸び

 

「ing」はラテラルタイプが88,000円〜、背もたれが高いバーチカルタイプが9万5040円〜、ヘッドレスト付きタイプが11万6640円〜で販売されています。体験してみたい人は、コクヨのWebサイト(http://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/ing/)に「ingの体験場所」が掲載されていますので、足を運んでみてはいかがでしょう。

書けるマステとプチなカッターが出逢ったら……ロール付箋の上位互換となるベストカップルが誕生した!

【きだてたく文房具レビュー】最強のロール付箋が完成するマスキングテープ&テープカッター

 

全面糊タイプのロール付箋は、使ってみると便利さが実感できるアイテムだ。短く切ってノートのインデックスにしたり、長く使って食べかけの菓子袋を仮留めしたりと応用が利くため、ひとつ手元に常備しておくと、なかなか使い勝手が良いのである。

 

とはいえ、その便利なロール付箋にも不満がないわけじゃない。ここはちょっとアレだなー、と感じてもいた。それが、最近立て続けに発売された新アイテムふたつを組み合わせて使うと、なんと驚き、ロール付箋の完全上位互換として機能して、やたらと使いやすくなったのだ。

 

まず紹介したいのが、今年の7月にマークスから発売された「水性ペンで書けるマスキングテープ」。これはまさに製品名のとおり、テープの上から字が書けることを眼目にしたマスキングテープだ。

↑マークス「マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ」小巻サイズ 6色 各388円↑マークス「マステ 水性ペンで書けるマスキングテープ」小巻サイズ 6色 各388円

 

マスキングテープといえば、そもそもマスキング、つまり塗装などをするときに塗料を弾くためのもの。文字が書けてしまうのは本来の用途からするとマズいのだが、それでもまぁ、油性インクであれば字が書けないことはない(あくまでも、書けないこともない、レベルの話だが)。

 

なので、マステユーザーの中には、油性ペン+マステをロール付箋のように使う人もいなくはなかった。

↑上ふたつは字が書けるマスキングテープ。紙に書くような感覚で、くっきりと水性インクが乗る。一番下の通常のマステは、インクを弾いてしまってきれいに書けない↑上ふたつは字が書けるマスキングテープ。紙に書くような感覚で、くっきりと水性インクが乗る。一番下の通常のマステは、インクを弾いてしまってきれいに書けない

 

ところが、この字が書けるマスキングテープは、なんと通常のマスキングテープではまず弾かれてしまっていた水性ボールペンや蛍光マーカーでも、くっきり字が書けるのである。

↑水性ペンで書ける意外の使い勝手は、通常のマステとほぼ同じ↑水性ペンで書ける以外の使い勝手は、通常のマステとほぼ同じ

 

これなら、ロール付箋のように好きな長さに切って貼って、上から字を書くのも自由自在。書類にコメントを書き足したり、手帳のマンスリーにスケジュールを追記したりするのにも便利だ。

 

特に筆者は、常用のボールペンが水性のゲルインクボールペンであるため、“いつものペンが使える”というのは非常にありがたい。ただ、普通の紙ほどはインクを吸わないので、書いた後の乾燥時間はややかかる。そこは注意が必要かもしれない。

 

↑粘着力もあるので、ちょっとした仮留めもそつなくこなす↑粘着力もあるので、ちょっとした仮留めもそつなくこなす

 

さて、冒頭にも書いたロール付箋の不満ポイントだが、それは粘着力だ。ロール付箋はあくまでも付箋として作られているため、粘着力が弱い。貼っておいたものが、知らず知らずのうちにへラッと剥がれてしまうこともよくあった。

 

ところが、この字が書けるマスキングテープの粘着力は「ロール付箋以上、普通のマステよりやや弱い」という程度。手帳やノートの上から剥がす時に紙の表層を連れてくることはないが、かといって勝手に剥がれることもない。ちょうどいい、という表現がぴったりくる感じだ。これぐらいの粘着力があれば、仮留め用にもより使いやすいだろう。

 

このマステに相性バッチリ! と感じたのが、11月に発売されたばかりのコクヨ「テープカッター カルカットクリップ」である。

↑コクヨ「テープカッター カルカットクリップ」各3色 10〜15㎜幅用 388円/20〜25㎜幅用 410円↑コクヨ「テープカッター カルカットクリップ」各3色 10〜15㎜幅用 388円/20〜25㎜幅用 410円

 

カルカットと言えば、コクヨから発売されているテープカッターシリーズ。特殊な形状の「カルカット刃」を採用し、テープがスパッと軽く切れて、しかも切り口がギザギザせず真っ直ぐになるということで、2014年の発売以降ずっと人気となっている。

 

つまりこのクリップタイプのマスキングテープカッター(以下、長いのでクリップカッター)は、カルカット刃を搭載した、クリップでマステのロールを挟んで使う、超コンパクトなテープカッターなのだ。

↑軽い力でサクッと切れる↑軽い力でサクッと切れる

 

使い方は、ふっくらした形状のクリップをマステのロールに直交するよう挟むだけ。あとは切りたいところまで回しながら移動させて、テープをちょっと上に引き上げるだけでキレイに切れる。

 

感覚としては手でマステをビリッとちぎるのに近いが、手応えは軽いし、さすがカルカット刃だけあって切り口もフラットだ。

↑左が一般的なテープカッター、右がカルカット刃の切り口。ギザギザが小さく、遠目にはほぼまっすぐに見える↑左が一般的なテープカッター、右がカルカット刃の切り口。ギザギザが小さく、遠目にはほぼまっすぐに見える

 

非常にシンプルな道具に思えるが、よく見るとさまざまな工夫がなされているのが分かる。例えばクリップでマステを挟む時、挟み口の受け側(下側)が動いて大きく開き、ロールに挿し込みやすいようになっている。で、一度挟むと今度はロールが抜けにくいように受けが閉じ、さらにテープがカッター刃に水平に当たるよう固定してくれるのだ。

↑挟む前は、受け側が大きく開く↑挟む前は、受け側が大きく開く

 

↑挟むと、テープが抜けにくいように閉じて固定する↑挟むと、テープが抜けにくいように閉じて固定する

 

さらにこの可動式の受け側は、マステのロールの厚さにも対応しており、テープ巻きの長いもの(ロールが分厚い)も、使い続けて少なくなったものも、常に同じような角度でカッター刃に当たるよう調節してくれる。

 

クリップ形式のカッターなのに、テープ残量によって使い心地が変わらないこの機構は、本当に良くできていると思う。

↑ロールの厚みが変わっても、刃の当たりが変わらない構造↑ロールの厚みが変わっても、刃の当たりが変わらない構造

 

このクリップカッターと、先の字が書けるマステを組み合わせて使うと、まず切り口がフラットになるのが使いやすい。付箋代わりにメッセージを書いて貼る時、テープを手で千切ると見栄えが悪いし、切り口から浮いて剥がれやすくなってしまう。やはり切り口はできるだけキレイな方が、いろいろとありがたいのだ。

 

また、カッターとして非常にコンパクトなのも、相性を高めるポイントのひとつ。文字が書けるマステは応用の幅が広いアイテムだけに、できれば筆箱に放り込んで常備しておきたい。であれば、カッターも筆箱に入って邪魔にならないサイズであるべきだろう。大容量の筆箱ならクリップカッターを挟んだままでも入るし、それが無理ならバラで入れておいてもいい。

 

このふたつを組み合わせて持ち歩くことで、何かの時に助かることもきっとあるはずだ。使い勝手の良さは保証する。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。

なんて常識破りな! コクヨのボールペン「エラベルノ」は軸もインクも字幅も好き勝手に選べるの

【きだてたく文房具レビュー】ボディもリフィルも好き勝手に選べるボールペン

 

文具店の店頭でボールペンを買う時、初めて見るペンならひとまず手にとって試し書きをする、ということはあるだろう。で、その時に「あー、ちょっとなー、こうじゃないんだよー」と感じたことはないだろうか?

 

例えば「惜しいなー。もうちょっと軸が太かったらバッチリなんだよな」とか。逆に「あと少し軸が細い方が手に合うんだけど……」ということもあるだろう。もしくは、軸はバッチリ握りやすいのに書き味がちょっとハマらない、という場合もあるはずだ。

 

筆記具の好みは人それぞれ。このような、文房具好きなら誰もが一度は感じたことがあるだろう、ボールペンの「ちょっと違う」問題に対してコクヨが出したのは、「じゃあ、軸とリフィル(芯)を好きなように選んで組み合わせたらいいじゃん?」という、ごもっともにして大胆なアンサーである。

↑コクヨ「エラベルノ」軸(左から太・標準・細)各108円/リフィル(油性・ゲル)各108円↑コクヨ「エラベルノ」軸(左から太・標準・細)各108円/リフィル(油性・ゲル)各108円

 

コクヨ「エラベルノ」は、まず軸をグリップ径3タイプ(太・標準・細)×2色(スモーク・クリア)からチョイス。次にインク2種(シルキー油性・エアリーゲル)×リフィルのボール径2タイプ(0.5㎜・0.7㎜)×インク色3/4色(油/黒・赤・青、ゲル/黒・赤・青・ブルーブラック)を選んで軸にセットし、最終的に自分好みの1本を購入できる、店頭カスタム式のボールペンだ。

↑エラベルノの店頭ディスプレイ。軸別・インク別にきちんと試筆サンプルが用意されている↑エラベルノの店頭ディスプレイ。軸別・インク別にきちんと試筆サンプルが用意されている

 

例えば、筆圧が弱めの人なら、グリップは「太」の方がしっかり力をかけられるので持ちやすい(色は自由に)。でインクは、筆圧をかけなくても濃いめの線が書ける「エアリーゲル」の「0.7㎜」に……という感じで組み合わせていく。

 

店頭には各組み合わせの試筆用ペンが揃えられているので、ここで自分の好みをあれこれ検討すればOKだ。

↑リフィルの入れ替えは、通常のボールペンと同じ手順↑リフィルの入れ替えは、通常のボールペンと同じ手順

 

エラベルノの面白いところは、この軸とリフィルの組み合わせ次第で、まったく違った性格のペンが生まれてしまうところだろう。これまでも、多色ペンなどで自分好みのリフィルを入れてカスタムすることはあったが、ここまで極端な変わりようは感じたことがない。

 

太さは細グリップの最も細い部分で直径約10.7㎜。対して太グリップの最も太い部分が直径約13.2㎜。この差、たかだか2.5㎜と侮るなかれ。実際に書き比べてみると、ペン先端への力のかかり具合がまったく違うのだ。

↑ふっくらとグリップ中央が膨らんだ太グリップと、中央がすぼんだ細グリップ。握り心地や力の入り加減がまったく違う↑ふっくらとグリップ中央が膨らんだ太グリップと、中央がすぼんだ細グリップ。握り心地や力の入り加減がまったく違う

 

同じリフィルを使っていても、太いグリップで力を乗せて書くのと細いグリップでコントロールして書くのでは、書き味が驚くほどに変わってくる。もちろんどちらが良いかは個人の好みだが、その好みの差が自分でハッキリ認識できるぐらいのレベルで別物になるのが面白い。

↑グリップの削がれた平面に指を乗せるだけで、驚くほどホールドが安定する↑グリップの削がれた平面に指を乗せるだけで、驚くほどホールドが安定する

 

3種とも共通なのは、一部を削ぎ落としたような“Dグリップ”を採用していること。その削ぎ落とした面に人差し指を乗せることで、すべすべなグリップの割に、しっかりとしたホールド感が得られるようになっている。

 

手汗をかくため、滑りやすいグリップに日頃は憎しみすら感じている筆者だが、このグリップはかなり好感が持てた。

 

さらに差が出るのが、リフィルのタイプ。

 

「エアリーゲル」は、確かに“エアリー”と言えるほどタッチが軽いサラサラのゲルインクだが、それより特徴的なのが、インクの発色の良さ。黒は本当に驚くほどがっつりと黒々しており、書いた字が読みやすい。

↑インクたっぷりで黒々とした筆跡のエアリーゲル↑インクたっぷりで黒々とした筆跡のエアリーゲル

 

ボール径で言うと、0.5㎜は軽さを感じつつもコントロール性が良く、字が下手な人でも丁寧に書きやすい。0.7㎜になると軽さの印象が強くなるが、それ以上にズバッと黒くて太い線が書けるのがとても楽しい。

 

「シルキー油性」は、完全にぬるぬるに振り切った低粘度油性インク。体感としては、低粘度油性の代表である三菱鉛筆の「ジェットストリーム」よりも、さらにぬるぬるとした印象だ。

↑低粘度油性インクの中でも、トップクラスの滑らかさを感じるシルキー油性↑低粘度油性インクの中でも、トップクラスの滑らかさを感じるシルキー油性

 

0.5㎜だと、この滑りを使ってスパッとシャープな線が気持ち良く書ける感じ。ただ0.7㎜になると、もうなめらかすぎてペン先がどこに行くのか分からないほど。なめらか系が好きな低粘度油性ファンでも評価が分かれそうなレベルである。

↑軸の中ほどに空いた穴から、リフィルの種類が確認できる。「G/05」ならゲルの0.5㎜ということ↑軸の中ほどに空いた穴から、リフィルの種類が確認できる。「G/05」ならゲルの0.5㎜ということ

 

筆者の個人的な好みでいうと、丁寧に書きたい時は「細グリップにエアリーゲルの0.5㎜」、議事録や取材メモを取るなど速度優先は「太か標準グリップに0.7のエアリーゲル」というチョイスだろうか。

 

自分の作業に最適なペンを見つけ出す楽しみを味わうためにも、できれば店頭で納得いくまで試し書きをして、ベストな組み合わせを見つけて欲しい。というか、できれば軸を太さ別で3本と、リフィル全種(油性・ゲルと、0.5㎜・0.7㎜の組み合わせ)でまとめ買いして、自宅でじっくり書き比べて遊ぶのが一番楽しいと思う。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。